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国際政治・世界事情

1306チバQ:2010/04/18(日) 13:37:18
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/100417/dst1004171954015-n1.htm
ポーランド国葬にも影響 各国首脳ら空港閉鎖で陸路で訪問、キャンセルも
2010.4.17 19:51
 アイスランド南部の火山噴火による航空網の乱れで、18日に予定されているポーランドのカチンスキ大統領夫妻(政府専用機の墜落事故で死亡)の国葬に参列する各国首脳らには、陸路移動を余儀なくされるなどの影響が出ている。

 AP通信などによると、ポーランド大統領府は16日、遺族の強い要望で国葬を予定通り18日に南部クラクフで行うとの方針を明らかにした。ただ、同国の空港は17日現在も閉鎖が続いており、再開のめどは立っていない。

 国葬に出席予定のメルケル独首相は、訪問先の米国から帰国途中の16日、火山灰の影響で政府専用機がベルリンに戻れず、急遽(きゅうきょ)、ポルトガル・リスボンの空港に着陸。ここで1泊し、ローマ経由で帰国と国葬出席を目指すことになった。

 韓国が鄭雲燦首相の出席を取りやめたほか、日本やインド、メキシコなど7カ国も代表団の派遣中止を決定。スロバキアのガシュパロビッチ大統領は陸路でクラクフ入りする。

 国葬にはオバマ米大統領やメドベージェフ露大統領も出席する予定で、これまでのところ、米露からポーランド政府にキャンセルの連絡はないという。

1307チバQ:2010/04/18(日) 13:39:11
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2718865/5625392
「噴火?仕方ないよ」、何事にも動じないアイスランドの人びと
2010年04月17日 18:14 発信地:Hvolsvollur/アイスランド
【4月17日 AFP】アイスランド人を不安にさせるには、どうやら火山の噴火だけでは不十分なようだ。

 アイスランド人に、氷河から噴出する炎に驚かないのかと質問すれば、前に見たことがあると返答される。欧州一帯を覆う黒い火山灰については、運命だろう、のひと言。人里離れた農場から深夜に避難することについて聞いても、ささいな不都合にすぎないとぴしゃり。

「パニックする必要があるか?なるようにしかならないのさ」と、次の噴火から農場を守ろうと準備しながら、ピーター・ピーターソン(Peter Peterson)さん(42)は落ち着いて語った。

 14日に発生したエイヤフィヤトラヨークトル(Eyjafjallajokull)氷河の火山噴火で、欧州の空域の大半が閉鎖された。そして、首都レイキャビク(Reykjavik)の東85キロにあるHvolsvollur周辺の農場では、氷河が火山で溶けたために鉄砲水が発生した。

 しかし、「アイスランドのどこに住んでいようが関係ないさ」と、ピーターソンさんは語る。「ある場所では地震が起きるし、別の場所では火山。どこでも危険はつきまとう。アイスランドに住むなら覚悟しないとね」

■準備は万端

 アイスランド人たちが落ち着きはらっている理由は、噴火や北大西洋の容赦ない強風に襲われるアイスランドという土地柄で説明がつく部分もある。しかし、綿密な準備をしていることも重要な要素だ。

 Hvolsvollurの警察署長は「パニックは起きていない」と説明し、住民に配布されている緊急対策マニュアルを示した。噴火の発生場所ごとに起こりうる事態とその対策が詳細に書かれているもので、210ページもある。

 また、火山による氷河の溶融で発生する鉄砲水を監視するカメラも付近の丘に設置された。地元住民であれば「www.vodafone.is/eldgos」にアクセスして、災害が差し迫っているかどうかを確認することができる。署長は「住民らはたいてい2時間前に警報を受けるようになっている」と説明した。

■アイスランド人はおだやか

 別の農家経営者、Gudmundur Sigurdsonさん(60)は、Hvolsvollurのハンバーガー店で、空高く上り東へ向けて流れる噴火の煙を眺めながら、アイスクリームを食べていた。

 Sigurdsonさんは、「アイスランド人はたいていおだやかだ。あまり先のことまで考えない。きょうとあす、それだけ」と語る。

 22歳の息子は、「誰もが人生に2度は噴火を目撃するし、地震も数回、それに吹雪や海の嵐にも遭遇するものだよ」と付け足した。

 アイスランド人が動揺することはないのか、と質問したところ、Sigurdsonさんは当惑した様子をみせ、しばらくして「羊が病気になったときかな!」と笑顔で語った。(c)AFP/Sebastian Smith

1308チバQ:2010/04/18(日) 13:46:16
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100417/erp1004171813005-n1.htm
課題山積 キルギスの女性指導者オトゥンバエワ氏の力量は
2010.4.17 18:09
 【モスクワ=佐藤貴生】中央アジアのキルギスで起きた反政府行動による政情不安は、バキエフ大統領がカザフスタンに亡命し大統領を辞任したことで、約1週間で収束に向かった。臨時政府を率いるローザ・オトゥンバエワ元外相(59)は米露や国連の信任を得て協議を始めており、半年後をめどに新憲法を制定し大統領選と議会選を行う方針だが、民主主義の拡大を阻んできた部族支配と汚職体質の克服は容易ではない。

 イタル・タス通信によると、オトゥンバエワ氏は16日、「国を内戦寸前まで追いやった。不安定化の元凶だった」とバキエフ氏を批判、一族を訴追する方針を示した。

 オトゥンバエワ氏はモスクワ大を卒業し、ソ連時代から政治的キャリアを積んだ。ソ連解体後の1992年にキルギスの初代駐米大使に就任、94年から外相、97年から駐英大使を務めた。2005年の政変「チューリップ革命」ではバキエフ氏らと指導的役割を果たすも、一族支配を強める同氏とたもとを分かった。

 米露が軍事基地を持ち、中国と接するキルギスに対し、各国とも政情の早期安定を望んでいた。外交経験が豊富なオトゥンバエワ氏が反政府行動を主導したことも、米露などが臨時政府支援の方針を早くに決める一因となったようだ。

 しかし、臨時政府には難題が山積している。キルギス国民の平均月収は130ドル(約1万2千円)で3分の1は貧困層とされ、経済の立て直しが欠かせない。部族支配と汚職に加え、ロシアとの関係が深く産業が集中する北部と、農業以外に目立った産業がない南部の確執も根深い。

 16日付露コメルサント紙によると、バキエフ氏の息子は住宅・電力関連の国営企業を支配して多額の収入を得ており、父親の支持基盤だった南部からも反感を買っていたという。

 モスクワ国立国際関係研究所(MGIMO)のレオニード・グセフ氏は、「バキエフ一族ら南部の諸部族は、アフガニスタンからの麻薬の密輸を支配してきた」とし、ロシアをいらだたせてきたと指摘。また、「部族の伝統が残るキルギス社会が、女性が権力を握ることにどう反応するかは不透明だ」としている。

1309チバQ:2010/04/18(日) 22:04:29
せっかくの葬式外交のチャンスが・・・
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100418-00000043-mai-int
<ポーランド>大統領夫妻の国葬 約30カ国代表が参列断念
4月18日20時10分配信 毎日新聞

 【クラクフ(ポーランド南部)樋口直樹】ロシア西部スモレンスクの飛行機墜落事故で死亡したカチンスキ・ポーランド大統領夫妻の国葬が18日午後2時(日本時間同9時)、ポーランドの古都クラクフで始まる。しかし、地元メディアによると、アイスランド火山噴火の影響により、国葬への参列を予定していた80カ国以上の代表のうち、オバマ米大統領やサルコジ仏大統領ら30カ国近くの代表がクラクフ入りを断念する異例の事態となった。

 参列をキャンセルしたのは、チャールズ英皇太子やカルロス・スペイン国王ら欧州各国の代表にとどまらず、韓国の鄭雲燦(チョン・ウンチャン)首相や日本の江田五月参院議長らアジアの代表にも及んだ。濃霧の中、政府専用機でスモレンスクへの着陸を強行し、墜落死したカチンスキ氏は再び、火山灰による悪天候で多くの国葬参列者を遮られるという「不運」に見舞われた。

 ただ、ポーランドの一般市民は冷静に事態を受け止めている。国葬が行われる旧市街マリア教会に隣接する中央市場広場で、首都ワルシャワから来たエンジニアの男性(50)は「各国首脳が参列できない事情は理解できる。私たちの大統領を追悼してくれる気持ちさえあれば十分だ」と語った。

1310チバQ:2010/04/19(月) 20:09:32
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100419/mds1004192002006-n1.htm
北キプロス大統領選 統合消極派の首相が当選
2010.4.19 20:02
 【カイロ=村上大介】地中海のキプロス島の北半分を支配する北キプロス・トルコ共和国で行われた大統領選挙は18日、即日開票の結果、南北キプロスの再統合に消極的なエロール首相(72)が約50・4%を獲得し、当選した。ギリシャ系のキプロス共和国との交渉を続けてきた統合推進派の現職、タラト大統領は約42・9%にとどまった。

 2008年に始まった南北キプロスの再統合交渉では、中央政府の下でトルコ系の北キプロスが自治権を行使する方向で和平が検討されてきた。エロール氏は勝利宣言で、「交渉を継続する」と言明したものの、「南北2つの国家の共存による国家連合の実現」が持論だ。

 キプロス共和国のフリストフィアス大統領は、交渉の方向性の見直しには応じない構えであり、エロール氏の当選で今後、さらに交渉が停滞する懸念が出ている。

 キプロスは1974年に南北に分裂。北キプロスは84年に独立を宣言したが、国家として承認したのはトルコだけで、国際的には認められていない。

 欧州連合(EU)は04年、ギリシャ系のキプロス共和国の単独加盟を承認し、EU加盟交渉を進めるトルコに対しては、キプロス問題の解決を要求している。トルコのエルドアン首相は18日、「われわれ(トルコ)は今年末までに解決策を見つけたい」と再統合交渉の年内妥結を目指す姿勢を強調し、当選したエロール氏にクギを刺した。

1311チバQ:2010/04/19(月) 22:44:35
http://www.cnn.co.jp/world/AIC201004190009.html
2010.04.19 Web posted at: 14:00 JST Updated - CNN
ワールド
ウガンダの世界最年少の国王18歳の誕生日を迎える
(CNN) アフリカのウガンダ西部に位置するトロ王国で世界最年少の国王オヨ・ニンバ・カバンバ・イグル・ルキディ4世の18歳の誕生日を祝う式典が18日まで4日間の日程で行われた。


オヨ氏は1995年に3歳で王位を継承。これまでオヨ氏が未成年だったため、同王国の諮問委員会がオヨ氏の統治をサポートしてきた。しかし、オヨ氏の18歳の誕生日を持って同委員会は解散。今後オヨ氏は、顧問に相談することなく主要な決定は自ら行うことができる。


国王の職務としては、王国の文化的誇りの高揚、健康や教育といった諸問題を解決するための資金調達の促進、さらにウガンダ政府から同王国に割り当てられる税金の管理などが挙げられる。


アフリカの王国の歴史はエジプト文明までさかのぼる。だが、過去数百年間に王国の数は減少した。


ウガンダでは1967年に中央政府が従来の王国を廃止したが、1990年代に国政よりも文化を重視するという条件の下、4つの王国が公認された。

1312チバQ:2010/04/20(火) 20:56:20
http://japan.wsj.com/World/Europe/node_52307
英総選挙で自民党支持率が急伸―三つどもえの戦いに
2010年 4月 19日 10:50 JST
 5月6日に投票が行われる英総選挙は、ここに来て第3党の自由民主党の支持率が急伸し、与党労働党、最大野党保守党との三つどもえの混戦の様相を呈してきた。

 有力調査機関ユーガブが16日公表した世論調査結果によると、自民党の支持率が20%前後から30%に跳ね上がり、労働党の28%を抜き、保守党の33%に迫る第2党の座に躍り出た。15日に行われた3党の党首による第1回テレビ討論で、クレッグ自民党党首が高い評価を得たことを反映したものだ。

 このテレビ討論で、クレッグ氏はキャメロン保守党党首、ブラウン労働党首相に代わる新しい選択肢であることを有権者に印象付けることに成功した。16日付の有力紙ガーティアンが公表した世論調査では、テレビ討論を見た有権者の23%が投票行動を変えるだろうとし、切り替え先として大半が自民党と答えた。

 党首テレビ討論は、総選挙戦の一環として英国史上初めて行われたもので、ピーク時には有権者の4分の1弱の1030万人が視聴し、1週間のテレビ番組で最高視聴率の番組の一つとなった。

 どの政党も過半数を取れなければ、自民党がキングメーカーとなる。自民党は、富裕層への課税を支持するとともに、親欧州の立場を取っており、政策的には労働党に似ている。ただ、クレッグ党首は最近のインタビューで、「選挙で第1党となった政党が政権を形成する道義的な権利を持つ」との見解を表明している。

 一方で、テレビ討論の結果に過剰反応すべきではないと論じる向きもある。こうした慎重派によれば、有権者は依然として保守党と労働党の戦いとみており、自民党への投票は死票になると判断しているという。

記者: Alistair MacDonald

1313ぐらもん:2010/04/21(水) 00:39:00
>>1304
イギリスのエコノミストは雇用のことも言うんですね。
言い訳というか自論のためかもしれませんが。
日本だとすぐ増税とか「雇用がないのは本人の努力不足」という人が多い気がします。

1314チバQ:2010/04/21(水) 12:19:42
http://mainichi.jp/select/world/news/20100421k0000e030026000c.html
エジプト:エルバラダイ氏、大統領選出馬へ動き活発化 

エルバラダイ前IAEA事務局長=2004年10月、近藤卓資撮影 【カイロ和田浩明】11年のエジプト大統領選に出馬する意欲を表明したモハマド・エルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長(67)が、支持獲得に向けた動きを徐々に進めている。遊説や集会など伝統的な手法に加えてインターネットも活用し、簡易投稿サイト「ツイッター」での発信や、ウェブサイトでの支援署名募集を展開。エジプト当局はこうした動きに神経をとがらせ、支持者の摘発も相次いでいる。

 「自由と威厳、正義を求める声を抑圧する政権は脆弱(ぜいじゃく)だ。夢を実現しよう」。エルバラダイ氏は17日、ツイッターで支持団体「変化を求める国民協会(NAC)」への参加を呼びかけた。強権的と言われるムバラク政権への非難がにじむ。

 投稿は3月27日にスタート。20日までにアラビア語、英語で43件と控えめ。読者登録数は約5000件だ。

 NACサイトのエルバラダイ氏の声明には30年近く適用が続く国家非常事態令の解除、立候補規制の排除などの要求が含まれる。賛同者の署名数は4万件近くに達している。

 同サイトの設計・管理を担当するエルバラダイ氏のIT(情報技術)顧問、ハーリド・ハール氏(31)によると、オンライン署名は二重投稿を識別、排除しており、ほかに紙での署名が約1万件集まっているという。ハール氏は「国民の支持を広く集め、変革に向け政府への圧力を高めたい」と話す。

 エルバラダイ氏は地方遊説や支持者ミニ集会も実施している。

 エジプト当局は現時点ではエルバラダイ氏への直接的な対処は控えている模様だ。ノーベル平和賞受賞者で国際的知名度も高い同氏の動向は外国メディアの関心も高く、うかつな対応は国際的悪評を呼びかねないとの懸念があるとみられる。

 しかし、エルバラダイ支持者らの街頭デモは「違法」と取り締まり、6日のカイロのデモでは30人を拘束。懸念を示した米国にエジプト外務省は「国内問題への口出し。逮捕者が釈放されたことも無視した」と反発した。

 ただ、エルバラダイ氏の立候補は現状では困難とみられる。憲法によると、立候補には国会と地方議員250人以上の推薦か、5年以上存続する政党の幹部を1年以上務めた必要があるからだ。

1315チバQ:2010/04/21(水) 21:49:55
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-14926420100421
トルクメニスタンで40年間燃える「地獄の門」、大統領が封鎖指示
2010年 04月 21日 15:01 JST
[アシガバート 20日 ロイター] 中央アジアのトルクメニスタンは天然ガスの埋蔵量が世界有数として知られるが、同国のカラクム砂漠で約40年前の事故で形成され、以後燃え続けている「地獄の門」と呼ばれるガス穴を封鎖しようという動きが出ている。
 この穴は、旧ソ連時代の1971年、地下で行われていた掘削作業中に爆発が起きてできたもので、幅約60メートル、深さ約20メートルの大きさ。ガス漏れを防ぐために火が放たれ、それ以来燃え続けている。

 このガス穴を目的に訪れる観光客もいるほか、動画共有サイトの「ユーチューブ」に投稿されたビデオ(here)も人気を集めている。

 国営テレビによると、ベルドイムハメドフ大統領が今週現地を訪れ、ガス穴を封鎖するか、周囲のガス田開発の妨げにならないような方策を考えるよう、地元当局に指示したという。

 トルクメニスタンは今後20年で、天然ガスの生産量を現在の年750億立方メートルから3倍に増やす計画で、ロシアや中国、イランのほか、西ヨーロッパ、インドなどへの輸出を拡大することにしている。

1316チバQ:2010/04/22(木) 12:23:42
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201004220038.html
ブラジル大統領選、最大野党候補セラ氏がリード
2010年4月22日

 [サンパウロ 21日 ロイター] 10月に行われるブラジル大統領選について、調査会社イボペが21日まとめた世論調査によると、与党・労働党候補のジルマ・ルセフ氏の支持率が29%に低下する一方、最大野党・ブラジル社会民主党(PSDB)のジョゼ・セラ前サンパウロ州知事の支持率は36%に上昇した。

 前回3月の調査では、ルセフ氏の支持率が30%、セラ氏は35%だった。

 調査は4月13─16日に141都市で2002人を対象に実施された。

1317チバQ:2010/04/22(木) 22:06:13
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100422/erp1004221954003-n1.htm
英総選挙 クレッグ旋風に大揺れの選挙戦 きょう2回目テレビ討論会 (1/3ページ)
2010.4.22 19:54

 【ロンドン=木村正人】今月中旬、英国史上初めて行われたテレビ討論会で見事な弁舌をふるい、与党・労働党と最大野党・保守党の党首に圧勝したのが、自由民主党のニック・クレッグ党首(43)だ。新鮮なイメージで政党支持率を急激に伸ばし、一部の世論調査で首位に躍り出た。二大政党制の打破を掲げる“第三の男”の旋風は今後も続くのか。22日夜(日本時間23日未明)に開かれる2回目のテレビ討論会に注目が集まっている。

 クレッグ党首は20日、外国特派員協会で記者会見し、「違法なイラク侵攻に反対した唯一の政党の党首として言う。英国は対米追従ではなく、多国間の中で成熟した対米関係を発展させることが必要だ」と力説した。外交をテーマにした第2回テレビ討論会を意識して、イラク戦争を支持した労働、保守両党と自民党の違いを際立たせた。

 労働党のブラウン首相(59)はブレア前政権下の財務相として規制緩和を実施、金融危機の種をまいた張本人。政権交代を目指す保守党のキャメロン党首(43)は裕福な家庭に生まれ、名門イートン校、オックスフォード大卒という典型的エリートだ。

 保守党は2008年1月以降すべての世論調査で首位を保ってきたが、15日のテレビ討論会を境に状況が一変。英大衆紙サンが世論調査会社「YouGov」と19〜20日に実施した調査で自民党の政党支持率は34%。2位の保守党は31%、労働党は26%だった。このほか3つの世論調査で首位に立った。ネット上でもクレッグ党首に好意的な書き込みが殺到している。

 民放局スカイニュースのアダム・ボルトン政治部長が「キャメロン党首がテレビ討論会にクレッグ党首を加えることに同意したのは致命的なミス」と予測した通り、13年続いた労働党政権に飽き飽きしていた視聴者の目には、同党でも保守党でもないクレッグ党首が新鮮に映ったようだ。

 所得税の基礎控除を1万ポンド(約140万円)まで引き上げ、大邸宅所有者への課税を強化する自民党の税制案も共感を呼んでいる。

 自民党がこのまま支持を伸ばせば、総選挙でどの政党も過半数議席を獲得できない可能性がさらに増す。クレッグ人気を警戒する保守党のケン・クラーク影の民間企業相は「労働党と自民党が連立を組めば、1970年代に英国が国際通貨基金(IMF)の支援を仰いだのと同じ困難をもたらす」と危機感をあおった。

 「あなたは英国の二大政党制に終わりを告げる男なのか、それとも新たな二大政党制を築くつもりなのか」。本紙記者の質問にクレッグ党首はこう答えた。

 「1951年総選挙で保守党と労働党以外に投票した有権者は7%弱。しかし昨年の地方選では4割にのぼった。40〜50年前、世界は右と左、北と南、上流階級と労働者階級に分かれていた。冷戦時代のイデオロギーのような労働党と保守党の二大政党制が多党制に移行していくのはもはや避けられない。有権者は労働党か保守党かという二者択一を求めていない」と。

1318チバQ:2010/04/22(木) 22:07:40
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042201000564.html
英総選挙、中部地域で激戦 勝敗の鍵握る中間層
 【ロンドン共同】5月6日実施の英総選挙では、ブレア前首相が唱えた「ニュー・レーバー」(新しい労働党)を機に保守党支持から労働党支持にくら替えした都市近郊の中間層の動向に注目が集まる。こうした中間層は、中部3都市を結んだトライアングル(三角形)地域に多く居住。英紙タイムズは、2000年、04年の米大統領選で激戦州となったフロリダ州、オハイオ州になぞらえるなど、勝敗の鍵を握る地域とみている。

 英国では伝統的にロンドンなど都市部が労働党、農村部が保守党の地盤。浮動票が多い都市近郊はブレア労働党が勝利した1997年の総選挙以来、労働党が多くの選挙区で勝利を収めてきた。

 三角形の頂点はブラックプール、リーズ、ウォリック。内側に人口の多いマンチェスター、バーミンガムの郊外などが含まれ、サッチャー保守党政権時代は保守党が優勢だった。

 保守党が他党からの議席奪回を目指す約80の重点選挙区のうち、約30選挙区がこの地域にある。「(74年以来)最もエキサイティングな総選挙」(タイムズ紙)の行方を決める争奪戦には、党首クラスの相次ぐ現地入りが予想される。

2010/04/22 16:31 【共同通信】

1319チバQ:2010/04/22(木) 22:16:22
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/100422/54290.html
ベルギー第2次レテルム政権、崩壊間近
2010年04月22日 09:16更新
 ベルギーの第2次レテルム政権は、昨夜の国会討議におけるブラッセル首都言語地域(BHV)問題での解決が見いだされず崩壊は間もないと見られている。

 ベルギーでは各地で公的使用言語が定められているが、首都のブラッセルはフランス語とオランダ語のバイリンガル地域となっている。しかしながら、フランス語を話す人たちがオランダ語を使用することを拒否していることなどが発端となり、この問題が拡大していった。とくにフランス語圏とオランダ語圏の選挙地区の分割が大きな焦点となっている。

1320チバQ:2010/04/23(金) 22:39:32
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100423/erp1004231947006-n1.htm
【英国の選択】 総選挙後にらみ思惑交錯 (1/2ページ)
2010.4.23 19:45
 【ロンドン=木村正人】5月6日の総選挙を控え、英国では22日夜、主要3政党党首による第2回テレビ討論会が行われ、外交問題を中心に激論を戦わせた。労働党のブラウン首相が政権死守のため、支持を急激に伸ばす野党第2党・自由民主党との連立を模索する中、最大野党・保守党のキャメロン党首は移民規制を主張して巻き返しに成功、単独政権を目指す姿勢を鮮明にした。

 第1回討論会はダークホースだったクレッグ党首が新鮮なイメージと見事な弁舌で圧勝。今回はしかし、13年ぶりの政権奪取を目指すキャメロン党首が「欧州連合(EU)域外から流入する移民に上限を設ける」と強調、寛大過ぎる移民政策を唱えるクレッグ党首との違いを鮮明にした。

 総選挙後の連立交渉を念頭に「クレッグ党首に賛成だ」と露骨に自民党にすり寄っていたブラウン首相も今回は、核開発を止めないイランへの武力行使の選択肢を否定し英国独自の核抑止力放棄を主張するクレッグ党首を「現実離れしている」と厳しく批判した。

 直後に行われた2つの世論調査で33%が第2回討論会の勝者はクレッグ党首と答えた。キャメロン党首は32〜30%、ブラウン首相は30〜23%だった。

もう1つの調査ではキャメロン党首がクレッグ党首を4ポイント引き離して首位に立った。

 2大政党による政権交代が定着している英国では、大勢が判明する投票日翌日には新首相が誕生するのが通例だ。しかし、どの政党も過半数議席を獲得できない可能性が強まっているため、首相官邸は「新議会の召集日は5月18日、(所信表明演説に当たる)女王演説は同月25日に行われる」と発表した。

 景気回復と財政再建という難問が山積する中、政治空白が生じないよう各政党が連立政権樹立のため交渉できる十分な時間を設ける異例の措置だ。

 政策の違いから保守党が自民党と連立を組む可能性は皆無に近い。保守党は過半数議席に届かなくても第1党になれば少数政権を樹立、年内に再び総選挙を打つとみられている。

 自民党は労働党との連立条件として現在の小選挙区から中選挙区に移行する選挙制度改革を要求する見通しだ。しかし、労働党がこれを拒否した場合、ブラウン首相は新議会で不信任案を突きつけられる事態も想定されており、政治の混乱は避けられそうにない。

1321チバQ:2010/04/23(金) 22:43:08
>>1004の予想が当たってしまったようですね
http://www.afpbb.com/article/politics/2720618/5654006
ベルギー首相が3度目の辞表提出、政権崩壊
2010年04月23日 15:03 発信地:ブリュッセル/ベルギー
【4月23日 AFP】ベルギーのイブ・ルテルム(Yves Leterme)首相は22日、連立政権に参加するオランダ語圏のフラマン系リベラル政党Open VLDが連立離脱を決定したことを受け、国王アルベール2世(Albert II)に辞表を提出した。ベルギーは2か月後に欧州連合(EU)の議長国となる。このため国王は、政治危機は同国の欧州での役割に「深刻な影響を与えかねない」として、辞表を受理するか否かの即決を避けた。

 ルテルム首相は、ヘルマン・ファンロンパウ(Herman Van Rompuy)前首相がEU大統領に選出されたことに伴い、前年就任したばかり。政権誕生からわずか5か月での崩壊となった。ルテルム首相が辞任を申し入れるのは今回で3回目となる。

 ベルギーでは、オランダ語圏とフランス語圏の対立が長年続いており、Open VLDは同日、対立の象徴となっているブリュッセル(Brussels)首都圏の選挙区の分割をめぐり、5勢力でつくる連立政権からの離脱を決めた。(c)AFP/Paul Harrington

http://mainichi.jp/select/world/news/20100423ddm007030048000c.html
ベルギー:ルテルム首相、辞意 言語圏対立で政治混乱
 【ブリュッセル福島良典】ベルギーのルテルム首相(49)は22日、オランダ語圏とフランス語圏の国内対立を巡る政治混乱から国王アルベール2世に内閣総辞職を申し出た。王宮によると、国王は経済・社会的な影響を強調、受理・不受理の即決を控えた。ファンロンパウ前首相(62)の欧州連合(EU)大統領選出に伴い昨年11月に誕生した第2次ルテルム政権が約5カ月で崩壊すれば、早期総選挙の可能性が浮上する。

 引き金を引いたのは、ブリュッセルと周辺地区で構成する選挙区の線引き問題。現在の選挙区維持を求めるフランス語圏政党に対して、オランダ語圏政党は分割を主張、ベルギー言語対立の象徴的な存在になっていた。

 国王から調停役に指名されたデハーネ元首相が最近、妥協案をまとめたが、オランダ語圏政党・自由党が22日、首相に問題解決の意思がないとして、フランス語圏とオランダ語圏の主要5党による第2次ルテルム連立政権から離脱した。

 ベルギーではオランダ語圏とフランス語圏の対立が政局に直結し、07年12月から約4カ月間にわたり暫定内閣が国を治める異常事態が発生。08年3月に発足した第1次ルテルム政権は経営難に陥った金融機関の救済策を承認するよう首相側近が司法当局に圧力をかけていた疑惑から同年末に崩壊、ファンロンパウ氏が後継首相となった。ファンロンパウ前首相は絶妙なバランス感覚でまとめていただけに、EU大統領への転出で内政不安定化が危惧(きぐ)されていた。

1322チバQ:2010/04/23(金) 22:43:48
http://mainichi.jp/select/world/news/20100424k0000m030077000c.html
アルメニア:トルコとの国交樹立中断
 【モスクワ大木俊治】アルメニアのサルキシャン大統領は22日、同国とトルコが昨年署名した国交樹立に関する合意文書について、国会での批准作業を中断する大統領令に署名した。

 アルメニアからの報道によると、トルコ側が批准の条件として、アルメニアと隣国アゼルバイジャンのナゴルノカラバフ自治州を巡る両国の紛争解決進展を提起。これに対し、アルメニアの議会与党が「前提条件なしの国交樹立という約束に反する」と反発し、批准拒否の姿勢を強めていた。ただ大統領は「合意からの脱退ではなく批准手続きの中断」と強調し、トルコ側の姿勢が変われば手続きを再開すると述べた。

1323チバQ:2010/04/24(土) 10:46:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100424-00000256-yom-int
英では2大政党タッグ、「第3の男」を攻撃
4月24日9時55分配信 読売新聞

 【ロンドン=大内佐紀】5月6日投票の英総選挙で、一躍、脚光を浴びている野党第2党の自由民主党のニック・クレッグ党首(43)が与党・労働、最大野党・保守の2大政党からの攻撃にさらされている。

 ただ、クレッグ人気は今のところ、一過性のものではなく、選挙の行方を大きく左右しそうだ。

 外交を主要テーマとした22日夜の第2回テレビ討論会で、2大政党による「第3の男」たたきは露骨に出た。

 労働党党首のブラウン首相が、英国の核戦力の更新に反対するクレッグ氏に「ニック、現実的になれ」とかみつけば、保守党のデビッド・キャメロン党首も、クレッグ氏に不透明な政治献金疑惑が浮上したことを念頭に「ニック、はっきり言ってだれもが経費問題を抱えている」とたたみかけ、自慢の「クリーンさ」に疑問符を突きつけた。

 15日の第1回討論会で、ブラウン、キャメロン両氏が、連立相手となり得るクレッグ氏に歩み寄ったのとは一転、中央の演壇に立つクレッグ氏は左右から挟み撃ちにされた形だ。

 クレッグ氏を攻撃するのは党首だけではない。キャメロン氏が言及した、クレッグ氏が支持者から毎月750ポンド(約10万5000円)程度の政治献金を個人口座に得ていたとの疑惑を保守系メディアは連日、追及している。

 親欧州連合(EU)派として知られるクレッグ氏が、EU官僚時代に多額の報酬を受け、特定の企業のために活動した「疑惑」も浮上した。保守、労働両党は「クレッグ氏は清新なアウトサイダーとはほど遠い、既存政治のインサイダー」と攻撃する。

 両党が「クレッグつぶし」に出たのは、自由民主党が1回目の討論会でのクレッグ氏の「好演」で支持率を30%超に伸ばし、連立相手どころか、政権獲得の障害となりつつあるとの強い危機感が働いているためだ。

 実際、「クレッグ・マニア」という造語も生んだクレッグ人気は、2回目の討論会後も大きく落ちる気配はない。2回目の討論会直後に実施された四つの世論調査では、前回のようなクレッグ氏の独り勝ちとはならなかったものの、キャメロン氏と二つずつ首位を分け合った。4調査の支持率の幅はキャメロン氏が37〜29%、クレッグ氏が36〜32%、ブラウン氏が30〜27%で、15日以降の三つどもえの構図に変化はなかった。

1324チバQ:2010/04/24(土) 23:20:07
http://mainichi.jp/select/world/news/20100425k0000m030051000c.html
英総選挙:2大政党VS自民党…テレビ討論後、異例の展開
 【ロンドン笠原敏彦】混戦模様の英総選挙(5月6日投票)は、第3党・自由民主党のクレッグ党首(43)がテレビ党首討論会で一夜にして「主役」の座に躍り出た後、同党が支持率で2大政党と激しく競い合う異例の展開となっている。英総選挙が三つどもえの争いになるのは1920年代以来。2大政党への反発をはらんだ「クレッグ旋風」は、英国の選挙事情を様変わりさせている。

 クレッグ党首は、英総選挙で初導入された15日のテレビ討論で、与党・労働党と保守党を「古い政治」と厳しく批判。不況と議員経費流用スキャンダルなどで政治不信を強める有権者の不満の受け皿となり、自民党は一夜にして支持率を10ポイント前後も伸ばした。22日の第2回討論会後も勢いを維持している。

 情勢の急展開を受けて選挙の行方は不透明感を増している。世論調査によると、最新情勢は主要3政党が支持率30%前後で団子レース状態。13年ぶりの政権交代を目指す保守党に自民党が肉薄し、与党・労働党はその後塵(こうじん)を拝している。

 クレッグ旋風の背景にあるのは、2大政党制が制度疲労を起こし、「労働党は壊れ、保守党は信用されていない」(ガーディアン紙)という事情が大きい。クレッグ党首は一貫して「我々には違ったやり方が必要だ」などと訴え、変革を求める有権者の共感を集めている。

 しかし、完全小選挙区制の英国では全国の支持率は議席数に直結しない。選挙区割りが労働党に有利な上、2大政党が強固な地盤を持つ選挙区が多いためだ。最新の世論調査に基づく英BBC放送の議席数予測では、定数650の下院で最大政党となるのは労働党で260議席前後、保守党が250議席前後、自民党が100議席前後だ。

 それでも、2大政党は選挙戦略の練り直しを迫られている。特に自民党の議席増の影響を強く受けると予想される保守党は、「クレッグ支持のバブルを投票日までに破裂させねばならない」(同党元閣僚)と躍起になっている。労働党は保守党優勢で進んできた選挙戦で、「漁夫の利」を得て最大政党になる可能性もあるだけに立場は微妙だ。

 今総選挙は、どの政党も過半数に達しない「ハングパーラメント(宙づり議会)」の可能性が予測されている。その際には自民党がキャスチングボートを握ることになり、クレッグ党首はさらに存在感を強めそうだ。

1325チバQ:2010/04/26(月) 20:34:55
http://www.asahi.com/international/update/0425/TKY201004240400.html
イラン、国連人権理事国選の立候補取り下げ 勝機なく?
2010年4月25日1時7分
 【ニューヨーク=丹内敦子】イランは23日、国連の人権理事会で5月にある理事国選挙への立候補を取り下げる方針を表明した。国連外交筋が明らかにした。イランの人権問題についてはNGOなどから強い批判の声が上がっており、「選挙に勝つ見込みがないからでは」との見方が出ている。

 イランは2006年の人権理事会発足時の選挙で落選。米国などの強力なロビー活動があったとされる。イラン大統領選後の昨秋には、国連総会第3委員会(人権)で人権状況に深刻な懸念を示す決議が採択されていた。ただ、国連の選挙では「票の貸し借り」が頻繁にあるため、他のポストと調整して取り下げた可能性もあると見られている。

1327チバQ:2010/04/26(月) 21:58:19
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100426-OYT1T00454.htm
ハンガリー総選挙、最大野党が議席3分の2確保
 【ウィーン=金子亨】任期満了に伴うハンガリー国会(1院制、定数386)の総選挙は25日、第2回投票が行われ、中央選管の集計結果(開票率99%)によると、11日の第1回投票で8年ぶりの政権交代を決めた中道右派の最大野党フィデス・ハンガリー市民連盟が議席を増やし263議席を獲得。


 憲法改正が可能な3分の2以上の議席を単独で確保した。

 第2回投票は、11日に確定しなかった121議席をめぐって争われたもので、新首相にはフィデス党首のビクトル・オルバン元首相(46)が就く見通しだ。

 これまで国会に議席を持たなかった極右政党ヨッビクは47議席と躍進。中道左派与党、社会党は59議席に終わった。

(2010年4月26日10時44分 読売新聞)

1328チバQ:2010/04/26(月) 22:00:22
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100425-OYT1T00676.htm
「同性愛者祝福を」英内部文書で法王からかう
 【ロンドン=鶴原徹也】ローマ法王による今年9月の初公式訪英の受け入れ準備を進める英政府で、法王訪問時に「同性愛者の婚姻を祝福してもらう」「中絶病棟開設に立ち会ってもらう」など、法王の立場に相反する「要望」が内部文書として回覧されていたことが25日判明した。

 英外務省は「英政府の見解ではない。無分別で無礼な文書だ」として法王庁に謝罪した。

 25日付のサンデー・テレグラフ紙が特報した。

 それによると、「要望」は法王ベネディクト16世の訪問に向けた3月上旬の受け入れ担当者会合で発案された「自由意見」。外務省職員がメモにまとめ、首相府や関係省庁の高官に配布した。

 要望には、「聖職者による児童の性的虐待問題で法王により断固とした立場をとってもらう」といった普通の内容のものもあったが、「ベネディクト印コンドームの発売開始」など、避妊を認めない保守的な法王をからかう提案が多かった。

 英外務省はメモを配布、回覧させた同省職員を処分したという。

(2010年4月25日20時38分 読売新聞)

1329チバQ:2010/04/27(火) 21:18:07
http://mainichi.jp/select/world/news/20100427dde007030058000c.html
ポーランド大統領選:死亡大統領の双子の兄出馬へ
 【ウィーン樋口直樹】カチンスキ・ポーランド大統領の飛行機事故での死去に伴う次期大統領選に向け、同氏の双子の兄で保守系の最大野党「法と正義」党首を務めるヤロスワフ元首相が26日、立候補を表明した。国民からの同情票を期待した判断とみられる。

 6月20日に行われる大統領選には既に、トゥスク首相率いる中道右派の最大与党「市民プラットフォーム」からコモロフスキ下院議長が出馬を表明している。

1330チバQ:2010/04/27(火) 21:23:32
http://www.cnn.co.jp/fringe/AIC201004270014.html
2010.04.27 Web posted at: 12:22 JST Updated - CNN
こぼれ話
スウェーデンのマデレーン王女が婚約解消 相手の浮気が原因か
(CNN) スウェーデン王室は24日、マデレーン王女(27)が弁護士のヨナス・ベリストレーム氏との婚約を解消したと発表した。2人は昨年8月に婚約を発表していたが、同氏の浮気が最近発覚し、国内メディアが騒然としていた。


マデレーン王女は国王夫妻の末娘。今年6月には長女ビクトリア王女の挙式が予定されている。


マデレーン王女とベリストレーム氏は1999年に友人を通じて知り合い、2002年夏に交際を開始。昨年8月に婚約を発表したが、2人が揃って公の場に姿を現したのは、12月にストックホルムで催されたノーベル賞の晩さん会が最後だった。


以前からベリストレーム氏の派手な私生活が取りざたされていたこともあり、この数週間、2人の関係をめぐるメディアの報道が過熱していた。そうした中、今月13日にはシルビア王妃が現地メディアにマデレーン王女の挙式延期を明かしていた。


さらに21日、ある女子大学生が雑誌インタビューで、ベリストレーム氏と昨年スキーリゾート地で関係を持ったと暴露。当初は同氏の正体を知らなかったとしている。女子大学生は、その後発表した声明文において、雑誌社から取材に際して1万2500ノルウェー・クローネ(約20万円)を受け取ったがその他の報酬は得ていないとしている。

1331チバQ:2010/04/27(火) 21:23:55
http://mainichi.jp/select/world/news/20100428k0000m030028000c.html
ベルギー:ルテルム政権5カ月で崩壊 国王が総辞職願受理
 【ブリュッセル福島良典】ベルギー国王アルベール2世は26日、オランダ語圏とフランス語圏の国内対立による内政混乱を理由にルテルム首相から22日に申し出のあった内閣総辞職願を受理した。これにより、昨年11月に発足した第2次ルテルム政権は約5カ月で崩壊した。早期総選挙の可能性も浮上しており、近年、不安定な政局が続いていたベルギーは再び政治危機に直面した。

 政権崩壊の原因は首都ブリュッセルと周辺地区で構成する選挙区の線引きを巡るオランダ語圏とフランス語圏の対立。国王は24日にフランス語圏政党・改革運動のレインデルス副首相兼財務相を問題解決の調停役に指名したが、オランダ語圏政党との交渉妥結のめどが立たなかった。

 国王は27日以降、有力政治家と相次いで会談し、新内閣組閣の可能性を探る。政治の不安定化が経済に及ぼす悪影響に加え、ベルギーが7月から欧州連合(EU)の議長国を務めることから、国王はこの時期の総選挙は避けたい意向とされる。

 だが、組閣の道筋がつかない場合、来年に予定されていた総選挙が今年6月に前倒し実施される公算が大きい。ベルギーは次期EU議長国として前首相のファンロンパウ欧州理事会常任議長(EU大統領)を全面的に支える構えだったが、早期総選挙ならEU運営にも支障が出る。

 ベルギーには中央連邦政府とは別に北部オランダ語圏、南部フランス語圏、ブリュッセルにそれぞれ地域政府がある。経済的に豊かなオランダ語圏の政党は近年、地域政府の権限強化を求め、フランス語圏政党との対立を深めている。ブリュッセルと周辺地区の選挙区分割問題は言語圏対立のシンボルになっている。

1332チバQ:2010/04/28(水) 23:21:14
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042801001228.html
「偏狭な女」で英首相謝罪 マイク気付かず、大失態
 【ロンドン共同】英総選挙で遊説中のブラウン首相が28日、英中部マンチェスター近郊で年金生活者の女性(65)と対話した後、側近らに女性のことを「あの偏狭頑迷な女」とののしった音声がテレビで放映され、野党やメディアが一斉に批判、首相が謝罪に追い込まれる騒ぎとなった。

 各種世論調査では野党の保守党、自由民主党に支持率でリードを許している与党労働党だけに、来月6日の投票日を目前にした党首の失言は大きな痛手になりそうだ。

 女性は、英国には東欧からの移民が多すぎるなどと労働党の移民政策を批判。首相は、多くの英国民も欧州連合(EU)域内で働いているなどと説明した上で専用車に乗り込んで別の場所に移動したが、テレビ中継用の小型マイクを着けていたことに気付かないまま「まったく台無しだ。あの女をおれに質問させるべきではなかった」などと発言した。

 ロイター通信によると、女性は長年の労働党支持者で、首相発言に対して「高等教育を受けた首相がなぜあのような言葉遣いをするのか。とても驚いている。今回は労働党には投票しない」と話した。

 首相はこの後、沈痛な面持ちで「自分のしたことには責任がある。謝罪する」と陳謝した。

2010/04/28 22:59 【共同通信】

1333チバQ:2010/04/29(木) 12:59:53
http://www.asahi.com/international/update/0428/TKY201004280131.html
ロシア、ノルウェーとの海の境界画定へ 2等分方式で2010年4月28日11時2分
  
 【モスクワ=副島英樹】ロシアが隣国ノルウェーと40年に及ぶ海域の境界画定論争に終止符を打った。ロシアのメドベージェフ大統領が27日、訪問先のオスロでノルウェーのストルテンベルグ首相と会談し、バレンツ海と北極海での係争海域を2等分する形で解決することで基本合意に達した。2004年に中国との国境問題を決着に導いた時と同様、係争地を分け合う「フィフティーフィフティー(2等分)方式」を採用した。

 イタル・タス通信によると、会談後の共同記者会見でストルテンベルグ首相は「40年来の最も困難な問題を解決した」と強調。メドベージェフ大統領も「(新しい)ページをめくることは喜ばしい」と応じた。

 係争海域は日本の領土の半分近い約17万平方キロ。エネルギー資源のほか水産資源も豊富で、70年代から旧ソ連とノルウェー間で漁業にかかわる排他的経済水域をめぐる対立が深まっていた。最終合意文書に署名すれば、エネルギー資源開発も進むとみられる。

 日本と北方四島の領土問題を抱えるロシアは04年、日本とも2島引き渡しで決着したい意向を示した。日本側はあくまで四島の日本への帰属確認を求めている。

1334チバQ:2010/04/30(金) 08:51:13
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100430k0000m030052000c.html
マニフェスト:読まれない…本家の英国総選挙が悪戦苦闘 
 【ロンドン笠原敏彦】日本の諸政党がこぞって導入した「マニフェスト(政権公約)」の本家本元・英国の総選挙で、主要政党がマニフェストを巡り悪戦苦闘している。有権者に読んでもらえず、短縮版を出す一方、公約違反の批判を恐れて具体的な約束を減らし、内容も似通いつつある。英国の現状はマニフェストの扱いの難しさを改めて見せつけている。

 主要3政党はマニフェスト本体の後、「ミニマニフェスト」を続々と発表した。「経済成長」「高齢者対策」「首都政策」などテーマを提示、特定の有権者をターゲットに絞ったものだ。その数は少なくとも労働党9、保守党7、自民党6。さらに労働党は、97年総選挙でマニフェストを凝縮した名刺サイズの「誓約カード」を導入し成功。今回も配った。何とかマニフェストを読んでもらう工夫だ。

 今回のマニフェストの特徴は、巨額の財政赤字に直面し、各党とも福祉面などで目新しい支援策を講じられていない点だ。他政党やメディアから徹底的に財源をただされることが「ばらまき」を自制する背景にある。マニフェストへの追及は厳しく、選挙戦第1週は保守党の国民保険料値上げ見直しについての政策論議に終始した。マニフェストの具体策は減る傾向にある。労働党は、97年の「誓約カード」に小学校の学級定員削減など数値目標付きの五つの誓約を並べたが、今回のカードには数値目標がほとんどない。

 それでも、各党はマニフェストに相当の労力を割く。労働党のマニフェストはほぼ3年がかり。党関係者らを集めた「全国政策フォーラム」(約180人)などの協議に加え、非政府組織(NGO)や外国首脳の声も参考にした。重要閣僚を務めたフーン元国防相は「党がマニフェストで団結できることが大切」と話す。

 一方、保守党のハワード前党首は05年選挙のマニフェスト作成について「キャメロン現党首が草案を担当、責任者として私が政策分野ごとに『影の内閣』大臣と協議して決めた」と説明する。キャメロン体制下ではより開かれたプロセスになり、6委員会を設け下準備を行った。

 しかしロンドン大学クイーンメリーのジュディス・バラ上級講師は「マニフェストに何を盛り込むかは少数の指導部で決めているのが実態」と指摘する。

 マニフェストの執筆責任者になることは党首への登竜門となる。今回の執筆担当者は労働党がミリバンド気候変動相、保守党がオズボーン「影の内閣」財務相で、次世代リーダー候補の一角だ。

1335チバQ:2010/04/30(金) 08:52:54
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100429/erp1004292028007-n1.htm
英総選挙まで1週間 第3の党・自民の急伸で情勢混迷 選挙区制度改革も争点に (1/2ページ)
2010.4.29 20:27
 【ロンドン=木村正人】英総選挙は5月6日の投票日まで1週間に迫った。テレビ討論会をきっかけに野党第2党・自由民主党が急上昇し、労働党と保守党の二大政党が政権交代を繰り返してきた英議会政治に複雑な波紋を広げている。世論調査の支持率では、自民党や最大野党・保守党が与党・労働党を上回る状況が続く。ところが、予想議席数でみると、小選挙区制や選挙区割りのマジックにより労働党がトップに躍り出るなど、情勢は混沌としている。

 世論調査会社「YouGov」が27日発表した支持率は、(1)保守党33%(2)自民党29%(3)労働党28%。英BBC放送の予想議席数は、(1)労働党280(2)保守党247(3)自民党94で、労働党が過半数議席(326)に届かないものの、第1党になる可能性が出てきた。他の世論調査も同じ傾向を示している。

 1選挙区に1人の議員を選出する小選挙区では、地方組織が脆弱な自民党に投票しても死票になる恐れが強い。しかも現在の選挙区割りが労働党に有利なため、自民党に中間層の票を奪われた保守党が議席を伸ばせず、ブラウン首相が続投する可能性さえ出てきたと英紙は報じている。

 これに対し、自民党のクレッグ党首は「都会の空き家に無断で住み続ける“占有屋”と同じだ。支持率が3位の政党が最大議席を獲得する選挙制度はばかげている。英国の有権者がブラウン首相の続投を受け入れるとは思わない」と、選挙制度の改革を訴える。

 自民党はマニフェスト(政権公約)で、現在の選挙区を統合して議員数を150人削減するとともに、複数の議員を選ぶ中選挙区制を導入し、候補者に優先順位をつけて投票する制度を掲げる。小選挙区と異なり、この選挙制度では得票率がより正確に議席数に反映されることになる。

 一方の労働党は、小選挙区制のまま優先順位投票を導入する改革案を掲げ、実施の是非を問う国民投票を行うとしている。総選挙後に自民党と連立を組む場合、選挙制度改革が最大の争点になるのは確実だ。

 支持率は首位なのに、政権を奪取できない恐れがある保守党のキャメロン党首は「自民党に投票するのはブラウン首相に信任を与えるのと同じだ。自民党の選挙制度改革を行えば、英国はどの政党も単独で過半数の議席を獲得できない状況が永久に続く」と危機感を募らせている。

1336 ◆sn2EOyFHzg:2010/05/03(月) 00:54:35
>>1304>>1313
不況期に緊縮財政なんて処方箋、海外の主流派マクロ経済学者で支持する人はほとんどいないんじゃないですかね。
あと欧米の国政選挙でjob creationが中心的な争点にならないことも考えにくい。

この2つの常識が通用しない日本がいかに異様であることか……。

1337 ◆sn2EOyFHzg:2010/05/03(月) 01:00:21
>>1320
> 自民党は労働党との連立条件として現在の小選挙区から中選挙区に移行する選挙制度改革を要求する見通しだ。

日本の外国報道を見ていていつも思うんですが、「中選挙区制」は複数人区に「単記非移譲式投票制度」(SNTV)を組み合わせた日本特有の選挙制度を指す用語だから、安易に使わんで欲しい。
単に「複数人区」を指しているのか、それともSNTVを指しているのか、非常に紛らわしい。

>>1335

> 自民党はマニフェスト(政権公約)で、現在の選挙区を統合して議員数を150人削減するとともに、複数の議員を選ぶ中選挙区制を導入し、候補者に優先順位をつけて投票する制度を掲げる。

を見ると、自民党が言っているのはSNTVではなく比例代表制の一種である「単記移譲式」(STV)って分かりますが。
要はお隣のアイルランドの制度を導入するってことなんでしょう。

> 一方の労働党は、小選挙区制のまま優先順位投票を導入する改革案を掲げ、実施の是非を問う国民投票を行うとしている。

この労働党の案はオーストラリア下院で使われているalternative voteのことでしょうね。
選好投票制って点ではSTVと同じだけど、選挙区定数が1なので大政党に有利なのは単純小選挙区制と変わらず。

1338チバQ:2010/05/03(月) 20:05:23
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010050202000069.html
ムバラク氏 次男が世襲? エジプト大統領選出馬意欲
2010年5月2日 朝刊

 【カイロ=内田康】五期二十八年以上にわたって権力の座にあるエジプトのムバラク大統領が四日、八十二歳の誕生日を迎える。高齢のため、来年の次期大統領選までに、次男で与党幹部のガマル・ムバラク氏(46)を後継に指名するともささやかれる。政府は、大統領選出馬に意欲を示すエルバラダイ・国際原子力機関(IAEA)前事務局長(67)の動向に神経をとがらせている。

 大統領は三月上旬にドイツで胆のう摘出手術を受け下旬に退院。エジプト東部の保養地シャルムエルシェイクに滞在、リビアのカダフィ大佐、ヨルダンのアブドラ国王らと会談を重ね、快方に向かっているようだ。ガマル氏の世襲が有力視されるが、本人が出馬する可能性は残る。

 エルバラダイ氏は四月上旬、北部ナイル・デルタ地方で約七百人を前に街頭演説。大統領選の出馬要件を制限している憲法の改正などを求め「多くの人が集結すれば、変革が前に進む」と訴えた。

 憲法は大統領選出馬に多数の国会議員らの推薦などを求めており、大統領率いる与党が国会の多数を占める現状ではエルバラダイ氏の出馬は難しい。それでも反大統領派市民団体などと共闘し、憲法改正を求める街頭運動を続ける方針だ。

 政府系メディアはエルバラダイ氏批判キャンペーンを展開。週刊誌「アル・ムサワル」は、裕福な生活ぶりを指摘し「農民、労働者の敵」と攻撃した。

1339チバQ:2010/05/03(月) 20:05:59
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010050202000068.html
英総選挙 与党に逆風 有力2紙野党支持
2010年5月2日 朝刊

 【ロンドン=松井学】六日投票の英総選挙を前に、前回二〇〇五年総選挙で労働党を推した有力紙ガーディアンとタイムズが一日、いずれも野党支持へのくら替えを表明した。支持率調査で劣勢に立つ与党労働党のブラウン首相は、逆風を受けることになりそうだ。

 英国の新聞は支持政党をはっきりさせる特徴があり、左派系のガーディアンは戦後六十五年、延べ十六回の総選挙では二回を除き労働党を支持してきた。同紙は一日付の社説で「新聞に投票権があれば、今回は自由民主党(中道左派)を熱く支持する」と表明。民意が反映されにくい英国の二大政党制は見直しが必要で、自民党が政権公約に掲げる選挙制度改革を進めるべきだと説明した。

 過去十八年間、総選挙では労働党を支持してきたタイムズも一日、社説で「英国に力強い展望をもたらすのは保守党だ」と明らかにした。同紙は、メディア王ルパート・マードック氏傘下のニューズ・インターナショナル社が発行している。

 ほかの英紙では、保守系のデーリー・テレグラフが保守党、リベラル系のインディペンデントは自民党寄りの紙面を作っている。

1340チバQ:2010/05/03(月) 20:06:53
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010050301000346.html
英保守党、リード広げる 労働党、政権維持は困難か
 【ロンドン共同】6日実施の英総選挙で、最大野党、保守党が終盤でリードを広げつつある。2日付インディペンデント・オン・サンデー紙発表の支持率調査では同党が38%で、28%の与党、労働党、25%の野党第2党の中道左派、自由民主党に10ポイント以上の差をつけた。他紙調査も同様の傾向で、サンデー・タイムズ紙は「保守党が最大議席確保に前進」と報じた。

 現状では、保守党の単独過半数は微妙な情勢。しかし自民党のクレッグ党首は「選挙後の英政治、経済を安定させる」として、最多議席を獲得した政党と、連立か政策協定の協議に応じる構えを示しているため、労働党が13年間維持してきた政権の座を明け渡す可能性が高まっている。

 労働党は党首のブラウン首相が支持者の女性を「偏狭な女」とののしった先月28日の「英選挙史上、最悪の失言」(ロンドン大経済政治学院の選挙専門家ベケット氏)後、失速が目立つ。党首テレビ討論後、急伸した自民党の支持率も、二大政党が同党攻撃を本格化してから頭打ちになった。

2010/05/03 15:58 【共同通信】

1341チバQ:2010/05/03(月) 20:07:51
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100502-OYT1T00497.htm
労働党支持はやめ…ザ・タイムズと「頑迷」女性
 【ロンドン=大内佐紀】英総選挙を前に、高級紙誌が労働党支持を相次いで撤回している。


 01年の前々回選挙に初めて労働党支持を打ち出した有力紙ザ・タイムズは、1日付で「労働党は疲弊した」「変化が必要だ」と18年ぶりの保守党支持を表明した。

 労働党支持で知られるガーディアン紙も、「新聞に投票権があるならば、我々は熱意をもって自由民主党に入れる」と2大政党以外の党を初めて選んだ。エコノミスト誌も「保守党には欠点も多いが、英国の繁栄のため」支持するとした。

 また、ブラウン首相が「頑迷」などと陰口をたたいた女性(65)は長年の労働党支持者だったが、2日付デイリー・メール紙に「怒ってはいないが悲しい」と心中を明かし、棄権するとした。

(2010年5月2日18時54分 読売新聞)

1342チバQ:2010/05/03(月) 20:49:38
http://mainichi.jp/select/world/news/20100502k0000m030054000c.html
アルバニア:総選挙の再集計求め数万人が反政府デモ
 【ウィーン樋口直樹】AP通信などによると、アルバニアの首都ティラナ中心部で4月30日、昨年6月の総選挙の再集計を求める最大野党・社会党支持者ら数万人が反政府デモを行った。最大与党・民主党出身のベリシャ首相は社会党側の要求を「違法」と断じ、拒否している。社会党は要求が認められるまで大規模デモを継続する構えで、政治的混乱は同国が目指す欧州連合(EU)加盟にも影響を与える可能性がある。

 前回総選挙では、民主党連合がラマ・ティラナ市長率いる社会党に小差で勝利。社会党側は開票作業に不正があったとして人民議会(国会)のボイコットを続けてきた。APによると、反政府デモに加え、社会党の国会議員22人と支持者180人による抗議のハンガーストライキも行われているという。

1343チバQ:2010/05/03(月) 22:11:17
http://www.asahi.com/international/update/0430/TKY201004300537.html
ブラウン英首相、万事休す? 悪口問題、選挙後辞任説も(1/2ページ)2010年5月1日19時37分

 【ロンドン=土佐茂生】6日の総選挙投開票を目前に、英国のブラウン首相が窮地に陥った。支持率が低迷するなか、外し忘れたマイクで有権者の悪口を暴露され、29日のテレビ討論で起死回生を図る作戦も頓挫した。選挙後の辞任は避けられないとの観測が強まっている。

 ブラウン首相は4月28日、遊説先で労働党支持者の女性と移民問題について笑顔で議論。その場を離れた後、車の中で「偏見だらけの女性じゃないか」と言ったのを、外し忘れた民放マイクに拾われた。すぐ女性の家を訪れ謝罪した。

 このハプニングに、メディアが飛びついた。テレビは、首相が録音された自分の失言を聞かされ、頭を抱えながら謝罪する様子を繰り返し放映し、新聞は「ブラウンの終わり」(サン紙)と報じた。

 痛かったのは、最後の人気回復の機会とにらんだ、3回目の党首テレビ討論の前日に起きたことだ。最初のテレビ討論を機に第3党・自由民主党のクレッグ党首人気に火がつき、労働党の支持率は3位に沈んでいた。しかし、最後の討論のテーマは首相得意の「経済」。労働党は政策論争に持ち込み、首相の実績を強調する作戦を練っていた。

 首相は討論で失言に触れ、「首相の仕事は多い。昨日のように、すべてを正しくしているわけではない」と語った。しかし、ダメージは大きく、討論後の世論調査で首相を支持した人は前回の約30%から25%に急降下。36%から41%に伸ばした保守党のキャメロン党首、32%と堅調なクレッグ党首に引き離された。

 首相が窮地に立つのは、選挙戦が政策論争ではなく、党首個人のイメージ合戦になっていることがある。2人の野党党首がともに43歳と若く、59歳の首相は分が悪い。

 首相には、口べたで愛想が悪いが、「まじめ」とのイメージもあった。2月末の英紙サンデー・タイムズの世論調査では「市民の目線で問題を理解できる指導者は?」の問いで、首相は35%。25%のキャメロン党首に勝っていた。

 主要紙は同月、相次いで周りのスタッフを怒鳴りつけるという首相の「パワハラ疑惑」を報じていた。しかし、ブラウン氏のまじめすぎる性格の表れと受け止められた。首相はアフガニスタンなどで命を落とした英兵の遺族に自らの意思で手紙を書いてきたが、昨年兵士の姓のつづりを間違え母親を怒らせた。このときも、個人の性格より、周囲に手紙の点検をさせなかった危機管理が問題にされた。

 しかし、今回は一般の有権者に陰で毒づいた。女性との対話が、保守党が「規制」を掲げる移民問題で、同党にかっこうの攻撃材料を与えた。ロンドン大経済政治学院(LSE)のチャーリー・ベッケット博士は「選挙中に政治家が犯した英国史上最悪の失言」とする。

 投票日が近いこともあり、労働党内からあからさまな首相批判は出ていない。しかし、終盤に失言で党の勢いをそいだ責任は重い。LSEのダンレビー教授は「結果にかかわらず、選挙後の早い段階でブラウン氏の党首辞任は避けられない」と見る。

 英メディアは早くもミリバンド外相を軸とした党首選の話題を取り上げ始めた。

1344チバQ:2010/05/03(月) 23:04:16
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2010/04/post-1236.php
クレッグ自民党が英政界をぶっ壊す
A Very British Revolution

2大政党の不人気で支持率を伸ばした自由民主党が、2大政党制と小選挙区制度に終止符を打つ?

2010年04月28日(水)18時38分
アン・アップルボム(ジャーナリスト)

 問題:アメリカ政治の新しいうねりとなっている保守派連合ティーパーティーの動きをイギリスに置き換えるとどうなるか。それも名門私立校に学び、オーストリアでスキーのインストラクターをしていたこともある人物に置き換えると?

 答えは、イギリス自由民主党のニック・クレッグ党首になる、だ。

 彼はここ数十年のイギリスにおける、有権者の最大の反乱の恩恵を受けることになりそうだ。

 イギリスの自由民主党は、歴史的にはちっぽけな第3の党にすぎなかった。自由党と社会民主党が合併して自由民主党が誕生したのは80年代末。労働党はマルクス主義に近い考えに固執し、保守党はマーガレット・サッチャー首相そのものっだった時代だ。両党の両極端なイデオロギーの間には大きな空白地帯があり、そこに飛び込んだのが自民党だった。

 その後、自民党は何度か奇妙な転機を迎える。突拍子もない地域的な理念を支持したり、左派と右派の間でふらふらと揺れ動いて、しばしば同党の政治志向だったはずの中道から外れた。

 だがそうした漂流の時代を経て、クレッグはようやく自民党の役割を見つけた。イデオロギーではなく、選択肢を提示するのである。労働党にうんざりしている、かといって保守党には投票したくない、2大政党制には飽き飽きしている。それなら自民党に投票を、というわけだ。

 もちろんクレッグはあからさまにそんなことは言わない。だが5月6日の総選挙を前に行われたイギリス初のテレビ党首討論で、有権者がクレッグのパフォーマンスから読み取ったのはそのメッセージだった。

 テレビ討論は、それ自体が「プチ改革」といえる。これまでイギリスの政治家がアメリカ式の討論を行うことはなかった。彼らは演壇に立ち、選ばれた問題について選ばれた人々の前で議論することを避けてきた。重要な議論は議会で行うと伝統的に決まっていたからだ。

1345チバQ:2010/05/03(月) 23:04:44
武器は抜群のテレビ映りのよさ
 だがここ数年、議会の重要性は衰えている。新世代の有権者には古いルールや慣習は通じない。その一方、政治家がテレビを通じて好印象を与えることの重要度は増している。そして今回の討論で証明されたとおり、クレッグのテレビ映りは抜群だった。

 彼の「良さ」の1つは、気取りのない態度だ。最初から失うものなどない彼は、テレビ討論では2人のライバルたちよりずっとリラックスしているように見えた。

 さらに彼はタブーを破った。たとえば、移民の流入を問題視していない。彼の国際的なバックグラウンドも魅力の1つといえそうだ。母はオランダ人、妻はスペイン人で子供たちはバイリンガルだ。何の確証もないが、政治家たちが思う以上にイギリスの有権者は少しずつ「ヨーロッパ人化」しているのかもしれない。

 あるいは、有権者たちは97年からイギリスを率いてきた労働党に心から飽き飽きしているだけなのかもしれない。「現代的な」保守党のデービッド・キャメロン党首が、彼自身が言うほど現代的だとの確信が持てないのかもしれない。

 議員の経費流用スキャンダルで有権者が2大政党に辟易したことも確かだ。経費問題は両党に同じくらい大打撃を与えた。有権者は政治にはたいてい異論があるもので、とりわけ不況時には強い不満を抱くものだ。

 理由はどうであれ、クレッグの支持率は最初のテレビ討論以降、急上昇している。一部の世論調査では自民党の支持率は労働党を上回っている。

「選挙で選ばれた独裁政権」
 最初は保守党も労働党も、この現象を面白がっていた(「クレッグって誰だ?」という具合に)。だが選挙が近づくにつれ、両党は面白がるのをやめた。

 今の支持率が選挙当日まで続けば、労働党は政党支持率で3位でありながら最大議席を守るかもしれない(イギリスは小選挙区制のためにそれがあり得る)。保守党が勝つ可能性はあるが、政権交代に必要な過半数を取ることはできないだろう。

 自由民主党はどちらの政党とも連立を組むことができるが、その代償としてクレッグが求めているのはイギリスの選挙制度の刷新だ。

 それは、この国の政治文化からすれば考えられない大改革になる。多くの欧州諸国では選挙は比例代表制で行われ、結果として議会には政党が乱立。連立政権が組まれることが多い。だがイギリスはアメリカと同じく小選挙区制を採用しているために、2大政党制が形成され、通常は単独政権が誕生する。しかもアメリカと比べ、権力を分散させるための機能ははるかに弱い。

 いわゆるイギリスの一般的な有権者は、こうしたイギリスの政治制度を尊重していると見られてきた。「選挙で選ばれたわが国の独裁政権」と誇らしげに語ることさえある。だからこそ保守党と労働党は、不吉な警告を発しているのだ。(自民党に投票すれば)イギリス的な総選挙はこれで最後になる。私たちがよく知っている政治はこれで終わる、と。

 この警告が奏功すれば、有権者の支持を取り返すことができるかもしれない。しかし現時点ではイギリスの有権者たちは、おなじみの政治を終わらせることにためらいはなさそうだ。それも、早ければ早いほどいいと考えているようだ。

1346チバQ:2010/05/03(月) 23:07:13
http://newsweekjapan.jp/column/ikegami/2010/04/post-167.php
再び起きた「カチンの悲劇」
2010年04月27日(火)13時09分

「長年隠されてきたこの事件に世界の注目が集まったのは、70年前の虐殺事件でポーランドの大統領が事故死したおかげだったのは皮肉なことだが」

と書かれた記事は、本誌日本版4月28日号です。「この事件」とは「カチンの森事件」のことです。

 第2次世界大戦中の1940年、ソ連の捕虜となっていた2万2000人ものポーランド人将校らが、ロシア領内のカチンの森で殺害されました。手を下したのは、KGB(ソ連国家保安委員会)の前身のNKVD(内務人民委員部)。もちろんソ連の独裁者スターリンの命令によるものです。ポーランドを背負って立つであろう人材を根絶させておこうという恐るべき判断でした。

 虐殺された遺体を発見したのは、当時のドイツ軍。ドイツがこれを公表すると、ソ連は、「ナチスドイツの仕業だ」と平然と反論したものです。

 第2次世界大戦後、ソ連圏に組み込まれたポーランドは、この事件を口に出すことができないままでした。そのこともあり、「カチンの森事件」は、日本国内ではほとんど知られていませんでした。

 4月10日、この虐殺事件の追悼式典出席のため現場に向かっていたポーランドの政府専用機がカチンの森付近に墜落。カチンスキ大統領ら97人が死亡しました。本誌の指摘通り、この墜落事故により、「カチンの森」の史実を初めて知った人も多いことでしょう。実に皮肉な悲劇が起きたのです。

「カチンの森」については知っていた私も、本誌の記事で初めて知ったことがあります。事件当時、ポーランド亡命政府の首相だったシコルスキが、1943年に謎の飛行機事故で死んだことです。「シコルスキはポーランドの公人として初めて、カチンの森事件についての説明をソ連に求めた人物だった」というのです。「謎の飛行機事故」。何かを想像させる表現です。

 今回の悲劇の事故前、ロシアのプーチン首相は、ポーランドのトゥスク首相と共にカチンの森事件の慰霊碑の前に立ち、初の合同追悼式に出席しています。このことは日本の新聞でも報じられ、私はてっきり、この場でプーチン首相がロシアを代表してポーランド人民に謝罪したのだろうと勝手に思い込んでいました。ところが、この記事によれば、「プーチンは謝罪をしなかった」というのです。

 自国の歴史の暗部に向き合うことが、いかにむずかしいことかを痛感させます。それでも、事件自体を否定していたソ連の時代に比べれば、はるかに前進ではあるのですが。

 ポーランドは、かつてナチスドイツとソ連に密約により、国土を分割されるという悲劇にも見舞われました。にもかかわらず、ポーランドとロシアの首脳が合同追悼式に出席するようになっただけでも、「歴史の進歩」と受け止めるべきなのか。

 あらためて現代史の暗部を深く知りたい。そんなことを感じさせてくれる記事でした。

1347チバQ:2010/05/03(月) 23:09:23
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2009/09/post-549.php
世界で一番ハチャメチャな国会はどこ?
The World's Most Unruly Parliaments

オバマへの「嘘つき」発言なんて序の口。暴言、格闘、何でもありの世界各国の国会事情

2009年09月18日(金)17時16分
ジョシュア・キーティング

 医療保険改革法案の早期成立を訴えるバラク・オバマ米大統領の議会演説に、「嘘つき」とヤジを飛ばした共和党のジョー・ウィルソン下院議員に対し、下院は9月15日けん責決議を行った。しかし世界を見渡せば、ウィルソンのヤジとは比べものならないほど荒れた国会はこんなにある。

■韓国 

●背景 韓国では、民主主義は格闘技と化す。外交政策から報道の自由にいたるまで、与党ハンナラ党と野党勢力が交わす議論はげんこつ――または議場にある鈍器――を使った戦いで解決されることがある。

●注目の事件 韓国の乱闘騒ぎが初めて国際的に注目されたは2004年、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の弾劾決議案が審議されたときだ。大統領を擁護する議員が、弾劾決議を阻止しようと議会の壇上に居座ろうとした。動かない議員たちを警備員が追い出そうとすると、議員はパンチを繰り出し、物を投げて抵抗し、乱闘が始まった(一方で、何者かが乗った車が国会議事堂の建物に突っ込んだ)。議員たちはその後、ひざまずいて国民に陳謝した。

 しかしこれはほんの序の口だ。08年8月にはアメリカとの自由貿易協定の交渉をめぐり、さらなる騒ぎが起きた。ハンナラ党が自由貿易協定に関する法案を議会委員会に提出すると、反対する野党議員がハンマーや電気ノコギリを使って施錠された委員会室に押し入ろうとした。

 恐れをなした議員たちは、机や椅子でバリケードを築き、突入しようとする野党議員に消火器で応戦。顔面から流血する議員の姿はテレビカメラを通して世界中に流された。野党勢力が12日間も議事堂を占拠した後、ようやく与野党の和解が成立した。

 それでもまだ、流血好きな韓国議員は満足しなかったようだ。今年7月、放送局の民営化を目指したメディア法の改正審議は、またしても乱闘騒ぎに発展した。

■台湾

●背景 議会乱闘の今のトップは韓国かもしれないが、長い伝統を誇るのが台湾だ。その始まりは80年代初頭にさかのぼる。懸案の問題に関して国民党が歩み寄りを見せず、民進党が乱闘を起こすというのがたいていの筋書きだ。そうした騒ぎは、メディアで大きく報道されることがあらかじめ計算されている。民進党にとっては、一種の交渉戦術だ。

●注目の事件 選挙制度の改正や対中政策までさまざまな問題が乱闘を引き起こすが、多いときには50人の議員が殴り合い、靴や水、食べ物、マイクを投げ合う。最悪のケースでは、女性議員の顔を殴った議員が6カ月の停職処分になっている。

 05年5月には、中国との航空便開設に関する法案を支持する国民党議員が、法案の書かれた紙を女性議員の口に突っ込む騒ぎが起きた。その数カ月後、ある国民議員が民進党の議員3人に床に押し付けられ、棒でめった打ちにされる事件が発生。この議員は顔面を100針以上も縫うけがを負わされ、入院した。議場に入る前に、議員はアルコール探知機を通るようにすべきだと提案した閣僚もいた。

 台湾議会の乱闘はアジアで笑いのタネになり、特に中国メディアは喜んで報道した。08年の選挙に敗北して政権を退いた民進党は、議会での乱闘が台湾のイメージを損なったとして、今後は行わないことを公式に誓った。

1348チバQ:2010/05/03(月) 23:09:44
■ウクライナ

●背景 04年のオレンジ革命以来、ウクライナ議会は荒れ模様になり、与党連合のオレンジ同盟が親ロシア勢力との喧嘩騒ぎを繰り広げている。

●注目の事件 オレンジ革命以前も議会の混乱はあったが、近年は特に状況が悪化している。06年の選挙で親ロシア政党が勝つと、オレンジ革命派の議員はサイレンを鳴らしたり、卵を投げつけたりしてビクトル・ヤヌコビッチの首相選出を妨害した。殴り合いも起き、政府寄りの議員が議場で投げ飛ばされる一件があった。

 最近では08年のNATO(北大西洋条約機構)加盟をめぐる審議で、議員十数人が小競り合いになった。その数カ月前には、ユーリー・ルツェンコ内相が会談中のキエフ市長の顔を叩き、股間を蹴ったばかりだった。ルツェンコは今年、フランクフルト空港で酔っ払って警備員と喧嘩し、停職処分を受けている。

■イギリス

●背景 乱闘騒ぎはほとんどないイギリス国会だが、質疑応答では首相や与党に議員からヤジが飛ぶ。

●注目の事件 トニー・ブレア前首相のように野党との対決するのを楽しめる首相もいる。一方、その顔が「スターリンからミスター・ビーン」に変わる、とからかわれているゴードン・ブラウン首相のように質疑応答が嫌いな首相もいる。

 議員からのヤジやブーイングは日常茶飯事で、かなり巧妙に練られた非難も飛び出す。そうした発言を撤回させるのはかなり面倒だが、ある議員が女性議員を「二流のミス・マープル(アガサ・クリスティの推理小説に登場する老婦人)」と呼んで、けん責されたことがある。

 オバマへの「嘘つき」発言をめぐってしばしばイギリス議会が引き合いに出されているが、イギリスでも誰かを嘘つき呼ばわりすれば問題視される。首相の質疑応答でウィルソンがそう発言したら、撤回を求められるだろう。しかし、労働党のトニー・バンクス議員がかつてやったように、マーガレット・サッチャーを「セックスに飢えた大ヘビ」に例えるのは問題ない。

■オーストラリア

●背景 オーストラリア議会は、イギリス議会の質疑応答や辛辣な審議スタイルを継承するが、エチケットには少々欠けている。

●注目の事件 オーストラリア政治では、多彩な罵り言葉はある種の芸術と見なされる。その点、ポール・キーティング元首相は文句なしの名人で、反対議員を「クズ」「やじ馬」「口汚い犬」「賢いこじき」「ノータリン」などとこき下ろした。

 現首相のケビン・ラッドは、今年2月に洪水の被災地を訪れるために質疑応答をすっぽかそうとした。すると野党陣営は、ダンボールで作ったラッド人形を議会に持ち込み、毒舌を浴びせた。


Reprinted with permission from www.ForeignPolicy.com, 09/2009. © 2009 by Washingtonpost.Newsweek Interactive, LLC.

1349チバQ:2010/05/03(月) 23:14:46
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2010/04/post-1229.php
ベルギー
仏語圏とオランダ語圏、国家分裂の危機
Could Belgium Split Apart?

オランダ語圏の分離独立要求で首相が退陣、「EUの首都」の混迷は深まるばかり

2010年04月28日(水)12時49分
ポール・エイムズ
[2010年5月 5日号掲載]

 4月22日、ベルギーのルテルム首相が辞表を提出し、政権が崩壊した。南部フランス語圏と北部オランダ語圏との間で長年対立を深めていたベルギーは、新たな政治的混乱に陥っている。

 それぞれの言語圏の政治家は、統一国家としてベルギーが存続する意義に疑問を投げ掛けている。オランダ語圏の分離独立派は議会で独立を求め、ヨーロッパ中のメディアはベルギーが分裂の危機にあると騒ぎ立てている。

経済は「北海のギリシャ」化?
 ベルギーが景気低迷から抜け出せずにいるだけに、タイミングとしては最悪だ。失業率は過去20年で最悪、国家財政は大規模な赤字に陥っている。政治不安によって投資家の信頼が低下する可能性があり、財界のリーダーらはベルギーが「北海のギリシャ」になりかねないと警告を発している。

 ルテルムの辞表提出のきっかけになったのは、連立政権に参加するオランダ語圏の政党の1つ、オランダ語系自由党が離脱し、連立が崩壊したこと。議会で過半数を占めるオランダ語圏の政党は、対立の象徴となっているブリュッセル首都圏の選挙区の分割を目指すとしている。一方でフランス語圏の人々は、フランス語住民が多数を占めるブリュッセルで、オランダ語住民の権利を制限すると報復の構えを見せている。

1350チバQ:2010/05/04(火) 09:56:43
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010050402000055.html
タイ首相 混乱収拾へ 11月総選挙を提案
2010年5月4日 朝刊

 【バンコク=古田秀陽】タイのアピシット首相は三日夜、テレビ演説を行い、タクシン元首相派団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」の反政府デモで長引く混乱を収拾するため、国民和解に向けた政治的解決案を発表、十一月十四日に総選挙を前倒しすることを提案した。

 「三十日以内の議会解散と九十日以内の総選挙実施」を求めていたUDDが受け入れるかどうかは不透明だが四日に会議を開き、首相の提案への対応を検討するとした。

 首相は十一月に総選挙が実施できる条件として、五項目の行程表を提示した。(1)王室を政治に巻き込まない(2)経済格差是正などの経済・社会改革の着手(3)社会対立を生み出さないメディア改革(4)四月十日の衝突の死傷者に関する独立調査委員会の設置(5)憲法改正問題を含む政治構造改革の着手−。首相はすべての関係者がこの行程を受け入れれば、正常化に時間はかからないとしている。

1351チバQ:2010/05/04(火) 10:01:59
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010050302000063.html?ref=rank
上海万博 江前主席 姿見せず
2010年5月3日 朝刊

 【上海=小坂井文彦】一日に開幕した上海万博の一連の記念式典に江沢民前国家主席(83)が出席せず、健康不安説が広がっている。江氏は主席就任前、上海トップの共産党委員会書記を務めていた。万博誘致に尽力し、万博開幕を心待ちにしていたとされる。

 昨年八月、江氏が心臓病を患い入院したと香港メディアが報道。しかし、江氏は同十月の建国六十周年軍事パレードに出席し、健在ぶりを内外にアピールした。

 その後、公式の場に姿を見せていないが、香港各紙によると、先月上旬、大規模な改修工事を終えた上海の観光名所「外灘(バンド)」を視察した。中国の動画サイトでは、江氏がバスから市民に手を振る映像が公開されている。

 確執が深まり、胡錦濤国家主席が、現在でも上海に強い影響力を持つ江氏の出席を嫌ったとの憶測も流れているが、上海総領事館関係者は「高齢のため健康状態が良くなかったのでは」とみている。

1352チバQ:2010/05/04(火) 10:03:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010050302000062.html
『顔ゆがんでる』けど半額人気
2010年5月3日 朝刊

2日、中国の上海万博会場の正門近くでマスコット「海宝」のコピー商品を売る女性(小坂井文彦撮影)


 【上海=小坂井文彦】上海万博の会場正門近くでは二日、早くも万博公式マスコット「海宝(ハイバオ)」のコピー商品を売る露天商が現れ、警察とのいたちごっこを続けた。

 「大きいのは二十元(約二百七十円)」。コピー商品は粗悪で「顔がゆがんでいる」と敬遠する客もいるが、価格が正規品の半値以下とあって売れ行きは上々のようだ。路上に商品を並べていた女性は、警察官の接近を目ざとく見つけ、ポリ袋に商品を押し込み、素知らぬ顔で別の場所に移動した。

 公安当局は万博開幕前に「コピー天国」の汚名返上のため摘発を強化。二〜三月にコピー商品約十二万八千点を押収したが、一掃はできなかったようだ。

1353チバQ:2010/05/04(火) 10:05:03
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100502-OYT1T00484.htm
上海万博外国パビリオン行列者、日本は初日5位
 【上海=加藤隆則】上海万博の公式サイトによると、1日の開幕日の外国パビリオン行列者数は、屋上庭園を楽しめるスイス館が7600人でトップだった。


 フランス、ドイツ、ベルギー館がそれに次ぎ、日本館は4100人でスペイン館と並ぶ5位だった。

(2010年5月2日18時26分 読売新聞)

http://sankei.jp.msn.com/world/china/100502/chn1005022056005-n1.htm
【上海万博】会場気温30度!熱射病も懸念、日本館は人気2位
2010.5.2 22:46
 【上海=河崎真澄、川越一】開幕2日目を迎えた中国の上海万博は2日、入場者数が夕方までに21万人を超えて初日の20万7700人を上回った。この日の上海市は正午前に最高気温が30度を超え、中国館など長い行列のできるパビリオンでは日傘を差す来場者が目立った。会場には人工的に霧を発生させて周囲の温度を下げるドライミストが設置されているものの効果は薄く、日陰のベンチに倒れ込む来場者もいた。この日は26人が熱中症にかかったと報告され、熱射病など暑さ対策が急務となってきた。

 3万枚が配布された中国館の予約券にはこの日も希望者が殺到。ゲート付近では開門と同時にダッシュで入場した数十人が「券をよこせ」と警備員を取り囲む騒ぎとなった。さらに予約券なしで中国館の列に並んだ来場者が、係員の制止を無視して入館するなどの混乱があり、秩序の維持という課題がさっそく突きつけられた。

 一方、中国のインターネット検索最大手、百度(バイドゥ)が同日実施したパビリオン人気投票で「日本館」が2位になった。「万博に行ったら入りたいパビリオン」を複数回答で聞いたところ、回答した約千人のうち59%が「中国館」と答えてトップ。次いで日本館38%、英国館27%、フランス館17%の順となった。最高で3時間待ちとなった日本館について、ネット上で「並んでも(ロボットなど)ハイテクは一見の価値がある」とする高い評価もあった。

1354チバQ:2010/05/04(火) 10:06:11
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100502/chn1005021801002-n1.htm
【上海万博】“万博価格”はダメ 来場者には朗報も 店側からは恨み節
2010.5.2 17:58

 【上海=川越一】上海万博会場に出店している飲食店に対し、“万博価格”の禁止令が出されている。来場者には朗報だが、飲食店サイドからは恨み節も聞こえてくる。

 話題になっているのは、会場内の飲食店の価格。原則として出店できるのは上海市内に店舗を構える飲食店で、当初は通常価格の2−5倍に設定された。例えば、街中では1本2元(約26円)程度のミネラルウオーターが5元(約65円)。中国の一般市民にとっては割高感が強い。

 五輪会場やテーマパーク内で売られる飲食物の価格が上がるのは何も中国に限ったことではないが、中国国内のネット上では、“万博価格”に対する批判が殺到した。事務局側は、会場外の店舗で提供している値段と同じにするよう通達を出したが、店側にも譲れない理由がある。

 ある日本食店関係者は「昨年に比べ人件費も高騰している。通常価格では採算が取れない」と嘆く。会場内の飲食店は、材料を事務局が指定する業者から仕入れなければならない。

 万博スポンサーの大手飲料水メーカーの飲料水は仕入れ値が売値とほぼ同じ。飲食店側には通常価格での営業を強いながら、事務局側が“万博価格”で商売をしている形だ。

 人気パビリオン同様、飲食店でも行列ができている。「一度値下げをすれば、値上げをするのは難しい」と、売れ行きをにらみながら飲食店側の思案が続く。

1355チバQ:2010/05/06(木) 12:14:31
>>1251
http://www.asahi.com/obituaries/update/0506/TKY201005060019.html
ナイジェリア大統領が死去 09年11月から病気療養
2010年5月6日10時44分

 【ナイロビ=古谷祐伸】ナイジェリアからの報道によると、療養中だったウマル・ヤラドゥア大統領が5日夜(日本時間6日早朝)、首都アブジャの大統領官邸で死亡した。58歳。アフリカ随一の産油国のかじ取りは今後、グッドラック・ジョナサン大統領代行(52)が務める。次の大統領選は来年5月の予定。

 ヤラドゥア氏は腎臓の持病があり、しばしば海外で治療したほか、2009年11月下旬から心膜炎の治療などを理由にサウジアラビアで長期入院していた。今年2月に帰国したが、職務に復帰できなかった。

 北部出身のイスラム教徒。オバサンジョ前大統領に後継指名され、07年の大統領選で初当選した。南部産油地帯の武装勢力に恩赦などで懐柔を試み、一定の成果を上げた。しかし、政権の腐敗や貧富の差などは改善せず、批判も強かった。

1356チバQ:2010/05/07(金) 00:00:55
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100506-OYT1T01039.htm
ナイジェリア大統領死去、与党の主導権争い激化へ
 【ヨハネスブルク=中西賢司】ナイジェリアからの報道によると、病気療養中だった同国のウマル・ヤラドゥア大統領(58)が5日夜、首都アブジャの大統領官邸で死去した。


 憲法に基づき、グッドラック・ジョナサン副大統領(52)が大統領に就任、ヤラドゥア氏の来年5月までの任期を引き継いだ。来年に予定される大統領選挙に向け、与党・国民民主党内の主導権争いが激しくなりそうだ。

 ヤラドゥア氏は、オバサンジョ前大統領の後継指名を受け、2007年4月の大統領選で初当選。南部油田地帯の反政府武装勢力との和平交渉を進めたが、心臓疾患などの治療で昨年11月から公務を離れていた。

 当面の焦点は、与党の大統領候補の人選だ。

 同国では、大統領は、イスラム教徒が多い北部と、キリスト教徒が多数派の南部の出身者間で2期ごとに交代で選出される慣例がある。北部出身でイスラム教徒のヤラドゥア氏は1期目で、南北の政治バランスに配慮する慣例に従えば、南部出身でキリスト教徒のジョナサン氏は大統領選に出馬できない。しかし、ジョナサン氏は進退表明をしておらず、地元紙では同氏が慣例を破って出馬する可能性が取りざたされている。

 ヤラドゥア氏不在の間、大統領職を代行したジョナサン氏は内閣改造でヤラドゥア氏に近い閣僚を排除し、実権掌握を進めた経緯がある。これに不満を抱く北部派が大統領候補の指名を巡って巻き返しに転じる可能性がある。

(2010年5月6日23時36分 読売新聞)

1357チバQ:2010/05/07(金) 00:06:35
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100506-OYT1T00772.htm
保守党政権誕生か…英総選挙、投票始まる
 【ロンドン=大内佐紀】英国の総選挙(定数650)の投票が6日午前7時(日本時間同日午後3時)、全国649の選挙区で始まった。


 6日付の英主要紙掲載の各種世論調査では最大野党・保守党の優位は変わらず、調査によっては2位の与党・労働党との差が9ポイントついており、ザ・タイムズ、ガーディアンの両有力紙は保守党政権の誕生を予測した。

 ただ、保守党の議席が過半数に届くかどうかは微妙だ。デビッド・キャメロン党首は、いずれの党も過半数の議席を持たない「ハングパーラメント」で、少数政権を率いる公算が大きい。第2次大戦後、総選挙でハングパーラメントが出現すれば1974年以来となる。残る1議席は候補者のひとりが急死したため、27日に投票される。

 各種世論調査の支持率は、保守党が37〜35%、労働党29〜28%、第2野党・自由民主党が28〜26%となっている。

 投票は6日午後10時(日本時間7日午前6時)に締め切られ、一部地域をのぞき即日開票される。7日未明(同7日午前)には大勢が判明する見通しだ。

 約4400万人の有権者の3人に1人が当日まで態度を決めていなかったと見られる上、自由民主党のニック・クレッグ党首の善戦で、通常は投票率が低い18〜24歳の層が自由民主党支持に傾いているなどの不確定要因があり、歴史的な接戦の結果は予断を許さない。

(2010年5月6日19時42分 読売新聞)

http://mainichi.jp/select/world/news/20100507k0000m030042000c.html
英総選挙:投票始まる 保守党優勢ながら情勢は混迷
 【ロンドン笠原敏彦】5年ぶりの英総選挙(下院定数650)の投票が6日朝(日本時間同日午後)、始まった。最新の世論調査では、13年ぶりの政権交代を目指す保守党が、97年以来の4連勝を目指す与党・労働党をリードして選挙戦を終えたが、情勢は混迷している。投票は午後10時(同7日午前6時)に締め切られて即日開票される。

 選挙戦最終日の5日、劣勢に立つ労働党のブラウン首相は「私は闘士だ。あきらめない」と述べた。4日から徹夜で遊説したキャメロン保守党党首は「さらに5年間のブラウン首相を望むのか」と訴え、台風の目となった第3党・自由民主党のクレッグ党首は「真の変革をもたらすのは我々だけだ」と呼びかけた。

 世論調査では、保守党が最大議席を確保するものの300議席に届かず、どの党も過半数に達しない「ハングパーラメント(宙づり議会)」になることが予測されている。急浮上した自由民主党は最終盤でやや支持を落とした。

 大勢は7日未明(日本時間同日午前)にも判明する。BBCによると、20選挙区は翌日開票。昨年12月時点の登録有権者数は4426万人。

1358チバQ:2010/05/07(金) 00:12:42
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aBw0R_dNPmXU
モスクワ市長の妻バトゥーリナ氏、収入は960億円−夫の約4000倍
5月4日(ブルームバーグ):ロシアの首都、モスクワのユーリ・ルシコフ市長(73)の妻、エレーナ・バトゥーリナ氏(47)の昨年の収入が10億ドル(約940億円)を超え、同市長の収入の約4000倍に達した。

  モスクワ市のウェブサイトに4日掲載された文書によると、ルシコフ市長の妻で露プラスチック・建設関連会社インテコのオーナー、バトゥーリナ氏の収入は309億ルーブル(約960億円)に上った。同市長は1992年に就任した。

  届け出によると、夫妻は、ロシアで広さ445平方メートルのマンション、オーストリアで321平方メートルの住宅を保有しているほか、ロシアやスペインなどでも住宅を借りている。自家用車はポルシェやアウディ、メルセデス・ベンツ3台を含む6台。バトゥーリナ氏は、米経済誌フォーブスと露経済誌ファイナンスのロシア人長者番付に、女性としてはただ一人掲載されている。

  ロシア版フォーブスは先月、モスクワ出身の富豪はニューヨークに次いで多く、同誌の年間長者番付のロシア人の数はほぼ2倍の62人に増加したと報じた。バトゥーリナ氏の資産総額は29億ドルで27位。ルシコフ市長の昨年の収入は約27万ドルだった。

1359チバQ:2010/05/07(金) 23:37:54
627:05/07(金) 22:24 URn6iyvn [sage]
現時点でのイギリス各地の議席変動
http://news.bbc.co.uk/1/shared/election2010/results/
●ロンドン
保守党28(+07) 労働党36(−06) 自民党07(±00) 未定2
●イースト
保守党52(+10) 労働党02(−11) 自民党04(+01)
●サウスイースト
保守党75(+14) 労働党04(−13) 自民党04(−02) 緑の党01(+01)
●サウスウェスト
保守党35(+11) 労働党04(−08) 自民党14(−03) 未定2
●ウェストミッドランズ
保守党33(+15) 労働党23(−14) 自民党02(±00) 未定1
●イーストミッドランズ
保守党30(+11) 労働党15(−10) 未定1
●ヨークシャーアンドハンバー
保守党18(+10) 労働党32(−09) 自民党03(−01) 未定1
●ノースウェスト
保守党19(+10) 労働党47(−11) 自民党05(+01) 未定4
●ノースイースト
保守党02(+01) 労働党25(−02) 自民党02(+01)
●スコットランド
保守党01(±00) 労働党41(±00) 自民党11(±00) 独立党06(±00) 未定2
●ウェールズ
保守党08(+05) 労働党26(−04) 自民党03(−01) ウェールズ党03(+01)
●ノーザンアイルランド
民主党08(−01) 我々党04(±00) 社民党03(±00) 同盟党01(+01) 諸  派01(±01) 未定1

1360チバQ:2010/05/08(土) 11:41:31
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010050802000067.html
英保守党 過半数届かず 総選挙で36年ぶり
2010年5月8日 朝刊

 【ロンドン=有賀信彦】六日投票の英下院(定数六五〇)選挙は七日夕(日本時間八日未明)までの開票の結果、野党・保守党が三百六議席、与党・労働党二百五十八議席、第三党・自民党五十七議席、その他二十八議席で、候補者死亡で投票が延期された一選挙区を除く六百四十九議席が確定した。保守党は第一党となったが、過半数は獲得できなかった。 

 同党のキャメロン党首は同日、緊急会見し自民党に連立政権を組むことを本格的に提案すると発表。自民党のクレッグ党首も保守党との連立交渉に応じる意向を示した。しかし、両党は政策の違いが大きい上、労働党も自民党との連立を模索しており、新政権づくりの行方は混沌(こんとん)としている。

 過半数を第一党が確保できない「ハング・パーラメント」(中ぶらりん議会)になるのは一九七四年以来。英国では、第一党党首が首相になるという明確な規定はなく、慣習により、現職首相が組閣を模索して辞任しないと、新首相は誕生しない。このため、政権づくりの優先権はブラウン首相にある。

 首相は七日午後、官邸前で会見し「安定した政府をつくり、経済回復と政治制度改革を実行することが私の公約だ」と述べ、自民党との連立を目指し続投する意欲を示した。しかし、労働党と自民党だけの連立では過半数には達しない状況だ。

 一方、保守党のキャメロン党首は同日の緊急会見で、クレッグ党首が連立交渉に応じる条件として挙げていた選挙制度の改革について「制度をつくり変えるための審議会を設ける」などと表明した。同党首は「まず、第一党の保守党が組閣を目指す権利がある」と述べており、保守党との連立交渉に前向きな姿勢を表明している。

 英国の財政赤字は国内総生産(GDP)比約12%を占め、ギリシャ並みに悪化。新首相は社会福祉予算など歳出カットを迫られる。

1361チバQ:2010/05/08(土) 11:44:50
http://mainichi.jp/select/world/news/20100508ddm007030166000c.html
再生をかけて:’10英総選挙 実質「敗れた」労働党 長期政権、人材・アイデア枯渇
 【ロンドン笠原敏彦】どの政党も過半数が取れないハングパーラメント(宙づり議会)となった英総選挙は明確な「勝者」こそ生まなかったが、90議席以上も減らしたブラウン労働党は有権者の審判として明らかに「敗者」だ。「労働党は疲れている」(タイムズ紙)。13年の長期政権によるアイデアや人材の枯渇を「敗因」に挙げる見方も強い。

 「13年がたち、労働党には活性化のための休息が必要だ」(フィナンシャル・タイムズ紙)。主要紙は今選挙でこぞって労働党から保守党へ支持を転換したが、その主張の一端は、労働党は一度下野し、次の政権交代に向けてアイデアを磨く時期だという指摘だ。

 「政権を長期間維持すれば人材が枯渇する」。ブレア前政権のターンブル元内閣官房長(官僚トップ)はそう語る。「政治主導」の英国では、100人を超える議員がミニスター(閣僚と閣外大臣、政務次官)として政権入りする。労働党の解散前の議員数345人のほぼ3分の1に相当する規模だ。

 13年間もの長期間政権を維持して内閣改造を重ねれば、人材が枯渇することは避けられない。今回のマニフェスト(政権公約)を見ても、保守党が「大きな社会」という新たな理念を提示しているのに対し、労働党に目新しい方向性は見られない。

 ブレア前首相は左派の労働党を「ニューレーバー(新労働党)」として中道に寄せ、3期連続の大勝という同党の歴史で最も輝く時代を築いた。

 ノッティンガム大のフィリップ・カウリー教授は選挙を受けて「労働党内では今後の方向性をめぐり激しい論議が起こるだろう」と予測する。

1362チバQ:2010/05/08(土) 11:46:12
http://mainichi.jp/select/world/news/20100427ddm007030008000c.html
再生をかけて:’10英総選挙・第2部/1 揺らぐ米との蜜月
 ◇国際影響力陰り「中級国家に」
 米政府高官の説明に失笑が漏れた。昨年9月、ロンドンでのセミナー。高官は「みなさんの意見をお聞きし、今後の政策に役立てたい」と語りかけた。米国はその10日前に東欧へのミサイル防衛(MD)配備計画見直しを発表。英国との事前協議はなかったとされ、高官訪問の狙いが英国側の不満緩和にあるのは見え透いていた。

 チャーチル元首相が1946年の「鉄のカーテン」演説で「特別な関係」と呼んだ英米関係が揺らぎ始めた。英国では、オバマ政権が英国に十分な関心を払っていないとの不満が噴出している。

 その不満を単純化するなら、英兵179人の犠牲者を出した対米追随のイラク戦争は何のためだったのかという自問だ。BBC記者を長年務めたマーティン・ベル元下院議員は「『特別な関係』という幻想がブレア前首相をイラク参戦へ走らせた。幻想から覚めて、われわれは衰退する中級国家になったことに気づいた」と話す。

 英国にとってイラク戦争は、大英帝国の終えんを自覚したスエズ動乱(1956年)での屈辱の撤兵以来の失態に位置づけられる。その後遺症は尾を引き、下院外交委員会は3月の報告書で、イラク戦争は「英国の評価と国益を大きく傷つけた」と分析している。

 英国の「いら立ち」に接すると、ある米当局者の言葉を思い出す。彼は米外交の実利的側面をこう説明した。「同盟国が『米国善意銀行』に巨額の投資をしても、金利はゼロで、預金はすぐに底をつく」。ブッシュ前政権が北朝鮮のテロ支援国家指定を解除した際、日本が反発したことへの回答だった。

 片務的な日米同盟に比べ、英米間には情報・軍事面などで双方向につながる強固な土台がある。同盟関係には浮き沈みもつきものだ。しかし、見逃せないのは、米国の戦略的関心が中国やインドの台頭により大西洋から太平洋へシフトするという構造的変化が起きていることである。

 ミリバンド外相は「G2(米中)の世界で傍観者になってはいけない。多極化世界では規模と結束が物を言う。強い欧州の中での強い英国が必要だ」と語る。欧州連合(EU)での存在感をテコに、米国への影響力を確保するという戦略だ。しかし、英国はEU内で仏独の後塵(こうじん)を拝し、「オバマ政権は仏独との関係強化を志向している」(英外務省当局者)との指摘は強い。

 英外交は戦後、米国との「特別な関係」を基盤に「パンチ・アバブ・ザ・ウエート」(実力以上の影響力)を行使してきた。経済危機の中で進む今総選挙では外交は焦点になっていないが、どの政党が勝利しても、「米国との距離」の調整と外交戦略の練り直しを迫られることになる。【ロンドン笠原敏彦】

    ◇  ◇

 さまざまな分野で世界をリードしてきた英国が、激変する国際環境の中で苦闘している。総選挙に合わせ、新たな針路を探り始めたその姿を報告する。=つづく

1363チバQ:2010/05/08(土) 11:46:45
http://mainichi.jp/select/world/news/20100428ddm007030021000c.html
再生をかけて:’10英総選挙・第2部/2 外交支えた軍、岐路に
 外交・安保をテーマに22日、開かれた英総選挙第2回テレビ党首討論会。核保有をめぐり現状維持派のブラウン首相(労働党)、キャメロン保守党党首と、「より安価な核抑止力」への移行を訴えるニック・クレッグ自由民主党党首の見解がぶつかった。

 ブラウン氏 「ニック、現実的になれ。北朝鮮やイランの脅威にどう対処するのか」

 クレッグ氏 「英国にそんなお金はない。新たな脅威に役立たないシステムに巨費を投じるのは危険だ」

 英国は2020年代前半に耐用期限を迎える核ミサイル搭載の原潜4隻を保有する。更新は既に決まっているが、経済危機に伴う財政再建で軍事費の大幅削減が避けられない見通しとなる中、200億ポンド(約2兆9000億円)を要する更新計画には改めて疑問の声が強まっている。

 ブラマル元軍参謀総長らは21日付のタイムズ紙への寄稿で「われわれの核兵器は何に対しての抑止力なのか」と問いかけ、波紋を呼んだ。イランなどへの抑止力という説明は十分な説得力を持たず、世論調査では5割以上が核兵器の放棄を望んでいるのが実情だ。

 核をめぐる論議は、岐路に立つ英国の姿を浮き彫りにする。長引くアフガニスタン戦争と国際テロの脅威に直面し、大型装備より「戦場への兵士の装備充実」「新たな脅威への対応」を優先すべきではないのか。緊縮財政と高齢化社会を前に福祉国家の維持費と軍事費にどう折り合いをつけていくのか−−。

 総選挙後には、98年以来12年ぶりに「戦略防衛見直し」が実施される。現状では核兵器は対象外だが、大型装備の更新・調達問題への判断が下される見通しだ。そして、その際に問われるのが「英国は世界でいかなる役割を果たすのか」(エインズワース国防相)という針路である。

 英国では「武力の後ろ盾のない外交は、楽器のない音楽のようなものだ」という言葉がよく使われる。マルコム・リフキンド元国防相はこの考えを「過去400年間一貫する英国の戦略的アプローチ」だと説明する。

 英国は、軍事力で国際問題に積極関与する意思と能力を持つ数少ない自由世界の国だ。しかし、ここでもイラク戦争が影を落とす。ブレア前首相は人道的介入を掲げてコソボ紛争などに率先して軍事介入した。その原動力となった「世界の善」としての自負が、イラクでの「失敗」で揺らいでいる。=つづく【ロンドン笠原敏彦】

1364チバQ:2010/05/08(土) 11:47:14
http://mainichi.jp/select/world/news/20100429ddm007030125000c.html
再生をかけて:’10英総選挙・第2部/3 「次の理念」生み出せず
 昨年10月、英中部マンチェスターで開かれた野党・保守党の党大会。「誰が最も貧しい人々をより貧しくしたのか。保守党ではなく労働党だ。現代の保守党は貧困層のために闘う」。キャメロン党首がそう訴えると、会場は総立ちになってひときわ大きな拍手を送った。「富裕層の政党」が復活をかけて党改革を図る姿を印象付ける場面だった。

 保守党は今選挙で「大きな社会」という理念を打ち出した。社会問題の解決に向けて政府権限をより市民社会に近づける路線だ。サッチャー元首相はかつて「社会などというものは存在しない」と言い切っており、弱者に冷たい社会政策面でのサッチャリズムとの決別を意味する。

 一方で、与党・労働党と第3党・自由民主党も「強い社会」を掲げる。主要政党間でイデオロギー的な対立軸が消え、英国の政治潮流は「エンパワーメント(権限の付与)」というキーワードに集約されている。

 この政治潮流について、ロビー団体「納税者同盟」のマシュー・エリオット理事長は「病院や学校の運営で患者や両親らがより発言力を持てるような権限の川下への移譲だ」と例示的に説明する。財政再建を迫られ、市民社会に責任を持たせることで行政の効率化を図る狙いもある。

 英国は「アイデアの国」(ミリバンド外相)であり、政治理念でも常に発信源になってきた。

 規制緩和と自由競争のサッチャリズムは世界に浸透し、経済面での自由競争と社会的公正の融合を目指したブレア前首相の「第3の道」も国際的な関心を呼んだ。

 しかし、折からの金融・経済危機でサッチャリズムには強い逆風が吹き、尻すぼみとなった第3の道は格差拡大を助長している。

 財政研究所の資料によると、最富裕層10%の収入が国民所得に占める割合は、労働党政権が発足した97年の28%から08年には31%まで拡大。富裕層への「富の再分配」という不公正の拡大に歯止めがかからなくなっている。

 さまざまな社会問題の病根となる格差拡大は、グローバリゼーションに潜伏する「持病」だ。タイムズ紙の世論調査では、国民の6割以上が「英国は誤った方向に向かっている」と懸念している。

 グローバル化時代の「開かれた社会」の先駆けである英国。「大きな社会」や「強い社会」という理念は、問題の緩和には役立つかもしれないが、求められているのは持病への処方せんそのものである。【ロンドン笠原敏彦】=つづく

1365チバQ:2010/05/08(土) 11:48:07
http://mainichi.jp/select/world/news/20100430ddm007030057000c.html
再生をかけて:’10英総選挙・第2部/4止 危機招くシティー依存
 英国は「市場の脅威」を警戒しながら、5月6日の投票日に向かっている。過半数に達する政党が出ない「ハングパーラメント(宙づり議会)」となった場合、通貨や国債は暴落しないのか。「われわれは市場の懸念を極めて真剣に受け止めている」。キーマンに浮上した第3党・自由民主党のクレッグ党首は話し、市場の圧力は新政権の行方さえも決めかねない雲行きだ。

 英国の懸念は、その繁栄を世界のマネーに依存してきた「金融立国」のもろさを映し出す。目の前ではギリシャ危機が深化する。財政赤字の国内総生産(GDP)比は、ギリシャの約14%に対して英国は約12%。財政再建が急務となる中、総選挙後の政治が迷走すれば、市場の反応は予測し難くなる。

 ニーアル・ファーガソン米ハーバード大教授の著書「ジ・アセント・オブ・マネー(貨幣の台頭)」によると、クリントン元米大統領の選挙参謀を務めたジェームズ・カービル氏はこう言った。「生まれ変われるなら債券市場になりたい。誰をも脅すことができるから」。英国の置かれた状況は、この言葉をほうふつとさせる。

 金融部門は英国の「過剰の時代」を支えてきた。金融ビッグバンのサッチャー路線を引き継いだニューレーバー(新労働党)政権13年で、金融部門は経済全体の約6%から約10%へ拡大。英紙によると、金融部門の総資産は過去40年間でGDP比50%から550%まで急伸している。

 政府は金融街シティーなどからの税収を楽観的に予測し、公共サービスなどに大盤振る舞いしてきた。衰退する製造業を抱える地方都市の救済策でもある公共部門の雇用は約90万人も増加。緊縮財政の中で大幅な人員削減は避けられず、その規模は今後5年間で50万人に上るとの推定も出ている。

 取材で歩いた「旧」工業都市は公共部門が支えていた。

 産業革命の中核となった英中部・大マンチェスター圏のサルフォード市は「世界初の産業都市の一つ」が看板だが、今は雇用の3割を公共部門に依存。人員削減はこうした地方都市を直撃するもので、英国が抱え込んだ「時限爆弾」となっている。

 「金融工学を抑え、真の工学を」(マンデルソン民間企業相)「英国には再び物作りが必要だ」(クラーク保守党「影の民間企業相」)。忍び寄る危機の深さを前に、主要政党は産業構造の転換を訴え始めたが、競争力を持った製造業の育成は容易ではない。

 金融立国でグローバリゼーションという「グレートゲーム(大競争)」の覇者になったかに見えた英国。それが金融危機で一転して「耐乏の時代」となり、経済戦略の練り直しを迫られている。【ロンドン笠原敏彦】=おわり

1366チバQ:2010/05/08(土) 12:05:02
>>1076
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100507/erp1005071009005-n1.htm
妻が不倫の北アイルランド首相が落選 英総選挙
2010.5.7 10:08
 【ロンドン=木村正人】妻の不倫で一時的に離職に追い込まれた英国・北アイルランド自治政府首相で、プロテスタント強硬派政党・民主統一党党首のピーター・ロビンソン首相(61)=東ベルファスト選挙区=の落選が7日未明、確定した。前回総選挙より得票率を19.6%も下げ、1533票差で北アイルランド同盟党の候補に敗れた。

 同首相の妻、アイリス・ロビンソンさん(60)は39歳年下の青年と恋に落ち、業者から不正に受け取った資金を青年に提供していたことが発覚。同首相は今年1月、家庭問題を優先するとして約1カ月半、首相職を離れた。1967年の米映画「卒業」で主演のダスティン・ホフマン演ずる青年と不倫関係になった年上の女性ロビンソン夫人に引っかけて世界的なニュースになった。

 同首相は警察・司法権を英政府から北アイルランドへ移譲することに尽力。同首相の落選は保守党との連携に影響を及ぼす可能性もある。

1367チバQ:2010/05/08(土) 12:13:03
675 :無党派さん:2010/05/08(土) 01:10:36 ID:3k6kBgnF
保守党 10,706,647票 306議席
労働党 *8,604,358票 258議席
自民党 *6,827,938票 *57議席
独立党 **,917,832票 **0議席
英国党 **,563,743票 **0議席 (イギリス独立党)
国民党 **,491,386票 **6議席 (スコットランド独立党)
緑  党 **,284,566票 **1議席
貴方党 **,171,942票 **5議席 (シン・フェイン党)
連合党 **,168,216票 **8議席 (ユニオニスト党)
威州党 **,165,394票 **3議席 (キムル)
社民党 **,110,970票 **3議席
民主党 **,*64,826票 **0議席
尊敬党 **,*33,251票 **0議席 (議席喪失)
健康党 **,*16,150票 **0議席 (議席喪失)
同  盟 **,*42,762票 **1議席 (アライアンス・パーティ)
無所属 **,319,891票 **1議席

総合計 29,653,638票 65.1%

1368チバQ:2010/05/08(土) 12:13:36
677 :無党派さん:2010/05/08(土) 01:28:38 ID:3k6kBgnF
ちなみに、>>675の得票を全国区比例代表方式(ドント式)で配分すると、

保守党242
労働党195
自民党154
独立党*20
英国党*12
国民党*11
緑  党**6
貴方党**3
連合党**3
社民党**2
民主党**1
同  盟**1

1369チバQ:2010/05/08(土) 12:15:45
684 :無党派さん:2010/05/08(土) 07:37:31 ID:SguRDHF2
北アイルランドFermanagh & South Tyroneは熱かったな。シン・フェインの現職が
プロテスタント統一候補を僅か4票差で振り切った。

http://news.bbc.co.uk/2/shared/election2010/results/constituency/707.stm

21,304  45.5(+ 7.3)  Michelle Gildernew  Sinn Fein
21,300  45.5(+45.5) Rodney Connor    Independent
 3,574   7.6(- 7.2)  Fearghal McKinney  Social Democratic & Labour Party
  437   0.9(+ 0.9)  Vasundhara Kamble  Alliance Party
  188   0.4(+ 0.4)  John Stevenson    Independent
---------------------------------------------------------------
46,803  68.9(- 6.9)  Turnout

1370チバQ:2010/05/08(土) 23:00:52
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100508/erp1005081832004-n1.htm
【英国の選択】保守党と自民党の「連立」交渉本格スタート (1/2ページ)
2010.5.8 18:31
 【ロンドン=木村正人】英総選挙で第1党になったものの過半数議席を確保できなかった保守党のキャメロン党首は7日、第3党・自由民主党のクレッグ党首と電話会談、連立も視野に包括的な提案を行った。キャメロン党首は政治の空白が市場に影響を与えないよう9日までの合意を目指すとしているが、自民党がこだわる選挙制度改革で両者の開きが大きいため、クレッグ党首は交渉を急がない構えだ。

 各党間の交渉を手助けする内閣府で7日夜、保守党のヘイグ影の外相、オズボーン影の財務相らと自民党首脳部が初協議を行った。ヘイグ氏は交渉内容を明かさなかった。

 キャメロン党首はこれに先立つ記者会見で「大きく間口を広げて包括的な提案を自民党に行う」と連立交渉を呼びかけた。

 その中で、貧困家庭児童の教育扶助▽温室効果ガス削減▽税制改革▽IDカード(身分証明書)制度の見直しで協力は可能とする一方で、自民党が求める欧州連合(EU)への権限移譲▽長期不法滞在者への市民権付与▽独自核抑止力の廃棄は認めないと述べた。

 焦点の選挙制度改革で保守党は定数の1割削減を唱え、1票の格差を解消するため選挙区割りの変更を求めている。二大政党に有利な単純小選挙区制は堅持する意向で、自民党が求める優先順位投票による中選挙区制については「超党派の調査特別委員会を設ける」とだけ述べた。

 キャメロン党首が選挙制度改革の国民投票に触れなかったため、クレッグ党首は「選挙制度改革に関する保守党の提案にめぼしい点はない。結論は急がない」と慎重に交渉を進める考えを示した。

 保守党内ではクレッグ党首に閣僚ポストを与えて連立に道筋をつける意見もささやかれる。しかし、自民党内に保守党の政策への嫌悪感が強いため、クレッグ党首は閣外にとどまり、法案ごとに是々非々で臨む受動的な協力にとどまるのではとの見方も有力だ。

 保守党と自民党の交渉を首相官邸で見守るブラウン首相は、自民党に選挙制度改革の国民投票を提案。クレッグ党首が保守党との交渉に見切りをつけて労働党との連立交渉に入る可能性も十分にある。

     ◇

 候補者が急死した1選挙区を除く確定議席は保守党306(得票率36・1%)▽労働党258(同29%)▽自民党57(同23%)。

1371 ◆sn2EOyFHzg:2010/05/09(日) 00:05:47
議員・選挙板にこういうスレが立ってるようです。
日本の報道よりも詳しいかも。

英国総選挙総合スレッド
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/giin/1272071837/

1372チバQ:2010/05/09(日) 00:52:40
>>1371たっぷり参考にさせてもらってます。
英語が苦手な自分には助かります

714 :無党派さん:2010/05/08(土) 15:21:02 ID:za6A7I2H
連立交渉を分かりやすくする為に緩やかな提携関係なども考慮してグループ化してみた
保守党系 316議席 保守党の安全議席の選挙延期区とプロテスタントも含む
労働党系 262議席 緑の党と社会民主労働党も含む 
自民党系  58議席 同盟も含む
地域政党   9議席 SNPとPCの合計
貴方自身   5議席 シンフェインは登院しない為に除外する
650−5=645で323議席が過半数

1373チバQ:2010/05/09(日) 16:18:36
http://www.asahi.com/international/update/0509/TKY201005080338.html
どう出る、選挙制度改革狙う自民 英議会連立交渉始まる(1/2ページ)2010年5月9日13時15分
 【ロンドン=土佐茂生】総選挙の結果、どの政党も議会の過半数に届かなかった英国で、第1党の保守党と第3党の自由民主党の本格的な連立交渉が始まった。少数政党の身に甘んじてきた自民党にとっては、長年求めてきた選挙制度改革実現の千載一遇のチャンス。決裂しても、第2党の労働党と交渉する選択肢が残るだけに、態度は慎重だ。

 自民党のクレッグ党首は8日午前、記者団に「選挙の結果は、より安定した政権を作るため、各党と話し合えと言っている」と語った。

 クレッグ氏は7日夜、保守党のキャメロン党首と電話で協議した。英BBCによると、キャメロン氏は「建設的な議論が出来た」としている。その後、両党の幹部らが約1時間会談。保守党から連立の条件が示されたと見られる。一方、労働党のブラウン首相もクレッグ氏に電話で連立を呼びかけたという。

 自民党にとって最大の焦点は、いかに相手に選挙制度改革を約束させるかだ。

 総選挙では、自民党の得票率は23%で前回より得票率を1ポイント増やしたのに、議席は逆に5減らして57議席。一方で、得票率29%の労働党が約4.5倍の258議席獲得しており、クレッグ氏は「選挙制度は崩壊している」と話す。現在の単純小選挙区制をやめ、比例代表制を導入するのが悲願だ。

 自民党には過去に苦い経験がある。1997年の総選挙前、当時ブレア前首相が党首の労働党が勝利に不安を持ち、自民党の協力を得ようと選挙制度改革に関する検討委の設置を約束した。しかし、労働党は選挙に大勝。検討委は開かれたものの、成果はなかった。

 自民党は今回、最低でも比例代表制導入に関する国民投票実施を確約させたいところ。しかし、連立交渉を明言した保守党のキャメロン氏が言明したのは、13年前の労働党と同じ「選挙制度改革に関する超党派での検討委員会設置」だけだ。

 ただ、保守党内では、この提示にさえ反対の声があがっている。英紙タイムズによると、過半数を得られなかったキャメロン氏に不満を持つ議員らが「経済危機の中、選挙制度の話などする時間はない」と攻撃し始めたという。

 ほかにも、移民問題や対欧州連合、財政再建への取り組み方など、政策の相違は少なくない。また、自民党の議員や支持者には中道左派が多く、保守党を毛嫌いする。

 保守党は、ロンドンの金融市場が再開される10日までに交渉を成功させたい考えだ。しかし、自民党議員は、99年にスコットランド地方議会で連立政権を組むのに2週間かかった事例を引き合いに出して「10日には新首相は決まらないだろう」と予想する。議会は18日に招集される。

1374チバQ:2010/05/09(日) 16:32:11
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100509-OYT1T00148.htm
英保守党が自民と連立交渉、主要ポスト提示


8日、ロンドンでの欧州戦勝65周年記念式典に参加した(左から)自由民主党のクレッグ党首、保守党のキャメロン党首、労働党のブラウン首相(ロイター) 【ロンドン=大内佐紀】英総選挙で第1党となった最大野党・保守党のデビッド・キャメロン党首(43)は8日、第3党・自由民主党との連立交渉を本格化し、次期政権の枠組み作りを始動させた。

 交渉の行方は双方が連立条件で折り合えるか、自民党のニック・クレッグ党首(43)が反保守党感情が強い党内をまとめられるかにかかっている。

 キャメロン党首は7日午後、クレッグ党首と電話会談し、その後、両党幹部が1回目の協議を行った。自民党は協力の見返りとして悲願の選挙制度改革を求めたものと見られる。だが保守党は現行の単純小選挙区制度の変更には反対の立場だ。税制や欧州連合(EU)との距離などでも両党の政策の隔たりは大きい。

 連立の形成を急ぐキャメロン党首は選挙制度に手をつけない合意を模索し、保守党のメージャー元首相を仲介役に、自民党に主要閣僚ポストを渡すことを提案した模様だ。両党は9日、2度目の協議を行う。

 仮に両党が条件で折り合っても、クレッグ党首にはリベラル色が強い党内を、中道右派の保守党との連携で説得するという難題がある。自民党は8日、議員総会などで対応を協議、クレッグ党首は交渉を行うことについての支持は取り付けたが、今後、選挙制度改革を巡り、反対論が噴出する可能性がある。

 連立交渉が不調に終われば、キャメロン党首は小政党と連携して少数与党政権を率いる意向。

 一方、第2党に転落した与党・労働党のブラウン首相も組閣をあきらめず7日夜、クレッグ党首に電話したが、BBC放送によると険悪なやりとりに終わったという。

(2010年5月9日01時44分 読売新聞)

1375 ◆sn2EOyFHzg:2010/05/09(日) 18:35:21
>>1372
あー、よく読んでみるとそこのスレから幾つか転載されてますね(汗)
失礼しました。

1376チバQ:2010/05/09(日) 21:31:47
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010050901000547.html
英、小選挙区制に疑問噴出 死に票53%、改革機運も
 英国の単純小選挙区制に、疑問が噴出している。6日の総選挙の投票は53%が「死に票」。二大政党に有利で、多様な民意を反映しにくい点があらためて示された。選挙後、第三極の中道左派、自由民主党のクレッグ党首は、連立政権参加を求めてきた第1党、保守党に対し、比例代表制導入で合意を求めるなど、改革機運も高まる。二大政党制を支え、日本も参考にした制度の将来は―。

 「公正な1票が欲しい」「ニック(クレッグ氏)が私たちを救う」。比例代表制を求める団体が8日、ロンドン市街の広場で行った集会で、約千人が気勢を上げた。

 参加者は20代が中心。キャメロン保守党党首が選挙戦で「比例代表制は過半数を制する党が出にくく、政治、経済が不安定化する」と繰り返したことに、集会に参加した男性教師(27)は「ドイツは比例代表制を併用しているが、国は安定している」と反論した。

 自民党はテレビ党首討論後、支持を伸ばし、前回総選挙より84万票多い約680万票を獲得。得票率も1%伸びたが、前回選挙の獲得議席に比べて5議席減。「国民の希望や情熱を反映していない」とクレッグ氏は憤る。

2010/05/09 18:04 【共同通信】

1377チバQ:2010/05/10(月) 12:16:19
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100510/erp1005101129007-n1.htm
ドイツの重要州議会選で与党が過半数割れ メルケル政権に打撃
2010.5.10 11:28
 【ロンドン=木村正人】ドイツ西部ノルトライン・ウェストファーレン州議会選の開票の結果、10日、ギリシャ救済で世論の反発を浴びたメルケル首相率いる連立与党の過半数割れが確定した。議席が反映する連邦参議院でも過半数割れするのは確実で、首相は厳しい政権運営を強いられる。

 選挙管理委員会によると、同首相のキリスト教民主同盟の得票率は34.6%(前回に比べ10.3ポイント減)▽自民党6.7%(0.6ポイント増)。野党は社会民主党が34.5%(2.6ポイント減)▽90年連合・緑の党12.1%(5.9ポイント増)▽左派党5.6%(4.7ポイント増)。

 連邦と同様、同州でも連立を組む同盟と自民党の過半数割れが確定。連邦参議院(定数69)で連立与党は現在37議席を有するが、州議会の結果を受け6議席を失う見通しで、上院と下院で与野党の勢力が逆転する“ねじれ”状態を強いられる。メルケル首相は連立相手の自民党だけでなく野党との調整も必要となる。

http://jp.wsj.com/World/Europe/node_58554
独与党連合、地方議会選で敗北−連邦上院の過半数失う
2010年 5月 10日 9:13 JST

 【ベルリン】9日に行われたドイツの主要州での議会選では、有権者のギリシャ支援への反発が強まる中で、メルケル首相の中道右派連合が敗れ、高まるユーロ圏の債務危機に取り組む同首相の苦悩が一段と深まった。

 選挙が行われたのは人口が最大のノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)州で、出口調査と初期段階の開票では、メルケル首相のキリスト教民主同盟(CDU)と、企業寄りの自由民主党(FDP)が主導権を失いそうだ。

 この結果、連邦レベルで連立を組んでいるCDUとFDPは、州代表で構成される連邦参議院(上院)で過半数割れとなる。これにより、メルケル首相は重要な経済法案を成立させるのに左派の野党との交渉を強いられ、減税などの措置を講じようとしている同政権の野心は打撃を受けることになる。

 10日夜の時点では、中道左派の社会民主党(SPD)や、これと連合する「緑の党」が同州議会で過半数を取れるのかどうかははっきりしない。

 CDUは今回の選挙で得票を減らすと予想されていたが、中道左派が完全に勝利するとしたら驚きだ。ギリシャ支援というメルケル首相の決定に対する有権者の怒りが保守派から多くの票を奪う可能性があることを示唆している。

 連邦参議院でSPDが主導権を握る州と交渉しなければならなくなることで、ユーロ圏の債務危機に対処するのに必要な法律を通す作業が複雑化する恐れがある。同首相は7日、ギリシャ支援のために同国が224億ユーロ(約2兆6650億円)を拠出する法案を、参議院での中道右派の過半数に頼って通過させた。SPDは棄権し、メルケル首相が不人気なギリシャ支援をめぐる世論の怒りを受けることになった。

 テレビ報道によると、ノルトライン・ヴェストファーレン州議会選でCDUの得票率は34.5%程度と予想を下回り、前回2005年の選挙時に比べると約10ポイント低くなりそうだ。SPDも同じく34.5%、緑の党は12.1%が見込まれている。FDPは昨秋の総選挙時の14.6%を大きく下回る6.8%程度にとどまると見られている。

 ベルリン自由大学の政治学者、ゲロ・ノイゲバウアー氏は「メルケル首相は党内の批判にさらされる。米国の中間選挙に負けたのと同じような結果だ」と述べた。しかし、党内に強力なライバルがいないことから、同首相の権力基盤は揺るがないだろうとみている。

記者: Marcus Walker

1378チバQ:2010/05/10(月) 21:54:48
http://mainichi.jp/select/world/news/20100510ddm007030058000c.html
英国:労働党一部に「ブラウン降ろし」 辞任前提、自民と連立模索
 【ロンドン笠原敏彦】英総選挙の結果を受けて保守党と自由民主党の連立交渉が進む中、労働党内でブラウン首相の辞任を前提に「労働党・自民党」の連立政権を求める動きが表面化してきた。9日付サンデー・タイムズ紙の世論調査でも、6割が首相は「敗北」を認めるべきだったと答えており、首相への辞任圧力が高まっている。

 保守党は9日、自民党と2度目の連立交渉を実施。キングメーカーとなったクレッグ自民党党首は8日、キャメロン保守党党首と会談したほか、ブラウン首相とも電話協議した。

 こうした情勢下、2人の労働党議員が相次いでブラウン首相の辞任を要求。「(首相が)自民党と労働党の合意を不可能にしている」(ジョン・マン議員)などと、自民党との連立を求める上での発言だ。過去に3度「ブラウン降ろし」の動きが出るなど党内の首相への反発は強く、辞任要求も「氷山の一角」。一部報道では、党幹部が首相に辞任を勧める動きもあるという。

 総選挙前から、自民党が労働党と連立する場合は「ブラウン首相のいずれかの時点での辞任」が前提になるとの観測が強かった。両党はともに中道左派で政策的には近いが、クレッグ党首と首相の個人的な不仲に加え、「ブラウン首相続投」となれば支持者の反発が避けられないからだ。

 BBCによると、「非常に高位」の自民党幹部がクレッグ党首に労働党との協議を促した。自民党にとって最善のシナリオは、次期議会で早期に選挙制度改革を実現し、解散総選挙に導くこと。選挙制度改革については保守党が「全党参加の調査委」の設置を提示しているだけなのに対し、首相は「迅速な行動」を約束している。

1379チバQ:2010/05/10(月) 22:05:36
http://www.asahi.com/international/update/0510/TKY201005100069.html
英14歳に手違いで投票権、「チェンジ必要」変装し1票2010年5月10日11時25分

 【ロンドン=土佐茂生】6日に投開票された英国の総選挙で、英中部ランカシャー州に住む14歳の少年が投票していた。英国では選挙権は18歳からだが、手違いで投票権が与えられ、「チェンジが必要だ」と第3党の自由民主党に投じたという。ただ、後に発覚して無効となった。

 英紙ガーディアンによると、投票したのはアルフィー・マッケンジー君。数カ月前にアルフィー君の姉が、選挙人登録の確認に来た人を国勢調査員と勘違いして家族全員の名前を伝えたため、誤ってアルフィー君にも投票権が与えられたという。

 政治に関心があるアルフィー君は、年齢がばれないようトレンチコートを着てめがねをかけ、投票所に入ったという。「英国にはチェンジが必要。自民党のクレッグ党首に比例代表制導入を果たしてほしい」との思いから自民党の候補者に印をつけた。

 後日、中学校の先生に打ち明けたところ問題になり、教頭が警察に通報して投票は無効になった。

 アルフィー君は「労働階級と富裕層に分断されている英国には階級制度が残る。平等と真の民主主義の実現に関心がある」と語り、将来は労働党か自民党の「尊敬される」政治家になりたいという。

1380チバQ:2010/05/12(水) 22:38:33
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010051201000628.html
英新政権、主要閣僚が決定 副首相にクレッグ自民党首
 【ロンドン共同】英国のキャメロン新首相(43)は12日、連立相手の中道左派、自由民主党のクレッグ党首(43)を政権ナンバー2の副首相に据え、外相に元保守党党首のウィリアム・ヘイグ氏(49)を就任させることを中心とした閣僚人事を決め、政権を本格的に始動させた。

 英メディアによると、ジョージ・オズボーン氏(38)を財務相に任命、国防相には同党のリアム・フォックス氏(48)が就く。オズボーン氏は過去約125年で最も若い英財務相となる。内相は女性で同党のテリーザ・メイ氏(53)。こうした政権の要となるポストを保守党が占めることで、第1党として政権運営の主導権を握る一方、クレッグ氏にナンバー2のポストを与え、連立政権の長期的な安定を図った。

 自民党からはクレッグ氏のほかに4人を入閣させて、自民党への厚遇を印象付け、保守党との連立に反対する自民党内の勢力の押さえ込みを狙った。新外相のヘイグ氏は保守党党首だった当時、欧州連合(EU)から距離を置く政策を掲げるなど、対EUでは強硬姿勢が見込まれるが、副首相のクレッグ氏はEU協調派。両者の間で対EU外交をめぐる綱引きが起こる可能性もある。

2010/05/12 21:41 【共同通信】

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010051202000216.html
英首相にキャメロン氏 保守・自民で連立
2010年5月12日 夕刊

 【ロンドン=有賀信彦】英総選挙で第一党となった保守党のデービッド・キャメロン党首(43)は十一日夜(日本時間十二日未明)、バッキンガム宮殿でエリザベス女王から首相に任命された。新首相は首相官邸前で会見し、第三党・自由民主党(中道左派)との連立内閣を樹立すると発表した。労働党からの政権交代は十三年ぶり。一八一二年以来、最年少の首相となる。英国での連立政権は、第二次世界大戦後初めて。 

 副首相には自民党のクレッグ党首(43)が就任する。新首相は組閣に着手しており、英BBC放送によると、主要閣僚の財務相にオズボーン氏、外相にヘイグ氏、国防相にフォックス氏と保守党議員をあて、自民党には副首相を含め五つのポストを用意している。

 キャメロン氏は、同日夜、官邸前での演説で、「強力な政府をつくるには、自民党との連立が最善の道だ」と述べ、自民党と連立政権を組む意向を表明。自民党も同日夜の議員総会で保守党との連立を了承した。

 これに先立ち、第二党に転落し、自民党との連立交渉も暗礁にのりあげた労働党のゴードン・ブラウン首相(59)は同日夜、首相と党首を辞任し、ハーマン副党首が党首代行に就任した。

 新政権は、保守党の主要公約である財政再建に年内に着手するとみられるが、両党の連立には不安定な要素が残る。

 自民党は親欧州連合(EU)で、移民にも比較的寛容。保守党はEUと距離を置き、国内の移民数には上限を設ける方針を政権公約にするなど政策の隔たりが大きく、新首相は難しい政権運営を要求されるのは必至だ。

 総選挙で保守党は三百六議席を獲得。自民党の五十七議席を合わせ、下院の過半数(三百二十六議席)を大きく上回る三百六十三議席となる。

 <保守党> 17世紀の清教徒革命後、カトリックの王の即位に賛成した人々によって結成された「トーリー党」が起源。財界、中産階級、富農層が支持基盤。政策は欧州に対する英国の主権の確立、移民規制や国防の強化、小さな政府の実践など。

 <自由民主党> カトリックの王の即位に反対する勢力が結成したホイッグ党を起源とする自由党と労働党右派が離党して組織した社会民主党が1988年に合併して発足した。スタンスは中道左派で、イラク戦争では、いち早く反対を表明した。

1381チバQ:2010/05/12(水) 22:39:24
http://www.asahi.com/international/update/0512/TKY201005120005.html
英保守党、13年ぶり政権 自民党と戦後初の連立2010年5月12日8時2分

 【ロンドン=土佐茂生】英国の総選挙で第1党となった保守党のキャメロン党首(43)は11日夜、バッキンガム宮殿でエリザベス女王と会い、首相に任命された。キャメロン新首相は、第3党の自由民主党と英国で戦後初となる連立政権を組むと発表、副首相に同党のクレッグ党首(43)を指名した。この連立政権の誕生で、単独政党間で政権交代を繰り返してきた英国の二大政党制は大きな転換点を迎えた。

 これに先立ち、労働党のブラウン首相は辞任を表明した。総選挙で第2党となった同党も自民党との連立交渉を進めたが、行き詰まった。

 英国の政権交代は13年ぶり。43歳7カ月のキャメロン氏は、この約200年間で最年少の首相となる。

 キャメロン氏は女王からの任命を受けて首相官邸前で会見し、自民党との連立について「強く、安定した政権を英国にもたらすことが正しい道と信じている」と語った。クレッグ党首も12日未明に会見し、「連立政権は新しい政治の始まりだ」と述べた。

 英国で連立政権が発足するのは、第2次世界大戦中チャーチル首相が率いた挙国一致内閣以来。キャメロン首相はただちに組閣に入り、自民党には計五つの閣僚ポストが与えられた。

 また、11日夜、オバマ米大統領から首相就任を祝福する電話を受けた。アフガニスタン問題や中東和平問題で意見交換し、7月のワシントン訪問を要請された。メルケル独首相とも電話会談し、経済問題などについて話し合った。

 キャメロン新政権は2009年で国内総生産(GDP)比12%台に達した財政赤字の解消などの課題を抱えるが、自民党とは基本方針で異なる点も多い。総選挙の結果、どの党も単独では過半数をとれない「ハング・パーラメント(中ぶらりんの議会)」が生まれたため、選挙制度改革が課題となるが、現行の小選挙区制の維持を主張してきた保守党と、比例代表制の導入を求める自民党には大きな隔たりがある。

1382チバQ:2010/05/12(水) 22:40:21
http://mainichi.jp/select/today/news/20100512k0000e030061000c.html
英国:政権夜の交代劇 キャメロン氏「連立、安定に最善」
2010年5月12日 11時52分 更新:5月12日 12時34分


サマンサ夫人とともに首相官邸に到着したキャメロン新首相(左)=AP 【欧州総局】どの党も過半数を取れないハングパーラメント(宙づり議会)をもたらした英総選挙。政権交代劇は、戦後初の連立政権発足、ここ約200年で最も若いキャメロン首相の誕生で幕を閉じた。前代未聞の事態に英国は揺れた。

 「交渉は決裂した模様です」。11日夕(日本時間12日未明)、自由民主党との交渉を終え、苦渋の表情で首相官邸に帰る労働党幹部らを前に、中継していた記者は叫んだ。保守党、自由民主党の交渉が続けられたビルの前には多数のメディアやデモ隊が集まった。

 各党の沈黙が破られたのは同日午後7時(日本時間12日午前3時)過ぎ。ブラウン首相が官邸の扉を開けた。

 「首相を辞任します」。サラ夫人をすぐ脇に伴い演説を始めたブラウン氏。胸には、選挙戦でのトレードマークの赤い色のネクタイ。演説台の上に用意された紙を広げ、険しい表情で「この国を公正で寛容で豊かな国にするために働くことができた」と振り返り「ありがとう。さようなら」と締めくくった。子供たちと手をつなぎ官邸を去る際、周囲から拍手が沸き起こった。

 その約1時間後、同じ場所にキャメロン首相が立った。ネクタイは、トレードマークの青色。サマンサ夫人は3歩ほど下がって演説を見守った。演説台も台本もなく、両足を少し開いてマイクの前にどっしりと仁王立ちしたキャメロン氏。正面を見据え「安定した政権を築く最善の道だと思う」と自由民主党との連立方針を語った。

 この演説に先立ち、キャメロン氏はエリザベス女王の招きでバッキンガム宮殿を訪れ、笑顔で首相就任の要請を受諾していた。

 英国では、総選挙で過半数議席を獲得した政党の党首に対し、国王(現在は女王)が首相職を任命する。しかし今回のような宙づり議会の場合、最初に政権作りを試みる権利は現職首相にあり、政党間での調整を経て国王に進言する。日本のような議会(国会)による首相指名はない。英国には成文憲法がなく、いずれも「慣例」として行われている。

 キャメロン首相は、ブレア首相の43歳11カ月より4カ月就任が若い。さかのぼると、ナポレオンがロシア遠征のためパリを出発した1812年、リバプール卿が42歳で就任しており、それ以来、最も若い首相となる。

 <英総選挙と連立交渉を巡る主な動き>

5月6日 英総選挙の投開票。出口調査で保守党が第1党になるも過半数に届かず、36年ぶりのハングパーラメント(宙づり議会)に

  7日 連立交渉開始。保守党のキャメロン党首、労働党のブラウン首相が選挙制度改革を提示、自由民主党のクレッグ党首に協力を求める

  8日 キャメロン党首とクレッグ党首が会談。クレッグ党首は、ブラウン首相とも電話協議

  9日 キャメロン党首とクレッグ党首の2度目の連     立協議は決着せず。クレッグ党首はブラウン     首相とも選挙後初の会談

  10日 ブラウン首相が労働党党首辞任の意向を表明。保守党は自民党への譲歩となる選挙制度改革受け入れを表明

  11日 労働党と自民党の連立協議決裂。ブラウン首相辞任。キャメロン氏が首相就任、自民党と連立政権発足

 ◇新旧首相の演説
 キャメロン新首相、ブラウン前首相が11日に行った演説の要旨は次の通り。

 ◆キャメロン新首相 私たちは現在、巨大な財政赤字、深刻な社会の諸状況、そして改革を要する政治システムなどの問題を抱えている。こうした理由から、私は自由民主党との間で適切で完全な連立を組むことにした。私とクレッグ(自民党党首)は共に、政党の立場の違いを脇に置き、国益のために懸命に努力するリーダーだ。私はそれが、強固で決断力のある政府を形成する最善の道だと信じる。

 ◆ブラウン前首相 総選挙は、どの党も多数を獲得することができなかった。私は強固で安定した英国の政権を作るため、すべきことは何でもすると言った。私の責務は、選挙結果を受けての政権作りを確実にすることだ。私は女王に政権樹立のため野党リーダーを呼ぶよう申し出る。次期首相が、未来のため重要な選択をすることを望んでいる。私は人生で2番目に大事な職を離れる。そして最も大切な仕事である夫と父親に戻る。ありがとう。さようなら。

1383チバQ:2010/05/12(水) 22:41:02
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100512-OYT1T00580.htm
英保守党、「単純小選挙区制」引き換え?で連立
 【ロンドン=鶴原徹也】英国で11日、保守党のデビッド・キャメロン党首を首班とする連立政権が誕生した。


 保守党と労働党の2大政党による政権交代が続いていた英国は、新たな時代に足を踏み入れた。

 皮肉なのは、保守党が、2大政党制を制度的に保証する単純小選挙区制堅持の方針であるのに対し、自由民主党は2大政党制の終わりにつながる比例代表制の導入を党是としていることだ。

 自民党は、連立協議で、保守党と第2党に転落した労働党を両てんびんにかけ、条件をつり上げた。保守党は結局、単純小選挙区制を見直す新選挙制度を国民投票にはかることを約束することになった。

 だが、今や国民の6割は、比例代表制の要素を反映する選挙制度改革を支持している。保守党は、今回の政権奪還の代償として、単純小選挙区制を差し出すことになりそうだ。

 中道右派の保守党と、中道左派の自民党の連立はうまく行くのか。

 キャメロン氏は11日、「ニック(・クレッグ自民党党首)も私も、党の立場の違いを脇へ置き、国益のために力を尽くす指導者だ」と語った。移民政策や対米、対欧州政策という対立点はまずは棚上げし、衝突を回避していくことになりそうだ。

(2010年5月12日12時02分 読売新聞)

1384チバQ:2010/05/12(水) 23:13:01
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100512/erp1005122037018-n1.htm
【英国の選択】ブラウン政権の3年 経済成長を下支え
2010.5.12 20:19
 【ロンドン=木村正人】「どうもありがとう。そして、さようなら」。11日、首相官邸前で労働党のゴードン・ブラウン前首相(59)は、感極まって声を震わせた。前日、党首辞任という最後のカードを切って、第三党の自由民主党との連立交渉にこぎつけたブラウン氏の試みは、わずか1日で頓挫した。

 「祖国を、より公正で才能や緑にあふれ、民主的で豊かにできる可能性を秘めたこの仕事を愛していた」

 首相職へのこだわりをみせたが、最後は1人の父親に戻り、穏やかな顔でサラ夫人(46)と2人の子供と手をつないで官邸を後にした。

 親友でライバルだったブレア元首相と同じ1983年の総選挙で初当選した。華やかなブレア氏が光なら、ブラウン氏は影。97年にブレア政権が誕生してから、英国史上最長の10年間にわたり財務相を務めた。英中央銀行、イングランド銀行の独立や金融緩和を手がけ、保守党のメージャー政権から数えて実に17年に及ぶ経済成長を達成した。

 2007年6月、首相に就任し高支持率が続いたが、同年秋に解散・総選挙を見送ってから「優柔不断」のイメージがついて回り人気は低迷した。自らの緩和策が一因となった金融バブルが08年秋に崩壊し、09年4月に主要20カ国(G20)金融サミットをロンドンで開催するなど、金融システムの防衛に尽力し、ノーベル賞受賞者からも称賛された。

 3度にわたる党内の反乱を退けるしぶとさをみせたが、総選挙中に労働党支持者の女性を「偏屈な女」とののしり、その言葉がマイクで拾われ中継されるなど、最後は不手際が目立った。ブラウン氏は労働党党首も辞任し、女性のハリエット・ハーマン副党首が党首代行を務める。今年9月の党大会前に行われる党首選には、デービッド・ミリバンド前外相、アラン・ジョンソン前内務相らが出馬するとみられている。

1385チバQ:2010/05/12(水) 23:17:42
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2010/05/post-1248.php
帰ってきた保守党の危険な駆け引き
Return of the Tories

水と油の連立相手・自民党に新首相キャメロンがどんな譲歩を約束したのかによって、保守党の分裂も招きかねない

2010年05月12日(水)18時10分
ウィリアム・アンダーヒル
 終わりは突然にやってきた。5月6日に行われたイギリス総選挙で、与党・労働党は大敗を喫し、議会第1党の座を保守党に明け渡した。それでも、「終焉のとき」が訪れるわずか数時間前まで、第3党の自由民主党との連立によって、労働党はなんとか政権を維持するのではないかとの憶測が支配的だった。

 だが5月11日夜、イギリスは突如として、まったく別の未来に進むことになった。労働党のゴードン・ブラウン首相が辞任の意向を表明し、保守党と自民党による連立政権が発足したのだ。

 イギリスで連立政権が樹立されるのは約70年ぶり。ダウニング街10番地の新たな住人となるのは、保守党党首のデービッド・キャメロンだ。43歳の彼は、1812年以来の最年少で首相に就任した。

 今のイギリスの舵とりは、キャメロンよりずっと経験豊富な政治家にとっても難題だろう。バッキンガム宮殿でエリザベス女王に接見した後、首相官邸前でキャメロン本人が認めたように、イギリスは今「深刻で緊急の課題」をかかえている。戦後最大の経済危機に直面し、巨額の財政赤字のGDP比はギリシャ並みに悪化している。

右の保守党と左の自民党
 さらにキャメロンには、経済対策に匹敵する重要な任務がある。事態の緊急性と権力に目がくらんで、連立相手に浅はかな譲歩をしたわけではないと保守党支持層を納得させることだ。保守党が13年ぶりの与党への返り咲きに興奮しているように、自民党は100年近い党の歴史上初めて真の影響力を手に入れたことに歓喜しているのだから。

 連立政権を率いるキャメロンは、安定した政権基盤がない状態、つまり保守党単独では下院定数の過半数議席に達しない状態で政権を運営することになる。今のところ、自民党との連立協議で彼がどのような譲歩をしたのかは明らかでないが、中道右派の保守党と中道左派の自民党の連立政権が不安定なものになるのは確実だ。

 世論調査でも、自民党支持者の圧倒的多数が保守党ではなく労働党との連立を望んでいた。わずか2日前にも、自民党のベテラン議員が記者会見で、長年敵対してきた保守党との連立の可能性に抵抗感を示したばかりだ。

 実際、両政党の政策には非常に大きな溝がある。例えば、EU(欧州連合)の権限強化に反対する保守党に対して、自民党はEU寄りの立場を取る。保守党は歳出削減による財政再建を掲げるが、自民党は反対している。

 とりわけ重要な食い違いは選挙制度改革にある。自民党は、有権者の意思をより正確に反映するよう選挙制度の抜本的改正を求めている。先日の総選挙で、自民党は総投票数の23%の票を獲得しながら、9%相当の議席しか得られなかった。保守党や労働党など大政党に有利な現在の小選挙区制を中選挙区制に変更するのが目標だ。

保守党内に反キャメロンの機運
 しかもキャメロンには、保守党の全面的な支持すら当てにできない事情もある。この4年間、彼は党のイメージ刷新を進め、過去にすがる復古主義者か際限なき資本主義の頑なな信奉者という党のイメージを塗り替えてきた。

 だが、今回当選した保守党議員ら(半数以上は新人だ)は、保守党の王道であるサッチャー路線から乖離するキャメロン流に疑念をいだいている。頑固な保守主義者の間には、「キャメロン前」の保守党路線を死守していればもっと多くの議席を獲得できたかもしれないという思いもある。

 保守党議員は、連立の代償として重要閣僚ポストを自民党に明け渡すことにも不満を募らせるだろう。さらに、自民党の主張を取り入れた新選挙制度に関する国民投票を、キャメロンが容認していることに苛立つ人も多いだろう。

 自民党は選挙で意外に伸び悩み、支持者を失望させた。だがキャメロンが自民党への譲歩を続ければ、自民党こそ真の勝者に見えるという危険な状態に陥りかねない。

1386チバQ:2010/05/13(木) 12:15:45
http://www.asahi.com/international/update/0513/TKY201005120552.html
あれこれそっくり 英キャメロン首相とクレッグ党首
2010年5月13日1時32分

 英新政権を担うキャメロン首相とクレッグ党首には共通点が多い。

 同じ年の43歳。父親の仕事はともに金融関係で上流階級出身。キャメロン氏は名門イートン校からオックスフォード大学、クレッグ氏もウェストミンスター校からケンブリッジ大学と典型的な優等生コースを歩んだ。

 政治活動の出発点も同じ保守党だ。大学卒業後、キャメロン氏は保守党の職員に。クレッグ氏は元閣僚の紹介で、保守党の欧州委員の政策アドバイザーになった。

 英王室の血を引くキャメロン氏は保守本流を歩み、2001年に保守党の国会議員になった。

 一方、クレッグ氏はロシア系の父とオランダ人の母、スペイン人の妻を持つ。自らも5カ国語を操る国際派で、親欧州連合(EU)が信条。99年に親EUの自由民主党から欧州議会議員に当選、05年に英政界に転身した。

 07年にクレッグ氏が自民党の党首になった直後、保守党の党首だったキャメロン氏が手紙を書いて自宅での食事に誘ったが、クレッグ氏は丁重に断った。当時、クレッグ氏は政治スタイルの類似から「キャメロンのスタントマン」などと皮肉られたことに配慮したからという。(土佐茂生)

1387チバQ:2010/05/13(木) 12:23:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100513-00000510-san-int
英・政権交代6日間の攻防 労働、大胆な改革案不発 保守、大幅譲歩を提示
5月13日10時9分配信 産経新聞

 【ロンドン=木村正人】全政党が過半数を割る1974年2月以来の劇的な展開を見せた英総選挙。英紙インディペンデント(12日付)などの記事を手がかりに6日間の攻防を追った。

 6日午後7時。投票締め切りの3時間前、キャメロン保守党党首の側近が首相官邸事務次官に電話を入れた。総選挙での単独過半数を確信し、組閣名簿を伝えるためだった。

 しかし、出口調査は全党過半数割れを予測し、保守党本部に動揺が走った。前人気にかかわらず議席数が前回より1減と出た自民党首脳も首をかしげた。

 7日朝、自民党のクレッグ党首は「第一党の保守党に政権をつくる権利がある」と表明。労働党と自民党の連立を恐れていた保守党は息を吹き返した。

 スコットランド地方の地元選挙区から首相官邸にとって返したブラウン氏は反撃に出た。マンデルソン民間企業相らに指示し、ブラウン氏がまだ首相であるとテレビで発言させた。

 同日午後、キャメロン党首が記者会見で自民党に連立交渉を包括提案することを知ったブラウン氏は、先手を打って45分前に官邸前で緊急会見。保守党と自民党の交渉を優先させる一方で「大胆な政治改革」を公式提案した。選挙制度改革で譲歩するとのシグナルだった。

 しかし、キャメロン党首とクレッグ党首は電話会談で連立の意思を確認し合っていた。

 10日午後、ブラウン氏は官邸前で「クレッグ党首から今、連絡があった。自民党と連立交渉に入る」と宣言、秋の党大会前に党首を辞任すると表明した。政権を死守するため最後のカードを切ったのだ。

 クレッグ党首は逆にこれを利用してキャメロン党首に電話を入れ、「選挙制度改革に関する保守党の提案は十分でなく、受け入れられない」と圧力を掛けた。キャメロン党首は、選挙制度改革の国民投票実施や閣僚ポスト提供などの大幅譲歩案を改めてクレッグ党首に示さざるをえなかった。

 一方、労働党と交渉した自民党首脳は「労働党の代表団は権限を与えられていない」といぶかっていた。すでに党内もまとめきれず、当事者能力を失っていたブラウン氏にできることは辞任発表だけだった。

1388チバQ:2010/05/13(木) 22:31:53
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20100513ddn003030024000c.html
クローズアップ2010:英、戦後初の連立 伝統の国、歴史的実験
 ◇保守・自民、43歳コンビ握手
 英総選挙の結果を受けた次期政権作りは、5日間の難産の末に11日、戦後初となる連立政権の発足で決着した。保守党と中道左派・自由民主党による路線の違いを超えた「便宜的結婚」だ。2大政党制が崩壊した英国にとっては「歴史的な実験」となるが、その安定性に懐疑的な声も出されている。キャメロン首相(保守党党首)とクレッグ副首相(自由民主党党首)の43歳コンビが目指す「新しい政治」は伝統の国・英国をどこへ導くのか。【ロンドン笠原敏彦】

 ◇交渉中に首相就任演説
 キャメロン首相とクレッグ副首相は12日午後、2人そろって記者会見に臨んだ。首相が「国益を党益に優先する新しい政治を宣言する」と語れば、副首相は「われわれは異なる政党だが共通の目的で団結している」と結束をアピールした。

 2大政党の単独政権しか知らない国民が大半の英国にとって、連立政権は「英政治の新開地」(デーリー・テレグラフ紙)だ。タイムズ紙社説は「英政治は革命的状況に入った」とまで指摘する。懐疑的な見方が強い一方、政治刷新への期待もふくらむ。昨春噴出した議員経費流用スキャンダルで「政治への信頼」が地に落ち、新風を望むムードは強い。

 ロンドン大学経済学校(LSE)のロドニー・バーカー名誉教授は「既に地域政府で連立政権の経験がある。連立による幅広い交渉はより効果的で現実的に適用可能な政策を生む」と利点を指摘する。

 連立合意で次期総選挙は2015年5月に設定された。自由民主党が政権途中で切り捨てられることを警戒し、キャメロン首相の解散権を縛ったものだ。連立政権が政治のルールを刷新する「新しい政治」が幕を開けた。

 政権交代は新政権の形が不透明な中で始まった。11日夜、キャメロン新首相が女王の任命を受けた後、官邸前で初演説に臨んだ際、保守党と自由民主党の連立交渉はまだ続いていた。自由民主党側が最終的に連立を受け入れたのは3時間以上たってからだ。すべてが異例尽くしだった。

1389チバQ:2010/05/13(木) 22:32:10
 ◇労働党への流れ急変
 連立交渉の舞台裏を探ると、11日に劇的展開を見せたことがわかる。10日、自由民主党が連立の前提条件とした「党首辞任」にブラウン前首相が応じ、いったん「労働・自由民主」連立に流れが傾いた。その振り子はわずか1日で「保守・自由民主」に揺り戻した。

 クレッグ党首は11日朝、首相の辞任表明を受け「安定政権へのスムーズな移行を助ける」と発言。官邸前のBBC記者は「私が朝9時にここに来たときは明らかに労働党に勢いがあった」と報告、事態の急変を証言する。

 「労働・自由民主」交渉決裂の理由について、両党の説明は真っ向から食い違う。「自由民主党は最初から交渉の意思がなく、保守党との連立条件をつり上げるため利用した」(労働党)「労働党は一部閣僚が選挙制度改革への強い支持を示さなかった」(自由民主党)

 真相は不明だが、労働党首脳部が自由民主党とともに選挙で負けた「敗者連合」を組むことへの党内の反発の強さを見誤ったことは確かだ。労働党の有力議員らは交渉中、テレビで次々と連立に否定的な見解を述べていた。

 タイムズ紙によると、11日朝に「労働・自由民主」交渉は決裂、昼ごろにキャメロン、クレッグ両党首が国会議事堂での秘密会談で“握手”。同席したオダンネル内閣官房長が会談場所から駆け出す姿が目撃された。自由民主党内には保守党との連立に懐疑的な声が強かったが、有力者で自身懐疑派のビンス・ケーブル氏が議員総会で「理性で判断しよう」と呼びかけ、保守党への流れができたという。

 ◇選挙制度・防衛、政策に隔たり
 新聞論調は、どの党も過半数を取れないハングパーラメント(宙づり議会)の現状で今回の連立は「最善の選択」と行方を見守ろうとする姿勢が多数派だ。その中で、選挙制度改革推進を理由に自由民主党を支持したリベラル系ガーディアン紙は、「より公平な選挙制度」を実現する機会を逃したと自由民主党を批判している。保守党が現行の完全小選挙区制度の維持をもくろんでいるのに対し、自由民主党は比例代表制導入を主張。連立協議で、小幅な改革でしか合意できなかったからだ。

 ほかにも防衛政策や欧州、移民問題など保守、自由民主両党は立場が大きく異なる。12年ぶりに実施される「戦略防衛見直し」では、核兵器システムや空母など大型装備の更新問題をめぐり、積極派のキャメロン氏と否定的なクレッグ氏が選挙戦で激論を戦わせた。核兵器に関しては自由民主党が更新に同意したが、費用について精査を求めた。

 両党の支持者は各選挙区で「宿敵」関係にある。安易に妥協すれば、連立自体に不満をくすぶらせる両党支持者の反発を招きかねない。

 キャメロン、クレッグ両党首は、連立政権の結束を維持しつつ、支持者をつなぎ留めるという手綱さばきを迫られる。「英国の政治を変えた」と歴史に名を残すか「党基盤を弱めた」と批判されて終わるかの分かれ道になりそうだ。

1390チバQ:2010/05/13(木) 22:37:19
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010051302000216.html
前外相が党首選出馬へ 英労働党、後継争い開始
2010年5月13日 夕刊

 【ロンドン=松井学】英国の労働党の次期党首選に向けて、デービッド・ミリバンド前外相(44)が十二日、出馬を表明した。同党は総選挙で負けてブラウン前首相(前党首)が辞任、九月に予定する党大会までに後継者を決める予定だ。ミリバンド氏の正式な出馬表明を受け、次期党首争いが事実上始まった。

 党内中道右派のミリバンド氏は、若手ながら閣僚ポストをすでに三つ務めた実力者。ブレア元首相の側近として知られ、不人気だったブラウン前首相の後継者として常に名前が挙がってきた。昨年秋に欧州連合(EU)の外交安全保障上級代表(外相)の有力候補に取りざたされた際は要請を断り、次期党首選に備えたとされる。

 十二日の出馬表明では「中道、中道左派勢力を軸に、労働党は求心力を取り戻す必要がある」と党改革を訴えた。

 ミリバンド氏の弟で、前気候変動相のエドワード・ミリバンド氏(40)も出馬を検討中。ほかに候補として、ブラウン前首相の側近で左派のエド・ボールズ前児童・学校・家庭担当相(43)の名前も挙がっている。

1391チバQ:2010/05/14(金) 00:33:24
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100512-OYT1T00958.htm
仏下院、「ブルカ禁止」反対0で可決
 【パリ=林路郎】フランス国民議会(下院、定数577)は11日、イスラム教徒女性が着用し頭から足元までをすっぽりと覆う「ブルカ」や「ニカブ」の着用を法律で禁じるべきだとする決議を賛成434、反対0で可決した。


 フランスがベルギーに続いてブルカ禁止へ一歩を踏み出すことで、宗教の自由と人権をめぐる議論が欧州で高まりそうだ。

 サルコジ政権が今月19日、公の場所で広くブルカ着用を禁ずる厳格な法案を閣議に諮るのを前に、大統領与党・民衆運動連合(UMP)が決議案を提出した。

 採択された決議は、ブルカ着用を「女性の尊厳と男女同権という共和国の価値に反する過激な慣行」とし、最大野党・社会党も支持に回った。緑の党と共産党の一部議員は採決に参加しなかった。

 下院は7月に政府法案を審議するが、禁止の範囲をめぐって審議が紛糾する可能性もある。仏国務院(行政最高裁)は3月、公共の場でのブルカ着用を全面禁止することは、「自由や人権と相いれず違憲の疑いがある」とフィヨン首相に勧告した。

 政権がこれを振り切って厳格な禁止を目指す背景には、3月の地方選で大きく躍進した移民排斥の極右勢力・国民戦線の支持基盤を突き崩したい思惑がある。

(2010年5月12日19時25分 読売新聞)

1392チバQ:2010/05/14(金) 22:41:01
http://www.cnn.co.jp/world/AIC201005140004.html
英新政権、イスラム教女性議員を初めて閣僚に起用
(CNN) 保守党と自由民主党の連立政権が誕生した英国で、ほぼ200年ぶりの最年少首相となったキャメロン首相と並び、イスラム教徒の女性議員が初めて閣僚に起用された。


所管を持たない大臣に就任したのは、保守党委員長に任命されたばかりのサイーダ・ワルシ氏(39)。政府報道官によると担当は未定だが、野党時代は「コミュニティー結束・社会行動」担当として指導的役割を果たしていた。


昨年10月にはBBCの政治討論番組で極右政党、英国民党(BNP)のニック・グリフィン党首とイスラム教をめぐって激論を交わし、その1カ月後に、ロンドン北部で白人極右主義者に卵を投げつけられたこともある。


ワルシ氏はイングランド北東部デューズベリの弁護士出身で、人種問題、結婚強要問題、刑務所の人権問題などに取り組んでいる。

1393チバQ:2010/05/14(金) 22:51:07
>>1325
http://mainichi.jp/select/world/news/20100514dde007030049000c.html
国連:人権理事国、リビアが初当選
 【ニューヨーク山科武司】国連総会は13日、人権理事会(定数47)の理事国選挙(改選数14)を行い、「アフリカ」枠でリビアが初当選した。国内政情が不安定なタイは2度目の選出。当初、「アジア」枠で立候補の動きを見せていたイランは立候補しなかった。リビアなどの立候補には西欧の人権団体が「人権を守っていない」と抗議を表明していた。

 改選数14の地域別割り当てはアフリカ4▽アジア4▽東欧2▽中南米2▽西欧その他2。当選には国連加盟国(192)の過半数(97)の賛成が必要。任期は3年。

1394チバQ:2010/05/16(日) 02:32:05
>>1390
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010051501000788.html
英労働党首選、兄弟対決に 前エネルギー相が出馬表明
2010年5月15日 22時38分

 エドワード・ミリバンド前英エネルギー・気候変動相(左)と実兄のデービッド・ミリバンド前英外相(AP=共同)


 【ロンドン共同】英国のエドワード・ミリバンド前エネルギー・気候変動相(40)は15日、ブラウン前首相の辞任に伴う英労働党の党首選に立候補すると表明した。

 党首選には既に実兄のデービッド・ミリバンド前外相(44)が出馬表明しており、野党に転落した労働党は異例の兄弟対決を経て、党勢立て直しを図ることになる。

 エドワード氏は15日の演説で、イラク戦争参戦などで「労働党への信頼は失墜した」とした上で、「(元首相の)ブレア氏とブラウン氏の業績は過去のものであり、労働党は生まれ変わらなければならない」と主張。

 一方で、兄弟対決になることを懸念して、出馬を悩んだが、兄のデービッド氏から出馬しても「兄弟愛は変わらない」と告げられたことを明らかにした。

 労働党は今年9月の党大会で党首選を予定。ミリバンド兄弟のほかには、エド・ボールズ前児童・学校・家庭担当相らの出馬が取りざたされている。

1395チバQ:2010/05/17(月) 22:38:22
http://mainichi.jp/select/world/news/20100517ddm007070065000c.html
From:ロンドン 政権交代のドラマ性
 マニフェスト(政権公約)発祥の地・英国では、1983年総選挙の労働党のそれを「史上最も長い遺書」と呼ぶ。核放棄や企業国有化など大胆な政策を打ち出し、惨敗したからだ。日本の民主党のマニフェストはどうか。財源なき大盤振る舞いの約束から、「史上最も長い誇大政治広告」とならなければいいのだが。

 日本がモデルとするその英国で、13年ぶりの政権交代が起きた。投開票日から5日後の11日夜、労働党に代わって「保守・自由民主」連立政権が誕生。わずか1時間半の政権移行のドラマは、劇的かつ残酷だった。

 午後7時20分。官邸前で辞任を表明したブラウン首相の声は上ずっていた。「私は人生で2番目に大事な職を離れる。そして最も大事な仕事である夫と父親に戻る。ありがとう。さようなら」。首相はその後、警察の護衛車に導かれてバッキンガム宮殿へ。エリザベス女王に辞意を伝え、宮殿から出てきた「前首相」の車からは早くも護衛車が消え、「平民」として赤信号の度に交差点で停車を繰り返した。

 その様子は、上空のヘリコプターから生中継で茶の間に伝わる。

 勝者である保守党のキャメロン新首相については多く触れる必要もないだろう。プロセスはその逆に進んだ。ブラウン氏の辞任表明から約1時間半後、宮殿で任命を受けたキャメロン氏は官邸に到着し、「最善の時はこの先に待っている」と使命感をみなぎらせた。

 宮殿と首相官邸を舞台に、「敗者の屈辱」と「勝者の高揚」のコントラストを鮮明に浮かび上がらせるのが英国の政権交代劇だ。そこには、王権を除くすべての政治権力は「一時的なものに過ぎない」というメッセージが潜む。政権移行の儀式は、英国がいかなる国であるのかを国民に再認識させる機会に見えた。

 その永続性により、国家としての継続性を保証する国王の存在。選挙結果は、どの政党も過半数に達しない36年ぶりのハングパーラメント(宙づり議会)となったが、「女王の公僕」である官僚が連立交渉の仲立ちをし、わずか5日間で保守党と中道左派・自民党の理念を超えた連立を成立させた。国王を頂点とする政治システムが、柔軟性を発揮した結果だ。

 しかし、今後を予想するなら、連立政権は迷走するだろう。根拠は単純だ。キャメロン首相とクレッグ副首相(自由民主党)は「党益」より「国益」を優先する「新しい政治」を掲げるが、何を国益ととらえるか、つまり理念の違いこそ、政党の存在意義だからである。

 今回の連立は、目前の財政危機に対処するための「必要な結婚」とも、「便宜的結婚」とも言われる。富裕層が支持者の中心である保守党と、中低所得層の自由民主党。両党が連立政権の結束を維持しながら、支持者をつなぎ留めるのは至難の業に見える。【笠原敏彦】

1396チバQ:2010/05/18(火) 20:00:54
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100518/mcb1005180502002-n1.htm
英国 キャメロン連立政権が発足 短期安定 鬼門は選挙制度・外交 (1/3ページ)
2010.5.18 05:00


初閣議を開く英国のキャメロン新首相(左端)=13日、ロンドン(AP)【拡大】
 英国で11日、保守党のキャメロン党首を首相、中道左派・自由民主党のクレッグ党首を副首相とする連立政権が発足した。予想外の組み合わせで政権が誕生したのは、連立協議でキャメロン党首が示した柔軟さによるところが大きい。新政権は議会で過半数の議席を握り、少なくとも短期的には安定しそうだ。しかし、選挙制度改革をめぐる国民投票、欧州連合(EU)との関係や外交政策で両党の隔たりは大きく、中・長期的に政権が分解する恐れもある。

 ≪分析≫

 6日に投開票された英総選挙は、単独で過半数の議席を占める政党が一つもない「ハング・パーラメント(中ぶらりん議会)」となった。開票結果が判明した直後、保守党の少数政権、労働党と自民党の連立政権と比べ、基本政策の違いから実現可能性が低いとみられた保守党と自民党の連立政権が成立した。英国で連立政権は第二次世界大戦後初。

 ◆財政再建へ増税必至

 連立政権誕生にはさまざまな要因が作用しているが、第1に、保守党のキャメロン党首が連立協議でみせた政治的柔軟性を挙げることができる。大政党に有利な単純小選挙区制に代わる選挙制度に関する国民投票の実施を保守党が自民党に約束しなかったら、連立政権は実現しなかっただろう。

 第2の要因は、自民党のクレッグ党首の決断だ。クレッグ党首は政権入りする「1世代に1度」の好機を逃すまいと決心していた(ハング・パーラメントは1974年以来、36年ぶり)。クレッグ党首が恐れた最悪のシナリオは、保守党が単独少数政権をつくり、現行の選挙制度のまま早期に総選挙を行い、単独過半数を目指すことだった。

 第3の要因は、労働党と自民党の連立協議が不調に終わり、他に選択肢がなかったことだ。労働党と自民党が連立するためには、労働党が自民党との関係で結束を保ち、選挙制度改革で保守党以上の譲歩を自民党に示す必要があった。しかし、どちらの条件も実現しなかった。

 第4の要因は、強い政府の必要性だ。保守党が公約に掲げる財政再建には議会で過半数を占める安定した政権が求められることから、同党は単独少数政権ではなく連立政権を選択した。国民に痛みを強いる歳出抑制の責任を、他党と分かち合う思惑もあった。

 ただ、中道左派の自民党と連立を組むことで、保守党の単独政権よりも、財政再建は増税に頼る傾向が強まるだろう。付加価値税率の引き上げ、銀行税の拡大、キャピタルゲイン増税などが行われる可能性がある。また、銀行の融資政策への規制強化も検討されるだろう。

 ◆対EU関係で温度差

 連立政権は短期的には安定をもたらすとみられるが、中・長期的には波乱要因もある。選挙制度改革について、保守党の大多数は現在の選挙制度を変更することに反対している。自民党が国民投票で勝利するには、労働党の協力が不可欠だが、野党となった労働党は自民党に妥協する必要がない。その結果、近い将来、英国で選挙制度が変わる可能性は小さい。

 保守党と自民党の政策で最も大きく隔たっているのは、EUに対する姿勢だ。保守党は欧州懐疑派でEUへの主権移譲に消極的であり、自民党は親欧州で英国のユーロ加盟を支持している。欧州に対する政府の姿勢は絶えず緊張の種になるだろう。連立政権が早期に崩壊するとすれば、内政ではなく外交が原因となるかもしれない。

 ≪結論≫

 英国の新政権は、短期的には、安定し結束した強い政府となる公算が大きい。財政赤字削減計画をまとめ上げ、政治的な痛みを伴うとしても、海外の投資家から信頼される財政再建を成し遂げる潜在力がある。しかし、中・長期的には、妥協の積み重ねからくる連立与党内の不満の蓄積や、EUとの関係、外交政策、選挙制度改革の国民投票などに対する立場の違いから、連立政権の安定が脅かされる恐れがある。(オックスフォード・アナリティカ)

1397名無しさん:2010/05/18(火) 21:48:51
風呂実況

http://convini.ddo.jp/imguploader/src/up3057.jpg

1398チバQ:2010/05/23(日) 11:51:23
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010052302000058.html
前に倣えの党首選 英労働党 主軸4人
2010年5月23日 朝刊

 【ロンドン=有賀信彦】英総選挙で敗北して下野した労働党が九月に行う党首選に先週、初の黒人女性議員ダイアン・アボット氏(57)らが出馬の意向を表明した。同氏は、先に立候補を表明したミリバンド兄弟も含めた六人の中で唯一、移民政策を議論すると訴え独自性を示したが、党首選の主軸は、実は政策などに差がない同兄弟ら四人。党内からは「選択の幅がない」との批判も上がっている。

 労働党の総選挙惨敗の要因は、支持基盤で移民が多い「低所得の労働者階級」にそっぽを向かれたことにある。投票日の出口調査で前回より18ポイントも同階級の得票率を下げた事実がそれを裏付ける。

 差別問題が絡みタブー視される移民政策を議論すると提案したアボット氏は、自身が「移民の子だからこそ、移民の視点で問題を提起できる」と訴えた。

 ただ現政権のキャメロン首相、クレッグ副首相はいずれも四十代。世代交代の流れから、労働党も閣僚経験のある四十代の四人が党首選の主軸となりそう。アボット氏ら二人は五十代のため、残るエド・ボールズ前児童・学校・家庭担当相(43)、アンディ・バーナム前保健相(40)と、先に出馬表明したミリバンド兄弟が有力となる。

 四人はいずれもブレア元首相とブラウン前首相の側近。高級紙インディペンデントは「元首相の息子と前首相の息子の戦い」と表現した。

 いずれも移民政策に積極的に取り組まなかったことが総選挙の敗因と指摘しながら具体的な言及は避けており、このままでは抜本的な改革による党再起は厳しい状況だ。

1399チバQ:2010/05/24(月) 18:55:06
>>1349
http://mainichi.jp/select/world/news/20100524ddm012030060000c.html
ベルギー:蘭仏言語戦争 政権崩壊−−「分裂」の危機
 人口約1070万人の欧州の小国ベルギーが国家存続の危機に直面している。北部・オランダ語圏と南部・フランス語圏の対立先鋭化が原因だ。対立を巡る混乱でルテルム連立政権が崩壊し、6月13日に総選挙が前倒しで実施されるが、事態好転のめどは立っていない。欧州諸国の統合を進める欧州連合(EU)のおひざ元で、皮肉にも、国家分裂につながりかねない「お家騒動」が起きている。【ブリュッセル福島良典】

 ベルギーの首都ブリュッセル中心部から長距離バスで南に約30分。森の脇を走る幹線道路の沿線に高級住宅街シント・ヘネジウス・ロードが広がる。オランダ語圏に属するが、人口(約1万8000人)の推定6割以上がフランス語系住民だ。

 2年前から町で暮らすアレクシア・フィリッパール・ドゥ・フォワさん(38)もその一人。精神科医の夫との別居が決まり、今年2月、別居先に適した物件を町内に見つけ、購入のために必要な書類手続きを済ませた。

 だが、オランダ語圏の地元当局から「待った」がかかった。昨年9月にできた条例「自分の地域に住む」に引っかかるというのだ。条例は不動産購入には(1)町に6年以上住んでいる(2)週の半分以上、町内で働いている(3)家族関係や経済面などで町とのつながりがある−−のいずれかに該当する必要があると定めている。


不動産購入不許可の通知を手にするドゥ・フォワさん 職場はブリュッセル北郊だが、町にあるオランダ語の語学学校に通っている。生後15カ月の長女、エバンヌちゃんの保育所も町内にある。だが、地元当局の判断は「町とのつながりは不十分」だった。「自由な移動を認めない条例は差別的。オランダ語圏にフランス語話者が住んでほしくないのだ」

 ドゥ・フォワさんは法廷闘争を検討する一方、フランス語圏内の町ワーテルローへの引っ越しも考えている。「ベルギーは一つ屋根の下で夫婦(オランダ語圏とフランス語圏の政治家)が毛嫌いし、いがみ合いを続けているようなもの。子供(市民)が迷惑を受けている」。そんな思いが募る。

 ◇仏系住民の蘭語圏移住、一因に
 「フランス語系住民はベルギー全体が自分たちの所有物だと思っている」。オランダ語圏の独立を求める急進的な市民団体「言語行動委員会(TAK)」のルール・ド・リーネルさん(33)がブリュッセル市内の喫茶店で取材に応じた。18歳の時、ベルギーの歴史書を読んで「行動する時だ」と思い立ったという。

 1830年にオランダから独立したベルギーでは長年、フランス語が支配階級の言語だった。だが、次第にオランダ語系住民が自治権要求を強め、20世紀前半から後半にかけて、国内をフランス語圏とオランダ語圏に分ける「言語境界線」が定められた。


フランス語の表示(下段)が消されたブリュッセル郊外の道路標識 オランダ語系住民が神経をとがらせているのは、近年、ブリュッセルから近郊のオランダ語圏へのフランス語系住民の移住者が増えていることだ。TAKは「オランダ語圏に対するフランス語系住民の言語侵略」と糾弾し、抗議行動を展開している。

 かつて石炭業で栄えたフランス語圏だが、1960年代以降、斜陽化し、入れ替わりにオランダ語圏が自動車、化学工業などでベルギー経済のけん引車役を果たすようになった。主客逆転で自信を深めたオランダ語圏の政党や住民は連邦政府から地域政府への一層の権限移譲を求めている。

 総選挙ではオランダ語圏の独立を掲げる民族主義政党の躍進が予想されている。「独立派政党が選挙で勝つのを見るのが怖い」。5月16日、ブリュッセルで「ベルギーの存続」を訴えるデモ行進に参加したフランス語系住民は祖国分裂への懸念を口にした。

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 ■ことば

 ◇ベルギーの国の仕組み
 ベルギーは1993年に連邦国家となった。連邦政府の下に(1)オランダ語圏の北部(2)フランス語圏とドイツ語圏で構成される南部(3)仏蘭2言語のブリュッセル−−にそれぞれ地域政府がある。連邦政府は外交、国防、財政、社会保障、司法などの権限を持ち、地域政府は経済、雇用、公共事業、都市開発などを担当する。地域政府とは別に教育、文化などを管轄する言語別の共同体政府がある。

1400チバQ:2010/05/24(月) 21:59:19
http://www.cnn.co.jp/world/AIC201005240009.html
2010.05.24 Web posted at: 14:39 JST Updated
ワールド
ジャマイカ首都で武装グループが警察署など占拠、非常事態宣言
(CNN) ジャマイカ当局は23日夜、首都キングストン地域に非常事態宣言を発令した。武装グループが首都キングストンの広範囲を封鎖し、複数の警察署を攻撃したことによるもの。少なくとも2つの警察署が火炎瓶などの襲撃を受けて占拠された。


武装グループはキングストン西部を中心に広い範囲を占拠しており、車両や土のう、有刺鉄線などでバリケードを組んでいる。


武装グループは、コカインなどの密売容疑で米国が昨年から引き渡しを求めているギャングのリーダー、クリストファー・コーク容疑者の一派とみられている。


地元メディアによると、非常事態宣言の範囲はキングストンのほか近郊のセントアンドリューに拡大されたという。

1401チバQ:2010/05/27(木) 22:42:22
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100527/amr1005271221008-n1.htm
初の女性首相が就任 カリブ海のトリニダード・トバゴ
2010.5.27 12:21
 カリブ海のトリニダード・トバゴからの報道によると、同国で26日、統一民族会議(UNC)のパサードビセッサー氏(58)が首相に就任した。同国初の女性首相で、2001年に人民国家運動(PNM)のマニング前首相が就任して以来の政権交代。

 前首相が野党から腐敗や公金の無駄遣いを追及され、下院を解散して行われた24日の選挙では、UNCなどでつくる政党連合が41議席中、29議席を獲得。PNMは12議席にとどまった。(共同)

1402チバQ:2010/05/27(木) 23:01:28
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100527-00000303-newsweek-int
ヨーロッパに忍び寄るネオ排外主義
ニューズウィーク日本版5月27日(木) 12時34分配信 / 海外 - 海外総合
ユダヤ人やイスラム教徒を標的にする極右政党の躍進が各国で相次ぐ不気味──

デニス・マクシェーン(英労働党下院議員、元欧州担当相)

 ヨーロッパに新たな分断が生まれている。かつての鉄のカーテンとは違って、今回の「壁」は異質なものに対する強い拒否反応。西ヨーロッパではイスラム教徒、東ヨーロッパではユダヤ人とロマ人、同性愛者が標的になっている。

 オランダでは3月3日の地方選で、イスラム教徒排斥を唱える極右の自由党が主要都市で躍進。続いて4月11日にはハンガリーで国会議員選挙の第1回投票が行われ、「ユダヤ資本」が「世界をむさぼり食おうとしている」と攻撃するフィデス・ハンガリー市民連盟が、過半数の票を獲得した。

 フィデスよりもあからさまに反ユダヤ主義を掲げる極右政党ヨッビクも、今回初めて26議席を獲得し、従来の政権与党である社会党と2議席差に迫った。初の国会進出を果たしたヨッビクの幹部たちは、ネオナチ風の制服を着て登院したいと考えている。

 最近の政治学者はこうした勢力を「反ユダヤ主義」ではなく「急進的ポピュリズム」と表現したがる。だがヨーロッパの歴史を学んだことのある人なら、政治的にユダヤ人が迫害された時代との共通点は無視できないはずだ。

■「悪いのはユダヤ資本」

 世界的な不況のあおりを受けて有権者が失業や所得減に苦しむなか、スケープゴートを求める風潮がかつてと同じ有害な政治を生み出している。

 フィデスのオルバン・ビクトル党首は、ハンガリーが共産主義から脱却した頃は熱心な市場経済論者だった。しかし今はナショナリズム色の濃い主張を展開している。

 ユーロ圏諸国に(今のところ)救済してもらっているギリシャと違い、通貨フォリントが下がり続けているハンガリーは孤立無援だ。市民は景気の良かった頃に組んだユーロ建ての住宅ローンや自動車ローンの返済に苦しんでいる。

 悪いのは社会党政権やグローバル化、国際資本だとする声はよく聞く。しかしフィデスは、さらに踏み込んだ主張を展開。同党のモルナール・オスカル議員は「グローバル資本やユダヤ資本ではなく、ハンガリーの利益を最重視すべき時だ」と訴えた。

 ヨッビクはハンガリーで15%近い支持率を獲得。一方、チェコではミレク・トポラーネク前首相が、ユダヤ人や同性愛者に対する差別的な発言を連発したせいで、5月の選挙を前に市民民主党の党首辞任に追い込まれた。

■多様性と民主主義への嫌悪

 ポーランドの政治学者ラファル・パンコウスキは新著『ポーランドにおけるポピュリスト急進右派』で、こう指摘している。「反ユダヤ主義はポーランドの右派ポピュリストにとって重要な要素だ。現在ユダヤ人の人口は歴史上最も少ない水準にあるが、反ユダヤ主義は多様性と自由民主主義に対する嫌悪感を暗示している」

 4月10日に政府専用機の墜落事故で死亡したレフ・カチンスキ大統領ら政府要職者を悼む間は、ポーランドでの偏見論争も「休戦状態」が続くだろう。だがカチンスキが党首を務めていた政党「法と正義」の中に、不快な言動を繰り返す議員がいるのは確かだ。

 ポーランド選出の欧州議会議員ミハウ・カミンスキは、チリの独裁者だった故アウグスト・ピノチェトを公然と称賛し、欧州議会で急進的な会派を組織。同性愛者を口汚く罵り、第二次大戦中にポーランドで起きたユダヤ人虐殺については、「ユダヤ人がポーランド人を殺したことを謝罪するなら」謝罪してもいいと言い放った。

1403チバQ:2010/05/28(金) 21:26:16
>>177>>924
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100528-OYT1T00899.htm
チェコで総選挙…28、29日
 【ジュネーブ=平本秀樹】チェコで28、29日、任期満了に伴う国会下院(定数200)選挙が行われる。


 選挙は比例代表制。最近の世論調査では、中道左派の社会民主党(現在70議席)の支持率が、市民民主党(同78議席)を上回っているが、いずれも単独過半数は困難な情勢で、選挙後の少数政党との連立協議が焦点となる。

(2010年5月28日18時05分 読売新聞)

1404チバQ:2010/05/28(金) 21:38:04
>>1400
http://www.asahi.com/international/update/0527/TKY201005270572.html
ジャマイカ衝突、死者50人 ギャングとの癒着清算へ2010年5月27日23時46分

 【ロサンゼルス=堀内隆】カリブ海の島国ジャマイカで、ギャング集団の指導者を拘束しようとした治安部隊とギャングの首都での衝突は4日目に入った26日も続き、AP通信によると死者は50人近くに達した。

 ジャマイカでは政治勢力とギャングが長年、持ちつ持たれつの関係にあったが、政府は、指導者のクリストファー・コーク被告についての米国からの引き渡し要求という「外圧」を利用し、清算へ一歩を踏み出した形だ。

 現地からの報道によると、治安部隊は26日、もっとも激しい衝突が起きていた首都キングストンのスラム、チボリガーデンを制圧した。この地域を同日訪れたキリスト教司祭は、民間人が少なくとも44人死亡したと語ったが、衝突の巻き添えになった住民がどれだけ含まれているかは不明のまま。また治安部隊側にも4人の死者が出たという。

 ジャマイカでは1970年代以降、労働党と人民国家党の2大政党が、スラム地区に芽生え始めた複数のギャング集団を、票とりまとめのために利用する代わり、武器携帯を黙認。80年代に入るとギャングが麻薬取引に乗り出し、その稼ぎを支配下のスラムに投資して実権を固めた。

 その典型例がコーク被告だ。彼が率いるギャングは現与党の労働党につながり、被告の拠点チボリガーデンは、ゴールディング首相の選挙区でもある。米司法省は2009年8月、米国内で麻薬を流通させた罪でコーク被告を起訴、ジャマイカ政府に引き渡しを要請したが、ゴールディング首相は米の手続き不備などを理由に先延ばしを重ね、今月になってようやく逮捕状の発付を認めた。

 米国務省のクローリー次官補は26日の記者会見で「法の支配を徹底しようとするジャマイカ政府を支持する」と表明した。ただ当のコーク被告はまだ捕まっておらず、政治家側に一方的に絶縁されたギャング集団からの反攻も予想される。癒着の過去を清算するには時間がかかりそうだ。

1405チバQ:2010/05/28(金) 21:40:21
http://mainichi.jp/select/world/news/20100528ddm007030048000c.html
フランス:サルコジ大統領の政敵・ドビルパン前首相、復権向け選挙活動
 ◇疑惑捏造事件、検察控訴が追い風
 フランスのドビルパン前首相(56)が、12年の大統領選を視野に事実上の選挙活動を始めている。ドビルパン氏は、同じ保守派の政敵・サルコジ大統領の収賄疑惑を捏造(ねつぞう)した疑いで公判中だが、一部の世論調査では支持率は57%で、大統領の38%を上回る。ドビルパン氏の地方遊説に同行し、「復権」の可能性を探った。【パリ福原直樹】

 パリから電車で東に3時間。スイス国境に近い仏東部オト・ソーヌ県。先月、林業が盛んなこの地方の町を訪れたドビルパン前首相は、従業員約40人の製材工場を視察した。工場長の説明に「不況の影響は?」などと質問。従業員には手を差し伸べて握手するなど、日本の政治家の「地元回り」を見るようだ。

 「話に耳を傾けてくれ、誠実な印象です。大統領選では(彼に)投票します」。工場の女性はそう話した。

 午後は地元の牧場に足を向けた。ドビルパン氏は搾りたての牛乳を試飲し、報道陣に「こんなにおいしいミルクは初めてだろう」と笑顔を見せた。トラクターに乗ったり、子羊を抱いたりもした。

 ◇遊説で痛烈批判
 「私が現場を訪れるのは、(サルコジ政権に届かず)忘れ去られた声があふれているからだ」。ドビルパン氏は約2週間後、今度は同じ仏東部の都市ディジョンを訪れ、中小企業の経営者の前で力説した。

 「首相時代の私の重要課題は、雇用創設や赤字削減を目指す行政改革だった。今の政権は(改革を続けずイスラム教徒の女性がかぶる)ブルカのような問題を持ち出し、国民の不満の矛先をそらそうとしているのだ」

 ドビルパン氏は「私の政治的闘いは、サルコジ氏との確執とは無関係だ」と述べるが、ブルカに対する全面禁止法の制定を目指すサルコジ大統領への痛烈な批判であることは疑問の余地がない。両氏は前回07年の大統領選で、保守派の指名争いを巡って激しく対立した。

 フランスの台湾への軍艦売却に絡み、サルコジ大統領(当時は閣僚)が「手数料」を授受したという架空リストに列挙されたという収賄疑惑捏造事件で、ドビルパン氏は08年までに虚偽告発共犯罪などで起訴された。

 今年1月の1審判決で無罪となったが、検察当局は控訴。これに対しドビルパン氏は「(控訴は)大統領の差し金によるものだ」と反発したが、この控訴がドビルパン氏にとって逆に追い風となった。実際に「政敵のサルコジ大統領が検察に控訴を働きかけた」との疑惑が浮上したからだ。

 ◇新党旗揚げ表明
 控訴後の世論調査で43%がドビルパン氏の立場を支持。「支持しない」の35%を上回った。

 しかも4月の世論調査では65%がサルコジ氏の大統領再選を「望ましくない」と回答。「大統領が出馬しない場合の保守候補」として、ドビルパン氏はフィヨン現首相(33%)に次いで、31%の高支持を獲得した。

 ドビルパン氏は正式な出馬表明こそしていないが、3月に「信念の実現のため」として新党旗揚げを表明した。だが、視察先のディジョンで地元有力者(43)は「ドビルパン氏はサルコジ大統領に比べて強固な組織がなく、国会議員の支持も少ない。選挙は厳しい戦いになる」と指摘した。

 一方でサルコジ大統領は最近、大統領選への出馬意向を示唆。年内に予定されるドビルパン氏の控訴審の行方など不確定要素はあるが、保守派内で再び前回選挙の再現が起きる可能性がある。

毎日新聞 2010年5月28日 東京朝刊

1406チバQ:2010/05/28(金) 22:48:56
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2010/05/post-1299.php
土地不足を心配するオーストラリア
How Much Space is Enough?

せっかくの人口増に反対する新党まで表れた、譲れないスペース感覚

2010年05月27日(木)15時23分
マリーナ・カメネフ
[2010年6月 2日号掲載]

 オーストラリア人にとって「広大な土地」は掛け替えのないもの。だから今この国を襲っている急激な人口増加には耐えられない。

 現在の人口は2200万人。これが50年までに65%増え、3600万人近くに達するといわれる。この増加率は予想される世界平均のほぼ2倍。政府はこれを昨年9月に発表したが、ラッド首相は「人口増加は朗報、大きなオーストラリアはいいことだ」と発言。だがすぐに環境問題や食糧不足を懸念する人々が反発した。

 さらに人口増に反対する政党が2つも誕生。ほかの野党も今年の総選挙で人口問題を論点の1つに据える構えだ。こうした動きを受け、ラッドは今年4月に「人口相」を新設、対策を練るよう指示している。

 確かに、オーストラリアには人口増加に対応できる土地がある。国土面積が世界6位なのに対し、人口は55位。とはいえ人口の80%は沿岸部に住み、耕作可能な土地は国土の6%にすぎない。

不動産価格も懸念材料
 経済的にみれば、人口増加は多くの場合、消費や不動産の需要を加速させ成長の原動力となる。実際、オーストラリア経済は昨年プラス成長を記録。エコノミストらは2・1%の人口増のおかげで金融危機による深刻な被害を免れたと指摘している。だが昨年の不動産需要の伸びが不動産価格を20%も上昇させる副作用もあった。

 世論調査では69%が人口は3000万以下が望ましいと回答。「オーストラリア人にはスペースが大事なのだ」と、シンクタンク、グラッタン研究所のソール・エスレークは言う。「シドニーやメルボルンが人口過多になったら、土地の使い方を根本的に見直さなければならなくなる」

1407チバQ:2010/05/30(日) 17:20:29
>>1403
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010053000023
中道右派連立樹立か=左派、敗北認める−チェコ総選挙
 【ベルリン時事】チェコの下院(定数200)選挙は29日、開票作業が終了し、中道左派の社会民主党が第1党となった。ただ、過半数には届かず、第2党の市民民主党が新党の「TOP09」や「VV」と中道右派連立政権を樹立する見通しとなっている。
 各党の獲得議席は、社民党56、市民民主党53、「TOP09」41、ボヘミア・モラビア共産党26、「VV」24。市民民主党のネチャス党首は「財政に責任を持つ政府の樹立に向け、中道右派の各党と協議する」と語った。
 社民党は第1党となったが、他党は財政事情が悪化する中で、緊縮財政に消極的な社民党との連立を拒否する方針。同党のパロウベク党首は「有権者は社民党の提案を選ばなかった」と敗北を認め、党首を辞任する考えを表明した。(2010/05/30-06:59)

http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052901000408.html
チェコで中道右派連立が濃厚 総選挙、左派が敗北宣言
 【ウィーン共同】チェコ下院(定数200)選挙は29日午後(日本時間同日夜)、2日間にわたる投票を終了、即日開票に入った。DPA通信によると、選管当局の暫定集計でトップに立っている中道左派、社会民主党のパロウベク党首は、政権発足の見通しが立たないとして敗北を宣言した。中道右派連立政権発足の可能性が高まった。

 選管当局によると、開票率97%の段階で社会民主党の得票率は22%、右派の市民民主党は20%。昨年結成された中道右派「トップ09」、ジャーナリストらでつくる「VV」の両新党がそれぞれ16%、10%。

 社会民主党は元首相のパロウベク党首の不人気も影響し、他党は同党との連立に消極的。市民民主党と新党による中道右派連立政権が発足する公算が大きくなっている。

 チェコでは昨年3月、医療制度改革に伴う不満を背景に、市民民主党のトポラーネク首相の連立政権に対する不信任案が可決。官僚出身のフィシェル首相率いる暫定内閣が国政を運営してきた。

2010/05/30 01:23 【共同通信

1408チバQ:2010/05/30(日) 17:26:01
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100530/t10014774701000.html
英新政権 閣僚辞任で打撃
5月30日 9時9分
総選挙を受けて発足したばかりのイギリスの連立政権の閣僚が、不適切な経費の請求を行っていたことを認めて閣僚を辞任し、政治への信頼回復を優先課題に掲げる新政権に打撃となっています。

閣僚を辞任したのは、今月行われた総選挙を受けて発足したイギリスのキャメロン政権で財務相を補佐する役割を担っていた自由民主党のデビッド・ローズ財務担当相です。ローズ氏はパートナーの男性の家に同居していたにもかかわらず、議会の規則に背く形で家賃として3年余りであわせて4万ポンド、日本円にしておよそ530万円を議員活動に必要な経費の請求に含めていたことがイギリスの新聞の報道で明らかになりました。これについてローズ氏は、男性と同性愛の関係にあることを知られたくなかったためだったとしたうえで「金銭的な利益は得ていないが間違っていた」と述べて、経費の請求が不適切だったことを認め、29日、閣僚を辞任しました。イギリスでは去年、議員による経費の乱用が相次いで明らかになり、キャメロン政権は政治への信頼回復を優先課題に掲げ、政治改革に取り組むとしていただけに、不適切な経費請求による閣僚の辞任は政権への打撃となっています。

1409チバQ:2010/05/30(日) 17:32:46
>>1282>>1285>>1327
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100530/erp1005300030000-n1.htm
ハンガリーで新内閣発足 中道右派政権
2010.5.30 00:29
 ハンガリー通信などによると、同国国会(定数386)は29日、4月の総選挙で勝利した中道右派、フィデス・ハンガリー市民連盟のオルバン・ビクトル党首を首相に選出、新内閣が正式に発足した。オルバン首相は1998年からの4年間に続く2度目の首相就任。

 フィデスは選挙で総議席の3分の2を上回る263議席を獲得した一方、与党だった中道左派、社会党は抜本的な経済対策を打ち出せず、59議席と惨敗。排外主義を掲げる極右政党「ヨッビク」は初の国会入りながら第3党に躍進した。

 ハンガリーは2008年に金融危機の直撃を受け、失業率は約11%と89年の民主化以降、最悪の水準を記録。雇用対策が急務となっている。(共同)

1410チバQ:2010/05/30(日) 17:48:06
>>1408
後任のスコットランド相の名前・・・
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010053001000081.html
英新政権の財務担当相が辞任 同性恋人に経費で「賃料」
2010年5月30日 09時22分

 【ロンドン共同】英国のローズ財務担当相が、同性愛の恋人が所有する不動産の賃料計4万ポンド(約530万円)を議員活動上の「必要経費」として議会当局に請求したとされる問題で、同相は29日「私の行いに誤りがあった」と述べ、辞任した。

 新内閣発足から17日で、最重要課題の財政赤字問題を担当する閣僚が「政治とカネ」に絡んで辞任したことは、政治への信頼回復を目指すキャメロン連立政権への初の大きな打撃となった。

 ローズ氏は議会第3党、自由民主党所属。昨年、多数の議員の不当経費問題が明るみに出た際、各党は議員に自己申告させたり、内部調査を行うなどしたが、ローズ氏は「私の性的秘密を守りたいという願望」から不当請求を隠し続けた。ただ、自身は経済的利益を得ていないと強調した。

 後任は同じ自民党のアレクサンダー・スコットランド相。スコットランド相には、やはり同党のマイケル・ムーア氏が就任する。

1411チバQ:2010/05/31(月) 21:13:52
http://www.cnn.co.jp/world/AIC201005310009.html
2010.05.31 Web posted at: 11:50 JST Updated - CNN
ワールド
チェコ議会総選挙、中道右派連立樹立へ 第1党党首は辞任
(CNN) 28、29両日に行われたチェコ議会下院(定数200)総選挙で、中道左派の最大野党、社会民主党が第1党となったが、獲得議席が過半数に届かなかった。


第1党となった社会民主党の獲得議席が半数を割り込んだため、第2党となった右派の市民民主党が他の新党などの右派勢力と右派連立政権を樹立する見通しが濃厚となっている。これを受けて、社会民主党のイジー・パロウベク党首は30日、辞任する考えを明らかにした。


選挙の結果、社会民主党が得票率22.1%でトップ。右派の最大与党、市民民主党が20.2%で続いた。定数200のうち社会民主党は57議席、市民民主党は51議席をそれぞれ獲得した。そのほか小規模な右派政党も議席を獲得した。


選挙前に実施された世論調査では、社会民主党の勝利が確実視されていたが、最終的には予想に反した結果となった。パロウベク党首は10日以内の辞任を表明し、「このような結果になった理由を解明する必要がある」と述べた。


ギリシャ金融危機に伴い、欧州全体で金融危機への対策が課題となる中、市民民主党は選挙活動で財政赤字の削減を主張。一方、社会民主党は歳出削減と並行して高所得者の税率を引き上げ、その資金で社会保障の充実させることを公約に掲げていた。

1412チバQ:2010/05/31(月) 21:16:20
>>176
http://www.asahi.com/international/update/0531/TKY201005310101.html
コロンビア大統領選、「右派」と「緑の党」の決選投票へ
2010年5月31日11時10分

 南米コロンビアで30日、任期満了に伴う大統領選挙が投開票された。地元メディアなどによると、開票率99%で、9人の候補者のうち親米右派のウリベ大統領後継のサントス前国防相(58)が得票率46.56%で首位に立ち、2位の緑の党共同党首、モックス元ボゴタ市長(58)を大きく引き離した。ただ、当選に必要な過半数には届かず、6月20日に決選投票が行われる見通しになった。

 決選投票は、2期8年続いたウリベ政権の継承を訴えるサントス氏と「変革」を掲げるモックス氏の争いになる。

 ウリベ現政権は、米国の支援を得て左翼ゲリラ組織「コロンビア革命軍」(FARC)の制圧を進めながら治安回復や経済成長などの成果を上げ、国民の人気は高い。だが、ベネズエラなど反米左派政権の近隣国との関係は悪化。サントス氏は2006年のウリベ氏再選時に、選挙責任者を務めた人物。

 一方、モックス氏は、数学者で哲学家。ボゴタ市長を2期務めた。透明性のある予算の執行などを訴え、支持を広げていた。(平山亜理)

1413チバQ:2010/05/31(月) 22:15:18
>>198>>1192>>1212
http://mainichi.jp/select/world/news/20100601k0000m030090000c.html
オランダ:下院選挙 争点は「財政」…ユーロ危機影響
 【ブリュッセル福島良典】第二次大戦後、仏独などと共に欧州統合を推進してきたオランダで6月9日、下院(定数150、任期4年)総選挙が実施される。ギリシャ財政悪化に端を発したユーロ危機の影響で、長年の課題である移民問題に代わり、財政引き締めが最大の争点に浮上している。躍進が予想される中道右派政党は欧州連合(EU)への拠出金も削減対象に挙げており、オランダのEU離れに拍車がかかる可能性もある。

 オランダでは近年、イスラム移民の処遇が国論を二分する争点だったが、ギリシャ危機が欧州全域の問題に拡大したことで状況が変わった。選挙事情に詳しいアムステルダム自由大学のアンドレ・クロウウェル講師(45)は「好況の90年代末から過去10年間、有権者の最大の関心は移民と治安だったが、ユーロ危機で経済に移った」と指摘する。

 このため、5月下旬に始まった選挙戦は各党による歳出削減競争の様相を呈している。第1党の座をうかがう中道右派・自由民主党は4年間で200億ユーロ(約2兆2300億円)の削減を約束し、中道右派・キリスト教民主勢力が180億ユーロ、中道左派・労働党が110億ユーロで続く。

 自由民主党は「EUへの拠出金半減」も公約に掲げる。オランダはEU加盟国の中でも、国民1人当たりの拠出金負担が重く、アムステルダムのロドウェイク・アッシャー市長代行(35)=労働党=は「国民はEUをより批判的に見るようになっている」と分析する。

 移民排斥を掲げる極右政党・自由党も反EUを前面に打ち出している。ロッテルダムの地方政党「住みよいロッテルダム」のロナルド・ソレンセン党首(63)は「我々の血税でギリシャ、スペイン、ポルトガルの面倒を見るわけにはいかない。オランダはユーロのシステムから離脱すべきだ」と主張、国政レベルでは自由党を支援している。

 世論調査によると、バルケネンデ首相のキリスト教民主勢力は自由民主党、労働党の後じんを拝し、第1党から第3党に転落する見通しで、自由民主党を軸とする連立政権が樹立される公算が大きい。

1414チバQ:2010/06/01(火) 12:23:56
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010060102000059.html
英・財務担当相 後任も金銭疑惑
2010年6月1日 朝刊

 【ロンドン=有賀信彦】三十一日付英紙デーリー・テレグラフは、金銭スキャンダルで財務担当相を辞任したローズ氏の後任アレクサンダー氏が、議会にセカンドハウスと報告している家を売る際、売却益にかかる税の免除を受けることのできる本宅として税務当局に申告、税の支払いを逃れていたと報じた。

 同氏はローズ氏と同じ議会第三党の自由民主党所属。一九九九年にロンドンにマンションを購入。二〇〇五年の総選挙で初当選後、選挙区のスコットランドに家を買って本宅、ロンドンの家をセカンドハウスとして議会に申告。〇七年にこの家を売るまで、計三万七千ポンド(約四百九十万円)の議員経費を議会に請求していた。

 税法上、過去三年間に一時期でも本宅として使用した実績があれば、売却時の税金は免除されるが、財務担当相だけに国民の視線は厳しくなりそうだ。

1415チバQ:2010/06/01(火) 23:41:16
http://mainichi.jp/select/world/news/20100602k0000m030051000c.html
調査捕鯨:豪の日本提訴、「総選挙対策」色濃く

オーストラリアのケビン・ラッド首相=2009年12月、藤井太郎撮影 【ジャカルタ佐藤賢二郎】オーストラリア政府は5月31日、南極海での日本の調査捕鯨廃止を求めて国際司法裁判所(オランダ・ハーグ)に日本を提訴した。反捕鯨の豪州が従来より踏み込んだ措置を取った背景として、年内にも予定される総選挙を控え、支持率低迷に悩むラッド政権が「人気回復」を意識したものとの見方が出ている。

 ラッド首相率いる労働党は、前回07年の総選挙で「調査捕鯨問題の国際法廷への提訴」を公約の一つに掲げて政権を奪取した。他にもスリランカなどからの難民受け入れ停止や温室効果ガスの排出量取引制度導入延期など、選挙時の公約を見直すケースが相次ぎ、野党などから「公約違反」との批判が噴出。労働党の支持率は下落し、5月初めには初めて5割を割り込み、野党・保守連合に逆転を許した。

 豪有力紙「オーストラリアン」(電子版)は今回の提訴について「時期や内容などあらゆる面で捕鯨廃止に向けた展望がなく、総選挙前に公約違反を取り繕うためだけのもの」と批判した。また、日本の調査捕鯨が科学的目的での捕鯨を認めた国際捕鯨取締条約に違反しているとの政府の主張を「要領を得ていない」と指摘。「勝訴は見込めず、失敗すれば(クジラの)大量殺りく阻止のための他の努力が無駄になる」と強調した。

 最大野党・自由党のアボット党首も「現政権が抱える問題から国民の目をそらすための行為」と非難している。

 一方、豪州国民の反捕鯨感情は強く、5月行われた世論調査でも南極海での調査捕鯨に94%が反対。国際司法裁への日本提訴を含む政府の姿勢を90%が支持すると回答している。

1416チバQ:2010/06/01(火) 23:42:35
http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010060101000688.html
エジプトで諮問評議会選 野党の動向焦点
 【カイロ共同】エジプト大統領などの諮問機関である諮問評議会(定数264)選挙が1日実施された。投票は同日夕(日本時間同日深夜)に終了、即日開票され、2日にも大勢判明の見通し。

 議席の大半を占める与党国民民主党(NDP)が勢力を維持するとみられているが、約30年にわたり独裁体制を続ける82歳のムバラク大統領の健康不安が取りざたされる中、変革を求める機運の高まりを受け、野党がどこまで議席を伸ばすかが焦点。今年後半の人民議会選や来年の大統領選の前哨戦的性格もある。

 エジプトの中東通信によると、改選88議席のうち、無投票当選を除く74議席を、13の政党所属や独立系の候補446人が争う。

 同評議会に立法権はなく、任期6年。3分の1を大統領が指名、残りを3年ごとの選挙で半数ずつ改選する。

1417チバQ:2010/06/05(土) 18:44:16
http://mainichi.jp/select/world/news/20100606k0000m030006000c.html
エジプト:88議席中、与党が74議席獲得 諮問評議会選
 エジプトの選挙管理委員会は3日、1日に投票された諮問評議会(定数264)選挙の結果を発表した。改選88議席中、与党国民民主党(NDP)が無投票当選の14議席を含め74議席を獲得した。国民進歩統一党、ガッド党など野党は4議席。非合法化されているため無所属で立候補した「ムスリム同胞団」系候補は全員落選した。投票率は30.8%。残った10議席は8日に決選投票が行われる。【カイロ】

1418チバQ:2010/06/05(土) 19:30:42
http://mainichi.jp/enta/sports/news/20100606k0000m050035000c.html
南アW杯:高速鉄道建設が大詰め…市民の期待高く 南ア

8日の鉄道開通日までわずかとなり、工事が続くハウトレインのサントン駅周辺=南アフリカ・ヨハネスブルクで2010年6月3日、佐々木順一撮影 【ヨハネスブルク高尾具成】サッカー・ワールドカップ(W杯)の開幕(11日)を直前に控え南アフリカ・ヨハネスブルクで、高速鉄道「ハウトレイン」関連の建設工事が急ピッチで進んでいる。

 8日に一部区間が開通予定で、オリバー・タンボ国際空港とホテルや企業ビルが集中するサントン地区を約15分で結ぶ。価格は100南アフリカ・ランド(約1200円)と割高だが、車なら渋滞時には約1時間もかかるため市民の期待は高い。

 サントン駅周辺で働く建設作業員の一人は「準備は間もなく整う」と話し、焦りはない。

 ハウトレインはW杯に向けたインフラ整備の一環として06年9月に建設を開始。来年半ばには首都プレトリアとヨハネスブルクなどを結ぶ全路線約80キロが開通する予定。

1419チバQ:2010/06/05(土) 19:58:02
>>1409
http://www.asahi.com/business/update/0605/TKY201006050116.html
第2のギリシャはハンガリー?前政権が財政数字「操作」
2010年6月5日10時58分
 【ロンドン=有田哲文】ロイター通信によると、ハンガリーのオルバン首相の報道官は4日、「ハンガリーでは前政権が(財政の)数字に不正に手を加えていた。ギリシャもそうだった。ギリシャでは、真実のときが訪れた。ハンガリーはまだだ」と語った。ハンガリーでは4月の総選挙で政権が交代した。政権交代をきっかけに財政不安が表面化したギリシャ型の危機に陥る可能性を否定しなかったと受け止められている。

 将来のユーロ圏加盟を目指すハンガリーには、ユーロ圏の金融機関が進出しており、信用不安が起きれば欧州全体に影響する可能性がある。

1420チバQ:2010/06/07(月) 22:03:20
>>1192>>1413
http://mainichi.jp/select/world/news/20100608k0000m030041000c.html
オランダ:下院総選挙9日投開票 自民党第1党の勢い 
 今春のバルケネンデ連立政権崩壊に伴うオランダ下院(定数150、任期4年)の総選挙が9日、投開票される。ユーロ危機を受け、財政削減による「小さな政府」を掲げる中道右派野党の自由民主党が急速に支持を伸ばして第1党に躍進する見通しで、マルク・ルッテ党首(43)が次期首相の最有力候補に浮上している。欧州経済の先行き不透明感が強まる中、オランダ社会の右傾化を反映する選挙結果になりそうだ。【オランダ西部ハーグで福島良典】

 自由民主党は、経済面では市場経済と企業活動を重視する保守リベラル派政党。「小さな政府」路線の英保守党と主義・主張が近い。43歳で英首相となった同い年のキャメロン保守党党首になぞらえ、「ルッテはオランダのキャメロンになるか」(地元紙)が注目されている。

 4日発表の世論調査によると、自由民主党は獲得予想議席36議席で首位を走り、30議席の中道左派・労働党、23議席の中道右派・キリスト教民主勢力に水をあけている。

 オランダの財政赤字は国内総生産(GDP)比6.3%、累積債務残高は同66%で欧州連合(EU)加盟27カ国の中では悪くはない。だが、ルッテ党首は社会の閉塞(へいそく)感を背景に「どの政党がオランダを危機から救えるのか。我が党は教育、安全、社会基盤、医療に力を注ぐ小さな国家を作る」と訴えて支持を集めている。

 移民規制も厳格化する構えだ。ルッテ党首は「オランダの社会保障に全面依存するような、経済的に恵まれない移民の流入に終止符を打つ」と約束し、イスラム移民排斥を掲げる極右政党・自由党の支持層を切り崩している。「自由党の過激路線にはついて行けないが、移民政策を見直してほしい有権者の支持を取り付けている」(欧州政界筋)形だ。

 とはいえ、自由党も、3月の地方選で勝利した一時の勢いは衰えたものの、現有9議席を倍増する見通しだ。パキスタン系移民2世のタクシー運転手は「自由党は二十数議席を獲得するかもしれない」と警戒しつつ、「政権に参加すれば連立他党の意見に従わなければならず、自由党の思い通りにはならないはずだ」と語った。

 選挙は比例代表制で、今回は18政党が参加している。9日に即日開票され、10日早朝に大勢判明の見通し。

1421チバQ:2010/06/07(月) 23:13:25
>>1419
http://mainichi.jp/life/money/news/20100608k0000m020094000c.html?link_id=RLH04
世界的株安:欧州に疑心やまず ハンガリーへの不安端緒
 ハンガリーのオルバン新政権が先週末、10年度の財政赤字が大幅拡大する可能性があると明かしたのをきっかけに、欧州の信用不安が再燃した。東欧諸国の財政への懸念も高まり、米国や日本の金融市場を再び、揺さぶっている。外国為替市場の急激な円高・ユーロ安は日本の輸出関連企業の経営に打撃を与え、景気回復の足を引っ張る懸念も出ている。

 「GDP(国内総生産)比で1〜1.5%の歳出削減で財政再建の目標を達成できる」。世界金融市場の混乱を受け、ハンガリーの経済相は7日、赤字拡大を明かした首相報道官のスタンスを大幅修正し、火消しに走った。しかし、世界市場では欧州諸国の財政悪化への疑心暗鬼に歯止めがかからない。

 ハンガリーの社会党前政権は、10年度の財政赤字をGDP比で3.8%とする目標を掲げた。だが、4月末の総選挙で地滑り的な大勝利を収めた中道右派政権は、前政権が財政赤字のデータを改ざんしたと指摘し、債務不履行への危機感を表明。昨年10月の政権交代で前政権による財政赤字隠しが発覚したギリシャを連想させ、市場の動揺を誘った。

 ただ、市場では「大幅減税を掲げ選挙に勝った新政権が、財政赤字隠しを指摘することで、前政権を批判するとともに国民に減税は不可能と訴えるのが狙い」(欧州銀)との見方も出ている。ギリシャと違い、ハンガリーは08年11月に国際通貨基金(IMF)や欧州連合(EU)から金融支援を受け、財政再建計画もIMFなどと作成した。このため、欧州委員会のレーン欧州委員(通貨・経済担当)は5日の会見で、ハンガリー新政権の発言は「誇張されすぎている」と疑問を投げかけた。ハンガリー中央銀行は、追加的な財政削減を実施しない場合「財政赤字は4.5%に悪化する」と予測し、さらに拡大するとの指摘もあるが、債務不履行に陥る可能性は低いとの見方が広がっている。

 ただ、ハンガリー問題が深刻化すれば、ハンガリー向けの融資が多いオーストリアやドイツなどに打撃を与えるのは確実。ユーロ圏(16カ国)経済の下振れにより「ユーロ圏の銀行の不良債権が拡大し、資金引き揚げなどで東欧が一層苦しくなる『負の相乗効果』に陥る可能性」(日本総研の牧田健氏)も懸念される。欧州経済の停滞は、世界経済回復の頼みの綱の新興国経済を減速させる恐れもあり、小康状態だった市場は不安心理を再び強めている。【清水憲司、ロンドン会川晴之】

 ◇輸出企業苦戦 有効な対策なく…円高・ユーロ安
 7日の東京株式市場では、急激な円高・ユーロ安で採算悪化の懸念が高まった輸出関連銘柄を中心に、株価が年初来安値を更新する企業が続出した。10年3月期決算でV字回復を果たした日本企業だが、外部環境の急変に有効な手だてを打ち出せないでいる。

 売上高の23%を欧州が占めるソニーは、対ユーロで1円の円高になると営業利益が年間70億円吹き飛ぶ。10年度の想定レートは1ユーロ=125円だが、7日の東京外国為替市場の円相場は一時、1ユーロ=108円台前半となり、1190億円の営業利益が消滅する計算だ。ソニーは液晶テレビの販売増加をテコに11年3月期の営業黒字を前期比約5倍の1600億円と見込むが、「現在の為替相場が続けば不可能な水準」(大手証券アナリスト)となりつつあり、投資家の売りを誘った。

 売上高の約3割が欧州のキヤノンは1ユーロ=125円を想定し、1円の円高で営業利益を41億円押し下げる。同じ想定レートのトヨタ自動車も1円の円高が40億円の営業減益要因になる。

 5日閉幕した主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議も欧州の信用不安に具体策を打ち出せず、みずほ証券の瀬川剛氏は「手詰まり感が投資家心理を一層冷え込ませた。日経平均株価は当面9000円台で伸び悩む」と予想。ユーロ相場も「欧州の金融機関に対する不安が解消されず、ユーロはさらに売り込まれる可能性もある」(三菱UFJ信託銀行の酒井聡彦氏)との見方もあり、輸出メーカーにとって厳しい状況が続きそうだ。

 8日に発足する菅直人内閣に対し、市場からは「財政再建と成長戦略を両立させる道筋を明確に打ち出してほしい」(日興コーディアル証券の河田剛氏)との要望が上がるが、世界の金融市場が“暴風雨”にさらされる中で、厳しい船出となりそうだ。【宮崎泰宏、弘田恭子、大久保渉】

1422チバQ:2010/06/08(火) 21:59:52
>>1420
http://mainichi.jp/select/world/news/20100608ddm007030112000c.html
オランダ下院総選挙:あす投開票 自民党、第1党の勢い
 ◇「ルッテ党首、キャメロンになるか」
 【オランダ西部ハーグで福島良典】今春のバルケネンデ連立政権崩壊に伴うオランダ下院(定数150、任期4年)の総選挙が9日、投開票される。ユーロ危機を受け、財政削減による「小さな政府」を掲げる中道右派野党の自由民主党が急速に支持を伸ばして第1党に躍進する見通しで、マルク・ルッテ党首(43)が次期首相の最有力候補に浮上している。欧州経済の先行き不透明感が強まる中、オランダ社会の右傾化を反映する選挙結果になりそうだ。

 自由民主党は、経済面では市場経済と企業活動を重視する保守リベラル派政党。「小さな政府」路線の英保守党と主義・主張が近い。43歳で英首相となった同い年のキャメロン保守党党首になぞらえ、「ルッテはオランダのキャメロンになるか」(地元紙)が注目されている。

 4日発表の世論調査によると、自由民主党は獲得予想議席36議席で首位を走り、30議席の中道左派・労働党、23議席の中道右派・キリスト教民主勢力に水をあけている。

 オランダの財政赤字は国内総生産(GDP)比6・3%、累積債務残高は同66%で欧州連合(EU)加盟27カ国の中では悪くはない。だが、ルッテ党首は社会の閉塞(へいそく)感を背景に「どの政党がオランダを危機から救えるのか。我が党は教育、安全、社会基盤、医療に力を注ぐ小さな国家を作る」と訴えて支持を集めている。

 移民規制も厳格化する構えだ。ルッテ党首は「オランダの社会保障に全面依存するような、経済的に恵まれない移民の流入に終止符を打つ」と約束し、イスラム移民排斥を掲げる極右政党・自由党の支持層を切り崩している。「自由党の過激路線にはついて行けないが、移民政策を見直してほしい有権者の支持を取り付けている」(欧州政界筋)形だ。

 とはいえ、自由党も、3月の地方選で勝利した一時の勢いは衰えたものの、現有9議席を倍増する見通しだ。パキスタン系移民2世のタクシー運転手は「自由党は二十数議席を獲得するかもしれない」と警戒しつつ、「政権に参加すれば連立他党の意見に従わなければならず、自由党の思い通りにはならないはずだ」と語った。

 選挙は比例代表制で、今回は18政党が参加している。9日に即日開票され、10日早朝に大勢判明の見通し。

1423チバQ:2010/06/09(水) 22:08:34
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100609-OYT1T00917.htm
オランダ総選挙、反イスラム政党が躍進
 【ブリュッセル=尾関航也】オランダで9日、下院選(定数150)の投票が行われた。


 同日中に開票され、10日未明(日本時間10日午前)までに大勢が判明する。

 バルケネンデ首相率いる中道右派の与党・キリスト教民主勢力の苦戦で政権交代の可能性が強まる一方、イスラム排斥を唱える右翼「自由党」が躍進する勢いで、選挙後の展望は波乱含みだ。

 下院で自由党の現有勢力は9議席。投票日直前の世論調査によると、今回の選挙で議席数を倍増させる公算が大きい。

 支持拡大の背景には、イスラム系移民の増加に対する国民の警戒心がある。選挙戦では主要政党が財政再建策を競う中、自由党は反イスラム政策に焦点を絞る戦術をとった。イスラム諸国からの移民受け入れ停止、聖典コーランの発禁処分、スカーフ着用への課税などが公約の柱だ。

 党首のヘールト・ウィルダース下院議員(46)は2008年、コーランを批判する自主制作ビデオを公表し、イスラム諸国の反発を招いた。イラクで5月に、サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に出場するオランダチームへのテロを計画したとして容疑者が拘束されるなど、余波は今も収まっていない。自由党が政権入りを果たせば、国際的波紋は大きい。

 地元メディアによる獲得議席数予想では、中道右派の野党、自由民主党(現有21議席)が35議席をうかがい、2月に連立与党を離脱した中道左派の労働党(同33議席)が30議席前後でこれを追う構図だ。与党のキリスト教民主勢力(同41議席)は25議席前後にとどまる見通し。

 下院過半数の76議席を確保するには少なくとも3党の連立が必要とみられ、選挙後の連立交渉で自由党が台風の目となる可能性もある。

(2010年6月9日19時56分 読売新聞)

1424とはずがたり:2010/06/10(木) 17:38:12
中道右派と中道左派が拮抗、極右躍進 オランダ総選挙
2010.6.10 12:07
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100610/erp1006101208002-n1.htm

 9日投票のオランダ下院総選挙(定数150、比例代表制)は即日開票が始まった。10日未明の選挙管理委員会の暫定集計(開票率約30%)と有力世論調査会社が9日夜に発表した出口調査によると、中道右派の自由民主党(VVD)、中道左派の労働党(PVDA)がそれぞれ31議席で拮抗(きっこう)。イスラム移民排斥を訴える極右の自由党(PVV)が22議席で3位に躍進する見通しとなった。

 8年間政権を担ってきたバルケネンデ首相の中道右派、キリスト教民主勢力(CDA)は改選前41議席から21議席に半減。首相は9日夜、選挙結果の責任を取り、党首辞任を表明した。

 各党は過半数(76議席)確保を目指し、連立交渉を急ぐが、難航は必至とみられている。(共同)

1425チバQ:2010/06/10(木) 20:34:59
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100610/erp1006101820004-n1.htm
オランダ首相退陣へ 総選挙で惨敗、連立難航も
2010.6.10 18:19

 9日投開票のオランダ下院総選挙(定数150、比例代表制)は、10日午前(日本時間同日午後)の選挙管理委員会の暫定集計(開票率約98%)によると、中道右派の自由民主党(VVD)が31議席で第1党になり、中道左派の労働党(PVDA)が30議席で拮抗。8年間政権を担ったバルケネンデ首相の中道右派、キリスト教民主勢力(CDA)は改選前41議席から21議席に半減、首相退陣は確実になった。

 各党は過半数(76議席)確保を目指し、連立交渉を急ぐが、難航は必至とみられている。VVDのルッテ党首(43)は10日、「われわれは責任を果たす用意がある」と述べ、次期首相の座に意欲を示した。(共同)


http://mainichi.jp/select/world/news/20100610dde007030079000c.html
オランダ下院総選挙:極右政党躍進、第3党に 第1党は自民
 【ハーグ(オランダ西部)福島良典】9日投票のオランダ下院(定数150、任期4年)総選挙は同日夜から開票され、地元テレビによると、中道右派のリベラル派政党・自由民主党が第1党の座をうかがい、イスラム移民排斥を掲げるウィルダース党首(46)の極右・自由党が大躍進した。自由党がバルケネンデ首相(54)の中道右派・キリスト教民主勢力を上回る第3党の位置に付けたことで、連立政権樹立のための各党協議のカギを握る可能性が高まった。

 地元テレビの開票速報(開票率94・4%)によると、自由党は現有9議席から獲得予想24議席へと勢力を伸長した。選挙直前まで世論調査で他党に水をあけていた自民党(前回選挙22議席)は獲得予想31議席で、同30議席の中道左派・労働党(同33議席)に肉薄された。改選前に41議席で第1党だったキリスト教民主勢力は獲得予想21議席と惨敗し、バルケネンデ首相は党首辞任を発表した。

 下院過半数の76議席に達するには3〜4党による連立政権の樹立が必要になる。自民党のルッテ党首(43)は自由党の連立参加の可能性を排除していないが、労働党のコーヘン党首(62)は自由党とは連立を組まないとの立場だ。自民、労働両党を軸とする連立の場合、自由党は排除される見通しだ。ルッテ氏が首相に就任すればリベラル派として第一次大戦後、初めて。

 極右・自由党のウィルダース党首は一昨年春、イスラム教の聖典コーランを非難する短編映画「フィトナ」を公開し、イスラム世界の猛反発を招いた人物。自由党が連立参加すればイスラム諸国との関係悪化や、アフガニスタンに展開する軍部隊を含めオランダを標的とするテロの激化が懸念される。

 ユーロ危機を受け、選挙は財政削減策を争点に争われた。自民党は15年までに200億ユーロ(約2兆1800億円)の歳出削減を約束し「小さな政府」による経済活性化を訴えた。

毎日新聞 2010年6月10日 東京夕刊

1426チバQ:2010/06/10(木) 20:38:47
http://mainichi.jp/select/world/news/20100611k0000m030072000c.html
オランダ:自民と自由党が勢力拡大 イスラム移民に警戒感
 【ハーグ(オランダ西部)福島良典】9日投開票のオランダ下院(定数150)総選挙は、中道右派・自由民主党が31議席で中道左派・労働党との首位争いを1議席差で逃げ切った。「オランダのイスラム化阻止」を掲げる極右・自由党が、現有9議席から24議席で第3党に躍進。改選前に41議席で第1党だったキリスト教民主勢力は21議席と惨敗した。党首のバルケネンデ首相は辞意を表明した。ユーロ危機を受けて財政再建が最大の争点となったが、移民規制強化を掲げる自民、自由両党の勢力拡大は同時に、オランダ社会の右傾化を顕著に示すものとなった。

 「オランダ人は犯罪、移民、イスラムの少ない国を選んだ。我々は政権に加わる用意がある」。ウィルダース自由党党首は9日深夜、ハーグ郊外での集会で宣言した。昨年の欧州議会選挙、今年3月の地方選に続く勝利。06年の結党から4年強で政権参加への足がかりをつかんだ。

 勢力拡大の背景には移民の増加がある。オランダ南西部ロッテルダム(約60万人)では16年に住民の半分を外国系が占めるようになると予測されている。地方政党「住みよいロッテルダム」のソレンセン党首は「オランダは移民の受け入れに年間70億ユーロ(約7700億円)も費やしている。流入を阻止すべきだ」と主張する。

 一方、ハーグ中心部にあるモスク(イスラム礼拝堂)の責任者、アリ・ベルハジさん(61)は「ウィルダース党首は反イスラム、反イスラム教徒、反アラブだ。イスラム諸国では受け入れられず、各党は自由党と連立を組むことはできないはずだ」と語る。

 だが、自民党のルッテ党首はイスラム移民を名指しこそしないが、「社会保障に全面依存するような、経済的に恵まれない移民の流入は止める」と表明。規制強化の方向は自由党と一致しており、選挙戦中から自由党と連立を組む可能性を排除していない。自民党、自由党、キリスト教民主勢力の3党で過半数ぎりぎりの76議席となるため、3党による中道・右派連立の可能性も浮上している。

 ただ、自由党の公約は、モスクの新設禁止、イスラム教の聖典コーランの発禁、ヘジャブ(イスラムのスカーフ)着用への課税などで、反イスラム色が濃い。ウィルダース党首は連立に参加する場合には移民問題で柔軟に対応する構えを見せているが、自由党が政権入りすればイスラム世界の反発は必至だ。

 欧州ではベルギーで今年4月、イスラム教徒の女性が顔を覆う衣装ブルカやニカブを公共の場で着用することを禁じる法律が成立した。フランスなどでも着用禁止を目指す動きがある。金融・経済危機で欧州は「内向き傾向」を強めており、オランダ総選挙の結果を踏まえ、「欧州とイスラムの共存は可能か」を巡る議論が各国で熱を帯びそうだ。

1427チバQ:2010/06/10(木) 20:50:57
http://jp.wsj.com/World/node_69596
南アフリカ黒人運動はぐくんだソウェト地区、W杯開催も貧困問題は未解決
2010年 6月 10日 12:28 JST
 【南アフリカ・ソウェト】1994年、ソウェト黒人居住区は、長年にわたる抗議運動の末に白人人種差別主義政権を倒し、ネルソン・マンデラ氏を南アフリカ初の黒人大統領に選出して新生国家誕生に一役買った。

 ソウェトにはいまや、高級ショッピングモールや、こぎれいな住宅が建ち並び、今週金曜のワールドカップ(W杯)開幕試合の会場となるスポーツスタジアムも設けられている。政治面や雇用面の障壁が取り払われ、外国からの投資が拡大するにつれ、黒人中産階級が台頭を見せている。こうした層は、1カ月にわたるW杯開催期間中、大きな注目を集めることになる新生南アフリカを支える基礎をなしている。

 しかし、繁栄はまだそこまでしか行き渡っていない。少数派の白人支配が終わって16年たったいま、多くの国民は、政府による無視という、別種の圧政に不満を唱えている。

 いまでは、歌声デモ行進、怒りのスローガン、タイヤ燃やしの批判の矛先が最も多く向けられている対象は、マンデラ氏と、南アのジェイコブ・ズマ現大統領の与党、アフリカ民族会議(ANC)だ。

 ヨハネスブルグ南部にあるソウェトの丘陵には、波形トタン小屋がひしめき合っている。こうした集落では、道路は未舗装、トイレは屋外にあり、電気は信号機からくすね取られる。憤った市民団体が公共サービスの欠如への抗議行動を繰り広げるなか、ソウェトやその他の居住区は再び、社会不安の温床と化している。

 貧困層向けの住宅と土地を求めて闘っている団体「ソウェト無産者運動(Landless People’s Movement in Soweto)」の広報担当者、モーリーン・ミニシ氏は、「アパルトヘイトの時代には、少なくとも雇用はあった。どこへ行けば仕事がもらえるか、みんな知っていた。役人が責任を持ってくれた」と語る。

 抗議行動は、ANCと、ANCがその代弁者を公言する黒人貧困層との間の溝の深まりを浮き彫りにしている。抗議行動は、与党ANCのトップに端を発した、より広範な混乱の構図の一端をなしている。ANCは目下、党の内紛や、一夫多妻の大統領の身辺問題と格闘している。

 ヨハネスブルグ大学民主主義研究センターのスティーブン・フリードマン所長は、「南アが危機に陥っているとの懸念は抱いていないが、ANCが危機に陥っているのは間違いない」と語る。

 W杯が近づくなか、南アは、人種がらみで亀裂が生じている兆候はほとんど示していない。車に掲げられた南ア国旗や、サッカー代表チームの多種多様なサポーターは、愛国心の広がりを明白に物語っている。多くの国民にとって、ファンの熱狂は、南アで開かれた1995年ラグビー・ワールドカップ― クリント・イーストウッド監督の映画「インビクタス/負けざる者たち」で有名になった―が黒人と白人の間の人種の壁をいかにして突き崩したかを思い起こさせる。

1428チバQ:2010/06/10(木) 20:51:23
 ズマ大統領は先日の記者会見で次のように語った。「多くの国民が何年間も待ち続け、希望と誇りと帰属意識をもってこの大会に注目しているのは明らかだ。統一された、人種の壁のない、繁栄する南アフリカを築くという歴史的任務において、スポーツは常に重要な役割を果たしてきた」。

 しかし、W杯を間近に控え、南アはますます対立の深まる場所ともなっている。人種は依然、緊張の源であるとはいえ、抗議行動の多くの源となっているのは経済問題だ。

 先月、南アは経済に支障を来す3週間にわたる輸送機関のストを堪え忍んだ。国営の港湾および鉄道事業者が労働者の大幅な賃上げに応じて、ようやくストは終結した。労働組合の統括組織で、ANCの有力な同盟団体であるCOSATU(南アフリカ労働組合会議)は、当局が電気料金の二けた値上げを撤回しないなら、W杯中に労働者のストが敢行されるおそれがあると警告している。先週には、数千名の病院勤労者が給与問題をめぐり職場放棄を行った。

 その一方、種々の社会運動団体は、W杯開催期間中のデモ行進敢行をちらつかせてきた。ヨハネスブルグにあるシンクタンク、南アフリカ人種関係研究所(South African Institute of Race Relations)の推定では、今年に入り、25の「主要抗議行動拠点」が浮上してきたが、そのほとんどは黒人居住区にある。W杯は抗議団体を活性化させてきた。同研究所のフランス・クロンイェ副所長によると、これは、円滑な大会運営を切望する国に対して抗議団体が持つ影響力によるところが大きい。

 同副所長は、「大会の成否が政府の命運を大きく左右するだけに、抗議行動にはもってこいのときだ」と語る。

 ズマ大統領は本紙の取材要請に応じなかった。

 政府を支える与党にとっても、ここが正念場だ。与党ANCは依然、議会で圧倒的多数を占める一方、声高な反対や言いたい放題の国内メディアからの圧力にさらされている。インドのインド国民会議派など、諸外国の中道左派政党と同様、ANCは、政治的自由や、貧困層の生活水準向上を実現する能力を証明すべく奮闘してきた。

 1世紀近い歴史を持つANCは、人権回復を目指すアフリカ人の一体化を図るために結成された。ANCは1950年代に、アパルトヘイトと呼ばれる人種分離体制を定めた南アの法律に反旗を翻す運動によって多数の支持者を集めた。マンデラ氏をはじめとする多数のANC指導者は、投獄の憂き目にあった。

 南ア政府が(黒人居住区の抗議行動と諸外国からの経済政策の圧力にさらされて)ANCに対する活動禁止令をようやく解いたのは、1990年になってのことだった。マンデラ氏らは釈放され、4年後の選挙で政権の座へと駆け上った。以来、ANCは、白人との人種的融和と、差別是正政策を通じての黒人の新たな機会拡大に的を絞ってきた。

 家政婦の息子として育った、人好きのするズマ氏は、昨年、ANCの党首の座を射止めて大統領に就任した。政府の武器取引にからむ汚職容疑も、レイプ裁判も、権力への道を踏み外す材料とはならなかった。(汚職容疑は取り下げられ、レイプ裁判では無罪となった)。

 しかし、大統領就任後もズマ氏には身辺の問題が付きまとってきた。今年早々、大統領は、三人の妻と一人のフィアンセ以外の女性との間に20人目の子どもをもうけたことを認めた。一夫多妻制が法律で認められている南アにおいてさえ、この一件は世間のひんしゅくを買った。ズマ大統領は支持者に謝罪し、女性の家族に慰謝料を支払った。ちなみに、女性の父親は、南アW杯組織委員長を務めるアービン・コーザ氏だ。

1429チバQ:2010/06/10(木) 20:52:36
 ズマ大統領が抱えるのは身辺問題ばかりではない。

 ANC指導陣は、政府の同盟組織COSATUの指導者が政府の汚職について行った申し立てをめぐり、COSATUと反目してきた。一方、有力なANC青年連盟の指導者ジュリアス・マレマ氏は、とりわけズマ氏を厳しく非難したかどで、停職をちらつかされ、アンガーマネジメント・クラスの受講を命じられた。一部の当局者やアナリストは、この政治闘争を、ズマ氏の任期が終わる2012年以降を見据えた、ANC内の後継者争いの口火を切るものとにらんでいる。

 内紛以外にも、ズマ大統領は経済面の大きな難題に直面している。今年に入ってからの南アの不況脱却の兆しや、盛大なW杯インフラ支出をよそに、全般的雇用状況は改善をみていない。失業率は25%前後で停滞している。

 ズマ氏は経済政策面でポピュリストとしての評判を背景に大統領に就任したが、外国の投資家を脅かすような措置は避けてきた。例えば、大統領と閣僚は、国営化に関する議論を認めることによって党内左派をなだめることに努めながらも、国営化が公式政策ではないことを国際鉱業会社各社に改めて保証してきた。

 それでも、外国の投資家は、政情不安や、暴力犯罪、およびその両方を引き起こす無教育の膨大な黒人底辺層について懸念している。大統領が、身辺問題や、党の内紛の早期収拾を怠ったことで人望を失いつつあるように見えるなか、企業幹部はズマ大統領があとどれくらい政権にとどまれるか疑問視している。

 一部の専門家によると、居住区での抗議行動は、実際、政府が黒人底辺層を無視することで自ら招いた問題への警鐘をなすものだという。南アフリカ人種関係研究所のシフォ・シーペ所長は、「南アは決して虹の国家でもなければ、奇跡でもなかった。われわれは、地道な努力なしに成功の神話をつくり出した」と語る。

 ソウェトの一時しのぎの集落は、どれだけの地道な努力がまだやり残されているかを物語っている。

 去る金曜日、イライアス・モツォアレディ村では、抗議者たちが反アパルトヘイトの歌に合わせて歌い踊りながらデモを繰り広げたが、このところ、彼らの闘争目標をなしているのは、信頼できる電力供給とまともな住宅だ。

 ぬかるみだらけのこの村は、W杯開幕試合、南アフリカ対メキシコ戦の会場となる南アの最重要スタジアムである、総工費4億ドル(約360億円)超のサッカー・シティーから約5マイル(8キロメートル)のところにある。モツォアレディの住民は、公的資金が彼らを素通りしてサッカー・スタジアムにつぎ込まれてしまったことに憤りを感じているという。あるプラカードには、「ワールドカップではなく基本サービスを」と書かれている。

 抗議者たちを率いるのは、「イライアス・モツォアレディ村憂民団」のラッキー・ンゴベニ委員長だ。ンゴベニ氏はマンデラ氏に投票したが、現在は、同氏のような国民を無視しているとして、後継のズマ大統領に抗議している。

 33歳のパートタイム警備員であるンゴベニ氏は、「ズマ大統領はここの現状を知っていながら知らないふりをしている」と語る。

 ンゴベニ氏は、ゴム弾を浴びせられたり、数度にわたり逮捕された経験があるが、対決姿勢を崩そうとしていない。同氏によれば、タイヤを燃やしたり、窓をたたき割ることで、群衆と警察が集まり、ひいてはメディアの注目と、普段同氏を避けている政治家たちが集まることになるという。

 モツォアレディの下水溝沿いを歩きながら、ンゴベニ氏はこう話す。「(市当局の高官と)話し合いをするには6カ月も待たされかねない。警察車両を燃やせば、1時間で駆けつけてくる」。

 電子メール取材でハウテン州政府自治体・住宅局が明らかにしているところでは、同集落における住宅・下水建設計画のフィージビリティスタディは承認済みで、請負業者待ちだという。同局は、抗議行動についての質問には答えなかった。

 抗議行動の急先鋒に負けず劣らず、ソウェト住民の批判も手厳しい。種々の居住区団体の統括組織である「ソウェト憂民団」の先ごろの集会での話題は、アパルトヘイト時代にANCを支持しANCを政権の座へと導いた人々をANCがいかに忘れ去ってきたかということだった。

 怒りの脅しを口にする者もいる。タンディ・バマレカネ氏は、「ズマがこの国から逃げ出すまで、ズマとその取り巻きと闘う」と宣言し、喝さいを浴びた。

1430チバQ:2010/06/10(木) 20:53:03
 しかし、議論が、一般住民の手の届かないところまで上昇している電気料金の高騰ぶりや、飲料水についての課金計画案に及ぶと、ムードは一転重苦しいものとなる。「ソウェト憂民団」のメンバーの一人、ベン・タウ氏によると、政権が交代しても、集落で暮らす人々の生活水準は向上していないという。

 「われわれはアパルトヘイトの犠牲者だったが、いまは民主主義の犠牲者だ。名前が変わっただけにすぎない」と同氏は話している。

 ズマ大統領は先ごろ、貧困層へのサービス提供の迅速化を図るべく、政府を再編することを発表した。また、最近の公共工事状況を視察し、住民の間に広がる緊張を鎮めるため、問題を抱えた各居住区を訪問した。

 そうした居住区の一つ、シヤテンバ居住区は、南ア東部にある鉱山地域だ。このところの公共サービス抗議行動を受け、ズマ大統領は、問題解決面の政府の進ちょく状況を折り返し報告することを約束した。先月のある土曜の午後、視察から戻った大統領は、「政府の仕事のやり方の変革」と書かれた緑色の横断幕を掲げて、演説を行った。

 ズマ大統領は、地元住民から耳にたこができるほど話を聞かされた。群衆が掲げるプラカードは、シヤテンバ居住区を、管理がまずいとみなされている別の州の管理下に置くという決定を批判した。診療所、学校、警察があまりにも少なすぎるとみなされた。住民の前で演説をした閣僚にやじを飛ばす者もいた。

 演壇に立った大統領は、群衆にこう要請した。「プラカードを下ろしたまえ。もう見たから」。

 ズマ大統領は群衆に、自分も貧しい育ちであり、彼らの不満は分かっていると念押しした。大統領は、政府が公共サービス改善計画に取り組むことを約束した。演説の締めくくりには、人気のある反アパルトヘイトの歌、『わたしにマシンガンを持ってこい(Bring Me My Machine Gun)』を歌った。群衆は歓声をあげ、大統領と共に踊った。

 ステージを降りた大統領は、少数の記者団に向かい、国民はもっと辛抱強くなる必要があるとして、「扇動されてはだめだ。問題をわれわれ政府の手に委ねなければならない」と語った。

1431チバQ:2010/06/10(木) 20:57:06
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1149084564/911
「世界一犯罪多い国」南ア治安はイエローカード

 【ヨハネスブルク=吉原淳】サッカー・ワールドカップ(W杯)が開かれる南アフリカは、世界一犯罪が多い国とも言われる。
 11日の開幕を前に諸外国から続々と観戦客が訪れる中、警察当局は緊張を強めている。
 開会式が行われる街で、もっとも物騒とされるヨハネスブルク駅周辺を歩いた。
 ヨハネスブルク駅前の青空市場。色とりどりの野菜や果物、雑貨品が敷物の上に広げられ、行商人の呼び込みの声が響く。平日の昼下がり。秋の穏やかな日差しが注ぎ、買い物客からは笑顔もこぼれるが、頭上を見上げると、ビルの窓ガラスがことごとく無残に割れているのに気づいた。今にもひびが崩れて、破片が落ちてきそうで怖い。
 案内をしてくれた南ア人運転手ビクターさん(51)によると、駅前はかつて有数の繁華街だった。しかし近隣の紛争国から流れ込んだ不法入国者があふれ、ホテルや企業が撤退。これらの建物は貧しい人々の賃貸住宅に変わったという。
 歩道を歩いていると、ビクターさんが急に怖い顔で振り向き、大声を上げて後ろにいた2人組の若者を追い払った。「あの若者たちはバッグをナイフで切り、中身を奪おうとしていた」。ビクターさんは強奪を相談する声を、背後で聞いたと明かした。
 婦人服店の前では、私服の女性警察官が若い女を捕まえ、どなり声を上げていた。身分証を示してバッグを開けると、万引きしたセーターが出てきた。若い女は何度も腕を振り払おうとしながら、連行されていった。
 市民の移動手段は主に、安い乗り合いタクシー。広い駐車場のような場所に何台ものワゴン車がひしめき、行き先を告げて乗り込もうとする人々が車を取り囲んでいた。こうした客を当て込んだ露店には、アメやたばこのほか、ゴムを張ったぱちんこも売られていた。露店の男性が手に取りながら話した。「これで建物の窓ガラスを石で割って、中に入るんだ」
 南ア全体では2008年度、約210万件の犯罪が発生。武装強盗は日本の28倍の約12万件に上った。治安の安定は開催国の“国際公約”でもあり、警察当局は全国の警察官約20万人のうち、4万4000人をW杯警備に専従させている。ムテトゥワ警察相は読売新聞の取材に、「わが国が犯罪という問題を抱えていることは確かだが、我々は今までとは違う態勢でW杯に臨む。安全性には自信を持っている」と語った。
 街の大通りでは、大型ワゴンを使った移動式の「臨時交番」が各交差点に止まっている。駅近くの道路では、警察官が検問所を設けて車を一台一台止め、銃器などを運んでいないか、目を光らせていた。
 W杯開催中に訪れる外国人は約37万人とされ、客を迎えるホテルも準備を急いでいる。鉄条網や電流の流れた柵を周囲に設け、出入りの車を24時間監視する警備員を置くホテルがほとんどだ。
 在南ア日本大使館によると、日本からの観戦客は約5000人。1試合だけ観戦して帰る客が多く、来訪のピークはグループリーグ第2戦のオランダ戦(19日)の直前という。大使館では「夜間の出歩きなどはくれぐれも避けてほしい」と呼びかけている。
(2010年6月6日09時22分 読売新聞)

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1149084564/914
91歳マンデラさん、W杯開幕戦を観戦?
南アフリカ代表選手との撮影に応じるマンデラ元大統領(手前右)=3日、ロイター 【ヨハネスブルク=中西賢司】南アフリカの人種融和の象徴で、国民の人気が絶大なマンデラ元大統領(91)が11日のサッカー・ワールドカップ(W杯)開幕戦に姿を見せるか、ズマ現政権が気をもんでいる。
 マンデラ氏はW杯南ア誘致の立役者だが、親族は高齢を理由に出席に難色を示しているという。
 マンデラ氏は2004年に公的活動から引退して以降、公の場に姿を見せることはまれ。現在は足腰が弱り、歩行も困難となっている。
 だが、ストフィーレ・スポーツ余暇相は2日、地元紙に「マンデラ氏側が入場券4枚を求めてきた」と述べ、与党・アフリカ民族会議(ANC)幹部も「マンデラ氏は観戦すると聞いている」と話すなど、政府・与党挙げて「出席ムード」演出に懸命だ。
 昨年5月に発足したズマ政権は、選挙公約だった公共サービス改善が進まず、1〜3月に新たに約14万人が失業するなど苦境にある。
 ANCは、苦戦が伝えられた昨年4月の総選挙でもマンデラ氏が選挙集会に顔を出してから人気が盛り返しており、今回もマンデラ人気にあやかって政権浮揚につなげたい思惑がある。
 だが、南半球は今が冬。マンデラ氏の孫は「来月92歳になる祖父を外出させるのは酷」と困惑しており、最終的には元大統領本人の意向に委ねられそうだ。

(2010年6月8日10時15分 読売新聞)

1432チバQ:2010/06/10(木) 21:08:13
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100610/mcb1006100505013-n1.htm
ベネズエラ 行き詰まる国営化戦略 中小への拡大、混迷深める恐れ (1/2ページ)2010.6.10 05:00

国営携帯電話機メーカー、オリノキアを視察するベネズエラのチャベス大統領=5月21日、カラカス(AP)【拡大】
 南米ベネズエラの反米左翼、チャベス大統領は2日、「国境なきブルジョアジー(資本家階級)に対する経済戦争」を宣言した。「21世紀の社会主義」を掲げる同大統領は、これまでも電力、エネルギー、通信産業など、インフラ部門を中心に国営化を進めてきた。最近、経済統制は小売業を含めて、さまざまな産業分野に及び、中小企業も接収の対象となっている。しかし、こうした政策は同国の経済発展に逆効果であり、経済危機をさらに深める恐れがある。

 ≪分析≫

 チャベス政権は、国家は経済発展と国民統合の原動力であり、国営企業と民間企業との協力や、企業の国有化によって経済効率を向上させ、幅広いサービスを提供できると考えている。当初は民間投資を認める実利的なアプローチを取っていたが、基幹産業の国営化が進むにつれて労働組合の政治的発言力が増し、中小企業の国営化を求める声が強まった。

 ◆チャベス派分裂

 1999年12月に「ベネズエラ・ボリバル共和国憲法」が制定されて以降、同国はインフラ部門をはじめ、重要産業の国有化を進めてきた。しかし、憲法は財産所有者への補償を約束しており、憲法と政治体制に従う限り、民間投資を認める現実的な政策を取ってきた。

 ベネズエラ政府は中小企業の国営化に抵抗し、国家経済戦略の優先順位に従って国営化を進めてきた。補償額の大きさや経営能力の欠如も、政府が場当たり的な国有化をためらう理由だった。政府が国有化を加速せず、新規国営企業で労働組合による管理を推進しなかったことへの不満から、2007年以降、チャベス派の労働組合は分裂し、労使関係も複雑化した。

 チャベス派内部の階級対立は、同政権が地元の民間企業に代わって、政権に忠実な社会主義的企業家を育成しようとしたことから、いっそう激化した。公共事業の割り当てで優遇され、不正に私腹を肥やした企業家は「ボリブルジョアジー(ボリバル革命の資本家)」と呼ばれ、チャベス政権に対する国民や労働組合の信頼は低下した。

 ベネズエラでは国民議会(一院制国会)の総選挙が今年9月に迫っている。チャベス政権と与党・統一社会党(PSUV)は、左派と貧困者の間で中核的支持基盤を再び固めることを狙っている。中小企業に対象を拡大した国有化政策によって、衰えつつあったチャベス派の忠誠心は改めて勢いづくだろう。

 ◆低生産性と汚職

 しかし、国有化の推進によって経済危機が深まり、暴動が起きる恐れも高まる。既存の国営部門、特に公的インフラ部門は、投資の不足や上限価格の設定、貧弱な経営のために、供給不足や停電を起こすなどして、業績はお粗末だ。国営企業の深刻な問題として、官僚主義、先見性の欠如、不透明な会計手続きがみられ、生産性が低く、汚職が起きやすい脆弱(ぜいじゃく)な体質となっている。

 米州機構の米州間汚職防止協定に基づく報告書によると、ベネズエラは汚職防止のための113項目にわたる技術的勧告のうち109項目を実施していない。例えば、収入の管理について、資産と負債の公表はほとんど進展しておらず、商品とサービスの政府調達を行う公務員の効果的な雇用も行われていない。

 ベネズエラ政府は、食品分野でも、補助金を受けた食料サービス「メルカル」の拡充、国営輸出入企業の設立、半国営の中小企業への低利融資と優先的な外貨割り当てなどを通じて、資本主義モデルから転換し、社会主義的食料生産、流通・販売網を構築しようとしている。しかし、こうした戦略によって市場を補完し、経済を発展させることはできそうもない。

                   ◇

 ≪結論≫

 ベネズエラ政府は、経済を石油産業への依存から脱却させ、多角化を図ることに成功していないばかりでなく、経済転換のための効果的な政策を持っていない。一段と国有化を推進し、私的財産権に改めて挑戦することを通じて、供給不足に対処しようとしているが、チャベス大統領が進める資本家階級との「経済戦争」は、激烈な反資本主義感情を内包しており、同国の経済危機をかえって深める恐れが大きい。(オックスフォード・アナリティカ)

1433チバQ:2010/06/10(木) 21:30:47
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2010/06/post-1331.php
南ア黒人ミドルクラスは白人以上?
South Africa's "Black Diamonds" Overtake Whites

2010年06月07日(月)12時39分
ニコラス・ブルリアード(ヨハネスブルグ)
[2010年6月 9日号掲載]

 南アフリカで、相当な数の黒人中間層が生まれている。アパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃後の差別改善政策と、長らく続く経済成長のおかげだ。その規模についてはまだ議論の途中だが、今や白人層より黒人中間層のほうが購買力が高いという研究結果もある。

 これまでは南アの人口5000万人の10%を占める白人が、中間層を独占していた。しかし今では人口の79%を占める黒人が、よりよい教育と雇用の機会を得て高い職業的地位に就いている。

 94年に最初の民主選挙が実施されて以来、政府は黒人中間層の拡大を図ってきた。その政策の中核となったのが「黒人の経済的権利の向上(BEE)政策」であり、企業は黒人の経営者や経営幹部、管理職の数でランク付けされる。BEE上位の企業は、政府との契約や事業許可で優遇される。

 しかし南アフリカ人種関係研究所のシフォ・シーペ所長は、黒人中間層の影響力は誇張されている、と指摘する。シーペによると、黒人中間層は人種差別の是正政策と、アパルトヘイト撤廃に尽くした黒人活動家が政府要職に就いていることで成り立っている。つまり政府頼みであり、起業家が生まれていない。雇用創出に寄与していない点が黒人中間層の弱みだ。

1434チバQ:2010/06/10(木) 21:35:05
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100609/mds1006090746003-n1.htm
【イチから分かる】南アフリカ 犯罪の背後に貧困と格差 (1/3ページ)
2010.6.9 07:39

 アフリカ大陸で初めて行われるサッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会が11日、開幕する。アパルトヘイト(人種隔離)が撤廃され、1994年に選ばれた黒人初のマンデラ大統領が、「国民和解」を唱えて16年。人種差別の解消は進んだものの、社会格差は解消できず、強盗やレイプが増えて、外国人労働者排斥事件も多発する。W杯を機に「虹の国」は輝きを取り戻せるだろうか。(ロンドン 木村正人)

 95年6月24日、南アで行われた同国対ニュージーランドのラグビーW杯決勝戦に出場した唯一の黒人選手チェスター・ウィリアムズ氏(39)はかつて、本紙にその感激をこう語った。

 「試合の準備中、人種に関係なく6万5千人の大観衆が総立ちになり新しい国歌を歌った。感動的な光景で、私も大声で歌った」

 アパルトヘイトを撤廃した南アにとり、W杯は国際社会への復帰をアピールする絶好機で、南ア代表は見事に初出場、初優勝を果たした。マンデラ大統領にとり、「国民和解」を演出する最高の舞台となった。

 その15年後の今年、今度はサッカーW杯である。

 観戦のため訪れる旅行者数の予測は、金融危機の後遺症で45万人から30万人に下方修正されたとはいえ、「W杯はかつてないほど国民を団結させている」とズマ現大統領は力説する。

 94年以降、南ア経済は毎年2〜5%の成長を遂げて国内総生産(GDP)の規模は4・5倍に拡大。旅行者数も年間390万人から950万人に膨らんだ。

 サッカーW杯で南アの発展とアフリカ大陸の可能性を世界に印象付けようとの狙いが、主催者の国際サッカー連盟(FIFA)にも開催国の南アにもある。

 ヨハネスブルクを拠点に活動する英国人ジャーナリスト、フレッド・ブリッジランド氏はしかし、「問題は犯罪率の高さ。殺人発生率はコロンビアに次ぎ世界2番目。主要都市住民は電気さくに囲まれて暮らす。正常な社会ではない。自動車や携帯電話を盗むため日常的に殺人が行われている」と、声をひそめて語る。

 殺人こそ94年の年間2万6千件から1万8千件(昨年)に減ったものの、レイプは4万4千件から7万件(同)に激増。強盗も11万7千件から18万件(同)に増えた。中でも気になるのは異端者や外国人労働者を狙った「嫌悪犯罪」だ。

 2008年には、同性愛を公表していた女子サッカー代表選手、ユーディ・シメラニーさんが、“性の矯正”を理由にレイプされ、拷問を受け、顔や胸、足を25回も刺されて殺された。この事件で2人に有罪が言い渡され、2人は無罪判決を受けた。同性愛への嫌悪犯罪は今も、続発する。

 外国人労働者に対するそれは、ムガベ政権の圧政を逃れて南アに300万人も流入した隣国ジンバブエの人たちを、黒人貧困層が仕事を奪われるのを恐れて次々と襲撃するケースが少なくない。警備が強化されるW杯期間中はおとなしくして閉幕後に襲撃を再開すると予告する集団もある。

W杯で人権問題に光

 嫌悪犯罪や一般犯罪の多発の背景に、マンデラ氏が唱えた「国民和解」の理想では解消できない社会格差の現実が横たわる。南アの経済格差は世界最悪との研究も昨年、発表された。

 失業率24%超。貧困家庭に生まれた子供たちは十分な教育を受けられず、青年になっても雇用機会に恵まれない。生活の糧を得ようにも、強盗しか手段が見当たらないのが、実情だ。

 だが、他のアフリカ諸国の状況はもっと深刻だ。

 サッカーの英スコットランド・プレミアリーグでプレーするコートジボワール代表のスレイマン・バンバ選手は英メディアで、「銃とサッカーは両立しない。暴力が繰り返されないよう力を合わせるべきだ」と呼びかける。サッカーが子供に夢と希望を与えればとの期待が、そこにはある。

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルのコルドーネ暫定事務総長は本紙の取材に、「W杯を、南アで人権問題に取り組む人たちに光を当てる機会にしたい」と話している。

1435チバQ:2010/06/10(木) 21:36:58
http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20100602/zsp1006021215003-n1.htm
<特集>日本代表&サポーター命がけ? W杯の南アに突撃取材★W杯直前!男もレイプされる?南アの最悪治安ルポ

2010.06.02

 ■1 W杯開催都市で最新手口の犯罪に遭遇

 殺人・強姦事件発生率が世界最高(それぞれ日本の110倍と123倍)とされ、その他さまざまな危険情報が伝えられている南アフリカ。そこに私、旅ライターの丸山ゴンザレスが乗り込んだ。数年前訪れた際は、暴漢に襲われ重傷を負った。今回は一矢を報いるつもりで無事に帰還したいが…。

 成田空港から丸2日がかりでヨハネスブルク国際空港に到着、犯罪多発エリアのCITY(市街)に近いオブサーバトリー地区に宿を確保した私はいざ、ショッピングセンター周辺を散策。「タクシーからショッピングセンターまでの10mの間に強盗に襲われる」という噂を確かめるためだった。

 すると、車に乗ったインド系の男に声をかけられた。男は「私は警官だ」と言ってIDカードを提示してきた。男とは少し言葉を交わし別れたが、5分後、別の場所で再び目の前に現れ、「お前、中国人だろう。中国のカネを見せてみろ!」と詰め寄ってきた。後をつけてきたのだろうか…?

 「いいえ私は日本人です」

 「同じことだろ」(?)

 有無を言わさず車に押し込まれた。“警官”によると中国人マフィアが偽札を造っているため調査中だという。“警官”は強引に私の財布を奪い取ると、手品師のような動きで中身の一万円札を取り出して私の眼前に示し、またゆっくりと財布に戻し、返してきた。その後“警官”が私の携帯電話を勝手にいじりだしたため我慢が限界に達し、日本語で怒鳴りながら車を飛び出したが、追ってくる気配がなかった。ふと財布を確認すると、一万円札の代わりに、10ランド(約120円)札が3枚挟まっているだけ。天才的な器用さですり替えられたのだろうが、まったく腑に落ちない。すぐさま在南アフリカ日本大使館に連絡を取り、事の顛末を説明した。すると現在、南ア在住の中国人が同じ手口の強盗被害に遭うことがあるそうで、それに巻き込まれたのだろうということだった。そして大使館には、「今回の事例を注意勧告の事例に加えたい。申請書を送るので、被害の詳細を記載して返送してほしい」と言われた。入国して一日もたたないうちのことである。詐欺事件に引っ掛かった日本人初の事例として、私自身が掲載されることになってしまった。

 ■2 犯罪多発エリアCITYの実情

 滞在2日目は、犯罪多発エリアとして知られるヨハネスブルク中央駅付近や長距離バスターミナルなどに加え、決勝戦が行われるサッカーシティー(旧FNBスタジアム)の取材を予定していた。そこでホテルの人間に直接交渉して車を出してもらうことに。

 「ジョーバーグ(ヨハネスの地元での略称)は、もう安全なのか?」

 運転手に問いかけると、ニンマリと笑って言った。

 「これから見せてやるよ」

 ヨハネスブルク中央駅付近や長距離バスターミナルでは、多くの旅行者が強盗の被害に遭っている。「駅から半径200mで強盗に遭う確率150%(一度襲われ、再度襲われる確率がプラス50%)」

 この噂が有名であるせいか、外国人の姿は皆無。この国では、公共交通機関は低所得者層が利用するものなのだ。在南ア日本大使館でさえも「公共交通機関は『ない』と思ってください」と語ったほどだ。

 駅構内には銃を持った警官やセキュリティが配備されているので、一応は安心できるが、一歩でも外に出ると大破した車がそのまま放置されているのが目に入る。ガード下に差し掛かると薄暗いなか、眼光鋭い黒人たちがたむろしている。私はセキュリティの近くを通り過ぎたため何事もなかったが、こんなところに能天気な日本人旅行者が来たら、何か起きても不思議ではなさそうだ。

 一方でサッカーシティーは、周囲数kmは完全な荒野で何もない。スタジアム本体は完成しているが、周辺は重機が稼働してまだ工事中だった。この日は、開催4週間前。作業員や重機を指さして運転手に尋ねた。

「開催に間に合うの?」

「メイビー(たぶん)」

 困ったように笑いながら答えてくれた。南アフリカ人は、多少いい加減だが気のいい人が多い。だがこの後すぐ、危険地帯の恐ろしさを痛感することになった。

1436チバQ:2010/06/10(木) 21:37:36
 ■3 「最大最強の魔窟」ポンテタワーの今

 ヨハネス市内に唯一、空高くそびえるポンテタワー。アパルトヘイト政策下で建築され「地上の楽園」と呼ばれた高級マンションだ。しかし、長年管理者がおらず、犯罪者などが住み着き、最近まで「マフィアの楽園」と言われていた。

 ここに行くため雇ったのは、ジェイジーと名乗る190cm100kgの巨漢だった。車に乗り、ホテルから20分もしないうちにポンテタワーに到着。周辺の雰囲気はこれまでに見てきたCITYと比べると、明らかに異質だった。周囲の黒人が向けてくる視線が突き刺さる。食われてしまいそうだ。

 タワーへ近づくと、進入口のゲートが閉じている。「内部の写真を撮りたい」とジェイジーに伝えて車を降り、ゲート横の守衛に無理を承知で交渉した。「昔は治安が悪かったって聞いたんだけど」と言うと「それは、昔のことだ。今はNEWタワーだから、居住者以外は入れない」と、守衛は面倒くさそうに答えた。確かに入り口付近は綺麗に工事されている。ここも、W杯を機に健全なものに生まれ変わりつつあるのだ。外からタワーを撮影し、車のほうへ振り返った。

 ところが、あるべき場所に車が止まっていない。周囲を見渡すと、100mほど先まで車が移動している。ジェイジーが私を置きざりにして出発していたのだ。

 「おい!」

 思わず叫んだが届かない。それどころか、周辺にいた十数人の黒人が、英語に交じって何語かわからない言葉を発しながら、私の怒号に反応した。

 「ミスター、ギブミー10ランド」

 「※、◎△×●」

 絡みついてくる無数の黒い腕を全力で振り払い、走った。

 「おい、待ってくれ!」

 車に追いつき息を切らし、ジェイジーを睨みつけた。

 「何で行っちゃうの?」

 「ここは非常に危険だ」

 「知ってるよ!」

 息を整えながら、呆れ交じりの怒りを吐き出したのだった。

 3日間のヨハネス滞在では、“危険”の存在は確かに確認できた。

 しかし一方で南アの牧歌的な側面やW杯開催に向けての努力も伝わってきた。観戦予定者には、危険に興味本位で近づかないことを切に願う。そして、まともなガイドを雇うことも。

 ■サッカー日本代表チーム「ナイスゲイ」は誰だ?

 ヨハネス都市伝説のなかには「宿が強盗に襲撃され、女も“男も”全員レイプされた」という話がある。過去の報道によると国民の27%がレイプ被害者で、大統領すらもレイプ加害経験をカミングアウトするなど、ことに南アはレイプにおいて話題に事欠かない。はたして男でもレイプされるという噂は本当なのか…?

 そこで失礼を承知で、道行くみなさんに「日本代表選手で襲ってみたいナイスガイ(ゲイ)は誰?」というアンケートを実施。片っ端から道行く男性に声をかけ、日本代表の顔写真一覧を見せながら「誰が一番のナイスゲイで、あなたが好きなタイプはどの人ですか?」と質問した。

 約60人に聞いた結果、20票以上を獲得しダントツの1位となったのは稲本潤一(MF)。「綺麗なサル」、「髪形がクールでいい」といった外見的な理由が多かった。2位は本田圭佑(MF)。清潔感が支持された。3位は岡崎慎司(FW)。使用した写真がツンツンと尖らせたヘアスタイルだったため、稲本と同じ理由でランクインした。そのほか、長友佑都(DF)は写真を見るなり失笑されることが多かった。無精ヒゲを生やした選手は人気がなく、中澤佑二(DF)、松井大輔(MF)は不評。岡田監督は「メガネが駄目」とのこと。ついでに載せたオシム前監督に至っては白人への恨みが根付いているからか、「ぶっ殺してやりてえ」と言う物騒なコメントも…。

1437チバQ:2010/06/10(木) 21:38:16
■事実発覚! 男レイプ伝説は誤報だった

 失礼極まりないアンケートであったが、この過程で、ある事実が発覚した。ゲイ文化が盛んなのは主にアフリカ北部で、南アフリカの黒人社会においてゲイは差別の対象だという。男性のレイプ被害事例も現在は多くないようだ。

 ちなみにアフリカ某国からの移民という男性2人組に声をかけた。雰囲気は完全なゲイ。岡田監督の写真を見て「CUTE!」と言って口に手を当てる仕草は明らかにそっち系の動きだった。しかし、彼が指したのは玉田圭司(FW)であった。

 ともかく日本代表のみなさん、特に稲本選手と玉田選手はアフリカ大陸においては一応気をつけていただきたい。

 ■南アに馴染みの深い日本人が語る「それでも南アは意外と安全」

 はたして南アフリカW杯は無事に開催できるのか?! まずはサッカー南アリーグ初の日本人プレーヤー、村上範和選手を直撃。村上選手は大学時代にプロを志し、欧州リーグ入りを視野に海外を拠点にすることを決める。卒業後の2004年6月よりシンガポールでプレーし、2009年9月から南アフリカリーグのプラティナム・スターズに入団。対人プレーに強く、どんな状況からも得点を決めることが長所のFWだ。アフリカに興味があったことと、サッカー環境が整っていることを知り、南アからのオファーを受け入れた。南アでは、毎日たくさんの刺激を受けているという。

 「FWの場合は得点をしない限り、他に良いプレーをしても一切プラス評価にならない。ポジションごとの仕事に関して妥協がまったくない点が、日本と異なりますね。また彼らにはサッカーが貧困から抜け出す手段でもあるため、ハングリーさが体に染みついてる。これにはすごく影響を受けてます」 そんな村上選手に、W杯開催直前の現地の雰囲気を聞くと…。

1438チバQ:2010/06/10(木) 21:38:40
 ■治安の悪さは過剰報道? 大きな混乱はないと予想

 「とてものんびりしてます。日韓W杯のように町おこしや、商売っ気を出すわけでもなく、『一緒に楽しもう』という雰囲気。環境に関しては、僕も当初サバンナのような厳しい感じを想像していたけど、ちゃんとリゾート化されていて、ツアーの範囲内で行動する限り治安は安全。ご飯もおいしいし、何とかなりますよ(笑)」

 続いてW杯参加32カ国を旅行中の2人組「Libero」のアシシ氏に聞いた。南アにはこれまで4回訪問している彼らだが、当初“厳戒態勢”を敷いていたとか。

 「空港では盗難対策に偽財布、偽パスポートを用意、ホテルはシェラトンまで送迎付き。でも現地の人から情報収集して、安全な時間と場所を把握していれば大丈夫でした。主に白人が住むセレブ街もある。よく治安問題でニュースになるのは、アパルトヘイト時代の元黒人居住区内での話。しかし、人種差別に繋がるため現地では報じられない。だから噂が余計に世界中で独り歩きするんでしょう」

 またアシシ氏は、現地の文化を尊重することも、危険回避において重要だと指摘する。

 「アフリカ大陸で必ず遭遇するのが、『TIA(This Is Africa)』。彼らはのんびりしていて、時間通りに事が進まなかったりすることを指します。でも僕らは、滞在国のローカルルールには不満を言わず従うべきだと考えています。危険な目に遭うのは、大抵ローカルルールを破る人」

 32カ国を回っているだけあって、含蓄深いアドバイスだ。

取材・文・撮影/丸山ゴンザレス 安英玉(SPA!) 写真/久野武志 共同通信社

1439チバQ:2010/06/10(木) 21:41:08
http://www.yomiuri.co.jp/wcup/2010/news/etc/news/20100609-OYT1T00916.htm
マンデラ元大統領、W杯開会式出席へ
 【ヨハネスブルク=中西賢司】11日のサッカー・ワールドカップ(W杯)開会式に、南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領(91)が出席する見込みになったと、同氏の親族が8日明らかにした。

 AP通信が伝えた。親族はこれまで高齢を理由に外出に難色を示しており、マンデラ氏の判断が注目されていた。

 マンデラ氏の孫は「選手とファンを歓迎するため、祖父を会場に連れて行けるだろう」と述べ、マンデラ氏が10〜15分間ながら、開会式に姿を見せる予定だとした。

 くしくも、11日は、反アパルトヘイト(人種隔離政策)闘争を率いたマンデラ氏が46年前、国家反逆罪で有罪判決を受けた日。終身刑となった同氏は、その後27年間に及んだ獄中生活から釈放後の1994年、黒人初の大統領として新生南アを率い、引退後はW杯招致に尽力した。

 このため、W杯関係者はマンデラ氏の開会式出席を熱望していた。

(2010年6月9日19時57分 読売新聞)

1440チバQ:2010/06/12(土) 00:13:09
http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010061101000668.html
ベルギー、13日に総選挙 分離独立派が躍進の勢い
 【ブリュッセル共同】北部オランダ語圏と南部フランス語圏の対立深刻化を受けて4月に連立内閣が崩壊したベルギーで13日、連邦議会の下院総選挙(定数150、比例代表制)が実施される。

 オランダ語圏の「分離独立」を目指す中道右派の新フランドル同盟(N―VA)が躍進の勢いを見せており、欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)の本部を抱えるベルギーの「国家分裂」の懸念が強まっている。

 選挙はオランダ語圏(フラマン地域)とフランス語圏(ワロン地域)、両語併用のブリュッセル首都圏地域に分かれて実施され、得票数の多かった政党を軸に、両語圏の政党が連立政権を構成する。

 最新世論調査によると、フラマン地域でN―VAの支持率は約25%で、ルテルム首相が率いるフラマン系のキリスト教民主フランドル党(CD&V)の約15%を上回り首位。

1441チバQ:2010/06/12(土) 00:29:29
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010061102000056.html
自民党が連立交渉開始 オランダ総選挙
2010年6月11日 朝刊

 【ハーグ(オランダ西部)=有賀信彦】九日に投開票されたオランダ下院(定数一五〇)選挙は、十日までの集計で、歳出削減などを掲げた中道右派の自由民主党が第一党となった。ルッテ党首(43)が次期首相の座に意欲を示すなか、同党は各政党との連立交渉を開始した。

 地元メディアによると、連立の基本的なパターンは三つ。最も可能性が高いのは、自民党(三十一議席)と第三党に急伸した極右、自由党(二十四議席)、最大勢力から第四党に落ちた中道右派、キリスト教民主勢力(二十一議席)による連立という。同民主勢力を率いたバルケネンデ首相の退陣は確実となった。

 ただ、イスラム系移民排斥を訴え躍進した自由党への懸念は各党の間で依然、根強い。このため、第二党で中道左派の労働党(三十議席)のほか、複数の左派少数政党との連立や、労働党とキリスト教民主勢力との連立も選択肢として挙げられている。

 政権樹立に必要な過半数(七十六議席)を確保するには、少なくとも三党から四党の連立が必要で、伝統的に約二カ月間の交渉期間を要する。過去には連立交渉に最長二百七日かかったケースもあり、今回も難航する可能性が高い。

1442チバQ:2010/06/12(土) 00:42:36
http://www.mbs.jp/news/jnn_4450787_zen.shtml
■ マンデラ元大統領のひ孫、交通事故死

 南アフリカ初の黒人大統領、ネルソン・マンデラ氏のひ孫がサッカー・ワールドカップの前夜祭コンサートの帰りに交通事故で死亡しました。これを受けて、マンデラ氏は開会式への参加を取りやめました。

 死亡したのはマンデラ氏の9人いるひ孫のうちの1人、ゼナリ・マンデラさん(13)です。

 地元紙などによりますと11日未明、ゼナリさんが乗っていた車が幹線道路を走行中にバリケードにぶつかって横転しました。警察は酒を飲んで酔っぱらっていたという運転手の男を逮捕して、詳しい状況を調べています。

 ゼナリさんは9日に13歳の誕生日を迎えたばかりで、この日はワールドカップの前夜祭として行われたコンサートからの帰宅途中でした。

 広報窓口の「ネルソン・マンデラ基金」によりますと、マンデラ氏は事故を受けて、予定していたW杯開会式への参加を取りやめるということです。(11日23:40)

1443チバQ:2010/06/12(土) 00:43:53
http://mainichi.jp/enta/sports/soccer/japan/news/20100612k0000m030085000c.html
南アW杯:貧富差、でも「アフリカ人であることを祝おう」
 「アフリカ人であることを祝おう」をスローガンに初めてアフリカで開かれるW杯。それが映し出すのは国際サッカー連盟(FIFA)の商業主義が通じない貧富の格差とそこから踏み出す希望だ。

 開幕式でズマ南ア大統領は「アフリカの時代が来た」と宣言した。だがその現実は厳しい。ヨハネスブルク旧黒人居住区での6日の親善試合、ナイジェリア−北朝鮮戦。無料チケットを求める客が殺到し約15人が負傷した。客の大半は出稼ぎに来たナイジェリア人だ。その一人、フォロさん(38)は「生活が厳しくチケットが買えない仲間が押しかけた」と話す。渡航費の負担は重く、南ア以外のアフリカのチケット購入者は全体の2%だ。

 FIFAは当初、スポンサーのクレジットカード会社を使い、インターネットでチケットを販売したドイツ大会方式を適用しようとした。しかし、銀行口座さえなくインターネットにもアクセスできない多くの市民が購入できない現実に直面した。最後は窓口での現金販売が役立った。南部アフリカでは1日1ドル以下で暮らす市民が約4割を占める。

 とはいえW杯は希望ももたらす。ムガベ大統領の圧政が欧米の制裁を受け経済混乱が続くジンバブエ。計画停電の中、ハラレでは広場に大型スクリーンや発電機を設置、隣国南アのW杯を祝う。「これがサッカーだ」と市民は熱狂する。

 アパルトヘイトを超え人種の融和を訴えたマンデラ元南ア大統領はFIFAに寄せたメッセージで「W杯はただの試合ではない。言葉や肌の色、政治信条や宗教を超え、世界を一つにできるサッカーの力の象徴だ」と訴えた。政治犯として27年半収監された元大統領が釈放され今年で20年。開幕式でブラッターFIFA会長は「マンデラ氏の精神は息づいている」と語った。アフリカが一つのボールに結集し、厳しい現実を乗り越えられるように。希望を込めた大会が始まった。【ヨハネスブルク高尾具成】

1444チバQ:2010/06/12(土) 00:44:50
http://mainichi.jp/enta/sports/soccer/japan/news/20100612k0000m030083000c.html
南アW杯:祭りの陰で重い宿題も 開催費負担、生活向上…
 【ヨハネスブルク高尾具成】世界的な大イベントであるサッカー・ワールドカップ(W杯)の初のアフリカ開催にこぎつけた南アなどアフリカの諸政権は、今後、W杯をてこに「経済発展する」とした約束の履行を迫られる。貧困が根強く残るアフリカではW杯チケットは高根の花で、市民には「遠いW杯」との実感は消えず、国際サッカー連盟(FIFA)の商業主義には反発も見られた。膨らんだ開催費をどうまかなうのかなど、華やかな開幕式の陰には重い宿題も残されている。

 人種隔離政策(アパルトヘイト)下で、南ア黒人プロサッカー選手だったウォルター・ジョーンズ氏(43)は「アパルトヘイトで世界への扉を閉ざされた世代にとっては大会開催だけでも成功。夢が現実となる意味をアフリカに知らしめた」と開催を手放しで喜ぶ。アフリカではW杯への肯定的な見方が支配的だ。

 だが、さまざまな課題も現実には残っている。

 「アフリカ人であることを祝おう」との南ア大会スローガンが発表された07年11月、ムベキ南ア大統領(当時)は「大陸の代表者として、アフリカ全体の経済発展への波及を約束する。歴史家はアフリカが貧困や紛争の世紀の流れを転じ、立ち上がった時に(アフリカで)W杯があったと回顧するだろう」と大見えを切った。確かに近年、レアメタルなど豊かな地下資源の輸出などでアフリカの経済成長は著しい。01〜08年にはアフリカ全体で平均成長率が先進国を超える5.8%を達成した。

 しかし、アフリカ全体の国内総生産は日本の5分の1程度で、1人あたりの国民総所得も豊かな南アでさえ日本の7分の1程度に過ぎない。

 アフリカの大半の市民にとって南ア行きはあまりにも遠い。紛争は続き、権力争いやクーデターは絶えない。国の富が一部の権力者に掌握されている国も少なくない。今後、巨費を投じたW杯開催が真に市民生活の向上に結び付くのか、南アはじめ諸政権の政治姿勢が問われることになる。

 FIFAは04年の南ア開催決定後、プロジェクト「アフリカで勝利を。アフリカとともに」を始めた。国連などの賛同も受け、7000万米ドル(約64億円)の資金を投入。アフリカ各国に最低一つの芝のグラウンドを造るなどの支援を続けている。ただ、FIFAの南ア開催決定には、ブラッター会長が98年の会長選でアフリカ諸国に支援を受けた恩返し的な意味もあると言われており、こうした不透明さの解消も課題になりそうだ。

 ◇地元、効果実感なく
 FIFAの商業主義には地元から反発もある。

 大会前、南ア各紙には「FIFA共和国にようこそ」と皮肉った見出しが躍った。南ア国旗と応援ラッパ「ブブゼラ」や「2010」をデザインしたキーホルダーを販売しようとした起業家がFIFAから「権利侵害だ」と非難を受けたり、競技場周辺の物品販売が厳しく制限されたからだ。

 多額の賛助金を払っているスポンサーばかり重視し、小さな商売で生活を営む人が多いアフリカの実情を無視しているとの批判が高まった。露店が営業できなくなった女性(56)は「私が店を出すことでW杯のイメージが下がることはないはず」と無念の表情だ。

 W杯地元組織委が調査委託する監査法人グラント・ソントン社の報告によると、過去4年も含めたW杯関連全体で930億ランド(約1兆円)以上の経済効果があったという。また今年、観光客らにより130億ランド(約1500億円)が落とされ、0.5%の経済成長をもたらすとの試算も示している。その一方、競技場建設や交通輸送整備など開催費は、当初試算の127億ランド(約1500億円)から、3倍以上の400億ランド(約4700億円)に膨れ上がり、市民に「W杯効果」への実感はない。

1445チバQ:2010/06/12(土) 00:45:54
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100611/mds1006112002009-n1.htm
【W杯】黒人はサッカー、白人はラグビー 南アを分断する壁 (1/2ページ)
2010.6.11 19:58

南アフリカでは、なぜか空港職員もブブゼラを吹き鳴らして大盛り上がり…安全運航もお願いします(ロイター) 【ロンドン=木村正人】サッカーのワールドカップ(W杯)の舞台、南アフリカでは、アパルトヘイト(人種隔離政策)が崩れ1994年、マンデラ氏が黒人初の大統領となった。翌95年に自国で開催されたラグビーW杯で、優勝した南ア代表チームの黒人選手は1人だった。それから15年、今大会でピッチに立つ白人選手も1人だ。ラグビーとクリケットは白人、サッカーは黒人というスポーツの壁が、今も「虹の国」を分断している。

 「ブース!」。南ア代表チームで「キリン」の愛称をもつ長身のディフェンダー、マシュー・ブース選手(33)がボールに触る度、観客席からは熱狂的な声援があがる。白人であるブース選手は黒人層に絶大な人気を誇り、今大会の超大型ポスターのモデルにもなった。

 かつて英国の自治領だった南アでは英国と同様、ラグビーやクリケットは白人富裕層に普及した。ボール一つあればどこででも楽しめるサッカーは、黒人社会にも広がった。

 アパルトヘイト時代は人種ごとに4つのリーグが設立され、試合も別々に行われていた。80年代に緩和措置としてリーグは1つに統合されたが、黒人との交流を嫌った白人社会からはプロチームや少年チームが姿を消した。

 5歳でサッカーを始めたブース選手は、黒人居住区のチームに交じりプレーした。彼は「人種隔離政策に違反していたが、アマチュアのサッカー選手だった父が勇気づけてくれた」と英BBC放送に語っている。

 南アフリカ人種関係研究所のマリオ・ルート氏は「白人は黒人の観客で埋まるサッカーの試合に足を運ぶのを恐れ、黒人は逆の理由でラグビーの試合を見に行きたがらない」と語る。

 南アでは黒人が全人口の8割を占める。だが、2007年ラグビーW杯で2度目の優勝を飾った南ア代表チームも、代表選手30人のうち黒人は6人だけだった。白人選手が黒人選手との同室を拒否していた事実も発覚し、欧米メディアは「人種の壁は崩れていない」と書き立てた。

 1995年ラグビーW杯では、当時のマンデラ大統領が、白人のフランソワ・ピナール主将の背番号がついたジャージーを着て優勝杯を渡した。ピナール氏は「強烈な幸福感に包まれた。次の朝起きると私たちは一つになっていた。あの時、南アの民主主義は1歳だった。16歳になった今日までに南アは多くのことを達成した」と胸を張る。

 ただ「今後もサッカーは黒人、ラグビーは白人が優勢であり続けるだろう。それは差別ではなくスポーツの特性と文化に根ざすものだ」との見方を示す。

 在ヨハネスブルクのシンクタンク、政策研究センターのオーブレイ・マットシキ氏は「白人のサッカーファンは衛星放送で欧州リーグを、黒人は国内リーグを観戦している。W杯をきっかけに白人も黒人も一つのスタジアムで国内リーグを応援するようになることを願ってやまない」と話す。

1446チバQ:2010/06/12(土) 00:47:20
http://sankei.jp.msn.com/sports/soccer/100611/scr1006111440035-n1.htm
【W杯】なお貧困・差別…サッカーボールは“夢の扉” 旧黒人居住区の現実 (1/2ページ)
2010.6.11 14:36
W杯開幕を祝うコンサートでアーティストの演奏に熱狂する観衆=10日、ソウェト(AP) 4年に1度の世界的祭典、サッカー・ワールドカップ(W杯)の南アフリカ大会が、いよいよ11日深夜(日本時間)に開幕する。同国でアパルトヘイト(人種隔離)が撤廃されてから16年。人種間の対立が今も絶えない「虹の国」で、W杯は、黒人社会の夢である「真の人種融和」へ進むきっかけとなるのか−。反アパルトヘイトを象徴する南ア最大の旧黒人居住区「ソウェト」の街を歩いた。(白岩賢太)

 ヨハネスブルク近郊にあるW杯主会場、サッカーシティーから、かつて金鉱山採掘の際に出た土で造られたという小高い山が見える。この山を挟んで裏側に、近代的な会場とは対照的な光景が広がる。

  

「マンデラハウス」とバラック

 コンクリートの壁でできた平屋建ての家が密集するソウェト地域。アパルトヘイトの悲惨な実態を世界中に知らしめた1976年の黒人蜂起の発端になった場所でもある。

 入り口への道は舗装され、近くに公園もあり、街並みは想像以上に整っている。「W杯前に政府が大金を投じて整備したんだ」。ソウェト出身の道案内役、ブシー・チャレスさん(40)が教えてくれた。

 まず案内されたのは、英雄・ネルソン・マンデラ氏が一時暮らしていたという「マンデラハウス」。ソウェトの誇りなのだろうか、彼はこの地を訪れた人を必ず最初に案内するそうだ。

 黒人蜂起の舞台となった場所は記念碑が造られ、道端では少女が踊りを披露し、土産物を売る人たちが気さくに話しかけてくる。住人の大半は今でも貧困層という現実を感じさせない陽気さが彼らにはある。

瞳が輝く子供、笑顔の理由は

 ソウェトの中心部に向かう道路は未舗装で狭く、バラックが立ち並ぶ。ブシーさんによると、約30平方メートルの広さに1家族8人程度が暮らしているという。

 奥へ進むと、丘の上にある廃校のグラウンドで、子供たちがサッカーに興じていた。南アでサッカーは黒人のスポーツとみなされている。ボール一つあれば、みんなが楽しめるからだ。

 ソウェトを一望できる場所で、子供たちがボールを追いかけ回している。よく見ると、ボールは空気が抜け、表面はボロボロ。そんなことはお構いなしとばかりに、夢中で駆け回る。

 自分もほんの少し加わった。彼らは小さな体を起用に動かし、足に吸い付くようにボールをさばく。技術の高さには目を見張る。最年少というサムケロ・モロタニー君(8)は「バファナ・バファナ(サッカー南アフリカ代表の愛称)に入って、お金持ちになることさ」と夢を語った。

  

電気ない生活8万人

 市街地へ戻る途中、雑草が生い茂る湿地帯にトタン板でできた「シャック」と呼ばれる小屋の集落があった。不法居住者が集まるクリップタウン。ソウェトの外れにあり、ここで暮らす約8万人ともいわれる黒人は最貧困層にあたる。

 集落に電気はなく、水は共同の井戸を使う。「窓がないから昼間でも家の中は暗い。冬は寒さをしのぐためすき間に紙を詰めるんだ」と住人のマワーソ・ムカナージさん(29)。「アパルトヘイトがなくなっても何も変わらない。これが南アの現実ということを伝えてほしい」。言葉が胸に刺さった。

      



 【用語解説】ソウェト

 英国統治の市当局が20世紀初頭、鉱山開発の黒人労働者を強制移動させたのが始まりとされる。1948年のアパルトヘイト法制化後に人口が急増した。現在は約150平方キロメートルに約130万人が暮らす。地名は英語表記の「南西居住区」の短縮形。

1447チバQ:2010/06/12(土) 00:48:21
http://www.afpbb.com/article/sports/soccer/soccer-others/2734864/5863665
W杯開幕、南ア国歌を「歌えない」国民たち その複雑な背景
2010年06月11日 14:35 発信地:ヨハネスブルク/南アフリカ
【6月11日 AFP】南アフリカでは、自国のチームが出場するサッカー試合の前に、必ず、サポーターも選手もあまねく胸に手を当て、厳粛な面持ちで国歌を斉唱する。しかし、歌の途中で急に静かになったり、口ごもる人々の姿も見受けられる。

 南アには全部で11の公用語があるが、国歌には5か国語(コーサ語、ズールー語、ソト語、アフリカーンス語、英語)の歌詞が混在している。

 ヨハネルブルク(Johannesburg)に住むレラトさん(25)は、コーサ語、ズールー語、英語の歌詞だけ歌ってあとはハミングしている、と打ち明けてくれた。

「おかしいんですよ。出だしは全員大声を張り上げるのに、アフリカーンス語の個所に来たらほとんど誰も知らないものだから、歌詞をでっち上げるんです。そして、英語の個所で再び威勢良く歌うというわけです」

 そんな彼女も、前年12月に米国人聖職者らが行った行事をきっかけに、すべての歌詞を覚えようと決意した。 

■国も対策に乗り出す

 芸術・文化省のテンバ・マバソ(Themba Mabaso)氏は、11日のサッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)の南ア(通称バファナバファナ)対メキシコの開幕戦では、南ア人は歌詞をすべて歌うだろうと自信を見せた。 

 そのための努力も行ってきた。知らない言語の歌詞が出てきたら歌わないということが調査でも明らかになったため、すべての歌詞の意味を説明し各単語に簡単な読み方を付したパンフレットを作成。さらに、全国各地の地域組織とも協働して国歌斉唱の教室を開いたり、自宅でも練習できるようCDやMP3ファイル、携帯電話の着信メロディーとして利用できるようにした。 

 南ア国民の多くが国歌を歌えない一方で、レゲエ歌手ラス・ドゥミサニ(Ras Dumisani)は、前年フランスで行われたラグビー試合の前に音程を外すアレンジで国歌を歌い、南ア国民の激しい怒りを買った。 

 また、前年南アで開催されたコンフェデレーションズカップ2009(Confederations Cup 2009)の開幕戦では、国歌がわずか2行にまでカットされて歌われたことが国民の反発を招いた。この大幅カットの理由は一切説明されなかった。

■アパルトヘイト時代を思い出させる側面も

 少数派の白人が政権を握っていた時代、国歌は「ディー・ステム(Die Stem、南アフリカの声)」だった。一方黒人たちは、反アパルトヘイト(人種隔離)集会などで、黒人解放および白人支配への抗議のしるしとして「ンコシ・シケレリ・アフリカ(Nkosi Sikelel'iAfrika、神よアフリカに祝福を)」を歌った。

 しかし1994年に黒人政権が誕生。97年、ネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)大統領は、国民統合の証しとして、2つの歌を1つに統合したものを国歌として制定した。

 こうした歴史を背景に、歌いたがらない黒人もいる。アフロポップの歌手タンディスワ・マザウィ(Thandiswa Mazawi)は前年、ある若者の祭典で国歌を歌うとき、アフリカーンス語の個所をわざと歌わなかった。

 マザウィはフェースブック(Facebook)上で、「国歌が憎い」と自分の思いを率直に語った。「アフリカのための国歌と祈りが、なぜ、この国と人民の価値と誇りを組織的にレイプしてきた国歌とあからさまに一緒にならなければならないんですか?」  

■1995年ラグビーW杯のエピソード

 アパルトヘイトはとっくに撤廃されているものの、南アではいまだに、サッカーは黒人のスポーツ、ラグビーは白人のスポーツと見なされている。

 国歌斉唱で、サッカー選手たちはアフリカーンス語の歌詞で黙り込み、ラグビー選手たちは黒人の言語で歌われる最初の3行を飛ばす、というのはよくある光景だ。

 芸術・文化省のマバソ氏は、1995年に南アで開催されたラグビーワールドカップの時のように、国歌が国を1つにする原動力となってくれればと願っている。この大会で優勝したのは、白人のアフリカーナー(オランダ系移民の子孫)の選手でほぼ占められた南アチーム。彼らは、コーサ語、ズールー語、ソト語の歌詞も歌えるよう、音楽のレッスンを受けていたという。

「国歌は、国を統一し南アのアイデンティティーを世界に示すもの。ワールドカップは、われわれの国民意識とアイデンティティーを強固にできる2度目のチャンスだ」とマバソ氏は語った。(c)AFP/Tabelo Timse

1448チバQ:2010/06/12(土) 00:50:08
http://sankei.jp.msn.com/sports/soccer/100611/scr1006112354058-n1.htm
【W杯】「マンデラ精神」いま一度 国民は再びひとつになれるか (1/2ページ)
2010.6.11 23:53

サッカーW杯の優勝トロフィーを手にする、ネルソン・マンデラ元大統領=5月、ヨハネスブルク(ネルソン・マンデラ財団提供・共同) 華やかな開幕セレモニーで“主役”にはるはずだった人物の姿はなかった。元大統領のマンデラ氏は、ひ孫である13歳の少女が前夜、交通事故で亡くなったため出席を見合わせたのだ。

 それでも、世界で延べ300億人近くがテレビ観戦する世界最大のスポーツイベントの開幕は南アフリカにとって歴史的瞬間。マンデラ財団は「“マディバ”(マンデラ氏の愛称)はその精神となって、あなたと一緒にそこにいる」とのコメントを発表した。

 もっとも、アパルトヘイト(人種隔離)による各国の制裁措置が解かれ、潤沢な鉱物資源を起爆剤に順調な経済成長を遂げてきた今の南ア社会には、マンデラ氏が1994年、初の全人種参加の総選挙を経て大統領に就任していたときの「寛容」や「献身」といった崇高な理念は失われているように映る。

 95年のラグビーW杯。白人のスポーツだったラグビーの南アフリカ代表チーム「スプリングボクス」のユニホームを身にまとって決勝会場に現れ、人種間の融合を訴えたマンデラ氏の姿は「インビクタス(負けざる者たち)」となって映画化され、人気を博した。

 しかし、新世紀に入ると、南アフリカ社会は“ブラックダイヤモンド”と呼ばれる黒人富裕層が誕生する一方で、貧富の格差が拡大。黒人の失業率は40%近いとの統計もある。それが犯罪を生む温床となり、治安が悪化することで国外からの投資も思うように呼び込めないでいる。同志社大の峯陽一教授(アフリカ学)は「今の南アフリカ人はマンデラ氏の遺産を食いつぶしているのではないか」と疑問を呈する。

 今回のW杯はそんな、広がる社会不安と閉塞(へいそく)感の中で開かれるイベントだ。米国の会社の統計では、2006年から10年までの5年間で41万人以上の雇用が創設され、557億ランド(約6700億円)の経済波及効果が期待されている。ところが、W杯の競技場が完成していくにつれ、職を失った労働者らの間に不穏な空気も生まれているという。

 「融和と国家の再建がW杯の重要な目的でもある」と、自らも反アパルトヘイト運動の闘士だったW杯組織委員会のダニー・ジョーダーン専務理事は言う。それは、南ア社会に再びマンデラ氏の理念を取り戻すことを意味する。

 2004年5月15日のFIFA理事会で南アでのW杯開催が決まった際、W杯トロフィーを手に掲げたマンデラ氏は「15歳の少年になったようだ」とはしゃいだ。繰り広げられるサッカーというスポーツを観客席から、あるいは自宅や街角のテレビで観戦しながら、南アフリカの人々は少年のような心を持つことができるだろうか。そして、マンデラ氏の教えも…。

 それが実現したとき、紛れもなく「マンデラ氏のW杯」となるであろう。

  (北川信行)

1449チバQ:2010/06/12(土) 01:06:43
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201006110344.html
〈メディア激変47〉伝える、海の向こうで―2 英選挙、クレッグ人気急騰2010年6月11日


 「クレッグ、見た? 応援しようよ」

 英オックスフォード・ブルックス大学の学生エリオット・スミスさん(21)は、ネットの交流サービス「フェースブック」に書き込んだ。

 英総選挙(5月6日投開票)の選挙戦まっただ中の4月15日。同国で初めて主要3党の党首によるテレビ討論があった。それまで無名だった自由民主党のクレッグ党首が「労働、保守両党の二大政党制はもう古い」と批判する姿が新鮮に映り、人気が一気に跳ね上がった。

 スミスさんは、それまで選挙に興味がなく、フェースブックでの友人との会話も就職活動への不安が中心だった。だが、話題は一変した。

 知人と、地元の自民党候補の選挙事務所に駆け込んだ。「急に学生ボランティアの数が倍増した。こんなこと初めて」とスティーブン・ゴダード候補は驚いた。

 国民の大半がテレビ討論にくぎ付けになっているまさにその時、ネット上でも、熱い戦いが繰り広げられていた。

 「ブラウンはいいぞ。力強いし明確だ。キャメロンは最低だ」

 労働党のミリバンド前外相は、奮闘するブラウン前首相のことをツイッターに書き込んだ。

 テレビ討論では公平を期すため、スタジオの観戦者は声援や拍手を一切してはいけない。代わりに、支持者はネット上で応援した。

 ツイッターを利用する約200人の国会議員や政治記者の書き込みが一覧できるサイト「ツイットミンスター」によると、討論中の90分間に、約3万5千人が18万件以上つぶやいた。

 同サイト創設者のアルベルト・ナルデリさん(30)は「特に若者によるクレッグ氏への応援は、目を見張る量だった」と話す。

 ある調査によると、選挙期間中、18〜24歳の有権者の4分の1がフェースブックやツイッターで選挙に関する書き込みをした。話題の多くはクレッグ氏が占めた。支持者らは、自発的にネットで応援を始めた。

 しかし、クレッグ人気は次第に失速した。ネットの関心は移ろいやすい。ナルデリさんによると、ツイッターで注目された話題が翌週も続くケースは5%ほど。「次の作戦がなく、クレッグ氏は人気を投票に結びつけられなかった」

 実際、選挙戦終盤、ブラウン氏が外し忘れたマイクで女性支持者の悪口を拾われるという失態がネットの話題を独占。クレッグ氏は主役の座を奪われていた。(ロンドン=土佐茂生)

1450チバQ:2010/06/12(土) 09:58:41
>>1440
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010061202000056.html
ベルギー独立派に勢い 13日に両院選挙
2010年6月12日 朝刊


 【パリ=清水俊郎】オランダ語圏(北部フラマン地域)とフランス語圏(南部ワロン地域)の根深い対立で四月に連立政権が崩壊したベルギーで十三日、下院(定数一五〇)と上院(被選挙数四〇)の選挙が実施される。オランダ語圏で分離独立派の中道右派、新フランドル同盟が伸長する公算が大きく、国の分裂につながりかねない対立が、いっそう深まりそうだ。

 ただ、上下院とも十以上の政党の乱立が長年続いており、今回も総議席の二割を超える議席を獲得する党はない見通し。総選挙後に新たな連立政権の協議が始まるが、難航が予想される。

 選挙はオランダ語圏とフランス語圏、両言語を併用するブリュッセル首都圏の三つに分かれた比例代表制。オランダ語圏では、新フランドル同盟が、外交や防衛などに限られている国の権限を、さらに地方に移譲することを主張。地元紙の世論調査では、ルテルム首相率いるキリスト教民主フランドル党を抑えて第一党に躍進する勢いをみせている。

 一方、フランス語圏では大半の政党が統一国家の維持を求めているが、第一党になる見通しの中道左派、ワロン系社会党党首が九日、「オランダ語圏の独立に対応できる」と発言。国の分裂を容認する可能性を示した方針転換の表明として、注目されている。

 ルテルム内閣は、両言語圏が争っている首都圏選挙区の区割りをめぐり、内部の対立が激化して総辞職した。

1451チバQ:2010/06/13(日) 00:55:03
http://www.asahi.com/international/update/0612/TKY201006120227.html
オランダ語圏では南北分離派が優勢 ベルギー総選挙2010年6月12日20時33分

 【ブリュッセル=井田香奈子】北部オランダ語圏と南部フランス語圏の対立から4月に連立政権が崩壊したベルギーで13日、総選挙が実施される。長年の南北対立をどう収拾するかに選挙戦の注目が集まるが、世論調査によると、オランダ語圏では南北分離を訴える右翼「新フランドル同盟」が議席を伸ばし、第1党になる見通しだ。

 ベルギーは東西を走る言語境界線で言語圏が分かれ、間にあるブリュッセル首都圏では両言語で公共サービスを受けられる。政党も言語別に分かれ、両言語圏の複数の政党で連立政権を構成するのが常だ。首相は1974年以降、オランダ語圏から選ばれている。より経済力のあるオランダ語圏には、仏語圏への歳出が多すぎるとの不満があり、自治の拡大を訴える声が強まっている。

 世論調査によると、オランダ語圏では新フランドル同盟が支持率25%前後で、中道右派のキリスト教系政党や社会党を抑えている。同同盟のデウェーフェル党首が掲げる政策は、国の形は維持しつつ、予算や社会保障制度は南北で分け、地方政府の権限を独立国家に近づけるというもの。他の右翼政党が訴える「ベルギー分裂」に比べて現実的だとして、支持を集めている。一方、仏語圏では社会党、中道右派リベラル党が優勢だ。

 ベルギー国会ではブリュッセル周辺自治体を本来のオランダ語圏選挙区に戻す協議が進まず、4月、オランダ語圏の政党が連立離脱を表明し、政権が維持できなくなった。

http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100613k0000m030052000c.html
ベルギー:13日総選挙 オランダ語圏が躍進か
 【ブリュッセル福島良典】北部・オランダ語圏と南部・フランス語圏の対立で国家分裂の危機に直面するベルギーで13日、連邦議会下院(定数150、任期4年)の総選挙が実施される。世論調査ではオランダ語圏の分離・独立を掲げる民族主義派政党が大躍進する見通し。欧州連合(EU)の本部を擁するベルギーが国家としての一体性を維持できるかどうかが焦点だ。

 ベルギーの政党はオランダ語系とフランス語系に分かれ、選挙も言語圏別に実施される。7日付仏語紙リーブル・ベルジックの世論調査によると、オランダ語系では民族主義派・新フラームス同盟が支持率26%で他党を大きくリード。極右のフラームス・ベラングなどを加えると、分離・独立派勢力は計45.3%となる。フランス語系は中道左派・社会党が30%で首位。

 新フラームス同盟が支持を集めている原動力は、カリスマ性のあるデ・ウェーフェル党首の大衆的な人気。党首は8日、外国人記者団との記者会見で「ベルギーの仕組みは非民主的で、効率的でない。ベルギーは次第に雲散霧消していく」との見通しを示した。

 一方、フランス語系の各党はこれまで連邦国家としてのベルギーの一体性を守る立場を取ってきたが、ここに来て、一部政党の党首が新フラームス同盟に対抗して「フランス語圏とブリュッセル」の独立構想を提唱し始め、足並みの乱れが表面化している。

 将来の国家像を巡り、オランダ語圏とフランス語圏の対立が根深いため、選挙後の連立協議は難航が必至で、連立政権の樹立は9月以降になる見通し。ベルギーは7月から半年間、EUの輪番制議長国を務めるため、内政混乱の影響はEU運営にも及ぶことになる。

 北部のオランダ語圏はベルギー人口(約1067万人)の約6割にあたる約616万人を擁し、フランス語圏を主体とする南部は約346万人、仏・オランダ2言語併用の首都ブリュッセルは約105万人。自動車産業などを抱えるオランダ語圏は国内総生産(GDP)の約6割を占め、近年、人口、経済で優位に立つオランダ語系の首相が続いてきた。

 ◇ベルギー下院総選挙の仕組み
 比例代表制。北部オランダ語圏の住民はオランダ語系政党、南部フランス語圏はフランス語系政党に投票する。仏・オランダ2言語併用地域のブリュッセルと周辺地区は仏語系、オランダ語系のどちらかに投票できる。投票は義務制。下院第1党となった政党の党首を国王が組閣担当者(首相)に任命するのが慣例だ。

1452チバQ:2010/06/13(日) 00:55:52
http://www.jiji.com/jc/c?g=tha_30&k=2010061200299
ベルギー選挙区問題
 総選挙では北部オランダ語圏(フラマン地域)の有権者はオランダ語系政党に、南部仏語圏(ワロン地域)は仏語系政党に投票する。いずれか選んで投票できるのは2公用語制の首都ブリュッセルのみ。しかし、首都近郊のオランダ語地域の一部に限り首都と選挙区を統合、オランダ語地域の仏語系住民は仏語系政党に投票できる。この特例選挙区についてフラマン側は首都との分割、ワロン側は現状維持を主張。この問題で連立政権は4月に崩壊した。選挙区割りは国家分裂の一歩と受け止められている。(ブリュッセル時事)(2010/06/12-19:31)

1453チバQ:2010/06/13(日) 01:03:13
http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010061201000368.html
スロバキア議会選始まる 連立交渉の行方焦点に
 【ウィーン共同】スロバキア国民議会(一院制、定数150)選挙が12日、行われた。最新の世論調査では、フィツォ首相の与党、中道左派「スメル(道標)」の勝利が確実な情勢だが、単独過半数を獲得できないとみられ、選挙後の連立交渉が焦点。主要野党はスメルとの連携を拒否しており、野党勢力が連立を組む可能性も浮上している。

 投票は同日夜(日本時間13日朝)に締め切られ、現地時間の13日未明にも大勢判明の見通し。

 スロバキア経済は堅調だったが、欧州単一通貨ユーロを導入した昨年は金融危機の影響でマイナス成長となった。現在の失業率は約15%と近年では高く、雇用対策も急務となっている。

 世論調査によると、スメルの支持率は29%と首位を維持するものの、最近になって過去の政治資金疑惑が表面化し、急落した。2位以下は保守のスロバキア民主キリスト連合が12〜15%、リベラル系新党「自由と連帯」12%など野党が続く。

1454チバQ:2010/06/13(日) 09:43:24
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010061302000056.html
改革派 くすぶる不満 イラン大統領選1年
2010年6月13日 朝刊

 【カイロ=内田康】イランは十二日、保守強硬派アハマディネジャド大統領が再選した大統領選から一年の節目を迎えた。選挙の不正や言論の自由を訴える改革派住民の抗議活動を封じ込めるため、治安当局は厳重に警戒。今のところ、大きな衝突は伝えられていない。

 ただ、住民の不満はくすぶっており、安全のためにデモ中止を呼び掛けた改革派指導者ムサビ氏を非難する声も出ている。

 「ムサビは、現体制に忠実な雇われ人にすぎない」

 改革派ウェブサイトには、ムサビ氏の“弱腰”を非難する市民の投稿が掲載された。ムサビ氏は従来、「革命体制を守った上での改革」を訴えており、今回も当局にデモ認可を申請していた。

 当局が認可するはずもなく、改革派ウェブには「本当に許可をもらう気でいたの?」とやゆする声も。あるテヘラン市民は「私たちには(別の)指導者が必要だ」と語った。

 当局はこれまで路上で抗議デモを行った数千人を拘束し、二人を処刑したと伝えられる。多くの新聞や雑誌も発禁処分を受けた。

 テヘランでは時々「(最高指導者)ハメネイ師は地獄におちろ」という落書きが発見される。一部の改革派は体制そのものに不信を募らせており、ムサビ氏ら指導者との意識の乖離(かいり)も目立ってきている。

 改革派住民が多い北部では十一日夜、体制への抗議表明で「神は偉大なり」と、屋上で叫ぶ声が多く聞こえたという。

1455チバQ:2010/06/13(日) 09:52:36
http://mainichi.jp/select/world/news/20100611ddm007030061000c.html
変わるコロンビア:大統領選・決選投票を前に/上 フレディ・パディージャ氏に聞く
 ◇「安全」が民主主義作る−−陸海空軍30万人を統括する国軍司令官、フレディ・パディージャ氏(61)
 ゲリラとの戦いにおいて米国からの資金と技術援助は大きかった。だが、金額よりも重要なのは、米国との連携が人権侵害を理由にコロンビアに武器を売ってくれなかった国々、特に欧州の扉を開いてくれたことだ。それまでは我が国はどこから何を買えばいいのかも分からなかったし、分かったとしても、それらの国から拒否された。

 軍の機動力と士気が高まった一方で、コロンビア革命軍は政治的に敗北した。和平交渉を注視していた国民は革命軍に失望し、米国、カナダ、欧州は「革命軍はテロリストで麻薬組織である」と定義した。国内外で孤立したのだ。

 ゲリラに占拠されていた地方都市を軍が解放するだけでは解決にならない。兵士は薬も持っていないし、学校の先生でもないからだ。

 ウリベ政権では、解放後その都市にすぐに裁判所を設置し、市長を置き、福祉事務所を開設した。これは革新的な変化だ。軍だけでゲリラや麻薬組織と戦うのではなく、すべての政府機関で戦うという基本方針が確立したのだ。

 我々はゲリラの資金源である誘拐と恐喝から国民を守ることでゲリラの力をそいだ。ゲリラ対策は(1)投降を促す(2)逮捕して刑務所に収監(3)軍事力で攻撃−−の順で重要だ。最後の一人が死ぬまで戦う必要はなく、生きる道があることを示さねばならない。

 ゲリラとの戦いは終わりに近づいているが、まだ終わってはいない。国が最初にすべき公共投資は安全の確保であってインフラ整備や社会福祉ではない。安全こそが民主主義を作るのだ。

1456チバQ:2010/06/13(日) 09:53:08
http://mainichi.jp/select/world/news/20100611ddm007030067000c.html
変わるコロンビア:大統領選・決選投票を前に/上(その1) 米の援助でゲリラ掃討
 ◇「誘拐の国」一変 陰で「偽装殺人」横行
 麻薬に汚染され、テロや誘拐事件が絶えなかったコロンビアが様変わりしている。米国から巨額の援助を受け左翼ゲリラ・コロンビア革命軍(FARC)の本格掃討を進めた結果、テロや誘拐事件は激減した。20日に行われる大統領選決選投票では、ウリベ現政権の治安対策を継承する与党候補が優位な情勢だ。国に完全な平和は戻るのか。現地から報告する。【ボゴタ國枝すみれ】

 夜遅くまで酔客らでにぎわう首都ボゴタの繁華街。タクシー運転手、フアン・アルフォンソさん(44)は「以前は考えられなかった光景だ。私自身、夕方5時になると誘拐が怖くて車を止め、ホテルに泊まり、朝5時を待って走り出した。ウリベ大統領のおかげで今は夜中でも走れる」。

 「力による内戦の終結」を公約にウリベ大統領が当選した02年、コロンビア革命軍は国土の3分の1ほどの領土を実効支配。156市に警察署がなく、236市の市長が別の市に脱出していた。革命軍は我が物顔で幹線道路を遮断し、車に乗る市民を次々と誘拐した。

 「かつては誘拐といえばコロンビアだった。今は全く違う」。コロンビア警察誘拐対策チームを率いるニコラス・ムニョス司令官(46)は誇らしげに語る。「先月末、(中部)メデジンで女性が誘拐された際、我々は即座に市外に通じる道路を封鎖し、ヘリコプター2機で捜索。犯人グループは女性を24時間で解放した。我々は最新技術を駆使してアジトも発見できる」

 政府軍と警察の強硬策を支えているのは、米国による資金援助だ。今年は6億ドル(約550億円)で、うち4割を軍が使う。無線システムや全地球測位システム(GPS)装置を導入し、赤外線ゴーグルのおかげで夜間も捜査可能となった。米国とは情報を共有し、共同で軍事行動も行う。米国に流入するコカインの9割がコロンビア産のため、麻薬組織と化した革命軍つぶしが共通の目的となっている。

 02年から09年までにテロは1645件から486件に、誘拐は2882件から213件に減った。政府は19年までにゼロを目指す。だが、治安が回復する陰で、「戦果」を上げたい政府軍兵士による「偽装殺人」も多く露見している。

 08年9月、中部ソアチャ市で16人、北部アグアチカスで5人の若者が行方不明となり、数日後に遺体で発見された。軍は衝突で死亡した「ゲリラ兵」だと報告した。

 人権団体「コロンビアンズ・フォー・ピース」のイバン・セペーダ氏(46)は「貧しい地区の若者が仕事をもらえる約束で集められ、ゲリラ兵の服を着せられ殺された。殺したゲリラの数を多く報告した兵士が出世、休暇、金などの報酬を受け取れたことが原因だ」と話す。これまで2318人の偽装殺人に関する1240件の裁判が行われ、兵士218人が実刑判決を受けた。

 それでも多くの国民は治安対策の継続を望んでいる。先月30日の大統領選第1回投票は、前国防相で対革命軍強硬派のフアン・サントス候補が大きくリードした。サントス氏に票を投じた農薬販売業、アンドレス・コレアさん(41)は言う。「コロンビアの進む道を変えるべきではない。重要なのは、まず革命軍との半世紀近くに及ぶ戦いを終わらせることだ」

1457チバQ:2010/06/13(日) 09:53:39
http://mainichi.jp/select/world/news/20100611ddm007030050000c.html
変わるコロンビア:大統領選・決選投票を前に/上(その2止) 左翼ゲリラの今
 ◇革命軍変容に国民失望
 ◇農地改革掲げ創設−−−誘拐集団、麻薬組織に 息子が11年間拘束「ひどいことを、なぜ」
 左翼ゲリラ・コロンビア革命軍(FARC)は1964年、貧しい農民に農地改革で富の再分配をするという目的を掲げて創設されたが、次第に誘拐集団、麻薬組織に変容していった。そんな革命軍に国民は失望と嫌悪感を抱いている。【カリ(コロンビア中部)國枝すみれ】

 ■84人が人質に

 革命軍は60年代から麻薬組織と協力関係を強め、70年代から身代金目的の誘拐を始めた。冷戦が終結した90年代、後ろ盾を失った中南米の左翼ゲリラは衰退もしくは合法化に向かったが、資金源を確保していた革命軍は勢力を伸ばした。

 世論は革命軍に冷たくなった。08年、国内外の140市で反暴力デモが起き「ノー・モア・FARC」の声が上がった。理由は誘拐と麻薬だ。政府統計によれば、現在でも84人が革命軍やその他の犯罪組織の人質になっている。その一人が警官のセサル・ラソ巡査部長(45)。もう11年6カ月も革命軍に拘束されている。

 カリ在住の母親のファビオラさん(67)は誘拐される1年前の写真と09年9月に革命軍が公表した写真を並べてみせた。「ひどいでしょ。はげたし、ひどくやせてしまって。首には鎖が……」

 解放される人質に託すなどの方法で、ラソさんは密林から20通の手紙をよこした。たばこ箱の裏紙にびっしりと文字が並ぶ。「孤立した場所にいて心がマヒしてしまった。自分が生きているのか、死んでいるのかも分からない」

 ファビオラさんは毎朝5時半にラジオ局に電話し、息子あてのメッセージを入れる。「解放される日が必ず来る。希望を持って気落ちせず、一分一分をしっかり生きて」

 ラソさんの長男は13歳、長女は11歳半。長女は父親の顔を見たことがない。「毎日考えるけど、どうしても分からない。なぜ同じ国民にこんなひどいことができるのか」

 誘拐の犠牲者を支援するNGO「自由の国」のオルガ・ゴメス代表は「誘拐はゲリラの武器。戦費をまかなう方法として市民の命を使っている」と批判する。

 ■「戦争税」名目に

 02年に誘拐犯の8割を占めたゲリラは09年で4割弱に減った。「誘拐は絶対に許されない犯罪だというコンセンサスが生まれ、ゲリラは誘拐で政治的な得点ができなくなった」(ゴメス代表)。追い詰められた革命軍は、資金源を誘拐から「戦争税」という名目の恐喝にシフトしている。

 革命軍は支配地域の農民にコカ葉を育てさせ、コカインを精製、密輸し、資金源にしている。民間調査会社フェデサロージョが09年5月に発表した統計によれば、革命軍はコロンビアのコカイン生産の55%を支配し、年間約3600万ドルの収益を上げている。

 サンティアゴ・デ・カリ大のリバルド・オレフエラ教授(政治学)は「幹部は政治イデオロギーを保っているかもしれないが、多くのメンバーは金のために活動している。コロンビア革命軍は越えてはならない一線を越えてしまった」と言う。

 ■軍事力は低下

 国防省によれば、ウリベ政権が登場した02年には2万人を超えた革命軍の構成員数は09年、8248人に減った。

 オレフエラ教授は「メンバーはベネズエラやブラジルなど隣国へ逃げたが、それは戦略だ。革命軍の軍事力、政治力は低下しているが、国境を越えて攻撃を仕掛けてくる力はある」と警告する。

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 ◇コロンビア革命軍(FARC)をめぐる動き
1964年   創設

  85年   政党・愛国同盟(UP)を創設、国政に参加を試みる。その後、大統領候補2人、議員7人が暗殺される

  98年   和平交渉開始。軍が介入しない「緊張緩和地域」が設置される

2002年2月 旅客機乗っ取り。政府は和平交渉を打ち切る

     8月 ウリベ大統領の就任式にロケット弾撃ち込む

  08年3月 軍がエクアドル領内を空爆し、革命軍のレジェス司令官らを殺害。同月、創設者の一人であるマルランダ最高司令官が病死。もう一人の若手幹部も投降しようとしたゲリラ仲間に殺される

     7月 軍がフランス国籍を持つベタンクール元大統領候補ら人質15人を奪還

1458チバQ:2010/06/13(日) 09:54:21
http://mainichi.jp/select/world/news/20100613ddm007030147000c.html
変わるコロンビア:大統領選・決選投票を前に/下 貧困対策、平和のカギ
 都市が繁栄する一方で、農村では大規模農場主に雇われた右派民兵の暴力が深刻化。年数十万人の農民が土地を奪われ都市に逃げてくる。

 ボゴタ市北部スガ地区。福祉事務所アクシオン・ソシアルは毎日約200人の避難民でごった返す。子供に乳を含ませる母親、泣き叫ぶ幼児に交じり、ソニャ・ヌニェスさん(42)がいた。北東部グワヒラ県の小さな畑でプルーンやナスを育て鶏を飼っていた。08年7月、マスクをつけた右派民兵が家に来た。息子のクリスティアンさん(18)が言う。「入隊しなければ家族を殺し、お前も殺すと言われた。でも、入って最初にさせられることはやはり家族を殺すこと。だから断った」

 一家は着の身着のまま山に逃げ、その後ボゴタの親族宅に身を寄せた。路上で1000ペソ(約50円)のエンパナーダ(揚げパン)を売って暮らす。故郷に戻ることはあきらめた。「土地を取り戻そうとしたら殺される」

 右派民兵は元来、大土地所有者が左翼ゲリラの攻撃から身を守るために雇った私兵だった。それが左翼政治家や労組指導者を殺す暗殺テロ集団に変容し、近年は大規模農場主らのために農民の土地を奪うケースが増えている。「お前の土地を買おう。もし断れば、寡婦となったお前の妻から安く買うことになる」と脅すのだ。

 南部では左翼ゲリラの暴力も続く。コロンビア革命軍(FARC)は02年4月、南部カウカ県で12人の地方政治家を誘拐。シヒフレド・ロペス氏(46)以外の11人は07年6月に殺された。政府軍に追い詰められたゲリラのリーダーが友軍を軍と勘違いし「捕虜を殺して逃げろ」と命令したのだ。ロペス氏が生き残ったのは、偶然見張り役が離れていたからだ。11人の死を知ったロペス氏は4カ月間、うつ状態に陥ったという。

 08年12月に解放されたロペス氏は「ゲリラは間違っている。でも彼らがまだ存在する理由は政治の欠陥だ」と語る。「3回飯が食え、靴がはけるという理由で父親からゲリラに引き渡された少年兵に会った。軍事力だけでは問題は解決しない。貧しい人に土地を分け与える改革が必要だ」

 避難民の援助組織を作った弁護士テレサ・ロサレスさんも「貧しさ、飢え、暴力。悲惨な場所に紛争は起きる」と話す。

 ウリベ政権後を決める大統領選挙。最新の世論調査で支持率65%を得た前国防相、フアン・サントス候補の訴えの軸足は、治安対策ではなく失業・貧困対策だ。コロンビアがやっと手に入れ始めた安全という果実。それを農村や貧困層に分配できるかが内戦終結の成否を決める。【ボゴタ國枝すみれ】

1459チバQ:2010/06/13(日) 18:07:21
>>1453
http://www.afpbb.com/article/politics/2735543/5873163
スロバキア議会選、連立与党が過半数獲得できず
2010年06月13日 16:39 発信地:ブラチスラバ/スロバキア
【6月13日 AFP】12日に投票が行われたスロバキア国民議会(一院制、定数150)選挙で、ロベルト・フィツォ(Robert Fico)首相率いる中道左派の与党「スメル(Smer、「道標」の意)」が第1党になったが、連立与党は過半数を獲得できなかった。

 統計局の発表によると、開票率が99%の時点でスメルの得票率は34.87%となり、62議席を獲得した。連立パートナーのスロバキア国民党(Slovak National Party、SNS)と合わせると71議席を獲得した。

 議席獲得には5%以上の得票率が必要で、立候補者を出した18政党のうち6政党がこの基準を満たしたが、もう1つの連立パートナー、人民党/民主スロバキア擁護運動(People's Party-Movement for Democratic Slovakia、LS-HZDS)の得票率はこの基準に達しなかった。投票率は58.8%だった。

 中道右派の野党諸政党の獲得議席を合わせると79議席になり、政権交代が起きる可能性もある。フィツォ首相は13日朝、選挙結果を「大勝利」と評して組閣に向けた意気込みを語ったが、「中道右派による政権ができる可能性もある。その場合われわれは強力な野党となり、1年以内に政権を奪取するだろう」と述べた。

 スロバキア経済は世界的な金融危機の影響で悪化し、5月の失業率は12.25%に達した。選挙戦で社会保障費の削減や増税をせずに財政を改善すると訴えた野党スロバキア民主キリスト連合(SDKU)は、政策が一致しないとしてスメルとの連立の可能性を否定した。(c)AFP

1460チバQ:2010/06/13(日) 20:29:15
http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010061301000576.html
スロバキア、中道右派連立政権か 議会選で野党4党が過半数
 【ウィーン共同】12日投票のスロバキア国民議会(一院制、定数150)選挙は即日開票され、13日午前(日本時間同午後)の選管当局の暫定開票結果(開票率99%)によると、第2党の保守、スロバキア民主キリスト連合など野党4党が過半数の79議席を獲得、中道右派連立政権発足の可能性が高まっている。ロイター通信などが伝えた。

 同党は2006年まで連立政権を構成。党首のラディツォバー前労働・社会問題・家庭相は13日「われわれはスロバキアを活性化できる」と述べ、同日からリベラル系や保守など他の野党と連立協議に入ると強調した。

 一方フィツォ首相の中道左派「スメル(道標)」は62議席にとどまったものの、第1党を維持した。野党側はスメルとの連立を拒むが、同国大統領はまず第1党党首に組閣を指示するため、フィツォ氏も13日、連立政権の発足を目指す考えを表明。失敗した場合は「野党になる」と宣言した。

 スロバキア経済は堅調だったが、欧州単一通貨ユーロを導入した昨年は金融危機の影響でマイナス成長となった。現在の失業率は約15%と近年では高く、雇用対策も急務となっている。


2010/06/13 18:49 【共同通信】

1461チバQ:2010/06/13(日) 20:36:55
http://www.zakzak.co.jp/sports/soccer/news/20100611/soc1006111642015-n2.htm
南ア、トラブル続々…危険度もやっぱり“世界最高峰”だ!2010.06.11
印刷する. サッカーW杯南アフリカ大会が、いよいよ日本時間11日午後10時に開幕するが、世界最悪の治安とされる場所だけに、試合開始のホイッスルが鳴る前から暴動や強盗などのトラブルが相次いでいる。

 ロイター通信によると、ケープタウンで10日、W杯関連のイベント会場に数千人のファンが殺到し、押し合いになるなどして足の骨を折るなど南ア人6人がけがをした。当時、会場はサッカーファンらでいっぱいで、警官らが詰めかけた市民に対し、中に入らないよう警告していたが、市民らは無視して次々と入ろうとしたという。

 別の競技場では6日、ナイジェリアと北朝鮮との強化試合に訪れた地元住民らがゲートに殺到し15人が負傷、警官が重傷を負った。5日には、ヨハネスブルク近郊の開幕戦と決勝戦が行われる競技場に近い旧黒人居住区で、武装強盗団と警官隊が銃撃戦になり警官1人が死亡した。

 犯罪も頻発している。ギリシャ代表の広報担当者によると、チームが滞在する事前合宿地ターバンの4つ星ホテル内で8日、3選手の現金が盗まれる事件があった。

 9日には、ヨハネスブルク市内の路上で中国人記者4人が複数の男に車の窓ガラスを割られ、カメラなどを奪われた。同日未明にもポルトガル人記者ら3人が、宿泊先に押し入った武装グループに現金やパスポート、パソコンやカメラを強奪された。

 婦女暴行などの報告はまだないが、同国では男性の“被害”も多いというから、現地入りした外国人は男女の別なく緊張を強いられそうだ。

1462チバQ:2010/06/13(日) 20:37:39
http://www.zakzak.co.jp/sports/soccer/news/20100607/soc1006071616002-n2.htm
南アで早くも!取材陣が襲われる、治安の悪さ「想像以上」2010.06.07
 南アフリカで11日に開幕するサッカーワールドカップ(W杯)を取材するため、現地入りしていた韓国民放局の取材スタッフが相次いで襲撃されていたことが7日、分かった。いずれも強盗目的で襲われたとみられ、韓国政府はすでに、本国から国民保護を担当する外交通商省領事部の職員を増派。韓国代表が試合を行う都市ごとに臨時領事館を設営する予定だ。

 韓国メディアの報道などによると、3日午後7時45分ごろ、ヨハネスブルク市内の中心商業地区にあるビル1階のトイレで、韓国民放局MBCと契約しているフリーランスの報道ディレクター(38)が3人組に襲われた。

 ディレクターは首を絞められ、失神している間に現金1500ドル(約13万7000円)とパスポートを奪われ、腰などにも軽傷を負った。命に別条はないが、大事を取って治療のため、すでに同国を離れたという。

 ディレクターはドキュメンタリー番組の取材で南ア入りした。取材はほぼ終えており、この日は案内役の現地在住韓国人と一緒に現場建物内のファストフード店で食事を注文、1人でトイレに入り、被害にあった。

 ヨハネスブルク市内ではまた同日午後、レンタカーを運転して中心街ハウトン交差点にさしかかったSBS教養局のディレクター1人が、信号待ちのため停車したところ、いきなり車のドアを割られる被害に遭った。

 ディレクターが機転を利かせて車を急発進させたため、犯人はそれ以上追跡せず、強盗は未遂に終わったという。

 韓国政府は、自国民が相次いで被害に遭ったことを重視、外交通商省領事部の担当職員を現地に増員し、国民の安全確保にあたるほか、南アフリカ政府や大会本部、治安関係機関との連携を強化したという。

 今回の襲撃に韓国治安関係者は「現地の治安状況は想像以上に悪い。W杯開催期間には外国人を狙った強盗が活発化するとの情報もある。滞在外国人はホテルを一歩出ればお祭りムードでは済まない情勢にあり、旅行者はもちろん、大会関係者のセキュリティーにも万全を期すよう現地当局に要請した」としている。

 W杯南ア大会の取材をめぐり、NHKを含む日本の放送各局は、安全の確保に不安があるとして、女性のアナウンサーやキャスターの派遣を見送っており、報道陣全体の規模も前回のドイツ大会よりも縮小している。

1463チバQ:2010/06/14(月) 22:12:13
>>1450-1452
http://mainichi.jp/select/world/news/20100614dde007030005000c.html
ベルギー総選挙:独立派第1党に 不安の南部、歓喜の北部
 【ブリュッセル福島良典】13日のベルギー連邦議会下院(定数150)総選挙は即日開票の結果、北部オランダ語圏の独立を掲げる新フラームス同盟が地滑り的な勝利を収めた。忍び寄る「国家分裂」の足音に南部フランス語圏や首都ブリュッセルの仏語系住民は不安を募らせている。

 ブリュッセル中心部の小学校で投票した仏語系住民のブルモン・リリアンヌさん(81)はオランダ語圏独立派の台頭を「仏語圏への意趣返しだ」と解説する。1830年の独立後、ベルギーでは石炭業で潤う南部に北部住民が出稼ぎに来る「南高北低」の時代が続き、仏語が支配階級の言語だったからだ。

 「当時は軍隊も役所もすべて仏語一辺倒。夫の祖母はオランダ語系だったが、婚姻書類は仏語だった」という。北部住民の苦い記憶には理解を示しながらも、ベルギーは分裂しないでほしいと思う。「そうでなくとも小さい国を割るなんて。子供たちの世代がかわいそう」

 失業中の仏語系住民、カスタノン・グザビエさん(24)は連邦維持派の少数政党に1票を投じた。「ベルギーの魅力はオランダ語圏と仏語圏を擁する多文化性にある。分裂すれば、多文化の魅力が色あせてしまう」と心配顔だ。

 一方、新フラームス同盟の祝賀会場は13日夜、歓喜の渦に包まれた。建築家のトニー・ブイクさん(60)は今回、初めて新フラームス同盟に投票した。「国の分割は望んでいない。ただ、ばらまき路線の既存政党と違い、この党は倹約してくれると思う」と話す。

 ベルギー北部の主要都市アントワープの日本企業に勤めるユーリ・ティルマンスさん(40)は「人々が変化を求めた結果だ」とビールを手に友人と勝利を祝った。仏語系政党に対話を呼びかけた新フラームス同盟のデ・ウェーフェル党首の演説を聞き、「仏語系と協力して国家を変革することが必要だ」と語った。


http://mainichi.jp/select/world/news/20100614k0000m030133000c.html
ベルギー:分離派が勝利…連邦政府の権限縮小へ 下院選挙
 【ブリュッセル福島良典】北部オランダ語圏と南部フランス語圏が対立するベルギーの将来を左右する連邦議会下院(定数150、任期4年)の総選挙が13日、実施された。即日開票の結果、オランダ語圏では南北分離による独立を掲げる民族主義派政党・新フラームス同盟が第1党の座を確実にした。欧州連合(EU)本部を抱えるベルギーは国家分裂の危機をはらみつつ、連邦政府の権限弱体化に向かう見通しだ。

 1993年に連邦制に移行したベルギーの「国の形」が最大の争点となった。各党とも国家改革の必要性では一致するが、手法を巡り、(1)オランダ語圏とフランス語圏の南北分離(2)連邦制から国家連合への組み替え(3)連邦政府からの権限移譲による地域政府の強化−−に分かれる。

 選挙は言語圏別に実施され、地元テレビの開票速報によると、人口が多いオランダ語圏では独立を目標に据える新フラームス同盟が得票率23〜32%、連邦維持派が主流の仏語圏では中道左派・社会党が33%で首位に立っている。新フラームス同盟のデ・ウェーフェル党首(39)は連邦政府権限を国防・外交にとどめ、言語圏別の地域政府に財政や社会保障の権限を移し、独立国家に近づけたい考えだ。

 経済的に豊かなオランダ語圏には「なぜ、貧しい仏語圏を支えなければならないのか」との不満がある。仏語圏の失業率が高いことなどから社会保障負担を通じ、年間推定約50億ユーロ(約5550億円)がオランダ語圏から仏語圏に渡っているとされるためだ。

 国王から組閣担当者(首相候補)に任命された下院第1党の党首が両言語圏の政党による連立政権の樹立を目指すが、連立協議の難航は必至だ。新フラームス同盟には仏語系各党の反発が強く、デ・ウェーフェル党首は首相ポストに関心を示していないため、仏語系社会党のディ・ルポ党首(58)が首相候補となる可能性が高い。

 総選挙は来年の予定だったが、4月にルテルム連立政権が崩壊したため、前倒しされた。比例代表制で、登録有権者数は約773万人。投票は義務制。

 ◇ベルギーの国の仕組み◇
 連邦政府の下に(1)オランダ語圏の北部(2)フランス語圏とドイツ語圏で構成される南部(3)仏蘭2言語のブリュッセル−−に各地域政府がある。連邦政府は外交、国防、財政、社会保障、司法などの権限を持ち、地域政府は経済、雇用、公共事業、都市開発などを担当する。地域政府とは別に教育、文化などを管轄する言語別の共同体政府がある。

1464チバQ:2010/06/14(月) 22:13:16
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010061402000198.html
ベルギー分離、独立派が勝利 総選挙 過半数は届かず
2010年6月14日 夕刊

 【ブリュッセル=清水俊郎】十三日投票のベルギー総選挙は即日開票され、選挙管理委員会の暫定集計(開票率99・9%)によると、オランダ語圏(北部フラマン地域)の分離独立派で中道右派の新フランドル同盟が下院(定数一五〇)の議席を改選前の七から二七と大幅に増やし、下院第一党に躍り出た。

 ただ過半数には届かず小党乱立状態は続き、十四日から連立協議が始まる。新フランドル同盟のデウェーフェル党首(39)はブリュッセルで十三日夜に開いた集会で「フランス語圏(南部ワロン地域)とも手を結ぶ」と宣言し、連立政権に参画する意思を示した。

 デウェーフェル氏は、自分が首相になることには否定的で、フランス語圏で最も多い二十六議席を獲得して下院第二党になった中道左派のワロン系社会党のディルポ党首(58)が、当面の連立協議の軸となる見込み。

 新フランドル同盟が、国の分割も視野に入れて主張するフラマン地域の社会保障や雇用政策の自治権拡大を、ワロン系社会党が受け入れるかが焦点だ。

 暫定集計によると、三位は十八議席の中道右派ワロン系改革運動、ルテルム現首相率いるオランダ語圏のキリスト教民主フランドル党は十七議席で四位。オランダ語圏は極右と中道右派が大幅に議席を減らした。

1465チバQ:2010/06/14(月) 22:24:51
>>1460
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100614-OYT1T00373.htm
スロバキア、与党は過半数届かず…連立は困難?
 【ジュネーブ=平本秀樹】スロバキアで12日、国民議会(一院制、定数150)選の投開票が行われ、フィツォ首相率いる中道左派の与党「スメル(方向)」が62議席を獲得、第1党を維持した。


 ただ、現在の連立相手、民族主義政党スロバキア国民党(9議席)と組んでも過半数獲得は不可能。第2党の中道右派政党「スロバキア民主キリスト教連合」(28議席)など野党は、スメルとの連携に否定的で、中道右派の連立政権ができる可能性がある。

(2010年6月14日12時09分 読売新聞)

1466チバQ:2010/06/14(月) 22:26:54
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2010061401000161_World.html
ベルギー、独立派が改革訴え 連立交渉難航か

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 13日、ブリュッセルでの集会で、下院総選挙の結果を受け、Vサインを掲げる新フランドル同盟(N―VA)のデウェーフェル党首(ロイター=共同)
 【ブリュッセル共同】13日投票のベルギー下院総選挙(定数150、比例代表制)で第1党に大躍進したオランダ語圏フラマン地域の「分離独立」や自治権拡大を目指す新フランドル同盟(N―VA)のデウェーフェル党首(39)は同日夜、「われわれは勝利した」と宣言、フランス語圏ワロン地域の各政党に対し、直ちに国家改革に乗り出すよう呼び掛けた。

 各党は連立交渉を本格化するが、連邦維持を主張するワロンの各党はN―VAとの連立に否定的なため、難航するとの見方が強い。妥協策としてワロン系社会党のディルポ氏を首班とした連立政権の可能性が取りざたされている。

 内務省の集計(開票率約100%)によると、N―VAは27議席(改選前8)を獲得し第1党、2位は26議席のワロン系社会党(同20)、3位は18議席のワロン系改革運動(同23)、ルテルム首相のフラマン系のキリスト教民主フランドル党(CD&V)は17議席(同23)で4位。

1467チバQ:2010/06/14(月) 22:38:36
http://mainichi.jp/select/world/news/20100614ddm012030059000c.html
EU:ユーロ危機の波紋 「南」「北」隔たり広がる
 欧州単一通貨ユーロが誕生以来、最大の危機に直面する中、欧州連合(EU)加盟国の間で、財政悪化に苦しむ南欧諸国と、ドイツやオランダなど富裕国との南北格差が深刻化している。「南」のスペインでは政府の財政緊縮策のあおりで大規模公共事業が中断するなど、社会基盤の整備にも影響が出始めている。一方、「北」のオランダでは先の総選挙で「南」への支援策を打ち出すEUに批判的な右派政党が伸長し、国民のEU離れが浮き彫りになった。【マドリード福原直樹、ハーグ福島良典】

 ◇スペイン、大型公共事業を中断
 スペインの首都マドリード市の北部。ビジネス街として開発途中の新興地区に7万平方メートルの工事現場が広がる。「マドリード市国際会議場(予定地)」。大きな看板が掲げられた現場は、基礎工事で深く掘り下げられたままの状況だ。人影は全くない。経済危機の影響で、施工主の市が5月下旬、建設を中断したからだ。

 建設は08年11月に決定され、市が4億ユーロ(約500億円)以上を投資し、6500人収容の施設ができるはずだった。だが、09年の国の財政赤字が国内総生産(GDP)比で約11%に陥り、自らも68億ユーロの赤字を抱える市は「当面の歳出削減が急務」と判断し、計画の凍結を決めた。

 「市内には他にも会議場があり、新たな会議場は必要ない。無駄遣いだ」。近くで働く造園業者(40)が批判した。

 マドリード市の公共事業中止は他にもある。市中心部のバリエエルモーソ運動競技場(約4万平方メートル)。市は08年、1億4000万ユーロの予算で競技場の建て替えを決めたが、取り壊し工事をしただけで、やはり5月に中断した。

 今回の経済危機でスペイン政府は2年間で150億ユーロ規模の財政削減を決めた。これに沿う形でマドリード市も、会議場や競技場の建設中断などで計約10億ユーロの削減を目指す。市幹部は「工事再開のメドは立っていない。景気の回復次第だ」と話した。

 破産管財人として活動する著名弁護士・クリスバトル氏によると、09年の国内破産(個人・法人)は約6000件と08年の約3000件から倍増した。同氏は「破産者は圧倒的に建設業者が多い。政府が公共投資から撤退したためだ。今後、(政府施策による)賃金削減で破産者は急増する」と予測した。

 ◇オランダ、EU離れ 「高負担感」強く
 第二次大戦後、仏独と共に欧州統合を推進してきたオランダでは、ギリシャ危機で支援金拠出を迫られたこともあり、EUの現状に批判的な「欧州懐疑主義」が広がっている。

 温室建設業者のヘンドリック・アドリアヌスさん(66)は15年前からスペインで事業を展開しているが、EUは拡大しすぎたと思っている。「政治家は『EUを大きくすればよい』と拡大を急ぎすぎた。(86年加盟の)スペインなどもそうだ。オランダはユーロからは離脱すべきだ」

 オランダはEUの優等生だ。09年の財政赤字は国内総生産(GDP)比5・3%でEU平均(6・8%)を下回った。4・1%の失業率はEU27カ国で最も低い。

 一方、EUに対する拠出金は年間約46億ユーロ(約5100億円)に上る。EUから各国への補助金分と差し引き計算した英BBC放送の推計によると、オランダはドイツ、英国に次ぐ高額持ち出し国で、国民には「高負担感」が強い。

 9日の総選挙で第1党となった中道右派・自由民主党のルッテ党首は歳出削減の一環としてEU拠出金を半減すると宣言。躍進した極右・自由党のウィルダース党首はEUに移譲した国家主権の「奪回」を叫んでいる。

 ドイツ在住の不動産業者、デイスマ・マイクさん(38)は自由党に投票するため一時帰国した。「オランダが年金支給開始年齢を65歳から67歳に引き上げようとしている時、55歳で年金がもらえたギリシャを支援するのはおかしい」と語る。

 「オランダ国民はEUをより批判的に見るようになっている」。アムステルダムのロドウェイク・アッシャー市長代行(35)が分析する。ユーロ危機でEU域内の南北の亀裂は深まるばかりだ。

1468チバQ:2010/06/14(月) 22:43:27
>>1465
http://www.asahi.com/international/update/0613/TKY201006130194.html
中道左派与党が第1党 スロバキア総選挙、過半数届かず2010年6月13日20時23分

 【ウィーン=玉川透】任期満了に伴うスロバキア総選挙(一院制、定数150)が12日行われ、中道左派の与党スメル(道標)が得票率34.8%で62議席を獲得し、第1党の座を守った。しかし、単独過半数には届かず、第2党の中道右派・民主キリスト教同盟(SDKU)を中心に野党4党が連立政権を発足させる可能性が高まっている。

 開票結果によると、SDKUは28議席を獲得。リベラル系新党「自由と連帯」が22議席、キリスト教民主運動が15議席と続いた。SDKUは年金や税制などでスメルとの政策の違いが大きいとして、すでに連立拒否を表明。他党もこの動きに同調し、野党勢力の間で連立交渉が活発化する見通しだ。

 スメルのフィツォ首相は「連立政権をめざすが、失敗すれば野党になる覚悟はある」と語った。

1469チバQ:2010/06/14(月) 22:44:30
>>1454
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100613/mds1006132354006-n1.htm
イラン大統領選から1年 体制不満を力で封殺 改革派の失速鮮明 (1/2ページ)
2010.6.13 23:52
 【カイロ=村上大介】強硬保守派のアフマディネジャド大統領再選が大規模な反政府デモにつながったイラン大統領選挙から12日で1年が過ぎた。硬直したイスラム体制への市民の不満を引きつけた抗議行動は1979年のイラン革命後最大の規模となったが、体制側は容赦ない弾圧で封じ込めに成功、先頭に立った「改革派」の失速が顕著になっている。ただ、市民の不満はくすぶり続けており、現体制指導部は革命防衛隊など“暴力装置”への依存をさらに強めている。

 大統領再選に不正があったとするムサビ元首相、カルビ元国会議長ら改革派は今回、当局との衝突を懸念し、事前に集会中止を呼びかけた。しかし、英BBC放送などによると、テヘラン各所では12日、厳戒態勢を取る治安部隊と市民の小競り合いが発生。イラン学生通信は、91人を逮捕したとの警察発表を報じた。

 昨年の大統領選直後には数十万人規模の市民が街頭に繰り出し、当初は「選挙不正」への抗議で始まったデモは、硬直したイスラム革命体制や最高指導者ハメネイ師への批判の色を鮮明にしていった。このため、体制側はなりふり構わぬ弾圧を加え、抗議行動は市民に死者を出した昨年12月以降、ほぼ抑え込まれた。

 アフマディネジャド政権下では、大統領の出身母体、革命防衛隊が政治・経済への浸透の度を深め、80年代の対イラク戦争で体制防衛の中核を担った当時と、その性格は大きく変わった。強硬保守派の後ろ盾になるとともに、多数の関連企業を通じて体制内の経済権益も押さえつつある。

 ジャファリ革命防衛隊司令官は10日、昨年の大統領選で顕在化した「反政府扇動」が「(イランに戦争を仕掛けた)サダム・フセイン(元イラク大統領)よりもイスラム体制に大きな脅威となっている」と発言、現体制指導部の認識を強く示唆した。

 こうした認識は社会統制強化にも反映し始めているようで、これまではおおむね見逃されてきた、前髪をスカーフで隠さない女性の服装の“乱れ”への取り締まりが5月から拡大。大幅にイスラムの要素を強調する教育課程の改革も進められようとしている。

 ハメネイ師は4日に開かれた革命指導者ホメイニ師の追悼集会で「ホメイニ師に従っていたという者も、現在の行動で判断される」と演説し、自らを頂点とする現体制への忠誠を要求。そればかりか、改革派に近いとされる故ホメイニ師の孫、ハサン師が壇上に立つと、聴衆の一部から罵声が浴びせられ、演説中止に追い込まれたうえ、その光景が国営テレビで放送されるという異例の事態も起きた。

1470チバQ:2010/06/14(月) 22:54:22
>>1289>>1300とか
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100615k0000m030092000c.html
キルギス:続く民族間衝突 臨時政府反対勢力の関与も
 中央アジアのキルギス南部でキルギス系とウズベキスタン系住民間の大規模な衝突が続いている。キルギス保健省は14日、死者が118人に達し、負傷者は約1500人にのぼることを明らかにした。バキエフ前大統領が追放された4月の政変が、最悪の民族衝突に発展した背景には何があるのか。現地からの情報などをもとに分析した。

 11日未明にキルギス南部オシで始まった今回の衝突について、直接の原因ははっきりしていない。当初は若者同士の偶発的なけんかが発端と伝えられ、オトゥンバエワ暫定大統領も11日朝、「日常生活の領域」で起きた争いが拡大したとの声明を発表した。

 しかしその後、臨時政府の中で、11日に隣国ウズベキスタンの首都タシケントで開かれた上海協力機構(SCO)首脳会議の直前というタイミングを狙い、臨時政府の統治能力の欠如を見せつけようとする勢力が、キルギス系とウズベク系の歴史的な民族対立をあおって騒乱をたきつけたとの説が浮上している。

 キルギス南部は4月の政変で国外追放されたバキエフ前大統領の地盤で、現地に残った前大統領の親族や周辺が騒乱に関与しているとの見方がある。前大統領は13日、滞在先のベラルーシで関与を否定する声明を発表したが、同時に臨時政府を批判し、今もその正統性を認めない姿勢をにじませた。

 4月の政変後、オシやジャララバードなどでは、バキエフ前大統領の支持者が州庁舎を占拠するなど、臨時政府側との衝突が続いた。いったんは鎮静化したが、5月19日にジャララバードのウズベク系大学をキルギス系住民が襲撃する事件が起き、民族間の衝突に発展。臨時政府は同州に非常事態宣言と夜間外出禁止令を発令し、2週間かけて鎮静化したたが、その後もくすぶり続けていた火種がまたも再燃した形だ。

 キルギス系とウズベク系の確執は、ソ連時代の人工的な境界画定で、フェルガナ盆地のウズベク人居住区が分断され、ウズベク人が半数近くを占めるオシやジャララバードなどがキルギスに編入されたことがそもそもの原因だ。ソ連の共産体制は強権で民族対立を封じ込めたが、民主化を目指したソ連末期のペレストロイカ(立て直し)で民族意識が高揚した90年、オシで土地の境界画定をめぐる争いが民族間衝突に発展し、死者・行方不明約600人を出す騒乱が起きた。この時はソ連軍が介入し、騒乱を鎮静化している。

 ソ連崩壊による独立後、キルギスはキルギス語とロシア語を公用語にしたが、南部の少数派ウズベク系住民の間では、ウズベク語の公用語化や、ウズベク系の自治州設置を求める声がくすぶっていたとされる。

 中央アジアを拠点とする独立系のインターネット・メディア「フェルガナ・ルー」は、4月の政変後、バキエフ前大統領と組んで南部の経済権益を握っていた犯罪組織が、政権交代で権益を失うことを恐れ、民族対立をたきつけて騒乱を起こした可能性を指摘している。27日に予定される国民投票で新憲法案と暫定大統領が承認されれば、臨時政府の正統性が認知されることになる。このため、国内を混乱状態に陥れ、国民投票そのものを中止に追い込む狙いがあったとの見方だ。

 SCOはまだ臨時政府をキルギスの正統政権とは認めておらず、11日の首脳会議でもキルギス代表として招いたのはオトゥンバエワ暫定大統領ではなく、カザクバエフ外相代行だった。首脳会議では27日の国民投票に監視団を派遣することを決め、臨時政府の正統性を認める方向に動いているが、臨時政府が南部の騒乱を制御できない状態が続けば、国民投票の実現に黄信号がともる事態も予想される。【モスクワ大木俊治】

1471チバQ:2010/06/14(月) 22:55:14
http://www.asahi.com/international/update/0614/TKY201006140407.html
キルギス騒乱、死者124人に 若者、住民に無差別発砲2010年6月14日21時35分

 【モスクワ=星井麻紀】中央アジア・キルギス南部の騒乱は14日、死者124人、負傷者1680人に達した。ただ、一部では和解に向けた対話の試みが出てきた。

 インタファクス通信などによると、全域に非常事態宣言が出されたジャラルアバド州では、13日夜も放火や発砲が続いた。軍拠点の占拠も続き、若者らが、ウズベク系だけでなく、キルギス系の住民にも無差別に発砲しているという。火災などで700人が死亡したとの情報もある。

 一方、14日には、両民族の地域の長老が会談。バキエフ前大統領の住宅に放火したウズベク系リーダーに謝罪させ、刑事捜査対象とすることで双方が武装解除に応じる合意を発表。事態打開へ期待が集まっている。臨時政府も上空からヘリコプターで和解を呼び掛けるビラをまいた。

 オシ州では夜間は比較的平穏だったが、14日朝から発砲が再開した。キルギスの治安維持部隊は、情勢が悪化したウズベク系住民の居住区で特殊作戦を開始。これまでに約10人を逮捕、中には騒乱を扇動したとみられる政治家1人が含まれているという。

 赤十字国際委員会は13日、キルギス情勢について、政権側が騒乱を制圧できず「危機的」と分析した。首都ビシケクから人道物資100トン以上が到着。ウズベキスタン国境では避難民キャンプを作る動きもあるが、なお水や食料が不足。人道危機が深刻化している。

 国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は14日、欧州安保協力機構(OSCE)と協議。国連、OSCE、欧州連合(EU)でキルギス情勢に関する戦略を協議し、現地に代表を送ることを決定した。中国は、自国民を避難させるため、チャーター機を準備するという。キルギスの人権団体など民間の約80団体はロシアに対し、治安回復のために平和維持部隊を送るよう要請した。

1472チバQ:2010/06/14(月) 22:56:53
http://www.asahi.com/international/update/0614/TKY201006140109.html
キルギス民族衝突、死者100人超す ロシアの介入焦点2010年6月14日10時45分
 【モスクワ=副島英樹】中央アジア・キルギス南部で続くキルギス系とウズベク系住民の衝突の死者は、13日夜までに114人に達し、負傷者は1450人を超えた。キルギス保健省の情報としてノーボスチ通信が伝えた。南部のオシやジャラルアバドでは緊張状態が続いている。

 キルギス臨時政府が平和維持部隊の派遣を要請したロシアのメドベージェフ大統領は同日、キルギスのオトゥンバエワ臨時大統領と電話で会談し、民族衝突をできる限り早急に止める必要があると述べた。14日には、ロシアや中央アジアなど旧ソ連7カ国でつくる軍事機構「集団安全保障条約機構」の安保会議書記会合を開き、対応を協議することを伝えた。同機構が合同部隊の投入に踏み切るかどうかが焦点になる。


http://www.asahi.com/international/update/0614/TKY201006130321.html
放火、略奪…キルギス民族衝突激化 隣国へ7万人超避難2010年6月14日1時20分
  
 【モスクワ=星井麻紀】中央アジア・キルギス南部で起きたキルギス系とウズベク系住民の衝突は13日も続き、放火や略奪が相次いだ。キルギス保健省によると死者は97人に達し、負傷者は1200人を超えた。臨時政府はジャラルアバド州全域に10日間の非常事態を宣言し、治安部隊に発砲を許可するなど、事態は深刻化している。

 10日以降、衝突が続くオシ州では13日も若者が火炎瓶などで住宅や学校に放火し、町は黒煙に包まれている。治安部隊はキルギス系とウズベク系の混在地域を中心に、女性や子ども、老人を安全な場所に避難させている。

 隣のジャラルアバド州では12日深夜、発砲が続き、軍部隊の拠点が占拠されて武器などが運び出された模様だ。大学やテレビ局、ウズベク系住民の居住区が放火され、千人以上の若者が商店を略奪しているという。13日には地元警察が襲撃され、病院の敷地で武装集団が撃ち合うなど情勢は悪化している。

 ノーボスチ通信はウズベキスタン緊急事態省の話として、7万5千人以上のウズベク系住民が同国に避難したと伝えた。

 臨時政府は12日深夜、治安部隊に対し、非常事態が宣言された地域では国民保護や自衛の目的での発砲を許可する法令を採択。予備役の部分的な動員を発令し、退役軍人らをオシ州に投入した。

 欧州安保協力機構(OSCE)の議長国カザフスタンは特使の派遣を決定。欧州連合(EU)も人道支援のため専門家を派遣する。

 臨時政府は騒乱の背後に4月の政変で失脚したバキエフ前大統領がいると指摘しているが、ベラルーシにいるバキエフ氏は13日、声明で関与を否定。「キルギスは今、国家体制喪失の瀬戸際にある」と臨時政府を非難した。

 一方、ウズベキスタン外務省は12日、「大量の殺人、略奪、放火がウズベク系居住区に向けられていることを憂慮する」との声明を発表した。

1473チバQ:2010/06/14(月) 22:57:48
http://www.asahi.com/international/update/0614/TKY201006140247.html
熱戦の陰で、相次ぐ事件事故 記者滞在のホテルに強盗も2010年6月14日18時42分


 【ヨハネスブルク=古谷祐伸】サッカー・ワールドカップ(W杯)開催中の南アフリカは凶悪犯罪が多発する国として知られる。警察当局は安全確保に必死だが、懸念された犯罪を防ぎ切れずにいる。

 南ア警察によると、W杯会場の一つ、北部ルステンブルクのホテルで12日夜、ニュージーランドのテレビ局員が部屋からカメラや衛星通信機器など7万ドル(630万円)相当を盗まれた。ヨハネスブルク郊外のホテルでは9日、スペインとポルトガルの記者3人が、武装した強盗にカメラや現金を奪われた。

 南ア当局は、W杯の大会関係者や取材陣、観戦者が巻き込まれた犯罪をすばやく裁くための特別裁判所を設けている。9日の事件では、警察が翌日にジンバブエ人とナイジェリア人の容疑者計3人を逮捕すると、その翌日には懲役4〜15年の実刑が下った。特別裁判所には12日までに、ギリシャ代表選手の宿舎から現金が盗まれた事件など、8件の事件が持ち込まれている。

 警察によると、南アでは1日平均50件の殺人事件が発生しているが、凶悪犯罪の大半は貧困層が住む地区で起きており、外国人客が多い高級街サントンや競技場周辺の治安は安定しているという。

 一方、忘れてはならないのが交通事故の多さだ。

 世界保健機関(WHO)の調査報告によると、南アの交通事故による年間死者数は人口10万人当たり33.2人で、調査対象178カ国中24位。南ア自動車協会によると、事故に巻き込まれる確率は世界平均の約50倍だという。

 マンデラ元大統領(91)のひ孫ゼナニさん(13)が開幕戦直前の11日未明、W杯前夜祭から帰宅途中に交通事故に遭って死亡したほか、10日には、北東部ネルスプルイト近郊で英国人観光客らを乗せたバスがカーブを曲がりきれずに衝突、英国人学生3人が死亡、19人が負傷した。

1474チバQ:2010/06/14(月) 22:59:00
http://www.asahi.com/international/update/0613/TKY201006120414.html
オペラの本場悲鳴 伊が財政緊縮策、文化予算3割カット(1/2ページ)2010年6月13日1時54分

 【ローマ=南島信也】財政危機に陥ったギリシャの二の舞いを避けようとイタリアの打ち出した財政緊縮策が「オペラの本場」の足元を揺るがしている。芸術・文化関連予算も3割カット。運営費の半分を国の補助金に頼ってきたローマ歌劇場やミラノ・スカラ座などの名門オペラハウスは危機感を募らせている。

 「まだ続くのか」「恥を知れ」。スカラ座であったワーグナーの楽劇公演の最終日だった5月29日夜。開幕前、団員が補助金削減への抗議声明を長々と読み上げたが、聴衆からは不満の声が上がった。

 イタリアの2010年歳出は約5400億ユーロ(約60兆円)。緊縮策は、これを今後2年間で240億ユーロ(約2兆6400億円)削り、09年に国内総生産(GDP)比で5.3%だった財政赤字を、12年には3%未満に抑えることを目指す。全体では4.4%の歳出削減だが、削減幅が大きいのがオペラや映画、音楽、バレエなど芸術関連の予算「FUS」。今年の4億1400万ユーロ(約455億円)から、来年は2億9千万ユーロ(約319億円)へと3割の削減だ。

 元々5月25日に閣議承認された案では、FUSは5割削減されるはずだった。だが青年時代にナポリの小劇場で俳優として舞台に立った経験があり、芸術に理解が深いナポリターノ大統領が署名を拒否し、3割削減で落ち着いた。

 オペラの本場イタリアには全土で47の歌劇場がある。中でも「オペラの殿堂」と称されるミラノ・スカラ座や、ローマ歌劇場など13の大劇場への公的支援は手厚く、運営費のほぼ半分は国庫からの補助金だ。かつては貴族や教会の援助で成り立っていたイタリア・オペラだが、現代になって、貴族の代わりに政府が補助金を出すことで、世界のオペラ界をリードしてきた。

 だが01年以降、ベルルスコーニ首相が政権につくたびに予算が削られる傾向が続き、ギリシャ危機後の緊縮策が追い打ちをかけた。緊縮策はトレモンティ財務相が主導し、ボンディ文化財・文化活動相も「私は大臣の役割と権限を奪われた」と手が出せない。

 削減に抗議し、スカラ座とローマ歌劇場では先月のオペラ公演初日に相次いでストライキが行われ、公演が中止された。同歌劇場の労組「UGL」代表のマッシモ・ディ・フランコ氏(53)は「国の支援がなければ劇場は存続できない。このままではイタリアのオペラや音楽は廃れてしまう」と危機感を隠さない。

 ミラノ在住の音楽ジャーナリスト井内美香さんは「FUSカットがイタリア・オペラの質の低下に拍車をかけるのは間違いない」と指摘する。

1475チバQ:2010/06/14(月) 23:02:41
http://www.asahi.com/worldcup/world/TKY201006110626.html
「チケットが買えなくたって」旧黒人居住区、喜び爆発2010年6月12日10時21分

 黄、赤、緑、黒――。W杯が幕を開け、青空の広がったソウェトのグラウンドも、南アフリカの国旗を振る人たちで沸いた。チケットを手に入れられなかった地元の住民たちが、5時間も前から大会運営者側が無料で設置した巨大スクリーンの前に集まった。

 「さあ、バファナバファナ(南アチームの愛称)が登場だ」と、開門前にやってきたトラック運転手のタボ・マクベッツェさん(47)。「インターネットが使えないし、カネもないからチケットは買えなかった。でも今日は特別な日。みんなで楽しむんだ」

 ソウェト市民の喜びが爆発したのは、地元のチャバララ選手の先制ゴール。持っていたビールやコーラを投げ飛ばし、だれかれとなく抱き合い、言葉にならない叫びをあげた。南ア国旗を振り回す公務員のテンバ・マゴソさん(28)は、「見てくれたか。ヤツはおれの街の出身なんだ。英雄なんだ。みんなの英雄なんだ」と何度も語った。

 背番号8のユニホームを着た子供たちも大勢訪れた。ブブゼラをふき鳴らし、興奮してグラウンドを駆け回った。

 一方、静かに観戦する人もいた。生活保護を受けながら暮らすスーザン・マセコさん(62)。「家にはテレビがないから」と、このイベントを楽しみにしてきた。アパルトヘイト(人種隔離)の時代にここで生まれた。1976年の蜂起では、警察官が家を次々と壊し、多くの人をたたき、連れ去るのを目の当たりにした。

 かたわらで車いすに座るのは、一緒に暮らす義理の娘ジョイスさん(32)。9年前の交通事故で足が不自由になったが、医療費はすべて政府の負担だ。「安心して暮らせるようになったのは、マンデラのおかげ」と話す。「W杯でこの国がもっと強くなり、私たちにも仕事が回ってくればいい」(佐々木学)

1476チバQ:2010/06/15(火) 23:09:57
>>1390>>1394>>1398など
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100615/erp1006151958008-n1.htm
【英国の選択】労働党党首選スタート 候補ら「大きな政府」にこだわり (1/2ページ)
2010.6.15 19:56
 【ロンドン=木村正人】先の英総選挙で敗北し、13年ぶりに下野した労働党は党勢建て直しを目指して党首選をスタートさせた。欧州各国がギリシャ危機を受けて財政再建を急ぐ中、各候補者は公共サービスの充実を唱え「大きな政府」へのこだわりを見せている。

 今回注目されるのは、デービッド・ミリバンド前外相(44)と弟のエド・ミリバンド前エネルギー・気候変動相(40)の兄弟対決。他の候補者はエド・ボールズ前児童・学校・家庭担当相(43)▽アンディ・バーナム前保健相(40)▽黒人女性下院議員ダイアン・アボット氏(56)。8月16日から、(1)下院議員と欧州議会議員(2)党員(3)労働組合や支援団体−の3グループに分けて投票が実施され、9月26日に結果が判明する。

 ロンドンで14日行われた5候補者による討論会では、ジョンソン前内相ら81人の推薦を受けたミリバンド前外相が「私たちの残した実績をもっと誇るべきだ」と強調。経済自由化で増えた税収を教育と医療に投入したブレア氏の「ニューレーバー(新しい労働党)」路線を改めて評価した。

 対抗馬のミリバンド前気候変動相はブラウン前首相派で、「もっと党内の声に耳を傾けるべきだ」と真っ向から兄と対立した。

 ブレアブームに沸いた1997年の総選挙で1351万を超えた労働党の得票数は、先の総選挙で860万余まで減少。今年第1四半期の寄付金は保守党の3分の1以下で、累積債務も3倍以上となっている。

 英世論調査会社「YouGov」のピーター・ケルナー社長は「来年、保守党と自由民主党の連立政権は歳出削減、増税、選挙制度改革の難局に直面し、支持率を落とす恐れが強い。労働党が過度の市場主義から有権者を守る“新しい社会主義”をアピールできれば次の総選挙で返り咲く可能性は十分にある」と話す。

1477チバQ:2010/06/15(火) 23:58:36
http://mainichi.jp/select/world/news/20100616k0000m030076000c.html
キルギス民族衝突:ウズベクが国境閉鎖 難民受け入れ停止

14日、ウズベクとの国境に詰めかけたキルギスのウズベク系住民=AP 【モスクワ大前仁】中央アジアのウズベキスタン非常事態省は15日、隣国キルギス南部で起きたキルギス系とウズベク系住民の衝突を受け、同国に流入したウズベク系住民が8万3000人に達したことを明らかにした。さらに、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、キルギス国内にとどまっている国内避難民が20万人にのぼっている。

 国境のキルギス側には3000人以上のウズベク系住民が残っている模様だが、ウズベク政府は同日までに国境を閉鎖し、難民の受け入れを停止した。

 一方、キルギス臨時政府は14日、バキエフ前大統領の次男マキシム氏が英国で逮捕されたことを明らかにした。英当局に身柄引き渡しを求めているという。臨時政府は、マキシム氏が民族衝突をあおるために資金提供していたと見ており、責任追及する方針だ。同氏は、ロシアからの融資を横領した疑いを持たれている。

 キルギス保健省によると、11日に南部オシで始まった衝突で15日までに178人が死亡し、負傷者は1866人に達した。

1478チバQ:2010/06/16(水) 00:26:27
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100615/erp1006152015009-n1.htm
国民の指導者の称号付与 カザフ大統領に
2010.6.15 20:13
 タス通信などは15日、カザフスタンで旧ソ連時代末期から最高権力者の地位にあるナザルバエフ大統領(69)に「国民の指導者」の称号と退任後の不逮捕特権などを付与する法律が発効したと伝えた。

 同日、カザフの主要メディアが条文を公表した。カザフの上下両院は今年5月中旬に法案を可決したが、大統領が「これ以上の権限拡大は必要ない」などとして署名を拒否していた。カザフの法律によると、議会が可決した法律を大統領が議会に差し戻さず署名もしない場合は1カ月後に発効したとみなされる。

 新たな法律によると、カザフの最初の大統領であるナザルバエフ氏は退任後も在任中の行為について刑事責任を問われず、免責特権は本人と共に住む家族にも適用される。(共同)

1479チバQ:2010/06/16(水) 00:27:50
>>1249>>1254
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100615/mds1006151324001-n1.htm
石油相に南部出身者 スーダン新内閣
2010.6.15 13:23
 ロイター通信によると、スーダンのバシル大統領は14日、新内閣の名簿を発表、新たに設けた重要ポストの石油相に、黒人が多数を占める南部が基盤のスーダン人民解放運動(SPLM)出身のルアル・デン氏を選んだ。

 スーダンでは、来年1月に南部で分離独立を問う住民投票を予定。南部は石油利権を抱えていることから、北部には独立阻止を主張する意見もあり、緊張が続いている。

 SPLMは4月の大統領選をボイコットし、西部ダルフール紛争をめぐる戦争犯罪で国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ている現職バシル氏が圧勝。同時に行われた国民議会(国会)選でも与党・国民会議(NC)が過半数を獲得したが、SPLMとの連立で合意していた。

 石油行政はこれまでエネルギー・鉱山相が担当していた。(共同)

1480チバQ:2010/06/16(水) 00:29:17
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100615/erp1006151955007-n1.htm
キルギス人道危機の様相 民族紛争拡大の懸念 (1/2ページ)
2010.6.15 19:53

14日、キルギス南部オシで、民家を捜索する治安部隊員(AP) 【モスクワ=遠藤良介】中央アジア・キルギス南部で続くキルギス系住民と少数派ウズベク系住民の民族衝突は15日、隣国ウズベキスタンへのウズベク系避難民が10万人に達する勢いとなっている。同日までの死者は171人、負傷者は約1700人。騒乱は難民の増加や食糧不足など人道的危機の様相を深め、大規模な民族紛争に発展する危険性をもはらんでいる。

 中央アジアの通信社フェルガナ・ルーによると、ウズベキスタンには成人だけで4万5千人の難民が流入し、国境近くのテント村などに収容されている。ウズベク側は同日、「さらに難民を収容する余地がない」(アリポフ副首相)として国境を閉鎖し、国際機関の支援を求めた。キルギスに派遣された国連のエンチャ特別代表は「難民数が近く10万人を超える可能性がある」と指摘している。

 キルギスでは10日夜以降、南部のオシとジャララバードで、キルギス系とウズベク系の衝突が銃撃戦や放火、略奪など騒乱状態に発展。国内で14%、南部の両都市で半数近くを占めるウズベク系の居住区が無差別的な攻撃を受けているとの情報が多い。14日夜には騒乱が下火に向かっているとの報道があるものの、確認される死傷者数はさらに増えるとみられている。

 南部では商店や公共施設、病院も放火、略奪されており、食糧や水、医薬品の不足も伝えられる。赤十字国際委員会は「8万人が自宅を追われた」とし、880万ドル(約8億円)の財政支援を訴えている。

 4月の政変で発足した臨時政府は6月27日に新憲法案の是非を問う国民投票、10月には議会選を予定しており、南部の情勢は政治日程に影響する可能性もある。

 ソ連時代の1920〜30年代に行われた国境画定を受け、キルギス南部ではウズベキスタンとの国境が複雑に入り組んでいる。90年にはキルギス系とウズベク系の間で土地利用をめぐる衝突で数百人が死亡し、ソ連の治安部隊が介入した。

 ウズベキスタンは天然ガス、キルギスは水が豊富で、ソ連崩壊後の両国間にはこれら資源をめぐる緊張関係もある。露メディアでは、今回の騒乱が両国間の対立激化につながることへの警戒も強まっている。

 ロシアなど旧ソ連7カ国の集団安全保障条約機構(CSTO)は14日、キルギスに車両や燃料を提供することは決めたものの、臨時政府の求める平和維持部隊の派遣には慎重姿勢を見せた。

1481チバQ:2010/06/17(木) 22:36:53
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100616-OYT1T01056.htm
キルギス、人道被害が深刻化
 【モスクワ=山口香子】中央アジア・キルギス南部で発生した民族衝突により、ウズベク系住民の4割に当たる約30万人が難民や国内避難民となり、医療品や食料の不足が深刻化している。


 国連やロシアなどは16日、緊急支援物資の提供を本格化させたが、人道危機の長期化が懸念される。

 約10万人のウズベク系住民が逃れたキルギスの隣国ウズベキスタンには16日、テントなど国連の支援物資を積んだ輸送機が初めて到着した。難民の多くが女性や子供、高齢者で、国連の担当者は「国境地帯では水も足りない」と訴えた。国連はさらに輸送機5機分の支援物資を輸送する。

 一方、ロシアからは食料など120トンを積んだ輸送機3機が16日にビシケクに到着する予定。ロバート・ブレーク米国務次官補は同日からウズベク、キルギスを訪問し、支援について協議する。

 ウズベクに逃れた難民は学校施設や仮設テントなどに滞在しているが、難民の受け入れ施設は不足しており、ウズベク政府は14日、受け入れ能力の限界を理由に国境を閉鎖した。現地からの報道によると、キルギス側の国境では、ウズベク系住民数千人が「帰る場所などない」と叫びウズベクへの入国を求めている。

 キルギスでは国連推計で20万人が避難民となっている。ジャララバードでは地元政府が16日、帰還するよう説得を始めた。軍の食料配布には避難民が殺到しているという。

 キルギス暫定政府の集計によると、民族衝突による死者は16日、187人となった。

(2010年6月16日21時28分 読売新聞)

1482チバQ:2010/06/17(木) 22:42:53
http://www.yomiuri.co.jp/wcup/2010/news/etc/news/20100616-OYT1T00909.htm
スタジアムにマンデラ氏、観客席にウエーブ
 ヨハネスブルクのサッカーシティー・スタジアム内に設置されたスクリーンいっぱいに、マンデラ元大統領の年老いた顔が映し出される。

 すると、たぐいない感動に包まれ、思いがけずウエーブが観客席を駆け巡った。南アフリカの象徴であり、かつ20世紀史の重要人物であるネルソン・マンデラ氏が、やっと登場した。

 南アフリカ全国民が、このスタジアムへの臨席を待ちわびていた。しかし、彼はW杯開幕記念コンサートの直後である前夜、13歳になるひ孫娘が交通事故で命を落としたことでひどく憔悴(しょうすい)し、出席を取りやめた。

 スクリーンに映し出された偉人の巨大な肖像を前に、どれほどの涙が流れたろうか? このニュースは、国民の心を悲しみに包んだのだった。

 私たちはそのとき、歌とダンスによるリズム感あふれるセレモニーのさなかだった。もはや、一国の勝利と言うよりも、アフリカ大陸の勝利だった。世界の勝利であったと言っても過言ではないだろう。アルジェリア出身のライ(アルジェリアを起源とする伝統的ポップス)のスター歌手、キャレドも祭典に参加し、ピッチ中央に置かれた仮設ステージにただひとり立ち、彼のヒット曲のひとつである『ディディ』を、コーラスにあわせて熱唱した。

 ダンスの振り付けの律動にも目をみはるものがあり、さまざまなシーンが矢継ぎ早に演じられた。もちろん、この国で最も有名なかつての投獄囚であるマンデラ氏のことが忘れられることはなかった。ジェイコブ・ズマ大統領はこうして、W杯開会宣言の際、「〈マディバ〉(マンデラ一族の愛称)の精神は、この勝利の日とともにあらん」と訴えた。観衆からわき起こった拍手喝采(かっさい)だけでも、ズマ大統領の言葉のインパクトを推し量るに十分だった。

 もう朝から、ヨハネスブルクの歩道やショッピングセンターに、バファナ・バファナ(南ア代表の愛称)のユニホームがうなり声を挙げている。有名なブブゼラの音は、明け方に「南アフリカの日」のはじまりを告げながら、目覚ましがわりに鳴り響いていた。こうして人びとは朝早くから、ある人は公共交通機関を使い、ある人は何キロもの距離を徒歩で、スタジアムに向けて足を運んだ。

 「ラグビーW杯は、アパルトヘイト終焉(しゅうえん)の直後だったので、国にとってとてもプラスになった。このW杯は、国の統合に向け、より一層強力に働くだろう。私がいちばん興味を持っているのは、フランス―南アフリカ戦なんだが」と話すのは、60代のボーア人(オランダ系南ア人)の男性だ。多くの人々は、このW杯のおかげで、国の統合がさらに進むと信じている。特に、地元チームが快挙を成し遂げることができれば、なおさらだろう。

(2010年6月16日17時59分 読売新聞)

1483チバQ:2010/06/17(木) 22:45:47
>>468>>550>>554など

http://gayjapannews.com/news2010/news17.htm
アイスランド 同性婚法成立
2010/06/17 18:14
アイスランド国会は11日、同性結婚法案を賛成49、反対0の全会一致で可決した。ヨーロッパでは、ベルギー、オランダ、スペイン、スウェーデン、ノルウェー、ポルトガルに続き、同性婚を認める7番目の国となった。同日、ロイター通信が伝えた。

2009年に同国の首相へ就任したヨハンナ・シグルザルドッティル首相は、レズビアンであることを公言した世界で初めての首相。就任当時、世界各国のメディアが寛容な国として取り上げた。(関連記事)

アイスランド大学のグンナール・クリスティンソン教授は、「アイスランド国民は、とても実利的です。同性婚は、論争の的ではありませんし、政策の大きな問題ではありません。実際、首相の性的指向については、国内メディアよりも海外メディアの方がはるかに強い関心を持っていました。同性愛者に対する国民の態度も、過去20〜30年間はとても寛容です。」と述べた。

アイスランド・プロテスタント教会は、同性婚を認めるか、まだ正式な対応を決めていない。

1484チバQ:2010/06/17(木) 23:31:08
http://mainichi.jp/select/world/news/20100618k0000m020049000c.html
英財務相:FSAの解体を発表 金融行政の大転換に
 【ロンドン会川晴之】オズボーン英財務相は16日夜、日本の金融監督庁(現金融庁)のモデルとなった英金融サービス機構(FSA)を解体、機能の大半をイングランド銀行(英中央銀行)に移管すると発表した。金融危機への対応が後手に回った反省をもとに、金融行政の大転換に踏み切る。

 5月の総選挙で勝利を収めた保守党は、銀行救済に対する納税者の反発を背景にFSAの廃止を公約に掲げた。従来は、FSAが銀行・保険などの個別金融機関を監督、危機発生時には財務省、イングランド銀の3者が一体となって取り組む方式を採用していた。しかし、各機関が権限の範囲を越えて有機的な政策を打ち出すことができず、危機対応が遅れた。今回の改革で、金融政策を担当するイングランド銀に、金融機関の監督機能を統合。金融危機の再発防止と金融システムの安定化を図る。

 具体的には、イングランド銀に、銀行や保険を監督する部門を新設するほか、金融システム全体の規制・監督を担当する金融行政委員会を置き、キング総裁がトップに就任する。オズボーン財務相は「最後の貸手である中銀は、あらゆる状況を把握する必要がある」と強調した。

 欧州では、イタリア、スペインなどが金融機関の監督権限も持つ広義の中銀を持つのに対し、欧州中央銀行(ECB)は、金融政策が中心の狭義の中銀で、欧州内でも異なる体制が併存する。

 FSAは労働党前政権が97年にイングランド銀の銀行監督機能、財務省の保険監督機能、業界自主規制機関などを統合、設立した。

 07年のサブプライムローン危機、08年のリーマン・ショックで、英国の金融機関は取り付け騒ぎなどにさらされ、金融当局は批判の矢面に立たされた。その後、政府は金融機関救済のために総額1兆4000億ポンド(約189兆円)の公的資金が投入され、批判はさらに強まっていた。

1485チバQ:2010/06/17(木) 23:32:07
http://mainichi.jp/select/world/news/20100618k0000m030044000c.html
キルギス:民族間衝突は前政権の「破壊工作」…臨時政府
 【モスクワ大前仁】中央アジアのキルギス南部で起きた民族間の衝突について、同国の臨時政府は16日、「バキエフ前大統領周辺が計画的に実施した破壊工作だった」と断定した。治安当局は関係者の摘発に乗り出したが、南部では前大統領派の影響力が根強いことから、徹底した処分は難しいとみられる。

 臨時政府は声明を発表。前大統領の一族が武装工作員を雇い、自国民を殺害し、キルギス系と少数派ウズベキスタン系住民の民族対立を装ったと指摘し、「我々は(民族対立の)情報をあおるという新手のテロに直面している」と明記した。さらに、国内の安定回復を最優先し、当初10月に予定していた議会選挙を繰り上げる考えを示した。

 同政府のベクナザロフ副代表(検察・司法担当)は17日、南部で民族間の衝突を計画し、実行した複数以上の当事者を拘束したと明らかにした。この中には外国籍の狙撃手も含まれているという。また、首都ビシケクの市警察は16日、市内で騒乱を企てた疑いがあるとして、100人以上の関係者を拘束した。

 臨時政府は一連の騒乱について、前大統領の次男マクシム氏が1000万ドル(約9億1300万円)相当の資金をつぎ込んだとし、「黒幕」とにらんでいる。マクシム氏が叔父ジャニベク・バキエフ前国家警護局長官との電話で、破壊工作について相談していたと思われる音声記録も明らかにされ、両氏の関与が疑われている。マクシム氏は4月の政変後に国外逃亡していたが、横領容疑で国際刑事警察機構(ICPO)から指名手配され、英当局が14日までに逮捕した。キルギス最高検察庁は身柄の引き渡しを求めている。

 キルギス保健省によると、衝突発生以来の死者は191人、負傷者は1971人となった。

1486チバQ:2010/06/17(木) 23:33:43
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100617/erp1006171945006-n1.htm
メルケル首相の内憂外患 ユーロ混乱に拍車の恐れ (1/3ページ)
2010.6.17 19:42
 【ロンドン=木村正人】ギリシャ財政危機を発端に欧州単一通貨ユーロが揺らぐ中、通貨防衛の要となるドイツのメルケル首相(キリスト教民主・社会同盟=CDU・CSU)が窮地に追い込まれている。ユーロの基盤強化をめぐってフランスのサルコジ大統領との不仲が表面化する一方で、ドイツ国内では緊縮財政策に対する反感から支持率が急落し、退陣論まで出始めた。「欧州経済の巨人」の混迷はユーロのさらなる混乱につながる恐れが十分にある。

 ドイツはギリシャ救済のため224億ユーロ(約2兆5千億円)を融資するほか、南欧諸国やアイルランドの財政を保証する欧州安定メカニズムの枠組みで1230億ユーロ(約13兆8千億円)の信用保証を行う。さらにユーロ圏諸国に範を示せとばかりに自ら総額800億ユーロ(約9兆円)の財政赤字削減策を発表した。

 ギリシャの放漫財政のツケを支払わされるドイツ国民はたまらない。独公共放送ARDが16日発表した世論調査では86%がメルケル政権の仕事ぶりに「不満足」と答え、47%が「解散・総選挙が必要」と求めた。

 政権の足元も混乱する。

 「ドイツのアフガニスタン派兵は経済権益を守るためだ」と発言したケーラー大統領(CDU)が5月に辞任、今月30日に大統領選が行われる。

 連立与党は統一候補としてニーダーザクセン州のヴルフ首相を擁立するが、連立相手の自由民主党(FDP)内から「野党候補の方が立派」という声が公然と上がり、大量造反の懸念が膨らむ。

 ドイツでは大統領権限は形式的で大統領選も政局にならないが、今回は「首相の信任投票」とも位置づけられ、万が一ヴルフ氏が敗北すれば「メルケル首相退陣は不可避」との論調も出始めた。

 ともにEUの盟主を自任するフランスとの関係も悪化している。メルケル首相とサルコジ大統領は14日に会談、共同書簡で金融規制強化を訴えるなど足並みの一致を演出してみせたが、ユーロ圏諸国の財政政策を統括する「経済政府」を唱えるフランス、財政規律を守らせるため予算の事前審査や罰則として資金援助の停止を求めるドイツの溝が浮き彫りになっている。

 サルコジ政権の閣僚は「財政再建より景気回復を優先させるべきだ」とメルケル首相の緊縮財政策を非難。一方のメルケル首相はサルコジ大統領を「リトル・ナポレオン」と呼び、ものまねをしてばかにしているとも報じられており、ユーロ圏経済の両輪である独仏間に不協和音が響き渡っている。

     ◇

 【ブリュッセル=共同】欧州連合(EU)は17日、ブリュッセルで首脳会議を開いた。ギリシャの財政危機で金融市場が混乱した反省を踏まえ、加盟国の予算の監視など、財政規律を強化するための措置を盛り込んだ声明を採択する見通し。

1487杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2010/06/18(金) 21:05:24
第二のトヨタリコール問題?

「米大統領がBPいじめた」 原油流出で英世論逆ギレ?
http://www.asahi.com/international/update/0618/TKY201006180475.html
2010年6月18日20時 44分

 【ロンドン=有田哲文】メキシコ湾での原油流出事故を巡り、米国内で高まる国際石油資本・英BPへの批判に対し、英国の世論が「逆ギレ」気味だ。イラク戦争や金融産業の振興などで共同歩調が目立った米英関係に、すきま風が吹くおそれがある。
 オバマ米大統領がBP経営陣と会談して補償基金を出させたことを、保守派の大衆紙デーリー・メールは17日付の1面で「オバマ大統領がBPをいじめた」と書いた。オバマ大統領の「(BPの最高経営責任者が)私の部下ならクビだ」といった言葉も問題発言として取り上げられる。ロンドンのジョンソン市長はオバマ大統領の言動が「反英国的だ」とかみついた。
 BPはもともとブリティッシュ・ペトロリアム(英国石油)の略だったが、01年に正式社名をBPと改めて英国離れを果たした。株主は英国に40%、米国に39%。キャメロン首相は12日のオバマ大統領との電話会談で「BPは経済的に重要だ。英国にとっても米国にとっても」と述べた。
 両国関係への悪影響を心配する声も。保守党の若手議員カーズウェル氏は「オバマ大統領は選挙を気にして国内向けに発言しているのだから、無視すればいい。こちらが大騒ぎして反論すれば、米英の貿易や商業の関係に悪影響が出かねない」と話した。

1488チバQ:2010/06/18(金) 22:43:06
>>1283>>1290など
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100619k0000m030059000c.html
ポーランド:20日に大統領選投票 「双子の兄」追い上げ
 【ウィーン樋口直樹】ポーランド政府専用機の墜落によるレフ・カチンスキ大統領の死去を受け、同国で20日、大統領選の投票が行われる。第1党の保守政党「市民プラットフォーム」のコモロフスキ下院議長(墜落事故後は大統領代行を兼務)を、大統領の双子の兄で保守政党「法と正義」のヤロスワフ・カチンスキ党首が追い上げている。

 15日発表の世論調査によると、コモロフスキ氏はトゥスク首相の後押しなどにより支持率で14ポイントの差をつけている。一方、カチンスキ大統領時代の06〜07年に首相を務めたヤロスワフ氏は同情票を狙って「大統領の遺志を継ぐ」とアピール。また、首相当時は愛国主義的な言動などで隣国ロシアやドイツ、欧州連合(EU)と摩擦を生じさせたが、融和的なイメージチェンジを図っている。

 20日の投票で得票率50%を超える候補が出なければ、7月4日に上位2人の決選投票が行われる。

1489チバQ:2010/06/18(金) 22:45:25
>>11もともと左派の地盤なんですね
>シュレーダー・ドイツ首相は22日、最大州のノルトライン・ウェストファーレン州議会選挙で与党・社会民主党(SPD)が39年ぶりに敗北したの
>>1377

http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100618k0000e030025000c.html
ドイツ:最大州で政権交代へ メルケル政権に打撃
 【ベルリン小谷守彦】ドイツ最大州の西部ノルトライン・ウェストファーレン州の社会民主党と緑の党は17日、社民党のハネロレ・クラフト州代表(49)を州首相にして左派連立政権を組むことで合意した。連邦政府と同じキリスト教民主同盟と自由民主党の右派連立からの政権交代となる。5月の州議会選(定数181)で社民、緑の両党は計90議席で、少数与党政権となる。

 同州の政権交代に伴い、州政府が議員を指名する連邦参議院(上院)で、メルケル首相の右派連立が過半数を失う。首相は6月7日に総額816億ユーロ(9兆1920億円)の大型財政再建策を打ち出したばかりだが、上下院の「ねじれ」で法案審議が紛糾することは必至で、メルケル首相にとっても深刻な打撃となる。

1490チバQ:2010/06/20(日) 09:31:30
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010062002000053.html
緊縮スウェーデン、王女はハデ婚 2億円超、半分は税金
2010年6月20日 朝刊

 【ロンドン=有賀信彦】ストックホルムで十九日、スウェーデンのカール十六世グスタフ国王の長女で、王位継承順位一位のビクトリア王女(32)と、スポーツジム元経営者のダニエル・ベストリング氏(36)との結婚式が行われた。

 同国では現国王の結婚以来、三十四年ぶりのロイヤルウエディング。

 国内では、市民と王女の結婚を歓迎する一方で、緊縮財政が続く中での二百五十万ドル(約二億二千六百万円)もの結婚式費用の半額税金負担に、批判の声も出ている。

 二〇〇二年、王女が入会したストックホルムのジムで、ベストリング氏が担当のインストラクターになったのがなれそめ。同氏は人口約三千人の村出身で、父親は地方自治体職員、母親は郵便局職員だった。国王は当初、交際に反対していたが、長年にわたる交際に折れ、昨年二月に婚約が発表された。

 イエーテボリ大の世論調査では、王制存続派は六年前の68%から56%に減少する一方、廃止派は16%から22%に増加。高額の結婚式費用で国民の目はさらに厳しくなっており、王室は「ロイヤルウエディングで(見物の観光客による)旅行と土産の売り上げが増え、国への十分な見返りがある」と反論に躍起となっている。

 スウェーデンは一九七九年に、性別に関係なく第一子(長子)優先で王位を継承するように法律を改正した。

1492チバQ:2010/06/20(日) 09:34:08
http://mainichi.jp/select/world/news/20100620ddm007030070000c.html
キルギス:民族衝突 続く「一触即発」 憎しみをぶつけあう「隣人たち」
 <追跡>

 【オシ(キルギス南部)大木俊治】キルギス系とウズベク系住民の衝突で約200人が死亡した中央アジア・キルギス南部のオシに19日入った。11日に始まった衝突から1週間が過ぎ、車の往来や露店が営業を再開しているが、キルギス系とウズベク系住民は憎しみをぶつけあっていた。4月の政変で権力を握った臨時政府は「(新憲法を定めるための今月27日の国民投票妨害を狙った)バキエフ前大統領派が扇動した」と主張する。民族間対立は一触即発の状態が続いている。

 「被害者はウズベク系ではない。報道はうそばかりだ」。閉鎖されたままの市場の前に集まっていたキルギス系の若い男たちが、記者を責め立てながら集まってきた。国立オシ大学の学生、バクトさん(25)によると、11日午前2時ごろ、突然ウズベク系地区から現れた若者の集団が学生寮を襲撃し、女子学生を強姦(ごうかん)したうえ、一部の部屋に火をつけた。直前に市内の数カ所で空砲が撃たれ、これを合図に集団が住宅や商店への放火や破壊行為を始めたという。「先に仕掛けたのはウズベクだ。やつらは昼間、敬虔(けいけん)なイスラム教徒のふりをしているが夜は暴徒に変身する」とまくしたてた。

 市場で働く男性店員(30)は「ウズベク人はうそつきでずる賢い。多額のワイロを払っている」などと悪態をつき、20年前に同じオシで起きた民族衝突を引き合いに「20年ひそかに武器を蓄えて攻撃を準備していたに違いない」と決め付けた。

 現地で視聴できるロシアのテレビが「キルギス系がウズベク系を襲った」という構図で報道したことで反発が強まり、ウズベク系への憎悪にさらに火がついた可能性もある。

 一方、ウズベク系住民の多くはすでに避難し、残った住民も自宅のある地区入り口の道路を封鎖して立てこもったままだ。キルギス側が道路封鎖の解除を求めた会合に数人が顔を見せたが、取材には応じなかった。

 ただ、英紙フィナンシャル・タイムズなどが住民の話として報じたところによると、11日に最初の衝突が起きた時に派遣されたキルギス治安部隊の後ろに武装した集団が続き、手に持った石でウズベク系住民を襲撃したという。ウズベク系住民の披露宴に暴徒が乗り込んで、その場にいた女性たちに性的暴行を加えた後に殺害し、家屋に火を放ったという証言も伝えられている。

 また、キルギス系が「先に攻撃してきた」とする「ウズベク系」の実態は不明だ。ウズベク系とキルギス系は長く隣接して暮らしてきたはずだが、記者が聞いた範囲では、キルギス系住民も「顔見知りのウズベク人はいなかった」という。

 オシ市内では焼け焦げて破壊された民家や商店が目に付くが、誰が破壊したのか明確な証言は得られなかった。空港から市内へ向かう街道沿いには道路をはさんでキルギス系とウズベク系地区が向かい合うが、どちらかといえばキルギス系に比べ、ウズベク系のカフェや民家の方が激しく破壊されていた。どちらが先にせよ攻撃の規模ではキルギス系の方が大きかったのかもしれない。

 一方、長年一緒に暮らしてきた両民族間の対立が深まることを懸念する声も聞かれた。

 露店で買い物をしていたモハメドさん(45)は、「11日の朝5時ごろ、黒い覆面姿の男たちがスーパーに放火していたのを見たが、誰かはわからない。ウズベク系とキルギス系は長く一緒にやってきた。早く元に戻ってほしい」と話す。11日に脚を銃撃されて入院中の元公務員アザマトさん(26)は「ウズベク系の若者たちがいた方向から撃たれたが、誰かはわからない。こんなことが起きるとは思わなかった」と話す。ウズベク系の友人も多く、「事件と友情は別だ」と言いながらも表情は沈んでいた。

1493チバQ:2010/06/20(日) 10:34:19
http://www.asahi.com/international/update/0619/TKY201006190224.html
後継選び、議長と故大統領の双子の兄接戦 ポーランド2010年6月19日19時17分

 【ワルシャワ=玉川透】政府専用機の墜落事故で死亡したポーランドのレフ・カチンスキ大統領の後継を選ぶ大統領選が20日行われる。トゥスク首相率いる市民プラットホーム(PO)が擁立したコモロフスキ下院議長兼大統領代行(58)を、亡き大統領の双子の兄ヤロスワフ・カチンスキ前首相(61)が追う接戦となっている。

 選挙は10人が立候補しているが、事実上、両氏の一騎打ちだ。墜落事故まではコモロフスキ氏が優位とみられていたが、急きょ出馬を決めたヤロスワフ氏が追い上げており、同情票をどれだけ集めるかが焦点となる。当選には過半数の得票が必要で、どの候補も届かなければ、来月4日の決選投票に持ち越される。

 両氏とも共産主義時代に反体制勢力だった自主管理労組「連帯」出身。保守系政党「法と正義」党首のヤロスワフ氏は、欧州連合(EU)内での自立や「反ロシア」など愛国主義的な政治姿勢で知られる。一方、融和的な政策を掲げるコモロフスキ氏が当選すれば、EU内の関係修復やロシアとの「和解」の動きが加速するとみられる。

1494チバQ:2010/06/20(日) 10:50:58
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100619/erp1006192225011-n1.htm
ドビルパン前首相、事実上の新党結成
2010.6.19 22:20

 フランス与党、国民運動連合(UMP)のドビルパン前首相は19日、パリ市内で新右派勢力の結成大会を開いた。事実上の新党結成と受け止められている。富裕層を優遇する政敵、サルコジ大統領の批判勢力を取り込みたい考えだ。ただ、与党内のドビルパン派議員の中にも「団結が損なわれる」と、新党参加をとりやめた者もおり、前途多難だ。 (パリ 山口昌子)

1495チバQ:2010/06/20(日) 11:17:32
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2010/06/post-1374.php
宿題もインド人にお任せ
Outsourcing Homework to India

自宅学習の指導も割安な国にアウトソーシング──インドのオンライン家庭教師に学ぶ子供がアメリカで急増中

2010年06月18日(金)14時53分
サリサ・ライ
[2010年5月19日号掲載]

 週6日、主婦のサスワティ・パトナイクは夜明け前に起きて自宅でパソコンに向かう。

 彼女は、インド南部の都市バンガロールを拠点とするチュータービスタ社に登録する家庭教師でもある。早起きするのは、アメリカの中高生に勉強を教えるため。英米文学の学期末レポートの書き方を指導し、宿題の手助けをする。

 アメリカ企業がコスト削減のため、人件費などが安い国外に業務を委託するアウトソーシングが始まってから20年近く。こうした手法はごく一般的になり、多くの企業がインドをはじめとする国々に業務を外注している。

 今では一般市民もビジネス業界の慣行に倣い始めた。彼らがインド人に託すのは「教育」だ。

 1500人の教師を擁するチュータービスタは、月額99ドルでオンライン個別指導を無制限に受けられるサービスを提供している。アメリカでは、同様のサービスは1時間当たり約40ドルが相場だ。

 「景気後退でアメリカの平均的世帯では教育支出が家計の最優先事項に浮上している」と、チュータービスタの創業者でCEO(最高経営責任者)のクリシュナン・ガネシュは言う。「教育こそ、競争力を保つための唯一の方法だと考えるアメリカ人が増えている」

 顧客はアメリカ人がほとんどだが、韓国やイギリスにも利用者がいる。需要は増える一方で、近く同社は登録する家庭教師の数をさらに1500人増やす予定だ。

 パトナイクがけさ、教える相手は米ジョージア州とニュージャージー州に住む生徒。アカウントにログインし、チャットで教え子に挨拶する。「こんにちは、ブリトニー」。返事はすぐに返ってきた。

 2人はボイスチャットに切り替え、パトナイクは尋ねる。「今日は何の勉強をしましょうか」

予想外の異文化体験も
 中学3年生のブリトニーは明日、アメリカの作家スティーブン・クレーンの小説に関する小テストを受ける。パトナイクは物語や登場人物について教え子と話し合う。パソコンに接続したデジタルインクパッドに小説のテーマを書き出すと、その文章が瞬時に双方の画面上のホワイトボードに現れ、2人はそれを見ながら話を続ける。

 チュータービスタに登録する教師には、就職難のなか仕事のチャンスを求める大学を卒業したての若者もいれば、専業主婦や元専門職の退職者もいる。2年以上前からチュータービスタで働くパトナイクは、健康上の理由から外で働くことができないためオンライン家庭教師になる道を選んだ。

 就職の機会が限られるインドの地方の住民にとって、これは新しい貴重な収入源だ。チュータービスタの教師の報酬は1万ルピー(225ドル)から2万ルピーになる。

 チュータービスタで授業を受けるアメリカ人生徒はピーク時間帯で2500人。1日当たりの利用者数は約3500人に上る。

 言葉がよく通じないこともあるし、通信上の問題が起こる場合もあると、1年前からチュータービスタを利用するニューヨークの高校生モーリーン・ベーカーは言う。それでも「すごく優秀な先生がいるし、楽しくてためになる授業をしてくれる」。

 教師の側から言わせれば、一部の生徒は集中力不足だ。「アメリカの子供はインドほど学校や家庭で勉強のプレッシャーにさらされていない」と、パトナイクは話す。

 年配の教師はカルチャーショックに直面している。アメリカ人の生徒は教師をファーストネームで呼んだり、平気で自分の意見を言ったりする。インドでは教師が批判されることはめったにないし、敬称で呼ばれるのが当たり前だ。

 とはいえチュータービスタによれば、アメリカのティーンエージャーと会話するのは文化の違いを乗り越えるための試練の1つ。大丈夫、インド人家庭教師もすぐにアメリカの若者言葉の使い方を覚え、数学の問題をマンゴーではなくドーナツを例にして説明できるようになるはずだ。

(GlobalPost.com特約)

1496チバQ:2010/06/20(日) 11:19:53
>>1249>>1254とか
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2010/06/post-1368.php
スーダン戦犯におもねる国連の機能不全
Muddled Messaging

平和を保つためにバシル大統領を野放しにする安保理と、正義のために逮捕したい国際刑事裁判所が真っ向から対立

2010年06月16日(水)18時26分
ケイティ・ポール


お尋ね者なのに ダルフール紛争で逮捕状が発行されているバシルだが、4月の大統領選で再選を果たした Mohamed Nureldin-Reuters

 スーダンのオマル・ハッサン・アフメド・アル・バシル大統領は逮捕されるべきか、それとも自由にさせておくべきか――。

 バシルの扱いが国連の頭痛のタネとなっている。問題は2011年1月に予定されているスーダン南部の独立をめぐる住民投票を機に、南北内戦が再燃するのではないかという心配ではない。30万人の命を奪ったとされる西部ダルフール紛争の戦犯が大統領を務めていることでもない。

 問題は、国連の責務である平和と正義の追求、その2つがスーダンでは真っ向から対立していることだ。それは国連自らが創設した国際刑事裁判所(ICC)とのぎくしゃくした関係によって浮き彫りになった。ことスーダンの話になると、何をすべきか、誰がそれをすべきか、足並みがまったく揃わない。

 ICCは05年からダルフール問題に関与してきたが、国連との緊張が高まったのは今年5月だ。ICCはバシルを含む3人に、人道に対する罪などで逮捕状を発行している。それなのに国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は5月27日に行われたバシルの大統領就任式(4月の不正が指摘された選挙で再選された)に国連高官2人を派遣。人権団体から国連の規範に反する行為だと大きな非難を浴びた。

 この明らかな内部分裂の兆候に喜んだスーダンのアブダルマフムッド・アブダリハリム・モハマド国連大使は就任式の後、ICCは「国連と同じ失敗の道をたどる運命にある」と、ほくそ笑んだ。

矛盾を抱えた国連機関
 先週、分裂の当事者双方がニューヨークの国連本部で事情を説明する機会があった。バシルへの逮捕状を発行したICCのルイス・モレノ・オカンポ主任検察官は6月11日に安全保障理事会で、そもそもダルフール問題を自分に委ねたのは安保理であることを強調した。さらにバシルを訴追するかどうかの決定権をもっているのはICCの判事であり、その決定は「政治的交渉では変えられない」と述べた。

 3日後の14日、安保理はスーダンで活動中の国連・アフリカ連合(AU)合同平和維持部隊(UNAMID)の指令官たちから話を聞いた。彼らは、ダルフールでの武力衝突がここ数カ月で急増していることに懸念を示し、それにより平和維持部隊の任務遂行が不可能になっていると報告した。しかし、このように人道危機の深刻化が伝えられたにもかかわらず、安保理議長はバシルら3人に圧力をかけるよう求めるICCの要請については否定的な見解を示した。

 驚くことではない。ICCの国際社会における位置付けは、国連内部でさえ答えが出ない難問だ。
国連の数ある機関は、それぞれに異なった、そして時には対立する職務を担っているため、職務内容を記述した段階から既に機能不全に陥っている。

 安保理は人道支援や平和維持活動の実施を決める、いわば行政機関。一方のICCは国連との関係が深いとはいえ、独立した司法機関だ。この行政と司法、2つの理想を融合させることが難しいのは明らかだ。人権団体ヒューマンライツ・ウォッチから本誌が入手したレポートによると、国連職員にICCを支持する義務はほとんどない。だから逮捕状が発行された者の就任式に国連高官が出席するような事態が起こる。

 スーダンにおける現在の平和維持活動の規模や来年の住民投票前後に予想される情勢不安を考慮すれば、バシルとの関係を断ち切ることが国連の人道支援の責務を果たすことになると主張するには無理がある。スーダン政府のご機嫌を伺うのも国連職員にとっては職務の1つだ。バシルはこれまで気に入らない国連職員には国外追放を命じてきたのだから。

 一方バシルにとっては、これが二者択一の問題として捉えられるのは大歓迎だ。「国連はリスクを伴うICCの要求を受け入れるか、ダルフール和平協議や南北包括和平合意の履行を支持していくかのどちらかだ」と、スーダンのモハマド国連大使は語っている。

1497チバQ:2010/06/20(日) 11:20:32
手下を狙うのが精一杯
 バシルが、来年1月の住民投票で南部が独立を選択したらその結果を尊重すると約束していることも国連の姿勢に影響を与えている。関係者はバシルが心変わりしないよう、彼を刺激するような動きを警戒している。なかでも一番憂慮しているのが、バシルの逮捕だ。

 そこで、モレノ・オカンポはバシルから遠いところから攻略する戦術に出た。ICCは5月26日、容疑者逮捕への協力を拒むスーダン政府を正式に安保理に訴えた。ただし「容疑者」とは、バシルのことではなく、同じくダルフール紛争の戦争犯罪の罪に問われるスーダンの元閣僚アーメド・ハルーンと、政府系民兵組織ジャンジャウィードの元リーダー、アリ・クシャイブだ。

 ICCは前例のない行動にでたわけだが、これは単なる形式的なものにすぎないとも言える。とはいえ、焦点をバシルから外したことは、モレノ・オカンポが現実的になった証拠だ。彼はスーダン政府に対しても安保理に対しても多くを望み過ぎていたことを認識し、手が届く「獲物」へと照準を絞った。より実現しやすい要求を関係者に突きつけたのだ。

 ダルフール紛争がまた激化したとしても、来年の住民投票の前に安保理が政治上の計算を度外視するとは考えにくい。実際、安保理議長は14日、モレノ・オカンポの要求に対し「具体的な行動」を取る計画はないとした。

 それでも住民投票が終わった後ならば、安保理もハルーンとクシャイブの逮捕をスーダン政府に求める可能性がある。バシルの逮捕より要求しやすい2人だし、バシルも自らの保身のために部下を差し出す取引に応じるかもしれない。

 これは、バシルが住民投票を予定どおりに行い、その結果を尊重するという信頼に基づく安保理の戦略的な賭けだ。賢明な戦略とも呼べるが、見方によっては譲歩とも呼べるだろう。

1498チバQ:2010/06/21(月) 22:19:35
http://mainichi.jp/select/world/news/20100622k0000m030076000c.html
ポーランド:下院議長と前首相で決選投票へ 大統領選
 【ウィーン樋口直樹】カチンスキ・ポーランド大統領の事故死に伴う20日投票の大統領選は、21日までの開票の結果(開票率94%)、保守の第1党「市民プラットフォーム」のコモロフスキ下院議長(大統領代行兼務)が得票率41%でトップに立った。だが、当選に必要な過半数には届かなかった。得票率37%で2位に付けた大統領の双子の兄で保守の第2党「法と正義」のヤロスワフ・カチンスキ党首(前首相)との間で、7月4日に決選投票が行われる。

 選挙戦では、市民プラットフォーム党首のトゥスク首相の後押しを受けるコモロフスキ氏に対し、ヤロスワフ氏は06〜07年の首相時代に隣国との摩擦を招いた民族主義色を抑える一方、カチンスキ大統領の「遺志を継ぐ」と訴えて同情票を集めた。

 カチンスキ大統領は今年4月10日、ロシア西部スモレンスクでの政府専用機の墜落事故で死去した。同機には夫人や国軍最高幹部ら計96人が搭乗していたが、全員死亡した。

1499チバQ:2010/06/21(月) 22:21:55
>>1412>>1455-4-1458
http://mainichi.jp/select/world/news/20100621k0000e030040000c.html
コロンビア:サントス氏が決選投票制す 大統領選

コロンビアの新大統領に選ばれたサントス氏=ロイター 【メキシコ市・國枝すみれ】コロンビア大統領選の決選投票が20日あり、即日開票の結果、与党の全国統一社会党(U党)党首で前国防相のフアン・サントス氏(58)が69%を得票し、第44代大統領に選ばれた。同氏は「大雨とサッカーW杯にもかかわらず、史上最大の票数を獲得した」と勝利宣言した。就任式は8月7日。

 教育や司法制度の改革の必要性を強調した元ボゴタ市長のアンタナス・モックス緑の党共同党首(58)は、得票27%にとどまった。

 右派のウリベ大統領の任期満了に伴う選挙で、米国の軍事援助を受けて左翼ゲリラを抑え込み、治安を回復させたウリベ路線を継続することになる。

 ウリベ政権は米国の包括的援助「プラン・コロンビア」を左翼ゲリラ掃討につぎ込み、左派勢力から「(内戦のもう一端を担う)右派民兵に甘い」と批判されてきた。だが、治安回復で外国投資は増えており、国民は現状維持を望んだ形だ。

 コロンビアの課題は、南米で最も高い約12%の失業率と人口の45%にも上る貧困層対策だ。サントス氏は教育ローン設立や農家への教育補助金、新規雇用を行う会社への税優遇措置など雇用対策の実施を公約。250万人の新規雇用と年率6%の経済成長を目指す。

 だが、政治アナリストのダニエル・ガルシア氏は「ウリベ政権の8年間で貧富の差は拡大した。ウリベ路線の継承で格差はさらに広がる」と懐疑的だ。

1500チバQ:2010/06/21(月) 22:28:02
http://www.asahi.com/international/update/0621/TKY201006210068.html
現政権継承訴える前国防相が初当選 コロンビア大統領選2010年6月21日10時10分


ボゴタで20日、コロンビアの大統領選で勝利したサントス氏は夫人とともに勝利を祝った=ロイター
 【ボゴタ=平山亜理】南米コロンビアで20日、親米右派のウリベ大統領の任期満了に伴う大統領選挙の決選投票が行われた。中央選管によると、開票率99.91%でウリベ政権の政策の継承を訴えるサントス前国防相(58)が69.05%の票を獲得し、変革を訴える緑の党のモックス元ボゴタ市長(58)を大差で破り、初当選した。任期は4年、8月7日に就任予定。

 サントス氏は勝利宣言で、「おびえずに安心して暮らせるようテロと戦い、貧困を撲滅し、雇用を生むために、一丸となって闘おう」と国民の団結を求めた。治安回復や経済成長などウリベ政権の実績が有権者の支持を得た。

 サントス氏は、通商相、財務相を歴任し、左翼ゲリラ組織の鎮圧に努めたウリベ政権下では国防相を務めた。国防相としてのゲリラへの強硬な姿勢で知られるが、決選投票の直前に、政府軍が「コロンビア革命軍」(FARC)から人質4人を奪還したことも追い風を強めたとみられる。

 サントス氏は、外国投資誘致の促進や新規雇用創出なども訴えた。

 一方、モックス氏は数学者で哲学家でもあり、ボゴタ市長を2期務めた。パーキンソン病を患っているが、ネットの交流サービス「フェースブック」などで、透明性をもった予算の使用や代替エネルギーの促進などを訴えた。ウリベ政権下で悪化したベネズエラなど近隣国との関係改善も訴え、支持を急速に伸ばしたが、得票率27.52%と届かなかった。

1501チバQ:2010/06/21(月) 22:29:29
>>1494

http://www.asahi.com/international/update/0620/TKY201006200146.html
仏前首相、「新党」創設を宣言 大統領選への土台づくり2010年6月20日19時24分
 【パリ=稲田信司】フランスのシラク政権下で首相を務めたドビルパン氏は19日、パリで大規模集会を開き、宿敵のサルコジ大統領の再選を阻むため、新たな政治勢力「連帯の共和国」の創設を宣言した。事実上の新党の結成といえ、中道に軸足を置く政治勢力の結集を呼びかけた。

 ドビルパン氏は現時点では右派与党の民衆運動連合(UMP)に籍を置いているものの、中道政党や社会党などからも参加をつのり、UMPの分裂を促す構えだ。2012年の大統領選出馬への土台づくりだが、UMP内でサルコジ離れの動きはまだ広がっていない。

 ドビルパン氏は約3千人の聴衆に向かい、「経済・社会システムは疲弊しきっている。分裂したフランスはフランスではない」は演説。現政権が進めた高所得者優遇の税制や移民規制を厳しく批判する同氏に対し、聴衆から「ドビルパン、大統領」と連呼が起こった。

1502チバQ:2010/06/22(火) 22:47:18
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100622-OYT1T00877.htm
エチオピア選挙、与党圧勝
 【ヨハネスブルク=中西賢司】東アフリカ、エチオピアからの報道によると、同国の選挙管理委員会は21日、5月23日に行われた総選挙(下院、547議席)の結果、メレス首相の与党エチオピア人民革命民主戦線(EPRDF)が499議席を獲得し、勝利したと発表した。

 連携政党を含めると545議席を独占することになる。

 野党は不正を訴えて選挙結果の受け入れを拒否している。

(2010年6月22日18時14分 読売新聞)

1503神奈川一区民:2010/06/23(水) 22:00:00
IWC総会決裂 商業捕鯨再開案白紙に
6月23日20時45分配信 産経新聞http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100623-00000617-san-int

 【ロンドン=木村正人】モロッコで開かれている国際捕鯨委員会(IWC)の年次総会は23日再開されたが、今後10年間の暫定措置として捕獲制限を設けた上で捕鯨を認める議長案の協議は棚上げされた。南極海の調査捕鯨などをめぐる捕鯨国と反捕鯨国の溝が埋まらなかったためだ。3年を費やしたIWCの正常化プロセスは白紙に戻った。

 リバプール副議長はこの日「商業捕鯨モラトリアム(一時中止)など主要課題についてまだ多くの作業が必要」と、合意を得るのは困難との考えを示した。

 副議長は新たな議長修正案をまとめて合意を目指したが、協議は紛糾。総会を21日から2日間休会にして、捕鯨国と反捕鯨国の直接交渉に結果を委ねたものの、対立をさらに鮮明にしただけだった。

 反捕鯨国は、日本が南極海の調査捕鯨を断念して日本沿岸の商業捕鯨再開という“実”をとる可能性があると計算したが、日本の捕鯨団体は「南極海の調査捕鯨は“外堀”だ。調査捕鯨の廃止に応じたら次は内堀の沿岸捕鯨の番だ」と逆に警戒心を強めていた。

 IWCは20年以上も捕鯨国と反捕鯨国の対立が続いており、今回、議長案を軸に妥協が成立するとの期待が寄せられていた。

最終更新:6月23日20時45分

1504チバQ:2010/06/23(水) 22:24:58
http://www.asahi.com/international/update/0623/TKY201006230133.html
フィンランドに女性首相 大統領とともに女性ツートップ2010年6月23日16時59分
 【ロンドン=有田哲文】フィンランド議会は22日、首相を辞任したバンハネン氏の後任に、与党第1党・中央党の党首で女性のマリ・キビニエミ氏(41)を選んだ。女性首相は、2003年にヤーテーンマキ中央党党首が就いて以来2人目。ハロネン大統領も女性で、国家元首と行政トップが再び女性で占められることになった。

 キビニエミ氏は1995年に議員に当選。貿易・開発相や地方行政相などを務めた。AFP通信によると、選挙資金疑惑のあったバンハネン氏は昨年12月に辞意を表明していた。キビニエミ氏の任期は11年4月に予定される総選挙まで。

1505チバQ:2010/06/25(金) 00:17:15
http://jp.wsj.com/World/node_75839
豪州初の女性首相誕生−労働党の内紛で
2010年 6月 24日 15:01 JST
 【キャンベラ】党内対立が激化していたオーストラリア与党労働党は24日、緊急の議員総会を開き、ジュリア・ギラード副首相(48)を新党首に選出した。同国初の女性首相が誕生することになる。

 ケビン・ラッド首相(52)はギラード副首相から求められた党首選に立候補する意向を示していたが、投票直前に立候補を辞退した。ラッド氏の不人気の背景には、気候変動に対処するための温室効果ガスのキャップ・アンド・トレード制度の導入を棚上げしたことや、鉱山会社に対する資源超過利潤税(RSPT)の導入計画などがある。

 ギラード副首相は、ラッド氏の立候補辞退で信任投票となった24日の党首選で112票の支持を集めた。

 与党労働党の党首は首相のポストも得る。同副首相は、英ウェールズ生まれの元法廷弁護士。

 2007年の総選挙で自由党と国民党の連立政権を倒したラッド氏は党内の支持を失い、任期途中での退陣に追い込まれた。

記者: Rachel Pannett

http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-15974620100624
ラッド豪首相が党首辞任、初の女性首相誕生へ
2010年 06月 24日 10:23 JST

 [キャンベラ 24日 ロイター] オーストラリアのラッド首相は24日、この日実施する予定だった党首選挙を前に辞任した。新党首はギラード副首相。豪で初の女性首相が誕生する。与党労働党は、党首交代で今年予定される選挙での敗北を回避しようとしている。
 今回の党首、そして首相交代は、リーダーの顔が変わったという意味合いが強く、政府の方針転換にはつながらないと予想される。だが、投資家の間では、政府が、資源会社などの反発が強い資源超過利潤税導入案で歩み寄りを見せると期待されている。

 シティの株式ストラテジスト、リチャード・シェルバッハ氏は「市場は今後、(資源超過利潤)税構想の修正を想定し、それが実現しないことを最悪のシナリオとみなす」と述べている。

 辞意を表明したラッド首相は、温暖化対策をめぐるつまづきや資源超過利潤税をめぐる混乱で国民の支持を失い、在任期間は1972年以来、最短となった。

 資源超過利潤税に反対するBHPビリトン(BHP.AX: 株価, 企業情報, レポート)(BLT.L: 株価, 企業情報, レポート)やリオ・ティント(RIO.L: 株価, 企業情報, レポート)(RIO.L: 株価, 企業情報, レポート)、エクストラータ(XTA.L: 株価, 企業情報, レポート)といった資源大手は、年内に予定される選挙で政権交代を期待し、野党保守党を支援すると予想されている。

 与党労働党議員の間では、ギラード氏に対し、ラッド氏より政策を上手く売り込める温厚な人柄で支持回復を期待するムードが強い。

1506チバQ:2010/06/27(日) 21:01:38
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100622/mds1006221121003-n1.htm
【日々是世界 国際情勢分析】W杯が南アフリカにもたらした果実 (1/2ページ)
2010.6.22 11:19
 南アフリカでアフリカ大陸初となるサッカーのワールドカップ(W杯)が開幕した。

 アパルトヘイト(人種隔離)政策の時代、W杯ははるか彼方(かなた)にあった。

 白人たちのスポーツだったラグビーとは対照的に、貧民地区の黒人たちの間で高まったサッカー人気。1916年にサッカーリーグ協会を作った黒人たちに白人たちは横やりを入れた。リーグの普及に尽力したのは、後にノーベル平和賞を受賞した黒人解放運動家ルツーリ氏だった。

 南アでは95年にラグビーのW杯も開かれている。しかし、黒人たちのスポーツだったサッカーのW杯開催は、歴史的な経緯をみても意味合いが大きく異なる。

 南アの週刊紙メール・アンド・ガーディアンは開幕翌日の記事で、「ワールドカップは、夢の実現だ」との見出しを掲げ、人種差別を乗り越え、歓喜にわく同国の状況を伝えた。

 「とても騒がしく感動的な日だった。遠方の小さな村から大都市の郊外の住宅地にいたるまで、お祭り騒ぎで一色となった日として刻まれた」

 英紙フィナンシャル・タイムズ(アジア版)は11日付の社説で、「ワールドカップはピッチ上だけで起こっているものではない」と解説。南アにまたとない大きなチャンスが訪れていると指摘する。

 W杯の開催でこれまで脆弱(ぜいじゃく)だった交通網などのインフラ整備が進み、民間資本による投資を刺激している。同紙は中国やインドのように経済成長を続けるため、政府による「経済政策のさらなる自由化」の必要性を訴える。「バファナ・バファナ(南ア代表チームの愛称)は来月、優勝トロフィーを掲げることができないかもしれない。しかし、南アはトーナメントの“勝者”として浮上することができるのである」

 英BBC(電子版)も4日、「南アに対する国際的な認識を再形成する機会が訪れている」と指摘。そしてW杯は、南ア国民に集団的アイデンティティーや統一感を抱かせると強調する。しかし、「南アは複雑な建設プロジェクトに着手する能力があることを証明したいのに、世界のメディアの関心は、高い犯罪率や暴力沙汰(ざた)に注がれている」と皮肉な現状を伝えた。

1507チバQ:2010/06/28(月) 21:54:46
>>1470-1472とか
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100628-OYT1T00983.htm
キルギス国民投票9割賛成、信任得たと暫定政府
 【ビシケク=山口香子】中央アジア・キルギスの中央選管は28日、新憲法草案への賛否を問う国民投票について、有効投票の90%以上が賛成したと発表した。

 4月の政変でバキエフ前大統領を倒した暫定政府は国民の信任を得たとして、国際社会に承認を求めることになる。

 開票率99%の段階で、賛成は91%(176万5419票)と反対の8%(15万6847票)を大きく上回った。投票率は69%だった。

 同国南部では6月半ばにキルギス系とウズベク系の住民が衝突し、投票実施が危ぶまれた。このため投票率に注目が集まったが、中心都市のオシ市では投票率が51%、ジャララバード州では59%だった。オシ市選管は本紙に対し、賛成票は60%程度だったと明らかにした。事前予想を上回る高い投票率は、有権者の政情安定化への切実な願いや独裁政治への嫌悪を反映したものといえる。

 全欧安保協力機構(OSCE)の選挙監視団の代表は28日、ビシケクで記者会見し「国際的な基準を完全には満たしていないが、今回の国民投票が成立したことを認める必要がある」と述べた。

 新憲法草案は、大統領に集中していた権限を議会が選ぶ首相に移すことを柱とし、中央アジアで初の本格的な議会政治の導入となる。

 ただしインターファクス通信によると、ロシアのメドベージェフ大統領は27日、訪問先のカナダで「キルギスで議会政治がどのように機能するか想像できない」と述べ、強権的な大統領が支配する旧ソ連の中央アジアに議会制はなじまないとの認識を示した。

(2010年6月28日20時02分 読売新聞)

http://www.asahi.com/international/update/0628/TKY201006280366.html
キルギス、憲法改正案を承認へ 国民投票で賛成90%2010年6月28日20時7分

 【ビシケク=星井麻紀】中央アジア・キルギスで27日に実施された憲法改正案への賛否や臨時政府のオトゥンバエワ大統領の信任を問う国民投票で、中央選管は28日、暫定集計(開票率99.74%)で賛成が90.59%と反対の8.05%を大きく上回ったと発表し、承認が確実となった。

 投票率は69.48%。民族衝突があった南部のオシ州でも58%を超え、予想を大幅に上回った。多くの国際監視団は「透明性の高い公正な投票だった」と評価した。

 来年末までの任期が承認されたオトゥンバエワ氏は、27日夜の会見で「もはや臨時ではなく、正式な政権が成立する」と政権の正統性を強調。開票結果の確定後に臨時政府の幹部らが総辞職し、新たな政府を発足させるとした。また、10月に予定される議会選までの臨時の立法機関もつくると述べた。

 新憲法は、4月の政変のきっかけとなったバキエフ前大統領による強権支配への反省から大統領の権限を弱め、議院内閣制を採用している。

 政変以来、正統性を国内外から問われてきた臨時政府にとって、国民投票の結果はより幅広い国際支援を得るための大きな一歩となった。だが、民族衝突で多くの犠牲者を出した直後の投票強行には、南部の住民や野党が強く反発し、一部ではボイコットの動きも出た。議会選に向け、政争が激しくなることも予想される。

1508チバQ:2010/06/30(水) 22:20:26
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010063002000099.html
米、スパイ逮捕 ロの暗号解読 冷戦の諜報戦ほうふつ
2010年6月30日 朝刊

 【ワシントン=嶋田昭浩】米司法省が二十八日発表したロシア情報機関「対外情報局」のスパイ工作員とされる男女十人の逮捕は、米ロ両国の首脳が顔をそろえたカナダ・トロントでの先進国と新興国の二十カ国・地域(G20)首脳会合の閉幕を待っていたかのようなタイミングだった。米検察当局がニューヨークの連邦裁判所に提出した連邦捜査局(FBI)捜査官の証言は、冷戦時代を思い出させるような諜報(ちょうほう)戦の一端を生々しく描き出している。

 今回の摘発を、米メディアなどは、旧ソ連の国家保安委員会(KGB)のために働いていたルドルフ・アベル大佐(本名ウィリアム・フィッシャー)が一九五七年にニューヨークで逮捕された事件に匹敵すると評価する。

 冷戦時代には工作員同士の情報受け渡しのため、マイクロフィルムを模造硬貨に隠したが、現在はノートパソコンを無線通信網に接続し、暗号化された情報を瞬時に交換するのが主流だ。

 FBI捜査官によると、米当局はロシア側の暗号を解読。一九九〇年代から身元を偽って米国に居住していた今回の逮捕者らに、KGBの後継組織の一つであるロシア対外情報局が昨年、送信したメッセージも入手した。それには「君らは長期任務で米国へ派遣された。米政権中枢に人脈を開拓し、(モスクワの)本部に情報を送る役目を果たしてほしい」とあった。

 昨年二月には、逮捕者の一人が、政界への資金提供者として知られるニューヨークの有力者と個人的接触を繰り返したことが報告され、モスクワは「興味深い標的だ。その男と少しずつ関係を築くように。米国の外交政策やホワイトハウス内のうわさ話を教えてくれたり、彼女(逮捕者)を政党本部へ呼んでくれるかもしれない」と指示を送った。

1509チバQ:2010/06/30(水) 23:33:36
>>1483
http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010062901000273.html
同性愛者の女性首相が結婚 アイスランド、世界初


 アイスランドのシグルザルドッティル首相(ロイター=共同)
 【ロンドン共同】アイスランドの女性首相で同性愛者であることを公言していたシグルザルドッティル氏(67)がパートナーの女性作家と結婚した。ロイター通信などが28日に伝えた。

 同通信によると、同性の配偶者を持つ世界で最初の国家首脳という。

 アイスランドでは今月、同性愛者同士にも男女間と同様の結婚を認める法律が成立、シグルザルドッティル氏らは同法が施行された27日に結婚した。

 アイスランドでは、これまでも同性のカップルがパートナーとして法的に登録することが可能で、2人は既にパートナーとして届けていた。

2010/06/29 10:35 【共同通信

1510チバQ:2010/07/01(木) 21:47:22
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010070102000220.html
独大統領にウルフ氏 3回目で決着
2010年7月1日 夕刊

 【ベルリン=弓削雅人】ドイツ連邦議会(下院)議員と各州代表で構成する連邦大会議(定数一二四四)は三十日、辞任したケーラー大統領の後任に、メルケル首相与党のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と自由民主党(FDP)が推すニーダーザクセン州首相のクリスチャン・ウルフ氏(51)を選出した。任期は五年。ドイツ大統領としては戦後最年少となる。

 ウルフ氏は二回の投票でリードしたが、過半数に届かず、比較多数が当選する三回目の投票で六百二十五票を得て当選した。与党は連邦大会議で六百四十四人を占めており、二十人近い造反者が出たことになる。メルケル首相は選挙後、「最後は納得のいく結果となった」と強調したが、求心力の低下を露呈する結果となった。

 ドイツの大統領は政治的な実権を持たず、儀礼的な役割にとどまる。ウルフ氏はCDU副党首で、二〇〇三年にニーダーザクセン州首相となり、行政改革で堅実な政治手腕を発揮した。徳島県などと文化交流を進め、親日家としても知られる。

 野党の社会民主党(SPD)と90年連合・緑の党が擁立した旧東ドイツの反体制派牧師ヨアヒム・ガウク氏(70)は、三回目の投票で四百九十四票にとどまった。


http://mainichi.jp/select/world/news/20100701dde007030016000c.html
ドイツ:大統領にウルフ氏 造反44人、与党ようやく勝利
 【ベルリン小谷守彦】ドイツのホルスト・ケーラー前大統領の後任を決める連邦会議は30日、メルケル政権与党が推すニーダーザクセン州のクリスチャン・ウルフ州首相(51)を大統領に選出した。与党内で造反が大量に出たため、3回目の投票でようやく決着。ユーロ危機などへの対応で与党内に亀裂が広がるメルケル政権の求心力の弱さを露呈した。

 連邦会議は、連邦議会議員と州議会で選出された代議員で構成される非常設機関。代議員総数1244人のうち、メルケル政権の連立与党は644人を占めたが、第1回投票で与党から44人の造反が出たため、ウルフ氏は当選に必要な過半数を獲得できなかった。同様に過半数獲得が条件とされる第2回投票も不調に終わった後、最多得票で決まる第3回投票にもつれこんだ。

 投票が3回目に及んだのは、戦後計14回の連邦会議で、今回が3例目。ウルフ氏は3回目の投票で625票を得票。野党が擁立したヨアヒム・ガウク前旧東独秘密警察文書庁長官(70)は494票だった。

 メルケル政権はユーロ危機を受けて財政緊縮に大きくカジを切ったことで、与党内に不満が高まっている。ケーラー前大統領の突然の辞任による大統領選出は、メルケル首相への信任投票の意味合いが強かった。独メディアは「(投票結果は)政権に対する懲らしめだ」(DPA通信)と批評している。

 ウルフ氏は、受諾演説で「東西ドイツ統一から20年の年に大統領に選ばれ、感動している」などと述べ、大統領に就任した。任期は5年。

1512チバQ:2010/07/03(土) 23:38:16
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100703-OYT1T00869.htm
市場優先か介入か、ポーランド大統領選・決選へ
 【ワルシャワ=三好範英】ポーランド大統領選挙の決選投票が4日、行われる。

 中道保守政党「市民プラットフォーム」のブロニスワフ・コモロフスキ下院議長(臨時大統領)(58)と、今年4月に専用機事故で死亡したレフ・カチンスキ大統領の双子の兄で保守政党「法と正義」党首のヤロスワフ・カチンスキ氏(61)との一騎打ち。最終盤にカチンスキ氏が追い上げて接戦となっている。

 6月20日に行われた第1回投票の得票率は、コモロフスキ氏41・5%、カチンスキ氏36・5%だった。しかし、同月30日のテレビ討論でカチンスキ氏が高い評価を得たことをきっかけに、支持率が逆転した世論調査結果も現れている。

 両候補とも1980年代からの自主管理労組「連帯」運動出身だが、コモロフスキ氏が市場優先の経済政策や欧州との関係強化、欧州単一通貨ユーロの導入に前向きなのに対し、カチンスキ氏は政府の経済介入に肯定的で、ドイツをはじめとする欧州諸国やロシアに対して強く自己主張する愛国主義的な傾向を持つ。

 カチンスキ氏は首相在任時(06〜07年)に欧州連合(EU)の新条約をめぐり、国益を前面に出す外交を行い、EU諸国との関係を悪化させた。今回の選挙キャンペーンでは極度に愛国主義的な発言は抑制しているが、欧州諸国では同氏への警戒感が強い。

 ポーランドは08年以来の世界的な経済危機の中で欧州では唯一プラス成長を維持。東欧一の大国として地位を高めている。選挙は欧州内のポーランドの進路を問う選挙となる。

 今回の選挙は4月10日、レフ・カチンスキ大統領が専用機事故で死亡したことに伴う前倒し選挙。ポーランド大統領は法案への拒否権や、外交を首相と共に行う権限がある。

(2010年7月3日22時16分 読売新聞)

1513チバQ:2010/07/04(日) 01:22:11
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2010/07/post-1410.php
「元親米」グルジアがイランに急接近
The Tbilisi Squeeze

米露蜜月の陰でアメリカに見捨てられ、生き残りを模索する孤独な小国

2010年07月01日(木)17時00分
オーウェン・マシューズ(モスクワ支局長)


 グルジアのミハイル・サーカシビリ大統領は、かつて味わったことのない孤独に打ちひしがれている。

 グルジアは2008年夏、南オセチア自治州とアブハジア自治共和国を取り戻すために同地域に攻め入り、旧宗主国のロシアと激しい戦闘を繰り広げた。

 アメリカをはじめとする西側諸国は、グルジアを支援。ロシアが南オセチアとアブハジアを占領すると、チェイニー米副大統領(当時)はグルジアの首都トビリシに飛んで、ロシアの「侵攻」を非難し、欧米で教育を受けたサーカシビリ大統領への支持を表明した。大統領選候補だったジョン・マケインも即座に、両自治区におけるグルジアの主権を認める声明を出し、バラク・オバマもそれに続いた。

 だが今や、そんな蜜月時代は過去のものだ。旧ソ連地域における親欧米政権を支援し、グルジアとウクライナをNATO(北大西洋条約機構)に加盟させようとしたブッシュ政権時代の情熱は消え失せ、オバマ政権は「ロシアとの健全な関係」を優先させている。核軍縮やイランへの制裁、さらにはミサイル防衛についても、米ロは認識を共有。先週行われたロシアのメドベージェフ大統領とオバマの友好的な会談によって、両国関係はこの10年で最高潮に達した。

フランスはロシアに軍艦を売却
 もっとも、そのためにオバマは、グルジアとの関係を見直さざるをえなかった。ホワイトハウスの報道官は5月、核軍縮条約の米議会での批准に関して、ロシアによる南オセチアとアブハジアの占領は「もはや障害とは考えられていない」と語った。グルジアを支援するために設立されたNATOグルジア委員会も、ロシアを刺激しかねないグルジアのNATO加盟について具体的な計画を定めていない。NATOがグルジアの加盟を急いでいない証だ。

 ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相も、アメリカとグルジアが経済・技術・政治面で協力を進めるために昨年締結した戦略的パートナー協定は「アメリカ外交の過去の遺物」だと議会で語った。しかもフランスは、ロシア海軍がアブハジアの防衛に使う軍艦をロシアに売却する話を進めている。

 孤立感を深めたグルジア政府が、支援を求めて近隣諸国にアプローチするのは当然だろう。

 サーカシビリ大統領は5月、トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン首相を首都トビリシを招待。両国の間では、トビリシからトルコ北東部の都市カルスまで鉄道を敷設してグルジアとヨーロッパを結ぶ計画が進んでいるが、そうした経済協力以外にもさまざまな課題が議論された。トルコはすでにグルジア最大の貿易相手国で、両国は年内にもビザなしの渡航を認め合う予定だ。

 それ以上に驚きなのは、グルジアがイランに接近していることだろう。このところ両国の外交関係者が頻繁に行き来しており、今月にはイランのマヌーチェフル・モッタキ外相がトビリシを訪問。さらに、グルジアのニカ・ギラウリ首相もイランを公式訪問する予定だ。

 どれも、国連によるイランへの制裁体制に違反するものではない。近隣国グルジアとの友好ムードに勢いづくイランは、マフムード・アハマディネジャド大統領によるグルジア訪問を提案しているが、アメリカの機嫌を損ねたくないグルジアは今のところ返答を先延ばしにしている。

イランと手を組んでリスクヘッジを
 米政府は、グルジアの経済活動には立ち入らないとして、イランとの急接近についてコメントを控えている。「アメリカは喜んではいないが、現実問題としてグルジアが近隣諸国と良好な関係を築く必要があることは理解している」と、グルジア戦略的国際問題基金のアレクサンダー・ロンデリ所長は言う。「イランがそこにあるという地理を無視することはできない」

 グルジアの政府関係者も、イランとの交流は「グルジアの外交政策の変更を意味するものではない。また、EU(欧州連合)とNATOへの加盟という優先目標と相容れないものでもない」と強調する。

 実際、ロンデリに言わせれば、グルジアがイランに接近した背景には、アメリカとイランの対立を解消したいという思惑があるという。対立が長引けばロシアのアメリカへの影響力がさらに強まり(オバマは安保理でロシアの賛成票が必要だ)、グルジアにとって脅威となるからだ。

 ただし、近隣に新たな「友人」をつくることで、グルジア政府がリスクヘッジをしている面があるのも間違いない。たとえ、その相手がアメリカの敵であったとしても。

1514チバQ:2010/07/04(日) 01:23:53
http://newsweekjapan.jp/stories/2010/07/post-1403.php
ワールドカップに蹴り出された人々
Kicked Out for the Cup?

大陸初のW杯開催の名の下に行われた都市部の強引な「再開発」。スラムさえ追われた貧困層は、さらに劣悪で見えない場所に隠されている

2010年07月01日(木)15時16分
クリストファー・ワース

[2010年6月16日号掲載]

 おこした火は消えかけている。見守るビクター・ガンビの目が悲しい。

 ここは南アフリカ最大の都市ヨハネスブルク。改装されたエリスパーク・スタジアムの裏に隠れた空き地だ。このスタジアムは、6月11日から始まるサッカーのワールドカップ(W杯)会場の1つ。南アフリカ政府は、この世界最大のスポーツイベントで多くの国民が貧困から脱け出せるとうたってきた。

 しかし日雇い労働者のガンビ(35)に言わせれば、状況は悪くなる一方だ。南アフリカが第19回W杯の開催地に決まると、程なくして彼らの暮らす競技場周辺地域にも「再開発」の波が押し寄せた。外国からの観戦客を受け入れる準備の一環だった。

 彼が不法居住していた廃ビルは昨年後半に壊された。今は廃墟の一角に粗末な小屋を建てて暮らしている。地元民たちはこの場所を、自嘲気味に「バグダッド」と呼ぶ。不法占拠とはいえ10年以上も続けてきた廃ビルでの静かな暮らしを、彼らから奪ったのはW杯だ。

 「私たちを隠したいんだ。ヨーロッパ人にここの住民を見せたくないから、ぼろ家を壊したんだ」とガンビは言う。大会が始まる頃には、彼らの小屋も強制撤去されているだろう。

 市当局は、取り壊しは大会開催が理由ではないと言う。にもかかわらず、W杯のせいで家を奪われたという悲鳴が全国各地から聞こえてくる。

 地元メディアは、警察がホームレスを集めて遠い場所に隔離していると非難し(警察は否定)、南部の都市ケープタウンの住民はスラム街から強制的に郊外の仮設住宅キャンプに移されたと訴えている。この訴えも、市当局は事実無根と否定。だが大掛かりなスポーツイベントの開催前に、昔ながらの住民が強制退去させられるのは、これが初めてではない。

 88年のソウル五輪ではソウル市民の推定15%が再開発のために移住させられた。20年後の08年北京五輪では、100万人をはるかに超える住民の家が取り壊されたとされる。

下方修正された経済効果
 国連の住宅に関する特別報告官ラクエル・ロルニクは、大規模イベントが及ぼす副作用に関する最近の報告で、ケープタウンなどでは外国人客の目を意識した市内「浄化」の過程で人権無視の行為が頻発していると指摘している。

 W杯をアフリカ大陸で初開催するに当たり、南アフリカ当局は別な夢を描いていた。当初は同国に約2500万人いる貧困者の生活向上の機会として捉え、社会の底辺にいる人々の利益になるような開発計画を立てた。

 以来、40億ドル以上がスタジアムの建設、空港や社会基盤の整備に投じられた。ところが最近になって、南アフリカ政府の閣僚たちは大会の経済効果を下方修正し始めた。大会が終われば最新鋭のスタジアムも役立たずの「箱物」になるだけだという声も出ている。

 何しろ世界的な景気後退で、予想される外国人観客数が25%近くも減った(現在の推定では37万3000人)。またFIFA(国際サッカー連盟)の要請で、会場周辺の広大な地域が公式スポンサーのマクドナルドやコカ・コーラなどの独占販売区域に指定された。大会は1カ月続くので、露天商への打撃は大きい。

 ジェイコブ・ズマ大統領は国民に、外国からの客人には国内の窮状を見せないよう求めてきた。しかし今や、強制立ち退きや生活苦に抗議するデモが各地の都市やスラム街で発生している。

 住民の不満が最も顕著なのはケープタウンだろう。ロルニクの報告によると、ケープタウンから寄せられる不満の手紙は南アのどの都市よりも多いという。そうした訴えによると、強制退去させられた住民は市から16キロ以上も離れた「ブリキ缶の町」と呼ばれる仮設キャンプに移されている。

 恐ろしく広いこのキャンプはコンクリート塀に囲まれ、砂利の敷地に約1700のトタン製の小屋が建てられている。

 住民の居住権を守る活動家は、学校や職場から遠い場所への強制移住は人権侵害だと主張。移住させられた人たちも、警察の手荒い扱いや劣悪な環境を訴える。

「もっとましな場所はなかったのか?」と、フランシスコ・グリーンは言う。ここに収容される前は、家族と共に市内のスタジアム周辺にある簡易宿泊所に勝手に住み着いていた。「前の場所のほうがはるかによかった。ここで寒い冬を越さなきゃならない。最悪だな」

1515チバQ:2010/07/04(日) 01:24:31
貧困撲滅=スラム一掃?
「ブリキ缶の町」の数誅先に、不法居住者の掘っ立て小屋が並ぶ広大なスラム「ジョー・スロボ」地区がある。国際空港からケープタウン市内に向かう高速道路沿いに位置するこのスラムは、いわば玄関口にあるゴミため。04年にW杯招致が決まると、南アフリカ政府は早速、試験的なケースとしてこのスラムの撤去に取り掛かった。

 当初の計画では、この地区の小屋をすべて解体し、2万人ほどの住民を仮設キャンプに移すことになっていた。反対派の住民が訴訟を起こし、09年に同国の最高裁に当たる憲法裁判所の裁定で住民側の補償請求が認められた。政府はカネが掛かり過ぎるとして計画を断念。しかし、それ以前に退去した数千人の住民は救われない。

 W杯招致が決まらなくても、スラムの強制撤去は行われていたかもしれない。アパルトヘイト(人種隔離政策)時代には、非白人は土地や家を所有できず、都市に住むことも禁じられていた。94年にネルソン・マンデラが大統領に就任し、アフリカ民族会議(ANC)主導の政権が発足すると、低所得者向けに政府が住宅を供給する政策が打ち出された。

 現実には、この住宅政策のおかげで多くの貧しい黒人が都市スラムから追い出され、都心から遠く離れた低所得者向け集合住宅で暮らす羽目になった。しかも、集合住宅が建設されたのは初めのうちだけ。資金不足と事務手続きの停滞で、今では多くの場合、スラムを出た人々を仮設キャンプに収容するだけで終わっている。中には「ブリキ缶の町」よりはるかに劣悪なキャンプもあるという。

 ローズ大学(グレアムズタウン)のリチャード・ピットハウスによると、東部の都市ダーバンでは今、強制退去に抵抗する住民の訴訟が100件起きているが、いずれもW杯の開催とは関係ない。W杯のせいだと騒いでいるのはメディアだけだと、ピットハウスは言う。「大きなイベントが強制退去につながるという見方が広がっているのは問題だ。W杯招致が決まるずっと前から立ち退きはあったし、W杯後もずっとある」

 南アフリカはスラムの生活改善を目指す国連のミレニアム開発目標をはき違えている、と言うのはウィットウォーターズランド大学(ヨハネスブルク)のマリー・ハチャーマイヤーだ。国連はスラムに水道や電気を供給するよう求めているのに、南ア政府はスラムの根絶を目標にしているからだ。

 ハチャーマイヤーが心配しているのは、2014年までに主要都市からスラムを一掃するという南アの目標を、ほかのアフリカ諸国が見習っていることだ。都市人口の大多数がスラムに暮らすアフリカで南ア方式が広まれば、膨大な数の人々が住居を追われかねない。

観戦客に現実を訴えたい
 途上国がスポーツイベントの招致に躍起になれば、スラム一掃の動きに拍車が掛かると、国連のロルニクは警告する。国連の調査によると、今秋にコモンウェルス・ゲームズ(英連邦競技大会)が開かれる予定のインドのデリーでは、既に30万人以上が立ち退きを迫られたという。

 ブラジルは新興国の中でも民主化の進んだ国であり、スラムの住民の権利を認める寛容な伝統もある。そのブラジルでさえ、14年のW杯と16年の五輪開催を控え、35のスラムが再開発の対象となっているという。

 ロルニクによると、IOC(国際オリンピック委員会)は国連の調査に協力し、強制退去の防止を招致の条件に盛り込むことを検討すると約束した。国連はFIFAにも情報提供を求めてきたが、いまだに協力を得られていないという。FIFAは今年のW杯の「開催都市に一部地区の『浄化』などは一切求めていない」としているが、スラムの強制撤去を防ぐために何らかの手を打ったかどうかは明らかにしていない。

 ケープタウンのジョー・スロボ地区に暮らすノンカバ・ルジャラジャラ(64)らのスラム住民にとって、W杯は生活破壊の元凶でしかない。ルジャラジャラはアパルトヘイト廃絶後、未来への希望と誇りに満ちていた時期に、この地区に掘っ立て小屋を建てて暮らし始めた。それから16年。世界中から集まる人々に、今の自分の暮らしを見てほしいと言う。「いまだに食うや食わずの生活さ」

 W杯で訪れる観戦客のうち何人が、この国の指導層が見せたい姿ではなく、この国の現実に目を向けるだろうか。

1516チバQ:2010/07/04(日) 01:25:39
http://newsweekjapan.jp/stories/2010/06/post-1349.php
マンデラの魔法は今も健在
Madiba Magic

スキャンダルにまみれた与党ANCを90歳のマンデラはただせるか

2010年06月11日(金)12時09分
アーリーン・ゲッツ
[2008年7月30日号掲載]

ネルソン・マンデラが27年以上にわたる獄中生活から解放されたのは90年2月11日。反アパルトヘイト(人種隔離政策)運動の伝説的な闘士が釈放されるとあって大きな注目を集めたが、幸先のいいスタートは切れなかった。

 世界は彼の釈放を祝したが、ケープタウンは大荒れの状態。酔った暴漢たちが、マンデラの姿を見ようと集まった群衆に乱暴を働き、少なくとも2人の命を奪った。

 マンデラが姿を現したのは予定より4時間以上も後だった。彼の精彩を欠いた演説に人々は幻滅した。口調には覇気がなかったし、メッセージも鉱山の国有化など陳腐なものが多かった。市場はすぐに失望をあらわにした。ヨハネスブルク証券取引所では、外国人投資家による売りが殺到した。

「マンデラは、すべてのチャンスを台なしにしたわけではない」と、当時、ある政治評論家は私に言った。「だが(黒人と白人の)融和のチャンスを逃したのは確かだ」

 その後、マンデラが同じ過ちを犯すことはほとんどなかった。

 マンデラは7月18日で90歳になった。さすがに老いは隠せない。6月27日、ロンドンで開かれた彼の誕生日を祝うコンサートでは、舞台に上がるのも大変そうだった。

 しかしスピーチの声に力が入り、トレードマークの笑顔が輝いたとき、「マディバ(マンデラの愛称)・マジック」は健在だと思った。私は、彼が90年の釈放後48時間でやってのけた「マジック」を思い出した。

 マンデラがケープタウン郊外のビクターバースター刑務所から釈放されたとき、彼は幽霊のような存在だった。南アフリカ当局は、62年の投獄以前からマンデラの演説や政治活動を禁じていた。

 南アフリカで生まれた私は、本誌記者としてアパルトヘイト問題を取材していた。90年2月にマンデラが自由の身になった日、私は歓迎集会に出席したが、群衆に投げつけられたガラス瓶の破片などでけがをした。

 国外にいた人たちの大半は、彼が釈放された「2月11日」を勝利の日として記憶しているだろう。だが国内では当時、緊張が高まり、将来への不安が増していた。

白人も同じ南アフリカ人
 少数派である白人の多くは、マンデラの釈放後の演説が内戦の引き金になるおそれがあると考えていた。アパルトヘイト撤廃をめざすアフリカ民族会議(ANC)の武装闘争を支持すると、マンデラが語ったからだ。

 一方、黒人たちは、当時の白人大統領F・W・デクラークのことを誠実な人間と評したマンデラに不信感をいだいた。

 マンデラの巻き返しは、釈放の翌日に開かれた記者会見から始まった。ケープタウン大主教だったデズモンド・ツツの公邸の庭で開かれた会見は、再び期待はずれに終わる可能性もあった。集まったジャーナリストらは寝不足で機嫌が悪く、張り詰めた空気が漂っていた。

 だが、マンデラの受け答えは明快だった。打ち解けた感じでありながら、現状を正確に分析してみせた。人種融和についても明確なメッセージを発した。「白人も同じ南アフリカ人だ。彼らが身の危険を感じるような事態は望んでいない。この国に対する彼らの貢献に私たちが感謝していることを知ってほしい」

 さらに衝撃的だったのは、27年以上も獄中生活を強いられたことを恨んでいないと、マンデラが語ったことだ。

 マンデラはその後、世界を飛び回り、力強いメッセージを発して名声を確立した。94年に大統領に就任。誰もが認める南アフリカのシンボルになった。白人も、マンデラの顔があしらわれたキーホルダーを誇らしげに買ったものだ。

 黒人エリート層が誕生すると、白人だけが選ばれてきたラグビーの南アフリカ代表チーム「スプリングボクス」の愛称を新たに定めるべきだという声が彼らの間で高まった。だがマンデラは95年、南アフリカがラグビーワールドカップで優勝すると、スプリングボクスのジャージーを着て選手を称賛。ラグビー好きの白人から喝采を浴びた。

1517チバQ:2010/07/04(日) 01:26:06
政治腐敗が再び拡大中
 マンデラは、人種融和のためのこうしたパフォーマンスをよく行った。自分の釈放を拒み続けたP・W・ボタ元大統領を表敬訪問したこともある。

 黒人のなかには、こうした姿勢は白人に寛容すぎると反発する人もいた。だが、白人が経済を牛耳り、右派勢力が政治に大きな影響力をもち続けていたことを考えると、マンデラの態度は賢明だったと言わざるをえない。 

 99年、マンデラは大統領の座から退いた。民主主義の重要性を強調するためにも、アフリカでよくみられるような終身大統領になるわけにはいかなかった。ターボ・ムベキが大統領に就任すると、マンデラは国内の政治問題について口を閉ざすことにした。

 それでも、やむにやまれず「良心の声」を発することがある。マンデラは、ムベキは南アフリカのエイズ問題にもっと真剣に対処すべきだと批判したことがある。

 ムベキは今、隣国ジンバブエのロバート・ムガベ大統領による野党弾圧を傍観していると批判されている。マンデラもムベキの無策ぶりに不満をいだいているだろう。

 マンデラは、ジェイコブ・ズマが昨年、ANC議長に選出されたことも好ましく思っていないはずだ。ズマは次期大統領と目されている(ムベキの任期は09年に満了)が、武器の不正取引疑惑が問題になっている。ムベキ政権も汚職などのスキャンダルにまみれている。マンデラが根絶に努めた政治腐敗が再び広まっているようだ。

 人種対立は以前より改善されているが、犯罪の増加と物価高騰、ズマの不正疑惑などが、人種を問わず国民の不安をかき立てている。

 スキャンダルでもたつくANCに対して、マンデラがどれだけの影響力を行使できるかはわからない。だが、彼の体力の衰えを考えると、これまでに培った権威だけで南アフリカの政治を正しい方向に向け直すのはむずかしいようだ。

 とはいえ、彼が達成した偉業の輝きがうせることはない。私は90年2月11日、マンデラがビクターバースター刑務所から釈放されるのを待っていた黒人ジェフリー・プラムに、なぜマンデラの姿を見に来たのかと尋ねた。

「イエス・キリストの時代と同じだ」と、彼は言った。「みんな、病気を治してもらいにキリストに会いに行っただろう?」

 マンデラには、そんな奇跡の力はない。だが、病んだ社会を直すために彼が果たした役割は永遠に記憶されるだろう。

1518チバQ:2010/07/04(日) 21:02:09
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100704/erp1007041425003-n1.htm
外交路線にも影響 ポーランド大統領選決戦投票 “双子の兄”猛追で接戦
2010.7.4 16:41

ポーランドのヤロスワフ・カチンスキ前首相(左)とコモロフスキ大統領代行(ロイター) 【モスクワ=遠藤良介】ポーランドで4日、レフ・カチンスキ大統領の航空事故死に伴う大統領選の決選投票が行われた。6月20日の第1回投票で首位だった中道与党「市民プラットフォーム」のブロニスワフ・コモロフスキ下院議長(58)=大統領代行=を故大統領の双子の兄で保守系野党「法と正義」党首のヤロスワフ・カチンスキ前首相(61)が猛追し、接戦の様相となっている。

 コモロフスキ議長は“小さな政府”志向の改革路線を掲げ、欧州連合(EU)やロシアとの関係改善を主張。対するカチンスキ前首相は福祉国家重視で、ロシアにもEUにも懐疑的だ。選挙結果が外交路線や欧州単一通貨ユーロの導入時期にも影響するのは必至だ。

 第1回投票では議長の得票率が前首相を約5ポイント上回ったが、決選投票前には支持率逆転を示す世論調査結果も出ていた。大勢判明は4日深夜(日本時間5日午前)以降の見通し。

1519チバQ:2010/07/05(月) 21:52:38
http://www.asahi.com/international/update/0705/TKY201007050187.html
工事で大渋滞、空港まで4時間 モスクワ、陰謀説で捜査2010年7月5日16時34分

 【モスクワ=星井麻紀】モスクワの空の玄関口シェレメチェボ空港につながる幹線道路で先月末から始まった工事が、大渋滞を引き起こしている。市中心から約40キロの空港まで4〜5時間かかり、乗り遅れる人が続出。工事を始めたモスクワ市に対し、捜査を開始する騒ぎとなっている。

 工事は、市中心部と空港をつなぐレニングラード街道の陸橋を修復するもので、片側3車線の道路を片側1車線に規制したため、普段からひどかった渋滞が一層悪化した。

 ロシアの航空最大手アエロフロートは、先月末から今月初めまで1300人が乗り遅れ、払い戻しなどによって1日当たり40万ユーロ(約4400万円)の損失が出たとしている。シェレメチェボ空港の約7万人の職員らの通勤も困難になっている。

 同空港のワシレンコ総支配人はブログで、シェレメチェボ空港の競争相手であるブヌコボ空港を運営するモスクワ市が、客足を奪うために意図的に仕組んだものだとして、ルシコフ市長を批判。プーチン首相も渋滞問題への対応をイワノフ副首相に命じ、反独占局と最高検察庁が調べを始めた。

 市側は2日、交通規制を片側2車線に緩めたが、それでも渋滞は解消されず、4日の夜には市内行きの車線も郊外の別荘から帰ってくる人たちの車列で大渋滞になった。

1520チバQ:2010/07/05(月) 22:22:49
http://mainichi.jp/select/world/news/20100706k0000m030069000c.html
関税同盟:ロシア、カザフ、ベラルーシ3カ国で6日に発足
 【モスクワ大前仁】ロシア、カザフスタン、ベラルーシの大統領は5日、カザフの首都アスタナで会談し、域内の関税制度を共通化する「関税同盟」を6日に発足させることで合意した。ベラルーシの参加が遅れるとの観測も出ていたが、ロシアとの「ガス紛争」解決を受け、3カ国の足並みがそろった。

 関税同盟は今月1日にロシアとカザフで発足しており、6日からベラルーシが加わる形となる。3カ国は関税に関する法律を統一し、来年7月には域内の関税手続きを撤廃する予定。ロシアのメドベージェフ大統領は5日、カザフのナザルバエフ大統領との会談で、「関税同盟は将来の共通市場や共通通貨の創設につながる」と述べ、旧ソ連圏の経済再統合の足がかりとしたい考えを示した。

 アスタナではこの日、ロシア、ベラルーシと中央アジア4カ国でつくる「ユーラシア経済共同体」の首脳会議が開かれ、キルギス、タジキスタンも関税同盟に参加したい意向を表明した。

 3カ国の人口は計約1億6600万人、国内総生産(GDP)は計1兆8000億ドル(約150兆円)に達し、旧ソ連圏の経済規模の8割を占める。カザフ政府によると、同盟発足の経済効果は3カ国で4160億ドル相当の見通し。

 ただ、各国では関連法の整備が徹底していないと報じられるなど、関税同盟の「実効性」を疑問視する見方も出ている。また、世界貿易機関(WTO)への加盟申請をめぐる問題も残されている。ロシアは昨年、カザフ、ベラルーシと同時に加盟申請する意向を表明していたが、先月下旬の米露首脳会談では、ロシアのWTO加盟に向け2国間交渉を9月までに決着させることで合意した。ロシア政府が今後、どのようにWTO加盟問題を進めるのか不透明だ。

1521チバQ:2010/07/05(月) 22:24:01
http://mainichi.jp/select/world/news/20100705dde007030003000c.html
ポーランド大統領選:コモロフスキ氏、勝利確実 カチンスキ氏兄、敗北宣言
 【ワルシャワ樋口直樹】ポーランド大統領選の決選投票は4日夜(日本時間5日未明)に締め切られ、即日開票された。選挙管理委員会によると開票率95%で、与党「市民プラットフォーム」のブロニスワフ・コモロフスキ下院議長兼大統領代行(58)が得票率約53%を獲得。最大野党「法と正義」党首のヤロスワフ・カチンスキ前首相(61)の約47%を上回った。ヤロスワフ氏は同夜、敗北宣言し、コモロフスキ氏の小差での勝利が確実になった。

 大統領選は、政府専用機の墜落で4月に死去した、ヤロスワフ氏の双子の弟レフ・カチンスキ大統領の死去を受けて行われた。「市民プラットフォーム」と「法と正義」はいずれも保守系。コモロフスキ氏の勝利によって、欧州単一通貨ユーロの導入に向けた動きは加速し、ヤロスワフ氏の首相時代に冷え込んだロシアやドイツなど近隣国との関係改善が進むとみられる。

 公共テレビが報じた出口調査結果によると、コモロフスキ氏の得票率約53%に対し、ヤロスワフ氏は約47%。別の出口調査でもコモロフスキ氏が小差で上回った。

 ヤロスワフ氏は出口調査結果の発表直後、選管発表を待たずに「コモロフスキ氏(の勝利)を祝う。われわれは目前に控えた地方選と(来年の)総選挙に勝たなければならない」と述べた。一方、コモロフスキ氏は楽観的な見方を示しながらも、勝利宣言は控えた。同氏は「分裂をあおるのではなく、連帯を築こう」と両陣営の和解を訴えた。

 投票率は、前回05年の大統領選決選投票時(約51%)を大きく上回る約57%の見通し。

 選挙戦は当初、市場経済優先や協調外交路線のコモロフスキ氏がリードしたものの「大統領の遺志を継ぐ」として愛国主義を訴えるヤロスワフ氏が同情票を集めて猛追。6月20日の第1回投票で5ポイント差に詰め寄り、決選投票に持ち込んでいた。

 大統領の任期は5年。実質的な政治権力の多くは首相にあるが、大統領には国会で可決された法律を拒否する権利があり、国軍の最高司令官として軍事、外交分野で影響力を行使できる。「法と正義」出身のカチンスキ前大統領は生前、「市民プラットフォーム」を率いるトゥスク首相の経済改革や親欧州連合(EU)路線にたびたび反対してきた。

1522チバQ:2010/07/05(月) 23:00:48
http://mainichi.jp/select/world/news/20100705dde007030019000c.html
ドイツ:左派新党が存在感 旧西独でも支持拡大、政権警戒
 【ベルリン支局】先月末行われたドイツの大統領選で、野党側逆転のカギを握りながら、野党共闘を拒否するなど左派新党が存在感を高めている。5月には最大州の西部ノルトライン・ウェストファーレン州の州議会選で初めて議席を獲得、少数与党の州政権作りにも影響を与えるとみられている。左派新党は旧東独の社会主義統一党の流れをくみ、失業や格差拡大に対する全国の有権者の不満を吸収している。今後もドイツ政局を揺さぶりそうな勢いだ。

 大統領選は与党から造反者が出るなど混乱、選出まで3回の投票を実施する異例の展開の末、与党が推すウルフ氏(51)が勝利した。

 第1回投票では野党2候補の合計票が625とウルフ大統領の600に勝っていた。第2回投票で野党側は票を減らし、ガウク前東独秘密警察文書庁長官(70)を推す社会民主党と緑の党は左派新党にも3回目での同調を呼び掛けた。しかし左派新党は拒否。社会民主党は逆転を逃したと批判した。

 左派新党のレッチュ党首は「ガウク氏のアフガニスタン派兵容認に反対」と述べた。また秘密警察文書庁は、左派新党の政治家と秘密警察の関係をたびたび暴露してきたことから反発が強かった。

 左派新党は05年、当時の連立与党だった社会民主党の社会保障削減政策に反発し離党したグループと、旧東独政権党の流れをくむ民主社会党が合流して発足。失業手当の拡充やアフガン派兵中止などを訴える。

 躍進の背景には、05〜09年に右派キリスト教民主・社会同盟と大連立を組んだ社会民主党への「批判票」がある。昨年の総選挙(総議席数622)でも、左派新党は前回を22議席も上回る76議席を得て躍進した。

 反共色の濃い旧西独地域での支持拡大を印象付けたのが今年5月のノルトライン・ウェストファーレン州議会選での議席獲得だ。これによりメルケル政権は州代表で構成される連邦参議院(上院)で過半数を割り、上下院で「ねじれ」に追い込まれた。現在、16州のうち13州議会でも議席を獲得。旧東独出身のメルケル首相は昨年の遊説でも「この地域を赤い手に戻すな」などと左派新党を度々攻撃し、警戒を強めている。

1523チバQ:2010/07/12(月) 22:43:47
http://southafrica2010.yahoo.co.jp/news/ndetail/20100712-00000578-san-socc
スペイン、初優勝に熱狂 バルセロナで異例の愛国熱
7月12日 8時43分配信(産経新聞)


スペインが優勝。贈られたトロフィーGKイケル・カシリャスが掲げて歓喜(撮影・財満朝則)(写真:産経新聞)

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 【ロンドン=木村正人】スペインの主要都市では11日、広場に大型スクリーンが設置され、悲願の初優勝に市民が大歓声を上げた。経済危機で失業率が20%に達し、財政不安におびえるスペインだが、歴史に残る快挙に国民は力づけられたようだ。

 バルセロナのスペイン広場に数万人が詰めかけ、カタルーニャ旗より多くのスペイン国旗が打ち振られた。バルセロナでスペイン国旗の方が目立つのは異例のことだという。

 東部カタルーニャ自治州の州都バルセロナはスペイン内戦後、フランコ総統の専制に苦しめられた。このため、代表チームの半分を占めるバルセロナ出身の選手は今でも試合前の国歌斉唱を拒否している。

 英紙ガーディアン(電子版)によると、市民の一部は「スペインを代表してではなく、カタルーニャのためにプレーしてほしい」と複雑な感情をのぞかせた。スペイン代表では、決勝点をあげたイニエスタや中盤の中核シャビ、DFの中心プジョルら多くのバルセロナの選手が活躍している。そして市民らは「チームの半分はカタルーニャ人だ。われらがバルセロナ(スペインリーグの人気チーム)が勝ったのも同じだ」と胸を張った。

 一方、首都マドリードの広場では早朝から市民が集まり、初優勝を歌や踊りで祝った。街中にスペイン国旗が掲げられ、花火やクラッカーが鳴らされるなど、祝宴は夜通し続いた。

1524チバQ:2010/07/13(火) 12:22:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100712-00000033-maip-socc
南アW杯 治安や運営面など一定の成果
7月12日18時27分配信 毎日新聞


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公共交通機関利用が推奨され、警察官やボランティアらの誘導で、競技場へのアクセスに規制を設けたサッカーW杯南アフリカ大会。左奥は「パーク&ウオーク」を利用し、歩いて競技場へ向かうサッカーファン=ヨハネスブルクで2010年6月、高尾具成撮影
 【ヨハネスブルク高尾具成、安高晋】アフリカ大陸初のサッカーW杯として1カ月間にわたり、南アフリカで行われた大会が11日に幕を閉じた。新興国で開催された「世界最大規模の祭典」は、治安や運営面などで開幕前から懸念が尽きなかったものの、今後のW杯開催地へ課題を引き継ぎつつ一定の成果を残した。

【写真特集】W杯南アフリカ大会の主要スタジアムをみる

 ◇興行面

 開催当年に入っても売り上げが伸び悩んでいた、現地でのチケット販売などの興行面は、大会直前の窓口での現金販売による巻き返しなどもあって総入場者数は全64試合で317万8856人に。競技場収容能力の92.9%で、過去最多の米国大会(94年)の約359万人、前回ドイツ大会(06年)の約336万人に次ぐ数字となった。

 ◇交通問題

 大会組織委員会は、競技が行われる9都市の10会場へのアクセス方法として「パーク&ライド」(車とシャトルバス)と「パーク&ウオーク」(車と徒歩)の活用を提唱した。後者では駐車場代に50南ア・ランド(約600円)が発生した。組織委は公共輸送機関の利用を呼び掛けたものの、移動手段は自家用車や乗り合いタクシーの利用が主流で、十分に浸透しなかった。

 一方、準決勝のドイツ−スペイン戦が行われた7日にはダーバンのキング・シャカ国際空港にVIP専用機があふれて駐機場がパンク状態に。一般観戦客らを乗せた6機の旅客機の着陸許可が遅れ、約600人のW杯観戦客が試合に間に合わない事態が発生した。

 ◇治安対策

 南ア当局は大会期間中、W杯専従として4万4000人の警察官を投入。大会期間中に逮捕された、300人以上の容疑者の約9割は窃盗容疑での逮捕者だった。ツェレ警視総監は11日、「警備は新たな水準に達した」と自賛。4年後の次回ブラジルW杯への協力要請も受けたことも明かした。また、南ア当局は「W杯特別法廷」も設置。迅速で厳しい判断を下すことで犯罪抑止を狙い、大会期間中には同法廷で100人以上が裁かれた。

 W杯期間中

、日本人が凶悪事件に遭った件数は少なかったものの、予想されていた手口の犯罪に、多くの人が巻き込まれた。在南アフリカ日本大使館のまとめ(11日現在)によると、大会期間中に報告された邦人の被害は強盗2件、盗難38件。6月14日の日本−カメルーン戦(ブルームフォンテーン)終了後、道に迷って1人で歩いていたフリーのカメラマン男性が角材で襲われたほか、同22日のナイジェリア−韓国戦(ダーバン)後にも路地に迷い込んだ男性2人が約10人に取り囲まれ、いずれも財布を奪われるなどした。

 盗難38件のうち「置き引き」が9割。日本が1次リーグのカメルーンとデンマークに勝利した観客席では、足元のカバンを奪われたケースが計9件あったという。いずれも同大使館が事前に注意を呼び掛けていた犯罪被害内容だった。柳井香美警備対策官は「もう少し、凶器を使った犯罪が起きるかと思ったが少なかった。一方で、荷物を置きっぱなしにするなど無防備な例が目立ち、注意していれば8割は防げた」と振り返った。

 ◇警備

 6月13日にドイツーオーストラリア戦が行われたダーバンの競技場で、賃金を巡って民間警備員がストライキに入り、デモ隊と警察当局が衝突、けが人が出る騒ぎになった。民間警備員のストライキは10会場のうち、少なくとも4会場に拡大。組織委では、民間警備会社との契約を打ち切り、警察当局が警備に当たったケースもあった。大会組織委は「労働者の権利は尊重するが、試合日程への妨害行動は受け入れられない」との立場を貫いた。

 また、決勝戦開始前と試合後、準決勝のスペイン−ドイツ戦の試合などでは、観客席からファンがピッチに入るハプニングが発生。いずれも係員らに取り押さえられた。

1525こんにちは!!:2010/07/13(火) 12:23:05
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1526チバQ:2010/07/14(水) 23:08:54
http://www.asahi.com/international/update/0714/TKY201007140279.html
情報滞るハイチ、うわさ話が不安増幅 テント村に掲示板2010年7月14日14時28分
 【ポルトープランス=堀内隆】自分はどこにいるのか、国際社会は何をしているのか――半年前、大地震に見舞われたハイチでは、飛び交ううわさ話が被災者の不安を増幅している。彼らを情報過疎から救うため、国際機関がテント村に掲示板を立てる活動を進めている。

 7月上旬、国際移住機関(IOM)が10の掲示板をポルトープランス市内の主なテント村に配った。片面にはテント村の見取り図。もう片方には、集会やイベントの案内を書き込む黒板をはめこんだ。

 ハイチのラジオでは、被災者への生活情報はあまり流れない。テント村で新聞を購読する人もいない。「テント村に住む人たちは、正確な情報が不足している」と、IOM報道官のレオナード・ドイルさんは言う。

 不確かなうわさは、不穏なムードを生む。約5千人が住むポルトープランス北部のコライユ・カスレスキャンプでは最近、「ミシェル・オバマ(米大統領夫人)が12万5千の耐震住宅をハイチに提供する」という根拠不明のうわさが飛び交った。300人近い被災者が管理人のリシャール・プールさんに「ミシェルを連れて来い」と詰め寄り、「事実無根だと説得するのに4時間かかった」とプールさんは振り返る。

 IOMは当面、100の掲示板を各地のテント村に置く予定。すでに掲示板が置かれたところでも、設置から間がなく、存在を知らない被災者が多い。どう活用するかがこれからの課題だ。

1527チバQ:2010/07/19(月) 01:03:51
http://mainichi.jp/select/world/news/20100718ddm007030118000c.html
オーストラリア総選挙:来月21日 温暖化、難民対策が争点に
 【ジャカルタ佐藤賢二郎】オーストラリアのギラード首相は17日、連邦議会下院(定数150、任期3年)を解散し、8月21日の総選挙実施を発表した。同時に上院(定数76)の40議席も改選される。

 6月末に同国初の女性首相に就任したギラード党首率いる与党・労働党の政権維持か、野党の保守連合(自由党、国民党)への回帰かが最大の焦点。地球温暖化対策や資源企業への課税問題、不法難民対策などが争点になるとみられている。

 同国では前回07年の総選挙で、労働党が11年半ぶりの政権交代を実現してラッド前政権が発足。当初は支持率が約7割に達したが、地球温暖化対策の導入延期など主要公約の見直しで批判を浴びたうえ、今年5月に打ち出した資源企業への新税導入案が引き金となって支持率が急落し、ラッド前首相は辞任に追い込まれた。

 ギラード首相は、新税をめぐる資源業界との交渉をまとめるなど支持回復に尽力。最新の世論調査では、労働党が52%と保守連合の48%を上回っている。

 一方、前政権下で急増した不法難民対策では、隣国である東ティモールに一時収容施設を設置するというギラード首相の打ち出した対策が、東ティモール側の反発で難航。自由党のアボット党首は「難民を食い止められるのは保守連合だけ」と攻勢を強めており、難民対策が大きな争点になる可能性が浮上している。

 下院の解散前勢力は労働党83、保守連合63、無所属4。

1528チバQ:2010/07/23(金) 23:53:58
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010072302000054.html
独与党 辞める地方幹部 1年で6人も
2010年7月23日 朝刊

 【ベルリン=弓削雅人】メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)の有力幹部であるハンブルク特別市(州と同格)のボイスト市長(55)が突然辞意を表明した。同党出身の州首相のうち、退任もしくは辞意表明したのは、この1年で6人目。議会は日本と同じ「ねじれ」状態で、首相の求心力低下に拍車が掛かっている。

 ボイスト市長は州政権で中道左派の「緑の党」との連立を唯一実現した実力者。緑の党の主張をいれた教育制度改革が市民の反発を受けたことなどから、十八日に「潮時を迎えた」と八月二十五日の辞任を発表した。

 同市長の辞任は国政に直接影響しないが、CDUのボスバッハ連邦議会議員は「地方とはいえ、党の有力者を一人また一人と失っていく状況は党瓦解の印象を与える。メルケル政権への警告信号だ」と強調する。

 首相与党は、五月のノルトライン・ウェストファーレン州の議会選で大敗した結果、州政府代表で構成される連邦参議院(上院)での過半数を失った。ねじれ国会では“脱原発政策”を転換する原発稼働延長、税制改革、医療保険改革などで、ことごとく野党との妥協を強いられる。

 ボン大学のラングート教授(政治学)は「秋の党大会で副党首を新たに三人も選出しなければならない異常事態。メルケル首相の強い指導力が必要だ」と指摘している。

1529チバQ:2010/07/23(金) 23:59:05
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010072300079
極右党首の出席拒否=バッキンガム宮殿のパーティー−英王室
 【ロンドン時事】移民排斥を唱える極右政党・英国民党(BNP)のグリフィン党首が22日にバッキンガム宮殿で行われたパーティーへの出席を王室から拒否された。王室は、同党首がパーティーを「政治目的」に利用した結果「治安上の脅威が増した」と理由を説明している。
 パーティーはエリザベス女王が主催し、議員ら約8000人を招いて宮殿の庭で毎年行われるもの。グリフィン氏は当初、欧州議会議員の枠内で招待されていた。
 しかし、反差別活動家らが激しく反発。同氏もテレビやウェブサイトで反論を繰り返した。たまりかねた王室は開催直前、声明を出し、同党首の招待を取り消すと発表した。
 BNPは近年、移民増加や経済悪化を背景に勢力を拡大し、国政には進出していないものの、地方レベルで多数の議員を擁する。昨年の欧州議会選でも同党首ら2人が当選した。(2010/07/23-05:50

1530チバQ:2010/07/30(金) 22:25:09
http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010073001000210.html
イタリア与党に分裂の危機 首相、下院議長に辞職勧告
 【ローマ共同】イタリアのベルルスコーニ首相の与党、自由国民は29日夜、緊急幹部会を開き、党ナンバー2のフィーニ下院議長の議長辞職を求める首相提案を了承した。首相と議長との亀裂は決定的となった。議長が議員50人近くを率いて離党し党が分裂すれば、政権が議会の過半数を失う可能性もあり、イタリア政局は解散総選挙含みで大荒れの様相を呈してきた。

 首相と議長はテレビ中継された今年4月の党大会で怒鳴りあった。議長は首相側近閣僚らの汚職疑惑を批判したほか、首相が進めてきた捜査当局による盗聴内容を報じた記者らに刑罰を科す法案にも反対し、議長派の議員は同法案を骨抜きにする改革案を国会の委員会で通過させた。

 激怒した首相は与党幹部会を開催。議長辞職勧告のほか、議長派議員3人を党の懲罰委員会にかけることも決めた。

 中道右派、フォルツァ・イタリアと右派、国民同盟をそれぞれ率いていた首相と議長は2008年の総選挙前、両党を合併させ自由国民を発足させた。しかし首相が総選挙後に、連立を組む分離主義政党「北部同盟」との連携を強めたことから、議長の反発を招いた。

1531チバQ:2010/07/31(土) 11:35:25
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010073102000053.html
イタリア与党分裂へ 下院過半数割れ、解散も
2010年7月31日 朝刊

 【パリ=清水俊郎】イタリアのベルルスコーニ首相と対立していた与党「自由国民」ナンバー2のフィーニ下院議長が三十日、ローマで記者会見し、新しい政治グループ「イタリアのための未来と自由」を創設する意向を表明した。与党が事実上分裂する形で、下院で過半数を割り込み、解散総選挙に突入する可能性が出てきた。

 首相と議長はそれぞれ中道右派と右派の政党を率いていたが、二〇〇八年に合流して自由国民を創設。首相がその後、議長が嫌う同国北部の分離主義政党との連携を強めたため、両者の仲が険悪になり、今年四月の党大会では激しくののしり合う様子がテレビ中継された。

 さらに議長は、首相が成立を目指している捜査当局による盗聴の内容についての報道を制限する法案を批判。首相の意向に反し内容を緩和して委員会を通過させたため、首相側は二十九日夜に与党の緊急幹部会を開き、議長に辞職を勧告した。これに対し、議長は会見で辞職を拒否し、今後は「(与党の提案に)反対票を投じることをためらわない」と宣言した。

 同国の下院は定数六三〇で、連立与党は三百四十二議席を占めているが、AFP通信によると、三十二人が新しい政治グループに参加する見通し。

1532チバQ:2010/07/31(土) 17:02:08
http://mainichi.jp/select/world/news/20100731dde035030029000c.html
ロシア:「中央集権強化」大統領、「長老」に次々引導
 ◇ソ連時代から含む地方首長、既に16人
 【モスクワ大木俊治】ロシアを構成する共和国、州など83の連邦構成体の首長の中で、ソ連末期から20年余り君臨してきた「最長老」のラヒモフ・バシコルトスタン共和国大統領(76)が7月、辞任に追い込まれた。長期政権は汚職の温床になるとして地方首長の世代交代を進めるメドベージェフ大統領が、ラヒモフ氏の来年10月の任期切れ前に引導を渡したとみられている。大統領は08年5月の就任以来、エリツィン政権時代からの「大物」首長ら16人を解任し中央集権強化を図ってきた。次の標的としてルシコフ・モスクワ市長(73)の去就が注目されている。

 ラヒモフ大統領はソ連時代の90年4月、バシコルトスタン共和国の前身であるバシキール自治共和国の最高会議議長に就任。93年12月の選挙で共和国初代大統領に当選し、4期17年にわたって大統領を務めたが、7月15日に辞任を表明。共和国議会は後任にメドベージェフ大統領が指名したハミトフ・ロシア水力発電公社副社長(55)を任命した。

 ロシア大統領府は、ラヒモフ大統領が「自発的に辞任した」と発表しているが、地元石油産業の権益を握るラヒモフ氏については最近、中央政権との確執が表面化していたことなどから、事実上の「解任」とみられる。

 プーチン首相は大統領時代の04年、地方首長の直接公選制を廃止し、大統領の指名を受けて地方議会が任命する制度を導入。後継者のメドベージェフ大統領は、ロッセリ・スベルドロフスク州知事やシャイミエフ・タタルスタン共和国大統領ら「長期政権」の大物首長を次々に辞任させてきた。メドベージェフ大統領が交代を検討している「リスト」には「さらに17人の名前が挙がっている」(ニューズウィーク誌ロシア版)とされる。

 ロシアのメディアが注目するのは、92年6月から5期18年にわたって首都モスクワの市長を務めるルシコフ氏の動向だ。任期は来年7月までだが、汚職疑惑も取りざたされ、政権にとって煙たい存在だけに解任のうわさが何度も浮上。コメルサント・ブラスチ誌は最新号で「(辞任する)潮時ではないのか」と題する特集を掲載した。

1533チバQ:2010/08/02(月) 21:53:07
>>1505>>1527
毎日はシドニーに拠点がないのか?
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100803k0000m030067000c.html
オーストラリア:女性首相人気が失速…21日に総選挙
 【ジャカルタ佐藤賢二郎】今月21日に総選挙を控えたオーストラリアで、同国初の女性首相ギラード党首率いる与党・労働党が支持率で野党・保守連合(自由党、国民党)に逆転され、波紋を広げている。労働党はラッド氏からギラード氏への首相(党首)交代による支持率回復を追い風に政権維持を目指していたが、ギラード人気の“失速”で選挙の行方は不透明感を増している。

 7月31日に発表された米調査会社ニールセンの世論調査によると、2大政党を対象にした支持率は労働党48%、保守連合52%で、6月24日のギラード首相就任後初めて保守連合が上回った。8月2日発表のニュースポールの調査でも、保守連合が支持率を50%に伸ばし、労働党と並んだ。

 与党の支持率急落の背景には、ギラード首相がラッド前政権の副首相だった時、閣議で老齢年金の引き上げや有給育児休暇の導入など一連の福祉政策に反対していた事実が、与党内から相次いで暴露されたことがある。地元メディアは、情報源がラッド前首相ではないかとの憶測を報道し、「党内不和」が有権者へのイメージダウンにつながっている。

 また、国民の関心が高い気候変動問題や不法移民問題での対策の遅れも、労働党の支持率低下を招いているとみられる。

 これに対し、保守連合を率いる自由党のアボット党首は、3年ぶりの政権奪回に向け攻勢を強める。

 先月25日に行われたギラード首相とのテレビ討論会でアボット党首は、豪州が金融危機を乗り越えられたのは現政権の功績ではなく、07年の前回総選挙まで11年半続いたハワード自由党政権時代の経済改革の成果と強調。不法移民対策で与党が打ち出す、東ティモールに一時収容施設を設置する構想は「実現不可能だ」と批判した。

 与党が法人税減税の財源として導入を計画する「鉱物資源利用税」も「資源業界の競争力を損なう」として中止を要求した。

 しかし、野党の支持率上昇は、あくまで与党の「敵失」によるものとの見方が優勢だ。「首相にふさわしい人物」を問う最新の世論調査では、ギラード首相が依然としてアボット党首に15ポイントの大差をつけてリード。アボット氏は「党の顔」としてハワード氏のような存在感に欠けるとの指摘もある。

 一方、2大政党の支持率が拮抗(きっこう)するなか、第3党「緑の党」の支持者の投票行動がキャスチングボートを握る可能性がある。
毎日新聞 2010年8月2日 21時38分

1534 ◆sn2EOyFHzg:2010/08/02(月) 22:49:31
>>1533
日本の民主党政権を彷彿とさせるような流れですね。

野心的なマニフェストを掲げて政権交代
→公約を実現できずに支持率低下
→選挙が近付き首相の首を挿げ替え
→ご祝儀相場から支持急落
→敵失で野党勝利(?)

1535チバQ:2010/08/03(火) 22:48:40
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100802-OYT1T01161.htm
揺れるイタリア政財界…秘密結社の頭目は首相?


イタリア上院で審議に臨むベルルスコーニ首相(後列中央)と閣僚=7月29日、ロイター

 【ローマ=柳沢亨之】イタリアのベルルスコーニ政権が、選挙工作や人事介入などの政治的陰謀に手を染める「秘密結社疑惑」に揺れている。

 伊捜査当局が政権幹部らを次々と事情聴取し、辞任に追い込んでいる上、首相本人が関係している可能性も取りざたされている。疑惑は、与党の重鎮ジャンフランコ・フィーニ下院議長が首相と対立、新会派を結成した背景にもなったとみられる。

 結社疑惑は西部サルデーニャ州発注の発電事業を巡る汚職捜査で浮上。伊捜査当局は7月8日、地元政商の男ら3人を、受注者を選定する権限のある州幹部人事に違法に介入する組織を運営していた容疑で逮捕したと発表した。イタリアでは秘密結社を組織することは違法とされている。

 捜査当局は、この政商が、目的は不明だが、首相率いる最大与党「自由の人民」幹部の銀行会長(当時)に違法に資金を提供していた疑いを強め、会長が自らの口座から260万ユーロ(約3億円)を引き出していた事実をつかんだ。銀行会長は26日、辞任に追い込まれた。

 さらに盗聴捜査を通じ、銀行会長が昨秋、南部カンパニア州知事選への出馬を図った経済・財務政務次官を支援するため、政商、首相側近のマルチェッロ・デッルトリ上院議員、法務政務次官らとともに、党内対抗馬の性的醜聞に関する資料を作った事実が発覚。経済次官はマフィアに便宜を図った容疑でも捜査を受けており、14日に辞任した。

 法律の合憲性を判断する憲法裁判所に介入していた疑いも持たれている。特に、首相らの在職中の訴追を免除する「免訴特権法」を違憲とした昨年10月の判決を前に、判事の親睦会と接触していた事実が発覚し、合憲判決獲得を狙った工作だったのではないか、との疑いが持たれている。

 捜査当局は上院議員が組織の中心人物とみて、関係者の事情聴取を続けている。議員は6月、マフィアを支援した罪で禁固7年の判決を受けた。議員は実業家だった首相の政界進出を支えた参謀としても知られる。

 伊メディアは首相本人が関与する可能性にも言及し始めた。逮捕者の盗聴会話で、結社の頭目を指すとみられる「シーザー」との表現が数回登場。「シーザー」について、捜査当局が「首相本人である可能性」をリークしたためだ。首相側は「左翼メディアの反政府宣伝」と全面否定している。

 イタリアの結社疑惑としては、冷戦期に、元ファシスト党員を頭目とする政財界有力者約1000人の右翼秘密組織「P2」が実在した。左翼への対抗を目的に、省庁人事や新聞社経営に介入していた事実が1980年代初めに発覚、当時の内閣総辞職に発展した。

 今回の結社疑惑を伊メディアは「P3」と命名。フィーニ下院議長が「疑惑の政治家は全員辞職せよ」と公言し、連立与党を過半数割れに追い込むなど、疑惑は政局を揺さぶっている。

(2010年8月3日12時42分 読売新聞)

1536チバQ:2010/08/03(火) 23:25:20
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010080302000034.html
サルコジ流 支持回復策? 極右層取り込み
2010年8月3日 朝刊

 【パリ=清水俊郎】フランスのサルコジ政権は、国内で重大な犯罪を起こした移民から国籍をはく奪する方針を打ち出した。関係法案を九月にも国会に上程する。サルコジ大統領の支持率が30%前後に低迷する中、移民への強硬姿勢をあらためて強調して中道右派を固め、極右支持層も取り込もうとの目算がありそうだ。

 きっかけは、七月にアラブ系移民や国内を放浪するロマ族などの暴動が相次いだこと。大統領は同月三十日、南東部グルノーブルで行った演説で「治安悪化に対する戦争」を宣言。警察官を殺害した移民は「国籍をはく奪されるべきだ」と主張した。

 大統領腹心のオルトフー内相も一日付の仏紙パリジャンで、移民が性犯罪を起こしたり、家族に割礼を強制したりした場合も国籍をはく奪すると表明。さらに移民に多いとされる未成年の犯罪者に対し、両親に禁固刑を科す構想を披露した。

 これに対し、最大野党の社会党のオブリ党首は「(自由と平等、博愛を掲げた)共和国の精神に反する」と非難し、法案に徹底抗戦の構え。二日付の仏紙リベラシオンは、サルコジ政権の考えが「憲法違反の恐れがある」という識者の指摘を紹介した。

 一方、移民排斥のお株を奪われた格好の極右政党、国民戦線も反発。「私たちが三十年間言い続け、批判され続けていた主張を追認しているだけ」と皮肉まじりに指摘した。

 フランスでは二〇〇五年、警察に追われたアフリカ系の少年二人が変電所で感電死した事件をきっかけに、移民出身の若者らが暴動を起こし、政府が「非常事態」を宣言。当時、内相だったサルコジ氏は若者らを「社会のくず」と呼び、暴動を激化させたと批判された経緯がある。

1537チバQ:2010/08/04(水) 19:29:49
http://www.cnn.co.jp/world/AIC201008040033.html
2010.08.04 Web posted at: 19:06 JST Updated - CNN
ワールド
イラン大統領暗殺未遂、車列に手投げ弾か 犯人拘束
(CNN) イラン穏健派議員らの関連ウェブサイトによると、同国西部ハメダンを訪問中のアフマディネジャド大統領の車列付近で4日、手投げ弾が爆発した。大統領本人にけがはなかったという。


大統領は空港から市内のスポーツ競技場へ向かっていたとされる。


同国の保守系サイトも爆発を報じた。両サイトによれば、爆弾を投げたとみられる容疑者は逮捕された。


両サイトはさらに、大統領が3日、「シオニストたち(イスラエル)」に命を狙われていると述べたと伝えている。


一方、大統領府の広報部門は、大統領が攻撃を受けた事実はないと主張している。

1538チバQ:2010/08/04(水) 19:44:04
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010080400487
世論調査で極右が急伸=次期政権の行方左右も−スウェーデン総選挙
 【ロンドン時事】スウェーデンからの報道によると、9月19日の同国総選挙に向けた世論調査で、反移民を唱える極右政党、スウェーデン民主党の支持率が急伸していることが分かった。次期政権の行方を左右する存在にもなり得るという。
 3日公表の世論調査結果によると、穏健党を中心とする中道右派の与党連合の支持率は約46%、野党左派連合は45%で、民主党は「(党史上で)記録的」(AFP通信)とされる6.5%に達した。
 「イスラム教はスウェーデン社会への最大の脅威」と主張する民主党は、移民流入への懸念を背景に近年勢力を伸ばし、2006年の前回総選挙でも2.9%を得票している。今回の支持率が投票行動にそのまま反映されれば、初の中央政界進出は確実な情勢だ。(2010/08/04-14:40)

1539チバQ:2010/08/04(水) 19:51:47
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010080402000038.html
メドベージェフ氏 出馬せず? ロ次期大統領選 プーチン氏立候補なら
2010年8月4日 朝刊

 【モスクワ=酒井和人】ロシアのメドベージェフ大統領が二日、二〇一二年の次期大統領選挙に関し、ともに双頭政権を担うプーチン首相が立候補した場合、自身の出馬は見送る考えを示唆した。インタファクス通信などが伝えた。

 メドベージェフ大統領は滞在先の同国南部ソチで記者会見し、自身の立候補について「まだ、決めていない」と明言を避けた。そのうえで、首相が大統領再登板を目指し名乗りを上げた場合「政争は望まない。ロシアにとって有益ではない」と述べた。

 事実上、大統領選でのプーチン首相の主導権を認めた形で、双頭政権内でのメドベージェフ大統領の求心力低下につながる可能性もある。

 大統領は任期の折り返しを迎えた今年、内務省改革や経済の近代化政策を推し進め、首相との政治スタイルの違いをアピールするなど脱プーチンともみえる動きを強めていた。

 ただ、ロシアの独立系世論調査機関レバダセンターが二日に発表した調査結果によると、大統領が首相の影響下から完全に脱し、新しい政治を行っているとの回答はわずか5%だった。

1540チバQ:2010/08/04(水) 19:58:51
http://www.cnn.co.jp/showbiz/AIC201008040007.html
歌手ワイクリフ・ジョンさん、ハイチ大統領選出馬表明へ

歌手ワイクリフ・ジョンさん、ハイチ大統領選に出馬表明へ(CNN) 米人気ヒップホップグループ「フージーズ」の活動で知られる歌手のワイクリフ・ジョンさんが5日夜、米国のテレビ番組でハイチ大統領選挙に出馬する意向を表明する。ジョンさんに近い筋が3日に明らかにした。


ハイチ系米国人のジョンさんは、自身の財団を通じてハイチ支援活動を行っており、1月に同国が大地震に見舞われた時にはいち早く援助に乗り出した。先月下旬の時点で大統領選出馬のために必要な書類は整ったと話しており、5日のCNN番組「ラリー・キング・ライブ」に出演して出馬の意向を表明する。


ジョンさんはハイチに生まれ、1990年代半ばにフージーズのメンバーとして名を馳せた。現在は歌手としてソロで活動している。

1541チバQ:2010/08/06(金) 12:22:32
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010080602000051.html

オランダ 少数連立政権強まる
2010年8月6日 朝刊

 【ロンドン=有賀信彦】オランダで中道右派の少数連立政権が戦後初めて誕生する可能性が強まっている。六月の下院(定数一五〇)選挙で第一党となった自由民主党(三十一議席)の連立協議が難航し、第四党のキリスト教民主勢力(二十一議席)は連立入りで合意したものの、極右の自由党(二十四議席)は閣外協力にとどまる見通しだ。

 自由民主党のルッテ党首は二日、地元紙のインタビューに「これが最後に残された選択肢だ」と述べ、連立与党で議席の過半数を確保することが困難なことを認めた。

 連立合意の障壁となったのは、「イスラム諸国からの移民受け入れ停止」「スカーフ着用への課税」など過激な主張をする自由党の扱い。三党は七月二十四日に連立政権樹立に向けた非公式協議を開始したが、キリスト教民主勢力のフェルハーヘン党首は地元ラジオに「宗教的な自由は絶対に守る」と発言、自由党の主張には応じられないと述べた。

 一方、自由党のウィルダース党首は同三十日、「(自由民主党の公約である)財政赤字削減に協力する代わりに、移民がオランダに溶け込めるような政策、犯罪に対する厳しい法律の施行がされるだろう」と述べ、閣外協力を示唆した。

 自由民主党は当初、第二党の中道左派の労働党(三十議席)、左派の民主66(十議席)やグリーン・レフト(十議席)と連立政権樹立を目指したが、経済政策の違いから断念。次に労働党、キリスト教民主勢力との連立を模索したが、労働党が孤立を恐れて実現しなかった。

1542チバQ:2010/08/07(土) 18:57:32
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201008/2010080700183&rel=j&g=int
9日に大統領選、現職優勢=反体制派弾圧の動きも−ルワンダ
 【ロンドン時事】アフリカ中部ルワンダで9日、大統領(任期7年)選挙が行われる。現職のカガメ氏のほか3人が立候補しているが、事前の予想ではカガメ氏が優勢。同国では選挙を控えて野党幹部が何者かに暗殺されるなど、反体制派への攻撃が相次いでおり、不穏な空気が漂う中での投票となる。
 1994年の大虐殺後で初めて行われた2003年の前回選挙では、カガメ氏が9割以上を得票し当選。再選を目指す同氏は、アフリカでも群を抜く2けた台の経済成長(08年)をもたらした実績を掲げ、支持を訴えている。ただ、今回の選挙では主な野党候補が出馬登録を許可されず、「政権は(選挙を通じて)国民の意思を問うふりをしているだけ」(登録を拒否された野党指導者)と批判も強い。
 選挙を前に、野党活動家やジャーナリストらの拘束や殺人などが立て続けに発生。7月中旬、野党・民主緑の党の副総裁が行方不明となった後に遺体で見つかったほか、6月にはカガメ政権に批判的な地元紙の記者が銃撃を受け死亡した。政府は関与を否定するが、人権団体は「政治目的の攻撃」と糾弾、国連も一連の事件に関する全面調査の実施を要求している。(2010/08/07-14:47

1543チバQ:2010/08/07(土) 20:02:27
http://mainichi.jp/select/world/news/20100806ddm007030132000c.html
パキスタン:食糧輸出国、飢える国民 紛争が貧困拍車「購入できない」
 泥沼化するアフガン戦争の最前線の一つパキスタンで、食糧危機が深刻化している。同国を含むアジア14カ国で食糧支援を展開する世界食糧計画(WFP)の忍足謙朗(おしだりけんろう)アジア地域局長は、東京都内での毎日新聞の取材に対し、「食糧危機の最大の原因は紛争と貧困」と指摘した。戦いは今、食糧危機という「テロの温床」が再生産される泥沼に陥っている。【白戸圭一】

 ◇避難長期化、生活基盤失い
 パキスタンでは現在、総人口(約1億7600万人)の48・6%が食糧不足に直面していると推定される。03年の調査では、同国内の131地区のうち食糧不足が深刻なのは54地区だったが、今年6月にスイスの援助機関が発表した報告書では80地区にまで増えた。WFPは今年、アジア向け予算の約3割をパキスタン1国に投入し、延べ900万人に食糧40万トンを配給する計画だ。

 忍足氏は「現在の危機は食糧の供給不足ではない。貧しくて食糧を買えない人々が多数いることで起きている。パキスタンでは、紛争がその貧困に拍車をかけている」と危機の構図を解説する。

 パキスタンの食糧生産と輸出に関する統計をみると、忍足氏の言葉の意味が分かる。同国の主食である小麦の生産量は、04〜08年まで2000万トン前後で安定的に推移している。

 さらに、米の生産量は04年の754万トンから08年は1043万トンにまで増えた。同国の08年度輸出総額(約134億ドル)に占める米の割合は11・3%で、最大の輸出品目だ。つまり、パキスタンは輸出できるほど十分な食糧を生産しながら、多くの国民がそれを買えずに食糧危機に直面している。

 忍足氏とともに取材に応じたWFPのハービンジャー・パキスタン事務所長は「戦闘の激化で多数の国内避難民が発生し、生活基盤を失い食料を買えない人が急増した」と、対テロ戦争と食糧危機の関係を説明する。

 08年8月以降、アフガニスタン駐留米軍の越境攻撃やパキスタン政府軍と武装勢力との戦闘がアフガン国境地域を中心に激化し、パキスタン国内各地へ避難した人は延べ300万人に達した。出口の見えない戦争に加え、7月には洪水も発生した。国連は今も100万人以上が避難生活を送っているとみて、国際社会に支援を訴えている。

 ◇政情不安起因、支援不可欠に
 パキスタンを含むアジアの国々の食糧危機の特徴は、サハラ以南アフリカと比べて相対的に高い水準の経済力を有しながらも、紛争や政情不安に起因する貧困により、食糧を十分に購入できない人々が多数存在している点だ。

 世界の慢性的飢餓人口は昨年10億2000万人と、史上初めて10億人を超えた。地域の総人口に占める飢餓人口の割合の高さはサハラ以南アフリカ地域が一番だが、飢餓人口の絶対数ではアジア太平洋地域が6億4200万人と、世界の6割以上を占めている。

 アジアで栄養不足人口の割合が高い国はパキスタン、インド、スリランカ、、アフガニスタンなど政情が不安定な南アジアに多い。WFPのアラマン・アフガニスタン副事務所長は「我々は人々の自立を促し、貧困対策となる活動を続けており、国際社会の一層の支援を必要としている」と話している。【白戸圭一】

1544チバQ:2010/08/09(月) 20:06:49
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010080902000044.html
酷暑 断食中断OK UAE政府 「健康害する恐れ」
2010年8月9日 夕刊

 【カイロ=内田康】世界各地で猛暑が続く中、アラブ首長国連邦(UAE)政府は八日、間もなく始まるラマダン(断食月)で、無理に水分補給を断ち続けると健康を害する恐れがあるとして、屋外で働く人らに限り、断食の中断を許可するファトワ(宗教的な公式見解)を示した。

 AFP通信によるとファトワは、原油の採掘現場の労働者が寄せた「猛暑の中で働いている時に健康に不安を覚えたら、断食をやめてもよいか」という質問に答える形で発表された。暑い日でも日の出とともに断食を始めるよう求めたが、一定の職業従事者が継続は困難と感じた時は、日没前でも飲食することが許されるとした。

 イスラム暦に従い、一カ月にわたって日中の飲食を断つ今年のラマダンは、今月十一日ごろに始まる。UAEのドバイでは今月になって四五度前後の暑さが続いている。

1545チバQ:2010/08/09(月) 22:15:31
>>1542
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100809/mds1008092123003-n1.htm
ルワンダ大統領選、経済成長実現の現職カガメ氏圧勝へ 強権支配懸念
2010.8.9 21:16

首都・キガリで投票するルワンダのカガメ大統領(ロイター) 【ロンドン=木村正人】アフリカ中部ルワンダで9日、カガメ大統領(52)の任期満了に伴う大統領選(任期7年)が行われた。世界的な経済危機後もプラス成長を達成した政治手腕が評価され、カガメ氏が地滑り的勝利を収める見通し。80万人以上が殺害された1994年の大虐殺以来、2度目の大統領選だが、報道規制など強権色を強めるカガメ体制への懸念が次第に強まっている。

 カガメ氏は少数派ツチ出身。反政府勢力のルワンダ愛国戦線(RPF)を組織し、多数派フツ人がツチ人らを襲った大虐殺の後、ツチ人保護を名目に全土を掌握した。2000年にツチ出身の初の大統領に就任し、03年の大統領選に勝利した。08年に国内総生産(GDP)比で11・2%の経済成長を実現した。

 しかし、ルワンダでは軍有力者の暗殺計画が発覚、野党幹部や記者の殺人事件も続発している。カガメ大統領が選挙前、政権に批判的な新聞の発行を禁止したため、欧米の人権団体は「選挙は見せかけに過ぎない」と批判を強めている。

 カガメ氏のほか3人が立候補しているが、いずれも与党グループに所属。11日までに暫定結果が発表され、17日までに最終結果が確定する予定。

1546チバQ:2010/08/10(火) 19:28:04
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100810/erp1008100756002-n1.htm
【日々是世界 国際情勢分析】危うさはらむトルコの独自外交 (1/2ページ)
2010.8.10 07:54
 欧米との協調を重視してきたトルコが独自の外交戦略を強化している。国連安全保障理事会の対イラン追加制裁決議に反対票を投じたトルコは、欧米企業が手を引いたエネルギーなどの分野でイランとの協力を開始。他の中東各国とも関係拡大を進めている。欧米の民主主義に理解を示しながら、イスラム教国として中東で影響力を持つトルコを、欧米は重視するが、派手な外交戦略は国内で強まる反欧米世論を意識したとも言われ、その先行きには危うさも漂う。

 「われわれは安保理決議には完全に従うが、個々の国が求める追加制裁を実施する義務はない」 トルコのメフメト・シムシェキ財務相は7月26日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)で、欧米が決定した独自の対イラン制裁に追随しない考えを強調した。

 トルコは5月、核開発問題に関連し安保理がイランへの追加制裁の議論を進めるなか、ブラジルと共同で提案した仲裁案に対するイランからの合意を取り付けた。後に安保理が追加制裁決議を採択した際には、ブラジルとともに反対票を投じるなど、あくまでもイランへの制裁強化を求める米国などと対立。トルコはさらに、米軍の撤退が間近に迫ったイラクや、シリアなどとも関係を強化するなど、中東地域で存在感を高めている。

 民主主義の価値を重視しつつ、イスラム教国として中東や旧ソ連地域と関係を深めるトルコに対しては、欧米もその重要性を認めざるを得ない。イギリスのデービッド・キャメロン首相(43)は7月27日、トルコの首都アンカラを訪問し、同国のEU加盟を全面的に支持する姿勢を強調した。

 7月28日付の英紙ガーディアン(電子版)はキャメロン首相の発言は「トルコが(中東などの)地域でいかに重要な力をつけたかを象徴している」と解説。米国もまた、イラクやアフガニスタン情勢の改善が進まないなか、トルコとの関係強化は不可欠と指摘されている。

 ただ、独自路線を突き進むトルコ外交に対しては「反米風潮が高まり、(欧米など)外部の勢力に対し疑問の目を向ける国内世論を強く意識したもの」(FT)との指摘もある。行き過ぎた単独行動は欧米のトルコ離れを誘発しかねず、トルコの立場を結果的に危ういものにしかねない。

1547チバQ:2010/08/10(火) 21:35:43
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100810/mcb1008100504020-n1.htm
ベルルスコーニ伊首相 盟友離党で与党分裂 不安定な政権運営、総選挙含み2010.8.10 05:00

べルルスコーニ首相(左)とフィーニ氏。同氏の離党は双方に大きな痛手を残す結果となった。(ブルームバーグ)【拡大】
 イタリアのベルルスコーニ首相とともに中道右派勢力を確立させてきたジャンフランコ・フィーニ下院議長が7月29日、与党・自由国民党(PdL)から除名された。首相とフィーニ氏双方の求心力、ひいては同勢力の衰えにつながる可能性がある。下院(定数630)では与党が過半数割れに追い込まれ、首相の政権運営能力は大きく損なわれるだろう。ベルルスコーニ政権は、9月にも内閣の信任を問う方針だ。

                   ◇

 ≪分析≫

 ベルルスコーニ首相はフィーニ氏と連携して1993年に中道右派勢力を確立し、現政権を含めて3度首相を務めた。もともと同首相はフォルツァ・イタリア党、フィーニ氏は国民同盟(AN)の党首だ。2008年の総選挙で両党は候補者の連結名簿を作成し、09年に合併した。

 ◆緊張関係が頂点に

 しかし、両氏の間には長く緊張関係が続いており、今回のフィーニ氏の離党でそれが頂点に達した格好だ。この緊張関係の本質は、フィーニ氏が高齢のベルルスコーニ氏からトップの座を譲り受けることがあるのか、あるならばそれはいつかという点であった。

 また近年では、下院議長というフィーニ氏の立場も、ベルルスコーニ氏との対立の原因となった。下院議長は政府と野党の間に立って公平でなければならないし、法の原則や合憲性、市民の自由を守るという制度上の責任があるからだ。

 今回の離党で、失うものが大きかったのはフィーニ氏の側である。同氏が党の主導権を引き継ぐ可能性は小さくなっただろう。同氏の支持者の何人かは、今はベルルスコーニ氏側についた。08年選挙で当選した下院議員は、AN系の約90人に対しフォルツァ・イタリア系が175人前後だった。今回フィーニ氏に従って新党に参加するのは、35人の下院議員と10人程度の上院議員にとどまる。これは下院で与党を過半数割れに追い込むのに十分な数で、原則上は内閣を打倒することも可能だが、やはり作戦は成功しなかったといわざるを得ない。

 ◆支持率なぜか高水準

 ベルルスコーニ政権が存続した場合、同政権は不遇だった中道左派のプローディ内閣(06〜08年)と同じような状況になるだろう。政権の中核はPdLとウンベルト・ボッシ氏が率いる北部同盟(NL)が連立して担う見込みだが、それでも下院では過半数に届かない。たとえ法案ごとに野党の協力が得られたとしても、政府の政策推進力は大幅に不足するだろう。

 夏季の議会休会に突入する前に危機を打開できない場合、ベルルスコーニ首相の最初の大きな試練は秋にやってくる。NLが強く主張する財政連邦主義をめぐる法案の審議だ。もしこれが成立しなければ、NLのボッシ党首は総選挙に訴えることを辞さないだろう。

 ベルルスコーニ首相も、不安定な政権運営に苦しむよりは、今秋か来春に選挙を実施することを選ぶかもしれない。首相の支持率は、最近のスキャンダルにもかかわらず高水準を維持している。場合によっては、同首相はフィーニ氏の離反を口実にしてすぐにでも選挙を実施し、自らの悪い評判から関心をそらせようとすることもあり得る。

 この点を考慮すると、フィーニ氏の新党にはジレンマがある。同氏の同調者は、08年の選挙でPdLの公認候補として当選した経緯がある。首相に追放されたのだと主張したとしても、有権者の負託に背いたと責められれば分が悪い。中道右派の有権者の支持をめぐって争った場合、ベルルスコーニ首相はフィーニ氏を抵抗勢力と印象づけて戦うことができるだろう。

                   ◇

 ≪結論≫

 フィーニ氏のPdL離党がもたらしたイタリア政権の危機は、いまだ初期段階にあり、方向性がはっきりするまで数カ月間にわたって長引く可能性がある。ベルルスコーニ首相は、総選挙に訴えることでより強固な過半数を獲得し、危機を脱するかもしれない。しかし、対立政党が弱いとはいえ、20年近くも党のトップに君臨し続けてきた同首相の政治的資産には衰えもみられる。(オックスフォード・アナリティカ)

1548チバQ:2010/08/11(水) 19:17:58
http://mainichi.jp/select/world/news/20100811k0000e030046000c.html
靖国神社:欧州極右党首ら参拝へ
 【パリ福原直樹】フランスの「国民戦線」など、欧州各国の右翼・極右政党の代表が12日から日本を訪問、靖国神社に参拝する。AFP通信が伝えた。国民戦線のルペン党首のほか、オーストリアの自由党▽英国の国民党▽ベルギーのフラームス・ベラング−−などの政党代表が訪日するという。

 国民戦線は「日本の(過去の)帝国主義を正当化するのではなく、不幸な兵士たちの勇気に敬意を表したい」としている。靖国参拝は14日で、日本には18日まで滞在予定という。

1549チバQ:2010/08/12(木) 12:05:08
>>328
http://mainichi.jp/select/world/news/20100812ddm007030109000c.html
NEWS25時:ベネズエラ コロンビアと国交回復
 ベネズエラのチャベス大統領(56)とコロンビアのサントス大統領(59)は10日、コロンビア北部のサンタマルタで会談し、断絶していた国交を回復した。

 AP通信などによると、チャベス大統領は会談後、記者団に「ベネズエラ政府がゲリラやテロ活動、麻薬密輸を認めたり、支援したことはない。私を信じてくれる(コロンビアの)大統領が必要だ」と話した。両首脳は今回、貿易拡大のための協定締結でも合意した。【メキシコ市】

1550チバQ:2010/08/16(月) 12:06:11
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010081602000032.html
チェチェン「大統領」格下げ? ロシアに忠誠か
2010年8月16日 朝刊

 【モスクワ=酒井和人】インタファクス通信などによると、ロシア南部チェチェン共和国のカディロフ大統領は十五日までに、チェチェンでは大統領の職名を廃止し「共和国長」などへ“格下げ”する方針を示した。チェチェンと同じ北カフカスのイングーシ、ダゲスタン両共和国大統領らも同調する構え。ロシアでは最近、連邦構成体の実力派リーダーの退任も相次いでおり、次期大統領選をにらみ、政権による新たな中央集権化が加速している。

 カディロフ大統領は「ロシアで大統領は一人だけだ」と理由を述べた。カディロフ大統領はチェチェン独立派から寝返り、強権統治の黙認と引き換えに政権への忠誠を示してきた。今回の提案は政権がカディロフ氏を通じ、他の首長にも恭順を示すようアピールしたとの見方が強い。

 ロシアではプーチン首相が大統領時代、首長の直接公選制を廃し、大統領による事実上の任命制を導入するなど、地方統制を強めてきた。

 先月中旬には一九九三年から長期在任してきたバシコルトスタン共和国のラヒモフ大統領が辞任。今年一月には在位十九年に及ぶ長老格のシャイミエフ・タタルスタン共和国大統領も辞任した。ともに公選制の復活を訴え、地元石油権益をめぐって、政権との確執が指摘されていた。

 ニューズウィーク誌(ロシア版)によると、現政権は九〇年代から権勢を振るってきた実力派首長十六人を退任に追い込み、さらに十七人のすげ替えを狙っているという。

 一二年にはロシア次期大統領選を控え、集票面からも統制強化は不可欠。今後、地方への圧力は激化しそうだ。

1551チバQ:2010/08/16(月) 12:08:43
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010081602000030.html
豪総選挙は伯仲の様相 女性首相人気に陰り
2010年8月16日 朝刊

 【マニラ=吉枝道生】二十一日に投開票されるオーストラリア総選挙で、与党労働党と野党保守連合が大接戦となっている。二カ月前に就任した同国初の女性首相ギラード氏の人気で逃げ切ろうとした労働党を、アボット自由党党首率いる保守連合が急激に追い上げている。

 ギラード首相が就任した六月下旬の世論調査では、それまで人気が下降していた労働党の支持率が大幅に回復。これを受けて首相は早期の総選挙に踏み切った。しかし、主要紙シドニー・モーニング・ヘラルドによると、今月十四日に発表された世論調査では、二大政党に限った支持率で労働党53%、保守連合47%の接戦。別の世論調査では野党の支持率が与党を上回る結果もあり、激しいつばぜり合いとなっている。

 政策上は大きな争点がなく、ギラード首相とアボット氏の人気に左右される選挙。「首相にふさわしい人物」の調査では今もギラード氏の支持率がアボット氏を上回っているものの、女性首相就任の効果は薄れ始め、目立った政策もないことから失望感が広がった。ラッド前首相を追放した労働党内の不協和音もマイナスイメージとなっている。

http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJS870464220100816
豪総選挙の世論調査、与党が野党をわずかにリード
2010年 08月 16日 09:42 JST 記事を印刷する | ブックマーク[-] 文字サイズ [+]
 [シドニー 16日 ロイター] 16日付のオーストラリアン紙に掲載されたニュースポールの世論調査によると、21日に総選挙を控えるオーストラリアで、ギラード首相率いる与党労働党の支持率が52%と、野党自由党の48%を4ポイント上回っている。調査は、2党の択一方式。

 望ましい首相としてはギラード首相への支持が50%と、自由党のアボット党首の35%から15%ポイントのリードを保持した。

 経済運営では、労働党が3週間前に12ポイントリードしていた自由党との差を縮め、同水準となった。

 ロイター・ポール・トレンドの最新調査によると、労働党の支持率リードはわずかとなっており、1998年以来の接戦で、ハングパーラメント(過半数を獲得した政党がない状態)となる可能性が高まっている。

 ギラード首相は16日、ブリスベーンで選挙活動を開始する。

1552チバQ:2010/08/17(火) 22:19:18
http://www.asahi.com/international/update/0815/TKY201008150211.html
ロシアの「大統領」は1人だけ 共和国内に改称の動き2010年8月16日1時43分
 【モスクワ=副島英樹】一つの国家で大統領は1人でなければならない――。ロシア南部チェチェン共和国のカドイロフ大統領が、自らの「大統領」という呼称をやめることを提唱した。他の共和国大統領も同調の動きを見せており、ロシア連邦大統領と同じ「プレジデント」として「共存」してきた共和国トップの呼称は「首長」などに変わりそうだ。ソ連崩壊の混乱から20年を前に、名称の上でも中央集権が整うことになる。

 ロシアには州や共和国など83の連邦構成体があり、21ある共和国の長は「大統領」と呼ぶのが一般的。しかし、連邦法で定められた呼称ではない。ソ連崩壊後の1990年代、中央の連邦政府からの独立性にこだわるタタールスタン共和国やバシコルトスタン共和国の最高指導者が、政治的な理由で「大統領」を名乗ったのが定着したといわれている。

 チェチェンのカドイロフ氏は今月12日、改称を共和国議会に提案。これに同じ北カフカス連邦管区に属する共和国の大統領らも同調し、ロシア下院に改称法案の採択を求める動きも出ている。チェチェン議会の議長は14日、「共和国首長」という呼称を軸に9月に採択すると述べた。

 有力紙コメルサントによると、ソ連崩壊時からタタールスタンとバシコルトスタンを率いてきた両大統領は今年になって辞任しており、クレムリン(ロシア大統領府)はこの両共和国でも改称が進むことを期待しているという。

 もっとも、チェチェンのカドイロフ氏は、ロシアからの独立を封印する代わりに独自のイスラム化を進めており、共和国トップの呼称を「イマーム(指導者)」にするとの説も一時流れた。これには、「ロシアは世俗国家だ」と警戒する声も出ている。

 ソ連崩壊後のエリツィン政権時代、各構成体の長は選挙で選ばれたが、プーチン政権時代に事実上の中央任命制へ移行。しかし、呼称はそのまま温存されてきた。

 この問題では今年1月、ロシア下院のグリズロフ議長が統一呼称の必要性を発言。メドベージェフ大統領は、上からではなく当該自治体での議論を提案していた。現政権は今、テロが依然続く北カフカスの集中的な底上げ政策を進めており、地域掌握を強めるためにもクレムリンが改称を促している可能性もある。

1553チバQ:2010/08/21(土) 08:43:00
http://mainichi.jp/select/world/news/20100821ddm007030091000c.html
オーストラリア総選挙:きょう投票 与野党、大接戦 政権交代の可能性も
 【シドニー佐藤賢二郎】オーストラリアで21日、下院(定数150、任期3年)総選挙の投票が行われる。政権維持を目指すジュリア・ギラード首相(48)の与党・労働党と、トニー・アボット自由党党首(52)率いる野党・保守連合が大接戦を演じている。20日発表の世論調査では2大政党に絞った支持率で、労働党が前回から2%減少、両党が50%で並び、前回07年総選挙に続く政権交代の可能性も出てきた。

 地元テレビ発表の調査では、有権者の2割以上が投票政党を決めていないと回答。浮動票の行方が政権を左右するとみられる。労働党の地盤であるニューサウスウェールズ州東部の町シングルトンで、元鉱山労働者のギャラガーさん(63)は「誰が首相になっても関係ない」と話した。

 世論調査の「首相にふさわしい人物」ではギラード首相がアボット党首を13ポイントリード。シドニー大学のロドニー・スミス准教授は「経済政策で結果を出してきた。小差で労働党が勝つ」と分析する。

 一方、アボット党首支持者の間では政権奪還の期待が高まる。同党首の地元のシドニー北東部マンリーで、地元紙スタッフの女性は「彼が勝つわよ」と自信ありげに語った。

 政策面での違いは少なく、選挙戦では両党首の対照的な経歴に注目が集まっている。貧しい移民の家庭出身で無宗教を公言、元美容師のパートナーがいるギラード首相に対し、アボット党首は裕福な家庭に育ち、信心深いカトリック教徒で、妻と3人の娘を持つ。

 スミス准教授は「政策重視の選挙から人気投票的な選挙に変わってきた」と語っている。

1554チバQ:2010/08/21(土) 08:53:18
>>1540
http://jp.reuters.com/article/entertainmentNews/idJPJAPAN-16862420100820
ハイチ大統領選出馬のW・ジョン、立候補認められず=当局者
2010年 08月 20日 14:35 JST
 [ポルトープランス 19日 ロイター] 11月に行われるハイチ大統領選への出馬を表明していた同国出身のヒップホップスター、ワイクリフ・ジョン氏(40)について、選挙管理委員会の関係者は19日、候補者としての法的要件を満たしていないために立候補の届け出が認められないと明らかにした。
 この関係者が匿名で語ったところによると、候補資格への異議申し立てを審査する選挙関連当局が、ジョン氏について、立候補に必要な複数の法的要件を満たしていないと判断したという。

 ハイチ出身のジョン氏は、9歳のときに家族と米ニューヨークに移り住み、その後ミュージシャンとしてデビュー。今回の大統領選では、他の33人の候補者とともに今月立候補の届け出をしていた。

 選挙管理委員会は17日、候補者リストの発表を20日まで延期することを明らかにしていた。

1555チバQ:2010/08/21(土) 08:56:48
http://www.cnn.co.jp/world/AIC201008200012.html
「候補者を笑うな」法律に頭抱える番組側 大統領選控え
(CNN) ブラジルでは、コメディー番組などで選挙候補者を笑い物にすることが法律で禁じられているが、10月の大統領選を前に、この規制が以前より厳しくなっているとして、番組関係者らが反発している。22日にはリオデジャネイロの海岸で関係者らによるデモも予定されている。


この法律は、政府の認可を得たテレビ局やラジオ局が、候補者や政党を軽蔑したり笑い物にしたりする番組を放送することを禁じたもので、違反した場合、最高16万レアル(約780万円)程度の罰金が科せられる。


法律は1997年に施行されたものだが、コメディー番組の関係者らは、このところ規制が厳しくなり、言論の自由が制限されていると感じている。主要なコメディー番組の中で政治をネタにする機会が増えたことが一因のようだ。


当局は、規制はこれまで通りに適用しており、強化してはいないとしているが、放送局は巨額の罰金や認可取り消しを恐れ、対策を講じている。


1992年の放送開始以来、大勢の政治家を物まねや笑いの題材にしてきたあるコメディー番組では、候補者の名前を出さない方針に切り替え、架空の政治家のキャラクターを使うようになった。


また2008年に始まり、政治家への鋭い質問で人気を得た別の番組では、候補者に関する発言やジョークの内容に気を遣うようになったという。


ブラジルのテレビ局ヘジ・グローボは声明で、この法律は表現の自由に反しており、選挙当局によって廃止されると信じていると述べている。

1556チバQ:2010/08/21(土) 22:33:28
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201008210041.html
豪総選挙、大接戦に=過半数政党なしの可能性も2010年8月21日15時6分

 【シドニー時事】オーストラリアの下院(定数150、任期3年)選挙の投開票が21日、行われた。選挙は、豪州初の女性首相であるジュリア・ギラード氏(48)の与党労働党が政権を維持するか、トニー・アボット自由党党首(52)率いる野党保守連合(自由党、国民党)が政権を奪還するかが焦点。同日深夜にも大勢が判明する見通しだが、大接戦の展開となっている。

 今回の選挙は、政策面での決定的な対立軸を欠き、国の将来を委ねる首相選びの色彩を強めた。選挙委員会によると、開票率63.54%の段階で、獲得議席は労働党58、保守連合51、緑の党1、無所属3。過半数の確保には76議席が必要だが、どの党も届かない可能性があり、残りの議席の行方が注目されている。 


[時事通信社]

1557名無しさん:2010/08/21(土) 22:48:11
豪総選挙、与野党が接戦に 過半数獲得は不透明
2010/8/21 22:26

 【シドニー=柳迫勇人】オーストラリアの総選挙は21日午後7時(日本時間)、投票が締め切られ、開票に入った。今年6月に同国初の女性首相に就任したギラード党首(48)率いる労働党が政権を維持できるかどうかが焦点。豪ABC放送によると、労働党と最大野党・自由党のアボット党首(52)率いる保守連合(自由党と国民党)は互角の展開で、二大勢力がいずれも過半数に達しないハングパーラメント(中ぶらりん議会)の可能性も出ている。

 ABCが集計した午後10時(同)現在の下院(定数150、任期3年)の獲得議席数は労働党が70、保守連合が73で接戦を演じている。このほか少数野党「緑の党」が初めて下院で1議席を得た。議席が確定していない選挙区も接戦が予想され、同日夜テレビ出演したスミス外相兼貿易相は「1942年以来のハングパーラメントになる可能性が高い」と述べた。

 その場合は「緑の党」や無所属議員などを巻き込んだ多数派工作が展開される見通しだ。

 今回の選挙は政策面で大きな違いがなく、両党首のうちどちらが首相としてふさわしいかを選ぶ戦いとなった。ギラード首相は就任直後は高い支持率を得たが、選挙を経ずにラッド前首相から交代したことへの批判が高まり、保守連合の追い上げを許した。1期目の政権が敗れれば79年ぶりとなる。

 ただ、どちらが首相となっても日本や米国を含む外交政策には大きな変化はないとの見方が支配的だ。

1558チバQ:2010/08/21(土) 23:00:09
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100820/asi1008200125000-n1.htm
豪総選挙 与党盛り返す 「緑の党」が影響力拡大も (1/2ページ)
2010.8.20 01:23
 【シドニー=宮野弘之】オーストラリアの総選挙は21日に投開票が行われる。最新の世論調査では同国初の女性首相、ギラード氏率いる与党・労働党が支持を盛り返しており、アボット自由党党首が代表を務める野党・保守連合との争いを、僅(きん)差(さ)で制し、政権を維持するのではないかとの見方が強まっている。ただ、同時に行われる上院選で労働党と選挙協力を組む左派の緑の党が議席を倍増する勢いをみせており、労働党政権が続いた場合、政策面で緑の党の影響力が強まることを懸念する声があがっている。

 下院選は小選挙区制のため、労働党と保守連合の二大勢力の争いとなる。直近のロイター通信の世論調査では、二者択一で労働党が51・5%、保守連合が48・5%と支持は拮(きっ)抗(こう)している。ただ、ニューズポール社の調査では、ギラード首相支持50%に対し、アボット氏支持は35%と、ギラード氏の人気が圧倒的に高い。労働党は一時、ラッド前首相降ろしに伴うイメージ低下で保守連合に追い上げられたが、ギラード党首の個人的人気に支えられ、盛り返した形だ。

 さらに世論調査結果を踏まえた獲得議席予想数でも労働党が過半数を確保し、政権を維持できるとの見通しが強まっている。

 ただ、比例代表制を加味している上院選では二大勢力以外の政党も議席を獲得しやすくなっている。とくにここに来て、全党の支持率調査で、緑の党が14%と保守連合41%、労働党38%に次ぐ位置につけており、保守連合、労働党ともに上院での過半数確保が難しいなか、緑の党が上院でキャスチングボートを握るのは確実な情勢だ。

 同国では本予算案を含む重要法案もすべて上院での採択が必要で上院で3回否決されれば、首相は議会を解散し、総選挙で信を問うしかない。ラッド前首相が、選挙公約に掲げた温室効果ガス排出量取引制度の導入断念に追い込まれたのも、上院で2度にわたって否決されたためだ。上院での過半数確保は、ギラード氏が政権を維持したとしても、重要なのは変わりはない。

 今回、労働党が上院選で緑の党と選挙協力を行っているのも、上院での連携強化があるからだ。「両党が連邦レベルで連立を組む可能性は低い」(西シドニー大学・デービッド・バーチェル教授)とされるが、選挙後に両党が政策ごとに連携を強める可能性は高い。

 たとえば、温室効果ガスの削減や炭鉱税の導入は、削減幅や税率では開きがあるが、政策の方向性は同じだ。これに対し、保守連合は炭鉱税の導入や排出量取引制度の導入には慎重だ。

 労働党内には左派を中心に緑の党と思想的に近い議員も多いだけに、今回の選挙で勝利した場合、党内からも緑の党との連携強化を求める声が強まりそうだ。

1559チバQ:2010/08/21(土) 23:02:17
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010081902000038.html
過激に直言55%支持  英キャメロン首相100日
2010年8月19日 朝刊

 【ロンドン=有賀信彦】英国のキャメロン首相(43)が十八日、就任百日を迎えた。財政再建のための政策を矢継ぎ早に打ち出す一方、直言外交を展開。「過激な英国」(英誌エコノミスト)に変ぼうさせた。強いリーダーシップを発揮する首相を世論調査(十七日発表)では55%が支持している。

 十八日付英紙タイムズはこの百日を「目覚ましいスタートを切った」と好意的に表現した。キャメロン政権評価につながっているのが、国内総生産(GDP)の11%に達する千四百九十億ポンド(約二十兆円)もの財政赤字を、五年後に2・1%に圧縮する財政再建策。各省庁には25%の予算削減を求めており、国防、教育費も含め聖域はない。地方への権限移譲も進め、小さな政府への転換を目指す。

 痛みは自分にも強いている。訪米の際、チャーター機を使わず、民間機を選択。ファーストクラスを断って、ビジネスクラスに搭乗してみせた。

 しかし、2・5ポイント上げ、20%とする予定の付加価値(消費)税には、世論調査で68%が反対。今後難しい舵(かじ)取りを迫られそうだ。

 懸念された自由民主党との連立に、今のところ表だったほころびはないが、関門となるのが来年五月の選挙制度改革に関する国民投票だ。小選挙区の区割りをめぐる改革で、この案が否決されれば同党が連立を解消する可能性も出てくる。

 外交面では、外遊先のトルコで、イスラエル軍などによる(パレスチナ自治区)ガザ封鎖について「刑務所のようなガザ地区の状況が続いてはならない」と厳しく批判。インドでは「パキスタンのテロ輸出を容認することはできない」と発言して物議を醸したが、世論調査では「諸外国は首相の発言に耳を傾ける」と49%が答えるなど、国民はキャメロン流直言を支持している。

1560チバQ:2010/08/21(土) 23:07:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100821-00000015-maip-int
南アフリカ 女性露天商が増加 一時的なW杯景気冷めて
8月21日14時48分配信 毎日新聞


 【ヨハネスブルク高尾具成】サッカー・ワールドカップ(W杯)の「にわか景気」が冷めた南アフリカで、夜通し食料などを売る露店が増えている。露天商は大半が女性だ。W杯後も約25%という高い失業率は改善されておらず、物価も上昇している。「祭りの後」で市民が懸命に日銭を稼ぐ姿が街頭に目立つ。

 ヨハネスブルク郊外の旧黒人居住区ソウェト。日暮れとともに主要道路の歩道に食肉などを販売する簡易な露店が次々と現れる。ビール箱を置き、その上に鍋を乗せたら露店の営業開始だ。鍋の中には煮込んで軽く焼いた羊や牛の肉が積み重なっている。露天商の女性の手作りだ。

 夜間に営業するのはスーパーなどと競合しない工夫だ。平日は日暮れから午後10時ごろまで、週末は午後6時から徹夜で翌朝6時まで営業する。寒い夜はたき火をして、毛布をひざに掛けしのぐ。

 マンポ・ムファシャーネさん(42)も露天商の一人。3人の子どもの養育費などを捻出(ねんしゅつ)するために露天商を始めた。夫(45)の仕事が安定しないためだ。将来のことを時々、考えながら淡々と客を待つ。「生きるためよ」と言う。

 マンポさんの鍋の中は、羊肉で山盛りだ。頭は40南ア・ランド(約470円)、足は5ランド(約60円)。地元では人気の料理だ。常連客らによると「一般の食肉店より1〜2割安い」という。マンポさんは平日で100〜150ランド、週末は500〜600ランドを稼ぐ。「W杯は国民に希望を与えたけれど、私らの生活は何ら変わらない。公務員のストライキも続いているし、みな厳しい状況なのよ」

 W杯は南アに約13万人分の雇用を創出したが、効果は一時的と言われる。露天商など農業を除くインフォーマル部門で働く市民は約200万人だ。

1561チバQ:2010/08/21(土) 23:08:48
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100818k0000e030037000c.html?inb=yt
南アフリカ:14年総選挙で2野党が共闘
 【ヨハネスブルク高尾具成】南アフリカで、共に女性党首がけん引する「民主同盟」(DA)と「独立民主主義者」(ID)が、14年に予定される次期総選挙での共闘を決めた。南アでは94年の民主化以降、一貫して「アフリカ民族会議」(ANC)が政権を担っているが、政権の腐敗が指摘されるなど国民に不満が募っている。

 ヨハネスブルクで15日、DAのヘレン・ジル党首(59)とIDのパトリシア・デリール党首(59)が共同で会見した。ジル党首は「与党の不正・腐敗が進んでいる。人種間を超えて、南ア全土で選挙に勝つ政党を形成する」と言い、デリールID党首は「(ANCに)代わる政府への選択肢を有権者に提供する機会だ」と強調した。

 南アは、ズマANC党首が低所得者層を中心に支持を集めて昨年5月、大統領に就任。しかし、失業率などの課題は改善されず、サッカー・ワールドカップ(6月11日〜7月11日)をはさんで、ANCの支持母体の一つ「南ア労働組合会議」が主導する公務員などの度重なるストライキに直面している。

 DAは、09年の下院選挙で約66%を得票したANCに次いで約17%を得票した第2党。白人中心の中道リベラル系の政党としてスタートしたが、ケープタウンのある西ケープ州などで黒人やカラード(混血)などの支持も拡大している。一方のIDは社会民主主義を掲げる中道政党。同選挙で1%以下の得票にとどまっており、実質的にはDAがIDを吸収する形だ。

1562チバQ:2010/08/22(日) 00:37:23
定数150
豪公共放送ABC(電子版)によると、開票率77.1%の時点での獲得議席数は、保守連合が72(改選前59)で労働党の70(同88)をわずかにリードしている。このほか、緑の党1(同0)、無所属4(同3)。
http://mainichi.jp/select/world/news/20100822k0000m030059000c.html
オーストラリア:与野党接戦 獲得議席、差開かず 総選挙
 【シドニー佐藤賢二郎】オーストラリア下院(定数150)の総選挙は21日、投開票された。同国初の女性首相ギラード氏(48)の与党・労働党と、アボット自由党党首(52)率いる野党・保守連合(自由党、国民党)が大接戦を演じており、いずれも単独過半数に達しない公算が大きくなっている。

 豪公共放送ABC(電子版)によると、開票率77.1%の時点での獲得議席数は、保守連合が72(改選前59)で労働党の70(同88)をわずかにリードしている。このほか、緑の党1(同0)、無所属4(同3)。

 豪総選挙でいずれの政党も過半数に達しない事態は70年ぶり。

 アボット党首は同日夜、「我々は政権を担う用意がある。目の前にある責任を感じている」と事実上の勝利を宣言した。一方、ギラード首相は「結論を出すには接戦すぎる。我々は戦い続ける」と述べ、敗北を宣言することは避けた。

 今回の選挙戦で、ギラード首相は金融危機を乗り越えた労働党の経済政策の実績などを強調。雇用拡大や医療、教育の充実を約束した。

 これに対しアボット党首は「無駄遣いで借金を増やした」と現政権を批判。与党が打ち出す鉱物資源産業への新税案廃止などを主張し、支持を訴えた。

 しかし、与野党は外交・内政ともに政策面で大きな違いがなく論争が停滞。選挙戦で両党とも決定打を出すことができなかった。シドニー大のロドニー・スミス准教授は「選挙の準備期間が短かったことが接戦の一つの要因」と語る。

 総選挙は当初、今年終盤と予想されていた。しかし、労働党は6月のラッド氏からギラード氏への党首(首相)交代による支持率回復を追い風に、政権維持を狙って選挙日程を前倒しした。

 その結果、ギラード首相は与党内をまとめる前に選挙戦に突入。党内不和や不法移民対策など主要政策の遅れが労働党の支持率低下につながった。

 豪総選挙で1期目の政権が敗れれば79年ぶりとなる。

1563チバQ:2010/08/22(日) 00:46:38
国際情勢板 ソマリランドスレより


198 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/28(水) 06:55:51 ID:DvYRm3Jk
ソマリランド共和国の新政権が発足

首都ハルゲイサの大統領官邸前において、先の選挙で勝利したAhmed Mohamed Silanyoは
喜びに満ちた群集と大規模な外交団の面前で宣誓しソマリランド共和国の新大統領に就任した。
1991年のソマリアからの独立を宣言以降、ソマリランド共和国・第4代目大統領となる。
就任式には、ジブチ、ケニア、エチオピアや、国際的なNGOからの外交団が参加した。

Ahmed Mohamed Silanyo新大統領は式典で「私の公約を果たせるよう支持をお願いしたい。
明日以降、新政権の閣僚指名を行う予定だ」と語った。

2002年以来、政権を握っていたDahir Riyale Kahin前大統領は式典の中でこう語った。
「私は、先日の選挙で私を破った兄弟、Ahmed Mohamed Silanyo新大統領に全権を移譲した。
私は氏に力を貸し、共に仕事をしてゆく。全ての人々が新大統領を支持し団結することを望む。
我ら兄弟の行く手には非常に大きな、そして困難な課題があるが、氏を助け乗り越えていこう」

ソマリランドの人々は、独立国として国際的に承認されるための長きに渡る努力が実ることを願い、
この平和に満ちた民主的な政権交代を祝している。

※喜びの笑みで手を振る新大統領と新副大統領
http://media.voanews.com/images/480*320/ap_Somaliland_incoming_President_Ahmed_Mohamed_Silyano_Mohamoud_center_27jul10_eng_480.jpg

213 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/19(木) 23:26:27 ID:1NOgqy+V
ソマリランド共和国に渡航した方々の感想

・アフリカの水準以上の治安が十分保たれているという印象でした。(やくみつる)
・平和な国。今アフリカで一番治安が良いと言われています。(やくみつる夫妻に同行した旅ドル☆リエコさん)
・軍隊も警察も丸腰の人が多く、熱気すら感じさせる市場や商店街は活気に満ちています。(パームツアー・立花氏)
・治安は良好。英国からやってきた旅行者やバックパッカーもいました。(講談社・アグネス同行記者)
・護衛つきでの移動はやりすぎではとの意見もあるかもしれません。(朝日新聞・アグネス同行記者)
・名前から勝手にイメージしていたようなオアシスのような場所だった。(朝日新聞ナイロビ支局長・古谷氏)
・ソマリアと聞くと「危険」としか思わないが、このソマリランド、ここは全く別の国だった。(エレガントツーリスト “デューク東城”氏)
・紙幣を山と積み上げた交換所に、何の警備もなく女性が座っている。(外国人ジャーナリスト ロバート・ドレイパー氏)
・ソマリランドはベリーセーフなカントリーだ。(Youtubeの動画 "Our Trip to Somaliland"の欧米人旅行者)
・ソマリランド内は自由に走り回れたのに、プントランドで逮捕されたアルw(自転車で世界一周の中国人 リー・ユエ・ゾン氏)
・地元の人はとても友好的。平和なところだなーって、つくづくと感じることができました。(日本人旅行者・あづささん)
・ソマリランドのハルゲイサは非常に美しい観光地。心も体も休息できる場所なのだ。(戦闘訓練を受けた経営者・ミジンコ氏)
・自分たちの地域の安定化に多くの力を注いでいるのがとてもよくわかります。(日本紛争予防センター事務局長・瀬谷氏)
・ハルゲイサの町では誘拐や銃撃を心配することなく、どこでも自由に歩けた。(ジャーナリスト・松本仁一氏)
・人々はにぎやかに往来し、着飾った若い女の子たちがキャッキャッと携帯電話をかけながら歩いている。(辺境作家・高野秀行氏)

1564チバQ:2010/08/22(日) 00:53:18
http://mainichi.jp/select/world/news/20100821dde035030023000c.html
エジプト大統領選:「勝手連」活動広がる
 ◇ムバラクJrで安定を/エルバラダイ氏で変革を
 【カイロ和田浩明】エジプトで来年予定される大統領選を前に、市民の手で独自に候補者擁立を図る「勝手連」的な活動が活発化している。最近は野党陣営から与党側にも拡大、ムバラク大統領の次男ガマル氏(47)の支持組織も誕生、支持者の署名集めを展開中だ。81年以来、大統領職にあり強権的な政治を続けるムバラク氏(82)の下では極めて珍しい民主的な動きだ。大統領の健康問題も取りざたされていることもあり次期指導者選びへの国民の関心は高い。

 ガマル氏の支持者は16日、カイロ東部の貧困層居住地区、マンシェイエット・ナセルで集会を開き、約100人が集まった。

 会場にいたオマール・サディクさん(21)は「大統領の息子というのは好ましい。国民のために働いてくれると思う」と話す。参加者は「毛並みの良さ」を否定材料とは受け止めていない。16日の集会で出馬のための署名を募った女性弁護士のマルワ・ホドゥドさん(32)は「与党・国民民主党(NDP)とは関係のない独立した市民の動き」と話す。

 しかし、地元紙記者は「NDP関係者が関与している」と指摘する。ガマル氏の大統領候補擁立には「世襲」との批判も強い。

 一方、ムバラク政権とNDPの強権的統治が約30年続いていることから、国民は変革を求めており、エルバラダイ前国際原子力機関事務局長の擁立を図る署名や集会が続けられている。

 ただ、エジプトの人権団体によると野党勢力や支持者の摘発が行われている。署名集め中に摘発された活動家も少なくない。反政府的な活動が許されない体質は強固だ。野党ガッド党党首で05年大統領選で次点だったアイマン・ヌール氏を支持するカリームさん(21)は「政治は危険。(一般市民は)かかわらない方が無難だ」と指摘する。

 NDPの大統領候補は未定で、ムバラク氏が6選を目指す可能性もある。

1565名無しさん:2010/08/22(日) 11:19:19
http://www.asahi.com/international/update/0822/TKY201008210330.html
豪総選挙 与野党の議席横並び、中ぶらりん議会の公算大2010年8月22日1時41分

 【シドニー=塚本和人】オーストラリア総選挙(下院定数150、小選挙区制)は21日、投開票が行われた。豪選挙委員会によると、22日午前0時(日本時間21日午後11時)すぎ現在、77%まで開票が進んだが、獲得議席は与党・労働党と野党・保守連合(自由党、国民党)がそれぞれ60議席で並び、どちらの陣営も過半数(76議席)を獲得できない「ハングパーラメント(中ぶらりん議会)」となる公算が大きくなった。

 豪ABC放送は、21日深夜の時点での各陣営の推定獲得議席を労働党70、保守連合72、緑の党1、無所属4、未確定3とし、与野党いずれも過半数に届かないとしている。下院でハングパーラメントとなるのは1940年以来という。

 労働党のギラード首相(48)は21日深夜、地元メルボルンで演説し、「私たちは今後も、国民のための政府をつくるための戦いを続ける」と語ったうえで、緑の党や無所属議員について「私たちは上院ではこれまでも緑の党や無所属の方と共に仕事をしてきた」として、政権にとどまるためにこうした議員との協力を模索する意向を示した。

 その後自由党党首のアボット氏(52)もシドニーで演説し、「労働党が過半数を失ったことは明らかで、現政権はもう正当性を失ったということだ」と「勝利宣言」をした。同氏は「我々は政権に就く準備を始め、安定と競争力のある政府を国民にもたらしたい」と政権獲得への意欲をみせた。

 現時点で緑の党は1議席を獲得。無所属の3議席も決まった。今後の焦点は、労働党、保守連合によるこれら4〜5議席の取り込みに移ることになりそうだ。

 今回、郵便投票などが200万票以上あるとされ、最終的な議席確定は23日からの集計後になる。

 下院選挙にあわせて上院(定数76)の40議席も改選の投票があった。

1566名無しさん:2010/08/22(日) 11:22:07
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2010/08/post-1540.php
山火事に無関心でもモスクワ市長は安泰
Moscow's Unimpeachable Mayor

2010年08月20日(金)13時19分
オーウェン・マシューズ(モスクワ支局)
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[2010年8月25日号掲載]

 ロシアでは7月、破滅的な数の山火事が発生し多くの村が被害を受け、モスクワも濃いスモッグで覆われた。各自治体の消防署の無能さと腐敗ぶりに非難の声が上がっているが、なかでもその矛先が向けられているのはモスクワのユーリ・ルシコフ市長。火災発生から10日後に公式の場に姿を現したルシコフはスポーツで負ったけがの治療中だったと釈明した。

 86年のチェルノブイリ原発事故以来となる、モスクワ最大の環境危機に無関心な様子を見せたルシコフだが、失態はこれが初めてではない。第二次大戦の戦勝記念日に堂々とスターリンの写真を掲げたかと思えば、市民の別荘の解体を命じて支持率を下げ、中央政府をあきれさせたこともある。

 といって失脚が近いと考えるのはまだ早い。まず、ロシアの選挙を実質的に支配するのは当局であってモスクワ市民ではない。

 もっと重要なのは、市長に選ばれてからの18年間で、ルシコフが支援者と権力とビジネスが絡む利益供与の大帝国を築き上げてきたこと。資金と影響力を犠牲にして、エリート層が内輪もめを起こすのを中央政府が黙って見ているはずはない。欠点の多いルシコフだが、中央政府にとっては勝手知ったる相手、なのかもしれない。

1567名無しさん:2010/08/22(日) 19:23:02
http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010082201000587.html
豪与野党、多数派工作に着手 ともに過半数割れ確実で
 【シドニー共同】与野党伯仲でともに過半数割れがほぼ確実となったオーストラリア下院(定数150)総選挙で、与党労働党を率いるギラード首相(48)と、保守連合を率いる最大野党の自由党のアボット党首(52)は22日、政権獲得へ向けた多数派工作のため、少数政党の緑の党や無所属議員との交渉をそれぞれ始めたことを明らかにした。

 同国ABC放送は同日、下院の獲得議席を労働党72、保守連合73、緑の党1、無所属4と予測し、過半数(76議席)に達する陣営がないとの見通しを示した。緑の党や無所属の議員がキャスチングボートを握る存在として浮上している。

 このうち、左派の緑の党議員は労働党との協力を明言し、無所属議員4人のうち1人も緑の党系列。一方、無所属議員の残る3人は保守系で、保守連合がこれらを取り込むことができれば、3年ぶりの政権奪還が可能との見方が出ている。

1568チバQ:2010/08/22(日) 20:12:34
http://www.asahi.com/international/update/0822/TKY201008220170.html
豪総選挙、与野党とも過半数割れ確実 多数派工作へ協議2010年8月22日19時58分


 【シドニー=塚本和人】オーストラリア総選挙(下院定数150)は22日も開票が続き、与党・労働党と野党・保守連合(自由党、国民党)はともに過半数(76議席)を確保できずに、「ハングパーラメント」(中ぶらりん議会)になることがほぼ確実になった。両陣営とも政権運営に意欲を示し、多数派工作に向けて緑の党や無所属議員との協議に入った。

 豪選挙委員会によると、75%まで開票が進んだ22日夜現在の獲得議席は、労働党70、保守連合72、緑の党1、無所属2。いずれも単独で過半数に届かないことがほぼ確実な情勢だ。豪ABC放送は、最終獲得議席を労働党72、保守連合73、緑の党1、無所属4と予測しており、今後は、緑の党と無所属議員の動向が焦点となる。

 労働党を率いるギラード首相(48)は22日の記者会見で「安定した少数与党政権をつくるため、誠実に交渉するつもりだ」と表明。保守連合を率いる自由党のアボット党首(52)も「国民は、我々が交渉し、新たな政権をつくることを願っている」と語り、双方とも緑の党や無所属議員の協力を得たうえで、政権を担う意欲を示した。

 地元メディアによると、議席を得るとみられる3人の無所属議員は、かつて国民党に所属していたが、同党と関係が悪化して離党した経緯があるため、今回は労働党に協力するとの見方がある。また、緑の党の議員も労働党との協力に前向きな姿勢を示している。

 一方、今回の下院選にあわせて上院(定数76)の40議席も改選されたが、与野党とも単独では過半数議席を確保できない見込みだ。緑の党は、上院でも改選前の5議席から8〜9議席に勢力を伸ばす見通しで、上院での法案採決の行方に大きな影響力を持つ存在になりそうだ。

 議席の最終確定は、郵便投票などの集計も必要なため、あと数日かかるとみられる。

1569チバQ:2010/08/22(日) 22:05:12
無所属のうち3人は元国民党員で、思想信条は保守連合に近い。ただ、3人とも、共和制移行問題などを巡る意見の相違で国民党を離党した経緯がある。関係修復は難しいとの見方もあり、保守連合による多数派形成の行方も予断を許さない。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100822-OYT1T00568.htm
豪総選挙、与野党とも過半数は困難に
 【シドニー=岡崎哲】21日投開票が行われたオーストラリア総選挙は、22日までの開票で、下院(定数150)で与野党とも過半数を獲得できない戦後初の事態となる可能性が強まった。


 ジュリア・ギラード首相(48)の与党・労働党とトニー・アボット代表(52)率いる野党・保守連合(自由党と国民党)は、票の最終確定を待たずに、緑の党や無所属の当選者を取り込む多数派工作に入った。

 選挙管理委員会の集計(開票率78・12%)では、労働党が70議席、保守連合72、緑の党1、無所属2。国営ABC放送は、最終議席を労働党72、保守連合73、緑の党1、無所属4と予想しているほか、多くのメディアが、過半数に達する政党はないと予想している。

 ギラード首相は22日、南東部メルボルンで「政権を得るため、(緑の党などと)誠実に交渉したい」と続投を目指す決意を表明。アボット代表もシドニーで、「選挙結果で、国民が政府を変えたいということが分かった」と語って政権奪取への意欲を見せた。

 ギラード、アボット両氏は22日、当選が見込まれる緑の党や無所属の候補計5人と相次いで電話などで接触。緑の党は労働党との協力を示唆しているが、無所属の4人は態度を明らかにしていない。

 無所属のうち3人は元国民党員で、思想信条は保守連合に近い。ただ、3人とも、共和制移行問題などを巡る意見の相違で国民党を離党した経緯がある。関係修復は難しいとの見方もあり、保守連合による多数派形成の行方も予断を許さない。

 6月に就任したギラード首相は7月、比較的高い支持率を得られていたことから下院の任期を半年以上残して解散に踏み切ったが、思惑は外れた格好だ。

 労働党は、ラッド前首相が4月、目玉政策だった温室効果ガスの排出量取引制度導入に失敗して支持率が急落した。ラッド氏は危機感を抱く党幹部に事実上更迭され、後任に人気の高いギラード氏が据えられて労働党の支持率は好転した。

 だが、選挙ではギラード氏とラッド氏の確執が深刻化。互いを批判するスキャンダル漏出が続き、労働党支持層に失望感が広がった。保守連合はそんな「敵失」に付け込んで労働党の信頼性を批判、支持を広げた。

 「小さな政府」を標榜する保守連合は、財政規模縮小で赤字解消を図る考えで労働党が目指す資源税導入には反対の立場だ。資源税を巡っては、日本企業の間で、資源会社からの負担転嫁への懸念が強まっている。

(2010年8月22日21時10分 読売新聞)

1570チバQ:2010/08/22(日) 22:24:29
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100823k0000m030056000c.html
オーストラリア:与野党が多数派工作 総選挙過半数割れ
 【シドニー佐藤賢二郎】21日投開票されたオーストラリア下院(定数150)の総選挙は、ギラード首相(48)の与党・労働党とアボット自由党党首(52)率いる野党・保守連合(自由党、国民党)のいずれも過半数割れが確実となり、両陣営は22日、政権獲得に向け多数派工作を始めた。

 選挙管理委員会によると、開票率78.12%の時点で、党派別の獲得議席は労働党70、保守連合72、緑の党1、無所属2。全議席の確定には、郵便投票の集計などを待つ必要があり、さらに数日かかる見通し。豪公共放送ABC(電子版)は、最終的な獲得議席数を労働党72、保守連合73、緑の党1、無所属4と予想している。

 単独過半数に届かない2大政党陣営にとって、政権獲得を目指すには緑の党や無所属議員の取り込みがカギとなる。ギラード首相は選挙から一夜明けた22日、これらの議員との間で政策協議を始めたことを明らかにし、「誠意を持って話し合い、効果的な合意による政権を作りたい」と首相続投に意欲を見せた。アボット党首も同日、無所属議員らとの接触を認め、「過半数に届かない労働党政権は慢性的に分裂し、機能不全になる」と政権交代を訴えた。

 左派の緑の党から当選したバント氏は同日、「労働党に傾いている」とコメント。一方、当選が確実な無所属4人のうち3人は元国民党の保守系議員で、保守連合が協力の取り付けに成功すれば3年ぶりの政権奪取に道が開ける。ただ、交渉の結果次第では、2大政党いずれかによる議会少数政権となる可能性も残されている。

1571チバQ:2010/08/23(月) 13:37:41
http://mainichi.jp/select/world/news/20100823k0000e030021000c.html
ベルギー・オランダ:「内閣不在」2カ月 連立協議長引き
 【ブリュッセル福島良典】欧州連合(EU、加盟27カ国)の古参、ベルギーとオランダで6月の総選挙以来、新政権発足に向けた連立協議が長引き、事実上の「内閣不在状態」が2カ月以上続いている。北部オランダ語圏と南部フランス語圏が対立するベルギーでは国家予算の分配を巡り南北間の調整が難航中だ。オランダでは中道右派の連立政権発足に向け、極右政党の閣外協力の是非が焦点に浮上している。

 ベルギーで連立協議をけん引しているのは総選挙で勝利したフランス語圏社会党のディ・ルポ党首(59)。オランダ語圏の分離・独立を掲げる民族主義派政党・新フラームス同盟が躍進した総選挙結果を踏まえ、各党党首との協議で両言語圏の権限を大幅に強化する構想を提示した。

 構想によれば、福祉、税制、司法などの政策権限が連邦政府から両言語圏に移譲され、国家予算の言語圏政府への割り当ては現在の39%から49%に拡大する。これに対し、新フラームス同盟のデ・ウェーフェル党首(39)らオランダ語系政党は(1)社会保障費負担などを通じてオランダ語圏からフランス語圏への「持ち出し」となっている財政不均衡の是正(2)首都ブリュッセルに対するオランダ語圏の影響力強化−−を求め、フランス語系政党の反発を招いている。

 一方、オランダでは自由民主党、キリスト教民主勢力の中道右派2党と極右政党・自由党の3党首が7月末、「中道右派2党の少数連立政権を作り、自由党が閣外協力で政権を支える」方針で合意、連立協議を開始した。首相候補は、財政再建策の一環としてEUへの拠出金半減を公約に掲げた自由民主党のルッテ党首(43)。

 オランダで少数内閣ができれば第二次大戦後初めて。しかし、21日付オランダ紙トラウによると、イスラム系移民の排斥を主張する自由党の閣外協力にキリスト教民主勢力の2議員が反対しており、連立政権の発足に黄信号がともる可能性があるという。

 両国では今回に限らず、近年、総選挙後の連立協議の長期化が恒例となっている。背景には「EUの強大化に伴い、加盟国中央政府の役割が相対的に低下している」(外交筋)事情がある。このため、ベルギーでは南北両言語圏の発言力が強まり、オランダではEUから距離を置こうとする政治的な動きが広がっている。

1572チバQ:2010/08/24(火) 12:13:10
http://mainichi.jp/select/world/news/20100824ddm007030103000c.html
オーストラリア総選挙:与野党過半数割れ 「宙づり議会」に困惑
 ◇出直し選挙求める声も
 【シドニー佐藤賢二郎、欧州総局】21日実施されたオーストラリア総選挙で、70年ぶりにどの政党も過半数議席を確保できない「宙づり議会(ハングパーラメント)」となったことで豪州には戸惑いが広がっている。有力紙では、長年続いてきた2大政党制が機能不全状態に陥ったことの衝撃の大きさを伝え、今回の選挙結果を契機に自国の政治をより「成熟」したものに進化させるべきだとの主張も目立っている。

 全国紙「オーストラリアン」は23日、「誰が勝っても不安定が支配する」との解説を掲載した。また社説で「オーストラリア政治は新しい冒険的領域に入った」との表現を用い、選挙結果がオーストラリア社会に与えた衝撃の大きさを形容。そのうえで2大政党制について「選挙結果は連邦結成以来、国家を良い状態に保ってきた2大政党制に深刻な衝撃を与えた」と論評した。

 メルボルンの有力紙エイジ紙は23日の社説で、世界の議会制民主主義国では連立政権が一般的であることを指摘。今選挙が「より深い変革の先駆けになるか」が真の課題であるとの見解を示した。

 AFP通信は選挙直後、「2大政党制が壊れ、豪州政治の新しい時代となった」とする識者の話を伝えたが、宙づり議会は偶然、発生したもので、2大政党制が維持されるとの意見もあり、専門家の見方も割れている。

 一部には出直し選挙を求める声もあり、地元テレビの独自調査では、「もう一度選挙をするべきだ」と国民の7割以上が望んでいるとの結果が出たという。デーリー・テレグラフ紙も「数カ月以内に再度総選挙が実施される可能性もある」との見方も伝えている。

 地元メディアの多くが労働党「大敗」の要因の一つに、今年6月のラッド前首相からギラード首相への交代を挙げ、前首相を退陣に追い込んだギラード首相に「罰が下った」と伝えた。

 ラッド氏に比べギラード首相は移民政策や鉱山資源業界への新税案など主要政策で保守連合と政策が近い。争点があいまいになり、有権者の間に「どっちに投票しても同じ」との雰囲気が広がり接戦の要因となった。

 政権維持のため多数派工作を続けるギラード首相は23日、会見で「国民の期待に沿う形にしたい。それには一定の時間がかかる」と述べた。ギラード首相、アボット自由党党首は24日以降、首都キャンベラで正式な交渉を始める見通し。

 ◇英の選挙改革にも影響
 一方、今年5月、戦後初めての「宙づり議会」となり、保守・自由民主党が連立政権を組んだ英国で、豪州総選挙は高い関心を持って報道されている。

 英タイムズ紙は、英国との違いについて2大政党の獲得議席数が接近し「両党とも満足していない」点と「魅力的な第3党の不在」をあげた。ガーディアン紙は「豪州の目は何とか連立政権がうまくやっている英国に向けられている」と指摘。5月の総選挙後、多党制へと踏み出した“先輩”の余裕を見せた。

 英連立政権は完全小選挙区制を見直し、少数意見が尊重されやすいとして豪州下院で実施されている小選挙区制の一種「優先順位付き連記投票制」の導入を視野に入れている。豪州下院で緑の党が初議席を得たことは、英国の選挙制度改革にも影響するとみられる。

1573チバQ:2010/08/25(水) 20:08:32
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-16933120100825
豪資源税、無所属議員が支持を表明
2010年 08月 25日 16:48 JST
 [キャンベラ 25日 ロイター] オーストラリアで現在提案されている資源税について、無所属議員の4人中3人と緑の党は25日、利益ベースの資源税を支持する考えを示した。

 トニー・ウィンザー無所属議員は「資源税についての概念は支持されるべきだ。なぜなら、生産に対してでななく、利益に対して課税することはより効果的で効率的だからだ」と語った。

 ただ、無所属議員らは、労働党が現在提示している資源税はより全般的な税制改革の一環として修正されるべきとの考えを示した。

 21日に実施された総選挙では、与党・労働党、野党・保守連合(自由党と国民党)のどちらも過半数に達しないことが確実となり、労働党が掲げていた資源税が廃止されるとの期待が市場では広がっていた。

 無所属議員らが資源税への支持を表明したことから、豪資源株価指数はこの日、一時1.6%下落した。

1574チバQ:2010/08/25(水) 22:24:11
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100826k0000m030088000c.html
オーストラリア:多数派工作難航 揺れる保守系無所属3人
 【ジャカルタ佐藤賢二郎】21日の下院選(定数150)で与党・労働党と野党・保守連合の2大政党がいずれも過半数に達しない結果となったオーストラリア政界で、両党による多数派工作が難航している。

 豪公共放送ABC(電子版)の25日午後(開票率79.7%)時点の推計によると、確定議席は労働党と保守連合が共に71、緑の党1、無所属4。残る3議席中1議席は労働党、2議席は保守連合が優勢で、最終的には労働党72議席、保守連合73議席となる見通しだ。

 緑の党と左派系無所属の1人は労働党への協力が確実視されている。一方、保守系無所属3人は態度を留保。まとまって2大政党と交渉する方針を示しており、囲い込みに成功した陣営が過半数を確保して次期政権を担当する可能性が高い。

 政策的に保守連合に近い3人が態度を留保する背景には、緑の党の躍進がある。今回の選挙で同党は下院で初の議席を獲得。同時に行われた上院選でも大幅に議席を増やし、労働党と協力すれば過半数になる見込みだ。

 3人は選挙後、「安定政権が望ましい」と発言したため、労働党との協力に傾いているとの見方が強まった。また、労働党が打ち出す「全国インターネット網整備計画」は3人が強く実現を望んでおり、ロイター通信は「労働党と連携する可能性が最も高い」と報じている。

 しかし、3人の支持層は保守派だ。24日付オーストラリアン紙は「労働党に協力したら二度と(地元有権者の)支持は得られない」と反発する地元の声を伝えた。

 労働党に協力すれば議会での影響力は得られるが、支持者の反発は避けられず、次の選挙への影響は必至だ。3人は25日、協力への条件として双方に「早期に次回選挙を実施しないこと」を求めた。

 最終議席確定まではさらに数日かかるとみられ、その後30日以内に連邦総督が議会を招集する。多数派工作が間に合わなければ再選挙の可能性もある。

1575チバQ:2010/08/25(水) 22:26:06
http://mainichi.jp/select/world/news/20100826k0000m030071000c.html
ロシア:住民不評の知事解任 首相批判かわす狙い
 【モスクワ大前仁】強権的な政治体制が続くロシアで今月、住民の抗議運動を受けた知事が実質的に解任された。抗議運動が「最高実力者」のプーチン首相の辞任要求まで広がったため、12年の大統領選を意識したメドベージェフ政権が、知事解任で事態の収拾を図ったとみられる。

 プーチン首相が党首を務める与党「統一ロシア」は今月17日、西部カリーニングラード州で来月任期が切れるボース知事の再任を支持しない方針を決定。メドベージェフ大統領が23日、同党州トップのツカノフ地区政治協議会書記を知事に任命した。州下院は26日に承認する見通しだ。

 統一ロシアは再任支持見送りの理由について「党内で十分な支持を得られなかった」と説明する。同州では今年1月、交通税の値上げに対する反発を契機として、ボース知事にとどまらず、プーチン首相の辞任を求める1万人規模の反政府集会が発生。その後に全国各地で続いた政府への抗議運動の口火を切った。同州では今月21日にも、プーチン氏の辞任を求める集会が再び開かれた。

 飛び地であるカリーニングラード州は主要産業が育っていない。失業率も全国平均を上回り、経済的な不満が根強いとされる。

 ロシアではプーチン大統領時代の04年、州知事などの選挙を廃止し、大統領が任命した候補を地方議会が承認する制度に切り替えた。そのため、地方行政府への不満が、知事を任命した大統領に向かうという現象が起きている。ボース氏は05年に当時のプーチン大統領が任命した。

 カーネギー国際平和財団モスクワセンターのペトロフ常任研究員は同州の情勢について「住民の抗議はボース氏に対してではなく、プーチン氏に対するものだ」と指摘する。知事解任は、政権への不満をかわすためということだ。

 ロシアでは来年12月に下院選、12年に大統領選が続けて行われる。大統領選ではメドベージェフ大統領が再出馬するのか、プーチン氏が復帰を狙うのか動向は明らかになっていない。

1576チバQ:2010/08/25(水) 23:03:55
http://www.asahi.com/international/update/0825/TKY201008240557.html
キャメロン英首相に女児誕生 育児休暇を取る予定2010年8月25日1時5分
 【ロンドン=有田哲文】キャメロン英首相(43)の夫人サマンサさん(39)が24日正午ごろ、休暇で滞在中の英南西部コーンワルで女児を出産した。英国では2000年、当時47歳だったブレア元首相も在任中に第4子をもうけている。

 英BBC放送などによると、母子ともに健康。首相には1男1女がおり、重度の障害を抱えていた長男は昨年2月に6歳で亡くしている。首相は今回の出産で育児休暇を取る予定だという。

1577チバQ:2010/09/01(水) 23:04:28
http://www.afpbb.com/article/politics/2752494/6133016
スウェーデン総選挙、王女ら知らぬ間に「立候補」
2010年09月01日 16:28 発信地:ストックホルム/スウェーデン
【9月1日 AFP】今月19日に総選挙が行われるスウェーデンで、王室メンバー2人が、本人たちの知らぬ間に立候補させられてしまった。

 税金の全撤廃を目指す少数政党「National Householder Party(国家世帯主党)」は8月31日、非党員200人の候補者名簿を選挙管理委員会に提出した。その中に、マデレーン王女(Princess Madeleine)と、ビクトリア王女(Crown Princess Victoria)の夫のダニエル王子(Prince Daniel)の名前があった。

 Lennart Nyberg党首はAFPに対し、「マデレーン王女は『外相に向いている』との理由で推薦された」と話した。

 王室側は、名簿に挙がった2人は政治に意欲を示しているわけではなく、本人たちが「立候補」を事前に知らされたわけでも、同意したわけでもないとコメントした。

 同国の選挙関連法によれば、政党は候補者に指名したい人物を、本人の事前の同意なく指名することができる。ある選挙管理委員は、「極めて民主主義的な考え方に基づいたものだが、風刺の目的で利用されてしまう場合もある」と話した。(c)AFP

1578チバQ:2010/09/05(日) 01:19:15
>>1571
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100905k0000m030029000c.html
内閣不在:オランダ、ベルギーで長期化か 連立交渉決裂で
 【ブリュッセル福島良典】欧州連合(EU、加盟27カ国)の中核国であるベルギーとオランダで3日、主要政党による連立交渉が決裂、6月の両国総選挙以来、3カ月近くに及ぶ「内閣不在状態」がさらに長期化する見通しとなった。両国の政治が一層混迷するのは必至で、ユーロ危機に対処するための財政再建策の実施に支障が出る可能性もある。

 ベルギーの混迷の原因は北部オランダ語圏と南部フランス語圏の対立。7月以来、首相候補として連立交渉を主導してきたフランス語圏社会党のディ・ルポ党首が3日、交渉決裂を受け、国王アルベール2世に辞表を提出した。辞表は「国王預かり」となったが、交渉の仕切り直しは避けられない情勢だ。

 最大の障害は首都ブリュッセルの扱い。地理的には北部に属するが、フランス語系住民が大半のため、フランス語圏政党は手厚い国庫補助金の交付を求めている。一方、豊かなオランダ語圏の分離独立を掲げる民族主義派政党の新フラームス同盟は、首都の行政機構改革が先決と主張している。

 新フラームス同盟は各地域が経済力に応じて暮らすべきだとの論理を展開しており、フランス語圏政党には格差拡大への警戒心が強い。今後、(1)難局打開を目指す賢人会議の設置(2)連立交渉に参加する政党の組み替え−−などが想定されるが、政治混乱が長引けば、ベルギー経済・金融の足かせとなる可能性が強まる。

 オランダではイスラム移民の排斥を主張する極右政党・自由党が3日、自由民主党、キリスト教民主勢力の中道右派2党との連立協議から離脱した。中道右派2党の少数内閣を自由党が閣外協力で支える構想だったが、キリスト教民主勢力内で自由党の参加に反対論が浮上、話し合いがまとまらなくなった。

 これにより、現在の暫定内閣による来年度予算案の国会提出が予定されている21日までに新政権が発足する可能性はほぼ消えた。6月の総選挙では歳出削減策が最大の争点だったが、新政権の発足が大幅に遅れたり、再選挙の実施となれば、重要な政策決定がずれ込み、財政再建にも影響が出るとみられる。

1579チバQ:2010/09/05(日) 01:21:26
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100904/asi1009041918006-n1.htm
豪選挙、新内閣確定へ大詰め 無所属3人、週明け支持表明
2010.9.4 19:17
 【シンガポール=宮野弘之】与野党がともに過半数をとれず、70年ぶりのハングパーラメント(中ぶらりん議会)となったオーストラリアでは、6日にもカギを握る3人の無所属議員が与党労働党、野党保守連合のどちらを支持するかを表明する方針で、新内閣発足へヤマ場を迎えた。直近の世論調査では労働党政権を支持する人が保守連合への政権交代を望む人を上回っている。ただ3人が一致せず、議席数が75と75の同数になった場合は再選挙となる可能性も残されている。

 8月21日に投票が行われたオーストラリアの総選挙は4日夜の段階(開票率91%)で、同国初の女性首相であるギラード氏の与党労働党が72議席、野党のアボット自由党党首が率いる保守連合が73議席、緑の党1、無所属4。緑の党は労働党への協力を表明。タスマニア選出の無所属議員が2日に労働党支持を表明したため、労働党が74議席を確保。残る無所属3人の動向が注目されている。

 豪ABC放送によると、直近のニューズポール社の世論調査では労働党政権を支持する人が47%、保守連合政権を望む人は39%。JWSリサーチ社の調査では労働党政権支持37%、保守連合支持31%となった。

 3人はこれまでに与野党双方に政策要求を出し、その回答を元に各自が態度を検討している。3人は6日に首都キャンベラで会談し、結論が出れば統一行動を取るとしている。

 ただ、今のところ、2人が労働党の掲げる新資源税と全国ブロードバンド網の整備案を評価しているが、1人は資源税に絶対反対の立場。さらに3人はいずれも保守系で、地元選挙区での世論調査では、保守連合支持を望む声が7割近い。労働党を支持した場合、次期選挙で苦しい戦いを迫られるのは必至で、難しい選択を迫られている。

1580チバQ:2010/09/05(日) 16:56:53
>>1513
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010090502000029.html
グルジア 大統領、院政へ準備?
2010年9月5日 朝刊

 【モスクワ=酒井和人】インタファクス通信などによると、グルジアのサーカシビリ大統領は三日、与党議員らとの会合で、二〇一三年の次期大統領選に立候補する可能性を否定した。グルジアではサーカシビリ氏が任期満了後、権限強化された首相として引き続き権勢を維持する、との観測が根強く、発言は事実上の“院政”宣言ともいえそうだ。

 グルジア憲法は大統領の連続三選を禁じている。現在、二期目のサーカシビリ氏が立候補するには、国民投票による禁止規定の撤廃が条件だったが、同氏は「三期目のために国民投票を行うつもりはない」と断言した。

 一方で、同氏の肝いりで発足した憲法委員会が七月、閣僚の任命権などを大統領から首相へ移行する憲法改正案を起草。議会では改正案の成立に必要な三分の二以上を同氏の与党が占めており、十一月にも議会承認され、一三年の大統領選後に発効する見通しだ。

 サーカシビリ氏は表向き、大統領権限の縮小に否定的だが、野党は、こうした動きを同氏が首相に転身後に影響力を維持し続けるためだとして批判を強めている。

 グルジアでは今年五月の統一地方選で与党が圧勝。次期大統領選ではサーカシビリ氏の側近とされるトビリシ市長らの出馬が有力視されており、同氏が院政を敷く環境は着々と整いつつある。

 民主化政変「バラ革命」を経て、〇四年に大統領に就任したサーカシビリ氏は反ロシア親欧米路線を掲げ、〇八年にはロシアとの軍事衝突を招いた。同氏はロシアのプーチン首相の強権体質を糾弾してきたが、大統領から首相に転じ、事実上の最高権力者にとどまった場合、「プーチンもどき」との批判も呼びそうだ。

1581チバQ:2010/09/06(月) 19:59:00
http://www.cnn.co.jp/world/30000105.html
スペイン武装組織「バスク祖国と自由」が停戦宣言
2010.09.06 Mon posted at: 09:38 JST

マドリード(CNN) スペイン北部バスク地方の分離独立を掲げる武装組織「バスク祖国と自由(ETA)」が5日、停戦を宣言する声明を複数のメディアで発表した。

バスク地方紙ガラのウェブサイトに掲載された声明によると、ETAはスペイン政府に対し、「民主的プロセスを開始するのに必要最小限の民主的解決策」に同意するよう求めている。「武器を用いた攻撃的行動はとらない」としているものの、「防御的」行動の有無には言及していない。

同時に公開されたビデオでは、ETAメンバーとみられる3人が目だけを出した白い覆面を着けてテーブルの前に座り、カメラと向き合っている。中央の人物が、女性と思われる声でバスク語を話している。

スペイン内務省当局者らは声明を精査しているとしたうえで、高官らが公式コメントを出す予定はないと語った。首相官邸もCNNの取材に対し、コメントはないと述べた。

バスク地方の独立性に関しては、現在独自の警察機構や意思決定機関などが確立されているが、ETAは部分的自治だとしてこれを拒否、スペインからの完全独立を求めている。

ETAの武装闘争による死者はこれまでに800人以上に上る。ETAは過去にも停戦を発表しては破棄してきた。2006年には一方的に「恒久的停戦」を宣言したものの、数カ月後にマドリードの空港で爆弾テロを起こした。サパテロ政権は交渉を打ち切り、武装解除の時期や方法を明示した恒久的停戦以外は受け入れないとの立場を維持してきた。

スペイン当局は過去数カ月間にわたり、国内や隣接するフランス、ポルトガルでETAの取り締まりを実施。幹部を含む多数のメンバーを拘束し、爆弾の材料や武器を押収するなど、事実上攻撃が不可能な状態に追い込んでいた。バスクでは数週間前から、左派小党を中心に政府側との交渉を求める声が強まっていた。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100906-OYT1T00920.htm
スペイン政府、バスク過激派の停戦宣言拒否
 【パリ=林路郎】スペインのルバルカバ内相は6日、国営テレビの番組で、同国北部バスク地方の分離・独立を目指す非合法過激派組織「バスク祖国と自由(ETA)」が停戦を宣言した5日の声明について、「政府がETAに求めるものと程遠く、不十分だ」と述べ、拒否する考えを示した。


 スペイン政府は、ETAとの政治対話には応じず、引き続きテロ組織と見なして摘発を続けていくことになる。同内相は、停戦の条件として「武装闘争の永久かつ無条件の放棄」をETAが宣言することが必要だと述べた。

 ETAの声明は、停戦の期間や条件について言及していなかった。

(2010年9月6日18時56分 読売新聞)

1582チバQ:2010/09/06(月) 20:07:35
http://mainichi.jp/select/world/news/20100906ddm007030080000c.html
トルコ:12日に改憲国民投票 揺れる政教分離 与党主導、「イスラム化」反発も
 【エルサレム花岡洋二】トルコで今月12日、軍や司法にかかわる憲法改正の是非を問う国民投票が実施される。イスラムの伝統重視を掲げる与党・公正発展党(AKP)が主導する。歴史的にイスラム系政党は、国是である政教分離の守護者を自任する軍や司法と対立しており、憲法改正により、それらの「政治介入」を排除するのが狙いとされる。国の針路を左右する大幅な改憲だが、世論調査で国民の賛否は割れている。

 トルコは人口の99%がイスラム教徒だが、1923年の近代国家誕生以来、世俗主義を貫いてきた。軍の役割は大きく、4度のクーデターでイスラム主義を排除し、現憲法は80年のクーデター後に国民投票で承認された。

 これに対し、02年に初のイスラム系単独政権に就いたAKPは、これまでに数度の憲法改正を通じて政権基盤を固めてきた。07年には一層のイスラム化に向け、大学での女性のスカーフ着用を容認する憲法修正を実現したが、翌08年、検察に「解党」を訴えられた。憲法裁判所の判決で解党は免れたが、着用容認の修正は違憲と判断された。世俗派との対立は先鋭化している。

 国民投票は、憲法の26項目の改正を一括で多数決にかける。焦点は、軍人を軍事裁判でなく通常の裁判所で裁くことを可能とする案や、憲法裁の裁判官指名で国会の関与を強める案。政権党の影響力を強化する狙いが透ける。子供・女性やプライバシー保護の権利擁護に関する改正項目も含んでおり、エルドアン首相は、欧州連合(EU)加盟に必要な民主主義体制の強化が目的だと主張する。

 だが、最大野党で世俗派の共和人民党(CHP)など反対勢力は、子供の権利にかかわる改正などは隠れみので、司法改革などを通じて「イスラム化を進める」のが目的だと反発している。

 国民投票は、来年7月までに実施される総選挙の前哨戦とみられており、首相は今回の投票をバネに「総選挙で勝利し、さらに新憲法を制定する」と話している。

 トルコは、北大西洋条約機構(NATO)に加盟し、西側諸国の中東での重要な友好国とみられてきた。だが近年はイスラエルとの関係を悪化させ、戦略としてイランやシリアなど周辺国に接近。「外交軸を西から東(イスラム諸国)に移している」と一部で懸念されている。国民投票は、国際的にはこうした文脈で注目を集めている。

==============

 ■ことば

 ◇トルコの政教分離
 近代トルコは、オスマン帝国の崩壊後、欧州諸国の占領からの独立戦争を経て1923年に建国。「脱イスラム・入欧」を目指した。政教分離は37年、憲法に明文化された。しかし多くの国民の間でイスラムは生き続け、95年総選挙では、イスラム系・福祉党(98年に非合法化)が初めて第1党に躍進した。背景には、旧来の世俗派政党の腐敗や経済失政、イスラム政党が貧困層を救済してきた歴史があるとされる。

1583チバQ:2010/09/06(月) 20:09:39
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100906/erp1009060853001-n1.htm
モルドバの国民投票、低投票率で不成立か 親欧米の与党に痛手  
2010.9.6 08:50
 旧ソ連のモルドバの中央選挙管理委員会は5日、大統領を直接選挙で選ぶようにする憲法改正の是非を問う国民投票について、国外など一部地域が未集計の段階での暫定投票率が約3割にとどまったと発表した。ロイター通信によると、最終的な投票率は国民投票成立に必要な3分の1に届かない見通し。

 親ロシアの共産党は投票ボイコットを呼び掛けていた。親欧米の連立与党は痛手を負い、政治的混乱がさらに続く恐れが高まった。

 モルドバの大統領は議会(定数101)で5分の3以上の賛成を得て選出される仕組み。昨年7月の議会選で勝利した連立与党は過半数を占めるが、野党に転落した共産党と対立し、大統領選出に必要な61議員の賛成票を集められない状態が続いている。(共同)

1584チバQ:2010/09/07(火) 19:16:24
http://www.afpbb.com/article/politics/2753873/6153227
豪ギラード首相が政権維持 無所属議員が支持表明
2010年09月07日 17:17 発信地:キャンベラ/オーストラリア
【9月7日 AFP】8月21日投開票の下院選で、70年ぶりに与野党ともに過半数に達しない「中ぶらりん議会」の状態が続いていたオーストラリアで7日、政権の行方を握っていた無所属議員3人のうち2人が与党・労働党支持を表明し、ジュリア・ギラード(Julia Gillard)首相の続投が確定した。

 無所属議員3人が政局の行方を決める形になったため、その判断に注目が集まっていた。投票日から17日後の7日になって3人の無所属議員のうちトニー・ウィンザー(Tony Windsor)議員が労働党のギラード首相、ボブ・カッター(Bob Katter)議員は野党・自由党のトニー・アボット(Tony Abbott)党首への支持を表明した。

 最後まで意思表示が待たれていたロバート・オークショット(Robert Oakeshott)議員も同日、「予測不能な事態が起きない限り」との条件付きでギラード首相を支持すると発表し、ギラード政権の続投が決まった。

 ギラード首相への支持を表明したウィンザー、オークショット両議員は、任期の3年間にわたって安定政権を運営する能力を最も重視したと語っている。最終的な議席数は、与党・労働党が76議席、保守連合が74議席となった。

 ギラード首相は6月、支持率が低下していたケビン・ラッド(Kevin Rudd)前首相を辞任に追い込み、同国初の女性首相となったが8月、就任後わずか10週間で総選挙に臨んだ。(c)AFP/Torsten Blackwood

1585チバQ:2010/09/07(火) 19:22:58
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010090701000098.html
英外相に同性愛不倫疑惑 25歳特別顧問が辞職


 同性愛不倫の疑惑が持ち上がった英国のヘイグ外相(左)と辞任した特別顧問=09年10月、マンチェスター(AP=共同)
 【ロンドン共同】英国のヘイグ外相(49)に、自身が任命した特別顧問の男性(25)との同性愛不倫疑惑が持ち上がり、英メディアを騒がせている。外相は「全くのうそ」と否定、男性が「家族の精神的負担」を理由に辞職するなど、外相側は疑惑打ち消しに必死。キャメロン首相は外相更迭はないとしているが、与党保守党から進退の判断を求める声も出ている。

 英メディアによると、男性は今年1月、野党議員だったヘイグ氏のアフガニスタン訪問に公費で同行。今春の総選挙中にはホテルのツインルームを2人で利用した。政権発足後、外相は特別顧問に男性を任命。外相には13年連れ添った妻がいる。

 うわさは8月20日ごろからネット上で広がり、外相は9月1日、同じ部屋に泊まったことを認めた上で「不適切な関係」はなかったとの声明を出した。

2010/09/07 09:03 【共同通信

1586チバQ:2010/09/07(火) 19:32:53
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010090702000027.html
ロ大統領 高速建設に『待った』 選挙控え、反対世論に配慮?
2010年9月7日 朝刊


 【モスクワ=酒井和人】ロシアのメドベージェフ大統領が、自然破壊を招くとして反対運動が起きているモスクワ郊外での高速道路建設計画の見直しを打ち出し、注目を集めている。ロシアで市民の声が直接、政策に影響を与えることは珍しく、二〇一二年の次期大統領選へ向け、政権がイメージアップに本腰を入れ始めたようだ。

 見直しが決まったのはモスクワ−サンクトペテルブルク間の建設予定地のうち、モスクワ北部に隣接する「ヒムキの森」を通過する区間。プーチン首相が大統領時代の〇四年、森林面積千ヘクタール中、百五十ヘクタールを伐採するルートが選定された。

 貴重な生態系が破壊されるなどとして、地元住民や環境団体が反対運動を展開。八月二十二日にはモスクワでの抗議集会に二千人以上が集まった。メドベージェフ大統領は同二十六日、「建設には多くの懸念があり、協議を継続することが必要だ」と述べ、民意をくみ取る形で事実上の計画凍結を打ち出した。

 同計画には当初から反対運動があり、〇八年に反対派のジャーナリストが襲撃され、重傷を負ったり、住民が脅迫される事件も起きていたが、政権は関心を示してこなかった。

 ロシアでは次期大統領選をピークに、十月の統一地方選、来年末の下院選と重要選挙が相次ぐ。今夏の森林火災の対応の遅れや、経済不況で国民の不満拡大の兆しがみえる中、大統領の決断は環境よりも“集票”への配慮との見方が専らだ。複数のニュースサイトでは「大統領選後、計画は元通りのルートで復活するだろう」との指摘も出ている。

1587チバQ:2010/09/08(水) 19:42:22
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010090802000043.html
日独が核廃絶で連携 両外相、常任理入りも協調
2010年9月8日 朝刊

 【ベルリン=弓削雅人】岡田克也外相は七日、ベルリンを訪問しウェスターウェレ独外相と会談した。会談後の記者会見でウェスターウェレ外相は「日本と豪州が主導して設立を進める、核廃絶へ向けた核兵器非保有国の新グループにドイツも加わることを伝えた」と述べ、日本の要請を受け、連携していくことを表明した。

 核軍縮・不拡散を目指す立場から、岡田外相は今月の国連総会にあわせ、同グループ結成を提唱。同外相は「十カ国くらいでスタートし、日独などを軸に核廃絶への志向を共有する非核国の仲間を増やしていきたい」と述べた。ウェスターウェレ外相も北大西洋条約機構(NATO)の非核国に議論を喚起したい意向を示した。

 両国が目指す安全保障理事会の常任理事国入りなど、国連改革で協調していくことも確認。日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)締結に向けた交渉では、自由貿易推進で一致する両国関係を基礎に「相互の貿易障壁解消への努力を注視する」と、引き続き交渉進展へ努力することを確認した。

 岡田外相は、ウルフ大統領やブリューデレ経済技術相とも会談。七日中に日本への帰途に就く。

1588チバQ:2010/09/09(木) 21:52:18
http://www.asahi.com/international/fa/TKY201009090223.html
民族と腐敗で引き裂かれた国家 ―― ケニアの国家統合への長い道のり

ジョン・ジソンゴ/元ケニア政府統治・道徳(反政治腐敗)担当事務次官

■暴動の果ての連立政権

 2007年末の大統領選挙の混迷に端を発するケニアの暴動と殺戮は、世界に大きな衝撃を与えた。とかく問題の多いこの地域にあって、かつては平和と安定のオアシスとみなされてきたケニアが、突如、無秩序と激しい暴力に包み込まれてしまったからだ(訳注 2007年のケニアの大統領選挙で、選挙委員会は現職のムワイ・キバキの勝利を宣言したが、対立候補だったライラ・オディンガの支持者たちが選挙結果に対する抗議行動を展開し、これが次第に「ルオ族その他」と「キクユ族」を対立構図とする全国レベルの部族対立に発展し、政治危機、そして国家的な危機へとエスカレートしていった)。

 欧米の多くの人々にとって、イギリス文化を身につけた都市住民、近代的な都市、適度に整備されたインフラを持つケニアは、アフリカの前向きな部分を象徴する存在だった。

 「ケニアは(他のアフリカ諸国とは)どこか違う」。息を呑むほどに美しいこの国の自然、そしてケニアが輩出する世界トップクラスのスポーツ選手たちが他の地域の人々に与えるイメージも、この認識を支えてきた。

 特にケニアの中産階級は、「自分たちは違う」という意識を強く持っている。自負心が強いだけに、この国の中産階級の人々は、近隣諸国からの訪問者がケニアの政治的混迷に同情を示すと、逆に怒りを露わにする。これまでは、他のアフリカ諸国が困難な現実に直面するのをみて、ケニアはつねに同情する側だった。だが、かねてケニアが難民を受け入れてきた近隣諸国でさえも、いまではケニアに同情している。この現実に、ケニアの人々は大いに困惑している。

 だが、「ケニアはどこか違う」とみなす例外論は多くの意味で、いつ崩れてもおかしくない神話にすぎなかった。

1589チバQ:2010/09/09(木) 21:52:39
 2008年初頭、ウガンダ人の作家で評論家のカルンディ・セルマガは、「まともでない状態さえも日常として受け入れる」ケニア人の中産階級の姿勢をテーマに文章をまとめている。だが、不可解なのは「尋常でない状態を平常として受け入れる時代が終わるのに非常に長い時間がかかったこと」だろう。

 今回、暴動が起きた背景には多くの理由があった。ケニアでは大統領から一介の役人までのすべてが政治腐敗にまみれ、世界的にみても、もっとも大きな経済格差が生じていた。しかも、腐敗した支配層エリートは民族ラインに沿って分裂し、人口構成はいびつなまでに若年層に偏っていた。怒りで煮えたぎっていた大釜が2007年に吹きこぼれ、暴動として具体化したというのが真実に近い。大統領選挙の失敗がきっかけとなって、いずれ表面化するのが避けられなかった問題が表に引きずり出されたにすぎない。

 すでに長い間、ケニア人の多くは疎外感を抱いていた。特に、他から切り離されていると強く感じていたケニアの若者にとって、選挙後の暴動はかつて経験したことのない極めて大きな力を得る機会となった。国中で暴動を起こした若者たちが、自分たちの行動を後悔していないのは、その結果、力を得たと感じているからだろう。

 暴動が沈静化する2008年2月までに、死者は数千人に達し、30万人以上が国内避難民として家を後にせざるを得ない状況に追い込まれた。以来、この国のもっともコスモポリタン的な都市で暮らしていたさまざまな人々が、自分の民族が多数派の地域に移り住もうと、移動し始めている。こうした都市部からの人口流出は、人々の生活を守るという点での政府への信頼が無残なまでに失われていることの何よりの証拠だろう。

 大統領選挙後の政治危機は、2月28日にそれまで対立していた二つの政党の指導者が、交渉を通じて一つの内閣を組織することで、ようやく決着した。問題含みの選挙で勝者とされた現職のムワイ・キバキが大統領ポストに踏みとどまり、対立していた政党のリーダー、ライラ・オディンガが首相に就任した。

 選挙が社会暴力を誘発し、この事態を前に対話による連立政権が組織されるという流れが生じるのはケニアが初めてではなく、ジンバブエという先例がある。マダガスカルでも同様のことが起きている。

 さまざまな勢力を取り込むことができる呉越同舟の連立政権モデルを、アフリカの民主主義の新しいモデルとして評価する政治家や研究者もいる。

 しかし、呉越同舟モデルなど存在するはずはない。こうした流れのなかで組織される連立政権は、民主主義が機能した結果ではない。それが失敗した結果にすぎない。実際、対立している人々を一つの屋根の下に集めるという政治的試みは、政策決定を麻痺させ、「いまの政府は自分たちの選んだ政府ではない」と、有権者の怒りを買うことになった。ケニアはまさにその典型的なケースだ。

    ◇

John Githongo ジャーナリストを経て、2003年から、国外追放処分とされる2005年まで、ケニア政府の(反政治腐敗対策を担当する)統治・道徳担当事務次官を務めた。2008年にケニアに帰国。グローバル市民としてのケニア人のアイデンティティを重視する市民団体イヌカ・ケニア・トラストの会長で、非政府組織トワエザの責任者。

 <フォーリン・アフェアーズ・リポート2010年9月号掲載>

1590チバQ:2010/09/10(金) 22:39:36
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=akBbTvqdChRQ
失業にあえぐギリシャの都市−パパンドレウ首相の緊縮財政策で打撃
  9月10日(ブルームバーグ):ギリシャのパパンドレウ首相はギリシャ北部の都市、テッサロニキを1年ぶりに再訪する。昨年の総選挙ではパパンドレウ氏勝利の推進役を果たしたテッサロニキ市だが、同首相の緊縮財政政策を受け、失業率が高水準の地域となっている。

  パパンドレウ首相は、欧州連合(EU)で2番目に高い財政赤字の縮小に向け、歳出削減を推進。その緊縮財政策のあおりを受けているのが、テッサロニキなどギリシャ北部の都市だ。ドイツのディスカウントストア経営のアルディなどの企業は、ギリシャ国内の店舗を閉店、あるいはより安い労働力を求めて隣国ブルガリアに脱出している。仕事がある人も、賃金削減の影響を被り始めている。

  パパンドレウ首相が1年前に総選挙の遊説でテッサロニキを訪れた時、給料の引き上げや政府支出の拡大を約束した状況とは大違いだ。

  過去8年間テッサロニキで仕事が見つけられないというニキ・パショウさん(36)は、「去年演説を聞いた時は、何かやってくれる、何かが変わると思っていたが今は違う。何を言われても私たちは信じない。みんな怒っている」と語った。

  パパンドレウ首相はテッサロニキのコンベンションセンターで11日に演説を行う予定だ。演説は全国に放送される。

  テッサロニキと周辺地域の5月の失業率は13.1%と、全国平均の12%を上回る。ブルガリアやトルコとの国境に接する東マケドニアやトラキアでは15.9%だった。

1591名無しさん:2010/09/12(日) 18:38:09
http://mainichi.jp/select/world/news/20100912ddm007030106000c.html
オーストラリア:新内閣、外相に前首相起用 党内融和、支持回復狙い
 【ジャカルタ佐藤賢二郎】オーストラリアのギラード首相は11日、メルボルンで記者会見し、週明けにも正式に発足する新内閣の陣容を発表し、ラッド前首相を外相に起用することを明らかにした。

 ラッド前首相は今年6月、支持率低迷を理由に与党・労働党内の政変で失脚。ギラード首相は首相交代による支持率回復を追い風に政権維持を目指した。

 しかし、この退陣劇が支持者に党内不和との印象を与え、総選挙で議席を大幅に減らす要因となった。ラッド前首相の外相起用には、党内融和に加え、国民からの支持回復を目指す狙いがある。

 新内閣では、スミス外相兼貿易相が国防相に横滑りし、エマーソン閣外相が貿易相に昇格。スワン副首相兼財務相は留任した。

1592名無しさん:2010/09/12(日) 18:39:42
http://mainichi.jp/select/world/news/20100912ddm007030091000c.html
ベルルスコーニ伊首相:窮地に 「腹心」下院議長離反/連立相手は解散要求も
 【ローマ藤原章生】08年春の発足以来、スキャンダルを除けば安定政権を維持してきたイタリアのベルルスコーニ首相が窮地に追い込まれている。腹心だった下院議長が「スターリン的な独裁政治」と首相を批判し新党設立に動き出し、これに反発する連立与党の党首が「すぐにも解散総選挙」と一時主張するなどしたためだ。イタリア版「トロイカ体制の崩壊」の事態収拾のため、首相は今月末にも、特別演説する。

 ベルルスコーニ政権は首相を筆頭に、フィーニ下院議長、極右「北部同盟」のボッシ党首の3人の調和で成り立ってきた。しかし、長年忠実だったフィーニ議長が今春、反ベルルスコーニ色を打ち出した。今月5日には政治集団「未来と自由」を旗揚げし「(ベルルスコーニが率いる与党連合)自由国民はもうない。踏み台に過ぎない」と語り、与党の分裂をにらんだ新党設立を目指す。

 630議席の下院で「フィーニ派」を公言するのは三十数人にすぎないが、議員、有権者の間で人気が落ち気味のベルルスコーニ首相が打開策を見いだせなければ、フィーニ派に寝返る与党議員は少なくない。

 フィーニ議長はこれまで、盗聴法案や裁判の簡易化、外国人取り締まり強化を急ぐ首相に従わず、穏健な姿勢を貫いた。左派野党に際立った指導者がいないのも議長の人気を後押ししてきた。

 一見、政策の違いが理由のようだが、首相以上の策略家と評されるフィーニ議長の離反は、今が「ベルルスコーニ追い落としの好機」であり、次の首相の座を狙うためとの見方は根強い。

 これに対し首相はボッシ党首とともに、ナポリターノ大統領に議長の罷免を求めようとしている。ボッシ党首は首相に歩調を合わせるが、「外国人排斥」「北部地域の自治拡大」を主張し人気が高まっており、「11月末に総選挙をし、フィーニたち左翼を消し去る」と語るなど、早期解散要求をちらつかせた。

 穏健な大統領が議長の罷免に動くことはなさそうで、このままいけば、議会の空転が続きそうな情勢だ。

1593名無しさん:2010/09/12(日) 18:57:36
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010091002000029.html
パキスタン 引かぬ水、感染症拡大 『欲しいのは息子の薬だ』
2010年9月10日 朝刊

パキスタン中部ムルタンで避難生活を送る被災者たち=9日、林浩樹撮影


 【ムルタン(パキスタン中部)=林浩樹】パキスタン史上最悪とされる洪水は、発生から約一カ月半が過ぎても多数の国民が厳しい避難生活を強いられている。中部パンジャブ州ムルタンでは、あちこちで水が引かず、マラリアなどの感染症が拡大、生活を立て直す道筋も見えない。濁流のつめ跡が残る村落には、人々の悲嘆や怒りが渦巻いていた。

 ムルタン西部の農村マムードコート。はんらんしたチナブ川に近く、破壊された家屋が目立つ。ようやく水が引いた幹線道路沿いには、わずか一キロの間に五、六カ所の避難所が点在する。

 その一つで暮らすザファルさん(36)は三週間前、親せき四家族二十人で五キロ離れた自宅から避難した。「家も家畜も失った」と途方に暮れるザファルさんの横で、息子のマナート君(5つ)がぐったりと横たわる。

 二週間前から発熱、下痢とおう吐を繰り返し、体に発疹(ほっしん)も出ていた。顔にたかるハエを払う体力もない。「政府は何もしない。欲しいのは息子の薬だ」とザファルさんは語気を強めた。

 各地の避難所は、付近に濁った水が池をつくり、感染症の原因となる蚊が集まりやすい状況だ。日本の国際緊急援助隊医療班は五日からムルタン近郊で診療活動を始めたが、既に四十人のマラリア感染を確認。検査担当の佐藤千歳さん(31)=愛知県岡崎市=は「不衛生な避難生活が長引けば、感染がさらに広がる」と話した。

 「村全体が濁流にのみ込まれた」。農業を営むヤールさん(70)は村の百軒の人々と避難所で暮らす。ほとんどが農家で米や綿花は全滅、家畜の多くも失った。仲間同士で残された家畜を売りながら、何とか食いつないでいるという。

 同州は国内有数の穀倉地帯。壊滅的な打撃に州政府は大規模農家の借金免除を打ち出したが、ヤールさんたちは作付面積二〜五エーカーの小規模農家で恩恵はない。「田畑の復旧には二年はかかる。つなぎ資金がないと、もう食べていけない」とヤールさんは頭を抱えた。

1594名無しさん:2010/09/12(日) 19:12:14
>>1536
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100910-OYT1T00042.htm
ロマ人国外追放、欧州議会が即時停止求め決議
 【ブリュッセル=尾関航也】欧州連合(EU)の欧州議会は9日、フランス政府が進めているロマ人不法滞在者の国外追放措置について、即時停止を求める決議を採択した。


 決議は、ロマ人追放はEU市民の権利を定めた基本権憲章に違反するとして、「深い憂慮」を表明している。

 決議に法的拘束力はないが、仏政府に自制を促す狙いがある。

(2010年9月10日00時27分 読売新聞)

http://mainichi.jp/select/world/news/20100911ddm007030161000c.html
フランス:ロマ追放 「同化政策」をルーマニアに要求
 【パリ福原直樹】国内を放浪するロマに対する国外「追放」政策で批判を浴びるフランスは9日、ロマの故国の一つ、ルーマニアに「ロマの同化政策」の推進を求めた。ルーマニアは「努力する」と基本的に同意する一方で、「欧州全体で考えるべき問題だ」とも主張し、仏の「追放」政策に批判的な姿勢も示した。

 報道によると、フランス政府はベッソン移民相らをルーマニアに派遣、「同化政策」を促し、そのための資金支援を行う方針を示した。

 ルーマニアのバコンスキ外相は9日、地元紙で「治安当局の介入(によるロマ追放)や資金援助だけでは解決にならない」と主張。欧州全体での話し合いも求めた。

 フランスは7月以降、国内のロマの違法キャンプを解体する一方、ロマ約1000人を故国のルーマニアやブルガリアに帰還させ、国連などから批判を浴びている。

1595名無しさん:2010/09/12(日) 19:13:26
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010090602000032.html
ロマ送還7万7000人「ノン」 仏左派などがデモ
2010年9月6日 朝刊

4日、パリで、ロマ民族の女性を先頭にデモ行進をする人たち。横断幕には「ロマ家族の排斥にノン!」との訴えが書かれている=清水俊郎撮影


 【パリ=清水俊郎】フランスのサルコジ政権が防犯対策として少数民族ロマの東欧の母国への送還政策を強化している問題で、ロマと最大野党の社会党、人権団体の計七万七千人(内務省推計)が四日、国内百三十都市で一斉に抗議のデモ行進をした。二〇一二年の仏大統領選に向け、同党などがサルコジ政権をけん制する意味合いもありそうだ。

 パリでは、「外国人排斥にノンを」「ロマにも(仏民主主義の三原則である)自由、平等、博愛を」などの横断幕を掲げた一万二千人が参加。アコーディオンでジプシー音楽を奏でる大道芸人のロマたちと目抜き通りを練り歩いた。左派のドラノエ・パリ市長もデモに加わり「社会を分裂させる政策とは戦うことが必要だ」と仏メディアに述べた。

 ローマやブリュッセル、リスボンなど欧州各地の仏大使館前でも、ロマたちが送還政策へのデモをした。

 ただ、ロマにはすりなどの犯罪者や強引な物ごいも多いとされ、世論調査では仏国民の六〜七割が送還政策に賛成。オルトフー仏内相は四日、「犯罪被害者の権利も守らなくては」との声明を出し、送還を続ける構えを示した。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100905-OYT1T00532.htm
「ロマ人追放」仏世論は容認?抗議デモ小規模
 【パリ=林路郎】フランス各地で4日、サルコジ政権が犯罪対策として進めるロマ人不法滞在者の送還に抗議するデモが行われた。


 だが、参加者数は比較的小規模で、世論の大勢が送還を是認する実態を反映する形となり、政権は自信を深めている。

 デモは最大野党・社会党など左派政党や労組、人権団体など約60の組織が呼びかけ、参加者は、「国による人種差別をやめよ」などと書かれた横断幕を掲げてロマ人追放への反対を訴えた。しかし、参加者は警察発表で7万7300人、主催者側推計でも約10万人にとどまり、昨年1月に雇用拡大を求めて100万人以上が街頭に繰り出した時などに比べ、はるかに小規模だった。

 仏政府のロマ人追放に抗議するデモは4日、ベルギー・ブリュッセルやポルトガル・リスボンなど欧州各都市でも行われたが、やはり規模は限定的だった。

(2010年9月5日21時55分 読売新聞)

1596チバQ:2010/09/13(月) 21:18:47
>>1582
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=az0zrul.NTBw
トルコ国民投票:与党提案の憲法改正を承認−世俗派勢力に打撃
 9月12日(ブルームバーグ):トルコで12日行われた国民投票で、エルドアン首相率いる与党・公正発展党(AKP)提案の憲法改正案が承認された。改憲に伴い、現政権は厳格な政教分離を唱える世俗派の司法当局や軍に対し、権限を強めることになる。

  国営トルコ・ラジオ・テレビ放送(TRT)がトルコの選挙管理委員会から発表された公式データを基に報じたところでは、改憲賛成が58%、反対は42%。投票率は78%だった。エルドアン政権は独自調査に基づき改憲賛成が55%になると予測していたが、これを上回る支持を得た。

  今回の国民投票は、来年7月までに実施される総選挙でエルドアン首相が3期目の政権維持を果たすかどうかの試金石と広く見なされていた。イスラム色の強いAKPが2002年に政権に就いて以降、政教分離を重視する軍や司法当局は首相側と頻繁に衝突してきたが、改憲成立で世俗派の権限が抑えられることになる。

1597名無しさん:2010/09/14(火) 16:48:49
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00184405.html
イタリア・ベルルスコー二首相、集会でヒトラーめぐるジョーク披露 非難の的に

度重なる失言で国内外から批判されているイタリアのベルルスコー二首相が、また失言をした。ローマで開かれた集会で、ナチス・ドイツの指導者ヒトラーをめぐるジョークを披露し、再び非難の的となっている。
イタリアのベルルスコーニ首相が12日、ローマで開かれた若者の与党支持集会で披露したジョークは、ナチス・ドイツの独裁者だったヒトラーの支持者が、彼がまだ生きているのを発見し、復帰するよう求めたというもの。
その際、ヒトラーが復帰の条件として、「今度は悪くなろうぜ」と述べたという冗談で、過去の悪行を認めていないともとれるため、国内で批判を浴びている。
そのほかにも、「若い女性は老人が好きだ。いずれ死に、遺産を相続できるからだ」などと述べ、失言を繰り返したという。 (09/14 12:54)

http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010091401000142.html
伊首相「ヒトラーは生きている」 冗談が反発呼ぶ

 【ローマ共同】失言癖で知られるイタリアのベルルスコーニ首相(73)はローマで開かれた若者の与党支持者集会で、ナチス・ドイツの独裁者ヒトラーがまだ生きているとした上で、指導者としての復帰を求める声に応えたとするジョークを披露。野党は反発、謝罪を要求した。

 イタリア主要メディアが13日伝えた。首相のジョークは、ヒトラーの支持者が生きているヒトラーを発見、復帰を求めたところ当初、拒否していたヒトラーが最後には「分かった。一つだけ条件がある。今度は悪くなろうぜ」と述べたという作り話。

 会場は爆笑に包まれたが、ヒトラーが生前、何ら悪いことをしていないというニュアンスを感じる人もいたという。

 首相はこのほか「おれはたんまり金を持っている」から女性にもてると豪語。また「女性は老人が好きだ。やがて死に、遺産を相続できるからだ」などの失言を繰り返した。

 首相はこれまでも、オバマ米大統領やミシェル夫人について「日焼けしている」などと述べ、国際的批判を浴びている。

2010/09/14 08:55 【共同通信】

1598チバQ:2010/09/15(水) 00:21:57
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010091402000033.html
トルコ 政教分離柔軟化へ
2010年9月14日 朝刊

 【アンカラ=内田康】トルコの軍や司法当局の権限を縮小する憲法改正案の国民投票は十二日、賛成が約六割を占め、エルドアン首相側が提案した改正が決まった。イスラム教色が強い現政権が、政教分離を唱える軍や司法との権力闘争に勝利した形だ。首相は今回の改正が最終目標ではないとして、新憲法制定への意欲を表明。厳格すぎると指摘される国是の政教分離を、ゆるやかに修正する意向とみられる。

 エルドアン首相は十二日夜の「勝利演説」で、「新しい憲法制定の研究を始める」と述べた。来年七月までに行われる総選挙で、首相率いる公正発展党(AKP)が単独過半数を維持すれば、制定は現実味を帯びる。

 政治から宗教色を排除する政教分離は、初代大統領アタチュルクが導入。旧オスマン帝国が第一次大戦で敗れたのは、イスラム教に基づく政治の後進性が要因と考えたためだ。

 トルコ国民の99%はイスラム教徒だが、現憲法下の関連法は、学校や官公庁での女性のスカーフ着用を禁止。信仰心の強い親が女子を学校に通わせない弊害も指摘されていた。

 AKPもスカーフ解禁のための憲法改正を二〇〇八年に国会で可決したが、憲法裁判所が政教分離違反と退け、実現しなかった。今回の国民投票による改正は、憲法裁判事の任命権などに修正を加えたが、政教分離の根幹にかかわる条項には触れていない。政権は新憲法で、政教分離の「行き過ぎ」を修正する意向とみられる。

 ただ、エルドアン政権は経済成長戦略を重視するなど、イデオロギーに固執しない性格を併せ持つだけに、「イランのような極端なイスラム化は求めない」(コチュ大学のチャルクオール教授)との見方が大勢だ。

1599チバQ:2010/09/15(水) 01:02:18
http://www.shikoku-np.co.jp/national/international/article.aspx?id=20100914000390
伊首相、危機乗り切りか/下院20議員取り込み成功
2010/09/14 19:22

 【ローマ共同】14日付のイタリア主要紙は一斉に、ベルルスコーニ首相が下院(定数630)の中道中小政党の約20議員から、政策への支持を取り付けたと報じた。与党ナンバー2だったフィーニ下院議長グループの離反により与党は下院で過半数を失い、解散・総選挙の危機が指摘されていたが、首相が危機を乗り切れる可能性が出てきた。

 約20人は中道政党「われら南」などの議員ら。首相は連邦制や司法改革など5項目の法案について、内閣信任を問いつつ国会採決するとし、約20人は法案に賛成する姿勢を示した。

 与党議員に20議員を加えれば、与党は下院で辛うじて過半数を回復できる。首相は9月28日に国会で演説し、今後の政策運営に関する方針を示す予定。採決は演説後の月末か10月に行われるとみられる。

 下院議長は7月、首相とたもとを分かち、新たな政治グループ「イタリアのための未来と自由」の創設を発表。下院議員35人、上院議員10人が与党を離党した。

1600チバQ:2010/09/16(木) 22:14:54
>>366>>458
http://www.asahi.com/international/update/0915/TKY201009150464.html
亡命中のムシャラフ前大統領、新党結成へ パキスタン
2010年9月15日23時42分

 【イスラマバード=五十嵐誠】国外で事実上の亡命生活を続けるパキスタンのムシャラフ前大統領は15日、香港で記者団に「10月1日に新政党を立ち上げる」と語り、政界復帰を目指す考えを表明した。2013年の次期総選挙に立候補するという。ただ、08年の大統領辞任後、ムシャラフ氏には憲法違反などの訴えが出されており、帰国が実現するかは不透明だ。

 AP通信によると、ムシャラフ氏は「私の帰国は今後のパキスタンの情勢次第だ」としながらも、「次の選挙がいつになろうとも、その際には必ずパキスタンにいると確信している」と語った。新政党の設立は、ムシャラフ氏が拠点とするロンドンで正式発表される予定という。

 1999年のクーデターで権力の座に就いたムシャラフ氏は、強権的な政権運営が批判を受けた。ムシャラフ氏が国外に逃れていることもあり、憲法違反などの審理は保留になっているが、帰国すれば審理が開始される可能性がある。

 ただ、国内政界の反応は冷ややかだ。ギラニ首相は13日、ムシャラフ氏の政界復帰について記者団に問われ、「最高裁長官は彼を歓迎するかも知れない」と皮肉った。

1601チバQ:2010/09/16(木) 22:24:16
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100915-OYT1T01113.htm
80年ぶりカースト調査…印、12億人聞き取り
 【ニューデリー=新居益】インドのシン内閣は、約12億人の国民すべてを対象に、所属するカーストを調査することを決めた。

 来年6〜9月に面接員が全家庭を訪問し、聞き取り調査を行う。実現すれば、英領インド時代の1931年以来、80年ぶりの調査となる。身分制度のカーストはインド社会に多大な影響を与えているが、詳細な人口分布など不明な点も多く、全体像の解明に役立ちそうだ。

 カーストの身分は全国で数千もあるとされ、相互の関係は複雑だ。政府は低カーストに属する人たちの救済策として、国立大学や公務員の定員に低カーストの枠を設けている。一方で、この枠を利用するために、高カーストの人が政府に低カーストでの登録を求めるなど混乱も起きている。

 調査実施を要求してきたのは、低カースト層を支持基盤とする複数の小政党だ。低カーストの人口は伸び率が高いため、新しい調査結果を基に、枠の拡大を目指す思惑がある。

 一方、与党の国民会議派や、比較的高カーストの層を支持基盤とする最大野党のインド人民党には、「社会の分断が固定される」と調査に反対する声も強かった。しかし、国民会議派は、年末にかけて実施される州議会選挙で低カースト層にアピールする狙いもあり、調査実施を決めた。

(2010年9月16日09時00分 読売新聞)

1602名無しさん:2010/09/18(土) 14:34:18

支持低迷、「党内反乱」も=英自民党大会が開幕
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010091800202

 【ロンドン時事】英与党第2党・自由民主党の党大会が18日、中部リバプールで開幕する。中道左派の同党は、中道右派の第1党保守党と連立を組んで以降、支持率が著しく低迷。党員らの間で執行部批判も強まっているとされ、「党内反乱」という不安要素を抱えながらの党大会となる。
 自民党は5月の総選挙前、クレッグ党首(現副首相)の人気で一時は労働党、保守党の二大政党と並ぶ3割台の支持率を記録。しかし、連立後は保守党の陰で存在感が薄れ、支持者離れが顕著に。16日公表の世論調査では党支持率は14%まで落ち込み、クレッグ氏に対する評価も、過半数が「国にとって何が良いか(を考える)より自分のポストに関心がある」と答えるなど低調だ。
 財政再建を急ぐ連立政権は、福祉予算を含む大幅な歳出削減を打ち出しているが、自民党左派や草の根活動家らは強く反発。報道によれば、ある党所属議員は「貧しい人々を傷つけることになるのだったら連立に入るべきではなかった」と執行部への不満をあらわにした。(2010/09/18-14:02)

1603名無しさん:2010/09/18(土) 20:54:28
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010091801000566.html
ブラジル初の女性元首誕生か 10月の大統領選

【リオデジャネイロ共同】10月3日に投開票されるブラジル大統領選は、中道左派・労働党の現職ルラ大統領の路線継続を掲げる女性のジルマ・ルセフ前官房長官(62)が事実上一騎打ちの対立候補に支持率で大きくリード。第1回投票で当選に必要な過半数を得票し、同国初の女性大統領となる勢いが増している。

 憲法の規定で現職のルラ大統領は連続3選出馬ができない。2期8年の同政権下では貧困層を削減し、経済自由化路線で安定成長を実現。今も78%の支持率を誇る。選挙戦では、ルラ氏の後押しを受けるルセフ氏が支持を広げつつある。

 最新の支持率はルセフ氏が51%に対し、対抗馬の中道・ブラジル社会民主党のジョゼ・セラ前サンパウロ州知事(68)は27%。

 ルセフ氏は、軍事独裁政権下で非合法極左組織に所属、70年代には3年間投獄された。03年のルラ政権発足とともに鉱山・エネルギー相、05年に官房長官。昨年がんを克服、行政手腕への評価は高く「鉄の女」とも呼ばれる。

2010/09/18 17:53 【共同通信】

1604名無しさん:2010/09/19(日) 10:28:51
http://www.mbs.jp/news/jnn_4530038_zen.shtml
ページ更新時間:2010年09月19日(日) 09時40分
■ アフガン下院選挙、投票終わる

 アフガニスタンで18日、タリバン政権崩壊後2度目となる下院議員選挙の投票が行われました。しかし、投票開始直前から選挙の妨害を宣言したタリバンによるとみられる攻撃が相次ぎました。

 投票は、日本時間の18日午後8時半に締め切られました。今回の選挙は、2001年のタリバン政権崩壊後2度目で、駐留米軍の撤退開始目標を来年7月に控えたアフガニスタンにとっては自立に向けた重要な選挙です。

 しかし、投票開始直前から選挙妨害を宣言した反政府勢力タリバンによるとみられる攻撃があったのをはじめ、各地で投票所を狙った攻撃が相次ぎ、アフガン軍の兵士や市民、少なくとも14人が死亡しました。

 ロイター通信などによりますと投票数はおよそ360万にとどまったということです。選挙管理委員会は来月9日に暫定結果、来月30日には最終結果を発表する予定です。(19日04:44)

1605名無しさん:2010/09/19(日) 12:30:02
http://www.cnn.co.jp/world/30000253.html
アフガンで総選挙、武装勢力の妨害続発
2010.09.19 Sun posted at: 10:13 JST

 カブール(CNN) アフガニスタンで18日、旧タリバーン政権崩壊後4度目の国政選挙となる総選挙が実施された。タリバーンが選挙妨害を予告するなか、各地で武装勢力による攻撃が続発した。

下院定数249に対し、2500人以上が立候補した。選管責任者によると、投票率は40%前後。開票作業は19日に始まり、10月末まで続く見通しだ。

アフガン内務省はこの日、各地で24時間以内に砲撃63件、待ち伏せ攻撃13件、手製爆弾33件、その他の直接的な攻撃29件が発生したと報告した。北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)などによると、首都カブールでISAF本部前にロケット弾1発が着弾したほか、東部ジャララバードでは路上に仕掛けられた爆弾2発が爆発した。

東部クナール州では爆発で5人が死亡。北部バルフ州では路上爆弾で3人が死亡した。東部ナンガルハル州の警察責任者によると、同州警察は地雷16発を未然に処理したが、13発が爆発。タリバーン勢力が投票に向かう有権者らに発砲し、5人が死亡した。北部クンドゥズ州では、警察がNATOとの共同作戦で武装勢力メンバー18人を殺害したと発表する一方、州都クンドゥズでロケット弾数発が発射された。東部ホスト州では、投票所に使われた学校に手投げ弾が撃ち込まれた。またタリバーンの本拠地、南部カンダハル州では、武装勢力に狙われるのを避けるため、投票したことを示す指先のインクを目立たないようにつけてほしいと申し出る有権者が相次いだという。

選管当局は投票に先立ち、全国6800カ所余りの投票所のうち、治安上の懸念から少なくとも1030カ所を閉鎖すると発表していた。当日さらに8%の投票所が閉鎖された。

カルザイ大統領は同日朝、カブール市内の投票に際し、「国を前進させるため」投票所へ足を運ぶよう国民に呼び掛けた。一方で前夜には、大統領宮殿前で記者団に「不正やトラブルは避けられないだろう」とも話していた。

不正行為などの報告は投票日当日から続出した。治安当局者によると、偽の有権者登録カード数万枚が押収され、詐欺の疑いで86人が逮捕された。カブールの選挙監視団体は、投票が始まって数時間のうちに有権者に対する脅迫224件、違法とされる当日の選挙運動643件が見つかったと報告している。

同国では2009年の大統領選で不正の報告が相次ぎ、100万票以上が無効とされた。監視団体によると、タリバーン崩壊後初の04年大統領選で75%を記録した投票率は、09年には35%まで下落した。選管当局は前回の作業員約6000人のブラックリストを作成し、投票所ごとに集計結果を発表するなど、再発防止策を打ち出していた。

1606名無しさん:2010/09/19(日) 13:50:41
http://news24.jp/articles/2010/09/19/10167050.html
2度目の下院議会選挙 アフガニスタン
< 2010年9月19日 13:00 >

 アフガニスタンで18日、01年のイスラム原理主義組織「タリバン」政権崩壊後、2度目となる下院議会選挙が行われた。

 今回の選挙は2期目に入ったカルザイ政権への信任投票の意味合いがあるが、タリバンが選挙妨害を予告する中、ロケット弾などによる攻撃が100か所以上で発生し、市民や警官14人が死亡した。選挙の最終結果は来月末に発表される予定。

1607名無しさん:2010/09/19(日) 15:39:50

アフガン総選挙、開票進む 選挙違反の報告相次ぐ
2010年09月19日 13:58 発信地:カブール/アフガニスタン
http://www.afpbb.com/article/politics/2757642/6203711?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics

【9月19日 AFP】アフガニスタンでは19日、前日行われた下院選(定数249)の開票が行われている。選挙管理委員会の高官は、まだ最終的な数字ではないとしながらも、全国4632か所の投票所で有権者の約40%にあたる364万2444人が投票したと述べた。

 米軍などの侵攻によって旧支配勢力タリバン(Taliban)が政権の座を追われてから2度目となる今回の総選挙では、武装勢力によるロケット弾を使った攻撃などで少なくとも14人の民間人が死亡した。

 国連(UN)は、武装勢力による攻撃の危険も顧みず投票所に足を運んだアフガニスタンの有権者の「勇気と決意」を称賛する潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長の声明を発表した。欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)も同様のコメントを発表した。

 しかし、選挙違反を調べる不服審査委員会(Electoral Complaints Commission、ECC)には、すでに投票開始時間の遅延、脅迫、有権者でない者による投票、選挙人登録カードの不正使用、他人になりすました投票、投票を済ませた人の指に塗るインクの品質不良、投票用紙の不足などの問題があったとの情報が寄せられている。

 選挙監視団体、アフガニスタン自由公正選挙団体(Free and Fair Election Foundation of Afghanistan、FEFA)は、投票は治安の悪化や暴力、票の水増しなどの不正の影響を受けたと指摘するとともに、午後4時(日本時間午後8時30分)の投票締め切り直後に始めるべきだった開票作業を、翌日に延ばした投票所もあったとしている。

 22日に暫定開票結果が発表され、最終的な結果は10月31日に発表される予定。(c)AFP/Lynne O'Donnell

1608チバQ:2010/09/19(日) 17:02:57
>>1538>>1577
http://www.asahi.com/international/update/0918/TKY201009180325.html
スウェーデン、「反移民」の右翼政党勢い 19日総選挙2010年9月18日22時37分

 【ストックホルム=橋本聡】スウェーデン総選挙が19日、投開票される。世論調査によると、ラインフェルト首相が率いる中道右派の与党4党連合がやや優勢だが、初の国政進出をめざす右翼政党が台風の目になっている。

 この党はスウェーデン民主党。「反移民・反イスラム」を唱える。同国の選挙は比例制で議席を配分されるには得票率4%以上が要件となっているが、初めてこの水準を超える勢いだ。

 スウェーデンは人道主義や労働力不足から、長年にわたって移民や難民を寛容に受け入れてきた。しかし治安悪化などに不満をもつ有権者が増え、右翼が支持を伸ばす背景になっている。

 ラインフェルト首相は「右翼とは提携しない」と語り、過半数の確保に躍起だ。一方、2006年の総選挙で下野した社会民主労働党は、野党3党で中道左派連合を組み、激しく追い上げている。

 欧州ではこのところ右翼政党の勢力拡大がめだち、6月のオランダ総選挙では第3党に躍り出た。デンマークでも政権に閣外協力して移民政策に影響力をもっている。スウェーデンにも、そうした傾向が及ぶ可能性がある。


http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010091901000248.html
スウェーデン総選挙、投票始まる 中道右派優勢
 【ストックホルム共同】任期満了に伴うスウェーデン総選挙(定数349)の投票が19日、始まった。経済成長を重視し、「高福祉高負担」政策の一部見直しを進めた中道右派4党連合の連立政権に、伝統的政策の堅持を訴える中道左派の野党3党連合が挑む。

 支持率調査では中道右派が5割前後と4割強の野党連合より優勢で、第2次大戦後2度目となる31年ぶりの右派連勝を狙うが、過半数確保は微妙。反イスラム色が強く、移民制限を訴えて支持を広げる極右、民主党は議席獲得の最低得票率4%を突破し、初めて議員を送り込む勢いだ。

 投票は即日開票。20日未明(日本時間同日朝)には大勢が判明する。

 連立与党は2006年の前回選挙で12年ぶりに中道左派から政権を奪還。与党連合の中核でラインフェルト首相(45)が率いる穏健党は経済界寄りとされ、所得税減税や福祉手当の一部切り下げ、国営企業の民営化などを実施した。

2010/09/19 16:31 【共同通信】

1609チバQ:2010/09/19(日) 17:13:05
>>1604-1607安保スレに貼ってましたけど、そろそろこっちですかね。
ちなみにイランはここ。イラクは安保スレに現状張ってます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/2197
アフガン議会、カルザイ大統領指名の閣僚の大半を不信任
2010年 01月 3日

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/2206
アフガニスタン下院は16日、カルザイ大統領が指名した閣僚17人のうち、10人の承認案を否決した。
1月2日に17閣僚の承認を否決したのに続くもので、議会の異例の反旗に直面した大統領は、2期目就任から約2か月を経ても組閣のめどが立たずにいる。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/2405-2408
アフガン・遠い安定:ピース・ジルガを前に

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/2498
アフガン下院選 反カルザイ勢力の伸長どこまで
カルザイ氏と下院との距離の広がりは、カルザイ氏が昨年11月に2期目をスタートさせて以降、再三にわたり提案している閣僚候補の多くを、下院が否決し続けているという事態に端的に表れている。政権の25閣僚のうち、7ポストはなおも承認が得られないまま決まっておらず、その職務を前閣僚が代行しているのが実情だ。
昨年の大統領選で、カルザイ氏の対抗馬としてアブドラ元外相を擁立した国民戦線は今回、大統領選の雪辱を晴らそうと、北部を中心に多数の候補者を擁立し、反カルザイ勢力の伸長に躍起になっている。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/2504
アフガン:下院選挙実施へ カルザイ政権の行方に注目
・多数派民族パシュトゥン人のカルザイ氏が、大統領選で支持を取り付けるために各民族ごとに約束した「閣僚配分」がある
 カルザイ氏は再選後、約束通りに閣僚指名をしたが
・人口2位のタジク人であるアブドラ氏支持派議員らは大半の指名閣僚の承認を拒否した。
・3番目に人口が多いハザラ人の指導者を名乗るアジ・モハケク議員(55)は6月「カルザイ(大統領)には失望した。約束を守れない男をいつまでも支持するわけにはいかない」
・(ハザラ人の指導者を名乗るアジ・モハケク議員は)「(人口4位のウズベク人軍閥指導者)ドスタム氏と共闘することで一致した」

1610チバQ:2010/09/19(日) 17:13:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2010091900074
女性候補も奮闘=社会進出や若者支援目指す−アフガン総選挙
 【カブール時事】18日に投票が実施されたアフガニスタン下院選挙。伝統的な男性優位社会を反映し、定数249議席のうち女性枠は68議席だけ。しかし、将来の国づくりに貢献したいと願う多くの女性候補が選挙に挑んだ。
 英国留学後に女性団体のボランティア活動に携わり、今回カブール選挙区から初出馬したファルフンダ・ナデリさん(29)は候補者の中でおそらく唯一、自分の顔を出さない選挙活動を選んだ。街中には各候補の写真入りポスターがあふれているが、ナデリさんは「外見で決めてほしくない」と政策だけを訴え続けた。
 「この国の政治は問題が多く嫌いだった。でも、批判するのは簡単。問題があれば中に入り、解決可能かを見極める必要がある」とナデリさん。アフガンでは女性の権利が全く認められていないとして、当選した場合は他の女性に働き掛けて政策グループを形成し、女性の社会進出拡大や、イスラムの解釈に基づいた民主主義を実現させたいと語った。
 同じく初当選を目指すロビナ・ジャラリさん(25)は北京五輪に短距離選手として出場した元アスリート。「アフガンは人口の7割が若者。若者の代表者として彼らの生活向上や雇用問題に取り組みたい」というのが出馬の理由だ。当選したら、「女性枠を男性と同数に拡大させることにもチャレンジしたい」と意気込んだ。(2010/09/19-15:52)

1611チバQ:2010/09/19(日) 17:15:11
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010091802000036.html
きょう アフガン下院選 
2010年9月18日 朝刊

 【バンコク=古田秀陽】アフガニスタンで十八日、二〇〇一年の旧タリバン政権崩壊後、二度目となる下院選挙(定数二四九)の投票が行われる。反政府武装勢力タリバンとの和解などを目指すカルザイ大統領の支持勢力が議席を確保し、政権を安定させられるかが焦点となる。

 アフガンからの報道によると、二期目のカルザイ政権がスタートした昨年十一月以降、下院では反カルザイ勢力の伸長が指摘されている。閣僚人事では下院がカルザイ氏の候補を否決し続け、現在も二十五閣僚ポストのうち七人が決まらず、前閣僚が代行する。

 昨年の大統領選での大量の不正票の発覚や政権中枢にも及んでいる汚職疑惑などが反カルザイ勢力の拡大に結び付いているとの見方がある。今回の選挙で反対勢力が伸長すれば政権運営はさらに難しくなりそうだ。

 投票当日のテロも懸念される。タリバンは「米国の侵略下で投票しても何の価値もない」と、国民にボイコットを呼び掛ける。投票所への攻撃も予告しており、南部の選挙区などでは得票が見込めず立候補を辞退する候補者も出ている。

 AFP通信によると、これまで候補者ら十人がタリバンによるとみられる攻撃で死亡。選挙管理委員会職員らの誘拐も多発している。アフガン軍によると、十八日は厳戒警備を敷き、治安部隊六万人以上が展開する。

 選管によると、立候補者は約二千五百人でうち約四百人が女性。当初は全国三十四州で投票所約二万カ所を開設する予定だったが、治安確保が困難だとして既に千百カ所以上の閉鎖を決めている。最終結果は十月三十日に発表される予定だが、昨年の大統領選同様、不正発覚などで集計が混乱し、結果が遅れる可能性がある。

1612チバQ:2010/09/19(日) 17:15:42
http://mainichi.jp/select/world/news/20100918k0000m030041000c.html
アフガン:下院選18日投票 タリバンが「棄権」命じ警告
 【ニューデリー栗田慎一】18日投票のアフガニスタン下院選挙を前に、旧支配勢力タリバンは17日、全有権者に、「米国流選挙はアフガンの伝統を損なう」と改めて棄権を命じ、「違反者には相応の処置が待っている」と警告した。選挙管理委員会によると、南部や東部に加え、北部の一部地域でもタリバンの影響が強まったことで投票所が開設できないという。

 アフガンの政府系機関「人権擁護委員会」は16日、国際治安支援部隊(ISAF)やアフガン軍に「有権者の安全確保」を要請。全国9地区で投票が不可能とし、「投票者の命の危険は昨年より高い」と断じた。

 選管や内務省によると、投票が困難な地域は、米軍が「大規模作戦」を展開した南部カンダハル、ヘルマンド両州と、中央アジアからの北大西洋条約機構(NATO)軍の物資輸送経路となっている北部クンドゥズ州など。全国の投票所1万9900カ所のうち2500カ所に上る。

1613チバQ:2010/09/19(日) 17:16:30
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010091601000854.html
アフガン、「突然の出馬抹消」 元警察幹部の候補
 【カブール共同】アフガニスタンでの麻薬取り締まりに活躍した元警察幹部のアマヌラ・アマキルさん(46)が、18日投票の下院議会選への立候補を届け出たが、出馬の条件を満たしていないとして、このほど登録を取り消された。アマキルさんは「条件は満たしていた。誰かが圧力をかけたのは確実だ」と不信感をあらわにしている。

 「なぜ自分の出馬が取り消されたのかまだ理解できない」。カブール市内の団地で暮らすアマキルさんは9月に入って突然言い渡された決定の衝撃を今も抱え続けている。

 軍と警察でキャリアを重ね、2005年から06年にカブール空港の警察長を務めた際、厳しい麻薬取り締まりで有名となったアマキルさん。ヘロインの密輸を数多く摘発したが、上司に疎まれ職を追われたという。

 その後、教育省に再就職。昨年12月、知人らに「支持するから下院選に出馬を」と勧められ、「麻薬の売人や軍閥関係者の暗躍をなくし、治安改善に力を尽くそう」と出馬を決意した。

2010/09/16 19:15 【共同通信】

1614チバQ:2010/09/19(日) 17:18:24
http://mainichi.jp/select/world/news/20100917ddm007030112000c.html
オーストラリア:新難民施設構想、東ティモール猛反発
 ◇「植民地ではない」「捨て場所にするな」
 2期目に入ったオーストラリアのギラード労働党政権が、急増する難民問題への対応を迫られている。ギラード首相は今年7月、難民申請者数を抑えるため、収容施設を東ティモールに設置する構想を発表。これに東ティモールが強く反発し、交渉は暗礁に乗り上げたままだ。【ジャカルタ佐藤賢二郎】

 「(新たな)施設を設けるため、先導的な役割を担う」。難民問題担当のボーウェン移民相は14日、外相に就任したラッド前首相と連携し、「国内施設の大幅な定員超過」を理由に、東ティモールでの設置構想を進める考えを表明した。

 構想では、豪州近海に漂着した密航船を東ティモールに移送。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の協力で資格審査を行い、難民認定者のみ豪州への入国を認める。審査を厳格化して密航を抑え、密航あっせん業者にも打撃を与える狙いがある。

 豪州は02年に独立した東ティモールに対し、多額の経済支援や治安維持への協力などを通じて大きな影響力があり、東ティモールのホルタ大統領は施設受け入れに同意する意向だと伝えられた。しかし、国会議員などから「我が国は(豪州の)植民地ではない」「難民の捨て場所にするな」と批判が噴出。議会は7月中旬、受け入れ拒否を全会一致で決議した。

 また、豪州を目指す密航者の中継地として09年以降、約2000人の難民申請者が入国したインドネシア政府も、政策変更の影響が予測されるにもかかわらず、事前の相談が無かったとして不快感を表明した。

 豪州の難民政策を巡っては、ハワード自由党政権が01年、南太平洋のナウルに同様の施設を設置した。だが、ナウルが国連難民条約を批准せず、収容環境が劣悪だったこともあり、国際的な批判を浴びた。当時、野党だったラッド前首相はハワード政権を痛烈に批判し、前回07年の総選挙で「政策緩和」を公約に掲げて政権交代を実現した。その結果、ナウルの施設を閉鎖し、国内での審査に切り替えた経緯がある。

 ところが、アフガニスタンやスリランカなどの紛争地から密航者が急増。08年7月から今年6月までの2年間に約7000人が漂着した。これに対し、低所得層を中心に「仕事が奪われる」などと反発が広がり、ラッド政権の支持率は低下。ギラード現首相への交代の一因となった。8月の総選挙に向け難民政策の再修正を迫られたギラード首相が打ち出したのが、東ティモールでの施設設置構想だった。

 総選挙以降も、350人以上の密航者を乗せた船8隻が確認された。政府の発表では、今も国内約10カ所の施設に約5000人が収容されているが、うち約2000人分が定員超過となっている。

 だが、2期目のギラード政権でラッド前首相が外相に就任したことにより、野党・保守連合は「(対外)交渉には不適切」と批判。「ラッド氏の政策関与は東ティモール案の終わりを意味する」とナウルの施設での難民審査再開を主張している。

 一方、与党・労働党と連携関係にある緑の党や、人権団体も「(国外設置は)難民条約の趣旨に反する」と反発しており、政権運営に直接影響を与える可能性がある。

 ラッド外相は15日の会見で、東ティモール案は国連難民条約に適合していると説明。国連総会が開かれるニューヨークで来週、東ティモール、インドネシアの両外相と会談する予定だ。しかし、ラッド氏自身「手順通り進めるにはかなりの時間がかかる」と語るなど、交渉長期化の見通しを示した。

1615チバQ:2010/09/19(日) 17:34:38
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2757624/6203515?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=detail&amp;utm_campaign=must_read
プーチン首相、2012大統領選に向けドメイン名を取得か
2010年09月19日 13:52 発信地:モスクワ/ロシア
【9月19日 AFP】ロシアのニュースサイト「ガゼータ.Ru(Gazeta.Ru)」は18日、ロシアの政府要人警護を担当する露連邦警護庁(Federal Guard Service)が最近まとめて取得したキリル文字のドメイン名の中に「プーチン2012.rf」(Putin-2012.rf)というドメイン名があったとして、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相の2012年の次期大統領選への出馬を示す動きではないかと報じた。

 12年のロシア大統領選については、ドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)現大統領の2期目続投となるか、プーチン首相が出馬するかが注目されている。両者はどちらかが出馬すれば、自分は出馬しないことで個人的に合意に至っていると述べているが、それを証明するような情報はなく、観測筋はどんなに小さな動きにも反応している状態だ。
 
 ガゼータによると、連邦警護庁は8月、「プーチン2012.rf」と一緒に「Premier2012」(首相2012)などのドメイン名を取得した。18日時点ではどちらのドメイン名も有効になっていない。また、これまでに同庁が取得した約400個のドメイン名のうち、メドベージェフ氏の名前と大統領選の年を表す2012の数字や、選挙を連想させる他の要素が組み合わされているものはひとつもない。

 同局が取得したプーチン首相の名前の入ったドメイン名では、「プーチン」と「タイガー(トラ)」や、「プーチン」と「ベルーガ(チョウザメ)」を組み合わせたものなど野生動物とのふれあいを好む首相のマッチョな嗜好を表すものもある。(c)AFP

1617名無しさん:2010/09/20(月) 11:30:34
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2010092000019
極右進出、連立に影響も=与党連合は最大勢力維持−スウェーデン総選挙

 【ロンドン時事】19日投票のスウェーデン総選挙(一院制、定数349)は、20日未明(日本時間同日午前)までに開票が終了、ラインフェルト首相の穏健党率いる中道右派の与党連合が議会最大勢力を維持した。しかし過半数には届かず、今回初の中央政界進出を果たした極右勢力が、連立交渉のカギを握る可能性が出ている。
 ストックホルムからの報道によると、各派の獲得議席は穏健党など与党連合が172、社会民主労働党(社民党)など中道左派の野党連合が157。一方、移民大量流入への懸念を背景に支持を広げてきた極右のスウェーデン民主党は、ゼロから一気に20議席を獲得した。投票率は82%以上だった。議員の任期は4年。(2010/09/20-10:36)

1618名無しさん:2010/09/20(月) 13:08:31
http://www.cnn.co.jp/world/30000260.html
スウェーデン総選挙、中道右派が政権維持
2010.09.20 Mon posted at: 10:09 JST

ストックホルム(CNN) 19日投開票のスウェーデン総選挙(定数349)で、ラインフェルト首相率いる中道右派の与党連合が勝利し、政権2期目を迎える見通しとなった。

選管当局によると、穏健、自由、キリスト教民主、中央の各党で構成する与党連合の得票率は49.3%。社会民主労働党、左翼党、緑の党による野党左派連合は43.7%だった。与党連合の勝利は2つの出口調査でも予想されていた。

与党連合は172議席、左派連合は157議席をそれぞれ獲得した。ラインフェルト首相は「国民はわれわれが続投すべきだとの判断を下した」と勝利宣言した。一方、左派連合を率いる社会民主労働党のサリーン党首は支持者らの前で敗北を認めるとともに、与党連合も過半数には到達しないと指摘した。

反移民を掲げる右翼政党、スウェーデン民主党も得票率5・7%で20議席を獲得し、初の国政進出を果たした。ただ主要政党はいずれも、同党とは連携しないとの立場を示している。

スウェーデンでは社会民主労働党が長年にわたり政権を担っていたが、2006年の総選挙で中道右派政権が発足。世界的な金融危機で戦後最悪の不況に陥った同国経済は、緊縮財政などにより欧州一の成長率が予想されるまでに回復した。ラインフェルト首相は選挙戦でこうした実績を強調。一方の左派連合は、年金生活者や病人の負担が増大していると主張し、「福祉国家スウェーデン」の維持を訴えていた。

1619名無しさん:2010/09/21(火) 18:09:23
アフガン総選挙に問題点、監視団体が指摘
2010.09.21 Tue posted at: 17:43 JST
http://www.cnn.co.jp/world/30000280.html

カブール(CNN) アフガニスタンで18日実施された総選挙をめぐり、同国の選挙監視団体、自由公正選挙団(FEFA)は20日、治安上の懸念や運用態勢の不備により投票できない有権者が多数に上ったとの見方を示した。選管発表の有権者数についても矛盾を指摘している。

FEFAは一方で、投票者の関心が比較的高く、当日の警備態勢も整備されていたのは明るい兆候だと評価した。

警察は20日、中部ロガール州で45人前後が不正行為の疑いで拘束されたと発表した。ただし同州知事の報道官によると、39人が不起訴で釈放されたという。

選管は18日夜、有権者920万人中360万人が投票し、投票率は約40%にとどまったと発表。昨年8月の大統領選では有権者1140万人、投票者460万人とされていたため、有権者数の差が問題となった。さらに選管のウェブサイトには、国内で2003年以降、計1670万人が有権者登録を済ませたとの記述もある。

選管は今回の有権者数が少なくなっていたことについて、当日治安上の理由で約2割の投票所が閉鎖を余儀なくされ、この分を差し引いたためと述べた。これに対してFEFAなど一部の監視団体は「つじつまが合わない」と主張し、さらに説明を求めている。

投票日には全土に警官や兵士ら数万人が配置されたが、当局者らによると、反政府武装勢力タリバーン関連の攻撃などにより、少なくとも民間人12人、警官3人、兵士1人が死亡した。

1620チバQ:2010/09/21(火) 20:46:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100921-00000105-san-int
ちらつくクレムリンの影 露3大テレビ→モスクワ市長を相次ぎ批判
産経新聞 9月21日(火)7時57分配信

 【モスクワ=佐藤貴生】ロシアの首都モスクワの市長を18年間も務めるルシコフ氏が20日、オーストリアで休暇に入り、辞任に向けた動きでは−との観測が広がっている。

 政府系3大テレビ局が今月、同氏を批判する番組を相次ぎ放映する異例の事態が起きており、同氏を辞任に追い込むクレムリン(露大統領府)の差し金との見方も出ている。

 インタファクス通信は18日、大統領府当局者が「彼には考える時間が必要だ」と述べ、ルシコフ市長の休暇を許可したと伝えた。休暇は1週間の予定だ。

 ルシコフ氏をめぐっては、今夏の大規模な森林・泥炭火災への対応が遅れた−と大統領府当局者が匿名で非難、ルシコフ氏が反論するなどして、双方の対立が表面化した。

 3大テレビ局の一つ、政府系NTVは18日、市長と国内屈指の富豪である実業家、バトゥリナ夫人の汚職疑惑に関する番組を放映した。10日の批判番組に続くもので、残る国営テレビ2局も深刻化するモスクワの交通渋滞などを挙げ、市長を批判する番組を流した。

 「3大テレビ局が同時にこうした番組を流すには、政権の関与が不可欠」(露政治評論家)との見方が支配的だ。

 プーチン前政権は2004年、地方首長の事実上の大統領任命制を導入した。今年はタタルスタンやバシコルトスタン、カルムイキアなどの共和国で、1990年代から率いてきた首長を交代させており、2年後の大統領選を前に、権力基盤の再編を図る政権の狙いもちらつく。

 来年6月に任期切れを迎える“重量級”のルシコフ氏について、在モスクワのシンクタンク、カーネギー・センターのペトロフ氏は、「彼は自らのために働く“集票マシン”を持っている」とし、事実上の最高実力者であるプーチン首相が、ルシコフ氏に引けを取らない後継市長をいつ選定するかが今後の焦点になる−との見方を示している。

1621チバQ:2010/09/21(火) 20:51:18
http://mainichi.jp/select/world/news/20100921ddm007030084000c.html
ロシア:モスクワ市長退任か 長期政権、大統領と深い対立
 【モスクワ大前仁】ロシアのメドベージェフ大統領と有力政治家の一人、ルシコフ・モスクワ市長の間で対立が生じ、市長が近く退任するとの観測が強まっている。大統領は12年春の次期選挙をにらみ、指導力を誇示する狙いだが、騒動が長引けば、逆効果の恐れもある。

 ロシア政府が事実上の支配下に置くテレビ局は今月10日、ルシコフ市長が今夏にモスクワで煙害が起きた際に早急に海外休暇を切り上げなかった対応を取り上げた番組を放映。大統領府がルシコフ氏の早期退陣へ向けた批判運動を始めたとみられている。

 対立の原因は、モスクワとサンクトペテルブルクを結ぶ高速道路の建設をめぐる問題だった。道路がモスクワ近郊の森林を破壊する恐れがあるという声に配慮して、大統領は先月末に計画凍結を支持した。これに対しルシコフ氏は建設を支持したうえで、現在の「双頭体制」を指揮する大統領とプーチン首相の間を裂くような発言をしたことが、大統領の怒りを買った。

 ルシコフ氏は18日、「市民の支持を失うなど辞任の理由があるのか?」と職務続行へ意欲を示したが、その後、再び海外休暇に入った。大統領府関係者は同氏が「(進退について)考える時間を必要としている」と指摘。後任候補にはセルゲイ・イワノフ副首相らが挙げられている。

 大統領は元々、92年に市長に就任した5期目のルシコフ氏の長期政権を好んでおらず、現在の任期が切れる来夏には再任を支持しない方針だった。あえて今回、早期退任へ圧力を強めているのは、汚職のうわさが多いルシコフ氏を事実上解任することで、改革への取り組みを強調する狙いの模様だ。

 一方、モスクワ市議会は15日、ルシコフ氏を支援する声明を発表した。強権支配が強まるロシアで、地方自治体が政権の意向に対抗するのは異例といえる。露内政に精通しているPR会社「レフ・グループ」社長のフロロフ氏は、英字紙モスクワ・タイムズで、大統領が再選を狙うには与党「統一ロシア」で強い影響力を持つルシコフ氏と「手を結ぶ必要がある」と指摘し、批判運動をやめるよう促している。

1622チバQ:2010/09/21(火) 20:52:29
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100921/mcb1009210504026-n1.htm
政権維持の陰に高速通信網 豪労働党、地方普及策で無所属から支持 (1/2ページ)
2010.9.21 05:00


インターネットを楽しむオーストラリアの女性。同国人口の9割をカバーするブロードバンド計画が無所属議員の動向を決した(ブルームバーグ)【拡大】
 先月21日の総選挙で「ハングパーラメント(宙ぶらりん議会)」となったオーストラリアでは、動向が注目されていた無所属議員がギラード首相率いる与党・労働党支持を表明し、現政権が継続する見通しとなった。支持獲得の背景には、首相自ら提示した全国的なブロードバンド網の整備計画がある。

 ともに大都市圏以外の選挙区から無所属議員として選出されたウィンザー議員とオークショット議員は、与党支持を決めたポイントとして労働党の掲げる全国規模でのブロードバンド網整備を挙げた。光ファイバーを用いたこのネットワークの確立には、430億豪ドル(約3兆4650億円)が投じられる計画だ。ウィンザー議員は「地方在住者に最新のインフラ環境を提供するまたとないチャンス」と期待を寄せる。

 自由党のアボット党首率いる野党・保守連合も同様の計画を発表していたが、無所属議員は630億豪ドルと計上された予算に対して、「現実的ではない」との判断を下したもようだ。

 メルボルンのディーキン大学で講師を務める政治アナリスト、ザレー・ガザリアン氏は「国土の広大なオーストラリアでは、地方ほど公共サービスの質が低下する傾向にある。都市部と同様のブロードバンド網を地方で展開することは容易ではないが、今回の計画で可能性は広がるはず」と指摘した。

 労働党によるブロードバンド網の設置は2018年に完成する予定。これにより人口の93%が転送速度毎秒100メガビットの光ファイバーケーブルで結ばれることになる。残りの7%については、ワイヤレスブロードバンドと衛星ブロードバンドのサービスでそれぞれ対応する方針だ。今回の計画は、豪政府による単独のインフラ整備事業としては過去最大の規模となる見通し。

 通信事業コンサルタント会社オーバムのリサーチディレクター、ケビン・ヌーナン氏は「無所属議員らに対し労働党からどのような譲歩が提示されたかは明らかになっていないが、ブロードバンド網の導入は彼らの選挙区がある地方を中心に進められる公算が大きい」との見方を示した。

 労働党は、オーストラリア最大の電話会社テルストラと法的拘束力を持たない合意を結んでいる。合意内容は、新たなブロードバンド網設置に伴い、テルストラが110億豪ドルの補償金と引き換えに既存の銅線ケーブルを閉鎖。現加入者を政府のサービスへ振り替えさせるというもの。現時点でテルストラ側は補償協定の内容を支持しているが、出資者や反トラスト規制当局からの承認はまだ得られていない。銅線ケーブルネットワークは、テルストラの手がけるなかで最も利益率が高い事業だ。(ブルームバーグ Robert Fenner)

1623名無しさん:2010/09/22(水) 23:30:44

初の女性過半数内閣が誕生=7人中4人占める―スイス
2010年9月22日23時6分
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201009220119.html

 【ジュネーブ時事】スイス連邦議会は22日、閣僚(定員7)選挙を行い、辞任の意向を示している2閣僚の後任の1人に社会民主党で女性のシモネタ・ゾマルーガ上院議員(50)を選出した。この結果、女性閣僚が4人となり、スイス初の女性が過半数を占める内閣が誕生する。

 選挙はロイエンベルガー環境・運輸・エネルギー・通信相兼副大統領(社会民主党)、メルツ財務相(自由民主党)が辞任することに伴い実施。残る1閣僚にはヨハン・シュナイダーアマン下院議員(58)を選んだ。 

[時事通信社]

1624チバQ:2010/09/24(金) 20:34:59
>>6320-6321
http://www.asahi.com/international/update/0921/TKY201009210312.html
古株モスクワ市長に辞任圧力 TV番組で「攻撃」相次ぐ(1/2ページ)
2010年9月23日13時5分

  
 【モスクワ=副島英樹】ソ連崩壊後からロシアの首都モスクワに君臨してきたルシコフ市長が、クレムリン周辺からの「辞任圧力」にさらされている。20日から1週間の休暇に入り、21日にはオーストリアで74歳の誕生日を迎えたが、優雅なバカンスとはいかない。「休暇から二度と戻ってこない」とのうわさまで立ち、側近は否定に躍起だ。背景には、在任期間の長い首長を次々と刷新するメドベージェフ政権の方針がある。

 ルシコフ市長は1992年から市長の座を占め、ロシアに83ある連邦構成体の首長の中でもトップ3に入る古株。モスクワの利権を掌握し、建設・不動産投資会社を営むエレーナ・バトゥーリナ夫人(47)は経済誌フォーブスで今年、世界の女性富豪のトップ3に入った。

 市長への「攻撃」が始まったのは今月10日夜。全国ネットのテレビ局「NTV」が市長の活動を批判する番組を繰り返し放映し、猛暑による火災がもたらしたスモッグで市民が苦しんでいる時に外国で休養していた▽夫人の事業に特権を与えている▽高速道路建設のための森林伐採に反対するジャーナリストへの襲撃に関与した疑いがある――などと批判した。

 さらに第1チャンネルなど他の政府系テレビ局も加わり、同12日まで相次ぎ放送。20日には、40万ドル(約3400万円)の高級腕時計「パテック・フィリップ5012スカイムーン」をはめていたとの報道がネットをにぎわせた。

 こうした動きに、市長夫妻は虚偽情報で名誉を傷つけられたとして提訴すると主張。市長は「キャンペーンは上からの命令で組織された中傷だ」と述べ、政権上層部からの圧力だと示唆した。

 さらに「RENテレビ」のインタビューでは、来年半ばまでの任期前の辞任はないと強調。「双頭体制」を組むメドベージェフ大統領とプーチン首相を市長が分裂させようとしているとの批判があることに対し、「政権上層部は誤解している」と釈明した。

 「辞任拒否」の市長の発言に対し、インタファクス通信は「職務遂行の継続を決めるのはロシア大統領だ」との大統領府高官の話を伝え、オーストリア休暇も「身の振り方を考えるいい時間」(大統領府筋)との声が漏れる。

 モスクワ市長の去就が注目されるのは、メドベージェフ政権が最近、ソ連崩壊前後から君臨してきた首長を事実上更迭して地方掌握を進め、11年末の下院選、12年の大統領選に向けた足場固めに入っているからだ。かつては独立の動きを探ったタタールスタン共和国やバシコルトスタン共和国の両大統領も今年に入って交代させた。利権を握る古株の刷新で、政権の優先課題である経済の「現代化」に弾みを付ける狙いもある。

 連邦構成体の首長は選挙ではなく大統領の事実上の指名制だが、明確な失政がない限り辞任を強要するのは難しいという。国際政治分析研究所のミンチェンコ所長は、市長が休暇から戻った直後の辞任はないと見る。「モスクワのすべてのグループを安定的に治められる候補者をクレムリンもまだ見つけられていない。しばらく時間が必要だ。その後に平和的な辞任があるだろう」としている。

1625チバQ:2010/09/24(金) 20:42:49
>>1577とか
ドナルドダックに120票、スウェーデン総選挙
2010年09月24日 11:07 発信地:ストックホルム/スウェーデン

http://www.afpbb.com/article/politics/2759089/6232764?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
【9月24日 AFP】19日投開票のスウェーデン総選挙の手書き投票についての最終結果が23日、公表され、ディズニーキャラクターのドナルドダック(Donald Duck)が120票を獲得したことが明らかになった。

 ほかには「自分党」が4票、「自分自身」や「ジーザス」、「ジーザスクライスト」、「ゴッド」がそれぞれ2票を獲得した。

 一方、「王」が3票を獲得したのに対し、「スウェーデンのコモンセンス」は1票だった。「スウェーデンのコモンセンス」票は英語で書かれていたとのこと。

 ほかには「ハリー・ポッター」、「ミッキーマウス」、「カウチポテトパーティー(党)」が各1票ずつだった。

■小政党も健闘

 こういった個人的な趣味趣向とは別に、議会に議員のいない小政党にも投票があった。

 「フェミニスト・イニシアチブ」と、ファイル共有を支持する「海賊党」が1%未満を得票し、小政党では最大の得票を獲得した。

 ほかには、「年金生活者党」が得票率0.1%ほどで、「ハードアルコール党」が237票を獲得し、「医療党」が185票だった。(c)AFP

1626チバQ:2010/09/25(土) 09:27:19
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100920/erp1009202212009-n1.htm
去就に注目 重量級モスクワ市長 「考える時間必要」とクレムリン
2010.9.20 22:06
 【モスクワ=佐藤貴生】ロシアの首都モスクワの市長を18年間も務めるルシコフ氏が20日、オーストリアで休暇に入り、辞任に向けた動きでは−との観測が広がっている。政府系3大テレビ局が今月、同氏を批判する番組を相次ぎ放映する異例の事態が起きており、同氏を辞任に追い込むクレムリン(露大統領府)の差し金との見方も出ている。

 インタファクス通信は18日、大統領府当局者が「彼には考える時間が必要だ」と述べ、ルシコフ市長の休暇を許可したと伝えた。休暇は1週間の予定だ。

 ルシコフ氏をめぐっては、今夏の大規模な森林・泥炭火災への対応が遅れた−と大統領府当局者が匿名で非難、ルシコフ氏が反論するなどして、双方の対立が表面化した。

 3大テレビ局の一つ、政府系NTVは18日、市長と国内屈指の富豪である実業家、バトゥリナ夫人の汚職疑惑に関する番組を放映した。10日の批判番組に続くもので、残る国営テレビ2局も深刻化するモスクワの交通渋滞などを挙げ、市長を批判する番組を流した。

 「3大テレビ局が同時にこうした番組を流すには、政権の関与が不可欠」(露政治評論家)との見方が支配的だ。

 プーチン前政権は2004年、地方首長の事実上の大統領任命制を導入した。今年はタタルスタンやバシコルトスタン、カルムイキアなどの共和国で、1990年代から率いてきた首長を交代させており、2年後の大統領選を前に、権力基盤の再編を図る政権の狙いもちらつく。

 来年6月に任期切れを迎える“重量級”のルシコフ氏について、在モスクワのシンクタンク、カーネギー・センターのペトロフ氏は、「彼は自らのために働く“集票マシン”を持っている」とし、事実上の最高実力者であるプーチン首相が、ルシコフ氏に引けを取らない後継市長をいつ選定するかが今後の焦点になる−との見方を示している。

1627チバQ:2010/09/25(土) 20:29:20
>>1476
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100925/erp1009251819006-n1.htm
労働党党首選 ミリバンド兄弟が激戦
2010.9.25 18:17
 【ロンドン=木村正人】5月の総選挙で下野した英労働党の党首選の投票が25日までに締め切られ、同日午後(日本時間26日未明)に結果が発表される。最有力候補のデービッド・ミリバンド前外相(45)を弟のエド・ミリバンド前エネルギー・気候変動相(40)が激しく追い上げており、逆転する可能性も出てきている。

 党首選には、ミリバンド兄弟とブラウン前首相の元側近、エド・ボールズ前児童・学校・家庭担当相(43)▽アンディ・バーナム前保健相(40)▽黒人女性下院議員ダイアン・アボット氏(56)の計5人が立候補した。

 経済自由化で税収を増やして教育・医療に充てるブレア元首相以来の「ニュー・レイバー」政策の継承を掲げ、ダーリング前財務相ら81人の推薦を受けたデービッド氏が中盤まで優勢に戦いを進めた。

 しかし、低所得者層にアピールするため、最低賃金の引き上げや高所得者層への課税強化を訴えたエド氏が労働組合など「オールド・レイバー」の支持を取り付けて猛烈に追い上げた。

 党員や同党支持の組合員を対象にした世論調査ではエド氏が51%の支持を得てデービッド氏を2ポイント引き離している。

1628チバQ:2010/09/25(土) 22:29:47
http://mainichi.jp/select/world/news/20100926k0000m030075000c.html
英国:自由民主党が浮揚に躍起…連立政権入りで支持率半減
 今春の総選挙で政権入りした英国の第2与党・自由民主党の支持率が低迷、内部からも強い批判が噴き出している。同党は中道左派としてのアイデンティティーの危機に直面しており、「変革の担い手」としての実績作りに将来をかけている。

 「動揺せずに前に進めば、我々は英国の政治を永久に変えることができる」。クレッグ党首(副首相)は、リバプールで22日まで開かれていた自由民主党の年次党大会でこう訴えた。左右で理念が異なる保守党との連立は「ギャンブル」とも評され、自由民主党の支持率はピーク時から半減して15%前後まで落ち込んでいる。

 連立政権が各省の予算を平均25%削減するという超緊縮財政も、低所得層の支持者が多い同党に逆風だ。20日のクレッグ党首への質問セッションでは、「なぜ予算カットで自由民主党が非難され、我々が連立政権に持ち込んだ政策で保守党が称賛されているのか」などと保守党の陰に埋没することへの危機感が示された。

 大会では、連立参加の意義を強調するため、所得税免除の年収上限額引き上げやIDカード(身分証明書)廃止など、同党の過去4カ月の政策実績がアピールされた。

 党員の一人、会社員のダニエル・タグさん(30)は「連立が決まった時はショックだった。でも今は、抵抗政党でいるより自分たちの政策を少しでも実現する方がいいと思えるようになった」と話した。

 議会第3党・自由民主党の盛衰の鍵を握るのは、戦後初の連立政権が機能するかどうかだ。同党は2大政党制に代わる「新しい政治」の成果を示していく必要に迫られている。【英中部リバプールで笠原敏彦】

1629チバQ:2010/09/26(日) 16:54:28
>>1627
おぉ!?オールドレイバー路線ですか
http://mainichi.jp/select/today/news/20100926k0000e030025000c.html
英労働党:エド・ミリバンド氏を新党首に選出
2010年9月26日 15時49分 更新:9月26日 16時26分


英労働党の新党首に選出されたエド・ミリバンド氏=2010年9月25日、AP 【ロンドン笠原敏彦】英国の野党・労働党は25日、5月の総選挙で敗北し辞任したブラウン前党首(前首相)の後任にエド・ミリバンド前エネルギー・気候変動担当相(40)を選出した。党首選は知名度で勝る兄のデービッド・ミリバンド前外相(45)が本命視されていたが、弟が得票率でわずかに1%強上回るという波乱の結果になった。

 党首選には5人が立候補。国会議員や党員、労働組合員らの投票の結果、エド候補が最終得票率50.65%で49.35%のデービッド候補を降した。選挙は得票率50%超が出るまで順次最下位を切り捨てていき、その票を再分配する方式で行われた。

 エド・ミリバンド新党首は結果確定後、デービッド候補と抱き合って健闘をたたえ合った後、「新世代」による党再建に向けて「団結」を求め、「労働党は(有権者の)信頼を失った。我々は変わらなければならない」と訴えた。

1630チバQ:2010/09/26(日) 16:56:48
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010092602000042.html?ref=rank
党首に弟・エド氏 英労働党
2010年9月26日 朝刊

 【マンチェスター(英中部)=有賀信彦】五月の英総選挙で敗北して下野した労働党の党首選の投票結果が二十五日、当地で発表され、エド・ミリバンド前エネルギー・気候変動相(40)が新党首に選出された。

 四十代のエド新党首誕生で、ブラウン前党首(59)から大きく世代交代を果たした。

 五人が立候補した選挙戦は事実上、ブラウン政権で閣僚を務めたミリバンド兄弟の戦いとなった。弟のエド氏は伝統的な政治スタンスである中道左派に同党を戻すとアピール。貧富の格差を埋めるため、高額所得者への増税や一定の賃金を支給する企業への減税などの政策を訴えた。

 一方、「ニューレーバー」(新労働党)を掲げたブレア元首相の側近でもある兄のデービッド前外相(45)は党の立ち位置を中道に置くべきだと主張。経済を活性化させて雇用創出を最優先の公約として強調していた。

 投票は一日から二十二日の間に行われ、下院や欧州議会議員、党員、労働組合員が投票。選挙は、全候補者に順位を付けて投票し、ある候補者が過半数の票を得るまで、最低得票者を一人ずつ除外して、勝者を決める方法で行われた。

 五人の候補者を対象にした世論調査では、デービッド氏が38%でエド氏の31%を上回っていた。しかし、両氏に絞った調査では、エド氏が52%、デービッド氏48%と逆転。最終的にはエド氏が50・65%で過半数を得票、49・35%のデービッド氏を破り、当選を決めた。中道左派である他の三候補の支持者の多くがエド氏支持に回ったとみられる。

1631チバQ:2010/09/26(日) 16:57:30
>>1624>>1626
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010092602000041.html
ロシア政権 モスクワ市長更迭か
2010年9月26日 朝刊

 【モスクワ=酒井和人】ロシアの首都モスクワの市長を二十年近く務めてきたルシコフ氏(74)が来年六月の任期切れを待たず、近く更迭されるとの観測が強まっている。背景には二〇一二年の次期大統領選を前に首都を掌握したいクレムリン(大統領府)の思惑があり、実力派市長のクビに秋風が吹いている。

 二十四日付の有力紙「コメルサント」は情報筋の話として、来週にもメドベージェフ大統領がルシコフ氏を更迭する可能性があると伝え、後任候補としてプーチン首相の側近であるサビャーニン副首相を例示した。

 ルシコフ氏をめぐっては政府系テレビ局が批判番組を今月上旬から相次ぎ放映。同氏の利権体質や、世界有数の女性富豪とされるバトゥリナ夫人の不正蓄財を追及した。

 メドベージェフ政権は最近、中央に対抗し得る古株の実力派首長を相次いで交代させ、地方支配を強化しており、一九九二年から市長に君臨するルシコフ氏は最後の大物だ。

 来年末には大統領選の前哨戦である下院選を控え、突然、噴出した同氏批判は首都掌握を急ぐ政権による辞任圧力との見方が専ら。

 同氏は二十日から一週間の休暇中だが「彼には(進退を)考える時間が必要だ」(大統領府筋)と自ら辞任を決断させるための猶予期間とみられていた。

 ところが、ルシコフ氏は自身への批判に「上からの命令による中傷」と反論。同氏の報道官は二十四日「市長は月曜から職務に復帰する」と辞任説を否定した。

 ロシアでは自治体の首長は事実上、大統領が指名し、更迭もできる。ただ、更迭には大義名分が必要で、表向きは自発的な辞任の形をとるのが通例。モスクワ市議会は市長支持の声明を出しており、メドベージェフ大統領が更迭を強行した場合、市政の混乱は必至とみられる。

1632チバQ:2010/09/26(日) 16:58:54
http://www.nhk.or.jp/news/html/20100926/t10014200411000.html
ロシア 大統領選にらんだ動き
9月26日 0時11分
ロシアで、メドベージェフ大統領が進める国の近代化の路線を支援する勢力が新たに結成され、再来年の大統領選挙をにらんだ動きと受け止められています。

モスクワ市内のホテルには25日、メドベージェフ大統領が政権最大の課題に掲げる国の近代化の路線を支援する議員や研究者、経済人などおよそ400人が集まり、新たな勢力の結成を宣言しました。グループの名称は、大統領が去年、立ち遅れた国の現状を批判し、近代化の必要性を訴えた論文のタイトルと同じ、「前進せよロシア」と名付けられました。ロシアでは再来年に行われる大統領選挙をめぐって、メドベージェフ大統領が再び立候補するのか、それとも最高実力者のプーチン首相が大統領職への復帰を目指すのかが、最大の焦点となっています。こうした中で、メドベージェフ大統領の路線を支援する勢力が結成されたことは、特定の政治基盤を持たない大統領を後押しする動きと受け止められています。しかし、これに対抗してプーチン首相が党首を務める最大与党「統一ロシア」の中からも近代化を支援する別の勢力を立ち上げる動きが出ており、大統領選挙だけでなく来年行われる下院議会の選挙もにらんで、主導権争いが活発化しています。

1633チバQ:2010/09/26(日) 23:29:37
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100926/erp1009261824005-n1.htm
人懐っこさと弁舌…エド・ミリバンド英労働党新党首の横顔
2010.9.26 18:20

25日、英中部マンチェスターで、労働党の新党首に選出され手を振るエド・ミリバンド氏(ロイター=共同) 米証券大手リーマン・ブラザーズが破綻(はたん)した直後の2008年党大会。当時は内閣担当相だったが、「国家と市場の関係を見直す時期が来た。(ブレア元首相が唱えた)第三の道は有効だが時代への順応が必要」とニュー・レイバー路線の見直しを明言していた。

 ポーランド系ユダヤ人の両親はナチスドイツの迫害から逃れて英国に移住。マルクス主義の理論家だった父から影響を受けた。17歳で労働党に入党。オックスフォード大卒。2005年の総選挙で初当選した。

 混乱を極めた昨年末の国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)では反米諸国の反対で協定が廃案になりかけた際、賛成国だけで署名するよう提案して決裂を回避し、注目を集めた。取材に気さくに応じる人懐っこさとさわやかな弁舌も魅力だ。

 女性弁護士のパートナーとの間に1歳の息子がいる。

(木村正人)

http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100926/erp1009261820004-n1.htm
英労働党大会開幕、ミリバンド新党首 兄の処遇が最初の試金石に (1/3ページ)
2010.9.26 18:16

25日、英中部マンチェスターで労働党の新党首に選出され、演説するエド・ミリバンド氏(AP=共同) 【ロンドン=木村正人】英最大野党・労働党の新党首に25日、労働組合に支持されたエド・ミリバンド前エネルギー・気候変動相(40)が選ばれた。党首選では最低賃金の引き上げ、高所得者課税の強化、歳出削減の緩和を訴え、一部からは「急進左派」とみられている。しかし金融危機後、欧州では中道右派の優勢が顕著になっており、2015年までに行われる総選挙に向け、政策を中道寄りに軌道修正して中間層の支持を回復できるかが大きな課題となる。

 新党首は25日の当選演説で「新世代が党のかじ取りを担う。労働党は変わらなければならない」と、市場を重視したブレア元首相以来の「ニュー・レイバー(新しい労働党)」との決別を宣言した。26日から5日間、マンチェスターで開かれる党年次大会でどんな方針を示すか注目される。

 

 ■僅差での勝利

 同党の下院議員、欧州議会議員▽党員▽労組など支持団体−の3グループに分けて行われた投票では、エド氏が最終的に50.65%の支持を獲得、最有力候補だった兄のデービッド・ミリバンド前外相(45)を1.3ポイント差で突き放した。

 マンデルソン前民間企業相らニュー・レイバーが推すデービッド氏は議員・党員票で優勢だったが、エド氏が労組票で逆転。デービッド氏は弟のエド氏を抱擁して祝福したが、目には涙がにじんだ。エド氏にとっては、傷心のデービッド氏を影の内閣に招請できるかが最初の試金石となる。

 政治家としてのキャリアで一歩先を歩んできた兄に弟が仕掛けた戦いは壮絶だった。「労働党は労働者の党だ」と訴えて労組の支持を取り付けると、組合員に郵送する投票用紙にエド氏支持を訴えるパンフレットを同封。討論会に応援団を動員するしたたかさまで見せた。

 

 ■困難な党内の連立

 政策では、時給5.8ポンド(約770円)の最低賃金を7.6ポンド(約1010円)に引き上げる▽所得税の最高税率を50%に据え置き、課税対象を年収15万ポンド(約2000万円)超から10万ポンド(約1330万円)超に拡大する−ことを打ち出した。

 4年間で財政赤字を半減するという公約の見直しまで示唆したため、英メディアから「レッド(左派)」のレッテルをはられた。

 ブレアブームに沸いた1997年の総選挙で1351万を超えた得票数は今年5月の総選挙で860万余まで減少。党員数も97年の40万5千人から昨年末時点で15万人まで減ったが、保守党との連立に嫌気を差した自由民主党支持者1万2000人を含む計3万4000人が総選挙後に入党するなど党勢回復の兆しもみえる。

 ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(ロンドングループ)のトニー・トラバーズ部長は「労働党党首は労組などオールド・レイバーとニュー・レイバーの“連立”という難しさを抱えている」と指摘する。

1634チバQ:2010/09/28(火) 00:57:22
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010092702000038.html
エド新党首 『影の内閣』人選開始
2010年9月27日 朝刊

 【マンチェスター(英中部)=有賀信彦】英労働党の党首選結果発表で二十五日に新党首に選ばれたエド・ミリバンド前エネルギー・気候変動相(40)は、選出直後の演説で、党再生へ向け党員らに協力を呼び掛けた。

 エド氏は「わが党は国民との間に距離ができ、(五月の)総選挙で敗北した。新しい世代で労働党を変え、党の新しい時代の幕開けを迎えなければならない」と訴えた。

 実兄デービッド・ミリバンド前外相(45)との兄弟対決となった党首選で、エド氏の得票率は50・65%。兄は49・35%で、最終的に労働組合員からの強い支持を集めたエド氏が激戦を僅差(きんさ)で制した。

 英BBC放送によると、エド氏は既に「シャドーキャビネット(影の内閣)」の人選を始め、デービッド氏に財務相への就任を要請した。新党首は保守党などの連立政権が進める聖域なき財政削減策について「すべての予算カットに反対するとの立場は取らない」との考えを示している。

 エド氏は党首選を通じ、ブレア元首相らが掲げた中道寄りの「ニューレーバー」(新労働党)から、貧富の格差を埋めるため、党の路線を中道左派寄りに戻すと表明してきた。当地では二十六日から五日間の日程で党大会が開幕。期間中、新党首がどのような方向性を示すか注目される。

 エド氏の当選で、英政界の指導者は連立政権のキャメロン首相(43)=保守党、クレッグ副首相(43)=自由民主党=とともに、いずれも四十代となった。

1635とはずがたり:2010/09/28(火) 19:53:04
>>1624>>1626>>1631-1632

クレムリンvs首相 モスクワ市長に賛否
2010.8.10 23:28
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100810/erp1008102329010-n1.htm

 森林・泥炭火災による煙害の続くモスクワのルシコフ市長が休暇を切り上げて10日までに帰国したのを受け、クレムリン(露大統領府)筋は同日、「より早く戻るべきだった」などと市長を批判した。インタファクス通信が伝えた。これに先立ち、プーチン首相は市長との面会で「適切な時期に休暇を切り上げた」と述べ、市長を賞賛していた。

 露政界にはかねてクレムリンが在任18年のルシコフ市長を退任させるとの観測が強まっており、市長の責任問題や人事をめぐって「双頭政権」内に見解の相違が生じている可能性がある。(モスクワ 遠藤良介)

ロシア大統領、モスクワ市長を解任 「信頼を損なった」
2010.9.28 13:44
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100928/erp1009281346005-n1.htm

 【モスクワ=佐藤貴生】ロシア大統領府は28日、メドベージェフ大統領が首都モスクワのルシコフ市長(74)を解任する大統領令に署名したと発表した。インタファクス通信によると、「大統領の信頼を損なったことからルシコフ氏を罷免した」という。大統領はレシン第1副市長を市長臨時代理に任命した。

 ルシコフ氏は今夏の大規模な森林・泥炭火災への対応などをめぐり、大統領府との間で対立が表面化。同氏は27日にも自ら辞職する意向がないことを強調していた。

1636チバQ:2010/09/28(火) 23:52:02
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100928/erp1009282330008-n1.htm
露、政局波乱含みに 大統領のモスクワ市長更迭で (1/2ページ)
2010.9.28 23:26
 【モスクワ=佐藤貴生】ロシアのメドベージェフ大統領は、首都モスクワの市長を18年間務めたルシコフ氏(74)を更迭する大統領令に署名した。大統領府が28日、発表した。在位期間が長い地方首長の中でも“重量級”のルシコフ氏の更迭で、2012年の大統領選を前に政権が進めてきた地方政界の再編は山場を超えた形だ。半面、中傷合戦の末の解任劇は政争の火種としてくすぶる可能性もあり、政局は当面、波乱含みの情勢が続きそうだ。

 大統領府はルシコフ氏の解任理由を、「大統領の信頼を損なった」と説明した。大統領は28日、モスクワ第一副市長のレシン氏を市長臨時代理に任命した。

 ルシコフ氏は1992年、エリツィン元大統領の指名で市長に就任。98年には中道政党「祖国」を結成、00年の大統領選出馬をにらんだ動きと目され、当時1期目の首相だったプーチン氏を相手に権力闘争を繰り広げた。

 プーチン氏の大統領就任後は忠誠を誓って信頼を勝ち得たとされ、プーチン前政権は地方首長の公選制廃止後の07年、ルシコフ氏を5期目の市長に指名した。

 そのルシコフ氏への逆風が強まったのは今年8月。森林・泥炭火災が深刻化するなか、海外で休暇を取った同氏について、大統領府当局者が「早く帰国しなかったのは残念だ」と批判したのが発端だった。

 9月には政府系、国営の3大テレビ局が夫人の蓄財問題やモスクワの交通渋滞などを挙げ、こぞってルシコフ市長を攻撃する番組を流した。大統領府の意向を反映した動きとの観測が強く、市長は名誉棄損罪で各局を提訴、全面対決する姿勢を示していた。メドベージェフ大統領にすれば解任に踏み切ったことで、権力の失墜を免れた形となる。

 来年夏の任期切れを待たずにルシコフ氏を解任した背景として、週刊誌ロシア版ニューズウィークは「権力側が集票組織を作り直すのなら、いま市長を交代させないと大統領選に間に合わない」などとする政界関係者の談話を掲載した。

 ロシアの選挙戦では、メディアへの候補者の露出度や組織票固めなどで、各地の行政府の意向が色濃く反映される傾向がある。政権が今年、90年代から居座る地方首長を相次いで退任させているのも、“選挙の季節”の到来に備えて中央の意向に忠実な首長を据え直す狙いからだとされる。

 プーチン首相は28日夕、「大統領の市長解任は、権限の範囲内で法に従った行動だ」と述べて、大統領を支持する意向を示唆した。政治評論家のペトロフ氏は「ルシコフ氏は選挙での集票力を盾に政権を脅しにかかっていた。現政権全体に悪影響を及ぼす恐れがあった」との見方を示した。

1637チバQ:2010/09/29(水) 23:15:44
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100929/erp1009291837013-n1.htm
オランダで連立政権合意、反イスラムの極右政党が閣外協力へ
2010.9.29 18:34
 6月に総選挙が行われたオランダで28日、中道右派の自由民主党とキリスト教民主勢力(CDA)が少数与党の連立政権を樹立し、極右の自由党が閣外協力することで合意した。CDAの党内手続きが残っているものの、新首相には第1党の自民党のルッテ党首が就任する見通し。自由党のウィルダース党首はイスラム系移民の帰国やイスラム教の聖典コーランの発禁を唱えており、イスラム社会からの反発は必至だ。(ロンドン 木村正人)

1638チバQ:2010/09/29(水) 23:20:27
http://mainichi.jp/select/world/news/20100929dde007030047000c.html
オランダ:中道右派2党と極右、連立政権合意
 【ブリュッセル福島良典】今年6月のオランダ総選挙で勝利した中道右派・自由民主党のルッテ党首は28日、中道右派・キリスト教民主勢力、極右政党・自由党との連立政権合意がまとまったと発表した。中道右派2党による少数内閣を自由党が閣外協力で支える。だが、イスラム移民の排斥を主張する自由党の連立参加はイスラム世界の反発を招く可能性がある。

 連立合意は29日、3党下院議員に提示され、30日に公表される見通し。ルッテ党首が次期首相として組閣に着手するには、10月2日に開かれるキリスト教民主勢力の会合での連立合意の承認が必要となる。キリスト教民主勢力の一部メンバーは自由党との協力に難色を示している。

 一方、06年の結党以来、初の連立参加となる自由党のウィルダース党首は28日、「歴史的な瞬間であり、オランダにとって大いなる日だ」と連立合意の成立を歓迎した。ウィルダース党首は一昨年春、イスラム教の聖典コーランを非難する短編映画「フィトナ」を公開し、国際社会から批判を浴びている。

1639チバQ:2010/09/30(木) 21:25:56
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100930-OYT1T00915.htm
ベルルスコーニ内閣崩壊回避、信任案可決
 【ローマ=柳沢亨之】伊下院(定数630)は9月29日、ベルルスコーニ首相の内閣に対する信任案を賛成342票で可決した。首相は、与党分裂で高まっていた政権崩壊の危機をひとまず回避した。


 首相が率いる与党会派「自由の人民」は8月、フィーニ下院議長派35人が離脱し、新会派を結成したことで下院の過半数を割り込んだが、信任案の採決ではフィーニ派の大半が賛成に回った。ただ、フィーニ氏は29日、新党結成の方針を初めて示し、伊メディアでは「来春までの解散総選挙は必至」との見方が強まっている。

(2010年9月30日21時15分 読売新聞)

1640チバQ:2010/09/30(木) 21:53:37
http://www.asahi.com/international/update/0929/TKY201009290119.html
アイスランド前首相の弾劾裁判決定 金融危機の責任問う
2010年9月29日10時47分
 【ロンドン=有田哲文】AFP通信などによると、アイスランド議会は28日、ゲイル・ホルデ前首相を弾劾裁判のための特別法廷にかけることを33対30の賛成多数で決めた。同国の金融危機の傷を深くした金融機関の行き過ぎに対して何もしなかった職務怠慢が理由。特別法廷で閣僚の犯罪が追及されるのは初めて。

 アイスランドは2008年の金融危機で大手銀行が軒並み破綻(はたん)して国有化され、通貨も暴落した。貸し出し資産が国内総生産(GDP)の10倍に達するなど、金融機関のむちゃな経営に批判が集まった。

 議会による責任追及は今年春から始まっており、ホルデ氏のほか、財務、経済、外務の各大臣経験者も弾劾するかどうか議論されたが、こちらは退けられた。特別検察官による犯罪捜査も進んでおり、5月には大手金融機関カウプシング銀行の元経営者が相場操縦などの疑いで逮捕されている。

1641チバQ:2010/09/30(木) 22:02:33
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100930/asi1009302158006-n1.htm
インド、聖地の帰属で判決 宗教抗争勃発懸念も  (1/2ページ)
2010.9.30 21:55

 23日、インド・アヨドヤで、ヒンズー教寺院の前で警戒に当たる治安要員(AP) 【ニューデリー=田北真樹子】インド北部ウッタルプラデシュ州アラハバード高裁は30日、ヒンズー教とイスラム教の間で対立していた同州アヨディヤにある聖地の帰属について、聖地の3分の2の帰属をヒンズー教徒に認める判決を下した。イスラム教過激派などが判決に反発する可能性があり、大規模衝突に発展すれば、高度経済成長を続けるインドの投資環境に影響を与えそうだ。

 判決は、アヨディヤがヒンズー教のラーマ神の生誕地であると認定した上で、聖地を3分割し、3分の2の帰属をヒンズー教徒に、3分の1をイスラム教徒に認めた。

 アヨディヤには、ムガール帝国時代の1528年にモスク(イスラム教礼拝所)が建立された。だが、ヒンズー教徒は、アヨディヤはラーマ神の生誕地で、モスク建立前はヒンズー教寺院があったと主張。1950年に同地の帰属をめぐる最初の訴訟が起きるなど宗教対立が続いていた。

 92年12月には、2万人を超えるヒンズー教徒がモスクを襲撃し、宗教施設をすべて破壊。この後、インド各地で宗教抗争が起こり、2千人以上が死亡したとされている。

 現在、モスク跡には簡素なヒンズー教寺院が建てられている。ヒンズー教至上主義者らはこの地に、本格的なヒンズー教寺院を建立することを計画している。

 シン首相は29日、判決を前に国内主要紙に意見広告を掲載、「判決後はすべての国民に平和と秩序を保つことを要請する」と全土に冷静な対応を呼びかけた。

 インドは国民の約8割がヒンズー教徒で、イスラム教徒は約13%を占める。2002年にも、グジャラート州などで1千人以上が死亡したとされる宗教抗争が起きている。

 今回の判決を前に、政府は治安部隊を各地に配備、宗教抗争に備えている。

 折しもインドでは、首都ニューデリーで3日から、英連邦に所属する71カ国・地域のスポーツ選手が参加する「コモンウェルスゲーム」(英連邦競技大会)が開催される。

 インドはすでに、大会会場準備の遅れなどで参加国から不評を買っており、宗教抗争によりインドのイメージをさらに傷つけかねない事態は何としても避けたいところだ。

 ただ、イスラム教徒らが最高裁に上告するとみられ、司法的に最終決着するにはなお時間がかかる可能性が高い。

1642チバQ:2010/10/01(金) 12:17:15
http://www.cnn.co.jp/world/30000382.html
大統領襲撃、クーデター未遂で非常事態宣言 エクアドル
2010.10.01 Fri posted at: 10:33 JST

キト(CNN) 南米エクアドルの首都キトで30日、警察官が賞与カットや昇進停止に抗議して大規模デモを展開、デモ隊を説得しようとしたコレア大統領(47)が催涙弾を投げつけられ、近くの病院に運ばれた。

大統領は数時間後に国営エクアドルTVの電話取材に応えて「これはクーデター未遂だ」と非難。政府は同日午後、1週間の非常事態宣言を出し、軍を配備して警戒に当たらせている。

軍は大統領支持を表明し、軍司令官は現地時間の午後6時半、テレビで「秩序と治安は徐々に回復している」と語った。

治安当局によると、この騒乱で1人が死亡、数人が負傷した。詳しいことは明らかにしていない。

コレア大統領はエクアドルTVの取材に対し、「彼らは大統領に向かって催涙弾を発射した。これは国家に対する反逆、大統領に対する反逆だ」と非難。デモ隊が自分の部屋に押し入ろうとしているが、「私はひるまない。もし私の身に何かあった場合、私のわが国に対する深い愛情を思い起こし、家族にはどんなことがあっても愛していると伝えてほしい」と語った。

地元のテレビ局は、コレア大統領が病院の窓際に立ち、「私が狙いならここにいる」と叫んでネクタイを緩める姿を映した。路上ではタイヤやごみが燃やされて黒煙が上がり、略奪の横行も伝えられている。

http://mainichi.jp/select/world/news/20101001k0000e030045000c.html
エクアドル:「非常事態」 公務員手当削減で警官ら暴徒化

エクアドルの首都キトで、ガスマスクをかぶって催涙ガスを避けようとするコレア大統領=2010年9月30日、AP 【メキシコ市支局】南米エクアドルの首都キトで30日、公務員手当を削減する法律に警察官や兵士らが抗議して暴徒化。対話を試みたコレア大統領に催涙ガスなどを投げつけた。大統領はガスによる負傷の治療のため病院に運ばれ、政府は非常事態を宣言した。病院周辺で警察官と大統領支持者が衝突、少なくとも1人が死亡、50人以上が負傷した。

 大統領は「反政府勢力によるクーデター」と非難している。主要空港などは一時閉鎖され、一部の警察のビルも占拠された。軍は大統領に忠誠を誓っており、政府は治安維持のため軍を出動させた。

 国内では警察の影響力の低下でスーパーなどで略奪が起きているとの報道もある。

1643チバQ:2010/10/01(金) 12:32:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101001-00000514-san-int
エクアドルで非常事態宣言 警官らのデモが暴徒化、軟禁状態の大統領は「クーデター未遂だ」
産経新聞 10月1日(金)9時36分配信

 【リオデジャネイロ=松尾理也】ロイター通信によると、南米エクアドルの首都キトで9月30日、給与削減に抗議する警官らによるデモが暴徒化した。警官らは説得に訪れたコレア大統領を催涙ガス弾で攻撃したうえ、病院に避難した大統領を取り囲む事態となり、大統領は「クーデター未遂だ」として国家非常事態を宣言した。

 一部の軍が反乱警官らに合流し、国際空港などを占拠したとの情報もある。また、大統領が避難した病院を包囲する警官らに対し、大統領支持の市民らが投石を行っているという。

 ベネズエラのチャベス大統領は、コレア大統領の「生命が危機にある」と述べ、エクアドル国民に大統領支持を呼びかけた。また、米ホワイトハウスもコレア大統領支持の姿勢を明確にし、騒ぎの早期収拾を求めている。

1644チバQ:2010/10/02(土) 14:28:31
http://www.asahi.com/politics/update/0925/TKY201009250168.html
常任理事国入りに強い決意 菅首相の国連演説2010年9月25日12時34分

 【ニューヨーク=金子桂一】菅直人首相は24日午後(日本時間25日未明)、国連総会で演説した。国連安全保障理事会の改革について、「唯一の被爆国であり、核兵器を持たない日本のような国こそが、21世紀の安保理で役割を果たすにふさわしい」と強調し、常任理事国入りに強い決意を表明した。

 首相は、安保理の常任理事国が第2次世界大戦の戦勝国という現状をふまえ、「安保理が実効性を備えた機関であるためには、今日の国際社会を反映した正統性を持つものでなくてはならない。そのためには安保理改革が不可欠だ」と力説した。

 首相は核軍縮、不拡散問題にも時間を割き、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長が8月に広島、長崎を訪問したことに改めて謝意を表明。その上で、「日本は核兵器の惨禍の実相を将来の世代に語り継ぐ責任がある」と述べ、被爆者を「非核特使」に任命、情報発信するなどして核軍縮・不拡散の教育に取り組む姿勢を示した。

 首相はまた、日豪が主導し、核兵器を持たない米国の同盟国など10カ国でグループを立ち上げたことを紹介。核兵器の削減や役割の低減で議論を深めていくとした。

 北朝鮮問題については「日朝平壌宣言にのっとり、諸課題を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、国交正常化を図る」と従来通りの方針を示す一方、「拉致問題の解決が不可欠。北朝鮮が日朝間の合意を実施するなど前向きかつ誠意ある対応を取れば、日本としても同様に対応する用意がある」と強調した。

 イランの核問題では「国際社会が一致して、安保理決議を着実に実施し、イランに現実的な決断を求めていくことが重要」と指摘。地球温暖化対策では、2013年以降の地球温暖化対策の枠組み(ポスト京都議定書)を交渉する11月のCOP16(国連気候変動枠組み条約締約国会議)に向け、「国際的枠組みを構築する新たな一つの包括的な法的文書を採択すべく、国際交渉を主導していく」とした。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100925-OYT1T00812.htm
常任理入りへ安保理改革、G4外相が一致
 【ニューヨーク=志磨力】日本、ドイツ、インド、ブラジル(G4)の外相は24日夕(日本時間25日朝)、ニューヨーク市内で会談し、国連安全保障理事会の常任理事国入りに向けた安保理改革を目指すことで一致した。

 来年9月までに改革決議案を国連に提出することを前提に、アフリカや中南米諸国などに理解を求めていくことも確認した。

(2010年9月25日22時17分 読売新聞)

1645チバQ:2010/10/02(土) 14:30:25
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100926/kor1009262110005-n1.htm
北朝鮮紙「日本は身の程知らず」 常任理入り要請を非難
2010.9.26 21:08

 北朝鮮の内閣などの機関紙「民主朝鮮」は26日、東京で2日開かれた日本とカリブ海地域13カ国との外相会議で、日本が国連安全保障理事会常任理事国入りに向けた協力を要請したとして「身の程知らずな行為」と非難する論評を掲載した。

 また「もし日本が常任理事国となるなら、さらに露骨に海外侵略の道に進むことは明白だ」と指摘、「日本はまず(植民地支配の)過去清算をすべきだ」と主張した。

 論評は、当時の岡田克也外相も名指ししたが、現在の前原誠司外相には言及しなかった。北朝鮮メディアは26日現在、民主党代表選と菅直人政権の改造内閣について伝えておらず、論評も加えていない。(共同)

1646チバQ:2010/10/02(土) 14:48:44
http://mainichi.jp/select/world/news/20101002ddm007030019000c.html
オランダ:ブルカ禁止、連立合意に盛る−−中道右派と極右
 【ブリュッセル福島良典】オランダの中道右派と極右政党による連立政権合意が9月30日公表され、イスラム教徒の女性が顔や全身を覆う衣装「ブルカ」の着用を禁止する方針が盛り込まれていることが分かった。欧州ではフランスで9月14日にブルカ着用禁止法が初めて成立したが、「寛容の精神」で知られるオランダでも禁止が現実味を帯び始めた。

 連立合意では移民受け入れも厳しく規制され、警察力が増強される。極右政党「自由党」のウィルダース党首はオランダ人口(約1650万人)の約2割を占める移民が半減するとの見通しを示し、「イスラム化を止めたい」と宣言した。

 連立政権は自由民主党、キリスト教民主勢力の中道右派2党による少数内閣を自由党が閣外協力で支える仕組み。中道右派2党は自由党の支持を取り付けるため、ブルカ禁止など同党の要求をのんだ。

 だが、2日のキリスト教民主勢力の集会で一部から反対意見が出る可能性もある。

1647チバQ:2010/10/03(日) 12:02:15
とりあえずAPECなので
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20101003/CK2010100302000034.html
APECがやってくる 規制渋滞回避 妙案は? 県警『マイカー利用自粛を』
2010年10月3日


 十一月に横浜市西区みなとみらいのパシフィコ横浜でアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議などが開かれるのに向け、会場周辺の交通規制などの概要が明らかになった。大型警備が行われるエリアには多くの観光名所もあり、交通渋滞などが予想されることから、県警はちらし約百四十万枚を配布するなどし、周知を急いでいる。 (志村彰太、細見春萌)

 横浜では、同月七〜十四日に、首脳会議をはじめさまざまな会議が開かれる。二十一の国と地域の閣僚、首脳らが訪れるため、厳重な警備が敷かれる。既に西区、中区の繁華街などには、他の都道府県から応援の警察官も見回りや検問を続けており、厳戒態勢となっている。

 交通規制と検問が行われる「通行制限区域」は、市営地下鉄高島町駅近くからJR桜木町駅までを結ぶ国道16号から会場のパシフィコ横浜へ向かうエリア一帯。

 ここでは、一般車は何度も止められ目的地を確認され、場合によってはトランクの中もチェックされる。一部道路は通行禁止となる。

 このため、横浜駅北西の県道横浜生田線の浅間下交差点からJR石川町駅近くまでを結んだ道路から横浜港方向のエリアでは、道路渋滞が発生すると県警は予想。旅行会社や運送業者に迂回(うかい)を呼び掛けている。

 首都高でも、空港中央インターチェンジ(IC)と羽田ICを起点に、三ツ沢、阪東橋、三渓園の各ICまでを規制し、要人が通過する前後の時間は通行止めにする。また、みなとみらい(MM)線みなとみらい駅も規制区域に入り影響が出そうだ。

 県警交通規制課は「首都高で50%、一般道で30%の交通量削減を目指す。なるべく公共交通機関を利用してほしい」としている。

 市交通局は、期間中は路線バスの一部運休や、路線変更を予定している。

 観光バスツアーを企画するはとバスの担当者は「期間中も、ランドマークタワーを訪れるコースは既に募集している。時間をずらしたり駐車場所を変えるなど対策を考えたい」と話している。

1648チバQ:2010/10/03(日) 18:57:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101003-00000099-san-int
インド、伝統の犠牲「名誉殺人」 家族が阻む異なる身分の恋愛
産経新聞 10月3日(日)7時56分配信


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名誉殺人の被害者となった長男ヴィカスさんを指す父親のラメシュ・ダンダさん(写真:産経新聞)

 インド北部ではカーストが異なる、あるいは同じ村出身の男女の交際や結婚を認めない伝統が強く残り、このしきたりに背く若い恋人たちが、両親や兄弟に殺害される事件が後を絶たない。家族が伝統を守るためのものとして、「名誉殺人」と呼ばれるこうした殺人は、保守的な大人の世代と、自由恋愛など現代的な価値観をもつ子供の世代とのあつれきによって招かれ、急速な発展を遂げるインドの苦悩となっている。(インド北部ハリヤナ州 田北真樹子)

[フォト]「名誉殺人」を禁じる法律の整備を求める女性

 首都ニューデリーに隣接するハリヤナ州の西部ジンド地区。大量のハエが舞う家の中で、ラメシュ・ダンダ氏(48)は長男、ビカスさん(20)の死を悼んでいた。

 ビカスさんは9月12日早朝、別の地区の路上で遺体で発見された。殺人容疑で逮捕されたのは、彼と交際していたリトゥさん(20)の両親。交際に反対していた両親は前日夜、自宅でビカスさんを殺し、続いて自分の娘をも殺害した。

 「リトゥの両親は異カースト間の結婚に反対していた」とラメシュさんは証言する。リトゥさんは、上位カーストのバラモン出身で、ラメシュさん家族はジャート族。「ビカスの命が危ないかもと頭をよぎったこともあったが、本人が交際を否定していた。まさかこうなるとは…」と、ラメシュさんは後悔の念をにじませる。

 ジンド地区のある女性は「交際を禁止されていたのにビカスが大胆にリトゥの家に現れたものだから、両親の堪忍袋の緒が切れたのだろう」と語り、リトゥさんの両親に同情する。

 ◆同じ村も結婚認めず

 「祖先が異なっても、同じ村に住んでいれば、同じ血縁関係にある『ゴートラ』とみなされる。ゴートラでは全員が兄弟、姉妹。だから、同一ゴートラの結婚は認められない」

 ジンド地区から車で1時間半ほど。ダンカール村の「カップ」と呼ばれる長老グループのリーダー、ジラ・シン氏(79)は、こう説明する。そして「私の娘がそんな結婚をすれば、伝統を守るために娘を殺す」と言い切る。

 カーストが異なっていなくても、ゴートラが同じであれば恋愛や結婚は認められない。ビカスさんのケースは、出身の村が同じであることから、ゴートラの問題も絡んでいた。

 カップが、伝統を守ることを恋愛中のカップルの家族に強要しているとの指摘もある。カップ側は「名誉殺人を指示することは絶対にない」と否定しつつも、「古代叙事詩のマハーバーラタの中でも名誉殺人はあり、同一ゴートラの結婚は医学的にも問題があると証明されている」と、カップルの殺害を正当化する。

 同州で、性的被害や人身売買にあった女性を保護する非政府組織(NGO)「アプナ・ガル」の創設者、ジャスワンティさんは「人々の考え方は、『村は一つの家族』。村全体のエゴとプライドが個人の命よりも優先されてしまう」と説明する。

1649チバQ:2010/10/03(日) 18:58:32
 ◆死者は年間1000人?

 インド刑法は、名誉殺人を一般の殺人罪と同様に扱う。このため名誉殺人による死者数は不明だが、犠牲者は年間1千人にのぼるとの調査もある。報道によると、9月は7件の名誉殺人で9人が命を落とした。

 名誉殺人の問題に取り組む弁護士のラビ・カント氏によると、「名誉殺人の7割は異カースト間で起こっており、うち9割は女性の家族によるもの」という。自分の娘に手をかける家族が多いのは「家族の名誉を引き継ぐのは娘」(カップのシン氏)であり、名誉を汚す娘が殺されるのは当然だとの考えがあるからだ。

 だが、男性の親の方は、ハリヤナ州やパンジャブ州などでは、若年層の男性人口が女性を上回っていることから、「結婚相手を見つけられただけでも十分だと思い、大目にみる傾向がある」(ジャスワンティさん)という。

 インドでは、親が選んだ相手との結婚が主流だが、若年層の教育レベルの向上や社会の変化に伴い、恋愛する若者が増えている。カント氏によると「結婚をめぐる世代間ギャップも存在する」といい、子供が親の言うことをきかなくなったことも背景にある。

 名誉殺人をめぐっては、犯行に及んだ家族だけでなく、カップのように殺人を教唆した地域住民も罪に問えるよう、殺人罪に名誉殺人罪を加えることを求める動きもある。だが、政治の動きは、大票田であるカップへの配慮から、鈍い。

1650チバQ:2010/10/03(日) 19:34:02
>>1647
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/101003/fnc1010031906003-n1.htm
横浜APEC、日本の調整力に不安 米中利害対立で面目丸つぶれも (1/2ページ)
2010.10.3 19:05

APEC中小企業担当相会合終了後、記念撮影に臨む中国工業情報省の朱宏任氏(前列右)と大畠経産相(前列左)ら=3日午後、岐阜市の長良川国際会議場 15年ぶりに日本が議長国を務めるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が、11月に横浜市で開かれる。沖縄・尖閣諸島近海での中国船衝突事件で対立が深まった中国の首脳も主席するため、「関係正常化に向けた格好の舞台」との期待は大きい。ただ、主要議題である域内経済連携をめぐる米中の主導権争いが予想される中、調整役を果たせず、議長国としての面目が丸つぶれとなる懸念もぬぐえない。

 首脳会議に向け、岐阜市で3日まで開かれたAPEC中小企業担当相会合。議長の大畠章宏経済産業相は、中国代表の朱宏任・工業信息化部総工程師(次官級)に積極的に話しかけ、笑顔で握手するなど、関係改善をアピールするのに余念がなかった。会合と並行し首脳会議に向けた事務的な調整も行われたという。

 9月下旬の観光相会合では、中国代表が歓迎レセプションや会見を欠席したが、経産省関係者は「終始、友好的だった」と胸をなで下ろす。

 首脳会議にはオバマ米大統領のほか、通常なら中国からは胡錦濤国家主席が出席し、議長の菅直人首相との会談も行われる。政府関係者は「政治的な問題と切り離し、互いの経済利益という観点から関係を前進させたい」と意気込む。

 ただ、横浜会議の成否は予断を許さない。今回の会議は、日本が提唱し2020年の実現を目指す「アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)」に向けた道筋を付けられるかが最大の焦点となる。

 しかし、中国は東南アジア諸国連合(ASEAN)に日中韓を加えた「ASEANプラス3」を重視。一方、米国は自らが主導するアジア・オセアニアと南米諸国の計8国で協議している「環太平洋パートナーシップ(TPP)」をベースにすることを主張し、利害が対立している。

 米中間には、人民元の切り上げ問題という懸案事項もある。

 日本は、域内連携ではより広い米国のTPPを支持し、人民元でも共闘してきた。「尖閣事件での日本支持で米国に借りができたことも交渉に影響する」(関係筋)との見方もある。

 これに対し、中国は尖閣事件の事実上の報復措置としてレアアース(希土類)の輸出規制を利用したように、「日本の弱腰を見透かし、経済大国としての存在感を前面に打ち出してくる」(同)のは必至だ。

 米中が激しい主導権争いを繰り広げる中、政治的にも外交力が低下した日本が議長国の責務を果たすのは極めて厳しい状況だ。(滝川麻衣子)

1651とはずがたり:2010/10/04(月) 01:59:11

ドイツ統一20年 経済格差の「壁」今も
2010年10月4日 00:28 カテゴリー:アジア・世界
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/201429

 【パリ高木昭彦】東西ドイツが統一してから3日で20年を迎えた。昨年11月に「ベルリンの壁」崩壊20年を晴れやかに祝った時と比べ、政界では統一後の光と影を冷静に直視する発言が目立つ。いずれも旧東ドイツ、旧西ドイツ両地域の経済格差を指摘している。

 旧東ドイツで育ったメルケル首相は2日、ビデオメッセージで「自由のために闘った東側の住民の勇気」と「東側の経済近代化に巨額の資金を投じた西側の住民の連帯」を称賛。「これほど早く東側を再建できたのは東西双方の共通の努力のおかげにほかならない」と統一の成功を強調した。

 統一ドイツは、強力な輸出力で欧州経済をけん引する経済大国の地位を確立。政治的にも20年間で首相はコール、シュレーダー、メルケルの3氏だけと安定している。

 しかし、同時に「東側の40年間の共産主義は一夜では変わらない。道のりが長いことは分かっている」(統一当時の外相ゲンシャー氏)と、東西社会の統合はまだ途上との認識が一般的だ。

 中道左派の野党・社会民主党(SPD)の人気政治家で、旧東独ブランデンブルク州のプラツェック首相は8月末、週刊誌のインタビューで、統一をナチス・ドイツによるオーストリア併合(1938年)に例え、物議を醸した。旧東独が旧西独にのみ込まれる格好で、旧東独にあった手厚い社会福祉や産業が解体されたことを「過ち」とする問題提起だった。

 旧東独には20年間で1兆4千億ユーロ(約161兆円)の資金が旧西独から投入され、道路や通信網など社会基盤の整備は大きく進んだ。しかし、旧東独にフランクフルト証券市場上場企業の本社は1社もない。旧東独1世帯の平均所得は旧西独の53%(経済研究機関調べ)にとどまり、平均失業率(今年8月)は旧西独の2倍の11・5%。

 経済格差を背景に、20年間で旧東独から旧西独に移住した国民は270万人にも達した。

 統一という歴史的事業に評価を下すには、20年は時期尚早なのか。大統領を統一前後の10年間務めたワイツゼッカー氏は「旧東独の経済基盤構築には統一から1世代(約30年間)の時間が必要だろう」と指摘している。

=2010/10/04付 西日本新聞朝刊=

1652チバQ:2010/10/04(月) 19:45:28
http://www.kobe-np.co.jp/knews/0003506290.shtml
ベラルーシのルカシェンコ氏非難 ロ大統領、不支持明確に

 3日、モスクワ郊外で大統領府公式サイトのビデオ収録に臨むロシアのメドベージェフ大統領(AP=共同)

 【モスクワ共同】ロシアのメドベージェフ大統領は3日、隣国ベラルーシで12月に行われる大統領選で4選を目指すルカシェンコ大統領が選挙のために「外交的規範どころか、人間としての基本的礼儀さえわきまえない」反ロシア的言動を行っていると非難した。

 メドベージェフ氏がルカシェンコ氏をこれほど厳しく批判したのは初めて。ロシア指導部が事実上、ルカシェンコ体制の継続を支持しない姿勢を明確にしたといえ、欧米から「欧州最後の独裁体制」と批判されている同体制の国際的孤立が一段と深まった。

 メドベージェフ氏は大統領府公式サイトで公開したビデオで「大量の非難と罵詈(ばり)雑言がロシアに投げ付けられている。これがルカシェンコの選挙運動のすべてだ」と批判した。

 その上で「指導者と関係なく両国民は永遠に兄弟だ。われわれは市民が自由と民主主義、社会的公平の下で生活できるよう望んでいる。ベラルーシの友人たちと共にその道を歩んでいく用意がある」と述べ、ベラルーシ国民にルカシェンコ氏の強権体制との決別を暗に促した。

(2010/10/04 09:25)

1653チバQ:2010/10/04(月) 19:49:45
http://www.yomiuri.co.jp/column/world/20101004-OYT8T00315.htm?from=navlc
イギリス「紳士クラブ」の本音
欧州総局長 鶴原徹也
 英国の政治、外交や歴史、文化などについて専門家に意見を求める場合、オックスフォードやケンブリッジといった名門大学に足を運ぶことが多い。教授たちは例外なく紳士で、親切に説明してくれる。

 ロンドンから列車でそれぞれ1時間余りかかり、しかも極東の新聞記者の来訪とあって、「教職員食堂でお昼をごちそうしましょう」と誘ってくれることもしばしばだ。食事はたいしたことはない。ビュッフェ式で、主に肉の主菜と温野菜の副菜の組み合わせだ。食事が済めば、「コーヒーは場所を変えて」ということになり、中庭の眺めの良い、喫茶室へ所を変える。こちらは「教職員食堂」より選りすぐれの場所であり、彫像や伝統的な応接セットの備えられた特等席のような案配である。教授たちがひとり、あるいはふたりで打ち解けた話をするような風情があり、言ってみれば「紳士クラブ」の雰囲気がある。

 英国は階級社会だ。上院議員が貴族の称号のある選良の集う場であることも象徴的な一例だが、それ以上に「金持ちの子が金持ちになる」といった暗黙のおきてがある。「金持ちの子……」の差すところは、「格別の教育を受け、その競争を勝ち抜いたものには相応の職と給料が与えられてしかるべきだ」といったことだ。

 英国は20世紀末に労働党のトニー・ブレア氏が首相になり、長期労働党政権が今年5月まで続いた。普通、労働党は「結果の平等」とはいかないまでも「機会の平等」を求めるものであり、「金持ちの子……」という状況を改善する責務があるはずだが、現実には労働党政権のもとでも社会格差は拡大した。法外ともいえる高額の学費が必要な私立の中等教育機関で学ぶのは国民の7%と言われるが、この7%が国を動かす職に就いている。法曹会、官界、メディア、政界などだ。

 そういう人々が集う場所がロンドンの紳士クラブである。オックスフォードやケンブリッジを出た、私立出身者が社会に出ても、なおも育った環境の似通った仲間と気兼ねのない雰囲気で交友する場所を求めているかのようだ。

 今春の総選挙に勝利し、第3党の自民党との連立ながら13年ぶりに政権に復帰した保守党には「紳士クラブ」文化が濃厚だ。しかも、首相のデビッド・キャメロン氏は名門私立イートン校出身だ。

 ただ、上流であることはもはや前面には出せない。有権者の大半は無論、上流ではない。キャメロン氏は夫人同様に貴族の系統の出自だが、カメラの前では自転車に乗り、市場の果物をほおばってみせる。

 英国人の30代の知人からこんな話を聞いた。彼が高校時代、他校とのサッカー試合があった。部員は「必勝」を誓い合い、試合に臨もうとしたが、担当の教官は「勝利よりも仲良くすることが大切。勝つ必要はないんだ」と宣言したという。

 つまり勝ち負けを重視するよりも、「参加することに意義がある」といった思想を奨励しようとする構えだ。これは「機会の平等」ではなく、「結果の平等」こそが重要である、という姿勢だろう。

 ただ、実際には物事はそう単純ではない。英国は相変わらず階級社会ではあるのだが、それを正しいとは言えない風潮ではある。従って、支配層は他者には優しく親切に振る舞い、「結果の平等」を求めるポーズをとりつつ、気心の知れた選良で作る紳士クラブの面々で国を牛耳って行きたいと考えているのではなかろうか。家柄の良さは副首相で自民党党首のニック・クレッグ氏も同様である。

(2010年10月4日 読売新聞)

1654チバQ:2010/10/04(月) 19:53:55
http://mainichi.jp/select/world/news/20101004ddm007070055000c.html
From:イタリア 「トロイカの決闘」幕開け
 「日本の民主党みたいだ。内輪もめと政敵の醜聞探しに忙しく、政策が動かない。『ねじれ』と同じく、流行かもしれないね」。ローマアメリカン大のジェームズ・ワルストン教授がそう語る。

 9月29日、下院での信任投票を前に、ベルルスコーニ首相(74)は演説で「挙党態勢」を繰り返した。「国を二分する冷戦を乗り越えよう」と原稿を棒読みする姿は、メディア王から政界入りした毒舌家らしくない。実体のない「政権の成果」を並べるたびに、議員から失笑がもれ、一向に進まない南部の高速道建設に触れると大爆笑になった。

 似合わない低姿勢は、党内反乱組のフィーニ下院議長派に信任票をねだるためだった。信任342、不信任275票(定数630)で総辞職を免れたが、フィーニ派抜きでは政権が保てないことを示したと言える。

 08年に政権を握った右派連合「自由国民」の問題はリーダーが3人いることだ。「おれがおれが」の対立に国民の多くはうんざりしている。

 メディア支配と免責特権で議会、司法を無視する独裁型のベルルスコーニ首相。第2党を率い首相の後継者と言われたが、党大会で首相に食ってかかったフィーニ下院議長(58)。「ローマ以南の連中が北部を食い荒らしている」と、連邦制、移民排斥をうたう北部同盟のボッシ党首(69)。

 いまはベルルスコーニ氏+ボッシ氏対フィーニ氏で割れるが、不況で人気が上がるボッシ氏は首相が嫌う前倒し選挙を求める。94年に下野し、第1次ベルルスコーニ内閣を壊した前歴があり、首相が操れる相手ではない。

 フィーニ氏は離反について「首相への個人的反感」と語るが政治姿勢も中道寄りでかなり違う。「議長をやめろ」「やめない」と首相とののしり合った時の発言はこうだ。「(ボッシ氏の機関紙は)イタリア統一150周年を祝わない。(中略)ボッシ氏の利害と我々『自由国民』はかみ合わない。北部同盟のまねをしたいのか。失業した移民の子を捕まえ、医者に(移民が入院したと)スパイさせ、人の尊厳を冒すつもりか」

 ボッシ氏に引っ張られ南部や移民の切り捨てに傾く首相にフィーニ氏は反発する。イエスマンに囲まれる首相がこれほど責められたのは珍しい。その影響もあり、首相は春に5割前後だった支持率を3割に落とした。一方、フィーニ派の下院議員は4月の反乱時の11人から現在は35人。「この先じわじわ増える」とベルルスコーニ氏寄りのイル・テンポ紙のガッロ副編集長はみる。「実際、与党にはベルルスコーニ氏嫌いがかなりいる」。では、なぜフィーニ派になだれ込まないのか。「それはみなイタリア人だから。ファシズムを生んだ国だよ。強い者に乗るんだ。でも崩れるときは早い」。要はフィーニ氏がどこまで強くなれるかだ。【藤原章生】

1655チバQ:2010/10/04(月) 19:54:28
http://mainichi.jp/select/world/news/20101004ddm007030070000c.html
ボスニア・ヘルツェゴビナ総選挙:投票始まる
 【ウィーン樋口直樹】ボスニア・ヘルツェゴビナで3日、総選挙の投票が始まった。ボスニア人(イスラム教徒)とセルビア人、クロアチア人による「ボスニア紛争」の終結から15年。欧州連合(EU)加盟などに向け、根強い民族主義の垣根を乗り越えられるか注目されている。

 ボスニアは、主にボスニア人とクロアチア人から成る「ボスニア連邦」と「セルビア人共和国」で構成される。総選挙では、中央政府の大統領を輪番で務める3民族の代表(幹部会員)▽中央議会の下院議員▽ボスニア連邦議会の下院議員▽セルビア人共和国の大統領と国民議会議員−−などが選ばれる。

1656チバQ:2010/10/04(月) 19:54:53
http://mainichi.jp/select/world/news/20101004ddm007030054000c.html
英国:弟が労働党党首 兄「影の内閣」辞退 苦渋のハムレット「これが最善の方法」
 【ロンドン笠原敏彦】兄弟対決となった英国の野党・労働党の党首選は弟のエド・ミリバンド前エネルギー・気候変動担当相(40)が先月末、小差で新党首に選出されたが、去就が注目された兄のデービッド・ミリバンド前外相(45)は「影の内閣」入りし弟に仕えることを辞退。前外相はその選択が弟を支える「最善の方法」と苦しい心境を吐露し、関係悪化も伝えられた「兄弟劇場」の第1幕を下ろした。

 「とどまるべきか、去るべきか」。メディアはそうはやし立てて去就を見守った。左派寄りのミリバンド新党首に対し、兄は中道路線。影の内閣に入れば、政策で対立するのは必至でその度に「兄弟げんか」があおりたてられる上に、兄としてのメンツもある。一方で辞退すれば、党内分裂に拍車をかけかねない。

 苦渋の選択を迫られたデービッド氏は党首決定から4日後の先月29日、辞退を表明。弟が「可能な限り自由に」党を指導できるよう配慮したことなどを理由とした。これに対し、新党首は「兄がいた方がより強いチームになった。(影の内閣への)門戸は開いている」とエールを送った。

 しかし、“兄弟愛”の交歓の前には、兄が弟への不満を露呈する一幕も。新党首は28日の年次党大会での初演説で、英国のイラク戦争参戦を「誤り」と明言。同戦争を支持してきた兄は自らの政治姿勢を批判された形で、隣の席で演説に拍手を送った党首脳に「なぜ拍手するんだ。あなたも戦争を支持しただろう」と顔を曇らせる場面もあった。

 ミリバンド党首はこの演説で、5月の総選挙で下野するまで13年間続いた中道路線「ニューレーバー(新しい労働党)」からの決別を表明。党の軸足を左寄りに戻す姿勢を見せており、党内主流派の中道勢力の中心人物である兄との対立の構図は残されたままだ。

 敗れた兄が国会議員、党員の支持を集めたのに対し、新党首は労組票で当選。労働党内には「正しい方のミリバンド」を選んだのかという疑問の声がくすぶっている。

1657チバQ:2010/10/04(月) 19:56:42
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/101003/erp1010032242010-n1.htm
ラトビア議会選で与党勝利 親ロシア野党抑える
2010.10.3 22:41
 バルト3国のラトビアで行われた一院制議会(定数100)の総選挙は3日、開票がほぼ終了し、ドムブロフスキス首相率いる与党連合「統一」が約30%を得票、優勢が伝えられた親ロシアの野党「調和センター」(同約25%)を抑えて勝利した。

 中央選挙管理委員会の中間集計によると、「統一」に連立相手の「緑と農民」「祖国と自由」を合わせた与党側の得票率は約57%で、最終的に60議席前後を獲得する見込み。2008年の金融危機で深刻な打撃を受けた経済の立て直しを優先し、緊縮財政を進める首相の続投が確実になった。

 タス通信によると、首相は大勢判明後「勝利を喜んではいられない。困難な仕事が待ち受けている」と述べ、連立各党との組閣協議に入る意向を示した。

 ドムブロフスキス氏は、金融危機による暴動で09年2月にゴドマニス内閣が総辞職した後の3月、首相に就任した。(共同)

1658チバQ:2010/10/04(月) 19:57:34
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010100301000457.html
ボスニア民族派優勢、融和遠く 総選挙始まる
 【サラエボ共同】旧ユーゴスラビアのボスニア・ヘルツェゴビナで3日、下院(定数42)や輪番制の議長が国家元首を務める幹部会(3人)などの選挙が行われた。国内の3民族が三つどもえで戦った1995年の内戦終結から15年を迎え、民族融和をいかに進めるかが焦点だが、民族派の諸政党が依然優勢で大きな変化は見込み薄だ。

 投票は同日午後7時(日本時間4日午前2時)に締め切られる予定で、4日未明にも大勢判明の見通し。多民族共生を掲げる穏健派の社会民主党も議席拡大を狙う。

 旧ユーゴの解体過程で起きた内戦後、ボスニアはイスラム教徒とクロアチア人で構成するボスニア・ヘルツェゴビナ連邦と、セルビア人共和国の二つの「国家内国家」に分割された。ボスニアは将来の欧州連合(EU)加盟を目指すが、連邦と共和国は互いにけん制し続け、中央政府の基盤強化は進んでいない。

2010/10/03 18:15 【共同通信】

1659チバQ:2010/10/04(月) 22:09:05
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/101004/erp1010042153007-n1.htm
露、大統領の排除狙う 対ベラルーシ進まぬ統合に苛立ち (1/2ページ)
2010.10.4 21:50
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアのメドベージェフ大統領は4日までに、隣国ベラルーシのルカシェンコ大統領について「外交的規範どころか人間としての基本的礼儀すらわきまえていない」と激しく非難し、12月の同国大統領選でルカシェンコ氏の四選を望まない立場を鮮明にした。ロシアは「欧州最後の独裁者」と呼ばれるルカシェンコ氏をベラルーシ“併合”の最大の障害とみており、大統領選に向けて両国関係のさらなる緊迫化も想定される。

 メドベージェフ大統領はクレムリン(露大統領府)が公開したビデオブログで、「ロシアに対するおびただしい非難と罵(ば)詈(り)雑言がルカシェンコ氏の選挙運動のすべてだ」と指摘。「指導者が誰であろうと両国民は永遠に兄弟だ。ロシアはベラルーシ国民とともに自由と民主主義、公正の道を進む用意がある」と述べ、ルカシェンコ体制からの決別を暗に促した。

 ロシアとベラルーシは2000年に「連合国家」、今年からはカザフスタンを含む3カ国「関税同盟」を発足させた“友邦”関係にある。ただ、ベラルーシの吸収統合を狙うロシアとそれに反発するルカシェンコ氏の溝は深く、両国関係が欺(ぎ)瞞(まん)に満ちたものであることが露呈してきている。

 両国はこれまでにロシア産石油・天然ガス価格の引き上げをめぐって激しく対立。ロシアは08年のグルジア紛争後、ベラルーシがグルジアからのアブハジア自治共和国と南オセチア自治州の独立を承認しないことにもいらだちを強めている。

 ベラルーシ大統領選では反政権派が統一候補の擁立に失敗し、十数人が出馬の意向を示している。反政権派はルカシェンコ体制下の弾圧で弱体化しており、現時点ではルカシェンコ氏の再選が有力視される。

 ただ、ロシア産の安価な石油・天然ガスに頼り切ってきたベラルーシ経済はすでに疲弊しており、ロシアが資源価格のさらなる引き上げなどで圧力をかけた場合の影響は大きい。ルカシェンコ氏が欧米の支援を得られる可能性も低く、ルカシェンコ体制は国際的孤立を深める公算が大きい。

1660チバQ:2010/10/05(火) 12:23:42
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-17496820101004
ポイント分析:ブラジル大統領選は31日決選投票、ルセフ氏に試練
2010年 10月 4日 14:16 JS
[サンパウロ 3日 ロイター] 3日投開票されたブラジル大統領選で最高選挙裁判所(選挙管理機関)は、最多得票の与党・労働党のルセフ候補(前官房長官)が当選に必要な有効投票の過半数を確保できず、ルセフ候補と野党・ブラジル社会民主党のセラ候補(前サンパウロ州知事)による決選投票を10月31日に実施すると発表した。 

 以下は決選投票に向けたポイント。 

 *ルセフ候補の勝利に向けては、予想外に票を伸ばして3位につけた緑の党のシルバ候補の支持を得られるかがカギ。第1回投票ではシルバ候補がルセフ候補から票を奪ったとみられている。 

 *緑の党がセラ候補の社民党支持に回れば接戦となる可能性。しかしアナリストは、緑の党支持者の投票はルセフ候補とセラ候補で等分になると見通している。 

 *ルセフ候補はこれまで以上にメディアの報道と対立陣営からの攻勢にさらされる。決選投票で僅差で勝利した場合、与党の連立陣営や野党との対応で立場が弱くなる。ルセフ候補はルラ現大統領よりもカリスマ性に欠けるとされる。 

 *選挙期間が延びることで、ルセフ候補の労働党の収賄問題をメディアや野党が一段と追及へ。特に4週間前に報道されたルセフ候補側近の汚職疑惑のような問題がさらに明らかになれば打撃に。ルセフ候補が直接関わったようなスキャンダルがでてくる可能性があり、そうなれば敗北も視野。

 大きな問題はなくても、過去にもルラ大統領の弾劾される可能性があった問題があり、党のイメージは悪化する可能性。スキャンダルは政府要職の人事にも影響。 

 *ルラ大統領はルセフ候補支援へ今年の予算で既にかなりの財政支出をしており、選挙期間が4週間延びることで財政悪化の可能性。

 景気は良いが税収を上回る歳出をしており、プライマリーバランス(基礎的財政収支)の黒字は8月までの1年間で、国内総生産(GDP)比2.01%となり、2010年目標の3.3%達成は難しい状況。 

 *レイモンド・ジェームスのリポートによると、放漫財政で金利が高止まりする可能性があるほか、既に高すぎる水準にある通貨リラが財政刺激策により上昇する可能性がある。

 財政刺激策が進むと、ルセフ候補が勝利しても財政抑制は困難になる。今後のインフラ整備に向け、ルラ大統領時代の最終年よりも歳出を抑制する必要があるとエコノミストは指摘している。

1661チバQ:2010/10/05(火) 20:24:10
http://mainichi.jp/select/world/news/20101005dde007030030000c.html
イラン:アラブに接近 核問題による孤立解消狙う
 【テヘラン鵜塚健】イランが、周辺アラブ諸国との関係改善に力を入れている。エジプトとの間で、国交断絶(80年)後初となる旅客機の直行便運航で合意したほか、アフマディネジャド大統領は今月13日、05年の就任以来初めてレバノンを訪問する。核開発問題で孤立化を深めるイランは地域での足場固めに躍起だ。

 イランのバガイ副大統領は3日、エジプトを訪れ、航空協定に調印し、両国の首都を結ぶ週28便の運航で合意した。79年のイスラム革命でイランを出たパーレビ国王をエジプトが受け入れたことなどにイラン政府が反発し80年、両国は国交を断絶した。

 しかし、近年は、核開発の権利主張などの際に共同歩調を取ることも多く、関係改善の機運が生まれた。今年7月には、両国出資による銀行をテヘランに開設することでも合意し、経済を軸に結びつきを強めている。

 アフマディネジャド大統領は初のレバノン訪問で、スレイマン大統領やハリリ首相らと会談し関係を強化する考えだ。また、AFP通信によると、アフマディネジャド大統領は反米のイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者、ナスララ師と会談するほか、イスラエル国境に近いレバノン紛争(06年)の現場も訪問予定だ。

 また、友好国シリアとも関係を一層、深化させている。アフマディネジャド大統領は今月2日、テヘランを訪問したシリアのアサド大統領を前に、「シリアの存在がなければ、地域のいかなる国もイスラエルの侵略を防げないだろう」とたたえ、アサド大統領の首に国家表彰のメダルをかけた。両大統領は先月18日にもシリア首都のダマスカスで会談しており、蜜月を強調した。

 米国はシリアをイランと並ぶ「テロ支援国家」に指定しながら、関係改善を模索。「シリアはイランとの関係を見直すべきだ」(クリントン米国務長官)との圧力もある中、イランはシリアのつなぎ留めに懸命だ。

1662チバQ:2010/10/05(火) 20:49:53
http://mainichi.jp/select/world/news/20101005k0000e030004000c.html
ボスニア・ヘルツェゴビナ総選挙:3民族の代表決まる
 【ウィーン樋口直樹】ボスニア・ヘルツェゴビナの3民族それぞれの代表(幹部会員)を決める選挙で4日、多民族国家の維持を訴えるボスニア人(イスラム教徒)とクロアチア人の候補が事実上の勝利宣言を行う一方、セルビア人側ではボスニアからの離脱を主張する候補が勝利宣言した。地元メディアなどが伝えた。

 主にボスニア人とクロアチア人から成る「ボスニア連邦」と「セルビア人共和国」で構成されるボスニア・ヘルツェゴビナでは、3民族の代表が8カ月の輪番で大統領(幹部会議長)を務める。

 ボスニア人代表として勝利宣言したのは、ボスニア紛争当時のイゼトベゴビッチ幹部会議長の息子で、民主行動党の新人バキル氏。他民族との協調に前向きとされる。クロアチア人候補では、民族融和を訴える社会民主党の現職コムシッチ氏が勝利を宣言した。

 一方、セルビア人側では、ボスニアからの離脱を掲げる独立社会民主同盟の現職ラドマノビッチ氏が勝利宣言した。

1663チバQ:2010/10/06(水) 22:24:20
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/101006/erp1010061833003-n1.htm
英保守党大会、選挙制度改革をめぐり沈黙 (1/2ページ)
2010.10.6 18:29

英のキャメロン首相(AP) 【バーミンガム(英中部)=木村正人】13年ぶりの政権奪還を祝う英与党・保守党大会が微妙な沈黙に包まれている。保守党は自由民主党との連立で、二大政党制を支えてきた選挙制度の改革を問う国民投票を約束、来年5月に実施の予定だが、現行制度を死守したいというのが本音。しかし、支持率が低迷する自民党のクレッグ副首相への配慮から保守党のキャメロン首相は口をつぐんでいる。

 同首相は6日の党首演説で「緊縮の時代だ。これからの財政再建は厳しいものになる」と今後5年間で830億ポンド(約11兆円)にのぼる財政赤字削減に理解を求める見通しだ。連立政権のもう一つの“時限爆弾”とされる選挙制度改革の国民投票について首相は言及を避けている。

 3〜6日に開かれた大会では党首経験者のヘイグ外相が「国民投票で保守党は現行の小選挙区制を変えないよう有権者に勧めるだろう」と発言。「選挙制度改革に反対投票を」という小さなキャンペーンはみられたが、他の党首脳、閣僚、議員、地方組織のメンバーは一様に沈黙を守った。

 同じ現象は先の自由民主党大会でも見られた。

 選挙制度改革の国民投票をめぐっては総選挙後の連立交渉で保守党、野党・労働党、自民党の3党間で激しい駆け引きが行われ、キャメロン氏がクレッグ氏に労働党と同じ条件である国民投票実施を約束し、保守党を説得した経緯がある。

 改革案は、小選挙区制を維持したまま候補者に優先順位を付け投票する制度を導入して「死に票」を減らそうというものだ。伝統的な保守党か労働党の単独政権ではなく、自民党との連立政権が生まれる確率が格段に高まるとされる。

 保守党との連立を嫌がる自民党支持者の労働党入党が相次いでいることから、労働党のミリバンド新党首は選挙制度改革を支持すると自民党に秋波を送り、世論調査の政党支持率でも保守党を追い上げている。

 英中西部シュルーズベリーの保守党地方組織幹部トニー・マーティン氏は「国民投票の実施は連立の要石なので非常に重要な問題」と語る。議会で国民投票法を審議している同党のグレアム・ブレイディー下院議員は「国民投票法は成立するが、改革案は否決されるだろう。クレッグ氏は国民投票の結果が連立を崩壊させることはないと話しており、連立政権は持ちこたえるだろう」と分析する。

 沈黙の背景には選挙制度改革より連立の実利を優先する思惑が働いている。

1664チバQ:2010/10/07(木) 20:07:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101007-00000003-xinhua-int
全閣僚に禁煙命令、露プーチン首相
新華社ニュース 10月7日(木)10時23分配信

【新華網】ロシアのプーチン首相は5日の政府会議で、禁煙を全国的に推進するための手本として、全閣僚に禁煙するよう促した。

 タチアナ・ゴリコワ衛生・社会発展相が会議で、ロシアの人口1億4200万人のうち、4390万人が喫煙者だと紹介。プーチン首相は「これは多すぎる」と答え、会議に参加している閣僚に「吸っているのは誰か」と尋ね、喫煙者を確認すると、国民の模範になるよう喫煙している閣僚に禁煙を促したという。

 世界保健機関(WHO)の統計によると、ロシアでは成人の半分以上が喫煙しており、喫煙率は世界でもトップレベル。ロシア政府はたばこ税を引き上げるなど喫煙対策を大々的に推進。先ごろ、2015年までに公共エリアでの喫煙を禁止し、喫煙者数を現在の4分の1に減らす目標を掲げた。

(編集翻訳 松尾亜美)

1665チバQ:2010/10/08(金) 12:21:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101007-00000081-mai-int
<キルギス>10日に初の議会選…騒乱再発の懸念消えず
毎日新聞 10月7日(木)21時2分配信

 旧ソ連のキルギスは10日、中央アジア諸国で初めての議院内閣制を目指した議会選を実施する。6月にキルギス、ウズベクの両民族が衝突した後、初めての総選挙だ。南部では、両者の不信感が根強く、投票日にあわせて騒乱が再発するとの悲観論が消えていない。【オシ(キルギス南部)大前仁】

 南部最大の都市オシ。郊外の空港から市中心部に入ると、高さが数メートル以上もある各政党の選挙広告が道の両脇に並んでいた。この光景は事実上、政権与党の宣伝しか許されなかった前政権時から一変し、妨害のない選挙戦が行われていることを物語っている。

 だが、車で5分と行かないうちに、光景が一変した。6月10日に始まった民族衝突で焼き打ちにあったウズベク系住民が住むチェリャーム地区。窓や屋根が焼け落ちた建物、壁すら残されていない民家が続き、双方で約400人の死者が出た衝突の傷跡が癒えていなかった。

 「通りでキルギス系を見るだけで怖いんだ」。46歳のウズベク系男性が口にした。家族6人で住んでいた自宅を焼かれた後も、自分一人で焼け跡に建てたテントで暮らす。キルギス系暴徒の略奪を目にした父親は、ショックで重体となり、2カ月後に亡くなったという。臨時政府は議会選を「民族融和の機会」とするよう訴えるが、男性は「そんな簡単には戻らない」とつぶやいた。

 6月の衝突では少数民族ウズベク系の被害が大きかったとみられるが、キルギス系の間でも「反ウズベク感情」が強まっている。無職ソーロバイエさん(52)は、騒乱時に行方不明となった長男がウズベク系に殺されたのではないかと疑っている。「やつらは我々の国に住んでいる(外国人だ)。息子の行方が分かるまで、和解などできない」と話す。

 オシでは一方的に相手の民族を非難しない住民もいたが、それでも選挙を「民族融和の機会」と考える人は少なかった。さらにキルギスでは特定の宗教や民族による政党結成を認めていないので、一部のウズベク系の間で不満を生み出しているようだ。

 10日の投票日を控えて、各地で混乱の兆しがうかがわれる。首都ビシケクで6日、約50人の暴徒がバキエフ前政権時の閣僚が中心となる政党「アタ・ジュルト」の本部を襲撃する事件が発生した。約300人の監視員を派遣する全欧安保協力機構(OSCE)は「特に南部で緊張が高まっている」と警告する。オシ市のサビロフ市長代行(48)は「投票日に民族衝突が再発することはない」と楽観論を示すが、オシ市内のホテルの前には戦車が配備されており、日増しに警戒が強まっている。

 ◇キルギス議会選◇

 1院制の比例代表制。任期5年で定数120。第1党が強大な権力を握ることを防ぐ狙いで、65議席以上を取れない規定。今回の選挙には、29党が登録している。テケバエフ臨時政府副代表が率いるアタ・メケン党、アタンバエフ元首相が党首のキルギス社会民主党、アタ・ジュルト党などが第1党を狙う勢い。

1666チバQ:2010/10/08(金) 12:23:09
過去記事
http://www.yomiuri.co.jp/column/kenkyu/20100623-OYT8T00675.htm
キルギス争乱の陰に昔風の米露対立
調査研究本部主任研究員 布施 裕之
 民族衝突で2000人以上の死者を出した中央アジア・キルギスタン争乱には、米露の駆け引きという一昔前の構図が目につく。世界で唯一、米露双方の軍事基地を持つ土地柄だからだ。2010年4月、ロシアは、米軍基地貸与を延長したバキエフ前大統領の追放劇で黒幕を演じ、米国に一矢を報いた。だが一方で、6月半ば新政権が求めた軍出動要請に応じることができず、即応能力不足のアキレス腱をさらけ出した。当初ロシア有利にみえた米露対立も、米側の巻き返しが目立つようだ。

 人口約550万人の小国キルギスタンは、地下資源も日欧各国との貿易量も少ない。しかし首都ビシケク近くには、米空軍基地マナスとロシア軍基地カントが併存し、冷戦終了後も残る米露の確執の場だ。特に9・11後、米軍に貸与されたマナス基地は中央アジアの橋頭堡で、対アフガニスタン作戦の要衝として、オバマ政権下で重要度を増した。

 民族衝突は南部オシを中心に発生し、キルギス系住民がウズベク系を放逐しようとしている。暫定政権は前政権のしわざと非難するが、背景にはスターリン時代、民族混在の地に人為的に国境線を引いた旧ソ連共通の問題がある。

 問題の米露のさや当ては、今始まったわけではない。バキエフ前大統領は09年2月、米軍との基地契約解除を公言したが、同年6月突然前言を翻し、契約延長を決めた。その背景には、20億ドル(約1820億円)の借款を提案したロシアに、米国が巻き返しを図り、年1700万ドルの基地契約料を急きょ3倍の6000万ドルに引き上げたことなどがある。

 オツンバエワ暫定大統領は、米軍との基地契約の「一年延長」を公約した。だが一方で基地を前政権の「汚職の温床」と見なし、米側に給油の免税取り消しを通告したり、給油会社国有化を示唆したりと、振幅も大きい。

 民族衝突が起こる前は、不都合な前政権の追放や暫定政権誕生に、ロシアが「重大な役割を果たした」のは疑いの余地がないと見られた。事実、暫定政権をいち早く認めたのはロシアだった。だが、6月半ば「平和維持部隊派遣」の要請を断ったのは予想外だった。理由について露軍事評論家は、メドベージェフ露政権には「平和維持」用の即戦力などないとし、苦し紛れに旧ソ連諸国との共同出兵を諮った「集団安全保障機構」も、実効力のない「玩具」にすぎなかったと酷評した。

 親露的と見られていたオツンバエワ暫定政権は、メドベージェフ政権のこの決定力欠如をどう評価するのか。一方、米国は6月19日から国務次官補を現地に送り込み、「人道援助」について話しあったとされる。要衝・キルギスタンと暫定政権をめぐる米露の取り込み合戦は、今後も水面下で続くだろう。

(2010年6月23日 読売新聞)

1667チバQ:2010/10/09(土) 01:16:14
http://mainichi.jp/select/world/news/20101008ddm007030011000c.html
スペイン:憂うつ 経済危機/イスラム系移民/独立運動
 深刻な経済危機に悩むスペインで9月29日、8年ぶりのゼネストが行われた。労組側は、サパテロ首相率いる左派・社会労働党政権の経済改革に強い不満を表明。効果の出ない改革について、方針の転換を迫っている。だが現在、スペインの抱える問題は経済危機だけではない。バスク地方の分離独立を求める「バスク祖国と自由」(ETA)対策や、イスラム系移民への対応など、同国の課題は山積している。【マドリードで福原直樹】

 ◇緊縮財政策「労働者を裏切り」
 「サパテロ政権はもはや、左派政権ではない。組合と相談せず(右派的な)緊縮財政策を断行している」

 9月29日。首都マドリードで行われた50万人規模(労組発表)のデモで、男性(65)が政権を批判した。別の女性会社員(38)は「政府の改革案は、左翼政権の政策としては大失敗だ」と息巻く。参加者の怒りは支持基盤である労働者に対する、社会労働党の「裏切り」に集中した。

 経済危機に直面したサパテロ政権は、さまざまな改革策を打ち出した。5月には、2年間にわたる150億ユーロ(約1兆7000億円)規模の財政削減を決定。企業の活性化を目指し、退職金削減▽人員解雇の容易化▽失業保険の削減−−など労働市場の自由化も決めた。年金赤字解消のため、年金支給開始年齢の65歳から67歳への引き上げも検討中だ。

 だが改革には「76年の民主化以降、最大の労働者の権利の収奪だ」(大手労組)などの批判が噴出。ゼネスト後の調査では、政府支持率が28・5%と1カ月で4・5ポイント急落。84%が首相を「信用しない」とも答えた。

 政府にとって最大の問題は、政策の効果が見えないことだ。07年に8%だった失業率は最近21%になり、失業者は400万人を超えた。

 政府は来年の失業率を「今年より悪化する」とも予想する。国際的な格付け会社「ムーディーズ」は9月末、「スペインは更なる改革が必要だ」と指摘。同国の国債の格付けを落としている。

 サパテロ首相はゼネスト後、地元メディアに、「経済回復には2年ほどかかる」と発言。特に労働市場の自由化については「5年後に政策の正しさがわかる」と話し、改革の効果が簡単には出ないことを暗に認めた。

 世論調査によると、国民の72%が次回総選挙(12年)で野党・国民党の勝利を予想している。デモに参加した女子学生(21)は「政策を転換しない限り、社会労働党には投票しない」と断言した。

1668チバQ:2010/10/09(土) 01:16:26
 ◇ETAが和平提案 政府一蹴「徹底解体する」
 スペインでは9月、北部バスク地方の分離独立を求める反政府組織「ETA」が「和平」を提案したが、内務省高官は「ETAの提案に貸す耳はない」と断言した。

 ETAは59年設立。当時のフランコ独裁政権が、独自文化を持つバスク地方に対し、バスク語禁止などで弾圧したことへの反発だった。ETAは同国民主化(76年)以降もバスク独立を求め先鋭化。スーパーでの爆弾テロでの66人殺傷(87年)など、約800人を殺害した。国王フアン・カルロス1世やアスナール前首相の殺害も計画、欧州連合(EU)はテロ集団と規定する。

 だが9月、ETAは突然「和平」を提案した。地元紙に送ったビデオに覆面姿で登場したETA側は「数カ月前、テロ中止を決めた」と主張。条件付きの和平や、国際的な仲裁も求め始めた。

 しかし内務省高官は「今回の提案は、組織立て直しのための時間稼ぎ」と一蹴(いっしゅう)する。「ETAは最近、ポルトガルでの拠点設立を目指したが、当局が組織を壊滅した。幹部も次々に逮捕され弱体化してもいる」。高官はこう話し、ETAが06年など過去にも2回、「無期停戦」を提案しながら、テロを再開したとも強調した。

 問題に詳しいマドリード・コンプルテンセ大学のタウンソン教授(政治学)は、「バスク市民は、テロをもはや支持していない。ETAの政治部門も組織の存続をかけ、軍事部門に和平に応じるよう求めている。和平の好機だ」と指摘。今後、ETAは収監中の構成員釈放などの交渉を政府に求めるだろう、とも分析する。

 だが、最近も同国当局はETAの拠点を急襲、爆薬160キロを押収している。ETA構成員の収監者数を「800人」と明かした高官は、「ETAには、まだテロを行う十分な人数がいる。徹底解体する」と発言。その言葉はテロに悩む同国の姿を象徴していた。

 ◇ブルカ禁止、反発の動き
 「10月からブルカ着用を禁止します」。マドリード州ガラパガール市の広報サイトに最近、こんな掲示が出た。イスラム教徒の女性が使う、顔など全身を覆う衣服「ブルカ」や、目だけを出す「ニカブ」について、市の施設での全面禁止を通告する内容だった。

 同市によると右派「国民党」の発議で、市議会が7月、禁止条例を可決。サイトは「(治安上)着用者の身元確認が難しい」との禁止理由に加え、「ブルカは宗教の自由の名を借りた人権侵害で、男女差別を助長する」と指摘していた。

 国内での全面禁止を決めたフランスに続き、スペインでも5月以降、自治体レベルでブルカ禁止が徐々に広がっている。カタルーニャ州(東部)の自治体が5月以降、禁止を次々打ち出し、これが首都近辺のマドリード州まで広がった。イスラム団体によると計18自治体が禁止を決めたという。

 だが、イスラム団体からは反発の動きも出ている。ブルカ禁止と罰金(最高600ユーロ)を決めた東部ジェイダ市では8月、地元のイスラム団体が、「女性が自ら服を選べる自由」を求める陳情書を提出。法廷闘争も辞さない構えだ。

 スペイン政府も一時、全国的な禁止法案を検討したが、経済危機対策で議論は凍結状態だ。今後、大きな論議を呼ぶ可能性は高い。

1669チバQ:2010/10/10(日) 09:30:25
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2010/10/post-1685.php
ドイツ徴兵制廃止の思わぬ副作用
Germany Debates Ending the Draft

徴集兵になりたくない若者の義務だった社会奉仕活動がなくなれば、経済の一部がマヒしかねない

2010年10月07日(木)15時53分
クリスタ・カプラロス
[2010年9月 8日号掲載]

 高齢者介護施設で食事時間のケアを担当する。幼稚園で園児を集合させる。外国の被災地に救援食料を送る──。

 ドイツでは毎年、9月から半年にわたって6万人以上の若い男性がこうした社会奉仕活動に従事する。6カ月間の兵役に就く代わりだ。良心的兵役拒否などで軍での勤務を拒んだ人たちは、わずかな報酬で福祉を支える「兵力」になっている。

 この「民間役務」と呼ばれる慣行が徴兵制と共に廃止される可能性が出てきた。

 カールテオドール・グッテンベルク国防相は今、徴兵制の廃止に向けて動きだしている。連邦軍の兵力25万人のうち徴集兵は約7万2000人だ。国防省報道官によると、先週グッテンベルク国防相はアンゲラ・メルケル首相と議会に対して5通りの連邦軍改革案を提示した。それによると兵力は15万〜21万の範囲だ。

 徴集兵を残すシナリオもあるが、国防相自身は徴兵制の全廃に傾いているという。徴兵の法制度は残すが、新規徴兵は停止するという考えで、議会は今年秋に結論を出すとみられている。

 今も徴兵制を何らかの形で残している西欧の国は少ない。ドイツのほか、オーストリアやデンマーク、ノルウェー、スイスなどだ。

 グッテンベルクは軍の合理化を図るというが、同時に国防費も削減できる。一方、民間役務局のローラント・ハルトマンによると、徴兵制の廃止は社会福祉のコスト増を招きかねない。「徴兵制がなくなったら大変だ。病院や幼稚園の経営が難しくなる」

徴集兵は半人前の兵士
 ドイツは第二次大戦後に非武装化されたが、冷戦時代に共産圏に対抗するため再軍備を許され、成人男性の徴兵制を導入した。当時から良心的兵役忌避により奉仕活動を選ぶ道があったと、米現代ドイツ研究所のジャクソン・ジェーンズ所長は言う。

 現行の制度では期間が当初の12カ月から6カ月に短縮されている。6カ月では専門的な訓練が十分にできず、一人前の兵士になれないという問題がある。外国でNATO(北大西洋条約機構)の任務に就くドイツ兵は全員が志願兵だ。

 今年の徴兵対象はドイツ全土で45万人程度。健康上の問題で不適格と判定された人や、神学などが専門の大学生には兵役の義務はない。兵役より民間役務を選択する者も多く、入隊者は徴兵対象者の約16%だった。

 民間役務を選んだ若者たちは「病院内で患者の移動に手を貸したり、手術直後の回復室で患者の意識が戻るのを待ったり」といった仕事に就くと、民間役務局のハルトマンは言う。

 民間役務はドイツ経済の一部として定着している。政府の補助があり、利用する側はわずかな報酬を払えばよかった。民間役務がなくなれば、これに頼ってきた非営利機関などにとっては大きな打撃になるとハルトマンは指摘する。

 政府は何らかのボランティア奨励制度を設けるべきだとハルトマンは考えている。「社会奉仕の重要性と魅力をPRする必要がある」と米現代ドイツ研究所のジェーンズは言う。「若者の多くはやりがいのある仕事を求めている」

 実際、奉仕活動に興味を持っている若者は少なくない。19歳のシャヒン・ザケトもその1人だ。彼はEU(欧州連合)で働きたかった。兵役の代わりの民間役務としては、EUのオフィスの雑用係や外国での開発事業への派遣などを希望することができる。

1670チバQ:2010/10/10(日) 09:30:51
 だがザケトはとにかく軍隊に入るのが嫌だったので、子供の頃にてんかんを患った病歴を申告した。長年の間、発作は経験していない。「でも絶対に再発しないとは言えない。嘘をついたわけじゃない」と彼は言う。

 おかげで兵役は免れたが、民間役務も免除されたため、奉仕活動を行うチャンスを失った。「今では後悔している」とザケト。「社会に奉仕できずに本当に残念だ」

(GlobalPost.com特約)

1671チバQ:2010/10/10(日) 09:33:59
http://www.newsweekjapan.jp/stories/2010/09/post-1641.php
ルラの後継者を決める「退屈」な大統領選
A Clamor For Continuity In Brazil

2010年09月28日(火)12時00分
マック・マーゴリス(リオデジャネイロ支局)
[2010年7月28日号掲載]

 ブラジルでは、10月3日に行われる大統領選に国民の注目が集まっている。02年の大統領選では左派野党、労働党の名誉党首ルイス・イナシオ・ルラ・ダルシバが勝利したが、当時はようやく経済が回復へ向かい始めたところで労働組合出身のルラが大統領になることへの懸念が高まった。だがルラは見事に経済を回復させた。

 今やGDPが2兆ドルに達するブラジルで、ルラに代わる新大統領を目指す候補は2人。1人はルラが自ら後継者に選んだ元左翼ゲリラのディルマ・ルセフ前官房長官。もう1人は中道左派の前サンパウロ州知事ジョゼ・セラだ。

 世論調査では、2人の支持率は五分五分。ルセフは、ルラの中道路線を継承するためゲリラとの関係は絶ったと世間にアピール。一方のセラは、ルラ政権に極めて批判的な姿勢を取っているが、実績があるルラに比べれば経済学者のセラのほうが国民に信頼を訴えなければならないと笑う人もいる。

 変化を求めない世論のムードは、中南米の政治が成熟した表れとも言えるだろう。10年以上前にベネズエラのチャベス大統領が21世紀型の社会主義革命を掲げて登場し、イデオロギー戦争が激化したが、そんな時期は終わったようだ。

 アルゼンチンやボリビアを除けば、中南米諸国の大半が急速に中道路線へと移行している。チリとコロンビアで今年行われた選挙では保守派が勝利。パラグアイやウルグアイなど、急進的ではない社会主義が主流派を占める国も穏健路線を歩んでいる。

 こうした状況を生んだのはブラジルだ。自由市場のルールに従い、インフレ率と国の債務を低く抑える──ルラがこの信条を固く守った結果、ブラジル経済は安定した。ルセフもセラもルラと同じ路線の政策を唱えている。「チェンジ」なき退屈な選挙こそ、今のブラジル国民の望みかもしれない。

1672チバQ:2010/10/10(日) 09:34:36
http://www.newsweekjapan.jp/stories/2010/09/post-1640.php
大統領はやっぱりルラの七光りで
Lula Paves the Way for His Chosen Successor

人気大統領のお墨付きでルセフ前官房長官が当選に王手

2010年09月28日(火)12時00分
ソラナ・パイン(リオデジャネイロ)
[2010年9月29日号掲載]

 10月3日に行われるブラジル大統領選は85年にこの国で文民政権が復活して以来初めて、ルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ現大統領が出馬しない選挙になる。だが終盤に差しかかった選挙戦を見ても、とてもそうとは思えない。

 ビラにあるのはルラと肩を組んだ候補者の写真。宣伝用音楽を流しながら通りを走るフォルクスワーゲンのバンも、ほほ笑むルラの写真が車体の両側に貼られている。最大野党・ブラジル社会民主党のジョゼ・セラ前サンパウロ州知事ですら、国内一の人気政治家ルラと自身の関係をアピールするテレビCMを流していた。

 ルラの業績の恩恵を一番受けているのが、彼が後継者に抜擢した与党・労働党のディルマ・ルセフだ。半年前の世論調査でセラに10ポイント差をつけられていたが、9月14日の調査では51%の支持率を得てセラを24ポイント引き離した。労働党議員の汚職疑惑があっても、勢いが衰える様子はない。「ルラのおかげだ。ルラは今回の大統領選に非常に力を入れている。自分の妻を推薦していたら、彼女が当選していただろう」と米ジョンズ・ホプキンズ大学の中南米専門家リアダン・ローエットは言う。

 ルラ政権でエネルギー相と官房長官を務めた62歳のルセフは、好戦的だが実務能力の高い役人という評判だ。ただしルラのようなカリスマ性はなく、公職に立候補したのも今回が初めてだ。

 「最初は無謀とみられていた」と、ブラジリア大学のデービッド・フライシャー教授(政治学)は言う。「だがルラは世論調査を見て動いた。調査では国民の圧倒的多数が、ルラが推す候補に投票すると答えていた。人々はその候補がルセフだとは分かっていなかったが」

高い経済成長率が与党に追い風
 公示日のずっと前から、ルラは公務の際にルセフを伴って人々の前に現れ、予算数十億ドルのインフラ整備計画など注目度の高い仕事を彼女に任せた。これは行き過ぎだとの声が上がり、公示前にルセフの推薦運動をしたとして、ルラは選挙管理当局に何度か罰金を科されている。

 ここ数年、多くのブラジル国民は暮らし向きの向上を実感してきた。この事実は間違いなく、与党の支持率アップにつながっている。

 今年のブラジルの経済成長率は推定7%。活況な経済はブラジルが、BRICsのロシア、インド、中国と共に台頭する超大国というイメージを取り戻すのにひと役買っている。さらにルラ大統領の下、14年のサッカー・ワールドカップ(W杯)と16年の夏季五輪の招致に成功した。こうした国際的な評価の高まりと歩調を合わせるように、国内でもさまざまな進歩がみられる。

 好景気と、世界一の支給額を誇る貧困層向け補助金制度「ボルサ・ファミリア」といった社会福祉政策のおかげで所得格差は縮小し、数百万人が貧困を脱しつつある。ボルサ・ファミリアはカルドゾ前政権で試験的に始まった支援策だが、これを拡充し成功させたのはルラの功績と言っていい。

 リオデジャネイロの路上で物売りをするダニア・フェレイラ(50)は2人の子持ち。ボルサ・ファミリアがなければ食べ物も薬も買えないと話す。もちろん大統領選びは単純な論理で「ルラが推しているからルセフに投票する」。




「ルラに投票する」と答える有権者

 ルセフが勝てばブラジル初の女性大統領になるが、就任後は多くの課題に直面するだろう。W杯と五輪関連施設の建設工事の遅れを取り戻し、税金や年金の改革など積年の問題に対処しなければならない。ロシアやクウェートの埋蔵量に匹敵するとされる深海の油田開発計画も指揮することになる。

 ルラはブラジルを世界の大国と同じテーブルに着かせることに成功したかもしれない。このまま同じ席に座り続けることができるかどうかはルセフ次第だと、専門家は指摘する。「ルセフが政策面で重大なミスを犯せば、新興大国というブラジルのイメージもがた落ちする」と、ローエットは言う。「ブラジルを治めていくのは簡単なことではない」

 だがリオデジャネイロの路上で軽食を販売しているモイゼス・ファータド・デ・モライス(70)は、そうした問題は気にならないと話す。「ルラが認め、ルラの党にいる」ルセフを支持するだけだ。

 実際、彼と選挙の話を始めてしばらくはルセフの名前はまったく出てこなかった。誰に1票入れるのかを尋ねると、モライスはこう答えた。「ルラだよ」

1673チバQ:2010/10/10(日) 09:38:29
http://www.newsweekjapan.jp/column/ikegami/2010/09/post-222.php
フランスの極右よりも右なのは?
2010年09月13日(月)10時46分
 日々の国際ニュースは新聞で得ることができますが、その底流を知るとなると、本誌のような国際情報誌が役に立ちます。本誌日本版9月15日号の「父より危ないフランスの新女王」という記事など、いい例です。

 フランスのサルコジ政権は、ルーマニアなどからの少数民族ロマ(かつてはジプシーと呼ばれたが、差別的な表現だとして、いまはこう呼ばれるようになった)が違法に滞在しているキャンプを撤去して、母国への送還を開始しています。

 これには、移住の自由を認めるEU(欧州連合)の基本理念に反するとして反対運動も起きています。

 サルコジは、なぜ強硬策を貫くのか。その背景には、ヨーロッパ全体の右傾化があります。イタリアでは、ファシスト党系の「自由国民党」が存在感を強め、オランダでは今年6月の総選挙で移民排斥を掲げる「自由党」が躍進しています。

 移民の激増に苛立つ世論の右傾化を受け、フランスの政権も、流れに抗せないというわけです。

 そんなフランスで大きな影響力を持つ右派の政治勢力といえば、ジャンマリ・ルペン党首率いる「国民戦線」です。

 ルペンという人物を、この記事はこう評しています。

「フランスの極右勢力を率いる扇動家で、過去数十年にわたって多くの支持者の心に潜む外国人嫌悪や人種差別意識を引き出し、巧みに操ってきた男」と。

 そのルペンも、もう82歳。遂に引退の時期を迎えますが、その後継者と目されているのが、ルペンの娘マリーヌ(42)だそうです。

 なんだ、フランスでも2世政治家か、と突っ込みを入れたくなりますが、「徹底した反EU姿勢、犯罪や移民に対する強硬措置の熱心な代弁者」だそうです。「新鮮味ある彼女の人気は上昇中。12年大統領選への立候補が噂される政治家の中で、3位の支持率を誇っている」とのこと。

 2012年のフランス大統領選挙の台風の目になりそうです。

 しかし、単なる「右派の新星現わる」という記事に留まっていないのが、この記事のいいところ。

「アメリカの右派は国民戦線よりずっと右寄りだ」というマリーヌ・ルペンの発言を紹介しています。

 アメリカの共和党に代表される右派は、国家の介入を嫌悪するのに対して、「政府は介入する手段を持つべきだと思う」と彼女は言います。

「地域や国民の間の不平等に歯止めをかける方法として、私たちはフランス流の福祉制度を支持する」と。

 フランスの極右勢力という表現はよく使われますが、フランスの政治勢力は、左右とも、フランス流の「大きな政府」による福祉制度を当然視しているのだということを、この記事は教えてくれます。

 いやはや、記事のタイトルは「父より危ないフランスの新女王」とありますが、本当は、「フランスの極右より右なのがアメリカ共和党」ということではありませんか。

1674チバQ:2010/10/10(日) 18:09:56
>>1665とか
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010101001000193.html
キルギスで議会選 権力闘争や民族衝突に懸念
2010年10月10日 12時16分

 【ビシケク共同】4月に政変が起きた中央アジア・キルギスで10日、政権の中枢となる議会の選挙が行われた。6月の民族衝突で治安の能力不足をさらけ出した暫定政府への批判が高まる中、社会民主党など政変を主導した陣営が新議会での連立工作に成功するかどうかが焦点。権力闘争や民族衝突の再発も懸念されている。

 即日開票され、早ければ11日にも大勢が判明する見通し。大統領の強権支配が一般的な中央アジアで、議会中心の政体が誕生するのは初めて。政変で発足した暫定政府はバキエフ前大統領のような独裁を防ごうと、6月の国民投票で新憲法を導入し、大統領権限の多くを議会に移した。

 しかし中央アジアでの影響力保持を図るロシアのメドベージェフ大統領は、議会への権限移譲は頻繁な政権交代を招き、国家崩壊につながりかねないと批判。バキエフ政権の元高官らでつくる政党「アタジュルト」やロシア寄りの「尊厳」も同調し、大統領の権限回復を主張、一定の支持を集めている。

1675チバQ:2010/10/10(日) 18:27:45
http://mainichi.jp/select/world/news/20101010k0000m030049000c.html
キルギス:主要4党の争い 初の議会選、10日投票
 【ビシケク大前仁】旧ソ連のキルギスは10日、中央アジア諸国で初の議会制民主主義を実現するための議会選(1院制、定数120)を実施する。今年4月の政変で発足した臨時政府に参加する連立与党など主要4党の争いになるが、同国では政情不安が続いており、民族間の衝突や選挙結果をめぐる混乱が起きる恐れもある。

 選挙には29政党が参加し、事前調査によると、議席争いは6〜8党程度に絞られる。その中で連立与党のアタ・メケン党とキルギス社会民主党、親露派野党のアル・ナムス党、バキエフ前政権派の野党アタ・ジュルト党による争いになる見通し。どの政党も単独過半数を取れる可能性が小さく、選挙後の連立工作が焦点となりそうだ。

 キルギスは6月の国民投票で、大統領が組閣権限を持つ体制から議院内閣制への移行を決めた。91年の独立以来、過去2代の大統領とその周辺が独裁と汚職に走った結果、2回政変が起きたことを踏まえ、権力の分散と民主化の定着を狙う。他の中央アジア諸国は独裁体制を敷いており、同地域で初の議会制民主主義となる。

 一方で6月にはオシ州など南部で、キルギス系と少数派ウズベキスタン系による民族衝突が発生し、400人以上が死亡する惨事となった。このため両者の衝突が再発する恐れがあるほか、投票日の直前になり、政権側がアタ・ジュルト党に対する非難キャンペーンを展開したことから、選挙結果次第では、抗議運動が起きる可能性もある。

 キルギスには、米軍がアフガニスタン戦線への輸送拠点に使うマナス基地のほか、ロシア軍のカント空軍基地も置かれている。同国で混乱が起きれば、米露の戦略にも影響を与えることは確実だ。

1676チバQ:2010/10/10(日) 18:33:23
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/101009/erp1010092333006-n1.htm
露の反政権派が「連合」結成 初の集会に1千人、拘束者なし
2010.10.9 23:31

モスクワで9日、反政権派連合の初集会に参加した約1000人の市民ら。警官隊が厳重に取り囲む中で政権打倒の気勢を上げた(遠藤良介撮影) ロシアのネムツォフ元第1副首相やカシヤノフ元首相ら反政権派が手を組んで政治連合体「専横と汚職なきロシアを」を結成し、9日、モスクワのクレムリン近くの広場で初めての街頭集会を開いた。9月に大物市長が解任されたモスクワ市当局はこの集会を許可し、約千人の市民が「プーチン(首相)は退陣せよ」などと気勢を上げた。集会は治安部隊が厳重に取り囲む中で行われたものの、拘束された者はなかった。

 同連合体は2012年春の大統領選とその前哨戦である来年末の下院選に候補者を擁立することを目指すとしている。集会は「憲法の厳格な順守」や「地方首長の直接選挙復活」、「マスコミ検閲の中止」などを求める決議案を採択した。ロシアの反政権派は「大同団結」できずに分裂、弱体化を続けてきた経緯がある。(モスクワ 遠藤良介)

1677チバQ:2010/10/12(火) 12:20:13
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/101011/erp1010112047003-n1.htm
露地方選はプーチン与党が圧勝へ 野党は「不正」と反発
2010.10.11 20:45
 【モスクワ=遠藤良介】2012年春のロシア大統領選に向けた重要な指標となる統一地方選挙が10日、各地で投票され、今回改選された6地方議会でプーチン首相(前大統領)の率いる与党「統一ロシア」が首位に立つなど圧勝の見通しだ。同党が勢いを維持した場合、大統領選ではプーチン氏もしくは氏の後継指名する候補者が難なく当選するシナリオが強まる。野党や民間の選挙監視団体は選挙に「多数の不正があった」と反発している。

 中央選管が11日、6地方議会選について集計作業をほぼ終了した結果によると、統一ロシアは63〜91%の得票率でリード。野党の共産党、親政権野党の「公正ロシア」と自民党が大差で続いている。統一ロシア幹部は市議会選なども含めた地方選全体での同党支持率が58%にのぼり、今年3月の地方選から7ポイント上昇したとしている。

 これに対し、野党や反政権派からは、「エリツィン(元大統領)期以降で最も汚い選挙だった」(共産党のジュガーノフ党首)などと大規模な不正があったことを訴える声が出ている。民間監視団体「ゴロス」では、在宅投票や居住地外投票の制度を悪用した投票強制や組織的投票、投票所からの監視員排除といった違反が多数記録されたとしている。

1678チバQ:2010/10/12(火) 12:23:13
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20101012k0000e030030000c.html
キルギス:議会選で与党過半数割れ 焦点は連立交渉
 【ビシケク大前仁】旧ソ連のキルギスで10日に投開票された議会選(定数120)は、4月の政変で発足した臨時政府に参加する連立与党が過半数を得られず、与野党を交えた連立交渉へ焦点が移された。一部で懸念されていた民族衝突や抗議運動は起きていない。

 選挙には29党が参加したが、議席を獲得したのは5党にとどまった。バキエフ前政権派の野党アタ・ジュルト(8.88%)が首位で、連立与党のキルギス社会民主党(8.04%)が2位。その後に親露派野党のアル・ナムス(7.74%)、野党の「共和国」(7.24%)、連立与党のアタ・メケン(5.6%)が続く。有権者数は約285万人、投票率は約56%だった。


http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20101011k0000e030024000c.html
キルギス:議会選、前政権派の野党がリード 開票率82%
 【ビシケク大前仁】中央アジアのキルギスで10日に投票された議会選(比例代表の1院制、定数120)は即日開票が進み、開票率82.7%の時点で、バキエフ前政権派の野党アタ・ジュルト党が8.5%を獲得し、首位に立っている。臨時政府に参加する与党キルギス社会民主党が2位(8%)、野党「共和国」(6.9%)が3位と続く。

 その後は親露派野党のアル・ナムス党(6.9%)、連立与党のアタ・メケン党(6%)と続いている。有権者数は約285万人。投票率は56.5%だった。

1679チバQ:2010/10/12(火) 20:37:59
http://mainichi.jp/select/world/news/20101013k0000m030050000c.html
キルギス:前大統領派が第1党に躍進 議会選
 【ビシケク大前仁】旧ソ連のキルギスで10日に投開票された議会選(比例代表の1院制、定数120)は11日までに開票が終了。中央選管の発表した暫定結果によると、臨時政府に参加する連立与党を抑えて、4月の政変で失脚したバキエフ前政権時の高官が率いる野党アタ・ジュルトが得票率8.88%で第1党に躍進した。

 選挙には29党が参加したが、議席獲得に必要な得票率5%を超えたのは5党にとどまった。議席を獲得したのは、連立与党側がキルギス社会民主党(得票率8.04%)とアタ・メケン(同5.6%)。野党側は、アタ・ジュルトと親露派のアル・ナムス(同7.74%)、「共和国」(同7.24%)だった。

 アタ・ジュルトとアル・ナムスの野党2党は連携するとみられている。ただ、連立与党側と野党2党の双方とも過半数に達しないので、双方とも「共和国」の取り込みが必要になる。オトゥンバエワ暫定大統領はまず、社会民主党へ交渉権を与える模様だ。

 有権者数は約285万人、投票率は約56%だった。

 事前予想では、与党のアタ・メケンが首位だった。しかし、キルギス国内で影響力を持つロシアのテレビ局が、同党のテケバエフ党首を批判する番組を報じたことが影響して、支持率が急落した。

 第1党となったアタ・ジュルトは、バキエフ前大統領の出身地の南部を中心として支持を拡大。クロフ元首相が率いるアル・ナムスも親露政策を強調して躍進した。

 キルギスは新憲法で大統領権限の多くを議会に移した。今回の選挙を経て中央アジアで初の議会民主制へ移行するが、ロシアは変革が周辺国に飛び火する事態を警戒。今後も、クロフ氏ら親露派を通じてキルギス内政へ干渉していくとみられる。

 選挙を監視した全欧安保協力機構(OSCE)は「平和裏に選挙が実施された」と評価。オトゥンバエワ暫定大統領も「これまで経験しなかった自由で、民主的で、開放的な選挙となった」と成功を強調した。

1680チバQ:2010/10/13(水) 12:27:23
http://www.asahi.com/international/update/1013/TKY201010130118.html
国連非常任理事国にドイツやポルトガル選出 カナダ撤退
2010年10月13日10時18分

 【ニューヨーク=丹内敦子】国連総会は12日、安全保障理事会の非常任理事国10カ国のうち、日本など今年いっぱいで任期満了になる5カ国の改選を行い、インド、南アフリカ、コロンビア、ドイツ、ポルトガルを選出した。任期は2011年1月から2年間。

 今回の改選枠は、アジア1、アフリカ1、中南米1、西欧とその他2。選挙になったのは西欧とその他のグループで、ドイツ、ポルトガル、カナダの3カ国が立候補した。ドイツは1回目の投票で当選に必要な投票総数の3分の2を獲得。2回目以降はカナダとポルトガルの戦いになったが、カナダが途中で撤退を表明。ポルトガルは3回目に3分の2以上の得票になり、選出された。

1681チバQ:2010/10/13(水) 21:28:13
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010101302000190.html
安保理、非常任理5カ国改選 日本外れインドに
2010年10月13日 夕刊

 【ニューヨーク=阿部伸哉】国連安全保障理事会で、年内に任期切れとなる非常任理事国の五カ国が十二日、国連総会で改選された。アジアからは日本に代わりインドが選ばれたほか、西欧その他はドイツ、ポルトガル両国、アフリカは南アフリカ、中南米はコロンビアがそれぞれ選出された。

 任期は二〇一一〜一二年の二年間。〇九〜一〇年に非常任理事国を務めた日本は、連続再選禁止規定により立候補しなかった。

 改選は地域ごとに実施され、インド、南アフリカ、コロンビアは地域内に競合国がなくスムーズに当選が決まった。しかし、西欧その他の枠はドイツ、ポルトガル、カナダの三カ国が二枠をめぐって競合。ドイツが一回目の投票で、当選に必要な投票総数の三分の二をかろうじて獲得し、三位のカナダが辞退したことで、ポルトガルが選ばれた。安保理理事国は十五カ国で構成され、二年で改選される非常任理事国は十カ国。今回、議席を得たドイツとインドは日本と同じく、常任理事国入りを目指しており、安保理改革の議論を活発化させる見通しだ。

1682チバQ:2010/10/14(木) 00:00:41
>>1676
ミハイル・カシヤノフ
プーチンが正式に大統領に就任すると、同年5月より首相を務めた。カシヤノフは、元の急進改革派、リベラル派の一定の支持を得ていたほか、ソ連時代にゴスプラン議長を務め、エフゲニー・プリマコフ内閣で第一副首相だったユーリ・マスリュコフからも後押しされていた。官僚出身ということもあり、その政治姿勢は慎重で自らの政治姿勢を明確にすることは避けていたが、一方で新興財閥・オリガルヒとの密接な関係が指摘され、必ずしも政治的基盤は安定していなかった。また、プーチンの対抗馬として大統領候補としてカシヤノフの名が挙がるなどしたことから、次第にプーチン及びプーチン政権内のシロヴィキから白眼視されるようになり、プーチン再選直前の2004年2月、首相を解任された。

プーチンへの批判 [編集]
首相解任後、カシヤノフはプーチン批判を積極的に行っている。野党「人民民主連合」(非公認)を立ち上げたほか、反プーチン勢力の連合である「もう一つのロシア」にも参加し、反プーチン運動を展開している。

2005年、カシヤノフは、国有資産だった別荘が過去に競売へ出された際、その別荘がカシヤノフによって不当な安値で払い下げられたとして、下院議員に告発される。そして告発を受けた検察によってこの疑惑が捜査されることになった。その後2007年にモスクワの裁判所は、カシヤノフに対して別荘の返還を求めた。

2007年12月8日、翌2008年実施のロシア大統領選挙に立候補を表明した。これに伴い右派勢力同盟のボリス・ネムツォフは大統領選立候補を辞退し、リベラル派、野党勢力で候補を一本化することに言及した。しかし、2008年1月27日、ロシア中央選挙管理委員会は候補者登録に必要な200万人の署名の偽造・無効が規定の5パーセント以内を上回る13.36パーセントであるとしてカシヤノフの登録を拒否した。カシヤノフは、この決定をプーチンの指示によるものとして非難している。

1684チバQ:2010/10/14(木) 19:07:20
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010101401000051.html
海賊や過激派対策で協力 ソマリランド「大統領」


 13日、ソマリアからの独立を宣言しているソマリランドが首都とするハルゲイサで会見する「大統領」シランヨ氏(共同)
 【ナイロビ共同】ソマリア北西部で独立を宣言しているソマリランドの「大統領」シランヨ氏が13日、首都とするハルゲイサで共同通信などと会見し「国家承認を得るのは最終目標だが、現時点では『国』の発展に向け国際社会との関係を深めたい」と述べ、海賊やイスラム過激派対策など治安面で協力を強化したいとの意向を示した。

 内戦が続くソマリアは国際テロリストの温床になりつつあるとの懸念が高まっている。シランヨ氏の発言には、国際社会のニーズに積極的に応える姿勢を強調することで、独立への理解を高めたいとの狙いがある。

 シランヨ氏は、米政府高官が9月、従来の政策を転換し、ソマリランドや北東部で自治を宣言しているプントランドとの協力を強化すると表明したことを歓迎。日本政府には「道路などの基礎インフラ整備で援助を求めたい」と述べ、民間投資も呼び掛けた。

 シランヨ氏は6月の選挙で当選、政権交代を果たした。「民主『国家』で法の支配も確立している」と強調、「子供たちは銃を持って戦争に行くのではなく、本を手に制服姿で学校に通っている」と治安安定もアピールした。

1685チバQ:2010/10/16(土) 12:21:24
http://www.asahi.com/international/update/1016/TKY201010160106.html
モスクワ新市長にロシア副首相が就任へ 双頭体制を反映2010年10月16日10時12分

 【モスクワ=副島英樹】ロシアのメドベージェフ大統領は15日夜、首都モスクワの新市長候補にロシア政府のソビャーニン副首相兼官房長官(52)を推すことを決め、本人に伝えた。18日にも市議会が承認する。大統領は先月末、18年間首都に君臨したルシコフ前市長を「信頼喪失」を理由に解任していた。

 ソビャーニン氏はプーチン首相とも親しく、今回の人事はメドベージェフ大統領とプーチン首相との「双頭体制」のバランスを反映したものとみられている。

 ソビャーニン氏は原油産地チュメニ州の知事を経て、プーチン大統領時代の2005年11月、当時大統領府長官だったメドベージェフ氏を引き継いで同長官に就任。07年末には、08年3月の大統領選に立候補したメドベージェフ氏の選挙本部長を務めた。同5月からは、プーチン首相の率いる政府で副首相兼官房長官の要職を務めてきた。

 ソ連崩壊後の1992年から市長としてモスクワの利権を握ってきたルシコフ氏は、今夏の記録的猛暑で深刻化した森林火災によるスモッグ被害のさなかに国外で休暇をすごすなどして大統領の不興を買い、メディアの批判も強まっていた。大統領が優先課題に掲げる経済の「現代化」にも支障があると判断された。

 与党「統一ロシア」が大統領に出した市長候補のリストには、モスクワの渋滞対策のためなどとして運輸相ら計4人が挙げられたが、ベドモスチ紙によると、大統領府筋は「双頭体制のバランスが考慮された」などと述べた。

1686チバQ:2010/10/17(日) 18:56:46
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20101016023.html
欧州では無名だったチリ大統領 奇跡の救出をしたたかに利用
 鉱山落盤事故での奇跡的な作業員救出劇に沸くチリのピニェラ大統領は、16日からの訪英を前に英紙タイムズのインタビューに応じ、救出成功は海外でのチリのイメージを一変させたと指摘、西洋社会に対し、故ピノチェト元大統領の軍事独裁政権と結び付けられてきたチリを、新たな視点から見るよう求めた。同紙(電子版)が16日伝えた。

 ピニェラ大統領は、救出成功の熱気の中で生まれたチリに対する良好な印象を最大限に活用、欧米で根強い軍政時代のマイナスイメージから脱却を図りたい考え。

 大統領は救出の結果、チリが「結束、リーダーシップ、勇気、信念、成功」の模範として記憶されるだろうと指摘。同紙は、欧州では1週間前までほとんど知られていなかったピニェラ大統領が「勝利旅行」に旅立とうとしていると表現した。

 大統領は、作業員が閉じ込められていた地下の現場の石を、キャメロン英首相とエリザベス女王に贈る予定という。 (共同)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010101602000036.html
チリ 大統領 財界人と欧州歴訪
2010年10月16日 朝刊

 【コピアポ(チリ北部)=加藤美喜】チリのピニェラ大統領は十五日、欧州三カ国への歴訪に出発する。北部サンホセ鉱山落盤事故で作業員三十三人の救出に成功した直後の外遊で、各地で注目を集めるのは間違いない。救出成功でチリ国内で大統領の支持率は上昇しており、この勢いに乗って国際社会でチリの存在感を向上させ、外交的得点を挙げたいとの思惑も透けて見える。

 チリ紙セグンダ(電子版)によると、大統領は英、仏、独を訪問し首脳会談を行う。鉱業やワインなど、チリの主要産業のトップら約二十五人が同行。ビジネスチャンスの拡大にも努める。

 同紙によれば同行メンバーに今回の「奇跡の生還」に携わった救助チーム関係者が加わる可能性があり、作業員が地底七百メートルから持ち帰った岩を「お土産」として各国首脳に渡す計画もあるという。

 外遊がくしくも作業員全員の救出成功直後となり、訪問先ではこの話題で持ちきりになるのは確実。一方で、救出作戦実行を外遊日程に合わせた、との批判も根強い。チリの主要テレビを所有していたことがある実業家で大富豪のピニェラ氏は、注目の集め方を心得た巧みな戦略家としても知られるからだ。

 救出成功の際、ピニェラ大統領は「チリは世界中から敬意を受ける国となった」と強調。国民を鼓舞し、さらなる経済発展を遂げて先進国の仲間入りをする決意を新たにしている。

1687チバQ:2010/10/18(月) 12:11:23
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/101018/mcb1010180508007-n1.htm
モスクワ市長更迭 地方再編の完了 (1/4ページ)
2010.10.18 05:00


9月に退任したルシコフ前モスクワ市長(ブルームバーグ)【拡大】
 ロシアのメドベージェフ大統領が9月28日に、モスクワ市長を18年間務めたルシコフ氏の更迭を発表したことにより、プーチン政権時代に始まった地方政界の再編が完了した。

 ルシコフ氏は、モスクワとサンクトペテルブルクを結ぶ高速道路建設の凍結を決定した同大統領を批判していた。

 モスクワのシンクタンク「カーネギー・モスクワ・センター」のアナリスト、ニコライ・ペトロフ氏は「メドベージェフ攻撃は大統領本人だけでなく政府の権威も傷つけていた。市長解任の決断を下さなければ、ダメージはさらに大きかっただろう」と指摘した。

 ◆最後の大物地方首長

 国営通信のRIAノーボスチに「ラスト・モヒカン」と異名を付けられたルシコフ氏は、政界を去る最後の大物地方首長となった。2000年の大統領選挙前にルシコフ氏と権力争いを演じたプーチン氏は大統領就任後、地方首長の直接選挙を廃止し、連邦政府の監視を強化。モスクワ市も6年前に市長公選を廃止している。

 メドベージェフ氏が大統領に就任した08年以降、連邦政府の圧力で地方首長が次々と退任した。昨年、スベルドロフスク州知事を18年間務めたロッセリ氏が退任したほか、タタルスタン共和国の大統領を20年以上務めたシャイミーエフ氏が1月に、バシコルトスタン共和国の大統領を20年間務めたラヒモフ氏が7月にそれぞれ退任した。

 ルシコフ氏排除の動きは9月10日に放映されたテレビ局のドキュメンタリー番組から始まった。市長が不動産業を営む億万長者の妻、エレーナ・バトゥーリナ氏に対して便宜を図ったとする汚職疑惑を批判する内容だが、両者とも疑惑を否認している。さらにルシコフ氏は、更迭を法廷で争う可能性もある。

 政府のコンサルティング機関「エフェクティブ・ポリシー・ファンデーション」のグレブ・パブロフスキ代表は「20年間ルシコフ氏が市長を務めたモスクワは大気汚染や交通渋滞のイメージが定着した。これは、首都を金融とテクノロジーの国際都市に変貌(へんぼう)させようというメドベージェフ大統領の構想と大きな隔たりがあった」と指摘する。

 「モスクワは現代化に背を向けていた。何もしなくても資金が流れていたため、その必要もなかった。世界金融センターの話題などこっけいに聞こえた」とパブロフスキ氏は話す。

 ルシコフ氏は市長として1兆ルーブル(約2兆6800億円)を超える予算と国全体の4分の1に相当するモスクワ市の経済を管理してきた。社会政策への資金投入とモスクワを高速道路と高層建築の街に変容させる建築ブームで市民の不満を抑え、また自身も財をなした。

1688チバQ:2010/10/18(月) 12:12:06
 モスクワ市のウェブサイトによれば、バトゥーリナ氏の昨年の収入は309億ルーブルだった。バトゥーリナ氏は、夫の立場と彼女の経営する不動産開発会社「ZAOインテコ」の間に利害関係はないと説明している。

 10年前に大統領の夢を断念したルシコフ氏は、その後プーチン大統領の統一ロシア党の票固めに協力してきた。08年の選挙ではモスクワの有権者の71.5%がメドベージェフ氏に投票した。モスクワの国立戦略研究所のスタニスラフ・ベルコフスキー所長は「在職していればルシコフ氏は選挙に大きな影響力を持ち続けただろう」と語っている。

 ルシコフ氏の任期は来年夏までだったが、それを待てば、後任による来年12月の下院選と12年3月の大統領選に向けた組織固めが難しいと政府は懸念していた。

 ベルコフスキー氏は「新市長は基本的な経済体制を維持するだろう。市長交代の目的はマネーの流れを管理すること。政府は過去の人間が居座り続けることが弊害を生むと判断したのだ」との見方を示した。

 ◆露大統領と確執

 かつて化学エンジニアだったルシコフ氏はエリツィン政権時代の1992年に市長に就任。当時プーチン氏はサンクトペテルブルク市の官僚で、メドベージェフ氏はサンクトペテルブルク州立大学で法律の講師を務めていた。プーチン氏が2000年に大統領に就任すると、メドベージェフ氏は大統領府に加わる。ロシアで大統領は連続2期までとされているため、プーチン氏は08年にメドベージェフ氏を後継者に指名した。

 解任されたルシコフ氏は9月29日付ニュータイムズマガジンでメドベージェフ氏の民主主義に対する姿勢に疑問を呈し、スターリン主義的な独裁へと逆行するのではないかと警告を発している。

 プーチン首相は「ルシコフ氏はモスクワ発展のため尽力してくれたが、メドベージェフ大統領との関係がうまくいかなかったのは明らか」と更迭を支持。後任選びについて、大統領に意見を述べたという。

 メドベージェフ大統領は15日、プーチン首相の側近中の側近であるソビャニン副首相を後任に指名。ソビャニン氏はプーチン大統領時代の大統領府長官で、プーチン氏が首相に就任した08年、同時に副首相に指名された。

 パブロフスキ氏は、次期市長について連邦政府との結びつきを強化し、金融フローを再配分しなければならないという点で誰が就任しても変わりはないと指摘。「モスクワを運営するために官僚主導のシステムを作り上げることはうなずけるが、変化は避けられないとしても、モスクワに大きな変革を望む者はいない」と述べた。(ブルームバーグ Lucian Kim)

1689チバQ:2010/10/18(月) 12:50:56
http://www.yomiuri.co.jp/column/world/20101018-OYT8T00415.htm?from=navlc
ロシア、2人の権力者の家相
モスクワ支局長 貞広貴志

 ロシアのプーチン首相の公邸はモスクワ郊外の美しい森の中にあった。邸内に入るまでに通過する二重の鉄門と警備は、最高権力者が暮らす空間の物々しさを漂わせていたが、クリーム色と白に塗り分けられた2階建ての本館は、あっけないぐらい質素だった。

 公邸内部も、首相本人のこわもてイメージとは異質だった。首相と日本の要人の会談取材のため公邸を訪れた記者団はまず、玄関わきのビリヤード室に通された。何度も来たことのある地元記者は、何の遠慮もなく壁からキューをとってプレーに興じ始めた。会談取材のため2階に上がると、様々な訪問客をもてなす部屋がちらりと見えた。過度の装飾を排した家具・調度でまとめられていた。

 モスクワ西郊ノボ・オガリョーボの首相公邸は、1950年代にマレンコフ首相の住居とするために建造された。だが、同首相は建物の完成を待たず失脚、その後はフルシチョフ首相が迎賓館として使用したり、ゴルバチョフ大統領(肩書いずれも当時)がソ連崩壊を防ぐための会議を招集したりした。90年代はほぼ空き家の状態だったのを、2000年に大統領に就任したプーチン氏が改装の上、入居し、首相になっても住み続けている。

 もし権力者の住処がその政治手法を象徴するとすれば、プーチン首相の家相は、無駄がなく機能的だが、どこか温かみを欠いた「質実剛健」とでもなるだろうか。

 かたやメドベージェフ大統領が暮らす、ゴールキー9と呼ばれる地区にある公邸は、世界最大の国の元首にふさわしい豪勢なつくりだ。首相公邸からほど近い6万平方メートルの敷地は、ヘリコプターの発着場はもちろんゴルフ・コースやテニス・コート、40頭を収容できる馬小屋を備える。初代エリツィン大統領もここに住んだ。

 この大統領公邸が最近、ネットでちょっとした話題を振りまいた。

 大統領は10月初め、プーチン首相を公邸に招き、牛乳を飲みながら会談した。問題になったのは、会談の中身でなく室内にあったオーディオ・セットだった。代表取材のカメラマンが撮った写真には、普通の電器店では見かけない大型スピーカーやオープンリール録音機が写っていた。ブロガーらが情報を集めた結果、計20万ドル(約1800万円)もする外国製高級機器であることが判明した。

 「近代化」政策を旗印とする大統領は、新しい技術に並々ならぬ関心をいだいていることで知られる。公邸の内装にも「ハイテク好き」が反映したものだが、こちらの家相には、ロシア庶民の暮らしからはやや遊離した印象もぬぐえない。

 このように政治路線や趣味が異なる2人は、2012年の大統領選挙にどちらが出るか相談して決める方針とされる。ただ、決定は詰まるところメドベージェフ氏を大統領後継に指名したプーチン氏の腹ひとつとされる。首相がさらに6年間、ナンバー2の座に甘んじる用意があるかどうかは、その言動からも、公邸のつくりからも見えてこない。

 首相公邸でそんなことを考えながら携帯端末を開いたら、おそらく首相公邸専用に設けられた基地局の電波を拾った。基地局の名は「ナンバー1」だった。

(2010年10月18日 読売新聞)

1690チバQ:2010/10/18(月) 12:52:10
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201010180019.html
ブラジル緑の党、大統領決選投票で中立維持を決定
2010年10月18日
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 [サンパウロ 17日 ロイター] ブラジル大統領選挙の第1回投票で19%の得票を獲得して躍進した緑の党は17日の党大会で、決選投票に向けて中立姿勢を維持し、環境問題の政策課題実現を目指す方針を決めた。

 第1回投票で同党の大統領候補となったマリナ・シルバ前環境相は、中立性こそが、31日の決選投票に向けた国民的議論に対する緑の党の影響力拡大をもたらすだろうと述べ、「我々自身を仲介者としての立場に置くべきだ」と主張した。決選投票は、与党労働党のルセフ前官房長官と、ブラジル社会民主党のセラ前サンパウロ州知事の争いとなる。

 ルセフ、セラ両候補ともに、シルバ氏がキャスティングボートを握る立場になってから同氏を自陣営に引き込もうと積極的に働きかけてきたが、シルバ氏は以前からどちらの候補も支持しない意向を示唆していた。

 一部アナリストは、緑の党の中立維持決定は、セラ候補にとって一歩後退になる可能性があるとの見方を示した。

1691名無しさん:2010/10/21(木) 19:56:13
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20101021k0000e030020000c.html
スペイン:挙党一致へ内閣改造
 【パリ福原直樹】スペインのサパテロ社会労働党政権は20日、内閣改造を行った。04年の政権発足以降、最大の改造で、枢要ポストに同党の大物を配置した。サパテロ首相は、同国の経済危機を回避するための「挙党一致内閣」であることを強調している。

 現地の報道によると04年以来、外相だったモラティノス氏に代え、首相側近で、国民の人気が高い女性のヒメネス保健相を起用。首相の後継者とされ、テロ組織「バスク祖国と自由」(ETA)摘発に貢献したルバルカバ内相は、第1副首相に昇格した。

 同国の議会は、経済危機回避に向け同内閣が提出した緊縮予算案を審議中。年内に議会を通過しない場合、12年予定の総選挙が前倒しされる可能性がある。経済危機後、首相の支持率は低下の一途で、最近の世論調査では、国民の約84%が首相を支持していない。

1692チバQ:2010/10/21(木) 20:49:39
凄い不支持率
森内閣の不支持率ってどんくらいでしったけ?

1693チバQ:2010/10/24(日) 17:05:30
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010102301000415.html
バーレーンで議会選開始 シーア派議席が焦点
 【マナマ共同】ペルシャ湾の島国バーレーンで23日、国民議会の下院(定数40)選挙の投票が始まった。ハリファ王家などイスラム教スンニ派が権力を握る同国では、人口の70%がシーア派。シーア派を国教とする隣国イランの影響力拡大を恐れる当局が警戒を強める中、シーア派系野党がどれほどの議席を獲得できるかが焦点となる。

 06年の前回選挙ではシーア派系野党が躍進して17議席を獲得した。同党は今回、現有議席とほぼ同じ18人の候補者を擁立。同党は過半数に届かない候補者数について「宗派別人口比から、当選可能性がある選挙区が限られているため」と説明している。

 有権者数は約31万9千人で任期は4年。投票は同日夜締め切られ、24日にも大勢判明の見通し。一部の選挙区では30日の決選投票にもつれ込むとみられている。

1694チバQ:2010/10/24(日) 21:12:37
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101024-OYT1T00506.htm
バーレーン下院選、反体制派が1議席増
 【カイロ=田尾茂樹】イスラム教スンニ派のハリファ王家が支配するペルシャ湾の島国バーレーンの選挙管理委員会は24日、国民議会下院選(23日投票、定数40)の開票結果を発表した。


 それによると、反体制のシーア派勢力「国民合意イスラム連盟」が1議席増の18議席を獲得した。

 同国では、人口の6割を占めるシーア派国民が雇用面での差別を訴えるなど、不満がうっ積している。同連盟は、候補者を当選の可能性がある18人に絞り、全員が当選を果たした。

 得票率50%以上の候補者がいなかった9選挙区では30日に決選投票がある。

(2010年10月24日20時43分 読売新聞)

1695チバQ:2010/10/24(日) 21:13:10
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010102401000526.html
バーレーン下院選シーア派議席増 存在感示す
 【マナマ共同】ペルシャ湾の島国バーレーンで23日行われた国民議会の下院(定数40)選挙は24日、大勢が判明し、イスラム教シーア派系野党「ウェファク」が現有議席を1議席上回る18議席を獲得、候補者全員が当選を果たした。選管当局が発表した。

 ハリファ王家などイスラム教スンニ派が権力を握る同国では、人口の70%がシーア派。シーア派を国教とする隣国イランの影響力拡大を恐れる当局が同派への締め付けを強めている中、選挙でシーア派があらためて存在感を示した。

 ただ法案の決定権は国王が任命する上院が握っており、スンニ派主導の体制に変化はない。

 有権者数は約31万9千人で投票率は67%。ウェファクは「当選の可能性がある選挙区が限られている」として、過半数に届かない18人の立候補にとどめていた。当局が懸念していたシーア派の暴動などは発生していない。

 投票の過半数を獲得した候補者がいなかった一部の選挙区では30日、決選投票が行われる。

2010/10/24 20:35 【共同通信

1696名無しさん:2010/10/25(月) 20:47:15
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/101025/asi1010252032007-n1.htm
ASEAN加盟11年中に 次期大統領選には出馬せず ラモス・ホルタ大統領
2010.10.25 20:31

ラモス・ホルタ大統領  東ティモールのラモス・ホルタ大統領は25日までに産経新聞と会見し、東南アジア諸国連合(ASEAN)への加盟について、四半世紀にわたって同国を支配したインドネシアが議長国を務める2011年中の実現が「和解」を打ち出す意味からも望ましいとの認識を示した。また、12年に行われる予定の次期大統領選については、「2期目は考えていない」と述べ、出馬しない考えを明らかにした。(ディリ・東ティモール 宮野弘之)

 02年の独立後、東ティモールは民主的統治や治安の回復とその維持、法やインフラ整備など多くの分野で国際社会の支援を必要とした。このため、国連東ティモール統合支援団(UNMIT)が現在も各国政府やNGO(非政府組織)と連携し、復興に向けた活動を進めている。

 大統領は、東ティモール政府としても電力施設や道路の建設などを積極的に進めているが、「あと2、3年我慢しなければならないだろう」と述べ、インフラの整備にはなお、時間がかかるとの見通しを示した。

 12年までの実現を目指すとしてきたASEAN加盟については「できるならインドネシアがASEANの議長国を務める11年中がいい。インドネシアとの和解のシンボルにもなる」と述べ、ASEAN加盟を、かつて武力で東ティモールを併合したインドネシアとの関係改善の象徴にしたいと強調した。

 一方で、「ASEAN入りには条件もあり、コストもかかる。目標であって、11年や12年が最後というわけではない」として、国内がまとまらなければ、加盟を急ぐ必要はないとの見解も示した。

 12年に行われる予定の独立後2度目の国政選挙(大統領選、議会選)については「民主的かつ自由な選挙が行われることに自信がある」として、政治的、社会的安定は実現しつつあるとの認識を表明した。そのうえで自らの対応について「すでに40年以上、国のために尽くしてきた。2期目を目指すつもりはない」と述べ、大統領選には出馬しない考えを示した。

 1996年にノーベル平和賞を共同受賞した大統領は国連事務総長候補に挙げられたこともある。出馬すれば再選が確実視されるなかで不出馬を言明したことは、「事務総長ポストへの意欲の表れ」(外交筋)との見方も出ている。

1697チバQ:2010/10/26(火) 23:34:56
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010102001001065.html
サウジ王子に終身刑 英、同性愛の相手を殺害
 【ロンドン共同】英国の裁判所は、ロンドンのホテルで召し使いの男性(32)を殺害したとして殺人罪に問われていたサウジアラビア王室の王子サウド・アブドルアジズ被告(34)に終身刑を言い渡した。英メディアが20日伝えた。

 報道によると、被告は同性愛者で、今年2月中旬、性的興奮を得るためにホテルで召し使いの男性を殴ったり縛ったりし、死亡させた。被告は過失致死だったと主張し否認していた。

 被告は元サウジ国王の孫。当初は外交特権による訴追の免除を求めたが、認められなかった。

 英国では終身刑の場合でも判決で示された一定期間を過ぎれば釈放の可能性が出てくる。被告は少なくとも今後約19年間は釈放されない。サウジでは、同性愛は死刑の可能性もあるため、英メディアは、被告は釈放された後、英国に亡命を求める可能性があるとしている。

2010/10/21 00:32 【共同通信

1698チバQ:2010/10/26(火) 23:35:48
http://www.cnn.co.jp/travel/30000599.html
サウジ王子、使用人への暴行・殺害で有罪評決
2010.10.20 Wed posted at: 09:43 JST
ロンドン(CNN) 使用人の男性に暴行を加えた末に殺害したとして、アブドラ国王の孫のサウド・アブドルアジズ・ビン・ナセル・アルサウド王子が19日、有罪の評決を受けた。

サウド王子は今年2月、旅行先のロンドン市内のホテルで同行の使用人男性を暴行死させたとして、傷害と殺人の罪に問われていた。男性には脳の損傷、ろっ骨と首の骨折など激しく殴られた形跡がみられ、顔や耳、腕をかまれた跡も見つかった。王子は裁判で、男性を死なせたことを認める一方、殺害の意図はなかったと主張していた。

王子は男性と2人で世界各地を旅行中だった。検察側は、王子の行為には性的な意味合いがあったとの見方を示し、2人が同性愛関係にあった可能性を指摘したが、弁護側はこれを否定した。

陪審は、犯行当時の王子の精神状態や意図を焦点に約1時間にわたって審理し、全員一致で有罪の評決を下した。王子は無表情のまま評決を聞いた。刑の言い渡しは20日予定され、最大で終身刑が科される可能性がある。

ロンドン警視庁の捜査担当者が評決後、法廷の前で報道陣に語ったところによると、王子は取り調べに対して反省の色を見せず、男性の死因を「でっち上げ」ようとした。うそがばれると免責特権を主張したが、認められなかったという。

1699チバQ:2010/10/27(水) 23:21:40
http://mainichi.jp/select/world/news/20101027dde007030056000c.html
ボスニア・ヘルツェゴビナ:上級代表、セルビア分離は認めず
 ◇「3勢力でEU加盟目指す」
 旧ユーゴスラビアのボスニア・ヘルツェゴビナ内戦(92〜95年)の終結に伴い設置された国際機関・上級代表事務所の責任者、バレンティン・インツコ上級代表(61)が26日、東京都内で毎日新聞の取材に応じ「ボスニア・ヘルツェゴビナは、一つの国として欧州連合(EU)加盟を目指す。(ボスニアからの離脱を訴える)セルビア人勢力の主張は受け入れられない」と明言した。

 同国ではボスニア人(イスラム教)、クロアチア人(カトリック)、セルビア人(セルビア正教)の3勢力の代表が8カ月の輪番制で大統領(幹部会議長)を務めるが、10月に実施された総選挙では、セルビア人側で勝利宣言した候補が中央政府からの離脱を主張しており、分裂が懸念されていた。

 インツコ上級代表は、セルビア人が離脱を目指しても「国際社会は決して認めない。(一部の国のみ国家承認した)南オセチアや北キプロスの状態になるのは明白」と述べ、国際社会が一致して民族融和を説くことが重要との認識を示した。

 一方、同じ小学校なのに民族・宗教ごとに教室や授業まで異なり、国連人権理事会から「教育現場が『冷戦』状態で、子供が犠牲になっている」「偏見を助長している」などと非難されているボスニアの学校制度については「まだ数年かかるが、いずれ共通の教科書やカリキュラムを導入したい」と述べた。

 ボスニア内戦は死者20万人、難民200万人を出した戦後欧州で最悪の紛争。内戦を終結させた「デイトン合意」に基づき設置された上級代表は和平維持の民生面の責任者で、閣僚の罷免権など権限を持つ。【篠田航一】

1700チバQ:2010/10/29(金) 23:06:24
http://mainichi.jp/select/world/news/20101029ddm007030117000c.html
英国:公的部門49万人削減、財政再建策 キャメロン政権、命運かけ
 【ロンドン笠原敏彦】英国のキャメロン連立政権は巨額財政赤字を今後4年間でほぼ解消するという大胆な歳出削減策を20日に発表したが、その負担をめぐり社会的に「公正」かどうかの論議が起きている。49万人もの公的部門の人員削減を伴い、「福祉国家」の在り方にも大ナタを振るう財政再建策は、同政権の運命を決める「ギャンブル」と評価されている。

 キャメロン政権は、国内総生産(GDP)比で現在11%の財政赤字を15年にほぼ1%まで縮小することを目指す。この目標を「歳出削減74%、増税26%」の比率で達成するとし、今後4年間で810億ポンド(約10兆4000億円)の歳出を削減する具体策を打ち出した。

 主な具体策は、子ども手当の所得制限導入などで福祉予算180億ポンド(6月公表分を含む)減▽毎年4%の警察予算減▽今後4年で受刑者3000人減▽年金支給開始を20年までに男性は65歳、女性は60歳からともに66歳に引き上げる−−など。医療と教育、海外援助は例外扱いとなったが、各省平均の削減率は19%に及び、戦後最も厳しい歳出削減となった。

 オズボーン財務相は英国を「破滅のがけっ縁」から救済する方策だと説明した。しかし、そのスピードと規模が景気回復に悪影響を及ぼすとの懸念は強く、リベラル系ガーディアン紙は「経済的にも、社会的にも、政治的にも大きなギャンブルだ」と評している。

 論議の焦点は、負担の「公正」さだ。保守党には富裕層の政党というイメージが強く、財政再建を隠れみのにした「小さな政府」の追求だとの疑念も強いだけに、連立政権は富裕層の負担がより重くなる「公正」の原則を歳出削減策でアピールしてきた。

 しかし、有力シンクタンク「財政研究所(IFS)」などは、削減策は貧困世帯層により大きな打撃を与えるなどと指摘。これに対し、クレッグ副首相(自由民主党)らは改革の全体像を見ていないと指摘し、「彼らは国民を脅している」と猛反発している。

 大衆紙サンの世論調査によると、今回の削減策に対し、58%が「避けられない」、29%が「他のやり方がある」と回答。しかし、削減策が実際に始まる来年にならないと世論は見極められないという見方が一般的だ。

 ◇再選へ経済安定図る
 キャメロン政権の大胆な歳出削減策は、5年後の次期総選挙での再選をにらんだものだ。5月の連立合意でまず任期中の議会解散を封じ、次期選挙を15年5月に設定。時間を確保した上で急速に削減を進め、5年以内に経済を安定させることで再選を果たすというシナリオだ。

 また、政権発足後5カ月という迅速さで具体的な財政再建策を整えた背景には、英国の政権交代のシステムが見逃せない。下院任期満了16カ月前から、野党と官僚が接触することが認められ、官僚はマニフェスト(政権公約)などに沿って野党側の政策履行も事前に準備しているからだ。

 キャメロン政権は発足後2週間足らずで早々と62億ポンドの今年度予算の歳出削減策を発表。6月には来年1月から付加価値税(消費税)を引き上げることを含む第2弾の緊急予算を発表し、今回の中期的な「歳出見直し」発表へとスピーディーに行動してきたが、これは「政」と「官」の協調の上に成り立っている。

 同政権にとり、国民の反発は織り込み済み。その結果に再選(政治生命)をかけるという意味で、まさに「ギャンブル」だ。それだけにキャメロン首相らは歳出削減の必要性を絶えず訴え続けている。現時点の世論調査が厳しい削減策を支持する傾向にあるのは、その成果と言えそうだ。【ロンドン笠原敏彦】

1701チバQ:2010/10/31(日) 22:41:20
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010103101000438.html
タンザニアで大統領、議会選挙 現職再選も野党伸長か


 30日、タンザニア・ダルエスサラームで行った最後の選挙キャンペーンで、支持を訴える現職のキクウェテ大統領(共同)
 【ダルエスサラーム共同】アフリカ東部タンザニアで31日、大統領選と議会選、地方選の各投票が一斉に行われた。1992年に複数政党制が導入されて以来、4回目の総選挙。堅調な成長が続く経済を背景に、任期満了に伴う大統領選は与党タンザニア革命党(CCM)の現職キクウェテ氏(60)が再選を果たすとみられている。

 一方、汚職のまん延などに対する不満が都市部の若者層を中心に高まっており、世論調査によると、議会選ではCCMが勝利するものの野党が議席数を伸ばす見通し。投票は31日夕に終了後、即日開票され、暫定結果が3日以内に発表される予定。

 タンザニアは東アフリカでケニアに次ぐ経済規模があり、治安も比較的安定。金などの鉱物資源が豊富で、2000年から07年には年平均6・7%の経済成長を記録。今年も6%以上の成長が見込まれている。

2010/10/31 17:58 【共同通信

1702チバQ:2010/10/31(日) 22:45:45
>>1697-1698
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/101030/mds1010301801003-n1.htm
【海外事件簿】召使い殺害のサウジ王子に終身刑 同性愛の蛮行に英司法が断罪 (1/2ページ)
2010.10.30 18:00
 英国ロンドンの高級ホテルで召し使いを殺害したサウジアラビア王室の王子に20日、ロンドンの中央刑事裁判所が終身刑を言い渡した。同性愛者の王子はバレンタインデーの夜、性的興奮を得るために召使いの黒人男性に暴行を加え殺害。王子は有罪判決を逃れるため、「外交特権がある」と主張し対抗したが認められなかった。自国で厳罰に処されることはまずないとされる王族に有罪判決が下ったことに、サウジの一般市民は心の中で歓声を上げているという。(黒川信雄)

 「英国で法を超越する人間はいない」

 陪審員は被告にそう述べ、判決の正当性を強調した。判決を受けたのはサウジ王室の王子であるサウド・アブドルアジズ被告だ。

 事件は2月14日夜から15日にかけて起きた。ロンドン市内の高級ホテルに宿泊していたアブドルアジズ被告は、シャンパンとカクテルを飲んだ後、性的欲求を満たすためホテル内で召し使いである黒人男性を殴ったり縛ったりした後に首を絞め殺害した。

 両者は長期間ホテルに滞在していたとみられ、フランス通信(AFP)などによると暴行は数週間にわたり断続的に行われていた。発見時、男性は顔面中が腫れ上がり、被告に対抗する体力も失っていたという。英BBCによると、事態の発覚を恐れた被告はその後、数時間にわたり母国に電話をかけ、隠蔽(いんぺい)工作を行っていたという。

 サウジアラビアなど、王族が強い権威を持つ中東諸国では、王族一族が犯罪で厳罰を受けることはまずあり得ないとされる。英紙ガーディアンによると、アブドルアジズ被告のいとこは2003年にサウジ人少年を機関銃で撃ち殺し、当局に拘束されたが、被害者の父親が処刑の直前に不可解な形でいとこを許し、刑罰を免れている。

 アブドルアジズ被告への有罪判決が特に注目されたもう一つの理由に、殺された男性が黒人だったという点がある。さらに男性は孤児で、政府の孤児院で育てられていた。ガーディアンは、サウジアラビアでは黒人差別や事実上の奴隷制が存続する事実をあげ、黒人で孤児であった男性は王族にとっては「奴隷以外の何者でもなかった」と指摘する。

 一方、弁護団は裁判において被告が同性愛者であることを必死に隠そうとした。サウジアラビアでは、イスラム法に反する同性愛は死刑となる可能性もあるためだ。被告が減刑され、仮に釈放された場合にも、被告は英国などに亡命を求める可能性がある。

 王族に強い権威が与えられる一方、サウジなどの一般市民は彼らへの差別的な扱いに強い不満を持つともいわれる。今回の裁判に対しても人々の関心は高く、ガーディアンは厳しい有罪判決が下ったことに対し、多くの国民が歓迎していると指摘している。

1703チバQ:2010/11/01(月) 23:46:03
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101101-OYT1T00167.htm?from=yoltop
ブラジル初の女性大統領…ルセフ氏が当選


ブラジル大統領選の決選投票で勝利し、支持者に手を振るジルマ・ルセフ氏=AP 【リオデジャネイロ=浜砂雅一】ルラ大統領の任期満了に伴うブラジル大統領選の決選投票が10月31日行われ、即日開票の結果、ルラ氏の後継者で与党・労働者党のジルマ・ルセフ元官房長官(62)が、野党・社会民主党のジョゼ・セラ前サンパウロ州知事(68)を破り、初当選を決めた。

 ルセフ氏は同国初の女性大統領となる。就任は来年1月1日、任期は4年。

 ルセフ氏は31日夜(日本時間11月1日午前)、首都ブラジリア市内のホテルで勝利演説し、「すべてのブラジル人のための大統領になる。寄せられた期待に応えることを約束する」と語った。中央選管にあたる選挙裁判所の集計(開票率99・99%)によると、ルセフ氏の得票率は56・05%に上り、セラ氏は43・95%にとどまった。

 ルセフ氏は、軍政時代に左翼ゲリラの抵抗活動に加わった経験もある経済学者。ルラ政権下で鉱業エネルギー相、官房長官を歴任。支持率8割を誇るルラ氏の後継者として、貧困層向け補助金など現政権の基本政策を継承すると主張した。

(2010年11月1日10時52分 読売新聞)

1704チバQ:2010/11/04(木) 20:22:53
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/101104/mds1011041448001-n1.htm
現職と元首相の決選投票へ コートジボワール大統領選
2010.11.4 14:47
 西アフリカ・コートジボワールからの報道によると、10月31日に投票が行われた同国大統領選で、選挙管理委員会は4日未明、暫定開票結果を発表、過半数を得票した候補者はなく、現職バグボ氏(65)とワタラ元首相(68)との間で決選投票が行われることになった。

 支持者間の暴力発生などが懸念されていたが、大きな混乱は起きていない。

 ただもう1人の有力候補、ベディエ元大統領(76)が票の集計に不正があったと主張、選管に再集計を求めている。決選投票は今月28日の実施が予定されている。

 選管の発表によると、バグボ氏の得票は38%、ワタラ氏は32%、ベディエ氏は25%。有権者は約570万人で、投票率は約84%だった。大統領選には14人が立候補した。(共同)

1705神奈川一区民:2010/11/04(木) 21:06:33
ベルルスコーニ氏は失言ばかりするのに首
相で居られるのか。不思議だ。

【イタリア】渦中のベルルスコーニ首相「同性愛者になるより、美しい女性が好きな方がいい」[10/11/04]

17歳のモロッコ人ベリーダンサーとの売春疑惑などで退陣要求も出ている
イタリアのシルビオ・ベルルスコーニ首相(74)が2日、北部ミラノで開催中の
バイクフェアでスピーチ。
その中で、「同性愛者になるより、美しい女性が好きな方がいい」と持論を
展開した。AP通信が伝えた。
この発言を受け、同性愛者権利擁護団体が猛反発。数十人が
「同性愛者と女性両方を侮辱するものだ」として首相官邸周辺で抗議デモを行った。

ソースは
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/101104/erp1011041458008-n1.htm

1706チバQ:2010/11/06(土) 00:11:32
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2010/10/post-1750.php
壊寸前のソマリアに経験ゼロの新首相
Tough Task Ahead

2010年10月27日(水)15時42分
山田敏弘(本誌記者)
[2010年11月 3日号掲載]

 内戦が続く「破綻国家」ソマリアに新首相が誕生した。10月中旬、憲法改正をめぐってアハメド大統領と対立して辞任したシェルマルケ前首相の後任に、無名のモハメド・アブドゥライ・モハメド(48)が指名された。

 だがモハメドには外交や政治の経験がほとんどない。外務省で公文書管理官などを務め、86年から3年間だけワシントンのソマリア大使館で1等書記官を経験。その後アメリカの市民権を得て大学を卒業し、最近までニューヨーク州バッファロー郡住宅管理局に勤めていた。

 こんな人物が選ばれたのは出身部族ごとに主要ポストを割り振る暫定政府の取り決めのせい。「モハメドが過去25年でソマリアを訪れたのは1度だけ。軍部の支持も政治基盤もまったくない」と、民間団体「米外交に関する全国委員会」の上級副委員長でソマリア情勢に詳しいJ・ピーター・ファムは語る。

 現在ソマリアは北西部と北東部が一方的に自治を宣言し、南部と中部はイスラム武装勢力が実効支配。暫定政府が統治できているのは、首都モガディシオの大統領宮殿とその周囲だけだ。「素人首相」に何もできないことは目に見えている。

1707チバQ:2010/11/06(土) 00:13:40
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2010/10/post-1731.php
ムガベの専横と暴力で連立崩壊の危機
Prime Minister Denounces Mugabe

やっと経済危機を乗り切ったと思ったら、独裁者がまた暴れ始めた

2010年10月21日(木)15時03分
アンドルー・メルドラム

[2010年10月27日号掲載]

 ジンバブエのツァンギライ首相は最近、ムガベ大統領を公然と非難。自ら率いる民主変革運動(MDC)は政府上層部の新人事を承認しないことを明らかにした。

 ムガベが中央銀行総裁や最高裁判事などの重要な人事を何の相談もなく決定したことに、ツァンギライは反発した。連立政権にはとどまるものの、MDCは今回の人事を認めないと語っている。

 既にぐらついているジンバブエの連立政権はツァンギライの決意表明によって、さらなる打撃を受けた。ムガベとその一派に対する欧米諸国の姿勢は一層、硬化するだろう。

 昨年2月に連立政権が誕生して以来、ツァンギライはムガベとの協調を望み、衝突を避けてきた。だがその一方でムガベの強権的な姿勢には不満を募らせていた。人権団体によると、MDCの支持者が暴行を受けたり、無実なのに逮捕されたりする事件が続いている。

 先月には、ムガベ派が新憲法の説明会を襲撃し、ツァンギライの支持者1人が殺害された。新憲法の起草はムガベ派の妨害で混乱に陥っている。

 ジンバブエでは来年5月に議会選挙が実施される予定。ムガベがツァンギライ支持者に再び激しい弾圧を加えるのではないかとの懸念が強まっている。

(GlobalPost.com特約)

1708名無しさん:2010/11/07(日) 17:21:07
>>926-928とか
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010110701000366.html
ギリシャ、政権懸け統一地方選 与党敗北すれば総選挙か


 5日、ギリシャの首都アテネで行われた選挙前の集会で支持者から声援を受けるパパンドレウ首相(ロイター=共同)
 【アテネ共同】財政再建中のギリシャ全土で7日、統一地方選が始まった。パパンドレウ首相は与党が敗北すれば、議会を解散し総選挙を行うと明言しており、政権を懸けた選挙となる。

 パパンドレウ政権にとって、欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)の支援を受けて5月に本格的な緊縮策に着手して以来、初の審判。失業者の増加など痛みを伴う改革がどこまで国民の理解を得られているかを測る試金石となる。

 与党、全ギリシャ社会主義運動の優勢が伝えられたが、終盤で野党、新民主主義党なども盛り返している。投票は午後7時(日本時間8日午前2時)の締め切り後、即日開票され、大勢判明は8日未明(同午前)になる予定。

 各自治体選挙で過半数を取った候補がいない場合、14日に決選投票が行われる。昨年10月の総選挙以来の大型選挙となる今回の選挙は、歳出削減のための自治体再編に伴うもので、全国300以上の市や13の広域行政地域の首長らを選出する。

 ギリシャはEUとIMFからの支援融資と引き換えに緊縮策を実施。年金、公務員給与削減に加え、増税などによる景気の冷え込みや失業者の増加で労組などの不満が高まっている。

1709名無しさん:2010/11/07(日) 17:22:51
>>424>>508>>512>>1198

http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010110701000351.html
ギニア大統領選で決選投票 結果めぐり混乱激化も


 6日、ギニアでの会合に出席する大統領選候補のコンデ氏(右)とディアロ氏(ロイター=共同)
 【ナイロビ共同】西アフリカ・ギニアで7日、たびたび延期されてきた大統領選の決選投票が行われた。

 2008年に起きた軍事クーデター後の暫定軍事政権から民政移管に向けた選挙で、1958年の独立後、独裁や強権政治が続いた同国で初の民主的な大統領選と位置付けられている。

 しかし、民族対立を背景にした2候補の支持者の衝突で多数の死傷者が出ており、結果をめぐって混乱が激化することが懸念されている。暫定開票結果は数日以内に発表される予定。

 決選投票を争う同国の多数派民族プル人のディアロ元首相(58)と、長年野党党首を務めてきたマリンケ人のコンデ氏(72)は5日、双方の支持者に平和的な投票を求める共同声明を発表した。

 決選投票には、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)や在ギニア日本大使館などが監視要員を派遣。6月に行われた1回目の投票ではディアロ氏が約43%、コンデ氏が約18%を得票したが、不正が指摘され、決選投票は延期が繰り返されてきた。

2010/11/07 16:51 【共同通信】

1710チバQ:2010/11/09(火) 21:03:19
http://www.asahi.com/international/update/1109/TKY201011090366.html
ロシア大統領、リベラル色出す? デモ規制強化に拒否権2010年11月9日18時47分


 【モスクワ=副島英樹】ロシアのメドベージェフ大統領は、集会やデモの規制を強化する法改正案に拒否権を発動した。大統領府が「憲法で定めた市民の意見表明権を守るため」と6日に発表したところ、人権活動家らの間で評価が高まっている。2012年の大統領選をにらんで「政治の季節」に入っており、大統領のリベラル色を打ち出す動きと専門家は見ている。

 法改正案は、上下両院が先月可決していた。集会やデモの開催許可が地元行政府から出るまでは時間や場所を発表できない▽過去の集会・デモで行政罰を受けた人は参加できない▽車によるデモの場合は時間や場所は地域の役人が決める――などの規定が盛り込まれている。

 ロシアでは、日本からの輸入車への関税アップなどに反対して車によるデモが極東で多発。集会の自由を保障した憲法31条を守るためとしてモスクワで各月の31日に催される反政府デモをめぐり、「無許可」を理由に取り締まる当局側と主催者との間でもみ合いが続いてきた。

 大統領は今回、上下両院議長に書簡を送り、法改正案を修正するよう求めた。プーチン首相が党首を務める最大与党「統一ロシア」などが法案を提出していたが、修正に向けて再審議する見通しだ。

 ロシアの著名な人権活動家のポノマリョフ氏は「小さな一歩だが、欧米のような民主的秩序を志向することが言葉だけではないことを示している」と歓迎している。

 政治学者のマカルキン氏は「大統領は自らのリベラル色を立て直す必要があった」とみる。大統領は7月、犯罪を起こす恐れのある組織や人物に事前警告ができる権限を連邦保安局(FSB)に与える法案に署名し、人権団体などが「旧ソ連国家保安委員会(KGB)の復活だ」などと反発していた。このため「治安派勢力とリベラル派のバランスをとろうとした」とマカルキン氏は指摘している。

1711チバQ:2010/11/10(水) 21:58:28
>>1232-1234>>1479
http://mainichi.jp/select/world/news/20101111k0000m030057000c.html
スーダン:南部独立巡る住民投票まで2カ月 欧米けん制も

スーダンの南北境界にあるアビエイ地区 【ヨハネスブルク高尾具成】アフリカ・スーダンで来年1月9日に予定される南部の分離独立の是非を問う住民投票まで2カ月を切った。南部支援を鮮明にし住民投票実現を求める欧米と、北部主導で南部独立に消極的立場のスーダン統一政府と姿勢の違いが浮き彫りになってきた。スーダン統一政府からは、住民投票を延期すべきだとの声も聞かれ、予定通りの投票実施が危ぶまれている。

 オバマ米大統領はケリー上院議員を先月から今月にかけ2度にわたりスーダンへ派遣した。米国は、公正な住民投票の期日通りの実施▽選挙結果の受け入れ▽投票前の南北境界と南北での石油利益配分の確定−−を条件に、「早ければ来年7月にもテロ支援国家指定(93年から継続)を解除する意向がある」と統一政府に伝えた。

 一方で米政府は今月1日、スーダンへの制裁(97年から継続)を1年延長し、「アメとムチ」で何としても住民投票を実施させたい考えだ。欧州各国も住民の意思で南部が独立し、それを支持したいとの思いは強い。イスラム色の強い北部に対し、南部にはキリスト教徒が多いほか、地下資源開発への思惑もあるためだ。

 これに対し、統一政府の本音は、南部の独立を阻止しスーダン統一を維持すること。バシル大統領率いる統一政府与党「国民会議」は、「南北境界を画定しないまま住民投票を実施すれば再び内戦になる」と明言し、欧米の圧力をけん制している。

 南北の境界については、油田のあるアビエイ地区の帰属などで南北双方が対立したままだ。そうした中、南部の住民投票管理委員会は先月、投票登録を11月半ばに開始すると発表。統一政府高官は「アビエイ地区について誰が投票するかで合意ができておらず実施の延期は避けられない」と述べた。

 スーダンではアラブ系でイスラム教徒中心の政府が80年代、キリスト教徒や土着宗教中心の南部にもイスラム法を導入しようとしたことなどを機に内戦に突入。政府と南部の主要勢力「スーダン人民解放運動」(SPLM)が05年に「包括和平合意」(CPA)を結んだが、約20年間で推定200万人が死亡した。

 南部独立の住民投票は南部出身者が投票する予定でCPAの合意事項の一環。CPAには、同時にアビエイ地区住民の帰属決定投票の実施も盛り込まれている。欧米メディアは南部独立を支持する有権者が多数との見方を示しているが、南部を主導するSPLMは一部部族に支配されていることや不十分なインフラへの不安もあり、独立に否定的な南部住民もいる。

 ◇南北スーダンを巡る動き◇
1899年 英・エジプトの共同統治下に置かれる

1955年 英・エジプトからの独立運動下で南北内戦発生

  56年 スーダン独立

  71年 クーデターで権力奪取した革命評議会のヌメイリ議長が大統領に

  72年 アディスアベバ(エチオピア)合意により第1次南北内戦終結

  83年 ヌメイリ政権がイスラム法導入。反発する南部ディンカ人を主体とするスーダン人民解放軍(SPLA)との間で第2次南北内戦発生

  89年 バシル准将が無血クーデターで権限掌握

  93年 バシル氏が大統領に就任

2005年 南北包括和平合意(CPA)で停戦。暫定政府が発足し6年間の移行期間開始

  10年 4月に総選挙を実施。バシル大統領再選、キール氏が南部自治政府大統領に当選

  11年 南部独立を問う住民投票(予定)


毎日新聞 2010年11月10日 20時03分(最終更新 11月10日 20時34分)

1712チバQ:2010/11/11(木) 12:17:49
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/101111/mds1011110101000-n1.htm
ヨルダン下院選、国王支持派が圧勝
2010.11.11 01:00
 ヨルダン政府は10日、前日行われた下院(定数120)の選挙結果を発表、イスラム系野党の「イスラム行動戦線」がボイコットしたのを受けて、アブドラ国王を支持する保守系勢力が圧勝した。中東の衛星テレビ、アルジャジーラなどが伝えた。

 イスラム行動戦線は改選前6議席を持っていたが「選挙区割りが不利」などとして選挙制度への不満から不参加を決定。この方針に反対して無所属で立候補した1人が当選するにとどまった。

 当選者の多くは部族などを支持基盤とする保守系無所属。全体で新人候補78人が初当選した。

 ヨルダンでは、アブドラ国王が国政全般の実権を握っており、選挙結果は親米を基盤とする穏健外交には影響しない。(共同)

1713チバQ:2010/11/11(木) 12:18:29
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101110-OYT1T01113.htm
イタリア政局混迷、下院議長が首相辞任要求
 【ローマ=柳沢亨之】イタリアのベルルスコーニ首相に対し、政権の浮沈を握る保守政界の重鎮、ジャンフランコ・フィーニ下院議長が辞任を公然と要求し、政局が混迷を深めている。これまでいくつものスキャンダルを乗り越えてきた首相だが、連立与党は既に過半数割れしているうえ、支持率も低下しており、来年初めにも解散・総選挙が行われるとの見方も出てきた。


 フィーニ議長は7日の政治集会で、首相の「道徳的堕落」や政権運営の「いかさま」を激しく非難。首相が辞任しなければ、議長派の閣僚や副大臣を内閣から全員引き揚げると述べ、政権を大きく揺さぶった。

 議長は7月、首相のワンマン体制を批判し、与党会派「自由の人民」を離脱、三十数人の側近らと新会派「イタリアの未来と自由」を結成した。閣内に側近を残して影響力を保つ一方、下院で連立与党を過半数割れに追い込み、政権打倒の機会をうかがっていた。

(2010年11月10日23時24分 読売新聞)

1714チバQ:2010/11/12(金) 20:48:03
http://sankei.jp.msn.com/world/america/101112/amr1011120935003-n1.htm
議員に130万票で当選の人気コメディアンが読み書き試験 不合格なら失職 結果は… ブラジル 
2010.11.12 09:33

 10月の連邦下院選で当選したブラジルの人気コメディアン、フランシスコ・オリベイラさん(45)が11日、サンパウロで読み書きの試験を受けた。

 議員は読み書きができなければならないと憲法に規定されているためで、フランス通信(AFP)によれば、保守的な議員らからオリベイラさんの読み書き能力を疑う声が上がり、選挙裁判所がオリベイラさんに試験を受けるよう要請していた。不合格なら失職する。

 「チリリカ」の芸名で知られるオリベイラさんは、下院選でもユーモアたっぷりのキャンペーンを展開、ブロンドのかつらをつけ、カラフルな衣装を着、「連邦議員は何をするの。私には分からない。でも私に投票して。そうすれば、お分かりになるでしょう」と訴えた。この結果、全国最多の約130万票を獲得して当選した。

 かつて靴磨きをして働いたこともあるルラ大統領は、オリベイラさんに試験を受けさせようとする動きについて、オリベイラさんに投票した人々を軽蔑する「愚かな行為」と批判した。試験の結果は後日明らかにされる。

1715チバQ:2010/11/13(土) 00:17:02
>>1713
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101112-00000153-jij-int
閣僚ら4人が辞任へ=ベルルスコーニ政権、危機に―伊
時事通信 11月12日(金)21時52分配信

 【ジュネーブ時事】イタリアの複数メディアは12日、ベルルスコーニ首相の辞任を求めているフィーニ下院議長派の閣僚ら4人が15日に辞任すると報じた。議長派が政権から離脱することで、下院で過半数割れしている連立与党が厳しい政権運営を迫られるのは必至。イタリア政局の不透明感が一段と増しそうだ。
 議長主導の与党会派「自由と未来」は、首相率いる自由国民党から分かれたが、閣僚を残して影響力を維持してきた。しかし、未成年少女への不適切な関与など、首相の度重なるスキャンダルなどによる与党支持率の低下を懸念。与党離脱に踏み切ることで、ベルルスコーニ政権への揺さぶりを強める狙いだ。

1716チバQ:2010/11/14(日) 17:26:54
>>1708
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010111401000253.html
ギリシャ、地方選で決選投票 財政再建支持問う試金石
 【ローマ共同】財政再建中のギリシャで14日、7日行われた統一地方選の決選投票が行われた。失業者増など痛みを伴う財政再建策への国民の支持を問う試金石ともなる選挙で、敗北すればパパンドレウ政権にとり改革実行の大きな障害となるのは必至だ。

 南エーゲ海、クレタ両地域を除き、すべてが決選投票になった。首都アテネと第2の都市、北部テッサロニキの両市長選も過半数を取った候補がおらず決選にもつれ込んだ。

 大半の自治体で与野党候補の接戦が予想されている。投票は14日午後7時(日本時間15日午前2時)の締め切り後、即日開票され大勢判明は15日朝(同午後)の見通し。

 政権にとって、欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)の総額1100億ユーロ(約12兆4千億円)の支援を受け5月に本格的な財政緊縮策に着手して以来、初の国民の審判。

 昨年10月の総選挙で野党、新民主主義党に約10ポイントの大差を付け勝利した全ギリシャ社会主義運動だが、今月7日の投票では与党のリードはわずか数ポイントに縮まり、緊縮策に対する国民の不満を裏付けた。

1717チバQ:2010/11/14(日) 19:53:04
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/101114/erp1011141928005-n1.htm
フィヨン氏が仏首相に再任 サルコジ大統領が任命
2010.11.14 19:27

 【パリ=山口昌子】エリゼ宮(仏大統領府)は14日、声明を発表し、サルコジ大統領が前日に辞任したフィヨン氏を首相に任命し、組閣を命じたと述べた。新内閣ではジュペ元首相が国防相に任命されることが確実視されているほか、閣僚は15人前後、閣外相も減らす精鋭少数内閣になるとみられる。

 大統領は3月、年金制度改革法が成立した後に内閣を一新すると宣言していた。その後、新首相としてフィヨン氏のほか、ボルロー前エコロジー・エネルギー・持続的開発相らの名前が取りざたされていた。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2010111400023
サルコジ大統領、内閣改造へ=フィヨン首相は続投の見通し−仏
 【パリ時事】フランスのサルコジ大統領は13日、フィヨン首相の辞表を受理したと発表した。内閣改造に向けた手続きの一環で、14日にもフィヨン氏を再び首相に指名した上で、新内閣の陣容を発表する見通し。
 サルコジ政権が内政の重要課題と位置付けていた年金制度改革関連法は今月成立。ソウルでの20カ国・地域(G20)首脳会合を終え、フランスがG20議長国を引き継いだタイミングで内閣を改造し、2012年の次期大統領選での再選をにらみ政権をてこ入れする狙いがある。
 改造では、既に離任の意向を大統領に伝えた社会党出身のクシュネル外相や、連立与党「新中道」党首で次期大統領選への出馬がうわさされるモラン国防相らが交代。ジュペ元首相が重要閣僚として復帰すると見込まれている。(2010/11/14-06:27)

1718チバQ:2010/11/16(火) 01:10:28
>>1716
野党、新民主主義党が長年政権にあった首都アテネと第2の都市、北部テッサロニキの市長選も制し勝利した
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010111501000560.html
ギリシャ地方選で与党勝利 政権の改革支持問う
 【ローマ共同】財政再建中のギリシャで14日行われた統一地方選決選投票は即日開票され、13の広域行政地域知事選では第1回投票結果と合わせ、与党、全ギリシャ社会主義運動が最大の人口を抱えるアッティカ地域を含め8地域を押さえたほか、野党、新民主主義党が長年政権にあった首都アテネと第2の都市、北部テッサロニキの市長選も制し勝利した。

 パパンドレウ首相は同日夜のテレビ演説で「国を救うため」改革を続けると勝利宣言した。同選挙は、失業者増など痛みを伴う改革を進める政権に対する国民の信任投票とみられていた。

 投票率は約47%と同国としては記録的低さになったほか、7日の第1回投票で予想以上に野党が票を伸ばし、多くの自治体で過半数を取った候補がおらず決選投票となったことなどから、政権への一定の批判も裏付けられた。与党は従来以上に厳しい政権運営を迫られそうだ。

2010/11/15 17:44 【共同通信】

1719チバQ:2010/11/16(火) 01:11:05
http://mainichi.jp/select/today/news/20101116k0000m030027000c.html
フランス:内閣改造 大統領選で再選狙う布陣
2010年11月15日 19時37分

 【パリ福原直樹】フランスのサルコジ大統領は14日、内閣を改造した。違法政治献金疑惑のある閣僚を事実上更迭する一方、中道派閣僚も排除し、大統領に近い保守系閣僚を重用した。12年の大統領選挙での再選を狙う布陣だが、退任閣僚からは「大統領は意見の多様性を認めていない」などの批判が噴出している。

 新内閣ではリベラルのフィヨン首相が留任したが、中道寄りで首相に次ぐ地位だったボルロー・エコロジー相のほか、同じ中道のモラン国防相、さらに仏の大手化粧品会社の創業者一族の富豪との間で、不正献金などの癒着疑惑が批判されたブルト労働相も外れた。

 一方、国防相の後任には右派で前シラク政権の首相、ジュペ氏が就任。野党・社会党出身で大統領との対立が伝えられたクシュネル外相の後任には、保守の大物、アリヨマリ法相が就任した。

 大統領支持率は最近、不正献金疑惑などのスキャンダルや、移動の民・ロマ族の強制送還などで29%と低下。当初、大統領はフィヨン首相の解任に傾いたが、首相支持率が47%と自分よりも高いため、再考した。

1720チバQ:2010/11/16(火) 20:14:40
http://mainichi.jp/select/world/news/20101116dde007030004000c.html
ベルルスコーニ伊首相:正念場 下院議長派4人、内閣離脱 不信任成立の公算大
 【ローマ藤原章生】イタリア政界で「ベルルスコーニ首相追い落とし」の動きが強まっている。今月上旬、首相辞任を公に要求した元盟友、フィーニ下院議長(58)派の閣僚ら4人が15日に内閣を離れ、議長派は反ベルルスコーニ色を鮮明にした。これに先立ち中道左派の野党が首相に対する不信任案を下院に提出した。首相は「絶対に辞めない」と抵抗するが、予算案通過後の年末から年明けにも辞任に追い込まれる公算が大きい。

 首相率いる与党連合は、321議席の上院ではぎりぎり過半数を保っている。しかし630議席の下院では、首相率いる「自由国民」の234、「北部同盟」の59議席に諸政党十数議席を加えても過半数に達しない。

 10月にフィーニ議長が作った新党「未来と自由」の37議席が野党側に回れば、首相不信任が成立する。

 イタリアの場合、不信任案が可決されてもすぐ内閣総辞職とはならず、大統領が各党を集め収拾を図る。このため(1)形だけの内閣続投で来春にも前倒し総選挙(2)与党連合が代わりの首相を立て政権継続−−のシナリオがある。

 後継候補としてはトレモンティ経済相、ピサヌ上院議員(元内相)の名が挙がるが、経済相は「首相を追い落とす立場にはなりたくない」と表明。ピサヌ氏については関係が芳しくない首相が抵抗しそうで、人選は難航しそうだ。

 総選挙の場合、地元紙調査で与党連合の得票予想は08年選挙の約47%得票より落ちて4割に満たない。だが、野党は一枚岩ではないため、結局、もう一度ベルルスコーニ政権が誕生する可能性が高い。

 ただし、汚職事件の被告となっているベルルスコーニ首相は、12月の憲法裁判断で訴追免責特権を失って年明けにも出廷を強いられる可能性がある。裁判の行方も政局に影響を及ぼしそうだ。

 首相は依然、フィーニ派の切り崩しを模索しているが、情勢をにらみフィーニ派に寝返る与党議員もかなり出そうで、しばらくは両派の裏工作が続きそうだ。

1721チバQ:2010/11/16(火) 20:17:01
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010111601000204.html
ギニア大統領選、野党党首勝利 決選投票で、混乱も


 7日、ギニアの首都コナクリで、投票所に向かうギニア人民結集党(RPG)のコンデ党首(中央)(AP=共同)

 【ジュバ(スーダン南部)共同】今月7日に投票が行われた西アフリカ・ギニア大統領選の決選投票で、選挙管理委員会は15日夜(日本時間16日午前)、暫定開票結果を発表、野党ギニア人民結集党(RPG)のアルファ・コンデ党首(72)が小差で対立候補のディアロ元首相(58)を破り、当選したことを明らかにした。

 正式な結果確定には憲法裁判所の承認が必要。ディアロ氏は14日、発表に先立ち開票結果を受け入れないと表明し、15日には首都コナクリでディアロ氏の支持者と治安部隊が衝突、負傷者が出た。今後、発表結果に納得しない同氏の支持者が暴徒化するなど、混乱が深まる事態が懸念される。

 08年に起きた軍事クーデター後の暫定軍事政権から民政移管に向けた大統領選。1958年に独立後、独裁や強権政治が続いてきたギニアで、民主的な投票による大統領選出は初めて。

2010/11/16 10:45 【共同通信】

1722チバQ:2010/11/17(水) 20:58:08
http://mainichi.jp/select/world/news/20101118k0000m030022000c.html
ギニア:野党勝利に元首相支持派暴徒化 大統領選決選投票
 【ヨハネスブルク高尾具成】西アフリカ・ギニアで7日実施された大統領選決選投票で同国選管は15日、野党「ギニア人民結集党」のコンデ党首(72)の勝利を発表した。これに対し小差で敗れた「ギニア民主勢力連合」党首のディアロ元首相(58)が不正を指摘し、支持者が首都コナクリなどで治安部隊と衝突している。

 選管が発表した得票率はコンデ党首52.5%、ディアロ元首相47.5%。AP通信によると16日、首都コナクリでは、ディアロ氏の支持者の一部が暴徒化、治安部隊が発砲した。少なくとも4人が死亡、負傷者が多数出ているという。ディアロ氏は鎮静を呼び掛けている。

 同国では58年の独立以来、初の民主的選挙として6月27日に大統領選挙を実施した。24候補がいずれも過半数に達せず上位2候補の決選投票となったが、第1回投票の集計過程で不正疑惑が浮上。両陣営の衝突の繰り返しにより、決選投票は再三延期されていた。第1回投票ではコンデ氏が約18%、ディアロ氏が約44%を得票した。

1723チバQ:2010/11/18(木) 21:07:58
>>516>>520-522>>572とか
http://www.asahi.com/international/update/1118/TKY201011180111.html
マダガスカル軍の一部反乱 昨年クーデター、混乱続く2010年11月18日10時20分
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 【ナイロビ=古谷祐伸】アフリカ東部の島国マダガスカルで17日、軍の一部が反乱を起こし、実権を掌握したと宣言した。しかし、政府側は否定し、ラジェリナ暫定大統領(36)も「軍の大半は自分の味方だ」と述べた。18日になって政府側と反乱派の交渉が始まったという。

 現地からの報道によると、一部の軍幹部らが首都アンタナナリボの空港そばの駐屯地で、「政府の機能を差し止め、軍事評議会がその仕事を引き継ぐ」と宣言。別の駐屯地の部隊も反乱に加わったという。交渉内容は不明だが、反乱派は追い込まれているとの見方が出ている。首都は平静だという。

 同国では、ラベロマナナ前大統領の失政に対する国民の不満に乗じて、昨年3月に軍がクーデターを決行。軍の支援で、元ディスクジョッキーのラジェリナ氏が暫定大統領に就いた。今回の反乱は、その後の軍の内紛が原因とみられている。

 クーデターで誕生したラジェリナ政権は、援助の凍結など国際社会から制裁を受けている。

http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20101119k0000m030071000c.html
マダガスカル:軍の一部が「国の権限掌握」宣言
 【ヨハネスブルク高尾具成】昨年3月の政変後、政情不安が続くアフリカ南部・インド洋の島国マダガスカルで17日、憲法改正を問う国民投票の最中、軍の一部が「国の権限掌握」を宣言。18日、首都アンタナナリボの空港近くの軍施設に立てこもった状態が続いている。クーデターとの見方もあるがラジョエリナ暫定政府大統領(36)は権限移譲を否定、鎮圧する構えをみせている。

 「権限掌握」を宣言をしたのは軍高官ら約20人。17日、「国民は政治危機の解決を待っている」と、暫定政府を解散、軍事評議会が引き継ぐと宣言した。

 ラジョエリナ氏は昨年3月、ラベロマナナ前大統領を退陣させ、憲法手続きを経ないで暫定政府を発足させた。今回の「権限掌握」には当時、暫定大統領を支持した主要メンバーがかかわっている。

 17日の国民投票は来年5月の大統領選に向けた手続きだった。

 暫定政府はアフリカ連合(AU)から加盟停止処分を受けるなど外交的に孤立、経済制裁も受けているため、軍内部に不満がくすぶっていたとみられる。

  ◇ ◇ ◇

 一方、不安定な政情の中、固有種が動植物の8割以上を占める豊かな自然への破壊が進んでいる。経済制裁に苦しんだ暫定政府が乱開発を黙認、貴重な森林の伐採や焼き畑の横行を許している。

 中西部ムルンダバには樹齢数百年のバオバブの大木が群生。周辺には固有種のキツネザルなどが生息するキリンディー森林保護区があり、保護区外でもキツネザルの一種ベローシファカの群れが樹木上で見られる。

 ところが、観光ルートを数キロ外れるとバオバブに黒く焼け焦げた跡が残り、周辺の樹木が焼き払われていた。一帯は稲作農家が大半で、島の南部でみられる焼き畑農業は一般的でないのに火が付けられた。地元では政治家や有力者の土地収奪が暫定政府に黙認されているとうわさされる。

 保護区のガイド、アンジェリーナさん(29)は「ベローシファカは水を飲まないため、水分をバオバブなどの果実や木々の葉から得る。森があってこそ生息できる」と危機感を募らせる。

 制裁で困窮した暫定政府は以前は禁止していた島の北部特産の貴重な木材「紫檀」の輸出を昨年9月に合法化した。世界自然保護基金(WWF)は国連への報告の中で紫檀の輸出収入が暫定政府へと流れていると非難した。今年4月に禁止措置を再開したが自然保護団体は「伐採が国立公園や保護区内にも及んでいる」と指摘する。

1724チバQ:2010/11/18(木) 21:14:38
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010111701001071.html
ギニアで非常事態宣言 混乱拡大、7人死亡


 17日、ギニアの首都コナクリで、治安部隊の銃撃で親類を亡くし嘆く女性(AP=共同)
 【ナイロビ共同】西アフリカ・ギニアの暫定軍事政府は17日、大統領令を発表。15日に大統領選の決選投票の結果が発表された後、首都コナクリを含む各地で混乱が拡大していることを受け、非常事態を宣言した。最高裁判所が選挙結果について判断するまでの措置としている。

 ギニアからの情報では、決選投票で敗れたディアロ元首相の支持者と治安部隊が各地で衝突を繰り返すなどし、3日間で7人が死亡、多数が負傷した。ロイター通信は夜間外出禁止令も出されたと伝えた。

 在ギニア日本大使館によると、在留邦人約30人は全員無事。

 決選投票は今月7日に行われ、選挙管理委員会は15日、野党ギニア人民結集党のコンデ党首が小差でディアロ氏に勝利したと発表。しかし、ディアロ氏は不正があったと主張している。

 ギニアでは2008年末に軍事クーデターが発生。大統領選は暫定軍事政府からの民政移管に向けた選挙だが、民族対立を背景にコンデ、ディアロ両氏の支持者が衝突を繰り返してきた

1725チバQ:2010/11/18(木) 21:16:14
http://mainichi.jp/select/world/news/20101118ddm007030116000c.html
ギニア大統領選:野党コンデ氏が勝利 首都で衝突続く
 【ヨハネスブルク高尾具成】西アフリカ・ギニアで7日実施された大統領選決選投票で同国選管は15日、野党「ギニア人民結集党」のコンデ党首(72)の勝利を発表した。これに対し小差で敗れた「ギニア民主勢力連合」党首のディアロ元首相(58)が不正を指摘し、支持者が首都コナクリなどで治安部隊と衝突している。

 選管が発表した得票率はコンデ党首52・5%、ディアロ元首相47・5%。AP通信によると16日、首都コナクリでは、ディアロ氏の支持者の一部が暴徒化、治安部隊が発砲した。少なくとも4人が死亡、負傷者が多数出ているという。ディアロ氏は鎮静を呼び掛けている。

 同国では58年の独立以来初の民主的選挙として6月27日に大統領選挙を実施。24候補がいずれも過半数に達せず上位2候補の決選投票となったが、第1回投票の集計過程で不正疑惑が浮上。両陣営の衝突の繰り返しにより、決選投票は再三延期されていた。第1回投票ではコンデ氏が約18%、ディアロ氏が約44%を得票した。

1726チバQ:2010/11/19(金) 23:51:54
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010111901000185.html
ハイチ暴動、首都に飛び火 大統領選控え治安に懸念


 18日、ハイチ・ポルトープランスでPKO部隊などに抗議する人々(AP=共同)
 【ロサンゼルス共同】コレラ感染が広がるハイチからの報道によると、首都ポルトープランスで18日、コレラの感染源は国連平和維持活動(PKO)のネパール部隊だと考える市民数百人がPKO部隊に投石するなどした。第2の都市、北部カパイシアンなどで起きていた同様の暴動が、首都に飛び火した。

 ハイチでは28日に、1月の大地震からの復興を担う次期大統領を選ぶ選挙が行われる予定だが、同国の治安維持の中心であるPKO、国連ハイチ安定化派遣団(MINUSTAH)を直接の対象とする抗議行動により、治安情勢への懸念が高まっている。首都にはPKO活動に参加する日本の自衛隊も宿営している。

 市民は「国連部隊は出て行け」「国連部隊がコレラをハイチに持ってきた」などと叫びながら投石したり、タイヤを燃やしたりした。非政府組織(NGO)の車にも投石の被害が出ている。警察は催涙ガスを発射した。

2010/11/19 10:14 【共同通信

1727チバQ:2010/11/20(土) 15:27:21
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010112002000038.html
ハイチ・コレラ深刻化 首都に暴動飛び火
2010年11月20日 朝刊

 【ロサンゼルス=阿部伸哉】コレラ感染が深刻化するカリブ海のハイチで十八日、感染源は国連平和維持活動(PKO)関係者と疑う群衆が、首都ポルトープランスでPKO部隊に向かって投石するなど暴徒化した。地方から広がった暴動は一月に大地震の直撃を受けた首都に飛び火、ハイチは再び混乱に陥る懸念が出ている。

 今月二十八日には大統領選が予定されており、国連への反発がさらに強まれば、選挙管理に影響が出そうだ。ポルトープランスにはPKOで日本の自衛隊員約三百五十人も派遣されている。

 ロイター通信などによると、国連に対する数百人規模の抗議デモが十八日に発生、一部参加者は国連のパトロール車両に投石した。デモ隊は「MINUSTAH(国連ハイチ安定化派遣団)は帰れ」などと叫び、路上でタイヤを燃やし、がれきで道路を封鎖。PKO部隊は催涙ガスで対抗している。

 ハイチは地震後、大きな混乱は起きなかったが、先月下旬から北中部でコレラがまん延。首都でも感染者が出始め、既に約千百人が死亡、一万八千人以上が感染している。

 暴動のきっかけは、北部カパイシアンで、ネパールのPKO部隊が感染源とのうわさが出たことだった。部隊を狙った暴動が始まって空港は閉鎖、医薬品などの搬送ができない状態になっている。

 国連側はPKO部隊が感染源とのうわさを否定。ただ、ハイチでは近年、コレラ発生はなく、地震後の国際救援活動で持ち込まれた可能性もある。

 ハイチは長年の政治混乱と震災被害によって政府は機能せず、治安の維持はPKO頼みだ。だが、地震発生から十カ月以上たっても復興は遅く、住民のいら立ちが国際支援にも向かっている。

 二〇〇八年四月には食料価格の高騰で大暴動が発生。貧困街の麻薬犯罪組織が混乱をあおり、PKO部隊が住民を鎮圧する事態になった。

1728チバQ:2010/11/20(土) 20:35:28
http://www.newsweekjapan.jp/foreignpolicy/2010/11/868677.php
国王86、王子86と77のサウジ長命問題
2010年11月17日(水)16時55分
 82歳を迎えたエジプトのホスニ・ムバラク大統領が死去したら、後継問題をめぐって大混乱が起きるという懸念は、以前から熱く論じられてきた。だが、それ以上に深刻な後継者争いが勃発しそうなのが、86歳のアブドラ国王が君臨するサウジアラビアだ。

 先週末、アブドラ国王はメッカ巡礼者を祝うイスラム教の祭事「ハジ」に姿を見せなかった。国営メディアによれば、国王が今回、毎年恒例の公務を休んだのは、椎間板ヘルニアで療養中のためだという。

 国王の代理を務めたのは、内務相と第2副首相を兼任する77歳のナエフ王子だ。もっとも、アブドラ国王が死去した場合の公式な第1王位継承者は、国王の弟で国防相を務める86歳のスルタン王子。だがスルタンは重病を患っており、実際に王位に就けるかどうか疑わしい。

■国営メディアは火消しに躍起

 アブドラのハジ欠席が引き起こす様々な憶測を払しょくするために、国営メディアはスルタンがモロッコで重要な政務を執り行っている様子を公開した。サウジの街ジェッダでの空港建設の契約書にサインしている写真だ。

 病状に関する噂話を打ち消すために、アブドラ国王の動静についても大々的に報じられた。国王が16日に王子や外国政府要人と昼食を共にして健康不安説を吹き飛ばしたという国営メディアの発表は、4度もアップデートされた。さらに国営メディアは、杖にもたれて立っているアブドラの写真まで公開した。

 アブドラ国王とスルタン王子、ナエフ王子の体調が今すぐ悪化することはないかもしれないが、高齢の彼らが今後も長期に渡ってサウジアラビアの権力を担い続けるというシナリオは現実味が薄い。
 
 ワシントン中近東政策研究所のサイモン・ヘンダーソンは先月、フォーリン・ポリシー誌に寄せた記事で、3人の高齢指導者が自身の息子や弟に権力を委譲した場合のシナリオを検証した。後継者たちは当然ながら、自身の家系が権力を受け継ぐことを望んでいる。

 ヘンダーソンはこんな疑問も投げかけている。「大きな謎がある。アブドラ国王とスルタン王子は自ら望んで公の場に姿を見せているのか、それとも、自分の家系が今も後継者争いの政治ゲームに参加していると誇示したい息子たちのためなのか」

──デービッド・ケナー
[米国東部時間2010年11月16日(火)17時08分更新]

Reprinted with permission from "FP Passport", 17/11/2010. &copy; 2010 by The Washington Post Company.

1729チバQ:2010/11/20(土) 20:46:10
http://www.cnn.co.jp/fringe/30000956.html
ロイヤルウエディングの日程、式場めぐり憶測飛び交う
2010.11.20 Sat posted at: 09:56 JST
ロンドン(CNN) 19日、英国ではウィリアム王子(28)とケイト・ミドルトンさん(28)が結婚する場所と日程をめぐり、さまざまな憶測が飛び交った。

多くの人が式場の最有力候補と見ているのが1000年の歴史を持つウェストミンスター寺院だ。17日には、王子の婚約者のケイトさんが両親と同寺院から出てきたところを写真に撮られている。またタブロイド紙「デイリー・ミラー」も同寺院こそ「最適な」式場だとし、式当日の想定座席表まで掲載した。

CNNと調査会社コムレスは、英国で2015人の成人を対象に世論調査を実施。ウィリアム王子とケイトさんの婚約について、英国民はおおむね好意的に受け止めており、回答者のおよそ8割が婚約は王室にとってプラスだと答えた。

ただ、エリザベス女王の後継者としてふさわしいのはチャールズ皇太子かウィリアム王子かという質問については意見が分かれた。チャールズ皇太子とカミラ夫人よりもウィリアム王子とケイトさんを支持する意見の方が多かったが、一般に年齢と所得が高い人ほど伝統的な継承順位を重視し、チャールズ皇太子とカミラ夫人を支持する傾向が見られた。一方、収入もまだ低い若い人はウィリアム王子とケイトさんを支持する傾向がみられた。

ウェストミンスター寺院は西暦960年に建立され、1245年にゴシック建築にならって現在の寺院が建設された。1066年以降、同寺院で英国国王の戴冠式が行われている。

同寺院は英国王室との関係が深く、これまで同寺院で多くの王室関連の結婚式や葬儀が行われてきた。1947年には当時王妃だったエリザベス女王とフィリップ殿下が結婚式を挙げた。また1997年には同寺院でウィリアム王子の母、故ダイアナ元妃の葬儀が行われた。

1730チバQ:2010/11/20(土) 20:47:08
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201011170169.html
元妃の悲劇再来に懸念も 英王子婚約、過熱する報道合戦 '10/11/17

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 ウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんとの婚約発表を受け、久しぶりの王室の慶事に沸く英国。市民らが来年のロイヤルウエディングを心待ちにするのにつれて、挙式をめぐる英メディア報道も一気に熱を帯び始めた。一方で、著名人を狙うパパラッチと呼ばれるカメラマンに追いかけられ、パリで1997年に命を落とした王子の母、故ダイアナ元妃の悲劇の再来を懸念する声が早くも上がっている。

 ▽賭けの対象

 「王子とミドルトンさんが来年結婚へ」。16日午前11時(日本時間午後8時)すぎ、英BBC放送などが婚約を速報して以来、英メディアは「ご成婚」報道一色に。テレビはバッキンガム宮殿前などからの生中継に加え、2人が知り合った英北部の名門セントアンドルーズ大学の同窓生らのコメント、王子やミドルトンさんの過去の映像を洪水のように流し続け、17日付の各紙も数ページにわたる特集記事を掲載した。

 発表によると、挙式は「来年の春か夏」。幅を持たせた日程が憶測を呼び、4月ごろから8月ごろまでの間、挙式が何月になるかをめぐってブックメーカー(賭け屋)によるオッズ(賭け率)まで登場した。

 世界で約7億5千万人が視聴したとされるチャールズ皇太子と元妃の挙式は81年7月だったことから「7月有力説」も出ている。

 今後、プロポーズ時の言葉のやりとりや結婚指輪、ウエディングドレスなどに関する報道合戦が激化するのは必至だ。

 ▽女王の要請

 「ミドルトンさんを第2のダイアナにしてはいけない」

 英PA通信は、報道の過熱などが元妃の悲劇を招いた事態を再現させてはならないとする一般の高齢女性の声を伝えた。

 英王室はメディアにさらされ続けた元妃の事例を教訓に、布石を打ってきた。2009年には王室メンバーのプライバシー保護のため、パパラッチによる写真を掲載しないようエリザベス女王が英国の新聞や雑誌に要請。ミドルトンさんの写真をめぐって訴訟騒動も起きた。

 ▽王室の存続

 一方、メディアを通じたイメージアップも欠かせない。

 「国民の信頼と支持を失った王室は、存続できなくなってしまう」

 来年85歳を迎え、英君主として最高齢記録を更新中のエリザベス女王の信念だという。

 王女の結婚を大々的に祝ったスウェーデン、男系優位の王位継承制度を改正したデンマークなど、欧州のほかの王室も国民のつなぎ留めに必死だ。駐ロンドン外交筋は「英国にとっては、王子とミドルトンさんの関係がごたごたするのが最も困る。女王も『悲劇の再来』は絶対に避けたいはずだ」と指摘した。

 最愛の母が世界の注目を浴びた「世紀のロイヤルウエディング」から来年で30年。28歳の若き王子と婚約者は、英国と王室に新風を吹き込むことができるのか。(ロンドン共同=伊藤英一)

1731チバQ:2010/11/20(土) 20:50:55
http://www.asahi.com/international/update/1120/TKY201011200102.html
年金もらう前に寿命? アフリカ最貧国の法案に国民反発2010年11月20日10時37分

 【ナイロビ=古谷祐伸】アフリカの最貧国の一つマラウイで、公的年金制度を創設する法案が、国民の反発を招いている。年金の支給が始まる年齢が、平均寿命よりも上に設定されているからだ。

 現地からの報道によると、年金法案は、労働者が年金保険料を支払い、定年退職後に受け取るというもの。労働大臣は「老後が楽になる。今まで会社員は、退職時に企業からラジオや毛布などの記念品をもらうだけだったのだから」。

 ところが問題は、年金を受け取れる年齢。女性が55歳、男性は60歳に設定されている。世界保健機関によると、貧困やエイズの広がりに苦しむ同国の平均寿命は53歳(2008年)。

 労働組合側は「60歳まで待たせるのは詐欺」と批判し、45歳程度までの引き下げを求めている。19日には首都リロングウェで抗議デモも実施し、約300人が参加した。

 一部企業が運用する貯蓄制度が、公的年金の基金に取り込まれるとの情報も流れ、法案成立前に退職する人も出ている。公的年金になれば、そうした貯蓄を生前に受け取れなくなると恐れたためだ。

1732チバQ:2010/11/22(月) 20:53:53
>>1723
http://www.asahi.com/international/update/1121/TKY201011210396.html
マダガスカル軍の反乱、収束 けが人ゼロで解決
2010年11月21日23時14分
 【ナイロビ=古谷祐伸】マダガスカルで軍の一部が17日に反乱を起こして政府を転覆しようとした事件は、20日夜、反乱派の拠点に軍が突入し、首謀した将校16人が逮捕されて失敗に終わった。

 現地からの報道によると、反乱派は17日、首都アンタナナリボの空港そばを拠点に、政府の機能停止や実権掌握を宣言した。政府側は反乱派と交渉を開始したが、20日、兵士数百人が反乱派拠点に突入して銃撃戦になった。反乱派が投降したため、けが人なしに事件は解決した。

 マダガスカルは2009年3月、軍事クーデターに乗じて元ディスクジョッキーのラジェリナ氏(36)が大統領に就任して以来、国際社会の制裁を受けて孤立している。ラジェリナ氏を後押しした軍幹部が、その後に軍の内紛で権力を失い、今回の事件を起こしたとされる。

 周辺国は09年クーデター以来、マダガスカルの正常化に向けた解決策を模索してきた。しかしラジェリナ氏は仲介案に妥協せず、自身の権力掌握を合法化する新憲法案をつくり、17日に国民投票にかけた。今回のクーデターは未遂に終わったものの、国民の不満はくすぶっており、20日にも首都で数百人がデモを実施した。

1733チバQ:2010/11/23(火) 00:21:45
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101122-OYT1T00901.htm
柳田法相だけじゃない!各国政治家の失言集


 柳田法相が22日、「国会軽視」と取れる発言によって事実上更迭された。世界を見渡せば、欧州の主要国首脳をはじめ、著名政治家たちが次々に口を滑らせている。


 失言が致命傷となった形で政権を失ったのが英国のブラウン前首相。5月の総選挙投票日の直前、会合で支持者の女性(65)に移民政策で問いつめられた後、車中で「頑迷な女め!」などとののしった上、「なんでこんなバカな会合を設定したんだ」と側近を罵倒(ばとう)した。その声は胸から外し忘れたテレビ局のマイクにしっかり拾われていた。

 覆水盆に返らず。前首相は誤りを即座に認め、女性の自宅に謝罪に出向いた。しかし、人前ではにこやかに話していたのに、車に戻ったとたんに悪口を吐き、部下に当たり散らす姿は有権者が求める指導者像とかけ離れていた。前首相率いる労働党は敗北した。

 イタリアのベルルスコーニ首相は性や肌の色などを話題にする失言癖で知られ、「差別主義的」との批判を浴び続けている。

 オバマ米大統領就任直前の2008年11月、黒人のオバマ氏を「日焼けしている」と評し、09年1月にはレイプ防止策に関し、「(数多い)イタリアの美人女性(を守るには、彼女ら)と同数の兵士が必要だが、それは無理だ」などと話した。

 大衆に広範な支持層を持つ首相は「笑いを取っただけ」などと釈明してきた。

 「失言」は時に、外交問題にもつながる。

 09年4月、フランスのサルコジ大統領はエリゼ宮に上下両院議員を招いて昼食会を開き、各国首脳の“品評会”を始めた。発言が左派系紙に漏れ、各国政府が反発する騒ぎとなった。

 エリゼ宮はすべて否定しているが、報道によれば、スペインのサパテロ首相について「あまり頭が良くないかもしれない」と発言。ドイツのメルケル首相評では、金融危機対策で「やっと私の意見に従った」。オバマ大統領については、「官庁ひとつ率いた経験がない。ほかにもいくつか足りないところがある」と評したという。

 欧州の問題発言は、世界もある意味で慣れている。この人の場合は違った。

 中国国家副主席の習近平氏。09年2月、メキシコ訪問中、米国の対中人権批判に「腹いっぱいでやることのない外国人が中国の欠点をあげつらっている」と反発したと伝えられた。「失言」ではないが、その激しさが世界を驚かせた。ポスト胡錦濤の地位を固めた今は安全運転そのものだ。(ロンドン 大内佐紀、ローマ 柳沢亨之、パリ 林路郎、北京 関泰晴)

(2010年11月22日18時52分 読売新聞)

1734チバQ:2010/11/23(火) 10:17:40
http://www.asahi.com/international/update/1123/TKY201011230126.html
アイルランド、来年解散総選挙へ 金融支援対応民意問う2010年11月23日7時29分

 【ダブリン=伊東和貴】財政危機に陥っているアイルランドのカウエン首相は22日、来月発表する2011年度予算案を成立させた後に下院(定数166)を解散し、総選挙を実施する考えを示した。地元メディアによると、予算手続きに数週間かかるため、選挙は2月か3月になる公算が大きいという。

 連立政権の与党である緑の党が、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)からアイルランドへの金融支援について民意を問うため、1月後半の解散総選挙を求めていた。政府は11年からの4年間で150億ユーロ(約1兆7千億円)の緊縮財政に取り組む予定で、11年度予算はその第一弾となる。

1735チバQ:2010/11/24(水) 00:18:42
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_151913
イラン国会、アハマディネジャド大統領の弾劾を計画
2010年 11月 23日 18:36 JST

 イランの国会は、アハマディネジャド大統領を弾劾する計画を明らかにした。だが同国の最高指導者ハメネイ師の命により、政権内で深まる亀裂を表ざたにすることを禁じられている。


 保守系新聞が22日に報じたところによると、議員らも大統領の弾劾を議論するために嘆願に踏み切っている。

 21日に発表されたリポートと、22日に行われた国会での協議で、4人の有力議員がこれまで最も激しい大統領批判を繰り広げた。

 議員らは大統領と政権が、議会の承認を得ずに犯した法律違反は14件に及ぶと指摘。ガソリンや石油の違法輸入や、不透明な予算編成、議会の承認を得ずに行った巨額の外貨準備引き出しなどを具体例としてあげた。

 同リポートは、「大統領と閣僚は、議会で説明責任を果たす義務がある。政権の透明性の欠如と、度重なる法律違反が体制を揺るがしている」と主張している。

 イラン政府は、自らの核開発によって国際的な制裁強化に直面し、経済がひっ迫したことから、燃料、食糧、公共事業などへの補助金を徐々に減らすことを計画している。そういった政策に対する国内から圧力を背景に大統領への逆風は一段と強まっている。

 当局は監視を強化しており、暴動を防ぐために補助金削減反対派のメンバーを逮捕した。エコノミストらは補助金の削減はインフレの加速要因になると指摘している。

 イランでは大統領の弾劾要求運動は過去に例がない。国会はイランの憲法によって支持されているが、議員らは最高指導者の同意なく大統領を罷免することはできない。

1736チバQ:2010/11/27(土) 18:01:30
>>1734
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010112701000159.html
アイルランド下院補選、野党大勝 総選挙控え
 【ロンドン共同】財政難に陥っているアイルランドの北西部ドニゴール南西選挙区で25日、与党共和党議員の欧州議員選出に伴う下院補選が行われ、26日の開票の結果、野党シン・フェイン党の候補がカウエン首相率いる共和党候補の約2倍の得票で大勝した。

 同選挙区は従来は共和党の強固な地盤。首相は来年の早い時期の解散総選挙を表明しており、補選での野党候補の勝利で、次期総選挙では最大野党、統一アイルランド党を中心とした連立政権誕生の可能性が一段と高まった。

 金融危機を機に経営難に陥った銀行の救済や不動産バブルの崩壊で、同国の財政赤字は国内総生産(GDP)比で欧州最大の水準まで悪化。共和党の支持率は約17%まで落ち込んでいる。

 アイルランドは21日に欧州連合(EU)などに緊急融資を要請、支援の条件である緊縮財政策の基礎となる来年予算の採決を来月7日に控えている。今回の補選で下院での与野党の議席差は2議席に縮小した。

1737チバQ:2010/11/27(土) 18:03:45
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010112702000036.html
エジプト議会選あす投開票 イスラム系野党苦戦
2010年11月27日 朝刊

24日、カイロ市内で、人民議会選挙での与党・国民民主党候補への投票を訴える支持者ら=内田康撮影


 【カイロ=内田康】エジプトの国会にあたる人民議会(定数五一八)の選挙が二十八日、投開票される。大統領指名枠を除いた五百八議席を争うが、ムバラク大統領率いる与党、国民民主党(NDP、現有議席三一一)の過半数維持は確実。二〇〇五年の前回選挙で躍進した野党のイスラム原理主義組織、ムスリム同胞団系(同八八)候補の獲得議席が焦点だが、支持者が多数逮捕されるなど苦しい戦いだ。

 「政府・与党はあらゆる手で、私の運動を妨害している」

 カイロ北部の選挙区に出馬した同胞団系無所属現職ムハンマド・ベルタギ氏(47)は怒りをあらわにした。

 運動員七人が「選挙期間前の活動」など軽微な理由で逮捕された。ある支持者の食品店には「違法商品販売」を理由に政府が調査に入った。選挙区の区割り変更でNDPの強い地区が編入された。読み書きができない有権者のために各候補に割り振られる番号が二回も変更され、ポスターの修正を強いられた。

 全国で同胞団支持者千二百人以上が逮捕されたとの報道もある。

 ムスリム同胞団は、パレスチナ自治区ガザのイスラム原理主義組織ハマスの母体で、エジプトでも福祉活動を通じて貧困層に浸透。非合法組織で各候補は無所属で出馬する。前回、改選前の約六倍の議席を獲得した。

 選挙のたびに不正のうわさが流れるエジプトだが、前回は比較的公正だった。「中東民主化」を掲げた当時のブッシュ米政権が圧力をかけたためと指摘される。「オバマ政権の圧力は弱い。ハマスらを支援する勢力が伸びるとまずいと考えたのだろう」(アルアハラム政治戦略研究所のイマド・ギャド研究員)

 NDPは、圧勝によって来年の大統領選を盤石の態勢で迎える戦略。カイロの支持者集会で、会社員ハディ・マハムードさん(54)は「全議席の九割は取れるよ」と楽観視した。

1738チバQ:2010/11/27(土) 18:07:12
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20101127k0000m030115000c.html
イラク:組閣開始 「国民政府」目指し
 【カイロ和田浩明】イラクのマリキ首相は25日、タラバニ大統領の要請を受け、正式に組閣作業に着手した。憲法では30日以内の完了が求められている。イスラム教シーア派、スンニ派、クルド人勢力など各勢力が参加した「国民政府」を生み出せるかが、今後の政治的安定の鍵だ。

 イラクでは3月の総選挙後、約8カ月も連立交渉が難航。結局、シーア派勢力をまとめたマリキ氏と、クルド人勢力を代表するタラバニ氏が留任。スンニ派などが支持するイラキヤは連邦議会(国会)議長職を確保することで、各会派の合意が成立していた。組閣作業では、国防相、内務相など治安系ポストや、財務、石油、外交などの重要ポストの配分が焦点だ。

1739チバQ:2010/11/27(土) 18:22:36
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/101125/mds1011250813001-n1.htm
【きしむ「盟主」エジプト総選挙】(上)見えぬ後継 “爆弾”抱える肥大与党 (1/3ページ)
2010.11.25 08:12

総選挙を28日に控え、与党の公認候補2人が争うディヤルブナグムでは両陣営のポスターがあふれていた(大内清撮影) 穏健アラブ諸国の盟主を自任するエジプトで28日、人民議会(下院に相当)の総選挙が行われる。与党勝利は確実な情勢だが、約30年にわたり権力を握るムバラク大統領の後継問題の行方が見えないことによるひずみが、時限爆弾のように与党にのしかかっている。(カイロ 大内清)

                   ◇

 イスラム教の祝祭イードルアドハー(犠牲祭)初日の今月16日、モスク(イスラム教礼拝所)で候補者2人が鉢合わせした。双方の支持者が非難合戦を始め、怒号が飛び交った。居合わせた男性は「警察が来なければ暴力に発展したかもしれない」と振り返る。

 首都カイロから車で3時間。シャルキーヤ県にある人口約34万人の町ディヤルブナグムは、住民を二分する戦いの中にあった。

 事実上の一党支配体制を敷く与党、国民民主党(NDP)が、1つの議席に対し、閣僚経験もある古参政治家のムスタファ・サイード氏(75)と、有力一族出身でビジネスマンのタラアト・スウィディ氏(47)の2人を公認したためだ。

 「カネをばらまいている」「住民の役に立っていない」…。同じ党に属しながら、双方の陣営幹部はこう、互いをののしり合う。

 ディヤルブナグムだけではない。NDPは今回、508の公選議席に839人を擁立、145選挙区で公認候補同士が争う異例の事態となっているのだ。

 これまでもNDPは、決して一枚岩を誇ってきたわけではなかった。過去の総選挙では公認を得られず党を出た無所属候補が当選するケースも多く、NDPはそれらを復党させることで安定多数を維持してきた。

 ただ今回は、予備選などで候補者を一本化するとしていたにもかかわらず調整に失敗、結果的に「公認候補にさえ不満が生じる」(エジプト人政治学者)状況を招いている。

1740チバQ:2010/11/27(土) 18:22:48
                ■  ■ 

 票の操作が常態化しているとの指摘もあるエジプトでは、NDPの党内力学の変化が選挙結果を大きく左右するといわれる。特に過去2回の総選挙では、1981年から最高権力者の座にあるムバラク大統領の次男、ガマール氏の存在が触媒の役割を果たしてきた。

 投資銀行勤務の経験もあるガマール氏がNDPの要職に就いたのは2000年。以来、ムバラク大統領が権力を「世襲」しようとしているのではないか−との観測は絶えない。

 ガマール氏は、国営企業の民営化や規制緩和の推進で財界の支持を固める一方、05年には「党の近代化を図る」として古参議員らを排除し、自らの党内基盤強化を目指したとされる。

 しかし、こうした動きは、それまでの社会主義的な経済政策の恩恵を受けてきた層や、既得権益が脅かされることを警戒する党内勢力の反発を呼んだ。

 同年の総選挙では「ガマール派」とされる公認候補が多数落選。あるNDP関係者は当時の経緯を「(ガマール派の)行き過ぎを懸念した大統領の調停が作用した」結果だと説明する。

 そして、今回の候補者選定をめぐるドタバタ劇。

 エジプト政治に詳しいカイロ大のムスタファ・カーメル教授は「05年よりガマール氏の影響力は低下している」とした上で、「(同一選挙区での複数擁立は)激しさを増す党内の権力闘争が表面化した」ためだと指摘する。

                 ■  ■ 

 「NDPの支配が長期化した結果、権力や富を求めて多くの人が党に群がっている。でも、束ねる力がなくなればバラバラだ」

 NDPのあるベテラン議員は、こんな懸念を口にする。「そうなれば(社会が不安定化し)急進的なイスラム勢力が入り込んでくるかもしれない」

 海上交通の要衝、スエズ運河を擁し、8千万人超と中東随一の人口を誇るエジプトの不安定化は、国際社会全体の脅威となる。

 大統領選を来年に控え、ムバラク大統領が再出馬するのかどうかも不透明な中、後継者について沈黙を守るムバラク氏は今年、82歳になった。健康不安説も根強い。

 2000年代に入り、政策理念や世代間の対立を抱えながらさらに肥大化したNDP。その内部の利害を調整し、かろうじて一つにまとめ上げてきた「要」がなくなったときの衝撃の大きさを、誰もが測りきれずにいる。

                   ◇

【用語解説】エジプト人民議会選挙

 定数518のうち10議席は大統領が任命し、残りの508議席を直接選挙で選ぶ。任期5年。各選挙区には「労働者・農民代表議席」と「専門職代表議席」があり、それぞれに1人ずつが選ばれる。今回から「女性枠」として64議席が新設された。1回目の投票で過半数を取る候補者がいない場合は決選投票が行われる。

1741チバQ:2010/11/27(土) 18:23:42
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/101126/mds1011260138000-n1.htm
【きしむ「盟主」エジプト総選挙】(下)育たぬ不満の受け皿 (1/3ページ)
2010.11.26 01:33

22日、カイロで記者会見し、政府による選挙妨害を非難するムスリム同胞団幹部ら。内部分裂につながりかねない「公約」については言及を避けている エレベーターの天井から、乗り物を利用する際に唱えることを推奨されるコーラン(イスラム教聖典)の章句が響いた。来訪者がうっかり唱え忘れたときのための“配慮”だ。

 カイロ中心部に近い住宅街のアパート。ここに「イスラムこそが解決だ」と主張する非合法組織、ムスリム同胞団の本部がある。

 ブッシュ前米政権が唱えた「中東民主化構想」の圧力の中で行われた前回の人民議会選(2005年)で、同胞団は改選前の約6倍の88議席を獲得した。しかし、「政権に対する(民主化への)外圧が少ない」(外交筋)今回は、前回の勢いは期待できない。さらにそこには、組織内の路線闘争が影を落とす。

    ■ ■

 今月初旬、同胞団の公式サイトの片隅に、さりげなく今選挙の「公約」が掲載された。「包括的に組織の考えを示した」(幹部)という41ページの文書は、「自由」「公正」などの価値の尊重を強調し、イスラム教徒と、人口の1割を占めるキリスト教の一派コプト教徒との平等などをうたう。

 3年前に明らかになった政策綱領案に「キリスト教徒や女性は大統領に就任できない」とする文言があったのに比べると、“穏健さ”を際立たせようとしていることがうかがえる。

 だが、現指導部がこうまでして選挙参加を決めたことは、組織内の強硬派だけでなく、「当局の不正」を理由に参加拒否を主張していたグループの反発も呼んだ。

 活動を大幅に制限される中、近年の同胞団は「メディアを活用するのが常套(じょうとう)手段」(エジプト人ジャーナリスト)となっている。今選挙でも「当局による嫌がらせ」を告発する記者会見を開いた。にもかかわらず、「公約」については記者発表さえしなかったことは、指導部と反主流派との対立の根深さを物語っている。

 公式には暴力を否定し、草の根の福祉活動などを通じて支持を広げているとされる同胞団は、事実上の最大野党である。それでもなお、その存在が「非合法」なのは、こうした意見対立を抱えるがゆえにいつ急進化するか分からない−との懸念があるからだ。

    ■ ■

 カイロ中心部の高級住宅街から貧民街までさまざまな所得層を抱え、「カイロの縮図」ともいわれるカスルルアイニー選挙区で、無所属の女性候補がさざ波を起こそうとしていた。

 元テレビキャスターのガミーラ・イスマイルさん(44)。最近離婚した元夫は05年の大統領選で現職ムバラク氏の対抗馬として注目を浴びたアイマン・ヌール氏で、同氏が選挙後、投獄された時期にスポークスパーソン役を務めたことで民主化運動のシンボルの一人となった人物だ。

 ただ、その活動はひ弱な印象をぬぐえない。22日の遊説では自ら運転するシトロエンで英米系の私立校などを回り、「訴えは届く」と楽観的に語った。対立する与党、国民民主党(NDP)候補は「彼女に有権者の本当の声が分かるはずがない」と吐き捨てる。

 05年大統領選でヌール氏「健闘」の原動力となった反ムバラク運動「キファーヤ(もう、たくさんだ)」はその後、求心力を喪失。国際原子力機関(IAEA)前事務局長で来年の大統領選出馬を目指すエルバラダイ氏が結成した「変革のための国民協会」も、総選挙のボイコットを呼びかけたものの、変革に向けた青写真を示せずにいる。

 貧富の格差や高失業率、ムバラク大統領とNDPによる長期支配−。社会に充満する諦(あきら)めにも似た不満の受け皿が育たないことが、エジプト政治の先行きに不気味な不透明さを生み出している。(カイロ 大内清、写真も)

1742チバQ:2010/11/28(日) 21:17:54
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20101127k0000e030026000c.html
英国:350年ぶり庶民から王室へ ミドルトンさん自信

 チャールズ英皇太子と故ダイアナ元妃の長男で王位継承順位2位のウィリアム王子(28)が来年4月29日、大学の同級生で中流家庭に育ったケイト・ミドルトンさん(28)と長年の恋を実らせ結婚する。ミドルトンさんの素顔は。【ロンドン笠原敏彦】

 婚約が発表された11月16日の夕方、王子とともに報道陣の前に姿を見せたミドルトンさんは将来王妃になる心構えについて「本当に大変だろうけど、ウィリアムが助けてくれると思う」と話した。その自信に満ちた笑顔は、81年に19歳で婚約発表に臨んだダイアナ元妃のあどけなさと好対照だった。

 英国で庶民が王妃予定者になるのはおよそ350年ぶり(ダイアナ元妃は伯爵家の出身)。英南部バークシャー州でパーティー用品の通信販売会社を経営する両親の下、3姉弟の長女として育ったミドルトンさん。彼女のプリンセスへの第一歩は、一流の共学パブリックスクール「マルバラ校」に進学したことに始まる。

 年間授業料が現在約2万9000ポンド(約400万円)とされる同校には、良家の子弟が集まる。彼女はここで優れた教育とマナーを身につけ、ホッケー部では主将を務めてリーダーシップを発揮。「彼女は並外れた存在で、本当に人気者だった」(元学友のチャーリー・レスリーさん)という。このころすでにウィリアム王子との結婚を夢見ていたとの証言もある。

 2人は01年にスコットランドの名門セントアンドルーズ大に入学し、ともに美術史を専攻して知り合う。真偽は不明だが、ミドルトンさんの母親キャロルさん(元客室乗務員)が、王子との出会いを期待して同大学への進学を娘に勧めたという報道もある。

 2人がいつ友達から恋人になったのかは分からないが、王子が1年目に大学になじめず、退学を考えていた時に思いとどまらせたのがミドルトンさんだった。2人は大学2年目には他の男子学生2人も含めて共同生活を始め、ミドルトンさんが毎夜王子の夕食を作っていたという。

 彼女は相当の自信家のようで、王子を恋人に持つことをうらやんだ友人に対し、「彼は私と一緒にいられて幸運だわ」と言い放ったこともあるとか。

 05年に大学を卒業。王子は士官学校に進み、ミドルトンさんはファッション関連の会社へ。センスの良さに定評があり、早くも彼女の着た服が売り切れる現象が起きている。

 ここまで長い歳月をかけた理由について、王子は、王室になじめず離婚したダイアナ元妃の教訓を生かし、彼女に王室入りの十分な準備期間を与えるためだったと説明。英メディアは、ほぼ8年越しの恋で成熟したミドルトンさんを「魅力的で、知的で、気が利く女性」(保守系デーリー・テレグラフ紙)などと高く評価している。

  ◇ ◇ ◇

 ちなみに婚約会見の青いドレスは、英国ブランド「イッサ・ロンドン」(本社・ロンドン)製で、輸入代理店によると、税込み価格は6万6150円。青は秋冬の新色という。「日本でも百貨店や個人から問い合わせが相次いでいる」といい、来年1月末から同一商品を百貨店などで販売予定。

1743チバQ:2010/11/29(月) 20:51:52
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010112901000181.html
モルドバで親欧米の与党側勝利へ 前倒し議会選
 【モスクワ共同】与野党対立のため大統領不在が続いている旧ソ連モルドバで28日、議会(定数101)の前倒し選挙が行われ、親欧米の連立与党側が親ロシアの共産党に勝利する見通しとなった。インタファクス通信が伝えた。

 29日未明に発表された中央選挙管理委員会の暫定集計によると、開票率約33%の時点で共産党が得票率約44%でリード。しかし獲得予想議席は47にとどまり、連立を組む自由民主、民主、自由の3党の合計獲得予想議席54を下回っている。暫定投票率は約59%。

 複数の出口調査では、共産党の最終的な獲得議席は29〜37にとどまる見通し。

 出口調査結果を受けて自由民主党のフィラト首相は「皆に感謝したい」と述べ、勝利に自信を示した。民主党幹部は29日未明「連立側の勝利は確実だ」と述べ、大統領候補について連立内で協議を開始すると述べた。


2010/11/29 10:33 【共同通信】

1744チバQ:2010/11/29(月) 20:53:21
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010112801000314.html
エジプト人民議会選始まる 最大野党は議席大幅減か
 【カイロ共同】エジプト人民議会(定数518)選挙が28日、始まった。即日開票され、数日中に大勢判明の見通し。約30年間にわたり強権的政権を維持してきたムバラク大統領(82)の与党、国民民主党(NDP)が圧勝する見通しで、最大野党のムスリム同胞団は議席の大幅減が避けられない情勢だ。

 ムバラク氏がドイツで胆のう炎の手術を受けた今年3月以降、高齢の同氏の後継問題が浮上。次男ガマル氏への「世襲」なども取りざたされたが、大統領は外遊などの活動を再び活発化させており、与党内からも来年の大統領選への再出馬を示唆する声が多くなっている。今回の総選挙でも、政権基盤は揺らがないとみられる。

 一方、当局は穏健派イスラム原理主義のムスリム同胞団の選挙運動などに対する締め付けを強化。野党支持者に対する投票妨害など当局側による不正に不満が高まっており、抗議行動が拡大する可能性もある。

2010/11/28 16:51 【共同通信】

1745チバQ:2010/11/29(月) 23:51:18
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20101130k0000m030034000c.html
ハイチ:候補者12人が大統領選無効訴え 「政府が不正」
 【カンクン(メキシコ南東部)國枝すみれ】1月に大地震が起きたカリブ海のハイチで28日、大統領選があり、現職のプレバル大統領が支援する候補(48)を当選させるため、政府が不正を行ったとして、候補者18人のうち12人が選挙の無効を訴えた。現地には米国やフランスなどの選挙監視団が派遣されていた。

 報道によると、12人は共同声明で、有権者に対しプレバル政権と選管に抗議デモを行うよう呼び掛けた。多くの市民が有権者リストに名前が載っていなかったり、投票所が閉まっていたりしたなどの理由で投票できなかったという。

 開票作業は12月初旬まで続く予定。次期大統領は、1月の大地震で世界各国が3年間で拠出すると約束した99億ドル(約8320億円)の震災復興支援資金を使うことになる。

1746チバQ:2010/12/01(水) 00:32:25
>>399>>492
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2010113000556
ロワイヤル氏が出馬表明=次期大統領選−仏
 【パリ時事】フランスのセゴレーヌ・ロワイヤル元家庭・児童担当相(57)は29日、同国地方紙とのインタビューで、2012年に行われる次期大統領選に関し、「熟慮の末、踏み出すときが来た」と述べ、社会党候補を選ぶ予備選に立候補する意向を表明した。ロワイヤル氏は07年の前回選挙でも同党候補となったが、決選投票でサルコジ現大統領に敗北した。
 AFP通信によれば、来年予定される社会党予備選への立候補表明は5人目。同党の有力候補と目されるオブリ第1書記(党首)や国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事は今のところ態度を明確にしていないが、ロワイヤル氏の出馬表明で対応を迫られそうだ。(2010/11/30-14:25

1747チバQ:2010/12/01(水) 22:32:16
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/101201/mds1012012055001-n1.htm
エジプト総選挙 与党NPDが“圧勝” 同胞団は「選挙に不正」と撤退も視野 (1/2ページ)
2010.12.1 20:52
 【カイロ=大内清】11月28日に行われたエジプト人民議会(下院に相当、公選議席508)選で、同国選管当局は30日夜、第1回投票で当落が決まった221議席のうち、9割超の209議席を与党・国民民主党(NDP)が獲得したと発表した。非合法ながらも2005年の前回選で88議席を獲得したイスラム主義組織、ムスリム同胞団系の候補の当選はなかった。

 残りの287議席については今月5日に決選投票が行われるが、ほとんどがNDP候補同士の争いで、全体でのNDP圧勝は確実。同胞団系候補は二十数人が決選投票に進む。

 開票結果の発表に先立ち記者会見した同胞団最高指導者のムハンマド・バディーア氏は、「当局による選挙不正があった」と非難、決選投票に関し、「あらゆる選択肢がある」と述べ、決選投票前に選挙から撤退する可能性を示唆した。

 選挙に出馬している同胞団系議員のひとりは「議席を獲得できるとしても、(決選投票に)参加すべきではない」と語った。

 同胞団が決選投票をボイコットすれば、ムバラク大統領とNDPによる長期支配への不満のはけ口ともなってきた事実上の最大野党が国政に参加しない事態となり、国民の反政府感情が強まる可能性もある。

 エジプトでは大統領選を来年に控え、ムバラク氏の再出馬が有力視されている。しかし、ムバラク氏は82歳と高齢で健康不安説も根強く、次男ガマール氏への「権力世襲」も取り沙汰される。

 こうした事情から、今回の「なりふりかまわぬ」(外交筋)与党圧勝は、大統領選以後をにらみ、政権の安定維持に向けた地ならしではないか−との見方も浮上している。

 一方、米ホワイトハウスは30日、投票での不正やエジプト政府による選挙監視活動の制限などに「失望した」とする声明を発表した。

1748チバQ:2010/12/02(木) 22:13:36
>>1714
http://sankei.jp.msn.com/world/america/101202/amr1012021036003-n1.htm
人気コメディアン、読み書きテストに合格し、議員資格を確保 ブラジル
2010.12.2 10:35
 「読み書きができない」と指摘され、議員資格を失いかけたブラジルの人気コメディアン、フランシスコ・オリベイラさん(45)が選挙裁判所の読み書きテストに合格、危機を脱出したことが明らかになった。

 フランス通信(AFP)によると、裁判所の判事は1日、オリベイラさんが辛うじて読み書きテストに合格したと述べた。

 オリベイラさんは10月の連邦下院選で全国最多票を得て当選したが、保守的な議員らからオリベイラさんの読み書き能力を疑う声が上がった。ブラジルでは議員は読み書きができなければならないと憲法に規定されているため、選挙裁判所がオリベイラさんに試験を受けるよう要請していた。

 オリベイラさんの読み書き能力にはかなり問題があったようだが、裁判所は「読み書きが全くできない人だけが(議員に)不適格」とし、合格と認めた。

 かつて靴磨きをして働いたこともあるルラ大統領は、オリベイラさんに試験を受けさせようとする動きについて、オリベイラさんに投票した人々を軽蔑する「愚かな行為」と批判していた。

1749チバQ:2010/12/04(土) 15:42:22
>>1704
http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010120401000042.html
結果逆転、現職再選を発表 コートジボワール大統領選


 3日、コートジボワールの大統領選で、憲法評議会が現職バグボ氏の再選を発表したことに反発するワタラ氏の支持者ら(AP=共同)
 【ナイロビ共同】西アフリカ・コートジボワールの憲法評議会は3日、11月28日に行われた大統領選の決選投票で、現職ローラン・バグボ氏(65)が野党のアラサン・ワタラ元首相(68)を破り再選されたと発表した。選挙管理委員会は2日、ワタラ氏が当選したとの暫定結果を発表していた。

 同評議会の説明では、問題が見つかった複数の州の開票結果を無効にしたため結果が逆転した。国内法上、評議会の結論に異議を申し立てる方法はなく、バグボ氏の当選が決まることになるが、ワタラ氏陣営は猛反発。支持者間の衝突が激化するなど今後、政情混乱が一層深まりそうだ。

 一方、現地の国連代表は3日、勝利者はワタラ氏だと表明した。政治情勢をめぐる国際社会の懸念が強まっているが、バグボ氏側がどう対応するかは不透明だ。

 憲法評議会はバグボ氏寄りとされ、ワタラ氏が支持基盤を置く同国北部の複数州の開票結果が無効とされた。

2010/12/04 07:13 【共同通信】

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2010120400080
国連総長は選管発表支持=コートジボワール大統領選
 【ニューヨーク時事】国連の潘基文事務総長は3日、コートジボワール大統領選の決選投票について、ワタラ元首相が当選したとの同国選挙管理委員会の発表を支持すると表明した。
 潘事務総長は声明で、ワタラ氏に同国の平和と安定のため尽力するよう要請。敗れた現職バグボ氏には円滑な政権交代への協力を求めた。(2010/12/04-07:23)

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1750チバQ:2010/12/04(土) 15:43:33
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2010120300078
ワタラ元首相が当選、現職反発=軍が国境封鎖−コートジボワール大統領選
 【ロンドン時事】アフリカ西部コートジボワールからの報道によると、11月28日実施の同国大統領選の決選投票で、選管は2日、ワタラ元首相が現職バグボ氏を破って勝利したと発表した。これに対し、バグボ派が反発。同派の影響下にある憲法評議会が選管の発表を無効と宣告し、軍は国営放送を通じ国境封鎖を宣言した。再び内戦に突入する恐れもある。
 選管によると、得票率はワタラ氏が54.1%、バグボ氏が45.9%。選管は当初、結果発表を早期に行う方針を示していた。しかし、手続き上の混乱で発表が遅れ、2日になって暫定と断りつつも結果発表に踏み切った。バグボ陣営は不正があったと訴え、選挙無効の申し立てを行う構えを示し、両陣営間で非難の応酬が続いていた。(2010/12/03-09:06


http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010120301000033.html
ワタラ元首相勝利、評議会は否定 コートジボワール大統領選


 2日、コートジボワール・アビジャンで、大統領選の決選投票の暫定結果発表後、親戚と抱き合って勝利を祝うワタラ元首相(右)(AP=共同)
 【ナイロビ共同】西アフリカ・コートジボワールからの報道によると、同国の選挙管理委員会は2日、11月28日に行われた大統領選の決選投票の暫定開票結果を発表。野党、共和連合(RDR)のアラサン・ワタラ元首相(68)が現職ローラン・バグボ氏(65)を破って当選したことを明らかにした。

 一方、憲法評議会は2日、選管発表が期限より1日遅れたことを理由に発表は無効と表明。選管発表を検討の上、7日以内に最終結果を発表するとしている。憲法評議会はバグボ氏寄りとされ、先行きは見通せない情勢。同国軍は2日夜から全国境を閉鎖した。

 大統領選は2002〜03年の内戦後も続いた政情混乱などで何度も延期され、10年ぶりに実施された。内戦以後、反政府勢力が支配した北部と政府支配の南部に分断された同国の政情安定化につながると国内外から期待されていたが、両候補の支持者が衝突を繰り返すなどして多数の死傷者が発生。今後のさらなる混乱も懸念される。

2010/12/03 10:08 【共同通信】

1751チバQ:2010/12/05(日) 12:25:29
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2010120500025
2人が「大統領」就任=コートジボワール、異常事態に
 【ロンドン時事】11月28日実施の大統領選決選投票をめぐる混乱が続くアフリカ西部コートジボワールで4日、現職のバグボ氏が大統領府で就任宣誓を強行した。一方、選管から当選を発表されたワタラ元首相も同日、就任式を行い、2人の元首が並立する異常事態となった。
 選管は2日、ワタラ氏の当選を発表した。しかし、選挙結果の最終確定権を持つ憲法評議会は翌日、「選管の発表が遅れた」ことを理由に無効とし、バグボ氏当選を宣言した。同評議会はバグボ派の牙城とみられている。
 国連や旧宗主国フランス、米国、欧州連合(EU)、アフリカ連合(AU)はワタラ氏当選を認めるよう呼び掛けている。しかし、就任宣誓でバグボ氏は「深刻な内政干渉が続いている。国家主権を守る」と述べ、徹底抗戦の構えを示した。
 一方、ソロ首相はワタラ氏支持を表明。ソロ氏は2002年の内戦以来、北部に強い影響力を持つ元反政府組織「新勢力(NF)」を率いている。
 両派の間では衝突も激化。AFP通信によれば、決選投票後、少なくとも17人が死亡した。(2010/12/05-10:05

1752チバQ:2010/12/05(日) 12:26:44
http://www.asahi.com/international/update/1204/TKY201012040309.html
コートジボワール大統領選、一転「現職再選」 野党反発2010年12月4日23時0分

 アフリカ西部コートジボワールで10年ぶりに行われた大統領選で、同国憲法評議会は3日、現職バグボ氏(65)が再選されたと発表した。中央選挙管理委員会が2日に野党候補の当選を発表したが、選挙結果を最終認定する同評議会が「一部で不正があった」として覆した。バグボ氏は4日、就任を宣誓した。野党側は反発している。

 大統領選は10月の第1回投票で決まらず、11月28日にバグボ氏と、野党・共和連合を率いるワタラ元首相(67)の上位2氏による決選投票があった。選管は2日、得票率54%だったワタラ氏の当選を発表した。

 ところが同評議会は3日、ワタラ氏の地盤で不正投票があったとして、7選挙区分の開票結果を無効にした。このためワタラ氏の得票率は49%に減り、逆に同51%に増えたバグボ氏の当選が決まった。

 評議会はバグボ氏寄りの姿勢で知られ、ワタラ陣営は反発している。ソロ首相は4日、「当選者はワタラ氏だ」と述べ、辞任する考えを示した。

 支持者間の争いの激化が懸念され、3日までに対立で15人が死亡。バグボ氏の当選発表後も、最大都市アビジャンで治安部隊が市民に発砲して2人が死亡した。

 バグボ氏は2000年の大統領選で当選。その後、内戦などを理由に大統領選は実施されず、05年に任期が切れたバグボ氏が大統領職にとどまっていた。(ジュバ〈スーダン南部〉=古谷祐伸)
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1753チバQ:2010/12/05(日) 13:33:10
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010113001000172.html
ケニア首相「同性愛者は逮捕」 波紋、反発広がる


 ケニアのオディンガ首相
 【ナイロビ共同】ケニアのオディンガ首相が28日に首都ナイロビで行った演説で「同性愛行為を行った男女を逮捕すべきだ」などと発言し、同国の同性愛者らの間に波紋が広がっている。

 隣国ウガンダで昨年、同性愛行為に最高で死刑を科す厳罰化法案が議会に提出され、欧米諸国から「人権侵害」との批判が相次いだ。次期大統領の有力候補と目されるオディンガ氏にも、同様の反発が起きそうだ。

 同性愛はアフリカの多くの国で「白人の文化」と見なされ、抵抗感が根強い。ケニアでも同性愛行為は違法。

 複数のメディアによると、オディンガ氏は支持者らを前に「われわれはきれいな国を求めている」などと述べた。同氏側は、8月に公布された新憲法が同性婚を禁じていることを説明しようとしたとしている。ケニアの同性愛者擁護団体には、メンバーからの相談が相次いでいるという。

 ケニアでは今年2月、南東部モンバサ近くのリゾート地で結婚式を挙げようとした同性愛者ら5人が警察に逮捕された。

2010/11/30 10:45 【共同通信

1754チバQ:2010/12/05(日) 17:13:05
http://www.afpbb.com/article/politics/2777974/6548366?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
「2人の大統領」が就任、混迷極めるコートジボワール
2010年12月05日 14:45 発信地:アビジャン/コートジボワール
【12月5日 AFP】前週28日の大統領選決選投票を受け、政情が混乱しているコートジボワールで4日、現職のローラン・バグボ(Laurent Gbagbo)大統領と、対立候補のアルサン・ワタラ(Alassane Ouattara)元首相がともに就任宣誓した。

 決選投票の結果については2日に独立選挙管理委員会がワタラ氏の当選を発表したが、最終結果を認定する憲法評議会が、ワタラ氏の地盤である北部で選挙不正があったとして一部結果を無効にし、現職バグボ大統領が当選したと発表した。同評議会はバグボ大統領寄りとされる。

 国連(UN)、欧州連合(EU)、アフリカ連合(African Union、AU)など国際社会は、選挙委員会が発表したワタラ氏の当選を認め、これを受け入れるようバグボ氏に求めているが、バグボ氏は大統領府で支持者を前にした「宣誓」後の演説で「このところ重大な内政干渉がみられる。私はわが国の主権を守る任にあり、その点について交渉するつもりはない」と述べ、退く考えはないと明言した。
 
 一方、ワタラ氏は対抗し、宣誓書として手書きした書類に署名し、「大統領という立場で」憲法評議会へ送付した。これには「コートジボワールでは目下、異常事態が進行しており、私は憲法評議会の前で直接就任宣誓を行うことができない。そのため宣誓書を送付させていただく」と記したという。

 コートジボワールでは決選投票後、選挙がらみの暴力で少なくとも17人が死亡している。国境は軍に封鎖され、外国の報道は妨害されている。首都アビジャン(Abidjan)には夜間外出禁止令が出ているが、暴力を抑止しきれておらず、4日も前日に続き外出禁止時刻が終了するとワタラ支持の若者らが街路でタイヤを燃やすなど騒然とした。

 機関銃を手にしたコートジボワール軍がアビジャンに市内に動員されている一方で、ワタラ陣営が拠点としているホテル周辺は国連平和維持軍の武装車両が警備している。

 他方、現職バグボ氏の支持者らは街中で反白人スローガンを叫ぶなどし、特に旧宗主国フランスを中心とする外国の干渉に対して市民がもつ長年の反感をあおっている。(c)AFP/Roland Lloyd Parry

1755チバQ:2010/12/05(日) 18:59:38
在コートジボワール大使・岡村善文・のブログより
http://blog.goo.ne.jp/zoge1/e/a761ac43ddae0a3ee8e5a8954fdbf91b
決選投票を占う
2010-11-22 | Weblog決選投票の11月28日まで、あと1週間を切った。選挙運動が、ふたたび開始された。そして、来週の今頃には投票が終わり、新しい大統領が決まるのを待っているはずである。

第一回投票で勝ち残ったのは、得票率38%のバグボ大統領と、32%のウワタラ候補の二人である。このどちらかの候補が、得票を50%にまで伸ばすためには、第一回投票で他の人に入れた有権者の票を、自分の側にどれだけ取り込めるかが勝負になる。とくに大事なのが、第三位で落選したベディエ候補の得票25%の行方である。

ウワタラ候補は、その25%は全部自分のところに来ると公言している。そして、32%+25%=57%なので、決選投票で勝つのは自分であると考えている。たしかに、ウワタラ候補の「共和連合(RDR)」と、ベディエ候補の「民主党(PDCI)」は、第一回投票の前に選挙協力を約束している。どちらかが決選投票に残れば、落ちた方は相手を支持するという約束である。

そして二人は、第一回投票に際して、他の諸派政党とともに、「民主主義と平和のためのウフエボワニ主義者連合(RHDP:Rassemblement des Houphou&eacute;tistes pour la D&eacute;mocratie et la Paix)」という長い名前の政党連合をつくった。ウフエボワニ主義者というのは、建国の父ウフエボワニ大統領の政治の流れを汲む人々という意味である。バグボ大統領は野党党首時代、ウフエボワニ大統領に抵抗して来た政治家だから、つまりはウフエボワニ主義者という表現は「反バグボ大統領」ということを言いたい。現職のバグボ大統領を落とすために、野党が連合を組んだわけである。

第一回投票の結果、第三位で落選したベディエ候補は、はじめはその選挙結果に不服を申し立てていたけれど、結局受け入れた。そこで、RHDPの決起集会が開かれ、ベディエ候補がウワタラ候補と並んで現れた。ベディエ候補は、決選投票においてはこれまでの約束通り、ウワタラ候補を支持することを再確認し、自分の支持者に対して、ウワタラ候補に投票するように求めた。

そうなると、決選投票の結果はもう初めから分っているようなものじゃないか。ウワタラ候補が、57%を得票して勝つのである。ところが、そう計算通りにはいかない、というところが選挙の常である。第一回投票でベディエ候補に投票した「民主党」の支持者たちは、決選投票でほんとうにウワタラ候補に投票するかどうか、これが必ずしも明らかではない。その理由は、おそらく3つくらい上げられるであろう。

1756チバQ:2010/12/05(日) 19:00:14
第一には、そもそもベディエ候補がウワタラ候補を支持する、という話が、コートジボワールの政治の歴史を知る人からすれば、眉唾である。話は1993年に、初代大統領のウフエボワニ大統領が逝去した時にさかのぼる。逝去直後、憲法上の規定から暫定大統領になるべきとされていた、当時のベディエ国会議長を差し置いて、当時のウワタラ首相が権限を掌握しようとした。混乱の後、結局ベディエが第2代の大統領になる。そしてベディエ大統領は、1999年にクーデタで大統領の座を追われるまで、ウワタラ元首相を目の敵にし、その政治復帰をとことん阻んできたのである。

そのためにベディエ大統領は、「象牙性」という概念を持ち出した。ウワタラ元首相はコートジボワール人ではない、だから大統領にはなれないのだ、という議論であった。この議論を援用して、ウワタラ元首相を徹底的に排除した。この「象牙性」の議論は、コートジボワール在住の外国人移民を排斥する動きになったのみならず、土地所有権などの問題において、北部の部族の人々への差別的な扱いに繋がった。この南北間の不和が、2002年のクーデタの背景にあると考えられている。

その張本人のベディエ候補が、何を変節したのか、ウワタラ候補と一緒に政党連合を組んでいるのみならず、よりによって彼が大統領に当選することを後押ししている、というのだ。もちろんバグボ大統領を落とすためには、敵の敵は味方ということだろう。しかし、昔からのコートジボワール政治を知る人々にとっては、たちの悪い冗談としか思えない。そんな筋の通らないことをしているから、第一回投票で25%しか取れないのだ、と責任論さえ出てきている。だから、ベディエ候補が「民主党」支持者に訴えても、支持者たちの心がもうベディエ候補から離れている、だから言うことを聞かない、ということはありうる。

第二は、そもそも「民主党」の支持母体であるバウレ族は、南部の部族である。心情として、北部の諸部族出身であるウワタラ候補を支持するよりは、同じ南部の部族を支持母体とする、バグボ大統領の「人民党」を支持するほうが、まだずっとすっきりくる。バウレ族はキリスト教徒であるのに対して、北部の部族はムスリム教徒が多い、というような理由だけではない。北部からの移民労働者のために、南部の農園での労働環境や土地所有権などが脅かされていると感じている。もしウワタラ大統領になったら、自分たちの権利が損なわれるのではないか、といったかなり具体的な不安がある。

その不安感は、バグボ大統領の「人民党」にとって狙い目である。ウワタラ政権になったら南部の農民は危ないぞ、というキャンペーンが功を奏するのである。さらには、あの国を南北に分断する危機をつくってしまった2002年のクーデタは、実はウワタラ一派が起した陰謀なのだ、そしてブルキナ人たちが国を乗っ取ろうとしているぞ、といった風説さえ流れ始めている。だから、ベディエ候補の支持層のなかには、ウワタラ候補とバグボ大統領の間の選択ということになったら、やはりバグボ大統領のほうが安全だ、という見方が広まる可能性があるわけである。

第三は、決選投票前に、それぞれの候補と政党による、激しい票獲得の攻勢があるということである。ましてや、今回は第一回投票の投票結果という数字がある。全国2万ヶ所の投票地区ごとに、どういう支持者の分布になっているか、誰の目にも明らかだ。だから、バグボ大統領の「人民党」側も、ウワタラ候補の「共和連合」側も、相手の弱そうなところや、ベディエ候補の得票が行先を迷っていそうなところを目がけて、いろいろな手で働きかけを進めるに違いない。それは、道路を舗装するとか学校を建てるとかの公約だけではない。買収かもしれないし、脅迫かもしれないし、まあ現場ではいろいろなことが起こっても不思議はない。その結果、どういう得票の分布になるのか。第一回投票の得票は、大きく組み替えになる可能性がありうる。

つまりは、決選投票の行方は、第一回投票の得票の足し算だけでは、簡単には占えないということである。ベディエ候補の得票25%の、半分がバグボ大統領に流れると、バグボ大統領の得票数が50%を越える計算になる。バグボ大統領がそこまで、ベディエ候補の「民主党」支持層を分断できるかどうかが、重要な鍵となっている。

1757チバQ:2010/12/05(日) 19:05:52
>>1709>>1721-1725
この大使は情報発信を行っていてえらいですね
本当はマスコミの仕事なんでしょうが
http://blog.goo.ne.jp/zoge1/e/b9c672727b2f4fb8491e8ccef0f24452
ギニアの決選投票
2010-11-24 | Weblogギニアの大統領選挙はどうなったのか。ギニアでも、今年の6月に第一回投票が行われ、50%を得票した候補がいなかったので、決選投票が行われることになった。その決選投票が、何度も延期された。最後に、10月24日に実施されることが決まった、というところまでは先日の記事に書いた。

その10月24日は、準備不足と治安情勢を理由に再び延期され、結局11月7日に決選投票が実施された。ところが、開票結果がなかなか発表されない。1週間余りさんざんやきもきさせた後、11月15日にようやく、選挙管理委員会によって開票結果が発表された。

アルファ・コンデ候補が、得票率53%で勝利。セル・ダーレン・ディアロ候補は落選、というのがその結果である。大逆転である。というのは、第一回投票ではアルファ・コンデ候補は18%しか得票していない。それが53%まで得票をのばした。一方のセル・ダーレン・ディアロ候補は、第一回投票では、43%も取っていたのである。

ディアロ候補は、この開票結果はとても受け入れられない、と声明して抗議行動に移った。11月16日には、首都コナクリ市郊外で、投石したりタイヤを燃やしたりして抗議していた人々が治安部隊と衝突し、死者7人、負傷者数十人が発生するという事件が起こった。さらには、ギニア中部のラベ県など、各地でも同様の衝突が発生している様子である。こうした混乱が拡大しないようにするために、ギニア暫定政府は、11月17日に非常事態を宣言した。

1758チバQ:2010/12/05(日) 19:06:11
残念ながら、ギニアの大統領選挙は、現在のところはまだ不安定な情勢が続いている。各地で衝突や騒乱が起り、人々は店などを閉めて閉じこもっているという。手続きの上からは、最高裁判所が不服申し立てを審査した後、「確定結果」を発表することになるらしい。12月2日に結果が発表されれば、それが受け入れられて情勢が落ち着くのか、あるいはそのまま衝突と対立が続いていくのか、今後の成り行きを見守る必要がある。

第一回投票で、18%しか取れなかったアルファ・コンデ候補が、どうして決選投票では52%まで得票を伸ばして逆転できたのか。国際監視団なども入っているけれども、開票結果に大きな操作や捏造があったというような報告は聞いていない。であるとすれば、これこそ部族間の対立感情が、大きく表にあらわれてきた結果である。つまり、第一回投票で43%を得票し、決選投票で当選を決める確率が大いに高まったセル・ダーレン・ディアロ候補に対して、部族対立に起因する危機感が強く作用して、票がアルファ・コンデ候補のほうに流れたからであると分析されている。

セル・ダーレン・ディアロ候補は、「プル族(Peuls)」から出ている候補である。この人々は、遊牧民族として外来の文化を持ち、牧畜業や商業などに従事し、イスラム教徒が多い。おそらくギニアにおける最大民族(約40%と推定)であり、商業活動などを通じて経済を支配する力を持っている。この「プル族」に対して、古来からギニアの地に定住している「スス族(Sousou)」と「マレンケ族(Malinke)」は脅威を感じており、それが嵩じて、初代大統領セク・トゥーレ(マレンケ族出身)は、徹底的に「プル族」を弾圧した。第2代大統領ランサナ・コンテも、スス族出身であり、「プル族」はずっと冷や飯を食ってきたわけである。

もし、ここで「プル族」出身の大統領が出たら、どうなるだろう。おそらく、過去50年にわたる歴史を踏まえれば、報復に出るのではないか。「スス族」と「マレンケ族」の人々の間に、そういう恐怖感が生じたことは十分考えられる。また、弾圧の期間を通じて、多くの「プル族」の人々が、国外に逃亡した。たとえば、ここアビジャンでも、タクシーの運転手の3割以上が、「プル族」の人々であると言われている。それらの人々が、大手を振ってギニアに戻って来るかもしれない。それは、「スス族」と「マレンケ族」の人々の既得権益を脅かすことになる。

だから、決選投票では、「プル族」以外の全ての部族の票が、アルファ・コンデ候補に集中した。それだから、アルファ・コンデ候補が52%の大逆転を成し遂げることができた。決選投票の結果について、とりあえずはそう分析されている。その分析が正しければ、決選投票を通じて、古くからの部族対立の構図を、再度確認するような結果になった。それだけではなく、このようにセル・ダーレン・ディアロ候補の側、つまり「プル族」の誰もが、選挙結果を見て、他の部族に押しつぶされたと感じるようであれば、対立感情はいつまでもしこりを残すだろう。悪くすれば、このまま国の分裂が深まっていくことにもなりかねない。

このようにギニアでも、選挙がかえって国民の間の亀裂を深めてしまう、という結果を生んでいる。コートジボワールでは多くの人が、こういったギニアの轍を踏まないように願っているのである。しかし現実は、今週末の投票日に向けて、どうも国民の亀裂を深めていくような様相で、たいへん心配である。

それにしても、国民が日常の生活のなかで部族の差を薄め、平和に国民融和を進めても、5年ごとに訪れる大統領選挙が、否応なしに部族対立を再燃させる。部族社会であるアフリカの現実を踏まえれば、アフリカの人々が部族対立を越えた国民意識を身に付けることを待つのか、それができないのなら、選挙制度ひいては政治制度を再考するしかないのかもしれない。

1759チバQ:2010/12/05(日) 21:12:02
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2010/11/post-1833.php
正念場サルコジが狙う2匹目のドジョウ
Sarko's High Hopes for G20 Post

国内での人気低迷に苦しむ大統領は、G20の新議長役で得点を稼ぎたいところだが、EU議長役で外交手腕を発揮した08年のようには行かない

2010年11月29日(月)14時57分
トレーシー・マクニコル(パリ)
[2010年12月 1日号掲載]

 2012年に行われる大統領選では再選が危ぶまれるフランスのサルコジ大統領。大規模な反発を招いた年金改革の法制化を実現した今、失地回復に乗り出したようだ。

 まずは保守層の支持基盤を強化するため、内閣改造に着手。07年の大統領就任時、派手に連携してみせた左派の閣僚たちをあっさり政権から追い出した。

 さらにG20の議長として1年間の任期が始まったことから、国際舞台で際立つ成果を挙げて国内での支持率回復を狙っているらしい。08年のEU議長就任で指導力を発揮したときと同じ手段だ。

 しかしカリスマ性を前面に押し出して支持を得るという作戦は、厳しいスタートを切った。

 国民が高い期待をかけてきた内閣改造は結局、サルコジの弱点を露呈する結果に終わった。公言していた新首相の指名はなく、サルコジが支持を必要とする中道派の人々の怒りを買った。さらにシラク前大統領の右派仲間を入閣させたことで、「過去との決別」という自身の哲学まで捨てたと見なされてしまった。

08年にはEU議長役で人気を回復
 G20の議長として国民の喝采を得られるという保証もない。確かに08年にEU議長を務めたときは、既に死に体だった米ブッシュ政権から国際政治の主役の座を奪い取った。ロシアのグルジア侵攻では素早く停戦をまとめ、世界的な金融危機が発生したときにも迅速な対応を取った。

 だが現在の米オバマ政権は中間選挙で苦杯をなめたとはいえ、死に体には程遠い。しかもサルコジがG20の議長として、例えば国際的な通貨制度改革のような重要な目的を達成しようとしても、アメリカや中国を従わせるのは不可能だ。そのことは、彼自身もよく分かっている。

 EU議長時代に、サルコジが予期せぬ世界的危機に臨機応変に対応し、その即応力で名を上げたのは事実。大統領選が迫る今、サルコジは自ら進んで、世界の大問題を取り仕切る役目を買って出たわけだが、リスクも大きい。なかなか勇気の要る賭けだ。

1760チバQ:2010/12/05(日) 21:12:48
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2010/11/post-1827.php
ムバラク政権の前に自滅したムスリム同胞団
The Brotherhood Falters in Egypt

ババク・デガンピシェ(バグダッド支局長)

2010年11月25日(木)16時07分
[2010年12月 1日号掲載]

 エジプトでは11月28日に人民議会選挙が迫るなか、穏健なイスラム原理主義で、政府に批判的な野党勢力のムスリム同胞団の足並みが乱れている。無理もないだろう。これまで600人近いメンバーがムバラク政権に拘束され、さらに多くのメンバーが脅迫を受けている。

 さらにイスラム同胞団は、より根本的な問題にも直面している。ある幹部の話では、議会選挙をボイコットするかどうかで組織内が真っ二つに割れている。専門家によれば、議会での影響力をめぐって内輪もめが広がり、そもそも国政に参加し続けるべきなのかという議論にまで及んでいるという。

 既にムスリム同胞団に属する議員のおよそ4分の1が、不出馬を表明している。支持者たちの中には、同組織の最大の強みだった福祉事業を行う力にさえ疑問を抱き始めた人もいる。

 ムスリム同胞団の幹部は、ムバラク政権が同組織を排除しようとしていると非難している。しかし政府が国際選挙監視団の受け入れを拒否していることを考えれば、仮に内輪もめを収拾して組織の統制を取り戻したとしても、選挙で低迷する可能性が高いだろう。

1761チバQ:2010/12/05(日) 21:20:38
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20101206k0000m030070000c.html
コートジボワール:2氏が大統領就任宣誓 混乱広がる
 【ヨハネスブルク高尾具成】コートジボワールで先月28日に行われた大統領選の決選投票で、再選を狙う現職と野党候補が4日、ともに勝利宣言し、大統領就任を宣誓した。国土を南北に分断した内戦(02〜03年)後初の大統領選は和平の象徴と期待されたが、南北それぞれの勢力を代表する2人がともに「大統領」を名乗る異常事態に、戦闘再燃への懸念が強まっている。

 大統領選は10月31日に第1回投票があり、14人が立候補。過半数を得た候補がおらず、南部に拠点を置く現職のバグボ大統領(65)と、北部の旧反政府勢力に支持された野党指導者のワタラ元首相(68)の上位2人が決選投票に臨んだ。

 選管は2日、投票総数の54.1%を得たワタラ氏が、45.9%のバグボ氏を破って当選したと発表した。しかし、バグボ氏陣営はワタラ氏陣営の「不正」を主張。選挙結果を最終認定する憲法評議会は3日、ワタラ氏の地盤の北部で「投票行為の妨害や暴力があった」として選管発表を覆し、バグボ氏を当選者とする決定を下した。

 バグボ氏は4日、最大都市アビジャンの大統領官邸で宣誓式を決行。一方のワタラ氏も数時間後、同市内のホテルで国連平和維持活動(PKO)部隊に守られながら就任を宣誓し、バグボ政権で首相を務めていたソロ氏の続投を認めた。

 選管発表を覆した憲法評議会は「親バグボ」の機関として中立性が疑われており、国連や米国、フランスは「ワタラ氏当選」の選管発表を支持。これに対し、バグボ氏は4日、「私には主権を守る責任がある」と述べて反発を強めている。

 現地からの報道によると、決選投票後の1週間で、両陣営の衝突や治安部隊の発砲で少なくとも17人が死亡。アフリカ連合(AU)は事態収拾に向け南アフリカのムベキ元大統領をコートジボワールに派遣する方針だ。

 同国では02年、北部で「新勢力」と称する反政府勢力が武装蜂起し、内戦に突入。03年の停戦後も和平プロセスは停滞し、南北間で合意された大統領選は再三延期されてきた。

1762チバQ:2010/12/06(月) 22:30:17
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010120602000040.html
現職と元首相2人が『大統領就任』 コートジボワール
2010年12月6日 朝刊

 【ロンドン=松井学】大統領選決選投票後に政情不安が高まる西アフリカ・コートジボワールで、憲法評議会の認定により一転して再選を決めた現職バグボ氏(65)が四日、大統領府で就任を宣誓した。一方、選管が当選と発表した野党のワタラ元首相(68)も別の場所で就任宣誓し、同国は二人の大統領が自らの正統性を主張する異常事態に陥った。

 ロイター通信などによると、バグボ氏は宣誓式で「選管が出したのは暫定結果で、憲法評議会が出したのが本当の結果だ」と強調した。選挙監視に当たった国連や旧宗主国のフランス、米国、アフリカ連合(AU)、欧州連合(EU)は、選挙の集計結果を受けてワタラ氏が正統な大統領だと指摘しているが、バグボ氏は「内政干渉だ」とはねつけた。これまでバグボ氏と働いてきたソロ首相は、今後ワタラ氏を支持すると表明している。

 仲裁のため、南アフリカのムベキ元大統領が四日、コートジボワールに入った。国連の潘基文(バンキムン)事務総長も「深い憂慮」を声明で示したが、事態打開の道は開けていない。

 与党代表を頂点に据える憲法評議会は現職寄りの組織として、野党側は強く反発している。対立する支持者間の衝突で、決選投票後に少なくとも十七人が死亡した。

 コートジボワールの大統領選は、二〇〇二〜〇三年の内戦後も国土の事実上の南北分断が続いた後、十年ぶりに民主的な大統領選として実施され、同国の統一に向けた動きとして期待されていた。

1763チバQ:2010/12/06(月) 22:31:29
http://mainichi.jp/select/world/news/20101206ddm007030081000c.html
コートジボワール大統領選:2氏が就任宣誓 混乱広がる
 【ヨハネスブルク高尾具成】コートジボワールで先月28日に行われた大統領選の決選投票で、再選を狙う現職と野党候補が4日、ともに勝利宣言し、大統領就任を宣誓した。国土を南北に分断した内戦(02〜03年)後初の大統領選は和平の象徴と期待されたが、南北それぞれの勢力を代表する2人がともに「大統領」を名乗る異常事態に、戦闘再燃への懸念が強まっている。

 大統領選は10月31日に第1回投票があり、14人が立候補。過半数を得た候補がおらず、南部に拠点を置く現職のバグボ大統領(65)と、北部の旧反政府勢力に支持された野党指導者のワタラ元首相(68)の上位2人が決選投票に臨んだ。

 選管は2日、投票総数の54%を得たワタラ氏が、45%のバグボ氏を破って当選したと発表した。しかし、バグボ氏陣営はワタラ氏陣営の「不正」を主張。選挙結果を最終認定する憲法評議会は3日、ワタラ氏の地盤の北部で「投票行為の妨害や暴力があった」として選管発表を覆し、バグボ氏を当選者とする決定を下した。

 バグボ氏は4日、最大都市アビジャンの大統領官邸で宣誓式を決行。一方のワタラ氏も数時間後、同市内のホテルで国連平和維持活動(PKO)部隊に守られながら就任を宣誓し、バグボ政権で首相を務めていたソロ氏の続投を認めた。

 選管発表を覆した憲法評議会は「親バグボ」の機関として中立性が疑われており、国連や米国、フランスは「ワタラ氏当選」の選管発表を支持。これに対し、バグボ氏は4日、「私には主権を守る責任がある」と述べて反発を強めている。

 現地からの報道によると、決選投票後の1週間で、両陣営の衝突や治安部隊の発砲で少なくとも17人が死亡。アフリカ連合(AU)は事態収拾に向け南アフリカのムベキ元大統領をコートジボワールに派遣した。

 同国では02年、北部で反政府勢力が武装蜂起し、内戦に突入。03年の停戦後も和平プロセスは停滞し、南北間で合意された大統領選は再三延期されてきた。

1764チバQ:2010/12/07(火) 00:30:52
複雑だ…

http://blog.goo.ne.jp/zoge1/e/d5e3c22fe1d20a3254596ea254d4be4c

選挙管理委員会は、中央でも地方でも、バグボ大統領の「人民党」、ウワタラ候補の「共和連合」、ベディエ元大統領の「民主党」、そして候補は出していないが「新勢力」、その他の政党諸派から、それぞれ平等に委員を得て構成されている。決選投票のこの段階になって、バグボ大統領の「人民党」の委員と、ウワタラ候補支持の「共和連合」と「民主党」などのその他の委員の合計との割合は、1:4になっている。つまり、選挙管理委員会の委員は、バグボ大統領に反対する勢力のほうが多いのである。



人民党FPI :バグボ大統領派「南」(1回目投票1位)
共和連合RDR:ウワタラ元首相「北」(1回目投票2位)
民主党PDCI:ベディエ元大統領「南」(1回目投票3位 →ウワタラと2・3位連合)(バウレ族・キリスト教徒)
新勢力FN  :ソロ首相「北」(出馬せず。バクボ大統領のもとで首相→今回ウワタラに首相に指名される)


1993年に初代大統領のウフエボワニ大統領(PDCI)が逝去

ベディエ(PDCI)が2代大統領就任

1999年ゲイ元参謀長によるクーデター・3代大統領就任

2000年ゲイ大統領逃亡
バグボが3代大統領就任 挙国一致目指すもRDRは参加せず

2002年反バグボ派=ゲイ派が反乱・内戦へ

1765チバQ:2010/12/07(火) 00:31:41
http://blog.goo.ne.jp/zoge1/e/1acfaf776f46ccd42f3c3ef3ea295ce9?st=1
新年への決意
2010-01-08 | Weblog2010年が明けた。昨年は、大統領選挙に行きそうで行かない、かといって世間が不満で騒ぐわけでもなく、一言でいえば平穏無事なコートジボワールであった。今年もこの調子が続くのだろうか。いや、大統領選挙は、もうすぐ手に届くところまで来ている。今年の2月末か3月初めという、「協議継続枠組会合」(12月3日)で示された目標が、きちんと達成できるかはまだ不分明ながらも、誰もが今年中には行われるはずだと思っている。

大晦日(12月31日)に、バグボ大統領は国営テレビ放送にて、恒例の年末挨拶を行った。
「コートジボワールにとって、2010年は普通の年ではなく、歴史を画する出来事のある年です。まず、選挙が行われます。」
バグボ大統領は、選挙にはコートジボワール国民の紛争終結への期待がかかっている、いやそれだけでなく、世界中の友邦が期待をかけているのだ、と述べる。コートジボワールとの関係を、いよいよ強化しようと、国際社会は選挙を待っている。

「この選挙によって、ウフエボワニ大統領が逝去した1993年以来続いて来た、政治危機が解決するのです。この争いは、ちょうど10年前、1999年のクーデタにより表面化しました。政権は先代からの継承や、クーデタではなく、国民の投票によってこそ正統になるのだ、ということを今回の選挙がはっきりさせるのです。」

そう述べた後に、バグボ大統領は続ける。
「一言でいえば、この選挙によってこそ、私たちは、一党支配の政治文化から脱却することになるのです。」
つまり、ウフエボワニ時代以来、この国に根付いてきた、政治の在り方を変えることになるという。

1766チバQ:2010/12/07(火) 00:31:54
さらに、バグボ大統領は、2010年が独立50周年の記念すべき年になることに、言い及ぶ。そして、1960年の独立に至る経緯を述べた後、こういう風に言う。
「その当時、作り上げたばかりの国の体制を守らなければなりませんでした。そして、平和を維持し、独立を確保していかなければなりませんでした。そのために、コートジボワールの指導者たちは、一党支配という選択肢を選んだのです。今こそ、この選択肢には、もう別れを告げなければなりません。その当時、わが国は、植民地から独立国への移行を果たしました。そして今は、一党支配の政治文化から、民主主義の政治文化への移行を果たしつつあるのです。」

「一党支配の政治文化からの脱却」というのは、バグボ大統領にとっての、生涯をかけた政治課題に違いない。彼は、大学の教職員としての組合活動からはじめて、1980年代はじめに人民党(FPI)を結成した。ウフエボワニ大統領の時代、あらゆる野党の政治活動が禁じられていた。だから、人民党はもちろん非合法で、ウフエボワニ大統領からは弾圧を受け、バグボ党首も何度か投獄されている。ウフエボワニ大統領の一党支配への挑戦こそが、まさに彼の政治の原点であった。

やがて、ウフエボワニ大統領は、複数政党制度の容認を余儀なくされる。フランスが、非民主的な政権への援助を再考する考えを示し始めたからだ。1990年6月、当時のミッテラン大統領は、仏・アフリカ首脳会議の席上で、次のように宣言した。
「フランスは、これからはその対外支援を、民主主義の達成度合いに応じて、決めていくことになるだろう。」

ウフエボワニ大統領は、フランスの要請を受け入れ、複数政党制度に移行した。そして、1990年の大統領選挙を、対立候補を許す形で初めて行った。バグボ党首は人民党から立候補し、このときは落選している。複数政党制度は導入されたけれども、それによる民主主義が根付く前に、コートジボワールは混乱に巻き込まれていった、というのがバグボ大統領の見方なのだろう。

ウフエボワニ大統領の逝去とともに、ベディエ国会議長(当時)が大統領を継承(1993年)、そしてゲイ将軍のクーデタ(1999年)と、いまひとつ本当に国民の選択といえるか分らないような、政権の推移があった。2000年の大統領選挙でさえ、あまり感心できない低調な選挙であったことを、選出されたバグボ大統領自身が認めている。だから、今度の大統領選挙こそ、複数政党制による民主主義がきちんと定着し、機能しているということを確認する選挙なのだ、とバグボ大統領は位置付けるのだろう。

そして、この「一党支配の政治文化」というのは、民主選挙の問題にとどまらないように思う。ウフエボワニ大統領時代、33年間にわたって、コートジボワール国民にとっての政治とは、一党支配による富の分配にどう与るかということであった。自分で独立独歩、道を切り拓くということには思いが至らず、ただ親分に付き従って分け前をいただく。今に至っても、コートジボワールの人々には、考え方や行動にそういう傾向がみられる。

バグボ大統領が、そうした国民の頭を切り替えさせようとしているとしたら、それは大変な挑戦である。意味はちょっと異なるが、日本でもちょうど今、「一党支配の政治文化」からの頭の切り替えに、苦しんでいる。多くの人々にとって、長年慣れてきたやり方を変えるのは、苦痛を伴うものである。

「2ヶ月のうちに大統領選挙が行われるということを、皆が知っています。だから、じっくり落ち着いて、選挙の準備を見守ろうではないか。」
選挙について、バグボ大統領はそう締めくくった。

バグボ大統領が、年の分かれ目にあたって、自分の生涯をかけた政治課題を提示したところに、私は新年に向けての彼の決意を読み取る。大統領選挙をきちんと実施して、コートジボワールの歴史的な課題に決着をつけたい。そう大統領が考えているのだとすれば、いよいよ今年はものごとが動く。私も、しっかりと心の準備をしなければならない。

1767チバQ:2010/12/07(火) 00:33:09
http://www.asahi.com/international/update/1206/TKY201012060149.html
窮乏のハイチ市民、国連に矛先 「生活よくならない」2010年12月6日23時20分
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商店のシャッターにスプレー書きされた「アバ・オキパシヨン」(占領反対)の落書き=ポルトープランス、堀内写す

  
 ハイチでコレラの大流行をきっかけに国連PKO部隊への抗議デモが起き、PKOに参加して復興支援活動にあたる日本の自衛隊も対応を迫られた。先進国にほんろうされた歴史と、地震後の復興が進まないことへの被災者の不満が、その背景にある。

 「アバ・オキパシヨン」(占領反対)、「アバ・ミヌスタ」(くたばれMINUSTAH)――。首都ポルトープランスに、国連ハイチ安定化派遣団(MINUSTAH)批判の落書きが目立つ。

 11月半ば、「ネパール軍部隊がコレラを持ち込んだ」とのうわさがもとで反国連デモが起き、ネパール兵6人が負傷、国連側の発砲を受けるなどして市民2人が死亡。移動中の国連車両が投石を受けた。

 孤児院の寮建設などの活動を続けている自衛隊のハイチ派遣国際救援隊には、被害は出ていない。だが首都にある宿営地の監視塔に投石よけの金網を張り、デモ隊を退散させる実地訓練もした。

 大学で政治学を学ぶマヌエラさん(21)は首都郊外で、「国連は、この国にとって最悪の存在。自分で混乱を作って、『安定化』を口実に入ってきた」と言い切った。

 2004年、アリスティド大統領(当時)の国外追放で内戦の危機が高まり、国連安保理決議に基づいてハイチに多国籍軍が送られた。多国籍軍を引き継ぐ形で派遣されたのがMINUSTAHだ。

 選挙で選ばれた大統領を追放し、乗り込んで来た外国軍。国連PKOには、そんな見方がつきまとう。他方で、地震で被災した多くのハイチ人は、「生活がよくならない」というもっと現実的な不満を国連に向けている。

 1月から首都でテント暮らしを続けているマリーミカ・ドゥブルビルさん(27)は「早く家が欲しい。政府は頼りにならない。MINUSTAHは何をしているのか」と言った。PKOの主任務は社会の安定で、復興そのものではない。だがそんな理屈は一般市民には通じない。

 首都で朝日新聞の取材に応じた自衛隊の佐々木俊哉・3次隊長(1等陸佐)は「我々は与えられた仕事を淡々とやるだけ。任務をきちんと務めることで、反MINUSTAHの人も信頼を寄せてくれるようになる」と語った。(ポルトープランス=堀内隆)
.

1768チバQ:2010/12/07(火) 21:35:39
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101207-OYT1T00782.htm
コートジボワール、元首相組閣…南北対立鮮明に


. 【ヨハネスブルク=中西賢司】11月の大統領選挙の決選投票後、2人の「大統領」が出現する異常事態となった西アフリカのコートジボワールで、5日、現職バグボ氏(65)に対抗して大統領就任を宣誓したワタラ元首相(68)が組閣を行った。


 北部の旧反政府組織がワタラ氏支持に回り、南北対立の構図が再び鮮明になっている。

 AFP通信によると、ワタラ氏は、大統領選での「バグボ氏当選」に抗議して辞任したソロ首相を自身の「内閣首相」に迎え入れた。ソロ氏が率いる勢力は07年からバグボ政権に合流していたが、現在はバグボ氏に退陣を迫っている。

 ただ、省庁や軍、警察を掌握しているのは、バグボ氏だ。ワタラ氏は、国連平和維持活動部隊に守られた最大都市アビジャンのホテルにこもっており、実効力ある政府組織を確立できるかは不透明だ。

(2010年12月7日18時34分 読売新聞)

1769チバQ:2010/12/08(水) 22:37:48
http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010120801000232.html
ペルー大統領選にフジモリ氏長女 出馬表明


 7日、ペルー・リマ郊外の貧困層が多い地区で集会に参加したケイコ・フジモリ氏(ロイター=共同)
 【リオデジャネイロ共同】来年4月に実施されるペルー大統領選挙に、フジモリ元大統領(72)=服役中=の長女で国会議員のケイコ氏(35)が7日、立候補を正式表明した。これまでにトレド前大統領(64)やカスタニェダ前リマ市長(65)らも出馬の意向を表明しており、混戦が予想されている。

 大統領選は来月10日に立候補届け出が締め切られ公示される。

 ロイター通信などによると、ケイコ氏は7日、首都リマ郊外で演説し「すべてのペルー人、とりわけ貧しい人々のために国を統治する」と述べ、父親の支持基盤である貧困層への支持を訴えた。

 最新の世論調査によると、ケイコ氏の支持率は22%で、26%の前大統領を追う展開。

2010/12/08 10:36 【共同通信】

1770チバQ:2010/12/10(金) 22:20:30
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20101211k0000m030051000c.html
コートジボワール:AUが加盟資格停止 大統領選の混乱で
 【ヨハネスブルク高尾具成】コートジボワール大統領選で野党候補のワタラ元首相に敗れたバグボ大統領が選挙結果の受け入れを拒否し、大統領職を続けている問題で、アフリカ連合(AU)は9日、同国のAU加盟資格の停止を決定した。

 AU当局者は、エチオピアの首都アディスアベバの本部で記者団に「民主的に選ばれたワタラ氏が大統領に就任するまでAUへの参加資格を停止する」と述べた。

 先月28日の決選投票では、選管がワタラ氏の当選を発表したのに対し、バグボ氏は「親バグボ」の憲法評議会の「選管発表は無効」との決定を根拠に大統領職にとどまり続けている。

1771チバQ:2010/12/10(金) 22:34:50
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101210-OYT1T00347.htm
ハイチ大統領選、監視団立ち会いで再集計へ


. 【カンクン(メキシコ)=浜砂雅一】カリブ海の島国ハイチの選挙管理委員会は9日、7日に発表した同国大統領選(11月28日投票)の暫定集計での上位3候補の得票について、国内外の監視団の立ち会いの下で再集計すると発表した。


 ロイター通信などが伝えた。

 暫定集計によると、野党・民主国家進歩同盟のミルランド・マニガ氏が得票率31・4%でトップ。与党ユニテ(団結)のジュード・セレスタン氏が22・5%で2位、歌手ミシェル・マーテリー氏が21・8%で3位だった。

 上位2候補が来年1月の決選投票に進むが、マーテリー氏の支持者らは、プレバル現大統領の後継候補であるセレスタン氏の陣営が不正を行ったと主張。8日、各地で大規模な抗議デモを展開し、一部が暴徒化して政府庁舎に放火するなど、混乱が広がっていた。

(2010年12月10日10時32分 読売新聞)

1772とはずがたり:2010/12/11(土) 23:47:17
流石バチカンだ。これ位じゃないと♪

バチカン、IT無縁で暗号今も 米公電が指摘
http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010121101000438.html

 【ロンドン共同】ローマ法王庁(バチカン)の多くの聖職者は電子メールと縁遠く、文書には旧来の暗号を用いる―。内部告発サイト「ウィキリークス」が入手した米外交公電で11日までにバチカンの内情が分かった。英紙ガーディアン(電子版)が公電を掲載した。

 米外交官は公電で、バチカンが情報伝達の重要性を理解せず、「数々の失策」を招いていると指摘し、意識改革の必要性を強調している。

 公電は昨年2月付で、聖職者の多くが電子メールのアドレスを持っていないとしており、聖職者は「技術恐怖症」で「IT技術を理解していない」と指摘。代わりに、文書などには解読が困難な暗号を用いるケースも多いという。
2010/12/11 19:42 【共同通信】

1773チバQ:2010/12/14(火) 22:44:17
>>1715>>1720
http://www.asahi.com/international/update/1214/TKY201012140503.html
ベルルスコーニ内閣を信任 イタリア議会、政権崩壊回避2010年12月14日22時17分

. 【ローマ=南島信也】イタリア議会は14日、中道右派連合政権のベルルスコーニ内閣の信任に関する決議案の採決を行い、上院(定数321)で信任決議案を可決、下院(定数630)で不信任決議案を否決した。政権崩壊を回避したベルルスコーニ首相だが、下院では薄氷の勝利だったため、政権基盤の弱体化は顕著であり、今後も不安定な政権運営を強いられるのは必至だ。

 上院の信任決議案は賛成162、反対135で可決され、下院の不信任決議案は賛成311、反対314で否決された。

 ベルルスコーニ首相は中道右派連合を率いて2008年4月の総選挙で勝利し、3度目の首相に就任した。だが、首相率いる最大与党「自由の国民」(PDL)のナンバー2、フィーニ下院議長との確執が表面化。フィーニ氏が同調者と離党し、新党「イタリアのための未来と自由」(FLI)を立ち上げたことから、政局は一気に流動化した。

 フィーニ氏は中道右派の少数政党のほか、最大野党の民主党など中道左派にも呼びかけ、政治的立場を超えて反ベルルスコーニ勢力が結集。当初は優位が予想されたが、追い込まれた首相が解散総選挙を辞さない強い姿勢を示したことで、任期半ばでの総選挙を嫌った議員が首相派に流れた。

 かろうじて政権維持に成功した首相だが、今後の政権運営は一層厳しくなるとみられる。ベルルスコーニ氏を支える源泉で、かつて50%を超えた支持率は下落し続けている。高級売春婦との買春疑惑など女性スキャンダルや失言が相次ぎ、今月初めの調査では32%と、政権発足以来最低となった。

 ウィキリークスが暴露した米外交文書で「無責任で虚栄心が強く、現代欧州の首脳として無意味」と酷評されたことも影響しているとの指摘もある。「イタリア人は、他人の目を非常に気にする傾向が強い。首相の振る舞いによって国民全体が馬鹿にされたと受け止めている」(地元ジャーナリスト)という。

1774チバQ:2010/12/14(火) 22:56:27
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_159921
伊首相の不信任投票─僅差の勝負に
2010年 12月 14日 12:37 JST
【ローマ】イタリアのベルルスコーニ首相は、16年間に及ぶ政治家としてのキャリアの中で最大の試練となりそうな事態に直面している。イタリア議会は14日に内閣不信任案の採決を行うことになっており、可決されれば内閣総辞職か解散総選挙になる。


Agence France-Presse/Getty Images

イタリアのベルルスコーニ首相
 多くの議員は、下院で行われる内閣不信任案の採決が、長期にわたって政治の舞台で君臨してきた同首相のキャリアにおいて、決定的瞬間になると考えている。同首相はたとえ過半数を信任を得たとしても、僅差なる公算が大きく、同国の経済再生に必要な景気対策など公約した政策の実行力がそがれる。

 保守政党「自由国民」を率いる同首相はここ数カ月間、党内ナンバー2のフィーニ下院議長をはじめとする党内の反発を回避するのに苦労している。同下院議長は党内での対話を拒否しているとして同首相を批判し、政権と袂を分かった。首相反対派は勢いを増し、同首相を支持する下院議員の数は、かつての圧倒的多数から、かろうじて過半数に届くまでに減った。同日には上院でも信任投票が行われるが、上院では同首相が明らかに過半数の支持を得ている。

 同首相は13日の上院で、内閣改造を断行する意向であることを確認した上で、政治不安によってイタリア財政に対する投資家の懸念が強まる可能性があると警告、議員に内閣への支持を訴えた。

 一方、自由国民の共同創設者でもあるフィーニ下院議長は、信任投票前の辞任を繰り返し要求している。同下院議長を支持する35人以上の議員が、野党とともに不信任票を投じると言明している。一方、ここ数週間積極的に多数派工作を繰り広げてきた同首相は、十分な信任票を得られる自信を示している。

 アナリストは不信任案の可否は僅差で決まるとみている。イタリアの新聞は13日夜の時点で、不信任への賛成が313票、反対が314票になると予想している。2人が去就を明らかにしていない。

 上下両院のどちらかで不信任案が決議された場合、同首相はナポリターノ大統領に辞任を申し出なければならない。大統領は解散総選挙を行うか、ベルルスコーニ氏もしくはそれ以外の議会指導者に組閣を求めるかを決める。

 イタリアの有力な世論調査専門家は、「結果がどうなるにせよ、信任と不信任の差がわずかすぎるため、同首相は問題を抱えることになろう」と語っている。

記者: Stacy Meichtry

1775チバQ:2010/12/17(金) 22:35:54
>>1652>>1659
http://mainichi.jp/select/world/news/20101218k0000m030037000c.html
ベラルーシ:大統領選で現職の再選確実 揺るがぬ独裁体制
 【ミンスク大前仁】「欧州最後の独裁国」と呼ばれる旧ソ連のベラルーシで19日、大統領選が実施される。現職のルカシェンコ大統領は、94年の初当選以来、強権的な手法で支配を固め、今回の選挙でも有力な対立候補がおらず、4選が確実視されている。

 10候補が出馬し、当選には50%以上の得票が必要。政府実施の調査では、ルカシェンコ氏が7割の支持を誇り、残りの候補は1.5%以下にとどまる。ただ、ネクリャエフ元作家連盟会長やサニコフ元外務次官ら野党候補が二けたの支持率を得ているという民間の世論調査結果もある。

 ルカシェンコ氏の支持が根強いうえ、野党が統一候補を選出できず、結束して対抗する構図にはなっていない。ルカシェンコ陣営が国内統治機構を利用し、「圧勝する結果が決まっている」(政治評論家のカルバレビッチ氏)とされている。

 ベラルーシはルカシェンコ政権誕生以後、隣国ロシアからの支援に依存し、反対派を弾圧する統治が欧米から批判を招いた。ルカシェンコ氏はここ数年、ロシア指導部との関係を悪化させ、欧米との関係改善に着手。今回の選挙では、全欧安保協力機構(OSCE)などの監視団を受け入れ、「公正な選挙」をアピールしているが、表面的な動きに過ぎず、民主化へつながる可能性は小さいとみられる。

毎日新聞 2010年12月17日 19時10分

1776チバQ:2010/12/17(金) 22:36:58
http://www.asahi.com/international/update/1217/TKY201012170256.html
コートジボワール衝突、20人超す死者 拡大の恐れも2010年12月17日16時9分
 【ナイロビ=古谷祐伸】アフリカ西部コートジボワールで16日、大統領選の結果に抗議するデモに治安部隊が発砲した事件で、AP通信などによると、死者数は少なくとも20人に上った。米国大使館の外壁にはロケット砲弾が撃ち込まれた。抗議デモは17日にも予定され、混乱拡大が懸念されている。

 コートジボワールでは2002〜03年、北部が拠点の反政府勢力と政府軍の間で内戦になった。16日は内戦の停戦ライン付近の町ティエビスで旧反政府勢力と軍の戦闘が起きており、内戦再燃の恐れが出ている。

 大統領選は11月下旬、現職バグボ氏(65)とワタラ元首相(68)による決選投票後、ワタラ氏の当選を選挙管理委員会や国連が認定した。だが直後に憲法評議会が結果を覆してバグボ氏当選を発表し、両氏が大統領就任を宣言する異常事態になった。今回の抗議デモは、ワタラ氏支持者が起こした。国際社会では孤立状態のバグボ氏は、支配下におく警察や軍の力でデモを鎮圧しようとしている。
.

1777チバQ:2010/12/17(金) 23:12:14
httpエジプト議会選:国民しらけ、与党圧勝 格差拡大「政治家は何もしてくれない」
 今月6日に結果が確定したエジプト人民議会(国会)選挙は、30年以上も政権を独占してきた与党・国民民主党(NDP)の地すべり的勝利に終わった。背景には一般国民の政治に対する失望や無関心と、米国からの民主化圧力の減少などがある。与党は自信を深めるが、貧富の格差や政治的自由の規制などに対し不満を抱える国民も少なくない。【カイロ和田浩明】

 ◇砂糖価格3倍に
 古代エジプトの遺跡で有名な観光地、南部ルクソール。外国人客も多いカルナック神殿の近くで年金暮らしをするヌッディーク・エルバドリさん(64)は言う。「1年前は1キロ1・6エジプトポンド(約22円)だった砂糖が今は5ポンド。3倍以上だよ。とても暮らしていけない」

 年金額は月150ポンド(約2150円)。昨年に比べ10%上がったが、物価上昇16・5%には追いつかない。約90平方メートルに家族8人が暮らす自宅の1階は土間だ。

 親族の大学4年生、オマルさん(24)は「どんな仕事でもやりたいけど、みつからない」と肩を落とす。エルバドリさんは「どこの家にだって、仕事のない若者が3〜4人はいる」とあきらめ顔だ。

 観光はエジプトの主要産業のひとつで、ルクソール周辺でも新規観光プロジェクトが進んでいる。ホテルやレストランの新設による雇用創出効果もあるが、住民が立ち退きを迫られる事例も起きている。エルバドリさんもその一人だ。選挙については、「ずっと行っていない。政治家は当選しても何もしてくれない」と不満をぶちまけた。

 地元非政府組織(NGO)で活動する市議会議員のサイーダ・アブドラさん(50)は「大卒でも初任給は350ポンド程度。与党の政策は貧困問題に十分対応できていない」と指摘する。

 ◇経済成長は順調
 エジプト経済はここ数年4〜7%台で順調な成長を続けている。08年の国際金融危機からも大きな影響は受けなかった。だが、国連の推計では、1日の生活費が2ドル(約166円)以下の貧困層は総人口8000万人の約2割。ムバラク大統領も選挙前の演説で経済発展の成果が全国民に行き渡っていないことを認め、農民や労働者の支援策を強化する方針を打ち出した。

 11月28日に第1回投票、12月5日に決選投票が行われた人民議会選挙(定数518、任期5年)では、投票対象508議席中420議席をNDPが確保し、勢力をそれまでの7割から8割超に伸ばした。

 ◇最大野党は完敗
 一方、事実上の最大野党だが非合法化されているためメンバーが無所属で出馬した穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団は88議席を事実上すべて失った。他の野党の獲得議席は全体の3%未満。無所属で当選した70人の多くがNDPにくら替えする可能性もあり与党が議席の約9割を支配する可能性もある。

 選挙ではNGOなどが投票妨害や得票操作なども指摘、来年の大統領選への出馬意欲を見せていた国際原子力機関(IAEA)前事務局長のエルバラダイ氏など野党勢力は結果受け入れ拒否を呼びかけたが呼応する声は少なく、与党側は問題点の調査は約束しつつ「おおむね問題なし」(ムバラク氏)と余裕の対応だ。

://mainichi.jp/select/world/news/20101217ddm007030068000c.html

1778チバQ:2010/12/17(金) 23:12:36


 ◇投票率10%程度
 経済格差の拡大や物価上昇など住民に不満があるにもかかわらず、与党が圧勝した背景には、一般国民の政治への参加意識の低さがある。選管発表の投票率は1回目が35%、決選投票が27%だったが、選挙監視を行ったNGOは、実際は10%程度と推定している。

 「どうせ与党が勝つ。選挙で治安要員に嫌がらせされるのは嫌」(20代男性)と話す有権者は少なくない。また、投票に熱心な場合、ムスリム同胞団支持者と疑われ治安当局から監視されるため、投票しないという市民も少なくない。

 ◇米の民主化圧力弱まる
 さらに、エジプトの最大の援助国である米国の姿勢も大きい。ブッシュ前政権は01年米同時多発テロ後、テロ発生の一因に中東での政治的自由の抑圧があるとしてエジプトなどに民主化を求め圧力をかけた。長年弾圧されてきたムスリム同胞団が前回05年選挙で躍進した背景には、こうした米国の姿勢があった。

 しかし、オバマ大統領は昨年6月のカイロ演説で、基本的に各国政府の対応を尊重する柔軟姿勢を打ち出し、民主化圧力は大幅に減少した。今回選挙時も内外から外国監視員受け入れ要請があったが「外国の介入は受け入れられない」(ヒラールNDP報道局長)と拒否。米国は選挙後、透明性に懸念を表明したが、批判色は後退した。

 民主化ではメディアが果たす役割も重要だが政府系メディア関係者の男性は「大統領と軍の批判はご法度。明文化はされていないが、みな分かっている」と打ち明ける。来年は大統領選挙が行われるが、30年にわたり長期政権を維持するムバラク大統領が、高齢で健康不安を抱えているにもかかわらず出馬する可能性も指摘されており、与党側が野党勢力やメディアの手綱を緩める可能性は低そうだ。

1779チバQ:2010/12/18(土) 00:12:03
http://blog.goo.ne.jp/zoge1/e/b893969e620dd54b7a8a304cc056a6d5
衝突が始まった
2010-12-17 | Weblog銃声が聞こえ始めたのは、午前11時20分頃だった。ついに来た。さきほど11時前くらいから、私の公邸の前の道路から、いっさいの車と人の通行が無くなっていたので、なにか始まりそうな気配はしていたのだ。

この道路は、今日にかぎって、とても重要な道路となっている。ゴルフホテルから国営放送局まで、ソロ首相たちが「行進」をするとなると、この道路を通らざるを得ない。しかも、私の公邸は高台にあって、庭からこの道路の様子が、手に取るように分る。私は、時折道路の様子を覗いては、ソロ首相たちの「行進」がやってくるのだろうか、と気をもんでいたのである。

しかし、「行進」の人影はまったく見えないままに、銃声が始まった。はるか向こうの、ゴルフホテルの方角から、聞こえてくる。タ、タ、タ、タという、カラシニコフ銃特有の、リズムのある銃声に混じって、時折ドーンという迫撃砲のような音が響く。誰が誰に向かって撃っているのだろう。音だけで、何も分らない。ゴルフホテルは、ここから3キロくらいは離れている。前に見える道路は、相変わらず空虚なままである。

ソロ首相の「行進」が、昨日あたりから、ただ事では済まないことが明らかになってきた。私は必要な措置をとった。まず、翌日つまり今日(12月16日)は大使館を閉ざし、必要最小限の大使館員を除いて、自宅待機にした。事態が悪化して電話回線などが切れる事態を予想し、無線連絡装備を、各人に渡してある。自宅待機でも、連絡や情報が漏れないようにするためである。

その無線連絡は、すでに数時間前から頻繁に交信を始めている。自宅待機といっても、大使館員で手分けをし、海外放送を見て情報を入手する係、東京の本省と連絡する係、在留の日本人の方々と連絡する係、取材などの問い合わせに応える係と、分担を決めている。それから、各人が自宅の周辺で見聞きする様子を、お互いに連絡して、少しでも正確な情報を集める。

大使館として最も重要な仕事は、コートジボワールに住む在留邦人の皆さんたちの安全確保である。今日のような日に備えて、密接な連絡網を構築してきた。これは、ただ連絡表を作るだけでは駄目だ。領事担当から、日ごろから何度も連絡を繰り返し、必要な場合は自宅訪問まで行って、万全の備えを築いてある。

私の公邸は、ゴルフホテルに比較的近いので、銃声などが大きく聞こえる。銃声が聞こえるというだけでは、どこまで重大な事態なのかがよく判断できない。はじめのうちは、ヨプゴン地区から市内の中心街までの交通など、まったく平常通りだ、という情報である。ところが、そのうちに、市内各地で、人々と軍隊とが衝突して、何人も死者が出ている、という情報が来るようになった。ウワタラ大統領とソロ首相を支持する人々が、「行進」に参加しようと歩き始めたところを、撃たれているらしい。これはもはや、ゴルフホテル周辺だけの話ではない。

1780チバQ:2010/12/18(土) 00:12:13
私は、すぐに指示を出した。
「12月16日正午、日本大使館に、緊急対策本部を立ち上げる。」
対策本部長は、私である。そして改めて、在留邦人全員の安否を確認するようにした。
「全員の安全を確認しました。」
と、しばらくしてから連絡が来た。これからは、情報や経過を、小まめに東京の本省に伝える。

携帯電話はまだ妨害されていない。しかし、ケーブルテレビは切られてしまった。だから、フランス24、CNN、BBCからの情報は遮断された。それで、フランスの日本大使館と連絡し、パリで手に入る情報を逐一送ってもらうようにした。騒乱などの大事件の時には、現場よりも遠隔地の方が、報道を通じて、何が起こっているのかをより良く把握できることが多い。海外メディアの情報は、とても重要だ。

銃声や砲撃の音は、1時間ほど激しく続いた。静かになったかなと思ったら、また激しく再開する。それも、比較的近かったり、ずいぶん遠方だったりする。午後1時くらいになって、銃声は散発的になった。そして、やがてぱったりと止んだ。戦闘の決着がついたのか、双方が引き下がったのか。でも、公邸で閉じこもっている限りでは、何がどうなったのか一切分らない。ソロ首相と一緒に「行進」に参加しているはずの、私の知り合いの政治家たちは、いったい今頃どうなっているのだろうか。携帯電話をかけても繋がらない。心配である。

まだ分らないことだらけであるけれど、ひとつ明らかなのは、ソロ首相の「行進」は、私の公邸の前に現れなかった、ということだ。ソロ首相は、ゴルフホテルからの道路を、ここまで辿り付けなかった。そして、国営テレビは、1時のニュースを始めた。相変わらずバグボ政権の話ばかりしている。人々の「行進」が、国営放送局に乗り込むという目的を達成していないことも、また明らかだ。1時のニュースの最後に、国営放送局の局長が、建物の庭で皆と握手しているような映像が続けて流された。ソロ首相の「行進」はうまくいかなかったのだ、ということを、殊更に宣伝しているようである。

いったいぜんたい、国営放送局まで歩いて行って、建物を乗っ取るなどという計画が、うまくいくとは始めから思えなかった。その「行進」を、ソロ首相がなぜ強行したのか。その目的や意図は分らない。アビジャンの各地で、「行進」に参加しようとした人々のなかから、十数人といった規模で、死者が出たということは確からしい。また、コートジボワールの北部と南部の境界地域あたりで、北部の「新勢力」軍と、南部のバグボ政権の軍とが、交戦をしたらしい、という情報も伝えられている。アビジャンでの「行進」だけでなく、何か大がかりなものが、コートジボワールの国全体で動いているのだろうか。とにかく情報を集めて、何が起こっているのかを、できるだけ正確に把握しよう。そして、危険の度合いを正しく判断して、どういう対策をとるべきかを、決めていかなければならない。

まことに騒がしく不安な一日であった。日が落ちて夕闇が訪れつつある。もう銃声も騒ぎ声も聞こえない。前の道路には、いまだに一台の車も走らない。誰もが声を潜めている。普段よりはるかに静かな、一日の終わりを迎えている。

1781チバQ:2010/12/18(土) 00:13:32
http://blog.goo.ne.jp/zoge1/e/69bcdf39337a64d586b61d69c1f17a2b
二つの政府
2010-12-09 | Weblogコートジボワールでのこの騒動が、日本でも報じられるようになった。そこではおおむね、選挙管理委員会の発表で当選したウワタラ大統領と、憲法院の開票結果無効によって当選したバグボ大統領と、「2人の大統領が並ぶ異常事態」という内容を報じている。そして、国連や国際社会が、ウワタラ大統領の側を支持しているという、というところも報じている。

しかし、この報道だけでは、何が問題なのか今一つ分らない。一体全体に奇妙な話になっている国がある、という内容だけだからだ。欧米のメディアは、かなり様相を異にしていて、「民主主義を踏みにじっている国がある」、ということを報道している。つまり、日本の報道は、二人の大統領という「結果」を報じている。欧米の報道は、民主主義の観点からの「過程」を報じている。

バグボ大統領と、ウワタラ大統領と、単に2人の大統領が並び立つというだけでは、この事態がどうして、国連事務総長までが声明を出して懸念を示し、そして欧米で、アフリカで、国際世論を沸騰させるようなところまで行っているか、ぴんとこない。欧米でもアフリカでも、今のコートジボワール情勢に抱く関心とは、「民主主義を守れ」、「国民の選択を尊重せよ」ということであり、それはバグボ大統領に対する怒りである。

バグボ大統領は、自分には憲法政治上の正統性があり、また、どの大統領が正統なのかは国家主権の範囲であり、国連や国際社会の口出しは内政干渉だ、と主張している。しかしながら、民主主義という点でも、憲法政治という点でも、バグボ大統領のやり方は、そうとう無理があると言わざるを得ない。

第一に、民主主義の点について、バグボ大統領は、「暴力沙汰」が多かった地域の投票結果は暴力によって民主主義が歪められているので、これを全部無効にするべきなのだ、と弁じている。ほんとうにそんな「暴力沙汰」があったのか、でっちあげだ、というふうに事実関係を論じても、水かけ論になってしまう。しかしここに一つだけ、誰にも否めない数字がある。

選挙管理委員会の発表:有効投票数4,590,219票
憲法院の発表:有効投票数3,993,209票
その差:597,010票

つまり、バグボ大統領は、約60万票の投票を無効にしたうえで、やっと当選を決めることができたのだ、ということだ。60万票といえば、全体の13%である。投票数の13%を無効にするというのは、前代未聞の選挙である。そんな選挙結果で、バグボ大統領は、民主主義的に正統であると言えるだろうか、おおいに疑わしい。

1782チバQ:2010/12/18(土) 00:13:50
第二に、憲法政治の点である。バグボ大統領は、憲法上は憲法院が選挙結果を確定できるのであって、その手続きを通った自分が、正統な大統領であると主張している。しかし、ここにも誰にも否めない数字がある。それは、その憲法院が選挙結果を確定するのに、何日の日数をかけたのか、ということだ。憲法院が、選挙管理委員会の機能不全を理由に、自ら選挙結果を出すと言いだしてから、その憲法院の選挙結果を発表するまで、わずか1日に足りない。憲法院は、自分のところに届けられている2万枚の開票調書をもとに、選挙結果の妥当性を判断する責務がある。とてもそうした作業ができる時間ではない。つまり、憲法が想定する機能を、憲法院がちゃんと果たしていないことは明らかだ。これで憲法政治に則っていると言えるか。

私に向かって、バグボ大統領こそが憲法上は正統な大統領なのだ、それに口を出すのは怪しからん、とまくしたてる人々がいる。私は、上の2つの数字を示して、どう考えるか、と聞く。60万票を無効にする行為と、2万枚の開票調書をたった1日で調べ上げたと主張する憲法院が正常なのかという疑問である。そうすると、たいがいそういう人々は黙ってしまう。バグボ大統領のいう正統性には、かなり作為と虚偽があることは否めない。

しかし、そうした正統性の乏しいバグボ大統領ではあるけれど、少なくとも国の南半分で、国の統治機構を掌握しており、だから大統領として実効的に職務を続けている。問題は、単に「二人の大統領」が居並ぶという異常事態の話ではない。正統性がないのに権力の座に居続けるバグボ大統領に対して、国際社会も認める正統性があるウワタラ大統領が、民主主義の旗印を掲げて挑んでいるという話なのである。

さて、二人の大統領が、相次いで宣誓式を行った。バグボ大統領のもとでこれまで首相を務めていたソロ首相は、ウワタラ大統領側に移って、引き続き首相として新しい内閣を組織した(12月5日)。バグボ大統領は、これに対抗して、アケ・ンボ首相を任命する(12月6日)とともに、こちらも新しい内閣の陣容を発表した(12月7日)。つまり、二人の大統領に加えて、二人の首相、二つの政府ができあがった。主な閣僚の名前を並べると、こういうことになる。

1783チバQ:2010/12/18(土) 00:14:15
(1)ウワタラ大統領のもとで、ソロ内閣
ソロ首相
カク・ジェルベ外相
バカヨコ内相
アウスー法務相
ディビ・コフィ財務相
アシ経済インフラ相
カマラ国民教育相
(他13閣僚)

(2)バグボ大統領のもとで、アケ・ンボ内閣
アケ・ンボ首相
ジェジェ外相
ギリエウル内相
ヤポ法務相
ダロ財務相
オブル国民教育相
ブレ・グデ青年職業訓練相
(他26閣僚)

ある国の政権に対抗して他の国で亡命政権を作る、という例はあろう。また、内戦で国が分裂し、国土領域の半分で一つの政権、もう半分で別の政権という例もあろう。しかし、二つの政権が、一つの国のおなじ場所に成立して、それぞれ自分の方が正しい政権だ、と主張しているというのは、およそ他に例がない。

そういう百科事典学的な興味はともかく、その現場にいて、しかも大使などという仕事をしている私たちにとっては、政府が二つあるというのは深刻な問題である。どちらの政府を相手にするべきか、ということだ。米国やフランスは、それぞれオバマ大統領とサルコジ大統領が、ウワタラ大統領の当選を祝福した。今後は、バグボ政権は相手にせず、ウワタラ政権を相手に仕事をしていくということだ。大統領としての正統性は、先に述べたように、明らかにウワタラ大統領にあるのだから、この立場はとてもすっきりしている。

しかし、官僚組織、司法警察権など、およそ国家機構はみな、旧来からのバグボ大統領の権威に服している。個々具体的な案件となると、バグボ大統領の政府を相手に仕事を進めざるを得ない場面が出て来るのではないか。例えば、邦人の安全などの話で、ここの警察にお願いをしなければならないかもしれない。そうすると、大使として、ウワタラ政権のバカヨコ内相に相談にでかけても、これはどうにもならない。やはり、現時点で警察を指揮している、バグボ政権のギルエウル内相に話をせざるをえないのだ。他にも、経済協力の案件など、具体的な調整が進行中である話もある。これが事務的なレベルでの作業であるうちはいいけれど、合意文書の取交わしなど、大臣を相手にしなければならないレベルになったら、どうしたらいいのだろう。

日本の外務省は、昨日(12月8日)外務報道官談話を発出し、「ウワタラ候補が選出されたという選挙結果を尊重する」という立場を打ち出した。これは、民主的に選出された大統領として、ウワタラ大統領を支持するという国際社会の立場に、歩調を合わせたものである。それでも、ウワタラ政権が唯一正統な政権であるとまで言ったわけではない。私は現地の大使として、バグボ政権との付き合い方も考えながら、現場の必要に応じて、うまく舵取りをしていかなければならない。

1784チバQ:2010/12/19(日) 21:50:15
http://www.asahi.com/international/update/1219/TKY201012190204.html
バグボ氏がPKO退去要求、国連拒否 コートジボワール2010年12月19日21時23分


 【ナイロビ=古谷祐伸】コートジボワール大統領選をめぐる混乱で、大統領就任を一方的に宣言して国際社会の批判を浴びているバグボ氏側は18日、同国に駐留する国連平和維持活動(PKO)部隊の退去を要求した。潘基文・国連事務総長は同日、これを退けた。

 同国からの報道によると、バグボ氏の作った内閣の報道官は18日、国営テレビで「国連PKOは深刻な内政干渉をしている。即刻、国外退去するよう求めた」との声明を流した。

 11月の大統領選決選投票の後、敗北したはずのバグボ氏は、自分寄りの憲法評議会による当選認定を受けて大統領に就任し、軍や警察を味方に国土の大半を支配し続けている。だが国際社会では孤立化している。

 選挙管理委員会や国連、大半の国々が当選を認めたワタラ元首相は、最大都市アビジャンのホテルを仮の大統領府として、約900人のPKO部隊に守られて活動している。これが、バグボ氏にとっては内政干渉というわけだ。

 同国のPKO部隊は、2002〜03年の内戦後の04年から駐留している。現在は約1万人規模で、任期は年末まで。国連は20日に任期延長を協議する方針だ。

1785チバQ:2010/12/19(日) 22:03:47
http://www.asahi.com/international/update/1218/TKY201012180237.html
「欧州最後の独裁者」疑惑の4選へ? ベラルーシ大統領(1/2ページ)2010年12月18日20時53分
 【ミンスク=星井麻紀】旧ソ連のベラルーシで19日、大統領選が実施される。旧ソ連の共産党官僚出身で1994年から権力の座にあり、専制的な政治手法から「欧州最後の独裁者」と呼ばれる現職ルカシェンコ大統領(56)の4選が確実視されている。だが、国民の間には「不正による勝利」との不満が漂う。野党側は同日、大規模集会を開いて対決する構えだ。

 選挙には10人が立候補。20日朝には大勢が判明する見通し。

 ミンスク市内には選挙ポスターや選挙カーは見あたらないが、ラジオやテレビでは、ルカシェンコ氏の存在感ばかりが目立つ。今月初めにベラルーシの調査機関が行った世論調査では、ルカシェンコ氏の支持率が71.8%、残る野党候補はいずれも1.5%以下だった。

 だが、野党「統一市民党」から立候補するロマンチューク氏は、独立系組織の対面調査でルカシェンコ氏の支持率は40%に満たなかったと指摘。「ベラルーシに選挙はない。あるのは大統領の宣伝だけ。だが、民主化の波は止まらない」として、政権側が集会を禁止した市中心部の広場で、他の野党系候補者と共に抗議集会を強行する。

 選挙監視団を送る欧州安保協力機構(OSCE)も中間報告で「いくつもの深刻な選挙違反が存在する」と指摘。だが、2006年の前回大統領選でベラルーシの非民主的な選挙を厳しく批判した米国や欧州連合(EU)は、ほぼ沈黙したままだ。

 ルカシェンコ氏は、欧州とロシアをてんびんにかけ、双方から利益を得る外交を重ねてきた。その中でこの数年は、経済的な統合を狙うロシアに反発。「友達は地球上のどこにでも見つけられる」と言ってEU諸国との関係改善を進め、ロシアに供給源を頼っていた石油も、南米ベネズエラとの取引を活発化させてきた。

 ところが今月9日、ロシアから石油関税をめぐる譲歩を引き出すと、両国にカザフスタンを加えた3カ国による「統一経済圏」にずっと渋っていたのが、2012年スタートにあっさり合意。手のひらを返したようにロシアとの親密度をアピールし始めた。

 ロシアの政治学者、ファデーエフ氏は、「ベラルーシがロシアと統一経済圏を作っても、利益があると見れば自分たちの側になびくことを、欧州は理解している」と話す。同氏は、EUが今後、ベラルーシの選挙結果を認める代わり、ルカシェンコ氏がロシアの影響下から離れるような政策をとるという形の「取引」を期待していると見ている。

1786チバQ:2010/12/19(日) 22:04:35
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20101219k0000m030024000c.html
コートジボワール:大統領退陣要求強まる 各国が制裁警告
 【ブリュッセル福島良典、ヨハネスブルク高尾具成】先月末に実施された西アフリカ・コートジボワールの大統領選決選投票を巡る混乱で、一方的に「再選」を主張するバグボ大統領(65)に対し退陣を求める声が国際社会で強まっている。バグボ大統領は退陣要求を拒否しており、事態収拾のめどは立っていない。

 フランスのサルコジ大統領は17日、ブリュッセルで記者会見し、コートジボワールのバグボ大統領を「民意に反して権力の座にとどまっている。速やかに退陣する以外の可能性はない」と非難した。フランスはコートジボワールの旧宗主国で、同国に平和維持部隊を派遣するなど影響力がある。

 欧州連合(EU)は17日に採択した首脳会議議長総括で、同国治安部隊によるデモ隊への発砲を非難、バグボ大統領陣営に制裁措置を発動する方針を確認した。制裁では陣営幹部への査証(ビザ)発給が停止され、EU域内の資産が凍結される。サルコジ大統領は退陣要求に応じなければバグボ氏自身に制裁が科せられると警告した。

 また、国連の潘基文(バンキムン)事務総長は17日の会見で、権力の座に居座るバグボ大統領の行為を「許されるものではない」と非難し、政権移譲を要求。米国もバグボ大統領が退任しない場合、制裁を科す可能性を示唆した。

 また、アフリカ域内からも非難が強まり、ケニアのオディンガ首相は同日、バグボ大統領を退陣させるべきだとし、アフリカ連合(AU)に積極的対応を求めた。

 一方、バグボ大統領は、国連とフランスに対し、平和維持部隊を国外に退去させるよう命じるなど強硬姿勢を崩していない。

 コートジボワールの選挙管理委員会はいったん、野党指導者ワタラ元首相の当選を発表したが、バグボ大統領寄りの憲法評議会が選挙結果を覆した。16日には最大都市のアビジャンで野党支持者と治安部隊が衝突し、20人が死亡した。

 戦争犯罪や「人道に対する罪」を扱うオランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)はコートジボワールの状況を注視し、流血事件の捜査に着手する用意を表明している。

 コートジボワールは、60年の独立後、ウフエボワニ初代大統領が、カカオ農園拡大に向けて移民の受け入れを奨励し、現在は同国人口の3分の1近くをマリやブルキナファソなど周辺国の移民やその子孫が占める。移民の多い北部のイスラム教徒らが土地所有権を剥奪されるなどの差別的扱いが問題になったこともある。

 バグボ大統領は南部を地盤とするキリスト教徒なのに対し、ワタラ氏は北部を地盤とするイスラム教徒で、母はブルキナファソ出身。こうした地域や宗教間の対立が、事態を複雑化している。

1787チバQ:2010/12/19(日) 22:05:20
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/101218/erp1012181745004-n1.htm
繰り返される圧政 反体制派の相次ぐ声 ベラルーシ大統領選 
2010.12.18 17:44
 【ミンスク=佐藤貴生】旧ソ連ベラルーシで15年以上も大統領の座に君臨するルカシェンコ氏(56)については、大規模な選挙違反のほかメディアの弾圧など圧政を繰り返してきたとの批判が絶えない。19日に実施される大統領選を前に、首都ミンスクで反体制派の人々に実情を聞いた。

 「欧米でいう民主的な選挙はベラルーシには存在しない」。こう断言するのは、2006年の前回選に野党統一候補として出馬したミリンケビッチ氏だ。

 自陣営の調査では投票総数の23%を獲得したはずだが、選管当局が発表した得票率は6%だった。「各地の選管はみな権力側の人間が占め、数字の差を検証するすべもない」と同氏は補足する。

 政権側は、海外の選挙監視団の目が届かない事前投票で、不正集計を行っていると疑われている。最近も元警官が「2年前の下院選で、投票終了後に選管関係者が投票箱に多くの不正票を入れるのを目撃した」と暴露した。

 反体制紙を経営していたジャーナリストのマルツェフ氏は、「ロシア製武器を外国に転売して大統領一族が富を得ている」などと紙面で批判を続けた結果、06年の大統領選直前に廃刊を余儀なくされた。

 同氏は「大統領警護隊が君の殺害を計画している」と知人から聞かされ、1999年は数カ月にわたり海外に出国。ルカシェンコ政権に対する野党からの批判が高まり、反体制に転じた元内相ら数人が行方不明になった時期と一致する。

 国内での著書発行が許可されず、海外での出版を強いられている学者も複数いる。その1人で経済学者のザイコ氏は「国民の中には、暮らしは少しずつ良くなっているとしてルカシェンコ氏を支持する人もいる。15年も続いた圧政の結果、人々の感覚がまひしてしまったのだ」と話した。

1788チバQ:2010/12/20(月) 22:42:11
http://www.mbs.jp/news/jnn_4605409_zen.shtml
ベラルーシ大統領選、野党候補 拘束

 19日に行われた旧ソ連・ベラルーシの大統領選挙で現職のルカシェンコ大統領が当選しましたが、野党候補が治安当局に拘束されるなどしていて、今後も混乱が続く恐れがあります。

 ベラルーシの中央選挙管理委員会は「ルカシェンコ大統領が79.67パーセントを得票して4度目の当選を決めた」と発表しました。

 しかし、「政権側に不正があった」と主張する野党候補側は、選挙のやり直しなどを求めて首都・ミンスクで数千人規模の抗議集会を開き、一部が治安部隊と衝突。その後、集会は強制的に排除させられ、インタファクス通信によりますと、集会に参加した野党候補少なくとも2人が拘束されました。また、野党候補のネクリャエフ氏は、選挙事務所前で頭などを殴られ、病院に運ばれましたが、その後、治安当局者に連れ去られたということです。

 ルカシェンコ政権が強権的な対応をとったことで、ベラルーシ情勢は今後も混乱が続く恐れがあります。(20日14:57)

1789チバQ:2010/12/22(水) 00:20:28
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/101221/asi1012212154006-n1.htm
トンガ議会、首相初選出 民主化へ向け制度改革
2010.12.21 21:51
 南太平洋のトンガからの報道によると、同国議会は21日、首相を選ぶ投票を行い、訓練・雇用・青年・スポーツ相のトゥイバカノ氏を首相に選出した。以前は国王が首相を指名していたが、民主化を目指し今年に入って実施された選挙・議会制度改革を受け、初めて首相が議会で選ばれた。

 投票ではトゥイバカノ氏が全26議員のうちの14票を獲得、民主化推進を目指すグループ「友情の島」を率いるポヒバ氏の12票を上回った。

 トンガでは2006年に民主化の遅れに反発する暴動が発生し、国王ツポウ5世が民主化の推進を約束。民選議員が全議席の半数以下だった旧制度を改革し、11月に実施された議会選では定数26のうち、過半数の17議員が普通選挙で選ばれた。残り9議席はトゥイバカノ氏を含む貴族議員。(共同)

1790チバQ:2010/12/22(水) 00:21:58
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20101214k0000m030114000c.html
イラン:モッタキ外相を解任

解任されたイランのモッタキ外相=東京都港区で2010年5月31日、西本勝撮影 【テヘラン鵜塚健】イランのメヘル通信は13日、アフマディネジャド大統領がモッタキ外相を解任したと伝えた。外相代理はサレヒ原子力庁長官が務める。モッタキ氏は大統領が就任した05年8月以降、外相を務めていた。同国内では核開発問題での同外相の力量不足を指摘する声もあり、イランが国際的な孤立を深める中、大統領は外相を交代させ外交力を向上させる狙いがあるとみられる。

 大統領は「外相としての働きに感謝する」とした声明を出したが、モッタキ氏は西アフリカ・セネガルを外遊中で、異例の解任といえる。

 核問題については、最近、アフマディネジャド大統領はやや柔軟な姿勢をみせているとされるが、国会が強硬姿勢を崩さず、大統領は欧米に対し妥協できない状況にあるといわれている。

 モッタキ外相は、強硬路線をとる国会のラリジャニ議長に近く、大統領とモッタキ外相には、外交路線にずれが生じているとされていた。核問題については、モッタキ外相にはすでにほとんど権限が与えられておらず、大きな政策転換はないという見方が強い。

 一方、核開発問題で国連安保理が対イラン制裁を次々と科していることにイラン国内には不満が高まっている。AP通信によると、安保理がこれ以上の制裁を科してきた場合、モッタキ外相を解任すべきだとイラン国会が大統領に圧力をかけたという話もある。

 モッタキ氏は95〜99年に駐日大使を務め、親日家としても知られている。

1791チバQ:2010/12/22(水) 00:22:25
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20101222k0000m030052000c.html
イラン:保守派内の対立激化…核問題解決に影響も

イラン政界対立の構図 【テヘラン鵜塚健】イランのアフマディネジャド大統領と、ラリジャニ国会議長ら反大統領勢力との対立が激化し、政権保守派内が揺れている。失政批判の強まりに対し、大統領は外相解任など側近固めを進めて対抗。大統領は強硬イメージの陰で核問題打開の機会を探っているとみられるが、反大統領勢力がこの路線を妨害し核問題の進展も、より遠のく恐れがある。

 「反イスラム的で侮辱的なやり方だ」。アフリカ訪問中の13日、大統領から突然外相を解任されたモッタキ氏は帰国後、不満をぶちまけた。19日にはラリジャニ国会議長も「外相の交代は配慮と敬意をもってやるべきだ」と激しく非難した。

 モッタキ氏は、05年大統領選でアフマディネジャド氏に敗れたラリジャニ氏の選挙を支えた人物。大統領は「政敵の片腕」の外相就任を望まなかったが、保守派内のバランスを考慮した最高指導者ハメネイ師の意向を受けて起用したとされる。

 しかし、大統領は今年8月、13年の大統領選で後任候補と言われる親類のマシャイ大統領府長官ら4人を中東など重要地域の外交特使に任命。ラリジャニ氏との対立を背景に、モッタキ氏の権限剥奪に着手したとささやかれていた。

 大統領とラリジャニ氏は同じ保守派に属する。しかし、昨年後半から対決色が強まり、国会議員(定数290)の7割を占める保守派内で、次第にラリジャニ氏率いる反大統領勢力が増えていった。

 国会内の反大統領派議員は、大統領が提案した国家5カ年計画や補助金改革の審議で反発。11月下旬には外貨不正引き出しなどの疑惑を指摘し、大統領弾劾に向けた署名運動も一時起きた。これに対し、大統領は国会権限軽視の発言をするなど溝が深まっている。

 昨年6月の大統領選以降、アフマディネジャド大統領は開票結果に疑義をとなえたムサビ元首相ら改革派勢力を弾圧。改革派減退でバランスが崩れ、保守派内の反大統領勢力が増し「大統領は自ら首を絞めた」(外交筋)との見方もある。

 絶対的権限を持つハメネイ師は保守派内の対立への言及を避けているが、強引な外相解任などは大統領の独断路線を進めかねず、不満を抱いているとみられる。

 ラリジャニ氏は大統領の「保守強硬派」路線に反発し、07年に政府の核問題交渉責任者を辞任。「保守穏健派」とされたが、最近は米欧諸国への強い批判や国際原子力機関(IAEA)への協力反対に言及する強硬発言が目立つ。一方、大統領は表向きの強硬姿勢とは逆に米欧との接点を探っているとされる。

 イランは核問題で6月に4度目の国連安保理制裁を受け、国内経済が苦境に。大統領は、自身と関係が深い元IAEA大使のサレヒ原子力庁長官を外相代行に起用。来年1月以降に再開する核協議で、事態打開に期待しているとみられる。

 イランの政治家にとって核問題を通じた米欧との「和解」は歴史的な課題だが、テヘラン大のサデグ・ジバカラム教授は「大統領が和解の道を探っても、反対勢力が必ず『手柄』を妨害するだろう」と指摘した。

1792チバQ:2010/12/22(水) 00:24:02
http://mainichi.jp/select/world/news/20101221dde007030026000c.html
ベラルーシ大統領選:野党関係者、逮捕639人に
 【ミンスク大前仁】旧ソ連のベラルーシで、大統領選後の混乱を招いたとして逮捕された野党関係者は20日までに639人に達し、欧米からの非難が強まっている。改善の兆しをみせていた欧米との関係が冷却化するのは避けられない状況だ。

 欧州連合(EU)のアシュトン外務・安全保障政策上級代表は即時釈放を要求。米国務省も選挙が民主的な基準に達していないとの認識を表明した。

 ベラルーシの治安機関は19日に続き20日も、政府庁舎の襲撃にかかわった野党関係者を逮捕した。4選を決めたばかりのルカシェンコ大統領は同日の会見で、厳しく対応する姿勢を示した。


http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20101220k0000e030020000c.html
ベラルーシ:現職大統領4選…抗議運動の100人以上逮捕

投票所で、子供連れで投票する男性=ベラルーシ・ジェルジンスク地区で2010年12月19日、大前仁撮影 【ミンスク大前仁】旧ソ連のベラルーシで19日投票された大統領選挙(任期5年)は即日開票の結果、現職のルカシェンコ氏(56)が4選を決めた。一方、治安当局は同日夜、抗議運動をしていた野党候補者を含む100人以上を逮捕、事態は混乱しており、国際社会からの非難の声が上がり始めた。選挙管理委員会によると、開票率99%で、ルカシェンコ氏が79.67%を獲得。野党候補のサニコフ元外務次官(56)が2.56%で、残りの8人は2%以下にとどまった。有権者数は744万人、投票率は90.66%だった。

 野党連合は19日夜の投票終了後、首都ミンスク中心部で集会を開き、1万人以上が集まった。集会ではルカシェンコ陣営の不正行為を批判して、選挙のやり直しを要求。その後3000人以上が政府庁舎前に移動した際、一部参加者が施設を破壊したとされる。治安当局はサニコフ氏ら複数の野党候補を含めた参加者を逮捕。500人近くが逮捕されたとの情報もある。

 現場で取材していた欧米やロシアの報道関係者も暴行を受けて負傷した。同日には野党候補の一人ネクリャエフ元作家連盟会長が治安当局者とみられる男に襲われて、骨折する事件も起きた。

 「欧州最後の独裁国」といわれるベラルーシは、国際社会が注視する状況で、強権的な体質をむき出しにしている。

 ベラルーシ政府は今回の選挙で、全欧安保協力機構(OSCE)など外国の選挙監視団を受け入れた。また欧州連合(EU)もベラルーシとの関係改善を重視して、民主的な選挙が実施されれば、最大30億ユーロ(約3300億円)の支援を約束していた。しかし欧州議会のブゼック議長は、ネクリャエフ氏への暴行に対する非難声明を発表。ベラルーシと欧米の関係が再び冷却化する恐れが出ている。

 ルカシェンコ氏はソ連から独立後に初めて実施された94年の大統領選で初当選した後、01、06年の選挙で続けて当選。本来は憲法で3選を禁止されていたが、04年に禁止条項を撤廃する国民投票を可決させて、4選に挑んでいた。

1793チバQ:2010/12/22(水) 00:24:40
http://mainichi.jp/select/world/from/news/20101206ddm007070098000c.html
From:カザフスタン 11年がかりの迷走
 カザフスタンの首都アスタナは北部のステップ地帯にある。13年前に南部アルマトイから遷都され、近代的なビルが林立する。冬の気候は厳しく、欧米と旧ソ連の56カ国が加盟する全欧安保協力機構(OSCE)の首脳会議が開かれた12月1、2日は、寒波と猛吹雪で気温は氷点下10度を下回った。

 ナザルバエフ大統領は冒頭演説で、セミパラチンスク核実験場を閉鎖し、核弾頭を撤去したことに触れ、「核なき世界」の実現を呼びかけた。だが、20年以上も権力の座にあるナザルバエフ大統領が、人権・民主主義を掲げるOSCEの議長を務めたことには、人権団体から「最大のパラドックス」と批判が出た。

 折しも、内部告発サイト「ウィキリークス」が公表した米外交公電で、大統領の娘婿が誕生日に英歌手エルトン・ジョンさんを招いて私的なコンサートを開くなど、一族の豪勢な生活ぶりも暴露された。

 そのためというわけでもないだろうが、会議には11年ぶりのサミットという高揚感がまったく感じられなかった。グルジア紛争などを巡る対立で予定された行動計画の採択は見送られ、多くの首脳は閉幕を待たずに早々と帰国した。3日未明の総括会見で、「歴史的な成功」を強調するナザルバエフ大統領の言葉がむなしく響いた。

 バンクーバーからウラジオストクまでを網羅するOSCEは冷戦下に発足し、東西間の信頼醸成に一定の役割を果たした。冷戦後は予防外交や選挙監視などを中心に活動を進めているが、旧ユーゴ紛争を最後に大きな火種が消えた欧州ではOSCEへの関心が年々低下しているといわれる。

 一方で旧ソ連地域には未解決の紛争が数多く残る。本来、OSCEが存在意義を見いだすには軸足を東へ移さざるを得ない。カザフが11年ぶりの首脳会議を開催し、キルギスなど不安定要因を抱える中央アジアに欧米の目を向けさせようとしたこと自体は理解できる。

 紛争予防機能の強化を求める意見も出たが、深刻な内部対立のあおりで埋没した。交渉筋は「今回は首脳が久しぶりに集まることに意味がある」と語った。外交・安保分野を強化する欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)とは対照的に、OSCEは方向性を見失っている。

 99年のイスタンブールでの首脳会議も取材したが、ロシアと欧米が当時のチェチェン紛争を巡って激しく対立した。サミットはその後、長らく休眠状態となった。中央アジア地域の安保メカニズムとしては、中露が主導する上海協力機構が存在感を増している。

 結局、カザフの国威発揚の手段としての会議開催という印象が色濃く、後味も悪かった。参加各国は果たして次のサミットを開こうという意欲を共有できるのだろうか。【田中洋之】

1794チバQ:2010/12/22(水) 00:31:20
http://mainichi.jp/select/world/news/20101221ddm007030142000c.html
ベラルーシ大統領選:ルカシェンコ氏4選 農村部支持、原動力に 福祉重視で
 【ミンスク大前仁】旧ソ連のベラルーシでの19日の大統領選挙で4選を決めたルカシェンコ氏は「欧州最後の独裁者」と呼ばれ、強権的な統治を続けながらも、国民の福祉を重視し長期政権を築いている。首都ミンスクでは投票後に大規模な抗議運動が起きたが、農村部ではルカシェンコ氏支持が根強く再選の原動力となった。

 ミンスク南西50キロにあるジェルジンスク地区の農場では、取材した13人のうち、7人がルカシェンコ氏に投票したと明かした。「国をここまで引き上げた、いい男だ」と絶賛する人もいる。

 ソ連時代と似た統治形態が残されている。各地にある地区評議会にはイデオロギー部が設けられており、「愛国」などのスローガンを教え込む。

 ロシアではソ連崩壊後、富裕層と貧困層の所得格差が70〜80倍に広がったが、ベラルーシでは4〜5倍に抑えられ、一定水準の医療施設も維持されている。ルカシェンコ氏は生活必需品の価格統制に熱心で、ミンスクではパンの値段が選挙前3カ月、据え置かれた。

 ルカシェンコ氏は、国営農場(ソフホーズ)の支配人として頭角を現した。ベラルーシ国立大のバナエフ教授(社会学)は、大統領が16年にわたる長期政権で軍、警察、官僚機構を掌握し「100万票以上の集票マシン」を作り上げたと分析。ルカシェンコ氏が約80%を獲得した選挙結果は改ざんされているとの見方が強いが「少なくとも国内の半数の支持を維持している」と話す。

 ルカシェンコ氏は近年、ロシアとの関係を悪化させた。今選挙前には、ロシアが他の候補を支持する、との臆測も流れたが、「野党に人材がいないので見送った模様だ」(外交筋)ともみられている。ルカシェンコ氏は事実上の終身大統領を目指しているとされ、身内や側近で周りを固める。

 一方、地元メディアによると20日までに野党候補9人のうち、7人が逮捕された。選挙監視を行った全欧安保協力機構(OSCE)は20日、選挙集計について「基準に達していない」と批判した。

1795チバQ:2010/12/22(水) 00:37:46
http://news.google.co.jp/news/section?pz=1&amp;cf=all&amp;topic=w&amp;ict=ln
ウクライナ、前首相訴追 排出枠代金流用疑惑
2010年12月21日 夕刊

 【モスクワ=酒井和人】インタファクス通信などによると、日本が京都議定書に基づいてウクライナに昨年支払った温室効果ガスの余剰排出枠購入代金などが同国で不正流用されていた問題で、ウクライナ最高検察庁は二十日、同国のティモシェンコ前首相を職権乱用容疑で刑事訴追した。同日、最高検で聴取を受けたティモシェンコ氏が自ら明らかにした。

 同氏は最高検から首都キエフを出ないよう命じられていることも明かし「(最高検は)私が人々に真実を訴えることまでは邪魔できない」などと徹底抗戦の構えをみせた。

 ウクライナ政府が十月に発表した監査報告によると、不正流用されたのは日本や欧州諸国が排出枠購入のため支払った代金計三億二千万ユーロ(約三百五十億円)。環境投資に充当するとの契約条件に反し、大半が年金基金の穴埋めなどに使われていた。

 今年二月の大統領選決選投票でティモシェンコ氏が敗れた後、同氏の後任のアザロフ首相が特別口座にあるはずの代金が消失していると刑事告発、最高検が捜査を進めていた。

 アザロフ首相はヤヌコビッチ大統領の側近。ティモシェンコ氏を支持する議員らは同大統領による「不当な政治弾圧」と反発しており、今後、与野党の対立が先鋭化する可能性がある。

1796チバQ:2010/12/22(水) 23:58:08
>>1709>>1721-1725
>>1757-1758
http://mainichi.jp/select/world/news/20101222dde007030036000c.html
ギニア:民主選挙で選出、大統領が就任式
 【ヨハネスブルク高尾具成】西アフリカ・ギニアで21日、先月投開票された大統領選で当選した「ギニア人民結集党」のアルファ・コンデ党首(72)の大統領就任式があった。「社会の団結と国家の統一を求める」と決意を語り、1958年の独立後、同国で事実上初の民主的選挙による大統領が誕生した。

毎日新聞 2010年12月22日 東京夕刊

1797チバQ:2010/12/23(木) 10:02:02
http://mainichi.jp/select/world/news/20101223ddm007030051000c.html
ベラルーシ:大統領4選、野党を弾圧 強権、対欧関係に影 じわりロシア回帰
 旧ソ連のベラルーシで19日に実施された大統領選で、現職のルカシェンコ氏(56)が4選を決めた。選挙戦では、伝統的に親密だったロシアと波風が立つ中で、欧州とどのような関係を築くのかも焦点となった。だが、当選したルカシェンコ大統領が投票終了後、野党勢力の大規模な摘発に踏み切ったことに欧米諸国は激しく反発しており、関係の冷却化は避けられなくなっている。【ミンスクで大前仁】

 青地に12個の黄色の星が並んだ欧州連合(EU)旗の中心に「BELARUS」と書かれている。野党有力候補だったサニコフ元外務次官(56)の陣営が、選挙戦のシンボルとした旗だ。サニコフ氏は「旧ソ連諸国が欧州との統合を目指すのは自然な流れ。我々もEUの一員となるべきだ」と訴えてきた。

 ベラルーシでは91年のソ連崩壊後、ロシアに依存する経済構造が続いたが、2000年代前半から欧州資本の進出が増え始めた。「起業家と経営者のミンスク資本協会」によると、ベラルーシに投資する海外資本の内訳は、昨年時点でロシア系が65%、欧州系は35%。同協会のカリャーギン会長(58)は「ロシア企業は汚職など多くの問題を抱えている。今後は欧州志向が強まるだろう」との見通しを示す。

 ロシアとベラルーシは99年に「連邦国家」の結成で合意するなど親密な関係を築いたが、ここ数年は指導者間の不仲が顕著になっていた。ロシアの最高実力者であるプーチン首相(58)が、ベラルーシに安く供給してきたロシア産天然ガスの値上げを提起するなど、ベラルーシの特権的な経済待遇を取り上げようとしたことに対し、ルカシェンコ氏が反発したことが背景にあるとみられている。ルカシェンコ氏は今年8月、ロシア政権の「横暴さ」を公然と批判。これに対し、ロシアのメドベージェフ大統領(45)は10月、自身のブログで激しいルカシェンコ批判を展開した。

 一方でルカシェンコ政権は数年前から、一部政治犯を釈放するなど、欧州との関係改善を意識し始めていた。昨年5月にはEUが呼びかけた「東方パートナーシップ」(旧ソ連諸国との対話の枠組み)に参加。EUもベラルーシ向け経済支援の検討に乗り出していた。

 だが、ベラルーシが欧州との協力関係に比重を移して、対露依存の経済構造から抜け出すことは容易でない。ベラルーシの主要輸出品である機械類はロシアを最大の輸出市場としているが、欧州市場へ参入できる品質には達していない。これまでロシア産のエネルギー資源を安く購入してきたベラルーシがこの恩恵を失えば、財政状況を圧迫する。

 ◇旧ソ連経済圏構想、欧州の支援急がず
 欧州との関係改善へ意欲を示してきたルカシェンコ氏は今回、なぜ反発が予想される野党の弾圧を決心したのか。ロシア、ベラルーシ、カザフスタンが選挙直前の今月9日にまとめた「関税同盟」の合意が背景にあるとの指摘がある。

 ロシアは一時、ベラルーシを排除し、カザフスタンと2国だけで同盟を発足させる案を検討していた模様だ。だが、欧州向け原油輸送の5割をベラルーシ経由パイプラインに依存している重要性を考慮し同国を加えたうえで、将来的に同盟を統一経済圏へ発展させる合意としてまとめた。

 この合意では、ロシア石油製品の輸出取り決めなどでベラルーシ側の言い分がある程度認められ、「欧州の支援をあてにする必要がなくなった」(外交筋)との見方がある。そのため強引に野党の弾圧に踏み切ることができたのかもしれない。ロシアはこれまで欧米と違い、野党弾圧には沈黙を守っている。

 ベラルーシ独立直後の指導者であるシュシケビッチ元最高会議議長(76)は、「ルカシェンコ氏はロシアからの支援が減ったから、欧州から別の支援を引き出す狙いで接近したに過ぎなかった」とみる。4期目のルカシェンコ政権は再びロシアとの「和解」に動く可能性がある。

1798チバQ:2010/12/23(木) 10:04:43
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101222-OYT1T00881.htm
仏極右政党ルペン氏3女、党首後継有力


. 【パリ=林路郎】フランスの極右政党・国民戦線の後継党首就任が有力視されているマリーヌ・ルペン副党首(42)の人気が急速に高まり、2012年の次期大統領選で台風の目になりそうな勢いだ。

 マリーヌ氏は、1972年に国民戦線を創設し、移民やユダヤ人排斥の主張で政界を揺さぶってきたジャンマリ・ルペン党首(82)の三女。11年1月16日の党員による選挙で後継党首に選出されると見られており、すでに大統領選出馬を公言している。

 「ナチスのユダヤ人迫害否定に固執する守旧派は時代錯誤だ」と言い、イメージ刷新を訴えるマリーヌ氏だが、イスラム教徒に対する強硬な発言も目立つ。

 「モスク(イスラム教礼拝所)建設への国費援助はやめろ」と主張しているほか、国内の一部都市でモスクのスペースが足りないため礼拝者が路上にあふれ出ている様子を、ナチスになぞらえて、「新たな占領」と呼ぶなどの発言が物議を醸している。

 それでも、大衆誌パリマッチの最新調査では、33%がマリーヌ氏に「好感を持つ」と回答。主要メディアの扱いも有力政治家並みだ。

(2010年12月23日00時57分 読売新聞)

1799チバQ:2010/12/23(木) 10:05:26
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/101222/erp1012222202012-n1.htm
大統領選後のベラルーシ 忍び寄る経済危機 独裁者の憂鬱
2010.12.22 22:02
 【モスクワ=佐藤貴生】旧ソ連ベラルーシの大統領選で、ルカシェンコ大統領が4選を果たした。15年以上に及ぶ弾圧で反体制派は弱体化し、強権体制は当面維持される公算が大きい。ただ、安価でエネルギーを供給してきたロシアの出方によっては経済危機が深刻化し、国内情勢が流動化するとの指摘もある。反体制派の抗議デモを強制排除したことへの欧米の批判も強く、「欧州最後の独裁者」の今後の道のりは平坦ではなさそうだ。

 ルカシェンコ政権は19日の選挙後、約600人の反体制派を拘束した。大規模な選挙違反で再選を繰り返してきた疑いがある一方、有権者の約3割は同氏支持で固まっているといわれる。経済活動の7割を国家の関連企業が占め、安定を求める高齢者や公務員が多いことがその一因だ。米国発の金融危機の影響もあまり受けなかったとされる。

 しかし、財政的には危険水域に近づいているとの見方もある。現地外交筋によると、今春までに国際通貨基金(IMF)から総額35億ドル(約2900億円)の融資を受け、対外債務は250億ドル(約2兆900億円)と国内総生産(GDP)の半分にまで拡大。通貨切り下げの憶測が飛び、国民の外貨需要が急増しているとの情報もある。

 こうした経済情勢のカギを握るのがロシアだ。実質的なベラルーシ統合を目指すロシアは今月、ベラルーシに対し、カザフスタンを加えた3カ国による「統一経済圏」の創設に加わることを条件に、石油の輸出関税を撤廃すると表明した。これでベラルーシは来年、40億ドル(約3300億円)前後の支出が削減できる見通しだが、対露依存はさらに進むことになる。

 一方、欧州にとってベラルーシは、ロシア産石油や天然ガスをパイプラインで受け取る中継国という重要な位置にある。国境を接するポーランドなどではロシアの軍事的脅威を弱める上でも、ベラルーシを親欧米寄りの「緩衝地帯」にしたい思惑が強いといわれる。

 こうした経緯から、欧州連合(EU)は今回の大統領選が自由かつ民主的に行われれば、30億ユーロ(約3300億円)を融資するとベラルーシに提示していた。しかし、反体制派の強制排除に反発を強めるEUが、融資を実行するかは極めて不透明になった。

 ミンスクの新聞記者は、「次の焦点は2012年の下院選。経済低迷が深刻化して国民が街頭行動に出るような事態になれば、ルカシェンコ体制が揺らぐ可能性はある」と指摘した。

1800チバQ:2010/12/23(木) 10:20:22
>>178>>531
http://www.asahi.com/international/update/1223/TKY201012230012.html
モンテネグロ首相が辞任、権力の座に20年 疑惑影響か2010年12月23日9時39分
 【ウィーン=玉川透】旧ユーゴスラビアのモンテネグロで20年近く権力の座にいたジュカノビッチ首相(48)が21日、辞任した。

 同氏は1991年、29歳の若さで首相に就任。大統領職を含め、旧ユーゴ解体当初から権力を維持する唯一の指導者として、2006年のセルビアからの独立も主導した。

 一方で、90年代に安いたばこをイタリアなどに密輸する組織に関与していた疑いが浮上、国際社会から批判を浴びた。今月17日、モンテネグロが悲願とするEU加盟の候補国に正式に了承されたことを受け、同氏が加盟交渉の妨げになるとみられる自身の疑惑を考慮し、表舞台から身を引いたとの見方も出ている。

1801チバQ:2010/12/23(木) 10:21:09
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101217-OYT1T00862.htm
モンテネグロを加盟候補国に、EU首脳会議承認


. 【ブリュッセル=工藤武人】欧州連合(EU)は17日の首脳会議で、旧ユーゴスラビアのモンテネグロをEU加盟交渉開始の前提となる「加盟候補国」とすることを承認した。

 ただ、組織犯罪や汚職の一掃でモンテネグロに「一層の努力」を求め、具体的な交渉開始時期は示さなかった。

 現在、他のEU加盟候補国は、トルコ、クロアチア、マケドニア、アイスランド。

(2010年12月17日20時28分 読売新聞)

1802チバQ:2010/12/23(木) 12:56:01
http://mainichi.jp/select/world/news/20101213dde041030072000c.html
乾きと命:貧困の街で/上 HIV陽性での出産
 ◇感染より生活心配
 急速な経済発展を象徴するように、高層ビルが建ち並ぶ東アフリカ最大の都市ナイロビ(ケニア)。その一角に、土壁のバラックが軒を連ねる地区がある。キベラスラム。ケニアの農村部は干ばつなどの異常気象で打撃を受け、生活できなくなった人々が流入して人口が急増している。水道やガスさえ通らず、路上のごみが異臭を放つ貧困の街で、懸命に生きる人々の姿を報告する。


出産直後のHIV再検査で陽性が出たことを告げられるユニス・アチェンさん=ケニア・ナイロビのキベラスラムで、小松雄介撮影 産院のベッドで体重3200グラムの女児が生まれた。呼吸状態が悪く、スタッフが慌てて処置にあたる。5分後、女児は目と口を大きく開けて「ギャー」と泣き始めた。母親は汚れたTシャツ姿の女性。安心した様子はなく、表情に拭えない影があった。

 ユニス・アチェンさん(24)。スラムで5歳の娘と暮らし、小魚を売る。この日は、市場に仕入れに向かう途中で産気づいて倒れ運び込まれた。2カ月前、エイズウイルス(HIV)感染を宣告された。同居していた女児の父親はそれを聞いて姿を消したという。

 ユニスさんは身の上を語り始めた。ケニア西部生まれ。学校に通えず、子守をしていた15歳の時、気の毒に思った親類の女性が、ユニスさんをナイロビに呼び寄せ、家政婦にした。しかし女性の夫から性的虐待を受け、家を飛び出した。流れ着いたのがキベラスラムだった。

 取材中、産院のスタッフがHIVの再検査に訪れた。結果はやはり陽性。感染した原因は分からないという。眠る女児の顔を見つめ「この子は大丈夫だと信じたい」とつぶやく。ユニスさんにはHIV感染よりも今後の生活が心配だ。日収は20ケニアシリング(日本円で約20円)。半分を使って買うトウモロコシ3本が一日の食事という。「明日にも仕事を始めなければ、子どもに食べさせる物がない」と頭を抱えた。

 国連機関「国連合同エイズ計画」によるとケニアの09年のHIV感染者数は150万人で、新規感染者数は11万人に上る。生活が貧しく治療を受けられない患者が多く、死者は年間に約8万人とされる。【遠藤孝康】

 ◇「難民救援金」協力を
 災害や戦争、貧困などで苦しむ子どもたちを支援する海外難民救援金を募集しています。郵便振替または現金書留で送金いただくか、直接ご持参ください。なお、物資はお受けできません。紙面記載で「匿名希望」の方はその旨を明記してください。〒100−8051 東京都千代田区一ツ橋1の1の1 毎日新聞東京社会事業団「海外難民救援金」係(郵便振替00120・0・76498)

毎日新聞 2010年12月13日 東京夕刊

1803チバQ:2010/12/23(木) 12:56:52
http://mainichi.jp/select/world/news/20101214dde041030007000c.html
乾きと命:貧困の街で/中 途方に暮れる母
 ◇支援、受け方知らず
 3床だけの分娩(ぶんべん)室に次々と妊婦が運ばれ、新生児が生まれる。ケニアの首都ナイロビのキベラスラム内のフレパルス産院は、スラムの人口急増の現場だ。女性スタッフは「今朝は1分ごとに4人が生まれた」と汗を拭った。

 出産を終え、病棟で休む母親たちの表情はさまざまだ。結婚4年目で待望の初子を産んだベルマ・コバさん(23)は「もう(子どもは)あきらめていたから奇跡みたい」と眠る男児を幸せそうに見つめる。双子を産んだアイリーン・ナトゥンゴさん(35)は途方に暮れていた。「4人の息子を残して夫は死に、この子たちの父親とも別れた。私一人で養わなきゃいけないのに双子だなんて……」

 出産の翌日、HIV感染者のユニス・アチェンさん(24)は産院から自宅に戻った。家の外で走り回る娘シェリルちゃん(5)の姿を2日ぶりに見て「昨晩は娘が心配で眠れなかった」とほっとした表情を浮かべた。

 トタンを打ち付けただけの自宅は3畳しかなく隣のごみ捨て場から真っ黒な水が流れ出す。家賃は月1000ケニアシリング(日本円で約1000円)。他の家より高い。家主に足元を見られている可能性もあるという。


アニャンゴちゃんを連れて自宅に戻ったユニス・アチェンさん。5歳の長女シェリルちゃんが迎えた=ケニア・ナイロビのキベラスラムで、小松雄介撮影 スラム内の診療所ではNGO「国境なき医師団」がHIV感染者にエイズ発症を抑える薬を無料で配る。だがユニスさんは診療所に通っていないため薬を処方されていない。長年キベラスラムに通い貧しい子どもを支援する日本人女性、早川千晶さん(44)は「ユニスさんは小学校さえ卒業しておらず、周囲の助けもないため、どうすれば支援を受けられるのか分かっていない。スラムでは教育をまともに受けていない人が多く貧困の悪循環を生んでいる」と話す。

 出産1カ月半後。ユニスさんの生活支援に乗り出した早川さんから悲報が届いた。「アニャンゴちゃん(ユニスさんの赤ちゃん)が昨夜亡くなりました。下痢が続き、本当にあっけなく死んでしまいました」【遠藤孝康】

 ◇「難民救援金」協力を
 災害や戦争、貧困などで苦しむ子どもたちを支援する海外難民救援金を募集しています。郵便振替または現金書留で送金いただくか、直接ご持参ください。なお、物資はお受けできません。紙面記載で「匿名希望」の方はその旨を明記してください。〒100−8051 東京都千代田区一ツ橋1の1の1 毎日新聞東京社会事業団「海外難民救援金」係(郵便振替00120・0・76498)

1804チバQ:2010/12/23(木) 12:57:28
http://mainichi.jp/select/world/news/20101215dde041030004000c.html
乾きと命:貧困の街で/下 ストリートチルドレン
 ◇「学校に行きたい」
 気温10度近くに下がるケニアの首都ナイロビの夜。キベラスラムに隣接する大型スーパーマーケットの駐車場の外には、厚着をした少年数人がたむろする。買い物を終えた客が駐車場に現れると、柵の外から手を差し出して食料品を乞う。ストリートチルドレンたちだ。毛糸の帽子をかぶったギリオン・マカンガ君(13)は言う。「夜は路上で布を敷いて寝る。実は高学年まで小学校に通っていたんだ。親の事情で家から追い出された」。流ちょうな英語で話す。

 キベラスラムには私設学校が複数あるが、学費を払えないストリートチルドレンを受け入れる学校はほとんどない。昼間、スラム周辺の露天市場脇には、学校に通わない少年たちが集まる。

 年上の仲間たちと談笑していたのはモハメッド・ムエッティ君(10)。厚手の上着姿なのに裸足だった。「靴を盗まれた。新しいのが欲しいけど、お金がない」と話す。取材中、突然黒い布を自分の唇に押し当てた。吸っていたのは布に浸したシンナー。すぐに目の焦点が合わなくなり、辺りを歩き始めた。

 スラムで貧しい子どもたちのための学校を運営する早川千晶さん(44)は言う。「シンナーで空腹や寒さ、悲しみさえ分からなくなる。心の苦しさを忘れるためになけなしのお金でシンナーを買ってしまうんでしょう」

 ピーター・ジョン君(12)は市場のごみ捨て場で、ひとり黙々とプラスチックや鉄くずをスーパーの袋に拾い集めていた。1キロ分で10〜12ケニアシリング(約10円)。「1日数回、問屋に持ち込んで、やっと食費を稼げる」と話す。

 父が数年前に病気で亡くなり、母は仕事をせず、昼間から酒に浸るようになったという。将来の夢を尋ねると、「体操選手になりたいんだ」と答え、側転してみせた。ごみ拾いを始めて2年。「もうこんな生活は嫌だ。人生をやり直したい。キベラを抜け出して、ちゃんと学校に行きたい」【遠藤孝康】

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 ◇「難民救援金」協力を
 災害や戦争、貧困などで苦しむ子どもたちを支援する海外難民救援金を募集しています。郵便振替または現金書留で送金いただくか、直接ご持参ください。なお、物資はお受けできません。紙面記載で「匿名希望」の方はその旨を明記してください。〒100−8051 東京都千代田区一ツ橋1の1の1 毎日新聞東京社会事業団「海外難民救援金」係(郵便振替00120・0・76498)

1805チバQ:2010/12/23(木) 13:29:31
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2010/12/post-1866.php
ベルルスコーニに迫る最後の審判
Berlusconi's Waterloo

14日に行われる内閣不信任決議を何とか乗り切ったとしても、政治生命の終わりは近い

2010年12月14日(火)18時24分
バービー・ナドー(ローマ)

 イタリアのシルビオ・ベルルスコーニ首相(74)は今、自らの政治生命に点滅する赤信号を目の当たりにしている。

 イタリア随一のメディア企業を一代で築き上げたベルルスコーニが、政治の世界に足を踏み入れたのは17年前。知名度は低かったが、1994年の抜き打ち選挙で下院議員に当選し、すぐに首相に就任。以来、巨万の富を手に入れ、首相の座に2度返り咲き、汚職やマフィアとの癒着疑惑で数え切れないほどの法廷闘争を戦い抜いてきた。離婚調停中の2番目の妻ベロニカ・ラリオを含む多くの女性から軽蔑されるような言動も数多い。

 ベルルスコーニはイタリアの歴代首相はもちろん、G8(主要8カ国)のどの指導者よりも長い在任期間を誇る。しかも、近年稀にみる「キャラ立ち」した政治家だ。イタリアの民放テレビ局の大半を傘下に収め、国内有数の資産家でもある。常に忠実な友人と若い美女に取り囲まれる様子は、ローマ帝国の皇帝も顔負けだ。
 
 そんな輝かしいキャリアを暗転させかねない審判の日が、ついにやってきた。メディアが「Bデイ」と呼ぶ12月14日、ベルルスコーニ内閣に対する不信任決議案の採決が上下両院で行われる。可決されれば、「テフロン首相」の政治人生に幕が下ろされるかもしれない。

 ベルルスコーニは否決に自信をのぞかせるが、不信任を免れたとしても、政権を維持できるほど多くの否決票が集まる見込みはない。「独演会はおしまいだ」と、フェラーリのルカ・コルデロ・ディ・モンテツェモロ社長が皮肉ったように、退陣の時が迫っているのかもしれない。

かつての盟友が打倒ベルルスコーニの先頭に
 イタリア経済が混迷を深める中、ベルルスコーニはこの2年間を無為に過ごしてきた。業績といえば、訴訟に巻き込まれないよう画策し、ゴミに埋もれたナポリの街を散発的に清掃したことだけ。しかも、国際社会におけるイタリアのイメージをひどく傷つけた。

 内部告発サイト「ウィキリークス」で漏洩された情報をみても、各国の指導者がベルルスコーニをまともに相手にしていないのは明らかだ。ローマ駐在のアメリカ人外交官は本国への公電で、ベルルスコーニは「無責任でうぬぼれが強く」、指導者として「無能」だと伝えていた。

 ロシアのウラジーミル・プーチン首相のようにベルルスコーニのふざけた言動を歓迎する人もいるが、彼らには明白な動機がある。ウィキリークスによれば、2人の「大物独裁者」の間にはビジネス上の密約があり、双方の金銭的利益となるような外交政策を取っているという。

 14日の内閣不信任案決議を切り抜けたとしても、ベルルスコーニが勢いを失うのは間違いない。「もう彼の言葉を信用しない」と言うのは、かつての盟友ジャンフランコ・フィーニ下院議長。「彼は国を治めたいのではない。訴訟を逃れるために権力に留まりたいのだ」
 
 フィーニは不信任投票を実現させた立役者だが、ベルルスコーニを退陣させても自分が得をするわけではない。フィーニは今年7月、35人の仲間を引き連れて、ベルルスコーニ率いる与党「自由国民党」を離脱し、非公式の議員グループ「イタリアの未来と自由」を結成した。フィー二がベルルスコーニに代わって首相の座に就くには中道左派の野党と組む必要があるが、中道右派の出自を裏切るような真似をする可能性は低い。

1806チバQ:2010/12/23(木) 13:29:49
 しかも、フィーニ派も一枚岩ではなさそうだ。不信任決議案の採択日が近づくにつれて、ベルルスコーニ派の議員が「イタリアの未来と自由」所属の議員に接触しているとの噂もある。

 フィーニにできるのは、フィーニ派の議員が約束通り、不信任案に賛成票を投じるよう願うことだけ。だが、たとえ不信任案が可決されても、1〜2票差の僅差であれば、ベルルスコーニを葬り去ることができない可能性もある。不信任案が可決されるとジョルジョ・ナポリターノ大統領はベルルスコーニの辞表を受理するが、野党を中心にした新たな連立が実現しなければ、結局は新政権の組閣をベルルスコーニに頼ることになるからだ。

 大統領が総選挙に踏み切る可能性もあるが、リーダー不在の野党は総選挙を望んでいない。いま総選挙が実施されれば、有力な対抗馬がいないせいでベルルスコーニが勝利すると、あらゆる世論調査が示している。

身内からも「続投は無理」との声
 12月13日の朝、ベルルスコーニは上院で続投支持を訴える演説を行い、自分を引きずりおろせば、イタリアはギリシャやアイルランドの危機と同じような悪循環に陥ると警告した。「今のイタリアにとって最悪なのは政治の危機だ。明白な解決策がないまま危機を引き起こすことの愚かしさを考えてほしい」

 だがイタリア人の多くにとって、ベルルスコーニ政権はすでに茶番だ。11日には何万人ものデモ隊がローマに集まり、「ベルルスコーニが監獄に入らないかぎり、イタリアは変わらない」といったプラカードを掲げて通りを練り歩いた。

 その前日には、不信任案への態度を明らかにしていない議員らにベルルスコーニ陣営が買収工作をした疑惑について、当局が調査を開始した。「恥、恥、恥だ」と、野党民主党のピエル・ルイジ・ベルサニ書記長は集会で語った。「ベルルスコーニは引っ込んでいろ」

 採択の当日に懸念される暴動に備えて、治安部隊がローマ中心部の警備を強めるなか、ベルルスコーニは13日夜に下院でも演説をした。「私は穏やかな気持ちで自信に満ちている。不信任案に賛成する者は有権者からの負託を裏切ることになる。祖国が極めて厳しい状態にある今、我々は一致団結しなければならない」

 だが懐疑的な声は収まりそうにない。ベルルスコーニ陣営に留まっているウンベルト・ボッシ下院議員も、不信任案が否決されたとしても、僅差では続投は無理だとの見解を報道陣に示した。「いい演説だったが、1票差の過半数では政権はもたない」

 13日午後の情勢では、不信任案はまさに1〜2票差で否決される可能性が高い。Bデイを切り抜けたとしても、ベルルスコーニ時代の終焉へのカウントダウンがいよいよ始まりそうだ。

1807チバQ:2010/12/24(金) 23:07:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101224-00000011-maiall-soci
<違法テレビ放映>パキスタンで人気 エンタメ侵攻するインド
毎日新聞 12月24日(金)8時21分配信

 パキスタンでインドのテレビ番組の違法放映が問題となっている。パキスタンにとってインドは過去3度も戦火を交えた不倶戴天(ふぐたいてん)の敵だが、映画や音楽の人気は高い。インド番組の“侵攻”を通じて、パキスタン社会の一端を垣間見た。【イスラマバードで岩佐淳士】

 野球帽をかぶった男性が突然歌い出す。アップテンポの曲にあわせ、肌を露出した女性が、男性と一緒に腰をくねらせて踊る。今月中旬、パキスタンの首都イスラマバードのテレビ画面に映っていたのは、数年前に劇場公開されたインドの「ボリウッド」映画。ボリウッドとは、米ハリウッドに対抗した映画文化の呼称だ。

 パキスタン都市部ではケーブルテレビが普及し、50以上のチャンネルが視聴できる。映画以外にも歌番組などインドの娯楽番組が多いが、地元テレビ局によると、違法に放映されているという。パキスタンにおけるインドのテレビ番組放映は、両国関係を示すバロメーターだ。

 01年12月に起きたイスラム過激派によるインド国会襲撃事件で、インドがパキスタンを名指しで非難すると、政府はインドのテレビ番組を「有害」として放映禁止。04年に関係改善すると、政府は違法放映を黙認した。08年11月にインド・ムンバイで起きた同時多発テロで関係が悪化すると、パキスタン最高裁は今年8月、ケーブルテレビ事業者に放映中止を命じた。だが、衛星回線を通じた違法放映だけでなく、インド番組目当てに家庭用の受信機を買う人は後を絶たない。

 「イスラム文化のせいか、娯楽を大切にする感覚が小さい。パキスタン独自の映画や欧米風の芸能は産出する風土がない」とは、イスラマバードに住んで1年半がたつ日本人男性の感想だ。実はパキスタンにも、北東部ラホールを拠点とした「ロリウッド」がある。70年代に黄金期を迎えたが、77年にクーデターで政権を奪ったハク大統領のイスラム化政策で衰退した。両国の主要言語は似ており、最近では多くのパキスタン人俳優や歌手がボリウッドで活躍。イスラム保守層は眉をひそめるが、ムシャラフ政権下の06年には映画館でのインド映画上映も解禁された。

 インド番組の侵攻にボハリ情報相代理は「インドもパキスタンの番組を放映すべきだ」と不満げだ。

 12月上旬、印パ両国軍による国旗降納式が毎日行われている国境ワガを訪れた。双方の旗が立ち、老若男女の見物客が訪れていた。

 パキスタン軍兵士が足を高く上げ、国境越しのインド軍兵士を威嚇すると、客席から「パーキスターン ジンダーバード!(パキスタンよ永遠なれ)」。

 イスラム国家を掲げインドと分離独立したパキスタンだが、近年は過剰な宗教ナショナリズムが生む過激主義にも悩まされている。イスラマバードの30代男性は「政府はジレンマを抱えている。イスラム過激派と戦いながら、過激派が嫌うインド文化を規制し、イスラムを守っていかなければならないからだ」と言った。

1808チバQ:2010/12/26(日) 18:04:08
>>1728
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/101226/mds1012261756003-n1.htm
サウジ王家「老い」との戦い 国王2度手術、後継問題が浮上 (1/2ページ)
2010.12.26 17:52
 【カイロ=大内清】86歳前後とされるサウジアラビアのアブドラ国王が最近、2度の手術を受け、健康状態が不安視されている。順当なら次の国王となる異母弟のスルタン皇太子やほかの兄弟もほとんどが70〜80歳代と「老い」に直面するサウジ王家。世代交代がいつなのか、世界1位の原油埋蔵量を誇る国の後継問題に関心が高まっている。

 国王は11月下旬、椎間板(ついかんばん)ヘルニア治療のためとして渡米、手術を受けた。王室は「手術は成功」と発表したものの、今月3日には再手術が行われた。この間、留守を預かったスルタン皇太子(第1副首相兼国防航空相)は80代半ば。がんを患っているといわれ、健康不安は根強い。

 そんな中、国王や皇太子に不測の事態があった場合の後継者に有力視されるのが、ファハド前国王やスルタン皇太子の実弟で2009年に第2副首相に就いたナエフ王子(内相兼務)だ。国王の渡米前には代理で閣議を仕切った。

 サウジでは1953年のアブドルアジズ初代国王の死後、5代にわたり初代国王の息子(第2世代)が王位を継承してきた。だが、第2世代では比較的若いナエフ王子でも77歳前後に達しており、どの時点で初代国王の孫(第3世代)に王位を引き継ぐかが課題となっている。

 アブドラ国王は渡米前の11月、約50年間務めた国家警備隊司令官ポストを息子のムトイブ王子に譲り、世代交代への布石ではないかとの観測も浮上した。第3世代ではほかに、サウド外相やハリド国防航空次官らが知られる。ただ、初代国王には36人の男子がおり、孫の数は数百人。そこから王位継承者を選ぶプロセスは難航が予想される。

 一方、継承問題は、政策面でも関心を集めている。

 イスラム教スンニ派で最も戒律が厳しいワッハーブ派を奉じるサウジで、アブドラ国王は昨年初めて男女共学の大学を開設するなど、徐々にながらも社会・教育改革を進める「開明派」だ。ナエフ王子は、保守的な宗教指導者との結びつきが強いとされる。

 サウジは70年代末以降、イスラム世界各地へワッハーブ派の教義の“輸出”を積極化、同国の支援で建設されたマドラサ(イスラム神学校)が過激派の苗床になったとの指摘もある。それだけに現国王の路線は国際社会で一定の評価を得ているが、専門家からは、ナエフ王子が実権を握れば改革にブレーキがかかるとの見方も出ている。

1809チバQ:2010/12/26(日) 18:25:22
>>1463-1466>>1571>>1578
http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010122501000266.html
ベルギーの政治危機が長期化 正式政府不在195日
 【ブリュッセル共同】今年6月の総選挙以来、北部オランダ語圏と南部フランス語圏の対立で連立交渉が難航しているベルギーで25日、正式な政府の不在が195日に達し、これまで最長だった2007年の194日を上回り過去最悪記録を更新、政治危機が長期化している。

 欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)の本部を抱えるベルギーだが、伝統的な北部と南部の「言語対立」が過去に何度も政治危機を引き起こしてきた。4月に総辞職したルテルム内閣が暫定政権のままの状態で、危機の長期化への懸念から、金融市場ではベルギー国債価格がじわじわと下落。政府の資金調達にも悪影響が出始めている。


2010/12/25 16:31 【共同通信

1810チバQ:2010/12/27(月) 20:50:30
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/101227/mds1012271743003-n1.htm
内戦でチョコ高騰も? 「2人の大統領」に揺れるコートジボワール (1/2ページ)
2010.12.27 17:38

23日、アビジャン市内でバグボ大統領の看板脇を通過する国連部隊の兵士(AP) 【ロンドン=木村正人】大統領選をめぐり混乱が続くアフリカ中西部コートジボワールで、国際社会が当選を支持するワタラ元首相側は、バグボ大統領の退陣を求めて27日から全土でゼネストを実施するよう国民に呼び掛けた。治安部隊を掌握し政権に居座るバグボ氏に対する退陣圧力を強めるのが狙い。訴追を恐れるバグボ氏は譲歩の気配を見せておらず、内戦再燃を懸念する声も強まっている。

 現地からの報道によると、大統領選の決選投票は11月28日に実施され、選挙管理委員会は今月2日、野党・共和連合(RDR)のワタラ元首相が現職のバグボ氏を破って当選したと発表。しかし、選挙結果を確定する憲法評議会は3日、投票の一部は無効としてバグボ氏の当選を宣言した。

 2人とも就任式を行ったが、バグボ氏はそのまま大統領府に居座った。ワタラ氏はアフリカ連合(AU)や国連、米国、フランスの支持を受け、主要都市アビジャンのホテルに暫定政府を構えた。ホテルは国連平和維持活動(PKO)部隊500人が守っている。

 ワタラ氏の当選を支持する北部の旧反政府勢力「新勢力」と、南部に支持基盤を持つバグボ氏側の治安部隊は、2002〜03年の内戦で分断された南北の境界付近で一時、衝突した。07年に南北の和平協定が成立した後、本格的な軍事衝突は初めてとされ、緊迫した状況が続いている。

 アビジャンでもワタラ氏支持のデモ隊とバグボ氏側の治安部隊が衝突。これまでに約200人が死亡、約500人が拘束され、1万4千人以上が避難した。

 バグボ氏は権力維持のため治安部隊に資金を供給しているとして、世界銀行や西アフリカ諸国中央銀行はコートジボワールへの援助を停止。西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)は「バグボ氏がすぐに退陣しない場合は、軍事介入する」と警告するなど、圧力を強めている。一方、バグボ氏側は「内戦が起きる」と反発している。

 同国は世界の生産量の4割を占めるカカオ豆の産地で、今回の混乱で、カカオ豆価格は12・5%も上昇。政情の不安定化でカカオ豆の植え替えが停滞すれば、カカオ豆を原料とするチョコレート価格の高騰を招く恐れもある。

1811チバQ:2010/12/27(月) 20:51:34
http://www.afpbb.com/article/politics/2780712/6611149?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics

バグボ大統領の退陣求めゼネスト呼びかけ、コートジボワール
【12月27日 AFP】大統領選の結果をめぐる混乱が続くコートジボワールで、国連(UN)などが正式な当選者として支持するアルサン・ワタラ(Alassane Ouattara)元首相の陣営は26日、ローラン・バグボ(Laurent Gbagbo)大統領が退陣するまで27日からゼネストを行うよう呼びかけた。

 11月末に実施された大統領選をめぐっては、現職のバグボ大統領とワタラ元首相の双方が勝利を主張。選挙管理委員会や国際社会はワタラ氏の当選を認めているが、バグボ氏側は大統領職を譲っていない。

 ワタラ氏が首相に選んだギヨーム・ソロ(Guillaume Soro)氏は先に抗議行動を起こすよう国民に呼びかけた。ワタラ氏を支持する野党連合「ウフェイスト同盟(RHDP)」はこの呼びかけを繰り返している。

 ワタラ氏の支持者らは、全国規模でゼネストが行われればバグボ大統領を退陣に追い込めると期待しているが、同国の経済の中心である南部のアビジャン(Abidjan)でゼネストに呼応する動きはほとんどなく、経済活動は徐々に勢いを取り戻している。(c)AFP

1812チバQ:2010/12/27(月) 22:34:19
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/101227/mds1012272213004-n1.htm
イラン当局、改革派指導者ムサビ元首相らの訴追示唆
2010.12.27 22:11
 テヘランの検察当局者は26日、「(反政府的な)扇動的運動の指導者の審判が近い」と述べ、昨年6月のイラン大統領選で敗退した改革派のムサビ元首相やカルビ元国会議長を訴追する可能性を示唆した。イランメディアが27日、報じた。

 今月19日から、政府は燃料などに支出していた補助金を段階的に廃止。ガソリンやパンなどの値段が上がったことから、両氏の支持者らを中心に抗議行動が起きることを恐れた当局がけん制しているとみられる。

 大統領選をめぐっては、選挙の不正を指摘する両氏の支持者らが連日のように抗議デモを実施、治安部隊との衝突で多数の死傷者が出た。

 同当局者は「選挙を口実に体制を批判する者は裁判に付されるべきだ」と話した。(共同)

1813チバQ:2010/12/27(月) 22:42:58

http://www.yomiuri.co.jp/column/world/20101227-OYT8T00268.htm?from=navlc
投票率10%以下が示すエジプト人の諦め
カイロ支局 田尾茂樹

 「選挙は無効だ」。12月中旬。エジプトの首都カイロ中心部で野党支持者ら数百人が怒りの声を上げた。29年に及ぶムバラク長期政権を支える与党国民民主党が圧勝した人民議会(国会)選挙では、「不正が横行した」と言われていた。

 野党が獲得したのは選挙対象508議席のうち、わずか14議席。選挙前には系列無所属議員88人を抱え、事実上の最大野党だった非合法のイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」に至っては今回、1議席も得られなかった。選挙管理委員会は「公正な選挙だった」と主張するが、取材では何度もあぜんとさせられた。

 投票日の11月28日と12月5日。ある投票所では「記者は入れない」と言われ、取材記者証を示して理由を尋ねても「だめだ」の一点張り。別の投票所では「今は昼飯だ」と拒否された。入場できても写真撮影は一切、認められなかった。しかも、係員がついて回り、「もういいだろう」とわずか数分で追い出された。

 中立団体の選挙監視はほとんど許可されず、野党候補者代理人は、投票に立ち会うことができなかったという。前回選挙までは投票所に配置された判事も、憲法改正でいなくなった。投票水増しなどの不正行為が相次いだとされるのも当然の結果と言える。ネットには投票所の係員が何枚もの投票用紙に記入し、投票箱に入れる映像が出回った。

 「結果は分かっている。投票しても無駄」。取材で聞いたエジプト人のこんなぼやきの理由を実感した。選管は投票率を35%と発表したが、10%以下との指摘もある。事実、周りで投票した知人は皆無だった。

 それでも、冒頭のような抗議行動を起こす人はごく少数。1981年のサダト前大統領暗殺事件以来、今も非常事態令下にあるこの国では、令状なしの逮捕など治安当局には強大な権限が認められているためだ。「食べ物にさえ困らなければ怒らないよ」。会社経営のエジプト人の知人が解説してくれた。パンの価格が高騰した2008年には実際に各地で暴動が起きた。

 露骨な野党排除は、来秋の大統領選を控え、82歳のムバラク大統領が次男に権力を継承する地ならしとも言われる。悠久のナイルの流れのようにこの国は変わらないのだろうか、とも思える。それでも投票にやって来た20歳代の女性はこう話してくれた。「選挙結果は信用できない。でもこの1票は私の権利だから」。こんな意識の広がりが、いつか大きなうねりとなる日が来るのかもしれない。

(2010年12月27日 読売新聞)

1814チバQ:2010/12/28(火) 00:09:59
http://www.asahi.com/international/update/1226/TKY201012250320.html
民族対立、ロシア揺らす サッカー乱闘が市民の不満に火(1/2ページ)2010年12月26日2時16分
モスクワで21日、乱闘で殺されたロシア青年の墓に献花するプーチン首相=ロイター
 【モスクワ=副島英樹】サッカーファンの乱闘による一つの殺人事件が、ロシア全土を揺るがしている。多民族国家に潜在する民族間対立感情を呼び覚ましたからだ。「ロシアはロシア人のために」。そんなスラブ民族主義のスローガンを掲げた若年層のデモまで頻発し、一触即発の緊張を政権側が力で封じ込めている。そこには、汚職体質から抜けきれない官僚国家への市民の不満も影を落とす。

 「民族の多様性こそロシアの大いなる長所であり力だ」

 「過激主義者に利用されないようにしてほしい」

 プーチン首相は21日、中央ロシアと南部・北カフカス地域のサッカーファンクラブ代表らと面会し、そう訴えた。その後、乱闘で殺されたロシア青年の墓を訪れて献花した。国を揺るがす内乱に発展しかねない民族対立を鎮めるための窮余の策ともいえた。

 かつて泥沼の内戦を経験したチェチェン共和国などを含むカフカス地域はイスラム教徒が多い。治安は安定せず、失業率も高い。出稼ぎでモスクワなど主要都市への流入が増加し、風習の違いや相次ぐモスク建設などが、ロシア正教のスラブ系住民との間に摩擦を生んでいる。

 発端は今月6日にモスクワの通りで起きた乱闘だった。プロサッカーチーム「スパルタク」のファンだったスラブ系の青年1人が死亡、カフカス系の6人が拘束された。だが警察は、首謀者以外の5人の拘束を解いた。賄賂が渡されたはずだと、スラブ系が不満を募らせた。クレムリン脇のマネージ広場で11日に開かれた青年の追悼集会には約5千人が集結。過激な民族主義者らが扇動して治安部隊と衝突し、65人が拘束された。

 こうした動きに、カフカス系が15日に抗議集会を開くとの情報がネットで出回り、モスクワなどで民族対立が一触即発状態に。予防介入した警察が全土で1700人を拘束し、ナイフやバット、武器類などを多数押収。18日にも全土で約2千人が拘束されたが、未成年者が多数含まれていたことが衝撃を与えた。

 この日、モスクワのオスタンキノ・テレビセンター付近に集まったのは、日本の中高生にあたる8〜10年生の生徒たちだった。「愛国主義はナチズムではない」との横断幕を掲げて行進したところ、無許可集会を理由に警察に一時拘束された。地元紙によると、生徒の一人は「大学に入れるのはカフカス系だけ。ロシアに将来はない」などと、賄賂が優先される実態を示唆した。

 プーチン首相は「若者が軽はずみに民族主義的スローガンを唱える事実を憂慮すべきだ」と発言。首相が党首を務める最大与党「統一ロシア」は、徳育を充実化させる教育カリキュラムの見直しを提案するまでになっている。

 「若者は革命のバロメーター」(レーニン)とも言われるロシアでは、今回の騒動は社会全体の不満の表れだと指摘する声も目立つ。下院安保委員会のグロフ議員は「汚職や警察・役人の横暴、犯罪検挙の低さ、移民労働者の増加などで不満が充満している」と語る。反政権のノーバヤ・ガゼータ紙も「ロシアの現代化に対するロシア人の反乱」との見出しで「政府の不首尾な財政政策、賄賂の横行、役人の身勝手」を指摘。メドべージェフ政権が進める現代化が、国家の体質改善につながっていないと批判している。

1815チバQ:2010/12/28(火) 22:47:15
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/101228/erp1012282112009-n1.htm
はびこる独裁…旧ソ連圏、民主化の道遠く (1/2ページ)
2010.12.28 21:10

10日、モスクワのクレムリンで開かれたCIS首脳会議でロシアのメドベージェフ大統領(右)と話すカザフスタンのナザルバエフ大統領(左)=AP 【モスクワ=佐藤貴生】旧ソ連圏の国々で、独裁色が濃い長期政権が延命を図る傾向が続いている。今月19日の選挙でベラルーシのルカシェンコ大統領が4選して5年の任期を手に入れたが、大規模な不正集計があったとの憶測が絶えない。これに続きカザフスタンでも、現職大統領の任期を2020年まで延長する動きが表面化。旧ソ連崩壊に伴う独立から約20年をへてなお、民主化への道のりは遠い。

 ロイター通信によると、カザフスタンでは今月23日、農民や学者ら約850人で構成する民間組織が、12年に迫った大統領選に代わり、ナザルバエフ大統領の任期を20年まで延長するかどうかを問う国民投票を提言した。

 組織の代表者は「選挙に使われる余計な支出を国内投資に回せる。80〜90%はナザルバエフ氏に投票するだろう。民主主義への信頼は政府の効率性に比べれば重要ではない」と述べた。

 同国の中央選挙管理委員会はこれを受け27日、20万人以上の賛同者の署名が集まれば国民投票を実施する可能性があると述べた。国民投票は早ければ来年3月にも実施されるとの観測さえ出ている。

 ナザルバエフ氏はソ連崩壊直前の1990年以来、大統領の座にいる。95年の国民投票と98年の憲法改正で任期を相次ぎ延長したほか、07年には議会が3選禁止規定の削除を決め“終身大統領”に道が開かれた。

 カザフスタン南部アルマトイの反体制紙記者(37)は「政治上の競争がまったくなく、15年間も公正な選挙が行われていない。国民投票になれば大規模な違反が行われるのは明らかだ」と話した。

 現職の任期延長や3選禁止規定削除はベラルーシ、ウズベキスタン、タジキスタンでもみられ、なかでも中央アジアでは独裁傾向が顕著だ。トルクメニスタンでは06年にニヤゾフ前大統領が死去するまで肖像画が国中に掲げられ、紙幣にも描かれる強固な個人崇拝体制が築かれた。現体制も大規模な民主化導入には踏み込んでいないようにみえる。

 民主化の兆しがみえるのは、一族支配を軸に強権をふるった前大統領が今春に失脚、国外逃亡したキルギスぐらいなのが実情だ。同国では大統領権限を議会に移管する憲法改正がなされ、議院内閣制に移行する試みが進んでいる。

 莫大(ばくだい)な地下資源が眠るカザフスタンや、地域の盟主を自任するウズベキスタンでは大統領が高齢に達し、次期体制へのスムーズな権力移譲が実現するかが懸念されている。圧政と指導者の高齢化は、中央アジアなど旧ソ連圏を覆う不安定要因としてくすぶり続けそうだ。

1816チバQ:2010/12/28(火) 23:10:21
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/101228/mds1012280943003-n1.htm
ゼネスト呼び掛け失敗 大統領選の結果で混乱続くコートジボワール
2010.12.28 09:41
 大統領選の結果をめぐり混乱が続くコートジボワールからの報道によると、国際社会が当選を支持する元首相ワタラ氏の陣営が26日に呼び掛けたゼネストは27日、最大都市アビジャンなどで大半の人々が通常通り勤務し、失敗に終わった。

 市民からは「働かなければ食べていけない」との声も出た。選挙結果を覆して大統領の座に居座るバグボ氏を退陣に追い込みたいワタラ氏陣営だが、失敗を受けて戦略の見直しを迫られそうだ。

 ワタラ氏が支持基盤を置く北部では一部でストが行われたが、銀行などは営業した。

 一方、ベナンとシエラレオネ、カボベルデの3カ国大統領が28日、コートジボワールを訪問する予定。ワタラ氏に権限移譲しなければ武力行使を含めた対応を取るとの西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)の決定を、バグボ氏に直接伝える見通しだ。(共同)

1817チバQ:2010/12/29(水) 08:38:04
>>1559>>1700
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010122902000030.html
英連立政権 苦境に 支持率急降下 50%割れ
2010年12月29日 朝刊

 【ロンドン=有賀信彦】英国で5月に誕生した第2次大戦後初の保守党と自由民主党の連立政権の支持率が急降下している。大学授業料大幅値上げなど、キャメロン政権が相次いで打ち出す財政赤字削減策への反発が背景にあり、学生らを主な支持基盤にもつ自民党が大幅に支持率を減らしたのが最大の要因。野党・労働党の支持は回復しつつあり、連立政権は年明けから試練を迎えそうだ。

 二十七日付の英紙ガーディアンの世論調査では、連立政権の支持率は今年五月発足時の59%から43%へと急減し、初めて不支持率(47%)が上回った。連立発足時の調査では、自民党支持者の69%が保守党との連立を支持したが、今回の調査では43%と大幅に下落、46%が「(連立は)誤りだった」と回答。

 落ち込みが最も激しいのは自民党支持率。五月調査の21%から、この五年で最も低い13%まで落ち込んだ。授業料値上げ反対は、緩やかな財政赤字削減を掲げてきた自民党の総選挙での主要公約だったが、連立を組む際の保守党との政策協議では公約を放棄していたことが秋になって発覚。これが十一月十日以降、全国規模で続発した過激な学生デモを誘発する主な要因となった、との見方もある。

 一方、保守党の支持率は五月調査より2ポイント低い37%とほぼ横ばいで、同党支持者の76%は依然として連立政権樹立を肯定。

 自民党の不人気とは対照的に支持を伸ばしているのが労働党。十二月調査で、この三年で最も高い39%の支持率を記録し、保守党の支持率を上回った。連立政権の緊縮政策への反発に加え、ミリバンド新党首への期待が支持率を押し上げた要因とみられ、来年は攻勢を強めそうだ

1818チバQ:2010/12/29(水) 08:46:42
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2010/12/post-1884.php
住民投票で分裂するスーダンの希望
South Sudan's Desperate Hope

民族対立と資源争奪で引き裂かれたスーダン。南部独立の是非を問う投票が国際社会をも揺るがす理由

2010年12月24日(金)12時22分

[2010年12月29日号掲載]

 今も南北内戦の混乱が続き、俳優ジョージ・クルーニーが国連で平和を呼び掛けた破綻国家スーダン。アラブ系イスラム教徒の多い北部から、アフリカ系キリスト教徒の多い南部が独立できるかどうかを問う住民投票が1月9日に始まる。

 ここ数週間で北部に住む南スーダン人5万人が投票のために帰郷し、内戦で国外に避難した難民も在外投票のため有権者登録を行った。なかでも注目されたのが内戦で孤児になり、自力で国外に逃れた「ロストボーイズ」と呼ばれる南スーダン人だ。

 彼らは受け入れ国となったアメリカやヨーロッパ諸国、オーストラリアやエチオピアで在外投票の有権者登録を呼び掛けた(登録者数は数十万人ともいわれる)。自らの手で票を投じるため、子供の頃に離れた南部に帰る者も少なくない。

 長年迫害されてきた南スーダン人の期待は高まっている。投票が公正に行われれば、南部スーダンは独立国家になる可能性が高い。ただしそれは同時に、この地域に不安定な国家がもう1つ生まれることを意味する。...本文続く

──ここから先は22日発売の『ニューズウィーク日本版』 2010年12月29日/1月5日号をご覧ください。


山田敏弘(本誌記者)

1819とはずがたり:2010/12/29(水) 11:55:15
>>1818
南スーダンの独立,昔から期待してますヽ(´ー`)/

1820とはずがたり:2010/12/29(水) 12:11:19
>>1816
>ワタラ氏に権限移譲しなければ武力行使を含めた対応を取るとの西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)の決定
おお,こんな実効能力(?)持った国際統合機関が!?

調べてみた。結構前からある。。

西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/africa/ecowas.html

1.名称(西アフリカ諸国経済共同体)

英:Economic Community of West African States(ECOWAS)
仏:Communaute' Economique des Etats de l'Afrique de l'Ouest(CEDEAO)

2. 設立経緯及び沿革

1963年:「西アフリカ産業協力ラゴス会議」(国連アフリカ経済委員会(ECA)後援)において、西アフリカ地域経済協力のための常設機関設立に向けた、暫定機関設立につき合意。
1968年:共同市場を目指した西アフリカ地域グループ結成(しかし経済共同体設立構想は、その後、ナイジェリア内戦等により進展が遅れた)。
1975年5月28日:西アフリカ諸国経済共同体設立協定正式合意(於:ラゴス)。

3. 設立目的及び任務

1975年(設立当初):西アフリカの域内経済統合を推進する準地域機関
* 持続的経済開発のための基盤整備
* 地域内の関税障壁の撤廃
* 域内・域外貿易の促進等

1981年:「防衛相互援助に関する議定書」調印
* 防衛・紛争解決機能等を備える (経済統合の基盤となる、政治的安定の確保を目指す)

1998年:「紛争予防・管理・解決・平和維持・安全保障メカニズム」規約採択
* 安全保障機能の本格的整備に着手

4. 加盟・脱退
 原加盟国は西アフリカ15ヶ国。現在の加盟国15ヶ国(ベナン、ブルキナファソ、カーボヴェルデ、コートジボワール、ガンビア、ガーナ、ギニア、ギニアビサウ、リベリア、マリ、ニジェール、ナイジェリア、セネガル、シエラレオネ、トーゴ)。
(注)カーボ・ベルデが新規加盟(1977年)。モーリタニアが通貨統合等に反対して脱退(2000年12月)。

5. 組織
(1)委員会(Commission):アブジャ(ナイジェリア)。2007年1月の首脳会合において事務局(Secretariat)から改編。委員長(President)、副委員長(Vice-President)及び7名の委員(Commissioners、行財政担当委員、貿易・関税・産業・人の自由移動担当委員、農業・環境・水資源担当委員、インフラ担当委員、マクロ経済政策担当委員、政治・安全保障担当委員、人間開発・ジェンダー担当委員)からなる。

(2)委員長(Commissioner):ジェームズ・ビクター・ベホ(ガーナ人)(H.E. Ambassador James Victor Gbeho)。2010年2月、第37回ECOWAS首脳年次会議にてECOWAS委員長に選出され、同年3月に就任。

(3)最高意思決定機関:首脳会議。議長は、2009年1月よりナイジェリア大統領が就任(2008年12月の首脳会議で選出、任期2年)。

1821とはずがたり:2010/12/29(水) 12:11:59
(4)その他:
(イ)閣僚会議(年2回)、防衛会議、参謀総長会議、専門家委員会(貿易関税、工業農業天然資源、運輸通信エネルギー、社会文化)。さらに、調停・安全保障理事会及び防衛・安全保障委員会が発足。
(ロ)共同体議会(Community Parliament)(年2回):各加盟国よりの選出議員115名で構成。2000年11月設立(諮問機関として、2001年1月より機能開始)。
(ハ)ECOWAS投資開発銀行(EBID):ECOWAS協力保障開発基金(通称ECOWAS基金。本部:ロメ)より改編。また、下部組織として、投資地域銀行(BRIC)及び開発地域基金(FRDC)の設立が2001年の首脳会議で決定された。
 (注)分割改編は既に1999年12月に決定され、2001年6月より活動開始予定であった。投資開発銀行創設議定書の批准国は、現在12ヶ国。
(ニ)共同体裁判所(Community Court of Justice):1991年に設立が決定され、1993年のECOWAS改定議定書により設置。2005年にECOWAS設立30周年を契機に改編。ECOWAS改定議定書の解釈等にかかる加盟国間の係争に介入。

6. 財政
(1)加盟各国からの拠出金をもとに運営されているが、多額の滞納金あり。右対策として、域外貿易への共同体課徴金を2003年7月より導入開始。
(2)加盟国分担金の他、主要国及び国際機関等による支援(事務局経費、経済開発及び紛争解決・安全保障分野等)。

7. 活動及び事業内容
(1)政治的安定の確保
(イ)停戦監視グループ(ECOMOG:ECOWAS Monitoring Group):
* 1990年より、紛争を抱える域内諸国(リベリア、シエラレオネ、及びギニアビサウ)にて平和維持活動を実施(ナイジェリア軍を中心にアド・ホック・ベースで組織)。国際社会より高い評価を受けてきた。
* 1999年の「紛争予防・管理・解決・平和維持・安全保障メカニズム」(下記参照)議定書採択により、右議定書の下でのECOWAS待機部隊(文民、軍隊、準軍事組織を含む)としての法的立場を確立。国際社会からの支援も受け、関連活動を活発化。

(ロ)紛争予防・管理・解決・平和維持・安全保障メカニズム(Mechanism for Conflict Prevention, Management, Resolution, Peace-keeping and Security):
* 1998年に規約、1999年に議定書を採択、暫定的に発効。現在までの批准国は、マリ、シエラレオネ、ブルキナファソの3ヶ国のみ。未批准諸国に対し早期批准を促している。
* 調停・安全保障理事会(首脳・閣僚・大使級。首脳会議で選ばれる7ヶ国および現議長国および前議長国で構成)の他、補助機関として、(i)防衛・安全保障委員会(各国軍参謀長および外交当局、治安機関代表による合議体で、技術的助言を与える)、(ii)長老会議(2001年1月、32名の域内各国の著名人を得て発足。任期1年。予防外交の実施や選挙監視活動)、(iii)ECOMOG(各国が平和維持活動のために部隊を指定し、各国の責任で所要の訓練を実施し出動に備える待機部隊)により構成。また、紛争監視センターを域内4箇所に設置(早期警戒情報の収集・分析等)。
* 同メカニズム議定書に基づき、2001年の首脳会議では、汚職防止及び民主主義とグッド・ガヴァナンスに関する追加議定書を採択。
* 同メカニズム議定書に基づき、2004年4月に第一回ECOWAS諸国治安関係者会合が開催され、越境犯罪の撲滅に向けた域内協力促進のための地域安全保障情報センターの設置、及び行動計画作成のための小委員会の設置等につき合意。
* 2002年9月に発生したコートジボワールの騒擾については、2003年1月に合意されたマルクーシ協定に基づき、ECOWAS平和維持ミッション(ECOMICI/MICECI)を派遣。2003年4月の調停・安全保障理事会閣僚級会合(我が国拠出金により開催)において、増員承認。2003年 6月末、国連安保理決議1479号に基づく、国連コートジボワール・ミッション(MINUCI)がコートジボワールに到着。2004年4月、国連安保理決議1528号を受けて、国連コートジボワール活動(UNOCI)に権限委譲。
* ECOWASはリベリア国際コンタクト・グループ(ICGL)を結成し、議長国ガーナを中心に、2003年6月のリベリア和平円卓会議の開催(我が国より開催経費一部支援)等、リベリア情勢の打開に向けて積極的に活動。2003年8月、ECOWASを含む多国籍軍の設立や国際安定化部隊の派遣等に関する国連安保理決議1497の採択を受けて、3,500人規模のECOWAS平和維持軍(ECOMIL)の先遣隊として、ナイジェリア兵300人をリベリアへ派遣。また2003年9月の国連リベリア・ミッション(UNMIL)の設立に関する国連安保理決議1509を受けて、同年10月1日以降 ECOMIL軍はUNMIL部隊(国連PKO)に吸収。その他、ECOWAS事務局長特別代表を派遣。
* 現在、紛争予防、調停、平和維持活動、復興支援等、域内の平和構築活動に幅広く対応するための「ECOWAS平和基金(ECOWAS Peace Fund)」の運用モダリティを作成中。

1822とはずがたり:2010/12/29(水) 12:12:27
>>1820-1822
(ハ)ECOWAS待機軍(ECOWAS Standby Force)
* 西アフリカ地域内及び加盟国内でテロ、環境に対する危機を含む平和と安全保障に対する脅威が認められた場合、地域の平和と安定を図るため、加盟国の合意により30日以内に設置、展開することを目的としてECOWAS加盟国から提供された軍、文民部門によって構成される待機部隊。
* 監視、平和維持及び治安の回復、人道支援、制裁発動、汚職等を含む事案に対する警備活動、平和構築及び武装解除、予防措置発動等をミッションとし、緊急展開任務部隊(タスクフォース)1500名及び旅団本隊5000名の合計6500名規模によって設置されることが目指されている。

(ニ)ECOWAS小型武器条約(ECOWAS Convention on Small Arms and Light Weapons, Their Ammunition and Other Related Materials)
* ECOWAS は域内に蔓延する小型武器への取組を進めており、2006年6月の首脳会議では、従来の取組の中心であった「ECOWAS 小型武器製造輸出入モラトリアム」を国際協定化した「ECOWAS 小型武器条約(ECOWAS Convention on Small Arms and Light Weapons, Their Ammunition and Other Related Materials)」が署名された。同条約は2009年9月に発効し、現在は実施に向けた具体的な行動計画を策定中。
* 域内における小型武器問題対策強化のため、UNDP の支援のもと「ECOWAS 小型武器管理プログラム(ECOSAP)」を2006年6月〜2011年5月にかけて実施中。

(2)経済統合の推進

 1999年以降、以下を含む諸プログラムを決定・推進し、活動を再活性化。特にEUが関連諸事業を支援(ロメ協定に基づき、会議・見本市の開催、共通インフラの整備等)。2003年4月には、EU-ECOWAS経済パートナーシップ合意。
(イ)域内統一通貨統合(ECO)の実現(現時点では、2015年までに西アフリカ経済通貨同盟(UEMOA)加盟国を除くと、ECOWAS加盟国においてECOを導入し、2020年までに全加盟国においてECOを導入するという、段階的な導入を計画中。)
(ロ)自由貿易プログラムの推進
(ハ)共同体裁判所や共同体議会の設立
(ニ)共通旅券の発行
(ホ)共同体課徴金の導入

(3)NEPADへの取り組み

 2002年5月、西アフリカにおけるNEPAD(アフリカ開発のための新パートナーシップ)の実施機関としてのマンデートを付与されたため、アフリカ開発銀行との協力の下、域内インフラ整備短期行動計画および事務局キャパシティ・ビルディング短期行動計画を作成し、ドナー諸国に協力を呼びかけている。

1823チバQ:2010/12/29(水) 21:43:52
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2010122900363
非常任理事国、31日任期切れ=存在感低下を懸念−日本政府

 日本政府は31日、国連安全保障理事会非常任理事国の任期切れを迎える。朝鮮半島情勢が緊迫の度を増す中、政府内では「安保理で発言権を失えば、北朝鮮をめぐる対応で国際社会での存在感が薄れる」との懸念が強まっており、早期復帰を模索する動きもある。
 安保理は米国、中国、ロシアなど5常任理事国と10非常任理事国で構成。非常任理事国は任期2年で、毎年半数が選挙で改選される。改選5枠のうちアジアに割り振られるのは1枠。日本は2008年の選挙でイランを下し、10回目の非常任理事国入りを果たした。
 安保理は06年7月、同10月、09年6月と過去3回、対北朝鮮決議を採択した。韓国は1996〜97年を最後に安保理に議席を得ておらず、いずれの決議にも非常任理事国として関わった日本には「韓国に代わって議論の旗振り役を担ってきた」(外務省関係者)との自負がある。
 しかし、安保理で足場を失えば情報収集で他国に後れを取るばかりか、国連での発言力も格段に低くなる。北朝鮮による韓国・延坪島砲撃を受けて日本などが目指した非難声明は中国の反対で頓挫したままだが、年明け以降は「同盟国の米国などに外側から働き掛けるしかなくなる」(政府高官)のが実情だ。 
 政府内には数年以内の再出馬を検討する動きもあるが、過去10回の非常任理事国入りは国連史上最多。加盟国の間には「日本は出馬し過ぎだ」との不満もあり、名乗りを上げるのは容易ではない。このため「常任理事国になるのが一番の解決策」(外務省幹部)と、長年の悲願達成に懸ける声も出ている。(2010/12/29-16:08)

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1824チバQ:2010/12/29(水) 23:37:08
>>1174>>1185-1186>1795
http://mainichi.jp/select/world/news/20101229ddm007030065000c.html
ウクライナ:混迷 前首相派を一斉摘発 路線対立、政権が徹底排除か
 【モスクワ田中洋之】ウクライナでティモシェンコ前首相や前内閣の閣僚らが相次いで逮捕・起訴され、国を揺るがすスキャンダルに発展している。2月の大統領選でティモシェンコ氏に勝利したヤヌコビッチ大統領が、前首相派の徹底排除に乗り出したとの見方が出ており、同派は「政治弾圧だ」と反発を強めている。

 ティモシェンコ氏については、首相時代に京都議定書に基づき温室効果ガスの排出枠を日本に売って得た代金を不正流用した疑いで最高検察庁が4月に捜査を開始。今月20日に正式起訴され、逮捕は免れたものの旅行が禁止され、今も検察の事情聴取が続いている。ティモシェンコ氏は「(容疑は)まったくのナンセンス。主要なライバルに対する大統領の報復だ」と厳しく抗議している。

 26日にはティモシェンコ氏とともに04年の民主化運動「オレンジ革命」を指導したルツェンコ前内相が逮捕された。前内相は息子と犬を連れて散歩中、覆面姿のウクライナ保安庁要員にいきなり車で連行されたという。在任中に自分の運転手に不正な手段で住宅を与えた公金横領の容疑がもたれているが、前内相は否定している。

 また、国際手配されていたダニリシン前経済相が10月に逃亡先のプラハで拘束されたほか、前政府の環境相や第1法務次官、第1国防次官らが今夏以降、さまざまな容疑で逮捕され、トゥルチノフ前第1副首相も旅行禁止措置を受けている。

 ヤヌコビッチ大統領は26日のテレビ番組に出演し、今回の「一斉摘発」が政治的なものであることを否定したうえで、「取り調べや裁判は合法性と透明性が保障される。私はティモシェンコ氏が自分を弁護する機会を見つけることを望む」と語った。

 親欧米派のティモシェンコ氏は、ロシア黒海艦隊の駐留延長に同意するなど親露路線を進めるヤヌコビッチ大統領への批判を強めている。政権側は、根強い人気を持つティモシェンコ氏が「第2のオレンジ革命」につながるような影響力をもつことを警戒しているとされる。政権側の攻勢でティモシェンコ派は窮地に追い込まれつつあり、同派の分裂につながる可能性も指摘されている。

1825チバQ:2010/12/30(木) 00:11:04
>>1552
http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010122901000498.html
ロ、自治体に大統領の呼称禁止 法改正し中央集権強化
 【モスクワ共同】ロシアのメドベージェフ大統領は29日、ロシア連邦を構成する地方自治体の首長に「大統領」の呼称使用を禁止する法改正に署名した。大統領府が発表した。クレムリンによる中央集権強化の一環とみられている。

 現在83あるロシアの自治体のうち共和国は21。タス通信によると、このうちタタルスタン、ダゲスタン、イングーシなど12の共和国で行政府のトップが「大統領」の呼称を使っている。

 法改正によると、これらの共和国では2015年1月までに憲法を改正し、大統領の職名を「首長」「政府議長」などに改称する必要がある。

2010/12/29 21:04 【共同通信】

1826チバQ:2010/12/30(木) 09:52:33
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20101230k0000m030090000c.html
スウェーデン:イラク生まれ28歳、第二の故郷で自爆テロ

自爆テロ事件が起きたストックホルム中心街の歩行者天国。大勢の買い物客でにぎわう現場にはパトカーがとめられ、不審者に目を光らせていた=2010年12月18日、樋口直樹撮影 今月11日夕、スウェーデンの首都ストックホルムの歩行者天国で、イスラム教徒の男による自爆テロが起きた。男はイラク系スウェーデン人、タイムル・アブダリ容疑者(28)。10歳で「難民」としてスウェーデンに移住し、「ごく普通の少年」だった男がなぜ第二の故郷を攻撃したのか。容疑者の跡を追うと、大学時代を過ごした英国で過激思想に染まっていった様子が浮かび上がる。【ルートン(英国南部)とストックホルムで樋口直樹】

 ◇英国留学で過激思想に
 自爆テロ発生は華やかなノーベル賞授賞式の翌日だった。ストックホルムの街にはまだ、その余韻が残っていた。死者は自爆犯1人で、負傷者も数人だけだったが、クリスマスムードは一転、悲鳴とサイレンが交錯してパニックになった。

 移民を積極的に受け入れ寛容な社会として知られる北欧が、イスラム過激派の自爆攻撃を受けたのは初めて。「ホームグロウン・テロ」と呼ばれる脅威が拡大していることを示した事件として注目された。

 バグダッド生まれのアブダリ容疑者は湾岸戦争直後の92年、家族と共にスウェーデンに移り、高校卒業まで南部の町トラノスで暮らした。01年の高校卒業後、英国南部ルートンのベッドフォードシャー大学でスポーツ医学を学ぶ傍ら、ルーマニア出身の女性と結婚し2女1男をもうけた。自爆直前、地元通信社などに犯行声明を送りつけ、かつてスウェーデン紙に掲載されたイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画や同国からのアフガニスタン派兵を批判している。

 トラノス時代のアブダリ容疑者について、高校時代の教師は「普通の生徒。宗教や政治の話は聞いたことがない」と述懐する。中東から移住した飲食店経営者も「(イスラムが禁じる)ビールを飲んでいた」と証言する。地元紙によると、イスラエルから来たユダヤ人女子高生と交際していたこともあった。

 しかし、英国に渡ったアブダリ容疑者は次第に過激なイスラム思想を身につけたようだ。06年9月ごろ通っていたルートンのモスク「イスラミック・センター」のラティフ事務局長によると、容疑者は当初、礼儀正しく親切だったが、次第に「危険な自説」を唱え、腐敗したイスラム諸国の政府転覆やアフガニスタンやイラクからの欧米部隊の撤退などを訴えるようになった。

 センターのバクシュ会長は何度か直接アブダリ容疑者を戒め、最後には大勢の参会者を前に「罪のない人々を傷つけかねない考えは間違っている」と指摘した。名指しは避けたが、誰もがアブダリ容疑者への非難だと受け止めた。彼は憤然とモスクを出たまま、戻ってはこなかった。

 そして、英紙によると、07年にスウェーデンに里帰りした時には、アブダリ容疑者はひげをたくわえ、宗教や政治の話に熱中。父親は「息子はルートンで変わってしまった」と嘆いた。イスラムの伝統的一夫多妻の大家族にあこがれ、今年6月に生まれた長男には、国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者と同じ「ウサマ」の名を付けた。

 こうした変化について、ロンドンのシンクタンク「社会的結合センター」のアフメド研究員は「英国の大学は過激派組織の草刈り場になってきた。とりわけイスラム教徒の多いルートンはその傾向が強かった」と指摘する。中でも「真のイスラム国家」樹立を訴える原理主義組織「ヒズブ・タハリール」などの活動が盛んだ。アブダリ容疑者も学生時代にこうした組織の影響を受けたとみられている。

 「私が本当はどんな人間だったのか話せなかったことを許してほしい。イスラム聖戦士としての秘密を抱えたこの4年間の生活は困難だった」

 英紙デーリー・メールによると、アブダリ容疑者は自爆直前の「犯行声明」で妻にこんな言葉を残した。4年前といえば、ちょうどルートンのモスクを出た時期と重なる。この間、容疑者は善良な欧州市民の仮面をかぶりテロの機会をうかがってきたことになる。

 ◇ホームグロウン・テロ◇
 欧米で育ち、欧米の「価値観」を知るイスラム過激派が欧米を標的にするテロ。差別や格差から社会に溶け込めず、不満を募らせて過激思想に染まるとされる。米同時多発テロ(01年9月)以降、特に脅威が高まっており、米国内では今年11月までに未遂を含め43件のホームグロウン・テロを摘発。半数以上が09年5月以降の発生だった。

1827チバQ:2010/12/30(木) 09:53:08
http://mainichi.jp/select/world/news/20101230k0000m030093000c.html
スウェーデン:イスラム社会「身内」の攻撃に衝撃
 「爆風で店が揺れた。外を見ると煙の中で人が倒れていた。男があと数メートル近づいていたら、と思うとゾッとする」。スウェーデンの首都ストックホルムで今月11日、イスラム教徒でイラク系スウェーデン人のタイムル・アブダリ容疑者(28)が自爆した現場に居合わせた女性店員(20)は振り返る。現場近くには歩行者天国や大型デパートもあり、状況によっては大惨事も避けられなかった。

 ◇寛容な欧州が危機
 欧米で対策が大きな課題となっている「ホームグロウン・テロ」。民主主義や人権の概念を知った者が何らかのきっかけで過激思想に染まり、自分の育った社会を攻撃する。特にスウェーデンは欧州で最もイラク難民の受け入れに積極的な国の一つで、宗教や人種に寛容でありながら攻撃対象になったことへの衝撃は大きい。

 英南部ルートンのモスク「イスラミック・センター」のラティフ事務局長はこのモスクに通い出したアブダリ容疑者について当初、ラマダン(断食月)の最中、日が暮れると貧しい人々に食べ物を分け与え、食事が終わると率先して掃除を手伝っていたのを思い出す。その後、過激になっていったという。

 スウェーデン国防大学・非対称脅威研究センターのナイキャンダー所長はイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画問題などを挙げ、「(アブダリ容疑者は)預言者への冒とくやイスラム教徒の災難を指摘することで、自分をイスラムの大義に死す殉教者にしたかったのではないか」と動機を分析する。そこには、「言論の自由」の前には預言者であっても風刺の対象とする欧米の価値と、それを許さないイスラム過激派の溝がある。

 イスラム過激派による「寛容な社会」への攻撃は、多くの穏健イスラム教徒にとっても脅威であり、スウェーデンのイスラム社会はテロに猛反発した。「これはムスリム(イスラム教徒)社会に対する攻撃だ」。ストックホルム・イスラム協会のムスタファ会長はこう憤る。スウェーデンのイスラム教徒は45万人で全人口の5%。市民の恐怖がイスラム教徒や難民への偏見や怒りに変わることを危惧するからだ。

 ムスタファ氏の懸念には伏線がある。9月の総選挙(定数349)では、イスラムを「戦後最大の脅威」と位置付ける反移民の極右政党・民主党が、20議席を得て国会に初進出。リベラルで移民に寛容な社会の微妙な右傾化を印象付けた。

 不況と緊縮財政を背景とする右傾化は、欧州全体の流れになりつつある。フランス政府による少数民族ロマの国外送還などは、外国人や少数民族の排斥が国民の不満のはけ口につながりやすいことを改めて示すものだ。

 ◇不況背景に進む右傾化
 事件はまた、イラク難民の子による「第二の故郷」への攻撃としても注目された。イラク軍が隣国クウェートに侵攻した90年から06年の17年間にスウェーデンの居住許可証を得たイラク難民は約4万5000人。旧ユーゴスラビア連邦からの難民に次ぐ多さだ。

 欧州でのホームグロウン・テロは、95年にフランスで起きた仏リヨン郊外出身のイスラム過激派による連続爆弾事件が先駆けとされる。しかし、脅威が顕在化したのは米同時多発テロ(01年9月11日)以降で、オランダ情報当局は02年ごろからと分析している。英ロンドンで05年7月にあった地下鉄・バス同時爆弾テロでは、実行犯4人のうち3人は英国生まれのイスラム教徒で、残る1人はジャマイカから英国に移民し、イスラム教に改宗した若者だった。

 今回の事件を取材してきたスウェーデンの英字紙ザ・ローカルのサベジ記者は「自爆テロを仕組んだ黒幕の本当の狙いは、宗教や民族の違いをことさらあおり立てることで、開かれた西欧社会を憎しみや猜疑(さいぎ)心で分断することだったのではないか」と指摘する。

 ラインフェルト首相は20日の演説で「自由と寛大さこそが彼(自爆犯)の憎しみの対象だった」と指摘。いち早くテロを厳しく非難した国内のイスラム社会をたたえた。スウェーデンは落ち着きを取り戻したように見えるが、ナイキャンダー氏は「もし2度目のテロが起きたなら、世論は全く変わってしまうだろう」と述べ、「自由で寛大な社会」の限界を警告した。【ルートンとストックホルムで樋口直樹】

 ◇ムハンマドの風刺画問題◇
 デンマークの新聞が05年9月、イスラム教の預言者ムハンマドが爆弾形の布を頭に巻いた風刺画を掲載。世界のイスラム教徒が反発する中、欧州の他紙も同様の風刺画を載せ「表現の自由」を主張した。スウェーデン紙には07年8月に載り、イスラム過激派が漫画家殺害に10万ドルの報奨金を出すと発表した。

1828チバQ:2011/01/01(土) 13:13:46
http://mainichi.jp/select/world/news/20110101ddm002030032000c.html
国連安保理:改革、南ア加えて協議 日本、常任理目指し「G4プラス1」案
 日本政府は国連安全保障理事会常任理事国入りに向け、従来のドイツ、インド、ブラジルと組む「G4」に南アフリカを加えた「G4プラス1」の枠組み構築を検討していることが31日分かった。9月の国連総会に向け早ければ1月からG4外相会談を断続的に開き、新改革案を策定する過程で南アに協力を求めていく方針だ。【犬飼直幸】

 国連安保理改革を巡っては、当時のアナン国連事務総長が05年に勧告したのを受け、G4は▽常任6カ国増(G4以外にアフリカ2カ国)▽非常任4カ国増▽新常任理事国の拒否権を15年間凍結との改革案を提出した。

 しかし、常任理事国では米国は日本の常任理事国入りを支持したが、G4案には反対したほか中国も反対、アフリカ連合(AU)もまとまらず、採決に必要な3分の2以上の加盟国の賛成を得られず、断念した。

 ところが、09年2月から国連総会の非公式本会議での政府間交渉が開始。10年9月には日本の呼びかけでG4外相がほぼ5年ぶりに会談し、改革案を提出する目標を確認した。日本政府は11年を安保理常任理事国入りへの「再挑戦の年」と位置付け、1〜2月にG4外相の次回会合を開く。

 政府関係者によると、新改革案は05年案に一部修正を加えた内容となる見通し。アフリカを代表する新興国の南アを「新常任理事国の有資格者」とみて昨年9月の会合でも出席を打診。しかし、南アは非常任理事国入りに向けた選挙活動中(その後当選)だったため、他のアフリカ諸国の反発を警戒し、辞退した。

 政府は南アの協力を得るため新常任理事国の対象となるアフリカ2カ国のうち1カ国を南アとすることを念頭に新改革案の調整を進める。反対派説得のため一定期間後の見直し条項も設ける方向だ。

 G4はアフリカ53カ国一括で賛同を得ようとして失敗した反省から、G4で分担してそれぞれアフリカで関係の良い国を中心に個別に意向を確認している。

1829チバQ:2011/01/01(土) 13:15:31
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011010102000033.html
ベルギー「政治空白」200日 言語圏、対立根深く
2011年1月1日 朝刊

 【パリ=清水俊郎】六月の総選挙以来、北部オランダ語圏と南部フランス語圏の連立政権交渉が長引いているベルギーで、正式な政府の不在状態が三十日で二百日を超えた。南北言語圏の根深い対立のため総選挙のたびに組閣が難航するが、今回は百九十四日間かかった過去最悪記録を塗り替えた。

 四月に総辞職したルテルム内閣が現在、臨時に政権にとどまっている。政治的な決定権はないため、国内総生産(GDP)比97%に上る公的債務残高の削減に向けた手が打てない状態。政府の資金調達への悪影響を懸念する声も出ている。

 連立交渉のかぎを握るのは、「財政的に豊かなオランダ語圏からの税収がフランス語圏のために使われるのは不当」と主張して、六月の総選挙で大勝したオランダ語圏分離独立派のデウェーフェル党首。連邦制の強化を目指しているが、最近は「この国に未来はない」など挑発的な発言を繰り返している。

 ただ、国の分裂は非現実的との見方が強い。国立社会政治情報研究センターのジャン・ファニエル研究員は「分離独立派も“分裂”でオランダ語圏をまとめる力はないため、交渉のテーブルを蹴ることができない。再総選挙が交渉の落としどころではないか」とみている。

1830チバQ:2011/01/03(月) 14:14:35
>>458
http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011010301000083.html
パキスタン連立政権が過半数割れ 第2党離脱
 【イスラマバード共同】パキスタンの連立与党内の第2勢力で昨年12月末に内閣からの離脱を表明した「ムータヒダ民族運動」は2日、政府の燃料値上げ策に反発し、国会で野党に転じることを決めたと明らかにした。連立政権は下院(342議席)で過半数を割ることになり、政権運営の危機に直面した。

 連立の中核、パキスタン人民党(PPP)は多数派工作に動きだすとみられるが、行き詰まれば2013年の任期満了を待たずに下院の解散・総選挙が行われる可能性もある。

 政府は昨年末、原油高騰を理由にガソリン価格を9%引き上げるなどの石油製品値上げを発表し、与野党双方から既に2桁台のインフレをさらに悪化させると抗議の声が上がっている。

2011/01/03 09:33 【共同通信】

1831チバQ:2011/01/03(月) 17:39:16
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/101215/asi1012152119005-n1.htm
テロと反テロ国際貢献の間で 苦悩するパキスタン (1/2ページ)
2010.12.15 21:15

このニュースのトピックス:テロ

ラホール市内のバードシャーヒーモスクで列をなす市民ら。テロと反テロのはざまで揺れる=10日、ラホール(名村隆寛撮影) イスラム原理主義勢力タリバンによる攻撃やテロが続くアフガニスタンに隣接するパキスタン。2001年の米中枢同時テロ以降、パキスタンはテロとの戦いを掲げ、米国など多国籍軍によるアフガンでの対テロ戦を後方支援してきた。しかし、国内ではテロが続発。アフガン国境に近い部族地域をタリバンが拠点にしているとの見方も根強い。対テロでの貢献をアピールする一方、テロと反テロ支援のはざまで苦悩する“パキスタンの声”を聞いた。(イスラマバード、ラホール 名村隆寛、写真も)

 

■   ■

 「外国でのわが国に対する見方には誤解が多い。パキスタンでは実際テロは起きている。だが、国民と政府は大きなテロの犠牲者であり、絶対にテロリストではない。テロの世界と闘っているのだ。イスラム教は平和の宗教であり、パキスタンは平和な国だ」

 パキスタン情報放送省のサイエド・ブカリ国務相(副大臣級)は語る。政府関係者の主張は皆同じだ。

 パキスタンは01年9月にムシャラフ大統領(当時)が対テロでの米国への協力を表明。アフガンでのタリバン政権崩壊(同年12月)後、流入する膨大なアフガン難民を抱え続けている。

 同時にアフガン・パキスタン国境地域に潜伏中とされる国際テロ組織アルカーイダの指導者、ウサマ・ビンラーディン容疑者の捕捉に努める米国に引き続き協力。ギラニ首相が今月4日、アフガンを初訪問し、カルザイ大統領に経済協力を約束するなど、テロ対策以外でも貢献している。

 

■   ■

 もちろん、協力、貢献には限度がある。「難民、対テロ。アフガンだけでもわれわれの許容範囲をはるかに超えている」と対テロ機関当局者は語る。米国から非政府機関(NGO)まで、外国からの膨大な支援があっても、パキスタンとしては手いっぱいだ。しかも、資金面などで頭を抱えている間も、国内ではテロが起きている。

 6日、北西部部族地域、モハマンド地区の行政庁舎で自爆テロ。50人あまりが死亡、100人以上負傷。イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」が犯行声明。

 10日、北西部カイバル・パクトゥンクワ州ハングーでイスラム教シーア派が建てた病院に自動車が突っ込み自爆、15人が死亡。スンニ派過激組織「ラシュカレジャングビ」が犯行声明。

 13日、北西部ペシャワル郊外で道路脇の爆弾が爆発、通学バスの生徒ら2人が死亡、1人が負傷。

 テロが起き、外国メディアで報じられるたび、政府当局者はため息をつく。

 「われわれはテロを支援してはいない」。2番目の都市ラホールを抱えるパンジャブ州のサルマン・タシール知事は外国での“誤解”の解消を訴える。だが、テロ続発の鳴動はやまない。

 

■   ■

 国際社会の評価を受けられる機会が最近あった。北朝鮮による韓国・延坪島砲撃だ。パキスタンは北朝鮮と1970年代から外交関係があり、軍事交流も継続、北朝鮮に挑発をやめさせるのは不可能ではない。パキスタン外務省は砲撃4日後の11月27日、談話を発表した。

 「パキスタンは関係各国に対し、(砲撃に関し)抑制とあらゆる問題の平和的解決を促す」。6カ国協議の首席代表会合開催を提案した中国とほぼ同じ立場だ。外務省のサイエド・ジャビード次官補は「われわれには伝統的関係がある」と北朝鮮への一定の影響力を認める。外交官として中国駐在歴10年のジャビード氏。東アジア問題の専門家として朝鮮半島での出来事は当然、理解している。

 ただ「6カ国協議を支持している」とは言うが、対北非難や制裁には言及しない。「すべて対話を通して解決する。それが外交官の役割だ」とジャビード氏。アフガン、対テロでの国際貢献を強調するパキスタンだが限界もあるようだ。

1832チバQ:2011/01/03(月) 18:33:47
http://www.asahi.com/international/update/1229/TKY201012290001.html
センセイは18歳 スウェーデン史上最年少の国会議員(1/2ページ)2010年12月31日11時1分
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18歳のスウェーデン国会議員、アントン・アベルさん=ストックホルム、橋本写す
 北欧スウェーデンで今年、史上最年少の18歳の国会議員が誕生し、注目されている。大学1年のアントン・アベルさん。彼はいわば、社会活動への参加を奨励する北欧型の教育の申し子ともいえる。

 アベルさんは今年9月の総選挙(比例制)に、与党の穏健党から立候補した。10月に同党議員が1人辞職したのに伴い、くり上げ当選した。

 「大学から帰る途中、携帯電話に知らせが入った。僕が国会議員になるなんて非現実的に思えましたが、いまは毎日が新しい体験です」

 政界入りのきっかけは2007年10月に起きた事件だった。ストックホルムの路上で16歳の少年が若者たちに集団暴行され、死亡した。当時15歳で高校生のアベルさんは、たまたま現場近くのレストランにいて、衝撃を受けた。

 「こんな暴力は許せない。ぼくも同じ世代。自分で何かできないか」。インターネットのフェイスブックで「街頭の暴力を撲滅しよう!」と署名を呼びかけると、1週間で10万人が賛同した。ストックホルムでの集会には1万人が集まり、「行動する若者」の旗手として脚光をあびた。

 アベルさんは反暴力運動のNPOを設立した。ところが、やがて世間の反応が鈍くなった。仲間と相談、「運動を盛り上げるため、国会に出よう」と09年秋に入党した。

 スウェーデンの学校教育は社会活動への積極的な参加をすすめており、その延長線上に若者たちの政治参加がある。高校の学習課程では、選挙が近づくと、各政党の政見を調べて発表する授業がある。アベルさんは、担任の先生から「運動のリーダーになるのはいいことだ」と背中を押されたという。

 秋から通い始めたストックホルム商科大学は当面、休学することに。国会日程の合間に地方を回り、警察や市民から治安の話を聞いている。

 身長195センチの長身だ。「国会で最も若く、最も背が高いのがぼく」と笑いながら語る。「大学と国会、両方をこなすのは大変だろうが、挑戦する」(ストックホルム=橋本聡)

   ◇

 〈スウェーデンの若者と政治進出〉スウェーデン(人口約900万人)は選挙権、被選挙権とも18歳から。今年選ばれた国会議員(定数349)の平均年齢は47歳で、4年前の前回総選挙より、1歳近く若返った。18〜24歳は4人、25〜29歳も13人いる。一方、日本の衆院事務局によると、昨年8月の総選挙で選ばれた衆院議員が同9月16日に初登院した時点での平均年齢は、52歳7カ月。

1833チバQ:2011/01/03(月) 18:35:42
>>1355-1356
http://www.asahi.com/international/update/0102/TKY201101020089.html
ナイジェリアで相次ぐテロ、97人死亡 大統領選関係か2011年1月3日5時0分

 【ナイロビ=古谷祐伸】ナイジェリアで昨年末から、爆弾テロや武装勢力による攻撃が相次ぎ、2日までに少なくとも97人が死亡した。イスラム武装勢力の仕業とされる一方、4月に予定されている大統領選との関係も指摘され、情勢悪化が懸念されている。

 中部の都市ジョスでは12月24日、爆弾が爆発、80人が死亡。同日と29日には別の中部の都市でも、キリスト教会が放火されるなどして、計13人が犠牲になった。さらに、31日夜、首都アブジャの市場で爆発があり、4人が死亡、26人が負傷した。ジョスの事件では、イスラム武装勢力ボコ・ハラムが犯行を認めた。

 ナイジェリアはアフリカ随一の産油国だが、恩恵が国民に行き渡らないことへの不満が強く、イスラム過激派暗躍の背景になっているとされる。

 同国では大統領は南北出身者が2期ごとに交代するしきたり。ところが、北部系の前大統領ヤラドゥア氏が昨年、1期目途中で病死し、南部系のジョナサン氏が後を継いだ。このため北部ではジョナサン氏続投への警戒感が高まっている。

1834チバQ:2011/01/03(月) 18:37:16
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/110103/mds1101031537002-n1.htm
デュマ仏元外相ら2人の著名弁護士、票の数え直し提案 コートジボワール大統領選
2011.1.3 15:36
 【パリ=山口昌子】コートジボワールで昨年11月の大統領選で選挙管理委員会が当選を認めたワタラ元首相と不正投票があったとして再選を主張するバクボ前大統領が対立している問題で、フランスの著名な弁護士2人が2日、会見し「国際的統御の元での票の数え直し」を提案した。

 2人の弁護士は、ミッテラン社会党政権時代の元外相で憲法評議会議長も務めたローラン・デュマ氏と、国際テロリスト「カルロス」ことイリイッチ・ラミレス・サンチェス受刑者や「リヨンの虐殺者」と呼ばれたナチス・ドイツの親衛隊員、クラウス・バルビーの弁護を務めたジャック・ベルジェ氏。

 2人はバクボ氏の依頼を受け、コートジボワールをこのほど3日間訪問し、3回、同氏と会談したという。

 国連や元宗主国のフランスをはじめ国際社会はワタラ氏の当選を認めている。

1835チバQ:2011/01/04(火) 01:29:52
http://www.asahi.com/international/update/0103/TKY201101030195.html
パキスタン与党が過半数割れ 連立第2勢力が離脱2011年1月3日21時27分


 【イスラマバード=五十嵐誠】パキスタン連立与党内の第2勢力・ムータヒダ民族運動(MQM)が3日、政府の燃料価格引き上げ策に問題があるとして、連立与党から離脱した。政権は下院で過半数割れとなり、存亡の危機に陥った。現政権は米国と良好な関係にあり、政治混乱は隣国アフガニスタンを含めた対テロ戦に影響を与えかねない。

 下院事務局によると、定数342の下院で25議席を有するMQMの離脱で、最大与党・人民党率いる連立与党は163議席となり、過半数に満たなくなる。ギラニ首相は多数派工作に強気の姿勢を崩していないが、首相不信任案の可決や、2013年の任期満了前の下院の解散・総選挙につながる可能性が出てきた。

 南部シンド州を拠点とするMQMは人民党所属の同州内相が先月、州都カラチで頻発する抗争事件に「MQMが関与している」と発言したことに反発。閣僚ポストやカラチでの治安維持策に不満を募らせていたこともあり、先週、所属の2閣僚が辞表を提出した。これを受け、人民党側はマリク内相らがMQMに閣内に戻るよう説得していた。

 ただ、多額の対外債務を抱え、国際通貨基金(IMF)からの財政健全化圧力を受ける政府は先月31日、ガソリン公定価格の9%引き上げなどの石油製品値上げを発表。これがインフレをさらに悪化させると与野党双方からの批判にさらされ、MQMの離脱を後押しする形になった。

 MQMの連立離脱で院内多数派となった野党側だが、政党間対立を抱えており、一致した行動をとれるかは不透明だ。最大野党・イスラム教徒連盟シャリフ派を率いるシャリフ元首相は昨年末、「MQMは多くの市民を殺害している」と発言、両党の反目は激化している。

 人民党政権の不人気からシャリフ派は次期総選挙での勝利を確信しており、今の議会勢力での政権奪取に消極的との指摘もある。一方、先月、連立離脱したイスラム急進派のイスラム聖職者協会が政権復帰の条件としてギラニ首相の解任を求めており、首相交代で事態が収拾に動く可能性もある。

1836チバQ:2011/01/04(火) 20:36:00
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/110103/asi1101031939001-n1.htm
連立政権が過半数割れ パキスタン、政権に新たな危機 (1/2ページ)
2011.1.3 19:37
 【ニューデリー=田北真樹子】パキスタン連立政権の第2党ムータヒダ民族運動(MQM)は2日、連立政権から離脱し、野党勢力に加わることを明らかにした。MQMの離脱により、第1党のパキスタン人民党(PPP)を中心とする連立政権は下院(定数342)で過半数を割ることになった。対テロ戦や経済の悪化ですでに脆弱(ぜいじゃく)な文民政権は、さらに厳しい状況に追い込まれた。

 MQMが野党に転じたことで、過半数の172議席を超える勢力になった野党陣営がギラニ首相(PPP)への不信任案を提出した場合、成立する環境が整った。また、2013年の下院の任期満了前に解散、総選挙が実施される可能性も出てきた。

 ギラニ首相は2日、「政権は崩壊しない」と強気の姿勢を見せた。PPPは今後、多数派工作に乗り出すとみられる。

 MQMは昨年12月27日に政権運営をめぐる意見対立から、MQMの閣僚2人を内閣から引き揚げた。背景の1つには、MQMが本拠地とする南部シンド州カラチで続く政党対立による殺人事件をめぐり、PPP所属の同州内相が「事件の背後にMQMがいる」などと発言したことにMQMが反発し、内相の辞任を求めていることがある。

 だが、内相はPPP党首のザルダリ大統領に近く、党内での人気も高いとされ、大統領はMQMの要求に抵抗しているようだ。

 こうした中、パキスタン政府は先月31日にガソリン価格や石油製品の値上げを発表。MQMは「国民にとって耐え難い措置」として野党に加わることを表明した。単なる政権揺さぶりとの見方もある。

 連立与党をめぐっては、先月上旬にイスラム急進派の「イスラム聖職者協会(JUI)」が党の閣僚の解任に抗議し、連立政権を離脱したばかり。

1837名無しさん:2011/01/05(水) 20:38:26
http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011010501000521.html
日本、非常任理事国に立候補へ 国連安保理の11年選挙
 【ニューヨーク共同】日本政府は5日までに、国連安全保障理事会の次期非常任理事国(2012〜13年任期)選挙に立候補する方針を固めた。一部の友好国には非公式に意向を伝えており、近く正式表明し、今秋に行われる選挙に備えるとみられる。複数の政府関係筋が明らかにした。

 日本は09〜10年末まで非常任理事国を務めており、今秋の選挙で当選すれば、過去最短の1年間隔で安保理に復帰することになる。非常任理事国選出回数も計11回と最多になる。非常任理事国は連続再選が認められていない。

 日本は、長期的には安保理改革による常任理事国入りを目指しているが、当面は非常任理事国を可能な限り短い間隔で続けたい考えだ。

2011/01/05 17:10 【共同通信

1838チバQ:2011/01/05(水) 23:16:11
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011010502000172.html
大統領、一転協議再開へ コートジボワール
2011年1月5日 夕刊

 【ロンドン=有賀信彦】西アフリカのコートジボワールで、大統領選の結果を無視して大統領の座に居座るバグボ氏は四日、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)と協議を続けることで同意した。ロイター通信が伝えた。

 バグボ氏は三日、ECOWASなどからの退陣要請を再度拒否しており、一転して態度を軟化させた格好だが、武力行使の可能性をちらつかせて退陣圧力を強めるECOWASの動きをかわし時間稼ぎを狙っているとの見方があり、緊張状態は続きそうだ。

 バグボ氏は協議再開のほかに、選挙管理委員会が当選者と認めるワタラ元首相の臨時執務室があるホテルの治安部隊による包囲を中止することにも応じたが、封鎖解除は確認されていない。

1839チバQ:2011/01/05(水) 23:21:59
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110105k0000e030021000c.html
イラン:閣僚ら次々解任 大統領が政権基盤強化か
 【テヘラン鵜塚健】イランのアフマディネジャド大統領が政権中枢の閣僚や顧問を次々に解任している。先月にモッタキ外相やバズルパシュ国家青年庁長官を解任したのに続き、今月1日に14人の顧問を解任。背景には、保守派内での対立が進む中、大統領が側近ばかりを集めて政権基盤の強化を図る狙いがあるとみられる。

 イランメディアによると、大統領は約20人の顧問のうちカルホール上級顧問ら14人を解任した。理由は明らかにしていないが、大統領やその側近であるマシャイ大統領府長官との政策面での路線対立もささやかれている。

 イランでは政権を握る保守派内で、大統領と、ラリジャニ国会議長を中心とする反大統領勢力との対立が激化。12年の国会議員選挙や13年の大統領選を前に、同じ保守派内での主導権争いが強まっている。12月にラリジャニ氏と関係の深いモッタキ外相が突然解任された際も、後任には大統領に近く政治色の薄いサレヒ原子力庁長官が指名された。

1840チバQ:2011/01/05(水) 23:26:02
>>1793>>1815
http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011010401000772.html
カザフで大統領選中止案 民主主義の後退と米反発

 【モスクワ共同】ナザルバエフ大統領(70)の強権支配が続く中央アジアのカザフスタンで、来年に予定されている大統領選を中止し、国民投票によって同大統領の任期を2020年まで延長するよう一部の勢力が提案。これに対し、在カザフスタン米大使館は4日、「民主主義の後退」だとして反対する声明を出した。

 同大統領は1995年に行った国民投票で任期を2000年まで延ばしたことがあり、今回は今年3月ごろに国民投票を行う可能性が指摘されている。

 国民投票であれば対立候補との選挙戦を避けた上での政権維持が可能。既に国民投票の実施に必要な署名を集めたとされ、議員らも支持。同大統領も反対していないとされる。

1841チバQ:2011/01/06(木) 22:29:14
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110106-OYT1T00198.htm
連立難航、政権なし200日…ベルギーの事情?


 【ブリュッセル=工藤武人】ベルギーで、昨年6月の総選挙後、北部オランダ語圏と南部フランス語圏の各政党による連立交渉が難航し、正式政権が存在しない状態が長期化している。

 5日で正式政権の不在期間は206日となった。2007年の194日間を抜いて過去最長を更新中だ。関係7政党はようやく5日、調停役が作った妥協案への回答を提示するが、政治空白により、欧州を昨年襲った信用不安の波がベルギーにも押し寄せかねないとの懸念が強まっている。

 昨年10月、国王アルベール2世から調停役を任され、今月3日に妥協案を提示したオランダ語圏社会党のヨハン・バンデラノッテ前党首は5日、「明確な反対は示されておらず、希望が持てる」と述べ、事態打開に期待感を示した。

 人口約1000万人のベルギーは、オランダ語を話す北部のフラマン系(人口の約6割、ゲルマン民族)とフランス語を話す南部のワロン系(同約3割、ラテン民族)で、ほぼ二分される。政策が近い政党でも言語圏ごとに存在するため、少数政党が乱立している。

 連立交渉には、総選挙で下院第1党に躍進したオランダ語圏の民族主義政党「新フランドル同盟」や、第2党の南部仏語圏の中道左派「社会党」など計7政党が参加。今回の妥協案を7党が受諾すれば、組閣に向けた具体的交渉が始まる。

 連立交渉が長引く背景には同国ならではの「南北問題」の先鋭化がある。工業化が進んだ北部住民が、農業中心で所得が低い南部住民に税収が配分されることに不満を強め、フラマン系政党は中央から地方への権限と財源の移譲を主張している。北部の分離独立を掲げる同同盟のデウェーバー党首は先月、ワロン系を「補助金中毒」と非難した。

 分裂に危機感を強める国王は先月24日、「今こそ、妥協を図る真の勇気が必要だ」と国民に呼びかけた。

 後継政権ができるまで暫定政権を率いるのは、昨年4月に辞任したルテルム前首相で、昨年後半は欧州連合(EU)議長国も務めた。ベルギーでは地方への権限移譲が進み、連邦政府の役割は限定的で、外交・通商などはEU任せだからこその政治空白とも言える。

 だが、ベルギーの公的債務残高(2009年)の国内総生産(GDP)比率は96・2%とユーロ圏平均(79・2%)を大きく上回り、ユーロ圏17か国中、下から3番目。暫定政権では財政赤字の削減策に取り組めないと、市場は厳しい視線を注ぐ。ベルギー国債の信用引き下げを警告する格付け機関大手も出てきた。

(2011年1月6日09時06分 読売新聞)

1842チバQ:2011/01/07(金) 23:17:52
http://mainichi.jp/select/world/news/20110108k0000m030041000c.html
ハンガリー:メディア法施行 報道の自由でEU各国と摩擦
 【ウィーン樋口直樹】今月から欧州連合(EU、加盟27カ国)議長国になったハンガリーで、政府による報道規制につながりかねないメディア法が施行され、「報道の自由」の阻害を懸念する英独仏など加盟国との間であつれきが生じている。EUの行政府・欧州委員会は、バローゾ委員長が7日にハンガリーのオルバン首相と会談するなど、本格的な対応に乗り出した。

 オルバン首相は6日、「我々はEUの加盟国であり、(外交的な)駆け引きにはルールがある」と外国メディアに述べた。欧州委員会との協議次第でメディア法の見直しもありうると示唆したものだが、他の加盟国の同様の法律と違いがないとも反論しており、行方は流動的だ。

 メディア法は、国会の大多数を占める中道右派の与党フィデス・ハンガリー市民同盟の後押しで先月に可決、年初から施行された。「国家メディア通信委員会」に強力な権限が与えられ、「バランスの取れた」報道や番組制作がなされず、公共の利益やモラルに反すると判断された場合、最高2億フォリント(約8000万円)の罰金が科される。

 同委員会は「国内法にのみ従う独立機関」と位置付けられている。しかし、国会承認を必要とする委員長をはじめ、その他4人の委員はいずれもフィデスと「深いつながりがある」(地元メディア)と指摘されており、政治的中立性が疑問視されている。

 また、「バランスの取れた報道」との定義もあいまいで、「国家安全保障」に関する問題では、ジャーナリストに情報源の開示を求めることもあり得るとされている。

 オルバン政権は「(政府への)反対意見を圧殺するつもりはない。新たな規則はEU基準に合致している」と主張するが、EU加盟国の間からは議長国としての資質を疑問視する声も上がっている。フランス政府は今週に入り、「(メディア法は)報道の自由の理念と相いれない」と厳しく批判した。

 昨年4月の総選挙で大勝し、政権の座に返り咲いたオルバン首相は、緊縮財政の実施を拒否する一方、外資中心の特定業界を対象に新規課税を実施するなど、これまでもEU加盟国と衝突を繰り返してきた。

1843チバQ:2011/01/07(金) 23:18:40
>>1841
http://www.portfolio.nl/article/show/3989
2011/01/07 Fri 09:31 | タグ: ベルギー連立交渉調停役のバンデラノッテ氏辞任し、交渉決裂ベルギーでは昨年6月の総選挙後、北部オランダ語圏と南部フランス語圏の各政党による連立交渉が難航し、正式政権が存在しない状態が長期化している。すでに200日以上が経過しているが、昨日オランダ語圏社会党のヨハン・バンデラノッテ前党首は調停役を下りるとアルベルト国王に申し出た。国王はこの申し出をまだ保留している。

バンデラノッテ氏はすでに数週間にわたり各政党と話し合いを続けてきたが、結局交渉はまとまらず今回の調整役辞退という結果になった。
今回の連立交渉に最も反対の態度をとってきたのが、オランダ語圏の民族主義政党「フランダース・ナショナリスト」とフランダース・キリスト教民主党であった。

1844チバQ:2011/01/07(金) 23:44:29
http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011010701000196.html
混乱続くコートジボワール 英、カナダ大使追放と表明
 【ジュバ(スーダン南部)共同】大統領選をめぐり混乱が続くコートジボワールからの報道によると、選挙結果を覆したとの国際社会の批判にかかわらず大統領の座に居座るバグボ氏側は6日、同国駐在のカナダ大使と、コートジボワール担当の英国大使を追放するとの声明を国営テレビで発表した。

 両国がそれぞれ、バグボ氏側のコートジボワール大使を認めないと表明したことへの対抗措置。英BBC放送などによると、英、カナダ両政府は、元首相ワタラ氏を大統領選の当選者と認めているため、バグボ氏側の要請は受け入れないとした。

 欧州連合(EU)各国はワタラ氏が任命したコートジボワール大使を承認することで合意、国連もワタラ氏任命の国連大使を承認した。

2011/01/07 10:27 【共同通信

1845チバQ:2011/01/08(土) 01:18:58
>>1711
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/110107/mds1101072059002-n1.htm
中国の変化で安保理に奇妙な協調 スーダン住民投票 (1/2ページ)
2011.1.7 20:58
 【ニューヨーク=松尾理也】スーダン南部の分離独立の是非を問う住民投票の開始を9日に控え、国連安保理は6日、投票の平和的な実行を求める報道向け声明を出した。南部寄りの欧米と北部に拠点を置く中央政府寄りの中国の対立という構図が消えてしまったかのような声明は、住民投票を前に安保理で生まれた奇妙な協調ムードを象徴している。背景にあるのは、中国の急激な姿勢変化だ。

 昨年10月、安保理の視察団がスーダン南部ジュバを訪れた際、同行記者団からクレームが上がった。ホテルのコンセントの形式が中国式のため、パソコンの電源コードなどが差し込めないというのだ。報道陣が宿泊したのは突貫工事でオープンした中国資本の豪華ホテル。スーダン南部との関係構築に向け大急ぎでかじを切る中国のあわてぶりを示しているようでもある。

 少なくとも昨年初めごろまでは、中国は人権問題などで欧米からの批判を浴びるスーダン中央政府との関係を堅持し、南部独立に懸念を示す姿勢を崩していなかった。台湾、チベットなどの独立を容認しないとの立場を貫く中国は、2008年にジュバに総領事館を開設したものの、控えめな活動にとどまっていた。

だが、独立の動きは止められないとの見方が加速する中で、80%の石油資源が集中するとされる南部との関係構築に失敗すれば、権益を大きく損なう結果にもなりかねない。

 こうした中国の姿勢が、繰り返しスーダン住民投票の平和的な実行と、その有効性を強調してきた欧米諸国と一致。国連安保理には一見奇妙にさえ映る「協調」さえ生まれている。

 ただし、中部の油田地帯アビエの帰属をはじめ、衝突の火種になりかねない難問は軒並み先送りされた。各国の思惑は、むしろ不透明さを増している。

1846チバQ:2011/01/08(土) 01:20:23
http://mainichi.jp/select/world/news/m20110108k0000m030034000c.html
スーダン:大統領「結果受け入れ」確約 南部の独立投票
 【ジュバ(スーダン南部)高尾具成】北部・中央政府からの分離独立を問う住民投票の開始を9日に控えた、スーダン南部の中心都市ジュバに入った。独立の待望機運が現地で高まる中、従来独立に消極的な立場を示していた北部・中央政府のバシル大統領は4日、ジュバ入りして「(投票)結果の受け入れ」を確約。米政府も5日、「(投票が)平和的に実施されると考える」と、投票がスムーズに行われるとの認識を示しており、独立が一層現実味を帯びてきた。

 投票で、有権者は投票用紙に描かれた「片手を広げた」絵(=分離独立支持)か、「両手を重ねた」絵(=統一支持)の二つの絵のどちらかに、親指の指紋を押印する。ジュバの街中は、その投票方法を示すポスターなどが各所に張られ、投票ムードを盛り上げている。記者が前回訪れた昨年3月と比べ、市民の表情は明るく「ウエルカム」と気軽に声をかけてくる人も多い。宿泊施設で働くデビット・バラさん(21)は「生まれてから大半の時間は内戦のさなかだった。南部住民はさすがに疲れたんだ。今は未来への希望を託したい」と語り、分離独立を支持すると告げた。

 昨年11〜12月、スーダン国内や米英など海外8カ国で行われた有権者登録では、18歳以上の約390万人が登録。住民投票は9日から15日まで実施される。独立には、有権者の60%以上が投票した上で投票数の過半数の賛成が必要。新国家誕生の場合、建国は7月に予定される。南部自治政府を主導する与党「スーダン人民解放運動」(SPLM)関係者は、「住民の間では分離独立支持が90%以上との声もあるが、少なくとも70%は堅いと信じている」と話した。

 今回の投票は、83年以降続いた第2次内戦を終結させた05年の「包括和平合意」(CPA)に基づいて実施される。第1次内戦はもともと、アラブ系住民中心の北部とアフリカ系住民の多い南部との間で、独立前年の55年に発生。第2次内戦開始から05年までの約22年間で、推定200万人が死亡、400万人の難民・国内避難民を出した。

 南部はインフラ整備などの途上で、独立への期待から帰還する住民への対応や就業など課題は山積している。5日にバシル大統領が南部からたつのを見ようと空港に行ったというSPLM支持者の男性(48)は、「分離独立のサインでもある片手を広げ、『北部よサヨナラ』との思いも込めて手を振った。分離が決定した後が、(南部)自治政府が真に試される正念場となる」と話した。

1847チバQ:2011/01/08(土) 01:21:52
http://mainichi.jp/select/world/news/20101231k0000m030051000c.html
スーダン:ダルフール緊迫 「南部独立」住民投票に影
 【ヨハネスブルク高尾具成】南部の独立を問う住民投票が来月9日に行われるアフリカ・スーダンで、南北の対立とは別に、西部ダルフール地方の紛争が再燃する兆しを見せており、住民投票への波乱要因になっている。先週にはダルフールで政府軍と反政府勢力による戦闘が発生、反政府側の40人が死亡した。背景には独立を目指す南部との微妙な駆け引きにダルフール紛争が影響を及ぼさないよう、バシル大統領が軍事攻撃を含めた“解決”を目指し、強硬になりつつある事情がある。これを受け、分裂していた反政府勢力は結集しつつあり、情勢は混とんとしつつある。

 アラブ系の中央政府に対し、黒人住民らの反政府勢力が対立していたダルフール紛争は今年2月、政府と主要反政府勢力「正義と平等運動」(JEM)が和平実現に向けた枠組み合意に調印した。しかし、他の反政府勢力などとの足並みがそろわず、断続的な交渉は続くものの最終合意には至っていない。

 24日にダルフールで起きた戦闘では、JEMなど複数の反政府勢力が数年ぶりに結集し、「政府軍に重大な損失を与えた」と発表した。直接的には関係のない南部住民投票を機に、ダルフールの反政府勢力がまとまりを見せ始めている。

 バシル大統領にはダルフール紛争での「戦争犯罪」などの容疑で09年、国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出されている。南部住民投票の結果を認めるよう国際的に圧力を受け、南部と交渉を続けなければならないバシル大統領にとってはダルフール紛争の解決は急務だ。

 バシル大統領は29日、「反政府勢力側が最終合意に至らないなら(中央政府は)和平交渉から退くことになる」と警告した。

 国連によると今月10日以降、西部での戦闘で新たに推定3万2000人が避難民化しており、事態悪化が懸念されている。

 一方、住民投票は来月9〜15日に実施される。AFP通信によるとバシル大統領は29日、「南部の同胞の決定を否定しない」とし、分離・独立が決定した場合でも「新たな同胞国家として最初に承認する」と述べた。21日にはキール南部自治政府大統領を交え、隣国エジプト、リビア両首脳と会談。平和な投票実施を呼び掛ける共同声明も発表した。

 しかし、南北の境界線画定や石油資源の利益配分などを巡り、南北間の対立は解消されていない。住民投票を支援する米国はバシル大統領に対し「予定通りの実施」「結果の受け入れ」を求め、圧力を強めている。

1848チバQ:2011/01/08(土) 01:23:48
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/101230/mds1012301950002-n1.htm
係争地の住民投票絶望的 スーダン内戦再燃に懸念
2010.12.30 19:46

スーダンの係争地アビエイの中心部。内戦終結後も開発は進んでおらず、伝統的な住居が立ち並ぶ。電柱が一部区域に設置されたが、電気はまだ通っていない=26日(共同) スーダン南部の分離独立の是非を問う住民投票が来年1月9日に迫る中、係争地の油田地帯アビエイ地区の帰属を決める同地区の住民投票の同時実施が絶望的となっている。有権者の範囲に関する対立に加え、石油資源をめぐる南部と北部の争いが背景にある。同地区の混乱が内戦再燃の導火線になりかねないとの懸念が高まっている。

 アビエイ地区は約200万人が犠牲になった南北内戦の激戦地の一つ。内戦を終結させた2005年の包括和平合意(CPA)で、帰属先を決める住民投票を、南部住民投票と同時に行うことが規定された。だが投票管理委員会さえ設置されておらず、準備は全く行われていない。

 原因の一つは、同地区の土地をめぐる南部系黒人農耕民族ディンカと、北部のアラブ系遊牧民ミッセリアによる長年の対立。北部側は伝統的に乾期に同地区へ南下し家畜の放牧を行ってきたミッセリアの投票権を主張。「CPAでアビエイはディンカの領域と規定された」とする南部側との溝は埋まっていない。(共同)

1849チバQ:2011/01/08(土) 01:45:22
をいっ
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/110107/asi1101072301007-n1.htm
MQM復帰で連立与党が過半数回復 パキスタン
2011.1.7 23:00
 【ニューデリー=田北真樹子】パキスタンの連立与党を離脱し、野党勢力に加わることを表明していたムータヒダ民族運動(MQM)は7日、政府がガソリン価格の値上げ措置を撤回したことを受け、連立与党に戻ることを表明した。これにより、ギラニ政権は下院(定数342)での過半数を取り戻し、政権崩壊の危機をひとまず回避した

1850チバQ:2011/01/10(月) 00:50:29
http://mainichi.jp/select/world/news/20110110k0000m030080000c.html
スーダン:住民投票始まる 米国主導、南部独立確実
 【ジュバ(スーダン南部)高尾具成】アフリカ・スーダン南部の分離独立の是非を問う住民投票が9日始まった。独立支持が過半数に達するのは確実な情勢で、今年7月にもアフリカ大陸で54番目となる新国家が誕生する可能性が高まっている。独立宣言は08年のコソボ以来3年ぶりとなる。独立に現実味があるのは、米国が後ろ盾になり国際社会を主導している影響が大きい。米国には南部の石油資源確保や、スーダンで経済的な存在感を増す中国に対抗する思惑もありそうだ。

 「新たな権利を得た気持ちだ。子どもたちにもこの日を目に焼き付けてほしい」。南部自治政府のあるジュバの投票所で飲食店員の女性、アブックさん(32)は2人の子どもを連れて語った。200万人が死亡したとされる南北内戦で父と兄を失ったアブックさんには分離独立は希望に映る。南部の投票所では9日、投票開始の午前8時前から長い列ができ、歌い踊りながら投票を待つ住民の姿もあった。登録有権者は約390万人で投票は15日まで。1月末にも確定する選挙結果では、分離独立が圧倒的に支持される見込みだ。

 投票所には米民主党の重鎮、ケリー上院外交委員長も姿をみせ「今、南部住民は自身の力で立ち上がった」と述べた。ケリー氏は昨年11月以降、オバマ米大統領の親書を携え、再三スーダンを訪問。分離独立に消極的な姿勢を示す中央政府に対し、住民投票の「結果受け入れ」を条件に「テロ支援国家指定解除の手続きに入る」ことを伝えるなど圧力をかけてきた。8日の会見では「北部の安定も重要」と述べ、住民投票が成功裏に終われば、制裁を科してきたスーダンに対し、新関係に入ることも示唆した。

 83年から続いた内戦の05年の和平合意、11年の南部住民投票というプロセスも米国が主導し描いた。

 米国が熱心に支援するのは、表向きは内戦の最終解決という人道目的がある。西部ダルフール紛争の解決も米国民の関心は高い。しかし、本音の部分では、日量49万バレルにのぼる石油の利権確保があるとの見方がもっぱらだ。元々、米シェブロンが油田を発見したのに内戦や制裁で開発に携われず、「既得権」を回復する意識も働く。

 さらに米国を駆り立てるのは中国への対抗意識だ。油田を採掘しているのは中国などの企業だ。中国が石油利権を手に入れたのは、ダルフール紛争に介入し続け、国際的孤立化が進む北部・中央政府の姿勢を黙認した見返りとされる。武器まで売却した疑いも強い。

 中国は08年にジュバに総領事館を開設。中心部の舗装道路建設や多くの建築を手がけて、南部でも存在感を高めている。

 さらに、南部はキリスト教徒が主体、北部はイスラム教徒主体で、米国の住民投票支援はアフリカで拡大するイスラム社会にくさびを打ち込む狙いもある。

 一方、「和平合意は外圧に押し切られた印象が強い。時間をかけて北部と協力しスーダン人が国内の変革を目指す選択もあった」とアラブ系のイスラム教徒男性(30)は米国主導の和平プロセスに不満を漏らす。

 さらに、南北対立の火種も残る。油田地帯「アビエイ地区」が南北の境目にあり、帰属を問う同地区の住民投票は棚上げされたままだ。南部の「スーダン人民解放軍」(SPLA)に従軍していたルワルディン・ウォルさん(77)は「スーダンは統一などしていない。アラブ勢力が石油資源など豊かな南部を強引に支配しようとしてきた」と北部への敵意をあらわにした。

1851チバQ:2011/01/10(月) 00:50:54
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110109k0000m030052000c.html
スーダン:油田地帯帰属を決める住民投票棚上げ 南部独立
 【ジュバ(スーダン南部)高尾具成】アフリカのスーダンで、9日行われる南部地域の分離独立の是非を問う住民投票と同時に予定されていた、南北の境界にある油田地帯「アビエイ地区」の帰属を決める住民投票が棚上げ状態となっている。有権者資格の定義で北部・中央政府と南部自治政府が対立。同地区の混乱は内戦の再発につながる可能性もあり、課題となっている。

 同地区には南部系の黒人農耕民ディンカ人の氏族が住むが、北部側のアラブ系遊牧民ミッセリアが乾期に同地区へ南下し、家畜の放牧を行う伝統的習慣を持つ。このため北部・中央政府はミッセリアにも投票権があると主張。一方、南部自治政府を主導するディンカ人主体の「スーダン人民解放運動」は「遊牧民を住民とは規定できない」などの理由で投票権を認めず、議論は平行線のままだ。

 アビエイ地区は南北内戦の激戦地の一つ。05年の包括和平合意は、同地区の帰属を決める住民投票を南部独立を問う住民投票と同時に実施すると規定した。しかし、南北間で境界線画定が難航。石油資源の利益配分などを巡る駆け引きが続いており、支援をする米国も「時間切れ」の見解を示している。

 同地区は現在、北部・中央政府直轄の特別行政区となっている。

1852チバQ:2011/01/10(月) 10:26:55
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/110109/mds1101092147001-n1.htm
スーダン住民投票始まる 中・南部で戦闘、祝賀ムードに影 和平のもろさ浮き彫り (1/2ページ)
2011.1.9 21:41

9日、スーダン南部ジュバで票を投じる男性(大内清撮影) 【ジュバ(スーダン南部)=大内清】スーダン南部の分離独立の是非を問う住民投票が9日、始まった。独立賛成が反対を上回るのは確実で、投票自体に大きな混乱は起きていない。ただ、8日には南北双方が自領組み入れを狙う中部の油田地帯アビエや、南部の一部で戦闘が発生。現在の比較的平穏な情勢が、南北間だけでなく南部内の緊張関係をもはらみながら、かろうじて成り立っていることを改めて浮き彫りにした。

 「南部の人々が待ちに待った歴史的な一瞬だ」

 南部自治政府大統領のキール・スーダン人民解放運動(SPLM)議長は9日朝、南部の中心都市ジュバでこう述べた上で南北の全勢力に共存を呼びかけた。

 2005年の包括和平合意を仲介した米国からは、スーダン問題に熱心な俳優ジョージ・クルーニーさんやケリー上院議員らが駆けつけ祝福。市内の投票所に長蛇の列ができた。

 だが8日に各地で起きた戦闘は、南部の祝賀ムードに暗い影を落としている。

 石油資源が豊富な南部ユニティ州では、SPLMの部隊に対し、同じ南部人勢力による攻撃があり、少なくとも4人が死亡した。

 SPLMを構成する南部の黒人系民族は内戦中、決して一枚岩だったわけではなく、離合集散を繰り返して戦闘を行っており、現在も遺恨を残すとされる。今回攻撃を仕掛けたのもSPLMに反旗を翻した勢力で、「きっかけがあれば南部人同士の対立がエスカレートする可能性がある」と指摘する専門家は多い。

 一方、アビエではSPLMの部隊と、北への残留を主張するアラブ系遊牧部族ミッセリアとの間で銃撃戦があり双方に死者が出たとみられ、南北間の緊張が高まっている。

 住民投票は15日まで続き、独立賛成が過半数に達すれば、約半年の移行期間を経てアフリカで54番目の新国家が誕生する。自治政府は独立後、キール暫定政権を発足させ、2年後に民主的な選挙を行うという。

 キール氏はこの間、アビエの帰属や国境画定をめぐる北部との協議のほか、南部の民族間の利害調整を図る必要があり、微妙なかじ取りを迫られそうだ。




  スーダン アフリカ最大の国土を持つ。英国とエジプトの共同統治を経て1956年に独立した。北部はアラブ系イスラム教徒、南部は黒人系キリスト教徒が多数派で、南部にとり独立は長年の悲願。油田は南部に集中するが、北部にパイプラインなど原油輸出関連施設がある。83年に約200万人の死者を出した南北内戦が勃発し、2005年に米英などの仲介で包括和平合意が結ばれた。これとは別に西部ダルフール地方で03年以降、黒人住民とアラブ系民兵の紛争が起き約30万人が死亡、約270万人が避難民化したとされる。

1853とはずがたり:2011/01/11(火) 11:51:42
アメリカの利権が見え隠れするのはやむを得ないとして南スーダン独立支持者の俺ですが遊牧民は此処に限らず現代的国民国家と馴染まないから色々不利益蒙っている気はしている。

油田地帯の帰属巡り対立、スーダンで33人死亡
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110110-00000572-yom-int
読売新聞 1月10日(月)21時47分配信

 【ハルツーム=田尾茂樹】AFP通信によると、スーダン中部アビエイ地区で、7日から北部系遊牧民と南部系農耕民との衝突が発生。

 10日までに双方で少なくとも計33人が死亡した。大規模な油田を抱えるアビエイ地区は、スーダン北部と南部が帰属を巡って対立。9日から15日まで実施中の南部独立の是非を問う住民投票とは別に、住民投票を行って帰属を決めることになっている。北部帰属を望む遊牧民と南部志向の農耕民の衝突が起きたことで、今後、アビエイ地区を巡る南北間の対立が激化する可能性もある。


最終更新:1月10日(月)21時47分

1854とはずがたり:2011/01/11(火) 18:28:20

米州機構、選管発表覆す ハイチ大統領選
01/11 12:53
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/international/2011011101000437.htm

 【ポルトープランス共同】AP通信は10日、大地震から12日で1年を迎えるカリブ海のハイチで昨年11月に行われた大統領選第1回投票の結果の見直し作業を行っている米州機構(OAS)が、ミランド・マニガ氏(70)=民主国家進歩同盟=と人気歌手ミシェル・マルテリー氏(49)が決選投票に進むのが妥当だとする報告書をまとめたと伝えた。
 選管当局は昨年12月、マニガ氏と、プレバル大統領の与党ユニテ(団結)のジュード・セレスタン氏(48)が決選投票に進むとの暫定結果を公表していたが、これを覆した。最終的な判断は選管当局に委ねられるが、OASの判断は一定の重みを持つとみられる。

1855チバQ:2011/01/12(水) 22:02:25
>>1275-1283あたり
http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011011201000966.html
パイロットの判断ミスと結論 ポーランド大統領機墜落で
 【モスクワ共同】ロシア西部スモレンスク郊外で昨年4月にカチンスキ・ポーランド大統領(当時)夫妻らを乗せた政府専用機が墜落し96人全員が死亡した事故原因を調べていたロシアの航空委員会は12日、視界不良の空港に着陸を強行したパイロットの判断ミスが事故を招いたとの最終調査結果を発表した。

 委員会は、墜落前に操縦席に入っていたポーランド空軍司令官や、大統領の搭乗自体がパイロットへの心理的圧力となり、他の空港に着陸するよう求めた地上管制官の指示を無視する結果になったと結論付けた。

 政府専用機ツポレフ154は昨年4月10日、霧に包まれたスモレンスク空港に着陸しようとして樹木と接触し墜落、大破した。

2011/01/12 20:29 【共同通信

1856チバQ:2011/01/13(木) 00:06:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110112-00000585-san-int
“予防措置”で封じ込め…ロシアで深刻化する民族主義
産経新聞 1月12日(水)20時19分配信

 【モスクワ=佐藤貴生】モスクワ中心部、クレムリン前の広場周辺に11日夜、ロシア民族主義を掲げる若者たちが集まり、治安部隊がもみ合いの末に約50人を拘束した。当局は2000人以上の治安部隊を動員、集会の実施を実力で阻止した。民族対立の先鋭化を懸念する政権側の危機感を示した形だ。

 治安当局は同日夕、集会が行われる予定だったマネージ広場に通じる道を封鎖、周辺の商店街の店舗を閉店させる厳戒態勢をしいた。通行人に身分証明書の提示を求め、民族主義者とみられる若者を力ずくでなぎ倒すなどして拘束した。

 ロシア民族主義の暴走が一層顕著になったのは先月11日。南部・北カフカス地方出身者との乱闘で死亡したサッカーファンを追悼する目的で、マネージ広場に集結した数千人の民族主義者が暴徒化、北カフカス出身者とみられる通行人らを襲撃する騒乱に発展した。

 民族主義者らはこの日にちなんで、「12月11日運動」と名乗る団体の立ち上げをインターネット上で発表。「ロシア人(民族)のためのロシアを」「私たちが祖国を解放しなければ、ロシア民族は徐々に死に絶える」などと訴えている。毎月11日に集会を開くと主張しており、今後も治安当局と衝突する恐れがある。

 騒乱が起きて以来、メドベージェフ大統領やプーチン首相は「人々の生活と安全を脅かす」「秩序は維持されなくてはならない」などと述べ、民族対立の激化に強い懸念を示してきた。

 モスクワを中心とする大都市では、北カフカスや中央アジア諸国から職を求めてやってくる移民が後を絶たず、あつれきは年々、強まっている。人権保護団体ソバ・センターによると、昨年1年間で人種差別や外国人への嫌悪に端を発する事件で約40人が死亡、約370人が負傷したという。

1857チバQ:2011/01/13(木) 00:06:40
http://www.asahi.com/international/update/0112/TKY201101120438.html
キルギスの民族衝突、前大統領派が関与 国家委が結論2011年1月12日19時56分
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. 【モスクワ=星井麻紀】昨年6月、中央アジア・キルギス南部で2千人以上ともされる犠牲者を出した民族衝突で、原因を調査していた同国の国家委員会は11日、バキエフ前大統領派を含む複数の集団が国内情勢の不安定化を狙って引き起こしたとの結論を明らかにした。インタファクス通信などが伝えた。

 また、4月ごろから民族衝突の兆候があったにもかかわらず放置したとして、臨時政府や治安機関の責任を指摘した。

 現地からの報道によると、バキエフ氏が失脚した4月の政変後、キルギス国内のウズベク系住民が権利拡大を求める集会を相次いで開催。キルギス系住民との間で緊張が高まっていた中、ウズベク系リーダー数人が暴力をあおったとしている。

 また、バキエフ氏の息子らが過激派組織に資金供与して戦闘員を雇っていたと断定。臨時政府メンバーの親類も対立に加担するなど、様々な勢力が加わっていたという。

 民族対立には第三国の関与が取りざたされたが、委員会は「確認できなかった」とし、ウズベキスタン、ロシア、タジキスタンも含めた追加的な調査が必要だとした。

 委員会は昨年7月、事件の真相解明のため大統領令で設置されていた。

1858チバQ:2011/01/13(木) 00:07:33
http://mainichi.jp/select/world/news/20110113k0000m030053000c.html
スーダン:南北境界付近で武力衝突 30人以上死亡

スーダン南北境界付近に位置する油田地帯アビエイ地区 【ジュバ(スーダン南部)高尾具成】南部の分離独立を問う住民投票が実施されているアフリカ・スーダンで、南北境界付近に位置する油田地帯アビエイ地区周辺で7日以降、断続的に武力衝突が発生。11日までに30人以上が死亡、一部地域で住民投票が一時中断された。北部のアラブ系遊牧民と南部のアフリカ系農耕民との戦闘とみられる。帰属が未確定の油田地帯を巡り、南北間でなお確執があり、南部独立の足かせになっていることを改めて見せつけた。

 地元メディアなどによると、境界北側にある南コルドファン州と南側にある北バハルアルガザル州の境で10日、南部の住民らが車で投票に向かう途中、アラブ系遊牧民ミッセリアの武装集団に襲撃された。市民10人が死亡、18人が負傷した。

 南部自治政府は武装集団の背後に北部・中央政府軍の支援があるとの見方を示す一方、住民投票を平和裏に履行するため「北部側の挑発に乗らないように」と自制を促した。

 さらに、周辺では7、8日にも衝突が発生。この影響で一部地域で9日の投票が停止された。投票延長も検討されている。

 北部を拠点に同地区に南下し、家畜の放牧を続けてきたミッセリアの投票権を巡り、北部・中央政府は有効と主張。一方、南部自治政府を主導するディンカ人主体の「スーダン人民解放運動」は「和平合意でアビエイはディンカの領域と規定された」「遊牧民を住民とは規定できない」などの理由で投票権を認めず、議論が暗礁に乗り上げている。

 05年の「包括和平合意」では、南部の分離を問う住民投票とは別に、アビエイ地区で、南北いずれかへの帰属を問う住民投票を同時に実施する予定だったが、棚上げ状態だ。

 米国務省高官らは11日、ワシントンで、住民投票の結果を北部が受け入れたうえで、アビエイ地区の帰属問題解決▽テロ支援の停止−−などが満たされれば、テロ支援国家指定解除を行うという従来の方針を強調。北部に圧力をかけた。

 一方、油田とともに懸念として残る380億ドル(約3兆1000億円)の対外債務について、国営スーダン通信は、バシル大統領がカーター元米大統領に債務帳消しを求めたと報じた。バシル大統領は、カーター元大統領に、南部が独立すれば「全債務は北部が負う」と述べたが、南北双方の返済能力のなさを訴え、棒引きへの協力も求めていた。


http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110111k0000e030019000c.html
スーダン:南部独立容易に 大統領「対外債務は北が返済」
 【ジュバ(スーダン南部)高尾具成】スーダン北部・中央政府のバシル大統領は、スーダンが抱える約380億ドル(約3兆1000億円)にのぼる対外債務について、南部が分離独立した場合も「(北部が)引き継ぐ」との考えを示した。15日まで行われている南部の独立を問う住民投票では、石油利益の南北配分などと並び、債務処理が焦点の一つだった。これで、南部独立へのハードルが一段と低くなったと言える。

 スーダンで投票監視活動を行っているカーター元米大統領がバシル大統領と会談、10日にその内容を米CNNに明らかにした。それによると、バシル大統領は「全債務は北部が負うべきもので南部ではない」と述べた。カーター氏は「これで南部は負債のない財務状況でスタートできる」と述べた。

 南部は活発な民間投資で成長をとげているものの、油田は南北境界線上にあって帰属が未確定で、南部自治政府の歳入は潤沢とはいえない。このまま7月に独立が達成されても、巨額の債務があれば国家運営に支障をきたすと懸念されていた。

 中央政府は南部との内戦や反政府勢力との和平協定実現が長引く西部ダルフール紛争で、多額の費用を軍事・治安面に投入。その結果、債務が膨らみ、財政状況が逼迫(ひっぱく)。1月に入り、ガソリンなどの燃料や砂糖の値上げを決定し、閣僚級幹部の給与削減なども発表していた。

 ダルフール紛争を巡り欧米の経済制裁が続く中で、中央政府は国際機関などに援助を求めるのも難しく債務膨張に歯止めをかけられない状況だ。

 バシル大統領側は、米政府が住民投票の実施成功を条件に「南部だけなくスーダン全体を支援する」と北部も支える意向を示していることを重視。米国の意に沿って南部の独立を容認し、負債問題でも柔軟な姿勢を見せることで、債務軽減などで米国の援助を得る狙いもありそうだ。

 国際社会も債務問題を重視しており、日本は05年の南北和平合意の定着・進展を理由に08年3月、対日債務の一部約31億6500万円を免除する方針を発表。09年7月にスーダン政府との間で合意している。

1859チバQ:2011/01/13(木) 00:08:13
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&amp;k=2011011200069
「水も電気も教育もない」=独立に希望託す寒村−スーダン南部
 【ニシジュ(スーダン南部)時事】スーダン南部独立の是非を問う15日までの住民投票は、独立支持が大半を占めるもようだ。最大都市ジュバから約20キロ離れたニシジュ村の住民も、独立により南北内戦終結が確実となり、水や電気などの住民サービスの到来を待ち望んでいた。
 「水も電気も十分な教育も、医者もいない」−。村の投票所で独立賛成に投じたアシリア・ムーイさん(50)は、長年の内戦に苦しめられた人生にもついに幸福の時がやってきたと喜びをかみしめた。しかし、積年の生活苦から今や視力をほとんど失い、足取りもおぼつかない。
 ジュバからの道のりは、南部最大の貿易相手国ウガンダとの幹線道路に当たるが、未舗装の悪路が続き、電線や水道施設などの生活基盤もない。村の住民は泥や植物で建てた質素な家に住み、家財道具らしきものはほとんどなく、硬い土の床に寝転がる生活だ。
 村には、わずか1カ所の井戸があるだけ。人々はほそぼそとした農業やまきを路上で売って生計を立てている。肌を焦がすような太陽の下、ある母親は疲れた様子で寝転がり、子供たちは木陰で過ごしていた。(2011/01/12-06:31

1860チバQ:2011/01/13(木) 00:10:31
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/110111/mds1101112223004-n1.htm
スーダン 北部は屈辱・孤立… イスラム法強化宣言で不安定化の懸念 (1/2ページ)
2011.1.11 22:22
 【ハルツーム=大内清】スーダン南部の独立が現実味を増す中、領土維持の失敗という「屈辱」を味わっている同国のバシル大統領が、求心力確保のため、北部のイスラム化を一層推し進める構えをみせている。非イスラム教徒からの反発は大きく、政権の出方次第では北部が再び不安定化する懸念もある。国際社会が今後、どうバシル政権に穏健化を促していくかが、同国安定の鍵を握る。

 バシル氏は昨年12月の演説で、住民投票で南部が独立を選んだ場合、憲法を改正し北部で施行されているイスラム法(シャリーア)を強化する考えを示した。

 イスラム主義勢力「民族イスラム戦線」の支持を受け、1989年のクーデターで政権を奪ったバシル氏は、内戦をスーダン全土の完全なイスラム化のための「ジハード(聖戦)」と規定してきた。

 しかし、長期化した内戦に対する国際社会の非難は激しく、2005年には米英などの仲介を受け入れて包括和平合意に署名。独立に向けた南部の自決権を容認したことは、「南部をイスラム共同体(ウンマ)の一部とみなすイスラム主義者からすれば裏切り行為」(外交筋)とされた。

 バシル氏にとっては大幅な譲歩だったが、米国などによる経済制裁は緩和されず、経済が一向に上向かないことへの国民の不満も強まっている。

 バシル氏の「シャリーア強化」発言からは、北部社会に強い影響力を持つイスラム主義勢力の歓心を買い、権力基盤を盤石にしたいとの焦りがにじむ。

 これに対し周辺諸国は、シャリーア強化が実行に移されれば、紅海に面した戦略的要衝に位置するスーダンの情勢不安を招くと危機感を募らせている。アラブ系イスラム教徒中心の北部にも非イスラム教徒は少なくない上、内戦中にバシル政権側と戦った黒人系民族が多い青ナイル州や南コルドファン州なども抱えるためだ。

 隣国エジプトのスーダン専門家は「こうした地域がイスラム化に反発するのは確実。20年余に及んだ内戦の二の舞にもなりかねない」と指摘する。

 オバマ米大統領は、米紙ニューヨーク・タイムズへの寄稿で、バシル政権に対し、和平合意などの内容を順守するなら、経済制裁の解除も検討するとのメッセージを送った。しかし、米欧には人権問題でスーダンに根強い不信感があることから急速な関係改善は難しい。スーダンを国際社会に取り込んでいく道筋はみえていないのが実情だ。

1861チバQ:2011/01/13(木) 00:12:20
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/110110/mds1101102054003-n1.htm
スーダン南部ルポ 「敵」失い矛盾表面化 平和渇望も行き場のない兵士たち (1/2ページ)
2011.1.10 20:47

9日、SPLMの指導者だったガラン氏の墓前で独立の実現を祈る女性ら(大内清撮影) スーダン南部の独立に向けた住民投票が始まり、南部の中心都市ジュバは早くも祝賀ムードに包まれている。20年以上にわたる内戦では南部が主戦場だっただけに、人々の平和への願いは強い。だが、その熱狂の陰では、北部という南部住民にとっての「共通の敵」を失ったことによる問題も表面化し始めている。(ジュバ 大内清、写真も)

 2005年の包括和平合意後に、ヘリ墜落で死亡したスーダン人民解放運動(SPLM)指導者、ガラン氏の遺体が安置された広場。9日の投票初日には住民数百人が集まり、投票実施を祝う歌や踊りの輪ができた。

 この広場の前に、数百軒のあばら家がひしめくメスアルバイーネ地区が広がる。上下水道の設備もなく、放置されたゴミには大量のハエが群がる。住民の多くはSPLM軍事部門、スーダン人民解放軍(SPLA)の兵士だ。

 そのうちの一人、デビッド・デング少尉(35)は、1998年にSPLAに参加。主に中部の油田地帯アビエ付近で北部軍と戦い、「和平合意を機に、家族とともにジュバに住み着いた」という。

 約820万人の南部住民の大半はごく小規模な農業や牧畜を営んでおり、SPLMが主導する自治政府の歳入のうち9割超は南部に集中する石油頼み。その石油も、輸出は北部のパイプラインや港に依存せざるを得ず、収入の配分に関する協議が難航している。

 そんな中、今後のインフラ整備などに大量の資金が必要となるSPLMにとり、民兵を含むと数十万人とされる兵士の給与は大きな負担だ。雇用がないため復員も難しく、過去には給与への不満から暴動が起きたこともあるという。

 SPLMが抱える問題はこれだけではない。

 南部にはSPLM主流派のディンカ人のほか、ヌエル人、シュルク人など数十の黒人系民族がおり、それぞれに独自の言語や文化を持つ。内戦中は同じSPLMに属しながらも、分裂や衝突を繰り返した。

 スーダン問題に詳しい隣国エジプトのジャーナリストは「SPLMはキール議長の指導力でかろうじてまとまっているだけだ」と指摘。自治政府職員のトーマス・ロロさんも「人々の心には、他民族への憎悪が残っている」と話す。

 北部によるイスラム法(シャリーア)導入への反発を契機に始まった内戦が終結して独立が現実味を帯び、「北部への抵抗」という大義を失った今、SPLMは内なる問題に向き合わざるを得なくなっている。

 昼間から酒を飲んでいたデング少尉は「もう戦争は十分だ」と語り、「でも−」と据わった目つきでこう付け加えた。「戦う必要があれば、誰とでも戦うよ」

     ◇

 【スーダン内戦】1983年にアラブ系イスラム教徒主導の中央政府が全土にイスラム法(シャリーア)を導入。これに、キリスト教徒の南部有力黒人民族ディンカ人らが反発し、スーダン人民解放軍(SPLA)を結成、内戦に突入した。国連安全保障理事会は2004年11月、政府とSPLAに対し和平合意を求める決議を採択。05年1月、双方が包括和平合意に署名し南部の自治政府設立が決定、内戦が終結した。内戦はサハラ砂漠以南のアフリカで最長、最大規模とされ、約200万人が死亡したとみられている。

1862チバQ:2011/01/13(木) 00:13:03
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011011102000023.html
スーダン「宗教共存」祈る 南部の黒人イスラム教徒
2011年1月11日 朝刊

10日、スーダン南部ジュバのモスクで、礼拝をする黒人イスラム教徒たち=内田康撮影


 【ジュバ(スーダン南部)=内田康】十日もスーダン南部で続いた分離・独立を問う住民投票で、南部の黒人社会では少数派のイスラム教徒も、独立支持の票を投じている。首都ハルツームの政府はアラブ系イスラム教徒が主導するが、南部のイスラム教徒たちは「黒人という理由から政府に差別された」と訴える。

 ジュバ中心部のモスク(イスラム教礼拝所)に隣接する「スーダン南部イスラム教徒協会」の事務所には「分離・独立」を訴える看板が掲げられていた。南部最大の黒人民族ディンカでイスラム教徒でもあるアブードさん(46)は事務所で「イスラム教徒であっても、政府は決して黒人にいい仕事を与えなかった」と嘆いた。

 スーダン南部ではキリスト教や各民族の伝統宗教を信仰する人たちが主流。地元記者によると、イスラム教徒は南部の15〜20%ほどで、ジュバには十三のモスクがある。二〇〇五年まで約二十年続いた南北内戦では黒人イスラム教徒も南部のスーダン人民解放軍(SPLA)に参加した。

 ただ、南部のキリスト教徒らの間でイスラム教といえば、敵対するハルツームの政権のイメージが強いのも事実。イスラム教徒で高校教師のジョゼフさん(56)は「『自爆テロ犯は北へ帰れ』と、ののしられたこともある」と打ち明けた。

 十五日まで続く住民投票は独立支持票が多数を占め、七月にも新国家が誕生する可能性が高い。ジョゼフさんは「各宗教が共存できる国になってほしい」と願っている。

1863チバQ:2011/01/13(木) 00:14:15
http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011011001000677.html
男女の握手、会話禁止 ソマリアのイスラム過激派
 【ジュバ(スーダン南部)共同】AP通信などによると、ソマリアのイスラム過激派組織アッシャバーブは10日までに、首都モガディシオ周辺の二つの町で、男女が公共の場でみだりに握手したり、会話したりすることを禁止した。違反した場合は禁錮やむち打ち刑などが科されるという。

 アッシャバーブはモガディシオを含む同国中南部を実効支配し、厳格なシャリア(イスラム法)を適用、暫定政府軍と戦闘を続けている。これまでに映画観賞や音楽、サッカー観戦などを「欧米的」として禁止している。

2011/01/11 02:06 【共同通信】

1864チバQ:2011/01/13(木) 12:26:36
>>993
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101225-00000106-san-int
レバノン元首相暗殺、強まるヒズボラ犯行説
産経新聞 2010年12月25日(土)7時57分配信

 ■特別法廷が訴追なら宗派間の緊張激化も

 【カイロ=大内清】2005年に起きたレバノンのラフィク・ハリリ元首相暗殺事件で、同国のイスラム教シーア派組織ヒズボラのメンバーが容疑者として浮上、事件を調査する特別法廷(オランダ・ハーグ)が訴追に踏み切るとの観測が強まっている。ヒズボラは事件への関与を否定しており、メンバーが訴追されれば、挙国一致の連立内閣を離脱する可能性もある。政権内の微妙な政治バランスが崩れることで、宗派間の緊張激化を懸念する声も出ている。

 事件は当初、05年当時にレバノンに駐留していたシリアの関与が疑われた。元首相が反シリア派とされていたためで、国連の独立調査委員会は一時、シリア情報機関関係者ら4人を拘束(後に釈放)していた。

 ただ、元首相の次男で09年に首相に就任したサアド・ハリリ氏がシリアとの関係改善に動いたことなどもあり国内でのシリア犯行説は後退。シリア関与の可能性は払拭されてはいないものの、今年に入り、シリアと関係が深いヒズボラのメンバーらが特別法廷の事情聴取を受けたことなどからヒズボラ関与がクローズアップされていた。

 特別法廷幹部は今月9日、「捜査対象」の名指しは避けた上で、数週間から数カ月で訴追手続きが始まるとの見通しを示した。

 これに対しヒズボラ最高指導者のナスララ師は「(メンバーの訴追は)容認しない」と繰り返し牽制(けんせい)。スンニ派のハリリ首相には特別法廷の調査を拒否するよう要求し、訴追が実現すれば閣僚の引き揚げも辞さない構えだ。

 ハリリ首相としては、昨年12月に発足させた「挙国一致内閣」を維持したい半面、自身の権威維持のためにもヒズボラの“恫喝(どうかつ)”に安易に屈するわけにはいかず、苦しい状況に追い込まれている。

 シリアや、レバノンのスンニ派に影響力を持つサウジアラビアなどは、緊張緩和に向けヒズボラとハリリ首相支持派への働きかけを強めている。

 ただ、双方の敵対感情は「臨界点に達しつつある」(外交筋)との見方もあり、地域が再び不安定化する可能性もある。

1865チバQ:2011/01/13(木) 12:27:08
http://www.asahi.com/international/update/0113/TKY201101130122.html
レバノン、挙国一致内閣崩壊 ヒズボラ閣僚辞任で
2011年1月13日10時27分

 【カイロ=石合力】レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは12日、閣僚計11人(ヒズボラ系を含む)が辞任すると発表した。2009年末に発足したハリリ首相率いる挙国一致内閣は、全閣僚の3分の1超を失い、憲法規定により崩壊した。

 ヒズボラ系閣僚の辞任は、首相の父親のラフィク・ハリリ元首相暗殺事件(05年)を裁く国連主導の国際特別法廷(オランダ・ハーグ)で、ヒズボラ党員が起訴されるとの見方が広がったため。ヒズボラは政党として活動する一方で、イスラエルのアラブ占領に抵抗する武力闘争も続けており、同法廷を「抵抗を封じ込めるための米国とイスラエルによる試み」と批判。ハリリ氏に同法廷を認めないよう求めていた。

 スレイマン大統領が近く新たに首相を指名し、新たな組閣を目指すが、欧米諸国の支援を受けるハリリ氏が率いる反シリアのスンニ派と、ヒズボラなど親シリアのシーア派との対立がさらに深まることは必至だ。

 訪米中のハリリ氏はこの日、ホワイトハウスでオバマ米大統領と会談。イラン、シリアの支援を受けるヒズボラを「テロ組織」とみる米国は、今回の閣僚辞任をレバノン情勢を不安定化させる試みとして非難。レバノンの安定化と特別法廷の円滑な実施を目指すことで一致した。ハリリ氏はオバマ氏との会談後、レバノンと関係が深いフランスに向かった。13日中にもサルコジ仏大統領と会談する見込みだ。

1866チバQ:2011/01/14(金) 00:05:07
http://mainichi.jp/select/world/news/20110114k0000m030049000c.html
チュニジア:カシム内相を解任 国内各地で続く暴動を受け
 【カイロ和田浩明】北アフリカのチュニジアで12日、高失業率などへの不満を背景に国内各地で続く暴動を受け、カシム内相が解任された。20人以上が死亡した暴動は首都チュニスにも拡大し、政府は治安維持のため国軍を投入、夜間外出禁止令を敷き、緊張が高まっている。

 現地からの報道によると、チュニスでは12日、若者を中心に数百人が投石するなどし、治安部隊は催涙ガスを発射して応戦した。一方、ガンヌーシ首相は同日に内相解任を発表、政府関係者の腐敗疑惑調査や逮捕されたデモ参加者の釈放を約束し、国民の懐柔も図った。

 チュニジアは強権的なベン・アリ政権が23年にわたり支配、政情は安定していた。しかし、30%とされる若年層の失業率や政治的自由の抑圧などで国民の不満が鬱積している。

1867チバQ:2011/01/14(金) 00:07:44
http://www.asahi.com/international/update/0113/TKY201101130599.html
レバノン内閣崩壊 大統領、ハリリ氏を暫定首相に任命(1/2ページ)2011年1月13日23時12分
  
 【カイロ=貫洞欣寛】イスラム教シーア派組織ヒズボラなど親シリア系閣僚の辞任でサード・ハリリ首相率いる挙国一致内閣が倒れたレバノンで、スレイマン大統領は13日、ハリリ氏を改めて暫定首相に任命した。今後、ハリリ氏を中心に新たな政権協議が行われるが、ハリリ氏ら反シリアのスンニ派と親シリアのシーア派の間で緊張が高まっており、衝突も懸念される。

 ハリリ氏は13日、訪問先の米国からフランスに入り、サルコジ大統領と会談する。同大統領は12日にハリリ氏が会談したオバマ米大統領に続き、ハリリ氏と、ハリリ氏の父親のラフィク・ハリリ元首相暗殺事件をめぐる国際特別法廷への支持を表明するとみられる。

 レバノンでは、首相はスンニ派イスラム教徒から選ばれる取り決めで、ハリリ氏ら反シリア派は、当面はハリリ氏の暫定内閣を維持しつつ、第2次ハリリ政権の樹立を模索する構えだ。一方、ヒズボラのラード議員は13日、AP通信に「次の首相は抵抗勢力から選ばれるべきだ」と述べ、親シリア派から選出するよう求めた。

 レバノン議会は反シリア勢力と親シリア勢力が議席をほぼ二分。双方の協力がなければ政権作りがままならないのも現状だ。両派の緊張が高まるなか、アラブ連盟のムーサ事務局長は同日、「深刻な状況だ。各者が妥協案を見つける必要がある」と述べた。

 ハリリ氏がヒズボラとの再連立を図る場合、最大の焦点となるのが政権崩壊につながった特別法廷への対応だ。ヒズボラなど親シリア派は、特別法廷で月内にもヒズボラ党員が起訴されるとの情報に「ヒズボラは無実」と反発。ハリリ首相に同法廷を認めないよう求めていたためだ。

 元首相暗殺事件では当初、故ハリリ氏と対立していたシリアの関与が疑われた。だが昨夏ごろから、カナダ人の主任検事が率いる現行の国際捜査団がヒズボラ関与説に傾いているとの情報が流れ始めた。昨年11月下旬にはカナダCBC放送が「携帯電話の通話記録などから、ヒズボラの複数の軍事部門幹部が犯行に関与したとして起訴される」と報じた。

 ヒズボラ党首のナスララ師は、幹部らが起訴されても引き渡しを拒否する考えを示している。ヒズボラを支援するイランとシリアも特別法廷への批判を繰り返している。ハリリ氏側が特別法廷への対応をめぐり、何らかの譲歩を迫られる可能性がある。

 対立が解消できなければ、両者の間で武力衝突が起きる恐れもある。

 ヒズボラは政党として活動する一方、「イスラエルへの抵抗」を名目に軍事部門を維持し、レバノン国軍を上回る武力を持っている。08年にはシニョーラ政権(当時)がヒズボラの独自通信網を切断しようとした際、ヒズボラ民兵らがベイルート空港を閉鎖。断念に追い込んでいる。

1868チバQ:2011/01/14(金) 00:08:56
http://mainichi.jp/select/world/news/20110114k0000m030098000c.html
レバノン:閣僚一斉辞任 ヒズボラが再び火種に
 【カイロ和田浩明】レバノンでイスラム教シーア派組織ヒズボラ系などの閣僚11人の一斉辞任により、スンニ派サード・ハリリ首相の連立内閣が崩壊した。スレイマン大統領は13日、残った閣僚に暫定的な職務継続を要請し、新たな「挙国一致内閣」の形成を呼びかけたが、新政権発足には長期間かかる見通しだ。宗派間対立の火種だったヒズボラが、またしても激震を招いた格好となった。

 辞任したのはヒズボラが主軸の反米・親シリア勢力の閣僚10人と大統領指名の閣僚1人。憲法規定で閣僚30人中3分の1以上が辞任すれば内閣総辞職と見なされる。

 辞任閣僚の一人、バシル・エネルギー水資源相は記者会見で「(ハリリ)内閣は機能不全で国民の重荷となった」と述べた。

 一斉辞任の理由は、ハリリ首相の父親、ラフィク・ハリリ元首相の暗殺事件(05年)を審理する国連のレバノン特別法廷に対する不満だ。ヒズボラは自派関係者の起訴を懸念し、同法廷への費用拠出停止やレバノン人判事の引き場げを要求したが、ハリリ首相は受け入れに抵抗してきた。

 この問題では、シリアとサウジアラビアが協調して調停。ハリリ首相が同法廷の起訴内容を支持しないことと引き換えに、国軍を超える武力を持つとされるヒズボラが事態を静観する案が協議されてきたとされる。だが、ヒズボラ系閣僚らは11日、「調停は不調に終わった」と宣言していた。

 内閣崩壊により、ハリリ首相の政治的影響力の大幅な低下は避けられない。また、イランの中東地域での勢力拡大をけん制するためハリリ支援を続けてきた米国にも、大きな痛手となった。

 今後の焦点は新内閣の組閣。スレイマン大統領が改めて国民議会(国会)議員と面会し首班候補を指名する。単独で過半数を保持する会派がないため連立が必要だが、政治力を誇示したヒズボラ陣営は、特別法廷問題などでの要求を強めそうだ。ヒズボラを支援するイランやシリア、ハリリ首相を支えるサウジや米国なども影響力行使を図るとみられる。

 地元政治専門家のイブラヒム・ビラム氏は「ヒズボラ側は政局を混乱させ、親米勢力への国民の支持切り崩しを狙っている」と見る。ヒズボラ系の閣僚は「事態の悪化は望まない。憲法を守る」と発言しているが、レバノンは08年5月にもヒズボラ側と親米・反シリア勢力の衝突で混乱するなど、国内対立の激化を懸念する声は根強い。

1869とはずがたり:2011/01/14(金) 11:02:06
“無法者国家”中国との軋轢回避優先? G20議長国の仏、ルノー事件で苦悩
2011.1.13 20:05
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/110113/fnc1101132009016-n1.htm

 仏自動車大手ルノーは、日産自動車と共同開発している電気自動車(EV)の情報漏洩(ろうえい)問題で、幹部3人を当初の予定より1日遅れの13日に刑事告訴する。今後、スパイ事件として本格捜査が進む見通しとなったが、仏政府は、国内で高まっている「中国関与説」の火消しに躍起だ。同国にとって、中国は最重要の貿易相手国であるうえ、議長国を務める今年の20カ国・地域(G20)金融サミットで、中国との連携を模索しており、軋轢(あつれき)を避けたいとの思惑が働いているとの見方が出ている。

 ただ、レアアース(希土類)の輸出規制など経済力を武器に恫喝(どうかつ)外交も辞さない中国に対しては、世界的に「無法者国家」との批判が高まっており、仏政府の弱腰姿勢は、国内世論の反発を招く恐れもある。

 ■スパイを正当化?

 フランスでは、中国関与説を裏付ける報道が過熱。一部メディアは、情報漏洩の疑いがもたれている幹部3人のうち2人の銀行口座に国有送電会社の国家電網が送金していたと報じた。

 フランスでは過去にも、中国人研修生が自動車部品メーカーから機密情報を盗み出し摘発される事件が起きており、「中国は信用できない」との市民感情が高まっているという。

 これに対し、中国政府は「全く根拠がなく、受け入れがたい」(外務省の洪磊報道官)と猛反発。

 仏政府もラガルド経済・財務・産業相が「どの国が関与したか臆測すべきではない」と、報道を牽制(けんせい)。捜査段階で真相が解明されていないという事情はあるが、同相は「企業が研究開発に投資する限り、産業スパイは存在する。フランス企業は今回の問題を正しく認識し、対策を講じなければならない」と、スパイを正当化するかのような発言も行っている。

 ■屈辱のトラウマ

 仏政府には、対中外交でトラウマがある。2008年にサルコジ大統領がチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世と会談したのに対し、中国は欧州航空機大手エアバスの納入凍結という報復措置を発動。関係改善を望む経済界の声に押され、サルコジ大統領が中国に内政不干渉を約束するという屈辱を味わった。

 フランスにとって、中国は輸出入とも日本を抜き、アジア最大の貿易相手国となっている。対中輸出では航空機のほか、原子力発電所や鉄道、水処理関連などのインフラに力を入れ、関係強化を進めてきた。

 来年の選挙で再選を目指すサルコジ大統領は支持率低迷にあえいでおり、「9%超で高止まりする失業率を改善するためにも、対中輸出のさらなる拡大が不可欠」(外交筋)という事情がある。

 ■米国包囲網で連携

 さらにサルコジ大統領には、先進国と新興国によるG20を成功させ、支持率回復につなげたいとの思惑もあり、特に米ドル基軸通貨体制の見直しに強い意欲を示している。

 一方の中国も人民元切り上げを迫る米国への対抗措置として欧州との関係を重視しており、中仏の思惑は一致。昨年11月にソウルで開かれたG20では、両国が米国のドル安政策批判で歩調を合わせた。

 サルコジ大統領は今月下旬にもG20に向けた声明を発表する予定で、「米国包囲網を再構築する上で、中国の協力が欠かせない」(同)。

 仏政府が大株主であるルノーにしても、中国は大事なお得意さま。同社は新興国でニーズの高い低価格小型車に強みを持つ。世界最大の自動車市場である中国との関係悪化は大きな痛手となるだけに、「捜査の行方を見守る姿勢に徹し、中国批判は避ける」(自動車大手)との見方が強い。

1870チバQ:2011/01/14(金) 22:05:09
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110114-OYT1T00007.htm
レバノン、親シリア圧力で混乱長期化は必至

 【カイロ=田尾茂樹】レバノンの親米反シリア勢力のハリリ政権崩壊を受け、スレイマン大統領は13日、新政権発足まで、ハリリ首相に暫定首相として政権運営にあたるよう要請した。


 新首相候補が近く指名される見通しだが、連立政権から離脱したイスラム教シーア派組織ヒズボラを中核とする親シリア勢力の協力を再び得るのは困難な情勢で、混乱の長期化は必至だ。

 訪米中に政権が崩壊したハリリ首相は、12日のオバマ大統領との会談後、急きょ、レバノンと関係が深い旧宗主国フランスに向かった。サルコジ大統領と対応を協議する。ハリリ首相の父、ラフィク・ハリリ元首相暗殺事件(2005年)を裁く国際法廷がヒズボラのメンバーを近く起訴するとの観測が広がる中、政権に法廷の判断を否定させるため、連立離脱という強硬手段を取ったことに、欧米からは「正義を覆す試み」と非難の声が上がった。

(2011年1月14日08時52分 読売新聞)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011011402000039.html
ヒズボラ辞任で連立崩壊 関係者起訴阻止へ圧力
2011年1月14日 朝刊

 【ベイルート=内田康】レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが関係閣僚十一人の一斉辞任によって、親米派サード・ハリリ首相=イスラム教スンニ派=率いる連立政権を崩壊させた。二〇〇五年に起きた現首相の父親ラフィク・ハリリ元首相暗殺事件で、レバノン国際特別法廷(オランダ・ハーグ)がヒズボラ関係者を今月中にも起訴するとの観測が強まるなか、これを阻止する強い意志を政治力で示した。

 憲法の規定で、全閣僚三十人のうち三分の一を超すポストが空白になれば、政権は退陣に追い込まれる。スレイマン大統領は十三日、ハリリ首相に対し、新政権発足まで暫定的に首相職にとどまるよう求めた。

 ヒズボラは一九八〇年代から独自の軍事組織を維持し、レバノンに侵攻していたイスラエル軍と戦闘。レバノン国軍より強いともいわれる。二〇〇六年夏にもイスラエルと大規模交戦を繰り広げた。

 国連安全保障理事会が武装解除を求めているにもかかわらず国民の支持を集めているのは、「イスラエルへの抵抗組織」として存在意義を認められているためだ。仮に自国の首相暗殺に関与したとなると、国内でのヒズボラへの評価は地に落ちる恐れがある。

 レバノン国際特別法廷は、国連安保理が設置を決めた機関。法廷に協力的な現政権を崩壊させても起訴を阻止できる保証はない。ただ、ヒズボラの「本気度」を国際社会に示し、法廷の支持勢力に動揺を与えることはできると計算したようだ。

 ヒズボラは〇八年にも、当時の政権との対立から首都ベイルートの各所を封鎖。各派支持者の銃撃戦に発展し、八十人以上が死亡した。クリントン米国務長官は国際特別法廷の捜査を支持する考えを示したが、ヒズボラ関係者が実際に起訴されれば、レバノンで再び血が流れる恐れが現実味を帯びる。

1871チバQ:2011/01/14(金) 22:07:14
>>1866
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110113-OYT1T00986.htm
チュニジア抗議デモ、首都にまで拡大

. 【カイロ=長谷川由紀】チュニジアの高失業率や食料価格高騰などに対する抗議デモは首都チュニスに拡大した。


 ベンアリ大統領による事実上の独裁体制に対する不満が背景にあり、事態が悪化する恐れがある。

 チュニスは12日、若者らのデモに治安部隊が催涙弾を発射するなどして一時、混乱状態に陥った。内務省は同日、首都に夜間外出禁止令を出したが、ロイター通信によると、夜間にも衝突が起き、デモ参加者1人が射殺された。AFP通信によると、13日にも警察の発砲で1人が死亡した。12日には他都市でも衝突があり、死傷者が出たという。

 大統領は12日、カシム内相を更迭し、デモで拘束した市民の釈放を始めたが、デモ参加者は圧政批判を強めている。デモは昨年12月以降徐々に拡大し、今月8日から9日にかけて大規模な衝突が発生した。治安当局は計23人が死亡したとしているが、労働組合関係者は50人以上と主張している。

(2011年1月13日22時10分 読売新聞)

http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011011401000024.html
大統領、3年後の退任を表明 チュニジア、デモ沈静図る
 【カイロ共同】チュニジアのベンアリ大統領(74)は13日夜のテレビ演説で、2014年の大統領選に出馬せず任期満了で退任する考えを表明した。各地で続くデモや暴動の沈静化を図るため、パンやミルクなど食料品価格の引き下げや、言論の自由拡大を含む民主化を約束。デモ隊に銃を向けないよう治安部隊に命じたとも述べた。

 23年余りにわたって強権的な体制を敷いてきたベンアリ大統領にとっては大幅な譲歩。だが、14日にはゼネストの予定も伝えられており、混乱が終息に向かうかどうか、情勢は重要な局面を迎えた。

 大統領は演説で「国民の要求は理解している」「チュニジア人の血がさらに流れることは受け入れられない」と強調し、デモの沈静化を訴えた。

2011/01/14 09:28 【共同通信

1872チバQ:2011/01/14(金) 22:08:36
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110114-OYT1T00881.htm
英で連立政権発足後初の補選、与党候補大敗

. 【ロンドン=大内佐紀】英国で保守党と自由民主党の連立政権が昨年発足してから初の下院補選が13日、英中部オーダム東・サドルワース選挙区で行われ、与党第2党・自民党の候補が大敗した。


 連立政権が進める緊縮財政の不人気のあおりを受けた格好で、自民党内ではニック・クレッグ党首の責任を問う声が高まりそうだ。

 補選は、昨年5月の総選挙で4選された労働党現職が公選法違反を問われ失職して行われた。

 11月に実施が決まった時点では、自民党のエルウィン・ワトキンズ候補(47)が楽勝すると見られていた。労働党のデビー・アブラハムズ候補(50)は知名度で劣る上、補選実施の経緯から不利と見られていたが、子ども手当の支給制限など連立政権の財政赤字削減策を鋭く批判して支持を拡大。自民党候補に10ポイント差を付けて快勝した。

(2011年1月14日19時38分 読売新聞)

http://sankei.jp.msn.com/world/europe/110114/erp1101141716007-n1.htm
英連立政権に厳しい審判 下院補選で労働党が大勝
2011.1.14 17:14

オールダム東・サドルワース選挙区で勝利した労働党のエイブラハム候補を祝福する支援者ら=14日(AP) 【チューリヒ=木村正人】英中部のオールダム東・サドルワース選挙区で13日、下院の補欠選挙が行われ、中道左派の野党・労働党のエイブラハム候補が2位の自由民主党候補に3558票もの大差をつけて、労働党の議席を維持した。

 昨年5月の総選挙で中道右派の保守党と中道左派の自由民主党が戦後初の連立政権を発足させてから初の国政選挙で、10人が出馬したが保守党は予想以上に得票を減らした。財政再建を主導するキャメロン首相は厳しい政権運営を強いられそうだ。

 同選挙区では、前回総選挙で約100票の小差で当選した労働党下院議員が選挙運動で自由民主党候補者を中傷していたことが発覚し、昨年12月に辞任。労働党は議席を死守するため、新たな候補を立て、約40人の下院議員が応援にかけつけた。その結果、エイブラハム候補の得票率はブレア人気に沸いた1997年の総選挙を上回る42.1%に達した。

 昨年9月に就任した労働党のエド・ミリバンド党首はこれまで労働組合寄りの発言が目立ち、存在感が薄かったが、政権奪還に向けて好スタートを切った。

 連立政権の中で埋没気味だった自由民主党の得票率はわずかに上昇。一方、保守党の得票率は13.6ポイントも下落した。大学授業料値上げに反対して学生の抗議活動が起きるなど財政再建の痛みが出始めている。付加価値税(VAT)増税や歳出削減が本格化し、選挙制度改革の是非を問う国民投票が行われる今年、キャメロン首相の連立政権は正念場を迎えそうだ。

1873チバQ:2011/01/14(金) 22:09:02
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/110114/erp1101141349006-n1.htm
英政権発足後初の補選で野党が勝利 自民党の不人気裏付け
2011.1.14 13:48

14日、オールダム東・サドルワース選挙区で勝利、支援者の前で微笑む労働党のエイブラハム候補(AP) 英中部のオールダム東・サドルワース選挙区で13日、中道右派で議会第1党の保守党と中道左派の自由民主党による昨年5月の連立政権発足後初めての下院補選が行われ、中道左派で議会第2党の野党、労働党のエイブラハム候補が2位の自民党候補に約3500票差をつけ勝利した。

 同選挙区は従来、労働党と自民党が競り合う地域で、昨年5月の総選挙では労働党候補が約100票という小差で自民党候補に勝利。労働党が前回より大きな差をつけて勝利したことで、連立維持のため妥協を迫られる場面が多く支持率急落に悩まされる自民党の不人気ぶりが裏付けられた。

 野党党首として初めて国政選挙に臨んだ労働党のエド・ミリバンド党首にとっては、満足のいく結果となった。(共同)

1874チバQ:2011/01/14(金) 22:17:12
>>1840
http://www.asahi.com/international/update/0113/TKY201101130614.html
カザフスタン、進む大統領崇拝 2020年に任期延長?2011年1月14日9時24分
 【モスクワ=副島英樹】中央アジア随一の経済大国カザフスタンで、ソ連末期の1991年から国を率いてきたナザルバエフ大統領(70)の個人崇拝がさらに進みそうだ。来年の大統領選を中止して、大統領任期を2020年まで延ばす国民投票を実施する案を上院が今月6日、全会一致で可決したからだ。

 この案は「国民主導」という形をとって出された。大統領はこの提案を即日拒否してみせたが、独裁を否定するポーズの可能性があり、結局は議会主導という体裁で国民投票を実現する可能性がある。

 このため、インタファクス通信によると、大統領選に代わる国民投票の動きに、米国は「民主主義の後退だ」と懸念を表明した。

 ナザルバエフ氏は、ソ連崩壊時の1991年に独立宣言したカザフスタンの初代大統領に就任。95年には、国民投票によって任期を2000年まで延長した。さらに07年、ナザルバエフ氏に限り大統領の3選禁止規定を除外する権限を議会が承認。昨年6月には「国民のリーダー」という称号が与えられた。この時も、大統領は表向き拒否したが、議会に差し戻さなかったため、法律は発効した。

 今回、任期延長を求める理由としては、「大統領選への参加は、大統領の仕事の妨げとなる」「建国者で国民のリーダーでもある大統領の歴史的使命実現のための条件づくり」などが挙げられた。

 国民投票実施に必要な20万人を上回る300万人以上の署名が集められた。

 ウランなど天然資源に恵まれたカザフスタンは、昨年は欧州安保協力機構(OSCE)議長国も務めて民主化促進を誇示しているが、他の旧ソ連・中央アジア諸国と同様、長く政権を保持する大統領は強権的な色彩を強めている。

1875チバQ:2011/01/15(土) 15:40:34
http://mainichi.jp/select/world/news/20110115dde035030033000c.html
チュニジア:政権崩壊 独裁23年、不満爆発 大統領出国、市民に軍同調か
 【カイロ和田浩明】23年間にわたって独裁体制を敷いたチュニジアのベンアリ大統領がサウジアラビアに出国し、政権が崩壊した。物価の高騰や汚職などを背景に抗議デモを続けた国民による不満の爆発と、国民の退陣要求を無視できなくなった軍部の介入が、デモ開始から約1カ月での異例の政権崩壊につながったとみられる。

 ベンアリ氏は14日夕に家族と飛行機で出国。旧宗主国フランスへの入国を希望したとされるが、ロイター通信によると、仏政府当局は「(入国を)望まない」と拒否。同氏は15日未明、サウジアラビア南西部のジッダに到着した。

 現地からの報道によると、暫定大統領に就任したガンヌーシ首相はテレビ演説で、「早期に実施される選挙まで大統領代行を務める」と発表。治安回復への協力を国民に呼びかけるとともに、国内各勢力と協議して政治、経済の改革を進める意向を表明した。

 大統領退陣の背景には、デモ隊への発砲など強硬な取り締まりを求めた大統領に反発した国軍幹部の介入があったとの情報がある。

 ベンアリ氏は13日、14年の大統領選不出馬や民主化を約束。14日には内閣総辞職や議会選挙の半年以内の前倒し実施などを決めたが、退陣を求める国民の声は収まらず、非常事態宣言と夜間外出禁止令を出す事態に追い込まれていた。

 これに対し、米国のオバマ大統領は14日の声明で、変革を求めるチュニジア国民の支持と、混乱の平和的解決を呼びかけていた。

 チュニジアの混乱は昨年12月中旬、生活のための野菜販売を摘発された若者が焼身自殺を図ったことをきっかけに地方都市で警察署などの焼き打ちが発生。暴動は1月に入って激化し、首都チュニスでも数千人規模の抗議デモが発生。政府発表では、デモ鎮圧などで市民ら23人が死亡した。14日も内務省周辺に市民約5000人が集まり、大統領退陣を求めた。

1876名無しさん:2011/01/15(土) 15:41:45
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110115-OYT1T00382.htm
チュニジア混乱、日本人多数が現地で足止め

 政権が崩壊し、非常事態宣言が全土に出されたチュニジアには、世界遺産のカルタゴやサハラ砂漠などの観光地があり、日本からも多くの旅行客が訪れている。


 ツアーを主催している旅行会社は15日、安否の確認などに追われた。

 阪急交通社(大阪市)によると、ツアー客と添乗員の計163人が現地にとどまっている。けが人などは確認されていないという。同社では20日まで、日本からチュニジアへ向かうツアーの中止を決定した。

 エス・ティー・ワールド(渋谷区)のツアーでも、4人が地中海に面したハマメットのホテルに足止めされている。エイチ・アイ・エス(新宿区)のツアー客は、14日に出国したという。

 同社によると、チュニジアはカルタゴなどの文化遺産が残っていることに加え、ヨーロッパ経由で交通の便も良いため、日本人旅行客の人気は高いという。

(2011年1月15日14時14分 読売新聞)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011011502000167.html
デモ、独裁政権倒す チュニジア、高失業で爆発
2011年1月15日 夕刊

 【ベイルート=内田康】事実上の独裁体制で、盤石とみられていたチュニジアのベンアリ政権が十四日、崩壊した。内相更迭や総選挙の前倒しなど、政権は矢継ぎ早に妥協策を示したが、高失業率や物価高などへの市民の怒りは収まらなかった。強権的な体制が多いアラブの国で、街頭デモが政変を招いたのは極めて異例。近隣国は騒乱の自国への波及を懸念している。

 十四日の首都チュニスのデモでは、一部の警察官が制服の勲章を外してデモ隊に賛意を示すなど、ベンアリ体制への不満は治安当局内部にまで広がっていたとみられる。

 カイロのシンクタンク、アルアハラム政治戦略研究所のイマド・ギャド研究員は「大統領を出国させたのは軍だ。ベンアリ体制はもたないと判断した軍が、逮捕か亡命かを迫ったとの情報がある」と話した。

 チュニジアの失業率は約14%。大卒の若者に限れば20%を超える。大統領一族や周辺の人間のみが、富を独占しているとの批判も根強かった。

 首都に抗議デモが波及した一月になると、ベンアリ大統領は内相更迭や拘束したデモ参加者の釈放、三十万人の雇用創出、次期大統領選への不出馬表明などと、譲歩策を次々と示した。だが、逆に弱腰とも映り、デモ隊を勢いづかせた側面も否めない。

 折しも十四日、中東のヨルダンでは物価上昇に抗議するデモが各地で繰り広げられた。最近では、同じ北アフリカのアルジェリアでもデモで死者が出たほか、スーダンの首都ハルツームでは、学生が食品などへの補助金削減に抗議し、治安部隊と衝突した。

 エジプトでは、キリスト教系コプト教会前での爆弾テロを機に、事件を防げなかった政府への不満をコプト教徒が募らせている。各国が、街頭監視を強めるのは必至だ。

1877チバQ:2011/01/16(日) 13:33:16
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-19034620110116
チュニジア下院議長が暫定大統領に、政権崩壊で混乱広がる
2011年 01月 16日 11:49 JST
 [チュニス 15日 ロイター] 退陣要求デモの拡大を受けてベンアリ大統領が国外に逃れたチュニジアで15日、メバザア下院議長が暫定大統領に就任した。一方、首都チュニスで発砲事件が多発したほか、地方での刑務所で脱獄が起きるなど、政権崩壊による混乱が広がっている。
 暫定大統領のメバザア下院議長は、ガンヌーシ首相に野党との連立政権協議を指示。また、憲法評議会は60日以内に大統領選挙を実施すると発表したが、野党は6─7カ月後に国際的な監視の下で行うべきとの考えを示している。

 こうした中、チュニスでは車中から無差別に発砲する事件が発生。軍幹部はロイターに対し、実行犯は不明だが、サウジアラビアに逃れたベンアリ前大統領の支持者が関与しているとの見方を示した。

 また目撃者によると、中部マハディの刑務所では脱獄を図ろうとした受刑者が警官に撃たれ数十人が死亡。中部モナスティルでも刑務所で火事が発生し、42人が死亡したという。

 23年以上にわたったチュニジアのベンアリ政権崩壊で、専門家からは、反アラブ運動や中東諸国の長期政権に対する市民の反発につながる可能性を指摘する声も聞かれる。

 IHSグローバル・インサイトの中東アナリスト、ガラ・リアニ氏は「チュニジアでは長年にわたる不満があったとはいえ、事態が非常に早く展開したことが印象的だ。(中東の)他国はそれを憂慮しているに違いない」と述べている。

1878チバQ:2011/01/16(日) 13:39:14
>>1798
http://www.asahi.com/international/update/0115/TKY201101150251.html
仏右翼政党、ルペン氏後継に三女選出へ 党首選当選確実2011年1月15日20時39分

 【トゥール(仏中部)=稲田信司】フランスの右翼政党・国民戦線(FN)の次期党首を決める党大会が15日、当地で始まった。AFP通信によると、ジャンマリ・ルペン党首(82)の後継として、同氏の三女で欧州議会議員のマリーヌ・ルペン前副党首(42)が党員投票の結果、約3分の2の支持を集め、当選が確実となった。

 昨年9月に始まった党首選は14日に開票作業を終え、16日に結果が発表される。選挙は同党を批判政党から政権政党への衣替えをめざすマリーヌ氏と、ルペン氏の右腕として旧世代の支持を受ける欧州議会議員、ブルーノ・ゴルニシュ前幹事長(60)の一騎打ちとなった。

 2度の離婚歴があるシングルマザーのマリーヌ氏は選挙戦で国是である政教分離を強調し、「フランスのイスラム化」を印象づけ、宗教離れした支持層を掘り起こした。伝統的カトリック教徒から根強い支持を受けるゴルニシュ氏との違いを浮き立たせ、失業の深刻化や年金の受給年齢の引き上げに不満を募らせる若者や高齢者の支持を引きつけたとみられる。

 ルペン党首は新年のあいさつで、改めてマリーヌ氏への支持を示唆。自身は16日、新設される「名誉党首」に選出される。ただ、2014年まで任期が残る欧州議会議員と仏地域圏議員は続ける意向で、新党首の後見人として挙党一致を図る。

 FNは1972年の結党以来、ルペン氏が一貫して党首を務めた。80年代、保守層が多い東部や南部などで地盤を固め、90年後半から移民排斥を訴えて労働者が多い北部工業地帯で支持を広げた。02年の大統領選で同氏は社会党候補を破り決選投票に進出。昨年の地方選挙で復調するまで党勢は低迷していた。

1879チバQ:2011/01/16(日) 13:43:34
http://www.asahi.com/international/update/0115/TKY201101150204.html
ベルルスコーニ首相に出頭要請 17歳少女買春の疑い2011年1月16日0時9分

 【ローマ=南島信也】イタリアのベルルスコーニ首相(74)が昨年、17歳(当時)のモロッコ人少女と性的関係を持ったなどとして、ミラノ地検は14日、未成年者との買春と警察幹部への汚職の疑いで秘書の事務所などを家宅捜索し、首相に出頭要請した。伊メディアが一斉に伝えた。

 13日に憲法裁判所が、首相と閣僚が在任中は裁判への出廷が免除される「特権法」は無条件に認められないとする違憲判決を下したばかり。地検は起訴に向け今週末にも聴取したいとしており、首相は周囲に「法廷で闘う」と語るなど、起訴されれば出廷する意向を見せているという。

 少女は昨年2〜5月、ミラノ郊外の首相の別荘で開かれたパーティーに複数回招かれた。パーティーには売春婦らが参加していたとされる。少女は5月末に窃盗容疑で逮捕されたが、首相は警察幹部に電話し「少女はエジプトのムバラク大統領の親戚なので、早く釈放するように」と働き掛けたとされる。首相は昨年10月末、記者会見で「私は心優しいので、困っている人を助けただけだ」と語っている。性的関係については首相、少女とも否定している。地検は、便宜供与の見返りに首相から警察幹部に金銭授受があった可能性があるとみている。

http://mainichi.jp/select/world/news/20110115ddm007030116000c.html
イタリア:首相関係先を捜索伊 17歳買春容疑で−−ミラノ地検
 【ローマ藤原章生】イタリアのコリエレ・デラ・セラ紙(電子版)は14日、ミラノ地検がベルルスコーニ首相を未成年者の買春と警察に対する汚職の疑いで捜査し、秘書の事務所2カ所を家宅捜索したと報じた。捜査は先月21日に始まり、首相に出頭命令も出ている。首相はこれまで、要職者のための「免責法」で贈賄などの裁判の出廷を免れてきたが、憲法裁は13日に「無条件の免責は違憲」との判断を下しており、今回の捜査が起訴につながれば、首相は厳しい立場に追い込まれそうだ。

 首相は昨年2月から5月にかけ複数回にわたり、当時17歳のモロッコ人少女らを私邸のパーティーに呼び、買春をした疑いが持たれている。また、その少女が友人らと5月末に盗みの疑いでミラノ警察に拘束された際、首相は警察幹部に自ら電話し、「少女はエジプトのムバラク大統領のめいだ」とかたって釈放させたとされる。

 地元メディアに対し首相も少女も両者の間に性的関係はなかったと弁明。釈放の働きかけについても首相は「自分はいい人間だから、困っている人を助けたかった」と説明していた。検察は、首相が立場を利用して警察に働きかけたのは、少女との関係を隠すためだったとみている。

1880チバQ:2011/01/16(日) 13:45:44
http://www.asahi.com/international/update/0115/TKY201101150357.html
チュニジア、ネット通じデモ拡大 刑務所火災や脱獄も2011年1月16日0時44分
 【カイロ=貫洞欣寛】23年にわたる強権支配を続けた末、民衆デモの高まりでベンアリ大統領が国外脱出したチュニジアの憲法評議会は15日、大統領の空位を正式に宣言し、「大統領権限を暫定的に引き継ぐのはムバッザア下院議長」との見解を発表した。これに従って同日、ムバッザア氏が暫定大統領として就任宣誓した。同氏は与党・立憲民主連合の出身でベンアリ氏と近い関係にあり、市民の反発が続く可能性もある。

 暫定大統領となったムバッザア氏は、ガンヌーシ首相に野党勢力を取り込んだ「挙国一致内閣」の組閣を命じた。 大統領権限をめぐっては、14日にガンヌーシ首相が暫定的に引き継ぐと述べたが、「憲法上、この状況で首相は大統領の職務を代行できない」との批判が出たため、首相が評議会に見解を求めたという。同評議会はまた、60日以内の大統領選を命じた。暫定大統領はこの選挙に立候補できない規定だ。

 強権的な支配が崩壊した今回の政変では、多くの市民がフェイスブックなどインターネットを通じて、デモ開催や警察の取り締まりを巡る情報を共有。デモの参加者は雪だるま式に増えていった。ベンアリ政権を支えていたムバッザア氏やガンヌーシ氏に対し、国民がどう反応するのか注目される。

 チュニス市内では15日、各地に兵士らが動員され、14日にデモが起きた大通りや政府機関周辺には戦車も配置された。夜が明けると各地から黒煙が上がった。夜間のうちに焼き打ちにあった駅や、略奪を受けた商店もある。

 日が昇っても、ほとんどの商店がシャッターを閉めている。大規模なデモは起きていないが、立憲民主連合の本部をはじめ、街に掲げられたベンアリ氏のポスターを外す作業が始まった。

 一方、AFP通信などによると、中部モナスティルの刑務所内で出火し、40人を超える死者が出た。受刑者が脱獄しようとしてマットレスに火をつけたとの情報や、暴動が元で出火したとの情報がある。別の刑務所でも多数の死者が出たとの報道がある。
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1881チバQ:2011/01/16(日) 13:48:40
http://www.asahi.com/international/update/0113/TKY201101130513.html
豪州洪水、第3の都市はゴーストタウン 浸水1.4万棟2011年1月13日21時5分
 【シンガポール=塚本和人】オーストラリア北東部クインズランド州を襲った大雨による洪水の被害はさらに広がり、豪州第3の都市で州都のブリスベンでは13日、市内の多くが浸水するなど市民生活や経済活動に大きな影響が出ている。同州では洪水で多数の住民が行方不明となっており、ギラード首相が被災地入りし、軍が出動するなど救援活動が続いている。

 地元当局によると、一部決壊していたブリスベン市内を流れる川の水位は13日午前をピークに下がり始めているが、市内の住宅と商業施設の計約1万4500棟が完全に浸水するなど都市機能がマヒ。24歳の男性1人の死亡が確認されたほか、ビジネス街や多くの住宅街の一帯が浸水し、郊外も含めた10万世帯以上が停電するなど「ゴーストタウン」(地元メディア)のような状況に陥っている。

 一方、同州南東部で10日に起きた洪水では13日までに死者が計14人に上っており、ほかに60人以上が行方不明となっている。

 同州では年末から記録的な大雨が続き、洪水被害が拡大。州当局はドイツとフランスを合わせた面積よりも広い、州の4分の3にあたる地域を「被災地域」と指定した。主要産業である農業や石炭など資源産業も被害を受け、復興費用も含め、被害は国内総生産(GDP)の1%にあたる130億豪ドル(約1兆740億円)にのぼる可能性も指摘されている。野菜や果物の値段も上昇し、インフレの危機に直面しているとの見方も出ている。

 また、豪州は日本や中国、インドなどアジア向けを中心にした石炭の輸出大国。石炭価格が国際市場で上昇する動きを見せており、国際経済への影響も懸念されている。

 危機管理が専門のシドニー大学のアラン・マッコネル教授は近年、同州は干ばつなど深刻な自然災害の度重なる被害を受けてきたと指摘。「多額の資金が必要な復興計画を立てる際、ギラード政権は難しい政治判断を迫られるだろう」と述べた。

1882チバQ:2011/01/16(日) 13:49:21
http://www.asahi.com/international/update/0115/TKY201101150203.html
ブラジル大雨、死者530人超す 救出はかどらず2011年1月15日18時59分
 【ロサンゼルス=堀内隆】ブラジル南東部で続く大雨による被害は、死者は537人に達した。ブラジルメディアが14日、消防当局などの情報として伝えた。大規模な土砂崩れが起きたリオデジャネイロ郊外テレゾポリスの消防隊員はロイター通信に「まだ生き埋めになっている人が多数いる」と語った。現場は山間地で、救出活動は思うようにはかどっていないという。

 AP通信によると、山の斜面にある多数の家が土砂崩れに巻き込まれたという。リオデジャネイロ州のカブラル知事は14日、現場を視察し、「土砂崩れが起きやすい場所に住宅建設を認めた」と地元市長らを非難した。

1883名無しさん:2011/01/16(日) 22:03:28
http://www.asahi.com/international/update/0116/TKY201101160277.html
チュニジア首都厳戒、混乱続く 暫定政権へ連立協議(1/2ページ)2011年1月16日21時43分
 【カイロ=石合力】大規模な反政府デモで、ベンアリ大統領が国外に脱出したチュニジアで16日、暫定政権樹立に向けたガンヌーシ首相による野党側との連立協議が始まった。憲法規定に基づき、15日に暫定大統領に就任したムバッザア下院議長が首相に指示した。政権参加を認められていなかった野党側は暫定政権への参加に前向きだ。

 暫定大統領の就任でベンアリ氏は大統領としての権限を正式に失った。暫定政権は、憲法規定で60日以内に実施される大統領選に向けて、挙国一致内閣の樹立を目指すものだ。連立協議に参加した主要な野党勢力、民主進歩党のチェビ氏はガンヌーシ氏との協議後、記者団に対し、「国際監視団の下で6〜7カ月以内に(国会の)選挙を実施できるだろう」との見通しを示した。協議の中でガンヌーシ氏は、同党を含む野党3党に対して、政権への参加を要請したという。暫定政権の構成が複数の野党政党を含む連立になるのか、ベンアリ氏の与党立憲民主連合(RCD)主体になるのか、が焦点になる。AP通信によると、チェビ氏は「もし、RCD主体の政権になるならば、我々は危機を脱したとはいえない」と述べた。

 中東の衛星放送アルジャジーラなどによると、首都チュニス市内では16日、大規模デモは起きていない。人影もまばらで、主要道路や政府施設の周辺を中心に戦車や軍兵士が展開している。商店などはここ数日間、閉まったままで、食料品やガソリンなどの入手が難しくなっているという。

 しかし、民兵らによる商品の略奪や放火、車からの無差別乱射などが続いている。民兵らの実態は不明だが、ベンアリ氏の支持派や一部の警官、治安関係者が関与しているとの見方が大勢だ。内務省周辺を警戒している警官に対する銃撃もあったという。

 チュニス市内に住む陶工のワリド・ゴーザフさん(45)は朝日新聞の電話取材に対し「(治安部隊による)暴力は収まったが、略奪などがあり、若者らが自警団を組織して夜間も警戒に当たっている。食料を得るのは難しいが、住民らが助け合っている」と述べた。15日に起きた受刑者の釈放措置や脱獄などに伴う複数の刑務所での混乱では、これまでに57人が死亡、約千人が脱獄したとみられる。

 ベンアリ氏が国外脱出した14日に閉鎖されたチュニス国際空港は15日に再開されたが、再開便は一部に限られ、運航の乱れやキャンセルが続いている。戒厳令に基づく午後5時から午前7時までの夜間外出禁止措置は現在も継続している。

1884名無しさん:2011/01/16(日) 22:06:46
http://mainichi.jp/select/world/news/20110117k0000m030048000c.html
チュニジア:内閣作り協議本格化 主要都市では略奪相次ぐ
 【チュニス和田浩明】23年に及ぶ独裁体制が崩壊したチュニジアの政変で、ガンヌーシ首相は16日、メバザア暫定大統領の指示に基づき、挙国一致内閣の樹立に向けた各党との協議を本格化した。混乱の早期収束を図る政治的な動きが加速する一方で、主要都市では略奪などが相次いでおり、情勢は依然として流動的だ。

 ガンヌーシ首相は15日以降、野党指導者や有力者を相次いで首相府に迎えるなどして、新内閣の構成や今後の選挙について協議を続けている。メバザア暫定大統領は「全国民が例外なく政治に参加できる」と強調。AFP通信によると、ベンアリ前大統領に非合法化されたイスラム系政党の在外指導者は滞在中の英国で「独裁の崩壊で国外にいる理由はなくなった。早急に帰国する」との見通しを示した。ただ実際には、イスラム系と、同じく非合法化されている共産系の両政党は組閣協議から除外された。

 首都チュニスでは商店や住宅を狙った略奪が相次いでいるほか、高級車が破壊されるなど、治安は混とんとしてきた。住民らは自警団を組織して対応している。ベンアリ前大統領の関連資産が狙われているともいわれ、主要な道路には兵士や戦車が展開して厳戒態勢を敷いている。AFP通信は病院関係者の話として、前大統領の妻のおいがナイフによる傷で14日に死亡していたと伝えた。刺殺かどうかなど詳細は不明だ。

 在チュニジア日本大使館は在留邦人175人全員の無事を確認した。夜間外出禁止令は依然続いており、多くの邦人は自宅やホテルに待避している。

 一方、北東部モナスティルの刑務所では15日、政情の混乱に乗じて脱獄しようとした服役囚がマットレスに火をつけ、火災に巻き込まれた42人が死亡した。暴動が起きた別の刑務所では、服役囚1000人が逃走したとの情報もある。

 今回の政変について、一部で「民衆蜂起が独裁を崩壊させた」との声が上がっており、インターネット上ではチュニジアを代表する花のジャスミンにちなみ「ジャスミン革命」と呼ばれ始めた。ベンアリ前大統領を事実上の亡命に追い込んだ一連の反政府デモは、インターネットの交流サイト「フェースブック」や簡易ブログ「ツイッター」などを通じて、若者を中心に拡大した経緯がある。

1885名無しさん:2011/01/16(日) 22:11:18
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/110116/mds1101161925005-n1.htm
チュニジア政変、サウジは政治亡命者に広い門戸
2011.1.16 19:24
 【カイロ=大内清】政治的理由による亡命受け入れを法律で定めるサウジアラビアには、これまでアジアやアフリカなどの有力政治家が多く亡命している。

 1970年代の軍事独裁体制下で反体制派30万人以上を虐殺し、「アフリカの暴君」と呼ばれたウガンダのアミン元大統領は79年にクーデターで失脚し、リビアを経てサウジに亡命。2003年に78歳で死亡するまで亡命生活を送った。パキスタンのシャリフ元首相も、00年にクーデターで国外追放され、サウジに亡命している。サウジは03年のイラク戦争開戦直前には、フセイン元大統領の亡命を提案したと報じられている。

 フランス通信(AFP)によると、サウジは「公共の利益に合致すること」を亡命受け入れの条件としている。ただ、「公共の利益」に明確な規定があるわけではなく、サウジ当局の裁量に委ねられているのが実情だ。

 また亡命者に対しては、メディアへの露出や政治活動を禁ずるなど厳格な条件を課している。

 このほか、チュニジアの隣国、アルジェリアの現大統領のブーテフリカ氏が、1999年の大統領選への出馬前にアラブ首長国連邦(UAE)に亡命していた例が知られる。

http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/110116/mds1101161131002-n1.htm
【チュニジア政権崩壊】政変は「ジャスミン革命」 ネットで命名
2011.1.16 11:29

このニュースのトピックス:中東・アフリカ

15日、ベンアリ大統領の肖像が掲げられたチュニスで治安維持に当たる兵士(ロイター) 民衆蜂起により23年間続いた強権的なベンアリ政権が崩壊したチュニジアの政変が、インターネット上で「ジャスミン革命」と呼ばれ始めた。ジャスミンはチュニジアを代表する花。

 呼称が定着するかどうかは不明だが、今回の政変ではツイッターやユーチューブ、フェースブックといったネットメディアがデモ動員に大きな役割を果たしたことが特徴だ。

 レバノンのカーネギー中東センターのアムル・ハムザウィ研究員は「アラブ世界で初めて大統領を追放した大衆蜂起」と指摘している。

 2003年にグルジアで起きた政変は、集会参加者がバラの花を持っていたことから「バラ革命」、04年のウクライナのケースは野党のシンボルカラーにちなみ「オレンジ革命」と呼ばれている。

1886名無しさん:2011/01/16(日) 22:12:42
>>1884
おっ毎日はチェニス入りしたんですね。
他はカイロから見たいだけど

1888名無しさん:2011/01/16(日) 23:23:42
http://www.asahi.com/international/update/0116/TKY201101160279.html
仏右翼政党、三女のマリーヌ新党首選出 大統領選に照準(1/2ページ)2011年1月16日23時5分
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仏・国民戦線の党大会で15日、党首当選が確実になり、支持者の歓声に応えるマリーヌ・ルペン氏=トゥール、レミ・ファブレス氏撮影
 【トゥール(仏中部)=稲田信司】フランスの右翼政党・国民戦線(FN)は16日、党大会でマリーヌ・ルペン氏(42)を新党首に選んだ。経済危機を受けて反イスラム感情が高まる欧州では、移民排斥を訴える右翼政党が次々と政権入りを射程にとらえる。FNもこの潮流に乗って、来年の仏大統領選に向けて党勢拡大をねらう。

 この日、正式に発表された党員投票の結果によると、40年近くFNを率いたジャンマリ・ルペン氏(82)の三女で欧州議会議員のマリーヌ氏が得票率67%を上回り、対立候補のゴルニシュ前幹事長(60)に圧勝した。マリーヌ氏は記者団に「FNの歴史は新たな段階に入った。党首に選ばれたということは、次期大統領選の候補になることを意味する」と勝利宣言した。

 経済危機のあおりで失業が広がるフランスでは、サルコジ右派政権の支持が低迷する一方、年金の法定受給年齢を引き上げる改革を止められなかった最大野党・社会党への不満も高まった。FNは二大政党離れを好機ととらえ、「批判政党」から「政権政党」への脱皮を急いでいる。

 4カ月に及ぶ党首選でマリーヌ陣営は、ナチス・ドイツを思わせる「こわもて政党」からの脱皮を試みた。妊娠中絶に反対する保守層や工業地帯の労働者などの支持基盤に加え、経済危機の不安を深める都市部の中間層への支持拡大を期待したからだ。

 マリーヌ氏は弁護士出身で、2度の離婚歴があるシングルマザー。「政教分離」と「手厚い福祉」を掲げた。妊娠中絶反対などのキリスト教の伝統的価値観や、減税などの自由主義的な経済政策を重んじる旧世代の殻を破る動きだ。デンマークやオランダで、政権に閣外協力する段階まで勢いづいている右翼政党の主張とも似ている。


 「政教分離」は、イスラム教徒を中心とした移民の排斥という従来の主張を正当化するのがねらいだ。社会に同化できない移民を放置している政府・与党の無策を批判。同時にイスラムは女性を蔑視する宗教だと強調してみせた。

 また、「公的年金の法定受給年齢を60歳に据え置いて給付も増やす」として、社会党などの支持基盤にすり寄った。欧州連合(EU)の合意に応える財政緊縮策の一環として年金制度改革を進める政府への不満を吸収、「ユーロ圏からの脱退」という主張に説得力を持たせようとした。

 世論調査機関CSAの14日付発表によると、次期大統領選でマリーヌ氏に投票すると回答したのは17〜18%。別の世論調査によると、サルコジ政権を支える与党支持者の43%はFNとの政策合意に前向きで、FNの「政権政党化」が現実味を帯びつつある。

1889名無しさん:2011/01/17(月) 01:18:23
http://mainichi.jp/select/world/news/20110117k0000m030048000c.html
チュニジア:首都、緊張と静寂 中心部は兵士だけ

チュニスの中心街で警戒にあたるチュニジア国家警備隊=2011年1月16日、ロイター 【チュニス和田浩明】大通りをにらむ戦車や装甲車、自動小銃を構えて政府施設の警戒に当たる兵士たち−−。全国規模の反政府デモで23年に及んだベンアリ独裁政権が崩壊したチュニジアの首都チュニスに16日入った。休日の日曜だが出歩く人も少なく、シャッターを閉めた商店がほとんどの市中心部は、奇妙な静寂と緊張感に包まれていた。

 朝に到着した国際空港では、観光が主要産業のチュニジアだけに、リゾート地の動画や高級腕時計の広告が出迎えてくれ、政変がうそのようだ。

 だが、車で目抜き通りに入ろうとすると、「POLICE(警察)」と書かれたベストを着込み、黒い警棒を携えた目付きの鋭い男たちが出迎えた。「どこから来たか」「何が目的か」。記者の荷物を調べながら矢継ぎ早に質問を繰り出した。

 近くに配備された、迷彩を施した戦車や装甲車。背後にそびえ立つのは、ベンアリ政権の抑圧の象徴として大規模デモの標的となった内務省ビルだ。14日の政権崩壊前に集まっていた数千人の群衆の姿はない。周りには鉄条網が敷かれ、自動小銃を持った兵士が警戒に立つ。

 夜間外出禁止令は出されたままだ。14日に出された非常事態宣言では、治安部隊は命令に反する国民への発砲を許可されている。チェックインしたホテルでは「夜はバルコニーにも出ないで」とクギをさされた。夕食は出ず、宿泊客は別のホテルのレストランに行く必要があるが、「軍に話をつけて通行許可を得ないといけない」(ホテルスタッフ)。

 仕事で旧宗主国フランスに滞在中に政権が崩壊し、帰国便の欠航などでパリの空港で2日間を過ごしたという米系企業勤務のサルマンさんは「チュニスに妻子を残していたので、戻れるまで眠れなかった。10日前はこんなことになるとは想像もしていなかった」と虚脱したような表情を見せた。

 今回の政変について、一部で「民衆蜂起が独裁を崩壊させた」との声が上がっており、インターネット上ではチュニジアを代表する花のジャスミンにちなみ「ジャスミン革命」と呼ばれ始めた。

 夕刻、内務省ビルに面した目抜き通りで断続的に10発以上の銃声が鳴り響いた。現場の治安要員は「民兵同士の撃ち合いのようだ」と声を潜める。警戒のため上空を舞うヘリコプターの爆音が、緊張をあおるかのように強まった。狙撃兵が発砲しているとの情報もある。

 ◇新内閣協議、本格化 治安なお混とん
 【チュニス和田浩明】チュニジアの政変でガンヌーシ首相は16日、メバザア暫定大統領の指示に基づき、挙国一致内閣の樹立に向けた各党との協議を本格化した。

 首相は15日以降、野党指導者や有力者を相次いで首相府に迎えるなどして、新内閣の構成や今後の選挙について協議を続けている。メバザア暫定大統領は「全国民が例外なく政治に参加できる」と強調しており、AFP通信によると、ベンアリ前大統領に非合法化されたイスラム系政党の在外指導者は滞在中の英国で「独裁の崩壊で国外にいる理由はなくなった。早急に帰国する」との見通しを示した。

 だが、実際にはイスラム系と、同じく非合法化されている共産系の両政党は組閣協議から除外されている模様だ。

 国営通信などによると、ベンアリ前大統領の側近だったカシム前内務相が16日に拘束されたとの情報があるほか、前大統領の警護隊長も警察当局に逮捕された。AFP通信は病院関係者の話として、前大統領の妻のおいがナイフによる傷で14日に死亡していたと伝えた。

 チュニスでは15日まで商店や住宅を狙った略奪が相次いだほか、16日も野党本部付近で散発的に銃撃が起きるなど、治安はなお混とんとしている。在チュニジア日本大使館は在留邦人175人全員の無事を確認した。

 一方、北東部モナスティルの刑務所では15日、政情の混乱に乗じて脱獄しようとした服役囚がマットレスに火をつけ、火災に巻き込まれた42人が死亡した。暴動が起きた別の刑務所では、服役囚1000人が逃走したとの情報もある。

1890とはずがたり:2011/01/17(月) 10:01:21
行革スレの方がいいかなw

イギリス 苦しい国の懐「ロイヤル」許さぬ結婚式
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110117/erp11011709250001-n1.htm
2011.1.17 09:22

 英王位継承順位2位のウィリアム王子(28)と婚約者のケイト・ミドルトンさん(29)が豪華な「ロイヤル・ウエディング」でなく、できるだけ簡素な「国民の結婚式」を計画している。英皇太子公邸クラレンスハウスは結婚式の概要をつぶやき投稿サイト、ツイッターで発表した。ミドルトンさんは伝統の馬車ではなく車で結婚式場のウェストミンスター寺院に向かうなど「普通の家庭」から王室への嫁入りを演出する。

 ■ネット広報に力点

 ウィリアム王子の両親のチャールズ皇太子(62)とダイアナ元妃(1961〜97年)は81年7月にロンドンのセントポール寺院で結婚式を挙げ、テレビ中継を通じて世界の7億5000万人が壮麗なウエディング・パレードにため息をついた。

 世紀のロイヤル・ウエディングから30年。ウィリアム王子とケイトさんがクリスマスに決めたという結婚式の概要が1月5日、世界最大のソーシャル・ネットワーキング・サービス「フェースブック」や「ツイッター」で明らかにされた。

 英国と英連邦加盟国中の15カ国の元首を務めるエリザベス女王(84)はインターネットを使った広報活動に力を入れる。将来、国王に就位する見通しのウィリアム王子の結婚は21世紀の英王室を占うビッグ・イベントだ。2人の婚約発表後、王室とは無縁の米国や中国で、ダイアナ元妃の形見のサファイア・リングの婚約指輪が人気を呼ぶ。

 ■片道だけの馬車パレード

 結婚式は4月29日午前11時から、ウェストミンスター寺院で英国国教会のローワン・ウィリアムズ・カンタベリー大主教(60)が執り行う。ミドルトンさんはウェストミンスター寺院に向かう際、「ケイト・ミドルトン」という1人の女性であることを強調して、伝統の馬車でなく王室の車を利用する。

 式後、2人は寺院からバッキンガム宮殿まで馬車で移動する。モールや官庁街ホワイトホール、議会広場など沿道を徹夜で埋める数百万人の観衆は「片道だけの馬車パレード」に物足りなさを覚えるかもしれない。

 英大衆紙は「ケイトは馬アレルギー?」と皮肉り、王室専門誌マジェスティーのイングリッド・スワード編集長は「チェリーを半分だけかじるようなもので、とても残念。馬車に乗って嫁ぐのは王室の結婚式の象徴的な光景なのに、どうして往復がダメで片道ならいいのか理解に苦しむわ」と天を仰いだ。

 金融・経済危機で膨らんだ財政赤字を減らすため、英国民は超緊縮財政を強いられている。庶民感情からかけ離れた派手な結婚式を挙げた場合、王室離れが進むだけという計算が働いたようだ。英紙デーリー・テレグラフによると、警備費の500万ポンド(約6億5800万円)は納税者が負担し、挙式費用の500万ポンドは王室とケイトさんの家族が支払う。

■招待客も1300人削減

 ケイトさんは、ダイアナ元妃が着たような7.5メートルのすそ付きウエディングドレスは着用しない。結婚式の招待客は3500人から2200人に削られ、ウィリアム王子が関わる慈善事業の関係者も招待される。英調査会社「YouGov」の世論調査では、50%が30年前より簡素な結婚式を希望していた。

 英国の名窯(めいよう)エインズレイは2人の婚約記念磁器を売り出したが、「世界の関心度はチャールズ皇太子とダイアナ元妃が結婚した時に近づいてきている」という。王室にしては地味な結婚式になっても、2人がバッキンガム宮殿のバルコニーで交わす“ロイヤル・キス”が世界中を魅了するのは間違いない。(ロンドン 木村正人/SANKEI EXPRESS)

1891名無しさん:2011/01/17(月) 22:09:12
http://mainichi.jp/select/world/news/20110118k0000m030099000c.html
チュニジア:「過激主義が復活」…イスラム台頭に欧米警戒
 【チュニス和田浩明】チュニジアで世俗主義のベンアリ独裁政権が崩壊したことで、欧米には過激なイスラム主義がチュニジアに復活することへの警戒感が広がっている。国外追放中の非合法イスラム主義政党の指導者が早期の帰国を表明し、メバザア暫定大統領も新政権への「全国民の意向の反映」を約束した。隣国アルジェリアではイスラム主義者の政治的台頭から内戦状態に陥った経緯もあり、チュニジアがイスラムにどう対応するかが焦点になっている。

 非合法政党「エンナーダ(目覚め)」の党首でロンドン在住のラシッド・ガンヌーシ氏(69)はベンアリ政権崩壊翌日の15日、「国外生活を強いられる理由は無くなった。数日以内の帰国を考えている」とロイター通信に語った。

 エンナーダの前身の「イスラム志向運動(MTI)」は80年代、反欧米的ナショナリズムを旗印に反政府運動を展開し死刑になる指導者も出た。90年代初頭にはアルジェリアでイスラム主義政党が総選挙で大勝した。

 ベンアリ政権はチュニジアでのイスラム主義台頭を警戒して徹底した弾圧を行い、多数のイスラム指導者が国外追放された。民主化を求める欧米諸国も、イスラム主義の台頭を懸念し、ベンアリ政権によるイスラム主義者への弾圧を事実上、黙認してきた。

 今回の政権崩壊をもたらした全国規模の抗議デモにイスラム主義者の積極的関与は薄いと見られている。デモ参加者も「若者の怒りが原動力」(25歳の男子大学生)だ。しかし、英フィナンシャル・タイムズ紙は16日、「西側諸国がチュニジアでのイスラム主義者復帰を恐れている」と報道した。

 チュニジア政治に詳しい地元国際政治誌のカマル・ビニューナス編集長は「チュニジアのイスラム主義者の多くは穏健派で、過激主義とは距離を置いている」と指摘する。既存政治勢力は、「弾圧は過激化を生む」と受け入れを認める陣営と、政教分離原則を主張する陣営に分かれているという。

 モハメド・ガンヌーシ首相は帰国予定のイスラム主義指導者とも対話の方針を打ち出しており、ビニューナス氏は「護憲や暴力放棄を条件に政治参加を認めるのではないか」と見ている。

1892名無しさん:2011/01/17(月) 22:09:26
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110117k0000e030023000c.html
チュニジア:新内閣発足へ 治安早期回復、最初の任務に
 【チュニス和田浩明】23年間の強権的支配を続けていたベンアリ政権が全国的反政府デモで崩壊したチュニジアのガンヌーシ首相は16日、組閣作業が進む新内閣に関し、17日にも発表されるとの見通しを国営テレビで示した。新政権の最初の任務は治安の早期回復になると指摘した。チュニジアでは16日も首都チュニス近郊の大統領宮殿で銃撃戦が発生するなど混乱が続いた。

 ガンヌーシ首相は新政権の見通しについて「交渉中の各勢力が高いレベルの協力を示してくれた」と説明、17日にも発足すると述べ、「チュニジアの歴史に新しいページを開く」と明言した。

 メバザア暫定大統領は各勢力の意向を反映した「挙国一致内閣」の形成を支持しており、与党・立憲民主連合(RCD)や野党勢力による連立政権が発足する見通しだ。

 最大の懸念材料である治安に関しては、「脅かす者は容赦しない」と述べ、厳しく取り締まりを行う意向を示した。チュニスなどでは略奪や小競り合いに備え、住民らが自警団を結成、警備にあたっている。

 首都北方15キロで古代都市国家の遺跡があるカルタゴの大統領宮殿では、失脚したベンアリ前大統領派とみられる民兵勢力が攻撃をしかけ、大統領警護隊や陸軍が応戦。戦闘は16日夜まで続いた模様だ。

 チュニスでも野党の本部や内務省付近で銃撃戦が発生。内務省近くでの交戦は散発的ながら約2時間続き、重火器も使用された。警備用とみられるヘリコプターも投入され、夜間まで上空を飛行していた。

 一方、米国のクリントン国務長官は16日、チュニジアのモルジャン外相に電話し、独裁体制からの転換を支持する姿勢を示した。その上で、責任ある早期の秩序回復を求め、自由や経済的機会の欠如といった問題への取り組みや民主的な選挙の必要性を強調した。

 また、告発サイト「ウィキリークス」が暴露した米外交公電で、ベンアリ前大統領とその家族らによる腐敗や、政権の私物化が明らかになったことが今回の大規模デモにつながったとの見方も広がり始めている。だが、クローリー米国務次官補(広報担当)は16日、前大統領らの縁故主義などに国民は公電以前から気付いていたとして「チュニジア(の政権崩壊)はウィキ革命ではない」と否定した。

 一方、チュニスで取材中に撃たれて死亡したとされたフランス人カメラマン(32)について、AP通信は仏外交当局者の話として、死亡でなく「重体」と報じている。

1893チバQ:2011/01/17(月) 22:14:11
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_171068
ハイチ元独裁者が突然帰国、一段と政情不安定に
2011年 1月 17日 16:29 JST
 デュバリエ元大統領は過去に父親とともに独裁政治を敷いていたが、民衆の反政府運動と米国からの圧力を受け、1986年に国外脱出した。デュバリエ氏は仏領グアドループから空路、ハイチの首都ポルトープランスに到着したが、空港では数百人の支持者が集まり、同氏と二番目の夫人の到着を歓迎した。空港にはまた、デュバリエ氏の政敵で2004年に国外追放され、現在南アフリカで亡命生活を送るアリスティド元大統領の支持者も集まり、「アリスティド」と叫び、デュバリエ氏支持派と対峙した。

 ヨルダン軍兵士を乗せた国連の車両が空港に入ろうしたが、追い返された。デュバリエ氏は群集に紛れ込み、スポーツ多目的車の車列に乗り込み、ポルトープランス郊外山間部にあるホテルに向かった。

 ハイチのベルリーブ首相はデュバリエ元大統領の帰国について「彼はハイチ人であり、帰国するのは自由だ。彼が現在、政治活動に関わっているかは分からない」と述べた。

記者: Ingrid Arnesen and Jose de Cordoba

1894名無しさん:2011/01/17(月) 22:26:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110117-00000091-mai-int
<レバノン>新首相指名へ協議…宗派間の歩み寄り難航
毎日新聞 1月17日(月)20時38分配信

 【エルサレム花岡洋二】レバノンでイスラム教シーア派組織ヒズボラ系閣僚らが一斉辞任し、サード・ハリリ首相(スンニ派、現・暫定首相)の連立内閣が崩壊したのを受け、スレイマン大統領は近く新首相指名に向け国民議会(国会)議員との協議に入る。新首相の人選などでハリリ派とヒズボラの歩み寄りは難しい情勢で連立協議は難航が必至だ。

 レバノンは、キリスト教を含めた多宗教・宗派の「モザイク国家」と呼ばれる。憲法で首相はスンニ派から選出することが決まっている。

 連立は、▽ハリリ氏を排除しヒズボラが支持するスンニ派首相を擁立▽ハリリ氏を再指名しヒズボラに協力を要請▽「中立」とみられる新たな首相を擁立−−という3通りの可能性があると指摘され、ロイター通信は、ヒズボラの支持候補としてオマル・カラミ元首相の名が挙がっていると報じた。

 ハリリ首相の父、ラフィク・ハリリ元首相暗殺事件(05年)の特別法廷を巡っては、ヒズボラが幹部の起訴を懸念し、レバノンから法廷への費用拠出の停止や判事の引き揚げを要求。ハリリ首相がこれを拒否したことが内閣崩壊につながった。ヒズボラの最高指導者ナスララ師は16日、ハリリ氏を支持しない姿勢を明らかにした上で「我々は民主的な手続きで倒閣した」と強調した。

 特別法廷では近く、ヒズボラ幹部らが起訴される見通しだが、その場合、ヒズボラの反発は確実で連立交渉はさらに難しくなる。当初17日からスタートする予定だった連立協議は24日に延期された模様で、特別法廷次第ではさらに延期される可能性も出てくる。

 一方、トルコのエルドアン首相はレバノンの不安定化が中東全体に及ばないよう、各国の協力関係の構築に力を注いでいる。

 14日にはハリリ首相と面会した後にイランのアフマディネジャド大統領と電話協議。17日にはシリアのアサド大統領らと情勢を協議する。

1895名無しさん:2011/01/17(月) 22:28:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110117/mds1101171017004-n1.htm
「真の英雄」 前大統領親族の逃亡阻止した機長に賛辞 チュニジア
2011.1.17 10:14

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13日、チュニジア・チュニスでデモを行うベンアリ大統領の支持者(AP)
 チュニジアのベンアリ前大統領が国外脱出した14日、前大統領の親族らもチャーター機や定期便で次々と出国を図る中、自分の便への搭乗を拒否して国外逃亡を阻止した機長がいる。大混乱の中での身を切るような決断に、同国民からは「真の英雄」との賛辞が寄せられている。

 チュニス航空のモハメド・ベン・キアリ機長(37)。フランス・リヨン行きの便に乗り込んだ14日午後、離陸許可を待っていると緊急連絡が入り、5人の乗客を追加で乗せるよう命じられた。機長は名前から前大統領の親族が逃亡を図っていると判断、命令を拒否してそのまま飛び立った。

 「拒否することが、どれほど危険か分かっていた。でも治安部隊が若者に発砲している映像が、とっさに頭に浮かんだ。犯罪者の逃亡には加担しないと決めた」

 出国できなかった5人は、拘束されたとみられている。(共同)

1896名無しさん:2011/01/17(月) 23:02:22


395 名前:チバQ 投稿日: 2011/01/16(日) 13:36:59
間違えてた

http://mainichi.jp/select/world/news/20110116ddm007030091000c.html
チュニジア:政権崩壊 アラブ諸国、波及懸念 強権体制、貧富の差共通
 【カイロ和田浩明】北アフリカ・チュニジアのベンアリ大統領(74)が14日、サウジアラビアに事実上亡命し、23年間にわたった独裁体制が崩壊した。高失業率や政治的抑圧に反発した国民による、昨年来の反政府デモの高まりに抗しきれなくなった。民衆の怒りが権力者を引きずり下ろすという、アラブ圏では極めて異例の事態だ。専制的な体制で貧富の差が大きいのはアラブ諸国に共通しているだけに、周辺国政府はチュニジア情勢の展開に警戒感を強めている。

 人口約1000万人のチュニジアは近年、歴史的に関係の深い欧州諸国との貿易を強化して年率3〜5%の経済成長を続けてきたが、富が大統領一族に集中する一方で、年間8万人以上の大卒者のうち2万〜3万人は就職できないなど「貧富の差への国民の怒りは鬱積していた」(西側外交筋)。同国の表面的な「安定」は、政治的自由を制限し、反体制派を抑圧する強大な警察力によって維持されてきたのだ。

 他のアラブ諸国も同じような社会構造を抱えている。

 エジプトでは、ムバラク大統領が29年間にわたり強権体制を維持。非常事態令下で野党勢力関係者らの恣意(しい)的な拘束が行われ、国際人権団体が改善を勧告している。複数政党制の選挙は行われているものの、国内外から「民主的でなく透明性が低い」という批判もある。経済は年率5〜7%で成長しているが、国民の約2割が1日2ドル(約166円)以下で生活する貧困層で、若年失業率も高い。

 周辺国では、リビアでも41年間、イエメンでも21年間にわたり独裁政権が続く。王族が長期支配を続けるサウジアラビアやモロッコでも、政府を批判する勢力への弾圧や人権侵害が報告されている。

 ◇フェースブック通じてデモ拡大
 チュニジアでの反政府デモは、インターネットの交流サイト「フェースブック」や簡易ブログ「ツイッター」などを通じて若者を中心に拡大したと言われる。フェースブックなどの利用は他のアラブ諸国でも拡大しており、エジプトのユーザーはフェースブックに「奇跡が起こった」と書き込んでチュニジアの政変を歓迎した。各国の当局は、こうしたサービスが政治活動に利用されることに神経をとがらせている。

 エジプトでは昨春、賃上げを求める国営企業労働者などによる数百人規模のデモがカイロやアレクサンドリアで相次いだ。王制のヨルダンでは今月14日、首都アンマンなど複数の都市で失業や物価上昇に抗議する異例のデモが行われ、数千人が参加した。カイロ大学のハッサン・ナファ教授(政治学)は「エジプトも民主化を進めなければ、チュニジアと同様の事態が起こりうる」と話す。

 アラブ諸国のこうした専制的体制は、イスラム過激派を生む要因の一つとの指摘もあり、米国のブッシュ前政権は民主化を要求してエジプトなどに強い圧力をかけた。しかし、オバマ米大統領は09年6月のカイロ演説で「イスラム世界との対話」を打ち出し、民主化圧力は実質的に低下している。

1897名無しさん:2011/01/17(月) 23:08:41
相変らずの対応の遅さ
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&amp;k=2011011700698
チャーター機派遣を検討=チュニジアの邦人観光客出国で
 政府は17日、チュニジアの政変で首都チュニスの空港が混乱し、現地で足止めされている日本人観光客を速やかに出国させるため、チャーター機派遣の検討に入った。チュニスへの定期便がある欧州などの民間航空会社に依頼することを想定している。外務省幹部が明らかにした。
 チュニジアには現在約200人の日本人観光客がおり、安全なホテルで待機している。このうち大半は17、18両日にチュニスから各地に出発するフライトの予約が取れているものの、ダイヤが大幅に乱れているという。
 外務省幹部は「現地時間の17日中にどれだけ出国が進むかや空港の運用状況を見極め、最終判断することになる」との見通しを示した。(2011/01/17-18:25)

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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110117-OYT1T00897.htm
混乱チュニジア、日本人旅行者120人出国へ

. 【カイロ=田尾茂樹】在チュニジア日本大使館によると、チュニジアの政権崩壊に伴う混乱で同国内に足止めされていた日本人旅行者197人のうち、120人が17日に出国できる見通しとなった。


 欧州や中東湾岸諸国などを経由して日本に戻る予定という。残る旅行者も数日中に出国できる見込みとしている。

(2011年1月17日20時16分 読売新聞)

1898チバQ:2011/01/18(火) 22:23:24
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110119k0000m030037000c.html
パキスタン:洪水復興、治安回復進まず 被災者に政府不信

パキスタン北西部ノウシェラのカンダラ地区で、「アラーにただ助けを祈っている」と話す洪水被災者たち=杉尾直哉撮影 パキスタンで昨年7月に起きた史上最悪の大洪水(被災者約2000万人、死者約2000人)の被災地、北西部では、半年を経た今も多くの人々がテント暮らしのままだ。隣国アフガニスタンの旧支配勢力タリバンに同調する武装勢力が活発な地域でもあり、民間団体などの支援は行き届いていない。治安回復と洪水復興のどちらも実現できていない政府に対し、住民の不信感が広がっている。【ノウシェラ(パキスタン北西部)で杉尾直哉】

 首都イスラマバードから約100キロ西のノウシェラでは、幹線道路の脇に洪水被災者のテント村が広がり、約2万人が住む。その一つのカンダラ地区では、12月末の火事で焼けたテントの跡が生々しく残っていた。氷点下5度まで冷え込む寒さをしのぐため、持ち込んだガスボンベの扱いを誤り、家族7人が死亡したという。

 このテント村では洪水以降の半年間で126人の新生児が生まれたが、生き残ったのは20人だけという。医療が不十分で、国連機関などの食糧支援も今月1日までに打ち切られた。昨年10月、糖尿病の悪化から父を失ったムクタイルさん(35)は、「ここで何度葬式があったことか」と話した。

 パキスタン政府は、被災者に一時金として約2万円、住宅再建のため約10万円の給付を約束した。だが、ノウシェラなどで対象となる20万人のうち、支払いを受けたのは3万人に過ぎない。手続きに必要な住民登録をしていない人が多いためだが、被災者たちは、「与党とコネのある者だけが金をもらっている」と主張した。

 北西部では、08年の総選挙で世俗派政党、アワミ民族党(ANP)が勝利した。連邦議会で、ザルダリ大統領を支えるパキスタン人民党(PPP)と連立を組んでいる。タリバンの卑劣なテロへの反発から非イスラム政党のANPに期待が集まったためだ。

 だが、ある地元記者は「住民の政治不信は深刻で、今選挙があれば、イスラム政党が勝ってしまう。政情不安が心配だ」という。被災者たちに当局の対策について尋ねると、誰もが「アラー(神)に祈るだけ」というだけで口をつぐんだ。

 北西部は、武装勢力が自爆テロなどを繰り返しており、内外の支援団体が入れるのはノウシェラなどごく一部に限られている。

 ノウシェラの別の被災地チャオキドラブ村で食料配布や住宅建設、家畜の提供を行ってきた日本のNGO「シャンティ国際ボランティア会」の緊急救援担当、薄木浩一郎さん(32)は、「ほかの被災地でも支援したいが、日本人が入るのが許されるのはここしかない」という。村では銃携帯の警察の護衛を付け、日暮れ前に首都に戻っている。薄木さんは、「ここでも、安全だと誰も自信を持っていうことができない」と話した。

毎日新聞 2011年1月18日 19時23分(最終更新 1月18日 20時06分)

1899名無しさん:2011/01/18(火) 22:29:19
http://www.afpbb.com/article/politics/2782573/6684531
チュニジア暫定政権発足、主要閣僚は留任
2011年01月18日 10:07 発信地:チュニス/チュニジア

【1月18日 AFP】23年間政権の座にあったジン・アビディン・ベンアリ(Zine El Abidine Ben Ali)前大統領が国外脱出したチュニジアで17日、暫定政権が発足した。6か月以内に総選挙を実施し、言論の自由も認めるとしているが、前政権の閣僚が要職を占めていることから反発も招いている。

 首都チュニス(Tunis)でモハメド・ガンヌーシ(Mohammed Ghannouchi)首相が発表した閣僚名簿によると、与党立憲民主連合(Constitutional Democratic Rally、RCD)のガンヌーシ氏が引き続き首相を務めるほか、外相、内相、国防相、財務相の要職はRCDの現職が留任する。

 組閣に先立ち、同日チュニスなどでは、数百人がRCDの解散を求めて抗議デモを行っていた。

■政治犯の釈放、非合法政党の合法化も決定

 ガンヌーシ首相は、暫定政権が「政治犯全員の釈放」と「言論の自由の拡大」を決定したことを明らかにした。同国最大の人権団体「Human Rights League」など、NGOに対する規制も撤廃する。

 暫定政権には、野党指導者3人のほか、市民団体の代表者らも入閣した。この中には、ベンアリ政権時代、反体制的な言論を行ったとして逮捕されたブロガーも含まれており、青少年・スポーツ・体育相に任命されている。なお、首相は「すべての非合法政党は合法化される」としているが、前政権で非合法とされた共産党、イスラム主義政党「Ennahdha」などからの入閣はない。

 首相はまた、ベンアリ前大統領の国外脱出を招いた暴動による死者は78人で、経済損失は16億ユーロ(約1760億円)にのぼったと発表した。(c)AFP/Dario Thuburn

1900チバQ:2011/01/18(火) 22:31:57
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110118ddm002030097000c.html
チュニジア:新政権発足 野党から入閣3人 政治犯も釈放、主要閣僚残留
 【チュニス和田浩明】ベンアリ前大統領が亡命し独裁体制が崩壊した北アフリカ・チュニジアで17日、ガンヌーシ首相は新内閣の布陣を発表した。野党から3人が入閣したほか、メディアを管理していた情報省を廃止した。さらに、首相は政治犯を釈放し、前政権指導部を対象にした汚職捜査も開始すると発表するなど、野党や住民の不満に一定の配慮をした。しかし、首相や外相など主要閣僚は留任したため、住民の抗議行動が収束するかどうかは不透明な情勢だ。

 ◇イスラム過激化、警戒−−欧米
 チュニジアで世俗主義のベンアリ独裁政権が崩壊したことで、欧米には過激なイスラム主義がチュニジアに復活することへの警戒感が広がっている。国外追放中の非合法イスラム主義政党の指導者が早期の帰国を表明、メバザア暫定大統領も新政権への「全国民の意向の反映」を約束した。隣国アルジェリアではイスラム主義者の政治的台頭から内戦状態に陥った経緯もあり、チュニジアがイスラムにどう対応するかが焦点になっている。

 非合法政党「アンナハダ(目覚め)」の党首でロンドン在住のラシッド・ガンヌーシ氏(69)はベンアリ政権崩壊翌日の15日、「国外生活を強いられる理由は無くなった。数日以内の帰国を考えている」とロイター通信に語った。

 アンナハダの前身の「イスラム志向運動(MTI)」は80年代、反欧米的ナショナリズムを旗印に反政府運動を展開し死刑になる指導者も出た。90年代初頭にはアルジェリアでイスラム主義政党が総選挙で大勝した。

 ベンアリ政権はチュニジアでのイスラム主義台頭を警戒して徹底した弾圧を行い、多数のイスラム指導者が国外追放された。民主化を求める欧米諸国も、イスラム主義の台頭を懸念し、ベンアリ政権によるイスラム主義者への弾圧を事実上、黙認してきた。

 今回の政権崩壊をもたらした全国規模の抗議デモにイスラム主義者の積極的関与は薄いと見られている。デモ参加者も「若者の怒りが原動力」(25歳の男子大学生)だ。しかし、英フィナンシャル・タイムズ紙は16日、「西側諸国がチュニジアでのイスラム主義者復帰を恐れている」と報道した。

 チュニジア政治に詳しい地元国際政治誌のカマル・ビニューナス編集長は「チュニジアのイスラム主義者の多くは穏健派で、過激主義とは距離を置いている」と指摘する。既存政治勢力は、「弾圧は過激化を生む」と受け入れを認める陣営と、政教分離原則を主張する陣営に分かれているという。

 ◇北アフリカ外交の拠点 日本政府、混乱拡大に懸念
 ベンアリ独裁政権が崩壊したチュニジアは、昨年12月に「日・アラブ経済フォーラム」を開催するなど、日本政府にとって中東・北アフリカとの経済外交の重要な窓口の一つだ。「当面はどんな新政権ができるか見守るしかない」(外務省関係者)のが現状だが、混乱が拡大したり長引いたりすれば、経済外交の拠点の一つを失いかねない。

 前原誠司外相は17日、外務省でチュニジアのハシェッド駐日大使と会談した。前原外相は在留邦人の安全確保と邦人旅行者の安全な出国についてチュニジア政府の協力を要請。新政権について「国民の幅広い支持を得る政府が樹立されれば支持していく」と述べた。

 昨年12月のフォーラムには前原外相と大畠章宏経済産業相(当時)が出席。経済団体なども多数参加し、アラブ連盟(21カ国1機関)と39件の新規事業で合意した。外務省は当時、同国を「政治的に安定を維持している」と評価していた。

 ところが、その約1カ月後に窓口役を務めた同国の政権が崩壊。前原外相も15日、「大統領とも会ってきたので大変驚いている」と戸惑いを見せた。ただ39件のうちチュニジアが直接かかわる協力案件は太陽熱発電など数件にとどまる。また、外務省では「一時的な混乱にとどまり、政策や協力案件は新政権でも継続されるのでは」との見方もある。

 アラブ諸国ではチュニジアのように専制的な体制で、貧富差が大きい国はほかにもあり、政治的リスクは低くない。同省幹部は「政治的、社会的な不安定性を織り込みつつも、経済外交、資源外交を進めていくしかない」と語る。【西田進一郎】

1901チバQ:2011/01/18(火) 23:34:27
http://mainichi.jp/select/world/news/20110119k0000m030082000c.html
チュニジア:「ジャスミン革命」道半ば

前大統領派らの新政権からの排除を求め抗議デモを行う市民=チュニスで2011年1月18日、和田浩明撮影 一人の若者の焼身自殺が23年続いた独裁政権の崩壊につながった、北アフリカ・チュニジアの未曽有の政変は、国花から「ジャスミン革命」と呼ばれ始めた。しかし、かれんな呼び名とは裏腹に、ベンアリ前大統領の警護隊残党と国軍との銃撃戦が首都チュニスや最大観光地カルタゴなどで続き、前大統領関係者の排除を求める国民は、17日発足の新政権を「旧政権の継承」と非難している。長期専制が続く周辺のアラブ諸国は政変の波及を恐れるが、「革命」成就の道は多難だ。【カルタゴ(チュニジア北部)で和田浩明】

 ◇前大統領派と戦闘続く
 チュニスから車で約30分。古代ローマに滅ぼされた都市国家遺跡を擁し、政変前は観光客でにぎわっていたカルタゴに17日入ると、銃撃音が散発的に響きわたる戦場だった。

 大統領宮殿に至る道は国軍戦車が封鎖していた。道路脇には、焼き打ちされた乗用車があちこちでひっくり返っていた。市内中心部のベンアリ氏の巨大看板は、顔の部分が破り取られていた。

 国軍とベンアリ前大統領の警護隊の残党との銃撃戦は、16日夜から始まった。大学生のオマルさん(20)によると、一部住居の屋根から前大統領派の狙撃手が発砲を続けている。「ヘリコプターから狙撃手を狙い撃ちしやすいよう、部屋の明かりを消して」と国軍から要請された。

 住民が集まるカフェで取材中、「パン、パン」と乾いた銃声が聞こえ、みな床に伏せた。上空には軍ヘリコプターが旋回。戦闘が続いた約1時間、ドンという腹に響く砲声が建物を震わせた。宮殿や周辺に前大統領派が潜伏しているためだ。

 政変前に約3000人いたとみられる前大統領警護隊の多くが、今も武装したまま。前大統領が孤児らを引き取って育てたとされ、忠誠心が厚い。抵抗活動を続ける可能性が高く、治安回復のめどは見えない。

 さらに、17日に発表された新内閣メンバーは、メバザア暫定大統領が「挙国一致内閣」を約束したものの、ガンヌーシ首相ら主要閣僚は残留し、野党閣僚は3人だけ。旧政権の国民弾圧の象徴だった内務省前には、18日も数千人の市民が「(残留閣僚らは)出ていけ」と叫んだ。リビア国境に近い中部ファクスでも同日、新政府への抗議デモが起きた。

 カルタゴのカフェにいた医師、スガイヤさん(44)が「ベンアリ関係者が政府に残ることは受け入れられない」と語ると、周りの人々も大きくうなずいた。

 憲法が定める60日以内の大統領選実施も実現は不透明で、国民の新政権への失望感が新たな怒りに変わりつつある。

 治安も政情も「革命」と呼ぶにはほど遠い状況にあるためだ。

 ◇周辺国、飛び火警戒
 ただ、長期専制や富の偏在などチュニジアと状況が似ているアラブ諸国は、政変の飛び火を警戒している。エジプトやアルジェリアでは政府に抗議する焼身自殺未遂が続発した。隣国リビアの最高指導者、カダフィ大佐は「ベンアリ氏は14年の大統領選不出馬を約束していた。なぜ(国民は)待てなかったのか」と不快感を表明。エジプトのアブルゲイト外相は「波及はない」と断言してみせた。

 一方、アラブ連盟のムーサ事務局長は17日、「アラブ社会には(今回の政変と)共通する要因がある」と語った。

1902チバQ:2011/01/19(水) 22:23:31
http://www.asahi.com/international/update/0119/TKY201101190141.html
前大統領一族への怒り爆発 チュニジア市民、豪邸で略奪2011年1月19日11時9分
 【チュニス=前川浩之】チュニジアで、ベンアリ前大統領の親族に対する市民の怒りが爆発している。豪邸は略奪され放題、一族の息のかかったスーパーや銀行は一斉に放火された。

 チュニス郊外に複数ある大統領の義理の兄、ベルハサン・トラベルシ氏の邸宅は、さながら「報復の現場」だ。部屋の床にはガラスや衣類が散乱、踏みつけられている。壁には「これは教訓だ」との落書き。庭のプールには壊された家具が浮き、訪れた女性の一人は「自由だ」と叫んだ。

 大統領一族は、銀行や航空会社などの大企業から小さな商店にいたるまで、事業の許認可をちらつかせて膨大な利益を上げていたとされる。美容師だったライラ大統領夫人が仕切り、夫人の実兄トラベルシ氏は「一族マフィアのドン」と目されていた。世界遺産の古都カルタゴから出土した美術品を、横流しした疑いもささやかれる。政変後は姿を消した。

 近くの家具工場で働くレサッドさん(42)は、娘と一緒に邸宅を見て回り、怒りをぶちまけた。「落ちていた本は『会社の作り方』や『ブラジル旅行ガイド』。こんな人たちが我々や国のことを真剣に考えたはずがない」
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1903チバQ:2011/01/19(水) 22:24:16
http://www.asahi.com/international/update/0119/TKY201101180580.html?ref=reca
チュニジア暫定政権に批判やまず 総退陣求めるデモ続く(1/2ページ)2011年1月19日1時54分
 【チュニス=貫洞欣寛】ベンアリ前大統領の強権体制が倒れた北アフリカ・チュニジアで、ガンヌーシ首相の組閣で17日に発足した暫定政権への批判が続いている。閣内に野党の指導者らを取り込んだものの、うち1人が辞任。さらに同国最大の労組も18日、「新内閣を認めない」との見解を示し、同労組出身の副交通相ら3人が政権から離脱すると明らかにした。与党の総退陣を求めるデモも続いており、予断を許さない状況だ。

 新政権は治安と秩序の回復や、憲法の規定では2カ月以内に行われる大統領選挙の準備と管理が主な任務。ただ、野党勢力は長年の抑圧で組織が壊滅状態のため、大統領選を6カ月後にするよう求めており、妥協が成立すれば任期が延びる可能性もある。

 暫定政権には地域開発相に就く民主進歩党のシェビ氏ら野党指導者3人が入閣。政府批判のブログを書いて逮捕されていた有名ブロガーのアマモウ氏を青年・スポーツ担当次官に起用するなど、野党勢力を一定程度取り込んだ「挙国一致内閣」となった。

 だが、同国では非合法とされるイスラム組織「ナハダ」などが排除された一方で、1999年から首相職にあるガンヌーシ氏や、フリア内相ら国家機能の根幹を担う主要6ポストはこれまでの与党・立憲民主連合(RCD)出身者が留任。「見せかけだけの連立」との批判が続いている。

 ロイター通信によると保健相に任命されたジャーファル氏が18日、離脱したと同氏の側近が述べた。チュニジア労働総連合も同日、「新政権を認めない」との見解を出し、労組出身の副交通相ら次官級3人が辞任すると表明した。また、指導者イブラヒム氏が高等教育相として入閣した「タジュディド(革新)」は同日、RCDの閣僚に党籍からの離脱を求める声明を出し、受け入れられなければイブラヒム氏は閣僚を辞任するとしている。

 首都チュニスでは18日、労組員やナハダ支持者らがそれぞれRCDの政治家全員の退陣を求めてデモを実施。「RCDは出て行け」と叫ぶデモ隊が内務省がある目抜き通りに入るのを止めるため、警官隊が催涙ガス弾を相次いで発砲した。市内中心部からは市民の姿が消え、大量の警察官が配置されている。

 デモに参加した教員組合のジャワド・ハリーファさん(46)は「首相も内相も外相もRCDのまま。大統領の首をすげ替えてやり過ごそうとしている。与党の政治家を退場させて政治を完全に改めるまでは、デモをやめない。弾圧の時代はもう終わったんだ」と話した。

 地元のジャーナリスト、ヒシャム・スヌーシ氏(50)は、市民の要求はとどまることなく、首相はさらなる内閣改造だけでなく総辞職を迫られる可能性もあるとみる。「今まで国民を弾圧していた政治家が民主主義を口にしても信用されない。一方で、市民にも自由選挙など民主的な政治の経験はない。しばらくは混乱が続くだろう」と話した。

1904チバQ:2011/01/19(水) 22:44:51
http://mainichi.jp/select/world/news/20110119dde007030037000c.html
チュニジア:政権崩壊 大統領と首相が離党 与党排除求めデモ続く
 【チュニス和田浩明】チュニジアのメバザア暫定大統領とガンヌーシ首相は18日、与党・立憲民主連合(RCD)からの離党を表明した。一方、RCDは、ベンアリ前大統領と側近らを除名した。国営テレビなどが報じた。17日に発足したばかりの新政権に、旧政権の主要閣僚が残留したため強まった国民の批判をかわす意図があると見られる。しかし、ベンアリ独裁政権を支えたRCD排除を求める声は強く、首都チュニスを含む全国の主要都市では18日も抗議デモが展開された。また労働組合系や野党系の4閣僚が同日、辞任を発表した。

 国営TAP通信によると、離党は17日に決定された政府と党の分離に基づく措置。メバザア暫定大統領の指示で「挙国一致」を目指した新政権だったが、野党勢力の参加は限定的で、ベンアリ氏側近だったガンヌーシ首相ら主要閣僚が留任。反発した国民の抗議デモが続いている。

 抗議デモはチュニスのほか10以上の都市で発生。北部にあるイスラム教の古都カイラワンでは、住民がRCD支部を占拠したという情報もある。

 反政府デモを組織した全国労働組合「UGTT」も新政権不支持を決めた。また、国外追放中の野党指導者で大統領選に出馬する意向を示したモンセフ・マルズーキ氏が18日に帰国しRCDを排除した政権作りを訴えた。

 一方、空港閉鎖などの混乱で足止めされていた日本人旅行者約200人の大半は18日までに出国した。

1905名無しさん:2011/01/20(木) 00:32:43
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011011990102802.html
「あなたは終わった」 陸軍トップが前大統領に引導、チュニジア
2011年1月19日 10時28分

 【チュニス=内田康】23年にわたって独裁体制を維持したチュニジアのベンアリ前大統領(74)が辞任と亡命を決断したのは、陸軍トップのラシド・アンマル将軍(63)が「あなたはおしまいだ」と迫ったためだったことが分かった。18日付の独立系紙アッシュルークが、暫定政府のガンヌーシ首相が明らかにしたとして伝えた。

 同紙によると、アンマル将軍は、チュニスでの反政府デモが激化した14日、大統領宮殿を訪れ、ベンアリ前大統領と面会。前大統領は将軍に対し、デモ隊への実弾使用を命じたが、将軍は使用を拒否。逆に辞任と出国を求め、前大統領は同日夜までに出国した。

 前大統領の亡命直後から、実権を握る軍が前大統領を見限ったとの見方が強かったが、今回の報道はこれを裏付けている。

 同紙は「将軍は、混乱に乗じて軍事クーデターを起こし、新大統領になることも可能だったが、そういう野心はなかった。チュニジアの国民を救ったのだ」と絶賛した。

(中日新聞)

1906チバQ:2011/01/20(木) 22:34:05
http://www.afpbb.com/article/politics/2782804/6699324?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
英上院の徹夜討論、長老議員は耐えきれず次々「沈没」
2011年01月20日 17:15 発信地:ロンドン/英国
【1月20日 AFP】英上院では17日〜18日朝、選挙制度改革をめぐり徹夜の議論が戦わされたが、多くの長老議員がこのマラソン議会に耐え切れず、こっそり退席して由緒ある国会議事堂の片隅で仮眠を取る姿が目立った。

 この夜、議事堂内には男女別・政党別にベッドを並べた仮眠コーナーが設けられ、紅茶やビスケットなどの軽食が夜通し提供された。

 選挙制度改革案に関する国民投票に関する審議が始まったのは、17日午後3時48分。野党・労働党が議事進行を遅らせたとされ、18日早朝になっても議論は終わらなかった。

 自由民主党のデービッド・スティール(David Steel)上院議員はBBCラジオに、13年間の議員生活の中で一晩中、議場に座っていたことは初の体験で、年配議員の多くにはこたえただろうとこぼした。「われわれの年齢を考えてほしい。私よりもずっと高齢の議員もたくさんいる。彼らがどうやって徹夜の議論をやりぬけばいいかなど知る由もない」

 スティール議員は72歳だが、英上院では平均年齢だという。

 英国では下院の徹夜討論は珍しくないが、上院では極めてまれ。約750人いる上院議員は大半が高齢で、それぞれの豊かな人生経験を政治に生かしてもらうという趣旨で任命された議員が多く、選挙で選出された議員は一部だ。

 議事進行を遅らせたと非難された労働党側は、重要な憲法改定案を厳しく精査した結果であり、保守党、自由民主党の連立与党の提出した法案に対する遅延作戦ではないと説明している。

 選挙制度改革案は2月16日に議会を通過し、5月5日に国民投票に付される見込み。(c)AFP

1907チバQ:2011/01/20(木) 22:40:41
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&amp;sid=a2enVt28GLmo
コートジボワール:レストランや市場から人影消える−政情不安で暴動
1月20日(ブルームバーグ):コートジボワールの商業の中心都市アビジャンのレストランで勤務しているシルバン・ンゲッサンさんは、誰もいない店内をじっと見詰めている。暴動の悪化で客足が遠のき、どうやって生活費を賄えばいいか途方に暮れている。

  ンゲッサンさんは16日午後7時ごろ、レストランのバーの陰で「きょうの客はこれまで1人だけだ」と語った。昨年12月分の給与は受け取っておらず、電気代も支払っていない。

  コートジボワールでは、昨年11月28日に実施された大統領選挙以降、選出されたと主張する2人の対立が続いている。国連によると、相次ぐ暴動で少なくとも247人が死亡、情勢は悪化している。人々が生活必需品への支出を制限するなか、物価は高騰し建設現場は閉鎖され、商店にも人影はない。

  危機の出口は見えず経済はまひしており、ココア産業への波及や暴動拡大の可能性もあり、コートジボワールはリセッション(景気後退)に陥りそうな状況だ。国際通貨基金(IMF)は3カ月前に同国が今年、4%の経済成長を達成すると予想したばかりだ。

  大統領に選出されたと主張している2人のうちの1人、アラサン・ワタラ氏は18日のインタビューで「GDP(国内総生産)が減少し輸出や輸入が鈍化するのは明らかだ」と指摘。「国内の食料品業界はどうなるだろう。この状況が続けば不足する」との見通しを示した。

1908チバQ:2011/01/20(木) 23:06:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110120/mds1101202229019-n1.htm
チュニジア与党、中央委を解散 デモに抗しきれず
2011.1.20 22:26

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20日、チュニジアの首都チュニスで抗議する反政府デモ隊(ロイター)
 【カイロ=大内清】民衆の抗議行動で政権が転覆したチュニジアで、事実上の一党独裁体制を敷いてきた与党・立憲民主連合(RCD)は20日、政策決定などに中心的な役割を果たしてきた中央委員会を解散した。国営メディアなどが報じた。同国ではベンアリ前大統領の亡命後も連日、大規模な反RCDデモが発生、中央委解散は国民からの強い批判をかわす措置とみられる。

 RCD側は、中央委解散の理由について、メバザア暫定大統領やガンヌーシ首相ら主要メンバーが離党したためだと説明。党としては今後も存続するという。

 ただ、デモ隊は野党指導者らが参加した新政権発足後も、RCD出身のガンヌーシ氏の退陣を要求しており、これで事態が沈静化に向かうかは不透明だ。国民の間でRCDは、前政権による強権支配と腐敗の象徴とみなされている。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011012000969
閣僚がベンアリ与党離脱=新政権刷新求めデモ継続−チュニジア
 【チュニス時事】チュニジア国営テレビは20日、ガンヌーシ首相率いる暫定的な新政権の閣僚が、ベンアリ前大統領の与党・立憲民主連合(RCD)から離党したと報じた。AFP通信によると、離党したのは8閣僚。新政権として民衆の反発をかわす狙いがあるが、ベンアリ体制の完全排除を求めるデモが続いており、情勢沈静化にはつながっていない。
 野党の4閣僚は、新政権の布陣に抗議して既に辞任しており、新政権は、ベンアリ体制からの決別を求める民衆の要求を満たしていないとみられている。一方、国営TAP通信によると、ベンアリ前政権から務めてきたダッファル国務相が新たに辞任した。
 首都チュニス中心部のブルギバ通りではこの日も約千人のデモがあり、内務省やRCD本部に向け、「RCD排除を」と叫びながら行進。同本部を警備する治安部隊が上空に向けて威嚇射撃した。(2011/01/20-22:03)

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1909チバQ:2011/01/20(木) 23:22:48
http://mainichi.jp/select/world/news/20110116ddm007030112000c.html
割り切れぬ“独立”:スーダン南部住民投票/上 イスラム教徒に警戒の目
 ◇深い宗教の溝、融和遠く
 アフリカ・スーダン南部の分離独立を問う住民投票が15日、終了した。投票率は既に成立条件の60%を超えており、分離独立が圧倒的多数で支持されることは確実な情勢だ。南部住民や北部・国外に住む南部出身者ら計約390万人が有権者登録した投票の結果は遅くとも2月に公表され、7月にも南部が独立する可能性が高まっている。9日からの投票では、南北の境界にあり帰属が未確定の油田地帯アビエイ地区周辺で南北の住民が武力衝突したが、英BBCによると、14日までに和解が成立、投票への影響は最小限に抑えられた。

   ◇


「スーダン南部の発展のためにはさらなる寛容の精神が必要に思う」と話したサーレさん=ジュバで10日 「アラブ系・イスラム教徒中心の北部」と「アフリカ系黒人・キリスト教徒主体の南部」の対立−−。欧米で描かれてきた図式だ。米国を中心とした国際社会は、宗教的親近感もあり、南部独立を強力にてこ入れする。だがこの図式に割り切れぬ思いを抱き、対立を乗り越えようとする試みもなされている。

 投票初日の9日。南部の主要都市ジュバの投票所にイスラム教徒が身にまとう「ジャラビア」と呼ばれる民族衣装をまとった男性が現れた。警戒する警官たちが男性を取り囲む。「何をしにきた」。男性が選挙監視団の身分証を示すが、警官たちは投票所に近づかせようとしない。軍服姿の数人もマークを始め、男性はあきらめて宿舎に帰った。

 この男性はルワンダから来たイスラム教法学者シェイク・サーレ・ハビマナ・ハビブさん(50)。宗教間の共存や相互尊重を促す「アフリカ宗教会議」の一員として監視団に参加した。「イスラム教徒の姿が気に障ったんだろう」と落胆する。

 サーレさんは、キリスト教徒が8割を超えるルワンダでも少数派だ。94年のルワンダ大虐殺の際、逃げ場所を失った住民をモスク(イスラム礼拝所)はかくまった。民族や宗教を超える「教訓」を伝えたい思いもあったがスーダンでは十分に通じなかった。サーレさんは心の傷が癒えぬまま10日、帰国した。

 スーダンではイスラム教徒が7割で、キリスト教徒は5%程度しかいないが、南北内戦の際、キリスト教会が困窮する南部住民を救い、信徒を広めた。戦闘激化とともにイスラム教徒主体の北部と宗教的な溝を深めた。

 しかし、南部にもモスクがあり、少なからぬイスラム教徒が暮らす。9日午後、キリスト教・イスラム教双方の指導者が合同で投票所に出向き、和解を訴えた。「宗教はみな元来、平和を求めるものであったはずだ」と牧師は話す。

 投票が続く中、ジュバのモスクはひっそりとしていた。「宗教も故郷も簡単には切り離すことはできない」。運送業を営むイスラム教徒の男性(38)は淡々と話した。【ジュバ(スーダン南部)で高尾具成】

毎日新聞 2011年1月16日 東京朝刊

1910名無しさん:2011/01/20(木) 23:23:06
http://mainichi.jp/select/world/news/20110117ddm007030148000c.html
割り切れぬ“独立”:スーダン南部住民投票/中 南北の「壁」超える動き
 ◇「暴力撲滅」広がる共鳴
 「悲しいが、南部出身の住民は北部では人権を無視され、奴隷のように扱われてきた。少なくとも、いったんは独立をすることに賛同している」。スーダン南部出身で、北部にある首都ハルツームで暮らすポール・ジェナール・ソロモンさん(31)は話す。ポールさんは12日、ハルツームの閑散とした投票所で南部の分離独立を問う住民投票に1票を投じた。

 ポールさんの父は89年、南北内戦で戦死した。北部・中央政府軍に参加、南部を率いる「スーダン人民解放軍」に撃たれた。約3カ月後、ポールさん一家はハルツームの避難民キャンプに移った。

 北部で働く南部出身者の仕事は清掃業や建設業が多い。就労先は限られている。ハルツーム郊外の三つのキャンプで暮らす人が大半だ。住民投票に合わせ南部に帰還した住民も多く、建設が一時的に停止したビル工事現場もある。ポールさんは「おそらく多くはハルツームに戻らないだろう」と見る。

 11日夜、キャンプに暮らす兄(33)が警察官に両足を撃たれた。仕事がなく、密造酒を造り、販売していたためだ。「購入者は北部住民なのに」。釈然としない思いが残る。

 厳然と残る南北間の壁。一方で、その壁を崩そうとする動きがある。ポールさんは南部の大学を卒業し弁護士資格を得たが、北部に戻った。非政府組織「暴力撲滅と発展のためのスーダン」に参加。異なる民族、宗教の若者らに和解を呼びかけている。

 この非政府組織には、北部の主流派であるアラブ系イスラム教徒も多く参加する。住民投票では、中立的立場で暴力の停止を訴えた。「対話と議論を通じて不正を打ち破る」という目標に共鳴する若者は南北の境界を超えて広がる。組織の代表は、民族、宗教で対立、激しい内戦を繰り広げた旧ユーゴスラビア連邦の実情をクロアチアで学び、和解への教訓を得たという。

 家族の承諾を得るのは難しいが、南北間の結婚は増える傾向にあるなど、「壁」を超える希望もある。「南部で生まれ、北部で暮らす私は南も北もない『スーダン人』だ。住民投票が北部へのショック療法になり、南北間の差別や暴力がなくなってほしい」。ポールさんは政治の動きを固唾(かたず)をのんで見つめる。【ハルツームで高尾具成】

毎日新聞 2011年1月17日 東京朝刊

1911名無しさん:2011/01/20(木) 23:24:20
http://mainichi.jp/select/world/news/20110118ddm007030133000c.html
割り切れぬ“独立”:スーダン南部住民投票/下 初代首相の子孫、複雑
 ◇平和な「再統一」夢見て
 スーダンの首都ハルツーム中心部。1956年の独立後、初代首相や大統領を務めた故イスマイル・アル・アズハリ氏(1900〜69年)の家の白壁は、同国の独立記念日の今月1日以降、黒い布に包まれたままだ。

 南部の分離独立の是非を問う住民投票で独立が決まれば、「これが統一スーダンとして最後の独立記念日になる。兄弟姉妹が離ればなれになる。身を切られる複雑な思いを国民と共有したかった」とイスマイル氏の孫娘の国会議員、オスマンさん(41)は涙を流す。

 家に掲げられてきた青・黄・緑の旧国旗は半旗となった。69年、陸軍のヌメイリ議長率いる革命評議会がクーデターで全権を掌握。イスマイル氏は追放され、国旗のデザインも変わった。

 イスマイル氏の娘の国会議員、ジャラさん(55)は「父は自由と民主主義、スーダンの統合を掲げた。私は南部の住民投票を尊重し、決して非難はしない。しかし、民族や宗教など多様性を包含する国としての誇りもある。南部が切り離される悲しみが心に交錯している」と話す。

 イスマイル氏の親族が求める「統一スーダン」は北部・中央政府を率いる軍出身のバシル現大統領が目指す力による「統一」とは異なる。親族らは南北内戦や西部ダルフール紛争で暴力をふるい続けてきたバシル政権を批判する。圧政や差別から自由な国にしたいと願うからだ。

 南部の分離独立はスーダン中央政府の間違いを確認させるものだとジャラさんらは主張する。そして、南部の独立後に憲法を改正し、南北住民がいずれも二重国籍を取ることを可能にするよう提言している。

 植民地支配からの脱却を願い、イスマイル氏は「脱」の意味を持つ「ジャラ」を娘に命名した。しかし、ジャラさんが生まれてから55年間、大半は軍政支配や内戦が続いた。「平和な時は11年しかなかった。この国の課題は軍政支配にある。市民社会はそれなりに民主化してきたのに」と残念がる。

 自宅の壁には56年に英国とエジプトの共同統治からの権限移譲式典で、旗を引き継ぐイスマイル氏の写真が飾られていた。ジャラさんは政治と軍隊が完全に切り離された新たな国として「再統一」するスーダンを思い描いている。【ハルツームで高尾具成】

1912チバQ:2011/01/22(土) 08:52:47
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011012202000035.html
政変から1週間 チュニジア 戻る日常
2011年1月22日 朝刊

 【チュニス=内田康】チュニジアのベンアリ前大統領が亡命してから二十一日で一週間が経過した。前大統領が率いた与党立憲民主連合(RCD)出身者が、暫定政権の閣僚に就任したことへのデモが続くが、規模は小さくなった。国を代表する花から「ジャスミン革命」と呼ばれる政変は、大衆がネット空間で情報交換しながら独裁政権を倒した前代未聞の事態。影響は近隣国にも波及している。

 「RCDは政権から出ていけ」

 首都チュニス中心部では二十一日も数百人規模の抗議デモが行われた。ただ、前大統領亡命前の数千人規模と比べれば減った。周辺では、カフェで人々が語り合うなど日常生活が戻りつつある。

 人口約一千万人のチュニジアに、RCD党員は三百万人以上いたといわれる。厳しく追及しては、国がもたないとの見方もある。

 下院(定数二一四)に十六議席を持つ野党・民主社会運動のベンハシン議員(49)も「表向き忠誠を誓いつつ、内心は反抗していた人も少なくない」と同情的。観光ガイドのアリさん(59)も「もうデモは必要ない。仕事に戻る時だ」と語る。

 政権を倒した一連のデモでは、ネット上の会員制交流サイト「フェースブック」が活用された。十九日付の地元紙「コティディアン」も「フェースブックが武器だった」と論評した。

 失業中の若者(26)が政府に抗議して焼身自殺を図ったのを機に、十二月十七日に起きたシディブジドの抗議デモを、国営テレビは黙殺。だが、情報はネット経由で全土をかけめぐった。

 フェースブックは原則、各サークルの既存会員が了承しなければ輪に加われない閉鎖的空間。つぶやきのような短文を発信する「ツイッター」、動画投稿サイト「ユーチューブ」はネット上で全面公開されるため、チュニジアでは接続が禁止されていたが、フェースブックは黙認されていた。「たいていは内輪のたわいない話。当局もなめていた」(地元記者)

 会員承認の手続きを廃して全面公開型とし、デモ参加を呼び掛けるサークルも出現。当局は接続制限を試みたが、これを突破するための特殊なソフトも出回ったという。

 エジプトでは野党勢力が、二十五日に大規模デモを予定しているが、参加を呼び掛けるフェースブックの会員は短期間で五万人までふくれあがっている。

1913チバQ:2011/01/22(土) 08:54:48
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011012200046
チュニジア最大労組、新政権の解散要求=与党排除求めるデモ続く
 【チュニス時事】チュニジアのベンアリ独裁政権の崩壊で主導的な役割を果たした同国最大の労組、チュニジア労働総同盟(UGTT)の幹部は21日、AFP通信に対し、メバザア暫定大統領率いる新政権の解散を求める考えを明らかにした。
 同幹部は「UGTTの幹部会合が本日開催され、政権の解散と国家救済のための新政権構築を要求することを決めた」と語った。UGTTはデモの組織化を主導し、旧政権の閣僚が多数残留する新政権を拒絶、閣僚3人を引き揚げた。(2011/01/22-06:16)

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http://www.afpbb.com/article/politics/2782906/6701891?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
政変のチュニジア、国庫の金1.5トン不明に 前大統領持ち出す?
2011年01月21日 14:24 発信地:ロンドン/英国

【1月21日 AFP】23年続いた強権体制が前週崩壊したチュニジアで、政変の前後で国庫から金1.5トンが消えたことが業界団体の調べなどで明らかになった。仏メディアは国外脱出したジン・アビディン・ベンアリ(Zine El Abidine Ben Ali)前大統領夫妻が持ち出したと報じている。

 世界の金相場に関する情報を提供し業界の権威とされているワールドゴールドカウンシル(World Gold Council、WGC)の報告によると、前年12月にチュニジア中央銀行に保管されていた金は6.8トンで、これは過去10年間変わっていないほか、国際通貨基金(International Monetary Fund、IMF)の10月の試算とも合致していた。

 ところが、チュニジア中央銀行が今週発表した金の保有量は5.3トンに減っていた。行方が分からなくなった金の価値は、4500万ユーロ(約50億円)相当に上るとみられる。

 仏紙ル・モンド(Le Monde)は仏情報筋の話として、亡命したベンアリ前大統領の夫人が、出国前に中央銀行を訪れ金を引き出していたと報じた。中央銀行の頭取は抵抗したが、前大統領からも直接圧力を受け、要求に応じたという。

 中央銀行側は「金庫は厳格な管理下にある」として、この報道を否定している。

■前政権与党の閣僚ら離党、初閣議で全政治団体を合法化

 一方、暫定内閣は20日に初閣議を開き、非合法とされてきたイスラム系政党など全ての政治組織の合法化を決めるとともに、政変をめぐる暴動などで死亡した78人を悼み21日から3日間の服喪を宣言した。

 暫定政権をめぐっては、国外脱出したジン・アビディン・ベンアリ(Zine El Abidine Ben Ali)前大統領政権の主要閣僚8人が留任したことに抗議して野党側の新閣僚5人が辞任したほか、市民のデモが続いている。こうした中、前政権の与党・立憲民主連合(Constitutional Democratic Rally、RCD)の閣僚8人は20日朝、離党したことを発表した。(c)AFP

1914チバQ:2011/01/22(土) 08:56:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110121/mds1101212223064-n1.htm
チュニジア政変1カ月 アラブ諸国「若者の爆発」に戦々恐々
2011.1.21 22:22 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】民衆の抗議行動で政権が転覆したチュニジアの政変から21日で1週間が過ぎた。当初は事態を静観していたアラブ諸国も、今回の政変の要因の一つともなった失業問題に本腰を入れて取り組む姿勢をみせ始めている。アラブ諸国では若年層人口が急増しており、その不満をどう押さえ込むかという難問に直面している。

 エジプト東部シャルムエルシェイクで19日、アラブ経済サミットが行われ、各国首脳からはチュニジアの政変を念頭に置いた発言が相次いだ。

 「経済発展はアラブ全体の安全保障の問題だ」

 エジプトのムバラク大統領はこう述べ、雇用創出につながる経済成長に全力をあげる考えを強調。アラブ連盟のムーサ事務局長は、域内には現在、「かつてないほどの怒り」があると危機感を示した上で、政治改革と経済成長を同時に進める重要性を訴えた。

 アラブ諸国が特に頭を悩ませているのが、若年層人口の増加と、それに伴って深刻化する失業問題だ。

 国連の推計などによると、エジプトやアルジェリア、ヨルダンなどアラブ諸国の多くでは現在、15〜29歳の人口が全体の3割前後を占めており、今後も増えると予想されている。米欧や日本が10%台半ばから20%前後であるのに比べると、その比率はかなり高い。

 エジプトの政治学者は「ある程度の教育を受けた若者の多くは『チャンスが回ってこない』と感じており、いつ爆発してもおかしくない」と語る。チュニジアでは、定職を得られず路上で物売りをしていた男性(25)が抗議の焼身自殺を図ったことを機に、若者の怒りが爆発し反政府暴動に発展した。

 今回の政変では、携帯電話のショートメッセージやインターネットの会員制交流サイト「フェースブック」、簡易ブログ「ツイッター」が果たした役割も大きかった。

 当局は、最初に大規模デモが起きた中部シディブジッドにメディアが入ることを制限し情報統制を図ったものの、デモ参加者らが連日、ネットに写真などを公開、デモが全土に広がるきっかけになったともいわれる。こうした新しい情報通信手段の主要な担い手も若者だ。

 膨張する若年層は、経済成長の原動力となる可能性もある半面、雇用を吸収しきれなければ社会の不安定要因ともなりえる。

 今回の経済サミットでは、域内の失業対策として、湾岸産油国が主な資金の出し手となる20億ドル(約1650億円)の基金を創設する構想を再確認した。ただ、「決定が速やかに実行に移されていない」(エジプトのラシード通商産業相)といった声もあり、アラブ諸国には焦りの色も広がっている。

1915チバQ:2011/01/22(土) 08:57:02
http://mainichi.jp/select/world/news/20110121k0000e030014000c.html
イラン:チュニジア注視 反欧米、イスラム政権樹立を期待
 【テヘラン鵜塚健】ベンアリ長期政権が崩壊した北アフリカ・チュニジアの新政権作りの行方をイランが注視している。ベンアリ前大統領はイスラム主義を抑圧する非宗教的政策を推し進めたが、イランは今回の政変を機にチュニジアにイスラム主義が伸長することを期待している。

 アフマディネジャド大統領は19日、イラン中部ヤズドで「チュニジア国民は、欧米に支援された独裁政権を倒した。人々はイスラムによる法と支配を求めている」と演説。チュニジアの政治家や国民が今後の欧米諸国の介入に警戒するよう呼びかけた。

 親欧米で世俗(非宗教)主義だったベンアリ前政権は、イスラムの過激化を警戒し、イスラム主義政党を弾圧した。国外追放されていたイスラム政党の指導者の帰国などで、欧米諸国にはチュニジアの急速なイスラム化への懸念も広がる。

 一方、イラン国会は18日、「チュニジア国民の勇敢な革命を支持する」との声明を賛成多数で採択。イラン国営テレビは在米イスラム専門家の声を通じて「(ベンアリ政権崩壊は)アラブ世界で初めての革命で、イランのイスラム革命(79年)と共通点が多い」と分析。イランとの類似性を強調し、イスラム教を統治の柱とする政治体制誕生への期待を込めた。

1916名無しさん:2011/01/22(土) 09:04:43
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110120-00000304-newsweek-int
チュニジア・ジャスミン革命の「意外」性
ニューズウィーク日本版 1月20日(木)22時9分配信

酒井啓子(東京外国語大学大学院教授)

 チュニジアの政変には、驚いた。

 中東に長期独裁を問題視する声は多かれど、その崩壊劇がチュニジアで起きるとは、予想していた者は多くはなかったに違いない。

 報道では、フェースブックを始めとするメディアの役割に、今回の政変の意外性を見る分析が多い。だが、ネットが民衆運動に劇的な役割を果たしたのは今回が初めてではない。一昨年の六月、イランで大統領選挙の後、従来になく大規模な反政府デモが展開されたが、そこに集まった人々はツイッターやショートメールで情報交換した。2008年年末のイスラエルによるガザ攻撃の際、砲撃に晒されて家を出られないパレスチナ人がブログで伝えた「実況」は、世界を駆け巡った。

 中東は、近年ネットユーザー数の急増が、世界でも顕著な地域である。いまや国民の三人に一人はネットユーザーで、その数は十年前に比べて30倍以上に増えた。特にイランやシリアなど情報統制の厳しい国での増加率は100倍以上だ。同じように最新の通信手段を使いながら、イランでは政権交替まで行かず、チュニジアで大統領辞任まで発展したのはなぜか。情報通信手段の革新だけで説明できるものではない。

 むしろ今回の政変で意外なのは、反政府運動を主導するのにイスラーム主義系政党が前面に出ていない点だ。過去30年の間、中東で左派系、民族主義系の長期独裁政権に反旗を翻し、挑戦してきたのは、ほとんどがイスラーム主義系の政党だ。隣国アルジェリアで20年前に社会主義政権が崩壊したのは、総選挙でイスラーム勢力が勝利したことを契機とする。危機感を感じた当時のベンジャディード政権が、憲法停止など民主化に退行する手段をとり、イスラーム勢力と軍が衝突して凄惨な内戦が10年近く続いた。長年パレスチナの政治主流だったPLOに2006年に選挙で勝利したのは、イスラーム主義のハマースだ。独裁に反対し民衆運動を主導するのはイスラーム主義、と相場が決まっていた。

 一方で非イスラーム系のリベラル左派は、多くの国で力を失っていた。2005年エジプトでの総選挙は、左派系リベラル知識人が反ムバーラク市民運動を展開して注目されたが伸びず、イスラーム勢力の後塵を拝した。イラク戦争以降の数年は、米国の政策もあって中東の民主化が謳われた時期であるが、実際には思うように民主化は進まなかった。

 むしろ長期政権の統治手法は、どんどん巧妙になる。リベラル派のエリートは既存政権に取り込まれて、真っ向から挑戦する姿勢を失っていく。欧米諸国も最近は、民主化で不安定化したりイスラーム化したりするより、安定的な長期政権のほうが扱いやすい、というムードに逆戻りしつつあった。その矢先の、チュニジアの政変だ。

 崩壊した政権のあとが、どういう体制になるのかは、未知数だ。国外亡命していたイスラーム政党のリーダーも戻る。イラン革命のように後にイスラーム勢力が政権を左右することになるのか、それとも半世紀ぶりに左派系主導の「革命」になるのか。はたまたトップの挿げ替えで終わるか。権力の空白が略奪や無秩序を生んでいることは、戦後のイラクの混乱の再現をも予感させる。不安定と権力抗争という過去の繰り返しとなるのか。

 他山の石とハラハラしている周辺国の長期政権が、その教訓を「ベン・アリーは甘かった」と考えて一層統制を強めるのでは、との危惧もある。今後の展開に、目が離せない。

1917チバQ:2011/01/23(日) 10:53:50
http://mainichi.jp/select/world/news/20110123ddm007030140000c.html
チュニジア:首相「選挙後、引退」表明 国民の排除要求回避狙う
 【チュニス和田浩明】チュニジアのガンヌーシ首相は21日、地元テレビのインタビューで、6カ月以内に実施する意向の大統領選挙と議会選挙の終了後、「可能な限り早期」に辞任し政界を引退すると述べた。国民からのベンアリ前政権関係者の排除要求をかわす狙いがあると見られる。

 ガンヌーシ首相は自らの役割について、選挙実施までの暫定的なものであり、その後は政界を引退すると明言した。しかし、全国労働組織「UGTT」は同日、国民の要求を反映した「救国内閣」の形成を運営委員会で議決し、ガンヌーシ首相が17日に組織したばかりの新政権との対決姿勢を強めており、引退宣言での事態収拾は困難な情勢だ。

 23年にわたり独裁体制を敷いていたベンアリ氏は反政府デモの激化で14日に事実上亡命。しかし、新政権にはガンヌーシ首相を含め与党・立憲民主連合(RCD)の主要閣僚が留任した。旧政権関係者の排除を求めるデモは21日も首都チュニスなどで発生しており、RCDの閣僚は離党して批判の回避を図っている。

1918チバQ:2011/01/23(日) 10:54:15
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110122k0000e030046000c.html
チュニジア:抗議の焼身自殺、母親「息子の死、生かして」

ムハンマド・ブアジジさんの遺影とともに、自宅で取材に応える母親のマノビアさん。手にしている「遺影」はベンアリ前大統領の肖像写真の顔をムハンマドさんに差し替えたもの=2011年1月21日、和田浩明撮影 【シディブジド(チュニジア中部)和田浩明】「息子の死が無駄にならないよう、過去と決別して」。23年続いたチュニジアのベンアリ独裁政権を、抗議の焼身自殺で崩壊に追い込んだムハンマド・ブアジジさん(26)の母、マノビアさん(55)は21日、毎日新聞の取材に訴えた。独裁者は去ったが、旧政権の閣僚多数が残留。体制刷新を求めるデモが全国で続く。「革命」の発火点となったムハンマドさんの故郷シディブジドでは、死者を悼んで国旗が半旗で掲げられ、住民が「与党は去れ」との叫びを強めていた。

 家族によると、ムハンマドさんは死別した父に代わって一家9人の生活を支えるため、野菜や果物を道端で売っていたが、昨年12月17日、「無許可販売」を理由に摘発された。この際、市の女性職員に顔面を平手打ちされるなど「屈辱的な扱いを受けた」と妹のベスマさん(16)。当局に苦情を訴えようとしたが聞き入れられず、市役所前で抗議の焼身自殺を図った。

 この事件で、高失業率や大統領周辺の腐敗に高まっていた住民の怒りが爆発、暴動が発生し、治安部隊との衝突でこれまでに少なくとも20人が死亡した。国内メディアは当初無視したが、インターネットなどで情報が広がり、反政府デモは全国に飛び火。4日にムハンマドさんが死亡するとさらに激化。ベンアリ氏は14日、サウジアラビアへの亡命に追い込まれた。

 大学でコンピューターを学ぶのが夢だったというムハンマドさん。生活に追われて実現はままならなかった。収入は1日7ディナール(約400円)程度。

 農作業に従事するマノビアさんが仕事のつらさを訴えると「もっと稼ぐから、お母さんは休んで」と思いやった。6畳ほどの部屋が3室しかない小さな平屋の自宅には、面倒を見ていたという5羽の小鳥の澄んださえずりが響いていた。マノビアさんは、新政権に残る旧政権系閣僚の完全排除を求める。それでも、「国の立て直しには、憎しみより赦(ゆる)しが必要」とも語り、当局との暴力的衝突を戒めた。

 シディブジドは首都チュニスの南方約260キロで、住民によると人口約4万人。農業が主要産業の「政府から見捨てられた町」(男性住民)だ。ムハンマドさんの写真が掲げられた中央広場で住民の話を聞き始めると、たちまち50人ほどが集まり、生活の不満を語り始める。教師のジャマル・ハムドゥーニさん(40)は「大学を出ても就職できず、若者はやることがない」。20代の男性は「仕事の口利きをしてもらうのに、1万ディナール(約58万円)も要求される」と訴えた。

 ベンアリ前大統領の就任日にちなんで「11月7日広場」と名付けられていた中央広場は今、「ムハンマド・ブアジジ広場」と呼ばれる。「彼は自らを犠牲にして独裁者を倒した。今度は我々が行動する番」。女性住民ハリマ・アブドゥーリさん(32)の声には、決意がこもっていた。

1919チバQ:2011/01/23(日) 10:55:56
>>1792-1799アタリ
http://mainichi.jp/select/world/news/20110123ddm007030136000c.html
ベラルーシ:欧米と関係悪化 ルカシェンコ大統領、4期目に
 【モスクワ大前仁】「欧州最後の独裁者」といわれるルカシェンコ・ベラルーシ大統領(56)は21日、4期目に入った。大統領は先月の大統領選以降、野党候補と支持者への弾圧を続けており、同国との関係改善を模索してきた欧米諸国との関係悪化は決定的になっている。

 ミンスクからの報道によると、欧州連合(EU)加盟国や米国はこの日の就任式出席を見送った。欧州議会は20日に大統領選のやり直しを求める決議を採択しており、EUも早ければ今月31日の外相会議で、ベラルーシ要人の入域禁止や海外資産の凍結などを盛り込んだ制裁を決める見通し。EUは08年に同国向けの制裁を大幅に解除したうえで、経済支援を検討してきたが、協調路線を変更する格好だ。

 一方、ルカシェンコ氏は20日、「我々に対する制裁を実施するならば、さらに厳しい対抗措置を取る」と譲らない考えを示した。ベラルーシ政府は先月19日の大統領選の投票終了後、野党候補や支持者が一部の政府施設を破損したことを口実に600人以上を逮捕。現在でも野党候補4人を収監しているほか、野党系メディアを取り締まり、多くの関係者は隣国ポーランドへ活動拠点を移したと伝えられる。

 ルカシェンコ政権が欧米との協調路線を犠牲にしてまで、野党弾圧へ転じたのは、国内の引き締めを狙ったためだ。

 更に選挙直前になって、それまで悪化していた対露関係の修復に道筋をつけて、欧米からの経済支援に頼らない状況が生まれたことも強硬姿勢を後押ししている。

1920チバQ:2011/01/23(日) 11:02:18
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&amp;sid=av5V20ilwVuE
アイルランド、3月11日に総選挙へ−カウエン首相が内閣改造を断念
  1月20日(ブルームバーグ):アイルランドのカウエン首相は20日の議会で、総選挙を3月11日に実施する意向を表明した。連立を組む緑の党が内閣改造に反対したことが背景。

  マーティン外相は今週辞任した。カウエン首相率いる共和党の党首信任投票で反対票を投じたものの、カウエン首相の続投が決まったため。保険、司法、国防、運輸などの関係閣僚は総選挙に出馬しない意向を表明。世論調査によると、共和党の支持率は過去最低に落ち込んでいる。

  最大野党である統一アイルランド党のエンダ・ケニー党首はRTE放送とのインタビューで、「修羅場だ」と発言。「絶望的な政府の末期だ」と述べた。

http://www.cnn.co.jp/world/30001575.html
アイルランド首相、与党党首を辞任 首相職は続投
2011.01.23 Sun posted at: 10:13 JST

(CNN)アイルランドのブライアン・カウエン首相は22日、アイルランド与党共和党の党首を辞任すると発表した。一方、3月11日に行われる総選挙までは首相職を続投する意向も明らかにした。

カウエン首相は、党内部でカウエン首相に対し党首としての指導力への批判が高まっていることを辞任の一因として挙げている。アイルランドが国際通貨基金(IMF)、欧州連合(EU)などから金融支援を受けることになった経済失政をめぐり、国内ではカウエン政権に対する責任を問う声が上がっていた。

同国は昨年、深刻な財政危機に陥り、EUや国際通貨基金(IMF)、EU加盟国などから計850億ユーロ(約9.4兆円)に上る財政支援を受けた。支援を受けるに際して、カウエン政権は福祉予算削減や増税、新たな税システムの導入盛り込んだ今後4年間の財政緊縮策を発表した。今年は60億ユーロ(約6700億円)、4年間で150億ユーロ(約1.7兆円)を削減する見通しだ。

同国の財政危機をめぐり現政権に対する非難の声が広がる中、首相は先週実施された共和党内の党首信任投票を乗り切ったが、党首続投に反対したマーティン外相ら閣僚6人が相次いで辞任。これを受けて、急きょ3月に解散・総選挙を行うことが発表されたばかりだった。

空いた閣僚のポストは閣外メンバーで埋め、外相は首相が兼務している。

次期党首選出は26日の党特別会議で行われる予定。同党の議員4人が立候補の意思を表明している。

1921チバQ:2011/01/23(日) 17:20:13
http://www.asahi.com/international/update/0123/TKY201101230061.html
「神権政治は目指さない」 チュニジアのイスラム組織2011年1月23日9時49分

. 【チュニス=貫洞欣寛】チュニジアの政変でベンアリ前政権による非合法処分が解かれることになり、有力政党になる可能性があるとみられている同国のイスラム組織「ナハダ」の幹部、サミール・ディロウ氏(44)が21日、チュニス市内で朝日新聞の取材に応じた。

 ディロウ氏は「我々は『神権政治』は目指さない」と語り、トルコを模範に議会政治の枠内でイスラムに沿った穏健な改革を目指す考えを示した。一方、「社会には我々に対する偏見がある」として次期大統領選で候補者を擁立しない考えを明らかにした。

 「ナハダ」は1981年に結成されたチュニジア最大のイスラム組織。都市部の知識層を中心に勢力を伸ばしたが、隣国アルジェリアでイスラム政党が躍進したことから、飛び火を警戒したベンアリ政権から厳しい弾圧を受けるようになった。

 ディロウ氏は「腐敗の廃絶や弱者への思いやりなどイスラムの道徳観に沿った政治を目指すが、個人に宗教を押しつけるつもりはなく、『イスラムこそが解決策だ』という言い方はしない。トルコの与党・公正発展党のように、世俗主義と宗教的価値観を両立させることは可能だ」と述べた。

 また「政権側の長年のプロパガンダで、我々を『テロリストだ』と無用に恐れている市民が多い」と語り、近く行われる大統領選には候補者を擁立しない考えを示した。「まず議会に参加し、民主主義勢力として各党と協調していけることを証明し、次の段階に進みたい」と話した。

 英国に滞在する指導者、ラシド・ガンヌーシ氏ら弾圧を逃れて亡命したメンバーを早期に帰国させ、組織を再構築する方針という。

http://www.asahi.com/international/update/0122/TKY201101220337.html
警官1千人もデモ「市民と連帯したい」 チュニジア2011年1月22日23時45分
 【チュニス=貫洞欣寛】チュニジア政変を受けて22日、これまでは市民のデモを鎮圧する側にいた警察官らが、市民との連帯を示すデモをした。チュニス中心部では1千人近い警官らが腕に赤い布を巻き、旧体制の打破や待遇改善を求めて行進した。

 政変後、ベンアリ前大統領を見限って市民側に回った軍に支持が集まる一方、前大統領を支えた内務省と警察への不信感は根強い。警官デモは、こうしたイメージを改善する狙いもありそうだ。

 参加したムニールさん(31)は「僕らは安月給のうえ、命令に従わなければクビ。命じられてデモ鎮圧に行ったら、デモ隊に隣人や親族がいて、心が痛んだ。今こそ市民と連帯したい」と話した。
.

1922チバQ:2011/01/23(日) 17:21:25
http://www.asahi.com/international/update/0122/TKY201101220333.html
ベルルスコーニ首相窮地 買春疑惑、狭まる包囲網(1/3ページ)2011年1月22日23時36分
 数々の醜聞にまみれながら、この17年間に3度首相の座に就いたイタリアのベルルスコーニ首相(74)が、今度は少女買春疑惑の渦中にある。「首相の犯罪」は裁かれるのか。今回、司法に加えて、国民、議会、バチカンと反ベルルスコーニ包囲網は狭まり、首相に残された選択肢は少ない。

 ミラノ地検は1月14日、17歳のモロッコ人少女に対する買春容疑で、首相に対する強制捜査の着手を決断。首相本人に出頭を要請すると同時に、議会下院に自宅と顧問会計士事務所の家宅捜索の許諾を求めた。

 首相の大弁護団は、対策を練っている。バチカンのサンピエトロ広場近くにある弁護士事務所には連日遅くまであかりがともり、作戦会議が続く。

 首相はこれまで計106回訴追され、公判回数は2500回を超える。弁護費用は「3億ユーロ(約340億円)かかった」(首相)。犯罪事実は認定されながら、最終的に一度も有罪判決を受けたことがないのは、下院議員でもあるゲディーニ弁護士らの法廷戦術による部分が大きい。イタリアでは公判中も時効が停止しないため、裁判を引き延ばせば、いずれ時効になり無罪となるという寸法だ。

 首相は首相で、在任期間中は自らを訴追の対象外とするお手盛りの「免責法」で防御態勢をしいた。この免責法が2度にわたって違憲とされると、訴追されても公務を理由に出廷が免除される「特権法」を制定。これにも、13日に違憲判決が下った。ミラノ地検が捜査に踏み切ったのはその翌日だった。

 これまでと違うのは、首相の「法の防御網」が破れた機を検察が逃さなかったことと、17歳少女に対する買春という国民も嫌悪する容疑であることだ。

 首相は出頭要請を拒否。下院への影響力を駆使して家宅捜索もはねつける構えだ。地検は、起訴するかどうかを決める予備審問を省略した即時裁判を検討している。

    ◇

 1994年に初めて首相に就任して以来、3度にわたる首相在任期間は計7年半。戦後のイタリアで最長だ。94年、2001年、09年と主要国首脳会議の議長を3回も務めた首脳はほかにいない。

 スキャンダルにまみれながら、なぜベルルスコーニ首相は倒れないのか。

 揺るがない「固定支持層」の存在が指摘される。庶民から財をなして上りつめた首相は、エリート層には嫌われる一方で、低所得層を中心に熱狂的なファンを持つ。イタリアを代表する左派系言論人のスカルファリ氏(86)は「このほかに首相が誰であろうと関知しない、反エリート、無秩序を望む3割の国民がいる。彼らは政府に干渉されない限り、首相が私生活で何をしようとかまわないと考えている」と分析する。

 結果的にベルルスコーニ首相は、中道左派や首相と距離を置く中道右派などの政治勢力に対する優位を保っているという分析だ。

 もう一つはバチカンの支持。首相は保守的な政策を進め、同時にカトリック系私立学校への補助金を年々増額してきた。バチカン関係者は「それが支持の見返り」と話す。人口の9割をカトリックが占めるイタリアで、バチカンとの良好な関係は強みだ。

 しかし、首相に利してきた環境が変わりつつある。

 議会では、超党派で反ベルルスコーニの協力が活発化している。今回のスキャンダルを千載一遇のチャンスととらえて、文化財相に対する不信任決議案を提出するなど、政権を揺さぶり始めた。

 バチカンも、首相の不道徳さに目をつぶることができなくなってきている。イタリア司教協議会の機関紙アベニーレが18日、編集局長名で「首相の行為は道徳的観点から耐えられない」と異例の論説を1面に掲載。20日にはベルトーネ国務長官(首相に相当)が「政治家などの公人はより高い道徳心、順法精神が求められる」と発言した。これまでベルルスコーニ首相への論評を控えてきたバチカンが、ついに表立って批判を始めた。(ローマ=南島信也)

    ◇

 〈首相の訴追〉ベルルスコーニ首相が最も恐れるのは、首相の座を追われた状態で訴追されること。出廷を拒めなくなるからだ。内閣が崩壊した場合、総選挙までの暫定内閣に対してベルルスコーニ首相がどれだけ影響力を行使できるかが焦点になる。

1923チバQ:2011/01/23(日) 19:58:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110123/erp11012319000099-n1.htm
アイルランド首相、党首を辞任 国民不満ピークに ユーロ防衛にも影響必至
2011.1.23 18:55 (1/2ページ)

 【ロンドン=木村正人】財政危機で欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)の救済を仰いだアイルランドのカウエン首相が、最大与党・共和党の党首を辞任すると発表した。欧州単一通貨ユーロを安定させるため、財政悪化国は増税や歳出削減を強いられており、失業率は上昇し、国民の不満はピークに達している。ドイツやフランスが主導するユーロ防衛にも重大な影響を及ぼしそうだ。

 同首相は22日の記者会見で「連立与党内の混乱を避けて総選挙に臨むため」と辞任の理由を説明した。超緊縮財政法案を成立させるため、3月11日の総選挙まで首相職にとどまる。世論調査では総選挙での惨敗、政権交代は必至の情勢だ。

 「ケルトの虎」と呼ばれる高度経済成長を遂げたアイルランドは2008年の金融危機で住宅市場が崩壊。銀行の不良債権が拡大して公的資金の注入を強いられた政府の財政状況が悪化した。09年の財政赤字は国内総生産(GDP)の14・4%、政府債務残高は同65・5%に達した。

 昨年、ギリシャの財政破綻で信用不安が飛び火し同年11月、EUとIMFに対し850億ユーロ(約9兆5千億円)の緊急融資を要請した。同首相は12月、児童手当の削減、2万5千人弱の公務員削減、日本の消費税に当たる付加価値税(VAT)引き上げなど、4カ年の超緊縮財政法案を議会に提出した。

 ユーロを導入するアイルランドは自国通貨の下落による輸出競争力アップを見込めないため、失業率が13・9%に上昇。最低賃金も切り下げられる見通しだ。

 共和党支持率が史上最低水準の14%前後に下落する中、同首相が国営化された大手銀行首脳とゴルフをしていた疑惑が発覚した。同首相は18日の共和党党首信任投票を乗り切ったが、マーティン外相ら閣僚の3分の1が辞任して内閣改造に失敗。しかも20日には連立を組む緑の党の要求で「3月11日、解散・総選挙」の発表に追い込まれた。

 野党側は25日に内閣不信任案を議会に提出する可能性がある。

 財政悪化国のスペイン、ギリシャ、ポルトガルでも失業率は昨年11月でそれぞれ20・6%、12・9%、11%まで悪化している。

 メルケル独首相やサルコジ仏大統領は2月のEU首脳会議で、EUとIMFによる最大7500億ユーロ(約84兆3千億円)の欧州金融安定化基金の拡大を協議するとみられている。しかし財政悪化国で国民の不満が高まり、財政再建を推進する各国政府の足元が揺らげばユーロ防衛にも大きな支障をきたしそうだ。

1924チバQ:2011/01/24(月) 22:20:00
http://mainichi.jp/select/world/news/20110125k0000m030018000c.html
ベルギー:ブリュッセルで4万人デモ 新政府早期樹立求め
 【ブリュッセル福島良典】7カ月以上にわたり内閣不在状態が続くベルギーの首都ブリュッセルで23日、約4万人の国民が新政府の早期樹立を求めてデモ行進を繰り広げた。「政治の空白」は北部オランダ語圏と南部フランス語圏の対立を背景にしており、各政党による連立協議は袋小路に入り、解決のめどは立っていない。さらに巨額の公的債務を抱え、欧州連合(EU)本部を擁するベルギーは政治、経済両面で危機に直面している。

 ベルギーでは昨年6月の総選挙以降、各党間の連立協議や有力政治家の仲介努力が断続して行われているが、言語圏の権限強化など「国の形」を巡る意見対立から、歩み寄りの道筋は見えていない。内閣不在状態は220日を超え、欧州での「新記録」を更新中。ルテルム首相率いる暫定内閣が政権の座にとどまっているが、大胆な政策決定は下しにくいのが現状だ。

 「不名誉」と銘打った23日のデモはベルギーの若者5人が企画した。デモにはオランダ語圏、フランス語圏の双方の住民らが参加。黒、黄、赤の3色のベルギー国旗を手に「何が欲しいかって? それは政府さ」「団結は力なり」などと叫び、市内を練り歩いた。

 地元メディアによると、風刺漫画家のフィリップ・ゲリュックさん(56)は、デモをベルギー名物にちなみ「ムール貝・フリット(フライドポテト)革命」につなげようと呼びかけた。デモ呼びかけ人の一人、シモン・バンデレーケンさん(23)は「これだけの人が参加した以上、政治家はきちんと応えるべきだ」と訴えた。

 デモを受け、各政党は「人々のいらだちは理解できる」「デモ隊の声に耳を傾け、連立協議を速やかに再開すべきだ」などの声明を出したが、一方で、政治危機の原因を他党に責任転嫁する発言も出るなど、各党間の相互不信の根深さも露呈した。

1925チバQ:2011/01/24(月) 22:29:52
http://www.asahi.com/international/update/0124/TKY201101240068.html
アイルランド緑の党、連立離脱 IMF・EU支援影響も2011年1月24日15時12分

 【ロンドン=伊東和貴】アイルランドの最大与党・共和党と連立を組む緑の党は23日、連立政権から離脱すると発表した。これにより与党は下院で過半数割れとなった。早期の解散総選挙を求める野党は今週中に不信任動議を提出する見通しで、3月11日に予定されている総選挙が前倒しされる可能性もある。

 アイルランドは銀行の救済費用がかさんで財政難に陥り、昨年11月に国際通貨基金(IMF)と欧州連合(EU)などから最大850億ユーロ(9兆4千億円)の支援を受けることが決まっている。緑の党は支援の前提となる予算関連法案の成立には支持を表明しているが、法案成立前に下院が解散されれば、支援が滞る可能性もある。

 財政危機を招いたカウエン首相への反発は与党内でも強く、先週、信任投票で首相の党首続投が認められたことに反発する共和党の6閣僚が相次いで辞任。首相は内閣改造で立て直しを図ろうとしたが緑の党の反対で断念し、22日には党首を辞任した。緑の党は、共和党の党首選出を巡る混乱を批判、「我慢の限界に達した」と連立離脱の理由を説明し、早期の解散総選挙を求めている。

 共和党の支持率は10%台前半に急落しており、総選挙での惨敗は必至。昨年から、最大野党の統一アイルランド党と第2党の労働党による連立政権への交代を有力視する声が出ている。

1926チバQ:2011/01/24(月) 22:35:54
http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011012401000096.html
ポルトガル、野党推す大統領再選 財政難で首相与党に批判


 ポルトガルの大統領選で勝利し、Vサインするカバコシルバ氏=23日、リスボン(AP=共同)
 【リスボン共同】財政難に陥り、欧州連合(EU)などに金融支援を要請するとの観測が出ているポルトガルで、任期満了に伴う大統領選挙の投開票が23日行われ、国会の最大野党で中道右派の社会民主党が推す現職カバコシルバ氏(71)が約53%を得票、当選に必要な過半数を確保し再選を果たした。

 大統領職は象徴的性格が強いため、財政難を招いたことなどに対する有権者の批判は、ソクラテス首相率いる中道左派の与党、社会党に向かい、カバコシルバ氏には逆に有利に働いた。

 同氏は国家安定のためソクラテス政権に対して協調姿勢を取っており、首相の政権運営に直ちに大きな影響を与えることはないとみられる。

 カバコシルバ氏のほか、社会党が推すアレグレ元議会副議長(74)ら5人が立候補。昨年秋、財政再建のためにソクラテス首相が提出した2011年度の緊縮予算案の成立が危ぶまれた際、カバコシルバ氏が与野党協議の橋渡し役を果たし予算成立に貢献した実績などが評価された。

2011/01/24 09:26 【共同通信

1927チバQ:2011/01/24(月) 23:31:04
http://www.asahi.com/international/update/0124/TKY201101240449.html
「前大統領派」チュニジア民放オーナーを拘束 暫定政権2011年1月24日21時19分

. 【チュニス=貫洞欣寛】チュニジア暫定政権当局は23日、チュニジアの民間テレビ局、ハンニバルTVのオーナーとその息子を「(亡命した)ベンアリ前大統領の親族で、今回の革命についてベンアリ派に有利な情報を伝え、混乱させようとした」などとして国家反逆罪容疑で拘束した。チュニジア国営通信などが伝えた。

 ガンヌーシ首相が率いる暫定政権に対し、市民は「見せかけの改革」と強い批判を続けている。当局は同日、同TVの2人のほかに前大統領の顧問ら2人を自宅軟禁しており、ベンアリ派への厳しい対応で改革姿勢をアピールしようとしたとみられる。一方で首相は政権発足時に「これからは報道の自由を尊重する」と述べており、これに反する今回の動きに市民から反発が出る可能性がある。

 ロイター通信によると、同局は放送中止を命じられたものの、旧野党系閣僚が介入し、数時間後に放送が再開されたという。日刊紙サバハのコラムニスト、アッティア氏はロイター通信に「ハンニバルTVが特段にベンアリ寄りの報道をしていたわけではない」と述べた。

 暫定政権には、首相らベンアリ前政権を支えた旧与党・立憲民主連合(RCD)出身の閣僚が引き続き入閣。AFP通信によると、23日夜にはRCD系閣僚全員の退陣を求める数百人が、首相府前でキャンプ。24日になり、警察が催涙ガス弾を撃って追い払った。
.
http://mainichi.jp/select/world/news/20110124ddm007070097000c.html
From:チュニジア 中東揺らす、覚悟の「革命」
 全く予想していなかった。チュニジアを23年支配してきたベンアリ独裁政権の崩壊の件だ。中東担当者としては失格だが、国民に聞いても軒並み「まさかと思った」と言う未曽有の事態だ。

 民主国家なら、全国的な反政府デモや暴動が1カ月も続き、治安部隊との衝突でおよそ80人も死者が出れば、指導者は早晩、辞任することになるだろう。しかし、アラブの状況はかなり異なる。

 長期独裁政権が一般的で、政治的自由が厳しく制限されてきた。政権は秘密警察を駆使し、反政府勢力を監視・けん制する。デモが起これば大量の治安部隊を投入し鎮圧する。国民は、越えてはならない「レッドライン」の中に閉じこもる。

 その「政治的安定」ぶりは、中東情勢を考える際の前提条件だった。昨年7月に日本の外務省が出したチュニジア概況も「ベンアリ大統領は強力なリーダーシップを発揮し、近代化・西欧化を推進する一方で、社会主義運動及びイスラム過激主義運動を弾圧し、政治的安定を維持してきた」と書いている。

 だが、チュニジア各地のデモ参加者には壮年や高齢の男女も多い。守るべきものの多い彼らさえ街頭に繰り出し、催涙ガスにもひるまない。本物の覚悟を感じる。背景には、独裁への怒り、民主化への切望、弾圧を許してきた慚愧(ざんき)の念が入り交じった思いがあるようだ。

 チュニジアの「革命」は「独裁体制下の政治的安定」という「常識」を変えるのか。民主化ドミノが中東全体に広がるのか。私には、まだ分からない。ただ、予兆らしき事態も生じている。エジプトやアルジェリアなどで政府への抗議の意味を込めた焼身自殺を図る事例が連続している。

 チュニジア革命の引き金を引いた若者の焼身自殺に影響されたことは明らかだ。ヨルダン、イエメン、リビアでもチュニジアとの連帯をうたう反政府デモが起きている。

 これに加え、中東和平交渉の停滞やレバノンの政治危機など、以前から存在した中東の不安定要因が深刻化していることも気になる。この地域に大変革をもたらす環境が静かに醸成されつつあるのかもしれない。

 アラブ諸国は、状況を不安げに眺めている。リビアの最高指導者カダフィ大佐は、「親友」とされるベンアリ氏の追放に強い嫌悪感を表明した。各国は相次いで食料品の値下げを発表するなど国民懐柔に躍起だ。

 事態を注視しているのは中東政治に深く関与する米欧も同じだ。オバマ米大統領はチュニジアの民主化支援の姿勢を早期に打ち出し、クリントン国務長官は「古い支配形態は機能しない」と他の中東諸国にも変革を促した。「中東での民主化拡大を狙っている」と見る外交官もいる。

 未来の姿はまだ判然としない。だが、中東情勢が動き始めたのは、確かに思える。【和田浩明】

1928チバQ:2011/01/24(月) 23:31:43
http://mainichi.jp/select/world/news/20110124ddm002030098000c.html
イエメン:反政府デモ 大統領辞任要求 チュニジアから飛び火
 【カイロ和田浩明】アラビア半島南西部のイエメンで反政府デモが発生し、22日には首都サヌアや南部主要都市で学生や野党勢力ら数千人が集まってサレハ大統領の辞任を求めた。21年にわたって同大統領による独裁体制が続くイエメンだが、大統領を名指しした大規模な抗議活動は初めてとみられる。チュニジアでベンアリ前大統領の亡命につながった民衆蜂起が飛び火した形だ。

 現地からの報道によると、サヌアでは約2500人のデモ参加者が「アリ(サレハ大統領の名前)よ、友達のベンアリの所に行け」と叫んだ。

 イエメンでは、今回の騒乱前から、北部でのイスラム教シーア派の一派ザイド派の反乱や国際テロ組織アルカイダ系団体「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」の活動、南部での分離独立運動という「三重苦」に直面してきた。高失業率や大統領周辺の腐敗、地方開発の遅れなど、国民はチュニジア同様の環境の中で苦しんでいる。

 イエメンはテロ対策で米国の支援も受ける。しかし、掃討作戦で民間人が死亡しており、反米、反政府感情は強い。AQAPは米欧を標的にした爆破テロ未遂事件も起こしており、サレハ体制の動揺は、国際テロの活発化を招く懸念もあり、民主化は「もろ刃の剣」と見る専門家もいる。

 サレハ大統領は、首都サヌアの要所に治安部隊を配備する一方、ムタワキル通産相の解任など懐柔策も発表して、「アメとムチ」を使ってデモの抑え込みを図っている。

 一方、チュニジアでの政変後、アルジェリアやヨルダンでも政権の退陣を求める抗議デモが続く。食料価格高騰を背景に1月初旬に暴動が始まったアルジェリアでは22日、首都アルジェで治安部隊とデモ参加者が衝突、少なくとも約20人が負傷した。アルカイダ系組織が活発なため、民主化がイスラム過激主義の台頭につながる可能性が指摘されている。

1929名無しさん:2011/01/24(月) 23:32:15
http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011012401000772.html
レバノンで連立協議開始 ハリリ氏、ヒズボラ対立
 【カイロ共同】レバノンのスレイマン大統領は24日、ハリリ連立政権崩壊を受け、新政権樹立に向けた各党との連立協議を始めた。親シリアのイスラム教シーア派組織ヒズボラ勢力は、親欧米のハリリ暫定首相の首相再任を拒否。ハリリ氏は同日、ヒズボラ主導の新政権なら参加を拒否すると表明し、早くも対立を露呈した。

 協議は25日まで続く見通し。地元紙などは、首相候補として元首相で実業家のナジブ・ミカティ氏が浮上していると伝えた。ミカティ氏は2005年、ハリリ氏の父、ラフィク・ハリリ元首相暗殺事件をきっかけに親シリアのカラミ政権が崩壊した際、約3カ月間、首相を務めた。

 レバノンでは元首相暗殺事件をめぐり、事件への関与が指摘されるヒズボラと、事件に関して国際特別法廷への協力を続けるハリリ首相らの対立が激化。ヒズボラ系閣僚が12日に辞任したため、連立政権は崩壊した。

 レバノンの大統領はキリスト教徒、首相はイスラム教スンニ派と決まっているため、大統領はスンニ派の首相候補を指名することになる。連立協議が難航し、ヒズボラとハリリ氏側の緊張が高まれば、武力衝突なども懸念される。

2011/01/24 22:08 【共同通信】

1930名無しさん:2011/01/24(月) 23:34:00
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2783226/6721274?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
イラン、活動家2人の死刑執行 09年大統領選の抗議デモに参加
2011年01月24日 18:47 発信地:テヘラン/イラン

【1月24日 AFP】イラン政府は24日、2009年に大統領選挙の結果に抗議するデモに参加した国外の反政府団体メンバー2人の死刑を執行したと発表した。米政府は2人の釈放を要求していた。

 2009年6月の大統領選挙では、マフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領の再選が不正だとする数千人規模の抗議デモがイランで起きた。死刑執行された2人はこのデモに参加していた。

 デモ参加者の死刑執行は今回が初めて。イラン当局は2人の氏名をジャファル・カゼミ(Jafar Kazemi)とモハマド・アリ・ハジャガエイ(Mohammad Ali Hajaghaei)と発表している。

「きょう早朝、『Monafeghin(偽善者)』グループのメンバー2人の死刑を執行した」とイラン当局はウェブサイトで発表した。Monafeghinは、国外の反政府活動団体「イスラム人民戦士機構(PMOI)」を指している。

 PMOIは米国が外国テロリスト組織に認定している団体だが、米国のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)国務長官は8月10日、今回死刑が執行された活動家2人の釈放をイラン当局に要求していた。欧州連合(EU)は2009年にPMOIのテロ組織指定を解除している。(c)AFP

1931名無しさん:2011/01/25(火) 20:05:31
http://mainichi.jp/select/world/news/20110125dde007030006000c.html
レバノン:ヒズボラ新首相有力 きょうにも指名 スンニ派は反発
 【カイロ和田浩明】イスラム教シーア派組織ヒズボラによる閣僚引き揚げでハリリ連立政権が崩壊したレバノンで、新政権樹立のための連立協議が24日始まり、ヒズボラが推す実業家、ナジブ・ミカティ氏(55)が新首相の有力候補として浮上した。スレイマン大統領(キリスト教マロン派)は25日にも新首相を指名する見通しだが、スンニ派のハリリ暫定首相はヒズボラ主導内閣への参加を拒否し、国内各地で抗議デモが始まるなど、緊張が高まっている。

 スレイマン大統領は24日、新首相候補の指名に向け国民議会(国会、128議席)の全議員との面談を始めた。地元紙デイリー・スターによると、ヒズボラが主軸の会派は57議席を保有。独立系会派の5議席と社会進歩党の7議席がヒズボラに同調し、ミカティ氏が過半数の支持を得て指名される見通しが強まっている。

 ミカティ氏は、05年2月に起きたハリリ氏の父ラフィク・ハリリ元首相暗殺事件を受けて親シリアのカラミ政権が同年4月に総辞職した後、約3カ月間首相を務め、総選挙を実施した。通信事業などで巨額の富を築き、シリアのアサド大統領に近いとされる。

 ミカティ氏は23日に立候補を表明。「全国民に協力を求める」と述べ、主要会派が参加する挙国一致内閣を作る考えを表明した。しかし、ハリリ氏は「各派が合意できる候補はいない」としてミカティ氏指名に反対。レバノン北部のトリポリや東部ベカー高原などでは24日、ハリリ氏支持派が抗議デモを展開した。

 ミカティ氏が首相に指名された場合、組閣交渉は長期化することが予想される。交渉が難航すれば、宗派間での武力衝突が起きる可能性もある。ヒズボラはシリアやイラン、ハリリ陣営はサウジアラビアや米国の支援を受けているため、レバノンの混乱は中東全域を巻き込むという懸念も持たれている。

1932チバQ:2011/01/25(火) 21:55:30
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110125-OYT1T00867.htm
バレンタイン前なのに…カカオ産地が1か月禁輸

. 【ヨハネスブルク=中西賢司】大統領選後の混乱が続く西アフリカ・コートジボワールで、国際社会が当選者と認めるアラサン・ワタラ氏(69)は24日、カカオ豆の輸出を1か月間禁止すると発表した。


 大手輸出業者は禁輸に応じる姿勢を示している。同国のカカオ豆生産量は世界の約4割を占めており、2月14日のバレンタインデーを前に、チョコレートの価格高騰が懸念される。

 米メディアなどによると、ニューヨーク市場では、昨年11月末の決選投票後、既にカカオ相場は10%以上上がっているが、24日もさらに4%上昇した。

 ワタラ氏がカカオ禁輸を表明したのは、選挙での敗北後も大統領職に居座り、国庫を握り続けるローラン・バグボ氏(65)の「カカオ輸出で得ている資金を干上がらせるため」(外交筋)だ。国家収入の約9分の1はカカオ輸出関連税とされる。

(2011年1月25日19時00分 読売新聞)

1933チバQ:2011/01/25(火) 21:56:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110125/erp11012517160061-n1.htm
財政再建法案成立させ、アイルランド総選挙は2月に前倒し
2011.1.25 17:14
 カウエン首相が与党・共和党の党首を辞任するなど混乱するアイルランドで24日、与野党協議が行われ、欧州連合(EU)などの緊急融資の前提となる財政再建法案を週内に成立させ、3月11日に予定されていた総選挙を2月下旬に前倒しすることで合意した。2月1日に議会が解散となり、総選挙の実施は25日とみられている。財政再建法案が宙に浮くという最悪の事態は回避された。(ロンドン 木村正人)

1934名無しさん:2011/01/25(火) 22:18:29
http://mainichi.jp/select/world/news/20110126k0000m030085000c.html
モスクワテロ:空港標的、政権に衝撃 五輪、W杯に不安も

ドモジェドボ国際空港の爆発現場 【モスクワ田中洋之】ロシアのモスクワ南郊のドモジェドボ国際空港で24日起きた自爆テロ事件は、首都の「空の玄関口」が初めて狙われたとあって、メドベージェフ政権は大きな衝撃を受けている。

 ロシア南部の北カフカスを拠点とする武装勢力は従来、地方の警察機関などを対象に散発的なテロを行ってきたが、最近は主要なインフラ設備を標的にしている。07年と09年にモスクワ発サンクトペテルブルク行きの特急、10年3月にモスクワ中心部の地下鉄駅2カ所が爆破された。同年7月には南部カバルジノ・バルカル共和国にある水力発電所が襲撃された。

 いずれも都市機能のマヒを狙ったものとみられるが、ロシアで特に保安体制が厳しい空港がテロ攻撃を受けたのは今回が初めて。モスクワは従来、北郊のシェレメチェボ空港が拠点だったが、ドモジェドボ空港は近年の改修で最新鋭の設備に生まれ変わり、日本航空や独ルフトハンザ航空など世界の主要航空会社が発着便をシェレメチェボ空港から移転させ、ロシア最大規模の空港となった。

 ドモジェドボ空港のターミナルは国内線と国際線のエリアに分かれている。爆発が起きたのは国際線の到着ロビーで、夕方の発着便が多い時間だった。ロシア人だけでなく外国人を標的とすることで、ロシアの対外的なイメージダウンを狙った可能性がある。

 ロシアは昨年末、モスクワなどでロシア系とカフカス系・中央アジア系の住民の間で民族衝突が発生した。今回のテロも、民族対立を背景にしたものとの観測が出ている。

 ロシアは今年12月に下院選、12年春に大統領選を控える。さらに12年秋に極東ウラジオストクでアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議、14年にソチ冬季オリンピック、18年にはサッカー・ワールドカップ(W杯)と国際的なイベントが目白押しだ。

 国家の威信をかけて準備を進めるメドベージェフ大統領とプーチン首相の双頭政権は、不安定材料となるテロや民族対立の抑え込みに懸命だ。しかし、いずれもプーチン前政権時代からの懸案にもかかわらず、有効な手を打つことができない。いつ暴発するか分からない「爆弾」を抱えているのが現状だ。

1935名無しさん:2011/01/25(火) 22:19:01
http://mainichi.jp/select/world/news/20110126k0000m030049000c.html
モスクワテロ:北カフカス武装組織関与の疑い 衝突泥沼化

ドモジェドボ国際空港の爆発現場 【モスクワ大前仁】モスクワ南郊のドモジェドボ国際空港で24日起きた爆破テロで、北カフカス系の武装組織の関与が疑われているのは、北カフカス地方で治安組織と反政府集団の衝突が泥沼化しているためだ。ロシア政府は同地方の経済的な自立を支援し、テロの温床となる貧困の解消に取り組もうとしているが、遅々として進んでいない。

 ロシア内務省によると、北カフカス地方では09年に治安組織の掃討作戦や武装集団のテロにより1000人以上が殺害された。10年も11月末までに700人以上が犠牲となっており、双方の衝突が止まらない。今月に入り同地方の武装組織指導者ドク・ウマロフ司令官が殺害されたとの情報が流れたが、確認されていない。

 北カフカスでは90年代から激しい独立闘争を行ったチェチェン共和国の情勢が沈静化する一方で、反政府武装活動の中心が東隣のダゲスタン共和国へ移っている。同共和国では今月14日にも車に積まれた爆弾によるテロや治安機関の掃討作戦で、7人が死亡した。昨年3月にモスクワで起きた地下鉄連続爆破テロの実行犯は、いずれもダゲスタン出身の女だったとみられている。

 ロシア政府は昨年、北カフカス地方の高い失業率が反政府闘争に結びついているとして、エネルギー、建設、観光部門を中心に130億ドルの投資計画をまとめた。しかし、政府内の調整が遅れ、投資は進んでいない。プーチン首相は今月21日、「政府組織が内部の問題を(遅れの)口実にすることは受け入れがたい」と、責任者のフロポニン大統領全権代表(北カフカス連邦管区)らを叱責した。

 ロシア国内で北カフカス系の犯行とみられるテロが相次いでいることも、ロシア系とカフカス系住民のあつれきの一因となっている。昨年12月にはカフカス系の男による殺人事件が引き金となり、ロシア系の若者集団や民族派組織がカフカス系住民を襲う暴動が発生した。メドベージェフ大統領は民族差別を自重するよう警告したが、治安機関職員でさえカフカス系住民を差別的に扱っているといわれる。

1936名無しさん:2011/01/25(火) 22:19:18
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110125k0000e040036000c.html
モスクワテロ:「またか」帰国客、表情曇らせ 成田空港

モスクワから帰国し、記者の質問に答える日航機の乗客(左端)=成田空港で2011年1月25日午前、共同 ロシア最大の国際空港・ドモジェドボ空港で24日に起きた自爆テロ事件。在モスクワ日本大使館によると、日本人の犠牲者はいない模様だが、赤の広場や聖ワシリー寺院などを巡るツアーが人気で、モスクワには多くの日本人が在住するだけに衝撃は大きい。爆発直後に同空港を出発した成田空港到着便の乗客は「またかという感じ」「早く家族に無事を伝えたい」などと話し、表情を曇らせた。

 爆発の約1時間後にドモジェドボ空港を出発した日本航空442便は午前9時ごろ、乗客29人を乗せて成田空港に到着。機内では到着の約1時間前に放送で「モスクワの空港で爆発があった」と説明があった。事件当時、乗客の大半は既に出発ロビーの搭乗ゲート付近で待機していたため爆発に気付かなかったが、ラウンジにいた一部の人は振動や物音に気付いたという。

 ◇「地震?」ドーンと鈍い音
 出張で一時帰国したモスクワ駐在の会社員、山口浩司さん(39)は「突然、ドーンという鈍い音がした。建物に何かが衝突したのか、小さな地震でも起きたのかと思っていた。テロが頻発しており、普段から地下鉄などの公共交通機関は利用しないようにしているが心配だ」と話した。

 休暇で帰国したモスクワの日本大使館職員、池上正喜さん(40)は「またかという感じ。昨年は地下鉄テロがあり、年に1回は起きている。現地に連絡してすぐに状況を確認したい」と話した。

 知人の見舞いのために訪露した愛知県犬山市の無職、稲吉義孝さん(60)は「搭乗口にいて気付かなかった。まさかという気持ちでびっくりしている。早く家族に無事を伝えたい」と不安げな様子だった。

 旅行大手の阪急交通社のツアーには事件当時、日本人33人が参加していたが、モスクワの別の空港を利用。今後のツアーについてもキャンセルなどの連絡は入っておらず、予定通り実施する。JTB広報室は「今後については、外務省の情報などを見ながら判断したい」と話している。

 日本航空は成田−ドモジェドボ間で週2往復の定期便を通常通り運航する。【山田泰正、斎川瞳、池田知広】

1937名無しさん:2011/01/25(火) 22:24:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110125/erp11012513240052-n1.htm
男3人を手配 自爆テロ犯?の頭部発見 重傷・重体40人
2011.1.25 13:22 (1/2ページ)
 【モスクワ=佐藤貴生】ロシア非常事態省によると、モスクワ南部にある同国最大のドモジェドボ空港で24日起きた爆弾テロ事件により、35人が死亡、約180人が負傷した。約40人が重傷もしくは重体で、犠牲者が増える恐れもある。イタル・タス通信によると、捜査当局は空港内の監視カメラに映っていた不審な男3人を手配したもようだ。最新設備が整った「空の玄関」がテロに見舞われ、ロシア政府は大きな衝撃を受けている。

 爆発が起きたのは24日午後4時半(日本時間同10時半)すぎ。現場は出迎えの人々が待つ国際線の到着ロビー周辺で、多数の利用客で混雑していた。爆発物には殺傷能力を高めるために金属片が詰められていたとの情報もある。現場では自爆テロ犯のものとみられる頭部が見つかり、捜査当局で性別も含めて身元確認を進めている。

 イタル・タス通信は当局筋の情報として、爆発前に不審な男3人が金属探知機のない出入り口から空港内に入るところが監視カメラに映っており、この3人を手配したと伝えた。

 別の当局筋は手口などから、反政府武装勢力の拠点がある南部の北カフカス地方出身者の犯行との見方を示していたが、手配された3人が同地方出身かどうかは確認されていない。

 同空港では出迎えの人々はチェックを受けずに到着ロビーまで行くことができるため、警戒態勢の不備が今後、問題になりそうだ。

 国営ロシアテレビは、動画投稿サイトのユーチューブに投稿された爆発の瞬間の映像を放映した。荷物を受け取り空港の外へと向かう旅客の前で赤い閃光(せんこう)が走り、一斉に逃げ出す人々の様子が映っていた。

 また、現場に居合わせた人々が撮影した事件直後の映像では、白煙が立ち込める中で多数の人が血まみれで倒れていたり、負傷者が痛みで叫び声を上げたりしている光景が映し出され、爆発の威力のすさまじさをうかがわせた。テロにより英国人2人が死亡、フランス人やドイツ人ら外国人数人が負傷したもようだ。

 同空港には爆発の約1時間前、成田発の日本航空機が到着しており、在モスクワ日本大使館などで邦人に被害がなかったかを調べている。これまでのところ、邦人の被害は確認されていない。

 ロシア大統領府によると、メドベージェフ大統領は25日に予定していたスイス・ダボスでの世界経済フォーラムへの出発を延期、捜査の陣頭指揮に当たる。大統領は連邦保安局(FSB)を中心に、他の空港や主要な公共交通機関での警戒態勢を強化するよう指示した。

1938チバQ:2011/01/26(水) 22:46:22
http://www.asahi.com/international/update/0125/TKY201101250402.html
カカオ禁輸、居座る大統領を兵糧攻め…コートジボワール2011年1月26日8時22分
 【ナイロビ=古谷祐伸】カカオ豆を世界で最も多く生産しているアフリカ西部コートジボワールで24日、カカオ豆の輸出を禁止する措置が始まった。昨年から同国で続く政争の打開策だ。国際市場での価格は24日、5カ月ぶりの高値を付けた。

 昨年11月の同国の大統領選で、選挙管理委員会や国際社会は野党指導者のワタラ元首相が当選したと認定した。ワタラ氏は内閣も発足させたが、現職バグボ氏は負けを認めず、軍や警察の支援を受けて大統領職に居座っている。バグボ氏を平和的に辞めさせようとの国内外の努力は難航している。

 その打開策としてワタラ氏が打ち出したのがカカオ豆輸出禁止令。同国の生産量は世界の3割を占め、2009年には25億3千万ドル(2085億円)を稼いだ。ここからの税収がバグボ氏の資金源だからだ。ロイター通信などによると、24日から1カ月間、新たに売買が決まったカカオ豆の輸出を禁止する。違反業者は国際的な制裁を受ける。

 カカオ豆の流通に影響が出るとの観測から、先物市場は高騰した。AP通信によると、ロンドン国際金融先物取引所のカカオ豆先物価格は24日、昨年8月前半以来の高値となる1トンあたり2223ポンド(29万3千円)になった。昨年11月は1770ポンド(23万3千円)だった。

 問題はワタラ氏が実質的に国土を支配しておらず、違反者への強制力がないこと。商売は続き、値段だけが上がるのでは逆効果となる。米政府は禁輸令への支持を表明した。同国のカカオ豆の15%を買ってきた実績がある農業ビジネス大手カーギル社(米国)も同日、購入を停止した。国内外でどれだけ多くの同調者が出るか、注目されている。

1939チバQ:2011/01/26(水) 22:48:29
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20110126ddm003030029000c.html
クローズアップ2011:チュニジア政変波及 民主化要求、触発
 ◇アラブ市民、ネットで自信
 北アフリカ・チュニジア政変を受け、周辺諸国に市民の反政府デモが拡大している。強固とみられたベンアリ独裁政権を倒したのが市民の力だったことで、同じく独裁体制下にある市民が「自信」を持ち始めた形だ。親米アラブの動揺に米国は、表面的には民主化を歓迎しながらも、イスラム過激派の台頭を警戒するなど難しいかじ取りを迫られている。【カイロ和田浩明、ワシントン草野和彦】

 チュニジアのベンアリ政権崩壊後、アラブで「民主化ドミノ」の予兆が生まれた。チュニジア政変のきっかけが青年の焼身自殺だったことからエジプトやアルジェリア、サウジアラビアで焼身自殺が相次ぎ、大規模な反政府デモもエジプト、イエメン、ヨルダン、アルジェリアで続く。25日、エジプトでは全国各地で計数万人規模のデモが行われ、首都カイロでは市民が治安部隊と衝突し、催涙ガスも使用される近年まれな騒ぎとなった。

 ◆不満に共通点

 こうしたアラブ市民の不満の裏には、当局の腐敗▽政治的自由の制限▽若年層の高失業率−−など、この地域共通の問題がある。チュニジアの状況は「遠いところにあるわけではない」(アラブ連盟のムーサ事務局長)のだ。

 チュニジア政変について、米カーネギー国際平和研究所中東センターのポール・サレム所長は、「政治指導者が中間層や貧困層を抑圧するというアラブで一般的だった力のバランスが変わった」と指摘。「市民が力を持ちうることにアラブ諸国が気づいた」と言う。

 インターネットの普及で市民の意識が変化している状況はアラブに共通で、それだけに指導者の警戒感も強い。政府は食料品の値下げや減税、雇用創出を約束。その一方で治安部隊を動員してデモ警戒にあたり、「アメとムチ」を使って民主化波及の阻止に躍起だ。

 王制を敷くヨルダンはデモがあっても王制自体は揺るがないとみられることや、部族社会の残るイエメンでは部族長の姿勢次第で事態が大きく変わることなど各国で事情は異なり、行方を予測することは困難だ。

1940チバQ:2011/01/26(水) 22:48:50
◆エジプト焦点

 今後の展開を占う上で注目されるのはエジプトだ。アブルゲイト外相は「波及はない」と断言。エジプトはチュニジアと比べメディアの自由度が高く、政府への抗議デモも以前から行われているため一定のガス抜きはできており「簡単に政権が倒れるとは考えにくい」(外交筋)。一方で、非常事態令が約30年にわたり施行され、29年間のムバラク政権への国民の不満は相当鬱積し、インターネット上では民主化を求める議論も活発だ。

 9月の大統領選挙ではムバラク大統領の次男、ガマル氏が有力候補として取りざたされ、「権力の世襲だ」との批判も強い。チュニジア政変に刺激された野党勢力は攻勢を強めそうで、ムバラク大統領の出方次第では今後、国民の不満が爆発する可能性もある。

 ◇米は過激派台頭警戒
 民主化推進を外交の柱としている米国だが、アラブ・イスラム社会では深刻なジレンマに直面している。この地域での民主化は、イスラム過激派を台頭させ反米政権を誕生させる可能性をはらむためだ。

 チュニジアのベンアリ政権崩壊から4日後の今月18日、オバマ大統領はエジプトのムバラク大統領と電話で協議した。ホワイトハウスによると、オバマ大統領は「米国は、チュニジアで自由で公正な選挙を求める」と伝えたが、今年9月に控えるエジプト大統領選には言及しなかった。

 米外交問題評議会のスティーブン・クック上級研究員はオバマ大統領の電話協議の意図について、チュニジア同様の自由選挙を「今はエジプトに表だって要請するつもりはないとのシグナル」と分析する。

 オバマ政権の慎重姿勢の背景に「ハマス・ショック」があるのは間違いない。01年米同時多発テロ後、ブッシュ前政権は中東民主化を推進した。だがそれは06年のパレスチナ評議会選挙で、イスラム原理主義組織ハマスの大勝利を招いた。エジプトの民主化が、事実上の最大野党・穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団の勢力拡大につながることを米国は警戒している。

 また、クック氏によると、米国にとっては、チュニジアよりエジプトやヨルダン、アルジェリアのほうが「対テロで非常に重要な同盟国」だ。特にイスラエルと国交があるエジプトとヨルダンは、中東和平交渉でも重要な役割を果たしてきた。この両国で民主化によって、反イスラエル勢力が伸長するのは避けたいところだ。

 クリントン国務長官はチュニジア政変前日の今月13日、訪問先カタールで演説し、強い調子で中東の経済・社会改革を求めた。

 だが実際にはオバマ政権は、チュニジア政変後も、アラブ諸国に改革を促してはいない。イスラム過激派の台頭を警戒しながら徐々に民主化を求めるべきだとみているようだ。

1941チバQ:2011/01/27(木) 23:33:15
http://www.asahi.com/international/update/0127/TKY201101270446.html
エジプト反政府デモ続く エルバラダイ氏、退陣促す2011年1月27日22時52分
 【カイロ=北川学】ムバラク大統領の辞任を求めるエジプトの反政府デモは発生から3日目の27日、同国東部のイスマイリアやスエズなど各地で衝突が続いた。デモの主催者は、イスラム教の金曜礼拝が行われる28日にも大規模な抗議行動を呼びかけており、緊張が高まっている。

 また、エジプトの民主化を求める国際原子力機関(IAEA)前事務局長のエルバラダイ氏は27日、滞在先のウィーンでロイター通信に「ムバラク氏は30年も国家に尽くした」と述べて退陣を促し、自らも帰国して28日の抗議行動に加わる意向を明かした。

 ロイター通信によると、スエズでは27日朝、デモ隊が警官の詰め所に火を放つなどした。イスマイリアでは600人ほどのデモ隊と治安部隊が衝突。中東の衛星テレビ、アルジャジーラはこの3日間で6人が死亡、全国で1200人が拘束されたと伝えた。

 首都カイロでは、これまでのところ大きな衝突は報じられていないが、デモを主催するグループ「4月6日運動」は、28日の金曜礼拝後に大規模な抗議活動を予定。「フェイスブック」を通じて参加を呼びかけている。

 エルバラダイ氏は2005年にノーベル平和賞を受賞し、国内でも知名度が高まりつつある。大統領選出馬への意欲もにじませており、同氏が公然とムバラク大統領の退陣を口にして帰国することで、反政府デモが勢いづく可能性もある。

 一方、27日はイエメンの首都サヌアでも長く政権にとどまるサレハ大統領の退陣を求める反政府デモがあり、ロイター通信によると約1万6千人が参加した。治安部隊との衝突は伝えられていない。

1942チバQ:2011/01/27(木) 23:40:02
http://mainichi.jp/select/world/news/20110126ddm007030086000c.html
モスクワ空港テロ:反政府闘争、泥沼化 北カフカス、経済支援進まず
 【モスクワ大前仁】モスクワ南郊のドモジェドボ国際空港で24日起きた爆破テロで、北カフカス系の武装組織の関与が疑われているのは、北カフカス地方で治安組織と反政府集団の衝突が泥沼化しているためだ。ロシア政府は同地方の経済的な自立を支援し、テロの温床となる貧困の解消に取り組もうとしているが、遅々として進んでいない。

 ロシア内務省によると、北カフカス地方では09年に治安組織の掃討作戦や武装集団のテロにより1000人以上が殺害された。10年も11月末までに700人以上が犠牲となっており、双方の衝突が止まらない。今月に入り同地方の武装組織指導者ドク・ウマロフ司令官が殺害されたとの情報が流れたが、確認されていない。

 北カフカスでは90年代から激しい独立闘争を行ったチェチェン共和国の情勢が沈静化する一方、反政府武装活動の中心が東隣のダゲスタン共和国へ移っている。同共和国では今月14日にも車に積まれた爆弾によるテロや治安機関の掃討作戦で、7人が死亡した。昨年3月にモスクワで起きた地下鉄連続爆破テロの実行犯は、いずれもダゲスタン出身の女だったとみられている。

 ロシア政府は昨年、北カフカス地方の高い失業率が反政府闘争に結びついているとして、エネルギー、建設、観光部門を中心に130億ドルの投資計画をまとめた。しかし、政府内の調整が遅れ、投資は進んでいない。プーチン首相は今月21日、「政府組織が内部の問題を(遅れの)口実にすることは受け入れがたい」と、責任者のフロポニン大統領全権代表(北カフカス連邦管区)らを叱責した。

 ロシア国内で北カフカス系の犯行とみられるテロが相次いでいることもロシア系とカフカス系住民のあつれきの一因となっている。昨年12月にはカフカス系の男による殺人事件が引き金となり、ロシア系の若者集団や民族派組織がカフカス系住民を襲う暴動が発生。メドベージェフ大統領は民族差別を自重するよう警告したが、治安機関職員でさえカフカス系住民を差別的に扱っているといわれる。

1943チバQ:2011/01/28(金) 23:03:10
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110129k0000m030137000c.html
エジプト:「ムバラク政権は去れ」金曜礼拝者の叫び

カイロ近郊ギザのモスク近くで発生した反政府デモで、催涙ガスから逃げ出す人々=2011年1月28日、和田浩明撮影 【カイロ和田浩明】ムバラク政権打倒を叫ぶ大規模な反政府デモが発生した28日。金曜礼拝が行われたカイロ近郊ギザのモスク(イスラム礼拝所)では、礼拝が終わったとたん、「アラー・アクバル(神は偉大なり)」の声が数千人の礼拝者から上がり、すぐに「ムバラク政権は去れ」の叫びに変わった。

 同モスクは、エルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長が訪れるとの情報があったため、昼過ぎにはすでに大量の治安部隊が周囲を取り囲んだ。普段は30分ほどだという説教がこの日は15分で終わり、礼拝が始まる。本来、礼拝では靴を脱ぐはずだが、きょうははいたままの人が目立つ。「緊急時だけ許される」(60代男性カイロ市民)対応だという。

 数千人がイスラム教の聖地メッカに向かって地面に頭をこすり付けて祈る中、目つきの鋭い私服の男たちが立ったままで周囲をうかがった。治安関係者と見られる。

 礼拝が終わると、参加者らは口々に神をたたえ、すぐに、叫びは「ムバラクは去れ」の大合唱に。エジプト国旗や反政府スローガンが書かれた紙を持った男たちは、モスク敷地の入り口に詰めていた治安要員ともみ合いながら行進を始めた。

 すぐに治安当局が催涙ガス弾を発射し放水するが、人々はひるまない。放水に向かって「もっとかけろ」と叫ぶ若い男もいた。市内中心部のタハリール広場に続々と向かい始めた。

1944チバQ:2011/01/28(金) 23:04:10
http://www.asahi.com/international/update/0128/TKY201101280488.html
エジプト全土でデモ エルバラダイ氏を治安当局が包囲(1/2ページ)2011年1月28日21時17分
 【カイロ=北川学、貫洞欣寛】ムバラク大統領の退陣を要求する反政府デモが続くエジプトで28日午後(日本時間同夜)、イスラム教の金曜礼拝後の「怒りの金曜日」と名付けた大規模な抗議行動が全土で始まり、各地で千人を超える規模のデモが起き、治安当局と衝突した。治安当局は首都カイロなどのモスク(イスラム礼拝所)周辺に大量の治安要員を配置して警戒を強化しており、25日に始まった反政府デモは最大の山場を迎えた。

 カイロ近郊ギザでのデモには数千人が参加、制圧に乗り出した治安当局が空中に向けてゴム弾や催涙弾を発射、放水銃も使われた。衛星テレビ「アルジャジーラ」によると、ギザのデモに国際原子力機関(IAEA)前事務局長のエルバラダイ氏が参加、同氏の周囲を複数の治安当局者が取り囲み、移動を阻止したという。

 一方、カイロの大統領官邸近くにも、市民が集まっているという。国内最大の野党勢力「ムスリム同胞団」も全土でデモへの参加を訴えている。

 エジプト当局は28日未明からインターネットと携帯電話を遮断した。デモを呼びかけた市民グループ「4月6日運動」のフェイスブックのファンページには8万人以上が登録しているが、当局はデモを阻止するため、市民らが連絡を取り合えないよう通信の制限に踏み切ったようだ。また、ムスリム同胞団の幹部らを相次いで逮捕し、デモの規模拡大を防ごうとした。

 AFP通信などによると、シナイ半島の町シェイクズウェイドでは27日、一部デモ参加者と治安部隊との間で銃撃戦が起き、青年1人が頭を撃たれて死亡した。警察署に向けて2発のロケット弾が発射された。被害の程度は不明。同通信は、デモが始まった25日以来、市民と治安当局の双方で7人が死亡し、100人以上が負傷したと伝えている。

 さらに、アルジャジーラによると、北部アレクサンドリアでは治安部隊に投石したデモ参加者に対し、複数の部隊員が催涙弾の発射を拒んだという。

 AFP通信は、デモが始まった25日から27日までに市民5人、治安部隊員2人の計7人が死亡し、100人以上が負傷したと伝えているが、28日のデモを受けて死傷者が増える恐れもある。

 エジプト当局は同日未明からインターネットと携帯電話を遮断した。デモを呼びかけた市民グループ「4月6日運動」のフェイスブックのファンページには8万人以上が登録しているが、当局はデモを阻止するため、市民らが連絡を取り合えないよう通信の制限に踏み切ったようだ。

 当局はさらに、国内最大の野党勢力「ムスリム同胞団」の幹部らを相次いで逮捕し、デモの規模拡大を防ごうとした。これに対し、ムスリム同胞団は全土でデモへの参加を訴えた。

 一方、政権側はこれまでのところデモに対する反応を示していない。辞任を求められているムバラク大統領本人はデモが始まって以来、公には姿を見せていない。

1945チバQ:2011/01/28(金) 23:05:57
http://www.asahi.com/international/update/0128/TKY201101280156.html
エルバラダイ氏帰国、デモ支持 エジプト、ネット遮断も2011年1月28日12時8分

. 【カイロ=北川学】エジプトの民主化を訴える国際原子力機関(IAEA)前事務局長のエルバラダイ氏が27日夜、滞在先のウィーンから帰国した。同氏はカイロ国際空港で「エジプトは危機的状況にある。政権は人々の声を聞くべきだ。変革は後戻りできない」などと述べ、ムバラク大統領の退陣を求めるデモを支持する考えを改めて強調、自身も参加する意向を表明した。

 30年にわたって権力の座に座るムバラク氏の退陣を求めるデモがエジプト各地に拡大する中、28日にはイスラム教の金曜礼拝後に大規模な抗議活動が予定されている。民主化指導者として市民の支持を集めつつあるエルバラダイ氏の帰国で、抗議活動が一層勢いづく可能性がある。

 反政府デモは27日、同国東部でデモ隊と治安部隊が銃撃戦を展開するなど、発生から3日たっても沈静化の兆しが見えない。AFP通信などによると、シナイ半島の町シェイクズウェイドで、一部デモ参加者と治安部隊との間で銃撃戦が起き、青年1人が頭を撃たれて死亡した。警察署に向け2発のロケット弾が発射され、1発は近くの医療施設を直撃した。死傷者などが出ているかは不明だ。

 また、国営テレビによると、東部スエズではデモ隊が警察署に放火し、警察官10人が負傷した。

 カイロ市内などでは28日未明からインターネットが利用できない状態となっている。デモ情報の伝達手段になっている「フェイスブック」を市民が使うのを防ぐため当局が規制を強めたと見られる。

 一方、ムバラク大統領の与党・国民民主党のシェリフ幹事長は27日夜に記者会見し、「大統領は今後も政治、経済改革を進めていく。それは国民の利益となるものだ」と述べて、ムバラク氏の辞任の可能性を否定した。
.

1946チバQ:2011/01/28(金) 23:08:19
http://www.afpbb.com/article/politics/2783696/6739507?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
エルバラダイ氏「変革率いる用意ある」、デモ死者7人に エジプト
2011年01月28日 07:58 発信地:カイロ/エジプト
【1月28日 AFP】(写真追加)エジプトのホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)大統領の退陣を求める大規模な反政府デモが3日目に突入した27日、ノーベル平和賞受賞者のモハメド・エルバラダイ(Mohamed ElBaradei)元国際原子力機関(IAEA)事務局長がオーストリア・ウィーン(Vienna)からエジプト・カイロ(Cairo)に到着し、イスラム教の金曜礼拝後に計画されている大規模抗議活動に参加する意向を表明した。

 これより先、同氏はウィーンで記者団に対し、求められれば「変革」を率いる用意があると話している。

 エジプトでの反政府デモはここ30年で最大規模に拡大している。これまでにデモ参加者5人、警官2人の計7人が死亡、100人以上が負傷した。治安当局がAFPに語ったところによると、デモ開始から約1000人が身柄を拘束された。

 警備強化により、カイロ中心部での大規模デモは阻止されているが、スエズ(Suez)やイスマイリア(Ismailiya)などの都市で警察とデモ隊との衝突が発生している。シナイ(Sinai)半島の町シェイクズウェイド(Sheikh Zuweid)では、デモ参加者1人が警官によって射殺された。(c)AFP/Mona Salem

1947チバQ:2011/01/28(金) 23:08:46
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011012802000028.html
エジプト、デモ収束せず エルバラダイ氏も参加へ
2011年1月28日 朝刊

 【カイロ=内田康】エジプト各地では二十七日、ムバラク大統領(82)の退陣を求める反政府デモが続き、北部イスマイリア、スエズなどでデモ隊と警官隊が衝突した。AFP通信によると、シナイ半島北部のシェイクゾエドのデモで、参加者の男性(22)が警官隊に頭を撃たれて死亡した。これまでに全土で拘束されたデモ参加者は千人を超えた。三日目に突入したデモは収束する気配がない。

 サウジアラビア資本の衛星放送アルアラビーヤは二十七日、エジプト検察当局が、デモ参加者四十人を体制転覆を図った罪で起訴したと伝えた。

 イスマイリア、スエズではデモ隊が投石し、警官隊が催涙ガスなどで鎮圧を図っている。スエズでは同日朝、デモ隊が警察署に火を放ったが、部分焼にとどまった。

 各地のデモを主導する市民団体「四月六日運動」は新たな声明で、イスラム教の休日の金曜日にあたる二十八日に再び大規模なデモを行うと発表した。「ムバラク体制による占領が終了するまで、抗議を続ける」と訴えている。インターネット上の会員制交流サイト「フェースブック」を通じ、賛同者は数万人規模に増えている。

 二十七日夜に帰国予定のエジプト出身でウィーン在住の国際原子力機関(IAEA)前事務局長エルバラダイ氏(68)は、ロイター通信に二十八日のデモに参加する意向を示した上で、「ムバラク大統領が引退する時が来た」と述べた。

 エルバラダイ氏は、核不拡散体制強化を進めたとして二〇〇五年にノーベル平和賞を受賞した。エジプトの政治改革を訴え、今秋の大統領選に出馬の意欲を見せたこともある。

1948チバQ:2011/01/29(土) 00:51:03
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011012890115908.html
エジプトでネット接続障害 当局がデモ警戒で規制か、報道規制も強化
2011年1月28日 11時59分

 【カイロ=清水俊郎】エジプトのムバラク大統領(82)退陣を求める反政府デモが相次ぐ同国で27日深夜、インターネットの重大な接続障害が始まった。カイロなど広範囲で、ホテルや民家、携帯電話でネットにつながりにくい状態が28日未明も続いている。

 チュニジア政変でも使われた交流サイト「フェースブック」と簡易ブログ「ツイッター」を通じ、イスラム教の安息日にあたる金曜日の28日に大規模デモの開催が呼び掛けられており、エジプト当局が何らかの規制をした可能性がある。

 25日に始まった各地のデモは激しさを増し、AFP通信によると東部シェイクズウェイドでデモ隊がロケット弾2発を発射。警察署を狙ったとみられるが、弾は近くの医療施設に当たった。けが人はなかった。

 これに先立ち、デモに参加した遊牧民の男性(22)が警官隊に頭を撃たれ死亡。各地のデモの死者は少なくとも5人になった。中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、北部スエズでは27日深夜もデモ隊と警官隊の激しい衝突が続いた。

 反政府勢力に支持されているエジプト出身の国際原子力機関(IAEA)前事務局長のエルバラダイ氏(68)は同日夜、自宅のあるウィーンからカイロに帰国。空港で28日のデモに参加する意向を示し、「政府はデモ隊への暴力はやめるべきだ」と訴えた。

 一方、ムバラク大統領率いる国民民主党(NDP)は27日午後、記者会見し「若者たち(デモ隊)と話し合う用意はある」と述べた。ただ、政府は一連のデモを禁じ、報道規制も強化。カイロ中心部でデモを取材していた日本テレビカイロ支局のエジプト人男性助手(42)が26日、治安当局に拘束され、27日深夜の時点でも釈放されていない。同支局は在カイロ日本大使館に釈放に向け協力を求めた。

(中日新聞)

1949チバQ:2011/01/29(土) 10:11:26
http://www.asahi.com/international/update/0129/TKY201101290111.html
エジプトデモ、最大イスラム団体も動く 政府は幹部拘束(1/2ページ)2011年1月29日7時39分
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. 【カイロ=貫洞欣寛】各地に広がったエジプトの反政府デモで、最大の野党勢力、ムスリム同胞団の動きが目立ち始めた。これまでのデモ参加者はネットでつながった若者たちが中心とされてきたが、28日のデモには同胞団メンバーが積極的に加わったとみられる。伝統的な宗教ネットワークを持つ同胞団の参加がデモの規模拡大につながった。

 エジプト治安当局は27日夜から28日朝にかけ、同胞団の政治局員や元国会議員ら幹部少なくとも20人を拘束。さらに各地で末端活動家の拘束にも乗り出した模様だ。エジプト最大のイスラム団体である同胞団は、イスラムの伝統的価値観に沿った穏健な社会改革を求めており、テロによる政権転覆を図るアルカイダなどのイスラム過激派を強く批判している。

 同胞団の活動を支えるのは、貧しい人々への生活支援など幅広い社会活動を通じた草の根の組織網だ。病院なども独自に経営しており、福祉団体としての側面も持っている。エジプトでは憲法で宗教政党の結成が禁止されているため、「無所属」のかたちで団員を立候補させる戦略を採り、2005年の総選挙では88議席を獲得した。

 ムバラク政権側の同胞団への警戒心は強く、昨年11月の総選挙では、治安機関による同胞団系候補の団員らの拘束が相次いだ。同胞団は選挙戦途中から「政権側に抗議する」として選挙をボイコットし、全議席を失うことになった。結果的に議会は与党・国民民主党(NDP)がほぼ独占した。

 エジプトでは各野党や市民団体などは発達しておらず、まともな大衆組織を持つのは自由に活動できるNDPと、宗教ネットワークを通じた草の根組織を持つ同胞団しかないとされる。その同胞団が議会での足場を失ったことで、政治に今後どう関与していくのかも注目されていた。

 政治が機能不全の状況で起きた今回のデモは、「フェイスブック」などネットで行動を呼びかけた若者らが中心となり始まった。28日のデモは、都心部だけでなく貧しい人々が暮らす地域など各地の裏通りにあるモスクで同時多発的に始まっており、同胞団が加わったとみられる。

 NDPのシェリフ幹事長は27日、「平和的に行動する若者に敬意を表する。ムバラク大統領は常に大衆の声に耳を傾ける」と、「ネット世代」の行動を持ち上げる一方で、「言論の自由を利用して混乱を作り出そうとする勢力がいる」と同胞団を批判。ネット世代と同胞団の両者の離反を誘おうと躍起になっている。

1950チバQ:2011/01/29(土) 10:19:11
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011012902000025.html
エルバラダイ氏 国内評価 いまひとつ
2011年1月29日 朝刊

 【カイロ=内田康】エジプト全土で二十八日に繰り広げられた大規模な反政府デモに、国際原子力機関(IAEA、本部ウィーン)前事務局長のエルバラダイ氏(68)も参加した。ノーベル平和賞も受賞して国際的な知名度は抜群。だが、昨年二月に一時帰国したものの、生活拠点はウィーンのままで、母国での評価は決して高くはない。民主化を求める市民団体には批判的な意見もあり、同氏がデモの先頭に立ち、国の指導的な地位に就けるかどうかは不透明だ。

 二十七日に急きょ帰国したエルバラダイ氏。ムバラク大統領(82)の長期政権を非難する市民団体「キファーヤ(もうたくさん)」幹部のイスファク氏は「エルバラダイはエジプトで何かしたのか? デモが始まった二十五日は海外にいて、成功したら戻ってきた。彼のことは話したくない」と不快感を隠さず、まくしたてた。

 エルバラダイ氏は、IAEA事務局長退任後、エジプトに凱旋(がいせん)帰国し、支持者らから熱烈な歓迎を受けた。一時は来年秋の大統領選出馬に意欲を示したが、選挙制度にも阻まれ、表舞台に姿を見せることは少なかった。

 エジプトの大統領選は事実上、与党・国民民主党(NDP)議員らの推薦を得なければ立候補できず、独立系候補に厳しい制度だ。同氏や支持者は憲法改正を求めたものの、NDPは改正に応じず、出馬は困難な状態にあった。

 エルバラダイ氏は一時帰国した二月に街頭で演説し、当初はキファーヤなどの団体も演説への市民動員に協力。だが、政府系メディアは一斉に「エルバラダイは海外生活が長く、エジプトのことを何も知らない貴族だ」などと批判キャンペーンを展開し始め、同氏の活動は尻すぼみになっていた。

1951チバQ:2011/01/29(土) 10:23:22
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20110129ddm003030092000c.html
クローズアップ2011:エジプトデモ、地域への影響大 揺れるアラブの重鎮
 デモ隊と治安部隊が衝突した28日のエジプト。揺れ動く「アラブの重鎮」の行方に国際社会の関心が集まっている。この国は長年、アラブの政治・文化の中心地で、アラブの潮流を生んできたためだ。約30年に及ぶムバラク長期政権が倒れた場合、アラブ民主化の起点になる可能性がある一方、反体制派に明確な指導者が見当たらないのも事実。反政府デモでリーダーが生まれるかどうかが焦点の一つだ。【カイロ和田浩明】

 ◇数千人「ムバラク政権は去れ」
 28日、金曜礼拝が行われたカイロ近郊ギザのモスク(イスラム礼拝所)。エルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長が訪れるとの情報があったため、昼過ぎにはすでに大量の治安部隊が周囲を取り囲んだ。

 普段は30分ほどの説教が15分で終わり礼拝が始まる。本来、礼拝では靴を脱ぐはずだが、この日は履いたままの人が目立つ。「緊急時だけ許される」(60代男性カイロ市民)対応だ。

 数千人がイスラム教の聖地メッカに向かって地面に頭をこすり付けて祈る中、目つきの鋭い私服の男たちが立ったままで周囲をうかがった。治安関係者と見られる。礼拝が終わると、「アラー・アクバル(神は偉大なり)」の声が数千人の礼拝者から上がり、すぐに「ムバラク政権は去れ」の叫びに変わった。

 エジプト国旗や反政府スローガンが書かれた紙を持った男たちは、モスク敷地の入り口に詰めていた治安要員ともみ合いながら行進を始めた。治安当局が催涙ガス弾を発射し放水するが、人々はひるまない。放水に向かって「もっとかけろ」と叫ぶ若い男もいた。

 エジプトの動揺は他のアラブ諸国に比べ、地域に与える影響が極めて大きい。エジプトは1922年に英国から独立。52年の王制打倒のクーデターを経て56年に就任したナセル大統領(18〜70年)が唱えた汎(はん)アラブ主義はシリアやイラク、リビアに影響した。

 人口は約8300万人でアラブ最大。映画や文学は盛んで、アラブ人唯一のノーベル文学賞受賞者、ナギーブ・マフフーズ氏もエジプト人だ。

 また、中東和平での存在感は大きい。79年にはアラブで最初にイスラエルと平和条約を締結し、その後アラブ諸国に広まった現実路線に道を開いた。イスラム主義の流れもエジプトで生まれた。

 30年近いムバラク大統領の強権支配による「安定」は今、インターネットの影響などもあり揺れている。「アラブの重鎮」を自任してきた現体制が崩壊すれば、その衝撃波がアラブ全域に広がるのは必至だ。

 ◇反政府側、指導者不在
 ムバラク大統領は約30年に及ぶ強権統治でライバルを排除してきた。そのためイランの民衆革命(79年)を指導したホメイニ師のようなカリスマ指導者は、エジプト野党陣営には見当たらない。デモ参加者も若者が目立ち、独裁者を追放したチュニジア型運動に至るかさえ疑問視する専門家も少なくない。

 今回のデモを呼びかけたのは08年春にインターネット上で組織されたグループ「4月6日運動」だ。創設者の一人、アハマド・マヘル氏(30)は毎日新聞の取材に、リーダー不在を認め、ムバラク政権を批判するエルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長(68)を候補として挙げた。

 エルバラダイ氏はノーベル平和賞も受賞し国際的知名度は抜群だ。しかし、エジプト国内、特に都市部以外での知名度は高くない。インターネット上で政権批判はするが、街頭での支持集めの頻度は低い。頻繁な外遊もあって「どこにいるのか」と皮肉られることもしばしばだ。

 05年11〜12月の人民議会(国会)選挙で穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」は系列議員が議席の2割を獲得、事実上の最大野党になった。しかし、昨年11〜12月の総選挙では事実上全議席を失った。慈善事業などで高い組織力を誇るが、政党としては非合法であることや、イスラム過激派組織との思想的なつながりを懸念する声もある。

 野党ガッド党の創設者、アイマン・ヌール氏は05年9月の大統領選で次点になったが、得票率では5選を決めたムバラク大統領に水をあけられ、政治的影響力は限定的だ。独立系地元紙「アルマスリ・アルヨウム」のマグディ・ガラド編集長は「デモには指導者がおらずインターネットが指導しているようなもの。ムバラク大統領が国民に直接語りかければ騒乱は収束に向かう」と見ている。

1952チバQ:2011/01/29(土) 10:23:38
 ◇30年支配、政治的民主化遅れ
 ホスニ・ムバラク大統領(82)は81年、サダト大統領(当時)の暗殺を受け副大統領から大統領に就任した。サダト大統領暗殺後に発令した「非常事態宣言」は現在も継続している。「どんな理由でも捕まえることができる」と言われる法令で、大統領はこれを基に集会や報道の自由を制限し、イスラム主義者や野党関係者を抑圧してきた。

 一方、民主化にも一定理解を示し、エジプト・メディアはアラブでは比較的自由な報道をしている。しかし、大統領選では野党候補に厳しい立候補条件を付けるなど、政治的な民主化は遅れている。

 外交では米国との関係を重視。最近は確実な経済成長を実現している。【田中龍士】

 ◇外務省が対策室
 外務省は28日夜、エジプトなどアラブ諸国で起きている反政府デモを受け、関係国の状況把握や邦人の安全確保にあたる対策室を設置したと発表した。伴野豊副外相が室長を務める。また、前原誠司外相は28日の記者会見で一連のデモについて「死傷者が出ていることは憂慮すべき事態だ」と指摘した。

1953チバQ:2011/01/29(土) 10:25:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110129/mds1101290136003-n1.htm
若者の怒りが爆発 言論封殺の代償
2011.1.29 01:35 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】「アラブの盟主」を自任するエジプトで拡大した反政府デモは、強権支配と引き換えにとりあえずの安定を保ってきた長期政権の土台を大きく揺さぶっている。しかし、チュニジアの政変に触発されて、既存の体制にノーを突きつける多くの市民、とりわけ若者の怒りが体制打倒に行き着いたとしても、その後の受け皿を持たず、爆発したエネルギーがもたらす結果は不透明さを増している。

 若者を中心とした民衆の怒りが爆発したのは、ムバラク大統領とその与党・国民民主党(NDP)が反対勢力の影響力をそぐことに力を注ぐ一方、若者らの政治参加の機会を奪ってきた結果といえる。

 治安当局は繰り返し、「(デモに対し)断固とした措置を取る」と警告していたが、デモは拡大の一途をたどっており、ムバラク大統領の退陣を求める抗議デモに対し、政権側は何ら具体的な収拾策を示せずにいる。

 今後は、いまのところ軍の動向にも注目が集まっているが、28日には与党NDPの有力議員がカタールの衛星ニュース局アルジャジーラに対し、「治安部隊が革命を止めることはできない。大統領だけが、この事態を収拾することができる」と述べ、政権側が「先例のない改革」に着手する必要があると強調。ムバラク大統領に距離を置き始めたとも受け止められる発言を行った。

 大統領は、今年秋に予定される大統領選挙で6選を狙っているとも、次男ガマール氏への「権力世襲」を狙っているとも言われてきたが、仮に今回の大規模抗議デモを乗り切ったとしても、もはや“ムバラク王朝”の継続に与党内からも支持が得られるかどうか微妙な情勢となっている。

 ムバラク政権は2000年以降、経済自由化路線を加速させ、その結果、貧富の格差の拡大と、物価の上昇が続いた。国内総生産(GDP)の成長率は一定の水準を保ったが、そこから取り残された大部分の国民の不満と閉(へい)塞(そく)感は高まり、とりわけ失業問題が深刻な上に政治的な声を封じられた若者たちの怒りに火がついた。

1954チバQ:2011/01/29(土) 10:26:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110126/mds1101262111038-n1.htm
エジプト反政府デモ 若者らの怒り 明確な方向性持たぬ危うさも
2011.1.26 21:06 (1/2ページ)

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カイロでは反政府デモ隊と治安部隊が衝突を繰り返した=25日(ロイター)
 エジプト全土で25日発生した大規模な反政府デモで、首都カイロ中心部のタハリール広場は、市内各地から集結したデモ隊で埋め尽くされた。若者を中心としたそのエネルギーはしかし、明確な方向性を持たない危うさもはらんでいる。

 アラビア語で「解放」を意味する同広場。政府庁舎や国会などに近いことから、この日は早朝から厳戒態勢が敷かれた。午後、市内の数カ所で発生したデモは、規模を拡大させながら広場に向かって行進。最終的にその人数は1万人以上に達し、一部は治安部隊と衝突した。

 「チュニジアに続け! エジプトに革命を起こせ」

 治安部隊が発射した催涙弾のガスが立ちこめる中、ウェブデザイナーのムハンマド・ヤヒヤさん(32)は興奮しながらこう気勢を上げた。デモ参加者は、口々にムバラク大統領やその一族を非難した。

 衝突のどさくさにまぎれ、エジプトの高級子弟が多く通い「特権階級」の象徴でもある米国系大学の旧キャンパスに投石する者もいた。「アッラー・アクバル(神は偉大なり)!」と叫び、治安部隊に突入していく若者の姿もあった。

 今回のデモは、若者を中心とする複数のグループがインターネットなどを通じて呼びかけたことを機に発生。既存の野党勢力はそれに“便乗”した色合いが濃いが、それぞれに記者会見を開くなどして存在感の誇示に努めた。

 公式には表明していないものの、高い動員力を持つ非合法のイスラム主義組織ムスリム同胞団からも多数のメンバーがデモに参加した。内務省は同胞団がデモを扇動したと非難している。

 デモ参加者がムバラク政権の長期支配や失業問題などへの怒りを共有している半面、デモ現場では「イスラエルを倒せ!」「米国を倒せ!」といったスローガンも目立つなど、さまざまな思惑が混入しているのも事実だ。今回のデモで自信をつけた民衆のエネルギーが向かう方向はいまだ見えてこない。(カイロ 大内清)

1955チバQ:2011/01/29(土) 10:41:20
http://www.asahi.com/international/update/0128/TKY201101280561.html
チュニジア暫定政権、旧与党系の閣僚を更迭2011年1月29日0時50分

. 【カイロ=貫洞欣寛】チュニジア暫定連立政権のガンヌーシ首相は27日、外務、内務、国防の主要ポストからベンアリ前政権時代の与党・立憲民主連合(RCD)系の閣僚を更迭する内閣改造を発表した。チュニジアでは、1999年から首相の座にあるガンヌーシ氏らRCD系閣僚の総退陣を求めるデモが連日続いており、これに対応したものとみられる。

 だが、暫定政権に対するデモは28日も発生。AFP通信によると、ガンヌーシ氏の事務所付近で投石したデモ隊に対し、治安部隊が催涙弾を発射したという。
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1956チバQ:2011/01/30(日) 11:25:37
http://www.asahi.com/international/update/0129/TKY201101290358.html
エジプト、事実上の無政府状態 軍が治安維持にあたらず2011年1月30日1時18分

 【カイロ=貫洞欣寛、石合力】ムバラク大統領の辞任を求めてエジプト全土に広がっている民衆デモは29日、政府の外出禁止令を無視する形で継続、首都カイロでは略奪が起きるなど、事実上無政府状態に陥った。カイロ中心部などには、軍兵士が戦車などとともに多数配置されているが、治安維持には当たっていない。

 ムバラク氏は同日夕(日本時間30日未明)、副大統領に側近で軍出身のオマル・スレイマン情報長官を充てると発表した。1981年の大統領就任以来、ムバラク氏が副大統領職を置くのは初めて。9月の大統領選に向けた事実上の後継指名といえる。新内閣の首相には、アハメド・シャフィク前民間航空相を指名した。

 カイロ・タハリール広場での抗議デモの参加者の一部からは、スレイマン氏の人事を歓迎する歓声が上がった。一方、ムバラク氏側近による後継を望まず、大統領の即時辞任を求める意見もあり、デモが沈静化するかはなお不透明だ。

 AFP通信によると、民主化指導者のエルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長は同日、「抗議はムバラク氏が退陣するまで続くだろう」と述べた。エジプト出身の宗教指導者でスンニ派に大きな影響力を持つカラダウィ師も同日、ムバラク氏の即時辞任を求めた。

 デモは5日目の29日、政府の外出禁止令が午後4時から午前8時に拡大された後も続き、タハリール広場には5万人以上が集まり大統領の辞任を要求。中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、29日までにカイロ、アレクサンドリア、スエズなどで少なくとも計120人が死亡、1千人を超す負傷者が出た。

 29日午後現在、カイロ中心部やアレクサンドリアなどでは、これまでデモの規制に当たっていた制服警察官の姿がほとんど見られなくなった。デモ隊との衝突回避のため、一部地域から警官が撤収したとの見方も出ている。治安の空白化に伴って、商店の略奪や放火、強盗なども相次ぎ、都市部では混乱状態が広がっている。交通整理の警官もほとんど見られない。

 軍は政府関係施設などの警備に当たっているものの、犯罪抑止やデモの制圧には、ほとんど関与していない模様だ。

 28日早朝から途絶えていたインターネット、携帯電話網のうち、携帯は29日午前、徐々に接続を再開した。インターネットが再開されれば、フェイスブックなどを通じた呼びかけでデモの勢いがさらに増すことも予想される。

 世界的な観光地として人気があるカイロ中心部のエジプト考古学博物館と、近郊ギザの3大ピラミッド地区は29日、閉鎖された。

1957チバQ:2011/01/30(日) 11:28:39
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011012902000180.html
エジプト、内閣すげ替え ムバラク大統領、退陣は拒否
2011年1月29日 夕刊

 【カイロ=清水俊郎】エジプトの大規模な反政府デモは二十八日夜に激しさを増し、参加者の一部が暴徒化して各地で放火や略奪を重ねた。ムバラク大統領(82)は二十九日未明に国営テレビで演説し、ナジフ首相率いる内閣を総辞職させ、同日中に新内閣を発足させる方針を発表。自らは「政治と経済の改革を続ける」と述べ、高まる退陣要求を拒否した。内閣のすげ替えで事態乗り切りを図ろうという狙いだが、抗議行動が収束に向かう気配はみられず、ムバラク政権は重大局面を迎えた。 

 デモ隊と警官隊の衝突は深夜も続き、AFP通信によると、北部スエズで十三人、カイロで五人など全国で少なくとも二十人が死亡、数百人が負傷した。

 陸軍は、治安回復のため特に混乱の激しいカイロとスエズ、北部アレクサンドリアの三都市に出動。ただ、二十九日未明(日本時間同日朝)も政府が前日に発令した夜間外出禁止令を無視して多数の市民が街頭に残っている。

 カイロの与党国民民主党(NDP)本部ビルは放火で炎上し、暴徒たちが次々と高級家具などを持ち出した。

 中東の衛星放送アルジャジーラによると、古代エジプトのツタンカーメン王の黄金のマスクで知られるカイロの考古学博物館も略奪の被害に遭っている。

 全国の警察施設数十カ所が放火され、カイロ北部では鉄道線路が持ち去られる盗難被害が相次いだ。

 クウェート航空や米デルタ航空など一部の航空会社がカイロ便の運航を当面見合わせる方針を決定。エジプトの主要産業である観光に打撃を与える恐れも出てきた。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011012902000179.html
カイロ、無政府状態 略奪横行、与党本部も炎上
2011年1月29日 夕刊


 【カイロ=内田康】ナイルのほとりでオレンジ色の炎が建物を燃やし続け、銃声が響き渡る。あちこちで略奪が横行し、「アラー(神)は偉大なり」と叫ぶデモ行進は止まらない。二十八日夜、夜間外出禁止令の発令にもかかわらず、エジプトで起きた大規模な反政府デモ。悠久の文明を誇る首都カイロは、放火された与党NDP本部ビルまでも略奪の対象になるなど、無政府状態に陥っている。

 ナイル川の河畔にある高級ショッピングセンターは燃えていた。周辺に数百人が集まり歓声をあげている。黒煙の中をぬって男たちが次々と店内から食器や衣類、布団を盗み出している。周囲には警察官も兵士もいない。

 撮影を始めると、興奮した数人に囲まれた。「何をやってるんだ、貴様」。血走った目に殺意を感じ、「好きに処分してくれ」とカメラを差し出すと、ようやく解放された。

 川の対岸でデモ隊が行進を始めた。千人はいるようだ。「ムバラクはやめろ。エジプトは永遠だ」と気勢をあげている。付近の警官隊は、もはや止めようともしない。

 ズッドーン。突然、ごう音が響く。街に入った戦車が砲弾を発射したらしい。上空では、バリバリと音を響かせ、ヘリコプターが旋回している。

 パン、パン、パン。夜十時をすぎたころ、遠くで乾いた銃声が聞こえ始めた。ここ数日、聞き続けた催涙弾の発射音とは明らかに違う。暴徒と化した人々を狙って、治安部隊は実弾の使用を始めたようだ。

 焼けただれた警察車両があちこちで放置された道を眺めながら、同行のエジプト人助手(37)が、涙交じりにつぶやいた。

 「これがデモ隊が求めた自由なんですか」

1958チバQ:2011/01/30(日) 11:51:59
http://mainichi.jp/select/world/news/20110130ddm003030108000c.html
クローズアップ2011:エジプト反政府デモ、3シナリオ ムバラク大統領、今後は
 約30年にわたり強権的支配を続けるムバラク・エジプト大統領は29日未明の演説で、退陣を事実上拒否し全閣僚更迭と政治、経済改革の公約で事態収拾を図った。しかし、国民には現政権への不満が根強く、同日も反政府デモが首都カイロや北部アレクサンドリアで続き、事態収拾のめどは立っていない。今後、ムバラク大統領はどう出るのか。三つのシナリオを検証した。【カイロ和田浩明】

 <1>留任

 ◇「軍頼り」可能性高く
 同国では、ナセル元大統領が心臓発作で急死(70年)、サダト前大統領はイスラム過激派に暗殺(81年)されるまで、前任者2人は終身権力の座にとどまった。中東の指導者が自分から権力を手放すのはまれなだけに、ムバラク大統領の場合も、このシナリオが最も可能性が高い。

 本人も29日の演説で「国家を守る大統領の責任」を強調、退陣には一切触れなかった。

 しかし、国内各地で続く反政府デモや騒乱参加者の要求はあくまで「ムバラク退陣」。新内閣もムバラク体制を支えてきた与党国民民主党のメンバーが中核を占めるとみられる。退陣要求が収まらない中、国軍の力に頼り、事態収拾を図る可能性は高い。その場合、国民からさらに反発が高まるのは必至で、国際社会からの批判も避けられない。

 <2>一時権限委譲

 ◇「約束」果たせず
 エジプト憲法82条は、「一時的な障害」が発生した場合、大統領は権限を副大統領か首相に委譲することが可能と定めている。病気などで職務執行が困難になった場合を想定した条文で、昨年3月にムバラク氏がドイツで胆のう除去手術を受けた際にナジフ首相が権限を代行した。

 この条文を基に権限委譲を行うことで、退陣要求を一時的にかわすことはできる。しかし、最高権力者以外のかじ取りでは、大統領が約束した民主化や失業・貧困対策など強力なリーダーシップが求められる施策の実施は困難だ。

 また、憲法84条では大統領が不在になるか恒久的な職務執行不能状態に陥った場合は、人民議会(国会)議長が暫定的に大統領代行になり60日以内の選挙実施を定めている。しかし、ムバラク氏の辞任か深刻な健康問題を想定している以上、考えにくい展開だ。

 <3>自発的退陣

 ◇「身に危険」回避か
 自ら身を引いてアラブ圏では極めてまれな「英断による勇退」を断行し、歴史に名を残すという選択肢も理論上は存在する。しかし、独裁国家で権力を手放すことは身の危険につながる。新政権によって独裁時代の人権侵害や汚職の罪を問われる可能性もあるためだ。

 イスラエルに占領されていたシナイ半島の返還に結びついたとされる第4次中東戦争当時に空軍司令官を務め「英雄」とたたえられるムバラク氏は、出身母体の軍部の掌握に注意を払ってきた。

 エジプトにおける「権力の源泉」である軍部は、現時点では大統領に対する忠誠を示しており、最後に軍が引導を渡したチュニジア型のシナリオの可能性は低い。

1959チバQ:2011/01/30(日) 11:52:14

 ◇米国「立ち位置」難しく 人権重視/中東戦略で依存
 【ワシントン草野和彦】オバマ米大統領は28日、エジプトのムバラク大統領に電話で直接、民主化促進を求めたことを明らかにしたが、一方でデモ参加者への暴力を非難する言葉は慎重に避けた。中東戦略を親米独裁政権に頼り続ける米国の苦境が浮き彫りになっている。

 「米国は人権のために立ち上がる」「米国とエジプトは緊密な協力関係にある」。オバマ大統領が28日にホワイトハウスで発表した声明には、米国の立ち位置の難しさが凝縮されていた。

 エジプトは、米国の同盟国イスラエルと平和条約を結んだ最初のアラブ国家。またイスラム過激派を封じ込め、イランの核開発に反対するなど、米国の国益にかなった極めて重要な国だ。その価値の高さは、米国の外国政府への援助額では4番目となる年間15億ドル(1230億円)以上の経済・軍事支援が示している。だがムバラク政権が転覆した場合、新政権にも従来通りの親米政策を期待できるかの保証はない。イスラム原理主義の影響が強まることは米国の悪夢だ。その不安が、オバマ大統領の慎重な姿勢に表れている。

 また、ムバラク政権への肩入れが露呈すれば、反政府デモの矛先が米国に向かいかねないとの懸念もあり、政権と一定の距離を置いていることをアピールする必要もある。

 そのためクリントン国務長官は28日、エジプト政府による通信手段の遮断を「前例のない措置だ」と指摘、改善を求めた。ギブス大統領報道官も対エジプト支援の見直しを検討していることを表明した。エジプトへの対応を巡る苦悩は、歴代米政権がイスラエルの安全保障と中東でのエネルギー確保を優先するあまり、市民を抑圧する独裁政権を支え続けてきた、米国の中東政策の問題点を表している。

1960チバQ:2011/01/30(日) 12:07:05
http://mytown.asahi.com/areanews/chiba/TKY201101290299.html
エジプトへ搭乗手続きもしたのに… 突然のツアー中止も
2011年1月30日


エジプトへのツアーがキャンセルになり、機内に積み込まれていた荷物の受け取りを待つ人たち=成田空港


 エジプト全土で大規模なデモが起き、外務省がエジプトへの渡航延期勧告を出したことを受け、29日、旅行会社各社は、成田空港を午後に出発する便からエジプトへのツアーを中止し始めた。空港ロビーには、すでに搭乗手続きを済ませた客が多数集まり、突然の中止に驚き、残念がる声が聞こえた。

 8泊10日の「エジプト、ナイルの船旅」ツアーを企画した旅行会社によると、29日までに4人キャンセルが出たが、残る10人は成田空港に到着し、午後1時半発のカイロ直行便エジプト航空に乗る搭乗手続きを済ませていた。だが午前11時すぎ、本社から空港内にいた添乗員らにツアー中止の知らせが届き、あわてて客に中止を知らせたという。客は、すでに航空機に積み込まれた預け荷物を受け取るため、午後2時すぎまで空港で待つことになった。

 水戸市の公務員、古田輝子さん(64)は車で成田に到着。「楽しみにしていたので残念だけど、こればかりは仕方がない」と話し、「デモで初めて、ムバラク政権が30年も続いていることや貧富の差がそこまであることを知り驚いた。住民の不満がたまってきて、爆発したのだろう。これを機会にいい方向にいってくれれば」と話した。夫の敏城さん(65)は「残念だが、ピラミッドがなくなるわけではない。来年以降にまた旅行を計画したい」と話していた。

 エジプト航空によると、外務省の渡航延期勧告が流れてから、ほぼすべての日本の旅行会社のツアーがキャンセルになったという。突然のキャンセルで、一度積み込んだ荷物を下ろす作業に追われ、出発便は約40分遅れで成田空港を出発した。(高橋友佳理)
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1961チバQ:2011/01/30(日) 12:07:51
http://mainichi.jp/select/world/news/20110130ddm007030104000c.html
エジプト:反政府デモ 近隣各国、波及を警戒 中東和平への影響も懸念
 エジプトの反政府デモ拡大に周辺諸国が懸念を深めている。シリアやイランなどエジプト同様に強権統治を続けてきた政権は自国への波及を警戒。パレスチナとの和平問題を抱えるイスラエルはエジプトの政権転覆が自国の安全保障に直結する事態を懸念している。【カイロ和田浩明、エルサレム花岡洋二、テヘラン鵜塚健】

 ◆イスラエル

 イスラエルにとってエジプトは、79年にアラブ世界で最初に平和条約を結んだ安全保障上極めて重要な隣国だ。政府は公式発言を控えているが、動向に最大限の注意を払っているのは間違いない。

 イスラエルの国防関係者は、エジプトの体制変革が「安保政策の革命的な見直し」をもたらす可能性を警告する。イスラエルが中東で平和条約を結ぶ国はエジプトとヨルダン。ほかはレバノン、イランなど「敵国」に囲まれている。長く友好関係にあったトルコとも08年末のガザ侵攻後、関係が悪化。その中でこれまで「軍がエジプト以外に集中できた」利点は大きいと国防関係者は指摘する。

 エジプトはパレスチナとの中東和平交渉でも仲介役を果たしてきた。現体制維持が望ましいのは明白だ。

 デモに参加したエルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長やイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」が政権を握れば、両国関係が危うくなるとの見方が強い。エルバラダイ氏はIAEA時代、核政策でイスラエルに厳しく、イランに甘かったと、地元紙がコラムで批判した。

 一方、反政府デモの影響がイスラエル国内や占領地へ波及することへの懸念もある。地元メディアによると、パレスチナ系住民の多い東エルサレムでは、ユダヤ人との経済格差や入植住宅建設を巡り散発的に起きていたデモが一気に大規模化する恐れがあるという。

 ◆イラン

 イラン政府がエジプト情勢に関し、難しい対応を迫られている。メフマンパラスト外務報道官は29日、「エジプト政府が国民の要望を聞くことが望ましい。治安部隊は暴力で応じるのをやめるべきだ」とコメントした。しかし、イラン政府自らが09年6月の大統領選後、反政府運動を弾圧した過去を抱え、エジプトの反政府デモを強く支持すれば自国でのデモを再び招きかねないため、慎重な姿勢を崩していない。

 イランでは09年の大統領選後に開票結果への疑念から大規模なデモが発生。政府は強硬手段で臨み、死傷者を出したうえ多数の関係者を拘束したため、反政府運動は表面上、下火になった。しかし、昨年12月以降の政府による補助金削減で、ガソリンやパンなどの物価が上昇。09年は主に中間所得層による民主化デモだったが、アフマディネジャド政権の支持基盤である貧困層にまで不満が広がり始め、新たな形のデモも懸念される。

 イランと同様の地域大国エジプトで、進行中のデモが体制転覆などの事態につながれば、イランでも現実味を帯びてくるため、警戒を強めている。

 ◆アラブ諸国

 チュニジア、エジプトと続いたアラブ長期独裁政権の動揺をアラブ諸国は懸念を持って見つめている。

 サウジアラビアで長年情報長官を務めたトゥルキ王子はエジプトで反政府騒乱が始まった翌日の26日、エジプト情勢について「どこに行くか分からない」と発言。国民の要求を理解できるかどうかが指導者にとって重要と語った。

 民意把握の重要性は、王族が権力を独占してきたサウジアラビアや、権力世襲で長期独裁体制が続くシリアなどにとり人ごとではない。チュニジアやエジプトで強権支配に大きな「ノー」が一般国民から突きつけられた今、従来通り「政治的安定」で独裁を正当化し、常態化した権力世襲を行えば、自国民の怒りを買う。

 サウジアラビアはアブドラ国王が80代と高齢のうえ病気療養中で、弟で後継のスルタン皇太子も同じく80代で健康問題を抱える。保守的なイスラム教の一派ワッハーブ派を国教とし、基本的人権の規制や高失業率で若年層の不満は積もっているとみられる。

 また、00年にアサド大統領が父親から政権を事実上受け継いだシリアでは、28日に「インターネットと携帯電話を規制」との報道があった。当局は否定したが、チュニジアやエジプトでの反政府騒乱はオンラインの情報交換が触媒となっており、以前からネット規制を行ってきたシリアがこうした施策を取っても不思議はない。治安体制も「エジプトでの騒乱後、相当に強化された」(米民間情報機関)という。

1962チバQ:2011/01/30(日) 12:08:31
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/01/30/kiji/K20110130000149350.html
ツタンカーメンあわや炎上…人間の盾で死守

28日、エジプトの首都カイロで反政府デモの参加者に囲まれる装甲車
Photo By 共同
 エジプトの反政府デモは28日、ムバラク政権始まって以来の最大規模に拡大した。首都カイロでは数万人が参加し一部が暴徒化。旧市街にある警察詰め所などはほとんどが放火され各地で略奪が起きた。ツタンカーメン王の黄金のマスクなどが収蔵されているエジプト考古学博物館もあわや延焼の危険もあった。この騒乱でこれまでに少なくとも70人以上が死亡。また、外務省は29日、邦人の渡航延期を勧告した。

 ムバラク大統領は29日未明(日本時間同日朝)、テレビ演説で「治安維持のためにあらゆる措置を取る」と反政府デモを抑え込む考えを示し退陣要求を拒否した。首都カイロ中心部では同日、数千人が反政府デモを再開、北部アレクサンドリアや北東部でもデモが始まった。

 大統領はナジフ内閣の閣僚全員の更迭を発表したが国民の不満は収まらず窮地に立たされている。大統領は29日、新たな首相を任命し新内閣が発足する。

 フランス公共ラジオなどによると、28日のデモには数万人が参加。この日だけで治安部隊との衝突でカイロや北東部スエズなどで40人以上が死亡。負傷者は1000人を超えた。

 28日夜には全土に夜間外出禁止令が発令されたが多くのデモ参加者がこれを無視。一部は暴徒化し、カイロでは旧市街にある警察詰め所などに放火、各地で略奪が起き、炎上した与党、国民民主党(NDP)本部ビルは炎と黒煙を上げた。

 また、NDP本部に隣接する、ツタンカーメン王のマスクや古代ファラオ(王)のミイラなどが収蔵されるエジプト考古学博物館は、延焼の危険性もあったが軍や市民らが守り炎上せずに済んだ。しかし、ロイター通信が伝えた国営テレビの報道によると、エジプト考古学最高評議会の事務局長は、同博物館に28日夜、暴徒が押し入り、収蔵品のミイラ2体が壊されたと述べた。

 同国には駐在員ら日本人約1000人が居住し約2000人の日本人団体旅行客も滞在。カイロ日本人学校校長の延本利明さん(56)は「ナイル川の橋で催涙弾が次々と打ち上げられていた」と驚きの声を上げ、伊藤忠商事カイロ事務所長の伊藤寿宏さん(51)は「エジプトに来る出張は延期してもらった。事務所の一時閉鎖も考えないと」と心配そうに話した。
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[ 2011年1月30日 06:00

1963チバQ:2011/01/30(日) 12:09:55
http://mainichi.jp/select/world/news/20110130ddm007030135000c.html
NEWS25時:ナイジェリア 宗教対立で200人死亡
 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(本部ニューヨーク)は29日までに、ナイジェリア中部プラトー州で昨年12月24日に連続爆発が起きた後、同州で宗教・民族対立を背景とした衝突が続き、200人以上が死亡したとする声明を発表した。

 一方、同国からの報道によると、北東部ボルノ州マイドゥグリで28日、バイクに乗った男らが銃を乱射、少なくとも5人が死亡した。死者には今年4月に行われる州知事選の候補者も含まれる。

 ナイジェリアは北部にイスラム教徒、南部にキリスト教徒が多く、プラトー州では両教徒間の衝突がたびたび発生している。【共同】

1964チバQ:2011/01/30(日) 12:17:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110129/mds1101290023000-n1.htm
同胞団参加で新局面 政権崩壊に備え“場所取り”も
2011.1.29 00:22

エジプト各地で28日、バツ印を付けたムバラク大統領のポスターなどを掲げる大規模な反政府デモが起きた(AP)
 【カイロ=大内清】反政府デモが続くエジプトは混迷の度を深めている。同国の非合法イスラム主義組織、ムスリム同胞団が28日の金曜礼拝後のデモに参加し、エジプトの反政府デモは新たな局面を迎えた。金曜礼拝でデモ参加者の宗教心が高揚、治安部隊との衝突が激化した格好だ。

 また、緊急帰国しデモに参加したエルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長も「(ムバラク政権が崩壊すれば)政権移行を主導する用意がある」と語るなど、今後の政治プロセスで主役となることへの野心を隠さない。

 既存の野党勢力もデモ参加を表明し、ムバラク政権が崩壊した場合に備えた“場所取り”を始めた。今後は各政治勢力間で、デモの主導権をめぐる争いも本格化しそうだ。

 当局による監視を受け、しばしば弾圧の対象ともなってきたムスリム同胞団は今回のデモで、メンバーが個人で参加するのは容認する半面、組織としては静観する姿勢を示してきた。当局をいたずらに刺激し、さらなる摘発を受けることを警戒してのことだ。

 しかし、組織としてデモへの参加を決めたということは、政権側との全面対立も辞さない方向に方針転換したことを意味する。治安当局は同胞団の参加表明直後の27日夜、指導部の主要メンバーら少なくとも20人を逮捕した。

 「イスラムこそが解決だ」をスローガンとする同胞団のメンバーは弁護士や医師などのエリート層出身者が多いものの、慈善活動などを通じて貧困層にも浸透している。

 今回の一連のデモに対しては、庶民レベルで冷ややかな目を向ける人も多かったが、同胞団が貧困層をも動員し始めれば、さらに拡大・先鋭化する可能性もある。

1965チバQ:2011/01/30(日) 12:18:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110129/mds1101291206011-n1.htm
「革命だ、革命だ」略奪品奪い合い
2011.1.29 12:04
28日深夜、カイロ中心部近くではショッピングモールが焼き討ちに遭い、若者が商品を略奪した(大内清撮影) 
 【カイロ=大内清】エジプトの首都カイロ中心部に近いナイル川沿いのショッピングモール。週末になると富裕層の買い物客でにぎわう店内は28日深夜、暴徒化したデモ隊による放火で炎に包まれていた。

 「お前は取り過ぎだ。少しこっちに寄こせ!」「ふざけるな!」。数百人の群衆が取り巻くモール前。デモ参加者同士が略奪品を奪い合い、殴り合っていた。いすや机などの事務用品、くつ、洋服…。デモ隊は手当たり次第に商品を運び出す。中には装飾用の植木を担いでいる者もいる。

 暴徒は住民が避難して無人となったモール上階のアパートにも押し入り、室内の家具や食料品をベランダから次々と投げ捨てていた。集まった群衆がそれらに群がる。

 軍が投入され、夜間外出禁止令が出されたばかりであるにもかかわらず、付近には軍はおろか警察官の姿もない。略奪に加わっていた若者の一人は「革命だ、革命だ」と叫び、略奪品を詰めたゴミ袋を抱えて走り去った。付近では時折、銃声も響いた。同様の略奪は全国各地で発生した。

 エジプトはこれまで、中東諸国ではもっとも安全な国のひとつといわれてきた。その理由のひとつが強大な警察力だ。

 だが、デモ鎮圧に大量の治安部隊を動員した結果、政府は略奪行為さえ取り締まれないことを露呈。遠巻きに略奪を見ていた男性(56)は「こんなことがエジプトで起きるなんて」と深いため息をついた。政府への国民の信頼は地に落ちた。

1966チバQ:2011/01/30(日) 15:39:32
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2783838/6749606
エジプト、副大統領と首相の指名後もデモ続く 死者100人超える
2011年01月30日 14:34 発信地:カイロ/エジプト
【1月30日 AFP】(一部更新)エジプト全土で続く反政府デモで退陣を要求されているホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)大統領(82)は29日、副大統領にオマル・スレイマン(Omar Suleiman)情報庁長官(75)を指名した。ムバラク氏が副大統領を置いたのは1981年の大統領就任後初めて。

 またムバラク大統領の指示で内閣は総辞職。大統領は政治・経済の改革を約束し、アハメド・シャフィク(Ahmed Shafiq)前民間航空相(69)を新首相に指名し組閣を命じたが、大統領の強権支配に対する抗議行動は収まらず5日目に突入した。
 
 治安当局および医療関係者らによると、28日には62人が死亡し、一連のデモで最も死者の多い日となった。また29日には33人が死亡し、デモが始まった25日以降、5日間での死者は少なくとも102人となった。負傷者は数千人と報じられている。

 目撃者によると29日は、デモの参加者が警察署を焼き払おうとしたカイロ南方140キロの都市ベニスエフ(Beni Sueif)で10人が死亡し、これまでの同地の死者は計22人となった。そのほかカイロで3人、パレスチナ自治区ガザ(Gaza)地区と境界を接するラファ(Rafah)で3人、スエズ運河西岸のイスマイリア(Ismailia)で5人が死亡した。

 即日、宣誓を行い就任したスレイマン副大統領は軍のキャリア組で、イスラエルとパレスチナの和平交渉に対するエジプトの関与を長年、情報庁長官として率いてきたほか、成功はしていないがパレスチナの内部抗争の仲介にも努めてきた。

 一方、シャフィク首相は野党陣営も含めたエジプトのエリート層の間で尊敬を集めている人物で、ムバラク大統領の後継者として名前を挙げられることも多い。

 しかし現在、エジプトに帰国し、反政府陣営の指導者として存在感を強めているモハメド・エルバラダイ(Mohamed ElBaradei)元国際原子力機関(IAEA)事務局長は、副大統領と新首相の指名だけでは十分でないと批判した。エルバラダイ氏はカタールの衛星テレビ局アルジャジーラ(Al-Jazeera)で、「ムバラク大統領とその政権には今すぐエジプトから出て行くべきだ。それがエジプトにとっても、大統領にとってもより良いことだろう」と述べた。

 97年から内相を務め、広く反感をもたれているハビブ・イブラヒム・アドリ(Habib Ibrahim El Adly)前内相が新内閣に入るかどうかも現地では注目されている。(c)AFP/Jailan Zayan

1967チバQ:2011/01/30(日) 15:43:29
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/01/post-1939.php
戦士エルバラダイ「エジプトの暗黒」を語る
The Return of the Challenger

反体制派を指導するIAEA前事務局長が、デモに加わるため死の危険を冒して帰国。その思いの丈

2011年01月28日(金)17時24分
モハメド・エルバラダイ(国際原子力機関[IAEA]前事務局長)
 エジプトで2カ月前に行われた人民議会選挙はまったくの八百長だった。ホスニ・ムバラク大統領率いる与党が圧勝し、野党が獲得した議席はたった3%だけ。信じられないことだ。

 この結果に「失望した」とアメリカ政府は述べた。正直言って、私はアメリカが「失望した」としか言えなかったことに失望した。エジプト国民の気持ちを言えば、とても失望どころではなかった。

 チュニジアで起きた「ジャスミン革命」に続いてエジプトで反政府デモが拡大するなか、ヒラリー・クリントン米国務長官はエジプト政府は「安定していて」「エジプト国民の正当な要望と関心に応える方法を探している」と語った。これを聞いて私はびっくりしたし、困惑した。彼女は、何をもって「安定している」と言うのか?

 29年間も維持されている非常事態法、30年も強権政治を行っている大統領、形ばかりの議会と独立していない司法制度の存在が「安定している」ということなのか? それを安定などとは呼ばないし、他の国で同じ状態がまかり通ることも絶対にない。エジプトにあるのは偽りの安定だ。本物の安定は、民主的な選挙によって選ばれた政府なしにはありえないのだから。

 これこそが、アメリカが中東で信頼を勝ち得ていない理由だ。エジプトの選挙に対するアメリカの反応に、人々は心から失望している。アメリカは友好国に対してダブルスタンダードで臨み、自分たちの利益にかなうからと独裁政権の味方をしている。人々はそう考えている。私たちは社会の分裂、経済の停滞、政治的な弾圧を目の当たりにしている。だが、あなたたちアメリカ人は何の声も上げてくれない。それはヨーロッパの人々も同じだ。

1968チバQ:2011/01/30(日) 15:43:59
エジプトにはリベラル派や市場経済派もいる
 エジプト政府は国民の要求に答えられる道を模索している、と言う人には「もう遅すぎる!」と言いたい。これはもう現実主義の政治ですらない。チュニジアで起きたことや、その前にイランで起きたことを見れば、国民が自由な選挙で選んだ政府でない限り安定は得られないと普通は気付く。

 欧米にいるあなた方は、アラブ世界には独裁政治かイスラム教のジハード(聖戦)主義しか選択肢はないと信じ込まされている。それはまったくの間違いだ。エジプトに関して言えば、非宗教的な人、リベラルな人、市場経済を重視する人を含む実に多様な人間が存在する。あなた方がチャンスをくれたら、彼らは現代的で穏健な政府を自らの手で選ぶことだろう。彼らは心から世界の国々に追いつきたいと考えている。

 反体制派のイスラム教徒を国際テロ組織アルカイダと同一視するのでなく、もっとよく見てほしい。歴史を振り返ると、イスラム教は預言者ムハンマドの死後20〜30年ほどで政治的に利用されはじめた。支配者には絶対的な権力があり、神に対してのみ責任を負うと解釈されるようになったのだ。支配者にとっては実に都合のよい解釈だ。

 ほんの数週間前、エジプトの超保守的なイスラム教団体の指導者がファトワ(宗教令)を出した。ホスニ・ムバラク大統領に対する民衆の反感を煽ったことを「懺悔」せよと私に求め、さもなければ支配者には私を殺す権利があると断じるものだった。こうした動きは私たちを暗黒時代へと押しやる。これに対して、エジプト政府が抗議や非難の声を一言でも上げただろうか? ノーだ。

カイロに戻り、街頭に立って思いを届ける
 それでも私は、平和的な手段で変化を起こせるという希望を抱いていた。エジプトのような国では、抜本的な民主改革を求める文書に署名をするのは容易なことではない。しかし何百万という人々がそれを実行した。政府といえば「見ざる言わざる」を貫き、私たちを無視している。

 その結果、エジプトの若者たちは我慢の限界を超えた。エジプトでこの数日間起きている事態は彼らが計画したものだ。私がエジプトを離れていたのは、それが私の声を世界に届ける唯一の手段だったからだ。国内にいれば、私は地元メディアから完全に排除される。だが私はカイロに戻り、街頭に立つ。ほかの選択肢などないからだ。あの場所にいる多くの人々が、事態が悪い方向に進まないことを祈っている。だが今のところ、そうした私たちの思いは政府に届いていないようだ。

 ムバラク政権と協力することは日に日に難しくなっている。平和的な政権移譲すら、もはや多くのエジプト人にとっては選択肢ではない。ムバラクは30年も政権に居座り、もう82歳、今や変革の時だと人々は考えている。新たなスタートこそが唯一の選択肢だ。

 今の混乱状態がいつまで続くか私も分からない。チュニジアと同じく、エジプトには大統領と国民以外の勢力も存在する。しかし中立を保っている軍は今後もその立場を貫くだろう。兵士や将校だってエジプト国民の一部だ。彼らは国民の不満を理解しているし、国を守りたいと思っている。

 エジプト国民は恐怖の壁を打ち破った。一度そうなったら、彼らを止めることはできない。

1969チバQ:2011/01/30(日) 15:50:59
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&amp;k=2011012900273
国際地位向上狙うカザフスタン=中央アジアの盟主、経済成長続く−冬季アジア大会
 第7回冬季アジア大会の開催国カザフスタンは、旧ソ連から独立した中央アジア諸国の盟主を自認し、日本の約7倍に及ぶ国土を持つ。近年の急速な経済成長を背景に、大会招致を実現した。アジア大会は、国際社会での存在感を高める国家戦略の一こまでもある。
 首都アスタナの中心部には高さ105メートルの塔「バイテレク」が立つ。同国のシンボルタワーから市街を見下ろすと、広大な敷地に整然と配置された大統領官邸や政府施設、ビジネスセンター、複合娯楽施設など、国の富を注ぎ込んだ真新しい建物群に圧倒される。
 同国の経済は石油やウラニウムなど豊富な天然資源に支えられ、2007年まで前年比8〜10%台の成長を続けた。リーマン・ショックで一時は落ち込んだが、昨年は6%台(見込み)に回復。日本の投資会社に勤めるカザフスタン人のキリル・イエルモシキン氏は「安定的な成長で(競技会場の新設などに)多額の投資ができた。こうした規模の大会を開催できるのは、中央アジアではカザフだけ」と胸を張る。
 14年冬季五輪招致では、最終選考に残れなかったものの同国からアルマトイが立候補した。在日カザフスタン大使館はホームページで「(今回の冬季アジア大会で)最新の競技インフラを整え、大規模な競技会開催の経験を得れば、冬季五輪などハイレベルな国際競技大会への立候補に有益だ」としている。(アスタナ時事)(2011/01/29-18:50)

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1971チバQ:2011/01/30(日) 21:15:11
http://www.afpbb.com/article/politics/2783849/6751325?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
スーダン南部住民投票、99%近くが独立賛成
2011年01月30日 20:37 発信地:ジュバ/スーダン
【1月30日 AFP】スーダン南部の中心都市ジュバ(Juba)で30日、今月9〜15日に行われたスーダン南部の分離・独立の是非を問う住民投票の暫定結果を発表する式典が行われ、全体の99%近くがスーダン独立に賛成したことが明らかになった。

 式典での発表によると南部の投票率は99%、うち独立賛成が99.57%と圧倒した。南部で投票した人のうち独立に賛成しなかったのは1万6129人だけだった。

 外国で投票した人の99%、スーダン北部に住む南部出身者の58%が独立に賛成した。スーダン南部投票管理委員会(Southern Sudan Referendum Commission)のウェブサイトによると全投票数は385万1994票。開票率は100%で、全体の98.83%がスーダン南部の独立に賛成した。

 スーダン南部投票管理委員会のモハメド・ハリル・イブラヒム(Mohamed Khalil Ibrahim)委員長は、「たった今発表した結果によって状況は変わる。つまりスーダンは1つの国ではなく、2つの国になる」と宣言した。

■内戦当時の南部指導者の墓地で式典

 式典はスーダン内戦の南部側の指導者で2005年に死亡したジョン・ガラン(John Garang)元スーダン暫定政府第1副大統領の墓地で行われ、サルバ・キール・マヤルディ(Salva Kiir Mayardit)第1副大統領兼スーダン南部自治政府大統領も出席した。

 ガラン氏は、アフリカ系・キリスト教徒主体の南部と、アラブ系・イスラム教徒主体の北部との20年に及ぶ紛争を終結させた2005年の包括和平合意が締結された直後、ヘリコプター事故で死亡した。今回の住民投票は、この合意の履行の総仕上げだった。

 式典開始に祈祷を行った聖公会のダニエル・デン(Daniel Deng)主教は、「私が今捧げている祈りはスーダン南部の人びとが55年間待ち望んできた、国の祈りだ。この国、南スーダンの名に祝福あれ」と述べた。式典には南部の指導者のほか外交官も出席した。

 スーダンのオマル・ハッサン・アハメド・バシル(Omar Hassan Ahmed al-Bashir)大統領はすでに北部は住民投票の結果を尊重する意向を表明している。バシル大統領は今月上旬、世界で193番目の国になるという南部の決断を「新たな始まり」と呼び、北部と南部が2つの国として「兄弟のような関係」を築いていけることを願うと述べた。(c)AFP/Peter Martell

1972チバQ:2011/01/30(日) 23:47:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110130/mds1101302223016-n1.htm
政権退陣求めデモ スーダン、警官と学生衝突
2011.1.30 22:22
 スーダンの首都ハルツームで30日、政権退陣を求める学生のデモが起き警察隊と衝突、警察側は催涙ガスを発射するなどし、複数の学生を逮捕した。ロイター通信が伝えた。

 学生はインターネットの交流サイトを通じ「スーダン国民はもう黙っていない」などと反政府デモを呼び掛けた。近隣のエジプトやチュニジアの情勢に触発された動きとみられる。

 30日には南部の分離独立の是非を問う住民投票の暫定結果が発表され、南部が独立に向かうことが決まった。(共同)

1973チバQ:2011/01/31(月) 22:28:28
http://mainichi.jp/select/world/news/20110131ddm007030065000c.html
エジプト:大統領、「腹心中の腹心」を副大統領に 退陣後の保身図る
 【カイロ和田浩明】エジプトのムバラク大統領が29日、オマル・スレイマン情報長官を副大統領に任命、アハメド・シャフィク前民間航空相を新首相に指名し組閣を指示した背景には、腹心を要職に配して当座の権力基盤を維持し、万一退陣を迫られた際には、自身の身を守る意図があるとみられる。

 ◇中東和平担当、米の信頼厚く
 スレイマン氏は長年ムバラク大統領に仕えた「腹心中の腹心」(カイロ大のハッサン・ナファ教授)。中東和平交渉の案件やイスラエルとの関係を一手に引き受けており、「アブルゲイト外相が、自分は外交をやらせてもらえないと嘆いたほど」(中東駐在経験のある外交筋)だ。エジプトの最大援助国である米国の信頼も厚い。

 一方、シャフィク氏は空軍出身で、大統領に近いといわれ、「国民の人気も悪くない」(カイロ市民)との評価だ。自身も空軍出身のムバラク大統領が、いわば子飼いの元軍人を内閣の要に据えることで、国軍の支持を確保し、国内の治安維持強化を図る狙いがあるとみられる。

 スレイマン氏が対外関係を、シャフィク氏が内務をつかさどる意図がにじむ人事だ。

 エジプト憲法は大統領の職務遂行が一時的に困難になった場合、副大統領に権限を委譲することができると定めている。

 その場合、「最も信頼できる相手に後事を託すため、スレイマン氏を選んだと言える」(ナファ教授)。ムバラク大統領は82歳と高齢で、昨年3月にドイツで胆のう除去手術を受けるなど、健康問題が度々指摘されている。しかし、29日未明の演説で退陣を事実上拒否し、権力委譲の気配は今のところ見えない。

 ◇退陣求めて結集、騒乱続く可能性
 デモ参加者の間では、スレイマン、シャフィク両氏とも大統領側の人間と見られている。

 デモ側は「ムバラク退陣」で結集しているだけに、「今回の刷新人事に納得する可能性は低い」(外交筋)とみられ、反政府騒乱は今後も続く可能性が高い。

 ◇欧米、安定望み黙認 「アラブ世襲」に脅威
 【カイロ樋口直樹】ムバラク体制の根幹を揺るがすエジプトの反政府騒乱の矛先は、ムバラク大統領本人だけでなく、後継者と目されてきた次男ガマル氏にも向けられた。ムバラク政権で初めての副大統領にスレイマン情報長官が就任したため、ガマル氏への世襲の可能性はほとんどなくなった。チュニジアから始まった長期独裁政権に対する抗議行動は、世襲を常としてきたアラブ諸国の「王朝」継承にとって最大の脅威になっている。

 ムバラク大統領が副大統領指名を決めた29日、中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、ガマル氏のロンドン到着を報じた。国外逃亡を想起させたが、エジプト国営テレビは否定している。今年9月の大統領選への出馬が取りざたされてきた同氏にとって、騒乱は致命的な痛手となった。

 中東アラブ諸国、とりわけ親欧米国での世襲は、欧米政権からも大目に見られてきた。民主化や自由化の障害である半面、政権や治安の安定によって欧米の利権を維持しやすい側面もあったからだ。だが、中東における米国の最大の同盟国エジプトで、世襲を完全に拒否する民主化要求が起こったため、欧米も対応を根本的に見直す必要に迫られている。

 アラブ諸国では反米的なシリアで00年、長期政権だったハフェズ・アサド前大統領から、息子バッシャール・アサド現大統領への世襲に成功したのが記憶に新しい。だが、78年からサレハ大統領が率いるイエメンでは最近、反政府デモが発生。後継者と目される息子アハメド・サレハ共和国防衛隊司令官の立場が揺らいでいる。

 リビアでも最高指導者カダフィ大佐の後継者に2人の息子の名前が上がっている。大佐は2人を競わせている格好だが、うち改革派を自負する次男のセイフ・アル・イスラム氏の伸長ぶりが目立つ。改革の旗を振ることで世襲批判をかわす狙いもありそうだ。

1974チバQ:2011/01/31(月) 22:29:58
http://www.asahi.com/international/update/0130/TKY201101300302.html
国民信頼の「軍」前面 事態収拾狙い、ムバラク大統領(1/2ページ)
2011年1月30日23時42分
  
 【カイロ=貫洞欣寛】エジプトの民衆デモに追いつめられたムバラク大統領が29日、在任30年で初めて副大統領を任命した。側近で陸軍出身の情報長官オマル・スレイマン氏。生活苦にあえぐ庶民から批判が相次ぐなか、自らの出身母体で国民の信頼を受ける「軍」を前面に出して、事態収拾を図る狙いとみられる。

 エジプト軍は第4次中東戦争(1973年)で「宿敵」だったイスラエル軍を苦しめた過去があり、国民に銃口を向けたこともないことから、庶民らの支持が今も根強い。

 ムバラク氏はスレイマン氏を副大統領に任命するとともに、首相も経済テクノクラートのナジフ氏から空軍出身のシャフィク前民間航空相に交代させた。ナジフ氏ら「経済派」を切り捨てて腐敗や不平等に対する庶民の批判をかわし、出身母体である軍への依存を強める狙いがある。

 スレイマン氏は、中東和平交渉ではムバラク氏の名代として関係各国との交渉を繰り返し、事実上のナンバー2としてムバラク氏に仕えてきた。国民の間では知名度が高く、「財界とのつながりが薄く清潔で、能力の高い切れ者」という印象が持たれている。日本で言えば、元警察庁長官で「カミソリ」の異名で知られた故・後藤田正晴氏のイメージに近い。

 一方、9月に予定されている大統領選について、エジプトでは(1)ムバラク氏続投(2)次男ガマル氏への権力継承(3)側近スレイマン氏への後継指名、の三つのシナリオの可能性がささやかれていた。今回のスレイマン氏の副大統領任命は、事実上の後継指名と受け止められている。

 エジプトの体制内では2004年のナジフ内閣発足後、銀行員だったガマル氏や、同国最大の鉄鋼会社長のアフマド・エッズ国民民主党(与党)組織委員長ら財界出身者が力を握り、国営企業の民営化や市場開放、規制緩和など日本の「小泉改革」に似た経済開放政策を進めていた。

 これにより、国内総生産は年4〜7%の伸びを見せて新たな富裕層が生まれる一方、庶民の暮らしぶりは変わらなかった。インフレや拡大する貧富の差、政権の腐敗、「政商」の暗躍に批判が高まっていた。ムバラク大統領の辞任を求める民衆デモ参加者の多くは貧しく、失業や生活苦が怒りの背景にある。

 国営テレビによると、エッズ氏は29日に離党し、失脚した。空港から出国しようとして当局に止められたとの情報もある。ガマル氏も政治的影響力を失ったとみられる。

 それでも、デモはやむ気配がない。カイロ中心部のタハリール広場では30日午前、数千人が集まっていた。前夜から泊まり込んだ人々だ。

 弁護士ムスタファさん(29)は「スレイマン氏は清潔で有能な人物だ。でも問題は彼じゃない。国民が自由に選挙で代表を選べない政治システムそのものが問題なんだ。ムバラクが去って政治システムが変わるまで、デモをやめない」と話した。

 エジプト当局は30日、中東の衛星テレビ局アルジャジーラに対し、同国内での取材活動などの禁止を命じた。反政府デモの生中継を封じるためと見られる。カイロでは同日午後1時(日本時間午後8時)すぎ、同局が視聴できなくなった。

1976チバQ:2011/02/01(火) 00:03:36
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110131-OYT1T01128.htm
エジプト野党勢力とエルバラダイ氏の連携不透明
 【カイロ=久保健一】反体制デモが続くエジプトの民主化を求めているムハンマド・エルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長は30日、米CNNテレビとのインタビューで、ムバラク大統領の退陣後、国内野党勢力が結集し、民主憲法制定を担う、暫定的な「挙国一致政府」を樹立すべきだとの考えを示した。


 だが、野党勢力は、欧米流の民主主義を志向する世俗派グループからイスラム教系の組織まで、さまざまな政治集団が割拠する寄り合い所帯で、エルバラダイ氏を軸に糾合できるかどうかは、現時点で不透明だ。

 エルバラダイ氏はインタビューで、「国民の70%が挙国一致政府樹立を支持している」との見方を示した。

 会員制交流サイト「フェースブック」を駆使し、街頭デモを先導してきた、都市の若者を中心とした緩やかな連帯組織「4月6日運動」にも、エルバラダイ氏を野党勢力指導者に推す声は強いとみられる。

 野党勢力内にエルバラダイ氏以外の有力指導者が見当たらない中、ムバラク大統領退陣後の暫定政府を率いるのは「欧米流の民主主義を知るのはエルバラダイ氏だけだ」(観光ガイドのムハンマド・アブドルラゼックさん=40=)という声が市民の間で高まっている。

 AP通信によると、エジプト最大のイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」幹部は31日、ムバラク大統領退陣を求め、全野党勢力を結集させる「委員会」の設立を呼びかけた。エルバラダイ氏の「挙国一致政府」構想に呼応しながら、連携を図る動きと言える。同胞団はこれまで反体制デモと距離を置いてきたが、柔軟姿勢に転じたものだ。

 一方、国際機関トップとして長く国外生活をしていた同氏に「エジプトを率いる資格はない」(政府職員アイマン・ユーセフさん=52=)とする反発も根強い。エルバラダイ氏自身も、支持を集めきれない現状を率直に認めている。

(2011年1月31日22時29分 読売新聞)

1977チバQ:2011/02/01(火) 00:04:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110131/mds1101312010011-n1.htm
反政府勢力、1日に100万人規模の行進計画 エルバラダイ氏「後戻りない」
2011.1.31 22:09

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30日、エジプトの首都カイロでムバラク大統領退陣を求める横断幕を掲げるデモ参加者(ロイター)
 【カイロ=大内清】エジプトのムバラク政権打倒を訴える抗議運動は31日で開始から7日目を迎え、反政府勢力側は無期限のゼネストや百万人規模の大規模デモを呼び掛けている。次期大統領を目指すエルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長は政権退陣までデモを続けるよう訴えているが、反政府勢力ではエルバラダイ氏への評価が分かれている。

 デモ参加者は夜間外出禁止令を無視、首都カイロ中心部のタハリール広場で寝泊まりし、デモを続けている。1月30日夜、広場に現れたエルバラダイ氏は「われわれの始めたことは後戻りできない」と訴えた。

 フランス通信(AFP)によると、抗議デモの中心グループは1日に、カイロ市内で百万人規模の行進を計画。また、1月30日に北東部スエズで始まった無期限のゼネストを全土に広げようと画策している。

 ムバラク大統領は国民の不満を和らげようと30日、シャフィク新首相に対して、物価高騰や失業対策などの緊急経済政策を実施するよう指示。一方で、夜間外出禁止令の開始時間を1時間繰り上げて、午後3時からにするとしており、主要都市に配備された軍の戦車などが今後、どのように動くかも焦点となる。

 反政府勢力は、国際的知名度の高いエルバラダイ氏を政権側との交渉役にしようとしたが、主要野党の一部が反発。政権打倒の共闘態勢では一致しているものの、同氏支持をめぐっては分裂しているのが現状だ。

1978チバQ:2011/02/01(火) 00:05:56
http://mainichi.jp/select/world/news/20110201k0000m030093000c.html
イスラエル:ムバラク政権の支持呼びかけ エジプト情勢で
 【エルサレム花岡洋二】エジプト情勢を巡り、イスラエル政府は31日までに、中東全域を安定させるためにムバラク政権への批判を控えるよう、欧米諸国に働きかけた。イスラエル紙ハーレツが報じた。イスラエルにとり、エジプトはアラブ世界で最初(79年)に平和条約を結んだ、安全保障上で極めて重要な隣国で、その体制維持を望む“本音”が浮き彫りになった。

 また、イスラエルのペレス大統領が31日、エルサレムで行われた式典あいさつでエジプト情勢に初めて言及。ムバラク大統領について「敬意を持ち続けている。行いがすべて正しかったとは言わないが、中東での平和を保ってくれたことに関して感謝している」と、擁護した。

 ハーレツ紙の取材に応じたイスラエル政府高官によると、同国外務省は、米国や欧州数カ国のほか、カナダ、中国、ロシアなど十数カ国にある大使館を通じ、エジプト政権が安定することの重要性を各国政府に説いた。

 また高官は同紙に「米国と欧州各国は世論に引きずられ、真の国益を考えていない。たとえムバラク政権に批判的だとしても、友人たちに孤立感を持たせてはならない」と語った。他の“友人”として、親米国のサウジアラビアとヨルダンの名を挙げた。

 イスラエルのネタニヤフ首相は30日、「30年続いた平和な2国関係を持続することが私たちの目標だ」と閣議で発言。しかし踏み込んだ発言を個別にしないよう、閣僚に指示していた。


http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011013102000172.html
エジプト対応 米、英との連携確認
2011年1月31日 夕刊

 【ワシントン=嶋田昭浩】緊迫が続くエジプト情勢をめぐり、オバマ米大統領は三十日、キャメロン英首相と電話で会談し、対応について緊密に連携していくことで一致した。

 オバマ大統領は、二十九日にもトルコのエルドアン首相、イスラエルのネタニヤフ首相、サウジアラビアのアブドラ国王と相次いで電話で協議。ホワイトハウスによると、大統領は、エジプトに集会・結社・言論の自由など基本的人権が保障され、国民の希望に応える政権へ平和裏に移行することが必要との認識を強調した。

 一方、野党・共和党のベイナー米下院議長は、三十日のFOXテレビの番組で「米政府は今のところ、緊迫した状況にかなりうまく対処していると思う」とオバマ大統領の姿勢を評価。同党のマケイン上院議員は、CNNテレビで、一九八九年に中国当局が民主化運動を弾圧した天安門事件を引き合いに「『カイロの天安門』を許すことはできない」と述べ、反政府デモへの武力行使をやめるようエジプト政府に求めた。

1979チバQ:2011/02/01(火) 00:06:57
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110131/fnc11013121240015-n1.htm
日本企業のアフリカ・中東、欧州戦略の重要拠点
2011.1.31 21:22
 エジプトについて、日本企業の多くは「アフリカ戦略を進める上での重要な拠点」(双日の佐藤洋二副社長)などとして戦略的に位置づけてきた。東芝が3月にも中東・アフリカで最大の液晶テレビ生産に乗り出すほか、トヨタ自動車と豊田通商もスポーツ用多目的車(SUV)の組み立てを計画するなど、エジプトに生産拠点を設ける動きも相次いでいる。

 エジプトの人口は約8千万人。アラブ諸国では最も多く、アフリカ諸国の中でもナイジェリアに次ぐ市場規模がある。日本貿易振興機構(ジェトロ)は「エジプト市場だけではなく、アフリカの玄関口、さらには欧州市場も狙える利点がある」とエジプトへの投資が拡大する背景を分析。欧州向け製品の生産拠点とされた東欧諸国は最近、人件費が上昇しており、それに代わってエジプトやモロッコなどが注目されているという事情もある。

 エジプトはアラブ諸国の中でも数少ない親米派で、イスラエルとも国交がある。「中東和平で重要な役割を果たしてきた」(三菱商事の上田良一副社長)という経緯もあり、政治リスクが少ないことが日本企業にとっては魅力だった。


http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110131/biz11013121310038-n1.htm
日産、スズキ、大塚HDなど相次ぎ現地工場操業停止
2011.1.31 21:29
 日産自動車とスズキ、大塚ホールディングス(HD)の3社は31日、エジプト工場の操業を停止したことを明らかにした。同国の反政府デモで治安が悪化し、従業員の安全を優先する。現地に進出する日本企業の間で、出張自粛などの動きが広がっており、騒乱が長引けば事業に支障が出る懸念もある。

 日産が操業を止めたのは首都カイロ近郊のギザにある車両組み立て工場で、30日から1週間程度の予定で休止する方針だ。同工場ではスポーツ用多目的車(SUV)「エクストレイル」や乗用車「サニー」などを年約1万台生産している。現地にいる駐在員4人に対し、国外に避難するよう指示した。

 日産は「現在のところ、従業員や工場の設備に被害は出ていないが、安全を確保したい。短期間の操業停止で済めば事業への影響は軽微」という。

 スズキもカイロ郊外の工場を30日から当面の間、休業する。同工場は小型商用車を年間約7500台生産し、同国内で販売している。トヨタ自動車は同国への出張を停止した。

 自動車メーカー以外でも、大塚HDがカイロ近郊の医薬品工場の操業を30日から一時中止し、事態の沈静化を待つ構えだ。

 エジプトの電機メーカーと液晶テレビ製造販売の合弁会社を設立したばかりの東芝は出張者7人を順次帰国させる方針。現地では「店が閉まっているため、販売も止まっている」(村岡富美雄副社長)。ただ、3月の稼働開始を目指して建設中のテレビ工場については、「騒動の中心地から遠く、生産計画に影響はない」(同)とみている。 

 東京電力子会社の東電設計は、給電や太陽光発電などのコンサルティングでカイロなどに21人が駐在している。「電子メールが使えないなど現地の情報が取りにくい」(東京電力)状況で、自宅やホテルなどに待機を指示し、帰国させることも検討する。

1980チバQ:2011/02/01(火) 00:08:43
http://mainichi.jp/select/world/news/20110201k0000m030088000c.html

エジプト:1日に100万人デモ 野党勢力らが宣言

【カイロ樋口直樹】大規模な反政府デモが続くエジプトで、ムバラク大統領の退陣を求める野党勢力らのデモ隊は31日、無期限のゼネストを呼びかけ、デモ開始から1週間の節目に当たる2月1日に100万人規模のデモ行進を実施すると宣言した。ムバラク大統領は汚職の追放やインフレ対策などを約束したが、沈静化の気配はみられない。

 大統領は31日、新内閣を発足させた。主要閣僚のうち内相や財務相などを事実上更迭し新内閣には参加させなかった。一方、タンタウィ国防相は副首相兼務に昇格し、アブルゲイト外相は留任した。アドリ前内相はデモ隊に強硬姿勢を取ったとして、反体制派が解任を要求していた。ロイター通信によると、一連のデモの死者は138人に達した。

 一方、AFP通信によると、治安当局は31日、中東の衛星テレビ・アルジャジーラの英語サービスの記者6人を一時、拘束した。

 カイロ中心部のタハリール広場では31日にかけ数百人のデモ参加者が夜間外出禁止令を無視し野宿して抗議。夜が明けると数万人が集まり、新内閣の布陣を「変わらぬ顔ぶれ」などと非難した。

 一方、北東部スエズでも約1000人が抗議行動を繰り広げた。

 カイロ市内などでは31日、一時撤収していた警官が任務に戻った。しかし学校や銀行、証券取引所などは閉鎖したままで、夜間外出禁止令は同日から「午後3時〜午前8時」に拡大された。市民らは日中デモに参加、夜間は自警に参加し、疲労も見え始めている。

1981チバQ:2011/02/01(火) 00:10:56
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920018&amp;sid=aQrEd1.91Ssc

「あらゆる手立て使って早期脱出」エジプト政情不安で対応迫られる商社
1月31日(ブルームバーグ):エジプトでの反政府デモによる政情不安に対して現地に駐在員を派遣している商社各社は社員やその家族らの安全確保に努める一方、周辺の産油国まで混乱が広がり事態が深刻化した場合のビジネスへの影響を懸念している。

  丸紅の園部成政常務執行役員は31日の決算会見の席上で、記者から駐在員らへの対応策を問われると、駐在3人とその家族6人をエジプト国外に脱出させると説明し、「現地は非常に混乱しておりまだ脱出は確認していないが、あらゆる手立てを使って早期脱出を図るべく努力している」と述べた。

  三菱商事は、エジプト・カイロにある駐在事務所を30日に閉鎖し、駐在員を自宅待機にさせたという。双日の佐藤洋二副社長も決算会見で駐在員の家族をエジプト国外への脱出の検討をしていると話した。

  エジプトの首都カイロ中心部では夜間外出禁止令にもかかわらずムバラク大統領の退陣を求めるデモが6日目も続いた。野党の指導者らから暫定大統領に就任するよう求められているエルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長は、CNNの番組「ファリード・ザカリアのGPS」のインタビューで、現大統領について「向こう数日」内に出国しなければならなくなるだろうと述べた。

  三菱商の上田良一副社長は31日の決算会見の席で「今後、中東が非常に不安定になることは原油価格を含めて大きなインパクトが出てくることが予想される。世界経済に与える影響には十分注視していきたい」と語った。同社は、エジプトで地下鉄車両等の納入や化学品関係の取引があるが、「営業に大きなインパクトがすぐに出てくるわけではない」と言う。

  丸紅のエジプトでの事業は、穀物やナフサなどの化学品の貿易が中心。園部氏は、収益への影響について「現時点では大きな影響は出ないと思っている」と指摘。ただ「スエズ運河が運航できなくなった場合などの非常事態には当然ながら原油市場に影響が出る」と述べ、事態が深刻化した場合の懸念を示した。

  双日はエジプトの石油権益に31億円投資しているが、同事業への影響は出ていないという。

  野村証券金融市場調査部コモディティ調査課の大越龍文シニアエコノミストらは31日付のリポートで、チュニジアとエジプトの原油生産量はそれほど大きくなく世界の原油市場に与える影響は大きくないとした上で、「アルジェリア、リビア、サウジアラビアなどの周辺の主要産油国へ混乱が波及すれば原油供給に支障が生じかねない」などと指摘した。

1982チバQ:2011/02/01(火) 00:11:30
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110201k0000m030027000c.html
エジプト:エルバラダイ氏の求心力焦点に 反政府デモ

 【カイロ和田浩明】エジプトで続く反政府デモで、前国際原子力機関(IAEA)事務局長、エルバラダイ氏(68)の反政府勢力内での求心力が焦点となってきた。反政府グループは「ムバラク政権打倒」では一致しているものの基本政策ではバラバラ。各グループには、同氏の知名度を利用してとにかく政権を倒し、その後の選挙で主導権を握ろうとの思惑も見え隠れする。

 一連の反政府デモを主導してきたグループ「4月6日運動」の創立者の一人、アハマド・マヘル氏は30日、毎日新聞にエルバラダイ氏は「有力な首相候補」と述べたが、大統領候補としては言及しなかった。

 また、エルバラダイ氏の支援組織として昨年発足した「変革を求める国民協会(NAC)」の世話役、ハッサン・ナファ氏も取材に「彼は強力な指導者候補だが、候補者は彼だけではない」と語った。一部には、反政府各派がエルバラダイ氏を交渉役とすることで一致したとの報道があるが、ナファ氏によると、30日の民主化勢力の会合でその案を協議したが結局、合意に至らなかったという。

 マヘル、ナファ両氏の発言は、民主化勢力がエルバラダイ氏支持で一致していないことを示唆している。

 一方、エジプトで最大の反政府勢力は穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」だ。政治的には非合法化されているが、慈善事業などを通じ都市部から農村部まで細かなネットワークを作っている。昨年11月の人民議会(国会)選挙前に、ムスリム同胞団はエルバラダイ氏との連携姿勢を示した。同胞団のガマル・ナセル報道担当は、エルバラダイ氏を「野党勢力の代表として推す」と暫定指導に前向きの姿勢を見せた。

 ただ、過去の選挙戦で「イスラムこそ解決策」と宗教色の強いスローガンを掲げてきただけに、世俗(非宗教)派の反政府デモ参加者の間には、距離を置く人も目立つ。また、「ムバラク打倒」ではエルバラダイ氏と共闘しつつあるが、同氏が志向する欧米型民主主義と政策面でどこまで折り合えるかは未知数だ。

 30日にタハリール広場に姿を見せ参加者に語りかけたエルバラダイ氏について、デモ参加者は、「カリスマ性がない」(ハニー・サイードさん=40歳建設会社経営)▽「デモが始まって6日目に現場に来た。もうすこし早い方がよかった」(マルワ・フセインさん=33歳女性ジャーナリスト)−−といった声もある。ほぼ全員が、「今はムバラク政権打倒に集中すべきだ。リーダーは、自分たちの手で、民主的選挙で選びたい」と語った。

1983チバQ:2011/02/01(火) 00:18:49
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201101310049.html
焦点:混乱続くエジプト、「ムバラク政権後」も視界不良2011年1月31日

. [カイロ 30日 ロイター] エジプトで約30年にわたって権力を掌握してきたムバラク大統領だが、退陣を求めるデモは収拾の兆しを見せておらず、アラブ最大の人口を抱える域内大国に君臨してきた権力者は窮地に追い詰められている。

 ムバラク大統領は29日、空席だった副大統領にオマル・スレイマン情報長官を据え、空軍出身のシャフィク民間航空相を新首相に指名。息子ガマル氏への権力継承は事実上断念する格好となった。 

 また、新内閣では経済・政治改革の実行を約束したものの、首都カイロなどでは、不満の収まらない多くの市民が外出禁止令を無視してデモを続行。ムバラク大統領の退陣を求める姿勢を崩していない。

 しかし、この先にエジプトがどこに向かうのか、ムバラク大統領の約束した改革が国民の切望する真の変革につながるのかどうか、明確な方向はいまだはっきりとは見えない。

 ムバラク大統領は権力の座にとどまるのか、それとも退陣するのか。変化はあるのかないのか。エジプトは新たな自由や民主主義の時代に向かうのか、それとも、結局何も変わらないのか。

 今回のデモによる死者はエジプト全土で100人を上回ったが、ムバラク大統領は、いかなる代償を払ってでも権力の座を失わない姿勢を見せている。30日にはカイロ上空を戦闘機が旋回し、市街地には戦車部隊が出動するなど、デモ鎮圧のための威嚇として武力を誇示した。

 一方、デモ参加者らは「自由、民主主義、変化」を訴えており、30年続いた独裁的な政権から、ムバラク大統領が今回要職に登用した軍部の腹心らに禅譲されることは望んでいない。

 エジプト軍は世界でも10本の指に入る46万8000人以上の兵力を有しており、1952年のエジプト革命以降、権力の中枢であり続けている。また、エジプト・イスラエル平和条約が結ばれた1979年からは、米軍から年間13億ドルの支援を受けている。

 ムバラク大統領は今回、軍部の腹心を政府要職に就けるなど、最後のとりでとして軍部に頼る姿勢を明確にした。しかし、専門家の多くは、過去30年拒んできた副大統領の指名は、むしろ権力の衰退だととらえている。もはやムバラク大統領にはこれまで謳歌してきた独裁的な権力はなく、軍部主導の権力継承に向かう可能性があるとの見方だ。

 エクスクルーシブ・アナリシスのファイサル・イタニ氏は「軍部は窮地に追い込まれており、大統領についてどうするか決断しようとしている」と指摘。「ムバラク大統領を負担とみなしているが、べンアリ(チュニジア前大統領)のように逃亡させたくはないと考えている可能性がある」と述べた。

 一方で、エジプトの民衆は、武力による威嚇にもひるむ気配を見せていない。首都カイロでは、略奪や破壊行為も発生するなど混乱しており、フセイン政権崩壊後のバクダッドや内戦時のベイルート、今月に政変が起きたチュニジアを思い起こさせる。

 ムバラク政権下で30年間保たれてきた治安がわずか数日で崩れたことで、治安当局の秩序維持能力には大きな疑問が生じた。チュニジアと同様、エジプトでは増大する若者人口の多くが失業中で、特権階級による抑圧に不満を抱えており、支配階級内での単なる入れ替えではなく、既存勢力の完全な一掃を求めている。

 専門家らはエジプトの政治の将来像について、影響力の強い穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」を排除することは不可能だとみる。

 ただ、ムスリム同胞団は当局との長い対立の歴史から、反政府デモへの肩入れには慎重であり、もし勢力を伸ばし過ぎれば、イスラム勢力主導の政権発足を懸念する西側諸国の圧力を受けた政府から激しい弾圧を受けるリスクもある。また、多くのアラブ諸国のイスラム系組織と同様、国家の統治には及び腰であり、自由で公正な選挙、法の支配や新憲法などの政治改革を戦略の中心に据えている。

 しかし、それこそが反政府デモを続けるエジプト国民の総意であるようにも見える。

1984チバQ:2011/02/01(火) 00:19:37
http://www.afpbb.com/article/politics/2784000/6753273
イスラム政党指導者が20年ぶり帰国、新政権参加に意欲 チュニジア
2011年01月31日 13:59 発信地:チュニス/チュニジア

【1月31日 AFP】22年にわたって亡命生活を送っていたチュニジアのイスラム政党「ナフダ(Ennahda)」指導者のラシド・ガンヌーシ(Rached Ghannouchi)氏が30日、旧体制崩壊を受けて帰国し、暫定政権に参加する意志があるとAFPの取材に語った。

 ガンヌーシ氏は、次期大統領選挙に同党から候補者を出す考えはないが、暫定政権に参加する意志はあると述べ、政治活動へ意欲を見せた。同氏は1989年、ジン・アビディン・ベンアリ(Zine El Abidine Ben Ali)前大統領の弾圧を逃れて国外に亡命していた。

 30日、首都チュニス(Tunis)の空港にはオリーブの枝や花束、イスラム教の聖典コーラン(Koran)などを手に支持者らが集まり、ガンヌーシ氏の帰国を歓迎した。(c)

1985チバQ:2011/02/01(火) 00:31:43
http://www.asahi.com/international/update/0131/TKY201101300331.html
エルバラダイ氏を軸に政権模索 エジプト最大野党など2011年1月31日3時16分
. 【カイロ=石合力、貫洞欣寛】ムバラク大統領の辞任を求める民衆デモが全土に広がっているエジプトで、インターネットを通じて抗議行動を呼びかけた市民グループや最大野党勢力ムスリム同胞団が、民主化指導者でノーベル平和賞受賞者のエルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長を軸に野党勢力の結集に乗りだした。両組織の関係者が30日、朝日新聞の取材に明らかにした。

 デモは6日目の30日もカイロ中心部にあるタハリール広場などに数万人規模の市民が集結し、沈静化していない。エルバラダイ氏はムバラク氏の即時退陣を求めており、野党側は同氏を軸に野党勢力を結集した暫定政権の樹立を模索し始めた。

 ネット系の野党グループ「4月6日運動」の広報担当者は朝日新聞に対し「我々はエルバラダイ氏を暫定大統領に推薦している。(大統領選の立候補を制限した)憲法を改正し、総選挙や大統領選を実施するまで半年から1年を想定している」と語った。ムスリム同胞団のエリヤン報道担当も朝日新聞に対し「野党勢力がエルバラダイ氏を選べば、我々は支持する」と語った。両組織ともエルバラダイ氏による野党勢力と現政権との交渉の可能性は否定した。

 エルバラダイ氏は、中東の衛星テレビ、アルジャジーラに対し、ムバラク氏によるスレイマン副大統領の任命について「解決策にはならない。エジプト国民が求めているのはムバラク氏が退陣することだ」と指摘。「民主的な憲法と公正な選挙を準備するための暫定的な救国政権づくりを進めるべきだ」と述べた。エルバラダイ氏は30日夕、デモに参加するためタハリール広場に向かった。

 一連のデモの死者は全土で150人を超えた。警察・治安部隊が姿を消した首都カイロ市内では、同国の平日に当たる30日も大半の商店やレストラン、銀行などが営業を停止。無政府状態が続いている。住民らが自警団を組織し、軍と協力する形で治安回復に当たっている。

 米政府が自国民に国外退避を勧告したほか、トルコ政府は自国民の救援機を出すなど、外国人のエジプト脱出の動きが加速している。

 ムバラク政権がデモ阻止目的で始めたインターネットの接続停止は、30日現在も続いている。エジプト国内からのホテル予約、航空機予約などができない状況だ。
.

1986チバQ:2011/02/01(火) 22:15:32
http://www.asahi.com/international/update/0201/TKY201102010529.html
100万人行進へ、カイロに市民結集 軍は静観の構え(1/2ページ)
2011年2月1日22時6分
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 【カイロ=貫洞欣寛、玉川透】ムバラク大統領の退陣を求める抗議行動が激化しているエジプトで、野党勢力が呼びかけた「100万人行進」に向け、カイロ中心部は1日、各地から数十万人単位の市民らが続々と集まった。軍は市内に展開しているものの、デモ隊に対し武力行使をしないとの声明を出し、静観する構えだ。スレイマン副大統領は事態打開のため、野党勢力との対話を模索する姿勢を見せているが、野党勢力は拒否しており、事態は緊迫度を増している。

 野党勢力が「100万人行進」の目的地としているカイロ・タハリール広場周辺は、コンクリート製のバリケードが設置されているうえ、多数の兵士が戦車などとともに配置されている。兵士が検問を実施、爆発物や銃器などの持ち込みに目を光らせているが、デモ参加者の広場への通行を阻止していない。

 デモ前夜の1月31日、エジプト軍の報道官は「市民は正当な要求を掲げており、平和的に行動する限り軍は発砲しない」との声明を出した。野党勢力から「軍は市民側についた」と歓迎する声が出る一方、「軍がつくったバリケードを越えて大統領府への行進などを始めれば発砲するとの脅し」(元空軍将校)との見方もあり、デモに対する軍の動向が、今後の情勢を大きく左右しそうだ。

 エジプト国内の鉄道は運休し、カイロと各都市を結ぶ幹線道路も閉鎖されているが、人々は続々と押し寄せている。

 スレイマン副大統領は31日夜のテレビ演説で「すべての野党勢力との対話を始め、憲法や法制度の改正について検討する」と語り、昨年11〜12月に行われた総選挙についても、不服申し立てがあった選挙区で選挙をやり直すと述べた。この総選挙では野党候補に対する警察の干渉が激しく、「不正選挙」との批判が相次いでいた。発言は事態収拾を探るための妥協案と見られる。

 これに対し、カイロ中心部でデモを続けるムスリム同胞団や「4月6日運動」など複数の野党勢力は朝日新聞の取材に「求めるのは大統領の辞任であり、対話には応じない」と明言した。

 野党勢力の中には、1日のデモでタハリール広場から、大統領府に向かうことや、別の日に大統領府前でデモをすることを呼びかけるグループもあり、さらに緊張が高まる可能性もある。

 一方、米国のウィスナー元駐エジプト大使が31日、カイロ入りした。AFP通信などによると、ムバラク大統領と面会する意向だという。

 緊迫した情勢が続くなか、「ポスト・ムバラク」をにらんだ動きも新たに浮上した。

 元エジプト外相でアラブ連盟のアムル・ムーサ事務局長は31日、「次の時代への平和的な権力移譲が必要だ」と述べ、ムバラク大統領に退陣を要求。「アラブ連盟での任期はあと2カ月で終わる。同じ職に戻るつもりはない」と語り、近くエジプト政界に復帰する可能性を示唆した。

 イスラエルへの批判的な発言などで大衆に人気があるムーサ氏が政界復帰すれば、国際原子力機関(IAEA)前事務局長で民主化運動指導者のエルバラダイ氏と並んで政局の核となる可能性がある。

1987チバQ:2011/02/01(火) 22:18:00
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011020102000187.html
エジプト、混乱収束は不透明 デモ隊に指導者不在
2011年2月1日 夕刊

 【カイロ=内田康】エジプトで続く反政府デモで、スレイマン副大統領は三十一日、「すべての政治勢力」と協議し、混乱収束に向けた打開策を探る姿勢を示した。米国の意向も受けた軟化路線だが、この試みで、デモが収束する保証はない。

 デモに関与する野党、市民団体は多数あって必ずしもまとまっていないうえ、デモ隊に強い影響力がある指導者も存在しないからだ。

 デモ呼び掛けの中心となった「四月六日運動」は、インターネットを駆使する若い活動家の団体。ただ、全体を指揮する有力な代表の下に集結した団体ではなく、政党のような結束力はない。ムバラク政権が交渉相手の一つと想定しているのかは不明だが、政権側との交渉の席につくには似つかわしくないグループといえそうだ。

 既成の野党勢力は、今回のデモで主導的役割は果たしておらず、むしろ勢力拡大を狙ってデモに乗じた感が強い。イスラム原理主義勢力あり、宗教色を嫌う社会主義政党ありと、お互い相いれない水と油の関係にある。知名度のある国際原子力機関(IAEA)前事務局長のエルバラダイ氏を統一代表に推す動きもあるが、これもまとまっていない。そもそも街頭に繰り出した多くの人々は、政党の意向など関係なしに動いた無党派だ。

 政権側は、自由な選挙の実現につながる憲法改正などを議題に掲げたが、秋に任期満了を迎えるムバラク大統領が、次の選挙に出るのかといった肝心な点には触れていない。デモ隊が協議を見守るために街頭から引き揚げると予測するのは、現状では難しい。

1988チバQ:2011/02/02(水) 00:25:20
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2784135/6761421?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
エジプト、「百万人の行進」始まる
2011年02月01日 20:23 発信地:カイロ/エジプト

【2月1日 AFP】(一部更新、写真追加)ホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)大統領の退陣を求める反政府デモが8日目を迎えた1日、これまでで最大規模の抗議行動に向けて人びとが集まっている。

 現地時間1日午後2時(日本時間同日午後8時)過ぎには首都カイロ(Cairo)の抗議デモの中心地、タハリール(Tahrir)広場は大群衆で埋め尽くされた。

■早朝から大勢の人が

 タハリール広場は1日早朝の時点ですでに数千人規模のデモ参加者であふれかえっていた。デモ参加者たちは1日、「百万人の行進」を首都とアレクサンドリア(Alexandria)で行い、ムバラク政権の退陣を求める。

 デモ参加者の多くは、タハリール広場で前日の夜を過ごした。戦車や軍部隊が広場を包囲するなか、広場に設営された数十のテントや草むらで多くの人びとが仮眠をとった。

 デモ参加者に発砲しないとの姿勢を表明した軍は、広場に入ろうとする人びとの身分証確認と身体検査を行っている。また、広場入口では、デモ隊側も独自の身分証確認をして、私服警官が広場に入り込むのを阻止しようとしていた。

■沸き立つ広場

 ジャケットにネクタイ、ジーンズという姿で広場にいた弁護士のオサマ・アラム(Osama Alam)さん(43)は「わたしは死ぬまでここにいる。もしここでわたしが死んだとしても、家族全員がわたしのことを誇りに思うだろう。エジプト国民が求めているのはこれ(抗議行動)なんだ」と語った。

「ムバラク大統領の棺(ひつぎ)」の作り物を抱えたデモ参加者がわきを通り抜ける中、別の年配の男性は、「この革命はどの政党にも、イスラムグループにも、あらゆる勢力にも属さない。エジプトの貧しき人びとの革命だ。ムバラクとその仲間は金を盗み職を盗んだ。貧しき人びとには職も家もない。そして警官に殴られる。犬のように扱われる。ムバラクは独裁者だ」と語った。

 広場の交差点には、信号機からムバラク大統領の人形が吊され、顔の部分には「首を落とせ」と書き込まれていた。

■各地で当局が交通封鎖か

 一方、地中海沿岸のアレクサンドリア(Alexandria)では、「百万人の行進」が予定されるなか、抗議デモを阻止しようと国営鉄道が止まり、主要道路が封鎖された。

 カイロからアレクサンドリアへ向かう主要道路を通行していたAFP特派員によると、軍がカイロに入る車両を止めており、100台以上のトラックや車が道路脇に停車していたという。また、運転手の1人が軍兵士に苦情を言ったところ、兵士は威嚇射撃を行い、市民らに下がるように命じたという。

■ムバラク氏が米元大使と会談か

 エジプトの最大野党・ムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)は、ムバラク体制が崩壊するまでデモの継続を呼びかけている。また、エジプトの重要な同盟国である米国も、ムバラク大統領に対し、危機回避のためにさらなる行動をとるよう求めた。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は1日、フランク・ワイズナー(Frank Wisner)元駐エジプト米大使が、ムバラク大統領と会談する予定だと報じた。

■反政府デモの死者は300人 国連推計

 一方、国連人権高等弁務官事務所(United Nations High Commissioner for Human Rights)は同日、エジプトの反政府デモでこれまでに300人が死亡したとの推定を発表した。(c)AFP/Charles Onians

1989チバQ:2011/02/02(水) 00:55:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011020100928
ヨルダン国王、首相交代命じる=野党は「改革できない」と反発
 【カイロ時事】ヨルダンのアブドラ国王は1日、リファイ首相に代えて、マルフ・バヒト元首相を後継首相に指名、新内閣の組閣を命じた。
 エジプトでムバラク大統領の退陣を求める反政府デモが激化する中、ヨルダンでもイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」などが主導する首相辞任要求デモが多発していた。エジプト情勢に危機感を抱いた国王が先手を打った格好だ。
 ヨルダンの野党勢力は、王制廃止といった体制転換ではなく、政治、経済などの改革を求めている。しかし、バヒト氏は過去に首相や情報機関の長官を務めた人物。AFP通信によると、ムスリム同胞団は、バヒト氏は「改革ができる人物ではない」と反発した。
 リファイ首相はこれまでのデモを受け、公務員給与や年金支給額の引き上げなどを発表したが、野党側は不十分だと批判していた。(2011/02/01-23:51)

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1990チバQ:2011/02/02(水) 22:06:04
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110203k0000m030074000c.html
エジプト:「ムバラク後」行方は国軍次第 

カイロのタハリール広場に集まった大勢の人たち=2011年2月2日、AP ムバラク・エジプト大統領の次期大統領選不出馬表明で、30年に及ぶ強権体制は終焉(しゅうえん)し、「ムバラク後」を見据えた動きが加速する。デモを展開してきた反政府グループや現政権の屋台骨である国軍は今後どう出るのか。市民が望む「民主化」をかなえる新指導者は登場するのか。混迷する「アラブの盟主」の行方を検証した。【カイロ和田浩明、樋口直樹】

 ムバラク大統領の次期大統領選への不出馬宣言から一夜明けた2日。カイロのタハリール広場には数千人が残り、即時退陣要求を続けていた。無職のアブアンマルさん(45)は「政権の抑圧装置は機能中だ。9月の大統領選まで待てば報復が始まる」と語り、「ムバラクを辞めさせるのが肝心」と述べた。反政府側は当面、デモを継続するとみられる。

 一方、同日朝はカイロ市内の複数地点で数百〜数千人のムバラク支持者もデモを展開した。支持派のタクシー運転手、サイード・イブラヒムさん(46)は「大統領はデモ隊の望みをかなえようとしている」と語り、デモ隊を「裏切り者だ」と批判した。

 また、デモに参加しない一般市民には不安の声も聞かれる。少数派のキリスト教徒のビデオ編集者、ムニールさん(30)は「変革は歓迎だけど、ムバラクが今去れば国が混乱する。イスラム原理主義者が出てくるかも」と懸念する。それぞれの立場によって、大統領不出馬宣言の受け止め方も違っているのだ。

 米国が望む「秩序ある移行」を実現するには、国軍の動向が鍵。騒乱後に副大統領、首相、副首相の要職を確保し、不出馬宣言にも影響力を行使した形跡がある。元陸軍少将で、アハラム政治戦略研究所の軍事問題専門家、ムハンマド・カドリ・サイード氏は「軍は今、国民を保護する側に回っている。今後、反政府側の要求を大統領に伝える役割を果たすのでは」と分析した。

 ◇大統領候補に関心高まる
 ムバラク政権の終焉が確実になったことで、次期大統領選候補と目される顔ぶれに関心が集まっている。ムバラク大統領が事実上の後継候補として副大統領に据えたオマール・スレイマン前情報長官(75)に対し、反政府デモに参加したモハメド・エルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長(68)▽アムル・ムーサ・アラブ連盟事務局長(74)▽野党「ガッド党」の創設者、アイマン・ヌール氏−−らの名前が挙がっている。

 スレイマン氏は情報機関のトップとして、複雑な中東和平交渉や対テロ対策に従事。米国の信頼が厚く、イスラエルとも太いパイプを持つ。軍部が大統領候補として重視する軍歴を持っていることも強みだ。現政権の中枢にいただけに、政権の継続性を嫌う人々からの受けはよくない。

 スレイマン氏の対極にいるのがエルバラダイ氏だ。ムバラク政権と厳しく対峙(たいじ)するが、国際的な知名度とは裏腹に国内基盤は強くない。カイロ出身ながら国外での生活が長く、欧米的な価値観はエジプトの伝統的な価値観と一致しないところもあるといわれる。

 エジプトやアラブ諸国の人気では、ムーサ氏が抜群だ。01年にアラブ連盟の事務局長に就任。前回05年の大統領選挙時にも有力候補として名前が挙がったが、立候補を見送った。人気の理由は、米国やイスラエルへの率直な批判姿勢にある。

 ガッド党のヌール氏は若手を代表する指導者として知名度が高く、米国とのパイプも持つ。宗教勢力と一定の距離を置き、政教分離を掲げている。

 最大の野党勢力は穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」。慈善事業などで高い組織力を誇る。

1991チバQ:2011/02/02(水) 22:06:16
 ◇野党は憲法改正要求 大統領選前
 ムバラク大統領は、野党側が求める憲法改正に応じる姿勢を示している。焦点は、大統領選挙の立候補資格規定(76条)と多選可能規定(77条)だ。

 エジプトの大統領候補として名前が挙がる野党側のエルバラダイ氏、与党側のスレイマン副大統領は、現在の憲法では立候補が困難。憲法76条によると、政党所属候補の場合、5年以上存続し、人民議会(国会)か大統領の助言機関の諮問評議会に3%以上の議席を有する政党の幹部を1年以上務めている必要がある。無所属の場合は、国政、県政レベルの議員250人以上の支持を得る必要がある。

 憲法改正要求のもう一つの焦点は、多選禁止規定の導入だ。77条が大統領の任期を6年と定めているが上限はなく、ムバラク長期政権につながった。

 改正の発議は大統領か国会議員の3分の1の賛成で行われる。さらに、国会での予備審議で2分の1、本審議で3分の2の賛成を得て国民投票にかけられる。

 野党勢力は立候補規定緩和など憲法改正を要求、政府側も応じる姿勢。中東の衛星放送アルアラビーヤによると、人民議会(国会)のスルール議長は2日、「70日以内の(改正)完了が可能」と語っている。

毎日新聞 2011年2月2日 21時24分(最終更新 2月2日 21時35分)

1992チバQ:2011/02/02(水) 22:06:56
http://mainichi.jp/select/world/news/20110203k0000m030060000c.html
イエメン:大統領が不出馬表明 デモやり過ごす作戦?
 【エルサレム花岡洋二】大規模な反政府デモで揺れるイエメンのサレハ大統領が2日、13年の次期大統領選への出馬を断念する意向を表明したが、野党は予定通り3日に首都サヌアでデモを実施すると宣言した。大規模デモを一時的にやり過ごす作戦だと見透かされているためで、抗議行動が収束するかは微妙な情勢だ。

 サレハ大統領は北イエメン時代を含めると既に32年間、最高権力者である大統領を務めている。憲法によれば任期が切れる13年以降は選挙に出馬できないが、大統領率いる与党・国民全体会議に規定の改正を求める動きがある。ロイター通信によると、サレハ大統領は2日、国会議員や軍幹部に「(任期)延長も(息子への)禅譲もない」と語った。

 さらに大統領は「(野党と)挙国一致の連立政権を組む」と約束し、3日以降に予定されたすべての抗議デモの中止を求めた。しかし最大野党でイスラム主義のイエメン改革党幹部は、連立の提案を歓迎しつつも、デモは実施すると発表した。

 イエメンでは、チュニジアやエジプトでの反政府デモに呼応し、大統領の退陣や貧富の格差解消を求める大規模デモが続いている。大統領はこれまでに公務員や軍人の昇給を約束していた。

毎日新聞 2011年2月2日 20時40分(最終更新 2月2日 20時49分)

1993チバQ:2011/02/02(水) 22:08:18
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110202-OYT1T00900.htm
米政権、原理主義組織の政権入り容認か
 【ワシントン=山口香子】オバマ米大統領は1日に発表した声明で、エジプトの政権移行に向けて、「幅広い声や野党勢力を参加させねばならない」と強調した。


 オバマ政権は、イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」の政権入りに反対しない姿勢を示している。

 ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は1日、米政権が中東専門家との会議で、同胞団との交渉も「秩序ある移行」の過程だと認識を示したと伝えた。すでに仲介者を通じて接触したとの報道もある。

 同胞団は2005年の人民議会(国会)選で88議席を拡大したが、「選挙時がピークで、その後取り締まりを受けて弱体化した」(カーネギー国際平和財団のマリーナ・オッタウェイ氏)と指摘され、オバマ政権は「政権入りしても勢力は限定的」と見ている可能性もある。

(2011年2月2日20時19分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081229-507405/news/20110202-OYT1T00479.htm
米大統領、エジプトの政権即時移行求める

 エジプトのムバラク大統領(82)は1日午後11時ごろ(日本時間2日午前6時ごろ)、国営テレビを通じて演説し、今年9月に予定される大統領選に立候補しない意向を明らかにした。

 演説を受けて、オバマ米大統領は1日、ホワイトハウスで声明を発表し、「秩序ある移行は、今始まらなければならない」と述べ、すぐに政権移行プロセスに着手するよう求めた。

 オバマ米大統領は、ムバラク大統領が大統領選への出馬断念を発表した後、約30分間同大統領と電話で会談した。

 声明で、「(ムバラク氏は)現状の継続は不可能で、変化が必要なことを理解している」と述べた。エジプト軍に対し、変革が平和的に進むよう尽力を求めた。

 米紙ワシントン・ポスト(電子版)は1日、9月の大統領選まで政権を担う「移行政府」の早期発足が望ましいとする米政権幹部の発言を報道。エジプト国内各派の代表で構成し、軍の支持を受けた政府を求める立場を伝えた。(ワシントン、山口香子)

(2011年2月2日15時47分 読売新聞)

1994チバQ:2011/02/02(水) 22:09:23
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081229-507405/news/20110202-OYT1T00138.htm
ムバラク大統領、出馬断念…独裁体制に幕引き

 エジプトのムバラク大統領(82)は1日午後11時ごろ(日本時間2日午前6時ごろ)、国営テレビを通じて演説し、今年9月に予定される大統領選に立候補しない意向を明らかにした。

 連日の退陣要求デモで、約30年間事実上の独裁体制を維持してきた大統領は引退表明に追い込まれた。野党勢力は即時退陣要求を崩しておらず、事態が収束に向かうかどうかは不透明だ。演説を受けて、オバマ米大統領は1日、ホワイトハウスで声明を発表し、「秩序ある移行は、今始まらなければならない」と述べ、すぐに政権移行プロセスに着手するよう求めた。

 ムバラク大統領は演説で「私は誓って、次の大統領選に出るつもりはない」と述べる一方、即時の退陣要求には応じない姿勢を強調した。

 「残り数か月は平和的な権力移行のために尽力する」と公約し、大統領選の立候補要件を厳しく制限する憲法条項の見直しを人民議会(国会)に要請していることを明らかにした。憲法の規定では、野党や無所属の候補の立候補がほぼ不可能な状態になっており、憲法改正を要求する野党勢力に大きく譲歩したものだ。大統領は現在、5期目。政権の幕引きを自ら明確にすることによって、事態沈静化を図った。

 だが、野党勢力の最大組織「ムスリム同胞団」の最高指導者ムハンマド・バディア氏は読売新聞の取材に応じ、「国民の要求にこたえた決断ではない。大統領が辞めない限り、対話には応じない」と述べた。また、野党勢力の結集を目指すノーベル平和賞受賞者のムハンマド・エルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長は、米CNNテレビに対し、「(演説に)失望した。国民を欺いている」と述べて大統領を批判し、改めて即時辞任を求めた。

(2011年2月2日11時14分 読売新聞)


http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081229-507405/news/20110202-OYT1T00318.htm
時間稼ぎ・ウソつき…政権手放さず、怒りと失望
 【カイロ=工藤武人】エジプトのムバラク大統領が1日夜、次期大統領選への不出馬を表明したのを受け、反体制デモの拠点であるタハリール広場には怒りと失望が充満した。

 1日午後11時頃、広場に面したビルに設置された大きなスクリーンに大統領のテレビ演説が映し出されると、1000人以上のデモ参加者の多くが駆け寄り、くぎ付けになった。

 演説後、デモ隊は拳を突き上げながら、「大統領を倒せ」、「ウソつき」などと声を合わせて叫んだ。市内に住む薬剤師ムハンマド・アブドラさん(30)は「大統領は時間を稼ぎたいだけ。我々はだまされない」と9月まで政権の座にとどまる意向を表明した大統領を非難した。20代の会社員女性は「ムバラクに期待するのは、すぐに大統領を辞めることだけ」と話し、失望感をあらわにした。

(2011年2月2日10時42分 読売新聞)

1995チバQ:2011/02/02(水) 22:16:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110202/mds11020209550014-n1.htm
元外相のアラブ連盟ムーサ事務局長、大統領選出馬を検討
2011.2.2 09:53

 アラブ連盟のムーサ事務局長は米東部時間1日、米CNNテレビとのインタビューで、9月のエジプト大統領選への出馬を「今後数週間、真剣に検討する」と述べた。ムーサ氏はエジプトの元外相で、政界復帰への意欲を示していた。

 ムーサ氏は、同選挙への不出馬を表明したムバラク大統領が即時退陣に踏み込まなかったことに、不満を抱くエジプト国民が存在すると指摘。「これで十分かどうかが今後2、3日間の焦点となる」と語った。(共同)

1996チバQ:2011/02/02(水) 22:17:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110201/mds1102010028001-n1.htm
大規模デモはなぜ起きたのか 政治停滞・格差拡大に怒り爆発 
2011.2.1 00:27 (1/2ページ)

30日、エジプトの首都カイロでムバラク大統領退陣を求める横断幕を掲げるデモ参加者(ロイター)
 【カイロ=大内清】発生から7日目となったエジプトでの大規模デモと騒乱。何が市民をこれほど怒らせているのか。中東各国で政権崩壊のドミノ現象が起きるのだろうか。

     ◇

 「選挙? そんなの一度も行ったことないよ」

 エジプトの首都カイロに住むタクシー運転手、アハマドさん(31)は言う。「投票したって、何も変わらないさ」

 ムバラク氏はサダト前大統領が暗殺された1981年、副大統領から大統領に就任した。以降、自身が発令した非常事態令を継続したまま、野党勢力やイスラム過激派勢力を取り締まる強権体制を築き上げた。

 ただ、政府批判ができないわけではない。独立系新聞も発行されているほか、複数政党参加の選挙制度も導入されている。

 しかし、あくまでも管理された自由・民主主義にすぎない。政権側が脅威になると判断した勢力には、メンバーの大量拘束などの強権が発動される。票の操作も常態化している。

 「政府を批判しても何も変わらない」「投票をしても同じ」。アハマドさんが吐露したような閉塞(へいそく)感がまずは国民を覆っていた。

 こうした沈滞ムードが漂う社会に「怒り」や「ねたみ」の種がまかれるような事態が起きた。2000年代以降の経済自由化路線の加速がもたらしたものだ。

 4%以上の経済成長率を続けながらも、富は、新たに出現したビジネス界の特権層や支配層に集中。貧困層は取り残されたままで貧富の格差が拡大していく。経済自由化路線を主導したのが、ムバラク氏の次男ガマール氏らビジネス界出身の政治家たちだった。

 今秋の大統領選が近づくにつれ、ムバラク氏がそんなガマール氏への「権力世襲」をもくろんでいるとの観測が広く国民に浸透し、長期政権への反発とあいまって怒りを増幅させた。

 そんなときに起きたのがチュニジアの政変である。23年間にわたるベンアリ長期政権が1月14日、民衆デモによって崩壊した。

 同じような社会構造を持つチュニジアで起きた「ジャスミン革命」が、閉塞感に覆われていたエジプト国民に「自分たちもできるかもしれない」との希望を抱かせ、社会に充満していた怒りが点火、デモはあっという間に広がっていった。

 アラブでは国ごとに事情が異なり、政治体制もさまざまだ。しかし域内大国エジプトの長期政権さえも倒れてしまうという事態になると、同様の問題を抱える近隣の国々に波及する可能性は決して小さくない。

1997チバQ:2011/02/02(水) 22:22:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110202/mds11020221330019-n1.htm
中東首脳、ドミノ懸念し神経尖らす
2011.2.2 21:32 (1/2ページ)
 【カイロ=黒沢潤】長期独裁政権が崩壊したチュニジアに続き、エジプトでも民衆デモによって大統領が退陣表明に追い込まれるなど、中東諸国で「民主化のドミノ現象」の波及を恐れ、近隣諸国の首脳が懸命の対応に追われている。

 2日、2013年の次期大統領選への出馬取りやめを表明したイエメンのサレハ大統領は、「国家のために(退陣を)決断した。国益は個人の利益に勝る」と述べた。大統領は息子への権力継承も否定し、反政府勢力と挙国一致内閣を樹立する考えを示した。

 北イエメン時代を含め、32年間にわたって長期独裁体制を敷いているサレハ氏は、チュニジアやエジプトなどでの民衆デモを踏まえ、国外追放など最悪の事態を回避したい意向だ。

 1日のAP通信によれば、インターネットの交流サイト「フェースブック」の閲覧が“公的”に禁じられているシリアで4、5の両日、反政府デモを実施するとの呼び掛けがフェースブックや短文投稿サイト「ツイッター」でなされている。アサド大統領はこれに対し1日付の米ウォールストリート・ジャーナル紙上で、「チュニジアとエジプトで起こったことが(シリアでも)起きる前に人々の改革要求に応えなければ、全く手遅れになる」と、率直な懸念を表明した。

 反政府デモが続発しているヨルダンで1日、国民から経済政策に関して批判されていたリファイ首相を更迭したアブドラ国王は、後任のマルフ・バヒト元首相に組閣を命じた。事態悪化に危機感を深めた国王が先手を打った形だが、イスラム主義組織ムスリム同胞団の幹部は「バヒト氏は真の改革者ではない」と批判しており、今後も大規模抗議デモが続きそうだ。

 パレスチナ自治政府も同日、07年10月から無期延期されていた地方選を「できるだけ早い時期」に実施する方針を示した。パレスチナ自治区ではこれまで抗議デモは起きていないが、自治政府幹部の腐敗や汚職、イスラエルとの和平交渉が進展していないことに住民の不満が高まっている。

1998チバQ:2011/02/02(水) 22:31:30
http://www.asahi.com/special/meastdemo/TKY201102010593.html
カイロ行進、盛り上がれない コプト教徒の町・死者の町2011年2月2日0時50分

 【カイロ=北川学、玉川透】エジプトの野党勢力が呼びかけた「100万人行進」で沸いた1日の首都カイロ。その騒がしさをよそに、少数派のコプト教徒や、極貧層が暮らす「死者の町」は静まりかえっていた。30年にわたるムバラク大統領の在任中、ひっそりと暮らしてきた人々は、固唾(かたず)をのんで政変の行方を見守っていた。

 ■コプトの町

 カイロの下町、ショブラ地区。原始キリスト教の名残を伝えるコプト教の中心地は異様な静けさに包まれた。

 我々にはデモではなく、時間が必要だ――。前日の1月31日、地元の若者たちが、デモへの参加自制を呼びかけるビラを同地区にまいた。28日のデモに参加したコプト教徒が多数負傷、略奪や放火が横行し、ゼネストで銀行や病院などが閉鎖するなど人びとの暮らしを脅かしたことに憤りを感じたからだという。

 コプト教徒の警備員レダさん(36)もビラを読んで、デモ参加を見送った。「ムバラク政権は打倒すべきだが、平和的に問題を解決してこそ、真の革命だ。政府も、秋の大統領選までに何らかの変化を打ち出すだろう。それまで見守りたい」と話す。

 同地区の教会関係者も「教会が指示したわけではないが、住民同士の連帯が強いためデモに参加する人はほとんどないだろう」と言う。

 民衆デモが起きた当初、十分な安全を確保してくれない治安・警察当局に対するコプト教徒の不満が、野党系のイスラム教徒や民主化を求める市民と結びつき、政権打倒の一翼を担うと期待された。

 だが、ムバラク政権が倒れれば、最大野党勢力のムスリム同胞団などイスラム勢力が政治の中心に躍り出る可能性が高まる。そうなれば、少数派のコプト教徒は、新たな試練に直面する――。そんなジレンマが、彼らに慎重な姿勢を余儀なくさせている。

 60代のコプト教徒の男性は「ムスリム同胞団は信用できない。彼らが政権に就いて生活がむちゃくちゃになるぐらいなら、ムバラク政権のままの方がマシだ」と漏らす。

 コプト教徒の元軍人ファイズさん(60)も「イスラム教徒とは今もうまくやっている。急ぎすぎては何も良いことはない」と話した。

 ■死者の町

 路上に放置された生ゴミが異臭を放ち、野良犬がうろつく。カイロ東部イマーム・シャファイ地区は、市内で最も貧しい場所のひとつだ。50万人もの住民が、13世紀以降に造られた墓地に暮らす。別名「死者の町」とも呼ばれる。

 「何しに来たんだ!」。自警団を組織して道路を封鎖していた10人ほどの若者が、鋭い目つきで記者が乗った車をにらみつけた。ナイフや刀を持った者もいる。

 無職レファトさん(50)の「家」を訪ねた。外壁の扉を開けると、中庭の奥に大理石の墓石が11基あった。墓地の所有者に頼まれ、25年前から墓守をしながら暮らす。

 扉の脇にある3畳ほどの部屋の壁に、ジャンパーが2枚掛けてある。電気、ガス、水道はなく、唯一の家電製品の14型テレビは、拾ってきた車用のバッテリーで見る。

 12年前に足の手術が失敗し、石工職人の仕事ができなくなった。松葉づえが手放せず、社会保障省から支給される月額70エジプトポンド(約975円)の年金が頼りだ。「独身だから何とか食えるけど、年をとったら不安。政府には増額をお願いしたい。もしも体が丈夫ならデモに駆けつけるのだが……」

 反政府デモが始まったのは1月25日。地区ではこれまで一度も抗議活動は起きていない。無職アフマドさん(55)は、「みんな日々を生きるだけで精いっぱい。ムバラク政権は貧困対策を何もしなかったが、我々にはデモに行く余裕もないんだよ」と嘆いた。

     ◇

 〈エジプトのコプト教徒〉コプト教は、紀元1世紀ごろからエジプトで独自の教義を発展させた東方教会系のキリスト教の一派。信者はエジプト人口(約8千万人)の約1割を占めるとされる。豚肉食や飲酒が許され、菜食だけが認められる断食などイスラム教徒とは異なる生活習慣を持つ。エジプト国民の大半を占めるイスラム教徒との間には教義の違いや少数派の権利などをめぐり潜在的なあつれきがあり、散発的な衝突が続いてきた。

 2000年1月には、南部の町で焼き打ちなどがありコプト教徒約20人が死亡。昨年1月には、コプト教徒を狙った銃の乱射事件で7人が死亡。今年1月1日には北部アレクサンドリアのコプト教会前で自爆テロがあり、20人以上が犠牲になった。

1999チバQ:2011/02/02(水) 22:31:51
http://www.asahi.com/international/update/0202/TKY201102020432.html
投石・こん棒 エジプトの大規模デモ隊と大統領派衝突2011年2月2日22時3分
  
 【カイロ=貫洞欣寛】反ムバラク政権デモの続いていたカイロ中心部タハリール広場周辺で、反ムバラク派とムバラク支持者のデモ隊の間で2日午後2時(日本時間午後9時)すぎ、衝突があった。私服の警官らが反ムバラク派を襲っているとの情報がある。衛星テレビアルジャジーラなどによると、投石やこん棒を使った乱闘が広がり、多数の負傷者が出ている模様だ。

 広場周辺に展開しているエジプト軍は、午後2時半現在、衝突を制止していない。

 タハリール広場やカイロ西部モハンデシーン地区などではこの日、ムバラク支持者らが続々と集まり、デモを始めていた。モハンデシーン地区からは数千人のムバラク支持のデモ隊が徒歩で衝突が起きている中心部方面に向かっており、騒乱がさらに拡大する可能性もある。

 午後2時半すぎにはカイロ中心部のにある朝日新聞中東アフリカ総局からも、複数の銃声らしき音が聞こえた。

 エジプトの治安状況を巡っては、こうした騒乱の発生が懸念されており、米国政府は1日、緊急要員を除く駐エジプト大使館全員の国外待避を決めている。

2000チバQ:2011/02/02(水) 22:33:28
http://www.asahi.com/international/update/0201/TKY201102010561.html
ロシア語の歌、演奏に罰金 グルジア政権、ひっそり警告2011年2月2日5時41分
 【モスクワ=副島英樹】ロシア語の歌は罰金。インタファクス通信によると、2008年夏にロシアと軍事衝突したグルジアのサアカシュビリ政権が、レストランでロシア語の歌の演奏をひそかに禁止したと、グルジアの独立系テレビが報じた。

 有名レストランの経営者たちが財務省に呼び出され、ロシア語の歌を演奏すると500ラリ(約2万3千円)の罰金を科すと警告された。「政権からの指示」であることを口外しないよう念を押されたという。

 音楽関係者らは反発。「もし法律のレベルで禁止すれば、グルジアは世界中の笑いものになる。そうでなくてもナンセンスだ」と、グルジアの著名な歌手は同テレビ局に語ったという。

2001チバQ:2011/02/02(水) 22:33:47
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110202k0000m030049000c.html
カザフスタン:大統領選繰り上げ提案 民主化アピールか
 【モスクワ田中洋之】ソ連時代末期から権力を維持するカザフスタンのナザルバエフ大統領(70)が、12年末の任期満了前に繰り上げ大統領選を実施する考えを示した。支持者から出ていた国民投票による任期延長を拒否し、選挙の洗礼を受けることで「非民主的な政権」とする欧米諸国の批判をかわす狙いがあるとみられる。

 ナザルバエフ大統領を巡っては、国民投票により任期を2020年まで延長する動きが昨年末から浮上。支持団体が500万人以上の署名を集め、国会は1月14日、国民投票実施のための憲法改正案を採択した。これに対し大統領は31日、同案を違憲とする憲法評議会の判断を受け、国民投票の取りやめと、繰り上げ大統領選の実施を表明した。

 カザフでは95年の国民投票でナザルバエフ大統領の任期が00年まで延長された経緯がある。大統領は今回、選挙を回避しないことで対外的に「民主主義」をアピールする狙いがあるとみられる。繰り上げ大統領選は今春に行われる見通しで、ナザルバエフ氏の当選が確実視されている。

 ナザルバエフ氏は95年の新憲法下で99年と05年の大統領選で当選。憲法は3選を禁止しているが、07年の改憲で同氏に限り3選禁止が除外され、事実上の「終身大統領」に道を開いたとして欧米から批判されていた。

 カザフ大統領の任期は現在7年だが、次期から5年に短縮される。

毎日新聞 2011年2月1日 19時16分

2002チバQ:2011/02/02(水) 22:34:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110202/erp11020222230007-n1.htm
独裁、貧困、過激主義…エジプト注視する中央アジア
2011.2.2 22:22 (1/2ページ)
 【モスクワ=佐藤貴生】エジプトの反政府デモが勢いを増すなか、国内人口の大多数がイスラム教徒である中央アジア5カ国の政権は、事態の推移を注視している。長期化する独裁や貧困が蔓(まん)延(えん)している点でエジプトと類似点もあり、反政府運動の飛び火を阻止するかのような動きも現れた。

 カザフスタンで1990年から大統領の座にあるナザルバエフ氏は先月31日、来年末の任期切れを前に、大統領選を繰り上げ実施する方針を表明した。

 同国議会はこの約2週間前、同氏の任期を2020年まで延長することの可否を問う国民投票を行う法案を可決したばかりだった。大統領自らが複数の候補者による選挙実施にかじを切る姿勢を強調し、独裁への批判を回避する狙いがうかがえる。

 同国の大統領補佐官は2日、「エジプトは人口の半数が1日2ドルで暮らしている。私たちの90年代中盤の状況だ」とし、反政府運動が波及することは「あり得ない」と強調した。

 地下資源が豊富なカザフスタンは、貧困層が1割にとどまる中央アジアの“優等生”で、タジキスタンでは6割、キルギスでは4割が貧困にあえいでいる(米中央情報局=CIA=調べ)。

 さらに、両国とウズベキスタンの3カ国の国境が入り組んでいるフェルガナ盆地にはイスラム過激派の武装勢力の拠点があり、アフガニスタンの麻薬密売を資金源に勢力を拡大しているとも伝えられる。

 ウズベキスタン、タジキスタンでは90年代前半から大統領が居座る独裁体制が続き、キルギスでは昨年、大統領が反政府暴動で国外に亡命するなど政情不安が続いている。

 モスクワ国立大のシズディコワ教授は中央アジアの情勢について、「権力側と社会との関係は危機的状況にあり、エジプト情勢は即座に波及しないとしても、長期的には影響を与えるのではないか」とし、どの国に“民主化ドミノ”が波及しても不思議ではない、との見方を示した。

2003チバQ:2011/02/02(水) 23:56:25
http://www.newsweekjapan.jp/newsroom/2011/01/post-197.php
首脳の給与明細
2011年01月24日(月)14時13分
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 イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が今月、フェースブックに自分の給与明細をアップして話題になっている。経費などは当然、政府によって負担されているはずだが、月給は手取りで4200ドル(約35万円)だった。イスラエルでは現在、国会議員と政府高官などが給料アップを求めており、ネタニヤフは公表の理由を、「完全な透明性を示すことに決めた」と説明している。

 報道では、ネタニヤフは世界のリーダーたちに比べて薄給だという。では世界のリーダーたちはどれくらいの給料をもらっているのか。

 英エコノミスト誌などを参考に見ると、世界でもっとも給料をもらっているリーダーは、シンガポールのリー・シェンロン首相だ。その額は、218万ドル(約1億8000万円)。シンガポールでは、政府の汚職を防止するために公務員の給料は非常に高く設定されていて、首相の給料も高い。また「総選挙がある度に公務員の給料が増加する」と、知人のあるシンガポール人教師は言う。とにかく、これが一党独裁が続くシンガポールのやり方だ。

 アメリカのバラク・オバマ大統領が年収40万ドル(約3300万円)であることを考えると、リー首相の給料は半端なく高い。それ以外で高い順で見ると、フランスのニコラ・サルコジ大統領が約34万ドル(約2600万円)、ドイツのアンゲラ・メルケル首相は約30万ドル(約2500万円)、イギリスのデービッド・キャメロン首相は約23万ドル(約1900万円)、ロシアのプーチン首相が約12万ドル(約1000万)となっているようだ。ちなみにアフガニスタンのハミド・カルザイ大統領が約6300ドル(約50万円)、インドのマンモハン・シン首相が約4100ドル(約34万円)ほど。インドネシアのスシロ・バンバン・ユドヨノ大統領は年収が約12万ドル(約1000万円)で、警察などの賃上げに関して行なった23日の記者会見で、「私の給料はここ6、7年上がっていない」と語った。

 国によって物価が違うので単純に順位を付けることはできない。ただシンガポールのリー首相が世界の政治指導者の中でもっとも高給取りであることと、イスラエルのネタニヤフ首相が給料を上げてほしいと切望していることだけは間違いない。

ーー編集部・山田敏弘

2004チバQ:2011/02/02(水) 23:57:19
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/02/post-1942.php
エジプト危機に震え上がるイスラエル
Israel Worried As Mubarak Teeters

アラブ世界との橋渡し役であるエジプトが政権崩壊すれば、中東でユダヤ国家の孤立が深まる

2011年02月01日(火)18時17分
ベン・リンフィールド

崖っぷち イスラエルのネタニヤフ首相にとってエジプトは頼れる味方だったが Ammar Awad-Reuters

 エジプトのホスニ・ムバラク大統領の退陣を求める抗議デモの様子を、イスラエル人は固唾をのんで見守っている。ユダヤ国家であるイスラエルにとって平和条約を交わしたエジプトは、アラブ世界における頼れる盟友と言っていい。

 ムバラク政権の崩壊は「イスラエル、ヨルダン、サウジアラビア、湾岸諸国、ヨーロッパやアメリカにとって大惨事になる」と、イスラエルの元駐エジプト大使エリ・シャケドは言う。「我々の友人の中で、この最悪のシナリオで得をする者などいない」

 イスラエル政府が事態を深刻に考えていることは、デモについてのコメントを控えるよう閣僚らに指示していたことからもうかがえる。1月31日になって初めて、ベンヤミン・ネタニヤフ首相が「イスラム主義組織による支配への懸念」を示した。

 イスラエルにとってムバラクはアラブ世界における穏健派の要となる存在で、アラブ諸国への橋渡し役だった。「79年に平和条約を結んでからずっとエジプトは戦略的な同盟国だ」と、イスラエル当局者は語る。「我々には共有の利益が多い。隣国同士であり、同じ中東地域にあって、同じ課題に直面している」

 エジプトとイスラエルは79年以来、どんな戦争や危機が起きても平和条約を遵守してきた。両国はともに、パレスチナ自治区ガザを実効支配しているイスラム過激派ハマスや、イランが支援するレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラを憎悪している。中東におけるイランの影響力拡大も懸念している。

「ムバラク政権の基盤は崩れていないと、我々は考えている。政権が倒されることはないだろう。それでも今後の展開には不確かな要素が多い」と、前述のイスラエル当局者は言う。

アメリカの中東政策は見当違いだった
 有識者らが心配するのは、事実上の最大野党であるイスラム原理主義勢力「ムスリム同砲団」など、平和条約に反対する勢力がムバラクの後を継ぐことだ。「反体制派が政権に就いたら最悪だ」と、シャケドは言う。「彼らは真っ先にイスラエルとの関係を断つだろう。労働組合や学生、イスラム過激派からの支持を拡大し、反政府勢力を団結させるためだ」

 それでも、ムバラク政権の終わりが必ずしも平和条約の終わりを意味する訳ではないと、イスラエル当局者らは言う。「今のところありそうにもないが、ムバラク政権が倒れた場合でも、政権に就くのがイスラム過激派だとは限らない。アメリカの協力やイスラエルとの平和条約が、エジプトにとって戦略的価値があると理解している勢力になるかもしれない」

 多くのイスラエル人は、エジプト国民がムバラクに反旗を翻すことはないだろうと思っていた。ネタニヤフの元側近であるザルマン・ショバルによれば「エジプト国民は総じて、暴力行為を働こうとは思わない平和的な人々だ。それでもアメリカは不安に思っているはずだ。中東に対する自分たちの態度や理解が全体的に間違っていたのではないか、と」

 中でも、中東地域の不安定さを解決するにはパレスチナ問題が鍵だと信じ、そこに労力を注ぎ過ぎたことがアメリカの間違いだったとショバルは指摘する。「パレスチナとイスラエルの問題は、中東安定化要因の1つでさえないことが改めて証明された。チュニジアやエジプト、アルジェリアで起きていることは中東和平とは何の関係もない」

 今回の騒乱はイスラエルにとって盟友エジプトを失う危険性だけでなく、アメリカ外交の過ちという二重の不安をかき立てるものになった。

2005チバQ:2011/02/02(水) 23:58:02
http://www.newsweekjapan.jp/column/sakai/2011/02/post-282.php
エジプト:軍とイスラム勢力にまつわる「誤解」
2011年02月02日(水)12時03分
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 一週間前、エジプトの反ムバーラク勢力が「怒りの日」に結集したときには、こうも急速に事態が展開するとは予想できなかった。3日ごとに組織される数十万規模のデモ、外出禁止にも従わず終日ムバーラク退陣を叫ぶ若者。米政権も現政権を見限り、30年間のムバーラク大統領の治世は終焉を迎えつつある。

 「ムバーラク政権の独裁に反対する民衆に、軍も共感し、反政府勢力のムバーラク下ろしが勢いを増しているが、野党のなかで最も強力なイスラーム主義のムスリム同胞団が新体制下で支配的になり、イランのようになるから危険だ」――。これまでの報道振りをまとめると、こんな感じだろう。だが、このロジックに強い違和感を覚える。

 第一は、軍に対する認識である。ムバーラク政権は、52年以来続いてきた紛うことなき軍事政権である。52年の共和制革命を担った主役として、以来軍は支配層の中核にあった。ムバーラク批判が強まるにつれて、軍が真っ先に考えたことは、ムバーラクとともに心中はするものか、ということだっただろう。特に、近年ムバーラクが息子ガマールを後継者として重用してきたことから、支配層の間で、ビジネス界を中心とするガマールの支持基盤と、過去半世紀以上支配エリートの座に君臨してきた軍との間で、相克が生まれていた。

 ムバーラクとガマールが去ったとしても、支配エリートとしての軍の特権を失わないように、どう振舞うべきか。それが、民衆の反感を買わないデモ対応につながった。そう考えると、結局のところ、今のエジプトで起きていることは、支配層が「しっぽ」ならぬ「頭」だけ切って、生き延びていこうとしているように見える。軍や警察が姿を消すと略奪が起きるよ、というのも、存在意義をアピールする材料だ。

 政権交替にまつわる妥協と調整が、旧態依然としたエリート間調整の域を出ないように見えるのに対して、今回の動乱で新しいのは、反政府デモのあり方だ。イスラエルや米政治家の一部は、「ムバーラクが倒れたらムスリム同胞団が出てきて、反米・反イスラエルに転ずる」と危機感を煽っているが、今、デモで掲げられるスローガンに反米、反イスラエルは一切出てこない。イスラーム色よりも世俗的、左派的色彩が前面に打ち出されている。

 逆にこの反政府運動は、ムスリム同胞団を含めた既存の野党、政治勢力と距離を置いているようだ。デモ中心となる「4月6日運動」とは、2008年に始まった、緩やかな無党派反政府ネットワークだが、彼らは昨年の人民議会選挙で既存野党に共闘を呼びかけられたが、どことも共闘せず、選挙にも参加しなかった。反ムバーラクであると同時に、既存の政党のあり方にも疑義を投げかけているところが、この運動の新しいところである。なので、反政府運動の拡大=ムスリム同胞団の強さ、ということには、決してならない。
 
 政権打倒を求める民衆パワーは、東欧の民主化革命や一年半前に民主化を求めたイランの緑の運動にように、これまでのアラブ世界にはまれな新しい市民運動である。だが、転覆後の政権作りには、これまでと変わらず、国内政治エリートの特権維持と、地政学上の利害関係を第一に考える欧米諸国の外交政策が、決定要因として機能している。この動乱と熱狂、興奮は、新しいワインを古い袋に入れて収拾されるのだろうか

2006チバQ:2011/02/02(水) 23:59:28
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/02/post-1943.php
独裁の悪夢を覚ますエジプトの怒り
Rage Against the Regime

ネット世代の怒りと新手の抗議が30年間にわたる堕落と抑圧を続けてきたムバラクの独裁体制を追い詰める

2011年02月02日(水)10時51分
ババク・デガンピシェ(ベイルート支局長)、クリストファー・ディッキー(中東総局長)、マイク・ジリオ

燃え広がる怒り 抗議活動に加わった市民は罵声と投石、さらには火炎瓶で治安部隊に立ち向かった Reuters
[2011年2月 9日号掲載]

 エジプトと21世紀の世界をつなぐ通信インフラが1つ、また1つとダウンした。ツイッター、フェースブック、そして最後はすべてのインターネット接続が遮断された。ショートメールも使えなくなり、エジプト全土で無数の携帯電話が不通になった。

 それでも、先週初めから続く抗議行動と暴動は止まらなかった。高齢のホスニ・ムバラク大統領の退陣を求める無数の若者たちは、1月28日を「怒りの日」に定め、国中から支援者を集めた。その中には、政府から非合法化された後も強力な組織を維持する穏健派勢力のムスリム同胞団も含まれる。

 デモの予定時刻が近づくと、政府はあらゆる手段を使って民衆の分断を図り、外部の世界とのつながりを断とうとした。

 そしてデモ決行の時が来た。昼の金曜礼拝の直後、数万人がエジプト全土の街頭に繰り出した。当局は警棒とゴム弾で鎮圧にかかり、通りにはナイル川の朝もやよりも厚い催涙ガスの煙が立ち込めた。

 だが抗議の嵐はやまなかった。カイロでは、05年のノーベル平和賞受賞者で平和的な民主化を呼び掛けていたモハメド・エルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長に治安部隊が放水を浴びせ掛けた。警官隊に包囲されたエルバラダイは支持者と共に1時間以上モスクに押し込められた後、当局の手で自宅に軟禁されたもようだ。

 カイロの他のデモ隊は警官隊の追跡を逃れながら、罵声と投石、時には火炎瓶を投げ込んで応戦した。これに対して警官隊は大量の催涙ガス弾を乱射。その一部はデモ隊の真ん中に着弾し、一部は川に沈んであぶくと煙を吐き出した。

 夕方になると2つの大人数のデモ隊がカイロ中心部のタハリール広場で合流。近くにはエジプト考古学博物館やインターコンチネンタル・ホテル、アメリカ大使館がある場所だ。

 ここで突然、警官隊が引き揚げ、代わりに軍隊が現れた。エジプト全土に午後6時以降の夜間外出禁止令が敷かれたのだ。

 実際のところ、軍の兵士は警官や治安部隊に比べ、民衆からの信頼がずっと厚い。だが、お目付け役が軍に交代した後も、デモが終わることはなかった。

2007チバQ:2011/02/03(木) 23:07:54
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-19380520110203
エジプトの大統領支持派と反体制派の対立深刻化、欧州が懸念表明
2011年 02月 3日 22:21 JST
 [カイロ/パリ 3日 ロイター] 混乱の続くエジプトでは3日、首都カイロのタハリール広場で大統領支持派が反体制派に向けて発砲、少なくとも5人が死亡した。反体制派は、あらためて大統領退陣を要求した。
 英、独、仏、伊、スペインの5カ国首脳が共同声明を発表し、エジプト情勢悪化に懸念を表明した。

 3日の衝突は、現地時間午前4時(0200GMT、日本時間午前11時)ごろ始まった。

 現場から生中継された映像では、激しい銃撃が1時間以上にわたって続き、倒れた人が引きずられる姿が映し出された。大統領派・反体制派の双方が投石し、周辺には黒煙が立ち込めた。

 ムバラク大統領は1日のテレビ演説で9月に辞任する意向を表明。その後、軍はデモ隊に撤収を呼びかけているが、大統領の即時辞任を求める反体制派の多くは、抗議活動を継続していた。

 エジプト保健相は、大統領支持派と反体制派の衝突での死者は5人、負傷者836人と発表した。

 反体制派は、大統領支持派との衝突を受け態度を硬化。ムバラク大統領が退陣するまで抗議を続ける姿勢をあらためて示した。

 ある反体制派の草の根運動グループのスポークスマンは、アルジャジーラに対し「きのう(2日)の出来事は、われわれのムバラク打倒の決意をますます固くした」としたうえで「きのう、そしていまもタハリール広場で続いている事を受け、体制側の誰とも交渉するつもりはない」と述べた。

<政府は関与否定>

 エジプト内閣は3日、大統領支持派の反体制派への攻撃を扇動したとの説を否定し、攻撃の背後にある事実を調査する方針を示した。 内閣の報道官はロイターに「政府扇動説はまったくの作り話。そんなことをすれば、鎮静化というわれわれの目標は台無しになる」と語り、政府は大統領支持派の攻撃に驚いていると述べた。国営テレビも、シャフィック首相が調査する方針を示したと伝えた。

 <エルバラダイ氏とムスリム同胞団、政府の協議に応じず>

 反体制派の非合法組織、ムスリム同胞団は3日、アルジャジーラを通じて声明を発表し、ムバラク大統領とその政府の退陣を要求。

 「われわれは、この体制の退陣を要求し、すべての会派のための挙国一致政府の設立を求める」と表明した。

 シャフィック首相は、反体制派に協議を申し出た。アルジャジーラとその他メディアの報道では、合法政党の新ワフド党など、一部会派が同意したもよう。

 しかし、エルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長とムスリム同胞団は、ロイターに対し、政府の呼びかけを拒否したことを明らかにした。

 エルバラダイ氏は、ロイターの電話取材に対し「われわれは協議を拒否した。いかなる協議も、ムバラク大統領の退任とタハリール広場の安全確保が条件だ」と述べた。 非合法組織ムスリム同胞団の元議員、モハメド・アルベルタギ氏は、ムスリム同胞団はエルバラダイ氏が示した条件を支持する、としたうえで「それに加えて、われわれは協議の結果をいっさい拒否する」と述べた。

 <欧州5カ国首脳が懸念表明>

 こうしたなか、フランス、ドイツ、英国、イタリア、スペインの5カ国首脳が共同声明を発表し、エジプトの状況に懸念を示すとともに早急な権力移行を求めた。 フランス大統領府が発表した声明で5カ国首脳は「エジプト情勢が悪化していることを非常に懸念している。移行プロセスを今始める必要がある」と述べた。

2008チバQ:2011/02/03(木) 23:08:30
http://mainichi.jp/select/world/news/20110204k0000m030095000c.html
エジプトデモ:「革命」高揚感消え 市民に新たな分断

タハリール広場の入り口を守る反政府派の人々。2日に発生した親ムバラク派との投石の応酬で数百人もの人々が負傷した=2011年2月3日午前10時、樋口直樹撮影 【カイロ樋口直樹】エジプトのムバラク大統領の即時辞任を求める抗議デモ隊の牙城、カイロ中心部のタハリール(解放)広場は3日、大統領支持派と繰り広げた激しい衝突の結果、戦場の様相を示していた。わずか2日前に広場を包んでいた「革命」への高揚感は消え、怒りと憎悪と疑心に支配されていた。ムバラク氏の事実上の引退宣言で収束に向かうともみられた混乱は、市民の間に新たな分断を生み出している。

 広場に向かう道は、こぶし大の石やレンガの切れ端、火炎瓶の残骸で埋まっていた。こん棒を持って広場の入り口に立ちふさがる教師、ムハンマドさん(35)と土木労働者、アシュラフさん(33)はいずれも、大統領支持派の投石で頭にけがをしながら、広場に向かう人々に厳しい視線を向けていた。

 「おかしなやつらが入り込むのを防いでいる。彼ら(大統領支持派)は故意に混乱を起こそうとしている」。ムハンマドさんがこう語ると、仲間は「ムバラク(大統領)が辞めるまで、タハリールを守り抜く」と悲壮な表情で語った。

 一口に親ムバラク派と言っても内実はさまざまだ。現政権下で甘い汁を吸ってきた取り巻きから、空軍司令官だったムバラク氏と共に中東戦争を戦った退役軍人、政治手腕を評価する人々まで幅広い。だが、その背後に、巻き返しを図ろうとする政権側の意向が隠されていることは間違いない。

 「この身分証明書を見ろ。やっぱり私服警官だったんだ」。血まみれの中年男を取り囲む人の輪から怒りの声が上がる。リンチに遭って顔を真っ赤に腫らせた男は、うつむいたまま何も言わない。「いや、おれは関係ない。身分証を見てくれ」。疑いをかけられた別の男が必死で「ぬれぎぬ」を訴える。誰の目もギラギラしている。

 広場にこもる地元ジャーナリスト、ナハスさん(41)は衝突が始まった2日午後、20代とみられるムバラク派の若者が、反政府派に捕まるところを目撃した。「なぜ我々を攻撃するのか」との問いに、男は「50エジプトポンド(約800円)を渡され、メシを食わせてもらってデモに参加した」と語り、政権側からカネで釣られたことを認めたという。

 また、教育問題に取り組む非政府組織(NGO)メンバーのシュリーンさん(37)によると、労働省で働くいとこの家族(50代女性)は、ムバラク氏の「引退宣言」の直前に上司から電話で、「大統領への忠誠を示すため(親ムバラク派の)デモに参加せよ」と命令された。拒否すると、「あしたから職を失うぞ」と脅され、やむなく参加したという。

 だが、親ムバラク派デモ参加者のすべてが「動員」されたわけではない。

 「私は昨日まであちら側にいた。でも、これ以上の混乱は望まない」。地元紙記者のマフムード・カラハさん(33)は2日、大統領支持派の中に身を置いていた。「大統領は昨夜、今期限りの引退を表明した。混乱を収拾すべき時だ」と言う。

 反政府側には「今すぐ大統領を辞任させなければ、どんな巻き返しと弾圧があるか分からない」との強い不信感がある。「我々の恐れは現実のものになろうとしている」。反対派の一人が太いため息をついた。

2009チバQ:2011/02/03(木) 23:09:14
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011020302000023.html
エジプト二分 事態深刻 「解放」の広場 入り乱れ
2011年2月3日 朝刊


 【カイロ=清水俊郎】ムバラク大統領(82)の退陣を求める反政府デモが続くエジプト各地で、二日に一斉蜂起した大統領支持派は、反政府デモの中心地、首都カイロのタハリール広場でデモの排除を試みている。石が飛び交い、激しく棒で殴り合うなど、エジプトの混乱は国民同士の衝突という新たな事態に発展した。

 「私たちは政権の維持を求める」。中東の衛星放送アルジャジーラによると、大統領支持派は同日朝、全国で数万人が同時多発的に行進を開始した。カイロでは複数の集団が、反政府デモの参加者でごった返すタハリール広場を目指した。

 広場に昼すぎに到着し反政府デモとにらみ合いとなったが、一方が投石したのを機に双方入り乱れる乱闘状態に突入。地面に引き倒した相手を数人で取り囲み、殴る蹴るの暴行を加える場面も見られた。

 「もうデモはやめてくれ」。日常生活の回復を求め、ラクダや馬を連れて広場に乗り込んだ集団もいた。カイロ郊外のピラミッド周辺の砂漠で観光客を動物に乗せて歩く業者たちで、デモの長期化による外国人観光客の減少に抗議しているとみられる。

 一方、反政府デモの参加者はアルジャジーラに「政府が広場にギャングを派遣した」と抗議。前日の大規模デモが平和裏に終わっただけに、二日は女性や子どもの参加者も多く、広場は騒然とした雰囲気になった。

 タハリール広場が反政府デモと大統領支持派の攻防の舞台になったのは、政治と経済、文化の重要施設に囲まれたこの国の象徴的な場所だからだ。

 一連の反政府デモでは、二日目の一月二十六日に群衆が広場への突入を目指し、警官隊が催涙弾とゴム弾で応戦。近くの与党国民民主党(NDP)本部が、放火で三日間燃え続ける惨事となった。

 先週末から警察がデモの規制を断念。デモ隊が自分たちで広場に出入りする人の身分証明書と手荷物を確認して、不測の事態に備えていたところだった。

   ×  ×

 タハリールはアラビア語で「解放」の意。十九世紀の指導者の家族の名にちなみイスマエーレーヤ広場と呼ばれていたが、一九五二年のエジプト革命で改名された。

 周囲にはツタンカーメン王の黄金の仮面で知られるエジプト考古学博物館や、財務省、内務省のあるモガンマア(政府総合庁舎)、高級ホテル街がある。

 広場には七七年の政変や二〇〇三年のイラク戦争の際も大勢の市民が集まった。市内の高校の歴史教師オマールさん(45)は「タハリールは国民の自由の象徴」と話しており、今回は国の行方を左右する舞台となっている。

2010チバQ:2011/02/03(木) 23:10:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110203/mds11020318520011-n1.htm
外国メディアも続々と被害 親ムバラク派の標的? 
2011.2.3 18:49


3日、カイロ市内でムバラク大統領支持派の市民と衝突、負傷した反政府デモ参加の市民ら(ロイター)
 【カイロ=大内清】エジプトの騒乱の取材にあたっている外国メディア関係者が、親ムバラク派による暴行を受けるケースが相次いでいる。

 報道によると、米CNNテレビの人気キャスター、アンダーソン・クーパーさんが2日、首都カイロ市内で親ムバラク大統領派のデモを取材中に頭を殴られ、同行のクルーらも被害を受けた。中東の衛星テレビ局アルアラビーヤの記者も親ムバラク派を取材中に負傷し、撮影機材を破壊された。

 米国の著名女性ジャーナリスト、クリスティアン・アマンプールさんは、カイロで乗っていた車を群衆に囲まれ、車のガラスが割られる被害に遭った。

 カイロ中心部のタハリール広場付近で、日本の男性フリーカメラマン2人が2日に親ムバラク派から殴られるなどしたとの情報もあり、在カイロ日本大使館が確認を急いでいる。

 エジプト当局は反政府デモが激化した1月28日から今月2日まで、インターネットを遮断して厳しい情報統制を図ってきた。

 だが、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラやアルアラビーヤをはじめとする外国メディアは連日、エジプト情勢を詳報。政府は報道に神経をとがらせており、国営テレビを通じ「アルジャジーラは嘘ばかりだ」などと非難している。

 外国人記者が標的になっているのかどうかは不明だが、親ムバラク派の多くが当局の意向をくみ、取材活動を妨害しようとしている可能性は否定できない。

2011チバQ:2011/02/03(木) 23:11:54
http://www.afpbb.com/article/politics/2784379/6768171
イエメン、首都で反政府派と大統領派が数万人ずつデモ
2011年02月03日 20:10 発信地:サヌア/イエメン
【2月3日 AFP】チュニジアの政変をきっかけに中東や北アフリカで政府への抗議行動が広がる中、反政府デモが続くイエメンでも3日、首都サヌア(Sanaa)の大学で「怒りの日」と題し、長期政権を維持してきたアリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領の退陣を求める数万人規模の大きな集会が行われた。

 一方、AFP特派員によると、反政府デモの主催者は当初、市中心部のタハリール(Al-Tahrir)広場での集合を予定していたが、ほぼ同じ数の大統領の支持者たちが、中には武装した者も含めてこの広場を埋め尽くしたため、予定していた場所の変更を急遽余儀なくされた。主催者たちは早朝から車で通りを走り、新たな場所を拡声器で告げながら、変更は「与党と武装した彼らの一派がタハリールを占拠しているためだ」と非難してまわった。

 変更後の場所となった大学には午前中のうちに数万人が集まった。一方、2キロしか離れていないタハリール広場の大統領派も同数程度に膨れ上がった。

 先日から退陣要求を突きつけられているサレハ大統領は2日、次期は続投しないと宣言し、また終身大統領制を可能にする憲法改正案を凍結すると表明した。さらに世襲制にも反対すると述べ、批判派の間で憶測されている息子アフメド・サレハ(Ahmed Saleh)氏への権力継承を行わない意向を明らかにした。現在息子のアフメド氏はイエメン軍のエリート部隊の司令官を務めている。(c)AFP/Hammoud Mounassar and Jamal al-Jaberi

2012チバQ:2011/02/03(木) 23:17:37
http://www.asahi.com/international/update/0203/TKY201102030514.html
イタリア、ホテル滞在税導入を否決 政権崩壊の可能性2011年2月3日23時7分
. 【ローマ=南島信也】イタリア議会の上下院合同委員会は3日、全土のホテルで滞在税を徴収することなどを盛り込んだ税制改革法案を否決した。同法案は連立与党の一角、北部同盟が連立離脱を示唆して成立を強く求めていた。北部同盟が離脱すればベルルスコーニ政権の崩壊は不可避で、早期総選挙の可能性が出てきた。

 滞在税はホテルに宿泊する観光客から1泊につき50セント〜5ユーロ(56〜560円)を徴収するというもの。税額はホテルの格付けによって異なり、税収は各地方自治体の歳入に組み込まれるとしていた。首都ローマ市では1月1日から1泊につき2〜3ユーロの滞在税の徴収を始めている。

 イタリアには年間4200万人の観光客が訪れるだけに、観光業界が法案に強く反発。イタリア統一150周年にあたる3月17日にすべてのホテルを閉鎖し、宿泊予約も受け付けない方針を打ち出していた。

 ベルルスコーニ首相率いる与党「自由の国民」(PDL)と連立を組む地域主義政党「北部同盟」は法案が成立しない場合、連立離脱も辞さない構えを見せていた。ベルルスコーニ政権は下院でかろうじて過半数を維持している状態で、政権の命運は北部同盟の今後の動向に左右されることになった。
.

2013チバQ:2011/02/03(木) 23:38:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110203/mds11020300460001-n1.htm
【エジプト騒乱】
“暫定政権”のシナリオは…まとまらぬ反政府勢力 副大統領主体、軍部介入も
2011.2.3 00:45 (1/3ページ)

2日、エジプト・カイロ中心部のタハリール広場で、野党勢力(上)と衝突するラクダや馬に乗った大統領支持派(AP)
 エジプトのムバラク大統領が任期限りでの退陣を表明したが、反ムバラク派と親ムバラク派の衝突が起きるなど、混乱が沈静化するめどは立っていない。今後、選挙までの“暫定政権”の形態としては、(1)エルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長などの反政府勢力主体(2)ムバラク大統領かスレイマン副大統領を軸とする現体制の存続(3)国民から信頼されている軍の介入−の3つのシナリオが想定される。

 今秋の退陣を表明したムバラク大統領に対し、野党勢力はムバラク氏が即時に退陣するまでは対話に応じないと強調している。

 反政府勢力の軸になるとの見方があるのがエルバラダイ氏だ。しかし国際的知名度はあっても、外国での活動が長かった同氏の国内での人気はパッとしない。

 当初は反政府勢力側の交渉役を任される方向でまとまりかけたが、主導権争いの中で一部野党が反発、広範な支持を得るには至っていない。2005年の大統領選に出馬し国内では知名度の高い野党、ガッド党代表、ヌール氏を推す声も出てきた。

 さらに、エジプト元外相でアラブ連盟事務局長のムーサ氏も、エジプト政界への復帰に意欲を示す。

 ムバラク氏が即時退陣を拒否した背景には、米欧などの諸外国がエジプトの急速な体制転換は望まないだろうという読みのほか、こうした反政府勢力の足並みの乱れもある。

 2日にはムバラク大統領を支持する集会が国内各地で開かれている。これ以上の混乱を望まない一般市民の声が反映されている可能性もある。さらに一部野党は同日、スレイマン副大統領との対話を受け入れる姿勢を見せ始めた。

 こうした中、(1)ムバラク大統領が演説した通り自らが大統領選まで続投する(2)ムバラク氏が即時退陣に追い込まれても、混乱回避を名目に、側近のスレイマン氏が暫定大統領に就任する−というシナリオもまだ残っている。

 一方で反政府勢力は、イスラム教の金曜礼拝がある4日を「追放の金曜日」と呼び、先週の「怒りの金曜日」同様、大規模デモを呼びかけている。一気にムバラク大統領を辞任、亡命に追い込もうという作戦だ。

 親ムバラク派との衝突激化も懸念される事態に、目下、静観を決め込んでいる軍がどう動くのか。

 軍の制服組トップ、アーナーン参謀総長はマレン米統合参謀本部議長と連絡を取り合っているともいわれる。米国は長年、エジプトへの軍事支援を行っており、双方の軍のパイプは太い。

 軍部は現在のところ中立姿勢を貫いてはいるが、混乱が拡大すれば、自らの手で暫定政権樹立に乗り出す可能性も否定できない。

 こうした中、エルバラダイ氏が(1)軍人と民間人からなる、民主化移行のための委員会を設置する(2)スレイマン副大統領を暫定大統領とする新政権が上下両院を解散して新憲法を準備する−など、折衷案ともいうべき腹案を持っているとも報じられている。(カイロ 大内清)

2014チバQ:2011/02/03(木) 23:39:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110203/mds11020300050000-n1.htm
親ムバラク派の怪
2011.2.3 00:04 (1/2ページ)
 【カイロ=黒沢潤】エジプト・カイロのタハリール広場周辺で2日午後、数万人規模の反政府デモ参加者と衝突した親ムバラク派は数千人に達した。同派は与党・国民民主党(NDP)の支持者ら体制派とみられる。同派について、デモを主導する市民グループ「4月6日運動」の幹部はカタールの衛星テレビ局アルジャジーラに対し、「NDP党員や裕福なビジネスマン層が金銭で雇い入れた“荒くれ者”たちだ」などと語った。

 この集団は、反政府デモ参加者との衝突を回避するため広場前で待機していた戦車部隊を迂(う)回(かい)する形で広場に行進。両派は、軍の車両が展開されていない路上で激しく衝突。エジプトメディアによれば、銃声も聞こえ、数十人が負傷したもようだ。

 親ムバラク派の中には、ピラミッドのあるカイロ郊外のギザ周辺から、ラクダやラバ、馬など十数頭に乗って同広場にたどりついた男たちの姿も。エジプトの主な国家収入の1つである観光産業が、連日続く民衆蜂起で打撃を受けていることに憤慨したものとみられる。

 中東の衛星テレビ局アルアラビーヤは、親ムバラク派の規模がカイロ市内だけで、1万人規模に達したと伝えた。エジプト国内では数万人規模となり、各地で反政府デモ参加者らと衝突しているとみられる。全土での負傷者数などは不明。軍の介在なしにこのまま両派の衝突が続けば、社会機能がまひし、市民生活に深刻な影響を及ぼす可能性もある。

 ロイター通信によれば、軍は反政府デモ参加者らに対し、「(ムバラク大統領退陣という)当初の目的は達成されたはずだ。ただちに現場を離れ、自宅に戻れ」などと、繰り返し警告を発している。

2015チバQ:2011/02/03(木) 23:39:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110202/mds11020222240021-n1.htm
退陣の裏側で何が…「内」と「外」から“引導”
2011.2.2 22:16

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1日夜、国営テレビで演説し、退陣を表明するエジプトのムバラク大統領(ロイター)
 【カイロ=黒沢潤】エジプトのムバラク大統領は1日夜、約30年にわたる独裁政権に終止符を打つことを表明した。軍がデモ参加者への武力行使を拒絶し中立な立場を取ったことに加え、米政権が大統領に“引退”を勧めたことが背景にあったもようだ。

 「去れ、去れ、ムバラク」「お前は絞首刑の対象だ」−。20万人の市民たちで埋め尽くされたカイロのタハリール広場では、大勢の若者らが大統領の演説直前、口々にこう絶叫した。

 紺色の背広姿、相手の目を射抜くような鋭い視線。広場に設けられた臨時スクリーンに、かつてイスラエルと戦った元空軍司令官の姿が映し出されると、若者たちは思わず息をのんだ。

 「この国で生まれた私は、この地で死ぬ。人は去りゆけど国は残る。エジプトよ、永遠なれ−」

 大統領の退陣決断には、自らの政権基盤だった軍の態度が影響しているとの指摘もある。軍は1日のデモを前に、「平和的な手段による表現の自由はすべての人が持つ権利だ。武力行使はしない」と言明。これを裏付けるように、広場前に陣取った戦車部隊は、「夜間外出禁止令」を無視して広場になだれ込む市民を事実上、“黙認”した。

 英紙サンデー・タイムズは、軍出身のスレイマン副大統領もムバラク氏に騒乱の長期化回避のために退陣を迫ったと報じている。

 一方、AP通信によるとオバマ米大統領が1月31日、ムバラク氏と個人的にも親しいフランク・ワイズナー元駐エジプト米大使をカイロに派遣、「そろそろ“終焉のとき”ではないか」と退陣を促したという。

 軍と米国という「内」と「外」の政権基盤から“引導”を渡されたことで、大統領は30年にもわたる独裁政権への「幕引き」を決断したとみられている。

2016チバQ:2011/02/04(金) 22:09:41
http://mainichi.jp/select/world/news/20110205k0000m030115000c.html
エジプト:野党足並みに乱れ
 【カイロ和田浩明】エジプトでムバラク大統領の退陣要求を強める野党勢力は、一部を除いて政府側の対話提案に慎重な姿勢を取っている。だが反大統領派が結集するカイロ中心部のタハリール広場に姿を見せる幹部も目立たず、デモ隊との共闘姿勢も見えにくい状況だ。

 9月引退を表明したムバラク大統領や、事実上実権を掌握したと見られるスレイマン副大統領は、犬猿の仲だった穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」を含め全政治勢力との対話を提案している。

 これに対し、高い組織力を持ち、昨年11月の総選挙で全議席を失うまでは事実上の最大野党だった「同胞団」や、今回の騒乱前から「同胞団」と共闘姿勢を見せていたエルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長は「ムバラク退陣まで対話拒否」の姿勢だ。

 一方、スレイマン副大統領は、一部勢力と3日に対話を行ったと表明。反大統領デモを主導したグループ「4月6日運動」などとみられ、野党側の足並みの乱れも見られる。地元紙によると、既成野党のワフド党は、ムバラク氏の引退表明を「歓迎」し、一時は政府との協議を検討したが、2日に大統領支持派が反大統領派を攻撃した事件を受けて「対話拒否」に戻った。

 タハリール広場のデモ隊の間では「我々はムバラク排除に集中すべきだ」(40代男性)との声が目立ち、野党勢力の動きへの関心は必ずしも強くない。

 エルバラダイ氏は30日に同広場に姿を見せたが、演説を短時間で切り上げた。ワフド党は騒乱開始から10日目の3日になって、ようやく幹部会による広場でのデモ参加を議決した。野党勢力と「現場」との距離が目立っている

2017チバQ:2011/02/04(金) 22:12:34
>>1191
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110204/mds11020421150018-n1.htm
ニジェール大統領選決選へ 民政移管に向け
2011.2.4 21:14
 昨年2月に軍事クーデターが起きた西アフリカ・ニジェールからの報道によると、1月31日に行われた同国大統領選で、選挙管理委員会は4日までに、有力野党候補のイスフ氏とウマル元首相の上位2人の間で決選投票が実施されると発表した。決選投票は3月12日の予定。

 大統領選は民政移管に向けたもので、10人が立候補。選管によると、大半の開票が終了した段階で過半数を得票した候補はいなかった。

 ウマル氏はクーデターで大統領を解任されたタンジャ氏の下で、2007年6月から09年9月まで首相を務めた。今回、第3位だったアマドゥ元首相ら複数の候補がウマル氏支持に回る見通しで、決選投票ではウマル氏有利とみられている。(共同)

2018チバQ:2011/02/04(金) 22:14:15
>>1712>>1989
http://www.asahi.com/international/update/0204/TKY201102040437.htmlヨルダン国王、イスラム組織と会談 強まる政府批判受け2011年2月4日20時4分

 【アンマン=井上道夫】ヨルダンのアブドラ国王は3日、国内のイスラム組織「ムスリム同胞団」や同組織系の政党「イスラム行動戦線」(IAF)の幹部と会談し、政治改革の進め方について意見を交わした。国営ペトラ通信が伝えた。

 チュニジアの政変やエジプトの反政府デモに誘発され、ヨルダンでも政府の腐敗や経済政策を批判する市民デモが続いており、野党勢力の同胞団側も政府批判を強めている。

 これに対し、議会の解散権や首相の任命権を持つ国王は今月に入り、リファイ首相を事実上更迭し、後任のバヒート氏に「目に見える形の政治改革」を断行するよう指示。自らも同胞団と対話することで、国民に改革姿勢をアピールする狙いとみられる。

 国王は、同胞団側との会談で、「一部で個人の利益が公共の利益に優先されてきた」と述べ、これまでの政治改革が成果をあげていないこと認め、今後、官僚や政治家の汚職について、厳正に対処すると断言。さらに、同胞団側が求める選挙法改正についても国民全体の合意が得られるよう議論を始める必要があると述べ、柔軟な姿勢を示した。

2019チバQ:2011/02/04(金) 22:16:56
http://mainichi.jp/select/world/news/20110204dde001030010000c.html
エジプト:混乱、ムバラク大統領強気 「公職うんざり」でも「すぐ辞められぬ」
 ◇「追放の金曜」緊張
 【カイロ樋口直樹】今年9月のエジプト大統領選への不出馬を表明したムバラク大統領(82)は3日、「長年の公職にうんざりしている。すぐに辞任したいが、国家が混乱に陥る恐れがあるため、それはできない」と述べ、改めて即時退陣を拒否した。米ABCテレビに答えた。大統領は亡命の可能性も否定した。4日のイスラム教の金曜礼拝後に「追放の金曜日」と銘打った大規模デモを予定している反大統領派は同日までの辞任を求めており、情勢は緊迫の度を強めている。

 ムバラク氏は、国軍部隊に厳重に守られたカイロの大統領宮殿で取材に応じた。1日深夜の事実上の引退宣言以来、インタビューに応じたのは初めて。

 ABCが報じた要約によると、13人の死者を出した2日からの反大統領派と大統領支持派の衝突を巡り、ムバラク大統領は政府の責任を否定する一方、最大の野党勢力である穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」を非難。「エジプト人同士の戦いを見たくはない」と述べた。

 反大統領派の批判には「気にしない」と語った。

 取材には、後継者と目されていた次男ガマル氏(47)も同席。ムバラク氏は「息子に後継させようとは全く思っていない」と話した。

 「早期の政権移行」を求める最大の同盟国・米国に裏切られたと思うか、との質問にムバラク氏は、オバマ米大統領を「とてもよい人物だ」と表現。早期引退を促された際、オバマ氏に「あなたはエジプトの文化も、私が今辞任したら何が起こるかも理解していない」と話したことを明らかにした。

 ◇副大統領「選挙前倒しも」
 一方、ムバラク氏が息子の代わりに事実上の後継者に選んだスレイマン副大統領(75)は3日、国営テレビのインタビューに答えた。大統領選を「8月か9月に行う」と述べ、選挙を可能な限り早期に実施すると強調した。

 また、ムバラク氏が厳しく批判してきたムスリム同胞団に政府との協議に応じるよう呼びかけたことや、反大統領派デモに実力を行使しないよう軍部に命じたことを明らかにした。非合法化されている同胞団への対話の公式提案は極めて異例。ただ、同胞団はムバラク氏の辞任まで交渉に応じない構えだ。

毎日新聞 2011年2月4日 東京夕刊

2020チバQ:2011/02/04(金) 22:26:51
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110204-OYT1T01020.htm
「決別の金曜」数万人デモ、エジプト緊張山場に

4日、カイロで、タハリール広場に向かう反体制デモ参加者を調べる兵士たち=AP 【カイロ=田尾茂樹】エジプトのムバラク大統領の辞任を求め、反体制派が「決別の金曜日」と銘打って呼び掛けたデモが4日、カイロ中心部で行われ、同日午後までに参加者は数万人に達した。

 同日は、国際原子力機関(IAEA)前事務局長のムハンマド・エルバラダイ氏が大統領に突きつけた辞任期限でもある。反体制派は大統領の即時辞任を政権との対話の条件としており、エジプト政情の緊張は最大の山場を迎えた。

 中心部タハリール広場では、夜間外出禁止令を無視して泊まり込みを続けた数千人に加え、早朝から続々と集まった市民が「ムバラクを倒せ」「今日が最後の日だ」と叫んだ。国営テレビによると、同日午前には広場にタンタウィ副首相兼国防相が姿を見せ、反体制派に対話を呼び掛けた。

 反体制派は広場につながる主要な道路にバリケードを築き、夜通し検問を実施。大統領派の広場への接近を阻止している。これまでデモを静観してきた軍は、兵士が数メートル間隔で広場を取り囲み、反体制派のデモ参加者の身分証をチェックするなど、警戒態勢を敷いている。大統領支持派が攻勢を強める可能性もある。

(2011年2月4日22時17分 読売新聞)

http://mainichi.jp/select/world/news/20110205k0000m030116000c.html
エジプト:軍と内務省の確執浮上
 【カイロ和田浩明】エジプトの治安維持にあたる国軍と内務省の間の確執が浮上している。軍出身のスレイマン副大統領は3日、内務省管轄の治安部隊や警察による反大統領デモへの強硬な対応に不満を表明。空軍司令官だったシャフィク首相もアドリ前内相の処罰の可能性に言及し、ワグディ内相に「平和的なデモは邪魔すべきでない」とクギをさした。

 デモ発生当初、治安維持を担当していた内務省は弾圧したが事態収拾に失敗。その後、大統領命令で国軍が展開した。地元メディアなどによると、アドリ氏はこれに反発し現場から部隊引き揚げを命じた疑惑がある。

 内務省は警察や治安部隊を駆使して野党勢力の暴力的弾圧を長年続けてきた。「軍内部にはこうした手法に嫌悪感がある」と指摘する専門家もいる。ムバラク大統領が1月29日に全閣僚を更迭し、副大統領、首相、副首相が軍出身者で固められ、軍側の政治力が強まった形になった。

 しかし、2日に起きた大統領支持派による反大統領派の攻撃は、治安当局や与党の関係者が扇動した疑いも出ており、国軍と内務省の確執は今後も続く可能性がある。

2021チバQ:2011/02/04(金) 22:27:31
http://mainichi.jp/select/today/news/20110205k0000m030112000c.html
エジプト:米の「後継工作」加速…スレイマン氏軸に
2011年2月4日 21時56分

 【カイロ和田浩明】エジプトの反大統領派は4日、各地で「追放の金曜日」と銘打った大規模デモを実施し、カイロ中心部のタハリール広場には数万人が集結した。デモ隊はムバラク大統領を即時退陣に追い込む構えで、大統領支持派との緊張も高まっている。先月25日のデモに始まった混乱は既に11日目に突入し、「ムバラク後」を見据えた米国の「後継工作」も加速。燃えさかる反大統領運動の背後で、政治的駆け引きが本格化してきた。

 ◇金曜デモ、期待感あふれ
 反大統領派の拠点と化したタハリール広場。4日はイスラム教の金曜礼拝があり、人々の気分は自然と高揚する。突然、国歌を斉唱する声が聞こえてきた。朝から続々と詰めかけ、入り口では手荷物検査などを待つ長蛇の列ができた。

 若者、老人、女性、親子連れ……。あらゆる階層の顔が見える。記者が警備の兵士にパスポートを提示すると、笑顔で肩をたたかれた。数回のチェックを受けて、ようやく広場に入った。2日の大統領支持派による攻撃で負傷したのか、顔や頭に包帯を巻く人がいる。疲れ切ってしまい、芝生の上で眠り込む人も多い。

 「人々は自由のために、ここに集まった。政府は国民の声を聞くべきだ」。礼拝が始まり、イスラム教の宗教指導者が説教を始めると、広場は巨大なモスク(礼拝所)に一変した。人々は聖地メッカ(サウジアラビア)の方角を向き整然と並んで、ただ祈る。感極まり、おえつする男性も。静寂を破るのは、スピーカーから流れる聖典コーランの引用と、上空を旋回する軍ヘリコプターの爆音だけだ。

 反大統領派の要求はムバラク大統領の「即時退陣」。しかし、大統領は3日、国軍に厳重に守られたカイロ市内の大統領宮殿で米メディアと会見し、要求には応じない考えを改めて強調した。

 混乱を早期に収拾したい米国は「ムバラク後」のシナリオについて、エジプト政府高官と調整を進めている。ロイター通信によると、米当局者は3日、ムバラク大統領の即時退陣を含む「複数のシナリオ」をエジプト当局と協議していると明言した。大統領側近のスレイマン副大統領率いる暫定政権に権限を移譲させる案を、エジプト側と検討しているとの報道もある。

 ホワイトハウスはこの報道の正否を確認していないが、米国家安全保障会議(NSC)のビーター報道官は「オバマ大統領は今こそ平和的な権限移譲を始める時だと話している」と語った。

 ムバラク大統領の側近で事実上の後継者と目されるスレイマン副大統領は、イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」に対し、非合法化の解除提案を含む対話や、野党側が要求する憲法改正の受け入れを表明して、事態打開を模索している。

 だが、反大統領派の不信感は根深く、スレイマン副大統領は「(ムバラク大統領と)同じシステムの人間。受け入れられない」(40代女性教員)との見方が大半だ。配管工のアハマド・アブドルアミさん(38)は「子供たちが自由に歩ける国にしたい。それまでここを離れない」と話した。

 午後1時(日本時間午後8時)前。礼拝が終わると、広場は「変化」への期待感に満たされた。人々は「メルハル(去れ)」「バーテル(偽物め)」と叫び、拳を突き上げて、デモが始まった。

 「民衆の力で独裁政権を倒せるとチュニジアから学んだ」。医師のアハメド・ナグラさん(29)はそう言って、「ムバラク大統領は威厳を保つことしか考えていない。国民の尊厳などお構いなしだ」と吐き捨てるように言った。「ムバラクが去らなければ同じことが続く。即時退陣しかない」

 国営テレビによると、タンタウィ国防相がタハリール広場を訪れ、状況を視察した。大統領支持派の姿はみえない。だが投石に備えてヘルメットをかぶる人もいる。広場に展開している国軍部隊は有刺鉄線を設置するなどして、警戒を強めた。

 4日のカイロのデモで主催グループはタハリール広場のほか、国営テレビ局や人民議会(国会)にも参集するよう呼び掛けた。英BBCによると、同広場から約12キロ離れた大統領宮殿まで行進する構えも見せており、エジプトの緊張は最高度に達している。

2022チバQ:2011/02/04(金) 22:28:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110204/mds11020422030020-n1.htm
次期大統領を狙う注目候補 最有力はスレイマン副大統領
2011.2.4 22:00 (1/2ページ)

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3日、国営テレビのインタビューに答えるエジプトのスレイマン副大統領(ロイター)
 【カイロ=黒沢潤、大内清】エジプトのムバラク大統領が今秋までに予定される大統領選への不出馬を表明したことを受け、次期大統領が誰になるのか注目されている。

 大統領選に向けては今後70日間かけて、独立系候補の出馬を事実上、不可能にしている現憲法の改正手続きを上下両院で実施。選挙実施は8、9月の見通し。

 次期大統領の最有力候補は、現副大統領のオマル・スレイマン氏(74)だ。軍出身で諜報機関の総合情報庁長官を長く務めたほか、対米・イスラエル外交でも要の役割を果たしてきた。国内外の情勢への視野も広く、米国の信頼も厚い。

 スレイマン氏に対抗しうる人物は存在するのか。

 「もし誰かが私に役割を与えるなら、私はできることをする」。元エジプト外相で、アラブ連盟事務局長のアムル・ムーサ氏(74)は2日、中東の衛星テレビ局アルアラビーヤとの会見で、大統領選への野心を隠さなかった。

 外相時代に見せたイスラエルへの毅然とした姿勢や、当意即妙の受け答えで国民からの受けも良く、「オレはムーサが大好き。イスラエルなんか大嫌いだ」との歌が流行したほど。米国とアラブ諸国との橋渡し役を務められるとの期待もあり、2005年の大統領選では“待望論”が出た。

 同様に外交畑を歩んできた国際原子力機関(IAEA)前事務局長のムハンマド・エルバラダイ氏(68)も意欲満々だ。事務局長時代の05年にノーベル平和賞を受賞し、国際的知名度は抜群。米国がムバラク氏と距離を取り始める一方、エルバラダイ氏と接近しつつあるとの見方もある。

 ただ、非合法の穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団と一時、共闘姿勢を示したことなどから米国の警戒感が強まっているとされ、迷走気味でもある。

 前回選で民主化運動グループの後押しを受け、「旋風」を起こしたガッド党党首、アイマン・ヌール氏(46)の名前も取り沙汰される。選挙後に投獄された経験もあるヌール氏は民主化運動のシンボルの一人。若者層の期待は高い。

 さらに、ダークホースとして名前が挙がるのが、1999年にエジプトで3人目のノーベル賞(化学賞)を受賞したアハマド・ズウェイル氏(64)。カリフォルニア工科大で教壇に立った経験を持ち、エジプトの教育改革を訴えるなど、政治・社会問題で積極的に発言している。1日には居住先の米国から急きょ帰国すると発表し、注目された。

 このほか、政局全体のカギを握る人物として、軍参謀総長のサミー・アーナーン氏も注目される。米国防総省とのつながりが深く、フランスやロシアへの留学経験もあり、国際感覚に優れていると指摘される。

2023チバQ:2011/02/05(土) 10:27:48
http://mainichi.jp/select/world/news/20110205ddm003030115000c.html
クローズアップ2011:エジプト安定、高いハードル
 ◇「非合法化」最大野党勢力が反発、憲法問題も
 エジプトのムバラク大統領に対し、国内の反大統領派だけでなく、最大の同盟国・米国からも即時辞任を求める圧力が強まっている。米上院がムバラク氏に対し、暫定政権への権限移譲を求める決議を採択したことで、国軍出身のスレイマン副大統領を暫定大統領に据える構想が現実味を帯びてきた。だが、その実現には憲法上の制約のほか、最大野党勢力のイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」の反発が障害となっており、一足飛びには進みそうもない。【カイロ樋口直樹】

 ◇スレイマン暫定大統領構想
 反大統領派と大統領支持派の多くは、実はムバラク氏の退陣そのもので意見はほぼ一致している。対立点は「いつ」「どのように」退陣させるかだ。混乱を鎮めるため、反大統領派の即時辞任要求に応える必要があるが、事実上の引退宣言までした同氏を力ずくで引きずり降ろすことには、大統領支持派だけでなく一般国民にも抵抗がある。

 「ムバラク大統領はエジプト国民の父であり、兄でもある。自ら引退を決意した大統領を侮辱することは許せない」。支持派の会社員(40)は、家父長を尊重するエジプトの伝統的価値観に触れてこう語る。国民の多くは、強権政治や経済の停滞、政治腐敗の横行に不満を持つ一方、同氏の長年の功績を認めるべきだとの感情も抱いている。暫定政権構想は、ムバラク氏が早期に辞任を表明し、腹心のスレイマン氏率いる暫定政府に権力を移譲、9月に予定される大統領選の準備に入るというシナリオだ。急激な政治変革を望まない大統領支持派にとっての妥協策でもある。

 情報長官だったスレイマン氏は、先月29日の副大統領就任以後、発言力を強め、ムバラク氏の次男ガマル氏の次期大統領選不出馬を言明したり、民主化に欠かせない憲法改正の意向を示すなど、「変化」をアピールし、野党勢力に対話を呼び掛けている。

 だが、野党勢力はまだ呼び掛けに応じていない。特にエジプト全土で影響力を持つ「ムスリム同胞団」の動向がカギになっている。スレイマン氏は原理主義勢力を厳しく監視してきた情報機関のトップだっただけに、政治的に非合法化されてきた同胞団側にアレルギー感情は強い。

 一方、エジプトでは憲法上、大統領が辞任した場合、人民議会(国会)議長が臨時大統領となり、60日以内に新大統領を選出しなければならない(84条)。この場合、副大統領のスレイマン氏に速やかに権力を移譲できない。

 ただ、大統領が在職中、病気など一時的な理由で職務を続けられなくなった場合には、副大統領か首相が職務を引き継ぐことができる(82条)。スレイマン氏への権力移譲は、ムバラク氏が何らかの理由を付けて「職務を続けられなくなった」と事実上の辞任表明を行うことで可能になるとみられている。

 ムバラク氏は「今辞任したら、エジプトが混乱に陥る」として即時辞任を拒否。スレイマン氏や、政権の屋台骨を支える軍部も今のところ、ムバラク氏の意向を尊重する姿勢を崩していない。

2024チバQ:2011/02/05(土) 10:28:02
 ◇「目に見える変化」「関係も良好」 米が後押し
 米国は、エジプト民主化の象徴として「自由で公正な」次期大統領選挙を求め、反大統領デモの拡大と現在の混乱状況を抑えるため、「今、目に見える変化が必要」と考えている。その一つとして検討しているとされるのが、エジプト国軍をバックにした暫定政権の樹立だ。治安の保てる暫定政権に、国民の声を反映する選挙制度改革を敢行させ、大統領選挙へつなげる構想だ。

 「オバマ政権にとって最悪のシナリオは、ソマリア的な状況」。ブルッキングス研究所のスティーブン・グランド氏は指摘する。求心力を失ったムバラク政権が、受け皿がないままに反大統領デモによって崩壊し、さまざまな勢力が暴力で権力を競う状態を指す。

 混乱をエジプトで食い止め、中東地域全体に飛び火させないようにする必要もある。先手を打つようにオバマ大統領は2日にイエメンのサレハ大統領、クリントン国務長官は3日にヨルダンのアブドラ国王とそれぞれ電話で協議し、揺れる両国でも一層の改革を推進するよう求めた。

 オバマ政権の構想を先取りしたのが、米上院で3日に採択された決議と言える。ムバラク氏に速やかな「民主的政治システムへの秩序ある平和的な移行」を求めたもので、それには反ムバラク派を取り込んだ包括的な暫定政権への権限移譲と、選挙制度改革での野党勢力や市民社会、軍との協力が含まれる。暫定政権を率いる役割を期待しているのが、スレイマン副大統領だ。バイデン米副大統領は3日、スレイマン氏に電話し、各勢力との交渉に即座に着手するように要請した。

 エジプト情報機関のトップを長年務め、米国とも良好な関係にあるスレイマン氏について米政権は以前から「ポスト・ムバラク」候補の一人とみなしていた。中東和平交渉で重要な役割を果たしてきた人物でもあり、米国の同盟国イスラエルとの関係を損なうようなことはしないとの考えも働いているようだ。【ワシントン草野和彦】

 ◇前原外相「政権移行慎重に」
 前原誠司外相は4日の記者会見で、米国などがエジプトのムバラク大統領の即時退陣を求めていることについて「新たな元首を選ぶにしても、国民が納得する選挙のあり方を検証しなければならず、そういったものをやらずにトップがいなくなった場合、職務執行代行者で成し遂げられるのか」と述べ、政権移行を慎重に行うべきだとの考えを示した。

 性急な退陣でさらに混乱することへの懸念と過度に介入しない姿勢を強調した形だ。【西田進一郎】

2025チバQ:2011/02/05(土) 10:29:34
http://mainichi.jp/select/world/news/20110202ddm003030052000c.html
クローズアップ2011:エジプトデモ 「革命」への熱狂 女性も声上げ
 ムバラク体制を揺るがす震源地、カイロ中心部のタハリール(解放)広場は1日、その名前が示すように「革命」への熱狂に包まれていた。野党勢力が呼びかける「100万人行進」への参加者であふれかえったが、戦車で広場を取り囲む国軍兵士らは31日の「不干渉」宣言通り、事態の成り行きを見守るだけだ。人々は「今こそ自らの命運を自らの手に」とムバラク政権の打倒を訴えた。【カイロ樋口直樹】

 戦車の脇から広場に入った記者を取り囲んだのは、兵士ではなく、「組織委員会」の名札を付けた大勢の若者だった。「身分証を見せて」「抗議は平和的に」とくぎを刺して身体検査を行う。続々と押し寄せるデモ参加者もすべて身分証明書を掲げて広場に入ってきた。体制側につけ込むすきを与えないための野党勢力側の知恵だ。上空には監視用の軍ヘリが低空で飛び回るが、広場に悲壮感はない。

 「カム、カム、カム……」

 小太鼓を打ち鳴らし、手をたたきながら若者たちがデモ参加を呼びかける。「お前(ムバラク大統領)が去るまで我々は去らない」

 広場には大小無数のプラカードや横断幕が翻りシュプレヒコールが響く。若者だけでなく、民族衣装姿のお年寄りから女性や子供まで幅広い層が思いの丈を声に出す。

 北部マンスーラから車で3時間かけて駆けつけたシェリーフさん(18)は「エジプトのために死にたい」と書いたプラカードを掲げた。2年前、警察から窃盗の疑いをかけられ、手ひどい扱いを受けた。今も頭や首に傷痕が残る。政府には怒りと絶望感を募らせていたという。「今こそ自由で民主的な国をつくるチャンスなんだ」と声をからす。

 ごみを詰め込んだポンコツ車には「NDP(国民民主党)本部」との看板が掛けられていた。ムバラク体制を支えてきた巨大与党の本部を揶揄(やゆ)したものだ。道行く人々がツバを吐き、足で蹴った。

 北部のデルタ地帯から初めてデモに参加した会計士、アハマドさん(50)は「ムバラクが出ていくまで私たちの生活は良くならない」と訴えた。

 同広場には大勢のイスラム聖職者の姿もあった。イスラム教スンニ派最高権威機関アズハルの学生、ムハンマドさん(25)は「イスラムはすべての人々の政治参加を説いている。エジプトには自由で民主的な政治体制が必要」と静かに語った。

 「ムバラクをつるせ」。誰かが叫ぶ。すると「ムバラクは兄弟だ。引退させればそれでいい」と応酬する。政権交代のあり方やムバラク氏の処遇などをめぐっては多様な意見があった。拡大する抗議デモや民衆に好意的な軍部、欧米からの民主化圧力にさらされた政権は「野党勢力との対話」を余儀なくされている。だが、デモ参加者は「ムバラク打倒」の一点で結集しながらも、それぞれが抱くエジプトの将来像は一様ではない。

 午後4時半ごろから多くのデモ参加者が広場を離れ始めた。人々の表情に表現の自由を得た満足感とともに、疲労の色も浮かぶ。「平和的なデモの答えはどう出るのか」。多くの参加者の胸にはこんな思いが浮かんだに違いない。

2026チバQ:2011/02/05(土) 10:29:57
◇失業、低賃金に不満 高率インフレ悲鳴 富の偏在、怨嗟の的
 エジプトで高まる一方のムバラク大統領退陣要求の原動力は、高失業率や低賃金、大統領周辺への富の集中などへの強い不満だ。

 「仕事」「自由」「国民」「尊厳」。カイロ・タハリール広場で、デモ参加者の政府への要求は4項目。筆頭は「仕事」だ。

 「大学を出ても仕事がない」「給料が安い」。3割超ともいわれる高失業率に悩む24歳以下の若年層に話を聞くと、必ず飛び出す話題だ。同広場でデモに参加する大学生、マフムード・サラハディーンさん(23)は「まともな職が見つかる可能性は低い」と肩を落とす。

 公務員の最低賃金は月約300エジプトポンド(約4200円)。賃上げ要求デモは昨春ごろから頻発し、今回の反政府デモの要求にも「最低賃金1200エジプトポンド(約1万6800円)へ引き上げ」が含まれていた。

 仕事のない若者は、結婚資金集めにも苦労する。エジプトでは結婚に際し、男性側が住居や家具を用意する習慣がある。会社員のモハメド・サフワドさん(25)は「最低でも15万エジプトポンド(約210万円)はかかる。とてもためられない」とため息まじりに語った。

 近年の経済成長は5%前後と比較的順調だが、インフレ率は年率10%前後と高い。砂糖やトマトなど国民が好んで口にする品目の値上がりも続く。騒乱が長引けば、生産や物流の混乱で品不足が悪化するのは必至だ。

 日々の生活で苦闘する庶民の怨嗟(えんさ)の的になっているのが、大統領周辺で巨万の富を築いていた実業家たちだ。大統領の長男アラア氏は大実業家として知られる。また、デモ発生後に与党・国民民主党(NDP)から離党した鉄鋼王アハマド・エッズ氏も大統領の次男ガマル氏と近く、コネクションを駆使して国内鉄鋼市場の6割以上を占有するに至った。

 29日には一部実業家の家族が私有ジェット機で大挙して出国したと報じられた。「やつらは国の富を独り占めする盗賊だ」。菓子職人のハニー・バハティーンさん(43)は吐き捨てるように言った。【カイロ和田浩明】

毎日新聞 2011年2月2日 東京朝刊

2027チバQ:2011/02/05(土) 11:03:53
http://www.asahi.com/international/update/0205/TKY201102050124.html
カイロのデモ「退陣まで続ける」 政権側と持久戦(1/2ページ)2011年2月5日10時45分
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. 【カイロ=貫洞欣寛】ムバラク大統領の即時退陣を求める民衆デモ「追放の金曜日」が開かれた4日、カイロ中心部のタハリール広場では真夜中を過ぎても数万人規模の市民が残り、夜を徹してデモを続けた。野党勢力側は退陣までデモ継続の構えで、政権側との持久戦が続きそうだ。

 4日の日中のデモには、ロイター通信の推定で20万人が参加した。軍が緩衝地帯を設けてムバラク支持派と分離し、カイロ西部などで開かれたムバラク支持集会のタハリール広場方面への移動を禁じたため、懸念された衝突は起きなかった。

 タハリール広場は4日夜になっても大勢の市民でごった返し、「政権打倒」「ムバラクやめろ」などとシュプレヒコールを繰り返した。デモを主導する市民団体「4月6日運動」とムスリム同胞団は「デモを大統領退陣まで続ける」としている。

 金・土曜が休日のエジプトでは6日が平日にあたり、政府はこの日からの銀行や企業などの業務再開を検討している。4月6日運動の広報担当者は「6日以降もどれだけデモに残るかが勝負だ」と述べた。治安当局は、午後5時〜午前7時の夜間外出禁止令を5日以降は午後7時〜午前6時に緩和すると発表した。

 ラドワン財務相はロイター通信に「デモによる損失は巨大だ。100万人の外国人観光客が国外脱出し、金融市場は止まっている」と述べ、事態の早期収束を求めた。

 政権側は、デモをタハリール広場に限定する一方、損失を一般大衆にアピールして日常への回帰ムードを高め、デモへの支持の勢いを失わせる戦略とみられる。

 事態収拾に政治協議を模索する動きも出た。民主化運動指導者で元国際原子力機関(IAEA)事務局長のエルバラダイ氏は4日、ムバラク大統領が即時辞任した後であれば、スレイマン副大統領と交渉するのは可能との見方を示した。

 シャフィク首相は4日夜、国営テレビに出演し、腐敗の根絶など市民の要求の多くを受け入れるとしたうえで、「6カ月待ってほしい。政府への信頼を取り戻してみせる」と述べた。

 AFP通信によると、1週間前にデモを取材中、何者かに銃撃されたエジプト人記者が4日、死亡した。一連の反政権デモが始まって以来、報道関係者に死者が出るのは初めて。衛星テレビ局アルジャジーラによると、同局のカイロ支局が4日、暴漢に襲われ、局内を燃やされた上で放送機材も破壊された。ファイヤード支局長ら2人は警察に拘束されたという。

2028チバQ:2011/02/05(土) 13:25:12
http://mainichi.jp/select/world/news/20110205k0000e030005000c.html
ロシア:「美し過ぎるスパイ」狂想曲 次は政界進出?

ロシアの民放テレビ司会者としてデビューした元美人スパイのアンナ・チャップマンさん=AP 昨夏に米国で逮捕された元ロシア情報局員で、「美し過ぎるスパイ」として話題を呼んだアンナ・チャップマンさん(28)。母国に戻った後は、テレビ番組の司会を務めたり、政治組織幹部に就任する“活躍”ぶり。ついに政界進出話まで浮上している。【モスクワ大前仁】

 ロシアの民放「レンTV」が1月21日に放送を始めた謎解きショー番組「世界の秘密」。赤と黒のドレスを着たチャップマンさんは初回の放送で、同国南部ダゲスタン共和国で生まれた男児の肌にコーラン(イスラム教の聖典)の一節が浮かび上がるという謎解きの司会を務めた。また、ロシア国内の報道によると、チャップマンさんは特許庁に自分の名前を商標登録して、ウオツカや服などを販売する計画という。

 昨年7月に強制送還された当初、チャップマンさんは任務に失敗した元スパイとして、人目につかない生活を送るのではないかとみられていた。だが彼女に関するニュースは、途絶えることはなかった。自らも元情報局員だったプーチン首相との面会、投資銀行顧問への就任、男性誌での下着姿モデル、国家勲章の受章……次々と話題を振りまいた。

 さらに、昨年12月にはプーチン首相が党首を務める与党「統一ロシア」の青年組織「若き親衛隊」の幹部に就任し、集会で自らの経験を踏まえて愛国心の尊さを訴えた。「若き親衛隊」広報は「チャップマンさんは我々と協力しながら、実現させたい構想をいくつか持っている」と説明し、近くその内容も明らかにするという。

 また、統一ロシアは、今年12月の下院選候補の一人としてチャップマンさんをリストアップしている模様だ。これまで同党はアテネ五輪の新体操金メダリストのアリーナ・カバエワさん(27)ら「タレント議員」を生んでおり、チャップマンさんが後に続いても不思議はない。出身地の南部ボルゴグラード州当局は、彼女が来週にも同地を訪れて、実質的な選挙運動を始める見通しを示す。

 独立系シンクタンク、政治情報センターのアレクセイ・ムーヒン所長(39)は「チャップマンさんはすでに『ロシア政界の期待の星』。特に統一ロシアの幹部は若年層への影響力の強さを高く買っている」と分析する。プーチン首相は、昨夏、彼女や他の元情報局員たちと面会した際、彼らが国家に貢献した褒賞として、希望する「再就職先」を保証したとも伝えられている。

 一方で、一連の動きについては「チャップマン狂騒曲」だとする批判もある。非政府組織「汚職撲滅委員会」のキリル・カバノフ委員長(42)は、情報機関が自分たちの影響力を維持する戦略として、元情報局員である彼女を使った「狂騒曲」を演出していると指摘。「ソ連時代でもこんなに恥ずかしい事象はなかった。情報機関の質が下がっていることの表れだ」と嘆いてみせた。

2029チバQ:2011/02/05(土) 13:30:46
http://www.asahi.com/international/update/0205/TKY201102040572.html
イタリア首相、議会委の否決無視 税改革の政令提出へ2011年2月5日2時5分

 【ローマ=南島信也】イタリアのベルルスコーニ首相は3日、ホテル滞在税などを盛り込んだ税制改革法案が議会の上下院合同委員会で否決されたことを受け、緊急閣議を開き、委員会の決定を無視して、法案に修正を加えた政令を近く提出することを決めた。これに対し、ナポリターノ大統領は4日、政令に署名しない考えを表明。議会側でも反発が噴出しており、イタリア政界の先行きはさらに不透明になった。

 同法案は連立与党の一角、地域主義政党「北部同盟」が連立離脱を示唆して成立を強く求めていた。北部同盟の離脱は政権崩壊に直結するため、首相は委員会の決定後、北部同盟のボッシ党首らと会談し、引き続き連立の枠組みを維持するよう要請した。

 首相はさらに、委員会の決定が賛成15、反対15の賛否同数で規定により否決となったことから、「法案に異議がないという意味」と解釈できるとして、新たに政令を提出して税制改革を進めることを緊急閣議で決めた。

 政権維持のために議会の決定を無視する首相の強引なやり方に、フィーニ下院議長は「前例がない」と激しく批判。ナポリターノ大統領は4日、首相に「議会の結論を無視できない。私は政令に署名しない」とする書簡を送った。大統領が署名しなければ政令は発効しないため、北部同盟が改めて連立離脱の動きを見せる可能性も出てきた。

2030チバQ:2011/02/05(土) 20:40:57
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110205-OYT1T00655.htm?from=main1
国営テレビ「カイロの街は静かです」…抗議辞任

 【カイロ=末続哲也】エジプトで特に低所得者層に影響力が大きい国営テレビが、ムバラク大統領の肩を持つ「偏向報道」を際立たせているとして、反政府勢力が反発を強めている。抗議して辞めていくテレビ局スタッフも続出している。


 カイロなどでの大規模デモから一夜明けた5日。有力国営テレビ「ナイルテレビ」の報道番組では、同テレビや国営紙の記者が電話出演し「国内情勢」を伝えた。

 国営紙記者「(カイロの反体制派拠点)タハリール広場には外国人も交じり、混乱が続くように陰謀をたくらんでいる」

 テレビ記者「広場で武器をもった人に脅され、帰宅を認められない人がいた」

 画面には「外国人記者の拘束は事実でない」との字幕が現れる――。

 報道は、反体制デモの背後に外国絡みの「陰謀」が存在し、普通の市民はデモに加わっていないことを強調する。

 反体制派の人々は「すべてウソです。視聴者を洗脳しようとしている」(38歳の女性大学教員)と憤る。同国では字を読めない人口が約35%に上る。その主要な情報源は、無料で見られる国営テレビだ。

 ナイルテレビでは、反体制デモ開始後、「カイロの街は静かです」と報道するよう求められた女性キャスター、スハ・エンナカシュ氏が歪曲報道に加担できないと、1月下旬に辞任した。別の国営テレビの報道番組の男性人気キャスター、マフムド・サード氏や、英語ニュースの女性キャスターのシャヒラ・アミン氏も同様の理由で辞任した。

(2011年2月5日20時06分 読売新聞)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011020500262
首都広場での抗議継続=長期化の様相、野党足並みに乱れ−エジプト
 【カイロ時事】エジプトのムバラク大統領辞任要求デモは5日で12日目に入り、首都中心部のタハリール広場では大規模集会「追放の金曜日」が開催された4日から5日にかけ、1万人以上が泊まり込みで抗議を続けた。事態沈静化を狙う体制側は、野党との対話を通じて改革を進める決意を示しているが、混乱収拾のめどは立っていない。
 シャフィク首相は4日、広場での非暴力的なデモを容認する姿勢を明確に打ち出した。ただ、改革運動の指導者の一人、エルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長や、最大のイスラム原理主義勢力ムスリム同胞団は、大統領辞任まで対話を拒否する立場を崩しておらず、デモは長期化の様相を呈している。
 エジプトのメディアによると、合法野党のワフド党や国民進歩統一党(タガンマア党)などが政権との対話に同意、5日にスレイマン副大統領と憲法改正など民主化改革をめぐり、話し合う見通し。野党勢力は、政権対応で足並みの乱れが目立っている。
 当局は一方、カイロなど3都市でこれまで午後5時から翌朝7時までだった外出禁止令を午後7時から翌朝6時に短縮。金融機関が6日に、証券取引所が7日に再開する予定で、経済社会活動の復旧を急いでいるが、デモの展開次第ではこうした計画に支障が出る可能性がある。(2011/02/05-18:31

2031チバQ:2011/02/05(土) 20:42:51
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110205-OYT1T00437.htm
ムバラク氏の権限移譲、象徴化案…米紙
 【ワシントン=山口香子】ニューヨーク・タイムズなど米有力数紙の電子版は4日、大規模反体制デモに揺れるエジプトのスレイマン副大統領と軍首脳部が、ムバラク大統領の権限を副大統領に移譲したうえで、9月の大統領選までは象徴的存在として職にとどまらせる事態打開案を検討していると報じた。

 スレイマン副大統領は5日に、国内の有識者や反体制派を集めた会議を開いて、この打開案を基に協議を行うという。

 ニューヨーク・タイムズによると、検討されている案では、ムバラク氏は辞任せず大統領職にとどまるが、エジプト東部のリゾート地シャルムエルシェイクの別荘か、毎年医療検査を行っているドイツに滞在する。その間にスレイマン副大統領と軍部が中心となって、反体制派と選挙制度改革などについての協議を進め、9月の選挙実施を目指す。

(2011年2月5日13時45分 読売新聞)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011020502000038.html
イラン、エジプトのデモ称賛 「解放運動だ」
2011年2月5日 朝刊

 【カイロ=内田康】イランの最高指導者ハメネイ師は四日(金曜日)の集団礼拝で、エジプトの大規模な反政府デモについて「イスラムの教えに基づく解放運動」と称賛した。同師がエジプト情勢について発言したのは初めて。エジプトは米国の同盟国であり、イランとは敵対関係にある。イランはエジプト情勢の混乱に乗じ、中東での影響力拡大を狙っているとみられ、米国が警戒を強めるのは必至だ。

 ハメネイ師は、エジプトの反政府デモに関し「宗教に基づき、大衆による体制ができるまで止めてはならない」と断言し、エジプトもイスラム教聖職者が最終的な政策決定権を握る「イランモデル」の体制に移行すべきだとの認識を示した。

 さらにムバラク大統領(82)をイスラエルや米国への「奉仕者」として非難し、「三十年間、エジプトは自由を追求しない人間の手にあった」と述べた。

 国民の多くがイスラム教スンニ派の親米エジプトと、シーア派大国で反米のイランは、中東での影響力拡大を競い合ってきた。エジプトは最近、原子力発電所の建設計画を本格化させたが、これはイランの核開発に対抗するためで、核関連技術を習得する思惑があるとされている。

 イランは、スンニ派が主導したイラクのサダム・フセイン政権崩壊後、同じくシーア派が多数を占める同国への影響力を強めてきた。さらにレバノンでもイランが支援するシーア派組織ヒズボラを通じ、政局を左右する力を保持。一月にも、ヒズボラ系閣僚の一斉辞任によって、米国やエジプトに近いハリリ前首相率いる連立政権を崩壊させている。

2032チバQ:2011/02/06(日) 23:34:00
>>354
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110206-OYT1T00442.htm
エジプトに触発?…セルビア首都で7万人デモ

. 【ジュネーブ=佐藤昌宏】セルビアからの報道によると、首都ベオグラードで5日、総選挙の早期実施を求める野党支持者ら7万人規模のデモ行進が行われた。

 チュニジアやエジプトでの民衆蜂起に触発された動きとみられる。

 デモを組織した穏健派民族主義政党セルビア進歩党のトミスラブ・ニコリッチ党首は集会で、2012年5月に予定される次期総選挙を、今年4月までに実施するよう求めた。デモ参加者の多くは、物価の高騰に悩む貧困層や失業者らだった。衝突などは発生しなかった模様だ。

(2011年2月6日20時57分 読売新聞)

2033チバQ:2011/02/07(月) 00:12:04
http://www.asahi.com/international/update/0205/TKY201102050351.html
エジプト野党の有力者、即時退陣求めず「挙国一致を」(1/2ページ)2011年2月6日3時5分
 【カイロ=石合力】エジプト野党勢力の大統領候補として有力視されるアムル・ムーサ元外相(アラブ連盟事務局長)が5日、朝日新聞との単独会見に応じた。ムバラク大統領の即時辞任にこだわらず「与野党で政権移行のロードマップ(行程表)を作り、与党を含む挙国一致政権を樹立すべきだ」との立場を示し、大統領選出馬の意欲もみせた。

 ムーサ氏は、野党勢力の有力者で構成する「政権移行賢人委員会」のメンバー。大統領の即時辞任を求めてきた反政権デモにもムバラク氏が動かず、事態が手詰まりになる中での野党勢力有力者の発言として、極めて注目される。

 ムーサ氏は、ムバラク氏の去就について「次期大統領選に不出馬を表明した。すでに辞任を決断しており、移行期間は始まった」と指摘。スレイマン副大統領が野党勢力側に呼びかけている対話に「もちろん応じる。やるべきことは大統領選などの実施に向けて国民的な合意をつくることだ」と述べた。次期政権には「全政治勢力が参加すべきだ。与党を排除するのは望ましくない」と指摘した。

 大統領候補については、「与野党対話による政治的合意」が必要と指摘したうえで、自身が要請されれば「当然出馬する」と語った。

 移行期間中には、与党側に極めて有利な形になっている大統領出馬規定の改正や、公正とは言えない選挙で与党が多数を占めてきた人民議会について、選挙の実施などを進めるべきだと主張した。

 「デモに加わった人々と軍との関係は極めて良好だ」と述べ、軍との連携にも自信を示した。

 次期政権の外交方針については、「エジプトは自国だけでなく、地域の安定に大きな責任がある。これまでの路線を堅持すべきだ」と語った。

 ムーサ氏は一連のデモ開始後、野党勢力支持を表明。抗議行動にも加わった。外交手腕に加えて、国民的な人気も高い。

 5日付の米紙ワシントン・ポストは、ムーサ氏が大統領候補として、エルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長を上回る支持を得る可能性があると伝えた。最大の野党勢力でイスラム主義を掲げるムスリム同胞団はムーサ氏に否定的とされるが、ムーサ氏自身は「同胞団とも接触している」と述べた。

 アラブ連盟事務局長として1月中旬、エジプト・シャルムエルシェイクで開かれたアラブ首脳会議に出席。地域で高まる若者の不満に触れ、「このままでは地域全体が大混乱に陥る。改革を急速に進めるべきだ」と、ムバラク大統領を含む各国首脳らに進言したという。

2034チバQ:2011/02/07(月) 00:12:49
http://www.asahi.com/international/update/0206/TKY201102060273.html
最大野党勢力、政権側と対話 エジプト、改憲委設置へ(1/2ページ)2011年2月6日23時58分
 反政権デモが続くエジプトで、最大の野党勢力ムスリム同胞団が6日、スレイマン副大統領ら政権側との対話に初めて応じた。一方、ムバラク大統領の即時退陣を求める声はやまず、カイロ中心部タハリール広場には同日も1万人を超える人々が集まった。

 【カイロ=貫洞欣寛、前川浩之】スレイマン副大統領は6日、ムスリム同胞団などの野党や、財界人、知識人らを招き、対話を始めた。国営テレビによると、大統領選の立候補資格の見直しなど憲法改正に関する委員会の設置で合意した。ムスリム同胞団幹部のカタトニ氏は同日、朝日新聞に「危機的状況からの出口を見つけるため、若者たちの声を届けることが必要と判断した。政権側に誠実さが見られなければ対話を打ち切る」と述べた。

 同胞団は穏健派イスラム勢力で、非合法化されているが、草の根のネットワークを通じた動員力を誇る。一連の反政権デモは、途中から同胞団が加わったことで規模が拡大した。合法化などを見返りとして、同胞団がデモへの動員をやめれば、事態の行方に大きな変化が出る可能性がある。

 対話にはスレイマン副大統領に実権を委譲し、ムバラク大統領は名誉職としてとどまることを提案する財界人や知識人らによる「政権移行賢人委員会」のメンバーや、民主化運動指導者のエルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長のグループも加わっている。

 これに対し、ネットでデモを呼びかける若者主体のグループ「4月6日運動」の広報担当者は「私たちはムバラク退陣まで政権と交渉はしない。ほかの団体がいなくなっても、私たちはデモを続ける」と述べた。

 一方、与党・国民民主党は5日、ムバラク大統領次男のガマル政策委員長やシェリフ幹事長ら党幹部の辞任を発表した。


6日、カイロ中心部のタハリール広場ではムバラク大統領の退陣を求めて路上に寝そべる男性の姿が見られた=越田省吾撮影
 ガマル氏は、大統領を「世襲」するのではないかとみられていたうえ、政策委員長として進めた急進的な経済開放政策が「貧富の差を拡大して社会の腐敗を広げた」との批判を受けていた。

 シャフィク首相は4日夜、国営テレビのトークショーに出演して「与党の改革が必要だ」と述べており政権側が「改革」姿勢を見せるための措置の一つとみられる。

 この日も1万人以上が集まったタハリール広場には先月25日の大規模な抗議行動開始以来、泊まり込みの人も。人々はこれまで同様、ムバラク氏の即時退陣を訴えた。

 デモに参加し、広場で5日目の朝を迎えた公務員ムスタファ・シャラビさん(35)は「仕事に行く気はない。自由には犠牲が必要だ」と話した。5日はカイロでは珍しく雨が降り、大勢がビニールシートの下で一夜を明かしたという。
.

2035チバQ:2011/02/07(月) 00:14:12
http://mainichi.jp/select/world/mideast/news/20110207k0000m030074000c.html
エジプト:野党勢力、政府側と対話 エルバラダイ氏も

カイロ中心部のタハリール広場で、新聞を読んだり休息を取る反大統領派の人々。疲労の色も見えている=2011年2月5日、AP エジプトの反政府デモに参加するイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」や、エルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長ら野党勢力は6日、政府側の呼び掛けに応じてスレイマン副大統領との対話に応じた。ロイター通信が伝えた。ムバラク大統領退陣前の対話を拒否してきた従来の方針から転換した。一方、かつてはムバラク大統領の後継者と見られていた次男ガマル氏は5日に政界を事実上引退した。デモ発生から13日目に突入したエジプト国内は6日、これまで閉鎖されていた銀行や多くの商店が営業を再開して「日常」を取り戻しつつある。デモを巡る情勢が膠着(こうちゃく)化の様相を強める中、事態収拾へ向けた模索が始まった。

 ◇存在感増す「ムスリム同胞団」 影響力拡大に警戒感も
 【カイロ鵜塚健】政情不安の続くエジプトで、穏健派のイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」の存在感が増している。大統領支持派、反大統領派とも「ムバラク後」のかぎを握る同胞団の影響力を利用しようとしているのだが、一方でイスラム主義の過剰な台頭は双方とも望んでおらず、警戒感も広がっている。

 反大統領派の抗議デモは当初、若者を中心とする「4月6日運動」が先導したとされ、次第に幅広い層にデモへの支持が拡大した。ムバラク政権に反対する既存政党・組織がこの流れに乗り、先月27日には最大の野党勢力とされるムスリム同胞団がデモへの支持を表明した。

 同胞団は手厚い医療や福祉でエジプト国内の貧困層に支持を広げてきたが、54年に非合法化され、世俗的な政策を取るムバラク政権も抑圧を続けてきた。政権側の対話呼び掛けは、同胞団を取り込んで「国民和解」を演出するのが狙いだ。

 同胞団は当初、大統領退陣前の対話を拒否する姿勢を示していたが、6日にスレイマン副大統領との対話に応じた。政権側の求めに応じて「貸し」を作り、存在感を誇示する考えとみられる。ただ、AP通信によると、同胞団は副大統領との対話で、ムバラク大統領の即時退陣▽副大統領への権限移譲反対−−といった従来の主張は変えなかった。

 ロイター通信によると、スレイマン副大統領との対話にはムスリム同胞団のほか、その他の世俗派野党や法律の専門家らも出席。次期大統領選の有力候補とされるエルバラダイ前IAEA事務局長のグループも参加した。

 一方、大統領支持派、反対派とも同胞団の影響力拡大への警戒感では一致する。同胞団が合法化されて大きな政治的発言力を持つようになれば、イスラエルとの平和条約や対米関係の見直しなど、外交・安全保障面で大きな政策変更を余儀なくされかねないからだ。厳格なイスラム主義の導入で市民生活に大きな影響が出るのではないかという懸念もある。

 大統領支持派の観光船運航会社勤務、サミルさん(25)は「デモに乗じて、イランやハマス(パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム原理主義組織)とつながる同胞団が力を増すのは間違いない。デモを続ける市民もその危険性に気づくべきだ」と指摘。反大統領派の旅行会社勤務、アレーさん(24)も「同胞団の狙いは明らかに権力の掌握だ。彼らが権力を握ったら観光やメディアなどに悪影響が出る。彼らの勢力拡大は望んでいない」と話した。

2036チバQ:2011/02/07(月) 00:14:29
◇国内に徐々に活気 銀行再開、商店街も息吹き返す
 【カイロ樋口直樹】反政府デモの本格化で業務を停止していた銀行が再開し、エジプト国内は6日、徐々に活気を取り戻しつつある。カイロ中心部のタハリール広場では数千人が大統領の即時退陣を要求するデモを続けたが、市民の疲弊感は深まっている。

 ナイル川の中州にある繁華街ザマレクの国営銀行支店前には、午前10時の開店を前に数百人が並んだ。会社を経営するモアズさん(23)は整理券を握りしめ、「ようやく従業員に給料を渡せる。みんな困っていたんだ」とうれしそうな表情を見せた。団体職員のワフビさん(31)も「家賃を払えずにいた。オーナーも安心するだろう」と顔をほころばせた。

 シャッターを下ろしていた商店街も息を吹き返し、野菜やパンなどを売る露店も開店。道路は朝から通勤の車で渋滞した。

 市民の多くは生活の「正常化」を歓迎している。しかし、反政府デモに対する意見はさまざまだ。ムバラク大統領の今期限りの引退宣言を受け、「普段の生活に戻るべきだ」(モアズさん)との意見が勢いを増す一方、「強力な抗議デモが続かなければ、政府は民衆の声に耳を貸さなくなる」(会社員・29歳)との声も聞かれた。

 ◇ガマル氏が政界引退へ ムバラク大統領次男
 イスラム教の金曜礼拝に合わせた4日の大規模デモが「平穏」に終わり、事態が膠着化の様相を強める中、収拾を図る政治的な駆け引きも活発化してきた。

 AFP通信によると、与党・国民民主党(NDP)の執行委員会メンバー6人が5日、一斉に幹部職を辞任した。この中にはムバラク大統領の次男で同党ナンバー2のガマル氏も含まれている。今回の政変以前は次期大統領の有力候補とも見られたガマル氏だが、これで政界からの引退は確実で、「世襲」に反発する民衆感情に配慮した形だ。

 一方、メディアへの弾圧は続いており、中東の衛星テレビ・アルジャジーラのカイロ支局長が4日、警察に一時拘束された。

2037チバQ:2011/02/07(月) 00:15:09
http://www.asahi.com/international/update/0205/TKY201102050314.html
「異動イヤ」スーダン軍内部で銃撃戦 南部出身兵が抵抗2011年2月5日22時41分

. 【ナイロビ=古谷祐伸】スーダンから分離・独立するのが確実な南部で、兵隊同士の銃撃戦があり、4日までに20人が死亡した。北部への異動を命じられた南部出身兵が嫌がったのが、原因だという。

 スーダンには、2005年まで続いた南北内戦の名残で、北部中央政府軍と、かつて反政府勢力だった南部自治政府軍とがいる。今回の戦闘は北部軍内部で起きた。

 AP通信などによると、南北境界に近い上ナイル州マラカルで3日夜から4日朝にかけて、迫撃砲弾も飛び交う激しい銃撃戦が続いた。子ども2人や国連に勤める運転手も、巻き添えで死亡した。

 北部兵らは、和平後に組織された南北合同部隊のメンバーとして、マラカルへ派遣されていた。南部独立がほぼ確実な情勢を受けて、近く北部へ異動して、武装解除されることが決まった。ところが、異動対象者の中に南部出身者がいた。数年前までマラカル周辺で活動してきた民兵組織から、北部軍に編入された者たちだ。

 事件の報告を受けた南部軍のアグエル報道官は「彼ら(南部出身の北部兵)は、南部独立後の北部では自分の権利が脅かされると恐れて異動を嫌がり、異動の際に武器を持っていくかで口論が始まり、銃撃戦になった」と説明している。

 和平プロセスの仕上げとして実施された、南部独立をめぐる住民投票は、暫定集計の結果、98.8%が独立に賛成した。最終結果は早ければ7日に確定する。和平プロセスに基づく暫定統治期間の終わる7月に、新国家になる見通しだ。

 表向き、南北関係は良好なものになりそうだが、市民権の定義や南北境界など、南北間の交渉がもつれて解決していない問題が多い。南部出身者の間には、南部を迫害し続けた北部への不信感が根強く残っている。
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2038チバQ:2011/02/07(月) 00:20:16
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2784509/6764368?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
南アフリカ黒人新エリート層の「成金ぶり」に批判
2011年02月06日 18:28 発信地:ヨハネスブルク/南アフリカ
【2月6日 AFP】ビキニ姿のモデルの体から寿司をつまみ、シャンパンを一晩中酌み交わす─。南アフリカに新たに登場した黒人エリート層の「富の見せつけぶり」が、同国で大多数を占める貧困層のひんしゅくを買っている。

 成金文化の台頭が顕著なのは、与党アフリカ民族会議(African National Congress、ANC)などと政治的コネクションを持つ大物たちだ。

 冒頭の場面は実業家、ケニー・クネーネ(Kenny Kunene)氏が催したケープタウン(Cape Town)のクラブのオープニング・パーティーだが、この写真が週末の各紙一面を飾ると論争が巻き起こった。娯楽産業と鉱山業で身を立てたクネーネ氏は、このクラブに絡んだ詐欺で有罪を言い渡されているが、ヨハネスブルク(Johannesburg)でも同様のパーティーを何度も開いていた。

 40歳の誕生パーティーで70万ランド(約800万円)を散財したクネーネ氏に対し、ANCの支持母体である南アフリカ労働組合会議(Cosatu)のZwelinzima Vavi事務局長は、「新エリートはいかがわしい手段で財産を作ったことも多い。彼らがパーティーで富をひけらかすのを見るとむかむかする。貧困層の顔につばを吐くようなものだ」と激しく批判した。

 クネーネ被告は最初、成功した黒人男性として、自分が稼いだお金を自由に使う権利があると主張し、Vavi事務局長への公開書簡で「アパルトヘイト時代を思い出させる。黒人はこれはしてもいいが、これはしてはいけないといった具合だ。あなたは心が狭く、いまだ黒人がスポーツカーを乗り回したり、若いうちに富豪になることは罪だと思っている。そちらこそ、わたしをむかつかせる」と反論した。

 しかしそうしたパーティーに党内の有力者も参加しているANCが「中傷的で無神経、女性の品位を傷つける行為だ。こうした行為に関わっている全員に今すぐこのような行為を止めるよう求める」と声明を発表すると、クネーネ氏は謝罪を発表せざるをえなくなった。

■「黒人にも浪費する権利はある」と叫ぶ成金層

 クネーネ被告のような浪費生活と、大半の南アの黒人たちの生活はまったく対照的だ。政府は黒人の経済力強化を目指す法律を作ったが、南アの黒人の多くはいまだ貧困の中で暮らしている。

 非公式な数字だが、同国の失業率は40%という高さ。さらに南ア人種関係研究所(South African Institute for Race Relations)」が前週発表した調査結果によると、黒人の平均個人所得は白人のおよそ8分の1だ。
 
 ここへ来て南アの黒人の成金層をめぐる論争には、人種的ひねりが加わっている。派手なライフスタイルを支持する人びとは、なぜ黒人ばかりが非難されて、白人の浪費は見過ごされるのかと問う。

 例えば米国の大富豪、プレストン・ハスケル(Preston Haskell)氏は、ケープタウンの邸宅で1200万ランド(約1億4000万円)を費やして大みそかのパーティーを開いたが、世論の反発など受けてないと、クネーネ被告の事業の片腕であるゲートン・マッケンジー(Gayton McKenzie)氏は言う。「70万ランドのパーティーが貧困層の顔につばをかけていると言うのならば、1200万ランドのパーティーは頭上に爆弾だ。われわれ黒人はいまだ身の程を知れと言われているようだ」

 南アの黒人層の富の蓄積には、アパルトヘイト時代に不利な境遇に置かれていた黒人の事業を優遇する法律が一役買っている。その一方で、アパルトヘイト廃止から17年経った今も活力ある黒人中流層が生まれていないことから、ANCは批判を受けている。(c)AFP/Charlotte Plantive

2039チバQ:2011/02/07(月) 21:57:22
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110207/mds11020709040006-n1.htm
同胞団、ストを継続 銀行、商店は営業再開
2011.2.7 09:02
 【カイロ=黒沢潤】エジプトのスレイマン副大統領と改憲準備委員会設置などで合意した穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団の幹部、マフムード・エッザト氏は6日、フランス通信(AFP)に対し、カイロの中心部タハリール広場などで行っている反政府デモを今後も継続する方針を示した。

 エッザト氏は「政権側は要求の正当性を認めた。ただ(デモは)続ける必要がある」と述べた。この発言は、政権側との対話に応じながらも、批判姿勢を維持することで、政権からさらなる譲歩を引き出すのが狙いとみられる。

 一方、反政府デモを主導する市民グループ「4月6日運動」や、エルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長の支持グループなど計5つの若者グループは同日、新グループ「若者の怒りの革命連合」を結成したことを明らかにした。

 同連合は、(1)ムバラク大統領の即時退陣(2)1981年に発令されたままの非常事態令の即時解除(3)上下両院の解散と選挙日の早期決定−など、計7項目を実現するよう政権側に求めた。

 エジプト国内では同日、銀行の一部支店が約1週間ぶりに営業を始めた。警官多数が警戒にあたるなか、大勢の預金者がお金を引き出そうと長蛇の列をなした。

 カイロ市内では、レストランや商店など騒乱時に閉まっていた店舗が営業を再開しはじめ、1月25日の騒乱前の日常生活が徐々に戻りつつある。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110205/mds11020523370020-n1.htm
エジプト国民に“厭戦気分”も
2011.2.5 23:32

5日、エジプト・カイロのタハリール広場で眠る反政府デモ参加者(AP=共同)
 【カイロ=黒沢潤】エジプトの首都カイロのタハリール広場で4日行われた大規模デモ「追放の金曜日」で、ムバラク大統領を「即時辞任」に追い込むことができなかった反ムバラク派は5日も数千人を動員し、気勢を上げた。エジプト国民は自国の民主化実現を望むとはいえ、麻痺(まひ)した日常生活を早く取り戻したい事情に加え、大統領がいずれは退陣すると表明しており、“厭戦(えんせん)気分”も漂い始めている。

 「ファラオ(大統領)はなかなかしぶとい。辞めるまで最低2、3カ月はかかるだろう」。反政府デモに参加したアブドル・エルワハブさん(24)はそう語り、長期戦への覚悟を見せた。

 ただ、「平穏な日常」を渇望する庶民の間では、早期の事態収拾を望む声も静かに広まりつつある。

 「脱獄囚3千人が市内を徘徊(はいかい)している」「短銃やナイフ、鉄棒、ヌンチャクで身を固めた自警団ですら一般市民に襲い掛かる」。こんな真偽不明の情報が飛び交い、外国人記者さえも襲撃対象となるカイロでは、「平和時の治安が欲しい」=アフマド・アルアルマン医師(25)=というのが庶民一般に共通する思いだ。

 観光地ピラミッドのある母国への旅行者が激減し、ホテルには「閉鎖に追い込まれた所もある」(旅行業者)。夜間外出禁止令の開始間際にあわててタクシーに乗れば、「2倍の料金を請求される」=警備員(40)ことも頻発するだけに、庶民は民主化要求には共鳴しつつも早く異常生活から逃れたいと思っているようだ。

 大統領は今秋までの退陣を表明していることもあり、雑貨店勤務のイスマイルさん(35)は「6カ月待てば辞めると言ってるのに。政治混乱を招くだけ…」と、デモが続くことに懐疑的だ。

 ムバラク大統領は2日、これまで遮断していたインターネットを復旧させた。ネット上では今、大統領批判もわき起こるが、大統領は意に介さず逆に自信を示すかのように、こうした批判を放置している。

 広場に陣取る反ムバラク派はなおも大統領を追い込むことに必死だが、その背後で疲労感を募らせている庶民との距離が広がる可能性も否めない。

2040チバQ:2011/02/07(月) 22:00:41
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011020702000033.html
セルビアで反政府デモ 首都に7万人
2011年2月7日 朝刊

 【ロンドン=松井学】セルビアの首都ベオグラードで五日、野党で穏健派民族主義のセルビア進歩党支持者ら約七万人が国会前で反政府デモを繰り広げ、来年五月に予定する総選挙を二カ月以内に前倒しで実施するよう求めた。失業者の増加や物価の高騰による貧困が背景にあり、チュニジアやエジプトの反政府デモに突き動かされ、過去数年で最大規模のデモに発展した。ロイター通信などが伝えた。

 デモを呼び掛けたニコリッチ党首は「エジプトやチュニジアの国民は自分たちの声を政府にぶつけた。セルビアも失政への我慢は限界だ」と強調。さらに別の野党の指導者は「選挙で政権を交代させよう」と訴えた。

 政府側は約一万人の警官隊を動員して警備に当たったが、目立った衝突はなかった。

 セルビアは親欧州のタディッチ大統領が欧州連合(EU)加盟を目指し経済改革を掲げたが、二〇〇八年の金融危機などで経済は低迷したままだ。この日のデモには、失業者や賃上げを求める公務員らが多数加わった。

2041チバQ:2011/02/07(月) 22:01:02
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011020702000034.html
ピラミッド、土産店、博物館… 観光スポット 閑散
2011年2月7日 朝刊

6日、門が閉じられたエジプト・ギザのピラミッド前で、観光客が来ないことを嘆くラクダの客引きら=弓削雅人撮影


 【カイロ=弓削雅人、清水俊郎】混乱が続くエジプトで、ムバラク大統領(82)の即刻退陣を求めるデモは6日も続いたが、事態の収拾を切に願う人も多く、特に主要産業の観光に携わる人たちにはその思いが強い。騒乱の巻き添えになるのを恐れ外国人旅行者が続々と出国した今、閑散とした観光スポットで悲鳴を上げている。

 「商売あがったりだよ」。首都カイロから車で約三十分。ふだんなら朝からごった返すギザのピラミッドの門前広場は六日昼、静まり返っていた。観光客を乗せるラクダを連れて立っていたハッサンさん(19)は「客が来ない」と、記者に強い口調で訴えた。

 デモが激化した先月下旬からピラミッドに通じる道は閉鎖。兵士と装甲車が不審者を警戒している。知らずにリュックサックを背負ってやって来たドイツ人男性(24)が、固く閉じた鉄格子の門とその先のピラミッドを恨めしげに見つめていた。

 ツタンカーメン王の黄金のマスクで知られるカイロ中心部のエジプト考古学博物館も閉じたまま。宗教財産省の広報担当ネビンさんは「再び開館できる時期は未定」と話す。先月二十八日にデモに乗じた暴徒約千人が侵入、黄金のマスクは無事だったが、古代の彫刻やつぼなど七十点が破壊された。

 翌日から軍が門前に戦車を配置。デモ中心地タハリール広場の間近にあり、観光客が近寄るのは難しい。

 「広場に居座る連中は神を畏れよ。(社会の混乱で)人々が家族を養えなくなっている」と訴えるのは、カイロの観光市場ハーン・ハリーリの土産物店で働くアシュラフさん(39)。スフィンクスの置物や古代エジプトの神々の絵などを売る店がずらりと並ぶ市場だが、デモが始まって以来、ほぼすべての店がシャッターを下ろした。

 「店の家賃だけでも毎月五万エジプトポンド(約七十万円)かかる。このままだと店をたたむしかない」と話すのは、同じ市場の高級貴金属店主アイマンさん(33)。「デモが終わったら戻ってくるよう日本人に伝えておくれよ。安くするからさ」

 スレイマン副大統領は四日、混乱による経済的損失は「観光業だけで十億ドル(約八百二十一億円)に上る」と国営テレビで説明。デモ隊に自宅に戻るよう呼び掛けた。

2042素人動画集:2011/02/08(火) 11:20:46
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2043チバQ:2011/02/08(火) 22:55:01
http://mainichi.jp/select/world/news/20110208ddm007030128000c.html
スーダン:南部、7月独立 親米非イスラム国家誕生 地域不安定化も
 圧倒的賛成で分離独立を確定させた南部スーダン。7月の独立は周辺地域や国際社会にどんな影響を与えるのか、分析した。【服部正法】

 ◇「親イスラエル」
 イスラム原理主義的な北部・中央政府のバシル政権は90年代、国際テロ組織アルカイダによる国内の拠点化を容認したとされ、米国はスーダンをテロ支援国家に指定し経済制裁も科してきた。バシル政権と対立を深める中、米国はキリスト教徒などが主体の南部寄りの姿勢を強化した。

 バシル大統領は昨年12月、南部独立の場合、北部でシャリア(イスラム法)に基づく憲法改正を行う意向を明言した。栗田禎子・千葉大教授(中東・アフリカ現代史)は「米国は数年後、イスラム原理主義を強める北部に『テロとの戦い』を名目に締め付けを強め、対立が鮮明になるかもしれない」と指摘する。

 また、南部独立後の国家運営も担う政治組織「スーダン人民解放運動」(SPLM)は、主にアラブ側からイスラエルとの協力関係が指摘されていた。「この地域に親米・親イスラエル国家が誕生し、アラブ諸国を挟み撃ちする構図ができることも考えられ、地域の不安定化をもたらす可能性はある」と分析する。

 ◇軍事国家の懸念
 SPLMは、北部・中央政府と戦ってきた武装組織「スーダン人民解放軍」(SPLA)が母体。「軍事的な色彩が強く、権威主義的な体質がある」(SPLMに詳しい情報筋)と言われ、行政手腕を疑問視し、軍事独裁化の危険性を指摘する声も少なくない。「エリトリアのようにならないか」。中央政府に近いある関係者は憂慮する。エリトリアは約30年の独立闘争の末、住民投票を経て93年にエチオピアから独立したが、ゲリラ組織が改組した政党の主導の下、国政選挙を行わないまま領土紛争などで周辺国とのあつれきを起こしている。

 ◇分離独立加速か
 国内に多民族を抱え、植民地支配の線引きで同民族が国境で分断される事例も少なくないアフリカでは、各国は分離の動きが波及することを恐れている。一方、ソマリア北西部で独立宣言し、事実上民主的統治を続けるソマリランド共和国では、シランヨ大統領が英誌に「スーダン南部ができるなら、ソマリランド独立(承認)への扉も開かれるべきだ」と述べた。各国で分離独立を求める声が顕在化する可能性もある。


http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-19440620110208
スーダン南部の独立確定、石油利権の分配がカギに
2011年 02月 8日 11:21 JST
 [ハルツーム 7日 ロイター] スーダン南部の分離独立の是非を問う住民投票の最終結果が7日発表され、98.83%という圧倒的大多数による賛成で独立が確定した。これにより、アフリカで54番目の国家が生まれることになった。
 スーダン南部の中心都市ジュバでは、広場に並んだテレビの列を前に、独立確定が発表されると住民らがダンスを踊り、旗を振るなどして喜びを爆発させた。当局者によると正式な国名は未定だが、「南スーダン」になる可能性があるという。

 豊富な原油埋蔵量を抱える南部が独立すれば、南北間の対立が再燃するとの懸念もあったが、スーダンのバシル大統領は、住民投票の結果を受け入れると表明。また、南部自治政府のキール大統領も、国際社会からの制裁解除や対外債務支払い免除に向けて北部と協力する意向を明らかにし、融和ムードを強調した。

 しかし、南北スーダン間には依然、石油利権の分配をめぐる協議など未解決の問題も多く、地域の経済的・政治的な安定に向かうかどうかは不透明な要素も残されている。

2044チバQ:2011/02/08(火) 22:55:28
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110209k0000m030062000c.html
仏外相:チュニジアで休暇…前大統領一族が便宜 辞任危機
 【パリ福原直樹】フランスのアリヨマリ外相が昨年末、民主化デモで揺れるチュニジアで休暇を取った際、ベンアリ前大統領=サウジアラビアへ亡命=の一族が経営する航空会社の豪華小型ジェット機で旅行をしていたことが判明、仏野党が辞任を求める事態になっている。外相は当初「乗ったのは1回、20分だけ」と弁明したが、その後、同機で観光地と首都を2往復したことがわかり、批判が加速している。外相は7日、謝罪した。

 仏政府高官によると、外相は年末、両親や恋人と休暇を過ごした際、小型ジェット機を無料で使用。反政府デモが行われたチュニジア上空を飛び、同国の2観光地に赴いた。同機の使用はベンアリ前大統領に近い実業家が提案した。仏紙によると、同機は前大統領の一族が経営する航空会社の所属だったともいう。

 複数の閣僚関係者は毎日新聞に「対応がまずい」と述べており、「外相の辞任は時間の問題」(社会党幹部)との見方も出始めている。

2045チバQ:2011/02/08(火) 23:04:27
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011020802000176.html
催涙弾対策にオレンジ
2011年2月8日 夕刊

7日、カイロのタハリール広場で、オレンジを手に反大統領派デモに参加する男性=清水俊郎撮影


 【カイロ=清水俊郎】エジプトの反大統領派のデモの中心地となっているカイロのタハリール広場で、果物のオレンジがひそかな人気だ。警官隊の催涙弾に見舞われた際、皮を鼻にあててかぐと、目と鼻の激しい痛みを和らげるとの情報が広まっている。

 「オレンジの皮のアルカリ成分が催涙ガスの酸性を中和する」と保証するのは、エジプト国立調査センターの化学者ユーセフさん。「タマネギの方が効果は大きいが、オレンジも役立つ」という。

 「食料にもなるからね」。七日夕、十数個入りの袋を抱えて広場に入ったのは、徹夜組の通訳業アフマッドさん(33)。

 大学生サードさん(24)は「いざという時のために」とポケットに一個入れている。

 一連のデモが始まった先月下旬、警官隊が無差別に撃ち込んでくる催涙弾とそのガスから連日逃げ回った。走りながらオレンジの皮をちぎり、周囲の人たちと分け合った。先週末から当局や大統領派との衝突が治まっているが、ツーンとした痛みの記憶が生々しい。

 「おそらく紛争の多いパレスチナからインターネットで若者に広まった情報だ」と推測するのは、広場にいた別の男性(37)。カイロ市内の眼科医シリーフさん(45)は「コーラを染み込ませた布も効く」と知人に勧めている。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011020802000177.html
エジプト当局 「デモ隊の象徴」解放
2011年2月8日 夕刊

 【カイロ=内田康】エジプトで続く大規模な反大統領派デモで、AFP通信は七日、当局に拘束されていたインターネット検索最大手の米グーグル現地責任者のエジプト人男性が解放されたと伝えた。男性は一月二十八日、カイロ中心部タハリール広場で反政府デモに参加中に拘束され、米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)によると「デモ隊の象徴的存在になっていた」という。

 AFPによると、男性は中東・北アフリカ地区営業責任者ワエル・ゴニム氏。解放後、ムバラク大統領(82)の即時退陣を求めるデモが続くタハリール広場へ再び向かった。

 本紙の取材に応じたゴニム氏の知人によると、同氏はネットを通じて、一月二十五日に始まった大規模デモへの参加を呼び掛けていた。北部アレクサンドリアで昨年起きた、警察官の一般市民に対する暴行疑惑事件を批判するウェブサイトも運営。米紙はネットを活用した反政府活動で重要な役割を担った可能性を指摘している。

 ゴニム氏が一月下旬に行方不明になった際には、グーグルが捜索への協力を求めたほか、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルも、拷問を受けている可能性があると警告していた。

 一方、エジプト政府は七日に開いた新内閣の初閣議で、公務員給与を四月から15%引き上げることを決めた。

 年金拡充のため、約六十五億エジプトポンド(約九百億円)も新たに投入する。エジプトの公務員は労働人口の一割だが、現業部門の給与は民間に比べて著しく低い。貧富の格差への不満を和らげる狙いがある。

2046チバQ:2011/02/08(火) 23:05:04
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011020802000028.html
エジプト 即時辞任に憲法の壁
2011年2月8日 朝刊

 【カイロ=内田康】エジプトの野党勢力が六日、スレイマン副大統領(75)との協議を始めたのは、ムバラク大統領(82)が辞任すると、憲法の制約により次期大統領選までに憲法改正ができず、民主的な選挙が実現しないことも理由だ。政府と野党の協議の争点は事実上、ムバラク大統領本人に憲法改正を発議させるかどうかに移りつつある。

 憲法八四条は、辞職や死亡で大統領職が空席になった場合、人民議会(国会)議長が代行し、二カ月以内に新大統領を選ぶと規定。

 一方で一八九条は、憲法改正には国会での議論に二カ月を超す期間を求め、国民投票も必要。立候補要件などの規定を改正した上で民主的な大統領選を実施するのは日程上、不可能だ。

 憲法改正案を発議できるのは大統領か、与党国民民主党(NDP)が圧倒的多数を占める人民議会。野党からは、発議をスレイマン副大統領に委ねる案が出ている。デモ隊が憎む大統領とNDPから発議権を奪えば、「旧体制は事実上、死んだ」とデモ隊を説得できる、と考えているからだ。

 野党側は「大統領は、副大統領の権限を定めることができる」と規定した一三九条を根拠に発議権の副大統領への移譲を訴えるが、ムバラク大統領に民主化を主導する花道を飾らせたい政府は、これを拒否。大統領が病気などで一時的に職務遂行が不可能になった場合に職務を代行する副大統領の権限を定めた八二条が「憲法改正発議はできない」と規定していることが論拠だ。

 一方、デモ隊が訴えるムバラク大統領の国外追放によっても、憲法改正を経た民主的な選挙は法的に可能だ。

 大統領が身の危険を感じ、辞表を提出しないまま国外脱出した場合、「正式な辞職ではなく一時的な職務不能状態と解される」(カイロ大のダルウィシュ教授=憲法学)。八四条の「二カ月以内の選挙」は必要なく、憲法を改正して九月の任期切れを待てばいい。

 ただ憲法改正の発議は、八二条によって副大統領には禁じられている。反大統領派には、信用の置けないNDPが多数を占める議会に発議を委ねざるを得ないジレンマが残る。

2047チバQ:2011/02/08(火) 23:07:10
http://mainichi.jp/select/world/news/20110208ddm007030193000c.html
エジプト:政府・野党、残る火種 暫定合意、思惑に隔たり
 【カイロ樋口直樹】エジプト政府は6日、事実上の最大野党・穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」を含む野党勢力との初協議を受け、暫定的な「合意点」を発表した。憲法改正委員会の設置など平和的な政権移行に向けた枠組みは決まったものの、政府、野党側それぞれが求める具体像には大きな隔たりがある。

 ◇憲法改正
 憲法改正の最大の焦点は、9月の次期大統領選に向けた立候補条件の見直しだ。

 これまでは(1)人民議会(国会、定数518)と諮問評議会(大統領の助言機関、同264)でそれぞれ3%以上の議席を持つ、結党5年以上の政党に所属し、党幹部を1年以上経験した者(2)人民議会、諮問評議会、県議会の議員250人以上の推薦を得た者−−に限られていた。

 (1)の条件を満たす政党は、ムバラク大統領率いる巨大与党・国民民主党のみ。無所属の候補希望者が議会でこれほど多数の推薦人を集めることは事実上不可能だ。

 こうした立候補要件がムバラク氏の5選を支えてきた。

 07年に政党からの立候補条件は緩和されたが、野党側は一層の緩和を求めている。政権側も見直しに応じる姿勢だが、具体的な内容は示されなかった。

 大統領への一方的な議会解散権の付与▽裁判官による選挙監視制度の制限▽令状なしでの盗聴などを可能にする反テロ規定−−などの見直しも今後の議論の対象になり得る。

 ◇非常事態令
 81年のサダト大統領暗殺事件で発令され、人権侵害の強権政治を支えた非常事態令について、政権側は「治安状況に応じて解除する」ことを確認した。いわば条件付きの解除で、無条件廃止を求める野党側の要求とは依然隔たりがある。

 54年に非合法化されたムスリム同胞団の扱いも注目される。宗教政党の活動は憲法で禁じられているが、政権側は同胞団を無視できない状況に追い込まれているからだ。

 政権側から同胞団に対し、政府との協議に応じることを条件に、合法化の可能性が示されたとの情報がある。ただ、米国や他の野党勢力の中にもイスラム勢力の伸長を懸念する声は少なくない。

 05年の人民議会選挙で88人の系列候補を当選させながら、昨年の総選挙で惨敗した同胞団は、選挙に不正があったとして裁判所に不服を申し立てている。政権側は裁判所の判断を待って結果の見直しなどに応じる姿勢だが、同胞団側は議会の解散と再選挙の実施を求めている。

 ◇政権移行
 最大の対立点は大統領の処遇。政権側は「ムバラク氏が次期大統領選に出馬しない」ことで合意したと発表したが、野党側は即時辞任を求める構えだ。

 次期大統領選までの政権移行を巡っても、スレイマン副大統領を軸に憲法改正などを進めたい政権側に対し、野党側は公正な移行を疑問視。エルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長は、1年の移行期間を設け、委員3人の中立的機関で大統領選に備えるよう提案している。

2048チバQ:2011/02/08(火) 23:08:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110208/mds11020800110004-n1.htm
ムスリム同胞団 拭えぬ秘密結社のイメージ
2011.2.8 00:09 (1/2ページ)

6日、カイロで行われたムスリム同胞団を含む野党勢力などとスレイマン副大統領(右端)の協議(AP)
 【カイロ=黒沢潤】エジプトのスレイマン副大統領との対話を始めた穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団は、今後も反政府デモを継続する姿勢を崩していない。政権との“駆け引き”のほか、政治が変革期に入る中で、政権側との距離の取り方を模索している面もありそうだ。エジプトに根を張る同胞団とは、どんな組織なのか。

 同胞団は1928年、イスラム復興を目指す中学教師、ハサン・バンナーによって創設された。教育や医療、福祉などに力を注ぎ、40年代後半にはエジプト最大の政治結社に成長。52年の自由将校団クーデターに至る社会情勢を醸成したが、ナセル大統領への「暗殺未遂事件」を機に54年に非合法化された。

 後継のサダト大統領は非合法のまま、政敵の左派に対抗させるため、同胞団の活動を事実上、解禁。ムバラク大統領も踏襲した。インテリや貧困層を中心に広く浸透しているとされ、2005年の人民議会(下院に相当)選では無所属候補を擁立し88人が当選、事実上の最大野党となった。

 ただ昨年の前回選では、米国からの民主化圧力が低下したこともあり、政権側は同胞団関係者を大量拘束。これを受け同胞団は決選投票をボイコットした。

 「公正な大統領選実施に向けた憲法改正が必要だ」。最高指導者ムハンマド・バディーア氏が今月1日の声明で、自組織の存在感を国民に対して自信を持って訴えたのは、選挙で躍進した05年、結社の自由や、選挙を通じた立憲議会制度実現などの方針を発表、現実路線への転換を内外に強調していたからだ。

 同胞団は1950年代までの一時期に行った武装闘争と完全に縁を切ったとしている。ただ、「秘密結社のイメージ」(専門家)が拭えないことや、パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム原理主義組織ハマスなど多くの過激派組織の源流であることなどは、今も庶民の「同胞団アレルギー」につながっているのは間違いない。

 2007年には、政策綱領案がリークされ、そこに「キリスト教徒や女性は大統領と首相に就任できない」などとする文言があったことが問題視された。同胞団はその後、綱領案を“お蔵入り”させ、昨年の人民議会選ではより穏健さを際立たせた公約集を発表した。

 それでも政権側にはなお、綱領案で示された思想が、同胞団の伸長に伴って社会に浸透していくことへの警戒感が強いのが実情だ。

2049チバQ:2011/02/08(火) 23:12:35
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201102080084.html
焦点:エジプト政局に潮流変化、ムバラク政権は当面延命か2011年2月8日

. [カイロ 7日 ロイター] エジプトのムバラク大統領は、少なくとも当面は窮地を脱したのかもしれない。即時辞任を求めるデモ行動は続いており、今後もさまざまな展開が予想されるエジプト政局だが、とりあえずは威厳ある存在感を何とか保った格好だ。

 現在82歳のムバラク大統領は、国民向け演説を2回行ったり新内閣の閣議を開催したりと絶え間なく国営テレビに登場し、権力を掌握している大統領像を繰り返し示している。政府が行ったムスリム同胞団など野党勢力との協議も、ムバラク大統領の巨大な肖像画が見守る中で行われた。

 ムバラク大統領は、自身の功績に疑問を持つそぶりさえ見せず自信に満ちあふれており、エジプトの治安と安定を守り国民のために尽くす、優しく疲れ知らずの指導者としてふるまっている。自身が辞任すれば国は大混乱に陥るとも語っている。

 過去2週間続く反政府デモは、ムバラク大統領の30年にわたる独裁体制を動かし、前例のない妥協案を引き出させた。しかし、反体制派が根強く要求するムバラク大統領の即時辞任の実現は、まだ先のことになりそうだ。

 政府は差し当たり、再び優勢に立っているように見える。変化のペースをコントロールし、エジプトの将来を話し合う協議に野党勢力を招き入れている。政府は、スレイマン副大統領の主導で6日に行った野党勢力との1回目の協議後に声明を発表し、ムバラク大統領の退陣の日程を政府がコントロールする意向をはっきりと示した。

 中東問題アナリストのラミ・コウリ氏は「ムバラク大統領は差し迫った嵐をやり過ごした。しかし深い痛手を負っている」と指摘。「依然として権力の座にあるが、弱まっている。政権は倒れてはいないが、間違いなく揺らいだ」とし、向こう数カ月のうちに退陣圧力が抵抗できないほど強まれば、表舞台を去る口実として健康問題が使われる可能性があるとの見方を示した。

 <深い傷>

 協議にも携わったアルアハラム政治戦略研究所のAmr Elchoubaki氏は「政権は生き残りと存続を図るための措置を講じているが、政治体制の中では大統領がもっと弱い部分だ」と語る。

 専門家らは、辞任に追い込まれたチュニジアのベンアリ前大統領とムバラク大統領の違いは、大統領自身の能力ではなく、軍部からの強い支持を確保していることだと指摘する。

 ムバラク大統領は9月の次期大統領選への不出馬を明らかにし、30年に及ぶ在任期間中で初めて副大統領を指名。次男のガマル・ムバラク氏も後継候補から外れた。

 こうした動きは、これまで反体制派の要求をほぼ黙殺してきた政府の大きな譲歩と言える。強硬的な反体制派はムバラク大統領の居座りを拒んでいるが、一部の現実路線派からは、せめてスレイマン副大統領に権限を委譲するよう求める声も出始めている。

 コウリ氏は「反政府デモは体制に重要なメッセージを送り、政権は大幅な譲歩を見せたが、それも統制の範囲内だった。当局は、自分たちが運転席にいられる限り譲歩に前向きであることを示した」としている。

 <潮流の変化>

 「ナイル革命」ともよばれる今回のエジプト騒乱で情勢に変化が現れたのは、野党勢力が一枚岩ではなく、共通の基盤を持っていないことが一因。ムバラク大統領に対する辞任要求さえ、もはや以前ほど足並みはそろっていない。

 また野党勢力の一部からは、硬直化した政治システムを変えるために必要な複雑な憲法改正には、ムバラク大統領の存在が不可欠だとの声も聞かれる。政府との協議は、スレイマン副大統領のもとで自由で公正な選挙ができるかという点で、憲法上すぐに行き詰まる可能性がある。副大統領は権限を委譲されたとしても議会を解散できないなど制限があるからだ。

 政府との協議にも関係した政治専門家は、匿名を条件に「今われわれの前にあるのは、1月25日以後のエジプトの新たな現実だ。問題はどれだけ早く選挙に向けて動けるかだ」と指摘。「全員が合意できる大統領選挙を行うため、選挙のためのプロセスとして憲法改正か新憲法が必要だ」と述べた。

 しかし、こうした議論は何カ月もかかる可能性があるため、政府側の思うつぼで、ムバラク大統領の9月までの任期を確かなものとする。ムバラク政権が延命すれば、変化を求めるエジプト市民の間には不穏な空気が再び強まり、反政府デモに戻る者が大勢出てくるかもしれない。

 (ロイターニュース 原文:Samia Nakhoul、翻訳:宮井 伸明、編集:植竹 知子)

2050チバQ:2011/02/08(火) 23:15:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110208/mds11020813470014-n1.htm
ベドウィン系部族、ヨルダン国王に改革要求
2011.2.8 13:44
 AP通信によると、ヨルダンの主要なベドウィン系部族の36人が7日、アブドラ国王に書簡を送り、下院の解散や新内閣の任命などを要求、放置しておくと「遅かれ早かれチュニジアやエジプトのような洪水に直面する」と警告した。

 ベドウィン系部族は伝統的に国王支持派。イスラム勢力だけでなく、国民の幅広い層が政権に不満を抱いている実態が浮き彫りになった形だ。

 書簡は他に、国王派に有利な選挙法を改正することや、国王が首相任免権を放棄することなどの政治改革を要求。また、官僚の間にはびこる汚職に加え、ラニア王妃の浪費癖や政治への口出しにも苦言を呈した。(共同)

2051チバQ:2011/02/09(水) 22:19:28
>>2044
http://mainichi.jp/select/world/news/20110209dde007030012000c.html
フランス:首相はエジプトから便宜 年末年始に「丸抱え」ナイル観光 野党は辞任要求
 【パリ福原直樹】フランスのフィヨン首相がエジプトで年末年始の休暇を取った際、同国政府丸抱えの接待を受けたことが8日分かった。仏では外相も年末にチュニジアで休暇を取った際、1月の政変で国を追われたベンアリ前大統領の関係会社から便宜供与を受けていたことが判明したばかり。アラブ諸国の強権的な体制との「癒着」ともとれる閣僚の行動に、サルコジ政権は大きな打撃を受けている。野党は首相、外相の辞任を求めている。

 仏首相府によると、首相とその家族は12月26日〜1月2日、ナイル川沿いの観光地に滞在。宿泊費のほか、付近への小旅行で使った航空機や船舶の代金もエジプト側が負担した。この間、首相はムバラク大統領とも会談している。エジプトまでの往復航空賃は首相が負担したという。

 野党第1党・社会党幹部は毎日新聞に「(首相と外相の行動は)政府が腐敗している証拠だ」と批判した。


毎日新聞 2011年2月9日 東京夕刊

2052チバQ:2011/02/09(水) 22:45:17
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110209-OYT1T00945.htm
エジプト大規模デモ「顔」はグーグル地域幹部




. 【カイロ=新居益】ムバラク大統領の辞任要求デモが続くエジプトで、インターネット検索大手グーグル社の中東・北アフリカ地域幹部ワエル・ゴニム氏(30)が、デモの新しい「顔」として注目されている。

 カイロのタハリール広場では8日、デモ参加者が数十万人規模に達したが、息切れしつつあるかに見えたデモが再び膨れ上がったのもゴニム氏のテレビインタビューがきっかけだった。

 ゴニム氏は1月25日に始まったデモをネット上で呼びかけた一人。27日に当局に拘束され、2月7日に釈放された。釈放直後、エジプトの民間テレビ局の人気報道番組に出演し、約15分間のインタビューに応じた。

 ゴニム氏は、デモについて「インターネット世代の若者による革命だ」と言い切り、デモで犠牲になった若者の写真が映し出されると、「息子を失った父や母一人ひとりに言いたい。とても残念だ。しかし、これは我々ではなく、権力にいる者の責任だ」と話し、机に突っ伏して泣いた。

 番組は視聴者の共感を呼び、ユーチューブに転載され、数十万人が視聴した。タハリール広場の集会では、参加者の多くがテレビやネットで見たゴニム氏に触発されたと話した。

(2011年2月9日21時54分 読売新聞)

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-19467520110209
再送:エジプトで解放のグーグル幹部、TVインタビューで涙
2011年 02月 9日 16:26 JST
 [カイロ 8日 ロイター] エジプト当局に12日間にわたり身柄を拘束されていた米グーグル(GOOG.O: 株価, 企業情報, レポート)幹部のワエル・ゴニム氏が7日、エジプトでテレビのインタビューに応じた。反政府デモで多数の若者が死亡したことに涙を見せ、デモ参加者は「良心に従って行動しているだけだ」と強調した。
 グーグルで中東・北アフリカ地域担当マーケティング部門責任者を務める同氏は、1月27日にカイロで私服姿の男3人によって当局の取り調べを受けるため連行され、7日に解放された。拘束中は目隠しをされており、反政府デモに関する報道の確認や家族への連絡は禁じられていたという。

 ゴニム氏は生中継されたインタビューで、拘束中にデモで約300人が死亡したことを聞くと涙を流し、「われわれは何も間違ったことはしていない」と強調。また、言論の自由がない現在のシステムを壊すべきだと語った。活動家らは、ゴニム氏がインタビューで泣く姿は、反省の意を見せないムバラク大統領と対照的だと指摘している。

 同氏は8日にタハリール広場で行われた反政府デモに参加した後、ロイターに対し「エジプトでは若者が命を落としている。大統領は市民の要求を受け入れる責任がある」と述べた。

 ゴニム氏のインタビュー放映から2時間後、エジプトのウェブサイトMasrawy.comには、「ゴニム氏の涙は何百万人もの国民の心を動かし、彼らの政府に対する考え方を変えた」とのコメントが掲載された。

 また、会員制交流サイト「フェイスブック」では、ゴニム氏を支持するユーザーが瞬く間に7万人規模にまで拡大。あるユーザーは「ムバラク支持派も200人ほど知っているが、ワエル・ゴニムのインタビューを見て、国内メディアのうそを知ってしまった今はタハリールに向かうだろう」と書き込んだ。

 一方、エジプトの国営メディアは反政府デモ参加者について、首都カイロ中心部のタハリール広場を封鎖し、国内経済に悪影響を与えていると報道。政府側も、一連のデモは経済回復を停滞させていると非難している。

2053チバQ:2011/02/09(水) 22:47:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110209/mds11020920520008-n1.htm
改革進めればデモ拡大 ムバラクのジレンマ
2011.2.9 20:51

8日、カイロ市中心部のタハリール広場で、お面をかぶりながらデモに参加する反ムバラク派の市民ら。政権がデモ隊に一定の理解を示したことで、参加自体を楽しむ雰囲気も漂っている(AP)
 【カイロ=大内清】エジプトの首都カイロ中心部タハリール広場のデモは8日夕から夜にかけて数十万人が集まり、過去最大規模となった。大きな混乱はなく、今のところ政権へのダメージは小さいとみられるが、数十万人が集結した事実を重くみる米欧などがムバラク大統領への辞任圧力を強める可能性もある。政権側が一定の範囲内でデモを許容する融和姿勢をみせたことが、多くの市民の参加を促した側面もあり、政権はジレンマに陥っている。

 なおも夜間外出禁止令が続くカイロ。それでも市民はいま、かつてない「自由」を謳歌(おうか)している。

 「タハリールなら好きなことが言えるでしょう」。市内に住む会社員女性(36)はこう声を弾ませる。

 8日にスレイマン副大統領自身がテレビ演説で、デモ隊を「犯罪者として扱うことはない」などと述べたことも市民の安心感を後押しし、多くが仕事帰りにタハリール広場に立ち寄っている。

 混乱の影響で経済活動がストップした1週間前に比べ、現在のデモが平和的なのは、多くの市民に日常生活を犠牲にはできないとの思いがあるからだ。

 一方、デモの“核”となる広場中央には、若者中心のグループ「4月6日運動」や、非合法のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団が設置したテントが並び、同胞団の医師による臨時診療所もできた。広場にはデモ隊メンバーが次々と食料を運び込んでいる。

 デモを主導する「正義と自由の若者運動」のハーリド・サイエド氏(27)は「ムバラクが辞任しても、(憲法改正や公正な選挙の実現など)すべての要求が受け入れられるまで何カ月でも座り込む」と息巻く。日常生活の合間にデモに参加する市民とは明らかに温度差がある。

 だが、こうした「強硬派」の意見はメディアを通じて増幅され、デモ全体を代弁しているかのような印象を作り出しているのも事実だ。

 政府が公務員給与引き上げを発表したのを受け、広場では民間労働者による賃上げ要求デモも相次ぎ始めた。

 従来の強権的な対応をとることは火に油を注ぐ結果となりかねないだけに、ムバラク氏は現在、徐々にながらも改革を打ち出す姿勢を示してはいる。だが、それによって政府がさらに追い詰められる可能性があることも否定できない。

2054チバQ:2011/02/09(水) 22:49:30
http://mainichi.jp/select/world/news/20110210k0000m030046000c.html
エジプト:大統領候補は立てず ムスリム同胞団幹部語る

【カイロ和田浩明】エジプトの穏健派イスラム原理主義組織で、非合法ながら事実上の最大野党勢力である「ムスリム同胞団」の幹部ムハンマド・カタニ氏(58)は9日、毎日新聞の電話取材に応じ、次期大統領選挙に候補者を立てず、将来的にも政権に参加しないことを同胞団が組織決定したと明らかにした。6日に始まった政府との対話についても、継続するかどうかを検討中だと述べた。

 カタニ氏は同胞団執行部メンバーで、与党国民民主党(NDP)が圧勝し、同胞団が事実上全議席を失った昨年11月の人民議会(国会)選挙まで、議員団の代表を務めた。

 大統領選に候補を出さず政権参加しない理由についてカタニ氏は「我々の目的は(選挙で)与党側と戦うことではなく、危機にあるエジプトを改革することだ」と説明した。権力奪取を図っている姿勢を控えることで、政権側の批判をかわす意図もあるとみられる。

 立候補要件が厳しい現行の憲法規定では、NDP以外に候補者を出すのは困難とみられる。ただ、政権側は反政府デモ参加者らの強い要求を受けて、要件緩和を含めた改正を受け入れる姿勢を提案。8日に設置された改憲委員会は、3月第1週にも草案を提示する予定だ。

 カタニ氏は同委について「我々にも参加する権利がある」と主張し、政権側が一方的に人選を行ったことに不満を表明した。

 政権側との対話に参加した理由については、「我々と国民の要求を伝えることが主目的だった」と説明。対話継続の是非について「今後数日間で誠意ある対応が見られるかだ」と述べ、検討中であることを示唆した。

 ムバラク大統領に関しては「即時退陣すべきだ」と、これまでの主張を繰り返した。

 野党勢力の中で最も高い組織力を持つムスリム同胞団が、大統領選や政権参加に現時点で距離を置くのは、同胞団を弾圧してきた与党の主導で政治プロセスが進むことへの警戒感があり、組織防衛に配慮しているためとみられる。

2055チバQ:2011/02/10(木) 21:31:17
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110210-OYT1T00963.htm
改革迫る米国、「押しつけ」とエジプト反発

中東
 【ワシントン支局】ギブス米大統領報道官は9日の記者会見で、エジプトの政権移行に向けた改革努力は「国民が求める最低限に達していない」と批判した。


 これに先立ち、エジプトのアブルゲイト外相は同日、米公共放送(PBS)とのインタビューで、米国の改革要求に対し、「押しつけだ」と反発しており、双方の応酬が激しくなっている。

 エジプトに対しては8日、バイデン米副大統領が、非常事態の即時解除など4項目の実施を求めていた。アブルゲイト外相はこの後、インタビューに出演し、「我々は既に改革を始めている。徐々に順序を追って行う」と主張、米政権へのいらだちをあらわにした。

 一方、ギブス報道官は、改革に進展がなければ「カイロなどで起きている(反体制デモなどの)光景が続くだろう」と指摘した。

(2011年2月10日20時56分 読売新聞)

2056チバQ:2011/02/11(金) 01:31:11
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011021001000980.html
ムバラク大統領、近く辞任か エジプト軍が最高首脳会議
2011年2月11日 00時58分

 【カイロ共同】エジプトの与党、国民民主党の幹事長は10日、共同通信に対して、ムバラク大統領が辞任を表明する可能性があると述べた。AP通信は10日、軍や与党幹部の話として、ムバラク大統領が間もなく国民向け演説をすると報じた。中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、エジプト軍は同日、反政府デモへの対応を協議する最高首脳会議を緊急開催した。エジプト情勢は重大局面を迎えた。

 エジプト各地で10日、国営企業やバス、医療など幅広い業種で賃金引き上げや待遇改善を求めるストライキやデモが拡大した。首都カイロ中心部のタハリール広場の反政府デモには同日も数万人が結集。11日にはイスラム教の金曜礼拝後に大規模なデモが再び予定されており、緊迫している。

 ストが広がれば、社会全体がまひ状態に陥る恐れもある。スレイマン副大統領はこうした動きについて「非常に危険で、容認できない」と強調。政権側は、これまで中立を維持してきた軍が介入し戒厳令を布告、デモを強制排除するなど強硬手段に訴える可能性を警告している。

 8日ごろから始まった労働者のストやデモにはこれまで、国際海運の大動脈であるスエズ運河関連企業の労働者も参加。鉄道や国営の電話会社、繊維、鉄鋼会社などに広がってきた。

2057チバQ:2011/02/13(日) 11:30:37
>>2051
http://mainichi.jp/select/world/news/20110212ddm007030025000c.html
サルコジ仏大統領:「閣僚は海外バカンス禁止」 自分のモロッコ接待棚上げ
 【パリ福原直樹】フランスのサルコジ大統領=似顔絵=は9日の閣議で、閣僚に「今後、バカンスは国内で過ごすべきだ」と指示した。昨年末から新年にかけ、フィヨン首相やアリヨマリ外相が、その後政変などに見舞われるエジプトやチュニジアで厚遇を受けたとして、野党から辞任を求める声が強まっていた。

 大統領は「今後、外国政府からバカンスで招待を受ける際には、大統領側が精査し、その是非を決める」とも発言した。

 フィヨン首相は年末から新年にかけ、エジプトのリゾート地で休暇を過ごした。この際、ムバラク政権が宿舎や航空機、船を提供。またアリヨマリ外相も、年末にチュニジアに滞在した際、今年1月に亡命したベンアリ大統領(当時)と親しい富豪の航空会社からジェット機の無料提供を受けた。サルコジ大統領は、2閣僚への野党の辞任要求をかわす狙いで、閣僚をたしなめた格好だ。

 だが、大統領自身も年末のバカンスで、カーラ・ブルーニ夫人と北アフリカのモロッコで、モハメド6世から豪邸の提供を受けた。仏の野党第1党・社会党幹部は毎日新聞に「大統領は自分の行為を棚に上げており、綱紀粛正になっていない」と批判した。

毎日新聞 2011年2月12日 東京朝刊

2058チバQ:2011/02/13(日) 11:39:58
http://www.cnn.co.jp/world/30001789.html
パキスタン前大統領に逮捕状 ブット元首相暗殺事件めぐり
2011.02.13 Sun posted at: 10:09 JST
(CNN) 2007年12月にパキスタンで起きたブット元首相暗殺事件をめぐり、同国パンジャブ州ラワルピンディの対テロ法廷は12日、ムシャラフ前大統領が事件に関与していた可能性があるとして、同氏に逮捕状を出した。検察当局者が明らかにした。

検察当局によれば、捜査の結果、ムシャラフ氏は当時、適切な警備体制を敷かなかったことに対する責任があることが判明。ムシャラフ氏に事情聴取を求めたが応じなかったため、裁判所が同氏の逮捕状を出したという。

ブット元首相は07年、ムシャラフ氏が対立候補として出馬していた総選挙の選挙活動中、自爆テロにより暗殺された。一部では、ムシャラフ氏の関与を指摘する声も上がっていたが、同氏はこれを否定している。

国連の調査委員会は昨年4月に発表した報告書で、暗殺当日、ムシャラフ政権がブット氏に対する安全対策を怠っていたと指摘。適切な警備体制が取られていれば暗殺を防ぐことができたと結論付けている。また、同国の警察当局が事件の調査を妨害したとも述べている。

ムシャラフ氏の顧問弁護士がCNNに語ったところによれば、逮捕状は根拠のないもので政治的動機によって出されたものであるため、同氏は法廷に出頭しない意向だという。

ムシャラフ氏は08年に大統領を辞任し、以後は英国ロンドンに渡り国外生活を送っている。昨年には政界復帰を目指し、新政党の設立を決定。2013年の総選挙に出馬する考えを示していた。

2059チバQ:2011/02/13(日) 11:57:56
http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011021301000067.html
エジプト、前首相らの出国を禁止 市民生活正常化へ

 【カイロ共同】ムバラク前大統領の強権的政権が崩壊したエジプトの国営テレビは12日、多数の死傷者を出した反政府デモ鎮圧や汚職などの捜査のため、検察当局がナジフ前首相、アドリ前内相らの出国を禁止したと報じた。

 権力を掌握した軍最高評議会による旧体制側の責任追及が進む一方、評議会を主宰するタンタウィ国防相は同日、シャフィク首相らと市民生活の速やかな正常化に向けた措置を協議。エジプトを含む多くのイスラム教国にとって週明けで最初の就業日となる13日は、デモで大きく混乱した市民生活の復旧がさらに本格化する見通し。

 軍最高評議会は11日、シャフィク内閣が、暫定的に政権移行期間の国政運営に当たると発表。夜間外出禁止令を4時間短縮するなど、市民生活の正常化を促す措置を取っていた。

2011/02/13 09:44 【共同通信

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011021302000047.html
指導者なき「革命」 無名の若者 ネット駆使
2011年2月13日 朝刊

 「エジプトの土に眠りたい」

 そう語っていたムバラク大統領が十一日、辞任した。彼に対する国民の憎悪を考えれば母国で永遠の眠りにつく願いも、果たしてかなうのか怪しい。最初のデモ発生から十八日目。ついに「革命」は成就したと、言っていいのだろう。

 九月までの任期まっとうに固執し、野党勢力との協議で事態を打開しようとしたムバラク氏。最後となった十日のテレビ演説でも「対話を通じて−」と強調していた。

 だが、対話など、どだい無理な相談だった。チュニジアのベンアリ前大統領を追放したデモと同様に、エジプトでも、時に百万人を超えたデモ隊を統括し、政権側と妥協点を探れる指導者など存在しなかったのだから。

 国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ前事務局長(68)も、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団も、指揮できるのはカイロ・タハリール広場に陣取るデモ隊のごく一部。多くは、インターネット空間を通じて、政権への怒りを共有した無党派の若者である。

 デモの発端の一つになった警察官による若者虐殺疑惑の現場は、北部アレクサンドリアのネットカフェだった。死んだ若者はネット上で、警官の麻薬密売を告発していた。虐殺疑惑を世に伝え、最初のデモを一月二十五日の「警察の日」にやろうと訴えたのも、ネットを駆使する無名の若者たちである。

 一九七九年のイラン革命では、宗教界の権威ホメイニ師が亡命先で説教を録音し、側近がテープをイランに運び、音声が大衆を鼓舞したが、昔日の感がある。今の時代、カリスマでなくてもインターネットでメッセージ送信ボタンは押せるのだ。

 戦火の絶えない中東。歴史をつくるのは、いつも大国だった。

 パレスチナの地で争いが収まらないのは、かつて英国が、ユダヤ人とアラブ人の双方に「ここは、あなた方の土地だ」と二枚舌を使ったことに起因する。今もバグダッドで、子どもの体が爆音とともに吹き飛ばされるのは、米国が根拠もないままに「イラクに大量破壊兵器がある」と、兵士を送ったからだ。大衆はいつも受け身で、損な役回りだった。

 エジプトでデモが始まった時、同盟国の米国は「政府、デモ隊双方に自制を求める」と、当たり障りのない言葉しか発しなかった。イスラエルとの関係も良いムバラク体制の崩壊など、望んではいなかった。

 政敵を排除して独裁体制を築き、時の大国に追従しても、政権は倒れる。チュニジアとエジプトがそれを証明し、歴史は変わった。 (カイロ・内田康)

2060チバQ:2011/02/13(日) 11:58:21
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011021390071258.html
民主化なお不透明 軍「現内閣が当面存続」
2011年2月13日 07時12分

 【カイロ=清水俊郎】エジプトのムバラク政権の崩壊を受け、大統領権限を委譲された軍最高評議会は十二日、「すべての国際条約を順守する」とする声明を出し、隣国イスラエルと一九七九年に結んだ平和条約などを維持する方針を明らかにした。また「平穏な政権移行を目指す」と強調し、次期政権が発足するまでシャフィク首相率いる現内閣が職務を続行すると表明した。

 タンタウィ国防相が主宰する最高評議会は十一日の声明で「軍が人々の望む政権に代わることはない」とし、軍政は暫定的な措置と表明していた。ただ今後の具体的な日程は示されておらず、民政移行がスムーズに進むかどうかは不透明だ。

 国営テレビによると、最高評議会は十二日、夜間外出禁止令を四時間短縮し、午前零時から午前六時までに緩和した。十八日間の大規模デモと騒乱でまひした社会機能の正常化を目指す。

 一方、反大統領派のデモの拠点であるカイロのタハリール広場では十二日、軍が人の流れを制限していたバリケードと有刺鉄線の撤去作業を始めた。広場には同日午後も千人以上がとどまっている。

 またAFP通信によると、北部イスマエーレーヤで同日、警官数百人が「デモ隊に発砲を重ねたのは上司たちに強制されたため」と訴えてデモ行進した。一月二十五日に始まった一連のデモでは全国で約三百人の死者が出ており、市民の憎悪や報復を恐れてのアピールとみられる。

 AP通信は空港当局者の話として、政府の元高官らが司法当局や軍の許可を得ずに出国することが禁じられたと報じた。

(東京新聞)

2061チバQ:2011/02/13(日) 11:59:14
http://mainichi.jp/select/world/news/20110213ddm003030119000c.html
クローズアップ2011:エジプト・ムバラク政権崩壊(その1) 辞任拒否が裏目
 エジプトのムバラク前大統領は11日、前夜の「退陣拒否」演説から一転、首都カイロを家族と共に脱出し、30年にわたった権力を手放した。この急転直下の辞任劇の舞台裏で、一体何が起きていたのだろうか。そして、誰がムバラク氏の後継としてこの国を率いていくことになるのか。カリスマ指導者なき市民革命がこの国をどこに導くかは、今後の展開次第だ。【カイロ樋口直樹】

 ◇思惑外れ軍に権力 後継・スレイマン氏、不透明
 ムバラク政権崩壊の最後の秒読みは10日夜、ムバラク氏の「不可解」な辞任拒否演説から始まった。

 「大統領は辞任するかもしれない」。10日夕、シャフィク首相のこの発言が報じられると、最大与党・国民民主党幹部からも「辞任しても驚かない」との感想が飛び出した。首都カイロのタハリール広場を埋める反大統領派の人々は狂喜乱舞した。だがこの夜、大統領の「辞任表明」を確信し、広場に押しかけた人々を待っていたのは、期待を裏切る「辞任拒否」表明だった。反大統領派の怒りは頂点に達した。人々は靴を脱ぎ、手で振り回しながら叫んだ。「あしたを見ていろ。決着をつけてやる」

 アラブで、靴で人をたたくのは最大の侮辱を意味する。難攻不落に見えたムバラク城は、広場からもあふれ出すほどの民衆の熱気と興奮の波に、のみ込まれてしまった。政権崩壊を確実にした辞任拒否演説には、不可解な点も多い。政府高官や与党幹部が相次いで「辞任の可能性」に触れ、それを追認するかのように急きょ同夜、大統領演説が設定されながら、結局、ムバラク氏はスレイマン副大統領への権限移譲を発表するにとどまった。

 大統領の側近も最大の同盟国・米国も、大統領の即時辞任は不可避だろうとみていた。大統領が名誉を保ったまま表舞台を去る機会(演説)を大統領周辺が設けたのではないか、との観測もあった。だが、大統領は改めて「即時辞任」を拒否。このため、「大統領は直前に演説内容を変えたのでは」との見方も出た。

 ムバラク氏の辞任表明の遅れは、後継者と目されてきたスレイマン副大統領への権力移譲さえもご破算にした可能性がある。11日夜、国営テレビで大統領の辞任を発表する副大統領の顔はこわばっていた。大統領権限は軍部へ渡ったからだ。

 ムバラク氏は今年9月の次期大統領選まで、自分の息のかかったスレイマン氏を暫定大統領に据え、憲法改正などを体制側に有利に進める考えだったとみられている。同氏は野党勢力との政治対話を始めたが、抗議行動を続ける民衆は権力の「欺まん」を見抜き、同氏主導の政治プロセスさえも拒絶していた。

 他方、草の根的な民衆の抗議運動の中に、「ムバラク後」の政治的混乱を収拾し、民主的な大統領選の実施を導けるだけのリーダーは育っていない。国家機能がまひ状態に陥る中、暫定政権の受け皿になり得たのは、国民の信頼が厚い軍部しかなかった。

 ムバラク氏の「1日遅れの辞任表明」は、民衆パワーを侮った読み違えだったのか。または、同氏の進退を巡り内部で見解が分かれていたと言われる軍部の干渉があったのか。真相はやぶの中だが、結果的にムバラク政権早期崩壊につながり、ムバラク氏の思惑に反し軍部へ権力が渡るという皮肉を招いた。

2062チバQ:2011/02/13(日) 11:59:38
◇民主化プロセス、なお時間 軍も一枚岩とはいえず
 ムバラク政権崩壊に伴う混乱の収拾はひとまず軍部に委ねられることになった。当面、軍最高評議会を率いるタンタウィ副首相兼国防相が主導権を握る見通しだが、事実上の軍政の復活を懸念する声もあり、民主化に向けた政治プロセスが動き出すにはまだ時間がかかりそうだ。

 政権側が当初描いていた「ムバラク後」の構想は、大統領の辞任表明を受け、腹心のスレイマン副大統領率いる暫定政権に権力を移譲し、次期大統領選の準備に入るというシナリオだった。政権のスムーズな移行や継続性といった観点から、米欧にも受け入れられやすいとみられてきた。

 このシナリオがつぶれた今、ムバラク政権で国防相を長年務めた軍最高評議会議長のタンタウィ氏が取って代わった。大統領選の候補者になりうる。

 だが、軍部は一枚岩でないと言われる。軍を実質的に差配するアナン参謀総長は、政権に対する民衆の不満に同情的で、デモ隊への実力行使を完全に拒否してきたと言われる。両者の微妙な緊張関係は、今後の民主化プロセスに影響を与える可能性がある。

 次期大統領候補には他に、ムバラク氏の最大の「好敵手」と見られてきたアラブ連盟のムーサ事務局長の名前が挙がる。ムバラク政権の外相時代に、イスラエルに対し批判を浴びせ、反イスラエル感情が根強い国民の人気を博した経緯がある。

 今回、反大統領派に加わったノーベル平和賞受賞者、エルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長や、野党ガッド党の創設者ヌール氏らの名前も挙がる。事実上の最大野党・穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」の動向も無視できない。公正な選挙が行われれば、最大政党に躍進する可能性があるとの見方が強いからだ。

 ムバラク政権を打倒した草の根的な民衆パワーの中には、若者を中心に既存の政治の枠組みを嫌う傾向も強い。このため、今後、反政府勢力の中から新たなリーダーが出現する可能性もある。

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 ◆エジプト政権崩壊に至った経緯◆

1月14日 チュニジアでベンアリ政権崩壊

  25日 カイロやスエズなどで数万人規模の反政府デモ

  28日 金曜礼拝後大規模デモ

  29日 ムバラク大統領がスレイマン氏を副大統領に任命

2月 1日 「100万人」デモ。ムバラク大統領が次期選挙不出馬を表明

   3日 ムバラク大統領、米テレビに対し即時辞任を拒否

  10日 ムバラク大統領、テレビ演説で即時辞任を拒否

  11日 スレイマン副大統領がムバラク大統領辞任を発表

毎日新聞 2011年2月13日 東京朝刊

2063チバQ:2011/02/13(日) 12:00:35
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/02/13/20110213ddm002030137000c.html
クローズアップ2011:エジプト・ムバラク政権崩壊(その2止) 米も最後に決別
 ◇市民の反発恐れ 同盟国の抵抗振り切り
 【ワシントン草野和彦】オバマ米大統領は11日、「民主的なエジプトは、中東だけでなく世界中で責任ある指導的役割を果たせる」と述べ、新生エジプトへの期待を表明した。アラブの親米独裁国家や同盟国イスラエルの抵抗を受けながらも、“ムバラクのエジプト”との決別を明確に宣言した。

 ギブス大統領報道官によると大統領は11日午前、ホワイトハウスで会議中に渡されたメモでムバラク氏辞任を知った。それから約1時間にわたって練られた声明で、ムバラク氏に触れたのは「辞職でエジプト国民の変革への渇望に応えた」の部分だけだった。

 米メディアによると、「民主化ドミノ」を恐れるサウジアラビアなど親米国家がムバラク氏との連帯を強め、米国に圧力をかけていただけでなく、イスラエルは、ムバラク氏が退陣すれば自国内の右派勢力が強くなり、中東和平に影響が出ると警告していた。

 だが、エジプト国内で退陣への期待がこれまでになく高まった10日、ムバラク氏が演説でなおも大統領の座に固執したことで、米国は完全に見切りをつけたようだ。反米感情が高まらないようにするためにも、国民の側に立つしかないと判断したとみられる。

 報道官によると、演説には「誰もが驚いた」という。演説後にオバマ大統領は文書の声明を出したが、ムバラク氏の名前さえ出さず「(改革の)機会をまだとらえていない」と不満をあらわにした。

 また大統領は11日の声明で、反政府デモを通じて「創造性やテクノロジーを使いこなせる新世代の出現を見た」と述べ、デモの中心となった若者との今後の連帯を訴えた。

 ◇日本は不安定化を警戒 「非米欧路線」活用の機会も
 エジプトのムバラク大統領辞任を受け、日本政府は「(速やかに)憲法からの逸脱状態が回復されることを期待する」(12日、前原誠司外相談話)として、米国などと連携しながら、安定的な新政権の早期樹立を促していく考えだ。ただ、米国の中東での影響力は今後、低下していくことも予想される。これまで米欧とは異なるスタンスで中東と向き合ってきた経験がある日本だけに、国際社会で新たな役割を求められる可能性もある。

 日本の中東政策は必ずしも米欧追随ではなかった。1981年に初来日したパレスチナ自治政府のアラファト議長は、西側先進国の首脳として初めて日本の首相(鈴木善幸氏)と会談した。米同時多発テロ前の01年1月には、河野洋平外相(当時)が「河野イニシアチブ」を発表し、イスラム世界との対話促進を掲げるなど、独自の距離感を取ってきた。

 中東地域研究者の板垣雄三・東大名誉教授は「チュニジアのあおりで突然、エジプトで動きが起きたのではなく、30年間の独裁の深まりや、さまざまな市民の運動が前提にある」と指摘。「サウジアラビアでも火種がないわけではなく、これらが連結して中東全体が大きな政治変動に入っている」と見る。そのうえで「非欧米の潜在力を評価し、世界全体の調和を図っていくのが日本の使命ではないか」と強調した。

 政府が警戒するのが、エジプト新政権内でイスラム原理主義勢力が台頭すること。外務省幹部は「幅広い支持層や勢力による『一色ではない政府』を期待している」と語った。

 また、中東・アフリカ諸国にはエジプト同様、独裁的長期政権や若者の高い失業率など、不安定要素が共通している国が多く、ヨルダンやイエメンでは体制への不満が表面化している。中東全体が不安定化すれば、原油の供給に影響が出ることも懸念され、外務省幹部は「若者の失業率が高いなど要素が共通している国が多い。いつ、どこで、どう火を噴くか、日本としても注目しないといけない」と語った。

 外務省によると、エジプトへの邦人観光客はほぼ全員が出国し、現地に残っているのはエジプト人の配偶者や報道関係者ら約450人という。【犬飼直幸】

毎日新聞 2011年2月13日 東京朝刊

2064チバQ:2011/02/13(日) 12:01:36
http://www.asahi.com/international/update/0213/TKY201102120260.html
エジプト軍、現内閣を暫定維持 対イスラエルは友好路線(1/2ページ)2011年2月13日5時2分
カイロで12日、野宿用の毛布を担いでタハリール広場を去る男性=越田省吾撮影
 【カイロ=貫洞欣寛、北川学】ムバラク大統領の辞任に伴い、全権を受け継いだエジプト軍最高評議会は12日、声明を出し、現内閣を暫定内閣として機能させ、すべての国際条約を順守すると発表した。イスラエルなどとの友好関係はこれまで通り維持することを示し、国際社会が抱く中東地域の不安定化への懸念を払拭(ふっしょく)する狙いがあるとみられる。

 「第4号」と題した声明で、「現在の内閣と知事は新政府発足まで任務を続ける」とし、シャフィク首相(空軍出身)らを暫定内閣として維持させる考えを示した。ムバラク氏は市民からの辞任要求をかわすため1月末、全閣僚をいったん更迭し現内閣を発足させていた。

 ただ、声明は、ムバラク氏から大統領権限を移譲されたスレイマン副大統領の処遇については触れていない。スレイマン氏は軍が全権を掌握したことで、事実上すべての権限を失ったとの見方が出ている。

 声明はさらに、「これまでのすべての声明を順守する」とも述べている。軍最高評議会はムバラク氏が辞任した11日夜、「国民が選挙で選ぶ正統な政府の代わりとなるつもりはない」と声明を出し、軍による全権掌握は選挙で選ばれた新政府発足までの一時的な措置との考えを示している。その姿勢を改めて強調することで、軍が政権に居座る考えがないことを国内外に強調する狙いがあるとみられる。

 また、治安維持のため、市民に対して警察への信頼回復と協力を求めている。

 さらに、声明はすべての国際条約の順守を確約。具体的な言及はないものの、エジプトが1979年にイスラエルと締結した平和条約も含まれるとみられる。親米路線のムバラク政権の崩壊に伴い、米国などはエジプトとイスラエルの関係悪化を懸念していた。

 一方、家族とともにシナイ半島の海洋リゾート地シャルムエルシェイクに入ったムバラク氏の動向は、その後伝えられていない。

 デモの拠点となったカイロ中心部タハリール広場では12日、参加者が撤収作業を始めた。ムバラク派との衝突の際に使われた石やれんがの破片、泊まり込みのために使った毛布などが運び出され、清掃も行われた。

 国営テレビによると、これまで午後8時〜翌朝6時の外出禁止令は、同日から午前0時〜同6時に緩和された。

2065チバQ:2011/02/13(日) 12:02:58
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110213k0000m030029000c.html
ムバラク前大統領:「孤独なファラオ」国民に向き合わず

政府系紙「アルアハラム」(中央と右)は、「若者がムバラクを追いだした」と異例の扱いで伝えた=2011年2月12日、鵜塚健撮影 「孤独なファラオ」は、最後まで国民に直接向き合おうとしなかった。古代エジプトの王に擬せられる絶大な権力を約30年にわたりふるったムバラク前大統領(82)。圧制への若者らの怒りがインターネットを触媒に起爆したわずか18日間の「指導者なき革命」に、「王位」を追われた。

 ◇「救国の英雄」から「孤独なファラオ」に
 「ムバラク大統領は辞任する」。衝撃の発表を11日夜に行ったのは右腕のスレイマン副大統領だった。前夜に本人が2度目の辞任拒否演説を行ってからわずか19時間後だった。

 第4次中東戦争(73年)で空軍司令官として活躍し「救国の英雄」となり、最高権力者への道筋をつかんだムバラク氏。軍歴を含め60年を超える公務の主目的だったという「国民と国土の保護」の看板は、即時退陣を求める全国的な反政府デモのうねりの前に放棄した形だ。9月の任期切れで「尊厳ある退出」を行うとの希望は、あまりにも民意と乖離(かいり)していた。

 ムバラク氏は81年のサダト元大統領暗殺後、副大統領から第4代大統領に選ばれた。中東最大の世俗国家の指導者として基本的に親米路線を維持。91年の湾岸戦争では多国籍軍に参加した。一方、03年のイラク戦争では国内外の反戦論の高まりで米英主導の進攻を批判、サウジアラビアと共同和平提案を行った。

 対アラブ世界では、前政権下の79年にイスラエルと和平条約を調印して孤立したエジプトのアラブ連盟への復帰を89年に実現。中東和平では分裂したパレスチナ各派の仲介などを通じ、米主導の和平交渉を支援した。

 内政面ではサダト氏暗殺に伴い発令した国家非常事態宣言を約30年にわたり維持し、独裁的な統治体制を強化。95年には訪問先のエチオピアでエジプトのイスラム過激派の暗殺未遂事件に遭遇した。

 01年の米同時多発テロ後、ブッシュ米政権の圧力で民主化要求が強まり、05年の大統領選挙では複数候補制を導入したが、圧倒的多数の票を得て5選した。

 同年の人民議会選挙では非合法の穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」が議席を伸ばしたため、民主化要求勢力の抑え込みに転じた。

 近年は高齢による健康の衰えから後継問題が浮上しており、次男ガマル氏が今年9月に予定されていた大統領選挙に出馬して「権力世襲」するとの観測も流れていた。(カイロ支局長・和田浩明)

毎日新聞 2011年2月12日 19時38分(最終更新 2月12日 20時40分)

2066チバQ:2011/02/13(日) 12:04:24
http://www.asahi.com/international/update/0212/TKY201102120088.html
エジプト軍「選挙で新政権」 一時的な権限掌握を強調(1/2ページ)2011年2月12日15時0分
 【カイロ=貫洞欣寛】エジプトのムバラク大統領の辞任に伴い、大統領の全権を受け継いだ軍最高評議会は11日夜(日本時間12日未明)、「評議会は国民が選挙で選ぶ正統な政府の代わりとなるつもりはない」とする声明を出した。軍の権限掌握は民主化に向けた一時的な措置との考えを強調しており、新たな政権づくりへの道筋を示せるかが今後の焦点となる。

 「声明第3号」と名付けられた声明は、「国民の要望を達成するための諸方策を検討している」として、民政移行のために具体的にどのようなシナリオを描いているのか示していない。また、デモを主導した野党勢力への対応などについても触れていない。

 ただ、評議会はムバラク氏の退陣が明らかになる前の11日午前に発表した「声明第2号」で、(1)混乱収束後の非常事態令の解除(2)総選挙の結果に関する不服申し立ての受理(3)憲法改正(4)自由で公正な大統領選挙の実施――を保証。さらに、権力移行が完結するまでは市民の要求に真剣に向き合うとしており、軍が民主化プロセスの後見役を担うとの姿勢を示している。

 エジプト憲法では、大統領が辞任した場合は人民議会議長が権限を代行し、議会も解散した場合は憲法裁判所長官が代行する規定となっている。人民議会のスルール議長はムバラク氏の側近で、大統領選の立候補資格制限を発案した一人として国民の批判が強く、暫定大統領となればデモがさらに激しくなりかねない。また、スレイマン副大統領に対しても即時辞任を求める声が強く、ムバラク体制を支えた側近らをどう処遇し、関与させるのかも大きな課題となる。

 退役軍人の軍事アナリスト、サフワト・ザイヤード氏は「軍は、スレイマン氏を続投させてデモを続ける国民に銃を向けるか、スレイマン氏らを使わず独自に移行政府をつくるかのどちらかを選ぶことになる。後者を選ぶだろう」との見方を示した。

 一方、野党勢力はムバラク氏退陣と軍への全権移譲を歓迎している。最大野党のイスラム組織ムスリム同胞団は「独裁者を取り除いたことを神に感謝したい。軍の権限掌握は、市民社会づくりのための一時的な措置であると確信している」とコメントした。

 民主化運動指導者エルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長は「この日を何十年も待っていた。軍と市民が協力し、自由で公正な選挙を準備したい」と話している。

2067チバQ:2011/02/13(日) 23:02:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110213/mds11021322160016-n1.htm
政変のチュニジアからイタリア南部の島に大量
 AP通信によると、北アフリカのチュニジアの政変を逃れた大量の難民がイタリア南部ランペドゥーザ島にボートで押し寄せ、12日までの3日間で計約3千人となった。イタリア政府は「人道的非常事態」を宣言し、欧州連合(EU)欧州委員会に支援を求めた。

 イタリア当局は難民を南部シチリア島などの収容施設に送り、亡命を認めるか強制送還するかを判断する。国連難民高等弁務官事務所によると、チュニジアでベンアリ政権が崩壊した先月半ば以降、漁船などに乗ってイタリアに到着する難民が増加。イタリア政府はテロリストが紛れ込んでいる可能性もあるとして警戒を強めている。(共同)

2068チバQ:2011/02/13(日) 23:11:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110213-00000139-reu-int
アルジェリアでも反政府デモ、当局が多数拘束との情報も
ロイター 2月13日(日)15時10分配信

 2月12日、アルジェリアの首都アルジェで、ブーテフリカ大統領の退陣などを求める反政府デモが行われ、多数が拘束されたとの情報も。写真は警官に連行される男性(2011年 ロイター/Zohra Bensemra)

 [アルジェ 12日 ロイター] アルジェリアの首都アルジェで12日、ブーテフリカ大統領の退陣などを求める反政府デモが行われた。これに対し、警察は数千人規模の機動隊を動員してデモ隊を鎮圧。約1000人が拘束されたという野党側の情報もある。

 市内中心部の広場には反体制派の小規模なグループが集まり、エジプトのムバラク大統領辞任を報じる新聞を手に、「ブーテフリカは退陣しろ」などと叫んだ。その後は市内をデモ行進する予定だったが、機動隊が取り囲んで阻止。一部が警官に物を投げる姿も見られた。

 この日のデモは、主要な労働組合や最大野党が支援するものではなく、1990年代に違法化されながら現在も影響力を持つイスラム過激派グループもほとんどが距離を置いている。

 ただ、野党からの圧力を受けて、政府はこれまでに雇用創出や住宅改善を約束したほか、19年間続く非常事態宣言の解除を含む民主的改革を進める方針を明らかにしている。

 抗議活動を支援した野党の関係者は、デモには7000人から1万人が参加し、約1000人が拘束されたとしているが、内務省は、広場に集まったデモ隊が約250人で、14人を拘束したものの直ちに釈放したとの声明を発表している。

2069チバQ:2011/02/14(月) 21:37:02
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011021402000030.html?ref=rank
エジプト 憲法停止、議会を解散
2011年2月14日 夕刊

 【カイロ=内田康】ムバラク大統領(82)が退陣したエジプトで、大統領権限を委譲された軍最高評議会は十三日、憲法を停止し、人民議会(国会)も解散したと国営テレビを通じて発表した。自由な選挙実現のための憲法改正を検討する専門委員会を設置し、国民投票にはかる方針も表明。今後半年間あるいは大統領選など各選挙を実施するまで、同評議会が大統領権限を維持する意向を示した。 

 軍最高評議会が民主化に向けたプロセスを発表したのは初めて。ただ、大統領選の具体的な実施時期などは明らかにしていない。

 憲法改正は委員会が草案を示し、国民投票によって承認するかどうかを決める。民主化の障害になっていた大統領選立候補要件の緩和などが改正の焦点になる。

 人民議会は解散前、ムバラク大統領が率いた与党、国民民主党(NDP)が議席の圧倒的多数を占めていたが、選挙のたびに不正疑惑が浮上していた。

 ロイター通信によると、二〇〇五年の大統領選に出馬した野党指導者アイマン・ヌール氏は、軍最高評議会の発表について「革命の勝利だ。反大統領デモ隊を満足させるだろう」と評価した。

 また、暫定的な続投が決まったシャフィク首相らは十三日、ムバラク氏退陣後としては初めての閣議を行った。

2070チバQ:2011/02/14(月) 21:38:20
http://www.asahi.com/international/update/0214/TKY201102130158.html
エジプト、憲法停止 6カ月以内に大統領選と議会選
2011年2月14日10時27分


 【カイロ=古谷祐伸】エジプトのムバラク前大統領(82)の退陣で全権を握った軍の最高評議会は13日、評議会による統治期間を今後6カ月か、新政権の発足までとする声明を発表した。この間に憲法改正に関する委員会を設置。憲法改正の国民投票を行った上で大統領選や議会選を実施するなど、民主化に向けた今後の見通しも示した。

 国営テレビが伝えた声明によると、民政復帰に向けたプロセスは、憲法の停止▽議会上下院の解散▽憲法改正に向けた委員会の設置▽憲法改正のための国民投票▽大統領選と議会選の実施、との流れになる。大統領選への立候補資格を限定した現行憲法の停止や議会解散には、「ムバラク色」を一掃し、社会を安定させる狙いがあるとみられる。

 民政復帰までの間、軍最高評議会議長や国防相を務めるムハンマド・タンタウィ元帥(75)が国家元首を務める。現シャフィク内閣は継続し、イスラエルとの平和条約など国際条約は引き続き順守する。

 声明は「我々は民衆の要求を達成する。自由や法の支配、平等、複数政党の参加、社会正義、腐敗の根絶は、今後の国を導く統治の基礎になる」との理念を表明。評議会による統治は民主化のための一時的なものとの立場を改めて示した。

 軍部の方針に対し、野党勢力などは前向きだ。2005年の大統領選に野党から出馬し、のちに逮捕されたアイマン・ヌール氏は「革命の勝利だ」。デモを呼びかけた若者グループの幹部もロイター通信に「軍は我々の要求を満たそうとしている」と述べた。

 デモ隊が残るカイロ中心部のタハリール広場は、13日朝から軍がテントなどの撤去を始め、平穏が戻りつつある。シャフィク首相は13日の記者会見で「すべては平穏に戻った」と強調。治安の回復を急ぐ考えを示した。当初デモ隊に厳しく対処した警察は国民の信頼を失っており、複数の警察署がデモ隊に焼き打ちされるなど、警察はまだ完全には機能していない。

 一方、逮捕された仲間の解放などを求めるデモ隊は、「まだ要求が満たされていない」として、少なくとも毎週金曜日に大集会を開く方針だ。広場に居座りを続ける市民もおり、デモが再燃する可能性もある。

2071チバQ:2011/02/14(月) 22:20:51
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110214-OYT1T00798.htm
デモ激化「お前のせい」ムバラク2世兄弟げんか

 【カイロ=新居益】エジプトのムバラク前大統領(82)の息子二人が、前大統領の辞任前日の10日、反体制デモ激化の責任を巡って大げんかをしていたと、13日付の同国紙アル・アクバルが報じた。


 前大統領が10日、大統領宮殿内でテレビ演説の収録中、別室で長男アラア氏(49)が次男ガマル氏(47)を「お前が自分の友人を登用し過ぎたから、こうなった」となじった。殴り合いに発展する直前、側近が仲裁に入ったという。

 アラア氏は富裕なビジネスマン。一方、ガマル氏は国民民主党で政策委員長を務め、前大統領の後継者とみられていた。ガマル氏は影響力を行使して、多くの友人を同党幹部や内閣に送り込んでいたとされる。

(2011年2月14日19時48分 読売新聞)

2072チバQ:2011/02/15(火) 00:36:23
http://mainichi.jp/select/world/news/20110215k0000m030086000c.html
エジプト:改憲・選挙、具体策示されず 民政移行残る課題

カイロのタハリール広場で、反政府デモの犠牲者を悼む市民たち=2011年2月13日、伊藤智永撮影 【カイロ樋口直樹】ムバラク政権の崩壊でエジプトの実権を握った軍最高評議会が13日、今後の民主化プロセスを明らかにした。旧政権を支えた人民議会(国会)を解散、憲法を停止するとともに、憲法改正や人民議会選挙、大統領選挙への道筋を示した。反政府デモ参加者や野党はおおむね歓迎している。だが、6カ月の民政移行期間中、改憲案などに民意を反映させるための具体策や選挙日程などはまだ示されておらず、課題は残る。

 ◇憲法改正◇
 「革命の勝利だ」。民主化プロセス発表を受け、05年の前回大統領選でムバラク氏と争った野党「ガッド党」創設者、アイマン・ヌール氏は地元メディアに語った。抗議デモの拠点、カイロのタハリール広場でも「軍と国民は一体だ」とのシュプレヒコールが続いた。

 だが、憲法改正の行方を不安視する人は少なくない。連日抗議行動に参加した技術者、エッサムさん(56)は「軍部もムバラク政権の一部だったことに違いはない」と指摘。「憲法改正委のメンバーはまだ分からない。民意は本当に反映されるのか」と不安げな表情を見せた。

 憲法改正は、民主的な選挙を行う上で死活的な意味を持つ。最大野党の穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」は54年に非合法化されたうえ、07年の憲法改正で宗教政党の活動が禁止されたため、憲法や関連法令の改正無しには公正な選挙に臨めない。

 同胞団が合法化されれば、議会選挙で大きな勢力を得る可能性が高いが、合法化されない場合、不満が鬱積し政情不安の要因にもなり得る。

 一方、5期30年に及ぶムバラク政権を制度的に支えた、大統領選の厳しい立候補条件の緩和や、多選規制も重要課題だ。大政党の後ろ盾が無くても、無所属候補が公正な選挙で戦える制度づくりがカギとなる。

 ◇選挙日程◇
 軍最高評議会は民政移管のスケジュールについて「今後6カ月間、または人民議会選挙、諮問評議会(大統領の助言機関)選挙、大統領選挙が行われるまで暫定的に統治する」と明らかにした。だが、憲法改正案の提示▽国民投票による承認▽両議会選挙▽大統領選挙−−の具体的な日程には触れていない。

 こうした民主化プロセスが、ムバラク前大統領時代に発足したシャフィク内閣の下で進められることにも反発がある。タハリール広場に残り続ける人々は「前政権の残滓(ざんし)の一掃」を訴え、「暫定政権」に指名されたシャフィク内閣を拒否している。

 現地ジャーナリストの一人は「軍を賛美する国民の声の裏側には、自分たちを裏切らないでほしい、という思いがある」と言い、国民に軍政への一抹の不安があると解説する。

2073チバQ:2011/02/15(火) 00:41:35
http://www.asahi.com/international/update/0214/TKY201102140342.html
イスラエル参謀総長にガンツ氏就任 軍事戦略見直し急務2011年2月14日21時58分
. 【エルサレム=井上道夫】イスラエル政府は13日、閣議を開き、軍制服組のトップ、アシュケナジ参謀総長の後任としてベニー・ガンツ前副参謀総長(51)の就任を承認した。ガンツ氏は14日に就任した。

 同国は、アラブ諸国の中で数少ない友好国、エジプトのムバラク大統領が反政権デモで辞任を余儀なくされたことを懸念。特にエジプトが管理する海上航行の要所スエズ運河や、シナイ半島方面に関する軍事戦略の見直しが急務になっている。

 ガンツ氏は1979年に軍士官学校を卒業。2002年に北軍管区司令官に就任。武官として米国勤務の経験があり、米軍とのパイプも太い。
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2074チバQ:2011/02/15(火) 00:43:04
http://www.asahi.com/international/update/0214/TKY201102140065.html
カイロのタハリール広場、デモ隊撤収はじめ「観光地化」2011年2月14日13時42分
カイロで13日、市民らにより清掃され、車の通行が再開されたタハリール広場前の大通り=越田省吾撮影
 【カイロ=北川学】ムバラク前大統領の即時退陣を求める反政府デモが続いたカイロ中心部のタハリール広場で、デモ隊のテントなどが撤去され、13日午後から車の通行が再開された。占拠していたデモ参加者も相次いで撤収しており、広場は以前の姿を取り戻しつつある。

 広場では、デモに参加していた若者たちが率先して路肩のごみを片づけたり、スローガンが書かれた横断幕を取り外したりしていた。革命の「聖地」を見ようと訪れる市民も絶えない。軍の戦車や装甲車をバックに写真を撮る人も多く、まるで新しい観光地のようだ。

 その一方、ロータリーの芝生の上で座り込みを続けようとする人もいた。デモに2週間参加し続けた警備員ウード・ムハンマドさん(32)は、「警察に暴行されて腕の骨が折れ、頭もけがした。警察や内務大臣の責任が明らかになるまで、自分は帰らない」と話した。

http://www.asahi.com/international/update/0213/TKY201102130145.html?ref=reca
ツタンカーメン像など18点盗難 エジプト考古学博物館2011年2月13日22時52分
 【カイロ=古谷祐伸】エジプト考古省は13日、ムバラク前大統領退陣を求める民衆デモで起きた騒乱の最中に、カイロ中心部のエジプト考古学博物館から収蔵品18点が盗まれていたと発表した。中にはツタンカーメン王の像2点も含まれていたという。考古省は警察と協力して捜査を始めている。

 主な盗難品は、博物館2階に展示されていた「女神に運ばれるツタンカーメン王の像」と、「もりをうち込むツタンカーメン王の像」の胴体と腕の部分。いずれの像も金ぱくが施された木製。多神教から一神教へ宗教改革を進めたことで知られるファラオ、アメンホテプ4世(別名アクエンアテン)が供物のトレーを捧げている石灰岩製の立像もなくなっていた。

 治安当局とデモ隊の衝突が激化した1月28日夜、泥棒が博物館の天井の窓から内部に侵入した。考古省のザヒ・ハワス大臣は今月6日、収蔵品70点が傷つけられたものの、修復は可能だと発表していたが、盗難被害の有無については触れていなかった。

 エジプト考古学博物館は、ツタンカーメン王の黄金のマスクなど10万点以上の収蔵品を誇り、ピラミッドと並ぶエジプト観光の目玉。民衆デモの拠点となったタハリール広場に隣接しており、騒乱の影響で閉館している。再開の日程は決まっていない。
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2076チバQ:2011/02/16(水) 00:10:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110215/mds11021523450015-n1.htm
軍、若者に結党促す 同胞団“一人勝ち”懸念も
2011.2.15 23:44
 【カイロ=大内清、黒沢潤】ムバラク政権が崩壊したエジプトで反政府デモの中核グループの一人だった米ネット検索大手グーグルの地域幹部ワーエル・ゴネイム氏は15日までに、全権を掌握する軍最高評議会が若者グループに政党結成を促したと明らかにした。半年以内をめどに行われる議会選や大統領選に向けた動きが加速している。

 ほかにも旧与党・国民民主党(NDP)の若手が14日、「新エジプト青年党」の創設を発表し、非合法のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団も、政党・結社の自由が保障されれば結党を検討すると表明した。

 軍最高評議会が、若者グループに政党結成を促した背景には、国内外の民主化要求に一定程度応えようという考えのほかに、既存野党が脆弱(ぜいじやく)でNDPも弱体化した現状で選挙を行えば、組織力がある同胞団が“ひとり勝ち”するのではないかとの懸念があるようだ。

 「大統領選に候補は立てない。議会での過半数も求めない」。同胞団幹部からは最近、自信の表れとも、票が伸びなかった場合に備えた予防線とも受け取れる発言が相次いでいる。

 同胞団が実際にどこまで支持を集めるかは未知数だが、現在のエジプト政界で現実に集票力のある組織は、同胞団だけといってよく、軍には警戒感も強い。同胞団幹部らの発言は、そんな「同胞団脅威論」に配慮したものとみられる。

 軍が今回、若者グループに新党結成を呼びかけたのは、デモに大きな役割を果たした若年層を懐柔するとともに、議会選の実施前に若者の不満の受け皿を整備したいとの狙いがある。

 一方、汎アラブ紙アッシャルクルアウサトによると、アラブ連盟のムーサ事務局長は大統領選へ準備を開始。2005年の前回選挙でムバラク氏の「対抗馬」として注目を集めた野党ガッド党党首、アイマン・ヌール氏も出馬表明した。出馬に意欲をみせていたエルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長は、ここにきて出馬を否定、「40〜50歳代の大統領が望ましい」と話す。

 一方、最高評議会は改憲委員会の委員長に、司法の独立性を強く主張してきたターリク・ビシュリ元判事を起用。10日以内に改憲案をまとめるよう指示した。シャフィク首相は14日、英国のヘイグ外相と電話会談し、来週中にも内閣改造を行い、野党代表者を入閣させる方針を示した。

2077チバQ:2011/02/16(水) 00:23:18
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011021502000032.html
イランで数千人デモ 改革派、警官隊と衝突
2011年2月15日 朝刊


 【カイロ=内田康】イランの首都テヘランで十四日、改革派市民による数千人規模の反政府デモが強行された。警官隊はデモ隊に向け催涙弾を使用しており、負傷者が出ている可能性がある。ロイター通信が伝えた。

 テヘランのデモは、独裁政権を大規模デモで崩壊させたチュニジアやエジプトの国民に「連帯」を示すため、二〇〇九年六月の大統領選挙に立候補した改革派のムサビ元首相(68)らが治安当局に許可を求めていた。当局はこれを拒否したが、改革派は無許可のままデモを強行した。

 英BBCによると、大勢のデモ参加者が逮捕され、インターネットなどの通信手段は遮断されたという。

 ロイター通信が伝えた目撃者の情報では、中心部イマーム・ホセイン広場周辺で、治安部隊がデモ隊に向け催涙弾を発射、近くの地下鉄駅の出入り口を閉鎖してデモ参加者の集結を阻止している。ムサビ氏の自宅周辺は当局に封鎖され、デモに参加できない状態だ。また、中部イスファハンでは改革派数百人が街の広場に集まっているとの報道もある。

 イランでは、保守強硬派のアハマディネジャド大統領(54)が再選を果たした〇九年六月の大統領選で不正があったとして、改革派による反政府デモが断続的に行われ、死傷者が出た。デモ隊は治安当局によって封じ込められ、〇九年十二月のデモを最後に反政府活動は影を潜めていた。

2078チバQ:2011/02/16(水) 00:29:40
http://www.asahi.com/international/update/0215/TKY201102150670.html
民主化デモ、飛び火 バーレーンで2人死亡2011年2月15日23時45分
 【カイロ=貫洞欣寛】チュニジアとエジプトで政権を覆した民主化要求デモが、他の中東諸国でも勢いを増している。シーア派のイスラム教徒が多数を占めながら、支配する王家がスンニ派のバーレーンでは、シーア派の権利拡大を求めるデモが拡大。イエメンでは、長期政権のサレハ大統領の退陣を求めるデモが5日にわたって続いている。

 ペルシャ湾岸の産油国バーレーンでは14日、就職差別などを訴えるシーア派の市民が各地で権利拡大や民主化を求めるデモをし、催涙ガス弾やゴム弾を撃つ警官隊と衝突して1人が死亡。15日には、犠牲者の葬儀に集まった群衆と警官隊が衝突し、新たに1人が死亡した。

 この事態を受け、議会(定数40)の最大会派で穏健シーア派のイスラム国民統合協会(18議席)が、議会のボイコットを決めた。

 シーア派住民はチュニジアやエジプトにならってインターネットの交流サイト、フェイスブックなどで若者らがデモを呼びかけている。これに対し政府は11日に、「国民憲章制定10周年」を名目に全世帯に1千バーレーン・ディナール(約22万円)を配ってなだめようとしたが、デモは収まる気配を見せていない。

 イエメンでは、約20年にわたり大統領の座にあり、息子への世襲のうわさもあったサレハ大統領の退陣や民主化を求めるデモが5日にわたり続いている。連日、数千人の反政権デモ隊が出る一方、「政権支持」を主張するグループもデモを行い、緊張した状態が続いている。

2079チバQ:2011/02/16(水) 00:30:24
http://www.asahi.com/international/update/0215/TKY201102150586.html
反米化防げ 米、中東に電話攻勢 エジプト政権崩壊受け(1/2ページ)2011年2月15日22時58分
. 【ワシントン=望月洋嗣】エジプトのムバラク政権崩壊で中東外交の「礎石」を失ったオバマ米政権が、地域の安定化に向けて矢継ぎ早に動いている。関係国の首脳らと精力的に連絡を取る一方、「民主化ドミノ」を恐れる国には高官を派遣。エジプトで「秩序ある民主化」を実現するため、過去の「市民革命」の事例も研究しているという。

 ムバラク大統領辞任から一夜明けた12日、オバマ米大統領は英国のキャメロン首相やトルコのエルドアン首相、ヨルダンのアブドラ国王らと相次いで電話会談。バイデン副大統領も13日までにイラク、クウェート、アラブ首長国連邦の首脳らと電話で会談したという。

 ホワイトハウスによると、オバマ大統領は各国首脳との会談で「民主主義は中東地域にさらなる安定をもたらす」との考えを示し、エジプトの民主化を支援する意向を表明した。だが一方で、米政府は中東が「民主化ドミノ」で混乱したり、反米政権ができたりすることを強く警戒しており、そうした事態を防ぐための外交努力にも力を入れている格好だ。

 エジプトとともに米国の中東外交を支えてきた親米のヨルダンには、バーンズ国務次官と米軍制服組トップのマレン統合参謀本部議長を急きょ派遣。国王や首相、外相らとの会談で、米国がヨルダンの政治、経済改革を支援する意向を伝えたという。反米に傾かないよう、米国が主導権を握りたいとの意思表示だ。

 また、クローリー国務次官補は14日、イエメン、アルジェリア、バーレーンの反政府デモの動きを注視していると明らかにした。

 一方、米紙ワシントン・ポストによると、ドニロン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は、親米的な独裁国家が崩壊した過去の事例の研究を指示した。オバマ政権はエジプトが民主化を経て、イランのような反米イスラム国家になることを警戒している。このため、世界最大のイスラム人口を抱え、1990年代末からの民主化移行後も比較的安定しているインドネシアに注目しているという。

 オバマ大統領は小学生時代をインドネシアで過ごした経験があり、ムバラク氏辞任を受けた11日の声明で、エジプトの「市民革命」をインドネシアの民主化運動になぞらえて称賛していた。

2080チバQ:2011/02/16(水) 00:31:00
http://www.asahi.com/international/update/0215/TKY201102150487.html
ベルルスコーニ首相を起訴 未成年者買春罪・職権乱用罪2011年2月15日21時19分
 【ローマ=南島信也】イタリアのベルルスコーニ首相(74)の少女買春疑惑で、ミラノ地裁の予審判事は15日、首相を未成年者買春罪と職権乱用罪で起訴した。初公判も4月6日に決まり、主要国首脳会議(G8)メンバー国の首脳の乱れた私生活が、法廷で問われる前代未聞の事態となった。首相のスキャンダル発覚後、国会は空転しており、解散総選挙への流れが強まりそうだ。

 首相は昨年2〜5月、ミラノ郊外の首相の自宅や別荘で17歳(当時)のモロッコ人少女を買春したとされる。首相は少女に7千ユーロ(約79万円)を支払ったが、首相、少女とも買春の対価ではないとし、性的関係も否定している。

 また首相は、少女が窃盗容疑で逮捕された際に、警察幹部に電話で「少女はエジプトのムバラク大統領の親戚なので、早く釈放するように」と働きかけたとされ、職権乱用の罪にも問われた。

 予審判事は、ミラノ地検が提出した782ページにも及ぶ捜査報告書を検討。予備審問を省略した起訴・即時裁判を行うよう求めていた地検の要請について、予審判事は立件に向けた十分な証拠があると認めたものとみられる。

 首相はこれまで、贈賄罪などで計106回訴追されてきた。しかし、首相在任中は自らを訴追の対象外とする免責法や、出廷を免除される特権法を成立させるなどして裁判を引き延ばし、そのほとんどで犯罪事実そのものは認定されながら、時効によって無罪判決を受けてきた。

 現在も、裁判で偽証する見返りに英国人弁護士に60万ドルの賄賂を渡したとされる贈収賄事件の被告になっている。

 首相は公判には出廷しない見通しだが、地検は「首相は相当な数の若い女性を買春した」と主張。また、地検の主任検事は女性で、地裁の判事も3人とも女性という状況の法廷で、首相のプライバシーが赤裸々に明らかにされることになり、大きな政治的打撃を受けるのは必至だ。

 首相は15日、チュニジアの難民問題について地元と協議するため南部シチリア島を訪れ、記者会見を行う予定だったが、起訴を受けて予定をキャンセルし、急きょローマに戻った。

2081チバQ:2011/02/16(水) 00:39:51
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110215-OYT1T00308.htm
エジプト各地でスト相次ぐ…不満一気に噴出
 【カイロ=田尾茂樹】ムバラク政権が崩壊したエジプト各地で14日、賃上げなどを求める労働者のストライキやデモが相次いだ。

 AFP通信などによると、首都カイロでは、交通局の職員約3000人のほか、一部銀行や政府機関でも職員がストを行った。カイロ郊外では、繊維工場の労働者約5000人が待遇改善を求めて座り込みを実施し、救急隊員約500人もストに参加した。北部アレクサンドリアの銀行や工場、病院でもストがあった。

 デモやストの参加者は、「幹部職員は前政権との癒着で腐敗している」と主張し、辞任や更迭を求めた。

 強権的なムバラク体制下で抑え付けられてきた労働者の不満が政権崩壊を機に噴出した形で、民政移行まで暫定的に国家を統治する軍は、新たな社会不安につながるとして警戒を強めている。軍は14日の声明で、「治安や経済に大きな打撃となる」として、国民に対し、ストをやめて経済復興に協力するよう求めた。

(2011年2月15日11時30分 読売新聞)

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2083チバQ:2011/02/17(木) 00:13:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110216/mds11021622110008-n1.htm
改憲案の策定始まる 「ムバラク路線」踏襲に懸念
2011.2.16 22:10 (1/2ページ)

15日、反ムバラク派のデモ隊らが姿を消し、交通機関が動き出したカイロ中心部のタハリール広場(AP)
 【カイロ=大内清】ムバラク政権が崩壊したエジプトの改憲委員会メンバーが15日、全権を掌握する軍最高評議会によって任命され、改憲案の策定作業が始まった。最高評議会は「10日以内」という日程を示し、早期の民政移行に向けた改憲手続きを進める姿勢を示しているが、その半面、審議時間が少ないことから改正は小幅にとどまらざるを得ないとの見方が強い。抜本的な改革を求める民主化勢力からは「表面的な変化で終わってしまう」と懸念する声も出始めている。

 改憲委員会は元判事のビシュリ委員長のほか、7人の法律家で構成され、イスラム原理主義組織、ムスリム同胞団のメンバーも含まれている。最高評議会が指示したのは、(1)大統領選の立候補資格の緩和(2)大統領の再選回数の制限(3)司法による選挙監視(4)非常事態令の解除−などに必要な条文の見直しで、これらは、ムバラク前大統領が辞任前日の10日にテレビ演説で約束したものとほぼ同じだ。

 前政権が設置した改憲委に参加した法律家のヤヒヤ・ガマル氏は「まずは民主選挙を可能にする最小限の改正を行い、さらなる改憲は新政権で実現すればいい」と理解を示す。

 ただ、「ムバラク路線」の踏襲ともいえる最高評議会の方針に対しては異論も多い。民主化勢力に近い弁護士の一人は「憲法で認められている予算配分などに関する大統領の強大な権限をどう制限するかという議論がない」と指摘、最高評議会が独裁的な支配を可能にする仕組みを温存しようとしているのではないか−との疑念を示している。

 委員の人選にも注目が集まる。同胞団幹部のソブヒ・サーレフ弁護士が選出されたほか、ビシュリ委員長も、司法の独立性を主張する硬骨漢として知られる半面、イスラム学者の家系に生まれ「イスラム色が強い」(汎アラブ紙アルハヤート)とされるためだ。

 軍としては同胞団の伸長を警戒する一方、事実上の最大野党、同胞団を政治プロセスから排除することは現実的な選択肢でない。前政権末期から顕著となった同胞団をプロセスに取り込みつつ、出方をうかがう動きの一環とみられる。

2084チバQ:2011/02/17(木) 00:16:45
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_184070
ムスリム同胞団が持つ二面性−改革派と守旧派
2011年 2月 16日 20:45 JST
【カイロ】29歳の好青年、モアズ・アブデル・カリムは、カイロで最近のデモを計画した若き活動家の一人だが、ムスリム同胞団の新しい側面の代表と言える。女性の権利、宗教的自由、政治の多元的共存についての彼の考え方は、西側の民主主義的価値と一致する。彼は、エジプトで民主主義と人権を勝ち取ることに取り組んでいる。

 ムスリム同胞団が持つもうひとつの顔は、昨年1月に最高指導者に就任した保守派で66歳の獣医、モハメド・バディだ。バディ氏は最近、ムスリム同胞団がユダヤ人に対して「聖戦の御旗を引き続き掲げる」方針を明らかにするとともに、ユダヤ人は同胞団にとって「第一、かつ最大の敵」だと述べている。彼は米国の「帝国主義」に反対し、イスラム国家建設の必要性を唱えている。

 1979年のイラン革命以来、この地域で最も劇的となった市民蜂起を受けて、ムバラク大統領が今月11日に辞任。ムスリム同胞団はエジプト政治の重要な役割を担おうとしている。そこで多くの人が抱く疑問は、「誰の同胞なのか」ということだ。

 1月25日から始まったデモを組織するうえで重要な役割を演じ、在任期間29年のムバラク大統領を辞任に追い込んだのは、カリム氏と、彼よりもさらに若く寛容な仲間達だ。しかし、依然として、ムスリム同胞団の指導部の大半を占めるのは、保守的で反西側の守旧派だ。

 バディ氏は昨年9月、同胞団のウェブサイトの記事の中で、米国についてこう書いている。「モラルと人間の価値を擁護しない国が人類を導くことは不可能だ。アッラーの思し召しによれば、そのような国に富は根付かない」

 バディ氏の文章はこう続く。「レジスタンスがユダヤ・米国の尊大と専制に対する唯一の解決だ。アラブとイスラムの人々に必要なことは、レジスタンスの支持である。・・・ガザのムジャヒディン(聖戦士)の兄弟に告ぐ。辛抱し、聖戦を貫け。そうすれば、アッラーとともに生きられるということが分かるだろう」

 カリム氏は14日、世俗派数グループの若きリーダーとともに記者会見を行い、エジプトの民主主義移行の進め方について意見を述べ、軍の協力を称賛した。彼らの第一の主張は、広範な野党勢力を含む統一政府の実現だ。

 ムスリム同胞団は、12日に自由公正な選挙を求めた同様のメッセージを発表している。同胞団は、同組織の政権奪取に対する懸念を和らげるために、大統領選挙で候補を擁立せず、議席の過半数取得を目指さない方針も示した。

 しかしながら、エジプト人も海外も慎重な見方を崩していない。ムスリム同胞団が今後、新たに得る政治的利益をどのように利用するのか、また同組織の穏健派が影響力を維持できるのかが不透明なためだ。

 米ケント州立大学の政治学教授で、エジプトで長年ムスリム同胞団の研究を行ったジョシュ・スタシェル氏は、「同胞団の全容は明らかになっていない。大きな集団で、さまざまな意見が存在する。イスラエルを常に非難する者もあれば、イスラエルに関心を示さず、識字率の向上に熱心な向きもある」と述べた。

2085チバQ:2011/02/17(木) 00:17:23
 イスラエルは、ムスリム同胞団に穏健派がいるとするなら(イスラエル政権幹部の多くはこのことに疑問を抱いている)、その穏健派が急進派に駆逐される可能性を懸念している。

 ムスリム同胞団の保守派はここ何年も、反イスラエル的なコメントを出し、イスラム原理主義組織ハマスに資金援助を行ってきた。イラク、アフガニスタンの米兵士に対する攻撃を支持する発言も行っている。

 米国は、静観する構えのようだ。オバマ大統領はフォックス・ニュースのインタビューで、ムスリム同胞団の反米姿勢は認識しているとしながらも、同胞団はエジプトで大多数の支持を得ておらず、政治プロセスに含まれるべきとの見方を示した。大統領は、この問題を「ムスリム同胞団か、エジプト市民の抑圧かの二者択一にしないことが重要だ」述べている。

 非合法のムスリム同胞団は、若年層と年配者、改革派と強硬派の対立を抱えている。エジプト政府が国家の脅威として留意してきたのは強硬派だ。

 しかし近年、同胞団の中でも現実路線の陣営が、世俗的な野党活動家と手を結んだ。彼らがムバラク大統領を辞任に追い込んだことで、守旧派との権力争いに有利に働いたもようだ。

 1990年代にムスリム同胞団を去り、中道党を結成したエッサム・スルタン氏は、「ムスリム同胞団自体に革命の功績はないが、一部派閥にはそれがある。彼らは総じて近代的な考え方を持っている。このことで、同派閥は高い評価を得るべきだ」と述べた。

 一部の派閥が勢いを得たことにより、ムスリム同胞団の穏健派が影響力を不動のものにできるのかどうか、また、彼らの政策は具体的にどのようなものになるのか――はまだわからない。

 ムバラク大統領の辞任がまだ不透明だった9日、ムスリム同胞団の指導評議会(Guidance Council、12人で構成)の改革派のひとり、エッサム・エルエリァン氏は声明を発表、同胞団はイスラム国家の創設を求めておらず、男女平等とキリスト教徒を認め、イスラエルとのキャンプデービッド合意を破棄しない方針だと明らかにした。これとは異なる信条を過去に示した者は誤解されており、ムスリム同胞団を代弁していないとエルエリァン氏は述べた。

 ムスリム同胞団は、1928年にスエズ運河の町イスマイリアで22歳の学校教師が創設した。同組織は1940年代、英国の占領と闘うために暴力も行使した。

 1952年には、青年将校らと協力して国王を追放。ガマール・アブドゥル・ナセル氏を大統領の座に就けたが、その2年後にはナセル大統領暗殺の企てに関与したとされた。ナセル大統領はムスリム同胞団に対して厳しい弾圧を行い、指導部を投獄、党員は国外追放された。

 ムスリム同胞団は1972年に正式に暴力を放棄したが、一部は武力的な道に進んだ。一部の元党員は、1981年のサダト大統領暗殺に関与したグループを創設、別のメンバーはアルカイダと組んだ。

 1970年代末から1980年代初め、左派の古参メンバーとイスラム学生活動家は、大学を舞台に互いに激しく対立した。この対立などで、エジプトの野党は影響力を失っていった。

 しかし、2005年の議会選挙でムスリム同胞団は大勝利を収め、88議席と過去最高の議席を獲得した。同胞団は公式には非合法組織であるものの、無所属として候補者擁立を許された。

 政治から距離を置く強硬派と比べ、多くのムスリム同胞団の議員は現実主義だ。他のグループとの交渉に積極的で、譲歩も厭わない。議会で非常事態法の延長に注力したことで、世俗主義の野党指導者から賛同を得た。

2086チバQ:2011/02/17(木) 00:17:41
 また、ムスリム同胞団の議員は、司法の独立を主張し、報道の自由を推進。出版規制もせず、女性にイスラム的な服装を強制することもしなかった。

 エジプト政府は、ムスリム同胞団の議会での成功に対して、非情な弾圧で応酬した。強硬派の指導者ではなく、穏健派を弾圧したのである。

 逮捕された数百人には、教育や医療改革法案の作成を手掛けた18人のムスリム同胞団議員が含まれていた。指導評議会のメンバー12人のうち、現実主義者のリーダー格も逮捕された。

 穏健派の逮捕によって生じた力の空白は、守旧派によってすぐに埋められた。守旧派は2007年、穏健派の主張を大部分なぞった政策要綱を発表した。

 要綱は、女性とキリスト教徒に大統領への立候補資格を認めない内容だった。宗教的な評議会が法律の署名を行うことも求めていた。

 同胞団の内部では、守旧派と改革派の対立が表面化し始めた。穏健派は、政策要綱は素案に過ぎず、正式に採用されることはないと批判した。

 関係筋によると、2008年に行われた指導評議会の選挙は強硬派が圧勝し、改革派の当選は1人にとどまった。

 この時期、ネットを通じて他のグループの活動家との関係が構築された、とムスリム同胞団の青年部のカリム氏は言う。「新たなメディアによって、他との連携ができた。人権問題や政治問題など、共通点があるということに気が付いた」とカリム氏は述べた。

 従来、ムスリム同胞団と世俗主義政党の連携は、トップダウン型で、政治的な必要性に迫られた短命の性格を帯びていた。しかし現在、ムスリム同胞団と協力関係にある若い活動家は、直近の連携はもっと有機的なものだとしている。

 守旧派が指導部で影響力を増すなか、カリム氏と若い幹部の不満は膨らんでいった。カリム氏らは、世俗主義活動家のように民主主義を求めて抗議しなければ、国民の支持を失うと年配者に訴え始めた。

 08年11月、ムスリム同胞団の当時の最高指導者マハディ・アキフ氏は、「エジプトでみられる専制」に対抗するため、「全政治勢力および市民社会の結集」を呼びかけた。

 アキフ氏からはコメントは得られていないが、内部関係者によると、指導部が若年幹部の離反を招くリスクを認識したことが転換点となった。

 2010年2月、野党グループの連携を促すため、エルバラダイ氏がエジプトに戻った時、ムスリム同胞団はエルバラダイ氏を支持、正式に連携を決めた。

 1月のチュニジア暴動後、カリム氏を含むムスリム同胞団の青年らは他の青年活動のリーダーと密かに会い、エジプトで同様の蜂起を計画することを決めた。

 カリム氏を含む青年リーダー12人は、治安部隊を出し抜くためにはどのようにデモを実施したらよいか、2週間密談を重ねた。

 当初、ムスリム同胞団の指導部は、青年達の努力にお墨付きを与えなかった。しかし最終的には、個人参加の扱いでデモを許可。また、過去のムスリム同胞団ならやっていそうな、「イスラムこそが解決手段」といった宗教スローガンを掲げることや、コーランをかざすことを控えることでも合意した。

記者: CHARLES LEVINSON

2087チバQ:2011/02/17(木) 00:22:52
>>919とか
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011021600486
元主治医、不屈の挑戦=大統領選18日投票−ウガンダ
 【ロンドン時事】18日投票の東アフリカ・ウガンダ大統領選で、25年に及ぶ長期支配を続けるムセベニ大統領(66)に元主治医の野党候補キザ・ベシジェ氏(54)が3度目の戦いを挑んでいる。
 ベシジェ氏は1980年、当時のオボテ独裁政権と戦ったムセベニ氏率いる反政府勢力、国民抵抗運動(NRM)に軍医として参加。ムセベニ氏の主治医を務め、側近となった。86年のムセベニ政権誕生後も要職を歴任したが、次第に大統領と疎遠になり、99年には公然と政権の汚職体質を批判し始めた。
 大統領選にも2001年と06年の2回出馬。28%の得票で69%のムセベニ氏に敗れた01年選挙後には国家反逆容疑で逮捕され、保釈後、南アフリカ共和国などへの亡命を余儀なくされた。
 06年の前回大統領選出馬のため帰国した05年には国家反逆に加え強姦(ごうかん)容疑でも逮捕され、獄中でまともな選挙運動はできなかった。それでも37%を得票し、59%のムセベニ氏を脅かした。(2011/02/16-14:23

2088チバQ:2011/02/17(木) 00:23:33
>>2078
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011021602000189.html
バーレーン 占拠広場で徹夜抗議
2011年2月16日 夕刊

 【カイロ=内田康】ペルシャ湾に浮かぶ島国バーレーンの首都マナマで、中心部の「真珠広場」を占拠した反政府デモ隊は十五日夜、広場にテントを設営し、徹夜の抗議活動を始めた。エジプトのムバラク大統領(82)が辞任するまでカイロ中心部のタハリール(解放)広場に陣取ったデモ隊にならった手法。バーレーン情勢は緊迫度を増している。

 広場を占拠したデモ隊は十五日夕方(日本時間同日深夜)の段階で数千人規模に膨れあがった。徹夜を始めた人数は明らかでない。現在のところ、広場で治安部隊との衝突は起きていないもようだ。

 ロイター通信などによると、デモ隊はイスラム教シーア派の住民が中心。スンニ派の王室など支配層によるシーア派住民への差別解消のため、憲法改正やハリファ首相の辞任などを訴えている。政府の対応が不十分な場合、王制打倒に動く可能性も否定できない。

 バーレーンは国民の八割を占めるイスラム教徒のうち、七割がシーア派で、三割がスンニ派。ハマド国王ら支配層はスンニ派で、シーア派は軍や警察に就職できないなどの差別を訴えている。

 シーア派は、直接選挙による国民議会の下院(定数四〇)に十八議席を維持するが、首相は国王が任命。諮問評議会(上院、定数四〇)の任命権も国王が握っており、民主化のためには、憲法改正が必要と訴えている。

 バーレーンは親米の外交方針を維持。マナマには米海軍第五艦隊司令部がある。

2089チバQ:2011/02/17(木) 00:28:20
http://www.asahi.com/international/update/0216/TKY201102160487.html
リビアでも反政府デモ、警官隊と衝突 人権派の釈放要求(1/2ページ)2011年2月16日22時58分
 【カイロ=貫洞欣寛、前川浩之】リビアからの報道によると、同国東部ベンガジで15日夜、人権活動家の釈放を求めるデモ隊と私服警官隊が衝突した。AFP通信によると38人が負傷した。

 リビアでは1969年の王制打倒クーデター以後、カダフィ大佐による独裁が続く。ベンガジは、カダフィ大佐への反発が強い地域とされるが、強権的なカダフィ体制下で公然とデモが起きたことは異例だ。

 当局は16日朝までにデモ隊を排除した模様だ。ただし当局は、反政府行動を沈静化させようと、拘束中の活動家ら110人を釈放する方針とも伝えられている。

 一方、バーレーンからの報道によると、同国の多数派であるイスラム教シーア派の市民らによる権利拡大や民主化を求めるデモは、首都マナマ中心部の「真珠広場」で16日も続いている。

 中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、警官隊との衝突で死亡した犠牲者の葬儀が行われ、数千人の市民が参列した。警官隊との衝突はなかった模様だが、広場には「体制打倒」を叫ぶ若者たちが大勢残っており、デモは勢いを失っていない。

 ハマド国王は15日のテレビ演説で、手荒な鎮圧に対しての遺憾の意と社会改革を進める意向を表明し、デモの沈静化を促した。だが、同国の人権活動家ナビール・ラジャブ氏はアルジャジーラに「国王の演説は具体的にどう要求に応えるのか不透明。欲しいのは変革だ」と語り、デモは収束しないとの見方を示した。

 デモ鎮圧に抗議して議会をボイコットした最大会派、イスラム国民統合協会(シーア派)の幹事長を務めるアリ・サルマン師は16日、マナマで記者会見し、「(大統領が任命する)首相を選挙で選ぶべきだ」との考えを示した。

 同協会所属のフセイン議員も、朝日新聞に「葬儀は平和的だった。エジプトもそうだが、中東の国々にはそれぞれ自分たちで解決すべき問題があり、バーレーンも(首相公選や民主化のための)憲法改正などがそれにあたる」と話した。マッタール議員もアルジャジーラに対し「望んでいるのは、大統領側との対話だ」と語った。

 バーレーンは人口約110万人(推定)。シーア派が7割を占めるが、王家はスンニ派で、シーア派住民は差別的待遇の改善などを訴えてきた。石油収入が国家歳入の約7割を占める。湾岸地域の金融センターの役割を果たしているほか、米海軍第5艦隊司令部があり、米国の中東戦略の要でもある。

 イエメンでも、サレハ大統領の退陣を求める反政府デモが続く。大統領は2013年の引退と息子への権力継承をしないと表明したが収まらず、当局側は大統領支持派を動員した官製デモ隊を首都の各所に配置、デモの抑え込みを図っているとみられる。

2090チバQ:2011/02/17(木) 00:28:58
http://www.asahi.com/international/update/0216/TKY201102160165.html
ムバラク前大統領、重体説も 容体悪化と外交筋2011年2月16日15時1分
 【カイロ=石合力】エジプトのホスニ・ムバラク前大統領(82)が滞在先の東部シャルムエルシェイクで体調を崩し、容体が悪化している模様だ。当地の複数の外交筋が明らかにした。生死にかかわる事態になっているとの見方もでている。

 30年にわたって大統領を務めたムバラク氏は、今月11日に民衆デモで退陣に追い込まれ、家族らとともに首都カイロから脱出した。外交筋によると、シャルムエルシェイク到着後、体調が悪化したが、本人は家族らにあくまでも祖国で死にたいとの意向を漏らし、投薬などの治療や国外での本格的な治療を拒否しているという。ロイター通信は16日、エジプト軍筋の話として「ムバラク氏は呼吸をしている」と語ったが、体調についての具体的な説明はなかったと報じた。

 ムバラク氏の動静をめぐっては退陣後、発作を起こして意識不明になったとの重病説やうつ病状態になったとの説が流れ、14日には駐エジプトの米国大使が米NBCテレビに「何らかの健康悪化の可能性」を示唆していた。

 ムバラク氏は昨年3月にドイツで胆嚢(たんのう)の手術を受けたことから、退陣前の段階から、治療目的でドイツに渡航するのではないかとの見方も出ていた。

2091チバQ:2011/02/17(木) 00:38:06
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110216-OYT1T00992.htm
イランで改革派と保守派の支持者が衝突

 【テヘラン=久保健一】イラン国営テレビによると、首都中心部のテヘラン大学で16日、改革派による14日の反政府デモで死亡した大学生(26)の葬儀が行われたが、この際、改革派支持者と保守派支持者の間で衝突が起きた。死傷者があったかは報じられていない。

 この大学生について、保守派系メディアは「革命防衛隊傘下の民兵組織メンバーで、改革派支持者に銃撃された」と報じているが、改革派側は「デモ参加者だ」と主張している。葬儀には、両派の支持者約2000人が出席していた。

 一方、イスラム体制を支配する保守派は16日、中部のシーア派聖地コムで、イスラム法学者を集めた反改革派集会を開くなど、保守派内の引き締めに躍起だ。有力イスラム法学者アハマド・ハタミ師は集会で、「暴動の首謀者は第一に米国だ」と述べ、国民の反米感情をあおってデモ沈静化を図る姿勢を示した。

(2011年2月16日22時41分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081229-507405/news/20110216-OYT1T00321.htm
投げた砂は目に入る…イラン大統領デモ弾圧へ

 【テヘラン支局】イランのアフマディネジャド大統領は15日、国営テレビのインタビューで、改革派による反政府デモについて、「目的を達成することはないだろう」と述べ、封じ込めを徹底する考えを示した。

 英BBC放送が伝えた。大統領は「彼らが投げた砂は、彼らの目に入るだろう」とし、改革派指導者のミルホセイン・ムサビ元首相らの処分を示唆した。

 BBC放送などによると、イラン国会では15日、保守派議員らが「ムサビに死を」などと叫びながら議場を行進し、ムサビ元首相らは死刑に処されるべきだとする声明を出した。

(2011年2月16日10時51分 読売新聞)

2092チバQ:2011/02/17(木) 00:38:33
http://www.asahi.com/international/update/0216/TKY201102160198.html
イランの反政府デモを支持 米大統領 中東の民主化促す2011年2月16日19時16分
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 【ワシントン=望月洋嗣】オバマ米大統領は15日、ホワイトハウスで記者会見し、イランで起きた反政府デモに関して「人々がより大きな自由と国民の代表と言える政府を得たいという願いを表現し続けるよう期待する」と述べ、反アフマディネジャド政権の市民への支持を明確に示した。また、中東諸国について「圧政では権力は維持できない」とし、民主化への取り組みを促した。

 イラン当局によるデモの弾圧については「エジプトで起きたことを祝うふりをしながら、平和的に意思表示をした市民に銃撃や殴打で対応したことは皮肉だ」と非難。イランでも表現の自由や民主化要求運動が認められるべきだとし、こうした権利を求める市民に「道徳的な支援を提供する」とした。

 エジプト情勢については、同国軍の最高評議会がイスラエルとの和平条約を維持し、野党勢力と会談した点を評価して「これまでの展開は前向きだ」と述べた。米国の対応への批判に対しては「あらゆる節目で歴史の正しい側にいた」と述べ、過度の介入を控えた米国の判断は正しかった、との考えを強調した。

2093チバQ:2011/02/17(木) 00:39:00
http://mainichi.jp/select/world/news/20110215dde001030008000c.html
反政府デモ:中東、怒りの連鎖 イラン、バーレーン、イエメンで
 ◇数千人規模、死者も
 【カイロ鵜塚健、エルサレム花岡洋二】長期独裁政権を打倒したエジプト政変に触発された反政府デモが14日、周辺の中東諸国に拡大し、現地からの報道によると、イランとバーレーンで参加者1人がそれぞれ死亡した。イランの大規模デモはエジプト政変後初めて。また、イエメンでは4日連続でデモがあり、警官隊と衝突する事態になっている。

 イランの首都テヘランでは14日、アフマディネジャド政権に反発する市民ら数千人がデモ行進。ファルス通信によると「扇動者」の発砲で市民1人が死亡、多数が負傷した。治安部隊が催涙弾などでデモ隊に応酬し数十人を拘束している模様だ。市民の死亡を「扇動者」の発砲とすることで、政府は治安部隊側が撃ったのではないと主張したものとみられる。

 デモは、保守派のアフマディネジャド大統領に反発する改革派のムサビ元首相やカルビ元国会議長が呼びかけていた。若者らが「独裁者に死を」などのスローガンを掲げてテヘラン市内を行進し、治安部隊が催涙弾を発射したり、棒で殴るなどして抑え込んだ。この日、中部イスファハン、南部シラーズでも同様のデモがあった。ムサビ氏らは「(反政府デモを展開した)エジプトやチュニジア国民を支持する」という名目でデモ許可を治安当局に事前申請していた。これに対し、当局は反政府デモに転化するのを恐れ、この数日間でデモ計画の関係者を相次いで逮捕しムサビ氏を自宅軟禁状態にした。

 一方、ペルシャ湾の島国バーレーンの首都マナマと周辺の町村でも大規模な民主化要求デモがあり、1000人以上が参加。警官隊が催涙弾やゴム弾を発砲して強制的に解散させた結果、参加者1人が死亡した。ロイター通信が伝えた。

 デモは02年に改正憲法が公布された記念日に合わせ、インターネット交流サイト「フェースブック」などで呼びかけられた。バーレーンは立憲君主制。ハマド国王ら少数のイスラム教スンニ派による支配に、人口の約7割を占めるシーア派住民は不満を募らせている。今回も主にシーア派住民が宗派間の平等や、議会の権限強化などの民主化を要求した。

 さらに、イエメンの首都サヌアでは、南北イエメン統一(90年)以来、大統領職にあるサレハ氏の即時退陣を求める4日連続のデモが発生し、学生や弁護士ら数千人が参加した。

2094チバQ:2011/02/18(金) 00:25:54
http://mainichi.jp/select/world/news/20110218k0000m030098000c.html
米国:中東に「二重基準」 バーレーン政権批判は慎重
 【ワシントン草野和彦】中東バーレーンの反政府デモで、治安当局がデモ隊を強制排除し死傷者が出た事件について、カーニー米大統領報道官は16日、政権側とデモ隊の双方に暴力停止を求めた。オバマ大統領が前日、イラン政府のデモ弾圧を厳しく批判したのとは対照的だ。反米政権によるデモ封殺を強く批判しながら、親米国の強硬姿勢についてはあいまいな対応しかできないところに、米外交の「ダブルスタンダード(二重基準)」が表れている。

 大統領は15日、「世界は変わっている。立ち遅れてはならない」と語り、中東全域での反政府デモ拡大に懸念を示すと共に、各国指導者に改革促進を求めた。特にイラン政府については「国民を射殺したり、殴ったりしている」と政府の弾圧を明確に批判した。

 だが報道官は16日の記者会見でバーレーン、リビア両政府のデモ隊への対応への見解を聞かれ、「(対応は)国ごとに異なる」「(政府とデモ隊の)両方に非暴力を求める」などと述べ、政府批判は慎重に避けた。イラン政府の対応を「弾圧」と批判したのとは明らかな違いだ。

 米国にとって、バーレーンは戦略的に極めて重要な国だ。同国にある米海軍第5艦隊司令部は中東有事の際に展開するだけでなく、平時もホルムズ海峡やスエズ運河を警戒し、湾岸諸国の原油を欧米に安定供給する役割を果たしている。04年には湾岸諸国で初めて米国と自由貿易協定(FTA)を締結した。

 また人口のうち約6割はイスラム教シーア派で、スンニ派はハマド国王を頂点とする支配層など約3割。政府は90年代から民主化を推進。湾岸諸国で初めて女性の参政権を認めた普通選挙を導入するなど、欧米の評価は高い。

 一方でバーレーンは地政学的には微妙な位置にある。ペルシャ湾を挟む東隣のシーア派国家イランが影響力拡大を狙っており、バーレーン国内でスンニ派とシーア派の宗派間対立が深まり、民主化の「優等生」である同国が混乱することを米国は懸念している。

 さらに同国の混乱は、西隣の「アラブの盟主」サウジアラビアに何らかの影響を与えないとも限らない。スンニ派国家のサウジだが、バーレーンに近い東部にはシーア派住民もいるためだ。米国はバーレーン指導層を批判することで、サウジ国内のシーア派が勢いづくのを恐れているとみられる。

 バーレーンでは1990年代中ごろにもシーア派住民による反政府大規模デモが続発したが、このときも米政府はハマド政権を強く支援し続けた。このため、シーア派住民には米政府への反発もある。

2095チバQ:2011/02/18(金) 00:31:40
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110217-OYT1T01072.htm
リビア4都市で反体制デモ、死者続出の情報も




. 中東
 【エルサレム=加藤賢治、マナマ=佐藤昌宏】中東の衛星テレビ「アル・ジャジーラ」などによると、リビアの4都市で17日、反体制派デモが行われた。

 反体制派は交流サイト「フェイスブック」などで同日のデモ実施を呼びかけていた。

 反体制デモは北東部ベンガジから他の都市にも拡大。AP通信はスイスで活動する反体制活動家の情報として、北東部ベイダで16日に11人、北西部ゼンタンで17日に2人がそれぞれ死亡、北西部リジバンでも1人が死亡したと伝えた。

 政権側はデモ封じ込めを狙っている模様で、デモの呼びかけ人が逮捕されたとの情報もある。AFP通信によると、首都トリポリでは17日、最高指導者カダフィ氏の支持集会が計画され、学生がバスで動員された。16日には反体制デモの弾圧を予告するメッセージが携帯電話に発信されたという。

(2011年2月17日23時25分 読売新聞)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110217/mds11021723550015-n1.htm
カダフィ大佐のリビアで大規模デモ 「怒りの日」14人死亡 
2011.2.17 23:41 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】 チュニジア、エジプトの政権を転覆させた民衆による反政府デモの波が、中東・北アフリカの産油国を揺るがしている。最高指導者カダフィ大佐(68)による独裁が40年以上続くリビアではこれまでに少なくとも14人が、ペルシャ湾岸のバーレーンでも少なくとも5人が死亡、デモが終息に向かうかは不透明だ。両国の不安定化は原油価格に直結するほか、米国の中東政策にも大きな影響を与えるだけに、米欧各国は両国の情勢に懸念を表明している。

 リビアでは、反政府デモ発生から3日目の17日、「怒りの日」と銘打たれたデモが複数の都市で行われた。首都トリポリなどでは体制支持派も数千人規模で集会を開いた。

 デモの「発火点」となったのは、第2の都市のベンガジ。イスラム主義勢力の地盤で、反政府感情が強いとされる土地だ。

 ベンガジでは15日、2006年に起きたイタリア領事館への襲撃に対する取り締まりで殺害された同勢力メンバーの家族が、メンバーを支援する弁護士の釈放を求め座り込みを始めたのを契機にデモが拡大した。

 当局はこの要求に応じるなどして沈静化を図ったが、AP通信によると、同市東部ベイダなどでは16日、デモ隊と治安部隊の衝突で少なくとも14人が死亡した。トリポリ南部のゼンタンでも同日、数百人が警察署に放火した。

 当局は電話の一部を遮断したり、報道を規制したりしてデモの押さえ込みを図っているもようだ。

 カダフィ氏は1969年、隣国エジプトのナセル大統領(当時)のアラブ社会主義に影響を受け、クーデターで実権を掌握。数々のテロを支援する強硬な反米主義者として知られたが、イラクのフセイン政権崩壊後の2003年に大量破壊兵器放棄を宣言、米欧との関係を改善し外資による石油開発を加速させた。

 国内的には、豊富な石油収入を背景に多くの国民に一定以上の生活を保障する半面、厳しい言論統制と監視社会を構築した。

 一部の国民にはこうした強権姿勢に対する不満も強く、交流サイト「フェースブック」では約1万人が17日のデモに賛同していた。

 リビアとの経済関係が深い欧州連合(EU)は16日、リビア政府に国民の言論の自由を認めるよう促す一方、デモ隊と政府双方に自制を呼びかけた。

2096チバQ:2011/02/18(金) 00:32:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110217/mds11021723340014-n1.htm
バーレーンで強制排除 約200人死傷 首都の広場に戦車を配備
2011.2.17 23:32 (1/2ページ)

 【カイロ=黒沢潤】バーレーンの警官隊は16日夜から17日未明にかけて、首都マナマの中心部「真珠広場」を占拠していたイスラム教シーア派住民など数百人に催涙弾を発射し、強制排除した。この際に住民少なくとも3人が死亡、195人が負傷した。約60人が行方不明になっているとの情報もある。同広場周辺には、戦車や装甲車など50台が配備されるなど、厳戒態勢が敷かれている。

 政権側は今回の事態を受けて17日、国会(定数40)を緊急招集する方針。フランス通信(AFP)によれば、シーア派の野党勢力(18議席)は同日、政権に抗議し辞職した。バーレーンやサウジアラビアなど湾岸諸国が加盟する湾岸協力会議(GCC)は同日夜、マナマで緊急外相会議を開き、今後の対応を協議する。

 バーレーンで混乱が広がる背景には、ハリファ王家など少数派のイスラム教スンニ派指導層が国家の実権を握り、全体の7割を占める多数派のシーア派住民が住宅、医療、政府への就職などで差別的待遇を受けてきたことがある。

 政権は、スンニ派の外国人に積極的に市民権を与えて、宗教人口の比率逆転を狙っており、危機感を抱くシーア派住民の間からは「体制転換」を公然と唱える声も上がり始めている。18日の金曜礼拝後に、大規模デモ実施を呼び掛ける団体も複数出てきた。

 バーレーンの動きには、スンニ派王家の隣国、サウジアラビアも神経をとがらせている。同国に住む約15%のシーア派住民を刺激しかねないためだ。

 一方、シーア派が多数を占めるイランの保守層は、バーレーンを“イランの14番目の地方”などと呼び、自国側に引き寄せることを狙っている。

 バーレーンは、ペルシャ湾やアラビア海などを管轄する米海軍第五艦隊の司令部と、米兵約1300人を抱える米軍の重要拠点だ。同艦隊は計約2万8千人の兵力を擁し、1〜2隻の空母部隊を常時運用する。米中央軍の指揮下で、イラクやアフガニスタン作戦を支えるほか、イラン監視や、ペルシャ湾のシーレーン(海上交通路)確保などの役割も担う。

 バーレーンが不安定化した場合、米国の中東戦略に重大な影響を及ぼしかねないため、米国務省のクローリー次官補(広報担当)は声明で「バーレーンのすべての人々は暴力を控えるべきだ」と自制を呼びかけている。

2097チバQ:2011/02/18(金) 00:33:45
http://mainichi.jp/select/world/news/20110213ddm001030050000c.html
衝撃・連鎖崩壊:中東はどこへ行くのか/上 指導者なき民衆革命
 ◇独裁政権、なすすべなく
 「大統領が辞めたなんて、まだ信じられない」。エジプトのムバラク政権が倒れた11日夜、民衆革命の拠点となったカイロ・タハリール広場から外れた路地のカフェで、カイロ大法学部2年のマフムードさん(20)は、沸き立つ群衆を遠目に半ば放心状態だった。

 1月25日に始まった反政府デモに初日から毎日参加。後頭部には警官に警棒で殴られた傷痕が生々しい。動機はいくつもある。生まれる前から大統領が同じで、政府には不正が横行、自由にものが言えず、同世代には失業者があふれている。

 18日間で群衆が変化していくのに驚いた。爆発的に膨れあがっただけでなく、初期の暴力状態が消え、最後は家族連れも交じるお祭り状態になった。

 一人で広場へ通っていた父親たちが、11日夜は「歴史的な日を子供たちにも見せたい」と、家族と一緒に広場へ押し掛けた。

 集まったきっかけは、インターネットや携帯電話など新しい通信手段で得た情報だ。お互い顔も知らず、指導者も政策もない。広場に来てから、標語を掲げるため地面で手書きする人々だ。

 スレイマン副大統領が事態を収拾するため対話の相手に選んだ野党指導者らが、広場で演説する姿はほとんど目立たず、既成の政治手法は、広場から排除されていた。当局に拘束されていたインターネット検索最大手グーグル幹部のエジプト人男性、ワエル・ゴニムさん(30)が「英雄」扱いされたのも、一時の現象に終わった。

 数も質も、独裁政権の弾圧が使えない新しい形の民衆蜂起が革命として姿を現した。

 チュニジア、エジプトと続いた「指導者なき革命」は、周辺国で長期支配を続ける指導者を、戦々恐々とさせているはずだ。

 両国の怒りのもとになった若年層の増大とその高失業率は、他の強権国家に共通の課題となっている。王族に富と権力が集中する世界最大の産油国サウジアラビアは、人口の過半数が25歳未満で、若年層の失業率は3割との推計もある。政府は海外留学制度などを強化し若者の不満そらしを図るが、ネットなどで世界の状況を熟知する若者は将来的な民主化要求運動の核になる可能性もある。

 イエメンやアルジェリアでも「怒れる若者」が頻発しているデモに多数参加。指導者は今期限りの引退や非常事態令の解除を発表してガス抜きに必死だ。

 エジプトなどの革命を、自らが79年に達成した民衆主導のイスラム革命の波及と言いはやすイランでも、「軍事独裁化しつつある」(クリントン米国務長官)強権的体制への若者の不満は根強い。09年6月の大統領選後は反体制派デモが荒れ狂った。これまで置き去りにされてきた民衆を主役に、中東は変革期に入っている。【カイロ伊藤智永、和田浩明】

    ◇

 ムバラク政権崩壊で中東の政治図は大きく塗り替わる可能性がある。周辺国や米国の中東外交への影響を探った。

毎日新聞 2011年2月13日 東京朝刊

2098チバQ:2011/02/18(金) 00:34:26
http://mainichi.jp/select/world/news/20110215ddm001030040000c.html
衝撃・連鎖崩壊:中東はどこへ行くのか/中 開いた「パンドラの箱」
 ◇親米維持へ、オバマ政権モデル探し
 米ホワイトハウスで国家安全保障担当のドニロン大統領補佐官の机に置かれた15センチの資料ファイル。米紙ワシントン・ポストによると、フィリピン、チリなど過去の独裁政権崩壊例をしらみつぶしにあたった報告書だ。

 オバマ政権は今、新生エジプトのモデル探しに躍起だ。しかし、これまでに崩壊した独裁国家の多くは歴史的、地政学的条件がエジプトとは大きく異なる。そんな中、オバマ政権が民主化モデルとして念頭に置き始めたのがインドネシアだ。米政府高官は13日、毎日新聞に「インドネシアはモデルになりうる」と語った。エジプト民衆革命を受けオバマ大統領が読み上げた声明(11日)にも、「街頭デモを繰り広げたインドネシアの学生たち」との言葉があった。

 エジプトとインドネシア。確かに類似点はある。ともに大きなイスラム人口を抱え、長期独裁政権がイスラム勢力を抑圧した歴史を持つ。インドネシアは98年のスハルト政権崩壊後、曲折はあったものの安定した民主的親米政権を維持している。

 クリントン、ブッシュ両政権でインドネシア政策を担当したカレン・ブルックス氏はエジプト動乱発生以来、オバマ政権に助言を求められてきた。オバマ政権は、エジプトの穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」への対処で、インドネシアを参考にしたいと考えているようだ。

 インドネシア議会でイスラム系政党が占める割合は約3割。ブルックス氏は「13年間の民主化移行の中で、イスラム系政党への支持は限界に達した」と指摘する。歴代大統領は宗教色のない政党出身であることなども含め、同国の成功例は「エジプトの政権移行に希望を与える」と語る。

 米外交の伝統である民主化推進も中東に限っては、開けてはならない「パンドラの箱」だった。ブッシュ前政権がイラク戦争開戦後、民主化圧力をかけたことはあったが、狙ったのはあくまで米主導の民主化。イスラエルの安全保障と石油資源確保を中東政策の柱としてきた米国にとって、自由選挙によってイスラム勢力が台頭し、反米・反イスラエル政権が生まれることは許容できなかった。

 しかし、民主化の波は「パンドラの箱」を飛び出し、イスラエルとの平和条約を維持し続けたムバラク政権を倒壊させた。世界一の産油国サウジアラビアなど親米国家に影響する可能性もある。

 「民主的なエジプトは、中東だけでなく世界中で責任ある指導的立場を果たせる」とオバマ大統領は希望を語るが、米政権が中東で直面しているのは、歴代政権が解決できなかった難題なのだ。

 イスラエルと何度も戦火を交えたエジプトを考えるうえで、東南アジアの島国インドネシアをモデルにすることには無理が多い。にもかかわらずインドネシアにモデルを探さざるを得ない姿は、意図せず「パンドラの箱」が開いたエジプトの扱いに翻弄(ほんろう)される米政権の苦悩を映しだしている。【ワシントン草野和彦】
毎日新聞 2011年2月15日 東京朝刊

2099チバQ:2011/02/18(金) 00:35:19
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/02/16/20110216ddm001030009000c.html
衝撃・連鎖崩壊:中東はどこへ行くのか/下 エジプト若者の選択は
 ◇軍主導かイスラムか第3の道か
 憲法停止、議会解散、国防相の国家元首就任−−ムバラク前大統領に代わりエジプトの実権を掌握した軍最高評議会の13日の声明には、刺激的な文言が並ぶ。西側民主主義に慣れた外部の目には「独裁が軍政に変わっただけ」と見えなくもない。

 「最大援助国の米国ですら、内部で何が起きているのか知るのは困難」(西側軍事専門家)と言われる秘密主義のエジプト軍。その意図を推し量るのは容易ではない。「居座り」への懸念も残る。

 だが、国民に銃口を向けることはなかった一連の騒乱を巡るエジプト軍の対応や実権掌握後の公式声明を見る限り「速やかな民政移行を目指しているように見える」(外交筋)。停止されたとはいえ、憲法は国軍を「国民に属する」(180条)と規定する。ムバラク独裁体制の屋台骨であった軍だが、国民一般の信頼は厚い。「クーデターをやる気なら、もっと早い段階でムバラク氏を追い落としていたはず」(同専門家)という。

 中東には、軍主導で民主化を実現したトルコがある。軍が何度もクーデターで実権を握りながら、イスラム政党が大衆化した現在の国家像に結実した。

 一方、エジプトで軍部の動向と共に注目されているのが、穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」だ。親米路線を堅持したムバラク政権が崩壊しただけに、イスラエルや米国は、今後同胞団が台頭して、イランのような宗教指導者が率いる「イスラム国家」になるのではと警戒する。

 だが、現段階では同胞団は政治関与に極めて慎重な姿勢で、大統領選への候補擁立や政権参加は行わない意向だ。最高幹部の一人バイユーミ氏(75)は毎日新聞に「我々が目指すのは民主的国家だ」と明言している。

 イラン側は、政権打倒を「王政を民衆が倒した79年のイラン・イスラム革命の再来」と歓迎。だが、エジプト国民の反応は冷たく、イラン型を目指す可能性は低い。

 トルコの軍主導でも、イランのイスラム型でもない「第3の道」をエジプトは歩むのか。一つの指標は、今回の反政府デモを主導した若者たちだ。インターネットで連絡を取り合い、「独裁者打倒」の旗印の下に、多様な国民をまとめることに成功した。軍部も彼らを重視し、14日には若者の代表と軍関係者が面談、憲法改正のスケジュール案という重要情報を提示した。

 ただ、政治経験に乏しいと見られる若者たちからは、明確な新国家像や実現の具体的行程に関する発言は聞こえてこない。エジプトは中東で「第3の道」への挑戦を始めたばかりなのかもしれない。【カイロ和田浩明】

毎日新聞 2011年2月16日 東京朝刊

2100チバQ:2011/02/19(土) 23:11:42
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110219-OYT1T00828.htm
近くて遠い国…英女王、アイルランドを初訪問へ

 【ロンドン=大内佐紀】英国のエリザベス女王が今春、アイルランドを初訪問する見通しだ。

 実現すれば、英君主の訪問は1911年以来、実に100年ぶり、アイルランドが1937年に英国から独立してからは初めてという歴史的出来事となる。

 アイルランド外交筋によると、両国は女王が5月中旬にアイルランドを公式訪問する方向で最終調整に入った。今月25日の総選挙後、首相就任が有力視されている野党第1党・統一アイルランド党のエンダ・ケニー党首も8日、英BBC放送とのインタビューで「女王がいらっしゃれば、アイルランド国民の大半は温かく歓迎する」と述べた。

 ダブリンを最後に訪れた英君主は、女王の祖父ジョージ5世。当時、アイルランドはまだ英国領だった。

 12世紀から英国の事実上の植民地となり、1800年に併合されたアイルランド国民の一部には反英・反英王室感情が強い上、英領・北アイルランドの帰属問題もあり、両国関係は必ずしも円滑ではなかった。女王の訪問は、「距離的には最も近いのに、遠い」とされる両国関係に新たなページを開くことになりそうだ。

(2011年2月19日23時03分 読売新聞)

2101チバQ:2011/02/19(土) 23:12:18
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110219-OYT1T00702.htm
人気の独国防相に論文盗用疑惑、辞任要求強まる

 【ベルリン=三好範英】ドイツで現在最も人気がある政治家で、メルケル首相の後継とも目されているグッテンベルク国防相(39)(キリスト教社会同盟=CSU)の博士論文に盗用と疑われる箇所が多数あることが分かり、野党などからは辞任を求める声が強まっている。


 独各メディアによると、盗用疑惑は国防相が2007年にバイロイト大学から博士号を取得した際の論文で持ち上がった。

 米国と欧州連合(EU)の憲法の発展をテーマとする475ページの論文の中で、有力紙「フランクフルター・アルゲマイネ」掲載の寄稿論文など計15文献の記述が、脚注などに適切な表示をすることなしに引用されていた。1ページ半にわたりほぼ原文通りに引用されている箇所もあった。

(2011年2月19日21時37分 読売新聞)

2102チバQ:2011/02/19(土) 23:13:09
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110218-OYT1T01000.htm
ベルギーの正式政権不在、世界最長250日に

 【パリ=林路郎】少数政党が乱立し連立交渉がまとまらないベルギーで18日、正式政権の不在期間が250日となった。

 政治空白の期間は、249日で連立合意に達したイラクを上回り世界最長を記録した。

 ベルギー総選挙は昨年6月に行われ、比例代表制下で12党が議席を獲得。北部オランダ語圏と南部フランス語圏の間の根強い地域対立があり、「中央から地方への権限や財源の移譲」をめぐる交渉は難航している。

 豊かな北部から国が税収を吸い上げ、貧しい南部へ配分する財政構造への北部の不満は強く、オランダ語圏政党は財政制度改革を政権参加の条件に据えている。

 アルベール2世国王は16日、調停役のレインデルス前財務相に「3月1日までにはまとめよ」と命じたが、交渉が進展する気配はなく記録更新が続きそうだ。

(2011年2月18日21時53分 読売新聞)

2104チバQ:2011/02/19(土) 23:15:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110219/mds11021922210023-n1.htm
中東民主化 国民分断・流血の第2幕 地域不安定化の懸念も
2011.2.19 22:19 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】チュニジア、エジプトのおおむね平和的なデモによる政権転覆で幕を開けた中東民主化デモの連鎖は、バーレーンやリビアで、当局による市民への発砲と大量殺傷という事態に発展した。イエメンでは反大統領派と政権支持派の衝突が続き、泥沼化の様相を呈している。国民の広い政治参加を目指す民主化デモは、「第2幕」となるこれらの国では国民のさらなる分断を生み、地域の不安定化につながりかねないとの懸念も生じている。

 バーレーンでデモ隊に発砲した治安部隊の多くは、王族をはじめとする支配層と同じイスラム教スンニ派である南アジア出身の“傭兵(ようへい)”とされる。王室に「シーア派を兵士にしたら反乱を起こすのではないかとの恐怖心がある」(カイロ大のナーデル・ファルゲニ教授)ためだ。

 国防や治安を自国民に任せられない国家−。バーレーンが抱える病巣の根深さがここにある。

 同国では昨年10月に行われた総選挙でシーア派中心の会派が半数弱の議席を獲得し、警官や兵士を自国民に切り替える動きも出始めたとされる。しかし、デモ隊への発砲はこうした試みをご破算にした。

 最高指導者カダフィ大佐が独裁政治を敷くリビア指導部は、現体制を樹立した1969年の「革命の理念」を守るためとして国民に銃口を向けた。イランでも同様の大義名分の下、デモが押さえ込まれた。

 90年に南北統合したイエメンでは、旧北イエメン時代を含めるとサレハ大統領が30年以上権力を握り、差別を受けてきたとの意識の強い旧南イエメンでの衝突が激しさを増している。

 アラブ諸国の中でも早くから民族主義が芽生えたエジプトでは、52年の軍事クーデター以後中産階級が一定程度育ち、エジプト人としての国民意識の定着も進んだ。こうした事情が、今回の政変で軍が中立を守った要因との指摘は多い。チュニジアでも同様の構図だ。

 しかし、国民がなお「支配者」と「被支配者」に分断された国々でも、民主化による政変は起きうるのか。バーレーンなどでの流血は、民主化デモが体制側の目には「脅威」としか映っていないことを如実に示したといえる。

 バーレーンでデモ隊が主張する「王制転覆」が現実味を帯びれば、世界最大の産油国の隣国サウジアラビアでも差別待遇を受けるシーア派住民の怒りに火がつく可能性は否定できない。

 サウジの不安定化は、原油市場だけでなく、イランの影響力伸長による地域のパワーバランスの変化をも招きかねないだけに、エジプトの外交筋は「サウジはそんなことは決して許容しないだろう」と予測した。

2105チバQ:2011/02/19(土) 23:16:55
http://www.asahi.com/international/update/0219/TKY201102190337.html
バーレーンデモ「打倒王室」に 政府の武力行使に反発2011年2月19日23時0分
 【マナマ=古谷祐伸】ペルシャ湾の産油国バーレーンの反政府デモは、政府側の鎮圧により、これまでに6人が死亡、負傷者は200人以上となった。政府側が武力行使に踏み切ったことで、当初、民主化や政治改革を求めていたデモが、「王室打倒」に変化、ハリファ王室の基盤を揺るがす事態となりつつある。

 軍は19日午後1時過ぎ、首都マナマ中心部の真珠広場に展開していた数十台の戦車や装甲車を撤退させた。広場は14日からデモ隊が占拠を続けていたが、17日未明に治安当局が催涙弾やゴム弾を使ってデモ隊を一掃した。しかし、さらなる衝突を回避するため、軍は撤退を余儀なくされた形だ。

 デモ隊の若者らは軍の撤退に合わせ、徐々に広場に戻りつつあり、再び占拠する構えを見せている。ハマド国王は18日、サルマン皇太子を交渉役に任命し、デモ隊との対話姿勢を示しているが、デモ隊側は拒絶している。市内中心部の占拠が再び長期化すれば、王室・政府の威信は大きく傷つくことになる。

 今回のデモをめぐり、背景にあるのはイスラム教スンニ派とシーア派の対立。王家のハリファ家はイスラム教スンニ派で、国内の実権を握っているが、多数派はシーア派。シーア派は就職差別などを受けており、これまでも権利拡大を要求してきた。デモ当初、シーア派住民が主体で、民主化拡大や在任40年に及ぶ王室出身ハリファ首相の更迭、議院内閣制の導入などを訴えてきた。

 しかし、政府は17日に戦車などを繰り出して鎮圧に乗り出し、3人が死亡、100人以上が負傷する惨事に発展。さらに、デモに参加して亡くなった市民の葬儀に参列していた数千人の一部が18日、戦車などで封鎖されている真珠広場にさしかかったところ、軍が銃撃し、70人以上が負傷。デモ隊の間には、「王室打倒」の声が一気に高まった。

http://www.asahi.com/international/update/0219/TKY201102190161.html
バーレーンの銃撃、負傷者70人超 デモ隊反発強める2011年2月19日13時28分
 【マナマ=古谷祐伸、カイロ=貫洞欣寛】中東ペルシャ湾の産油国バーレーンで18日夕に起きた治安部隊によるデモ隊への発砲で、負傷者は70人以上にのぼった。バーレーン王室は、事態打開のために国民との対話を進める方針を打ち出したが、デモ隊は強く反発しており、緊張はさらに高まっている。

 首都マナマ最大のサルマニヤ病院は18日夜、記者会見を開き、7人が重体、66人が重傷で入院したことを明らかにした。大半は銃撃による負傷だという。だが、米CNNテレビは救急隊員の話として少なくとも4人が銃撃で死亡したと伝えるなど、情報は交錯している。

 ハマド国王は18日、サルマン皇太子を国民和解の担当者に指名した。サルマン氏は「落ち着いてあらゆる問題を話し合わねばならない」と国営テレビで対話を訴えた。一方、イスラム教シーア派会派のイスラム国民統合協会幹部のイブラヒム氏は衛星テレビ局アルジャジーラに対し「人を殺した責任者の言葉ではない」と話し、対話に応じる姿勢を見せていない。

 同国では、シーア派イスラム教徒が国民の過半数を占めるが、王室はスンニ派。シーア派市民が14日から民主化や権利の拡大を訴えてデモを始めたが、政府が鎮圧を図り、17日には3人が死亡した。デモ隊の中には、王室打倒を訴える声が強まっている。

 一方、リビアでの反政権デモをめぐり、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは18日、これまでの3日間で銃撃などによって、少なくとも46人が死亡したと発表した。

 リビアでは東部ベンガジやベイダなどでデモが続いた。AFP通信などによると、ベンガジでは18日、前日のデモに加わり死亡した14人の葬儀の参列者がデモを行った。警察署やラジオ局などが放火される騒乱状態となったという。住民の一人はアルジャジーラに「人々はカダフィ体制の打倒を叫んでいる」と話した。最高指導者カダフィ氏の息子が同市のデモの鎮圧に当たっているとの情報もある。

 ベイダでは、反体制派に一部警察部隊も合流して市内を掌握。これに対して政府側が外国人雇い兵部隊などを増強し、巻き返しを図っているという。一方、首都トリポリでは大規模な反体制デモは起きていないという。

2106チバQ:2011/02/19(土) 23:22:01
http://www.asahi.com/international/update/0219/TKY201102190259.html
イラン、20日にデモ 改革派が呼びかけ2011年2月19日19時51分
 【テヘラン=北川学】イランの野党勢力「改革派」は19日、インターネットの交流サイト「フェイスブック」を通じ、20日に再びデモを行うと呼びかけた。デモが反体制運動に転化することを懸念する当局側が阻止に動くことは確実で、治安部隊と再び衝突する可能性がある。

 14日のデモでは大学生2人が死亡したとされる。20日のデモは、2人を追悼することを名目に掲げている。

 フェイスブックでの呼びかけに対し、テヘラン大学の学生たちが「独裁者に反対しよう」「我々の団結を示そう」などと書き込んでいる。

 当局はフェイスブックへの接続を遮断しているが、多くの人が迂回(うかい)ソフトを使って閲覧。当局は14日以降、ネットの通信速度を極端に落として接続を難しくしている。

 一方、当局は改革派指導者のムサビ元首相、キャルビ元国会議長の自宅軟禁を続け、外部との連絡をいっさい遮断している。

2107チバQ:2011/02/19(土) 23:23:15
http://mainichi.jp/select/world/news/20110219dde035030035000c.html
エジプト:あすにも内閣改造 ムバラク政権色一掃狙う
 【カイロ伊藤智永】エジプト軍・政府が、民主化の徹底と加速を催促する市民の要求に追われている。軍は18日夜、1月25日の反政府デモ開始以来閉鎖されていたパレスチナ自治区ガザ地区との境界の町ラファの検問所を再開した。政府は「旧政権の顔ぶれが残留した」と評判の悪い内閣を20〜21日にも一新する方針だ。いずれも18日、カイロ市・タハリール広場の大集会で、若手活動家グループらが要求として掲げていた。

 内閣改造と関連してエジプト検察当局は17日、アドリ前内相、マグラビ前住宅相、ガラーナ前観光相の3閣僚と与党・国民民主党(NDP)幹部1人の計4人を逮捕したと発表した。いずれも汚職絡みの容疑だ。政府の腐敗根絶は、反政府デモで、ムバラク氏辞任に次ぐ要求に掲げられ、市民の関心は非常に強い。中でもアドリ氏は、警察に反政府デモの弾圧を命じた責任者として、市民から「殺人」の容疑も指弾されている。

 欠員以外にも、NDPと関係の深い閣僚が多く、デモの初期に本部ビルを焼き打ちにするほどNDPを嫌っている市民からは「同じ顔ぶれで民主化などあり得ない」との不信が渦巻いている。デモが終息した後、全土に広がった警察や公共交通機関など公務員のストも、閣僚が残留したことに対する不満が動機の一つだ。

 ロイター通信によると、ある政府高官は18日、「早期の内閣改造は、公務員ストや市民デモの職場復帰を促す顔ぶれにしたい」と語ったという。

 ラファ検問所は、反政府デモの影響で閉鎖されていた。イスラエルによる「ガザ封鎖」の悪夢を想起させることから、ムバラク前政権のイスラエル偏重外交に不満な市民感情を刺激し、民主化運動の要求項目に「往来の早期再開」が含まれていた。ただエジプト国営放送によると、段階的な運用再開となる見込みで、当面は、市民の不満を和らげる象徴的な再開にとどまりそうだ。

2108チバQ:2011/02/19(土) 23:24:12
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011021902000186.html
バーレーン、海外メディアを警戒? 空港に記者“軟禁”
2011年2月19日 夕刊

 【マナマ=内田康】反政府デモが続く中東バーレーンの首都マナマの空港で十七日から十八日にかけ、日米などの外国人記者十四人にビザが発給されず、空港内で事実上の軟禁状態に置かれた。約十六時間にわたって足止めされた米国記者もいたが、在マナマ米国大使館が抗議し、ようやく入国が許された。バーレーン政府は海外メディアの報道に神経をとがらせている。

 十七日夜以降、空港内で足止めされたのは、本紙を含む日本メディア計三社のほか米国、フランスの新聞、テレビ局など。入国審査で記者と分かると、空港内の一角に連行され、十八日午前までに、足止めされた記者は計十四人に上った。

 いつビザが発給されるのか説明もないまま時間が過ぎ、前夜九時半から発給を待っていた米紙女性記者は涙を流し始めた。

 ところが、十八日正午近くになって、バーレーン政府と緊密な米国の大使館職員が抗議に現れると、空港側は記者団を貴賓室に案内。ちょうネクタイを締めた接客係が飲み物やサンドイッチを配り始めると、政府担当者が現れた。「何でも報道してよい自由な国、バーレーンへようこそ」とあいさつすると、ビザが発給された。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011021802000194.html
バーレーンGP危うし デモ激化、下部レース中止
2011年2月18日 夕刊

 【カイロ=弓削雅人】反政府デモが激化する中東バーレーンで、来月予定されている自動車レース、F1今季開幕戦バーレーンGPの開催が危ぶまれている。今週末に開催予定だった下部レースのGP2シリーズは十七日、中止が決定された。ロイター通信などが報じた。 

 F1バーレーンGPは三月十二日に予選が始まる日程だが、主催者側は「来週に入っても状況が変わらなければ、開催は難しい」との見通しを示している。二十二日か二十三日までに開催の可否を決める方針だ。

 出場を予定するチームも中止を危惧している。レース前の三月三日からバーレーンでシーズン前のテスト走行が予定されているが、車体などの発送期限は来週末。十八日にスペインでチーム代表者が集まり、対策を協議するという。

 バーレーンでは、警官隊によるデモ隊排除で死傷者が出るなど治安上の不安が高まっており、インターネット通信の制限で報道への支障も出ている。

2109チバQ:2011/02/19(土) 23:24:45
http://mainichi.jp/select/world/news/20110219k0000e030017000c.html
ジブチ:大統領辞任求め数千人デモ クウェートでは遊牧民
 【カイロ伊藤智永】東アフリカ・ジブチの首都ジブチで18日、ゲレ大統領(63)の辞任を求める数千人のデモが起きた。反政府デモが続くイエメンと紅海・アデン湾をはさんだ対岸に位置し、中東の一連の動きが波及したとみられる。

 与党連合が議会の全議席を独占し、大統領が自らの3選に向けて昨年、憲法を改正したため、野党連合が「3選反対」を掲げて呼び掛けた。エジプトの政権打倒を見習ってデモを続けるという。

 ソマリア沖海賊対策で、海上自衛隊が護衛艦の補給拠点に利用した海上航路の要衝。

 一方、ロイター通信によると、中東の産油国クウェートの東部ジャハラで18日、無国籍の遊牧民系住民1000人以上が選挙権の付与などを求めるデモを起こした。アラブ諸国での民主化デモに触発された可能性がある。

 無国籍の遊牧民系住民はクウェートだけで10万人以上。市民権や無償教育、無償健康保険などクウェート国民と同等の権利を要求しているという。

2110チバQ:2011/02/19(土) 23:26:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110219/mds11021911250013-n1.htm
特異な独裁国家リビア
2011.2.19 11:19


18日、トリポリ市内で金曜礼拝終了後に集まったカダフィ大佐の支持者ら(AP)
 大規模な反政府デモが起きたリビアは、独自の直接民主主義を採用し、憲法も持たない特異な体制が続いてきた。1969年に無血クーデターで王制を倒した青年将校団から、当時27歳だったカダフィ大佐が革命評議会議長に就任。評議会の廃止後、指導部は全人民会議(議会)総書記局入り。カダフィ氏は79年に書記を辞任したが、最高権力者として事実上の独裁体制を築き上げた。

 大佐への批判はタブーで、厳しい言論統制下にある監視社会だ。ここ数年は、大佐の有力後継候補と目される次男のセイフイスラム氏が政治・経済改革を進め、人権擁護を訴えてきた。

 大佐自身はセイフイスラム氏の活動をある程度許容しながらも、改革派と保守派のバランスを維持。だが、昨年末からは保守派の影響力が強まり、セイフイスラム氏は政治活動を取りやめると表明している。(共同)

2111チバQ:2011/02/19(土) 23:29:40
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20110219ddm003030105000c.html
クローズアップ2011:中東・北アフリカ蜂起 「民主化」異なる国情
 ◇似て非なる東欧革命
 強権・独裁体制に反発する激しいデモが続く中東・北アフリカ諸国。チュニジアやエジプトでの民衆蜂起による独裁体制打倒に触発され、抑圧からの解放を求める点は共通するが、発生理由や社会状況などは国によってさまざまだ。そのため、共産政権を倒した東欧革命(89年)のような民主化ドミノ実現については否定的要因も多い。国情を示すキーワードを軸に、イラン、リビア、バーレーン、イエメンの現状と見通しを探った。【カイロ和田浩明、鵜塚健】

 ◆イラン

 ◇政治抗争の側面、拡大可能性低く
 イランの反体制デモは、国内の保守派と改革派による政治抗争という側面が強いのが特徴だ。今月14日にテヘランで発生した大規模デモを巡っても、保守派国会議員からは、デモを主導した改革派のムサビ元首相やカルビ元国会議長らの訴追を求める声が相次ぎ、政治的対立を象徴した。

 イランでは09年6月の大統領選挙で、若者たちが保守派のアフマディネジャド大統領の当選に疑念を持って大規模デモを展開。このとき、選挙で敗北したムサビ、カルビ両氏が運動の象徴となった。デモは結局、治安当局によって弾圧されたが、その後も不満はくすぶり続け今回、エジプト政変に触発される形で、再び爆発した。

 デモ参加者の中核は、中間所得者層以上の若者だ。イランでは、言論の自由が制限され、抑圧的な体制への不満は強いが、他の中東諸国に比べれば生活水準は低くない。相次ぐ経済制裁で経済は衰退傾向だが、政府によるばらまき政策により、貧困層や地方での大統領支持は今も根強い。

 また、市民には、当局の徹底弾圧への恐怖心も強く、デモへの共感がエジプトのように幅広い層に拡大する可能性は低い。「市民対政権」の構図は、政界内の権力抗争にすり替えられ、問題が見えにくくなっているのが現状だ。

 ◆リビア

 ◇独裁体制盤石、強硬な取り締まり
 リビアでは最高指導者カダフィ大佐が69年のクーデターで実権を掌握して以来、41年間にわたり強権支配を続けている。指導原理を説く「緑の書」は議会や政党などを「欺まん」と否定し、「人民会議」による直接民主制の実現をうたっているが、実態はカダフィ氏の独裁体制だ。住民は個人崇拝を強要する政権に強い不満を持っている。

 カダフィ支持派の国民は「父や兄のよう」(トリポリ市民)と語る。しかし、表現の自由は厳しく制限され「自分の意見を公に言うのは自殺行為」(20代男性)だ。しかも、カダフィ氏の後継者と目されるのは2人の息子で、「権力世襲」が行われると考える専門家が多い。

 特に同国東部は、政権から差別的扱いを受けてきたとされ、反体制デモも東部を中心に広がっている。長年蓄積した国民の不満が爆発したものだ。だが、当局側は当初から実弾を使用した強硬な取り締まりを行っている模様で、エジプトのように民衆蜂起で独裁者打倒が成功するかは不透明だ。国際メディアが締め出されているため、民意に押されて国際社会が強い圧力をかける状況も生まれにくい。

 リビアは03年以降、核開発計画を放棄し、豊富な原油資源やテロ関連情報の提供をテコに欧米との関係を改善している。これが反体制勢力には逆風となっている。

2112チバQ:2011/02/19(土) 23:29:52
 ◆バーレーン

 ◇「優等生」宗派対立で不安定化
 「国が危機的な宗派間対立に陥る瀬戸際だった」。バーレーンのハリド外相は17日夜、首都マナマでデモ隊を強制排除した理由をこう語った。

 バーレーンはシーア派が多数派だ。しかし、ハマド国王を頂点とするスンニ派が長く権力を握り続け、人口の約6割を占めるシーア派住民は強い被抑圧感を抱いてきた。このため、シーア派住民による政権への不満は常に社会の不安定要素となってきた。94年から98年にかけては、シーア派住民による民主化要求デモが続き、政府は武力で弾圧した。欧米は基本的に現政権を支持しており、当時のデモ弾圧についても冷淡だった。

 その後、バーレーンは段階的に民主化の道を歩んできた。湾岸諸国では民主化の「優等生」とされた同国では、昨年10月の国民議会(定数40)選挙でシーア派野党が18議席を獲得した。それでも本来、多数派であるはずのシーア派住民は、「民意」が反映されているとは感じていない。デモ発生直前にハマド国王は「各家庭に1000ディナール(約22万円)を支給する」と約束したが、こうした懐柔政策は今のところ功を奏していない。

 ◆イエメン

 ◇部族社会、政権との関係を維持
 アラブで最も部族社会が色濃く残るのがイエメンだ。共和制で野党も存在し、選挙も行われているが、実質的に政治や社会を動かすのは有力部族長だ。09年の米航空機爆破未遂事件に関与したとされる国際テロ組織アルカイダの現地組織「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」のアウラキ幹部は、1月に仏人殺害事件で有罪判決を受けたが、出身部族の保護下にあり政府も手が出せないほどだ。

 サレハ大統領は32年間、権力の座を独占。その間「アラブ最貧国」イエメンの経済状況は改善せず、開発の遅れや地域間格差、政府の腐敗に国民の怒りは頂点に達している。

 しかし、イエメン政府は▽北部でのイスラム教シーア派の一派ザイド派との交戦▽南部の分離独立派との衝突▽AQAPのテロ−−という「三重苦」に悩みつつ、欧米が懸念する「破綻国家」への転落は避けてきた。「大統領が有力部族長の抱き込みに成功しているため」(地元記者)だ。

 サレハ氏は次期大統領選挙への不出馬も表明。部族長が離反しない限り、反政府デモが体制を崩壊させる可能性は低いとの見方が根強い。

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 ■ことば

 ◇東欧革命
 旧ソ連のゴルバチョフ書記長によるペレストロイカ(立て直し)の影響を受け、東欧諸国の市民や労働者らが立ち上がり、共産主義政権を次々に倒した一連の民主化革命。ポーランドで89年6月、自由選挙が実施され自主管理労組「連帯」が勝利、東欧で初めて非共産政権が誕生した。また、ハンガリー領内で89年8月に「汎(はん)ヨーロッパ・ピクニック」と呼ばれる政治集会が開かれ、参加した東ドイツ市民が隣国オーストリアに亡命を図り、民主化要求が勢いづき、▽ハンガリー一党独裁放棄(10月)▽東西ドイツ・ベルリンの壁崩壊(11月)▽チェコスロバキア・ビロード革命(12月)▽ルーマニア・チャウシェスク政権崩壊(同月)−−とドミノ現象が起こった。

2113チバQ:2011/02/19(土) 23:30:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110219/mds11021902040005-n1.htm
カダフィ大佐、健在誇示も本音は… 危機感の裏返し
2011.2.19 02:03
 【カイロ=大内清】北アフリカの産油国リビアで大規模な反政府デモが伝えられる中、同国に40年以上にわたり君臨する最高権力者、カダフィ大佐(68)は18日、首都トリポリで親体制派の集会に登場した姿を国営テレビに放映させ、健在ぶりをアピールした。同氏らしい派手な演出であるとともに、反政府機運の高まりに対する強い危機感の裏返しともいえそうだ。

 ゆっくりと進むリムジンの屋根から上半身を乗り出したカダフィ氏が、数万人の群衆に手を振る。周囲には、握手を求める親カダフィ派の市民がわれ先にと駆け寄る−。リビアの国営テレビが18日、“生中継”だとして放送したとされる映像の一部。カダフィ氏への支持と影響力にかげりがないことを誇示するのが目的であることは明らかだ。

 しかし、現実のリビアは大揺れに揺れているとの見方が支配的だ。インターネットの動画投稿サイトには一連のデモ発生以降、デモ隊による政府関連施設への襲撃の様子をとらえたとみられる映像が次々と流れている。治安部隊の発砲で死亡したとみられるデモ隊の映像も多い。

 中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、リビア指導部は18日、声明を出し、デモが伝えられる北東部ベンガジなどの市民に対し、「一線を越えた者は、自殺志願者だとみなす」との露骨な表現で徹底鎮圧に乗り出す考えを示した。

 1969年に権力を掌握したカダフィ氏は、息子らや親族を政府の要職に起用。多くの国民には、一族支配への反発のほか、豊富な石油収入が生活の改善につながらないことへの不満も鬱積しているとされる。

 一方、リビアには政治に対する部族の影響力が強い。政府としては今後、部族の支持をつなぎ止められるかが、デモ拡大阻止のカギとなりそうだ。

2114チバQ:2011/02/19(土) 23:31:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110219/mds11021900170001-n1.htm
バーレーン反政府デモでサウジ戦々恐々 同様の対立構造
2011.2.19 00:16 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】ペルシャ湾の島国バーレーンでの、イスラム教スンニ派の支配層と多数派であるシーア派住民との対立を背景とする反政府デモは、東部の油田地帯に多くのシーア派住民を抱え、同様の対立構造があるサウジアラビアの不安感をも、かき立てている。

 バーレーンでは18世紀後半、アラビア半島から移住したスンニ派のハリファ家が、それまでの支配民族であるシーア派のペルシャ人を駆逐し支配権を確立。19世紀には英保護領となり、その援助で多数派のシーア派への支配を強化した。

 こうした経緯から、バーレーン支配層にはシーア派への差別意識が強く、1990年代には待遇改善や民主化を要求するシーア派によるデモが頻発した。

 現在のハマド国王は99年の即位以来、男女同権の普通選挙を実現するなど徐々にではあるものの民主化を進め、国民融和に努めてきたとされる。政治的に保守的な国が多い湾岸地域で「民主化の優等生」と呼ばれるゆえんだ。

 しかし今回、武力によるデモ鎮圧に踏み切り、多数の死傷者を出したことは、民主化努力を水の泡にし、両宗派の溝を深めた可能性が高い。デモが沈静化しても、今後の政権運営が難しさを増すのは間違いない。

 隣国サウジにとってもバーレーンの問題はひとごとではない。2500万人超の人口に占めるシーア派の割合は15%で、そのほとんどはバーレーンに近い東部に集中。スンニ派でも最も厳格なワッハーブ派を奉じるサウジでは異端扱いされ、就業などの面で差別を受けているとされる。

 79年には、同年のイラン・イスラム革命に影響されたシーア派住民の大規模デモが発生し、サウジがイランの影響力伸長を安全保障上の脅威ととらえる理由の一つともなっている。

 また世界最大のガワール油田などを操業する国営石油大手サウジ・アラムコの従業員の多くはシーア派で、騒乱が飛び火すれば主要な外貨収入源である原油生産にも影響しかねない。

 サウジ王室のご意見番的存在で、改革派で知られるタラール王子は16日、英BBC放送で、より広い政治参加を可能とする改革を行わなければ「サウジで何が起きても不思議ではない」と警鐘を鳴らした。

 このほか、クウェートやアラブ首長国連邦(UAE)にも15〜30%のシーア派住民がおり、各国はバーレーン騒乱の動向に神経をとがらせている。

2115チバQ:2011/02/19(土) 23:33:35
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110218-OYT1T01205.htm
エジプトお祭りムード…「勝利集会」に数十万人

 【カイロ=工藤武人】エジプトの首都カイロのタハリール広場で18日、ムバラク前大統領辞任(11日)から1週間を記念した集会が開かれ、数十万人が参加した。

 ムバラク氏辞任を求めるデモを主導した若者グループなどが、休日でもある18日に「革命勝利集会」として参加を呼びかけた。金曜礼拝の後、ムバラク氏辞任を祝い、デモの最中に死亡した365人を悼んだ。広場には、「解放」など政変を祝う横断幕が掲げられた。親子連れでの参加者も多く、お祭りムードに包まれた。

 集会は、政変後に全権を掌握した軍に対し、非常事態の解除や政治犯釈放、ムバラク氏に任命された内閣の退陣などの要求も掲げた。ただ、集会参加者の大半は軍への信頼を表明しており、軍も広場と周辺に治安部隊を展開してデモ参加者を誘導するなど、秩序ある集会を認めた。同様の集会は北部アレクサンドリアなど地方都市でも実施された。

(2011年2月18日23時55分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081229-507405/news/20110218-OYT1T00895.htm
エジプト軍、大統領選に候補擁立せず

 【カイロ=田尾茂樹】ロイター通信によると、エジプト軍幹部は17日、半年以内にも実施される予定の大統領選で、軍が立候補者を擁立しない方針を明らかにした。

 軍の統治が民政移行までの期間にとどまると強調することで、民主化に取り組む姿勢を示し、国内の安定回復に向けた国民の協力を促す狙いとみられる。

 デモを静観した軍に対しては、国民の信頼が厚い一方、反体制派内には、軍が、次期大統領選で軍出身のスレイマン副大統領を推すとの見方も出ている。

 軍は、今回の方針発表で、軍が実権を握り続けることに対する国民の警戒感を和らげる思惑とみられるが、軍出身のスレイマン副大統領を擁立するのかどうかは不明。

(2011年2月18日19時15分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081229-507405/news/20110218-OYT1T00366.htm
エジプト前内相・前観光相ら4人逮捕

. 【カイロ=田尾茂樹】エジプト検察当局は17日、崩壊したムバラク政権の前閣僚ら4人を公金不正流用などの疑いで逮捕した。

 半国営中東通信などが伝えた。

 逮捕されたのは前内相のハビブ・アドリ、前観光相のゾヘイル・ガラーナ、前住宅相のアハメド・マグラビ、旧与党の国民民主党幹部で、鉄鋼最大手エッズのオーナー、アハメド・エッズの4容疑者。4人は容疑を否定しているという。

 検察当局は、4人を含む前閣僚や財界有力者を対象として不正蓄財などの捜査に着手しており、4人は既に海外渡航を禁じられ、資産も凍結されていた。

(2011年2月18日11時05分 読売新聞)

2116チバQ:2011/02/19(土) 23:34:54
http://www.asahi.com/international/update/0218/TKY201102180428.html
伊首相追い詰めた「鉄の女」 ミラノの検事、捜査16年(1/2ページ)2011年2月19日1時1分
 【ローマ=南島信也】イタリアのベルルスコーニ首相(74)が未成年者買春罪と職権乱用罪で起訴された。これまで数々の汚職疑惑などを権力を駆使してかわしてきた首相だが、少女買春という破廉恥な行為は国民を怒らせ、窮地に陥っている。首相をそこに追い詰めたのは、16年にわたって執念の捜査を続けてきた、「鉄の女」と呼ばれるミラノ地検の女性検事だ。

 イタリア全土の女性たちがベルルスコーニ氏の女性観に不快感と怒りをたぎらせている。今月13日には全国各地で100万人を超える女性が首相辞任を求める抗議集会を開いた。これらの集会で女性たちが勇気をたたえたのが、イルダ・ボッカシーニ主任検事(61)。

 ボッカシーニ氏は南部ナポリ出身で、1979年に検事任官。ミラノ地検で、北イタリアに急速に勢力を拡大していたマフィアの捜査などに取り組んだ。

 人生の転機は92年。マフィア捜査の最前線にいたファルコーネ法務省刑事局長ら検事や警察官が爆殺された事件がきっかけだった。ファルコーネ氏は、ボッカシーニ氏が師と仰いでいた人物だった。

 ボッカシーニ氏はマフィアと徹底的に戦うことを決意し、シチリアに異動願を出した。そして93年、ファルコーネ氏殺害を命じたマフィア「コーザ・ノストラ」の総帥をついに逮捕した。マフィアのボスに「あの女はトラだ。誰をも恐れない」と言わしめたことが盗聴捜査で明らかになっている。

 ボッカシーニ氏は94年、汚職にからむ首相経験者や政財界の大物約3200人を起訴して国民の喝采を浴びたミラノ地検の捜査班「マーニ・プリーテ」(清い手)の指揮をとるためにミラノ地検に戻った。実業家から政界進出したベルルスコーニ氏が首相の座に就いた年だ。

 ベルルスコーニ氏はマフィア事件の捜査線上にもしばしば名前が登場していたが、裁判官を買収したり、公判引き延ばしで時効による無罪判決を得たりとあらゆる手を使ってボッカシーニ氏に煮え湯を飲ませ続けてきた。

 それから16年。今回のモロッコ人少女買春事件でミラノ地検は、首相在任中は出廷を免れる特権法が失効した瞬間を逃さず強制捜査に踏み切った。買春は密室の犯罪であるため、当事者が口裏を合わせれば立件は難しいとたかをくくっていたのか、首相側の事件対応が遅かったことも幸いした、と地元記者はみる。

 ボッカシーニ氏は雑誌で「世界を動かす100人の女性」に選ばれたこともあるが、メディアの取材には一切応じず、実像はベールに包まれている。政治的立場は中立だが、中道右派の首相系メディアは、彼女が赤毛であることから憎しみを込めて「赤いイルダ」と呼び、一般メディアは強固な意志を持つ「鉄の女」と称賛する。

 ボッカシーニ氏自身は「私は(捜査に徹する)一兵卒だ」と語る。長年にわたって繰り広げられてきた首相とボッカシーニ氏のバトルは、いよいよ最終段階に入った。

2117チバQ:2011/02/20(日) 11:38:02
>>2087
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20110219-OHT1T00297.htm
ウガンダのムセベニ大統領、ラップ歌手デビューに乗り気
 18日投票の大統領選で4選を目指すアフリカ東部ウガンダのヨウェリ・ムセベニ大統領(67)が投票前日の17日、ラップ歌手としてデビューする仰天プランをぶちあげた。

 大統領は選挙戦中の集会で民族の聖歌を2曲披露。味のあるガラガラ声に着目した音楽プロデューサーがラップ調にリミックスしたところ、ラジオ局でヘビーローテーションとなったり、ナイトクラブのBGMに採用されるなど予想外の大ヒット。以前はラップの存在すら知らなかった大統領は「若者たちが古来の音楽を求めていたことが分かって、とてもうれしい。選挙後、あなたたち(国民)はアルバムを手にするかもしれない。他にも曲はある」と宣言した。

 北アフリカ、中東諸国で長期政権に対する民衆の反政府運動が相次ぐ中、就任25年を迎えているムセベニ大統領。優勢が伝えられている大統領選は、20日に大勢が判明する。

(2011年2月20日06時01分 スポーツ報知)

2118チバQ:2011/02/20(日) 11:50:20
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-19615620110218
ウガンダ大統領のラップが大ヒット、アルバム発表にも意欲
2011年 02月 18日 16:50 JST
 [カンパラ 17日 ロイター] 大統領選を18日に控えたウガンダのヨウェリ・ムセベニ大統領(67)が、今後ラップ歌手としてアルバムを発表するかもしれないと語った。
 ムセベニ大統領は、過去数カ月間に行った選挙集会で、故郷であるウガンダ西部の伝統的な歌を2曲披露。その後音楽プロデューサーがその曲をヒップホップのリズムに合わせて同大統領の声とミックスしたところ、国内のラジオ局やナイトクラブで大ヒットになった。

 「M7」というニックネームまで付けられた大統領は記者会見で、これまではラップについてまったく知識がなかった前置き、選挙集会で披露した歌は植民地時代より以前から伝えられているものだと説明。

 その上で「若者から好反応があったことはうれしい。彼らが祖先の音楽に関心があるということだ」と述べた。

 曲はほかにもあり、「本業」の大統領選が終了後にはアルバムが制作できるかもしれないと話している。

2119チバQ:2011/02/20(日) 13:38:48
>>572
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110220/mds11022010010009-n1.htm
前大統領、帰国できず マダガスカル、当局が妨害
2011.2.20 10:00

19日、ヨハネスブルグで搭乗を待つマダガスカルの大統領職を追われ、南アフリカに亡命中のラベロマナナ(AP)
アフリカ南東部の島国マダガスカルの大統領職を2009年3月に追われ、南アフリカに亡命したラベロマナナ氏は19日、民間機で帰国しようとしたが、マダガスカル当局の妨害で搭乗できなかったと南アの国際空港で記者団に述べた。複数の海外メディアが報じた。

 軍の支持を得て同氏を退陣に追い込んだラジョエリナ氏率いる暫定政府は国際社会から認められず孤立。政情混乱が続いており、17日に帰国を表明したラベロマナナ氏が実際に帰国すれば、混乱に拍車が掛かる恐れが指摘されていた。

 同氏によると、当局から飛行機に乗せないよう通知を受けた航空会社から搭乗を拒否されたという。同氏は昨年8月、本人不在のまま終身強制労働刑を言い渡されており、帰国すれば拘束される可能性があるが「帰国方法を探す」としている。(共同)

2120チバQ:2011/02/20(日) 13:42:13
http://mainichi.jp/select/world/news/20110220ddm002030092000c.html
リビア:体制打倒、厚い壁 厳しいデモ弾圧、支持者に「アメ」
 <追跡>

 北アフリカ・リビアの東部で、最高指導者カダフィ大佐の退陣を求める反体制デモが激化している。隣国のチュニジア、エジプトの民衆蜂起による独裁者打倒に刺激された動きだが、治安当局側は徹底弾圧の姿勢を崩していない。中東・アフリカで最も長い41年にわたり権力を独占するカダフィ体制は、存続の危機に直面しているのか。行方を探った。【カイロ和田浩明】

 在外リビア人団体やリビア在住者によると、デモは19日までに少なくとも国内7都市で発生。反カダフィ派が活発な同国東部ベンガジでは、市外から送り込まれたとみられる治安部隊が実弾射撃で抑え込みを図っている模様だ。

 東部は歴史的にキレナイカ地方と呼ばれ、リビアが51年に王制下で独立した際、首都トリポリのある西部トリポリタニア地方などと一緒になった。開発の遅れなどから反カダフィ感情が根強いとされる。デモ隊とされる映像には王制時代の国旗も見られる。

 15日に反体制デモが発生してから、カダフィ氏の三男サーディ氏(37)が派遣され、事態収拾に当たっている。18日には演説でベンガジでの開発の遅れを認め、対応を約束したという。「最高指導者の指示」(外交筋)とみられる。弾圧に投入された部隊は別の息子が率いる精鋭の「ハーミス部隊」だとの情報もある。地元住民の間には「アフリカ人雇い兵がいる」との話もある。

 混乱する東部に比べ、首都トリポリ周辺は「平穏な状態」(住民)だという。国営テレビは18日、カダフィ氏が街頭で市民から熱狂的に歓迎される様子を放映。「体制は盤石」との印象を演出した。外国企業が開発する油田からの豊富な収入で支持派を優遇する一方、反乱は容赦なく排除する「アメとムチ」で体制維持を図っている。

 政権に人権尊重の考え方はほとんどなく、治安当局はデモを容赦なく弾圧できるため、体制打倒は容易ではないとの見方が強い。カダフィ体制が崩壊した場合、「まともに機能する行政機関が存在しない」(西側企業筋)ため、大混乱が生じるのは必至だ。

 現在68歳のカダフィ氏が自ら退陣する気配はない。後継者候補としては三男のほか、「開明派」で近年の経済開放策を主導する次男のセイフ・アルイスラム氏(38)や、国家安全保障担当の四男ムアタシム氏らの名が挙がっている。中東に民主化の大波が寄せている今も「権力世襲」で現体制を維持しようとしている。

 ◇カダフィ氏、69年に政権掌握 「大佐」は呼称
 1942年にリビア北部シルトで遊牧民の子に生まれる。中学生のころから「革命」にあこがれ、ナセル・エジプト元大統領(1918〜70年)のアラブ民族主義に傾倒。東部ベンガジの士官学校に進学すると、在学中に民族主義の将校団を組織、英国留学も経験した。69年9月、将校団を率いて無血クーデターを成功させイドリス国王を追放して軍事政権を樹立。27歳の若さで革命指導評議会議長となった。

 その後、首相兼国防相や全人民会議書記と肩書を変えながら政権を掌握。79年以降は肩書を持たず事実上の国家元首として君臨している。「カダフィ大佐」と呼ばれるが、「大佐」は呼称。尊敬するナセル元大統領のエジプト革命時の肩書が「大佐」だったことなどからこの呼称を好んでいるとされる。

 73年4月からイスラム教の聖典コーランに社会主義思想を合わせた形で文化革命を推進。自らの革命思想を書いた「緑の書」に基づく国家建設を行っている。

 たびたび米国と敵対し、レーガン元米大統領には「中東の狂犬」と呼ばれた。86年には米軍がトリポリ、ベンガジの軍施設やカダフィ氏の自宅を空爆。このとき養女を失った。しかし、03年12月に大量破壊兵器計画の放棄を発表し、米欧との協調路線に転換した。

 外遊の際には、遊牧民の使うテントを設置して、民族衣装で各国首脳と会談するなどパフォーマンスでも知られる。

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 ■ことば

 ◇リビア
 面積約177万平方キロは日本の5倍。人口約642万人。国土の90%以上が砂漠で、主要資源は石油、天然ガス。1人当たり国民総所得は1万1590ドル(約96万円)。住民の大半はイスラム教スンニ派のアラブ人。1912年にイタリアの支配下に入ったが、51年にイドリス首長を国王に独立、69年に共和制に移行。

 ◇緑の書
 1975年以降に発表されたカダフィ氏の革命思想を記した著書。資本主義でも共産主義でもない独自の理論「世界第三理論」を中核としている。

2121チバQ:2011/02/20(日) 13:53:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110220/mds11022009570007-n1.htm
リビアの死者100人に カダフィ大佐、最大の危機
2011.2.20 09:56

18日、リビア・ベンガジで、反政府デモの際に頭を撃たれたとされる男性の映像(ロイター=共同)
 リビア第2の都市ベンガジで19日、デモ参加者の葬儀中に治安部隊の銃撃で死亡した参列者は15人、負傷者は数十人に上った。病院当局者がAP通信に語った。ロイター通信によると、犠牲者は「数十人」との情報もある。同国内で反体制デモが本格化してから19日までの4日間で死者は少なくとも約100人に達し、41年以上にわたって君臨してきた最高指導者カダフィ大佐は最大の危機に直面した。

 今後は首都トリポリにデモが波及するかどうかが焦点。ベンガジなど同国北東部で連日起きている反体制デモに対し、政権側は精鋭治安部隊を投入、徹底的に弾圧する構えだ。(共同)

2122チバQ:2011/02/20(日) 13:56:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110219/mds11021923400025-n1.htm
アラビア半島の「火薬庫」 それはイエメン
2011.2.19 23:40 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】アラビア半島の最貧国イエメンでは19日も、反サレハ大統領派と、親政権派が衝突を繰り返した。同国では国際テロ組織アルカーイダ系武装勢力「アラビア半島のアルカーイダ(AQAP)」が拠点を置くほか、サウジアラビア国境付近にはイランとの関係も疑われるイスラム教シーア派の一派、ザイド派の反政府勢力が存在。政権の転覆が地域全体の不安定化につながりかねない「火薬庫」となっている。

 30年以上にわたり大統領の座にあるサレハ氏。こわもてのイメージとは裏腹に、その権力は意外なほど微妙なバランスの上に成り立っている。イエメン政治に大きな影響力を持つ有力部族の意向を無視することができないためだ。

 サレハ氏は今月初め、反政府デモの高まりを受け、次期大統領選への不出馬を表明したものの、デモは収束する気配をみせていない。こうした事態を受けサレハ氏は連日、首都サヌア周辺の部族長らと会談、支持をつなぎ留めようと懸命になっているとされる。

 米国が求めるAQAP掃討も、部族の顔色をうかがいながら進められている。2009年の米機爆破未遂テロに関与したAQAP幹部のアウラキ師は現在、イエメン国内に潜伏中とされるが、部族の庇護(ひご)を受けていることから政府は手出しができない状態だ。

 AQAPには隣国サウジでの摘発を逃れた過激派が多数参加し、「反サウジ王室」をも公言している。かろうじて国内の秩序を保っているサレハ政権が崩壊すれば、AQAPの活動が活発化しサウジに“逆流”してくる可能性もある。

 現在は表立った活動を控えているザイド派も、混乱に乗じてテロやサウジへの越境攻撃を再開する恐れがある。また、旧南イエメンには、分離独立運動もくすぶる。

 「男らしさ」を尊ぶイエメンでは、一般家庭にも小銃が広く普及している。反大統領派と親政権派の衝突がこのままエスカレートすれば、サレハ氏にとってはますます統制が難しくなり、窮地に陥る危険もありそうだ。

2123チバQ:2011/02/20(日) 21:02:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110220/mds11022019440013-n1.htm
リビア東部 「虐殺」「統制失う」 カダフィ大佐、特異な革命理論
2011.2.20 19:43 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】最高指導者カダフィ大佐が独特の革命理論で41年にわたり君臨してきたリビアの情勢が緊迫の度を増している。激しい弾圧が伝えられる同国東部の住民は「虐殺が起きている」と証言。その一方、在外リビア人ジャーナリストによると、エジプトとの国境地帯では政府が統制を失いつつあるという。特異な政治構造を持つリビアで何が起きているのか。

 「食料や医薬品が足りない!」。交流サイト「フェイスブック」に19日、こんなメッセージが流れた。リビアの隣国エジプトに、東部住民への支援を訴えたものだ。エジプト側国境の町サッルームの幹部は産経新聞の電話取材に、「リビアからのトラックの動きが止まっている」と話した。

 リビア東部の状況についても徐々にではあるものの、情報が漏れ伝わり始めている。「外国人部隊が投入された」「マシンガンを乱射している」…。リビア政府は報道を厳しく制限しており、騒乱の全体像はなお不明だが、反体制派のニュースサイトは、首都トリポリでも警察車両が燃やされる騒ぎがあり、当局が「デモ隊狩り」を行っているなどと伝えた。

 リビアの正式名称は「大リビア社会主義人民ジャマヒリヤ国」。ジャマヒリヤとは、アラビア語で「大衆」と「共和国」を意味する言葉を合成した造語で、代議員によらない国民全員参加の「直接民主制」を実践するとのカダフィ氏の革命理論を表現している。

 この理論に従い、リビアには憲法も国家元首も存在しない。建前上、カダフィ氏は地位や肩書を持っておらず、「大佐」はあくまでも呼称だ。私淑するエジプトのナセル元大統領の軍人としての最高位が大佐だったためとされる。

 しかし、実際には軍などを通じ独裁体制を構築。最近では自らを「アフリカの王の中の王」と呼ぶ。

 一連のデモの起点となった東部ベンガジは、革命以前はトリポリと並ぶ首都と位置づけられていた。しかし、トリポリに首都機能が集中されてからは開発の遅れが目立ち、これが住民の不満の一因になったとの指摘もある。

2124チバQ:2011/02/20(日) 21:03:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110217/mds11021723560016-n1.htm
中東最長の独裁支配 カダフィ大佐 世襲もくろむ?
2011.2.17 23:56
 【カイロ=大内清】反政府デモが続くリビアを40年以上にわたって“支配”してきたのが、最高指導者カダフィ大佐(68)だ。ムバラク前大統領が30年の治世の末に辞任を余儀なくされた隣国エジプトと同様、後継体制についてははっきりとした態度を示しておらず、息子への世襲をもくろんでいるとの観測が絶えない。

 カダフィ大佐は1942年、地中海沿岸の都市シルト近くで生まれた。ベドウィン(遊牧民)出身であることを誇りとしており、外国訪問の際に遊牧民のテントを持参し、そこで寝泊まりをするほどだ。

 1969年にクーデターを主導し、27歳の若さで実権を掌握。それ以来、約41年間、最高権力者の座にあるが、後継者を誰にするかについては明言を避けてきた。

 有力視されるのが、次男サイフルイスラム氏と、四男ムアタセム氏の2人だ。

 ウィーンやロンドンで教育を受けたサイフルイスラム氏は、経済・社会改革に積極的とされ、2003年にはカダフィ氏本人に大量破壊兵器の廃棄を進言し米欧との関係改善に道を開いたといわれる。

 一時は最有力後継候補ともいわれたが、昨年、自身が運営にかかわっている新聞が政府批判を行ったなどとして記者が相次いで逮捕されるなど、保守派との対立も取り沙汰されている。

 これに対し、近年、注目を集めているのがムアタセム氏だ。09年にはクリントン米国務長官と会談して外交での存在感を誇示したほか、昨年には国家安全保障顧問の要職に就任。自身の軍部隊も持つとされる。

 一族による支配を強めてきたカダフィ氏。エジプトの首都カイロのリビア大使館前では17日、「出て行けカダフィ!」と叫ぶ数十人のデモ隊も現れた。

2125チバQ:2011/02/20(日) 21:48:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110220/mds11022021010014-n1.htm
根強い反体制感情 旧都ベンガジ、格差に不満
2011.2.20 21:00
 反体制派のデモと治安部隊の激しい衝突の中心地となっているリビア第2の都市、北東部ベンガジは1969年の無血クーデター以前の王制時代は首都だった。だが、最高指導者カダフィ大佐の独裁体制下では、首都トリポリに比べ都市開発で差をつけられ、根強い反体制感情がうずまいていた。

 「“革命”の中心地トリポリとベンガジはライバル関係。当局はこれまで両者の微妙なバランスを保ち、暴発を抑えてきた」。リビア情勢に詳しい外交筋はベンガジの反カダフィ意識の強さを指摘する。

 対イタリア抵抗運動の指導者イドリス国王率いるキレナイカ王国時代、ベンガジは開かれた雰囲気の都会だったことから、指導部はベンガジに「堕落のイメージ」を抱き、インフラ整備で格差をつけた。

 これが反体制活動を生み出す要因になり、90年代にはベンガジでカダフィ大佐の暗殺未遂事件も発生。政府はベンガジの反体制活動家やイスラム主義者を徹底的に弾圧してきた。(共同)

2126チバQ:2011/02/21(月) 12:18:30
http://www.afpbb.com/article/politics/2786512/6845443?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
ウガンダ大統領選、現職のムセベニ氏が再選 野党は不正を主張
2011年02月21日 09:24 発信地:カンパラ/ウガンダ
【2月21日 AFP】アフリカ東部ウガンダで18日に実施された大統領選挙は、現職のヨウェリ・カグタ・ムセベニ(Yoweri Kaguta Museveni)大統領(66)が得票率68.38%の圧勝で再選した。同国の選挙管理委員会が20日、最終開票結果として発表した。
 
 野党連合「政党間協力(IPC)」の指導者でムセベニ大統領の最大のライバルだったキザ・ベシジェ(Kizza Besigye)候補の得票率は26.01%だった。ベシジェ氏が大統領選でムセベニ大統領に敗れたのは3度目。だが、ベシジェ氏は、選挙期間中は投票日やその前後も含めて数々の不正が行われたと主張し、選挙結果の受け入れを拒否している。

 ムセベニ大統領が再選で新たに5年の任期を満了すれば、リビアの最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐、ジンバブエのロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領らに次いで、アフリカで30年を超えて君臨する国家の長となる。

 ムセベニ大統領は、同性愛者に対する厳しい言動や人権侵害が批判されてきた一方、ソマリアでの国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系武装勢力の掃討に4000人を派兵した点は評価を受けている。また、大統領自身も選挙期間中、イディ・アミン(Idi Amin Dada)元大統領の独裁やクーデターで混乱に明け暮れたウガンダ情勢を安定させた手腕を強調している。(c)AFP/Francois Ausseill

2127チバQ:2011/02/21(月) 12:19:44
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-19637720110221
メルケル独首相率いるCDU、ハンブルク議会選挙で大敗
2011年 02月 21日 12:09 JST
[ハンブルク 20日 ロイター] ドイツのメルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)が、ハンブルク特別市(州に相当)議会選挙で大敗した。メルケル首相の政権運営が困難になる見通しだ。

 この戦後最悪の敗北により、CDUは連邦参議院(上院)で3議席を失う。

 ARDテレビの予想によると、得票率は20.8%と2008年の前回選挙時の42.6%から半減した。

 21.8ポイントの低下は、前回と比べたCDUの得票率の落ち込みとしては過去最大で、世論調査会社の予想よりも約5ポイント悪かった。

 ARDテレビによると、野党の社会民主党(SPD)の得票率は49.8%と、08年の34.1%から上昇。SPDは、ハンブルク議会で、絶対多数を3議席上回る64議席を獲得すると予想されている。

 SPDの結果は94年以来の良好なものとなった。

 ハンブルク議会選挙は今年予定される7つの州議会選挙の最初の選挙。

2128チバQ:2011/02/21(月) 12:21:00
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110221-OYT1T00490.htm
カダフィ氏次男、デモ制圧目指す姿勢…リビア

 【カイロ=田尾茂樹】リビアの首都トリポリで20日夜、最高指導者カダフィ氏の独裁体制に抗議するデモが起き、デモ隊が治安部隊と衝突した。

 ロイター通信などが伝えた。治安部隊の発砲とみられる銃声も聞こえたという。カタールの衛星テレビ「アル・ジャジーラ」は、数千人のデモ隊がカダフィ氏支持派と衝突したと伝えた。リビア第2の都市、北東部ベンガジで15日に始まった反体制デモは首都に拡大した。

 ロイター通信が目撃者の話として伝えたところによると、市内中心部ではカダフィ氏が描かれた看板にデモ隊が投石を続け、治安部隊が催涙弾を発射するなどして鎮圧にあたった。

 デモ拡大を受け、カダフィ氏の次男セイフ・イスラム氏は21日未明、国営テレビを通じて演説した。同氏は反体制デモの激化で「リビアは内戦に陥ろうとしている」と警告、「我々は最後の一人になるまで戦う」と述べ、デモ制圧を目指す姿勢を強調した。デモについては、リビアを小規模のイスラム国家群に分断することを目指す「国外分子の企てだ」と非難した。

(2011年2月21日11時36分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110221-OYT1T00308.htm
イランの反政府デモ、テヘランから全国に拡大


 【テヘラン=久保健一】イランの改革派による反政府デモは20日、首都テヘランだけでなく、中部イスファハン、南部シラーズ、北西部サナンダジ、北部ラシュトなど全国に拡大した。


 改革派ニュースサイトによると、テヘランでは市内各地でデモ行進が行われた。政府は治安部隊を市内に配置して厳戒態勢を敷き、催涙弾などを用いてデモ隊を強制排除、逮捕者も多数出た模様だ。

 保守派系ファルス通信によると、治安当局は同日、デモを扇動したとして、ラフサンジャニ元大統領の娘で改革派活動家のファエゼ・ハシェミさんの身柄を一時拘束した。

(2011年2月21日10時28分 読売新聞)

2130チバQ:2011/02/21(月) 22:46:07
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011022100528
バシル大統領、再選求めず=中東の動き影響か−スーダン
 【ロンドン時事】ハルツームからの報道によると、スーダン与党・国民会議の幹部は21日、1989年以来軍事独裁体制を敷く同国のバシル大統領(67)が次期大統領選挙に立候補しないと言明した。中東各国で高まる民主化機運の波及を懸念した動きとの見方もある。
 大統領選は4年後に行われるが、この幹部は不出馬の理由について、「多くの人に大統領選出馬の機会を与えるため」と述べた上で、「中東各国で起きている変化とは関係ない」と付言した。
 野党関係者は「バシル(大統領)は、経済状況がひどく、イスラム教徒に不満がたまっていて現体制が脆弱(ぜいじゃく)なのを理解している」と分析。不出馬は「独裁に反対する津波のような中東諸国の人々の抗議行動と極めて強い関係がある」と指摘した。(2011/02/21-19:33)

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2131チバQ:2011/02/21(月) 23:03:00
http://www.afpbb.com/article/politics/2786635/6847539?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
スーダン大統領、次期大統領選に立候補せず 与党幹部
2011年02月21日 22:45 発信地:ハルツーム/スーダン

【2月21日 AFP】スーダンの与党・国民会議(National Congress Party)の幹部は21日、オマル・ハッサン・アハメド・バシル(Omar Hassan Ahmed al-Bashir)大統領が次期大統領選に立候補しないと述べた。

 国民会議幹部のラビ・アブドゥル・アティ(Rabie Abdul Ati)氏はAFPに対し、「バシル大統領は次期大統領選に立候補しないことを確認する。100%確実だ」と述べ、アラブ諸国で相次いでいる反政府デモの影響ではないと付け加えた。

 中東・北アフリカ地域では反政府デモが相次ぎ、チュニジアとエジプトでは大統領が辞任した。現在、スーダンと国境を接するリビアの各地でデモが起きている。

 バシル大統領は、1989年にイスラム勢力の支援を得た軍事クーデターで権力を掌握。2010年4月の大統領選挙で再選され、5年間の任期を務めている。一方で、ダルフール問題をめぐる戦争犯罪や人道に対する罪などで国際刑事裁判所(International Criminal Court、ICC)から逮捕状が出ている。(c)AFP/Simon Martelli

2132チバQ:2011/02/21(月) 23:03:57
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110222k0000m030088000c.html
リビア:アメリカ、影響力行使の余地少なく 情報不足も
 【ワシントン草野和彦】反政府勢力との対決姿勢を鮮明にしたリビア政府に対し、米国は、エジプトやバーレーンなどの親米独裁政権に対するほどの影響力を持たず、当面は「暴力停止」を訴えるほかに有効な手だてはないとみられる。国際社会を巻き込んで国連安保理制裁決議を目指そうにも、内政干渉に極めて敏感な安保理常任理事国の中国やロシアの反発は必至で、打つ手は乏しいのが現状といえる。

 クローリー米国務次官補(広報担当)は20日、「リビア情勢に関する憂慮すべき報道や映像があり、重大な懸念を抱いている」との声明を発表した。しかし、国際メディアや人権団体が現地入りできていないため「全体の死者数がどれだけになるかは不明だ」と米国が情報不足に苦慮しているとの認識を示した。

 米メディアによると、最高指導者カダフィ大佐の次男セイフ・アルイスラム氏が行ったテレビ演説について、オバマ政権は、有意義な改革の見込みがあるかを分析しつつ、「すべての適切な行動を検討している」という。

 米国はエジプトに年間13億ドルの軍事支援をしており、反政府デモが盛り上がった際にもエジプト国軍に暴力の抑制を求め続けることができた。年間約2000万ドルの軍事支援をしているバーレーンについても、軍が首都マナマの「真珠広場」から撤退したのは、米国の意向を受け入れたためとみられる。

 だが06年までテロ支援国家に指定していたリビアとは、対エジプト、バーレーンほどの親密な関係はない。内部告発サイト「ウィキリークス」がカダフィ大佐の「変人ぶり」を指摘していた米外交文書を暴露した影響で、クレツ駐リビア米大使が同国を離れており、オバマ政権はカダフィ一家と直接接触できる状況にもないようだ。

 暴力停止に向け、リビア政府に圧力をかける手段としては経済制裁が考えられる。だがリビアには米オクシデンタルだけでなく、英BPなど欧州の石油会社も多額の投資をしている。調整に時間がかかり、即効性は期待できそうにない。

2133チバQ:2011/02/21(月) 23:04:44
http://mainichi.jp/select/world/news/20110221k0000e030014000c.html
EU:対リビアで加盟国に温度差、伊は強硬策に慎重
 【ブリュッセル福島良典】欧州連合(EU、加盟27カ国)のアシュトン外務・安全保障政策上級代表(外相)は20日夜、ブリュッセルで開かれたEU外相会議で、リビア当局による反政府デモ隊の武力鎮圧を非難、暴力行為を即時に停止し、「改革を求める国民の正当な願望」に対話で応えるよう呼び掛けた。

 だが、リビア政府がEUに「デモを支持する声明を出せば移民問題での協力を凍結する」と脅しをかけていることから、一部の加盟国はリビアの最高指導者、カダフィ大佐との対決姿勢を強く打ち出すことに難色を示すなど、加盟国間で足並みの乱れが露呈した。

 DPA通信によると、カダフィ大佐の「友人」であるイタリアのベルルスコーニ首相は19日、記者団に「状況は流動的であり、誰の邪魔もしたくない」と発言。チェコのシュバルツェンベルグ外相もEU外相会議に先立ち「カダフィ大佐が倒れたら世界がより大きな混乱に巻き込まれる」と警告した。

 これに対して、アシュトン氏は「脅しや指示が聞こえてくるが、EUは正しいことを行う」と反論。ルクセンブルクのアッセルボルン外相は「人命や民衆の意思を尊重せず、国民に発砲する者は国際刑事裁判所(ICC)で裁かれるべきだ」との考えを示した。

 EU外相会議は21日までの2日間の日程。主要議題は北アフリカ・中東諸国に対する支援で、具体策を21日に詰める。

http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110221k0000m030073000c.html
リビア:「これは大量殺人だ。世界に知らせて」医師が訴え
 【カイロ和田浩明】「これはジェノサイド(大量殺人)だ。お願いだから、世界に知らせてくれ」。疲れきった声の男性医師は繰り返し懇願した−−。最高指導者カダフィ大佐の退陣を求めるデモ隊に、治安部隊が弾圧を加えるリビア第2の都市ベンガジ。現地の医師が20日、毎日新聞の電話取材に悲惨な実情を証言した。

 医師は30代で主要病院の一つに勤務。「ベンガジだけで少なくとも100人、(反体制デモが集中する)東部全体では150〜200人が死亡した」と語った。死者には12歳の子供も含まれているという。

 市内の病院には多数の負傷者や死者が運び込まれ、医薬品や輸血用血液の不足が強く懸念されている。

 医師は治安部隊側が「機関銃や対空機関銃でデモ隊を撃っている」と証言。19日には弾圧で死亡した市民の葬列にまで発砲したという。

 傷は頭部やのどなど上半身に集中し、治安部隊側の「殺意」が垣間見える。医師は「デモは平和的に行われていた。参加者には弁護士や医師などもいた」とも話した。

 別の病院に勤務する医師は19日の電話取材に「院内は負傷者や遺体でいっぱいだ。こんなにひどい状況は見たことがない」と泣き崩れた。

 15日に反体制デモが始まって以来、当初はナイフなどによる負傷が多かったが、デモが激化した17日以降はほとんどが銃創になった。

 複数のベンガジ住民によると、治安部隊は市内の兵舎を拠点にしている模様だ。19日には「市外から市内を戦車が砲撃している」「ヘリコプターが上空を舞い、銃声や爆発音が聞こえる」と話す住民もいた。

 「アフリカ系の雇い兵が投入されている」との証言も相次いでいる。ベンガジの東方約200キロの町デルナの男性住民は取材に「拘束した雇い兵が、リビア政府から13万ドル(約1080万円)の報酬を約束されたと告白した」と語った。住民側は自警団を組織して治安部隊を撃退しているという。

 市民の中には、抗議活動の様子を撮影し、インターネットを使って世界に発信しようとする動きも出ている。

 20日もデモは行われており、流血が続く可能性が高まっている。

2134チバQ:2011/02/21(月) 23:05:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110221/mds11022121020022-n1.htm
放火、略奪、緊迫の首都 デモ隊追う雇い兵ら
2011.2.21 20:57

リビアのベンガジで混乱の中、集まって戦車に乗る人たち。AP通信が同国外で入手、撮影日時や場所は不明としている(AP=共同)
 「体制が倒れるのはもう疑いがない」。略奪されたテレビ局、放火され炎上する政府施設。リビアの首都トリポリに波及した市民らの反体制デモは21日、41年以上にわたり独裁体制を敷いたカダフィ政権の中枢に迫った。中東の衛星テレビなどは、政権崩壊による混乱を恐れる市民らの不安の声を報じた。

 トリポリには有線も携帯でも電話で連絡を取るのが困難な状況。市民の証言を伝えた衛星テレビなどによると、トリポリ市内の大通りでは体制支持派とデモ隊がにらみ合い、裏道では雇い兵らが市民らを追い回しているという。

 市内各地で発砲音が響きわたった。市民の一人は「こんなことはかつて起きたことがない」と不安を隠さず、別の市民は「昨晩、近所の人が殺された。外で銃声が響いており、家族は仕事を休んでいる」と語った。(共同)

2135チバQ:2011/02/21(月) 23:07:18
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011022102000174.html
リビア首都でも衝突 反政府側、東部を制圧か
2011年2月21日 夕刊

カダフィ大佐


 【マナマ=有賀信彦】北アフリカのリビア東部で続く反政府デモで、中東の衛星放送アルジャジーラは二十日、東部地区最大の部族がデモ隊に加わったと伝えた。複数の住民は本紙の電話取材に「軍も警察も反政府側に加わり、(東部一帯を)制圧した」と答えた。ロイター通信などは、首都トリポリでもデモが始まり、治安部隊と衝突したと報じた。最高指導者カダフィ大佐が四十一年間支配を続けるリビアの情勢は重大局面を迎えた。 

 住民の証言によると、東部各地の街では二十日深夜、人々が広場などに繰り出し、反政府側による制圧を祝っているという。

 首都トリポリでは同日深夜、デモ隊が数千人規模にふくらみ、治安部隊やカダフィ大佐支持派と衝突。中心部「緑の広場」では治安部隊が鎮圧を狙い、実弾や催涙弾による銃撃を始めた。通りではデモ隊が大佐の顔が印刷された看板に投石し、「おまえ(大佐)はどこだ? 男なら出てこい」と叫び、車も炎上している。

 大佐の次男セイフイスラム氏(38)は二十一日未明、国営テレビで演説し「デモは国を内戦状態に陥れ、分断する恐れがある」と警告。デモ隊と徹底抗戦する一方、憲法問題を含む政治改革も早急に進める意向を示した。

 ロイター通信によると、東部の中心都市ベンガジでは、二十日だけで五十人以上が死亡。二百人が負傷し、うち百人が重体という。当局との衝突で死亡した犠牲者を悼む数万人の葬列に治安部隊が発砲したとみられる。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは、リビア全土の死者が少なくとも計二百三十三人に上るとの推定を発表した。

 一方、反体制派デモ隊と治安部隊が二十日衝突したイランの首都テヘランでは、当局がデモに参加したとして拘束したラフサンジャニ元大統領(76)の娘を間もなく解放した。

2136チバQ:2011/02/21(月) 23:08:28
http://www.asahi.com/international/update/0221/TKY201102210054.html
「内戦か改革か」とカダフィ氏次男 リビア、首都も混乱(1/2ページ)2011年2月21日12時37分
リビア国営テレビを通じて演説するカダフィ大佐の息子、セイフルイスラム氏=ロイター

最近の不穏な状態の中で、リビア東部ベンガジに集まった人々=AP

  
 【カイロ=貫洞欣寛】約40年続くカダフィ大佐の独裁打倒を訴える市民デモが続くリビアで20日、デモが首都トリポリにも波及し、参加者と治安部隊の衝突が起きている模様だ。体制側が追いつめられる中、カダフィ氏の次男で後継者と目されているセイフルイスラム氏(38)が21日未明、国営テレビで演説。「内戦か改革かの分岐点にある。我々は最後まで闘う」と述べた。

 中東の衛星テレビ局アルジャジーラやロイター通信などによると20日夜、トリポリ中心部の「緑の広場」など複数の地点で反体制派がデモを始めた。体制支持派や治安部隊との衝突が起きた模様で、銃声が響いているとの情報もある。

 トリポリでは、政権側が秘密警察などを通じて反体制派の動きを抑え込み、支持基盤としてきた。今後、首都でのデモが拡大していけば、体制の動揺が広がり、末期的な状態となる可能性が高い。

 在リビア日本大使館によると、トリポリ西部にある大使館周辺でも一時、表通りに反政権デモ隊と見られる大勢の人出があり、騒然とした雰囲気となったという。同館が在住邦人約120人の安全確認を進めている。

 この状況に、カダフィ氏のスポークスマン役を務めるセイフルイスラム氏は、21日午前1時過ぎに演説を行い、「リビアを分裂させようとする勢力がある。外国メディアが伝える状況は誇張されている」とデモを非難。「リビア人はみんな武器を持っており、このままでは内戦に陥る。朝鮮半島のように家族にも会えない状況になる」とし、改革への協力を訴えた。21日にも改革案を発表するとの考えを示した。

 さらに、「ベンガジでの死者は84人で、ベイダでは14人」と述べてリビア当局者として初めて死者の存在を認める一方、軍は最後までカダフィ体制の支持を続けると強調し、デモの鎮圧を予告。「リビアはチュニジアやエジプトとは違う」と繰り返した。

 だが、実際には体制内の亀裂は広がっている。リビアのアラブ連盟代表大使が20日、「暴力と抑圧に耐えかねる」として辞任を発表。アルジャジーラによると駐中国リビア大使も辞意を示したという。

 一方、治安部隊による反体制派デモ隊への攻撃が続いていた東部の第2の都市ベンガジでは、反体制派が市街を掌握した模様だ。

 アルジャジーラなどによると、一部の軍部隊が反体制側に合流し、政権側がデモ鎮圧のため動員した外国人傭兵(ようへい)部隊を攻撃しているという。複数の市民が電話で「ベンガジは解放された。銃声は止まった。今はみんなで祝っている」と述べた。また、ベンガジの病院の医師は20日、AP通信に「この街での死者は200人を超えた」と述べている。

 アラブ圏紙シャルクルアウサトは20日付で、複数の軍幹部がカダフィ氏がデモ鎮圧のため外国人傭兵を導入したことに反発し、傭兵鎮圧のためベンガジに向かうと伝えていた。

 東部ベイダ、ダルナなどでも反体制派が市街地を掌握しているとみられるほか、首都トリポリの東約200キロのミスラタや西約40キロのザウィヤでもデモが発生。ザウィヤではデモ隊が市街地を占拠し、トリポリに向かったという。

2137チバQ:2011/02/21(月) 23:10:32
http://mainichi.jp/select/world/news/20110222k0000m030077000c.html
バーレーン:野党側、議院内閣制など条件 正式交渉は未定
 【マナマ鵜塚健】ペルシャ湾岸の小国バーレーンの首都マナマで続くイスラム教シーア派住民によるデモで、住民と連携する最大のシーア派野党「イスラム国民統合協会」関係者は21日、毎日新聞に対し、当局との交渉入りの前提として議院内閣制の導入などの条件を挙げていることを明らかにした。一部報道で当局との「対話開始」が伝えられたが、水面下での事前協議の可能性はあるものの正式な交渉は始まっていないという。22日には再び大規模デモが計画されており、政府が大きな変革に踏み切らない限りデモは一層長期化しそうだ。

 ハマド国王はサルマン皇太子を通じて野党勢力に対話を要請。同協会の元国民議会議員ジャラル・ファイルーズ氏は、現内閣を即時解散して議院内閣制に移すことや、約300人に上る政治犯の釈放などを対話の前提条件に挙げ、条件の受け入れなしに対話を開始する可能性を否定した。

 バーレーンは国民投票を経て02年から立憲君主制に移行したが、首相は国王の指名で決まり、閣僚の大半はスンニ派王族が占める。このためシーア派住民の要求が国政に反映されず不満が高まっている。

http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011022101000965.html
バーレーン国王招待に批判 王子挙式で英メディア

 【ロンドン共同】4月29日に行われるウィリアム英王子とケイト・ミドルトンさんの結婚式にバーレーンのハマド国王が招待されていることが判明、英メディアから批判が出ている。

 21日付の英紙デーリー・テレグラフによると、ハマド国王の招待は数週間前に決まったとみられる。1900人の招待客のうち、外国の王族や皇族は約40人。

 さらにサウジアラビアなど中東各国の王族が多く招かれており、今後の状況次第では結婚式が中東情勢の影響を受ける可能性が出てきた。

 バーレーンでは17、18日、警察や軍がデモを武力鎮圧し、死傷者が続出。「王制打倒」の声が拡大した。

2138チバQ:2011/02/21(月) 23:14:32
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_185485
モロッコでも改憲要求デモ−王制打倒までは要求せず
2011年 2月 21日 7:51 JST

 北アフリカのモロッコで20日、憲法の抜本的改正を求める数千人のデモが行われた。同国は1000年にも上る歴史のある 王制で、民主化もある程度進み、現在中東・北アフリカ全域に広がっている民主化要求はモロッコでは発生しないとみられていたが、こうした見方に反する動きだ。

 首都ラバトでは最大1万人の群衆が街頭を行進し、「独裁政治反対」「憲法の改正を」と叫んだ。政府や汚職、国営テレビに反対するスローガンも掲げられた。

 モロッコはチュニジアの大統領が追放されて以来、デモが発生した最後の北アフリカ・マグレブ諸国の一つ。モロッコでは反政府運動は発生しないとみるアナリストが少なくなかった。

 実際、デモは20日に始まったが、ラバトでは警察官の姿はほとんどなかった。午後4時までに、エジプト、リビア、バーレーン、イランなどで起こったような官憲の実力行使はなかったし、デモの群衆も1000人程度に縮小した。また商店もおおむね平常通りで、デモ隊の国会議事堂への進路であるカフェも開業していた。

スライドショーを見る


Abdelhak Senna/Agence France-Presse/Getty Images

モロッコの首都ラバトでデモに参加する市民
 それでも、20日のデモは、エジプトでそうだったようにフェイスブック上のキャンペーンをきっかけに発生したもので、政治的緊張が潜在的には存在することが浮き彫りになった。モロッコは過去10年間、民主化に向けて若干前進しており、2つの選挙も行われ、国際査察団はおおむね自由で公正な選挙だったとお墨付きを与えている。しかし、大半の権力は国王とその任命者にある。

 群衆の中にはイスラム原理主義者、チェ・ゲバラの旗を掲げた左翼主義者などもいたが、国王モハメド6世の排除までは要求しなかった。同国王は1999年即位して以降、それまでの政治犯虐待などをやめ、女性などの権利を拡大、国民の間で幅広い人気を得ている。20日にはモロッコの商業都市カサブランカでも同様のデモが実施された。 

記者: Marc Champion

2139チバQ:2011/02/21(月) 23:18:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110221-00000120-yom-int
やまぬデモ、いらだつエジプト軍…強制阻止も?
読売新聞 2月21日(月)7時39分配信

 【カイロ=工藤武人】ムバラク政権崩壊後のエジプトで実権を握る軍が、国内各地で賃上げや待遇改善などを求める労働者によるストライキやデモが収束しないことにいらだっている。

 これまで軍は、民衆の動きを静観してきたが、経済活動の混乱が長引けば、デモやストライキの強制阻止に乗り出す可能性もある。

 エジプトでは、週明けにあたる20日、ストの影響で営業を停止していた銀行の業務がほぼ再開された。カイロ中心部ザマレックにある外資系銀行では朝から、小切手や預金の引き出し用紙などを手にした市民ら数十人が窓口前で列を作った。国内銀行の窓口業務再開は1週間ぶりで、営業開始時間前から行列ができた店舗もあった。

2140とはずがたり:2011/02/22(火) 11:24:10
東欧の民主化ドミノの様な民主化革命がイスラム世界でも起きるといいですなぁ。

リビアのデモ、首都でも 東部都市は反政府勢力が占拠との見方
2011.02.22 Tue posted at: 09:26 JST
http://www.cnn.co.jp/world/30001881.html

(CNN) カダフィ大佐(68)の独裁が約40年間続いているリビアの反政府デモが首都トリポリに拡大している。東部ベンガジは20日に反政府勢力に占拠されたとみられており、リビア政府はトリポリでの取り締まりに躍起になっている模様だ。

こうしたなか、英国のヘイグ外相が、カダフィ大佐は南米ベネズエラに向かっている可能性があると指摘し、大佐の居場所に関し憶測が飛んだ。しかしカダフィ大佐は22日未明、国営テレビで演説し、トリポリにいると言明した。

一方、野党・リビア救国国民戦線は21日、武装ヘリコプターが民衆を攻撃していると伝えた。リビア外交官筋は同国空軍による空爆を否定している。

目撃者などによると、トリポリではデモ隊らが政府の施設に放火するなどしている。また、武装した者が自動車から無差別に発砲する様子を目撃したとの証言や、国営テレビ局や治安本部が攻撃されたとの証言もある。リビアでは政府が通信や取材を厳しく統制しているため、CNNではこうした情報を独自に確認できていない。

リビアのクリナ紙は、トリポリ近郊でアフリカ人傭兵(ようへい)が非武装の市民に発砲していると報じた。クリナ紙はこれまで政府寄りだったが今は態度を変え、デモの様子を伝えている。

さらに同紙によると、リビアのアブドルジャリル法相が非武装のデモ隊に対する暴力に異議を唱えて辞任した。またリビア空軍のパイロット2人が21日、マルタに亡命した。マルタ政府筋によると、2人は市民への空爆を命ぜられていたという。

国際人権団体ヒューマンライツ・ウオッチが病院からの情報を元にまとめたところによると、一連のデモによる死者数は少なくとも233人にのぼるという。

2141とはずがたり:2011/02/22(火) 11:24:59

カダフィ大佐、退陣拒否=将校団が反乱か−首都で空爆の情報も・リビア
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011022200043

 【カイロ時事】中東の衛星テレビ局アルアラビアによると、リビアの最高指導者カダフィ大佐は21日深夜、国営テレビに短時間登場し、「私はベネズエラではなく(リビアの首都)トリポリにいる」として、一部で流れた海外逃亡説を否定、反体制デモ激化で混乱が拡大する中、退陣せず、あくまで政権にとどまる意思を強調した。AFP通信によれば、同大佐は「(首都トリポリ中心部にある)『緑の広場』にいる若者たちと話したい」と語り、雨の中、傘をさしながら車に乗り込んだ。
 一方、ロイター通信が中東の衛星テレビ局アルジャジーラの報道として同日伝えたところによると、リビア軍の将校団は声明を出し、兵士に対し、カダフィ大佐を排除するため、民衆に合流するよう呼び掛けた。将校団が反乱を起こしたとすれば、カダフィ体制は危機的な状況を迎えることになる。将校団は声明の中で、全軍に首都トリポリに向けて進軍するよう求めた。リビアのダバシ国連次席大使も同日、カダフィ大佐の市民「虐殺」を非難し、早期辞任と弾圧の責任追及を求めるなど、体制内に亀裂が広がっている。
 この日、カダフィ大佐が南米ベネズエラに向かったとの情報も流れたが、同国とリビアの当局者がこれを否定。リビアのカイエム外務次官は「指導者(カダフィ大佐)と政府当局者は全員、リビアにいる」と強調していた。
 北東部のベンガジなど9都市で反体制側が支配権を握ったとされる中、反体制デモが波及した首都トリポリとその周辺で、反体制派に対する銃撃など激しい弾圧が続いた。トリポリの市民がアルジャジーラに語ったところでは、体制側は戦闘機や武装ヘリコプターで空爆を行っており、犠牲者は多数に上っているとみられる。一方、リビア空軍のパイロット2人が21日、戦闘機2機で同国に近い地中海のマルタに着陸した。2人はベンガジの反体制デモ隊への爆撃を命じられたが拒否し、マルタに逃げてきたと話した。(2011/02/22-10:34)

2142チバQ:2011/02/22(火) 12:11:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110222/mds11022211400015-n1.htm
軍将校団、民衆への合流呼び掛け カダフィ氏は健在誇示も崩壊秒読み
2011.2.22 11:40

 【カイロ=黒沢潤】中東の衛星テレビ局アルジャジーラによれば、騒乱が続くリビアで、軍の将校団は22日までに声明を発表、最高指導者カダフィ大佐を排除するため、兵士に対し民衆への合流を呼び掛けた。カダフィ政権の基盤は急速に崩壊しつつあるようだ。一方、カダフィ大佐は22日未明、国営テレビで「私は(首都の)トリポリにいる」と健在ぶりを誇示した。

 首都トリポリや東郊の街では21日夜から22日未明にかけて、戦闘機が反政府デモ隊を空爆。「動くものは何でも20分置きに」(地元住民)攻撃しているといい、地上でも治安部隊が実弾を発射している。

 中東の衛星テレビ局アルアラビーヤは21日の反政府デモ隊と治安部隊との衝突で、160人が死亡したと報道。事実とすれば、これまでの死者数は400人以上に達する。ロイター通信が国際人権団体の話として伝えたところによれば、リビア東部の9都市を住民が支配したという。

 エジプトとの国境沿いに駐屯していたリビア軍が移動を始めたとの報道もあるが、その理由は不明。

 一方、カダフィ氏の武力鎮圧に抗議し、リビアのポーランド、インドネシア駐在大使ら9人の外交官が辞職した。アブドルジャリル司法書記(法相)も21日までに、政権の「武器の過剰使用」に抗議し辞任した。

 フランス通信(AFP)によれば、イスラム教スンニ派に強い影響力を持つイスラム法学者カラダウィ師も21日、「(カダフィ氏を)リビアから排除するため」、リビア軍兵士は大佐を銃撃すべきだとするファトワ(法的見解)を示した。

 カダフィ大佐をめぐっては一時、亡命情報が飛び交い、英国のヘイグ外相は21日、南米ベネズエラに向かうことを示す情報があると語った。しかし、ベネズエラ政府は「彼はベネズエラには来ない」と否定した。

 アルアラビーヤによれば、地中海マルタの国際空港に21日、リビアの戦闘機2機が到着。操縦士は反政府デモ隊を空爆するよう指示を受けたが拒否、亡命しようとしたという。

2143チバQ:2011/02/22(火) 12:12:31
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201102220116.html
急速に進む内部崩壊 リビア政権、末期の様相 '11/2/22

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 【カイロ共同=山口弦二】反体制デモに対する強硬な弾圧を続けるリビアのカダフィ独裁政権が、急速な内部崩壊を始めた。弾圧を命じられた軍兵士の離反に始まり、政権とたもとを分かつ外交官が続出。最高指導者への批判は重大なタブーだったが、公然と非難する声が政権幹部からも出始め、政権末期の様相だ。

 「彼は退場すべきだ。さもなければ民衆が彼を蹴り出すだろう」。リビアのダバシ国連次席大使は21日、中東の衛星テレビ局アルジャジーラで、カダフィ大佐への退陣要求を明言した。

 内部崩壊の契機は、反体制デモが激化した北東部ベンガジで20日、軍の「稲妻部隊」が実弾を使った弾圧を拒否、大佐に忠実な治安部隊を撃退し、デモ隊に合流したことだった。同日のうちにアラブ連盟担当大使が辞表を提出した。

 中国、インド、インドネシア、ポーランド、バングラデシュ…。カダフィ大佐の次男セイフイスラム氏がテレビ演説でデモ弾圧への政権の決意を示した翌日の21日、世界各国に駐在するリビア大使が続々と辞意を表明。アブドルジャリル司法書記(法相)も同日、デモ隊への「過剰な暴力」を理由に辞任した。

 カダフィ大佐が実権を掌握した1969年以降、数千人が体制批判をして粛清されたといわれる。しかし先月まで政府報道官を務めた男性は21日、セイフイスラム氏の演説について「暴力の脅しが(国民の)怒りを増幅させた」と指摘、「力による統治」の考え方を改めるよう要求した。

2144チバQ:2011/02/22(火) 12:13:52
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081229-507405/news/20110221-OYT1T01033.htm?from=nwla
カダフィ氏所在情報交錯…リビア軍機、デモ発砲


反体制デモがあったリビア北東部ベイダで、火をつけられた行政機関の建物。国営テレビが20日放映した(AP) 【カイロ=工藤武人】最高指導者カダフィ氏の独裁体制に対する抗議デモが全土に広がったリビアの首都トリポリで21日、軍の航空機がデモ隊に空から発砲した。

 中東の衛星テレビ、アル・ジャジーラが伝えた。ロイター通信によると英国のヘイグ外相は21日、カダフィ氏がベネズエラに向かっていることを示唆する情報があると語った。軍部隊や側近らの離反も加速しており、41年に及ぶカダフィ体制は崩壊の瀬戸際に立たされている。

 ヘイグ外相は「カダフィ氏がベネズエラに現在いるという情報はないが、向かっていることを示唆する情報がある」と欧州連合(EU)外相会議の開かれているブリュッセルで語った。これに対し、ベネズエラの政府高官は「そのような情報はない」と語り、情報は交錯している。

(2011年2月22日02時18分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081229-507405/news/20110222-OYT1T00220.htm
カダフィ氏「私はトリポリにいる」国営TVで


22日、リビアの国営テレビが放映した自宅前で傘を差すカダフィ氏の映像=ロイター 【カイロ=工藤武人】リビア国営テレビは22日未明(日本時間22日午前)、長期独裁体制を続ける同国の最高指導者、ムアマル・カダフィ氏(68)が「私は(首都)トリポリにいる。ベネズエラにはいない」と述べる映像を放送した。

 一部で流れた国外逃亡説を否定するとともに、反体制デモが激化し、国内の混乱が拡大する中、同氏が辞任せず、あくまでトップとしてとどまる意思を強調したものだ。

 国営テレビは、大衆車の助手席に座ったカダフィ氏が車のドアを開け、雨天の中、大きな傘を差しながら話す22秒間の映像を流した。自宅前からの生中継とされる映像で、同氏は「トリポリにいることを証明したかった」と説明。カダフィ氏がベネズエラに向かっていることを示唆するヘイグ英外相の21日の発言を伝えた外国メディアなどを非難した。

(2011年2月22日12時10分 読売新聞)

2145とはずがたり:2011/02/22(火) 15:42:36

リビア:戦闘機がデモ空爆、カダフィ氏は退陣否定
http://mainichi.jp/select/world/news/20110222k0000e030034000c.html?inb=yt

空爆があった都市
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/20110222k0000e030036000p_size5.jpg

 【カイロ伊藤智永、和田浩明】中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、反政府デモが拡大した北アフリカ・リビアの首都トリポリや近郊都市で21日夕(日本時間22日未明)、戦闘機などが一斉にデモ隊や市民に対する空爆を始めた。最高指導者カダフィ大佐は22日未明(日本時間同午前)、国営テレビで演説し、国外逃亡や辞任を明確に否定。デモを徹底した武力弾圧で封じ込める姿勢を改めて示した形だ。21日だけでトリポリで約250人が殺害されたとの情報もあり、15日夜にデモが始まって以来、初の無差別虐殺が行われた模様。一連の武力弾圧による死者は計500人近くに上った。

 閣僚が武力弾圧に抗議して辞任を表明するなどカダフィ大佐への包囲網が狭まる中、英国のヘイグ外相が21日、カダフィ氏がベネズエラに向かったとの情報があると言及。ベネズエラ政府高官が否定するなど、国外脱出説が飛び交っていた。

 演説はこれに対する反論で、カダフィ氏は「私は今から(トリポリ中心部の)緑の広場に行く。ベネズエラではなくトリポリにいることを証明し、(逃亡情報を流した)テレビの報道を否定するためだ。彼らは犬だ」と語った。

 演説は自宅前での生中継とされ、傘を差しながら約20秒語り、乗用車に乗り込んだ。放送時、トリポリ市内では雨が降っていた。

 リビア国営テレビは21日夕、「治安部隊がテロリストの住み家や妨害工作者に対する攻撃を始めた」と報道。アルジャジーラに証言した住民の話では、首都トリポリでは戦闘機や武装ヘリコプターが機銃掃射。地上部隊は手りゅう弾や重火器を使ってデモ隊を攻撃した。西方の都市アズザウィーヤや東方の都市ミスラタでも戦闘機や戦車で市民が攻撃されたという。

 トリポリ空港には外国人雇い兵を乗せたとみられる航空機が到着したとの情報もあり、虐殺はエスカレートする恐れがある。
 ◇パイロットが亡命

 一方、武力弾圧に対し軍の将校団が21日声明を出し、兵士に対し、カダフィ氏の排除のため市民と合流するよう呼びかけた。また、リビア空軍機2機がベンガジへの空爆命令を拒否し、地中海のマルタ国際空港に着陸、パイロットが亡命を求めた。

 こうした中、リビア国連代表部のダバシ次席大使は21日会見し、「国民が虐殺されている」と大佐の即時辞任を要求。ダバシ氏は「辞任しないなら、リビア国民が彼を排除するだろう」と語り、国際刑事裁判所に「人道に対する罪」で捜査を始めるよう求めた。また、国連などに対し、リビア周辺に飛行禁止区域を設定し、雇い兵や武器がリビア国内に入るのを阻止するべきだと指摘した。

毎日新聞 2011年2月22日 11時50分(最終更新 2月22日 13時50分)

2146とはずがたり:2011/02/22(火) 16:25:16

クローズアップ2011:リビア衝突 カダフィ氏、揺らぐ地位
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20110222ddm003030071000c.html
 ◇有力部族反旗、欧米も反発

 国内各地で最高指導者カダフィ大佐の退陣を求める反体制デモが激化するリビア。政権は「ジェノサイド(大量虐殺)」(地元医師)と言われるほど容赦ない弾圧を加え、次男、セイフ・アルイスラム氏(38)は21日の演説で体制維持の決意を強調した。だが、北東部の主要都市は反体制勢力が制圧、首都トリポリでもデモが発生している。41年にわたり権力の座にあるカダフィ氏は、チュニジアやエジプトの民衆蜂起で打倒された独裁者の列に連なるのか。今後の展開を探った。【カイロ伊藤智永、和田浩明】

 ◇軍の一部デモ参加

 「群衆鎮圧に慣れていない軍はストレス下で発砲した」

 セイフ氏は21日の演説で、軍をかばった。軍は東部のリビア第2の都市ベンガジなどでデモ隊に発砲して多数の死傷者を出して住民の怒りを招いた。にもかかわらずセイフ氏が軍への配慮を見せたのは、権力基盤を維持するための「暴力装置」を確保したいとの思惑がにじむ。

 しかし、軍内部も一枚岩ではなく、東部地域の住民によると、一部部隊は離脱してデモ隊側に参加している。地元軍関係者などによると、69年にクーデターを起こしたカダフィ氏が権力奪取後に設置した「革命指導評議会」メンバーの一人、ユニス国防相や、国内治安を担当するオベイディ公安相が離反したとの情報も流れ始めた。

 さらに、政権にとって痛いのは、政治や社会で力を振るう有力部族が反旗を翻し始めていることだ。中東の衛星放送アルジャジーラは20日、東部などの部族長が退陣やデモ隊への攻撃停止を要求し、一部は「石油輸出を停止する」と脅したと報じた。石油とガスはリビアの主要収入源で国家予算の3分の2を占める。カダフィ政権にとっては命綱だ。

 ◇「王の中の王」自称

 1週間で少なくとも230人に達した死者の急増を受け、欧米諸国も政権側の強硬策を厳しく批判し始めており、退陣圧力は高まるばかりだ。だがカダフィ氏自身は、「最後の一人まで戦う」との立場だ。

 チュニジアではベンアリ前大統領がサウジアラビアに亡命、エジプトでもムバラク大統領が辞任後に首都カイロから東部の保養地シャルムエルシェイクに隠居した形だ。

 「王の中の王」を自称し、アラブ圏の指導者の中でプライドの高さで知られるカダフィ氏だが、包囲網は確実に狭まっており、追い込まれた独裁者の出方を予測するのは難しい。

 ◇従わないなら「決戦」−−後継候補の次男演説

 カダフィ大佐の次男で有力後継者のセイフ氏が21日未明に行ったテレビ演説は、改革と対話にも触れたが、市民が従わない場合の「決戦」を繰り返し宣言し、情勢の行方を悲観させる内容だった。

 7人いるとされるカダフィ氏の息子たちのうちセイフ氏は最も開明的な改革派と評価されてきた。外国で度々暴力事件を起こすなど評判が良くない兄弟もいるが、セイフ氏は絵を描くのが趣味で、英国留学経験があり、大学に博士論文を提出した知性派だ。05年には愛知万博視察で来日したこともある。

 「カダフィ国際慈善開発基金」のトップとして、時に間接的な政権批判も辞さず「改革」や「人権」を説き、リビアが近年進めてきた近代化や欧米との和解路線は、セイフ氏の主張が反映されているとされる。08年にセイフ氏が「政治活動中止」を表明し、権力に執着しない姿勢を示したことに国際社会も一定の評価をしてきた。

 ヘイグ英外相が20日、セイフ氏に電話でデモ弾圧に「重大な懸念」を伝えたのも、カダフィ体制で唯一「話ができる相手」という期待の表れだった。

 演説は45分間。眉を寄せ、盛んに両手を振り、落ち着きのない様子だ。時々メモに視線を落とすが、原稿の棒読みではない。カダフィ氏や保守派の指示ではなく、自らの考えを率直に語ったとみられるが、表現は時に感情的だった。

 「我々は全員が最高指導者カダフィに従い、男も女も最後の一人まで戦う。リビアはチュニジアやエジプトにはならない。ここで生き、ここで死ぬ」

 「我々は民主主義と市民の権利を求めている」「報道規制の新法や憲法を制定する」などと語る一方、その後に何度も「さもなければ内戦しかない」「我々には石油がある」などと言い添え、強権志向をあらわにした。

 弾圧を止め、政権の強権体質を転換できるかもしれない「期待の星」さえ不退転の決意を強調したことで、市民の間には逆に憤激が広がった。異例の演説だったが、「内戦の危機」は遠のくどころか引き寄せられた。

毎日新聞 2011年2月22日 東京朝刊

2147とはずがたり:2011/02/22(火) 18:42:56

外交官らも次々離反=「人民に忠誠」―リビア
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110222-00000104-jij-int
時事通信 2月22日(火)18時9分配信
 大規模な反政府デモが首都トリポリに波及したリビア。国内で軍の反乱が伝えられる中、同国の外交官からは、デモ鎮圧は「虐殺」(ダバシ国連次席大使)などと「身内」から非難が噴出した。
 AFP通信などによると、エサウィ駐印大使は辞任を表明し、デモ隊への空爆などを「容認できない」と厳しく批判。深刻な事態が続けば、外交官の離反は止まらないだろうと警告した。
 ほかにも「忠誠を誓うのはカダフィでなく、リビア人民」(駐マレーシア大使)、「われわれは人民の代表」(在シドニーの参事官)と次々にデモを擁護。アラブ連盟のホニ・リビア大使は「革命に加わる」ことを理由に、辞任をためらわなかった。 

最終更新:2月22日(火)18時14分

市民攻撃は「人道法違反」=国連総長
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201102/2011022200115&amp;rel=j&amp;g=int

 【ニューヨーク時事】国連の潘基文事務総長は21日、リビアの体制側が戦闘機やヘリコプターで反政府デモを空爆したとの報道について声明を出し、「強い怒り」を表明した上で、「事実であれば、深刻な国際人道法違反だ」と強調した。(2011/02/22-09:10)

2148チバQ:2011/02/22(火) 22:31:36
http://mainichi.jp/select/world/news/20110222dde041030042000c.html
リビア:騒乱 外務省、渡航延期勧告 旅行会社はツアー中止
 反政府デモの拡大や戦闘機による空爆などリビアの情勢悪化を受け、外務省は22日午前、リビア全土に渡航延期を勧告する危険情報を出したほか、旅行会社が現地ツアー中止を決めるなど、日本企業も対応に追われた。

 外務省によると、リビアには旅行者7人を含めて商社駐在員など約80人の在留邦人がいるが、22日時点で全員の安全を確認しているという。外務省は21日、在留邦人の多くが住む首都トリポリ市周辺地域について、渡航の是非を検討するよう求めるため、危険情報のレベルを1段階引き上げた。22日にはトリポリ市で再度反政府デモが発生し、治安当局との激しい衝突が生じたと報道されたことから、レベルをもう1段階引き上げて渡航延期を勧告した。

 旅行大手のJTBは外務省の対応を踏まえ、21日、3月31日出発分までのツアー中止を決めた。年間約50人が不定期に催行されるツアーで中東のバーレーンやイエメンなどを訪れているが、現在、リビアへの旅行者はいないという。近畿日本ツーリストによると、リビアへのツアーはないが、リビアに入る航空券を希望する旅行客に対し、外務省の情報に基づき渡航延期を勧めるという。

 リビアで強化プラスチック管製造工場の建設を予定している大手樹脂加工メーカー「積水化学工業」(東京都港区)は社員の安全を確保するため、駐在員1人と日本からの出張社員2人の計3人を20日(現地時間)にリビアから出国させた。本社の指示でリビアに残っていた現地法人社長にも速やかに退去するよう求めた。同社広報グループによると、現地の通信状況が悪いため「大使館を通じて連絡を取り、情報収集している状態」だという。工場は年内の稼働を目指しているが、「今後どのような影響があるか分からない」と話している。【森禎行、長野宏美、神足俊輔】

毎日新聞 2011年2月22日 東京夕刊

2149チバQ:2011/02/23(水) 00:01:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110222/mds11022221180025-n1.htm
混乱の首都、軍の一部離反 孤立するカダフィ大佐、亡命説否定 
2011.2.22 21:16 (1/2ページ)

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22日、ベンガジで戦車の前でポーズを取る反政府運動支持者と陸軍兵士(AP)
 【カイロ=黒沢潤】騒乱状態にあるリビアで21日夜から22日未明にかけて、軍の戦闘機が首都トリポリの反政府デモ隊を空爆、多数の死傷者が出ているもようだ。一方、軍の将校団は最高指導者、カダフィ大佐を排除するため、兵士たちに民衆への合流を呼び掛けるなど、カダフィ氏を孤立化へと追い込んでいる。同氏は22日、国営テレビで「私はトリポリにいる」と健在ぶりを誇示したが、政権は崩壊の危機に直面している。

 トリポリや東郊の街では21日夜から22日未明にかけて、戦闘機が反政府デモ隊を無差別に空爆。北東部ベンガジでは空港の滑走路が破壊された。カダフィ政権の部隊増強を食い止めるため、反政府デモ隊が破壊した可能性もある。

 中東の衛星テレビ局アルアラビーヤによれば、21日の反政府デモ隊と治安部隊との衝突で160人が死亡したという。事実とすればデモが発生した15日以降の死者数は400人以上に達することになる。アラブ連盟はリビア問題への対応を協議するため、22日夜、カイロで緊急会合を開く。

 一方、リビアのポーランド、インドネシア駐在大使らリビア人外交官9人は21日までに、カダフィ氏の武力鎮圧に抗議し辞職。アブドルジャリル司法書記(法相)も政権の「武器の過剰使用」に抗議し辞職した。

 エジプト国境沿いのリビア軍が移動を始めたとの情報もあるが理由は不明だ。

 フランス通信(AFP)によれば、イスラム教スンニ派に強い影響力を持つイスラム法学者カラダウィ師が21日、「(カダフィ氏を)リビアから排除するため」兵士は大佐を銃撃すべきだとするファトワ(法的見解)を示したという。

 大佐をめぐっては一時、亡命情報が飛び交い、英国のヘイグ外相は21日、南米ベネズエラに向かうことを示す情報があると語ったが、同国政府は否定した。

 アルアラビーヤによれば地中海マルタの国際空港に21日、リビアの戦闘機2機が到着。搭乗した軍幹部は反政府デモ隊を空爆するよう指示を受けたが拒否、亡命しようとしたという。

2151チバQ:2011/02/23(水) 00:29:12
http://www.afpbb.com/article/politics/2786772/6851677?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
バーレーン、死亡したデモ参加者の葬儀 国王は政治犯釈放
2011年02月22日 22:17 発信地:マナマ/バーレーン

【2月22日 AFP】反体制デモの続くバーレーンの首都マナマ(Manama)で22日、抗議デモ参加者の葬儀が行われた。大勢の人が葬列に加わり、スローガンを叫びながら市内を移動した。

 この日埋葬されたのは18日に警察官の銃撃で負傷し、その傷がもとで21日に死亡したデモ参加者。20歳だった。

 バーレーンのハマド・ビン・イサ・ハリファ(Hamad bin Isa al-Khalifa)国王は21日、反体制派の要求の一部だった政治犯の釈放と公判手続きの一時停止を命じた。国営バーレーン通信(BNA)によると、対象となる政治犯の氏名は22日に発表される見通しだが、反体制デモの中心地、真珠広場(Pearl Square)では22日も大規模な抗議集会が続いた。

 広場では「座り込め、座り込め、体制崩壊まで」とのスローガンがあちらこちらから聞こえた。真珠広場では14日から反体制デモ隊が泊まり込んでおり、テントが多数設営されている。

 また、イスラム教シーア(Shiite)派が主導する野党は、22日午後にマナマでのデモ行進を呼びかけた。インターネット上の呼びかけに応じて抗議デモが始まって以来、政党が正式にデモを呼びかけたのはこれが初めて。

 下院40議席のうち18議席を持つシーア派の主要政党・イスラム国民統合協会(Islamic National Accord Association、INAA)は、他の野党勢力と連携し、政府との対話開始を検討する条件として政治犯の釈放を要求していた。

 一方、21日夜には、マナマのモスクでハマド国王と王室への忠誠を誓う体制支持のデモが行われた。サルマン・ビン・ハマド(Salman bin Hamad)皇太子は幅広い勢力による対話を呼びかけており、体制支持者らはこの対話に参加するよう反体制派に要求している。(c)AFP/Ali Khalil

2152チバQ:2011/02/23(水) 00:30:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110222/mds11022221230026-n1.htm
見えないカダフィ政権後の受け皿 有力部族の動向に注目
2011.2.22 21:19 (1/2ページ)
 リビアのベンガジで、車両の上からVサインをする市民=21日(AP)
 【カイロ=黒沢潤】リビアのカダフィ政権が崩壊の危機に直面し、国内では新政権樹立に向けた“受け皿”作りが今後の焦点になってくる。しかし、最高指導者カダフィ大佐が約41年にわたり君臨した同国には、チュニジアやエジプトに曲がりなりにもあった野党勢力が存在しない。仮にカダフィ大佐が権力の座を追われたところで、新政権作りを主導する人物や政治勢力は見えていない。

 リビアは1951年12月に、対イタリア抵抗運動の指導者、ムハンマド・イドリス首長を国王とする王国として独立した。国内には現在、カダフィ大佐が革命で政権を奪取した69年9月に退位を余儀なくされたイドリス国王の子息が暮らしており、カダフィ政権が崩壊した場合、子息が移行政権を代表する“顔”にはなり得る。

 対イタリア抵抗運動を率い、同国政府によって処刑された英雄、オマル・ムクタル氏の子息もリビア国内で暮らす。85歳前後と高齢で、今回の反政府デモでは中心的存在にはなっていないが、デモには参加した。対イタリア抵抗運動の“シンボル”の血を引くだけに、リビア国民からは尊敬を集める存在だ。

 リビア軍の動向に詳しいジャーナリストによれば、北東部ベンガジで15日から発生したデモでは、カダフィ大佐直属の軍事機関幹部であるアブドルファッターフ・ユーニス氏が政権側の外国人傭兵(ようへい)を相手に戦った。現在政権に拘束されていると伝えられているが、北東部トブルクからベンガジ一帯に住むオバイダ部族出身で、東部地域では一定の力を持つという。

 陸軍幹部のスレイマン・マフムード氏も15日から、カダフィ大佐に反旗を翻した有力軍人で、同じくオバイダ部族出身だ。

 リビア西部に目を転じると、カダフィ氏の側近だったが袂(たもと)をわかち、今回の反政府デモに参加したマフディ・アラディ氏の動向も注目されている。人口約650万人のリビアにあって、100万人以上の主要部族、ワルフェッラ部族の出身で発言力を持つ。

 このほか、東・南部を中心に広がるズワイヤ部族は、欧州向けの石油輸出に携わる部族で、欧州諸国が反カダフィ氏の姿勢を強力に打ち出さなければ輸出をとめると強調するなど、内外にその存在感を示した。リビアでは、タボ、タワレク両部族の動向も注目される。

2153チバQ:2011/02/23(水) 00:31:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110222/mds11022221310028-n1.htm
あがくカダフィ大佐 「力の源泉」軍・部族失い孤立
2011.2.22 21:29 (1/2ページ)

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22日、リビア国営テレビに姿をみせたカダフィ大佐(ロイター)
 【カイロ=大内清】内乱状態に陥ったリビアの最高指導者カダフィ大佐が、孤立感を深めながらも政権延命へあがき続けている。軍や部族が次々と反体制デモ隊に合流する中、カダフィ氏はあくまでも武力鎮圧の構えを崩していない。しかし頼みにできるのは「外国人傭兵(ようへい)」ぐらいで、41年間積み上げてきた権力基盤が急速に崩れつつある。

 カダフィ氏は15日のデモ発生当初から、外国人傭兵を同国東部の諸都市に派遣し、デモ鎮圧を試みた。正規兵を投入しなかった理由について、リビア情勢に詳しい隣国エジプトの記者は「寝返るかもしれないとカダフィ氏が疑っている」ためだと分析する。

 こうした外国人傭兵はアフリカ各地からの出稼ぎ者らとみられ、「フランス語を話す黒人がデモ隊を襲撃した」など多くの証言がある。全体の規模は不明だが、リビア人を容赦なく銃撃する“外国人部隊”にリビア人の軍部隊が反発し、デモ隊に寝返るケースも少なくないとみられる。

 今回の騒乱では、軍部隊が任務を放棄し反体制派につく動きが拡大、東部の多くの都市が政府の支配から脱したと伝えられる。

 カダフィ氏は1969年の実権掌握以来、国民に自らへの個人崇拝を強いるとともに、恐怖政治を敷いてきた。反体制派への拷問は常態化した。

 エジプト政府系シンクタンク、アハラム戦略研究所の北アフリカ専門家ジヤード・アクル氏は、こうした残虐さに加え、「そのときの気分で命令を下す」カダフィ氏への反発は、軍や政権内だけでなく、部族にも鬱積していたとみる。

 リビアで大きな影響力を持つ有力部族も大半が「反カダフィ」を表明。アクル氏によると、同国の部族が団結するのは珍しく、「カダフィ氏への反感の強さだけでなく、政府の部族への統制が弱まっていることをも示している」という。

 軍と部族という「力の源泉」の大部分を失いながら、自暴自棄になったかのように武力行使に固執するカダフィ氏の態度は、国民の憎悪をさらに増幅させている。

2154チバQ:2011/02/23(水) 00:48:33
http://www.cnn.co.jp/world/30001890.html
デモを計画した容疑で46人を逮捕 ジンバブエ
2011.02.22 Tue posted at: 13:34 JST
(CNN) アフリカ南部ジンバブエの警察は21日までに、エジプトと同様の抗議行動を計画していたとして、政治活動家や労働組合員、計46人を逮捕した。

ジンバブエ人権弁護士協会のローズ・ハンジ氏はCNNに、「どの法律に基づいて彼らが逮捕されたのか、どのような罪状になるのかわからない」と伝えた。活動家らは首都ハラレの警察署に拘束されている。

19日に逮捕された活動家らは、チュニジアとエジプトの大統領を失脚に追い込んだ抗議行動のビデオ映像を見ていたところを逮捕されたという。

一連の逮捕については国家機構の乱用だとの批判の声もある。

ジンバブエのムガベ大統領(87)は、1980年の同国独立以来、政権の座にあり、選挙での不正行為や弾圧的な法律などを通じて強権体制を敷いてきたとされる。今回の逮捕は、北アフリカ一帯で起きている変革にジンバブエ国民が触発される可能性を当局が警戒していることの表れとも考えられる。

かつて豊かだったジンバブエが深刻な経済危機に陥ったのは、過去10年にわたるムガベ大統領の失策が原因と言われる。ムガベ氏は年内の選挙実施を呼びかけているが、反対派のトップは新憲法の住民投票が行われない限り選挙をボイコットするとしている。

2155チバQ:2011/02/23(水) 00:55:25
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&amp;sid=arn4jwNFptrc
コートジボワール:民衆と治安部隊の衝突激化−近隣諸国の首脳が結集

2月21日(ブルームバーグ):コートジボワールの商業の中心地アビジャンで、治安部隊が抗議行動に参加していた人々に発砲し1人が死亡した。政治的混乱が続く同国には、アフリカ各国の首脳らが解決策を講じるため続々と到着している。

  昨年11月28日に実施された選挙で大統領に選出されたと国際的に認定されているアラサン・ワタラ氏の支持者と治安部隊がアビジャン南部のトレイチビルなどの周辺で衝突した。ワタラ氏と対立するローラン・バグボ前大統領は、選挙で不正行為があったとして辞任を拒否しており、警察や軍当局はバグボ氏への忠誠を維持している。国連によると相次ぐ衝突による死者は少なくとも300人に上っている。

  トレイチビルの住民、チャンタル・ゲーヘンノットさんは21日の電話インタビューで「治安部隊がいてあちこちで発砲している。皆怖がっている」と語った。発砲の後、少なくとも1人が路上で倒れておりもう1人が住宅から引きずり出され、銃で殴られているのを見たという。

2156チバQ:2011/02/23(水) 01:02:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110223/mds11022300440000-n1.htm
イエメン、数千人が反政府デモ 警官も合流
2011.2.23 00:40
 イエメンでは22日もサレハ大統領の退陣を求める反政府デモが行われ、首都サヌアなどで計数千人が参加した。東部シフルでは、デモ鎮圧に当たる複数の警官がデモ隊と行動を共にし「サレハ出て行け」と声を上げた。AP通信が伝えた。

 サヌアでは、数百人が泊まり込みを続ける中心部の広場周辺にデモ隊が検問所を設け、人の出入りのチェックを開始。22日はデモ隊が過激化し、親大統領派の車に放火するなどした。

 南部タイズでも数百人が広場に泊まり込んでいるほか、南部アデンではデモの影響で学校や官公庁、多くの商店が休みとなった。

 サレハ大統領は21日、記者会見し、即時退陣の要求を拒否する一方、自衛の場合を除き、デモ隊に発砲しないよう治安部隊に指示したことを明らかにした。(共同)

2157チバQ:2011/02/23(水) 01:04:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110223/mds11022300580002-n1.htm
南部部族も反体制デモ支持 「首都対決」に向かう用意
2011.2.23 00:55
 ロンドンのリビア反体制派メディア、リビア・アルヤウムは22日、南部のムバラハ族など4部族が反体制デモへの支持を表明、カダフィ政権打倒のため首都トリポリに向かう用意があると伝えた。

 リビアでは、有力部族のワルファラ族などが反体制デモへの支持を明確にしている。(共同)

http://www.asahi.com/international/update/0223/TKY201102220638.html
リビア東部、反体制派が掌握 将校・外交官、離反相次ぐ(1/2ページ)2011年2月23日0時50分
 【カイロ=貫洞欣寛】カダフィ政権に対する抗議デモが続くリビアで、同国東部は22日までに反体制派がほぼ掌握した模様だ。政権幹部や軍幹部が相次いで離反しているうえ、在外リビア外交官らの辞任も続いており、カダフィ政権は厳しい状況に追い込まれている。

 首都トリポリ市内では22日も散発的な衝突が伝えられており、郊外の住宅街に住む市民の一人は朝日新聞に「狙撃手がいて、外に出たら撃たれる。通りは無人だ。家からも銃声が聞こえ、軍用ヘリが飛び交っている」と話した。

 トリポリ中心部にあるホテルの男性マネジャー(40)によると、20日夜には周辺で銃声が聞こえたが、22日朝は市中心部の道路が業者によって清掃されるなど、比較的落ち着いているという。首都は地域によって緊張の度合いが違うようだ。

 一方、東部の拠点都市ベンガジのホテルの男性従業員(28)は22日、「4日間で400人以上が殺された。今は反体制派が市内を制圧し、平穏を取り戻した」と語った。

 この男性によると、ベンガジでは17日ごろから反体制デモがあり、政府軍が参加者を銃撃、多くの市民が犠牲になった。反体制派が武器を手に抵抗を始め、東部ベイダから来たという援軍も加わったことで、政府軍はほぼ姿を消した。現在は反政府側の民兵が治安を維持しているという。

 リビア在住の関係者によると、ベンガジ近郊を中心にリビア最大の勢力を持つ部族が20日、カダフィ政権に反旗を翻した。部族民らは以前から武装しており、そのまま民兵となった可能性が高い。東部では政府軍兵士の多くが反体制側に寝返ったという。衛星テレビ局アルアラビアによると22日、反体制派が東部エジプト国境の管理を始めた。

 一方、これまでにアブドルジャリル司法書記(法相)が「過剰な暴力行使」を理由に辞任したほか、米国、インド、中国、マレーシアなどに駐在する大使らも辞職を表明している。

 また、アルジャジーラによると21日夜にはリビア軍将校らが兵士に対し、カダフィ氏排除に決起するよう求める声明を出した。リビア空軍の戦闘機2機が同日、地中海の島国マルタに着陸。操縦していた空軍大佐2人は「ベンガジで市民を攻撃しろとの命令を拒否した」と述べ、亡命を求めた。

2158チバQ:2011/02/24(木) 00:19:51
http://www.asahi.com/international/update/0223/TKY201102230419.html
バーレーンで政治囚を解放 いまだ対話の兆しはみえず2011年2月23日21時55分

 【マナマ=古田大輔】イスラム教シーア派による反政府デモが続くバーレーンで22日、スンニ派王室が実権を握る政府はテロ容疑で拘束していた23人のシーア派政治囚を解放した。デモ隊の要求に応じたものだが、ハマド国王の叔父で在職40年のハリファ首相退陣や王政打倒へと要求は広がっており、いまだ対話の兆しは見えない。

 23人はインターネットで人気の市民ブロガーや政治運動幹部、宗教指導者ら。昨年10月に実施された総選挙前にテロや情報操作の容疑で逮捕された。シーア派からは「無実の罪で、拘束中に拷問を受けている」と批判が出ており、14日から始まった今回のデモでも釈放を求めていた。

 デモ隊は、軍や警察による強制排除で7人の死者を出したことで態度を硬化。政治囚釈放後も国王の命を受けたサルマン皇太子による対話の呼びかけに応じる気配はない。バーレーン人権センターのナビル・ラジャブ代表も「シーア派の政治囚は他にも約400人いる。デモ隊の要求は23人だけではない」と話す。

 22日にはこれまでで最大となる数万人規模のデモがあったが、翌日の政府系の新聞は参加者を「数千人」と報道。スンニ派の政府関係者は「多少の譲歩は必要だろうが、時間がたてば自然にデモ参加者は減る。本質的な変化はない」と話しており、両者の歩み寄りは困難な状況だ。

 また、シーア派の政治運動指導者で23人と共にテロ容疑を受けてロンドンに逃れていたハッサン・ムシャイマ氏が近く帰国を予定している。デモ隊の今後の行動に影響力を持つと見られ、その動向が注目されている。

http://www.asahi.com/international/update/0222/TKY201102220461.html
バーレーン、数万人規模デモ 王政側の歩み寄りに応ぜず2011年2月22日23時25分
 【マナマ=古谷祐伸、古田大輔】イスラム教シーア派を中心とする反政府デモが続くバーレーンの首都マナマで22日、過去最大となる数万人規模のデモ行進があった。スンニ派王政は21日に政治犯の釈放と裁判中止を命じて歩み寄りを見せたが、デモ隊側は王政が求める国民対話に応じない姿勢を示した。

 デモ参加者らは「体制変化のときがきた」とスローガンを叫び、在任40年に及ぶ王室出身のハリファ首相の退陣のほか、王政打倒を口にする人も。市中心部の真珠広場まで約2キロにわたって道路を埋め尽くした。警察や軍などによるデモを阻止する動きや混乱は伝えられていない。これまでのデモ参加者は5千〜6千人規模だったと見られる。

 政治犯釈放は、野党勢力側が対話に応じる条件の一つとして求めていた。バーレーンでは25人が国家転覆罪で逮捕されており、裁判中だったという。野党勢力は内閣総辞職なども対話条件にあげている。22日夜には、国家転覆容疑がかけられているシーア派政治指導者がロンドンから帰国を試みるとされ、緊張が再び高まる可能性もある。

 一方、サルマン皇太子は21日、F1グランプリの3月開催を中止して国民対話に集中すると発表。「悲劇を乗り越え、国を一つにすることが優先だ」と呼びかけた。

2159チバQ:2011/02/24(木) 00:38:37
http://www.asahi.com/international/update/0223/TKY201102230511.html
反体制派への攻撃強まる カダフィ大佐「粛清」演説で2011年2月24日0時5分
 【カイロ=古谷祐伸】リビアで続く反体制デモに対し、最高指導者カダフィ大佐が22日の演説で「家々を一軒ずつ回って(デモ隊を)粛清しろ」と呼びかけたことで、反体制派への攻撃が激しさを増している模様だ。15日に始まったデモの犠牲者数は1千人に上るとの指摘もあり、各国政府は自国民の退避を本格化させている。

 中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、首都トリポリ中心部では23日も銃撃戦があり、治安部隊が市民に銃弾を浴びせているとの目撃情報もあるという。15日からのデモの犠牲者について、リビア政府は300人と発表したが、イタリアのフラティニ外相は23日、約1千人に達するとの見方を示した。

 地元紙によると、デモ隊側が支配する東部の拠点都市ベンガジを空爆するよう命じられた空軍のパイロットが、命令を拒んでロシア製戦闘機を墜落させた。パイロットは脱出したという。

 各国政府はリビアに滞在する自国民の退避を加速、23日にはフランスとロシアが航空機で、トルコが船で、計約3500人を脱出させた。米国はフェリーを使って23日に約600人を出国させる計画。トリポリ空港は、出国の飛行機を待つ人でごった返しているという。

 閣僚や外国に駐在するリビア大使らが相次いで辞職を表明するなか、ロイター通信などによると、カダフィ氏の有力な後継候補とされる次男セイフルイスラム氏の側近が23日、辞任した。

 日量180万バレルを誇る主力産業の石油採掘も、油田を運営する欧州企業が23日までに相次いで生産を縮小したり、止めたりしており、現在は通常にくらべて日量約40万バレルが減っている。トリポリなど主要な港でも、安全が保証されないとして物流が止まっているという。

http://www.asahi.com/national/update/0223/TKY201102230398.html?ref=reca
リビア人、在日大使館前でデモ 「黙っていられない」2011年2月23日20時52分
 日本に住むリビア人ら約80人が23日、東京都渋谷区のリビア大使館前でカダフィ体制に対する抗議デモをした。アラビア語、日本語、英語で交互に「リビアに自由を」などと叫んだあと、亡くなった犠牲者へ約1分間もくとうし、最後は全員でカダフィ大佐の写真を踏みつけた。

 デモを呼びかけたのは都内在住リビア人のアーデル・スレイマンさん(23)。2006年8月に来日し、慶応大で学ぶ。中東で広がる民主化デモをニュースで見ながら、日本にいるリビア人の友人とツイッターで「次はリビアかもしれない」などと情報交換していた。リビアの反体制デモ隊に死傷者が出たのを知ると、これまで抱いていた不満が一気に高まった。「政権に近い人間だけに富が集中する祖国を変えたい。何より、同胞が殺されているのに黙っていられなかった」

 ツイッター上でデモを呼びかけると、面識のない日本人やチュニジア人からも「ぜひ、参加したい」「警察には事前に届け出が必要だよ」などと反応が広がった。福岡市から来た高校3年生の重光優作さん(18)は「行ったことのない国だけど、自分にも何かできないかと思って来た」。都内に住むモロッコ人のエルバダウィ・ヤシンさん(25)は「アラブはみな兄弟。自分の家族に同じことが起きてほしくないから」と熱っぽく語った。

 26日午後4時からも、東京・代々木公園でデモを予定している。スレイマンさんは「その時には虐殺行為が終わり、民主化の希望が見えた『喜びを表現するデモ』をしたい」と話した。(清水大輔)

2160チバQ:2011/02/24(木) 00:39:34
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20110223-740601.html
リビア旧王族「体制崩壊は遠くない」記事を印刷する
 リビアの最高指導者カダフィ大佐らの1969年の無血クーデターで崩壊した旧王国の王族で、ロンドンに滞在中のムハンマド・サヌーシ氏(48)は23日までに「権力の座を守ろうとするカダフィ氏の戦いは長くは続かない」とし、反体制デモへの支援を呼び掛ける声明を発表した。

 カダフィ氏はデモの徹底弾圧を打ち出しているが、サヌーシ氏は「リビア民衆の革命は勝利する。体制への反抗に踏み出した国民は、正義が成されるまで退くことはない」と強調。国際社会に対して、政権に武力行使を断念させるよう支援を求めた。

 サヌーシ氏は、カダフィ氏率いる青年将校団に追放されたイドリス国王の親族。クーデター後は軟禁され、88年に英国に出国した。(共同)

 [2011年2月23日23時31分]

http://mainichi.jp/select/world/news/20110224k0000m030114000c.html
リビア:「東西二分」伊外相が認識
 【カイロ伊藤智永、ローマ藤原章生】反政府デモに揺れるリビア情勢について同国の旧宗主国イタリアのフラティニ外相は23日、「キレナイカ地方(東部地方)は既に政府の統治下にないと理解している」と指摘し、リビア国内が東部と、最高指導者カダフィ大佐が統制を強める首都トリポリなど西部に「二分」したとの認識を示した。サルコジ仏大統領が経済制裁の必要性に言及するなど、長期独裁に抗する包囲網は国内外で一層狭まってきた。

 フラティニ外相は一連の騒乱の推計死者が最大1000人に上ると述べた。「死者数に関する完全な情報はない」としながらも、「推計は確かなようだ」と述べた。

 サルコジ大統領は23日、「リビアとの経済関係を停止すべきだ」と経済制裁が必要との考えを示し、ケリー米上院議員も経済制裁に言及。南米ペルーはリビアが国民への暴力を停止しない限り、外交関係を凍結すると発表した。一方、地域機構のアラブ連盟は、リビアの対応を「人権侵害」と非難し、沈静化するまでリビアの連盟会合への出席を認めない方針を決めた。国連人権理事会は25日にリビア情勢に関する特別会合を開く。

 さらにAFP通信などによると、リビアの駐インドネシア大使が抗議の辞任をしたほか、カダフィ大佐の次男セイフ・アルイスラム氏の側近も職を退いた。また、東部の主要都市ベンガジの攻撃を命じられていたリビア艦艇2隻が命令を拒否し、地中海のマルタに到着したという。

 中東の衛星テレビ・アルアラビーヤなどによると、トリポリでは23日、カダフィ支持派が市街地に通じる幹線道路の入り口などを押さえ、反政府勢力の流入を妨害して「首都死守」に乗り出したという。支持派約150人がトリポリ中心部の緑の広場に集まり、現体制支持を表明したが、反政府デモは起きていない模様だ。

 他の中東地域でも激しい反政府デモは続き、ペルシャ湾岸の島国バーレーンは23日、反政府勢力の要求に応じ政治犯を釈放し始めた。イエメンでは23日、首都サヌアで反政府勢力とサレハ大統領の支持派が衝突し、反政府側の2人が死亡した。

 周辺国でデモが激化しているサウジアラビアは23日、インフレや若者の失業対策などとして、住宅や教育、社会保障関連の予算増額を発表した。また、昨年11月に米国で椎間板(ついかんばん)ヘルニアなどの手術を受けた後、モロッコで療養していたアブドラ国王が帰国の途に就いた。国民の不満を抑える狙いがあるとみられる。

2161チバQ:2011/02/24(木) 00:40:20
http://mainichi.jp/select/world/news/20110224k0000m030082000c.html
アラブ連盟:リビアのデモ鎮圧非難 閣僚らの辞任も相次ぐ
 【カイロ伊藤智永、マナマ鵜塚健】アラブ連盟(22カ国・機構)は22日、反政府デモが激化するリビア情勢について協議し、デモを武力で徹底鎮圧するリビアの対応を「人権侵害」と厳しく非難、暴力を停止しない限り、リビアの連盟会合への出席を認めない方針を決めた。リビアでは、政府の強権手法に抗議して辞任する閣僚や側近が相次いでおり、最高指導者カダフィ大佐の長期独裁に抗する包囲網は一層狭まっている。

 同連盟は、リビアが反政府デモ隊の鎮圧のため実弾を使用したり、外国人の雇い兵を投入しているとして、「重大な人権侵害であり、国際法に違反している」と訴えた。ただ、リビアの連盟資格は停止していないという。

 さらにAFP通信などによると、リビアの駐インドネシア大使が新たに抗議の辞任をしたほか、カダフィ大佐の次男セイフ・アルイスラム氏の側近も職を退いた。これまでに大佐の側近であるオベイディ公安相やアブドルジャリル法相が政権を離脱したほか、駐インド大使も辞任。国連代表部のダバシ次席大使らは大佐の即時辞任を公然と要求している。

 国連人権理事会は25日にリビア情勢に関する特別会合を開くことを決めた。

 一方、他の中東地域でも激しい反政府デモは続き、ペルシャ湾岸の島国バーレーンは23日、反政府勢力の要求に応じ政治犯を釈放し始めた。22日には過去最大規模の数万人が首都マナマに集まり、体制打倒を訴えていた。イエメンでは23日、首都サヌアで反政府勢力とサレハ大統領の支持派が衝突し、反政府側の2人が死亡した。22日には南部アデンで、兵士との衝突で若者1人が死亡した。

 周辺国でデモが激化しているサウジアラビアは23日、インフレや若者の失業対策などとして、住宅や教育、社会保障関連の予算増額を発表した。また、昨年11月に米国で椎間板(ついかんばん)ヘルニアなどの手術を受けた後、モロッコで療養していたアブドラ国王が帰国の途に就いた。国民の不満を抑える狙いがあるとみられる。

毎日新聞 2011年2月23日 21時01分

2162チバQ:2011/02/24(木) 00:41:09
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/02/23/20110223dde007030003000c.html
リビア:北東部ルポ 「解放区」の高揚 武装住民「自由なリビアへようこそ」

最高指導者カダフィ大佐の支配から逃れて解放区状態になったリビア北東部の町で自由の喜びに踊りだした若者たち=2011年2月22日、和田浩明撮影 国境を越えると、解放区だった。

 リビアで最高指導者カダフィ大佐の41年にわたる独裁支配に反発した住民らが蜂起、支配権を確保した同国北東部の町イムサードに22日夜(日本時間23日未明)入った。自動小銃を肩に警備にあたる若者たちは、人生で初の「自由」に満面の笑みを見せながら「国民を殺したカダフィは許せない。すぐに去るべきだ」と語った。

 「向こうは無政府状態だよ」。エジプト側国境の職員に送り出されてリビア側にたどり着いたのは宵闇も迫るころ。武装した男たちの一群が出迎えた。

 「どこから来た」と問われ「日本だ」と答えると、「自由なリビアへようこそ」と歓迎された。パスポートを出すとチェックしただけで返してくれた。正式の入管手続きを行う職員の姿は見えない。男たちの身なりもばらばら。地元の住民がボランティアで警備などにあたっているようだ。

 男たちは「これを見てくれ」と黒いアラビア文字が書き付けられた壁を指してみせた。「1月25日革命の息子たちよ、安全と共にあれ」。民衆蜂起でムバラク独裁政権を打倒した隣国エジプトの人々へのエールだ。

 赤いベレー帽に緑の制服姿でAK47自動小銃を右肩から下げた国境警備隊員だというアティヤさん(30)が「外国人の雇い兵を投入し、女性や子供まで殺害したカダフィは許せない。すぐに権力の座を去るべきだ」と激しい口調で語った。

 アティヤさんは、15日にリビア東部の同国第2の都市ベンガジで反体制デモが発生した後、重火器まで使用した政府の容赦ない弾圧で親族を失ったという。「国民を殺す指導者にはついていけない」とはき捨てるように言った。

 イムサードに住む自営業、ムスタファさん(23)は「40年以上も貧困が続き、自由を語る人は国外に追い出された」とカダフィ体制に怒りをぶつけた。

 通りを行く車はさかんにクラクションを鳴らし、銃を上空に向けて発砲する人もいる。道端に集まる男たちにカメラを向けると、独裁体制から解放された喜びからか、熱狂的なダンスも始まった。

 リビア東部地域の主要都市は反体制派住民の支配下に入った模様だ。だが、カダフィ氏は22日の演説でも辞任を断固拒否している。

 リビア西部は今もカダフィ氏側につく軍が残り、反政府デモへの容赦ない弾圧が続く。ベンガジや首都トリポリでは負傷者用の医薬品不足の情報も出ており、治安も不安定だ。アティヤさんは「国連は医薬品や食料を供給してほしい」と訴えた。【イムサード(リビア北東部)和田浩明】

毎日新聞 2011年2月23日 東京夕刊

2163チバQ:2011/02/24(木) 00:41:56
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/02/23/20110223dde007030007000c.html
リビア:カダフィ氏演説 虚勢の裏に焦り
 【カイロ伊藤智永】41年続いた独裁体制崩壊の縁にいるリビアの最高指導者、カダフィ大佐(68)が22日夜(日本時間23日未明)、国営テレビで行った演説は、独特の言い回しで強気を装う半面、焦りもうかがえた。

 「最後の血の一滴まで戦う。必要なら武力も使う。(中国の)天安門事件のようにデモ隊をたたきつぶす」

 「私は超大国の圧力を認めず、欧米諸国と戦ってきた。決して屈服しない。アフリカのすべての国々が、リビアを仰ぎ見ている」

 国際社会の包囲網を意識しているのは疑いない。協議が始まった国連安保理では、中国にかばってほしいというシグナルだろう。

 「(市民が制圧した東部の)ベンガジで起きたのはテロだ。背後に外国の手先、イスラム原理主義者がいる。デモ隊の若者は、悪魔に仕える覚醒剤中毒者だ。死刑だ。私を愛する者たちは、通りを奪還し、解放せよ」

 「リビアに栄光をもたらしてきたのは私だ。リビアは今も我々の手中にある。私は革命指導者で、大統領ではない。ポストに就いていないので、辞めることなどあり得ない」

 支離滅裂な悪口雑言、子供じみた理屈に、自己愛への固執と名誉への虚勢が混じる。

 「我々はここにとどまる。殉教者としてこの地で死ぬ」

 権力者の最期のイメージも頭をよぎるらしい。演説で地方自治制度の改革を約束したのは、各地の有力部族に予算と権限を渡すのと引き換えに、最後の支持を集め、さらには首都を脱出する時の逃亡先を確保しておきたい思惑ものぞく。

2164チバQ:2011/02/24(木) 00:43:12
http://mainichi.jp/select/world/news/20110224k0000m030076000c.html
リビア:アフリカ人雇い兵が市民殺りく カダフィ政権投入

「カダフィは国民を奴隷のように扱ってきた。去るべきだ」と語るアティヤさん=リビア北東部で2011年2月22日、和田浩明撮影 【カイロ伊藤智永、イムサード(リビア北東部)和田浩明】事実上の内戦状態との見方もあるリビアでは、カダフィ政権が雇ったとみられるアフリカ諸国の外国兵が、東部の町で市民を容赦なく殺害、襲撃したとの証言が相次いでいる。独裁政権の冷酷な仕打ちが、市民の怒りを増幅した上、国軍の離反も招いたようだ。

 「これがアフリカ人雇い兵だ」。国境の町イムサードで出会った若者は、携帯電話で撮影した動画を見せてくれた。頭から血を流し、地面に横たわって動かない黒人に見える男が映っている。

 国境警備隊員だというアティヤさん(30)は「やつらは子供や老人まで殺し、女性を暴行した。許せない」と怒りをあらわにした。

 インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」や会員制交流サイト「フェイスブック」にも、アフリカ人雇い兵が捕らえられた様子やこうした雇い兵とみられる死体が複数流されている。全容や実態は不明だが、カダフィ政権が東部の反政府デモを弾圧した初期段階で雇い兵を使ったのは事実とみられる。

 毎日新聞が電話取材した東部のベンガジ、アルベイダ、シャハトの住民たちによると、こうした証言が出てきたのは、デモ開始3日目の17日ごろ。白昼、建物の屋上から、「ピースフル」と唱和しながらデモをしていた市民が次々に銃撃された。住民らが追い詰めた結果、治安部隊にアフリカ兵が交じっていることが判明。リビア軍の戦闘服を着て、カダフィ氏のシンボルカラーである緑のスカーフを首に巻き、ライフルや機関銃を持っていることが多かったという。

 住民の尋問に答えた国籍は、ニジェール、モーリタニア、ギニア、ジンバブエ、ガーナ、ソマリアなどさまざまで、モーリタニアの民間軍事会社のカードを所持していた雇い兵もいた。「日当2000〜3000ドル(約16万〜24万円)と白状した」との情報もある。中東の衛星テレビ局アルジャジーラは「現在も軍事会社が募集中」と報じた。

 これとは別に、私服でそろいの黄色い帽子をかぶり、デモ隊に周囲から投石する一群もいた。デモ隊が立ち向かうと、拳銃を発射して逃げたという。

 ベンガジの男性住民によると、同市では19日、黄色い帽子の男たち10人を住民が捕らえた。尋問に対し、いずれもモーリタニアとチャドから来た「カダフィ氏の七男ハミス氏の民兵」で、デモをかく乱するために、日当3000ドルで南部から市内に入ったと告白したという。2人は住民に殺害され、8人は住民側に付いたリビア軍に突き出された。

 20日ごろから、東部の国軍が住民側に合流しだした動機の一つは、こうした外国の雇い兵や私兵の投入に嫌気が差したのも影響しているようだ。

 カダフィ氏は、国家を超えてアラブ民族が結束する「汎(はん)アラブ主義」を目指していたが、冷戦後、湾岸地域に親米国家が増えるにつれ、外交の軸足を「汎アフリカ主義」へ移してきた。

 石油から得た豊富な資金を元に、西アフリカ諸国に対して積極的な経済援助を展開。02年のアフリカ連合(AU)創設で主導的な役割を果たし、09年には議長も務め、「アフリカの王」を自称する影響力を拡大してきた。

 独裁者は、自ら築いた体制の危機に、カネにモノを言わせた外国人頼みの本性を露呈し、かえって国民の反感を買ってしまったようだ。

2165チバQ:2011/02/24(木) 00:44:05
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110223/crm11022320230025-n1.htm
軍が包囲、食料不足も 救援の部族、首都接近へ
2011.2.23 20:20
 デモ隊が軍に囲まれ始めた−。反政府デモと最高指導者カダフィ大佐率いる政権との攻防が続くリビアの首都トリポリ。人口100万人超の大都市では23日にかけ、食料や医療品の不足が伝えられるようになった。周辺部族がカダフィ大佐に反旗を翻し、首都に向かって接近しつつあるともいわれる。

 トリポリ中心部に暮らすエンジニアのフセインさん(23)によると、21日には軍用機が市内3カ所でデモ隊を攻撃、22日は中心部が完全に軍に囲まれた。「トリポリ市民には武器がない。大変なことになる」とフセインさん。

 市民は南部の砂漠に住む武装した部族民に救援を要請。イスラム教指導者も市民への支援を呼び掛け、部族民が首都を目指している。東約200キロの北部ミスラタからもデモ隊がトリポリに向けて近づき、当局と衝突しているという。

 トリポリ市内の病院では、当局が負傷したデモ参加者の治療を妨害するため輸血用の血液を押収。インターネットは遮断されていたが、デモ隊がネット企業を占拠することにより、一部では使用できるようになったという。(共同)

2166チバQ:2011/02/24(木) 00:45:47
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201102230189.html
「革命勝利」と歓喜広がる リビア国境の町ルポ '11/2/23

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 【ムサイド共同=一井源太郎】「われわれは自由だ」。リビアの「民衆革命」を世界に伝えてくれといわんばかりに、ライフル銃を手にした市民らがカメラの前で踊りだす。反体制派が制圧したリビア北東部のムサイド。最高指導者カダフィ大佐が退陣を拒否、デモ隊への弾圧を宣言して以降、日本の主要メディアとして初めてエジプト国境のリビアの町に入った。

 武装した市民らは外国の記者だと分かると、手でピースサインをつくり「リビアにようこそ」と笑顔で歓迎。辺りには「革命勝利」の歓喜のムードが広がっていた。

 リビア側の国境ゲートには国境管理当局や軍の姿はない。地元住民らでつくる自警団が警備を担っていた。管理当局者だったというアテイアさん(30)は現在は自警団の活動に個人として参加。少なくとも国境周辺の軍は反体制派についたと話し「外国人の雇い兵を使って市民を虐殺するカダフィは国を去れ」とまくしたてた。

 アテイアさんによると、サハラ砂漠以南出身とみられる外国人兵士らが女性をレイプしたり、子どもを射殺したりして、非道を尽くしているという。「カダフィは自国民のことを奴隷くらいに考えている」。市民の一人は「これを見ろ」と、外国人兵士の遺体を写した携帯電話の映像を記者に示した。

 自警団に参加していた自営業のムスタファさん(23)は、リビアには「貧困があふれ、言論の自由が全くない。自由を求めれば国にいられなくなる」と反政府活動に加わった動機を語った。

 国境ゲートにつながる道路では、カダフィ体制の圧政からの解放を祝うかのように市民が銃を夜空に向け発砲。出国する出稼ぎエジプト人が乗ったトラックは、リビア市民の戦いに連帯を示すかのようにクラクションを鳴らし続け、多くの人が自警団に向け手を振っていた。

 道路脇の壁には「悪い指導者は地獄に行け」などとアラビア語の落書きがあちこちに書かれている。「われわれは絶対に屈服しない。勝利か、さもなければ死だ」と記した服を着た男性の姿も。

 記事を送るためにエジプト側に戻ろうとすると、自警団の男性らは口々に「なぜ行ってしまうのか」と話し、もっとリビアの実態を見てくれと懇願。近く必ずリビアに戻ると話すと、自警団の一人は握手した手に一層力を込めた。

2167チバQ:2011/02/24(木) 00:50:56
http://www.cnn.co.jp/world/30001902.html
アルジェリア、非常事態宣言を19年ぶりに解除へ デモ余波で
2011.02.23 Wed posted at: 11:22 JST
(CNN) アフリカ北部アルジェリアの国営通信は、政府が22日、20年近く続けてきた非常事態宣言の解除を宣言したと発表した。これにより、言論の自由や集会の自由に対する規制が解除されることになる。

国営通信によると、非常事態宣言の解除は同日の閣議で了承された。近く官報に告示して正式に発効する。

同国は、15万人以上の死者を出した内戦でイスラム勢力を取り締まるため1992年に非常事態を宣言し、93年に無期限延長を決定。しかし隣国チュニジアやエジプトの政権を倒した反政府デモがアルジェリアにも飛び火する中、同国のブーテフリカ大統領は今月に入って、近く非常事態宣言を解除すると表明していた。

ブーテフリカ大統領率いるアルジェリア民族解放戦線(FLN)は、フランスから独立した1962年以来実権を握り続け、ブーテフリカ氏は1999年に大統領に就任した。

同国はエジプトやチュニジアと同様、高い失業率や不況などの問題を抱え、1月には食料価格をめぐる抗議デモが発生。20日には政権打倒を訴えるデモ隊が、警察や政府支持者と衝突した。

2168チバQ:2011/02/24(木) 23:43:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110224/mds11022420210016-n1.htm
追い詰められたカダフィ大佐 主要部族も離反し傭兵を増強
2011.2.24 20:19 (1/2ページ)

 【カイロ=大内清】東部を中心に国内の複数の都市で支配権を失いつつあるリビアの最高指導者カダフィ大佐が、周辺国で新たに傭兵(ようへい)を募集する動きを見せている。隣国エジプトでは、カダフィ氏の出身部族が多く居住する地域などに支援を働きかけていたことが分かった。軍の離反が相次ぐ中、傭兵を増強し勢力挽回を図る狙いとみられる。

 「カダフィを支援しようと誘われたが、われわれは拒否した」

 リビア国境に近いエジプト北西部マルサマトルーフの地方議員、アイマン・ショワイキ氏は、産経新聞の取材に対し、カダフィ政権の戦力調達手段の一端を明かした。

 カダフィ氏の出身部族であるカダドゥファ族の居住地域はエジプト国内にも広がっている。マルサマトルーフ周辺に居住するのは主に別の部族だが、ショワイキ氏などによると、今月22日、中部ファイユームのカダドゥファ族系の部族長からカダフィ氏支援の打診を受けた。

 実際、ファイユームからは若者ら約400人がリビアに向かい、国境付近で阻止されたとの情報もある。

 エジプトの高級独立系紙ドゥストゥール(電子版)によると、こうした工作の中心となっているとみられるのが、カダフィ氏のいとこで、同国特使として各国との外交交渉も担当する政権の重鎮、カダフィダム氏だ。同氏は21日からエジプトに滞在、アフリカ各国の航空会社などから飛行機を調達する交渉にあたっているとされる。

 カダフィ氏の傭兵部隊にはチャドやナイジェリアなどの出身者が多い。リビア情勢に詳しい同紙記者は「カダフィダム氏の任務は、アフリカやエジプトで傭兵を集め空輸することにある」と指摘する。

 全人口が約650万人のリビアではすでに、ワルファラ族(約100万人)やタルフーナ族など主要部族が反体制派に合流。政権側についているのは、カダドゥファ族などいくつかの部族にとどまっている。

 カダフィ氏としては戦力調達を国外に頼らざるを得ない状況に追い込まれており、政権は末期症状を呈している。

2169チバQ:2011/02/24(木) 23:45:45
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011022402000195.html
カダフィ氏の娘、脱出図る? マルタ 空港着陸拒否
2011年2月24日 夕刊

 【カイロ=内田康】リビアで続く大規模な反政府デモによる騒乱で、リビア機が二十三日、地中海の島国マルタの国際空港に着陸許可を求め、航空当局に拒否されたことが分かった。中東の衛星放送アルジャジーラは、リビア機には最高指導者カダフィ大佐の娘が乗っていたとみられると伝えた。

 反政府勢力は二十三日までに、ベンガジなど東部一帯のほか、西部にある第三の都市ミスラタも掌握した。反政府派による包囲網が狭まってきたカダフィ大佐が家族の脱出を図った可能性がある。

 マルタへの着陸許可を求めたリビア機は、事前にマルタ側に飛行計画を知らせていなかった。二十分間、マルタ上空を旋回したが、リビアに引き返した。

 政権側は依然として、首都トリポリとその周辺を勢力下に置いている。AFP通信によると、トリポリでは二十三日、カダフィ大佐を支持する数十人がデモ行進を行った。国営の携帯電話会社はメールで「神は指導者(カダフィ大佐)と人々に勝利を与える」とのメッセージを発信した。

 中東の衛星放送アルアラビーヤは、大佐の家族が率いる私兵部隊が、リビア国内の石油施設を破壊していると伝えたが、状況の詳細は分かっていない。

 赤十字国際委員会は治安状況が改善され次第、騒乱による負傷者の治療のため、医療チームを派遣する方針を決めた。

2170チバQ:2011/02/25(金) 00:21:13
http://mainichi.jp/select/world/news/20110225k0000m030088000c.html
リビア:反政府勢力が首都包囲 カダフィ氏が演説

反政府勢力が支配下に置いたリビア東部ベンガジで、子供たちを戦車に乗せて写真を撮る市民=2011年2月23日、ロイター 【トブルク(リビア北東部)和田浩明、カイロ伊藤智永】国土の東部が反政府勢力の支配下に入ったリビアで最高指導者カダフィ大佐は24日、国営テレビを通じて演説した。大佐は反政府勢力について「(国際テロ組織アルカイダを率いる)ウサマ・ビンラディンが若者をたぶらかしている」と非難し、抵抗をやめるよう促した。

 カダフィ大佐の演説は22日以来。

 反政府勢力は24日までに、西部でも都市部を制圧、カダフィ大佐が死守する首都トリポリ圏を包囲した模様だ。トリポリは大佐側のデモ隊弾圧などで統制が強まり「要塞(ようさい)化」も指摘される。首都郊外では政府軍が、集結する反政府勢力に攻撃を加えており、大規模な首都攻防戦に発展する可能性も出てきた。

 中東の衛星テレビ・アルジャジーラなどによると、反政府勢力はトリポリの東約200キロのミスラタ、西約120キロのズワラを24日までに制圧、トリポリとその近郊を包囲した形となった。

 AP通信によると、アズザウィーヤで24日朝、政府軍がモスク周辺に集結する反政府デモ隊を攻撃した。死傷者が出て、モスクの尖塔(せんとう)が破壊されたという。石油精製施設などが近いアズザウィーヤは23日、反政府側の支配下に入ったと報じられていた。ミスラタでも戦闘が起きている模様だ。

 ドバイの衛星放送アルアラビーヤによると、トリポリの東約50キロのタジュラでは、カダフィ大佐の次男セイフ・アルイスラム氏と七男ハミス氏がそれぞれ私兵部隊を展開、戦車なども配備し、東側からの攻撃に備えているという。一方で、デモ隊への射撃命令を拒否した兵士が軍内部で大量に銃殺されているとの報道もある。また、反政府勢力が支配下に置き、平静さを取り戻したとされる東部ベンガジでは、これまでに死者が2000人に上ったとの情報もある。

 一方、カダフィ大佐のいとこ、アフメド・カダフ・アルダム氏がエジプトに亡命し、デモ隊への弾圧を批判した。

 トリポリの住民の話を報じたロイター通信によると、市内は今のところ平静で、武装したカダフィ支持派が市中を見回っており、住民は屋内にとどまっている状態とみられる。

2171チバQ:2011/02/25(金) 00:21:49
http://mainichi.jp/select/world/news/20110225k0000m030087000c.html
中東:エジプトデモから1カ月 巨大なうねり各地で
 エジプトのムバラク政権崩壊のきっかけとなった大規模デモ発生から25日で1カ月になる。「アラブの盟主」での政変は、中東各地で民主化を求める巨大なうねりとなって、独裁政権を揺さぶり続けている。中東各国の動きをまとめた。【カイロ伊藤智永、マナマ鵜塚健】

 ◇民主化遠く、デモも再燃…チュニジア
 一連の中東連鎖のきっかけとなり、219人が死亡したチュニジアでは、1月14日にベンアリ前大統領が亡命して1カ月が過ぎ、当初の期待より民主化が不十分だという失望から、2月19、20日に首都チュニスで大規模デモが再燃した。

 ロイター通信によると、20日は4万人が集まり、首相府周辺で治安部隊が空へ警告射撃も行ったという。

 市民の不満は、ベンアリ氏がいなくなっただけで、政府の実態は変わっていないという点だ。暫定政府のガンヌーシ首相はベンアリ体制の首相で、主要閣僚も残留したからだ。

 全閣僚が、市民の風当たりが強い絶対多数与党・立憲民主連合を離党するなど目先を変えようとしたが、逆に怒りをあおった。

 ◇政府「ガス抜き」必死…エジプト
 365人の犠牲を出して政権を崩壊させたエジプトでも事情は変わらない。全権は軍が握っても、内閣はムバラク前大統領の辞任前と同じシャフィク首相が率いている。

 反政府デモを主導した若者グループは、(1)新内閣の樹立(2)全政治犯の釈放(3)非常事態令の解除(4)パレスチナ自治区ガザ地区との自由往来(5)与党国民民主党(NDP)の解散−−を要求。政府は22日に内閣を改造したが、主要閣僚は留任した。

 若者グループの呼びかけで22日にカイロ中心部タハリール広場で開かれた抗議デモは、平日の日中にもかかわらず数千人が参加。政府も不穏な空気を警戒し、政治犯487人中222人を近く釈放すると発表したり、ムバラク氏家族の資産凍結を欧州各国に要請するなど、「ガス抜き」に努めているが、小出しの印象がある。

 ◇混乱の出口見えず…バーレーン
 ペルシャ湾岸のバーレーンは、ハマド国王を頂点とする支配層がイスラム教のスンニ派で、貧困層の大半はシーア派だ。今月14日に始まったデモで、シーア派住民は首都マナマの真珠広場で「差別撤廃」「生活改善」を求めて声を上げた。

 治安当局は当初、武力での排除を試み、これまでに7人が死亡した。軍と警察が広場を撤収した19日以降、市民は広場を占拠して平和的デモを続け、参加者は連日増えている。

 ハマド国王が「身内」にメスを入れる改革に二の足を踏む中、在職40年のハリファ首相を巡り、不正蓄財の規模は「(エジプトの)ムバラク前大統領以上」とささやかれ、デモの目標は「王家解体による再出発」に転化した。

 米国はバーレーンに海軍第5艦隊司令部を置いており、情勢を注視するが、「出口」は見えない。

2172チバQ:2011/02/25(金) 00:22:11
 ◇運動弱体化進む…サウジアラビア・イラン
 イランでは14日以降、アフマディネジャド政権に反対するデモが散発的に起こったが、警察、軍、革命防衛隊から成る治安部隊が徹底的に弾圧。3人が死亡した。抑圧的な体制に若者らは不満を募らせるが、運動を拡大、持続するすべは見いだせない。

 政府や国会は、デモを主導する改革派指導者のムサビ元首相やカルビ元国会議長の訴追を示唆し、運動母体の弱体化を進める。

 中東の大国サウジアラビアでは、3月11日を「怒りの日」としてデモが計画されている。アブドラ国王は先日、懐柔策として8800億円規模の経済対策を発表、大規模デモの発生に神経をとがらせている。

 ◇部族の意向カギ…イエメン
 「アラブ最貧国」とされるイエメンでは、「貧しさ」の故か反政府運動のエネルギーは強く、今月11日から首都サヌアや南部アデンで連日大規模デモが続く。32年間にわたり強権支配を続けるサレハ大統領は次期大統領選不出馬を表明し、世襲も否定したが、「即時退陣」を求める市民との溝は埋まらない。

 大統領支持派と反対派の衝突でこれまでに15人が死亡し、大統領は23日、治安部隊に市民の保護を命じたが、事態沈静化の気配はない。今後の情勢は、国政に影響力を持つ各部族の意向がかぎを握るとの見方もある。

 ◇政権内からも批判…アルジェリア
 アルジェリアでは、エジプトでデモが燃えさかっていた2月初め、政府はデモや集会を規制する非常事態令の解除方針を示していた。イスラム原理主義政党の伸長を嫌った軍が、1992年に政変を起こした時に発令してから19年。99年に文民政権となっても、野党の弾圧に使われてきた。

 ところが、エジプトでムバラク前大統領が退陣に追い込まれた翌12日、首都アルジェで3期目在任12年のブーテフリカ大統領の退陣などを求める反政府デモが発生すると、数千人の警官が約1000人を拘束して鎮圧。野党側の不信は一気に高まった。その後も集会は続き、政権内からも事態の収拾を求めて批判が出始めた。これまでの死者は8人に上る。

 政府は22日、非常事態令の解除を決定。不満が大きい失業対策も打ち出したが、あくまで大統領の退陣を迫る反政府側の不満は解消されていない。
毎日新聞 2011年2月24日 21時46分

2173チバQ:2011/02/25(金) 00:22:45
http://mainichi.jp/select/world/news/20110225k0000m030082000c.html
リビア:旧国王ゆかりの町トブルク 群衆、警察を圧倒
 【トブルク(リビア北東部)和田浩明】「王の町」での解放の闘いは、たった2人のデモから始まった−−。反体制派の住民が実効支配するリビア北東部の都市トブルク。最高指導者カダフィ大佐によって追い落とされた国王イドリス1世の住居のあった「王の町」だ。王制時代の繁栄を知る住民らはカダフィ体制下、カダフィ政権への反感を静かにたぎらせていたようだ。

 トブルクは人口約11万人の港湾都市。沖合には、リビア最大のサリル油田からパイプラインで運ばれた原油の積み出し施設もある。産油国にとり重要な都市だが、住民らは「建物はみな王制時代のもの。カダフィは何もしなかった」(アブデルナセルさん=40歳男性)と、政権に強い不満を抱いている。

 反体制デモが始まった市内中心部の広場近くには、かつて王の住居があったというが、今は政府機関が建てられている。高校教師のエフゲール・アシュラフさん(33)は「王制の伝統を破壊するのが目的だ」と主張した。

 複数の住民の話によると、デモは17日、広場近くの通りで男性2人が「カダフィ打倒」を叫んで始まった。リビア第2の都市ベンガジでの民衆蜂起から2日後だった。

 2人の行進を目撃したアイマン・アハマイダさんによると、次々と住民が広場に集まり、すぐに大群衆に膨れ上がった。広場にはモスク(イスラム礼拝所)や警察署、行政機関などが集まっている。住民らの批判の矛先は警察署に向かった。「政権に不満を言った住民が捕らえられ、拷問を受けた」(アシュラフさん)ことが多かったからだ。

 警察は当初、散会するよう警告したが効果がなかったため発砲を始めた。これに激怒した住民が警察署を焼き打ちし、大佐の革命理念を解説した「緑の書」の記念碑を倒した。

 18日には住民側が警察を圧倒し、署員は逃亡したり、住民デモに加わったりした。19日になって陸軍部隊が到着したが、住民を抑えることはできず軍も住民側についた。

 23日、広場に集まった数千人の群衆の中には軍服姿の参加者が多数見られた。子供や女性もおり、広場には40年以上の強権政治から解放された喜びが満ちていた。大勢の人を乗せた車が通りを次々と走り、空に向けてAK47自動小銃で「祝砲」を連射する男性も少なくない。

 トブルクでの衝突の正確な死傷者は不明だが、4〜7人が死亡した模様だ。西方の都市で「外国人雇い兵が住民を殺害している」との情報が入ったため、住民らは自警団を作り、警察で入手した武器で攻撃に備えたという。

 完全に破壊された警察署内部や裏庭に残る焼かれた車両には、弾圧された治安機関への住民の憎悪が表れている。一方モスクや銀行にはほとんど被害が見られず、公務員だというヒシャムさん(47)は「銀行のドアは木製だが誰も破らず、お金も手付かずだ。我々は暴徒ではない」と胸を張った。

2174チバQ:2011/02/25(金) 00:26:39
http://mainichi.jp/select/world/news/20110225k0000m030078000c.html
アイルランド:25日総選挙 中道右派が第1党確実
 【ダブリン会川晴之】アイルランド下院(定数166)の総選挙が25日、実施される。地元メディアの世論調査によると、野党で中道右派の統一アイルランド党が他の政党を大きく引き離しており、第1党となるのは確実な情勢だ。

 アイルランドは昨年11月末、欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)から総額850億ユーロ(約9兆5000億円)の金融支援を受けており、支援を受けた国で初めて政権交代が実現する可能性が高い。

 同国は、不動産・建設バブルの崩壊にリーマン・ショック後の景気低迷が重なり、金融・財政危機が拡大した。昨年11月、ユーロ圏では昨年5月のギリシャに次いで支援を受けた。与党・共和党のカウエン政権は支援の見返りとして、公共投資削減など、4年間に150億ユーロを削減する厳しい財政再建策に取り組んでいるが、経済失政への国民の反発は根強い。

 統一アイルランド党や、同党との連立政権を模索する労働党など野党各党は、金融支援の条件が「厳しすぎる」として、EUなどとの再交渉を訴え、支持を伸ばしている。

2175チバQ:2011/02/25(金) 00:27:11
http://mainichi.jp/select/world/news/20110224k0000e030042000c.html
バーレーン国王:サウジ訪問…デモ対応で支援要請か
 【マナマ鵜塚健】バーレーンのハマド国王は23日、サウジアラビアを公式訪問した。イスラム教シーア派住民の反政府デモが国内で続く中、支配層が同じスンニ派で関係の深いサウジに支援を求めたとみられる。一方、バーレーン政府はイラン国営テレビとイラン国営通信のウェブサイトへのアクセスを遮断した。シーア派イランの介入を警戒しているとみられる。

 サウジアラビア国営通信によると、ハマド国王は23日に療養先のモロッコから帰国したアブドラ国王と会談したとみられる。サウジ側にも、自国へのデモ波及を阻止したい狙いがあり、対応を協議した模様だ。

 バーレーンはシーア派イランの動きに神経をとがらせる。イラン国営テレビのウェブサイトは14日のデモ開始直後から、「サウジがバーレーンに軍を派遣する」との観測記事などを掲載し、シーア派住民の反発をあおっている。このためバーレーン政府がサイトの閲覧禁止に踏み切ったとみられる。

2176チバQ:2011/02/25(金) 23:15:16
>>2174
http://www.asahi.com/international/update/0225/TKY201102250561.html
アイルランドで総選挙、14年ぶり政権交代確実2011年2月25日20時51分

 【ロンドン=伊東和貴】財政危機に端を発した政治的混乱で連立政権が崩壊したアイルランドで25日、下院(定数166)の総選挙の投票があった。EU(欧州連合)などからの金融支援を招いた与党・共和党の人気は急落しており、1997年以来の政権交代が確実な情勢だ。開票は26日に行われ、同日夜(日本時間27日未明)にも大勢が判明する見通し。

 地元紙の世論調査によると、共和党の支持率は14%と低迷。中道右派の最大野党・統一アイルランド党が38%の支持を得ており、20%で続く中道左派の労働党との連立か、無所属との連携による事実上の単独政権の可能性が報じられている。

 アイルランドは金融危機後のバブル崩壊に伴う国内銀行の救済で財政難に陥り、昨年11月にEUなどが最大850億ユーロ(約9兆5千億円)の支援を決定。条件として、最低賃金の引き下げなどの緊縮策が求められた。このため選挙では、財政再建が最大の争点となっていた。

2177チバQ:2011/02/25(金) 23:16:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110225/erp11022517500005-n1.htm
苦難のアイルランド 13年ぶり政権交代へ
2011.2.25 17:40 (1/2ページ)
アイルランドの首都ダブリンに掲げられた選挙ポスター(ロイター)
 【ロンドン=木村正人】不動産バブル崩壊と金融危機の後遺症に苦しむアイルランドで25日、下院(定数166)の総選挙が行われた。同国は昨年11月、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)に救済を仰いでおり、13年ぶりの政権交代は確実。経済成長で東欧の移民が大量に流入したが、失業率は3倍に膨らみ、若者が再び職を求めて海外に移住する苦難の時代を迎えている。

 世論調査では中道右派の最大野党・統一アイルランド党が40%近い支持率を得ており、ケニー党首が3月上旬に新首相に選出される見通しだ。中道左派の第2野党・労働党の支持率は20%を切り、統一アイルランド党が無所属議員の協力で事実上の単独政権を樹立する可能性も出ている。

 1997年に政権を握った中道右派の最大与党・共和党の支持率は15%前後で、現有勢力の70議席を20議席台まで落としそうだ。出口調査の結果は26日朝(日本時間同日夕)に発表される。

 アイルランドは大学教育を充実させる一方で法人税率を12・5%にして海外資本を呼び込み、94年以降、「ケルトの虎」と呼ばれる経済成長を遂げた。99年の欧州単一通貨ユーロの導入で海外の資金が借りやすくなり、不動産バブルを膨らませた。

 しかしバブルは崩壊し、2008年の金融危機が追い打ちをかけ不動産市場はピーク時の4割に急落。失業率は4・5%から13・5%にはね上がり、ポーランドなどからの移民は11万人台から2万人弱に減少。逆に海外に出稼ぎに出る者が8万人近くまで増えると予測されている。

 同国では19世紀のジャガイモ飢饉(ききん)で200万人が米国や英国などに移住した暗い歴史がある。大胆な規制緩和と経済自由化で海外のアイルランド系移民が戻ってきていたが、その流れが逆戻りした格好だ。

 不動産バブルに踊った銀行救済に500億ユーロ(約5兆6500億円)の血税をつぎ込んだ共和党のカウエン首相は銀行首脳とゴルフや会食をするなど親密に交際。政財界の癒着に国民の怒りが爆発し、首相は早期解散に追い込まれた。

 EUとIMFから850億ユーロを借りる一方、昨年国内総生産(GDP)の30%に達した財政赤字を14年までに3%に減らす方針だが、赤字削減幅は150億ユーロだ。ユーロを維持しつつ競争力を取り戻すため、国民は最低賃金の12%カットを強いられる。

2178チバQ:2011/02/25(金) 23:27:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110225-00000005-maip-int
中東混乱 伊に難民続々 「150万人流入」警戒
毎日新聞 2月25日(金)11時34分配信

ランペドゥーサ島沖でイタリア当局に保護される北アフリカからの人たちを乗せたボート=2011年2月13日、AP

 【ローマ藤原章生、ブリュッセル福島良典】チュニジア、エジプトからリビアへの民衆蜂起の飛び火を受け、地中海を挟み「対岸」に位置する南欧諸国が難民・移民の流入に対する警戒を強めている。イタリアはリビアから「100万〜150万人」(マローニ内相)が押し寄せかねないとして欧州連合(EU、加盟27カ国)に支援を求めている。だが、北欧・中欧諸国の反応は鈍く、中東激震でEUの「連帯」が揺らいでいる。

 地中海に浮かぶイタリア領ランペドゥーサ島には13日以降、チュニジアから8000人以上が漁船や船外機付きボートで漂着した。政変で国を追われた政治難民と、欧州に職を求める不法移民だ。イタリア政府は約6500人を本土などの施設に移し、EUも聞き取り調査にあたる専門家などを派遣した。

 ランペドゥーサ島などイタリア沿岸部への漂着者は07年まで年間2万人強で推移していたが、08年に約3万7000人に増えた。ベルルスコーニ政権が09年に同島の収容施設を閉じて漂着船を追い返す措置を取った結果、09年に約9600人となり、10年には3000人台にまで減ったところだった。

 チュニジア政変に続きリビア情勢が悪化すれば、イタリアを目指して地中海を渡る難民や不法移民が急増し、社会不安を招きかねない。懸念を見透かしたようにリビアの最高指導者、カダフィ大佐は「反政府デモを支持すれば移民対策の協力をやめる」とEUに脅迫状を突き付けている。

 グテーレス国連難民高等弁務官は欧州諸国に対して、リビアの内戦突入時などに発生が想定される難民の保護を要請している。危機感を深めるイタリアなど南欧6カ国は24日、ブリュッセルで開かれたEU内相会議で「欧州全体の問題だ」(マローニ内相)と主張、「難民受け入れ基金」を新設して、他加盟国も負担を分担するよう提案した。

 だが、内相会議では負担増を嫌う他加盟国から「現時点では難民の殺到は起きていない」(デメジエール独内相)、「イタリアから他国への難民の振り分けには反対だ」(フェクター・オーストリア内相)など南欧諸国に冷淡な発言が相次ぎ、EUとしての「一枚岩」の対応は打ち出せなかった。

2179チバQ:2011/02/26(土) 00:21:09
http://mainichi.jp/select/today/news/20110226k0000m030068000c.html
リビア:首都攻防戦…政府側反撃、100人死亡
2011年2月25日 20時53分

 【カイロ大前仁】リビアの首都トリポリ近郊で24日、最高指導者カダフィ大佐を支持する軍や民兵が反政府勢力に対する大規模な反撃を仕掛け、双方で約100人が死亡した。中東の衛星テレビ・アルジャジーラが伝えた。トリポリでは25日、イスラム教の金曜礼拝に合わせて大規模な反政府デモが呼びかけられており、徹底弾圧の構えを見せる軍や民兵との間で緊張が高まっている。

 軍などが反撃に出たのは、反政府勢力の支配下に入ったと伝えられていたトリポリの西約50キロの町アズザウィーヤ。軍側は自動小銃で武装し、反政府勢力が集まるモスク(イスラム教礼拝所)の尖塔(せんとう)を爆破したりした。反政府勢力も応戦し「市街戦」の様相を呈したという。リビア紙は死者数を23人と伝えた。

 また、同様に反政府勢力が制圧したトリポリの東約200キロの町ミスラタでも、カダフィ支持派が空港などを襲撃した。

 一方、カダフィ大佐は25日、物価高騰への対応として、各世帯に現金500リビア・ディナール(約400ドル)を支給し、公務員給与を150%増額すると発表した。反政府勢力の「トリポリ包囲網」が狭まっているのを受け、懐柔策を打ち出した形だ。

2180チバQ:2011/02/26(土) 00:22:21
http://www.asahi.com/international/update/0225/TKY201102250685.html
リビア首都で反体制デモ 治安部隊の銃撃で死傷者多数(1/2ページ)2011年2月25日23時33分
 【カイロ=古谷祐伸】リビアの首都トリポリで25日、イスラム教の金曜礼拝後、複数の場所で反体制派のデモが行われた。これに対し、カダフィ政権側の治安部隊が銃撃で鎮圧を図り、死傷者が多数出ている模様だ。反体制派による包囲網が狭まる中、厳戒態勢の首都でデモが強行されたことは、カダフィ政権の足元が揺らいでいることをあらためて浮き彫りにした。

 ロイター通信によると、トリポリ西部で昼の金曜礼拝後、住民数百人が抗議デモを始めた。治安部隊が発砲し、5人が死亡したと報じた。AFP通信の電話取材に応じた住民らによると、トリポリ東部の複数の場所でも銃声が聞こえ、2人が死亡したという。

 AP通信によると、首都各地では朝から、治安部隊が検問所を設置し、空港につづく道路に戦車を展開して、警戒を強めていた。中心部の「緑の広場」につながるミズラン通りで、「カダフィは国民の敵だ」と叫びながらデモ行進をする数千人規模を映したとされる映像が、インターネット上に投稿された。

 ベンガジやダルナなど東部の各都市では、金曜礼拝後、数万人規模の抗議集会が始まった。

 ベンガジを支配するデモ隊は、東部の油田の大半を制圧し、油田の稼働率は25%程度まで下がっていることも明らかにした。日量160万バレルをほこるリビアの原油の大半は東部で採掘されている。

 一方、政権側は25日、各家庭に500リビアディナール(約3万2千円)を支給し、公務員の給料は最大150%増やす「懐柔策」を発表した。アルジャジーラによると、トリポリでは銀行の閉鎖が続き、燃料や食料不足で物価が3倍に跳ね上がっている。

 外国人による国外退避の動きはさらに加速、米国政府が手配したフェリーは25日、米国人や外国人数百人を乗せて地中海の島国マルタへ向かった。

 カダフィ氏の後継候補とされる次男セイフルイスラム氏は25日、CNNのインタビューに「リビアで死ぬのがプランA。プランBは『リビアで死ぬ』。プランCも『リビアで死ぬ』だ」と強調した。

 国営ジャマヒリヤ通信は24日、セイフルイスラム氏が「リビアは世界中の記者に開放されている」と述べたと伝えた。だが米国務省によると、無許可の外国人記者はアルカイダの協力者と見なすと、リビア政府は警告している。

    ◇

 外務省は25日付で、リビア全土を対象に邦人の退避を勧告する危険情報を出した。

2181チバQ:2011/02/26(土) 00:24:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110225/mds11022522000014-n1.htm
迫る反体制派 首都周辺攻防
2011.2.25 21:55 (1/2ページ)

リビア北東部ベンガジの軍事施設で24日、反体制派が制圧したことを住民と一緒に祝う政府軍の元兵士ら(ロイター)
 【カイロ=大内清】内戦状態ともいえるリビアで、首都トリポリ周辺の攻防は一進一退の状況が続いている。最高指導者カダフィ大佐の軍などは装備で反体制派を圧倒しているものの、士気は決して高くなく統率も十分にとれていないとみられる。「反カダフィ」で一致した地方の部族や軍部隊を取り込んできた反体制派は、火力で劣るだけに結束の維持が今後の攻勢のカギを握りそうだ。

 24日、トリポリの西約50キロの要衝ザーウィヤで、反体制派が座り込みを行っていたモスク(イスラム教礼拝所)に、正規軍とアフリカ系傭兵(ようへい)の混成部隊が、機関銃と対空砲で攻撃。住民のひとりはAP通信への証言で、「(反体制派は)何人かがライフル銃を持っていただけだった」と語る。

 首都周辺の反体制派の主力は小銃程度で武装した住民らとみられ、カダフィ氏は宗教施設であろうと容赦せず、反体制派の弾圧に兵力を投入している。

 リビア陸軍の正規兵は約5万人。1969年の実権掌握以後、軍の反乱を恐れてきたカダフィ氏は、部隊を部族ごとに分割、各部族を争わせることで連携を阻止してきたとされる。

 一方で自らは傭兵部隊や民兵組織を握り、息子たちにもそれぞれの部隊を持たせて、首都周辺の防衛を固めてきた。米紙ニューヨーク・タイムズによると、チャドやスーダンなどから集めた傭兵部隊は約2500人。空軍には出身部族のカダドゥファ族を多数起用している。

 主要部族の多くが「反カダフィ」で一致したのを受けて各地の軍部隊が反体制派に次々寝返った後も、首都周辺では火力で優勢を保っているのはこのためだ。

 半面、カダフィ氏側は士気の低下が目立つ。

 APによると、トリポリの東約200キロの第3の都市ミスラタ近くで24日発生した空港の支配権をめぐる戦闘では、ライフル銃で武装しただけの反体制派に対し、政権側民兵は迫撃砲などを使用したが、空軍学校の将校らが反体制派側につき、民兵を撃退した。

 23日には反体制派の支配下に入った北東部の第2の都市ベンガジの攻撃を命じられた空軍のパイロットが、命令を拒否してパラシュートで脱出。七男ハミース氏の直轄部隊での命令拒否も伝えられる。

 一方、ザーウィヤの反体制派は24日の激戦後も再びデモを実施するなど、士気は衰えていない。東部を制圧した反体制派は、22日に反体制派に合流したオベイディ前公安書記(公安相)らを軸に、部隊の指揮を統一したとしている。

 カダフィ氏側を追い詰めるには、東部と首都周辺の反体制派の一体化がカギだが、それには各部隊が属する部族の協力が不可欠だ。各部族は現在、それぞれの居住地域の石油関連施設を押さえているが、次の出方ははっきりしていない。

 今後は政権側から各部族への懐柔や分断工作も予想される。衝突の長期化も考えられる中、部族が団結を保てるかが反体制派の勢いを維持するカギとなる。

2182チバQ:2011/02/26(土) 00:26:24
http://www.asahi.com/international/update/0225/TKY201102250618.html
デモ弾圧の傭兵、寄せ集めも リビア反体制派、心寄せる(1/2ページ)2011年2月25日22時13分


反体制派に捕らえられたチャド出身の若者ら政府側の傭兵たち=25日、リビア・ダルナ、越田省吾撮影

捕らえた外国人傭兵のパスポート。チャド出身だが、リビアの旅券が1月31日に発給されていた=25日、リビア・ベイダ、越田省吾撮影
 【ダルナ(リビア東部)=井上道夫】リビアのカダフィ大佐に雇われたアフリカ系兵士が、教室の一角にうずくまっていた。記者と目が合うと、不安そうな表情でじっと見つめ返してきた。反体制派側の調べに「チャドから10日前にやってきた」と証言する16歳の少年だった。

 リビアでは、政権側が反体制派に激しい攻撃を加えている。その中心となっているのがアフリカ系傭兵(ようへい)部隊だ。反体制派が制圧したリビア東部ダルナに25日入り、捕らえられた傭兵らの拘置所として使われている高校を訪れた。

 拘置所の責任者によると、中東で反政府デモが広がったことを受け、政権が兵士をかき集めた形跡がある。

 2月中旬、リビアの南隣にあるチャドをカダフィ政権の使者が訪れ、「平和的なデモに参加するだけ」と言って人を集めた。だが、応じた人たちがリビアに入ると、「お前たちには戦ってもらう」と武器を渡されたという。

 傭兵への取材は認められなかったが、反体制派が押収したある傭兵のパスポートにはチャド生まれとの記載があった。今年1月に発行されたリビアのパスポートで、デモが拡大し始めた今月16日にリビア航空を使ってチャドからトリポリに入国していた。

 ただ、今回の戦闘に参加している傭兵部隊の多くは、デモ前からリビアで暮らしていた兵士らと見られる。カダフィ氏が傭兵部隊を結成したのは1980年代半ばとされ、ナイジェリアやチャド、ウガンダなどから若者を連れてきて、リビア国籍を与えた。カダフィ氏に対する忠誠心は高い。

 傭兵部隊との戦闘で殺害された住民は、ダルナや周辺のシャハット、ベイダなどを合わせると60人を超える。

 校門前や校舎内では機関銃を持った自警団が警戒に当たっているが、住民側は食べ物や衣服を差し入れている。正午前には、昼食のパンやチーズ、ビスケットが配られていた。反体制派の一人はこう語る。「貧しさでどうしようもない状況でやってきたのだろう。悪いのは彼らじゃない。利用したカダフィこそ悪の根源だ」

2183チバQ:2011/02/26(土) 00:27:16
http://mainichi.jp/select/world/news/20110226k0000m030084000c.html
リビア:「自由への戦い、まだ続く」…北東部デルナ
 【デルナ(リビア北東部)和田浩明】11の墓所には、赤い花が手向けられていた。リビア北東部デルナ。反体制派住民が実効支配を確立するまでの警察などとの衝突で死亡した若者たちが眠る。併設されたモスクには、過去の弾圧で亡くなった人々の写真も飾られ、訪れた住民たちが見入っていた。

 ◇11人眠る墓、住民ら花を手向け
 複数の住民によると、デルナでは17日に最高指導者カダフィ大佐の退陣を求めるデモが発生。警察が鎮圧のため発砲し5人が死亡した。遺体が遺族に引き渡されなかったため、怒った住民数千人が警察署を取り囲んで抗議。警官は逃亡し、静観していた軍も19日には住民側に加わったという。

 だが、戦いは終わりではなかった。21日になって、「約60キロ離れた空港にアフリカ人雇い兵が到着した」(軍関係者)という。デルナの一部住民は近隣都市の住民と協力して空港を包囲し、雇い兵側と戦闘になった。この際にさらに6人が死亡。雇い兵らは結局降伏し、約30人が捕らえられ、近くの都市の拘束施設に送られたという。

 リビア南部で勤務経験がある軍関係者によると、カダフィ政権はチャドやナイジェリアなど隣国の反政府勢力にリビア国内のキャンプを提供、資金援助も行っていた。この関係者は「今回の雇い兵投入にはそうしたコネクションも使っているのではないか」と疑う。

 カダフィ氏の次男セイフ・アルイスラム氏は21日の演説でデルナを名指しして演説し、「イスラム原理主義者が蜂起の背景にいる」と批判。これに対し自治組織メンバーのマフムード医師(65)は「我々は普通のイスラム教徒。過激派なんてとんでもない」と反論する。カダフィ政権は、昔から政権批判が盛んだったデルナなど東部の諸都市を「分離独立を狙っている」とも批判するが、「首都はトリポリだ。国を割るつもりもない」(同医師)というのが自治組織の立場だ。

 「我々が求めるのは、憲法を持ち、議会が機能し、国際的にも友好関係を維持する民主的国家だ」と自治組織メンバーのハリード氏(46)が説明した。

 人口約10万のデルナは商業港を持つが、17日の反体制デモ発生以来、港湾活動は停止中だという。市内の商店も多くはシャッターを下ろしたまま。学校も休校中だ。ハリード氏は「自由を求める我々の戦いはまだ続いている。国際社会も支援してほしい」と話した。

2184チバQ:2011/02/26(土) 00:28:12
http://mainichi.jp/select/world/news/20110226k0000m030064000c.html
リビア:「自治委員会」結成の動き…東部

24日、反政府勢力が制圧したリビア東部ベンガジの基地で、戦車の上で遊ぶ子供たち=AP 【カイロ伊藤智永】リビアで反政府デモが始まってから25日で10日が過ぎた。反政府派が制圧した東部では、市民が自警団を組織し、住民側に付いた警察や治安部隊と協力して町を守っている。市民代表が、リビア社会で根強い影響力を持つ各部族の年長者や学識経験者を交えた「自治委員会」を結成する動きも始まっている。

 東部の主要都市ベンガジ(64万人)では、騒乱が治まった後、店は開き、交通も普段通りだ。男性医師(39)は毎日新聞の電話取材に「まだ備蓄があって物価は上がっていないが、町の外から物が入ってこないので心配だ」と語った。

 変化は、通りから警官の姿が消えたことだ。会社員のムスタファさん(45)は「警官たちは制服を脱いで、我々に加わった。2日前から、襲撃されて荒れた警察署を一緒に直している」と説明。市民が交代で裁判所や市役所など公共機関を囲み、カダフィ派が入れないようにチェックしているという。

 最も早い段階で反政府派が支配権を握ったアルベイダでは24日、地方議会に当たる地方人民会議の議場に、各部族のリーダーたち約200人が集まり、事態への対応を協議した。中東の衛星テレビ・アルアラビーヤによると、カダフィ政権の市民に対する弾圧を非難し、退陣要求を決議したという。

 リビアは最高指導者のカダフィ大佐が代議制を否定しているため、18歳以上の全国民による直接民主制が建前だ。独裁体制なので形式的な議会だが、国会に当たる全人民会議の下に、地方人民会議が置かれ、さらに全国を468地区に分けた基礎人民会議があり、それぞれに人民委員会という行政機関が設置されている。

 アルベイダで開かれた会議は、既存の地方人民会議を元にした集まりとされ、反政府デモを主導した市民らが加わっているのかは不明。「自治委員会」との連携も手探りの段階とみられる。

 カダフィ氏は22日のテレビ演説で、地方に予算や権限を大幅に移譲する「自治評議会」の設立を表明。各地の部族長たちを取り込みたい狙いだ。部族は石油権益にも影響力を持っているとされ、反体制派に付いた有力部族がカダフィ政権に圧力を掛けるため「石油輸出の停止」を示唆しているとの現地報道もある。今後、こうした勢力が一定の発言力を持つ可能性も予想される。

2185チバQ:2011/02/26(土) 00:29:35
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110225/fnc11022516330023-n1.htm
バーレーンの動向懸念 中東の金融センター飛び火なら市場大揺れ
2011.2.25 16:32
 中東・北アフリカの緊迫化で市場関係者は、ペルシャ湾の島国バーレーンの情勢の行方を注視している。「最大の産油国であるサウジアラビアを補完すると同時に、中東の金融センターの役割も担っている」(外資系アナリスト)ためだ。同国では25日に1万人規模の反政府デモが予定されており、政情不安が飛び火すれば、「原油価格はさらに跳ね上がり、世界の株式市場も大きく揺らぐ」(エコノミスト)と懸念されている。

 24、25日にかけて原油市場や金融市場は、いったん落ち着きをみせた。24日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、利益確定売りに押されて4営業日ぶりに反落。早朝の時間外取引では一時1バレル=103ドル台まで上昇したが、その後、サウジアラビアが原油増産を示唆したほか、「リビアの最高指導者カダフィ大佐が撃たれた」(米メディア)とのうわさも売りを誘った。

 25日の東京株式市場も、4日ぶりに反発。これまで大きく値を下げ、割安感が出てきた自動車や電機、精密機器、銀行などが買い戻された。アジア市場も堅調に推移した。

 ただ、市場では「原油相場の高止まりが長期化し、回復途上の先進国の景気の足を引っ張り、牽引役の新興国のインフレを加速させる」(民間エコノミスト)との懸念は根強い。

 特に懸念されているのが、バーレーンへの飛び火だ。首都マナマでは25日に、「王制打倒」を訴えるイスラム教シーア派系最大野党「ウェファク」の支持者らによる1万人規模の反政府デモが行われる予定。当初は弾圧に乗り出した政府側も強硬策を控えているほか、ウェファク側も平和的なデモを継続する方針とされ、リビアのような泥沼化のリスクは小さいとみられる。

 ただ、「ハマド国王が退陣する気配はまったくなく、デモの長期化や拡大で、原油生産が滞る懸念はぬぐえない」(商社筋)という。

2186チバQ:2011/02/26(土) 00:30:42
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011022502000188.html
アルジェリア非常事態解除 19年ぶり、野党に譲歩
2011年2月25日 夕刊

 【カイロ=内田康】北アフリカのアルジェリア政府は二十四日、十九年間続いていた非常事態宣言を解除した。ロイター通信などが伝えた。

 中東の各国と同様、同国でも反政府デモが続いており、野党勢力の要求にブーテフリカ政権が譲歩した形だ。

 同国では一九九一年の総選挙でイスラム原理主義勢力が圧勝。しかし、翌年に軍部が政権を掌握して非常事態を宣言し、イスラム原理主義勢力を非合法化した。

 宣言は当局による同勢力弾圧に使われたが、野党勢力などは、近年は政治的自由の抑圧に利用されていると主張していた。

2187チバQ:2011/02/26(土) 00:31:09
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011022502000029.html
リビア東部ルポ 「女性や子供次々殺害」
2011年2月25日 朝刊

24日、リビア東部国境のムサイドで、革命評議会の施設にあるカダフィ大佐の革命思想を記した「緑の書」のモニュメントを壊す市民ら=弓削雅人撮影


 【ムサイド(リビア東部)=弓削雅人】リビアで続く騒乱で、反政府派が制圧した同国東部ムサイドに二十四日、エジプト国境から陸路で入った。最高指導者カダフィ大佐にちなむモニュメントが粉々に破壊され、住民は「新しい国を造る」と気勢を上げていた。

 国境を通過する際、リビア側の入国審査はなく、政府の国境審査官たちは姿を消していた。道路沿いには、住民らが組織した自警団が何カ所か検問所を設置。だが、簡単な所持品検査だけで、自警団メンバーの一人は、記者(弓削)に手を振り歓迎してくれた。

 ムサイドには赤、黒、緑の三色旗が、あちこちに掲げられていた。一九六九年に無血クーデターを成功させたカダフィ氏が、政権を発足させるまで統治していた王制時代の国旗だ。町の中心部ではカダフィ氏唯一の著書である「緑の書」のモニュメントの残骸に向け大きな石を投げつける人々の姿も見られた。

 ムサイドでは反政府派と政権側の軍などとの激しい戦闘はなかったというが、周辺の町では凄惨(せいさん)な殺し合いがあり、大勢の人が避難してきている。

 教員のドゥーギさん(50)は「おととい、ベイダから逃げてきた。(カダフィ政権の)外国人部隊が、女性や子どもたちを次々と殺害していた」と青ざめた表情で語った。

 現在も首都トリポリ近郊では激しい戦闘が続いており、商店主サーレさん(48)は「戦闘が激しいと親類が知らせてきたが、電話はすぐに切れてしまう。大丈夫なのだろうか」と心配そうだ。

 記者を案内してくれたタクシー運転手のムハンマドさん(27)は、言葉に力を込めた。「リビアは既に、おれたちの国になったんだ。カダフィには出ていってもらう」

2188チバQ:2011/02/26(土) 00:32:18
http://www.asahi.com/international/update/0225/TKY201102250144.html
カダフィ夫人はウィーンで買い物ざんまい 現地紙が報道2011年2月25日11時6分

 【ウィーン=玉川透】反体制デモの拡大で窮地に立たされているリビアの最高指導者カダフィ大佐の妻サフィア夫人が、先週、お忍びでウィーンを訪れ、買い物ざんまいの日々を送っていたと、オーストリア紙が24日報じた。

 日刊紙「エスタライヒ」が在ウィーンのリビア大使館関係者の話として伝えたところでは、サフィア夫人は数日間、ウィーン中心部の最高級ホテルに滞在。20人以上の護衛に守られ、親族ら数人とブランド街でショッピングを楽しみ、ホテルや大使館に買い物袋がいくつも運び込まれたという。また、夫人のスケジュールには病院での診療も組み込まれていたという。

 この大使館関係者は「夫人らはいろいろな物を今のうちに買いだめしておきたかったようだ」と同紙に語った。

 AP通信などによると、在ウィーンのリビア大使館は23日、カダフィ政権のデモ弾圧を非難する声明を発表した。

 カダフィ一家とウィーンの縁は深く、カダフィ氏の次男セイフルイスラム氏がウィーンの大学に留学。ナチス擁護発言で物議を醸し、2008年に事故死したオーストリアの極右政党党首ハイダー氏とも親交があったとされる。

2189チバQ:2011/02/26(土) 00:34:42
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201102250032.html
リビアで反体制派勢いづく、原油供給懸念にサウジなどが対応へ2011年2月25日

 [ベンガジ/ワシントン/リヤド/ロンドン/パリ/ローマ/北京 24日 ロイター] 混乱が続くリビアでは24日、反体制派勢力の都市制圧が進み、一部主要石油ターミナルも管理下に置かれた。体制派勢力は首都トリポリ近郊で反撃に乗り出したが、反体制派の勢いを抑えることはできず、首都攻防が現実味を帯びつつある。

 リビア情勢を受けた国際社会の動きも活発化。オバマ米大統領は、リビア問題で仏英伊の首脳と協議。また、リビアでの原油生産が停止状態になり、原油の供給不足への懸念が高まるなか、サウジアラビアや関係国際機関などが対応に乗り出した。

 <反政府勢力が主要石油施設を管理下>

 反政府勢力は地方都市を次々と制圧。さらに首都トリポリの東にある主要な石油・石油製品ターミナルを管理下に置いた。同地域の住民と連絡を取っているベンガジの住民は、ロイターに対し、ラスラヌフとマルサ・エル・ブレガにある石油・石油製品ターミナルが反政府勢力によって守られている、と語った。

 こうしたなか、現地の外国企業にも被害がでている。

 中国商務省は24日、反政府デモに対し武力弾圧が行われているリビアで、略奪や破壊などにより中国系企業に大きな経済的被害が出ていることを明らかにした。 商務省によると、リビア在住の中国人は3万6000人で、中国企業75社が同国に進出している。

 同省のウェブサイトに公表された声明によると、27の建設現場や宿泊施設が「攻撃を受け略奪された」という。具体的な被害額には言及していないが「中国はリビアで大規模な経済的損失を受けた。作業現場での略奪、車両や機械の破壊・放火、オフィス設備の損壊、現金の盗難などが起きた」としている。

 <米大統領が欧州の首脳と電話会談、スイスは大佐関連資産凍結へ>

 オバマ米大統領は24日、リビアへの対応策について、キャメロン英首相、フランスのサルコジ大統領、イタリアのベルルスコーニ首相と、個別に電話で会談した。 ホワイトハウスは「リビア政府にその行動の責任を持たせる上での複数の選択肢を協議した。人道支援計画についても話した」としている。

 スイスは24日、リビアのカダフィ大佐とその家族がスイス国内に保有している可能性のある資産は、全て凍結すると発表した。

 スイス外務省は声明で「連邦議会は、カダフィ大佐による国民への暴力行為を強く非難する。この状況をふまえ、連邦議会はカダフィ大佐がスイス国内に保有している可能性のある全資産を凍結することを決定した」と表明した。 外務省の報道官は、カダフィ大佐やその親族が同国内に資産を保有しているかどうかは現時点でわからないが、数週間以内に公表する、と述べた。

 これに対し、リビア外務省は「この根拠のない声明に関してスイス政府を訴えるため全ての法的手続きをとる」との声明を発表した。

 <IEA、サウジが原油不足懸念に対応>

 リビアの混乱で、国際原油価格が急伸するなか、石油輸出国機構(OPEC)加盟国や国際機関が対応に乗り出した。

 国際エネルギー機関(IEA)は24日、OPECに対し、必要ならば余剰生産能力を活用するようあらためて求めた。IEAは声明で「産油国は十分な余剰能力を持っている」として、消費国も産油国も、市場に十分な原油を供給するための「手段を手にしている」と指摘した。 その上で「IEAは、必要と判断された場合、現行の集団対応メカニズムを稼動させる用意が常にある」として、緊急備蓄を活用する用意があることを明らかにした。

 サウジアラビアは、リビア情勢の影響で供給障害がでているスペインとイタリアの石油企業に対し、不足分を補う意向を示した。またサウジ国内のパイプラインを通じて、欧州側に早急に供給することが可能としている。サウジの関係筋がロイターに明らかにした。

 まだ企業側からの要請はないという。

 この関係筋は「欧州の精油企業と、どのような質の石油が必要なのか協議しており、必要ならば早急に輸送する用意がある。具体的な措置を講ずる前に、どのような種類が必要かを調べる必要がある。石油輸出国機構(OPEC)の一部諸国は、原油の欧州への供給方法を検討し始めた」とした上で「サウジは(リビアと)同様の石油を供給することが可能で、意向をもっている」と述べた。

 ただ、欧州の石油業界関係筋は、質が違うためサウジが同様の石油を供給できるかどうか疑問を示している。

2190チバQ:2011/02/26(土) 00:35:01
 また、混乱の影響でリビアの原油生産は減少しているが、減少幅の予想にばらつきがある。

 イタリアの石油会社ENIのパオロ・スカロニ最高経営責任者(CEO)は、リビアの混乱で同国の原油生産が日量120万バレル(75%)減少しているとの見方を示した。 IEAは、より小幅な減少を見込んでいる。

 ロイターの算出によると、石油会社や業界関係筋がこれまでに示したリビアの原油生産の減少幅見通しは日量40万バレル超で、ENIの見通しはこの3倍の水準。 IEAは声明で、リビアに言及しながったが、「現時点で」日量50万─75万バレル(世界の1日当たりの原油消費量の1%未満)の原油供給が市場から消えているとの見方を示した。

 リビアの原油生産は通常、日量約160万バレル(世界生産の約2%)。このうち日量約130万バレルが主に欧州に輸出されている。

 <原油先物は反落、カダフィ大佐が死亡とのうわさ>

 国際商品価格は不安定な動き。

 米原油先物は一時、2008年9月以来の高値となる103.41ドルまで上昇したが、サウジのニュースや、カダフィ大佐が死亡したとのうわさで反落。4月限は24日のニューヨーク取引で0.82ドル安の97.28ドルで終了した。

 影響は他の市場にも波及。インフレと地政学的リスクへの懸念がやや後退し、金が下落に転じる一方、3日続落していた銅は上昇した。

 5日続伸していたCRB指数は0.6%安となった。

2191チバQ:2011/02/26(土) 10:05:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110226/mds11022609420005-n1.htm
カダフィの呆れた放蕩息子 ビヨンセ呼んで“ドンチャン騒ぎ”
2011.2.26 09:39 (1/2ページ)

放蕩三昧のカダフィ一家が、金でビヨンセを独り占め
 リビアの最高指導者、カダフィ大佐(68)の正体が次々に暴露される中、彼の息子たちも親の権力をカサに放蕩三昧。特に4男のムアタシム国家安全保障顧問はカリブの海に浮かぶ島で、あの歌姫、ビヨンセに100万ドル(8200万円)のギャラを払って歌わせていたというニュースが流れた。(夕刊フジ)

 発信元はウィキリークス。これにFOXテレビ、ニューヨーク・デーリー・ニューズなど世界のメディアが飛びついた。

 ウィキリークスは米国の大使館員らが本国に送った秘密の電文を暴露したことで一躍世界的に有名になったが、今回もカダフィ大佐の子供たちがリビアを食い物にし、わがままの限りを尽くしている情報を伝えている。

 それによると、カダフィ大佐には7男1女がいるが、海運関係を一手にする5男のハンニバルは2008年、滞在先のスイスのホテルで従業員を殴打した。

 警察沙汰になるとスイスへの石油の輸出を止めたほか、09年には「もう離婚したい」とロンドンに逃げた元モデルの妻を追いかけ、暴行。イギリス警察には「事故でケガをした」と虚偽の報告をして事件を隠蔽しようとしたという。

 3男のサアディーは酒と麻薬の噂が絶えず、4男のムアタシムも08年、リビアの石油会社の会長に12億ドル(9億8400万円)を現金でよこせと脅したともいわれる。

 今回明らかになったのはそのムアタシムの王侯貴族のような振る舞い。

 09年と10年の大みそかにカリブ海に浮かぶセントバート島で派手なパーティーを開き、そこに歌手のビヨンセを呼び、少なくとも100万ドルのギャラを支払ったという。FOXテレビはマライア・キャリーもいたと伝えている。

 革命家、砂漠の狂犬、アラブの暴れん坊の異名をとるカダフィ大佐。ウィキリークスの情報が本当なら、子供たちもまた父の血を受け継いだということか。

2192チバQ:2011/02/26(土) 10:05:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110225/mds11022523540020-n1.htm
「死者と血でいっぱいだ」 トリポリ衝突、目撃者証言
2011.2.25 23:51

25日、リビア・ベンガジで衝突により死亡した人のひつぎを運ぶ人々(ロイター=共同)
 「死者と血でいっぱいだ」。25日、リビアの首都トリポリで、カダフィ政権支持派の民兵らが、金曜の集団礼拝を終えた反政府デモ隊に発砲した。「民兵は無差別に撃ってきた」「これは虐殺だ」。目撃者は欧米メディアなどに悲痛な叫びを語った。

 AP通信などが目撃者の話として伝えたところによると、デモ隊はトリポリ中心部のモスク(イスラム教礼拝所)で礼拝後「カダフィを追放しろ」と連呼し、民兵と衝突。民兵らは丸腰のデモ隊を「無差別に撃った」という。

 現場に居合わせた地元記者は中東の衛星テレビ、アルジャジーラに「現場は死者と血でいっぱいだ。犠牲者の数は分からない」と上ずった声で話した。(共同)

2193チバQ:2011/02/26(土) 16:05:18
http://mainichi.jp/select/world/news/20110226dde001010013000c.html
リビア:チュニジア国境、数千人避難 死んだ町「雇い兵が殺しに来る」

持ち出せるだけの荷物をかつぎリビア西部の町、アズザウィーヤから国境を越えチュニジア側のラサジールに避難したエジプト人たち=2011年2月25日、藤原章生撮影 【ラサジール(チュニジア南東部リビア国境)藤原章生】「町は8日前、突然死んだようになった」。リビアと国境を接するチュニジア・ラサジール。まばらに低木が生えた砂漠にある町は25日、リビアからの避難民数千人であふれかえった。国籍はエジプト、チュニジア、トルコ、インド、中国などさまざまで、カダフィ政権側と反政府派の戦闘が首都トリポリ周辺で激化する中、周辺部の町の機能が完全に停止、「何が起きるかわからない」という恐怖が彼らを出国に駆り立てている。

 「アフリカの雇い兵が殺しに来る、レイプされるといったうわさが広まった。緊張したリビア人の暴力が我々外国人に向かうのが怖くなり、脱出を決めた」。リビア西部の町で食料品の小売商をしているチュニジア人のボウアジスさん(45)は脱出の理由を語る。長年リビアにいたチュニジア人男性は「雇い兵は(リビアの最高指導者)カダフィ大佐がずいぶん前にアフリカ中西部から呼んだ少年兵だ」と証言する。

 トリポリと国境までの幹線道は依然カダフィ政権の手中にあるようだ。避難民たちはみな途中で10回以上もボディーチェックを受けている。だが、堅固に見えるその支配も粘り強い反政府デモで揺らいでいる。

 西部の町から国境へと逃げる途中、銃撃音を聞いた中国人建設労働者リー・アンさん(26)は「大使館の指示に従い中国への帰国を決めた」と話す。

 「我々を受け入れていたリビア政府関係者と8日前から連絡が取れなくなり、仕事が止まった。町の商店はすべて閉まり、通信手段も途絶えがちになった」とインド人建設労働者の一人は西部の町がゴーストタウン化している様子を語った。

 チュニジア・ラサジールは元々、入国管理局、警察やカフェがあるだけの町だ。今、チュニジア全土から集まったボランティア約300人が避難民に飲食、交通手段を無料で与えている。国境のリビア側は25日夜現在も、閉ざされたままだ。

毎日新聞 2011年2月26日 東京夕刊

2194チバQ:2011/02/26(土) 16:06:04
http://mainichi.jp/select/today/news/20110226k0000e030039000c.html
リビア:首都で衝突、多数の死者 カダフィ氏「徹底抗戦」
2011年2月26日 11時23分

 【カイロ大前仁】最高指導者カダフィ大佐を支持する治安部隊がデモ隊に発砲したリビアの首都トリポリで25日、反政府勢力と治安部隊の散発的な衝突が続き、さらに多数の死傷者が出ている模様だ。報道によると、24日に治安部隊の攻撃を受けた西部のアズザウィーヤは反政府勢力が治安部隊を撃退、トリポリの東にあるミスラタも勢力下に置いている模様で、首都近郊で緊張が続いている。一方、大佐は25日夕にトリポリで演説し、徹底抗戦を訴えた。

 大佐は同市中心部の「緑の広場」で数千人の支持者を前に時折、拳を振り上げ「いかなる外国からの侵略も駆逐できる。必要ならば武器庫を開く」などと大声を張り上げた。

 トリポリでは狙撃手が建物から無差別に発砲したとの情報があるほか、国営テレビがモスク(イスラム教礼拝所)から逃げ出す市民の映像を流したと伝えられており、政権側は市民が反政府活動に加担しないように「警告」を与えたとみられる。

 ロイター通信は同日、軍や警察がトリポリ市内で大がかりな通行車両の検問を実施したと報じた。反政府勢力の侵入を防ぐため厳戒態勢を敷いているとみられる。

 一方、同通信によると、大佐の次男セイフ・アルイスラム氏は25日、トリポリに招いた外国人記者団に「軍はミスラタ、アズザウィーヤで攻撃をやめ、テロリストたちに交渉の機会を与える」と述べ、26日までに反政府勢力との停戦交渉が行われるとの見通しを示した。反政府勢力の気勢をそぐ策略とみられる。一方でセイフ氏は、「この地で死ぬ」と抗戦の意思も明らかにしている。

2195チバQ:2011/02/26(土) 19:11:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110226/mds11022618000007-n1.htm
リビア・カダフィ大佐に付きそう官能金髪女性 「砂漠の狂犬」が籠絡したその素顔とは
2011.2.26 18:00 (1/4ページ)

リビアの国営テレビが22日に放映したカダフィ大佐の演説の映像。出国情報を否定し退陣を拒否した(AP)
 その独裁ぶりから「砂漠の狂犬」の異名を取るリビアの最高指導者カダフィ大佐には、「官能的な金髪」の白衣の天使がそばに寄り添っているらしい。内部告発サイト「ウィキリークス」に流出した米政府公電の中に「カダフィ大佐はウクライナ人の看護婦に頼り切っている」との記述があった。狂犬の素顔を知る女性とは果たしてどんな人物なのか。(佐々木正明)

 米国のリビア大使が「カダフィ大佐の奇行をかいま見る」として本国へ公電を送ったのは2009年9月29日のこと。大佐が国連総会に出席するために、ニューヨーク入りした直後のタイミングだった。大佐は総会で「安保理はテロ理事会と呼ぶべきだ」「新型インフルエンザウイルスは研究所で開発された兵器」などと演説、ニューヨーク中心部に宿泊テントの設営を試みるなど、常軌を逸した言動で盛んにメディアに取り上げられていた。

 この公電にはさまざまな角度の情報からの大佐の行動分析が記されていた。「(ビルなどの)高い階でとどまるのをひどく毛嫌いしている」「洋上飛行が嫌い。8時間以上のフライトはできない」「乗馬やフラメンコのダンスを楽しむ」「大統領を警護する女性だけのボディーガード隊の役割が低下している」など。

 そして、大佐は自身が選んだ限られた人物との依存関係にあると説明され、「大佐は『官能的な金髪女性』と称されるウクライナ人看護婦、『ガリーナ・XXXXXXX』(★Xで苗字を匿名にしている)さん(写真はhttp://www.segodnya.ua/print/news/14200046.html)に頼り切っている。大佐は彼女なしでは旅行もできない。そして、彼女は大佐の日々の行動を把握している」と記されていた。また、某大使館筋の話として「大佐とこの38歳の女性は恋愛関係にある」とも報告された。

 公電の漏洩(ろうえい)の後、ウクライナではガリーナさんについての話題で持ち切りとなった。ウクライナのニュースサイト「シヴォードニャ(今日)」は20歳のガリーナさんの娘、タチアーナさんとの接触に成功。独占インタビューを掲載し、記事には「「私のママが、カダフィ大佐の愛人?そんなバカな」との見出しがついた。娘はガリーナさんがリビアに渡った経緯や現地での生活ぶりを赤裸々に語った。

 本名をガリーナ・カロートニツァさんという。1986年に起きたチェルノブイリ原発事故の後、放射線の悪影響を考えたガリーナさんはカザフスタンへと移住。現地の看護学校を卒業し、男性と恋に落ちた。そうして生まれたのがタチアーナさん。しかし、男性は父親になってまもなく亡くなってしまった。

 娘1人を抱え、生活に困り果てたガリーナさんはキエフの派遣会社の斡旋(あつせん)をもとに8年前、リビアに渡った。待遇は良く、無料の住宅と月給2千ドルが保障されていたという。

 最初は軍付属病院で働き、後にカダフィ大佐の元へと移動した。リビアには他のウクライナ出身の看護婦も出稼ぎに来ており、ガリーナさんはその中の1人だった。娘は「なぜか、カダフィ大佐はリビア人の看護を信用していないのよ」と語った。

 ガリーナさんの仕事は忙しく深夜にまで及ぶことががたびたびあった。そして、大佐の出張があると必ず随行した。大佐は砂漠が好きで、側近だけを伴い、テントを張って砂漠で長い間、過ごすことがある。大佐と「個人的な関係がある」というガリーナさんも一緒に随行する。ガリーナさんは「暑くて大変」とこぼすが、「大佐はとても良い人だ」との感想も娘に漏らしている。

2196チバQ:2011/02/26(土) 19:12:01
 タチアーナさんは幼いころ、リビアの母の元で1年間だけ一緒に住んだことがあった。ガリーナさんは簡素だが4つの部屋がある大きなマンションに住んでいた。タチアーナさんはアラビア語を習得し、カダフィ大佐とも仲良くしようと期待したが、大佐は気難しい人でうまくゆかなかった。しばらくして、ウクライナが恋しくなって、タチアーナさんだけ戻ってきた。

 「ママも恋しがっていて、ウクライナに帰りたがっている。でも仕事はうまくいっているから、いつ帰って来るかはわからない」

 大佐は08年11月にウクライナに公式訪問したとき、タチアーナさんの家にもわざわざやってきたという。ガリーナさんの母親(タチアーナさんの祖母)にも会い、懸命な看護活動について感謝を伝えた。そうして、側近しか付けることが許されていない、文字盤に大佐の写真が入った黄金の腕時計をプレゼントしていったという。

 ガリーナさんは毎年、ウクライナに帰郷し、夏には娘と一緒に欧州方面へと旅行にもでかける。母親の仕送りで、一家は裕福になり、娘はキエフの大学にも通えるようになった。

 リビアからは毎日のように娘の元へ電話もかかってくるという。しかし、これは今から、2カ月前の話。いまはどうなっているかわからない。ウィキリークスの公電が明るみに出た直後の電話で、母親は娘にこう語ったという。

 「こんなうわさはでたらめよ。これは謀反よ」

 ガリーナさんも愛人説を否定した。

 「私のママが、大佐の恋人なんてばかげた事。ママは一度もそんなことを語ったことはないし、ただ、大佐のもとで看護婦として働いているだけ。ママはその人生に満足しているし、そのことが私を助けている」

 41年間、権勢を誇ったカダフィ大佐は反政府闘争が激しくなり、追いつめられている。ウクライナでは、「ガリーナさんは大佐と一緒に亡命するのでは」との情報も飛び交っている。

 独裁政治に反旗を翻した反カダフィ派は、一族支配の打倒をも目指しており、大佐と親密な関係を結ぶガリーナさんの運命がどうなるかは誰も予想がつかない。

2197チバQ:2011/02/26(土) 21:13:18
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110227k0000m030037000c.html
国連人権理事会:リビア外交団「政権と決別」
 【カイロ伊藤智永、ニューヨーク山科武司】リビアの自国民に対する迫害を協議するため25日、緊急に開かれた国連人権理事会で、世界中の国々の代表を前に、リビアの外交団が全員でカダフィ政権との決別を宣言する場面があった。

 スイス・ジュネーブの国連欧州本部。反政府デモを武力弾圧しているリビアの人権侵害を各国が糾弾し、英仏主導で、リビアが昨年から務めている理事国の資格停止と、国際調査団の設立・派遣などを協議した。

 リビアは大使以下全員が欠席したが、午後の会議再開の冒頭、1人の書記官が議場に現れた。死者を悼むコーラン(イスラム教の聖典)の一節を朗読。議場に起立を促して弾圧の犠牲者に黙とうをささげ、発言した。

 「我が国の若者たちは今、闘いと抵抗の歴史に自らの血で新たな一章を記しつつあります。私たちジュネーブ代表部の外交官は全員で、市民とその自由意思を代表するしかないと決断しました」

 場内は大きな拍手に包まれ、議長は「難しい決断だったでしょう」とねぎらった。

 資格停止は英仏両国の主導で提案された。中国やロシアは資格停止を渋ったが、明確に反対はできず、最後は全会一致で決議が採択された。資格停止は、同理事会の前身の人権委員会時代を含めて前例がない。

 一方、国連安全保障理事会は25日、同国の情勢を協議した。毎日新聞が入手した決議案によると、最高指導者カダフィ大佐を名指しせずに、リビア政府による国民への攻撃を「人道に対する罪」に当たるとして国際刑事裁判所に付託することや、同国指導者らの資産凍結と国外渡航禁止、同国への武器輸出の禁止などが盛り込まれた。安保理は26日午前に協議を再開する。

 また、安保理に出席したリビアのシャルガム大使が、泣きそうな表情で、「兄弟カダフィよ、一人でリビアを去ってくれ」と訴える場面があった。

2198チバQ:2011/02/26(土) 21:15:25
http://www.asahi.com/special/meastdemo/TKY201102250241.html
「誰も殺されない国になって」日本のリビア人留学生2011年2月26日14時2分

 通りを走る子どもが撃たれ、病院内にも銃弾が飛び込む――。崩壊寸前のカダフィ政権が、反旗を翻した民衆を虐殺しているとみられるリビア。日本で暮らすリビア人にも、惨状が伝わっている。

 「傷ついた人々を助けたい」。東北大学大学院で薬学を学ぶモフセン・アッタイイブさん(30)はやるせなさを募らせる。

 昨年から日本政府の奨学金で留学。リビアでは首都トリポリで2番目に大きい病院で働いていた。

 かつての同僚から電話で聞く状況は、悪化の一途だ。

 「13歳の子どもが通りを走っているだけで銃撃された。銃撃がやまないため、その子を現場から45分間も収容できなかった」「病院内にいた看護師にも銃弾が当たった」

 リビア人を殺しているのは、報酬目当ての外国人傭兵(ようへい)らだという。数日前には政権関係者が「負傷者の治療をやめろ」と医師を病院から退去させようとした。だが医師たちはみな病院に残り、次から次へと運ばれてくる死傷者の手当てをしている。

 モフセンさんは、報道が統制されている母国に暮らす家族らに、電話などでリビアの情報を伝えている。「誰も殺されることのない国になってほしい。報道が真実を伝える国になってほしい」

 リビア情勢に詳しい専門家は、政権崩壊は近いとみる。

 2009年12月に明治大で衛星回線を使って、カダフィ氏と学生の対話集会を開いた同大軍縮平和研究所長の福田邦夫教授(貿易学)は「これほどもろく崩れるとは」と驚く。徐々に力を失い、後継者に権限を移していく形を予想していたからだ。

 福田教授は集会で、カダフィ氏の著書の翻訳を引き受ける約束をした。だが、正式に確認しようとしたところ、仲介役を名乗る10人近い人物がカダフィ氏本人への連絡を阻み、結局、接触できなかったという。

 「カダフィ氏に気に入られようと、二重三重の取り巻きが固めていた。『裸の王様』のような状態になってしまったのだろう」

 国際金融情報センターの福富満久・主任研究員は、リビアに憲法も議会もなく、もともと国家の体をなしていなかったことに、むしろ希望を見いだしている。「いわば更地の状態。政権が崩壊した場合、閣僚や国外に出ていた優秀な若い世代が手を携えれば、きちんとした国造りができるのではないか」

2199チバQ:2011/02/26(土) 21:16:18
http://www.asahi.com/special/meastdemo/NGY201102250032.html
銃撃戦・政府ビルに火…リビア脱出の日本人男性語る2011年2月26日11時44分
 反体制派と政府側の銃撃戦が続くリビアの首都トリポリを現地時間の24日夕方に脱出した日本人男性が、朝日新聞社の国際電話による取材に答え、混乱する現地の様子を語った。市内では夜になると銃声が響き、政府関係のビルには火が放たれていたという。

 男性は川崎市在住の会社員牧紀宏さん(48)。14日から社用でトリポリ中心部にあるホテルに滞在していた。

 牧さんによると、市内で銃声が聞かれ始めたのは、21日午前0時ごろから。「生まれて初めて聞く銃撃戦の音に、ただ部屋の中でじっとしているしかなかった」。その後も毎夜、銃撃が始まり、激しさを増した。「タタタ」という連射音、「パンパン」という単発の音に加え、「ドーン」という砲弾のような音も聞こえた。滞在したのは2階の部屋。じかに銃撃の様子は見えなかったが、銃声が近づくとカーテンを閉めてあかりを消し、部屋が狙われないようにした。

 ホテルの朝食は日に日に品数が減った。パンが無くなり、トマトなどの野菜がなくなり、最後はコーンフレークだけになった。

 会社の現地事務所に荷物を取りに行くため、現地スタッフの運転する車で外出した。警察署や政府関係のビルは火を放たれたのか、壁が黒く焼けこげ、窓ガラスは割れていた。破れかけたカダフィ大佐の肖像画も見た。

 23日、いったん空港に向かったが、予約した便には搭乗できなかった。「数千人の人々が殺到していて、搭乗手続きがまったく進まなかった」。日本大使館の職員が国旗を掲げて牧さんを誘導したが、無駄だった。人々が将棋倒しになり、血を流す場面にも遭遇。身の危険を感じてあきらめ、午後5時にはホテルに戻った。暗くなって銃撃が始まるのが怖かったからだ。

 牧さんによると、日本大使館からは23日夜、在留邦人に「24日中に国外退去してほしい。チャーター機を手配しているが、飛ばない可能性もある」とメールで連絡があったという。

 しかし、牧さんは自身が体験した空港での混乱から、「あいまいな(政府の)チャーター機に頼るより、自力での脱出を考えた方がよい」と判断。24日、現地スタッフと日本人社員5人で空港に向かった。1人はローマ行きの便、牧さんら4人はイタリア半島の南に位置するマルタ行きの便に搭乗できた。現地スタッフがアラビア語で航空会社と交渉したことが功を奏した。

 牧さんがマルタに到着したのは同日午後7時ごろ。日本にいる妻に電話し、「良かったね」という言葉を聞いて全身の力が抜けた。自身のツイッターには「おめでとう」のツイートが殺到していた。涙が止まらなかったという。(黄テツ=テツは撤のてへんがさんずい)

2200チバQ:2011/02/26(土) 21:49:41
http://mainichi.jp/select/world/news/20110227k0000m030031000c.html
リビア:デモで陥落の軍基地、見物市民であふれ…ベンガジ
 【ベンガジ(リビア北東部)和田浩明】リビアの最高指導者カダフィ大佐による反体制デモの弾圧で少なくとも数百人が死亡した同国第2の都市ベンガジに25日、入った。街の中央にある軍事基地は、政府側部隊と住民の死闘の場だったが、陥落した今は見物の市民であふれていた。

 リビアを揺るがす反体制デモの起点となったベンガジ。反政府派の実効支配後に開設されたラジオ局「自由ベンガジ」からは新たな革命歌が流れ、海沿いの広場には、自由の興奮にどよめく数万人の市民が集まっていた。

 この街の平和的抗議活動は15日に始まった。すぐに警察による実弾の弾圧を受けた。「カタイブ(軍団)」と呼ばれる基地からは、カダフィ大佐の息子に直属する部隊や外国人の雇い兵が容赦ない射撃を加えた。基地を陥落させた攻撃に参加したというイサムさん(54)は「国民を殺すことを何とも思っていない連中だ」と吐き捨てた。

 カタイブ周囲の壁には「ゲームオーバー」などカダフィ氏の退陣を促す落書きがある。一角に人が多数集まっている。「ここだ」「もっと掘れ」。若者数人が必死の形相でつるはしやスコップを振るっていた。地下に人を閉じ込めた獄がある可能性があるというのだ。「昨日、ついそこで市民への発砲を拒否した兵士60人が見つかったんだよ」と現場にいた男性が教えてくれた。

 基地内部を見回っていたファジさん(60)は「もう怖くない。なんとしてもカダフィを排除する」と語った。

2201チバQ:2011/02/26(土) 21:50:43
http://mainichi.jp/select/world/news/20110227k0000m030023000c.html
リビア:「カダフィはしぶとい」…出稼ぎチュニジア人
 【ラサジール(チュニジア南東部リビア国境)藤原章生】「(リビアの最高指導者)カダフィ(大佐)は手ごわい。チュニジアのベンアリ(前大統領)みたいにあっさり逃げないだろう」。リビア中部の町シルトから4日間かけて25日にチュニジアに戻ったモハメド・ファルジャッラさん(57)は長年、国境を往復してきた経験から語った。

 ファルジャッラさんはチュニジア中部モナスティル県の小さな町ウェルダニヌに生まれた。農業を経て町の消防士を25年勤め、55歳で引退した。貧しかったため40歳で結婚し、現在、16歳の息子と15、13歳の娘がいる。40代から休みの度にリビアに行き、土木作業を続けてきた。「自分のように何万人、何十万人のチュニジア人が食いぶちをリビアに頼っている」

 チュニジアの人口は約1000万人。リビアは10倍超の国土がありながら、人口は約640万人にすぎない。チュニジアの1人当たりの国民総所得3290ドル(約27万円)は、リビア(約95万円)の3分の1以下だ。

 チュニジアで1月、住民デモがベンアリ前政権を崩壊させた。「チュニジアでは、政治家の悪口をある程度は言えたが、リビアではカダフィ批判など口にできない。40年以上も抑え込まれてきた国民に活力はない。きつい仕事を外国人にやらせてきたからだ」とファルジャッラさんは言う。

 「カダフィはエジプトやチュニジアの元首とは違う。もっとアフリカ的だ」。恐怖政治で住民を締め上げた旧ザイール(現コンゴ民主共和国)のモブツ、ナイジェリアのアバチャ政権を例に挙げるが、今のサハラ以南のアフリカに、それほどの軍事独裁は成り立たない。

 軍が分裂すれば、カダフィ大佐が追い込まれるのは時間の問題と思えるが、「彼はしぶとい。身内に離反者を出していないし、包囲されても粘ると思う」とファルジャッラさんはみている。

2202チバQ:2011/02/26(土) 21:52:37
http://www.cnn.co.jp/world/30001943.html
イエメンで反政府デモ続く、モーリタニアでも発生
2011.02.26 Sat posted at: 16:40 JST
イエメン・サヌア(CNN) 反体制デモが連日のように続く中東イエメンで25日、首都サヌアなど複数の都市で抗議活動が起き、サレハ大統領退陣と政府内にはびこる汚職根絶や政治的な自由を改めて要求した。南部アデン、タイズやイッブでもデモ発生が報告された。

首都ではサヌア大学近くの通りに大学生を主体とする数千人が集結し、デモを行った。サヌアの広場では大統領派数千人によるデモも発生、サレハ氏の肖像や旗などを掲げた。内務省当局者は反政府派が路上を支配していないことを国際社会に示すのが目的と述べた。

アデンではデモ隊と治安部隊が25日夜に衝突、地元の病院当局者によると、4人が銃弾を浴び死亡、少なくとも26人が負傷した。一部は重体となっている。目撃者によると、死亡したのはいずれもデモ参加者で、治安部隊の発砲を受けていた。アデンの別の地区でもデモが起き、治安部隊が催涙弾や警棒を使って鎮圧を図り、11人が負傷した。発砲で1人が死亡したとの情報があるが、当局は否定している。

北イエメン時代も含め1978年から実権を握るサレハ大統領は辞任を拒否しながらも、次期大統領選での不出馬や議会選挙の実施に向けた統一政府の結成を提案し、デモ隊の懐柔を図っている。

一方、アフリカ北西部にあるモーリタニアの首都ヌアクショットで25日、数百人参加の街頭デモが起き、社会や政治変革などを要求した。北アフリカや中東諸国が反体制デモのうねりに襲われる中、同国で発生したのは初めて。

現地からの報道によると、デモは数時間続き警官に包囲されたものの混乱はなかった模様。デモの呼び掛けは先週、同国で人気を集める交流サイト「フェイスブック」を通じて行われた。ラグダフ首相は24日、モーリタニアは民主国家であり、国民が平和的な抗議行動を行うのは自由との見解を示していた。

2203チバQ:2011/02/26(土) 21:55:11
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2787494/6871248
カダフィ大佐のいとこも離反、リビア政権内部にも変動
2011年02月26日 12:46 発信地:カイロ/エジプト
【2月26日 AFP】リビアの最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐のいとこで側近のアハメド・カダフ・ダム(Ahmed Kadhaf al-Dam)氏が離反したと、エジプトの半国営通信社、中東通信(MENA)が25日報じた。

 エジプトのカイロ(Cairo)に定住し、リビアとエジプトの外交の窓口となってきたカダフ・ダム氏の執務室は、24日をもって同氏は「リビアで起きている危機への対処の仕方に抗議するため、いっさいの公務を辞する」と声明を発表した。さらに「リビアの和合を維持し、将来のために、大量殺りくを止め正気に戻らねばならない」と呼び掛けた。

 同通信によると、カダフ・ダム氏は前週はリビアに滞在していたが、24日に丸1日シリアに立ち寄り、シリア政府関係者と会談した後、25日夜、自家用機でカイロへ戻った。(c)AFP

2204チバQ:2011/02/26(土) 22:57:17
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110225ddm007030006000c.html
モスクワ空港テロ:1カ月 北カフカス、テロ続発 ソチ五輪標的懸念、対策強化
 モスクワ近郊のドモジェドボ国際空港で37人が死亡、約200人が負傷した自爆テロ事件から24日で1カ月。捜査当局はロシア南部・北カフカス地方を拠点とする武装勢力がテロを計画し、自爆犯を送り込んで実行させたとみて全容解明を急いでいる。一方、メドベージェフ政権はテロ対策を強化しているが、北カフカスではテロが続発しており、14年のソチ冬季オリンピックが標的となる不安も広がっている。【モスクワ田中洋之】

 自爆犯と断定されたマゴメド・エブロエフ容疑者(20)は北カフカス・イングーシ共和国の中部アリユルト村で生まれた。当局者や現地報道によると、父はバス運転手、母は学校教師で、会計士になろうと専門学校に入ったが成績不良で退学。徴兵後、極東ウラジオストクの内務省軍部隊に配属されたが、健康上の理由から3カ月で除隊となった。村に戻ってからイスラム寺院に通うようになり、過激な思想に共鳴。10年8月に「出稼ぎに行く」と村を去り、武装勢力に加わったとされる。

 エブロエフ容疑者は先月21日、故郷に戻って爆発物を入手し、バスでモスクワに向かった。爆発物は武装勢力の野戦司令官だった夫を治安部隊に昨年殺害された姉(22)から受け取ったという。

 容疑者の姉と弟(16)、知人の男2人(18歳と23歳)が関与した疑いで逮捕された。このうち18歳の男が、今月7日にビデオで「犯行声明」を出した北カフカスの武装勢力指導者、ドク・ウマロフ司令官(46)の側近で、エブロエフ容疑者を組織に勧誘したとされる。「(今年はロシアにとって)血と涙の年になる」と新たなテロを予告した別のビデオ声明で、司令官の左にエブロエフ容疑者と見られる若者が映っていた。

 北カフカスにイスラム国家樹立をめざし、ロシアを「占領者」と敵視する司令官は「アフガニスタン、イラク、パキスタンなどで我々の兄弟(同じイスラム教徒)が殺されている」とロシア以外の要因にも言及している。

 一方、首都の玄関口を狙われたメドベージェフ大統領は、自らモスクワの地下鉄や鉄道駅などを視察し、テロ対策の徹底を指示。人の集まる商業・観光施設にも金属探知機が導入されている。

 しかし、北カフカスではテロがやむ気配はない。今月14日にダゲスタン共和国で2件の爆破テロがあり、警察官2人が死亡。18日にはカバルジノ・バルカル共和国でモスクワからの観光客を乗せた車が襲撃され3人が死亡したほか、スキー場リフトが爆破された。20日にも同共和国内のリゾートホテル近くで車の中からTNT火薬70キロ相当の爆発物が見つかった。北カフカスの武装勢力が関与しているとみられ、ロシア政府が威信をかけるソチ五輪の阻止を狙ってテロを活発化させる可能性も指摘されている。

2205チバQ:2011/02/26(土) 22:57:38
◇日本人客出迎えで犠牲 ロシア人通訳悲劇
 ドモジェドボ空港テロで犠牲となった37人の中に、ロシア人女性で日本語通訳兼ガイドのマリーナ・バベンコさんがいた。享年45。テロの1時間15分前に到着した成田発の日本航空便に搭乗していた日本人観光客をロビーで待っている最中の悲劇だった。

 モスクワの大学で日本語を学んだマリーナさんは、家族とともに約5年間、東京や小樽に住んでいた。モスクワに戻った後、資格を取りガイドの仕事を始めた。周囲は「歴史や文化への関心が高く、心から仕事を楽しんでいた」と話す。

 夫のアレクサンドルさん(44)との間に2人の子供がおり、長女オクサナさん(19)は日本語を専攻し、昨年から神奈川県の東海大に留学している。マリーナさんは今月8日から日本を訪れ、娘と会うことを楽しみにしていた。アレクサンドルさんは「家庭では厳しいが愛情にあふれる母親だった」と振り返った。

 マリーナさんはロシアの日本人社会とも交流があり、多くの知人がいた。モスクワ在住で押し花教室の講師をつとめる加藤啓子さん(43)は、昨年開いた押し花展で作品の翻訳を依頼したのが縁でマリーナさんと深いつき合いとなった。以来、さまざまな機会に通訳のボランティアを買って出てくれたという。「テロがなければ(教室の)生徒の皆さんと私を、ずっと通訳としてつないでくれるはずだった。お礼も言えないで(別れてしまい)胸がつぶれそうです」と言葉を詰まらせた。

 残された家族は、マリーナさんが家庭内に残した「規則」を大事にしているという。家の中を清潔に。出先からも連絡を怠らない。勉学に励む……。そうすることで子どもたちは「(母親は)今でも変わらず家族と一緒にいる」と信じている。【モスクワ大前仁】

2206チバQ:2011/02/26(土) 22:59:01
http://mainichi.jp/select/world/news/20110227k0000m030060000c.html
リビア:緊迫「最後のとりで」…首都トリポリ、弾圧苛烈
 【カイロ大前仁】リビアでは最高指導者、カダフィ大佐支持派の治安部隊が25日、首都トリポリ市内や郊外でデモ隊を銃撃し、カダフィ派の「最後のとりで」と化す首都の緊張が伝えられた。複数のトリポリ市民は26日の取材に「平穏が保たれている」と強調するが、苛烈な弾圧の様子も報じられているほか食料や燃料不足の情報も出回っている。

 現地の情報によると、衝突や武力弾圧が起きたのは、ファシルーム、ベン・アシュール、スーク・アルジョマなど市内東部の数地区と、中心部から東15キロのタジューラ地区。一部の市民は金曜礼拝を終えた25日午後、中心部にある「緑の広場」へ向かおうとしたところを銃撃されたという。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)によると、スーク・アルジョマでの弾圧では、住民が15人の遺体を目撃した。25日はイスラムの金曜礼拝日だったが、ザウィヤット・アルダハメーニでは、カダフィ派のイマーム(導師)を市民が殴打してモスク(イスラム礼拝所)から追い出し、ファシルームでは政府批判を叫ぶ人たちに当局が発砲した。

 同紙によると、各地区の反政府デモ隊は同日午後には合流して数千人規模に膨れあがり、市中心部に行進を始めたが、当局側が発砲し、死者が多数出た模様だ。結局、デモ隊は緑の広場には到達できず、同日夕にはカダフィ大佐が同広場で大佐支持者に演説し、徹底抗戦を訴えた。

 一方で市郊外に住む男性は26日、「商店も開いているし、いつも通りだ」と毎日新聞の電話取材に語った。中心部近くの主婦(40)も「昨日は銃声を聞かなかったし、外国メディアの報道を信じてはいけない」と主張。食料品や生活必需品が十分にあると説明するが、市民は秘密警察の盗聴を恐れている模様だ。

 だがリビアの船舶会社幹部はこの1週間、トリポリに入港してくる輸送船がまったくなくなったと証言。アルジャジーラも、市内で品不足が始まっていると報じている。リビアは北アフリカ最大の産油国で、トリポリは重要な積み出し港の一つ。外務省幹部は「安全上の理由から、リビアからの原油輸出はまもなく止まるだろう」との見方を示す。

 外国人の避難も相次いでいる。25日には日米の大使館が一時閉鎖を決めたほか、米国人ら300人が搭乗した米政府のチャーター船がトリポリ港を出発し、地中海のマルタに到着した。トリポリ空港には中東やアフリカ諸国からの労働者が母国へ帰ろうと殺到している。あるシリア人女性は6日間も空港に泊まっているが、帰国便を確保できていないという。

2207チバQ:2011/02/26(土) 23:52:12
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110226/bsk1102260504002-n1.htm
世界に轟いた中東衛星TV 独裁政権怒らせて視聴者獲得 (1/2ページ)2011.2.26 05:00
. 反政府デモに揺れるリビアの最高指導者、カダフィ大佐は今週、国営テレビでの演説を通じて「人を惑わす、犬のような放送局を信じるな」とほえた。カダフィ大佐の言う放送局とは、米ニュース専門局CNNでも英公共放送BBCでもなく、中東の衛星テレビ、アルジャジーラとアルアラビーヤだ。

 ◆変革を促す触媒

 アラビア語と英語で放送を行っているアルジャジーラと、アラビア語放送のみのアルアラビーヤは、リビアをはじめ、チュニジアやエジプト、イエメンといった国々での反政府活動で重要な役割を担っており、同地域の独裁政権から反発を買っている。

 エジプトでは、ムバラク前大統領が退陣に追い込まれる前に、アルジャジーラのカイロ支局を閉鎖している。

 特にアルジャジーラは、反政府活動の様子を流し、デモ参加者にインタビューすることで、単なる中東のテレビ局ではなく、変革を促す触媒と認識されるようになりつつある。アルジャジーラは時として、反政府デモの観察者というよりは参加者のように振る舞う。しかし、そのことが欧米からの高い評価につながっており、世界市場への進出にとって追い風となるかもしれない。

 ◆CNNのように成功

 英ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)のメディア調査部門の責任者、チャーリー・ベケット氏は「これは飛躍的な進歩の瞬間だ」と述べる。ベケット氏は、当時はまだ存在感の薄かったCNNが1991年の湾岸戦争を積極的に報道したことで信頼を勝ち得たのと同じことが、アルジャジーラにも起こるかもしれないと述べた。

 ライバルが同地域からの撤退を示唆していることも、アルジャジーラの地盤強化につながるかもしれない。BBCはアラビア語のラジオ放送を38年に開始し、テレビのアラビア語放送も08年にスタート。中東地域で最も信頼が高い放送局とみられていたBBCだが、英政府の緊縮財政の余波を受け、海外放送部門で400人超の人員削減を行うと明らかにしている。

 アルジャジーラとアルアラビーヤは、独裁政権下の国営テレビよりも独立性は高いが、政府とのつながりから厳しい目で見られることもある。

 内部告発サイト「ウィキリークス」で明らかになった米外交公電によれば、アラブ首長国連邦(UAE)のカタールに本社を置くアルジャジーラは、外交政策の「非公式な道具」としてカタール王家に使われているとみられている。

 アルジャジーラは06年に英語放送を開始。世界100カ国以上の2億2000万世帯に番組を届けている。ホワイトハウス(米大統領府)で、エジプトでの反政府デモについて会議が開かれた際、大統領補佐官ら出席者が注視していたテレビ局は2つ。CNNとアルジャジーラだった。(ブルームバーグ Matthew Campbell)

2209チバQ:2011/02/27(日) 11:40:47
http://www.cnn.co.jp/world/30001951.html
リビア反政府勢力、前法相を指導者に選出か
2011.02.27 Sun posted at: 10:55 JST

ベンガジ(CNN) 内乱状態が広がるリビア情勢で、同国第2の都市ベンガジを拠点とする反政府勢力の情報筋は、同勢力がアブドルジャリル前司法書記(法相)を指導者に選出したと述べた。

アブドルジャリル氏はデモ隊に対する政権側の武力行使に抗議して辞任し、最高指導者カダフィ大佐との対決姿勢を強めている。政権から離反した地域の市議会などで、同氏が暫定政権を率い、首都トリポリから全土の統治を目指すことが決まったという。

一方、リビアのクーサ対外連絡・国際協力書記(外相)は26日夜、政権側とベンガジなど東部を占拠する反政府勢力との間で交渉が進んでいると述べたが、反政府勢力の報道担当者はこれを強く否定した。クーサ外相はCNNとのインタビューで、同国が内戦状態に陥りつつあるとの認識を示した。

一方、カダフィ大佐の次男で有力後継者とされるセイフルイスラム氏は同日、記者団にトリポリの状況は「正常化」し、暴動は終息したと述べた。また、一連の暴力は外国人や若者に責任があると主張。「リビア国民は目を覚まし、自分たちを取り囲む危険に気付いた。われわれの連帯はより強化された」などと語った。

夜間のトリポリ市内は警官らを除けば人影もまばらで、住民らによれば「嵐の前のような静けさ」に包まれた。一方、同市南郊の空港周辺では、国外へ逃れようとする住民ら数百人がテントを張ってキャンセルを待つなど、混乱した状態が続いている。

2210チバQ:2011/02/27(日) 11:41:42
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011022702000027.html
リビア首都、市街戦準備 カダフィ派が志願兵募る
2011年2月27日 朝刊

 【カイロ=杉谷剛】騒乱が激化しているリビアで、カダフィ大佐の支持派も多い首都トリポリでは二十六日、カダフィ派の部隊が検問所の警備を固め、兵士らが市内を車で巡回するなど、反政府派との市街戦を予想して準備を進めている。一部の市民に武器を持たせて部隊の増強を図っているとされ、「最後の砦(とりで)」で徹底抗戦する構えを強めている。 

 東部ベンガジの住民の話では、反政府派は首都に向け進軍する義勇兵の募集を開始。既に数百人が義勇兵になるため、行列をつくっており、「数日以内にトリポリに行く」と叫んでいる。“首都決戦”は不可避の情勢となってきた。

 AP通信が目撃者の情報として伝えたところによると、トリポリでは徹底的な弾圧を呼びかけた二十五日夜のカダフィ氏の演説を受け、兵士らの部隊が検問所や市内を慌ただしく行き交う一方、同氏の支持者らに金や車を提供して部隊への志願者を募っている。恐怖におびえる大勢の市民らは家に閉じこもったままだという。

 カダフィ氏追放を掲げる反政府派は二十五日、市内数カ所でデモ行進したが、政権派の兵士らがビルの屋上から無差別に銃を乱射して多数のデモ参加者を殺傷した。

 さらに東部にある第三の都市ミスラタでは、政権側が反政府派が制圧した郊外の空軍基地を戦車で攻撃し、一部を奪還したという。

 AP通信は医師の話として、ミスラタの交戦で二十二人が死亡したと伝えた。

 一方、ロイター通信によると、反政府派が制圧した東部のミスラ、サリエル、ナフーラにある油田では、混乱のため産油量は通常の半分以下になっている。

2211チバQ:2011/02/27(日) 11:42:30
http://mainichi.jp/select/world/news/20110227ddm007030080000c.html
リビア:出稼ぎチュニジア人「カダフィはしぶとい」 身内に離反者出ていない
 【ラサジール(チュニジア南東部リビア国境)藤原章生】「(リビアの最高指導者)カダフィ(大佐)は手ごわい。チュニジアのベンアリ(前大統領)みたいにあっさり逃げないだろう」。リビア中部の町シルトから4日間かけて25日にチュニジアに戻ったモハメド・ファルジャッラさん(57)は長年、国境を往復してきた経験から語った。

 ファルジャッラさんはチュニジア中部モナスティル県の小さな町ウェルダニヌに生まれた。農業を経て町の消防士を25年務め、55歳で引退した。貧しかったため40歳で結婚し、現在、16歳の息子と15、13歳の娘がいる。40代から休みの度にリビアに行き、土木作業を続けてきた。「自分のように何万人、何十万人のチュニジア人が食いぶちをリビアに頼っている」

 チュニジアの人口は約1000万人。リビアは10倍超の国土がありながら、人口は約640万人にすぎない。チュニジアの1人当たりの国民総所得3290ドル(約27万円)は、リビア(約95万円)の3分の1以下だ。

 チュニジアで1月、住民デモがベンアリ前政権を崩壊させた。「チュニジアでは、政治家の悪口をある程度は言えたが、リビアではカダフィ批判など口にできない。40年以上も抑え込まれてきた国民に活力はない。きつい仕事を外国人にやらせてきたからだ」とファルジャッラさんは言う。

 「カダフィはエジプトやチュニジアの元首とは違う。もっとアフリカ的だ」。恐怖政治で住民を締め上げた旧ザイール(現コンゴ民主共和国)のモブツ、ナイジェリアのアバチャ政権を例に挙げるが、今のサハラ以南のアフリカに、それほどの軍事独裁は成り立たない。

 軍が分裂すれば、カダフィ大佐が追い込まれるのは時間の問題と思えるが、「彼はしぶとい。身内に離反者を出していないし、包囲されても粘ると思う」とファルジャッラさんはみている。

2212チバQ:2011/02/27(日) 20:29:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110227/mds11022720230011-n1.htm
反体制派が暫定政権樹立へ カダフィ氏包囲網狭まる
2011.2.27 20:22

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カダフィ大佐の仮装をして反体制デモに加わる参加者=26日、ベンガジ(ロイター)
 【カイロ=大内清】内戦状態のリビアで、最高指導者カダフィ大佐に反旗を翻し反体制派に合流したアブドルジャリル前司法書記(司法相)が26日、拠点とする北東部の第2の都市ベンガジで暫定政権を樹立する考えを明らかにした。リビアの独立系メディアが報じた。一方、ロイター通信は、首都トリポリの一部でカダフィ氏側の治安部隊が防衛を放棄、住民がバリケードを築き始めたと報道。首都周辺の攻防が続く中、「カダフィ包囲網」は着実に狭まりつつある。

 アブドルジャリル氏によると、暫定政権は軍と民間の有力者らで構成。新政権発足に向けた選挙を3カ月以内に実施することを目指す。首都は引き続きトリポリに置き、「国土の一体性」を維持するとしている。

 同氏はまた、反体制派に対する攻撃の責任を負っているのは「カダフィ氏ひとりだ」と強調、カダフィ氏の出身部族カダドゥファ族には責任はないとの見解を示した。政権が転覆した場合の報復を恐れているカダドゥファ族に反体制派への合流を促す狙いがある。

 一方、フランス通信(AFP)は住民の話として、トリポリの東約200キロのミスラタで26日、ヘリコプターから降り立った外国人傭兵(ようへい)の空挺(くうてい)部隊が、カダフィ氏側との戦闘で死亡した住民の葬儀の参列者に銃撃を加えたと報じた。

 カダフィ氏の次男サイフルイスラム氏は「ミスラタなどで反体制派と停戦交渉を行っている」としているが、AFPによると、ミスラタの有力者は、カダフィ氏側から同氏と敵対しないことを条件に「独立」を提案された−という。

 カダフィ氏の出身地のシルト付近はほぼ反体制派が掌握したとみられるが、カダフィ氏側の部隊が頻繁に出没し反攻の機会をうかがっているとの情報もある。

2213チバQ:2011/02/27(日) 20:47:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110227/mds11022719010009-n1.htm
バーレーンで野党指導者が帰国 閣僚更迭も
2011.2.27 19:00
 【カイロ=岩田智雄】反政府デモが続いている中東のバーレーンで、イスラム教シーア派組織で非公認野党「ハック」の指導者、ハサン・ムシャイマ氏が26日、事実上の亡命先のロンドンから帰国した。

 ムシャイマ氏は政権転覆を図ったとして訴追されていたが、デモ隊に対する政府の譲歩の一環として裁判が差し止められた。バーレーンの外相は、ムシャイマ氏に恩赦が与えられたと述べた。

 バーレーンのデモ隊には、王制打倒を主張するグループと、王制を維持した上での民主化を目指すグループが混在しているとみられている。AP通信によると、空港で支持者の熱狂的な歓迎を受けたムシャイマ氏は、王制打倒の是非については言及しなかった。

 一方、バーレーン政府は同日、住宅相、保健相の更迭を含む内閣改造を発表した。公共政策で差別されていると反発するシーア派住民に配慮したようだ。

2214チバQ:2011/02/27(日) 20:47:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110227/mds11022719000008-n1.htm
イエメン大統領、窮地に 主要2部族が反大統領にくらがえ
2011.2.27 18:58
 【カイロ=大内清】反政府デモ隊と政権支持派との衝突が続く中東の最貧国イエメンのサレハ大統領は27日、「最後の血の一滴(が流れる)まで国の統一を守る」と述べ、デモ隊が求める即時辞任を否定した。国営サバ通信が伝えた。ただ、同国では26日、主要部族のうちハシド族とバキル族が反政府デモへの支持を表明、サレハ氏は窮地に立たされている。

 両部族は多くの政治家を輩出するなど、国内政治に大きな影響力を持っている。主要2部族がサレハ氏を見限ったことで他の部族も後に続く可能性があり、サレハ氏にとっては大きな打撃となる。

 一方、フランス通信(AFP)などによると、イエメンに拠点を置くイスラム過激派組織「アラビア半島のアルカーイダ」は26日、ウェブサイト上で、アラブ諸国のイスラム教徒に向けて現体制の転覆を呼びかける声明を出した。

2215チバQ:2011/02/27(日) 20:48:58
http://www.cnn.co.jp/world/30001953.html
国王が内閣改造、反体制指導者帰国 バーレーン
2011.02.27 Sun posted at: 11:58 JST
マナマ(CNN) イスラム教シーア派住民らによる大規模デモが続くバーレーンで26日、ハマド国王が内閣改造を発表した。これに先立ち、ロンドンに滞在していた強硬派の反体制運動指導者、ハッサン・ムシャイマ氏が帰国した。

国王は住宅相、保健相、内閣担当相を交代させ、石油・ガス相の担当任務に電気水利を追加し、労相を新たに任命した。さらに、政府の住宅ローンをすべて25%減額すると発表した。

一方、ムシャイマ氏は政治改革などを求めるデモに加わる意向を示している。帰国後、デモ隊が求める新政権についての演説を予定していると表明した。

ムシャイマ氏は過去に民主化要求運動を指導して政府に拘束された経歴を持つ。政府は同氏がテロを計画したとして、昨年9月に国際刑事警察機構(インターポール)に手配を要請していた。国王が21日、政治犯の釈放や裁判中止を命じたことで帰国が実現した。帰国は数日前に予定されていたが、レバノンで一時身柄を拘束されたため延期となっていた。

ハマド国王は国民に対話を呼び掛けているが、ムシャイマ氏は26日、「かれらは約束を守らない。長い間対話を口にしながら、だれも耳を傾けようとしなかった」と批判した。

2216チバQ:2011/02/27(日) 20:50:25
>>2044
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110227-OYT1T00538.htm
抗議デモのチュニジアで冬休み、仏外相更迭へ
 【カイロ=林路郎】フランスのミシェル・アリヨマリ外相が、抗議デモの吹き荒れるチュニジアで冬休みを過ごしていた問題で、サルコジ大統領は外相の更迭を決めた。

 27日夜に国民向けにテレビ演説し、内閣改造を発表する見通し。

 アリヨマリ外相は休暇中、抗議デモで国を追われたベンアリ前大統領と極めて親しい実業家が保有する私有ジェット機を提供された。デモが起きると「フランスには治安維持のノウハウがあり、チュニジアに提供してもいい」などと発言。デモの最中にベンアリ前大統領と電話で連絡し合っていたことも暴露され、野党が一斉に「仏外交の信用性を失墜させた」として大統領に罷免を求めていた。

 サルコジ大統領は当初、外相を守る構えだった。しかし、エジプトでのムバラク体制崩壊やリビアの政情混乱などアラブ世界の激動に際して醜聞を引きずる外相は前面に立てず、政権中枢から「これ以上もたない」との声が出ていた。

2217チバQ:2011/02/27(日) 20:54:36
>>2176-2177
http://www.asahi.com/international/update/0227/TKY201102270316.html
アイルランド、政権交代へ 下院総選挙で野党勝利2011年2月27日20時32分

. 【ロンドン=伊東和貴】財政危機に伴う政治混乱で解散したアイルランド下院(定数166)の総選挙は27日、約8割の議席が確定。中道右派の最大野党・統一アイルランド党が勝利宣言をし、1997年以来の政権交代が確実となった。

 経済失政で欧州連合(EU)などからの金融支援を招いた与党共和党は約80年間守った第1党の座を失い、第3党以下に転落。ユーロ圏の財政危機を巡り、政権与党が下野するのは初めて。

 統一アイルランド党のエンダ・ケニー党首は26日夜、「投票箱で民主的な革命が起きた」と述べ、3月9日に招集される新下院で自らが首相になるとの見通しを明らかにした。EUからの金融支援については、返済条件についてEUと再交渉する方針を示した。ただ、同党の単独過半数獲得は難しい情勢で、中道左派の労働党との連立か無所属議員との連携が濃厚だ。

 27日午前11時(日本時間午後8時)現在、132議席が確定し、統一アイルランド党59、労働党32、共和党14となっている。反英武装集団、アイルランド共和軍(IRA)の政治組織だったシン・フェイン党はEU懐疑路線を掲げて13議席を獲得、ジェリー・アダムズ党首も初当選した。

 アイルランドは金融危機後のバブル崩壊に伴う銀行救済で財政難に。昨年11月、EUと国際通貨基金(IMF)などが最大850億ユーロ(約9兆5千億円)の支援を決めた。

 新政権の最大の課題は、支援計画にもとづく経済と財政の再建。14年までに財政赤字の国内総生産(GDP)比を昨年の32%から3%以内に抑えるなど、厳しい財政運営を強いられる。高失業率と若者の海外流出も深刻で、雇用創出も急務だ。

http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110228k0000m030067000c.html
アイルランド:14年ぶり政権交代へ 「統一」が勝利宣言
【ダブリン会川晴之】アイルランド下院(定数166)総選挙で、第1党の座が確実になった中道右派の統一アイルランド党のエンダ・ケニー党首は26日夜、「国民は民主的革命を選択した」と勝利宣言した。14年ぶりの政権交代が実現する。

 27日も開票作業が続いているが、地元メディアによると、野党・統一アイルランド党は最終的に70議席以上を獲得する見通し。選挙結果確定を待ち、第2党が確実な中道左派の労働党との連立政権樹立を軸に調整を続ける。

 中道右派の与党・共和党は20議席前後と歴史的敗北を喫し、党結成以来の最少議席となりそうだ。

2218チバQ:2011/02/27(日) 20:57:06
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110228k0000m030078000c.html
リビア:前法相が暫定政権設立
 【カイロ大前仁】反政府側の支配地域が広がる北アフリカ・リビアで26日、首都トリポリの一部にも、カダフィ政権の支配の及ばない地区ができた模様だ。また、政府の民衆弾圧に抗議し法相を辞任したばかりのアブドルジャリル氏が暫定政権の設立を表明した。暫定政権が新政権の受け皿になるかどうかは不明だが、最高指導者カダフィ氏への包囲網は狭まるばかりだ。

 リビア紙クリナ(電子版)によると、アブドルジャリル氏は反政府運動の拠点である東部ベンガジで東部部族の指導者たちと会談後、暫定政府の設立を表明した。AFP通信によると、国軍を離反した複数の司令官らを内閣に登用し、3カ月以内に自由で公平な選挙を実施するという。

 ロイター通信によると、リビアのアウジャリ駐米大使が暫定政権への支持を表明した。また、21日に法相を辞任したばかりの同氏は、体制を支えてきた出身部族には責任がないとして、国民に和解と連帯を呼び掛けた。

 英BBCなどによると、トリポリ市内では政府から武器を渡されたカダフィ派住民が監視巡回し、依然として政府の統制下にあるものの、数カ所で散発的な衝突も起きている模様だ。特に市中心部から東へ約15キロ離れた、貧困層が多く住むタジューラ地区では26日、反政府派の住民がコンクリートのブロックや岩、切り倒したヤシの木などで臨時のバリケードを作り上げた。治安当局は既に同地区の統制を放棄。住民は政府派との市街戦を視野に入れた準備を進めているとみられる。

 AP通信によると、反政府派は26日までにトリポリ以外の地中海沿岸の約1600キロにわたる地域を制圧。ただし反政府派が掌握した西部ミスラタの空軍基地に対し、カダフィ支持派が戦車部隊を投入して一部を奪還するなど、攻防は続いている。同通信は現地の医師の話として、空軍基地の衝突で25人が死亡したと伝えた。こうした状況を受けカダフィ大佐の次男セイフ氏は26日、中東の衛星放送アルアラビーヤに対し「リビアでは外国の干渉と内戦の兆候が見られる。(停戦の)合意が必要だ」と述べた。

 トリポリ国際空港には国外への避難を試みる中東やアフリカ諸国からの労働者が殺到し、パニック状態となっている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は27日、一連の衝突が始まって以降、リビアから隣国チュニジア、エジプトに約10万人が出国したと発表した。

2219チバQ:2011/02/27(日) 20:57:43
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20110227-741763.html
カダフィ氏首都トリポリ以外の統制喪失か記事を印刷する
. 26日の中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、リビアの公安書記(公安相)を辞任した最高指導者カダフィ大佐元側近のオベイディ氏は、首都トリポリ以外の主要都市は全て反体制側の勢力下にあると述べた。

 またロイター通信によると、カダフィ氏と個人的に親しいイタリアのベルルスコーニ首相は同日「カダフィ氏はもはや全土を掌握していないようだ」と発言。カダフィ氏の政権掌握を疑問視する声が広がった。

 AP通信によると、トリポリの住民は26日、政権側が首都の体制支持派住民に武器を提供していると語った。検問所の設置などを進めているといい、反体制派との市街戦の準備とみられる。

 AP通信などによると、政権側指揮下にある戦車部隊が25日夜、反体制派が占拠していた首都トリポリの東約200キロのミスラタの空軍基地を攻撃、一部を奪還した。反体制派が制圧地域を拡大、首都の包囲網を狭める中、近郊で攻防戦が激化している。

 カダフィ氏は25日、トリポリ中心部の広場で数千人規模の支持者を前に演説し「われわれはどんな敵をも打ち砕くことができる。必要となれば武器庫を開放する」と述べ、武力行使の強化を警告した。

 オベイディ氏は、首都近郊で攻防戦が起きているが「後戻りはあり得ない」とし、反体制派に首都への「進撃」を呼び掛けた。

 ロイター通信は、トリポリの一部が反体制派の勢力下に入ったとの住民の話を伝えたが、確認されていない。カダフィ氏は武力による徹底鎮圧を図る方針で、犠牲者拡大の懸念が高まっている。

 ロイターによると、大佐の次男セイフイスラム氏は25日、トリポリに招待した外国人記者団に「ミスラタと(北西部)ザウィヤでは交渉の機会を与えるため、軍は攻撃しないことを決めた」とし、反体制派と停戦交渉をしていると述べた。

 米ホワイトハウスは25日、オバマ大統領がカダフィ政権関連の在米資産を凍結するなどの制裁を発動したと発表。国連安全保障理事会も、カダフィ氏らの資産凍結やリビアへの武器禁輸などを柱とする制裁決議案を協議しており、26日にも採決する見通し。

 潘基文国連事務総長は25日の安保理でリビア情勢について「推定1000人以上が殺害された」と説明した。(共同)

 [2011年2月27日6時29分]

2220チバQ:2011/02/27(日) 20:58:27
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2787635/6881252?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
北アフリカ反政府デモの恩恵、スペインへの観光客増える
2011年02月27日 12:59 発信地:マドリード/スペイン

【2月27日 AFP】中東・北アフリカで相次ぐ反政府デモの恩恵をスペインが受けている。太陽の光を求めてやってくる欧州からの観光客が増えているのだ。

 スペインの観光地は近年、主にドイツや英国からやってくる観光客をめぐってエジプトの紅海(Red Sea)沿岸やチュニジアの地中海沿岸と競争を繰り広げていた。

 しかし、ことし1月にチュニジアを皮切りに中東・北アフリカ各地で反政府デモが相次ぐと目的地をスペインに変更する観光客が急増。 スペイン政府の発表によると、1月にスペインを訪れた外国人観光客は前年同月比4.7%増の266万人で、18か月ぶりに増加に転じた。

 特に1月に前年同月比8.8%増の86万6476人の外国人が訪れたモロッコ沖のカナリア諸島(Canary Islands)の人気が高い。(c)AFP/Daniel Silva

2221チバQ:2011/02/28(月) 20:53:57
http://www.asahi.com/international/update/0228/TKY201102280226.html
リビア、反体制派内で温度差 カダフィ氏、国連決議批判
2011年2月28日15時1分
 【ベンガジ(リビア東部)=井上道夫、カイロ=古谷祐伸】リビアでは、最高指導者カダフィ大佐の政権から離反したアブドルジャリル前司法書記(法相)が「暫定政府」樹立の意向を表明し、反体制派の市民グループが「国民評議会」を設立すると発表するなど、政権崩壊を見据えた動きが相次いでいる。ただ、反体制派内にも方針を巡って温度差があるとみられ、どこまで協調できるかが今後のカギを握りそうだ。

 反体制派が支配する東部ベンガジの市民グループは「国民評議会」について「移行期のリビアの革命の『顔』になる」と記者会見で語った。反体制派が支配する町ごとに住民組織をつくり、代表者からなる国民評議会が今後の方針を決めていくという。

 アブドルジャリル氏は暫定政府を樹立し、3カ月以内に選挙をする構想を発表しているが、市民グループ側は「首都が落ちてもいないのに選挙を語るのは時期尚早」としており、反体制派同士の協調が課題になりそうだ。

 カダフィ氏は27日、セルビアのテレビ局の電話取材に応じ、「国内問題への干渉は許されない。少数の反乱派が我々に包囲されているだけ。まったく平和だ」と述べ、制裁決議をした国連を批判した。

2222チバQ:2011/02/28(月) 20:54:30
http://www.asahi.com/international/update/0227/TKY201102270328.html
リビア反体制派、東部で暫定政府樹立へ 前法相が発表(1/2ページ)
2011年2月28日2時10分

  
 【ベンガジ(リビア東部)=井上道夫、カイロ=古谷祐伸】リビアのアブドルジャリル前司法書記(法相)は26日夜、暫定政府を近く樹立することを明らかにした。反体制派によるカダフィ政権崩壊をにらんだ動きとして注目される。政権側は徹底抗戦の構えを崩していないが、首都トリポリの一部は反体制派が掌握した模様だ。

 中東の衛星テレビ局アルジャジーラなどによると、アブドルジャリル氏は東部の町ベイダで、(1)暫定政府は各都市の代表者らで構成、軍人も加わる(2)暫定政府本部は東部の拠点都市ベンガジに置く(3)3カ月以内に選挙を実施――と発表した。アブドルジャリル氏は「母国は一つ。首都はトリポリだ」と語り、国土の一体性を維持する考えを強調した。

 政権からの離反を表明しているリビアのオジリ駐米大使は、暫定政府樹立への支持を表明した。アブドルジャリル氏はカダフィ政権による市民への攻撃に反発して21日に辞職、反体制派の指導者の一人と目されている。

 一方、ベンガジの反体制派市民グループも27日、記者会見し、「国民評議会」を設立するための準備に入ったと発表した。

 カダフィ氏の後継候補とされる次男セイフルイスラム氏は26日、衛星テレビ局アルアラビアの取材に「内戦と外国の干渉の兆候が出ている」と話し、反体制派の包囲網が狭まりつつあることを認めた。

 カダフィ氏をめぐって、アラブ圏紙アッシャルクルアウサトは27日、親族の一人が「(カダフィ氏は)トリポリに最後まで残り、死ぬまで戦うだろう」と語ったと報じた。同紙によると、カダフィ氏の自宅と軍司令部を兼ねる首都郊外のアジジーア門兵舎は3重のコンクリート壁に守られており、戦車や対空ミサイルを備え、息子らに率いられる四つの精鋭部隊が配置されている。

 AP通信などによると、首都東部のタジュラ地区は反体制派が掌握し、コンクリートのブロックや切り倒したヤシの木で道路を封鎖し、武装した地元住民が出入りする人々をチェックしているという。

 国連難民高等弁務官事務所によると、リビアを脱出した人は外国人も含め、27日までに10万人にのぼった。

2223チバQ:2011/02/28(月) 20:55:03
http://mainichi.jp/select/world/news/20110228ddm007030147000c.html
リビア:前法相「暫定政権樹立」 政府、首都の一部統制放棄
 【カイロ大前仁】反政府側の支配地域が広がる北アフリカ・リビアで26日、首都トリポリの一部にも、カダフィ政権の支配の及ばない地区ができた模様だ。また、政府の民衆弾圧に抗議し法相を辞任したばかりのアブドルジャリル氏が暫定政権の樹立を表明した。暫定政権が新政権の受け皿になるかどうかは不明だが、最高指導者カダフィ氏への包囲網は狭まるばかりだ。

 リビア紙クリナ(電子版)によると、アブドルジャリル氏は反政府運動の拠点である東部ベンガジで東部部族の代表たちと会談後、暫定政権の樹立を表明した。またAFP通信は、同氏が国軍を離反した複数の司令官らを内閣に登用し、3カ月以内に自由で公平な選挙を実施する方針と伝えた。

 ロイター通信によると、リビアのアウジャリ駐米大使が暫定政権への支持を表明した。また、21日に法相を辞任したばかりの同氏は、一連の混乱の責任がカダフィ氏にあると非難する一方、体制を支えてきた出身部族には責任がないとして、国民に和解と連帯を呼び掛けた。

 一方、ベンガジでは別の反体制グループも記者会見を行って「国民評議会」を設立したと発表した。ロイター通信などが伝えた。

 英BBCなどによると、トリポリ市内では政府から武器を渡されたカダフィ派住民が監視巡回し、依然として政府の統制下にあるものの、数カ所で散発的な衝突も起きている模様だ。特に市中心部から東へ約15キロ離れた、貧困層が多く住むタジューラ地区では26日、反政府派の住民がコンクリートのブロックや岩、切り倒したヤシの木などで臨時のバリケードを作り上げた。治安当局は既に同地区の統制を放棄。住民は政府派との市街戦を視野に入れた準備を進めているとみられる。

 AP通信によると、反政府派は26日までにトリポリ以外の地中海沿岸の約1600キロにわたる地域をほぼ制圧。27日にはトリポリの西約50キロにあるアズザウィーヤも支配した。ただし反政府派が掌握した西部ミスラタの空軍基地に対し、カダフィ支持派が戦車部隊を投入して一部を奪還するなど、攻防は続いている。同通信は現地の医師の話として、空軍基地の衝突で25人が死亡したと伝えた。

 トリポリ国際空港には国外への避難を試みる中東やアフリカ諸国からの労働者が殺到し、パニック状態となっている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は27日、一連の衝突が始まって以降、リビアから隣国チュニジア、エジプトに約10万人が出国したと発表した。また、英紙インディペンデントによると、ブレア元英首相は25日に2回にわたりカダフィ大佐に対し極秘に電話し、市民への暴力を停止するよう求めたという。

2224チバQ:2011/02/28(月) 20:55:34
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110228-OYT1T00912.htm
オマーン北部で3日連続デモ、国王は懐柔策

 【カイロ=加藤賢治】ロイター通信によると、オマーン北部サハールで2月28日、民主化デモが3日連続で発生し、製油所がある港湾地区への幹線道路を数百人の群衆が封鎖した。


 市内のスーパーも略奪に遭い炎上した。地元医師によると、27日の警官隊との衝突による死者は6人に増えた。これに反発した一部のデモ隊が暴徒化している模様だ。

 王制のオマーンは、選挙で選ぶ諮問議会に立法権はなく、政党も認められていない。デモ参加者は、諮問議会の権限拡大や失業対策などを要求している。

 オマーン国営通信によると、カブース国王は27日、デモ拡大阻止を狙って、諮問議会の権限見直しを検討する閣僚委員会の設置を命じたほか、月額約3万2000円の失業者手当の新設などを決めた。

(2011年2月28日19時58分 読売新聞)

2225チバQ:2011/02/28(月) 20:56:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110228/mds11022819410024-n1.htm
チュニジア首相交代 デモ隊さらに要求強める恐れも
2011.2.28 19:39 (1/2ページ)

 【カイロ=岩田智雄】ベンアリ前大統領の亡命後も反政府デモが続くチュニジアで、ガンヌーシ首相が2月27日、辞任を表明し、メバザア暫定大統領は、ベジ・カイドセブシ元外相(84)を新首相に任命した。デモ隊は発表を歓迎しているもようだが、今後政府への要求をこれまで以上に強めていく可能性もあり、混乱が収束へ向かうかどうかは予断を許さない。

 チュニジアでは、今年1月のメバザア暫定政権発足後、有力労働組合を中心とするデモ隊が、ガンヌーシ氏ら旧与党・立憲民主連合(RCD)出身者の追放を主張。同氏らはRCDを離党したが、デモ隊は行動を過激化させていた。

 2月26日には刃物を持ったデモ隊が首都チュニスの内務省を襲撃。警察車両への放火や商店への略奪を繰り返し、政府は「組織的な犯罪行為」と非難していた。デモ隊と治安部隊の衝突により、25日以降の死者は5人に上った。

 首相交代の発表を受け、デモ隊の数千人は国会議事堂付近で歓喜の声を上げたものの、有力労組の担当者はロイター通信に「辞任は正しい方向へ向かう一歩」と話しており、労働者の待遇改善などへ向けた要求は今後も続くとみられる。

 また、暫定政権内には、ベンアリ氏に近い有力閣僚らが残っており、デモ隊の不信感が完全に払(ふっ)拭(しょく)されたとはいえない状況だ。

 新首相のカイドセブシ氏は、1987年に当時首相だったベンアリ氏に大統領を解任されたブルギバ初代大統領のもとで、外相などを務めた旧世代の政治家。チュニジアは高齢のカイドセブシ氏に、7月までに実施予定の総選挙と大統領選に向けた国家のかじ取りを託すことになる。

2226チバQ:2011/02/28(月) 22:49:44
http://www.afpbb.com/article/politics/2788042/6887566
どうなる「カダフィ後」のリビア、国民国家と部族の間で揺れる未来
2011年02月28日 14:16 発信地:ワシントンD.C./米国
【2月28日 AFP】反体制派が勢いを強めるリビアで、最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐による独裁体制が終焉(しゅうえん)を迎えれば、国は体制移行期に入る。若者たちやオイルマネーで潤った富裕層は自由と民主主義を求めているが、リビアは統治機構がぜい弱で国家としての結束も弱いため、体制の移行には多くの困難が待ちかまえている。

 リビアはエジプトやチュニジアとは異なる、と指摘するのは、作家で政治コンサルタントのハリル・マタル(Khalil Matar)氏だ。1998年に英スコットランド(Scotland)ロッカビー(Lockerbie)上空で起きたパンアメリカン(Pan Am)航空103便爆破事件の犯人を分析した『Lockerbie and Libya(ロッカビーとリビア)』などの著書があるマタル氏は、リビアはイエメンやペルシャ湾周辺の君主国などと同じ「極端な事例」だと指摘する。

■部族への高い帰属意識

 マタル氏によると、リビアにおける東部、西部、南部の区分は、建国のはるか以前から存在する。そこでは、「部族間の結束が何よりも重要」だという。「部族的な結束が基盤になっている点で、エジプトやチュニジアとはまったく違う。異なる部族同士がどこまで結束できるかがポイントになる」

 米シンクタンク、外交問題評議会(Council on Foreign Relations、CFR)の中東専門家、ロバート・ダニン(Robert Danin)氏はCFRのウェブサイトに、「カダフィ大佐の退場は、悲しむ者こそ少数ながら、非常に大きな権力の空白を生み出すだろう。中央集権化が進んでおらず、国民意識が低くて部族や仲間への帰属意識が高いリビアという国を、何が1つにつなぎとめられるのか、まるで分からない」と書いた。

■ぜい弱な統治機構

 カダフィ大佐が42年間の独裁で意図的に行ってきた統治機構の不在も、大きな障壁だ。

「チュニジアとエジプトにも独裁者がいた。しかし両国には、憲法があり、議会があり、選挙を行い、うわべだけとはいえ民主主義があった」と、リビア人権連盟(Libyan League for Human Rights)の広報担当者は語る。「リビアにとっては、これらすべてが初めてのことだ。その事実が、移行をより困難にしている」

■新世代のグローバルな若者たちがカギ

 一方、こうした指摘は「根拠のない懸念」だと一蹴(いっしゅう)する専門家もいる。

 ロンドン(London)を拠点に活動するアルジェリア人弁護士、Saad Djebbar氏は、リビアの首都トリポリ(Tripoli)や東部ベンガジ(Benghazi)で抗議集会を開き、デモ行進をした若者たちが、エジプトやチュニジアの若者たちと同じく、米SNSフェイスブック(Facebook)や米マイクロブログ・ツイッター(Twitter)でつながっていた点に注目する。

「これらの若者世代は、すでに世界秩序(universal order)の一員となっている。この世界秩序の下では、人びとは法の秩序、開放された社会(オープンソサエティー)、良き統治(グッドガバナンス)を尊重することを求める。彼ら(若者たち)は衛星テレビを視聴し、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領がいかにして大統領になったのかを知り、人びとが恐怖を感じずに声を上げ、何の心配もなく集会を開いている様子を知っているのだ」

 カダフィ大佐の失脚によってリビアが複数の小国に分裂するとの予測もあるが、Djebbar氏は、リビア東部のデモで「リビアは1つの部族、1つの国家」とのスローガンが掲げられていたことを指摘した。

■「カダフィ打倒」で国民意識生まれるか

 英誌エコノミスト(Economist)は、25日付の社説で「カダフィ大佐失脚後も、リビアが混乱し、暴力の横行する場所であり続ける可能性は高い」とする一方で、「とはいえ、リビアは資金が潤沢で、外貨準備高のみでも1400億ドル(約11兆4000億円)近い。国外に脱出していた有能な人びとも帰国を望んでいる」と論じた。

 その上で同誌は、「カダフィ大佐自身は予見しなかったことだろうが、カダフィ大佐の統治に対するトラウマが、国民意識を以前よりも高めたかもしれない」と推測している。(c)AFP/Christophe Schmidt

2227チバQ:2011/02/28(月) 22:57:03
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110228-OYT1T00912.htm
オマーン北部で3日連続デモ、国王は懐柔策

 【カイロ=加藤賢治】ロイター通信によると、オマーン北部サハールで2月28日、民主化デモが3日連続で発生し、製油所がある港湾地区への幹線道路を数百人の群衆が封鎖した。


 市内のスーパーも略奪に遭い炎上した。地元医師によると、27日の警官隊との衝突による死者は6人に増えた。これに反発した一部のデモ隊が暴徒化している模様だ。

 王制のオマーンは、選挙で選ぶ諮問議会に立法権はなく、政党も認められていない。デモ参加者は、諮問議会の権限拡大や失業対策などを要求している。

 オマーン国営通信によると、カブース国王は27日、デモ拡大阻止を狙って、諮問議会の権限見直しを検討する閣僚委員会の設置を命じたほか、月額約3万2000円の失業者手当の新設などを決めた。

(2011年2月28日19時58分 読売新聞)

2228チバQ:2011/02/28(月) 22:58:05
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081229-507405/news/20110228-OYT1T00407.htm
アラブ連盟のアムル・ムーサ氏、出馬意向

 【カイロ=長谷川由紀】アラブ連盟のアムル・ムーサ事務局長(74)は27日、反体制デモ拡大で辞任に追い込まれたエジプトのムバラク前大統領の後継を決める次期大統領選に立候補する意向を表明した。

 半国営「中東通信」が伝えた。ムーサ氏は「私は(大統領選に)出るつもりだ。適切な時期に発表する」と述べた。同氏が明確に出馬の意思を表明したのは初めて。

 大統領選の候補には、ノーベル平和賞受賞者のムハンマド・エルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長ら複数の名前が取りざたされているが、ムーサ氏はムバラク政権下の1991年から2001年まで外相を、その後、アラブ連盟事務局長を務めた行政・外交手腕の評価が高く、有力候補の一人とされている。

(2011年2月28日14時14分 読売新聞)

http://www.asahi.com/international/update/0228/TKY201102280036.html
エジプト元外相、大統領選出馬表明 今年後半にも選挙2011年2月28日10時20分

アムル・ムーサ氏
 【カイロ=石合力】民衆デモがムバラク大統領を退陣に追い込んだエジプトで、野党勢力に加わったアムル・ムーサ元外相(アラブ連盟事務局長)が27日、大統領選への立候補を正式に表明した。AP通信などが伝えた。有力政治家の立候補表明は初めて。大統領選は、憲法を改正して立候補の要件を大幅に緩和したうえで、今年後半にも直接選挙で実施される見通し。

 ムーサ氏は27日、民政移管まで全権を握る軍最高評議会が指名した憲法改正委員会が26日に、与党側に極めて有利だった立候補規定の改正案をまとめたことを受け、記者団に「候補者の一人になるだろう」と語った。特定の政党との結びつきはないが、「詳細についてはこれから決めていく」と述べた。

 ムーサ氏は外相、アラブ連盟事務局長としてイスラエルのパレスチナ占領に批判的な立場を取り、国民の人気、知名度が高い。野党側の候補としてはエルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長の名も挙がっているが、国外での生活が長かったこともあり、国民的な人気は広がっていない。

 憲法改正案は、長期多選を防ぐことなども規定。3月中にも国民投票にかけられる見通しだ。

2229チバQ:2011/02/28(月) 23:05:02
http://www.afpbb.com/article/politics/2787964/6879411?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
アイルランド総選挙、与党大敗で政権交代へ
2011年02月28日 09:08 発信地:ダブリン/アイルランド
【2月28日 AFP】25日に投票が行われたアイルランド下院(定数166)総選挙は、27日時点で153議席が確定、与党・共和党(Fianna Fail)が惨敗し、欧州連合(EU)などからの金融支援の見直しを公約に掲げる中道右派の最大野党・統一アイルランド党(Fine Gael)が勝利を確実にした。

 153議席が確定した時点で、統一アイルランド党の獲得議席数は70議席、労働党が35議席。共和党は18議席で、80年間維持してきた第1党の座から転落。前月、連立政権から離脱した緑の党(Green Party)は6議席すべてを失った。

 次期首相への就任が確実視される統一アイルランド党のエンダ・ケニー(Enda Kenny)党首(59)は首都ダブリン(Dublin)で26日、支持者を前にした演説で「無駄にする時間はない」と語った。

 最終的な統一アイルランド党の獲得議席は、わずかに過半数に届かないとみられ、同党の幹部らは労働党との連立の可能性を示唆している。(c)AFP

2230チバQ:2011/02/28(月) 23:10:05
>>2216
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011022802000156.html
フランス外相 更迭 チュニジア旧政権から便宜
2011年2月28日 夕刊

 【パリ=清水俊郎】フランスのアリヨマリ外相が昨年末、チュニジアで休暇を過ごした際に当時のベンアリ政権の周辺から便宜を受けていた問題で、同外相は二十七日、辞任した。

 アリヨマリ氏は昨年十一月の内閣改造で法相から外相に転じたばかりだった。

 サルコジ大統領は同日のテレビ演説で、外相の後任にジュペ国防相、国防相に与党・国民運動連合(UMP)のロンゲ上院議員団長を充てる内閣改造を発表。

 外相の辞任理由に一切触れず、中東で政変が相次ぐ中で「経験豊富な人物を重要ポストに任用した」と強調したが、事実上の更迭とみられる。

 アラブ系移民に差別的な発言をしたとして昨年に罰金刑を受けたオルトフー内相も退任し、ゲアン大統領官房長官が後任となる。

 仏メディアによると、外相は事実上の夫のオリエ議会担当相や両親とチュニジアを訪問。ベンアリ前大統領の親族に近い実業家の自家用小型機を国内移動に使い、株取引の商談もしたとされる。

 フィヨン首相も年末年始のエジプト旅行で当時のムバラク政権から旅費の一部を提供されたことが判明しており、サルコジ大統領にとっては二〇一二年大統領選に向けて痛手となっている。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110228/erp11022819100006-n1.htm
チュニジア旅行で批判された仏外相が辞任 後任にジュペ国防相
2011.2.28 19:04
 【パリ=山口昌子】フランスのサルコジ大統領は2月27日夜、テレビ演説し、アリヨマリ外相を更迭し、アラン・ジュペ国防相を外相に任命したことを明らかにした。アリヨマリ外相は昨年末、反政府運動が広がるチュニジアで休暇を過ごし、当時のベンアリ政権周辺から便宜供与を受けたことで野党の強い批判を受けていた。

 大統領は演説で、中東や北アフリカで「大変動」が起きていると指摘。フランスが旧植民地を含むこれらの国との関係を見直すときにきていると強調し、これらの国の民主主義政権への移行を支援する方針を鮮明にした。

2231チバQ:2011/02/28(月) 23:14:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110228/mds11022800460002-n1.htm
レバノンでも政権批判デモ 平等な社会実現など要求
2011.2.28 00:34
レバノン南部の都市、シドンでカダフィ大佐のポスターを持ち、抗議の叫びをあげるデモ隊=27日(ロイター)
 ロイター通信などによると、レバノンの首都ベイルートで27日、宗教や宗派に基づいて元首や首相が選出される同国の政治体制を批判する市民ら数百人がデモ行進を行った。参加者の一部は「政権打倒」を叫んだという。

 デモはインターネットの交流サイト「フェイスブック」を通じて呼び掛けられた。宗教や宗派にとらわれない平等な社会の実現や、最低賃金の増額などを求めているという。

 レバノンでは1975年、イスラム教徒とキリスト教徒が衝突し、15年間を超す内戦に突入した。現在は宗派間の均衡を図るため、大統領はキリスト教マロン派、首相はイスラム教スンニ派、国民議会議長はイスラム教シーア派から選出されている。(共同)

2232チバQ:2011/02/28(月) 23:15:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110228/mds11022822120029-n1.htm
「市民の戦い」を世界へ 検閲消え、ベンガジで新聞発行続々
2011.2.28 22:09
 28日、リビア北東部のベンガジで、街の解放を祝して王政時代の国旗を振る反体制派のリーダーら(AP)
 リビア反体制派の拠点となっている北東部ベンガジで、反体制派が「市民の戦い」を世界に伝えようと28日までに広報拠点を設け、各国メディアに情報提供をしている。一方、カダフィ政権の検閲がなくなったことで、地元記者らは次々と新聞を発行、街は報道の自由に沸いている。

 「彼は仲間を助けるために殉教した。娘2人を残して」。壁が黒く焼けた政府庁舎内の「報道センター」。ボランティアの大学生フセイン・カブランさん(22)が、戦闘で死亡した人々の写真をパソコン画面に呼び出し、説明を加えた。

 インターネットの接続が困難な中、反体制派は市民らから集めた衝突の映像や被害者の写真のデータを100人以上の各国記者に提供。カブランさんは「われわれは(最高指導者)カダフィ(大佐)が言うようなテロリストや薬物中毒者ではない。本当の姿を世界に知ってほしい」と言う。(共同)

2233チバQ:2011/02/28(月) 23:16:51
http://mainichi.jp/select/world/news/20110301k0000m030082000c.html
リビア:地中海沿岸部、反政府勢力下に 首都包囲網着々
 【カイロ大前仁】北アフリカ・リビアの騒乱は、反政府勢力が地中海沿岸部の大部分を制圧し、最高指導者・カダフィ大佐が「最後の拠点」とする首都トリポリへの包囲網を縮めている。反政府勢力は基幹産業である石油関連施設を次々と掌握し、ライフライン(生活に必須のインフラ設備)も握りつつある。大佐支持派は形勢逆転を狙って反撃を準備、大混乱が起きる可能性もある。

 人口が集中する沿岸部で28日現在、政府が確実に押さえている都市はトリポリのみ。首都でも、抗議デモを弾圧された郊外タジューラ地区では住民がバリケードを作り、治安当局が立ち入れない状態で、体制崩壊の兆しが見え始めた。カダフィ大佐の出身地であるシルトでも、反政府勢力の支配地域が広がっているという。

 リビア第2の都市ベンガジで15日に始まった反政府デモは一両日のうちに他の4都市に広がった。治安部隊が武力で排除したことが反感を呼び、ベンガジやトブルクは20日までに反政府勢力が占拠。東部一帯はもともと反カダフィ感情が強く、次々と「陥落」した。

 抗議の波は西部にも広がり、反政府勢力は24日までにズワラの実権を握った。ミスラタやアズザウィーヤは政府軍から度重なる反撃を受けながらも、反政府勢力が支配を固めている。多くの都市で軍や警察の一部が住民側につき、政府軍と対峙(たいじ)する武力を与えた。

 一方、リビア南部は砂漠地帯で人口が少なく、「戦況」へ与える影響は小さい。ただし、カダフィ大佐の出身部族カダファは南部が拠点で、臨時政府の発足を宣言したアブドルジャリル前法相は「カダフィ後」の国内融和を考慮して、同部族の取り込みを始めた。

 リビアは通常、世界総生産2%の原油を生産するが、先週から原油輸出が全面的に止まっていた。反政府勢力は南部の主要油田、マルサエルブレガやアズザウィーヤなどの積み出し港を支配下に置いたことから、トブルクの船舶会社社長は27日に同港で輸出が再開、正常化が始まったと強調する。

 追い詰められるカダフィ大佐は27日、セルビアのテレビ局との電話会見で改めて徹底抗戦を訴えた。だが、エジプトの軍事問題専門家、ハッサン・アルメダニー氏は、「(大佐は)逃走する」との見方を示す。一時はベネズエラへの亡命情報も流れたが、国連安保理が大佐と側近の「人道に対する罪」を国際刑事裁判所(ICC)に付託したことから、受け入れ先が見つからない可能性が大きい。

 カダフィ支持派が「最後の反撃」に出る恐れも浮上している。ロイター通信によると、アズザウィーヤの反政府勢力は28日、カダフィ支持派の軍や民兵約2000人が町を包囲し、「間もなく攻撃を仕掛けてくるだろう」と語った。大規模な攻撃を受けた場合、多くの犠牲者が出る懸念が強まっている。中東の衛星テレビ・アルアラビーヤによると、ミスラタでは政府軍のヘリコプターが地元ラジオ局を攻撃したが、反政府勢力がこれを撃墜した。

2234チバQ:2011/02/28(月) 23:17:17
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110301k0000m030038000c.html
リビア:米、反体制派と接触 「カダフィ後」見据え
 【ワシントン草野和彦】クリントン米国務長官は27日、リビアの最高指導者カダフィ大佐について「一刻も早く去るべきだ」と即時退陣を求める米国の立場を改めて主張し、リビア国内の反体制派と接触していることを明らかにした。長官は「いかなる援助をも行う準備を進めている」と述べ、「カダフィ後」をにらんだ動きを加速させる姿勢を鮮明にした。

 リビアでは26日、政府の人権弾圧に抗議して辞任したアブドルジャリル前法相が、東部ベンガジで暫定政権樹立を表明しており、長官は「革命の動きが西部にも向かう中、東部で組織化を試みているさまざまなリビア国民と接触している」と述べた。

 長官は28日、ジュネーブでの国連人権理事会に参加し、各国外相と国連安保理の対リビア制裁決議を巡る協調に加え、「人道支援だけでなくカダフィ後をにらんだ体制作りを模索しているリビア国民の、政治・社会的な要求にどう対応するかも検討する」という。

 長官は接触している相手や支援の中身には触れなかったが、マケイン(共和)、リーバーマン(民主系無所属)の両上院議員は27日、訪問先のカイロから米CNNのテレビ番組に出演。オバマ政権が東部の暫定政権を認定し、自衛のための軍事支援をすることを求めた。米軍の介入の必要性は主張しなかった。

 長官はまた、カダフィ政権がアフリカ諸国からの雇い兵を使って人権弾圧をしていることから、これをやめさせるため「(リビア)周辺国と緊密に協力する」と述べた。リビア国境の警備強化などを求めるとみられる。

 米国は25日に対リビア経済制裁を発動したのに続き、26日には長官が、人権弾圧に加担したリビア政権高官への米国ビザの取り消しや新規発給の停止措置を発表。オバマ大統領もドイツのメルケル首相との電話協議で「国を統治する正統性を失っており、すぐに去るべきだ」とカダフィ大佐の退陣を求めた。

2235チバQ:2011/02/28(月) 23:19:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110228/mds11022819360023-n1.htm
窮地のカダフィ大佐、主要部族に買収工作 大量殺戮(さつりく)兵器使用の懸念も
2011.2.28 19:34 (1/2ページ)

 2月27日、リビア北東部ベンガジで、反体制派のデモ中に王政時代の旗の前で祈る女性(AP)
 【カイロ=大内清】リビアの最高指導者カダフィ大佐が、離反した部族を再び自陣営に取り込もうと買収工作を進めていることが表面化してきた。ただ、反体制派による包囲網が着々と狭まる中、カダフィ氏が取り得る対抗策は限られており、追い詰められた末に大量殺戮(さつりく)兵器を使用するなどの“暴発”も懸念されている。

 リビアの独立系紙などによると、首都トリポリのある北西部のネフーサ山地周辺の有力部族ゼンタン族の族長はカダフィ氏から、再びカダフィ氏側に寝返れば1世帯あたり20万ドル(約1630万円)を支払うと持ちかけられたという。

 部族側はこの提案を拒否したというが、カダフィ氏は米欧各国で資産を凍結されたとはいえ国内になお潤沢な資金があるとされる。在外リビア人ジャーナリストは「生き死にがかかっているカダフィ氏は、カネに糸目をつけない」と話し、他の部族に対しても同様の切り崩し策を進めている可能性が高いと指摘する。

 次男サイフルイスラム氏は、北東部を居住地域とするオベイダ族の有力者で反体制派に合流したオベイディ前公安書記(公安相)らについて、「裏切り者」ではなく反体制派に誘拐された「被害者」だと再三主張。そこには、政権が求心力を失った現実を隠したい思惑に加え、政権側に戻れば罪には問わないとのメッセージがにじむ。

 一方、首都周辺や南部砂漠地帯を除く主要都市の大半を制圧した反体制派は、空からの反撃に神経をとがらせている。同国内には数百の空軍機があり、カダフィ氏がなお多くを温存しているとみられるためだ。

 自国民への攻撃を命じられたパイロットが反体制派に合流するケースが相次いでいるが、カダフィ氏が外国人パイロットを雇っているとの情報もあり、さらに追い詰められれば無差別爆撃などに踏み切る可能性も否定できない。

 北東部トブルクの反体制派リーダーの一人は産経新聞の電話取材に「カダフィは狂っている。何をし出すか分からない」と話し、国際社会が早期に飛行禁止区域を設定するよう求めた。

2236チバQ:2011/02/28(月) 23:20:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110228/mds11022819230020-n1.htm
化学兵器、今も国内に 保管体制に懸念も
2011.2.28 19:23
 反政府デモが広がるリビアはかつて大量破壊兵器開発計画を進め、ひそかに核開発にも乗り出していた。2003年に計画放棄を発表し、廃棄を進めているが、今も国内で化学兵器の毒ガスなどを保有する。混乱の拡大で、保管体制を懸念する声も出ている。

 化学兵器禁止条約に基づき査察などを行う化学兵器禁止機関(OPCW、本部オランダ・ハーグ)は、リビアの計画放棄表明後、マスタードガス23トンなどの存在を確認。07年までに完全廃棄する見通しだったが、作業が遅れ、リビア国内にはマスタードガス9・5トンが残る。同ガスなどの前駆物質は1300トンあったが、廃棄されたのは半分程度にとどまる。

 OPCWは「化学兵器用の爆弾は廃棄されており、マスタードガスを運ぶ手段がない」とする。ただ米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、米政府当局者らは今後の警備態勢への懸念を表明した。(共同)


http://sankei.jp.msn.com/world/news/110228/mds11022812460016-n1.htm
進む“軍事力の整備” 首都攻防に備えるベンガジ
2011.2.28 12:46
 「リビアを解放するために喜んで首都での決戦に参加する」。反体制派が実効支配するリビア北東部ベンガジでは27日、軍の施設から奪われ散逸した武器を反体制派が回収して“軍事力の整備”を進めるなど、首都トリポリに居座る最高指導者カダフィ大佐を退陣に追い込むための準備が着々と進められていた。

 ロケット砲や機関銃、手榴(しゅりゅう)弾などあらゆる武器が無造作に詰め込まれた小型トラック。かつて反政府活動家らを次々に拘束、時には拷問も加えたという政府情報機関の建物の中庭で、反体制派の男性が「既に約70台分の武器を回収した」と誇らしげに語る。

 回収した武器の管理は市民と軍人が協力して行い、傍らでは実弾が詰め込まれた鉄製の箱やロケット砲を市民が続々と運び込んでいた。(共同)

2237チバQ:2011/03/01(火) 22:52:01
>>2101
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011030101000894.html
独国防相、盗用で辞任へ メルケル連立政権に痛手

 【ベルリン共同】ドイツのグッテンベルク国防相(39)は1日、数年前の博士論文で政治学者らの新聞寄稿記事などを盗用していた問題で、引責辞任することを表明した。国内人気ナンバーワンの政治家で、メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)内では、首相の有力な後継者の一人。

 支持率が低迷するメルケル連立与党にとって、有力閣僚の辞任騒動は大きな打撃。3月下旬など年内に計六つの州政権を決める州議選(特別市含む)が予定されており、こうした重要選挙への影響を考慮し与党側が辞任を促したとみられる。

 盗用問題では、博士号を授与した同国南東部のバイロイト大学が2月23日、多数の盗用が見つかったため、博士号剥奪を決定。野党だけでなく、与党幹部からも辞任を求める声が出ていた。

 グッテンベルク氏は与党の若手のホープで、経済技術相を経て2009年10月に、アフガニスタンへのドイツ軍派兵問題を抱える国防相に就任した。

2238チバQ:2011/03/01(火) 22:55:37
http://www.afpbb.com/article/politics/2788339/6893720?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
北アフリカ・中東の反体制デモはサハラ以南にも波及するか
2011年03月01日 15:51 発信地:ダカール/セネガル

【3月1日 AFP】抑圧、貧困、汚職が代名詞となっているサハラ以南のアフリカ諸国は今、アフリカ北部などのアラブ世界を席巻する革命の波に、希望のまなざしを向けている。

 サハラ以南には、ワンマン体制が20〜30年以上続いている国が数多く存在する。だが、富裕エリート層と貧困にあえぐ大多数とのギャップがあまりにも大きく開き、圧政も当たり前のように続いているこれらの国々は、チュニジアやエジプト、リビアにおけるような怒れる大衆の大きなうねりを作り出すことができるのだろうか?

 ナイジェリアの人権活動家シェフ・サニ(Shehu Sani)氏は、「北アフリカの反体制デモはアンゴラからブルキナファソ、ナイジェリアからエリトリアに至るまで、サハラ以南のアフリカを刺激することになるだろう。サハラ以南の民衆が蜂起するのは時間の問題だ」と話す。

 しかし、サニ氏自身、(サハラ以南の)民族と宗教の多様性が一致団結を難しくさせている可能性を認識している。

 ナイジェリアの学者、エゼ・オシタ(Eze Osita)氏は、「北アフリカはサハラ以南と違い、人種、文化、宗教の点で同質であり、このことが国民の動員をたやすくした」と解説する。

■サハラ以南の各地でデモ

 それでも、サハラ以南の野党指導者らは支持者に対し、アラブの例にならって反乱を起こすよう呼びかけている。その一方で、国の指導者たちはそうした動きの封じ込めに躍起になっている。

 赤道ギニアは「報道管制」を行い、チュニジアとエジプトの大統領退陣に関するニュースを一切国民の目に触れさせないようにしている。

 アンゴラでは、匿名の人物が政府への大規模な抗議デモを呼びかけたが、1975年の独立時から政権の座にある与党は「デモ参加者には重い刑罰が科される」と警告した。

 ロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領(87)の政権が1980年から続いているジンバブエでは、エジプトの反政府デモに関する研究会を開いたとして、元国会議員1人を含む47人が逮捕された。

 国民がそれほど抑圧されていないモザンビークやブルキナファソ、民主主義が進んでいるとされる南アフリカやセネガルといった国々でも、デモが起きている。いずれも、貧困・失業対策、インフラ整備を求めるといった内容だ。
 
■サハラ以南で反体制デモが置きにくいその他の理由

 チュニジアとエジプトでの政権崩壊の鍵となったのが「ソーシャルネットワークによる動員」と「軍の中立的態度」だと指摘されているが、サハラ以南の各国の軍は権力者に擦り寄る傾向が強く、インターネットの普及率もマグレブ諸国に比べると圧倒的に低い。 

 前者の例は、コートジボワールが良い例だ。前年11月の大統領選でアルサン・ワタラ(Alassane Ouattara)元首相が現職のローラン・バグボ(Laurent Gbagbo)大統領を破って当選したが、バグボ氏は権力移譲を拒否。軍はバグボ氏の後ろ盾に回った。

 ウガンダでは、 ヨウェリ・カグタ・ムセベニ(Yoweri Kaguta Museveni)大統領が1986年から政権の座にあり、前月の大統領選でも再選されたが、選挙に不正があったと指摘されている。同国マケレレ大(Makerere University)のフレデリック・ムテビ(Frederick Golooba Mutebi)教授は、「ウガンダの軍は政権を強く支持しており、政府の民兵として振る舞うことも多い」と指摘した。

 ムテビ氏はさらに、サハラ以南、特にウガンダは、教育を受けた中流階級が少ない上、北アフリカに比べて都市化も進んでいないと話した。

「反体制デモを開始、継続していくためのインフラは、北アフリカではここよりはるかに整備されている。エジプトのデモ隊は、インターネットにせよ、ほかの手段にせよ、緊密に連絡を取り合っていた。そのようなことを可能にするインフラはここにはない」(ムテビ氏)

 一方、ジンバブエ国立マスビンゴ大(Masvingo University)のある専門家は、北アフリカの反体制デモは別の方面にも影響をもたらす恐れがあると警鐘を鳴らす。独裁者が地位を固めようと努めるようになり、その結果、強権体制が強化されることになりかねないという。(c)AFP

2239チバQ:2011/03/01(火) 22:56:20
http://www.afpbb.com/article/politics/2788335/6893752?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=detail&amp;utm_campaign=must_read
バグボ氏派が国連調査団に発砲、緊迫の度を増すコートジボワール
2011年03月01日 16:42 発信地:ニューヨーク/米国
【3月1日 AFP】コートジボワールで28日、大統領選で敗れた後も大統領職を辞さないローラン・バグボ(Laurent Gbagbo)氏支持派の部隊が、同国の武器禁輸違反を調査していた国連チームに発砲した。

 国連(UN)筋によると、国連のコートジボワール制裁委員会の専門家たちと国連平和維持部隊の幹部1人が、首都ヤムスクロ(Yamoussoukro)の空港で武器禁輸違反について調査していたところ、バグボ氏を支持するグループに銃撃され、撤収を余儀なくされたという。報告によると負傷者はいなかった。

 前年11月28日に行われたコートジボワールの大統領選の結果、国際社会は元首相のアルサン・ワタラ(Alassane Ouattara)氏を新大統領と認めているが、バグボ氏は権限移譲を拒否している。

■ベラルーシが攻撃ヘリ輸出か

 そんな中、国連安全保障理事会が決めたコートジボワールへの武器禁輸制裁措置を破ってベラルーシから攻撃ヘリコプター3機などがバグボ氏派に送られたとして、潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)国連事務総長が批判している。

 潘事務総長は、コートジボワールは内戦へ逆行しかねないと懸念を表明し、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領もワシントンで行われた会合で同様の発言をした。

 潘事務総長によると、コートジボワールへは27日にベラルーシからヘリコプター1機が届き、残る2機も28日に到着するとみられていた。ベラルーシからコートジボワールへの武器禁輸違反の報告について、潘事務総長は安保理での協議を呼びかけた。

 同理事会のコートジボワール専門家パネルはニューヨーク(New York)で協議し、コートジボワールに派遣されている国連ミッションに武器輸出の事実を確認できるような詳しい情報を提供するよう要請した。

■国連職員が一時誘拐される
 
 発砲と同時刻、やはりバグボ氏支持派の若者がアビジャン(Abidjan)市内でウクライナ国籍の国連職員2人を誘拐し、事態はいっそう緊迫したが、数時間後に2人の身柄はバグボ氏直属の治安部隊に移り、その後国連に引き渡された。

 一方、ベラルーシは外務省が「安保理による制裁を破ったことなどない」と発表するなど、禁輸違反を否認している。またバグボ氏の広報担当者も、国連の主張は「バグボ大統領の政府に対する攻撃を正当化する詭弁(きべん)だ」と反論している。

バグボ氏派とワタラ氏派の衝突が増える中、コートジボワール情勢はこのところ日に日に緊迫の度を強めている。現在同国では1万500人を超える要員が国連の平和維持活動を行っており、その一部はワタラ氏陣営の本部を警護している。司令官によると、国連ミッションに対するバグボ氏派の敵意は高まっており、前週末には国連ミッション要員3人がバグボ氏派に撃たれ、負傷している。

 コートジボワール大統領選の結果については、アフリカ連合(African Union)の調停パネルもまもなく独自の裁定を下すものと見込まれている。(c)AFP/Carlos Hamann

2240チバQ:2011/03/01(火) 22:57:43
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110301dde012040012000c.html
特集ワイド:デモしない若者たち エジプト、リビア、そして−−日本は?
 「まさか!」の驚きのうちに、世界史の教科書に新たなページが加わった。チュニジア、エジプトで独裁政権が倒され、今またリビアが揺れている。革命の主役は若い世代とされるが、翻ってニッポン。この重苦しい時代に若者たちは一向に立ち上がる気配を見せないが−−。【平野幸治】

 ◇「おとなしい」……酷ですよ
 ◇一人一人分断され孤独
 ◇体制批判より「新しいもの」志向
 東京大学の安田講堂。60年安保から続いた学生運動は、ここを舞台にした1969年1月の警察との攻防でハイライトを迎えた。建物に残るおびただしい傷はその名残だろうか。

 カップルが歩いていた。

 「中東の革命に触発されて何かのデモに参加してみたいと思わない?」

 「どうでしょうねえ……。火炎瓶とか武力を使うのは、よくないかな。誰かを傷つけちゃ、運動の意味がない。僕はもっと違うかたちで世の中を変えてみたいですね」

 なるほど東大生らしいというべきか。知的で、どこか冷めているような。

 エジプトでは市民がツイッターやフェイスブックなどのネットサービス(ソーシャルメディアとも呼ばれる)を駆使し、情報を共有して巨大なデモへとつなげた。その中心を担ったのは若者たちだと言われている。中東ばかりではない。昨年には英国で大学生らが学費値上げ反対のデモを繰り広げ、フランスでも年金改革に異議を唱える300万人規模のデモがあった。

 では日本は? 就職難、正規と非正規の格差、貧困などの厳しい状況は変わっていないのだが……。

 なぜ?

 「日本の若者だって皆、本当に怒っている。でも、一人一人が分断され、孤独だからじゃないかな。どんなにコミュニケーションのツール(道具)があっても、現実のコミュニティーがないところでは役に立たない」

 東京・高円寺の商店街で雑貨リサイクル店「素人の乱」を営む松本哉(はじめ)さん(36)が言う。「家賃をタダにしろデモ」などのユニークな活動を通じて「生きにくい世の中と楽しく闘おう」と提唱している。

 松本さんはヨーロッパを旅し、雇用の不安定な若者たちが大勢の友人を持ち、自由に生きている姿に感銘を受けた。「空き家や空きビルを勝手に使って、ライブやコンサートをしたり、遊び場にしている。大家も寛大なんです。人が集まり、コミュニティーを生み、そこでデモに行くか議論したりする」

 「団塊の世代には、会社の仲間で打ち解けて飲んだりとか、コミュニティーがあったでしょう。でも経済成長第一を追求するうちに、地域コミュニティーは崩壊し、企業も業績第一になって、友達をつくる場所もないことが悩みになった。世代間交流もなく、互いの顔が見えないまま『若いやつらは』『団塊の世代って』などと言い合い、若者の居場所がどんどん減っているんです」

 「なぜ日本の若者はおとなしいか? その質問、若者には酷ですよ」。哲学者で、「超マクロ展望 世界経済の真実」の共著もある、津田塾大学准教授の萱野稔人さん(40)はぴしゃりと遮った。

 「だって、ほんの11年前には、佐賀バスジャック事件などがあって大人たちは若者の凶暴化を叫んでいた。それなのに、今ではおとなしいことが問題だなんて。そんなのは単なる大人の鬱憤晴らしです」

 フランス在住経験のある萱野さんは「若者を批判し、萎縮させる圧力は、ヨーロッパ諸国よりも日本の方が強い」と指摘するのだ。

 「若者は、常に社会の新規参入者。景気の悪化で経済のパイの拡大が止まってしまうと、既存の社会人にとって新規参入者はうとましい存在となる。ヨーロッパでは70年代に低成長時代に入り、それに対応してきたが、日本では90年代後半から急激に変化が訪れた。そのため、本来ならエンカレッジ(勇気づける)すべきなのにバッシングへと傾いてしまったのです」

 言論集団「シノドス」代表で慶応義塾大学非常勤講師(現代社会論)の芹沢一也さん(43)も、若者が社会的行動を起こさないことについてこう語る。

 「確かに今の若者は、一つの現象を社会問題と捉え、どう解決すべきか想像する力に欠けている。でもその責任は大人にある。私益を犠牲にしてでも優先すべき社会的正義があることを子供たちに教える大人が、どれだけいますか。『現実は変わりうる』と言うなら、中高年こそが身をもって示さなければ説得力はありませんよ」

2241チバQ:2011/03/01(火) 22:57:57
 しかし、一昨年には曲がりなりにも政権交代があった。若者に政治への期待は全くないのだろうか。

 「若者は政治家を自分たちの代弁者とは思っていない」と松本さん。萱野さんは言う。「学生と話すと、政治家はお金に汚い、という紋切り型の印象を抱いているようです。選挙のたびに『投票にいきなよ』と促すのですが、『誰に入れるべきか分からない』という。そこには二つの意味がある。一つは誰に投票しても結果は同じというあきらめ。実際、政権交代と騒いでも何も変わらないじゃないかと。もう一つは、変わらないということは悪くもならないだろうと。社会への信頼というか、今のシステムに寄りかかっている。社会が複雑・巨大化したことの良い面であり悪い面でもあると思います」

 どうやらデモへの道のりは遠いようである。

 芹沢さんは「若い人たち、特に80年代以降生まれの世代には、今はもう、体制批判より新しいものを生み出す局面だという意識が生まれている。実際、脱引きこもり支援をするNPO法人や、発展途上国で雇用を生み、利益も還元する会社などを設立する社会起業家が次々に生まれている。上の世代は『なぜ若者は立ち上がらないのか』などと言う前に、そんな若者たちにお金やリソース(資源)を渡してほしい」と力を込める。

 ただ、松本さんはこうも指摘する。「チュニジアでもエジプトでもリビアでも、今回はデモの指導者がいなかったじゃないですか。あれがすごく新しいと思う。小さいリーダーはたくさんいたと思うけれど、反体制のリーダーとか党とかがなくて、自然とワーッと広がっている感じがすごく新しい反乱だと思う」

 政局に明け暮れる与野党。油断していると、何万人もの若者の携帯電話に「×月×日×時、国会議事堂デモ」というメールが駆けめぐる日が来ないとも限らない。

2242チバQ:2011/03/01(火) 23:24:41
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011030102000033.html
チュニジア・リビア国境ルポ 「衝突前 早く国外へ」
2011年3月1日 朝刊

28日、ラスジディルに集まったリビアからの避難者ら=有賀信彦撮影


 【ラスジディル(チュニジア南東部リビア国境)=有賀信彦】「銃声が一日中響き、怖くて外に出られなかった」。チュニジアのラスジディルに避難したトリポリ市民らは二十八日、リビアの首都の状況を語った。治安部隊と反政府勢力の衝突はまだ最終段階には至っていないが、国境の街には一日に数千人以上が「一刻も早く国外へ」と押し寄せている。

 出国審査を済ませ、国境を越えたばかりのラムーン・ビガーさん(29)は「道路には五十メートル置きに銃を持った兵士が立っていて、数多くの戦車が配置されている」とトリポリ市街の様子を説明した。

 多くの人々がずっと家の中に閉じこもっており、街の中に市民の姿は見えなかった。反政府勢力と治安部隊が衝突しているのか判然としないが、銃声が昼夜問わず、鳴り響いていたという。

 「避難しようと二十五日に街に出たときには、死体が転がっている光景はなかった。だから、本格的な衝突が始まる前にと、必死で逃げた。二十六日に国境に着いたが、チュニジアに入るのに二日かかった」とラムーンさん。持っているのは衣類を詰め込んだ大きなビニール袋一つだけだった。ラムーンさんの会社の同僚、ハリー・ビガーさん(25)は「銃声が怖くて、とても外には出られなかった。七日間家の中にいたが、すぐに食料も尽きて、水だけを飲んで暮らした」と振り返った。

 入国管理所のあるラスジディルには、チュニジア軍が出動。リビア側から大量の市民が一度に押し寄せないように管理しているが、国境沿いの柵の前はすし詰め状態。柵を乗り越えようとする人々が後を絶たない。

 さらに、数日前にチュニジアに避難したものの、行く当てのない数千人が同管理所から数キロ離れた野原に集まっており、その規模もどんどん広がっているという。

2243チバQ:2011/03/01(火) 23:25:09
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011030102000032.html
「極秘に宮殿」 プーチン氏疑惑次々
2011年3月1日 朝刊

 【モスクワ=酒井和人】ロシアの事実上の最高実力者とされるプーチン首相が、ロシア南部の黒海沿岸に極秘裏に専用の宮殿を建設中との情報が相次ぎ、インターネットなどで批判が高まっている。中東での反政府デモが拡大する中、来年春の大統領選に影響を及ぼす可能性も指摘されている。

 発端は昨年末、プーチン氏に近いとされるロシア人実業家コレスニコフ氏が、メドベージェフ大統領にあてた告発の書簡を米紙ワシントン・ポストが報じたこと。

 同紙によると、建設にはロシアの新興財閥が献金した資金を不正に流用。宮殿は冬期五輪会場となるソチのある南部クラスノダール地方にある。イタリア風の造りで、フィットネス施設やコンサート場、ヘリポートなどを備え、総工費は十億ドル(約八百十億円)に上るという。

 今年一月中旬には建設中の宮殿とされる写真がネット上に流出。また、別の実業家は、ロシアの有力経済誌に、首相が他にも複数の秘密宮殿を所有しており、裁判で事実を明らかにしようとしたが、訴えを無視されたと証言した。

 これに対し、首相側はワシントン・ポストの報道後、「首相と宮殿は関係ない」(ペスコフ首相府報道官)と短く否定しただけ。政府系の主要メディアは疑惑を報道せず、黙殺を決め込んでいる。

 一方、ネット上ではプーチン氏に対する批判の声が噴出。中には中東での反政府デモを引き合いに「革命を起こせば宮殿は幼稚園になる」との書き込みもみられた。あるニュースサイトは「メディアをコントロールする権力者に打撃を与えるのはインターネットだ」などとして、大統領選へ向け、さらなる批判の高まりを予測した。

2244チバQ:2011/03/01(火) 23:26:00
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011030100838
首都中心部に数万人集結=大統領の退陣要求−イエメン
 【サヌアAFP=時事】イエメンの首都サヌア中心部で1日、野党勢力が呼び掛けた反体制デモに数万人規模の人々が集結した。デモ参加者は「サレハ(大統領)は去れ」「体制転覆を」と気勢を上げ、サレハ大統領の退陣を要求した。
 デモ隊はサヌア大学に近い広場に大挙して押し寄せ、広場に通じる三つの通りを埋め尽くした。反体制派は大学一帯を拠点に、1週間以上にわたって民主化要求のデモを続けていた。(2011/03/01-22:43)

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2245チバQ:2011/03/01(火) 23:27:52
http://www.cnn.co.jp/world/30001975.html
イラン反体制派指導者2人、刑務所に収監か 現地報道
2011.03.01 Tue posted at: 11:24 JST
テヘラン(CNN) イランの反体制派ウェブサイトは28日、信頼できる筋からの情報として、改革派指導者のムサビ元首相とキャルビ元国会議長が妻らと共に政府に拘束され、テヘランの刑務所に収監されたと報じた。

これに対し半国営のファルス通信は司法当局筋からの情報として、反体制派のリーダー2人は自宅にとどまっており、疑わしい者との通信だけが制限されていると伝えた。イラン国営通信、ファルス通信とも、報道では2人の人物を特定していない。

反体制派はムサビ氏とキャルビ師の収監に反対するデモの実施を1日に呼びかけている。

人権団体は先週末、2人とその妻の所在がわからなくなったとして、身の安全に対し深い懸念を示していた。国営テレビではこれまで、ムサビ氏とキャルビ師の処刑を訴える複数の政府当局者の動画が放映されている。

イラン政府はエジプトのムバラク政権の崩壊を歓迎する一方で、先月14日にテヘランで行われたデモを弾圧した。その直前には、デモを呼びかけた反体制派メンバーの一斉検挙も行っている。

テヘランのデモは数万人規模に及び、数十人が拘束された。動画投稿サイト「ユーチューブ」には殴打されるデモ参加者を映した動画が投稿された。ファルス通信によると、一連のデモで2人が死亡、銃撃により複数人が重傷を負った。

イラン政府は厳しい報道規制を敷いているため、海外メディアが同国内の情報を入手するのは困難な状況となっている。

2246チバQ:2011/03/01(火) 23:29:35
http://www.asahi.com/international/update/0301/TKY201103010449.html
バーレーン王室、デモ批判の声明 強硬姿勢をとる警告か2011年3月1日19時56分



 【マナマ=古田大輔】反政府デモが続くバーレーンで2月28日、サルマン皇太子が声明を出し、「人々の利益を損ねる行動に終わりを」と呼びかけた。2月中旬のデモ隊の強制排除で多くの死傷者が出てから、王室が実権を握る政府は平和的なデモは許容する立場をとってきたが、声明は再び強硬姿勢に転じる可能性を示唆した警告と受け止められている。

 皇太子は声明で「混乱が経済に影響し始めた」「改革を望まない者たちが受け入れがたい手法で邪魔している」などとし、政府との対話を拒んでいるデモ隊を批判した。

 デモ隊は首都マナマ中心部の真珠広場を占拠して連日、数千〜数万人規模のデモを展開し、28日朝には一時、国会議事堂を包囲した。国王の叔父で在任40年のハリファ首相の内閣総辞職を対話の前提としている。

2247チバQ:2011/03/01(火) 23:32:38
http://www.asahi.com/international/update/0301/TKY201103010562.html
志願兵募り、首都へ 武装リビア反体制派「未来を開く」(1/2ページ)2011年3月1日22時16分
 リビア東部のベンガジ。2月28日午後、郊外にある邸宅を訪れると、菜の花が咲き誇る庭で地元部族の有力者が出迎えてくれた。

 「リビアの現状をありのまま伝えてほしい」

 白髪頭にがっしりとした体格。仲間から「父親」と呼ばれている男性は、こう切り出した後、志願兵を募り、最高指導者カダフィ大佐がいる首都トリポリに向かう計画を語り始めた。

 反体制派の拠点となっているベンガジだけで、18歳から50代後半まで81人が名乗りを上げ、反体制派が掌握したベイダ、ダルナ、トブルクでも街の世話役を通じて声をかけているという。

 納戸代わりの部屋には、ロシア製の対戦車砲弾が3発入った木箱が36箱、手投げ弾が16発、さらに機関銃や対空砲の弾帯、照明弾のほか、戦車の砲弾までそろっていた。

 反体制派側についたり、放棄されたりしたベンガジ近郊の軍・治安部隊の基地や拠点から運び出した武器や弾薬の一部だ。危険分散のため、別の仲間の家などにも相当量を運び入れたという。

 「父親」の右腕として作戦を練る男性(36)が、地図を示しながら現況を説明し始めた。彼らが掌握している地域の西端にあるアジュダビヤからトリポリまでは約千キロ。その途上には、カダフィ大佐の出身部族が拠点とする中部シルトがある。街中に検問所が張り巡らされ、「アリ一匹見逃さない態勢だ」との報告が入った。

 船は考えていない。目立たない小さな漁船に重い武器や弾薬を積めば速度が上がらないし、政府軍に見つかったら逃げ場がないからだ。

 八方ふさがりなのかと聞くと、男性はニヤリとして携帯電話の画面を見せた。道がない砂漠を四輪駆動車が疾走する動画。リビア国土の90%は砂漠地帯だ。「おれたちは遊牧民の子孫。砂ごとの微妙な手触りの違いで、どの地域の砂漠か判別できる」

 志願兵らは今にも飛び出しそうな勢いだが、命を預かる「父親」は慎重を期す。「一刻も早く駆けつけたいが、できるだけたくさんの武器を調達し、各地の勢力と連携してトリポリを目指したい」

 「父親」はカダフィ政権打倒の動きを、「国民が一つにまとまるための闘い」と感じる。40年以上に及ぶカダフィ政権下で部族間にあつれきが生じ、東西も地域格差で分断された。「今リビアは打倒カダフィでまとまっている。過去になかったことだ」

 志願兵の39歳の男性は、ブロック造りの粗末な家に家族14人で暮らす。自分を含め9人のきょうだい全員が定職に就いていない。港で働いていた父親(64)の月額200リビア・ディナール(約1万3300円)の年金だけが頼りだったが、8カ月前に説明もなく打ち切られたという。

 「カダフィは国民の資産である石油収入を懐に入れ、自分を守るためだけに傭兵(ようへい)に1日2千ドル(16万3500円)も使う。でたらめだ。戦って命を失っても悔いはない」

 別の志願兵の母親(60)は息子に声をかけた。「リビアの未来を切り開くための闘いだ。行ってきなさい」(ベンガジ(〈リビア東部〉=井上道夫)

2249チバQ:2011/03/01(火) 23:33:51
http://mainichi.jp/select/today/news/20110302k0000m030086000c.html
リビア:逃亡外国人を拷問 情報流出恐れ
2011年3月1日 21時29分

 【ラサジール(チュニジア南東部)藤原章生】チュニジアのリビア国境の町ラサジールでは、カダフィ政権に関する情報の流出を警戒するリビア当局による拷問を受け、命からがら逃れてきた人々がいた。一方で、避難民の増加による町の混乱を恐れた住民らが、避難民を追い返そうとしており、受け入れ国の「限界」を指摘する声も出始めた。

 先月26日夕、国境から最寄りの町へ向かうミニバスに3人の若いチュニジア男性が乗ってきた。道端の政府職員が「行ける所まで連れてってやってくれ」と頼んだのだ。バスが走り出すと、一人が運転手に電話を借りた。一言二言話すと男は涙を流し、声を上げて泣きだした。3人は明らかにショックを受けており、みな一様に目が充血していた。

 3人は23日朝、トリポリから5キロほどの町ゴトロマンで故郷に帰る車を探していたところ、カダフィ政権の軍に捕まった。近くの兵舎に連行され、3日間食料も水も与えられず拘束された。「持ち物すべてを奪われ、ひどい拷問を受けた」。自動小銃の底部で腹部や腰を数度、そして顔を拳で殴られたという。男性2人のこめかみは腫れていた。

 3人は31、29、22歳の電気技師。リビア企業で配電盤とりつけの仕事をしていた。リビアに残る身内や会社に迷惑がかかると、写真と実名の掲載を拒んだ。

 国境に逃げて来る外国人の大半が無傷なのに、なぜ彼らは拷問を受けたのか。「兵舎には我々のほかにもチュニジア人が45人いた。捕まったのは逃げるとき、パソコンなど精密機器を持っていたからだ」と年長の男性が言う。「携帯電話に町の映像が映っていたので、『どうして撮った』としつこく聞かれた」

 国籍を問わず、話を聞いた避難民のほとんどが、リビア軍に携帯電話などのメモリーカードを奪われていた。

 戦いを情報戦とみなしているのか、カダフィ軍は国内映像の流出をひどく恐れているようだ。「検問所では兵隊が携帯電話のカードを手際よく抜き取り本体を返してくれた」と複数の避難民が語る。

 「外国人を追い出すのも、国内の様子をとにかく知られたくないからだ」。では、その先にいったい何があるのか。「国民だけが残ったところで、反逆者を探しだし処刑するのだろう」。男性は予言するように語った。

 ◇避難民1万人超 受け入れ限界
 それから2日後の28日。避難民はどんどん膨れ上がり、この日も1万人を超えた。

 そうした中、鉄パイプを手に地元の若者たちが国境の壁に乗り、「これ以上、来るな。帰れ」「町が荒れる」などと避難民たちを脅している。チュニジアの地元民が、入管職員や軍を差し置き、入国を阻んでいるのだ。

 27日まで順調だった入管作業は若者の乱入で一時止まり、押し寄せる2000人ものエジプト人らは壁を乗り越えたり、疲労で倒れるなどした。

 チュニジア軍の陸軍少佐は「1月の政変に首相交代が続き、兵の動員がうまくいかない。このままでは暴動になる」と受け入れ国の限界を訴えた。

2250チバQ:2011/03/01(火) 23:34:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110301/mds11030120450011-n1.htm
リビア東部の石油、中国へ 騒乱後初 国営傘下会社が国営石油から離反
2011.3.1 20:44
 【カイロ=岩田智雄】リビアの反体制派が支配する東部トブルクの港から、原油を積んだタンカーが2月28日、中国へ向けて出航した。同港から原油が輸出されたのは、反体制派の東部制圧以来初めて。リビア国営石油会社傘下で東部ベンガジの石油開発生産会社アラビアン・ガルフ(AGOCO)は、カダフィ政権が倒れるまで、国営石油からは分離して操業するとしており、基幹となる産業界でもカダフィ離反の動きが進んでいるもようだ。

 AGOCOの担当者は1日、産経新聞の電話取材に、中国石油化工集団(SINOPEC)のタンカー1隻が出港したと述べた。

 フランス通信(AFP)などによれば、タンカーの出航は2月19日以来で、100万バレルを積み出した。反体制派指導者は28日、AGOCOがすでに反体制派の支配下にあり、近日中に60万バレルを積んだタンカーが再び中国へ向かうと語った。

 リビアで操業していた欧州など世界の石油開発会社は現在、軒並み生産を停止しているものの、AGOCOの担当者は、同社が1日22万バレルの原油を生産しており、騒乱の影響はほとんど受けていないとしている。

 また、AGOCOの幹部はロイター通信に、今回の中国向けと準備中のオーストリアのタンカーについて、「いずれも国営石油会社を通じて契約したものだが、私たちが原油生産に真剣に取り組んでいるというメッセージを自由な世界へ送るため、原油の積載を許可した」と述べた。

 欧州連合(EU)欧州委員会のエッティンガー委員(エネルギー担当)は28日、カダフィ氏がすでに国内の油田とガス田の大部分を掌握できていないとの見方を示した。

 国際エネルギー機関(IEA)の推計によると、世界12位の石油輸出国であるリビアの1日の原油生産量は約85万バレルに半減している。

2251チバQ:2011/03/01(火) 23:35:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110301/mds11030120420010-n1.htm
カダフィ大佐、北西部都市の奪還めざし攻勢
2011.3.1 20:38

1日、ベンガジの陸軍基地で武装する反カダフィの市民兵士ら(ロイター)
 【カイロ=岩田智雄】内戦状態にあるリビアの最高指導者カダフィ大佐側の軍部隊は2月28日から3月1日にかけ、反体制派に制圧された北西部の各都市の奪還を目指し攻勢を強めている。AP通信などによると、首都トリポリの西約50キロの要衝ザーウィヤでは反体制派がカダフィ氏側を撃退したが、チュニジアとの国境地帯はカダフィ氏側が取り返し国境を閉鎖した。

 ザーウィヤでは、反体制派とカダフィ氏側の双方が戦車や自動小銃、対空砲で武装し、28日から翌日にかけて約6時間にわたり戦闘を繰り広げた。カダフィ氏側は七男ハミース氏が率いる部隊で、6方向から同時に攻め込んできたものの、反体制派がザーウィヤを死守したという。

 またフランス通信(AFP)は住民の話として、カダフィ氏側の空軍機が28日、北東部の第2の都市ベンガジ南方のラジュマとアジュダービヤの武器庫などを攻撃したと報じた。

 一方、リビアの独立系メディアによると、トリポリ東部のタジューラ地区では同日、1万人規模の反体制デモがあり、カダフィ氏側軍部隊が銃撃、強制排除した。カダフィ氏はこれまで、おひざ元のトリポリでのデモをほぼ押さえ込んできたが、周辺都市の奪還に戦力を振り向ける中、首都の反体制派が息を吹き返してくる可能性もある。

 カダフィ氏は一部メディアをトリポリに招待しており、28日には米英テレビとのインタビューで「国民は私のことを愛している。私を守るために死んでくれるだろう」と述べるなど、国際社会からの退陣要求を改めて拒否した。

2252チバQ:2011/03/01(火) 23:37:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110301/mds11030100320000-n1.htm
カダフィ氏、油田支配権失う 地方の有力者が管理か
2011.3.1 00:31
 欧州連合(EU)欧州委員会のエッティンガー欧州委員(エネルギー担当)は28日、リビアの最高指導者カダフィ大佐は、国内の油田、ガス田の支配権を失ったとの見方を示した。

 エッティンガー委員は、リビアの油田、ガス田の管理権の多くは、騒乱でカダフィ政権の統治が揺らいだ隙を突いて台頭した地方の有力部族や指導者に移ったと指摘した。

 石油輸出国機構(OPEC)加盟国であるリビアの混乱は供給不安をあおり、原油相場の高騰を招いている。

 リビアはイタリア、ドイツ、フランス、スペインなど主に欧州諸国に原油を輸出している。(共同)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011030100859
首都西郊で反転攻勢へ=部隊展開、部族と交渉も−リビア軍
 【トリポリ時事】リビアの反政府勢力が首都トリポリ周辺に迫る中、最高指導者カダフィ大佐を支持する政府軍は1日、チュニジア国境に近い西部のナルトやザウィヤなどで反転攻勢の準備に入ったもようだ。政府側は、反政府勢力の支配都市周辺に精鋭部隊を展開させる一方で、地域の部族長らに支援を求める交渉を開始した。アラブ圏紙アルハヤトなどが伝えた。
 ロイター通信などによると、チュニジア国境から60キロの町ナルト周辺には、重火器を搭載した政府軍の車両が集結。住民の間で緊張が高まっている。
 反政府勢力が実効支配する首都近郊のザウィヤでも政府軍が戦闘準備に入っており、カダフィ氏の七男ハミス氏率いる精鋭部隊も参加しているという。軍当局者は、反政府勢力が抵抗を続ければ空爆すると警告した。ザウィヤでは食料が欠乏し、1週間分も残っていないといい、今後、反政府側が劣勢に立たされる可能性もある。
 リビア紙によると、カダフィ政権のお膝元のトリポリでは、2月28日に1万人規模のデモが発生し、衝突で死傷者が出たと伝えられ、厳戒態勢が敷かれている。(2011/03/01-22:27)

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2253チバQ:2011/03/01(火) 23:41:21
http://mainichi.jp/select/world/news/20110301dde007030029000c.html
リビア:チュニジア国境で明暗 アフリカ人の脱出拒否
 チュニジアの国境ゲートの向こう、リビア側に不安そうな顔のアフリカ人がいた。中国人やエジプト人などが続々とリビアから避難してきているが、マリやチャド、スーダンなどの118人は入国を拒否されたのだ。チュニジア入管当局者は、大使館の身元保証がなければ入国させられないという。「雇い兵だった疑いもあり、不法移民として居座られると困る」そうだ。

 チュニジア赤新月社のラドゥアンヌさんは「食料だけでも渡したいが、リビア領なので近づくこともできない」と10メートルほど先にたたずむ彼らを見やった。【ラサジール(チュニジアのリビア国境)で藤原章生】

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011030102000037.html
リビア 第3の都市再び激戦
2011年3月1日 朝刊

 【カイロ=杉谷剛】リビアの騒乱で、最高指導者カダフィ大佐率いる政権派の部隊は二十七日夜から二十八日にかけ、首都トリポリ東方にある反政府派が制圧した第三の都市ミスラタなど数カ所を空軍機で攻撃、再び激しい戦闘を繰り広げている。

 空軍基地があるミスラタは戦略上の拠点の一つ。ロイター通信によると、反政府派が軍用機一機を撃墜し、操縦士らを拘束した。目撃者は「カダフィ派が基地の一部を掌握したが、大部分は反政府派が依然として支配している」と話している。

 また、中東の衛星放送アルアラビーヤによると、政権派は二十八日、トリポリ西方のサブラタを制圧。さらに戦闘機が東部ベンガジ近くのアジダビヤにある武器庫を空爆するなど、激しい攻撃を加えた。

 一方、アルアラビーヤは二十八日、反政府側の情報として、カダフィ氏が、治安問題を担当する側近のアブドラ・スヌーシ氏を更迭したと報じた。事実なら体制内部で深刻な亀裂が起きていることになる。

 スヌーシ氏は、カダフィ体制の支持基盤となっている中部地方の最大部族「マカレハ」の出身。カダフィ氏は後任として、自身と同じ部族「カザーゼファ」出身のマンスール・ダウ・アルガハシ氏を任命したとしている。

2254チバQ:2011/03/01(火) 23:42:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110301/mds11030102330001-n1.htm
拠点都市を相次ぎ空襲 カダフィ反撃
2011.3.1 02:32 (1/2ページ)
 【カイロ=岩田智雄、ワシントン=犬塚陽介】内戦状態のリビアで、最高指導者カダフィ大佐側は28日、反体制派が制圧した都市に対し相次いで空軍機を投入した。北東部の第2の都市ベンガジ南方のアジュダビーヤでは武器庫2カ所を攻撃、首都トリポリの東約200キロにあるミスラタ近郊でも地元ラジオ局を軍用ヘリで襲撃した。フランス通信(AFP)などが伝えた。反体制派による各地の制圧が進む中、カダフィ氏側も奪還を狙って反転攻勢を強めている。

 一方、クリントン米国務長官は28日、ジュネーブでの国連人権理事会で演説し、カダフィ氏の即時退陣を求めた。米国はリビア東部で暫定政権の樹立を模索する反体制派との接触を開始。欧州諸国とともにリビア国内の飛行禁止区域設定の検討も始めた。カダフィ氏に対する国際的な包囲網も狭まりつつある。

 リビア第3の都市ミスラタ近郊では28日、ヘリがロケット弾3発をラジオ局の電波塔に撃ち込んだのに対し、反体制派が対空砲でヘリを撃墜、乗員を拘束した。同市付近の空軍基地争奪をめぐる戦闘も2月27日夜から激化し、反体制派が弾薬の保管場所を含む大半を支配、カダフィ氏側も一部を占拠した。

 トリポリの西約50キロにあり反体制派が支配するザーウィヤではカダフィ氏側の部隊約2千人が町を包囲。トリポリ東部のタジューラ地区では28日、住民数百人が反体制デモを始めたが、治安部隊に排除された。

 こうした中、中東の衛星テレビ局アルジャジーラによるとカダフィ氏は同日、傘下の諜報機関の責任者に対し、反体制派指導者らとの対話に乗り出すよう指示。2月27日には、セルビアのテレビ局の電話インタビューで、国連安全保障理事会が採択した対リビア制裁決議について、「何の価値もなく、無効だ」と反発した。

 しかし、欧州連合(EU)欧州委員会のエッティンガー委員(エネルギー担当)は28日、カダフィ氏がすでに国内の油田とガス田の大部分を掌握できていないとの見方を示した。

2255チバQ:2011/03/01(火) 23:43:41
http://www.asahi.com/international/update/0228/TKY201102280521.html
リビア脱出10万人超す 国境のキャンプ、パンク状態2011年2月28日23時51分
チュニジア東部ラースジャディールのリビア国境から避難する人は累計5万人を超え、チュニジア側の避難民キャンプは人であふれかえっていた=27日午後、橋本弦撮影
 【ラースジャディール(チュニジア東部)=前川浩之】混乱が続くリビアから逃れ出る人の波が続いている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、リビアから周辺国に流出した人の数は10万人を超え、うち5万人がチュニジア東部国境経由で逃れた。チュニジア東部では多くの避難者が、キャンプなどで不安な日々を過ごしている。

 UNHCRによると、避難者はリビアへの出稼ぎ労働者らで、大半はエジプト人。リビアには100万人を超えるエジプト人労働者がいるとされる。エジプトもムバラク政権が崩壊したばかりのうえ避難者の数が多すぎて支援が届かず、自力で脱出してくる。

 国境のキャンプは数百人規模しか収容できないため、強風のなか周辺の砂地に毛布やマットを敷いて寝る人も多い。キャンプ周辺では「エジプト政府はどこだ」と叫ぶデモも起きた。

 赤新月社の医師らが健康診断をした上で、近隣の町村の学校や体育館の避難所に振り分けているが、避難者が多いために周辺の街も避難民であふれ返っている状態だ。

 体育館などの避難所では衛生状態の悪化もみられ、チュニジア政府は保健省の職員を現地に派遣した。ただチュニジアも、ガンヌーシ暫定首相が27日夕に突然辞任するなど「革命直後」の混乱のさなかにある。

 UNHCRは毛布やテントなど100トン分を26日夜、チュニジア東部に空輸。国境沿いに1万人規模のキャンプを設置する方針だ。

2256チバQ:2011/03/02(水) 22:07:42
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110302-OYT1T00785.htm
カダフィ氏五男わがまま奇行の3泊4日韓国の旅

 【ソウル=竹腰雅彦】韓国紙、ハンギョレ新聞は2日、リビアのカダフィ氏の五男ハンニバル氏が昨年2月、韓国を3泊4日の日程でひそかに訪問し、数々の奇行とわがままで関係者を驚かせたと報じた。


 関係者によると、同氏は初日、準備された最高級ホテルに入ったが、夜10時に突然、気に入らないと変更を求め、別の宿に移動。レストランでは「私の水準に合わない」と不満を爆発させ、内外の著名人が食事する場面の写真やサインを見せられ、機嫌を直した。

 「韓国の夜文化」を体験すると繰り出したナイトクラブでは、案内役が夜通し英語で応対できる女性を探し回るはめになり、観劇では、「1列分」も用意された特等席が気に入らず、一般席の客と席を入れ替えた。滞在最終日、大雪で移動の航空便が欠航すると、船を準備するよう求め、関係者が1日延泊するよう必死で説得したという。

(2011年3月2日20時03分 読売新聞)

2257チバQ:2011/03/02(水) 22:09:07
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011030201000219.html
リビア政権、反撃態勢強化 反体制派制圧地域に展開
2011年3月2日 10時10分

 1日、リビア・ザウィヤで陸軍を離脱した兵士や戦車とともに反カダフィのスローガンを叫ぶ反体制派(ロイター=共同)


 【カイロ共同】フランス公共ラジオなどによると、リビアのカダフィ政権統制下の軍部隊などは1日、首都トリポリの南西約150キロのゼンタン周辺に展開を始めた。また、チュニジア国境に近い西部ナルートにも政権側の部隊が派遣されるなど、反体制派が制圧した西部の町などの奪還に向けた反撃態勢を強めており、緊張が一段と高まっている。

 欧米諸国は政権側の航空作戦を防ぐため飛行禁止区域設定に向けた調整を加速したが、短時間での実施は困難。2日は最高指導者カダフィ大佐が1977年に独自の「直接民主制国家」体制への移行を宣言した記念日で政権側は士気を高めるとみられ、反体制派住民らは不安を高めている。

 ゼンタン周辺では対空機関銃を積んだトラックや装甲車両など約40両が目撃され、住民は攻撃や空爆がいつ始まってもおかしくないと話している。反体制派はバリケードなどを築いて攻撃に備えているが、武器は乏しいという。

 一方、北東部ベンガジの弁護士によると、反体制派は1日までに、反体制派に参加した軍部隊の指揮を統一するための「軍事評議会」を設置した。各地の軍部隊を指揮下にまとめる方針で、評議会メンバーの人選などを進めて「首都解放」を目指す。

2258チバQ:2011/03/02(水) 22:19:26
http://www.asahi.com/international/update/0302/TKY201103020408.html
スーダン南部で戦闘、98人死亡の報道 選挙巡る対立
2011年3月2日20時18分
 【カイロ=古谷祐伸】今夏の独立が決まったスーダン南部で2月27日、自治政府軍と反乱派の間で戦闘があり、多数の死傷者が出た。反乱派側は「自治政府軍の兵士86人を殺し、こちらも12人の仲間を殺された」と主張している。ロイター通信などが報じた。

 現場はジョングレイ州で、反乱派は元自治政府軍の元将軍に率いられている。元将軍は昨年4月の州知事選で、自治政府を率いる南部の与党・スーダン人民解放運動の公認をもらえず、無所属で立候補したが落選。以来、私兵を率いて自治政府に反旗を翻すようになったという。

2259チバQ:2011/03/02(水) 22:31:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110302/mds11030222160012-n1.htm
医薬品や食料欠乏…人道危機の懸念深まる
2011.3.2 22:15

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2日、リビア・トリポリで、爆発したタンクローリーの近くで最高指導者カダフィ大佐のポスターを掲げる男性ら(ロイター=共同)
 騒乱が続くリビア各地の関係者は2日までに、医薬品や食料が欠乏、人道危機の懸念が深まっている状況を語った。カダフィ政権派の治安部隊に包囲された都市は特に深刻で、欧米はリビアの人道をめぐる姿勢を非難、政権への圧力を強めている。

 「医薬品も食料も絶対的に足りない。乳児用ミルクにも事欠いている」。政権側の部隊約2千人が包囲、1日に反体制派との大規模な戦闘があった首都トリポリの西約50キロのザウィヤの地元記者(33)は、市民の窮状を訴えた。

 政権は首都とつながる道路の至る所に検問所を設け、ザウィヤへの医薬品や生活必需品の持ち込みを禁じた。主食のパンや米は不足し、市民は食料を探し求めているという。別の市民はアラブのメディアに「輸血用の血液が不足し、住民が自分の血を提供している」と話した。(共同)

2260チバQ:2011/03/02(水) 22:34:42
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2788396/6896725
「ポスト・カダフィ」に動くリビア反体制派、しかし情勢はまだ流動的
2011年03月02日 14:23 発信地:ベンガジ/リビア
【3月2日 AFP】リビアの最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の退陣を求める反体制派が、政権打倒の方法をめぐる意見の違いを残しながらも、混沌とした抗議運動から急速に「もうひとつの政府」に進化しつつある。

 41年間に及ぶカダフィ大佐の強権支配に対する反乱は最初の数日間で多数の死者を出した。その後北東部ベンガジ(Benghazi)などの都市で組織され始めた反体制派による政治評議会や軍事評議会が、「カダフィ後」の構想を描き始めている。

 リビアの国連代表団の1人は1日、カダフィ大佐が首都トリポリ(Tripoli)の守りを固め、とどまり続けたとしても、暫定政権が機能し始めるだろうと語った。また陸軍の離反組も、カダフィ政権に対抗する反体制派との統一戦線構築に向けた検討を始めたと言う。

■反体制各派に意見の隔たり、治安部隊の反撃にも懸念

 しかし、こうした評議会が移行期のリビアの顔になるとしても、その内部には欧米諸国の武力介入による空爆の必要性から評議会の構成に至るまで、多くの点で意見の隔たりがある。

 例えば停止している公共サービスを再開させようと奮闘する中、反体制派の多くが懸念しているのはカダフィ大佐の治安部隊との力の差だ。反体制派がリビア東部の拠点から西部に突き進もうとした場合、統制のとれていない自分たちの部隊が、治安部隊に圧倒されてしまう可能性を恐れている。

 また西部では、一度は反体制派が掌握した都市でも、政府軍やカダフィ支持勢力が反転攻勢に出ている。反体制派が強い東部でも、カダフィ側の妨害工作員が入り込んでいないかどうか自主的に夜間パトロールを行っているほか、対空砲を配置するなどさらなる政府軍の空爆を恐れて緊張が高まっている。

■情勢はまだ流動的

 こうした恐怖と不安のなかで暫定的な権力が姿を現しつつあるが、情勢は混沌としている。司法書記(法相)を辞任したムスタファ・アブドルジャリル(Mustafa Abdel Jalil)氏は27日に東部のバイダ(Baida)で暫定評議会の発足を宣言したが、その翌日にはベンガジの反体制派も具体的な参加者の顔ぶれを明らかにすることなく独自の評議会の発足を発表した。

 リビアのイブラヒム・ダバシ(Ibrahim Dabbashi)国連次席大使はAFPの取材に対し、暫定政府の拠点はまずベンガジに置かれ、トリポリが「解放」された後にトリポリに移るだろうと語った。

 一方、カダフィ政権に対する武力行使の是非をめぐって割れている国際社会も、カダフィ政権後に目を向けている。米国のスーザン・ライス(Susan Rice)国連大使は、米政府はすでに反体制派の指導者たちに幅広く接触しており、リビア国民が「正当だと感じられる組織や政党、機構」作りを支援していくと表明した。(c)AFP/Samer al-Atrush

2261チバQ:2011/03/02(水) 22:34:59
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110302-OYT1T00812.htm
チュニジア側国境、外国人労働者押し寄せ混乱

 【ラスジディル(チュニジア南東部)=末続哲也】リビアの騒乱から逃れるため、外国人労働者らが押し寄せるチュニジア側国境で、混乱が拡大している。


 騒乱発生以来の入国者が1日、7万人を超過。国境での受け入れは限界に達し、リビア出国後、チュニジア側に入れず、国境線付近で待機する人々が急増している。

 チュニジア側国境の村ラスジディル。出入国管理機関の門の外は先週末から、入国を待つ数万人がすし詰め状態で待つ事態に陥っている。

 「早く入れてくれ」。荷物を頭に載せ、絶叫する人がいる。門の横の塀を乗り越え、入国手続きに走る人もいる。人並みに押しつぶされて卒倒し、運び込まれる中年の男性――。

 「門の外で3日待った。チュニジア側からパンや水が投げ込まれ、飢えはしのげたが、くたくただ」。入国したエジプト人建設作業員男性(30)が話した。

(2011年3月2日20時15分 読売新聞)

2262チバQ:2011/03/02(水) 22:36:15
http://www.asahi.com/international/update/0302/TKY201103020078.html
リビア反体制派、軍事評議会を設立 首都進攻に向け
2011年3月2日10時29分
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 【カイロ=古谷祐伸】リビアの最高指導者カダフィ大佐と反体制派の攻防戦が西部を中心に続くなか、東部の拠点都市ベンガジで1日、支配を固めつつある反体制派の指導者らが、首都トリポリ進攻にむけた軍事評議会の設立を発表した。

 AFP通信などによると、詳細は明らかにされていないが、ベンガジなどでは有志の軍事訓練が始まっており、首都進攻のための作戦本部としての位置づけとされる。ただ、「我々の戦力とカダフィ氏のそれとはバランスが取れていない」との声が反体制派内から出ており、表向きは拒んでいる国際社会の軍事介入を依頼する可能性が強まっているという。

 AP通信によると、トリポリで包囲されつつあるカダフィ氏は1日までに、息子などが率いる精鋭部隊を使って反体制派の支配する都市を攻撃させた。ザウィヤとミスラタ、ジンタンの奪還には失敗したが、ガリヤンとナフサ、サブラタの各都市は奪い返した。国連によると、2月19日以降、隣接するエジプトとチュニジアに計14万人が脱出した。

2263チバQ:2011/03/02(水) 22:36:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110302/mds11030209160007-n1.htm
傭兵はサハラの遊牧民 「ドルと武器が待っている」
2011.3.2 09:14

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リビア国営テレビで放映された、親カダフィ派の集会に参加するトゥアレグ人のグループ=2月25日、トリポリ(AP)
 【カイロ=岩田智雄】西アフリカの国マリの当局者は1日、マリや隣国のニジェールでかつて反政府勢力として軍と衝突したサハラの遊牧民トゥアレグ人が、内戦状態が続くリビアのカダフィ大佐側の傭兵(ようへい)として雇われていると明らかにした。フランス通信(AFP)が伝えた。

 この当局者によると、かつての反政府勢力兵士を含む数百人が、リビアに向かっている。当局が誘いに乗らないよう説得に当たったが、「ドルと武器が待っている」ため、止めることは難しかったという。

 トゥアレグ人は、マリ、ニジェールのほか、リビア、アルジェリア、ブルキナファソに約150万人が居住している。西アフリカ諸国の独立後、雇用機会が得られなかったことから一部はリビアの都会に移住し、カダフィ大佐のもとで「イスラム軍」の兵士となった。

 その後、マリとニジェールに帰国したトゥアレグ人は2007年以降、反政府武力闘争を活発化させた。調停に当たったカダフィ大佐は09年10月、トゥアレグ人とマリ、ニジェール両政府が包括的和平に合意したと述べたが、一部は闘争を続けている。

 マリの当局者は「かつての反政府勢力指導者は、現在もリビアに居住している」と述べた。また、「カダフィ政権が倒れようが倒れまいが、トゥアレグ人たちはいずれ武器を持って帰ってくる」と、再び地域が不安定化する恐れに懸念をあらわにしている。

2264チバQ:2011/03/02(水) 22:37:21
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011030202000030.html?ref=rank
リビア 首都で大量虐殺
2011年3月2日 朝刊


 【ラスジェディール(チュニジア南東部リビア国境)=有賀信彦】リビアの首都トリポリで二月二十三〜二十五日に行われた反体制派のデモに治安部隊が無差別発砲し、大量の死傷者が出ていたことが分かった。さらに治安部隊はデモ参加者の自宅や負傷者が収容されている病院に押し入って連行、殺害しているとみられる。AP通信が一日、デモ参加者が撮影したビデオや証言をもとに伝えた。

 デモは、最高指導者カダフィ大佐が掌握するトリポリ市内では、数少ない反体制派が強い地域の住民を中心に行われた。イスラム教の安息日(休日)にあたる二十五日は三日間の中で最大の数千人規模のデモとなった。治安部隊は高射砲をデモ隊に向かって乱射。遺体はトラックで運んで埋め、大量虐殺の証拠を隠滅しているという。

 また、反体制勢力が制圧した西部の都市ザウィヤで二十八日午後から一日未明にかけ、カダフィ氏の七男ハミース氏が率いる精鋭部隊が反撃をかけたが、反体制勢力が撃退した。

 東部を反体制勢力が掌握する中、トリポリの西五十キロに位置するザウィヤは双方にとって戦略上、重要な都市。カダフィ氏は、数十台の装甲車や戦車、高射砲など最も装備が充実した部隊の投入で奪取を図った。

 しかし、反体制勢力にはほぼ同じ装備を持つ軍部隊の一部が加わっており、これらの武器で撃退した。国軍はトリポリの東にある第三の都市ミスラタにも反撃を加えたが敗退。チュニジア国境に近いナルートも反体制派が制圧している。

 一方、ロイター通信などは一日、北大西洋条約機構(NATO)がリビア上空の飛行禁止空域設定を想定して米英主体の部隊をリビアに派遣する検討に入ったと伝えた。

2265チバQ:2011/03/02(水) 22:38:12
http://mainichi.jp/select/world/news/20110302ddm002030014000c.html
リビア:戦闘激化 体制派、西部の都市攻撃
 【カイロ大前仁】反政府勢力が地中海沿岸部の大半を制圧したリビアで28日から1日にかけて、最高指導者カダフィ大佐に忠誠を尽くす勢力と反政府勢力の間で激しい戦闘が行われた。中東の衛星テレビ・アルジャジーラによると、大佐支持派の軍は28日、反政府勢力支配下の東部主要都市アジダービヤの反体制派の武器庫を空爆した。カダフィ大佐は反撃を強化するとみられ、犠牲者の増加は必至の情勢となっている。

 アルジャジーラなどによると、反体制側はミスラタなど地中海沿岸部の都市のほか、チュニジア国境に近いナルートなど西部の複数の都市を掌握。軍から戦車や地対空ミサイルなどを入手し、東部からの「志願兵」の応援も得て首都への包囲網を狭めている。

 これに対し、大佐支持派の軍はナルートの町を重火器を装備した車両で包囲。AP通信によると、反政府勢力が支配する首都の西約50キロのアズザウィーヤでは28日夜、カダフィ大佐の七男ハミス氏率いる軍部隊が戦車も投入し、総攻撃を仕掛けたが、約6時間に及ぶ戦闘の末に撃退された模様だ。首都トリポリのタジュラ地区で同日、軍が反政府勢力に発砲し、数人が死亡したとの情報もある。

 カダフィ体制の崩壊が現実味を帯びる中、クリントン米国務長官は28日、米メディアとのインタビューで、体制崩壊後を見据えて反体制派との接触を継続する考えを示した。ただ、長官は、政権移行で国軍が重要な役割を果たすことが可能なエジプトとは異なり、リビアには「(政権の)受け皿がない」と指摘。国際社会では、体制崩壊による混乱を懸念する声も強まっている。

2266チバQ:2011/03/02(水) 22:39:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110302/mds11030201370003-n1.htm
カダフィ大佐、北西部都市の奪還めざし攻勢
2011.3.2 01:36 (1/2ページ)

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1日、ベンガジの陸軍基地で武装する反カダフィの市民兵士ら(ロイター)
 【カイロ=岩田智雄】内戦状態にあるリビアの最高指導者カダフィ大佐側の軍部隊は2月28日から3月1日にかけ、反体制派に制圧された北西部の各都市の奪還を目指し攻勢を強めている。AP通信などによると、首都トリポリの西約50キロの要衝ザーウィヤでは反体制派がカダフィ氏側を撃退したが、チュニジアとの国境地帯はカダフィ氏側が取り返し国境を閉鎖した。

 ザーウィヤでは、反体制派とカダフィ氏側の双方が戦車や自動小銃、対空砲で武装し、28日夜から翌日未明にかけて約6時間にわたり戦闘を繰り広げた。カダフィ氏側は七男ハミース氏が率いる部隊で、6方向から同時に攻め込んできたものの、反体制派がザーウィヤを死守したという。

 フランス通信(AFP)は住民の話として、カダフィ氏側の空軍機が28日、北東部の第2の都市ベンガジ南方のラジュマとアジュダービヤの武器庫などを攻撃したと報じた。ベンガジでは反体制派が同日、軍評議会を設立。別の都市とのグループと連絡をとり、政権打倒を目指すという。

リビアの独立系メディアによると、トリポリ東部のタジューラ地区では同日、1万人規模の反体制デモがあり、カダフィ氏側軍部隊が銃撃、強制排除した。カダフィ氏はこれまで、おひざ元のトリポリでのデモをほぼ押さえ込んできたが、周辺都市の奪還に戦力を振り向ける中、首都の反体制派が息を吹き返してくる可能性もある。

 カダフィ氏は一部メディアをトリポリに招待しており、28日には米英テレビとのインタビューで「国民は私のことを愛している。私を守るために死んでくれるだろう」と述べるなど、国際社会からの退陣要求を改めて拒否した。

 また、出稼ぎ労働者の外国人などがリビアを脱出しようと国境に殺到。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は1日、チュニジアに7万〜7万5千人、エジプトに6万9千人が避難し、「危機的状況」だとしている。

2267チバQ:2011/03/02(水) 22:40:20
http://www.asahi.com/international/update/0301/TKY201103010562.html
志願兵募り、首都へ 武装リビア反体制派「未来を開く」(1/2ページ)
2011年3月1日22時16分
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反体制派が支配するベンガジで1日、政府軍が放棄した戦車で遊ぶ子どもたち=越田省吾撮影
ベンガジで政府軍が放棄した戦車の上で遊ぶ子どもたち。手前はイスラム教の礼拝をする男性たち=2月27日、越田省吾撮影
ベンガジ郊外で2月28日、トリポリでの戦闘に備え集められた反体制派の弾薬=越田省吾撮影
 リビア東部のベンガジ。2月28日午後、郊外にある邸宅を訪れると、菜の花が咲き誇る庭で地元部族の有力者が出迎えてくれた。

 「リビアの現状をありのまま伝えてほしい」

 白髪頭にがっしりとした体格。仲間から「父親」と呼ばれている男性は、こう切り出した後、志願兵を募り、最高指導者カダフィ大佐がいる首都トリポリに向かう計画を語り始めた。

 反体制派の拠点となっているベンガジだけで、18歳から50代後半まで81人が名乗りを上げ、反体制派が掌握したベイダ、ダルナ、トブルクでも街の世話役を通じて声をかけているという。

 納戸代わりの部屋には、ロシア製の対戦車砲弾が3発入った木箱が36箱、手投げ弾が16発、さらに機関銃や対空砲の弾帯、照明弾のほか、戦車の砲弾までそろっていた。

 反体制派側についたり、放棄されたりしたベンガジ近郊の軍・治安部隊の基地や拠点から運び出した武器や弾薬の一部だ。危険分散のため、別の仲間の家などにも相当量を運び入れたという。

 「父親」の右腕として作戦を練る男性(36)が、地図を示しながら現況を説明し始めた。彼らが掌握している地域の西端にあるアジュダビヤからトリポリまでは約千キロ。その途上には、カダフィ大佐の出身部族が拠点とする中部シルトがある。街中に検問所が張り巡らされ、「アリ一匹見逃さない態勢だ」との報告が入った。

 船は考えていない。目立たない小さな漁船に重い武器や弾薬を積めば速度が上がらないし、政府軍に見つかったら逃げ場がないからだ。

 八方ふさがりなのかと聞くと、男性はニヤリとして携帯電話の画面を見せた。道がない砂漠を四輪駆動車が疾走する動画。リビア国土の90%は砂漠地帯だ。「おれたちは遊牧民の子孫。砂ごとの微妙な手触りの違いで、どの地域の砂漠か判別できる」

 志願兵らは今にも飛び出しそうな勢いだが、命を預かる「父親」は慎重を期す。「一刻も早く駆けつけたいが、できるだけたくさんの武器を調達し、各地の勢力と連携してトリポリを目指したい」

 「父親」はカダフィ政権打倒の動きを、「国民が一つにまとまるための闘い」と感じる。40年以上に及ぶカダフィ政権下で部族間にあつれきが生じ、東西も地域格差で分断された。「今リビアは打倒カダフィでまとまっている。過去になかったことだ」

 志願兵の39歳の男性は、ブロック造りの粗末な家に家族14人で暮らす。自分を含め9人のきょうだい全員が定職に就いていない。港で働いていた父親(64)の月額200リビア・ディナール(約1万3300円)の年金だけが頼りだったが、8カ月前に説明もなく打ち切られたという。

 「カダフィは国民の資産である石油収入を懐に入れ、自分を守るためだけに傭兵(ようへい)に1日2千ドル(16万3500円)も使う。でたらめだ。戦って命を失っても悔いはない」

 別の志願兵の母親(60)は息子に声をかけた。「リビアの未来を切り開くための闘いだ。行ってきなさい」(ベンガジ〈リビア東部〉=井上道夫)

2268チバQ:2011/03/03(木) 00:00:27
>>2263
トゥアレグ
分布 [編集]
トゥアレグ族の分布域現在では、トゥアレグ族は主にアルジェリア、マリ、ニジェールを中心に生活しており、その数は100万から350万人の間のといわれる。

1992年頃から、ニジェール北部を中心に反政府組織の活動が活発化、外国人観光客を襲撃するなどの武装闘争を展開した。ただし、大規模な拡大には至らず政府と和平協定を締結。2002年には武装解除されたと伝えられる。

文化と風習 [編集]
トゥアレグ族の衣装使用する言語はトゥアレグ語 (en:Tuareg languages)=タマシェク語である。タマシェク語は独自の表音文字を持っている。

青いターバンと民族衣装を着用することから青衣の民として知られる。一般にイスラーム世界では女性が全身や顔を衣装で隠す習慣があるが、トゥアレグでは逆に男性が全身そして顔を衣装で覆い、女性は皮膚を露出していることもある。また女系社会でもある。

職業や婚姻を制限する身分制度(カーストと訳されることもある)が存在する。上級階級の混血が進まないようにするための措置とされる。ニジェールでは他の周辺民族の身分制度も含めて差別を禁止する法律が施行されている(実効性は不明)。

2269チバQ:2011/03/03(木) 00:01:10
http://www.afpbb.com/article/politics/2788433/6900383?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
イスラム冒涜罪に反対のパキスタンの少数民族相、銃撃受け死亡
2011年03月02日 22:55 発信地:イスラマバード/パキスタン

【3月2日 AFP】パキスタンの首都イスラマバード(Islamabad)で2日、シャバズ・バッティ(Shahbaz Bhatti)少数民族相を乗せた車が白昼の住宅地で数人の男に銃撃された。バッティ少数民族相は搬送先の病院で死亡が確認された。

 警察によると、自宅を出たバッティ氏を乗せた公用車の進路を白いスズキ(Suzuki)車がさえぎり、乗っていた3〜4人の男が公用車に銃を乱射した。バッティ氏は市内の病院に運ばれたが、病院に着いた時にはすでに死亡していた。

 男たちはショールをかぶっており、犯人は特定できていない。この銃撃で、バッティ氏の運転手も負傷した。

■「イスラム教に対する冒涜罪」に反対していた

 バッティ氏はパキスタンでは少数派のカトリック教徒で、1月4日に警護官から銃撃されて死亡したパンジャブ(Punjab)州のリベラル派の知事サルマン・タシール(Salman Taseer)氏と共に、「イスラム教に対する冒涜(ぼうとく)罪」に反対する姿勢を鮮明に打ち出していた。タシール氏を殺害した警護官はイスラム強硬派から英雄視されている。

 タシール氏暗殺後、バッティ氏はAFPのインタビューで「現時点で最高のターゲットは私だ」と語り、殺害予告を受けていることを明かしていた。

 イスラマバード警察のワジド・ドゥラニ(Wajid Durrani)署長はバッティ氏の警護は適切だったと話しているが、狙撃された時に警護部隊はバッティ氏についていなかったという。ドゥラニ署長は「警護部隊の隊長は少数民族相から執務室で待機しているよう指示を受けたと話している。色々な角度から調査を進めている」と語った。

 パキスタンの「イスラム教に対する冒涜罪」の最高刑は死刑だが、実際にこの罪で死刑が執行されたことはない。しかし人権活動家らは、個人的な怨恨や商取引上の紛争に絡んでこの罪状が悪用されていると指摘している。(c)AFP/Sajjad Tarakzai

2270チバQ:2011/03/03(木) 00:02:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110302/mds11030223450017-n1.htm
カダフィ軍が反転攻勢 「血みどろの戦争に」欧米に警告
2011.3.2 23:44 (1/2ページ)
 【カイロ=岩田智雄、ワシントン=犬塚陽介】内戦状態にあるリビアで、反体制派が制圧した諸都市に対するカダフィ政権側の攻勢が続いている。AP通信などによると、最高指導者カダフィ大佐に忠誠を誓う戦車部隊が2日、首都トリポリの南約50キロのナフーサ山地にある陸上交通の要衝、ガリヤンを奪還した。

 これに対し、トリポリの東約200キロの第3の都市ミスラタでは、反体制派がなお頑強に抵抗しているとみられる。北東部の第2の都市ベンガジの南西約200キロにあるブレイガは、カダフィ氏側の軍部隊がいったん支配下に置いたものの、その後、反体制派が空港や石油施設を再び奪い返すなど激戦となっている。

 カダフィ氏は同日、トリポリで演説し、デモ隊の背後に国際テロ組織アルカーイダがいると改めて主張。また、「米軍か北大西洋条約機構(NATO)軍が来れば、血みどろの戦争となり多くのリビア人が死ぬ」と米欧に警告した。

 こうしたなか、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は1日、ベンガジを実効支配する反体制派が、カダフィ氏の軍事拠点への空爆を国連を通じて欧米諸国に要請するかどうか検討していると報じた。

 一方、米国のゲーツ国防長官は同日、米国防総省で記者会見し、中東に展開している原子力空母2隻に続き、強襲揚陸艦「キアサージ」と輸送揚陸艦「ポンス」、さらに海兵隊員400人を地中海に派遣したことを明らかにした。リビアの避難民救援など人道支援を想定した派遣であることを強調し、現時点での軍事介入には慎重姿勢を示した。

 オバマ米政権内では軍高官を中心に、英国などで強まるリビア上空での飛行禁止区域設定の動きに対し消極論が広がっている。

 ゲーツ長官は1日の会見で、国連安保理のリビア制裁決議は軍事力行使を許可するものではないと指摘、「NATOでも合意はできていない」として、飛行禁止区域の設定など現時点での軍事力を伴う制裁強化の実施に懐疑的な見方を示した。飛行禁止区域の維持には、リビアの対空ミサイル施設の破壊など軍事行動が不可欠になるとみられている。

 オバマ政権は民主化勢力を背後で操っているとの印象を与えることを警戒しており、米軍のリビア展開でイスラム諸国に反米感情が沸騰すれば、アフガニスタンでの対テロ戦争にも影響が出かねないとみている。

2271チバQ:2011/03/03(木) 00:03:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110302/mds11030222590016-n1.htm
攻勢強めるカダフィ大佐 反体制派の物資が不足
2011.3.2 22:57 (1/2ページ)
2月28日、リビア・トリポリで、米ABCテレビのインタビューに応じるカダフィ大佐(右)(ロイター=共同)
 【カイロ=岩田智雄】リビアの最高指導者カダフィ大佐の軍部隊が反体制派の支配下にある各都市への攻勢を強める中、武器、弾薬や食料、医療器具など反体制派の物資が不足している状況が、現地からの報道で伝えられている。

 市民のデモが一気に政権打倒の戦闘に発展したため、反体制派の兵站(へいたん)が準備不足で十分に機能していないことが苦戦の理由の1つとなっている。

 「私たちは孤立している。食料も赤ん坊のミルクもほとんどない」

 首都トリポリの西約50キロに位置し反体制派が支配するザーウィヤの人権活動家は1日、ロイター通信に窮状を訴えた。残る食料は1週間分との報道もある。

 ザーウィヤはカダフィ氏側の軍部隊約2千人に包囲され、反体制派は周囲の検問所を攻撃して兵站の突破口を開こうとしている。

 西方のナルートでは2月28日、チュニジア国境から70キロ弱までの道がカダフィ氏側の手に渡った。AP通信によると、反体制派の一人は仲間との電話で「私たちにはカラシニコフ(銃)しかない。何ができるというのだ」と声を荒らげた。

 反体制派の根拠地となっている東部ベンガジでは、病院の院長が、「基本的な医薬品はそろっているものの、医療器具や麻酔剤、手術のための人員が不足している」と述べた。外国人労働者の出国で、漁船の操業は軒並み停止している。弾薬はわずかしかない。カダフィ氏側部隊が徐々に迫り来る中、反体制派の装備は旧式で、かき集めた市民からなる義勇兵はほとんど訓練を受けていないなど問題が山積している。

 一方、カダフィ氏側が押さえるトリポリでは、物資不足は起きていないようだ。ロイターによれば、物価は高騰しているが、空港職員は「政府はすべての人に500デイナール(約3万3千円)を与えた。それで十分だ」と語った。

 カダフィ氏は1日、コメや卵、医薬品など支援品を積んだ保冷車やトラック18台をベンガジへ向かわせた。反体制派に政権側の物資の豊富さを見せつける狙いがありそうだ

2272チバQ:2011/03/03(木) 00:03:59
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110302-OYT1T00855.htm
リビア反体制派、広がる石油関連施設掌握
 【トブルク(リビア北東部)=田尾茂樹】リビアで最高指導者カダフィ氏の独裁に抗議する反体制派は石油施設も次々に支配下に置いている。


 国内有数の石油輸出拠点である北東部トブルクでは2日、反体制派が関連施設を押さえて輸出を継続していた。

 トブルク南部にある国営石油会社「アラビアン・ガルフ石油」の関連施設で、社員の一人は「我々も『革命』の一員だ。もう石油はカダフィのものではない」と話した。トブルクには、その南約500キロの砂漠地帯にあるリビア最大規模のサリル油田からパイプラインで運ばれる原油の積み出し港や精製施設がある。

 施設の検問では作業服姿の社員が警戒、反体制派についた兵士もカダフィ政権側の反撃に備えて警備に協力している、という。

(2011年3月2日23時23分 読売新聞)

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011030290232521.html
リビア騒乱で反体制派が外国支援検討 アラブ連盟「軍事介入反対」
2011年3月2日 23時29分

 【カイロ=内田康】リビアの騒乱で、同国東部を制圧した反体制派の報道官は2日、ロイター通信に対し、最高指導者カダフィ大佐派との戦闘について「外国の援助を求めることになるだろう」と述べた。一方、アラブ地域の22の国と機構で構成するアラブ連盟(本部・カイロ)のヘッリ副事務局長は、2日の緊急外相会合に先立ち、米英両国など外国によるリビアへの軍事介入を拒否する姿勢を示した。

 リビア東部ベンガジに拠点を置く反体制派組織「二月十七日連合」のゲリアーニ報道官は「カダフィを棺(ひつぎ)に入れるため、外国勢力にリビアの軍事拠点への空爆をお願いすることになる」と語った。

 ただ、本紙の電話取材に応じたベンガジ在住の関係者によると、反体制派内部では外国の軍事介入に反対する声も根強いという。

 一方、カイロで始まったアラブ連盟緊急外相会合で、ムーサ事務局長は「リビア情勢は悲劇的であり、受け入れがたい」などと演説した。

 ロイター通信などによると、反体制派が制圧している東部ブレガで2日、政権側との戦闘があった。リビア国営テレビは、政権側がブレガ近くの空港と港湾を制圧したと伝えたが、反体制派は短時間の戦闘後、奪還したと話している。

 カダフィ氏は2日、国営テレビを通じ「海外のメディアや(国際テロ組織)アルカイダが、リビアに介入している」などと演説。演説会場にはカダフィ氏支持派が詰め掛け、「われわれには大佐が必要だ」などと叫んだ。

(中日新聞)

2273チバQ:2011/03/03(木) 00:08:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110228-00000465-reu-int
リビアの外国人労働者、「出身国の貧富差」で多数が脱出できず
ロイター 2月28日(月)13時56分配信


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 2月27日、リビアでは治安の悪化が懸念されているが、多くの外国人労働者が出身国の「貧富の差」によって国外脱出できなくなっている。写真はベンガジの港で出国用の船を待つ人々。26日撮影(2011年 ロイター/Suhaib Salem)

 [ベンガジ(リビア) 27日 ロイター] カダフィ政権と反体制派が激しい攻防を繰り広げるリビアでは治安の悪化が懸念されているが、同国で働く多くの外国人労働者が、出身国の「貧富の差」によって国外脱出できない状況に追い込まれている。

 インド出身の運転手、オマール・チャンドさん(50)は27日、ベンガジの港に停泊する英国の戦艦を、数百人の外国人労働者とともに見つめた。アジアの貧しい国々から出稼ぎに来た同僚たちと同様、彼もまたリビアから脱出できないでいる。こうした外国人はほかにも数多くおり、そのほとんどがアフリカや南アジアの出身者だ。

 チャンドさんは、小雨が降る港で「金はないし、何もない」と語り、「船はおそらく明日来る。多分。でも分からない」と、わずかな期待に希望をつないだ。

 リビアの外国人労働者は推計150万人とみられ、多くが石油や建設関連の職に就いている。出身国はベトナム、バングラデシュ、エジプト、マルタ、オーストラリア、ブラジル、ガーナなど、多岐にわたる。

 他の労働者と同じく、チャンドさんもパスポートを会社に預けていたため、手元にはない。その会社の事務所は、騒乱の中で炎上してしまったという。

 ベンガジの住民らは港にキッチンや病院を設置し、行き場をなくした労働者を診察するために医師を派遣している。反体制派が採用した王政時代の旗のバッジを身に付けたボランティアたちが、ツナサンドイッチを配る姿も見られ、支援団体の代表は「隣人が困っていれば、人種や言語や宗教にかかわらず、支援するべきだ」と語る。

 外国人労働者らを支援するリビア人技術師、ハイサム・ジャディルさん(36)によると、ベンガジの港や大学構内にとどまっている人は3000人から5000人に上り、その多くがバングラデシュ、ベトナム、ガーナ、エリトリアなどの出身者だという。

 こうした人たちの帰国の見通しは立っておらず、ジャディルさんは「中国やトルコの会社はすべての責任者が脱出し、バングラデシュやベトナムなどの人たちが残された」と話している。

2274チバQ:2011/03/03(木) 21:33:56
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110304k0000m030080000c.html
リビア:反政府側の脆弱さ露呈 カダフィ政権側が巻き返し
 【カイロ大前仁】北アフリカ・リビアの最高指導者カダフィ政権の軍用機が3日、前日に続き反政府勢力が制圧した東部マルサエルブレガを攻撃、反政府勢力の拠点や空港を空爆した。反政府勢力がリビア東部の大部分を支配する中、政府側は必死の巻き返しに出ている。これまで支配地域を広げてきた反政府側だが、ここに来て脆弱(ぜいじゃく)な組織力や装備の問題も浮上している。

 一方、リビアと友好関係にある中南米ベネズエラのイサラ通信・情報相は2日、同国のチャベス大統領がカダフィ大佐と電話会談したことを明らかにした。中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、チャベス大統領は、中南米や中東など各国の代表で構成する委員会を設置し、カダフィ政権と反政府勢力の交渉を仲介することを提案したという。カダフィ大佐は提案を受諾したが、ロイター通信は反政府勢力側が政権との対話を拒否したと伝えた。

 反転攻勢に出るリビア軍は総勢7万6000人だが、自らが将校時代にクーデターを起こしたカダフィ氏は、軍が強大化することを警戒し、兵士の待遇は低く抑えられてきたとされる。そのため軍の士気は高くなく、反政府運動が広がると、多くの兵士が部隊を離脱したり、反政府側に加わったりした。

 そうした中、大佐は七男ハミス氏が率いるハミス旅団を厚遇し、重点強化してきた。また、アフリカ諸国から兵を高給で雇い、息子たちの下で部隊を編成させてきたといわれる。雇い兵部隊の実態は不明だが、残された正規軍と合わせ「カダフィ氏は約4万人の兵力を持つ」(エジプトの軍事専門家)との見方もある。

 雇い兵部隊は現在の反転攻勢の中核を担っている模様で、反政府勢力を激しく攻撃している。また、革命防衛隊なども大佐に忠誠をつくしている模様だ。

 先月に始まった反政府運動では、住民が個別に各都市を制圧したが、統一した統治機構や軍事力の組織化は遅れていた。東部では1日、「軍事評議会」が設立され、ようやく各地の離反部隊や義勇兵団の取りまとめが始まったばかりだ。1万人以上の義勇兵のほか多数の離脱兵が参加しているという。評議会幹部は兵力の訓練を積んだうえで、カダフィ氏が拠点とするトリポリの攻撃を想定しているという。

 しかし、カダフィ派の軍が戦闘機や戦車を投入しているのに対し、反政府勢力は政府軍や警察が放棄した兵器を利用しているとみられ高射砲やロケット弾などが確認されている程度。都市を広範囲に攻略する能力はない模様だ。

 また、トリポリのカダフィ一家は通常、軍事施設「バブ・アルアジジア」を生活拠点としており、「周囲に強固な軍が配備されているし、短期間では攻略できない」(ブルッキングス・ドーハ研究所のシャルキー副所長)といわれる。

 東部の反政府勢力が結成した統治機構の「国民評議会」は当初、他国の武力干渉に反対してきた。だがカダフィ派が反攻を強めている事態に危機感を強めている模様で、評議会の報道官は2日「(外国軍は)カダフィ派の外国雇い兵の拠点に限定し空爆すべきだ」と訴えるなど、「外国軍頼み」となっている。

 しかし、北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は3日、雇い兵勢力への空爆について、「NATOには(リビア情勢に)介入する意思はない」と述べ、軍事介入に否定的な見解を示した。

2275チバQ:2011/03/03(木) 21:34:31
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110303-OYT1T00935.htm
カダフィ氏側、引き続き東部ブレガを空爆し攻勢

 【カイロ=大内佐紀】最高指導者カダフィ氏支持派と反体制派の武力衝突が激化するリビアで、カダフィ氏側は3日、前日に続き、反体制派が制圧した東部の産油都市ブレガの空港施設などを空爆、反転攻勢を続けた。

 反体制派はカダフィ氏側が再度、ブレガ奪還を目指し地上軍による攻勢をかける可能性があるとみて、周辺のアジュダービヤから兵力を増強、再決戦に備えている。

 カダフィ氏側は2日未明、地上から重火器を使ってブレガを急襲し、制圧したが、午後になって反体制派の反攻に遭い、撤退した。反体制派は2日、国連などに対して、カダフィ氏に仕える外国人雇い兵の拠点への空爆を要請する方針を明らかにしている。

 一方、AFP通信などによると、カダフィ氏と親交が深いベネズエラのチャベス大統領は2日、カダフィ氏との電話会談後、リビアの和平交渉を仲介する「国際平和調停団」の設置を国際社会に提案した。

(2011年3月3日20時35分 読売新聞)

2276チバQ:2011/03/03(木) 21:36:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110303/mds11030321150006-n1.htm
軍事介入の意思なし NATO、作戦は立案中
2011.3.3 21:11

 北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は3日、記者会見し、緊迫するリビア情勢について「NATOは軍事介入する意思はない」と重ねて強調する一方で、「あらゆる事態に備えて」リビアに対する軍事行動の作戦立案を進めていることを認めた。

 リビアの反政府勢力が国際社会に対し、カダフィ政権派の雇い兵らに対する空爆実施を求めたことについては「NATOは留意する」と述べた。しかし、飛行禁止区域の設定を含むいかなる軍事行動にも国連安全保障理事会の承認が必要との認識を繰り返した。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110303/erp11030320170009-n1.htm
元大佐側近「カダフィ狙い撃ちは不可能」
2011.3.3 20:15 (1/2ページ)
 2日、リビアの首都トリポリで演説前の最高指導者カダフィ大佐(ロイター)
 【パリ=山口昌子】リビアの最高指導者カダフィ大佐の側近の1人で儀典長として仕え、昨年からフランスに滞在しているヌーリ・ミスマーリー氏が2日、パリ市内で会見し、「カダフィ氏は最後まで戦う」と述べ、国外脱出はしないとの見方を示した。また、カダフィ大佐は居場所を転々とするので、「(空爆などで)狙い撃ちすることは不可能だ」とも指摘した。

 ミスマーリー氏は35年近く政権中枢にありながら、昨年11月に訪仏、「現在は仏政府の保護下」にあるという。出国の理由について、「カダフィ氏の41年間の統治の間、人権は存在しなかった。こういう男と一緒に働いたことを恥じている」と述べた。

 また、「3歳の息子が自宅の庭で胸に弾丸を受けて殺された。誰が殺したのかを明確にしたい」と語り、自身の出国への報復で、幼児がリビア当局によって殺害されたことを示唆した。

 ただし、欧米諸国によるリビアへの軍事介入には反対を表明。「リビア人は自尊心が強い。イラク戦争の経過も把握しており、地上軍の展開など絶対に受け入れない」ためで、反体制派が要請している空爆の実施についても、「滑走路を破壊すれば十分であり、空爆は必要ない。リビア国民が誤爆される可能性もある」と否定的な見解を示した。

 反体制派に激しい攻撃を加えている外国人傭(よう)兵について、ミスマーリー氏は「カダフィ氏はごく一部のリビア軍兵士しか信用せず、金の欲しい若者を徴用して武器を与えて訓練している」と述べ、「首都トリポリでも最近、若者が傭兵用に拉致されている」との情報を明らかにした。

 独裁政治が長期間続いた理由については「カダフィ氏は、恐怖政治をカムフラージュすることを知っている。だからこそ国民も西欧諸国の首脳も彼に手を貸した」と述べた。

 ミスマーリー氏は「カダフィ氏は絶対にリビアから脱出しない。首都トリポリに最後までとどまるだろう」と述べ、出国の可能性も否定した。

2277チバQ:2011/03/03(木) 21:37:39
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110303/dms1103031600013-n1.htm
カダフィ寝起き襲って連行 石油ターミナル近くに空爆も
2011.03.03
 「血みどろの戦いになる」と外国の軍事介入をけん制しているリビアの最高指導者カダフィ大佐(68)が、反体制派へ猛攻を加えている。ロイター通信によると、2日にカダフィ政権側と反体制派の激しい攻防戦があった中部ブレガでは政権側の軍用機が石油積み出しターミナルから約2キロの地点にある石油工学大学近くに爆弾を投下した。

 さらに首都トリポリでは政権側の民兵らが反体制派の摘発を開始。反体制デモに加わった人々を写真やビデオで特定し、早朝に自宅を襲撃して一斉に連行したという。AP通信が伝えた。

 2日付の英紙デーリー・テレグラフは、リビア軍の化学兵器を押収するため、英陸軍の特殊空挺部隊(SAS)が潜入しているとみられると報じたが、米政権内部は混乱。リビア上空に飛行禁止区域を設定する問題をめぐり、クリントン米国務長官とゲーツ国防長官が2日、それぞれ議会証言で積極論と慎重論を展開し、早期の軍事介入の見通しは立っていない。(共同)

2278チバQ:2011/03/03(木) 21:40:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110303/mds11030301300001-n1.htm
反体制派「国民評議会」が空爆要請へ 評議会代表に前司法相就任見通し
2011.3.3 01:30
 【カイロ=岩田智雄】内戦状態にあるリビアの反体制派が拠点とする北東部の第2の都市ベンガジで、反体制派「国民評議会」のスポークスマンは2日、記者会見し、最高指導者カダフィ大佐に反旗を翻し反体制派に合流したアブドルジャリル前司法書記(司法相)が同評議会の代表に就任する見通しであると発表した。ロイター通信などが伝えた。同評議会は30人で構成されるという。

 アブドルジャリル氏は先月26日、ベンガジを拠点に暫定政権を樹立する考えを表明。国民評議会は、暫定政権構想は同氏の「個人的意見」だとの見解を示していたが、カダフィ政権後の受け皿作りが本格化した格好だ。

 スポークスマンはまた、カダフィ氏側の外国人傭兵(ようへい)を攻撃するため、国連を通じて欧米諸国に空爆の実施を要請することを明らかにした。ただし、リビアへの外国部隊の派兵については反対する考えを示した。

2279チバQ:2011/03/03(木) 21:41:19
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110302-OYT1T00898.htm
「カダフィ氏との勢力差大きすぎ」反体制派

1日、リビア北東部ベンガジで、対空砲の射撃訓練を受ける反体制派の志願兵(AP)

 【カイロ=加藤賢治】リビア北東部を制圧した反体制派諸派は1日、ベンガジで幹部会合を開き、「軍事評議会」の設置を決めた。

 空爆を激化させるなど反撃を強める最高指導者カダフィ氏側に対抗するため、これまで一枚岩とはいえなかった反体制派が勢力結集に動き出した。AFP通信などが伝えた。

 同通信によれば、初会合は数時間に及んだ。出席者の一人、サルワ・ブガイギ氏は「カダフィ氏と我々の勢力差が大きすぎる」と述べた上で、飛行禁止空域の設定や、国連安全保障理事会決議に基づく体制派拠点への空爆要請が集中討議されたことを明らかにした。

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、空爆対象として首都トリポリのカダフィ氏邸宅やレーダー基地が検討されている。ただ、米英による軍事介入に慎重な意見もあり、最終的な結論は持ち越した。

 カダフィ氏は2日、首都で支持者を前に演説、米国など外部の介入を断固拒否すると警告した。

 一方、反体制派が制圧した東部の主要な産油都市ブレガと近郊のアジュダービヤでは2日、政府軍が空爆を加えた上で侵攻するなど激しい戦闘が起きた。双方ともブレガの支配権を主張するなど、情報が錯綜(さくそう)している。体制側が、東部への反転攻勢を本格化させた可能性がある。

(2011年3月3日01時19分 読売新聞)

2280チバQ:2011/03/03(木) 21:48:59
http://www.asahi.com/international/update/0303/TKY201103030451.html
イエメン、デモ長期化 妥協点さぐる動きも
2011年3月3日20時35分
 【マナマ=古谷祐伸】イエメンの野党勢力は3日、約32年間の長期政権を続けるサレハ大統領に対して、年末の辞任に向けたロードマップを提案したと発表した。野党側は即時退陣を求めてデモを続け、サレハ氏は辞任を拒んできた。ロードマップは、両者の妥協点を探る動きだ。

 イエメンからの報道によると、ロードマップは、年末のサレハ氏の平和的な退陣を目標として、憲法や選挙関連法の改正も提案している。サレハ氏は、2013年の任期満了で引退すると表明したが、即時退陣は拒んできた。政府高官も3日、「(サレハ氏から)前向きな反応があるだろう」と明らかにした。

 バーレーンでも、イスラム教スンニ派の王政に反発するデモが続いており、4日には、首都マナマ中心部で大規模な集会が予定されている。一方で、国民の7割を占めるシーア派を代表する野党側は3日、王室のサルマン皇太子が提唱する国民対話に参加する意向を示した。

2281チバQ:2011/03/03(木) 21:50:58
http://mainichi.jp/select/world/news/20110304k0000m030071000c.html
エジプト:元運輸相のシャラフ氏に首相交代
 【カイロ和田浩明】エジプトを暫定統治する軍最高評議会は3日、退陣したムバラク前大統領が任命した軍人出身のシャフィク首相が辞任し、後任に元運輸相のイサム・シャラフ氏(58)が就任すると発表した。シャフィク氏辞任はムバラク政権の名残払拭(ふっしょく)を求めていた若者グループの主要な要求の一つ。今回の措置で軍側は国民の要求に柔軟に対応する姿勢を改めてアピールした。

 シャフィク氏はムバラク時代の民間航空相で、1月末に首相に就任。ムバラク氏が2月11日に辞任した後も留任していた。しかし、ムバラク退陣要求運動を主導した若者グループは前政権との決別を要求。軍最高評議会は同月22日に野党幹部を入閣させるなどの内閣改造を行ったが「シャフィク辞任」を求める声は続いていた。

 若者グループ「4月6日運動」は首相交代に関する声明で「シャラフ氏は(デモの中心地だったカイロの)タハリール広場での座り込みにも参加していた」と歓迎した。

 シャラフ氏は04〜06年に運輸相としてエジプトの交通インフラ改良などに取り組んだ。米国留学経験がありカイロ大で土木工学の教授として教えたこともある。

 軍最高評議会は今回の首相交代を交流サイト「フェイスブック」で発表した。フェイスブックはムバラク氏を退陣に追い込んだ若者グループらが情報発信などに活用しており、若者受けを配慮したとみられる。

2282チバQ:2011/03/03(木) 21:59:44
http://www.asahi.com/international/update/0303/TKY201103030107.html
伊下院、ホテル滞在税可決 政権崩壊を再び回避
2011年3月3日12時4分

 【ローマ=南島信也】イタリア議会の下院は2日、全土のホテルで滞在税を徴収することなどを盛り込んだ税制改革法案を賛成多数で可決した。同法案は上下院合同委員会で一度否決されたが、政府は税制改革を求める北部同盟の連立離脱を避けるために、必死の多数派工作で可決に持ち込んだ。これでベルルスコーニ首相は、再び政権崩壊を回避した。

 同法案は先月3日、合同委員会で否決されたが、首相は委員会の決定を無視して政令を提出しようとしたため、ナポリターノ大統領が政令への署名を拒絶。そこで首相は多数派工作を行ったうえで改めて採決にかけ、賛成314、反対291で可決された。

 滞在税はホテルに宿泊する観光客から1泊につき最高5ユーロ(570円)を徴収するもので、税額はホテルの格付けによって異なる。また所得税も0.2〜0.3%増税となる。こうした増税分は地方自治体の歳入に組み込まれる。連立与党の一角、北部同盟は連邦制の導入を唱え、その一環として税制改革法案の成立を強く求めていた。

2283チバQ:2011/03/04(金) 19:48:13
http://mainichi.jp/select/today/news/20110305k0000m030008000c.html
レバノン:リビアで不明宗教指導者の真相解明に期待高まる
2011年3月4日 17時27分

 【カイロ大前仁】北アフリカ・リビアのカダフィ体制が揺らぐ中、レバノンのシーア派の間に、同国の宗教指導者ムーサ・サドル師に関する情報が確認できることへの期待が膨らんでいる。同師は33年前、リビア訪問後に失踪したが、カダフィ政権は同師失踪事件の調査に本腰を入れてこなかった。

 サドル師はレバノンのシーア派の高位聖職者。78年8月に随行者2人とともにリビアを訪れた後、行方が分からなくなった。リビア当局はイタリアへ出国したと説明するが、そのような記録はない。そのためレバノン司法当局は08年8月、サドル師らが殺害された恐れが強いと判断し、誘拐教唆などの容疑でカダフィ氏ら8人の逮捕状を出した。

 リビアで反政府運動が本格化してから、サドル師らに関する情報が少しずつ出てくるようになった。アル・ホウニ前アラブ連盟担当大使は、サドル師らが殺害され、南部セブハに埋葬されたと証言。一方で複数の政府関係者は、同師は現在も投獄中と述べている。

 サドル師は生きていれば82歳となるが、現在でもレバノンのシーア派住民の間では絶大な人気を誇る。娘ハウラさんはAP通信に、「生きていると信じている。リビアで状況変化が起きて、自由の身となることを願う」と語っている。

2284チバQ:2011/03/04(金) 19:50:50
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110304-OYT1T00447.htm
リビア反体制派、調停団拒否…カダフィ氏次男も

 【カイロ=加藤賢治、リオデジャネイロ=浜砂雅一】リビア東部を支配する反体制派の自治組織「国民評議会」の報道官は3日、南米ベネズエラのチャベス大統領が提案したリビアへの国際調停団派遣について、「カダフィが退陣するまで交渉の余地はない」と述べ、提案を拒否する構えを示した。

 ロイター通信が伝えた。

 リビア最高指導者、カダフィ氏の次男セイフ・イスラム氏も同日、英スカイニュースに対し、「外国の介入は必要ない」と提案に否定的な考えを示した。アラブ連盟はチャベス提案を検討する意向を表明したが、実現性は不透明だ。

 これに先立ち、ベネズエラのイサラ通信・情報相は3日、カダフィ氏側が提案を受諾する意向だとの見方を示していた。ロイター通信が伝えた。反米の急先鋒(せんぽう)、チャベス大統領はカダフィ氏と親交が深い。

 一方、セイフ・イスラム氏は、反体制派が掌握した東部ブレガについて、石油積み出し港がある最重要拠点であり、「必ず奪還する」と宣言した。ブレガでは2、3の両日、カダフィ派と反体制派が激しく交戦。反体制派は、カダフィ派の地上部隊がブレガの西方約130キロにある町、ラスラヌフで攻撃準備を整えているとみて、警戒している。

(2011年3月4日13時31分 読売新聞)

http://www.asahi.com/international/update/0304/TKY201103040119.html
オバマ氏、カダフィ氏の退陣迫る 当面は人道支援に注力
2011年3月4日10時49分

リビア東部アジュダビヤで3日、戦闘で死んだ仲間たちの葬儀で、空に向けて銃を撃つ反体制派の人たち=AP
 【ワシントン=望月洋嗣】オバマ米大統領は3日、リビアのカダフィ大佐について「政府を率いる正当性を失った」と述べ、「権力の座を降りて去らねばならない」と即時退陣を強く迫った。リビアへの対応では飛行禁止空域の設定を含めて「軍事、非軍事のあらゆる選択肢を吟味している」としたが、当面は救出活動や人道援助に力を注ぐ考えを示した。

 メキシコのカルデロン大統領とホワイトハウスで会談後、共同会見した。オバマ大統領は「無防備な市民が重大な危険に陥るような事態になれば、米国は完全に対応する能力がある」とし、武力介入も辞さない構えも示した。

 ただ、当面は「リビアの人々にとって最善の対応を、国際社会と協議して決める」とし、リビアから脱出したエジプト人らを米軍機や民間機で輸送するほか、カダフィ政権が拠点とする首都トリポリ市民への食糧配給を検討する考えを示した。

2285チバQ:2011/03/04(金) 19:56:36
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011030402000029.html
反体制派亀裂の恐れ リビア
2011年3月4日 朝刊

 【カイロ=内田康】リビアの騒乱で、東部を制圧した反体制派勢力内に、最高指導者カダフィ大佐の拠点を狙った海外各国の空爆支援を求める声が出始めた。国内反体制派の軍事力だけでは、大佐派が支配する首都トリポリへの進攻は難しいとの判断だ。だが、外国の軍事介入には庶民の抵抗感が強く、反体制派内に深刻な亀裂が広がる可能性がある。

 東部ベンガジの反体制派報道官アブドル・ハフィズ氏(50)は二日、本紙の電話取材に「軍事拠点になっているトリポリのカダフィ邸を空爆してもらいたい。これを認める国連安全保障理事会の決議も必要だ」と述べた。

 ハフィズ氏によると、国内反体制派単独でも東部地域の防衛は可能。ただ、大佐派はアフリカ各国出身の雇い兵部隊も擁し、戦力的にも充実。トリポリ進攻には、空爆支援が不可欠という。

 これに対し、ベンガジの反体制活動家ナイム・オシェイビ氏(31)は「軍事介入には反対。これは私たちの革命だ」と憤る。リビアの穏健派イスラム原理主義組織、ムスリム同胞団のアフマド・ブシャヒ師(40)は「アラブ人は外国の介入に敏感。空爆があれば、カダフィが庶民の共感を集める。時間がかかっても、自分たちで戦うべきだ」と力説した。

 ベンガジ市内には、介入反対を訴えるポスターも張られている。リビアはイタリアに支配された経験もあるだけに、市民の介入容認は容易でない。

 元エジプト軍幹部ムハンマド・ビレル氏は「カダフィ打倒には空爆支援では不十分。いずれ、各国地上軍も必要になる。反体制派は、勝ちたければ受け入れざるを得ないが、国民の間に深刻な亀裂が生じる」と語った。

2286チバQ:2011/03/04(金) 20:33:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110304/mds11030420060017-n1.htm
カダフィ支持? 風変わりな中南米諸国
2011.3.4 20:05 (1/2ページ)

 【サンフランシスコ=松尾理也】反米強硬派のベネズエラ・チャベス大統領が提案したリビアへの国際調停団派遣について、ベネズエラ政府は3日、カダフィ政権が受諾の意向を示したと述べるなど、仲介に意欲を示している。しかし反体制側は提案を拒絶する構えをとっているのに加え、国際社会の反応も冷ややか。今のところ、ベネズエラを中心とした南米の左派反米諸国の風変わりさが強調されるだけの結果となっている。

 ロイター通信などによると、ベネズエラのイサラ通信・情報相は3日、チャベス大統領がリビアの内戦状態の平和的解決に向けて提案した米国ぬきの国際調停団派遣について、カダフィ政権が受諾する意向を示したと述べた。

 だがリビア東部ベンガジを拠点とする反体制派「国民評議会」のスポークスマンは「遅すぎた。あまりに多くの血が流れた」と述べ、仲裁を拒絶。カダフィ大佐の次男サイフルイスラム氏も否定的な反応を示したと伝えられている。さらにクローリー米国務次官補は「国際調停団など必要ない。国民のために政権を辞任し、攻撃をやめればいいだけだ」と、取り合わない姿勢を明確にした。

 チャベス氏はカダフィ氏を「親しい友人」と呼び、一時はカダフィ氏のベネズエラ亡命説まで飛び出すほど密接な関係を構築してきた。加えて、独裁者として民主化を恐れる立場は同じなだけに、「米国が話を大げさにしているだけだ」などとカダフィ氏を事実上、擁護してきた。

 中南米ではほかにも、ニカラグアのオルテガ大統領が公然とカダフィ政権を支持し、キューバのカストロ前議長は「米国がリビアに侵攻しようとしている」との持論を展開。国連安保理が異例のスピードで制裁決議にこぎつけるなどカダフィ政権非難で国際社会がほぼ一致する中で、特殊さが浮き彫りになっている。

2287チバQ:2011/03/05(土) 13:52:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110221/erp11022108140001-n1.htm
(1)セルビア(上)EU加盟へ、戦犯を逮捕せよ
2011.2.21 08:10 (1/3ページ)

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ラドバン・カラジッチ被告(左)とともに記者会見に臨むミロスラブ・トホリ氏(1995年当時、トホリ氏提供)
 文学者を思わせる穏やかな風貌の男性は静かな口調で語り始めた。

 「1980年にチトー大統領が死去してから旧ユーゴスラビア社会主義連邦共和国ではそれぞれの勢力が権力争いを始めるなど、紛争の兆候は見られた。イスラム教とカトリック、セルビア正教の3勢力が血みどろの争いを繰り広げてきたバルカン半島では、些細(ささい)なことで民族の憎悪が燃え上がる」

 1992〜95年のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で、同国内のセルビア人勢力が樹立を宣言したセルビア人共和国の情報相だったミロスラブ・トホリ氏。セルビア人が圧倒的多数を占める隣国セルビアの首都ベオグラード郊外のレストランで当時を振り返るトホリ氏の表情は次第に熱を帯びていった。

 トホリ氏は2008年にセルビア政府に拘束されたボスニア・ヘルツェゴビナ紛争時の戦犯、ラドバン・カラジッチ被告の右腕を務めた。カラジッチ被告は1995年、東部スレブレニツァでイスラム教徒8千人が犠牲になったとされる虐殺事件などを指揮したとして、旧ユーゴスラビア国際戦犯法定(ICTY)で公判中だ。

 カラジッチ被告が96年に姿を消してからも、トホリ氏は極秘の連絡ルートを通じて送られてくる同被告の小説や詩を出版し続けた。約12年に及ぶ潜伏生活に入る前日、同被告はトホリ氏を含む側近数人と民家で最後の夜を過ごした。同被告はグラスに1センチほど注いだ酒をなめるように飲み、たばこを1本くゆらした。

 このとき同被告への連絡手段が指示された。トホリ氏が決められた場所にメモを置けば必ず同被告に伝わり、しばらくして返答が送られてくる。こうした伝言のチェーンが幾重にも設けられ、全体のつながりを知るのは同被告だけだった。

 トホリ氏は「最後にラドバンは親類の家に自分の声で電話をかけた。セルビア人共和国の無事を見届けたラドバンは、家族や支援者が生活に窮しているのを見かねて自ら拘束されたのだ」と語る。

 精神科医で詩人だったカラジッチ被告と同人誌の集まりで知り合ったトホリ氏は「ラドバンは、欧米が描くようなセルビア民族主義者ではなかった」と繰り返した。

                 □   □

 90年代の旧ユーゴ解体の過程で、各共和国の政治指導者が権力奪取のために民族の不安心理をあおった結果、民族の憎悪が燃え上がった。イスラム教徒、セルビア人、クロアチア人の対立が激化したボスニア・ヘルツェゴビナ紛争では20万人以上が死亡、難民・避難民は250万人を超えた。

 白い墓標が立ち並ぶスレブレニツァ虐殺記念墓地。

 「虐殺を生きのびた一人」という墓地の管理人の男性は「近所や同級生の誰が自分の家族や親類を殺したか知っている。それでもあいさつだけはする。ここに住み続けなければならないし、人生を途中でやめるわけにはいかないから」と声を落とした。

 旧ユーゴは6つの国に分裂し、2008年にはセルビアの自治州だったコソボが独立を宣言した。旧ユーゴからはスロベニアが04年に欧州連合(EU)に加盟。11年にクロアチア、12年にはマケドニアが加盟するとみられている。

 旧ユーゴ紛争で欧米から“悪玉”の烙印(らくいん)を押され、EU加盟の動きから取り残されたセルビアのタディッチ大統領は周辺国との和解を進め、09年12月、EU加盟を正式に申請した。

2288チバQ:2011/03/05(土) 13:52:33
 しかし、加盟には高いハードルが待ち受ける。カラジッチ被告と同様、セルビア民族主義者から英雄視される大物戦犯、ボスニア・ヘルツェゴビナのセルビア人共和国軍司令官ラトコ・ムラジッチ被告らの拘束だ。

 EUの要請に応え、セルビア政府は昨年10月、ムラジッチ被告の逮捕につながる情報提供に関し、懸賞金を10倍の1千万ユーロに増額した。

 しかし、トホリ氏は「ムラジッチ被告は間違いなく域外に逃亡した」と語る。同被告のシンパの表情がある日を境に和らいだという。逃亡先はロシアとみられている。

 紛争の後遺症を引きずり街全体がくすんだ印象を受けるベオグラード市内の露店ではカラジッチ、ムラジッチ両被告のキーホルダーが警官の目を盗んで販売されていた。EU加盟を果たすため欧州の論理にあらがえないセルビア人の葛藤を物語っているようだった。

                   ◇

 1993年のEU発足を機に欧州の統合は急速に進んだ。しかし、金融危機で欧州単一通貨ユーロ圏で勝ち組・負け組の二極化が顕著になり、イスラム系移民排斥の動きが目立つなど、あちこちからきしみが聞こえる。拡大する欧州の断面を、まずはEU加盟に腐心するバルカン半島のセルビアから報告する。(ベオグラード 木村正人)

                   ◇

【用語解説】ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争

 1992年、ボスニア・ヘルツェゴビナが旧ユーゴスラビア連邦からの独立を宣言したことに端を発する民族紛争。敵対民族を虐殺する惨事へ発展し「民族浄化」の言葉を生み出した。95年のデートン合意で紛争は終結。ボスニア・ヘルツェゴビナはイスラム教徒とクロアチア人が中心の「ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦」と「セルビア人共和国」から成る。

2289チバQ:2011/03/05(土) 13:53:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110228/erp11022807590001-n1.htm
(2)セルビア(下)ブルドーザー・ジョーの嘆き
2011.2.28 07:55 (1/3ページ)

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「ブルドーザー・ジョー」の愛称で知られるリュビザブ・ジョキッチ氏。ブルドーザーの窓ガラスには弾痕が残っていた
 「欧州連合(EU)に加盟すれば仕事が見つかる」「いやEUに入れば、セルビアは自由を失う」

 昨年12月、サンタクロースのルーツとされる聖ニコラスの祭日、セルビアの各家庭では知人や親類を招いて手料理が振る舞われた。セルビアの歴史を回転させた立役者で「ブルドーザー・ジョー」の愛称で知られるリュビザブ・ジョキッチ氏の自宅にも約10人の仲間が集まって、仕事や政治の話に花を咲かせた。

 2009年末にEU加盟を正式申請したセルビアでは昨年10月、失業率が19・2%に達し、EU加盟への賛成論が強まっている。

 「月200ユーロ相当の年金をもらっている。この10年で生活は良くならなかった」とジョキッチ氏。歴史の“証人”でもあり、かつて氏の収入を稼ぎ出したブルドーザーはエンジンを取り外され、野ざらしにされている。

 ユーゴスラビア連邦(1992〜2003年、セルビアとモンテネグロで構成)のミロシェビッチ独裁体制を崩壊させた「ブルドーザー革命」はセルビア民主化の原点として今も人々の記憶に残る。

 同連邦大統領選で不正操作を行ったミロシェビッチ大統領に対し、野党連合のコシュトニツァ氏が00年10月5日までに選挙結果を発表するよう迫り、野党支持者に連邦議会に集結するよう呼びかけた。

 どの政党にも属していなかったジョキッチ氏だが、デモ隊を阻止する治安部隊やパトカーを押しのけようと、愛用のブルドーザーを運転してベオグラードの連邦議会広場に向かった。ブルドーザーの後には次第に市民が列をなし、その数は7万人にのぼった。

 連邦議会広場周辺には約50万人が集結した。治安部隊が催涙ガスを使用するとデモ隊は一気に後退した。ジョキッチ氏は仲間2人をブルドーザーに乗せて、連邦議会に突入した。

 ジョキッチ氏がブレードを持ち上げ2階の窓に横付けると人々はブルドーザーによじ登って連邦議会の窓ガラスを打ち破り、押し入った。ユーゴ紛争と経済制裁に疲弊した人々の憤りがミロシェビッチ独裁体制を押し倒した瞬間だった。

 ミロシェビッチ大統領は6日深夜、ユーゴ国営テレビを通じて大統領選の敗北を認めて下野した。

 ジョキッチ氏は「ブルドーザーには治安部隊の銃弾83発が撃ち込まれていた。自分のためでなく民主主義とは何かを学ぶ若者たちのためにやったことだ。しかし、小石を集めて売る私の商売は上向きにはならなかった」とため息をついた。

2290チバQ:2011/03/05(土) 13:53:43
□   □


 01年にミロシェビッチ前大統領を逮捕したセルビアの元秘密警察長官ゴラン・ペトロビッチ氏は、ミロシェビッチ政権の腐敗についてこんなエピソードを打ち明ける。西側の記者がミロシェビッチ大統領に「ドイツの高級車メルセデス・ベンツを買おうと思うと何日ぐらいかかるか」と質問した。大統領は「私と妻、長男の収入を合わせて2年間ぐらいだろう」と答えた。記者が「そんなに時間がかかるわけがない」と聞き返すと、大統領は「車を製造している会社と勘違いしていた」と言ってのけた。

 紛争に伴う欧米の経済制裁で旧ユーゴ連邦ではハイパーインフレが進み、5千億デイナールという空前の高額紙幣が登場した。「国家全体が闇経済化し、酒やたばこの密輸などを通じてミロシェビッチ一家の不正蓄財が進んだ。ミロシェビッチ氏は秘密警察を使って反体制派を暗殺していた」とゴラン氏は語る。腐敗が紛争をさらに泥沼化させていた。

 ゴラン氏を長官に抜擢(ばってき)して、ミロシェビッチ氏を旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷(ICTY)に引き渡す作戦を強行したセルビアのジンジッチ首相は03年に暗殺された。ミロシェビッチ氏はICTYに引き渡されたが、06年3月に拘置所内で死去、公訴は取り下げられた。

 ゴラン氏は「忙しすぎて暗殺を恐れている暇もなかった。ミロシェビッチ氏を逮捕した私たちはセルビアの新たな歴史をつくった。それでこの国が良い方向に向かっているなら良いのですが」と控えめに話した。

 セルビア議会は昨年3月、ボスニア東部スレブレニツァのイスラム教徒虐殺に関する謝罪決議を採択した。セルビアは虐殺を否定してきたが、タディッチ大統領は過去と決別し、EU加盟を進めるために議会の決議を求めていた。

                 □   □

 英語ニュースの通信社VIPニュース・サービスのブラティスラブ・グルバチッチ氏は「EUに加盟する目標では政治的合意はほぼできているが、EUに入るだけで仕事が増えて高額所得が実現できるという甘い幻想が独り歩きしている。経済政策など各論を詰める必要がある」と語る。

 08年にセルビアからの独立を宣言したコソボのサチ首相がコソボ紛争中にセルビア人捕虜の臓器売買に関与していたと告発する報告書が昨年12月に公表された。しかし、地元主要紙ポリティカのコラムニスト、ボスコ・ヤクシッチ氏が「コソボの話にはもう疲れた」とつぶやいたように、ベオグラードの街はこの話題に関心を示さなかった。(ベオグラード 木村正人)

2291チバQ:2011/03/05(土) 14:13:09
http://news.livedoor.com/article/detail/5388987/
この混乱の時に渡部陽一と山路徹が戦場に出かけないワケ
2011年03月04日17時00分
提供:ゲンダイネット
 中東ではエジプトのムバラク政権崩壊をきっかけに、“砂漠の狂犬”と恐れられたリビアのカダフィ大佐も政権の座を追われそうな事態に発展。アジアに目を移せば、中国では「ジャスミン革命」と呼ばれる民主化運動が勃発し、国際情勢はこの20年で一番ホットな動きを見せている。

 国際紛争を取材するジャーナリストや戦場カメラマンにとって「今を逃したら……」という一生に一度あるかないかの激動の時である。ところが、日本でもっとも有名な紛争ジャーナリストの山路徹氏(49)と戦場カメラマンの渡部陽一(38)は国内にいる。日夜、バラエティー番組、CM、イベントなどの出演に忙しくて現地に行く時間の余裕はない状態だ。

「渡部のイベント出演のギャラは今や1クール契約で300万円にまで跳ね上がっています。アニメの声優にも起用されるなど、専門外の仕事が増える一方です。山路氏のイベント出演のギャラは今はまだ文化人枠なので30万円ほどですが、『サンデージャポン』(TBS)に準レギュラー出演するなどしてタレント扱いになれば、渡部と同レベルに跳ね上がるのは間違いありません」(広告代理店関係者)

 ちなみに、2日山路氏は映画「神々と男たち」のトークショー付き試写会に出席。情報番組などにひっぱりダコであることに対して「本当に僕の言葉でしゃべれる機会を与えていただけたことがうれしくて。こういったイベントも話をいただければ、積極的に出たい」と語り、「これからも恋愛をいっぱいしていきたい」とも。

 平和な日本でタレント稼業とは。戦場カメラマン、戦場ジャーナリストの看板が泣く。

(日刊ゲンダイ2011年3月3日掲載)

2292チバQ:2011/03/05(土) 14:15:30
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011030502000177.html
リビア 西部で衝突30人死亡
2011年3月5日 夕刊

 【トブルク(リビア北東部)=杉谷剛】リビアの騒乱で、首都トリポリの西方約五十キロの町ザウィヤで四日起きた最高指導者カダフィ大佐派と反体制派の衝突で、反体制派を中心に少なくとも三十人が死亡した。一方、リビア東部の港町ラスラヌフでは同日、反体制派が空港をはじめほぼ全域を制圧したもよう。ロイター通信などが伝えた。

 ザウィヤでは四日、金曜日礼拝後にデモ行進する反体制派のデモ参加者らを政権側の部隊が重機関銃や迫撃砲で攻撃。屋上には狙撃兵が配備され、デモ参加者を次々と狙い撃ちしていたという。四、五十人が死亡したとの情報もある。

 ロイター通信によると、反体制派はまだザウィヤ中心部の広場を掌握している。ただ政権側は「一部を除いて町は解放された」と、反体制派からザウィヤを奪還したと発表した。

 一方、トリポリの東方約六百六十キロにある同国東部ラスラヌフでは、反体制勢力が「カダフィ大佐派の兵は退却した」ことを明らかにした。空港のほかに国軍基地や石油精製施設も完全に支配しているという。

 その半面、同じく東部のベンガジでは、政権側が反体制勢力に対し激しい空爆を繰り広げ、多くの犠牲者が出ているという。

http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CO2011030501000056_Main.html
反体制派指揮官ら40人以上死亡 カダフィ政権、反攻強める


 【トリポリ共同】リビアの首都トリポリ西約50キロのザウィヤで4日、政権側部隊による激しい攻撃があり、現地からの情報によると、反体制派指揮官を含む40人以上が死亡した。政権側は町の大半を奪還したと主張。地元の医師(36)は同日「町の中心部に狙撃兵が侵入し、救急車も狙い撃ちされた」と語った。

 カダフィ政権は今月、反体制派が掌握した都市への反攻を強め、戦線は首都トリポリの東西に拡大している。

 中東の衛星テレビ、アルジャジーラは4日、カダフィ政権の軍用機が同日、反体制派の拠点となっている北東部ベンガジ郊外の弾薬庫を空爆、17人が死亡したと報じた。負傷者も多数出たという。

2293チバQ:2011/03/06(日) 03:31:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110306/mds11030601200000-n1.htm
カダフィ派、無差別砲撃 ザーウィヤ
2011.3.6 01:17

5日、リビア・ザウィヤで、銃を構える反体制派(ロイター=共同)
 【カイロ=大内清】内戦状態が続くリビアで、最高指導者カダフィ大佐側の軍部隊は5日、反体制派が支配する、首都トリポリの西約50キロの要衝ザーウィヤの住宅地に無差別砲撃し、市民を含む多数の死傷者が出ているもようだ。中東の衛星テレビ局アルアラビーヤによると、無差別砲撃を前に、反体制派は一時、防衛線を突破され約70人が死亡した。

 ザーウィヤの攻防では5日未明、カダフィ氏側が迫撃砲などによる攻撃に続き戦車や歩兵などの部隊を投入。同部隊は反体制派の抵抗でいったん押し返されたものの、その後も砲撃を続けた。負傷者は数百人に上っている。

 北東部ベンガジを拠点とする反体制派も攻勢を強めており、4日に石油関連施設のある北部ラスラヌフを制圧、5日には西隣ベンジャワードを通過し進撃しているもようだ。

 フランス通信(AFP)によると、ベンガジ郊外の武器庫で4日、爆発があり、付近の住民ら27人が死亡した。爆発原因は不明。

 また、反体制派の「国民評議会」は5日、ベンガジで初の公式会合を開いた。

 一方、米国防総省は4日、リビアからの避難民向け救援物資を運ぶため、チュニジアへの輸送機派遣を発表。米海兵隊員1300人を乗せた米海軍の強襲揚陸艦と輸送揚陸艦も同日、ギリシャ南部クレタ島の米海軍基地に到着した。

 情勢が緊迫する中、ベネズエラ当局は4日、同国のチャベス大統領が提案したリビアへの国際調停団派遣について、カダフィ氏側が受け入れを承諾したと明らかにした。反体制派は調停団派遣を拒否している。

2294チバQ:2011/03/06(日) 03:32:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110305/mds11030520290011-n1.htm
「女性、子どもも犠牲に」 猛攻進軍のカダフィ政権軍
2011.3.5 20:28
 「女性や子どもも殺害されている。病院も包囲された」−。5日早朝、リビアの首都トリポリの西50キロのザウィヤの反体制派に対する猛攻を開始したカダフィ政権軍。反体制派も激しい応戦を展開するが、死傷者が次々と運び込まれる病院の男性医師は、力なく声を落とした。

 この医師によると、政権軍の攻撃が始まったのは午前6時ごろ。戦闘機とみられるごう音やヘリコプターの飛行音が町を押しつぶすように響き渡った。その後、「西や東、北側からも攻撃が続いている」と医師。住宅地区も空爆を受けており「一般の民間人まで攻撃にさらされている」と憤る。

 政権軍は、ザウィヤの外縁部で防衛線を敷く反体制派の部隊を激しく攻撃する一方、中心部の広場へ向け進撃。軍を離反した兵士らも加わる反体制派側は、戦車2両を破壊するなど一部では政権軍を押し戻しているともいい、激戦が続いている。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110305/mds11030520180008-n1.htm
「処刑直前」突然に解放 カダフィ派拘束の捕虜ら
2011.3.5 20:17
 リビア北東部ベイダ近郊で2月、カダフィ政権に雇われた外国兵らと交戦した際に捕らえられ、首都トリポリの施設に約2週間収監された反体制派の捕虜24人が今月3日、突然解放され、翌4日にベイダに戻った。

 反体制派はこれに先立ち、交戦の際に捕らえた政権側の雇い兵ら約200人を解放しており「捕虜交換」とみられる。自由の身になった反体制派の市民らは「処刑直前だった」と恐怖の体験を振り返った。

 政権側に捕まり捕虜となったエンジニアのファラジュさん(47)によると、交戦は2月19日、ベイダ近郊の空港で、カダフィ政権が送り込んだ雇い兵らと反体制派の間で起きた。

 反体制派は雇い兵らを打ち破り、空港を制圧したがファラジュさんら26人は雇い兵を乗せた飛行機に乗せられ、トリポリに連れ去られた。(共同)

2296チバQ:2011/03/06(日) 14:57:01
http://www.asahi.com/international/update/0305/TKY201103050496.html
リビア反体制派、半年以内の選挙目指す 暫定政権へ調整(1/2ページ)2011年3月6日0時41分

 【ベンガジ(リビア東部)=山本大輔】リビアのカダフィ政権を退陣に追い込んだ後の新国家構想を議論している反体制派は5日、東部ベンガジで国民評議会の発足に向けた初会合を開いた。反体制派はアブドルジャリル前司法書記(法相)を議長とする同評議会を運営母体として暫定政権をスタートさせることで最終調整しているという。

 関係筋によると、構想は前法相が中心となって進めている。国民評議会は、暫定政権下での最高意思決定機関の位置づけで、民主的な選挙を経て新政権を発足させるための準備をするのが目的だ。そのため、カダフィ政権の崩壊後直ちに憲法起草にとりかかる。憲法案は国民投票にかけられ、賛成が得られれば、選挙を実施して新政権が生まれるという流れを想定している。前法相側は、半年以内に選挙を実現することを目指すとしている。

 国民評議会では、首都トリポリなど各都市からの代表者に、人口比に応じた議席を配分するという。また、軍に代わる軍事評議会を傘下に設置し、国民評議会の指示の下で治安維持にあたらせる。軍事評議会の代表者や、反体制デモに参加した若者の代表らにも議席を振り分けることを検討しており、幅広い層から代表者を集めることで、民意を反映した暫定政権との位置づけを確立したい考えだ。定数は30議席程度になる見通しだという。

 ただ、いつまでにカダフィ政権を崩壊に追い込めるかの見通しはない。リビア西部と東部で激化している政府軍による攻撃で多くの死傷者が出ている今、反体制派の民衆の関心は、暫定政権の発足よりも、政府軍との戦闘に集中しているのが現状だ。新国家構想の具体化についても反体制派の指導者には様々な意見があるとされる。暫定政権が構想通りに進むかは、前法相が反体制派内を一つにまとめる指導力を発揮できるかにかかっている。

 カダフィ体制下のリビアでは、議会も憲法も存在しない事実上の独裁体制が40年以上も続けられてきた。そのため、国家元首が退陣しても国家運営の基盤は残っているチュニジアやエジプトと異なり、リビアでは完全にゼロからのスタートとなる。憲法や選挙を知らない国民も多く、民意を反映した新国家建設ができるかどうかは未知数だ。

2297チバQ:2011/03/06(日) 15:03:08
http://www.cnn.co.jp/fringe/30002027.html
イヤリング着けて登院し追放処分に、ケニアの男性議員
2011.03.05 Sat posted at: 16:01 JST

ナイロビ(CNN) アフリカ東部のケニアの議会は5日までに、サングラスとイヤリング姿で議場に現れた若手の男性議員が服装規定に抵触したとして、適切な衣服を着用するまで登院を禁じる訓告処分を下した。

議場から追い出されたのはムブビ議員で、1日に淡色のスーツを着込み、パイロット用のサングラスをつけ、両耳にイヤリングを飾って登院し、他の議員多数からひんしゅくを買っていた。

議会副議長は、ムブビ議員の服装は議会の威厳にふさわしいものではないと強く批判する議長の発言を紹介し、処分を発表した。土地省の大臣補佐は、神が世界を創出して以降、男性は女性の真似をしたことがないとムブビ議員の服装をこきおろしている。

一方、ムブビ議員は議場で、「若手世代の代表者として議会に臨んでいる」とし、「他の尊敬すべき議員たちは私に干渉するよりは有権者の問題に集中すべきだ」と反論した。同議員の選挙区は首都ナイロビ。華やかなファッションセンスで、スワヒリ語の俗語で「金持ちの男性」を意味する「ソンコ」のニックネームを付けられている。

2298チバQ:2011/03/06(日) 15:05:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110305/amr11030512060009-n1.htm
米がバグボ氏の即時退陣要求 コートジボワール情勢
2011.3.5 12:05

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2月4日、アビジャンで軍の式典に出席したバグボ氏(ロイター)
 クリントン米国務長官は4日、大統領選の結果をめぐり混乱が続く西アフリカ・コートジボワール情勢について、選挙で敗退した後も職を辞さないバグボ氏は「平和の名において即座に身を引くべきだ」として、退陣を要求する声明を発表した。

 クリントン長官は、最大都市アビジャン郊外でバグボ氏派の治安部隊が、同氏の退陣を求める女性のデモ隊に発砲したことを強く非難。さらに「権力にしがみつこうとする自己中心的な行動で緊張が高まり、国民の基本的な権利が侵されている」と指摘し、暴力の即時停止も求めた。(共同)

2299チバQ:2011/03/06(日) 19:44:10
>>1888
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110306-OYT1T00431.htm
政界衝撃…極右女性党首、仏大統領選の人気首位

 【パリ=林路郎】フランス大衆紙パリジャンが6日掲載した世論調査で、2012年次期大統領選の第1回投票で極右・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首(42)が現職のサルコジ大統領(55)と最大野党・社会党のマルティヌ・オブリ第1書記(60)を押さえて首位に立つとの結果が出て、政界やメディアに衝撃を与えている。

 調査では、決選投票に臨む2人を選ぶ第1回投票でルペン氏が23%を得票し、サルコジ氏とオブリ氏は21%で並ぶと出た。ルペン氏は1月中旬の党首就任以来じわじわと支持率を伸ばしてきたが、主要政党の候補が後塵を拝したのは初めて。

 02年にはルペン氏の父ジャンマリ・ルペン氏が社会党のジョスパン候補を押さえて2位に立ち、決選投票に進んだが、世論の大勢は「反極右」で結集し、決選投票でジャック・シラク氏が圧勝した経緯がある。

(2011年3月6日18時24分 読売新聞)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110306/erp11030619220006-n1.htm
仏ルペン極右政党党首、世論調査で1回投票でトップ
2011.3.6 19:21
FN新党首に選ばれ党大会で演説するマリーヌ・ルペン氏=1月16日、トゥールズ(AP)
 【パリ=山口昌子】来年行われる仏大統領選挙(直接選挙、2回投票)の第1回投票では、極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(42)が得票率で1位を獲得するとの世論調査結果が5日、出された。大統領選の世論調査で極右政党党首がトップに立つのは、第五共和制が始まった1958年以降で初めて。仏紙パリジャンによると、第1回投票でルペン氏に投票するとした人は23%で、サルコジ大統領とオブリ社会党第1書記はともに21%だった。

 ルペン氏は5日の会見でこの結果に「当然ながら、おめでたいことだ」と満足気で、「サルコジ氏は落選するだろう」と早くも“勝利宣言”。

 ルペン氏は1月に父親のジャンマリ・ルペン氏の後任として党首に選出されたばかり。人種差別で過激な発言を繰り返した父親と異なり、「共和国の価値」や「非宗教」に言及して極右色を薄めると同時に、従来のFNの主張である「反欧州」を掲げ、ユーロ危機に揺れる人心に訴えている。

 とくに治安対策や移民政策などで成果を上げられないサルコジ政権に不満をいだく伝統的な右派支持者からの支持を集めている。

2300チバQ:2011/03/07(月) 00:05:30
http://mainichi.jp/select/world/mideast/news/20110307k0000m030028000c.html
リビア:武器庫にも空爆 散りぢりの遺体、現場は廃虚に

治療を受けながら空爆の状況について語るアブドラヒムさん(左)とマハムドさん。マハムドさんは左目付近など頭部の痛みが続いている=リビア北東部ラジマで2011年3月5日、高尾具成撮影 【ベンガジ(リビア東部)高尾具成】病院の霊安室には、散りぢりとなった肉片が遺体と共に安置されていた。リビア北東部の反政府勢力の拠点ベンガジの南東約30キロにあるラジマ。4日夕に敢行された国軍による空爆攻撃は、多数の死傷者を出した。爆撃現場に入り、負傷者に話を聞くと、無差別殺害の実態が明らかになってきた。

 イスラム教徒の休日にあたる4日の金曜日午後6時半過ぎ、ラジマにある最高指導者カダフィ大佐率いる国軍の武器庫にミサイルが撃ち込まれた。武器庫には爆弾も保管されており、連続爆発を繰り返し、約1キロ四方の一帯は一瞬にして炎に包まれた。

 ベンガジ中心部の公立ジャラー病院には爆発後、少なくとも50人以上の死傷者が運ばれた。5日昼までに同病院に収容された19遺体の中には4歳の女児と1歳半の男児も含まれていた。サバ・ラグマティ女医(38)は「顔の一部や腕だけなど身体の部位のみが回収された遺体も数十に上る。DNA鑑定用の機材がなく、遺族の特定も難しい」と目を赤らめた。

 爆発の瞬間、付近を通行中だった商店主のナセル・アブドラヒムさん(47)とアニュアル・マハムドさん(42)は同病院で「爆音と共に車が宙を舞い、数回転した後、地面にたたきつけられた」と証言し、「自国民を殺害しておきながら、『リビアを愛する』などと決して言えないはずだ」と憤った。マハムドさんは左目などに破片物を受け、視界不良となったままだ。5日運ばれた遺体を前に、イブラヒム・サビル医師(44)は「大きな破片物で頭部を強打した可能性が強い」と語った。

 空爆現場は廃虚と化していた。残り火や煙が立ち込め、ほぼ1日を経た5日夕もきな臭いにおいが漂っていた。直径40メートルほどの大きな穴が二つ見え、2階建ての兵舎や武器庫は完全に崩れている。約500の対空機関砲などの武器は焼け焦げ、鋼鉄がねじ曲がっている。消火用に置かれていた消防車はバラバラになり、約100メートル離れた場所に赤色の車体が飛び散っていた。

 「先月17日の民主化運動の開始以降、国軍の軍人が逃げ、武器庫の武器を反政府勢力に利用されることをカダフィが恐れたためだろう」。そう話す約4キロ離れた場所に住むファラジ・イシエビさん(41)宅の窓ガラスも割れた。カダフィ氏への怒りと非難は、東部地区で増幅している。

2301チバQ:2011/03/07(月) 00:06:32
http://mainichi.jp/select/world/news/20110307k0000m030045000c.html
リビア:中部ラスラヌフ周辺で激戦 カダフィ大佐故郷近く
 【カイロ大前仁、ベンガジ(リビア北東部)高尾具成】リビア政府軍と反政府勢力は6日、大規模な石油関連施設がある中部ラスラヌフ周辺で激しく交戦した。ラスラヌフは最高指導者カダフィ大佐の故郷で政権派拠点のシルトの東約200キロ。反政府側は「(カダフィ体制崩壊に)弾みがつく」(米アナリスト)といわれるシルト陥落を視野に置いているが、政府側は空爆などで応戦している。

 一方、反政府勢力の代表でつくる国民評議会は5日、第2の都市東部ベンガジで初会合を開催し、軍事、外交のトップを含む危機管理委員会を発足。カダフィ政権に代わって国際社会の認知を求めていく方針を示した。

 反政府勢力は5日までに、ラスラヌフや、シルトの東約150キロのビンジャワドを支配下に入れた。しかしAFP通信によると政府軍は6日、ラスラヌフを空爆。また、ビンジャワドでは政府軍との交戦で2人が死亡、仏人記者を含む少なくとも30人が負傷したという。

 リビア国営テレビは6日、政府軍が、反政府勢力の支配下にあった西部ミスラタなどを奪還したと報じた。だが、現地からの報道では各市とも反政府側の支配が続いている模様で、政府側の宣伝の可能性が高い。

2303チバQ:2011/03/07(月) 00:08:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110306/mds11030619500006-n1.htm
反体制派が国際承認に向け接触 カダフィ派はザーウィヤ制圧か
2011.3.6 19:49

5日、リビアの首都トリポリ西方のザウィヤで、反体制派が使う戦車(奥)のそばを通る市民(ロイター)
 【デルナ(リビア北東部)=黒沢潤】内戦状態が続くリビアの北東部ベンガジを拠点とする反体制派の「国民評議会」は5日、同評議会が同国全土を代表する唯一の機関だと宣言した。最高指導者カダフィ大佐に抗議して司法書記(司法相)を辞任した評議会のアブドルジャリル議長は、国際承認に向け欧州やアラブ各国と公式に接触を始めたとし、「数カ国が(われわれを近く)承認するだろう」との見通しを示した。

 一方、カダフィ氏側部隊と反体制派は中部や北西部で激しい攻防を続け、リビアの国営テレビは6日、首都トリポリの西約50キロの要衝ザーウィヤをカダフィ氏側が奪還したと報じた。

 国民評議会は5日、ベンガジでの初会合で、外交・軍事分野の意思決定を統括する「危機委員会」を設置し、外交官や軍人ら3人の委員を指名。外国軍に改めてカダフィ氏側への空爆を呼びかけた。

 5日までに北部ラスラヌフとベンジャワードを制圧した反体制派部隊は6日、カダフィ氏の出身地シルト方面へ進軍を始めた。AP通信によると、カダフィ氏側は同日、進軍中の同部隊へ空爆を開始した。カダフィ氏側はシルト付近を防衛線と位置づけているもようで、ラスラヌフにも小規模な空爆を行うなど、反体制派への攻勢を強めている。

 北西部ザーウィヤでは5日、カダフィ氏側が住宅地を無差別砲撃し、現地入りした英テレビ記者は「カダフィ氏側兵士が10歳の子供にも銃撃した」と伝えた。

2304チバQ:2011/03/07(月) 00:10:05
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2788916/6921026
カダフィ政権が主要都市奪還と主張、反体制派は否定 リビア情勢
2011年03月06日 19:08 発信地:トリポリ/リビア
【3月6日 AFP】(写真追加)リビアの国営テレビは6日、最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐に忠誠を誓う治安部隊が、複数の主要都市を奪還したと発表したが、反体制派は即座に否定した。
 
 首都トリポリの東部と西部では戦闘が続き、銃声が鳴り響いている。数千人が避難する中、主要都市を攻撃している治安部隊が虐殺を行っていると非難されている。一方、英紙サンデー・タイムズ(Sunday Times)は同日、英特殊部隊がリビア東部のベンガジ(Benghazi)で、反政府勢力に拘束されたと報じた。

 リビア国営テレビはリビア軍の部隊が、前日に反体制派が制圧した主要な石油産地、「ミスラタ(Misrata、同国第3の都市)とラスラヌフ(Ras Lanuf)」を掌握したと伝えた。また東部トブルク(Tobruk)も再びリビア軍が制圧したとの報もある。カダフィ大佐の出身地でリビア中部地中海沿岸のスルト(Syrte)や南部のセブハ(Sebha)、首都トリポリでは、カダフィ派の拠点で奪還の成功を祝っていると報じられている。

 ラスラヌフでは反体制派が報道を一蹴(いっしゅう)したが、そのわずか数分後に空爆があり、2発のロケット弾が打ち込まれた。しかし、負傷者その他の被害はなかったと言う。AFP特派員によると、反体制派は検問所から対空砲で応酬し、石油施設付近にいた人たちは一斉に逃げ出した。道路から約20メートルと、検問所から50メートル地点にそれぞれ直径2メートルほどの穴が開いた。

 一方、主要な石油パイプラインのハブであるトブルクを政府軍が奪還したという情報についても、反体制派は否定している。同市の反体制派が指名した評議会のメンバーの1人、ファテ・ファラジ(Fateh Faraj)氏はAFPの電話取材に対し、東部アジュダビヤ(Ajdabiya)からエジプト国境までは、反体制派の支配下にあると語った。現地は静かで「何一つ起こっていない」という。

 反体制派は、地中海沿岸部で掌握している最も遠隔地であるビン・ヤワド(Bin Jawad)から、カダフィ大佐の出身地スルトまで、約150キロのデモ行進を行うと宣言している。5日、スルトへ進むのかとの問いに、ビン・ヤワドにいた反体制派の指導者の1人は「分からない。われわれ戦闘要員は全員、ベンガジから来た。8000人以上いる」と答えた。(c)AFP

2305チバQ:2011/03/07(月) 00:13:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110306/erp11030615290004-n1.htm
カダフィ氏が「新大使」任命 国連事務総長、扱いに苦慮
2011.3.6 15:28

5日、リビア中部ベンジャワド近郊で高射砲を発射する反体制派(ロイター)
 リビアの最高指導者カダフィ大佐が、自分を「虐殺者」と非難した国連大使を解任し、トレキ前国連総会議長を新大使に任命したと国連に伝達、潘基文事務総長が対応に苦慮している。すんなり認めれば、住民の武力弾圧を続けるカダフィ氏の「信任」と受け取られ、認めなければ「内政干渉」との批判がロシアなどから出かねないためだ。

 国連加盟国の大使は任命後、自国政府の元首らの信任状を事務総長に提出し、手続きが完了する。潘氏にとって厄介なのは、カダフィ氏は国際社会から「住民殺害」を批判され即時退陣を求められている身だが、まだ「国連加盟国リビアを代表する正統な元首」(外交筋)である点だ。

 潘氏の本音は新大使を認めないこととみられ、あらゆる法的側面から検討させているという。「リビア情勢が劇的に動く可能性もにらみ、しばらく塩漬けにするかもしれない」(外交筋)との臆測も出ている。(共同)

2306チバQ:2011/03/07(月) 20:43:19
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201103060058.html
早期の首都攻略は困難か=カダフィ大佐、戦力で圧倒―リビア
2011年3月6日19時6分

【トリポリ時事】リビア情勢は、反政府勢力が首都トリポリ西方の要衝ザウィヤで最高指導者カダフィ大佐の部隊と激戦を展開するなど、東西の戦線で一進一退の攻防を続けている。しかし、戦力的には航空機や精鋭部隊を持つカダフィ大佐の政府軍が圧倒しているため、反政府勢力による首都攻略は当面困難との見方が出ている。

 英国際戦略研究所(IISS)の国際軍事年鑑「ミリタリー・バランス」(2010年度版)によると、リビア軍は徴集兵を中心に7万6000人の兵力を持つ。だが1969年のクーデターで権力を掌握したカダフィ大佐は軍を増強せず、民衆蜂起の勃発後には、東部を中心に兵士の離反の動きが目立った。一方で、大佐は出身部族や身内による親衛隊を強化。七男ハミス氏率いる「第32旅団」(通称「ハミス旅団」)などの精鋭部隊がザウィヤや首都東方ミスラタに投入されているもようだ。これとは別に数千人以上とされるアフリカ系雇い兵も、その残虐ぶりから市民に恐れられている。

 英大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)のファワズ・ゲルゲス教授はBBCテレビで、「カダフィ大佐は稼働可能な260機の戦闘機も投入していない。反政府側は組織化された大佐の戦力に到底及ばない」と分析する。

 反政府勢力の部隊は、離反兵や反カダフィ派の若者らで構成。にわか仕立てで、装備は離反兵から得た対空砲や機関銃にすぎず、航空戦力や戦車といった兵器は皆無に等しい。AFP通信は反政府勢力の規模を約8000人と伝えているが、カラシニコフ機関銃を取り扱うため15分間の訓練を受けただけだと話す反政府派もいる。カダフィ大佐は首都の防備を固めており、ザウィヤなど郊外の要衝を反政府派が完全に手中にしなければ、戦局の大幅な転換は困難だ。カダフィ政権側の戦略拠点を狙った外国軍による空爆など国際社会の介入がない限り、こう着状態が長期化する可能性もある。 


[時事通信社]

2307チバQ:2011/03/07(月) 21:23:53
>>2302
>カダフィ大佐は6日付の仏紙とのインタビューで「これはテロとの戦いであることを誰も理解しない」といらだちを見せ、英紙に対しては亡命の考えがないことを改めて強調した。


寝言は寝てから言えってヤツで、自国民を無差別攻撃するのはテロではないのかと...

2308チバQ:2011/03/07(月) 22:40:18
http://www.asahi.com/international/update/0307/TKY201103070379.html
イラン軍関係者、人権状況を憂慮 国連に改善協力要請2011年3月7日20時30分

 【テヘラン=北川学】イランの野党勢力「改革派」のウェブサイトは6日、軍関係者を名乗るグループが国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長に書簡を送り、国内の人権状況の改善に向けて協力を要請したと伝えた。軍関係者による体制批判がイランで表面化するのは、極めて異例だ。

 グループは改革派のシンボルカラーにちなんで「緑の兵士たち」と名乗り、「イラン・イラク戦争(1980〜88年)に参戦した者の代表」としている。多くは退役軍人とみられるが、現役軍人が加わっている可能性もある。

 書簡は「イラン国民は独裁者の抑圧の下で暮らしている。法律は忘れられ、民主主義や自由を求める者は処刑される」と指摘。自宅軟禁された改革派指導者のムサビ元首相とキャルビ元国会議長や政治犯の解放、公正な選挙の実施などに向けて「国連が役割を果たして欲しい」と求めている。

 イランでは79年のイスラム革命を機に創設された精鋭部隊・革命防衛隊が正規軍の動向を監視しており、軍人が政治的な意見を表明することは難しいとされる。

2309チバQ:2011/03/07(月) 22:48:37
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2789190/6925843?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
エストニア議会選、連立与党が勝利 インターネット投票率も上昇
2011年03月07日 14:24 発信地:タリン/エストニア
【3月7日 AFP】バルト諸国のエストニアで6日に投開票された議会選挙(定数101)は、改革党(Reform Party)と祖国・共和連合(Pro Patria and Res Publica Union)の中道右派の連立与党が過半数を超える56議席を確保して勝利した。世界経済危機をうけて与党が導入した緊縮財政を、国民が容認したかたちだ。引き続き連立与党には、各党への閣僚ポスト振り分け協議という難関が待ち受けている。

■インターネット投票で世界の先頭を走るエストニア

 今回の議会選ではインターネット投票の動向にも注目が集まった。エストニアの選挙管理委員会によると、6日の議会選では全投票者の約25%に相当する14万846人が自宅などのパソコンを使って投票した。

 エストニアでは、専用ソフトがインストールされていればどのパソコンからでもネット投票が可能だ。セキュリティ対策が施された専用ウェブサイトにログインし、暗号化されたIDナンバーを送信して投票する。

 半世紀にわたって旧ソ連に支配されていた人口約130万人のエストニアは、1991年の独立後ハイテク化を積極的に進め、公共サービスのほとんどを国のウェブサイトを通じて利用できるようになっている。2004年に加盟した欧州連合(EU)のなかでもハイテク度は群を抜いていることから、「E-stonia」と呼ばれることもある。

 オンライン投票が初めて実施された2005年の地方議会選では投票した人の2%(約9000人)がオンラインで投票した。以後、2007年の議会選では5%(約3万人)、2009年の欧州議会選挙では15%(約5万8000人)、そして2010年10月の地方議会選では16%(約10万4000人)と、オンライン投票率は着実に上昇している。

 他にもネット投票を採用した国はあるが、住民投票や政党内部の予備選に限られている。ネット投票に前向きといわれるスイスでさえ、議会選ではエストニアよりはるかに遅れている。(c)AFP

2310チバQ:2011/03/07(月) 22:49:53
http://www.afpbb.com/article/politics/2788428/6897623
アルメニアで野党支持者1万人がデモ、3年前の死者追悼し
2011年03月03日 10:02 発信地:エレバン/アルメニア
アルメニアで3年前、大統領選の結果に抗議する野党支持者と機動隊の衝突で亡くなった犠牲者を悼み、首都エレバン(Yerevan)の中心部で1日、セルジ・サルキシャン(Serzh Sarkisian)大統領の退陣を求めて1万人を超える集会が行われた。

3年前の選挙は混乱し、最終的に当時首相だったサルキシャン氏が大統領に就任したが、これに抗議した野党支持者と機動隊が夜間に衝突、警官2人を含む10人が死亡した。

1日に行われたデモでは野党支持者の遺族が遺影を掲げ、家族の死に責任を負う者への処罰を求めた。

写真は集会中、アルメニア国旗を背に拳骨をかざす参加者(2011年3月1日撮影)。(c)AFP/KAREN MINASYAN

2311チバQ:2011/03/07(月) 22:57:22
>>2229とか
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201103070014.html
アイルランド連立政権樹立で合意、財政再建期限は踏襲へ2011年3月7日

 [ダブリン 6日 ロイター] アイルランド総選挙で第1党となった中道右派の統一アイルランド党と第2党の労働党は連立政権樹立で合意した。新政権は財政再建に向けた欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)との合意期限を踏襲する方針だ。

 首相には統一アイルランド党のケニー党首が就任する。中道左派の労働党は財政再建期間を1年遅らせるべきとしていたが、統一アイルランド党の要請で撤回した。アイルランドの財政赤字については、財政赤字を2015年までに国内総生産(GDP)比で12%近くから3%以下に引き下げる計画を欧州連合(EU)が昨年承認、計画達成に向け歳出削減を進めることになる。

 関係筋によると、新財務相には、統一アイルランド党で財務分野を担当していたマイケル・ヌーナン氏が就任する予定。同じく歳出削減を担当することになる公共部門担当相には労働党のパット・ラビット氏が就任する可能性が高いという。

 新政権は9日に発足する。

2312チバQ:2011/03/07(月) 23:13:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110307-00000449-reu-int
エジプト、組閣でムバラク色ない閣僚を相次いで指名
ロイター 3月7日(月)10時41分配信

 [カイロ 6日 ロイター] エジプトでは、シャラフ新首相が率いる新内閣の閣僚選びが進み、内相、外相などが指名された。外相に指名されたのは国際司法裁判所判事などを歴任したエルアラビ氏。


 シャラフ首相は、シャフィク前首相の後任で、反政府行動を展開した若者グループの支持を得ている。

 閣僚の就任には、軍最高司令官であるタンタウィ軍最高評議会議長(副首相兼国防相)の承認が必要。

 同国の暫定統治にあたっている軍最高評議会は、ムバラク政権時代の閣僚追放を求める声にこれまでで最も忠実に応えて改革を進めており、今回の組閣に国民が満足するとともに、政府の信頼が回復され、経済が再び動き出すよう期待している。タンタウィ氏は、国防相留任となる。

2313チバQ:2011/03/08(火) 23:25:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110308/mds11030822420014-n1.htm
反体制派の略奪兵器、闇市場に拡散の脅威
2011.3.8 22:34 (1/2ページ)

8日、リビア東部のラスラヌフで対空火器弾を準備する反体制派の人々(AP)
 【カイロ=岩田智雄】内戦状態にあるリビアで、最高指導者カダフィ大佐の軍部隊の武器が反体制派によって奪い取られる中、こうした武器が将来、闇市場を通じてテロリストの手に渡り、国際社会の脅威になることを懸念する声が専門家たちから上がっている。

 「問題は反体制派が入手した携行式対空砲だ」と指摘するのは、ジュネーブの研究機関、小型武器調査のエリック・バーマン氏だ。

 カダフィ氏側の空爆に対抗するため、反体制派が使用しているのは旧ソ連製SA−7の改良型とみられる。熱源の航空機のエンジンを追って命中する仕組みだ。これらは、リビア情勢の沈静化後、売却される恐れがある。

 対空砲の攻撃を避ける装備は、民間航空機にはほとんどない。2002年にはケニアのモンバサを離陸したイスラエルの航空機が狙われた。1994年には、ブルンジとルワンダの大統領が乗った飛行機が撃墜され、両大統領が死亡、ルワンダ大虐殺のきっかけとなった。

 バーマン氏は、「命中しなくても、民間機が狙われただけで観光産業は大打撃を受ける」と警告した。

 ベルギーの非政府組織(NGO)、国際平和情報サービスのピーター・ダンサート氏は、カラシニコフ銃などの小火器についても、「他国ではこうした兵器が闇市場で売られ、その金は新しい武器の購入に充てられている」と述べる。

 オスロの小型武器取引平和研究所のニック・マーシュ氏は、リビアの武器が、アルジェリアやチャド、スーダン、エジプト、チュニジアに持ち出されることが懸念されると指摘。ダンサート氏は「いったん奪われた武器は環流し続け、回収するのは困難だ」という。

 マーシュ氏は、国際社会が取りうる武器拡散を防ぐ最良の手段は「リビアの混乱を一刻も早く終わらせることだ」と提言した。

2314チバQ:2011/03/08(火) 23:26:24
http://www.asahi.com/international/update/0308/TKY201103080490.html
リビア政府軍、石油関連都市に激しい空爆 閉鎖する港も2011年3月8日22時32分
リビア東部の産油都市ラスラヌフで7日、政府軍の空爆を受ける反体制派=ロイター

リビア東部ラスラヌフで7日、政府軍の空爆を受け、逃げる反体制派=AP
 【カイロ=玉川透】リビア政府軍は8日、反体制派の首都トリポリへの西進を阻止するため、地中海沿岸の石油関連都市に繰り返し空爆攻撃を仕掛けた。反体制派が制圧した各都市も重火器や組織力で勝る政府軍に包囲され、医薬品などが不足し始めている。

 ロイター通信によると、反体制派が掌握している東部の港湾都市ラスラヌフでは、政府軍の相次ぐ攻撃で先週末から石油の積み出しが停止。8日も少なくとも4回空爆された。同じく東部のブレガでも港湾が操業停止に追い込まれており、海運業者は「大半の石油関連の港は閉鎖している。仮に開いていても危険で作業ができない」と語った。

 無差別空爆で民間人の被害も多発。AFP通信は、ラスラヌフ郊外で家族連れの車に爆弾が命中し、父親と息子が大けがを負ったと伝えた。

 首都トリポリ近郊にある西部のザウィヤやミスラタにも政府軍が攻撃を継続。ロイター通信によると、カダフィ大佐の息子が率いる精鋭部隊に包囲されたミスラタでは、病院のベッドが足りずけが人が床まであふれ、医薬品も底をつき始めているという。

 カダフィ氏の三男サアディ氏は、中東の衛星テレビ局アルアラビアのインタビューに「我々は外国からの攻撃にも備え戦力を温存しており、全戦力を投入していない」と述べ、戦闘が長期化しても耐えられると強調した。

2315チバQ:2011/03/08(火) 23:27:46
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110308-OYT1T01001.htm
リビア「内戦」長期化必至、反体制派は対話拒否

 【カイロ=田尾茂樹】AFP通信などによると、リビアでは8日、最高指導者カダフィ氏派が中部の石油拠点ラスラヌフへの空爆を継続した。


 反体制派側は、カダフィ氏側が自身の退陣する条件などを提案してきたと明らかにしたが、カダフィ氏側との対話拒否の姿勢は崩していない。反体制派のデモ開始から8日で3週間となるリビアは、事実上の内戦状態に突入しており、長期化は避けられない見通しとなっている。

 反体制派は、ラスラヌフから西方200キロの、カダフィ氏の生地で中部最重要拠点シルテへの進攻を目指しているが、空爆のため足止めを余儀なくされている。空爆では、一部住居に被害が出た模様だ。

 反体制派によると、カダフィ氏側は退陣の条件として、自身や家族が第三国に安全に出国することや内外での訴追免除、保有資産の保証を挙げている。

(2011年3月8日22時40分 読売新聞)

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-19878420110308
カダフィ大佐側から退陣に関する交渉呼びかけられたが、拒否=リビア反体制派
2011年 03月 8日 21:33 JST
 [ベンガジ(リビア) 8日 ロイター] リビアの反体制派スポークスマンは8日、カダフィ大佐の代理から退陣について交渉を呼びかけられたことを確認した上で、交渉を拒否したことを明らかにした。
 反体制派「国民協議会」のスポークマンは、ロイターに対し「カダフィ大佐の代理から、退陣について交渉を求める接触があったことは確かだ。われわれはそれを拒否した。われわれはリビア人の血を流し、今後もそうし続けるであろう人物とは交渉しない。そのような人物は信用できない」と述べた。

2316チバQ:2011/03/08(火) 23:28:26
http://mainichi.jp/select/world/news/20110309k0000m030116000c.html
リビア:空爆「政府軍にためらい」 幹線道路狙わず散発的

前線への進軍に向けて装備を整える反政府勢力側の部隊員ら。背景にあるのは石油関連施設。ラスラヌフは石油の主要輸出港となっている=リビア北中部ラスラヌフで、2011年3月7日、高尾具成撮影 【ベンガジ(リビア北東部)高尾具成】最高指導者カダフィ大佐率いるリビア政府軍と、反政府勢力の激しい攻防が続いているリビア中部で、リビア空軍による空爆が大規模化せず、散発的にとどまっている。反政府勢力からは軍の一部に自国を爆撃することへのためらいがあり、「政権中枢部がもはや一枚岩でなくなっている」との臆測が広がっている。一方、公式には市民の虐殺を否定している大佐の発言を意識し、少ない空爆で効果を狙う戦略との見方もあり、反政府勢力は警戒を緩めてはいない。

 空爆が続く最前線からリビア北中部のラスラヌフに戻った義勇兵のタクシー運転手ラファ・アワド・ガバエリさん(43)は、「カダフィ政権側は巨大な兵力を持ちながらも集中的に空爆を実施していない。国軍兵士であれ、家族や親族が住む土地への空爆などできないはずだ」と、空爆に“ためらい”があるとの見方を明かした。

 政権側は、ラスラヌフやその西にあるビンジャワドに進軍しようとする反政府勢力に空爆をしかけている。しかし、空爆は幹線道路の破壊は行わず、周辺部に散発的に続いているのが実情だ。逃げ場のない土漠で進軍する反政府勢力を皆殺しするようなじゅうたん爆撃などは能力があっても行っていない。

 先月のデモ発生時にリビア国軍機の隊員が空爆を拒否、マルタへと緊急着陸して亡命申請したのに見られるように、「国軍内部にも自国民への爆撃に強い抵抗がある」と反政府勢力側幹部は分析している。

 一方、政権側はベンガジの弾薬庫などピンポイントで軍事拠点も空爆している。外国メディアには、戦闘は「テロリストとの戦い」であり、自国民に銃を向けていないとするカダフィ大佐の発言と矛盾しないように、限定的な爆撃で反政府勢力に打撃を与え、戦意をにぶらせる策略との見方もある。

 反政府勢力は、引き続き西進し、カダフィ大佐の出身地で、政権側の牙城であるシルト攻略を目指す。

2317チバQ:2011/03/08(火) 23:28:57
http://mainichi.jp/select/world/news/20110309k0000m030112000c.html
リビア:「自由を」 若者ら義勇軍に参加

 遠方に大きな白煙が上がった。反政府勢力兵士の顔に緊張が走る。対空高射砲が発射されるたび、細かな砂じんが舞い上がった。前線の町リビア北中部ラスラヌフ。最高指導者カダフィ大佐率いる政府軍に向かい合うのは、東部の町から三々五々集まった若者たちだ。大佐の拠点がある西に進むにつれ、義勇兵の数は増え、弾薬・食料の補給などが手厚くなってくる。「反カダフィ」のうねりが大きな一つの流れになり、前線に向かっているようだ。【ラスラヌフ(リビア北中部)で高尾具成】

 ラスラヌフまで義勇兵の進軍に付き合った。兵士たちと休息を取り、お茶の代金を払おうと1リビアディナール札を出すと若い商店主は「こんな札は受け取れない」と笑顔で話す。札に描かれた大佐の肖像を見せ、人さし指を左右に振り「即刻退陣」を求めた。

 補給物資はラスラヌフの東約400キロにある北東部ベンガジから送られてくるだけでなく、周辺の反政府側支援者からも集まる。義勇兵に水やジュースのケースを提供する商店主の姿もあった。

 反政府勢力が使用する赤、黒、緑の3色に月と星が描かれた旧国旗を掲げた車両が何台も通り過ぎる。

 大学生のモハンマド・ヨネス・アハマドさん(23)はラスラヌフ近郊から来た。「間もなくリビアは、ムアマル(カダフィ氏)の国でなく、我々のものになる。私の家族も含め、自由を求める市民の革命なんだ」と胸に手をあてた。命の危険について訪ねると「神のおぼしめしのままだよ」と天を見上げた。

 前線では、義勇兵が「腹は減っていないか」「のどは渇いていないか」と盛んに記者を気遣う。勧められたデーツ(ナツメヤシ)を1粒手にとり、口に含むと「あと二つ」と無理やり手のひらに押し込まれた。

 時折響く銃声に記者がうろたえると「おれたちがお前も守る。心配するな。リビアを平和な国にすることを約束するよ」とヤシン・シャリさんが笑った。

 「すごいゴールだったな」。イタリアのサッカーチーム・インテルに所属し、6日、初ゴールを決めた長友佑都選手を絶賛する声もかかる。つい前日まで普通にテレビを見て、過ごしていた若者たちが集まってきていることを実感した。

2318チバQ:2011/03/08(火) 23:29:58
http://mainichi.jp/select/today/news/20110309k0000m030094000c.html
リビア:NATOが介入示唆 米国と思惑の違い鮮明に
2011年3月8日 21時20分 更新:3月8日 22時34分

 【ブリュッセル福島良典、ワシントン草野和彦】欧米の軍事同盟である北大西洋条約機構(NATO、加盟28カ国)のラスムセン事務総長が7日、リビアへの「人道的介入」の可能性を示唆した。背景には、政府軍による反体制派攻撃が鎮まる気配のない戦況への人権上の懸念がある。人道を重視する欧州では英仏が飛行禁止空域設定を求め、国連安保理決議草案も準備するが、空爆被害は重くないとみる米国は慎重姿勢を崩さない。リビアへの軍事介入を巡る欧米の思惑の違いは一層鮮明になっている。

 NATOが「飛行禁止空域」の設定などの軍事作戦立案に着手したのは、リビアで空軍力を使った事実上の内戦に突入したためだ。カダフィ政権による民間人に対する組織的な無差別攻撃は「NATOに対する直接の脅威ではないが、言語道断」(同事務総長)であり人道上、看過できないという思いがある。

 ただ、イラク戦争などの記憶から「外国の軍事介入」を嫌うアラブ世界の空気が二の足を踏ませている。アラブ諸国の地域機構・アラブ連盟は飛行禁止空域設定に賛同する構えだが、市民レベルでは反対意見が強いとみられ「国際社会はジレンマに直面している」(同事務総長)。

 人道的介入の代表例はコソボ紛争でのNATOによるユーゴスラビア空爆(99年)だ。ミロシェビッチ政権によるコソボでの「民族浄化」を理由に人道目的で実施されたが、国連安保理決議の裏付けがなかったため、正当性に疑問符が付いた。ラスムセン事務総長が安保理決議を介入条件に強調するのはユーゴ空爆の教訓がある。

 一方、米国は飛行禁止空域設定という軍事介入になお慎重だ。飛行禁止空域が暴力停止に有効か、という本質的な疑問も背景にあるようだ。

 ダールダー駐NATO米大使は7日、飛行禁止空域の設定について「戦闘機には効果的だが、ヘリコプター(による攻撃)や地上戦への効果は限定的だ」と指摘。カダフィ政権による空爆の減少を挙げ、飛行禁止空域でも「今起きていることにあまり影響を及ぼさない。すべての問題が解決するわけでもない」と述べた。

 しかし、カダフィ政権への圧力の意味合いもあり、米国は軍事介入の可能性は否定せず「無防備の市民が重大な危機に陥る」(オバマ大統領)事態になれば介入する場面も出てくるとみられる。

 中東の衛星放送アルジャジーラによると、北中部ラスラヌフでは、8日も民家周辺などで空爆があり、市民数人が死亡した。西部のミスラタとアズザウィーヤでも激しい戦闘が行われ、少なくとも18人が死亡した。

2319チバQ:2011/03/08(火) 23:31:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110308/mds11030817300007-n1.htm
リビア中部攻防、鍵握る部族勢力  政権拠点で離反も
2011.3.8 17:24

7日、リビア中部ラスラヌフで、政権側による空爆の後に立ち上る煙(AP)
 リビア最高指導者カダフィ大佐の出身地であり、反体制派勢力の西進を阻む政権側の拠点となっている中部シルトをめぐる激戦が続く中、戦いの鍵を握る存在として部族勢力の動向が注目されている。反体制派は、シルトの主要部族が政権から離反する兆候があると指摘した。

 「シルトの主要5部族のうち3部族がわれわれに友好的な姿勢を示している」。国軍を離脱、反体制側に加わった准将は7日、共同通信にこう指摘。政権側についているのは、カダフィ氏出身部族のカダードファ族など2部族だと語った。

 准将は「リビア人同士で血を流さないよう部族間で対話が進んでいる」と述べ、シルト攻略に自信を示す。またロイター通信によると、シルトのカダードファ族も反体制側に交渉の打診を始めたとの情報もある。(共同)

http://mainichi.jp/select/world/news/20110308ddm002030041000c.html
リビア:3部族の動向カギ 政府軍は東進、戦闘激化
 【カイロ大前仁】北アフリカ・リビアでは、政府軍が反政府勢力の拠点数都市を攻撃、北中部ビンジャワドを奪還し7日、反政府勢力が掌握する東方のラスラヌフに向けて進軍している模様だ。一方、反政府勢力側もカダフィ大佐の故郷で政権派の拠点都市シルトに向け西進しており双方の戦闘が激化している。

 反政府勢力は5日にビンジャワドを支配下に置いたが6日の政府軍の反撃でラスラヌフまで撤退を強いられた。政府軍は6、7両日、ラスラヌフも空爆しビンジャワド、ラスラヌフ両市で10人以上が死亡した。一方、首都トリポリ周辺で西部ミスラタや西部アズザウィーヤでも政府軍が奪還を目指し攻撃を仕掛けたが、反政府勢力が退けた。

 戦闘が激化する中、双方による国内の有力部族の取り込みも激しくなっている。反政府勢力代表でつくる国民評議会は5日に初会合を開いた。評議会は東部諸部族を中心に構成されるが、最も注目されるのが推定100万人の部族員を抱える国内最大部族ワルファラの動向だ。

 ワルファラはカダフィ氏が優遇する「主要3部族」の一角だったが、先月下旬、幹部の一人が反政府派支持を表明した。カダフィ氏が、93年に起きた自分に対する暗殺未遂事件に絡んで、同部族の関係者を処罰したことへの反発が離反の背景にあるとみられている。

 リビア人ジャーナリストのアフメド・アルクエアディ氏によると、すでに一部のワルファラ族は評議会参加の意向を示し、「同族が全面的に参加すれば、政権にとり大打撃となる」という。

 カダフィ氏が優遇した主要3部族のうち、マグラファと自らの出身部族カダファの2部族は、政権支持を変えていない。これらの部族は治安機関や「革命指導評議会」の要職を与えられるなど優遇されてきた。

 主要3部族のさらなる切り崩しを狙う国民評議会は、市民への政府軍による軍事攻撃の責任がカダフィ氏個人にあり、出身部族に責任はないとすることでカダファ族に連携を呼びかけている。一方でカダフィ氏は反政府側に参加した北西部部族に現金の提供を持ちかけ、取り込みをはかっているという。

 リビアには小さなものも含め100以上の部族があり、うち有力部族は15〜20とされる。特にカダフィ体制では議会や地域統治組織が存在せず、国の実態は「部族の寄せ集め」とみられてきた。そのためカダフィ政権が崩壊するような場合、部族連合が有力な受け皿になるとみられている。

2320チバQ:2011/03/08(火) 23:39:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110308/mds11030820230010-n1.htm
イラン新議長に保守穏健派 ラフサンジャニ氏は不出馬
2011.3.8 20:21
新議長に選ばれた保守派穏健派の有力者マハダビキャニ師(2010年2月23日撮影)=AP
 イラン最高指導者の任免権がある専門家会議(定数86)の新議長に保守派穏健派の有力者マハダビキャニ師(79)が8日、選ばれた。イランのメディアが報じた。最高指導者ハメネイ師、保守強硬派アハマディネジャド大統領の政敵である保守穏健派重鎮の前職ラフサンジャニ議長は出馬せず、体制内での同派の影響力低下が明らかになった。今後、ハメネイ師や大統領ら保守強硬派の内外に対する強硬姿勢が強まる可能性もある。ハメネイ師の後継を選ぶ可能性もある重要ポストだけに、選挙の行方が注目されていた。マハダビキャニ師は81票中63票を獲得した。

 ラフサンジャニ前議長は1989年から2期8年、大統領を務めた。国会と護憲評議会の調停に当たる最高評議会の議長も務める。アハマディネジャド大統領から「親米派」の象徴と批判されていた。(共同)

2321チバQ:2011/03/08(火) 23:39:35
http://www.asahi.com/international/update/0308/TKY201103080436.html
穏健派のイラン元大統領、専門家会議議長選の出馬見送り2011年3月8日19時49分
 【テヘラン=北川学】イランの最高指導者の任免権を持つ専門家会議は8日、新しい議長に保守派のマフダビキャニ師を選出した。現議長で保守穏健派のラフサンジャニ元大統領は議長選への立候補を見送り、議長を退く。保守強硬派アフマディネジャド政権に対抗してきた穏健派の発言力は低下するとみられる。

 ラフサンジャニ師はアフマディネジャド大統領の政敵で、大規模な反政府デモを引き起こした2009年6月の大統領選では改革派のムサビ元首相を支持。翌月、イスラム教金曜礼拝の導師として「国民は選挙結果に疑念を抱いている」と演説し、保守強硬派の批判を浴びた。その後は公の場に姿を見せることもなく、事実上の失脚と見られていた。

 ラフサンジャニ師は立法上の意見対立を調停する最高評議会議長として指導部にとどまるものの、影響力は限られるとみられる。

 専門家会議は定数86。イスラム法学者で構成される。最高指導者を選出、罷免(ひめん)、監督する権限があるが、実際は死亡時の後継者選びが役割とされる。

2322チバQ:2011/03/08(火) 23:49:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110308/erp11030808060002-n1.htm
【日々是世界 国際情勢分析】
中東の変革を牽制するロシア
2011.3.8 08:02
 ロシア政府が、中東・北アフリカで拡大する反体制デモの自国への波及に神経をとがらせている。

 ウラジーミル・プーチン首相(58)は、リビアなどの反体制派を積極的に支持する欧米を牽制(けんせい)し、ドミトリー・メドベージェフ大統領(45)も、アラブ諸国で「長期にわたる混乱が起きかねない」と警告し、民主化運動の“負の側面”を強調。アラブ諸国同様、言論や政治活動の自由を厳しく制限するロシアの懸念を逆に浮き上がらせた格好だ。

 「もし(中東のイスラム過激派が)勢いづけば、ロシアの北カフカス地方や、他の国々に影響を及ぼさないわけはない」

 2月24日にブリュッセルを訪問したプーチン首相は記者団にこう語り、中東の政変でイスラム過激派が勢力を増しかねないとの警戒感を示した。

 プーチン氏はさらに、革命を経て、イスラム原理主義勢力が政権を握ったイランや、イスラム過激派が勢力を伸ばす北カフカス地方などを挙げ、中東での独裁体制の崩壊と自由選挙を後押しする欧米諸国の姿勢を暗に批判した。

 2月25日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は「プーチン氏が記者団に教えようとしたことは、欧米は(カダフィ政権の崩壊によって)リビア情勢が好転すると期待してはならないということだ」と指摘した。

 一方、2月22日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)によると、メドベージェフ大統領は国防関係者との会合で、中東の混迷が長期化することで「狂信者」が実権を握る可能性があると強調。「(アラブ諸国で)混乱が今後数十年にわたって続き、過激派勢力のさらなる拡大につながる」と危機感を促した。

 ただ、ロシアの野党関係者は、クレムリンの懸念はエジプトと同様の政変が国内に起きることにあり、「過激派の台頭」への危機感をあおるのはそれを覆い隠す“方便”だと指摘する。

 ロシア政府は、体制変革の波が自国に波及しないよう欧米を牽制しながら国内の引き締めを図っている。同時に中東情勢の不安定化をてこに、原油価格の高騰を通じた自国の資源産業の国際的な影響力拡大も狙っている。

2323チバQ:2011/03/08(火) 23:55:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110308/mds11030823300015-n1.htm
反体制派、カダフィ氏に72時間以内の退去勧告
2011.3.8 23:29
 【カイロ=大内清】混乱が続くリビアで、石油施設のある中部ラスラヌフを制圧していた反体制派の部隊は8日、前日に続き最高指導者カダフィ大佐側の軍部隊による空爆を受けた。フランス通信(AFP)などが伝えた。火力と航空戦力で優勢を誇り、市民への無差別攻撃もいとわないカダフィ氏側が徐々に反体制派を押し返しつつある。

 一方、カダフィ政権の司法書記(法相)を辞任し、現在は北東部ベンガジの反体制派組織「国民評議会」議長を務めるアブドルジャリル氏は8日、中東の衛星テレビ局アルジャジーラに、カダフィ氏が退陣すれば「訴追しない」と言明。その後、「72時間以内の(国外)退去」を勧告した。直接交渉はしていないとしている。

 カダフィ氏の進退をめぐっては、アラブメディアが7日、同氏が国民評議会に対し、(1)自らと家族の安全の確保(2)資産の保証(3)国際刑事裁判所(ICC)への訴追免除−を条件に権力放棄を提案したと報道。カダフィ氏側は報道を否定したが、水面下では落としどころを探る動きが進んでいる可能性もある。

 ただ、反体制派にはカダフィ氏側との交渉を拒絶する声が強く、内部での意思統一ができていないとの見方も出ている。

 またロイター通信などによると、首都トリポリの西約50キロの要衝ザーウィヤや、東約200キロの第3の都市ミスラタはカダフィ氏側に包囲されており、8日、反体制派との間で激しい戦闘が起きているもようだ。

2324チバQ:2011/03/09(水) 20:31:49
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110310k0000m030025000c.html
リビア:カダフィ軍の“徴兵”恐れ出国 出稼ぎアフリカ人
 【ラサジール(チュニジア南部)藤原章生】「よその国のため、よその人を殺すことなどできない」−−。リビアに出稼ぎに来ていた中部、西アフリカの若者は、チュニジアへ逃れた後、そう声をそろえた。騒乱が始まった2月中旬から少なくとも今月7日まで、リビア政府軍は国内に残るアフリカの若者を執拗(しつよう)に、時に暴力的に雇い兵にしようとしていたことが、避難民の証言で明らかになった。

 チュニジア国境へ8日午前に逃げてきたスーダンのダルフール難民、アルサディグ・イスハグさん(25)は6日深夜、トリポリのクレミア地区のアパートに政府軍兵士が押しかけ「政府軍に協力してくれ」と迫られた。「自分たちは難民で武器など持ったことはない」と断ると、家中をめちゃくちゃにされ、現金や家電など金目の物を奪われた。

 ほぼ同じ時刻にイスハグさんと同じ部族マサティトゥの若者1人が政府軍兵士に連れ去られたという。また、トリポリ東方の町ミスラタにいる兄(27)によると、7日午前0時ごろ同じ部族の15人が、武装した私服の男たちに誘拐され、8日午後になっても行方が分からないという。「私は騒乱の前、警察に滞在許可証が不備だと言われ、1カ月間投獄された。立場の弱い難民ばかりが狙われているとしか思えない」とイスハグさんは言う。

 ガーナ出身のサムエル・バリマさん(22)も「騒乱が始まった直後の2月17日、27歳の叔父は友人4人とマディマ地区を歩いていた時、政府軍兵士に入隊を迫られ、断るといきなり撃ち殺された」と言う。また、ナイジェリア出身のグッドラック・オブディマさん(22)も今月5日、トリポリで兵士に「大金をやるから我々に協力してくれ」と言われた。ガーナ人、スティーブン・コビさん(27)、ソマリア難民のアリ・マフムードさん(23)の証言もほぼ同じで、トリポリから来た中部アフリカ出身の避難民にはカダフィ軍の“徴兵”を恐れ出国した人が少なくない。

 2月の騒乱当初、「アフリカの雇い兵を見た」という目撃情報が相次いだが、元リビア空軍将校のエルグスビさん(64)は「騒乱の何年も前からカダフィ政権がマリやチャドなどから集めた兵隊」だという。カダフィ軍はそれでは足りず、新たにアフリカ人を雇おうと躍起になっていることが証言からうかがえる。

 マフムードさんは「リビアの内乱なんだから自分たちでやればいい。リビア人は自分が死にたくないから、アフリカ人を前線に立たせる。なぜ僕らばかりを雇うのか。色のせいか?」と手首を指でたたき、肌の色を指してみせた。

2325チバQ:2011/03/09(水) 20:33:41
http://mainichi.jp/select/world/news/20110309k0000e030020000c.html
リビア:首都西50キロの都市攻撃 各地で激しい攻防続く
 【カイロ大前仁】リビア政府軍は8日、首都トリポリの西約50キロにある都市アズザウィーヤを攻撃し、市内に大きな被害が出た。カダフィ政権と反政府勢力が停戦へ向けた動きを見せ始めたとする現地からの報道がある一方で、各地では激しい攻防も続いている。

 ロイター通信によると、アズザウィーヤを包囲した政府軍は40〜50台の装甲車や軍機を投入。反政府勢力が依然として市中心部を掌握しているが、モスク(イスラム礼拝所)を含めた多くの建物が破壊されたという。政府軍は2月末から、首都に近い同市への攻撃を繰り返している。

 一方で反体制派が掌握する西部ミスラタの住民によると、市近郊に配備されていた一部の政府軍部隊が8日、東方へ移動した。カダフィ大佐の出身地、中北部シルトへ向かったか、主戦場となっている中部戦線へ増援された可能性がある。

 東部地域の反体制派「国民評議会」で中核を担うアブドルジャリル前法相は8日、カダフィ氏が72時間以内に国外退去すれば一家の資産を保証し、国民に対する武力攻撃について訴追しない考えを示した。カダフィ政権が8日までに評議会に対し停戦案を持ちかけたとの報道があったが、評議会報道官は停戦に応じない考えを強調、政権側も否定した。

2326チバQ:2011/03/09(水) 22:40:22
http://mainichi.jp/select/world/news/20110309ddm007030011000c.html
イラン:反政府デモ 政府、「弾圧」貫く 治安部隊展開、市民に疲れ
 イランでは先月14日から散発的に反政府デモが続き、当局は繰り返し大量の治安部隊を展開し、強力に運動を抑え込んできた。国際社会からの批判も無視する同国が、徹底弾圧の方針を変える気配はない。一方で、参加する市民側にはデモ疲れや無力感も漂い、運動は次第に弱体化している印象だ。

 イラン政府は、中東・北アフリカ諸国で相次いで展開される市民によるデモを「イスラムの目覚めだ」(最高指導者ハメネイ師)と称賛。一方で、自国内のデモは「外国勢力が扇動したもので、市民による運動ではない」として弾圧、矛盾した姿勢を取り続けてきた。

 当局は先月中旬から、デモを主導する改革派のムサビ元首相とカルビ元国会議長を自宅軟禁状態に置き、2人が拘置所に移送されたとの情報もある。政府が厳しい姿勢に転じ、改革派支持の若者の間には反発よりもあきらめや運動立て直しを求める声が目立つ。

2327チバQ:2011/03/09(水) 22:41:25
http://www.asahi.com/international/update/0309/TKY201103090121.html
クウェート 初の本格的デモ 千人、ツイッターなどで(1/2ページ)2011年3月9日11時2分
 【クウェート市=郷富佐子】クウェート市内の内閣府前で8日夜(日本時間9日未明)、首相の辞任や言論の自由などを求める抗議デモが実施された。複数の若者グループがツイッターなどで呼びかけ、野党勢力の支持を得たもので、約千人が参加した。中東各地で民主化要求が高まって以来、クウェートでの本格的なデモは初めて。

 「新しい憲法で新しい政府と首相を! 3月8日は若い世代が始まる日だ」。多数の警官が警戒するなか、日没後の祈りを終えた人々が広場に続々と集まってきた。ほとんどがアラブ風の白い長衣の男性で、iPadや最新型の携帯電話を持った人が多い。

 呼びかけたのは三つの若者グループで、「エジプトなどの民主化の動きに触発された」という。公式の政党設立は禁止されているが、国民議会(一院制、定数50)には会派があり、デモには複数の野党系会派の議員も参加。主な要求は(1)ナセル首相の即時辞任と内閣総辞職(2)民意に基づく内閣(3)憲法改正などだ。

 同国ではサバハ家が250年以上にわたり元首である首長を務め、首相は首長が任免する。現首相は首長のおいだ。首長は先月、「英国からの独立50周年」と「イラク占領からの解放20周年」を記念する名目で、全国民に1千クウェートディナール(約30万円)と14カ月分の食糧を支給。中東諸国で広がる民主化要求デモを恐れての「ばらまき」ともみられる。

 同国の統治は、形の上では首長、国民議会、内閣の3者が中心だが、実際には閣僚も首相の助言で首長が任免。国民議会の議員は直接選挙で選ばれているが、必ずしも民意が政治に反映されていないとの不満が市民にはある。

 この日のデモでは「現首相になってから言論規制が強まった」との訴えも目立った。同国では「ディワニヤ」という伝統的な寄り合いで政治談義などをするが、昨年12月に憲法を議論していたディワニヤに治安部隊が捜索に入り、野党派議員らが殴られて負傷する事件があった。

 また最近、男性が警官の取り調べ中に死亡し、野党系会派の議員らが「警官による虐待だ」と内相を批判。内相は先月辞任したが、政治家や役人などの腐敗への不満が高まっている。

 同国は日本にとって5番目の原油輸入先で、輸入量全体の約7%を依存している。

2328チバQ:2011/03/10(木) 23:54:43
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110311k0000m030065000c.html
イエメン:憲法改正の国民投票へ 大統領の即時退陣避け
 【カイロ和田浩明】イエメンのサレハ大統領は10日演説し、今年中に大統領権限の制限などを柱とした憲法改正の国民投票を実施する方針を表明した。国営通信が報じた。首都サヌアなど国内各地で続いている反体制デモの参加者が求める大統領の即時退陣を避ける意図があるとみられる。だが、当局の弾圧で多数の死者を出しているデモ隊側からは「不十分な提案で時機も失している」と批判が出ている。

 32年にわたり権力の座にあるサレハ大統領は、大統領に集中する権限について立法府への一部移管を含む憲法改正や地方自治の強化、選挙法改正、国内各派を取り込んだ「挙国一致内閣」の設立を提案。新体制下では「議会が選んだ政府が国家運営を行うことになる」と説明した。

 チュニジアに端を発した中東政変でイエメンでも2月から反体制デモが激化。サレハ氏は13年の次期大統領選挙への不出馬を明言したが、退陣要求は衰えていない。当局の弾圧も強硬化しており、国際人権団体などの調査ではこれまでに30人が死亡している。

http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201103100119.html
憲法改正へ国民投票=大統領が表明、即時退陣回避狙う―イエメン2011年3月10日20時6分
 【カイロ時事】イエメンのサレハ大統領は10日、大統領に集中する権限の一部を議会に移譲することを視野に、憲法を改正するための国民投票を年内に実施すると表明した。首都サヌアで数千人規模の大統領支持派を前に演説して明らかにしたもので、民主的な議会の設置や新選挙法の制定にも意欲を示した。

 演説は、長期独裁の大統領辞任を求める連日のデモを受けたもの。同国では11日にも大規模集会が予定されており、これを前に民主化推進へ前向きに取り組む姿勢を示すことで、反政府派が求める即時退陣要求をかわす狙いがあるとみられる。

 演説は国営テレビでも放送され、大統領は「政権支持者であれ対立勢力であれ、引き続き全てのデモ参加者を保護するよう治安部隊に指示した」と強調した。 


[時事通信社]

2329チバQ:2011/03/11(金) 00:10:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110310/mds11031022140009-n1.htm
一貫性示せぬ米のリビア戦略「国益損なう」批判も出始める
2011.3.10 22:07 (1/2ページ)

10日、政府による外国メディア取材ツアー先のトリポリ市内でカダフィ大佐の写真を掲げる政府支持の市民ら(ロイター)
 【ワシントン=犬塚陽介】事実上の内戦状態にあるリビア情勢をめぐり、オバマ米政権内で一貫性を欠く発言が目立っている。軍事介入も辞さない強硬姿勢を示す一方で、飛行禁止区域設定では作戦の困難さを強調。こうした見解のぶれが、リビアの反体制勢力や国際社会の混乱や不信を招いて、「米国の国益を損なっている」との批判も出始めている。

 「数多くの矛盾したメッセージを発することが、リビアへの圧力を弱め、米国の信頼性をぐらつかせている」。米紙ニューヨーク・タイムズは9日付の社説で、政権のリビア政策を厳しく批判した。

 ホワイトハウスは表面上、カダフィ政権に強硬な姿勢を続けている。オバマ大統領は「軍事面を含むすべての手段を検討している」と強調し、カーニー大統領報道官は、反体制派への武器供与も選択肢の1つとの見解を示している。

 しかし、クリントン国務長官は9日、飛行禁止区域の設定などの軍事的な介入をめぐって「国連の決議があることが非常に重要と考える」と発言。ロシアや中国が難色を示す国連決議へのこだわりは、軍事的なオプションに消極的な姿勢の表れとの観測が広がった

 すると、カーニー大統領報道官が単独行動の権利もあることに言及し、方向性のつかみにくい発言が政権中枢から相次いでいる。

 米シンクタンク、外交問題評議会のリチャード・ハース会長は米紙への寄稿で「リビアは政治的にも石油市場への影響でも、米国の最重要国とは言い難い」と述べ、むしろ「曖昧な定義による介入」を回避すべきと指摘している。

 米ラスムセンの最新世論調査では、米国人の63%がリビアに介入すべきでないと答えるなど、消極的な国内世論も、政権のアプローチが定まらない理由の1つとみられる。

 ただ、カダフィ大佐側が反体制派や国民への無差別攻撃をエスカレートさせれば、米国の煮え切らない態度がやり玉に挙がる危険もはらんでおり、オバマ政権は内外の世論を見極めながらの対応を迫られている。

2330チバQ:2011/03/11(金) 00:11:44
http://www.asahi.com/international/update/0310/TKY201103100524.html
仏がリビア反体制派を承認 欧州議会も承認求める決議2011年3月10日22時51分

 【ブリュッセル=井田香奈子】フランスのサルコジ大統領は10日、リビアの反体制派で構成する「国民評議会」を、リビア国民の唯一の代表として正式に承認した。主要国で国民評議会を代表と認めたのは初めて。

 フランスと国民評議会は相互に大使を派遣するという。サルコジ氏は同日、パリで国民評議会の主要メンバーと会談した。

 一方、欧州連合(EU)の欧州議会は同日の本会議で、国民評議会を代表として承認するようEUに求める決議を可決した。EU27カ国が承認するかどうかは加盟国側が判断する。EUのアシュトン外交安全保障上級代表(EU外相)は9日、情勢が流動的な現状での承認に否定的な考えを示していた。

2331チバQ:2011/03/11(金) 00:12:43
http://mainichi.jp/select/world/news/20110310ddm002030094000c.html
リビア:停戦交渉の動き カダフィ大佐、エジプトに使者
 【カイロ大前仁】北アフリカ・リビアで反政府勢力が、最高権力者カダフィ大佐の国外退去を条件に停戦案を表明するなど、政治交渉への動きが出始めた。カダフィ氏は9日、エジプトに使者を派遣、何らかの騒乱打開策を探っているとみられる。だが政府軍は同日、反政府派が支配する西部アズザウィーヤに戦車で進軍するなど激しい戦闘は続いており、政治的解決には難題も多い。

 反政府勢力でつくる国民評議会のアブドルジャリル前法相は、カダフィ氏に「出口」を与える狙いで72時間以内の国外退去を提案したと説明した。中東の衛星テレビ局アルジャジーラとの会見で明らかにした。政権側も8日までに評議会に対し交渉開始を提案したとされ、双方に交渉姿勢が出てきた。

 カイロのリビア政府関係者によると、カダフィ氏の使者は航空機でカイロに到着。エジプトを暫定統治するタンタウィ軍最高評議会議長(国家元首)と面会し、カダフィ氏のメッセージを伝える予定だという。内容は明らかでない。ロイター通信によると、他の航空機2機も9日にリビアの首都トリポリを出発、それぞれブリュッセルとポルトガルへ向かい、使者が欧州側当局者と会談するらしい。

 こうした動きの背景には、戦線のこう着がある。反政府勢力は先月17日の蜂起以来、支配地域を広げたが、政府軍の反撃を受け、進軍は止まった。

 反政府側は兵力の組織化、武器や装備で後れを取り、カダフィ派が拠点とする中部シルトやトリポリの攻略戦に着手できる見通しは立っていない。国際社会に、飛行禁止空域の設定などを求めているが、国際社会の対応は不確定だ。

 一方、政府軍は戦車や戦闘機を投入し、中・西部の反政府派の都市を攻撃しているが、大幅な失地奪還に至っていない。カダフィ氏は9日の国営テレビで国外退去を条件とした退陣話を否定するとともに、飛行禁止空域が設定された場合、徹底抗戦すると述べた。

 仮に政治交渉が模索されても、実現には障害が多い。前法相の停戦案ではカダフィ氏一家を訴追しないとしているが、国際刑事裁判所(ICC)は「人道に対する罪」で一家や側近に対する予備調査を開始。ICCが有罪判決を下した場合、リビア国内法で拘束されなくても逮捕・協力の義務が生じる。また、国民評議会の報道官は、停戦交渉には着手していないと説明するなど、反政府側がどの程度、一枚岩なのかにも疑問が残っている。

2332チバQ:2011/03/12(土) 15:52:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110312/mds11031215090008-n1.htm
反体制派、戦闘では劣勢に
2011.3.12 15:08
11日、ベンガジ市内で反カダフィ派臨時政府を認めたフランスの国旗を屋上から垂らして喜ぶ反カダフィ派市民(ロイター)
 【カイロ=大内清】内戦状態にあるリビアで、北東部ベンガジを拠点とする反体制派は11日、同国最高指導者カダフィ大佐側の軍部隊に奪還された石油関連施設の多い中部ラスラヌフに再度、攻勢をかけ、カダフィ氏側と衝突した。カダフィ氏側は戦闘機を使い反体制派の拠点などを空爆。反体制派側は外交面で米欧などへの働きかけを強めているものの、戦闘では徐々に劣勢に追い込まれつつある。

 カダフィ氏は同日、国営メディアを通じ、米欧が進める対テロ戦やアフリカから欧州への不法移民対策への協力を停止すると示唆。次男のサイフルイスラム氏も同日、記者会見を行い、中東の衛星テレビ局アルジャジーラなどによると、「反体制派にキューバ・グアンタナモ米海軍基地のテロ容疑者収容所からの出所者が参加している」などと主張した。

 両氏とも、米欧諸国に根強いイスラム過激派によるテロへの恐怖心をあおり、反体制派との関係強化の流れを阻害するのが狙いとみられる。リビアのカイム外務次官も11日の会見で、反体制派組織「国民評議会」を唯一、正統性を持つ代表として承認したフランスとの外交関係の凍結を発表した。

2333チバQ:2011/03/12(土) 15:55:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110311/mds11031121080010-n1.htm
強固な足場築けない「国民評議会」 政治・軍事両面劣勢 正念場
2011.3.11 21:02 (1/2ページ)
10日、ラスラヌフ近くでカダフィ大佐支持の部隊によって砲撃される反政府派の車両(ロイター)
 【トブルク(リビア北東部)=黒沢潤】リビア北東部ベンガジを拠点とする反体制派組織「国民評議会」が本格始動してから1週間がたつ。しかし、組織は脆弱(ぜいじゃく)で、統治能力への疑問などからカダフィ政権に代わる正統政府として明確に承認したのは、ほぼフランスのみにとどまっている。傘下の反体制部隊が政権軍に拠点を奪われるケースも目立っており、正念場にさしかかっている。

 評議会筋によれば、評議会は憲法制定作業をカダフィ政権崩壊後から始める方針という。しかし、憲法はもとより、新体制の大まかな指針すら発表できない状況下では「他国から承認してもらう説得材料に欠く」(外交筋)のが実情だ。

 リビアの新体制づくりは「チュニジアやエジプトと異なり『ゼロ』から始める困難さ」(北東部デルナ暫定市長、ファラージュ・ウジェイリ氏)を伴う。独裁政権が41年も続き、評議会の中には政治経験がほとんどない代議員もいるからだ。

 評議会はこれまで数回、全体会合を開いてきたが、各地から送り込まれる複数の代議員は地元の自治に追われ、協議に毎回参加できる状況ではない。このため、国際社会への「飛行禁止区域」の設置要請も、全代議員の一致した意見ではないという。

 評議会の代議員数は30人または31人とされる。代議員の定数が未定なのは「街から送り出す代議員5人のうち、2人についてしか街全体の同意がない」(トブルクの当局者)など、各都市が人選に苦慮しているためだ。「有力海外亡命者の参画なしに重要事項を決められない」(外交筋)との意見も強くあるという。

 ベンガジのガリユニス大講師ナジラ・マンゴウシュ氏は「評議会内の有力者は強力な指導力を発揮できていない。カダフィが独裁者として強大な力をふるったトラウマだ」と指摘する。

 国民評議会は、傘下の反体制部隊が政権軍から猛反撃を受けていることに動揺を隠せないでいる。

 政権の圧倒的な軍事力に対し、反体制側の主な移動手段は乗用車や荷台付きの車両だ。戦闘機を迎え撃つのは対空砲でなく、束ねた機関銃であることも多い。

 評議会内の確執も伝えられる中、評議会幹部アブデルファフィド・ゴガ氏は「軍事面であれ何であれ国際社会の支援が欲しい」と訴えた。

2334チバQ:2011/03/12(土) 23:26:22
>>2017

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110312/mds11031220220012-n1.htm
民政移管へ決選投票 ニジェール大統領選
2011.3.12 20:21
 昨年2月に軍事クーデターが起きた西アフリカ・ニジェールからの報道によると、同国で12日、大統領選の決選投票が行われた。4月に予定される民政移管に向けた選挙で、1月末の第1回投票で36%を得票した野党候補のイスフ氏と、23%を得票したウマル元首相の争い。

 第1回投票で3位だったアマドゥ元首相らが当初の見通しに反してイスフ氏支持に回ったため、決選投票はイスフ氏有利とみられる。大勢は数日で判明する見込み。

 イスフ氏は、クーデターで大統領を解任されたタンジャ氏が主導した大統領の3選禁止を撤廃する憲法改正に対し抗議を呼び掛け、2009年に投獄された。ウマル氏はタンジャ氏の下、07〜09年に首相を務めた。ニジェールは世界有数のウラン産出国。1960年の独立以来、クーデターが相次いできた。(共同)

2335チバQ:2011/03/13(日) 13:28:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110313/mds11031309510003-n1.htm
スーダン南部の自治政府、北部との協議停止 武装勢力支援と糾弾
2011.3.13 09:46

 1月の住民投票でスーダンからの分離独立が決まった同国南部の自治政府与党、スーダン人民解放運動(SPLM)幹部は12日、バシル大統領を含めた北部側が南部の反自治政府武装勢力を支援していると糾弾し、北部との協議を一時停止すると表明した。ロイター通信などが伝えた。

 南部では住民投票後、武装勢力と南部のスーダン人民解放軍(SPLA)との戦闘が続発。12日も上ナイル州で戦闘があり、少なくとも30人が死亡した。南部の主張を北部側は否定している。

 南部は7月に独立を宣言する見通しだが、南北の境界線画定や石油収益の分配など未解決の問題について、南北間の協議が続いていた。(共同)

2336チバQ:2011/03/13(日) 13:29:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110223/mds11022307430008-n1.htm
スーダン南部独立 南北融和のカギ握る石油
2011.2.23 07:42 (1/3ページ)

 スーダン南部の独立が住民投票の結果、約99%の賛成で決まり、7月にはアフリカで54番目の国家が誕生する見通しとなった。2度の内戦を経て分裂することになったスーダン。南北とも、その前途はなお多難だ。(カイロ 大内清)

 ◆分断統治

 スーダンは19世紀末、英国とエジプトの共同統治下に置かれた。その中で英国は、政治の中心地でアラブ系イスラム教徒が多い北部の近代化を進める一方、キリスト教や土俗宗教を信仰する黒人系民族が中心の南部は孤立させる「分断統治」政策を採用。これが南部人の不公平感につながり、独立(1956年)の前年からの第1次内戦(55〜72年)の一因となった。

 83年には、北部の中央政府によるシャリーア(イスラム法)導入に反発し、南部の主要民族ディンカ人を主体とするスーダン人民解放軍(SPLA)がゲリラ戦を拡大して第2次内戦が発生。2005年に米英などの仲介で包括和平合意が成立し、11年に南部の分離独立の是非を問う住民投票を実施することになった。

 ◆双方に問題

 今年1月、その住民投票が行われ、開票の結果、今月7日に南部独立が決定したが、これでスーダンが抱える問題が消えてなくなるわけではもちろんない。

 北部にはSPLAの影響力が強い地域があり、北部の中央政府には、これらが南部編入を求め始めるのではないか、との警戒感がある。北部で暮らす50万〜150万人の南部人の法的地位もはっきりしていない。

 南部にも問題は多い。民兵を含むと数十万人とされる兵士をどう社会復帰させていくのか。兵士の中には「物心がついたころから戦場にいた」という者も少なくなく、「戦闘」以外の知識がない者も多い。

 また、南部にはディンカのほかにもヌエル、シュルクなど言語や文化の異なる数十の黒人系民族がいる。内戦中には離合集散を繰り返し、敵対するケースもあった。独立の祝賀ムードの中でも過去のわだかまりは消えておらず、北部という共通の敵を失ったことで、いずれ南部人同士が争いを始めるのではないか、と懸念する専門家は多い。

 さらに、南北には根深い不信感が残っている。南部自治政府は今月、中央政府が南部の反主流派を支援していると非難した。

 ◆協議は難航

 果たして南北融和は可能なのか。そのカギを握るとみられるのが石油だ。

 石油収入は双方の経済にとり死活的に重要であり、現在のところ、その配分をめぐる協議は難航している。ただ、スーダンの油田は南部に集中する半面、輸出にはパイプラインで北部の港に運ばなくてはならず、南北は相互に依存せざるを得ないのが現実だ。

 南部独立を支持してきた米国は最近、バシル大統領が率いる北部の中央政府に対する敵視政策の見直しに言及している。隣国エジプトのスーダン専門家は「バシル政権への経済制裁が解除されれば北部への投資が活発し、その結果、南部への妥協も生まれやすくなる」と話している。

                   ◇


くすぶる中部アビエの帰属


 2005年の包括和平合意に基づき、中部アビエではその帰属先を南北どちらにするかを問う住民投票も同時に実施予定だったが、延期された。実施のめどは立っていない。

 豊富な石油資源が眠るといわれるアビエは第2次内戦の激戦地のひとつ。住民の多くは南部の主要民族ディンカ人系で、南部自治政府の指導部にもアビエ出身者が多い。住民投票の有権者を定住民に限定すれば、投票の結果、南部編入が決定するのは間違いないとみられている。

 しかしアビエを手放したくない北部のバシル政権は、アビエ周辺を生活圏とするアラブ系遊牧民ミッセリアも有権者に含めるべきだと主張。これに南部が反対し、投票は延期された。

 ミッセリア自身、北部残留を強硬に求めており、アビエでは今年に入り、ミッセリアと南部自治政府との衝突が相次いでいる。

2337とはずがたり:2011/03/13(日) 15:15:34

<フランス>リビア空爆を検討…EU緊急首脳会議で打診へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110311-00000038-mai-int
毎日新聞 3月11日(金)12時27分配信

ベルギーの首都ブリュッセルで、リビアの最高権力者カダフィ大佐に抗議する人たち=2011年3月10日、AP

 【パリ福原直樹、カイロ樋口直樹】フランスのサルコジ大統領が11日開かれる欧州連合(EU)の緊急首脳会議で、リビア政府の拠点施設に絞った限定的空爆を各国に打診する。サルコジ大統領とキャメロン英首相は10日の共同書簡で、リビアの反体制派組織「国民評議会」を支持し、EU各国に飛行禁止空域設定を提案する意向を示した。

 仏政府幹部は毎日新聞の取材に限定的空爆実行については「あくまでEU内の一定の合意が必要だ」と述べ、EU首脳会議では、英国などと協調しつつ、空爆の是非について「慎重な議論」を進めるという。仏AFP通信によると、フランスが検討中の攻撃対象は、トリポリやその近辺にある参謀本部など3カ所という。

 英仏首脳はEUのファンロンパウ欧州理事会常任議長(大統領)あての書簡で、カダフィ氏の退陣を強く求める一方で、EUがリビアの「国民評議会」を「唯一の交渉相手」とするよう求めた。

 仏は10日、リビアの「国民評議会」を初めて承認した。サルコジ大統領の積極的な外交姿勢の背景には、チュニジアやエジプトでの民衆革命に対する対応が遅れ、国内での大きな批判を受けたことがあると見られる。

 一方、リビアのカイム副外相は10日、西欧諸国などが反体制派を正統な代表として認めるなら、外交関係の断絶も辞さない考えを表明した。ロイター通信が伝えた。副外相はフランスの承認行為は「違法」で、他の欧米諸国が承認すれば、「行動を起こさなければならない」と、対抗措置を取ると警告した。

最終更新:3月11日(金)13時25分

2338とはずがたり:2011/03/13(日) 15:19:56
リビア:中部ラスラヌフ周辺で激戦 カダフィ大佐故郷近く
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110307k0000m030045000c.html

 【カイロ大前仁、ベンガジ(リビア北東部)高尾具成】リビア政府軍と反政府勢力は6日、大規模な石油関連施設がある中部ラスラヌフ周辺で激しく交戦した。ラスラヌフは最高指導者カダフィ大佐の故郷で政権派拠点のシルトの東約200キロ。反政府側は「(カダフィ体制崩壊に)弾みがつく」(米アナリスト)といわれるシルト陥落を視野に置いているが、政府側は空爆などで応戦している。

 一方、反政府勢力の代表でつくる国民評議会は5日、第2の都市東部ベンガジで初会合を開催し、軍事、外交のトップを含む危機管理委員会を発足。カダフィ政権に代わって国際社会の認知を求めていく方針を示した。

 反政府勢力は5日までに、ラスラヌフや、シルトの東約150キロのビンジャワドを支配下に入れた。しかしAFP通信によると政府軍は6日、ラスラヌフを空爆。また、ビンジャワドでは政府軍との交戦で2人が死亡、仏人記者を含む少なくとも30人が負傷したという。

 リビア国営テレビは6日、政府軍が、反政府勢力の支配下にあった西部ミスラタなどを奪還したと報じた。だが、現地からの報道では各市とも反政府側の支配が続いている模様で、政府側の宣伝の可能性が高い。

毎日新聞 2011年3月6日 20時40分

2339とはずがたり:2011/03/13(日) 15:20:20

リビア:カダフィ政権 原油施設のある都市に勢力を集中
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110305k0000m030092000c.html

 【カイロ大前仁】北アフリカ・リビアでカダフィ政権軍は4日も、反政府勢力が支配する東部の都市などを空爆した。同国の基幹産業である石油関連施設の大部分は反政府側が掌握しているが、反転攻勢を強める政府側は石油施設のある都市に勢力を集中、施設の支配権を巡る攻防が激化している。

 ロイター通信によると、カダフィ大佐を支持する部隊は4日、石油精製所のある東部マルサエルブレガを空爆。ここの港は東部の石油輸出の5〜10%を担い、ある石油技術者は「カダフィは石油を奪い返しに来た」と話した。政権の軍用機は同日、反政府側の武器庫がある東部アジダービヤも空爆した。

 政府軍は4日までに、首都トリポリの西方50キロのアズザウィーヤに約2000人の部隊を展開、銃撃戦で50人以上が死亡したとの情報がある。同地の積み出し港は国内石油輸出の13〜23%を担う主要港の一つ。反政府勢力が市を掌握した2月末以来、政府軍は数度にわたり攻撃を仕掛けた。

 リビアでは2月中旬からの反政府運動以降、各地の反政府勢力が大部分の油田や積み出し港を支配下に収めたと伝えられた。カダフィ氏は政権の生き残りをかけ、石油施設の奪還に力を入れている。ロイター通信によると、東部の港湾都市ラスラヌフのタンカーターミナル周辺で4日、政府軍と反政府勢力の武力衝突があった。目撃者によると、ラスラヌフでは政府軍の一部が反政府側に転向しているという。

 リビアの戦況は、おおむね「カダフィ政権=首都周辺と西南部」「反政府勢力=東部一帯」の構図が定着してきた。英フィナンシャル・タイムズ紙によると、反政府勢力の支配地域で操業する外国石油企業の一部は、反政府勢力との間でビジネス協議を始めた。一方、欧米諸国が相次いでカダフィ氏家族の在外資産を凍結する中、政権は自派の石油施設から輸出を再開させて歳入回復を狙っているという。

 このためドイツのウェスターウェレ外相は今後60日間、リビア石油産業への支払い停止を呼びかけた。しかし、イラクの旧フセイン政権が規制を破って石油を密輸したように、施設さえ押さえておけば、買い手を見つけることは難しくない。

 アフリカ4位の原油生産国リビアは通常、世界総生産の2%に当たる日量160万バレルを生産。2月末から原油生産量が半減し、東部トブルクなどで一部の輸出が再開したが、大幅な輸出減が続いている。

毎日新聞 2011年3月4日 20時57分(最終更新 3月5日 0時53分)

2340とはずがたり:2011/03/13(日) 15:39:32

リビア:空爆「政府軍ためらい」 幹線道路狙わず、攻撃散発
http://mainichi.jp/select/world/news/20110309ddm007030002000c.html

 【ベンガジ(リビア北東部)高尾具成】最高指導者カダフィ大佐率いるリビア政府軍と、反政府勢力の激しい攻防が続いているリビア中部で、リビア空軍による空爆が大規模化せず、散発的にとどまっている。反政府勢力からは軍の一部に自国を爆撃することへのためらいがあり、「政権中枢部がもはや一枚岩でなくなっている」との臆測が広がっている。一方、公式には市民の虐殺を否定している大佐の発言を意識し、少ない空爆で効果を狙う戦略との見方もあり、反政府勢力は警戒を緩めてはいない。

 空爆が続く最前線からリビア北中部のラスラヌフに戻った義勇兵のタクシー運転手ラファ・アワド・ガバエリさん(43)は、「カダフィ政権側は巨大な兵力を持ちながらも集中的に空爆を実施していない。国軍兵士であれ、家族や親族が住む土地への空爆などできないはずだ」と、空爆に“ためらい”があるとの見方を明かした。

 政権側は、ラスラヌフやその西にあるビンジャワドに進軍しようとする反政府勢力に空爆をしかけている。しかし、幹線道路の破壊は行わず、周辺部に散発的に続いているのが実情だ。逃げ場のない土漠で進軍する反政府勢力を皆殺しするじゅうたん爆撃などは能力があっても行っていない。

 先月のデモ発生時にリビア国軍機の隊員が空爆を拒否、マルタへと緊急着陸して亡命申請したのに見られるように、「国軍内部にも自国民への爆撃に強い抵抗がある」と反政府勢力側幹部は分析している。

 一方、政権側はベンガジの弾薬庫などピンポイントで軍事拠点も空爆している。外国メディアには、戦闘は「テロリストとの戦い」であり、自国民に銃を向けていないとするカダフィ大佐の発言と矛盾しないように、限定的な爆撃で反政府勢力に打撃を与え、戦意をにぶらせる策略との見方もある。

 反政府勢力は、引き続き西進し、カダフィ大佐の出身地で、政権側の牙城であるシルト攻略を目指す。

 ◇「自由を」 若者ら前線へ

 遠方に大きな白煙が上がった。反政府勢力兵士の顔に緊張が走る。対空高射砲が発射されるたび、細かな砂じんが舞い上がった。前線の町リビア北中部ラスラヌフ。最高指導者カダフィ大佐率いる政府軍に向かい合うのは、東部の町から三々五々集まった若者たちだ。大佐の拠点がある西に進むにつれ、義勇兵の数は増え、弾薬・食料の補給などが手厚くなってくる。「反カダフィ」のうねりが大きな一つの流れになり、前線に向かっているようだ。

 ラスラヌフまで義勇兵の進軍に付き合った。兵士たちと休息を取り、お茶の代金を払おうと1リビアディナール札を出すと若い商店主は「こんな札は受け取れない」と笑顔で話す。札に描かれた大佐の肖像を見せ、人さし指を左右に振り「即刻退陣」を求めた。

 補給物資はラスラヌフの東約400キロにある北東部ベンガジから送られてくるだけでなく、周辺の反政府側支援者からも集まる。義勇兵に水やジュースのケースを提供する商店主の姿もあった。

 反政府勢力が使用する赤、黒、緑の3色に月と星が描かれた旧国旗を掲げた車両が何台も通り過ぎる。

 大学生のモハンマド・ヨネス・アハマドさん(23)はラスラヌフ近郊から来た。「間もなくリビアは、ムアマル(カダフィ氏)の国でなく、我々のものになる。私の家族も含め、自由を求める市民の革命なんだ」と胸に手をあてた。命の危険について訪ねると「神のおぼしめしのままだよ」と天を見上げた。

 前線では、義勇兵が「腹は減っていないか」「のどは渇いていないか」と盛んに記者を気遣う。勧められたデーツ(ナツメヤシ)を1粒手にとり、口に含むと「あと二つ」と無理やり手のひらに押し込まれた。

 時折響く銃声に記者がうろたえると「おれたちがお前も守る。心配するな。リビアを平和な国にすることを約束するよ」とヤシン・シャリさんが笑った。

 ◇前日はサッカー観戦

 「すごいゴールだったな」

 イタリアのサッカーチーム・インテルに所属し、6日、初ゴールを決めた長友佑都選手を絶賛する声もかかる。つい前日まで普通にテレビを見て、過ごしていた若者たちが集まってきていることを実感した。【ラスラヌフ(リビア北中部)で高尾具成】

毎日新聞 2011年3月9日 東京朝刊

2341とはずがたり:2011/03/13(日) 16:46:15

飛行禁止区域を支持=リビア情勢を協議−アラブ連盟
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011031200686

 【カイロ時事】アラブ連盟(21カ国・1機構加盟)は12日、当地で外相級会合を開き、内戦状態が続くリビア情勢について協議した。AFP通信が外交筋の話として伝えたところによると、同連盟は、反政府勢力に対するリビア軍の空爆を防ぐため、飛行禁止区域設定への支持を決めた。
 同連盟のムーサ事務局長は設定に前向きで、各国の同意が得られるかが焦点だった。
 加盟国中、サウジアラビアを含む湾岸協力会議(GCC)6カ国などが賛成し、反対派のシリアやアルジェリアを多数決で押し切った。リビアは加盟資格を凍結されており、参加できなかった。
 また、同連盟は今後、リビア反政府勢力の連合組織「国民評議会」と交渉する方針を決めた。(2011/03/13-01:18)

2342とはずがたり:2011/03/13(日) 16:54:50
>>2337
一貫して政治大国を目指し続けるフランス(大国になりきれないって傾向が一貫してあるということであるけどw)が踏み込んだようであるけど,毎日以外は未だ報道してないようだ。
とは総研的には賛同するけど,実行というよりもアナウンス効果の方がでかいか?

>>2341
アラブ連盟は間接的な反政府勢力への支援になる飛行禁止区域支持か。

2343チバQ:2011/03/13(日) 19:51:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110313/mds11031319280005-n1.htm
バーレーンでまた衝突 首都でデモ隊と機動隊
2011.3.13 19:27
 民主化デモが続くバーレーンの首都マナマで13日朝、ビジネス街へつながる幹線道路を遮断していたデモ隊を排除しようと警察の機動隊が催涙弾やゴム弾を発射し、衝突した。また、デモ隊が集会を行っていた近くの真珠広場や、バーレーン大学でも機動隊が催涙弾などを放った。同国野党幹部が明らかにした。マナマだけで約200人が病院に運ばれ、重傷者もいるという。マナマの一部では、事務所が閉鎖され、交通がまひした。(マナマ 岩田智雄)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110312/mds11031216230009-n1.htm
石油尽き…王族支配は「時代遅れ」 デモ激しさ増すバーレーン
2011.3.12 16:21 (1/3ページ)
 中東と北アフリカ諸国で民主化デモが相次ぐ中、ペルシャ湾に浮かぶ島国バーレーンで、ハリファ王家が、政治の舞台から去るようデモ隊からレッドカードを突きつけられている。かつて国家を支えた石油は底をつき、バーレーンが近代国家としての歩みを進めるなか、王族支配の政治は「時代遅れ」とみなされている。両者の間には対話を探る動きもあるものの、解決策を見つけるのは容易ではない状況だ。(マナマ 岩田智雄)

 バーレーンの首都マナマには、青い空と海を背に、見上げるような近代的なビルが立ち並ぶ。

 「どんな立派な建物も、王家の懐を肥やすための道具にすぎない」

 デモ隊が陣取る首都マナマの真珠広場で、ビジネスコンサルタントの男性は声を荒らげた。

 バーレーンは1931年に石油が発見され、中東諸国の中で最も早く開発が始まり、ハリファ家の権力を支えてきた。しかし、今では石油はほとんど出ない。このため、王家は国の工業化や金融拠点化を進めてきた。マナマには近隣国から観光客がどっと訪れる。しかしデモ隊の目には、こうしたきらびやかさも王家の利権としてしか映らない。

 バーレーンの民主化デモがエジプト情勢に触発されて拡大したのは2月14日。この日は実は、国民にとって特別な意味がある。10年前の同じ日に、民主化の枠組みを規定した「国民行動憲章」が国民投票で、98%の賛成を得て承認されたからだ。立憲君主制や国民によって選ばれた政府の設立などがうたわれていた。

 そのちょうど1年後の出来事が、現在高まっている王家への反発の源になっている。ハマド首長は国王であることを宣言し、憲法改正を発表。民主化は選挙による下院の設立など一部にとどまり、政治の実権は国王が握ったままで、国民の怒りは増幅していった。

 国民にはほかにも不満が鬱積(うっせき)している。

 バーレーンでは約123万の総人口のうち、ほぼ半数は外国人で、残りの7割がイスラム教シーア派、3割が王家と同じスンニ派だ。政府は、公務員、警官などへの就職、福祉などでシーア派住民を差別してきたとされる。

 しかも王家は、南アジアなどから来たスンニ派労働者らに国籍を与え、同派の人口比を高めようとしているといわれる。

 先月のデモ拡大後、警察の機動隊の発砲などで7人が死亡しており、イスラム教シーア派の最大野党ウェファクのアブドルジャリル・ハリール事務局長は「機動隊の9割は国籍を与えられた外国人」と語った。

 ただし、解決の糸口を探る動きは、王家にもシーア派野党勢力にもある。サルマン皇太子は国民に対話を呼びかけ、ウェファクなどは、国民行動憲章に基づく政治に改革するよう対話開始の条件を出した。

 とはいえ、状況はなかなか進展しそうにない。理由は国の内外に存在する。

 まずバーレーンの政治は、ハマド国王、国王のおじのハリファ首相、国王の息子のサルマン皇太子による3世代にまたがる事実上の「三頭政治」といわれる。王家内で意見を集約するのは容易ではない。

 真偽は不明ながら、地元消息筋によれば、デモ隊弾圧は、権力基盤を整えつつありデモ隊の矢面に立つ皇太子の失態を演出しようとする別の王族のたくらみとの見方もあるという。

 王家には、湾岸諸国の中での立場を悪くしたくないという思いもある。デモ隊に譲歩すれば、スンニ派が多数派を占めるサウジなどで芽生え始めたシーア派を中心としたデモが拡大しかねない。その場合、各国ともシーア派大国イランの影響力拡大に一層神経をとがらせることになる。サウジには海上油田の共同開発など経済的に依存しており、その顔色も無視できない。

 対話の動きが滞るなか、支持拡大を目指すハックなどシーア派非公認組織は、「共和制」を訴え始めた。デモは11日、王宮府前で行われるなど激しさを増している。事態が長引けば、国民は一層王家への反発を強める可能性もある。

2344チバQ:2011/03/13(日) 20:18:19
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110313/plc11031316300013-n1.htm
松本外相、震災対応説明へ、パリのG8会合で
2011.3.13 16:25

 松本剛明外相は14、15両日にパリで開催される主要国(G8)外相会合に出席する。「未曽有の国難」(菅直人首相)となった東日本大震災に対する各国の支援に謝意を伝えるとともに、被災者救援に向けた日本政府の取り組み状況を説明する意向だ。14日午前に日本を出発、16日に帰国する。

 G8外相会合に合わせてクリントン米国務長官との初めての会談や、フランスのジュペ外相、ロシアのラブロフ外相らとの個別会談も調整している。外相会合は緊迫するリビアなど中東情勢への対応が主な議題で、日本も他の主要国と足並みをそろえる。

 松本氏は当初、G8外相会合に先立ち英国を訪れヘイグ外相と会談する予定だったが、大震災への対応を優先し見送った。

2345チバQ:2011/03/14(月) 01:19:35
http://mainichi.jp/select/world/news/20110314k0000m030084000c.html
リビア:内戦固定化の懸念 反体制派、ゲリラ化で
 【カイロ樋口直樹】リビア政府軍が東部戦線の要衝ラスラヌフから反体制派を駆逐、軍事的な優位性を改めて示す中、反体制派がゲリラ化し、内戦状態が固定化するのではないかとの見方も出ている。制空権を握り、豊富な重火器で組織的に攻め立てる政府軍に対し、反体制派は東部の住民に根強い反カダフィ感情や欧米からの政治的支援を支えに、粘り強く抵抗を続けるとのシナリオだ。

 ロイター通信によると、米情報機関を統括するクラッパー国家情報長官は10日の議会公聴会で、武力や組織力で上回るカダフィ政権が「最終的には優勢だろう」との見解を表明。明確な勝敗が決せず戦闘が長期化した場合、リビアが事実上二つ以上に分裂し、カダフィ政権と反体制派が割拠する事態もありうるとも述べた。

 最高権力者カダフィ大佐の下、41年間も独裁が続いたリビアでは、西部の首都トリポリから遠く離れた東部を中心に政権からの被差別意識が強く、カダフィ氏の強引な独裁手法への反発も大きい。このため、政府軍がさらに東進し、軍事的な優位性を確立したとしても、ベンガジを中心とする東部地域の民心を掌握するのは困難で、むしろ反体制派ゲリラの温床になりうるとみられている。

 欧米諸国は、空から反体制派を守る「飛行禁止空域」の設定では足並みをそろえずにいるが、カダフィ大佐の辞任要求と、反体制派との対話姿勢ではほぼ一致している。ただ、勢いを盛り返したカダフィ政権と、反体制派とのパワーバランスの行方を見極めようとしているふしもあり、今後の反体制派への支援のあり方は流動的だ。

2346とはずがたり:2011/03/14(月) 14:25:31

イエメン警察、有毒ガス使用か=反政府デモ隊の強制排除で
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011031200556

 【カイロ時事】アラビア半島南部のイエメンで12日、首都サヌアの広場を数週間にわたって占拠していた反政府デモ隊数千人に警察当局が催涙ガスなどを撃ち込んで強制排除に乗り出し、AFP通信によると、1人が死亡、数百人が負傷した。負傷者の多くが意識を失って倒れたり、けいれんを起こしたりしており、有毒ガスが使用された疑いがある。
 12日はサヌア以外の各地でも反政府派による抗議デモがあり、東部ムカラでは解散させようとした警官隊の発砲で12歳の少年が命を落とした。長期独裁体制を続けるサレハ大統領の打倒を訴える反政府派は、大統領側の強硬な対応に反発を募らせており、情勢は深刻化しそうだ。(2011/03/12-22:16)

2347とはずがたり:2011/03/14(月) 14:26:38

カダフィ派の東部進撃続く=反政府勢力、劣勢立て直せず−リビア
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011031300302

 【カイロ時事】内戦状態のリビアで13日、最高指導者カダフィ大佐を支持する部隊が、反政府勢力に一度実権を奪われた東部への進撃を続けた。カダフィ派は石油輸出の拠点ブレガを制圧、さらに東方のアジュダビアに迫る勢いだ。
 反政府側は10日にブレガ西方のラスラヌーフで支配権を奪われてからカダフィ派に圧倒され、前線は徐々に東へ退いている。カダフィ派の陸海空からの激しい攻撃を受け、敗走に歯止めがかからないとみられる。(2011/03/13-23:00)

2348とはずがたり:2011/03/14(月) 22:17:58

バーレーン、治安維持部隊要請 デモ鎮圧、湾岸諸国頼み
http://www.asahi.com/international/update/0314/TKY201103140445.html
2011年3月14日22時6分

 【カイロ=井上道夫】バーレーン政府が、ペルシャ湾岸6カ国が加盟する湾岸協力会議(GCC)に治安維持部隊の派遣を要請していたことが14日、わかった。すでに部隊が同国に入ったとの情報もある。チュニジアで始まった反政府デモはバーレーンなど湾岸諸国にも飛び火。これを鎮圧するため、GCCが協調姿勢を示した形だ。

 現地紙などによると、治安部隊は石油施設や銀行などを守るために派遣されたという。バーレーンの国王顧問、ハメル元情報相は13日、自身のツイッターでGCCの部隊がバーレーンに到着したことを明らかにした。

 全体の派遣規模は明らかになっていないが、AFP通信は14日、サウジアラビア高官の話として、同国の部隊1千人以上がバーレーンに入ったと伝えた。

 バーレーンでは、同国で少数派のイスラム教シーア派市民が就職などで差別的な扱いを受けているとし、スンニ派が占める内閣の総辞職や議院内閣制の導入などを要求。「王室打倒」を目指す声もあがり、宗派間抗争の様相を呈している。

 ロイター通信によると、シーア派側は、GCC部隊の派遣を「宣戦布告や占領」にあたるとして、反発している。

 王室や政府は「対話」による解決を呼びかける一方で、強硬手段も用いており、13日には、警察が催涙弾やゴム弾をデモ隊に発砲。現地からの報道によると、約200人が負傷した。

 GCCはバーレーンのほか、サウジアラビア、クウェート、オマーン、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)で構成。経済分野のほか、軍事面でも協力関係を構築している。

2349名無しさん:2011/03/15(火) 22:42:02
http://www.asahi.com/international/update/0315/TKY201103150362.html
リビア政府軍、アジュダビヤを空爆 反体制派の支配下2011年3月15日20時27分
 【トブルク(リビア東部)=山本大輔】リビア反体制派の支配下にある同国東部への攻勢を強めている政府軍は15日までに、アジュダビヤの空爆を始めた。アジュダビヤは反体制派の拠点都市ベンガジに最も近い都市で、政府軍が攻勢を強めている。

 反体制派筋によると、政府軍は14、15の両日、アジュダビヤを少なくとも4回にわたって空爆した。ただ、政府軍の陸上部隊はアジュダビヤ西方のブレガ周辺で反体制派と戦闘を続けているという。

 反体制派の軍幹部は14日、ベンガジで記者団に対し、「アジュダビヤを失えば、ベンガジと前線を結ぶ補給路が断たれることになるため、総力をかけて守る」と話した。アジュダビヤはベンガジまで140キロしか離れていない。軍幹部は「アジュダビヤの攻防が、今後の戦局を決定的に左右することになる」とし、飛行禁止空域の設定を直ちに判断するよう国際社会に求めた。

 一方、反体制派を率いる国民評議会の関係筋によると、離反兵や従軍経験者を中心とした数千人規模の部隊に重火器を持たせた「特別部隊」の編成を急いでいるという。政府軍は、カダフィ大佐の七男ハミス氏が率いる精鋭部隊が率いているが、ベンガジを奪還できるほどの兵力はないと反体制派はみており、アジュダビヤが攻略されても、すぐに拠点が落ちることはないと強調している。

2350名無しさん:2011/03/15(火) 22:42:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110315/mds11031508550001-n1.htm
カダフィ大佐側、交通要衝に空爆 心理的な揺さぶりも 
2011.3.15 08:53
 【カイロ=大内清】内戦状態にあるリビアで、反体制派に対する攻勢を強めている最高指導者カダフィ大佐側の軍部隊は14日、反体制派の拠点である北東部ベンガジの南約150キロにある陸上交通の要衝アジュダービヤに複数回の空爆を行った。反体制派は同市を重要防衛拠点と位置付けており、今後、攻防戦が激しさを増すのは必至だ。

 こうした中、カダフィ氏側は同日、国営テレビを通じ、反体制派に合流した元国軍部隊が再びカダフィ氏側へ寝返れば「罪には問わない」などと発表し、劣勢にある反体制派に心理的な揺さぶりをかけている。

 フランス通信(AFP)などによると、反体制派は同日、カダフィ氏側に奪還された、アジュダービヤの南西約50キロの工業都市ブレイガ周辺に部隊を展開、カダフィ氏側の地上部隊がアジュダービヤに接近するのを阻止する構えをみせている。

 一方、リビア上空への飛行禁止区域設定を協議している欧州連合(EU)は同日、反体制派が置かれている状況を調査するためなどとしてベンガジに使節団を派遣した。

2351チバQ:2011/03/15(火) 22:45:36
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110315-OYT1T00811.htm
バーレーン非常事態宣言、反政府デモ激化

 【カイロ=田尾茂樹】イスラム教シーア派を主体とする反政府デモの激化を受け、バーレーンのハマド国王は15日、全土に同日から3か月間の非常事態を宣言した。


 ロイター通信などが伝えた。声明では「国家と国民を守るために必要なあらゆる措置をとる」としている。

 首都マナマでは13日に、2月のデモ開始以来、最大規模の衝突が発生。バーレーン政府の支援要請を受け、14日にはサウジアラビア部隊約1000人がマナマ入りしたほか、アラブ首長国連邦も警官隊約500人をバーレーンに送っている。

(2011年3月15日22時11分 読売新聞)

2352チバQ:2011/03/15(火) 22:47:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110315-00000032-scn-int
原発事故を受け、在日外国人に帰国の動き…入管で長蛇の列
サーチナ 3月15日(火)12時4分配信

 東京電力の福島第一原発の事故が深刻化していることを受け、在日外国人に帰国の動きが出ている。東京入国管理局の窓口には、再入国のための手続きをする外国人の長蛇の列が生じている。

 再入国の手続きをする外国人は、中国や韓国などアジア系とみられる人が多いが、その他の国の人もいる。深刻化した福島第一原発の事故に不安を感じ、とりあえず日本を離れようと考える人が増えた。(編集担当:如月隼人)

2353とはずがたり:2011/03/17(木) 12:35:27

あすにも決議案採決へ=リビア飛行禁止区域―安保理
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110317-00000052-jij-int
時事通信 3月17日(木)10時31分配信

 【ニューヨーク時事】国連安保理筋は16日、リビア上空に飛行禁止区域を設定する決議案が17日(日本時間18日)にも採決に付されるとの見通しを明らかにした。ただ、決議案の内容をめぐり、理事国間で見解に開きがあり、交渉になお時間を要する可能性もある。

2354とはずがたり:2011/03/17(木) 12:35:45

バーレーンとサウジは自制を=米
http://www.jiji.com/jc/c?g=int
 【ワシントン時事】オバマ米大統領は16日、サウジアラビアのアブドラ国王とバーレーンのハマド国王に電話をかけ、反政府デモに対する武力弾圧が続くバーレーン情勢に懸念を表明し、最大限の自制を要請した。カーニー大統領報道官が明らかにした。
 大統領は、バーレーン国民の要求に応えるため政治的プロセスを進める重要性を強調。国民対話を支持する姿勢を改めて伝えた。バーレーンは湾岸協力会議(GCC)に部隊派遣を要請。サウジ主体の部隊がバーレーン入りしている。(2011/03/17-12:04)

2355チバQ:2011/03/17(木) 19:15:43
http://mainichi.jp/select/world/news/20110318k0000m030001000c.html
バーレーン:イラン、イラクの反発強まる 宗派対立さらに
 【テヘラン鵜塚健】バーレーン治安部隊が16日、イスラム教シーア派市民らによる反体制デモ隊弾圧に乗り出したことに、シーア派が多数派のイランとイラクが反発を強めている。バーレーンにはサウジアラビアなどスンニ派諸国が派兵しており、「スンニ派湾岸諸国」対「シーア派優勢のイラン、イラク」の構図が浮かび上がっている。

 サウジアラビアを主体とする湾岸協力会議(GCC)合同軍が14日にバーレーン入り。16日朝には、治安部隊が首都マナマの広場を占拠する市民らの強制排除に乗り出し、多数の死傷者が出た。GCC軍の具体的な関与は不明。

 これに対し、イラン国営テレビによると、アフマディネジャド大統領が16日、「卑劣で正当化できない行為だ」と非難し、政府は在バーレーンのイラン大使を召還した。また、ロイター通信によると、イラクのマリキ首相(シーア派)は「(スンニ派諸国のバーレーン介入は)宗派対立をあおる」と批判した。

2356チバQ:2011/03/17(木) 19:17:57
http://mainichi.jp/select/world/news/20110317dde002030038000c.html
リビア:ベンガジに「最後通告」 政府軍が攻勢
 【カイロ樋口直樹】リビア政府軍は16日夜、北東部の反体制派本拠地ベンガジの住民に対し、同日中に反体制派支配地域や武器庫の所在地から離れるよう最後通告を行った。国営テレビが伝えた。ベンガジ攻略に向け攻勢を強めるカダフィ政権が、反体制派支持者の切り崩しを図ったものとみられる。

 政府軍は国営テレビのテロップで、軍部隊が「武装ギャング(反体制派)を追い出すため」ベンガジ入りすると伝えた。これに先立ち、最高権力者カダフィ大佐の次男セイフ・アルイスラム氏は欧州のニュース専門局ユーロニュースで、「48時間以内にすべてが終わる」と述べた。

 政府軍は、空軍力や豊富な重火器で反体制側を圧倒。ロイター通信によると、この1週間で東部戦線を160キロ以上も押し戻し、ベンガジへ迫りつつある。欧米による飛行禁止空域設定の見通しがつかないことなどから、反体制派側には動揺する者も出始めている。

http://www.cnn.co.jp/world/30002160.html
リビア政府軍が東部の町も奪還、反体制派の拠点に迫る
2011.03.16 Wed posted at: 10:25 JST
(CNN) カダフィ大佐率いる政府軍と反体制派の衝突が続くリビアで15日、政府軍が東部の町アジュダビヤを奪還し、反政府勢力が拠点とするベンガジに迫った。目撃者が伝えた。

政府軍はアジュダビヤを砲撃し、目撃情報によれば少なくとも2度にわたって空爆した。政府軍がアジュダビヤを奪還したとすれば、ベンガジに続く陸路を確保したことになる。

目撃者によると、政府軍は南部と西部からアジュダビヤに進軍した。反体制派は対空砲火やロケット弾で応戦したが、退却を余儀なくされたという。

リビア国営テレビは同日夜、「(国際テロ組織)アルカイダにつながるテロリストと戦争屋をアジュダビヤから一掃した」と伝えた。

これに対して反体制派は、政府軍がアジュダビヤの西郊に到達し、少数の政府軍部隊が15日にアジュダビヤ入りしたが、反体制派が撃退したと話している。

反体制派は空と海から政府軍を攻撃し、燃料2万5000トンを積んだ石油タンカーを奪取。さらにカダフィ大佐が戦艦として使っていた石油タンカー3隻を攻撃し、2隻を沈めたという。しかし対空防衛力には限界があるとして、飛行禁止区域の設定が必要だと訴えた。飛行禁止区域が設定されなければベンガジが血の海になるのは時間の問題だとしている。

レバノンの国連大使は15日、リビア上空の飛行禁止区域設定を求める決議案を国連安保理事会に提出した。安保理事会は16日午前に同決議案について審議を予定している。

首都トリポリ西部の町ズワラにも政府軍が14日に進軍し、15日に奪還を宣言したと伝えられている。

2357とはずがたり:2011/03/18(金) 22:32:12
とは総研は英仏の英断を断乎として支持するぞっヽ(`Д´)ノ

仏“軍事介入 近く始まる”
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110318/t10014772711000.html
3月18日 21時59分

国連の安全保障理事会が、リビアのカダフィ政権に対する軍事的措置を認める決議を採択したことを受けて、フランス政府の報道官は、フランスを含む各国によるリビアへの軍事介入が近く開始されるとの見通しを示しました。

フランスのバロワン政府報道官は18日、ラジオ番組に出演し、この中で「介入は迅速に、近いうちに行われる」と述べ、フランスも含む各国によるリビアへの軍事介入が近く始まるとの見通しを示しました。また、バロワン報道官は、現段階では介入の形態や標的は明らかにできないとしつつも、その目的について、「リビアの国土を占領するためではなく、リビア国民が自由を獲得するのを支援するためのもので、それはカダフィ体制の崩壊を意味する」と述べ、反政府勢力側が要求しているカダフィ政権の打倒をも視野に入れたものであることを示唆しました。

英首相“軍事作戦参加する”
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110318/t10014772821000.html
3月18日 22時3分

国連の安全保障理事会が、リビアのカダフィ政権に対する軍事的措置を認める決議を採択したことを受けて、イギリスのキャメロン首相は、イギリスが軍事作戦に参加することを明らかにし、国民の理解を求めました。

国連安全保障理事会が、カダフィ政権による攻撃からリビア市民を守るため、軍事的な措置を取ることを認める決議を採択したことを受け、軍事介入に積極的な姿勢を示してきたイギリスのキャメロン首相は18日、議会下院で声明を発表しました。この中で、キャメロン首相は「イギリス軍を展開するための明確な法的根拠が得られたと思う」と述べ、イギリスとしてカダフィ政権に対する軍事作戦に参加することを明らかにし、国民の理解を求めました。そのうえで、キャメロン首相は「イギリスは戦闘機や空中給油機、偵察機を展開する用意があり、軍用機は数時間以内に必要な行動を始める基地に配備される」と述べ、軍用機の配備の準備を進めていることを明らかにしました。さらに、キャメロン首相は、軍事作戦がアメリカやフランスとの合同作戦になるとして、19日にもフランスを訪れ、サルコジ大統領と会談するとしています。イギリスの複数のメディアは、イギリス軍が地中海の島国キプロスの空軍基地から戦闘機を発進させ、フランスなどと合同で作戦を展開する可能性があると伝えています。

2358とはずがたり:2011/03/18(金) 22:33:26

安保理 対リビア軍事行動容認
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110318/k10014758281000.html
3月18日 14時21分

緊張が続くリビア情勢を巡り、国連安全保障理事会は、カダフィ政権による攻撃から市民を守るため、国連加盟国に軍事的措置を認める決議を採択し、これを受けて、アメリカ、イギリス、フランスは軍事行動に向けた調整に入り、リビア情勢は重大な局面を迎えています。

国連安保理は、日本時間の18日朝、リビア情勢を巡って新たな決議案の採決を行い、アメリカ、イギリス、フランスなど10か国の賛成多数で決議が採択されました。この決議は、イギリスやフランスが中心となって提案したもので、リビアのカダフィ政権による一般市民への攻撃に強い懸念を表明したうえで、反政府勢力の拠点となっている北東部のベンガジなどで、市民を攻撃から守るため、国連加盟国に必要なあらゆる手段を取ることを認めるとして、軍事的措置を容認しています。また、カダフィ政権による反政府勢力などに対する空爆を阻止するため、人道的な支援を除いて、リビア上空の飛行を禁止する「飛行禁止空域」を設定するとしています。リビアへの軍事介入を巡っては、常任理事国の中国やロシアなどが消極的でしたが、カダフィ政権が反政府勢力への攻撃を強めるなか、米英仏などが各国を説得し、中国やロシアなどが棄権して、決議が採択されました。決議の採択を受けて、イギリスのヘイグ外相は「市民を守るためのあらゆる手段を取ることが正当化される」という声明を発表し、軍事行動に向けた準備を進めていることを示唆しました。また、アメリカのオバマ大統領は、イギリスのキャメロン首相、フランスのサルコジ大統領と相次いで電話で会談し、アラブ諸国に配慮しながら、3か国が連携して対応していくことを確認し、軍事行動に向けた調整が進められているもようです。これに対して、リビアのハリド・カエム副外相は「決議はリビアへの軍事行動につながり、国際法上、違法なものだ」と述べ、リビアの国民を守るために戦う用意があると強調しており、リビア情勢は重大な局面を迎えています。

リビア 停戦に応じる姿勢示す
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110318/t10014772941000.html
3月18日 22時8分

国連の安全保障理事会が、リビアのカダフィ政権に対する軍事的措置を認める決議を採択したことを受け、リビアのクーサ外相は、記者会見し、反政府勢力との停戦に応じる姿勢を明らかにしました。

国連安保理が、カダフィ政権に対する軍事的措置をとることを認める決議を採択したことを受けて、リビアのクーサ外相は18日午後2時半ごろ(日本時間の18日夜9時半ごろ)、首都トリポリで記者会見を開き、「すべての軍事作戦を直ちに停止し、反政府勢力との停戦に応じる」と述べました。さらに、クーサ外相は「安保理決議はリビアの主権を侵害し、リビア国民の生活に悪影響を与えるものだ」と述べ、安保理決議に基づき軍事行動の準備を進めている欧米各国をけん制しました。

米 リビアで英仏と連携を確認
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110318/k10014755461000.html
3月18日 11時38分

国連安全保障理事会によるリビア上空に飛行禁止空域を設定する決議の採択を受けて、アメリカのオバマ大統領は、イギリスのキャメロン首相とフランスのサルコジ大統領と相次いで電話会談し、「リビアは決議に即座に従い、市民に対する暴力をやめなければならない」という認識で一致しました。そのうえで、「アメリカ、イギリス、フランスの3カ国は、アラブ諸国を含む国際社会と協力しながら決議内容を履行していく」として、今後、軍事的な措置を取る場合でも、アラブ諸国への理解を求めながら3か国が連携していく方針を確認しました。

2359とはずがたり:2011/03/18(金) 22:42:16
リビア:欧米の軍事介入秒読み段階に 安保理決議採択
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110319k0000m030059000c.html

 【ブリュッセル福島良典】国連安保理がリビア上空への飛行禁止空域設定を含む武力行使容認の決議を採択したことで、カダフィ政権に対する欧米の軍事行動が秒読み段階に入った。介入に及び腰だった米国が、市民虐殺を阻止するための「人道的介入」を急ぐ英仏に同調した。だが、北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)は一枚岩でなく、アラブ諸国の参加も未知数だ。安保理決議を旗印に国際社会の隊列を整えられるかどうかは定かでない。

 NATOは18日、加盟28カ国の大使会合を開き、対リビア軍事作戦を協議した。NATOは(1)介入の必要性(2)明確な法的根拠(3)地域諸国の支持−−を軍事介入の条件に掲げており、アラブ連盟の飛行禁止空域支持(12日)に続く安保理決議採択で、3条件のうち二つが満たされた形だ。

 NATOは既に空中警戒管制機(AWACS)と艦船で空と海からの監視を強めており、リビア北部の地中海沿岸などに対する飛行禁止空域の設定などが検討されている。だが、米国からは飛行禁止空域の効果を疑問視する声も出ており、サルコジ仏大統領はカダフィ政権の軍事拠点への「ピンポイント空爆」を提唱している。

 主戦論を唱える英仏に対して国際社会には依然、武力行使に慎重な意見が多い。アフガニスタンとイラクでの戦争が泥沼化した経験から、欧州他国にはえん戦気分が強い。ドイツは「現状は軍事介入の時ではない」(メルケル首相)として決議採決でロシア、中国などと共に棄権に回った。

 欧米の軍事同盟であるNATO内部の足並みも乱れている。反対の筆頭はイスラム国のトルコだ。「NATOや他国によるリビア軍事介入は逆効果だ」(エルドアン首相)とし、欧米の介入はアラブ世論の反発を招きかねないと警鐘を鳴らしている。

 このため、米国はアラブ諸国に作戦参加を促しており、ジュペ仏外相も17日、「アラブ諸国と米国の参加が重要だ」と指摘した。現時点ではサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタールなど親欧米アラブ国家の名前が参加候補国として挙がっている。だが、各国とも国内世論の反応を見極める必要があり、難しい判断を迫られそうだ。

毎日新聞 2011年3月18日 19時24分(最終更新 3月18日 21時02分)

2360チバQ:2011/03/19(土) 00:25:05
http://www.asahi.com/international/update/0318/TKY201103180496.html
英首相、空軍にリビア出撃準備命令 安保理決議受け(1/2ページ)2011年3月18日21時28分
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. 【ブリュッセル=井田香奈子、ロンドン=橋本聡】国連安全保障理事会がリビア上空の飛行禁止空域設定を決議したことを受けて、英国のキャメロン首相は18日、英下院で演説し、英空軍に出撃準備を命じたことを明らかにした。19日にはパリでサルコジ仏大統領の呼びかけによる中東諸国などとの緊急会合を開く。リビアに対する軍事行動の時期や規模が焦点になる。

 北大西洋条約機構(NATO)も18日、ブリュッセルで大使級会合を開き、具体的な作戦について協議を始めた。

 飛行禁止空域の設定を提唱していたキャメロン氏は同日朝に緊急閣議を開いた後、午前11時(日本時間午後8時)から下院で演説。「(反体制側の拠点の)ベンガジの市民らをカダフィ政権の攻撃から守るため、必要な措置をとる。英空軍トルネード戦闘機などに出撃準備をさせている」と語った。

 同首相はまた、17日夜にオバマ米大統領と、18日朝にサルコジ仏大統領とそれぞれ電話会談し、協調を再確認したと述べた。

 英国と共同行動をとる意向を示しているフランスでも同日午前、サルコジ大統領、フィヨン首相、ロンゲ国防相、軍首脳による緊急会合が開かれた。

 飛行禁止空域を巡ってNATO加盟国は、10日の国防相会合で、飛行禁止空域の設定をNATOが担う場合の条件として(1)市民を狙った攻撃など介入の必要性が明白なこと(2)法的根拠となる安保理決議(3)リビア周辺国の支持――の3原則に合意していた。

 この中で「周辺国の支持」はアラブ連盟の支持表明でクリアされ、最も難しいとみられていた安保理決議も採択されたことから、飛行禁止空域設定の要件は満たされたと判断される可能性が高い。

 NATO内ではフランスと英国が飛行禁止空域の設定を提案しており、米仏英が中心となるとみられている。一方、ドイツやイスラム教徒が大多数を占めるトルコなどは慎重で、実際に部隊を出す国は限られる見通しだ。

 英空軍の動きに関して18日付の英紙ガーディアンは「トルネード戦闘機などが第一陣として英北部スコットランドや中部ノーフォークの基地から飛び立つ可能性が高い」と報じた。

 仏メディアは18日、バロワン仏政府報道官の話として、リビアへの限定的空爆が「数時間以内にも」行われる見通しだと報じた。AFP通信によると、同日付の仏紙リベラシオンは大統領府筋の数日前の情報として、想定される空爆目標は、中部の要衝シルト、南部のセブハ、トリポリ近郊のアジジーアの三つの軍事戦略拠点となる可能性があると報じた。

2361チバQ:2011/03/19(土) 00:26:26
http://www.asahi.com/international/update/0318/TKY201103180494.html
カダフィ政権、飛行禁止に反発 反体制派都市に猛攻撃(1/2ページ)2011年3月18日21時2分
 【マルサマトルーフ(エジプト北西部)=山本大輔、カイロ=貫洞欣寛】国連安保理による飛行禁止空域設定決議に、リビアのカダフィ政権は猛反発している。政権は18日、リビア上空の空域を独自に閉鎖する一方、反体制派の民兵らが展開する複数の都市に猛攻撃をかけた。

 最高指導者カダフィ大佐の次男セイフルイスラム氏は18日、米ABCテレビなどに「我々は何も恐れない」としたうえで、「決議は不公正だ。我々は市民に対して空爆など行っていない。だが、彼らがリビアを爆撃すれば、リビアの市民が殺されることになる」と述べ、決議を強く非難した。また、「対テロ部隊が(反体制派が本拠とする)ベンガジを包囲し、テロリストを武装解除する。抵抗するものは容赦しないが、ベンガジ市民が脱出するのなら助ける」と語った。

 現地からの報道によると、首都トリポリの東約200キロのミスラタでは18日、政府軍による激しい砲撃があった。西部ナルートやジンタンなど反体制派が掌握してきた都市でも、周囲を取り囲む政府軍側が反体制派部隊を攻撃しているという。また、ベンガジなどリビア東部に対する国外からの携帯電話への通話が18日、ほとんど通じなくなっており、政権側が通信妨害に乗り出した可能性がある。

 ベンガジでは18日未明、国連で決議が採択されたことが報じられると、花火や祝砲が一斉に上がり、歓迎ムードに包まれた。反体制派幹部は「政府軍の空爆さえなくなれば、地上戦で勝つ自信はある」とする一方で、「外国の陸軍部隊は必要ない」と述べた。同国はイタリアなどに支配された経験から、反体制派の内部にも他国の介入には慎重論が根強い。この幹部は外国軍の軍事介入は限定的であるべきだと強調した。

 リビア上空の空域が閉鎖されたことに伴い、トリポリ空港に就航していた民間航空機も飛べなくなったとみられる。リビアには100万人を超えるとみられる出稼ぎ労働者を中心とする外国人がおり、国外脱出がますます難しくなるのは確実だ。

 リビアをめぐっては、1986年にテロ関与の報復として、米軍がカダフィ氏の自宅や防空施設などを爆撃したことがある。カダフィ氏は2月下旬、この時に破壊された自宅前で演説し、退陣や出国を否定し、反体制デモは「アルカイダや外国勢力の陰謀」などと訴えた。

2362チバQ:2011/03/19(土) 00:27:06
http://mainichi.jp/select/today/news/20110319k0000m030029000c.html
リビア:劣勢の反体制派、喜び爆発 安保理決議採択
2011年3月18日 18時24分 更新:3月18日 21時39分

 【カイロ樋口直樹】安保理決議採択を受け、政府軍の猛攻を前に「陥落」の危機にひんしていたリビア北東部の反体制勢力本拠地ベンガジは18日未明、決議を歓迎する大歓声に包まれた。圧倒的な陸上部隊を擁する政府軍がベンガジに迫る中、これを迎え撃つ反体制派にとって、欧米諸国主体の空爆開始まで持ちこたえることができるかどうか時間との闘いになっている。

 「我々は今夜、(ベンガジに)到着する。(反体制派には)一切の慈悲も、同情もかけない」−−。最高権力者カダフィ大佐率いる政府軍が17日、ベンガジ近郊を空爆したのに続き、カダフィ氏はラジオ放送でベンガジへの総攻撃を予告。反体制派に対し「武器を捨てれば恩赦を与える」と降伏を迫っていた。

 反体制派側は「このままでは政府軍による虐殺は免れない」(報道官)と危機感を強めていただけに、ベンガジの中央広場に設置された大型テレビが安保理決議採択の様子を映し出すと、数千人の人々が一気に喜びを爆発させた。衛星テレビ局アルジャジーラが生中継した会場には、旧王制時代の三色旗がはためき、Vサインを掲げる人々の頭上にいくつもの祝いの花火が打ち上げられた。

 一方、AFP通信によると、政府側のカイム副外相は「この決議は、リビアの統一と安定を脅かす一部の国際社会の侵略的な態度を示すものだ」と非難。カダフィ氏は決議採択の直前、ポルトガルのテレビで「もし世界が正気を失うなら、我々もまた正気を失うだろう」と述べるなど、欧米との対決姿勢を改めて強調した。

 反体制派は先月の武装蜂起以降、地中海沿岸の多くの都市を支配下に収め、東西両方面から首都トリポリへ迫った。だが、唯一の空軍力や豊富な重火器を有する政府軍に次第に押し戻され、ここ数日の戦闘でベンガジの最後の防衛ラインとなるアジュダビアもほぼ制圧されていた。

 ロイター通信によると、政府軍はベンガジまであと100キロ前後に迫っている。政府軍の戦闘機は旧式だが、反体制派の対空機関砲では太刀打ちできない。激しい空爆に後退を余儀なくされていた反体制派にとって、安保理決議による「飛行禁止空域」設定の意味は大きい。

2363チバQ:2011/03/19(土) 11:26:45
http://www.asahi.com/international/update/0318/TKY201103180373.html
「みなさんと共に…」花で埋まる日本大使館前 モスクワ2011年3月19日4時10分
 【モスクワ=星井麻紀】私たちは、みなさんと共にいます――。モスクワの日本大使館前は東日本大震災の直後から、犠牲者への哀悼と日本との連帯の気持ちを込めてロシアの人々が手向けた花や折り鶴でいっぱいになっている。

 大使館によると、16日までにすでに千人以上が訪問。白菊やバラ、赤いカーネーションで献花台が埋め尽くされ、折り鶴やろうそくを供えて静かに祈りを捧げる人の姿もみられた。記帳ノートには「がんばって下さい」「お悔やみ申し上げます」という日本語のメッセージも。14日にはラブロフ外相も献花し、「日本の悲劇に無関心ではいられない。われわれは日本国民と連帯する」と語った。

 友達と3人で白いバラを持って来た大学1年生のタミーナさん(17)は「日本にはたくさん知人がいて、とても心配している。いつか日本で勉強したいと思っていた。一日も早い復興を祈っている」。会社員のエリシさん(30)は「テレビで惨状を見て、いてもたってもいられず、ここへ来た。日本人は勇気のある人々だ。この悲劇を切り抜けられると信じる」と話した。

 北方領土問題を巡り、日ロ間は冷え切った関係が続いており、大使館前では震災前には日本国旗が燃やされたり、生卵が投げつけられたりした。ロシア有力紙「コメルサント」は14日付紙面で、震災が日ロ関係を改善する糸口になれば、と期待するロシア外務省関係者の話を伝えた。

2364チバQ:2011/03/19(土) 15:26:08
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/03/post-2014.php
原発推進派のメルケルも日本無視できず
Japan Nuclear Crisis Prompts German Rethink

地震で被災した日本の原発が危機に陥っているのを見て、「やっぱり危ないじゃないか」と怒り出したドイツ人

2011年03月15日(火)16時50分
バリー・ニールド


 ドイツのアンゲラ・メルケル首相は昨日、老朽化しつつある国内の原子力発電所の稼動延長を3カ月間凍結すると発表した。地震で被災した日本の原発が深刻な事態に陥っていることを受けた措置だ。「日本の原発事故は、あらゆる科学データの想定を超えた事態も起こりうるという証明だ」と、メルケルはドイツのラジオ局ドイチェ・ウェレに語った。

 今後3カ月の間に稼動停止する予定だった原発に関しては、直ちに稼動停止するという。だとすれば76年と75年に稼動開始した最も古い原子炉ネカワストハイム1とビブリスAが止まる可能性が高いと、アルジャジーラは報じている。

 ドイツでは、原発は数十年前から激しい論争の種だった。09年に発足したメルケルの中道右派連立政権はそれまでの脱原発路線から原発推進に舵を切ったが、ニューヨーク・タイムズ紙によれば、「世論調査では最大70%ものドイツ人が原発に反対している」。

 メルケルは日本の震災後の12日、ドイツの原発は安全だと強調したが、その後「何事もなかったような顔をして運転を続けるわけにはいかない」とリスクを認め、徹底的な安全性検査を命じたとガーディアン紙は報じている。

2年後の総選挙にも影響か
 南部のシュトゥットガルトでは同日、数万人規模のデモがあり、メルケル政権にドイツの17基の原子炉の稼動期間を12年延長する計画を破棄するよう要求した。月曜には、ベルリンでさらに大規模なデモがあった。

「日本の原発事故を見たドイツ人は、原発はやっぱり危険じゃないかと怒っている」と、ニューヨーク・タイムズ紙は伝える。「科学者のなかには原発の危険を実際より小さく見せようとする人がいるが、ドイツ人はいざ事故が起こったときの影響を死ぬほど心配している」

 原発問題は政権の行方をも左右しかねない。総選挙はまだ2年先だが、反原発を掲げる緑の党が、メルケルから票を奪う可能性もある。

「ドイツ人は、原発問題に関しては緑の党がいちばん正しいと見ている」と、エアランゲン・ニュルンベルク大学の政治学者ローランド・スタームはウォールストリート・ジャーナル紙に語った。「その影響は選挙結果にも表れるだろう」

 一方、EU(欧州連合)は火曜にエネルギー担当相らの緊急会議を開き、万一日本型の原発事故が起こった場合に備え、欧州内の原発の耐震性や安全対策を総点検する。EUの声明によれば「現行の危機対応プランと安全対策に関して生の情報を得る」のが目標だという。

(GlobalPost.com特約)

2365チバQ:2011/03/19(土) 18:24:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110319-00000014-cnn-int
デモ隊排除で死傷者多数、非常事態を宣言 イエメン
CNN.co.jp 3月19日(土)14時42分配信

(CNN) サレハ大統領の即時退陣を要求するデモが続く中東イエメンの首都サヌアで18日、数万人規模の反政府デモ隊と治安部隊が衝突、少なくとも40人が死亡、100人以上が負傷した。衝突現場にいた医療関係者が証言した。

この衝突を受け同大統領は全土に非常事態を宣言し、武器を使っての暴力行為を禁じた。死傷者が出たことで遺憾の意も表明した。イエメンではチュニジアなどの政変に触発され今年1月から反政府デモが起きているが、衝突でこれほどの死者数が出たのは初めてとみられる。内務省当局者は死者はデモ参加者、治安部隊の双方で出たと述べた。

衝突の現場はサヌア大学付近で、目撃証言によるとデモ隊と政府支持派が投石を応酬し、排除を図った治安部隊が空中に威嚇発砲した後、群衆に発砲した。実弾かどうかは不明。サレハ大統領は、治安当局は両派の衝突回避に当たったが、デモ隊を守ることが出来なかった可能性があるとし、デモ隊は住民が多数いる地区で発砲したとも指摘した。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルはデモ隊が政府非難のスローガンを呼号している際、治安当局要員とみられる私服姿の男たちが近くのビル屋上から実弾での狙撃を始めたと主張した。米国、フランスはイエメン政府に対し国民に平和的な抗議活動を認めることを求める声明を発表した。

デモ多発の背景には若年層の間に広がる高失業率への怒りがあるが、政府の汚職体質や政治的自由の欠如への不満も絡む。サレハ氏は次期大統領選での不出馬、今年末までに新憲法制定に関する国民投票実施や新たに選出された議会への政府権限の移譲を約束し、懐柔を試みているがデモは収まる気配がない。

2366チバQ:2011/03/19(土) 21:52:57
http://www.asahi.com/international/update/0319/TKY201103190395.html
バーレーン政府、デモ拠点の広場破壊 弾圧姿勢鮮明に2011年3月19日21時21分
 【マナマ=古谷祐伸】バーレーンの首都マナマで続くデモの拠点だった真珠広場が18日午後、政府によって取り壊された。ハリド外相は記者会見で理由を問われ、「嫌な記憶だから」と答えた。

 真珠広場には、石油発見まで同国の特産品だった真珠をモチーフにした、高さ90メートルのモニュメントが立っていた。2月からのデモの拠点になり、デモ隊が泊まる数百のテントで埋まっていたが、軍や機動隊が16日に広場を封鎖していた。モニュメントや緑地帯は、重機で次々破壊された。

 国営放送は「GCC広場」と呼び始めた。GCCはバーレーンなどペルシャ湾岸6カ国でつくる「湾岸協力会議」の略称。サウジアラビアなど加盟国は自国へのデモの波及を恐れており、バーレーン王政に協力して派兵している。

 広場のモニュメントはそもそも、同国で1982年にあったGCC首脳会議を記念して設置されており、政府は「本来の名称はGCC広場」と主張している。だが「新名称」は、「湾岸の君主たちによる民衆デモの徹底鎮圧」を思わせる結果を招いている。

 シーア派住民が多いシトラ地区では18日、治安部隊の発砲で死んだ青年の葬儀があり、約3千人が集まった。参加者らは「我々の意思までは消せない」と叫んだ。

 国内各地には戦車や装甲車が配置され、目出し帽をかぶった軍の兵士が検問するなど、厳戒態勢が敷かれている。
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2367チバQ:2011/03/20(日) 00:41:32
http://www.asahi.com/international/update/0319/TKY201103190389.html
エジプトで憲法改正巡る国民投票 結果は微妙な情勢2011年3月19日23時9分
. 【カイロ=貫洞欣寛】エジプトで19日、大統領任期を最長2期8年とすることなどを盛り込んだ憲法改正案の是非を問う国民投票が行われた。30年にわたったムバラク政権の崩壊後、民意を問う初の機会で、民主化に向けた重要なステップだ。民主化要求デモを主導した旧野党勢力の間で賛否は分かれており、承認されるかどうかは微妙な情勢だ。

 実権を握る軍最高評議会は憲法改正を経て、8月までに次期大統領選と人民議会(国会)選を行い、民政移管するとしているが、否決されれば軍が進めるロードマップ(行程表)に影響を及ぼす可能性がある。

 ムバラク政権が強権支配を続けた背景に、与党候補に極端に有利な大統領選挙制度があったとして、改正案では、立候補資格が緩和され、これまでほぼ不可能だった野党や無所属からの立候補ができるようにした。任期を6年から4年に短縮、3選は禁止となっている。

 改正案に対し、エジプト最大の旧野党勢力ムスリム同胞団は「民主化の第一歩」として賛成を呼び掛けるキャンペーンを展開した。一方、民主化要求デモを主導した青年グループ「4月6日運動」や、次期大統領選に立候補を表明したアラブ連盟のムーサ事務局長(元エジプト外相)らは「大統領の権限の制限などに触れておらず拙速で不完全」として反対票を投じ、否決することで民主化プロセスをやり直すよう訴えた。

 有権者は18歳以上の約4500万人。即日開票され、21日にも結果が発表される予定だ。

2368とはずがたり:2011/03/20(日) 11:25:49

「欧米は石油目当て」ベネズエラ大統領、リビア攻撃非難
http://www.asahi.com/international/update/0320/JJT201103200002.html
2011年3月20日10時7分

 南米ベネズエラの反米左派チャベス大統領は19日、対リビア攻撃を開始した欧米諸国を「リビアの石油が欲しいだけで、国民の命など気にしていない」と非難した。

 チャベス氏は「(軍事介入に参加した国々は)無責任な戦争屋だ」と糾弾。「資本主義の手で爆弾が落とされ、戦争が起き、人々がさらに苦しむことになる」と述べ、武力行使に正当性はないと主張した。(時事)

2369とはずがたり:2011/03/20(日) 11:29:13

カダフィ氏「地中海は戦場」 欧米への報復攻撃を示唆
http://www.asahi.com/international/update/0320/JJT201103200001.html?ref=reca
2011年3月20日8時43分

 リビアの最高指導者カダフィ大佐は19日深夜、米英仏軍の攻撃を受けて演説し、「国民に武器庫を開放する」と述べ、徹底抗戦を呼び掛けた。また「地中海は戦場と化した」として、欧米側に報復攻撃を加えると主張した。(時事)

英海軍の潜水艦もミサイル発射 リビア軍施設へ
http://www.asahi.com/international/update/0320/TKY201103200063.html?ref=reca
2011年3月20日6時38分

 【ロンドン=橋本聡】英海軍の潜水艦が19日、リビアの軍施設へミサイルを発射した。英国防省が英公共放送BBCに明らかにした。地中海の米軍艦船からのミサイルと合わせて計110発以上が発射されたとされる。

 キャメロン英首相は、英空軍機がリビア領空内に入り、作戦を実行していることを明らかにした。

 リビア政府側はテレビ中継された記者会見で、「攻撃によってトリポリの軍施設と民間施設が破壊され、大勢の市民が病院に運ばれた」と非難した。

2370とはずがたり:2011/03/20(日) 11:30:16

米大統領「リビアへの軍事行動開始」
http://www.asahi.com/international/update/0320/TKY201103200058.html?ref=reca
2011年3月20日5時17分

 【ブラジリア=尾形聡彦】オバマ米大統領は19日午後5時(日本時間20日午前5時)すぎ、訪問先のブラジルでホワイトハウス同行記者団に対し、リビア情勢について、「リビアでの限定的な軍事行動を許可した。行動はすでに始まった」と述べ、カダフィ政権に対する軍事行動を開始したことを明らかにした。すでに戦闘機を派遣して軍事行動を始めているフランスなどと共に有志連合で、軍事作戦に当たる。

リビアの凍結資産、米が反体制派へ提供検討
http://www.asahi.com/international/update/0316/TKY201103160409.html?ref=reca
2011年3月16日20時47分

 【ワシントン=望月洋嗣】リビアのカダフィ政権の攻勢が強まるなか、オバマ米政権は独自に凍結したリビアの資産計320億ドル(約2兆5800億円)の一部を反体制派に提供する介入策の検討を始めた。カーニー米大統領報道官が15日の記者会見で明らかにした。

 カーニー氏は、「反体制派を資金面で支援するため、(カダフィ)政権の資産凍結の一部を解除できないか検討している」などと述べた。反体制派にクリントン米国務長官が14日にパリで反体制派幹部と会談した際、この方針を伝えたという。

 一方、飛行禁止空域の設定については「国際社会のパートナーと協調して実行することが重要だ」とし、国連安全保障理事会での決議を最優先する意向を示した。

2371とはずがたり:2011/03/20(日) 11:33:19
一時期欧米と共生状態に入ったかに見えたカダフィ政権だけど,こうなると欧米は見捨てるの早かったですなぁ。。
中国が安保理で棄権と云う形で賛成に回ったのは少々吃驚である。再び天安門起こせば攻撃が許可させるというのを許容したに等しくないのん??

2372とはずがたり:2011/03/20(日) 11:40:29

リビア:米英仏独などが決議履行で協議へ 武力行使焦点に
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110319k0000e030081000c.html

 【パリ福原直樹、カイロ樋口直樹】リビアのカダフィ政権への武力行使を認めた国連安保理決議(17日)を受け、英仏独の首脳とクリントン米国務長官、アラブ連盟、アフリカ連合の代表などは19日、決議の履行について協議する多国間会合をパリで開く。リビアのカダフィ政権は18日、決議が求める即時停戦を受け入れると表明したが、ロイター通信などによると19日、反体制派の拠点・北東部ベンガジを攻撃、政府軍の一部が侵攻した。各国は決議違反と認定して武力行使に踏み切るか慎重に見極める。

 中東の衛星テレビ局アルジャジーラは19日、政府軍がベンガジ西郊に侵入し中心部を砲撃したと伝えた。リビア政府は否定している。

 オバマ米大統領や英仏が18日に出した最後通告では、カダフィ政権に対しベンガジへの進軍停止、北西部ミスラタなど3都市からの撤退を求めた。会合ではカダフィ政権側が具体的行動を起こしているかを精査、拠点都市への攻撃を続け、決議を拒否したとみなせば、会合後「数時間以内」(仏政府)にも英仏が中心となり攻撃に踏み切る可能性がある。

 会合はまた▽最高指導者カダフィ氏の今後の処遇▽リビア政府と反体制派組織「国民評議会」との和平交渉▽リビア上空の飛行禁止空域設定と監視体制−−などを討議する。

 武力行使では、英仏がアラブ諸国の協力も得ながら作戦の中心になる。アフガニスタンなどで戦線を抱える米軍は、後方支援に回る見通し。飛行禁止空域設定に向け▽リビア空軍の拠点▽対空砲▽レーダー施設−−などが標的としてとりざたされており、フランスが唱える「限定的空爆」になりそうだ。決議では、リビア領土の占領など地上軍の投入は認められていない。

毎日新聞 2011年3月19日 16時50分(最終更新 3月19日 18時27分)

2373とはずがたり:2011/03/20(日) 11:41:23

リビア:米国、批判恐れ腰上げ 安保理決議採択
http://mainichi.jp/select/world/news/20110319k0000m030105000c.html

 【ニューヨーク山科武司、ワシントン草野和彦】安保理がカダフィ政権への武力行使を容認する決議を採択できた最大の理由は勢力を盛り返すカダフィ政権に米国が対応せざるを得なくなり、それまでの慎重な態度を一変させたからだ。カダフィ政権は反体制派の拠点ベンガジを包囲中で、決議は「時間との闘い」でもあった。

 「まだ1週間しかたっていないよ」。今月上旬、カダフィ政権への対処策を問われた安保理理事国の大使は、先月26日に採択した制裁決議の効果を見極める姿勢を示した。

 カダフィ政権が攻勢に出ても、いずれ反体制派とこう着状態になり、「時間的余裕をみながら政治的なメッセージを出せばいい」(外交筋)という空気が国連内にはあった。飛行禁止空域の設定は軍事的に容易でないとの事情もある。

 空気はカダフィ政権の反転攻勢で一変した。米国は、「カダフィは去るべきだ」とオバマ大統領が公言している一方で、カダフィ政権による反体制派側への攻撃を阻止する具体的な措置は取れていない。無策のまま反体制派が弾圧されるのを座視していては、国内から厳しい批判をあびかねない。「米国が反体制派を見捨てたと言われかねない」(外交筋)事情から、米国は動かざるを得なくなったという。結局、飛行禁止空域の設定にアラブ連盟も関与することなど、「米国が孤立しない措置」(同筋)が決議に盛られた。

 米国は拳を振り上げてみたものの、アフガニスタンでも苦戦しており、軍事的に前面に出たくないのが本音だ。決議採択後、ライス米大使は、「どの程度の兵力を投入するのか」と問われ、「米国は決議の要請に従う」とだけ答えた。

毎日新聞 2011年3月18日 20時59分

2374とはずがたり:2011/03/20(日) 11:47:58

リビア:仏戦闘機がカダフィ政権軍攻撃 戦車破壊か
http://mainichi.jp/select/world/news/20110320k0000m030127000c.html?inb=yt

 【カイロ樋口直樹、パリ福原直樹】フランス国防省は19日午後(日本時間20日未明)、リビア上空を飛行中のフランス軍の戦闘機がカダフィ政権軍の軍用車両数台を攻撃して破壊したことを明らかにした。北東部の反体制派本拠地ベンガジなどへの政府軍の攻勢が強まる中、国連安保理は17日、武力行使を認める決議を採択。19日には仏英独首脳やクリントン米国務長官らがパリで会合を開き、カダフィ政権が決議の「即時停戦」要求に違反していると認定、武力行使を決めていた。

 AFP通信などによると、フランス軍の偵察機や戦闘機など計20機がリビア上空を飛行中、ベンガジ付近でカダフィ政権軍が住民に危害を加えようとしているのを発見したため攻撃したという。中東の衛星テレビ・アルジャジーラは、フランス軍機が戦車4台を破壊したと伝えた。フランス軍の空母「シャルル・ドゴール」は20日、リビア近海に向けて出港する予定で、近く大規模な空爆が始まる可能性もある。

 中東地域で安保理決議に基づき多国籍軍が空爆を行うのは91年の湾岸戦争以来、20年ぶりとなる。

 空爆は安保理決議が求める「飛行禁止空域」の設定に向け、リビア空軍の拠点や防空・レーダー施設などを標的にするといわれている。空域設定にはアラブ連盟(22カ国・機構)加盟のアラブ首長国連邦(UAE)とカタールも加わる見通し。

 ロイター通信によると、仏政府は19日、ラファール、ミラージュ戦闘機、空中警戒管制機など5機をリビア上空に飛ばし、反体制派への「空爆を阻止する」(サルコジ大統領)軍事行動を行った。サルコジ大統領は市民に発砲している戦車なども標的にすることを明らかにしていた。

 飛行禁止空域は、湾岸戦争後の91年に米英主導でイラク北部と南部に設定されたほか、ボスニア・ヘルツェゴビナでも90年代前半に適用された。しかし、広大なリビア上空のすべてを監視することは難しく、飛行禁止空域設定の実効性を疑問視する声もある。

 さらに、欧米主導のリビア空爆が、アラブ世界の対欧米感情を一層悪化させる可能性もある。欧米は安保理決議採択の条件として、アラブ連盟から支持を取り付けたが、実際の軍事行動にはアラブ諸国内からも消極論が出ていた。

 反体制派は先の武装蜂起後、序盤戦で地中海沿岸の多くの都市を支配下に収めたが、今月に入ってから唯一の空軍力や豊富な重火器を有する政府軍に大きく押し戻された。「ベンガジ陥落」の危機を救うため、欧米主導で安保理決議を採択。カダフィ政権は翌18日に決議受諾と即時停戦を宣言したが、その後も反体制派支配地への攻撃を続けていた。

 安保理決議には、安保理の15理事国のうち、英仏米など10カ国が賛成。中露独、インド、ブラジルが棄権。中露による拒否権の発動は見送られたが、ドイツの棄権で西側諸国内の亀裂も明確になった。

毎日新聞 2011年3月20日 2時20分(最終更新 3月20日 3時24分)

2375とはずがたり:2011/03/20(日) 11:52:31

<リビア>米英軍も参戦 艦船からトマホーク110発猛射
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110320-00000014-mai-int
毎日新聞 3月20日(日)5時59分配信

 【北米総局】米国防総省は19日午後(日本時間20日未明)、米英両軍がリビアのカダフィ政権軍に対する攻撃を開始したことを明らかにした。リビア沖の地中海に展開する米英両軍の艦船から巡航ミサイルトマホーク計110発が発射されたという。攻撃に先立ち、ブラジル訪問中のオバマ米大統領は同日、「リビアの市民を守るために限定的な軍事行動を承認した」と述べるとともに、米軍の地上部隊をリビアに派兵する考えのないことを強調した。

 米国防総省によると、ミサイル攻撃は主にリビア西部の20カ所に向けて実施された。攻撃対象の多くは地対空ミサイルの発射拠点などで、飛行禁止空域確保のためリビア上空を飛行する多国籍軍機への脅威を取り除く狙いがあるという。ロイター通信は、軍事作戦には米英のほかにフランス、カナダ、イタリアが参加していると報じた。

 一方、リビア国営テレビは19日夜、首都トリポリの民間人地区と西部ミスラタの燃料備蓄施設が攻撃されたと報道し、米英仏などを非難した。

最終更新:3月20日(日)9時50分
毎日新聞

2376チバQ:2011/03/21(月) 12:08:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110321/erp11032111220005-n1.htm
独の州議会選挙、与党が第1党維持、反原発・緑の党が倍増
2011.3.21 11:22
 ドイツ東部ザクセン・アンハルト州議会選挙の投開票が20日行われ、メルケル首相が率いるキリスト教民主同盟(CDU)の得票率は、32・5%と5年前の前回から3・7ポイント減らしながらも第1党を維持した。

 選挙管理委員会の最終開票結果によると、旧東ドイツ共産党の流れをくむ左派党が23・7%、社会民主党(SPD)が21・5%でともに前回とほぼ同水準。これに対し、反原発を掲げる90年連合・緑の党は福島第1原発事故を受け、7・1%とほぼ倍増した。

 同州のCDUは、SPDとの州連立政権を継続する意向を明らかにした。

(共同)

2377チバQ:2011/03/21(月) 14:57:29
http://www.afpbb.com/article/politics/2791650/6985671?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
イエメン内閣が総辞職、デモ犠牲者の葬儀に数万人集結
2011年03月21日 13:45 発信地:サヌア/イエメン
【3月21日 AFP】反政府派からの退陣要求が高まっている中東イエメンのアリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領は20日、内閣の総辞職を宣言した。

 イエメンでは18日、サレハ大統領支持派の武装集団が、首都サヌア(Sanaa)のサヌア大学(Sanaa University)近くの広場で行われていた反政府デモの参加者らを銃撃し、52人が死亡している。

 一方、首都サヌア(Sanaa)のサヌア大学(Sanaa University)近くの広場では同日、18日に起きたサレハ大統領支持の武装集団によるデモ隊への銃撃で死亡したデモ参加者30人の葬儀が営まれ、非常事態宣言下の厳重な警戒態勢のなか、死者を悼む数万人が集まった。参列者らによると、1月末に反政府デモが始まって以来、最大の集会という。

 同広場では18日、サレハ大統領派の狙撃集団が、周囲の建物の屋上からデモ隊に銃弾を浴びせ、デモ参加者52人が死亡した。これにより、一連の反政府デモによる死者は80人となった。(c)AFP/Hammoud Mounassar

2378チバQ:2011/03/21(月) 15:05:20
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110321-OYT1T00288.htm
カダフィ氏強気、テロ・内戦長期化の予想も
. 【カイロ=田尾茂樹】リビアの最高指導者カダフィ氏は多国籍軍の空爆に徹底抗戦を宣言し、国営テレビで「地中海が真の戦場と化す」と強気の姿勢を示した。


 カダフィ派の攻撃は今後、空爆で阻止できない市街戦や米欧を標的としたテロ行為に重点を置くことが予想され、事実上の内戦が長期化する恐れがある。

 カダフィ氏は20日もテレビ演説し、「武器はリビアの全国民に手渡した。反攻に出る。長期戦を準備している」と述べた。前夜同様、自身の姿は放映させず、多国籍軍に居場所を把握させない慎重さを見せた。

 空爆が差し迫った19日午後には、首都トリポリ郊外のカダフィ氏邸前に数百人の支持者を集結させた。自らは登場しないまま、支持者らを「人間の盾」とした形だ。空爆対象に想定される軍事施設にも同様に支持者を集結させた。

 カダフィ派による反体制派への表立った攻撃は20日、伝えられていない。だが、反体制派が優位に立つ東部地域で市街地に兵士を送り込んでいるとの情報もあり、米欧の軍事介入を招き入れた反体制派への「報復」に出るとみられる。

 多国籍軍が地上部隊を投入しない以上、西部を中心とする支配地を維持し、権力の座にとどまることができるとの読みから、カダフィ氏は強硬姿勢を崩していない。

(2011年3月21日11時30分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110321-OYT1T00214.htm
オバマ大統領、初の「戦争」開始…対リビア

. 【ワシントン=黒瀬悦成】多国籍軍の対リビア軍事行動は、オバマ大統領が自ら開始に踏み切った初の「戦争」となる。


 アフガニスタンとイラクで戦争を抱える米国にとって、新たな軍事行動が負担となるのは確実で、今回は多国籍軍の中で支援的役割に徹する構えを強く打ち出している。

 オバマ大統領は、英仏がリビア上空の飛行禁止空域設定に動くなか、慎重姿勢を貫いてきた。ゲーツ国防長官や統合参謀本部の間では、飛行禁止空域設定で米空母などの兵力を割く事態となれば、アフガンでの軍事作戦にしわ寄せが及び、今年7月に予定する駐留米軍の撤収開始に響きかねないとの懸念が強かった。

 しかし、カダフィ派が反体制派の拠点ベンガジを脅かす事態を迎え、米政権内では、「このまま座視すれば、反体制派住民の虐殺につながりかねない」として軍事介入論が急浮上した。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、介入を主張した急先鋒(せんぽう)は、1994年にルワンダで大量虐殺が起きた時にアフリカ担当顧問だったライス国連大使。クリントン国務長官も同調し、軍部の反対論を押し切る形で政権は「軍事行動の容認」に姿勢を大転換させた。

 しかし、米国による中東での新たな軍事行動は、ブッシュ前政権が中東・イスラム世界との関係を深刻に悪化させたイラク戦争を想起させる恐れが高い。

 米国が当時、国連安保理決議なしに開戦した「単独主義」が批判された経緯もあり、大統領は「国際的な有志連合の一員」として行動することを強調している。

(2011年3月21日09時44分 読売新聞)

2379チバQ:2011/03/21(月) 17:54:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110321/mds11032116560013-n1.htm
エジプト、国民投票で改憲案承認
2011.3.21 16:54
 【カイロ=大内清】軍が全権を掌握するエジプトで19日に実施された憲法改正の是非を問う国民投票で、投票管理委員会は20日、賛成が約77%となり、大統領の3選禁止などを柱とする改憲案が承認されたと発表した。投票率は約41%だった。改憲が承認されたことで、今後の政治日程の焦点は6月に予定される議会選に移る見通し。

 改憲案をめぐっては、ムバラク前大統領を退陣に追い込んだ反政府デモを主導した若者グループなど民主化勢力が「新憲法を制定するべきだ」として反対を主張したのに対し、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団などイスラム勢力と旧与党・国民民主党(NDP)系が賛成を呼びかていた。

 民主化勢力は、今回の国民投票で自信を深めた同胞団が議会選で躍進することを警戒、今後は各陣営の駆け引きが激化しそうだ。

 前政権下のエジプトでは各種選挙での投票率と票の操作の常態化が指摘され、それが国民の政治離れを招いていたが、今回の国民投票では多くの国民が初めて投票に参加した。


http://sankei.jp.msn.com/world/news/110316/mds11031608370001-n1.htm
エジプト、強力な公安機関を解体 非常事態令は維持
2011.3.16 08:36
 【カイロ=大内清】エジプトのイサウィ内務相は15日、ムバラク前政権時代に絶大な権限を握っていた公安機関「国家保安捜査局(SSI)」の解体を決めた。SSIは1980〜90年代にイスラム過激派の摘発に力を発揮する一方、民主化運動家や野党勢力などに対しても令状なしの逮捕や拷問、妨害工作を行っており、反体制デモを主導した民主化勢力からは前政権の“権化”とみなされていた。

 イサウィ内相は、SSIに代わり、権限を縮小した新組織「国民保安局」を設立するとしている。ただ、SSIに巨大な捜査権限を与えていた非常事態令はなお解除されておらず、民主化勢力は「SSIの解体だけでは不十分だ」と主張している。

2380チバQ:2011/03/21(月) 17:54:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110310/mds11031022030008-n1.htm
政府の重し消え…対立感情先鋭化 イスラムとコプト衝突、13人死亡 エジプト
2011.3.10 22:01 (1/2ページ)

略奪を受けたコプト教徒宅。暴徒は金目のものをすべて持ち去った=9日、カイロ・マンシーヤナセル地区(大内清撮影)
 ムバラク前政権が約1カ月前に崩壊したエジプトの首都カイロで、8日から9日にかけ発生したイスラム教徒とキリスト教の一派で同国の人口の約1割を占めるコプト教徒との衝突は、13人が死亡する惨事となった。前政権下で醸成されたが、治安当局により一応は押さえ込まれていた両教徒の対立感情が、政府の重しが消えたことで先鋭化し始めている。(カイロ 大内清、写真も)

 腐ったごみのにおいが鼻を突いた。カイロ南部のマンシーヤナセル地区。コプト教徒に多いごみ収集人が集中して住み、「ごみの街」とも呼ばれる場所だ。

 「『アッラーアクバル(神は偉大なり)』と叫ぶ連中に火をつけられた」

 ごみのリサイクル業を営むイード・アンワルさん(46)は9日、焼け落ちて白煙を上げる工場をうつろな目で見つめていた。

 きっかけは8日、カイロ南部の教会が放火された事件に抗議するコプト教徒数百人が幹線道路を封鎖したことだった。これに怒った近隣のイスラム教徒が対抗して投石に発展。軍は双方を引き離そうとしたが、イスラム教徒側は混乱の中で同地区になだれ込んだ。

 銃やナイフなどで武装したイスラム教徒は民家や工場を襲撃、死者の大半はコプトだが、同地区のイスラム教徒も含まれている。

 前政権下で「閉塞(へいそく)感と国への信頼低下から宗教回帰が進んだ」(宗教問題専門家)ことから、両教徒の緊張関係も強まった。

 治安維持に絶大な権限を握った内務省は、騒乱に発展しない限りはイスラム教徒の反コプト行動を一定範囲内で容認し、一部の急進派のガス抜きに利用。少数派のコプト側にも同様の姿勢をとった。宗教対立を“根治”するのではなく、病状を抑えてやり過ごそうとする手法といえ、それが双方に対する内務省の影響力強化にもつながった。

 だが、こうした前政権の対処療法が、両教徒の敵愾(てきがい)心を鬱積させてきた面は否めない。同地区のコプト教徒は、今年1月に起きた教会爆破事件後、イスラム教徒に対する抗議デモを行い略奪行為も発生。今回の事件はその復讐(ふくしゅう)の意味合いもあり、暴徒の中には「勝ったぞ!」と叫ぶ者もいたという。

 「警察は何もしてくれない。軍もそうだ」。コプトの男性住民はこう憤った。

 内務省が力を失い、全権を握る軍も市民同士の衝突にどう対処するべきか態度を決めかねる中、対立感情に歯止めがかからなくなる懸念が強まっている。

2381チバQ:2011/03/21(月) 21:01:09
http://mainichi.jp/select/world/news/20110322k0000m030112000c.html
シリア:アサド大統領独裁に抗議 南部などでデモが拡大
 【カイロ和田浩明】シリアでアサド大統領の独裁に抗議するデモが拡大してきた。20日には、18日以降デモが続く南部ダルアーで1万人規模のデモが発生。与党バース党の事務所などを放火した。治安部隊は催涙ガスや実弾発砲で押さえ込みを図り、1人が死亡、150人以上が負傷した。小規模デモは首都ダマスカスなど国内各地で散発しており、アサド政権は大きな危機に直面している。

 ダルアーでは18、19日のデモで治安部隊がそれぞれ数千人のデモ隊に発砲。少なくとも計4人が死亡した模様だ。政府は20日、閣僚を現地に派遣し、犠牲者の遺族に面会。事件の捜査を約束するなどして事態の沈静化を図ったが、デモは20日も発生した。

 国営通信は一連のデモで死者が出たことを否定。デモについて「厄介者の一群が民間・公共施設に放火、住民を脅迫し警官に発砲した」と報じた。

 国営通信は一方で、18日の発砲に関しては「治安機関幹部をかたる者が、集会に発砲するよう命じた」と報じ、武力弾圧からは距離を置く姿勢も見せた。

 政治的自由が制限され、報道統制も厳しいシリアでは、国営メディアが反体制活動の動きや政府の対応を報じること自体が異例で、現状への当局の危機感を示した格好だ。

 首都の南方100キロのダルアーでの一連のデモは、反体制的な内容の落書きをした少年15人が逮捕され、釈放を求める女性活動家2人も拘束されたことがきっかけとみられる。

2382チバQ:2011/03/22(火) 20:56:01
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011032101000778.html
イエメン、大統領側近離反 「内戦迫る」
2011年3月22日 01時09分

 【カイロ共同】反体制派デモの激しい弾圧により、政権への批判が高まっている中東のイエメンで21日、サレハ大統領の側近を含む軍幹部3人や国会議長代理らが反体制派に加わるとして政府からの離反を表明、側近は「内戦が迫っている」と警告した。中東の衛星テレビ、アルジャジーラなどが伝えた。

 軍幹部はサレハ大統領と同じ部族出身で、うち1人は大統領顧問も務めたアハマル氏。側近が反旗を翻したことにより、エジプトやチュニジアの政変に触発される形で、32年以上政権の座にある大統領の退陣要求が高まるイエメン情勢は重大な局面を迎えた。

 アハマル氏は「大統領の弾圧により、内戦が迫っている。私の指揮下の部隊は反体制派と一緒にいる。政府には公正な選挙を求める」と話した。

 フランス公共ラジオは、首都サヌアの大統領府、中央銀行、国防省に戦車が配置されたが、大統領の指揮下に置かれているかどうかは不明だと報じた。

 シリア、オマーン、クウェート、ヨルダンなどに駐在するイエメン大使や南部アデンの知事も21日、辞任を表明したほか、有力部族長も、サレハ大統領の退陣を求めた。

 大統領は同日「国民の大半は私を支持している」と話す一方で、キルビ外相をサウジアラビアに派遣、サウジ政府に調停を要請した。

2383チバQ:2011/03/22(火) 21:26:05
http://www.asahi.com/international/update/0322/TKY201103220066.html
リビア第3の都市、政府軍の無差別攻撃続く 死傷者多数2011年3月22日9時32分

リビアへの出撃に備えるフランス空軍機=ロイター

リビア地図
 【マルサマトルーフ(エジプト北西部)=山本大輔】多国籍軍による空爆が本格化する中、リビア第3の都市、西部ミスラタでは、カダフィ政権の政府軍が市民への無差別攻撃を続けている。反体制派も応戦しているが、政府軍はすでに市内に進攻。多くの死傷者が出ている。

 ミスラタは、同国西部で唯一、反体制派の支配下にある都市で、政府軍は奪還に向け、18日から攻勢を強めていた。米CNNの電話インタビューに答えた市民によると、政府軍は20日未明、多国籍軍の空爆開始を受け、それまで郊外から砲撃を続けていた地上部隊を3方面から市内に突入させた。無差別発砲や砲撃を繰り返しているという。

 反体制派の拠点都市、東部ベンガジでは郊外まで迫った政府軍を撤退に追い込んだ多国籍軍の空爆だが、ミスラタについては、郊外の防空施設を破壊するにとどまっている。市街地への空爆は市民を巻き込む危険性が高く、空軍力だけの軍事介入の弱点が浮き彫りになった形だ。

 同国東部では21日、反体制派の主力部隊がアジュダビヤの奪還に向け、ベンガジを出発した。米軍は「空爆の打撃で政府軍部隊に戦闘能力は残っていない」としている。ただ、反体制派もこれまでの被害を立て直す必要があり、奪還には時間がかかりそうだ。

2384チバQ:2011/03/22(火) 21:35:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110322/amr11032221230011-n1.htm
米英と仏に不協和音 宙に浮く指揮権の移譲先
2011.3.22 21:19 (1/2ページ)
リビア北東部ベンガジとアジュダビヤの間で、多国籍軍による空爆を受け、爆発する政府軍車両=20日(ロイター)
 【ロンドン=木村正人、ワシントン=犬塚陽介】米軍指揮下の多国籍軍によるリビア軍事作戦をめぐり、主力を担う米英両国とフランスの間で“亀裂”が表面化、指揮権の移譲先が宙に浮いたままになっている。北大西洋条約機構(NATO)への指揮権移譲を唱える米英に仏が異を唱えているためで、NATO大使級会合は決裂。多国籍軍参加国の足並みも乱れている。

 19日に始まったリビア空爆は、ドイツ南西部シュツットガルトの米アフリカ軍司令部が米英仏などの攻撃を調整、指揮している。

 NATO大使級会合は21日、多国籍軍の指揮権を米アフリカ軍司令部のハム司令官からNATO欧州連合軍最高司令部のスタブリデス最高司令官(米国)に移譲することについて協議。フランスが突然、「NATOが表に出るとアラブ諸国の反発を買う」と反対し、紛糾した。

 22日付の英紙フィナンシャル・タイムズによると、ラスムセンNATO事務総長がその場で、軍事作戦への参加を拒むドイツとともにフランスを非難すると、両国大使は途中退席、険悪なムードが流れたという。

 パリで19日、米、欧州連合(EU)加盟国、アラブ連盟代表らを招いてリビアに関する緊急首脳級会議を開いたフランスは、会議終了2時間後にリビアを空爆。米英両国はフランスから事前に十分な連絡を受けていなかったと報じられるなど、来年大統領選を控えるサルコジ仏大統領の独断専行ぶりが浮き彫りになっている。

 指揮権をめぐる混乱を前に、国内の基地を多国籍軍に提供しているイタリアは「米英仏の三頭態勢は無政府状態となっている」として、NATOが指揮を執らないのであれば基地提供を見直す考えを表明。ノルウェーも指揮系統が明確になるまで、派遣している戦闘機6機の作戦参加を先送りする方針を示している。

 一方、オバマ米大統領は21日、「指揮権を数週間でなく数日中に移譲する」と明言しており、英仏のいずれかが司令官を出しNATOの指揮系統を使う代案も急浮上している。

2385チバQ:2011/03/22(火) 21:42:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110322-00000061-mai-int
<リビア空爆>指揮権巡り不和…米欧で思惑ずれ NATO
毎日新聞 3月22日(火)17時31分配信

 【ブリュッセル福島良典、ワシントン草野和彦】リビア攻撃を続ける多国籍軍の指揮権を巡り、北大西洋条約機構(NATO)加盟国間で不協和音が起きている。米国は指揮権を早期に欧州側に渡したい考えだが、軍事介入に反対のトルコはNATO任務とすることに反対だ。一方、米国への対抗意識からフランスには欧州が主導権を握りたい思惑があり、各国間の駆け引きが熱を帯びている。

 オバマ米大統領は21日、リビア攻撃について、防空網破壊などの初期攻撃から、飛行禁止空域の設定・運用を目的とする次の段階へ「数日のうちに」移行すると述べた。これに伴い指揮権を米軍から、英仏軍かNATOに移したい考えだ。

 ホワイトハウスによると「次の段階」での米軍の主な役割は、リビア政府軍の通信手段の妨害や情報活動、多国籍軍への給油など「支援的役割」という。

 大統領はイラク戦争などを念頭に、「結果として米軍がすべての負担を担った」と言及。既に世界各地に展開する米軍や、米国の納税者の負担を軽減するためにも、今回は「国際的な任務」とすることが大事という率直な見解を示した。

 対リビア軍事行動には米英仏に加え、カナダ、ベルギー、イタリアなどNATOの一部加盟国が参加している。だが、NATOは20、21の両日、ブリュッセルで開いた加盟28カ国の大使会合で「NATOの役回り」について合意できなかった。NATO内部が(1)軍事行動に異を唱える反戦陣営(2)NATO主導を嫌うフランス(3)NATOへの指揮権移行を望む親米派−−に分裂しているためだ。

 反戦陣営の筆頭はイスラム国のトルコだ。エルドアン首相は「NATOの軍事介入は危険な結果をもたらす」と地域の不安定化を警告しており、欧米の参戦国に対して即時休戦や民間人犠牲の回避を求めているという。

 対リビア空爆で戦端を開いたフランスは「アラブ連盟は作戦がNATOの完全な指揮下に入るのを望んでいない」(ジュペ外相)と指摘、NATOの役割を作戦立案などに限定したい。アフガニスタン戦争でアラブ世界に反感の強いNATOとして行動することへの抵抗と、「アフリカは欧州の担当地域」との対米意識がある。

 これに対して英国は「米軍指揮権のNATO移行」(キャメロン首相)を望む。NATOは90年代前半のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で飛行禁止空域の監視に空軍力を提供したことからリビアでも適任との判断だ。NATOにはユーゴスラビアやアフガンでの実戦経験があり、指揮命令の能力と仕組みを備えている。

 指揮権を巡る混乱は作戦に影響を与えている。F16戦闘機6機を発進させたノルウェーは21日、指揮権問題が解決するまで作戦参加を凍結すると発表した。イタリアもNATOが主導権を握らなければ基地使用許可を取り消す場合もあると警告している。アラブ諸国への配慮からゲーツ米国防長官は「NATO任務とはせずにNATOの指揮命令系統を使う方法」を提案する。

2386チバQ:2011/03/23(水) 20:29:18
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011032301000556.html
イエメン政権、末期的状況 離反軍との緊張高まる
2011年3月23日 16時20分

 【カイロ共同】チュニジアやエジプトの政変に触発され、独裁的なサレハ大統領への退陣要求が高まる中東イエメン。大統領は22日、年内にも辞任する意向を表明したが、反体制派はあくまでも「即時退陣」を要求して譲らない。側近の軍幹部や閣僚も相次いで離反するなど、政権は末期的状況。国軍が、離反した部隊と衝突するなど緊張が高まっている。

 「政府は国を危険にさらしている。私は反体制派を支持する」。21日、大統領側近だった軍幹部アハマル氏が反旗を翻したほか、各国に駐在する大使10人以上や宗教指導者らが次々と離反を表明した。

 イエメンでは1月半ばからデモが拡大し続けていたが、転換点となったのは3月18日。首都サヌアに集まった数万人ともされる市民に向かって治安部隊が発砲、52人が死亡する惨事になった。19日にバン人権相が抗議の辞任をして離反の動きが加速、退陣要求が一気に高まった。

 22日には南部ムカラで大統領の親衛隊的な性格を持つ精鋭部隊の共和国軍と、離反した部隊が衝突、2人が死亡したほか、離反軍が掌握した西部ホデイダでは空軍施設を共和国軍が取り囲んだ。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011032302000029.html
大統領 年内退陣も イエメン「体制移行に選挙」
2011年3月23日 朝刊

 【カイロ=内田康】反政府デモが続くイエメンのサレハ大統領(69)は事態収拾のため、年末か来年一月に辞職する意向を固めた。体制移行のための国会議員選を実施してから退陣する妥協策で、ロイター通信が二十二日、大統領側近の話として伝えた。ただ、野党側はあくまで即時退陣を求める方針で、デモが収拾する見通しは立っていない。

 大統領側近は「サレハ大統領が、後継者が誰かを知らないまま退陣することはない」と述べた。大統領は二十二日、軍幹部との会合で、政権から離反した一部の軍幹部の動きを「クーデター」と非難。「イエメンは内戦に陥る」と警告した。

 AFP通信によると、東部ムカラでは、サレハ大統領から離反しデモ隊支持を表明した軍の部隊と政権側部隊が交戦し、二十二日までに二人が死亡した。

 AFPなどによると、イリヤニ前水資源・環境相や、パキスタン、カタール、オマーン、スペインの各国に駐在するイエメン大使らが、デモ隊支持に転じた。フランスのジュペ外相は二十一日、「私たちは人権擁護や民主主義を進める人たちを支える。サレハ大統領の辞職は避けられない」と述べ、事実上、サレハ政権を見限った。

 イエメン南部アデンで発行されている国営新聞も、デモ隊支持を決め、新聞発行を中止した。

2387チバQ:2011/03/23(水) 20:31:07
http://www.asahi.com/international/update/0322/TKY201103220539.html
イエメン大統領、年明け前後の退陣提案 反体制派は拒否2011年3月23日1時0分

 【マナマ=古谷祐伸】ロイター通信によると、イエメンのサレハ大統領のスポークスマンは22日、サレハ氏が年内か来年1月に議会選挙を実施した上で退陣すると述べた。だが、デモを続ける反体制派はサレハ氏の即時退陣を求めており、野党連合もサレハ氏側の提案を拒否した。

 スポークスマンによるとサレハ氏は自らの権限を、議会選を通じてつくられる民主的な政府に引き継ぐ意向だという。サレハ氏は「誰が権力を握るか分からない状態では辞めない」とし、軍部への権限移譲も拒んでいるという。21日夜に政府高官や軍幹部、部族指導者らにはこの提案を伝えたという。

 即時退陣を迫るデモ隊に対しサレハ氏は2月、現在の任期が終わる2013年に退陣する意向を示したが、デモ隊は納得せず、サレハ氏もそれ以上の妥協を拒んできた。

 議会に基づく政府作りと年末ごろの議会選実施は3月上旬、サレハ氏が一度提案している。だが、大統領職の位置づけが明確でないことなどから野党側が拒否しており、真新しい案ではない。

 サレハ氏の新たな妥協案について、反体制派は拒否する姿勢だ。治安部隊が18日にデモ隊に発砲し、同日だけで52人が死亡。事件に抗議して軍幹部や閣僚らが離反し、サレハ氏の政治基盤は弱体化しており、反体制派はさらに攻勢を強める可能性が高い。

 AFP通信などによると22日、離反した軍の部隊と、大統領派の部隊が衝突して2人が死亡しており、内戦の危機もはらんでいる。

http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2791853/6990359?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
大統領側近の相次ぐ離反で首都緊張 イエメン
2011年03月22日 14:02 発信地:サヌア/イエメン
【3月22日 AFP】軍上層部の一部がアリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領から離反して反体制デモに加わり、軍の亀裂が深まっているイエメンで21日、首都サヌア(Sanaa)に戦車部隊が投入された。

 戦車は、大統領宮殿、中央銀行、国防省などの市内要所に配備された。投入を指揮した人物や目的は明らかになっていない。

 軍司令部は同日夜、自分たちはサレハ大統領に忠誠を誓っているとした上で、「民主主義や憲法秩序を揺るがす攻撃は断固として許さない」とする声明を発表した。

 同日、サレハ政権にとって最初の打撃となったのは、大統領の側近でサヌアを含む北西軍管区の軍司令官が「革命に参加する」と宣言したことだった。これを機に、将校数十人が次々とサヌア大学(Sanaa University)近くの広場を拠点とする反体制派に加わり、反体制派勢力への支持を表明した。

 さらに、イエメンのエジプト駐在大使やアラブ連盟(Arab League)大使が反体制派を支持し、辞任した。

 反体制派が拠点とする広場では18日、サレハ大統領派の狙撃集団が、周囲の建物の屋上からデモ隊に銃弾を浴びせ、デモ参加者52人が死亡する事件が発生した。

 議会の副議長と南部のアデン(Aden)州の州知事は21日、事件に抗議して辞任。サレハ政権に対する国際社会の非難も強まっている。

 軍の側近のほか、氏族の有力者が離反し、宗教指導者の支持も失い、閣僚、大使、与党議員らの辞任も相次いでいるサレハ政権は、弱体化が止まらない。それでもサレハ大統領は、「国民の大多数がわたしを支持している」とし、即時辞任はせずに2013年までの任期を全うすると主張している。(c)AFP/Hammoud Mounassar

2388チバQ:2011/03/23(水) 20:32:12
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201103230065.html
シリア治安部隊がデモ隊に発砲、医師含む6人が死亡2011年3月23日

 [ダマスカス 23日 ロイター] 反政府デモが続くシリア南部ダルアーのモスクで23日、アサド大統領の退陣を求めて抗議集会を開いていたデモ隊に治安部隊が発砲、少なくとも6人が死亡した。住民が明らかにした。

 それによると、攻撃を受けた負傷者の手当てに向かった医師も死亡した。デモ隊側が武器を所有していたかどうかについては、明らかになっていない。

 このモスク周辺では治安部隊の発砲前に、停電が発生し電話回線も不通になった。発砲が始まった際には、「アラーは偉大なり」と叫ぶ声が響いていたという。

 シリアでは18日から反政府デモが続いており、治安部隊の発砲による民間人の死者は計10人に上っている。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110322-OYT1T01140.htm
シリア、民主化要求デモ拡大…治安部隊と対峙

 【カイロ=鶴原徹也】シリアでアサド大統領の強権支配に対する民主化要求デモが南部を中心に拡大し、ダラーでは22日、約1000人が「自由」「腐敗の一掃」などを訴えて5日連続となるデモを行った。


 AFP通信によると、デモ参加者は同日午後、モスク周辺に集結し、治安部隊と対峙(たいじ)している。

 ダラーではデモ初日の18日、強制排除に動いた治安部隊の発砲で4人が死亡。20日はデモ隊の一部がバース党支部や裁判所に放火するなど騒乱状態に陥った。21日には発砲で死亡した一人の葬儀が行われ、数千人のデモに拡大。治安部隊が発射した催涙ガスを吸った少年が死亡したとの情報もある。デモ参加者は、政治犯の釈放や秘密警察の廃止なども要求している。

 ロイター通信によると、22日はダラー周辺の町でもデモが行われた。21日は別の三つの町でも数百人規模のデモが行われた。

(2011年3月23日01時27分 読売新聞)

2389チバQ:2011/03/23(水) 20:33:00
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_206444
エジプトの改憲国民投票で宗教指導者の影響力浮上
2011年 3月 22日 8:18 JST
 【カイロ】エジプトで19日行われた憲法改正案の是非を問う国民投票では同案が賛成多数で承認されたが、専門家らは、これが同国革命の指導者が若者の活動家からイスラム教の宗教指導者に変わっている可能性があることを明確に示すものと見ている。

 20日の発表によると、憲法改正案は77%の支持率で承認された。これには大統領の任期の2期8年への制限や政治への個人参加への制限緩和などが含まれている。

 大統領選の有力候補であるエルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長やムーサ・アラブ連盟事務局長はこの改憲案に反対。エジプト軍に指名された法律家や判事らによって起草された改憲案を拒否するよう訴えていた。一方で、反政府デモのリーダーや野党の政治家は、大統領の広範な権限を制限する完全に新しい憲法を求めた。

 国民投票の結果は同国の革命の変化をうかがわせるものだった。英雄、殉教者として華々しく持ち上げられていた抗議活動の指導者らは、もはやエジプトの民主化への移行で主たる声ではなくなっている。

 その代わりに出てきたのが改憲案を強力に支持したイスラム教の宗教指導者らだ。彼らはこの改憲案の承認を政治的権力への道、かつ、同国のイスラム的アイデンティティーを守る手段と見ている。今後同国で行われる初めての自由で公正な選挙に影響力を行使することで、これらの指導者は民主的将来をどのようなものにするかを決定する立場にあることを示すことになる。

 かつては違法なイスラム政治集団とされていたイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」は、サラフィ主義の指導者やこれまでの与党だった国民民主党(NDP)のメンバーらと協力して改憲案支持に回った。

 多くの若者を含む改憲案反対派は、ムスリム同胞団とNDPが手を結んだことは皮肉な権力掌握術の一環だと批判した。改憲案が承認されたことで夏の議会選挙の舞台が整ったが、選挙で戦える組織を持っているのは同胞団とNDPだけなのだ。

 国民投票前に国中で見られたポスターやパンフレットなどは、10箇条の改正案を承認することは崇高な義務だと強調していた。一部には同胞団の名前が記されていたが、同胞団は自分たちがやったことではないとし、改正案支持を訴えるために宗教的言辞を使ってはいないと述べている。

 サラフィの聖職者らは衛星テレビを通じて、改憲提案を拒否すれば、エジプト議会のすべての立法の根幹で、現憲法が採用しているイスラム法典条項を除外した形の新たな改憲案が出てくることになる、と改憲案支持を呼び掛けた。これを受けて、一部のエジプト人は宗教的義務として改憲案承認の投票をした。

 政府系シンクタンクのアルアハラム政治・戦略研究所(カイロ)の政治アナリスト、ナビル・アブデルファタ氏は「これはエジプトの知識層にとって悪夢だ」と語った。また、「すべての若者は民主主義の形態としてこの国民投票の結果を受け入れたが、同時に、宗教グループが若者に対して演じた危険な役割によって裏切られた思いを強くしている」と強調した。

記者: Matt Bradley

2390チバQ:2011/03/23(水) 20:33:55
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110324k0000m030063000c.html
リビア:反体制派 「寄せ集め」武装は貧弱
 【カイロ和田浩明】多国籍軍がリビアへ軍事介入したものの、反体制派が目指す最高指導者カダフィ大佐の排除は難しい情勢だ。反体制派が指揮命令系統の混乱や訓練不足、武装の貧弱さを乗り越え、首都トリポリに迫れるかは不透明だ。

 「寄せ集めの軍隊」と評される反体制軍。政権側から加わったアブドルファタフ・ユニス前内相が指揮し国軍兵士も参加している。しかし、国軍はクーデターを恐れたカダフィ氏が冷遇しており装備や訓練面でも問題が多いとされる。

 反体制軍には私服の一般市民も多く、AP通信によると「9割は一般人」との指摘もある。訓練しながら戦う状況だ。主な武装も自動小銃などの小火器や小型トラックに積んだ重機関銃程度で政府軍との戦力差は大きい。

 多国籍軍は、ベンガジなど北東部の反体制側拠点に侵攻しようとする政府軍部隊を戦闘機などで排除している。しかし、カダフィ氏の出身地シルトやトリポリを制圧するのは、反体制派の仕事だ。当面、北中部の要衝アジュダビアの再奪取が主目標となる。

 反体制派が戦力差を埋めるには外部から武器供与を受ける方法もあるが、国連安保理決議はリビアに武器禁輸措置を課しており、適法な入手は困難だ。

 また、多国籍軍の作戦に対しては、中露など安保理常任理事国から「やり過ぎ」との批判が出ている。アラブ連盟(22カ国・機構)からも一時、「求めた対応と違う」(ムーサ事務局長)との反発が出た。今後、誤爆などで多数の民間人死者が出続ければ、反体制派が期待する形で軍事介入が継続されない可能性もある。

 政府軍は北西部ミスラタの砲撃を続けるなど抵抗を示している。地上軍投入については、米国は明確に拒否しており、欧州諸国も足踏みするのは必至で、反体制軍が乗り越えるべきハードルは高い。

2391チバQ:2011/03/23(水) 20:34:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110323/mds11032317430004-n1.htm
リビア多国籍軍、作戦の目標定まらず、飛行禁止区域長期化も
2011.3.23 17:39 (1/2ページ)

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伊シチリア島シゴネラにあるNATO基地を離陸したデンマーク空軍の戦闘機。多国籍軍はカダフィ大佐の地上軍への攻撃強化の準備を進めている=22日(AP)
 【ロンドン=木村正人】仏英米主導の多国籍軍はリビア空爆で飛行禁止区域の設定に成功したものの、カダフィ政権打倒を目指すのか否かをめぐり逡巡(しゅんじゅん)している。最高指導者カダフィ大佐を殺害した場合、アラブ諸国の離反を招き、軍事介入の正当性が揺らぎかねないからだ。反体制派は軍事力などでカダフィ大佐側に劣っており、飛行禁止区域を実施しても膠着(こうちゃく)状態が数年続くとの見方が出ている。

 アフガニスタン、イラク復興にかかわり、キャメロン英首相の政策チームに助言しているシンクタンク、欧州外交問題評議会のダニエル・コースキ氏は「多国籍軍はカダフィ政権を打倒したいのか、反体制派を支援するのか、明確な目標を欠いている」と指摘する。

 多国籍軍は空爆で反体制派の虐殺という人道危機を回避し、中東・アフリカ諸国の指導者に反政府デモへの武力行使は許されないという強いメッセージを送る所期の目的を達した。

 英国はカダフィ大佐の拠点で住居がある首都トリポリの建物を攻撃。フォックス英国防相は「大佐への攻撃も潜在的な可能性」と述べたが、リチャード英国防参謀長は「あり得ない」と否定した。クリントン米国務長官も「大佐側からの寝返りが増えるのを望む」とだけ述べた。

 英米は大佐殺害を強行してアラブ諸国の反発を招いて、介入への支持が得られないことを危惧(きぐ)している。

 欧米は大佐の即時退陣を求めているが、大佐はトリポリ周辺で幅広い支持を維持。東部を拠点とする反体制派には自力でカダフィ政権を倒して新政府を樹立する能力はないとの見方が広がっている。

 NATOへの指揮権移譲をめぐり対立が表面化した英米とフランスの首脳は北大西洋条約機構(NATO)が飛行禁止区域実施に関与すべきだとの認識で一致。NATOの指揮系統を使う一方で政治的な意思決定は多国籍軍参加国で行う方向で調整を進めている。

 作戦にはNATO以外のカタールなども参加しているため、アフガンで48カ国が参加するISAF(国際治安支援部隊)型の枠組みが検討されているという。

2392チバQ:2011/03/23(水) 20:36:38
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201103230061.html
リビアの飛行禁止区域、長期化なら10億ドル超のコストも2011年3月23日

 [ワシントン 22日 ロイター] リビア上空の飛行禁止区域の設定が数カ月に及ぶ場合、米英仏などによる多国籍軍の軍事費は10億ドル(約808億円)を超える可能性があると、米アナリストが明らかにした。

 米シンクタンク、戦略予算評価センター(CSBA)のザック・クーパー氏は、リビア政権軍の防空施設を排除するための初期費用は4億─8億ドルになると予想。飛行禁止区域のパトロール費用は1週間当たり3000万─1億ドルかかるとしている。

 また、米英軍がこれまでに使用した巡航ミサイル「トマホーク」の費用は約2億ドルに上ると述べた。

 米軍は飛行禁止区域の設定にかかる費用について明確な数字は出していない。米国では2011年度の財政赤字が1兆4800億ドルに上るとの見通しがある中、リビアでの軍事費を支出できる余裕はないとの批判的な見方も議員や批評家から挙がっている。

 英国のオズボーン財務相は、リビアでの軍事費は数億ポンドに上る見通しで、アフガニスタンでの軍事費を下回るとの見解を示した。しかし、軍事アナリストのフランシス・ツサ氏はBBCラジオ4に対し、リビアでの軍事費は政府の想定を超える可能性があると述べ、現時点の支出は航空機1機当たり約20万ポンド(約2650万円)、ミサイル1発当たり80万ポンドに達していると指摘。飛行禁止区域が設定されれば、1日当たり200万─300万ポンドの支出が見込まれるとの見方を明らかにした。

2393チバQ:2011/03/23(水) 20:38:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110323/erp11032311560008-n1.htm
「大統領と不一致なし」露のプーチン首相が十字軍発言で釈明
2011.3.23 11:53

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スロベニアを訪問し、栄誉礼を受けるロシアのプーチン首相=22日、ブルド(AP)
 多国籍軍のリビア攻撃をロシアのプーチン首相が「十字軍」と非難した一方、メドベージェフ大統領は攻撃に一定の理解を示し、首相発言を批判するなど2人の見解が衝突したことについて、首相は22日、訪問先のスロベニアでの記者会見で「外交を指揮するのは大統領。不一致は起こらない」と釈明した。インタファクス通信が報じた。

 「双頭体制」下で大統領が首相を公然と批判したのは異例で、特に「十字軍」と首相が述べたことは「容認できない」と強調していた。メディアが、来年の大統領選に向け両者の本格的な対立が始まった可能性があるとみて大きく報道、首相側は火消しを図った形だ。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110322/erp11032207140004-n1.htm
露大統領、プーチン氏の十字軍発言を公然批判 極めて異例
2011.3.22 07:13
 ロシアのメドベージェフ大統領は21日、リビア情勢について記者団に対し「文明の対立を引き起こす『十字軍』というような表現は許されず、容認できない」と述べ、名指しは避けながらも、欧米で構成する多国籍軍のリビア攻撃を「中世の十字軍を思い起こさせる」と非難したプーチン首相の発言を批判した。

 大統領が「双頭体制」を組む政権の実力者プーチン首相を公然と批判したのは極めて異例。1年後の次期大統領選にどちらが出馬するかをめぐって水面下のせめぎ合いを続けてきた両者の対立が表面化する可能性もある。

 大統領は、リビアへの武力行使を容認した国連安全保障理事会決議はカダフィ政権による反体制派への武力弾圧をやめさせるためのもので「間違っているとは思わない」と強調。

 その上で「十字軍」などの表現を使えば「状況は今より悪化する。そのことを皆が理解すべきだ」と述べ、首相発言に強い不快感を示した。(共同)

2394チバQ:2011/03/23(水) 20:47:27
>>1926
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201103230050.html
ポルトガル議会は緊縮財政策を否決の公算、政権崩壊の可能性2011年3月23日

 [リスボン 23日 ロイター] ポルトガル議会は23日に、政府が策定した緊縮財政策を否決するとみられている。そうなれば、少数与党の社会党政権が崩壊する可能性がある。

 ソクラテス首相は、緊縮財政策が否決されれば、ポルトガルはギリシャやアイルランドと同様、国際社会に救済を仰がなければならなくなると訴え、その場合には辞任する考えを表明した。

 すべての野党は、年金や政府支出を削減する財政案に反対する姿勢を示しており、以前は緊縮財政策を支持していた最大野党の社会民主党は、解散総選挙を口にし始めた。

 政治アナリストのアントニオ・コスタ・ピント氏は「主な野党が政府との政治的合意を受け入れる考えがないことは明らかで、政権が倒れる可能性は非常に高い」との見方を示した。

 ポルトガル議会では230議席のうち与党社会党が97議席しか確保しておらず、野党はいずれも緊縮財政案に反対する構えを示している。

 政権崩壊の可能性が高まったことを受け、ポルトガルの10年債利回りは22日の取引で7.68%に上昇(前日は7.53%)。ドイツ連邦債利回りに対するスプレッドも13ベーシスポイント(bp)拡大して443bpとなった。

2395チバQ:2011/03/24(木) 21:14:24
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110324/mcb1103242045031-n1.htm
ユーロ圏「包括対策」に暗雲 ポルトガル首相が辞任2011.3.24 20:44
 【ロンドン=木村正人】財政危機に陥っているポルトガルの議会で23日、緊縮財政策が否決され、ソクラテス首相はカバコシルバ大統領に辞任を表明した。解散・総選挙が行われるが、2カ月近い政治空白が生じる恐れが強く、ポルトガルが欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)に救済を要請するとの観測が強まっている。

 欧州単一通貨ユーロ圏(17カ国)で財政危機国の首相が辞任に追い込まれたのはアイルランドに続いて2カ国目。EUは24、25の両日、ブリュッセルで首脳会議を開き、財政危機の再発を防ぐ「包括対策」の一括承認を目指すが、各国で緊縮策への国民の不満が増幅しているため、協議への悪影響が懸念される。

 ソクラテス首相が議会に緊縮策を提案したのはこの1年で4度目で、昨年国内総生産(GDP)比で7%だった財政赤字を今年は4・6%、来年は3%に圧縮する計画だった。

 しかし、今回の緊縮策に年金への特別課税も含まれており、最大野党・社会民主党が「社会的弱者を標的にしている」と総選挙の早期実施を求めた。議会(定数230)で緊縮策に賛成したのは与党・社会党(97議席)だけだった。

 大統領は25日に全政党の責任者を集めて今後の対応を協議。大統領は議会を解散し、55日後以降に総選挙が行われる公算が大きい。社会民主党からは財政再建に取り組むには国民の幅広い支持が必要として、選挙後に社会党などとの「大連立政権」を樹立することを求める声も上がっている。

 ポルトガルは4月に40億ユーロ(約4600億円)超の国債償還を控えており、10年物国債の利回りが年7・82%に達するなど、市場では返済能力への疑念が大きく膨らんでいる。

2396チバQ:2011/03/24(木) 21:20:36
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201103240084.html
ポルトガル、緊縮財政策否決・首相辞意を受けた今後の行方2011年3月24日15時15分
 [リスボン 24日 ロイター] ポルトガル議会は23日、政府が国際的な救済回避を目的に策定した緊縮財政策を否決。これを受け、ソクラテス首相は辞表を提出した。

 今後想定される展開、注目点を以下に挙げた。

 <救済要請は不可避か>

 救済要請せざるを得ない情勢だ。ポルトガル国債10年物利回りは、多くのアナリストが長期的に維持不能とみなす7%を大きく上回っている。

 緊縮財政策が否決されたことで、新政権が早期に新たな緊縮財政策を打ち出さないかぎり、国債利回りはさらに上昇する可能性がある。しかし、新政権発足には、数週間単位の時間を要する。

 ドイツなど、ユーロ圏中核国はこれまで、市場不安定化要因の払しょくを目指し、ポルトガルに救済要請の検討を求めてきた。ポルトガル国債利回りが上昇し続ければ、圧力が強まる可能性がある。

 Informacao de Mercados Financeiros(ポルト)のフィリペ・ガルシア氏は「救済の可能性は飛躍的に高まった」と述べている。

 <救済のタイミングは>

 4月15日に43億ユーロ、6月に49億ユーロの国債が償還期限を迎える。償還日の数週間前というのが、論理的なタイミングだ。

 ただ、市場での償還債借り換えが可能な状況で、ポルトガル政府が非常に高い金利負担を受け入れる用意があるなら、かなり先になるだろう。6月以降、年内は償還が予定されていないからだ。

 一部政治アナリストは、新政権発足の遅れが必ずしも救済要請の遅れにはつながらないと指摘する。

 その一人、アントニオ・コスタ・ピント氏は「暫定政府は重要な自主的行動指針を打ち出せないが、議会が支持すれば救済要請する決定は下せる」と述べている。

 <救済の規模は>

 1月時点のユーロ圏当局筋の想定では、600億─800億ユーロ。

 その規模なら、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の現在の融資能力、それに国際通貨基金(IMF)で十分対応できる。

 <いつ新政権が発足するか>

 首相の辞表を受け取ったカバコシルバ大統領は、各会派と協議する場を25日に設ける方針を示した。

 大統領は、各会派に、選挙を実施せず話し合いによる連立結成、新首相選出を提案する可能性がある。しかし、ソクラテス首相と主要野党の社会民主党(PSD)党首は総選挙が最良の解決策と示唆しているため、議会解散、選挙という運びになりそうだ。選挙実施は発表から55日後になる。

2397チバQ:2011/03/24(木) 21:43:16
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110324-OYT1T00356.htm
リビア政権崩壊した場合、暫定首相はジブリル氏


 【カイロ支局】リビア東部ベンガジに拠点を置く反体制派「国民評議会」の報道官は23日、カダフィ政権が崩壊した場合、同評議会の外交部門を統括するマフムード・ジブリル氏を暫定首相とする方針を表明した。


 中東の衛星テレビ「アル・ジャジーラ」などが報じた。

 反体制派が全土を掌握した後、暫定内閣を発足させ、ジブリル氏が組閣にあたるという。ジブリル氏は、米国で教育を受けた国際派知識人とされ、今月半ばにはパリでサルコジ仏大統領やクリントン米国務長官らと相次いで会談している。

(2011年3月24日11時03分 読売新聞)

2398チバQ:2011/03/26(土) 00:31:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110325-00000655-san-pol
クック諸島を国家承認、政府 193カ国目
産経新聞 3月25日(金)21時26分配信

 政府は25日の閣議で、南太平洋にあるクック諸島を国家として承認することを決めた。日本政府の承認国は193カ国目。クック諸島はニュージランドと「自由連合」の関係にあり、防衛と外交関係はニュージーランドが責任を負っている。

2399チバQ:2011/03/26(土) 00:32:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110111/mds1101111233004-n1.htm
未承認「国」ソマリランド 独立20年 携帯事業・ビル建設…活気づく「首都」
2011.1.11 12:32 (1/3ページ)

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【写真劇場】1980年代の内戦で使用された旧ソ連製戦闘機のモニュメント。背後ではビルの建築が進む=ソマリア北西部・ソマリランド・ハルゲイサ(共同)
 ■シーン1

 ソマリアの北西部で、ソマリランドが一方的に独立宣言してから今年で20年を迎えた。国際社会は国家として承認していないが、“首都”のハルゲイサは治安情勢が比較的安定し、携帯電話などのビジネスが活発化、あちこちで建設工事も進み、活況を呈している。

 でこぼこが多い市街地の道路をせわしく行き交うのは、車体に日本の幼稚園名などが書かれた中古車ばかり。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイから運ばれてくるといい、「9割以上は日本車だよ」と“計画発展相”を務めるアリ氏はいう。派手な装飾のバスやトラックも目立つ。

 携帯電話事業は民間5社がしのぎを削る。送金ビジネスも盛んで、最大手業者が建設中の本部ビルには、ソマリランド初のショッピングモールが入る予定となっている。

 市中心部にそびえる1980年代の内戦で使われた旧ソ連製戦闘機のモニュメントのそばでも、別のビル工事が進んでいた。

■シーン2 笑顔が物語る「安定と復興」

 2010年6月に政権交代を果たしたシランヨ“大統領”は閣僚に、“計画発展相”を務めるアリ氏を含め、内戦の混乱を逃れて国外で教育を受け、キャリアを積んだ複数のエリートたちを起用した。皆「母国の発展のために戻ってきた」という。

 ■国民の半数は「極貧」

 一方、市中心部では粗末なテント暮らしを続ける避難民が至る所にいる。人口約350万人の半分は極貧状態にあり、高失業率も大きな問題となっている。

 ただ、市民にカメラを向けると、大人も子供も屈託のない笑顔を浮かべた。依然として内戦状態が続くソマリアを横目に、人々の笑顔は、未承認「国」ソマリランドの安定と復興の勢いを示しているかのようだった。(ケニア・ナイロビ 共同、写真も/SANKEI EXPRESS)

       ◇

 ■ソマリランド アフリカ大陸北東部のソマリア半島にある“共和制国家”。首都・ハルゲイサ。アデン湾とインド洋に面している。1991年1月、当時の独裁政権崩壊後、反政府勢力だった「ソマリ国民運動」が旧イギリス領ソマリランド地域の分離・再独立を宣言した。独立国家として機能しているが、国際的には国家として承認されておらず、ソマリアの一部と考えられている。ソマリアでは、1998年7月には、北東部に自治政府「プントランド」(首都・ガローウェ)が誕生し、ソマリアは3分割されている状態が続いている。ソマリランドは遊牧民のソマリ人が多く住み、ほとんどがイスラム教徒。ソマリアでいまなお続く内戦による難民も多く、干魃(かんばつ)などの深刻な環境問題も抱えている。

2400チバQ:2011/03/26(土) 10:08:39
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011032600093
内閣不信任案が可決=5月に総選挙−カナダ
 【ニューヨーク時事】カナダ下院(定数308)は25日、野党自由党が提出したハーパー保守党内閣に対する不信任決議案を賛成156、反対145で可決した。これにより下院は解散され、5月上旬に総選挙が行われる見通しになった。
 カナダからの報道によると、議会手続き委員会がこのほど、政権が財政支出計画の詳細を明らかにしていないとして、政権による「議会侮辱」を認定。自由党は「議会制民主主義の根幹に関わる問題だ」(イグナティエフ党首)として、不信任案提出に動いた。
 保守党は2006年の総選挙で自由党に勝利。ただ、議席は過半数に及ばず、ハーパー政権は同年2月の発足以降、不安定な政権運営を強いられてきた。総選挙では財政赤字削減や景気対策が争点になるとみられる。(2011/03/26-08:36)

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2401とはずがたり:2011/03/26(土) 15:40:09

コートジボワール、内戦の危機 100万人難民化の恐れ
http://www.asahi.com/international/update/0326/TKY201103260147.html
2011年3月26日10時17分

 【ジュネーブ=前川浩之】昨年11月のコートジボワール大統領選の結果を巡る政治危機で、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は25日、100万人の国内避難民が生まれる可能性があると発表した。選挙で敗北しながら大統領職に居座るバグボ氏側の軍が、市民に発砲しているとの情報もあり、国連は速やかな暴力の停止を訴えている。

 UNHCRによると、最大都市アビジャンでは、バグボ氏に忠誠を誓う軍が若者たちに「国の解放」のための武装を促している。選挙管理委員会や国際社会が当選者と認めたワタラ元首相の支持者らとの衝突も伝えられ、これまでに462人の死亡を確認したとしている。

 食糧価格が高騰し、略奪も起きるなど市民生活は混乱しており、生活苦や内戦状態に陥ることへの恐怖から、市民が次々に逃げ出しているという。国連人権理事会(本部・ジュネーブ)は25日、人権状況の悪化に懸念を表明し、独立調査団の派遣を盛り込んだ決議案を採択した。

 バグボ氏に対しては、国際社会が批判や制裁への動きを強めているが、事態打開への展望は見えていない。

2402チバQ:2011/03/27(日) 05:57:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110326/mds11032622560006-n1.htm
反体制派がアジュダービヤ奪還 空爆後初めて
2011.3.26 22:55


26日、リビア北東部アジュダビヤで、戦車の上に乗り反体制派のシンボルである旧王国の旗を掲げる男性(ロイター=共同)
 【カイロ=大内清】米英仏などの多国籍軍が軍事介入したリビアで、最高指導者カダフィ大佐側の部隊は26日、北東部の要衝アジュダービヤの防衛を放棄、北東部ベンガジを拠点とする反体制派の部隊が同市を奪還した。フランス通信(AFP)によると、カダフィ氏側のアジュダービヤの防衛拠点は多国籍軍の空爆対象となっていた。

 19日の多国籍軍による空爆開始後、反体制派がカダフィ氏側の拠点を奪還したのは初めて。

 一方、米統合参謀本部のゴートニー海軍中将は25日、記者会見し、カダフィ氏側の部隊の動きを捕捉するため、米軍が無人偵察機グローバルホークや空中警戒管制機(AWACS)などを投入していると明らかにした。また米軍は24日から25日にかけて、新たに巡航ミサイル「トマホーク」16発をリビア領内の軍事目標に発射した。

2403チバQ:2011/03/27(日) 12:22:21
http://www.asahi.com/international/update/0326/TKY201103260370.html
リビア反体制派、首都進攻へ民兵組織再構築 空爆契機に2011年3月26日20時5分
 【ベンガジ(リビア東部)=山本大輔】これまで軍経験者と素人の寄せ集めで構成していたリビア反体制派民兵組織の再構築が進められている。最前線には軍経験者による特別部隊を送り込み、未経験者にはあらためて訓練を実施。多国籍軍の空爆で政府軍の進攻がとまっている今、首都トリポリ進攻に向け、立て直しの好機とみているようだ。

 反体制派によると、同派の政治機関・国民評議会は、部隊の軍事戦略を前線にいる司令官に一任している。司令官はカダフィ大佐の元で政府軍の特殊戦術を担当していた人物で、民衆蜂起後に離反した。多国籍軍の軍事介入が始まる数日前から反体制派部隊の指揮をとっているという。

 関係者らによれば、軍事経験のない志願兵らを前線から後退させて再訓練などを施す一方、職業軍人らで構成された特別部隊を最前線に配置。政府軍の武器庫などから集めた兵器を集中させている。

 武器調達をめぐって、反体制派の一人は朝日新聞の取材に対し「すでにエジプト国境から運び込まれていると思う」と述べた。一方で兵器の種類や兵力の規模などについては徹底した情報統制が敷かれており、明らかにされなかった。

 特別部隊は現在、多国籍軍の空爆で壊滅的な打撃を受けた政府軍が逃げ込んだアジュダビヤに進攻。交戦の末、26日にアジュダビヤを奪還した。19日に空爆が始まってから、反体制派が政府軍の拠点を制圧したのは初めて。

 反体制派が今後、重要視しているのは、カダフィ大佐の出身地、中部シルトの攻略。西部ミスラタやザウィヤ、トリポリへの攻撃拠点にしたいという。シルトには高性能な兵器を持った政府軍部隊が残っており、攻略にはより強力な兵器と、志願兵らのさらなる訓練が必要。こうした時間を稼ぐためにも、多国籍軍による空爆の継続が重要だと訴えている。

2404チバQ:2011/03/27(日) 12:23:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110324/mds11032420340009-n1.htm
続く市民攻撃 航空作戦に限界 地上軍派遣の見方も
2011.3.24 20:31
リビア北西部のバニ・ワリッドで23日、スローガンを叫ぶカダフィ氏支持派の地元民(ロイター)
 【カイロ=大内清】多国籍軍が軍事介入したリビアで、北西部ミスラタの反体制派への攻勢を強めている最高指導者カダフィ氏側の軍部隊は24日、同市の港湾施設を奪還、23日には市内の病院に砲撃を加えた。ロイター通信などが住民の話として伝えた。

 多国籍軍はカダフィ氏側による市民攻撃を阻止するための措置を強化する考えを示しているが、市街地の部隊を空から攻撃すれば市民が巻き添えになる可能性が高い。多国籍軍が地上軍の派遣を検討せざるを得なくなるとの見方も強まっている。

 米軍統合任務部隊のヒューバー参謀長(海軍准将)は23日、記者会見し、ベンガジからトリポリまでのリビア沿岸部一帯上空の飛行禁止区域設定が完了したと表明した。米メディアは24日、ミスラタ上空でフランス軍の戦闘機がカダフィ氏側の軍用機を撃墜したと報じた。

 しかし、ミスラタにはなおカダフィ氏側の戦車部隊などが陣取り、反体制派の掃討を進めている。北東部アジュダービヤでも、住宅地などへの攻撃が続いているとみられる。

 ヒューバー参謀長は会見で、「市民の脅威となる地上部隊に圧力をかけている」と説明したが、航空作戦で市街地での攻撃を阻止するには限界もある。

 そんな中、ロシア大統領府のセルゲイ・プリホチコ補佐官は23日、「遅かれ早かれ(多国籍軍の)地上作戦は不可避だ」との見通しを示した。今回の軍事介入の根拠となった国連安全保障理事会決議は地上軍派遣を容認しておらず、新決議には中国やロシアの反発が必至。米国も地上部隊は派遣しないとの立場を崩さない中、市民の犠牲が増える懸念が強まっている。

2405チバQ:2011/03/27(日) 12:44:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110327/mds11032700480001-n1.htm
シリア反政府デモ 警察署に放火 「政権転覆」のスローガンも
2011.3.27 00:44

25日、シリア・ダマスカスで行われた反政府デモ(AP=共同)
 【カイロ=大内清】反政府デモが続くシリア南部ダルアー近くの村タファスで26日、治安部隊との衝突による死者の葬儀に参列した数千人が支配政党、バース・アラブ社会党の地方本部や警察署に放火した。ロイター通信が伝えた。ダルアーでも同日、数百人が集結して「政権転覆」のスローガンを叫び、デモが「革命」を志向して先鋭化していることを印象づけた。

 ダルアーのデモ隊は当初、1963年から続く非常事態令の解除や当局が拘束した市民の釈放、「言論の自由」の保障などを要求し、住民も「反体制デモではない」と強調してきた。

 だが、治安部隊の弾圧で死者が増える中、住民の怒りが増幅。25日にはデモ隊の一部がバッシャール・アサド現大統領の写真や、父親のハーフェズ・アサド前大統領の銅像を破壊した。

 ダルアーでデモに参加する男性住民は26日、産経新聞の電話取材に、「150人以上殺されているのに、同じ主張のままでいられるわけがない」と話した。

 今後、こうした動きが全土に拡大する可能性も否定できず、警戒感を強めるシリア政府は同日、政治犯200人以上を釈放するなど、デモ隊の要求に耳を傾ける姿勢を示している。

2406チバQ:2011/03/27(日) 14:41:38
http://mainichi.jp/select/world/news/20110327k0000m030054000c.html
リビア:混乱長期化の様相 空爆1週間
 【カイロ和田浩明】リビア政府軍への多国籍軍空爆が始まって25日で1週間になった。一時は壊滅の危機にあった反体制派は、北東部の拠点ベンガジから首都トリポリに向け西進を図っているが、武装・練度不足に悩んでいる。政府軍、反政府軍双方が決定力を欠く中、リビア情勢は一進一退の長期化の様相が強まっている。

 米国防総省によると、19日に始まった米英仏主導の空爆では、25日までに対地攻撃を含む875回の飛行が行われ、巡航ミサイルも184発発射。標的はトリポリや北西部ミスラタ、ベンガジ、南部セブハなどの政府軍部隊や飛行場、防空設備。20日にはカダフィ大佐の居住区域も空爆された。多国籍軍の戦果評価ではリビア空軍は事実上機能を失い、ベンガジへの地上軍侵攻も止まった。

 ロイター通信によると、反攻中の反体制派は26日、ベンガジ南方約150キロの要衝アジュダビアの奪還に成功した。また、多国籍軍はこの日、ミスラタの政府軍を空爆した。今後、さらに石油港湾都市ラスラヌフやカダフィ氏の出身地シルト、トリポリへの進撃を目指すと見られる。

 ◇コスト負担に 多国籍軍
 しかし、反体制派は重火器に乏しく、戦車や大砲を保有する政府軍を圧倒するのは困難だ。非正規兵が大多数で練度も低い。戦闘の長期化に伴い多国籍軍には、飛行禁止空域を維持するコストが重くのしかかりつつある。

 米欧では反体制派に訓練や武器を供与する構想も浮上。カーニー米大統領報道官は25日、「(国連安保理決議が定めた)武器禁輸を柔軟に運用することは可能」と発言。武器供与はできないとの従来方針を転換した。

 政府軍は西部のミスラタやアズザウィーヤなどで無差別砲撃や住民の誘拐など手段を選ばない抗戦を続けている。一方で、25日にエチオピアで開催されたアフリカ連合のリビア問題会議では、リビア政府代表が民主的選挙の実施を提案。カダフィ氏の親族や側近は各国政府関係者に接触して和平や国外脱出の可能性を探っている。

 ただ、カダフィ氏は「最後まで戦う」と繰り返し明言。反体制派も同氏排除以外の妥協は拒否する構えで、国連安保理決議が求める停戦や民間人の保護が早期に実現する見通しは立っていない。

2407チバQ:2011/03/27(日) 21:12:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110327-00000054-mai-int
<ドイツ>緑の党初の州首相誕生か 選挙に原発事故追い風
毎日新聞 3月27日(日)19時48分配信

 【ベルリン小谷守彦】27日に実施されるドイツ南部バーデン・ビュルテンベルク州議会選挙で、日本の福島第1原発の事故を受けた反原発世論の高まりから環境政党・緑の党が初めて州首相ポストを射止める公算が大きくなっている。ドイツ16州の首相ポストは、保守のキリスト教民主同盟(CDU)などと左派・社会民主党の2大政党で分け合ってきたが、緑の党の州首相が誕生すればドイツ政治の歴史的な節目になる。メルケル首相のCDUは戦後一貫して牙城だった同州で初めて政権を失うことになり、威信を大きく低下させる見通しだ。

 緑の党は連邦議会では5政党の最小勢力で、反原発を党是の一つに掲げてきた。同州の首相候補、クレッチマン氏(62)も結党以来の党員で、同州で稼働中の原発4基の即時停止を求めている。

 メルケル首相は今月15日、福島第1原発事故を受け、「脱原発先送り」の決定を3カ月凍結する方針を表明。国内17基の原発の安全性の再点検と、80年までに稼働開始した7基の稼働を3カ月停止するよう命じた。ただ、「凍結」は暫定的なもので、世論調査では国民の71%が「州選挙のための戦術」と冷ややかに受け止めている。

 首相は「日本で起きたことは世界にとっても転機」と語る一方、「電気は払える範囲のものでなければならない」と原発利用の継続姿勢を固持。ブリューデレ経済技術相は財界団体の役員会で「『凍結』は選挙戦術」と説明し、議事録がメディアに暴露された。

 ドイツでは、79年の米スリーマイル島原発事故以来、原発問題は世論を深く割る「永遠のテーマ」となっている。反原発運動の受け皿になってきた緑の党は、09年の前回総選挙で約1割の支持率だったが、直近の世論調査では支持率が20%を超え、2大政党に迫る勢いになっている。

 一方で、原発賛成派の存在感も根強い。保守政界で絶大な発言力を持つコール元首相は25日、大衆紙ビルト紙に寄稿し「ドイツと日本は違う」などとメルケル首相の「凍結」を暗に批判した。電力業界もドイツの経済競争力が落ちることを懸念し、「凍結」には強く反発している。

 バーデン・ビュルテンベルク州の人口は全国の約8分の1。27日にはラインラント・プファルツ州でも州議会選挙が行われ、同様に連邦与党の敗北が見込まれている。

2408とはずがたり:2011/03/28(月) 13:51:42
スルトとなってるけどここかな?
http://yj.pn/h5JK-T

リビア反体制派、カダフィ大佐の地元制圧か
http://www.asahi.com/international/update/0328/TKY201103280259.html
2011年3月28日13時15分

 【ベンガジ(リビア東部)=山本大輔】中東の衛星テレビ局アルジャジーラなど複数のメディアは28日、リビアで反体制派の部隊が最高指導者カダフィ大佐の出身地の中部シルトに進攻し、大半の地区を制圧したと報じた。詳しい情勢ははっきりしないが、制圧が事実なら、反体制派は首都トリポリ攻略に向けて大きく前進したことになる。

 AFP通信によると、米英仏などの多国籍軍は26、27の両日、シルトに空爆を行い、市民らの多くが避難した。政府軍の地上部隊はシルト東方に結集していたが、衛星テレビ局アルアラビアによると、反体制派の部隊は27日夜までにこの地域を通過。政府軍が多国籍軍の空爆で戦力を失ったか、交戦せずに撤退した可能性があり、反体制派は大きな打撃を受けることなくシルトに進攻したとみられる。

 シルトは一貫して政府の支配下に置かれ、トリポリ防衛の要として大規模な政府軍部隊が配備されていた。

2409チバQ:2011/03/28(月) 22:28:59
http://www.afpbb.com/article/politics/2793023/6991294
大統領選後の混乱続く、AUの調停が暗礁に コートジボワール
2011年03月28日 20:26 発信地:アビジャン/コートジボワール
【3月28日 AFP】大統領後の混乱が続くコートジボワールで27日、アフリカ連合(AU)による調停が、調停者の人選をめぐって暗礁に乗り上げた。

 コートジボワールでは前年11月28日の大統領選挙の結果について、国際社会がアルサン・ワタラ(Alassane Ouattara)元首相の勝利を認めたものの、現職のローラン・バグボ(Laurent Gbagbo)氏が大統領職に居座り、混乱が続いている。

■AU調停者、ワタラ氏が拒否

 AUは事態の収拾に乗り出すため、調停者としてカボベルデのジョゼ・ブリト(Jose Brito)外相を選出。しかし、ワタラ氏は、バグボ氏と近い関係にあることを理由にブリト氏の調停者就任を拒否した。

 ワタラ氏は「(ブリト氏とバグボ氏の)個人的な交友関係と政治的なつながりはコートジボワールの誰もが知っている」と述べ、人選について「助言や打診のなかったことを深く憂慮する」と語った。

 バグボ氏は、ブリト氏は中立的な調停者として適任だとして人選を受け入れている。

■AU調停、暗礁に

 AUは今月、ワタラ氏を大統領選挙の勝者として正式に認めた上で、挙国一致政権を樹立してバグボ氏に「名誉ある退出」を用意すべきだと提案。バグボ氏側は挙国一致政権は拒否したものの、「コートジボワール全体での対話」については検討する姿勢を示していた。

 AUの予定では、対話は24日までに開始されるはずだった。しかし実際には、主要都市アビジャン(Abidjan)を始めコートジボワール各地で衝突が激化している。

 ある外交筋はAFPに対し、調停者の選出をめぐる不一致は大きな痛手であり、AUが適切な候補者を選出できないことはAUの信用失墜につながると憂慮を示した。(c)AFP/Christophe Parayre

2410チバQ:2011/03/28(月) 22:32:17
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011032802000172.html
独州議会選 反原発「緑の党」躍進
2011年3月28日 夕刊

 【ベルリン=弓削雅人】ドイツ南西部バーデン・ビュルテンベルク州議会選が二十七日投開票され、反原発を掲げる90年連合・緑の党が躍進した。緑の党はクレッチマン氏(62)を首班に社会民主党(SPD)と連立し州政権を樹立する方針で、緑の党初の州首相が誕生する見通しとなった。

 福島第一原発の事故で、原発政策が最大の争点に急浮上した同選挙で、一九五三年以来、政権を維持してきた与党・キリスト教民主同盟(CDU)が敗北したことで、メルケル政権の原発政策は見直しを迫られそうだ。

 州選挙管理委員会の開票結果によると、90年連合・緑の党の得票率は24・2%と、前回から倍増し、SPDは23・1%。CDUは39・8%で第一党の座は維持したが、連立を組む自由民主党(FDP)は5・3%だった。

 メルケル首相は、福島第一原発の事故を受け、原発の稼働年数を平均十二年間延長させる決定を三カ月間凍結して原発延命の再検討を開始。凍結を「選挙戦のための対策」と批判する緑の党など野党は、同州で稼働中の原子炉四基の即時停止を求める脱原発政策への転換を主張していた。

 一方、ラインラント・プファルツ州議会選でも、緑の党の得票率は前回の4%から約三倍の約15%に大躍進。第一党のSPDが主導する連立政権に加わる見通しだ。

2411チバQ:2011/03/28(月) 22:40:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110328/erp11032809480003-n1.htm
仏統一地方選で与党惨敗、左派が勝利 
2011.3.28 09:47
 フランスの県議会議員選挙の第2回投票が27日、全土で一斉に実施され、内務省の推計によると最大野党、社会党が36・2%を得票し勝利した。サルコジ大統領の与党、国民運動連合(UMP)は18・6%で惨敗。

 大統領選を1年後に控え、再選を目指すサルコジ陣営にとっては手痛い敗戦となった。極右国民戦線(FN)は得票率15%を超えた第1回投票のような躍進はなかったが、推計11・1%で第3党の地位を確保した。

 ルモンド紙(電子版)によると、各県議会の最終的な総議席数で、社会党や共産党、環境政党などを中心とする左派系が6割を占める見通し。

 社会党のオブリ第1書記は「有権者が変革への扉を開いた」と勝利宣言した。(共同)

2412チバQ:2011/03/28(月) 22:45:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110328-00000088-san-int
元テロ組織、コプト教徒、若者組織化…エジプト、新党ブーム
産経新聞 3月28日(月)7時57分配信

 【カイロ=大内清】ムバラク前政権が崩壊したエジプトで、6月にも予定される議会選に向け、新党結成の動きが加速している。宗教色の濃いものから世俗主義的なものまで性格はさまざまだが、約30年に及んだムバラク前大統領と旧与党・国民民主党(NDP)の事実上の一党独裁により、政治経験がない勢力がほとんど。小政党乱立が、組織力のあるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団に有利に働くとの見方も出ている。

 注目を集めているのが、1980〜90年代にテロを繰り返し、その後、武装闘争放棄を宣言した「イスラム集団」。97年に南部ルクソールで、日本人を含む外国人観光客約60人を殺害したことで知られる組織だ。近年は政治・社会活動から距離を置く代わりに、収監されていたメンバーの釈放を“勝ち取る”など、前政権とは付かず離れずの関係を保ってきたが、今月、政党設立に本格着手した。

 武装闘争路線見直しを主導した指導者、ナーギフ・イブラヒム氏は産経新聞に「政治参加が暴力との決別の証拠。民主主義の尊重は当然だ」と語る。だが「テロ組織」のイメージから有権者の警戒感は強く、支持は限定的とみられる。

 キリスト教の一派で人口の1割を占めるコプト教徒も動き始めた。教皇シュヌーダ3世は政党設立に懐疑的とされるが、「コプト復活党」「国民自由連合」など複数のグループが設立準備を進めている。

 前政権打倒に中心的役割を果たした若者の受け皿作りも焦点だ。民主化運動の論客で元外交官のアブドッラー・アシャアル氏らは2月、若者の組織化に向け「自由エジプト党」設立を発表。若者の中にも自ら政党化を目指す動きがある。

 ただ、主要若者グループ「4月6日運動」のリーダー、アハマド・マーヘル氏は「政治に民主化を促す圧力団体であるべきだ」としており、今後、若者グループ間の路線の違いが表面化してくる可能性もある。

 NDPが国民の信頼を失う中、現在のエジプトでまとまった組織力を持つ勢力は「自由と公正党」設立を発表した事実上の最大野党、同胞団だけといっていい。しかし、他の既存野党と同様、同胞団も政策立案経験は皆無に等しく、同国の政治は先行きが見えない状況が続いている。

2413チバQ:2011/03/28(月) 22:46:58
>>2408
http://www.asahi.com/international/update/0328/TKY201103280362.html
リビア反体制派、カダフィ大佐出身地へ迫る 交戦の模様2011年3月28日20時6分
ビンジャワド近郊で28日、シルトへ向かって行軍する反体制派の部隊=ロイター

リビアの地図
 【ベンガジ(リビア東部)=伊東和貴】リビアの反体制派部隊は28日、最高指導者カダフィ大佐の出身地である中部シルトの東約120キロまで迫った。中東の衛星テレビ局アルジャジーラが伝えた。シルトはカダフィ氏の出身地で政府軍精鋭部隊が防衛に当たっているとされ、陥落すればカダフィ政権にとって大きな打撃となる。

 一時、シルト制圧の報道も流れたが、AFP通信によると、反体制派が掌握したビンジャワドからシルトに通じる道路では政府軍がマシンガンで応戦。市内は静かで、政府軍の車両が巡回しているという。シルトから、対空砲を積んだ約20台の政府軍車両と多数の民間車両がトリポリへ撤退したとの報道もある。

 米英仏などの多国籍軍は27日、シルトを初めて空爆。反体制派は東部の石油輸出拠点のブレガとラスラヌフを奪還し、シルトの東約150キロのビンジャワドまで一気に制圧した。シルトを陥落させれば、反体制派は首都トリポリへの攻勢を一気に強める構えだ。

 シルトはトリポリ防衛の要でもあり、大規模な政府軍部隊が配備され、多数の兵器庫や戦闘機発着のための空港がある。トリポリへの物資供給の拠点としても知られ、カダフィ氏が砂漠に化学兵器を隠し持っているとの情報もある。

 政府軍の地上部隊は現在、シルト東方に結集している模様で、今後、激戦が予想される。ただ、政府軍は多国籍軍の空爆で多くの戦車や重火器を失ったとみられている。また、ブレガでは戦車や弾薬を残したまま撤退しており、兵士の士気が下がっている可能性もある。

 一方、リビア西部で唯一、反体制派の支配下にある第3の都市ミスラタでは、激しい交戦が続いている。政府軍は戦車や迫撃砲で反体制派を砲撃。建物の屋上には狙撃兵が配置され、市民にも犠牲者が出ているという。

2414チバQ:2011/03/28(月) 22:48:21
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110328-OYT1T00914.htm
カタール、リビアの国民評議会を認知
 【カイロ=長谷川由紀】カタール政府は28日、リビアの反体制派組織「国民評議会」を「唯一正統なリビア国民の代表」として認めると表明した。国営カタール通信が伝えた。


 事実上の政府承認にあたる。フランスに続いて2か国目で、アラブ諸国では初めて。

 カタールは、国連安全保障理事会決議に基づく対リビア軍事行動を早くから支持してきた。空軍戦闘機が多国籍軍の作戦に参加するなど、アラブ諸国内では、リビア情勢に最も積極的に関与している。

 一方、国民評議会で財務を担当するアリ・タルフーニ氏は27日、1週間以内に東部産出の原油をカタールを通じて輸出する方針を明らかにした。新たな収入源確保で財政基盤を強化し、最高指導者カダフィ氏打倒に向けた態勢を整える狙いがある。

(2011年3月28日20時24分 読売新聞)

2416チバQ:2011/03/30(水) 00:22:46
http://www.asahi.com/international/update/0329/TKY201103290464.html
シリア内閣が総辞職 デモ拡大防止の譲歩策か2011年3月29日22時17分
. 【カイロ=北川学】民主化を求める市民デモが続くシリアで29日、オタリ内閣が総辞職した。中東の衛星テレビ局アルジャジーラが伝えた。AFP通信によると30日にも新内閣が発足する予定。アサド政権はデモ拡大を防ぐため、内閣総辞職で譲歩を示す狙いとみられる。

 一方、アサド大統領も近く国民向けに演説し、1963年から続く非常事態令の撤廃などを表明する見通しといわれている。シリアでは3月中旬以降、南部ダルアや西部ラタキアなどで数千人規模のデモ隊と治安部隊が衝突、死傷者が出ている。
.

2417チバQ:2011/03/30(水) 22:44:25
http://www.asahi.com/international/update/0330/TKY201103300206.html
ベルギーの政治空白、世界最長に 290日、イラク抜く2011年3月30日12時11分

 【ブリュッセル=野島淳】昨年6月の総選挙以来、連立交渉がまとまらずに正式な政権が発足しないままとなっているベルギーの政治空白が30日で290日となり、「世界最長」となった。昨年3月の総選挙後、現政権が発足するまでに手間取ったイラクを抜いた。

 ベルギーでは北部オランダ語圏と南部フランス語圏の歴史的な対立があり、自治権の強化を巡って総選挙後に連立交渉が難航。総選挙で敗れたオランダ語圏の中道右派政党のルテルム首相がそのまま居座り、暫定政府の状態が続いている。

 「世界最長」に並んだ29日には、ブリュッセルやアントワープなど各地で、学生らが早期の政権発足を求める集会を開いた。南北共通の名産であるフリッツ(フライドポテト)にちなんで「フリッツ集会」と名付け、南北の連帯を訴えた。

 ただ、市民生活に大きな混乱はない。欧州経済が全体的に落ち着きを取り戻していることもあり、ベルギー国債の金利も安定。全体に危機感が薄いのが現状だ。

 ベルギー経団連(FEB)のルディ・トマス会長も朝日新聞の取材に「短期的には影響は少ない」と述べた。しかし、「年金や原子力発電の問題など、改革が必要なテーマは山積みだ。今の状況が続けば、外国企業の投資意欲が落ちるなど経済に影響が出かねない」と懸念も口にした。

2418チバQ:2011/03/30(水) 22:45:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110330/erp11033011470006-n1.htm
原発8基の完全閉鎖に賛成 独与党FDPが政策転換
2011.3.30 11:44
 ドイツ連立与党の自由民主党(FDP)のリントナー幹事長は29日、福島第1原発の事故を受けて安全検査のため一時停止などをしている原発計8基について、完全閉鎖することに賛成する意向を表明した。

 同党は、メルケル連立政権が昨秋決めた、既存原発の稼働期間を延長する計画の推進派。ただ、原発問題が争点となった27日の州議会選挙で与党が大敗したことから、政策を急転換した。

 ただ、メルケル首相が率いる最大与党キリスト教民主同盟(CDU)内には同様の意見もある一方で、早期の脱原発は「電力価格の急上昇を招き、ドイツ企業が国外に工場を移転する恐れがある」との反対論もある。

 メルケル首相は、抜本的な見直しの方向で与党内の調整を進め、6月中旬までに新しいエネルギー政策を決定する。(共同)

2419チバQ:2011/03/31(木) 12:49:48
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011033101000082.html
リビア外相、英で辞任表明 亡命か、政権に打撃

 【ロンドン、ベンガジ共同】英外務省は30日、リビアのクーサ外相が英国の空港に到着し、辞任を表明したと発表した。ロイター通信は友人の話として、カダフィ政権による民間人攻撃に抗議して政権を離脱したと伝えた。英国か第三国に亡命する可能性もある。

 リビアで2月に反体制デモが始まって以降、政権離脱が明らかになった高官では最有力者。クーサ氏は最高指導者カダフィ大佐の「右腕」とされ、国際社会との窓口役を果たしてきただけに、米欧などの軍事介入に徹底抗戦を掲げるカダフィ氏にとって大きな打撃だ。

2011/03/31 10:43 【共同通信】

2420チバQ:2011/03/31(木) 19:34:46
http://mainichi.jp/select/world/news/20110331dde002030010000c.html
リビア:アルカイダ参加、反体制派が否定
 【ベンガジ(リビア東部)杉尾直哉】リビア反体制派の民兵集団の報道官を務めるアフマド・バニ大佐は30日の会見で、「我々の中に過激主義者はいない」と述べ、国際テロ組織アルカイダの存在を否定した。米軍高官らが民兵とアルカイダの関連の可能性を懸念していた。

 バニ大佐によると、反体制派は30日、北中部の石油精製拠点ラスラヌフから100キロ以上東方のマルサエルブレガまで撤退した。装備や訓練で政府軍に大きく劣っているためで、「我々は通信手段の確保にすら苦労している」と認めた。前線で何人の死傷者が出たかすら把握できていないという。だが、大佐は「戦術的撤退」といい、さらに東方のアジュダビアまで後退する可能性を示唆した。

2421チバQ:2011/03/31(木) 19:35:28
http://mainichi.jp/select/world/news/20110331k0000e030006000c.html
リビア:新国連大使に異例の外国人指名 元ニカラグア外相
 【ニューヨーク山科武司】リビア・カダフィ政権が、新たな国連大使に、元国連総会議長でニカラグア元外相のデスコト氏を指名したことが30日、分かった。外国人を大使に指名するのは異例。指名したのは30日に英国に出国したクーサ外相で、国連は再び対応に悩んでいる。

 カダフィ政権は今月上旬、反体制派に転じたシャルガム大使の代わりに、親カダフィ派のトレキ元外相の信任を求める手紙を潘基文(バン・キムン)事務総長に提出。国連としては受理せざるを得ない状況だったが、米国がトレキ氏にビザを発給しなかった。

 デスコト氏は米国生まれでニカラグアとの二重国籍を持つとされる。だが、ライス米大使は「私の理解では彼は数年前に米国籍を放棄している。観光ビザで外交はできない」とくぎを刺した。

2422チバQ:2011/03/31(木) 21:49:56
http://www.asahi.com/international/update/0331/TKY201103310113.html
リビア政府軍、東部ブレガ奪還 アジュダビヤに迫る勢い2011年3月31日10時38分
 リビア反体制派の軍報道官は30日夕、拠点都市の東部ベンガジで会見し、再び東進を始めた政府軍部隊が同日までに東部ブレガを奪還し、31日にはアジュダビヤに迫る可能性があると明らかにした。

 同報道官は、政府軍は機関砲やロケット砲などの兵器を所持しており、反体制派部隊の武器では対抗できないことも認めた。

 また、東進中の政府軍部隊が3200〜3600人の兵力を持ち、その多くがチャド人の雇い兵であると主張。政府軍を率いる司令官がチャドの情報機関幹部であることを複数の情報筋から確認したと表明。チャドの大統領と同じ部族出身者だとして、隣国の軍事介入を批判した。一方で、欧米による政府軍への空爆継続を求め、軍事力を均衡させるため、国際社会に武器の提供を求めた。(ベンガジ=山本大輔)

2423チバQ:2011/04/01(金) 22:46:56
http://www.asahi.com/international/update/0401/TKY201104010492.html
「自由を」中東各地で反政府デモ 金曜礼拝後2011年4月1日22時35分

 中東各国で1日午後、イスラム教金曜礼拝後のデモが行われた。

 衛星テレビ局アルジャジーラによると、シリアの首都ダマスカス近郊では数千人が集結。「自由を」と叫んで気勢を上げ、治安部隊が催涙弾で解散させた。AFP通信によると南部ダルアでも数百人がデモ行進した。西部ラタキアからの情報によると、中心部ではすべての商店が店を閉め、治安部隊が検問を設けて警戒を強めている。

 1963年から非常事態令が敷かれているシリアでは3月中旬以降、解除を求めるデモが発生。治安部隊との衝突で、これまでに60人以上が犠牲になったとされる。アサド大統領は3月31日、解除を検討する委員会の設立を命じたが、国民の不満は収まっていないようだ。

 サレハ大統領の即時退陣を求めるデモが続くイエメンでは、反体制派と大統領派が首都サヌアでそれぞれ大規模なデモを行った。

 現地からの報道によると、反体制派はサヌア大学近くの広場に集結。一方の大統領派はサレハ氏の出身部族の支持者らが車で首都に集まり、大統領府周辺を埋め尽くした。

 サレハ氏は支持者らを前に、「国民のために全身全霊を捧げる」と語り、大統領の座にとどまる意向を改めて示した。

 一方、エジプトの首都カイロでは、ムバラク前大統領の辞任につながった「革命」を支持する若者ら数万人が中心部タハリール広場に再び集結。「革命を守り抜け」と声を上げた。

 市民が心配するのは、11月までに行われる予定の大統領選後、民主と自由が本当に根付くかということ。デモ参加者は、(1)革命を確実に達成させる(2)市民がエジプトの新しい政治に参画する――ことを要求した。(カイロ=北川学、奥寺淳、マナマ=五十嵐誠)

2424チバQ:2011/04/01(金) 22:47:29
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011040101001126.html
イエメン、シリアは厳戒態勢 親・反政権派が大規模デモ
2011年4月1日 21時24分

 【カイロ共同】チュニジアとエジプトの政変に触発された反政府デモが続くイエメンの首都サヌアで、イスラム教の金曜礼拝があった1日、親・反政権派の双方がそれぞれ数万人規模の大規模デモを行った。シリア北西部ラタキアでは軍などが厳戒態勢を敷き、デモ警戒に当たった。

 独裁体制を敷くサレハ大統領の辞任を求める大規模デモが続くイエメンでは、サレハ氏が大統領職に就いたまま権限を暫定政府に移譲するとの収拾案も浮上。だが即時辞任を求める市民側はデモを継続、数キロ離れた場所では1日、各地から集まった政権支持派が大規模デモを行った。衝突などの情報はない。

 一方、南部から全土にデモが拡大、130人以上が死亡したとされるシリアでは、アサド大統領が批判の強い非常事態法の撤廃に向けた懐柔策を提示。だが、デモ隊側の不満解消には至らず、インターネットでデモ参加が呼び掛けられた。

 シリアはアラブ諸国屈指の強権支配体制を敷いており、大規模な政府支持デモも発生。デモの発火点になった南部ダルアーでも衝突が起きる恐れがある。

 また、少数派のスンニ派王族による支配にシーア派住民らが反発するペルシャ湾岸バーレーンでは、3月中旬の非常事態宣言以降、大きな混乱はないが、反体制派は治安当局の厳しい弾圧を批判している。

2425チバQ:2011/04/01(金) 22:49:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110401/mds11040109190002-n1.htm
最大都市で激しい戦闘 コートジボワール重大局面
2011.4.1 09:13

コートジボワールの最大都市アビジャンで、装甲車に乗るバグボ氏の支持者=31日(AP=共同)
 大統領選の結果をめぐり、昨年末から混乱が続くコートジボワールの最大都市アビジャンの数カ所で3月31日、重火器や機関銃を使用した激しい戦闘があった。ロイター通信などが伝えた。詳細は不明だが、国際社会が当選を承認するワタラ元首相の支持部隊がアビジャンへの進攻を続けていた。

 ワタラ氏側政府は陸海空の全国境の閉鎖を命令。4月3日までの夜間外出禁止令をアビジャンに発令した。ワタラ氏側は、大統領職に居座るバグボ氏が即刻退陣しない限り武力で排除する構えを示しており、コートジボワール情勢は重大局面を迎えた。

 今週、拠点を置く北部から進攻を始めたワタラ氏側部隊はアビジャンを除くほぼ全土を既に掌握したとみられている。バグボ氏を支持してきた軍や警察は、次々と同氏から離反しているもよう。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110331/mds11033110550005-n1.htm
ワタラ氏側の部隊が首都掌握 混乱のコートジボワール
2011.3.31 10:54
26日、コートジボワール最大都市アビジャンで武器を持って警戒するワタラ元首相支持派の兵士(ロイター)
 大統領選結果をめぐる混乱が昨年末から続くコートジボワールからの報道によると、国際社会が当選を承認するワタラ元首相の支持部隊が30日、同国中部の首都ヤムスクロを実効支配下に置くとともに、最大都市アビジャンに向けて進攻、31日にはアビジャン周辺を包囲し始めたもようだ。

 南アフリカ国際関係・協力省(外務省)は31日、コートジボワールの陸軍参謀長が30日夜にアビジャン駐在の南ア大使公邸を家族と共に訪れ、亡命申請したと発表した。支持母体の陸軍トップが離脱したことで、バグボ氏は窮地に追い込まれた。

 ヤムスクロは1983年から首都だが、実質的な首都機能は南東部の最大都市アビジャンにある。2002〜03年の内戦で南北に分断された同国で、北部を掌握するワタラ氏側の部隊は、中部と東西の3方面から南進を続けていた。(共同)

2426チバQ:2011/04/01(金) 22:52:13
http://www.asahi.com/international/update/0401/TKY201104010465.html
財政再建巡りポルトガル議会解散  金融危機再燃の懸念2011年4月1日21時30分

 ポルトガルのカバコシルバ大統領は3月31日、ソクラテス首相の辞任を正式に認めて議会を解散し、6月5日の総選挙実施を宣言した。国民に信を問うかたちで政治の安定回復を目指すが、それまでの政治空白が財政悪化を加速させ、金融危機再燃の引き金となる恐れもある。

 大統領は31日の声明で「我々はまず経済危機、次いで政治危機、そして今、社会危機のただ中にある」と指摘し、政策の基盤である財政再建が選挙の最大の争点となると訴えた。

 財政再建をめぐる主要政党の意見は割れている。ソクラテス前政権は社会保険の給付カットなど社会保障予算の削減を中心とする財政緊縮策を提案して野党に否決された。最大野党で中道右派の社会民主党は、政府案より大胆な歳出カットを、と主張するが、具体策はまだ明らかにしていない。共産党や左翼ブロックなど左派政党は「景気刺激策を優先すべきだ」として、財政の引き締めには反対の立場だ。

 政府統計局の31日の発表によると、2010年の財政赤字は当初予測の国内総生産(GDP)比7.6%を上回り、8.6%に拡大した。欧州市場では、国債利回りが大幅に上昇している。だが、ポルトガルは今月15日と6月15日に多額の国債償還を控えており、金利が高くても資金を調達せざるを得ず、さらなる財政悪化は避けられない。

 ドイツなどは、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)が用意した緊急救済融資を早期に受け入れるよう促している。ただ、新政権ができるまでは支援要請も難しい状況だ。

 最近の世論調査によると、政党別支持率は、ソクラテス前首相が率いる中道左派の社会党は24.5%と低迷する一方、社会民主党が46.7%と急伸している。選挙によって安定政権が生まれるかどうかが最大の焦点となる。(パリ=稲田信司)

2427チバQ:2011/04/01(金) 23:12:23
http://www.asahi.com/international/update/0401/TKY201104010422.html
地雷・銃声…リビア戦乱の街、住民「どう生きれば」2011年4月1日20時38分
 反体制派への攻勢を強めるカダフィ政権軍が迫るリビア東部のアジュダビヤに3月30日、入った。3月中旬の政府軍の進攻で家や店舗は銃弾で穴だらけになり、焼けた車があちこちに転がる。10万人が暮らしていた街はほぼゴーストタウンと化していた。

 「ミサイルが突然、次々に着弾した。必死に家まで走った」。セメント工場で警備員を務めるサーブル・エルワニーさん(46)は話す。高さ20メートルを超す円筒形の製造施設には大きな穴が開き、地面には多数のくぼみがあった。事務所もコンテナも破壊され、4台のトラックを盗まれた。

 給料は1年分が未払いだが、ボスニア出身の経営者は帰国したままだ。妻と10〜20歳の2男1女がいるが、他に収入のあてはない。「今でも毎晩、銃声が響いている。この街で、どうやって生きていけばいいんだ」とうなだれた。

 目抜き通りに入ると、白とピンクの壁の4階建てマンションが8棟あった。壁は銃弾の穴だらけで、窓ガラスはほとんど割れている。200世帯は入れそうな団地は静まりかえり、駐車場の車はわずか2台。電気も水道も止まっていた。

 団地の広場では高校生のカーレッド・ゴマリさん(19)が立ちつくしていた。「約300人の市民が殺され、友人も6人亡くなった。僕の生まれ育った街じゃないようだ。自分がよそ者みたいに感じる」

 水や食料はボランティアの配給頼み。団地の入り口には、ハエのたかったパンが数本置かれていた。

 部屋に案内されると、スーツケースが積み上げてあった。「家族だけはすぐに逃げられるようにするためだ」と、父の小学校教師ファラジさん(48)。政府軍の進攻の際には妻と6男3女をベンガジに避難させ、ひとり家にとどまった。

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは30日、政府軍が約10日間とどまったアジュダビヤの東の外れで約60個の対車両・対人地雷が見つかったと発表した。ファラジさんらが自警団をつくり除去をしているが、住民が犠牲になる可能性もある。

 取材中、勢力を盛り返した政府軍が、アジュダビヤから車で西に45分のブレガに向かっているとの情報が入った。帰途を急ぐ記者に、ファラジさんはきっぱりと話した。「俺は街と家を守る。死に場所はここしかない」(アジュダビヤ=伊東和貴)

2428チバQ:2011/04/02(土) 15:38:34
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011040201000328.html
コートジボワール大統領所在不明 米、仏などが退陣求める
2011年4月2日 11時36分

 1日、煙が上がるコートジボワール最大都市アビジャンの町(ロイター=共同)


 【ナイロビ共同】大統領選結果をめぐり混乱が続くコートジボワールからの報道によると、同国最大都市アビジャンで1日、ワタラ元首相の支持部隊が、大統領職に居座るバグボ氏の邸宅や大統領府周辺などで治安部隊と戦闘を繰り広げたが、バグボ氏の所在は分かっていない。

 パリにいるバグボ氏の顧問はロイター通信に対し、バグボ氏はコートジボワールの「安全な場所」から指揮を執っており、交渉の用意はあるが退陣するつもりはないと述べた。

 アビジャンでは1日、複数箇所で爆発音や銃声が聞かれ、煙も上がった。住民によると、国際社会が当選を承認するワタラ氏が拠点を置くホテル周辺で道路封鎖に当たっていたバグボ氏側兵士は逃走したという。

 一方、国連は1日、ワタラ氏側部隊による恣意的な逮捕などの深刻な人権侵害の情報があるとして懸念を表明。潘基文事務総長はワタラ氏側を含めた全勢力に対し自制を呼び掛けた。

 また米国やフランス、アフリカ連合(AU)などもバグボ氏に即時退陣を求める声明を出した。

 全国境の閉鎖を表明していたワタラ氏側政府は1日、空路での出入国は再開すると発表した。

2429チバQ:2011/04/02(土) 17:28:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110402/mds11040216490004-n1.htm
ワタラ氏派が最大都市に進攻 バグボ氏の敗色濃厚 コートジボワール
2011.4.2 16:44

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1日、煙が上がるコートジボワール最大都市アビジャンの町(ロイター=共同)
 【ロンドン=木村正人】昨年11月の大統領選をめぐり混乱するアフリカ中西部コートジボワールで、国際社会が当選を承認するワタラ元首相の支持部隊が2日までに国土の大半を制圧、最大都市アビジャンの大統領府と公邸周辺でバグボ大統領の治安部隊と激しい戦闘を繰り広げている。政権に固執するバグボ氏は3月28日から姿を消しており、敗色が濃厚となっている。

 大統領選で選挙管理委員会は野党のワタラ氏が現職のバグボ氏を破り当選したと発表。しかし、憲法評議会が投票の一部は無効だとしてバグボ氏の当選を宣言し、2人の対立が続いている。

 現地からの報道によるとワタラ氏派部隊は28日以降、バグボ氏の勢力圏の南部に進攻。首都ヤムスクロや南西部の港湾都市サン・ペドロなど国土の4分の3を平定した。赤十字国際委員会(ICRC)によると、ワタラ氏派が制圧した西部の要衝ドゥエクエでは29日に800人以上が殺害されたという。

 ワタラ氏派による深刻な人権侵害の情報があるとして、国連の潘基文事務総長はワタラ氏派を含めた全勢力に自制を呼びかけた。

 アビジャンでの戦闘は31日に激化し、大統領府や公邸、国営テレビ局周辺でバグボ氏派の共和国防衛隊が抵抗している。しかしバグボ氏派からは軍や警察の離反が相次ぎ、西側外交筋は「バグボ氏の敗北は避けられない」と分析。ワタラ氏派は「バグボ氏は国際刑事裁判所(ICC)の裁きを受けるべきだ」と攻勢を強めている。

2430チバQ:2011/04/02(土) 18:00:17
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201104020018.html
死者800人超か=西部で「大規模衝突」―コートジボワール2011年4月2日11時6分

 【ジュネーブ時事】赤十字国際委員会(ICRC、本部ジュネーブ)は1日、大統領選後の混乱が深刻化しているアフリカ・コートジボワールで今週前半、西部の都市ドゥエクエをめぐって武力衝突が起き、死者は少なくとも800人に上ったとの見方を明らかにした。AFP通信が伝えた。

 現地に1日までに入った赤十字のメンバーが多数の遺体を目撃したもので、3月29日に殺害されたと報告している。 


[時事通信社]

2431チバQ:2011/04/03(日) 20:56:40
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110403-OYT1T00518.htm
多国籍軍誤爆か、リビアの反体制派13人死亡
 【カイロ=田尾茂樹】リビアの最高指導者カダフィ氏派と反体制派との戦闘が続く東部の石油拠点ブレガ近郊で1日夜、多国籍軍が空爆を行い、反体制派メンバー13人が死亡、7人が負傷した。誤爆とみられる。


 反体制派報道官が2日夜、発表した。軍事行動を指揮する北大西洋条約機構(NATO)は調査を始めた。

 移動中の反体制派部隊の車列から対空砲が発射された後、空爆があった。メンバーが祝砲として撃ったとの見方がある一方、部隊に紛れ込んでいたカダフィ派兵士が空爆を誘うために発射したとの情報もある。

 反体制派報道官は「遺憾な出来事。再発防止に努める」と述べるにとどまり、空爆の負傷者もAP通信に「我々を守っているのは多国籍軍」と語るなど、今のところ目立った批判はないが、軍事介入への反発が今後、高まる可能性もある。

(2011年4月3日19時29分 読売新聞)

2432チバQ:2011/04/03(日) 21:07:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110403-00000006-cnn-int
男児偏重の風潮で女児中絶、人口比に不均衡 インド
CNN.co.jp 4月3日(日)11時21分配信

ニューデリー(CNN) インドでこのほど実施された国勢調査で、男児と女児の人口比の不均衡が拡大していることが分かった。同国では伝統的に男児が好まれる風潮があり、女児なら人工中絶するというケースが目立っている。

発表された暫定値によると、同国の6歳以下の子どもの数は男児1000人に対して女児914人。女児の比率は10年前の同927人からさらに低下し、1947年の独立以来最低を記録した。

同国では性別を理由とした中絶が禁止されているものの、違法クリニックなどの手術が後を絶たない。

インドの女性・児童問題担当相、クリシュナ・ティラス氏は議会で、女児中絶の背景には男児を好む風潮のほか、花嫁持参金の風習、女性搾取や虐待への懸念などがあると述べた。同氏は、一部の州が不均衡是正のため、女児出産への報奨制度や性別に基づく中絶への処罰を発表していると説明。母親たちに的確な判断を促すためには女性の社会的、経済的な地位向上も欠かせないと訴えた。

同調査によると、インドの人口は過去10年間で17%増加し、12億1000万人に達した。増加率は前回より緩やかになったものの、2030年までには中国を追い越し、世界一の人口大国となる見通しとされる

2433チバQ:2011/04/03(日) 21:40:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110403-00000523-san-int
「フジモリの再来」なるか ペルー大統領選、長女が台風の目に
産経新聞 4月3日(日)17時26分配信

 【ニューヨーク=松尾理也】南米ペルーの大統領選の投開票が4月10日に迫った。有力候補が乱立し、近年にない接戦といえる同選挙で台風の目となっているのは、現在は収監中のアルベルト・フジモリ元大統領(72)の長女、ケイコ・フジモリ候補(35)だ。世論調査で常に上位につけ、決選投票進出が有力視されるケイコ氏が、父に続く日系人大統領誕生という夢を実現できるか、注目される。

 同大統領選には計11人が出馬。うち有力候補はケイコ氏をはじめ中道路線を旗印とするトレド元大統領、元軍人で左派のウマラ氏ら5人とされる。昨年からトレド氏が最有力候補と目されてきたが、投開票まで20日を切った3月下旬に行われた最新の世論調査では、ウマラ氏が21・2%で首位に立ち、ケイコ氏が19%で2位、トレド氏は18・6%で3位に沈むなど、接戦の様相を強めている。

 ケイコ氏はフジモリ政権後期、離婚した母親に代わってファーストレディー役を務めた。2006年にペルー国会に初当選。今年1月に正式に大統領選への出馬を表明した。

 頼みとするのは、まさしく父の遺産だ。「父アルベルトがこの国に3100校の学校を建てたように、私も新たな学校を建てます」。ケイコ氏はこのほど遊説に立ち寄った首都リマのスラム街でこう語った。

 ばらまきと批判されつつも目に見えるやり方で貧困層への富の再分配をはかり、強権的だったにせよ治安の回復、インフレの封じ込めに成功したフジモリ時代への郷愁は強い。そうした空気はそのままケイコ氏への追い風になっている。

 ケイコ氏自身、これまで当選の暁には父親の恩赦を行うと公言してきた。ただし、最近行われた司法当局との会談では持論を封印。「当選すればすべての政府機関とともに仕事を行う」と譲歩とも受け取れるコメントを発表したが、最終的にはやはり恩赦に踏み切るとの観測も根強い。

 こうしたケイコ氏に対し、「父親の恩赦以外、目立った政策や公約がない」「恩赦は民主主義の破壊だ」といった批判が、とりわけ従来のペルー政治を牛耳ってきた富裕層から強まっているのも事実だ。1990年の大統領選に立候補し、フジモリ元大統領に敗れたペルー出身のノーベル文学賞作家、バルガス・リョサ氏は「獄につながれている独裁者の娘が大統領になったら国の破滅だ」と批判する声明を出した。

 4月10日の第1回投票でいずれかの候補が当選に必要な50%を超える票を獲得する見通しはほとんどなく、決着は6月5日に予定されている上位2候補による決選投票で付くとみられている。

2434チバQ:2011/04/03(日) 23:26:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110403-00000515-yom-int
コートジボワール、内戦の様相強まる
読売新聞 4月3日(日)19時23分配信

 【カイロ=中西賢司】西アフリカのコートジボワールで昨年11月行われた大統領選を巡る混乱は、当選したワタラ氏支持の部隊と、落選しても大統領職に居座るバグボ氏派部隊との衝突が激化し、内戦の様相が強まっている。

 ワタラ派が進攻して800人以上が死亡したとされる西部の町ドゥエクエでは、民間人も襲撃されたとの報道がある。英紙ガーディアンは2日、リベリアに逃れた避難民の話として、別の町でもワタラ派による無差別殺りくがあったと報じた。

 これが事実なら、ワタラ氏を大統領選当選者として支持してきた国連や米欧などが対応の見直しを迫られるのは必至だ。国際社会には、1994年のルワンダ大虐殺で国連平和維持活動(PKO)部隊が展開していながら、推定80万人もが殺されるのを阻止できなかった苦い記憶がある。

 クリントン米国務長官は3日、バグボ氏に即時退陣を求める声明を発表。ヘイグ英外相も2日、両派に戦闘行為の自制を求めた。だが、戦闘は3日も続き、最大都市アビジャンでは機関銃の音や火砲の爆発音が響き渡り、混乱に乗じた略奪が横行している。 .

2435チバQ:2011/04/04(月) 12:28:11
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110404k0000e030049000c.html
ドイツ:与党党首が辞任へ 州議会選大敗で引責
 【ベルリン支局】ドイツ連立与党・自由民主党党首のウェスターウェレ外相兼副首相は3日、来月に予定されている党首選には立候補せず、党首を辞任する考えを明らかにした。先月末の州議会選挙で大敗した責任を取ったとみられる。外相と副首相にはとどまる。州議会選では、東日本大震災の影響で環境政党・緑の党が大勝、南部バーデン・ビュルテンベルク州で初の州首相の座を手にする予定で、大震災が欧州政界にまた影響を与えた形だ。

 ウェスターウェレ外相は、日本などを訪れ帰国した際に辞任の意向を表明した。外相は「世代交代するため」と辞任理由を説明した。

 先月の州議会選では、バーデン・ビュルテンベルク州で得票率を半減させ州与党から転落、南西部ラインラント・プファルツ州選では議席を失う失態を演じた。

 自民党はメルケル首相の与党・キリスト教民主同盟などとともに脱原発の先送りを堅持する構えだが、自民党幹部からは、東日本大震災直後に一時停止した原発について、恒久的に停止するよう求める声もあがっている。

 外相は、歯に衣(きぬ)着せぬ発言で知られ、社会保障の拡充を一貫して批判。失業手当の積み増しを「社会主義だ」と公言、野党から厳しい批判を浴びていた。自民党の全国の支持率も議会入りができるハードルとなる5%前後で低迷している。

2436チバQ:2011/04/04(月) 12:29:43
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011040401000248.html
カダフィ氏次男が解決案 大佐退陣と民主制移行
2011年4月4日 11時10分

 【ニューヨーク共同】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は3日、リビアの最高指導者カダフィ大佐の次男セイフイスラム氏が同国の紛争解決を目指し、大佐の退陣と立憲民主制への移行を含む案を示したと、同国政府に近い外交筋の話として伝えた。

 同案は民主化移行が大佐の息子の指導下で行われるとしており、民主化実現までの指導者としてセイフイスラム氏を想定しているとみられる。

 同紙によると、セイフイスラム氏の側近、ムハンマド・イスマイル氏が最近訪英し同国政府高官と協議したことから、停戦に向けた何らかの提案が行われたとの臆測が流れていた。

 セイフイスラム氏はこれまでにも、立憲民主制への移行を主張していたという。しかし同紙は同外交筋の見方として、大佐自身および反体制派のどちらも提案をのむ用意はないと報じた。

 アラブ紙アッシャルク・アルアウサトは先月末、大佐の権限をセイフイスラム氏に委譲する案が大佐周辺から出ていると報じていた。

2437チバQ:2011/04/04(月) 23:04:40
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110404-OYT1T00959.htm
カダフィ派・反体制派、外交決着図る動き
 【カイロ=田尾茂樹】内戦状態が続くリビアで、カダフィ派と反体制派がともに外交決着に向けた動きを模索し始めた。


 多国籍軍の対リビア軍事行動により、カダフィ派優位が崩れ、戦力で双方が決め手を欠く中、戦闘長期化を避ける思惑とみられるが、互いの主張に隔たりは大きい。

 「カダフィ政権は解決策を探っているようだ」

 最高指導者カダフィ氏の特使として3日、ギリシャを訪問したオベイディ外務次官とギリシャのパパンドレウ首相との会談を受け、同国のドルツァス外相は声明でこう述べた。会談内容は不明だが、次官が停戦条件などを提案した可能性がある。4日にはトルコとマルタも訪れる。

 また、米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は3日、リビア当局者や外交筋の話として、カダフィ氏の後継と目されてきた次男セイフ・イスラム氏と、三男サアディ氏が、カダフィ氏退陣とセイフ・イスラム氏への権力移譲で立憲民主制移行を進めるとの解決案を練っている、と報じた。

(2011年4月4日21時01分 読売新聞)

2438チバQ:2011/04/04(月) 23:18:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110404/mds11040420570012-n1.htm
多国籍軍参加のカタールの野望 中東で指導的地位狙う
2011.4.4 20:51 (1/2ページ)

4日、ベレガでロケット砲を構える反政府武装勢力(AP)
 【カイロ=大内清】民衆の反政府行動が中東・北アフリカに拡大する中、ペルシャ湾岸の産油国カタールが存在感を強めている。対リビア軍事作戦では、アラブとして多国籍軍に初参加し米欧に大きな「貸し」を作った。近年は中東各地で調停外交を展開、国内情勢が比較的安定していることもあり、米欧にとっての重要性も高まりつつある。

 対リビアでカタールはミラージュ戦闘機6機を派遣した。外交面でも北東部ベンガジを拠点とする反体制派組織「国民評議会」をアラブ諸国で初めて承認し、反体制派の石油輸出を請け負い、資金調達にも協力する。「西洋による干渉」との批判を避けたい米欧各国にとりカタールの関与は「きわめて重要」(ロンゲ仏国防相)で、各国のリビア政策を調整する「連絡調整グループ」の第1回会合もカタールで開催される。

 近年は、スーダンのダルフール紛争の和平交渉や、レバノンの各政治勢力間の調停にも乗り出している。カタールのこうした外交面での積極姿勢について、エジプトの政府系シンクタンク「アハラム戦略研究所」の湾岸地域専門家、ムハンマド・エッズルアラブ氏は「中東での指導的な地位を確立しようとの野心のあらわれだ」と指摘する。

 これまでアラブ世界では、エジプトとサウジアラビアの2地域大国が中心的な役割を果たしてきた。しかし、エジプトは現在、ムバラク政権崩壊後の混乱にあり、サウジは隣国バーレーンとイエメンの政情不安の対応に追われる。カタールとしては、米欧に対する発言力強化を図る絶好の機会−というわけだ。

 人口約150万人ながら豊富な石油・天然ガス収入を誇るカタールには、米中央軍の前線司令部もある。米欧にとり、チュニジア政変後も大きな混乱が起きていない同国は魅力的な存在だ。2005年に三権分立を明記した憲法を発効させるなど、民主化の面でも評価は高い。

 その一方でカタールは、今年3月以来、反体制デモへの弾圧を強めるシリアのアサド政権に対し、他の湾岸諸国とともに支持姿勢を示している。エジプトやチュニジアではデモを詳細に報じたカタールの衛星テレビ局アルジャジーラも、シリアに関しては抑制的な報道ぶりが目立つ。

 カタールには、イランとも関係が深いシリアが揺らげば中東全体の不安定化につながりかねないとの懸念があるためとみられ、民主化促進より地域の安定維持を優先させるしたたかさをもみせている。

2439チバQ:2011/04/05(火) 19:10:59
http://mainichi.jp/select/world/news/20110406k0000m030009000c.html
ハイチ:大統領選、人気歌手のマーテリー氏が当選
 【メキシコ市・國枝すみれ】カリブ海のハイチで4日、大統領選(3月20日実施)の暫定結果が発表され、人気歌手のミシェル・マーテリー氏(50)が約68%を得票、大学教授で元ファーストレディーのミルランド・マニガ氏(70)を破り当選した。

 マーテリー氏は歌と踊りを駆使した選挙キャンペーンで「変革」を訴え、若者の支持を集めた。政治経験はないが、政治腐敗にうんざりしていた国民を引きつけた。

 マーテリー氏は保守派として知られ、独裁的だったデュバリエ元政権を支持した人たちも応援した。

 ハイチは西半球の最貧国で、政情も不安定だ。昨年1月のハイチ大地震からの復興やコレラの流行など大きな課題を抱える。

2440チバQ:2011/04/05(火) 19:12:06
http://mainichi.jp/select/world/news/20110405ddm007030070000c.html
カザフスタン大統領選:ナザルバエフ氏、圧勝 国民の不満解消が鍵
 【モスクワ田中洋之】カザフスタンで3日行われた繰り上げ大統領選で、中央選管は4日、現職のヌルスルタン・ナザルバエフ大統領(70)が95・5%を得票し当選したと発表した。任期は5年。他の3候補を寄せ付けず圧勝したナザルバエフ氏は、「国民は、改革や社会近代化に向けた私の路線を再び支持した」と勝利宣言した。

 同氏は旧ソ連時代末期からカザフスタン共和国の最高指導者の地位にあり、昨年6月には「国民の指導者」の称号を得た。欧米から「権威主義的な体制」と批判されるが、支持者の間で出ていた国民投票による任期延長を拒み、2年近くの任期を残して大統領選を前倒ししたのは、民主化をアピールする思惑があったとされる。

 今年で建国20年のカザフは、豊富な地下資源を武器に経済成長を続け、中央アジア諸国の中で政治的安定は際立っている。中東で長期政権が揺らぐなか、国民の不満解消と社会安定を最優先するかじ取りが続きそうだ。

毎日新聞 2011年4月5日 東京朝刊

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110404/erp11040419500007-n1.htm
カザフ、独裁さらに長期化 高齢化への懸念も
2011.4.4 19:47 (1/2ページ)

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4日、アスタナで支持者に手を振るカザフスタンのナザルバエフ大統領(ロイター)
 【モスクワ=佐藤貴生】中央アジア・カザフスタンの繰り上げ大統領選は4日までの開票の結果、現職のナザルバエフ大統領(70)が圧勝、5年間の任期を手にした。ソ連末期の1990年からナザルバエフ氏が大統領を務める同国では野党不在の状態が長く続いており、独裁は約26年間に及ぶ見通しとなった。

 大統領選は3日に投票が行われ、同国中央選管は4日、ナザルバエフ氏の得票率が95・5%に達したとの暫定結果を発表した。氏は同日未明、「国民は私の改革や近代化の方針を支持した」と勝利宣言した。

 しかし、欧州安保協力機構(OSCE)の選挙監視団は4日、「民主的選挙の基準を満たしていない」との見解を発表した。南部アルマトイの反体制紙記者は、「ナザルバエフ氏以外の立候補者3人は政権批判もしなかった。国営企業の職員や学生は解雇や退学を盾に脅され、投票に行くよう強制された」と話した。

 ナザルバエフ氏は中東・北アフリカ諸国で民主化要求が拡大する様相を示し始めた1月下旬、自らの20年までの任期延長の可否を問う国民投票に代わり、12年に予定されていた大統領選を繰り上げ実施する方針を表明した。

 カザフスタンはイスラム教徒が人口の半数近くを占める。複数の立候補者が争う選挙を行い、独裁に対する批判の高まりを回避する狙いがあったとみられる。

 石油や天然ウランなど豊富な地下資源の輸出で莫大(ばくだい)な収入を得ているカザフスタンは、中央アジアで最も貧困層が少ない。アルマトイの政治評論家サトパエフ氏は、この点を中東などの民主化要求がカザフスタンに波及しない理由として挙げる一方で、「大統領の死去などにより権力の空白化が生じた場合、外国からの積極的な投資がストップするかもしれない。今後5年間の任期中に後継者を育成することが必要だ」との見方を示した。

 中央アジアではウズベキスタン、タジキスタンでも90年代から居座る大統領が長期独裁体制をしいており、その高齢化が政治的混乱の元凶になりかねないとの懸念が強まっている。

2441とはずがたり:2011/04/06(水) 11:29:23

コートジボワール:元首相の軍部隊 前大統領拠点に総攻撃
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110401k0000e030107000c.html

 【ヨハネスブルク高尾具成】昨年11月に実施された大統領選の結果を巡って混乱が続く西アフリカのコートジボワールで31日、国際社会に当選を承認されているワタラ元首相の軍部隊が、落選後も大統領職に居座り続けるバグボ前大統領の拠点である最大都市アビジャンに総攻撃を仕掛けた。ワタラ氏の部隊は既に国土の大半を制圧し、バグボ氏が即刻退陣しない場合は武力で排除する構えを示している。選挙後約4カ月にわたって2人の「大統領」が存在してきたコートジボワール情勢は重大な局面を迎えた。

 ロイター通信などによると、ワタラ氏の部隊は今週に入って拠点を置いている国の北部から南進を始めた。アビジャンでは31日以降激しい戦闘が続いており、ワタラ氏の部隊は国営テレビ局を統制下に置いたという。

 昨年11月の大統領選では、バグボ氏が選管から「落選」と認定された後も大統領職に居座り続け、国連安保理はバクボ氏と側近の資産を凍結する制裁決議案を採択していた。

毎日新聞 2011年4月1日 12時30分

コートジボワール:元首相支持部隊、南部最大都市にも攻撃
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110402k0000m030056000c.html
コートジボワール:元首相派、全土掌握 前大統領は孤立
http://mainichi.jp/select/world/news/20110402ddm007030077000c.html

 【ヨハネスブルク高尾具成】昨年11月末の大統領選決選投票で野党候補が当選しているにもかかわらず、バグボ前大統領が居座りを続け混乱している西アフリカ・コートジボワールで、当選したワタラ元首相を支持する軍隊が1日までに国土のほぼ全域を掌握。南部の最大都市アビジャンで前大統領派への攻撃も続行している。国際社会も一致してバグボ前大統領退陣を迫っており、選挙の混乱が元首相派の武力で決着するかどうか、緊迫した状態が続いている。

 元首相側はアビジャンにある国営放送局を支配下に置き1日、国境を封鎖した。さらに、3日までの夜間外出禁止令をアビジャンに発令した。

 陸軍参謀総長が3月30日、南アフリカに亡命を求めるなど軍に離反者が続出。前大統領の孤立・弱体化が進んでいる。元首相派はバグボ前大統領の住居への攻撃も続け、前大統領の殺害や拘束も視野に入れている。

 元首相の支持部隊は3月28日から攻勢を強め、30日に首都ヤムスクロを支配下に置くなど前大統領の拠点を次々と奪取し、アビジャンに攻め上った。

 カーソン米国務次官補(アフリカ担当)は31日、コートジボワールが内戦に直面しているとの認識を示し、バグボ前大統領に対し「流血を避けて辞任する機会はある」と強調した。混乱を招いた要因はバグボ前大統領にあり、責任を追及する考えも示した。国連安保理も30日、前大統領や妻、側近など5人に対する資産凍結などの制裁決議を全会一致で採択。国際社会はバグボ前大統領退陣で足並みをそろえている。

 昨年の大統領選でバグボ前大統領は「ワタラ氏当選」の選管発表を受け入れず、双方が大統領就任を宣言する異常事態となった。

 北部を支持基盤とする元首相派と南部で強い前大統領派が衝突を繰り返し、これまで460人以上が死亡、推定100万人が避難民化している。

毎日新聞 2011年4月1日 19時30分(最終更新 4月2日 8時34分)

毎日新聞 2011年4月2日 東京朝刊

2442とはずがたり:2011/04/06(水) 11:30:01
これは両氏の属人的なものなの?両氏抜きでもなお残存する部族的・固定的なものなら国を分割してしまえばよいのに
>元首相は北部を主要支持基盤とし、前大統領は南部に強い権限を持ってきた
>戦闘が激化した南北の境界付近はカカオ豆生産のベルト地帯とも重なる

コートジボワール:市民300人虐殺 カカオ争奪激化
http://mainichi.jp/select/world/news/20110404k0000e030050000c.html

 【ヨハネスブルク高尾具成】大統領の座を巡り、前大統領と元首相の部隊が武力衝突している西アフリカ・コートジボワールで、平和維持部隊・国連コートジボワール活動は4日までに、西部ドゥエクエで300人の市民が虐殺されたと認定した。最大都市・南部アビジャンでの戦闘激化で国連は約200人の職員を北部に避難させた。コートジボワールは世界最大のカカオ豆生産国で、前大統領と元首相は支配権を巡る駆け引きを行っている。昨年11月の大統領選以降、カカオ豆の価格も上昇傾向に転じた。

 赤十字国際委員会は2日、ドゥエクエで800人以上が虐殺され、大半は一般市民であると報告した。しかしAFP通信は、国連の人権当局者の話として、先月28日〜30日にドゥエクエで犠牲となった推計330人のうち、220人はワタラ元首相の支持部隊が殺害し、バグボ前大統領率いる政府軍も100人を殺害したと伝えた。

 アビジャンでは、両派がにらみ合いを続け、緊迫の度が増している。仏政府は、1万2000人の仏市民の避難を始めた。

 カカオ豆産業から巨額の利益を得てきたとされるバグボ前大統領に対し、財政面で圧力をかけようとワタラ元首相は今年1月、カカオ豆の輸出禁止令を発令。一方のバグボ前大統領は3月7日、国営テレビを通じ、カカオ豆の買い取り、輸出を国の管理下に置く「大統領令」を発表した。

 ワタラ元首相派は、先月28日以降のバクボ前大統領支配地域への猛攻で、最大都市アビジャンの一部を除き、全土をほぼ掌握。カカオ豆の主要輸出港であるサンペドロも奪取した。輸出業者の多くは元首相派の管轄下に入ったとみられる。

 元首相は北部を主要支持基盤とし、前大統領は南部に強い権限を持ってきたが、戦闘が激化した南北の境界付近はカカオ豆生産のベルト地帯とも重なる。両陣営間の戦闘激化を受け、多くの生産業者や中間業者が周辺国へ避難している

 チョコレートの原料になるカカオ豆の価格は食糧危機の影響や投機により高騰、昨年1月にトン当たり3500ドルを超える高値を付け、その後下落していたが、昨年11月に大統領選を巡る混乱が始まってから、再び上昇。昨年12月には3000ドル台に戻している。チョコレートは大手が在庫を抱えており、消費者への影響は少ないとみられるが、供給不安は増している。

 昨年11月の大統領選決選投票では選管がワタラ元首相勝利を認定したが、バグボ前大統領が居座り、国際社会の批判を浴びている。

毎日新聞 2011年4月4日 11時28分(最終更新 4月4日 14時10分)

2443とはずがたり:2011/04/06(水) 11:30:48

リビアと云いフランス頑張るね。。大統領選対策か?けど選挙結果を尊重するという意味で評価したい。

コートジボワール:仏450人を増派、PKF応援で
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110405k0000m030136000c.html

 【パリ福原直樹】西アフリカ・コートジボワールの武力衝突で、フランスは4日までに、現地で展開する仏の平和維持部隊(PKF)の応援として、計450人を増派した。これで現地仏軍は約1700人体制になる。仏部隊は、現地で展開する国連の平和維持活動(PKO)を支援しており3日、主要都市・アビジャンの空港を管理下に置いた。

 また、仏政府によると仏軍などは4日、在留仏国民(約1万2000人)救出のため、アビジャンの3カ所に仏市民を集合させ始めた。

 一方、現地からの報道では、コートジボワールのワタラ元首相派が近く、大統領職に居座るバグボ前大統領側へ総攻撃をかける、との観測が出るなど緊張が高まっている。

毎日新聞 2011年4月4日 23時26分

コートジボワール:仏が軍事介入 国連と共同
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110405k0000e030075000c.html

 【パリ福原直樹】西アフリカ・コートジボワールのバグボ前大統領派とワタラ元首相派の武力衝突で、現地に駐留するフランスの平和維持軍(PKF)は4日、主要都市アビジャンの前大統領派拠点を攻撃し、事実上の軍事介入を始めた。これに呼応して、ワタラ元首相派の部隊も前大統領派への大規模攻撃を開始した。仏国防省筋によると、攻撃は現地の国連平和維持活動(PKO)部隊との共同作戦で、仏大統領府は「国連事務総長の要請に基づく地元住民や国連職員保護のための措置」としている。

 仏国防省筋によると、仏軍はヘリ4機で前大統領派の基地を攻撃したほか、前大統領派の装甲車や兵舎などを破壊した。国連PKO部隊も前大統領の住居を攻撃したという。仏軍は現地に駐留する部隊の応援として4日までに計450人を増派。仏軍は約1700人体制となり、アビジャンの空港を管理下に置いていた。

 一方、仏外務省によると、アビジャンで攻撃開始に先立つ4日夕、少なくとも2人のフランス人が前大統領派の民兵に誘拐された。2人は現地で活動する企業やホテルの幹部で、他の外国人も誘拐された可能性がある。仏外務省によると、現地の在留フランス人は約1万2000人。仏軍は4日、救出のため自国民をアビジャン市内の3カ所に集合させ始めていた。

 フランスは現地でPKFを02年から展開。現在、国連PKO部隊の「国連コートジボワール活動」を支援している。昨年11月の大統領選をめぐるバグボ前大統領派とワタラ元首相派の対立を受け、国際社会が元首相の当選を承認し、前大統領の辞任を求めたことで、本格的な軍事介入の決断を迫られていた。またサルコジ大統領は3日、仏軍に全ての在留フランス人の保護を命じていた。

 コートジボワールでは、ワタラ氏陣営が3月末以降、バグボ氏陣営への総攻撃を開始、アビジャンの一部を除き全土をほぼ掌握した。双方が100人以上の虐殺を行ったとの現地からの報告もある。

 国連安保理は3月、バグボ氏の資産凍結などの制裁決議を採択している。

毎日新聞 2011年4月5日 12時30分(最終更新 4月5日 13時29分)

2444とはずがたり:2011/04/06(水) 11:31:18

コートジボワール:バグボ氏退陣へ
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110406k0000m030166000c.html?inb=yt

 【ヨハネスブルク高尾具成】西アフリカ・コートジボワールで続く大統領の座を巡る武力衝突で、バグボ前大統領派の軍参謀長は5日、戦闘停止を表明した。同国に駐留軍を置く旧宗主国のフランス・フィヨン首相らは同日、大統領職に居座り続けてきたバグボ氏の降伏が交渉課題となっていると明言し、バグボ氏退陣が目前に迫った形だ。

 昨年11月の大統領選の結果を巡り、国際社会の大勢は、バグボ氏と対立するワタラ元首相を当選者と認めている。国連は4日、安保理決議に基づき「市民保護や国連平和維持活動部隊に対する攻撃防止」を目的に仏軍と共同作戦を実施。最大都市アビジャンの軍基地などバグボ氏の拠点施設を攻撃してきた。

 ワタラ氏派部隊は、既にバグボ氏邸宅を支配下に置いたと述べている。バグボ氏は邸宅の地下壕(ごう)に避難しているとの情報もあるが、所在は未確認。ロンゲ仏国防相は5日、会見で「事態は数時間で解決に向かうだろう」と述べ、収束が近いとの考えを示した。

毎日新聞 2011年4月6日 0時22分(最終更新 4月6日 7時57分)

<コートジボワール>バグボ前大統領 権限移譲を拒否 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000022-mai-int
毎日新聞 4月6日(水)9時48分配信

 【パリ福原直樹】西アフリカ・コートジボワールの武力衝突で、バグボ前大統領は5日、フランスが仲介する和平交渉に対し、反大統領派のワタラ元首相への権限移譲を否定した。仏テレビの取材に答えた。一方、仏のサルコジ大統領は同日、元首相に早急に新政府の組織を要請しており、仏軍の軍事介入で始まった紛争解決の試みは、前大統領退陣に向けて水面下で折衝が続いている模様だ。

 仏のジュペ外相は5日、仏議会での答弁で前大統領の元首相への「権限移譲」が迫ったと指摘。外相は潘基文(バン・キムン)国連事務総長と電話協議し、前大統領に「国外脱出前に、元首相への権限移譲の署名を行うべきだ」と主張した。

 外相によると前大統領の側近は、主要都市・アビジャンの仏大使館で、前大統領の権限移譲の条件を話し合っているという。

 だがバグボ前大統領は5日夜、仏テレビに停戦の議論が進んでいるとしたものの、国連や仏の求める権限移譲書への署名を拒否。昨年11月の選挙の勝者は自分だと主張し、元首相との「直接対話」が和平の前提条件だと訴えた。

 一方ジュペ外相によると、サルコジ大統領は5日、ワタラ元首相に前大統領派との早期和解▽元首相を首班とする挙国一致政府の創設−−を要請。前大統領の処遇については「国連側に前大統領と家族の安全を図るよう求めた」という。

2445チバQ:2011/04/07(木) 00:04:02
http://www.asahi.com/international/update/0406/TKY201104060534.html
ワタラ氏部隊、バグボ氏の自宅攻撃 降伏交渉失敗と判断2011年4月6日22時15分
 コートジボワール大統領選をめぐる混乱で、国際社会が当選を認めたワタラ元首相の部隊は6日、大統領職に居座るバグボ氏の自宅を攻撃し始めた。バグボ氏の降伏に向けた交渉が失敗したと判断したという。ワタラ氏の報道官は「バグボ氏を捕らえるためのプロセスが進行中だ」とした。

 現地からの報道によると、バグボ氏は4日に最大都市アビジャンで始まったワタラ派との戦闘の結果、アビジャンの自宅にある地下壕(ごう)に、内側から施錠して家族と隠れている。

 劣勢になったバグボ氏側は5日、降伏に向けた交渉に応じ始めたが、バグボ氏はフランスのテレビ局の電話取材に「私が選挙に勝った。退任のための交渉はしていない」と語った。真意は不明だが、交渉を有利に進める狙いだった可能性もある。

 バグボ氏の強硬姿勢をうけ、ワタラ氏は6日午前、自らの部隊をバグボ氏の自宅に突入させ、地下壕への攻撃を始めた。(ナイロビ=古谷祐伸)

2446チバQ:2011/04/07(木) 00:17:11
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&amp;sid=apktqALufegY
レスラー独保健相、FDP党首就任に意欲−初のアジア出身政党党首へ
 4月6日(ブルームバーグ):ドイツのレスラー保健相は、連立与党の一角を占める自由民主党(FDP)の党首就任を目指す意向を明らかにした。実現すれば、同党として最年少かつ、ドイツで初めてのアジア出身の政党党首の誕生となる。

  現職のウェスターウェレ副首相兼外相は、5月のFDP党首選に立候補しない意向を表明。レスラー保健相は5日、後任候補としてベテラン議員らの支持を取り付けた。同相は1973年、ベトナム人の両親の間に誕生。本人によれば両親はベトナム戦争中に死亡した可能性が高く、カトリックの児童養護施設に預けられた後、生後9カ月でドイツ人夫妻の養子となった。

  FDPは全国的な支持率低下に見舞われ、先月行われた2つの州議会選挙で敗北を喫した。レスラー保健相は党の立て直しを目指しており、FDPが伝統的に重点を置く減税と富裕層寄りとされる政策からの決別を呼び掛けている。

  同相はベルリンで記者団に対し、「FDPへの信頼を取り戻すのが目標だ」と述べた。「信頼を勝ち取るには時間がかかる。一夜にして成らずだが、可能ではある」と語った。

2447チバQ:2011/04/07(木) 22:21:28
>>2442とはさん
>>1764に少しまとめましたけど南北対立はあるものの、複雑怪奇な構図のようです

>>1755-1759とかブログで情報出してくれてた大使です

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110407-OYT1T00829.htm
岡村大使の救出作戦、仏特殊部隊がヘリから降下

. 【カイロ=中西賢司、パリ=三井美奈】内戦状態に陥った西アフリカ・コートジボワールの最大都市アビジャンでは、昨年11月の大統領選で当選した野党指導者ワタラ氏を支持する部隊が7日も、落選後も大統領の座に居座るバグボ氏の邸宅や大統領官邸への攻撃を続けた。

 6日には邸宅近くの日本大使公邸が武装集団に襲撃、一時占拠される事件が発生。戦闘長期化に伴い、アビジャンは無法地帯の様相を強めている。

 フランス国防省は7日、日本の岡村善文・駐コートジボワール大使らの救出作戦のビデオ映像を公開した。特殊部隊が軍用ヘリコプターからロープづたいで下降し、岡村大使を抱きかかえるようにして救出して機内に誘導する模様が映っている。大使は軽装で、落ち着いた様子で隊員と会話を交わしている。

(2011年4月7日21時35分 読売新聞)

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011040701000962.html
大使救出時、仏軍とバグボ派交戦 コートジボワール
2011年4月7日 21時18分

 【ナイロビ共同】大統領選結果をめぐる混乱が続くコートジボワールの最大都市アビジャンに駐在する岡村善文大使(53)の公邸が6日襲撃された事件で、駐留フランス軍がヘリコプターで大使ら8人を同日夜に救出した際、大統領職に居座るバグボ氏側勢力とフランス軍との間で激しい銃撃戦があった。フランス公共ラジオなどが伝えた。

 フランス軍側は少なくともバグボ氏側の武装車両1台を損壊させたという。死傷者が出たかどうかは不明。

 岡村大使は7日、共同通信に対し電話で「無事です」と話し「私は救われたが、周辺にほかの国の大使らがまだいる」と述べ、詳しい救出状況については安全対策上、答えられないと語った。

 日本大使公邸はバグボ氏の邸宅から数百メートルの距離にある。関係筋によると、同邸宅周辺には各国の大使公邸が多くあり、各大使も外に出られない状況が続いている。

 バグボ氏は邸宅の地下壕に立てこもっているとされ、6日には、国際社会が当選を認めるワタラ元首相の支持部隊がバグボ氏の拘束を目指し一時邸宅に突入、周辺で激戦があった。ワタラ氏側部隊は邸宅への攻撃を継続する構えを示している。

 岡村大使は電話で「昨晩は寝られなかった。アビジャンの状況は悪い。救出の状況などは安全面での問題があり、ノーコメント」と話した。

2448チバQ:2011/04/07(木) 22:24:40
http://news.google.co.jp/news/search?pz=1&amp;cf=all&amp;ned=jp&amp;hl=ja&amp;q=%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B8%E3%83%9C%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB&amp;cf=all&amp;scoring=n&amp;start=10
バグボ氏側が激しく抵抗 邸宅への攻撃停止 
2011.4.7 09:08

6日、コートジボワールの最大都市アビジャンで車両に乗って移動するバグボ氏側部隊(ロイター)
 大統領選結果をめぐり対立陣営の戦闘が拡大したコートジボワールからの報道によると、国際社会が当選を承認するワタラ元首相の支持部隊は6日、大統領職に居座るバグボ氏が立てこもっているとされる最大都市アビジャンの同氏邸宅に対する攻撃をいったん停止した。バグボ氏側部隊の激しい抵抗に遭ったためという。

 ただワタラ氏側部隊の報道官はAP通信に対し「第2の攻撃の準備をしている」と述べた。バグボ氏を拘束する方針に変更はないもようだ。

 同報道官などによると、ワタラ氏側部隊は6日、邸宅の門扉を突破したが、重火器による攻撃に遭い、一時退却した。邸宅には戦車や迫撃砲が配備されているという。同邸宅などには4日、現地の国連平和維持活動(PKO)部隊と駐留フランス軍が、重火器破壊を目指した空爆を行っている。(共同)

2449チバQ:2011/04/07(木) 22:26:21
<フランス>軍事介入「強い大統領」演出
毎日新聞 4月6日(水)19時55分配信

 【パリ福原直樹、欧州総局】フランスが世界の主要国を巻き込み、先月からリビアで爆撃を行っているのに続き、4日には西アフリカのコートジボワールで国連と共同で前大統領派への攻撃を開始、二正面作戦を取り始めた。背景には、来年の仏大統領選への対策に加え、欧州が、人権擁護のために軍事力を行使するのをためらわない前例を作ろうとしている、との見方も出ている。ただ、軍事作戦の出口は必ずしも明確でなく、戦況次第ではサルコジ政権が窮地に陥る可能性もある。

 コートジボワールへの攻撃について、フィヨン仏首相は5日、「民主主義の防衛にフランスが参加できることは誇りだ」と述べた。

 二正面作戦には来年の大統領選への思惑がありそうだ。サルコジ大統領の支持率は政権発足以来、低下の一途で最近30%を切った。また国内的には、側近とされたフィヨン首相の離反も指摘され、再選が危ぶまれている。

 一方、仏研究機関の専門家はAP通信に「欧州諸国には力の行使にためらいがある。フランスは欧州が人権擁護のために十分動いていないと考えている」と指摘する。90年代初めの旧ユーゴスラビア連邦を巡る紛争では、欧州主要国はほとんど無力で米国に頼り、北大西洋条約機構(NATO)によるコソボ空爆(99年)で終結させたトラウマもある。

 サルコジ大統領には欧州の“沈黙”を打破し、新しい安全保障政策のあり方を見せたいとの欲求があるようだ。08年のグルジア紛争で大統領は仲介役で力を発揮。国内外で高い評価を得た。今回の積極姿勢にも、同様の思惑が見え隠れする。

 リビアを巡っては、英国とともに攻撃を容認する国連安保理決議を執拗(しつよう)に要求。決議後、アラブ諸国も加えた多国間会合をパリで開催、直後に攻撃を始め、「危機に強い大統領」を演出した。

 ただ、コートジボワール攻撃は「リビアで攻撃しているのになぜ何もしないのか」との批判を受けて踏み切ったとの見方もある。旧宗主国として旧仏植民地への介入を極力避けるという基本方針を持っていたサルコジ大統領には、苦渋の決断だった可能性もある。

 他の欧州諸国には「軍事力で解決できることは限られている」(独紙)との冷ややかな見方も根強い。軍事介入が明確な成果を得られなければ、サルコジ大統領の責任を問う声も出かねない。

2450チバQ:2011/04/08(金) 00:40:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110407/mds11040722300008-n1.htm
民衆デモの波、クルド自治区にも
2011.4.7 22:28 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】チュニジアやエジプトの政変に触発された民衆デモが中東各地に拡大する中、イラク北部クルド人自治区でも、自治政府への抗議デモが頻発している。フセイン元大統領の圧政に対する長年の抵抗運動が正統性の源泉となっているクルドの現指導層。しかしデモの主役である若い世代は、「過去の功績」への畏敬の念よりも、現在の腐敗に対する怒りを膨らませている。

 イラクでは2月以降、首都バグダッドや南部バスラなど各地でデモが発生しているが、大半はインフラや失業問題の改善を求めるものだった。そんな中、クルド自治区でのデモは、一部が現行指導部の刷新を求めるなど、「他の地域とは様相が異なっている」(エジプトのイラク専門家)。

 自治区東部の主要都市スレイマニヤでは毎週金曜日、イスラム教の集団礼拝後に数千人がデモを行い治安当局と衝突、クルド紙ルダウのアイユーブ・ヌーリ編集長によると、これまでに6人が死亡した。

 イラク北部に多い少数民族クルド人は1950年代以降、クルド民主党(KDP)と、後にKDPから分裂したクルド愛国同盟(PUK)を中心に自治権闘争を展開。91年の湾岸戦争後に米英軍によってイラク北部に飛行禁止区域が設定されたことで、事実上の自治政府を確立した。

 KDPとPUKは、対立しながらも自治区での権力を分け合い、2003年のフセイン政権崩壊後も同様の構図が続いてきた。今回の一連のデモは、こうした利権構造への抗議の意味合いが強い。

 米カーネギー財団のイラク専門家、マリア・ファンタッピエ氏は「デモの中心は1990年代以降に成人した世代。父親の代に比べ指導部への思い入れは希薄で、失業率も高い」と指摘、「チュニジアやエジプトの民衆のように、デモを通じて抑圧的な体制に立ち向かおうと考えている者は多い」と話す。

 こうした動きに危機感を抱く自治政府トップのバルザニKDP議長は3月、汚職撲滅や延期されている地方議会選の早期実施を表明してデモ隊の要求に応える姿勢を示した。

 多くのクルド人には、現指導部が転覆すればアラブ人中心の中央政府から再び抑圧を受けかねないとの警戒心があるとされ、「デモへの支持は限定的だ」(ヌーリ編集長)との見方が支配的だ。ただ、デモ隊側は今後も抗議を続けるとしており、混乱状態が長期化する可能性もある。

2451チバQ:2011/04/08(金) 19:57:58
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110409k0000m030034000c.html
コートジボワール:ワタラ氏、実権移行を内外に誇示
 【ヨハネスブルク高尾具成】大統領選の結果を巡り武力衝突が続く西アフリカ・コートジボワールで7日夜、国際社会の大勢が新大統領として当選を承認するワタラ元首相がテレビ演説し、同国の輸出に科せられた経済制裁を解除するよう欧州連合(EU)に要請したことを明らかにした。バグボ前大統領派の抵抗は続いているが、ワタラ氏は外出禁止令を緩和する意向も示し、実権移行を内外に誇示した格好だ。

 AFP通信などによると、ワタラ氏は演説で国民和解と経済活動の再開・回復を強く訴え、「段階的に正常化を可能にするため、外出禁止令を8日から緩和する」と表明した。また、同氏は大統領職に居座るバグボ氏の邸宅を封鎖したとし、「バグボ氏は重装備の兵器と雇い兵と共に邸宅に立てこもっており、地域住民を守るため周辺を封鎖した」と説明した。

 コートジボワールは世界最大のカカオ豆産出国で、輸出が同国経済の命綱。しかし、バグボ氏の大統領職居座りとその後の混乱を受け、EUが今年1月に経済制裁を科し、ワタラ氏もバグボ氏側の資金を断つ目的でカカオ輸出禁止を命じていた。

 民間人保護などを目的に、旧宗主国のフランス軍と国連部隊が4日、軍事介入し、バグボ氏の拠点施設を攻撃。バグボ氏はアビジャンの大統領邸宅の地下壕(ごう)に立てこもっているとされる。

 ロンゲ仏国防相は上院で、バグボ氏派部隊は共に立てこもる約200人の護衛隊を含め1000人近くいると説明。抵抗が続いているとの認識を示した。一方、国連部隊などの介入を巡っては、ロシアなどから国連の中立性の面から懸念する声も出始めており、国連は今後、調整に苦慮する可能性も浮上してきた。

2452チバQ:2011/04/08(金) 19:59:00
http://mainichi.jp/select/world/news/20110408dde002030051000c.html
リビア:NATO誤爆 政府軍の戦車で部隊作り誤認か
 【ベンガジ杉尾直哉】北大西洋条約機構(NATO)が7日にリビアで行った空爆で攻撃された反体制派の軍勢は、反体制派が新規に編成した戦車部隊だった可能性があることが分かった。ロイター通信によると、この日の空爆では、反体制派のトラックや戦車が空爆され、5人が死亡した。NATO側は「戦車の車列」を攻撃したことを認めている。

 反体制派は従来、四輪駆動車の荷台に武器を積んで政府軍と戦っていた。だが、反体制派筋は同日、リビア軍が東部に残したT32型戦車13台で機甲部隊を編成し、北中部の政府軍に総攻撃をかける計画だったと話した。反体制派が戦車を使うのは初めてで、NATOが政府軍部隊と誤認した可能性がある。NATOは「機甲部隊があらゆる方向から移動しており、状況は不透明だ」と説明した。

2453チバQ:2011/04/08(金) 19:59:46
http://mainichi.jp/photo/archive/news/2011/04/08/20110408k0000e030053000c.html
リビア:訓練3週間の“即席兵士” 素人集めた反体制派

ベンガジの陸軍駐屯地で、軍事訓練の参加者に多連装ロケット砲の使い方を教える教官。ロケット砲は「北朝鮮製」という=2011年4月7日、杉尾直哉撮影 【ベンガジ(リビア北東部)杉尾直哉】リビアで政府軍と戦う反体制派の民兵集団は、これまで銃を取ったことのない一般市民がほとんどだ。政府軍と対等に戦える「兵士」にたたき上げようと、軍事訓練を行う試みが始まったが、ベンガジの訓練所を訪れると、参加者の未熟さばかりが目に付いた。

 訓練は、反体制派が拠点を置くベンガジの陸軍駐屯地で行われ、午前中だけメディアに公開されている。約50人ずつの10グループに分け、機関銃やロケット砲、高射砲など武器ごとにリビア人教官が使い方を教えている。教科は3週間で一通り終わる。

 「自由!」「革命!」−−。教官の掛け声にあわせ、若者たちが「気をつけ」と「休め」の姿勢を繰り返していた。しかし、動きがそろわない。高射砲の扱いを教わる別のグループでは、野球帽姿の若者が、砲身の取り付けに四苦八苦していた。

 参加者たちは、多連装ロケット砲などは「(カダフィ体制と良好な関係にあった)北朝鮮製だ」と話した。ただ、兵器に製造国は明示されていなかった。

 教官のワエル・アジャリさん(33)は、移民先のギリシャから駆けつけた。20代の時に徴兵でギリシャ軍で服務したことがあって「多少武器の扱いを知っているから」というが、「実は当時、軍隊が嫌で脱走したんだ」と打ち明けた。

 ワエルさんによると、民兵集団の最大の問題は「通信手段の欠如」だ。国内の大部分で携帯電話が通じず、後方部隊との連絡は、「伝令しか手段がない」という。反体制派筋が毎日新聞に語ったところによると、中東の産油国カタールが、大量の衛星携帯電話をリビア民兵に提供する計画というが、ワエルさんはこの情報を知らなかった。

 訓練所のファウジ・ブカティフ司令官(56)は、「我々はようやく自分で軍を再編しようとしているところだ」と語った。だが、司令官も本職は、地元の石油企業のエンジニアだという。

 参加者には、つえをついた高齢男性もいる。3週間の教科を終えたばかりというイスマイルという少年がいた。18歳というが、13、14歳にしか見えない。「戦いに行くのは怖くない」というが、どこに配属されるか聞くと、こわばった表情で「まだ分からない」と答えた。

2454チバQ:2011/04/10(日) 22:57:46
http://www.asahi.com/international/update/0410/TKY201104100241.html
ペルー大統領選、混戦模様 決選投票になる見通し2011年4月10日22時6分
 南米ペルーで、任期満了に伴う大統領選が10日ある。世論調査では、前回大統領選で現職のガルシア氏に敗れた左翼の元軍人オジャンタ・ウマラ氏(48)がリードする。どの候補も当選に必要な過半数の獲得は困難とみられ、決選投票になる可能性が高い。

 フジモリ元大統領の長女で、世論調査で2位につける国会議員のケイコ・フジモリ氏(35)が決選に進む公算が大きいとみられてきた。ただ、ガルシア氏の与党が、他の候補支持を直前に表明。2位争いは激戦になりそうだ。

 ロイター通信などによると、直前の民間調査会社「CPI」の調査でウマラ氏の支持率は29%、ケイコ氏が21.5%、元首相のクチンスキー氏が19.3%、前大統領トレド氏が15%。

 ペルー経済はここ数年、年間平均で7%の成長率を記録しているが、貧富の格差は激しく、国民の3分の1が貧困層と言われる。

 経済成長の恩恵に浴せず、現状へ不満を抱える多くの人々の間では、民族主義的な左翼の立場から「変革」を訴えるウマラ氏の支持率が高い。ここ数カ月で急上昇し、終盤で支持率トップに立った。

 フジモリ政権末期の2000年、政治の腐敗を批判して反乱を起こし注目を浴びた。06年の大統領選で初出馬。貧困層から支持を受け、トップで決選投票に進んだが、ベネズエラのチャベス大統領の影響が強く、急進的な主張が敬遠され、ガルシア氏に敗れた。

 今回は、前回トレードマークだった赤いシャツを、白いシャツとネクタイに変えた。チャベス氏とも距離を置いたが、経済のグローバル化に反対する基本的な主張は変わっていない。

 「史上最良の大統領だった父、アルベルト・フジモリの娘であることが誇りだ」。ケイコ氏が選挙戦最終日の7日夜、リマ市の低所得者層が多い地区で話すと、数千人の支持者から拍手がわいた。フジモリ政権下では地方に道路や病院、学校などを建設したが、その後の政権は貧しい人々を見捨てたとの主張だ。

 リマ市で、水も電気もない小屋に4人家族で暮らすタニア・キスペさん(28)は「フジモリ氏は貧しい人のために働いた。娘のケイコに入れる」と話す。

 一方で、クチンスキー氏は富裕層や企業家らの支持を受け終盤に急上昇。現政権与党も支持を決めた。「変革」を嫌う人々には、トレド氏の人気もある。2位の決定までに時間がかかる可能性もある。(リマ=平山亜理)

2455チバQ:2011/04/10(日) 23:01:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110410-00000057-mai-int
<コートジボワール>外交官救出作戦中止 PKO
毎日新聞 4月10日(日)21時2分配信

 【ヨハネスブルク高尾具成】大統領選挙の結果を巡り武力衝突が続く西アフリカ・コートジボワールの最大都市アビジャンで9日、国連平和維持活動(PKO)部隊が計画していた各国外交官らの救出作戦が中止に追い込まれた。退陣を拒否するバグボ前大統領派が勢力を盛り返し、戦闘が激化したため。国際社会の大勢が新大統領として承認したワタラ元首相が拠点としているホテルも、バグボ氏派からの攻撃を受けた。

 バグボ氏派とみられる民兵は6日、アビジャンの日本大使公邸を占拠。8日にはフランス大使公邸も攻撃を受けた。国連安保理が同日開いたコートジボワール情勢に関する緊急会合でPKO担当のルロワ事務次長は、20カ国以上が「大使館員の安全確保を国連部隊に要請してきた」と述べた。国連は各国の要請に基づき、現地に駐留する仏軍と合同で9日に救出作戦を開始することを決定した。

 しかしAFP通信によると同日、バグボ氏派は迫撃砲や小火器でワタラ氏派の拠点ホテルを攻撃し、ワタラ氏の支持部隊や国連平和維持部隊が応戦。安全が確保できないとの判断から救出作戦は中止された。仏軍は各国大使公邸がある地区で、ヘリからバグボ氏派の軍用車両を攻撃したという。

 ワタラ氏派の部隊は3月下旬からの戦闘でほぼ全土を掌握し、4日には国連部隊や駐留仏軍も軍事介入した。しかし、バグボ氏派は権限移譲交渉の停戦時間を戦力強化や武器調達にあてたとみられ、反転攻勢に出ている。

2456チバQ:2011/04/11(月) 12:34:38
http://www.cnn.co.jp/world/30002413.html
ペルー大統領選は決選投票へ ウマラ氏首位、2位は激戦
2011.04.11 Mon posted at: 11:57 JST
ペルー・リマ(CNN) 南米ペルーで10日、大統領選の投票が行われ、出口調査の結果、左派のオジャンタ・ウマラ氏が首位に立った。しかし過半数には届かず、決選投票に持ち込まれる公算が大きくなった。

出口調査によると、得票率はウマラ氏が31.6%でトップ、次いでケイコ・フジモリ氏(21.4%)、ペドロ・パブロ・クチンスキー氏(19.2%)、アレハンドロ・トレド氏(16.1%)の順となっている。

首位のウマラ氏が決選投票に進むのは確実だが、次点はフジモリ氏とクチンスキー氏が激戦を展開しており、どちらが決選投票に進出するかはまだ読めない状況だ。

今回の大統領選ではペルーの堅調な経済成長をどう持続させるかが焦点となった。公式結果は同日中に発表される見通し。

ウマラ氏は元軍人で、前回2006年の大統領選挙では再選を目指した現職のガルシア大統領に敗れた。この時は社会主義改革を掲げるベネズエラのチャベス大統領にならったことが敗因となったが、今回は中道寄りのブラジルのルラ大統領にならう姿勢を強調した。

2457チバQ:2011/04/11(月) 12:35:56
http://www.asahi.com/international/update/0411/TKY201104110064.html
サウジなど湾岸諸国、イエメン大統領の退陣促す
2011年4月11日10時6分
 サウジアラビアなどで構成する湾岸協力会議(GCC)諸国の外相が10日、リヤドで協議し、デモで混乱が続くイエメンのサレハ大統領に退陣を促す声明を出した。イエメンでは2月以降、同大統領の即時退陣を求めるデモが繰り返され、治安部隊との衝突でこれまでに120人以上が死亡している。

 AP通信などによると、GCC諸国はサレハ大統領に辞任後の免責を保証する代わりにハディ副大統領への権限移譲を促し、さらに野党勢力も加わる挙国一致政府による新憲法制定と選挙の実施を求めた。

 隣国のサウジアラビアなどは、国内に分離独立運動を抱え、国際テロ組織アルカイダ系の勢力も活動するイエメンで騒乱が拡大することを恐れ、サレハ大統領が退陣する方向で調停を進めてきた。だが、同大統領は8日に「露骨な干渉だ」と拒否し、GCC諸国のカタールから大使を召還した。(カイロ=松井健)

2458チバQ:2011/04/11(月) 23:18:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110411/amr11041119290003-n1.htm
ペルー大統領選開票始まる ケイコ・フジモリ氏、悲願へ一歩
2011.4.11 19:26

10日、リマ市内で支持者にスピーチするケイコ・フジモリ国会議員(ロイター)
 【ニューヨーク=松尾理也】ペルー大統領選の投票が10日、行われ、左派のオジャンタ・ウマラ元陸軍中佐(48)が得票率27%で首位、続いてアルベルト・フジモリ元大統領(72)の長女、ケイコ・フジモリ国会議員(35)がつけ、6月5日の決選投票に進む見通しになっている。決選となれば、急進的なウマラ氏を嫌う層がケイコ氏に流れる可能性が強く、父子2代にわたる日系人ペルー大統領の誕生という筋書きも現実味を帯びてきた。

 同日夜までの暫定的な開票結果によると、2位には元首相でエコノミストのクチンスキー氏が続いているが、これはあくまで首都リマを中心とした都市部の票。最終的に開票結果が出そろうまでには数日かかる見通しだが、今後、地方の開票が進むにつれ、ケイコ氏が2位に浮上するとの見方が有力だ。

 ウマラ氏は前回2006年大統領選でも第1回投票で首位に立ち、ベネズエラのチャベス大統領らに続く左派政権誕生かと注目を集めた。しかし、基幹産業の国営化など急進的な主張への懸念から対抗陣営がそろって反対に回り、現職のアラン・ガルシア大統領に決選で敗れた経緯がある。

 今回も決選投票では、同様に反ウマラ陣営が結束する可能性が強い。このため、決選ではむしろ2位候補のほうが有利との指摘がもっぱらだ。

 一方、同じく貧困層を地盤とするケイコ氏は選挙戦で、服役中の父、フジモリ元大統領の功績をひたすら強調する戦術をとってきた。対立陣営からは「公約は父親の恩赦だけだ」などと批判を浴びることも多いが、ケイコ氏の強みは、そうした批判など意にも介さない父親時代からの強固な支持者の存在だ。

 2006年に国会議員に当選して以来、ケイコ氏の支持率は20%程度でまったく変わらない。この「岩のように強固な」(ペルーのメディア)地盤が、主要候補5人が浮き沈みを繰り返す今回の激しい選挙戦で最大のよりどころとなった。

 ウマラ氏とケイコ氏との一騎打ちが実現すれば、最大の敗者はこれまでペルーを牛耳ってきたエリート白人層ということになる。

 投票を前に、1990年に大統領選に出馬しながらフジモリ氏に敗れたノーベル賞作家、バルガス・リョサ氏は2人をいずれも民主主義にとってマイナスだとして「まるで末期がんとエイズのいずれかを選ぶようなものだ」と非難した。裏返せば、不穏当な表現は、エリート層の危機感がそこまで強いことの証明ともいえよう。

2459チバQ:2011/04/11(月) 23:22:14
>>605>>2433>>2454>>2456
オジャンタ・ウマラ     :民族主義的な左翼の立場 前回2006年の大統領選挙では再選を目指した現職のガルシア大統領に敗れた
ケイコ・フジモリ      :90-01年大統領の娘
ペドロ・パブロ・クチンスキー:富裕層や企業家らの支持を受け終盤に急上昇。現政権与党も支持を決めた
アレハンドロ・トレド    :2001-2006年大統領


今回も決選投票では、同様に反ウマラ陣営が結束する可能性が強い。このため、決選ではむしろ2位候補のほうが有利との指摘がもっぱらだ。

2460チバQ:2011/04/11(月) 23:28:37
>>1391
http://www.asahi.com/international/update/0411/TKY201104110571.html
仏、ブルカ禁止法を施行 着用し抗議の主婦らを聴取2011年4月11日23時6分


法律施行への抗議を記者団に語るニカブ姿の女性=レミ・ファブレス氏撮影
 イスラム教徒の女性が顔を含む全身を覆い隠すブルカやニカブの公共の場での着用を禁止する法律が11日、フランスで施行された。違反者には、罰金150ユーロ(約1万8千円)が科せられる。

 パリ警視庁や裁判所に近いノートルダム大聖堂の前では同日朝、法律の施行に抗議していたニカブ姿の主婦(37)が「これを着続ける。私の信条の一部なのだ」と訴えた。AFP通信によると、この女性と支援者らは警察官の事情聴取を受けた。(パリ=稲田信司)

2461チバQ:2011/04/11(月) 23:29:51
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/04/post-2042.php
「優等生」トルコがアラブ世界のお手本に
An Islamist Makeover

独裁者を倒し権力を握った各国のイスラム政党は、「イスラムと民主主義の両立」の教えを求めてトルコ詣で

2011年04月07日(木)13時08分
オーエン・マシューズ(イスタンブール)

[2011年3月 9日号掲載]

 革命の波が広がる中東諸国で、イスラム政党が各国で政権を掌握する可能性が出てきた。穏健路線への転換を目指す地域のイスラム主義の指導者がお手本と仰いでいるのが、トルコのエルドアン首相だ。

 亡命先から帰国したチュニジアのイスラム政党指導者ラシド・ガンヌーシは近々、トルコの首都アンカラを訪問する。政治的な主流派になるには「イスラムと近代主義の両立」が必要であり、エルドアン率いる公正発展党(AKP)に学ぶべきだと考えるからだ。

 エジプトのムスリム同胞団もエルドアンを見習い、穏健政党「自由公正党」を結成。少数派のコプト教徒も取り込んで、今後の選挙に打って出る計画だ。モロッコのイスラム政党は、トルコと同じ「公正発展党」。ヨルダンのイスラム行動戦線は、アブドラ国王との会談で「トルコ型」の政治を求めた。トルコのシンクタンクが最近行った調査では、75%のアラブ人がトルコは「イスラム教と民主主義の共存の成功例」だと考えている。

 エルドアンもかつては過激なイスラム主義者だった。99年には扇動罪で投獄された経験もある。その後穏健派に転じ、現代トルコ史上最も安定した政権与党の党首となった。

 エルドアンの指揮下で、AKPは全国規模の選挙(国民投票も含む)に5回勝利。政教分離の原則を振りかざす司法の介入や軍のクーデター計画を乗り切り、政権発足後8年でGDPを倍増させた。

 エルドアン自身は、トルコが他国の模範になるなどとは言わない。かつてオスマントルコに支配されたアラブ世界の人々は、今でもトルコが盟主気取りになることを警戒するからだ。

「トルコは手本というより、彼らに勇気を与える存在になるだろう......ある国の成功例がすべての国に当てはまるわけではない」と、エルドアンは本誌に語った。ただし彼が言うように、「トルコが人権擁護と法の支配を土台に、きちんと機能する民主主義を打ち立てた」ことは、イスラムと民主主義の両立は可能という証拠にほかならない。

原理主義との訣別が鍵
 わずか10年前まで、トルコはお粗末な民主主義の最たる例だった。腐敗した指導者たちが政権交代劇を繰り広げ、軍がたびたび政治に介入。金融部門は脆弱で、多くのクルド人と左派活動家が闇へ葬られた。

 エルドアンにも汚点はある。アラブ世界の同盟国であれば、相手が独裁政権でも目をつぶってきたのだから。昨年末には、リビアの最高指導者カダフィ大佐が創設した人権賞をありがたく受け取っている。

 それでも、今のトルコを築いたのはエルドアンの功績だ。現政権下で軍は政治に口出しできなくなり、内政は安定。近隣諸国との関係も良好で、年率8%の急成長を遂げるトルコは地域経済の牽引役になっている。
近隣諸国のイスラム政党がトルコを手本にするには、不都合な点もある。AKPはイスラム原理主義と訣別し、欧州のキリスト教民主政党を見習って「ムスリムの民主政党」となった。

 その一方で、イランやスーダン、アフガニスタンのイスラム政権は「社会正義、平等、法の支配、外国支配からの解放を実現するという約束を果たせなかった」と、中東問題研究所(ワシントン)のゴナル・トルは指摘する。「その結果、若い世代のイスラム教離れが進んだ」

 冷戦後、東欧の共産主義者は社会民主主義者に転じた。同じように、トルコのイスラム主義者も現実的な穏健派に生まれ変わった。革命後の新時代に向けてアラブのイスラム政党がトルコに学ぶつもりなら、この事実を受け入れる必要がある。

2462チバQ:2011/04/11(月) 23:31:09
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/03/post-2029.php
無政府状態なのにベルギーが安泰なワケ
Belgium Without a Government

政府不在の最長記録を更新し続けるこの国が示す中央政府の無用度

2011年03月31日(木)12時57分
藤田岳人(本誌記者)

[2011年3月 9日号掲載]

 国内のオランダ語圏とフランス語圏の対立がもたらしたベルギーの「政府不在」期間が、世界最長の8カ月になった。暫定政権が続く異常事態だが、それでも国が存続し、国民が普通に生活できているのはなぜか。

 理由はベルギーの特殊な政治体制にある。この国は権限の多くが地方に移譲されており、連邦政府のほかに言語や文化に関する権限を持つ「共同体」、経済をつかさどる「地域」という自治機関がそれぞれ3つずつ存在する。

 外交や防衛は、EUとNATOという国際機関に「外注」が可能(おまけにそれぞれの本部が首都ブリュッセルにある)。つまり、正式な決定権を持つ連邦政府がなくても、最低限のことはそれ以外の機関で対応できるのだ。

 ただ、この国が抱える公的債務残高だけはどうにもならない。その額は対GDP比100%に迫り、こればかりは強い指導力を発揮して歳出削減に踏み切れる連邦政府の存在が欠かせない。

 国家分裂までささやかれるが、政府不在の長期化は分裂論者に「そもそも連邦政府は何の役にも立っていない」という格好の言い分を与えかねない。

2463チバQ:2011/04/11(月) 23:41:54
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110411-OYT1T01063.htm
コートジボワール、バグボ氏を自宅で拘束

 【ヨハネスブルク=中西賢司】西アフリカ、コートジボワールからの報道によると、昨年11月の大統領選で敗北した後も居座りを続け、内戦状態の中で最大都市アビジャンの自宅にたてこもっていたローラン・バグボ氏が11日、拘束された。


 アビジャンでは11日、旧宗主国のフランス駐留軍が十数台の戦車などからなる地上部隊を市街地に進軍させ、バグボ氏邸に突入を図るなど、同氏排除に向けた実力行使が進んでいた。

 ロイター通信は国連筋の話として、バグボ氏が大統領選で当選した野党指導者のアラサン・ワタラ元首相の勢力に投降したと伝えた。AFP通信はワタラ派報道官の話として、バグボ氏と妻がワタラ派の兵士により拘束されたと報じている。

 ワタラ氏はバグボ氏について「混乱の責任を取らせる」として配下の部隊に身柄の拘束を指示していた。今後は、バグボ氏訴追を目指すとみられる。

(2011年4月11日23時23分 読売新聞)

2464チバQ:2011/04/11(月) 23:53:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110411/asi11041121200002-n1.htm
「恩を返すとき」 北マリアナ・ロタ島で被災者受け入れへ
2011.4.11 21:16 (1/2ページ)
 東日本大震災発生から1カ月が経過し、歴史的に日本とゆかりの深い北マリアナ諸島のロタ島で、震災被災者の受け入れ計画が進んでおり、現地のロタ市では島内の公営住宅やホテルで約200人を受け入れる意向だ。両親が日本の学校教育を受けた同市のメルチョ・メンディオラ市長(61)は産経新聞の取材に対し、「ロタ島の住民は日本人の先人から多くのことを学び、多大なる恩恵と教訓を受けた。いまが恩を返すときだ」と話しており、早ければ来週にも被災地を視察に訪れる。

 ロタ島は東京から南南東に約2400キロ離れた米自治領北マリアナ諸島に位置し、年間平均気温27度の常夏の島で面積は約85平方キロメートル。チャモロ人ら約3000人が居住し、ゴルフやマリンレジャーなどで年間約5千人の日本人観光客が訪れる。大正3年から昭和20年までは日本が統治しており、学校や電気、水道などを整備。高齢者を中心に日本語を話すことができる住民は多い。

 同市では、東京電力福島第1原子力発電所の放射能被害で一時避難を余儀なくされた住民や、津波被害で自宅を失った被災者らに対し住宅や食事面で支援を実施する。近く、受け入れのための準備室を設置し、滞在期間や費用面について関係者と協議を進めるとともに、メンディオラ市長が被災地を訪れ、日本の関係各機関と意見交換する意向を示している。

 また、同市での被災者支援の動きをうけ、約100部屋を持つ市内の日系ホテルでは数十人の被災者受け入れを表明し、同市や現地ホテル協会などとの調整を開始。ロタ島はじめサイパン島やテニアン島を管轄する北マリアナ諸島自治政府でも滞在資格取得の支援や、ほかの島での受け入れが可能かどうかの検討を始めており、支援の輪は広がりを見せつつある。

 メンディオラ市長は「日本人に対し心から敬意を抱いており、ロタの住民は被災者の方々を心から歓待したい気持ちであふれている」としている。

 海外での震災被災者受け入れの動きとしては台湾政府が、台湾島中部での長期滞在を検討している。

 問い合わせは現地のロタ市長室((電)国番号1・670・532・9451)で、日本語での会話も可能。(岡嶋大城)

2468チバQ:2011/04/12(火) 12:35:31
http://www.afpbb.com/article/politics/2795387/7073879?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
フジモリ氏長女、決選投票へ ペルー大統領選
2011年04月12日 10:36 発信地:リマ/ペルー
【4月12日 AFP】ペルー大統領選は11日、左派で元軍人のオジャンタ・ウマラ(Ollanta Humala)候補(48)とアルベルト・フジモリ(Alberto Fujimori)元大統領の長女ケイコ・フジモリ(Keiko Fujimori)候補(35)が決戦投票に進むことが確実となった。

 選挙管理委員会によると、開票率約80%の時点で、ウマラ氏が得票率30.5%でトップ、ケイコ氏が23%で続いている。3位は元首相のペドロ・パブロ・クチンスキー(Pedro Pablo Kuczynski)候補(72)で得票率は20%。

 決選投票でペルー国民は、ベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領にもなぞらえられる国家主義者のウマラ氏と、服役中の父親の影響を不安視する人の多いケイコ氏という、両極にある2人のどちらかを大統領に選ぶことになる。(c)AFP/Sophie Nicholson

2469チバQ:2011/04/12(火) 12:40:17
http://www.asahi.com/international/update/0412/TKY201104120073.html
リビア反体制派、停戦案拒否 アフリカ連合の仲裁困難に
2011年4月12日10時12分
内戦状態になっているリビアを訪問しているアフリカ連合(AU)首脳らによる代表団が11日、同国東部ベンガジで反体制派「国民評議会」幹部と会談した。AUはリビアの最高指導者カダフィ大佐が受け入れた停戦案を示したが、同評議会は拒否した。

 同評議会のアブドルジャリル議長は会談後に会見し、「国民が一貫して求めているのは、カダフィ氏の追放と現体制の終結だ」と強調。カダフィ一族が権力を手放す内容が含まれない一切の案は受け入れられないとし、「AUの案は国民の気持ちを表していない」と批判した。

 AUの停戦案は、(1)即時停戦(2)北大西洋条約機構(NATO)による空爆の停止(3)国民への人道支援(4)外国人保護などを条件とし、カダフィ政権が政治改革を進めること、を求めているとされる。反体制派にはカダフィ氏と関係が深いAUへの不信も強く、AUの仲介による解決は困難な状況となった。

 これに対し、カダフィ氏の次男セイフルイスラム氏は11日、カダフィ大佐の追放を求めることは「全くばかげたことだ」と一蹴。カダフィ氏自身も退く姿勢を全く示しておらず、両者の溝は埋まっていない。(ベンガジ=奥寺淳)

2470チバQ:2011/04/12(火) 19:51:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110412/mds11041219120004-n1.htm
コートジボワール、険しい国民和解の道
2011.4.12 19:10 (1/2ページ)

 11日、コートジボワール・アビジャンで、国民に向けて演説するワタラ氏(AP)
 【ロンドン=木村正人】大統領選をめぐり内戦状態に陥ったコートジボワールで国際社会が当選を承認するワタラ元首相側が11日、大統領職に居座り続けたバグボ氏を拘束した。バグボ氏はワタラ氏の大統領就任を認め、「国家正常化のため戦闘終結」を呼びかけた。紛争の背景に根深い民族対立が横たわるだけに国民和解の道は険しそうだ。

 現地からの報道によると、バグボ氏は「敵対するのは止めよう」と自らの部隊に武器を置くよう呼びかけた。一方、ワタラ氏は「不要な争いは終わった」と演説。1千人以上が死亡、10万人が国外に逃れたとされる今回の紛争で、両陣営に人道に対する罪がなかったかを捜査するため「真実和解委員会」を立ち上げる方針を示した。

 バグボ氏や家族らの訴追について、国連平和維持活動(PKO)局のルロワ局長(事務次長)は11日、国内法で裁くか、国際刑事裁判所(ICC)に捜査を委ねるかはワタラ氏の判断だとの認識を示した。

 1960年に独立した同国ではウフエボワニ初代大統領が一党支配体制を築いたが、バグボ氏は民主化と世界一の生産を誇るカカオ豆がもたらす富の再配分を要求、複数政党による大統領選を実現させた。

 しかし、2000年に大統領に就任すると、北部のカカオ豆農場で働く隣国からの出稼ぎ移民と南部のコートジボワール人の対立をあおり、ブルキナファソ系移民2世でイスラム教徒のワタラ氏を排斥。02〜03年に政府軍と北部中心の反政府勢力の戦闘が激化し、内戦状態に陥った。

 今回の大統領選でもバグボ氏は「北部の移民勢力が投票を操作した」などと民族感情に訴え、最大都市アビジャンの支持者に武器を渡して最後まで抵抗した。

 国際通貨基金(IMF)のエコノミストも務めたワタラ氏も武力を行使し、国連や旧宗主国フランスの力に頼らざるを得なかった。一報では駐留仏軍がバグボ氏を拘束したと伝えられたが、公式発表で「降伏したバグボ氏をワタラ氏側部隊が拘束した」としたのも、民族感情の刺激を避ける狙いがあったとみられる。

2471チバQ:2011/04/12(火) 19:51:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110412/mds11041211350002-n1.htm
殺人やレイプ、略奪が頻発 国連高官が「治安空洞化」懸念
2011.4.12 11:29

 国連のシモノビッチ事務次長補(人権担当)は11日、コートジボワール情勢について、大統領職に居座っていたバグボ氏が拘束され戦闘がほぼ収まったものの、最大都市アビジャンでは「大半の警察官が配置に就いておらず、治安の空洞化が起きている」と述べ、治安面への懸念を示した。ニューヨークの国連本部での記者会見で語った。

 シモノビッチ氏は、アビジャンで殺人やレイプ、略奪が頻発しており「国連平和維持活動(PKO)部隊に(こうした事件を報告する)電話が1日に200〜300件かかってくる」と述べた。

 また国連は11日までに、バグボ氏側部隊と、国際社会が当選者と認めるワタラ元首相側部隊の戦闘によるとみられる大量殺害が起きた西部で、約400人の遺体を確認したと明らかにした。(共同)

2472チバQ:2011/04/13(水) 00:04:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110412/erp11041221300007-n1.htm
犯人像つかめず ベラルーシテロ 地下鉄で
2011.4.12 21:28 (1/2ページ)

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 11日、ベラルーシの首都ミンスクの地下鉄駅で起きたテロで、救急車に運ばれる負傷者(AP)
 【モスクワ=佐藤貴生】ベラルーシの首都ミンスク中心部の 地下鉄駅で11日午後6時(日本時間12日午前0時)ごろ、爆発が起き、少なくとも12人が死亡、約150人が負傷した。旧ソ連からの独立以来、ベラルーシでこれほど大規模なテロ事件が起きたのは初めて。独裁が長期化するルカシェンコ体制を揺さぶる狙いがちらつくが、治安当局は犯人像を絞り切れずにいる。

 同国内務省などによると、爆発物はオクチャブリスカヤ駅のプラットホームのベンチの下にあったとみられ、殺傷能力を高めるために金属片が詰められていた。帰宅ラッシュのさなかに起きた爆弾テロは、最大限の被害を狙って周到に計画された犯行だ。クレショフ内相は12日、犯行に関与したとみられる男2人のモンタージュ写真をつくり行方を追っていると明らかにした。

 オクチャブリスカヤ駅はミンスクの目抜き通りに面しており、市内を走る地下鉄2路線が交差する首都の交通網の中心地。大統領公邸も駅から約100メートルの距離にある。治安当局は大統領公邸にも近い警備の重要拠点が標的となったことを重視している。

 ベラルーシの首都ミンスク中心部では2008年7月、人込みの中で爆発物が爆発して約50人が負傷する事件が起きたが、未解決のままとなっている。ルカシェンコ大統領は地下鉄でのテロを受け、関連を調べるよう指示した。

 インタファクス通信によると、地下鉄でのテロ発生を受けて野党「ベラルーシ人民戦線」は、事件捜査を口実に反体制政治勢力に対する政治的弾圧を強めないよう求める声明を出した。ルカシェンコ政権は昨年12月の大統領選直後、反体制派の立候補者のほとんどの身柄を拘束しており、反体制派の政権不信があらわになっている。

 政治的な敵対関係にある者が多数いることに加え、大きな被害をもたらしたテロの手法からみて、何らかの武装組織が関与した可能性も捨てきれない。ルカシェンコ大統領は国外の組織の関与も含めて捜査する意向を示した。

 ただ、ベラルーシではロシア南部チェチェン共和国のような独立紛争はなく、イスラム原理主義勢力の活動は活発とはみられない。野党勢力も当局から徹底監視されており、武装闘争を掲げる反政府勢力の存在は伝えられていない。ベラルーシは重大な国際紛争とも無縁だけに、テロを実行した組織の解明には難航が予想される。

2473とはずがたり:2011/04/13(水) 17:58:17

ムバラク氏を15日間拘束 事情聴取でエジプト検察
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/2011041301000577.htm

 【カイロ共同】エジプトの検事総長は13日の声明で、大規模反政府デモで辞任に追い込まれたムバラク前大統領と長男のアラア氏、次男ガマル氏の3人について、汚職や公金横領、デモ弾圧に関与した容疑などで事情聴取を継続するため、15日間拘束すると明らかにした。
 ムバラク氏は12日、当局の取り調べ中に心臓に異常が生じ、滞在中の東部シャルムエルシェイクの病院に入院、集中治療室(ICU)に運ばれた。検察当局は大統領の容体は深刻ではなく、身柄拘束にも耐えられると判断したもようだ。
 アラア、ガマル両氏については身柄を首都カイロに移送するという。

2011年04月13日水曜日

ムバラク前大統領が入院 エジプト、息子2人拘束
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/2011041301000087.htm

 【カイロ共同】エジプトの国営テレビによると、大規模反政府デモで辞任に追い込まれたエジプトのムバラク前大統領(82)が12日、デモ弾圧に関与した容疑などで当局の取り調べを受けている際に心臓に異常が生じ、滞在していたシャルムエルシェイクの病院に入院した。
 詳細な状況は伝えられていないが、集中治療室(ICU)に運ばれたという。同国メディアなどによると病院当局者は、深刻な容体ではなく、取り調べ再開も可能な状態との認識を示した。
 AP通信などによると、エジプト治安当局は13日、デモ弾圧に関与したかどうかなどの捜査のためムバラク氏の長男アラア、次男ガマルの両氏を拘束。スーザン夫人も取り調べを受けている。

2011年04月13日水曜日

2474チバQ:2011/04/13(水) 23:57:10
http://www.asahi.com/international/update/0413/TKY201104130606.html
「脱原発」TV司会者が出馬表明 仏次期大統領選2011年4月13日23時1分
 来年4月のフランス大統領選で、地球環境の破壊を告発するテレビ番組の人気司会者だったニコラ・ユロ氏(55)が13日、出馬の意向を表明した。「脱原発」の立場を明確にして支持獲得を目指すとみられる。

 ユロ氏はこの日の出馬宣言では脱原発に触れなかったものの、10日の仏雑誌テラ・エコのインタビューで福島第一原発事故に言及し、「脱原発は避けて通れない」と明言した。最近の次期大統領選に関する世論調査では、8%が同氏に投票すると答えた。(パリ=稲田信司)

2475チバQ:2011/04/14(木) 00:02:24
http://www.asahi.com/international/update/0413/TKY201104130237.html
「このままでは皆殺し」 リビア激戦地からの避難民語る(1/2ページ)2011年4月13日13時52分
 リビアの反体制派とカダフィ政府軍との間で激戦が続く同国西部ミスラタの避難民ら約400人を乗せた船が東部トブルクに着き、朝日新聞の取材に応じた。避難民らは、市内は危機的な状況となっていると口をそろえた。

 ミスラタは2月下旬に反体制派が市街地を掌握したが、政府軍は陸路を封鎖、包囲を続けながら激しい攻撃を続けている。多国籍軍の戦闘機が政府軍の拠点を空爆する一方、監視飛行を続けているため、ミスラタ港の出入りは可能になっている。船はカタールなどが手配、10日にミスラタを出港、11日にトブルクに到着した。

 避難民らによると、政府軍は市内のあちこちに狙撃手を配置、戦車砲やロケット砲などによる砲撃を加えている。政府軍の多くは外国人傭兵(ようへい)で、モーリタニア人やウクライナ人、セルビア人らの存在が確認されたという。

 貴金属販売店員マフムード・ムハンマドさん(43)は、中心部の目抜き通りにあった自宅周辺で戦闘が激しくなったため、1カ月以上、ミスラタ港の岸壁周辺で過ごした。「カダフィ軍の兵士は外国人ばかりだから、市民を殺すことなんて何とも思っていない。狙撃が恐ろしくて外出できない。私の知人を含め、多くの市民や外国人労働者が拉致されて行方不明になっている」と話す。

 市内の製鉄所と港の岸壁にエジプト人ら外国人労働者を中心に多くの避難者が集まり「避難所」となっている。製鉄所内ではエジプト人ら1万人を超える外国人労働者らが避難生活をおくっているが、テントなどが足りず、ほとんどの人々は路上で寝ているという。

 リビア人の住民の多くは、比較的安全とされる市内東部の親族宅などに避難しているが、水道や電気が止まり、食糧も不足しているという。

 エジプト人のムハンマド・ハミドさん(64)は「ミスラタに対して早急に食糧や医薬品を支援し、空爆も強化しないと、このままでは皆殺しにされる」と話した。(トブルク=貫洞欣寛)

2476チバQ:2011/04/14(木) 00:10:06
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011041302000025.html
国民の分断解消課題に コートジボワール
2011年4月13日 朝刊

 【ロンドン=松井学】アフリカ西部コートジボワールの内戦は、昨年十一月の大統領選で敗れながら退任を拒否したバグボ氏が十一日に拘束され、同氏派の部隊に停戦を呼び掛けたことで、流血拡大の事態は当面避けられる見通しだ。内戦の背景には民族と宗教の対立があり、南北に分断された国の統一はワタラ新大統領にとって険しい道のりになる。

 バグボ氏は同国南部を支持基盤にし、昨年十一月の大統領選では南部コートジボワール人と、ワタラ氏の基盤である北部に流入した出稼ぎ移民との対立感情をあおった。カカオ豆農場で働く移民にはイスラム教徒が多く、南北紛争は宗教対立の側面もあった。

 「分断国家」を今後立て直すには、バグボ氏訴追が課題になる。国際刑事裁判所(ICC)はバグボ氏個人と支持部隊に対し、非武装の市民らを殺害した容疑で捜査する見通しだ。一方、ワタラ氏は国内での裁判を優先させる意向。大統領選は46%の国民がバグボ氏を支持し、刑事責任の追及は、国民の対立感情を一段と悪化させる可能性がある。刑事責任より国内の安定を優先させ、近隣国にバグボ氏を亡命させる選択肢もある。

 大統領選後の四カ月間の内戦で、コートジボワール全土で水や燃料不足、衛生状態の悪化が進み、「人道危機の恐れは続いている」(国連平和維持活動局のルロワ事務次長)。国連機関など国際社会の早急な支援は欠かせず、欧州連合(EU)は十二日の外相会議でコートジボワールのカカオ豆輸出の禁止制裁を解除し、経済復興を後押しする方針だ。

2477チバQ:2011/04/14(木) 23:13:47
http://www.asahi.com/international/update/0327/TKY201103270134.html
雪解け進む? 印パ両首相、クリケット代表戦共に観戦へ2011年3月29日7時32分

 【ニューデリー=武石英史郎】長く対立関係にあるインドとパキスタンの両首相が、両国代表チームが対戦するクリケット・ワールドカップ準決勝を一緒に観戦することになった。両国民にとって最大の人気スポーツを利用した「クリケット外交」で、関係を修復できるかどうか、注目されている。

 ワールドカップはインドで開催中。勝ち進んだ両チームが30日にインド北部モハリで対戦することが決まったことを受け、インドのシン首相がパキスタン首脳を招待する意向を表明。パキスタンからの報道によると、ギラニ首相が27日、招待に応じることを決めた。

 3度の戦争を経験し、核兵器を保有して向き合う両国は、2008年にインド西部ムンバイで起きた同時テロを機に関係が険悪化。先月になって、中断していた包括対話の再開で合意するなど、関係正常化を探る動きが出ていた。

2478チバQ:2011/04/15(金) 21:52:29
>>2137>>2151
http://www.asahi.com/international/update/0415/TKY201104150383.html
シーア派最大野党会派の解党に着手 バーレーン政府(1/2ページ)2011年4月15日20時9分
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バーレーン地図
 バーレーン政府が、反政府デモを主導したイスラム教シーア派の最大野党会派・イスラム国民統合協会(ウィファーク)の解党手続きに着手した。スンニ派王室が実権を握る政府が議会からのシーア派勢力排除を狙ったもので、民主化運動はさらに抑え込まれる形となりそうだ。

 法務・イスラム問題省は14日の声明で、ウィファークの解党を裁判所に申し立てたと発表。「憲法と法律に違反し、社会の平穏を乱した」ことを理由としている。結論が出るには1カ月ほどかかるとみられる。国営通信は15日、「(政府は)証拠が出そろうまで措置は取らない」と伝えた。

 ウィファークは穏健シーア派で、昨年10月の国民議会選挙(定数40)では最多の18議席を獲得。今回の措置に対して弁護士と対応に追われており、15日のイスラム教金曜礼拝後の抗議行動は呼びかけていない。

 バーレーンでは2月中旬から、ウィファークなど野党7団体が主導する民主化要求デモが始まったが、主張は「王制打倒」へと変化した。ハマド国王は3月中旬、サウジアラビアなどスンニ派の湾岸諸国に援軍を要請。非常事態令を宣言し、弾圧を強めた。

 これを受け、ウィファーク側はこれまで拒んでいた政府との対話を模索する姿勢を見せ始め、アリ・サルマーン事務局長は13日、朝日新聞の取材に、「真の立憲君主制の実現を求めており、王制打倒は目指していない」と強調。「数週間後にも王室と対話を始めたい」と述べていた。

 それだけに、解党は寝耳に水で、ウィファーク関係者は「対話どころではなくなった。最悪の展開だ」と反発している。

 ウィファークの説明によると、「王制打倒」の要求は、後にデモに合流した反体制組織や、インターネットでデモ参加を呼びかけた若者グループらによるものだったという。

 しかし、デモに対抗してつくられたスンニ派の政治組織・国民統合の会のマフムード議長は、「ウィファークは過激な連中の主張を止めようともしなかった。王制打倒という目的があるのは明らかだ」と不信感を隠さない。

 シーア派を国教とするイランがデモを扇動したとみるバーレーン政府は、国民の多数を占めるシーア派に支持されているウィファークの解党で、イランやシーア派の影響力拡大を食い止める狙いがあると見られる。(マナマ=北川学)

2479チバQ:2011/04/15(金) 22:14:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110415/mds11041508000004-n1.htm
政府軍がミスラタを攻撃、港閉鎖に 人道危機の懸念高まる
2011.4.15 07:59
 ロイター通信によると、リビア反体制派の報道官は14日、激戦が続く同国第3の都市、西部ミスラタの港が政府軍の攻撃を受けて破壊、閉鎖されたことを明らかにした。

 ミスラタは政府軍に包囲され激しい攻撃を受けており、人道危機の懸念が高まっている。港はミスラタに人道支援物資を搬入する唯一の窓口で、影響が出そうだ。

 報道官によると、港湾や隣接する住宅地がロケット弾200発以上の攻撃を受けたという。報道官は政府軍が意図的に港を攻撃したとしている。(共同)

2480チバQ:2011/04/16(土) 18:16:47
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011041602000029.html?ref=rank
シリアデモ 非難の応酬
2011年4月16日 朝刊

 【カイロ=内田康】シリアの反政府デモをめぐり、米国務省のトナー副報道官代行は十四日、ワシントンでの記者会見で「シリアのデモ鎮圧に、イランが手を貸していることを示す信頼すべき情報がある」と述べた。一方、シリア国営テレビは、隣国レバノンの親米勢力が、シリアのデモを扇動する「武装組織」に資金や武器を供給したと報じた。デモの混乱が長引くにつれ、「外国の関与」を訴える非難合戦も過熱してきた。

 米紙ウォールストリート・ジャーナルも米高官の話として、イランがシリアに対し、デモ鎮圧や反体制派監視のための装備を提供していると報じている。シリア外務省は米側の指摘を「根拠がない」と否定した。

 シリアと米国はこの数年、関係が冷却していたが、オバマ米政権は、空席だった駐シリア大使を昨年末に任命。対シリア関係を改善することで、イランとシリアの友好関係にくさびを打ち込む思惑を抱いていた。三月中旬に始まったシリアの反政府デモを収束させるため、アサド政権がイランとの関係を深めることを米側は懸念しているとみられる。

 一方、シリア国営テレビは十三日、反政府デモを扇動する「武装テロ組織」メンバーとされる複数の男の証言を放映。メンバーは、武器や資金の提供元として、レバノンの反シリア・親米派サード・ハリリ暫定首相に近い国会議員を名指しした。国会議員は関与を否定している。

 レバノン政界は、ハリリ暫定首相ら反シリア・親米派と、イランやシリアに近いイスラム教シーア派組織ヒズボラなど反米派が対立している。シリアのアサド政権は、反シリア派勢力の関与を国民に強調し、デモを収束させたい思惑がある。

2481チバQ:2011/04/16(土) 18:17:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110415/mds11041522430007-n1.htm
したたかイラン 混乱利用し周辺国への影響力拡大狙う
2011.4.15 22:42 (1/2ページ)
 チュニジア政変を契機とする民衆デモが中東各地に広がる中、イランが友好国であるシリアのアサド政権によるデモ弾圧を支援、その一方で親米政権のバーレーンやイエメンでは反体制派に浸透しようとしているとの見方が強まっている。米国が、政権と民衆の衝突が激化するこれらの国々に明確な立ち位置を示せない中、イランとしては混乱状況を利用して影響力を強化する狙いがありそうだ。

 「シリアのデモ弾圧をイランが支援しているとの確かな情報がある」。米国務省のトナー副報道官代行は14日の会見でこう指摘。同日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルも、イランがシリアに対し、インターネットや携帯電話の使用を妨害する装置を提供しているなどと報道した。

 ただ、シリアとの関係改善を模索してきたオバマ米政権は、アサド政権に「平和的なデモへの抑圧を非難する」(カーニー大統領報道官)などとする声明を出すだけで、弾圧を食い止める手立てを打てていない。

 イランにとっては、アサド政権への支援がシリアの「イラン離れ」を阻止する絶好の機会となっている格好だ。イランは中東での孤立化を防ぐため、シリアに兵器を供与するなど関係強化に努めてきた。

 シリアの人権活動家(45)は「アサド政権は、2009年の大統領選後に起きた反政府デモを鎮圧したイランからノウハウを学んでいる」などとして、両者の関係が緊密化していると指摘する。

 イランが、イスラム教シーア派住民の不満がくすぶるペルシャ湾の島国バーレーンにも触手を伸ばしているとの見方も根強い。

 エジプトの湾岸専門家は「バーレーンのシーア派の家には(イラン最高指導者)ハメネイ師の肖像画がかかっている」と強調。イランの浸透が現実の脅威だとする認識は、湾岸地域のスンニ派政権に共通したもので、バーレーンでは最近、イラン人ら3人がスパイ容疑で訴追を受けた。

 バーレーンのシーア派住民の間では、治安当局による反政府デモの封じ込めを“黙認”する米国への反感が強まっているとの指摘もあり、混乱が長引けばイランの活動がさらに活発化する可能性もある。

 また、サレハ大統領の即時退陣を求めるデモ隊に対する政権側の弾圧が続くイエメンでも米国は、テロ対策で協力関係にあるサレハ氏が退陣した場合の混乱を懸念し、事態打開に向けた青写真を描けずにいる。

 イランは、イエメン北部を拠点とするシーア派の一派ザイド派の反政府勢力を支援、イエメンの隣国サウジに対する牽制(けんせい)に利用してきたとされ、最近の混乱の中でイランに有利な状況が生まれつつある。

(カイロ 大内清)

2482チバQ:2011/04/17(日) 17:05:04
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110416-OYT1T00791.htm
エジプト行政裁判所、ム政権旧与党に解党命令

. 【カイロ=田尾茂樹】エジプトの行政裁判所は16日、2月に崩壊したムバラク政権の旧与党、国民民主党(NDP)に解党を命じる判決を下した。


 NDPが保有する資金や不動産などの資産も政府に引き渡すよう命じた。ロイター通信などが伝えた。

 ムバラク前大統領を辞任に追い込んだ反体制デモでは、参加者が腐敗の象徴としてNDPの解党も強く要求。反体制派の弁護士が解党を求めて提訴していた。カイロにある党本部は1月末、デモ隊の放火でほぼ全焼している。

 NDPは1978年にサダト元大統領が設立。ムバラク政権時代は人民議会(国会)の議席をほぼ独占して独裁政権を支えた。NDPの若手党員の中には、秋に予定される人民議会選挙をにらみ、集団離党して新党を結成する動きも出ていた。

(2011年4月16日22時53分 読売新聞)

2483チバQ:2011/04/17(日) 17:05:51
http://www.asahi.com/international/update/0417/TKY201104160437.html
リビア政府軍、クラスター爆弾使用か 国際人権団体指摘2011年4月17日1時22分


 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW、本部・ニューヨーク)は15日、リビア政府軍が西部ミスラタの住宅地で非人道性が指摘されているクラスター爆弾を使ったと指摘した。少なくとも14日夜に3発が目撃されたとしている。

 HRWによると、爆弾の薬莢(やっきょう)を調べたところ、21発の子爆弾が飛び散るスペイン製のクラスター爆弾と判明したという。目撃情報によれば、ミスラタの病院から300メートルのところに着弾。死傷者が出たかは確認できていない。HRWは「リビアはクラスター爆弾の使用を直ちにやめるべきだ」と主張している。

 クラスター爆弾は、不発のまま残った子爆弾が一般市民に被害をもたらしてきたため、昨年8月に使用や製造を禁じる条約が発効したが、リビアは米ロ中などとともに加盟していない。(ニューヨーク=田中光)

2484チバQ:2011/04/17(日) 17:06:40
http://www.asahi.com/international/update/0416/TKY201104160403.html
報酬69万円・敵はアルカイダと言われ…リビア政府兵(1/2ページ)2011年4月17日7時56分
「敵はアルカイダだと言われた」と話すリビア人の捕虜。報酬も戦闘に加わった目的だったという=14日、ベンガジ、奥寺写す

 内戦状態に陥っているリビアで、反体制派の捕虜となったカダフィ政府軍の兵士に会った。反体制派の民兵は「カダフィ追放」のために戦っているが、政府軍兵士の大義は何だったのか。兵士たちが語ったのは、「(国際テロ組織)アルカイダや外国人部隊との戦い」、そして報酬だった。

 反体制派が拠点とするリビア東部ベンガジの郊外。高さ約3メートルの壁に囲まれ、看板のない施設がある。門そばの鉄格子の窓からは、自動小銃を構えた男が外を警戒している。2月に民衆デモが始まる前は、少年院だった。ここに今、数百人のカダフィ政府軍の捕虜が収容されている。

 ここに3日間通い、ようやく面会許可が出た。取材に応じるかは、本人次第と告げられた。しばらくすると、同国西部ベンワリド出身だというリビア人男性(21)が現れた。

 「前線部隊の支援が任務でした」。髪はボサボサで戦闘服姿のまま。最初の表情は硬かったが、およそ10分後、男性は話し始めた。

 3月上旬、最高指導者カダフィ大佐の出身地シルトの部隊に投入され、石油の輸出都市ブレガまで進軍した。荒野で武器などを監視していたら、反体制派に攻め込まれ後方へ撤退した部隊から取り残された。羊飼いの小屋で一夜を明かし、前線から逃れようと道路を歩いていたところ、反体制派に捕らえられたという。

 前線に来る前は、大学生だった。「国の東部にアルカイダがいる」。政府は国を守るためだと言って、学校や街中で若者をかき集めていたという。もともと地方都市は政府の締め付けが強いうえ、インターネットは制限され、国営テレビはカダフィ体制を賛美するばかり。敵は外国人部隊だという政府の言葉を信じ、部隊に加わった。

 さらに、「任務が終わったら十分な報酬を与える、とも言われた」。13人の兄弟がいる男性にとって、大きな動機だった。

 前線では、政府軍兵士が捕らえた反体制派民兵を殺し、砂漠に埋めるのも見た。部隊にはチャド人やアルジェリア人の外国人傭兵(ようへい)も大勢いて、彼らの報酬は1日3千ドル(約25万円)ともうわさされていた。

 チャド国籍の捕虜(21)にも面会許可が出た。この男性も指揮官に「敵は外国人部隊」と言われ、前線に送り込まれたという。両親もチャド人だというこの男性は、職業兵士だった。チャド国境に近い、リビア南部セブハの部隊に2006年入隊し、リビアの身分証を手に入れたという。

 反体制派幹部によると、カダフィ政権は以前から周辺のアフリカ諸国より豊かなリビアの身分証を与えるとの条件で、外国籍の若者を部隊に集めていたという。この男性もそうした兵士だったとみられる。

 前線投入の命令は絶対だったが、「戦いが終わったら、1万リビア・ディナール(約69万円)の報酬と乗用車が支給され、結婚相手も紹介すると上官に言われた」。厳しく統制された部隊の中では、リビアで民主化を求めるデモが起き、内戦状態になっているとは知らなかった。男性はいう。「捕まって失望した。まさか、敵がリビア人だったとは」

 2人の捕虜は、いずれも同じ事を打ち明けた。「捕虜になってしまい、家族がカダフィ政権に危害を加えられないか心配だ」と。(ベンガジ=奥寺淳)

2485チバQ:2011/04/17(日) 21:10:20
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110416-OYT1T00599.htm
ナイジェリアで大統領選、民主主義定着の試金石

. 【ヨハネスブルク=中西賢司】西アフリカのナイジェリアで16日、大統領選の投票が始まった。


 軍事政権から民政移管した1999年以来、政権を握る与党・国民民主党のグッドラック・ジョナサン大統領(53)の勝利が有力視されている。

 西アフリカでは、コートジボワール大統領選を巡る混乱があったばかりで、地域大国ナイジェリアの大統領選の成否は、地域の安定と民主主義定着の試金石として注目される。

 約20人が出馬表明しているが、3月の世論調査ではジョナサン氏が約60%の支持率を保って優勢だ。順調なら大勢は数日中に判明するが、AFP通信によると16日朝には北東部マイドゥグリで爆発が起きるなど、混乱も懸念されている。

(2011年4月16日21時19分 読売新聞)

http://www.cnn.co.jp/world/30002467.html
ナイジェリア大統領選、現職ジョナサン氏優勢
2011.04.17 Sun posted at: 09:34 JST

(CNN) 西アフリカのナイジェリアで16日、大統領選が行われた。与党・国民民主党(PDP)の現職大統領のグッドラック・ジョナサン氏が優勢とみられる。

昨年5月にヤラドゥア前大統領が死去した後、当時副大統領だったジョナサン氏が大統領に就任した。今回の選挙で対抗馬として有力視されているのは、漸進変革会議(CPC)からの立候補者、ムハンマド・ブハリ氏。

ナイジェリアの大統領は伝統的に、イスラム教徒中心の北部出身者とキリスト教徒中心の南部出身者が2期ずつ交代で就任している。ところが北部出身のヤラドゥア前大統領の死を受けて就任したジョナサン現大統領は南部出身だったことから、このバランスが崩れたため、北部出身者から大統領を選ぶべきとの声が与党内から上がっている。

16日の投票日には北東部都市のマイドゥグリで2回の爆発があったほか銃声も聞こえたが、死傷者は出ておらず、選挙はおおむね平和的に実施されたという。9日の議会選投票日には北部地域の投票所などで多数の爆発が起き、選挙が妨害された。

ナイジェリアはアフリカ最多の人口を有し、アフリカ有数の産油国でもある。米国の主要原油供給源で、多数の欧米石油企業が同国でビジネスを展開している。

2486チバQ:2011/04/17(日) 21:13:35
http://www.asahi.com/international/update/0417/TKY201104170215.html
キューバ共産党「平等主義」廃止へ 14年ぶり党大会2011年4月17日20時50分
 キューバ共産党の第6回党大会が16日、4日間の日程で始まった。国民生活を圧迫する経済危機を乗り越え、キューバ革命から半世紀続く社会主義を守り続ける策として、「平等主義」の廃止や市場経済の部分的導入を盛り込んだ経済社会計画を採択する予定だ。

 党大会の開催は1997年以来、約14年ぶり。65年の結党時から党トップの座にあるフィデル・カストロ第1書記(84)は病気療養中で大会を欠席した。今大会で正式に辞任する可能性があり、新たな党指導部人事で若手がどれだけ登用されるかが焦点になる。

 弟のラウル・カストロ第2書記(79、国家評議会議長)は開幕報告で、党と政府の要職を最長10年の任期制にする制度を導入する方針を表明し、世代交代を進める考えを明確にした。

 ラウル氏は昨年11月、今後5年間の国家運営の基本方針を定める経済社会計画の草案を発表。国家財政が極度に悪化している実情をふまえ、国民全体に富を等しく配分する「平等主義」からの脱却を明文化し、食糧配給制度の廃止や、働きに応じて賃金を増減させる成果主義を盛り込んだ。

 無駄が多い国営部門でのリストラを進め、自営業者など民間部門の雇用を増やす方針もうたっている。

 16日は、米国が後押しした1961年の革命政権転覆作戦(ピッグス湾事件)を受け、フィデル氏が社会主義宣言を出してからちょうど50年にあたる。党大会開幕に先立ち、首都ハバナの革命広場では同日朝に軍事パレードが行われ、党の発表によると50万人以上が参加した。(ハバナ=堀内隆)
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2487チバQ:2011/04/17(日) 21:14:59
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011041701000335.html
EUの金融支援めぐり激戦 フィンランド議会選
2011年4月17日 20時50分

 【ヘルシンキ共同】フィンランド議会選(一院制、定数200)の投票が17日、始まった。即日開票され、18日未明にも大勢判明の見込み。財政危機に陥ったポルトガルに対し、欧州連合(EU)が検討中の金融支援の是非が最大の争点。最新の世論調査によると、四つの政党が支持率数ポイント差で競り合う大激戦となっている。

 台風の目は、反EUを掲げる保守政党の真正フィン人党。現在は少数政党だが、対ポルトガル支援問題を機に盛り上がった支援反対の世論を追い風に、支持を急速に拡大している。キビニエミ首相率いる中央党、穏健保守主義の国民連合、最大野党である社会民主党の三大政党に迫る勢いになっている。

 フィンランドでは、昨年6月に同国2人目の女性首相になったキビニエミ首相と、国民連合党首のカタイネン財務相のコンビで好調な経済を維持し、国民からも一定の評価を得ている。一方、財政危機に陥った国への支援が自国経済に打撃を与えるとして反EU感情が浸透しつつある。

2488チバQ:2011/04/17(日) 21:16:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110417-00000047-mai-int
<フィンランド>議会選投票始まる 注目は真正フィン人党に
毎日新聞 4月17日(日)19時2分配信

 【ロンドン笠原敏彦】任期満了に伴うフィンランド議会(1院制・定数200)選挙の投票が17日朝、始まった。事前の世論調査では、連立政権の一翼を担う中道右派の国民連合がややリードするが、過半数には遠く及ばない。一方で、反ユーロや反移民を掲げる右派「真正フィン人党」が大きく支持を伸ばす見通しで、波乱含みとなっている。

 小党乱立の同国では主要3党が選挙結果を受けて連立政権を主導するのが一般的。3党の支持率は拮抗(きっこう)しているが、カタイネン財務相の率いる国民連合が、キビニエミ首相の中道右派・中央党などを抑えて第1党になると予想されている。

 一方、真正フィン人党は反ユーロの立場から、財政危機に陥った加盟国への欧州連合(EU)による金融支援に反対。税金を他国への支援に使うことに反発する国民の不満を吸収して、前回07年総選挙の得票率4%から支持率を4倍近い16%前後まで伸ばしている。選挙結果次第で、EUのポルトガル金融支援に影響を及ばすとの指摘も出ている。

 選挙は比例代表制。即日開票される。

2489チバQ:2011/04/17(日) 23:13:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110416-00000015-cnn-int
英政府、王位継承法の見直し開始 「差別」是正にらみ
CNN.co.jp 4月16日(土)16時33分配信

ロンドン(CNN) 英国の王位継承権の問題で、同国政府が現在の関連法には「差別的」と受け止められかねない内容があるとして、これを修正する内部検討を開始したことが16日までに分かった。同国政府筋がCNNに明らかにした。

1701年に制定された王位継承関連法では、継承権は男女平等となっておらず、国王の直系の子孫に男子優先で与えられる。また、継承はプロテスタントに属する英国国教会教徒に限られている。

英内閣府当局者によると、非公開で進められている内部検討にはかつて英植民地だった諸国で構成する英連邦加盟国も参加している。英連邦の一部加盟国はエリザベス英女王を国家元首としている。

検討内容の詳細は明らかにしなかったが、王位の継承は国教会教徒のみに許されるとの宗教的な制限問題も対象にしているとみられる。この制限は1600年代にカトリック教徒の国王だったジェームズ2世がカトリック教徒を要職に重用した事実を反省して打ち出されていた。継承法の見直しには、18世紀に制定された内容は21世紀にそぐわないとの判断もあるとみられる。
英国では今月29日、王位継承順位で2位のウィリアム英王子と庶民出身のケイト・ミドルトンさんとの結婚式が予定されている。王子は継承順位1位のチャールズ皇太子の長男。仮に2人に女子、男子の順序で子どもが生まれた場合、男子の子がウィリアム王子に次ぐ王位継承権を持つことになる。ケイトさんがカトリック教徒なら、王子は王位継承権を失う可能性もある。

ウィリアム王子は最近、地元テレビITNの取材に応じ、最初はケイトさんとの「結婚生活をうまく進めることを考える。その後、子どものことを考える」とし、「家族が欲しい」とも語っていた。

英議会のバーズ議員は、ウィリアム英王子とケイトさんとの間に生まれる第1子が男子であることを祈るとしながらも、現在の継承法には問題があり改正されるべきだと主張。特に同法での差別的な部分を破棄する法案も提案した。

一方、バッキンガム宮殿の報道担当者は王位継承関連法とその改正は政府が対応する問題であると述べた。

2490チバQ:2011/04/17(日) 23:57:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110417/asi11041723120002-n1.htm
34年の共産勢力政権に終止符? インド西ベンガル州議会選
2011.4.17 23:10 (1/2ページ)
 インドで唯一、34年の長期政権を敷いてきた西ベンガル州の共産党政権が、18日から投票が始まる州議会選で敗北するのではないかとの見方が強まっている。他州に後れを取る経済や共産党の強権姿勢に辟易(へきえき)した住民が“変化”を求め始めたからだ。その急先鋒(せんぽう)に立つのが、「草の根会議派」(TMC)の女性党首ママタ・バナジー氏(中央政府鉄道相)で、「共産党打倒の歴史を作ろう」と有権者に訴えている。(西ベンガル州コルカタ 田北真樹子)


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 州都コルカタから車で1時間ほど北に進むと、道路脇にすすけた色の工場が林立するカルダー選挙区にたどり着く。

 「この15年で閉鎖した工場は20軒以上」。住民のひとり、アロック・クマール・ダスさん(50)はため息をついた。「州政府は産業推進派というが、じゃあ、なんで大量の工場が閉鎖するんだ?」。

 怒りは、同選挙区選出のアシム・ダスグプタ財務相に向かう。34年間の共産党政権の大半を財務相として居座ってきた人物だ。

 同選挙区は1962年以降、共産党以外の州議を選出したことのない共産党の牙城。隅々まで党員の監視の目があった。しかし、バナジー氏が2000年代に西ベンガル州で相次いで起こった土地収用への反対運動を率いてから、州全体の空気が変わった。ダスさんは「自分がTMC支持者であることを自由に言えるようになった」と語る。


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 なぜ西ベンガルで共産主義が長期間支持されてきたのか。ベンガル地方はもともと英国植民地時代から反英的、反帝国主義だった。コルカタの名門ラビンドラ・バラティ大のロイチョードリー教授は「左派知識層の存在の大きさがある」と指摘する。「一般のベンガル人にとって左派であることはプライドに関わる事柄だった」という。

 1977年に共産党政権が発足したとき、「住民は大きなイデオロギー的勝利を体験した」(コルカタ大のミトラ教授)という。80年代前半まで行われた耕作人への土地分配は好評で、住民の喜びを増幅した。

 しかし、91年のインドの経済開放後、州政府がタタ自動車など大企業誘致に本格的に取り組もうとすると、強引な土地収用に土地所有者たちが立ちはだかった。インフラ整備のための土地収用さえ困難で、多くの企業が他州へ移った。土地配分政策は開発の“障害”として跳ね返ってきた。


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 カルダー選挙区のダスグプタ氏の対抗馬に、TMCはインド商工会議所連盟(FICCI)の事務局長、アミット・ミトラ氏をぶつけてきた。FICCIはインドを代表する経済団体。独立運動の英雄チャンドラ・ボースの遠縁にあたるミトラ氏は、次期州財務相との呼び名が高い。

 だが、ミトラ氏の擁立は「打倒共産党」を意味するだけでない。バナジー氏が土地収用に反対したことでつきまとう、TMCの“反産業・開発”のイメージ払拭の狙いもある。

 共産主義者のマルクスや旧ソ連指導者のレーニンらの肖像画が見守るコルカタの共産党本部で会った同州選出の元下院議員、モハメド・サリム氏は、今回の選挙について「重大な政治闘争だ。共産主義がインドの地図から抹消されるかもしれない」と危機感を抱く。

 ロイチョードリー教授は「ほかの州は雇用、産業、生活様式、自由など諸々の面で先を走っている。変化が求められていることから、今回はTMCに有利ではないか」と予測する。

 投票は、治安維持や選挙妨害を防ぐための治安要員の投入を必要とするため、18日から5月10日まで6段階にわけて実施される。開票は5月13日。

2491チバQ:2011/04/18(月) 00:03:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110416/mds11041623010008-n1.htm
カダフィ政権の闇 「死の使者」クーサ前外相のナゾ
2011.4.16 22:59 (1/3ページ)
 【ロンドン=木村正人】リビアの最高指導者、カダフィ大佐の右腕としてリビアの光と闇を行き来する男がいる。かつて「テロの支配者」「死の使者」と呼ばれ、国際社会を震え上がらせたクーサ前外相だ。内戦下の3月に突然、カダフィ大佐を裏切り、英国に逃れたクーサ氏に対し米国と欧州連合(EU)は金融制裁を解いた。1988年に英スコットランド上空を飛行中の米パンナム機が爆破されたリビアによるテロで娘を失い、真相究明に生涯をささげる英国人医師は「クーサ氏はカダフィの密命を帯びている」と疑う。

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 英国の観光地コッツウォルズの中でも、「王冠の中の宝石」と呼ばれる景勝地チッピング・カムデンで余生を過ごすジム・スワイア氏(75)は、長女のフローラさん=当時(23)=を爆破事件で亡くした。

 91年12月、スワイア氏はジャーナリストの仲介でリビアの首都トリポリを訪れ、カダフィ大佐と面会した。事件の容疑者と特定されたリビアの元情報将校ら2人を国際社会の法廷に立たせるよう、遺族を代表して申し入れるためだった。

 スワイア氏を面接するため最初に現れたのが、クーサ氏だった。カダフィ大佐に危害を加える恐れがないか入念に調べた。クーサ氏は2つの電話で報告を受けては命令を下していた。カダフィ政権の中心人物であることが見て取れた。クーサ氏はすごみを漂わせ、スワイア氏は戦慄を覚えた。

 その後、窓ガラスが真っ黒に塗られた車に押し込まれた。車は高速でトリポリ郊外に移動し、真っ白な壁に行き着くと、壁はゆっくり上昇を始めた。壁の下には鋭利な鉄製のキバが不気味な光を放っていた。

 スワイア氏は中のソ連製戦車の前を横切り、真っ暗な待合室に案内された。同行してきたクーサ氏は次から次へたばこを吸った。医師のスワイア氏が「健康に悪い」と注意すると、クーサ氏は「私を殺すのはたばこではない。カダフィ氏だ」と返した。

 カダフィ大佐は特設テントの中で、ソ連製自動小銃AK47で武装した屈強な女性兵士約10人に護衛されていた。45分の会談中、大佐は友好的だが尊大に振る舞った。

 「爆破事件の原因に心当たりはない。人工衛星か強大なヒョウが落ちてきて旅客機にぶつかったのか」と首をかしげた。スワイア氏は娘の写真を渡し、「真実は必ず証明される」と刻まれたバッジを大佐の襟元に着けた。

 結局、元情報将校ら2人は99年、国連側に引き渡され、オランダで開かれた特別法廷は2001年、元情報将校に終身刑(09年に温情的措置で釈放)、残る1人に無罪を言い渡した。しかし、裁判資料を検討したスワイア氏は「真犯人は別にいる」との印象を強めたという。

 法廷は正義ではなく政治決着のため開かれたという氏の疑念を裏付けるように、スコットランド刑事事件再審委員会は07年、「(元情報将校には)アリバイがあり、誤審の可能性がある」と指摘した。末期がんの元情報将校をスコットランド司法当局が釈放した背景には、英石油大手BPによるリビア沖海底油田開発への配慮や、元情報将校に対する再審開始への懸念があったとささやかれる。

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 クーサ氏はパンナム機爆破事件のほか、北アイルランドのカトリック過激派、アイルランド共和軍(IRA)や日本赤軍への支援など、数々のテロ工作に関与した疑いが持たれる。

 欧米はカダフィ政権を瓦解(がかい)させるためクーサ氏に免罪符を与えようとしているが、スワイア氏は「クーサ氏は家族をトリポリに残している。カダフィの密命を帯びているのでなければ、家族は投獄されるか殺されるだろう」と指摘し、クーサ氏に疑惑のまなざしを向けている。

 リビアは2003年、米パンナム機爆破事件の遺族への補償金支払いを始めるとともに、大量破壊兵器開発計画を放棄するに至った。最高指導者カダフィ大佐の説得に当たったのがブレア元英首相で、両者はその後、親交を深めた。

 リビアにのめり込んだのは英石油大手BPやブレア氏だけではない。英名門大ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)は、カダフィ大佐の講義をビデオを通じて実施したことまである。だが、大佐の次男の博士号取得をめぐる不正や巨額寄付疑惑で、学長が3月に辞任している。

 1995年まで10年間LSEで教鞭をとった作家のマイケル・バーリー氏は、「BP元会長がLSE理事会の議長を務め、カダフィ氏との政治交渉に動いた英国の情報局保安部(MI5)関係者や情報局秘密情報部(MI6)長官がLSEで職を得ていた」と証言する。

2492チバQ:2011/04/18(月) 23:34:23
http://www.asahi.com/international/update/0418/TKY201104180054.html
反EU政党、議席6倍増で第3党に フィンランド総選挙2011年4月18日9時26分
 任期満了に伴うフィンランド総選挙(一院制、定数200)が17日投開票され、連立与党の一つである中道右派の国民連合が44議席を獲得し初めて第1党となった。一方、反欧州連合(EU)の姿勢を示してきた政党「真のフィンランド人(真フィン)」が現状の6倍以上の39議席を獲得し、第3党に躍進した。

 選挙戦では、ポルトガルなど財政難の国をEUが救済することの是非が大きな争点となった。見直しを求める真フィンに押され、与党の中央党と国民連合、野党の社会民主党の3大政党が議席を減らす結果になった。

 今後は国民連合を中心に連立交渉を始める。真フィンのソイニ党首は政権入りに意欲を示しているが、EUの救済策の扱いをめぐり難航も予想される。

 国民連合党首のカタイネン財務相は選挙後の共同記者会見で「我々は問題を引き起こすのではなく、解決しないといけない」と述べ、従来の姿勢を変えるべきでないとした。これに対して真フィンのソイニ党首は「新しい政府は独自の政策を持つべきだ。ポルトガルやアイルランドの救済について再交渉すべきだ」と語った。(ヘルシンキ=有田哲文)

2493栃木都民:2011/04/19(火) 11:22:14
>>2492
所詮、上から目線の政治屋には庶民の苦しさがわからんということでしょう。
放漫財政のツケをなぜ自分等がしなければならないか。
選挙にも神の手が動くのでしょうね。

2494チバQ:2011/04/20(水) 00:13:32
>>2485
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110419/t10015412881000.html
ナイジェリア 大統領選で混乱
4月19日 16時14分
西アフリカのナイジェリアで行われた大統領選挙で、18日、現職の大統領が再選されましたが、対立する候補を支持するイスラム教徒らが各地で暴動を起こして多数の死傷者が出ており、混乱の拡大が懸念されています。

16日に投票が行われたナイジェリアの大統領選挙で、現地の選挙管理委員会は、18日、現職のジョナサン大統領が57パーセントを得票し、かつての軍事政権下で国家元首を務めたブハリ元最高軍事評議会議長に26ポイントの大差をつけて当選したと発表しました。ナイジェリアは、アフリカで最も多い1億5000万人を超える人口を抱えていますが、キリスト教徒の多い南部とイスラム教徒の多い北部の住民が対立し、テロや衝突が続いています。今回の選挙では、キリスト教徒のジョナサン氏とイスラム教徒のブハリ氏が争うという南北の宗教対立の構図をそのまま反映する形となり、結果が注目されていました。ナイジェリアの赤十字によりますと、ジョナサン大統領の再選を受けて、イスラム教徒が多い北部の複数の州では、対立候補の支持者らがキリスト教徒の教会や住宅に火をつけるなど暴徒化し、多数の死傷者が出ているということです。ジョナサン大統領は事態の沈静化を呼びかけていますが、今後、混乱がさらに広がることが懸念されます。

2495チバQ:2011/04/20(水) 00:17:44
http://www.asahi.com/international/update/0419/TKY201104190518.html
ナイジェリア大統領選で現職当選 結果発表後に暴動2011年4月19日21時35分
. ナイジェリアの選挙管理委員会は18日、16日の大統領選で国民民主党の現職グッドラック・ジョナサン氏(53)が、総投票数の59%にあたる約2250万票を獲得して当選したと発表した。任期は4年。

 ジョナサン氏は、南部の産油地帯出身のキリスト教徒で、動物学者から政界に転じた。副大統領だった2010年5月、ヤラドゥア前大統領が病死し、大統領職を引き継いでいた。

 大統領選はジョナサン氏のほか、イスラム教徒の多い北部出身のブハリ元最高軍事評議会議長ら19人が立候補。ブハリ氏は不正があったとして結果受け入れを拒んでいる。

 結果発表後に北部各地で暴動が起き、地元赤十字によると270人以上が死亡した。ジョナサン氏の権力掌握に反発する北部の政治勢力が、暴動の背後にいると指摘されている。(アビジャン〈コートジボワール〉=古谷祐伸)
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2496チバQ:2011/04/21(木) 00:44:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110420/mds11042018420006-n1.htm
エジプト若者グループ内部分裂 敵失い路線対立表面化
2011.4.20 18:41 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】ムバラク前大統領を退陣に追い込んだエジプトの反政府デモで、動員に大きな役割を果たした若者中心の民主化勢力「4月6日運動」が内部分裂を起こしている。「4月6日」は、「反ムバラク」の旗印の下、「小異を捨て大同につく」形でさまざまな考え方の人間を糾合してきた同国の民主化運動のシンボル的存在だったが、明確な「敵」を失い路線対立が噴出。求心力を維持できるか、岐路に立たされている。

 分裂の直接のきっかけは、米紙ニューヨーク・タイムズが14日、「4月6日」が米政府の支援を受ける団体から資金や訓練を受けていたと報じたことだった。

 この報道後、「4月6日」の一部メンバーが、「外国からの影響を排除する」として運動の創設者アハマド・マーヘル氏らの「除名」を発表。マーヘル氏らは報道内容を否定した上で、このメンバーらを「逆除名」した。

 両者の関係がここまでこじれた背景には、運動の将来像をめぐる路線対立がある。マーヘル氏が政治団体として組織化を目指しているのに対し、一部メンバーは「誰でも参加できる運動体のままでいるべきだ」と反発。政変後に一躍、メディアの寵(ちょう)児(じ)となったマーヘルへの反感も指摘される。

 19日に首都カイロで記者会見したマーヘル氏らは「敵・味方をはっきりさせる必要がある」と、“反乱者”への敵意をむき出しにした。関係者によると、「4月6日」で積極的に活動するメンバーは約3千人。「何人がこちらに残るかは読めない」という。

 エジプトでは最近、旧体制の一掃を求めるデモを受け、ムバラク氏をはじめとする前政権高官の拘束や訴追が相次いでいる。その一方で、全権を掌握する軍がどこまで民主化に取り組む意思があるのか測りかねるとの声も根強い。

 「4月6日」などの若者グループは、民主化の流れを定着させるために軍に圧力をかけ続けるべきだとの点では一致している。だが、ムバラク氏退陣という当面の目標を達成してからは、軍との距離の取り方などをめぐる意見対立も生じている。

2497チバQ:2011/04/21(木) 00:47:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110420-00000164-yom-int
産業ないのに贅沢三昧、王妃13人国王への憤り
読売新聞 4月20日(水)9時56分配信

スワジランドの国王ムスワティ3世(政府ウェブサイトから)

 【ヨハネスブルク=中西賢司】アフリカ南部スワジランドで、国王ムスワティ3世(43)の退任を求めるデモが散発的に発生した。
伝統を重んじ忠誠心が強いとされる国民の間に、贅沢(ぜいたく)三昧を続ける君主への憤りが芽生えている。

 中部マンジニで12日、1000人あまりがデモを行い国王退任などを求めた。治安部隊がゴム弾や放水で抑え込み100人以上を逮捕した。首都ムババーネでは3月、1万人規模のデモがあった。中東政変に触発された民主化グループが「国王の無駄遣いを許せば国は滅びる」と危機感を募らせ、交流サイト・フェイスブックでデモを呼びかけた。

 英国留学を終え1986年に18歳で即位した国王は司法、立法、行政の全権を握り、「アフリカ最後の絶対君主」とも呼ばれる。

 一夫多妻の伝統が残る同国で、国王は、数万人もの未婚の少女らが踊る年に1度の舞踊祭で見初めた女性を次々と王妃に迎え、今では少なくとも13人の王妃がいるという。

 散財ぶりも有名だ。王妃それぞれに宮殿と運転手付き高級車を与え、議会の反対を押し切って約37億円の自家用飛行機を購入。08年には独立40年と自身の40歳を祝う盛大な式典を開いた。その準備のため王妃8人がチャーター機でアラブ首長国連邦のドバイへ出かけ、約3億円の買い物をしたと報じられた。

 米誌フォーブスによると、ムスワティ3世は、資産総額が推定約165億円で「世界で最も裕福な王族15人」にランクイン。

 だが目立った産業がないスワジランドは、周辺国と作る関税同盟からの配当金が歳入の柱で、国際社会の経済支援も受ける。

 外交筋によると、王族予算は国家予算の2・5%に当たる約25億円。その一方、国民の7割が1日1ドル(約83円)以下で暮らす。

2498とはずがたり:2011/04/21(木) 11:52:39

産業ないのに贅沢三昧、王妃13人国王への憤り
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110420-00000164-yom-int
読売新聞 4月20日(水)9時56分配信

 【ヨハネスブルク=中西賢司】アフリカ南部スワジランドで、国王ムスワティ3世(43)の退任を求めるデモが散発的に発生した。
伝統を重んじ忠誠心が強いとされる国民の間に、贅沢(ぜいたく)三昧を続ける君主への憤りが芽生えている。

 中部マンジニで12日、1000人あまりがデモを行い国王退任などを求めた。治安部隊がゴム弾や放水で抑え込み100人以上を逮捕した。首都ムババーネでは3月、1万人規模のデモがあった。中東政変に触発された民主化グループが「国王の無駄遣いを許せば国は滅びる」と危機感を募らせ、交流サイト・フェイスブックでデモを呼びかけた。

 英国留学を終え1986年に18歳で即位した国王は司法、立法、行政の全権を握り、「アフリカ最後の絶対君主」とも呼ばれる。

 一夫多妻の伝統が残る同国で、国王は、数万人もの未婚の少女らが踊る年に1度の舞踊祭で見初めた女性を次々と王妃に迎え、今では少なくとも13人の王妃がいるという。

 散財ぶりも有名だ。王妃それぞれに宮殿と運転手付き高級車を与え、議会の反対を押し切って約37億円の自家用飛行機を購入。08年には独立40年と自身の40歳を祝う盛大な式典を開いた。その準備のため王妃8人がチャーター機でアラブ首長国連邦のドバイへ出かけ、約3億円の買い物をしたと報じられた。

 米誌フォーブスによると、ムスワティ3世は、資産総額が推定約165億円で「世界で最も裕福な王族15人」にランクイン。

 だが目立った産業がないスワジランドは、周辺国と作る関税同盟からの配当金が歳入の柱で、国際社会の経済支援も受ける。

 外交筋によると、王族予算は国家予算の2・5%に当たる約25億円。その一方、国民の7割が1日1ドル(約83円)以下で暮らす。

2499チバQ:2011/04/21(木) 22:52:58
http://www.asahi.com/international/update/0421/TKY201104210416.html
ハイチ大統領に人気歌手マーテリー氏 決選投票で圧勝2011年4月21日20時52分
. ハイチの中央選管は20日、3月に行われた大統領選決選投票で、人気歌手のミシェル・マーテリー氏(50)が当選したと発表した。得票率は67.57%と、圧倒的多数。5月14日に就任する。

 昨年1月に起き、30万人を超す犠牲者を出したとされる大地震からの復興が最大の課題だ。20日に訪米したマーテリー氏と会談したクリントン国務長官は、米国がハイチの復興支援を続ける意向を表明した。

 マーテリー氏は米マイアミで建設労働者などとして働いた後、ハイチのダンス音楽「コンパ」の歌手としてデビュー、人気を集めた。政治腐敗に対する若者の不満を背景に、現プレバル大統領が推す候補や元大統領夫人の有力野党候補を抑えて当選した。(堀内隆)
.

2500チバQ:2011/04/21(木) 22:54:00
http://www.asahi.com/international/update/0420/TKY201104190649.html
カストロ氏、公職から完全引退 党トップも退任(1/2ページ)2011年4月20日0時57分ハバナで18日、投票を前に投票用紙を読むカストロ第1書記=ロイター
 キューバ共産党は党大会最終日の19日に開いた全体会議で、病気療養中のフィデル・カストロ第1書記(84)が退任し、弟のラウル・カストロ第2書記(79、国家評議会議長)が昇格する人事を発表した。党大会は同日閉会した。

 フィデル氏は国家元首である国家評議会議長も2008年に退任しており、革命後のキューバを半世紀にわたって率いたカリスマ指導者が、公の職務から完全に退くことになる。

 ただ今回の党大会で、革命が生んだ社会主義体制の維持は確認されており、精神的支柱としての存在感が今後も残るのは間違いない。ラウル氏も、これまで同様にフィデル氏の助言を得ながら国家運営を続けていくとみられる。ラウル氏の後任には党序列で2人に次ぐ古参政治局員のホセ・ラモン・マチャド氏(80)が選ばれた。

 フィデル氏は党大会初日の全体会議は欠席したが、19日にジャージー姿で出席。会場に姿を見せると、満場の拍手で迎えられ、涙ぐむ代議員もいた。ラウル氏を第1書記に選ぶ人事が発表されると、フィデル氏はひな壇上で左隣のラウル氏に満面の笑みで拍手を送った。

 フィデル氏は1956年、チェ・ゲバラとともに革命闘争を始め、59年にバチスタ独裁政権を倒した。61年、米国の後押しを受けたカストロ政権転覆作戦(ピッグス湾事件)が失敗に終わると、ハバナで「社会主義宣言」を発表、冷戦体制を背景に、米国との対決姿勢を決定的にした。

 06年7月に腸の緊急手術を受け、評議会議長などの権限を一時的にラウル氏に譲った。昨夏以降、国会など公の場に再び姿を見せ始め、健康の回復を内外に印象づけた。

 キューバ共産党は18日の大会で、ラウル氏が提案した経済社会計画を満場一致で承認した。全国民に食糧を配給する制度を廃止し、市場主義や成果主義を部分的に取り入れて社会主義の延命を図る路線が、今後5年間の国家運営の基本と正式に定められたことになる。経済改革の実務責任者であるマリノ・ムリリョ前経済企画相(50)が新たに党政治局員に選ばれ、経済改革を推進するラウル氏の意志を印象づけた。

 配給制度やさまざまな補助金で国民を手厚く保護するフィデル氏の「平等主義」路線は国家財政を圧迫し、見直しが不可避だった。この点でも、キューバは「フィデル後」に向けて大きくかじを切ったことになる。(ハバナ=堀内隆)

2501チバQ:2011/04/22(金) 20:34:13
http://mainichi.jp/select/world/news/20110422dde002030036000c.html
ナイジェリア:暴動、泥沼 大統領選巡り、死者200人超
 【ヨハネスブルク高尾具成】大統領選結果を巡る西アフリカ・ナイジェリアの混乱で地元人権団体「人権会議」は21日までに、暴動による死者数が推計200人以上になったことを明らかにした。AFP通信が伝えた。

 ◇地域・宗教間対立に発展「内戦を想起」
 16日に実施された大統領選では、南部出身のキリスト教徒である現職ジョナサン大統領が58・89%を得票して再選。対立候補で北部出身のイスラム教徒、ブハリ元最高軍事評議会議長(得票率31・98%)は選挙後に不正を主張。宗教間対立に政治抗議が重なって18日の選管発表後、北部を中心に選挙に敗れたブハリ氏支持者らが暴徒化し、死傷者が多数出ている。

 一方、ジョナサン氏は21日、国営テレビを通じて、治安強化を前提に、26日の州知事選と州議会選を予定通りに実施する方針を示した。しかし、AP通信によると選管は北部の一部地域での投票延期を決定しており、混乱が懸念されている。

 同国では67〜70年、イボ人中心の東部州がビアフラ共和国として独立を宣言したことで内戦(ビアフラ内戦)に突入し、飢餓なども含めて推定150万人が犠牲になった。ジョナサン氏は、この内戦に言及し、「(今回の選挙後の)暴動は30カ月にも及んだ不幸な内戦を思い起こさせる。政治的抗議のレベルを超えており、受け入れられない」と非難した。

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 ■ことば

 ◇ナイジェリア
 人口は約1億6000万人でアフリカ最大。原油確認埋蔵量は世界第10位。1960年に英国から独立。250以上の民族からなり、主に北部にイスラム教徒、南部にキリスト教徒が集住、民族・宗教間衝突がしばしば発生してきた。軍事政権が続いたが、99年に民政移管した。移管後2人目のヤラドゥア大統領が昨年5月に病死、大統領代行だったジョナサン氏が大統領を継いでいた。

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 ■ことば

 ◇ビアフラ内戦
 ナイジェリア国内で人口の多い▽ハウサ=フラニ▽ヨルバ▽イボ−−の3大民族のうち、南東部に多く住むイボ人が「ビアフラ共和国」の分離独立を宣言したことで始まった内戦。ナイジェリア政府側を英国、ソ連(当時)、ビアフラ側を仏、中国などが支援し、ビアフラ側の降伏で終結した。

2502チバQ:2011/04/24(日) 18:16:58
http://www.cnn.co.jp/world/30002536.html
イエメン大統領、退陣受け入れへ 調停案で大筋合意
2011.04.24 Sun posted at: 09:14 JST

サヌア(CNN) イエメン当局者らが23日語ったところによると、サレハ大統領は同日までに、アラブ6カ国で構成する湾岸協力会議(GCC)の仲介による退陣交渉に応じる意向を固めた。

外務当局者が匿名を条件に語ったところによると、大統領と野党「合同会議党(JMP)」はともに、提示された調停案に大筋で合意した。同案には、大統領が30日以内に退陣すること、大統領や政権関係者に全面的な免責を保証すること、7日以内に挙国一致政権を樹立することなどが盛り込まれた。ただ、大統領はまだ正式に署名していないという。

JMP側は当初、調停案に大統領の即時退陣が明記されていないことを理由に受け入れを拒否していた。

サレハ大統領は合意後もJMPに対し、「政権打倒のために汚い金を受け取った」「民主主義の枠外で権力を握ろうとしている」との批判を展開している。

大統領は1978年に就任し、長期にわたって親米路線を堅持してきた。大統領退陣を求める大規模な反政府デモは1月から続いている。

http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011042401000008.html
イエメン大統領が退陣案受け入れ 収束には曲折も


 22日、イエメンの首都サヌアで開かれた集会で支持者に手を振るサレハ大統領(ロイター=共同)
 【カイロ共同】中東の衛星テレビ、アルジャジーラなどによると、サレハ大統領の退陣を求める大規模デモが続くイエメンの政権与党、国民全体会議(GPC)の報道官は23日、サレハ氏が、野党側との合意後1カ月以内に退陣するなどとするペルシャ湾岸諸国の仲介案を受け入れたと明らかにした。

 仲介案は、サレハ氏が1カ月以内に大統領権限を副大統領に委譲、野党や無党派勢力も取り込んだ「挙国一致内閣」を立ち上げる一方、サレハ氏の訴追は免除するとの内容。サレハ氏退陣の道筋が明確化することで事態が収束に向け動きだす可能性もあるが、依然、不透明な部分も残りそうだ。

 与党側は湾岸諸国に仲介案受け入れの方針を伝えたという。AP通信によると、野党側も仲介案を歓迎したが、合意後7日以内に発足させることになっている挙国一致内閣については、サレハ氏が事前に辞任すべきだとして難色を示している。

2011/04/24 07:34 【共同通信

2503チバQ:2011/04/24(日) 18:19:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110424-00000008-cnn-int
リビア西部ミスラタで死者20人以上 政府側が撤退表明
CNN.co.jp 4月24日(日)11時3分配信

トリポリ(CNN) リビア西部ミスラタの住民がCNNに語ったところによると、同市内で23日、政府軍と反政府派の衝突により少なくとも22人が死亡した。一方、政府側は同市での対応を地元部族に引き継ぐ考えを表明した。

同住民によると、ミスラタの戦闘では65人が負傷した。死者の大半は、政府軍による市西部への砲撃で死亡した。また市中心部では不発弾により数人の死者が出たという。

同市では激しい市街戦の末、反体制派が中心部や主要道路を奪還した模様。同住民によれば、道路の閉鎖は不発弾処理後に解除される見通しで、通信網の復旧作業も進んでいる。

カイム外務次官はこれに先立ち、同市での戦闘や交渉には今後、部族指導者らが対応するとの申し入れがあったと述べ、引き継ぎの方針を示した。

一方、反政府派の報道担当者はこれを一笑に付し、ミスラタは「解放」されたが政府軍は敗退をごまかそうとしていると主張。一部の政府軍兵士は身の安全の確保と引き換えに、反政府派に武器を渡して投降する交渉を開始していると語った。

一方、米国防総省によると、米軍は同日午後、リビアで初の無人機攻撃を実施した。国防総省は通例により詳細を公表していないが、北大西洋条約機構(NATO)によると、政府軍がミスラタ住民らへの攻撃に使っていたロケット弾発射装置を破壊した。

2504チバQ:2011/04/24(日) 18:20:20
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011042301000749.html
リビア西部激戦地から政府軍撤退 「解放」と反体制派
2011年4月23日 23時21分

 【ベンガジ(リビア北東部)共同】ロイター通信によると、リビア反体制派の報道官は23日、政府軍と反体制派の激戦が続いていた第3の都市、西部ミスラタから政府軍が撤退、反体制派がミスラタを「解放した」と述べた。

 西部における反体制派の拠点だったミスラタは約2カ月にわたって政府軍の激しい攻撃を受け、人道危機への懸念が高まっていた。ただ、政府軍はミスラタ郊外に展開したままで、砲撃を再開できる態勢という。

 リビア政府のカイム外務次官は22日、政府軍がミスラタから撤退し、代わって周辺の部族が反体制派と戦闘を続けると明言。反体制派側に拘束された政府軍兵士のうちの一人も23日、制圧したミスラタ港から撤退するよう22日に命令が出たと述べていた。

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチによると、15日までに市民ら少なくとも267人の死亡が確認された。

 ロイターによると、米軍は23日、リビアで初めて無人偵察機による爆撃を行った。標的や被害状況は不明。

2505チバQ:2011/04/24(日) 18:20:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110423/amr11042319410006-n1.htm
中国に気兼ねする米政府の思惑 イラン制裁、ダブルスタンダード
2011.4.23 19:40 (1/2ページ)
 【ワシントン=佐々木類】核開発疑惑の持たれているイランへの制裁をめぐり、米政府のダブルスタンダード(二重基準)が鮮明になってきた。日本など同盟国にイランのアザデガン油田開発から撤退させる一方、中国企業は制裁対象とせず経済活動を容認しているためだ。国連安全保障理事会での対リビア決議などで「中国の協力をとりつけるための取引」(日米外交筋)との見方が強い。日本の中長期のエネルギー政策が中国に気兼ねする米政府の思惑に振り回された形で、日米間に禍根を残しそうだ。

 イラン政策をめぐり「ダブルスタンダード」(日米関係筋)だと批判されているのは、国務省が3月29日に発表したイラン制裁に関する制裁対象企業のリストだ。

 対象企業には中国が含まれず、ベラルーシの石油関連企業1社が載せられたが、この企業は米企業との取引はなく、米メディアは「制裁対象にしても実害はゼロ。中国企業という巨人に目をつぶり、小さなハエを捕まえて外交成果だと自賛している」(ウォールストリート・ジャーナル紙)と米政府の対応を批判している。

 これまでに日本のほか、英、オランダ企業などが安保理の対イラン制裁決議や米国内法を受けてイランからの撤退を余儀なくされている。

 米下院外交委員会のロスレイティネン委員長(共和党)は3月29日、「中国企業が制裁対象に含まれていないのは大きな問題だ」との声明を発表。31日の外交委公聴会ではバーマン議員(民主党)が、イラン政策を主導するスタインバーグ国務副長官を前に、「失望を禁じ得ない。米政府の決定は、イランに対し(本気で制裁する気がないという)誤ったメッセージを与えてしまうことになる」と批判した。

 日本政府が出資する国際石油開発帝石(INPEX)は昨年10月、アザデガン油田に所有していた10%の権益放棄を発表。逆に中国はその約1年前、権益の70%取得でイラン政府と合意していた。

 日本政府が撤退を決めたのは、米国内でその年の7月にイラン包括制裁法(CISADA)が発効、アザデガン油田に権益を持っていたINPEXが制裁対象とされる恐れがあったためだ。9月には沖縄・尖閣諸島で中国漁船衝突事件があり、クリントン国務長官が日本支持の発言をしたことも撤退決断を後押しした。

 スタインバーグ国務副長官は藤崎一郎駐米大使にINPEXの撤退を数回にわたり強く要請、撤退しなければ制裁対象にすると圧力をかけていた。制裁対象になれば米金融機関との取引が禁止され、大きなダメージとなる。

 日本政府は国務省の発表後、中国が制裁対象に含まれていない理由の説明を求めているが、スタインバーグ氏は「イランで新しい事業を始めているわけではないから、制裁対象にする必要はない」などと釈明している。

 このため、日本側には「東日本大震災での『トモダチ作戦』はありがたいが、それとこれは別。米側に振り回された」(関係筋)との思いが強いようだ。

 米大手シンクタンク「ヘリテージ財団」のディーン・チェン研究員は、「確たる証拠はないが、リビアに対する安保理決議で、中国が棄権も含む協力的な態度を示したのはイラン問題と無関係ではないだろう」と述べている。

2506チバQ:2011/04/24(日) 18:25:55
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011042402000031.html
シリア 葬儀の列に発砲 再び鎮圧強行、13人死亡
2011年4月24日 朝刊


 【カイロ=今村実】シリア全土で発生した反政府デモから一夜明けた二十三日、各地で犠牲者の葬儀が行われたが、参列した市民に治安部隊が発砲し、AFP通信によると少なくとも十三人が死亡した。首都ダマスカスなどで参列者による大規模な抗議デモが拡大する中、アサド大統領が再び強硬姿勢で鎮圧に乗り出したことで、情勢は緊迫している。

 ダマスカスでは三人が射殺されたほか、近郊のドゥマでは地元のモスク(イスラム教礼拝所)から墓地まで大勢の参列者が行進していたところ、建物の屋根から狙撃兵に撃たれ五人が死亡。南部イズラでも葬儀の参列者らが死亡した。

 前日に治安部隊に射殺されるなどした犠牲者の葬儀は各地で営まれ、参列者ら数万人がそのまま抗議デモに参加。「政権打倒」を叫び、アサド大統領を「裏切り者」と名指しで非難するなどした。

 一方、人民議会の議員二人が「住民を守ることができなかった」として辞職したと、中東の衛星放送アルジャジーラに語った。多くの犠牲者が出た南部の選出という。

 ロイター通信は地元活動家の話として、金曜礼拝に合わせて決行された二十二日のデモの死者が、少なくとも百人に上ると伝えた。先月中旬に一連の反政府デモが始まって以降、最悪の惨事になったことから、反政府派の反発が一段と激化するとみられていた。

 同国では今月九日にも、ダルアーのデモで射殺された住民の葬儀で参列者に向けて治安部隊が発砲し、多数の負傷者が出るなどした。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011042302000182.html
シリア死者88人に
2011年4月23日 夕刊

 【カイロ=今村実】シリア全土で二十二日の集団礼拝後に発生した反政府デモで、治安部隊の発砲などによる死者は、少なくとも八十八人に上ることが明らかになった。三月中旬に反政府デモが始まって以来、最悪の惨事となり、長期独裁政権のアサド大統領(45)に対する反発が一層強まりそうだ。

 ロイター通信が、デモ参加者の証言として伝えた。政権の打倒を叫ぶ大規模デモは、首都ダマスカス近郊のドゥマ、南部ダルアー、西部ホムスなど各地で発生。治安部隊は排除に乗り出し、市民が銃弾を受けたり、催涙ガスを吸うなどして死傷者が続出した。

 反政府デモは、イスラム教の集団礼拝に合わせ、市民らがフェイスブックなどで呼び掛けた。アサド大統領は前日、強権支配を支えた非常事態法を半世紀ぶりに撤廃する懐柔策を発表したが、親子で約四十年の独裁政権や経済の低迷に不満を募らせるデモ隊を抑えられなかった。

 ダマスカス在住のフリージャーナリストは本紙の電話取材に「市内は厳戒態勢で取材は許されない。これまでになく犠牲者が多く、アサド政権は市民の怒りを増幅させた」と語った。

2507チバQ:2011/04/24(日) 18:31:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110424-00000102-san-int
シリア連日市民弾圧 22日の死者100人 2議員、抗議の辞職
産経新聞 4月24日(日)7時56分配信

 【カイロ=大内清、ワシントン=犬塚陽介】シリア各地では23日、前日のデモでの犠牲者の葬儀が行われ、全土で数万人が参加した。フランス通信(AFP)がシリアの人権活動家らの話として伝えたところによると、首都ダマスカス周辺や南部イズラアでは、葬列などに対して治安部隊が発砲、少なくとも13人が死亡した。

 中東の衛星テレビ局アルジャジーラは23日、シリア人民議会の議員2人が、アサド政権によるデモ弾圧に抗議するため辞職したと報じた。3月の反政府デモ発生以来、議員の辞職が伝えられるのは初めてで、体制内部でもデモ弾圧への批判が表面化してきた。

 ロイター通信はシリアの人権活動家の話として、22日のデモ弾圧による死者が100人に達したようだと伝えた。死傷者が連日出ていることで国内は緊迫した空気に包まれている。

 一方、オバマ米大統領は22日発表した声明で、「アサド大統領は国民の意向よりも個人的な利益を優先している」と明確にシリアを非難した。包括的な中東和平の実現とイランの孤立化のため、米政府は表立ったシリア批判を控えてきたが、深刻化するデモ弾圧に圧力強化を余儀なくされた形だ。

 オバマ大統領は、「非道な暴力」の即刻停止を要求。さらに「イランが使ったものと同様の残忍な市民弾圧の手段を用いるため、イランに支援を求めている」と、異例の表現でアサド政権を批判した。

 オバマ政権はこれまで、クリントン国務長官がアサド大統領を「改革者」と呼ぶなど、直接的な批判を避ける形でシリア政府に反体制派との対話を促してきた。

 シリアは1980年代以降、隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラを支援しており、米国は、イスラエルの安全保障に加え、中東和平を実現する上でもシリアの動向を重視してきた経緯がある。

 イランの孤立化を図る上でも“シリア接近”には利点があり、「親密にならなくとも、関係改善を対外的に示すこと自体に大きな意義があった」(中東外交筋)とされるが、今回の事態を受け、米政府高官はシリア情勢への「対応策を検討している」と話している。

2508チバQ:2011/04/24(日) 19:34:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110420-00000082-san-int
候補者乱立気味の仏大統領選
産経新聞 4月20日(水)7時56分配信

【パリの屋根の下で】山口昌子

 「DSKは出るのか出ないのか」−約1年後に迫ったフランス大統領選で注目を一身に集めているのが仏社会党の重鎮、ドミニク・ストロスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事(61)。DSKは名前の頭文字。

 専務理事の任期は2012年11月まで。社会党は公認候補を7月の予備選で決めるので出馬するなら、その前に辞任する必要がある。IMF専務理事は通常2期が約束されているとされる。国家元首級の座を捨てて、確実な勝利が約束されていない大統領選に出馬するのか否か−。

 DSKの支持率は週刊誌パリ・マッチの最新の世論調査では前月比6%減とはいえ69%で4位(シラク前大統領が75%で1位)。元人気キャスターの夫人がブログで「専務理事として2期目は狙わない」と書いたところから出馬説が濃厚になっている。

 社会党の予備選出馬表明組はフランソワ・オランド前第1書記(56)が65%で9位。前回07年の社会党公認候補のセゴネル・ロワイヤル氏(57)は35%で35位。若手のマニュエル・バル国民議会(下院)議員(48)やアルノー・モントブール下院議員(48)も出馬表明済みだが肝心のマルチヌ・オブリ第1書記(60)は未表明で支持率も56%で12位とふるわない。

 一方、再選を狙うニコラ・サルコジ大統領(56)は33%で42位。他の世論調査では07年5月の就任以来、最低の27%を記録したが、世論調査は得票率とは直結しないといわれるだけに意欲満々だ。

 ただ、「大統領党」といわれる与党の右派政党、国民運動連合(UMP)から最近、ジャンルイ・ボルロー前エコロジー・エネルギー・持続的開発相(60)が離党。中道右派政党の急進党党首として出馬の可能性が指摘されている。支持率は68%で7位と好位置についているだけに出馬すればサルコジ氏を脅かす存在になりそうだ。

 極右政党、国民戦線のマリーヌ・ルペン党首(42)は34%で39位。02年の大統領選では父親のジャンマリ・ルペン氏が決選投票に進出してシラク氏と争ったが、今回も決選進出を予測する調査結果がある。

 台風の目になりそうなのが環境派で人気ドキュメンタリー番組の主演者兼制作者で作家のニコラ・ユロ氏(55)。出馬宣言を受けた支持率は前月比5%減だが、それでも71%、2位と出馬表明組の中では最高位だ。

 環境派では社会党政権時代の汚職事件でデュマ元外相らを起訴(2審で無罪判決)した辣腕(らつわん)予審判事だった欧州議会議員のエバ・ジョイ氏(67)も出馬宣言した。支持率は48%で20位だ。

 ちなみに他の最近の世論調査ではフランス人の会話のテーマは福島第1原子力発電所事故を含む東日本大震災が92%でトップ。リビアへのフランスの軍事介入が74%で2位、大統領選は60%で3位だ。換言すれば東日本大震災と原発事故への関心がいかに高いかを物語っているといえる。

2509チバQ:2011/04/24(日) 19:34:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110423-00000099-mai-int
<フランス>大統領選まで1年…サルコジ氏苦境
毎日新聞 4月23日(土)22時1分配信

 【パリ福原直樹】フランスの次期大統領選まであと1年となり、与党・国民運動連合(UMP)や最大野党・社会党など各党は、候補者選定に本格的に乗り出した。UMPからはサルコジ大統領の出馬が確実視されるが、世論調査の支持率では、社会党からの出馬が取りざたされるストロスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事が大統領を大きくリード。極右政党「国民戦線」の伸長も著しく、大統領にとっては苦しく長い選挙戦になりそうだ。

 仏リベラシオン紙の最近の調査では「次期大統領にふさわしい人物」として、ストロスカーン氏が45%とトップ。大統領は23%と6位で、UMPのフィヨン首相(30%)や社会党のオブリ第1書記(29%)にも引き離された。大統領の支持率は前回選挙時(07年)の約70%が、最近は30%を切った。

 仏メディアによると、大統領不人気の理由は、イスラム教徒や少数民族ロマに対する過激な排斥政策▽アラブ独裁者との癒着など閣僚のスキャンダル−−など。経済政策にも批判が集中し、ルモンド紙は、前回選挙時の大統領の公約13のうち、企業減税や投資促進など七つが「実現されないか放棄された」と批判した。

 一方、ストロスカーン氏について仏各紙は「IMF専務理事として欧州財政危機や、IMF改革で手腕を発揮した」と評価。国際派なうえ経済問題にも詳しく、保守支持層にも食い込んでいる。同氏はまだ出馬表明していないが、社会党は10月の予備選挙で統一候補を決める方針だ。

 大統領にとってもう一つの脅威は移民排斥を訴える極右「国民戦線」の台頭だ。同党は今年、ジャンマリ・ルペン氏が娘のマリーヌ氏に党首を譲り、その後、過激な表現を避け「ソフトな極右」を演出。一部の穏健右派票を取り込み始めた。

 仏の大統領選は2回投票で、1回目の上位2人が決選投票に臨む。だがパリジャン紙の最近の調査では、ストロスカーン氏出馬の場合、同氏が得票率23%、マリーヌ党首が24%で決選投票に進出。大統領は1回目投票で敗退するとの結果が出た。

 選挙日程は10月に正式に決まるが、第1回投票が来年4月22日、決選投票が同5月6日となる可能性が高い。

2511チバQ:2011/04/28(木) 00:25:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110427/mds11042721100007-n1.htm
シリア 続く市民への徹底弾圧 アサド政権権力維持に恐怖支配選ぶ
2011.4.27 21:08 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】反政府デモ鎮圧に軍を投入したシリアのバッシャール・アサド政権が、国際社会からの非難を無視し市民への武力行使を続けている。南部ダルアーでは27日も軍による包囲が続き、AP通信によると25日からの無差別攻撃による死者は少なくとも34人に達した。政権側には、米欧諸国がシリアに軍事介入することはないとの読みがある上に、国民の怒りが増す中、権力維持には徹底した弾圧を強めるしかないと判断したとみられる。

 シリアの人権活動家(45)は産経新聞の電話取材に「ダルアーでは通信網や電気、水道が遮断され、食糧不足の懸念もある」と指摘。軍が派遣された北西部ジャブレや西部ホムスなども同様の状況で、数百人が拘束されたという。同国の人権団体によれば、一連のデモ発生後の死者は全土で400人を超した。

 シリアは現大統領の父ハフェズ・アサド前大統領時代の1982年、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団の拠点だった中部ハマなどを武力弾圧し数千から数万人の市民が虐殺された。

 当時は情報統制によって虐殺の実態が外部に漏れにくかったが、携帯電話やインターネットが普及した現在では、各地の様子が少しずつではあるが外国メディアにもたらされている。シリア問題では露骨な批判を控えてきた米国も、当局による市民への無差別攻撃を受けてアサド氏やその側近に対する制裁の検討に着手、ヘイグ英外相も26日、制裁の可能性に言及した。

 それでもアサド政権が弾圧の手を緩めないのはまず、アフガニスタンとイラクに軍を派遣し、対リビア軍事作戦にも参加する米国や欧州各国には、シリアに本格介入する余力はないと踏んでいるためだ。

シリアのジャアファリ国連大使は26日、「デモが平和的であれば武力を使うことはない。何も隠していない」とうそぶき、政権のデモ弾圧を正当化した。

 さらに、アサド氏はこれまで、非常事態令解除などデモ隊の要求に一応はこたえる姿勢を示してきたが、デモが勢いを増す中、権力維持には、徹底弾圧による恐怖支配以外の選択肢が現時点ではないのが実情だ。

 リビアやイエメンのケースと同様、多数の市民が殺害されたシリア国民の怒りは大きい。アサド氏としては、この段階で暴力を停止するなどの譲歩姿勢をみせれば、各地の政権転覆を求める声がさらに強まり、自身の首を絞めることにつながりかねない。このため、政権側がデモ拡大の懸念を払拭できるまでは弾圧が続くという見方も出ている。

2512名無しさん:2011/04/28(木) 12:37:53
http://mainichi.jp/select/today/news/20110428k0000e030013000c.html
シリア:与党バース党員が離党 政権基盤揺らぐ恐れ
2011年4月28日 10時20分

 【カイロ鵜塚健】反政府デモによる混乱が続くシリアで、政権与党のバース党員233人が離党したと、中東の衛星放送アルアラビーヤが27日伝えた。アサド大統領を支える同党員の離反が今後拡大すれば、強硬路線を突き進む政権の基盤が内部から揺らぐ可能性もある。

 インターネットの交流サイト「フェイスブック」上の反体制派とみられるページには、南部ダルアー周辺や北西部バニヤースの党員約200人が署名した文書が掲載されており「党の姿勢に反対し、離脱を表明する」としている。

 バース党はアラブ統一と社会主義を掲げ、1963年に政権を握って以降、シリアの強固な支配体制を支えてきた。

 また、アルアラビーヤは27日、ダルアーでのデモ弾圧に投入された軍の一部が離反して市民側に回り、軍内部での衝突に発展したと報じた。米民間情報機関ストラトフォーは、未確認情報として、この軍内部の対立で兵士50人が死亡したと伝えたが詳細は不明だ。ダルアーは一連のデモが最初に起きた町で、23日には地元選出の国会議員2人が政府に抗議して辞職している。

2513名無しさん:2011/04/29(金) 00:22:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110428-00000026-jij-int
反原発「緑の党」、初の州首相に=社民党と連立合意―ドイツ
時事通信 4月28日(木)8時17分配信

 【ベルリン時事】ドイツ南西部のバーデン・ビュルテンベルク州で3月に行われた州議会選挙で、第2党となった90年連合・緑の党と第3党の社会民主党は27日、連立政権の樹立で合意した。これにより、緑の党の州首相候補ウィンフリート・クレッチュマン氏(62)を首班とする連立政権の誕生が確実になった。反原発を党是とする同党から州レベルで首長が出るのは初めて。
 クレッチュマン氏は記者会見で、「再生可能エネルギーのモデル州とならなければならない」と決意を語った。

2514名無しさん:2011/04/29(金) 00:26:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110428/mds11042822230006-n1.htm
政権党員200人が離党 シリア南部、将校5人離反
2011.4.28 22:20

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28日、混乱を逃れて隣国レバンノに避難するシリア人の家族ら(AP)
 ロイター通信によると、シリアの大規模反政府デモの中心地、南部ダルアー周辺で27日、アサド政権を支える支配政党、バース党の党員約200人がデモ鎮圧に抗議して集団離党を表明した。同日には北西部バニヤスでも党員約30人が離党を表明した。

 また、AP通信が複数の住民の話として伝えたところによると、軍の戦車などが展開したダルアーでは将校少なくとも5人がデモ隊側に離反。一部の兵士らは検問所で市民を拘束する命令を拒否しているという。

 ダルアーでは25日、戦車などとともに市内に配置された治安部隊が無差別発砲を行い、市民ら多数が死亡。水や電気、電話回線などが切断されているといい、離党を表明したダルアー周辺の党員らは「治安部隊の手によって数百人の死者と数千人の負傷者」が出たことに抗議する声明を出した。(共同)

2515チバQ:2011/05/04(水) 08:05:18
>>2400
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110503-00000074-mai-int
<カナダ>総選挙で与党が過半数獲得
毎日新聞 5月3日(火)20時9分配信

 カナダ下院(任期5年、定数308)の総選挙は2日、投開票が行われ、ハーパー首相率いる与党保守党が過半数を獲得した。カナダの総選挙で第1党が過半数を占めるのは00年の自由党以来。ハーパー首相は党首として4度目の総選挙で初の過半数獲得。第2党(野党第1党)には左派の新民主党が議席数を大幅に増やして躍進した。【ニューヨーク】

2517チバQ:2011/05/04(水) 08:26:00
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&amp;sid=aZoPf3LTMgYw
カナダ総選挙:与党保守党が初の単独過半数−減税、歳出抑制に信任
  5月3日(ブルームバーグ):カナダ総選挙が2日に投開票され、ハーパー首相率いる与党の保守党が初めて下院で単独過半数を獲得した。追加減税により景気回復を確実なものとし、歳出抑制で財政赤字を削減するという同党の政策が信任された。

  連邦選挙管理局のウェブサイトに掲載された開票状況によれば、ニューヨーク時間午前2時36分(日本時間午後3時36分)現在、保守党は定数308議席のうち167議席を獲得。ジャック・レイトン党首率いる労働者寄りの新民主党は102議席、マイケル・イグナティエフ党首率いる自由党が34議席、ケベック連合が3議席などとなっている。

  カナダでは7年にわたり少数与党政権が続き、その間に政府歳出が膨らんでいた。ハーパー首相は2014年までにカナダ予算を均衡させる方針を表明している。一方で、景気拡大を維持するため個人と法人の所得税減税に向けた取り組みを進めている。

  マクリーン・アンド・パートナーズ(カルガリー)で運用に携わるポール・マ氏は、「一貫した計画を通すことのできる過半数議席を持つ政権の誕生は、市場にとり大変な安心材料だ」と述べた。

2518チバQ:2011/05/04(水) 08:28:05
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;rel=j7&amp;k=2011050300266
保守党、悲願の過半数=安定政権へ−カナダ総選挙
 【ニューヨーク時事】2日投票のカナダ下院(定数308)総選挙は即日開票され、ハーパー首相率いる少数与党・保守党が2006年の政権奪回以降初めて、過半数となる155を超える議席を獲得した。これまで厳しい議会運営を強いられてきたが、ようやく安定政権が実現する。
 カナダの公共放送CBCによれば、保守党が選挙前の143から167に伸長。野党第3党だった左派・新民主党は36から102へと大幅に議席を増やし、初めて野党第1党に躍り出た。保守党と二大政党政治の歴史を築いてきた自由党は、77から34へと減らし、野党第2党に転落。ケベック州が地盤のケベック連合は47から4に大幅減となった。
 今回の選挙は自由党が提出した内閣不信任案可決後の下院解散に伴うもの。事前予想では保守党の過半数獲得は微妙とみられていたが、ハーパー政権の手堅い経済政策が有権者の支持を得た結果となった。(2011/05/03-16:36)

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2519チバQ:2011/05/04(水) 08:42:49
開票前の報道
http://www.asahi.com/international/update/0502/TKY201105020533.html
カナダ総選挙、与党が苦戦の見方も 投票始まる2011年5月3日3時34分

 カナダ下院の総選挙は2日朝(日本時間2日夜)、投票が始まった。ハーパー首相率いる与党保守党は、目標とした過半数に届かない情勢で、苦戦を強いられている。野党の間では、政権交代を狙った連立構想が急浮上している。

 カナダ下院は定数308。直近の情勢調査によると、保守党が第1党の座を維持するものの、過半数の155議席には届かない見通し。野党側では、レイトン党首率いる左派の新民主党が「減税」や「環境」を訴えて支持を拡大しており、現有36議席を倍加する勢い。地元メディアは、新民主党が、イグナティエフ党首率いる中道・自由党と連立する公算が大きいと報じており、実現すれば5年ぶりの政権交代となる。

 ハーパー政権は2006年に発足。議会で過半数を制することのないまま、08年選挙でも辛勝。親米路線を掲げ、政権を維持してきた。約400億カナダドル(約3兆4千億円)もの財政赤字を抱えながら、法人税減税や高価なステルス戦闘機購入を盛り込んだ予算案を作ったことに野党が猛反発。3月末に不信任決議を可決され、首相は議会を解散。2年半ぶりの選挙戦となった。(トロント=山中季広)

2520チバQ:2011/05/04(水) 08:51:44
http://www.asahi.com/business/topics/economy/TKY201105020079.html
欧州、ゆらぐ生活大国 金融・財政危機で福祉見直し2011年5月2日10時54分


 軍事大国でもなければ経済大国でもない。生活大国のはずだった欧州に変化が出ている。金融や財政の危機が、早く引退して老後を楽しみ、ゆったりと働くスタイルの見直しを迫る。

■早期退職制度、縮小が焦点

 福祉国家の代表格デンマークで年金改革論議が白熱している。支給開始年齢の65歳から67歳への引き上げとともに、60歳で早期退職できる制度を段階的に縮小し、現在45歳の人からは全廃する方針が焦点だ。

 コペンハーゲンのビル改装現場。建設労働者のヘニング・ラスムセンさん(43)は「これでは引退したら死ねといっているような感じだ」と憤る。

 改革はラスムセン首相が年初の演説で表明。野党、社会民主党のニック・ヘカロップ副党首は国会で何度もかみついた。「こんなものはデンマークの福祉国家制度でないと多くの人が思っている」。年内にある総選挙の争点になりそうだ。

 早期退職は1979年に導入された。目的は二つ。若者に早く仕事を譲ることと、若いときから働く肉体労働者に報いることだった。だが、コペンハーゲン大学のハンス・ヨルゲンビッタヤコブソン教授はどちらの看板も色あせたとみる。

 「労働人口を減らし、若者の失業率はかえって高くなった。最初は単純労働者のための制度だったが、対象が広がって中産階級のための制度に変わった」

 財政問題が政府に改革を急がせる。約10年間、財政黒字をほぼ一貫して続けたデンマークも、金融危機後の2009年から財政赤字に転落。今年の政府債務は国内総生産(GDP)比55%と他国より高くないが、赤字の定着は危険信号だ。

 デンマークの税負担はGDP比で48%。日本28%、米国26%と比べて高負担が際立つ。ヤコブ・ハル財務次官は「増税で問題を解決することはできない。医療機関の選択制を導入したり、待ち時間を短縮したりして、医療費がかさんでいるのだが」と話す。

 右派新党、自由同盟のアノス・セムエルスン党首は、なお不十分だとして公務員の大幅削減などを掲げる。「このままではいつかギリシャのようになる」

 南欧諸国の財政危機に背中を押されるのはフランスも同じ。60歳だった法定退職年齢は欧州連合(EU)の主要国で最も若い。ミッテラン社会党政権が82年の行政命令で65歳から一気に引き下げた。社会の連帯を象徴する目玉政策だった。

 しかし、いまの右派政権は昨秋、退職を62歳にする年金制度改革の関連法を成立させた。年金の満額受給も2年遅い67歳となる。

 サルコジ大統領は議論のさなか「ミッテラン氏が遠慮していれば問題はずっと少なかったはずだ」と過去の政策を批判。福祉社会への挑発と受け止めた社会党などが反発し、ストライキやデモが繰り返された。

 財政問題は欧州全体も動かす。EU首脳会議は3月に「ユーロプラス協定」を採択。ユーロ圏の財政規律を強めようと退職年齢や年金制度の統合を進める。デンマークなどユーロ圏外6カ国も参加の意向という。

■休憩時間短縮に労働者反発

 イタリア北部トリノ。自動車大手フィアットの本部工場で1月、従業員の投票があった。

 マルキオンネ最高経営責任者が「現代では通用しない過去の労働慣行を引きずっている」と主張し、それまでなかった深夜勤務や土曜勤務を新設することや、仮病での欠勤に罰則を重くすることなどを求めたためだ。結果は賛成54%でからくも認められた。

 労働者の反発が強かったのは、昼食の時間を作業が終わってからにすること、食事の後の休憩時間を10分間削ることだった。反対派は「仕事は生きるためにするのであって、体をこわすためにするのではない」(労組FIOMのジョルジョ・アイラウド支部書記長)と抵抗した。

 だが、イタリア産業連合幹部のジョルジョ・ウサイ氏は言う。「国際競争のなかで他の企業でも変化が出てくるはずだ」(コペンハーゲン=有田哲文、パリ=稲田信司)

2521チバQ:2011/05/04(水) 09:37:23
>>2502
http://www.asahi.com/international/update/0501/TKY201105010256.html
イエメン大統領が退陣案拒否 湾岸諸国の調停、暗礁に2011年5月1日21時13分
 イエメンのサレハ大統領は4月30日、反政府デモの収束を目的にペルシャ湾岸諸国が提示していた自らの退陣や訴追免除を含む調停案への署名を拒否した。調停案は政権与党と野党勢力がともに基本合意していたが、事態は一転して暗礁に乗り上げた。

 調停役として首都サヌアを訪問していた湾岸協力会議(GCC)のザヤニ事務局長は30日、署名を得られないまま出国。サウジアラビアのリヤドで1日に予定されていた与野党双方による公式の署名式も延期された。退陣の条件などをめぐる詳細部分でまとまらなかった模様だ。同国には、南部の分離独立運動や南部を拠点とする国際テロ組織アラビア半島のアルカイダ(AQAP)など多くの不安定要素があり、サレハ氏が退陣した場合、こうした動きがさらに活発化するおそれもある。

 湾岸諸国は今回の事態を最終的な決裂とはみておらず、今後もサレハ氏への説得を続けるとみられる。

 野党側の指導者もロイター通信に対し「湾岸諸国がサレハ氏を説得できるなら望ましいことだ」と述べ、当面は調停の行方を見守る考えを示した。(カイロ=石合力)

2522チバQ:2011/05/04(水) 15:08:27
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011043002000026.html
移民 パリで数百人野宿 北アから流入
2011年4月30日 朝刊

 【パリ=清水俊郎】チュニジア政変とリビア内戦の混乱で、北アフリカから地中海対岸の欧州に出稼ぎ移民と難民が押し寄せている問題で、フランス政府は無秩序な入国に危機感を強め、二十八日までに不法入国の疑いがある百人以上の移民らを拘束した。

 フランスとイタリア国境の入国制限をすり抜けて流入した移民ら数百人は、パリの公園や南部マルセイユの広場に集まって野宿するなど治安問題にもなりかねず、仏警察当局は野宿中の移民らを強制捜査。伊政府は移民らに臨時の滞在許可証を交付しており、拘束した移民はイタリア側に戻す方針だ。

 仏政府はイタリアからフランスに入国を求める北アフリカ移民に限り、滞在のために必要な一日当たり六十二ユーロ(約七千五百円)の所持を義務付けている。だが、所持金が少ない移民らは伊仏間の鉄道車内に隠れるなどし、続々と仏国内に入っているという。

 最大野党・社会党に属するパリのドラノエ市長は「人道的なやり方ではない」と政府を批判し、野宿する移民らに食事を提供する臨時予算十万ユーロ(約千二百万円)を計上。来年の大統領選に向け与野党の争点の一つにもなりそうだ。

 AP通信によると、一月のチュニジア政変後、約二万六千人がイタリアにボートで漂着。伊政府は政治難民として欧州への亡命を求める約六千人を除く二万人に臨時の滞在許可証を交付している。

2523チバQ:2011/05/04(水) 15:18:07
http://www.asahi.com/international/update/0503/TKY201105030165.html
カナダ総選挙、与党が過半数 ハーパー政権3期目へ2011年5月3日23時5分
 カナダの下院総選挙(定数308)は2日、投開票され、ハーパー首相率いる与党・保守党が、悲願だった単独過半数を獲得した。2006年の発足以来、ハーパー政権が過半数を制するのは初めて。3期目となる今後は、積極的な政権運営に乗り出す。

 「強く安定した多数派保守政権をついに我々は手にした。選挙続きで不安定だった過去7年はもう閉じて、新しいページへ移る時だ」。3日未明、ハーパー首相は、西部カルガリー市内で勝利を宣言した。

 CBCテレビの集計によると、主要3党の獲得議席は、保守党167(改選前143)、新民主党102(同36)、自由党34(同77)。

 カナダでは過去7年間に4度も総選挙があった。時の与党の議席が下院の過半数に届かず、政権基盤が弱かったからだ。保守党も06年と08年の選挙で勝ったものの少数与党にとどまり、政権運営は綱渡りの連続だった。

 今回の選挙は、ハーパー首相にとって勝算のない戦いだった。野党が3月、不信任案をちらつかせると、「日本が前代未聞の震災で苦しんでいる今、選挙などしている場合か」と日本を引き合いに出して野党を牽制(けんせい)した。

 不信任決議を突きつけられ渋々受けて立った選挙戦だったが、遊説先では、リーマン不況をいち早く脱出した実績を強調。法人税率の引き下げを掲げて経済界の支持を固めた。「保守党が多数を制すれば、無用な選挙はなくなる」と選挙に疲れた有権者心理にも巧みに訴えかけた。

 野党では、「万年第3党」のあだ名で知られる左派の新民主党が、レイトン党首の人気に乗り、議席を解散前の3倍近くまで伸ばし、野党第1党に躍り出た。他方で、中道の名門・自由党は、議席を半分に減らした。イグナティエフ自由党首が「英米暮らしが長く、カナダのことを知らない」と保守党に狙い撃ちされ、反撃できなかった。

 選挙戦終盤では、有力メディアが保守党の苦戦を予想し、勢いに乗る新民主党が自由党と連立を組む政権構想が語られたが、自由党の退潮が著しく、5年ぶりの政権交代は実現しなかった。(トロント=山中季広)

2524チバQ:2011/05/04(水) 23:50:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110504/erp11050418510005-n1.htm
英選挙制度めぐり5日に国民投票 二大政党制に影響も
2011.5.4 18:48
 日本の二大政党制の手本とされる英国で5日、下院の選挙制度を単純小選挙区制から変更すべきかどうかを問う国民投票が行われる。開票は翌6日夕からで、同日中にも結果が判明する見通し。

 最近の世論調査では「変更に反対」との意見が優勢だが、賛成が多数となった場合、英国伝統の二大政党制崩壊に拍車が掛かる可能性があり、日本の選挙制度の議論にも影響を与えそうだ。

 国民投票では、候補者を1人だけ選ぶ現在の投票方法から、候補者に優先順位を付ける「優先順位付き連記投票制」(AV)へ変更することの是非を問う。現在の制度は保守、労働の二大政党に有利な仕組みだが、AVでは少数政党のチャンスが広がるとされる。(共同)

2525チバQ:2011/05/05(木) 00:13:08
http://www.asahi.com/international/update/0430/TKY201104300369.html
独立間近のスーダン南部、やまぬ戦闘 産油地の帰属火種(1/2ページ)2011年4月30日21時34分
 7月に独立を控えたスーダン南部で、戦闘が頻発している。産油地帯の帰属をめぐって争う、北部を拠点とする中央政府が介在しているとの見方が出ている。財政を支える石油生産も滞り、南部の今後に影を落としている。

 現地からの報道によると、スーダン南部自治政府軍の報道官は29日、北部に隣接するユニティ州とジョングレイ州で19日以降、南部軍と武装勢力の戦闘が続き、巻き添えの住民を含む計266人が死亡したと発表した。

 南部では、1月の住民投票で北部からの分離・独立が決まって以降、戦闘が増えている。国連の推計では、今回の衝突とは別に、800人が犠牲になり、10万人が家を追われた。

 南部自治政府に反発する武装勢力は七つあり、南部側は、中央政府が支援していると批判している。南部が北部に疑いを抱くのは、南北間で未解決の問題が山積し、対立感情が消えていないうえ、境界エリアの産油地帯アビエイの帰属問題がくすぶっているためだ。

 中央政府のバシル大統領は28日、政治集会で「アビエイを新国家の領域内に含める試みがあれば、我々は新国家を認めない」と演説した。南部自治政府が4月まとめた暫定憲法の草案に、アビエイが南部の一部だと書かれていると、報じられたためだ。

 アビエイには南部の主流民族ディンカが定住するが、年に数カ月間、家畜の遊牧でアビエイを通る北部系遊牧民も住民としての権利を主張している。そこへ埋蔵石油をめぐる南北の利害対立が絡む。

 南北どちらの領土なのかは、アビエイ住民を対象にした住民投票で1月に決めるはずだった。ところが、有権者の定義をめぐって紛糾し投票は実施されないまま。南部の独立後も火種として残りそうだ。

 戦闘の影響で、日量8万4千バレルの石油を産出するユニティ州では4月、油田で働く北部出身の労働者百数十人が北部へ避難、産油量が減少している。2005年までほぼ20年続いた内戦のせいで、南部は技術者が不足し、石油精製も北部側に依存している。南部自治政府予算のほとんどを賄う石油収入は北部頼みだという現実を、戦闘は突き付けている。

 加えて、近年の干ばつや北部からの帰還者の急増で、南部は食糧不足にも直面している。治安の悪化で、ジョングレイ州とレーク州では27日、世界食糧計画(WFP)の23万5千人を対象にした食糧援助活動が止まってしまった。(ナイロビ=古谷祐伸)

2526チバQ:2011/05/05(木) 00:13:38
http://www.asahi.com/international/update/0427/TKY201104270148.html
内戦の犠牲、動物園SOS コートジボワール2011年4月27日23時7分
やせこけた雌ライオン「ララ」=アビジャン、古谷写す
 アフリカ西部コートジボワールの最大都市アビジャンで、国立動物園の動物たちが、次々飢え死にした。昨年11月の大統領選をめぐる混乱のためだ。

 動物園前には「SOS」と助けを求める看板。園内は死臭が漂う。飼育員が案内した先には、骨と皮ばかりの雌ライオン。よたよた立ち上がり、すぐに転がった。18歳の「ララ」だ。どの動物も、元気がない。

 勤務歴16年のフェリクス・ウフエさん(53)は「今年はエサ代も職員の給料ももらっていない。人間は助け合える。動物は違う。このままでは墓場だ」。

 アビジャンでは3月末から市街戦が続き、職員は出勤できなかった。戦闘がほぼ終わった今月中旬に職員数人が戻ると、12歳の雄ライオン「シンバ」や鳥、サル、ワニなど数十匹が餓死していた。フェリクスさんは「人間が招いた最悪の事態に、何もできなかった」と涙を流した。

 大統領選の混乱は収束に向かい、国際社会が当選を認めたワタラ元首相が国家再建に乗り出した。だが、動物たちへの対応にはまだ手が回らない。ごくまれな来訪者が持ち寄るわずかの食糧が、動物たちの生命線だという。(アビジャン=古谷祐伸)

2527チバQ:2011/05/06(金) 12:12:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110506/mds11050600540000-n1.htm
「連絡調整グループ」が反体制派への財政支援で一致
2011.5.6 00:53
 【パリ=山口昌子】リビアに軍事介入した多国籍軍参加国などからなる「連絡調整グループ」の第2回会議が5日、ローマで開かれ、リビアの反体制派組織「国民評議会」を財政的に支援することで一致した。会議にはクリントン米国務長官ら22カ国の外相級と欧州連合(EU)、イスラム諸国会議機構(OIC)など6国際機関の代表が出席。世界銀行など金融関係の6機関もオブザーバーとして参加した。

 イタリアからの報道によると、財政支援について米国は、国連が凍結しているリビアの最高指導者カダフィ大佐とその家族の海外資産(約300億ドル=約2兆4000億円)の活用を主張した。凍結資産の活用には法的な問題を解決する必要がある。

 一方、軍事情勢に関しては仏英が先に、反政府派への武器供給などは見合わせる方針で一致したが、伊レプブリカによると、議長国のイタリアのフラティニ外相は会議で、「自衛に必要な装備の(「国民評議会」への)供与は国際的に正当化されるとの結論に至った」と述べた。

 リビア北西部の反体制派の拠点ミスラタは、カダフィ氏側軍部隊の猛攻撃に遭っているが、多国籍軍側では「数週間、長くても数カ月で解決する」(ジュペ仏外相)との見方が支配的だ。

 「連絡調整グループ」は3月29日にロンドンで開かれた多国籍軍参加国などによる外相級会合で創設され、第1回会議は4月13日にカタールで開かれた。次回は6月にアラブ首長国連邦(UAE)で開催の予定。

2528チバQ:2011/05/06(金) 22:17:53
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011050601000895.html
英地方選、与党第2党が大敗 スコットランド独立派躍進
2011年5月6日 20時08分

 【ロンドン共同】昨年5月の連立政権発足後初めてとなった英国統一地方選の大勢が6日判明、中道左派の与党第2党、自由民主党が南部イングランドの各地方議会選で議席を大幅に減らす大敗を喫した。野党の中道左派、労働党は復調の兆しを見せた。

 中道右派の第1党、保守党に譲歩を迫られることが多い自民党の不人気ぶりが証明された形で党首のクレッグ副首相には大打撃だが、連立政権の枠組み自体がすぐに変わることはない。

 スコットランド議会選では、改選前の第1党で英国からの独立を目指す地方政党スコットランド民族党(SNP)が過半数を獲得する勢いで躍進。党首のサモンド行政府首相は、課税権限の拡大などさらなる地方分権や英国からの独立の是非を問う住民投票実施に意欲を示した。

 自民党はクレッグ党首のお膝元イングランド・シェフィールドの議会で第1党の座を労働党に奪われた。クレッグ氏は「(選挙結果は)打撃だ。教訓を学ばなければいけない」と述べた。

 ウェールズ議会で地方政党、ウェールズ民族党と連立を組んでいた労働党は、今選挙で同議会の過半数を得るとみられている。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110506/erp11050617330001-n1.htm
英統一地方選、連立政権側が苦戦、労働党が躍進
2011.5.6 17:28 (1/2ページ)
 【ロンドン=木村正人】英国で昨年5月、保守党と自由民主党の連立政権が誕生してから初の統一地方選の投票が5日行われた。開票の結果、クレッグ党首のおひざ元で自民党は第1党の座を労働党に奪われるなど、連立に埋没した自民党が大幅に議席を減らし、労働党が躍進している。保守党は現状維持が精いっぱいの状態で、今後の政権運営にも影響を与えそうだ。

 5日の統一地方選は、イングランド地方の279議会と5市長選、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの各議会選が行われた。

 イングランド地方で自民党は、クレッグ党首の地盤である北部シェフィールドのほか北東部ハルでも労働党に議会過半数を奪われ、リバプール議会でも大幅に議席を減らすなど大苦戦を強いられている。6日午前10時現在、自民党295議席減▽労働党339議席増▽保守党37議席増。

 クレッグ党首は「連立政権の緊縮財政策に厳しい審判が下された」と敗因を分析したが、自民党内からは辞任要求が上がっている。

 キャメロン政権は2015年までに810億ポンド(約10兆7千億円)の財政赤字を削減する方針で、日本の消費税に当たる付加価値税(VAT)の引き上げや公共部門の人員削減を実施している。自民党は選挙公約で大学授業料廃止を掲げていたが、政権入りすると一転、授業料値上げに賛成したため、クレッグ党首の人気は急落した。

 一方、スコットランド議会選では地方政党のスコットランド民族党(SNP)が議席を大幅に増やして第1党の座を守り、SNP党首のサモンド行政府首相は「歴史的勝利」と表明、続投する見通しだ。英国伝統の二大政党を支える選挙制度を改革すべきか否かを問う国民投票も行われたが、否決される見通しだ。

2529チバQ:2011/05/06(金) 22:18:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110506/mds11050621060007-n1.htm
対イスラエル政策踏襲せず エジプト大統領有力候補
2011.5.6 21:03
 エジプト次期大統領の有力候補、アラブ連盟のムーサ事務局長は米紙ウォールストリート・ジャーナルに対し、今秋に実施される大統領選で当選した場合、ムバラク前大統領の対イスラエル政策を「踏襲する必要はない」と述べた。同紙電子版が6日伝えた。

 ムバラク氏はパレスチナ、イスラエルの仲介役として中東和平プロセスを推進。ムーサ氏はこの政策は「機能しなかった」とし、「国民合意を反映」した政策が必要と主張。イスラエルへの反感が強い国民感情が反映されればパレスチナ側に軸足を置き、イスラエルには強い姿勢で臨むことになりそうだ。(共同)

2530チバQ:2011/05/07(土) 10:32:23
http://www.asahi.com/international/update/0507/TKY201105070107.html
英国の小選挙区制、変更「反対」7割 国民投票が否決2011年5月7日10時18分

 英国で5日に実施された下院の選挙制度を単純小選挙区制から変える是非を問う国民投票は、6日の開票の結果、反対票が約7割を占めた。制度の変更は否決され、保守党、労働党の二大政党に有利な現行制度への支持の根強さが浮き彫りになった。

 英BBCによると、反対は約69%、賛成は約31%で投票率は約41%だった。選挙制度改革を悲願とする自由民主党党首のクレッグ副首相は6日夜、「政治改革の必要性を信じる我々にとって痛手だ」と述べた。

 昨年5月の総選挙では二大政党がいずれも過半数を取れず、保守党が第3党の自民党と戦後初の連立政権を樹立。自民党は保守党との連立協議の過程で、死票が少なく、小政党が議席を得やすくなるとされる「優先順位付き連記投票制」の是非を問う国民投票の実施を約束させた。

 自民党は「より公平な制度を」と呼びかけ、世論調査でも一時、賛成が上回った。しかし、保守党党首のキャメロン首相らが「新制度は複雑で非民主的だ」と反対運動を展開。連立政権内で保守党に妥協し、増税や緊縮策を進めた自民党の不人気も響いた。

 保守党、自民党間の亀裂は深刻だが、支持率が低迷する自民党が連立を離脱するメリットはない。クレッグ氏は「経済を立て直すための仕事は続く」と述べ、連立にとどまる考えを示した。(ロンドン=伊東和貴)

2531チバQ:2011/05/07(土) 22:41:11
http://www.asahi.com/international/update/0507/TKY201105070324.html
英の連立2与党、地方選で明暗 公約違反に批判集中2011年5月7日20時11分
 英国の統一地方選は7日も開票が続き、与党第2党の自由民主党が南部イングランドの地方議会選で大敗し、連立相手の保守党は議席を微増させた。野党労働党は大幅に増やした。

 昨年5月にできた保守、自民両党による戦後初の連立政権が審判をうける初の大型選挙。保守党に譲歩し、大学学費値上げなどの公約違反を繰り返した自民党に批判が集中した。

 自民党首のクレッグ副首相は「人々に(教育費カットなどの緊縮策を進めた)サッチャー時代の記憶が強く残っていた」と、保守党への接近が敗因と認めた。

 保守、自民は連立政権を維持する方針だ。ただ、党勢回復を図る自民が独自路線を強めれば、連立が揺らぐ可能性も残っている。

 英BBCによると、イングランド地方議会選は9割以上の270選挙区の開票が終わった時点で、保守党81増、労働党800増、自民党695減となった。

 スコットランド議会選(定数129)では、第1党のスコットランド民族党が過半数の69議席を獲得。サモンド党首は、4年以内に英国からの独立を問う国民投票を実施する考えを示した。ウェールズ議会選(定数60)では労働党が4議席増の30議席を得た。(ロンドン=伊東和貴)

2532チバQ:2011/05/07(土) 22:44:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110507/erp11050718080008-n1.htm
英国民投票 選挙制度改革を大差で否決 「連立政権のわかりにくさ」を嫌気
2011.5.7 17:50 (1/2ページ)


6日、ロンドンで。英国国民投票の集計結果を張り出した掲示板の前に立つ市民。国民の多くが、選挙制度改革に反対した(ロイター)
 【ロンドン=木村正人】英国の二大政党による政権交代を可能にしてきた選挙制度を変えるか否かを問う国民投票で6日、選挙制度改革案が予想以上の大差で否決された。英選挙制度は勝者総取りのシステムで、死に票の山が築かれることから昨年5月の総選挙を機に見直しを求める声が強まった。しかし英国民の選択は二者択一でわかりやすく、「強い政府」を生み出す現行制度の継続だった。

 国民投票の結果は選挙制度改革に反対が67・9%、賛成が32・1%。昨年5月の世論調査では、各候補者に順位を付けて投票し、得票率が50%を超える当選者が現れるまで各候補者の得票を最下位から順次振り分ける投票(AV)制度の導入に賛成する声が56%にも達し、現状維持派を18ポイントも上回っていた。

 イタリアの政治学者サルトリ氏は、効果的に機能する民主主義の一つとして英国型二大政党制を挙げる。単純小選挙区で各選挙区の最多得票者が当選する英国の選挙制度は、選挙公約を遂行する力を政権に与えてきた。

 「イングランドは連立を好まない」と英保守党の政治家ディズレーリ氏が見抜いたように、英国は歴史的に密室で政策が決まる連立政権を嫌い、二大政党による単独政権を好んできた。その効用は大英帝国や、2つの戦争に勝利した歴史を振り返れば一目瞭然だ。

 しかし第二次大戦後、二大政党で95%を超えていた得票率は昨年の総選挙で65%まで下がり、戦後初の連立政権が誕生。「有権者は二者択一に飽き飽きしている。第3の選択肢が必要」と選挙制度改革を唱えた第3党・自由民主党のクレッグ党首が脚光を浴びた。

 保守党との連立で、クレッグ党首は選挙制度改革を問う国民投票の実施という最大の成果を挙げたものの、財政再建実行のため、選挙公約で廃止を明言していた大学授業料の値上げに賛成せざるを得ず、有権者の支持を失った。

 皮肉にもクレッグ党首が英国民の嫌う「連立政権のわかりにくさ」を体現する形となり、現状維持派の格好の攻撃対象となった。AV制度の複雑さも英国の有権者にはなじめなかった。

 これで選挙制度改革の機運は一気に沈静化した。

 しかし、二大政党の支持率が今後も低落を続け、どの政党も単独過半数を獲得できない中ぶらりん状態が、昨年5月の総選挙に続いて何度も出現するような事態に陥れば、時代に合わせて伝統を少しずつ変えてきた英国は、違った答えを導き出すのかもしれない。

2533チバQ:2011/05/07(土) 22:46:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110507/erp11050712450004-n1.htm
英国民投票1910万人「伝統の選挙制度維持」 政権運営にしこり
2011.5.7 12:45
 【ロンドン=木村正人】英国の二大政党による政権交代を可能にしてきた選挙制度を変えるか否かを問う国民投票は、6日の開票で「変更に反対」が67・9%となり、現行制度が維持されることになった。連立を組む保守党は現行制度維持、自由民主党は選挙制度改革を唱えたため、今後の政権運営にしこりを残すことが懸念されている。

 英国での国民投票は欧州連合(EU)の前身である欧州経済共同体(EEC)加盟を支持した1975年の国民投票以来36年ぶり。

 1910万人が投票し、単純小選挙区制で各選挙区の最多得票者が当選する伝統的な選挙制度を維持することが決まった。キャメロン英首相は「国民の意思が明らかになった」と述べる一方で、「国民投票の結果は連立に影響しない」と強調した。

 保守党と労働党の得票率はかつて合計で95%を超えていたが、昨年の総選挙で65%まで下落し、選挙制度の見直しを求める声が強まっていた。

 国民投票にかけられたのは、各候補者に順位をつけて投票し、得票率が50%を超える当選者が現れるまで各候補者の得票を最下位から順次振り分ける投票制度の導入。この投票制度が導入されれば、少数政党が議席を得やすくなり、英国に連立政権が根付くきっかけになるともいわれていた。

2534チバQ:2011/05/08(日) 11:24:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110506/mds11050619120006-n1.htm
コートジボワール 戦争と平和 蔓延する武器 やまぬ混迷
2011.5.6 19:10 (1/3ページ)

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SANKEI_EXPRESS__2011(平成23)年5月5日付EX(16、17面(見開き))
 ■シーン1

 昨年の大統領選の結果をめぐり内戦状態に陥った西アフリカ・コートジボワールの混迷は、大統領職に居座ったローラン・バグボ氏(65)がアラサン・ワタラ元首相(69)側部隊に拘束され、一応の収拾をみた。ただ、この間、武器が国民の間に蔓延、バグボ氏拘束後も最大都市アビジャンでは何度も銃声が聞こえた。支持者間の対立感情も深刻で、治安回復の難しさを心配する声が上がっている。

 アビジャンのココディ地区の邸宅地下壕に立てこもっていたバグボ氏の拘束から一夜明けた4月12日。ワタラ氏が臨時執務室を置くアビジャンの「ゴルフホテル」にあるテニスコートには、約50人のバグボ派兵士がほぼ裸で尋問を受けていた。ほとんどが若者で、恐怖からか泣きだす人も。

 激戦が繰り広げられたバグボ氏の邸宅には、現地の国連平和維持活動(PKO)部隊や駐留フランス軍のヘリ攻撃で破壊された戦車が放置されていた。周辺でフランス軍やPKO部隊がパトロールを続ける。「パン、パン」。発砲音の後、煙が上がった。略奪しようとする住民を追い払うため催涙弾を撃ったという。

 一方、戦闘時は家から出られなかった市民が市内各所で恐る恐る外出し、食料を買い求めるなどしていた。ワタラ派兵士の検問も行われている。ワタラ氏支持者のコネ・ムサさん(42)は「平和が必要。バグボ氏は拘束されたが、まだ問題は多いよ」とため息をついた。

 ■シーン2 激戦の爪痕に「混乱はもううんざり」

 正門に配備された戦車は燃え尽き、銃弾の薬莢(やっきょう)が大量に散乱する−。大統領選結果をめぐる混乱が戦闘に発展したコートジボワール。大統領職に居座ったバグボ氏が拘束されるまで立てこもった最大都市アビジャンの邸宅は崩れ落ち、大統領就任が確実となったワタラ元首相の部隊と激戦が繰り広げられたことを物語っていた。

 各国大使のあか抜けた公邸が並ぶアビジャンのココディ地区。バグボ氏の広大な邸宅の正門には、国連平和維持活動(PKO)部隊と駐留フランス軍のヘリコプターからの攻撃で破壊されたとみられる戦車2台が無残な姿をさらす。

 正門の治安部隊の詰め所など複数の建物が崩壊。邸宅入り口には機関砲が設置され、未使用の砲弾が何発も放置されていた。

 「大量の重火器が残っている。邸宅内には入れられない」。警備のPKO部隊員が、付近で見つけた手榴弾(しゅりゅうだん)を見せながら語った。「地雷が埋められている恐れもある。私の後に従って歩いてくれ」と厳しい表情を見せた。

 ココディ地区に暮らすユベルトさん(30)は「爆発音や銃声がとどろき、眠れない日々が続いた。バグボ氏が拘束され、やっと眠れる」とほっとした様子。ただ、「電気が途絶えたままだ」と嘆く。

 ■路上に兵士の遺体

 両陣営が攻防戦を展開した邸宅付近の国営テレビ局も壁は崩れ落ち、近くの路上には兵士の遺体が転がったままだった。

 市内の大半の商店は閉鎖されたまま。窓ガラスが割られるなど略奪の爪痕を残す店も多い。携行式ロケット砲を持ったワタラ派兵士を乗せた車が道路を行き交う。

 一方、ワタラ氏支持者が多く暮らし、バグボ派治安部隊との衝突が頻発したアボボ地区の露天市場は活気を取り戻しつつあった。露天商の女性シラ・アフーさん(35)は、治安部隊のデモ隊への攻撃で弟と妹を失った。「混乱はもううんざり。和解と平和が訪れてほしい」と力を込めた。(アビジャン 共同/撮影:共同、フォトジャーナリスト 中野智明/SANKEI EXPRESS)

2536チバQ:2011/05/09(月) 22:59:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110508/mds11050820500006-n1.htm
ジハード団指導者 元過激派、政治に野心
2011.5.8 20:45 (1/2ページ)

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エジプトの首都カイロ近郊のギザのアパートでインタビューに応じるジハード団指導者アッブード・ズムル元受刑者(大内清撮影)
 【カイロ=大内清】1980〜90年代のエジプトで数々のテロ事件を起こし、その後、武装闘争放棄を宣言したイスラム主義組織「ジハード団」や「イスラム集団」が、政治参加の動きを活発化させている。約30年にわたり強権体制を敷いたムバラク前政権の崩壊でかつてない自由が訪れる中、これまで当局の監視下に置かれてきた「元過激派」が政治的な野心をみせ始めた動きといえる。

 81年のサダト大統領(当時)暗殺に関与したとして約30年間服役し、3月に釈放されたジハード団指導者の一人、アッブード・ズムル元受刑者(64)は、産経新聞のインタビューに対し、ジハード団を母体とした新党「安寧と発展党」を結成し、「(9月の)議会選で議席確保を目指す」と言明した。すでに政党結成を表明しているイスラム集団などと統一会派を組む構想も明らかにした。

 軍情報部の将校だったズムル元受刑者はサダト氏暗殺後、実刑判決を受け、「収監中の97年に武装闘争放棄を宣言した」。同時期に相次いだ獄中指導部の「転向」後、ジハード団やイスラム集団のメンバーは当局から、政治・社会活動を制限されるのと引き換えに生活面では一定の自由を保証されてきたとされる。

 宣言は組織内に反発も生み、98年にはジハード団幹部だったアイマン・ザワヒリ容疑者一派が、ウサマ・ビンラーディン容疑者の国際テロ組織アルカーイダと合流した。ザワヒリ容疑者は、ビンラーディン容疑者殺害後、後任の指導者として取り沙汰されている。

 ズムル元受刑者は「メンバーの社会参加の意欲は消えなかった」と語り、新党が目指すのは「全エジプト人が平等に扱われる社会」だと強調。イスラム国家化を目指すイデオロギーを放棄するかどうかについては、「ムバラクが去り、新しい考えを持つようになった」と述べるにとどめた。

 政党綱領案も「宗教を通じ善行を促し、悪行を禁じる」などとするだけで、新党が目指す具体的な社会像には触れていない。

 一方、元受刑者は、事実上の最大野党であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団とも「連携はありえる」と語った。ただし、すでに強固な地盤を持つ同胞団が応じる可能性は低い。

 ジハード団やイスラム集団には、究極的には厳格なイスラム国家を志向していると受け止められていることや、「テロ組織」とのイメージから、国民の警戒心はなおも強い。

 それでも元受刑者は「エジプトは完全に自由になった。自由がある限り誰も暴力に戻らない」と述べ、政治参加こそが暴力との決別への道だと強調。「われわれの活動を妨げるものはなくなった」と語り、勢力拡大に意欲を見せた。

2537チバQ:2011/05/10(火) 00:46:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110510-00000500-san-int
イスラム教徒、コプト教会襲撃 “ムバラク後”急進派活発化 エジプト 
産経新聞 5月10日(火)0時3分配信

 エジプトの首都カイロの貧困地区インババで起きたイスラム教徒によるキリスト教会襲撃事件で、同国の全権を握る軍部は9日までに、事件に関与した約190人を拘束した。独裁体制を敷いたムバラク前大統領の退陣後、一部の急進的なイスラム教徒が行動の自由を得た結果、同国の人口の約1割を占めるキリスト教の一派、コプト教徒との対立が先鋭化。今後は軍が重い腰を上げ治安維持に強権を振るい始めるのではないかとの観測も出ている。(カイロ 大内清、写真も)

 「ひげを長く伸ばした男たちが『イスラムを守れ!』と叫んでいた」。同地区に住むイスラム教徒のマーギド・オスマンさん(40)は、事件当時の恐怖をこう振り返った。

 コプト教からイスラム教に改宗した女性が幽閉されている−。こんなデマ情報をもとに、イスラム教徒数百人がインババに押し寄せたのは7日夜。一団は教会や隣接するビルを襲撃し、女性らがいないことを知ると火を放って周辺の商店などを略奪、怒ったコプト側との衝突に発展した。衝突による死者は、双方で計12人に達した。

 インババは政府要人や観光地へのテロが相次いだ1980〜90年代、当時の過激派組織「イスラム集団」の根城として知られた。だが、その後のムバラク政権による取り締まりで「過激派はインババからほぼ姿を消した」(オスマンさん)とされる。

 90年代終盤にイスラム集団などが武装闘争を放棄し穏健化する中、近年のエジプトで存在感を増しつつあるのが、イスラム教の預言者ムハンマドの時代への回帰を唱える排他的なサラフィー主義者だ。

 ムバラク前政権末期には「コプト教からイスラム教に改宗した女性を教会が拉致した」などと主張し各地で反コプトデモを繰り返した。この「改宗問題」では昨年11月、イラクの国際テロ組織アルカーイダ系武装勢力が、エジプトのイスラム教徒にコプトへの攻撃を呼びかける声明を出している。

 ムバラク前政権はこうした勢力を監視下に置き、反コプト行動の拡大を防いできた面があった。しかし、民衆デモでムバラク氏が辞任に追い込まれるとサラフィー主義者らは勢力拡大を狙って活動を活発化。3月のカイロのコプト居住区での暴動などにも関与したとみられている。

 今回の衝突を受け、軍は現場周辺に外出禁止令を発令し道路を封鎖。シャラフ内閣も8日、「宗教への攻撃に反テロ法を適用する」と、治安維持に全力を挙げる姿勢を強調した。

 ただ、いったんエスカレートしたサラフィー主義者らの反コプト感情がすぐに収束するかは不透明だ。現場近くに住むコプト教徒の男性(43)は「安全だったムバラクのころのほうがましだ…」とつぶやいた。

2538チバQ:2011/05/10(火) 21:47:11
http://www.asahi.com/international/update/0510/TKY201105100209.html
デモ強硬鎮圧のシリア、それでも国連人権理事国に立候補2011年5月10日14時19分
 市民デモへの強硬鎮圧を続けるシリアが、国連人権理事会(本部・ジュネーブ)の理事国選挙に立候補し、国際社会や人権団体が反発を強めている。当選の可能性があり、理事会への信頼が失われるとして、立候補辞退を求める声も出始めた。

 人権理事会は先月29日、反政府デモ参加者への武力鎮圧を理由にシリアを非難する決議を採択した。西側諸国のある外交官は「非難決議を受けた国が理事国になれば、理事会の信頼が失われる。シリアは立候補を辞退すべきだ」と朝日新聞に語った。

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(本部・ニューヨーク)も「シリアを当選させることは被告を陪審席に座らせるのと同じ」という声明を出した。

 国連は20日の総会で、人権理事会の理事国15カ国を選挙で決める。シリアは反政府デモ弾圧が本格化する前の3月中旬にアジア(中東含む)枠で立候補を表明。同枠は4カ国で他はインド、インドネシア、フィリピン。枠と立候補国数が同数なのはアジア・中東諸国で調整された結果だ。

 各国は地域ごとにその枠数分を投票し、国連加盟国の過半数(97票以上)を得票した国が当選する。秘密投票で行われる。

 人権理事会を創設した2006年の国連総会決議では理事国に「最高水準」の人権状況を求めている。あるアジアの外交官は「正直、シリアでいいのか、という疑問はある」と話す。

 複数の外交筋によると、米国がシリアに投票しないように呼びかけており、同じ中東のクウェートやオマーンをシリアの対抗馬に立てる動きもあるという。(ニューヨーク=春日芳晃)

     ◇

 〈国連人権理事会〉 「人権の砦(とりで)」として2006年6月に発足し、加盟国の人権状況の定期審査を実施している。前身の人権委員会は非民主国家が委員になるなど批判が強かったことを踏まえて、理事国となる国には「最高水準」の人権状況を求めている。

2539チバQ:2011/05/11(水) 23:00:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110511/asi11051122230006-n1.htm
中国 孤立感強めるパキスタンと蜜月 インド警戒
2011.5.11 22:22 (1/2ページ)

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11日、ビンラーディン容疑者の隠れ家近くを警備するパキスタン陸軍兵士と警察官(AP)
 【ニューデリー=田北真樹子】国際テロ組織アルカーイダの指導者ウサマ・ビンラーディン容疑者の殺害をめぐり、容疑者のパキスタンでの潜伏生活を支援していたのではないかとしてパキスタンが国際的に孤立感を強める中、中国が友好国パキスタンへの強力な支持を表明し、両国関係の蜜月ぶりをアピールしている。中パ両国と微妙な関係にあるインドは警戒感を強めている。

 「米国とパキスタンが不和の中、存在を見いだす中国」。インドでは、今週に入ってから、ビンラーディン容疑者殺害をめぐる中国のパキスタン支持を注視する報道が相次いでいる。

 きっかけは、中国のトーンの変化にある。中国外務省報道官は2日の会見で、容疑者の殺害を「国際的なテロとの戦いにおいて重要で前向きな展開だ」として米政府に理解を示した。しかし、「パキスタンの立場を理解し支持する」(3日)、「主権と領土は尊重されるべきだ」(5日)と、徐々にパキスタンの主張に歩調をあわせていった。

 中国の支持に対し、ギラニ首相は9日の演説で、「中国は、パキスタン国民にとって刺激と力の源泉だ」と中国を持ち上げた。また、政府が同容疑者殺害以降「機能マヒ」(パキスタン紙)と揶揄(やゆ)される中、ギラニ首相は17日から4日間の訪中を予定通り行い、民生原子力協力などについて協議するという。

 今回の中国によるパキスタン擁護について、インド国内では「驚きに値しない」(外務次官経験者)、などとして冷静に受け止められている。だが、内心穏やかでないはずだ。

 中国問題に詳しい関係筋は、インドが警戒する背景のひとつとして、同国北部カシミール地方のパキスタン管理地域における最近の中国の開発加速をあげる。中国の投資は2000年代後半に飛躍的に増加したという。「将来的に中国が同地域統治を視野にいれた動き」ともいわれ、今回の支持も、パキスタン内の親中ムード醸成の一環ではないかとの見方も出ている。

 一方、インドにとって、同容疑者殺害はパキスタンが「テロリストの聖地になっている」との確信を強くするものだった。だが、パキスタンを必要以上に追い込めば、軌道に再び乗りつつある印パの対話路線にパキスタンが反発し、結果的に中国がさらなる影響を及ぼす余地を作りかねない。インドは当面抑制的な対応を迫られそうだ。

2540チバQ:2011/05/13(金) 00:03:30
>>2538
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110512-00000043-mai-int
<国連>「シリアが辞退」…人権理事国の立候補
毎日新聞 5月12日(木)13時22分配信

 【ニューヨーク山科武司】国連のアジア地域グループは11日の会合で、国連人権理事会(本部ジュネーブ)理事国への立候補をシリアが辞退し、代わりにクウェートが立候補する方針を了承した。国内で反政府運動への弾圧を強めるシリアに対して西欧を中心に批判が強まっており、「辞退」で批判をかわす狙いがあると見られる。

 シリアは今月20日に予定される国連総会での選挙を経て11〜13年、理事国を務める予定だったが、14年から3年間、理事国を務める予定のクウェートと協議し、順番を入れ替えた。

 ライス米国連大使は記者団に「自国民を迫害する国を支持しないというアジア地域グループの意思の表れだ」と評価した。

2541チバQ:2011/05/13(金) 22:50:24
>>2490
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011051301001046.html
西ベンガルなどで左派惨敗 印の地方選、政府与党躍進
2011年5月13日 21時19分

 【ニューデリー共同】4〜5月に投票が実施されたインドの4州と1連邦政府直轄地の議会選の開票結果が13日発表され、西ベンガル州とケララ州で政権を握っていた左派政党が惨敗、中央政府与党の国民会議派系が躍進した。インドメディアが報じた。

 国民会議派は、中央政府マンモハン・シン政権の幹部や与党議員らをめぐり相次いで発覚した汚職疑惑やインフレなどの影響で苦戦が予想されたが、有権者は同党が進める産業推進策などを評価。シン政権にとっては2014年の総選挙に向けた好材料となった。

 西ベンガル州では34年続いた共産系政権が終わり、国民会議派系の「草の根会議派」が第1党となった。ケララ州やアッサム州、直轄地ポンディシェリーでは国民会議派系が勝利。タミルナド州では国民会議派とは一線を画す野党系の地域政党が第1党となった。

2542チバQ:2011/05/13(金) 22:59:44
http://www.asahi.com/international/update/0513/TKY201105130142.html
フィンランドの反EU第3党、新政権への不参加表明2011年5月13日10時47分

 フィンランドで、反欧州連合(EU)姿勢を掲げ、対ポルトガル金融支援などに反対して先月の総選挙で躍進し、去就が注目されていた第3党「真のフィンランド人」が12日、新政権への不参加を表明した。

 同党を除く主な政党はポルトガル支援賛成で合意しており、13日の議会委員会で承認される見通し。EUは16日のユーロ圏財務相会合で全加盟国の承認を経てポルトガル支援を正式に決める。フィンランドは事前の議会承認手続きが必要なため、同党の動向に注目が集まっていた。

 反EU姿勢を掲げる同党は4月の総選挙で議席を6倍以上増やして第3党に躍進。第1党になった国民連合と連立協議をしていたが、ポルトガル支援をめぐる意見の対立が解けず決裂した。ソイニ党首は12日の記者会見で「考え方が違いすぎる」と述べた。(ヘルシンキ=沢村亙)

2543チバQ:2011/05/13(金) 23:08:14
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110513-OYT1T01099.htm
大地震多発地帯、止められぬ「最も危険な原発」


運転開始から30年を超えて操業を続けるアルメニア・メツァモール原発=貞広貴志撮影

 福島第一原発事故を受けて、地震国アルメニアのメツァモール原発が国際的関心を集めている。

 ソ連時代に運転開始し30年を超えた原発は、過去に何度も大地震が起きた危険地帯に位置する。

 「陸の孤島」のエネルギー事情から、原発を止めたくても止められない状況だ。

 首都エレバンから車で西に30分。桃やブドウ畑のかなたに4基の冷却塔が見えてきた。敷地周辺の荒れ野では、羊が草をはむ。牧歌的な風景にとけ込んだ古ぼけた施設が、「世界で最も危険な原発」(米誌)とも呼ばれるメツァモール原発だ。

 1986年のチェルノブイリ事故後、国際社会は繰り返しメツァモール原発の閉鎖を求めてきた。国境から原発まで約15キロ・メートルしか離れていないトルコは「いつ爆発するかわからない原爆」とまで呼び、即時停止を求め始めた。ソ連時代のずさんな操業実態も最近明らかになり、88年の大地震では運転員の多くが逃げ出し、別の原発から人員を急派してしのいだ。

 アルメニア政府は、追加安全策を講じるとともに、より安全な原発を新設し運転中の原発を停止できるよう国際社会に支援を求めている。エネルギー天然資源省のアレグ・ガルスチャン副大臣は「過去最大の地震などあらゆる事態への対応策をとった」と強調する。

 アルメニアが原子力発電を続ける背景には、化石燃料が入ってこない事情がある。領土や歴史問題で対立するアゼルバイジャン、トルコとの国境は封鎖中。グルジアとロシアの対立のとばっちりで北からの資源も確保できない。イランへの過度の資源依存には警戒感が先立つ。四面楚歌(そか)の中、「燃料を空輸すればしばらく補給せずに済む原子力」(ガルスチャン副大臣)に総電力の45%を頼る。

(2011年5月13日21時34分 読売新聞)

2544建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/05/15(日) 14:50:46
「ビンラーディン潜伏先に大量ポルノ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110515-00000094-san-int
産経新聞 5月15日(日)7時56分配信
 ロイター通信は13日、現職や元職の米政府高官の話として、米海軍特殊部隊シールズが
国際テロ組織アルカーイダの指導者ウサマ・ビンラーディン容疑者の潜伏先から、
大量のポルノビデオを押収していたと報じた。映像はビデオ録画された現代風のもの。(ワシントン 犬塚陽介)

2545チバQ:2011/05/17(火) 21:51:32
http://www.afpbb.com/article/politics/2800433/7214508?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
「全インド恋人党」、愛を阻む壁に挑戦
2011年05月17日 16:44 発信地:チェンナイ/インド

【5月17日 AFP】キューピッドの矢に射止められたハートの中央には愛を象徴するタージマハル(Taj Mahal)廟─35歳のメークアップ・アーティスト、クマル・スリ・スリ(Kumar Sri Sri)氏が党首を務める「全インド恋人党」(All India Lovers Party、ILP)の存在は、政治的な多様性を誇るインド政界にあっても異色だ。

 クマルさんは、カースト(身分階級)や宗教、社会的地位の違いを理由に親に結婚を反対されるカップルをサポートしようと、2008年に同党を結成した。インドでは社会規範から外れた結婚をする者は親から縁を切られたり、最悪の場合には家族の誇りや評判を傷つける者として、親戚による「名誉殺人」の犠牲となることさえある。

 ILPは党の要綱で、家族の支援を受けられない結婚したカップルのために、職場での優遇措置や、無料の住宅や保育サービスの提供を掲げている。

 インド南部タミルナド(Tamil Nadu)州の州都チェンナイ(Chennai)にあるつつましい党本部で取材に応じてくれたクマルさんは、「2014年までに少なくとも10人を議会に送り込むのが私の目標」だと語った。

■映画スター志望から恋人党結成へ

 映画スター志望だったクマルさんは1989年、学校を中退してタミル語映画の一大拠点チェンナイに来た。しかし、映画界へ入り込むにはコネがすべてだった。「村から出る時に、ビッグスターにならなければ、一生帰って来ないと宣言してきたんだ」。ウェイターやビデオショップ店員などを渡り歩き、メークアップ・アーティストのアシスタントの職にたどり着いた。

 同僚だったのが、映画村の仕立て職人の娘だった現在の妻、マンガデヴィ(Mangadevi)さんだった。しかしクマルさんの両親は「20万ルピーとか50万ルピー(約36万〜90万円)といったたくさんの持参金を持って嫁いでくる裕福な家の娘と、僕を結婚させたがっていた」

 結局2人はスリ・スリ氏の両親に告げずに結婚した。「カーストや資産によって結婚を決めたがる家族たちの存在によって、恋人たちが直面する問題に気が付いたんだ。そういう恋人たちのために政党を作りたいって言った時には、みんなに笑われた。けれどこの国には、僕に投票してくれる恋人たちがたくさんいると思う」

 現在ILPには、ポスターを貼ったりパンフレットを配るボランティアが20人ほどいる。党の資金は、メークアップ・アーティストと牛乳配達の2足のわらじを履くクマルさんの持ち出しだ。「毎日、うちの党を支持したいという電話が15〜20件」あり、すでに10万人程度の支持者がいるというが、その数え方は定かでない。

■ゴールインさせたカップルも

 恋人党を立ち上げて数か月後、クマルさんは23歳の女性と36歳の男性のカップルの結婚の手助けをした。男性の父親は誰もがうらやむ政府の鉄道関連の職を持っていたが、女性の父親は貧しい労働者だった。

 男性の父親が2人の結婚に反対したため、ポスターで恋人党の存在を知った女性の父親がクマルさんに助けを求めてきた。

 クマルさんは2人の両親同士を会わせ、2人はまだ若いのだから一生懸命働けばお金の心配はいらない、と男性の両親を説得した。こうして2人は2008年8月に結婚し、恋人党にとって初の成功事例となった。

 一方で、恋人党の掲げる政策は「インドの伝統や文化に反し、この国の家族制度を破壊するものは芽のうちに摘み取らねばならない」と敵対姿勢を鮮明にするヒンズー系の保守派政党も存在する。

 クマルさんの政治的野心が花開くにはまだ時間がかかるだろう。13日に開票されたインド地方議会選の結果でILPの得票はわずか数百票にとどまり、クマルさんは立候補したチェンナイ選挙区で議席を獲得できなかった。

 それでも情熱は薄れない。「全然問題ないよ!今回は初めての立候補。まだこれから何度もある。僕は、愛がなければ何事も成功しないし、愛がなければ何事もできないということだけは確信してるんです」(c)AFP/Ammu Kannampilly

2546チバQ:2011/05/17(火) 21:54:20
>>1771>>2439>>2499
http://www.asahi.com/international/update/0515/TKY201105150155.html
人気歌手から大統領に、ハイチで就任式 議会対策カギ2011年5月15日19時50分
ハイチの首都ポルトープランスで14日、大統領に就任したミシェル・マーテリー氏(前列左)=ロイター
 2010年1月に大地震に見舞われた中米ハイチで14日、人気歌手から政界に転じたミシェル・マーテリー氏(50)が大統領に就任した。プレバル前大統領の下で進まない復興と広がるコレラ禍に、不満を高めてきた若者らから、期待を一身に集めての船出だ。

 AP通信によると、就任式が開かれた首都ポルトープランスの議事堂周辺には、1千人以上の支持者らが集まった。マーテリー氏は就任演説で「手を取り合って協力し、我々がハイチを変え、この国を立て直そう」と結束を呼びかけた。

 だが、議会はなお前大統領派が多数で、道のりは平らかではない。マーテリー氏は国家的和解の意味を込めて、かつて親子2代の独裁体制を敷いたデュバリエ氏、亡命したアリスティド氏、2人の元大統領も就任式に招いたが、いずれも姿を見せなかった。

 マーテリー氏は米マイアミで建設労働者などとして働いた後、1980年代後半から母国で歌手に。10年11月、請われて大統領選に立候補、住宅整備や災害対応可能な軍の構築、子供の教育無償化などを公約に掲げ、人口の大半を占める若者の支持を得て、決選投票の末に当選した。当選後は国内の視察を重ね、閣僚経験者らを招いて議会対策などを練っている。

 ハイチは10年1月の大地震で二十数万人が犠牲になったとされ、今も数十万人がテントで暮らす。10月にはコレラも発生、4500人以上が死亡した。(ロサンゼルス=藤えりか)

2547チバQ:2011/05/17(火) 22:01:28
>>2508-2509
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK890172720110515
WRAPUP2: IMF専務理事が性的暴行容疑で訴追、フランス・IMFに衝撃

 [ニューヨーク/パリ 15日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事(62)が、ニューヨーク市内のホテルで女性従業員に性的暴行を加えようとしたとして、15日までに逮捕・訴追された。
 同専務理事は来年の仏大統領選の有力候補。ユーロ圏債務危機の対応に追われるIMFはトップ不在という異常事態に追い込まれた。


 ニューヨーク市警によると、専務理事はニューヨークのジョン・F・ケネディ空港でパリに向け出発直前のエール・フランス機内にいたところを警察に身柄を拘束された。

 性的暴行を受けたと話しているのはニューヨークのホテルの客室係の女性(32歳)。

 警察のスポークスマンは「ストロスカーン氏は携帯電話を置き忘れており、NY市警は彼が逃亡したと認識した。エール・フランス機に搭乗したことが分かったので、同機から彼を降ろした。現在警察に拘束されて事情聴取を受けている」と述べた。


 事件があったのはタイムズ・スクエア近くのホテル「ソフィテルニューヨーク」。客室係の女性は軽傷を負っており、EMS(緊急医療サービス)によってルーズベルト・ホテルに運ばれ、治療を受けたという。

 宿泊していたのは一泊3000ドルのスイートルーム。IMFによると、ニューヨークは個人的な用事で訪れていたという。

 同専務理事は2007年11月にIMF専務理事に就任。2008年10月には部下の女性と性的関係を持ったとして、この女性や妻、IMFの職員などに対し謝罪していた。

 

 事件を受け、IMFではリプスキー筆頭副専務理事が専務理事代行に就任。ただ、国際経済システムを監視するIMFにとって、トップの逮捕・訴追は大きな汚点となった。

 ストロスカーン専務理事は、来年4月のフランス大統領選挙に野党・社会党から出馬するとみられていた。世論調査でも、再選を目指す現職のサルコジ大統領を大きく引き離していた。

 専務理事は15日にメルケル独首相と会談し、16日のユーロ圏財務相会合に出席する予定だった。

 

 弁護士によると、専務理事は15日中に出廷し、無罪を主張する見通し。
 警察によると、性的暴行容疑は外交特権が適用されず、有罪が確定すれば、15年─20年の禁固刑が科される可能性がある。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、警察は現場となったホテルのスイートルームからDNAを採取した。

 専務理事は、故マイケル・ジャクソンの児童虐待裁判など、ポップスターやスポーツ選手の裁判で辣腕(らつわん)をふるった弁護士ベンジャミン・ブラフマンと契約。著名テレビジャーナリストのアン・シンクレア夫人も「夫の無実を信じて疑わない」との声明を発表した。

 

 専務理事は経済学教授や財務相を歴任。数カ国語を操り、演説や舞台裏での交渉も巧みだった。

 IMFでは、金融危機時の緊急融資のほか、新興国の議決権拡大など広範な改革を実施。

 今回の欧州債務危機でも、アイスランド、ハンガリー、ギリシャ、アイルランド、ポルトガルの支援策策定で指導力を発揮しており、特に欧州諸国の間に懸念が広がるとみられている。

2548チバQ:2011/05/17(火) 22:03:13
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-21142620110517
情報BOX:次期IMF専務理事候補
2011年 05月 17日 14:51 JST
[ベルリン 16日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事が性的暴行容疑で米国で訴追され、退任する可能性が高くなった。
 専務理事職は慣例的に欧州から選出されている。以下は後任候補。

 ◎トルコのケマル・デルビシュ元経済財務担当相:欧州出身者以外から選ばれる場合の有力候補。2001年のトルコ金融危機の際、困難な改革を進め、IMFから多額の救済資金を得た功績で知られる。

 1978年に世銀に入り、96年には副総裁に就任。2001年に閣僚としてトルコに戻る。

 国連開発計画(UNDP)の前総裁で、現在はワシントンのシンクタンク、ブルッキングス研究所で世界経済・開発計画担当ディレクター。

 ◎クリスティーヌ・ラガルド仏経済・財政・産業相。55歳。欧州出身者から選ばれる場合の最有力候補。ただ、過去33年間のうち26年間にわたりフランス人が専務理事の座にあり、ストロスカーン専務理事もフランス人だったことから拒否反応が出る可能性もある。

 ◎南アフリカのトレバー・マニュエル元財務相。55歳。96―2009年に財務相を務め、08年のムベキ大統領辞任後の安定した政権移行に向けて重要な役割果たした。

 ◎メキシコのカルステンス中銀総裁。中銀のチーフエコノミストを経て2010年1月総裁就任。52歳。

 2003―06年にIMF副専務理事、政府の経済政策調整担当者としてメキシコに戻り、その後財務相も務めた。

 世銀は米国出身のゼーリック総裁が務めているため、同じ米州(南北アメリカ)出身者として不利となる可能性がある。

 ◎インドのモンテク・シン・アルワリア大統領顧問。1980年代半ば以降、インドの経済改革で重要な役割を果たす。2004年以降、計画委員会の副委員長を務める。世銀とIMFに勤務経験。ただ67歳と高齢。 

 ◎スタンレー・フィッシャー元IMF筆頭副専務理事(94―2001年)。2005年からイスラエル中銀総裁を務める。経済学者としても知られ、マサチューセッツ工科大学(MIT)で教鞭をとっていた時には、バーナンキ現連邦準備理事会(FRB)議長の論文助言を行った。

 67歳と高齢であることや、中銀総裁就任時にイスラエル国籍を取得したが、米国のパスポートも保有し、実質的に米国籍も保有しているとみられることが専務理事就任に障害となる可能性。

 ◎パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)のモハメド・エラリアン最高経営責任者(CEO)兼共同最高投資責任者。52歳。80―90年代にIMFで15年間勤務し、副局長となる。その後ソロモン・スミス・バーニー(その後シティグループ)に務める。

 ニューヨークで、エジプトの外交官とフランス人の間に生まれる。

 欧州債務危機の際に歯に衣着せぬ発言をしており、欧州から嫌われる可能性も。

 ◎ドイツのシュタインブリュック元財務相。64歳。2005―09年のメルケル首相の大連立政権下で社会民主党出身の財務相となる。

 メルケル首相は欧州出身者が好ましいと発言しており、シュタインブリュック氏を推す可能性がある。そうなれば2013年の選挙での政敵を排除することにつながる。

 ◎アクセル・ウェーバー前ドイツ連銀総裁。54歳。政治・外交的配慮をせずに率直に発言する傾向。一流のエコノミストであり、来年シカゴ大学で教鞭をとる方針を公表しているため、政策担当者になるよりも学究の道を選ぶとの見方もある。

 ◎ゴードン・ブラウン前英首相。60歳。しかしキャメロン現首相が先月、「債務否定論者」だとして適任ではないとの見方を示し、インドや中国の台頭により欧州以外から後任を選ぶべきとの見解を示した。

2549チバQ:2011/05/17(火) 22:04:58
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011051702000028.html
ライバル自滅も沈黙 IMF専務理事逮捕で仏大統領
2011年5月17日 朝刊

 【パリ=清水俊郎】来年のフランス大統領選の有力候補とされたストロスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事(62)が米国で強姦(ごうかん)未遂容疑で逮捕された事件で、サルコジ仏大統領(56)は沈黙を保っている。最強のライバルの自滅となる可能性が高いとはいえ、それが大統領自身の“追い風”になるかは不透明な情勢だからだ。

 「ストロスカーンの問題について、われわれは余計なことを言わないでおこう」。十六日付の仏紙パリジャンは、サルコジ大統領が側近にこう指示したと伝えた。実際にバロワン政府報道官は国営テレビで「推定無罪の原則を尊重する」と慎重な発言に終始。大統領府も与党の右派・国民運動連合も声明を出していない。素早さが身上の大統領にしては珍しい対応だ。

 背景には、高失業率と閣僚の醜聞で20%台前半まで落ち込んだ大統領の支持率がある。リビア空爆など得意の外交面で国際的な主導権を発揮した今春も回復せず、ストロスカーン専務理事ら最大野党の社会党の有力候補だけでなく、極右・国民戦線の女性党首マリーヌ・ルペン氏(42)も下回った。

 ストロスカーン専務理事の失墜も今のところ「極右と中道政党を利するだけ」(社会党幹部)との観測が強い。さらに同専務理事が大統領選に向けて「謀略に巻き込まれた可能性」(ジャック・アタリ元欧州復興開発銀行総裁)も指摘されており、サルコジ大統領は現段階で目立った攻勢に出るべきではないと判断したとみられる。

 一方、社会党は十七日に執行部会を開いて対応を決めるが、左派の仏紙リベラシオンは十六日付の社説で「フランス人は政治家と芸術家の醜聞に寛容だが、今回は普通の愛人騒動ではなく暴力の疑いのあることにショックを受けている」とストロスカーン専務理事を切り捨てた。

2550チバQ:2011/05/17(火) 22:05:52
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-21124720110516
仏大統領選有力候補のIMF専務理事逮捕、有権者にも衝撃
2011年 05月 16日 18:35 JST
 [パリ 15日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)の専務理事、ストロスカーン容疑者(62)が、性的暴行の疑いで逮捕・訴追された事件は、同容疑者が来年の仏大統領選に関する各種世論調査で高い支持を得ていただけに、フランスの有権者にも衝撃が広がった。
 最大野党・社会党の有力候補と目されていたストロスカーン容疑者は、米ニューヨーク市内のホテルで、客室係の女性従業員に性的暴行を加えようとしたなどとして逮捕された。

 パリにある同容疑者の自宅近くに住む画家のオディールさんは、「フランスにとって惨めな出来事だ。フランスには知的能力に優れ、プロフェッショナルな男が2人いる。トリシェ(欧州中央銀行総裁)と彼だ。セックススキャンダルでキャリアを台無しにするのは残念だ」と事件の感想を語った。

 同じく同容疑者の自宅近くに住むエリック・モレルさんは、「彼(ストロスカーン容疑者)は世論調査の支持率でトップだった。サルコジ大統領の座を引き継ぐのは彼しかいないと思っていた」と話した。

 ストロスカーン容疑者とサルコジ大統領のライバル関係についての著書を昨年出版したフィリップ・マルティナさんはロイターテレビに対し、「社会党の予備選と大統領選では、もはや彼が歩む道はなくなってしまった」と述べた。

2551チバQ:2011/05/17(火) 22:06:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110516/mds11051608410002-n1.htm
アラブ連盟事務局長にアラビ・エジプト外相 域内外交の要職を死守
2011.5.16 08:39

 【カイロ=大内清】アラブ連盟(本部カイロ)は15日、退任するエジプト出身のアムル・ムーサ事務局長の後任に、同国のアラビ外相を選出した。アラビ氏は最近、パレスチナ主流派ファタハと、イスラエルに敵対するイスラム原理主義組織ハマスとの和解交渉をまとめるなど、イスラエル寄りだった前政権下のエジプトの外交政策を転換し、アラブ世界で評価が高まっていた。

 今回のアラブ連盟事務局長選は、エジプトの元外交官ムスタファ・フィキ氏とカタール出身のアブドルラフマン・アティヤ元湾岸協力会議(GCC)事務局長の一騎打ちになるとみられていた。

 しかし、フィキ氏は2月に退陣したエジプトのムバラク前大統領と近く、同国の民主化勢力から「アラブの顔にふさわしくない」との批判が噴出。このためエジプトは15日になって突如、アラビ氏を候補に指名し、それを受けてカタールがアティヤ氏の立候補を取りやめた。

 「アラブの盟主」を自任するエジプトとしては、フィキ氏に代えて人気のあるアラビ氏を指名することで、域内外交の要であるアラブ連盟事務局長のポストを死守した格好だ。

 退任するムーサ氏は今後、11月に予定されるエジプト大統領選への出馬準備を加速するとみられる。アラビ氏の後任のエジプト外相が誰になるかは不明。

2552チバQ:2011/05/19(木) 00:37:45
http://www.asahi.com/international/update/0518/TKY201105180102.html
「上院に公選制を」英政府が改革案 定数300に2011年5月18日11時59分

 英政府は17日、上院に300議席の定数を設け、その8割を公選制にする改革案を発表した。世襲貴族や首相推薦の一代貴族で構成される今の上院には非民主的との批判が強かったが、改革案にも「(公選制の)下院との摩擦が起きかねない」と「ねじれ」を危惧する見方がある。

 改革案によると、240議席は任期15年で、5年ごとに3分の1ずつ改選。残りの60議席は指名で選ばれる。

 改革案を発表したクレッグ副首相は「(立法院としての)下院優位の原則は変わらない」と強調。「2015年に最初の上院選挙を実施したい」と意気込む。ただ、約800人の現職議員の多くは実現すれば議席を失うため、改革案に否定的。改革推進派からは「いっそ上院を廃止したら」との声もある。(ロンドン=沢村亙)

2553チバQ:2011/05/19(木) 12:56:34
IMF専務理事訴追 加速する後任人事
産経新聞 5月19日(木)7時55分配信

 【ワシントン=柿内公輔】国際通貨基金(IMF)専務理事のストロスカーン容疑者が性的暴行の疑いで訴追されたことで、後任人事をめぐる観測が加速してきた。「指定席」を死守したい欧州に対し、IMFでの発言力拡大を狙うアジアや新興国は人心一新につながる人事を模索。各国の思惑が交錯する背景には、IMFの組織運営をめぐるせめぎ合いがある。

 ストロスカーン容疑者の辞任は不可避の情勢。後継を探る素早い動きを見せるのが、専務理事ポストを独占してきた欧州勢だ。

 同容疑者の逮捕直後の16日、ドイツのメルケル首相は「欧州出身者がトップを維持するのが望ましい」との見解を披露。オランダやスペインからも同様の声が相次ぎ、欧州の信用不安への対処には欧州の指導力が必要との主張も聞かれる。

 「ポスト・ストロスカーン」の本命とみられてきたのが、フランスのラガルド財務相。20カ国・地域(G20)議長国として財務相会合などでの指導力が評価されるが、「容疑者と同じフランス出身者は厳しい」(国際金融筋)との見方があり、シュタインブリュック元独財務相やブラウン前英首相を推す声もある。

 一方、IMFは欧州、世銀は米国の出身者が就く慣習に反発するのがアジアや中南米などの新興国。後任には、トルコのデルビシュ元財務相や、メキシコ出身のグリア経済協力開発機構(OECD)事務総長など複数の候補が取り沙汰されている。

 IMF最大の出資国の米国も、「虎視眈々(たんたん)とトップの座をうかがっている」(国際機関関係者)とされるが、世銀総裁を米国出身のゼーリック氏が務めておりハードルは高い。日本は序列3位の副専務理事ポストを確保してきたが、トップ候補は見あたらない。

 トップ人事をめぐるせめぎ合いには、先進国と新興国の綱引きが影響している。経済成長に見合った待遇を求める新興国に対し、先進国側は発言力に直結する出資割当額の引き上げに応じるなどして、新興国を懐柔してきた。

 しかし、日米欧が依然主導するIMFの組織運営に新興国の不満は根強い。中国外務省は17日、今回の不祥事を受けて「トップの選定における問題が提起された」とし、「公平性や能力の原則に基づくべきだ」とのコメントを発表して、さっそく先進国を牽制(けんせい)した。前代未聞の不祥事は、IMFが抱える構造問題をも浮き彫りにしている。

≪IMF専務理事の主な後任候補≫
 欧州:ラガルド仏財務相、シュタインブリュック元独財務相、ブラウン前英首相、ウェーバー前ドイツ連銀総裁

 新興国:デルビシュ元トルコ財務相、グリアOECD事務総長(メキシコ)、アルワリア・インド国家計画委副委員長、マニュエル元南アフリカ財務相

 米国:サマーズ前米国家経済会議委員長

2554チバQ:2011/05/19(木) 18:27:35
http://www.asahi.com/international/update/0519/TKY201105190249.html
ストロスカーン氏、IMF辞任へ 逮捕・収監で続行困難
2011年5月19日13時36分
 国際通貨基金(IMF)トップのストロスカーン専務理事が18日、辞任を申し出た。滞在先のニューヨーク市で、性的暴行容疑で逮捕され、収監されており、職務続行はできないと判断したものとみられる。今後の焦点は後任人事に移る。

 ストロスカーン専務理事は14日、私的な用事で滞在していたニューヨークのホテルの自室での、ホテルの女性従業員(32)に対する性的暴行容疑などでニューヨーク市警に逮捕されていた。

 16日に、ニューヨークの法廷で保釈を認めるかどうかが審理されたが、国外逃亡のおそれがあるとして、保釈申請は却下され、専務理事業務に戻れる見通しはたっていなかった。

2555チバQ:2011/05/19(木) 19:49:23
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110517-OYT1T00869.htm
逮捕のIMF専務理事、孤島の独房に収容

 【ニューヨーク=柳沢亨之】ニューヨークで女性従業員に性的暴行を加えたとして逮捕された国際通貨基金(IMF)専務理事のドミニク・ストロスカーン容疑者が16日、市内のイーストリバーに浮かぶ孤島、ライカーズ島の拘置所に収容された。米メディアが伝えた。


 金網に囲まれた約1・7平方キロの同島は未決拘置者ら約1万数千人を抱える全米最大規模の収容先となっている。米CNNによると、専務理事が収容されたのは独房で3メートル×4メートルの広さという。

(2011年5月17日19時51分 読売新聞)

2556チバQ:2011/05/19(木) 21:55:35
>>2359
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110519/chn11051921380008-n1.htm
「中パ接近」中国、中央アジアでの存在感拡大狙う?
2011.5.19 21:37 (1/2ページ)
 【北京=矢板明夫】中国を訪問中のパキスタンのギラニ首相は19日、北京で行われた中国とパキスタンの企業家フォーラムに出席し、エネルギー、金融など各分野の中国を代表する企業家らと会談、パキスタンのインフラ整備などで資金援助と技術協力を受けることを確認した。米議会でパキスタンへの援助削減を求める声が高まる中、中国政府は逆にパキスタンを全面的にサポートする姿勢を示しており、中央アジアでの中国の存在感を拡大する狙いがあるとみられる。

 パキスタンと米国の関係をめぐっては、国際テロ組織アルカーイダの指導者ウサマ・ビンラーディン容疑者がパキスタン国内で米軍に殺害され、パキスタンが同容疑者の潜伏を支援していたのではないかとの疑念が米国から突きつけられている。ギラニ首相がこの時期に訪中したのは、中国との連携を強化し、国際的孤立を避けたいとの思惑がある。 

 これに対し、中国はパキスタンに全面支援の手を差し伸べた。パキスタン国内で高まっている反米感情を利用して、同国での米国の影響力を減らす好機ととらえているようだ。

 18日に行われた首脳会談で中国の温家宝首相は、「パキスタンの独立と主権、それに領土の保全は尊重されなければならない」と述べ、パキスタン側にビンラーディン容疑者殺害を事前に通告しなかった米軍の作戦を批判、パキスタンを擁護する姿勢を強調した。

 中国人学者の分析によると、米国はビンラーディン容疑者を殺害したことで、中央アジアにおける反テロの戦いが一段落し、今後、パキスタンなど周辺国に対する米国の支援は減少してゆくという。駐アフガニスタン米軍の撤退が本格化するなか、同地域での米国の影響力後退とともに、中国は政治、経済面でパキスタンへの支援をさらに強化している。

 また、パキスタン国内には、中国国内の新疆ウイグル自治区の独立を目指すウイグル族に同情的な部族が多い。パキスタン政府を通じ、これらの部族のウイグル人支援の動きを抑え込むことも中国当局のもう一つの目的だと指摘される。

2557チバQ:2011/05/19(木) 21:56:15
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011051902000189.html?ref=rank
イエメン 調停案交渉物別れ
2011年5月19日 夕刊

 【カイロ=今村実】反政府デモが続くイエメンで、サレハ大統領(69)の一カ月以内の辞任を盛り込んだ湾岸協力会議(GCC)の調停案に関する交渉は十八日、サレハ氏と野党側が最終的な署名方法をめぐって対立し、物別れに終わった。ロイター通信が伝えた。

 野党関係者は同日、サレハ氏が調停案の受け入れに合意したと語っていた。ところが交渉は大詰めの段階で、調停案に署名する野党側の代表者を誰にするかについて、サレハ氏と野党の主張が折り合わなかったという。

 政府関係者は「まだ希望はある」と語ったが、交渉が再開される見通しは不透明だ。

 サレハ氏は、四月にもいったん調停案の受け入れに合意したが、署名を控えた土壇場で一転して拒否。今回は米国も説得に加わり、調停案を修正して交渉が進んだが、またも最終段階で失敗した。

 調停案は、デモの弾圧を続けるサレハ氏の訴追免除が辞任の条件となっており、反政府派は反発している。

2558チバQ:2011/05/19(木) 21:59:41
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110519-OYT1T00160.htm
露大統領、出馬に意欲…でも首相と協議してから

18日、スコルコボで記者会見するメドベージェフ露大統領=ロイター 【モスクワ=寺口亮一】ロシアのメドベージェフ大統領は18日、モスクワ郊外のスコルコボで内外の報道関係者を集めて記者会見を開き、2012年に予定される大統領選について「出馬するなら、これまで私を推してくれた勢力を基盤にしたい」と述べ、間接的表現ながら立候補の意欲を示した。候補者については「近く発表される」と述べるにとどまり、出馬するかどうかは明言を避けた。

 大統領は候補者決定について「政治ショーではない。明確で賢明なシナリオに従い行われなければならない」と述べ、事実上の最高実力者であるプーチン首相と協議して決める道筋を示した。

 対立が指摘される首相との関係について「重要な戦略に関する立場は非常に近い」と述べ、「2頭体制」の不和説を否定した。

(2011年5月19日07時15分 読売新聞)


http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-21184720110519

ロシア大統領、首相との違い示すも再出馬の明言避ける
2011年 05月 19日 11:49 JST
 [スコルコボ(ロシア) 18日 ロイター] ロシアのメドベージェフ大統領は18日、就任以来で最大規模となる記者会見を開き、経済近代化政策や服役中の元石油王ホドルコフスキー氏に対する姿勢などについてプーチン首相との違いに言及した。ただ、両者のどちらが2012年の大統領選に出馬するかについての明言は避けた。
 大統領は「このような決定の発表には、記者会見とは異なる形式が選ばれるだろう」と述べた。ただ、決定はまもなく発表されると約束した。

 2時間以上に及ぶ記者会見は全国に生中継された。会場には800人を超える記者が集まった。

 メドベージェフ大統領とプーチン首相が公の場で対立する場面がみられることから、大統領が再出馬の準備を進めているとの見方が強まっている。

 大統領は会見で、首相とは同志だと語り、不仲説の火消しに努める一方、「これはわれわれがすべての見解で一致していることを意味しない」と述べた。

 また、「誰も永遠には権力の座にとどまれない。このような幻想を抱く人間はたいていひどい結末を迎える」と語り、プーチン首相の批判とも取れる発言を行った。

 大統領は、産業の多様化を進める経済近代化政策について、プーチン氏が描くよりも速いペースで進められるとの見解を示した。

 また、プーチン政権と対立し、2003年に逮捕され、マネーロンダリング(資金洗浄)などの罪で服役中のホドルコフスキー氏について、同氏の釈放は社会にとって「全く危険ではない」と語り、同氏をアル・カポネになぞらえ、「刑務所にいるべき盗賊」と語るプーチン氏との見解の相違を浮き彫りにした。 

 米政府が欧州で展開予定のミサイル防衛計画については、大統領は強硬な姿勢を示し、米国が計画に対するロシアの懸念に耳を傾けない場合にはロシアは核攻撃能力を高めていく、と表明。「これは非常に悪いシナリオだろう。われわれを冷戦時代に逆戻りさせるシナリオだ」と語った。

2559チバQ:2011/05/20(金) 20:42:45
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21208220110520
次期IMFトップ最有力の仏経済相、法的問題が就任妨げも
2011年 05月 20日 11:27 JST
 [パリ 19日 ロイター] 女性への性的暴行容疑で逮捕されたストロスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事の辞任を受け、ラガルド仏経済・財政・産業相が後任の最有力候補に浮上しているが、同相をめぐる法的問題が女性初のIMFトップの誕生を妨げる可能性が出ている。
 ラガルド氏をめぐっては、元議員でビジネスマンのベルナール・タピエ氏と政府間の争いを調停に付した手続きの合法性が問題視されており、検察当局はラガルド氏に関する調査を勧告。この問題は最短でも6月前には片付かない見通しだ。

 サルコジ大統領の友人でもあるタピエ氏は、1993年にスポーツ用品メーカー、アディダスの株式を売却した際に、国有銀行だったクレディ・リヨネ(のちにクレディ・アグリコルに買収)が詐欺を働いたとして政府を提訴した。

 ラガルド氏は長期に及ぶ政府とタピエ氏との争いを終わらせるため、法廷での決着を諦め、経済・財政・産業省内の意見に取り合わずに調停委員会に同件を提出。これについて、野党からはラガルド氏の職権乱用と非難する声が上がってた。

 検察当局は、ラガルド氏は調停手続きが合法かどうかの確認を促す勧告を無視し、多額の賠償金決定に対し上訴する勧告も拒否したと主張。

 検察当局は今月10日、タピエ氏への2億8500万ユーロの賠償金支払い決定におけるラガルド氏の関与について全面的な調査を勧告した。 

 特別法廷は6月半ばに、全面調査を命じるかどうか決定するとみられる。

 ラガルド氏は違法行為を否定している。

 ただ、この問題によって、同氏のIMF専務理事への任命が遅れる、あるいは前専務理事の不祥事で傷ついたイメージの回復を図るIMFがラガルド氏を適任と判断しない可能性はある。

 ある仏議会筋は「このような問題の渦中にある人物をIMF専務理事に就任させるとは思えない。タピエ氏の問題がなければ、ラガルド氏は正当な専務理事候補だっただろう」と述べた。

 ラガルド氏は、誰かが自身の評判を落とそうとしていると主張。タピエ氏のとの争いを調停に付す最終決定を下したのは大統領府だったと明らかにした。

2560チバQ:2011/05/20(金) 21:30:05
http://jp.wsj.com/Economy/Global-Economy/node_238900
単純なようで単純でないIMF専務理事後任選び−本物の選挙戦か?
2011年 5月 20日 8:55 JST
 スキャンダルまみれの辞任となった国際通貨基金(IMF)のストロスカーン前専務理事の後任選びは、IMFが第二次世界大戦後の1945年に発足して以来初めて、裏交渉抜きの文字通りの選挙戦となりそうだ。

 それゆえ今回の選出過程はある意味単純だ。選挙で多数を獲得した候補が専務理事になるということだ。

 だがつぶさに見れば、実態はかなり複雑だ。というのも187に上るメンバー国の意思は24人で構成される理事会によって代表される。これら187カ国それぞれが自国経済の世界経済に占める割合にほぼ比例する形で投票権を付与されている。この投票権の比重は時の経過とともに調整されはするが、大戦後しばらくはアジア地域に比べ経済が圧倒的に大きかったヨーロッパにまだ大きく割り振られている。

 現在の割合はヨーロッパが35.6%、アジア・太平洋地域が20.93%、米国は一つの国としては最大の16.8%だ。

 理論上は欧州各国がまとまって、アメリカと組めば意中の人間を誰であれ専務理事にすることができる。これまではIMFのトップはヨーロッパ人でナンバー2がアメリカ人、姉妹機関の世界銀行はトップがアメリカ人というのが暗黙の了解だった。

 しかし、このしきたりは怪しくなりつつある。最近世界経済問題で発言力を増している20カ国・地域(G20)のリーダーたちは、その中には欧米先進国のリーダーも含まれているが、かねてからIMFや世界銀行のトップはあくまで候補者の能力本位で決め、出身国は考慮しないことを宣言している。これがどう影響するか、今のところ不透明だ。これまでのところヨーロッパは専務理事の指定席維持を目指し、フランスのラガルド財務相を推すことでまとまりつつあるかにみえる。

 IMFは新専務理事の選出で各国が合意できる人間を探したいとしている。過去においてはどうにか合意を作り上げてきたものの今回は難しそうだ。

2561チバQ:2011/05/21(土) 09:51:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110520-00000035-mai-int
<フランス>大統領選の混迷必至 IMF前トップ起訴で
毎日新聞 5月20日(金)11時8分配信

 【パリ福原直樹】フランス次期大統領選(来年5月)で最有力候補だった国際通貨基金(IMF)前専務理事のストロスカーン被告が強姦(ごうかん)未遂罪などで起訴されたことを受け、同被告の所属する野党第1党・社会党では事実上の「後継者」争いが始まった。事件の性質から同被告の立候補は難しいとの判断からだ。だが、社会党にはストロスカーン被告のように右派のサルコジ大統領を大きくしのぐ候補はおらず、大統領選は混戦になりそうだ。

 事件後、社会党では有力候補としてオブリ第1書記やオランド前第1書記、ロワイヤル元家庭担当相(07年大統領選候補)などの名前が挙がっている。党関係者によると、社会党の有力国会議員数十人は18日、オブリ氏支持で一致。ストロスカーン被告支持者の一部も毎日新聞にオブリ氏支持を表明した。一方、すでに立候補を表明したオランド氏の陣営も活動を続けている。

 だが問題はオブリ、オランド両氏らの支持率だ。ストロスカーン被告は事件前、世論調査でサルコジ大統領を2倍近く引き離し、社会党としてはミッテラン政権(81〜95年)以降、保守に奪われてきた政権を奪取する勢いだった。18日の調査ではオブリ、オランド両氏の支持率はそれぞれ23%とサルコジ大統領と拮抗(きっこう)。19日の別の調査では両氏の支持率は27、29%。大統領の21%をリードしたものの「ストロスカーン不在」は大きな影響を及ぼしている。

 ストロスカーン被告の出馬問題について、社会党内には真相究明まで判断を控えるべきだとの意見が出ていた。だが仏紙は「社会党はサルコジ大統領をしのぐ唯一の候補を失った」(リベラシオン紙)と伝えるなど一斉に政治生命の「終えん」を指摘。社会党は今秋の予備選で統一候補を選ぶが、立候補締め切りは7月上旬に迫っており、早急な対策が迫られている。

 一方、事件が「追い風」になった形のサルコジ大統領側は、フィヨン首相が「もし(暴行の)事実が判明したら弁解はできない」と話すなど、政権として初めてストロスカーン被告の有罪可能性に言及。事件を機に今後、大統領の与党「国民運動連合」や、移民排斥を訴え支持を伸ばす極右「国民戦線」のマリーヌ・ルペン党首らが攻勢に転じるのは確実だ。

2562チバQ:2011/05/22(日) 15:11:19
http://www.afpbb.com/article/politics/2801605/7246404?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
イエメン野党勢力、湾岸協力会議の調停案に署名 反政府デモの混乱収束へ
2011年05月22日 10:39 発信地:サヌア/イエメン
【5月22日 AFP】イエメンの野党勢力は21日、アリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領の権力移譲などを内容とする湾岸協力会議(Gulf Cooperation Council、GCC)の調停案に署名した。

 多くの野党勢力指導者は、22日に発表があるとして、調停案に署名した事実の確認を避けた。ある匿名の野党関係者は、複数の野党指導者が21日に湾岸協力会議のトップおよび米国、英国、EU、アラブ首長国連邦(UAE)の大使と面会したと述べた。

 反政府デモは国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)を助けるクーデターだと野党勢力を非難していたサレハ大統領だが、国家のために調停案を受け入れると表明していた。サレハ大統領が率いる与党・国民全体会議(General People's Congress、GPC)の報道官は、サレハ大統領は22日に調停案に署名すると発表した。

 調停案によればサレハ大統領は署名の30日後に副大統領に権限を移譲する。野党側から選ばれた首相が挙国一致内閣を組閣し、サレハ氏の辞任から60日後に大統領選挙が行われる。議会はサレハ氏とその側近を刑事免責する。

 イエメンでは1月下旬から反体制デモが続き、活動家や医療関係者の報告を総合すると、これまでに治安部隊によるデモ鎮圧によって少なくとも80人が死亡した。

 21日にも首都サヌア(Sanaa)の西にあるホデイダ(Hodeida)で反政府デモを行ったホデイラ大学(Hodeida University)の学生らが治安部隊と衝突し、目撃者と医療関係者によると、学生3人が銃で撃たれて死亡した。(c)AFP/Hammoud Mounassar

2563チバQ:2011/05/22(日) 15:12:42
http://www.afpbb.com/article/politics/2801607/7248341
スペイン各地でデモ、地方選前日も続く 失業・歳出削減に抗議
2011年05月22日 11:48 発信地:マドリード/スペイン
【5月22日 AFP】スペイン各地で前週末の15日に始まった失業と経済危機に抗議するデモは、地方選投票日を翌日に控えた21日も続いた。デモ主催者側は投票日当日の22日に会議を開き、投票日以降のデモ継続を決める方針だという。

 投票前日のデモが禁止されているスペインの選挙管理委員会は19日、週末の21日と22日に予定されているデモは憲法で保障されたデモの権利を逸脱するもので違法だと宣言したが、不動産バブルがはじけた2008年以降では最大規模となったデモを止めることはできなかった。

 2011年第1四半期のスペインの失業率は、先進工業国で最悪の21.19%に上昇した。2月の25歳未満の失業率は44.6%に達した。

 厳しい雇用情勢と歳出削減を受け、世論調査ではホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ(Jose Luis Rodriguez Zapatero)首相率いる与党・社会労働党が大敗する情勢で、与党が強いバルセロナ(Barcelona)、セビリア(Seville)、カスティーリャ・ラ・マンチャ(Castilla-La Mancha)州での与党敗北も予想されている。(c)AFP/Denholm Barnetson

2564チバQ:2011/05/22(日) 15:15:53
http://www.afpbb.com/article/politics/2801041/7232376
クウェート議会で殴り合い大げんか
2011年05月19日 11:58 発信地:クウェート

クウェート議会で18日、テロ容疑者の処遇をめぐってイスラム教シーア派とスンニ派の議員らが殴り合いの大げんかを繰り広げ、月末まで議会が休会となる騒動があった。

クウェート国民議会ではこの日、キューバ・グアンタナモ(Guantanamo)米海軍基地の施設に収容されているクウェート人容疑者2人の釈放を米国が拒否していることについて議論していた。しかし議論が白熱するなか、1人のシーア派議員が容疑者2人を「アルカイダの戦闘員」と呼んだことに、スンニ派議員らが激高。「アルカイダについてではなく、グアンタナモ収容者についての議論だ」と反論し、シーア派2議員、スンニ派4議員を巻き込んだ大げんかに発展した。

クウェートでは最近、シーア派とスンニ派の対立が激化しつつある(2011年5月18日撮影)。(c)AFP/YASSER AL-ZAYYAT

2565チバQ:2011/05/23(月) 12:40:46
http://www.afpbb.com/article/politics/2801743/7243000
湾岸協力会議がイエメン仲介を停止、大統領の署名拒否をうけ
2011年05月23日 09:40 発信地:リヤド/サウジアラビア
【5月23日 AFP】アラブ首長国連邦(UAE)など中東6か国で構成される湾岸協力会議(Gulf Cooperation Council、GCC)は22日、サウジアラビアのリヤド(Riyadh)で開いたイエメン情勢を協議する外相会議で、イエメン与野党間の仲介を一時停止を決定した。

 アリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領の権力移譲などが盛り込まれた調停案への署名を、サレハ大統領が同日、拒否したため、仲介に向けて「好ましい状況にない」と判断したという。野党勢力側は前日、調停案に署名していた。

 その一方で、湾岸協力会議は、調停案は「現状を乗り越える最適な方法だ」と述べ、最終的にはサレハ大統領が署名に応じるとの期待を示した。(c)AFP

2566チバQ:2011/05/23(月) 12:41:39
http://www.asahi.com/international/update/0523/TKY201105230061.html
スペイン統一地方選で与党が大敗 財政緊縮策に不満噴出
2011年5月23日10時22分
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マドリード中心部のプエルタ・デル・ソル広場は22日、二大政党や経済政策に抗議する市民に占拠された=AP
 スペインの統一地方選は22日投開票され、右派の最大野党の国民党が、サパテロ首相率いる左派の社会労働党を得票率で大幅に上回り、来年3月の総選挙に向け弾みをつけた。政府の財政緊縮策に対し国民の不満が噴き出した。ただ、長引く不況で失職した若年層を中心に、二大政党への批判も急速に高まっている。

 AFP通信によると、全国の8千超の市議選の結果を集計した得票率は、国民党が約37%で社会労働党の約27%を引き離した。国民党は首都マドリードで圧勝した一方、南部アンダルシア州のセビリアをはじめ、社会労働党が伝統的に強い選挙区でも勝利した。

 サパテロ氏は22日の記者会見で「多くの国民が経済危機で苦しんでいることを理解する」と敗北を認めたが、「改革を続ける」として総選挙の前倒しはしない考えを示した。

2567チバQ:2011/05/23(月) 12:42:33
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&amp;sid=aPQjO8.fU.WM
メルケル独首相率いる与党、ブレーメン州で第3党に後退−SPD勝利
 5月22日(ブルームバーグ):ドイツのメルケル首相率いる与党キリスト教民主同盟(CDU)はブレーメン州での州議会選挙で第3党に後退した。最大野党の社会民主党(SPD)が再び勝利した今回の選挙について、CDUは欧州債務危機への対応を余儀なくされた結果だとの見解を示した。

  テレビのZDFが22日報じた出口調査によると、SPDの得票率は38%で、64年にわたるブレーメン州での支配力を強固にした。緑の党は23%で第2党。緑の党は過去4年にわたりSPDと連立を組んでいる。メルケル首相率いるCDUの得票率は21.5%と、1959年以降で最悪の結果となった。ドイツで最も小さい州であるブレーメンには自動車輸出の拠点であるブレーマーハーフェン港などがある。

  ドイツの失業率は19年ぶりの低水準となり、昨年に続き今年も3%の経済成長が見込まれているものの、今年行われた5回の州選挙は全て、CDUが支持を失っていることを示す結果となった。メルケル首相は福島第一原子力発電所の事故後、従来の原発推進政策からの転換を図る方針を示しているが、有権者を納得させるには至っていない。また、危機的状況が1年余り続くユーロ圏高債務国への支援継続の必要性についても有権者の理解を得にくい状況だ。

2568チバQ:2011/05/23(月) 22:59:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110523-00000101-mai-int
<スペイン>地方選で与党・社会労働党が大敗 右派が伸びる
毎日新聞 5月23日(月)20時27分配信

 【パリ福原直樹】スペインは22日、地方選の投開票を行い、サパテロ首相の中道左派の与党・社会労働党が、野党第1党の中道右派・国民党に歴史的大敗を喫した。23日に確定した結果では、社会労働党の得票率は約28%で、約38%の国民党に10ポイントも引き離され、多くの地域で政治的主導権を奪われた。

 08年以降、深刻な経済危機に悩む同国では、サパテロ政権が緊縮財政策を取ったが効果がなく、25歳以下の失業率が約45%に到達。15日以降、数万人の若者が全国で座り込み運動を続けるなど、若年層を中心に政治不信がまん延していた。

 同地方選は、全国のほぼ各地域で行われ、約8000の市長や約7万人の地方議会議員を選んだ。サパテロ首相は22日夜、大敗を認めたが、来春の任期まで首相にとどまる意思を表明した

2569チバQ:2011/05/23(月) 23:11:20
>>2567
http://www.asahi.com/international/update/0523/TKY201105230387.html
ドイツ緑の党、また躍進 ブレーメン州で第2党に2011年5月23日21時23分
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. ドイツ北部ブレーメン州で22日、州議会選挙があった。「脱原発」の追い風に乗る緑の党が、メルケル首相のキリスト教民主同盟(CDU)を初めて得票率で上回り、第2党になる見通し。第1党は社会民主党(SPD)。同州で連立を組むSPDと緑の党の政権枠組みが維持される。

 23日昼の州選管の推計によると、緑の党の得票率は22.6%で、前回より6.1ポイント伸ばした。CDUは5.3ポイント減の20.3%。SPDは1.8ポイント増の38.5%。メルケル政権の連立与党・自由民主党は2.5%で、議席獲得に必要な5%に達しなかった。
.

2570チバQ:2011/05/23(月) 23:13:58
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052301000238.html
ホンジュラス、米州機構復帰へ 追放セラヤ氏と和解
2011年5月23日 10時43分

 【ロサンゼルス共同】2009年のホンジュラスのクーデターで大統領を解任されたセラヤ氏と、同国のロボ大統領が22日、コロンビア北部カルタヘナで会談し、セラヤ氏の帰国などを認める合意文書に署名した。

 署名にはコロンビアのサントス大統領と、ベネズエラのマドゥロ外相が証人として同席。この和解により、ホンジュラスは近く、参加資格を停止されている米州機構(OAS)への復帰が認められる見込みとなった。AP通信などが伝えた。

 クーデターを強く非難してきたベネズエラの反米左翼チャベス大統領は「この合意を覆そうとする勢力もまだ存在する」として、合意順守を監視する考えを強調した。

 合意では、ホンジュラス政府がセラヤ氏や支持勢力に対する迫害をせず、今後の選挙に参加させることを約束。6月5〜7日にエルサルバドルで開かれるOAS総会で、ホンジュラス復帰が正式に認められる見通し。

 セラヤ氏は05年の当選後、ベネズエラの影響を受け左傾化。これを警戒する勢力の後押しで09年6月、軍がセラヤ氏を国外へ追放した。その後、セラヤ氏の本来の任期満了に合わせて大統領選が行われ、10年1月にロボ大統領が就任した。

2571チバQ:2011/05/23(月) 23:19:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110523/asi11052301070000-n1.htm
セーシェル大統領選、現職が3期目当選
2011.5.23 01:05
 ロイター通信などによると、インド洋の島国セーシェルで19〜21日に大統領選の投票が行われ、選挙管理委員会は22日、現職のジェームズ・ミシェル大統領(66)が当選したと発表した。3期目となる。任期は5年。

 選管によると、大統領選には4人が立候補し、ミシェル氏は約55%を得票した。有権者は約5万8000人で、投票率は約83%だった。

 ミシェル氏は2004年、ルネ前大統領の任期途中の引退に伴い、副大統領から大統領に就任、06年に再選されていた。

 セーシェルは観光業が主産業。AP通信などによると、4月に結婚式を挙げた英国のウィリアム王子とキャサリン妃が今月、新婚旅行で訪れた。(共同)

2572チバQ:2011/05/24(火) 22:15:53
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052401000054.html
部族勢力と治安部隊衝突 イエメン、仲介拒否で混乱
2011年5月24日 06時10分

 【カイロ共同】サレハ大統領の辞任を求める反政府デモが続くイエメンの首都サヌア郊外で23日、反体制派に転じた部族勢力と治安部隊が武力衝突、AP通信によると自動小銃や戦車、迫撃砲まで用いられた戦闘で部族民ら少なくとも6人が死亡、約40人が負傷した。

 イエメンでは22日、サレハ大統領が混乱収拾に向けた湾岸協力会議(GCC)の仲介案への署名に対し、3度目の拒否をしたばかり。サレハ氏辞任への道筋が遠のいたことで反体制派の不満は高まっており、イエメン情勢はさらなる混乱が予想される。

 APなどによると、戦闘は3月に反体制派に転じた有力部族指導者の自宅近くで発生。付近のイエメン航空の建物が燃えたほか、内務省庁舎からも煙が上がった。国営サバ通信ビルの一部も破壊されたという。

 在イエメン米国大使館は23日、治安悪化を理由として領事部門の一時閉鎖を決めた。

 サレハ氏が署名を拒否する前の22日夕には、サヌアで大統領支持派数百人が署名に反対してデモ。武装した支持派が、仲介役が滞在するアラブ首長国連邦(UAE)大使館を一時包囲する事件も起きた。

2573チバQ:2011/05/24(火) 22:21:46
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21263220110524
仏大統領選、ストロスカーン被告脱落でもサルコジ大統領の苦戦続く
2011年 05月 24日 15:32 JST
[パリ 24日 ロイター] 調査機関BVAが実施した世論調査によると、2012年のフランス大統領選挙で野党社会党の有力候補になるとみられていたストロスカーン前国際通貨基金(IMF)専務理事が強姦未遂罪などで起訴され、候補から脱落したにもかかわらず、サルコジ大統領は再選が厳しい状況が続いている。

 社会党の大統領候補としては、ストロスカーン被告に代わり、オランド元第1書記かオブリ第1書記が有力視されている。

 ストロスカーン被告の逮捕から約1週間後に当たる20─21日に実施された調査によると、オランド元第1書記が社会党の大統領候補に選ばれた場合、第1回投票で得票率27%を獲得し、サルコジ大統領の21%を上回る見通し。

 オブリ第1書記が選ばれた場合も同24%を獲得し、やはりサルコジ大統領の22%を制するとみられている。

 第2回投票については、オランド元第1書記の場合は62%を獲得し、サルコジ大統領の38%に勝利する見込み。

 オブリ第1書記が候補となった場合も、59%を獲得してサルコジ大統領の41%を制する見通しとなった。

 大統領選は、2012年4月22日に第1回投票、5月6日に決選投票が行われる予定。

2574チバQ:2011/05/25(水) 21:51:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110525/mds11052521270007-n1.htm
イエメン38人死亡 政権と最大部族の戦闘続く
2011.5.25 21:25 (1/2ページ)

【カイロ=大内清】反政府デモが続くイエメンの首都サヌアで発生したサレハ大統領側と、反サレハ派の最大部族ハシド族との戦闘は25日も続き、同日までに双方に少なくとも計38人の死者が出る事態となった。サレハ氏は同日、「(反サレハ派との)対話の枠組みの中で権力移行の用意がある」と表明する一方、「今回の危機は国内問題」だとして近隣諸国や国連安全保障理事会の介入を拒否、国際社会からの退陣圧力には屈しない姿勢を示した。

 現地からの報道によると、ハシド族側は25日、国営通信社の建物を包囲。戦闘が長引けば、他の部族なども巻き込んだ内戦状態に陥る懸念も強まっている。

 これまで武器使用を控えてきたハシド族側が今回、政権側との戦闘に踏み切ったのは、政権側が部族側に挑発とも受け取れる攻撃を始めたためだ。サレハ氏は22日には、1カ月以内の退陣などを柱とする湾岸協力会議(GCC)主導の仲介案も拒否している。

 サレハ氏が強気の態度を崩さないのは、地域の不安定化を懸念するGCCや米欧諸国の足元を見透かしているからだ。サレハ氏は、部族同士の利害が複雑に絡み合う部族社会のイエメンを曲がりなりにもまとめてきた自分が退陣すれば、「権力の空白」が生じて、情勢が一気に流動化しかねないとみている。

 この危機感を煽るように、サレハ氏は2月のデモ発生以来、「いま退陣すれば内戦状態になる」との警告を繰り返してきた。

 またサレハ氏は軍などの要職に一族を配置しており、不本意な形で退陣を余儀なくされればこれらの勢力が“暴発”する可能性もある。GCCが、デモ隊からの反対にもかかわらず仲介案に訴追免除条項を盛り込みサレハ氏に配慮を示しているのはこのためだ。

 エジプト政府系シンクタンクの湾岸専門家は「サレハ氏は自ら危機を演出し自身を排除しづらい環境を作ろうとしている」と指摘。ロンドン発行の汎アラブ紙クドゥスルアラビー(電子版)は24日付で、「サレハ氏は危険な賭けに出ている」と論評している。

2575チバQ:2011/05/27(金) 00:34:16
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110526-OYT1T00914.htm
エジプト、ガザ境界全面開放…独自外交色強める
 【カイロ=田尾茂樹、テヘラン=五十嵐弘一】エジプト政府は25日、イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザとの境界にあるラファ検問所を28日に開放すると発表した。


 検問所はハマスがガザを武力制圧した2007年にエジプトが閉鎖し、人道目的などを除き往来できなかった。今回の決定は親米ムバラク政権崩壊後、エジプトが対外政策で独自色を強める動きの一つとして注目される。

 政府系の中東通信によると、エジプト政府は今回の決定を、パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハとハマスによるパレスチナ自治区の「分断を終わらせ和解を達成する一環」と位置づけた。エジプトは両者の和解協議を仲介し、4月末には合意に導いていた。

(2011年5月26日21時17分 読売新聞)

2576チバQ:2011/05/27(金) 21:55:53
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2802743/7266998
名は体を表す?ナイジェリアの風変わりな命名作法
2011年05月27日 18:17 発信地:ラゴス/ナイジェリア

【5月27日 AFP】ナイジェリアでは29日にグッドラック・ジョナサン(Goodluck Jonathan)大統領(53)の就任式が行われ、4月の大統領選挙後の混乱と政治の空白にようやく終止符が打たれるが、これを期に、あまり知られていない同国の文化的側面にも注目が集まるかもしれない。

 それは、英語由来であれ現地語由来であれ、ナイジェリア人の名前には何がしかの「物語」が秘められているということだ。それぞれの名前に意味があり、子どもはやがて名付けた通りの人物に育つと信じられているのだ。

 赤ちゃんの命名式は、多くの地域で盛大に祝われる。そこでは山ほどの食事や飲み物と一緒に、「ゴッズウィル(神の意志)」「ゴッズパワー(神の力)」「ゴッズギフト(神の贈り物)」といった宗教的なものから「ブラウン・クエスチョン(茶色い質問)」などの風変わりなものまで、さまざまな名前がお披露目される。

■「幸運」の名を体現する大統領

「グッドラック(幸運)」の名を持つジョナサン大統領も、名前を「地で行っている」1人だ。カヌー大工だった大統領の父親は生前、「あの子が産まれたとき、生活は苦しかったが、この子がわたしに幸運をもたらしてくれると感じたので、グッドラックと名付けたんだ」と説明していた。また、母親は、難産をたくさん経験してきたのに大統領のときだけはするりと産まれてきたというエピソードを語ったことがある。

 しかも、動物学者から政治家に転向した大統領は実際、「他に適任者がいないから」という理由で政治の階段を一段ずつ昇ってきた。

 2005年、故郷の南部バイエルサ(Bayelsa)州で副知事を務めていた際、知事が資金洗浄罪で弾劾されたため、後任知事に昇格。その数年後の大統領選では、南北の権力バランスを考慮した北部出身のウマル・ムサ・ヤラドゥア(Umaru Musa Yar'Adua)大統領候補から、南部出の副大統領候補として白羽の矢が立った。内部告発サイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」が公開した米外交公文によれば当時、ジョナサン氏自身、自分が副大統領にふさわしい経験を有しているとは言い難いと発言していた。

 この選挙で当選したヤラドゥア大統領が2010年に死去すると、規定によりジョナサン氏は大統領に就任。そして今年4月に行われた大統領選で、ジョナサン氏は現職の強みで圧勝したのだ。

■「道の途中」や曜日など、さまざまな命名の作法

 子どもの名前には、生まれた状況、文化や宗教観、親の期待、そして哲学が反映されている。

 面白い名付けの例としては、現地語で「うるさい場所」というのがある。騒々しい環境で生まれたのだろう。「道の途中」という名前の子は、おそらく産院に駆け付ける途中で産まれたに違いない。家族間の確執が激しい両親の間に生まれた子どもには、「家族に愛されない」という名前が付けられることも。
 
 英語バージョンも豊富だ。「ブラウン・クエスチョン」という名前の政府役人の名付け親は、土地所有権をめぐる仲裁役を務めていた祖父だった。質問することが仲裁役の仕事の基本だったからだ。クエスチョンさんは、名前のことでからかわれたことが何度かあるという。

 イスラム教徒が多い北部では、名前の大半がコーランの字句に由来している。だが、姓が故郷の街の名前である場合もある。シェフ・シャガリ(Shehu Shagari)元大統領は、シャガリ町の出身だ。

 南東部のイボ(Igbo)人、そして南西部のヨルバ(Yoruba)人のコミュニティーでは、しばしば、生まれた日の「曜日」が名前となる。

 したがって、あなたがナイジェリアを訪れたら、こんなことが起きるかもしれない。土曜日の夜に、サンデーさんとマンデーさんと連れ立って、グサウ出身のグサウ氏の元へ遊びに行く。そこで、もしグッドラックさんとゴッズウィルさんに出会うことができたら、こっちのものだ。(c)AFP/Susan Njanji

2577チバQ:2011/05/27(金) 21:57:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110527/amr11052713100010-n1.htm
ケイコ・フジモリ氏 父娘大統領へ勢い止まらない
2011.5.27 13:09 (1/2ページ)

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勢いに乗るケイコ・フジモリ氏は36歳の誕生日でもある25日、ペルー北西部のカハマルカで選挙カーに乗って遊説。熱烈な支持者の歓呼に迎えられた(AP)

ウマラ氏に4〜8ポイント差


 6月5日の決選投票が迫るペルー大統領選は、服役中のアルベルト・フジモリ元大統領(72)の長女ケイコ氏(36)が各種世論調査で対立候補の左派の元陸軍中佐オジャンタ・ウマラ氏(48)をリード、世界で初めて日系人父娘が2代にわたって大統領になる可能性が高まっている。一方、逆転を狙うウマラ氏は、選挙戦最終盤での異例の外遊という捨て身の戦術を計画。25日にはケイコ氏の米国人の義父が、2000年にニューヨークで経営する会社の脱税を指摘され、有罪判決を受けていたことが判明し、ケイコ氏が土壇場で足元をすくわれる可能性も残っている。

 4月10日に行われた第1回投票での得票率は、1位のウマラ氏が31.6%、2位のケイコ氏が23.5%で、ウマラ氏が約8ポイントリードしていた。ともに貧困層を主な支持基盤にすることから、中間層や白人富裕層からの支持は薄く、昨年ノーベル文学賞を受賞したペルー出身の作家マリオ・バルガス・リョサ氏(75)は「エイズか末期ガン患者の二者択一に等しい」などと問題発言で決選投票を酷評。新聞紙上で論議が巻き起こる一幕もあった。


「父恩赦せず」に好感


 支持率でケイコ氏が優位に立ったのは、今月に入ってからだった。「父は無実だと信じているが、法には従う。大統領に当選しても父に恩赦は出さない」「父の治世の強権政治は残念なことだった」「汚職の追及は徹底して行う」などとインタビューで表明。これに好感した中間層の支持を取り込むことに成功したためだ。

 対するウマラ氏は、資源ナショナリズム的な発言やベネズエラの反米左翼の急先鋒ウゴ・チャベス大統領(56)との緊密な関係が嫌われ、今月後半以降の各種世論調査では4〜8ポイントのリードをケイコ氏に許している。


義父の脱税判明も


 現状を打破しようと、ウマラ氏は25日、ブラジルの中道左派ジルマ・ルセフ大統領(63)やルイス・イナシオ・ルラ前大統領(65)と面会するためブラジルを訪問すると表明した。貧困から身を起こして大統領になり、経済発展を軌道に乗せたルラ氏らの人気はペルーでも高く、関係をアピールし、逆転を狙う作戦だ。

 また、AP通信は25日、ケイコ氏の夫マーク・ビラネラ氏(34)の父が2000年6月、1992年に3万6400ドル(約300万円)の収入を申告せず約1万1000ドルを脱税したとして、罰金5000ドルなどの判決を受けていたと報じた。これに対してケイコ氏は事実関係を認めた上で、「すでに裁きを受けた古い話なのに、ウマラ氏陣営がリークして仕掛けた“汚い戦争”だ」と批判した。ケイコ氏は米国留学中に夫と知り合い04年に結婚、2人の女児がいる。

 ケイコ氏勝利の流れができつつあるが、どちらに投票するか決めかねている中間層や富裕層は多く、最終盤での一つのミスが命取りになる可能性はゼロではない。(SANKEI EXPRESS)

2578チバQ:2011/05/27(金) 22:15:34
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052701000687.html
「内戦」の懸念、現実味 イエメン最大部族が戦闘
2011年5月27日 17時23分

 26日、イエメンの首都サヌアで、サレハ大統領の辞任を求める看板を掲げる反政府デモの参加者(ロイター=共同)


 【カイロ共同】サレハ大統領の辞任を求める反政府デモが続くイエメンで、反体制派で同国最大の部族連合ハシド族が政府軍や治安部隊と本格的な戦闘を展開、イエメンが内戦状態に陥る懸念が現実味を帯びてきた。

 サレハ氏はあくまで辞任を拒否。隣国サウジアラビアなど湾岸協力会議(GCC)による仲介努力も行き詰まり、情勢は深刻さを増している。

 ハシド族との戦闘は23日以降継続。現時点では首都サヌアに限られているが、4日間だけで死者は110人に迫る勢い。1月のデモ発生から23日までの約150人に比べると激増している。

 ハシド族はサレハ氏の支持基盤で当初はデモ隊と政府側との仲介役を務めていたが、政府軍がデモ隊への発砲を始めたことで3月に反体制派に転じた。

 政府軍側がハシド族の指導者サデク・アハマル氏宅を攻撃。ハシド族らは、政府庁舎を攻撃、国営通信社ビルを制圧するなどして戦闘が一気に拡大し、政府はアハマル氏らの逮捕状を出した。

 イエメンでは部族の影響力が大きい。自前の武装集団を持ち、兵士や治安部隊にも多数の出身者を抱えるハシド族の戦闘参加は「サレハ氏に辞任を迫る最大の好機」との見方がある。

 一方、国際テロ組織アルカイダ系勢力「アラビア半島のアルカイダ」が活動しており、アハマル氏は「イエメンがアルカイダの聖域となるのを防ぎ、混乱を収拾できるのは自分だと強調するため、サレハ氏が意図的に国を内戦に引き込もうとしている」と批判している。

2579チバQ:2011/05/27(金) 22:16:19
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2802744/7268848?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
イエメン大統領、対立部族トップの拘束を命令 首都で戦闘続く
2011年05月27日 16:08 発信地:サヌア/イエメン

【5月27日 AFP】アリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領の辞任を求めるデモをめぐる混乱が、政府治安部隊と最大部族ハシド(Hashid)の勢力との武力衝突に発展したイエメンの首都サヌア(Sanaa)では、26日も市街地で激しい戦闘が続いた。

 国防省によると、サレハ大統領は26日、ハシドの長で「内戦を引き起こそうとしている」とサレハ大統領を非難しているサーディク・アフマル(Sadiq al-Ahmar)師と、兄弟9人の身柄拘束を命じた。国防省系ニュースサイト26sep.netによると、「武力による反乱の罪で裁く」という。

 アフマル師によると、25日夜〜26日朝にかけて少なくとも24人が死亡した。一方、国防省系ウェブサイトは、ハシドと敵対する部族の武器庫が爆発して28人が死亡したと発表したが、爆発があった地域に展開しているハシド勢力の幹部は、その地域に武器庫は存在しないと反論している。AFPではいずれの情報も事実確認できていない。

 また、国営サバ通信(Saba)は、25日の衝突で女性1人を含む民間人6人が死亡したと伝えた。

 戦闘の激化を受け、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は両勢力に武力の停止を要請。また、米国は可能な大使館員に出国命令を出し、英国も一時的に大使館員の数を減らした。(c)AFP/Jamal al-Jaberi

2580チバQ:2011/05/29(日) 09:31:45
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052801000954.html
ケイコ氏の優位変わらず ペルー大統領選まで1週間
2011年5月29日 01時35分

 26日、リマで選挙活動中のケイコ・フジモリ氏(AP=共同)


 【リマ共同】6月5日のペルー大統領選決選投票まで29日で1週間。フジモリ元大統領=服役中=の長女ケイコ・フジモリ氏(36)が選挙戦中盤に対立候補の左派ウマラ氏(48)を各世論調査で逆転した後リードを保ち、優位な情勢が続く。父娘2代の日系人大統領誕生の機運が高まっている。

 ケイコ氏が当選すれば、ペルー史上初の女性大統領となる。

 ウマラ氏は、企業国有化を推進するベネズエラの反米左翼チャベス大統領との緊密な関係が疑われて、選挙戦中盤以降支持が伸び悩み、5月中旬に実施された各世論調査ではケイコ氏がウマラ氏を0・6〜7ポイントリード。貧困層が多い地方では人気を分け合うが、左傾化を嫌う都市部の富裕層の大半はケイコ氏に投票する動向となっている。

 逆転を狙うウマラ氏はチャベス氏との「距離」を示すため、ブラジルの経済成長を軌道に乗せペルーでも人気の高いルラ前大統領型の経済政策を取る姿勢を繰り返し強調。25日にブラジルでルラ氏らと面会すると発表したが断られたとみられ、直前に訪問を中止、作戦が裏目に出た形となった。

 一方でケイコ氏当選によりフジモリ政権下で行われた反体制派弾圧や報道規制などの強権政治が復活するとの国民の懸念は強く、選挙戦終盤になって国内各地で反フジモリ派のデモが活発化しており、結果は依然予断を許さない状況。

2581チバQ:2011/05/29(日) 19:15:22
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052901000553.html
伊地方選、決選投票始まる 首相地盤の市長選に注目
2011年5月29日 19時01分

 【ローマ共同】イタリア地方選は29日、今月15、16日の第1回投票で得票率が過半数に達した候補がいなかった県や市の首長選の決選投票が始まった。ベルルスコーニ首相の出身地で政治基盤の北部ミラノ市長選で、首相派の現職が勝利できるかどうかに注目が集まっている。

 投票は2日間にわたり実施され、30日に即日開票される。大勢判明は30日夜(日本時間31日早朝)以降の見込み。

 決選投票が行われたのは、内務省が選挙を管理する5県と81市のほか、自治権を持つ特別州内の県や市。

 ミラノ市長選は第1回投票で政権与党の中道右派連合系が推す現職が野党中道左派系の候補に得票率で約6ポイントの差をつけられた。ミラノでは1997年からベルルスコーニ氏率いる政党出身の市長が続いており、敗北すれば首相への大打撃となる。

 処理場不足で大量のごみが路上に放置される問題がたびたび起きている南部ナポリの市長選では、第1回投票で首位だった中道右派連合系候補に中道左派系候補が挑み、予断を許さない情勢だ。

2582チバQ:2011/05/29(日) 19:16:32
http://www.asahi.com/international/update/0529/TKY201105290127.html
フェイスブックに8千人「ごめんなさい」 伊首相失言で2011年5月29日17時0分

 オバマ大統領、ごめんなさい――。インターネットの交流サイト「フェイスブック」のオバマ米大統領のページに、8千人以上のイタリア人が同じ文面の謝罪文を書き込んでいる。27日閉幕した主要国首脳会議(G8サミット)でのベルルスコーニ首相の「失言」が原因だ。

 イタリアのANSA通信によると、首相はフランス北部ドービルで26日に行われた首脳会合でオバマ氏に近づき、「イタリアは左翼の裁判官による『独裁』だ」と話しかけた。オバマ氏は困惑したとみられ、言葉少なにポーカーフェースを続けたという。

 少女買春や脱税などの裁判を抱える首相は、毎週のように出廷をせまられ、不満が相当たまっているとみられる。記者会見では「イタリアの状況を説明するのは私の義務。選挙で選ばれた人間の邪魔をする裁判官たちは許容の限度を超えている」と発言。レプブリカ紙は「大変情けない。国に泥を塗った」との社説を掲げた。(ローマ=前川浩之)

2583チバQ:2011/05/29(日) 19:21:30
>>887>>959>>968
>>1016-1017>>1019>>1024>>2570
http://www.afpbb.com/article/politics/2802936/7277206
ホンジュラス、セラヤ元大統領が帰国 支持者の大歓迎を受ける
2011年05月29日 12:59 発信地:テグシガルパ/ホンジュラス

【5月29日 AFP】2009年6月のクーデターで大統領の座を追われたホンジュラスのホセ・マヌエル・セラヤ(Jose Manuel Zelaya)氏(58)が28日、ほぼ2年ぶりにホンジュラスの首都テグシガルパ(Tegucigalpa)に戻り、大勢の支持者から熱烈な歓迎を受けた。

 妻と側近を伴ってベネズエラの飛行機でニカラグアの首都マナグア(Managua)からテグシガルパの空港に到着したセラヤ氏は、トレードマークの白いカウボーイハット姿で飛行機を降りると、その足で大勢の支持者が待つ空港近くの広場に向かった。

 クーデターによってホンジュラスは外交的に孤立していたが、前週、ポルフィリオ・ロボ(Porfirio Lobo)現大統領とセラヤ氏はコロンビアで、南米7か国が仲介した和解協定に署名していた。

 ロボ大統領とセラヤ氏は近くホンジュラスの大統領府で、米州機構(Organization of American States、OAS)のホセ・ミゲル・インスルサ(Jose Miguel Insulza)事務総長、コロンビアのマリア・アンヘラ・オルギン(Maria Angela Holguin)外相を交えて会談する。

 セラヤ氏は2006年1月の大統領選挙で当選。元々は保守的な牧場経営者だったセラヤ氏だが、就任後は左派的な傾向を強めた。憲法改正のための国民投票を実施しようとしたところ、大統領再選を目指す動きととして与野党から批判を受け、クーデターにつながった。クーデター後の暫定政権は大統領選挙を行い、2010年1月にロボ大統領が就任した。

 帰国したセラヤ氏は、クーデター後に組織された全国国民抵抗戦線(FNRP)を率いる。幅広い人気を誇るセラヤ氏だが、大統領再選を禁じた憲法の規定により2013年の大統領選に立候補することはできない。セラヤ氏支持者の間では、シオマラ・カストロ・デ・セラヤ(Xiomara Castro de Zelaya)夫人(51)の大統領選出馬を期待する声が出ている。(c)AFP/Francisco Jara

2584チバQ:2011/05/29(日) 22:26:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110529/erp11052918010006-n1.htm
【ジョークは語る】
 プーチン首相「大統領を操る糸を切るな」−ロシアのアネクドート
2011.5.29 18:00 (1/2ページ)
 アネクドート(小話)の国ロシアでは、事実上の最高権力者といわれるプーチン首相とメドベージェフ大統領の「双頭体制」を風刺する素材に事欠かない。

 メドベージェフ大統領が演説のため登壇しようとしたとき、補佐官が言った。

 「ちょっと待ってください。袖に糸のようなものが付いています。あ、ここにも…」。

 すると、どこからともなくプーチン首相の声が。

 「それは必要な糸なんだ。触らないでくれ」

 黒子のプーチン氏が“マリオネット”を操っていたというわけだ。

 氏の豪腕ぶりはこんな小話にもなった。

 プーチン氏が上下両院議長とレストランに行ったときのこと。

 給仕「何にしましょう」

 プーチン氏「肉料理を」

 給仕「野菜は?」

 プーチン氏「野菜? ああ、彼らにも肉料理を」

 野菜には「無能」「何も決断できない人」という意味があるという。

 多国籍軍のリビア攻撃について、「中世の十字軍を想起させる」と述べたプーチン首相を、メドベージェフ大統領がたしなめたのは3月のことだった。大統領選まで残すところ1年を切り、双頭体制にさざ波が立っているとの観測も出てきた。そうしたなかで、インターネットに強い大統領は次のように皮肉られた。

 メドベージェフ大統領はネットでグーグルのトップページに入り、「将来のロシア大統領」と打ち込んで、トップに来るサイトを常にチェックしている。

 グーグルで実際にこの言葉を打ち込んでみたら、イスラム過激派が跋(ばっ)扈(こ)するといわれる南部チェチェン共和国の首長で、親プーチン派を自任するカディロフ氏のページが現れた。まさか、そんな事態になるとは思えないが…。

(モスクワ 佐藤貴生)

2586チバQ:2011/05/30(月) 22:17:24
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21425120110530
ナイジェリア大統領が就任宣誓、数時間後に爆発相次ぐ
2011年 05月 30日 15:31 JST
[アブジャ/バウチ 29日 ロイター] ナイジェリアのグッドラック・ジョナサン大統領は29日、首都アブジャで就任宣誓式を行った。同大統領は今年4月の選挙で当選していた。
 アフリカ諸国の指導者が参列したこの式でジョナサン大統領は、「ナイジェリア連邦共和国の大統領として、全力を尽くし、忠実に、憲法にのっとって職務を果たす」と宣誓。また、国内に存在する宗教や言語の違いを利用し、対立を仕掛ける行為は決して許されない、と強調した。

 一方、大統領の就任から数時間後には同国北部バウチで爆発があり、12人が死亡、約25人が負傷したと、救助隊員が明らかにした。病院の広報担当者は、10人の遺体を確認したとし、このうち4人は女性だと述べた。

 警察当局によると、爆発は現地時間29日午後8時ごろ軍基地内の酒場で発生。何者かによる犯行とみられているが、逮捕者は出ていない。

 またアブジャ郊外ズバにある酒場でも、小規模な爆発があり、3人が軽傷を負った。この爆発の原因は不明。

 ナイジェリアでは、南部出身のキリスト教徒であるジョナサン大統領が、北部出身でイスラム教徒のブハリ元最高軍事評議会議長を退けて当選したことを受け、4月に3日間にわたり暴動が発生。米人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は今月16日、この暴動で800人以上が死亡し、6万5000人が住む家を追われたと発表した。

2587チバQ:2011/05/30(月) 22:21:13
http://www.afpbb.com/article/politics/2803101/7279869?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
親露派のバガプシュ大統領が死去、アブハジア自治共和国
2011年05月30日 09:50 発信地:スフミ/グルジア
【5月30日 AFP】グルジアからの独立承認を求めるアブハジア(Abkhazia)自治共和国のセルゲイ・ バガプシュ(Sergei Bagapsh)大統領(62)が29日、ロシア・モスクワ(Moscow)市内の病院で死去した。バガプシュ大統領は21日に肺がんの手術を受けたあと、意識不明に陥っていたという。

 アブハジアの憲法に従い、3か月以内に大統領選挙が行われるが、それまでは、アレクサンドル・アンクワブ(Alexander Ankvab)副大統領が大統領代行を務める。後任の大統領も親露派が就くものとみられている。

 2005年に初当選したバガプシュ大統領は、2009年に行われた大統領選挙でも僅差で再選を果たした。2008年に起きたロシアとグルジアとの軍事衝突ではロシア側について参戦し、ロシアから独立承認を得た。だが、欧米などはアブハジアの独立を承認していない。(c)AFP/Indira Bartsits

2588チバQ:2011/05/30(月) 22:23:41
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011053002000023.html
対シリア 民主活動家ら結集 反体制派に支援組織
2011年5月30日 朝刊

 【カイロ=古田秀陽】反体制デモの弾圧が続くシリアで、国内外の民主活動家らが結集し、反体制派を支援する組織を来月初めにも設立することが分かった。人権団体「シリア国民人権機構」のアンマル・クラビ代表が本紙の電話取材で明らかにした。反体制活動が徹底的に押さえ込まれてきた同国では初の試みで、民主派の新たな拠点となるのか注目される。

 クラビ氏によると、三十一日からトルコ南部アンタリヤ県で三日間の予定で「シリア国民会議」の初会合を開く。内外の人権、民主活動家や部族の代表ら約二百人が参加し、「支援委員会」(仮称)の設立を決める。

 委員会は、国内のデモ隊と連携しながら具体的な支援策を立案・実行するのが目的。クラビ氏は「インターネットを通じた支援や、シリア国境での医療支援のほか、国外に逃れた難民への支援などを考えている」と話している。

 ただ、当面はリビアの反体制派組織「国民評議会」のような、政権移譲の母体となる組織は目指さない見通しだ。クラビ氏は政権側の監視が厳しく、活動家が生命の危険にさらされるためという。

 シリアでは三月中旬以降、南部ダルアーなどでデモが本格化。シリア国民人権機構が保有するリストによると、政権の弾圧でこれまでに約千百人が死亡。一万人が拘束された。

 クラビ氏は「拘束中に最近死亡した少年の遺体には拷問のあとが多数残っていた。拘束者の中にはデモに参加しないとの誓約書に署名を強要されたり、国営テレビで『テロリスト集団にだまされてデモに参加した』と謝罪させられる例もある」と話している。

 アサド大統領は出身のイスラム教アラウィ派の人材で軍の中枢を掌握し、強硬姿勢を崩していない。

 AFP通信によると、二十九日も西部ホムス近くで、戦車や軍が町を包囲。銃撃などで市民五人が死亡、百人以上が負傷した。

 各都市ごとに発生したデモは、戦車部隊などで徹底的に押さえ込まれ、分断されており、反体制派はリビアなどのように組織的な活動ができない苦境が続いている。

2590チバQ:2011/05/30(月) 22:47:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110530-00000207-reu-int
仏公務員担当相が辞任、女性2人によるセクハラの告訴受け
ロイター 5月30日(月)11時44分配信

 5月29日、仏政府は、女性2人から性的嫌がらせ(セクハラ)で訴えられたジョルジュ・トロン公務員担当相が辞任したと発表。昨年3月撮影(2011年 ロイター/Vincent Kessler)

 [パリ 29日 ロイター] 仏政府は、女性2人から性的嫌がらせ(セクハラ)で訴えられたジョルジュ・トロン公務員担当相(53)が29日に辞任したと発表した。

 首相府は声明で、トロン氏がフィヨン首相に辞任の意向を伝えたと発表。同氏はセクハラの事実を否定していると加えた。検察当局は告訴を受け、取り調べに着手した。

 トロン氏は告訴について「信じ難い」と述べ、サルコジ大統領に宛てた文書で「一般市民として、2人の元同僚による悪意的な告訴に対して自らの潔白を必ず明らかにする」と強調した。

 告訴した女性2人は、トロン氏が市長を務めるパリ南部のドラベイユ市の元職員。同氏は、このうち1人は公的資金の不正流用で解雇され、もう1人は不適切な行為があったため辞職していたとしている。

 女性の1人は25日、パリジャン紙のインタビューに応じ、トロン氏のオフィスで受付を担当をしていた2年の間、同氏に何度も体を触られたと主張。また、ストロスカーン前国際通貨基金(IMF)専務理事が強姦未遂容疑で起訴されたことを受け、沈黙を破って告訴することを決意したと述べた。

2591チバQ:2011/05/30(月) 22:50:08
http://www.asahi.com/international/update/0530/TKY201105300076.html
ドイツ、2022年までに脱原発 連立与党が合意2011年5月30日9時58分
 ドイツ・メルケル政権の連立与党は30日未明(日本時間同日午前)、遅くても2022年までに、現在電力供給の約23%を担っている原子力発電から脱却する方針で合意した。DPA通信など、ドイツメディアが伝えた。

 東京電力福島第一原子力発電所の事故後、他国に先駆けて「脱原発」へと政策転換したドイツは今後、風力などの再生可能エネルギーを中心にした構造への転換を目指す。

 メルケル首相が率いるキリスト教民主同盟と姉妹政党のキリスト教社会同盟、連立相手の自由民主党の幹部が29日午後から協議していた。合意によると、現在17基ある原発を段階的に閉鎖し、大部分は10年後の21年までに止める。代替の電力源の確保が間に合わないなどの場合に備え、最後の3基の運転を1年間延長する選択肢を残した。

2592チバQ:2011/05/31(火) 12:43:51
http://www.afpbb.com/article/politics/2803265/7283482
ミラノとナポリの市長選で与党敗北、ベルルスコーニ首相に痛手
2011年05月31日 12:10 発信地:ミラノ/イタリア
【5月31日 AFP】イタリアで29日、30日に実施された地方選の決選投票は、ミラノ(Milan)とナポリ(Naples)の市長選で、シルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)首相が党首を務める与党「自由国民(People of Freedom)」を中心とする中道右派連合がいずれも敗北した。

 ミラノでは、左派の弁護士ジュリアーノ・ピサピア(Giuliano Pisapia)氏が得票率55.1%で、自由国民の現職レティツィア・モラッティ(Letizia Moratti)氏の44.89%に差をつけ、右派による18年間の市政に終止符を打った。ミラノはベルルスコーニ首相の出身地でもあるだけに、連立政権にとっては大きな痛手となりそうだ。 

 既に左派が支配してきたナポリでは、元検察官のルイジ・デ・マジストリス(Luigi De Magistris)氏が得票率65.37%で対立候補に大勝した。(c)AFP/Mathieu Gorse

2593チバQ:2011/05/31(火) 12:44:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110531/erp11053108570003-n1.htm
ミラノ市長選、二桁の大差で敗北 ベルルスコーニ首相の立場弱まる
2011.5.31 08:56
 【パリ=山口昌子】イタリアで29日から実施された地方選の決選投票が30日、開票され、ベルルスコーニ首相の出身地、北部のミラノ市長選で、首相が党首を務める中道右派「自由国民」系で現職のモラッティ氏が敗北した。お膝元での敗北で、首相の政治的立場は一層弱体化した。

 勝利したのは、野党の中道左派候補のピサピア氏で、得票率は55.1%。モラッティ氏は44.9%で二桁の大差をつけられた。

 ピサピア氏は同日夜、「われわれはミラノを解放した。これからは、ともに再建しよう」と勝利宣言した。

 与党側の敗因としては、首相の数々のスキャンダルで与党内も対立、一枚岩でなかったことが挙げられている。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110531/erp11053100510001-n1.htm
首相お膝元で与党候補敗北 伊地方選、政局に影響も
2011.5.31 00:49
 29、30日に実施されたイタリア北部ミラノ市長選は、30日夕までの開票の結果、国政野党の中道左派系候補が与党中道右派連合系の現職を破り初当選することが確実となった。同市はベルルスコーニ首相の出身地として、地方選決選投票の注目区となっていた。お膝元での敗北は首相にとって大打撃で、中央政局に影響する可能性がある。

 内務省の中間集計(開票率約98%)では中道左派系のピサピア候補の得票率が約55%、現職のモラッティ氏は約45%。

 処理場不足のため大量のごみが路上に放置される問題がたびたび起きている南部ナポリの市長選でも、中道左派系候補の勝利が確実となった。(共同)

2594jbbs.livedoor.jp:2011/05/31(火) 21:52:44
Read.. Huh, really? :)

2595チバQ:2011/05/31(火) 23:24:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110531-00000086-mai-int
<イラン>大統領、孤立で影響力低下 最高指導者とも対立
毎日新聞 5月31日(火)19時28分配信

 【テヘラン鵜塚健】イランのアフマディネジャド大統領が国内の権力構造の中で孤立を深め、影響力を低下させている。閣僚人事などを巡り「独走」する大統領に対し、最高指導者ハメネイ師が「待った」をかけ、両者の対立が深刻化。これをきっかけに宗教界や国会内の大統領への反発が強まっている。イラン政界の混乱加速は、核開発問題や民主化などさまざまな課題の解決も遠ざけそうだ。

 4月中旬、大統領はハメネイ師に近いとされたモスレヒ情報相を解任した。だが直後にハメネイ師が異議を唱え解任は立ち消えになった。これを受け、大統領は11日間、閣議のほか公式行事を欠席する異例の抗議に出た。

 さらに5月中旬、大統領は自ら進める省庁再編に絡み、ミルカゼミ石油相を解任。大統領自身が石油相を代行し、6月8日にウィーンである石油輸出国機構(OPEC)総会に出席すると発表したが、ハメネイ師に近い宗教指導者らで作る護憲評議会が「代行は違法」と断じた。

 最高指導者を権力の頂点とするイランでは、シリアやイエメンなどアラブ諸国のような大統領による独裁は不可能だ。最高指導者と衝突する大統領に対し、宗教指導者からの反発も強まり、大アヤトラ(高位聖職者)のユセフ・サネイ師は毎日新聞に「大統領はイスラムの教えからも、国民からも遠ざかっている」と非難した。

 イランでは今年2月以降、ムサビ元首相ら改革派による反政府デモが散発したが、政府はこれを強硬に弾圧。改革派を抑え込んだ大統領は、閣僚人事の刷新で保守派内の「身内固め」を加速させたい考えとみられる。

 背景には来春の国会議員選挙、13年の大統領選を視野に入れた主導権争いがある。大統領は現在2期目で、法律上3選は不可能。「子飼い」のマシャイ前大統領府長官を後任に担ぎ、背後から影響力を行使したいのだ、との見方がもっぱらだ。

 国会での大統領批判も激しい。ラリジャニ国会議長ら反大統領派の議員216人(定数290)は4月下旬、大統領の姿勢を非難する声明を出した。また、支持母体とされた革命防衛隊も「大統領から距離を置き始めた」(同隊中堅幹部)との情報もあり、大統領周辺がざわついている。

 イランでは民主化に課題が残る一方、核開発問題による相次ぐ制裁で、国内経済の疲弊が進む。ある外交筋は「大統領のレームダック(死に体)化が進む一方で、反大統領派も一枚岩ではなくバラバラ。事態は深刻だ」と指摘し、政界の混迷が内政、外交に与える影響を懸念する。

 ◇08年から対立繰り返す

 【テヘラン鵜塚健】アフマディネジャド大統領と最高指導者ハメネイ師の関係は、従来たびたび亀裂が取りざたされてきた。08年、大統領の親戚でもある当時の副大統領マシャイ氏が、イランが敵視するイスラエルの国民について「イランの友人だ」と発言。ハメネイ師がこれを事実上非難してマシャイ氏の解任騒ぎにも発展した。この時、大統領はマシャイ氏を擁護し、最高指導者に盾突く格好となった。

 09年6月の大統領選では、アフマディネジャド大統領が大差で勝利したとする開票結果に対し、改革派から疑義を指摘されたが、ハメネイ師が直後に結果を支持。一時はハメネイ師の中立性が疑われ、「大統領寄り」との見方も出た。しかし、大統領がその後、マシャイ氏を筆頭副大統領にしようと画策。ハメネイ師がこれを阻止したため再び衝突した。

 大統領は「ハメネイ師は父のような存在だ」と繰り返し、ハメネイ師に近い反大統領派の懐柔にも利用してきたが、両者の溝の深さは公然の秘密だ。

2596チバQ:2011/05/31(火) 23:25:23
http://www.cnn.co.jp/world/30002879.html
イラン国内勢力分布に異変 大統領の影響力が低下
2011.05.26 Thu posted at: 14:31 JST
CNN) イランを支える石油産業を舞台に、アフマディネジャド大統領と最高指導者ハメネイ師の権力闘争が表面化している。ここ数週間、大統領と最高指導者の側近たちの間では、過去に例を見ないような表立った形での対立が起きている。

アフマディネジャド大統領は16日、14日に解任した石油相に代わって自らが代行を務めると宣言。ところが最高司法機関である監督者評議会(ハメネイ師の側近が大半を占める)は、大統領による代行兼任を認めないとする決定を下した。

4月には、アフマディネジャド大統領がモスレヒ情報相を更迭しようとしてハメネイ師に阻止された。この頃から、ハメネイ師に近い政府高官や報道機関は大統領への批判を繰り返している。

イランの政治に詳しいアリレザ・ネーダー氏(米ランド研究所)によれば、アフマディネジャド大統領の動きは2013年に退任してからも影響力を維持するために計算されたものだ。だが大統領は「重大な過ち」を犯したとネーダー氏は言う。ハメネイ師に相談もせずにモスレヒ情報相を辞任に追い込んだり、ハメネイ師が情報相を復職させると閣議を欠席したりしたからだ。「この数週間で大統領が失った権力や影響力は信じがたいほど大きい」とネーダー氏は言う。

2597チバQ:2011/05/31(火) 23:38:43
http://www.cnn.co.jp/world/30002921.html
治安部隊とデモ隊の衝突で死者、爆発音響く首都 イエメン
2011.05.31 Tue posted at: 17:18 JST
【朝日インタラクティブ 求人情報】CNN.co.jpデスク募集中

(CNN) サレハ大統領の退陣を求めるデモが続くイエメンで、31日早朝から数時間にわたり首都サヌアに大きな爆発音や散発的な銃声が響いた。南部タイズでは30日、治安部隊とデモ隊の衝突で少なくとも20人の死者が出たと伝えられる。

サヌアの爆発音の原因は不明だが、住民らは空港付近の地域から聞こえたと話している。同地域には、反大統領派に転じた有力部族ハシドの指導者の拠点がある。市内には治安部隊が出動する一方、「武装したギャング」が路上を行き交っているという。

デモ隊の本拠地タイズの衝突では、デモ隊の投石に治安部隊が銃で応じた。治安部隊は数千人のデモ隊を排除するため放水砲を使い、広場に設営されたデモ隊のテント村や診療施設をブルドーザーで破壊して焼き払ったとされる。目撃者らによれば、少なくとも20人が死亡、負傷者は200人に上った。これに対して政府報道官は、治安部隊の目的はデモ隊に捕らえられたメンバーの救助であり、死亡したのは2人だけだと主張している。

また、通信当局者が匿名で語ったところによると、政府は29日、同国最大の携帯電話会社サバフォンに閉鎖命令を出した。過去数年間にわたる違法行為や罰金の不払いが理由とされるが、サレハ大統領が同社の主要株主である政敵ハミド・アハマル氏の一族に圧力をかけたとの見方もある。

一方、南部ジンジバルでは、先週末に市街地を占拠したイスラム武装組織と政府軍が激しい戦闘を展開し、政府軍側による空爆も実施された。匿名の政府筋によると、29日までに政府軍兵士20〜30人が死亡したとみられる。

2598チバQ:2011/06/02(木) 20:35:34
>>2595-2596
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011060202000022.html
大統領が最高指導者に異例の反抗 イラン 政権大揺れ
2011年6月2日 朝刊

 【カイロ=今村実】イランで保守強硬派として知られるアハマディネジャド大統領と最高指導者ハメネイ師との確執が表面化し、政権が大揺れだ。大統領は四月下旬、公務を約一週間にわたりボイコット。最高指導者に対する前代未聞の“反抗”が、さらに保守派内で猛反発を招いている。背景には、議会選や大統領選をにらんだ権力闘争の激化がある。

 直接の発端は、大統領が四月下旬、モスレヒ情報相を解任した際、同相に近いハメネイ師が決定を覆したことだ。情報省は議員候補の審査情報を提供するため、来年三月の国会議員選を前に保守派内の主導権争いがあったとみられている。

 その後、大統領は四月末まであらゆる公務を欠席。ハメネイ師の“拒否権”発動への抗議とみられるが、最高指導者への不満の表明は極めて異例だ。

 大統領は五月一日に公務に復帰、「息子のように従う」と恭順を示したものの、今度はラリジャニ国会議長ら保守派内の政敵が反発。省庁の合理化で、大統領が断行した石油相らの解任をめぐり、対立が激しさを増している。

 AFP通信によると、ハメネイ師は五月二十九日、「友情と寛容が必要だ」と述べたが、議会は六月一日、解任した石油相の代行を大統領が務めるのは「違法」と決議。八日にウィーンで開かれる石油輸出国機構(OPEC)の会合に、誰が出席するかで混乱しており、騒動が国際会議にも影を落としている。

 大統領は二〇一三年が任期切れ。親類で側近のモシャイ首席補佐官を後継者に据える意向とみられるが、保守派内ではリベラルだと疎んじられている。今回の衝突は反大統領派によるモシャイ降ろしの側面も色濃い。

 イラン研究センター(ロンドン)のアリ・ノーリ・ザーダ所長は、本紙の電話取材に「最高指導者への反抗は史上初めて。大統領は、引退後も側近を通じ影響力を残したいとの気持ちがある。一方、ハメネイ師は自分を脅かす存在は排除すべきだと考え、中流階級の人気を集めそうなモシャイ氏についても、次の大統領にはしたくないと思っているはずだ」と指摘した。

2599チバQ:2011/06/02(木) 20:36:00
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060201000173.html
ロシアの双頭、2人でテニス? モスクワに偽の街頭広告
2011年6月2日 09時02分

 【モスクワ共同】ロシアで「双頭体制」を組むメドベージェフ大統領とプーチン首相がテニスウエアで並んでいる偽の街頭広告がモスクワ中心部に登場、「何の許可も得ていない」と政府の怒りを買い1日で撤去された。来春の大統領選にどちらが出馬するかをめぐって2人の間でさや当てが続いていると指摘されるだけに、広告まがいのパロディーに当局は神経質になっているようだ。

 タス通信によると、偽の広告が張り出されたのは5月30日朝。同市の有名百貨店「ツム」のロゴマークの隣に白いテニスウエアを着たプーチン、メドベージェフ両氏が並び、「2011年春、夏の新作」と書かれている。

 ツム幹部は「全く無関係。ショックを受けた」とコメント。ペスコフ首相報道官は「暴力行為に近い」とかんかんだ。

 作者の正体は不明。英BBC(ロシア語電子版)は、作者と称する人物から「ただのストリート・アート。ファッションの世界から遠い2人のリラックスした姿を見せたかった」との匿名の電子メールが届いたと報じている。

2600チバQ:2011/06/03(金) 22:53:04
>>2396>>2426
http:/ポルトガル、5日に総選挙 財政危機受け政権交代か
2011.6.3 19:14

 2日、ポルトガル北部ポルトで、支持者にあいさつするソクラテス首相(AP)
 財政危機に陥り、欧州連合(EU)などから金融支援を受けることになったポルトガルで5日、議会(一院制、定数230)総選挙が行われる。

 2008年の世界的な金融危機を受け、公的債務を増加させ国際機関への金融支援要請という結果を招いたソクラテス首相(53)の政治手腕に対する評価が主な争点。世論調査では、最大野党で中道右派の社会民主党が、首相率いる単独少数与党で中道左派の社会党をややリード。約6年ぶりに政権交代するとの見方が強まっている。

 即日開票で大勢は5日深夜(日本時間6日午前)にも判明する見通し。

 社会民主党は財政難に陥った現政権の責任を追及。ビジネス界に身を置いていた同党のパソス・コエリョ党首(46)は、小さな政府を志向して国営企業の民営化などを主張。社会福祉を重視する社会党は、社会民主党政権になれば「医療費の値上げなど社会的弱者の痛みがより大きくなる」と訴えている。(共同)
/sankei.jp.msn.com/world/news/110603/erp11060319150006-n1.htm7

2601チバQ:2011/06/03(金) 22:59:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110603/amr11060322200019-n1.htm
ペルー大統領選5日投票 元大統領長女と左派系候補が大接戦
2011.6.3 22:20 (1/2ページ)

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 2日、リマ中心部で演説したケイコ・フジモリ氏(共同)
 【ニューヨーク=黒沢潤】南米ペルーで5日、大統領選の決選投票が行われる。服役中のアルベルト・フジモリ元大統領(72)の長女で、同国初の女性大統領を目指すケイコ・フジモリ氏(36)と、左派で元軍人のオジャンタ・ウマラ氏(48)が大接戦を展開している。ケイコ氏が当選すれば、父娘2代にわたる日系大統領が誕生することになる。

 4月10日に11人が出馬して行われた第1回投票では、ウマラ氏が得票率31・7%(約464万票)でトップ。ケイコ氏は同23・6%(約345万票)で2位に付け、両者が決選投票に進出した。当初、劣勢だったケイコ氏は5月上旬、3位以下の反ウマラ陣営の支持も得て世論調査での支持率逆転に成功、現在も僅差でリードを保っている。

 ケイコ氏が支持率で優位に立ったのは、在任中(1990〜2000年)の人権侵害などで禁錮25年の判決を受けた父、フジモリ元大統領を「恩赦」するとしていた発言を撤回し、「法に従い、当選しても恩赦は行わない」と表明したことが大きい。

 貧困対策や超インフレ退治でめざましい功績を挙げたフジモリ元大統領をめぐっては、反体制派弾圧や報道規制などで「強権的」との批判がつきまとうが、ケイコ氏は今回の恩赦撤回発言で、中間層の幅広い支持取り込みに成功した形だ。

 ただ、ケイコ氏当選により、強権政治が復活するのではないかとの懸念が一部国民の間にあるのも事実で、反フジモリ派のデモが再び活発化している。最近になって表面化した義父の脱税問題も懸念材料だ。

 ケイコ氏は貧困対策に重点を置く方針で、治安対策において実績を残した米ニューヨーク前市長のジュリアーニ氏を顧問に招聘(しょうへい)することも表明、最後の支持固めに躍起となっている。

 一方、企業国営化を推進するベネズエラの反米左翼チャベス大統領との親密な関係が嫌気され失速気味のウマラ氏は、同じ左派でも穏健派だったブラジル・ルラ前大統領型の政権運営を目指すとし、支持をかろうじてつなぎ止めている。

 ただ、当初の公約だった米国や隣国チリとの自由貿易協定(FTA)の見直しに関し、「見直すことを『検討する』」と表現を弱めた事例に象徴されるように、「公約が何度も変わり、どれが本当の公約か分からない」(在リマ外交筋)と疑問の声も上がっている。

 投票は即日開票されるが、結果の確定に時間を要する可能性もある。

2602チバQ:2011/06/03(金) 23:03:42
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110603/mcb1106030505019-n1.htm
外国人マネー、露から流出 プーチン氏出馬沈黙で不安感 (1/2ページ)2011.6.3 05:00
. ロシアから外国人投資家の資金が逃避している。プーチン首相が来年の大統領選出馬について沈黙を守り、先行きの政治情勢の不透明感が続いていることに加え、原油相場の下落が投資家の不安をあおっているためだ。ロシアとは対照的に、同じBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)諸国の一つ、ブラジルへの資金流入は記録的な高水準となっている。

 ◆1〜4月2兆円超

 ロシア中央銀行によると、1〜4月の資本の純流出額は300億ドル(約2兆4380億円)に達し、昨年1年間の353億ドルに迫る勢いだ。中銀のイグナチェフ総裁は5月26日、ロシアからの資金流出の背景について「対露投資の環境が良好とはいえず、投資家は原油価格の下落がルーブル安につながるとみている」との見方を示した。

 過去の資金流出入の推移をみると、07年は純流入額が817億ドルだったものの、金融危機後の08年は一転、流出額が1337億ドルに達した。09年の流出額は561億ドルだった。ウラルシブ・ファイナンシャルの債券調査責任者、ドミトリー・ドゥトキン氏は、投資家がロシアを避けている要因の一つに、プーチン首相とメドベージェフ大統領が、12年の次期大統領選に出馬するかどうか発表を先延ばしにしている点を指摘。「今や外国人投資家が必ず聞く質問が『誰が大統領選に出るのか』だ。それがはっきりするまでは、彼らは傍観姿勢をとる」と予想した。

 対照的なのが、ブラジルだ。ブラジル中央銀行によると、1月〜5月13日の資金の純流入額は459億ドルと、10年通年の244億ドルからほぼ倍増した。調査会社EPFRグローバルによると、ブラジルの債券ファンドへの純資金流入額は今年、ロシアの債券ファンド向けの30倍に上った。

 ◆対照的なブラジル

 ブラジルは過去1年で5回の利上げを実施しており、これが海外からの投資を呼び込んでいる。これに対して、ロシア中銀による利上げは2回。5月30日には預金金利を引き上げたものの、主要政策金利であるリファイナンス金利は8.25%に据え置いた。これは過去最低水準に比べわずか0.5%差だ。ウラルシブのドゥトキン氏は、金融当局が資金逃避を抑えるために、年内に最大9%まで引き上げる可能性が高いとみている。

 ロシアのドボルコビッチ大統領補佐官(経済担当)は5月24日、報道陣に対し「今年7〜12月期には対露投資が流入に転じ1〜6月期の資金逃避を一部相殺する」との見通しを示した。ロシアの天然ガス独占企業ガスプロムの貸付部門ガスプロムバンクの国際債券販売担当共同責任者、セバスチャン・ド・プリンサック氏は「ロシア債券の需要はまだ堅調」として、対ロシア直接投資の方が債券市場よりも大統領選の先行きの不透明感が影響を与えていると指摘した。(ブルームバーグ Denis Maternovsky)

2603チバQ:2011/06/03(金) 23:14:36
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&amp;rel=j7&amp;k=2011060300890
サレハ大統領が砲撃で負傷=反体制部族と内戦状態に−イエメン
 【カイロ時事】イエメンの首都サヌアで3日、最大部族ハシド族の指導者で反体制派のサディク・アフマル氏の支持派とみられる勢力が大統領府を砲撃し、中東の衛星テレビ局アルアラビアによると、大統領やムジャワル首相らが負傷、大統領警護要員4人が死亡した。
 イエメンの野党系テレビは、大統領が逃走途中に死亡したと報じたが、与党・国民全体会議(GPC)幹部はアルアラビアに対し、死亡情報を否定した。大統領は頭部を負傷したもようだ。アリーミ副首相(国防・治安担当)が重体との情報もある。
 イスラム教金曜礼拝の同日、大統領府内にあるモスク(イスラム礼拝所)で大統領ら政権幹部が礼拝を行っていた際に砲撃を受けた。
 イエメンではチュニジアの独裁政権崩壊を受けて1月に反体制デモが発生し、5月下旬にはアフマル氏支持派と大統領支持派が衝突。本格的な内戦状態に発展した。5月末に成立した停戦もすぐに崩壊し、2日にはアフマル氏支持の武装した部族出身者数千人が援軍として首都に向かっていた。(2011/06/03-22:38

2604チバQ:2011/06/03(金) 23:15:34
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110602-OYT1T01003.htm
13歳少年「拷問死」映像流出…シリア

 【カイロ=田尾茂樹】シリアで反体制デモに参加し、当局の拷問を受けて死亡したとされる少年(13)の遺体の映像がインターネット上に流れ、波紋を広げている。


 「民主化運動の象徴」として少年を悼む声が国内に広がっており、デモをさらに勢いづけそうだ。

 衛星テレビ「アル・ジャジーラ」などによると、死亡したのはデモの震源地南部ダラア近郊に住むハムザ・ハティーブ君。4月29日にデモに参加し、他の約50人とともに拘束された。

 5月下旬、家族の元に戻ってきた遺体は、顔が膨れあがってあごや膝は砕け、体には無数の切り傷や銃創もあったという。

 親族撮影の遺体映像が動画投稿サイト・ユーチューブなどに投稿されると、各地で続くデモではハムザ君の写真を掲げて参加する市民が急増。交流サイト・フェイスブックにはハムザ君の追悼ページもでき、共感する約7万人が「アサド(大統領)は犯罪者」などと書き連ねた。

(2011年6月2日22時18分 読売新聞)

2605チバQ:2011/06/03(金) 23:26:01
http://www.newsweekjapan.jp/joyce/2011/05/post-42.php
イギリス人のイマ風「王室観」
2011年05月26日(木)22時11分
 人は飛行機に乗るとどういうわけか感情的にもろくなりやすい――僕の友人の「持論」だ。おそらくそれは、機内の薄暗さと閉じ込められた空間が、子宮の中にいた時の気持ちを思い起こさせるからかもしれない。あるいは、乗務員や管制官などの「大人たち」に身の安全を委ねるから、誰もが一時的に子供みたいな立場になるからかもしれない(たとえ飛行機で飛ぶのなんてちっとも怖くない、という場合でも)。

 僕は彼のこの理論をなるほどと思った。長時間のフライトで映画を見ると、不覚にも泣いてしまうことがあるからだ。いつもなら僕は、そうやすやすと映画で涙を流すタイプではない。なのに機中では『クジラの島の少女』(お子様映画だ!)でグッときてしまったのを覚えている。ニューヨークに到着する飛行機の中で、「パッヘルベルのカノン」を聴きながら目が潤んでしまったこともある。

 だが何より涙をこらえきれなかったのは、映画『英国王のスピーチ』でコリン・ファース演じるジョージ6世がマイクに向かって二言三言しゃべる場面を見た時だ。

 これは、英国王を主人公にしながらも彼をイマイチ称えていないという一風変わった映画。「バーティー」の愛称で呼ばれたジョージ6世は、怒りっぽくて口汚く、自分を気遣ってくれる人に対して失礼な態度をとる。ヘビースモーカーで、妙になまった話し方をする(吃音の障害はまた別の問題だ)。イラつくほど内気なのに、自分の立場を常に意識しているようなところがある。

 これらはどれも驚くような新事実ではない。ジョージ6世が次男なのに成り行きで王位に就くことになり、その地位が重荷になって長生きしなかったことはイギリス人にはよく知られた話だ。それでも、話を知っていることとそれを映画のスクリーンで目にするのとでは大きな違いがあった(さらに機内で見るとまた少し違う)。

■国民の関心を引く「人間味」

 王室に対する尊敬の念が強かったり、法的な問題があったりして、王族をこんな風に描くことなどかなわない国もある。個人的には、それは残念なことだしかえって王族に対する国民の関心を薄れさせてしまうのではないかと思う。

 僕はこれまで英王室に関する映画を何本か見てきた。『クィーン』は、ダイアナ元皇太子妃の事故死の直後に、エリザベス女王をはじめ王室が直面した劇的な数日間を見事に描き出していた。ジョージ3世が主役の『英国万歳!』はおかしくも悲しい作品だった。『ヴィクトリア女王 世紀の愛』を見たのは、偶然にも夫アルバート公に関する話を少し読んだ数日後のことだった。

 これらの作品はどれも英王室を持ち上げるものではない。映画の中のエリザベス女王は感情を表に出さないし、ジョージ3世は精神を病んでいる。ビクトリア女王は性欲旺盛に描かれている(あくまで夫婦生活において、だが)。

 彼らは国家や国民に対する義務感や生来の「善」の部分で、欠点を埋め合わせしている。もっとも、彼らの見せる「弱さ」こそが彼らに人間味を与えているし、人々の心を引き付けもしているのだ。

 王制は必ずしも合理的な制度とはいえない。それだけに、彼らの人間的な弱さこそが国民の共感を呼んでいるというのもうなずける話だ。とりわけ今のような時代では、人々は彼らの人間味あふれる部分にこそ感情移入しやすい。

2606チバQ:2011/06/03(金) 23:26:19
■「働き者」としての女王

 最近行われたウィリアム王子とキャサリン妃のロイヤルウェディングでもそれを実感した。いつもは近所付き合いもないような人々が道に集って祝福を交わし、国旗を飾ったこともないような家々にもイギリス国旗がはためいていた。

 僕はロイヤルウエディングの中継をロンドンの友人たちの家で見た。僕らはみんな若く、教育を受けた「中流階級」の人間だったから、普通に自然体で、時にたわいないジョークを交わしながら挙式を鑑賞していた。ベアトリス王女の奇抜な帽子がどうとか、弟ヘンリー王子は王妃の妹ピッパ・ミドルトンのハートを射止められるか、といった具合だ。

 ところがテレビにエリザベス女王が映し出されると、女王は今いくつだっけ、と友人の1人がつぶやいた。女王は最近85歳を迎えた。僕らはしばらく、女王と夫のエディンバラ公がいったいどうしたらこんな年で公務を続けていられるんだろう、という話題で盛り上がった。

 その後、皆がしばらく黙っている時に僕が感じたのは(僕だけでなく友人たちも皆感じていたと思う)、女王は「抽象としての君主」などではなくて生身の人間だということ。それも、20年も昔に引退していてもいい年なのにまだ働き続けている人、という感覚だ。

 最近、エリザベス女王はアイルランドの1937年の独立以来初めてとなるアイルランド訪問を行った。歴史の中で両国の間に生まれた溝を修復する役目を果たすためだ(アイルランド系イギリス人の僕は、この問題に対する思い入れも強い)。女王は時には疲れることもあるだろうが、公の場ではその気配すら見せない。

 何歳になってもハードワークをこなす女王の生き様は、映画化するのにふさわしいテーマだろう。でも映画になったとしても、飛行機では見ないようにしようと思う。

2607チバQ:2011/06/03(金) 23:27:14
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/05/post-2111.php
スーダンに再び内戦の危機
Sudan Accused of "Act of War" in Abyei

独立を勝ち取ったはずのスーダン南部に、石油資源が豊富なアビエイの領有権を狙う北軍が攻め込んだ

2011年05月25日(水)17時57

 2月に独立が決まったばかりの南スーダンが、内戦に逆戻りする危機に瀕している。南北スーダンが領有権を争っている油田地帯の町アビエイに先週、北部政府軍が侵攻。これを南スーダンが「戦争行為」だと非難しているからだ。国連職員によれば、アビエイは炎に包まれ、北部の武装兵士が家や店への略奪を行っているという。バシル大統領が送り込んだ戦車や部隊から逃れるため、住民2万人のほとんどは避難している。

 アビエイから40キロ南に位置するアゴクでは、国境なき医師団(MSF)が野営病院でこれまで47人の負傷者の治療に当たっている。08年の武力衝突の際にも、アビエイでの激しい戦闘から逃れた人々がアゴクに集まった。だが今回、住民はさらに南部を目指している。「一般市民の多くはもうアビエイを離れ、アゴクから南下している」と、MSFスーダン・プログラムの責任者ガスタブォ・フェルナンデスは言う。

 200万人の死者を出した22年間の内戦が05年の南北和平合意で終わった後も、スーダンでは暴力行為が続いてきた。スーダン政府軍による今回の侵攻はその最新の事例に過ぎない。

 専門家や活動家たちは、アビエイがスーダン内戦の火ダネになると警告してきた。映画俳優でスーダン問題の活動家であるジョージ・クルーニーと共に、軍の動きを監視する「衛星見張り番プロジェクト」を立ち上げた人道支援NGO「イナフ・プロジェクト」の共同設立者ジョン・プレンダーガストは「衛星と地上の情報から南北の双方の部隊が増強され、北部政府軍が戦車や空の軍備を集めていることは知っていた」と言う。「戦争に向けたすべての準備が整っていた」

「違法な武装勢力を掃討中」
 アメリカやほかの国々はバシルと北部政府に「事の重大さについて警告すべき」時だと、ブレンダーガストは言う。彼によれば、最近のスーダンは「(西部の)ダルフールの状況は悪化し、アビエイは交戦地域になり、南スーダンの一部地域でも北部が支援する武装勢力による戦闘が起きている」状態だ。

 1月の南部独立を問う住民投票以降、南北は小競り合いを繰り返してきた。まず今月初め、治安維持活動に当たっていた国連職員4人がアベイエ近郊で何者かに襲われ銃殺された。そして先週、北部政府軍の兵士200人を先導していた国連の車列が南部の武装勢力によって攻撃された。国連は「犯罪行為」だとして非難。バシルはその後のアビエイ占領は奇襲攻撃に対する報復だと主張している。スーダン政府の大統領府長官アミン・ハッサン・オマルは「スーダン政府軍はアビエイで違法な武装勢力を掃討している」と述べた。

 一方、南部は事態の悪化の責任は自分たちにはない、という立場だ。スーダン人民解放軍(SPLA)のスポークスマン、フィリップ・アギュイアー大佐は「宣戦布告したのはわれわれでなく、(北部政府の与党)国民会議と政府軍だ」と主張。南部自治政府のバルナバ・マリアル・ベンジャミン情報相は、今回の占領は何千人もの命を危険にさらす「違法な占領」だと語っている。

2608チバQ:2011/06/03(金) 23:27:35
南部と北部を両天秤にかけるアメリカ
 05年の和平合意に重要な役割を果たしたアメリカとイギリスも北部によるアビエイ占領を非難し、部隊の撤退するよう求めた。

 アビエイは南部の主流民族であるディンカの多く暮らす地域だが、北部を支持するアラブ系遊牧部族ミッセリアも居住している。ミッセリアの選挙権問題で北部と南部が決裂し、アビエイの帰属を決めるはずの住民投票は行われなかった。

 アメリカ政府は先週起こった南部による国連の車列への攻撃を「遺憾に思う」と同時に、北部による「不相応で無責任」な「侵攻作戦を非難」した。潘基文(バン・キムン)国連事務総長は戦闘終結を求めたが、北部はアビエイを占領し続けると主張。国連の要求を今のところ聞き入れていない。

 プレンダーガストによれば、一連の侵攻と奇襲攻撃を一緒くたにするアメリカの反応は「平等の拡大解釈」だ。「北部政府の過剰な軍事力行使に警告すべき時だ」と、彼は言う。「リビアやイラン、シリアでは許されない虐殺行為が、スーダンではなぜ問題にされないのか」


(GlobalPost.com特約)

2609チバQ:2011/06/03(金) 23:28:07
http://www.newsweekjapan.jp/stories/2011/05/post-2096.php
中東に広がる反政府ドミノで生き残る政権はどこか
Fight for Survival

ヨルダン、イエメン、シリアなどで蜂起する反体制派、次に崩壊するのはどこか。

2011年05月17日(火)20時04分
スティーブン・キンザー
[2011年2月16日号掲載]

 チュニジアのジン・アビディン・ベンアリ大統領が国外に脱出したのは1月14日のこと。2月1日にはエジプトのホスニ・ムバラク大統領が9月の大統領選への不出馬を表明した。同じ日、ヨルダンのアブドラ国王は内閣を解散して新首相を任命し、その翌日にはイエメンのアリ・アブドラ・サレハ大統領が再選辞退を発表。そしてシリアでも......。

 大多数のヨルダン人は今も国王を敬愛している。だが、そこに暮らす100万人以上のパレスチナ難民は、アメリカのイスラエル政策に反対しない国王に不満を抱いている。貧困と腐敗もひどい。国王が腐敗の撲滅や景気対策よりも外交路線の変更のほうが簡単と判断すれば、自らの延命のためにアメリカから距離を置こうとするだろう。

 イエメンに32年も君臨してきたサレハの立場はさらに危うい。アメリカがサレハを支持するのは、彼がアメリカの対テロ戦争に協力してきたからだ。内部告発サイト「ウィキリークス」が暴露したアメリカ政府の外交公電によれば、サレハは国内にあるアルカイダの拠点を米軍が空爆するのを黙認し、それでも「表向きはイエメン軍のやったことだと言い続ける」と米軍幹部に約束していた。

 イエメンはひどく貧しく、紛争が絶えない。サレハは任期切れの13年に退陣し、息子への権力継承もしないと明言した。だが、この程度の約束で国民が納得するだろうか。くすぶり続けてきた内戦の再発もあり得る。

 シリアでも、政治的自由と生活向上を掲げたデモの呼び掛けはある。だがバシャル・アサド大統領の辞任を求める声はない。よその独裁者に比べればアサドは比較的若いし、在任期間も10年そこそこと短い。軍部を掌握しているし、政治姿勢は穏健で改革志向とみられている。

 そして何よりも、アメリカに追従する気配を見せない。イスラエルと妥協しアメリカから支援を受けてきたムバラクと違って、アサドはイスラエルを敵視し、今もアメリカによる経済制裁の対象となっている。

 1月31日のウォール・ストリート・ジャーナル紙でアサドは、自分の政権は「民意と合致している」ので安泰だと語っている。アラブ民衆の怒りはアメリカにすり寄る政権に向いている、だが自分は違うから心配ないということらしい。

反米で勢いづくイラン
 アラブ民衆の反乱は今も拡大しており、アルジェリアやスーダンでもデモ隊と警官隊の衝突が起きている。それでもアメリカに忠誠を誓う政権が2つある。まずはパレスチナ自治政府で、マフムード・アッバス議長は1月29日にムバラクに電話し、「連帯を確認」したという。サウジアラビアのアブドラ国王も、過激派が「エジプトの同胞をそそのかし、治安と安定を脅かしている」と非難してみせた。

 もしも反米勢力が勝利して、両者の親米路線が凶と出れば、彼らの立場はまずくなるだろう。どちらの失脚も、アメリカにとっては大きなダメージだ。

 一方、イランはこの激動を歓迎している。政府高官は民衆の蜂起を称賛し、ムバラクに「民衆の正当な要求の受け入れ」を求めた。中東では、アメリカの影響力が低下するのに反比例してイランの人気が上がる。

 イスラエルと敵対し、中東の親米政権を敵視するイランに、アラブの民衆は喝采を送る。彼らから見れば、アメリカはユダヤ人の横暴を許し、腐敗したアラブの独裁者を擁護し、イラクを占領し、アフガニスタンで戦争を続け、自分たちに爆弾を落とす国なのだ。

 中東の勢力図は、いや応なく大きく変わるだろう。権力を独占してきた者たちも、延命のためには国民の要求をのまざるを得ない。それが民主化につながるかどうかは別として、民意に反してアメリカに追随してきた独裁者たちの時代は終わる。

2610チバQ:2011/06/03(金) 23:29:55
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/05/post-2088.php
ウガンダ独裁大統領と反ゲイ法案
Uganda Protests As Museveni Sworn In

反政府デモのなか4期目をスタートしたムセベニ大統領のもと、同性愛死刑法案は可決されるのか

2011年05月13日(金)16時38分
アンドルー・メルドラム


 ウガンダで5月12日、2月の大統領選で4選を果たしたヨウェリ・ムセベニ大統領の就任式が行われるなか、抗議デモが発生した。食料や燃料価格の高騰に加えて、既に25年に及んでいる長期政権への反発がデモの要因だ。

 自身の支配に反対する勢力の撲滅を誓ったムセベニ。その姿は、どんな手段を使ってでも権力の座にしがみつこうとするアフリカの独裁的指導者にどんどん近づいているようだ。ジンバブエのロバート・ムガベ大統領が就任式に参列したことが、何よりもそれを物語っているだろう。

 この日、ケニアに滞在していた野党指導者のキザ・ベシジェ元内相も突如、ウガンダに帰国。多くの支持者が首都カンパラに到着したベシジェを歓喜の声で迎えるなか、治安部隊との衝突も起きた。2月の大統領選に立候補していたベシジェは選挙結果を受けてムセベニの不正を主張し、反政府運動を展開。これまで何度も当局に拘束されている。

ゲイ弾圧にアメリカ福音派の影
 一方、13日には悪名高い反同性愛法案の審議が再開される。同性愛者の死刑を盛り込んだ同法案が最初に提出されたのは09年。以来、国内で物議を醸すのはもとより国際社会からも非難されている。

 はたして死刑の条項は削除されるのか? 身内の同性愛者を当局に届け出ない家族に対する実刑も避けられないのか? そもそも同性愛であることは罪なのか? 同法案の行方に世界の耳目が集まっている。

 ムセベニによるベシジェや反体制派に対する弾圧の強化と同様、ウガンダ社会の同性愛者に対する弾圧も激化している。ウガンダでの反同性愛運動の高まりには、同国を往来して集会を開くなどしているアメリカの福音派宣教師らが関係していると言われている。

 ちなみにムセベニとベシジェは共に国民抵抗軍の戦士としてオボテ政権と戦った仲だ。しかも当時ベシジェはムセベニの主治医でもあった。かつての友情関係は今や、完全な敵対関係に変わっている。

(GlobalPost.com特約)

2611チバQ:2011/06/03(金) 23:32:51
http://www.afpbb.com/article/politics/2803382/7276749
シリア大統領が全政治犯に恩赦、反体制派は反発
2011年06月01日 14:14 発信地:ダマスカス/シ
【6月1日 AFP】シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領は5月31日、政治犯全員に恩赦を与える大統領令を出した。恩赦の対象には反体制運動で中心的な役割を果たしているイスラム原理主義組織ムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)のメンバーも含まれるとしている。国営シリア・アラブ通信(SANA)が伝えた。

 多数の死者が出た大規模な反体制デモから2か月後に出された大統領令について、民主化を協議し民衆蜂起への支持を表明するためトルコ・アンタリヤ(Antalya)に集結していたシリアの各反体制団体は、「不十分で遅すぎる」としてただちに非難した。
 
 民主化を求めて2005年に結成された改革派団体「ダマスカス宣言(Damascus Declaration)」の活動家は、「われわれは恩赦を数年前から要求してきた。遅すぎる」と話した。

 ムスリム同胞団の団長は、大統領令を一蹴し、「われわれはシリアの人民とともに大統領の退陣を要求していく」と語った。

 シリア人権連盟(Syrian Human Rights League)の代表者は、「われわれが何年も前から要求してきた恩赦がようやく実現した」と歓迎した上で、シリア政府に対し「人権への一層の配慮」を求めた。また、ムスリム同胞団への加入は犯罪であり、死刑に相当するとした大統領令49号の撤廃を求めた。ただし、実際には長期の禁固刑への減刑が慣例化しているという。

 政府寄りのシリア紙アルワタン(Al-Watan)によると、この直前には、与党バース・アラブ社会党(Baath)の幹部が、国民対話のための委員会を48時間以内に設置すると発表した。幹部によると、委員会には全政党のほか、政治・経済・社会的背景が異なるさまざまな国民が参加するという。(c)AFP

2612jbbs.livedoor.jp:2011/06/03(金) 23:47:13
Read.. Slap-up :)

2613チバQ:2011/06/04(土) 10:55:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110604/mds11060410300000-n1.htm
サレハ・イエメン大統領が砲撃非難「私は無事」
2011.6.4 10:27


3日、イエメンの首都サヌアで、サレハ大統領の辞任を求めて集まった人々(ロイター)
 【カイロ=大内清】反サレハ大統領派と政権側との戦闘が続くイエメンの国営テレビは3日夜、大統領宮殿内のモスク(イスラム教礼拝所)への砲撃で負傷したサレハ大統領の音声メッセージを放送した。大統領は「私は無事だ」と述べるとともに砲撃を非難。警護員7人が死亡したことを明らかにした。

 ロイター通信などによると、サレハ大統領はメッセージで、「いわゆる若者の革命とは何の関係もない無法者のギャングによるこの挑戦に、断固とした姿勢で立ち上がった軍・治安部隊を称賛する」と述べた。政府当局者らは、攻撃はサレハ氏と対立する最大部族ハシド族によるものだとしているが、ハシド族側は否定している。

 また、イエメン政府はサレハ大統領のけがの程度は軽いと発表していものの、国営放送は大統領の映像を伝えなかった。このため、国防省病院で治療を受けた大統領がかなりのけがを負っているのではないかとの指摘もある。ただし政府当局者らは、大統領は間もなく姿を見せるだろうと繰り返し強調している。

 砲撃では、サレハ大統領のほかにムジャワル首相やアリーミ副首相(国防・治安担当)らが負傷した。AP通信によると、アリーミ氏は意識不明の重体。

 一方、米ホワイトハウスは3日の声明で、砲撃を強い調子で非難した。

2614チバQ:2011/06/04(土) 19:44:49
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060401000790.html
印、ヨガ指導者が政治介入 ハンストで汚職追及
2011年6月4日 19時22分

 4日、ニューデリーで無期限ハンガーストライキを始めたラムデブ師(中央)(共同)


 【ニューデリー共同】インドのヨガの著名指導者ラムデブ師(46)が4日、シン政権の汚職体質を批判し、汚職対策の徹底などを求めて、ニューデリーで無期限のハンガーストライキを開始した。門外漢の政治介入とも言えるが、野党だけでなく、多くの国民も賛同する気配を見せており、シン政権は神経をとがらせている。

 インドメディアによると、ラムデブ師は、汚職の罪に死刑や無期懲役を科すことや汚職専門の裁判所の設置、さらには首相の直接選挙制などを要求。シン政権は同師の国民への影響力に配慮し、ハンストを回避する説得を繰り返したが、ラムデブ師は譲歩しなかった。

 野党インド人民党のガドカリ総裁は「ラムデブ師の要求は正当だ」と指摘。ハンスト会場には支持者数万人が集結。男子学生サトビル・ラナさん(18)は「政治家はもはや信じられない。ラムデブ師が政治を変える時が来た」と気勢を上げた。

 シン政権は引き続きラムデブ師との間で妥協点を探る方針だ。

 インドでは昨年初主催した英連邦競技大会や第2世代(2G)携帯電話用周波数帯の新規割り当てをめぐり、シン政権の幹部や与党議員らが関与した汚職疑惑が浮上している。

 ラムデブ師は貧しい家庭に生まれ、中等教育までしか受けていないが、ヨガの第一人者となり、信奉者からの寄付などで莫大(ばくだい)な資産を形成。自家用ジェット機で国内外を回り、ヨガを広めている。

2616チバQ:2011/06/04(土) 19:50:23
>>2510>>2535>>2577>>2580>>2885>>2601
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201106040057.html
有権者、募る不安と期待=「最も拒否感強い2候補」―ペルー大統領選2011年6月4日15時6分

 【リマ時事】在任中の人権侵害で禁錮25年の有罪となった元大統領の娘と、急進左派的な元軍人。5日投開票のペルー大統領選決選投票は、一部の国民にとって「最も拒否感の強い2候補」の対決となった。首都リマの有権者からは、経済成長を遂げたペルーを担う次の指導者に対する不安と期待が交錯した声が聞かれた。

 リマ近郊チョリヨス地区。3年ほど前から、太平洋を望む場所に高級住宅が建ち始めた新興地域だ。1999年から日系人が地区長を務める。

 しゃれた街並みが続く海沿いから車で数分も走れば、開発が遅れたスラム街が点在する。住民によれば90年代までは電気も水道もなかったが、フジモリ政権下で道路が舗装され、生活が幾分改善されたという。路上で菓子を売るビクトル・アルダベさん(62)は「『フジモリ』に悪いイメージはない。日系人は働き者だし、ケイコが国のことを考えればもっと良くなるだろう」と期待を寄せる。

 ただ、隣にいた息子ホセさん(39)は「経済は伸びたが、その成果が行き届いていない。国を変えられるのはウマラだけだ」と漏らす。「フジモリは既に国を支配した。ケイコは父の顔を変えただけ」と既存政治の変革が必要だと訴える。

 両候補とも熱狂的な支持地盤を固めており、都市部の浮動票が勝敗のカギとなる。富裕層が多く住むスルコ地区のリリアさん(40)は、4月の第1回投票で3位のクチンスキ元首相に入れた。同氏はケイコ氏支持に回ったが、「決選の2人とも共感できない。白票か落書き票を入れるかも」と浮かぬ表情を見せた。

 今も支持候補を決められない有権者は推計で全体の2割。支持取り付けのため、両候補とも相手への中傷を激化させている。このため、「選挙をめぐる二極化が進み、投開票後も混乱が長期化するのではないか」(地元評論家)との懸念も出始めている。 


[時事通信社]

2617チバQ:2011/06/04(土) 19:51:26
もう少し美人だったらなあ・・・

http://www.asahi.com/international/update/0604/TKY201106040332.html
ペルー大統領選、5日決選投票 ケイコ氏とウマラ氏接戦2011年6月4日19時7分
 南米ペルーで5日、大統領選の決選投票が行われる。左派の退役軍人オジャンタ・ウマラ氏(48)と、フジモリ元大統領の長女で国会議員のケイコ・フジモリ氏(36)による大接戦だ。ケイコ氏が当選すれば、親子二代の日系人大統領誕生となる。

 2日夜、オレンジ色のTシャツを着てリマ市内の広場を埋めた支持者らを前に、ケイコ氏は「貧困と闘い、ペルーにさらなる経済発展を」と呼びかけた。会場でフジモリ元大統領の弟サンチアゴ・フジモリ氏は「家族から二人目の大統領が出たら誇らしい。収監中の兄も喜ぶだろう」。

 ケイコ氏は、フジモリ政権時代(1990〜00年)に進められた道路や学校、病院などの建設の恩恵を受けた貧困層や、経済成長が続く同国への外国企業の投資を増やし、FTA(自由貿易協定)を尊重してほしいと希望する人々の間で支持が高い。一方、ウマラ氏は、米国やチリとのFTAを見直し、天然資源の管理に国が関わるなど、抜本的な政策変更を訴えている。

2618チバQ:2011/06/04(土) 19:52:01
http://www.afpbb.com/article/politics/2803990/7293662
ケイコ・フジモリ氏、ペルー大統領候補の横顔
2011年06月04日 19:15 発信地:リマ/ペルー

【6月4日 AFP】ペルーで初めての女性大統領を目指すケイコ・フジモリ(Keiko Fujimori)氏は弱冠36歳かもしれない――だが、彼女には、19歳のころから父、アルベルト・フジモリ(Alberto Fujimori)元大統領のファーストレディーを務めてきた経歴がある。

 父のアルベルト・フジモリ氏は1990〜2000年までペルー大統領を務めた末、汚職スキャンダルでペルーを出国した。帰国後、人権侵害や汚職の罪で有罪判決を受け、いまも服役中だ。

 ケイコ・フジモリ氏は、その父と距離を置くどころか、逆に選挙ポスターに父を起用し、父のかつての同志たちと活動をともにする。父フジモリ氏が獄中から娘の選挙活動を指揮しているのではないかとの懸念も聞こえてくるほどで、さらには、ケイコ・フジモリ氏が大統領に就任すれば、父に恩赦を与えるのではないかと危ぐする声もある。

 だが一方で、アルベルト・フジモリ氏の支持者は現在も多い。ハイパーインフレを打開し、武装ゲリラを打破した人物として、いまもなお、有権者の5分の1に支持されている。

 ケイコ氏は、その父の人気を元手に、自らへの支援を広げてきた。

■強硬路線、貧困対策、自由貿易推進…次々と政策

 ケイコ・フジモリ氏は、父の強硬路線を受け継ぎ、死刑を再導入して暴力犯罪に立ち向かい、ペルーに長年はびこる汚職と闘うことを約束している。

 さらには、左派の対立候補であるオジャンタ・ウマラ(Ollanta Humala)氏と同じく、貧困問題の解決も掲げる。10年間に及ぶ経済成長にもかかわらず、ペルーでは3分の1以上の国民が貧困の中で暮らしている。

 ウマラ氏はかつてベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領を公然と支持してきたことがネックになっているが、ケイコ氏は、財界からも自由経済政策の推進者として理解されている。

 また、2人の娘や米国人の夫、さらには汚職を非難してアルベルト・フジモリ氏と離婚した実の母さえも選挙運動にかつぎだし、ソフトなイメージを打ち出している。

 一方で、コカイン密輸組織がケイコ氏の選挙運動を支援しているとの疑惑が上がるなど、汚職疑惑からは、ケイコ氏もクリーンではいられなかったようだ。

 ケイコ氏がリマ(Lima)から同国北中部一帯で選挙運動を行えば、多くの人びとが集まるのは事実だ。だが、ケイコ氏は、父の政策を受け継ぎ、父と同じ軍部と財界のコネクションを使うのではないかと疑いのまなざしを向けられる存在でもある。(c)AFP

2619チバQ:2011/06/04(土) 19:53:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110604-00000038-mai-int
<ペルー大統領選>極貧の村「ケイコですべて変わる」
毎日新聞 6月4日(土)12時19分配信

 5日に大統領選挙の決選投票が行われる南米ペルーで、フジモリ元大統領(服役中)の長女で日系3世の国会議員、ケイコ・フジモリ氏(36)と元軍人のオジャンタ・ウマラ氏(48)が接戦を繰り広げている。フジモリ元大統領への根強い人気を背景に勢いに乗るケイコ氏と、「フジモリ批判」で攻勢を強めるウマラ氏。ケイコ氏の名を冠した「ケイコ・ソフィア村」で、その最前線を追った。【ベンタニリャ(ペルー中部)國枝すみれ】


 ◇5日に決選投票

 リマ中心部から北へ約50キロ。ベンタニリャ地区にある海岸沿いの砂丘には、編んだわらやブリキを積み上げただけの小屋が並ぶ。地方から出てきた極貧層が空き地を不法占拠し、スラムを形成している。ケイコ・ソフィア村も、その一角にある。

 「ケイコ村」は95年、当時のフジモリ政権から貧困層への手厚い支援を受けようと、村人らが自ら名付けた。期待通り、政府は村に電気を通し、学校を建設。土地を占拠した人には、既得権としてその所有権も認めた。

 村で見かける選挙ポスターは、ケイコ氏のものばかり。1.5ソル(約43円)で昼食を出す公共食堂を運営するマルシア・コルドバさん(37)は「ケイコが当選すれば、すべてが変わる。フジモリ路線が戻り、村は潤う」と話す。

 貧困対策に力を入れたフジモリ政権は当時、公共食堂に米、油、アルパカ干し肉、豆などの食材を無料で配給した。イモやバナナは好きなだけもらえた。

 だが、00年にフジモリ政権が崩壊し、村の状況は一変した。次のトレド政権下では、イモ、バナナ、干し肉の配給はゼロ。「この10年、中央政府は何も援助してくれない。調理をするための燃料もなくて、マキで調理している」(コルドバさん)

 ケイコ村の人口は、現在約1150人。1カ月の平均賃金は推定700ソル(約2万円)。同国の最低賃金600ソルより、わずかに多いだけだ。3歳未満の子供の6〜7割は栄養失調という統計もある。

 先月31日、ケイコ氏はケイコ村のあるベンタニリャ地区を訪れ、住民に上下水道の整備と大学建設を約束した。村民の期待は高まるばかりだ。

 だが、フジモリ元大統領の人気を受け継ぐケイコ氏は、その「負の遺産」も背負う。ウマラ氏の支持者らはケイコ氏を「(南米チリの元大統領で、後に虐殺などの罪に問われた)ピノチェトやヒトラー(ナチス・ドイツ総統)の娘が大統領を目指すようなもの」と批判する。

 ペルーでは80年代後半、極左ゲリラによるテロ事件が頻発。90年に発足したフジモリ政権は掃討作戦を徹底、大きな成果を上げた。だが戦闘に多くの大学生や市民が巻き込まれ、元大統領は殺人罪などで禁錮25年の刑を受け、服役中だ。

 ケイコ村のロサ・クシプマさん(38)は89年、武装ゲリラにより自宅を占拠され、15日間監禁された。当時16歳だった。「あのころ毎日誰かがゲリラに殺されていた。フジモリのおかげで安心して暮らせるようになった。父親のイメージだけで、ケイコを批判するのはおかしい」と話した。

 地元の民間調査機関「ダトム」が3日発表した世論調査によると、外資導入の促進など経済開放路線を取る右派、ケイコ氏の支持率は50.6%。貧困層を支持基盤に経済規制を求める左派、ウマラ氏は49.4%で、拮抗(きっこう)状態が続いている。

2620チバQ:2011/06/05(日) 00:52:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110605/mds11060500170000-n1.htm
シリア 13歳の拷問死「殉教」 少年の犠牲者30人以上か…無差別弾圧に国民の怒り
2011.6.5 00:15 (1/2ページ)

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3日、トルコ・イスタンブールのシリア領事館近くで、治安当局の拷問によって死亡したハムザ君の写真を掲げ、アサド政権の弾圧に抗議するシリア人の子供たち(ロイター)
 【カイロ=大内清】反政府デモ隊への弾圧が続くシリアで、一人の少年が「殉教」のシンボルとして大規模デモの動員の原動力となっている。当局から拷問を受けた末に死亡したとされるハムザ・ハティーブ君(13)。同国ではほかにも約30人の少年が当局によって殺害されたとみられ、子供をも無差別の弾圧対象としていることに国民の怒りは激しさを増し、国際社会の非難も高まっている。

 ハムザ君は4月下旬、一連のデモの“発火点”となったダルアー近くで父親とデモ参加中に治安部隊に拘束され、約1カ月後、変わり果てた遺体となって自宅に戻された。ハムザ君の体には、むち打ちや電気ショックを受けた痕や、腕などに銃創があり、体の一部が切断されていたという。

 同国の人権団体が遺体の映像を動画投稿サイトなどに公開。拘束や拷問の恐怖に常にさらされている国民の怒りと連帯感を生んだ。

 今月3日に各地で行われたデモは、会員制交流サイト「フェイスブック」などで、「子供の金曜日」と銘打たれ、中部ハマだけで数万人が参加、治安部隊の発砲などによる同市の死者は70人前後に達した。

 反体制派などの情報によると、シリアでは3月のデモ発生以来、約30人の少年が当局の拘束や拷問を受けるなどして死亡したとみられる。ダルアーで本格的なデモが始まったのも、アサド政権に批判的なスローガンを壁に落書きしたとして拘束された少年の釈放を求めたのがきっかけだった。

 シリアでは、秘密警察などの治安機関が国民を監視し、令状なしの拘束や拷問が日常化。4月の非常事態令解除後も「恐怖支配」は変わっておらず、デモ開始から1万人以上が拘束され、凄惨(せいさん)な拷問による死者も後を絶たない。

 それでもデモは衰えを見せない。同国の人権活動家の一人は「(政権への)怒りが恐怖に打ち勝っている」ためだと語る。ただ、13歳の死を「殉教」のシンボルとすること自体、民衆側の追い詰められた状況をも印象づけている。

 人権問題に敏感な米欧などによる批判も一段と高まり、クリントン米国務長官は5月31日、「少年の死が無駄ではなかったことを切に願う」とシリア政府の残虐行為を非難。国連の潘基文事務総長も3日、「子供が拷問を受け死亡するという深刻な人権侵害が続いている」と述べ、武力弾圧の停止を強く求めた。

2621チバQ:2011/06/05(日) 12:01:17
http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011060501000128.html
ペルー、ウマラ氏わずかにリード 大統領選、投票直前

 【リマ共同】5日投開票のペルー大統領選で、直前に行われた2社の世論調査結果が4日発表され、一時優位に立ったフジモリ元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏(36)を左派の元軍人オジャンタ・ウマラ氏(48)が最終盤に再逆転、1・6〜3・8ポイント上回った。差は小さく、どちらに投票するか未定の有権者もおり、接戦のまま投票日を迎える。

 選挙前日の4日に実施された大手調査会社アポヨ社の調査によると、ウマラ氏支持が51・9%でケイコ氏支持は48・1%。3〜4日に発表された4社の調査全てでウマラ氏がケイコ氏をわずかに上回った。

2011/06/05 10:51 【共同通信

2622チバQ:2011/06/05(日) 12:04:21
>>2417>>2462
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011060502000036.html
暫定政府なのに安定 ベルギー連立交渉1年
2011年6月5日 朝刊

 ベルギーに正式な政府のない異常事態が一年に達した。昨年六月の総選挙直後から難航していた北部オランダ語圏と南部フランス語圏の政党同士の連立交渉が今も続いている。これまで国政にも国民生活にも大きな支障は生じていないが、中途半端な政情に国民はいらだち、無関心も広がっている。 (ブリュッセルで、清水俊郎)

 「正式な政府がなくても戦争に参加できるのか?」。ブリュッセル自由大のジョンブノワ・ピレ教授(32)=ベルギー政治=はこの春驚いた。米英仏などがリビア空爆を決定すると、ベルギーも即座に戦闘機の派遣を発表したからだ。

 なかなか発足しない新政府に代わり、総選挙前に内閣総辞職したルテルム前首相(50)の暫定政府が存続。できるのは政治判断が必要ない「通常業務」だけのはずだったが、二〇一一年予算案を編成、五月に国会を通過させた。高速道路の一部有料化、救急通報番号の統一なども実現した。

 リビア空爆への出撃もルテルム前首相が議会に提案し、国会でほぼ全会一致で承認された。地元紙ソワールのベロニク・ランカン記者は「暫定政権なのにまるで安定政権のようだ」と苦笑いする。

 この「不安定な安定」(仏紙ルモンド)の背景には、人口一千万人余のうち六割がオランダ語、三割がフランス語を母語とするベルギーならではの複雑な国情がある。文化も歴史も異なる両言語圏の根深い対立を緩和するため、戦後間もなく地方分権が進んだ。各地域の小中高校の教育課程や経済政策はそれぞれの地方政府が決定する。

 欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)の本部を擁する“欧州の首都”という事情から、外交や通商、軍事は所管機関に判断を委ねる傾向も強い。

 ただ「こんな状態を続けてよいわけがない」とピレ教授。「暫定政府は短期的な政策ならこなせるが、この国の五年後、十年後を見据えた年金制度改革やがん対策などは打ち出せない」

 五月のよく晴れた週末、ブリュッセル郊外で、男女の学生たちが広場に座り込み、フライドポテトをかじりながらデモ集会をしていた。集会の名前は「ピクニックじゃないよ」。参加者に緊張感が見えないため、あえて強調しないと誤解されてしまうのだ。

 プラカードで主張するのは、新政府の早期樹立と国政の正常化。揚げたてのフライドポテトはベルギー名物で、言語圏にかかわらず好まれる。国の統一の象徴としてこの種の集会によく登場する。ジャガイモの着ぐるみ姿で周囲の笑いを誘う若者もいた。

 こうした集会を地元メディアは「ポテト革命」と命名。一月は三万人が参加したが、三月は八千人に減少。五月は主催者側が一万人の参加を期待したのに対し、集まったのはわずか七百人にとどまった。

2623チバQ:2011/06/05(日) 12:11:55
http://www.asahi.com/international/update/0605/JJT201106050005.html
イエメン大統領、サウジ入り 「砲撃でけが」治療のため2011年6月5日9時26分
 ロイター通信によると、サウジアラビア王室は5日、イエメンのサレハ大統領が、3日に首都サヌアの大統領府砲撃で受けたけがの治療のため、サウジの首都リヤド入りしたことを明らかにした。

 イエメンの与党・国民全体会議(GPC)当局者は、サレハ大統領は後頭部に軽傷を負っただけと説明している。しかし、首や胸を負傷し、容体はより深刻との情報もある。(時事)

2624チバQ:2011/06/05(日) 14:37:51
>>2614
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060501000225.html
印、ヨガ指導者ら数万人排除 安全上の理由と警察
2011年6月5日 12時34分

 5日、インドの首都ニューデリーで、ハンガーストライキが実施されていた会場からラムデブ師の支持者を排除する警察官ら(AP=共同)


 【ニューデリー共同】PTI通信などによると、インド警察当局は5日未明、政府に汚職対策の徹底などを求めて無期限のハンガーストライキを実施していたヨガの著名指導者ラムデブ師(46)と支持者数万人をニューデリーの会場となったテントから強制排除した。

 警察当局は、大人数が集まったため、安全上の理由から排除に踏み切ったとしている。

 警官隊は催涙弾や警棒を使用、支持者らから反発する声が上がっている。一時身柄を拘束されたラムデブ師は、警察の行為に平和的手段で抗議するよう支持者に訴えた。

 ラムデブ師は汚職の罪に死刑や無期懲役を科すことや汚職専門の裁判所の設置、さらには首相の直接選挙制などを要求。門外漢の政治介入とも言えるが、野党だけでなく、多くの国民も賛同、シン政権は対応に苦慮していた。

2625チバQ:2011/06/05(日) 18:55:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110605/asi11060518250006-n1.htm
シン政権に焦り? インド超人気ヨガ指導者の汚職対策要求ハンストを強制的に中止
2011.6.5 18:25
 【ニューデリー=田北真樹子】インドの著名なヨガ指導者ラムデブ師(46)が4日、首都ニューデリーで、政府に汚職対策の徹底などを求める無期限のハンガーストライキを始めたところ、警察当局が5日未明になりハンスト会場に集まっていた数万人の支持者を強制排除する事態があった。

 インドでは、政府の汚職対策への腰の重さを批判する活動家が3月にもハンストを行った。それに続く今回のハンストは、国内に大きな影響力を持つラムデブ師の行動だけに、求心力を失っているシン政権にさらなるダメージとなりかねない。焦りを感じたシン政権が強制排除に乗り出したのではないかとの見方が出ている。

 ラムデブ師を支持する活動家や野党指導者らは「集会は平和的だった」と政府を強く非難。ラムデブ師は5日、政府への抗議としてハンスト継続を表明した。

 一方で、ラムデブ師がハンストを政治利用しようとしたとの見方もある。多くの支持者を抱えているとされる同師は、政界参入に意欲を見せている。実際、ハンスト中止の条件に首相の直接選挙制導入など、ヨガ指導者らしくない要求を政府に突きつけている。警察当局は、ラムデブ師が本来の目的であるヨガの集会以外で会場を使用したため、強制排除したとしている。

 政府は、ハンスト前から同師と再三協議を行い中止を働きかけてきた。だが、ハンスト中止の動きが見られないことから、実力行使に踏み切ったようだ。

2626jbbs.livedoor.jp:2011/06/06(月) 00:02:26
Read.. Not so bad :)

2627チバQ:2011/06/06(月) 20:51:05
>>2625
経済政策で評判の高いシン首相が変なトコで足元救われた感じですね。
しかし 強制排除なんてしなくても、トカゲのしっぽ切りで2・3人木っ端役人を逮捕すりゃ良かったんじゃ....

2628チバQ:2011/06/06(月) 22:15:51
>>2616-2619
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060601001050.html
ペルー、フジモリ批判が奏功 ウマラ氏が勝利宣言
2011年6月6日 21時40分

 5日、ペルーの首都リマで、支持者にVサインで応えるオジャンタ・ウマラ氏(ロイター=共同)


 【リマ共同】5日のペルー大統領選は左派の元軍人オジャンタ・ウマラ氏(48)が、服役中のフジモリ元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏(36)との大接戦を制し、勝利宣言した。元大統領を徹底的に批判したのが主な勝因だが、ケイコ氏は父の強権政治のマイナスイメージを背負いながらも半数近い票を得た。ケイコ氏派は議会でも第2党に躍進、一定の発言力を持つことになる。

 選挙管理当局によると、開票率約88%の段階で、ウマラ氏の得票率は51・25%、ケイコ氏は48・75%。

 ウマラ氏は選挙戦で、元大統領の政権の汚職や人権侵害事件を蒸し返して徹底的に糾弾。ウマラ氏に近い新聞社やテレビ局も巻き込んで、過去に証拠不十分で捜査が終結した事件も繰り返し批判し、ケイコ氏のマイナスイメージ増長に努めた。

 一方、ケイコ氏側は、ウマラ氏とベネズエラの反米左翼チャベス大統領との深い関係や資金援助疑惑を批判したが、ウマラ氏が「ベネズエラとペルーは違う。(経済成長が続く)ブラジル型の経済を目指す」と強調して急進左派のイメージを消すと、ケイコ氏側には攻撃材料がなくなった。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110606/amr11060621160013-n1.htm
ペルー大統領選 ウマラ氏勝利濃厚父娘2代の日系大統領は厳しい情勢に
2011.6.6 21:11

 5日、ペルーの首都リマで、投票前に報道陣に姿を見せるケイコ・フジモリ氏(右)。中央は母スサーナ・ヒグチさん(共同)
 【リマ=黒沢潤】南米ペルーで5日投開票された大統領選決選投票で、中央選挙管理委員会は6日、開票率90・06%時点の公式集計を発表した。それによると、左派の元軍人オジャンタ・ウマラ氏(48)の得票率は51・18%、フジモリ元大統領(72)の長女、ケイコ氏(36)は48・82%で、ウマラ氏の勝利が濃厚となっている。

 同国メディアは、ウマラ氏優勢の地方で開票が進めばリードは拡大するとの見通しを伝えており、ウマラ氏は5日夜「変化を待ち焦がれていた」と勝利宣言。ケイコ氏も劣勢を認めた。

 ウマラ氏は、年率8%前後の急成長を続ける同国の自由経済体制が貧富の格差を拡大させたと主張。大企業の年金財源を取り崩して貧困者に老齢年金を支給するほか、世界有数の鉱山を所有する外資系企業の富を徴収し貧困者に分け与えるなどの公約を掲げ、ケイコ氏との違いを見せた。

 同国初の女性大統領を目指すケイコ氏は、左傾化を懸念する都市部中間層の支持を集めたものの、ウマラ陣営による「ケイコ氏が政権に就けば、フジモリ政権下の独裁や腐敗などが繰り返される」との批判にさらされ、苦戦を強いられた。

 ただ、4月の国会議員選挙では、ケイコ氏の弟ケンジ氏(31)がトップ当選しており、ケイコ氏が大統領選に敗れても一定の影響力は保持しそうだ。

 ウマラ氏は、企業国営化を推進するベネズエラの反米左派チャベス大統領と親交を持ち、連続再選を禁じた憲法改正を目指すとされる。首都リマにあるカトリック大学のエドアルド・ダルザン教授(政治学)は「ウマラ氏の支持層は(第1回投票で獲得した)有権者の3割だけ。仮に当選し、チャベス氏と連携しようとしても、少なくとも経済界がそれを許さない」と指摘している。

2629チバQ:2011/06/06(月) 22:18:08
>>2600
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060601000515.html
ポルトガル、連立政権発足の公算 総選挙で野党勝利
2011年6月6日 17時10分

 5日、リスボンで、社会民主党の勝利後に支持者にあいさつするパソス・コエリョ党首(AP=共同)


 【リスボン共同】財政危機のポルトガルで5日に行われた総選挙で勝利した中道右派の社会民主党は、第3党で中道右派の民衆党との連立協議を6日に開始、両党とも連立に前向きで社会民主党党首のパソス・コエリョ氏(46)を首相とする連立政権の発足がほぼ確実な情勢となった。

 欧州連合(EU)などから金融支援を受けることで合意した同国は財政再建が喫緊の課題で、同氏は、緊縮策を着実に進めつつ早期に経済成長を回復させるという難しいかじ取りを強いられる。

 コエリョ氏は5日夜、同党が過半数を得られなかったことについて「(連立を望む)国民の意思を尊重しなければならない」と連立政権をつくる方針を明確に打ち出した。民衆党の党首も選挙結果は「わが党にも政権を担ってほしいとの国民の気持ちの表れだ」と積極姿勢を示した。

 財政危機が先行したギリシャでは、再建策が行き詰まってEUなどから2度目の救済措置を受けることが確実視される。国内経済の低迷と税収不足はポルトガルにも共通の課題。コエリョ氏は、国営企業の民営化や行政のスリム化、社会保障改革などを打ち出している。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011060602000176.html
ポルトガル政権交代へ 中道右派が大躍進
2011年6月6日 夕刊

 【パリ=清水俊郎】深刻な財政難のポルトガルで五日投票された国会(一院制、定数二三〇)総選挙は即日開票され、国民選挙委員会の速報(開票率99・37%)によると、野党第一党だった中道右派の社会民主党が、与党で中道左派の社会党に大勝し、改選前の八十一議席から少なくとも百五議席に躍進した。

 社会民主党は同じ中道右派で二十一議席から二十五議席に伸長した第三党の民衆党と連立し、六年ぶりに中道左派から政権を奪回する。

 社会民主党のコエリョ党首(46)は五日深夜「ポルトガルをもう他国の重荷にはしない」と勝利宣言。欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)から受ける最大七百八十億ユーロ(約九兆一千億円)の緊急融資の条件となる財政緊縮策の強化をあらためて掲げた。

 コエリョ党首は今月十五日以降、カバコシルバ大統領から新首相に指名される見通しだ。

 一方、社会党は改選前の九十七議席から七十三議席に後退した。ソクラテス首相(53)は同日夜、敗北を認め、党書記長職の辞任を表明した。二〇〇五年総選挙で三年ぶりに政権を獲得したが、〇九年総選挙で議席が単独過半数を下回り、政策ごとに少数政党と協力して政権を運営していた。

2631チバQ:2011/06/06(月) 22:37:32
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201106060016.html
右派が政権維持へ=マケドニア議会選2011年6月6日10時6分

 【ベルリン時事】マケドニアで5日、議会(一院制、定数123)選挙が行われ、与党・国家統一民主党を中心とする右派政党連合が最大勢力を維持し、同党を率いるグルエフスキ首相が引き続き政権を担う見通しとなった。

 6日未明(日本時間同日午前)までの集計によると、右派連合の得票率は40%で、最大野党・社会民主同盟を軸とする左派政党連合の33%をリード。グルエフスキ首相は「国家統一民主党とその政党連合が勝者だ」と勝利宣言した。 


[時事通信社]

2632チバQ:2011/06/06(月) 23:06:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110606/mds11060620040005-n1.htm
イエメン大統領の手術成功 帰国に意欲
2011.6.6 20:03
 【カイロ=大内清】中東の衛星テレビ局アルジャジーラなどは5日、サウジアラビア当局者の話として、砲撃を受けて負傷し治療のために同国の首都リヤド入りしている隣国イエメンのサレハ大統領の手術が成功したと伝えた。サレハ氏は2週間ほどサウジに滞在し、帰国する意思を示しているという。

 サレハ氏は、3日の大統領宮殿への砲撃で胸部にめり込んだ木片を取り除く手術を受けた。顔などにもやけどを負っていることから、今後は整形外科手術も受ける予定という。

 一方、イエメンの首都サヌアでは6日、政権側と対立している最大部族ハシド族の指導者サーディク・アフマル氏の支持者らが狙撃を受け、3人が死亡した。

 これに先立ち、アフマル氏は5日、大統領職務を代行するハディ副大統領との間で停戦合意し、政権側の部隊が攻撃を停止するのを条件に占拠している政府庁舎を引き渡すとしていた。しかし、6日の狙撃により、戦闘が再開する恐れが強まっている。

 AP通信によると、サレハ氏は出国直前の4日、サウジや米国から大統領権限をハディ氏に移譲するよう迫られたものの、これを拒否していた。

 権力維持にこだわるサレハ氏は、自身の不在の間にハディ氏への権力移行が進むことを懸念しているとみられている。このため、サレハ氏の支持勢力が攻撃を仕掛け、ハディ氏とアフマル氏の停戦合意を妨害しようとしているとの見方も出ている。

2633チバQ:2011/06/06(月) 23:08:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110606-00000089-san-int
イエメン大統領出国、亡命も 停戦合意…内戦懸念消えず
産経新聞 6月6日(月)7時56分配信

 ■「けが治療」でサウジへ

 【カイロ=大内清】大統領宮殿内で砲撃を受け負傷したイエメンのサレハ大統領は4日深夜、治療のためとして出国、隣国サウジアラビアの首都リヤドに到着した。家族の大半を伴っているといい、事実上の亡命の可能性がある。これに先立ち、同氏と対立する最大部族ハシド族は同日、サウジのアブドラ国王の仲介を受け入れ、政権側との停戦に合意した。ただ、首都サヌアでは5日、反サレハ派の軍部隊への攻撃で少なくとも2人が死亡、15人が負傷しており、内戦の懸念はなおも払拭されていない。

                   ◇

 5日にはこのほか、南部タイズなどで反サレハ派とみられる民兵の襲撃で政権側の兵士13人が死亡した。

 一方、サヌアで座り込みを続ける反サレハ派のデモ隊は同日、声明を出し、サレハ氏出国は「新しい歴史の始まりだ」と勝利宣言、同氏の与党・国民全体会議(GPC)を排除した暫定政権樹立を求めている。当面の大統領職務は、憲法の規定に基づきハディ副大統領が代行する。

 隣接するイエメンの不安定化が安全保障に直結するサウジは、デモ隊と政権側の衝突が激化して以降、湾岸協力会議(GCC)の仲介案を主導するなど調停努力を続けていた。今回はサレハ氏の診察のために医師を派遣。同氏が最低限のメンツを保てるよう治療目的での出国を促したとみられる。

 サレハ氏は軽傷とされていたが、リヤドで5日、胸部の手術を受けたとの報道もあり、容体は深刻だとの見方もある。

 ただ、フランス通信(AFP)がサウジ当局者の話として伝えたところでは、サレハ氏は治療後の帰国に意欲を示しているほか、同氏の長男で共和国防衛隊司令官のアハマド氏らもイエメンにとどまっている。

 5日の反サレハ派への攻撃は、政権側が仕掛けた可能性もあり、サレハ氏一族が権力維持を狙って情勢の攪乱(かくらん)を図る恐れもある。

 また、サレハ氏の突然の出国で生まれた「権力の空白」につけ込んで、同国の武装勢力「アラビア半島のアルカーイダ(AQAP)」が活動を活発化させる懸念もつきまとっている。

2634チバQ:2011/06/07(火) 23:06:13
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011060702000018.html
大統領不在 イエメン混迷 サウジ、政権移行どう説得
2011年6月7日 朝刊

 【カイロ=今村実】イエメンのサレハ大統領が反政府勢力の砲撃で重傷を負い不在となったことで、イエメン国内の混とん状況に拍車がかかっている。サレハ政権が抑え込んできた北部のイスラム教シーア派民兵組織に加え、南部では国際テロ組織アルカイダ系武装勢力の活動が活発化しており、混乱が長期化すればイエメンがソマリアと同様の“破綻国家”に陥る恐れも出ている。

 イエメンでは「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」の動きが活発。昨年十月に米国向け航空荷物から爆発物が見つかった事件に関与しており、米国は、サレハ政権の掃討作戦を全面支援したが、成果は不十分。先月末には、AQAPとみられる武装勢力が南部アビヤン州の州都ジンジバルを制圧。米国などが恐れていた事態が、現実となった。

 また、政府軍は二〇〇四年以降、スンニ派大国サウジアラビアを敵視する北部のシーア派ザイド派の民兵組織と、戦闘を繰り返してきた。

 南部の中心都市アデンは反政府デモの拠点の一つ。南北統一を実現したのが北部出身のサレハ氏だっただけに、サレハ氏の出国で、南部の独立運動も勢いづきそうだ。

 こうしたイエメンの不安定化に、最も神経をとがらせてきたのが、国境を接するサウジだ。AQAPやシーア派勢力が拡大すれば、サウジにとり、治安上の深刻な脅威となるからだ。サウジは反政府デモの高まりに伴い四月以降、サレハ氏に引導を渡す形で、安定的な権限移行を盛り込んだ湾岸協力会議(GCC)の調停案を主導してきた。

 治療名目で自国に飛び込んできたサレハ氏にサウジ側がどう対処するかが今後のカギを握る。サウジの政治評論家ムハンマド・アルゾルファ氏は本紙の取材に「イエメンの危機回避にはGCC調停案の履行しか道はなく、サウジの役割は重要だ。今後、米国の支持を受けつつ、サレハ氏に受け入れるよう説得するだろう」と指摘している。

2635チバQ:2011/06/07(火) 23:06:36
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011060702000017.html
ウマラ氏 対立勢力と連携模索 ペルー
2011年6月7日 朝刊

 【リマ=青柳知敏】南米ペルーで五日行われたアルベルト・フジモリ元大統領(72)=殺人罪などで収監中=の長女ケイコ・フジモリ国会議員(36)との大統領選決選投票で、当選が濃厚になった左派の元陸軍中佐オジャンタ・ウマラ氏は、議会内の多数派工作に既に着手した。七月の新政権発足後も勢力を維持するフジモリ政党の封じ込めが目当てだが、一致点は「反フジモリ」にとどまり、政権の安定運営につながるかは不透明だ。

 ウマラ氏は支援者を前にした五日夜の勝利宣言で「国民の同意の下で幅広い政治を進める」と表明。従来の急進的な政治姿勢を中道左派路線に修正、対立勢力との協調で政権運営に臨む意欲を示した。

 その一例が、第一回の投票で敗退したトレド前大統領との急接近だ。決選投票でウマラ氏を支持し、優勢が伝わった五日は「民主主義の勝利だ」と早々に持ち上げる蜜月ぶりだが、ウマラ氏の側近は「トレド氏以外にも複数の政党や有力者から連携の合意を得ている」と明かした。

 ただ、在リマの外交筋はこれらの動きを「フジモリ憎しの感情だけの結び付き。政策がベースになっていない脆弱(ぜいじゃく)な関係だ」と指摘。実際、決選投票で戦ったケイコ・フジモリ氏が率いる「フエルサ(勢力)2011」は、党勢を拡大している。連携の背景には、影響力の阻止に向けた包囲網形成への思惑が透けて見える。

 一方で、ケイコ氏を支持したクチンスキ元首相のグループの一部も離反の動きをみせるなど、国を二分した選挙がしこりを残すのは確実。ウマラ氏が政策に従来の急進的な考えを反映させれば、混乱がさらに広がる可能性もある。

2636チバQ:2011/06/07(火) 23:24:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110607/mds11060709330002-n1.htm
女性選挙権の実現を サウジ諮問評議会
2011.6.7 09:32
 サウジアラビアの国政の助言機関、諮問評議会は6日、自治評議会(地方議会)選挙について、現在認められていない女性の選挙権を将来的に認めるため必要な措置を政府が講じるべきだとの認識で一致した。国営サウジ通信が伝えた。

 サウジでは9月22日に自治評議会選が予定されているが、焦点の女性選挙権については今回は認められていない。首都リヤドでは女性らによる抗議デモが起きたほか、インターネットの交流サイト「フェイスブック」で抗議キャンペーンも行われている。

 保守的なイスラム社会のサウジでは女性の社会参加は大きく制限されている。ロイター通信によると、サウジ当局は男女別の投票所を準備することが困難と説明している。(共同)

2637チバQ:2011/06/07(火) 23:24:43
http://www.cnn.co.jp/world/30002990.html
ペルー大統領選、ウマラ氏の勝利が確定 市場は急落
2011.06.07 Tue posted at: 09:17 JST
(CNN) ペルーの大統領選挙は6日、貧困層への富の配分を訴えた元軍人、オジャンタ・ウマラ氏(48)の勝利が確定した。国営ニュースによると、決選投票で接戦を展開したフジモリ元大統領の娘、ケイコ・フジモリ議員(36)は敗北を認めた。

ウマラ氏は5日夜に首都リマで支持者を前に演説し、「ペルーの家庭が前進すれば国もますます前進する」と述べて勝利を宣言。挙国一致政府をつくり、弱者層の支援に力を入れると表明した。

選挙管理当局によると、開票率約90%の段階で得票率はウマラ氏が51.5%、フジモリ氏が48.5%だった。

大統領選の結果を受けて同国の株式市場は12.5%以上下落し、1日の下げ幅としては過去最大を記録した。市場では、ウマラ氏が増税に踏み切り、ペルーの経済成長を支えてきた政策を転換するのではないかとの観測から警戒感が強まっていた。あるアナリストは、政策の動向を不安視する外国人投資家の売りが大半だとの認識を示した。

2638チバQ:2011/06/07(火) 23:32:04
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110607/amr11060720460012-n1.htm
ペルーにのしかかる経済課題 ケイコ氏は敗北宣言
2011.6.7 20:43 (1/2ページ)

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6日、リマ市内のホテルで、ペルー大統領選に勝利したオジャンタ・ウマラ氏(右)を祝福するケイコ・フジモリ氏(共同)
 【リマ=黒沢潤】南米ペルーの大統領選決選投票で、フジモリ元大統領(72)の長女ケイコ氏(36)は6日、敗北を認め、左派の元軍人オジャンタ・ウマラ氏(48)の勝利が事実上、確定した。ただ、豊富な天然資源の国有化をもくろむとされるウマラ氏の勝利に対して、株価が急落するなど市場がさっそく不安定な動きをみせている。今後の経済のかじ取りに、早くも重い課題がのしかかっている。

 「ウマラ氏の勝利を祝福し幸運を祈る」。ケイコ氏は6日、記者会見で敗北を認めた後、ウマラ氏を訪問し、直接祝意を伝えた。

 しかしこの日、リマの株式市場では取引開始と同時に株価が急落して取引が度々停止となった。総合株価指数は前週末比12・5%安で取引を終え、通貨ソル、国債価格も下落し、「トリプル安」という異様な展開となった。

 ウマラ氏は、企業国有化を推進するベネズエラの反米左派チャベス大統領と親交を続けているとされる。ウマラ氏の大統領就任後、チャベス政権のような企業国有化など左傾化が次第に進み、経済成長が停滞するとの懸念が投資家の間に広がっている。

 国有化の対象として取り沙汰されているのは、銀や銅を産出する外資系企業運営の鉱山だ。ウマラ氏はケイコ氏との戦いを有利に進めるため、国有化政策を含む当初の公約を4度にわたって変更、左派色を極端に薄めてきた。ただ、経済界の不信感は根強い。

 経済専門家は「このままでは外資が海外に逃げる」と指摘する。有力紙コメルシオのホワン・パレデス論説委員長も「ウマラ氏は今後、どのカード(政策)を切るのか全く展開が読めない」と頭を抱える。

 ウマラ氏は、政策の実現のためには連続再選を禁じた憲法改正をも目指すといわれている。ただ、AP通信によれば、ウマラ氏は最近、国民向けのパフォーマンスなのか、聖書に手を乗せ、自由経済や民主主義体制の「順守」をことさら誓ってみせたという。

 にもかかわらず、世論調査では、ウマラ氏が独裁的な手段をとる−と予想する国民が49%に達し、父親のように「強権政治」を行うだろうと非難されたケイコ氏(21%)を上回る結果となっている。

 南米では現在、ブラジル経済の過熱が指摘され、チリも豊富な鉱物資源を背景に順調な経済成長を続けている。ペルーも資源や農産物の好調な輸出に支えられ、2010年の国内総生産(GDP)成長率が8・8%に達し、経済規模も過去10年で3倍弱に拡大する成長を遂げた。しかし、新政権が経済政策のかじ取りを誤れば、南米全体の経済の足を引っ張りかねない。

2640チバQ:2011/06/08(水) 20:40:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110608/amr11060820030008-n1.htm
期待と戸惑い…日系社会が見た選挙 ペルー大統領選、苦い歴史への思いも
2011.6.8 20:02 (1/2ページ)

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ケイコ氏について語る日系2世、3世の女性たち(黒沢潤撮影)
 当選すれば世界で初めての「日系女性大統領」となるはずだった、ペルーのフジモリ元大統領(72)の長女ケイコ氏(36)。ケイコ氏の挑戦、敗北を同国に住む約9万人の日系人は期待や戸惑いなど、さまざまな思いで見つめていた。(リマ 黒沢潤)

 「ケイコの出馬には最初反対だった。問題が起きれば日系人にまた“災難”が降り掛かるから」。首都のリマ近郊で大農園を営む日系2世のユキコ・フクダさん(70)はこう語った。

 「また」とは、「フジモリ政権下の汚職などで日系人が迷惑を被った」(外交筋)1990年代後半を指す。リマには当時、「日本人よ帰れ」の看板が立ち、日系人は肩身の狭い思いを強いられた。

 日本初の契約移民がペルーの土を踏んだのは1899(明治32)年。1940年5月には日米関係の悪化に伴って、親米的なペルーでも日系人への反感が強まり、日系商店への略奪など排日暴動が起きた。翌41年には米国の要請に応じて約2千人の日系人が北米の強制収容所に送られた。

 こんな過去の苦い歴史とフジモリ政権時代の教訓から、日系人たちは「目立たぬよう」に生きてきた。

 このため、4月の大統領選第1回投票では「日系人社会に近すぎるケイコではなく、(経済学者の)クチンスキ候補に投票する仲間が多かった」(2世のヤスコ・ナグラさん)。

 ただ、ケイコ氏が6月5日の決選投票に駒を進めると、多くの日系人が“腹”を決めた。電気店を営む2世のルイス・ヒラオカさん(61)は「一連の事件でフジモリ元大統領は日本に逃げたが、ケイコは逃げなかった。そんなケイコを今回、応援した」と語る。

 だが、結果は約3ポイント差の敗退に終わった。

 リマにある日系人施設「日秘文化会館」では、ケイコ氏敗北を惜しむ声が聞かれたが、ある日系人は「『誠実』や『勤勉』という日系人への評価は、100年かけて築き上げられたもの。フジモリ元大統領に続いて、もしケイコが失政をしたら、日系人社会は完全に“息の根”を止められたかもしれない。ホッとした気持ちがあるのも事実」と話した。

2641チバQ:2011/06/08(水) 20:42:57
>>2589
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110608/erp11060818410003-n1.htm
露前上院議長、下院に転身
2011.6.8 18:40
 ロシアの最大与党「統一ロシア」と対立し5月に上院議長職を失った「公正ロシア」党首のセルゲイ・ミロノフ氏が8日、下院議員に転身することが正式に決まった。タス通信が伝えた。

 ミロノフ氏は上院議長解任後に下院転出の意向を表明、公正ロシア選出の下院議員が自身の議席をミロノフ氏に引き渡すとして辞職していた。中央選挙管理委員会は8日、ミロノフ氏への議席譲渡を認めた。

 ミロノフ氏はプーチン首相の大統領時代に「大統領の盟友」といわれ政界での影響力を拡大。しかし、今年12月の下院選を控えて首相が党首を務める統一ロシアとの対立を深め、先月18日に選出元のサンクトペテルブルク市議会でリコールが成立、上院での議席と議長職を失った。(共同)

2642チバQ:2011/06/08(水) 20:46:32
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011060801000158.html
ブラジルの官房長官辞任 不正蓄財疑惑、政権に痛手
2011年6月8日 09時25分

 石油掘削現場での式典で手を振るブラジルのルセフ大統領=3日、ブラジル南部アングラドスレイス(ロイター=共同)


 【リオデジャネイロ共同】ブラジルのパロシ官房長官が7日、不正蓄財疑惑の責任を取って辞意を表明し、ルセフ大統領が受け入れた。大統領府が発表した。同長官はルラ前大統領の腹心で2006年にも汚職疑惑が浮上し財務相を辞任していた。ことし1月に就任し人気の高いルセフ大統領には政権発足後初めての大きなスキャンダルとなった。

 ルセフ大統領は後任の官房長官に与党の左派、労働党のホフマン上院議員を指名した。

 疑惑の発端は地元紙の報道。ルセフ氏の選挙活動を支援した同党幹部のパロシ氏は、ルセフ政権発足直前、経営するコンサルタント会社の収入などにより資産を20倍に増やしたなどとされる。パロシ氏は地元紙の取材に対し顧客名を明かさず、賄賂の疑いもあるとみて検察当局が捜査を開始。与野党から辞任圧力が高まっていた。

 パロシ氏は03年に発足したルラ政権で財務相としてブラジル経済を発展軌道に乗せた立役者。06年3月、違法な政治資金の保管場所となっていた住宅に出入りしていたとの疑惑が浮上し、財務相を辞任していた。

2643チバQ:2011/06/08(水) 20:47:36
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110608/mcb1106080505024-n1.htm
新党で打倒ムスリム同胞団 エジプト、選挙控え実業家が結成 (1/2ページ)2011.6.8 05:00
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エジプトの通信王、オラスコム・テレコム・ホールディングのサウィリス会長。財界防衛のため、新党を結成して9月の選挙に臨むという(ブルームバーグ)【拡大】
 エジプトでムバラク政権崩壊後、財界人に逆風が吹いている。エジプトの財閥オラスコム傘下の携帯電話大手オラスコム・テレコム・ホールディングのナギーブ・サウィリス会長は新政党によって、実業家らを政治の世界へ連れ戻そうとしている。

 ◆前政権との差別化

 ラドワン財務相は今月1日、10%のキャピタルゲイン税の導入を発表し、企業収益に対する最高税率を引き上げた。経済界との癒着で政治家が私腹を肥やしたと批判を集める前政権との差別化を打ち出した格好だ。

 反政府デモに参加した市民の多くは、腐敗や貧困といった諸悪の責任がムバラク前大統領だけでなく、国内の大物実業家らにもあると非難。2月11日のムバラク氏辞任後、労働争議や政治的紛争に加えて汚職をめぐる調査が多くの企業を業務停止に追い込み、エジプト株の暴落と国外からの投資の激減を招いた。

 サウィリス会長は5月14日の公開討論会で、自身が参画する新党「自由エジプト人党」は資本主義を推進し「雇用を生み出す公正な実業家の支持を集める」ことで、9月の人民議会(下院に相当)選で最有力勢力のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団に挑むと宣言。「実業家という言葉が侮辱になるべきではない」と述べた。

 オラスコム・テレコムは上場企業で同国3位。米経済誌フォーブスによると同会長の資産は推定35億ドル(約2800億円)。

 ◆「諸悪の根源は腐敗」

 エジプト財界では、プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社シタデル・キャピタルの共同設立者、ヒシャム・エルクハンダル氏も別の新党に協力するなど、経済界のリーダーらに政界進出の動きが出てきている。サウィリス会長はムスリム同胞団に対抗するため、考え方が共通する政党で連合を結成したい考えだ。

 とはいえ、ムスリム同胞団を基盤とする新党「自由と公正党」も、基本政策案で自由競争経済を提唱、党幹部に複数の資産家を擁しており、サウィリス会長らの政党との対立は、社会政策が焦点となる見通しだ。

 カイロ大学のムスタファ・カメル・エルサイード教授(政治学)は「政界での実業家の存在は合法」だが、利益相反防止策がなければ「違法に政治的影響力を手に入れるために財産を利用することが許されることになる」と述べた。

 エジプトでは先月26日、前住宅相が国有地を、自分が株主の不動産会社に相場以下の金額で払い下げをしたとして有罪判決を受け、また同10日には、旅行会社社長を兼務する前観光相が不当に利益を得たとして禁固刑になった。

 軍最高評議会による暫定政府が3月に作成した政党規則が献金に制限を設けていないことも、富裕層が政治に影響を与えるとの懸念をかき立てている。

 企業幹部のモハメド・タラートさん(29)は既にサウィリス会長支持を決めている。「過去の問題は資本主義ではなく腐敗にあった。私はリベラル派で資本家だが、何も悪いことではない」と語った。(ブルームバーグ Alaa Shahine)

2644チバQ:2011/06/08(水) 20:48:54
http://www.nikkansports.com/sports/news/f-sp-tp0-20110607-787171.html
モルドバのテニス協会会長爆死、暗殺か記事を印刷する

 モルドバからの報道によると、同国の首都キシニョフ中心部の同国テニス協会が入居する建物付近で7日、駐車中の車が爆発し、近くにいた同協会のトゥルカン会長が死亡した。暗殺の可能性が指摘されている。

 キシニョフでは5日、市長選が行われ、リベラル派の現職候補と野党共産党候補が決選投票に進んだが、同協会副会長はインタファクス通信に対し、会長は両候補とは別の独立系候補の選挙本部長を務めていたため「脅迫電話などの圧力がかけられていた」と説明、政治的背景がある暗殺テロの可能性を示唆した。

 内務省報道官は、会長が車の近くを歩いていた際に爆発したと説明したが、爆発の原因などは明らかにしていない。同副会長は、会長が自分の車を駐車し、車から出てきた直後に爆発が起きたと述べた。

 [2011年6月7日23時50分]

2645チバQ:2011/06/08(水) 21:03:10
>>1801
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110608-00000006-jij-int
クロアチア、EU加盟へ=13年に28カ国体制
時事通信 6月8日(水)1時21分配信

 【ブダペスト時事】欧州連合(EU)欧州委員会のバローゾ委員長は7日、声明を発表し、EU各国にクロアチアのEU加盟を提案する方針を明らかにした。2013年に加盟が実現する見通し。加盟すればEUは28カ国体制となる。
 声明で同委員長は「欧州委とクロアチアの(EU加盟)交渉は間もなく終わる。10日に良い知らせがあるだろう」と語った。

2646チバQ:2011/06/08(水) 22:17:44
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2804791/7313470
大統領不在のイエメン、反体制派は暫定評議会の設置を要求
2011年06月08日 12:49 発信地:サヌア/イエメン

【6月8日 AFP】イエメンの首都サヌア(Sanaa)で7日、反体制派の支持者らが、砲撃による負傷の手術のためにサウジアラビアに出国したアリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領の政権復帰の阻止と、大統領権限を引き継ぐ暫定評議会の設置を求めて、サレハ大統領不在中の職務を代行するアブドラボ・マンスール・ハディ(Abdrabuh Mansur Hadi)副大統領の邸宅に向けてデモ行進した。

 デモ行進を終えたあと、デモを率いた「若者革命(Revolution Youth)」は「即時に1年間の政権移行期間を宣言し、暫定評議会を設置することを求める」との声明を発表した。同時に、暫定評議会にはサレハ政権の閣僚を入れないことと、評議会メンバーが後に行われる大統領選後に出馬しないことを要求した。

 その一方で、同国第2の都市、南部タイズ(Taez)では、反体制派と地元部族の武装勢力が市内をほぼ掌握し、政府軍は撤退を強いられている。地元住民によると、市内では2日前から政府側の治安部隊の姿は見られないという。(c)AFP

2647チバQ:2011/06/09(木) 21:45:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110608-00000091-mai-int
<ベラルーシ>欧州最後の独裁…経済危機で反政府の抗議行動
毎日新聞 6月8日(水)21時3分配信

 【モスクワ田中洋之】旧ソ連のベラルーシで経済危機が深刻化している。「欧州最後の独裁者」と呼ばれるルカシェンコ大統領の経済政策の行き詰まりによるもので、急激な物価上昇が市民生活を直撃。反政府デモが相次ぐ中東諸国と同様、社会に不満が広がっており、混乱拡大につながる可能性もある。

 ベラルーシでは7日、ガソリン価格が3割も値上げされた。3月以来5回目の値上げで、価格はそれ以前の2倍に。同日夜、首都ミンスク中心部では1000人以上のドライバーが幹線道路に車を止め、2時間にわたり封鎖する抗議行動に出た。ルカシェンコ大統領(94年就任)の強権支配が続く同国で、同様のデモは異例だ。大統領は8日、ガソリンを9日朝から値下げするよう政府に命じた。

 ベラルーシは放漫財政や貿易赤字の増大で、今春から経済危機が表面化。昨年12月の大統領選で、ルカシェンコ氏が選挙対策として公務員の給与引き上げなど「大盤振る舞い」したのも影響した。

 輸入コーヒーの値段が4倍になるなど物価が上昇、多くの市民が買い占めに走り、ソ連時代末期のように商品が消える店も出た。また、自国通貨ベラルーシ・ルーブルを売ってドルを手に入れようとする人が両替所に殺到する騒ぎとなった。

 外貨準備の減少で、政府は5月末、通貨の対ドルレートを36%切り下げた。ロシアなど旧ソ連6カ国でつくるユーラシア経済共同体は今月4日、救済措置としてベラルーシに今後3年間で30億ドルの融資を決めた。

 ただ危機克服には不十分で、政府は国際通貨基金(IMF)に80億ドルの支援を要請。しかし、欧米諸国はルカシェンコ政権を「非民主的」と批判して制裁措置を科しており、融資が実現するメドは立っていない。

 ルカシェンコ大統領は主要食料品の価格据え置きを指示するなど不満の抑え込みに懸命。今のところ反政府デモが一気に広がる事態にはいたっていないが、当面、慎重な政権運営を迫られそうだ。

2648とはずがたり:2011/06/09(木) 22:27:29
>>2467
>ユーラシア経済共同体
こんなものが有ったんですねぇ。。

ユーラシア経済共同体
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%85%B1%E5%90%8C%E4%BD%93

ユーラシア経済共同体(EAEC、EurAsEC)とは、ロシア、ベラルーシ及び中央アジアの4ヶ国からなる経済共同体である。2000年10月10日創設。

加盟国
正加盟国

ベラルーシ
カザフスタン
キルギス
ロシア
タジキスタン
ウズベキスタン

オブザーバー

アルメニア
モルドバ
ウクライナ

2649チバQ:2011/06/10(金) 19:55:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110610/mds11061019340003-n1.htm
12日にトルコ総選挙 イスラム系与党の政権維持濃厚 大統領の権限強化進むか
2011.6.10 19:33 (1/2ページ)
総選挙を前に、エルドアン首相の選挙ポスターが掲示されたビル=10日、イスタンブール(ロイター)
 【カイロ=大内清】厳格な政教分離に基づく世俗主義を国是とするトルコで12日、国会(定数550、一院制)議員選挙が行われる。2002年から単独政権が続くイスラム系与党・公正発展党(AKP)の政権維持は濃厚な情勢。AKPは、現在は実権のない国家元首である大統領の権限を大幅に強化し集権化をいっそう進めることなどを柱とする憲法改正を目指している。定数の3分の2以上の議席を獲得すれば、国民投票による承認がなくとも憲法改正が可能になるため、どこまで議席を伸ばせるかが最大の焦点となる。

 トルコの現憲法は1980年のクーデター後の軍政下で制定されたもので、国内世論は、同国が目指す欧州連合(EU)加盟を実現するには人権面などで大幅改正が必要だとの認識でほぼ一致しているとされる。

 しかし、AKPが昨年3月、「世俗主義の守護者」を自任する軍や司法機関の権限を縮小させる改憲案を提出した際には野党が激しく反発。同案は結局、一部修正後、9月に国民投票で承認されたが、与野党に大きな溝を残した。

 エルドアン首相は、国会で指名される首相ではなく、国民の直接選挙で選ばれる大統領により大きな権限を与えるべきだと主張、全面的な憲法の改正を実現した後の自身の大統領選出馬にも意欲を示している。

 世論調査などによると、今回の総選挙では、昨年の国内総生産(GDP)成長率が約13%に達するなど経済がおおむね順調なことを背景に、AKPが2002年、07年に続き勝利する可能性が高い。AKPが定数の3分の2にあたる367議席を獲得すれば、国民投票を経ずに憲法改正に道が開かれることになる。

 これに対し最大野党・共和人民党(CHP)など世俗主義派は、大学での女性のスカーフ着用容認(08年に違憲判決)などイスラム色の濃い政策を進めるAKPが改憲プロセスを主導すれば、世俗主義が骨抜きにされる恐れがあると警戒。

 エルドアン政権が近年、「過去のクーデター計画に関与した」として多数の記者を拘束するなど権威主義的な傾向を強めていることにも不信感を募らせており、AKP圧勝阻止に向け同国南西部に多い少数民族クルド人の取り込みを図っている。

 極右の民族主義者行動党(MHP)の動向もカギを握る。同党が一定の票を得ればAKPの「3分の2」獲得が難しくなるとみられていることから、AKPはMHP支持層の切り崩しにも注力している。

2650チバQ:2011/06/11(土) 00:19:16
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011061001000513.html
フジモリ氏が緊急入院 長女落選直後、持病悪化か
2011年6月10日 14時02分

 【リマ共同】人権侵害事件などで実刑判決を受け警察施設に収監中のペルーのフジモリ元大統領(72)は9日、繰り返し再発している舌部の腫瘍を処置するため、首都リマ市内の病院に緊急入院した。地元メディアが伝えた。少なくとも3日間入院し治療を受けるという。

 元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏が5日の大統領選決選投票で左派の元軍人ウマラ氏に敗れたばかり。7月28日に発足するウマラ新政権の新副大統領は収監先での特別扱いが批判されている元大統領について「普通の刑務所に入れることになるだろう」と表明したが、病気が悪化すれば恩赦の可能性もある。

 元大統領は高血圧症などの持病があるほか、1997年、2008年、10年に続き今年2月にも舌部の手術を受けた。

2651チバQ:2011/06/11(土) 20:13:51
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011061101000347.html
IMF初の女性トップ誕生へ 仏ラガルド氏ほぼ確実
2011年6月11日 13時34分

 【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)は10日、ストロスカーン前専務理事の起訴、辞任に伴う次期専務理事選の立候補受け付けを締め切った。欧州連合(EU)が推すフランスのラガルド経済・財政・産業相の選出はほぼ確実で、IMF初の女性トップが誕生する見通し。

 複数の国際金融筋によると、態度を明らかにしていない米国と日本は「来週中にもラガルド氏支持を表明する」とみられ、理事会での審査、選挙を経て月内に就任が決まる予定。

 対抗馬として、メキシコは自国のカルステンス中央銀行総裁を擁立し、ラガルド氏と事実上の一騎打ちの構図。カルステンス氏は欧州主要国によるポスト独占に批判的な新興国の支持を募るが、統一候補として一本化できていないもようだ。

 ラガルド氏は、ロシアや韓国など新興国の一部にも支持を広げる。IMF最大出資国の米国は輩出してきた世界銀行の総裁職を死守するためにも、欧州側に付くもよう。出資比率2位の日本も、米国と歩調を合わせラガルド氏支持を表明するとみられる。

 一方、中国、ブラジル、インドなど主要な新興国は、専務理事以外のIMF理事会人事に関心を寄せている。


http://www.asahi.com/business/update/0611/TKY201106110109.html
IMFトップ選、ラガルド氏が有力 立候補締め切る2011年6月11日13時8分
 国際通貨基金(IMF)のトップである次期専務理事の選出をめぐり、立候補の受け付けが米東部時間の11日午前0時(日本時間同日午後1時)で締め切られた。フランスのラガルド財務相と、メキシコのカルステンス中央銀行総裁がそれぞれ擁立された模様だ。ラガルド氏は英独仏など支持を着実に広げており、同氏の選出が有力な情勢になっている。

 ラガルド氏は、ロシアやアフリカ諸国にも支持を広げ、すでに30%超の支持を確保している模様だ。一方でカルステンス氏は、メキシコなどによる5%弱にとどまり、両氏の差は拡大している。約17%の議決権を持つ米国の動向が焦点だ。米政府高官は、これまでの朝日新聞の取材に、一定の時間をかけて決断する意向を示している。

 IMFは5月に、ストロスカーン専務理事が性的暴行容疑で逮捕され、辞任したことに伴い、次期トップ選出を進めている。(ワシントン=尾形聡彦)
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2652チバQ:2011/06/11(土) 20:14:36
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK892341920110608
IMF専務理事ポストめぐり、米加からの支持は得られず=メキシコ中銀総裁
2011年 06月 8日 11:42 JST

 [オタワ 7日 ロイター] メキシコ中央銀行のカルステンス総裁は7日、国際通貨基金(IMF)専務理事ポストをめぐりガイトナー米財務長官やカナダ高官らと会談したが、自分に対する支持は得られなかったと明らかにした。
 同総裁は、7日にカナダを訪れてフレアティ財務相やカナダ銀行(中央銀行)のカーニー総裁と会談し、危機対応の経験や、政治交渉能力について説明したという。

 ストロスカーン前専務理事がニューヨークでの女性ホテル従業員強姦未遂罪などで起訴された後、専務理事のポストをめぐっては、カルステンス総裁のほかにフランスのラガルド経済・財政・産業相が正式に名乗りを上げているが、ラガルド氏が有力視されている。

 カルステンス総裁は「ガイトナー財務長官と会談したところ、長官はラガルド経済相も私も信頼できる候補者であり、オープンな(指名)手続きを歓迎・期待しているとするこれまでの発言を再び繰り返した」と述べた。

 フレアティ財務相は、モントリオールで記者団に「どちらの候補者についても、支持するかどうかに関する決定は下していない。これまでのところ候補者は2人にとどまっているが、まだ新たな候補者が浮上する可能性もある」と語った。

2653チバQ:2011/06/12(日) 00:30:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110611-00000093-mai-int
<シリア>国軍で脱走や仲間割れ 弾圧緩む兆候はなし
毎日新聞 6月11日(土)21時19分配信

 【カイロ和田浩明】シリアのアサド政権による民主化要求デモの武力弾圧が長期化する中、同胞への発砲命令に反発して脱走したり仲間割れを起こす国軍兵士の事例が、難民や人権団体により相次いで報告されている。政権側は「事実無根」と完全に否定しているが、権力基盤の根幹である国軍が離反すれば死活問題だ。ただ、現状では脱走などは限定的で、弾圧が緩む兆候も見えていない。

 国軍兵士や治安要員の脱走や発砲命令への反抗、命令拒否による射殺は、南部ダルアーや北部ジスル・アッシュグールなどで報告された。一部兵士はトルコに逃げたとの情報もある。米国の民間情報機関「ストラトフォー」は、約30万人の国軍兵力中1万人が脱走したと推定している。

 ただ、脱走兵は、人口上は多数派だが軍内では約3割と推定されるイスラム教スンニ派が多いと見られる。国軍内の多数派で、アサド大統領の出身母体アラウィ派の兵士・将校のほとんどは命令通りに行動しているようだ。背景には、総人口の約1割と少数派のアラウィ派にとり、アサド体制の崩壊が「自らの存在の危機」をもたらすとの認識があるとの分析もある。

 弾圧の主力で精鋭の陸軍第4師団や共和国防衛隊は、米政府の制裁対象であるアサド氏の弟マーヘル氏が指揮を執るとされる。

 内外のシリア人民主活動家によると、ジスル・アッシュグールでは一部住民らが武器を取って弾圧に反撃している。このことも、政権側が住民を「武装テロリスト」と決め付け、戦車の砲撃や武装ヘリからの機銃掃射まで行った強硬な抑え込みを続ける口実となっている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110611-00000065-jij-int
ヘリでデモ隊に機銃掃射=現場兵士に離反の動き―シリア
時事通信 6月11日(土)17時14分配信

 【カイロ時事】イスラム教金曜礼拝があった10日、シリア北西部マーレト・ヌーマンで、シリア当局がヘリコプターで民主化要求のデモ隊に機銃掃射を加えていたことが分かった。現場の兵士には、デモ隊への発砲を拒否する動きも出ており、権力維持に執着するアサド政権の強権的体質が露骨になってきた。
 ロンドンを拠点とする「シリア人権監視団」などが得た現地住民の目撃証言から11日までに明らかになったもので、デモの規制に航空機が投入されたのは、3月中旬に民主化要求デモが始まって以降初めて。10日には全土でデモ参加者ら33人が死亡した。
 国営テレビは、マーレト・ヌーマンで「テロ集団」が警察署に火を放ち、治安部隊を殺害したと報じた。シリアは、反体制デモを「武装蜂起」と位置付けており、現地住民の証言によれば、デモ隊への発砲を拒否した数人の兵士らをデモ参加者が肩に担ぎ上げて練り歩いていたところ、上空からヘリが発砲してきたという。

2654チバQ:2011/06/12(日) 00:31:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110611-00000094-san-int
シリア、北部で軍事作戦 「住民を解放」弾圧正当化も
産経新聞 6月11日(土)7時56分配信

 【カイロ=大内清】シリアの国営テレビは10日、反政府デモに対する政権側の弾圧で多数の避難民が発生している北部ジスル・アッシュグールで、戦車数十台を含む軍部隊による軍事作戦が始まったと報じた。「武装集団」から住民を解放するためだとしている。

 AP通信は同日、ジスル・アッシュグール近郊で数十人が戦車の砲撃を受け死傷したと報じた。

 シリア当局は、同市で今月初め、外部からの武装集団が治安部隊員ら120人以上を殺害したと主張。ただ、AP通信などが目撃者の話として伝えたところでは治安部隊の一部が住民への発砲を拒否し、同士打ちが起きたためだとの情報もある。ジスル・アッシュグールはトルコ国境から約20キロにあり、これまでに住民約1600人が弾圧を逃れトルコ側に避難している。

 今回の軍事作戦には国営テレビ記者も同行させていることから、シリア当局には、自分たちこそが「被害者」だと内外にアピールし住民弾圧を正当化する狙いがあるとみられる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110610-00000052-mai-int
<シリア>逃亡の兵士「デモへ発砲拒む警官、上司が殺した」
毎日新聞 6月10日(金)13時57分配信

 【エルサレム花岡洋二、カイロ和田浩明】シリア北部ジスル・アッシュグール地区で治安部隊120人が殺害された事件を巡り、現場からトルコへ逃れたシリア国軍兵士らは9日、反政府デモへの発砲を拒んだ警官らが上司らに殺害されたと証言した。トルコ紙などが報じた。シリア政府は「武装勢力に襲撃された」と主張しているが、市民弾圧を巡り治安当局が内部分裂した事実を政府が隠蔽(いんぺい)しようとした疑いが浮上している。

 トルコ紙ヒュリエト・デーリー・ニューズ(電子版)がトルコへ逃れたシリア国軍兵士(21)の証言として報じたところでは、同地区に駐屯する軍部隊に対し今月3日、「デモ隊全員を銃殺せよ」との命令が指令系統の「中枢から下った」。その後、「命令を拒んだ兵士5人が目の前で殺された」という。5人の殺害後、なお命令を拒否する兵士と上官との間で銃撃戦があり、その結果、「120人が死亡した」。兵士60人が武器を捨て住民とともに避難したという。

 また別の男子学生(22)はAP通信に「1週間前に市民2人が殺され、以後、発砲を命令する警察署長と、拒否する警官との衝突になった」と話した。このほかにも、ある難民(18)は「軍はヘリで地区を攻撃し、バズーカ砲で家屋を撃った」などと、住民への弾圧の様子を話した。

 インターネットの動画サイトには、シリア軍兵士とされる軍服姿の男性が「これ以上弾圧に加担できないので軍から離脱した」などと証言する動画も掲示されている。

 一方、国営シリア・アラブ通信は9日、武装勢力がジハード(聖戦)を叫びながら治安部隊に発砲したとの隊員の証言を伝えた。また同地区で「武装勢力が無実の市民を殺し、恐怖に陥れている」と報じた。

 クリントン米国務長官は9日、訪問先のアラブ首長国連邦(UAE)で改めてシリアの武力弾圧を非難。アサド大統領に対し「(民主化を求める)変化は遅らせることはできても逆転はできない」と呼びかけた。

 トルコ側へ逃れた難民は9日までに、計約2400人に達した。

2655チバQ:2011/06/12(日) 00:35:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110610/mds11061019370004-n1.htm
シリア北部で軍事作戦 国民に恐怖心を植え付ける狙い?
2011.6.10 19:37
 【カイロ=大内清】シリアの国営テレビは10日、反政府デモに対する政権側の弾圧で多数の避難民が発生している北部ジスル・アッシュグールで、戦車数十台を含む軍部隊による軍事作戦が始まったと報じた。「武装集団」から住民を解放するためだとしている。

 シリア当局は、同市で今月初め、外部からの武装集団が治安部隊員ら120人以上を殺害したと主張している。ただ、AP通信などが目撃者の話として伝えたところでは、治安部隊の一部が住民への発砲を拒否し、同士討ちが起きたためだとの情報もある。

 ジスル・アッシュグールはトルコ国境から約20キロにあり、これまでに住民約1600人が弾圧を逃れてトルコ側に避難している。

 今回の軍事作戦には国営テレビ記者も同行させていることから、シリア当局には、自分たちこそが「被害者」だと内外にアピールし住民弾圧を正当化するとともに、軍の使用も辞さない姿勢を改めてみせつけて国民に恐怖心を植え付ける狙いがあるとみられる。

 また、国境付近に軍を展開することで、シリアへの批判を強めつつあるトルコに、これ以上、干渉しないよう牽制(けんせい)する意味合いもありそうだ。

2656チバQ:2011/06/12(日) 00:58:28
>>2649
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110611-00000052-mai-int
<トルコ>12日に総選挙 新憲法目指す与党の議席数に注目
毎日新聞 6月11日(土)19時8分配信

 【エルサレム花岡洋二】トルコ国会(定数550)の総選挙が12日、実施される。イスラムの伝統重視と「民主主義の尊重」を掲げる与党・公正発展党(AKP)が圧勝し、02年から続く単独政権を維持する見通しだが、AKPが単独で新憲法を制定できる3分の2の議席を獲得できるかが最大の焦点だ。

 AKP党首のエルドアン首相は5日、イスタンブールの支持者集会で「我々の最大の事業は自由意思に基づく憲法制定だ」と宣言した。AKPは公約する新憲法の目的を、軍の政治介入を抑制することなどによる「民主化」だと説明してきた。軍は国是である世俗主義の守護者を自任し、クーデターなど政治介入を繰り返してきた経緯があり、現憲法も80〜83年の軍政下で制定された。昨年の憲法改正で軍や最高裁の権限がやや弱められたが、さらに軍の権限を抑えた新憲法が必要だという主張だ。

 しかし、中道左派で世俗主義の最大野党・共和人民党(CHP)などはAKPの「独走」を批判。AKPの狙いは現在の議院内閣制を大統領制に変更し、エルドアン氏自身が大統領を2期10年務めて国の「イスラム化」を進めることだと反発している。

 新憲法制定は、国会で3分の2の議席にあたる367人が賛成すれば可能。またこれに達しない場合は、330人の賛成で新憲法案を国民投票に諮ることができる。AKPは前回07年の総選挙で341議席を獲得し、昨年は国民投票を経て憲法改正を実現した。今回さらに上乗せできるかには、他政党の動向が大きくかかわる。

 総選挙で得票率が10%に満たない政党には議席が配分されない。そのため得票率が10%前後と予想されている極右の野党第2党・民族主義者行動党(MHP)の得票率に注目が集まっている。同党は幹部10人が不倫騒動に巻き込まれて立候補を取り下げるなど揺れている。

 トルコ紙「ザマン」(電子版)によると、最新の世論調査による各党の支持率はAKP46%(326議席)、CHP27%(142議席)、MHP13%(54議席)となっている。しかし、MHPが10%を獲得できずに議席を失い、結果的にAKPが370議席を確保するとの予想もある。

 憲法問題以外では、財政赤字を増大させてきた政権の経済政策や、人口の2割を占めるクルド民族の権利拡大問題などが争点となっている。

 議会は1院制で任期4年。有権者数は約4940万人。

2657チバQ:2011/06/12(日) 01:05:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110612/mds11061200460001-n1.htm
大統領の容体「悪い」 イエメン消息筋
2011.6.12 00:45
 イエメン消息筋は11日、大統領宮殿への攻撃で負傷し、隣国サウジアラビアへ搬送され手術を受けたイエメンのサレハ大統領の容体について「悪い状態が続いており、肺などの問題で苦しんでいる」と述べた。フランス公共ラジオが伝えた。

 消息筋は「イエメンの閣僚がサレハ氏に面会しようとしているが、拒絶されている」と話した。

 サレハ氏は3日、首都サヌアの大統領宮殿敷地内への砲撃で負傷。米CNNテレビはサレハ氏が全身の40%にやけどを負い、肺がしぼむ症状を起こしていると伝えた。(共同)

2658チバQ:2011/06/12(日) 14:47:33
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2011/06/49742.php
フィンランドは6党連立目指す、真正フィン人党含まず=カタイネン次期首相
2011年06月11日(土)04時50分


 6月10日、フィンランドのカタイネン次期首相(国民連合党首)は、6党による連立を目指しているとした上で、反欧州連合(EU)を掲げる真正フィン人党(True Finns)は含まれない考えを明らかにした。社民党のウルピライネン党首(左)とカタイネン国民連合党首(2011年 ロイター/Antti Aimo-Koivisto)
 [ヘルシンキ 10日 ロイター] フィンランドのカタイネン次期首相(国民連合党首)は10日、6党による連立を目指しているとした上で、反欧州連合(EU)を掲げる真正フィン人党(True Finns)は含まれない考えを明らかにした。

 同氏は記者団に対し「われわれは安定的かつ予測可能な政府政策、国際情勢における安定的政策を国と国民に示し得ると確信している」と語った。

 連立に加わる政党は、同氏の国民連合と第2党の社会民主党のほか、左翼同盟、緑の党、スウェーデン人民党 、キリスト教民主同盟で、200議席中126議席を占める。

 4月の総選挙で第3党に躍進した真正フィン人党について、カタイネン氏は、EUをめぐる考えで合意できず、同党は連立協議から離脱したと述べた。同氏は17日までの連立協議終了と23日までの政権発足を目指している。

2659チバQ:2011/06/12(日) 14:50:44
http://www.newsweekjapan.jp/newsroom/2011/05/post-220.php
選挙という最後の「神通力」失った伊首相
2011年05月23日(月)21時35分
 度重なるセックススキャンダルや汚職疑惑に見舞われながら、なぜか選挙になると無類の強さを発揮して首相の座に居座り続けてきたシルビオ・ベルルスコーニ。だが彼にとって最大の武器だったその選挙でも、ついに「神通力」が通じなくなってしまったようだ。

 今月16日に締め切られたイタリア統一地方選挙では、多くの首相派の候補が手痛い敗北を喫した。特に驚きだったのは、ベルルスコーニの出身地であり1997年から首相派の市長が選出されているミラノ市長選。現職のレティツィア・モラッティが、中道左派のピサピア候補に得票率で7%近い差を付けられて2位に沈んでしまったのだ。

 ベルルスコーニ自身、今回の選挙は政権と自らに対する信任投票だと位置づけていた。地方選挙の結果を自分に対する信任の証とするのはベルルスコーニお得意の戦法で、これまで繰り返しスキャンダルを追求されながらも政治的なダメージを避けることができたのは、こうした選挙で勝利してきたからだった。

 今回も少女買春や職権乱用をめぐる自らの裁判が行われているミラノでは、ミラノ地方裁判所への不満を繰り返し訴えることで、市長選の争点を自らの問題にすり替えようとした。ニューヨーク・タイムズ紙の記事も、ベルルスコーニは左派寄りの裁判官たちが容疑をでっち上げることで、自分の政治的なキャリアを壊そうとしていると主張してきたと指摘する。

 こうした対立構造を打ち出したことから見ても、さすがにミラノで敗れることは想定していなかったのだろう。イタリアの選挙制度では過半数を取らなければ決選投票が行われるため、最終的な結果は今月29、30日に行われる決選投票まで持ち越される。とはいえ、お膝元のミラノで野党の後塵を拝したことはベルルスコーニにとっても大きな衝撃だったようで、イタリアANSA通信によれば首相は「驚き悲しんでいる」という。

 今回の結果は、今度こそ有権者たちがベルルスコーニのスキャンダルに愛想を尽かしたということだけでなく、自国経済の窮状に有効な手が打てない政権の能力を見限ったことでもたらされたと見られる。今やイタリアは、PIIGSと揶揄されるヨーロッパの落ちこぼれ仲間、ギリシャやアイルランド、ポルトガルなどに続き「ユーロ凋落」の象徴的な存在になりつつある。

 地方選の結果が国政に直接影響してベルルスコーニが退陣に追い込まれるわけではないが、選挙に勝てなくなった首相に対する辞任圧力は身内からも強まるかもしれない。すでに連立政権を組む北部同盟(やはり今回の地方選では大苦戦した)からも、ベルルスコーニへの避難の声が上がっている。

 周りはゴチャゴチャ言うが、選挙で示されたとおり国民は私を支持している――その言い訳が通用しなくなったことは、裁判で裁かれる以上にベルルスコーニに大きなダメージをもたらしたのかもしれない。


――編集部・藤田岳人

2660チバQ:2011/06/12(日) 15:02:45
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_248739
イスラエルのフィッシャー中銀総裁、IMF専務理事選への立候補を表明
2011年 6月 12日 12:13 JST
【テルアビブ】イスラエル中央銀行のスタンレー・フィッシャー総裁は11日、国際通貨基金(IMF)専務理事選への立候補を正式に表明した。性的暴行容疑で起訴され辞任したストロスカーン前専務理事の後任レースでダークホース的な存在となる。


 エコノミストとしても著名でIMFでは筆頭副専務理事を務めた経歴を持つフィッシャー氏はまず、立候補の承認をIMFから得る必要がある。同氏は現在67歳だが、IMFの内規では専務理事立候補時の年齢制限を65歳としているためだ。


 このハードルをクリアしたとしても、イスラエル中銀総裁という立場にあるため、アラブ諸国や他の新興国から支持を得ることが困難になる可能性もある。


 イスラエル中銀が11日夜に発表した声明のなかでフィッシャー氏は、ネタニヤフ首相とシュタイニッツ財務相に対し、「大いにためらった」あとに下した立候補の意思を伝えたと述べている。


 同氏はIMFで7年間筆頭副専務理事を務めた経験を活かし、「金融危機後の世界経済に貢献したい」と述べた。


 現在、次期専務理事の有力候補としてはラガルド仏財務相のほか、メキシコのカルステンス中銀総裁らの名前が挙がっている。

2661チバQ:2011/06/12(日) 17:24:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110612-00000039-jij-int
トルコ総選挙で投票=与党「3分の2」が焦点
時事通信 6月12日(日)14時28分配信

 【アンカラ時事】トルコで12日、総選挙(国会定数550)の投票が行われた。イスラム系与党、公正発展党(AKP)が過半数を獲得するのは確実とみられている。焦点は、エルドアン首相が公約に掲げた憲法改正を単独で可決できる3分の2以上の議席を確保するかどうかに移っている。
 投票は即日開票され、13日未明(日本時間同日朝)にも大勢が判明する見通し。世論調査でAKPは45%超の支持率を維持。最大野党、共和人民党(CHP)の支持率は25%程度で推移しており、AKPを脅かす勢いはない。
 選挙は比例代表制で、得票率10%を下回った政党の得票は全て死票となる阻止条項がある。野党第2党の右派、民族主義者行動党(MHP)が10%を下回れば、議席配分が大幅に変わる。その場合、AKPが3分の2を占める可能性も高まる。 

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011061201000443.html
与党勝利へ、議席数が焦点 トルコ総選挙スタート
2011年6月12日 16時51分

 12日、トルコ・イスタンブールの投票所で、票を投じる有権者(AP=共同)


 【アンカラ共同】トルコ国会(一院制、定数550)選挙の投票が12日午前、全国で一斉に始まった。エルドアン首相率いるイスラム色の強い保守系与党、公正発展党(AKP)の勝利が確実で、エルドアン政権は3期目に入ることになりそうだ。大勢判明は同日深夜(日本時間13日未明)。

 現在331議席を持つAKPが、憲法の改正が可能となる議席数を獲得できるかどうかが焦点。単独で国会での憲法改正ができる367議席に達するのは難しい情勢で、国民投票を通じた改正が可能となる330議席を獲得できるかどうかが注目されている。

 現在の憲法は1980年の軍事クーデター後につくられたもので、AKPは欧州連合(EU)加盟などをにらみ、少数民族クルド人の権利に関する「民主的な改正」を訴えている。ただ、エルドアン政権を「独裁的」と批判する声も増えており、憲法改正に警戒感を示す国民も少なくない。

 AKPは国是である「政教分離」の枠の中での柔軟な政策を進め、好調な経済を背景に、国民の厚い支持を得ている。総選挙では「イスラムか、世俗主義か」などの選択はほとんど争点になっていない。

2662チバQ:2011/06/12(日) 17:47:49
2309 名前:チバQ 投稿日: 2011/06/12(日) 17:46:48
http://www.asahi.com/international/update/0612/TKY201106120150.html
イタリア、脱原発問う国民投票始まる 投票率が焦点2011年6月12日16時30分

 イタリアで原発を再開するかどうかを問う国民投票が12日朝(日本時間同日午後)、始まった。イタリアの国民投票制度は97年以降、投票率が50%を超えずに不成立が続いているが、「フクシマ」後に各国で加速する脱原発機運で、成立するかどうかが焦点だ。

 投票は13日午後3時(日本時間同日夜10時)まで。イタリア内務省によると、有権者は18歳以上の約4735万人。

 イタリアは1986年の旧ソ連・チェルノブイリ原発事故後、5基あった原子炉を順次閉鎖しており、脱原発が実現している。だが、電力の1割強を輸入に頼る状況は変える必要があるとして、ベルルスコーニ政権が2009年、原発再開を視野に入れて政策を転換した。これに対し野党側が署名を集め、今回の国民投票実施に持ち込んだ。政権側や産業界などの原発推進派は沈黙を保っており、投票率の50%割れによる不成立を狙っている。

http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011061201000405.html
伊で原発国民投票始まる 成立左右する投票率が焦点
 【ローマ共同】イタリアがかつて放棄した原発の再開の是非を問う国民投票が12日、2日間の日程で始まった。3月の福島第1原発の事故を受けて国内では反原発世論が高まっており、反対票が上回るのは確実とみられるが、国民投票成立の条件である50%を超える投票率が達成されるかどうかが焦点。

 福島の事故後に原発をめぐる国民投票が行われるのは世界で初めてとみられる。投票は13日午後3時(日本時間同午後10時)に締め切られ、即日開票される。投票率は同日夕に、結果は同日深夜以降に判明する見通し。

2011/06/12 16:18 【共同通信】

2663チバQ:2011/06/12(日) 17:58:15
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110611-OYT1T00834.htm
チャベス大統領が膿瘍の手術…病状悪化の臆測も

 【リオデジャネイロ=浜砂雅一】スペイン通信などによると、ベネズエラのチャベス大統領は10日、訪問先のキューバの首都ハバナの病院で、骨盤膿瘍(のうよう)の手術を受けた。


 術後の経過は良好で、数日以内に帰国できる見通しという。チャベス氏は先月、膝の手術を受けたばかり。最近、公の場への登場が減っており、野党勢力などの間では、病状が悪化しているのではとの臆測を呼んでいる。

(2011年6月11日23時35分 読売新聞)

2664チバQ:2011/06/12(日) 22:42:13
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011061200008
連続爆弾テロで39人死亡=混雑の商店街狙う−パキスタン北西部
 【ニューデリー時事】パキスタン北西部のペシャワルで11日夜、商店街を狙った連続爆弾テロがあり、AFP通信によると39人が死亡、108人が負傷した。
 犯行声明は出ていないが、同国では国際テロ組織アルカイダの指導者ビンラディン容疑者が5月に米軍により殺害されて以降、反政府勢力「パキスタン・タリバン運動(TTP)」による報復テロが頻発している。
 地元警察などによれば、爆発は午後11時半ごろ、数分間のうちに2度発生。最初の爆発は小規模で負傷者が出る程度だったが、その後、騒ぎを聞きつけた人々が集まったところで強力な爆発が起きた。2度目は自爆とみられる。
 週末でもあり、深夜にもかかわらずレストランなどは客でごった返していた。現場近くには複数の新聞社の事務所が入居するビルもあり、AFPによれば死者にはパキスタン有力紙ニューズの記者ら2人も含まれている。(2011/06/12-21:04

2665チバQ:2011/06/13(月) 12:34:18
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110613k0000e030045000c.html
トルコ:総選挙で与党勝利 新憲法制定には議席足りず
 【エルサレム花岡洋二】トルコ国会(1院制、定数550)の総選挙が12日投開票され、与党・公正発展党(AKP)が勝利した。開票率99.99%でAKPの得票率は49.9%で、前回07年選挙から3ポイント上乗せして02年から続く単独政権への「信任」を得た形。AKP党首のエルドアン首相が3期目再選となるのは確実な情勢だ。

 ただ、獲得議席の326は前回の15減で、同党が目指した新憲法を単独で制定できる3分の2の議席(367)どころか、国民投票を実施する要件の330議席も下回った。今後は新憲法を巡る与野党協議に焦点が移る。

 トルコ紙ヒュリエト・デーリー・ニューズ(電子版)によると、中道左派で世俗主義の最大野党・共和人民党(CHP)が得票率25.9%で135議席(前回112)、極右の民族主義者行動党(MHP)が13.0%で53議席(前回71)、無所属候補が6.6%で36議席(前回26)。当選した無所属候補はクルド民族主義の平和民主党(BDP)系の候補で、国会では同じ会派を形成する見通し。

 エルドアン首相は同日夜、首都アンカラの党本部で「交渉と合意形成を通じて新憲法を制定するよう、国民から託された」と勝利演説した。現憲法は軍事政権下の82年に制定されており、どの政党も憲法を改める必要性を訴えた。

 しかし、AKPが目指しているとされる、議院内閣制から大統領制への移行は「独裁を招く」などと野党が反対。CHPは、AKPの新憲法制定の意図や政権運営を「独裁的」と主張したほか、財政赤字と経常赤字が増大したことで「高失業率が続いた」と非難、AKPへの批判票を集めて議席を増やした。

 BDP系の無所属候補も、少数民族クルド人の権利拡大に対する与党の取り組みを「不十分」だと訴えて議席を伸ばした。

 これに対し、AKPは昨年の国内総生産(GDP)実質成長率が8.9%を記録した実績なども訴えたが、得票率は伸ばしながらも議席を減らした。

2666チバQ:2011/06/13(月) 21:05:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110613/mds11061308260001-n1.htm
トルコ総選挙で与党が勝利、3期目へ 改憲は当面困難
2011.6.13 08:25

12日、トルコの首都アンカラにある公正発展党(AKP)本部の前で、選挙結果を喜ぶAKP支持者ら(ロイター)
 【アンカラ=大内清】トルコ国会(定数550、一院制)の総選挙は12日、投開票が行われ、地元メディアによるとイスラム系の与党・公正発展党(AKP)が過半数を大きく上回る325前後の議席を確保、3期目の単独政権を確実にした。ただ、議席は改選前の331と比べると、わずかながら減少しており、国会承認だけで憲法改正が可能となる定数の3分の2には届かなかった。このため、大統領権限の強化などを盛り込んだ憲法の大幅改正は、すぐには実現が難しい状況となった。

 12日深夜、首都アンカラにあるAKP本部で支持者に向けて勝利演説したエルドアン首相は、将来の改憲について「すべての者と合意を図っていく」と述べ、野党勢力に協力を求めていく考えを示した。

 選挙戦で首相は、1980年のクーデター後の軍政下で制定された現行憲法の改正の必要性を強調するとともに、現在は象徴的な国家元首である大統領の権限を大幅に強化すべきだと主張、改憲後は、自身が大統領選に出馬する考えも示していた。

 これに対し、最大野党・共和人民党(CHP)など世俗主義派は、イスラム色の強い政策を進めるAKPが世俗主義を骨抜きにしようとしていると警戒、総選挙でのAKP圧勝を阻止することに力を注いだ。

 トルコの国営テレビによると、得票率はAKPが約50%。CHPは約26%、極右の民族主義者行動党(MHP)は約13%だった。

2667チバQ:2011/06/13(月) 21:08:36
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110613-OYT1T00741.htm
シラク氏、サルコジ氏不支持を表明…仏大統領選
 【パリ=三井美奈】フランスのシラク前大統領(78)が来年の仏大統領選で「(野党・社会党の)オランド前党第一書記に投票する」と発言、後継のサルコジ大統領(56)への不支持を表明したものとして波紋を広げている。


 発言は10日、シラク氏の地元で県会議長を務めるオランド氏と共に博物館を視察した際のもの。シラク氏はサルコジ氏と犬猿の仲だが、オランド氏とは古くからの親友。シラク氏は、やはり旧友のジュペ外相が与党・民衆運動連合から出れば支持するとも述べた。

 オランド氏は、ストロスカーン国際通貨基金(IMF)前専務理事が性的暴行罪で米国で起訴された後、社会党最有力候補に浮上。支持率もサルコジ氏を上回り、与党では「サルコジ氏では大統領選に勝てない」との空気が広がりつつある。

(2011年6月13日20時00分 読売新聞)

2668チバQ:2011/06/13(月) 21:46:09
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110613-OYT1T00790.htm
おそらく原発計画と決別…伊首相が敗北宣言

 【ウィーン=末続哲也】原発をすでに全廃しているイタリアで原発再開の是非を問う国民投票は13日、2日目の投票が行われた。

 投票は同日午後3時(日本時間同午後10時)に締め切られ、即日開票される。世論の大勢が「原発再開反対」の意を示していたことや、投票率が50%を超えて国民投票が成立する見通しとなったことから、ベルルスコーニ首相は13日、「イタリアはおそらく原発計画と決別し、再生可能なエネルギー分野の開発に取り組む必要があるだろう」と述べ、事実上の敗北宣言を行った。

 イタリアはチェルノブイリ原発事故(1986年)後、国民投票で原発全廃を決めたが、電力の1割以上を海外からの輸入に頼り、電力コストが割高になっている。2008年に政権復帰したベルルスコーニ首相は原発を再開する方針を表明したが、反対する野党側の求めで国民投票が行われた。福島第一原発事故後、反原発世論が高まったため、同国政府は4月に原発再開の無期限凍結を決めていた。

(2011年6月13日21時24分 読売新聞)

2669チバQ:2011/06/14(火) 20:53:13
>>1894>>1929>>1931
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110614-00000021-mai-int
<レバノン>組閣名簿を発表…ヒズボラ系閣僚が過半数
毎日新聞 6月14日(火)10時33分配信

 【カイロ和田浩明】レバノンのミカティ首相は13日、今年1月の首相候補指名から約5カ月ぶりに組閣名簿を発表した。閣僚30人のうち、イスラム教シーア派組織ヒズボラが主導する会派「3月8日運動」が過半数を占め、ヒズボラを支援するイランやシリアの影響力が強まった。

 組閣は主要ポストの割り振りをめぐって紛糾し、中東の民主化運動「アラブの春」の影響もあって長期化していた。組閣を発表したミカティ首相は記者会見で「全てのレバノン人のために働く内閣だ。行動で評価してほしい」と発言、党派色の打ち消しを図った。

 だが、サウジアラビアや米国に近いサード・ハリリ前首相の会派「未来運動」は入閣を拒否。新内閣を「ヒズボラの政府」と批判、対決姿勢を強めている。ヒズボラとハリリ陣営の溝は今後の内紛の火種になりかねない。米国はヒズボラをテロ団体に指定、後ろ盾であるイランが中東で勢力を拡大することを警戒している。

 新内閣の最大の課題はハリリ氏の父親ラフィク・ハリリ元首相の暗殺事件(05年)への対応。暗殺事件を担当する国連の特別法廷がヒズボラ関係者を訴追するとの観測が強まっており、ヒズボラは法廷への協力をやめるようレバノン政府に求めてきた。

 今年1月にハリリ内閣が崩壊したのも、法廷への協力問題をめぐりヒズボラが閣僚を引き揚げたことが原因だった。ヒズボラ関係者の訴追が発表されれば政治問題化するのは確実で、ミカティ首相は国家運営の難しいかじ取りを迫られることになる。

2670チバQ:2011/06/14(火) 21:01:46
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-21667120110613
イランで改革派が「沈黙のデモ」、大統領選から2年で
2011年 06月 13日 14:40 JST
 [テヘラン 12日 ロイター] 2009年のイラン大統領選挙から2年を迎えた12日、首都テヘランで改革派の支持者らがデモを行い、同派サイトによると、治安部隊が警棒などを使って取り締まった。
 この日のデモは「沈黙のデモ」と名付けられたが、目撃者の情報では、数千人規模の治安部隊員がテヘラン市内に動員され、大統領選後に拡大したような反政府活動が再発しないよう警戒した。

 ウェブサイトによると、治安部隊は電流が流れる警棒などを使って、デモ参加者を散会させようとし、数百人が身柄を拘束されたという。

 イラン当局は、2年前の大統領選でアハマディネジャド大統領に敗れた改革派指導者のムサビ元首相とカルビ元国会議長を、2月に行われたデモを呼び掛けたとして自宅軟禁に置いている。

2671チバQ:2011/06/15(水) 23:01:15
>>2650
http://www.asahi.com/international/update/0615/TKY201106150169.html
フジモリ元大統領、抑うつ症体重15キロ減 恩赦の観測2011年6月15日16時35分


 南米ペルーで、軍警察の特別施設に収監中のフジモリ元大統領(72)の担当医が14日、記者会見し、フジモリ氏が抑うつ症で、最近4カ月で体重が15キロ減ったと語った。一方、大統領選に当選したウマラ氏は地元メディアに、「人道的な見地から恩赦もあり得る」と語り、ペラレス検事総長も13日、「不治の病の場合は恩赦もあり得る」と発言、恩赦が現実味を帯びてきた。

 フジモリ氏は、軍による民間人殺害事件で25年の禁錮刑を受けているが、9日、舌の腫瘍(しゅよう)再発に伴う出血で入院。腫瘍のがん性が判明したものの、末期症状ではなく手術はしないという。

 一部地元メディアは、政府や司法レベルで、恩赦が具体的に話し合われているとし、治療のため、フジモリ氏を日本に送ることも検討されている、と伝えている。(サンパウロ=平山亜理)

2672チバQ:2011/06/15(水) 23:03:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110615/erp11061519570001-n1.htm
遠のく盟主の座 中国の浸透に苦慮の露 上海協力機構創設10周年
2011.6.15 19:55 (1/2ページ)
 【モスクワ=佐藤貴生】中露と中央アジア4カ国で構成する上海協力機構(SCO)は15日、カザフスタンの首都アスタナで首脳会議を開き、創設10周年を記念した「アスタナ宣言」を採択した。ただ、豊富な資金力を背景に中央アジアへの浸透を図る中国の陰で、ロシアの求心力の衰えは否めないのが実情だ。旧ソ連を構成した“裏庭”への中国の進出ぶりに警戒を強めるロシアは、インドを正式加盟国に引き入れて中国の影響力をそぐ戦略を描いているともいわれる。

 インタファクス通信によると、会議には加盟6カ国の首脳が顔をそろえ、北大西洋条約機構(NATO)が欧州で進めるミサイル防衛(MD)の「一方的な」実施に反対することなどを盛り込んだアスタナ宣言を採択。反テロ協力や麻薬の密輸撲滅など、犯罪阻止に関する覚書も採択する。

 会議には準加盟国のイランやパキスタンのほか、アフガニスタンのカルザイ大統領もゲストとして出席、組織としての存在感を示した。メドベージェフ露大統領は「SCOは開かれた組織で、エリートクラブではない」と加盟国拡大に賛意を表明。準加盟国のインドやパキスタンなどは正式加盟を求めている。

 一方、中国の胡錦濤国家主席は、加盟国を対象に総額120億ドル(約9700億円)を低利融資すると表明、中央アジアの経済支援に力を注ぐ方針を示した。

 2001年、中露を中心に創設されたSCOの目的は対米牽制(けんせい)だったといわれる。しかしこの10年で、中央アジアをめぐる中露の勢力図は大きく変わった。特に08年の米国発の金融危機以降、経済の復調に手間取るロシアを横目に急成長を維持した中国は着々と地盤を固めてきた。

 モスクワ国立国際関係大学の公式サイトなどによると、中国は過去、カザフスタンに160億ドル▽SCO非加盟のトルクメニスタンに30億ドル▽ウズベキスタンに4億ドルの投融資をそれぞれ実施。各国に眠る石油や天然ガス、天然ウランなどの輸入を本格化させた。

 さらに、中央アジアの最貧国で地下資源に乏しいタジキスタンには8億ドルを投融資、同国最大の債権国として影響力を行使しているほか、キルギスは安価な中国製品の海外輸出の中継地と化している。

 こうした情勢をふまえ、露有力紙コメルサントは15日付で、「ロシアが中央アジアでの影響力強化のために欲してきたSCOの盟主は、中国であることがこの10年で明らかになった」という趣旨の記事を掲載。「インドの(正式加盟)申請を歓迎しており、全力で支援する」との関係者の談話も紹介、インドの力を借りてでも中国の影響力を薄めたいロシアの思惑がにじんでいる。

2673チバQ:2011/06/15(水) 23:03:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110615/chn11061519550004-n1.htm
中国・カザフ 国境またぐ異例の「経済特区」
2011.6.15 19:53
 【上海=河崎真澄】上海協力機構(SCO)の首脳会議に合わせ、中国とカザフスタンは15日までに、両国の国境をまたぐ経済特区を7月1日に正式スタートさせることで合意した。外国人を含め30日間のビザ(査証)なし滞在や、資本や貨物を含むヒト・カネ・モノの自由な移動を認める異例の特区となる。

 中国国営新華社通信が伝えたところによると、この特区は、新疆ウイグル自治区側の約4平方キロと、国境を接するカザフ側の約2平方キロにまたがるホルゴス地区に置かれる。7月1日から両国が共同管理する「ホルゴス国境辺境協力センター」が特区運営を行う。

 特区には、すでに保管倉庫や会議センター、金融サービス拠点などが建設されており、民間企業の進出が一部始まっている。特区経由での中国製の自動車や家電などの中央アジア向け輸出増が期待されている。

 中国にとって、天然ガスや石油など地下資源の供給国となるカザフとの関係拡大が重要な国家戦略になってきている。訪問先のアスタナで、カザフのナザルバエフ大統領と会談した胡錦濤国家主席は、「2015年までに両国の貿易規模を400億ドル(約3兆2000億円)にする」と述べた。

2674チバQ:2011/06/16(木) 20:06:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110616/mds11061619290000-n1.htm
トルコ側国境にあふれる避難民 シリア「人道危機」の様相
2011.6.16 19:26 (1/2ページ)

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シリアとの国境に近いトルコ南部の村ヤイラダグの避難民キャンプでは、テントが所狭しと立ち並んでいた(大内清撮影)
 負傷したシリア人を運ぶ救急車がけたたましいサイレンとともに何台も往来していた−。シリアとの国境に近い、トルコ南部の村ヤイラダウ。バッシャール・アサド大統領の政権による住民弾圧が続くシリアからトルコ側へ逃れた避難民の数は、16日までに8500人を超えた。今後も増え続ける見通しで、事態は人道危機の様相を呈している。(ヤイラダウ=トルコ南部 大内清)

 ヤイラダウ村に、トルコ政府が避難民向けに設置したキャンプの一つがある。

 「兵隊があちこちで家々を撃ちまくっていたんだ」

 トルコ当局は避難民への自由な取材を認めていないが、当局が目隠しのために敷地の外周に設けた青いシートから顔をのぞかせ、十代前半ぐらいの少年が話してくれた。銃声が忘れられないのか、みるみるうちに瞳に涙がたまっていく。

 シリア北部ジスル・アッシュグールから家族とともにヤイラダウに逃れて6日目、恐怖の記憶は鮮明だ。

    □ □

 シリアでは3月、南部ダルアーを“発火点”に反政府デモが全国に拡大した。アサド政権は懐柔策を打ち出しつつも武力弾圧を強め、ジスル・アッシュグールで警官ら120人が「武装集団」によって殺害されたと主張。それを口実に今月10日、軍事作戦を開始し、14日までに同町を制圧したとされる。

 シリア国内の取材は厳しく制限されており、当局の主張の真偽は不明だ。だが、ヤイラダウの避難民の男性は産経新聞の電話取材に、弾圧に抵抗するため「自らも銃を持っていた」と明かした。銃器がどの程度、住民に行き渡っているかは明らかではないものの、反政府行動が今後、本格的な武装闘争に発展すれば内戦の懸念が現実味を増すことになる。

 さらに情勢を複雑化しかねないのが宗教対立だ。

 現大統領の父、ハフェズ・アサド前大統領は1970年のクーデターで権力を握って以来、自身が属するイスラム教シーア派の一派とされるアラウィ派出身者を軍の要職などに重用、同派はシリアの支配階層を形成してきた。国民の大多数を占めるスンニ派の不満は大きく、政権への怒りの一因になったともいわれる。

 反体制派は「デモはあくまで民主化が目的」と、宗派対立を否定はしている。しかし、政権による弾圧が続く中、最近では宗派間の対立感情が高まっているとの指摘も出始めている。

   □ □

 ヤイラダウの避難民女性たちは電話取材に対し、「(ジスル・アッシュグールでは)若い娘が裸で兵士のお茶くみをさせられている」と訴えた。

 兵士たちはそれを写真に撮って女性らの家族に当局に協力するよう脅迫。避難している親族などに電話をかけさせ、シリアに戻るよう説得させているという。

 人権団体のまとめでは、シリアではこれまでに当局の発砲などで1400人以上が死亡、1万人以上が拘束を受けたとされる。

 トルコの報道によると、同国のエルドアン首相は14日、アサド大統領と電話会談し、暴力の即時停止を強く求めた。

 その際、「受け入れられなければ国際社会はシリアに対し行動を起こすだろう」と警告したとも伝えられており、トルコが良好な関係を維持してきた対シリア外交を転換させるとの見方も浮上している。

2675チバQ:2011/06/16(木) 23:06:34
http://www.asahi.com/international/update/0616/TKY201106160165.html
スウェーデン国王、権威失墜 風俗店出入り・火消し疑惑2011年6月16日12時23分


 スウェーデンのグスタフ国王(65)の友人が、国王が風俗店に出入りしていたとされる「証拠写真」をギャングから買い取ろうとしたもみ消し工作が最近、発覚。清廉なイメージが強かった国王を巡るスキャンダルに衝撃が広がっている。

 同国の民放TV4などによると、昨年11月に国王の親友の男性が首都ストックホルムで風俗店を経営するギャングに接触。写真を買い取ろうとしたが、大金を要求され交渉は決裂したという。男性は交渉の事実を認め、「独断で行った」と弁明した。

 グスタフ国王は地元通信社のインタビューで、風俗店への出入りと交渉への関与を否定した。

2676チバQ:2011/06/16(木) 23:10:27
http://www.asahi.com/international/update/0616/TKY201106160153.html
ギリシャ、内閣改造へ 大連立失敗で財政危機再燃の恐れ2011年6月16日11時3分


アテネの国会前で15日、にらみ合うデモ隊と警官隊=AP
 財政危機に陥っているギリシャのパパンドレウ首相は15日夜、アテネでテレビ演説し、追加の財政緊縮法案を成立させるため模索した野党との「大連立構想」が、不調に終わったと表明した。緊縮策の実施は欧州連合(EU)が支援の前提としており、政局の混乱でギリシャ発の危機が再燃するおそれがある。

 政府筋によると、首相は自らの辞任を申し出たうえで、野党からの首相選出を前提とした大連立構想を提案。だが野党側は、EUによる支援の枠組みを最初から交渉し直すことを条件としたため、話し合いは決裂した。

 首相は演説で「引き続き(財政緊縮の)路線を続ける」と強調したうえで、内閣改造を打ち出し、国会で新内閣の信任投票を実施すると述べた。首相が率いる与党は国会(定数300)で過半数の155議席を確保しているが、緊縮法案に公然と反対している閣僚もいる。内閣改造には、党内の反対派を排除したうえで求心力を高め、今月末の国会審議を乗り切るねらいがある。

2677チバQ:2011/06/17(金) 00:17:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110616-00000883-yom-pol
クック諸島と外交関係樹立へ…193か国目
読売新聞 6月16日(木)18時59分配信

 菅首相は16日、首相官邸でクック諸島のヘンリー・プナ首相と会談し、外交関係を樹立することを確認した。

 今後、両国間で大使館開設に向けた手続きを進める。日本が外交関係を有する国は193か国となる。クック諸島はニュージーランドの北東約3000キロに位置し、鹿児島県・徳之島とほぼ同面積。人口は約2万2600人。 .

2678チバQ:2011/06/18(土) 08:28:23
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011061802000031.html
財務相に政敵起用 ギリシャ内閣改造
2011年6月18日 朝刊

 【パリ=清水俊郎】深刻な財政赤字に陥っているギリシャのパパンドレウ首相は十七日、緊急の内閣改造を実施した。財政再建に向けた緊縮策に対する与野党からの批判の矢面に立っていたパパコンスタンティヌ財務相を更迭して環境相に転任させ、与党内の政敵ベニゼロス国防相を財務相兼副首相に起用した。

 与党内をまとめ、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)からの支援融資の前提条件となる国営企業民営化や増税など緊縮策の実現を図るのが狙い。ただ、野党は反発を強めており、関連法案が国会を通過してデフォルト(債務不履行)を避けられるかは不透明だ。

 緊縮策をめぐり、パパンドレウ首相が野党との大連立を打診したことを受けて与党内から離反議員が続出して内政が混迷。内閣改造は十六日の予定だったが、与党内の調整が難航して十七日にずれ込んだ。

 ベニゼロス氏は、中道左派与党の全ギリシャ社会主義運動の二〇〇七年の党首選でパパンドレウ首相と争って敗れた党の重鎮。


http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT893505220110617
ギリシャ新内閣は厳しい改革を遂行、成長支援も重視=パパンドレウ首相
2011年 06月 18日 00:52 JST
 [アテネ 17日 ロイター] 内閣改造を実施したギリシャのパパンドレウ首相は17日、新内閣として財政・構造改革に向けた厳しいプログラムを遂行すると同時に、成長を促すために一段の措置を講じる考えを表明した。
 首相は新閣僚に対し「エバンゲロス・ベニゼロス新財務相は、抜本的な構造改革という、とりわけ困難で痛みを伴うプログラムを導入することを約束している」と述べた。

 同時に「成長にも一段と重点を置く」とした。

 

 ベニゼロス氏は記者団に対し、ギリシャは財政目標からそれることなく危機から脱することができると述べた。

2679チバQ:2011/06/18(土) 08:28:57
http://www.asahi.com/international/update/0617/TKY201106170532.html
人気の国防相、不人気の財務相に 財政危機のギリシャ2011年6月17日22時6分


 財政危機に陥っているギリシャからの情報によると、パパンドレウ首相は17日、内閣改造を行い、国民の不満が強い財政緊縮法案を担当する財務相に、ベニゼロス国防相を任命した。

 ベニゼロス氏は国民の人気が高く、欧州連合(EU)が支援の条件としている緊縮策の実施を実現させるためとみられる。パパンドレウ首相と党首選を争ったライバルでもあり、挙党体制を作るねらいもある。

 緊縮策をめぐっては数万人規模のデモがあり、与党議員2人が抗議の辞任を表明するなど、混乱が続いていた。(ジュネーブ=前川浩之)

2680チバQ:2011/06/18(土) 08:29:31
http://www.asahi.com/international/update/0617/TKY201106170531.html
秩序優先の「プーチン型」経済からの転換促す ロ大統領2011年6月17日21時14分

 ロシアのメドベージェフ大統領は17日、サンクトペテルブルクで開かれた国際経済フォーラムで演説し、「我々は国家資本主義はとらない。経済への国家関与の時代は去った」と述べ、自ら提唱する「現代化」路線の推進を訴えた。ソ連崩壊後の1990年代の経済混乱を安定させ、秩序を優先した「プーチン型」経済の転換を事実上促すものだ。

 同大統領は、91年末のソ連崩壊で生まれた新生ロシアを「若い20歳」と表現し、「国家の役割強化で発展する段階があった。90年代のカオスを治めるため、それは一定期間は必須だった」と指摘。00年から2期8年間大統領を務めたプーチン氏(現首相)の経済政策をそう位置づけた。

 さらに、「汚職や投資の閉鎖性、国家の過剰な経済関与、中央集権主義は将来への負債だ。これらを解消しなければならない」と述べ、欧米との統一経済空間をつくる必要性を説いた。

2682チバQ:2011/06/19(日) 16:02:45
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011061801000871.html
6党が連立政権で合意 フィンランド
2011年6月18日 23時09分

 新政権の構成について話す国民連合のカタイネン党首(左から4人目)ら=17日、フィンランド・ヘルシンキ(ロイター=共同)


 【ロンドン共同】4月の議会選以降、連立協議が続いていたフィンランドで18日までに、第1党の穏健保守主義、国民連合や、第2党の社会民主党など6党が連立政権樹立で合意した。ロイター通信などが伝えた。

 国民連合のユルキ・カタイネン党首(39)が22日に首相に指名され、23日に新政権が発足する見通し。6党連立で新政権は定数200議席の議会で過半数の126議席を占めることになる。

 フィンランドはこれまでも中道右派の中央党、国民連合などの連立政権だったが、首相を選出していた中央党は選挙で後退、新政権からは外れる。

 新政権は歳出削減や増税により財政再建に取り組む。これまで同国は原発を積極利用し、現在4基の原発があるが、新規建設は認めない方針。

 4月の議会選では反欧州連合(EU)を掲げる保守系右派の真正フィン人党が第3党に躍進。政権入りに向け国民連合と協議したが、EUによるポルトガルなどへの財政支援をめぐる方針の違いから決裂。連立協議は仕切り直しを迫られ、難航していた。

2683チバQ:2011/06/19(日) 16:03:30
http://www.asahi.com/international/update/0618/TKY201106180353.html
トルコ総選挙、少数民族クルド人が躍進 権利拡大要求へ2011年6月18日19時51分
 トルコ総選挙(定数550)で少数民族クルド人の無所属が躍進し、今後のエルドアン政権の対クルド政策が注目されている。クルド人側は新国会で権利拡大の要求を強めるのは必至。新憲法の制定を課題とするエルドアン政権もむげにはできず、駆け引きが強まる可能性がある。

 投票が12日にあった総選挙でクルド人の無所属は36議席を獲得。全員がクルド系政党・平和民主党(BDP、改選前20)に合流するとみられる。トルコの政党は全国で10%以上の得票がなければ国会議席が得られない。「死票」を出さないため、BDPは全員を無所属で立候補させた。

 BDPのデミルタシュ党首は選挙結果について「満足している。人々の自由を求める声が強まった結果だ」と述べた。悲願とする公立学校でのクルド語教育の実施や、クルド人による自治要求を強める動きに出るのは間違いない。

2684チバQ:2011/06/19(日) 16:10:38
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110619-OYT1T00274.htm
「能吏」潘国連事務総長、再選へ…指導力に課題

 【ニューヨーク=柳沢亨之】国連の潘基文(パンギムン)事務総長が17日、安全保障理事会の推薦を受けて再選を確実にした。


 選出に拒否権を持つ米中など安保理常任理事国に「逆らわない能吏」(国連筋)を演じてきた潘氏は、2期目の課題に人道介入や原子力の安全を掲げる。こうした政策には大国の利害が絡むだけに、指導力の真価が問われそうだ。

 潘氏は気候変動対策や貧困削減を1期目の業績に挙げるが、「実績らしい実績はない。大国への配慮で精いっぱいだった」(アジア外交筋)との声も根強い。

 北朝鮮情勢では一時、訪朝も考えたが、米中の対立を見て目立った関与は控えた。イスラエル軍のガザ侵攻(2008〜09年)に関する本格調査を見送ったのも米国への配慮の色が濃厚。中国の民主活動家・劉暁波氏が昨年ノーベル平和賞を受賞した際は歓迎声明も出さなかった。

(2011年6月19日11時08分 読売新聞)

2685チバQ:2011/06/19(日) 16:11:19
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110617-OYT1T00297.htm
仏アレバ社の女性CEO更迭…大統領と対立?
 【パリ=三井美奈】フランス首相府は16日、福島第一原発事故で発生した汚染水の処理を支援している原子力大手アレバ社のアンヌ・ロベルジョン社長兼最高経営責任者(CEO)を6月末で退任させる人事を決定した。


 アレバ社は仏政府が株式の約90%を保有しており、事実上の更迭となる。

 サルコジ仏大統領や電力会社幹部との対立が取り沙汰されていた。3月末にはサルコジ大統領と共に来日し、原発事故対応で東京電力への支援を約束した。

(2011年6月17日14時16分 読売新聞)

2686チバQ:2011/06/19(日) 16:15:24
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011061901000308.html
シラク氏、仏大統領批判 「日本を中傷」と不快感
2011年6月19日 15時17分

 フランスのシラク前大統領(ロイター=共同)


 【パリ共同】フランスのシラク前大統領はこのほど出版した「回想録」第2巻で、サルコジ大統領を「神経質」などと描写、特に自分が愛好する日本の相撲をサルコジ氏が以前こき下ろしたとされることについて「日本を中傷した」と強い不快感を示した。シラク氏は知日派として知られる。

 「回想録」第2巻は、1995年の大統領就任から2007年の退任までを600ページ以上にわたりつづった大著。

 この中でシラク氏は、内相時代のサルコジ氏が04年に中国を訪問した際に「日本より中国が好き。相撲は知的なスポーツではない」と発言したとされることを取り上げた。シラク氏は当時、沈黙を貫いたが、著書では「相撲を皮肉り、日本を中傷した。私が情熱を傾ける二つを彼が知らないわけはない」と憤りを示した。

 また05年、フランスの大都市郊外で若者の暴動が広がった際、サルコジ内相が若者らを「社会のくず」と呼んだことについて「内相の、場をわきまえない発言を是認することはできなかった」と批判。サルコジ氏について「確かに長所もある」と手腕を認めつつも「神経質で、激しい気質。野心むき出しで、自分を疑うことを知らない」と評した。

2687チバQ:2011/06/19(日) 20:41:48
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110616-OYT1T01241.htm
ギリシャ首相、窮地に…信任案否決なら解散も

 【ウィーン=末続哲也】財政危機に直面するギリシャで続く政局混迷は、パパンドレウ首相が月内の議会通過を目指す緊縮策を巡り、与党の中道左派・全ギリシャ社会主義運動の内部から造反者が相次ぎ、首相を窮地に追い込んでいる。


 19日にも行われる信任投票で、信任案が否決されると、解散総選挙の可能性が強まり、一層の混乱が予想される。与党議員は緊縮策に反対し、14日に1人が離党、16日には2人が辞職した。造反議員続出で議会(一院制、定数300)の与党勢力は155に減少。与党内でさらなる離党者が出る可能性がある。

 背景には今回の緊縮策への世論の強い反発がある。新たな緊縮策は公務員数削減、公営企業民営化、増税などを含む。人口の約1割を占める公務員や、就職難に苦しむ庶民は激怒した。

(2011年6月17日09時55分 読売新聞)

2688チバQ:2011/06/20(月) 18:48:51
http://mainichi.jp/select/world/news/20110617ddm007030163000c.html
遠い春:揺るがぬイラン/上 人権活動家、暴力の犠牲に
 ◇民兵100万人、デモ封じ
 6月1日早朝、テヘラン郊外の住宅地に、バシジと呼ばれる保守派の屈強な民兵や警官ら数百人が集結した。前日病死した、著名な人権派野党政治家、エザトラ・サハビ氏(81)の葬儀だった。

 混乱は突然起きた。集まった男たちがエザトラ氏の遺体を奪い取り、抵抗した長女で人権活動家のハーレ・サハビ氏(54)が、男にわき腹を殴られ即死したのだ。政府は「ハーレ氏の死は持病悪化が原因」と発表したが、葬列が反政府デモに発展するのを警戒した保守派ともみ合ったことが原因とみられ、国内で批判が高まっている。

 イランでは09年6月、保守派のアフマディネジャド大統領が大差で再選したとする開票結果に疑問の声があがり、改革派による反政府デモが拡大した。

 ハーレ氏は連日デモに参加し同年8月に逮捕され、禁錮2年の刑で服役中だった。父親の葬儀のため一時釈放されていたのだ。判決前の昨年5月、ハーレ氏は毎日新聞の取材に実名で応じ「自由に意見が言えるイスラム社会が欲しいだけです」と語っていたが暴力の前に命を落とした。

 父のエザトラ氏は、イスラム革命(79年)前、当時のパーレビ王制を批判して投獄された。故ホメイニ師の指導で革命が達成されると閣僚にもなったが、革命後の権威的体制に反発して再び投獄された。革命で体制は変わっても強権体質が不変なことを、父子2代が体現している。

 「アラブの春」を受けテヘランでは今年2、3月にも「反政府デモ」が散発したが即座に鎮圧された。アラブ諸国との違いは治安部隊の圧倒的規模だ。警察や軍、革命防衛隊に加え、全国約100万人のバシジの存在は強力だ。「人々は治安部隊におびえ、無言でばらばらに歩くしかなかった」(40代男性)。米メディアは「数万人のデモ」と報じたが、デモ集団を形成することすら難しかったのが現実だ。

 弾圧はデモだけでなく言論に対しても進む。反政府的な記事を書いたとして逮捕され、1カ月間独房に入れられた女性記者は語る。「記者仲間が次々とペンを捨て海外に出て行く。表面上平静な今こそ言論の危機です」

 今年1月、エジプトで起きた民主化デモでは、一時鎮圧に乗り出した警察が結局撤収し、軍も事態を静観した。そしてデモは連日拡大しムバラク政権崩壊へとつながった。一方、イランの場合、治安当局は反抗の「芽」を徹底的につぶし、国内外の批判は気にしない。

 改革派の人々は口をそろえる。「この国の指導部は革命を経験したプロばかり。革命の怖さも抑え方も知り尽くしている」

  ×   × 

 チュニジアの政権崩壊から始まった「アラブの春」。リビアやシリアなど周辺諸国が揺れる中、イランでは春の風が吹かない。その背景を探る。【テヘラン鵜塚健】

毎日新聞 2011年6月17日 東京朝刊

2689チバQ:2011/06/20(月) 18:49:11
http://mainichi.jp/select/world/news/20110618ddm007030122000c.html
遠い春:揺るがぬイラン/中 ばらまきで反乱防ぐ
 ◇大統領に陳情、7割が実現
 「大統領への手紙なら私が書くよ」。テヘラン中心部の大統領府前の通りには早朝から「代書屋」の声が響く。「夫が亡くなり、暮らしていけない」「妻の医療費が払えない」。文章が書けない市民に代わり、アフマディネジャド大統領に宛て悩みをつづるのが仕事だ。人々は200円程度を払って手紙を受け取ると、近くの大統領府付属「市民陳情センター」に駆け込む。

 約20人いる代書屋の一人、ハミドさん(38)によると、テヘラン周辺部から毎日数百人が同センターを訪れて、現金援助や融資について陳情する。約7割が実現するというから驚きだ。

 地方出身で、妻と3人の子供を抱えるハミドさん自身も「左腕を骨折して会社を解雇された」と手紙を送ると、後日同センターから25万円程が振り込まれた。「大統領は庶民の味方さ。デモを繰り返す金持ちの連中にはわからないよ」

 イランでも格差拡大は深刻だ。労働者の月額最低賃金は3万円以下だが、テヘラン北部には1億円以上の邸宅や高級外車が珍しくない。イスラム教は不労所得である金利をとることを禁じるが、同国の事実上の金利(投資配当)は5年で約15%。資産運用だけで暮らす住民も多い一方、庶民は毎年上がる家賃に苦しむ。

 極めて大ざっぱに分けると改革派は富裕層、保守派は貧困・庶民層になり、富裕層と庶民の溝は、改革派と保守派の政治対立になる。09年6月、保守派のアフマディネジャド大統領の再選を不服とする改革派が大規模デモを展開。しかし、都市の貧困層や宗教的保守層、多くの地方住民には依然大統領支持は根強い。05年の初当選以来、地方遊説は90回。高騰する家賃抑制策、富裕商人への課税強化など大統領が掲げる政策はすべて「弱者の味方」に映る。

 今春、映画「追放者3」が国内史上最高の人気になった。09年の大統領選で敗れた改革派候補をちゃかした娯楽作品で、監督は超保守派のデフナマキ氏。同時期に上映された、イラン人監督によるベルリン国際映画祭受賞作品を上回る興行成績で、庶民と改革派の意識の乖離(かいり)を露呈した。

 言論弾圧、人権侵害、政治の腐敗……。イランは問題が山積するが、世界4位(09年)の産油国の底力が、ポピュリスト(大衆迎合主義者)大統領によるばらまきを可能にし、チュニジアやエジプトのような「経済弱者の反乱」を防ぐ。改革派の中堅映画監督は「国民は考える力を失った」と嘆くが、その声は庶民には届かない。【テヘラン鵜塚健】

毎日新聞 2011年6月18日 東京朝刊

2690チバQ:2011/06/20(月) 18:49:29
http://mainichi.jp/select/world/news/20110619ddm007030121000c.html
遠い春:揺るがぬイラン/下 権力分散、見えぬ目標
 ◇「革命恐怖症」若年層にも
 「我々の革命(79年)を見本にしたイスラムの目覚めだ」。イランの最高指導者ハメネイ師は、アラブ諸国で続く民主化運動をこう表現する。「すでに革命を経たイランのイスラム体制は盤石だ」とも言いたげだ。確かに今すぐ体制自体が崩れる兆候はないが、内部では激しい衝突が収まらない。アフマディネジャド大統領と国会多数派の対立に加え、大統領とハメネイ師との関係が悪化。来春の国会議員選挙、13年の大統領選を巡り「内輪」の主導権争いが過熱している。

 イランでは大統領の権限が限られ、個人による独裁体制にはない。むしろ、さまざまな権力機関が複雑にけん制し合い、権力の中枢がどこなのか見えにくいのが特徴だ。国内外から批判を受ける大統領だが、退陣すれば強権的支配が改善するほどイラン政治は単純ではない。現大統領より抑圧的な有力政治家、宗教指導者も数多い。

 09年の大統領選以降、改革派指導者のムサビ元首相が救世主のように語られるが、ムサビ氏はハメネイ師(保守派)の縁戚だ。首相当時(81〜89年)は原理主義的な人物としても知られ、今も若者の熱狂的支持はない。

 確かに社会には大きな不満が横たわる。では、だれに権力を託し、何を変えればいいのか。「ムバラク政権打倒」で国民がまとまったエジプトのような統一目標が描けないのがイラン人の悩みだ。

 テヘラン北部の男子大学生、アミンさん(21歳、仮名)は、床面積300平方メートル近い実家マンションで不自由ない暮らしだが、恋人と手をつないで散歩することさえできない窮屈な監視社会に我慢ならない。09年以降のデモに毎回参加したが、今年3月のデモで兄とともに警察に一時拘束され、「次は刑務所行き」と脅された。以降は参加を控えている。

 革命時に自分と同年齢だった医師の父(53)は「革命に期待し過ぎるな」と繰り返す。父はかつて理想に燃え革命に身を投じたが、革命後に見たのは各政党・組織間による醜い権力、利権の争奪戦だったという。

 今月までイランに長期滞在した桜井啓子・早大教授(イラン地域研究)は「イランの中高年には、自分たちで革命を達成した自負と、革命で理想の社会が得られなかった後悔が入り交じる」と分析する。そんな複雑な感情から来る「革命恐怖症」が次世代のためらいにつながる。

 「革命を起こして自由でより良い社会が訪れる保証があればデモで死んでもいい。けれど、今は具体的な未来が見えない」。アミンさんのため息は深い。【テヘラン鵜塚健】

毎日新聞 2011年6月19日 東京朝刊

2691チバQ:2011/06/20(月) 18:52:23
http://www.afpbb.com/article/politics/2807560/7396049?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
シリア独裁政権に崩壊はあるか、専門家分析
2011年06月20日 18:04 発信地:カイロ/エジプト
【6月20日 AFP】中東・北アフリカのアラブ諸国全域が民衆蜂起の波にのまれる中、シリアのアサド政権の基盤は他の独裁政権とは異なり、いまだ揺らいでいない――が、今後、政権が嵐を切り抜け生き残れるかどうかに関しては、専門家の予測は分かれている。

■構造的に堅固なシリアの政権中枢

 周辺国のチュニジア、エジプト、イエメン、リビアでは、民衆蜂起からわずか数週間で反体制の動きが顕在化したが、シリアでは反体制デモへの残虐な弾圧や、それに対する国際社会の非難にもかかわらず、アサド政権の最上層部にも治安部隊内部にも、離反の動きや亀裂は確認できない。

 専門家たちはその理由について、シリアはバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領1人による個人独裁ではなく、政権中枢を取り巻く側近集団による寡頭制独裁だからだと分析する。

 英ロンドン(London)に拠点を置くリスク分析専門会社エクスクルーシブ・アナリシス(Exclusive Analysis)によると、政権中枢にはアサド大統領の親族のみならず、大統領と同盟関係にある軍や治安機関の上層部も含まれており、政府の重要な決定はこの側近たちとの協議を通じて下される。

 1970年から30年間続いた父、ハフェズ・アサド(Hafez al-Assad)前大統領から権力を引き継いだ現大統領を、親族とこの側近集団が支え、さらにアサド家の出自である同国のイスラム教少数派、アラウィ派(Alawite)が支持基盤となっている。このため「シリア政治の根幹には、少数派のアラウィ派が、バース党や軍・治安機関を通じて政治と経済を支配する、との不文律があり、大々的な武力行使によるデモ鎮圧にも、エリート層内では大きな異論が出ない」という。

 英エジンバラ大学(University of Edinburgh)で9月から教鞭を取るシリア情勢の専門家、トマス・ピエレ(Thomas Pierret)氏も「側近たちはみな、この独裁政権に改革などありえないことを分かっている。独裁が強力な制度に基づく場合なら改革も可能だが、世襲制ではそれは望めない」と同感する。

■政権は国内少数派、抗議運動が高じれば収拾不可にも

 しかし、政権中枢に今後も分裂が生じないかどうかについては、専門家の意見は分かれる。
 
 エクスクルーシブ・アナリシスは、現在までのところ彼らの政権掌握に揺るぎはなく、軍にも離反の動きはほぼ見られないが、「現状をいつまでも維持できるわけはなく、デモが収束するか、さもなくば国家が崩壊するかだ」と注視する。

 現在、政府はデモの鎮圧に、政権への忠誠度が高いアラウィ派の治安部隊に加え、国内多数派であるスンニ派の予備兵部隊も動員している。混乱が長引けば、さらにスンニ派部隊に依存せざるをえなくなる。スンニ派地域に制裁を加えるためにスンニ派部隊を動員すれば当然、逃亡兵や離反者が出、軍の分裂をも招きかねない。

 こうした勢力図の中で、政権は支配力を失いつつあると指摘するのは、独立系研究機関のネットワーク「アラブ改革イニシアチブ(Arab Reform Initiative)」のBasma Kodmani所長だ。「治安部隊を各地に一斉動員するには、限界がある。既に形勢は不利になりつつある。個々のデモを鎮圧しようとしているからだ。だからこそ反体制派は、できるだけたくさんのデモを起こそうとしているのだ」

 この点について、前出のピエレ氏は「理論上で言えば、デモの参加者に強い意志さえあれば、軍の限界を突き破ることができる。けれど、そのためには、もっとずっと運動が大きくなる必要がある」と述べる。

■過ぎてしまった引き返し可能地点

 一方、ドイツ国際安全保障研究所(German Institute for International and Security Affairs)のフォルカー・ペルテス(Volker Perthes)所長は、政権側に鎮圧をあきらめる気配は現在全くないようだと指摘する。「政権側は、混乱を長引かせたいようにさえ見える。支持者は大勢いる。逆に反体制派は弱く、国内外で組織を作り始めたばかりだ」

 しかしペルテス氏は「同時に、後戻りできる地点は過ぎてしまったようにも見える。あまりにも多くの血が流されてしまった」と語った。

 人権団体「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」によると、シリアでは反体制デモが本格化した3月中旬以降これまでに、民間人1309人、治安部隊341人が死亡した。また、1万人が身柄を拘束され、1万5000人が周辺国のトルコやレバノンへ国外避難している。(c)AFP

2692チバQ:2011/06/20(月) 18:52:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110620/mds11062009520004-n1.htm
改革不十分と数千人デモ モロッコ国王の改憲案に
2011.6.20 09:48
 モロッコ最大都市カサブランカで19日、国王モハメド6世が17日に発表した憲法改正案は「改革が不十分」として、数千人がデモ行進した。ロイター通信が伝えた。

 7月1日に国民投票にかけられる改憲案は、絶対的な国王の権限を縮小し、議会や政府の役割を強化する内容。賛成多数で可決されるとの見方が強い。

 ただ、治安や軍、宗教に関する権限は国王が維持しており、民主化勢力は不満を表明。投票のボイコットを訴える声もある。

 市内では国王支持派も近くでデモを実施、ロイターによると、約500人が参加したという。(共同)

2693チバQ:2011/06/20(月) 18:55:42
http://mainichi.jp/select/world/news/20110614ddm003030178000c.html
クローズアップ2011:イタリア、脱原発を継続(その1) 脅威避け故郷守る
 ◇「国より自分」の伝統 首相不信も一因
 先進国の中で唯一原子力発電所のないイタリアの国民は12、13両日の国民投票で改めて「原発拒絶」の姿勢を明確にした。背景には、東京電力福島第1原発事故の衝撃に加え、ベルルスコーニ首相らへの政治不信、重要な問題は伝統的に国民が決める−−という三つの要素がある。しかし、代替エネルギーや、電力の大半を輸入化石燃料に頼る構造にも改善の道は見えない。ドイツなど脱原発への動きが目立つ欧州だが、原発推進を維持する国も多く、欧州は「フクシマ・ショック」後の原発政策を巡って二分され始めた。【ローマ藤原章生、ロンドン会川晴之】

 イタリア人は87年の国民投票で、原発建設地を自治体ではなく国が優先的に決めることや、自治体への優遇措置を拒否し、90年の原発全廃に結びついた。

 同国では自治体レベルで「緑の党」など環境、生活重視派が強い。今年は国家統一150周年だが、国民は国家より地域、故郷への帰属意識が強く、国よりも自治体を信じる伝統が強い。

 08年に政権の座に就いたベルルスコーニ首相は、「20年の稼働」を目標に原発再開策を進めたが、受け入れる自治体はなかった。それでも国民が原発を巡る2度目の国民投票を求めたのは、「政府は裏で何をするかわからない」という政治不信からだった。

 そこに福島原発事故が起き、「技術を持つ日本で起きた以上、イタリアでの原発管理は無理」という声が一気に拡散。大震災直後に大阪に避難した国営放送RAIの記者らが日々「原発の脅威」をあおり、税関庁が欧州連合(EU)に先駆けて日本からの輸入品検査を急がせたのも原発への不信感を広めた。

 イタリアでは戦後、46年の王制廃止、74年の離婚合法化、81年の中絶容認などを国民投票で決めてきた。「無知な庶民がその場の感覚で二者択一するのは賢明ではない」(フォカルディ・ボローニャ大教授=核融合専攻)との批判もあるが、人生にかかわる重要な問題こそ専門家の説より個人の考え、直観で決めたいという思想は、国よりも自分の身を第一に考える伝統だ。

 イタリアは商店などの営業時間の短さや個人の節電から、1人当たりの電力使用量は日本の約7割。それでも09年政府統計では、電力源の83%を主に原油、ガスなど海外の化石燃料に依存し、電気代は欧州一高い。

 反原発派は風力、太陽光発電をうたうが、双方で全電力量の0・85%で、急速に伸びる見込みもない。農地利用が必要な両発電には、補助金の横領を狙ってマフィアの暗躍が取りざたされもしている。

 政権による原発推進は、膨らむ政府債務の削減が狙いだった。電力消費を大幅に減らさなければ、周辺国からの高い買電が増える。

 代替案や国の計画よりも、まずは個人の感覚に頼ったイタリア人の選択は、原発の是非を決める一つの先例を示したと言える。

2694チバQ:2011/06/20(月) 18:56:01
◇英仏は「推進」、欧州二分
 ドイツ、スイスに続き、イタリア国民が「脱原発」を選択したが、15カ国に148基ある原発が電力の約3割をまかなう欧州全体で同じ機運が高まっているわけではない。

 電力の8割を原発に依存するフランスのサルコジ大統領は「(脱原発は)軽率で理性のない選択だ」と強調。旧型原発の更新期を迎える英国など西欧諸国のほか、チェコやポーランドなどの東欧諸国は、明確に原発推進を打ち出している。

 欧州では、79年の米・スリーマイル島事故、86年の旧ソ連・チェルノブイリ事故を機に、原発見直し論が高まった。80年にスウェーデンが世界で初めて脱原発を決めたのを皮切りに、イタリアが87年、ドイツ、ベルギーが02年に脱原発政策を採択した。

 しかし、代替エネルギー源の確保が難しいことや、地球規模の気候変動問題を背景に原発見直し論が高まり、脱原発路線を撤回する国が相次いだ。スウェーデン議会は10年に原発の寿命延長を小差で可決、福島事故後もラインフェルト首相は「10年の決定に変更は無い」と明言した。

 ◇「脱露」の東欧も
 ロシアにエネルギー供給源を依存する東欧諸国にとっては、ロシアの影響力をそぐことが国家安全保障上の最大の課題。自前のエネルギー源確保のため、原発重視の政策を取る。産炭国のポーランドは2020年までに2基の原発を建設する計画で、ドイツなど近隣諸国に電力を輸出するチェコも原発増設計画を進めている。

 欧州の脱原発は、環境団体の運動だけでなく、「緑の党」の躍進などを背景に2022年までに順次廃炉を決めたドイツのほか、反原発を国是とするオーストリアなど多様な事情がある。原発批判のトーンを強めているオーストリアのファイマン首相は4月末、「チェルノブイリ事故後も160基の原発が新設された」と批判した。

毎日新聞 2011年6月14日 東京朝刊

2695チバQ:2011/06/20(月) 18:56:18
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110614ddm002030169000c.html
クローズアップ2011:イタリア、脱原発を継続(その2止) 日本へ波及も
 ◇運転再開、知事判断に影響か
 イタリアの「原発拒絶」は、欧州での脱原発の流れのきっかけとなった日本にも波及しそうだ。日本の国民投票は、憲法改正の是非を問うための制度。イタリアのように、原発再開をテーマに実施することはできない。さらに、電力業界幹部は「イタリアは原発から撤退していた国。発電電力の約3割を占める日本とは事情が違う」と強調。日本で国民投票をしたとしても、同じ結果にはならないとみる。菅直人首相も停止要請した中部電力の浜岡原発以外の原発について、安全性が確認されれば、運転を認める方針を示している。

 しかし、これまで「原発は安全」と繰り返してきた国や電力会社への立地自治体住民の信頼は、福島第1原発事故で根底から崩れている。知事からは「今は電力供給より安全性が先」(古川康・佐賀県知事)、「国は原発再開に安全上の支障がないという一方、浜岡に停止要請した。(安全面で)何をどう評価したのか分かりにくい」(三村申吾・青森県知事)と不信の声が続出。定期点検などで止まった原発の運転再開の前提となる立地自治体知事の同意が必要だが、欧州での脱原発の広がりが、原発への不安を高め、知事の判断にも影響を与える可能性がある。

 イタリアの国民投票について、環境系シンクタンク「幸せ経済社会研究所」の枝広淳子所長は「ドイツなどに次ぐ脱原発への真剣な動きだ。『真剣に原発について考え、行動してきただろうか』と思い起こさせる効果が日本にも出てくるのではないか」と分析。その上で、「重要な政策自体への賛否を直接、問う政治システムの可能性も示した」として、「日本でも、私たち自身がエネルギーについて意見を持ち、声に出すことで、電力政策を変革できるのでは」と期待する。【立山清也、竹地広憲、江口一】

毎日新聞 2011年6月14日 東京朝刊

2696チバQ:2011/06/20(月) 18:57:43
http://mainichi.jp/select/world/news/20110620k0000m030104000c.html
ギリシャ:EU追加支援策前に緊縮政策で国内対立
 【ロンドン会川晴之、ローマ藤原章生】財政危機が続くギリシャへの支援を巡り、ユーロ圏財務相会合が19、20日にルクセンブルクで開かれる。合意済みの支援策の実施を決めるが、ギリシャ国債のデフォルト(債務不履行)懸念は根強く、時間稼ぎの色彩が濃い。焦点は追加支援策へと移っており、欧州連合(EU)は7月に決めたい意向だが、その前提となるギリシャの財政再建策では公務員給与削減や公営企業民営化などを巡る対立が激化。追加支援の行方は混とんとしている。

 EUと国際通貨基金(IMF)は昨年5月、総額1100億ユーロ(約13兆円)のギリシャ支援枠を決定した。だが、ギリシャの財政改革は進まず、市場での資金調達は困難な状況が続いている。今回の財務相会合は既存の支援枠の第5次分として120億ユーロの7月支払いを承認し、ひとまず今夏のデフォルトは回避される。しかし、今秋以降、追加支援が必要となるのは必至だ。

 17日にギリシャ問題を協議した独仏首脳会談は早期の追加支援策取りまとめで一致した。ドイツは「支援拡大は国民負担増につながる」とギリシャ国債を保有する金融機関に負担を強いる償還期間延長などを模索。ギリシャ国債を保有する銀行を多く抱えるフランスが反発していたが、首脳会談後の会見でメルケル独首相は「民間投資家には自発的に(支援に)参加してほしい」と述べ、従来の方針を軟化させた。

 独仏対立を背景にギリシャがデフォルトに陥れば、アイルランドやポルトガルなどEUの支援を受ける国々が連鎖破綻する可能性が高い。独仏の歩み寄りで最悪の事態はひとまず回避されたが、財政再建を巡るギリシャの政治情勢は混迷を深めている。

 パパンドレウ首相は9日、増税や公務員給与削減など283億ユーロ規模の新緊縮財政法案を議会に提出した。デフォルト回避には600億ユーロ規模の追加支援が必要だが、ドイツやIMFは同法成立を支援の条件としている。

 だが、与党にも反発が強く、首相は辞意を示して野党に大連立を呼び掛けたが失敗。財務相交代などに踏み切り月内成立を目指すが、アテネでは連日のように大規模デモが続き、追加支援策を協議する次回のユーロ圏財務相会合(7月11日)までに決着させる道筋はついていない。

 反発が強いのは、国民負担が大幅に重くなるためだ。計画では、レストランやバーの付加価値税(日本の消費税に相当)は9月以降、13%から23%に大幅に引き上げられる。加えて、リストラのターゲットとなる公務員の抵抗も強い。計画では、公務員の給与削減で8億ユーロを捻出する。

 さらに政府は、鉄道や電力など国有資産についても15年までに500億ユーロ規模の売却を目指す。民営化の対象は公営競馬やカジノ、宝くじまで幅広い。

 ギリシャは少なくとも労働者の2割を公務員が占める。公務員は給与や福利厚生が充実しており、給与削減や民営化で「特権」が剥奪されることへの反発が強く、労組主導のデモにつながっている。

 ギリシャからの報道によると、パパンドレウ首相は19日の議会演説で、デフォルトを防ぐには新緊縮法案の可決が必須であり、「非常時には分裂を避け、議会や国がまとまらなければならない」と訴えた。だが、野党を中心に解散、総選挙を求める声もあり、21日の議会での内閣信任投票が焦点となる。

毎日新聞 2011年6月19日 23時05分

2697チバQ:2011/06/20(月) 19:07:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110620-00000066-san-int
英領出身者に「身分証」 アルゼンチン、領有権争い再燃も
産経新聞 6月20日(月)7時55分配信

 【ニューヨーク=黒沢潤】アルゼンチン政府が今月、同国沖の大西洋に浮かぶ英領フォークランド諸島出身の男性に対し、アルゼンチンの「国民身分証」を付与した。フォークランド諸島は、同国政府が領有権を主張して1982年に英国と戦火を交えた場所で、同諸島出身者に身分証を発行したのは紛争後初めて。同諸島がアルゼンチン領であると主張したに等しく、今後、英国との領有権争いが再燃する可能性もある。

[フォト]フォークランド紛争で爆発炎上する英フリゲート艦

 現地からの報道によると、アルゼンチンの出生証明書である「国民身分証」を付与されたのは、同国人女性と結婚し、首都ブエノスアイレスに住む英国人芸術家。自ら身分証取得を望み、フェルナンデス大統領から14日に付与された際には、「アルゼンチンこそ私の国だ」と語った。

 フォークランド諸島には約3千人の英国人が住む。若者の中には、ブエノスアイレスの大学に通うなどしてアルゼンチンに愛着を持つ者も少なくないという。男性の父親は、フォークランド紛争時、英国兵としてアルゼンチンと戦ったが、男性はマルビナス諸島(同諸島のアルゼンチン名)の統治者は南米の国であるべきだ、と主張する。

 今年10月に再選を狙うフェルナンデス大統領は「私たちは、失ってはならないものを返還してもらうべく声を上げ続ける」と強調、英国に領有権交渉の開始を呼び掛けた。

 しかし、キャメロン英首相は「終わった話だ」と事実上黙殺。これに対し、同諸島に近く、愛国的空気に満ちた南部パタゴニア地方で政治キャリアをスタートさせた大統領は、「21世紀なのに英国は依然、植民地主義国家であり続けている」とかみついている。

 ガルティエリ元軍事政権が軍を侵攻させ、約3カ月後に敗北で終わったフォークランド紛争については、アルゼンチン国内で「避けるべき紛争だった」などと、否定的な見方も少なくない。ただ、同諸島の領有権を主張する声は依然強く、今回の身分証付与を契機に右派勢力が勢いづいた場合、英国との領有権争いがぶり返される恐れもある。

2698チバQ:2011/06/20(月) 21:22:32
http://www.afpbb.com/article/politics/2807576/7397856?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
メドベージェフ大統領、続投はしたいが「プーチン氏とは競いたくない」
2011年06月20日 19:16 発信地:モスクワ/ロシア

【6月20日 AFP】ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領(45)は、20日の英紙フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)に掲載されたインタビューで、2期目を務める意欲はあるもののウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相(58)とは競いたくないという複雑な心境を明らかにした。

 プーチン首相と同じサンクトペテルブルク(Saint Petersburg)出身のメドベージェフ大統領は「ウラジーミル・プーチンは私の同僚であるとともに古くからの盟友でもあり、政治的な立場も近い。(プーチン氏と競うことを)想像するのは難しい」と述べた。しかしその一方で「政治的競争がなければ、市場経済の基礎が消滅し始めてしまう」と語った。

 この発言には、ロシアには政治的競争が必要だという考えの一方、プーチン氏に対抗して2012年3月に行われる大統領選に出馬すればロシアの発展の妨げになるかもしれないという、複雑なメッセージが込められていそうだ。

 ロシアの次期大統領選まで9か月となっているが、メドベージェフ氏もプーチン氏もいまだ出馬を表明していない。このことによる見通しの不透明感が投資ムードに影響を与えつつあるという批判も財界からは出始めているが、今回のメドベージェフ大統領の発言はいっそう不透明感を強める形になった。(c)AFP/Anna Smolchenko

2699チバQ:2011/06/21(火) 22:45:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110619/erp11061914500002-n1.htm
【ソ連崩壊20年 解けない呪縛】
第3部 強権への序章(上)
2011.6.19 14:46 (1/4ページ)

エカテリンブルク中心部にそびえるエリツィン像。国民レベルでは不人気のままだ(遠藤良介撮影)

エリツィン氏の“再評価”


 ロシアの初代大統領、故ボリス・エリツィン氏(1931〜2007年)が故郷ウラル地方・スベルドロフスク州の「名誉州民」になったのは、没後3年近くもたった昨年1月のことだった。州都エカテリンブルクに白い大理石のエリツィン像(高さ10メートル)が完成したのは、生誕80年にあたった今年2月である。

 政権末期の1990年代末には支持率が数%にまで落ち込み、不人気だったエリツィン氏にようやく“再評価”の光が当たり始めたようにも見える。

 2月のエリツィン像の除幕式にはメドベージェフ大統領が駆けつけ、「最も困難な時期に国の改革が行われ、今日の前進があることについて、ロシアはエリツィン氏に感謝すべきだ」と述べた。

 ソ連解体と民主化の立役者、エリツィン氏は中央政界入りするまでの76〜85年、州の共産党委員会第1書記として地元発展に辣腕(らつわん)を振るった。

 当時を知るエカテリンブルクの新聞記者、ベリャエフ氏(54)は「エリツィン氏は各地を精力的に飛び回り、住民や労働者と対話した。当時から、モスクワの党官僚とは全く違う言葉で話す政治家だった」と振り返る。

 「エリツィン氏のおかげで90年代には中小ビジネスが発展し、言論の自由もあった」。ベリャエフ氏はこう語る一方で、「しかし現在のエリツィン再評価は住民に発したものではない。エリツィン関連の記事に寄せられる反響の9割はエリツィン批判だ」と話す。


「安定」得た政権に危機感


 「エリツィン氏に万一のことがあった時に備え、エカテリンブルク郊外の地下核シェルターに『臨時政府』を設ける準備も進められていたのです」

 ロシア・エカテリンブルクにある民間学術機関、エリツィン・センターのキリロフ所長(63)は、ソ連末期の1991年8月にこんな計画があったことを明かす。

 共産党守旧派が当時のゴルバチョフ・ソ連大統領を軟禁し、クーデターを試みた時のことだ。エカテリンブルクに州都を構えるスベルドロフスク州は、ロシア共和国大統領だったエリツィン氏の故郷である。

 クーデターが4日目に失敗に終わるまで、エカテリンブルクでは、クーデター粉砕を呼びかけていたエリツィン大統領を支持するために連日、数万人がデモを続けた。「臨時政府」は、クーデター2日目にエリツィン氏が特使を通じて準備を指示したものだという。

 85年に党中央に進出したエリツィン氏は、ペレストロイカ(改革)を打ち出すゴルバチョフ政権下で反主流の急進改革派として台頭。ゴルバチョフ氏が守旧派と改革派の板挟みになる中、ロシア共和国に大統領制を導入したエリツィン氏は大衆の支持を最大の武器に存在感を増していく。

 そして91年8月のクーデターでゴルバチョフ氏の権威失墜とエリツィン氏の優位が決定的となり、歴史の歯車は12月のソ連解体へと急回転していった。

2700チバQ:2011/06/21(火) 22:46:02

正当化された強権


 国民がエリツィン氏を熱く支持したのはしかし、ここまでだった。

 モスクワの独立系世論調査機関、レバダ・センターのドゥビン社会・政治研究部長(64)は「92年にはもうエリツィン人気が下がり始めていた」と話す。

 ドゥビン氏は支持率急落の理由として、(1)「ショック療法」と呼ばれた急進的経済改革(2)共産党優位だった議会との不断の対立(3)第1次チェチェン戦争−を挙げる。特に「価格の自由化」と国有企業の「民営化」を柱としたショック療法は、ハイパー・インフレや貧富の格差急拡大を招いて強い反発を買った。

 98年の金融危機と自身の健康悪化も重なり、エリツィン大統領は99年末、KGB(ソ連国家保安委員会)出身のプーチン氏(前大統領・現首相)を後継者に指名して退任。プーチン氏は「安定」を望む国民心理を逆手にとって強権統治を推し進め、それが多数派の支持も得ることになる。


あくまで政治主導


 エリツィン氏は「ロシアを大事にしてくれ」と言い残してクレムリンを去った。エリツィン政権初期のナンバー2だったブルブリス元国務長官(65)は「大事にすべきロシアについて、プーチン氏の考え方は違った」「出来上がったのはプーチンの個人権力体制であり、プーチンを後継者に指名したことは大きな過ちだった」と話す。

 政権が今になってエリツィン氏を“再評価”してみせるのは、90年代と2000年代の「断絶」を糊塗(こと)し、民主化を後退させた自らを正当化する思惑からだろう。ブルブリス氏は、一応の「安定」を得た政権が「停滞」を危惧し始めたことが改革者・エリツィンを見直す背景にあるとみる。

 ただ、“再評価”はあくまでも上からの政治主導である。

 エカテリンブルクから車で約9時間のベレズニキ。エリツィン氏の母校プーシキン第1学校の前庭には、詩人のプーシキンでもエリツィン氏でもなく、ロシア革命の祖レーニンの胸像がたつ。校史を紹介するミニ博物館の一室でエリツィン氏に関する展示は、数点の書籍と新聞記事だけだった。

                   ◇

 20年前の6月12日、ソ連の中核だったロシア共和国で大統領選が行われ、当時のエリツィン共和国最高会議議長が当選した。直接選挙による指導者選出はロシア史上初めてだった。第3部は、民主化と改革への高まる期待が急速にしぼんでしまった、エリツィン政権の90年代を振り返る。(遠藤良介)

2701チバQ:2011/06/21(火) 22:46:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110620/erp11062017580006-n1.htm
【ソ連崩壊20年 解けない呪縛】
第3部 強権への序章(中) 資本主義が世代を分断した
2011.6.20 17:55 (1/3ページ)

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ソ連崩壊前の1990年、食料品を求めて長蛇の列をつくる人々(国営ロシア通信)
 大学ノートよりやや小さめの紙には、ロシアの国章「双頭の鷲」が押されていた。バウチャー(民営化小切手)などと呼ばれるこうした紙が、人々の運命を大きく変えた。

 「記念にあげる。配当金が請求できるわよ」。ソ連時代、“欧州への窓口”として栄えた露西部サンクトペテルブルクのアパートの一室。動物学者のワレンチーナさん(69)は、そう冗談を言って笑った。

 末期のソ連は生産性低下や農業不振などの問題が一気に吹き出して、国民生活が困窮。エリツィン政権は1992年、急速な市場経済導入を目指して国営企業の民営化に着手した。国営企業の株式購入に使える額面1万ルーブル(同年6月時点で推定約1万円相当)のバウチャーを国民1人ずつに無料配布したのだ。

 ところが、市場経済とは何かを理解しない人々は「半リットルのウオツカや、いくばくかの金と引き換えにバウチャーを売った」(ワレンチーナさん)。やがて莫大な数のバウチャーや株式を買い集めた少数の者たちが、国じゅうの生産工場や商業施設の所有者となる。

 オリガルヒ(新興寡占資本家)と呼ばれる大富豪の中には、こうした混乱に乗じて財を成した者もいる。「国の資産を盗んだ」として、彼らを忌み嫌う高齢者は少なくない。

    □ □

 「ソ連崩壊は中年以上の層にとって半生を全否定されたようなものだった」とワレンチーナさんはいう。

 質の高い教育と医療がほぼ無料で受けられたソ連では、食費も安く、真面目に働けば狭くとも家族が一緒に住める部屋が得られた。

 ところが、エリツィン政権はソ連崩壊後の92年1月、国家の価格統制を撤廃し1年で物価は26倍に跳ね上がった。93年は8倍、94年は2倍(いずれも前年比)とその後も上昇し続けた。

 「貧しくともみなが平等」だったソ連は「金がすべて」のロシアに取って代わられ、重んじられたモラルや秩序も崩れ去った。ワレンチーナさんは「今でも共産党に一定の人気があるのは、古き良き時代に戻りたい高齢者らが投票するからよ」と指摘する。

   □ □

 「ソ連崩壊で暮らしはよくなると信じ続けたが、何も変わらなかった。この20年は私には失望の時代。政治や政府をもう信じない」

 サンクトペテルブルクに住むリュボーフィさん(55)は涙声で語った。大学で教えているが、月給は1万5000ルーブル(約4万3000円)。部屋は質素でダイニングキッチンは3人も座れば隙間もない。ソ連崩壊前の91年初めに結婚して以来、この部屋に住んでいる。

 仕事から戻った夫は当時、不在の新妻を探してたびたび街を歩いた。妻は夕食の材料を求めて食料品店の長い行列に加わり、売り切れたら別の店で列に並ぶことを繰り返していた。

 「家には、枕も皿も冷蔵庫も何もなかった。だけど私たちは若かった。チーズが買えればチーズの日だ、肉が買えれば肉の日だといって、近所の友人を招いてパーティーをしたものよ」

 しかし、彼女の父親は違った。価格が自由化された92年1月のレート・1ドル=110ルーブルは96年には5000ルーブルを割り込み、娘のためにと嫌いな自動車工の仕事で貯めたお金は紙くずになった。ルーブル暴落で生きる気力をなくした父親は、病に伏せり97年に死亡した。

 エリツィン政権下の急進改革で絶望に見舞われた父親の世代と、ソ連時代を知らない若い世代。その間の世代に位置するリュボーフィさんは、「世代によって環境が違いすぎて、だれにも本当のロシアの姿は見えないのではないか」と話した。(佐藤貴生)

2702チバQ:2011/06/21(火) 22:47:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110621/erp11062108070004-n1.htm
【ソ連崩壊20年 解けない呪縛】
第3部 強権への序章(下)
2011.6.21 08:05 (1/3ページ)

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モスクワで昨年10月、反政権リベラル派の連合体の初集会に参加した市民ら。警官隊が厳重に取り囲む中、約1000人が政権打倒を叫んだ
 ■過ちも希望もあった時代

 ロシアのウラジーミル・ルイシコフ元下院議員(44)が故郷のシベリア・アルタイ地方で副知事になったのは1991年、弱冠25歳の時だった。地元でペレストロイカ(改革)を支持する民主化運動組織を主宰しており、当時のエリツィン大統領が任命した改革派知事によって抜擢(ばってき)されたという。

 ソ連崩壊を経た93年以降、ルイシコフ氏は下院選に連続4回当選し、若手リベラル派の旗手として活躍。だが、2003年の選挙を最後に出馬の機会を奪われる。00年にエリツィン氏の後を継いで大統領に就任したプーチン氏(現首相)が、下院選の小選挙区制度を廃止して比例代表に一本化、ルイシコフ氏の政党も登録を抹消されたためだ。

 ルイシコフ氏はエリツィン氏の「過ち」として、(1)第1次チェチェン戦争(2)民主主義の「制度づくり」を軽視したこと(3)プーチン氏を後継指名したこと−の3点を列挙。他方、「功績は市場経済を導入し、プーチンと違って民主的に政治を行ったことにほかならない」と話す。

 ◆リベラル派の反発

 ソ連崩壊後にエリツィン政権が断行した急進的経済改革が庶民生活を翻弄し、不評だったことは前回までに紹介した。そのあと登場したプーチン政権は「1990年代=混乱期」と喧伝(けんでん)し、「安定」と「大国再興」を盾に、強権支配や経済の国家統制を推し進めた。

 リベラル派は、そうしたプーチン流の90年代評価に真っ向から反発する。

 94〜97年に大統領補佐官を務めたサタロフ氏(63)は「(経済体制の)移行が過酷だったのは、長らく必要な改革が行われず、経済がもはや心肺停止状態になっていたためだ」とし、急進改革以外に道はなかったと強調する。

 「2000年まではビジネスが発展し、経済は十分に良い傾向を見せていた。(プーチン氏がいなければ)人々はより豊かになり、今ほど(役人に賄賂を)かすめ取られることもなかったに違いない」

 サタロフ氏が最も問題視するのは、プーチン政権下で官僚機構を監視すべき議会や報道機関、社会団体が骨抜きにされ、汚職が深刻さを増したことだ。

 エリツィン時代末期、商売絡みで支払われる賄賂の平均額で新築アパート30平方メートルが買えるとされたが、05年にはそれが200平方メートル相当にまでなったという指摘まである。

 ◆風前のともしび

 だが、プーチン批判が大きな政治的うねりになる兆候はなく、リベラル派は風前のともしびだ。このことは政権による反対派弾圧や選挙不正、言論統制だけで説明できるものでもない。

 モスクワの独立系世論調査機関、レバダ・センターのドゥビン社会・政治研究部長(64)は「国民の6割がエリツィン時代には『悪いことの方が多かった』とみている。(1990年代に)エリツィン氏の支持率が急落したのと並行し政治への関心も失われた」と話す。

 逆に、「ある程度の生活水準が確保されることと引き換えに、時の権力に全てを委ねる」というロシアの伝統的な政治観が頭をもたげており、ドゥビン氏は「石油価格の下落や戦争が起きない限り、多数派は今ある政権に投票するだろう」とみる。

 冒頭の政治家、ルイシコフ氏は昨年9月、ネムツォフ元第1副首相らと反政権リベラル派の連合体を結成し、今年12月の下院選、来年3月の大統領選に向けて政党登録を申請している。「90年代には多くの過ちがあったが、希望もまた多かった」と話すルイシコフ氏が、再び中央政界に返り咲く日は来るだろうか。(遠藤良介)

2703チバQ:2011/06/22(水) 00:22:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110621-00000003-mai-int
<リビア>見えぬ「戦後」…NATO空爆3カ月
毎日新聞 6月21日(火)2時33分配信

 【カイロ和田浩明】リビアで北大西洋条約機構(NATO)が主導する空爆が始まってから19日で3カ月が経過した。反体制派は第2の都市ベンガジを拠点に東部地域で実効支配を続け、西部では首都トリポリを目指し戦闘を展開中だ。反体制派幹部は毎日新聞に、最高指導者カダフィ大佐の支持派と「カダフィ後」の政治体制について交渉中であることを明かしたが、戦況は一進一退でカダフィ氏は退陣を断固拒否しており、打開のめどは見えていない。

 反体制派の統治機関「国民評議会」メンバーのファティ・バジャー氏によると、同評議会は19日、民主体制移行への「行程表」を承認した。カダフィ政権崩壊後、13カ月以内に▽暫定政府の設置▽憲法起草と国民投票▽議会と大統領選挙−−を行うという内容。現在60人で構成する評議会にカダフィ支持派の10人を増員する予定で、相手側の承認も得たという。

 しかし、NATO空爆下でもカダフィ氏の戦意は高く、17日にも国営テレビが放送した電話での演説で「彼ら(NATO軍)は敗北する」と主張した。

 潘基文(バンキムン)国連事務総長は18日、事態の政治的解決に向けた交渉が「始まりつつある」と述べたが「合意への道のりは長い」とも語り、収拾は容易ではないとの認識も示した。

 反体制派は西部ミスラタやジンタン近郊、チュニジア国境に近いナルートなどで政府軍と戦闘を続けている。「トリポリに近づけば首都の反体制派も呼応する」との情報もあるが、実態は不明だ。

 反体制派は資金難にも直面している。リビア支援国会合は9日、10億ドルの資金供与を決めたが、反体制派の経済担当タルフーニ氏は18日、ロイター通信に「資金は枯渇しつつある。(支援は)実現していない」と述べた。

 こうしたなかで、中国外務省は20日、国民評議会のジブリル議長が21〜22日に訪中すると発表した。

 中国はNATO主導の空爆に批判的で、7日にはカダフィ政権のオベイディ外相も北京に招いており、政権と反体制派の交渉を仲介する意図があるとみられる。

2704チバQ:2011/06/22(水) 22:02:19
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011062100678
アラブ連盟事務局長がリード=エジプト大統領選の世論調査
 【カイロ時事】国際平和研究所(IPI=本部ニューヨーク)は21日までに、ムバラク独裁政権が倒れたエジプトに関する世論調査を公表、年内に実施予定の大統領選では、回答者の32%がアラブ連盟のムーサ事務局長に投票すると回答した。
 それによると、ムーサ事務局長に次いでシャラフ首相が16%、暫定統治する軍最高評議会のタンタウィ議長が8%、野党指導者ヌール氏が3%、国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ前事務局長が2%の支持を得た。
 調査は、5月30日〜6月4日にかけ、800人を対象に面接方式で実施した。(2011/06/21-17:39)

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2705チバQ:2011/06/22(水) 22:06:02
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011062201000143.html
ギリシャ新内閣を信任 首相、当面の危機乗り越え
2011年6月22日 08時52分

 21日、ギリシャ新内閣の信任投票を前に国会で演説するパパンドレウ首相(AP=共同)


 【アテネ共同】ギリシャ国会(300議席)は22日未明(日本時間同日朝)、今月17日に発足したパパンドレウ新内閣の信任投票を行い、賛成多数で信任した。同国は深刻な財政危機からデフォルト(債務不履行)に陥るとの懸念が指摘されていたが、パパンドレウ首相は当面の危機を乗り切った形だ。

 デフォルト回避のため不可欠な欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)の第5弾支援融資について、EUなどはギリシャの追加緊縮策決定を条件としていたが、新内閣信任により来週、同国国会で緊縮策関連法案が可決される可能性が強まった。

 与党全ギリシャ社会主義運動(PASOK)議員155人全員が信任票を投じた。追加緊縮案は与党内にも批判の声が強かったため、政権側は造反者が出ないか懸念していた。野党143人が不信任票で、棄権が2人だった。

 パパンドレウ内閣は2015年までに増税や国有企業の売却・民営化などで約280億ユーロ(約3兆2000億円)の財政赤字削減を目指す追加緊縮策をまとめたが、与野党の猛烈な反対に直面。首相は15日、最大野党の新民主主義党(ND)に大連立協議を持ち掛けたが決裂。与党内の反対派議員懐柔のため17日、内閣改造に踏み切った。

2706チバQ:2011/06/22(水) 22:06:25
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011062201001124.html
新首相に39歳第1党党首を選出 6党連立のフィンランド
2011年6月22日 21時34分

 【ロンドン共同】4月の議会選以降、約2カ月にわたる連立協議を経て6党連立政権の樹立が決まったフィンランドで22日、第1党の穏健保守主義、国民連合のユルキ・カタイネン党首(39)が議会で首相に選出された。

 新政権は、財政危機に陥ったユーロ導入国への追加的な金融支援に厳しい姿勢で臨むとみられており、ユーロの信認を維持する上での波乱要因となる可能性もある。

 議会選では反欧州連合(EU)、反ユーロを掲げる保守系右派の真正フィン人党が第3党に躍進。連立に向けた協議に加わったが、EUによるポルトガルなどへの財政支援をめぐる政策の違いから決裂した。

 その後も、財政難に陥ったユーロ導入国への支援の在り方や財政健全化に向けた税制改正などをめぐって各党の意見がまとまらず、連立協議が難航していた。

 フィンランドは現在4基の原発を保有。新政権は既に建設中の1基と、前政権が昨年建設計画を承認した2基を除き、新たな原発の建設は認めない方針。

 財務相には第2党の社会民主党のウルピライネン党首が、外相には同党のトゥオミオヤ氏が就任。連立にはほかに、第5党の左翼同盟や第6党の緑の党、スウェーデン人民党、キリスト教民主同盟が参加。

2707チバQ:2011/06/23(木) 20:51:35
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011062301000760.html
エジプト最大イスラム勢力に亀裂 世代対立も
2011年6月23日 17時59分

 エジプト・カイロの本部に集まったムスリム同胞団指導部=4月30日(AP=共同)


 【カイロ共同】エジプトの穏健派イスラム原理主義組織、ムスリム同胞団がこのほど、指導部の方針に反して大統領選出馬を表明した有力幹部アブルフォトフ師を除名処分にした。背景には組織内の世代対立もあるとみられ、同国最大のイスラム勢力として絶大な組織力を誇る同胞団内部の亀裂が表面化している。

 医師出身のアブルフォトフ師は同胞団では改革派として知られ、若手メンバーの間で人気が高い。他のアラブ諸国にも知名度がある。

 同胞団は、9月に予定される人民議会(国会)選に向け別組織の「自由公正党」を4月に設立。エジプトの「イスラム化」に対する国内外の懸念に配慮し、議会選には過半数しか候補者を立てず、大統領選にも候補者を擁立しないと明言してきた。

 だが、指導部の説得にもかかわらず同師は18日、立候補を正式表明。地元メディアに「全ての国民の候補者となるつもりだ」と述べ、無所属で出馬する意向を示した。

 同胞団のメンバーの中には、ボランティアで同師の選挙運動を手伝う人も。同師の除名処分に反発する若手は自由公正党とは別に新党を結成する計画を進め、指導部の怒りを買った。

2708チバQ:2011/06/23(木) 21:14:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110623-00000014-cnn-int
世界の「破綻国家」ランク、ソマリアが首位 4年連続
CNN.co.jp 6月23日(木)16時42分配信

(CNN) 世界177カ国を対象にした「破綻(はたん)国家」の指数調査で、アフリカ東部のソマリアが4年連続で首位だったことが非営利機関(NPO)の「Fund for Peace」がまとめた報告書で23日までに分かった。

米誌「Foreign Policy」が21日に掲載したもので、2位から4位まではチャド、スーダン、コンゴ民主共和国(旧ザイール)とアフリカ諸国が並び、5位はカリブ海のハイチだった。昨年1月に大地震に見舞われたハイチは2010年の同様調査では11位だった。

ソマリアでは政府とイスラム反政府武装勢力との戦闘が今なお続き、沿岸部での海賊行為も頻発しているが、有効な対応策が打ち出せない無政府状態にある。ハイチについて同NPOの責任者は、国内情勢が早急に好転するとは思えないとの悲観的な見方を表明。過去の破綻国家調査で同国が上位15カ国から外れたことがないことから、今後もこの状態が続くと予想した。

米国の軍事作戦が進められているアフガニスタンは7位、イラクは9位だった。

一方、破綻度の少ない国家の順位ではスカンジナビア諸国が上位を占め、首位はフィンランド、ノルウェーが2位、スウェーデンが3位だった。米国は158位だった。

破綻国家のランキング報告書は、社会、経済、政治的な課題を基準にした計12指標に基づき作成。同NPOは、リストの上位にある国家は必ずしも破綻国家を意味するものではないとしながらも、政治、経済や社会各分野で大きな問題を抱えていると指摘、「不幸なことに多くの国ではわずかの改善しかない」と述べた。

2709チバQ:2011/06/23(木) 21:20:57
>>1676>>1682
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110623/erp11062319280007-n1.htm
ロシア 反政府野党の登録認めず 
2011.6.23 19:26
 ロシア法務省は22日、カシヤノフ元首相、ネムツォフ元第1副首相らが昨年設立した反政府野党「国民自由党」の政党登録を認めない決定をした。これにより同党は今年12月の下院選から排除された。

 ロイター通信によると、クリントン米国務長官は決定に「失望した」との声明を発表。インタファクス通信によると、欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表は「有権者の選択を制限し多党制の障害となるものだ」との声明を出し、強い懸念を表明した。

 国民自由党は「専制と汚職のないロシア」を掲げ、プーチン首相の政治手法を厳しく批判している。カシヤノフ氏は「わが党を選挙に参加させないためのプーチンの決定であることは明らかだ」と非難した。(共同)

2710チバQ:2011/06/23(木) 21:35:19
http://www.asahi.com/international/update/0623/TKY201106220765.html
ハイチ首相人事案、議会が否決 新大統領、組閣つまづく2011年6月23日1時41分

 中米カリブ海の島国ハイチの下院は21日、マーテリー大統領が提案した実業家のルジエ氏を首相に起用する人事案を反対多数で否決した。

 昨年1月の大地震や、コレラ禍からの復興への期待を集めて人気歌手から大統領に転じたマーテリー氏だが、前大統領派が多数を占める議会が立ちはだかり、組閣でつまずいた。

 AP通信などによると、ルジエ氏は米国で教育を受けた起業家で、ハイチで車会社や電力会社など複数の企業を経営している。マーテリー氏の長年の友人で、経済復興を重視して起用を決めていた。

2711チバQ:2011/06/23(木) 21:35:53
http://www.asahi.com/international/update/0621/TKY201106210128.html
南北スーダン、境界上地域の非武装化に合意 AUが仲介2011年6月21日10時39分


 スーダン南部が北部から7月に分離・独立するのを控え、南北境界上の産油地帯アビエイを非武装化することが20日、アフリカ連合の仲介で決まった。ともに領有権を主張する南北の間で5月から戦闘が続いており、事態の打開が期待されている。

 交渉の仲介には南アフリカのムベキ元大統領が当たった。南北両政府の合意によると、アビエイを占拠している北部政府軍は近く撤退し、代わりにエチオピアから、4千人規模の平和維持活動(PKO)部隊がアビエイに派遣される予定だという。

 アビエイは面積約1万平方キロと狭いながらも、石油が産出され、土壌も豊かなことから、2005年まで続いた南北内戦の激戦地になった。南部の独立が決まっても、帰属が決まらず交渉は難航している。

2712チバQ:2011/06/24(金) 18:56:41
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_253976
療養中のベネズエラ大統領の帰国延び、高まる後継者論議
2011年 6月 24日 18:10 JST
.. チャベス・ベネズエラ大統領の兄のアダン・チャベス氏が、チャベス大統領はあと12日ほどキューバの病院にとどまるだろうと話したことから、同国の高官らは23日、大統領は重病ではないと国民に伝えるべく奔走した。12日間入院が延びることになれば、チャベス大統領は1カ月近くベネズエラから離れているこ とになる。


Reuters

キューバ・ハバナの病院でフィデル・カストロ前国家評議会議長(左)の見舞いを受けるチャベス氏(17日)
 大統領の不在により、その健康状態に関してさまざまな臆測が飛び交っている。その結果、多くのベネズエラ国民が「ベネズエラを12年間支配してきたチャベス大統領が、突然業務を遂行できなくなったら、あるいは死亡したら何が起こるのか」と考えるようになっている。

 カラカスの政治アナリスト、サパタ氏は言う。「これはチャベス政権にも終わりがあり、誰も後継者がいないことを示す最初のシグナルだ。大統領は戻ってくるかもしれないが、これまでと同じではあり得ない」

 22日の夜、キューバから戻ったばかりだと言うチャベス大統領の兄のアダン氏は、チャベス大統領は6月10日の緊急手術から「満足のいく」回復をしつつあると話した。アダン氏がテレビ番組で話したところによると、チャベス大統領がカラカスに戻るまでには10日から12日かかるだろうという。

 ベネズエラの憲法によれば、チャベス大統領が業務を遂行できない場合、ハウア副大統領が大統領としての執務を行う。しかし、ハウア副大統領が、2012年12月に予定されている大統領選挙以降も、権力の座に居続けるかは分からないと、アナリストらは言う。

 アナリストらはさらに、ポピュリストの軍事独裁主義者であり、貧しいベネズエラ国民との間に個人的、感情的な結びつきを作ってきたチャベス大統領には、ふさわしい後継者がいないとも話す。

 他の軍事独裁主義者と同様に、チャベス大統領は自身を個人崇拝させ、国の電波を支配して、テレビやラジオで一度に何時間も話し続ける。国中の看板には、彼の顔写真が貼られている。

 チャベス大統領が政治の舞台から姿を消せば、激しい後継者争いが起こるのは間違いない。ハウア副大統領は、チャベス大統領の政治集団の中では最も左翼にいるとみられ、キューバとのつながりも強い。また、元兵士で現在は議員のディオスダード・カベージョ氏ら、チャベス氏の強力な支持者たちも争いに加わりそうだ。

 ほかにも、国営の石油会社のトップであるラファエル・ラミレス氏や、チャベス大統領の弟のアダン氏も候補となるとみられている。

 チャベス大統領をウォッチしている人たちにとって鍵となる日は、ベネズエラの独立記念日である7月5日だ。この日にチャベス大統領は、ベネズエラの独立200年を記念した地域サミットで、ホストを務めることとなっている。

2713チバQ:2011/06/25(土) 00:00:37
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011062301001249.html
議員62人の当選取り消し アフガン最高裁、混乱必至
2011年6月23日 21時51分

 【カブール共同】昨年9月に行われたアフガニスタン下院選の不正を審理する最高裁特別法廷は23日、全249議席のうち約4分の1に当たる62議席の選挙結果を取り消し、新たな当選議員を発表した。AP通信が報じた。

 議会側はカルザイ大統領の命令で設置された特別法廷には法的根拠がないとして、新議会招集前から廃止を大統領に要求してきた。1月に開会した新議会は特別法廷の判断に強く反発しており、再び混乱が起きるのは必至だ。

 下院選では多数の不正が指摘され、約130万票を無効とした選挙管理委員会の処理について、落選者が「正当な票まで無効にされた」などと抗議。自らの支持者が多く落選したとされるカルザイ氏が昨年12月、最高裁に特別法廷を設置した。

 カルザイ氏は特別法廷の要請に基づき、今年1月に新議会の招集延期を命じたが、当選議員の猛反発を受け、方針を転換。しかし、法廷の廃止を求める議会の要求には応じていなかった。

2714チバQ:2011/06/25(土) 00:08:54
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011062400075
クルド政党、国会ボイコットへ=補欠選挙実施も−トルコ
 【エルサレム時事】トルコのクルド系政党、平和民主党(BDP)は23日、12日実施の総選挙(国会定数550)で得た議席のうち1人分が無効になったことに反発し、国会をボイコットする方針を明らかにした。ロイター通信が伝えた。
 BDPは総選挙で、無所属として候補を擁立。36人が当選したが、高等選挙委員会は21日、過去にテロ活動に関与したとして、同党のハティプ・ディジレ氏の当選を取り消し、イスラム系与党・公正発展党(AKP)の候補が繰り上がった。BDPは、同氏の議席が回復されない限り、ボイコットを続けるとしている。(2011/06/24-06:11)

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2715チバQ:2011/06/25(土) 00:22:53
http://www.asahi.com/international/update/0624/TKY201106240433.html
ムスリム同胞団の幹部、エジプト大統領選に出馬の意向2011年6月24日19時11分

. エジプト最大の野党勢力で、民衆革命後に合法化された穏健イスラム勢力ムスリム同胞団の元幹部らが今秋にも予定されている革命後初の大統領選に無所属で立候補する意向を示した。一定の支持を得ることも予想され、世俗勢力からは、社会のイスラム化が進むことへの懸念も広がっている。

 同胞団は、急激なイスラム化を望まない世論に配慮して、次の大統領選には候補者を立てないと発表していた。出馬を表明したのは医療組合幹部などを歴任した医師アブデルメナム・フトゥーハ氏(59)ら。同氏は宗教、性別による差別に反対し、政教分離を説くなど、進歩的な立場を取る。同胞団は、組織の決定に違反したとして19日に同氏を除名した。

 フトゥーハ氏は地元メディアに対し「私はすべてのエジプト人のための候補者だ。同胞団メンバーを含む多数の支持を得る自信がある」と語った。
.

2716チバQ:2011/06/25(土) 00:23:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110624/erp11062408530001-n1.htm
ロシア大統領、政党党首に意欲 プーチン首相を意識か
2011.6.24 08:52

23日、モスコフスキエ・ノーボスチ社を訪れ、編集幹部とiPadをみるロシアのメドベージェフ大統領(右)=ロイター
 ロシアのメドベージェフ大統領は23日、モスコフスキエ・ノーボスチ紙と会見、同紙電子版によると、大統領は「遅かれ早かれ」政党党首として政治に関与したいとの意欲を示した。既成政党か新党かなどは明らかにしなかった。

 大統領は現在、政党に属していない。一方、メドベージェフ氏とともに来春の大統領選への出馬の可能性を排除しないプーチン首相は、最大与党「統一ロシア」を率い、さらに同党を核に保守中道勢力を結集する「全ロシア国民戦線」を創設。政治力ではプーチン氏に及ばないことが大統領の考えの背景にありそうだ。

 一方、カシヤノフ元首相、ネムツォフ元第1副首相らが設立した野党「国民自由党」の政党登録を法務省が認めなかった問題について、法律違反とされた、既に死亡した人物を含む党員名簿を修正すれば登録が可能になるとの認識を示した。(共同)

2717チバQ:2011/06/25(土) 00:28:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110623/mds11062323170005-n1.htm
イラン 大統領派の前外務次官逮捕
2011.6.23 23:15
 イランのファルス通信によると、同国司法当局は23日、アハマディネジャド大統領に近いマレクザデ前外務次官を逮捕した。マレクザデ氏は19日に次官に任命されたが、汚職疑惑が指摘されていたことなどから国会議員らが猛反発、21日に辞任していた。逮捕容疑は明らかにされていない。

 マレクザデ氏は大統領の側近モシャイ前大統領府長官が議長を務める「在外イラン人最高会議」の副議長だった。マレクザデ氏の辞任を要求する国会議員が、大統領の意を受けて同氏を次官に任命したサレヒ外相を弾劾する可能性もちらつかせていた。

 モシャイ氏は反米、反イスラエルを国是とするイランで「米国とイスラエルの人々はイランの友人」と発言するなどしたため、保守勢力から「反体制的」との非難が高まっており、最近はモシャイ氏支持者の拘束が相次いでいる。(共同)

2718チバQ:2011/06/25(土) 07:00:20
http://www.afpbb.com/article/politics/2808605/7417203?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
アフマディネジャド大統領の側近を逮捕、保守派との亀裂深まる イラン
2011年06月24日 19:56 発信地:テヘラン/イラン
【6月24日 AFP】イラン司法当局は23日、マフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領の側近のモハンマド・シャリフ・マレクザデ(Mohammad Sharif Malekzadeh)前外務次官を逮捕した。国営ファルス(Fars)通信が伝えたほか、司法当局筋も逮捕の事実を認めた。

 メヘル(Mehr)通信は有力議員の話として、逮捕容疑は汚職などだと伝えている。

 マレクザデ氏は今月18日、アリアクバル・サレヒ(Ali Akbar Salehi)外相によって外務次官に任命されたが、議員らが猛反発しサレヒ外相を弾劾する動きを見せたことから、3日後に辞任していた。

 マレクザデ氏は大統領の側近中の側近、エスファンディア・ラヒム・マシャイ(Esfandiar Rahim Mashaie)前大統領府長官が議長を務める「在外イラン人最高会議」の副議長だった人物。イラン保守派はマシャイ氏について、イスラム体制を揺らがせる「逸脱の流れ」を率いていると非難している。

 イランでは4月、アフマディネジャド大統領がヘイダル・モスレヒ(Heydar Moslehi)情報相を解任したところ、最高指導者のアリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師がこの決定を差し止め、大統領がこれに反発。ハメネイ師を支持する保守勢力と大統領との亀裂が深まっている。(c)AFP

2719チバQ:2011/06/26(日) 20:54:03
相変らずきれいですねえ
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110626/erp11062610350001-n1.htm
ウクライナ前首相、職権乱用で公判へ
2011.6.26 10:28

25日、キエフの地区裁判所で開かれた予審に出席するティモシェンコ前首相(ロイター)
 ウクライナの首都キエフの地区裁判所は25日、ロシアからのウクライナ向け天然ガス輸入合意をめぐり職権乱用容疑で刑事訴追されていたティモシェンコ前首相(50)に対する予審を終え、正式な公判を29日に開く決定をした。インタファクス通信が伝えた。

 ロイター通信によると、前首相は、決定は野党指導者である自身を攻撃するための政治的動機に基づいたものだと批判した。

 前首相は親欧米のユーシェンコ前政権で首相を務めていた2009年、天然ガス価格引き上げを求めるロシアの提案を受諾、不当に高い価格でガスを購入した疑いが持たれている。

 前首相はまた、京都議定書に基づき温室効果ガスの余剰排出枠を日本に売った際に得た代金を流用した疑いなどでも昨年、政敵のヤヌコビッチ大統領が就任した後に捜査を受け、職権乱用の疑いで訴追された。

 前首相は04年の大統領選でヤヌコビッチ氏の当選を不当とする街頭抗議デモが政変につながった「オレンジ革命」の指導者の1人。10年の大統領選に出馬したがヤヌコビッチ氏に敗れた。(共同)

2720チバQ:2011/06/26(日) 21:03:51
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110626/t10013767961000.html
ロシア 政権側が支持拡大策か
6月26日 4時42分
ロシアのリベラル派与党の党首に新興財閥のトップが就任し、年末の下院選挙を前に支持が伸び悩む最大与党「統一ロシア」を率いるプーチン首相ら政権側が、別の与党に肩入れすることで経済界を中心に支持を広げようとしたものと受け止められています。

ロシアの企業家らでつくるリベラル派の与党「正義の事業」は、25日、モスクワで党大会を開き、新しい党首に投資グループや鉱山会社を保有する新興財閥のトップ、プロホロフ氏を選びました。「正義の事業」は、下院議会でまだ議席がありませんが、プロホロフ氏は、選挙制度の改革や市民社会の発展など、より民主的な政策を訴えるとともに、ことし12月の下院選挙で議席を確保し政権を支えていく考えを強調しました。下院選挙を前にプーチン首相率いる最大与党「統一ロシア」は、深刻な汚職問題などで有効策を打ち出せず、支持が伸び悩んでいます。政権側には、「統一ロシア」とは別のリベラル派与党に新興財閥のトップを送り込んで肩入れすることによって、経済界を中心に支持を広げようとしたものと受け止められています。

2721チバQ:2011/06/26(日) 21:08:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110626-00000924-reu-int
リビア首都の反体制活動家、フェイスブック遮断で勢いに陰りも
ロイター 6月26日(日)11時14分配信

 [トリポリ 24日 ロイター] リビアの首都トリポリでカダフィ政権に対する抗議デモがスタートした当時、活動家らは交流サイト「フェイスブック」などを情報交換の手段に利用していたが、政府がインターネットを遮断したことで、その活動の勢いに陰りが見え始めている。

【写真】リビアの内戦続く

 チュニジアやエジプトの政変では、反体制派の活動家らがフェイスブックや短文投稿サイト「ツイッター」を駆使して組織化された運動を行った結果、2人の大統領が辞任に追い込まれた。

 リビア当局がインターネットや携帯電話のメールサービスを遮断したことは、チュニジアやエジプトから教訓を得たことを示しているのかもしれない。

 若い女性が参加する組織に属しているリビアの活動家は、「運動を始めた初期のころは、いつもフェイスブックを使っていた。今は政府が通話にも監視を光らせ、インターネットも携帯メールもできず、連絡を取り合うことが難しくなってきている」と話した。

 情報交換の手段については「基本的には口伝え。電話で話すときは暗号を用いている」と説明。この活動家はロイターの記者に対し、当局に逮捕されることを恐れて身元や取材場所は伏せてほしいと求めてきた。

 <密告者の網に警戒>

 トリポリの反体制活動家らは、ソーシャルメディア時代より前の時代に逆戻りしなければならないと口をそろえる。活動家らはフェイスブックやツイッターでネットワークを構築できないため、「昔ながらの方法」で周辺地域の同志とコンタクトを取らざるを得ない状況に置かれている。

 サリムという名前を使った活動家は「他のグループと接触することが困難になった。強い恐怖感を覚えるようになり、お互いを信頼できないのが現状だ」と胸の内を明かした。

 活動家らは政府による盗聴に注意を払うことに加え、政府が仕掛けた密告者の網にも警戒。安全なインターネット環境を利用して、外部との連絡を維持している数少ない活動家の1人は、「政府が持つ唯一の強力な手段は密告者だ。われわれは密告者を一番恐れている」と強調した。

 一方、カダフィ政権当局者は活動家らへの弾圧を否定。トリポリ市民の大半はカダフィ大佐を支持しており、政権に反対するのは犯罪者とアルカイダのメンバーぐらいだと主張している。

2722チバQ:2011/06/26(日) 21:09:35
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-21732420110616?rpc=122
「イスラム教徒の使命」、リビア反体制派がカダフィ派を埋葬
2011年 06月 16日 12:31 JS
 [ミスラタ(リビア) 15日 ロイター] カダフィ派と反体制派の激しい戦闘で内戦状態に陥っているリビア。反体制派が制圧した西部ミスラタでは、命を落としたカダフィ派兵士を、反体制派が敵味方なく同じイスラム教徒として埋葬している。
 ミスラタ郊外で15日、反体制派によって殺害されたカダフィ派兵士6人が埋葬された。埋葬は6人全員イスラム教の儀式にのっとって行われ、遺体は頭がメッカに向くように埋められた。

 埋葬に携わったジェマル・モハマッドさんは、「彼らは皆、生前われわれの敵だった。しかし、同時に彼らは皆、イスラム教徒。預言者ムハンマドの教えに従って、他の信者と同様の埋葬を行わなければならない」と語った。

 モハマッドさんは「もしかしたら、彼らはカダフィにだまされたのかもしれない。彼らの本心は神のみぞ知る」と続けた。

 砂地に作られた墓はベニヤ板で仕切られ、遺体はその中に右肩を下にした状態で埋葬される。この墓地では、これまでに359人の遺体を埋葬したという。

 <身元確認は困難>

 遺族がいつか遺体を引き取りに訪れることも考慮して、墓には番号が振り割られ、死亡した兵士の所持品にも同じ番号が付けられる。

 身元が確認できる遺体もあるが、確認できないまま埋葬されることもある。今回埋葬された兵士のうち2人も、やけどがひどく見分けがつかない状態だった。

 墓地では別の墓の用意が進められ、夜が更けようとしたところ、ミスラタ近郊のダフニヤの前線から、大きな砲撃音が聞こえてきた。

 モハマッドさんは「戦争は続いている。さらに多くの遺体を収容することになるだろう。イスラム教徒として彼らに敬意を払うことがわれわれの使命だ」と話した。

2723チバQ:2011/06/26(日) 23:14:55
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-21887020110624
「欧州財務相」創設を支持せず=サルコジ仏大統領
2011年 06月 25日 04:50 JST
 [ブリュッセル 24日 ロイター] サルコジ仏大統領は24日、トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が提案した、「欧州財務相」を創設する考えについて、支持しない意向を示した。
 欧州連合(EU)首脳会議の記者会見で、大統領は「率直にいってノーだ」と指摘。欧州経済に対処する上ですでに十分な数の当局者が存在すると述べた。

2724チバQ:2011/06/26(日) 23:16:20
http://www.asahi.com/international/update/0626/TKY201106260286.html
イランで収監の19人、ハンスト 活動家暴行死に抗議2011年6月26日22時41分

 イランで政治犯として収監された人のうち少なくとも19人が、当局の「人権侵害」に抗議して絶食を続けていることが分かった。改革派のハタミ前大統領は26日、絶食の中止を求め、当局に対話を呼びかけた。

 改革派サイトによると、収監中の同派活動家らは18日からハンガーストライキに入った。女性の人権活動家ハーレ・サハビさんが1日、治安当局者に殴打されて死亡したとされる事件がきっかけだった。

 12日にはサハビさんの死に抗議して食事を絶っていた収監中のジャーナリストが死亡しており、今後、さらに死者が増えることが懸念されている。

2725名無しさん:2011/06/28(火) 12:44:58
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/06/28/20110628ddm007030104000c.html
ロシア:46歳富豪が党首に就任−−右派「正義」
 【モスクワ大前仁】今年12月のロシア下院選へ向けて、投資グループ「オネクシム」を率いる富豪のミハイル・プロホロフ氏(46)が、親政権色の濃い右派政党「正義」の党首に就任した。

 プーチン政権時代(00〜08年)に政治関与が実質的に禁じられていた「オリガルヒ(新興寡頭資本家)」の一人。下院では政権与党「統一ロシア」が議席の7割を占めるが、最近は支持率が低迷しており、政権が「正義」に「第2与党」の役割を果たすことを期待し、知名度の高い同氏の政治参入を認めたとの臆測も流れている。

 米誌フォーブスによると、同氏の推定資産は180億ドル(約1兆4400万円)で、米プロバスケットボールチーム「ニュージャージー・ネッツ」のオーナーにもなっている。

 プロホロフ氏は25日に開かれた党大会で新党首に選ばれた。記者会見では自由主義経済の推進を訴え「(統一ロシアに次ぐ)第2党の座を狙う」と意欲を示した。

毎日新聞 2011年6月28日 東京朝刊


http://mainichi.jp/select/world/news/20110628k0000m030046000c.html
ロシア:富豪が右派政党党首に 政権は第2与党の役割期待
 【モスクワ大前仁】今年12月のロシア下院選へ向けて、投資グループ「オネクシム」を率いる富豪のミハイル・プロホロフ氏(46)が、親政権色の濃い右派政党「正義」の党首に就任した。プーチン政権時代(00〜08年)に政治関与が実質的に禁じられていた「オリガルヒ(新興寡頭資本家)」の一人。下院では政権与党「統一ロシア」が議席の7割を占めるが、最近は支持率が低迷しており、政権が「正義」に「第2与党」の役割を果たすことを期待し、知名度の高い同氏の政治参入を認めたとの臆測も流れている。

 米誌フォーブスによると、同氏の推定資産は180億ドル(約1兆4400万円)で、米プロバスケットボールチーム「ニュージャージー・ネッツ」のオーナーにもなっている。

 プロホロフ氏は25日に開かれた党大会で新党首に選ばれた。記者会見では自由主義経済の推進を訴え「(統一ロシアに次ぐ)第2党の座を狙う」と意欲を示した。

 「正義」はリベラル系野党「右派勢力連合」が08年に解散後、親政権勢力と合併して結成。現在は下院に議席を持たないが、ビジネス界などに「支持を広げる余地がある」(政治評論家のマカルキン氏)との見方もある。

毎日新聞 2011年6月27日 19時44分(最終更新 6月27日 20時16分)

2726名無しさん:2011/06/28(火) 12:47:35
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/06/26/20110626ddm007030060000c.html
サウジアラビア:インドネシア人家政婦死刑 「まともに給料くれず」
 ◇長女らサウジ雇用主の虐待証言 顔につば、突き落とされ骨折
 サウジアラビアで雇用主の女性を殺害したインドネシア人家政婦に斬首刑が執行された問題が、インドネシア国内で波紋を広げている。背景には雇用主の暴行や賃金不払いがあるとみられ、全国主要都市で24日まで連日、抗議デモが続き、政府は、8月からのサウジへの労働者派遣停止を発表した。家政婦の遺族が、過酷な虐待の実態を証言した。【ブカシ(インドネシア西ジャワ州)で佐藤賢二郎】

 「母は寛大で強い人でした」。今月18日に処刑された家政婦ルヤティさん(54)の長女エエンさん(36)は、自宅で重い口を開いた。母のサウジへの出稼ぎは3度目で、08年6月に出発。契約期間は1年半、賃金は国内の家政婦の倍額に相当する月約178万ルピア(約1万7000円)だった。

 サウジからは月に1度だけ電話があった。「雇用主の妻が怒りっぽく、まともに賃金をくれないとこぼす以外に弱音は吐かなかった」と話す。過去、別の雇用主の元では仕送りは定期的だったが、今回は08年12月と09年4月にそれぞれ約880万ルピアと約700万ルピアが届いただけだった。

 母への虐待を知らされたのは契約の満期が過ぎた昨年1月。母が雇用主に未払い賃金の支払いと帰国許可を求めて暴行を受け、逆にナイフで刺して殺害した直後で、近所で働くインドネシア人女性からの電話だった。雇用主は母を殴り、靴を投げつけた。顔につばを吐くなどの行為も繰り返し、階段から突き落とされて足を骨折したこともあった。しかし「子供には、心配させたくないので伝えないで」と懇願したという。

 エエンさんは「(母の犯行を)今も信じられない」と話す。母は今年5月に死刑判決を受けた。

 母の出稼ぎは当初、3人の子供の教育費を捻出するためだった。03年に戻った後、母は離婚。再度サウジへ。3度目の今回は「老後の蓄え」が目的で、家族は全員「無理をしないで」と止めたが、聞き入れなかった。「貧困が解消されなければ同じ悲劇は続く」と長男のイワンさん(27)。「早く遺体を自宅近くの墓に埋めてあげたい」と話した。

毎日新聞 2011年6月26日 東京朝刊

2727名無しさん:2011/06/28(火) 12:47:52
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/06/26/20110626ddm007030075000c.html
サウジアラビア:インドネシア人家政婦死刑 「奴隷同然も」 人権団体、報告書で指弾
 【カイロ和田浩明】サウジアラビアなどペルシャ湾岸諸国は、アジアやアフリカからの労働者に対する虐待問題で長年国際的に非難されてきたが、状況は遅々として改善していない。国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(本部・ニューヨーク)は今年の報告書で、サウジの外国人労働者は「奴隷同然の場合もある」と指弾している。

 米国務省の国際人権報告書(10年版)によると、サウジアラビアの人口約2900万人のうち、推定約600万人が外国人。民間部門の労働力の9割近くを外国人が占める。特にひどい扱いを受けているとされるのが家内労働者で、ほとんどが女性だ。

 外国人労働者はサウジ国籍を持つ「後見人」が必要で、悪質な後見人はパスポートを取り上げ、無賃金での長時間労働を強いる。暴力や性的暴行を加える事例も少なくない。

 中東和平や石油問題でサウジとは長年緊密な協力関係にある米国の国務省ですら、人権報告書で被害国の大使館関係者の話を引用し「(外国人労働者は)隷属に等しい(雇用)状況から逃げ出している」と断罪。同省は年次人身売買報告書(10年)でも、「アジア、アフリカから、売春や物ごいのために連れてこられた女性や子供がいる」と指摘している。

毎日新聞 2011年6月26日 東京朝刊

http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/06/26/20110626ddm007030069000c.html
サウジアラビア:インドネシア人家政婦死刑 インドネシア、サウジへ労働者派遣停止
 ◇8月から
 【ジャカルタ佐藤賢二郎】インドネシア政府は今回の死刑執行を受け、8月1日からサウジアラビアへの労働者派遣を停止すると発表した。インドネシアにとって海外への出稼ぎ労働者の本国送金は石油・天然ガスに次ぐ国家の歳入源。派遣停止は自らの身を切る強硬措置だ。

 停止期間は「サウジ政府がインドネシア人労働者の人権保護に関する覚書に署名するまで」としている。

 インドネシアのユドヨノ大統領は23日の国民向けテレビ演説で、サウジ当局による事前通告なしの今回の刑執行を「国際関係上の規範と礼儀を破った」と厳しく批判した。

 サウジでは現在約150万人のインドネシア人が家政婦や油田労働者として従事し、毎月1万5000人程度が渡航している。だが、虐待や賃金不払いが常態化し、こうした劣悪な労働環境を背景にしたと見られる犯罪が多発。今回とは別に、26人のインドネシア人労働者の死刑が確定している。ユドヨノ大統領は演説で、こうした一連の事件や裁判の経緯などを調べる専門チームを設置する方針を示した。

 だが、インドネシアの民間組織「ミグラント・ケア」は派遣措置の停止について「8月では遅い。即時停止だ」と要求。有力国会議員やイスラム団体も、政府に同様の突き上げを強めている。

 世界銀行報告(09年)によると、インドネシア人出稼ぎ労働者の本国送金額は少なくとも年間60億ドル(約4820億円)に上り、インドネシアで出稼ぎ労働者は「歳入の英雄」とも呼ばれる。

 インドネシア中央銀行の統計で今年も1〜4月のサウジからの送金額は約7億2000万ドル(約570億円)に達し、政府関係者からは派遣停止の国家財政への影響を懸念する声も出ている。

毎日新聞 2011年6月26日 東京朝刊

2728チバQ:2011/06/28(火) 20:07:58
>>2712
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110628-OYT1T00925.htm?from=navr
チャベス大統領、手術後沈黙続く…重病説も

 【リオデジャネイロ=浜砂雅一】ベネズエラの反米左派チャベス大統領(56)が公の場に登場しない状態が2週間以上続き、国内で「重病ではないか」との臆測も出ている。


 チャベス大統領は今月10日、訪問先のキューバで骨盤膿瘍(のうよう)の手術を受けた。当初、「数日以内に帰国の見通し」とされたが、同氏は28日になってもキューバに滞在中だ。

 この間、肉声が報じられたのは12日の国営テレビの電話インタビューのみ。24日には簡易投稿サイト「ツイッター」にコメントが載ったが、病状に関する説明はなかった。

 ベネズエラ国内で「生命にかかわる病気ではないか」とのうわさが広まり、地元紙ナシオナルは社説で政府の説明不足を批判した。

 ロイター通信によると、野党指導者のマヌエル・ロサレス氏は27日、「不可解な沈黙が招いた不安と疑念を終わらせるメッセージが必要だ」と指摘した。

(2011年6月28日18時58分 読売新聞)

2730チバQ:2011/06/29(水) 19:59:11
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110629-OYT1T00138.htm
日本人が国連機関トップに…IMO・関水氏

 【ロンドン=大内佐紀】海賊対策など海上の安全や船舶の国際的なルールを作る国連の専門機関、国際海事機関(IMO・本部ロンドン)の事務局長選挙が28日行われ、日本政府が推薦した関水康司(せきみずこうじ)IMO海上安全部長(58)が選出された。


 関水氏は来年1月1日に就任する。任期は4年。

 関水氏はIMO本部で記者団に、「日本式のマネジメントを行いたい」などと抱負を述べた。関水氏は1977年に運輸省(現国土交通省)に入省。89年にIMOに派遣された。日本人が国連専門機関のトップに就任するのは09年に退任した国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の松浦晃一郎・前事務局長以来となる。

(2011年6月29日08時45分 読売新聞)

2731チバQ:2011/06/29(水) 23:14:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110629/chn11062922530006-n1.htm
中国・胡主席がスーダン大統領を支持
2011.6.29 22:52
 中国の胡錦濤国家主席は29日、北京の人民大会堂でスーダンのバシル大統領と会談し、ダルフール紛争をめぐる戦争犯罪容疑で国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ている同大統領を支持する姿勢を示した。中国は石油産出国スーダンの最大の貿易相手国。経済発展を支える資源確保のため、国際批判をはねつけ訪中を受け入れた。(北京 川越一)

関連ニュース

2732チバQ:2011/06/29(水) 23:15:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110629/amr11062920490007-n1.htm
新しいIMFの「顔」ラガルド氏始動「自信と勇気与える」
2011.6.29 20:43

 28日、パリで記者団の質問に答えるフランスのラガルド経済・財政・産業相(AP)
 【パリ=山口昌子、ワシントン=柿内公輔】国際通貨基金(IMF)は28日、ワシントンの本部で理事会を開き、次期専務理事にフランスのクリスティーヌ・ラガルド財務相(55)を選出した。母国で吉報を受け取ったラガルド氏は同国メディアに「IMFを結束させて自信と勇気とエネルギーを与えたい」と、不祥事で混乱した組織の立て直しを表明、債務危機のギリシャに迅速な対応を促すなどIMFの「顔」として早速“始動”した。

 ラガルド氏は「(IMF理事会は)男性ばかりで女性は一人もいない」と指摘。自身がIMF初の女性トップとなることで、「少しでも変わり始めるのはいいことだと思う」と、女性の理事入りの可能性を示唆した。

 追加緊縮策をめぐって与野党が対立するギリシャに対しても「政治的な違いをいったん棚に上げ、国家への奉仕で協力すべきだ」と呼びかけた。

 ラガルド氏は7月5日付で専務理事に就任し、任期は5年。IMF理事会は「ラガルド氏がIMFを効果的に導いてくれることを期待している」との声明を発表。IMFの姉妹機関である世界銀行のゼーリック総裁も「ラガルド氏が率いるIMFと緊密に仕事ができることを楽しみにしている」とコメントした。


http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110629/fnc11062903020000-n1.htm
IMF専務理事にラガルド氏 女性トップは初めて
2011.6.29 03:01
 【ワシントン=柿内公輔】国際通貨基金(IMF)は28日、ワシントンの本部で理事会を開き、次期専務理事にフランスのクリスティーヌ・ラガルド財務相(55)を選出した。IMFトップに女性が就任するのは初めてで、任期は5年。

 性的暴行事件で辞任したストロスカーン前専務理事の後任となるラガルド氏は、不祥事で失墜したIMFの信認回復や組織の立て直し、ギリシャ危機で揺れる欧州の債務問題などの課題に取り組む。

 専務理事には、メキシコのカルステンス中央銀行総裁も立候補していたが、28日の理事会に先立ち、最大出資国の米国がラガルド氏の支持を表明。欧州各国、日本、中国などの支持も取り付けた同氏の選出が確定していた。

 ラガルド氏は「IMFの改革を自分も引き継ぐ」として組織改革へ意欲を示している。

 ラガルド氏はパリ生まれ。米国などで弁護士として活躍した後に政界に進出。農業・漁業相などを歴任し、2007年6月から財務相を務めている。

2733チバQ:2011/06/29(水) 23:25:48
http://www.asahi.com/international/update/0629/TKY201106290679.html
ギリシャ財政再建関連法案を可決 債務不履行の危機回避2011年6月29日23時6分

 財政危機に陥っているギリシャは29日、追加の財政再建関連法案を国会で可決した。欧州連合(EU)が求めていた支援続行の条件がクリアされ、国際的な金融危機につながりかねない債務不履行の危険は、当面回避された。

 法案は増税など2015年までの284億ユーロ(3兆2千億円)の緊縮策と、500億ユーロ(5兆7千億円)の国営企業の民営化が柱。定数300の国会で、パパンドレウ首相率いる与党155人のうち1人が反対したが、野党の1人が賛成した。反対は138人。7人が欠席・棄権した。(アテネ=前川浩之)

2734チバQ:2011/06/29(水) 23:27:26
http://www.asahi.com/international/update/0628/TKY201106280120.html
カダフィ大佐への逮捕状「無視」 政権の司法相2011年6月28日10時27分
 国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)が27日、リビアの最高指導者カダフィ氏と次男セイフルイスラム氏ら3人に人道に対する罪の容疑で逮捕状を出したことについて、カダフィ政権のカムーディ司法相は同日、「ICCは第三世界の指導者を訴追するための西欧の道具に過ぎない」と批判、逮捕状を無視する考えを示した。

 カダフィ氏は独裁体制を続けているが、「直接民主制」というリビア独自の体制下で公的な肩書はないことになっている。このため、デモに参加した市民の殺害を指揮したなどとするカダフィ氏らへの容疑は成立しないと政権側は主張している。(カイロ=貫洞欣寛)

2735チバQ:2011/06/30(木) 19:51:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110630-00000017-cnn-int
イエメン副大統領、国内5州で支配権を失ったことを認める
CNN.co.jp 6月30日(木)14時3分配信

サヌア(CNN) イエメンのハディ副大統領は29日、CNNの独占インタビューに答え、政府は5つの州で支配権を失い、国内の治安が悪化していることを認めた。

現在、同国のサレハ大統領はケガの治療のためサウジアラビアに滞在中で、ハディ副大統領が大統領代行を務めている。

反体制派はハディ副大統領について、サレハ大統領が帰国するまでのお飾りであって実権はないとみている。ハディ副大統領はこうした批判を一蹴するとともに、国連主導の新たな和平案に署名する権限は自分にあると主張した。

イエメン政府と反体制派の仲介を行っている湾岸協力会議(GCC)は、サレハ大統領を30日以内に退陣させ、60日以内に選挙を行うとの調停案を出している。だがハディ副大統領が描く和平計画は、新大統領が選出されたのちにサレハ大統領が辞任するというもので、両者の溝は大きく、反体制派の支持も得られそうにない。

ハディ副大統領は、サレハ大統領には今も300万人の支持者がいると発言。「大統領はイエメンの政治的バランスを支えている。政治的、部族的なあらゆる立場の違いを乗り越えるエキスパートだ」と副大統領は述べた。

サレハ大統領は6月初め、大統領宮殿で反体制派の攻撃に遭い負傷した。ハディ副大統領は当時の大統領の状況について、木片が胸に刺さり、顔や腕、上半身に火傷を負っていたと語った。大統領の容態については日々、改善していると言う一方で、帰国時期については分からないと答えた。

「数カ月かかるかも知れない。医師団の判断次第だ」とハディ副大統領は述べた。

2736チバQ:2011/06/30(木) 19:52:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110630-00000647-reu-int
イエメン軍兵士300人超が離反、大統領の息子率いる部隊も=野党
ロイター 6月30日(木)12時6分配信


 6月29日、反体制派と政府側の対立が続くイエメンで、野党側は、政府側治安部隊からこれまでに300人以上が離反したと発表。写真は24日、サヌアで行われた反政府デモで(2011年 ロイター/Suhaib Salem)
 [アデン/サヌア 29日 ロイター] 反体制派と政府側の対立が続くイエメンで、野党側は、政府側治安部隊からこれまでに300人以上が離反したと発表した。これが事実なら、今月3日に反体制派の攻撃で負傷し、現在サウジアラビアで療養中のサレハ大統領にとっては大きな打撃となる。

 離反者の中には、サレハ大統領の息子が率いる共和国防衛軍兵士150人も含まれているという。この件について、政府からのコメントは得られていない。

 一方、キルビ外相は29日、国営テレビを通じて声明を発表。政権移行に関する湾岸協力会議(GCC)の調停案に調印するために、サレハ大統領が野党側に対話を呼び掛けていると述べた。また、サウジで療養中の大統領と面会したと明かし、大統領は順調に回復していると強調した。

 一方、今週に国営テレビで放送される予定だった大統領の演説については、大統領の側近がロイターに対し、演説の録画を医師から延期するようにと言われたことを明かした。

 またイエメン政府は、同国南部ジンジバルでこの日、イエメン兵士とアルカイダ系武装勢力との戦闘で少なくともイエメン兵26人と武装勢力17人が死亡したことを明らかにした。

2737チバQ:2011/06/30(木) 21:36:54
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110630/t10013877211000.html
サモア 日付変更最も早い国へ
6月30日 13時55分
世界で日付が変わるのが最も遅い国の1つ、南太平洋の島国サモアは、ことしの年末から日付変更線の西側の標準時間を採用することを決め、これにより、日付が変わるのが世界で最も早い国の1つへと移行することになります。

サモアは、現在、日付変更線の東側の標準時間を採用し、日付が変わるのが世界で最も遅い国の1つとなっています。しかし、サモア政府は、主要な貿易相手国のオーストラリアやニュージーランドなどとの経済的な結び付きをさらに深めることが重要だとして、これらの国々と同じ日付変更線の西側の標準時間へと変更するよう提案し、このほど議会も法案を可決しました。これによってサモアは、ことし12月29日の深夜に日付が変わる際に時計の針を24時間進めて31日とすることになり、世界で、日付が変わるのが最も早い国の1つへと移行することになります。サモアは、これまでオーストラリアやニュージーランドから、ほぼ1日遅れとなっていたため、実質的に取り引きを行える日が限られていましたが、今回の決定で時差が数時間となるため、今後はビジネスをより円滑に進めることができると期待しています。サモアでは、おととし9月、オーストラリアや日本から中古車を輸入しやすくするためにこれらの国々に合わせて車の通行を右側から左側に変更する措置を取っています。

2738チバQ:2011/07/01(金) 23:58:35
>>2712>>2728
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21998920110701
ベネズエラ大統領が国民演説でがん告白、術後の経過は良好
2011年 07月 1日 16:19 JST
[カラカス 30日 ロイター] ベネズエラのチャベス大統領(56)は30日、国民に向けたテレビ演説を行い、腫瘍が発見され、がん性細胞を摘出する手術をキューバで受けたことを明らかにした。手術は成功し、回復に向かっているとしている。6月10日の手術以来、同大統領がテレビで演説するのは初めて。
 療養先のハバナから演説を行ったチャベス大統領は、異なる種類の細胞が見つかったことから、現在補助的な治療が行われているとし、化学療法を受けている可能性を示唆した。青ざめ、真剣な面持ちで演説を行ったが、衰弱した様子はなかった。

 また、ベネズエラ国民などが自分に対する連帯感を示してくれたことを深く感謝すると述べた。帰国の日程は明らかにせず、自身が不在中に大統領代理を務める人物などについては言及しなかった。

 チャベス大統領の容体については約3週間にわたり重病説がささやかれていた。ベネズエラとキューバ両国は術後の同大統領の写真を公開し、順調な回復ぶりを強調するなどしていた。

 複数のアナリストは、チャベス大統領の不在が長期にわたれば、与党内で政治的な争いが起こりかねないとし、野党が早期の選挙を求める可能性もあると指摘。同国のアナリスト、ルイスビセンテ・レオン氏は、チャベス大統領が2012年の選挙に出馬できる健康状態や心理的状態でいられるかなどは、推測のしようがないと述べた。

2739チバQ:2011/07/02(土) 00:06:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110701/erp11070108520001-n1.htm
選挙の後は「顔洗う」 プーチン氏、大統領選への出馬を示唆?
2011.7.1 08:48

6月30日、エカテリングブルグで開かれた「統一ロシア」の会合で演説するプーチン首相(ロイター)
 選挙の後はまず「自分の顔を洗う」−。来年3月の次期大統領選に返り咲きを目指して立候補するかが注目されているロシアのプーチン首相が30日、有権者の質問にこう答え、出馬の意思を遠回しに認めた発言とも受け止められている。

 首相は中部エカテリンブルクで開かれた最大与党「統一ロシア」の会合に党首として出席。会場との質疑応答で、大統領選の投票日として有力視されている来年3月11日の後に「最初にやることは何か」と聞かれ、「顔を洗いに行く。衛生上も、政治的な意味からもだ」と答えた。

 首相は「(選挙)キャンペーンの後は汚れを落とす必要がある。チャーチル(元英首相)が言ったように、民主主義は最悪の政治形態だが、もっといいものはないのだから」と説明。選挙では野党などから厳しい批判を浴びることもやむを得ない、との見方を冗談めかして示した。(共同)

2740チバQ:2011/07/02(土) 00:34:31
http://www.asahi.com/international/update/0701/TKY201107010640.html
IMF前トップの暴行事件、被害者供述に複数のウソか

 強姦(ごうかん)未遂など七つの罪で起訴された国際通貨基金(IMF)前専務理事のドミニク・ストロスカーン被告(62)に襲われたと訴えたホテルの女性客室係(32)の供述に複数の虚偽が見つかり、起訴が取り下げられる可能性が出てきた。米ニューヨーク・タイムズ紙が6月30日、捜査当局の話として伝えた。

 IMFのトップ人事だけでなく、来年のフランス大統領選の行方を大きく揺るがした事件だけに、起訴が取り下げられれば、ニューヨークの捜査当局にとっては歴史的な大失態となる。

 報道によると、被害者が、前専務理事を訴えれば利益につながると、大麻取引容疑で逮捕された男と相談している電話の会話が録音されていた。この男を含め複数の人物から被害者の銀行口座に10万ドル(約800万円)近く入金されており、被害者が麻薬取引や資金洗浄に関与していた恐れも出てきたという。

2741チバQ:2011/07/02(土) 00:35:56
http://www.asahi.com/international/update/0701/TKY201106300779.html
ロシア大統領、準備遅れに不満 APEC開催地
 ロシアのメドベージェフ大統領は6月30日、来年9月にアジア太平洋経済協力会議(APEC)の開催が予定されている極東の中心都市ウラジオストクを訪れ、準備状況を視察した。橋などのインフラ工事が予定より大幅に遅れており、大統領は不満をあらわにした。

 APECの開催はロシアにとって初めてで、極東地方の開発にも力を入れる政権にとって、国の威信をかけたプロジェクトだ。

 ところがこの日、大統領は会場となるルースキー島の道路や建物などの工事の進捗(しんちょく)状況を視察し、地元の当局者らに不満を表明。会議で「問題なのは『遅れ』だ。島へのガス管も水道管もまだない。そして一番の問題は島に渡るための橋だ。いつ完成するのか、さっぱりわからない。別の方法を考える必要がある」と厳しく批判した。(ウラジオストク=関根和弘)

2742チバQ:2011/07/02(土) 00:47:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110702/erp11070200410000-n1.htm
前IMFトップの復権視野、大統領選出馬に期待も 仏社会党
2011.7.2 00:39
 国際通貨基金(IMF)前専務理事、ストロスカーン被告の性的暴行事件をめぐり、米主要メディアが自宅軟禁などが解除され訴追取り下げの可能性もあると報じたのを受け、フランスの最大野党、社会党内では1日、被告の復権を視野に同党からの来年の大統領選への出馬を期待する声が出始めた。

 ラング元文化相は1日、ストロスカーン被告の存在が「わが党の大統領選での成功にとり決定的に重要だ」と発言。被告に近い同党有力者は、既に始まっている党内の予備選の手続きを一時停止するよう求めた。

 同被告は、大統領選でサルコジ大統領の再選を阻止できる最有力候補と目されていたが、性的暴行事件で政治生命を絶たれたと受け止められていた。(共同)

2743チバQ:2011/07/02(土) 13:44:46
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-22010120110702
モロッコ国民投票で国王の権限縮小承認、中東政変受け自ら提案
2011年 07月 2日 13:15 JST
 [ラバト 2日 ロイター] 北アフリカのモロッコで1日、国王権限を縮小する憲法改正案の是非を問う国民投票が行われた。暫定の開票結果によると、98.5%の圧倒的多数で承認され、国民投票を提案した国王モハメド6世の地すべり的勝利となった。
 今回の国民投票は、中東各国で相次ぐ「アラブの春」と呼ばれる民主化運動を受けて、モハメド6世自らが提案。憲法改正案では、内閣、軍、宗教当局、司法において国王が依然実権を握るとする一方、政府に明確な権限を与えるとされている。

 投票率は73%近くに上り、その結果は王政への信任投票になるとされているほか、同じく君主制をとり、自国の改革要求をかわそうとするアラブ諸国も結果には高い関心を持って見つめている。

2744チバQ:2011/07/02(土) 13:45:25
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-22009920110702
モナコのアルベール2世公が結婚、南アの元水泳五輪代表と
2011年 07月 2日 13:03 JST
 [パリ 1日 ロイター] ハリウッド女優からモナコ公国レーニエ大公妃に転身した故グレース・ケリーさんの長男で元首のアルベール2世公(53)が1日、南アフリカの元水泳五輪代表シャルレーヌ・ウィットストックさん(33)とモナコ宮殿で結婚式を挙げた。
 この日行われたのは法的な婚姻を確認するセレモニーで、宮殿の外に詰め掛けた多くの市民らは大型スクリーンで放映された式の様子を見守った。

 2人はその後、バルコニーに姿を見せ、記念撮影で熱いキスを披露。アルベール2世公は新たな「シンデレラ」となったシャルレーヌ妃と並び、群衆に「祝福をありがとう」とあいさつした。

 2日には、約3500人を招く公式な結婚行事が執り行われる。

2745チバQ:2011/07/02(土) 18:12:23
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110701-OYT1T00937.htm
IMF前専務理事、軟禁解除…訴追取り下げか

 【ニューヨーク=吉形祐司】国際通貨基金(IMF)前専務理事、ドミニク・ストロスカーン被告(62)がニューヨーク市内でホテル女性従業員に性的暴行を加えたとして、強姦(ごうかん)未遂罪などに問われた事件で、ニューヨーク州裁判所は1日、同被告の軟禁解除を認めた。

 被害を主張してきたギニア人女性(32)が、薬物密売やマネーロンダリング(資金洗浄)などに関与した疑いが浮上したことなどから、検察側が女性の一部証言の信ぴょう性が失われたと判断したため。今後の公判維持が困難となる可能性や、同被告への訴追そのものが取り下げられる可能性もある。

 同被告は5月に逮捕された後、保釈されたが、居場所を探知できる電波発信装置を付けられ監視下に置かれていた。

(2011年7月2日01時30分 読売新聞)

http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2810045/7449915
電話の会話で被害者女性の証言に疑念、ストロスカーン被告は軟禁解除
2011年07月02日 15:15 発信地:ワシントンD.C./米国

【7月2日 AFP】米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は1日、国際通貨基金(IMF)前専務理事ドミニク・ストロスカーン(Dominique Strauss-Kahn)被告(62)に性的暴行を受けたホテル女性従業員の証言の信憑性が揺らいだきっかけは、この女性がボーイフレンドと電話で交わした会話だったと報じた。

 ある捜査当局幹部が同紙に語ったところによると、被害者女性は事件発生から24時間後にボーフレンドと電話で話した。会話は女性の出身国である西アフリカのギニア共和国のフラニ語で行なわれた。録音の内容が6月29日になって初めて英語に翻訳されると、捜査関係者の間に緊張が走ったという。

■「あの男はお金を持っている」

 この捜査当局幹部によると、被害者女性は「心配しないで。あの男はお金を持っている。私は自分が何をしているかは分かっている」という趣旨のことをボーイフレンドに話したという。

 ボーイフレンドはマンハッタン(Manhattan)のチャイナタウン(Chinatown)で手に入れたデザイナーズブランドの服の偽物をアリゾナ(Arizona)州でマリフアナと交換しようとして、アリゾナ州の入国管理局に収容されており、そこで被害者女性と電話で話したという。

 ニューヨーク・タイムズによると被害者女性の弁護士は、被害者女性はボーイフレンドが「薬物の密売人」だったとは知らなかったと話している。

■ストロスカーン氏は自宅軟禁を解かれる

 1日、ストロスカーン被告はマンハッタンの裁判所に出廷した。検察側は被害者女性が大陪審に虚偽の証言をしていたと述べ、ストロスカーン被告は自宅軟禁を解かれた。熱気に包まれた法廷を出たストロスカーン被告は妻の肩に腕を回し、肩の荷が下りたかのような笑顔を見せた。

 保釈金100万ドル(約8000万円)と出廷等担保金500万ドル(約4億円)は近く返還される。まだ裁判が続く可能性もあるためパスポートは当局が預かるものの、ストロスカーン氏は米国内であれば好きなところに行くことができるようになった。

 足首への監視装置の装着や、外出の制限、武装した警備員による24時間の監視を受けてマンハッタンの高級マンションで暮らすなどの保釈条件も解除された。(c)AFP

2746チバQ:2011/07/02(土) 20:15:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110702/erp11070219520005-n1.htm
IMF前専務理事 軟禁解除に二度目の衝撃走る 仏政界 
2011.7.2 19:48 (1/2ページ)

1日、ニューヨーク州の裁判所を出るIMF前専務理事のストロスカーン被告(右)と妻(ロイター)
 【パリ=山口昌子】フランス出身の国際通貨基金(IMF)前専務理事、ストロスカーン被告(62)の性的暴行事件をめぐり、米司法当局が1日、被害女性の供述に不審な点があるとして被告の自宅軟禁を解除したことで、仏政界には2度目の大きな衝撃が走った。被告が来年の次期仏大統領選の社会党の有力候補だったためだ。

 社会党は公認候補を決める10月の予備選に向けて6月28日に立候補の受け付けを開始。オブリ第1書記やオランド前第1書記らが出馬宣言を行い、選挙戦を開始したところだ。

 被告の出馬を期待する声も一部に出始めているが、米当局は被告のパスポートの返還は認めておらず、7月18日の次回公判の出廷も決まっている。このため受け付け締め切りの7月13日前の帰国は不可能だ。

 「予備選の日程の変更はない」(アモン党報道官)としているので、米検察当局が被告の訴追を取り下げた場合も党公認候補として出馬するのは事実上不可能とみられている。

 被告が出馬した場合は自身は出馬しなかったというオブリ氏は、軟禁解除の報に「被告の悪夢を終わらせるために米司法当局が真実を明らかにするよう望む」と述べたが、選挙への影響には言及しなかった。被告の支持グループも、大半が選挙ではオブリ氏支持かオランド氏支持かを表明済みで、被告の復帰を声高には唱えていない。

 一方、フィヨン首相は1日、「米司法当局の仕事を平静に見守ろう」と述べ、与党・国民運動連合(UMP)としては事態を静観する構えを示した。政府は後任のIMF専務理事に財務相のラガルド氏を送り込むことに成功している。

 ただ、訴追が取り下げられた場合、事件の衝撃が大きかっただけに、その反動として社会党や左派支持者が結束し、勢いづくことを警戒している。

2748チバQ:2011/07/03(日) 10:06:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110703/asi11070300500000-n1.htm
ミャンマーで「民族浄化」 バチカンの通信社報道
2011.7.3 00:47
 バチカンの通信社FIDESは2日までに、ミャンマー北部カチン州で政府軍により少数民族カチンに対する「民族浄化」が行われており、約2万人が弾圧を逃れるために避難生活を強いられていると報じた。現地で支援活動を行っているカトリック司祭の話として伝えた。

 ミャンマー側と中国企業がカチン州で始めた水力発電のためのダム建設で立ち退きを強いられている地元住民が計画に反対し、武装組織によるゲリラ攻撃が頻発。カトリック司祭によると、これに対して政府軍の兵士らが「老人や子どもを殺し、女性をレイプし、家を焼いて財産を没収する」など暴力行為を尽くしているという。

 同司祭はまた、屋外で生活している避難民らが、雨期を前に「人道的な緊急事態に直面している」と訴えた。(共同)

2749チバQ:2011/07/03(日) 14:37:59
http://jp.wsj.com/World/node_261022
IMF前専務理事が軟禁解除後初の外出―仏では政界復帰見通しが急浮上
2011年 7月 3日 10:40 JST

 ニューヨーク市内のホテルで女性従業員に性的暴行を加えた容疑で起訴されている国際通貨基金(IMF)の前専務理事・ドミニク・ストロスカーン被告は1日夜、自宅軟禁が解除されてから初めて外出した。

 ニューヨークの高級住宅地トライベッカ地区にある滞在先のタウンハウスから姿を見せたストロスカーン被告は、わずかに微笑みを浮かべながら夫人など数人とともに車に乗り込み、アッパー・イースト・サイドの高級イタリア料理店に向かった。夫妻は2日午後にも外出した。

 ニューヨーク州の裁判所は1日、ストロスカーン被告から暴行を受けたとされる女性の供述が一部嘘だったことを検察側が認めたことを受けて、同被告の自宅軟禁を解除していた。同被告は容疑を否認している。

 一方、フランスでは、ストロスカーン被告の訴追が取り下げられる可能性が高まったとして、同被告の政界復帰の見通しが急浮上、大きな衝撃が走った。

 ストロスカーン被告の複数の支持者は1日、同被告が政界に復帰すると確信していると述べた。ストロスカーン被告は逮捕前、大統領選への出馬を正式には表明していなかったものの、世論調査では、最大野党・社会党の最有力候補とみられていた。

 社会党トップのオブリ第1書記は1日、ストラスカーン氏が「この悪夢」から一刻も早く解放されることを願う、と述べた。

 社会党では来年の大統領選に向けた予備選の立候補受け付けが6月28日から始まっており、オブリ第1書記はすでに名乗りを上げている。立候補の受け付けは7月13日に締め切られるが、オランド前第1書記は締め切りの延期もあり得るとしている。社会党の大統領候補は10月に決まる。

記者: PERVAIZ SHALLWANI

2750チバQ:2011/07/03(日) 19:49:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110702/mds11070219540006-n1.htm
大規模デモで県知事解任 シリア、全土の死者24人に
2011.7.2 19:53
 ロイター通信によると、シリア各地で反政府デモがあった1日、中部ハマでもアサド政権の打倒を訴える大規模デモがあり、少なくとも数万人が参加した。「参加者は50万人で過去最大規模」とする情報もある。国営シリア・アラブ通信によると、アサド大統領は2日、ハマの県知事を解任する大統領令を出した。

 1日の集団礼拝後に各地で起きた反政府デモへの弾圧による死者は、西部ホムスなどで計24人になった。

 県知事解任はデモを阻止できなかった引責と同時に、デモ隊を懐柔する狙いもあるとみられる。

 ハマでは1982年にシリア軍が反政府活動を武力で鎮圧、1万人以上が死亡したとされる。(共同)

2751チバQ:2011/07/03(日) 19:52:33
>>1864>>2669
http://www.asahi.com/international/update/0703/TKY201107030187.html
幹部引き渡し、ヒズボラが拒否 ハーグの国際法廷

 国連主導のレバノン特別法廷(オランダ・ハーグ)が、レバノンの与党でもあるイスラム教シーア派組織ヒズボラの幹部らの逮捕状を出したことについて、ヒズボラのナスララ党首は2日、テレビ演説し、容疑者の引き渡しを拒否した。

 特別法廷は、2005年に起きたハリリ元首相暗殺事件を裁くために設けられた。ナスララ師は、法廷を「レバノンを不安定化させるためのイスラエルと米国の陰謀」「判決はもう決まっているのだろう。欠席裁判をやればよい」などと批判した。

 特別法廷は逮捕状の内容を公開していないが、レバノンでの報道では、ヒズボラの幹部ら党員4人が容疑者として挙がっているという。4人はヒズボラがかくまっているとみられている。(カイロ=貫洞欣寛)

2752チバQ:2011/07/03(日) 20:01:25
>>2647
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110703-00000028-mai-int
<ベラルーシ>元最高会議議長を一時拘束 野党抑え込み
毎日新聞 7月3日(日)19時4分配信

 【モスクワ大前仁】旧ソ連ベラルーシの治安当局は2日、91年の独立当時の同国指導者で、野党政治家のシュシケビッチ元最高会議議長を一時拘束した。経済危機が発生した同国では国民の不満が高まっているが、ルカシェンコ政権が反対勢力を力ずくで抑え込もうとする姿勢が鮮明になっている。

 インタファクス通信などによると、シュシケビッチ氏は欧州の人権活動家と隣国リトアニアから鉄道で入国を試みた際、国境付近の駅で数時間にわたり拘束された。3日がベラルーシの独立記念日なので、治安当局が警戒を強めている模様だ。同国では、物価高騰と物資不足に対する抗議運動が活発になっており、先週には250人以上が拘束された

2753チバQ:2011/07/03(日) 20:52:22
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110703/erp11070320180007-n1.htm
欧州最後の独裁国家ベラルーシ 経済危機で「SNS革命」ジワリ広がる
2011.7.3 20:15 (1/3ページ)

ミンスク中心部で6月29日、手をたたきながらルカシェンコ政権に抗議する人々
 深刻な経済危機に陥っている旧ソ連のベラルーシ(人口約960万人)で、「欧州最後の独裁者」と称されるルカシェンコ大統領への抗議機運が高まりつつある。フェイスブックなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて「革命」を呼びかける運動も現れた。政権は弾圧強化で危機を乗り切る構えだが、国民の不満を抑え続けられるかどうかは不明だ。(ミンスク 遠藤良介)

 首都ミンスク中心部の広場前に突如、若者を中心とした約1千人の集団が現れた。プラカードを掲げるのでも、スローガンを叫ぶのでもない。人々はただ歩きながら定期的に手をたたき、道行く車が呼応してクラクションを鳴らす。

 ルカシェンコ退陣を求める反政権運動「SNSによる革命」が6月半ば以降、毎週水曜日に国内各地で行っている「無言の抗議行動」だ。6月29日のミンスクでは約150人が治安当局に拘束され、外国報道陣にも負傷者が出た。

 大統領選の元候補の夫が投獄され、自身も裁判中の女性ジャーナリスト、ハリプさん(43)は「ルカシェンコは反政権派を完全に一掃するつもりでいるが、経済危機による反発もまた強まっている」と指摘。「政権が倒壊するとすれば、内部のクーデターなどではなく、大衆の行動と世界からの圧力によるものとなるだろう」と話す。


□ □


 政権は5月、自国通貨のベラルーシ・ルーブルを主要外貨に対して54%切り下げたものの、実勢レートはそのさらに5割も安い。

 市内の家電店では商品がまばらにしか陳列されていない棚が目立ち、タクシー運転手らは米ドルでの支払いを求める。食料品の値上がりも激しく、市場の買い物客らは「数カ月間で給料が半分になったに等しい」と声をひそめた。

 1994年就任のルカシェンコ大統領はソ連崩壊後の市場経済化や民主化の流れに逆行し、ソ連型の経済体制を温存した。これまでロシアなど外国や国際通貨基金(IMF)の借款で苦境をしのいできたものの、今年に入って外貨はほぼ枯渇状態となった。累積対外債務は国内総生産(GDP)の4割にのぼる。

 2年半の獄中経験をもつ元ベラルーシ国立大学長のコズリン氏(55)は「状況はソ連崩壊前と似ている。90年代に(ロシアや東欧諸国のような市場経済化の)痛みを味わわなかったことのツケが回ってきたのだ」と解説する。

 経済危機の根本的原因は、国内産業の競争力不足による対外赤字拡大だ。ロシアが近年、ベラルーシ向け石油・天然ガスの価格を引き上げたことに加え、ルカシェンコ氏が昨年12月の大統領選前に公務員給与を4割引き上げたことが消費を刺激して痛打となった。


□  □


 「危機は存在しない。パニックと投機が外貨の買い占めをもたらしたのだ」

 ルカシェンコ氏は国内向けにこう説明し、反政権派を「投機家」とみなして、粉砕する方針を鮮明にしている。軍の2倍以上とされる規模の内務省部隊も健在で、政権の行方については見方が分かれる。

 ジャーナリストのオグルツォフ氏(62)はSNSを通じた「革命」運動について「政権は参加者を追放するよう大学などに圧力をかけており、下火になるのではないか」と指摘。ボグダンケビッチ元中央銀行総裁(74)も「政権にはまだ国有企業をロシアに売却するなど外貨を得る手だてがあり、当面の政権転覆はあり得ない」と語る。

 これに対し、前出のコズリン氏は「人々はもはやルカシェンコを信じておらず、ルカシェンコは政策の誤りを認めない。これでは危機脱却に必要な改革は不可能だ」とし、エジプトなど中東・北アフリカで相次いだような大衆行動による政変を予測している。

2754チバQ:2011/07/03(日) 20:53:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110531/erp11053100570002-n1.htm
「欧州最後の独裁者」ルカシェンコ大統領窮地 ベラルーシ経済危機 露、統合路線を加速
2011.5.31 00:55 (1/2ページ)
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアの隣国、ベラルーシが深刻な経済危機に瀕し、「欧州最後の独裁者」と称されてきたルカシェンコ大統領がいよいよ窮地に陥っている。旧ソ連型の経済運営を続けてきた同国だが、ここにきてロシア産石油・天然ガスの価格引き上げとバラマキ財政に耐えられず、外貨が底をついた状況だ。ロシアはベラルーシに国家資産の売却を迫り、同国の吸収・統合路線を加速させる思惑だ。

 ベラルーシは24日、自国通貨(ベラルーシ・ルーブル)を米ドル、ユーロ、ロシア・ルーブルの3外貨に対して54%切り下げる措置をとり、公定レートを1ドル=4930ベラルーシルーブルに設定。これに先立ち、ロシアを中心とするユーラシア経済共同体からは3年間で30億ドル(約2460億円)の融資を得ることで基本合意した。

 ただ、今年の貿易赤字が120億ドルにのぼるとみられていた状況で外貨準備は30億ドル以下まで急減しており、通貨切り下げなどは弥縫(びほう)策にもならないと受け止められている。各地の両替所では外貨を求める人々の長蛇の列ができ、物価高騰を恐れる庶民は商品買い占めに走っている状況だ。

 ベラルーシはソ連崩壊後も経済改革を先送りしてきたことで知られ、安価なロシア産原油の精製と欧州諸国への転売で利益を得てきた。ロシアが近年、ルカシェンコ政権との複雑な関係も背景に石油・天然ガス価格の引き上げに動いたことが経済危機の第1要因だ。

 ロシアが昨年、ベラルーシ向け石油に関税を導入したのを受けてベラルーシの石油製品輸出量は前年から27%減少。逆にロシアからの天然ガス輸入額は前年比で55%も増えた。

 第2の要因は、2008年の世界金融危機以降、政権が財政出動で国内消費を刺激し続けたことだ。特に昨年12月には大統領選が行われたために政権のバラマキが度を強め、消費と貿易赤字の急拡大を招いた。

 過去のルカシェンコ氏はロシアと欧州連合(EU)の間で風見鶏のごとく振る舞い、双方からの融資を得て経済的苦境をしのいだ。

 ただ、EUは昨年12月の大統領選での反政権派弾圧を非難し、ベラルーシ高官の入域禁止など制裁を強めている。国際通貨基金(IMF)からも融資を受けながら構造改革の約束をほごにしてきた経緯があり、頼みの綱はロシアしかない。

 一方、ロシアはベラルーシとの「連合国家」や「関税同盟」を形成しながら、ルカシェンコ氏の抵抗で国家統合の動きが停滞していたことに不満を抱く。

 このため、経済支援には国営企業の売却など「見返り」を求め、これを機にベラルーシの石油精製企業やパイプライン網、通信インフラを握る戦略だ。露ルーブル通貨の導入を迫るべきだとの意見も出ている。

 ベラルーシでは通貨切り下げによるインフレ圧力が高まっている上、危機脱却には痛みを伴う急進的改革が必要とみられている。「安定」を喧伝(けんでん)してきたルカシェンコ大統領への反発も予想され、独裁政権は土壇場に立たされている。

2755チバQ:2011/07/03(日) 20:54:25
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110629-OYT1T00894.htm
露国営電力企業、ベラルーシ向け電力供給停止

. 【モスクワ=貞広貴志】ロシアの国営電力企業インターラオは29日、ベラルーシ向けの電力供給を停止した。


 12億ルーブル(約35億円)の代金未払いが理由で、ベラルーシの経済危機がさらに深刻化する恐れがある。ベラルーシ政府は29日、近く代金を支払う方針を示した。

(2011年6月29日21時28分 読売新聞)

http://www.afpbb.com/article/economy/2809460/7442612?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
ロシア、ベラルーシへの電力供給再開へ
2011年06月30日 16:34 発信地:モスクワ/ロシア

【6月30日 AFP】経済危機にあるベラルーシが電力代金を滞納している問題を受け、同国への電力供給を29日に全面的に停止したロシア国営電力会社インテルRAO(Inter RAO)は、未納金が支払われたため7月1日中に供給を再開すると、AFPの電話取材で明らかにした。

 インテルRAOは、再三に渡る請求にもかかわらず支払いが行われなかったため、モスクワ(Moscow)時間28日深夜0時に電力供給を全面的に停止。支払い確認後24時間以内に供給を再開すると説明していた。ベラルーシとロシアはこれまでもガスなどのエネルギー供給をめぐって衝突している。(c)AFP

2756チバQ:2011/07/04(月) 19:45:54
http://www.afpbb.com/article/politics/2810218/7451498?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
ストロスカーン被告の仏大統領選出馬はあるか?揺れるフランス
2011年07月04日 15:11 発信地:パリ/フランス
【7月4日 AFP】ホテルの女性従業員への性的暴行罪などで米ニューヨークで起訴されたものの、被害女性の供述が信用性に欠けるとして自宅軟禁を解かれた国際通貨基金(IMF)前専務理事のドミニク・ストロスカーン(Dominique Strauss-Kahn)被告をめぐり、再び仏大統領選への出馬の可能性が取りざたされている。

 仏日曜紙ジュルナル・デュ・ディマンシュ(Le Journal du Dimanche)は3日、ストロスカーン被告の訴追は取り下げになるとみて、「ドミニク・ストロスカーンの驚異的な復活」との見出しで今後の展望を報じた。

■国民の半数近くが政界復帰を容認

 性的暴行スキャンダルに見舞われるまでIMF専務理事の地位にあり、仏政界の有力者だったストロスカーン被告は現在、足首に装着されていた監視装置も外され、次回審理を待っている。

 ストロスカーン被告が逮捕・起訴された当初は、フランスのイメージが損なわれたとの声も多かった。だが、3日発表の世論調査では、仏国民の49%がストロスカーン被告の政界復帰を認めると答えている。反対は45%だった。

 前回調査でも60%が、事件は時期大統領選でニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領の強力な対立候補と目されていたストロスカーン被告を陥れようとしたでっち上げだと考えていた。

■どうなる、社会党の大統領選候補

 一方、政界ではストロスカーン被告の政治生命は終わったとの見方が大勢となり、最大野党・社会党(Socialist Party、PS)は、同被告の代わりにマルチヌ・オブリ(Martine Aubry)第1書記を大統領選候補に立てる可能性を示唆していた。

 だが、1日の審問後に被害者供述の信ぴょう性への疑問からストロスカーン被告の軟禁が解かれたことで、同党の大統領選候補をめぐる動きは再び予測のつかない展開となった。オブリ第1書記は3日、自身の出馬の可能性についても含みを残しつつ、ストロスカーン氏が大統領選への出馬を表明しても「誰も反対はしない」と断言した。

 世論調査でサルコジ大統領の最も有力な対抗馬とみなされているフランソワ・オランド(Francois Hollande)元第1書記や、同じく出馬を狙うセゴレーヌ・ロワイヤル(Segolene Royal)元社会党大統領候補も、候補者選出に関する党スケジュールに変更があっても構わないとの見方を示した。

 仏国民の多くも、数週間にわたって世間をにぎわせてきたストロスカーン被告のセックススキャンダルをめぐる新展開に、どう対処すべきか決めかねている状況だ。(c)AFP/Deborah Pasmantier

2757チバQ:2011/07/04(月) 19:46:32
http://www.47news.jp/CN/201107/CN2011070401000074.html
復帰めぐり世論割れる 仏、ストロスカーン氏


 IMF前専務理事のストロスカーン被告(ロイター=共同)
 【パリ共同】米ニューヨークのホテルで女性従業員に性的暴行を加えたとされる事件で訴追取り下げの可能性が出てきた国際通貨基金(IMF)前専務理事のストロスカーン被告の出身国フランスでの政界復帰について、支持が49%、反対が45%と同国の世論が割れているとの調査結果が明らかになった。フランス紙パリジャン(電子版)が3日、報じた。

 同被告は事件前、来年の大統領選挙で野党社会党から出馬すれば、サルコジ大統領を破る最有力候補と見なされていた。

2011/07/04 06:39 【共同通信

2759チバQ:2011/07/04(月) 21:19:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110704-00000074-mai-int
<タイ総選挙>貢献党 少数政党4党と連立政権樹立で合意
毎日新聞 7月4日(月)20時55分配信

 【バンコク西尾英之】3日投票されたタイ下院(定数500)総選挙は、選挙管理委員会の4日の非公式集計でタクシン元首相派野党「タイ貢献党」が過半数を上回る256議席を獲得、2年半ぶりのタクシン派政権復活が確定した。同国初の女性首相に就任する同党のインラック・シナワット氏(44)は4日、少数政党4党と連立政権樹立で合意したと発表。政権の安定を確保した上で、タクシン派と反タクシン派に分裂した国民の和解実現に最優先で取り組む考えを強調した。

 4党の代表と共に記者会見したインラック氏は、新政権の最優先課題として、反タクシンの政党や軍など「あらゆる勢力と協力して国民和解を進める」と述べた。また物価上昇の抑制、国境紛争を抱えるカンボジアなど近隣諸国との関係改善などに5党が一致して取り組む考えを示した。

 貢献党と連立4党の合計獲得議席は下院の約6割の299議席。安定した政権運営には最低でも280議席程度は必要とされ、インラック政権はこれを上回る「安定多数」を確保して発足することになり、政策の自由度も高まるとみられる。

 今選挙で与党・民主党は、貢献党優勢が予想された地盤の首都バンコクで、同党の獲得議席を上回った。しかし全国では、貢献党よりも100議席近く少ない159議席にとどまる惨敗だった。アピシット首相は4日、敗北の責任を取って民主党党首を辞任した。

 タイ憲法では総選挙から30日以内に国会が招集され、さらに30日以内に下院で首相が指名される。8月末までにはインラック政権が誕生する見込みだ。

2760チバQ:2011/07/04(月) 21:58:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110704/mds11070420150003-n1.htm
スーダン南部独立目前 高まる緊張、衝突相次ぐ
2011.7.4 20:13 (1/2ページ)

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南部の分離独立を前に、式典の準備をする部族民=1日、スーダン南部(ロイター)
 【カイロ=大内清】9日に予定されるスーダン南部の分離独立を前に、南北境界線に接する同国中部の南コルドファン州で、北部の中央政府軍と、南部自治政府を主導するスーダン人民解放運動(SPLM)系民兵との衝突が相次いでいる。中央政府のバシル大統領は、SPLMとの対決姿勢を強化。すぐに南北の全面衝突につながる可能性は低いとみられるものの、スーダンは緊張をはらみながら南部独立の日を迎えることになりそうだ。

 南コルドファンは、2005年まで続いた第2次内戦で激戦地となった州のひとつ。南部の多数派と同じ黒人系住民の中にはSPLM支持者が多く、南部への編入を望む声もあるとされる。だが、同州は北部最大の原油生産地であり、中央政府としては決して手放したくはない地域だ。

 同州では5月の知事選で、SPLM系有力者が与党・国民会議党(NCP)系の現職に僅差で敗北、これに反発するSPLM系民兵と中央政府との衝突に発展した。中央政府軍は空爆を含む攻撃を実施し、国連の推計によると、これまでに約7万人が州外などに避難している。

 南北は戦闘中止でいったんは合意したものの、バシル氏は今月1日の演説で「反乱者を一掃する」と宣言、現在も散発的に戦闘が起きている可能性がある。

 バシル氏が同州で強硬姿勢をみせる背景には、民兵の動きを放置すれば、さらなる「領土分割」につながりかねないとの懸念があるからだ。隣国エジプトのスーダン専門家は「バシル氏はすでに国土の約37%にあたる南部を失う屈辱を味わった。ここで弱腰をみせれば、権力基盤が揺らぐ可能性もある」とみる。

 また南北間では、南部独立後の石油収入の配分をめぐる協議が難航しており、南部に強い態度に出ることで協議を有利に進めたいとの思惑もあるとみられる。

 南北はこのほか、油田地帯である中部アビエをめぐっても衝突。6月にアビエを非武装地帯化するとの合意が成立したものの、平和維持活動にあたるエチオピア軍の展開は完了しておらず一触即発の状態が続いている。

2761チバQ:2011/07/04(月) 21:59:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110704/erp11070417200007-n1.htm
「拍手」した200人を拘束 ベラルーシ
2011.7.4 17:19
 旧ソ連ベラルーシの独立記念日だった3日夜、「欧州最後の独裁者」と称されるルカシェンコ大統領に「手をたたく」ことで抗議する街頭行動が首都ミンスクなどで行われ、約200人が治安当局に拘束された。ロシアのラジオ局エホ・モスクブイが伝えた。経済危機に陥っている同国では、インターネットのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて「手をたたく」反政権運動が呼びかけられている。(モスクワ 遠藤良介)

2762チバQ:2011/07/04(月) 22:08:37
>>2709
http://www.asahi.com/international/update/0703/TKY201107030184.html
反政権野党の参加排除 年末のロシア下院選
 年末に下院選が行われるロシアで、反政権指導者らが結集したリベラル系野党「国民自由党」(略称・パルナス)の正式な政党登録が法務省に拒まれた。一方で、政権に近いリベラル系右派政党「正義の事業」は新党首を迎えて再生し、活動を本格化。野党勢力は「クレムリンのシナリオだ」と反発している。

 国民自由党には、カシヤノフ元首相やネムツォフ元第1副首相らが参加し、2期8年大統領を務めた後も首相として「双頭政権」の中枢を担うプーチン氏の政治手法を厳しく批判。最近の世論調査では支持率は9%で、比例代表制の下院で議席獲得に必要な「得票率7%」を超えていた。

 政党登録の可否はロシアの民主度を占うバロメーターとされていたが、法務省は6月22日、提出された党員名簿に死亡者の氏名があるなど「幽霊党員」が目立ち、党規約も不十分として登録を拒否。カシヤノフ氏らは「政権グループが政権に居座り続けたいとの欲求の表れ」などと批判した。

2763チバQ:2011/07/05(火) 20:52:33
http://mainichi.jp/select/world/news/20110706k0000m030039000c.html
フランス:IMF前専務理事の政界復帰待望論 社会党内

ストロスカーン被告=ニューヨークで2011年6月6日、AP 【パリ福原直樹】米国で性的暴行事件で起訴された国際通貨基金(IMF)前専務理事のストロスカーン被告(62)が1日に軟禁を解かれたことで、出身国フランスの野党第1党・社会党内で政界復帰への待望論が浮上し始めている。一方で、「02年に暴行を受けた」と主張するフランスの女性ジャーナリスト(32)が刑事告訴を検討、これに対して被告側が名誉毀損(きそん)で訴える構えを示すなど、事件は新たな告訴合戦に発展しそうな様相を呈している。

 ストロスカーン被告は来年5月の仏大統領選で保守現職のサルコジ大統領に勝つ可能性が最も高い社会党の有力候補と目されていたが、事件で情勢が一変。事件後の6月28日に届け出が始まった社会党の党内予備選にはオブリ第1書記(60)▽オランド前第1書記(56)▽ロワイヤル元家庭担当相(57)らが出馬を表明している。

 しかし、被害女性の虚偽証言を理由にストロスカーン被告が軟禁を解かれたことを受け、党内から政界復帰論が出ている。オランド、ロワイヤル両氏は訴追取り下げの可能性も視野に今月13日の予備選届け出期間の延長に同意、オブリ氏も3日、「『復帰』には誰も反対しない」と述べた。社会党は今年10月実施の予備選で統一候補を決める。

 3日発表の世論調査によると、ストロスカーン被告の政界復帰には49%が賛成で、反対の45%を上回った。社会党支持者に限ると復帰賛成は65%に達し、55%が予備選の届け出期間を延長すべきだと考えている。被告の復権が実現すれば大統領選の構図が変わりそうだ。

 一方、4日の仏週刊誌レクスプレス(電子版)によると、女性ジャーナリストの弁護士は「5日にも告訴する」と明らかにしたという。女性は02年、被告に取材した際、衣服を脱がされそうになるなどの暴行を受けたと主張。被告が5月14日に米ニューヨークで逮捕された直後、告訴の方針を表明していた。

 これに対して、被告側は全面否定している。AFP通信によると、被告の弁護士は女性ジャーナリストの主張を「想像の産物だ」と言い切り、逆に名誉毀損で告訴すると述べた。

毎日新聞 2011年7月5日 18時52分(最終更新 7月5日 19時04分)

2764チバQ:2011/07/05(火) 22:32:17
>>600>>607
http://news.toremaga.com/politics/foreign/339488.html
ガンジー家への政権禅譲論高まる=課題山積の首相、求心力低下―インド
2011年07月04日
 【ニューデリー時事】インドのシン首相(78)が、閣僚経験者らの汚職事件など山積する難題への対応に苦慮し、野党から強い批判を浴びている。首相は6月末、報道各社の代表を公邸に招いて懇談、政権運営に改めて自信を示した。しかし最大与党・国民会議派内では若手のホープで名門ガンジー家出身のラフル・ガンジー氏(41)への政権禅譲を求める声が拡大。首相の求心力低下に拍車を掛けている。

 経済学者出身のシン首相は清廉潔白なイメージが売りだが、押し出しの強い「政治家タイプ」ではない。一方、ラフル氏の母で、故ラジブ・ガンジー元首相の妻ソニア・ガンジー同党総裁は豪腕と評される。シン首相は野党からソニア総裁の「操り人形」と評されており、懇談では自らのリーダーシップを強調する狙いがあった。

 インドでは1947年の独立後、ネール初代首相をはじめガンジー家が3人の首相を輩出。計37年間も統治し「王朝」を築いたが、91年に暗殺されたラジブ元首相を最後に、同家から首相を出していない。

 昨年以降、携帯電話事業の免許交付や、国際競技大会をめぐる汚職が相次ぎ発覚し、与党の大物政治家らが逮捕された。社会活動家が大衆を巻き込んでデモを展開するなど政権批判が高まった。

 与党は2014年の総選挙に向け、ガンジー家の威光を借り、「ラフル首相」の下で選挙に勝つシナリオを描いているとされる。「汚職問題の恥部はシン政権に負わせ、ラフル氏を温存する戦略」(地元記者)のようだが、既に党有力者からは首相交代への期待も出始めた。(続)

[時事通信社]

2765チバQ:2011/07/05(火) 22:32:47
http://news.toremaga.com/politics/foreign/339486.html
ガンジー家への政権禅譲論高まる=課題山積の首相、求心力低下―インド☆2
2011年07月04日

 ラフル氏は父親のラジブ氏暗殺後、安全上の理由から米国や英国に留学。早くから政界入りを期待され、04年の総選挙で、ロンドンでの会社勤めをやめて父と同じ選挙区から立候補、初当選した。あえて閣僚就任を断り、党内の若手で組織するグループの会長職を続けながら帝王学を学んでいる。

 ラフル氏の教育係といわれる国民会議派のシン事務局長は最近、ラフル氏が首相に就任すべき時だと明言。チダムバラム内相も閣僚の若返りの必要性に言及した上で、ラフル氏の「適切な時期」の首相就任を党が望んでいると語った。(了)

[時事通信社]

2766チバQ:2011/07/06(水) 21:40:46
http://www.cnn.co.jp/world/30003286.html
南部独立間近のスーダン、国土面積はアフリカ第2位に
2011.07.06 Wed posted at: 14:08 JST
(CNN) アフリカ最大の国だったスーダンは南部の独立に伴い、国土が約4分の3に縮小し、人口は800万人減少する。南部の独立が間近に迫った5日、当局者が明らかにした。

南スーダンは1月の住民投票で大多数の支持を受けて分離独立が決まり、7月9日に独立する。

国家調査局局長によれば、これまでアフリカとアラブ諸国の中で最大国だったスーダンの国土面積は250万平方キロから188万1000平方キロに縮小。アフリカではアルジェリアに次いで2番目、アラブ諸国の中ではアルジェリアとサウジアラビアに次いで3番目の大きさになる。

これまで国境を接していたウガンダ、ケニア、コンゴ民主共和国(旧ザイール)の3カ国はスーダンの隣国ではなくなり、エチオピアと中央アフリカ共和国との国境線も短縮される。

スーダン情報省が発行した冊子によれば、人口は約800万人が南スーダンに移って3340万人となり、国民に占めるイスラム教徒の割合は96.7%に増える。

新しいスーダンの地図はすべての大使館と領事館、空港、政府機関に配布し、9日の朝から置いてもらう予定だという。

情報相は「悲しいことだが古いスーダンの存在は終わり、われわれは新たな始まりと向き合う」と述べ、「南スーダンの国民および政府の平和と成功を願う。南の平和と成功は、北の平和と成功をも意味する」と語った。

2767チバQ:2011/07/06(水) 21:42:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110705-00000104-mai-int
<南スーダン共和国>石油不足、独立に影
毎日新聞 7月5日(火)21時54分配信

電力供給が滞る中、街角の店頭に並ぶ発電機は売れ筋商品の一つだ=スーダン南部ジュバ中心部で、高尾具成撮影

 アフリカ大陸で最大の国土を持つスーダン(首都・ハルツーム)。その南部が9日、ジュバを首都に独立する。アフリカ54番目の新国家の名前は「南スーダン共和国」。ジュバの街で、独立に向けて交錯する人々の期待と不安を追った。【ジュバ(スーダン南部)高尾具成】

 「日ごとに風景が変わるから、迷いそうだよ」。スーダン南部の中心都市ジュバ。タクシー運転手のヒラムさん(36)は、道路沿いに並ぶ新しい店や看板を指しながら、少し誇らしげに笑った。

 建設中の新空港ビル。舗装中の幹線道路。インフラ整備でわく街並みに、携帯電話ショップや中華料理屋の真新しい看板が並ぶ。そのにぎわいは、記者が訪れた昨年春とは比べものにならないほどだ。国家の誕生を新たなビジネスチャンスにしようと、内外の投資家が熱い視線を注いでいるという。

 長引く内戦を生き抜いてきた南部市民にとって、独立は「希望への道」だ。飲食店で働くデビット・バラクさん(21)は、満面の笑みを浮かべて言う。「安心して平和を実感できる時が、本当に近づいていると感じる」。バラクさんが生まれたのは、南北内戦のまっただ中だった。

 スーダンは1954年、英エジプト共同統治に対して自治政府を樹立。翌55年、第1次南北内戦が始まった。72年に停戦したが、政府は83年、イスラム法による統治を提唱。キリスト教徒の多い南部は猛反発し、第2次南北内戦へと突入した。戦闘による死者は200万人にも達し、20年余りを経た05年、ようやく包括和平合意にこぎつけた。

 だがその記念すべき独立を目前に控えた街の盛り上がりは、住民投票で分離独立が決まった今年1月に比べ、いま一つだ。ジュバ中心部には新国家の国旗やポスターがあふれているが、「歓喜一色」という雰囲気ではない。

   ◇  ◇

 人々の心に暗い影を落とす問題がある。ジュバでは今年3月以降、石油不足から発電所の稼働が制限され、電力がほとんど供給されない状態が続いている。

 多くの市民は電気なしの生活を強いられ、商店は自家発電機を回して営業。携帯電話の「充電屋」も登場した。フル充電にかかる費用は、約1ドル。ガソリン価格は1リットルあたり5スーダンポンド(約2ドル)にまで高騰している。米国際開発庁(USAID)によると、南部市民の半数以上は1日1ドル以下で暮らす貧困層。電気、ガソリンの不足は、市民生活を直撃している。

 スーダンといえば、1日に原油約50万バレルを生産するアフリカ第6位の産油国だ。南部はなぜ、独立を目前に控えたこの重要な時期に、石油不足に悩まされているのか。南部・暫定自治政府の鉱山・エネルギー省幹部は取材に対し、その理由をこう打ち明けた。「北部からの石油供給が激減し、発電施設を稼働させるための十分な燃料を確保できない」。

 南北分離後、最大の課題であり「火種」になるとされるのが、この石油問題だ。南部には油田の4分の3が集中するが、精製施設や輸出港へと続くパイプラインは北部にしかないからだ。

 05年の和平合意に基づき、南北は石油収入を暫定的に折半してきたが、南部独立に際し、北部のバシル大統領は引き続き「折半」もしくはそれに相当する「パイプライン使用料」を要求。「支払わなければパイプラインを封鎖する」と強気の構えだ。一方、油田の大半を抱える南部は、北部の「取り分」を少しでも減らそうと抵抗し、折り合いはついていない。

 北部による今回の石油供給の制限は、パイプラインと精製施設を握る「北部との連携」なしに南部の繁栄はありえない、という北側のメッセージでもある。

2768チバQ:2011/07/06(水) 21:42:35
 ◇周辺国支援「将来」のカギ

 南北が石油収入をめぐり対立を激化させるのは、それが「命綱」に他ならないからだ。80年代、米企業が南北の境界付近に位置するアビエイ地区で初めて油田を発掘。その後、北部の輸出港ポートスーダンへのパイプラインが完成し、経済の重心は農業生産から石油収入へと移った。現在、原油輸出は政府収入の5割、輸出収入の9割以上を占めている。

 北部はその軍事力を駆使し、南部との交渉を優位に運ぼうとしている。今年5月下旬、北部政府軍はアビエイ油田地帯に侵攻し、制圧。南北双方は先月、同地区の非武装化に合意したが、北部は圧倒的な軍事力の優位を見せつけた形だ。

 だが一方で、南部の窮状を救おうとケニアなど南部周辺国は最近、多数の給油車をジュバに送り込んでいる。キリスト教徒を主流とするケニアには、同教信者の多い南部スーダンとの絆を深め、イスラム教徒の多い北部をけん制したい思惑がある。ケニアからの給油車は連日、ジュバを中心にガソリンスタンドや大型発電施設を回る。国境を越え、遠路届けられた燃料がいま、独立を待つジュバの街を支えている。

 商店を営むチェンゴ・デンさん(35)は電気の供給減により営業時間を短縮、売り上げも落ちたという。だが、思い描く「南部の未来」は明るい。「将来、北部に石油の供給を頼る機会は減るはず。南部の新政府がケニアなど周辺国と良い関係を築けば、問題はきっと解決できる。問題ないよ」

2769チバQ:2011/07/06(水) 21:43:08
http://www.afpbb.com/article/politics/2810977/7459787
「南スーダン」首都の素顔、荒廃しながらもコスモポリタンな街
2011年07月06日 15:41 発信地:ジュバ/スーダン

【7月6日 AFP】9日に独立する「南スーダン共和国」の首都、ジュバ(Juba)は、20年以上に及んだ内戦で疲弊しきった街だ。白ナイル川の高温多湿な河岸に広がる街には、ブリキ板でこしらえた掘っ立て小屋が立ち並ぶ。道路はたいてい、舗装されていないでこぼこ道だ。

 それでも、商業の中心地コニョコニョ市場の薄汚れた路地に建築資材の店を構えているウィリアムさんは、誇らしげだ。「ジュバはワシントンやロンドンのようではない。ハルツームやカンパラやナイロビにも劣るかもしれない。それでも新生国家の首都なんだ。誇りに思うよ。この国はまだ赤ん坊だが、われわれがゼロから作り上げていくんだ」

 ジュバは内戦で荒廃したとはいえ、近年、国際援助やオイルマネーに目を付けた起業家や職を求める人々がケニアやウガンダなどの近隣諸国から大量に流入するようになった。

 内戦中に北部へ避難した人々や内戦中にキューバに送られて教育を受けた「キューバン・ジュバン(キューバのジュバ人)」たちの帰還が進む一方で、紛争が続くダルフール(Darfur)地方や前月に北部政府軍とスーダン人民解放運動(SPLM)の戦闘が再燃した南北境界の南コルドファン(South Kordofan)州から避難してきた人も多い。ソマリアの内戦、エリトリアの強権体制による弾圧、コンゴ(旧ザイール)の紛争などから逃れてきた難民たちの避難所にもなっている。
 
 ジュバで仕事を得る難民もいる。ソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)から逃れてきたユスフさんは、今年1月に南部独立の是非を問う住民投票が行われた際に暴力を恐れて北部に戻った商人から店を買い取り、商売をしている。「ジュバはモガディシオよりはるかにいいよ。困難な時もあるけど、儲けは大きいしね」

■コンテナを改造したホテルも出現

 内戦時、反政府勢力に包囲されていたジュバは守備隊が駐屯する小さな街だった。だがその後、急速に拡大し、広大な土地に推定人口30万人を擁する都市に発展した。いまだに電気や水道などの基本的なインフラさえ整備されていないが、内戦が6年前に終結して以来、そこかしこに大きな改善が見られる。

 例えば、支援団体の職員や外交官は以前はテントに寝泊まりしなければならなかったが、今ではコンテナを改造したホテルがある。建設ブームにも沸いている。新たな橋が建設され、主要道路はアスファルトで舗装されつつある。街路灯の設置も進められている。建設ブームは、レバノン人商人、中国の建設会社、米国の警備会社、国際NGOや国連職員など、世界中から種々雑多な人々をジュバに引き寄せている。

 南部の状況は完璧とは言い難い。人口の85%が読み書きができないなど、教育が立ち遅れていることが大きな障壁となっている。また、零細企業でさえ、外国人が経営している場合が多い。

 だが、南スーダンのバルナバ・マリアル・ベンジャミン(Barnaba Marial Benjamin)情報相は、ジュバではなんぴとも歓迎されると強調した。

「われわれは長年、内戦を逃れてケニア、エチオピア、ウガンダなどへ向かわざるをえなかったが、現地の人々はわれわれを歓迎してくれた。今度はわれわれが歓迎する番だ」

2770チバQ:2011/07/08(金) 00:03:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110707-00000616-san-int
同胞団若手、指導部に反旗…「鉄の統制」に綻び エジプト
産経新聞 7月7日(木)21時16分配信

 【カイロ=大内清】エジプトの次期総選挙でカギを握るとみられるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団で、複数の若手グループが公式政党とは別の新党を次々と結成し、指導部に公然と反旗を翻している。若手団員らは、現指導部による上意下達の組織運営を「旧態依然」と批判、究極的には同国の「イスラム国家化」を目指しているとされるイデオロギーをめぐる溝も表面化しつつある。

 同胞団は今年2月、9月に予定される議会選に向け、「自由公正党」の設立を発表した。しかし、組織内では「若手の声が反映されていない」との反発が拡大。これまでに、同胞団を脱退した元幹部イブラヒム・ザーファラーニ氏の「ナフダ(復興)党」や、若手中心の「エジプト潮流」「リヤーダ(先駆け)党」などの新党が誕生し、他の既存野党やリベラル勢力との連携を模索し始めた。

 同胞団ではこのほか、一部若手の支持を集める有力メンバー、アブドルムネイム・アブールフトゥーフ氏が6月、指導部の反対を押し切り大統領選出馬を表明した。同氏は、2007年にリークされた同胞団の政党綱領案に「女性やキリスト教徒は大統領になれない」とする文言が含まれていたことなどに強く反発、指導部の主流派と対立し、09年末に指導部でのポストを失った人物だ。

 エジプトの独立系紙によると指導部は同氏支持の団員ら4千人を処分、ラシャード・バイユーミ副団長は産経新聞の取材に「組織決定に反する者は追放だ」と語気を強め、新党への合流者が増えることへの警戒をあらわにした。

 これに対し若手グループと近い同胞団の中堅メンバー、ハイサム・アブーハリール氏は「従わなければ処分すると脅す手法はムバラク前政権と同じ。指導部はいまや、組織内だけでなく社会全体から浮いた存在だ」と批判し、インターネットなどを駆使しネットワークを広げる現在の若手団員のメンタリティーとは相いれないと語る。

 理念の面でも溝がある。総選挙で躍進を目指す同胞団は最近、米国との接触も否定しないなど現実路線を強調してはいる。だがその一方で、指導部からはしばしば、「盗みを働いた者は、シャリーア(イスラム法)に従い手を切り落とすべきだ」(マフムード・エッザト副団長)といった、急進的な「イスラム国家化」を志向する発言が飛び出し物議を醸している。

 ただ、若手らも程度の差こそあれ、「イスラムの価値観を広める」との目的は共有しており、指導部との違いは必ずしも明確ではない。組織内で支持が広がるかどうかもなお不透明だ。

 にもかかわらず“造反”が相次ぐのは、非合法化されていた同胞団を厳しい監視下に置いた前政権の崩壊後、団員がおおっぴらに活動できるようになったことで内部の意見対立が表面化しやすくなったためだ。

 同胞団の「鉄の統制」に生じたほころび。元同胞団員で組織の歴史に詳しいアブドルラフマン・アヤーシュ氏は「同胞団の改革を目指していた勢力が組織を去ったことで、指導部が一層、硬直化する可能性もある」と話している。

2771チバQ:2011/07/08(金) 23:12:06
>>2710
http://www.asahi.com/international/update/0708/TKY201107080579.html
震災復興、ハイチも混迷 議会、首相人事案を再度否決か

 ハイチのマーテリー大統領は6日、元司法相で弁護士のグース氏(52)を首相に充てる人事案を出した。別の人事案が6月、前大統領派が多数を占める議会に否決されたのを受けた再提案だが、今回も議会は反対の声を上げている。再び否決されれば組閣できない状態が長引き、大地震からの復興にも影響しそうだ。

 グース氏は、アリスティド元大統領が亡命した2004年に司法相を務め、アリスティド支持派への迫害・投獄などを主導したとして国際社会から批判されてきた。米マイアミ・ヘラルド紙によると、議員らは大統領に「グース氏の選任は受け入れられない」と再三伝えていたという。

2772チバQ:2011/07/08(金) 23:12:33
http://www.asahi.com/international/update/0708/TKY201107080515.html
パキスタンで抗争続発、93人死亡 民族対立が背景か
 パキスタン最大都市の南部カラチで5日以降、銃撃や暗殺が相次ぎ、地元メディアによると、8日までに93人が死亡した。異なる民族間の対立が背景にあるとみられる。7日には路線バス2台が襲撃され、12人が死亡、30人以上が負傷するなど、暴力は無差別化の様相を呈している。

 政府は治安部隊1千人を市内に追加配置することを決めた。カラチでは独立時にインド側から移り住んだイスラム教徒とその子孫を中心としたムータヒダ民族運動(MQM)と、他の民族を基盤とする政党などとの間で対立が繰り返されている。(イスラマバード=五十嵐誠)

2773チバQ:2011/07/08(金) 23:13:00
http://www.asahi.com/international/update/0707/TKY201107070664.html?ref=reca
北朝鮮、パキスタン軍幹部に巨額の賄賂 米紙報道

 米紙ワシントン・ポスト(電子版)は6日、北朝鮮が1990年代末、パキスタンからの核技術供与の見返りとしてパキスタン軍幹部2人に350万ドル(約2億8千万円)以上の賄賂を払ったと報じた。「核の闇市場」を主導した同国のカーン博士が明らかにしたという。

 パキスタン軍や政府は同国からの核技術の流出はカーン博士の「個人的な犯行」とし、関与を否定しているが、報道が事実ならば、軍当局も深くかかわっていたことになる。

 同紙は、カーン博士が元ジャーナリストに託した北朝鮮高官からの極秘書簡のコピーを掲載。書簡は98年7月15日付で、パキスタン陸軍参謀長に300万ドル、別の軍幹部に50万ドルとダイヤやルビーを渡したとし、「我々の航空機がミサイル部品を届けた際に持ち帰れるよう、約束の文書や部品を渡してください」と書かれている。

 名指しされた元軍幹部らは同紙の取材に事実関係を否定した。ただ、米政府関係者や研究者らは、書簡は本物の可能性が高いと指摘しているという。

2774チバQ:2011/07/08(金) 23:22:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110708-00000103-mai-int
<ドイツ>脱原発法が成立 国内17基、順次停止へ
毎日新聞 7月8日(金)20時41分配信

 ドイツ連邦参議院(上院)は8日、2022年までに国内17基の原発を停止する改正原子力法案に同意した。既に連邦議会(下院)が先月30日に可決しており、これで正式に「脱原発」が法的に成立した。福島第1原発の事故後、運転を停止している旧式の8基はこのまま閉鎖する。残る9基については、15、17、19年に各1基、21、22年に各3基を順次停止していく。【ベルリン】

2775チバQ:2011/07/08(金) 23:50:04
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201107080162.html
伊首相、再選目指さず=後継者に法相指名―有力紙2011年7月8日23時6分
 【ジュネーブ時事】イタリアのベルルスコーニ首相(74)は8日付の有力紙レプブリカのインタビュー記事で、首相再選を目指さないと表明した。さらに「次期首相の筆頭候補はアルファーノ法相だ」と明言、事実上、後継者に指名した。

 この中で首相は「(2013年に予想される)次期総選挙で首相候補として出馬しない」と発言。「(13年に)77歳になるのでもう首相はできない」とも述べた。

 また「大統領は私には向いていない」と語り、首相がナポリターノ大統領の後継ポストを狙っているとの観測を否定した。 


[時事通信社]

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110708-OYT1T00938.htm


伊首相「不出馬表明」…真意不明、観測気球か

 【ローマ=末続哲也】イタリアのベルルスコーニ首相(74)は8日付の同国の左派系有力紙レプブリカのインタビューで、2013年までの今任期限りで首相から退くとともに、中道右派の連立与党首相候補として、側近のアンジェリノ・アルファノ法相(40)を推す考えを表明した。


 ただ、同首相は今年4月にも海外報道陣に次期総選挙での退陣を示唆し、翌日に撤回した経緯がある。右派系メディアを牛耳る首相が左派系紙に「不出馬表明」を行う真意も不明だ。首相が政治的な「観測気球」を上げた可能性もある。

 同紙によると、首相は次期総選挙後の続投の意向について「全くない。中道右派の首相候補はアルファノだ。可能なら、今日にも辞めたいぐらいだ」と述べた。同席した部下が「辞めるとまで言う必要はない」と割って入ると、首相はすぐに「私は辞めない」「いずれにしろ、次期選挙で私は首相候補ではない」と表現を改めたという。

(2011年7月8日21時58分 読売新聞)

2776チバQ:2011/07/08(金) 23:54:55
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2811579/7471258?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
英大衆紙の盗聴疑惑、キャメロン首相の元主任報道官を逮捕
2011年07月08日 20:41 発信地:ロンドン/英国

【7月8日 AFP】英日曜大衆紙「ニューズ・オブ・ザ・ワールド(News of the World)」が有名人や犯罪被害者の電話を盗聴していた疑惑をめぐり、英ロンドン警視庁は8日、今年1月までデービッド・キャメロン(David Cameron)首相の主任報道官を務めていたアンディ・コールソン(Andy Coulson)同紙元編集長(43)を、盗聴と汚職の容疑で逮捕した。

 これに先だってキャメロン首相は同日、緊急記者会見を行い、同紙の盗聴疑惑について徹底した調査を行うことを約束するとともに、コールソン容疑者を主任報道官に抜擢した「全責任はわたしにある」と述べた。

 コールソン容疑者は2007年、ニューズ紙の王室担当記者と私立探偵が盗聴容疑で実刑判決を受けた責任を取り、編集長職を辞任。その数か月後、2010年の総選挙に向けたキャメロン首相の主任報道官に抜擢された。

 しかし今年1月、警察がニューズ紙の盗聴疑惑について再捜査を開始するのとほぼ時を同じくして報道官を辞任していた。

 今回の盗聴疑惑では、ニューズ紙が雇った私立探偵が誘拐・殺害された十代少女や戦士した英兵の家族、2005年のロンドン同時テロ被害者の家族らの電話を盗聴していたとされる。疑惑がもたれている盗聴の多くは、コールソン容疑者が編集長を務めていた時期に行われている。コールソン容疑者自身は、盗聴への関与を否定している。

 キャメロン首相は会見で、抜擢について「第2のチャンスを与えようと思った。誰も彼(コールソン容疑者)の仕事のやり方についてわたしに懸念を伝えてはこなかった」「彼を抜擢したのはわたしの判断で、責任はすべてわたしにある」などと説明。その上で、警察の過去の捜査の問題点や、ニューズ紙の取材の実情、他紙でも盗聴が行われていないかなど、「英国の報道機関における文化、慣行、倫理に至るまで」徹底した調査を行うことを誓った。(c)AFP

2777チバQ:2011/07/08(金) 23:57:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110708/amr11070819160012-n1.htm
「眠っていた反米感情に火」と米紙 IMF前トップの自宅軟禁解除で仏国内
2011.7.8 19:14 (1/2ページ)
 【ニューヨーク=黒沢潤】性的暴行罪で起訴された国際通貨基金(IMF)前専務理事のストロスカーン被告が自宅軟禁を解かれた問題をめぐり、同被告の出身国フランスでは、米国の司法制度やメディアの報道姿勢への批判が強まり、「眠っていた反米感情」が呼び起こされつつあるとの見方も上がっている。

 4日付米紙ニューヨーク・タイムズは「ストロスカーン事件を米国の愚かさとみるフランス」と題した記事で、フランス国民は同被告の自宅軟禁解除に「苦い喜び」を感じつつ、「非文明的で野蛮な性格」の米社会への批判を強めていると指摘している。

 批判は特に、被告を「拙速に」逮捕した米司法機関や、選挙によって「有権者の意向に依存しがちな地方検察幹部」を選ぶ制度にも向けられている。

 被害女性の供述の不審な点や嘘の数々を最終的に暴いたのは米司法機関だったとはいえ、「米司法機関は(軟禁解除という方針転換で)敗者となった。仏国内で以前から存在する消極的な米国像が蘇っている」という米仏関係専門家の言葉も紹介している。

 同紙によると、著名な仏哲学者ベルナール=アンリ・レビ氏も、「トックビル(19世紀の仏政治思想家)が世界で最も民主的な司法制度を持つと分析した米国は残念ながら、極端な狂気に走っている」と述べた。

 また、バダンテール元仏法相は米大衆紙の一連の報道について、「メディアによるリンチや殺人のようだった」とし、本格審理の開始前に被告が極端に不利な立場に立たされたと非難している。

 ブッシュ米政権時代、フランスがイラク戦争に反対したことを受け、米国ではフレンチフライをもじった「フリーダム(自由)フライ」などフランスを揶揄(やゆ)する言葉が生まれた。記事は「(今回の事件で改めて)浮かび上がった米仏の文化の差は、大西洋の両岸で新たな言葉を生み出す素地を作っている」と分析した。

2778チバQ:2011/07/09(土) 00:06:19
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011070802000033.html
英盗聴 被害者家族も対象 大衆紙廃刊へ
2011年7月8日 朝刊

 【ロンドン=有賀信彦】大衆日曜紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドの記者らが芸能人や政治家の携帯電話の留守番電話サービスを盗聴していた問題で、犯罪被害者の家族も盗聴していたことが分かり衝撃が広がっている。キャメロン首相は警察の捜査終了後に政府も調査することを表明。同紙を傘下に置くメディア王ルパート・マードック氏の息子は七日、次の日曜発行分を最後に同紙を廃刊する方針を発表した。

 英メディアによると、二〇〇二年に発生した誘拐殺人事件で、同紙の雇った探偵が行方不明になった少女の携帯電話の留守番電話サービスを盗聴。家族が吹き込んだ伝言を同紙は特ダネとして報道していた。

 さらに、一定量を超えると新たな伝言が残せなくなるため、勝手に古いものを消去。サービスを利用した形跡があったことから家族は少女がまだ生存していると信じ込み、同紙のインタビューに「まだ希望を持っている」と答え、それも特ダネとして報じていた。

 同紙による過去の盗聴の手口では、探偵が対象者の電話番号を入手。メッセージを聞くため、暗証番号の初期設定されていることが多い「0000」や誕生日など身近な数字を押して暗証番号を割り出し盗聴していた。

 キャメロン首相は六日の議会で不快感を表明し独自調査を約束した。だが、野党は首相とマードック氏や同紙元編集長らとの濃密なつながりを指摘する。

 首相は、著名人盗聴事件当時に編集長だったクールソン氏を自身のスポークスマンとして起用していた。さらに、今回の誘拐殺人事件当時の編集長を今も定期的に自宅に招いており、野党は独自調査への取り組み姿勢に疑問を投げかける。

 経営幹部は社員向けの声明で廃刊について「間違った行動が評判を台無しにした。盗聴疑惑が本当ならあまりに非人間的で、この会社は存在する余地はない」とした。

2779チバQ:2011/07/09(土) 00:39:30
http://www.afpbb.com/article/economy/2811441/7461499
スーダンに待たれる真の「農業革命」、南部独立で浮上する経済不安
2011年07月08日 16:49 発信地:ワド・マダニ/スーダン

【7月8日 AFP】ナイル川の岸辺に近い青々とした自分の畑で、マームーンさん(50)は、なかなか儲けにならないとため息をついた。河畔に広がる肥沃な土地の将来性は高く、政府が農業に大きな期待を寄せているのに、だ。

 スーダンは外貨収入の90%以上を石油収入に頼ってきた。だが、同国の油田の約75%を抱える南部が9日に「南スーダン」として独立するのを機に、石油収入の激減が予想されている。厳しい財政運営を迫られる政府が経済の多様化を模索する中、1990年代後半に石油の輸出が始まるまで国の経済を支えていた農業に、大きな望みが託されている。

 しかし、白ナイルと青ナイルのふたつの河川に挟まれ、綿花や小麦などを栽培している84万ヘクタールもの穀倉地帯、ゲジラ(Gezira)地区では農民たちが不満顔だ。政府は農業革命と称して、世界最大規模の灌漑計画、その名も「ゲジラ計画」を大々的に掲げているが、農民たちは、農業革命の片鱗も見えないと口にする。

 前述のマームーンさんは「農業の状況は10年前よりも悪いよ。物価は3倍に跳ね上がったし、生産高を上げるための研究も、政府の販売戦略もないんだから」と話した。この冬にトラック12台分のトマトが売れたものの、価格の下落や生産コストの高騰、政府の助成の欠如により、純利益はわずか200スーダンポンド(約5000円)だったと嘆いた。

 スーダン政府は現在、農業部門に新しい命を吹き込み、収量を上げるため、将来的な食糧安全保障に不安を抱いている近隣アラブ諸国を中心に、外国からの投資を呼び込もうと躍起になっている。現在エジプトが興味を示しており、ゲジラ地区などに投資することが見込まれているという。

■農民たちのデモも発生

 ゲジラ計画の責任者は、収量が「非常に少ない」ことは認めたが、それは収量アップに不可欠な肥料や農機具を輸入に頼っており、高価で農民が手が届かないためだと説明した。だが、汚職や管理ミスが一番の原因だという指摘もある。

 農民たちは最近、彼らの土地を買い上げようとして不当に安い値段を提示した政府に反発し、抗議デモを行った。一部では警官隊との衝突も発生した。

 ゲジラで尊敬を集めるスーフィーの導師は、政府がスーダンの農業全体を破たんさせようとしていると厳しく非難した。「スーダンは農業の国だが、多くの農民が飢えている。耕すことができず、水路には水がなく、政府がすべてのトラクターを売却してしまったからだ。農民たちには金がない。イスラム教は友愛、平等、自由、正義を求めているが、そういったものは今やすべて失われてしまった」 (c)AFP/Simon Martelli

2780チバQ:2011/07/10(日) 09:44:44
http://jp.ibtimes.com/articles/20413/20110708/1310068920.htm
2011年7月8日 14時02分 更新

ベルギー政府樹立、また失敗に終わる

 度重なる失敗の後、今回新連立政権樹立のために立ち回ったエリオ・ディ・ルポ氏の提案は、フランダース国民党の拒否により、再度失敗に終わった。フランス語圏社会党のディ・ルポ氏は本日アルベルト二世国王と会見し、この役目を辞任する旨を伝えた。「この(無政府)状況を脱し、政府樹立に漕ぎ着けるためには、いったいどうすべきなのか」。国王はベルギーの政治家全員が数日間熟考するべきだと語った。

 ディ・ルポ氏による提案は、新連立政権を樹立し大胆な連邦政府改革を実施するという基本に基づいたものであったが、9政党のうち8政党が賛同し、フランダース国民党(N-VA)が反対の票を投じた。今後の行方はまだ闇の中であるが、新連邦総選挙は今年の11月に予定されている。

2781チバQ:2011/07/10(日) 09:55:26
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210710001.html
南スーダンが独立宣言 アフリカで54番目の新国家(07/10 07:30)

 アフリカで54番目の国家となる南スーダンが9日に独立を宣言し、記念式典が行われました。

 首都のジュバで開かれた独立式典には市民数万人が集まり、スーダンの国旗が降ろされた後に新しい南スーダンの国旗が掲げられました。そして、キール初代大統領が就任を宣誓し、正式に独立を宣言しました。式典には、スーダンのバシル大統領も出席し、「新国家を支援していく」と祝辞を述べました。日本政府をはじめ各国も独立を承認していて、今月14日の国連総会でも、193番目の加盟国として認められる見通しです。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2011

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110710/t10014103101000.html
南スーダン巡り米中せめぎ合い
7月10日 8時0分
アフリカのスーダンで、20年余りの内戦を経て南部が分離独立し、アフリカで54番目となる独立国家「南スーダン共和国」が誕生しましたが、アフリカ有数の石油産出国となる新国家を巡って、中国とアメリカのせめぎ合いも激しさを増しています。

南スーダンの首都ジュバで9日、独立を祝う記念式典が開かれ、独立宣言が読み上げられると集まった5万人からは大歓声が上がりました。しかし、祝賀ムードをよそに、新国家への影響力を確保しようと中国とアメリカのせめぎあいも激しさを増しています。このうち、中国の代表として式典に出席した姜偉新住宅都市農村建設相は、演説で「南北スーダンが、よき隣人、よき兄弟になることを願っている」と述べ、独立後も南北の両方と良好な関係を保ちたい姿勢を強調しました。中国は、紛争を巡って国際刑事裁判所から逮捕状が出されている北のバシール大統領と強固な関係を築くことで、石油の権益を獲得してきましたが、南部にある油田の権益を維持したい思惑から、独立が近づくにつれ南部へも急速に接近し始めています。これに対し、アメリカの代表として演説したライス国連大使は「南スーダンにとってアメリカは真の友人であり、永遠のパートナーだ」と述べ、石油利権の確保に加えて、中東・北アフリカで次々と親米国家が倒れるなか、南スーダンを軸に地域での存在感を取り戻したい思惑をにじませました。

2782チバQ:2011/07/10(日) 09:56:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110710-00000086-san-int
南スーダン独立、アフリカ54番目の国家 原油配分、火種残す
産経新聞 7月10日(日)7時55分配信

 【カイロ=大内清】スーダンから分離した「南スーダン共和国」が9日、独立を正式に宣言し、アフリカで54番目の国家が誕生した。ただ、スーダンとは原油収入の配分をめぐる協議が難航するなど、緊張が高まりこそすれ関係改善は進んでいない。20年以上に及ぶ内戦を経て生まれた新国家・南スーダンは、貧困や治安対策など多くの課題を抱えたまま船出した。

 「南スーダンの大統領として国家の一体性と人々の尊厳を守っていく」

 首都ジュバでの独立式典で、旧南部自治政府トップだったサルバ・キール氏はこう宣言し、南スーダンの初代大統領に就任した。国旗や国歌もお披露目され、会場を埋め尽くした市民からは大歓声が上がった。

 アフリカでの新国家誕生は、1993年にエチオピアから分離独立したエリトリア以来。日本をはじめ、米、英、フランス、中国などがこの日、南スーダンの承認を発表した。

 式典には南スーダン政府を主導するスーダン人民解放運動(SPLM)と長年対立してきたスーダンのバシル大統領も出席、「新しい国家を支援していく」と、一応は独立を祝福した。

 西部ダルフール地方での紛争で国際刑事裁判所(ICC)から「人道に対する罪」に問われ、国際的な注目を集める舞台を避けているバシル氏自身が式典に参加することで、独立に最大限の「歓迎」の意を示した格好だ。南スーダンの承認も8日に発表している。

 しかし、その一方でバシル氏は、南北国境に近い南コルドファン州でSPLM系民兵の掃討を指示、係争地の油田地帯アビエでも譲歩の姿勢はみせていない。

 こうした動きについて、隣国エジプトのスーダン専門家は「独立前後の混乱を避けたい南スーダンが強硬姿勢に出にくいと見越し、バシル政権は国内のSPLM系勢力に打撃を与えようとしている」と分析。当面は、原油収入の配分交渉の長期化などを見据え、スーダン国内に影響力を残したい南スーダンと、それを排除したいバシル政権との緊張が続くとも予測する。

 原油輸出がスーダンの歳入に占める割合は約6割、南スーダンでは9割超に達する。油田の大半を握る半面、パイプラインや輸出港はスーダンに依存せざるを得ない南スーダンにとり、交渉長期化はインフラ整備などの遅れにもつながる。

 数十万人ともいわれる兵士の収入確保に影響が出れば、新政府の不安定要因となる可能性もある。

                   ◇

 ■南スーダン独立までの動き

1956年1月 スーダンが英・エジプト共同統治から独立

  83年   北部のアラブ系イスラム教徒主導の政府がイスラム法を導入、南部の黒人系キリスト教徒主体のスーダン人民解放軍(SPLA)と内戦に

 93年10月 バシル大統領就任

2005年1月 政府とSPLAが包括和平合意(CPA)に署名し内戦終結

     7月 6年間の移行期間開始。SPLA指導者のガラン第1副大統領がヘリコプター墜落で死亡

     9月 統一内閣発足

  09年3月 西部ダルフール紛争をめぐる戦争犯罪などで国際刑事裁判所がバシル氏に逮捕状

  10年4月 CPAに基づく選挙でバシル氏が大統領、キール氏が南部自治政府大統領に再選

  11年1月9〜

     15日 独立を問う南部住民投票

   2月7日  独立賛成が98.83%との選挙結果発表

   5月21日 北部が係争地、アビエ占領

   7月4日  国境画定などについて独立後に協議継続することで南北が合意

     9日  南スーダン独立

2784チバQ:2011/07/10(日) 10:01:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110709-00000595-yom-int
パキスタンで政党抗争激化、102人が死亡
読売新聞 7月9日(土)18時7分配信

 【イスラマバード=横堀裕也】パキスタン南部の最大都市カラチで、民族対立を背景とした政党支持者間の抗争が激化し、地元メディアによると、5〜9日の5日間で計102人が死亡した。

 5日に「アワミ民族党」(ANP)の幹部が銃撃され、ANP支持者が対立する「ムータヒダ民族運動」(MQM)の犯行とみて報復を開始したという。市内の広い地域で双方の支持者による銃撃戦が起き、商店放火も相次いでいる。8日だけで30人が死亡した。

 パシュトゥン人主体のANPに対し、MQMはパキスタン独立時にインドから移住したイスラム教徒が中心で、これまでも衝突を繰り返してきた。

2785チバQ:2011/07/10(日) 10:04:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110709-00000102-mai-int
<南スーダン>新国家誕生 元少年兵「周辺国から学びたい」
毎日新聞 7月9日(土)21時17分配信
ボウルさんは「国の誕生とともに我々も生まれ変わりたい」と語った=ジュバで、2010年7月8日、高尾具成撮影

 ジュバで自営業を営むダニエル・ボウルさん(34)は、この日を特別な思いで迎えた。

【南スーダン】新国家誕生 「平和の持続願う」

 「国際社会に国家として認められたことはもちろんうれしいが、自分たちの決断で、挑戦への第一歩を踏み出せたことが何よりうれしい」。そう語る横顔は、誇らしげだ。

 南北の内戦は83年に始まった。ボウルさんは、当時6歳。家族と共にエチオピアに避難した。戦闘を逃れた1万6000人と共に避難所で暮らす日々。13歳で、少年兵として南部の軍事組織「スーダン人民解放軍」(SPLA)に加わった。

 「戦闘は長く激しく、水も食料も不足するばかり。毎日が、本当に悲惨そのものだった」。今回就任したキール新大統領とは、行軍を共にしたこともある。

 2年後の92年に除隊し、故郷の東部ジョングレイ州に戻った。間もなく北部政府軍による住民虐殺が始まり、5000人以上が射殺されたという。両親と命からがら逃げ出したが、叔父は命を奪われた。15年もの間、家族と共にケニアの難民キャンプで暮らしたが、南北が「包括和平合意」(05年)を締結した2年後の07年、再び故郷の地を踏んだ。

 30歳になっていた。友達と一緒に、ケニアから食材を輸入する貿易会社をおこした。「経済は成長し、教育制度も拡充したが、民主主義のシステムはまだ生まれたばかり。赤ちゃんが素直に何でも吸収して成長するように、少しずつ周辺国から学んでいきたい」。ボウルさんは、そんな国家の発展を望んでいる。

 現在は3歳と8カ月の2児の父。「自由を得るということは、責任が伴うことでもある。内戦では銃を持って和平を追求したが、子どもたちには『対話』で物事を解決してほしい」

 取材の途中、仕事の仲間から電話が入った。鳴り響いた着信音は、新国家「南スーダン」の新しい国歌だった。

2786チバQ:2011/07/10(日) 14:24:49
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/07/post-2183.php
チャべスの癌で絶対絶命のキューバ
Chavez's Illness Spells Trouble for Cuba

キューバなど中南米の左派政権を支えたベネズエラの独裁者が病に倒れれば、原油供給が滞り社会不安に直結する恐れも

2011年07月07日(木)18時39分
ニック・ミロフ


 キューバで癌の手術を受けたベネズエラのウゴ・チャベス大統領が7月4日、約1カ月ぶりに母国へ戻った。キューバの首都ハバナを発つ際には、空港の滑走路でラウル・カストロ国家評議会議長に向けて「ベネズエラとキューバは同じ国だ」という言葉を贈り、友情を確かめ合った。

 その言葉通り、キューバの命運は、癌と戦うチャベスの健康状態にかかっている。ベネズエラからキューバ(と中南米諸国の左派政権)に流れる巨額の支援が今後も続くかどうかは、チャベスの体調次第なのだ。
 
 ソ連崩壊によって、キューバが慢性的な停電と経済停滞に苦しめられた時代から20年。キューバは今もベネズエラという寛大な友好国に依存して国家経済を維持している。石油需要の3分の2以上はベネズエラが格安で提供してくれる原油でまかなっているし、昨年の対ベネズエラ貿易は推定35億ドルに上った。

 56歳のチャベスは、キューバで骨盤膿瘍の手術を受けた際に「癌性細胞」が発見されたと語っているが、癌の具体的な部位や予後の見通しについては公表していない。

 スペインからの独立200周年を機にベネズエラに帰国したチャベスは、陽気でエネルギッシュだった。食事を「ガツガツ食べている」とテレビカメラの前で請け合い、ツイッターの170万人のフォロワーに向けて「神に感謝! これは復活の始まりだ」とツイートした。

停電解消はベネズエラの原油のおかげ
 一方、キューバにとっては不安の始まりだ。キューバでは革命の英雄フィデル・カストロの弟である80歳のラウルが国家財政の健全化に悪戦苦闘しつつ、自由経済への段階的移行を進めている。だがチャベスの健康不安は、キューバ経済の脆弱さをあらためて浮き彫りにした。
 
 キューバの共産党政権は今後数年間で何万人もの国営企業の従業員を解雇し、小規模な営利企業の増加を認めようとしている。キューバがこうした改革をマイペースで進められるのは、ベネズエラから様々な形で支援を受けられるおかげだ。

 病気のため、あるいは来年12月の大統領選に敗れてチャベスの時代が終わりを迎え、医療従事者中心にベネズエラで出稼ぎ労働者として働く4万人のキューバ人が帰国する事態になれば、財政は一段と厳しさを増すだろう。

 さらに深刻なのは、エネルギー供給の問題だ。ベネズエラから安定的に原油を入手できるおかげで、キューバでは90年代前半のような慢性的な停電と暴動はほとんどなくなった。キューバ人が大挙して、ボートでアメリカを目指すこともなくなった。

 当時、まだ政治権力の頂点に君臨していたフィデルは毎日のようにテレビに出演し、意志の力だけで国民を危機から救い出そうとしていた。しかし彼は今、85歳。再び国を救うには弱りすぎている。

 キューバの社会情勢は、灼熱の夏季の電力供給と密接に結びついている。キューバは過去10年間、比較的小規模な火力発電所を設置することで電力供給を安定化させてきた。燃料の一部はベネズエラ産の石油で、ここ数カ月原油価格が1バレル=100ドルを超えたときでも、キューバはベネズエラのお陰で電力の安定供給を続けることができた。

 すぐにベネズエラの原油の代わりを見つけることも難しい。キューバは既に国内油田で1日5万バレルの石油を生産し、そのほとんどを発電に使っている。スペインの石油大手レプソルは近くキューバ北部の沖合で石油採掘を始めようと計画している。だが専門家によれば、大規模な原油を掘り当てても原油を市場で流通させるまでには何年もかかる。

2787チバQ:2011/07/10(日) 14:25:13
カストロを敬うがゆえの友好関係はどこへ
 キューバとベネズエラとの間には商業・貿易に関する数百におよぶ協定が存在するが、ベネズエラの新大統領とうまが合わないなら、こうした合意は危うくなる。キューバの人々は、フィデルを父親のように見なすチャベスがいるからこそ、こうした協定が継続されていることを理解している。

 ベネズエラの石油外交に深く依存しているのはキューバだけではない。ニカラグアのダニエル・オルテガ大統領など、原油の供給不安を減らすため、ベネズエラから優先的に石油供給を受けるための機構「ペトロカリベ」に加盟する18カ国も同じだ。

 チャベス自身は健康状態が良好で、完治に向かっていると主張している。フィデルは4日、共産党機関紙のコラム「リフレクション」の中で、チャベスが「彼と彼の国を偉大な勝利に導く」ような「決戦」を開始したと書いた。

 しかし実際その勝利のカギを握っているのは、チャベスの治療を担当するキューバの癌専門医たちだ。癌の部位と進行状況は明らかにされないままだが、専門家らは癌が大腸か前立腺に存在する可能性があると推測している。進行した大腸癌は非常に危険だ。

 化学療法を行うことになれば、チャベスは再び人前から姿を消すことになる。今回のカラカスへの一時帰国は、これから始まる長期不在を前に、チャベスが部下に指示する最後の機会だったのかもしれない。

(GlobalPost.com特約)

2788チバQ:2011/07/10(日) 14:27:04
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/06/post-2167.php
「統治も辞任もしない首相」ギリシャにも
Journey to the Center of the Debt Crisis

アメリカ生まれのパパンドレウ首相には、議会と国民の心を掌握する指導力もデフォルト危機に対処する経済知識もない

2011年06月28日(火)17時26分
ジョアンナ・カキシス、ニコラス・レオントポウロス


 ギリシャのパパンドレウ首相は、父親も祖父もかつて首相を務めたという政界のサラブレッド。だが、ギリシャ政界に半世紀以上に渡って君臨してきた名門パパンドレウ家は今、「退場」の瀬戸際に追い込まれている。

 膨大な国家債務を抱え、デフォルト(債務不履行)の危機に直面してから1年あまり。EU(欧州連合)とIMF(国際通貨基金)の支援を得るために数々の厳しい財政再建策を打ち出してきたにも関わらず、ギリシャ財政は再び破綻の縁に立たされている。

 国会は6月27日から3日間の予定で、財政再建の中期計画を審議している。EUから次回の融資の条件とされているこの法案が29日の採決で否決されれば、デフォルトに至る可能性が高い。

 ギリシャがこの1年間、国際社会からの支援と引き換えに行ってきた歳出削減と増税は、ギリシャ経済を一段と悪化させた。失業者は増え、収入は目減りする一方。緊縮財政に反対するデモ隊が、議会の目の前にあるシンタグマ広場に何週間も座り込んでいる。世論調査で、国家が間違った方向に進んでいると答えた人は87%に達した。

 事態をさらに困難にしているのが、欧州諸国の対応だ。EUはギリシャ政界が一致団結して財政再建に取り組まない限り、5回目の融資を行わないと脅しをかけている。7月までに融資が下りなければ、ギリシャはデフォルトに陥る。それなのに、パパンドレウ首相の父親が1974年に創設した与党・全ギリシャ社会主義運動の国会議員の中にも、緊縮財政法案に反対する者がいる。

経済政策の明確なビジョンなし
「手に負えない状態だ」と、政治科学を専門とするエール大学のギリシャ人教授、スタティス・カリャバスは言う。「債務危機は非常に深刻で、そもそも交渉の余地などなかった。政府は過去30年間に行うべきだった経済改革を1年間で実行しなければならなかった」

 だが、なりふり構わぬ泥仕合が繰り広げられるギリシャ政界のなかでは珍しく、穏やかな対話を好むパパンドレウは6月中旬、異例の行動に出た。最大野党の党首で米アムハースト大学時代に学生寮のルームメイトだったアントニス・サマラスに、ある提案を持ちかけたのだ。

 それは、自らの辞任と引き換えに、法案に賛成し、大連立政権に参画してほしいというもの。だが身内からの助言もあって、パパンドレウは自身の59回目の誕生日に当たる6月16日、大連立構想を撤回した。

 ギリシャのエスノス紙によれば、弟のニックが「ジョージ、パパンドレウ家の政治家が辞任したことは一度もない」と諌めたという。「首相は辞任しないものだ」

「父親の後を継いで政治家になったのは、彼自身の選択ではなかったのかもしれない」と、ギリシャで活躍する小説家で評論家のアレクシス・スタマチスは言う。「あまりの重責で、彼には無理だった」

 口うるさいユーロ圏の国々と交渉しながら、自国を危機から救う舵取りをするのは困難極まりない仕事だ。しかも、パパンドレウには明確な経済政策のビジョンがなかったと、04〜06年にパパンドレウのスピーチライターを務めた政治経済学者ヤニス・バロウファキスは指摘する。

「パパンドレウは今年、猛スピードで経済学を学ばなければならなかった」とバロウファキスは言う。「彼は今の危機が起きる直前に、首相に選ばれた男だ。04年に首相になっていたら、彼にとっても国民にとっても話は違っていただろう。だがこの危機の最中では、諸外国とうまくやっていく力量さえ失っている」

 米ミネソタ州で生まれてアメリカとイギリスで教育を受け、外国語に堪能な社会学者のパパンドレウ。当初はヨーロッパ人とうまく付き合っていける人物と見られていた。外務大臣時代は欧州諸国の大臣たちに好かれ、彼らと親しい関係を築いていた。

 反対にパパンドレウが苦労したのは、同じギリシャ人との付き合い方だ。ギリシャ国民は、パパンドレウのことを同胞とは見ていない。カフェインとタバコをこよなく愛する国にあって、パパンドレウは健康志向の強いサイクリング愛好家。プリウスを運転する自然エネルギー信奉者でもある。

 熱弁を振るった父とは違い、パパンドレウの演説は穏やかで、人々を鼓舞する迫力がない。好戦的なギリシャ政界では異色だ。ギリシャ国民に向かっての演説より、国際会議で英語で演説しているときのほうが居心地が良さそうにも見える。

2789チバQ:2011/07/10(日) 14:27:28
パパンドレウ政権は既に「死に体」
 それでも、パパンドレウは誠実な政治家として認識されていると語るのは、アリストテレス大学の政治学教授クリストフォロス・バーナーダキスだ。「彼は皮肉屋ではないし、一部の大臣たちのように欲深くもない」と、バーナーダキスは言う。

「だが彼は国民の尊敬を集めることができなかった。首相になれたのは前政権の失政と、父も祖父も首相を務めたという家系によるところが大きい。NGOの代表や大学教授には向いているかもしれないが、危機の最中の首相というタイプではない。なのに彼自身が、そのことにまだ気づいていない。国民にどう思われているかより、同盟国にどう思われているかを気にしているようだ」

 多くの国民が街頭デモで同じことを叫んでいる。プラカードにはIMF批判の象徴である米国旗をまとったパパンドレウが描かれ、彼のことを「ジェフリー」というニックネームで呼ぶ。ギリシャ人には絶対に使われない呼び名だ。

「彼は私たちのことを理解していない」と、パパンドレウ政権の信任投票の際に議会の外でデモに参加していた音楽教師バンゲリス・アルジニデス(50)は語った。

 先週、内閣改造が行われたばかりだというのに、パパンドレウ政権はもう「死に体」だというのが大方の見方だ。内閣改造では与党内の反パパンドレウ急先鋒の1人、エバンゲロス・ベニゼロス国防相を財務相兼副首相という重要ポストに昇格させた。

 世論調査では国民の大半が早期の総選挙を望んでいないが、国内の政治・社会的な空気からすればいつ選挙に向かって走り出してもおかしくはないと、アテネ大学のアリスチデス・ハジス教授(法学)は言う。「ギリシャ人は、この国の政治を長い間もてあそんできた政治家たちへの信頼を失った。政治システムは崩壊しかけていて、パパンドレウはそのツケを払わされている」


 (GlobalPost.com特約)

2790チバQ:2011/07/11(月) 22:29:29
http://www.asahi.com/international/update/0710/TKY201107100280.html
豪のギラード政権、事実上の炭素税構想発表
 オーストラリア政府は10日、二酸化炭素(CO2)排出企業に負担を課す「炭素価格制度」を2012年7月から導入する構想を発表した。排出量の多い企業500社を対象に、1トンあたり23豪ドル(約1995円)の負担を求める事実上の炭素税で、15年には排出量取引制度(ETS)に移行させる方針だ。

 地球温暖化対策は、ギラード労働党政権の重要政策の一つ。ギラード首相は昨年8月の総選挙で炭素税は導入しないと公言したが、今年に入って導入構想を打ち出し、世論の支持率も低迷が続いている。野党が攻勢を強めるなか、難しい政権運営を迫られそうだ。

 同制度導入に伴い、豪政府は20年までに自動車4500万台に相当する約1億6千万トンのCO2排出量の削減を見込む。一方、制度導入の影響を受けるとみられる業界や雇用対策にも計92億豪ドルをあて、物価上昇などへの対応として9割の世帯に減税や補助金など支援策を講じるとしている。

2791チバQ:2011/07/11(月) 22:32:50
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/accidents/2812025/7482319
インドで列車事故相次ぐ、63人死亡
2011年07月11日 13:45 発信地:ラクノー/インド
【7月11日 AFP】インドで10日、2件の列車事故が相次いで発生し、警察によるとこれまでに少なくとも63人が死亡、200人が負傷した。

 インド北部のウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州では、地元報道によると乗客約1000人を乗せた列車が時速108キロメートルで走行中に脱線し、車両が折り重なって横転した。州警察幹部によれば63人の死亡が確認されたが、まだ客車内に閉じ込められている乗客がいるとみられるという。また、死者にはスウェーデン人男性1人が含まれているという。

 同州では前週にも列車がバスに衝突する事故があり、38人が死亡している。

 一方、北西部アッサム(Assam)州では列車で爆発があり、警察によると死者はなかったものの100人余りが負傷し、うち20人は重体だという。爆発の原因については、同地域で活発な分離独立派武装勢力の犯行かどうかはまだ不明という。

 インドの国営鉄道網は、新規参入の民間航空会社の激しい追い上げにあいつつも、1日あたり1850万人が利用する主要な長距離移動手段。これまで最悪の事故は、1981年に東部ビハール(Bihar)州で列車が川に沈んで約800人が死亡したもの。(c)AFP

2792チバQ:2011/07/11(月) 22:49:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110710/mds11071010540000-n1.htm
エジプト暫定首相が改革不満の市民に懐柔策
2011.7.10 10:52
 エジプト暫定内閣のシャラフ首相は9日、国営テレビで演説し、反体制デモ参加者の殺害に関与した治安当局者の解雇や治安の改善を関係機関に命じたと述べた。

 政治体制の改革やムバラク前政権高官の迅速な訴追が実現しないことに不満を抱く市民ら数万人が8日、カイロ中心部の広場などでデモを実施。その後も一部が座り込みやハンガーストライキなどの抗議行動を続けていることから、参加者を懐柔し、事態収拾を図る狙いがあるとみられる。

 シャラフ首相はまた、死傷したデモ参加者の遺族らへの賠償金の迅速な支払いを命じた。(共同)

2793チバQ:2011/07/11(月) 22:50:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110709/mds11070920340013-n1.htm
キール新大統領横顔 利害調整能力に定評
2011.7.9 20:31
 「カリスマ性には欠けるものの、利害調整能力は抜群」。カウボーイハットがトレードマークの南スーダン初代大統領、サルバ・キール氏に対する一致した評価だ。

 南部主要民族ディンカ人出身のキール氏は1960年代、第1次スーダン内戦(55〜72年)で南部の分離独立闘争に参加、1983年に始まった第2次内戦では、南部の自治を主張したジョン・ガラン氏のスーダン人民解放軍(SPLA)に入り、頭角をあらわした。

 第2次内戦を終結に導いた包括和平合意(CPA)後の2005年、ガラン氏がヘリコプター墜落で死亡すると、SPLA最高司令官と南部自治政府議長に就任。言語や文化が異なり、内戦中は離合集散を繰り返してきた黒人系民族を「独立」の方向でまとめあげ、今年1月の住民投票を成功に導いた。

 敬(けい)虔(けん)なキリスト教徒で性格も温厚なキール氏に、ガラン氏のような派手さはない。だが、今後もスーダンとの原油収入や対外債務の分担などに関する重要な交渉が続く中、国民からはその政治力に期待が集まっている。    (大内清)

2794チバQ:2011/07/12(火) 23:26:29
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2812558/7487541
「シリア大統領は正当性失った」、クリントン米国務長官
2011年07月12日 19:26 発信地:ダマスカス/シリア
【7月12日 AFP】ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は11日、米国とフランスの在シリア大使館がバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領支持派の群衆に襲撃されたことを受け、アサド大統領は「正当性を失った」と述べた。

 前週、米国とフランスの大使が反体制派の拠点であるシリア中部のハマ(Hama)を訪問していたが、アサド政権支持派の群衆は11日、両国がシリアへの内政干渉を画策しているとして両国大使館を襲撃した。

 クリントン国務長官は「アサド大統領は欠かせない人物ではないし、アサド氏の政権維持をわたしたちが支援したことも一切ない」と述べ、体制変革を要求するデモ隊に厳しい弾圧を加えるアサド大統領への批判を大幅に強めた。

「アサド氏は正当性を失った。われわれの目標は、民主化移行を求めるシリアの人々の意志が実現されるのを目撃することだ」(ヒラリー・クリントン米国務長官)

 仏外務省によると、シリアの治安部隊が見つめるなか、アサド政権支持者たちが仏大使館施設に押し入り、窓を割り、車を破壊した。襲撃でフランス人職員が負傷し、警備員がやむなく3発の威嚇射撃をしたという。

 米政府によると在シリア米大使館職員は負傷していない。(c)AFP

2795チバQ:2011/07/13(水) 19:12:27
http://www.asahi.com/international/update/0713/TKY201107130508.html
前IMFトップ、大統領選絶望か 仏でも訴追の可能性
 来年4月投開票のフランス大統領選に向け、最大野党・社会党の候補者を選ぶ予備選の届け出期間が13日に締め切られる。最有力候補だった国際通貨基金のストロスカーン前専務理事は米国に加えフランスでも訴追の可能性が浮上。世論は出馬に冷淡で、党内でも絶望視する声が大きい。

 13日までに予備選への出馬を表明したのは、オブリ党首、オランド前党首、ロワイヤル前大統領選候補ら計6人。12日付のルモンド紙などの世論調査で次期大統領選で投票する候補を聞いたところ、オブリ、オランド両氏がともに29%と首位に立ち、現職のサルコジ氏を7ポイント上回っている。

 社会党の執行部は、米国で性的暴行罪などで起訴されたストロスカーン被告の無罪が確定し、同被告が出馬を希望した場合、13日以降もその道を閉ざさないとしている。だが、米国での事件に続き、仏人女性作家が今月初め、性的暴行を受けそうになったとして刑事告訴。パリ検察当局が捜査に着手しており、同被告の政治活動がさらに制約される可能性が高まった。

2796チバQ:2011/07/13(水) 19:20:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110713/mds11071310250000-n1.htm
南スーダン共和国独立 「ついに自由だ」歓喜の南、落胆の北
2011.7.13 10:23 (1/5ページ)

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SANKEI_EXPRESS__2011(平成23)年7月13日付EX(16、17面(見開き))
 ■シーン1

 「ついに自由だ」。凄惨な内戦を乗り越え7月9日、分離独立を果たした南スーダン共和国。苦難を耐え忍んできた住民の表情は歓喜一色になった。一方、北側のスーダンの首都ハルツームでは、油田を多く抱える南部の独立に落胆の声も聞かれた。

 独立記念式典は新首都ジュバの墓地周辺で行われた。内戦時の南部のカリスマ的指導者が眠る場所だ。数万人が砂ぼこりが舞う広場に集まり、新国家の旗を振る。サルバ・キール・マヤルディ南部自治政府大統領が初代大統領への就任を宣誓すると、興奮は最高潮に達した。

 内戦中に生まれた学生、アブラハム・モニジョックさん(20)は5歳から家族と共に10年間、避難民生活を送った。南部のスーダン人民解放軍(SPLA)の兵士だった父親は戦闘で死亡。「過去の悲しいことは忘れよう」と前を見据えた。

 独立によりスーダンは国土の4分の1を失った。ハルツームでは、バシル大統領の肖像を掲げ「新スーダン」の出発を祝うパレードも行われたが、7〜8割の油田を抱える南が分離することで、将来への不安が広がる。

 大学生のサハ・ハシェムさん(20)は「もう外国製のおしゃれな服が買えなくなるかも」とこぼした。

 ■シーン2 治安、貧困、石油利権…「新国家」険しい船出

 7月9日に誕生した南スーダン共和国では、20年以上に及んだ内戦を乗り越えた住民の表情は、独立を手にした高揚感にあふれる。だが、不安定な治安や貧困、人材不足など難題が山積、新国家の前途は険しい。

 ■武装解除進まず

 内戦の荒廃から早期の復興・開発を進めたい南スーダンにとって、治安安定は最大の課題の一つだ。

 内戦後、和平合意に基づいて、南北で戦闘員18万人の「武装・動員解除、元兵士の社会復帰」(DDR)計画が日本政府の支援も得て進められてきた。しかし、国連関係者は「南側のDDRは進んでいない」と指摘、市中に出回ったままの武器の存在に懸念を示す。

 南スーダンでは今年に入り、国軍となるスーダン人民解放軍(SPLA)と、敵対する武装勢力との戦闘などで市民2300人が死亡した。独立達成に伴い、SPLAが求心力を失い、内部対立が顕在化することも懸念されている。

 日量50万バレルを産出するスーダンの油田の7〜8割は南スーダンに集中している。石油パイプラインは現在、北部を通り紅海に抜けるルートしかないため、南スーダンは今後も北部側と石油収益を分け合う必要がある。

2797チバQ:2011/07/13(水) 19:20:52
 財政の半分以上を石油に頼る北部政府は南スーダンの分離で歳入の大幅減が必至。南側との交渉で石油収益の5割を要求しているとも言われる。

 石油交渉に展望が開けない中、独立直前の6日に南部自治政府のマナカ道路交通相は隣国ケニアに通じるパイプライン建設に向け、複数の企業と交渉を進めていると表明、「建設は容易だ」と強調した。ケニア側ルートの具体化は北部の死活問題に直結するだけに、南北の新たな火種になりかねない。

 ■頼りは中国

 北部のバシル政権が米国から「テロ支援国家」に指定され、経済制裁を受けているのとは対照的に南スーダンは欧米との関係が良好だ。特に多大な援助を続けてきた米国については「南スーダンの石油利権確保の狙いが背景にある」(地元記者)との見方が支配的だ。

 中国の関与も目立つ。

 バシル大統領は南スーダンの独立直前の6月、石油開発を通じ結び付きの強い中国を訪問、さらなる関係強化をアピールした。ハルツーム大のハサン・アハメド教授(政治学)は「減少する石油収益は(新たな)油田や鉱山開発で取り戻さなければならない。頼れるのは中国だけだ」と指摘する。

 (南スーダン・ジュバ、スーダン・ハルツーム 共同/SANKEI EX PRESS)

     ◇

 ■南スーダン共和国 面積は64万4000平方キロ。人口は826万人(2008年調査)。住民の大半はキリスト教や伝統宗教を信じる黒人で、最大民族はディンカ。スーダン北部のアラブ系イスラム教徒主導の中央政府が1983年、イスラム法を全土に導入したのをきっかけに南北内戦が発生。サハラ砂漠以南のアフリカで最長、最大規模の内戦となり、包括和平合意(CPA)が結ばれた2005年までに約200万人が死亡した。CPAの規定に基づき今年1月、南部独立の是非を問う住民投票が行われ、98%以上が賛成し、アフリカ54番目の国家誕生が決定。7月9日に独立した。

       ◇

 ≪南スーダン独立をめぐる主な経過≫

1956年

   1月 スーダンが英・エジプト共同統治から独立

  83年 北部のアラブ系イスラム教徒主導の政府がイスラム法を導入、南部の黒人キリスト教徒主体のスーダン人民解放軍(SPLA)と内戦に

  93年 バシル大統領就任

2005年

   1月 政府とSPLAが包括的合意に署名し内戦終結

   7月 6年間の移行期間開始。SPLA指導者のガラン第1副大統領がヘリコプター墜落で死亡

   9月 統一内閣発足

  09年 西部ダルフール紛争をめぐる戦争犯罪で国際刑事裁判所がバシル氏に逮捕状

  10年

   4月 バシル氏が大統領、サルバ・キール・マヤルディ氏が南部自治政府大統領に再選

  11年

   1月9〜15日 南部独立の是非問う住民投票

   2月7日    住民投票管理委員会が独立賛成は有効投票の98.83%との最終結果発表、南部独立確定

   5月21日   係争地アビエイ地区を北部軍が制圧

   7月9日    南部が独立し南スーダン誕生

 (SANKEI EXPRESS)

2798チバQ:2011/07/13(水) 19:21:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110713/erp11071310070005-n1.htm
投石、ごみ箱に火…キプロス首都で1万人デモ 大統領府にも侵入
2011.7.13 10:04

12日、ニコシア市内で行われた大規模市民デモ参加者と警備に当たる警察部隊(ロイター)
 キプロス南部の海軍基地で11日に起きた爆発をめぐり、基地に保管されていた武器のずさんな管理に反発する市民ら約1万人が12日、同国の首都ニコシアでデモ行進、うち数百人が大統領府の敷地に侵入し、警官隊と衝突した。AP通信が伝えた。

 投石などをした若者らに対し、警官隊は催涙弾を発射。また若者らは付近のごみ箱に火を放つなどしたという。複数が逮捕されたが、負傷者などはいないという。

 海軍基地では11日、野ざらしのコンテナに保管されていた武器などが大爆発し12人が死亡した。同国最大の発電所も損壊し、国内各所で断続的に送電が止まっている。(共同)

2799チバQ:2011/07/14(木) 20:40:33
http://www.cnn.co.jp/world/30003368.html
ムンバイで連続爆弾テロ、21人死亡 インド
2011.07.14 Thu posted at: 09:37 JST

ムンバイ(CNN) インドの金融都市ムンバイで13日夜、ラッシュアワーの混雑する時間帯に3カ所で相次いで爆発が起き、少なくとも21人が死亡、100人以上が負傷した。

爆発は、いずれも商業中心地のオペラハウス、ザベリバザール、列車の駅に近いダダールの各地区で、人通りが増える時間帯に連続して発生した。警察によると、爆弾はバイクの近くに置かれた傘の下と、車およびバイクに仕掛けられていた。

ムンバイがあるマハラシュトラ州の首相は「できるだけ多くの犠牲者が出る場所をテロリストが狙ったのは明らか」としながらも、容疑者を名指しするのは時期尚早だと指摘。犠牲者の数はさらに増える可能性があるとした。

同日深夜から14日にかけて現場を視察したチダムバラム内相も「テロリストによる同時攻撃」との見方を示した。テロ再発を防げなかった政府に対する住民の批判も高まっており、同内相は「ムンバイの人々には平静を保ってほしい」と呼び掛けている。

ムンバイは過去に何度もテロの標的となり、2008年11月に起きた同時テロでは164人が死亡、06年7月の鉄道と駅を狙った同時テロでは174人が犠牲になった。

今回のテロを受けて当局は、首都ニューデリーと東部の都市コルカタでも警戒を強めている。

国連安全保障理事会はテロを非難し、米国務省は「インドを全面的に支援する」と表明。オバマ米大統領は「ムンバイでの卑劣な攻撃を強く非難する」との声明を発表した。




http://www.cnn.co.jp/world/30003380.html
実行組織絞れず、パキスタン関与否定 ムンバイ連続テロ
2011.07.14 Thu posted at: 18:10 JST

ムンバイ(CNN) インドの商都ムンバイで13日夜に起きた連続爆破テロで、チダムバラム印内相は14日、犠牲者は18人と修正し、負傷者は131人と発表した。当局は当初、死者は21人としていたが、修正の理由については触れなかった。

同内相は、事件の背後にいる勢力は特定出来ていないとし、逮捕者もいないと述べた。犯行声明も出ていない。内相は記者団に対し、今回の攻撃についてはインドに居住する外国人を狙ったものではないとの見方を示した。

一方、インドと敵対し、同国内でのテロ攻撃への関与を指摘される隣国のパキスタン政府は事件の発生を非難、死傷者に哀悼を捧げる声明を発表した。事件への関与を否定する狙いがあるとみられる。

チダムバラム内相は、今回の事件に関連し、攻撃が差し迫っているとの事前情報は得ていなかったことを明らかにした。テロ攻撃は水面下で謀議されることから、今回の事前情報の入手失敗については情報機関の失策とまでは踏み込まなかった。

事件の現場検証で得た証拠に基づき、テロ実行犯が遠隔操作で硝酸アンモニアの爆薬を用いていたことを明らかにした。爆発が約8〜10分間隔に計3カ所で起きていたことを念頭に周到に事前準備されたテロ行為と断じた。

爆発はオペラハウスや市場など3カ所で起きたもので、いずれも夕方のラッシュアワー時を狙って起きていた。ムンバイでは2008年11月、鉄道駅やホテルなどを標的にした連続テロ事件が発生、164人が死亡する惨事が起きている。この事件では、パキスタンのイスラム過激派「ラシュカレトイバ」の関与をインド側が主張、実行組織首謀者の身柄送還などで両国間の駆け引きが依然続いている。今回のテロ攻撃の犠牲者数は、08年事件以来、最悪の規模となっている。

2800チバQ:2011/07/14(木) 20:43:56
http://www.asahi.com/international/update/0713/TKY201107130232.html
グルジア大統領のカメラマンにスパイ容疑 ロに情報か

 2008年夏にロシアと軍事衝突したグルジアで、サアカシュビリ大統領の専属カメラマンら3人が、ロシアに情報を流したスパイ容疑で刑事訴追された。ロシア側は反発しており、グルジア紛争から8月で3年になるのを前に、両国関係が再び緊張してきた。

 3人は、大統領専属カメラマン、欧州拠点のEPA通信のカメラマン、グルジア外務省のカメラマン。いずれもグルジア人で、7日に逮捕、9日に訴追された。グルジア内務省は、3人が秘密情報をロシア軍参謀本部情報総局(GRU)に渡していたとしている。インタファクス通信によると、外務省のカメラマンは「私は祖国を裏切っていない」と抗議のハンガーストライキに踏み切った。

2801チバQ:2011/07/14(木) 23:16:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110714-00000085-mai-int
<フランス>大統領選の有力候補出そろう 来年4月に1回目
毎日新聞 7月14日(木)19時58分配信

 【パリ福原直樹】フランスで来春の大統領選に向けた有力候補の顔ぶれがほぼ出そろった。野党第1党・社会党の立候補者受け付けが13日終わり、他の有力政党も候補を固めている。4月の選挙は、社会党の候補と、保守「国民運動連合」のサルコジ大統領(56)、極右「国民戦線」のルペン党首(42)、躍進著しい「欧州エコロジー・緑の党」の候補などの戦いになりそうだ。

 社会党は10月の予備選で候補者を一本化して選挙に臨むが、予備選ではオブリ第1書記(60)とオランド前第1書記(56)が一騎打ちの様相。

 他の左派政党では、昨年の州議会選挙で躍進した「欧州エコロジー」がジョリ欧州議会議員(67)を候補に決めた。右派ではサルコジ氏、ルペン氏の出馬が確実視され、国民に人気の高い中道右派のボルロー前エコロジー相(60)も出馬の見込みだ。

 仏大統領選は来年4月に1回目の投票が行われ、上位2人が5月の決選投票に進む。ルモンド紙の最新の調査では、オブリ、オランド両氏の支持率が29%でトップに並び、次いでサルコジ氏(22%)、ルペン氏(17〜18%)、ボルロー氏、ジョリ氏(いずれも7〜8%)となっている。だが、オランド、サルコジ両氏の支持率が拮抗(きっこう)している▽オブリ氏(23%)、ルペン氏(22%)がサルコジ氏(21.5%)を上回っている−−などの調査もある。

 サルコジ大統領は、相次ぐ閣僚スキャンダルや、10%を超える失業率などから人気が低落。だが、社会党の最有力候補だった国際通貨基金(IMF)のストロスカーン前専務理事が5月、米国で性的暴行罪で起訴されて以降は、支持率が回復の兆しを見せている。

2802チバQ:2011/07/14(木) 23:18:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110714-00000042-mai-int
<仏大統領選>ストロスカーン氏不出馬 社会党候補
毎日新聞 7月14日(木)12時37分配信

 【パリ福原直樹】フランスの野党第1党・社会党は13日、来年春の大統領選への立候補者の受け付けを締め切り、オブリ第1書記(60)やオランド前第1書記(56)ら6人が立候補した。10月の予備選投票で同党の候補者を決める。社会党の最有力候補とされながら、米国で性的暴行罪で起訴された国際通貨基金(IMF)のストロスカーン前専務理事は、立候補していない。

 世論調査ではオランド、オブリ両氏の支持率が拮抗(きっこう)、同党の最有力候補となっている。ルモンド紙の12日の調査では、両氏のいずれが出馬しても、大統領選の第1回投票では、サルコジ大統領や支持を伸ばす極右「国民戦線」のルペン党首を引き離す、との結果が出た。仏大統領選は2回投票が行われ、1回目の上位2人が決選投票に臨む。

 両氏以外には、前回大統領選(07年)の同党候補、ロワイヤル元家庭担当相(57)のほか、同党の「次世代リーダー」とされる40代の男性党員2人も立候補。社会党が党の枠を超え候補者を募集したため、左派急進党のベイレ党首(64)も立候補した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110713-00000845-reu-int
仏大統領選、大統領と元社会党第1書記の支持率が拮抗=世論調査
ロイター 7月13日(水)18時52分配信

 7月13日、来年4月のフランス大統領選に向けた調査機関CSAの世論調査によると、サルコジ大統領(右)と野党社会党のオランド元第1書記(左)の支持率が拮抗(きっこう)している。同国中部で4月撮影(2011年 ロイター/Philippe Wojazer)

 [パリ 13日 ロイター] 来年4月のフランス大統領選に向けた調査機関CSAの世論調査によると、サルコジ大統領と野党社会党のオランド元第1書記の支持率が拮抗(きっこう)している。

 調査ではサルコジ大統領の支持率が26%、オランド氏が10月に社会党の正式候補に選ばれた場合の支持率も同水準となった。

 ストロスカーン前国際通貨基金(IMF)専務理事が事実上社会党の大統領指名候補から脱落したことで、サルコジ大統領の支持率は5月以来若干上昇している。

 サルコジ大統領の支持率は、6月に行われた類似調査から3%ポイント上昇。オランド氏の支持率は1%ポイント低下した。

 サルコジ大統領は、選挙に出馬するとみられているが、まだ正式に出馬表明していない。オランド氏は、世論調査でオブリ第1書記を抜いて有力候補となっている。

 調査は11日、18歳以上の国民1005人を対象に実施された。

2803チバQ:2011/07/14(木) 23:26:25
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110714-OYT1T00844.htm
エジプト議会選挙、最大2か月延期へ
中東
 【カイロ=田尾茂樹】エジプト政府系の中東通信は13日、ムバラク政権崩壊を受けて2月に解散された人民議会(国会)の選挙が、予定の9月から最大2か月延期されると伝えた。

 軍幹部が「選挙は10月か11月に行われる」と明らかにした。立候補受け付けなどの手続きは9月に始めるという。11月までに実施予定だった大統領選も延期される公算が大きい。

 議会選では、旧政権下で最大野党勢力だったイスラム原理主義組織ムスリム同胞団の新党「自由公正党」が躍進するとの見方が強く、政治参加を目指す若者グループなどは「準備期間が短い」と延期を求めていた。

(2011年7月14日18時26分 読売新聞)

2804チバQ:2011/07/15(金) 21:18:55
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011071502000024.html
怒り静まらぬカイロ 改革進まず5カ月
2011年7月15日 朝刊

 【カイロ=今村実】ムバラク独裁政権を倒した民衆革命から5カ月が経過したエジプトで、軍最高評議会が主導する暫定政府に、民衆の不満が噴出している。民主化要求グループは、改革の進展が遅いとして14日、1週間連続となるデモを首都カイロで敢行。軍や政府は、人民議会選の延期や600人余に上る警察幹部の解任など懐柔策を矢継ぎ早に打ち出し、火消しに躍起だ。

 「軍はムバラク政権時代の顔ぶればかりで、われわれが要求しないと動かない。見せかけの改革ではダメだ」。十四日、反政府デモの中心地となったカイロのタハリール広場でデモを続ける代表的な民主化グループ「四月六日運動」の幹部ターレク・ホーリ氏(25)は本紙にこう語った。

 広場では八日、数万人のデモが発生。旧ムバラク政権への不正追及が鈍いなどとして、不満の矛先は大統領権限を引き継いだ軍に向いた。以後も連日、数千人がデモを続け、一部は軍トップの退陣を求めるなど要求をエスカレートさせている。

 慌てた政府側は十三日、二月の政変時にデモ弾圧に関わるなどしたとして、警察幹部約六百五十人の解任を発表。旧政権の不正高官らの公判は、法廷外で生中継が決まった。

 さらに半国営中東通信は十三日、新たな国家建設の一歩として九月に実施が予定されていた人民議会(定数五一八)選挙について、政府が最大で二カ月延期する方針を固めたと報じた。

 多くの民主化勢力の選挙準備が大幅に遅れており、九月実施なら、穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」が、独り勝ちするとの懸念が強まっていた。延期方針はこうした声に配慮したとみられる。

 政府はまた、最低賃金の引き上げや民主的な改憲の草案準備など、改革姿勢を印象づけようと懸命だ。デモの中心を担う若者らのいら立ちには、最近の物価上昇や治安悪化なども影響している。

2805チバQ:2011/07/17(日) 00:10:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110716/mds11071620050001-n1.htm
【リビア騒乱】
反政府デモから5カ月 描けぬカダフィ体制崩壊へのシナリオ
2011.7.16 20:00 (1/3ページ)

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15日、リビア反体制派の拠点、東部ベンガジ中心部では、米国の星条旗がはためく中、赤ちゃんをベビーカーに乗せた家族連れが通りを歩いていた(AP)
 【カイロ=大内清】リビアの内戦につながる反政府デモが同国北東部で発生してから5カ月が経過した。反体制派が、最高指導者カダフィ大佐側との戦闘で一定の成果を上げつつも首都トリポリ攻略には決め手を欠く中、国際社会では交渉での「政治決着」を模索する動きが活発化している。だが、反体制派には交渉の是非をめぐり意見対立もみられ、カダフィ体制崩壊に向けたシナリオをなおも描ききれずにいる。

 対リビア軍事作戦の参加国などによる連絡調整グループは15日、トルコの最大都市イスタンブールでの外相級会合で、リビア北東部ベンガジを拠点とする反体制派組織「国民評議会」を「正統な統治機関」に承認。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、米政府は同評議会に対して、凍結したカダフィ政権の資産約300億ドル(約2兆4千億円)を使用することを容認したという。

 カダフィ氏寄りの立場を取るとはいえ、アフリカ連合(AU)も内戦終結へ仲介努力を続けているほか、トルコも調停に意欲を示しており、「政治決着」の機運は確実に高まっている。

 2月15日にベンガジでカダフィ氏打倒を叫ぶ反体制派デモが発生して5カ月。ただ、現状では反体制派とカダフィ氏側の双方とも、同氏の退陣と権力委譲に向けた交渉の下地が整っていない。

 ロンドン発行の汎アラブ紙クドゥスルアラビーは、カダフィ政権で司法相を務めた国民評議会のアブドルジャリル議長やオベイディ元公安相ら「寝返り組」を中心とした、交渉による解決を志向するグループと、当初からデモに参加し、あくまでカダフィ氏の武力排除を目指す強硬派との路線対立があると指摘する。

 「カダフィ軍には、こちらに寝返っている部隊が実は多くいる。トリポリ陥落は近い」。今月初旬、国民評議会の評議員、カマール・ホダイファ氏は産経新聞の電話取材にこう語り、強気の姿勢を崩さなかった。

 だが反体制派は中旬以降、トリポリの玄関口で西部の要衝アサバの制圧に失敗。石油施設が多い東部ブレイガにも攻勢をかけたが撤退を余儀なくされた。

 戦況に打開の糸口が見えない中、交渉開始を模索するアブドルジャリル氏は今月3日、ロイター通信に、カダフィ氏が権力を放棄するなら国際的な監視の下でリビア国内にとどまることを認めるとする提案していたことを明らかにした。ところが同氏は翌日、「リビアにカダフィの居場所はない」と前言を撤回、内部の路線対立で合意を得られなかったことを露呈した。

 一方、カダフィ氏は、北大西洋条約機構(NATO)軍の空爆を主導するフランスを繰り返し非難し、徹底抗戦の構えを崩していない。半面、米国の批判は控えており、「米国の仲介を期待するシグナル」(外交筋)との見方も強い。

 同氏は、自身が退陣する際には政権移行プロセスに次男のサイフルイスラム氏の参加を望んでいるとされるが、国民評議会には受け入れ難く、交渉は入り口から難航するのは必至だ。

2806チバQ:2011/07/17(日) 23:36:21
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110717/mcb1107172214002-n1.htm
アラブ、エジプトを積極支援 イランの接近、内政干渉を牽制 (1/2ページ)

 サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)などアラブ諸国がエジプトへの経済支援を積極化している。ムバラク政権崩壊後のエジプトに接近するイランの動きを牽制(けんせい)する狙いとみられる。

 エジプトではムバラク前大統領退陣後初の議会選挙を9月に控えており、暫定政権の閣僚は財政難に苦しむ同国経済への支援を求め、ペルシャ湾岸諸国を訪問している。

 ◆観光業80%急落

 欧州系格付け会社フィッチ・レーティングスは1日、同国の2月の観光業は80%急落し、投資も26%下落したと発表。国際通貨基金(IMF)は4月、政治動乱の影響でエジプトの経済成長は「著しく」鈍化するとして、今年の同国の経済成長率見通しを5%から1%へ下方修正した。

 サウジアラビアやUAE、クウェートなどにとって、エジプト支援には2つの利点がある。アラブ諸国で最大の人口を誇る同国から利益を享受する機会を得るとともに、イランが湾岸諸国の内政に干渉的だとの主張を繰り広げることができるためだ。

 UAEは5日、アブダビを訪問したエジプト暫定政権のシャラフ首相に対し、30億ドル(約2370億円)の経済支援を約束。サウジアラビアは5月、40億ドルの資金援助を表明し、カタールは近く包括支援策を公表するとしている。

 エジプトのラドワン財務相は4日、湾岸同盟国からの支援協力がある限り、エジプトはIMFや世界銀行からの援助を要しないと述べた。

 米シンクタンク、ブルッキングス研究所ドーハ・センター(カタール)のサルマン・シェイク所長は「エジプトはイランによるペルシャ湾岸諸国への介入を敵視する国々の一員であり、同国がこれまでの軌道から脱却することが、湾岸諸国の最大の懸案事項だ。流動的な同地域の勢力争いでエジプトは極めて重要な存在だ」と指摘した。

 湾岸協力会議(GCC)を形成するイスラム教スンニ派主体の湾岸6カ国は、シーア派国家のイランが湾岸諸国の内政に干渉していると非難している。バーレーンは、イランがバーレーンの王政転覆を狙い、同国内のシーア派反政府勢力を支援したと抗議。クウェートは、スパイ活動に関与したとしてイラン外交官らを国外退去処分とした。またUAEは、ペルシャ湾の3島に関するイランとの領土問題を抱えている。

 ◆国交断絶を否定

 一方エジプトは、2月のムバラク政権の崩壊から2週間足らずで、イランの軍艦2隻がスエズ運河を通過することを許可。イランはエジプトの脆弱(ぜいじゃく)性に乗じてアラブ諸国を威圧する狙いだとして、イスラエルから激しい抗議を招いた。

 1979年のイラン革命でシーア派聖職者が政権を握って以来、エジプトは同国との国交を断絶している。しかし、エジプト国営の中東通信によると、3月に当時のアラビ・エジプト外相(現アラブ連盟事務局長)は、エジプト政府は「イランを敵国とはみなしていない。われわれはイランを含むすべての国と新たなページを切り開いている」と述べている。(ブルームバーグ Vivian Salama、

Alaa Shahine)

2807チバQ:2011/07/17(日) 23:42:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110711-00000506-san-int
疑惑底なし…廃刊の英大衆紙、盗聴事件もみ消しで警察幹部に現金供与か 
産経新聞 7月11日(月)9時57分配信

 【ロンドン=木村正人】組織的な盗聴事件で廃刊が決まった英日曜大衆紙「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」は10日付紙面で「ありがとう。そして、さようなら」と読者に別れを告げ、168年の歴史に幕を閉じた。しかし、報道機関として自ら盗聴事件を検証する姿勢は一切見せなかった。同紙が盗聴事件の捜査を中断させるため、警察幹部に現金を供与していた疑いまで浮上、疑惑は底知れない広がりを見せている。

 編集作業を終えた同紙幹部コリン・マイラー氏は9日夜、報道陣に「残念な結果だが、最高のスタッフに恵まれた」と語った。最後の紙面で社説は「私たちは道を見失った」と盗聴事件をわびたものの、「世界で最も偉大な新聞」の見出しが躍り、私立探偵を雇って約4千人の携帯電話を盗聴していた問題について検証しようとはしなかった。

 英各紙によると、2003年から07年にかけ同紙編集局長で、今年1月までキャメロン首相のスピン・ドクター(報道担当)を務めたアンディ・クールソン容疑者=逮捕、保釈=が複数のロンドン警視庁幹部に現金を供与したことを認めていたことが当時の電子メールから明らかになった。

 同紙は捜査情報を定期的に得るため警察幹部に現金を渡していたとみられているが、盗聴事件の捜査がこれまで再三にわたってお蔵入りしてきたことから、現金供与が捜査もみ消しのために行われた疑惑も浮上。同紙関係者9人、警察関係者3人が刑事責任を問われるとの報道もある。

 同紙を傘下に置く米メディア大手ニューズ・コーポレーションを率いるルパート・マードック氏は対応を協議するため10日、英現地法人ニューズ・インターナショナルに姿を現した。

 02年に下校途中に行方不明になり、後に他殺体で発見された13歳少女の携帯電話を同紙が盗聴し、留守番電話の伝言を勝手に消去していた当時の編集局長で現ニューズ・インターナショナル最高経営責任者レベッカ・ブルックス女史の去就が最大の焦点だ。

 マードック氏にとって同女史は英政界への橋渡し役だが、政権への飛び火を恐れるキャメロン首相は同女史の辞任を要求。マードック氏は報道陣に「最大の課題は同女史」と語り、英衛星放送BスカイB買収への悪影響を避けるため同女史を切る可能性を示唆した。

 マードック氏の対応からは問題の本質である報道機関の責務を省みる姿勢はみじんも感じられない。

2808チバQ:2011/07/17(日) 23:46:19
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011071700267
マードック氏「右腕」を逮捕=英紙盗聴疑惑で−警察当局
 【ロンドン時事】「メディア王」ルパート・マードック氏が保有する英メディアグループ、ニューズ・インターナショナルの前社長で女性のレベッカ・ブルックス容疑者(43)が17日、盗聴疑惑に絡んで警察当局に逮捕された。BBC放送など複数の英メディアが報じた。同容疑者はマードック氏の「右腕」で、15日にニューズ・インターナショナル社長を辞任したばかり。
 ブルックス容疑者は現在、当局の取り調べを受けているという。ニューズ・インターナショナルの傘下にあった英大衆日曜紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドは盗聴疑惑で、今月10日付を最後に廃刊となった。(2011/07/17-23:19)

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110716-00000034-mai-int
<英紙盗聴事件>英政界、「マードックたたき」へひょう変
毎日新聞 7月16日(土)13時31分配信

 【ロンドン笠原敏彦】盗聴スキャンダルで廃刊となった英日曜大衆紙「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」を傘下に置いていた豪州出身のメディア王ルパート・マードック氏をめぐり、英政界は「マードック詣で」から「マードックたたき」へ姿勢をひょう変させている。英社会に強い影響を及ぼしてきた「マードック帝国」への不満が噴出した形で、威光は英国で急速に衰えている。

 マードック氏は、英国で最大部数を誇る大衆紙サンや高級紙タイムズを傘下に収める。マードック氏の支持は総選挙の結果を動かすと信じられ、歴代の政党指導者にとって個人的な関係を築くことは「通過儀礼」とされてきた。ブレア元首相(労働党)やキャメロン現首相(保守党)も政権交代を果たす前にマードック氏傘下の新聞から支持表明を取り付けた。

 有名人や政治家らに対する一連の盗聴スキャンダルの発覚は05年までさかのぼる。事態を深刻化させたのが、02年の誘拐殺人事件の被害少女ミリー・ダウラーさん(当時13歳)の携帯電話を盗聴した新疑惑が今月初めに発覚したことだった。

 英社会で沸き上がった非難の声を背景に、政界とマスコミの「なれ合い」(キャメロン首相)の殻を破って野党・労働党のミリバンド党首が最初に対決姿勢を示すと、各政党が結集して「英議会VSマードック氏」の構図が急速に出来上がった。

 団結した議会側は、マードック氏側を次々と「屈服」させている。キャメロン首相を含む主要3政党の党首の結束を前に、マードック氏はメディア拡大戦略の柱だった英衛星放送BスカイBの完全子会社化を13日に断念。当初は19日に予定される議会委員会への参考人招致を拒否していたが、14日に召喚状を突きつけられると出席する姿勢に転じた。

 ミリバンド党首はマードック氏が「(議会の)意思に屈した」と評し、「国民の勝利」を宣言した。キャメロン首相は、政治家がメディアと良好な関係を求めるあまり、メディアの「悪行」に「目をつぶってきた」と反省するが、議会にはしがらみから脱した英政治の「新時代」をうたう高揚感さえ漂っている。

2809チバQ:2011/07/17(日) 23:48:48
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011071700056
さらば最後の皇太子=O・ハプスブルク氏葬儀に1万人−ウィーン
 【ウィーンAFP=時事】オーストリア・ハンガリー帝国の元皇太子で4日に98歳で死去したオットー・フォン・ハプスブルク氏の葬儀が16日、帝国の首都だったウィーンで営まれた。葬儀には欧州の王族や政治家のほか、帝国時代の伝統衣装などをまとった市民ら約1万人が参列した。
 同氏の遺体はウィーンにあるハプスブルク家の墓所に安置されるが、同家の伝統に従い、心臓はハンガリー北西部の修道院に納められる。
 ハプスブルク氏は父カール1世の皇帝即位に伴い1916年に皇太子となったが、2年後に帝国が崩壊した。その後は反ナチス、反共産主義の立場で、欧州統合を呼び掛け、長らく欧州議会議員を務めた。(2011/07/17-11:57

2810チバQ:2011/07/17(日) 23:53:30
http://www.asahi.com/international/update/0717/TKY201107170513.html
エジプト3閣僚が辞任 前政権との関係批判、デモ再燃
 エジプトのオラビ外相とラドワン財務相、サイヤード通産相が、17日までに相次いで辞任した。オラビ氏らに対しては、民衆デモで退陣に追い込まれたムバラク前政権と「関係が深い」との批判が出ていた。

 エジプトでは前政権関係者の責任追及や、民主化の早期進展などを求める市民デモが今月から再燃。シャラフ首相は内閣改造で市民の要求をある程度反映させることで、デモの沈静化を図ろうとしている。(カイロ=貫洞欣寛)

2811チバQ:2011/07/17(日) 23:54:12
http://www.asahi.com/international/update/0715/TKY201107150721.html
リビア反体制派を政府として承認 欧米・中東主要国
 リビア問題をめぐる欧米、中東主要国の「連絡調整グループ」会議が15日、トルコのイスタンブールで開かれた。反体制派、国民評議会(TNC)を「リビア国民を代表する唯一の正統な統治組織」と位置づけることで各国が合意した。

 TNCを事実上、政府として承認することで、リビア凍結資産を引き渡す枠組み作りを加速する狙いがある。AP通信によると、会議に出席したクリントン米国務長官は、米国はTNCを政府承認したと語った。

2812チバQ:2011/07/18(月) 10:22:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110718/mds11071806340000-n1.htm
ムバラク氏病状情報が錯綜 エジプト、病院が昏睡否定
2011.7.18 06:34

 エジプトの国営テレビによると、今年2月に辞任し、東部シャルムエルシェイクの病院に入院中のムバラク前大統領(83)の弁護士は17日、ムバラク氏が脳卒中を起こして病状が急変、昏睡状態に陥ったと述べた。しかし、病院当局者は昏睡の情報を完全否定、同氏の病状をめぐり情報が錯綜した。

 ムバラク氏の弁護士は先月も、同氏が胃がんを患っていると発言し、保健省が否定したばかり。8月3日に予定される同氏の初公判を、病状を理由に延期させたい思惑があるとみられる。中東通信が伝えた病院筋の話では、ムバラク氏は低血圧のため目まいがしただけで、薬の投与で回復、現在は病状は安定している。ムバラク氏は2月に反政府デモの拡大を受けて辞任。その後、病院で司法当局の事情聴取中に心臓の異常を訴えて入院し、拘束下に置かれたまま、治安部隊によるデモ参加者殺害に関与した罪などで起訴された。(共同)

2813チバQ:2011/07/18(月) 18:19:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110718/amr11071817520004-n1.htm
地下資源眠る北極海で各国間の競争激化
2011.7.18 17:48 (1/2ページ)

 【ニューヨーク=黒沢潤】資源価格が世界的に高騰する中、豊富な地下資源が眠る北極海の周辺国で、大陸棚の領有権獲得を目指す動きが活発化している。地球温暖化で北極海の海氷が夏場に溶け、地下資源の採掘がこれまでより容易になるとみられているためだ。ロシアやデンマークなど周辺国は国連に対し、海底を自国の大陸棚と主張する申請を準備する一方、周辺で軍事的な存在感を強めるなど、互いに牽制(けんせい)し合っている。

 北極海の海底には、世界で未開発の石油の13%、同じく天然ガスの30%に加え、ニッケル、コバルト、金など豊富な鉱物資源が眠るとされる。

 米国立氷雪データセンター(NSIDC)によると、この海域では1979年以降、地球温暖化のため、夏季の海氷が10年ごとに11・2%ずつ減少。2040年ごろには夏季の海氷がなくなると予想されている。

 ロシアのイワノフ副首相は今月6日、200カイリの排他的経済水域(EEZ)を超える北極海の中央部について、その海底が自国の大陸棚であると主張する調査報告書を来年、国連大陸棚限界委員会(CLCS)に提出する考えを表明した。

 「海の憲法」と呼ばれる国連海洋法条約によると、EEZを超えていても、海底が陸地からの延長である大陸棚と認められれば、海底の開発権が認められる。

 5日付の英紙フィナンシャル・タイムズなどによると、ロシアは「北極部隊」2個旅団を創設することを表明。自国の権益とのアピールに余念がない。

 ロシアの動きに反発しているのがデンマークやカナダだ。ロシアが権益獲得を目指す北極海の海底は、自国沿岸と地質的にも地続きとの見解を持つためだ。

 デンマークは現在、2、3年後にCLCSに申請できるよう科学調査を進めている。カナダも13年の申請を目指しており、外務国際貿易省内にわざわざ、「『大陸棚課』という名の部署を設置する力の入れよう」(外交筋)だ。カナダ政府は北極海周辺で8月、約千人の将兵を参加させる過去最大規模の軍事演習を実施する予定とされ、周辺国には「示威行動」と映っている。

 一方、「北極海を国家戦略上、重視している」(外交筋)ノルウェーも北極圏内のフィヨルド都市ボード近郊に3軍統合本部を移設、北極海周辺での存在感を強めている。北海での原油埋蔵量減少に焦るノルウェーにとり、北極海の海底の地下資源は垂涎(すいぜん)の的だ。

 アラスカを抱える米国は、国連海洋法条約をまだ批准していないため、資源採掘権を表だって主張できない。ただ、沿岸警備隊の砕氷船を派遣するなど、資源開発に関心を示している。

 北極海の周辺国ではないが、資源獲得には敏感な中国も虎視眈々(たんたん)と狙う。2004年以降、少なくとも4回、北極への調査を実施。排水量1万トン級の砕氷船の建造にも着手した。

 日本でも、防衛省のシンクタンク「防衛研究所」が今年4月、氷が解け始めた北極海について、資源、通商路、軍事の観点から日本の積極的関与を提言するリポートを発表した。

 北極には、各国の南極での領有権主張を凍結した南極条約(1961年発効)のような条約が存在しない。エネルギー資源の国家管理を強める「資源ナショナリズム」を背景に、各国間の熾烈(しれつ)な権益獲得争いは当面、続くことになる。

2814チバQ:2011/07/18(月) 19:46:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110718-00000018-mai-int
<南スーダン>新パイプライン構想 原油事業狙う日本
毎日新聞 7月18日(月)9時43分配信

 今月9日、スーダンでの南北内戦の末に南スーダン共和国が悲願の分離・独立を果たした。その原油資源やインフラ事業を巡り、関係各国が駆け引きを繰り広げている。新たなビジネスチャンスをうかがう国々。日本もその例外ではない。【服部正法、平地修、ジュバ高尾具成、北京・工藤哲】

 「あのまま現地に入れていれば、今ごろ日本企業の動きはもっと活発化していたかもしれない」。日本政府関係者の一人が悔しがる。

 3月下旬、日本政府は外務省アフリカ審議官をトップとする民間企業との合同代表団を南部スーダンに派遣する予定だった。

 独立で政情が安定しインフラ整備が進むことになれば、アフリカでインフラ輸出を積極化させる日本企業にとっては、大きな商機となる。派遣団は、その足掛かりを作るはずだった。

 だが現地入りを目指したところに、東日本大震災が起きた。派遣は中止され、再開のめどは立っていない。

 これとは別に、南スーダンと南側の隣国ケニアを結ぶ新パイプライン構想も現地で持ち上がり、日本企業の名前が挙がっている。

 「日本の商社とハイレベル協議を進めている」。今月1日、ケニアの首都ナイロビにある首相府で、インフラ整備担当のカスク顧問はそう言って、分厚い内部文書を広げた。

 ケニアの大規模開発計画(総額100億ドル=約8000億円以上)の調査報告書だ。南スーダンの原油を首都ジュバからケニアのラム港へと運ぶ新パイプライン(約1400キロ)構想が描かれ、06年にウガンダで発見されたばかりの油田(埋蔵量約25億バレル)とも結ぶ。「日本や中国、ウガンダにある米国系の企業が事業参加に意欲的」という。

 南北スーダンで採掘されるのは「ナイルブレンド」と呼ばれ、硫黄分が少なく火力発電に適した原油。東日本大震災の影響で原子力発電が大幅に落ち込み、各電力会社が火力発電への切り替えを余儀なくされる日本にとっては、原油輸入を拡大させたい思惑もある。

 この日本の商社のナイロビ支店は取材に対し「答えられない」とした。だが独立前の南部スーダン自治政府のグベク鉱山エネルギー省次官は5日、「日本とは独立後、本格的な協議をすることになるだろう」と語った。

 南北分離前の旧スーダンはアフリカ第6位の産油国(埋蔵量約60億バレル)。99年に北部の港へと運ぶパイプライン(最長1610キロ)が完成し、1日に原油約50万バレルを産出する。

 輸出先の上位3国は中国(65%)、インドネシア(15%)、日本(12%)。原油収入は輸出全体の93%(50億ドル=約4000億円)を占める。

 ◇資源争奪 中国独走 米、再参入へ

 「今のままでは北部がパイプラインを止めたら、南部はお手上げだ」。ケニア政府の開発担当責任者のムゴ・キバチ氏が強調する。

 南北スーダンは原油権益の分配をめぐり、対立してきた。内戦終結の包括和平合意(05年)でいったん折半すると決めたが、今回の分離で交渉を再開。互いに取り分を増やそうとしている。

 油田の4分の3は南部に集中するが、輸出港へのパイプラインは北部にしかない。北部は交渉を有利に運ぼうと、南部への供給制限を繰り返す。南スーダンはこれに対し、ケニアへの新パイプライン構想を掲げる。北部のパイプラインの存在価値を揺さぶる戦略だ。

 南北内戦を激化させたのは、宗教的対立だ。現在もイスラム教徒が多数派の北部は北側のエジプト(イスラム教主流)、キリスト教徒の多い南部は南側のケニア(キリスト教主流)との関係が深い。

 ケニア側は、独立後間もないため政府機能の脆弱(ぜいじゃく)な南スーダンを経済協力で引き寄せ、自らが主導する東アフリカ・キリスト教主流国のグループに組み込むことで、北側のイスラム教圏拡大を阻止したい思惑がある。

2815チバQ:2011/07/18(月) 19:47:13
 だが、そこには中国が立ちはだかる。もともと原油を採掘したのは米国企業だが、80年代半ば、内戦の影響で従業員が殺害され撤退。さらに米政府が93年、旧スーダンを「テロ支援国家」に指定し、欧米の企業は相次いで撤退した。

 くしくも同じ93年、中国は急伸する国内消費を背景に、世界5位の産油国でありながら石油輸入国へと転じる。中国は欧米撤退後の空洞化を埋めるように、原油事業を拡大させた。

 9日、独立に沸く南スーダンの首都ジュバには、中国系企業の看板があふれていた。ホテルやレストランの職場で中国人とスーダン人の姿が入り交じる。独立式典で掲揚された新国旗も中国広東省で作られ運ばれてきた。

 人とカネを送り込み、インフラ整備を進める。「走出去」(外に打って出る)とも呼ばれる海外戦略で、中国はアフリカ大陸における進出と投資を加速させてきた。欧米主体の支援は条件や規制を厳しく求めるものが多いが、中国は「アフリカに必要な投資を持ってきてくれる」(カガメ・ルワンダ大統領)と歓迎する声も少なくない。

 米国政府は、そんな中国の動きを注視する。告発サイト・ウィキリークスは昨年12月、在ナイロビ米大使館が発信した公電を暴露した。「(ケニアにとって)中国は、南スーダンやウガンダとのパイプライン建設を含む地域開発のパートナーとなりうる」。親米国ケニアと交渉を進める中国への警戒感がにじむ。

 「米国の企業から、約5カ月で完成できるという石油精製技術の提案を受けている」。南部スーダン自治政府鉱山エネルギー省次官だったグベク氏が明かす。米国自身も最近、南スーダン側に原油事業参入の意向を示しているという。

 ◇国家繁栄 石油依存に限界も

 南スーダンが仮に、原油の権益分配や新パイプラインの完成で大きな利益を得たとしても、未来への課題は少なくない。

 アフリカでは資源の発見が内戦や政治腐敗を招き、経済活動の多様性を失わせるケースが目立つ。「資源の呪い」とも呼ばれ、資源の豊かさが、皮肉にも国家の基盤をむしばんでいくのだ。

 例えばアフリカ第3位の原油埋蔵量を誇るアンゴラ。内戦を27年も長引かせた要因の一つは資源だった。政権側が石油、反政府側がダイヤモンドをそれぞれ資金源に武器を入手、紛争を拡大させた。

 ダイヤやコバルトが豊富なコンゴ民主共和国では、鉱山利権を押さえようと武装組織が割拠。周辺国も介入し、紛争は500万人以上もの犠牲者を出して今なお終結していない。

 アフリカ最大の石油生産国ナイジェリアは、かつてはヤシ油などの農産物輸出国として知られた。だが石油が見つかり輸出が進むと、農業は衰退。経済は石油依存を深めた。

 分離前のスーダンも農業国で、綿花やゴマなどを輸出してきた。国内総生産(GDP)に占める農業の割合は45%程度。パイプラインが完成した99年以降は石油産業に押され、最近では35%程度にまで落ち込んでいる。

 ライマン米スーダン担当特使は南北スーダンについて「大きな技術革新や新たな油田の発見がなければ、今後5年間で石油収入は着実に減少する。南北とも、石油依存の経済は続かないと理解すべきだ」と述べる。

 一方で、資源国が遂げた成功例もある。世界トップ級のダイヤ生産国ボツワナは、その輸出で得た利益を教育に投資。金融や情報産業の地域ハブ作りも目指し、産業の多角化に力を入れている。カーマ大統領は昨秋、取材に対し「(資源は)いつかは尽きるので、備えないといけない。『ダイヤモンドは永遠』ではない」と話した。

 南スーダンが「資源の呪い」を見ないために、求められることは何か。国連大学の今年1月の報告書は南北スーダンについて「石油依存が産業の多様化を阻む」と指摘。全労働人口の8割は農業従事者で、原油収益を農業の拡充にあてることが持続可能な繁栄につながるとしている。

 世界銀行のエゼクウェシリ副総裁も昨秋、南スーダンの将来について「農業分野の開発こそ、『資源の呪い』を解く。重要なのは貧困削減のための開発計画で、それこそ我々(国際社会)が支援すべき分野だ」と訴えた。

2816チバQ:2011/07/18(月) 19:47:37
 ◇日本、PKO派遣難航 震災で余力なく、政治混乱も拍車

 日本政府は国連から、南スーダンでの国連平和維持活動(PKO)に参加を打診されたが、当面は困難な状況だ。派遣を想定する陸上自衛隊は東日本大震災の復興活動などで人員の余裕がなく、菅直人首相の退陣表明後の混乱で政府・与党の検討も進んでいない。政府内では「派遣するにしても年明け以降」(防衛省幹部)との声が出ている。

 国連安全保障理事会は8日、南スーダンの独立に伴い、インフラ整備要員や警察官など約8000人規模のPKO部隊「国連南スーダン派遣団(UNMISS)」を派遣することを決めた。日本には道路整備やがれき撤去などを行う施設部隊の派遣を求めている。

 しかし、自衛隊は現在も2万人を超える規模で震災対応を続けている。また、施設部隊はハイチ大地震の復興を支援するPKOに、昨年2月から約330人を半年交代で投入中で、余力は乏しい。南スーダンの治安情勢に不安もある。

 首相退陣表明後の混乱した政治状況も拍車をかける。もともと、民主党政権はPKO参加による国際貢献には積極的で、昨年10月には「PKOの在り方に関する懇談会」を設置し、自衛隊の派遣条件を緩和するPKO5原則見直しを視野に入れていた。

 ところが、懇談会は今月4日に中間報告で5原則見直しを先送り。座長の東祥三副内閣相は「方向性を決めたいとの思いもあったが、政治的リーダーシップが必要」と語り、PKOに対する政権の関心が低下していることを認めた。【坂口裕彦】

2817チバQ:2011/07/19(火) 12:46:40
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/07/18/20110718ddm001030067000c.html
世界を読む:独立の南スーダン(その1) 新パイプライン構想 原油事業狙う日本
 今月9日、スーダンでの南北内戦の末に南スーダン共和国が悲願の分離・独立を果たした。その原油資源やインフラ事業を巡り、関係各国が駆け引きを繰り広げている。新たなビジネスチャンスをうかがう国々。日本もその例外ではない。【服部正法、平地修、ジュバ高尾具成、北京・工藤哲】

 「あのまま現地に入れていれば、今ごろ日本企業の動きはもっと活発化していたかもしれない」。日本政府関係者の一人が悔しがる。

 3月下旬、日本政府は外務省アフリカ審議官をトップとする民間企業との合同代表団を南部スーダンに派遣する予定だった。

 独立で政情が安定しインフラ整備が進むことになれば、アフリカでインフラ輸出を積極化させる日本企業にとっては、大きな商機となる。派遣団は、その足掛かりを作るはずだった。

 だが現地入りを目指したところに、東日本大震災が起きた。派遣は中止され、再開のめどは立っていない。

 これとは別に、南スーダンと南側の隣国ケニアを結ぶ新パイプライン構想も現地で持ち上がり、日本企業の名前が挙がっている。

 「日本の商社とハイレベル協議を進めている」。今月1日、ケニアの首都ナイロビにある首相府で、インフラ整備担当のカスク顧問はそう言って、分厚い内部文書を広げた。

 ケニアの大規模開発計画(総額100億ドル=約8000億円以上)の調査報告書だ。南スーダンの原油を首都ジュバからケニアのラム港へと運ぶ新パイプライン(約1400キロ)構想が描かれ、06年にウガンダで発見されたばかりの油田(埋蔵量約25億バレル)とも結ぶ。「日本や中国、ウガンダにある米国系の企業が事業参加に意欲的」という。

 南北スーダンで採掘されるのは「ナイルブレンド」と呼ばれ、硫黄分が少なく火力発電に適した原油。東日本大震災の影響で原子力発電が大幅に落ち込み、各電力会社が火力発電への切り替えを余儀なくされる日本にとっては、原油輸入を拡大させたい思惑もある。

 この日本の商社のナイロビ支店は取材に対し「答えられない」とした。だが独立前の南部スーダン自治政府のグベク鉱山エネルギー省次官は5日、「日本とは独立後、本格的な協議をすることになるだろう」と語った。

 南北分離前の旧スーダンはアフリカ第6位の産油国(埋蔵量約60億バレル)。99年に北部の港へと運ぶパイプライン(最長1610キロ)が完成し、1日に原油約50万バレルを産出する。

 輸出先の上位3国は中国(65%)、インドネシア(15%)、日本(12%)。原油収入は輸出全体の93%(50億ドル=約4000億円)を占める。

毎日新聞 2011年7月18日 東京朝刊

2818チバQ:2011/07/19(火) 12:48:06
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110718ddm002030084000c.html
世界を読む:独立の南スーダン(その2止) 資源争奪 中国独走、米再参入へ

南スーダンと周辺国の地図 <1面からつづく>

 「今のままでは北部がパイプラインを止めたら、南部はお手上げだ」。ケニア政府の開発担当責任者のムゴ・キバチ氏が強調する。

 南北スーダンは原油権益の分配をめぐり、対立してきた。内戦終結の包括和平合意(05年)でいったん折半すると決めたが、今回の分離で交渉を再開。互いに取り分を増やそうとしている。

 油田の4分の3は南部に集中するが、輸出港へのパイプラインは北部にしかない。北部は交渉を有利に運ぼうと、南部への供給制限を繰り返す。南スーダンはこれに対し、ケニアへの新パイプライン構想を掲げる。北部のパイプラインの存在価値を揺さぶる戦略だ。

 南北内戦を激化させたのは、宗教的対立だ。現在もイスラム教徒が多数派の北部は北側のエジプト(イスラム教主流)、キリスト教徒の多い南部は南側のケニア(キリスト教主流)との関係が深い。

 ケニア側は、独立後間もないため政府機能の脆弱(ぜいじゃく)な南スーダンを経済協力で引き寄せ、自らが主導する東アフリカ・キリスト教主流国のグループに組み込むことで、北側のイスラム教圏拡大を阻止したい思惑がある。

 だが、そこには中国が立ちはだかる。もともと原油を採掘したのは米国企業だが、80年代半ば、内戦の影響で従業員が殺害され撤退。さらに米政府が93年、旧スーダンを「テロ支援国家」に指定し、欧米の企業は相次いで撤退した。

 くしくも同じ93年、中国は急伸する国内消費を背景に、世界5位の産油国でありながら石油輸入国へと転じる。中国は欧米撤退後の空洞化を埋めるように、原油事業を拡大させた。

 9日、独立に沸く南スーダンの首都ジュバには、中国系企業の看板があふれていた。ホテルやレストランの職場で中国人とスーダン人の姿が入り交じる。独立式典で掲揚された新国旗も中国広東省で作られ運ばれてきた。

 人とカネを送り込み、インフラ整備を進める。「走出去」(外に打って出る)とも呼ばれる海外戦略で、中国はアフリカ大陸における進出と投資を加速させてきた。欧米主体の支援は条件や規制を厳しく求めるものが多いが、中国は「アフリカに必要な投資を持ってきてくれる」(カガメ・ルワンダ大統領)と歓迎する声も少なくない。

 米国政府は、そんな中国の動きを注視する。告発サイト・ウィキリークスは昨年12月、在ナイロビ米大使館が発信した公電を暴露した。「(ケニアにとって)中国は、南スーダンやウガンダとのパイプライン建設を含む地域開発のパートナーとなりうる」。親米国ケニアと交渉を進める中国への警戒感がにじむ。

 「米国の企業から、約5カ月で完成できるという石油精製技術の提案を受けている」。南部スーダン自治政府鉱山エネルギー省次官だったグベク氏が明かす。米国自身も最近、南スーダン側に原油事業参入の意向を示しているという。

 ◇国家繁栄、石油依存限界も
 南スーダンが仮に、原油の権益分配や新パイプラインの完成で大きな利益を得たとしても、未来への課題は少なくない。

 アフリカでは資源の発見が内戦や政治腐敗を招き、経済活動の多様性を失わせるケースが目立つ。「資源の呪い」とも呼ばれ、資源の豊かさが、皮肉にも国家の基盤をむしばんでいくのだ。

 例えばアフリカ第3位の原油埋蔵量を誇るアンゴラ。内戦を27年も長引かせた要因の一つは資源だった。政権側が石油、反政府側がダイヤモンドをそれぞれ資金源に武器を入手、紛争を拡大させた。

 ダイヤやコバルトが豊富なコンゴ民主共和国では、鉱山利権を押さえようと武装組織が割拠。周辺国も介入し、紛争は500万人以上もの犠牲者を出して今なお終結していない。

 アフリカ最大の石油生産国ナイジェリアは、かつてはヤシ油などの農産物輸出国として知られた。だが石油が見つかり輸出が進むと、農業は衰退。経済は石油依存を深めた。

 分離前のスーダンも農業国で、綿花やゴマなどを輸出してきた。国内総生産(GDP)に占める農業の割合は45%程度。パイプラインが完成した99年以降は石油産業に押され、最近では35%程度にまで落ち込んでいる。

 ライマン米スーダン担当特使は南北スーダンについて「大きな技術革新や新たな油田の発見がなければ、今後5年間で石油収入は着実に減少する。南北とも、石油依存の経済は続かないと理解すべきだ」と述べる。

2819名無しさん:2011/07/19(火) 12:48:40
 一方で、資源国が遂げた成功例もある。世界トップ級のダイヤ生産国ボツワナは、その輸出で得た利益を教育に投資。金融や情報産業の地域ハブ作りも目指し、産業の多角化に力を入れている。カーマ大統領は昨秋、取材に対し「(資源は)いつかは尽きるので、備えないといけない。『ダイヤモンドは永遠』ではない」と話した。

 南スーダンが「資源の呪い」を見ないために、求められることは何か。国連大学の今年1月の報告書は南北スーダンについて「石油依存が産業の多様化を阻む」と指摘。全労働人口の8割は農業従事者で、原油収益を農業の拡充にあてることが持続可能な繁栄につながるとしている。

 世界銀行のエゼクウェシリ副総裁も昨秋、南スーダンの将来について「農業分野の開発こそ、『資源の呪い』を解く。重要なのは貧困削減のための開発計画で、それこそ我々(国際社会)が支援すべき分野だ」と訴えた。

 ◇日本、PKO派遣難航 震災で余力なく、政治混乱も拍車
 日本政府は国連から、南スーダンでの国連平和維持活動(PKO)に参加を打診されたが、当面は困難な状況だ。派遣を想定する陸上自衛隊は東日本大震災の復興活動などで人員の余裕がなく、菅直人首相の退陣表明後の混乱で政府・与党の検討も進んでいない。政府内では「派遣するにしても年明け以降」(防衛省幹部)との声が出ている。

 国連安全保障理事会は8日、南スーダンの独立に伴い、インフラ整備要員や警察官など約8000人規模のPKO部隊「国連南スーダン派遣団(UNMISS)」を派遣することを決めた。日本には道路整備やがれき撤去などを行う施設部隊の派遣を求めている。

 しかし、自衛隊は現在も2万人を超える規模で震災対応を続けている。また、施設部隊はハイチ大地震の復興を支援するPKOに、昨年2月から約330人を半年交代で投入中で、余力は乏しい。南スーダンの治安情勢に不安もある。

 首相退陣表明後の混乱した政治状況も拍車をかける。もともと、民主党政権はPKO参加による国際貢献には積極的で、昨年10月には「PKOの在り方に関する懇談会」を設置し、自衛隊の派遣条件を緩和するPKO5原則見直しを視野に入れていた。

 ところが、懇談会は今月4日に中間報告で5原則見直しを先送り。座長の東祥三副内閣相は「方向性を決めたいとの思いもあったが、政治的リーダーシップが必要」と語り、PKOに対する政権の関心が低下していることを認めた。【坂口裕彦】

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 ◆南北スーダンをめぐる動き◆

1899年 英国とエジプトが南北スーダンを共同統治下に

1955年 第1次南北内戦が勃発

1956年 南北一体のスーダン共和国独立

1972年 第1次内戦が停戦

1983年 政府が南部を含む全土にイスラム法を導入。南部が反発し、第2次内戦に突入

1993年 米国がテロ支援国家に指定

2005年 南北が包括和平合意を締結し、内戦終了

2011年 1月に南部独立を問う住民投票、賛成多数で独立決定。7月9日、南部が南スーダン共和国として独立

毎日新聞 2011年7月18日 東京朝刊

2820名無しさん:2011/07/19(火) 12:49:24
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/07/18/20110718ddm012030061000c.html
エジプト:内閣改造へ 民主化勢力の懐柔狙う
 【カイロ和田浩明】エジプトのシャラフ首相は17日、国を暫定統治する軍最高評議会に内閣改造案を提出した。承認され次第、新内閣が発表される。改造規模は15人前後で、ムバラク前政権との関連を批判されていた閣僚らが対象になる見込み。

 2月のムバラク政権崩壊後の改革の遅れに不満を募らせ、抗議集会を続ける国民の懐柔を図るのが狙いだが、軍最高評議会そのものにも批判が強まっており、混乱収束の見通しは不透明だ。

 首相はすでにオラビ外相の辞表を受理し、経済政策と民主化移行を担当する副首相2人を任命した。

 ただ、改革の遅れで国民の批判を受けている法相や内務相ら5閣僚が留任予定。うちギンディ法相やイサウィ内相に対しては、ムバラク氏を退陣に追い込んだ民衆蜂起の武力弾圧の関係者や、汚職容疑の元政府幹部の訴追が遅いとの不満が国民の間にある。ヘイカル情報相にはメディア統制への懸念が出されている。

 エジプトでは現在、軍最高評議会が民政移行の準備を進めているが、ムバラク前大統領を退陣に追い込んだ民衆蜂起への武力弾圧で800人以上のデモ参加者を殺害した容疑者らの刑事訴追が遅れており、国民の批判が拡大。シャラフ首相は11日、1週間以内の内閣改造と、訴追や改革の加速を国営テレビでの演説で公約していた。

 民主化勢力の間には、デモ参加者が軍事法廷で審理されていることへの反発も根強い。

毎日新聞 2011年7月18日 東京朝刊

2821チバQ:2011/07/21(木) 12:37:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110721-00000012-jij-int
ソマリア南部に飢饉宣言=干ばつで緊急援助要請―国連
時事通信 7月21日(木)6時8分配信

 【ジュネーブ時事】国連は20日、深刻な干ばつが続くソマリア南部の2地域で飢饉(ききん)が発生したと宣言、国際社会に食料などの緊急援助を訴えた。ジュネーブで記者会見したアモス人道問題担当事務次長は「危機的な栄養失調が広がっている」と被害拡大に危機感を表明した。
 干ばつはソマリア、ケニア、エチオピア、ジブチの「アフリカの角」と呼ばれる一帯で発生。被害は過去約60年で最悪とされ、国連人道問題調整事務所(OCHA)によると1150万人が深刻な食料不足に苦しんでいる。
 特に被害が深刻なのは内戦で荒廃したソマリア。国連によると、飢饉宣言が出された南部のバクールとシェベリ川下流地域では、子どもの急性栄養失調率は国連が飢饉の判断基準とする「30%超」となっているほか、1日当たりの死亡率も一部地域で人口1万人中6人を超えているという。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110721-00000012-cnn-int
国連がソマリア南部の「飢饉」を宣言、緊急援助呼び掛け
CNN.co.jp 7月21日(木)12時33分配信

(CNN) 国連は20日、ソマリア南部で飢饉が起きていると宣言した。国際社会が直ちに対応しなければ、問題は瞬く間に一層拡大する恐れがあると警告している。

国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は「現在、約370万人が危機的状況にある」「現在のニーズに対応し、事態の悪化を防ぐため、支援を提供する必要がある」と呼び掛けた。

ソマリアは内戦状態が続く中、過去50年で最悪の干ばつに見舞われて危機的状況が拡大。援助団体が国際社会に介入を求めていた。隣国ケニアとエチオピアの難民キャンプには、食料と水を求めて徒歩でソマリアから数千人が流入している。

国連ソマリア人道調整官のマーク・ボーデン氏はケニアの首都ナイロビで記者会見し、「われわれが今行動しなければ、不作と感染症の流行により、あと2カ月でソマリア南部の全8地域に飢饉が広がる」「既に数万人が死亡した可能性がある。そのほとんどは子供だ」と危機感を示した。

同氏によれば、ソマリアでは国民のほぼ半数が危機的状況にあり、今後2カ月で約3億ドルの援助を必要としている。「援助が1日遅れれば、飢餓状態にある子供たちとその家族にとって、文字通り生きるか死ぬかの問題になる」と同氏。援助関係者によると、現状は約100万人が死亡した1980年代半ばのエチオピアの飢饉以来の危機的状況だという。

国連は飢えの程度を5段階で定義しており、飢饉はその中で最も深刻な第5段階となる。これは急性の栄養失調にかかる率が30%を超え、必要量の食事や水が摂取できず、1日に1万人のうち大人2人または子供4人以上が死亡している状態を指す。

2822チバQ:2011/07/21(木) 12:46:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110721-00000093-san-int
英大衆紙盗聴事件 首相にも辞任圧力 「私に雇用の全責任」
産経新聞 7月21日(木)7時56分配信

 【ロンドン=木村正人】英大衆日曜紙ニューズ・オブ・ザ・ワールド(NoW、廃刊)の盗聴を知っていた疑いで逮捕された元編集局長、クールソン容疑者=保釈=を雇用していたキャメロン英首相への風当たりが厳しくなっている。辞任を要求する野党・労働党に対し、外遊先から急遽(きゅうきょ)帰国した首相は20日、下院の集中審議で、「後知恵が許されるなら(同容疑者を)雇っていなかった」などと釈明に追われた。

 ナイジェリアから前夜帰国した首相は「クールソン容疑者を雇用した全責任は私にある。容疑者がNoW紙の組織的盗聴を知っていたのに嘘をついていたとしたら、私は全面謝罪する」と、一定の任命責任を認めた。その上で、盗聴など一連の疑惑を調査し、メディアと警察、政治家との関係を検証する独立調査委員会のメンバーを発表した。

 NoW紙を傘下に置いていた米ニューズ・コーポレーションの英衛星放送BスカイB買収計画については、「政権内で行われた協議の透明性は保たれている」と強調した。

 これに対し、労働党のミリバンド党首は「首相にはクールソン容疑者について警告を受ける機会が5回もあった」と述べ、責任を厳しく追及した。

 NoW紙の王室担当記者と私立探偵がウィリアム王子の携帯電話を盗聴していた事件で、クールソン容疑者は2007年1月、編集局長を引責辞任。しかし同年7月、野党・保守党党首だったキャメロン首相にメディア戦略担当として雇われた。

 今月14日に逮捕されたNoW紙元編集局次長、ウォリス容疑者が昨年の総選挙期間中、元上司のクールソン容疑者に助言を与えていたことも判明。労働党から首相の辞任を求める声が強まっている。

 ニューズ・コーポレーションのマードック会長は19日の英下院委員会の証人喚問で、昨年の総選挙でキャメロン首相が誕生した数時間後には首相官邸に招かれ裏口から官邸入りしたと明かし、首相との緊密な関係をうかがわせた。

2823チバQ:2011/07/21(木) 12:48:42
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_276208
シリア、宗派対立で緊張高まる―アラウィ派とスンニ派衝突
2011年 7月 20日 11:13 JST
 シリア第3の都市ホムスでは19日、銃声が鳴り響く武力衝突の中で事態は膠着状態に陥っている。これより先、アサド政権寄りのイスラム教少数派アラウィ派と多数派スンニ派との衝突をきっかけに治安部隊が武力弾圧に乗り出した。

 現地の反政府活動家によると、ホムスでは18日夜から19日明け方にかけて、少なくとも16人が射殺された。一部の情報によると、ホムス市内では16日以降、少なくとも40人が死亡した。多くの住民は、治安部隊とアサド政権支持派が攻撃していると非難しているが、一部については民間人の行動に原因があるとする向きもある。

 ボランティア関係者によれば、19日にはある病院で出動できる救急車がなくなったほか、医師の中には銃声がほぼ継続的に聞こえるために自宅から外出できない人もいるという。

 この関係者は「これはわれわれがずっと恐れていた最悪のシナリオの始まりだ。しかし、ホムスの衝突については突発的に発生したわけではない。政権によって挑発されたのだ」と語った。

 シリアの危機克服のための国際的な外交努力は暗礁に乗り上げているようだ。欧州連合(EU)は18日、デモ隊への攻撃に関与した者に対する追加的な制裁を検討する可能性を示したが、その時期については明らかにしなかった。また米国は先週、「アサド大統領は必要不可欠な存在ではない」と述べて同大統領に対する強硬姿勢を示したが、他方でクリントン国務長官は先週末、トルコで会合を開催している反体制活動家が「政府との平和的な協力の下」で民主主義への道を開けることを期待していると述べた。

 近年アサド大統領と最も親密な同盟国の一つであるトルコも、シリア政府に対する姿勢を硬化しており、一連の反体制派の会合の開催地となっている。しかし、弾圧に対する国際社会の反応は、リビアのカダフィ大佐に対する反応に比べると、ずっと弱いままだ。外交筋は、リビアに対する軍事介入がシリアでも実施される可能性は全くないと述べるのが常だ。トルコ、EU、それに米国は、アサド大統領が支配を継続する選択肢を残し続けている。それはカダフィ大佐に対する姿勢と対照的だ。

 外交筋は、シリア制裁強化への道は、ロシアが国連安保理で拒否権を発動する恐れがあるため、目先は閉ざされているようだと述べている。シリアの隣国で重要な貿易相手国でもあるトルコはこれまで、一方的なシリア制裁には反対している。

 民衆蜂起を受けて、シリアの多数派であるスンニ派はアサド政権に反旗を翻した。アサド一族はおおむね自ら属するアラウィ派など少数派から支持されている。アラウィ派はシーア派の分派で、シリアの人口の約10%を占める。

2824チバQ:2011/07/21(木) 20:41:38
http://www.asahi.com/international/update/0720/TKY201107200454.html
チリ・故アジェンデ大統領は「自殺」 クーデターで死亡
 南米チリで1973年、軍事クーデターの際に死亡した故アジェンデ大統領(当時)は、自殺だったことが19日、確定した。友人で当時キューバ首相だったフィデル・カストロ氏にもらった自動小銃を使ったという。

 司法当局が今年5月、遺体を発掘し、外国の専門家に法医学的な分析を求めた結果、意見が一致した。地元メディアなどによると、アジェンデ氏の娘のイサベル・アジェンデ上院議員は「辱めを受ける前に、父は自ら命を絶った」と語った。

 アジェンデ氏は70年、南米で初の選挙を経た社会主義政権を発足させ、鉱山国有化などの政策を進めた。73年9月のクーデター時、大統領府内で自殺したとされていたが、軍に殺された疑惑もあった。(サンパウロ=平山亜理)

2825チバQ:2011/07/21(木) 20:42:15
http://www.asahi.com/international/update/0720/TKY201107200172.html
マードック氏証言中に暴漢乱入 英下院委 盗聴関与否定
 英大衆紙ニューズ・オブ・ザ・ワールド(廃刊)による盗聴事件で、同紙を傘下に置くルパート・マードック氏(80)が19日、英下院文化・メディア・スポーツ特別委員会で証言。マードック氏は盗聴の被害者に謝罪する一方で、自らの関与や責任は否定した。

 マードック氏は「人生で最も恐縮した日だ」と切り出し、ニューズ紙が誘拐殺人事件の被害少女の携帯電話メッセージを盗聴したことに「ぞっとし、恥を感じている」と発言。だが、盗聴の実態は知らなかったと繰り返し、会長を務める国際メディア企業ニューズ社は「いかなる不正行為も許さない」と強調した。

 事件の責任については「信頼していた人々(記者ら)に裏切られた。(盗聴の代償を)支払うのは彼らだ」と述べ、自らの責任を否定。「最もうまく問題を解決できるのは私だ」とも述べ、辞任の意思はないと強調した。

 ニューズ社が英国で持つ大衆紙や高級紙はいずれも1、2位を争う発行部数を誇り、マードック氏には総選挙の結果を左右するほどの影響力があるとされる。

 政界との関係についてはキャメロン首相から就任直後の昨年5月、総選挙での保守党支持へのお礼としてお茶に招かれ、官邸の要請で裏口から入ったと暴露。労働党のブラウン前首相からもたびたび官邸に招かれたことを明かした。

 また、ニューズ社英子会社のトップでマードック氏の後継者と目される次男ジェームズ氏(38)は、英子会社が実刑判決をうけた盗聴実行犯の訴訟関連費用を払い続けてきたことを明かした。

 最終盤には、傍聴席の男が紙皿に盛ったひげそり用クリームをマードック氏に投げつけようとして取り押さえられ、証言が中断するトラブルもあった。(ロンドン=伊東和貴)

2826チバQ:2011/07/22(金) 22:49:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110722-00000056-mai-int
<パキスタン>ムシャラフ前大統領 13年総選挙出馬の意向
毎日新聞 7月22日(金)18時26分配信


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パキスタンのムシャラフ前大統領=米テキサス州オースティンで2011年7月12日、AP

 米CNNテレビ(電子版)などによると、パキスタンのムシャラフ前大統領は21日、米ワシントンのシンクタンクで講演し、2013年の総選挙に立候補する意向を表明した。来年3月に帰国して、本格的な準備に入る。ムシャラフ氏は08年8月の大統領辞任後、ロンドンに滞在。昨年10月に新党の設立を発表し、政界復帰に向けた準備を進めていた。

 ムシャラフ氏は講演で、米軍部隊による国際テロ組織アルカイダのビンラディン容疑者殺害に関連し、米国内で指摘されているパキスタン軍部とアルカイダとの関係について「そんな事実はない」と全面否定した。

 ムシャラフ氏は陸軍参謀長だった99年にクーデターで政権を奪い、01年には大統領に就任。だが01年の米同時多発テロで始まった米国の「対テロ」戦争に協力したことから、多くの国民が反発。07年のイスラム礼拝所「ラル・マスジッド」の弾圧で多数の死者を出したことで政治危機に陥り、国会の反発も受けて辞任に追い込まれた。

 また07年12月にザルダリ大統領の妻で、政敵だったブット元首相が暗殺された事件を巡って、暗殺計画の情報を事前に知りながら、適切な警備態勢を取らなかった疑いがあるとして、同国の裁判所から逮捕状が出ている。しかし、ムシャラフ氏を支持するイスラム政党が政権与党との関係を改善するなど、帰国へ向けた政治的環境も改善されつつある。【秋山信一】

2827チバQ:2011/07/22(金) 22:50:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110721-00000122-mai-int
<エジプト>新内閣が発足 旧政権関係者で反発の声も
毎日新聞 7月21日(木)21時56分配信

 【カイロ和田浩明】エジプトを暫定統治する軍最高評議会は21日、シャラフ改造内閣の就任宣誓式を行った。民衆蜂起で崩壊したムバラク前政権との決別を求める国民の声に応えた形だが、旧政権関係者や退陣要求に直面する閣僚が残留しており、首都カイロなどで座り込みを続ける民主化勢力は反発している。

 宣誓式は当初18日に予定されていたが、シャラフ首相の体調悪化で延期されていた。

 新閣僚は副首相や財務相などで、ムバラク前大統領とのつながりが相対的に薄い人々が選ばれている。しかし、民衆蜂起の武力弾圧に関与した治安関係者の訴追の遅れにより、司法相や内務相ら批判の矢面に立つ閣僚は留任している。

 ムバラク退陣を実現した若者団体などの民主化勢力は改造が不十分だとして、イスラム教恒例の金曜礼拝が行われる22日に大規模デモを呼びかけている。

 軍最高評議会は「早期の民政移行」を実現する意向を表明している。しかし、旧政権の残党排除での対応の遅れが批判されているうえ、9月に予定されていた議会選挙も「年末までの実施」(軍幹部)に先送りされた。策定準備が始まっている新憲法に軍の政治的役割を盛り込み、「民政下でも政治的影響力の維持を図ろうとしている」(若者グループ「4月6日運動」関係者)との指摘が民主化勢力から出ている。

2828チバQ:2011/07/22(金) 22:51:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110722-00000102-san-int
エジプト軍政、内閣改造 進まぬ民主化、若者反発、続く緊張
産経新聞 7月22日(金)7時57分配信


 【カイロ=大内清】エジプトの民衆デモを主導した若者グループが、首都カイロ中心部のタハリール広場で旧政権関係者の一掃や民主化前進を求める座り込みを行い、全権を握る軍部やシャラフ首相との対決姿勢を強めている。政府は21日、内閣改造を行ったが、閣内には旧政権に近いとして批判を浴びる閣僚も残っており、若者らの反発は必至だ。ムバラク前大統領を退陣に追い込んだデモが1月25日に発生してから約半年、同国の政局は混迷の度を増している。

 シャラフ氏はムバラク前政権で閣僚を務めた人物ながら党派色が薄く、3月の就任当初は若者グループから強い支持を受けた。しかし政府がその後、デモ弾圧などの罪に問われたムバラク氏の裁判を延期したことなどから「改革に本気でない」との失望を買った。

 シャラフ氏は今月18日、野党からの入閣を含む大幅な内閣改造に着手し人気回復を図ったものの、若者らは旧与党・国民民主党(NDP)に近い人物が含まれていると批判。結局、政府は閣僚名簿に若干の変更を加えて21日の就任宣誓にこぎ着けたものの、対応は後手に回っている。

 これに先立ち、政府が今年9月に予定されていた議会選の最大2カ月延長を決めたのも、選挙の大幅先延ばしなどを求める若者グループに配慮したからだ。

 若者らの批判の矛先は軍部にも向けられている。6月下旬から主な若者グループが座り込みを続けるタハリール広場では、軍最高評議会のタンタウィ議長(陸軍元帥)を侮辱する落書きやスローガンが目立つ。若者らはこれまで、軍には一定の敬意を払っていたが、ここにきてシャラフ氏擁護に終始していることへの不満が噴出している格好だ。

 一方で、若者らの行動は他の野党勢力との亀裂も生んでいる。早期の民政復帰のために政治停滞は避けるべきだとの立場をとる最大野党のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団の指導部は、若者グループを「無法者」と呼び、座り込みに参加する自組織の若手との溝をも深めている。

 延期されていたムバラク氏らの裁判は8月3日に行われる予定だが、同氏をめぐっては最近、国営メディアで危篤情報が流れたこともあって、健康状態を理由に裁判が再延期されるとの観測は絶えない。

 2月11日のムバラク氏退陣後も失業に苦しむ若者らの多くは、旧政権関係者が享受し続ける特権や経済的利益に反発しており、混乱を避けつつ国政の運営に当たりたい軍との緊張関係が続きそうだ。

2829チバQ:2011/07/22(金) 22:58:18
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2814996/7531760?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics

アフリカ・マラウイで反体制デモ、18人死亡 大統領は退陣拒否
2011年07月22日 12:53 発信地:ブランタイヤ/マラウイ

【7月21日 AFP】アフリカ南部マラウイで20、21日の両日、ビング・ワ・ムタリカ(Bingu wa Mutharika)大統領(77)の経済政策の失敗と民主的権利の侵害に抗議する反体制デモが暴徒化し、2日間で18人が死亡した。

 首都リロングウェ(Lilongwe)と経済の中心地ブランタイヤ(Blantyre)では治安部隊が展開し、2000人余りのデモ隊を鎮圧。ムタリカ大統領は21日、国営ラジオで演説し、「悪魔に率いられたデモは敗北する」などと述べて退陣を強く拒絶した。

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)によると、死者のうち少なくとも8人は北部ムズズ(Mzuzu)で治安部隊の銃撃によって死亡しており、また子ども6人を含む44人が銃傷を負って病院で治療を受けているという。(c)AFP/Felix Mponda

2830チバQ:2011/07/22(金) 23:08:54
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011072200969
オスロの政府庁舎で爆発=ノルウェー
 【ロンドン時事】ノルウェーの首都オスロ中心部にある政府庁舎で22日、爆発があり、負傷者が出ているもようだ。(2011/07/22-22:49)

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2831チバQ:2011/07/22(金) 23:16:33
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/07/post-2200.php
帰ってきたソマリア飢饉、驚愕の死亡率
Famine Stalks Southern Somalia

国連は支援団体が安全に活動できるようイスラム過激派と対話中だが、アメリカの対テロ法が支援を阻む

2011年07月21日(木)17時12分
トリスタン・マコネル


 国連は7月20日、21世紀初となる飢饉の発生を宣言した。場所はソマリア南部の2地域。深刻な干ばつと内戦、食料価格の高騰が相まって、多くの人が飢えに苦しんでおり、死亡した人も数万人に上る。

 国連のソマリア人道調整官マーク・ボーデンによれば、飢饉宣言が出された南部のバクールとシェベリ川下流地域の現状は、国連による飢饉の定義以上に深刻で、ソマリアの人口の半数に相当する370万人が危機的状況にある。しかも、飢饉は今後さらに拡大し、ソマリアやエチオピアなどを含む「アフリカの角」の一帯では、干ばつ被害に苦しむ1100万人をめぐる状況は今後さらに悪化するという。

「いま行動を起こさなければ、農作物の不作と感染症の流行によって、飢饉は2カ月以内にソマリア南部の8つの地域すべてに拡大するだろう」と、ボーデンは語った。そして、雨季の10月に雨が降ったとしても、次の収穫があるとされる今年末までは状況が改善する見込みはない、と付け加えた。

繰り返される90年代初頭の悲劇
 子供の急性栄養失調率が30%を超え、1日に1万人に2人が死亡している場合に、国連は飢饉を宣言する。ソマリア南部の一部ではすでに、栄養失調率は50%を超え、死亡率も国連が定める条件の3倍以上。「衝撃的な数字だ」と語るボーデンは、飢饉対策として今後2カ月間だけで3億ドルの援助が必要だと訴えた。
 
「国連の飢饉宣言は世界に対する緊急の警鐘だ」と、イギリスを拠点とする救援支援団体オックスファムの広報官アルン・マクドナルドは言う。「危機は数カ月前から始まっていたが、諸外国の篤志家や各国政府の反応は遅く、不十分だ。救助資金はまだ8億ドルも不足している」

 ヒラリー・クリントン米国務長官は、ソマリア及び、毎日推定3500人のソマリア人難民が流入しているエチオピアやケニアに対して、2800万ドルの追加支援を行うと表明した。

 ソマリアでは、90年代初頭にも飢饉で20万人以上が死亡した過去がある。「現在の(栄養失調)率は、91〜92年と似たような水準だ」と、ボーデンは言う。「今回の飢饉は過去20年間のソマリアで最も深刻な事態だ」

 90年代初頭の危機の際には、アメリカは国連平和維持部隊の一部としてソマリアに介入。米軍ヘリ「ブラックホーク」が首都モガディシュで撃墜され、米兵18人が殺害されるという不名誉な事件につながった。

 ソマリアは今も混乱状態にある。政府は十分に機能しておらず、国際社会の支援を受けた暫定政権と、アルカイダとつながりがある過激派組織アルシャバブの衝突が続いている。

 飢饉が宣言された2つの地域はどちらも、アルシャバブの支配下にある。アルシャバブは09年後半以降、占領地域内に西側諸国の救援団体が立ち入るのを禁じてきた。今月になって禁止を解除したが、事態はすでに悪化していた。

支援物資がテロ組織に渡ると訴追される
 アルシャバブの支配下にあるせいで飢饉地域へのアクセスが難しいのは事実だが、ボーデンに言わせれば「ソマリアへの人道支援は困難だが、不可能ではない」。国連はアルシャバブの下部組織との「対話」を続けており、国連世界食糧計画(WFP)をはじめとする国際的な支援団体の安全が確保されることを期待しているという。

 アルシャバブはアメリカからテロ組織に指定されており、アメリカの法律では、提供した食料や医薬品がアルシャバブの手に渡ってしまった救援組織は、テロ組織を支援した容疑で訴追される可能性がある。ソマリアにおけるWFPの活動に対するアメリカの支援がこの数年、激減したのはそのためだ。

 ソマリアに潜伏するアルシャバブやアルカイダの指導者を狙った米軍のミサイル攻撃や暗殺作戦も、救援活動の広がりを妨げる要因だ。「(アルシャバブへの攻撃は)人道支援団体の意図に対する疑念をかき立て、現地へのアクセスに影響を及ぼすかもしれない」と、ボーデンは言う。「過去にも、ミサイル攻撃が人道支援の足を引っ張ることがあった。大きな懸念材料だ」

(GlobalPost.com特約)

2832チバQ:2011/07/22(金) 23:22:51
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2814991/7535469?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
ソマリア飢饉、支援に「武装勢力支配」の壁
2011年07月22日 17:31 発信地:ナイロビ/ケニア

【7月22日 AFP】国連世界食糧計画(World Food Programme、WFP)と米国際開発局(US Agency for International Development、USAID)は21日、国連(UN)が飢饉を宣言したソマリア南部2地域について、支援物資が必要とする人々に確実に届くことが確認され次第、食糧支援を開始すると表明した。

 国連食糧農業機関(Food and Agriculture Organisation、FAO)によると、ソマリアではここ数か月で飢餓による死者が数万人に上っている。

 国連が20日、飢饉が起きていると宣言したバクール(Bakool)地方とシェベリ川下流(Lower Shabelle)地方は、イスラム過激派組織アルシャバブ(Al Shebab)が実効支配している。アルシャバブは2010年初頭、外国の支援団体に対し2年間の活動禁止令を出し、WFPもソマリアからの撤退を余儀なくされていた。

 今月になって、アルシャバブは深刻な干ばつに苦しんでいる人民を助けたいとして活動禁止令の解除を発表し、支援を要請。これを受け、各支援団体はソマリアでの支援活動再開を検討していたが、暫定政府に任命されたばかりの女性・家族問題担当相が21日、アルシャバブに誘拐される事件が発生。武装勢力支配地域での支援再開の難しさが浮き彫りになった。

 USAIDのラジブ・シャー(Raj Shah)長官は21日、「彼ら(アルシャバブ)が約束をきちんと守るかをまずは注視したい」と述べた。

 またWFPは同日、まず首都モガディシオ(Mogadishu)に緊急支援物資を空輸し、南部地域へと支援を拡大する計画を発表。広報のグレッグ・バロウ(Greg Barrow)氏はAFPに対し、「いかなる武装組織にも支援物資は渡さない」と述べ、現在、支援物質を送り届ける方法についてほかの国連組織と協議中だと説明した。

 なお、国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は前週、アルシャバブ支配下にあるバイドア(Baidoa)に初めて支援物質を空輸した。地元組織との緊密な連携のもと、物資が必要な人々に届いているかも監視されたため、支障なく行われたという。(c)AFP/Otto Bakano

2833チバQ:2011/07/23(土) 08:53:00
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011072302000014.html
オスロで爆弾テロ 首相府ビル被害
2011年7月23日 朝刊


 【ロンドン=松井学】ノルウェーの首都オスロ中心部で二十二日午後、大規模な爆発があり、少なくとも二人が死亡、八人が負傷した。首相府が入る十七階建てビルなど政府省庁の建物などが大きな被害を受けた。オスロの警察当局は爆発は爆弾テロだと表明した。 

 在ノルウェー日本大使館は「今のところ、在留邦人が巻き込まれたという情報はない」としている。

 現地からの報道によると、爆発により首相府ビルのほとんどの窓が吹き飛び、隣接する石油・エネルギー省のビルでは火災が発生。ノルウェー最大の発行部数の大衆紙が入るビルも被害を受けた。現場には大破した車の残がいがあり、警察当局は爆弾はこの車に仕掛けられた可能性がある、としている。

 ノルウェーは、アフガニスタンに派兵しており、国際テロ組織アルカイダの指導者ザワヒリ容疑者がノルウェーへの攻撃を呼び掛けたことがある。ノルウェーは、北大西洋条約機構(NATO)によるリビアのカダフィ大佐派への攻撃にも参加している。

http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210723001.html
ノルウェー首都で爆発 島では男が銃乱射(07/23 07:45)
 ノルウェーの首都オスロにある首相官邸が入った高層ビルの前で大きな爆発があり、警察は爆弾テロと断定しました。

 現地時間の22日午後、オスロの中心部にある17階建ての高層ビルの前で爆発が起き、周りにはがれきやガラスの破片が散乱しました。少なくとも7人が死亡しましたが、日本大使館の情報では、今のところ巻き込まれた日本人はいない模様です。警察は、爆発は爆弾によるものだとして調べています。また、爆発の後、オスロの北西にある島で行われていた与党の青年会議で警察官を装った男が銃を乱射し、多数の死傷者が出ていて、警察は爆弾テロとの関連があるとみて調べています。

2835チバQ:2011/07/23(土) 13:01:00
http://www.asahi.com/international/update/0715/TKY201107140827.html
ダルフールの反政府一派と和平協定 スーダン政府
 国連が「世界最悪の人道危機」と呼んだスーダン西部ダルフールでの紛争を巡り、ダルフールの小規模な反政府勢力の連合体「解放と正義運動(LJM)」とスーダン政府が14日、カタールの首都ドーハで和平協定を結んだ。

 ダルフール情勢正常化への一歩で、スーダン政府には、南スーダン独立がダルフールや南コルドファンの分離運動に影響しないよう抑える狙いがある。ただ、ダルフール反体制派の最大勢力「正義と平等運動(JEM)」などは、今回の和平協定に加わっていない。(カイロ=貫洞欣寛)

2836チバQ:2011/07/23(土) 16:40:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110723-00000390-yom-int
警官姿の男、整列させ乱射…700人悲鳴
読売新聞 7月23日(土)12時12分配信

 【スンボレン(ノルウェー南部)=末続哲也】「天国のような島に突然、地獄が降ってきた」――。

 22日、ノルウェーの首都オスロ近郊のウトヤ島でのキャンプ集会に参加していて乱射事件に巻き込まれた少年(16)は、唇をふるわせながら恐怖の瞬間を振り返った。

 少年は、事件被害者の一時避難場所となっている、島から約6キロ離れた集落スンボレンで匿名を条件に取材に応じた。少年によると、乱射事件を起こした男は、船着き場から悠然と少年たちに向かって歩いてきた。「30代半ばぐらい。一見、親切そうな普通の警官にみえた」という。男は、警官らしい口調で、整列するよう人々に命じていたという。150メートルほど離れたところにいた少年の耳に突然、3発の銃声が連続して聞こえ、会場にいた700人以上の悲鳴に混じって銃の乱射音が続いた。とっさに銃声と反対方向へ必死で走って逃げ、かろうじて難を逃れた。一緒にキャンプに参加した友人の行方は分からない。「どこかの病院にいてくれるといいのだけど」と、涙目で話していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110723-00000035-mai-int
<ノルウェーテロ>キャンプの若者、乱射逃れようと湖へ
毎日新聞 7月23日(土)13時14分配信

 「これは現実なのか。まさかこの国で」。ノルウェーの首都オスロ郊外にあるウトヤ島で起きた銃乱射事件。容疑者は警察の制服姿で、オスロであった爆発事件の捜査を装い、青少年キャンプに集まった若者たちに近づいた。乱射を逃れようとした若者たちは叫びながら夕暮れの湖に飛び込んだ。島は湖に浮かぶ全長500メートルの小島。日没後もサーチライトによる水上捜索が続いた。

 救助された若者の一人はAFP通信などに「乱射が起き、人々は岩陰などに隠れようとしたが、多くの人が撃たれた。男は一時、20〜30メートルの距離まで迫ってきた。本当に生きた心地がせず、愛する人たちの顔を思い浮かべた。(救助の)ボートが見えたが、本当に信じていいのか分からなかった」と語った。

 ロイター通信によると、対岸の住民は「島にいたのは14〜19歳の若者たち。少なくとも50人ぐらいが泳いでいるのが見えた」と証言した。

2837チバQ:2011/07/23(土) 16:41:19
http://mainichi.jp/select/world/news/20110723k0000e030039000c.html?inb=yt
ノルウェーテロ:「平和な国」に衝撃

乱射事件が発生したオスロ郊外ウトヤ島のホテルに駆けつけた犠牲者の家族ら=2011年7月22日、ロイター 【ロンドン笠原敏彦】「邪悪が我が国を震わせた」(ストルテンベルグ首相)。ノーベル平和賞のホスト国で政治的暴力とは縁遠いと見られてきた北欧の国ノルウェーが22日、官庁街での爆弾テロと青少年キャンプでの銃乱射テロという卑劣な連続攻撃に襲われた。発生当初は国際テロとの見方も出たが、乱射事件の現場でノルウェー人の男が逮捕されたことで、極右など国内過激派の関与が疑われ、事件はノルウェー社会に深い傷痕を残しそうだ。

 米国で01年9月に起きた同時多発テロ事件は、2棟の超高層ビルが相次いで攻撃され、「衝撃」の後にさらに大きな「衝撃」が続いた。今回の事件もこれを連想させる展開だった。オスロの官庁街の首相府が入るビルの近くで、自動車爆弾と見られるテロがまず発生。その死者数が増える中、「オスロ郊外の青少年キャンプで銃乱射」の一報が飛び込んだ。キャンプは、首相が党首となっている労働党の主催で、首相周辺が標的になった可能性が一気に高まった。

 ストルテンベルグ首相はこの間、電話でテレビ局のインタビューに答え、「閣僚は全員無事だ」と話した上で、警察から自身の居場所は明かさないよう指示されていると説明。事件の背景に政治的な要因があることを強くにじませた。

 事件の背景は不明だが、ノルウェー警察当局はイスラム過激派などによる国際テロではないとの見方だ。標的を定めたテロの手法も、国際テロ組織「アルカイダ」による米同時多発テロやマドリード(04年3月)、ロンドン(05年7月)の同時テロ事件などのような犠牲者の最大化を狙ったやり方とは異なる。

 報道によると、乱射事件のあったウトヤで逮捕されたノルウェー人の男は、オスロの爆弾テロ現場でも目撃されている。オスロからウトヤへは車で約1時間の距離。強力な破壊力を持つ自動車爆弾を使いこなし、警察官になりすまして「オスロの爆発の捜査をする」と言って実行した乱射事件の組み合わせは、綿密な計画性をうかがわせるもので、組織的な背景の有無も捜査の焦点になりそうだ。

2838チバQ:2011/07/23(土) 16:42:28
http://mainichi.jp/select/world/news/20110723k0000e030041000c.html
ノルウェーテロ:がれきの中「まるで戦場だ」

オスロ中心部の爆弾テロ現場から避難する女性たち=2011年7月22日、AP 「まるで戦場だ」。22日、ノルウェーの首都オスロを直撃した爆弾テロは、普段は静かな官庁街を、一瞬にして恐怖に陥れた。がれきとガラスの破片が散乱する街で、負傷した人々が救助を求めた。

 黒焦げになった車。ビルからは黒煙が立ち上る。がれきの中、パニックになった人々が走り出す。銃を持った兵士が配置に付き、救助隊員が血まみれになった人々を運び出した。居合わせた議員の一人はロイター通信に「第二次大戦以来、最悪の惨事だ」。現地テレビのリポーターは「これは戦場だ」と伝えた。

 一方、外務省によると、10年10月時点でノルウェー国内には日本人が838人住んでいる。

 在オスロ歴40年で元会社役員の金子進さん(67)は電話取材に「ここはノーベル平和賞の授賞式を行うほど平和な国。これまでテロ事件とは無縁だったのに」と驚きを隠せない様子で話した。

 金子さんによると、知人の女性が現場から約80メートルの職場におり、心配になって電話したところ、女性は「大通りを多数の市民が駅に向かって逃げていた。怖くて怖くて仕方なかった。周囲のビルのガラス窓がほとんど割れていた」と話したという。この女性は爆発後、すぐに仕事場のあるビルから脱出し、無事だったという。

毎日新聞 2011年7月23日 11時55分(最終更新 7月23日 13時08分)

2839チバQ:2011/07/24(日) 09:12:00
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011072400025
消えない悲しみと怒り=深い惨劇の爪痕−ノルウェー
 【オスロ時事】92人の犠牲者を出した連続テロから一夜明けた23日、ノルウェー国内は深い悲しみに包まれた。爆弾テロの爪痕が深く刻まれた首都オスロ中心部付近では、教会前に数百人の市民らが集まり献花。幼い子供の手を引き長い間しゃがみ込んでいたベニート・スピルブロクさん(42)は「友人のおいが犠牲になった。多くの人のために祈りたい」と語り、沈痛な面持ちで鎮魂のろうそくに火をともした。
 オスロ一の繁華街カールヨハン通り。23日には夏のセールを楽しむ買い物客や観光客が集まり、一見、街は平時のにぎわいを取り戻したかのように見える。しかし、爆弾テロに襲われた官庁街に続く道には機関銃で武装した迷彩服の兵士が立つ異様な光景。タクシードライバーのアブドル・レハマンさん(27)は、「21年間オスロに住んでいるがこんな悲惨なことは初めてだ」と興奮気味に話した。
 爆弾が爆発した首相府の入る高層ビルは、柱を残して廃虚と化し、さながら市街戦の跡地のようだ。封鎖された周辺区域にはガラスの破片やねじれた金属片が散乱。爆発地点から2ブロック離れた高層ホテルでも正面のガラスが吹き飛び、爆発のすさまじさを見せつけていた。(2011/07/24-07:52)

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http://www.asahi.com/international/update/0723/TKY201107230623.html
右翼思想・キリスト教原理主義の影 ノルウェー乱射事件
 政権中枢部で起きた爆破に続く乱射テロの狙いは、与党・労働党の青年集会だった。逮捕された容疑者はノルウェー国籍だった。

 爆弾テロ発生時には「イスラム過激派の犯行か」との見方も出た。しかし、その後はそれを否定するかのような情報が相次いだ。

 23日になって警察当局は、ブレイビク容疑者の名前を公表。「右翼思想の持ち主。キリスト教原理主義者のノルウェー人」と説明した。ストルテンベルグ首相も「単独犯か複数かは分からないが、警察は国内の極右組織を洗っている」と語った。

 ロイター通信によると、容疑者は交流サイト(SNS)フェイスブックの中で、自らを「保守的なキリスト教信者で独身」と紹介し、自身の名を冠した農場を営んでいるとも書き込んでいた。5月には6トンの化学肥料を買ったという。化学肥料は、過去の事件でも爆発物の製造に使用されてきた。販売した事業者は「6トンの肥料は農家にとっては通常の注文だ」と語った。

 容疑者のものと見られるツイッターには17日に「信念を持つ1人の人間は、興味関心しか持たない10万人の力に等しい」との書き込みがあった。犯行への決意と読めないこともないが、容疑者本人が書き込んだものかどうかは未確認だ。

 オスロ中心部で爆弾を仕掛けたあとに郊外の島にすばやく移動して乱射事件を起こした可能性が指摘される。ただ、2人が銃撃していたとの目撃証言も出ている。共犯者はいなかったのか。犯行に使った自動小銃や短銃はどうやって手に入れたのか。実行面でも多くの謎が残されている。(オスロ=伊東和貴)
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2840チバQ:2011/07/24(日) 09:28:14
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110724-OYT1T00026.htm
120万人参加?シリア全土で反体制デモ




. 【カイロ=田尾茂樹】シリア全土で22日、アサド大統領の退陣を求める大規模な反体制デモが行われ、AFP通信が人権団体の情報として伝えたところでは、治安部隊の発砲などで、首都ダマスカス近郊や中部ホムスなどで市民8人が死亡した。


 ロンドンの別の人権団体の情報では、デモには120万人以上が参加した。

 ホムスには大規模な戦車部隊が投入されており、21日から22日朝にかけて軍がデモ隊を攻撃し、デモ参加者5人が死亡したという。

 一方、ロイター通信は、ホムスの陸軍士官学校で22日から23日未明にかけて、2回の爆発があったと伝えた。一部の軍兵士がデモ弾圧に反発し、軍内部で武力衝突に発展した可能性もあるという。

(2011年7月24日00時26分 読売新聞)

2841チバQ:2011/07/24(日) 19:17:39
http://mainichi.jp/select/world/news/20110724k0000e030006000c.html
エジプト:デモ隊と軍支持者が大規模衝突 231人けが
 エジプトの首都カイロで23日、2月のムバラク政権崩壊後の改革の遅れをめぐり、暫定統治を行う軍最高評議会を批判するデモ隊数千人と、軍支持者が激しく衝突、保健省によると、231人が負傷した。

 エジプトでは、1〜2月の反政府デモを組織した若者グループが前政権高官らの訴追の遅れについて軍を批判。軍最高評議会は22日、若者グループの中核組織「4月6日運動」が対立を扇動していると批判するなど、民主化勢力と軍の溝が鮮明になっている。

 デモ隊は、中心部タハリール広場の座り込み現場から軍評議会の本部がある国防省に向かおうとしてバリケードに阻まれた。軍支持者がデモ隊に投石を始めたため、衝突に発展した。

 デモ隊は軍評議会のタンタウィ議長辞任を叫んだ。衝突では火炎瓶が投げられたり一部はナイフで切りつけるなどした。軍は事態の収拾を図るため、威嚇射撃をした。

 議長は23日の国民向け演説で「自由で公正な選挙、新しい選挙を通じて民主的な国家を目指す」と強調した。(カイロ共同)

毎日新聞 2011年7月24日 10時23分

2842チバQ:2011/07/24(日) 19:19:53
http://mainichi.jp/select/world/news/20110724k0000e030006000c.html
容疑者 銃所有、菜園経営「キリスト教徒で保守派」
2011.7.23 19:06

 数丁の銃器を所有し、菜園を経営−。アンネシュ・ブレイビク容疑者(32)は、AP通信などによると、容疑者の登録住所はオスロ西部。銃器を合法的に所有する傍ら、自ら菜園を営んでいた。爆弾材料としても使われる大量の化学肥料調達が可能だったとの指摘もある。

 右翼活動家として目立った活動記録はなく、ノルウェーのネオナチ組織などに積極的に関与しているとの情報もなかった。警察当局者も「彼はわれわれの視界には入っていなかった」と認めている。

 一方、「フェイスブック」にある容疑者のものとみられるページでは、自身を「キリスト教徒で保守派」と紹介。金髪の白人男性の写真が掲載されていた。ネットでの書き込みなどから、容疑者がキリスト教原理主義に関与していたのではないかとの見方も出ている。(共同)

2843チバQ:2011/07/24(日) 19:20:29
http://mainichi.jp/select/world/news/20110724k0000m030131000c.html
ノルウェーテロ:「寛容な社会」憎悪か

「平和の国」ノルウェーを襲った22日の連続テロ事件は、当初はイスラム過激派の犯行を疑う見方もあった。だが、逮捕されたのは逆に欧州で増加するイスラム系移民に反発する極右思想の青年だった。事件の動機と背景を探った。【ロンドン笠原敏彦、前田英司】

 ◇容疑者は極右青年
 ノルウェーからの報道によると、警察当局に逮捕されたのはアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)。インターネットへの投稿や地元メディアの報道から浮かび上がる人物像は、移民に寛容な北欧型の「開かれた社会」に反発を増幅させていった姿だ。自らを「愛国主義者」などと評し、その言動には自己陶酔の世界さえ垣間見える。

 「信念ある1人の人間は(自らの)利益しか考えない10万人分もの力に値する」。ブレイビク容疑者が簡易型ブログ「ツイッター」に18日残した犯行予告とも読めるつぶやきは、19世紀の英国人哲学者ジョン・スチュワート・ミルの名言をまねたものだった。

 地元紙ベルデンスガングが伝えた友人の証言によれば、ブレイビク容疑者は20代後半から極右思想に染まっていった。政治問題に強い関心を示し、イスラム批判のインターネットサイトに熱心に投稿しては「現在の政策は社会主義と資本主義の争いではなく、愛国主義と国際主義の戦いだ」などと主張していた。投稿の一つでは、日本と韓国について「多文化主義を拒否している国」と言及。日本などを反移民、非多文化社会の模範のようにたたえていた。

 オスロの首相府近くでの爆弾テロと、与党・労働党の青少年キャンプでの銃乱射の共通点は、ストルテンベルグ首相が率いる中道左派の労働党だ。ブレイビク容疑者の思考形態から見て、「左派=移民に寛容」の一点から将来の労働党指導者候補の若者らを憎悪し、標的とした可能性は排除できない。

 ブレイビク容疑者に事件以前、目立った右翼活動の記録はないという。拳銃やライフル、ショットガンは合法的に所持していた。菜園を営んでいたとの情報があり、09年に肥料会社を設立したという経歴から、爆薬に使える化学肥料の知識があったとの指摘も出ている。

 ノルウェーでは80〜90年代にネオナチが社会問題化したが、近年は沈静化している。極右勢力は細分化しているとされるが、「反イスラム、移民排斥」では結束する。ブレイビク容疑者も投稿の中で「穏健なイスラム」という表現に反論し、「(彼らも)排除された瞬間に過激化する」と憎悪をあらわにしていた。捜査当局者は容疑者を「キリスト教原理主義者」と呼んでいる。

 ストルテンベルグ首相は23日の会見で「他国に比べ、ノルウェーの極右過激派の問題は大きくはない」と述べ、連続テロが、「開かれた社会」を自任してきたノルウェーの意表をついた事件だったことを言外ににじませた。

 ◇移民排斥論、欧州で台頭
 欧州諸国では近年、長引く経済の低迷で社会や政治が右傾化している。背景にあるのは、移民排斥の思想だ。移民は70年代、発展を支える「労働力」として歓迎された。だが、経済が失速すると、安い賃金で働く移民は欧州白人の職を奪う「重荷」に変貌した。極右勢力が唱える移民排斥は失業にあえぐ市民の不満の受け皿にもなっている。

 欧州連合(EU)の統計によると全加盟27カ国で08年、中東やアフリカ系など計380万人の移民を受け入れた。この流入が加盟国の人口増につながり、労働力人口を支えた。欧州社会の発展・維持に移民は「不可欠」だ。

 問題は、欧州が移民をいわば「出稼ぎ労働者」として受け入れてきたことだ。だが、移民は生活の場を欧州に移して定住するようになった。母国から家族を呼び寄せ、独自のコミュニティーを形成するに連れて文化的、宗教的な摩擦が顕在化。経済の悪化やイスラム過激派によるテロなどが追い打ちをかけ、キリスト教を伝統とする欧州社会とイスラム系移民の摩擦や移民排斥論に結びついた。

 反移民のうねりは「寛容」が伝統の北欧とて例外ではない。4月のフィンランド総選挙では民族主義政党が議席を6倍に増やした。キャメロン英首相やメルケル独首相も最近、自国の多文化主義を「失敗」と言及した。

 また、オランダでは6月末、動物愛護を名目に、食肉処理する家畜を事前に失神させることを義務付ける法案が、賛成多数で下院を通過した。イスラム教やユダヤ教では、意識のある家畜を処理しなければならず、「移民排斥につながる」と両教徒は反発している。

2844チバQ:2011/07/24(日) 19:21:51
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110724-OYT1T00335.htm
背景に「反移民思想」?…ノルウェー連続テロ

 ノルウェーの首都オスロ中心部での爆破と近郊の島での乱射で90人を超す死者を出した22日の連続テロは、極右思想に染まるノルウェー人の男による犯行が濃厚になり、寛容の伝統を育んできた社会に衝撃を与えている。


 「最初は、イスラム過激派の犯行だと思っていた」――。ウトヤ島の銃乱射事件で危うく難を逃れた17歳の少女が、ぼう然とした表情でつぶやいた。

 オスロ官庁街での爆弾テロ発生時、地元メディアも、ノルウェーのアフガニスタン派兵などに反発するイスラム過激派が関与していた可能性を指摘した。

 だが、爆破と乱射事件の双方に関与した疑いで逮捕が報じられたのは、オスロ在住のアンネシュ・ブレイビック容疑者(32)。乱射現場での目撃者は一様に、「金髪、青い目で長身の、典型的北欧人男性」と表現していた。警察は「キリスト教原理主義と右翼思想に傾倒していた人物」とみている。

 ロイター通信が容疑者の友人の話として伝えたところによると、20代後半で極右思想に触れた容疑者は、インターネット上で移民排斥やノルウェー人至上主義の主張を展開するようになった。

 7月17日には簡易投稿サイト、ツイッターで「信念を持つ1人の人間の力は口先だけの10万人の力に匹敵する」など、何らかの行動に出る構えを示唆する書き込みをしていたという。趣味はボディービルで、保守政治に関心がある、などとも書き連ねていた。

(2011年7月24日14時57分 読売新聞)

2845チバQ:2011/07/24(日) 20:47:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110724/asi11072419090002-n1.htm
スリランカ地方議会選 北部などでタミル政党勝利
2011.7.24 19:08
 反政府武装組織タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)との25年以上にわたる内戦が2009年5月に終結したスリランカの一部で23日、地方の市町村議会選挙が実施された。選挙管理委員会の24日までの集計では、少数派タミル人が多く居住し、LTTEが支配するなどした北部や東部ではタミル系政党、タミル国民連合(TNA)が勝利した。

 昨年4月に行われた総選挙では、ラジャパクサ大統領のスリランカ自由党(SLFP)を中心とした与党連合が圧勝。しかしタミル人居住区の市町村議会レベルでは、依然タミル系政党が支持されていることを今回の結果は示している。

 選管によると、タミル人居住区の北部、東部計26議会のうち18議会でTNAが第1党となった。(共同)

2846とはずがたり:2011/07/25(月) 12:14:16

ノルウェーテロ:09年から周到に準備…ネット文書に記述
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110725k0000m030063000c.html

 【オスロ篠田航一】ノルウェー連続テロ事件で逮捕されたアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)が事件直前にインターネット上に掲載したとみられる文書の中で、爆薬を購入するための「隠れみの」の起業などを通じてテロを09年から計画、爆弾作りに「80日間かかった」と記していたことが分かった。文書の筆者は十字軍の「騎士団」指揮官を名乗り、欧州におけるイスラム系移民の増加を招いた「裏切り者」への攻撃を提唱している。警察は動機解明につながる証拠とみて文書を分析している。容疑者はノルウェー社会の「革命」を望んでいたとされ、周到に準備を進めていた経緯に光が当てられつつある。

 「2083 欧州独立宣言」と題された文書は1514ページ。筆者は「02年にロンドンで再結成したテンプル騎士団」の指揮官を自称、「多文化主義者」らに対する「武装闘争の時が来た」と宣言。「私は第二次世界大戦以降、最大の(ナチの)怪物との烙印(らくいん)を押されるだろう」と自身をナチスドイツのヒトラーになぞらえ、銃を構えるなどポーズを取った容疑者の写真を載せている。

 文書には反イスラム的な内容が多いが、国際テロ組織アルカイダについて「成功した軍事組織」と指揮命令系統を評価、自爆を「大義のための殉教」と位置づけていた。AFP通信によると、容疑者はネット上のネオナチ組織に09年から登録していたとされ、弁護士は地元テレビに「彼は『自分の行動は残忍と認識しているが、必要だったのだ』と話している」と語った。

 文書の中で筆者は「09年秋、鉱山会社と農場経営の二つをすることを決めた。爆薬や化学肥料を購入できる理由になる」とテロ準備のための起業計画の準備を始めたことを明らかにしている。本格的な爆弾作りには今年5月から着手し、メタンなどの化合物を使って製造した経緯を記述している。

 今月7日には「隣人が庭の近くで収穫作業をしている。うろつかれると、(爆弾作製が)遅れてしまう」といらだちと不安を吐露。事件4日前の今月18日には「夜、すべてを車に積み込んだ。ものすごく疲れた」とテロ準備の完了をにおわせ、「知識があれば30日で完成できただろうが、結局は80日を費やした」と記した。

 一方、ノルウェー警察当局者は24日、容疑者が「一人で行動した」と供述し、連続テロ事件の容疑を認めたと発表した。容疑者は25日に裁判所に出廷する。ノルウェーには死刑はなく、最高刑は禁錮21年。

毎日新聞 2011年7月24日 21時29分(最終更新 7月24日 23時37分)

2847チバQ:2011/07/27(水) 22:15:34
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/worldtown/CK2011072702000200.html
カイロ 先行“革命ビジネス”
2011年7月27日

 エジプトの民衆革命の聖地、カイロのタハリール広場。今も毎週のようにあるデモのたびに屋台が並び、まるでお祭りのようだ。

 デモの参加者に、ジュースや果物、焼きトウモロコシ店が人気なのは分かるが、なぜかメガネや靴をずらりとそろえた露店まで。

 パラソルの下で、帽子や国旗を売っていた青年は、大仰な「大統領事務所」の看板を掲げていた。よく読むと、「我が輩は、国家と人民に奉仕する大統領である。何か不満があれば訪ねてくれ。ただし、先にカネを払うべし」と書いてある。

 国の事業で便宜を図った見返りに、実業家から別荘を受け取ったとして起訴された、ムバラク前大統領をやゆしている。ユーモアと皮肉にクスリとさせられ、国旗のバッジを一つ買ってしまった。

 デモ参加者の腕や顔に、国旗などを描いて回るペインティング商売も多い。アハマドさん(21)も、その一人。

 赤、白、黒の絵の具で腕に国旗をペイントしてもらい一ポンド(約十三円)。一月から商売を続け、多い日は数十人の客があるという。「神のおかげ。就職先が見つかるまで続けるよ」と明るかった。

 改革の遅さに、民衆は暫定政府に対する追及の手を緩めていない。その現場で繁盛する、“革命ビジネス”にもまた、エジプト人のたくましさを感じた。 (今村実)

2848チバQ:2011/07/27(水) 22:16:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110727-00000817-reu-int
ムバラク前大統領の容体悪化か、「固形食の摂取拒否」
ロイター 7月27日(水)11時54分配信

 7月26日、エジプトの国営中東通信は、入院中のムバラク前大統領(83)の容体が悪化し、流動食しか取っていない状態だと伝えた。カイロで2月撮影(2011年 ロイター/Amr Abdallah Dalsh)

 [カイロ 26日 ロイター] エジプトの国営中東通信(MENA)は26日、入院中のムバラク前大統領(83)の容体が悪化し、流動食しか取っていない状態だと伝えた。前大統領は反政府デモ参加者の殺害に関与した罪などで起訴されており、8月3日に初公判が行われる予定。

 MENAが病院長の話として報じたところでは、ムバラク前大統領は固形食を完全に拒否し、流動食やジュースのみを摂取している状態で、体重が低下し体力もかなり落ちているという。

 ムバラク前大統領については、死亡したとの報道も一時流れたが、裁判を逃れるために重病を装っているとみる国民も多い。反政府デモを受け、2月に辞任に追い込まれた前大統領は、4月から保養地シャルムエルシェイクの病院に入院している。

 来週の初公判はカイロで行われる予定だが、司法・治安両当局は今月に入って、裁判がシャルムエルシェイクで開かれる可能性をロイターに明かした。当局はこの件について正式な発表をしていない。

2849チバQ:2011/07/27(水) 22:17:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110726-00000105-mai-int
<エジプト>民主化蜂起の「聖地」で若者たちが新たな戦い
毎日新聞 7月26日(火)21時44分配信

カイロ中心部タハリール広場で、軍政下の改革の遅れや景気の悪化に不満を漏らすイスラムさん=2011年7月26日、和田浩明撮影

 軍最高評議会が暫定支配するエジプトで、軍政と民主化を求める若者団体などの対立が深まっている。「アラブの春」の象徴として、ムバラク前政権を崩壊させた民主化蜂起の「聖地」となったカイロ中心部のタハリール(解放)広場には、7月上旬から若者らが座り込みを始めてテント村が立ち上がり、各種改革の遅れを批判することで、軍政に圧力をかけようとしている。夏を迎えたカイロで新たな戦いを始めた若者たちを取材した。【カイロ和田浩明】

 26日午前10時、タハリール広場。すでに気温は40度超。約200メートル四方の広場の中心部を、数百の手製テントが埋め尽くす。入り口は座り込みを組織する22の若者団体や政党のメンバーが詰めて人の出入りをチェックしていた。毎日新聞の取材に若者たちは「要求が満たされるまでこの場にとどまる」と口々に決意を語った。

 カイロ南方のヘルワンからやってきたイスラムさん(24)。運転手として生計を立てるが、収入は旧政権時代の1日80エジプトポンド(約1048円)から25ポンド(約327円)に減った。「治安が悪化して観光客や外国の投資が減ったせいで、生活が悪化している」。800人以上が死亡した民主化勢力の武力弾圧でムバラク前大統領は刑事訴追されたが、他の旧政権幹部の訴追は進んでいないことも不安の種だと言った。

 「我々の要求が満たされるまで、ここにとどまるよ」と語ったイスラムさんが指さした先には、巨大な看板に座り込みの要求一覧が掲げられていた。各派を代表する国民政府の樹立、反体制派の殺害に関与した治安幹部や腐敗した前政権指導者の訴追など5項目だ。

 テント村には若い女性の姿も。カイロ在住のマルワさん(25)は夫と座り込みを始めたが、今は1人で残る。「帰って来い」と呼びかける家族を、「目的を果たすまではとどまる」と説得したという。5人家族の収入は亡父の年金月350ポンドほど。大半が家賃に消える。「革命後も生活は苦しいまま」と訴えた。

 座り込みを組織している団体の一つ「ロータス」に所属するフリー女性記者のベッサムさん(36)によると、座り込みは8日から始まった。イスラム教恒例の礼拝がある金曜日には数万単位で人が集まるという。「軍政に圧力をかけ改革を進めなければ」と意気込む。

 こうした若者団体の動きに、軍政も対抗。23日に交流サイト「フェイスブック」に掲示した声明で、中心的団体の一つ「4月6日運動」を名指しし「軍と国民の間にくさびを打ち込もうとしている」と批判した。最大野党の穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」も軍政を支援する姿勢を強めており、一時は「ムバラク打倒」で団結した各派の連携は弱まっている。

 23日にはカイロ市内で、軍を批判する若者勢力のデモ隊が、軍支持派と見られる勢力と衝突し300人以上が負傷するなど、治安に不安を抱かせる事態も生じている。

2850チバQ:2011/07/27(水) 22:17:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110725-00000095-mai-int
<シリア>複数政党制、半世紀ぶり導入へ 閣議決定
毎日新聞 7月25日(月)20時35分配信

 【カイロ和田浩明】シリアの内閣は24日、ほぼ半世紀ぶりに複数政党制を導入する法案を閣議決定した。国営通信が報じた。全国に拡大した民主化要求デモを受けてアサド大統領が約束していた措置で、マフムード情報相は「民主的制度の基礎になる」と説明した。しかし、約1600人が死亡したと言われる政府の武力弾圧が今も続く中、民主化勢力からは新制度の実効性を疑問視する声もある。

 シリアでは、63年に軍部の支援で政権を樹立した与党バース党が「社会と国家を指導する党」と憲法で規定され、野党活動は厳しく制限されてきた。

 新法案は結党要件として「国土、社会の一体性」の護持を規定。宗教政党や外国政党の支部を禁じ、当局が扇動を疑うイスラム主義者などをけん制する内容になっている。

2851チバQ:2011/07/27(水) 22:21:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110726/erp11072622530009-n1.htm
「内なるテロ」警察翻弄 ノルウェー、容疑者ノーマーク
2011.7.26 22:48 (1/2ページ)

25日、ノルウェーの首都オスロの裁判所を出るアンネシュ・ブレイビク容疑者(左)(ロイター)
 【オスロ=佐藤貴生】ノルウェーで起きた連続テロで、警察の捜査体制に疑問の声が出ている。当局は逮捕したアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)の動向に注意を払ってこなかった上、単独犯行かどうかも断定できなかった。一方、同国南部ウトヤ島の銃乱射テロでは警察の到着が遅れ、被害が拡大していたことが判明。多文化を尊重するノルウェーで生まれ育った国民が起こした「内なるテロ」に、捜査当局が翻弄された形だ。

 ブレイビク容疑者は過去、ポーランドの会社から化学製品を購入した経緯に不審な点があるとして、国際刑事警察機構(ICPO)のリストに名前が載った。だが、捜査の結果、法律に従った取引だったため、当局はそれ以上の追跡はしなかったという。

 単独犯行だと供述してきた同容疑者は25日、法廷での審理で「私たちの組織には、さらに2つの小グループがあった」と、共犯もしくは協力組織の存在を示唆。警察当局者は「彼の話は信頼性に欠けるが、完全に否定することもできない」と話した。

 ロイター通信によると、22日に首都オスロ官庁街の爆弾テロに続いて起きたウトヤ島での銃乱射で、地元の警官は一報を受けた約30分後には湖岸に着いたが、島に向かうボートがなく、島に到着したのは一報から約1時間後だった。

 ボートに多くの人員と機材を乗せすぎてエンジンが停止し、到着が遅れたほか、特殊部隊には航続距離が短いヘリコプターしかなく、上空への到着は地元メディアの方が先だった。

 ブレイビク容疑者は審理で、「イスラムの乗っ取りからノルウェーと西欧を守らなくてはならなかった」と述べ、政府の移民受け入れ政策に打撃を与えることが動機だったと明かした。

 担当弁護士は26日、同容疑者は自らを戦士とみなし、「60年間続く戦いの始まりだ」などと話しているとし、正気ではないとの考えを示した。検察当局は同日、ブレイビク容疑者に対し、最高刑が禁錮30年の「人道に対する罪」を適用する方向で検討を始めた。

2852チバQ:2011/07/27(水) 22:21:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110726/erp11072607160001-n1.htm
移民の国 揺れる寛容「だれも共感しない」「なぜイスラム連想」
2011.7.26 07:14 (1/2ページ)

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25日、ノルウェーの首都オスロで、連続テロの犠牲者のため、大聖堂の前にささげられた数々の花やろうそく(AP)
 【オスロ=佐藤貴生】76人の犠牲者が出た爆弾テロと銃殺事件に、ノルウェーの人々は大きな衝撃を受けていた。テロが起きた首都オスロの官庁街周辺には犠牲者にささげる花束を持った人が多数訪れ、涙を流して抱き合う姿がみられた。25日にはアンネシュ・ブレイビク被告(32)の審理がオスロの法廷で行われ、同国の移民寛容政策への反発が犯行の動機であることが浮き彫りとなり、「オープンな国」として知られた北欧の国が揺れている。





 「与党の労働党がイスラム系移民を受け入れすぎた。やめさせるため強いシグナルを送った」。ブレイビク被告は法廷でこう述べ、自らの犯行を正当化させたという。

 「彼は頭の中で考えていたことを実行してしまった。だれも共感しない」。現場に手向ける花を持ってきたオスロ在住の女性(67)はこう話した。

 ノルウェーは、労働党の主導で積極的な移民受け入れ政策が続き、パキスタンやイラク、ソマリアなどイスラム系移民は人口約485万人の約2%に上る。

 英BBC(電子版)によると、ノルウェーの隣国スウェーデンでは1990年代、移民排斥などを掲げる極右組織の活動が活発化した。ノルウェーの極右組織もスウェーデンの影響を受けたが、組織化には至らず、大きなうねりとはならなかったとされる。

 しかし、豊富な石油収入に支えられ順調だった経済も、2009年には国内総生産(GDP)成長率がマイナスに転じるなど低迷し、失業率の上昇などに伴い、移民受け入れへの違和感が国民の間に広がったようだ。

 2月に情報機関がまとめた報告は、イスラム系過激派組織が同国にも脅威となりつつあると指摘。その一方、同国の極右組織については近年目立った活動がなかったが、昨年から活動増加の傾向がみられ、今年も続くと予想していた。

 オスロ近郊に住む女性(55)は、「文化の異なる移民には多くの国民が懐疑的だが、私が住んでいる地域では問題はなく共存している」とした上で、「この事件をきっかけに移民政策が変わるとは思わない。恐れるのでなく、理解し合うべきだ」と訴えた。

 異文化に寛容な空気を重視する国民が多い一方で、排外的な雰囲気に敏感な人々もいる。爆弾テロ発生直後には、イスラム教過激派が、大きなテロが起きたことがなかったオスロを「ソフトターゲット」として狙った−との観測も流れた。

 ガンビアからの移民というイスラム教徒の男性(36)は、「マルチカルチャーのこの国で、差別されたと感じたことはあまりない。こうした事件が起きると、なぜイスラム教が話題になってしまうのか」と話した。

2853チバQ:2011/07/27(水) 22:25:19
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011072500544
標的はブルントラント元首相=乱射事件で容疑者−ノルウェー紙
 【オスロ時事】ノルウェー紙アフテンポステンは25日、同国連続テロのアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)が首都郊外のウトヤ島の銃乱射で、ブルントラント元首相(元労働党党首)の殺害を計画していたと報じた。元首相は島で開かれていた集会に参加していた。
 同紙によると、ブレイビク容疑者は供述で、元首相殺害を計画していたものの、島への到着が遅れたと話している。元首相はテロが起きた22日、この島で開かれた労働党の集会で演説し、事件発生前に島を離れたという。(2011/07/25-16:48)

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110726-00001011-yom-int
ノルウェー連続テロ、容疑者主張に動揺する移民
読売新聞 7月26日(火)23時55分配信

 【オスロ=末続哲也】ノルウェーで連続テロ事件を起こしたアンネシュ・ブレイビック容疑者(32)が「イスラム排斥」や「移民反対」を主張していることで、同国人口の1割以上を占める移民社会に動揺が広がっている。

 「この国にブレイビックのような人間は、ほかにもいるはず。自分がテロの標的になるかも。とても怖い」

 オスロ中心部の移民街グルンランド地区。ソマリア移民のネットカフェ従業員アフメド・ファラさん(28)は26日、「イスラム教徒を欧州から駆逐する」との容疑者の言葉が耳から離れないと言う。

 同地区はイスラム教徒向け飲食店や商店など100以上の移民系店舗が軒を連ね、モスクもある。ソマリア、パキスタン、イラクなどイスラム系移民の姿が目立つ。その一角でファラさんが今の仕事を得たのは1年前。「すべてノルウェー政府のおかげだ」と語る。

 4人家族のファラさんは3年前に「難民」として認定された。政府から毎月1万2000クローネ(約17万円)の生活支援を受けて2年間、無償で現地語などを学んだ。仕事も政府に紹介された。同国は欧州でも高水準の賃金が保障され、少子化対策で子育て支援も手厚い。永住を決意した。

 だが、テロ後は「将来、政策も変わる。いつか母国に帰った方がいい」と思い始めたという。

2854チバQ:2011/07/27(水) 22:27:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110725-00000958-yom-int
ノルウェーテロ容疑者、「理想の国」日本や韓国
読売新聞 7月25日(月)19時11分配信

 【オスロ=末続哲也】アンネシュ・ブレイビック容疑者は、22日の犯行直前にインターネットに投稿した「マニフェスト」の中で、「文化面での保守主義を持つ」理想の国として、日本や韓国を挙げていた。

 イスラム系移民が少ないため、だという。また、「いま、最も会ってみたい人々」としてローマ法王とロシアのプーチン首相を挙げた。「次に会ってみたい人々」としては日本の麻生太郎・元首相など4人を挙げた。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-22351920110725
焦点:ノルウェーの悲劇、欧州が抱える移民問題の難しさ露呈
2011年 07月 25日 16:20 JST

 [オスロ 24日 ロイター] 死者93人を出したノルウェーの首都オスロでの爆発と首都郊外ウトヤ島での銃乱射事件。逮捕されたアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)は、反多文化主義「革命」に点火するための行動だったと主張しているが、専門家らは、同様の「暴力の暴発」を避けるには、移民問題に関する率直な議論は避けて通れないと指摘している。
 北欧をはじめとする欧州各国では、経済状況の悪化やイスラム過激派による攻撃への恐怖心を背景に、移民排斥の主張を通じて支持を集める政党が存在する。しかし、行き過ぎた政治的レトリックは、多くの複雑かつ根本的な問題への取り組みというよりむしろ、移民問題に対する負の世論感情に火を付けるだけだと専門家らはみている。

 移民問題についての相反するメッセージや政治的潔癖さは、国民感情をいら立たせ、強硬的なイデオロギー信奉者に付け入る隙を与えているというのが識者の見方だ。

 IHSグローバル・インサイトの欧州専門家リリト・ゲボルギャン氏は、「ノルウェーで起きた2つの攻撃が(移民問題に関する)率直な議論のきっかけにならなければ、過激派を孤立化させ、状況をますます悪化させる可能性があり、回りまわって、将来的に似たような事件が増える可能性がある」と指摘。さらに「この問題はノルウェーだけのものではない。スカンジナビアや東西欧州でも、開かれた議論がないことにイライラしている人は大勢いる」と述べた。

 英国のキャメロン首相、ドイツのメルケル首相、フランスのサルコジ大統領はともに、過去数カ月の間に口をそろえて多文化主義は失敗だったと語った。

 しかし、専門家らはこうした発言について、移民の増加やグローバル化がもたらす経済的・社会的圧力の解消にならないばかりか、多民族社会の恩恵を殺すことにもなると批判。最悪の場合、国家首脳の反多文化主義的発言により、弱い立場に置かれた移民が犠牲となり、人種間関係が悪化するリスクがあるとしている。

 シティ大学ロンドンの政治学講師サラ・シルベストリ氏は、6月8日付の論文で「われわれはシンプルに選べる簡単な答えを探している。穏健派イスラム対過激派イスラム、多文化主義と同化、といった構図のように。しかし、こうして単純化されたネーミングや分類は人々を一層分断し、敵意を呼び起こすものだ」と警告している。

2855チバQ:2011/07/27(水) 22:27:30
 北欧諸国の複数の政党は、移民問題に真正面から取り組んできた。しかし、一部政治家が使っていた扇動的なトーンは、ブレイビク容疑者の反移民や反イスラムの感情に油を注いでいたかもしれない。

 同容疑者が犯行直前にインターネットに掲載した1500ページに及ぶ文書には、オランダの極右政党の党首ヘルト・ウィルダース議員を称賛する部分がある。同議員はブレイビク容疑者の行動を非難している。 

 反移民や反イスラムを掲げる政党は、北欧では過去数年の間に一定の勢いをつけており、スウェーデンでは昨年の総選挙で反移民を旗印とする民主党が初めて議席を獲得した。

 同国の反ファシズム雑誌Expoは、政治家の発言と暴力に直接的な関係はないかもしれないが、民族問題が動機となる攻撃が増える環境を作り出していると指摘。「スウェーデン民主党のイスラムに向かう姿勢は非常に攻撃的だが、こうした方法が受け入れられつつある」と世論の右傾化に懸念を示した。

 <残忍だが必要>

 ノルウェーの保守党系紙アフテンポステンの政治担当編集者Harald Stanghelle氏は、同国で反移民を掲げる進歩党について、ブレイビク容疑者のような人物の感情に火を付けたとして非難するのはフェアではないと擁護。同容疑者もかつて進歩党の活動家だったが、急進さが足りないとして後に離党している。

 ブレイビク容疑者の弁護士によると、同容疑者は今回の一連の事件について「行動は残忍だと認識しているが、必要だったと考えている」と表明。25日に予定されている罪状認否で自身の考えを主張する意向だ。

(ロイター日本語サービス 執筆:Mohammed Abbas、翻訳:宮井伸明、編集:伊藤典子)

2856チバQ:2011/07/27(水) 22:28:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110725-00000017-mai-int
<ノルウェーテロ>困惑する移民社会 敵視に衝撃
毎日新聞 7月25日(月)10時29分配信

ソマリアからの移民の仲間と話すアブディリザクさん(右端)=オスロで、斎藤義彦撮影

 【オスロ斎藤義彦】ノルウェー連続テロ事件で逮捕されたアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)が、欧州の「イスラム化」や移民を批判していたことでノルウェーの移民社会は困惑している。他の欧州諸国より受け入れ国と移民との社会的摩擦が格段に低いノルウェーで移民が敵視されたことへの衝撃や、今後、移民への規制が逆に強まりかねないとの懸念が広がっている。

【写真特集】ノルウェーで連続テロ

 容疑者は事件直前に公表した文書で、移民による「欧州のイスラム化」を攻撃対象にするとしていた。

 これについて、オスロ北部のフルセット地区で約1000人が参加して組織する「イスラム教徒センター」のモガール所長は、「イスラム移民とノルウェー社会の統合は進んでおり、分裂、対立しているとの容疑者の認識は間違っている」と語った。98年に創立されたセンターにはこれまで苦情や批判はなく、週末のイスラム教徒の子供向けの学校設立でも管轄の地区当局は快く許可したという。

 フランスやベルギーなどイスラム教徒女性のスカーフを公の場で禁じる欧州諸国もあるが「ノルウェーではそんな議論はない」とアブドゥル事務局長は断言した。センターでは、29日にテロ犠牲者をしのぶイスラム教礼拝を行う。

 約3万人が受け入れられているアフリカ・ソマリア系社会では、「事件を機に移民規制が強まる」との不安が高まっている。

 04年に妻が難民申請を認められ、09年に自身もノルウェーに移ったアブディリザクさん(38)は「容疑者の思想は極端だが、移民を敵視する発想は保守系の政党に支持が多いのでは」との疑いがぬぐえない。妻の難民申請は約1年で認められ、09年の自身の移民申請は数カ月かかっただけ。旅行代理店で働く労働許可もすぐ下りた。生活に困った難民には生活支援や職業訓練もある。

 2年住めば地方選の選挙権が与えられるため、9月のオスロ市議選で行使できる予定だ。アブディリザクさんは「労働党中心の現政権は多くのチャンスをくれた。それを守ってほしい」と容疑者が標的にした政権与党・労働党から立候補するソマリア系候補を応援している。

 ノルウェーの移民は人口(485万人)の1割強とされる。

2857チバQ:2011/07/27(水) 22:30:23
http://www.asahi.com/international/update/0726/TKY201107260842.html
2011年7月27日2時36分飢えから逃れ、戦乱の首都へ 

 20年以上内戦が続くソマリアの首都モガディシオは頻繁に銃声が響き、廃虚同然の建物が並ぶ。だが、こんな街に助けを求めに来る人が絶えない。深刻な干ばつによる飢饉(ききん)に苦しむ同国南部の人々だ。

 モガディシオのバナディル母子病院を記者が訪ねると、2週間前に運ばれたムハンマド君(2)がいた。12キロあった体重はいま5キロ。350キロ離れた村から一緒に来たという父フセインさん(30)が嘆いた。

 「村には4年間も雨が降らない。ヤギ200頭は売ったり死んだりで、いなくなった。家族皆が飢え、この子の異状に気づくのが遅れた。10日間歩いて首都に着き、救急車に助けてもらった」

 病院によると、ムハンマド君と同様、重度の栄養失調で約250人の子どもたちが入院している。だが、薬や食糧が足りず、毎日2、3人が亡くなっているという。

 ソマリア南部は暫定政府と対立する武装勢力が実効支配し、救援物資は届かない。人々は危険を顧みず、首都や周辺国に向かわざるを得ない。国連によると住民370万人の生命が危機に直面している。

 国連機関などは、ソマリアを含む東アフリカ一帯が過去60年で最悪の干ばつに見舞われ、1200万人以上が支援を必要としていると訴えている。(モガディシオ=古谷祐伸)


http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011072600845
ソマリア首都に避難民10万人=干ばつで食料不足深刻に−国連
 【ジュネーブ時事】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は26日、アフリカ東北部の干ばつを受け、深刻な食料不足に見舞われているソマリアの各地から首都モガディシオに集まった避難民が過去2カ月間で10万人規模に達したことを明らかにした。避難民の数は毎日約1000人ずつ増えており、早急な支援が必要だとしている。
 大規模な食料不足はソマリアと周辺国で発生、国連はソマリア南部に飢饉(ききん)宣言を出した。国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、食料支援が必要な人口は同国だけで370万人に上り、ケニア、エチオピア、ジブチを含めた4カ国では約1150万人に達している。
 世界食糧計画(WFP)は同日、ソマリアに食料や水など生活物資を空輸する予定。しかし同国ではイスラム系武装勢力アッシャバーブが支援活動を妨げているといい、避難民キャンプに物資を速やかに届けることが課題となっている。(2011/07/26-20:24)

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2858チバQ:2011/07/28(木) 23:03:07
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_280935
友か敵か ギリシャの命運を握る二人
2011年 7月 28日 13:17 JST

【アテネ】先月、ギリシャの議会周辺でデモ隊と警官隊が衝突し、石が飛び催涙ガスが周辺を覆うなか、窮地に追い詰められたヨルゴス・パパンドレウ首相は密かに旧友への電話に望みを託そうとした。


野党の党首アントニス・サマラス氏(左)とギリシャのパパンドレウ首相(5月、アテネ)

 「救国政府を樹立しよう」――。社会主義者のパパンドレウ首相は、対立する保守系野党の党首でありながら親友でもあるアントニス・サマラス氏にそう呼びかけた。米マサチューセッツ州のアマースト大学でルームメイトだった40年前からの仲である。

 6月半ばに交わした秘密のやり取りを見ていくと、ギリシャ経済の救済にまったく異なる対処法を示しているこの2人が、5000億ドル(約39兆円)近い政府債務への対処を迫られているギリシャの命運を握っていることがよく分かる。

 ギリシャの成功あるいは失敗は、欧州統合60年の歴史で最大の功績である単一通貨ユーロの存続可能性にも大きな影響を及ぼす。

 今月25日には、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスがすでに投機的等級にあったギリシャの格付けをさらに3段階引き下げたことを受け、欧州債券相場が下落した。同社は、欧州の各国政府と銀行の間で先週合意された救済策はほぼ確実にギリシャのデフォルト(債務不履行)を誘引すると警告した。デフォルトは、先進経済圏にとって数十年ぶりの事態となる。同国の苦境は何カ月にもわたり欧州の金融市場を脅かしてきた。


10年国債の利回りの推移
 ムーディーズは、新たな1090億ユーロ(約12兆円)の救済策によりギリシャはデフォルトを経て再生するチャンスを得ると予想しているが、そのためには同国がさらに厳しい財政緊縮策を実施する必要があるとしている。しかしこれはアテネの政治的安定、さらにはパパンドレウ首相とサマラス氏の勝負の結末次第である。仮にパパンドレウ首相がかろうじて維持している議会の過半数を失えば、救済計画は完全に崩壊しかねない。

 6月のギリシャ分裂の回避を目指したパパンドレウ首相とサマラス氏の異例の交渉は、妥結寸前のところまでいった。

 6月15日の電話でパパンドレウ首相は、超党派で合意すれば、国際救済融資を受け続けるために必要な厳しい緊縮策の実施に向け、確固とした基盤を築くことができると訴えた。

 これに対し、サマラス氏はパパンドレウ首相の退陣を要求した。二人はほぼ合意しかけたが結局決裂した。ユーロ危機の震源地での政治不安が明らかになり、市場は再び混乱に陥った。

 本稿は、パパンドレウ首相とサマラス氏に近い協力者や長年の友人、十数人へのインタビューを基に、二人の関係を追った。サマラス氏はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のインタビューに応じたが、パパンドレウ首相は拒否した。

 パパンドレウ氏は温厚な性格だが、その考え方は若い頃に体験した米国の反体制文化の影響を受けている。同氏はかつて兄弟のニック氏に、もしギリシャの政治活動を一時休むことができたら国際的危機の現場で和平調停を行うか、ギターを背負ってヒッチハイクに出かけたいと話していた。しかし現実には、同氏は国家破綻(はたん)を避けるための増税と歳出削減を通じ、ギリシャ国民に苦難を受け入れるよう説得するという難しい任務を担っている。この要請が街頭での暴力的な抗議活動のきっかけとなった。

2859チバQ:2011/07/28(木) 23:03:28
 一方のサマラス氏は外向的な保守主義者で、国家主義的な発言を繰り返してきた。同氏は国際的な救済策はギリシャを没落させると強調し、徹底的な減税が成長を促すと訴える。欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)は、同氏の提案は「非現実的」だとの見解を示している。

 サマラス氏がこのまま主張を貫けば、今秋にも選挙が行われ、両氏が対決する可能性がある。政治的な混乱によってEUとIMFの支援を阻害し、ギリシャの緊縮策の実施が危うくなる恐れもある。

 ここ1年以上、パパンドレウ氏は欧州によるギリシャ救済計画の中心的役割を果たしてきた。この間、ギリシャは増税と歳出削減により巨額の赤字の縮小に努めてきたが、痛みは社会の奥深くまで広がっている。失業率は危機前の2倍となる16%に達し、企業活動は瀕死の状態だ。元々は組合主導で行われていたアテネ市内の抗議活動には、怒った中間層も加わるようになった。絶望的なムードが、より痛みの少ない政策を約束するサマラス氏への支持を盛り上げている。

 パパンドレウ氏とサマラス氏は正反対の気質だが親友同士である。サマラス氏のある側近は、両氏が映画館の前で偶然出くわしたときの様子について語ってくれた。2人は挨拶もせず、あたかもそれまでずっと話し込んでいたかのように会話を始めたという。

 59歳のパパンドレウ氏と60歳のサマラス氏は少年時代、ギリシャのエリート養成校として知られる私立のアテネ・カレッジに通っていた頃からの知り合いだ。

 サマラス氏は愛国的な家庭で育った。一族で最も著名な人物は曾祖母のペネロペ・デルタだろう。著名な作家だった彼女は1941年、ドイツ軍が侵攻しナチスのかぎ十字をアテネ中に掲げたその日に自ら命を絶った。

 パパンドレウ氏は米ミネソタ州で米国人の母親のもとに生まれた。華々しい政治家の家系の一員だ。同じ名を持つ祖父のヨルゴス・パパンドレウ氏は、穏健派の政治家だった。父親のアンドレアス・パパンドレウ氏は著名な経済学者から、ギリシャの貧困層を擁護する左派の扇動的指導者となった。

 1967年、パパンドレウ家の政党が勝利するとみられていた選挙を前に、その勝利を阻もうとギリシャ軍高官らによるクーデターが起き、一族はスウェーデンや北米に亡命した。

 1970年代前半、パパンドレウ氏はアマースト大学で一般教養課程の学生として、サマラス氏を含む数人のギリシャ人学生らと友好を深める。彼らに影響を与えた当時の政治的環境を特徴付けていたのは、「ヒッピー、ベトナム戦争、革命、ニクソン、ウォーターゲート事件、そしてあらゆる種類の変革を呼びかける書物」であったと、サマラス氏はWSJとのインタビューで語っている。

2860チバQ:2011/07/28(木) 23:04:18
 ギリシャ人仲間の一人で、サマラス氏のルームメイトでもあったスティーブン・マヌエリディス氏によると、サマラス氏は保守的な考えを持ち、頑なな反共主義者だったが、社交的な学生で、よく女子大の学生とのパーティーを企画していたという。

 一方、父親譲りの左派主義者だったパパンドレウ氏は、もの静かな学生で、ギターを弾きながらプロテストソングを歌っていたと当時の友人らは話している。同氏が気に入っていた一曲に、英国のロック歌手アルビン・リーがその時代の夢と混乱を歌った「チェンジ・ザ・ワールド」(世界を変えたいが、何をしていいか分からない・・・という歌詞)がある。親しい知人によると、ギリシャの野党指導者時代のパパンドレウ氏は、米アップルの携帯電話アイフォーンの着信音にこの曲を設定していたという。

 サマラス氏もパパンドレウ氏も、学生時代からすでにギリシャでの政治活動を視野に入れていた。マヌエリディス氏は、あるとき二人が大学の寮で「我らは共にギリシャを支配する」と声高に叫んでいたのを覚えている。当時ギリシャが軍事政権下にあったことを考えれば、その宣言は「本気とも冗談ともつかない」ものだったと同氏は振り返る。

 ギリシャに民主主義が戻ると、二人は議会入りした。パパンドレウ氏は、精力的な父親のアンドレアス氏の陰に隠れていた。1996年に亡くなるまでギリシャ政界に君臨したアンドレアス氏は、ギリシャの福祉制度を大幅に拡充し、農村部の貧困者に初めて公的サービスをもたらした。

 ギリシャは、より平等になる一方、より借金漬けになった。アンドレアス氏が創設した政党、全ギリシャ社会主義運動(PASOK)が政権を握り、保守派の新民主主義党が最大のライバルとなった。両党とも、票を集めるために金のかかるバラマキ政策――公務員数の大幅増など――を行うことで政治基盤を築いた。これが財政の時限爆弾を形成していった。

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ギリシャ経済の概況 左:失業率 中央:GDPの前期比成長率 右:青=財政赤字、赤=債務総額のGDP比率

 1990年代初頭、若き外相サマラス氏は、隣国に強硬姿勢を示すことで国家主義者としての名声を打ち立てた。独立したばかりのマケドニア旧ユーゴスラビア共和国が「マケドニア」を国名に採用しようとしたことに対し、この名称はギリシャと歴史的に深いかかわりのある名称だとして激しく抗議したのだ。これを受け、ギリシャではサマラス氏の主張を支持する大規模な抗議活動が起こった。

 「彼は対立を辞さないタイプだ。欧州はこのことを覚えている」。長年の知人で、アテネで新聞を発行するジョージ・キルトソス氏はこう話す。

 外相の職を解かれたサマラス氏は、造反を主導して自党の政権を転覆させ、以後10年間にわたり政界で居場所を失った。「11年間、自宅の壁を見つめて過ごした」と同氏は振り返る。

 パパンドレウ氏も外相を経験したが、近隣諸国とは異なる関係を築いた。1999年に就任すると、大敵トルコとの和解を模索。手始めとして、同年に発生したトルコ大地震で生き埋めになった人々を助け出すため救助隊を派遣した。理想主義的なスピーチでトルコ人の共感を誘い、同国外相と一緒に映画『その男ゾルバ』のようなダンスを踊ったこともある。

 とはいえ、パパンドレウ氏とサマラス氏は相変わらず親しい間柄だった。2004年、PASOK党首のパパンドレウ氏は自由市場主義者を自党に引き入れようと、仲介者を通じてサマラス氏に入党を持ちかけた。サマラス氏は社会主義者になることはできないと断った。

 パパンドレウ氏は2009年の選挙で近代化政策を訴え、政権の座に就く。それまで与党だった新民主主義党は汚職スキャンダルにまみれており、パパンドレウ氏はその失態を引き継がねばならなかった。また2009年の財政赤字額は、前政権が公表していた額よりはるかに多く国内総生産(GDP)比15.5%であることが判明した。

2861チバQ:2011/07/28(木) 23:04:46
 2010年春、ギリシャは国際支援を求めた。パパンドレウ政権は年金支給額と公務員給与を削減し、増税を実施した。労働組合はストライキを行い、無政府主義者は火炎瓶を投げた。

 このとき野党党首になっていたサマラス氏は、歳出削減は支持したものの、増税は経済に打撃を与えるとして減税を要求した。さらに同氏は、トルコ支配下の時代から続く政権不信も相まって脱税が浸透しているギリシャ社会では、増税は逆効果だと主張した。同氏は、企業に一律15%を課税する案を提唱し、そうすれば「人々の考えが変わるはずだ。脱税はやはり名誉なことではないからだ」と論じる。

 現政権の戦略が壁に突き当たった今春、サマラス氏のシンプルな主張が、ギリシャの海外債権者にとって悩みの種となり始めた。緊縮策により不況は悪化し、赤字削減も十分に進んでいなかった。

 EUはギリシャにさらなる予算削減を要請。EUとIMFの支援に頼り切りのパパンドレウ氏はこれに合意した。街頭の抗議活動は過激化し、同氏の政党PASOKは内乱寸前の状態に陥った。

 サマラス氏本人、および両氏に近い複数のアドバイザーによると、パパンドレウ首相は6月15日午後、サマラス氏に電話をし、連立政権の樹立を持ちかけた。首相は閣僚に事前に相談せず、新古典派的な趣のある優雅なオフィスから一人で電話をかけたという。

 サマラス氏は親友に首相退陣を要求した。「君を傷つけたくはないが、こんな政権の首相でいるべきではない」と語りかけ、首相はすでに市場と国民の信頼を失っていると告げた。

 「私が問題だと君が本当に思うのなら辞めてもいい」と、パパンドレウ氏は答えた。そして、後継者がギリシャの改革政策を実行できるのであれば「政権にしがみつくつもりはない」と言った。

 サマラス氏は考える時間をくれと頼み、その後パパンドレウ氏に改めて電話をした。二人は無党派の首相を指名し、その首相が予算削減を進める一方で、より緩やかな救済条件を求めてEUおよびIMFと交渉するという案で合意した。さらにその後、選挙を実施することで合意に至った。

 パパンドレウ氏は、自党メンバーに相談する時間が欲しいと言った。

 ところがPASOKは大混乱に陥っていた。テレビ局が両氏のやり取りをニュースで伝え、情報源はサマラス氏の党内の幹部であると報じたのだ。

 金融相場は動揺し、国民は、政府に対する信頼を失った。恐れをなした首相のアドバイザーらは、計画を破棄するよう首相に求めた。

 パパンドレウ氏は、親友か、あるいは彼に近い何者かが電話の内容をリークし、首相を弱く見せることで党利を得ようとしたのだと考え、腹を立てた。その夜、同氏はサマラス氏に電話をし、計画をすべて撤回すると告げた。

 パパンドレウ氏は「リークは残念だ」と述べ、自党内で反発を受けたことを説明した。

 サマラス氏は「これほど国家の重大事にかかわる決定を、ゴシップを理由に摘み取ってしまうつもりか」と問い返した。

 サマラス氏は欧州の指導者たちから、緊縮策を支持し、減税を諦めるよう強く求められている。だが同氏はあくまで自説を曲げず、他の欧州の指導者は間違っていると主張する。さらに、パパンドレウ氏が危機の早期段階で自分を無視したと不満を漏らす。

 「彼は問題がさほど大きくならないうちにわれわれに相談するべきだった。今になって声をかけてきても」と、同氏は時宜を失した誘いだったと遺憾の意を表した。

2862チバQ:2011/07/28(木) 23:06:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110728/erp11072808280001-n1.htm
「全員落選」の選択肢復活を ロシア下院選で73%が希望 国民の強い不信感反映
2011.7.28 08:27
 ロシアの中立系世論調査機関レバダ・センターが27日発表した調査結果によると、12月の同国下院選をめぐり、かつて投票用紙にあった「全候補者の当選に反対」の選択肢の復活に回答者の73%が賛成した。インタファクス通信が伝えた。

 ロシアでは、下院議席の約7割をプーチン首相率いる「統一ロシア」が占め、政権を奪取しうる有力野党がなく、新党登録が当局に却下されることも。調査結果は、こうした政治状況に対する国民の強い不信感の表れといえそうだ。

 調査では、53%が「選挙は見せ掛け」であり、議会の議席数は「政権が決める」と回答。54%が、選挙では候補者に対する中傷や有権者への圧力、投票数のごまかしなど「汚い手段」が使われるだろうと答えた。「全候補者の当選に反対」制度はソ連崩壊後に導入されたが、プーチン氏が大統領だった2006年に廃止された。(共同)

2863チバQ:2011/07/28(木) 23:08:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110728/asi11072807190005-n1.htm
美人すぎる33歳外相 和平の女神となるか
2011.7.28 07:17

26日、ニューデリーの空港に到着したパキスタンのカル外相(AP)
 【ニューデリー=田北真樹子】27日にニューデリーで行われた印パ外相会談で、46歳年上のインドのクリシュナ外相(79)との会談に臨んだパキスタンの新女性外相カル氏(33)に注目が集まっている。パキスタン外交は実質、軍が掌握している状況だが、カル氏はパキスタン外交を国際社会にアピールするには十分な容姿と経歴を備えており、対外的には潜在性の高さをにじませている。

 初の女性外相に就任したカル氏は、パキスタン最大の東部パンジャブ州ムザファルガー地区出身で、同地区の州知事、州首相などを輩出してきた有力政治家の一員。ラホール経営大学を卒業後、米国の大学院でホテル経営学を学んだが、2003年の総選挙で当選したのをきっかけに政界入りした。

 政権のカル氏登用の狙いははっきりしない。だが、パキスタンが男性優位社会で、女性の権利が守られないとの国際社会のイメージを変える狙いがあるとみられている。

 カル氏の外相就任について、国内の反応はさまざまだ。「外交を仕切る軍が了承したのだろうが、所詮、意思決定は軍にあり、彼女は“お飾り”だ」(外交専門家)との声が上がる一方、好意的な意見も少なくない。

 大使経験者のザファル・ヒラリ氏は、「パキスタンの外交は、1958年の軍事政権樹立以降変わっていない。カル氏の外相就任を契機に進化させるべき」と擁護している。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110720/asi11072000380000-n1.htm
パキスタンで初の女性外相
2011.7.20 00:35
 パキスタンで19日、空席となっていた外相ポストに、女性のカル外務担当相(34)が昇格し就任した。パキスタン外務省によると、同国初の女性外相で、外相としても過去最年少。

 ギラニ首相は2月に実施した内閣改造の際、クレシ外相を留任させず、以後外相ポストが空席となっていた。

 カル新外相は23日にインドネシアで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議に出席するほか、今月末にはインドのクリシュナ外相と会談する予定。(共同)

2864チバQ:2011/07/28(木) 23:13:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110728/erp11072821010008-n1.htm
どう克服…「開かれた国」と「異質な移民」
2011.7.28 21:00 (1/2ページ)
 【オスロ=佐藤貴生】ノルウェーの連続テロは29日、発生から1週間を迎える。極右思想に傾倒したアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)の凶行は欧州に広がる反移民、反イスラムの潮流が、「多文化社会」を尊重するノルウェーにも無縁でないことを示した。高齢化が進む同国では労働力確保のために移民が必要という見方もある。政府は、テロに屈しないため「開かれた国」という基本政策を死守する構えだ。

 「多文化主義をやめないと、西欧におけるイスラムの植民地化を止めることはできない」。ブレイビク容疑者は犯行直前、自らの考えを「マニフェスト(宣言)」としてインターネット上に掲載し、自国の移民受け入れ政策とイスラム系移民への憎悪を示していた。印刷すると1500ページにも上る膨大な量だ。

 反移民を唱える現最大野党、進歩党の青年部に1999年に加入、早くから極右思想に共鳴。多民族国家で育った者が自国政府に刃を向けた例として、米オクラホマシティーの連邦ビル爆破テロ(95年)との類似点を指摘する声もある。

 「ノルウェーではかつての家父長的な風習が男女平等に取って代わり、キリスト教主体の文化がイスラム系など移民の流入で多文化へと変容した。『平等』や『多文化』を外来の価値として敵視したのだろう」

 オスロ大のラービック・ユプスコース研究員(27)(右派思想史)はこう分析し、同容疑者の思想を古来からの民族的文化の維持を訴える「ネイティビズム」(先住民保護主義)と位置づけた。

 同容疑者は、「英国防衛同盟」(EDL)など欧州各地の極右組織とインターネット上で連帯していた可能性が出ている。EDLのフェイスブック上の登録ファンは約7千人。同研究員は、「極右の活動はネット上にとどまっており、現実世界で活動が活発化しているわけではない」としながらも、表現の自由との関係からネット上の発言を規制するのは難しい、とみる。

 一方で、マドリードの列車爆破テロ(04年)やロンドンの同時多発テロ(05年)、パリの大規模暴動(同)などを背景に、反イスラム感情が欧州で拡大を続け、フランスやオーストリア、スウェーデンなどの極右政党の伸長も、移民排斥機運の広がりを示している。

 ただ、ノルウェーの場合、移民受け入れ政策を転換する可能性は低いようにみえる。豊かになった国民は低賃金の単純労働には就かない上、2050年には5人に1人が67歳以上の高齢者になるとの予測もある。手厚い福祉を維持するため、労働力を外部から迎え続ける必要がある。

 移民の受け入れは60年代に始まり、2世も含めると総人口の1割を超えた。最近はポーランドからの熟練労働者が多くを占める。

 イスラム系移民は人口の2%を占めるに過ぎないが、オスロ大のヒラム・エリクセン教授(49)(社会人類学)は、「ノルウェーで教育を受けた移民2世の大半は社会に同化しており、摩擦は主にソマリア、イラク、アフガニスタンなどイスラム教国の難民との間で起きている」と指摘する。ノルウェー人の知人がいなかったり、教育レベルが低かったりして、閉ざされた社会を形成する傾向があるという。

 先月下旬の世論調査によると、「移民に対して国境を閉ざすべきだ」と回答した人は54%に上り、05年の調査から8%増えた。移民のノルウェー語試験を求める人も8割に上っている。

 連続テロは、「異質な移民」の社会統合がノルウェーの喫緊の課題となったことをも示した形だ。

2865チバQ:2011/07/28(木) 23:14:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110728-00000012-cnn-int
英政府が反カダフィ派をリビアの正統政府として承認
CNN.co.jp 7月28日(木)11時12分配信

ロンドン(CNN) ヘイグ英外相は27日、英政府がリビアの反体制派の代表組織「国民評議会」を同国の正統な政府として承認すると発表した。

ヘイグ外相はまた、凍結されているリビア政府の資産を国民評議会に引き渡す方策を検討中であると明らかにした。英外務省はこれに先立ち、英国に駐在するすべてのリビア外交官を追放した。米国はすでに2週間前に国民評議会をリビアの「正統な統治機関」として承認している。

これを受けて、カダフィ政権のカイム外務次官は「無責任で違法」かつ、国際外交史上「前例がない」措置だと英政府を批判した。

ヘイグ外相は、1988年にスコットランド上空で起きた米パンナム機爆破事件で有罪判決を受けたリビアの元工作員がリビアのテレビに登場したことを強く非難。元工作員は服役中だった2009年に、病気で死期が近いことを理由に釈放されたが、ヘイグ外相は、この際の医学的判断は「全く無意味」だったと指摘した。

元工作員は26日にトリポリで開かれたカダフィ支持の集会に出席。車いすに乗り衰弱した様子で「陰謀の犠牲になった人物」として紹介されたという。

2866チバQ:2011/07/28(木) 23:53:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110728-00000126-mai-int
<ノルウェーテロ>極右対策見直し必至 「個人」把握強化へ
毎日新聞 7月28日(木)23時43分配信

 【ベルリン篠田航一】ノルウェー連続テロ事件は29日で発生から1週間を迎える。発生時に一部で報じられたイスラム過激派による犯行ではなく、容疑者として逮捕されたのは逆にイスラム教徒や移民を憎悪する「極右」青年だった。欧州では事件後、今回のアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)のような極右のテロを阻止できなかった背景として、近年はイスラム原理主義者に警戒対象を限定しすぎたためとの指摘が出ており、治安当局は今後、極右対策の練り直しを迫られそうだ。

 地元紙によると、ノルウェー警察は2010年の年次報告書で「今後数年の脅威はイスラム原理主義者。極右は深刻な脅威にならない」と分析。「最近の極右は活動が鈍く、強力な指導者もいない」と指摘していた。

 北欧の極右問題に詳しいスウェーデンの雑誌「エキスポ」のダニエル・プール編集長は毎日新聞に「ネオナチは確かに沈静化傾向だが、反イスラムを掲げる極右はここ10年で西欧に増えている」と指摘した。

 英ノッティンガム大のグッドウィン講師もAFP通信に「欧州は国際テロ組織アルカイダの警戒に集中し、極右対策が抜け落ちていた」と話す。

 これまでの調べでは、容疑者はオスロの爆弾テロとウトヤ島の銃乱射の二つのテロを単独で実行し、爆弾も一人で製造していた可能性が高い。組織に属さず、特定の指導者も持たない人物が政府施設や与党を攻撃した事態を受け、各国は今後、極右思想を持つ「個人」の把握・監視を強めるとみられる。

2867チバQ:2011/07/29(金) 21:27:44
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110729/erp11072909510002-n1.htm
次の露大統領はどっち? ポスター合戦勃発
2011.7.29 09:47 (1/2ページ)


旧ソ連国家保安委員会(KGB)のスパイだったプーチン氏を人気スパイ映画「007」シリーズ第?作「カジノ・ロワイヤル」のジェームズ・ボンドに擬したポスター(ロイター)

「プーチン氏は出馬の意思固めた」


 来年3月のロシア大統領選が迫る中、政権内で双頭体制を組むウラジーミル・プーチン首相(58)とドミトリー・メドベージェフ大統領(45)の間にすきま風が吹いている。出馬に意欲的で、ここ数カ月、プーチン氏に対する挑戦的言動をみせるメドベージェフ氏に対して、プーチン氏は直弟子の強すぎる「自立心」はあくまで認めない方針。メドベージェフ氏の“巣立ち”を阻むため、近くプーチン氏が出馬表明するとの情報もあり、2人の周辺がきな臭くなってきた。

 ロシアの「独立新聞」は7月28日、1面トップで「大統領選めぐり双頭体制内にあつれきか」と報じた。また、ロイター通信は7月27日、複数のロシア政界筋の話として、プーチン氏はメドベージェフ氏への不信感から、大統領選出馬の意思を近く固める見通しと報じた。

 プーチン氏は2000〜08年の2期にわたって大統領を務めた後、憲法が連続3選を禁止しているため、同郷で子飼いのメドベージェフ氏を後任とした。次期大統領には、与党「統一ロシア」の候補者が当選するのは間違いなく、プーチン氏とメドベージェフ氏のうちどちらが与党候補として出るかは「2人で話し合って決める」(プーチン氏)としている。

 だが、政府高官の一人は「プーチン氏自身はすでに出馬の意思を固めている。双頭体制でも最高指導者として決定を下してきたのはプーチン氏の方だった」とロイター通信に話している。


「メドベージェフ出馬」促す側近


 一方、メドベージェフ氏の有力顧問2人は27日、露経済紙ベドモスチに寄稿し、大統領選に出馬することを早く表明するようメドベージェフ氏に公然と促すとともに、プーチン氏が大統領職に復帰すれば「国家的災厄」をもたらすと訴えた。

 プーチン氏とは「思想的同盟者」だと公言してきたメドベージェフ氏だが、最近の言動は明らかにプーチン氏を競争相手として意識している。3月にプーチン氏が多国籍軍によるリビア空爆を「まるで十字軍を見るようで容認できない」と批判すると、メドベージェフ氏は「私の考えは(プーチン)首相とは異なる」と言明。ミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領(80)が「統一ロシアは旧ソ連共産党のできの悪いコピーだ。プーチン首相の大統領復帰など論外」とメディアで語ると、メドベージェフ氏はその直後にゴルバチョフ氏をクレムリンに招き、最高位の国家勲章を授与し、周囲を驚かせた。5月にはメドベージェフ氏は内外の記者を集めて長時間会見を行ない、「『従来の継続』(プーチン氏の大統領復帰を婉曲的に表現)ではロシアの近代化は進まない。新たな発展段階に入っている」と語り、続投への強い思いをにじませた。

 ともに出たい2人。結末やいかに。

 (SANKEI EXPRESS)

2868チバQ:2011/07/29(金) 21:45:08
http://www.asahi.com/international/update/0729/TKY201107290154.html
ペルー大統領就任式 フジモリ派からヤジ、演説中断も就任式の後、リマ市内をパレードするペルーのオジャンタ・ウマラ新大統領=リマ、平山写す


 ペルーの国会で28日、左派で民族主義者のオジャンタ・ウマラ大統領の就任式が行われた。ウマラ氏は、「経済成長は保ちつつ、その恩恵を受けてこなかった貧しい人々の暮らしをよくしたい」などと約束した。任期は5年。

 ウマラ氏は、最低賃金を段階的に現状から25%引き上げて月額750ソル(約2万1千円)とすることや、これまで受給資格のなかった貧しい65歳以上の高齢者への年金支給などを約束。一方、鉱山開発会社などに増税し「富の再分配」をするとしている。

 式典でウマラ氏は、フジモリ政権下で廃止された、国家による経済統制色が強い1979年制定の憲法について、「その精神を尊重する」などと発言。最大野党のフジモリ派の国会議員らから「辞任しろ」とヤジが飛ぶ中、与党議員からは激励のシュプレヒコールが起こり、ウマラ氏の演説が中断される場面もあった。(リマ=平山亜理)

2869チバQ:2011/07/29(金) 21:47:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110729-00000387-reu-int
リビア反体制派の軍司令官が暗殺される、内部対立か
ロイター 7月29日(金)15時10分配信

 7月28日、リビア反体制派「国民評議会」のアブドルジャリル議長は、アブドルファタハ・ユニス参謀長(写真)が護衛2人とともに暗殺されたと発表。4月撮影(2011年 ロイター/Esam al-Fetori)

 [ベンガジ(リビア) 28日 ロイター] リビア反体制派「国民評議会」のアブドルジャリル議長は28日、アブドルファタハ・ユニス参謀長が護衛2人とともに暗殺されたと発表した。

 アブドルジャリル議長が反体制派の拠点である東部ベンガジで記者団に語ったところによると、ユニス参謀長は軍事問題を調査する委員会に召喚され出席する予定だった。

 同参謀長は今年2月に反体制派に加わるまではカダフィ政権で閣僚を務めるなどカダフィ大佐の側近であったことから、反体制派軍部内で一部の指導者らと対立していた。

 アブドルジャリル議長によると、犯行を行った武装グループのリーダーは逮捕された。また、同議長は殺害場所は明らかにせず、遺体も確認していないという。

 ロイターの記者によると、アブドルジャリル議長の会見後、会見場のホテル敷地内で複数の武装した男が空中に発砲するという騒ぎも起きた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110729-00000031-mai-int
<リビア>反体制派司令官が殺される
毎日新聞 7月29日(金)11時21分配信

 【カイロ和田浩明】リビア反体制派は28日、反体制派軍部隊を指揮するオベイディ軍最高司令官が東部ベンガジに向かう途中、武装グループに襲撃され、護衛2人とともに殺されたと発表した。殺害の背景に、反体制派の他の軍事指導者との対立があるという情報もあり、内戦状態がこう着しているリビアの先行きは一層不透明さを増している。

 反体制派の統治機構、国民評議会のアブドルジャリル議長によると、オベイディ氏はベンガジでの委員会に呼び出されて出席する途中だった。襲撃グループのリーダーは拘束されたという。ただ、現場は明らかにせず、オベイディ氏の遺体も確保されていないなど、状況に不審な点がある。

 オベイディ氏はカダフィ政権の公安相だったが2月に離脱、反体制派の軍事作戦を指揮してきた。しかし、カダフィ氏の長年の側近だったことから、政府側との関係継続を疑う声があった。仮に、軍事部門内部での内紛が背景でオベイディ氏が殺害されたのであれば、民間人保護を名目に政府軍の空爆を続ける北大西洋条約機構(NATO)にとっても大きな不安材料になり、足並みの乱れにつながる可能性もある。

 ロイター通信によると、殺害の発表後、記者会見場のホテル敷地で複数の武装した男が空中に発砲する一幕もあったという。反体制派は27日、西部を中心に政府軍に対する攻勢を開始したと発表したばかりだった。

2870チバQ:2011/07/29(金) 21:47:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110729-00000522-san-int
リビア反体制派の軍司令官を殺害 大佐の仕業?反体制派内の路線闘争?
産経新聞 7月29日(金)9時57分配信

 【カイロ=大内清】リビアの反体制派組織「国民評議会」のアブドルジャリル議長は28日、記者会見し、反体制派の軍司令官アブドルファッターフ・ユーニス・オベイディ氏が同日、武装集団の銃撃を受け側近2人とともに死亡したと発表した。オベイディ氏は同国最高指導者カダフィ大佐の政権で公安相を務めていたものの、2月に離反し反体制派に合流した人物。大佐側による暗殺の可能性があるほか、反体制派内の路線闘争の結果との見方も出ている。

 AP通信などによるとオベイディ氏はこの日、同氏の親族がなおカダフィ氏に近い立場にいることなどについて国民評議会の査問を受けるため、前線司令部から反体制派の本拠地である北東部ベンガジへ呼び戻される途中だった。査問の理由について同評議会のアブドルジャリル議長は「軍事的な事柄に関して」と説明するにとどめている。

 同評議会は武装集団のリーダーを拘束したとしているが、詳しい殺害状況や背後関係は分かっていない。

 また、ベンガジではこの日、アブドルジャリル議長の会見直後に、会場のホテル前で武装した男らが地面や空に向けて銃を乱射する騒ぎがあった。オベイディ氏殺害との関連は不明。

 オベイディ氏はカダフィ氏が同国の実権を握った1969年のクーデター当時からカダフィ氏の「腹心」として知られた。しかし、反体制派の蜂起が拡大した今年2月に政権から離反し、その後、反体制派の軍司令官の座に就いていた。

 同評議会では、カダフィ政権で司法相だったアブドルジャリル議長らとともに、交渉によってカダフィ氏の権力放棄を模索するグループに属し、あくまでも武力での同氏排除を目指すグループと対立関係にあったとされる。反体制派内には、長くカダフィ政権の中枢にいたオベイディ氏が部隊を率いることへの反感があったとの指摘もある。

 ただ、オベイディ氏は政権離反前後にカダフィ氏側の襲撃を受けた経緯があり、今回も同氏による暗殺である可能性は排除できない。

 反体制派は首都トリポリ攻略に向けて攻勢を強めているものの、兵器の質や兵士の練度の低さなどから決め手を欠いており、オベイディ氏の死によって部隊の指揮系統がいっそう混乱する可能性もある。

2871チバQ:2011/07/29(金) 21:48:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110729-00000086-mai-int
<ソマリア>干ばつ、政情不安で飢餓深刻
毎日新聞 7月29日(金)20時24分配信

 【ヨハネスブルク高尾具成】過去60年間で最悪といわれる東アフリカのソマリアの食料危機を巡り、国際社会の支援が難航している。政情不安と干ばつの「二重苦」に見舞われ、国連によると、毎日、子供1万人当たり6人が餓死している深刻な状況だ。まとまった雨は11月まで期待できないといい、対策が急がれている。

 ソマリアは反政府武装闘争の激化で91年に中央政府が崩壊し、事実上の内戦に突入した。

 今も暫定政府による統治が続く一方で、国際テロ組織アルカイダ系とされるイスラム過激派組織アルシャバブが中・南部地域を実効支配しており、国内は混とんとしている。

 欧米から「テロ組織」に指定されるアルシャバブは、情報機関の潜入などを警戒して09年以降、外国の支援団体の活動を禁止した。これを受け、世界食糧計画(WFP)は10年初めに、アルシャバブ支配地域から撤退した。アルシャバブは今、飢餓状態にある事実さえ認めていない。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、首都モガディシオには過去2カ月間で、各地から食料や水を求めて10万人の避難民が流入した。

 この事態にWFPは今月27日、食料の緊急空輸を開始。栄養失調の子供3500人の1カ月分に相当する約10トンの栄養強化食品が、ようやく供給された。また、こうした支援活動を強化するため、暫定政府軍とアフリカ連合(AU)の平和維持活動部隊は28日、モガディシオにあるアルシャバブの拠点を攻撃。英BBCによると、アルシャバブ支配地域の一部を制圧した。WFPは今後、1カ月当たり100トンを目標に供給を続けるという。

 食料危機は、アフリカ北東部一帯に広がっており、国連は「1000万人が餓死しかねない」と警告している。

 ソマリアからは連日、隣国のエチオピアやケニアに難民が押し寄せており、事態の打開には、ソマリアに支援の足場を築くことが急務となっている。

 しかし、今月末ごろにはイスラム教の断食月(ラマダン)が始まり、宗教心が高揚することから、アルシャバブが反転攻勢に出る可能性も指摘されており、切迫した状態が続きそうだ。

2872チバQ:2011/07/29(金) 21:49:14
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2816903/7564596
飢饉のソマリア、首都で政府軍と反政府勢力が交戦
2011年07月29日 12:29 発信地:モガディシオ/ソマリア

【7月29日 AFP】飢饉(ききん)に陥っているソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)で28日、緊急援助物資の供給ルートを確保しようとする暫定政府とアフリカ連合ソマリア・ミッション(African Union Mission to Somalia、AMISOM)の合同部隊と、イスラム過激派組織アッシャバーブ(Al Shebab)との間で戦闘が起きた。5時間にわたる戦闘で武装勢力10人と暫定政府軍兵士2人が死亡したほか、合同部隊の兵士2人と民間人27人が負傷した。

 ソマリアを含む「アフリカの角」と呼ばれるアフリカ大陸北東部は記録的な大干ばつに見舞われ、1200万人あまりが飢餓の危機にさらされている。ソマリアでは、干ばつと絶え間ない紛争により、全人口1000万人のおよそ半数が支援を必要としている状況だ。

 国連(UN)は今月、ソマリア南部に21世紀初の飢饉の発生を宣言。首都モガディシオでも数千人の子どもたちが飢えに苦しんでおり、国連世界食糧計画(World Food Programme、WFP)が27日に緊急食糧支援を行ったばかり。(c)AFP/Mustafa Haji Abdinur

2873チバQ:2011/07/29(金) 21:49:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110728/mds11072808310001-n1.htm
WFP、ソマリア首都に食料空輸 避難民10万人殺到
2011.7.28 08:28

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27日、ソマリア・モガディシオ南方にある国内避難民のキャンプにいた子ども(ロイター)
 世界食糧計画(WFP)は27日、干魃(かんばつ)や内戦の影響で深刻な食料危機が起きているソマリアの首都モガディシオに食料の空輸を開始した。モガディシオには過去2カ月で国内各地から食べ物や水を求めて10万人の避難民が殺到、国連は早急な支援拡大の必要性を訴えている。

 WFPが空輸したのは栄養失調の子供に対する栄養強化食品など。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、モガディシオには7月以降、各地から1日平均千人の避難民が押し寄せている。

 モガディシオを含むソマリア中南部の大半を実効支配下に置くイスラム過激派組織アッシャバーブは、WFPを含む外国援助団体の国内での活動を禁止しているが、WFPは今後も空輸を行う予定という。

 国連は今月20日、ソマリア南部の一部地域が飢饉(ききん)に見舞われていると宣言、370万人に食料支援が必要としている。(共同)

2874チバQ:2011/07/29(金) 21:58:09
>>2863
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110729-00000088-mai-int
<パキスタン>ファッションで話題…女性外相が外交デビュー
毎日新聞 7月29日(金)20時26分配信


会談前にインドのクリシュナ外相(左)と握手するパキスタンのカル外相=ニューデリーで2011年7月27日、AP

 【ニューデリー杉尾直哉】パキスタン初の女性外相、ヒナ・ラバニ・カル氏(34)は28日、3日間のインド訪問を終えた。外交デビューで印パ関係改善という難題に取り組んだが、連日の美しい着こなしぶりのほうが専ら、話題になった。

 インド国民に圧倒的な印象を与えたのが、日本円で350万円とされるエルメスの高級バッグ「バーキン」。インディアン・エクスプレス紙は「(インドに)来て、見て、バーキンを見せびらかして、(インドを)支配した」と報じた。古代ローマのカエサル将軍の戦勝報告「来た、見た、勝った」をパロディー化したものだ。

 19日に就任したカル氏は26日のインド到着時はあでやかな青いショール、翌日の外相会談では薄手の白いショール姿だった。28日、北西部のイスラム教聖廟(せいびょう)を訪れた際には、カル氏を一目見ようと住民が殺到した。カル氏は「話題になるのはよいこと」と述べた。

 富裕層出身で高級飲食店を経営し、2児の母でもあるカル氏について、専門家たちは「パキスタン外交を牛耳る軍への影響力はない」と冷ややかだ。だが、国際テロリストのウサマ・ビンラディン容疑者(5月に米軍が殺害)が潜伏していたパキスタンのイメージは変えそうだ。

2875チバQ:2011/07/30(土) 15:26:19
>>2161>>2805>>2869-2870
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110730/mds11073011500001-n1.htm
軍司令官射殺…反体制派内部の犯行か カダフィ政権は「アルカーイダ説」
2011.7.30 11:49
 リビアのカダフィ政権と攻防を続ける反体制派「国民評議会」のオベイディ軍最高司令官らが28日に射殺された事件で、反体制派の軍高官はAP通信に対し、反体制派内部の犯行だとする目撃情報を明らかにした。APが29日に伝えた。

 一方、フランス公共ラジオによると、カダフィ政権のムーサ・イブラヒム報道官は同日、犯行は「(国際テロ組織)アルカーイダのメッセージだ」と述べ、アルカーイダが関わっていると主張した。

 軍高官によると、カダフィ政権との関係が疑われていたオベイディ氏が尋問のため連行された軍施設を離れた際、同行していた反体制派の民兵部隊「2月17日殉教者旅団」の民兵2人が「裏切り者」と叫び発砲したという。同旅団指導部にはイスラム系武装組織の出身者が含まれているとされる。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110730/amr11073013410008-n1.htm
「リビア反体制派は団結を」米国務省副報道官
2011.7.30 13:38

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29日、リビア西部ナルートにある反体制派の検問所で警戒にあたる反政府武装勢力の兵士(ロイター)
 米国務省のトナー副報道官は29日の定例記者会見で、リビア反体制派「国民評議会」のオベイディ軍最高司令官が射殺されたことに関し、最高指導者カダフィ大佐を退陣させて民主化を進めるため「反体制派が団結を維持することが大事だ」と述べた。

 同評議会は政権の離反者や民主化勢力により結成され、内部対立があるとされる。トナー氏は、射殺の事実関係について米側当局者が同評議会の幹部らとやりとりしながら情報を収集していると述べたが、背後関係には言及しなかった。(共同)

2876チバQ:2011/07/30(土) 15:26:55
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011073002000043.html?ref=rank
ペルー 新政権、多難な船出
2011年7月30日 朝刊

 【ニューヨーク=青柳知敏】南米ペルーのオジャンタ・ウマラ新大統領(49)は二十八日の就任演説で「経済成長と社会統合」の両立を宣言し、国民に貧困撲滅を誓ったが、最大野党のフジモリ派の対決姿勢は強く、政権運営は難航しそうだ。

 ウマラ氏は年率9%台の高成長の恩恵を国民に分け与え、生活格差の是正に乗り出す決意を表明する一方、国家の経済統制を強化した一九七九年の旧憲法を「実に素晴らしい発想だ」と持ち上げた。

 ウマラ氏の与党「ガナ(勝利する)ペルー」は国会の過半数に届かず、安定した政権運営には党派間協力が欠かせない。大統領選決選投票直後に70%を超えたウマラ氏の支持率は、実弟の天然ガス裏取引疑惑で約30%に急落。左傾化への懸念も再燃している。

 フジモリ元大統領(73)=人権侵害事件などで服役中=の長女ケイコ氏(36)の「フエルサ(勢力)2011」は議会内第二勢力を占めており、五年後の大統領選での雪辱をにらみ攻撃をするのは確実。政権安定化を急ぐウマラ氏が、フジモリ氏の恩赦を政治利用する可能性も否定できない。

2877チバQ:2011/07/30(土) 15:39:37
>>1073
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110729-00000124-san-bus_all
ロシアで事実上、清涼飲料水だったビールをアルコール規制へ
産経新聞 7月29日(金)7時55分配信


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ロシア西部カリーニングラードの大型量販店にずらりと並ぶ各種のビール (国営ロシア通信)(写真:産経新聞)

【クレムリン経済学】

 ■法改正の陰にウオツカ・ロビー

 “アルコール天国”のロシアでこのほど、ビールをアルコール飲料(酒)と認定し、その販売や飲用場所を制限する法改正が成立した。ロシアでは事実上、ビールが清涼飲料水とみなされてきたが、政権の節酒政策がロシアを代表するウオツカなどにとどまらず、ついにビールにも及び始めた形だ。ソ連崩壊後に急伸したロシアのビール市場は転機を迎えつつある。

 ◆禁酒場所を拡大

 ロシアでは従来、アルコール度数が15%以上の飲み物が法的に「酒」とされてきた。メドべージェフ大統領が20日に署名した法改正は酒に分類する飲み物のアルコール度数を0・5%まで引き下げ、度数が平均5%程度のビールも含める内容だ。

 2013年1月の改正法施行後は、飲食店を除いて午後11時から午前8時までビールの販売が禁じられ、キオスク(売店)や露店では全面的にビールを売れなくなる。飲酒が禁じられる場所もアパートの中庭や共用玄関、森、公園、砂浜などに拡大された。

 ソ連時代のビールはひどくまずいことで知られたが、1991年のソ連崩壊後は外国メーカーも参入してビール市場が百花繚乱(りょうらん)の様相を呈した。ビールの消費量は95年の年間1人あたり15リットルから2007年の同81リットルまで5・5倍に拡大。ただ、その後は08年の世界同時不況や10年1月にビール税が3倍に引き上げられたことのあおりで市場が縮小に転じた経緯がある。

 ビール業界世界4位のカールスバーグ(デンマーク)傘下にある露最大手バルチカは10年、ビール税引き上げを受けて前年比で17%の減益。今回の法改正はビール業界をさらに締め付けるものといえ、ロシアを“草刈り場”とみてきた国際的大手メーカーの間で懸念を呼んでいる。

 メドべージェフ政権が09年に明らかにしたところでは、ロシアでは国民1人あたりの年間飲酒量が純アルコール換算で18リットル(ウオツカ50本相当)と世界最多。世界保健機関(WHO)が「危険」とする基準の2倍を超えている。アルコール依存症の国民は300万人にのぼり、ロシア人の死因の少なくとも4分の1は飲酒関連とされる。

 人口の急減に悩む政府は酒税の引き上げや販売・広告規制によって10〜20年でアルコール消費量を半減させる方針。ロシアの代名詞であるウオツカについては昨年1月、最低販売価格が0・5リットルあたり89ルーブル(約249円)とそれまでの2倍に改定されている。

 ◆果たして効果は

 政権がビールも標的にし始めた背後では、ビールにシェアを奪われてきたウオツカ事業者による強力なロビー活動も指摘されている。アルコール消費の約3割を占め、若年層の「アルコール依存への入り口」となっているビールの規制こそ強化すべきだというのがウオツカ・ロビーの主張だ。

 大手ウオツカ・メーカー「ロススピルトプロム」出身のズワゲリスキー下院議員は、安価なペットボトルによるビール販売なども規制すべきだと訴えてきた。

 他方、ビール業界は全く正反対に「ビールを敵に回すことはアルコール依存からの脱却を阻害するだけだ」(エクスペルト誌)と反発する。国民をアルコール度数の高い酒からビールに移行させることこそが得策だというのだ。実際、ビール税が引き上げられた昨年はビール生産量が前年比で5%落ち込んだのと引き換えにウオツカが8%伸びており、ビールの規制が全般的な節酒につながるのかは現時点で不明だ。

 ロシアでは帝政時代以来、時の権力が節酒令を出しては、なし崩しになってきた歴史がある。ソ連末期の1985年には当時のゴルバチョフ政権が厳しいアルコール制限を打ち出したものの、国民の猛反発を招いた上に密造酒による死者が急増する結果を招いた。この国での「酒との戦い」が容易でないことだけは間違いない。(遠藤良介)

2878チバQ:2011/07/30(土) 16:34:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110730/mds11073012580002-n1.htm
日本大使館が業務再開へ コートジボワール
2011.7.30 12:56

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 コートジボワール・アビジャンで、軍の式典に出席するソロ首相=12日(ロイター=共同)
 西アフリカ・コートジボワールが昨年11月の大統領選の結果をめぐって内戦状態に陥った影響で、今年4月中旬に一時閉鎖された在コートジボワール日本大使館が8月1日に最大都市アビジャンで業務を再開することが決まった。日本外務省が29日、明らかにした。

 同大使館では、岡村善文大使の公邸が4月6日、選挙後も大統領職に居座ったバグボ氏派の部隊に襲撃された。大使館職員はパリに退避し、在フランス大使館に臨時事務所を設置、邦人保護などの業務を行ってきた。

 大統領選で国際社会は元首相のワタラ氏を当選者と認めたが、バグボ氏側が抵抗し戦闘に発展、同氏は4月に拘束された。ワタラ大統領が5月に正式就任した後、治安は安定しつつあり、外務省は再開が可能と判断した。コートジボワールの在留邦人は現在約20人。(共同)

2879チバQ:2011/07/30(土) 16:39:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110730/mds11073001450000-n1.htm
トルコ軍参謀総長が辞任 陸海空トップも 詳しい理由は明らかにされず
2011.7.30 01:44
 トルコの民放CNNトルコは29日、トルコ軍のコシャネル参謀総長が辞任したと伝えた。陸海空軍それぞれのトップも辞任したという。辞任の詳しい理由は明らかになっていない。

 トルコでは6月の国会選挙でエルドアン首相率いる与党、公正発展党(AKP)が勝利、エルドアン政権が3期目に入ったばかり。

 トルコ軍は国是である政教分離の守護者を自任してきたが、エルドアン政権は軍の権限を制限する憲法改正などに取り組んできた。(共同)

2881チバQ:2011/07/31(日) 11:35:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110730-00000054-mai-int
<エジプト>保守系イスラム台頭…若者団体が警戒
毎日新聞 7月30日(土)19時50分配信

 【カイロ和田浩明】世俗的傾向が強いエジプトで、ムバラク前政権下では行動を規制されてきた、サラフィ主義者と呼ばれる保守的なイスラム原理主義勢力の活動が目立ってきた。29日に首都カイロのタハリール広場で数万人が参加した軍政への抗議集会で、サラフィ主義者らが「エジプトのイスラム化」を呼びかけた。前政権を崩壊させた民主化蜂起を主導した若者団体は「集会を乗っ取った」と反発、警戒感を強めている。

 集会はイスラム金曜礼拝に合わせて実施。イスラム原理主義者たちの典型的な外観である、豊かなあごひげをたくわえた、コーラン(イスラム聖典)を持った男性が目立った。

 29日の集会は、世俗系若者団体やサラフィ主義者などの各組織が団結し、エジプトを暫定統治する軍最高評議会に共通の要求を示すため計画。軍事法廷での民間人裁判の中止や軍政の権限制限、ムバラク前大統領の訴追手続きの加速などだ。

 しかし、会場では「エジプトのイスラム化に賛成」とのスローガンを掲げた。サラフィ団体のホッサム・ボカリ氏は「精神的な表現に過ぎない」と語ったが、世俗的若者団体「4月6日運動」のムハンマド・イブラヒム氏は「事前合意を無視した」と批判。タハリール広場では7月上旬から世俗系政治グループが軍政に改革要求を行っていたが、サラフィ主義者とは距離を置いている。サラフィ主義者が集会に多数参加した背景には、新憲法制定に影響を及ぼしたい思惑があると見られる。

 サラフィ主義者のアブドルメナム・アシャハト氏(41)は、現憲法(停止中)第2条が法律の根拠として定めるシャリア(イスラム法)について、「これを基本にすればエジプトの諸問題は解決できる」と主張した。

 ただ、前政権の弾圧下で政治経験を積み上げた最大野党「ムスリム同胞団」には、「イスラム化」を前面に出せば一部国民の反発を招くことを熟知する現実派もおり、サラフィ主義者との全面的連携には慎重だ。

 サラフィ主義の伸長で宗教教育の強化や女性差別などを懸念する世俗派の間には「イスラム原理主義者は敵だ」との考えもある。

 ◇サラフィ◇

 アラビア語で祖先を意味する「サラフ」に由来し、預言者ムハンマドらが説いた初期イスラム教の原則への回帰を志向する思想。近代では西洋列強による植民地化に思想的に対抗する根拠の一つとしてイスラム圏に広がった。エジプトではムスリム同胞団の穏健派イスラム原理主義より保守的傾向が強く、世俗主義と対決的とされる。

2882チバQ:2011/07/31(日) 20:25:11
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2817222/7576812?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
ノルウェー銃乱射、親の通報を警察が信じず「事実なら子どもに電話させろ」
2011年07月31日 16:52 発信地:オスロ/ノルウェー

【7月31日 AFP】ノルウェー・ウトヤ(Utoeya)島のサマーキャンプで22日に起きた銃乱射事件で、娘からの連絡を受けて通報した父親に対し、警察が「子どもに自分で電話をかけるように言ってくれ」と言い放ったことを地元紙Fremoverが前週、報じた。

 娘からの緊急連絡を受けたGeir Johnsenさんは、急いで警察に通報した。だが警察は彼の通報を信じようとしなかったという。

「ウトヤ島の娘から聞いた話を伝えたが、まるで信じてもらえなかった。『もしそれが事実なら、子どもたちが自分で警察に通報する必要がある』と言われた。信じてくれと訴えたが、だめだった」

 この「もどかしい」やりとりが2〜3分続いたところで、「たしか私は『なんて役立たずなんだ、このくそばばあ』みたいなことを言った。そしたら彼女は『くそばばあと呼ぶな』と言い返してきた」と、Johnsenさんは語った。

 銃乱射の1時間半前に発生した首都オスロ(Oslo)中心部での自動車爆弾の爆発で、ノルウェー警察はオスロに全ての注目を向けていた。その間、アンネシュ・ベーリング・ブレイビク(Anders Behring Breivik)容疑者は何の妨げもなくウトヤ島に上陸することができた。

 ノルウェー警察は、通報から1時間後にようやく現地に到着したことを認めており、特に、手元にヘリコプターがなかったことが原因の1つだったと述べている。

 ウトヤ島で娘の1人が死亡、もう1人が負傷したFreddy Lieさんは、AFPの取材に、警察にウトヤ島の事件を通報した際、警察から「全ての事件はオスロで起きているんだ」と主張されたと語った。(c)AFP

2883チバQ:2011/08/01(月) 20:49:32
http://mainichi.jp/select/world/news/20110801k0000e030010000c.html
シリア:弾圧に国際社会で非難強まる 死者142人に

シリア中部ハマ 【カイロ和田浩明】シリア人の人権団体によると、シリアのアサド政権による31日の反政府デモ弾圧の死者数は少なくとも142人に増えた。3月に民主化要求デモが始まって以来、1日あたりの弾圧被害としては最悪の規模で、反体制派は抗議のゼネストを呼びかけた。アサド政権の「国民に対する全面戦争」(在シリア米大使館)との見方も出始め、国際社会は非難を強めている。

 在英シリア人団体「シリア人権観測所」などによると、アサド政権はシリア中部ハマ、東部デリゾールを含む少なくとも6都市で弾圧を強行した。100人の死者を出したハマでは、82年に弾圧で推定1万人が死亡した「ハマの虐殺」の再現を懸念する声も出ている。ハマ弾圧への国民の怒りは強く、反体制団体「地域調整委員会」によると、国内各地で抗議デモが発生した。

 シリアの国営通信社は、ハマで「武装テロリストグループ」が軍部隊や警察を攻撃したと報じ、弾圧を正当化した。アサド大統領は31日、軍雑誌に掲載された演説で「シリアの分断を図る陰謀がある」と述べた。反政府デモを指した発言とみられる。

 アサド大統領の「陰謀」発言について、在シリア米大使館の報道官は中東の衛星放送アルジャジーラで「架空の話であり、誰も信じはしない」と述べ、7月上旬にフォード米大使が訪問したハマを「平和的な抗議活動のモデル」と位置づけた。

 アサド政権が31日に大規模弾圧を仕掛けた背景について民主化勢力からは、1日に始まるイスラム教の断食月「ラマダン」で住民の宗教心が高揚するのを前に、デモの抑え込みを図ったとの見方が出ている。

 AFP通信によると、国連安保理非常任理事国のドイツは31日、アサド政権による反政府デモ弾圧への対応を協議する安保理緊急会合の開催を要請した。欧米諸国はアサド政権非難の声明を取りまとめたい考えだが、欧米によるリビア空爆に反発するロシア、中国などは同調に消極的だ。会合は1日にも開かれる可能性があるという。

毎日新聞 2011年8月1日 10時59分(最終更新 8月1日 14時36分)

2884チバQ:2011/08/02(火) 21:35:11
http://www.asahi.com/international/update/0802/TKY201108010631.html
2011年8月2日0時38分
麻薬抗争のメキシコで記者殺害相次ぐ 避難・出社拒否
 麻薬抗争が激化するメキシコで、記者が殺される事件が相次いでいる。いずれも麻薬組織が関与しているとみられ、事件が集中する南東部ベラクルス州では、記者らが次々と避難。ユネスコは7月29日、事件を非難し、真相究明を求める声明を出した。

 ユネスコによると、今年に入ってメキシコで殺された5人の記者のうち4人はベラクルス州での事件によるもの。その1人は同州の地元紙ノティベルの警察担当の女性記者、ジョランダ・オルダス・デラクルスさん。取材に出て行方不明となった数日後の7月26日、首を切断された遺体で見つかった。6月には同紙の事件・政治担当のコラムニストやその息子の事件担当の写真記者も殺害された。

 ジャーナリスト保護委員会(CPJ、ニューヨーク)によると、デラクルスさん殺害事件後、同紙や他紙の記者らが出社しなくなったり避難したりする例が相次いでいる。メキシコの記者殺害数は年々増え、昨年以降15人。警察や軍の情報を漏らすよう麻薬組織から脅され、事件に巻き込まれる例も目立つという。(ロサンゼルス=藤えりか)

http://www.asahi.com/international/update/0730/TKY201107300131.html?ref=reca
2011年7月30日10時54分

メキシコ殺害死2割増2.4万人 麻薬抗争激化 10年
 麻薬組織間の抗争が激化しているメキシコで、2010年の殺人による死者数が前年比23%増の2万4374人に上る見通しになった。多くが抗争に巻き込まれた犠牲者とみられる。

 メキシコの国家統計地理院が28日、暫定値として発表した。07年比だと約2.7倍。人口10万人ごとに22人が殺された計算になる。

 最悪を記録したのは北部チワワ州の4747人。治安悪化が著しい同州のシウダフアレスでは、10年1月と10月に銃乱射が起き、児童ら多数が犠牲になった。警官も多数殺害され、なり手が減っている。

2885チバQ:2011/08/02(火) 21:57:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110802-00000007-cnn-int
飢饉のソマリアをイスラム武装組織が攻撃 首都で戦闘
CNN.co.jp 8月2日(火)9時51分配信

モガディシオ(CNN) アフリカ連合(AU)によると、飢饉(ききん)が深刻化するアフリカ東部のソマリアで、イスラム武装組織、アルシャバブが1日、イスラム教のラマダン(断食月)入りに合わせた攻撃を開始した。イスラム諸国では1日からラマダン入りしている。

AU当局者によれば、ソマリアの首都モガディシオ北東部で激しい戦闘があり、AUの拠点付近にも迫撃砲や銃撃の音が響いた。ソマリア軍の制服を着た2人組が自爆を図ったものの、AU部隊が起爆直前に阻止したという。銃撃戦でAU側の兵士2人が死亡した。

AU軍の報道官は「ソマリアは飢饉に襲われているというのに、過激派は命を救うどころか奪うことに集中している」と非難した。アルシャバブはモガディシオ市内に戦闘員を集結させ、さらに攻撃の構えをみせているという。

AUによると、アルシャバブはAU軍が2007年に同国へ派遣されてから毎年、ラマダンに合わせて攻撃を仕掛けてきた。AUは先週、人道機関による食料や物資の輸送を助けるため、アルシャバブに対する掃討作戦を実施していた。

国連によると、アルシャバブが実効支配する同国南部では1991年以来の飢饉が起きている。栄養失調に陥った住民の割合は50%に迫り、世界最悪の水準。アモス人道問題担当事務次長が1日語ったところによると、同日の時点でモガディシオ市内での人道物資配布に影響は出ていない。国連は飢饉の広がりを阻止するための支援費として24億ドルの資金調達を目指しているものの、これまでに集まった額は10億ドルにとどまっているという。

2886チバQ:2011/08/02(火) 21:58:15
http://www.cnn.co.jp/world/30003163.html
世界の「破綻国家」ランク、ソマリアが首位 4年連続
2011.06.23 Thu posted at: 16:38 JST
(CNN) 世界177カ国を対象にした「破綻(はたん)国家」の指数調査で、アフリカ東部のソマリアが4年連続で首位だったことが非営利機関(NPO)の「Fund for Peace」がまとめた報告書で23日までに分かった。

米誌「Foreign Policy」が21日に掲載したもので、2位から4位まではチャド、スーダン、コンゴ民主共和国(旧ザイール)とアフリカ諸国が並び、5位はカリブ海のハイチだった。昨年1月に大地震に見舞われたハイチは2010年の同様調査では11位だった。

ソマリアでは政府とイスラム反政府武装勢力との戦闘が今なお続き、沿岸部での海賊行為も頻発しているが、有効な対応策が打ち出せない無政府状態にある。ハイチについて同NPOの責任者は、国内情勢が早急に好転するとは思えないとの悲観的な見方を表明。過去の破綻国家調査で同国が上位15カ国から外れたことがないことから、今後もこの状態が続くと予想した。

米国の軍事作戦が進められているアフガニスタンは7位、イラクは9位だった。

一方、破綻度の少ない国家の順位ではスカンジナビア諸国が上位を占め、首位はフィンランド、ノルウェーが2位、スウェーデンが3位だった。米国は158位だった。

破綻国家のランキング報告書は、社会、経済、政治的な課題を基準にした計12指標に基づき作成。同NPOは、リストの上位にある国家は必ずしも破綻国家を意味するものではないとしながらも、政治、経済や社会各分野で大きな問題を抱えていると指摘、「不幸なことに多くの国ではわずかの改善しかない」と述べた。

2887チバQ:2011/08/04(木) 23:59:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110804-00000354-reu-int
ソマリア南部で飢饉拡大、干ばつ・紛争・支援不足の3重苦
ロイター 8月4日(木)14時19分配信

 8月3日、国連食糧農業機関は、深刻な干ばつが続いているソマリア南部で、飢饉(ききん)が新たに3地域に拡大したと発表。写真は栄養失調で首都モガディシオの病院に運ばれた子供(2011年 ロイター/Feisal Omar)

 [モガディシオ 3日 ロイター] 国連食糧農業機関(FAO)は3日、深刻な干ばつが続いているソマリア南部で、飢饉(ききん)が新たに3地域に拡大したと発表した。国連は先月、南部バクールとシェベリ川下流地域で飢饉が発生したと宣言したばかり。

 FAOの声明によると、新たに飢饉とされたのは、シェベリ川中流の2地区、首都モガディシオの難民キャンプとアフグーィ回廊地帯。飢饉は年内に南部一帯に拡大する恐れがあるとしている。

 同国では2日前にラマダン(断食月)入りした後、アフリカ連合の平和維持活動(PKO)部隊や治安部隊らと、反政府勢力との間で武力衝突が発生。自爆攻撃も急増しており、約40万人が避難生活を送るモガディシオ難民キャンプへの緊急物資搬送が困難になっている。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のスポークスマンは、ナイロビでロイターに対し、「この数日で約10カ所の難民キャンプで何が必要とされているか調査する予定だったが、武力衝突が始まり、一切の活動が制限されている」と語った。

 過去数十年間で最悪の干ばつ、紛争、食糧支援の不足により、ソマリア南部では約360万人が餓死の危険にさらされている。

2888チバQ:2011/08/05(金) 00:08:26
http://www.asahi.com/international/update/0804/TKY201108040709.html
インド与党ガンジー総裁、手術のため渡米 代行に長男
 インド与党・国民会議派は4日、ソニア・ガンジー総裁(64)が手術を受けるため、渡米したと発表した。帰国までに2〜3週間かかるという。病名は明らかにしていない。

 ガンジー総裁は故ラジブ・ガンジー元首相の妻でイタリア出身。2004年の総選挙で、8年ぶりの政権奪回へ国民会議派を導いた。自らの首相就任は固辞したものの、現在までインド政界の最高実力者と目されている。

 同総裁は、不在中の党務代行者に長男のラフル・ガンジー総務幹事ら4人を指名した。「権力世襲への布石ではないか」(野党・インド人民党幹部)との見方が出ている。(ニューデリー=武石英史郎)

2889チバQ:2011/08/05(金) 00:20:47
http://www.asahi.com/politics/update/0804/TKY201108040836.html
ハイチ首相人事案を2度目の否決 組閣遅れ復興に影響も
 昨年大地震が襲ったハイチで、弁護士のグース元司法相を首相に充てるマーテリー大統領の人事案が2日、上院に否決された。首相人事案の否決は今年6月下旬に続き2回目で、組閣のさらなる遅れが地震の復興にも影響しそうだ。

 AP通信などが報じた。グース氏は、亡命したアリスティド元大統領の支持派への迫害や投獄を主導した経歴がある。実業家のルジエ氏を首相に指名した最初の人事案が否決されたのを受けて提案されたが、人選には国際社会からも批判の声が上がっていた。(ロサンゼルス=藤えりか)

2890チバQ:2011/08/05(金) 00:22:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110804/erp11080423330007-n1.htm
仏当局、ラガルドIMF専務理事の捜査開始
2011.8.4 23:30
[ フランスの閣僚の犯罪を扱う共和国法院は4日、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事が仏経済・財政・雇用相時代に仏実業家と旧国営銀行との係争事件で職権を乱用したとされる疑惑について、捜査の開始が妥当との判断を示した。これを受け、仏検察当局は同氏に対し、文書偽造と公的資産横領の共犯の疑いで捜査すると発表した。

 同氏の弁護士は、「IMFの仕事とは別物」と述べ、事態がすぐには同氏の辞任問題に発展することはないとの見通しを強調した。こうした事件の裁判では、結審までに通常、数年かかるとされる。(パリ 山口昌子)

2891チバQ:2011/08/05(金) 00:39:41
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110803-OYT1T00373.htm
高さ千m超!サウジ富豪王子が世界一タワー計画




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サウジアラビアで計画されている高層タワーの模型と、計画を発表するワリード・ビン・タラール王子ら=ロイター 【カイロ=田尾茂樹】世界的富豪として知られるサウジアラビアのワリード・ビン・タラール王子は2日、同国西部ジッダに高さ1000メートルを超える高層タワーを建設する計画を発表した。

 完成すれば、アラブ首長国連邦ドバイの超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」(828メートル)を抜いて世界一の高さとなる。ロイター通信などが伝えた。

 王子が代表を務める投資会社がサウジ最大手の建設会社と、建設費46億サウジ・リヤル(約950億円)で契約を結んだ。ホテルや住居、オフィスなどが入る予定。完成まで5年かかるというが、着工時期やタワーの最終的な高さは公表していない。

(2011年8月3日18時04分 読売新聞)

2892チバQ:2011/08/05(金) 23:42:01
>>1855
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110805/erp11080508150000-n1.htm
軍の要人輸送部隊を解散 ポーランド 政府専用機墜落事故で
2011.8.5 08:14

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4日、ワルシャワの国防省で会見したポーランドのトゥスク首相(右)=ロイター
 ポーランドのトゥスク首相は4日、同国のカチンスキ大統領(当時)らを乗せた政府専用機が昨年4月にロシアで墜落した事故をめぐり、同機が所属した空軍の政府要人輸送部隊を解散すると述べた。複数の軍将校も解任された。地元メディアが伝えた。

 政府専用機は視界不良の空港に着陸を強行しており、ポーランドの事故調査委員会は7月末、パイロットの経験が不十分だったなどとする最終報告書を政府に提出した。

 同国のコモロフスキ大統領は4日、上下両院選を10月9日に行うと発表した。死亡したカチンスキ氏の双子の兄で、最大野党「法と正義」党首のヤロスワフ・カチンスキ氏は政府の事故に関する責任を追及する構えで、責任の所在が選挙戦の争点に浮上しそうだ。(共同)

2893チバQ:2011/08/05(金) 23:43:58
>>2719
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110805/erp11080523180005-n1.htm
ウクライナの「美しすぎる首相」拘束
2011.8.5 23:16

25日、キエフの地区裁判所で開かれた予審に出席するティモシェンコ前首相(ロイター)
 【モスクワ=遠藤良介】インタファクス通信などによると、ウクライナの首都キエフの地区裁判所は5日、職権乱用罪で訴追されていた親欧米派のティモシェンコ前首相の拘束を認め、前首相は公判中に拘束された。

 同国では昨年2月の大統領選で親ロシア派のヤヌコビッチ現大統領がティモシェンコ氏を僅差で破り当選。前首相側は訴追について「政治的意図によるものだ」と反発していた。

 訴追内容によると、ティモシェンコ氏は親欧米派のユシチェンコ政権の首相だった2009年1月、債務問題からウクライナ向け天然ガス供給を停止したロシアと、不当に高い価格でガス供給再開に合意したとの罪に問われている。地区裁はティモシェンコ氏が審理を妨害しているとの理由で検察の拘束要求を認めた。

2894チバQ:2011/08/05(金) 23:48:29
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-22557320110805
情報BOX:ガイトナー財務長官が辞任した場合の後任候補
2011年 08月 5日 12:03 JST
 [4日 ロイター] 複数の政府高官によると、オバマ米大統領はガイトナー財務長官に対して現職に留まるよう求めた。以下は、アナリストによるガイトナー財務長官が辞任した場合の後任候補 
 ◎マイケル・ブルームバーグ氏

 ニューヨーク市長。通信社ブルームバーグの創業者で、富豪。

 昨年8月にオバマ大統領とゴルフのラウンドをし、ガイトナー氏の後任として財務長官に就任するのではとの憶測が飛び交ったことがある。当時はブルームバーグ氏もホワイトハウスもうわさを一蹴した。

 財務長官に就任すれば、オバマ政権と財界の関係修復を進められる可能性もある。

 ガイトナー氏と同様、もともと共和党員だったが離党して無所属となった。 

 ◎ジェイミー・ダイモン氏

 米銀大手JPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)の会長兼最高経営責任者(CEO)。
 2007─09年の金融危機のさなか経営難に陥った米証券大手ベアー・スターンズへの支援を決断し、銀行界のヒーローと称賛された。

 金融規制改革法(ドッド・フランク法)に基づく新たな規制をめぐっては、オバマ政権に対し歯に衣着せぬ厳しい発言を繰り返している。

 それでもオバマ大統領は、ダイモン氏率いるJPモルガンの経営がうまくいっているとして、同氏の経営手腕を高く評価している。

 ◎ゲーリー・ゲンスラー氏

 米商品先物取引委員会(CFTC)委員長。米金融大手ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)元幹部。

 ただし、店頭デリバティブ(金融派生商品)取引規制に関しては厳しい姿勢で臨み、自身が決して「ウォール街の友人」ではないことを広く印象づけた。

 同氏は30歳でゴールドマンのパートナーに就任。1997─2001年には、ガイトナー氏とともに財務省高官を務めた。 

 ◎アースキン・ボウルズ氏
 オバマ大統領により、財政赤字削減策を協議する超党派委員会の共同議長に抜てきされた。クリントン政権では首席補佐官を務めた。

 モルガン・スタンレー(MS.N: 株価, 企業情報, レポート)(ニューヨーク)でビジネス上のキャリアをスタートさせた後、自ら投資銀行を興した。

 1993年、クリントン氏により中小企業局(SBA)のトップに任命される。96年に大統領首席補佐官となり、97年には共和党議員らと協力して均衡予算法成立に尽力し、約30年ぶりの財政赤字解消に寄与した。

 その後ノースカロライナ大学の学長も務めた。 

 ◎ロジャー・アルトマン氏

 ブティック型投資銀行エバーコア・パートナーズ(ニューヨーク)の創業者兼会長。

 1977─81年にはカーター政権で財務次官補、1993─94年にはクリントン政権で財務副長官を務めた。

 オバマ政権は、同氏をサマーズ国家経済会議(NEC)委員長の後任とすることを検討していたが、後任委員長には結局ガイトナー氏のアドバイザーの1人だったジーン・スパーリング氏を選んだ 
 ◎ジェフリー・イメルト氏

 米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)(GE.N: 株価, 企業情報, レポート)CEO。

 オバマ大統領の指名により、雇用と競争力に関する経済諮問機関の議長を務めた。生粋の共和党員であるイメルト氏の起用は、財界との関係修復を図るホワイトハウスの取り組みの一環とみられている。

 同評議会は6月、経済界への官僚主義的対応を改め、融資促進やエネルギー効率向上のための投資、外国人観光客の誘致などを含む控えめな内容の提言をとりまとめた。

 GEの金融部門GEキャピタルは信用危機の中、最大1390億ドルの債務について政府の保証を求めた経緯もある。 

 ◎ジョン・コーザイン氏

 ゴールドマン・サックスの元CEO、元上院議員、元ニュージャージー州知事。現在MFグローバルのCEO。

 金融危機時にゴールドマンは政府支援を受けたが、金融危機の種をまいた金融機関の元CEOとして批判された。財務長官に指名された場合は、再度批判が高まる可能性がある。
◎ウィリアム・デーリー氏

 オバマ大統領の首席補佐官。就任前はJPモルガン幹部で、クリントン政権下で商務長官も務めた。有名なデーリー元シカゴ市長の子息。SBCコミュニケーションズの元社長。

 政府管理下に置かれた米連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)の取締役を4年間務めたことがあり、これが指名された場合に問題視される可能性がある。

2895チバQ:2011/08/06(土) 08:37:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110806/erp11080601110000-n1.htm
IMFトップの職権乱用疑惑 広がる波紋 世界経済にも痛手
2011.8.6 01:10 (1/2ページ)
 【ワシントン=柿内公輔】5日で就任1カ月を迎えた国際通貨基金(IMF)のトップ、ラガルド専務理事のフランス財務相時代の職権乱用疑惑が新展開をみせ、IMFに衝撃が走っている。捜査の進展次第ではラガルド氏の職務に支障をきたす可能性があり、課題が山積するIMFにも痛手となりかねない。

 ■混乱する本部

 「とにかく声明を出さないと」。仏当局による捜査開始決定が伝わった4日、ワシントンのIMF本部は情報収集に追われた。ラガルド氏本人が今週から夏休みでフランスに一時帰国していることも、混乱に拍車をかけた。

 公表された理事会の声明は、「専務理事が職責を果たせると確信する」と強調。市場やIMF職員の動揺を抑えたい思いがにじむが、一方で、「理事会は選出前から(疑惑を)協議していた」とし、ラガルド氏をトップにいただくリスクを当の理事会が懸念していたことをうかがわせた。

 IMFは、前専務理事のストロスカーン被告が性的暴行容疑で訴追され5月に辞任。後任のラガルド氏は7月26日のニューヨークでの講演で、「IMFはガバナンス(組織の統治)で信頼されなければならない」と指摘していた。IMF関係者は「潔白を信じているが、タイミングが悪すぎる」と頭を抱える。

■世界経済への影響も

 IMFは目下、喫緊の課題である欧州の債務危機への対応に注力している。ユーロ圏首脳会議は先月、ギリシャに対する第2次支援策で合意。IMFもユーロ圏とともに公的支援を行うが、ラガルド氏は欧州各国との太いパイプを生かし、陣頭指揮をとっている。

 ラガルド氏の弁護士もIMF同様、「職務に影響しない」としているが、捜査への対応に追われる懸念は残る。仮に訴追され刑事裁判になれば、ストロスカーン被告と同様、法廷に立たされる可能性もある。

 ラガルド氏の就任にあたっては、欧州出身者がトップに就くIMFの慣習に対し、新興国などから批判が相次いだ。そのため副専務理事に中国出身者を初めて起用するなど組織運営の見直しに乗り出しており、緒に就いたばかりのIMF改革にも影響が出かねない。

     ◇

【ラガルド氏の職権乱用疑惑】 2007年、仏実業家ベルナール・タピ氏が旧国営クレディ・リヨネ銀行を相手取り、株式投資の損失の賠償を求めた訴訟に、当時仏財務相のラガルド氏が介入したとされる問題。仏メディアなどによると、ラガルド氏はタピ氏に有利な形で調停を進めたとされ、野党が職権乱用疑惑でラガルド氏を告発。閣僚在任中の犯罪を扱う仏共和国法院が4日、「捜査開始が妥当」との判断を示した。

2896チバQ:2011/08/06(土) 08:42:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110804-00000069-mai-int
<イラン石油相>革命防衛隊幹部が就任 米欧と対決姿勢
毎日新聞 8月4日(木)19時31分配信

 【テヘラン鵜塚健】イラン国会は3日、アフマディネジャド大統領が指名した革命防衛隊のガセミ准将を石油相として承認した。ガセミ氏は、核兵器開発に関与している疑いがあるとして米国や欧州連合(EU)が資産凍結など経済制裁の対象としている人物で、米欧諸国との対決姿勢をより明確にした形だ。

 イランの外貨収入の約8割は石油収入が占め、石油相の影響力は大きい。イランは現在、石油輸出国機構(OPEC)の議長国でもあり、ガセミ氏は産油国のリーダーとしても影響力を持つことになる。

 ガセミ氏は、防衛隊所有の大手建設企業「ハタム・アル・アンビヤ」の責任者も務めている。ハタム社も核開発との関連が懸念され、制裁対象になっている。

 人事を巡っては、アフマディネジャド大統領が今年5月、ミルカゼミ氏を石油相から解任し、大統領自身が代行すると宣言。しかし、護憲評議会が「大統領による代行は違法」としたため、大統領に近い人物が暫定的に代行を務めていた。

 革命防衛隊は、正規軍とは別組織で規模は約12万人。主に国境警備や対外工作を担うが、米欧諸国は核兵器開発にも深く関与しているとみている。近年は軍事部門だけでなく、石油関連や建設を中心に企業を幅広く所有し、経済分野でも影響力を拡大している。

2897チバQ:2011/08/06(土) 14:34:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110806/erp11080612430001-n1.htm
プーチン派には負けないわ! 自称“メドベージェフ・ガールズ”も支持訴え
2011.8.6 12:33

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自称メドベージェフ・ガールズがビキニ姿で支持を訴え(ロイター)
 来年3月に大統領選を控えるロシアの首都モスクワで4日、自称メドベージェフ・ガールズがビキニ姿で大統領の支持を訴えた。

 大統領選をめぐっては、プーチン首相を支持する若い女性たちがプーチン親衛隊を結成。タンクトップからブラジャーをちらりと見せて支持を訴える運動を始めている。

 対抗するメドベージェフ・ガールズはこの日、「ビールか私を選んで」と書かれたTシャツを着て、大統領が推進する路上でのビール飲酒禁止をPRした(いずれもロイター)。

 さて、軍配はどちらに−。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110720/erp11072014440007-n1.htm
一肌脱いで…ロシアの美女「プーチン軍」結成
2011.7.20 14:38

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政府ビルの前で歌うプーチン首相支持派のメンバーら=14日、モスクワ(AP)
 来年3月の大統領選を前に、プーチン首相のファンを自称するロシアの美女らが色気を振りまき、大統領への復帰を訴える「プーチン軍」を結成した。

 美女らの1人は公開したビデオで、プーチン氏をほめあげた上で、白いタンクトップを胸元から引き下げ、ブラジャーをちらりと見せて、他の女性にも一肌脱ぐよう呼び掛けている。

 “宣伝工作”の主導者は不明。昨年10月には、モスクワ大の女子学生らが「首相へのプレゼント」として下着姿のカレンダーを作製していた。(AP)

2898チバQ:2011/08/07(日) 00:54:06
http://www.cnn.co.jp/world/30003606.html
ウクライナ前首相の逮捕命令、ガス輸入に絡む公判妨害
2011.08.06 Sat posted at: 14:33 JST
モスクワ(CNN) ウクライナの首都キエフの地区裁判所は5日、ロシアからのガス輸入契約に絡み職権乱用の罪で起訴されていたチモシェンコ前首相が、公判で証人尋問を妨害したなどとして逮捕を命じた。同国のUNIAN通信が報じた。

検察当局が今回の逮捕を要求していた。検察は今年4月、前首相が在任していた2009年1月、権限がないにもかかわらずロシアの国営ガス企業ガスプロムとの間で不当に高い価格で天然ガス輸入、輸送契約を結び、国家に巨額の損失を与えたとして起訴していた。

起訴は現政権が求めていたもので、この罪で有罪が確定した場合、複数年の禁錮判決を受ける可能性がある。ロシア外務省はこのガス輸入契約について合法的なものとの立場を示している。

起訴を受け、旅行禁止などの制限措置を受けた前首相は一貫して無罪を主張、裁判は「茶番であり、裁判官はヤヌコビッチ大統領の手先である」と反論していた。裁判所の逮捕命令を受け、キエフでは5日、前首相支持者の数十人が抗議活動を行った。

同国では昨年2月、大統領選が実施され、チモシェンコ前首相は小差でヤヌコビッチ氏に敗れていた。前首相は大統領の最大の政敵となっている。前首相は2004年、大規模な民衆デモを通じて親欧米政権を誕生させた「オレンジ革命」の立役者の1人。現在は野党「祖国」を率いている。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110806/erp11080622390002-n1.htm
EUが懸念表明 ウクライナ前首相逮捕で
2011.8.6 22:38

25日、キエフの地区裁判所で開かれた予審に出席するティモシェンコ前首相(ロイター)
 インタファクス通信によると、欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表は5日、ウクライナのティモシェンコ前首相がロシアとの天然ガス取引をめぐる職権乱用罪に問われた公判で審理を妨害したとして逮捕された問題に関し「強い懸念」を表明した。

 上級代表は声明で、「EUはウクライナに、公正で独立した司法制度の必要性を常に強調してきた」と指摘した。

 前首相が移送された拘置所に近いキエフの中心部では5日夜、前首相の支持者ら数百人がテントを張り、前首相の即時釈放を求める座り込みを開始した。

 ティモシェンコ氏は首相だった2009年、ガス価格引き上げを求めるロシアの提案を受諾。10年に政敵のヤヌコビッチ大統領が就任した後、ガス価格引き上げで国益を損なったとして刑事捜査が開始された。(共同)

2899チバQ:2011/08/07(日) 00:55:19
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;rel=j7&amp;k=2011080600323
イスラム過激派が首都撤退=暫定政府は解放宣言−ソマリア
 【ロンドン時事】ソマリアからの報道によると、暫定政府と激戦を繰り広げてきたイスラム過激派組織アッシャバーブは6日、首都モガディシオから撤退した。暫定政府のアハメド大統領は同日、首都からのアッシャバーブ駆逐を受けた「解放宣言」を行い、次はソマリア全土の掌握を目指すと誓った。
 暫定政府を支えるアフリカ連合ソマリア平和維持部隊(AMISOM)によると、同部隊などが5日夜から激しい攻撃を行った結果、アッシャバーブ側が総崩れになった。暫定政府報道官はロイター通信に対し、ソマリアにとって「輝かしい日」だと述べた。
 これに対し、アッシャバーブのスポークスマンは、組織が運営する地元ラジオを通じ「モガディシオは放棄するが、他の町はまだ掌握している」と強調。住民に対し「市民を見捨てない。戦術を変更しただけで、市民を守り、戦い続ける」と訴えた。アッシャバーブは市内に複数の陣地を構築していたとされ、一部残党がまだ抵抗を継続中という情報もある。
 1991年のバーレ政権崩壊後、事実上の無政府状態となっているソマリアで、アッシャバーブはここ数年、最強の武装勢力として南部から中部にかけて支配地を急拡大させていた。しかし、昨年から悪化してきた干ばつの影響でソマリアでは食料危機が深刻化。支配地の住民が次々難民となって逃げ出す中で、アッシャバーブの弱体化もささやかれていた。(2011/08/06-19:59

2900チバQ:2011/08/07(日) 10:04:24
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011080602000023.html?ref=rank
ニジェール川 原油汚染
2011年8月6日 朝刊

 【ロンドン=有賀信彦】国連環境計画(UNEP)は四日、ナイジェリア南部のニジェール川河口デルタ地帯の一部が約五十年にわたって原油流出で汚染されその除去に三十年以上かかるとの調査結果を発表した。

 ロイター通信によると、英・オランダの国際石油資本ロイヤル・ダッチ・シェルとナイジェリアの国営企業が一九五〇年代に同国南部の産油地帯オゴニランドで採掘を開始。シェルは九三年に撤退したが、放置された採掘施設から原油流出が続き、農地や川、地下水が長年にわたり汚染されてきたという。

 UNEPは、パイプラインに近接する地域の井戸水からは、現在も世界保健機関(WHO)基準の約九百倍のベンゼンが検出されていると指摘。シェルの採掘施設の管理について「不適切で、同社が設定した操業基準さえ満たしていなかった」と批判した。

2901チバQ:2011/08/07(日) 20:02:30
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110807-OYT1T00447.htm
黒人射殺で暴徒化、警官26人負傷…ロンドン

7日、ロンドン北部で発生した暴動による火災現場の警備に当たる騎馬警官=ロイター 【ロンドン=大内佐紀】英ロンドン北部の、低所得者層が多く住むトッテナム地区で、6日夜から7日未明にかけ、警官による黒人男性射殺に抗議していた群集の一部が暴徒化し、商店や銀行を略奪したり、警察車両やバスに放火したりする騒ぎとなった。

 警官26人が負傷した。

 ロイター通信によると、群集約200人が警察署前に集まり、4日に起きた射殺事件についての説明などを求めていたが、そのうち一部が火炎瓶を投げ始めて暴動になった。

(2011年8月7日19時37分 読売新聞)

2902チバQ:2011/08/07(日) 20:03:52
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110807-OYT1T00446.htm
インド与党総裁が手術、長男の影響力強まる?

. 【ニューデリー=新居益】インドの最大与党、国民会議派のソニア・ガンジー総裁(64)が海外で手術を受け、自身が不在の間は長男のラフル・ガンジー幹事長(41)ら4人に党務を任せると表明した。


 次期首相候補と目されるラフル氏の影響力が、これを機にさらに強まるとみられている。

 ソニア氏が手術のために「2〜3週間」海外に滞在すると国民会議派が発表したのは4日。当地の複数のメディアは、手術を受けたのは米ニューヨークのがん専門病院だったと報じた。ラフル氏らが付き添い、経過は良好だという。

 ソニア氏が、留守中の代行として指名したのは、ラフル氏のほか、アントニー国防相、パテル政務秘書官、ドゥウィベディ幹事長で、いずれもソニア氏が信頼を寄せる側近だ。

(2011年8月7日18時50分 読売新聞)

2903チバQ:2011/08/07(日) 20:05:21
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2818762/7609645?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
全土で25万人超、イスラエルで経済改革求める抗議デモ
2011年08月07日 17:01 発信地:テルアビブ/イスラエル
【8月7日 AFP】イスラエル全土で6日夜、住宅価格や生活費の高騰に抗議し、抜本的な経済改革を求める抗議デモが行われ、警察発表によると空前の25万人以上が参加した。

 警察広報のミッキー・ローゼンフェルド(Micky Rosenfeld)氏は、AFPの取材に「われわれの集計した参加者数は全土で25万人以上に上る」と述べた。テルアビブ(Tel Aviv)だけで少なくとも20万人以上がデモ行進し、エルサレム(Jerusalem)でも3万人、その他地域でも2万人がデモに参加したという。

 イスラエルのメディアは、30万人近くがデモに参加したと報じている。最終的な参加人数は確定していないが、イスラエルで過去にあったデモをはるかにしのぐ参加者数となった。(c)AFP/Jean-Luc Renaudie

2904チバQ:2011/08/07(日) 21:00:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110807/erp11080718240008-n1.htm
米露「リセット」に影 グルジア紛争から3年 2地域占領に批判強く
2011.8.7 18:23 (1/3ページ)

 【モスクワ=遠藤良介】ロシアと旧ソ連の親欧米国、グルジアが交戦した「グルジア紛争」の勃発から8日で丸3年となる。双方は自らの行動を正当化する主張を崩しておらず、両国関係は膠着(こうちゃく)状態が続いている。紛争後のロシアがグルジアの親露独立派2地域を事実上の支配下に入れている状況には米国も非難を強めており、グルジア問題が「リセット」と称される米露関係の改善にも影を落とす。

 ロシアのメドべージェフ大統領は露メディアのインタビューで「紛争の全責任はグルジアのサーカシビリ大統領にある」とし、サーカシビリ氏との対話は拒否する考えを強調。ロシアが紛争後、グルジアの南オセチア自治州とアブハジア自治共和国の独立を一方的に承認したことも、両地域を防衛する上で「完全に正しかった」と述べた。

 ロシアはこの紛争で欧州連合(EU)との和平合意に署名し、部隊を戦闘前の位置まで撤退させることを約束した。しかし、その後は「独立承認」を盾に両地域に軍事基地を構え、EU停戦監視団の立ち入りも認めていない。

 米国上院は先月末、アブハジアと南オセチアを「ロシアに占領された地域」とし、ロシアが「グルジアの領土保全」を尊重して和平合意を履行するよう求める決議を採択した。メドべージェフ大統領は和平合意と2地域の独立承認を別問題とし、米上院決議には「根拠がない」と批判する。

 ロシア以外で両地域の独立を承認しているのはニカラグア、ベネズエラ、ナウルの3カ国にとどまる。

 両国関係の「リセット」をうたう米露は2月、新戦略兵器削減条約(新START)の発効にこぎ着けたものの、米ミサイル防衛(MD)計画をめぐっては対立が和らいでいない。

 ロシア内務省幹部らの大規模不正を告発したマグニツキー弁護士が2009年に獄死した事件をめぐり、米国が先月、事件に関係する役人ら約60人の入国拒否を決めたことについてもロシアは強く反発、対抗措置の準備に入った。

 グルジア紛争から3年の節目は、米露間のこうした暗雲をさらに濃くしている形だ。露科学アカデミーのカフカス地域専門家、アレシェフ氏は最近の公開討論会で「グルジア紛争をめぐって米露には譲れない一線があり、『リセット』には明確な限界があろう」との考えを語った。

 グルジアではサーカシビリ大統領が開戦責任を回避して政権を保持している。グルジアは、米国が総論で支持するロシアの世界貿易機関(WTO)加盟に反対しており、これも米露関係を複雑化させる要因になっている。

 ■グルジア紛争 2008年8月8日未明、グルジアが親ロシア独立派地域の南オセチア自治州を再統一しようと攻撃を開始し、ロシアが「自国民保護」を掲げて報復。死者は約850人、難民は3万5千人にのぼった。欧州連合(EU)の調査委員会は09年、紛争がグルジア側の攻撃で始まったと断定する一方、ロシアが南オセチア住民にパスポート(市民権)を与えるなど武力衝突の素地を作ったとする報告書をまとめた。

2905チバQ:2011/08/07(日) 21:14:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110807/mds11080718010006-n1.htm
シリア「年末までに公正な選挙」 批判受け改革ポーズ
2011.8.7 17:59
 【カイロ=大内清】反政府デモが続くシリアのムアレム外相は6日、今年任期切れを迎えた人民議会について、年末までに「公正で透明な選挙を行う」と明らかにした。国連安全保障理事会がシリア非難の議長声明を採択したことを受け、改革前進をアピールするのが狙い。その一方で同国政府は7日も各地でデモ弾圧を強化、中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、西部ホムス近くの町ハワラなどで少なくとも市民8人が死亡した。

 シリアではこれまで、支配政党バース党による事実上の一党独裁のもと、与党連合「国民進歩戦線」以外の政治組織は公認されておらず、同連合に属さない無所属候補は選挙で著しく不利だった。

 しかし、バッシャール・アサド大統領は4日、複数政党制を可能とする新政党法を承認、次期選挙には与党連合以外の政党が参加する可能性がある。

 ただ反体制派は、政府との対話などに応じる気配はみせておらず、政治改革の動きについても「弾圧への批判をかわすポーズに過ぎない」と批判している。

 こうした見方を裏付けるように、政府側は6日から7日にかけ、東部デリゾールやホムスに戦車や装甲車数百台を展開、デモを徹底鎮圧する方針に変わりはないことを鮮明にしている。

 一方、国連の潘基文事務総長は6日、アサド大統領と電話会談し、市民への攻撃の即時停止を要求するとともに、人権侵害に関する調査団の受け入れなどを要請した。

2906チバQ:2011/08/08(月) 23:01:43
>>2632-2634>>2657>>2735-2736
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110808/asi11080822070002-n1.htm
イエメン帰国断念か サレハ大統領
2011.8.8 22:06
 8日付のアラブ紙アッシャルク・アルアウサトは、イエメン大統領宮殿で6月に起きた爆発で負傷したサレハ大統領が米政府当局者の説得を受け、療養先のサウジアラビアからイエメンに帰国しないことを決断したと伝えた。

 だが、サレハ氏率いる与党、国民全体会議(GPC)の当局者は「大統領は帰国する決意だ」と述べ、報道を否定した。

 サレハ氏は7日、サウジの病院から退院した。同紙はサレハ氏の決断の理由として、米政府の圧力のほか、3日に開かれたエジプトのムバラク前大統領の初公判を見たサレハ氏が、同様の扱いを受けることを恐れたためとしている。(共同)


http://sankei.jp.msn.com/world/news/110807/mds11080711200003-n1.htm
イエメン首相が退院 大統領帰国の見通し立たず
2011.8.7 11:18
 イエメン政府当局筋は6日、大統領宮殿で6月に起きた爆発で負傷、サレハ大統領らと隣国サウジアラビアに移送され、病院で治療を受けていたムジャワル首相が退院したと明らかにした。サウジ政府の施設に滞在しているという。ロイター通信が伝えた。

 同筋は、サレハ大統領も近く退院するとしたが、退院後も当分はサウジ国内にとどまることになると述べ、帰国の見通しは立っていないとの認識を示した。(共同)

2907チバQ:2011/08/08(月) 23:09:42
>>2874
http://www.asahi.com/international/update/0807/TKY201108070315.html
パキスタン「最高の顔」に 初の女性外相、国内外で話題ニューデリーにあるイスラム教の聖廟(せいびょう)を訪れたカル外相=ロイター

 パキスタンで女性初の外相に最年少で就任したヒナ・ラバニ・カル外相(33)が国内外で話題だ。先月のインドでの外相会談の際にはファッションや美貌(びぼう)にインドメディアの関心が集中。国内ではその手腕を疑問視する声もあるが、パキスタンのイメージ改善につながるとの期待も高い。

 先月26日にニューデリーに降り立つやいなや、カル氏をめぐるインドの報道は過熱。英字紙タイムズ・オブ・インディアは「パキスタンは最高の顔を据えてきた」と評した。カル氏が持っていたエルメスの高級バッグ「バーキン」やサングラスといったアイテムはネット上でも話題になった。

 政治家を父に持つカル氏は2002年に地盤を受け継いで国会議員に初当選。今年2月に副大臣級の外務担当相に就いた。同月にクレシ前外相がザルダリ大統領と対立して事実上更迭されて以降5カ月間不在だった外相ポストに先月19日、昇格する形で就任した。

2908チバQ:2011/08/08(月) 23:12:02
>>2904
http://www.asahi.com/international/update/0808/TKY201108080142.html
グルジア紛争3年、犠牲者を追悼 南オセチア
 旧ソ連グルジアからの独立を主張する南オセチアをグルジア軍が総攻撃し、ロシアが軍事介入したグルジア紛争から3年。南オセチアの中心都市ツヒンバリでは7日、グルジア軍が総攻撃を仕掛けた午後11時35分に合わせて犠牲者の追悼行事が始まり、教会前の広場に数千人が集まった。

 インタファクス通信によると、南オセチアのココイトイ大統領は、攻撃を仕掛けた親米グルジアのサアカシュビリ大統領はハーグの国際司法裁判所で人道に対する罪で裁かれるべきだと主張。コソボなどの独立を欧米が認めていることを念頭に「もし欧米がダブルスタンダード(二重基準)をとらないなら、サアカシュビリ大統領はハーグで裁かれたバルカン諸国の犯罪者と同様に服役すべきだ」と述べた。

 ロシア外務省によると、南オセチアでは軍事攻撃で民間人ら約1600人が犠牲となり、3万人以上が難民化した。ロシアはグルジア紛争後、南オセチアとアブハジア自治共和国のグルジアからの独立を承認し、グルジア軍の再攻撃を予防する名目で両地域にロシア軍を駐留させている。(モスクワ=副島英樹)

2909チバQ:2011/08/08(月) 23:31:08
>>2884
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110807-00000010-cnn-int
警官や検察官計47人が一斉に辞職、麻薬戦争のメキシコ
CNN.co.jp 8月7日(日)14時42分配信

(CNN) 国営メキシコ通信は7日までに、同国北部のチワワ州アセンシオン町で警官26人が一斉に辞職したと報じた。これを受け、連邦や州警察、陸軍兵士が町の治安維持の任務を引き継ぐことになった。

ロヤ町長は、4日の大量辞職は各警官が自らの安全確保に懸念を抱いたことが原因だと述べた。辞任した警官の一部には麻薬密輸組織と結託していた疑いがあるという。

チワワ州は米国国境と接し、アセンシオン町は米テキサス州エルパソから南西へ約161キロ離れている。

メキシコでは今月初旬、各州に配属される連邦検察官少なくとも21人が4日間内に一斉に辞任したとも発表されていた。同国の州、連邦区のうち65%の地域で検察トップが不在となる異例の事態となっていた。連邦検察庁はいずれも自発的な辞任と説明したが詳しい理由は明らかにしていなかった。

連邦検察庁では組織の綱紀粛正が進められており、追放される職員も出ている。モラレス連邦検察庁長官は先月、警官や捜査員140人の解任を発表し、別の280人以上の適性資格を調べているとも述べていた。辞めた検察官21人は捜査対象になっていなかった。

メキシコでは現在、重要な内政課題とする、麻薬カルテルを根絶する「麻薬戦争」が起きており、連邦検察庁はその最前線に立っている。麻薬組織による治安要員や政治家らへの報復攻撃も絶えず、銃撃戦などに巻き込まれ死亡する住民も増加の一途となっている。一方で麻薬組織と政財界、司法や治安当局との癒着も指摘されている。

2910チバQ:2011/08/08(月) 23:47:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110808/erp11080820100001-n1.htm
【欧州債務危機】
“台風の目”はイタリア
2011.8.8 20:08 (1/2ページ)
 【ロンドン=木村正人】未曽有の金融危機を引き起こした3年前の悪夢が再現するのか。欧米に拡大する債務危機の“台風の目”は、先進7カ国(G7)の一角であるイタリアだ。危機対処能力が問われるベルルスコーニ首相は、未成年者買春疑惑で求心力を失い、他の欧州首脳らが「8月ののろい」を払拭(ふっしょく)しようと奔走する中、どこ吹く風で海辺の夏を楽しんでいるという。

 イタリアの政府債務残高が国内総生産(GDP)比で120%に達し、欧州単一通貨ユーロ(17カ国)圏ではギリシャに次いで2番目に多い。イタリアの10年債利回りが一時6.2%を突破し、同首相は5日、財政赤字の解消時期を2014年から1年前倒しすると表明。憲法を改正し、均衡財政を義務化する規定を盛り込む考えも示した。

 メルケル独首相とサルコジ仏大統領は7日夜、共同声明を発表し、「発表した事項を速く実行に移すことが不可欠だ」と要求した。

 8日付の英紙フィナンシャル・タイムズは「ベルルスコーニ首相は長女の45歳の誕生日を祝うため、サルデーニャ島の海岸リゾートの豪華別荘に行った」と伝え、「しかし、彼の不在はほとんど問題にならないと批評家はみている」と揶揄(やゆ)した。同国の経済・財政政策はユーロ圏と米国の手中に委ねられ、「同首相は他者の操り人形」との見方が強まっているためだ。

 経済規模でユーロ圏3位のイタリアは国内貯蓄率が高く、国債購入者も国内投資家が多いため、ギリシャなど債務危機の国とは事情が異なるとみられていた。

 しかし、ギリシャ国債の格付けが一部デフォルト(債務不履行)扱いとなり、2008年9月の米リーマン・ブラザーズ破綻(はたん)前との酷似性を指摘する声が市場に広がり、政治不信と10年以上の低成長が続くイタリアに市場の標的は移りつつある。

 これまで3回首相職に就いているベルルスコーニ首相は未成年者買春疑惑で支持率が過去最低の29%に下落。出身地の北部ミラノ市長選で与党現職候補が敗れ、原発再開の是非を問う国民投票でも反対票が9割を超えて再開断念に追い込まれた。7月には次期総選挙への不出馬を表明した。

 しかも同首相は、財政再建を指揮するトレモンティ経済・財務相を「自分だけが頭が良いと思ってチームプレーができない」と批判し、市場を混乱させた。

 ユーロ圏はスペインを救済できるよう「欧州金融安定化基金」の融資枠を今年秋までに2500億ユーロから4400億ユーロに引き上げる方針だが、それだけではイタリアを破綻から救済できない。「リーマン・ショック」の第2幕を恐れる他の主要国は、イタリアの政治的指導力の欠如に危機感を募らせている。

2911チバQ:2011/08/09(火) 22:46:28
http://www.asahi.com/international/update/0809/TKY201108090131.html
2011年8月9日12時15分

ロンドン暴動、各地に拡大 五輪競技場近くでも略奪関連トピックスソニーオリンピックロンドン南部で8日、炎を上げて燃える建物の前に立つ警察官=AP

 警察官による黒人射殺事件に端を発した若者による暴動が8日、ロンドン市内各地に拡大。ロンドン五輪のメーン競技場に近い東部ハックニーなどで店舗の略奪や車への放火が起きたほか、英中部のバーミンガムやリバプールでも店が壊された。五輪開催まで1年を切っており、治安への懸念が高まるのは必至だ。

 五輪メーン競技場から2.5キロのハックニーでは8日夕、フードで顔を隠した数百人が集結。店やトラックを壊して商品を略奪したり、バスや警察車両などに放火したりした。南部ブリクストンやペッカムなどでも放火や略奪があり、路上の車への放火はロンドン市内全域で起きている模様だ。BBCによると、9日未明には市北部のソニーの倉庫から出火した。

 ロンドン北部トットナムで警察官に29歳の黒人男性が射殺され、警察への抗議活動が6日に暴徒化。これを発端に暴動は近隣地区に波及し、7日夜には百貨店やブランド店が集まる都心の商店街でも約50人が店舗などに投石した。

2912チバQ:2011/08/09(火) 22:57:59
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110809-OYT1T01091.htm
英暴動、破壊と略奪目的…政治性うかがえず

 【ロンドン=鶴原徹也】英国で野火のように広がった暴動は、英国を揺るがした1980年代の一連の暴動と類似点もあるが、本質は異なる。


 80年代の暴動が警察による人種差別に対する地域社会の反抗という政治性を帯びていたのに反して、今回の暴動には政治性がうかがえず、破壊と略奪を目的としているようだ。

 今回の暴動の発端となった貧困地区トッテナムなど、暴動が起きた地域の多くは、80年代に暴動が起きた地域でもある。黒人を含む移民やその子孫が多く住む貧困地域で、失業率は全英平均の7・9%や22%近い若者失業率をさらに上回るとみられる。

 だが、80年代は暴動の起きた地域ごとに警官による住民虐待事件が発生するなど、それぞれに具体的な原因があった。また、暴動は数千人規模に拡大し、人種差別を対立軸とした「警察対地域社会」という敵対構図が鮮明だった。

 今回、トッテナム暴動の遠因は警官による黒人男性射殺事件だが、大半の地域住民はむしろ、主に黒人らが加担する銃の密売を警察が取り締まることに協力している。ザ・タイムズ紙(9日付)は「警察と地域社会の戦いは起きていない」と指摘する。しかも、暴動が瞬く間に飛び火した地域では引き金となる具体的な事件は起きていない。暴動の規模は数百人と小規模だ。

(2011年8月9日22時41分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110809-OYT1T00969.htm
英暴動拡大、ロンドン勤務全警官の休暇取り消し

【ロンドン=大内佐紀】英国の首都ロンドン周辺で始まった暴動は、9日未明にはリバプールなど他の主要4都市にも飛び火し、英社会を揺るがしている。


 暴徒の大半は低所得層の10代の少年だ。略奪の横行と放火が4日目に入る中、対応が後手に回る政府と警察に国民の批判が集まっている。

 夏休みを切り上げてイタリアから帰国したキャメロン首相は9日午前、緊急閣議を開いた。閣議後、首相は記者団に「秩序回復のため、あらゆる手段を講じる。

 犯罪に関与した者を探し出し、厳罰に処す」と述べ、ロンドンで勤務する全警官の休暇を取り消し、警備にあたる要員を6000人から一気に1万6000人に増やす方針を示した。

 暴動の発端はロンドン北部トッテナム地区で4日夜、無職の黒人男性マーク・ダガン氏(29)が警官に射殺された事件だ。

 遺族が6日夜、死亡時の状況説明を求めて同地区の警察署を訪れたところ、群集が集まり略奪と放火に発展した。警察は同氏がジャマイカ系ギャング集団に所属し、麻薬や銃取引に関与していたとみているが、家族は全面否定し、「人種差別だ」と猛反発している。

(2011年8月9日21時08分 読売新聞)

2913チバQ:2011/08/09(火) 23:00:39
>>2764>>2902
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110809/asi11080921340002-n1.htm
インド次期首相調査 「ネール・ガンジー王朝」ラフル氏、初のトップ
2011.8.9 21:34 (1/3ページ)
 【ニューデリー=田北真樹子】インドの「ネール・ガンジー王朝」の後継者で、政界きっての“サラブレッド”として知られる最大与党、国民会議派のラフル・ガンジー幹事長(41)への首相待望論が高まっている。清廉なイメージで国民の人気を集めてきたシン首相(78)が、汚職事件をめぐり指導力を発揮できずに支持率を落とし、次世代リーダーのラフル氏に期待が集まっている格好だ。

 ただ、ラフル氏の政治的手腕は未知数。国内最多の有権者を抱え、来年春にも実施される北部ウッタルプラデシュ州議会選で会議派に勝利をもたらすことが、次期首相就任の必須条件となる。

 インドメディアが8日発表した、シンクタンクの世論調査(約2万人対象)結果によると、次期首相としてラフル氏の名前を挙げた人は19%に上り、前回調査(2009年)の約3倍増。初めて、シン首相と、母親で会議派を率いるソニア・ガンジー総裁(64)を抜いて次期首相候補のトップに立った。シン首相、ソニア・ガンジー総裁はともに10%で2位だった。

 この結果についてインド紙ヒンズーは、「ラフル氏が突然、首相候補のトップに躍り出たことは重要で、インド近現代政治史における転換点とさえいえるだろう」と指摘した。

 ラフル氏に関しては、シン首相も後継者と位置づけているほか、会議派重鎮からも同様の声が相次いでいる。また、米国で手術・療養に専念するソニア氏に代わって先週、ラフル氏が党務を担当することになり、事実上、会議派ナンバー2に浮上した。

 党内では、ラフル氏が党勢を失った会議派復活の原動力になるとの期待が強い。実際、ラフル氏のてこ入れで学生・青年層の党員数が急増。インドの人口12億人の57%は15歳から59歳で、41歳のラフル氏ならこの世代にアピールできるとの読みがある。

 党内の一部には、来年夏にも大統領の交代がありうることから、次期大統領にシン首相を推し、ラフル氏をシン氏の後任の首相にすえるシナリオが浮上している。だが、14年までに実施しなければならない総選挙を控え、選挙管理内閣の首相としてラフル氏のパフォーマンスが悪ければ、本格内閣の可能性が絶たれることから慎重な見方も強い。

 肝心のラフル氏は首相ポストへの意欲をまだあらわにしていない。7月には学生との会合で「首相になることを考えたこともない」と発言したとされる。だが、会議派筋は「シン政権のように連立を組む政党から揺さぶられないようにするため、次期総選挙で安定多数を確保した環境での首相就任を望んでいるのではないか」とみている。

 とはいえ、ラフル氏の首相就任には前提がある。来年春にも行われるウッタルプラデシュ州議会選で会議派が勝利することだ。

 マンモス選挙区である同州議会選は、次期総選挙の趨勢(すうせい)を占う重要な選挙。同州は「ネール・ガンジー王朝」の地盤でもあるが、現在は低カースト出身のマヤワティ氏率いる大衆社会党(BSP)が支配する。

 現在、同州で選挙運動の先頭に立つラフル氏がBSPから州議会を奪還できれば、次期首相候補としてお墨付きを得ることができる。インド人記者も「ラフル氏が党の勝利を導けば、問題なく次期首相の要件を満たす」と指摘するが、マヤワティ氏の支持率は高く、予断を許さない。

     ◇

 ネール・ガンジー王朝

 インド独立後、初代首相を務めたジャワハルラル・ネールの子孫(長女インディラ・ガンジーと孫ラジブ・ガンジー)が首相職を歴任したことから名付けられた。ラフル・ガンジーはひ孫に当たり、ラフルが首相になれば4世代連続で首相を輩出することになる。ガンジーと呼ばれるのは、インディラの夫がガンジー姓だったため。独立の父、マハトマ・ガンジーとは血縁関係にない。(呼称略)

2914チバQ:2011/08/09(火) 23:01:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110809/mds11080907480002-n1.htm
人災化するソマリアの飢饉
2011.8.9 07:47 (1/2ページ)
 過去60年で最悪とされる干魃(かんばつ)に見舞われたソマリアの食糧危機が、人災の様相を呈しつつある。国土の多くを実効支配するイスラム過激派組織「アッシャバーブ」が、「外国援助団体は社会を混乱させようとしている」と主張し、支援活動をかたくなに拒否しているためだ。長年にわたり無政府状態が続くソマリアでは、彼らとの合意抜きでの救援活動は事実上不可能で、事態は解決の糸口すらつかめていない。

 国連は7月、内戦状態が続くソマリア南部の2地域が干魃や戦闘の影響で飢饉(ききん)に見舞われていると宣言し、国際社会に緊急援助を求めた。ソマリアではここ数カ月で数万人が栄養失調で死亡し、さらに数万人が犠牲になる恐れがあるという。

 しかし海外からの援助に対し、ソマリア中南部を主な拠点とするアッシャバーブは「援助団体はソマリアのイスラム社会を弱体化させるという意図を隠し持っている」と主張し、輸送経路を遮断するなど活動を妨害している。

 アッシャバーブは、政府の転覆と厳格なイスラム教の教義をソマリアに根付かせることを目的とし、支配地域の自治やテロ活動などを行っている。海外からの文化の流入などを極端に嫌い、2008年から2年間で42人もの援助団体関係者らを殺害した経緯がある。

 アッシャバーブは今回の危機に対し、いったんは支援を受け入れる姿勢を見せたが、後に撤回した。ロイター通信傘下の災害専門ニュースサイトアラートネットによると、この組織はソマリア人だけでなく外国からの“聖戦士”らも参加、「分裂した状態」にあるため、意思の統一がなされていないのだという。そのため、仮に援助団体の活動が認められても現地のリーダーがそれに同意する保証がないのが現状だ。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(7月29日付、電子版)は、「干魃は必ずしも飢饉を意味しない。(ソマリアの)飢饉を引き起こしているのは政情不安だ」との専門家の分析を紹介し、飢饉が人的要因により引き起こされていると主張した。飢饉は8月には首都モガディシオでも発生するなど、悪化の一途をたどっているが、事態を打開する有力な手だてはなく、状況は深刻さを増している。

2915チバQ:2011/08/09(火) 23:02:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110809/mds11080909520007-n1.htm
リビア反体制派、再組閣へ 軍司令官殺害で
2011.8.9 09:50
 リビア反体制派「国民評議会」の報道官は8日、同評議会のオベイディ軍最高司令官が7月に射殺された事件をめぐり、アブドルジャリル議長が評議会の内閣に当たる幹部らを更迭したと明らかにした。フランス公共ラジオなどが伝えた。

 対外関係を担当し、暫定首相への指名が決まっているジェブリル氏が残留し「再組閣」を進める。オベイディ氏の殺害事件により、評議会内部に不和が生じていると指摘されており、刷新を図る狙いとみられる。

 オベイディ氏は2月の大規模デモを受けカダフィ政権から離反、反体制派の軍最高司令官に任命されたが、7月、親族がカダフィ政権と関係を保っているとの疑惑が浮上。尋問のため連行された際、反体制派の民兵部隊員が射殺したとされる。(共同)

2916チバQ:2011/08/09(火) 23:03:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110808-00000144-jij-int
クウェート、バーレーンも大使召還=シリア批判が拡大―アラブ諸国
時事通信 8月8日(月)22時22分配信

 【エルサレム時事】クウェートとバーレーンは8日、反体制派デモの弾圧を続けるシリア政府に抗議し、駐シリア大使の召還を決めた。AFP通信が伝えた。クウェートのムハンマド外相は「軍事オプションを中止しなければならない」と訴えた。湾岸協力会議(GCC)の外相会合を近く開催し、シリア問題を協議するという。
 シリアの武力弾圧をめぐっては、サウジアラビアも大使を召還したほか、イスラム教スンニ派の最高権威機関アズハル(カイロ)が8日、シリアのアサド政権に「流血の事態」を終結させるよう求める声明を出した。アラブ諸国の多くはこれまでシリア情勢に対し慎重な姿勢を取ってきたが、スンニ派の盟主サウジなどが批判姿勢に転じたことで、今後はアラブ諸国からの対シリア圧力が高まりそうだ。

2917チバQ:2011/08/09(火) 23:10:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110809/erp11080921200011-n1.htm
ニートの若者暴徒化 過当競争・景気低迷…根深い病巣
2011.8.9 21:17 (1/3ページ)

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英国暴動で燃えたロンドン南部のソニーの現地法人倉庫(ロイター)
 【ロンドン=木村正人】警官による黒人男性の射殺事件が発火点となり、ロンドンや英国第2の都市バーミンガムは無法の街と化した。学校に行かず、仕事にもつかない「ニート」の若者が暴徒化し、放火や略奪を繰り返す。警察はなすすべを失い、法と秩序は一時失われた。グローバル化による過当競争、景気低迷で英国社会から疎外された若者の欲求不満が爆発した格好だ。英国が抱える病巣は想像していた以上に根深い。

 4日、ロンドン北部トットナムで、薬物密売を捜査中の警察が29歳の黒人男性を射殺。警察は当初、男性が短銃で先に発砲したと説明したが、納得できない家族や友人ら200人が6日、抗議デモを行ったのが暴動の発端となった。

 トットナムは1985年にも、警察の捜索中に黒人女性が突然死した事故を発端に暴動が発生。その際、警官が群衆に刺殺される事件が起きるなど反警察感情が強い地域ではあるが、今回の暴動は、黒人社会と白人中心の警察の対立だけでは説明できない。

 白人、黒人を問わず、フードをかぶった若者たちが携帯電話やソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で示し合わせ、衣服やパソコンなどの量販店にとどまらず、スーパーやソニーの倉庫を襲撃し、略奪を繰り広げた。

 今回の若者の暴走を読み解く一つのカギは、ニートの拡大にある。

 「ニート」という言葉は99年、英政府報告書で初めて使われた。就学も就業もせず、職業訓練も受けない若者を指す。英教育省によると、昨年第4四半期のニートは16〜24歳人口の15・6%。2007年同期の13・1%から急増した。金融・経済危機の後遺症で英国では景気が低迷し、あるシンクタンクは今後5年間で同世代の失業者は120万人になると予測する。

 以前、ロンドンの職業訓練所でニートの若者を取材した際、「建設現場で働こうとしても、技術を持ったベテランがいて仕事がもらえない」と10代後半の若者は不満をぶちまけていた。

 欧州連合(EU)拡大で東欧から勤勉な労働者が流入。就学・就業意欲に乏しい若者ははじき出され、疎外感を強めている。

 観光客でにぎわうロンドン中心部と、低所得者層の居住地域の格差は目を覆うばかりだ。

 金融・経済危機で悪化した財政を立て直すため、キャメロン首相は失業給付など社会保障を含めた歳出削減に着手。社会環境が厳しくなる中、鬱積した若者の疎外感が黒人男性射殺事件を引き金に爆発した。リビングストン前ロンドン市長は英メディアに対し、「彼らが行っているのは犯罪だ。だが、彼らは疎外感を募らせ、誰かに気にとめてもらいたいのだ」と話す。

 サッチャー首相時代の炭坑スト(1984〜85年)などによる暴動は、高失業率、インフレという英国病を新自由主義経済の導入で克服する“生みの苦しみ”だった。しかし今回の暴動は2008年の金融危機後、低成長と財政不足に苦しむ先進国で、将来に希望が持てない若者が急増していることを浮き彫りにした。

 ロンドンでは来年7月に五輪を控えており、キャメロン首相は財政再建と景気回復に加え、英国の将来を担う若者対策と社会不安の拡大防止という難題を背負い込むことになった。

2918チバQ:2011/08/14(日) 18:15:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110814-00000022-mai-int
<英国>暴動に強硬姿勢か、ソフトな対応か
毎日新聞 8月14日(日)16時29分配信

 警官による黒人男性射殺に端を発した英国の暴動。ロンドン市内全域に暴動が急拡大した8日夜の事態を伝える英各紙の見出しは衝撃的だった。「警察が街を明け渡し、暴徒が支配」(タイムズ紙)「無秩序のまん延」(デーリー・メール紙)など、その批判は「警察の失敗」に向けられた。

 各地で「警官の数が十分でなく、彼らは何もしなかった」などの不満が噴出。英警察は通常、暴徒を直接攻撃せず「封じ込める」作戦をとっており、これが住民には「傍観」と映ったようだ。プラスチック弾などの使用も検討されたが、警察は9日になっても「いかなる戦術も十分に検討されねばならない」(ロンドン警視庁幹部)と慎重な姿勢を崩さなかった。拳銃を携行しないことで知られる英警察には「地域社会の協力に基づく警察活動」という伝統的にソフトな姿勢があり、「行き過ぎた対応」に常に厳しい批判がつきまとうことが背景にある。

 例えば80〜90年代に起きた黒人らの反警察暴動では、警察の「組織的な人種差別体質」が批判された。警官には不審者を呼びとめ、所持品検査をする権限が認められているが、黒人は白人に比べてその対象になる可能性が6倍とされる。警察と黒人コミュニティーには常に緊張があり、警官の対応が人種問題をあおりやすい土壌がある。また、09年のロンドンでの主要20カ国・地域(G20)サミットのデモ隊対応で、警官が男性1人を死なせたとして故殺(計画性のない殺人)罪に問われ、警備が強硬過ぎると批判された。

 キャメロン首相は、不審者らに覆面を外させる命令など、より強い権限を警察に与える方針を示したが、こうした対応には人種差別問題をあおり、逆に暴動の土壌を醸成しかねない危うさがある。

 英・ロンドン研究所のロジャーズ所長は「1年後のロンドン五輪に向け、政府と警察は治安を掌握していることを国際社会に証明しなければならない」と話すが、英当局はジレンマを抱えながらの対応を迫られそうだ。

2919チバQ:2011/08/14(日) 18:15:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110814-00000021-mai-int
<英国>若者たち、大義なき暴動
毎日新聞 8月14日(日)16時25分配信

 警官による黒人男性射殺に端を発した英国の暴動は13日、発生から1週間が経過し、ひとまず沈静化した。ロンドンを中心に約1600人の若者らが逮捕され、過去数十年間で最悪の事態となった暴動は、英社会に深い傷痕を残した。若者らはなぜ略奪、放火に走り、警察はなぜ有効に対処できなかったのか。背景を探った。【ロンドン笠原敏彦】

 ◇人種、階層バラバラ 共通項は閉塞感

 「異なる(背景の)若者らが同じ行動を取るという新たな難題に直面している」。キャメロン英首相は11日の臨時議会で、事態を「新たなタイプの暴動」と位置づけた。今回の暴動は、英国が過去に経験した政治的不満や人種差別などを背景にした暴動とは異なり、動機や目的が不明瞭な「大義なき暴動」とも呼ばれている。

 暴動が沈静化し、英メディアは「どんな若者が暴徒だったのか」と自問している。逮捕されて裁判所に出廷した容疑者らは、裕福な女子大生やグラフィックデザイナー、小学校の補助教員、11歳の少年など人種も含めて一般化が難しいからだ。

 暴動の中身は大別して、略奪▽放火などの破壊行為▽警察への攻撃−−に3分類される。発端は、黒人男性射殺に対するロンドン北部での6日の抗議デモの暴徒化だったが、事態への警察のソフトな対応を見た若者らが簡易ブログ「ツイッター」などのソーシャルメディアでつながり、暴動が模倣犯的に拡大していった。その大半は略奪で、象徴的なのはスーパーからワイン1本を盗んで逃げる少年や、盗んだ衣類の「サイズを間違えた」と店に戻った若者らの姿だ。盗品は日用品が中心で、途上国型の略奪に近い。暴動に火をつけたロンドン北部トットナム地区や東部ハックニー地区などは失業者や貧困層の多い地域だけに、先進国・英国の中の「途上国」の反乱とも言える。

 英・社会正義研究所のプール所長は「彼らは希望を持てず、失うものは何もないと感じている」と指摘する。キャメロン首相らは暴徒を犯罪者と断罪するが、暴動を生んだ全体状況として、社会階層の上昇の機会から取り残された若者らの閉塞(へいそく)感、失業、経済格差の拡大などの問題があるのは間違いない。

 問題の根深さを示すのは、一般社会から断絶した若者らの不満を背景に広がるギャング(暴力的犯罪集団)文化だ。ロンドン警視庁の07年調査では、市内に250を超えるギャング組織が存在するといい、今回の暴動拡大でもギャング組織が中核的な役割を果たしたとの指摘もある。

 また「新たなタイプの暴動」で目を引くのは、事態の展開の速さだ。暴動は中部バーミンガムなど各地に野火のように広がったが、ほぼ4日間で収束。ネットを介した「非政治的な暴動」は熱しやすく、さめやすいようだ。

 ◇英国での主な暴動

80年 4月 ブリストルで警察の家宅捜索をきっかけに暴動

81年 4月 ロンドンで警官による黒人迫害を機に暴動

81年 7月 リバプールで収監中の青年が虐待されたとして暴動

85年10月 ロンドン・トットナム地区で若者たちと警官が衝突

90年 3月 ロンドンで人頭税反対を訴えるデモが暴徒化

99年 6月 ロンドンで反資本主義デモが機動隊と衝突

01年 5月 メーデーに反資本主義者たちが暴徒化

09年 4月 ロンドンでG20サミットに抗議する若者らが機動隊と衝突

10年11月 ロンドンで大学学費値上げに反対するデモの一部が暴徒化

11年 8月 ロンドンの大規模暴動がバーミンガムなどに拡大

2920チバQ:2011/08/14(日) 18:19:11
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2819881/7634581?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
暴動の再燃を警戒、強硬な世論も台頭 英国
2011年08月13日 20:07 発信地:ロンドン/英国
【8月13日 AFP】英国各地に広がり、これまでに死者5人が出ている暴動がこの週末に再燃することを英当局は警戒している。

 今週、首都ロンドン(London)の警察官は通常の2倍以上の1万6000人に増やされた。テリーザ・メイ(Theresa May)内相は、この週末にも暴動が起きる可能性はあり、追って発表するまでこの警戒態勢を続けると述べている。

 前週6日にロンドン北部トッテナム(Tottenham)で始まった暴動は、バーミンガム(Birmingham)やマンチェスター(Manchester)、リバプール(Liverpool)、ノッティンガム(Nottingham)といった大都市を含む英各地に飛び火し、4夜に渡って続いたが、その後は沈静化して3日が経過した。

 暴動や放火、略奪などの容疑で、これまでに全国で1600人が逮捕されている。イングランドですでに裁判所に出廷したのは796人で、そのうち122人が18歳未満だという。立件された容疑者の3分の2が再勾留されている。ロンドン警視庁の逮捕者数は1144人で、うち693人が起訴された。

■暴徒に強硬な世論が台頭

 英国では、今回の暴動に関連して有罪となった場合には、国からの福祉提供を取りやめ、公営住宅に住んでいる場合は立ち退かせるべきだという意見に同調する世論が強まっている。

 オンライン調査会社ComResが10〜11日に、英紙インディペンデント(Independent)のために成人2008人を対象に行った世論調査によると、財政再建のために削減された警察予算を元に戻すべきだと考える人が71%、暴動に関連する違法行為に対しては、微罪でも自動的に実刑判決を下すようにすべきだと考える人が78%に上った。

 また、暴動を初期の段階で封じ込めるリーダーシップがデービッド・キャメロン(David Cameron)首相に欠けていたと考える人は54%と半数以上に上った。

■政治家と警察が批判の応酬

 暴動再燃の懸念が消えない中、政治家と警察当局の間で責任のなすり合いがエスカレートしている。最初の暴動が起きた際の警察の対応が慎重すぎたために暴動の拡大を招いたと批判する政治家たちに対し、警察幹部は珍しく公然と反発し、前年からの緊縮財政の一環として警察予算が削減された点を非難している。

 英首相官邸の発表によるとキャメロン首相は、ギャング取り締まりの経験がある米ニューヨーク(New York)市警の元本部長ビル・ブラットン(Bill Bratton)氏に、英警察への助言を依頼しているという。

 サッカーのイングランド・プレミアリーグは13日に開幕するが、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)対エバートン(Everton)の試合は安全確保ができていないとの理由で延期された。(c)AFP/Robin Millard

2921チバQ:2011/08/14(日) 18:21:34
http://www.asahi.com/international/update/0812/TKY201108120551.html
英暴動、首相の対策に批判 軍に支援任務・ネット規制
 英国で広がった暴動をキャメロン政権が力で押さえ込む方針を表明した。鎮圧や拡大防止のため軍の支援を仰いだり、ネットを規制したりする考えにも言及。だが、こうした「こわもて」策には人権上の懸念や「緊縮財政の見直しこそ先決」との声が上がる。

 キャメロン首相は11日に臨時招集した議会で、顔を隠すフードを脱がせる権限を警察官に与えるほか、暴動参加者を公共住宅から退去させる措置を公表。軍を直接動員することは否定したが、警察が暴動対策に専念できるよう支援任務に当たらせる考えを示した。

 またソーシャル(交流)メディアやスマートフォンのメッセージ機能が暴動を拡大させたとして、これらのサービスを一時中止することを業界などと協議していることも明らかにした。

 だが、野党の労働党や与党・保守党のジョンソン・ロンドン市長は「警察官が市民の目に見えるところにいることが治安維持に欠かせない」とし、まず政権が進める警察を含む一律2割の財政削減を見直すよう要求。ネット規制にも「表現の自由を侵害する」との懸念のほか、「海外にサーバーがあれば無意味」との指摘も出ている。

2922チバQ:2011/08/14(日) 18:25:18
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110814/t10014896971000.html
リビア 首都包囲網狭まる
8月14日 5時34分
戦闘の続くリビアで、反政府勢力が新たに首都トリポリ周辺の2つの町を掌握し首都の包囲網を狭めており、カダフィ政権との間の緊張は一段と高まっています。

リビアでは、カダフィ政権と反政府勢力が激しい戦闘を続ける一方、NATO=北大西洋条約機構が主導する多国籍軍も政権の中枢を狙って空爆を続けていますが、戦況はこう着した状態となってきました。こうしたなか、反政府勢力によりますと、首都トリポリの西およそ60キロにある町と、トリポリの南およそ80キロにある町の2つの町を13日までに掌握したとしています。反政府勢力は、トリポリの東側でもNATOの支援を受けながらカダフィ政権側と戦闘を続けており、三方向から首都の包囲網を狭めています。反政府勢力は、トリポリの周辺の町を掌握することで首都を孤立させ、確保することを目指していますが、トリポリにはカダフィ政権に忠誠を誓い、徹底抗戦を訴える精鋭部隊が多く残っているとみられ、カダフィ政権との間の緊張は一段と高まっています。

2923チバQ:2011/08/14(日) 18:27:42
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2819819/7631680?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
ソマリアでコレラ流行の恐れ、資金不足で食糧援助も制約 「アフリカの角」飢餓
2011年08月13日 17:37 発信地:ジュネーブ/スイス
【8月13日 AFP】世界保健機関(WHO)は12日、国内の数か所が飢餓状態にあると国連(UN)が宣言したソマリアで、コレラが流行する恐れがあると警告した。

 ソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)の病院では、今年これまでに少なくとも181人がコレラで死亡している。同国南部から干ばつを逃れてきた数千人がモガディシオの避難民キャンプに入っており、コレラ感染の急速な拡大が懸念されている。

 公衆衛生に関するWHOのアドバイザー、ミシェル・ヤオ(Michel Yao)氏は報道陣に「ここでのコレラの感染源だが、水と衛生状態に問題があるということだ。避難民キャンプの人が増えていることを考えると感染が拡大する可能性があり、それを恐れている」と語った。

 タリク・ヤシャレヴィチ(Tarik Jasarevic)WHO報道官は、「コレラ感染は誰にでもリスクはあるが、特に現在のモガディシオは感染拡大の条件が揃っている」と警告している。今年に入りモガディシオにあるひとつの病院で報告された急性の水様性下痢の症例は4272件で、うち181件が患者の死亡につながった。また死者の半数は2歳未満の乳幼児だった。

■資金不足で援助の食糧を減らす

 国連はまた、資金不足によりアフリカの飢餓地帯への人道的支援に制約が出始めていることを明らかにした。国連人道問題調整事務所(UN Office for the Coordination of Humanitarian Affairs、OCHA)の報道官によると、資金不足や配給の難しさから、食糧援助の対象となっているエチオピアの456万人の約半数が、本来の量より少ない食糧しか受け取っていないという。

 国連の最新の統計によると、「アフリカの角(Horn of Africa)」と呼ばれるアフリカ大陸北東部で飢餓状態にある1240万人への人道的支援として24億ドル(約1840億円)が要請されているが、実際に集まった援助額は48%にすぎない。OCHA報道官は「資金が必要だ」と訴えている。(c)AFP

2924チバQ:2011/08/14(日) 18:29:20
http://www.asahi.com/international/update/0813/TKY201108130423.html
ソマリアでコレラ拡大 首都の病院、深刻な下痢患者多数
 深刻な干ばつのために飢饉(ききん)が発生しているソマリアで、コレラが拡大していると、世界保健機関(WHO)が12日明らかにした。

 AP通信などによると、首都モガディシオのバナディル母子病院で今年、4272人の深刻な下痢患者が確認されており、うち181人が死亡した。大半は5歳以下の子どもだという。

 これらの症例の中から、WHOが無作為に選んだ30人を調べると、18人がコレラに感染していた。水不足のせいで汚い水を飲んだり、劣悪な衛生環境の中で暮らさざるを得なかったりしたことが原因とみられる。

http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201108110077.html?ref=reca
首都撤退の過激派が弱体化、資金不足も要因=国連ソマリア特使2011年8月11日

 [国連 10日 ロイター] 国連のソマリア担当特使オーガスティン・マヒガ氏は10日、同国首都モガディシオから撤退したイスラム過激派組織アルシャバブについて、組織再編や「テロ行為」に出る可能性はあるものの、明らかに弱体化していると語った。

 テレビ会議システムを通じてモガディシオから会見したマヒガ氏は、「戦術的な撤退だとみると、彼らは3グループに分かれたと思われる」と指摘。「3グループが南、西、北へそれぞれ向かっている。彼らはまだ移動中で、結束した強さはなくなってきている」と述べた。

 またマヒガ氏は、アルシャバブが首都から撤退した理由について、湾岸諸国や中東地域からの経済支援が滞ったことが要因に挙げられるとした。中東地域などで起きている反政府デモなどの混乱が、同組織への経済支援にマイナスに働いたという。

 ソマリアは1991年にバーレ大統領が反政府武装闘争で追放されて以来、事実上中央政府が存在しておらず、今年に入って干ばつによる飢饉(ききん)も深刻化。支援物資の輸送を妨害してきたアルシャバブの撤退で、人道支援グループによる救援活動の本格化に期待が高まっている。

2925チバQ:2011/08/14(日) 18:30:43
http://www.cnn.co.jp/business/30003683.html
FAOの栄養不良統計、最悪は国民69%該当の旧ザイール
2011.08.14 Sun posted at: 15:32 JST

(CNN) 国連食糧農業機関(FAO)は14日までに、世界の総人口の約13%、少なくとも8億4750万人が栄養不良に陥っているとの最新統計をまとめた。大半がアフリカのサハラ以南、アジアや太平洋諸国の住民。

FAOは栄養不良について、健康的な生活や軽度の身体運動を維持するうえで必要な食事摂取で確保するエネルギー量の最低限レベルを継続的に下回っている状態などと規定している。

世界各国・地域別に見ると、総人口比で栄養不良が最も深刻だったのはアフリカのコンゴ民主共和国(旧ザイール)で69%に当たる約4200万人が該当した。エリトリアとブルンジでも60%を超す住民が栄養不良に襲われ、カリブ海ハイチの57%が続いた。上位10カ国のうち、アフリカが9カ国を占めた。

事実上の無政府状態にあり、大規模な干ばつ被害や飢餓に悩むアフリカ東部ソマリア14 件は今回のFAOの調査対象に入っていない。暫定政府軍とイスラム過激派の交戦が続く中で、信頼出来る統計データが確保出来ないのが理由となっている。

米国を含む先進国も栄養不良の問題を抱える国民が5%以下であることから、調査対象から外れた。

栄養不良の人口で最多はインドの2億3770万人で、総人口比では21%。中国人口の10%に当たる1億3040万人が2番目だった。

2926チバQ:2011/08/14(日) 18:35:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110814-00000065-san-int
ベルリンの壁建設から50年 いまだ消えぬ肯定論
産経新聞 8月14日(日)7時55分配信

 【ロンドン=木村正人】1961年8月、当時の東ドイツがベルリンの壁の建設に着手して13日で50年が経過した。冷戦終結に伴うグローバル化などで金融バブルが崩壊し、欧州はいま債務危機の暗雲に覆われている。金融資本主義への嫌悪感から、ドイツでは共産主義の非人道性の象徴だった「壁」を正当化する声さえあるのが実情だ。英国ではマルクス主義を再評価する風潮への警戒感が強まっている。

 ドイツのメルケル首相やウルフ大統領、ウォーウェライト・ベルリン市長らはこの日、ベルリンの壁の一部が残されているベルナウアー通りで、建設50年記念行事に出席。壁を乗り越え西側へ逃れようとして、警備兵に射殺されるなどした犠牲者を追悼した。壁の建設から崩壊までの28年間で死者は少なくとも136人に上るとみられている。

 ◆悲惨さ理解していない

 旧東ドイツ出身のメルケル首相は「壁が築かれ、親類に会えなくなった」と暗い時代を振り返る。しかし失業率の高止まりが続くベルリンで壁を正当化する声は決して小さくない。

 独世論調査会社がベルリン市民約1千人を対象にアンケートをしたところ、壁建設について3分の1以上が「東独からの難民流入を阻止し、緊張を安定化させるのに必要だった」と肯定的にとらえていた。ウォーウェライト市長は「人々が壁の悲惨さを理解していないとしたら残念だ。壁に関する記念行事は続けるべきだ」と主張している。

 ◆マルクス主義に警鐘

 一方、英大学街ケンブリッジでは、著名な英文芸批評家イーグルトン氏の「マルクスはなぜ正しかったのか」などマルクス関連本が書店に並べられ、マルクスの「資本論」がベストセラー入りする。英BBC放送の調査でも、マルクスは1999年と2005年に「最も偉大な思想家」「最も影響力のある哲学者」にそれぞれ選ばれている。

 前駐ロシア英国大使のトニー・ブレントン氏は「金融危機のさなかにあっても、資本主義はより多くの人の生活を豊かにしている。この25年の間に中国の5億人、インドの4億人が極貧から脱出できた。若い世代は共産主義の結末を知らない。共産主義は独裁を導き、多くの人が粛清された歴史を若い世代に伝えるべきだ」と警鐘を鳴らしている。

【用語解説】ベルリンの壁

 東西冷戦期の1961年8月13日未明、当時の東ドイツ政府が国民の西側への脱出を防ぐため、西ドイツの飛び地だった西ベルリンの周囲に有刺鉄線を敷設。その後、全長約160キロにも及ぶコンクリート製の壁を設置した。しかし80年代後半、東欧で民主化要求の流れが強まるなか、89年11月9日に東独市民が検問所に殺到。警備兵が検問所を開放し、壁は事実上崩壊した。

2927チバQ:2011/08/14(日) 18:37:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110813-00000823-yom-int
パレスチナ、9月20日に国連加盟申請の方針
読売新聞 8月13日(土)23時26分配信

 【エルサレム=加藤賢治】パレスチナ自治政府のマルキ外相は13日、AFP通信に対し、9月20日にパレスチナの国連加盟を申請する方針だと明らかにした。

 9月の国連総会にあわせ、アッバス自治政府議長が国連の潘基文(パンギムン)事務総長に申請書を提出するという。

 国連加盟には安全保障理事会の承認・勧告が必要だが、オバマ米政権は「交渉による和平」を主張、申請しても拒否権を行使する方針をパレスチナ側に伝えている。アッバス議長は、イスラエルとの和平交渉の早期再開は当面望めないと判断し、米国の反対を押し切り、国連加盟申請を決断したとみられる。パレスチナ側は、加盟が失敗しても、国連総会でパレスチナ国家樹立を支持する決議案採択を目指すなど、国際世論の喚起を狙っている。

 ただ、パレスチナ側は、国連加盟を求める姿勢を見せながら、国際社会がイスラエルに交渉再開への圧力を強めることも期待している。中東和平を推進する米国と欧州連合(EU)、ロシア、国連の4者は交渉再開に向けた協議を続けており、同議長も交渉再開の可能性を否定していない。

2928チバQ:2011/08/14(日) 20:34:53
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011081402000036.html
非常事態法 撤廃へ エジプト
2011年8月14日 朝刊

 【カイロ=今村実】エジプトの暫定政府は、ムバラク前政権下で三十年にわたり続いた非常事態法を近く撤廃する方針を決めた。

 一九八一年のサダト大統領(当時)暗殺事件で導入された後、警察が令状なしで身柄を長期間拘束できるなど強権支配や野党弾圧の象徴となっていた。

 十一日付エジプト紙アルアハラムなどによると、アッシルミ副首相は「非常事態の状況を終わらせるため必要な手続きを始める」と明言。大統領権限を一時的に引き継いだ軍最高評議会と調整中で、十一月にも予定される人民議会選までには撤廃される見通しだ。

 同法はムバラク政権時代に事実上の最大野党、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団の抑え込みなどに利用されてきた。選挙前に軽微な理由で数百人規模の支持者らを逮捕するなど妨害し、反政府集会の取り締まりにも使った。

 人権団体などは治安当局による拘束中の拷問も指摘し、撤廃を求めてきた。

 だが、人民議会は昨年五月、与党の賛成で二年延長を可決。同法撤廃は一月に始まったデモの主な要求の一つだった。

 アハラム戦略研究所(カイロ)のイマド・ガッド研究員は「令状なしの家宅捜索や、釈放直後に再び逮捕し拘束を長期化させるなど乱用された。軍主導の暫定政府から文民政府に移行すれば、撤廃効果が発揮される」と指摘する。

 中東では四月にシリアのアサド政権が約四十八年間に及んだ非常事態法を解除したが、反政府デモへの武力弾圧を続けている。

2929名無しさん:2011/08/14(日) 21:02:48
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110813-OYT1T00623.htm
経済成長のために祝日減も…イタリア緊縮財政策

 【ローマ=末続哲也】イタリア政府は12日の閣議で2012〜13年に増税と歳出削減で財政赤字を455億ユーロ(約5兆円)減らす追加的な緊縮財政策を決めた。


 これにより2年間で、財政赤字712億ユーロ(2010年)の解消を図る狙いだ。

 伊議会は7月に、14年までに財政赤字の大幅削減を目指す緊縮法案を成立させていたが、今回の追加的政策で1年早い財政均衡を目指す姿勢を示すことで、イタリアに波及した信用不安の払拭を目指す狙いだ。

 新たに打ち出されたのは、増税策としては、13年までの2年間、年間所得9万ユーロ(約980万円)以上の富裕層に対し、「連帯税」の名で新たに5〜10%の所得税を課す。金融取引に伴う利益への課税率も原則として、12・5%から20%へ引き上げる。

 歳出削減策としては、公務員約5万人の削減、年金支給開始年齢引き上げの一部前倒し、地方自治体の統合などを実施する。経済成長を促すため、祝日を減らして労働日数も増やす。

(2011年8月13日20時11分 読売新聞)

2930名無しさん:2011/08/14(日) 21:14:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110814/mds11081420550004-n1.htm
リビア反体制派、首都近郊の要衝を「制圧」 政権に打撃
2011.8.14 20:54

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捕虜を確保する反政府派=13日、ザーウィヤ(AP)
 リビア政府軍と攻防を続ける反体制派は13日、首都トリポリ西方約50キロの西部ザーウィヤで政府軍と激戦を展開し、AP通信によると、反体制派の報道官は「ザーウィヤの大部分を制圧した」と述べた。

 ザーウィヤは周辺に巨大製油所や原油積み出し港がある要衝で、反体制派が2月に制圧したが、3月にカダフィ政権が奪還していた。反体制派が完全制圧すれば、政権には大きな打撃になる。

 中東の衛星テレビ、アルジャジーラは14日、西部の山岳地帯から進軍してきた反体制派民兵がザーウィヤ市内で反体制派の旗を振り祝う姿を放映。ザーウィヤの3分の2を反体制派が制圧していると伝えた。ザーウィヤはチュニジア国境とトリポリを結ぶ幹線道路も通過する。道路を制圧すれば、トリポリへの物資供給路が妨げられることになる。(共同)

2931名無しさん:2011/08/14(日) 21:24:46

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/08/09/kiji/K20110809001382520.html
オーストラリア閣僚の同性愛パートナーが妊娠
 オーストラリアのペニー・ウォン予算・規制緩和相は9日、体外受精により、同性愛の相手である女性パートナーが妊娠したと発表した。

 オーストラリアでは同性同士の結婚は認められていないが、与党の労働党内にも同性婚の合法化を求める声があり、現役閣僚の妊娠発表を機に、法改正に向けた議論が活発化する可能性がある。

 ウォン氏は発表に踏み切った理由について「(閣僚である)自身の立場を踏まえ、国民の関心が高いだろうと判断した」と説明した。(共同)
[ 2011年8月9日 22:45

2932名無しさん:2011/08/14(日) 22:15:58
http://www.asahi.com/international/update/0813/TKY201108130503.html
賛否揺れたベルリン王宮、復元へ 予算計上、寄付も募るベルリン王宮の復元模型

 ベルリン中心部にかつて存在し、東ドイツ時代に壊されたドイツ帝国の王宮が復元されることになった。帝国誕生から敗戦、東西分割というドイツの歴史を映す象徴的な建物で、復元をめぐっては長く議論が続いていたが、統一から20年が過ぎてようやく動き出す。

 シュプレー川が流れ、大聖堂や世界遺産の「博物館島」が並ぶベルリン中心部に6月末、水色の八角形の建物がオープンした。復元されるベルリン王宮や、中に入る博物館の内容をPRし、建設費用の寄付を呼びかける建物だ。

 ドイツ連邦議会予算委員会は7月、王宮復元費用として計5億9千万ユーロ(約645億円)の支出を認めた。本格的な工事は2014年に始まり、19年に完成する予定。外観の大部分はかつての王宮を復元するが、内部には博物館や図書館、大学が入る。「フンボルト・フォーラム」と名付けられる建物の建設にはこの費用だけでは足りず、バロック様式のドーム再建の費用は含まれていない。8千万ユーロを目標に市民から寄付を集めている。

2933チバQ:2011/08/15(月) 12:54:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110815/mds11081510290003-n1.htm
ヨルダン国王に議会強化の憲法改正案
2011.8.15 10:26

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14日、シリア軍戦車、艦艇からの砲撃が伝えられた地中海に面したラティカの町から上がる煙(ロイター)
 ヨルダンのアブドラ国王の諮問を受け、政治改革の具体化を検討していた委員会は14日、議会の権限強化を柱とした42項目の憲法改正案を国王に提出した。国営ペトラ通信などが伝えた。

 改正案は同じ理由で2度下院の解散はできないとしているほか、解散後の4カ月以内の選挙実施も規定。

 国王は議会に1カ月以内の可決を要請。この後、国王の承認を経て改正が発効する。

 ヨルダンは立憲君主制で国王が強大な権限を持つ。アラブ諸国での民主化運動「アラブの春」の影響で、ヨルダンでも政治改革を求めるデモが起きていた。(共同)

2934チバQ:2011/08/15(月) 20:00:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110815/erp11081518140002-n1.htm
英国民、暴動再発防止に徴兵制復活論も
2011.8.15 18:07 (1/2ページ)

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9日、ロンドン南部で炎に包まれる建物(AP)
 【ロンドン=木村正人】死者5人、2億ポンド(約250億円)の被害を出した英国の暴動は沈静化したものの、15日までに2300人以上が逮捕される事態となった。略奪には来年夏に開かれるロンドン五輪のボランティアやバレリーナも加わっており、規範意識を失う英社会の実像をさらけ出した。キャメロン首相はロンドン警視庁トップに米警察の助っ人を迎える考えを示し、暴徒の社会保障を取り消す厳罰主義を打ち出す。若者を鍛え直すため、「徴兵制を復活させよ」との声も上がる。

 英国で4夜続いた暴動を鎮めたのは、息子を亡くした父親の言葉だった。

 イングランド中部バーミンガムで10日、自衛のため商店を巡回していたパキスタン系移民の若者3人が暴徒の車にひき殺された。父親の1人が「誰も責めはしない。もう落ち着いて家に戻れ」と呼びかけたところ、警察が態勢を強化したこともあって暴動は潮が引くように収まった。

 暴動には仕事もせず学校にも行かない「ニート」の若者が参加していたが、教師や大富豪の令嬢、11歳の少女まで含まれていた。防犯カメラは、略奪したとみられるブランド品を笑みを浮かべて抱える白人女性を映し出し、ロンドン西部イーリングでは火炎ビンを踏み消そうとした68歳の老人が暴徒に殴り殺された。

 英紙フィナンシャル・タイムズは「笑いながら無法の限りを尽くす米映画『時計じかけのオレンジ』を思いだした」と論評した。

 罪に問われた子供の裁判を欠席する親も多く、英紙の多くは「貧困、失業、消費主義の問題を越えている。英社会は善悪の規範、倫理観、責任感を失った」と解説する。英世論調査会社のアンケートで回答者は(1)子育てのまずさ52%(2)ギャング団の横行47%(3)犯罪行為の蔓延(まんえん)46%(4)刑罰の軽さ45%−を暴動発生の理由に挙げる。

 世論は、前労働党政権時代に助長された子供や貧困層を甘やかす風潮にうんざりしており、警察力の強化、厳罰主義を求めている。

 1年後にロンドン五輪を控える英国の国際的評価は地に落ちた。保守党のキャメロン首相は、大衆紙盗聴事件で辞任したロンドン警視庁警視総監ポストに、米ニューヨーク市警、ロサンゼルス市警を本部長として立て直したブラットン氏を迎え入れる考えを示した。警察予算の2割削減は堅持する方針だ。

 ただし、警察職員組合の幹部は、警察の予算・人員の削減が今回の事態を招いたとして反対している。

 英BBC放送の日曜討論では、1960年まで続いた徴兵制を復活させ、英社会に対する若者の帰属意識を醸成した方がよいとの意見が多く寄せられた。

2935チバQ:2011/08/15(月) 20:10:35
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2820146/7631317?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
英首相、「壊れた社会」の修復に米スーパーコップ抜擢
2011年08月15日 16:16 発信地:ロンドン/英国

【8月15日 AFP】英国で前週発生した暴動を受け、不良グループなどによる暴力事件に対処するため米国の「スーパーコップ」を抜擢する方針をデービッド・キャメロン(David Cameron)首相が表明し、英国警察の反発を招いている。

 ロンドン(London)など主要都市で4日間続いた暴動では5人が死亡した。五輪開催を1年後に控え、原因や対策について英国全土で議論が巻き起こっている。

 キャメロン首相は15日、暴動の原因に「モラルの崩壊」を挙げる演説を行う。事前に発表された演説原稿によると、首相は「壊れた社会を修復する」ために一歩たりとも立ち止まるつもりはないと約束。暴動は「わが国への警鐘」だと述べ、「何が失敗だったのかは分かっている。問題は、国の一部と一部世代でゆっくりと進むモラルの崩壊に立ち向かう決意ができるかだ」と語る。

 また、前代未聞の混乱の原因として「無責任、身勝手さ、母子家庭の子ども、規律のない学校、努力によらない報償、責任を伴わない権利」を挙げる。

■米国式導入に英警察反発、政府の「一貫性なさ」批判

 これに先だってキャメロン首相は、元ニューヨーク市警トップでニューヨークやロサンゼルス(Los Angeles)、ボストン(Boston)の犯罪組織の取り締まりで成果を上げたビル・ブラットン(Bill Bratton)氏を抜擢し、暴力事件に「ゼロ・トレランス(不寛容主義)」で対応する方針を表明した。

 テレサ・メイ(Theresa May)内相も、国民は「断固たる対応」を求めていると述べ、キャメロン首相の方針を支持した。

 ただ、英警察幹部からは、国内の問題には国内で培われた対策で臨むのが好ましいとして、首相への反発の声が相次いでいる。暴動対応の遅さを首相から非難されている英警察は既に、緊縮財政策を推し進めるキャメロン政権の警察予算削減案をめぐり、首相に強い不快感を抱いていた。

 英国幹部警察官協会(Association of Chief Police Officers、ACPO)のヒュー・オード(Hugh Orde)会長は、「400もの犯罪組織がある米国の1地域から、犯罪グループについて学びたいかと言われれば、確信は持てない」と、日曜紙インディペンデント・オン・サンデー(Independent on Sunday)に語った。

 ロンドン警視庁のティム・ゴッドウィン(Tim Godwin)警視総監代理も、2009年の主要20か国・地域(G20)首脳会議でのデモの際には警察の高圧的な対応に批判が集中したことを指摘し、暴動に対して警察がどの程度厳しく対処すべきかについて「政府の方針に一貫性がない」と批判した。

■「ゼロ・トレランスは好まない」とブラットン氏

 一方、「ゼロ・トレランス」を掲げて成功を収めてきたブラットン氏は、不寛容主義について「私はこの表現を好まない」と語る。

 同氏は英日曜紙メール・オン・サンデー(Mail on Sunday)への寄稿で、「どの国に対してであれ、ゼロ・トレランスの採用を勧めはしない。達成不可能だからだ。この言葉には、まるで問題を根絶できるかのような響きがあるが、現実は違う」と指摘。むしろ、犯罪組織の仕組みを理解することや、その活動を抑え込む強制措置を取るなどの複数の対策を提示した。(c)AFP/James Pheby

2936栃木都民:2011/08/17(水) 12:45:56
【北朝鮮】朝鮮に建設中の世界一高いホテル「柳京ホテル」がまもなく完成する。1987年の着工から、工事延期や停止などの紆余曲折を経て、24年後にようやく完成する運びとなった。ところが、韓国の建築専門家は、この柳京ホテルは倒壊する恐れもあると指摘する。
高さは世界一の330メートルで、105階建てだ。
確か、1991年に平壌へ行った際に実物を見たけど、表面のコンクリートに孔があき、また落下物があるので近づけないという説明だった。
完成図?を見ると、三方に張り出した部分が実際よりカナリ細くなっているし、天辺に展望台を作るなんて自殺行為だろう。
完成式典に親豚と子豚が展望台に昇ったら展望台が崩落したら、普通の朝鮮人民にはハッピーだろう。

2937チバQ:2011/08/18(木) 20:03:17
http://www.cnn.co.jp/world/30003720.html
イエメン反体制派、革命評議会を設立 新政権樹立にらみ
2011.08.18 Thu posted at: 15:56 JST
イエメン・サヌア(CNN) サレハ大統領の即時退陣を求める抗議デモや戦闘が続く中東イエメン情勢で反体制派は17日、後継政権の樹立を視野にした全国規模の革命評議会の設立を発表した。

各政党、会派や在外の政治指導者らを糾合したもので、新政権をにらんだ反体制派による初の本格的な対応策となっている。

評議会結成は首都サヌアにあるサヌア大学で開かれた会議で決まった。評議会のメンバーは143人で、サレハ政権を退陣に追い込み、イエメンを唯一代表する正統組織として国際社会の認知を求める。今週後半にも会議を開催し、議長と20人から成る執行部を選出する予定。

イエメン北部のサアダ州を握り、同国政界で大きな影響力を持つイスラム教シーア派のフーシ派は革命評議会への参加を拒否したが、合流のための交渉は続いているという。革命評議会に参加する野党政治家らによると、他の政治指導者らにも評議会への結集を求め、支持基盤の拡大を図る。

一方、サウジアラビアで治療中のサレハ大統領は16日、イエメン国民向けの声明を発表し、同国に帰国する考えを改めて明らかにした。イエメンの国営サバ通信が伝えた。大統領はまた、総選挙の実施時期については反体制派の要求を退け、2013年前には行わないと述べ、自らの即時退陣は否定した。

イエメンでの反政府デモは、北アフリカや中東諸国での民衆蜂起に触発される形で今年1月から激化。有力部族らも加わる反体制派と政府軍の衝突も多発し、交戦は首都にも及んでいる。

2938名無しさん:2011/08/18(木) 20:13:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011081802000037.html
双頭体制「ソ連へ逆行」 クーデター未遂20年 ゴルバチョフ氏会見
2011年8月18日 朝刊

 【モスクワ=原誠司】ソ連崩壊のきっかけになった保守派クーデター未遂事件(一九九一年八月十九日)から二十年を前に、ゴルバチョフ元ソ連大統領(80)は十七日、モスクワで記者会見し、「いかなる指導者も、いつかは交代する必要がある」と述べ、プーチン首相を暗に批判した。

 首相は来年三月の大統領選への出馬が取り沙汰される。ゴルバチョフ氏は「彼(プーチン氏)のおかげでロシアは今後も生き残るだろう。私は反プーチンではない。彼のような強権的な手法による改革も必要だ。大切なのは『過ぎないようにする』ことだ」と一定の評価も。

 一方、「現状に満足していない。ソ連時代に逆行している感じだ。貧困は進み、教育が後退している」と語り、メドベージェフ大統領との双頭体制を改めることを要望した。

 また、来年一月一日からロシア主導で始まる関税同盟については「旧ソ連圏の新たな経済交流の始まり」と期待をにじませた。

 この同盟はロシア、ベラルーシ、カザフスタンの三カ国が参加。関税を撤廃し、域内の統一経済圏をつくる。キルギスとタジキスタンも参加の意向を示している。

 しかし、ゴルバチョフ氏は「ウクライナの不参加は残念だ。正式参加の三カ国とウクライナが一緒になれば、旧ソ連の80%の経済力を持つことができる」と述べた。

 クーデター計画は「ヤナーエフ副大統領に裏切られた。国民の流血が避けられたのは良かったが、内紛になるかもしれなかった。国防や経済面で独立諸国連合をつくり、旧ソ連を全てまとめる一歩手前だったのに…」と言葉を詰まらせた。

2939名無しさん:2011/08/18(木) 20:13:32
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011081802000035.html
仲良く?バカンス ロ大統領と首相
2011年8月18日 朝刊

 【モスクワ=原誠司】ロシアのメドベージェフ大統領(45)とプーチン首相(58)が十六日、西部アストラハン州のボルガ川河畔で休暇を共に過ごした。政治手法の違いから不仲説も流れるが、来年三月の大統領選を前に「双頭体制」の堅固さをアピールした形だ。

 ロシア大統領府によると、二人はリラックスした服装で、河畔を談笑しながら散策、魚釣りや潜水を楽しんだという。それぞれ小型艇を操船し、川下りにも興じた。

 二人は最近、大統領選を意識したパフォーマンスが増え、メディアへの露出も多くなっている。モスクワ郊外で開かれた国際航空宇宙ショーには十六日と十七日にそれぞれ出席した。

 首相は十日、ロシア南部クラスノダール地方を訪れ、古代ギリシャの植民都市ファナゴリアの遺跡発掘現場を視察。自ら海に潜り、六世紀ごろのつぼを発見し話題になった。

2940名無しさん:2011/08/18(木) 20:55:59
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-22756320110818
インド全土で反汚職デモ、「現代のガンジー」釈放でハンストへ
2011年 08月 18日 13:10 JST
[ニューデリー 18日 ロイター] インド政府の汚職撲滅を訴えるハンガーストライキを計画した社会活動家アンナ・ハザレ氏(74)が逮捕され、全土で抗議デモが拡大している。ハザレ氏に近い人物は18日、15日間のハンストを許可する警察当局の決定を同氏が受け入れ、釈放されることになったと明らかにした。
 その抗議スタイルから「現代のガンジー」と称されるハザレ氏は4月にもハンストを実施。汚職を取り締まるオンブズマン制度を導入する法案を政府に約束させた。しかし、今月に入り示された汚職対策法案の捜査権限が首相や司法幹部に及ばないことから、活動家らは反発。ハザレ氏も再びハンストを計画していた。

 警察はハンストを許可せず、ハザレ氏は16日に逮捕された。支持者らの反発を受け、警察はハザレ氏の釈放を決定したが、同氏は拒否し、刑務所内でハンストを行っていた。

 首都ニューデリーでは17日、少なくとも1万5000人が抗議デモに集結。そのほか、金融都市ムンバイや北東部アッサム州など各地でも数千人規模のデモが行われた。デモに参加した学生(21)は「パスポートを取得するのに賄賂を強要された。汚職のない未来のため、すべての若者は今立ち上がり、この活動に参加すべきだ」と語った。

 事態を受け、シン首相は「アンナ・ハザレ氏の抗議活動は高い志によるものであろうと認めるが、法案を通させようとする彼のやり方は誤りであり、議会民主主義にとって重大な結果を伴う」と批判した。

2941チバQ:2011/08/19(金) 23:39:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110819-00000125-mai-int
<インド>「現代のガンジー」釈放…支持者数万人が集結
毎日新聞 8月19日(金)22時53分配信

 【ニューデリー杉尾直哉】インド政府の腐敗問題を追及してきた社会活動家、アンナ・ハザレ氏(74)は19日、ニューデリーの刑務所から3日ぶりに釈放され、首都北部の広場でハンガーストライキを開始した。政府が腐敗防止法案を修正し、首相や国会議員らを対象に加えるまで継続する方針。大雨の中、支持者数万人が集結して釈放を歓迎し、「腐敗根絶」を訴えた。

 正午前、ハザレ氏は刑務所から姿を現した。シン政権から釈放命令や集会許可を勝ち取った「英雄」を、群衆は大歓声で迎えた。ハザレ氏はすでに刑務所内で2日間のハンストを続けていたが、支持者らを前に力強く拳を突き上げ「母なるインド万歳。革命万歳」と叫んだ。

 約15キロ離れた広場には、建国の父マハトマ・ガンジーの大きな肖像が掲げられた。非暴力主義による民衆の統治を訴えたガンジーの原点に戻り、世直しを進めようというメッセージだ。人々はインド独立当時の歌を歌い、国旗を振った。

 インドの政治集会では、会場で配られる食事などを目当てにした貧民層が目立つが、ハザレ氏の支持者は教師や医師など知識層や中産層が多いのが特徴だ。公立小学校教師、バビータ・メガラニさん(35)は、「カネとコネのある家庭の子供たちだけが良い学校に入れる。教育を受けられない子供たちのため参加した」と語った。

 ハザレ氏が求める腐敗防止法案の修正に対し、政府側が今後も消極的な対応を続ければ、混乱がさらに広がる可能性が高い。

2942チバQ:2011/08/21(日) 00:25:50
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011082000362
元リビア首相が伊に亡命
 【カイロ時事】リビアの最高指導者カダフィ大佐のかつての盟友ジャルド元首相が20日、隣国チュニジアの空港からイタリアに渡航した。元首相は首都トリポリを脱出して反政府勢力支配地域に逃れたと伝えられており、亡命したもようだ。
 チュニジア政府当局者はAFP通信に対し、元首相が20日未明、東部ジェルバの空港からイタリア行きの航空機に家族と共に搭乗したと語った。ジャルド氏は1972年から77年まで首相を務めたが、カダフィ大佐と対立して90年代半ば以降、事実上の自宅軟禁下に置かれていた。(2011/08/20-23:11)

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http://sankei.jp.msn.com/world/news/110820/mds11082022140003-n1.htm
リビア反体制派、各地で要衝制圧
2011.8.20 22:13

反体制派の制圧後、笑顔でVサインを示す住民=20日、ザーウィヤ(ロイター)
 【カイロ=大内清】フランス通信(AFP)などによると、リビアの首都トリポリの攻略を目指す反体制派は19日、トリポリ西方の要衝ザーウィヤを完全に制圧したほか、トリポリの東150キロの町ズリテンもほぼ支配下に置いたと宣言した。反体制派は20日、最高指導者カダフィ大佐派との攻防が続いていた中部の港湾都市ブレイガも奪還した。

 ただ、百数十万人の人口のトリポリを武力攻略するのは容易ではなく、多数の市民が戦闘の犠牲となる可能性がある。反体制派としてはまず、トリポリを包囲して補給路を断ち、カダフィ派やトリポリ市民の出方を待つ可能性が高い。

 一方、反体制派によると、カダフィ政権のかつてのナンバー2で、1990年代に失脚したジャルード元首相が20日までにトリポリを脱出、反体制派側に合流した。

2943チバQ:2011/08/21(日) 00:26:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110820/mds11082022380006-n1.htm
リビア石油相が政権離脱か チュニジアで「帰国せず」
2011.8.20 22:36

オムラン・ブクラ石油相=6月29日、トリポリ(ロイター)
 ロイター通信によると、チュニジア政府当局者は20日、チュニジアに滞在中のリビアのオムラン・ブクラ石油相が「帰国しない」と述べていることを明らかにした。カダフィ政権から離脱した可能性もある。

 6月1日にガネム石油相(当時)がイタリアでカダフィ政権離脱を表明。ブクラ氏は後任として6月下旬に任命されたばかり。ブクラ氏が離脱すれば、首都トリポリを反体制派に包囲されつつある政権にとってさらなる打撃となる。(共同)

2944名無しさん:2011/08/21(日) 10:38:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110820/erp11082009270000-n1.htm
麻薬観光もう勘弁 オランダ、外国人に販売禁止へ
2011.8.20 09:24 (1/2ページ)

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アムステルダムの街角で、路上での大麻吸引禁止を告知する看板(AP)
 大麻(マリフアナ)の販売や所持を条件付きで認めてきたオランダで、外国人への麻薬販売が来年から禁止されそうだ。大勢の外国人客が大麻を買いあさる「ドラッグ・ツアー(麻薬観光)」が社会問題化する中、オランダ政府は「門戸開放はもう終わりだ」と軌道修正を宣言。外国人への販売を禁じた政府案には、各党も合意しており、近く可決される見通しだからだ。さまざまな文化に対して「寛容」であることを伝統としてきたオランダだが、国外に持ち出しての違法販売などが深刻化し、方針を転換せざるを得なくなった。


ショップを会員制に


 オランダには現在、自治体が営業を許可した「コーヒーショップ」と呼ばれる大麻販売認可店が約700ある。(1)宣伝をしない(2)覚醒剤やコカインなどのハードドラッグは提供しない(3)近隣に迷惑を及ぼさない−などを条件に、各コーヒーショップは最大500グラムまで大麻を在庫でき、客1人につき約5グラムまでの販売が認められている。吸引も違法ではないため、外国人観光客には店内で吸引方法を教えたりもしている。

 政府案では、現在18歳以上なら自由に出入りできるコーヒーショップを会員制に改め、国内居住のオランダ人だけが会員になれる。会員数も、1店当たり1000〜1500人に制限され、外国人のコーヒーショップ使用は不可能になる。政府は新制度を、オランダで仕入れた大麻を高く売る“密輸行為”が頻発しているベルギーとの国境に近い地域で年内から施行し、来年には全国展開したいとしている。

 オランダが、大半の国で所持も販売も栽培も禁止されている大麻を「合法」としているのには、歴史的経緯がある。18〜19世紀にかけて、アヘン貿易で潤ったオランダでは早くから薬物市場が形成され、国民の多くが、一説には「たばこよりも害が少なく常習性がない」とされる大麻などのソフトドラッグを使用してきた。このため、政府は大麻を全面的に禁止することは不可能と判断。さらに大麻使用を法で押さえつければ、大麻がハードドラッグと同じ闇市場に出回り、大麻使用者がより害の強いハードドラッグ使用に走る機会が増し、薬物禍がより深刻になると考えたのだった。いわばガス抜きのために、消極的大麻容認政策を進めてきた。


騒動や事故深刻化


 しかし、近年、これを逆手に取った外国人客が急増。オランダ南部のマーストリヒトでは1日約4000人、年間140万人が麻薬観光に訪れ、大麻使用者の騒ぎや交通事故、需要増に伴う違法販売が深刻化している。また、オランダの大麻寛容策は諸外国からも、各国の薬物規制に少なからぬ悪影響を及ぼしていると批判されてきた。日本でも、大麻取締法は種子を規制の対象外としているため、オランダで購入した大麻の種子をネット販売するなどの「違法ビジネス」が散見されている。

 外国人への大麻販売が禁止され、麻薬観光が廃止されれば、厳しい減収が必至のコーヒーショップ側は、「国籍差別だ」と抗議している。

 16〜17世紀にスペインから大量のユダヤ人を受け入れるなど、多くの迫害者を受け入れてきた歴史を持つオランダだが、今度ばかりは枢密院(行政訴訟の最高裁に相当)も、外国人への販売規制を認める判断を示している。

2945名無しさん:2011/08/21(日) 18:36:00
http://photo.sankei.jp.msn.com/highlight/data/2011/08/20/11iran/
2011年08月20日
反米イランでスタバ人気? 喫茶習慣に変化 
米国を「物質主義的」と批判し、敵視政策を続けるイランの首都テヘランで、米コーヒーチェーン大手「スターバックス」とよく似たロゴのカフェが人気を呼んでいる。テヘランに4店舗を展開する「ライースコーヒー」。緑の円に白い文字と星のロゴや、緑色のエプロンをつけた店員の装いはスタバにそっくり。実際にスタバのコーヒーやマグカップも売っている。経営責任者シリン・アスラニさんは「スタバの許可は得ていない。商品は密輸業者から買ったり、航空会社勤務の知り合いに外国で買ってきてもらったりしている」。手数料がかかるため値段は割高。「それでもスタバのコーヒーを指定して、欲しがる人が多い」という。(テヘラン 共同、写真も)

2947とはずがたり:2011/08/22(月) 18:02:32

カダフィ政権が崩壊寸前=反政府勢力、首都をほぼ制圧−大佐次男ら拘束・リビア
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011082200017

 【カイロ時事】リビアの最高指導者カダフィ大佐の打倒を目指す反政府勢力は21日夜、首都トリポリに入城し、カダフィ大佐の居住区兼軍事基地があるバーブ・アジジヤ地区を除いて首都全域を制圧した。大佐の次男で政権有力幹部、セイフイスラム氏が反政府勢力に拘束されたほか、大佐の警護部隊をはじめ政府軍部隊や雇い兵の多くが投降したもようだ。42年間の独裁体制を敷いたカダフィ政権は2月の反政府運動開始後、北大西洋条約機構(NATO)軍の支援を受けた反政府勢力の約半年に及ぶ攻勢で崩壊寸前に陥った。
 反政府勢力の連合体「国民評議会」のアブドルジャリル代表は中東の衛星テレビ局アルジャジーラに対し、「反政府勢力がセイフイスラムを拘束したとの情報を確認する。彼が裁判に臨めるよう、丁重に処遇するよう指示した」と語った。セイフイスラム氏は、大佐らと共に、国際刑事裁判所(ICC)が人道に対する罪で逮捕状を出していた。大佐の長男ムハンマド氏も投降したという。
 英スカイニュースによると、反政府勢力は、カダフィ大佐がたびたび演説を行った首都中心部の「緑の広場」に到達、祝砲を上げるとともに、反政府勢力の象徴である王政時代の旗を掲げた。市内は「解放」の歓喜に沸く反政府勢力や市民であふれた。(2011/08/22-09:40)

カダフィ大佐は権力放棄を=もはや支配せず−米大統領
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011082200018&amp;j4

 【ワシントン時事】オバマ米大統領は21日、リビア情勢について声明を出し、「カダフィ政権への攻勢は転換点に達した。政権は崩壊の兆候を示している」とした上で、流血を終わらせるために「カダフィ大佐はもはやリビアを支配していない現実を認め、きっぱりと権力を手放すべきだ」と強調した。
 さらに「(首都)トリポリは暴君の手から落ちつつある。リビアの人々による自由の普遍的な追求は、独裁者の鉄の拳よりはるかに強いことを示した」と述べた。
 大統領は、米国がリビア反政府勢力の連合体である「国民評議会」を「リビアの正統な統治当局であると承認している」と指摘。「国民評議会はリビアの人々の権利を尊重し、市民に死傷者が出ることを避け、国を導くべきだ」とし、秩序を持って平和裏に民主主義を追求するよう求めた。(2011/08 /22-13:15)

2948チバQ:2011/08/22(月) 20:09:15
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/08/22/20110822ddm007030110000c.html
リビア:民衆蜂起、新局面 首都攻防戦は長期化か
 【カイロ和田浩明】リビア反体制派が20日、首都トリポリの攻略作戦に着手し、最高指導者カダフィ大佐の排除を目指す民衆蜂起は開始から半年を経て新たな局面を迎えた。しかし、徹底抗戦を主張し続けてきた政権側が容易に最大拠点を明け渡すことも考えにくく、一進一退の攻防が続く可能性もある。

 反体制派は東部の石油積み出し港マルサエルブレガ以東を実効支配し、西部でもトリポリを取り囲むように支配地域を拡大した。海上は北大西洋条約機構(NATO)主導の多国籍軍が封鎖しており、トリポリでは燃料や現金の不足が伝えられる。

 20日にはカダフィ大佐の長年の側近だったジャルド元首相がイタリアに、ブクラ石油相がチュニジアに事実上亡命。ジャルド氏は中東の衛星放送アルジャジーラに対し、カダフィ大佐を「独裁者」と批判するなど、体制崩壊の接近を思わせる情勢だ。

 しかし、カダフィ大佐の出身地北中部シルトは今もカダフィ派が押さえており、マルサエルブレガでも政府軍の反攻が報じられている。反体制派は武装や練度の不足が指摘されており、過去の戦闘でも一進一退が長く続いた。大佐側の最大拠点トリポリが一気に陥落するかは不透明な情勢だ。人口100万人を超える大都会でもあり、都市ゲリラ戦が発生する懸念もある。

 一方で「NATOの支援で反体制派が攻勢を維持できれば、近日中に首都は落ちる」(エジプト・アハラム政治戦略研究所の軍事専門家カドリ氏)との見通しもある。

 政府側報道官は21日、トリポリで会見し「首都住民の大部分はカダフィ大佐を支持している」と主張した。一方で「和平に向け交渉の準備がある」とも発言し、アフリカ連合(AU)の仲介での休戦を求める意向を示した。

 ただ、「死ぬまでリビアに残る」と主張してきたカダフィ大佐や側近の居場所は不明で、NATO空爆などを避けて国内各所を移動していると見られる。仮に反体制派が首都を制圧しても、南部サブハなどを拠点に抵抗を続けるシナリオも考えられる。

毎日新聞 2011年8月22日 東京朝刊

2949チバQ:2011/08/22(月) 20:09:44
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/08/22/20110822dde001030005000c.html
リビア:反体制派、首都大半制圧 カダフィ氏息子拘束 NATO「崩壊しつつある」
 【カイロ和田浩明】リビアの反体制派は21日夜(日本時間22日未明)首都トリポリに進攻し、中東の衛星放送アルジャジーラによると、市内の大部分を制圧、最高指導者カダフィ大佐の息子2人を拘束した。カダフィ大佐は国営テレビで反撃を呼びかけたが、音声のみで姿は見せず、所在は不明だ。反体制派を軍事的に支援する北大西洋条約機構(NATO)はカダフィ政権が「崩壊しつつある」と明言。約42年間続いたカダフィ独裁体制は終焉(しゅうえん)を迎えつつある。

 カダフィ大佐が退陣すれば、中東全域を覆う民主化政変「アラブの春」で排除された独裁政権はチュニジア、エジプトに次いで3カ所目となる。

 反体制派は21日、主にトリポリ西方のザウィヤと海上から首都に進攻。市内の支持者もこれに呼応し攻撃に加わった。西方からの部隊は21日夜に市内中心部の「緑の広場」に到達。カダフィ派と一時戦闘となったが、大きな抵抗はなかったようだ。

 広場は大佐が2月に「徹底抗戦」を訴える演説をした場所で、大佐の居住区画まで数キロしか離れていない。

 海上からの部隊は西部ミスラタから首都東郊のタジュラに上陸し、政府側と交戦した。

 政府側では21日夜までに、カダフィ大佐の警護担当部隊が降伏。国際刑事裁判所から人道に関する罪などの容疑で逮捕状が出ている大佐の次男で、後継者とみられていたセイフ・アルイスラム容疑者は拘束され、長男のムハンマド氏も投降した。

 これにより、政府側が死守してきたトリポリ中心部はカダフィ大佐の居住区画を除き、大部分が反体制派の支配下に入った模様だ。現地からのテレビ映像では、住民がカダフィ大佐の写真を踏みつけ、解放の喜びから空中に発砲する様子なども見られた。反体制派の拠点である東部ベンガジでも歓喜する市民らであふれた。

 一方、カダフィ大佐は国営テレビで音声を流し「抵抗しなければ(欧米)帝国主義勢力の奴隷になる」と繰り返し反撃を訴えた。アルジャジーラによると、アフリカ連合(AU)がアンゴラかジンバブエへの出国を打診中との情報もある。

 リビアでは2月中旬に反政府デモが始まった。3月19日にNATO主導の多国籍軍による空爆が開始された後も、カダフィ大佐は徹底抗戦を主張してきたが、リビア騒乱はその始まりから半年で重大局面を迎えた。

2950チバQ:2011/08/22(月) 22:15:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110822/mds11082220550009-n1.htm
英仏、戦後計画の詰め急ぐ イラクの教訓、選挙や治安維持支援
2011.8.22 20:54 (1/2ページ)

首都の大型ホテルのロビーから市街を見下ろすジャーナリスト=22日、トリポリ(AP)
 【ロンドン=木村正人】リビア軍事介入を主導してきた英国やフランスはリビア最高指導者カダフィ大佐体制の崩壊は近いと判断、イラク戦争後に起きた内戦の二の舞を避けるためトリポリの治安維持など体制変革に向けた戦後計画の策定を急いでいる。北大西洋条約機構(NATO)も「リビア国民の保護」を理由に反体制派支援を継続するとともに軍や石油など主要施設の監視を強化する。

 キャメロン英首相は22日、首相官邸で記者会見し、「カダフィ大佐は反体制派組織・国民評議会のアブドルジャリル議長に政権を譲り渡せ」と表明。サルコジ仏大統領もカダフィ大佐の即時退陣を迫った。

 リビアでの軍事作戦に参加しているのは英仏米などNATO加盟14カ国とスウェーデン、アラブ首長国連邦(UAE)、ヨルダン、カタールの4カ国。十分な戦後計画を持たずに戦争に突入、内戦が泥沼化したイラク介入の教訓から、参加国は連絡グループをつくり軍事面だけでなく民政面でも国民評議会を支援してきた。

 戦闘終結後、カダフィ体制から国民評議会に円滑に権力を移行し、総選挙を早期に実施できるよう英政府の協力で憲法草案も制定。英紙タイムズが入手した戦後計画によると、首都トリポリが陥落した後、治安を維持するため、市民による1万〜1万5千人の治安部隊を編成する計画という。

 7月末には反体制派の軍司令官が側近2人とともに殺害されたが、反体制派内の権力闘争との見方が有力だ。カダフィ大佐派からの寝返り組が多い東部ベンガジと西部の反体制派間の確執も取り沙汰される。内戦の芽を摘むため、英仏両国は政治的に中立なカダフィ体制内の軍人や高官を新政権に取り込むよう国民評議会に助言している。

 NATOのラスムセン事務総長は地上部隊派遣の可能性について言及を避けつつ、「NATOは(カダフィ体制崩壊後)リビア国民と国民評議会とともに働く準備ができている。国民の安全が脅かされれば、国連決議に基づき行動する」と国民評議会を支援する考えを改めて表明した。

2951チバQ:2011/08/22(月) 22:16:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110822/mds11082220490007-n1.htm
歓喜に沸くトリポリ 反体制派、用意周到な制圧作戦
2011.8.22 20:47 (1/2ページ)

反政府軍のトリポリ入りを祝い、王政時代の国旗を振る市民。カダフィ大佐が牢獄に入ったマンガも=22日、ベンガジ(ロイター)
 反体制派部隊がほぼ制圧したリビアの首都トリポリでは、40年以上続いた最高指導者、カダフィ大佐による独裁の終焉(しゅうえん)が間近に迫ったことに市民は歓喜に酔いしれた。カダフィ氏の居住地区でカダフィ派が激しく反撃するなど、首都攻防をめぐる緊迫は続いているが、反体制派と北大西洋条約機構(NATO)軍が連携した周到な進攻作戦がカダフィ大佐を追い詰めつつある。

 中心部の「緑の広場」には21日夜、進軍した反体制派の民兵や民衆が押し寄せ、赤、黒、黄色の反体制派のシンボル旗を降り、祝砲を鳴らすなど歓声に包まれた。「われわれは独裁者の支配から解放されようとしている。神をたたえよう」。保育園勤務の女性(36)はAP通信に興奮気味に語った。

 「緑の広場」は政権のシンボルカラーにちなんで名付けられ、カダフィ氏の演説や政権支持のデモが最近まで繰り広げられていた。だが、カダフィ派の象徴的な場所も、大佐を支持する市民の姿が消えて、反体制派はすでに「殉教者の広場」と呼び始めている。

 内戦の長期化で人口約110万人の首都の市民生活は物資不足が深刻化し、不満は限界に達していた。20日にNATO軍の空爆とともに始まった反体制派の首都攻撃の展開は早かった。

 フランス通信(AFP)によると、「地中海の人魚」と呼ばれるトリポリにちなんだ「人魚の夜明け作戦」では、21日早朝に一部部隊が海からトリポリ入りし、潜んでいた反体制派と合流、戦闘を始めた。トリポリ東部の海岸で数週間前から反体制派が武器を運び込んでいたとの情報もある。

 首都には東部、西部からも反体制派の部隊が進軍。大きな抵抗にあわなかった。反体制派組織「国民評議会」の報道官は「トリポリ内外の反体制派やNATO軍と連携をとっていた」と語り、作戦が周到に計画されたものだったことを明らかにした。

 一方、市内では一部地区でまだ散発的な銃声が聞かれるほか、カダフィ派は大佐の居住地区バーブ・アジジヤ地区への攻撃にも、「手当たり次第」に反撃しているという。(カイロ支局)

2952チバQ:2011/08/22(月) 22:28:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110822/mds11082220510008-n1.htm
シリア大統領退陣拒否 カダフィ政権崩壊寸前、中東への影響は
2011.8.22 20:47 (1/3ページ)

22日、リビアの首都トリポリの道路を進む反体制派の戦闘員ら(ロイター=共同)
 リビアのカダフィ政権が崩壊寸前にまで追い込まれたことで、民主化運動への弾圧が続くシリアやイエメンでも、デモ隊から国際社会の強力な関与を求める声が高まりそうだ。一方で政権側は、米欧などによる非難や圧力に態度を硬化させており、シリアではさらに弾圧が強まる恐れもある。

 

 「(米欧の退陣要求は)意味がない」

 21日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、シリアのアサド大統領は21日放映された国営テレビとのインタビューで、政権を退く意思がないことを表明した。

 アサド大統領は3月に本格化した反政府デモに対して徹底した弾圧を続け、2000人以上の死者が出ているとされ、欧米から退陣要求が出ていた。

 一方でアサド氏は今月、複数政党制を可能とする新政党法を承認。人民議会(国会)選が来年2月に行われるとの見通しも示し、あくまで政治改革によって混迷を切り抜ける腹づもりだ。ただし、「治安機関の介入を必要とする治安情勢も存在する」とも述べ、デモ隊への弾圧を今後も継続する構えを見せた。

 「アラブの春」と呼ばれる中東・北アフリカ地域の民主化運動は最近、ペルシャ湾岸諸国でデモ隊が政権側に押さえこまれ、勢いを失いつつあるかのように見えた。リビア情勢の急展開は、体制側を非難するうえで、「もっとも元気づけられるニュース」(19日付の英紙フィナンシャル・タイムズ社説)となった。

 とはいえ、シリアを取り巻く状況はリビアとは大きく異なる。国連安全保障理事会では、シリアと関係の深いロシアの反発で法的拘束力のない議長声明を採択するのがやっとだった。軍事介入の選択肢も現実味が乏しい。シリアの背後にはイランの影がちらつき、情勢の混迷は、イスラエルやレバノンなど周辺国の懸念を増大させかねない。

 米欧の追加経済制裁も効果は限定的とみられる。ニューヨーク・タイムズ紙は、アサド政権の政治改革も「せいぜいムバラク政権下のエジプト程度の民主主義にしかならない」との専門家の冷めた見方を紹介した。(岩田智雄)

2953チバQ:2011/08/24(水) 00:27:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110824-00000008-jij-int
カダフィ大佐拠点に猛攻=反政府勢力、東部戦線でも進撃―抵抗なお続く・リビア内戦
時事通信 8月24日(水)0時24分配信

 【カイロ時事】リビアの首都トリポリの大半を支配下に置いた反政府勢力は23日、カダフィ大佐支持派が立てこもるトリポリの居住区兼軍事基地バーブ・アジジヤに対し、これまでの首都攻防戦で最も激しい攻撃を加えた。ロイター通信によると、同勢力の一部がバーブ・アジジヤに突入したもようだ。
 ロシア・メディアによると、カダフィ大佐は同日、ロシアのイリュムジノフ国際チェス連盟会長との電話で「トリポリにおり、国を離れるつもりはない」と語った。大佐の消息が伝えられたのは21日以来。
 一方、東部の都市ベンガジなどから出撃した反政府側部隊は西方へ進撃し、ロイター通信によると、大佐派から石油都市ラスラヌーフの支配権を奪取した。大佐側の抵抗は続いているが、反転攻勢は極めて困難な情勢だ。
 現地からの報道によると、バーブ・アジジヤ一帯には反政府勢力の戦闘員や支持者が大挙して押し寄せており、砲撃音や銃声が鳴り響き、北大西洋条約機構(NATO)軍による空爆も続いているもようだ。
 リビアでは、トリポリから南東に約400キロ離れた大佐出身地の中部シルトなど、反政府側の支配が現在も及んでいない地域がある。トリポリや東部戦線で敗れた大佐派が次々とシルトに逃れる動きが確認されており、ラスラヌーフを制圧した部隊は、これを追う形でシルト方面に進撃している。  最終更新:8月24日(

2954チバQ:2011/08/24(水) 19:35:25
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4809025.html
カダフィ政権、事実上「崩壊」か

カダフィ政権は事実上「崩壊した」との見方が広がっています。リビアの反体制派は、首都トリポリにあるカダフィ大佐の居住区を制圧しましたが、行方をくらませたカダフィ大佐は投降を拒否しています。

 トリポリにあるカダフィ大佐の居住区に鳴り響く銃声。日本時間の23日夜、反体制派はついに、長年、圧政を敷いてきたカダフィ政権の中枢に踏み込みました。激しい戦闘の末、反体制派はアジジヤ地区を完全制圧したと表明しました。

 「カダフィとやつの息子どもに “地獄に落ちろ”と言いにきた。リビアはリビア国民のもので、殺し屋のものじゃない!」(反体制派の兵士)

 反体制派の拠点ベンガジでは・・・。

 「神に感謝します!我々が勝利しました。リビアは自由!」(ベンガジの市民)
 「自由!きょうは人生の中で最もすばらしい日です!」(ベンガジの市民)

 カダフィ大佐の邸宅には、反体制派のシンボルでもある王政時代の国旗が掲げられました。数時間にわたる激しい戦闘の末、カダフィ大佐の居住区を制圧した反体制派。市民が乗り回しているのは、カダフィ大佐愛用のゴルフカートです。

 「カダフィは私たちがやったことを見たでしょう」

 ベンガジに住む少女は、追い詰められたカダフィ大佐を歌にしました。街中には、こんな絵が描かれていました。
 『アフリカ大陸最大の王 アウト』

 「ホテルの入り口にあるカダフィ大佐の敷物、人々が出入りするたびに踏みにじっています」(記者)

 「カダフィよ、どこにいる?出てこい!」(反体制派)

 行方がつかめないカダフィ大佐。イギリスのBBCは、邸宅の地下につくられた秘密の通路を使って逃亡した可能性を伝えています。そして、日本時間の24日朝、現地のメディアで音声メッセージが流されました。

 「トリポリに入っているやつらを排除せよ」(カダフィ大佐の音声メッセージ)

 生か死で戦いに臨むと、あくまで投降を拒否するカダフィ大佐。居住区から姿を消したのも戦略的な移動だと強気の姿勢を崩しませんでした。

 しかし、権力の象徴とされた首都トリポリの拠点まで反体制派に制圧されたことで、カダフィ政権は事実上、崩壊したとの見方が広がっています。(24日17:48)

2955チバQ:2011/08/24(水) 19:37:58
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110824-OYT1T00468.htm
在日リビア大使館、国旗を国民評議会の三色旗に
 東京・渋谷区のリビア大使館が、敷地内に掲げていたカダフィ政権の緑一色の国旗を降ろし、反体制派組織「国民評議会」がシンボルとする三色旗に替えた。

 同大使館によると、旗を付け替えたのは22日。赤、黒、緑色を基調とした新たな旗は、カダフィ氏が1969年にクーデターで倒した王政時代に国旗として使われていたもの。ジュマア・オウン駐日臨時代理大使(54)は24日、読売新聞の取材に対し、「(カダフィ政権が)終わりつつあると判断したので、国旗を付け替えた」と語った。

(2011年8月24日11時45分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110824-OYT1T00390.htm
カダフィ独裁崩壊、国民評議会が新体制作り着手

中東


23日、トリポリ南部のカダフィ氏邸宅を制圧し、カダフィ氏の像の頭部を踏みつける反体制派の兵士ら(AP)

 【ベンガジ(リビア東部)=田尾茂樹】リビアの反体制派は23日午後(日本時間24日未明)、最高指導者ムアマル・カダフィ氏の邸宅や軍事施設がある首都トリポリ南部のバーブ・アジジヤ区域に進攻、カダフィ派の牙城であるこの区域を攻略した。

 これにより、反体制派は首都のほぼ全域を制圧、約42年に及んだカダフィ氏の独裁政権は事実上崩壊した。反体制派組織「国民評議会」のムスタファ・アブドルジャリル議長は、25日にも国民評議会の本部を東部ベンガジからトリポリに移す方針を表明、新体制作りに着手する。

 反体制派は23日、戦闘員数百人の勢力で、要塞化されたバーブ・アジジヤに突入。残っていたカダフィ氏派勢力との激しい戦闘の末、制圧した。作戦に同行したAFP通信の記者は、「敷地内には多数のカダフィ氏派の戦闘員の死体が横たわっていた」と伝えた。

 アブドルジャリル議長は、首都攻防戦で400人以上が死亡、約2000人が負傷したことを明らかにした。

 リビアの反体制蜂起は、チュニジアとエジプトの政変に触発される形で今年2月、リビア東部で始まった。カダフィ派と反体制派の武力衝突は一進一退を繰り返したが、北大西洋条約機構(NATO)指揮下の多国籍軍による空爆を受けたカダフィ派が徐々に弱体化、体制は約半年で事実上打倒された。

 ただ、反体制派は、国情の安定化に不可欠とみられるカダフィ氏の身柄拘束を果たしておらず、行方もわかっていない。そのカダフィ氏は24日未明、トリポリの地元ラジオ局を通じて演説し、「(バーブ・アジジヤ区域からの撤退は)戦術的行動だ」と強調。多国籍軍による空爆を非難し、「勝利か殉教者になるかだ」と徹底抗戦を宣言した。

(2011年8月24日11時15分 読売新聞)
最新主要ニュース8本 : YOMIURI ONLINE トップ

2956チバQ:2011/08/24(水) 22:37:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110824/mds11082420100010-n1.htm
反体制派、政権移行に着手 首都完全制圧 
2011.8.24 20:08
 【カイロ=佐藤貴生】リビアの最高指導者カダフィ大佐は24日、首都トリポリの拠点バーブ・アジジヤ地区が反体制派に制圧されたことを受けて、地元ラジオ局を通じて同地区から撤退したと表明した。大佐と家族の行方は不明。フランス通信(AFP)によると、反体制派組織「国民評議会」のアブドルジャリル議長は同日、8カ月以内に大統領選と議会選を実施する意向を表明。本格的な政権移行に着手した。

 カダフィ大佐はバーブ・アジジヤ地区からの撤退を「戦術的行動だ」とした上で、「侵略」には「死か勝利まで戦う」と投降を拒否。その後も、地元テレビでの音声メッセージで「誰にも見つかることなく慎重にトリポリ市内を移動した。危険ではなかった」と述べ、首都周辺にとどまっていることを示唆した。

 ロイター通信によると、国民評議会の代表者は24日、カタールの首都ドーハで米英仏やトルコなどと財政支援に関して会談。中東の衛星テレビ局アルアラビーヤは同日、国民評議会の代表団がトリポリに向かったと伝え、政権移行に向けた動きが加速している。

 トリポリでは24日も銃撃戦が断続的に続き、未明にはカダフィ派によるとみられるミサイル数十発が打ち込まれたもようだ。反体制派によると、首都攻防戦で400人以上が死亡、少なくとも2千人が負傷した。南部の砂漠の街サブハで戦闘が起きたほか、チュニジア国境に近いズアラで大佐側による砲撃があったとの情報もある。

2957チバQ:2011/08/24(水) 22:38:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110824/mds11082420080008-n1.htm
カダフィ大佐はどこに 隠れ家?中部の故郷?
2011.8.24 20:05 (1/2ページ)

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 リビアのカダフィ大佐(ロイター)
 【カイロ=佐藤貴生】「トリポリを浄化せよ」。リビアの最高指導者、カダフィ大佐は24日、首都トリポリの居住区から移動したと表明した後も、音声メッセージを通じて反体制派への徹底抗戦を呼びかけている。大佐はどこに雲隠れしたのか。首都などには多数の隠れ家が設置されているとされ、故郷の中部シルトに戻り、反撃の機会をうかがっているとの見方も出ている。“カダフィ追跡作戦”がいつ実を結ぶかは判然としない。

 「すべての施設、すべての部屋を探せ」。23日、首都トリポリのカダフィ大佐の居住区であるバーブ・アジジヤ地区になだれ込んだ反体制派の兵士らは、くまなく同地区内の施設を捜索したもようだ。が、24日朝の時点でカダフィ大佐や次男のサイフルイスラム氏らの発見には至っていない。

 広さ約6平方キロに及ぶ同地区内には大佐らの居住区域のほか軍施設もあり、約30キロにも及ぶ複数の地下トンネルが掘られていることが判明。中には地中海に達するものもあるとされ、すみずみまで捜索するにはなお時間を要しそうだ。

 リビア軍関係者は中東の衛星テレビ局アルアラビーヤに、大佐らはトリポリに多数ある潜伏先のひとつに隠れている可能性があるとし、「発見には長い時間がかかるだろう」と述べた。

 42年に及ぶ独裁の間に着々と隠れ家の設置を進めていたとすれば、何者にも知られていない安全な場所は少なくないようにみえる。カダフィ大佐が属するガッダードファ族が多く住んでいる故郷の中部シルトや南部サブハに潜伏しているとの観測も流れている。

 実際、シルト周辺からは22日夜、北西のミスラタ方面にスカッドミサイルが発射された。大佐がシルトに逃れたとすれば、支持部族を巻き込んでゲリラ戦を指揮することも考えられる。

 一方、反米を通じて大佐とつながりがある中米ニカラグア政府は23日、「亡命を求められれば受け入れざるを得ない」と述べた。カダフィ政権と経済や治安面で関係が深い隣国チャドやマリなど、アフリカにも受け入れる国はあり得る。

 米政府は「カダフィ大佐が国を去ったとの情報はない」としている。が、大佐がトリポリにいることが最後に確認されたのは、国際チェス連盟会長とチェスをする映像がテレビで流れた6月中旬のことで、その後は音声メッセージの発信に終始しており、その動静は依然謎に包まれている。

2958チバQ:2011/08/28(日) 23:35:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110827-00000097-san-int
反カダフィ派、首都に本拠 政権樹立加速、AU20カ国が承認
産経新聞 8月27日(土)7時55分配信

 【カイロ=佐藤貴生】リビアの反カダフィ派である「国民評議会」のジブリル暫定首相は26日、イスタンブールで行った「連絡調整グループ」の会合を受けて記者会見し、外国で凍結されているリビアの全資産の解除を求めた。評議会は海外の総資産は最大1700億ドル(約13兆円)に上るとしている。

 同評議会は25日、本拠地を東部ベンガジからトリポリに移したことを明らかにした。内務、法務、国防などの主要閣僚の半数がトリポリに到着、政権樹立の動きが加速している。

 英国防省は、英軍機が25日から26日にかけて大佐の故郷である中部シルトのカダフィ派拠点を空爆したと発表。フランス通信(AFP)は、シルト攻略に向けて反カダフィ派の兵士らと英仏の特殊部隊が合流して作戦に従事しているのを記者が目撃した、と伝えた。カダフィ派は26日、トリポリの空港を爆撃し、航空機を破壊した。

 一方、ロイター通信によると、アフリカ連合(AU)は26日、リビアのカダフィ政権崩壊を受けてエチオピアのアディスアベバで会合を開き、国民評議会を正統なリビアの代表として承認するのを見送った。

 AU創設に貢献し、多額の資金をAUやその加盟国に提供してきたとされるカダフィ大佐の影響力が示された形だ。半面、AUの当局者によると、加盟20カ国が同評議会を個別に承認したとされ、リビア情勢をめぐりAUは分裂状態に陥っている。

2959チバQ:2011/08/28(日) 23:36:24
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/mideast/524868/
リビア崩壊 女、酒、ドラッグ…まるで映画
配信元:
2011/08/26 12:00

 とても現実とは思えなかった−。ボスニア・ヘルツェゴビナ出身で、リビアのカダフィ政権側の雇い兵指揮官を務めた人物が、政権中枢の退廃した生活の一部を24日の米誌タイム(電子版)に明らかにした。

 この人物はマリオと名乗る41歳の男性。カダフィ大佐の施設では、「パーティー、女、酒、ドラッグ」で、非日常的な生活が繰り広げられていたという。

 マリオは「カダフィ氏の身内の一人がカダフィ氏の邸宅の一つに連れて行ってくれた。そこでは、私が欲しいものは何でも手に入った。人々が面白半分で撃たれたり、ロシアンルーレットを強要されたりしているという話も聞いた。まるで映画の中にいるようだった」とも語った。

 2週間前に友人から「事態が急速に変化しそうだ」とトリポリ脱出を勧告されたという。

2960チバQ:2011/08/28(日) 23:46:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110828/mds11082821160012-n1.htm
反カダフィ派 大佐主要拠点に迫る 首都周辺は深刻な物資不足 
2011.8.28 21:15

リビアの首都トリポリでは、深刻な物資不足のため、食料品を買い求める人々が長蛇の列をつくった(大内清撮影)
 【ザーウィヤ(リビア北西部)=大内清】リビアの反カダフィ派勢力は28日、カダフィ大佐の出身地で重要拠点のひとつであるシルト東方のベンジャワードを制圧した。また北西部のミスラタから出た部隊がシルトの西約30キロの地点に迫ったもようだ。フランス通信(AFP)が伝えた。27日には首都トリポリ南部のカダフィ大佐派の最後の軍事基地も制圧、トリポリ国際空港も完全に支配下に入れた。国際空港周辺ではカダフィ派が砲撃を繰り返すなど抗戦が続いていた。

 首都の完全制圧に向けた動きが着実に進む一方、トリポリを中心とするリビア北西部では、深刻な物資不足が続いている。特に国民生活の「血液」ともいえる石油は価格が50倍に達する場所もあり、トリポリ周辺ではほとんど手に入らない状況だ。

 アフリカ大陸有数の産油国であるリビアでは、カダフィ政権下、石油20リットルが3リビアデイナール(約160円)の安価で提供されていた。

 しかし、カダフィ派と反カダフィ派が内戦に突入すると値上がりを始め、トリポリでは最近、150デイナールまで高騰。隣国チュニジアから運び込まれるわずかな石油も反カダフィ派部隊が優先使用するため市民に行き届かず、野菜や小麦粉といった食料品の物流も滞っている。トリポリのタクシー運転手、サイードさん(50)は「客はいるのに、車を動かせない」と嘆く。

 反カダフィ派の代表組織「国民評議会」は、トリポリに石油3万トンを運び込むと発表、上下水道や電力の公共サービスも復旧を急ぐとしている。だが、製油施設が集まるトリポリ西郊の要衝ザーウィヤでは、石油生産がいつ軌道に乗るか見通しが立たず、当面は国際社会の支援に頼らざるを得ない。

 カダフィ派は内戦中、反カダフィ派への燃料供給を絶つため、国内各地の石油貯蔵施設やガソリンスタンドを破壊した。依然として所在不明のカダフィ氏捜索が難航し、カダフィ派によるゲリラ戦が長引けば、石油関連施設へのさらなる攻撃も予想される。

2961チバQ:2011/08/28(日) 23:48:56
2511 名前:チバQ 投稿日: 2011/08/28(日) 23:48:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110828-00000048-mai-int
<リビア>和解が焦点 部族対立、地域格差解消がカギ
毎日新聞 8月28日(日)21時20分配信

 【カイロ樋口直樹】リビアを42年間にわたり支配してきたカダフィ政権の崩壊を受け、反カダフィ派で作る国民評議会は近く暫定政府を発足させ、新生リビアの建設に乗り出す。逃走中の最高指導者カダフィ大佐の追跡と、治安の早期回復や社会基盤の復旧が最優先課題だ。内戦に伴う恩しゅうを乗り越え、部族社会をいかに束ねていくかが試練となる。

 首都トリポリではカダフィ派勢力の掃討作戦が最終局面を迎えており、国民評議会は大佐の故郷・北中部シルトや一族の出身地・南部サブハなどを制圧し次第、「リビア解放」を宣言して、暫定政府を始動させる。 国民評議会のゴーガ副議長は毎日新聞の電話取材に対し、「リビア解放宣言」から8カ月で国民会議(制憲議会)の選挙を行い、新憲法の国民投票などを経て、宣言から20カ月で国会と大統領の選挙を実施する予定だと明らかにした。

 AP通信によると、カダフィ大佐の首席報道官は27日夜、米ニューヨークのAP通信本社に電話をかけ、「大佐はリビアにおり、暫定政府の樹立を反カダフィ派と話し合う用意がある」と伝えたという。追い詰められた大佐側が時間稼ぎを狙ったものとみられる。

 反カダフィ派にとって最大の課題は治安の回復だ。だが、カダフィ大佐の「私兵」だった軍部や、国民監視機関だった警察に治安任務は務まらない。反カダフィ派も「寄り合い所帯」的な性格が強く、暫定政府下で治安を担うことになる軍や警察はまだ存在しない。

 カダフィ派への空爆で国民評議会を支援してきた欧米だが、平和維持軍などの陸上部隊の投入には消極的だ。評議会も外国軍駐留には慎重で、アブドルジャリル議長は27日、アラブ・イスラム諸国からであれば、警察部隊を受け入れる可能性を示唆した。

 トリポリでは停電や断水が起き、食料や医薬品の不足も深刻化している。評議会が国民の信頼を得るには社会基盤の早期再建が欠かせないが、肝心の財源が不足している。評議会で対外関係を担当するジブリル氏は「我々は(国民に)正統性を問われる危機に直面するかもしれない」と危機感を募らせている。

 国連安保理決議などに基づき世界中で凍結されている旧政権の資産総額は1100億ドル(約8兆4300億円)と推定されるが、凍結を解除するには関係機関などの合意が必要だ。国民評議会が「当面必要」と訴えている50億ドル(約3800億円)分のうち、これまでに解除が決まったのは、米国で凍結されていた15億ドル(約1160億円)分のみだ。

 評議会はリビア産石油・ガスの輸出再開も急いでいるが、ロイター通信によると、27日現在、リビア国内にある五つの製油所すべてが、原油の不足や施設の損壊によって操業できない状況にある。

 治安の改善や経済の立て直しには、内戦による恩しゅうや部族・地域間のあつれきを超えた国民和解が必要だ。カダフィ派を中心に優遇されてきた西部と、冷遇され反体制色を強めた東部の地域格差や、部族対立の溝をどう埋めるか。新生リビアのかじ取りにあたる国民評議会は旧政権の強権政治に代わる統治手法を問われている。

2962チバQ:2011/08/28(日) 23:50:17
http://www.afpbb.com/article/politics/2822704/7682066?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
アブハジア大統領選、親ロシア派が当選
2011年08月28日 15:38 発信地:スフミ/グルジア

【8月28日 AFP】アブハジア(Abkhazia)自治共和国で行われた大統領選で、ロシアとの関係強化を提唱するアレクサンドル・アンクワブ(Alexander Ankvab)氏が過半数を獲得して勝利した。選管が27日、発表した。だが大統領選の結果に対しては、グルジアや欧州などから無効との批判が出ている。

 選挙の最終結果によると、過去5年でアブハジアの首相や副大統領を歴任したアンクワブ氏が得票率54.9%で、ライバル候補の2人を大きく引き離して勝利した。

 アブハジアは激しい内戦を経て、1990年代にグルジアから分離した。だが、アブハジアの独立を承認しているのは、2008年のロシアとグルジアの武力衝突以降にアブハジアの独立を承認したロシアと、ごくわずかの遠方の国家のみだ。

 グルジア外務省や北大西洋条約機構(NATO)、欧州連合(EU)などは、相次いで大統領選の結果を承認しないとの声明を発表。一方、ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領は、ただちにアンクワブ氏に電話し、大統領当選を祝福した。(c)AFP/Indira Bartsits

2963チバQ:2011/08/29(月) 00:05:54
http://www.asahi.com/international/update/0828/TKY201108280230.html
2011年8月28日22時37分
リビア反体制派、中部シルトへ攻勢 カダフィ氏の出身地
 リビアの反カダフィ派部隊が、カダフィ政権軍の頑強な抵抗が続く中部シルトに向けて東西から攻勢を強めている。反カダフィ派の報道官は28日、ベンガジで記者会見し、シルトに立てこもる政権軍が武装解除に応じるよう交渉を始めていることを明らかにした。

 報道官は、交渉開始の理由について「シルト攻略で市民の流血を最小限に抑えたい」と説明。その一方で、交渉期限は「我々の忍耐が切れるまでだ」と述べ、明言を避けた。

 シルトはカダフィ氏の出身地で、南部セブハとともに政権軍の拠点となっており、激しい戦闘が続いている。トリポリを脱出したカダフィ氏の潜伏先となっている可能性もある。


http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011082802000025.html?ref=rank
リビア 反体制派国軍創設へ
2011年8月28日 朝刊

 【カイロ=今村実】カダフィ体制が崩壊したリビアで、反体制派のベルハジ司令官は二十六日、反体制派部隊に参加する各民兵組織を解散し、国軍の創設を急ぐ方針を明らかにした。ロイター通信などが伝えた。新政権準備の一環だが、同派は「カダフィ打倒」の一点でまとまった民主化勢力や旧体制からの寝返り派などの寄せ集めだけに、ほぼゼロからの国家建設に向け結束が保てるか、懸念する声が出ている。

 統一的な国軍の創設は「カダフィ後」の治安回復に不可欠で、内戦で大量に出回った武器の管理も狙いとみられる。

 北東部ベンガジのカーリーユニス大のザヒ・メルエルビイ教授(政治学)は「紛争再発などを防ぐためにも、正規軍への武力の集約は必要だが、政情が不安定な中で武装解除に応じるかというと容易でない」と語る。

 同教授は反体制派を、リベラル勢力や知識人、失業者、若者グループなどの「モザイク組織」だと指摘。特にカダフィ体制から反体制派に加わった旧当局者と、当初からの反体制派メンバーとの確執を指摘する。

 「旧当局者は、革命を成功させたのは自分たちだと信じている。一方でもともとからの反体制勢力は、長年カダフィ体制の一部だった旧当局者らに不信感を抱いている」と教授。

 反体制派は先月末、カダフィ氏の右腕だった“寝返り派”、オベイディ軍最高司令官の暗殺事件で、内部が混乱。司令官の支持者が反発し、国民評議会は今月八日、内閣にあたる執行委員会を解散するなど、基盤の脆弱(ぜいじゃく)さが露呈したばかりだ。

 リビア人権機構(ロンドン)のモハメド・アブドルマラク所長は「反体制運動は東部地域を中心に始まり、犠牲者を多く出した。だが、東部派が政権の主要ポストなどを要求し始めたら、西部派との断絶が起きるだろう。反体制派に参画しているイスラム原理主義グループも、内部対立の火種だ」と語った。

2964チバQ:2011/08/29(月) 00:06:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110828/mds11082801240000-n1.htm
新国軍創設へ 民兵組織一元化
2011.8.28 01:23
 【トリポリ=大内清、カイロ=佐藤貴生】リビアのカダフィ政権崩壊後、治安改善が進まない中、反カダフィ派の代表組織「国民評議会」のトップ、アブドルジャリル議長は27日、北東部ベンガジで記者会見し、アラブやイスラム諸国に治安要員の派遣を要請する可能性があると語った。

 また、反カダフィ派のベルハジ司令官は26日、首都トリポリでの会見で、同市などの民兵組織の指揮権を一元化したと発表、新たな国軍創設の準備を進めていることを明らかにした。

 最高指導者だったカダフィ大佐と息子たちの行方は依然として不明。反体制派は特別部隊を編成し追跡しているという。

 米メディアによると、米情報当局は大佐がトリポリ市内か近郊に潜伏しているとの見方を強め、潜伏先として約40施設に絞って監視を強化しているという。

 これに対しエジプトの中東通信は27日、防弾仕様のベンツ6台からなる車列が26日朝、遊牧民部隊に守られ、リビア西部ガダミスからアルジェリアに入ったと報じた。大佐や一族が乗っていた可能性があるとしているが、中東の衛星テレビ局アルアラビーヤによると、アルジェリア政府当局者はこの報道を否定した。

 また、フランス通信(AFP)によると、政権崩壊の直前、トリポリのバーブ・アジジヤ地区で、150人以上の受刑者がカダフィ派に殺害された可能性がある。刑務所の看守が逃走する直前、手投げ弾を受刑者らに投げたという。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110827/mds11082710460005-n1.htm
カダフィ派雇い兵?病院に100遺体 激戦トリポリ南部
2011.8.27 10:45


 26日、リビア・トリポリのアブサリム地区にある病院で、遺体を搬出に当たる関係者ら(共同)
 リビアの最高指導者だったカダフィ大佐の支持者が多く住み、反体制派との戦闘が続いた首都トリポリ南部のアブサリム地区。26日に訪れた同地区では病院からカダフィ派の雇い兵とみられる約100人の遺体が発見され、激戦の痕跡を見せつけた。

 病院の敷地に近づくと猛烈な異臭が鼻についた。玄関では関係者が複数の遺体をシートでくるみ、トラックに積み込む作業をしていた。

 「遺体のほとんどはアフリカ系。死後3日から6日たっている」。ボランティアで遺体搬出を手伝っていた医学生ハイティエム・ダーンさん(24)が説明した。(共同)

2965チバQ:2011/08/29(月) 22:45:04
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110827-OYT1T00689.htm
トリポリ市民生活圧迫、深刻化…リビア
. 【トリポリ=佐藤昌宏】リビアの反体制派は27日までにトリポリのほぼ全域を制圧したものの、市内の一部では戦闘が散発的に続いている。


 断水や停電のほか、食料・医薬品の不足も深刻化し、市民生活が圧迫されている。首都が落ち着きを取り戻すにはなお時間が必要だ。

 反体制派組織「国民評議会」のシャマン報道官(暫定情報相)は27日、トリポリで記者会見し、「電力、食料、医薬品などの不足が深刻化している」と認めた。ただ、電力不足を補うための燃料については「早期に供給することは可能だ」と述べた。

 また、民生を担当してきた公務員らが戦闘の被害を恐れて脱出していることに言及し、「首都の治安は回復しつつある。早急に戻ってきてほしい」と呼びかけた。その上で、「カダフィ体制下の42年で市民サービスも市民社会もゼロの状態になった。我々はゼロから出発しなければならない」と国造りの困難さを訴えた。

(2011年8月27日22時03分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110829-OYT1T00489.htm
カダフィ氏出身都市、反体制派が挟撃態勢

 【トリポリ=佐藤昌宏】リビアの反体制派は28日、カダフィ政権残党に対する掃討作戦を続け、カダフィ氏の出身地でカダフィ派が掌握する中部の都市シルテを東西から挟撃する態勢を整えた。

 AFP通信によると、反体制派はシルテの部族に投降を求めて交渉しているが、決裂した場合は市内への進軍に踏み切る構えだ。

 反体制派の部隊は28日、シルテの東方約100キロの都市ビンジャワドを制圧したという。シルテ西方では約30キロの位置まで迫っており、シルテ包囲網が狭まっている。北大西洋条約機構(NATO)指揮下の多国籍軍も28日まで3日連続でシルテを空爆した。

 反体制派が首都トリポリを制圧した後、カダフィ氏や親族の行方が分かっておらず、シルテに潜伏している可能性も指摘されている。

(2011年8月29日15時01分 読売新聞)

2966チバQ:2011/08/29(月) 22:49:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110829/erp11082920160003-n1.htm
支援めぐり“主導権”争い 潘氏対サルコジ氏
2011.8.29 20:15
 【ニューヨーク=黒沢潤】“カダフィ後”のリビア支援をめぐり、国連の潘基文事務総長とフランスのサルコジ大統領が主導権争いを演じている。これまでのところ、サルコジ大統領側に軍配が上がっている。

 潘事務総長は22日、リビア支援の国際会議を近くニューヨークで開催すると呼び掛けた。指導力不足が指摘される潘氏にとって、同会議を自身の指導力発揮の場にしたい考えだった。一方、サルコジ大統領も24日、国際会議を9月1日にパリで開くと発表。こちらも大統領選まで8カ月と迫る中、人気低迷に焦るサルコジ氏が政権浮揚効果を狙ったとの見方が強い。

 リビア支援という同じ趣旨の国際会議開催をめぐり、双方が“綱引き”を演じる中、潘氏が26日にニューヨークで開催した国際会議は、欧州連合(EU)など各地域機構の代表らとの「ビデオ会議」にとどまった。国連関係筋は「いわば会議の“格下げ”であり、潘氏はメンツをつぶされた格好」と分析する。

 この会議では新生リビアの警察支援などで一致した。が、選挙や経済支援、行政機構設置で指針を示せず、具体策はサルコジ氏が主催するパリの国際会議で討議されることになった。

2967チバQ:2011/08/29(月) 23:08:00
http://www.asahi.com/international/update/0828/TKY201108280188.html
ハンスト「現代のガンジー」勝利 議会が要求受け入れニューデリーで27日、支援者にVサインをするハザレ氏=AP

ニューデリーのガンジーの肖像画前で28日、ハンストを終えて飲み物をとるハザレ氏(中央)=AP


 汚職対策の強化を訴えていたインドの社会運動家、アンナ・ハザレ氏は28日、議会が自らの要求を受け入れたとして13日間にわたったハンストを終えた。ニューデリーであった支持者の集会で「すべてのインド国民にとっての勝利だ」と宣言。相次ぐ汚職疑惑への対応に苦しむ政権にはさらなる打撃となった。

 世論の圧力を受け、インド議会は27日夜、ハザレ氏の主張に賛同すると決議した。70歳代とされるハザレ氏は、英国からの独立闘争でハンストを繰り返した建国の父をほうふつとさせるとして「現代のガンジー」とも呼ばれる。ハザレ氏は28日、ニューデリーのガンジーの肖像画の前でハンストを終え、飲み物をとった。

 インドでは、携帯電話の周波数帯の売却に絡む汚職事件で前通信相や与党議員が逮捕されるなど、巨額の不正が次々に発覚。ハンストという過激な手段への批判も一部の識者から出たが、一向に改まらない公務員の腐敗体質に憤る市民の間でハザレ氏への支持は急速に広がり、全国各地で支援集会が繰り返された。

2968チバQ:2011/08/29(月) 23:09:20
http://www.asahi.com/international/update/0828/TKY201108280371.html
独立の南スーダン、内閣発足 北部与党元メンバーも入閣
 先月9日に独立した南スーダンのサルバ・キール大統領は27日、正式内閣を発足させた。内戦を戦ってきた北部与党の元メンバーも入閣させるなど、内外の情勢に配慮を見せた。

 ロイター通信などによると、今回の組閣では民族同士の融和も考慮し、幅広い地域や民族から選ばれた。

 スーダンは、半世紀にも及ぶ南北内戦の末、2005年に包括和平合意を締結。今年1月に実施された住民投票の結果、圧倒的多数の南部住民が独立を支持した。(カイロ=杉山正)

2969チバQ:2011/08/29(月) 23:31:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110829/mds11082920240008-n1.htm
反カダフィ派部隊 「ムジャヒディン」の影じわり
2011.8.29 20:23
 反カダフィ派の代表組織、国民評議会が新体制発足に向けて準備を進めている。焦点の一つが「新生リビア」の治安部門を担う国軍創設だ。その主力となるトリポリの反カダフィ派部隊では、戦闘にたけたイスラム勢力の台頭が顕在化しつつある。(トリポリ 大内清)

 トリポリ市街の警備にあたる若い兵士が、思い詰めた目で言った。「国民評議会は、世俗主義的すぎるんじゃないかな」

 ハーリド・サイフッラー氏(20)。「祖国」リビアの土を初めて踏んだのはわずか3カ月前、西部ナフーサ山地でカダフィ大佐の軍と戦う「トリポリ旅団」に入隊するためだった。

 父親は1980年代、アフガニスタンでの対ソ連戦に従事した「ムジャヒディン(イスラム戦士)」だった。当時、過激なイスラム主義の流入を嫌ったカダフィ政権が帰国を許さなかったことから渡英、サイフッラー氏はそこで生まれ育った。父親も現在、同じ旅団で、かつてのアフガンでと同様、カラシニコフ銃を握っているという。

 「新しいリビアは、よりイスラム的であるべきだよ」。表情も変えずこう話すサイフッラー氏やその仲間が「シャイフ(長)」と尊称で呼び、新政権で主導的な役割を果たすと信じて疑わない人物が、同旅団の司令官アブドルハキーム・ベルハジ氏だ。

    □ □

 66年生まれのベルハジ氏はアフガンでの対ソ連戦を経て、90年代にリビアのイスラム国家化を目指す武装勢力「リビア・イスラム戦闘集団(LIFG)」を指導した。LIFGは、国際テロ組織アルカーイダとの関係も指摘される組織だ。

 2004年に逮捕され、09年には獄中で武装闘争路線放棄を宣言、翌年、恩赦を受けメンバー数十人とともに釈放された。LIFGに「転向」を促し、政治改革の一環としてメンバーの大量釈放を主導したのが、カダフィ氏の次男で最有力後継候補といわれたサイフルイスラム氏だった。

 しかし今年3月以降、反カダフィ派と政権軍との内戦が激化すると、ベルハジ氏は銃を取り、反カダフィ派部隊とともに西部地域を転戦。8月にはトリポリ旅団を率いて最初に首都へ攻め込み、カダフィ氏の居住区があったバーブ・アジジヤ攻略戦でも「一番槍(やり)」をつけた。

 26日にはいち早くトリポリで会見を開き、各部隊の指揮系統の一元化を発表。7月の軍司令官オベイディ氏の暗殺以来、分裂も指摘されてきた反カダフィ派部隊の、最高指揮官に等しい存在にのし上がった。

 汎アラブ紙アッシャルクルアウサトなどによると、反カダフィ派には、戦闘経験豊富な元ムジャヒディンやLIFGメンバーが少なくとも800人参加しているとされる。その中心にいるのがベルハジ氏だ。

    □ □

 判事出身のアブドルジャリル議長や経済専門家のジブリル暫定首相ら文民中心の国民評議会は、新政権について、「人民主権」「市民社会の確立」といった理念を表明している。

 これに対しベルハジ氏は、目指す政権像を明確にしてはいない。ただ、サイフッラー氏は「ベルハジ氏を含め、仲間の多くは親欧米的な国民評議会に失望している」と説明、イスラム色の濃い政権となるのは「当然」だと強調する。

 リビアに軍事介入した欧米諸国は、イスラム勢力の台頭を警戒し、穏健な国民評議会への支援を強化してきた。だが、バーブ・アジジヤ攻略で勢いに乗るトリポリ旅団には最近、入隊希望者が急増、その人数は2千人規模に達するという。

 「軍事的なバックグラウンドがなく指導力の弱いアブドルジャリル氏では、軍を統制できない」。国民評議会の下部組織、ザーウィヤ地方評議会の評議員サッディーク・アッラーブ氏(50)は産経新聞の取材にこう述べ、今後、創設される軍と、国民評議会の関係がぎくしゃくする可能性を示唆している。

2970チバQ:2011/08/30(火) 21:05:58
http://www.asahi.com/international/update/0828/TKY201108280412.html
脅威から一転、観光名所に カダフィ氏居住区、人が殺到
 リビア・カダフィ政権の象徴だった首都トリポリの拠点を28日訪れると、観光名所のように人や車が殺到していた。

 首都南部に約5平方キロにわたって広がるバーブ・アジジヤ地区。カダフィ氏の住居や軍事関連の施設があり、かつて一般の人は近づくことさえ恐れた。23日の戦闘で反体制派が制圧、カダフィ政権軍は姿を消した。建物には無数の弾痕があり、激戦を物語る。

http://www.asahi.com/special/meastdemo/TKY201108280230.html
リビア反体制派、中部シルトへ攻勢 カダフィ氏の出身地2011年8月28日22時37分
 リビアの反カダフィ派部隊が、カダフィ政権軍の頑強な抵抗が続く中部シルトに向けて東西から攻勢を強めている。反カダフィ派の報道官は28日、ベンガジで記者会見し、シルトに立てこもる政権軍が武装解除に応じるよう交渉を始めていることを明らかにした。

 報道官は、交渉開始の理由について「シルト攻略で市民の流血を最小限に抑えたい」と説明。その一方で、交渉期限は「我々の忍耐が切れるまでだ」と述べ、明言を避けた。

 シルトはカダフィ氏の出身地で、南部セブハとともに政権軍の拠点となっており、激しい戦闘が続いている。トリポリを脱出したカダフィ氏の潜伏先となっている可能性もある。

 AFP通信が反カダフィ派部隊の指揮官の情報として伝えたところでは、首都トリポリ方面から東進した部隊は28日、シルトの西約30キロに達した。また東部ベンガジ方面から西進している部隊もシルトの東100キロまで到達したという。

 AP通信などによると、反体制派は政権軍が持つとみられる化学兵器や長距離ミサイルを警戒。北大西洋条約機構(NATO)軍による空爆の後にシルト攻略を本格化する方針だという。NATO軍はこれまでも精密誘導ミサイルなどでシルトを空爆、政権軍の指揮室などを破壊している。

 英BBCによると、カダフィ政権の報道官は28日、「カダフィ氏は権力の移譲について、息子サアディ氏を通じて交渉する用意がある」と述べた。これに対し、反カダフィ派の中核組織「国民評議会」の幹部はロイター通信に「カダフィ氏が降伏しない限り、交渉はありえない」と述べた。

 評議会のアブドルジャリル議長は「違法な処刑ではなく、公正な裁判で対応する」として、カダフィ氏と政権軍兵士に降伏を呼びかけている。

 反カダフィ派が大半を制圧したトリポリ市内でも、各所で戦闘が続いている。市内は停電が続き、飲料水や食料、ガソリンの不足が深刻化しているという。(ベンガジ=玉川透)

2971チバQ:2011/08/30(火) 21:07:06
http://www.asahi.com/special/meastdemo/TKY201108270472.html
反カダフィ派、首都の指揮権一元化 新政権樹立へ協議2011年8月27日22時44分

 反カダフィ政権派の中核組織「国民評議会」傘下の「軍事評議会」司令官は26日、トリポリで会見し、首都の反カダフィ各派部隊の指揮権を一元化したと発表した。ロイター通信が伝えた。新政権が樹立されれば各派を解体し、新国軍として統合するとしている。

 25日にトリポリへ拠点を移した国民評議会は、東部ベンガジを拠点とするグループが中心。リビア全土の治安維持にあたっては、西部の反体制派部隊をはじめとする様々な組織との協力が不可欠だ。

 一方、評議会のアブドルジャリル議長は27日、ベンガジで会見し、治安改善のため「アラブ・イスラム諸国の警察による支援を模索する」と述べた。欧米などを念頭に「その他の国からは受け入れない」とも語っており、文化を共有する国々の協力を求める構えだ。

 反カダフィ派はリビア全土の制圧に向け、隣国チュニジアとの国境にある検問所などを押さえたが、カダフィ氏の影響が残る地域では、依然として激しい戦闘が続いている模様だ。AFP通信によると、北大西洋条約機構(NATO)軍は27日にかけて、カダフィ氏ゆかりの中部シルトなどで爆撃を続けている。(カイロ=山尾有紀恵)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110830-00000082-mai-int
<リビア>カダフィ大佐は依然不明
毎日新聞 8月30日(火)20時19分配信

 【カイロ樋口直樹】リビアのカダフィ政権崩壊から1週間を経てなお、最高指導者だったカダフィ大佐の行方は不明のままだ。首都トリポリは平静を取り戻しつつあるが、地下に潜った大佐の下でカダフィ派の残存勢力がゲリラ戦に出る可能性も排除できない。反カダフィ派・国民評議会は「大佐が逃亡している限り危険は去らない」と警戒し、北大西洋条約機構(NATO)と協力して追跡を続けている模様だ。

 トリポリ南部の地下施設、故郷の北中部シルト、一族の出身地である南部サブハ−−。カダフィ大佐の潜伏先として疑われてきた場所だ。大佐の家族がアルジェリアに入国した29日には、イタリアのANSA通信が「信頼できるリビア外交筋」の話として、首都から南へ約100キロ離れた町バニワリドに大佐が次男らと共に潜んでいると報じた。

 カダフィ大佐の拘束には、携帯電話などの電波を拾い集めるだけでなく、大佐側近などへの尋問による地道な包囲網形成が必要。AP通信によると、反カダフィ派は米中央情報局(CIA)のチームや米仏特殊部隊の支援を得て情報の収集、分析を行っているという。

 ただ、リビアには南部に広大な砂漠や荒野が広がり、自由に動き回る遊牧民が暮らす。カダフィ大佐が首都を脱出し、国民評議会に非協力的な部族の助けを借りて逃亡を続けた場合、拘束には手間取りそうだ。

2972チバQ:2011/08/30(火) 21:07:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110830-00000068-mai-int
<リビア>新国家建設の道のり長く…カダフィ政権崩壊1週間
毎日新聞 8月30日(火)19時24分配信

 【トリポリ和田浩明】リビアの反カダフィ派による首都トリポリ制圧でカダフィ政権が崩壊してから30日で1週間がたった。トリポリ市民は水や電力の不足に悩まされながらも、徐々に生活のペースを取り戻しつつある。42年間続いた独裁体制が瓦解(がかい)した今、多くの人が「自由」の味をかみしめている。反カダフィ派は全土掌握を急ぐが、最高指導者カダフィ大佐の行方は知れず、安定した新国家の建設には時間がかかりそうだ。

 29日はイスラム教の「ラマダン(断食月)」最終日。夜になるとトリポリ市街には市民が繰り出し、車のクラクションを鳴らしたり、祝砲を打ち上げて歓喜に浸った。「イスラムの伝統まで規制した」(東部ダルナ市民)とされるカダフィ大佐の逃亡を歓迎する気持ちも強かったようだ。

 23日にトリポリが陥落して以来、カダフィ派の排除が進むにつれ、聞こえてくる銃声も散発的になりつつある。だが、戦闘はカダフィ大佐の拠点だった北中部シルトや南部サブハなどで続く。トリポリ市内にも銃を持った兵士や住民が詰める検問所が残っており、治安改善への道のりは長そうだ。

 生活面の苦労も多い。リビア南部の水源から首都への供給は再開されておらず、市内各所で井戸水を近隣住民が分け合う風景が見られる。首都南部アブスリム地区で洗濯用水を配布していた男性住民のサレハさん(52)は「水は最大の問題だ。今はお互いに助け合う時だ」と話す。

 ガソリン不足も深刻だ。戦闘で製油施設が操業を停止し、隣国チュニジアなどから運び込まれるガソリンの闇市が活況を呈している。価格は紛争前の30倍だ。ガソリンスタンドはほとんどが閉店中で、数少ない営業中のスタンドは順番待ちの客で長蛇の列だ。

 食料は「多くの住民が備蓄しているので当面は問題ない」(トリポリ東郊タジュラの男性住民)とされるが、スーパーマーケットなどの商店は多くが閉まっており、開店していても買い占めで品薄の場合が多い。パン屋前では買い物かごを手にした市民が行列を作る。

 反カダフィ派は26日、カダフィ派が抑えていたチュニジア国境のラスジェディール検問所を掌握した。国境からトリポリまでのルートが30日までに確保されたとの情報もあり、今後は首都に向けた物資輸送が始まるとみられる。

 紛争で停止していたトリポリ市内のゴミ回収作業も再開された。29日にはラマダン明けを晴れ着で祝う住民向けに、服飾店や靴店も開き始め、買い物客でにぎわった。女性や子どもの姿も増え始め、サレハさんは「生活はまだ大変だ。でも、自由の味には代え難いよ」と笑顔を見せた。

2973チバQ:2011/08/30(火) 21:08:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110830-00000602-san-int
弾圧続くシリア 手をこまねく欧米は中東全域の流動化懸念
産経新聞 8月30日(火)19時24分配信

 【カイロ=佐藤貴生】アラブ民主化のうねりがリビアの独裁を覆したのを受け、民衆弾圧が続くシリア情勢に国際社会の注目が集まっている。

 バッシャール・アサド政権は3月の反体制運動発生以来、約2200人を殺害したとされるが、リビアに空爆で応じた欧米諸国もシリアには手をこまねいている。シリアの体制不安定化は中東全域の流動化を招きかねないとの懸念が背景にありそうだ。

 「さよならカダフィ。バッシャール、お前の番が来た」。カダフィ政権崩壊以降、シリア国内の抗議運動ではこうしたスローガンが飛び始めた。アラブ連盟は28日、武力弾圧の停止を求める声明を出したが、シリアは拒否、29日にも北東部イドリブ州などで6人が死亡し、犠牲者は連日のように出ている。

 シリアは国民の7割前後がイスラム教スンニ派で、アサド一族は人口の1割程度のイスラム教アラウィ派に属する。現大統領の父、ハフェズ・アサド前大統領が1982年にイスラム原理主義組織、ムスリム同胞団などによる中部ハマの暴動を鎮圧した際、数万人を虐殺したとされる。

 弾圧の裏側には、その手を緩めて権力から滑り落ちれば、「血の報復」を受けるという強迫観念があるともいわれる。

 シリアはパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスや、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラを支援し、イスラエルやレバノン情勢のカギを握る。イラン・イラク戦争(80〜88年)ではイランを支援、断交したイラクと外交関係を再開したのはここ数年のことだ。一方、対米強硬派のイランは数少ない友好国の1つとされる。

 中東の諸問題に深く関わるシリアが揺らげば、欧米をも巻き込んだ混乱が生じる恐れがある。大統領父子による強権支配は40年にもおよび、どのような政権が後を継ぐのか想像もつかないのが実情だ。

 トルコのアンカラでは29日、シリアの反体制派が「国民移行評議会」を結成、イデオロギーや宗派を問わず国内外で連携し政権打倒を目指すと宣言した。

 しかし、長年にわたり苛烈を極めた弾圧と治安部隊の緻密な監視網により、反体制派は一枚岩になりにくいといわれる。一部の離反者をのぞけば政権は軍や治安機関を掌握しており、すぐに体制が揺らぐ事態が来るとは考えにくい。

 今月に入り、オバマ米大統領が「アサド大統領が辞めるときがきた」と述べるなど、欧米では退陣を迫る声明が相次いでいる。だが、「権力の空白」を恐れる欧米にすれば、大統領が改革に着手して弾圧を弱めて、政権を維持する方が退陣よりも好ましい−というのが本音かもしれない。

2974チバQ:2011/08/31(水) 12:07:44
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/08/31/20110831ddm007030069000c.html
リビア:政権崩壊1週間 トリポリ市民、42年ぶり自由の味 水、ガソリンは不足
 【トリポリ和田浩明】リビアの反カダフィ派による首都トリポリ制圧でカダフィ政権が崩壊してから30日で1週間がたった。トリポリ市民は水や電力の不足に悩まされながらも、徐々に生活のペースを取り戻しつつある。42年間続いた独裁体制が瓦解(がかい)した今、多くの人が「自由」の味をかみしめている。反カダフィ派は全土掌握を急ぐが、最高指導者だったカダフィ大佐の行方は知れず、安定した新国家の建設には時間がかかりそうだ。

 29日はイスラム教の「ラマダン(断食月)」最終日。夜になるとトリポリ市街には市民が繰り出し、車のクラクションを鳴らしたり、祝砲を打ち上げて歓喜に浸った。「イスラムの伝統まで規制した」(東部ダルナ市民)とされるカダフィ大佐の逃亡を歓迎する気持ちも強かったようだ。

 23日にトリポリが陥落して以来、カダフィ派の排除が進むにつれ、銃声も散発的になりつつある。だが、戦闘はカダフィ大佐の拠点だった北中部シルトや南部サブハなどで続く。トリポリ市内にも銃を持った兵士や住民が詰める検問所が残っており、治安改善への道のりは長そうだ。

 生活面の苦労も多い。リビア南部の水源から首都への供給は再開されておらず、市内各所で井戸水を近隣住民が分け合う風景が見られる。首都南部アブスリム地区で洗濯用水を配布していた男性住民のサレハさん(52)は「水は最大の問題だ。今はお互いに助け合う時だ」と話す。

 ガソリン不足も深刻だ。戦闘で製油施設が操業を停止し、隣国チュニジアなどから運び込まれるガソリンの闇市が活況を呈している。価格は紛争前の30倍だ。ガソリンスタンドはほとんどが閉店中で、数少ない営業中のスタンドは順番待ちの客で長蛇の列だ。

 食料は「備蓄しているので当面は問題ない」(トリポリ東郊タジュラの男性住民)とされるが、スーパーマーケットなどは多くが閉まっており、開店していても品薄の場合が多い。パン屋前では買い物かごを手にした市民が列を作る。

 反カダフィ派は26日、カダフィ派が押さえていたチュニジア国境のラスジェディール検問所を掌握した。国境からトリポリまでのルートが確保されたとの情報もあり、今後は首都に向けた物資輸送が始まるとみられる。

 紛争で停止していたトリポリ市内のゴミ回収作業も再開された。29日にはラマダン明けを晴れ着で祝う住民向けに、服飾店や靴店も開き始め、買い物客でにぎわった。女性や子どもの姿も増え始め、サレハさんは「生活はまだ大変だ。でも、自由の味には代え難いよ」と笑顔を見せた。

毎日新聞 2011年8月31日 東京朝刊

2975チバQ:2011/08/31(水) 20:53:24
http://mainichi.jp/select/today/archive/news/2011/08/31/20110831k0000e030040000c.html
リビア:首都でアフリカ移民迫害 雇い兵への報復か
2011年8月31日 12時25分 更新:8月31日 12時50分


トリポリ西郊の漁港で避難生活を送るアフリカ移民のソフィアさん(手前)=2011年8月30日、和田浩明撮影

リビアと周辺国の地図 【トリポリ和田浩明】最高指導者カダフィ大佐の政権が崩壊したリビアの首都トリポリで、リビア人がアフリカからの黒人移民に暴行したり金品を奪うケースが目立っている。身の危険を感じた移民の中には避難民生活を送る人も出始めた。カダフィ派がアフリカから呼び寄せたとされる雇い兵に対する報復と見られるが、アフリカ連合は「罪の無い普通の移民まで巻き込まれている」と反発を強めている。

 トリポリから車で西に約20分。反カダフィ派が警備を固める漁港には、アフリカ移民約800人が暮らす避難民キャンプがある。漁船の陰などに毛布を張っただけの「住居」に身を寄せる人々。多くがナイジェリアやガーナ、マリなどからの移民だ。水や食料が不足し、住民たちは「早くここから脱出したい」と口をそろえた。

 反カダフィ派がトリポリに迫り始めた8月半ばころから、首都を離れて逃げ込んだ移民が目立つ。ナイジェリア人のエマニュエル・エセネさん(32)によると、リビア人の武装グループがこの避難民キャンプに発砲したり、金品や携帯電話などを強奪。「女性が暴行されたケースもある」という。カダフィ大佐はアフリカ諸国の支援を掲げて多数の移民を受け入れたこともあり、エセネさんは「カダフィ時代はこんな心配は皆無だったのに」と肩を落とす。

 係留された漁船に住むソフィアさん(26)は妊娠8カ月。発熱しがちで「初めての出産を控えている。安心できる場所に早く移りたい」と訴えた。

 トリポリの国際移住機関(IOM)は、内戦で首都に閉じ込められた外国人移民の海路での避難作業を進めている。しかしキャンプの人々は「外に出ればまた襲われるかもしれない。移動手段もない。どうすればいいのか」と途方に暮れている。

 トリポリ市内に住むガーナ出身の家屋管理人の男性(34)は「リビア人はアフリカ移民を見下している」と訴える。一方で、10年ほどリビアに住むホテル従業員のナイジェリア人男性は「アフリカからの移民が攻撃されているといううわさは聞くが、自分の生活には問題がない」と語った。

 反カダフィ派は雇い兵と見られるアフリカ出身者の摘発を続けており、30日も市内のミティガ軍事基地に約10人を移送したとされる。アフリカ連合のピン委員長は29日、「反カダフィ派は全ての黒人を雇い兵と混同しているのではないか」と批判した。

 ◇雇い兵
 カダフィ大佐が70年代以降、アフリカ中西部の国から呼び寄せ、軍に編入したとされるが、実態は不明。今回の戦闘で多数の黒人兵が確認され、反カダフィ派は残虐性を指摘した。国際人権団体などによると、一般のリビア在住黒人が雇い兵と混同され、殺害されるケースもあるという。アフリカ連合も混同による殺害などを非難し、反カダフィ派の国民評議会を正式認定しない理由の一つに挙げている。

2976チバQ:2011/09/01(木) 12:06:31
http://mainichi.jp/select/world/news/20110901k0000e030028000c.html
リビア:カダフィ一族、兄弟で路線対立…抗戦か交渉か
 【カイロ樋口直樹】リビアの最高指導者だったカダフィ大佐に対する反カダフィ派の包囲網が狭まる中、大佐一族の内部で足並みの乱れが出始めた。逃亡している大佐の息子2人が8月31日夜、「徹底抗戦」か、流血終結に向けた「交渉」かの対応をめぐり、正反対の声明をアラブ・メディアに寄せた。反カダフィ派が投降期限とする3日を前に、一族内の路線対立が鮮明化した格好だ。

 大佐の後継者と目され、国際刑事裁判所(オランダ・ハーグ)から「人道に対する罪」などの容疑で逮捕状が出ている次男セイフ・アルイスラム容疑者はシリアの衛星テレビ局アルライに電話をかけ、「抵抗は続き、勝利は近い」「ネズミども(反カダフィ派)を攻撃せよ」などと支持者に徹底抗戦を呼びかけた。

 電話は首都トリポリ郊外からかけたといい、「司令官(大佐)は元気だ」と述べた。反カダフィ派は、カダフィ派が3日までに降伏しなければ大佐の故郷である北中部シルトに総攻撃を仕掛けると最後通告しているが、セイフ・アルイスラム容疑者は「(シルトでは)武装した2万人の若者たちが待ち受けている」と強気の姿勢を崩さなかった。

 一方、元プロサッカー選手でリビア・サッカー協会の会長も務めた三男サーディ氏を名乗る男は中東の衛星テレビ局アルアラビーヤへの電話で「流血の惨事を終わらせるために(反カダフィ派と)交渉する準備がある」と言明。大佐の了承を得て、反カダフィ派・国民評議会の司令官と連絡を取ったと述べ、「彼ら(国民評議会)に政権を与えることに問題は無い」と語った。

 AP通信によると、これに対して、国民評議会の報道官は「彼ら(カダフィ一族)と交渉する気は無い」と強調、「カダフィ政権は崩壊しかけており、一族は逃げ道を探している」との見方を示した。報道官は8月29日の時点で大佐と次男、三男が首都から南へ約100キロ離れた町バニワリドにいたとの情報を明らかにした。現在の行方は不明という。

毎日新聞 2011年9月1日 11時20分

2977チバQ:2011/09/01(木) 12:07:03
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/09/01/20110901ddm007030182000c.html
インド:「次期首相」失望感 与党総裁代行・ラフル氏、ハンスト対応でパニック
 ◇指導力不足を露呈
 【ニューデリー杉尾直哉】インド政府の腐敗・汚職体質を糾弾する社会活動家アンナ・ハザレ氏(74)が8月28日まで13日間にわたってハンガーストライキを続け、国を揺さぶった。インド政界の最高実力者で、与党「国民会議派」総裁のソニア・ガンジー氏(64)は米国でがんの治療を受けており不在。ソニア氏の長男、ラフル・ガンジー総裁代行(41)を中心とする指導層は「パニック状態」(ヒンズー紙)に陥った。「次期首相」といわれてきたラフル氏だが、指導力不足に失望が広がっている。

 ハザレ氏は大規模集会を計画していた16日に拘束されたが、報道によると、ラフル氏の介入で当局はその夜、釈放を決めた。メディアは、朝令暮改ぶりを一斉に批判した。

 下院議員2期目のラフル氏は、26日に議会で演説するまで沈黙を守った。「(ハザレ氏が求める)腐敗防止法だけでは腐敗を一掃できない」との内容で、政権側の主張をなぞっただけだった。

 ハザレ氏のハンスト集会の参加者には、09年の総選挙でソニア氏が率いる与党を支持した中産層が多い。庶民や若者の生活の安定を訴えたラフル氏が与党圧勝に貢献した選挙だった。だが、病院技師のラクパット・タムワルさん(43)は「ラフルはソニアの看病で8月初めから国を離れていた。ソニアはなぜ医療レベルの高いインドではなく外国で療養しているのか。あの母子には失望した」と話し、今後は国民会議派を支持しないという。

 イタリア人のソニア氏は、故ラジブ・ガンジー元首相(91年暗殺)の妻として、シン政権を陰で動かしてきた。ラフル氏は、曽祖父が初代首相ネール、祖母がインディラ・ガンジー元首相で、“ガンジー王朝”の継承者として注目されてきた。だが、政治アナリストのスレーシュ氏は「ラフル氏は、指導力を示す絶好の機会を逸し、大衆の心をつかめなかった」と話す。

 次の総選挙は14年だが、ヒンズー至上主義のインド人民党を中心とする野党側は、「与党と同じく腐敗した政治家集団」と多くの有権者にみられ、支持を伸ばしていない。既成政党に頼らない、大衆的なハザレ氏の運動が今後もインド政界を揺さぶり続けそうだ。

毎日新聞 2011年9月1日 東京朝刊

2978チバQ:2011/09/02(金) 23:15:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110818/mds11081807310000-n1.htm
【山内昌之の中東を読む】
夏休み特別講座 イランの権力闘争(上)  
2011.8.18 07:24 (1/3ページ)

「逸脱傾向」めぐり“聖俗”攻防


 日本人は国内の政局に目を奪われて、外交安全保障への関心を失いがちである。しかしアラブの体制変革やイランの権力闘争の行方は、石油を中東に依存する日本としても無視できない。とくにイスラム体制下のイランの「逸脱傾向」をめぐる権力の攻防はあまり知られていない。

 この言葉は、大統領選挙が行われた2009年に、最高指導者ハメネイに近い「ケイハン」紙上で、共和国の敵による「逸脱傾向」の陰謀という表現で初めて現れた。これが当時の大統領候補で改革派の元首相ムサビを指したのは明らかである。が、翌10年に君主制の伝統とイラン・ナショナリズムを蘇生(そせい)させる「逸脱傾向」が批判されたとき、人びとはその正体をいぶかしく思った。

 しかし、まもなく「逸脱傾向」は「支配エリートの内部、政府部内にさえある」という表現が使われると、慧眼(けいがん)なイランの市民はおよその見当をつける。そして11年初め、同紙がこの「危険な性格」をもつ「逸脱傾向」の指導者をE.M.と頭文字で呼ぶにいたって、イラン人は謎の人物がエスファンディアル・マシャイであると分かったのだ。

 マシャイは大統領アフマディネジャドの特別補佐官にして官房長官であるが、その実は大統領の師にほかならず、最高戦略家として独特なカリスマ性を誇っている。現代のイラン政治は、シーア派宗教者たる最高指導者ハメネイとアフマディネジャドとの権力闘争が本筋であるが、そこにむきだしの権力欲でなくイデオロギーが入るのはマシャイの存在が大きい。

 今年の5月に「ケイハン」紙は、「アフマディネジャドの逸脱傾向」を露骨に批判し、ハメネイとアフマディネジャドは毎日のように批判を応酬しあうようになった。

 アフマディネジャドは、マシャイの意を受けて、ペルシャ語からアラビア語などの外来語の語彙をはずす言語の民族化をはかり、フランス語に由来する19世紀以来の警察を指す「ポリス」をペルシャ語の「パースファル」に置き換える決定をした。

 しかしハメネイは「イスラムへの脅威と見なされるイラン・ナショナリズムの兆候」として変更を認めなかった。イスラムの権威がキリスト教徒のフランス語を弁護して伝統あるペルシャ語の利用を禁止するあたりに、イランの「イスラム政治体制」の珍妙さが垣間見られる。

 さらにハメネイ派は、アフマディネジャドがハメネイに反対する共同戦線のために「緑の党」と秘密接触をしていると批判した。そして、公安警察は大統領の側近50人以上を逮捕したのである(アミール・ターヒリー『アッシャルクルアウサト』11年6月3日)。

 09年の大統領選挙で蜜月状態だったアフマディネジャドとハメネイとの間に、何故にこれほどの亀裂が生じたのだろうか。少し前までアフマディネジャドは、イラン・イスラム革命後の30年間に生まれた5人の大統領のうちで、いちばん強力な政治家と目されていた。大統領選から民主化を求めてきた「緑の運動」の沈黙とともに、アフマディネジャドの好敵手は姿を消したかに見えた。

 しかし、アフマディネジャドがホメイニの「イスラム法学者の支配」理論でなく、マシャイに触発された「イランのイスラム」の教理を広げようとしたのは、最高指導者だけでなくシーア派の宗教者への挑戦に映った。

 30カ国語に訳された自伝『アフマディネジャド・世紀の奇跡』は100万部を売ったとされる。彼の側近は、09年の大統領選挙でもしハメネイと組んでいなかったなら、2500万票でなく3500万票を獲得していたと豪語する。宗教者と組んだせいで1千万票も損をしたというのだ。12年の国会議員選挙では3分の2の議席を獲得できると自信を見せている。

 宗教者はモスクに帰れ、ペルシャ語からアラビア語を放逐せよ、イラン帝国よ蘇生せよ。これは、脱イスラムで近代化を目指した隣国トルコの建国の父、ケマル・アタチュルクの世俗主義改革を想起させる。アフマディネジャドらの主張も不愉快であるが、対立の焦点はイデオロギーというよりも宗教者が巨大利権をにぎる世俗権益の問題にあるのだ。

 アフマディネジャドは過去5年間、国家に入るべき収入を私物化して財政を破綻させた宗教者、軍、治安維持機構のもつ利権構造やハメネイに関係する「財団」の力を弱めることに腐心してきた。戦略を練ったのはマシャイである。彼はとくに石油収入を国家と政府が管理し、無責任な既得権益集団に使わせないように工夫した。争いは目立たぬところから火蓋(ひぶた)を切った。

2979チバQ:2011/09/02(金) 23:16:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110825/mds11082508220003-n1.htm
夏休み特別講座 イランの権力闘争(下)
2011.8.25 08:19 (1/4ページ)

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新たに石油相に任命されたロスタム・カーセミー准将(ロイター)

反大統領で軍・宗教者が同盟


 イランの宗教者の世俗利権とカネへの執着には驚くばかりだが、その失地回復への妄執も相当なものだ。

 アフマディネジャド大統領の知恵袋、マシャイは、4千万ドルの文化予算を古代遺跡の修復や芸術祭や映画演劇の振興に使おうとしたが、半分を最高指導者ハメネイがとることで折り合った。「宗教目的を助長するため」であったが、ありようは宗教者たちに金をばらまき、各種権益を維持するためである。

 それでもマシャイらの追及は厳しい。ハメネイの息子の会社は1億ドル規模の不動産・レジャー産業を経営していたが、閉鎖に追い込まれた。

 アフマディネジャドはイラン最大の自動車企業の経営権を押さえたが、これもハメネイにつながる一派には打撃となった。

 オマーン湾から中央アジアまで延びる国営横断鉄道についても、ハメネイの取り巻きは300億ドルに上る計画の分け前にあずかれなかった。

 また大統領側は政府系銀行に500億ドルの債務をもつ200人以上の人物に対し返済を迫ったが、その大部分は宗教者にほかならない。

 砂糖輸入を独占し、小麦輸入で潤ってきた高位宗教者(アヤトラ)たちも利権を奪われてしまった。インドへのガスパイプラインをつくる大プロジェクトもハメネイにつながる巨大利権であったが、その成り行きは不透明になっている。

 アフマディネジャドは軍の力を背景に宗教者に対抗して、資産価値180億ドルの公社を軍に移管した。しかし最近では、どの利権も聖域化しないアフマディネジャドと軍関係者との関係もあやしくなった。そこで今のイラン政治では、「実業家宗教者」と「実業家将軍」との同盟による「逸脱傾向」への対抗という図式が成立してしまった(アミール・ターヒリー「金をめぐるテヘランの戦い」『アッシャルクルアウサト』2011年5月20日)。

 アフマディネジャドの大胆な挑戦は石油産業にも向けられた。イランの石油産業は40ほどの事業体により運営されてきたが、それは高位宗教者と革命防衛隊によって管理されていた。アフマディネジャドの狙いは、石油省を再編してイラン石油公社(NIOC)を蘇生(そせい)させ、国家が石油産業の全体を押さえる点にある。

 ハメネイのほうも黙って引き下がっていなかった。彼はほとんど毎日のように、最高指導者として憲法上の権限を行使しながら、大統領の出す命令や指示に拒否権を使っているからだ。

2980チバQ:2011/09/02(金) 23:16:54
 ハメネイに近いメディアは、マシャイを「イスラムの敵」「ペルシャ・ナショナリスト」「帝国主義の手先」とさえ論じ、今年の5月にはマシャイを殺すと公然と脅迫する団体さえ現れた。かつてアフマディネジャド大統領の主要支持者と目された革命防衛隊の将軍たちも、テレビに出てきては大統領の「逸脱傾向」を論難するほど、大統領と革命防衛隊との関係も冷え切ってしまった。

 その冷却を象徴するのは、イラン国会が今月初めに革命防衛隊のロスタム・カーセミー准将を石油相に任命したことだ。ハメネイに近い「ケイハン」紙は、大統領が「この権限を個人的に握ろうとして果たせず、議会と対立してきた」と評した。

 カーセミーは革命防衛隊のもつ総合企業ハータム・アル・アンビーヤの責任者だった人物であり、大統領はこうした組織が国家意志から自立して石油収入を自由にすることに危惧を深めるだろう。また、カーセミーも企業もアメリカの制裁リストに載っており、ますますアメリカとの摩擦を強めるにちがいない。

 カーセミーの人事はおそらくハメネイとの間の妥協の産物だったと思われる。とはいえ、今後は大統領対最高指導者の対立構図に、自立を強める革命防衛隊もからむことは必至である。

 こうした三すくみの状態は、イランの中東外交をますます入り組んだものにし、イラクとペルシャ湾岸からシリアとイスラエルに広がる「肥沃(ひよく)な三日月地帯」の情勢に不確定の要素を持ち込むだろう。

 バーレーンの市民運動にイランが介入して混乱を引き起こし、シリアのアサド大統領の庇護(ひご)者がイランであることは周知の事実である。

 いずれにせよ、アフマディネジャドとハメネイの2人が最高権力を分かち合うことはむずかしい。双頭の鷲(わし)はたびたび自らを引き裂くのだ。

 ハメネイがアフマディネジャドを毎日のように非難するのは最高指導者が怯(おび)えている証拠だという説もある。イランのことわざも教えてくれるではないか。「ムッラ(宗教者)は蛇のように怯えたときがいちばん危険なのだ」と。

2981チバQ:2011/09/02(金) 23:18:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110901/mds11090112460003-n1.htm
イラン北西部・タブリーズ ベールに覆われた「厳粛の町」
2011.9.1 12:43 (1/2ページ)

SANKEI_EXPRESS__2011(平成23)年9月1日付EX(16、17面(見開き))
 ■シーン1

 市場に売られる色とりどりのカーペットやインテリア製品。商品を選ぶ市井の人や商人たち。街角に立ち止まり、腰掛け、談笑する男性たち。世界中どこにでもありそうなまちの風景だ。

 だが、珍しいのはこれらの写真がイラン北西部の都市、タブリーズで撮影されたということだ。

 ロイター通信によると、イラン当局はロイターのような海外メディアの取材に厳しく、撮影に許可が必要なこともしばしば。時には撮影した写真をチェックされることもあるという。

 当然、日常生活にも宗教や政治の影響力は大きく、市民の生活が制限されることも多い。

 ■シーン2 不自由な日常、たくましく生きる人々

 タブリーズにある、歴史ある市場を訪れた。

 商人と客が交渉し、売買が行われる。だが、行き交う人たちは皆、男性ばかり。女性の姿はない。

 イランでは、女性は「ヒジャブ」と呼ばれるベールで顔を隠すことが定められており、外出などの行動にも厳しい制限がある。服装や行動が制限されることなどほとんどない私たちからは想像もつかないが、これがイランの日常だ。

 人々は不自由の中でも、たくましく生きぬくほかない。市場の片隅には、クリップで留められたイランの最高指導者の肖像が、何枚か飾られていた。(EX編集部/撮影:ロイター/SANKEI EXPRESS)

2982チバQ:2011/09/02(金) 23:18:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110902/erp11090222440005-n1.htm
大統領が共同党首就任も 首相率いる「統一ロシア」
2011.9.2 22:41
2日、タジキスタンを訪問中のロシアのメドベージェフ大統領(AP)
 2日付のロシア紙イズベスチヤは、メドベージェフ大統領周辺筋の話として、大統領が12月の下院選で大勝を目指す最大与党「統一ロシア」のトップに就任する可能性があると報じた。現在はプーチン首相が単独の党首だが、同党は共同党首制を導入し、大統領、首相の両者が共同党首になりそうだという。

 双頭体制を組む2人は、23、24の両日に開催される党大会に出席する。大会では、来年3月の大統領選への立候補の意向をにじませる大統領が、立候補問題について何らかの言及をする可能性が取り沙汰されている。

 首相は党員ではないが党首を務めていることから、大統領も同様に党籍を得ずに共同党首に就く見通し。大統領は以前から、政党を率いることへの関心を表明していた。「双頭」がともにトップになれば、同党の立場はいっそう強化される。(共同)

2983チバQ:2011/09/03(土) 10:27:29
http://www.asahi.com/international/update/0831/TKY201108310199.html
2011年8月31日15時1分印刷

ソマリア飢饉 国連が支援テコ入れ 常駐調整官派遣へソマリア南部ドローで30日、非常食の高カロリービスケットを受け取るソマリア難民たち=前川浩之撮影


 干ばつで深刻な飢饉(ききん)が起きているソマリア南部に、国連が近く事務所を設け、常駐の国連難民調整官を派遣する。イスラム武装組織シャバブによる実効支配で国連はソマリア国内での活動を制限されているが、拠点を置くことで支援のテコ入れを図りたい考えだ。

 グテレス国連難民高等弁務官が30日、拠点が置かれるエチオピア国境近くのソマリア南部ドローを訪れた。ドローには、食糧を求め逃れてきた難民数百家族が枯れ枝と古着で作った粗末なテントに暮らす。国連はNGOなどが始めた食糧配給センターなどを拡充、予防接種や簡単な診療を行う医療施設も設ける。

 グテレス氏は現場で声明を発表し、「すべてのソマリア人にはソマリアで生きる権利がある。(シャバブなど)すべての関係者は、援助の中立性を尊重してほしい」と訴えた。

2984チバQ:2011/09/03(土) 10:28:03
http://www.asahi.com/international/update/0901/TKY201109010346.html
2011年9月1日18時23分印刷

ハイチ、3人目の首相案 国連のハイチ特使首席補佐官関連トピックス地震[PR]

 ハイチのマーテリー大統領は31日までに、国連ハイチ特使首席補佐官のギャリー・コニーユ氏(45)を首相に充てる人事案を固めた。AP通信が報じた。前大統領派が多数を占める議会に2度否決されたのを受けた3人目の首相案だ。

 コニーユ氏は1999年に国連入り。エチオピアなどに勤務後、昨年1月の大地震後は国連ハイチ特使のクリントン元米大統領の下で復興に携わった。議会側は、同氏がハイチでの連続5年居住という憲法上の条件を満たしていないとして、今回も反対する構えだという。(ロサンゼルス=藤えりか)

2985チバQ:2011/09/03(土) 18:53:10
http://www.cnn.co.jp/fringe/30003874.html
最下位ソマリア、次にアフガンとミャンマー 汚職国家ランク
2011.09.03 Sat posted at: 15:37 JST

(CNN) 各国・地域の汚職行為を監視するドイツの非営利団体「トランスペアレンシー・インターナショナル」は3日までに最新報告書をまとめ、汚職が最もはびこっているのは無政府状態にあるアフリカ東部のソマリアだったと報告した。

178カ国・地域の公共部門を対象に0から10までの汚職指数を基に比較したもので、首位のソマリアは1.1だった。同指数は、10を「極めて清潔」、0を「非常な汚職体質」と位置付けている。

同団体によると、2009年1月から昨年9月までの間に独立系や信頼出来る団体が公表した13の報告書などに基づいて指数を作成した。独ベルリンに本拠があるトランスペアレンシー・インターナショナルは、汚職とは公的権限を悪用して私利を得る行為と規定している。

ソマリアに次いで汚職度が高いのはアフガニスタンとミャンマー(ビルマ)の1.4だった。この後、イラクが1.5、スーダン、トルクメニスタンとウズベキスタンの1.6などと続いた。

逆に汚職と最も縁遠いとされたのはデンマーク、ニュージーランドとシンガポールでいずれも9.3だった。スウェーデンとフィンランドの9.2、オランダ8.8、スイス8.7などと続いた。米国は7.1で、ベルギーと並ぶ22位。隣国メキシコは3.1、カナダは8.9。日本は7.8だった。

最新報告書によると、汚職撲滅を目指して活動家がハンガーストライキに最近訴え、注目を集めたインドの指数は3.3だった。民衆蜂起などで政権崩壊が相次ぎ、反政府デモが依然くすぶる中東、北アフリカ諸国では、リビアが2.2でシリアが2.5。イエメンが2.2,エジプトが3.1で、チュニジアが4.3だった。

2986チバQ:2011/09/03(土) 18:53:48
http://www.cnn.co.jp/fringe/30003841.html
「住みやすい都市」メルボルンが初の1位、最下位はアビジャン
2011.08.31 Wed posted at: 14:03 JST
(CNN) 英誌エコノミストの調査部門、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が発表した世界の「住みやすい都市」ランキングで、過去10年間首位を維持していたカナダ・バンクーバーに代わり、オーストラリア・メルボルンがトップに躍り出た。

ランキングは世界140都市を対象に、今年7月時点の治安や医療、文化、環境、教育、都市基盤を採点した結果に基づいて算出された。

バンクーバーは今回3位にとどまり、2位はオーストリアのウィーンだった。上位10都市にはカナダからトロント(4位)、カルガリー(5位)が、オーストラリアからシドニー(6位)、パース(8位)、アデレード(9位)がそれぞれ入ったほか、フィンランドのヘルシンキ(7位)、ニュージーランドのオークランド(10位)が選ばれた。

一方、最下位はコートジボワール・アビジャンで、イランのテヘラン、カメルーンのドゥアラがこれに続いた。「アラブの春」と呼ばれる民主化運動の広がりで、中東や北アフリカ諸国の治安が悪化し、リビアのトリポリが初めてワースト5位に登場するなど、ランク下落が目立っている。

2987チバQ:2011/09/03(土) 19:21:47
http://www.chunichi.co.jp/article/world/worldtown/CK2011083102000195.html
ベルリン 多文化社会迷う1票
2011年8月31日

 ベルリンの街角がポスターで彩られた。九月十八日投票の市議会選が迫ってきた。

 福島第一原発事故を受け、各州で環境政党「緑の党」が躍進したが、国が「脱原発」を決めたため、原発がないベルリンでは争点が一層はっきりしない。取材先で「投票のポイントは?」と質問すると「住宅事情の改善、公共施設の充実…。もう少ししてから決めるよ」という調子だ。

 そんな中、「性に関する先入観がない小学一年生から、同性愛について授業で教え、偏見のない社会にする」という二年前に導入された市政の連立与党の教育政策に反発する政党が設立された。

 ドイツでは、すでに約十年前から同性婚が法的に可能だ。新党は「同性愛には反対しないが七歳の子に教えるなんて間違いだ」と熱いが、既成政党に対抗する勢力になるのは簡単ではないだろう。

 ベルリン市長も同性愛者。十年前、ドイツの有力政治家としてはおそらく初の公表だった。告白会見で「それもまた良いこと」と語り流行語に。直後の市議会選で圧勝し、今も支持率は高い。

 性の多様性同様、文化や主義主張も自由で多種混在するこの街。それだけに政治の受け皿づくりも難しい。「何でもありというのは、やっぱり問題」と嘆く隣人の一票も行き場がなさそうだった。 (弓削雅人)

2988チバQ:2011/09/03(土) 20:07:18
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2824110/7704734?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
ソマリア飢饉、南部全域に拡大の見通し 国連
2011年09月03日 18:22 発信地:ナイロビ/ケニア
【9月3日 AFP】国連人道問題調整事務所(UN Office for the Coordination of Humanitarian Affairs、OCHA)は2日夜に発表した報告で、飢饉(ききん)が発生したソマリア南部の状態は、国際社会の大規模な支援にもかかわらず悪化しており、飢饉は今後数日中に同国南部全域に拡大するとの見通しを示した。

 これによると国内避難民は減ってきているものの、栄養失調の人の割合や死亡率は上昇傾向にあり、伝染病も広がっているという。

 国連は7月にソマリア南部のバクール(Bakool)地方とシェベリ川下流(Lower Shabelle)地方が飢饉の状態にあると宣言したのに続き、8月上旬には首都モガディシオ(Mogadishu)と世界最大の国内避難民キャンプがあるアフグーィ回廊(Afgooye corridor)など3地域も飢饉の状態にあると宣言した。

 国連の定義によると、飢饉になると全体の20%以上の世帯が極度の食糧不足に陥って人口の30%以上が急性栄養失調になり、毎日1万人当たり2人が死亡する状態になる。

 国連によると、ソマリア、エチオピア、ジブチ、ケニア、ウガンダなど「アフリカの角(Horn of Africa)」と呼ばれるアフリカ大陸北東部では1240万人が過去数十年で最悪の干ばつの影響を受けて人道支援を必要としている。

 イスラム過激派組織アルシャバブ(Al Shebab)はモガディシオからは撤退したが、飢饉に襲われたソマリア南部の支配地域では依然として援助活動を制限している。(c)AFP

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2989チバQ:2011/09/03(土) 20:26:53
http://www.afpbb.com/article/politics/2824092/7712073
国連のアジアグループ、「アジア太平洋グループ」に名称変更
2011年09月03日 16:41 発信地:国連本部/米国
【9月3日 AFP】太平洋の島しょ国が所属する国連(UN)の地域グループの名称に今週から「太平洋」という文言が入ることになった。関係国の外交官らは、島しょ国の重要性が増していることを示すものだとして歓迎している。

 国連には1965年から5つの地域グループがあり、太平洋の島しょ国は「アジアグループ」に加わってきた。アジアグループには1970年に独立したフィジーをはじめとしてマーシャル諸島、ミクロネシア、ナウル、パラオ、パプアニューギニア、サモア、ソロモン諸島、トンガ、ツバル、バヌアツが入っていた。同グループの全加盟国数の5分の1を超えるこれらの国々は、2010年からグループ名の変更を求めてきた。

 中国の主張によって、アジアグループの正式名称は「アジアおよび太平洋小島しょ開発途上国グループ(Group of Asia and the Pacific Small Island Developing States)に変更された。文書では「アジア太平洋グループ(Asia-Pacific Group)」という名称の使用も認められる。

 フィジーのピーター・トンプソン(Peter Thomson)国連大使は、「歴史的なことだ。太平洋の島しょ国は国連において一人前の国としての役割を果たし、自国の権利を主張するとともにその責任を果たそうとしている」と名称変更を歓迎した。

 国連の潘基文(Ban Ki-moon)事務総長は太平洋諸国歴訪の一環として、ニュージーランドのオークランド(Auckland)で6日に開かれる太平洋諸島フォーラム(Pacific Islands Forum 、PIF)首脳会議に国連事務総長として初めて出席する。(c)AFP

2990チバQ:2011/09/03(土) 22:11:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110903/erp11090320220009-n1.htm
露、中央アジアで失地回復じわり 米軍撤退にらみ各国で駐留延長
2011.9.3 20:20 (1/2ページ)
 【モスクワ=佐藤貴生】ロシアは2日、中央アジアのタジキスタンに駐留する軍の基地貸借期限を49年間、延長することで同国と合意した。オバマ米政権はアフガニスタンにおいて2014年までに治安権限を移譲すると表明しており、ロシアには米軍のアフガン撤退後をにらんで中央アジアでの失地回復を目指す狙いがある。域内では中国が巨額を投じてエネルギーを囲い込むなど影響力を強めており、米中枢同時テロの発生から10年の節目を迎え、米中露3カ国の駆け引きにも変化が生じている。

 ロイター通信などによると、メドベージェフ露大統領は同日、タジキスタンの首都ドゥシャンベで同国のラフモン大統領と会談、13年に迫った基地貸借期限を49年間、延長することで合意した。来春にも調印する見通しだ。

 ロシア軍はタジキスタン国内の3カ所に約6千人が駐留、海外では最大の軍事拠点だ。両国は、ドゥシャンベ近郊のアイニ飛行場を共同使用する合意文書に来年、署名することでも合意した。3日付の露コメルサント紙によると、この施設には米国や北大西洋条約機構(NATO)も関心を寄せていたとされ、露外務省筋は「まだ、誰のものでもないところ(同飛行場)に私たちの目印を設ける」と対抗心をあらわにした。

 一方、米軍のアフガン撤退計画に関連し、タジキスタンの隣国キルギスのアタムバエフ首相は8月30日、アフガン駐留米軍が後方支援拠点として使用しているマナス空軍基地について、「貸与期限は14年までで、その後は民間の空港にする」と明言した。ロシアはキルギスとの間でも、カント空軍基地における軍の駐留期限を大幅延長する協議をしていたとされる。

 タジキスタンとキルギスは中央アジアでも最も貧しく、ロシアの手を借りて兵士の能力向上や軍備増強を図る狙いがある。中央アジア経由のアフガン産麻薬の流入阻止に頭を痛めるロシアにとっても、両国の治安安定は歓迎すべきことだ。

 同時テロ発生以来、中央アジアの安全保障に影響力を発揮してきた米国やNATOが、この地域にどう対応するかはまだ不透明だ。ただ、6月にはNATO幹部がタジキスタンを訪問し、アフガン撤退後を含めた今後の協力について協議したとみられる。“裏庭”の奪還に動くロシアや、経済を中心に侵食を続ける中国を前に、欧米の出方が注目される。

2991チバQ:2011/09/04(日) 11:09:47
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011090302000021.html
新生リビア アフリカ諸国 承認に慎重
2011年9月3日 朝刊

 【パリ=有賀信彦】パリで一日開かれた「新生リビア支援国際会議」は欧州からアジアまで幅広い地域の国々の新国家支援に向けた団結をアピールした。一方で、南アフリカやナイジェリアが会議の出席を拒否するなど、リビアと同じアフリカ大陸の国々との温度差を露呈した。反カダフィ派「国民評議会」は新政権のスムーズな樹立を進めるため、アフリカ諸国からの理解と協力を得ることを迫られている。

 アフリカでは、アフリカ連合(AU)がカダフィ大佐から資金面で援助を受けていた経緯があり、同氏に対して「恩義」を感じている指導者は少なくない。

 また北大西洋条約機構(NATO)がリビアに軍事介入したことについても、AUは強く反発しており、正統な代表として国民評議会を承認していない。

 アフリカ全体で承認したのも、AFP通信によると一日までに十八カ国とほぼ三分の一にとどまっている。

 国民評議会に対し、あからさまな拒否反応を示す国もある。ジンバブエでは、カダフィ体制崩壊を受けて、国民評議会の旗を大使館に掲げたリビア大使を追放。極めて異例な措置からも強い抵抗感がみてとれる。

 一日の会議では、カダフィ氏を支持する動きがアフリカの一部でなおもある状況を踏まえ、参加国から、アフリカでの承認国を増やす必要性を指摘する声が相次いだ。国際社会がこの会議を契機に積極的にアフリカ諸国への働き掛けを進め、承認国が増える可能性もある。

2992チバQ:2011/09/04(日) 16:02:40
http://www.asahi.com/international/update/0903/TKY201109030110.html
「自由な気分、鳥のよう」新生リビア祝い女性集まる関連トピックスリビア.

 「鳥になって舞い上がっているような気分」――リビアの首都トリポリ中心部の殉難者広場(旧・緑の広場)で2日夕、反カダフィ派による首都制圧を祝って、女性ばかりによる大規模集会が開かれた。

 男女別のイスラムの伝統に基づいて前日の男性だけの集会に続いて開かれ、新生リビアを象徴する赤黒緑の三色旗を持った数万人が広場を埋め尽くした。家事手伝いのムスラさん(24)は「自由になった気持ちをどう表現したらいいのか。まるで鳥になったみたい」と話した。

 参加者らは「(カダフィ)大佐よ、もうおしまいだ」「ネズミのように隠れるな」などとシュプレヒコールをあげた。笑顔があふれるなか、カダフィ政権に拘束されて行方不明になった親族や、政権軍との戦闘で犠牲になった夫らの写真を掲げ、涙ぐむ女性もいた。(トリポリ=石合力)

2993チバQ:2011/09/04(日) 16:03:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110903/mds11090316300006-n1.htm
通貨不足深刻化 給料遅延、貴金属換金も
2011.9.3 16:29
リビア北東部ベンガジで、客から金のブレスレットを受け取る貴金属店のムハマド・アリさん=8月28日(共同)
 カダフィ大佐の支持部隊と反カダフィ派の戦闘が続くリビアで通貨不足が深刻化している。政情の不安定化で多額の現金を自宅に保管する人が増え、通貨の流通量が激減したことが背景にある。預金引き出しの制限や給料支払いの遅延が続き、生活必需品を購入するため「体の一部」という貴金属を換金する人が相次いでいる。

 「保管していた現金は底を突いた」。首都トリポリのリビア中央銀行から分離した反カダフィ派の「中央銀行」(本店・北東部ベンガジ)の広報責任者アデル・マハリさんが打ち明けた。今年2月の戦闘開始当初、手元にあった約10億リビア・ディナール(今年初め時点のレートで約610億円)は既に使い果たしてしまったという。

 マハリさんは、戦闘激化で預金を引き出せなくなることを恐れた人が多額の現金を自宅で保管するようになり、通貨の流通量が大幅に減ったことが原因と指摘。

2994チバQ:2011/09/04(日) 16:04:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110904/amr11090414210003-n1.htm
キューバ国防相が死去 指導部の高齢化に懸念
2011.9.4 14:20
 キューバ国家評議会の副議長で国防相のフリオ・カサス氏が3日、心不全のため死去した。キューバ国営メディアが伝えた。75歳だった。ラウル・カストロ議長(80)の側近の一人。政府は5日を服喪の日とした。

 同国唯一の合法政党、キューバ共産党と政府は、革命闘争に参加した70〜80代が要職の大半を占め、次世代の育成が遅れている。国防相の死去は、指導部の高齢化という現政権の課題をあらためて印象付けた。

 カサス氏はキューバ東部マジャリアリバ生まれ。会計士をしていた1950年代後半に革命闘争に参加、58年にラウル・カストロ司令官の部隊に入った。

 観光や物流など幅広い分野に関与するキューバ軍の財政部門を担当し、国防次官などを歴任。2008年、国防相だったラウル・カストロ氏が国家評議会議長に就任したのを受け、後任の国防相に昇格した。共産党の15人の政治局員の1人。(共同)

2995チバQ:2011/09/04(日) 18:34:45
>>2896
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/09/post-2249.php
住みやすい都市の座を奪われたバンクーバー
Most Livable Cities 2011: Melbourne Takes the Prize

10年間首位を独走していたバンクーバーを抜いたのはどこの都市か、敗因は何だったのか

2011年09月02日(金)17時18分


 英エコノミスト誌の調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が発表した「住みやすい都市」ランキングで、オーストラリアのメルボルンが初の1位になった。

 調査は1年に2回行われ、今回は世界140都市が対象。オーストラリアからはシドニー、パース、アデレードもトップ10入りした。

「人口密度が低く、犯罪率が比較的低いこともあって、オーストラリアからはいつも複数の都市がランク入りする」と、調査をまとめたジョン・コープステークは語っている。「生活費は上昇しているものの、さまざまな要素のおかげで非常に魅力的な都市になっている」

 その要素とは、政治や社会の安定から、質の高い医療や文化イベントまで幅広い。


怒ったカナダ人から電話が殺到

 カナダも健闘しており、バンクーバー、トロント、カルガリーの3都市がトップ10入り。しかし、過去10年間首位を保ってきたバンクーバーがその座を奪われたことは、カナダの人々にとって嬉しくないニュースだったようだ。「バンクーバーの首位転落が分かると、EIUの電話回線はパンクしそうになった。落ちた理由がわかりにくかったので、なおさらだった」と、カナダのグローブ・アンド・メール紙は報じた。

 バンクーバーは今回、メルボルン、オーストリアの首都ウィーンに次ぐ3位だった。EIUによれば、順位を落としたのはインフラ問題のせいだ。マラハト・ハイウェイが断続的に通行止めになっていることがその一例だという。

 これに対してカナダの人々は、マラハト・ハイウェイが通勤で使われることはないし、この高速道路はジョージア海峡を挟んで向こう側にあるバンクーバー島を走っているもので、バンクーバーとは関係ないと主張している。

 一方ワースト3となったのは、ジンバブエのハラレ、バングラデシュのダッカ、パプアニューギニアのポートモレスビー(いずれも首都)。ちなみにアジアでは大阪の12位が最高で、東京は18位だった。

(GlobalPost.com 特約)

2996チバQ:2011/09/04(日) 18:36:09
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/08/post-2240.php
ソマリア難民を待つもう一つの飢餓の国
Somalis Flee Famine for Malnourished Yemen

最悪の飢饉から逃れるため、ソマリアを脱出する難民が行き着く先は、同じように飢餓と情勢不安が深刻化するイエメンという悲劇

2011年08月29日(月)15時30分
アナソフィア・フラマンド


 内戦と干ばつにより、過去60年間で最悪の飢饉にあえぐソマリアでは、海を渡ってイエメンへ逃れる難民がここにきて急増している。

 彼らは粗末な密航船にスシ詰めになって、アラビア半島とアフリカ大陸を隔てるアデン湾を横断する。しかし命の危険を冒してやっとたどり着く先は、国民の栄養失調の割合が世界で3番目に高い飢餓国だ。

 8月だけでも、既に3700人のソマリア難民がイエメンへ流入。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、月単位では今年に入ってから最も高い流入率だという。ソマリア難民の流入は今に始まったことではない。例年、多くの難民船がソマリア北部の港町ボサソからイエメンにたどり着くが、今年はピーク時期が早まっているようだ。

 ソマリア難民は、「不安定な治安や深刻な干ばつ、食糧価格の高騰や雇用難」から逃れようと、支援団体が呼ぶところの「世界で最も危険な亡命ルート」を渡ってイエメンを目指す。

「イエメンの情勢は極めて不安定だ。そんな国を逃亡先に選ぶということは、ソマリア難民がそれだけ死に物狂いだという証拠だ」と、UNHCRの広報官エイドリアン・エドワーズは先週末に語った。「彼らは、粗末な密航船に詰め込まれてアデン湾を渡る。危険な航海で命を落とす者も多い。月曜にも、ボートが転覆してソマリア人2人が溺死したばかりだ」

ケニアに流入する人数は減ったが
 イエメンでは、今年初めからサレハ大統領の即時退陣を求めるデモが続き、治安と人道問題が悪化の一途をたどっている。その一方で、今や中東地域で2番目に多い19万2000人のソマリア難民を抱えている。UNHCRによれば、そのうち約1万5000人は今年に入ってからイエメン入りしたという。

 他の周辺国の同じ状況かというと、そうでもない。ソマリアと国境を接するケニアでは、流入するソマリア難民の数は減少している。ケニアにいるソマリア難民は49万8000人近くに上るが、1日当たりの到着人数は従来の1500人から1000〜1200人にまで減少した。

 それでも、UNHCRは今後数カ月の間で、イエメンにたどり着くソマリア難民の数はさらに増加するとみている。「家を捨てた多くのソマリア人が、既にボサソで待機しているとみられる。彼らは海が静まるのを待ってから、密航するつもりだろう」と、エドワーズは言う。
 
(GlobalPost.com特約)

2997チバQ:2011/09/07(水) 00:17:17
http://www.afpbb.com/article/politics/2824896/7724274?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
トルコ首相、対イスラエル通商・軍事関係の全面凍結を発表
2011年09月06日 21:47 発信地:アンカラ/トルコ

【9月6日 AFP】前年5月にパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)に向かっていた国際支援船団をイスラエル軍が急襲したことをめぐりトルコとイスラエルが対立している中、トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相は6日、イスラエルとの軍事・通商関係を全面的に凍結すると発表した。

 トルコのアナトリア(Anatolia)通信によると、エルドアン首相は「われわれは通商・軍事・国防産業の関係を全面的に一時停止する」と述べ、イスラエルに対する「更なる制裁」も続くだろうと述べた。さらにイスラエルはパレスチナ問題について「常に、甘やかされた子供のように振る舞ってきた」と厳しく批判した。

 エルドアン首相は更に、最終的には未定であるものの、来週予定されているエジプト訪問時に、エジプト側の境界からガザ地区に入ることについてもエジプト当局と協議中だと明らかにした。エルドアン首相のガザ地区訪問が実現すればイスラエルが猛反発するのは確実だ。

 トルコは2日、トルコに駐在するイスラエルの外交官らに帰国するよう求めていた。これについてイスラエルの国防当局高官は6日、エルドアン首相による発表のわずか数時間前に、トルコの首都アンカラ(Ankara)の大使館に駐在する国防担当大使館員を残すとともに、領事館業務は継続するとイスラエルの公共ラジオで語ってトルコの出方を探っていたが、エルドアン首相がイスラエルを厳しく批判したことで両国関係が一層悪化する恐れも出てきた。(c)AFP/Fulya Ozerkan

2998チバQ:2011/09/07(水) 00:29:31
http://www.asahi.com/international/update/0906/TKY201109060104.html
カダフィ政権軍の車列、隣国ニジェールに越境
 ロイター通信によると、リビア南隣のニジェール中部アガデスに5日夜、200〜250台のカダフィ政権軍の車列が到着した。現時点ではカダフィ大佐の所在は確認されていないが、フランス軍筋が同通信に語ったところでは、カダフィ氏や息子らが車列に加わり、ブルキナファソに亡命する可能性があるという。

 一方、カダフィ政権のイブラヒム報道官は5日夜、シリアの衛星テレビに「カダフィ氏はリビア国内にいる。大変元気だ」と述べた。

 ブルキナファソはカダフィ政権に大規模な支援を受けてきた経緯があり、新政権樹立を目指す「国民評議会」をリビアの正統政府として承認する一方、カダフィ氏の亡命を受け入れる考えを示している。ニジェールもカダフィ政権と良好な関係にあったが、8月末、国民評議会を承認した。

2999チバQ:2011/09/07(水) 00:38:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110905/mds11090520140006-n1.htm
政治犯収容所の“闇” 新生リビアへの期待も
2011.9.5 20:05 (1/3ページ)

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アブー・サリーム刑務所内の廊下には腐乱したごみが散乱し、劣悪な環境だったことをしのばせた
 リビアの首都トリポリにあるアブ・サリーム刑務所。カダフィ政権が1996年、約1200人を虐殺したとされる同国最大の政治・思想犯収容所だ。トリポリが反カダフィ派に制圧された今、この施設の“闇”が元収容者の口から明らかになり始めている。(トリポリ 大内清、写真も)

 高さ10メートルほどの分厚い塀に設けられた正門を抜け、敷地内の雑居房棟に入ると、廊下に散乱したごみの、すえたにおいが鼻を突いた。そこに、元収容者のアブールカシム・ナイリさん(42)の姿があった。

 97年、トリポリ市内の自宅で突然拘束され、ここに送り込まれた。政府に批判的だとして当局が目をつけていたいとこの所在を、当局側に知らせなかったというのが「逮捕容疑」だった。

 2007年に裁判で無罪が言い渡されたにもかかわらず、釈放されたのは今年2月。隣国のチュニジアやエジプトの政変に触発された民衆デモがリビアでも拡大する兆しを見せる中、政府が国民懐柔策として政治犯解放に乗り出したためだった。「逮捕も釈放も政府の都合」(ナイリさん)でしかなかった。

 14年間を過ごした所内では、小さな窓が一つあるだけの2メートル四方ほどの雑居房に5人が詰め込まれ、看守から日常的に暴力を受けた。房内にはいつも、便器からの排泄(はいせつ)物のにおいが立ちこめた。悪夢のような日々を思い出してか、終始、苦しそうな表情を浮かべる。

 刑務所を訪れたのは、収容中に患った結核の治療のため、当時のカルテが保存されていないか探すためだという。「そうでなければ、2度と来ない」と言葉を振り絞った。

    ■  ■

 1969年の政権掌握後、「直接民主制」の建前のもと、政党や選挙を否定し自らに権力を集中させることに成功したカダフィ大佐は、一切の異論を許さない絶対的な独裁体制を敷いた。アブ・サリームは、反政府知識人やイスラム勢力などの“危険分子”であふれた。

 96年には、待遇改善を求める収容者の暴動を機に約1200人が殺害される事件が発生、後に国際人権団体による告発を受けた。ナイリさんは2000年ごろ、当局がブルドーザーを使い大量の遺体を地中から掘り起こすのを目撃したと証言、「虐殺を隠すためだったのだろう」という。

 反カダフィ派は所内から大量の文書を押収、現在、事件に関する調査を進めている。

 ■  ■

 所内でもう一人の元収容者に会った。国営会社社員のムスタファ・アハマドさん(45)。小学生の息子2人を連れていた。

 アハマドさんは、西部ナフーサ山地でカダフィ派の軍と戦う反カダフィ派部隊に食料などを運んでいたのが露見してアブ・サリームに収容され、先月24日に反カダフィ派部隊に解放されるまで約3カ月間を、恐怖の中で過ごした。

 カダフィ政権はすでに崩壊しているとはいえ、所内に足を踏み入れるのにためらいもあった。だが、「子供たちに、ここでいかに非人間的なことが行われていたかを知っておいてもらいたくて」決心したという。

 「アブ・サリームなど不要な、新しいリビアを作っていってほしいからね」。アハマドさんは、自分の経験を語りながら、息子たちの肩をたたいた。

3000チバQ:2011/09/07(水) 23:39:41
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-23059820110907
インドの大衆社会党党首、靴購入に飛行機飛ばす=ウィキリークス
2011年 09月 7日 11:55 JS
[ニューデリー 5日 ロイター] インド北部ウッタル・プラデーシュ州のマヤワティ州首相(55)が、わいろの受け取りのほか、自宅から職場までの道路を整備し、お気に入りのサンダルを手に入れるために飛行機を飛ばすなど、権力を乱用していることが、政府等の内部文書を公開する民間サイト「ウィキリークス」が公表した米外交公電で明らかになった。
 マヤワティ州首相は、カースト制度で最下層に置かれる「ダリット」出身。大衆社会党(BSP)の党首でもあるが、ウィキリークスで公表された公電は、マヤワティ氏を「第一級のうぬぼれ屋」と評している。同氏はこれまで、カースト最下層民の支援を訴えて支持を集めているが、豪華パーティーの開催や、自身を含むカースト最下層民の指導者の巨大な銅像を設置した公園の建設などに対して批判の声も上がっている。

 2008年10月23日付の公電では、マヤワティ氏に新しいサンダルが必要になった際には、同氏お気に入りのブランドのサンダルを求めて空っぽの飛行機がムンバイに飛んだとされている。自宅から職場まで整備された道路は、同氏や側近による車の列が目的地に着くたびに、担当者が道路を清掃していたという。マヤワティ氏はまた、毒殺されるのを恐れて「毒見役」を雇っていたもよう。

 また、州政府のある閣僚がささいな誤りを犯した際に、罰としてマヤワティ氏の前で腹筋をするよう強要したという。BSPからの選挙への出馬を希望する候補者は、数万ドルを払ってその権利を得ていたもようだ。

 マヤワティ氏の報道担当者は声明で、「そのような暴露記事」は信ぴょう性に欠けると述べた。

3001チバQ:2011/09/07(水) 23:48:37
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_301345
メルケル首相率いる連立与党、地方議会選で惨敗
2011年 9月 5日 22:07 JST
 【フランクフルト】ドイツ北東部メクレンブルク・フォアポンメルン州で4日、州議会選挙が実施され、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)は大幅に票を伸ばした野党第一党の社会民主党(SPD)に敗れた。ユーロ圏の債務危機への対処や国内経済の減速をめぐって既に国民からの厳しい批判にさらされているメルケル首相にとって、さらなる追い打ちをかける出来事だ。


Michael Sohn/Associated Press

ドイツのメルケル首相
 4日夜に公表された最初の出口調査によると、SPD、緑の党、左派党はいずれも票を伸ばした。これにより、メクレンブルク・フォアポンメルン州で第一党のSPDが同州における現在のキリスト教民主同盟との連立を解消し、別の党と新たな連立を組み直す可能性が出てきた。

 同州はメルケル首相の地元で、首相は熱心に選挙活動を行っていた。バルト海沿岸に位置する元東ドイツ領で、国内でも貧しい州の1つ。

 ドイツのテレビ局が行った出口調査によると、CDUは得票率が約23%となり、06年の選挙で獲得した得票率約29%から大幅に下げた。

 4日の最初の推計によると、SPDは前回よりも約6ポイント多い約36%を獲得し、左派党は前回をわずかに上回る約18%を獲得した。緑の党は前回の3.4%から大幅に票を増やして約8%となった。

 CDUと連立を組む財界寄りの自由民主党(FDP)は3%未満の得票しか獲得できず、議席獲得に必要な5%のラインを下回った。

 今回の選挙以前にも今年に入ってCDUとFDPの連立与党は地方選挙で相次いで敗北を喫しており、その中には伝統的にCDUが強い地盤を持つとされるバーデン・ベルテンベルク州も含まれている。

3002チバQ:2011/09/07(水) 23:59:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110907/mds11090721230006-n1.htm
トルコ、全方位外交に転機 「アラブの春」で軌道修正
2011.9.7 21:22 (1/2ページ)
 【カイロ=遠藤良介】近隣諸国と全方位的に友好関係を築き、中東の地域大国として存在感を高めてきたトルコが、中東・北アフリカで相次いだ政変を受けて軌道修正に動き始めている。リビアのカダフィ政権崩壊後、米MD(ミサイル防衛)関連施設の自国受け入れを決定し、軍事面で準同盟関係にあったイスラエルには断交に近い強硬策を突きつけた。「アラブの春」と呼ばれる一連の政変で中東の勢力図が塗り変わる中、トルコは次の「立ち位置」を現実的に模索しているようだ。

 トルコは北大西洋条約機構(NATO)の古参加盟国として欧米との協調を重視する一方、イスラム色の強い与党「公正発展党」を基盤に2003年発足したエルドアン政権は、周辺国との「ゼロ・プロブレム(懸案ゼロ)外交」を旗印にイランやシリアとの関係拡大にも力を入れてきた。

 政権が、かつてオスマン帝国の支配下にあった中東地域の国々との関係緊密化を図ったことから「新オスマン主義」ともささやかれる全方位外交を続けたのは、政治的にも経済的にも自国の立場を強化する上で得策だったからにほかならない。

 トルコはイラン核問題で欧米とイラン、中東和平ではイスラエルとシリアやイランの間を取り持つなど影響力を発揮。友好関係にあったリビアをめぐっては、エルドアン首相が2月、NATOの軍事介入を「問題外だ」と批判していた。

 だが、カダフィ政権が崩壊、反政権運動の弾圧が続くシリアにも欧米の制裁が強まる状況で、トルコは全方位外交の限界を察したように見える。

 まず、リビアの反カダフィ派代表組織「国民評議会」に3億ドル(約230億円)相当を支援。今月2日には、イランを念頭にした米MDの早期警戒用レーダーを自国に設置すると表明した。米MDの展開にはロシアも反発しており、イランとその友好国のシリア、さらにはロシアまで牽制(けんせい)した形だ。

 他方、トルコは困惑する米国をよそにイスラエルにも強い態度に出ている。

 2日、イスラエルとの外交関係を2等書記官の水準まで引き下げるとして同国駐トルコ大使らに国外退去を求め、両国間の軍事協力も停止すると発表。6日には武器売買の停止を含む追加制裁の方針も示し、東地中海での海軍力強化も示唆した。

 これはパレスチナ自治区ガザへの支援船が昨年5月、イスラエル軍の急襲を受けてトルコ人船員9人が死亡した事件に絡み、イスラエルがトルコに謝罪を拒否したことに伴う抗議措置だ。背景にはしかし、イスラエルにとって数少ない友好国だったエジプトで2月にムバラク政権が倒壊、両国関係が悪化していた地域情勢の変化もある。

 ダウトオール・トルコ外相は制裁措置を発表した際に、イスラエルが「中東地域での巨大な変化」を把握していないと批判し、孤立化するイスラエルの立場を見越して行動していることをうかがわせた。エルドアン首相は13日にエジプトを訪問する予定で、この後ガザ地区へ足を伸ばす可能性も指摘される。

 汎アラブ紙のアルハヤートは、「アラブの春」によって中東地域での合従連衡が進んでおり、「ゼロ・プロブレム外交」はもはや実体のないスローガンになったとする論評を掲載した。

3003チバQ:2011/09/08(木) 00:01:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011090700553
首都の高裁で爆発、11人死亡=イスラム過激派の関与捜査−インド
 【プネ(インド)時事】インドの首都ニューデリー中心部にある高裁の入り口付近で7日、ブリーフケースに仕掛けられた爆弾が爆発し、地元警察によると、11人が死亡、76人が負傷した。内務省はテロと断定、全国で厳戒態勢を敷いた。
 首都で多数の死傷者を出したテロは、18人が死亡した2008年9月の連続爆弾事件以来。シン首相は外遊先で記者団に「卑劣な行動だ。われわれは決してテロには屈しない」と強調した。在インド日本大使館によれば日本人が巻き込まれたとの情報はない。
 警察などによると、爆発は午前10時15分(日本時間午後1時45分)ごろ、訪問者に入場許可証を発行する窓口近くで発生。多くの人が列をつくっていた。同高裁では5月にも爆発があったが負傷者はいなかった。
 地元テレビNDTVは南アジアのイスラム過激派「ハルカトゥル・ジハード・イスラミ(HUJI)」から報道機関に犯行声明が寄せられ、捜査当局が関連を調べていると報じた。(2011/09/07-22:34

3004チバQ:2011/09/08(木) 00:02:42
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011090700492
シラク前大統領、認知症に=退任後も人気、衝撃広がる−仏
 【パリ時事】フランスのシラク前大統領(78)が認知症を患っていると、裁判所が認定した。退任から4年余り。支持率が低迷する後継のサルコジ現大統領と対照的に高い人気を保っていただけに、衝撃が広がっている。
 シラク氏がパリ市長時代、所属党職員らの給与を市に肩代わりさせていた架空雇用事件の裁判で、パリの軽罪裁判所は5日、シラク氏が「記憶力の深刻な減退」や「判断力、論理的思考能力の重大な障害」など健康問題を抱えているとした弁護側の主張を認め、被告欠席のまま裁判を進めることを決めた。
 弁護側が提出した鑑定書に病名は記されていないが、5日付のフィガロ紙は専門家の話として、血管性の認知症と考えられると報道。シラク氏が在任中の2005年9月、脳梗塞で1週間入院したこととの関連を指摘する見方もある。(2011/09/07-14:40

3005チバQ:2011/09/08(木) 00:09:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110905-00000020-mai-int
<イラン>世界有数の塩湖、消滅の危機 雨不足とダム建設で
毎日新聞 9月5日(月)10時43分配信


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水量低下で干上がり、塩が堆積したイランのウルミエ湖に放置された船=2011年4月、AP

 【テヘラン鵜塚健】イラン北西部にある世界有数の塩湖、ウルミエ湖が消滅の危機にひんしている。地球温暖化などによる雨不足に加え、周辺のダム建設による水量の激減が原因とされる。塩害など環境への影響を懸念する周辺住民は8月27日以降、政府に対策を求めて抗議デモを実施しているが、イラン当局は多数の参加者を拘束。環境問題でも言論封殺を徹底している。

【ウルミエ湖の位置】

 ウルミエ湖は、世界の塩湖の中でも塩分が高いことで有名。観光地でもあり、かつてはフラミンゴなど欧州からの渡り鳥の飛来地として知られた。湖の深刻な水量低下は約20年前から進み、現在は湖面の半分以上が干上がっている。

 専門家や地元国会議員によると、早ければ2年後に完全に湖が消滅し、100億トンの塩が堆積(たいせき)。塩の拡散により、周辺農地の塩害や大気汚染による健康被害が懸念される。

 だが、ウルミエ湖に周辺河川から水を引くには大規模な工事が必要。イラン国会は8月中旬、地元議員らが提案した工事予算案を否決した。欧米諸国からの経済制裁による財政難が影響しているとみられる。

 これを受け、周辺住民は8月27日、初めて大規模な抗議デモを実施。9月3日には2回目として、さらに規模を拡大した。現政権に対抗する改革派のウェブサイトによると、ウルミエやタブリーズで数千人以上の市民が参加した。治安部隊がデモ隊に催涙ガスやゴム弾を発砲し、少なくとも60人を拘束したという。

 また、フランスの環境保護を掲げる「緑の党」は4日までに、イラン政府に書簡を送付。湖の保護への早急な対策を求める声は海外からも寄せられている。

3006チバQ:2011/09/10(土) 09:08:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110910/mds11091008340001-n1.htm
カダフィ派拠点に進攻 交渉決裂か
2011.9.10 08:32
 ロイター通信などによると、リビアの最高指導者だったカダフィ大佐支持派の拠点になっている西部バニワリードに9日、反カダフィ派の部隊が進攻し、戦闘が起きた。大佐一族の出身地シルトの近郊でも戦闘が発生した。

 これまで反カダフィ派「国民評議会」はバニワリードを包囲するとともに、シルト近郊にも迫り、10日までの投降を要求。交渉が決裂し、反カダフィ派が本格的な攻勢に出た可能性がある。

 反カダフィ派は3方向からバニワリードに部隊を突入させ、中心部から約2キロの地点に迫った。

 バニワリードには、大佐の次男で有力後継者とされていたセイフイスラム氏が潜伏しているとの情報もある。(共同)

3007チバQ:2011/09/10(土) 18:30:27
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2011091000196

カイロでデモ隊がイスラエル大使館を襲撃

 【カイロ=長谷川由紀】カイロで9日夜、デモ隊がイスラエル大使館を襲撃、大使館の文書やイスラエル国旗を窓から投げ捨てる事態となった。


 大使館が入る建物の周辺ではデモ隊と治安部隊が衝突し、ロイター通信によると、450人以上が負傷した。エジプトのシャラフ首相は10日未明、緊急閣議を招集。騒乱拡大を防ぐため、内務省は警備態勢を強化した。

 AFP通信によると、エジプト駐在のイスラエル大使は10日未明、カイロ空港から国外へ脱出した。イスラエルのバラク国防相は10日未明、パネッタ米国防長官に対し大使館防護などでの協力を電話で要請した。

 エジプト・イスラエル国境地帯では8月、エジプト治安要員5人が殺される事件が発生。イスラエル軍の誤射が原因とみたエジプトの若者が大使館近くで抗議デモを度々行ってきた。

(2011年9月10日13時57分 読売新聞)



http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2011091000196
イスラエル大使館の警備強化=軍部隊を動員−エジプト当局
 【カイロ時事】エジプト軍当局は10日、首都カイロのイスラエル大使館襲撃事件を受け、装甲車を含む軍部隊数百人を大使館が入居するビル付近に展開、警備を強化した。一方、事件では1人が心臓発作で死亡したほか、負傷者は約450人に上った。
 シャラフ首相は緊急閣議を招集し対応を協議。エジプト政府は、1979年締結のイスラエルとの平和条約の重要性を再確認する立場だが、民衆はイスラエル大使館閉鎖などを求めており、暫定統治する軍最高評議会は難しいかじ取りを迫られている。(2011/09/10-17:02)

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3008チバQ:2011/09/10(土) 18:31:24
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081229-507405/news/20110908-OYT1T00941.htm
カダフィ氏、「貸し」ある最貧国に潜伏か
 【ヨハネスブルク=中西賢司】リビアの最高指導者だったカダフィ氏の所在を巡り、潜伏先や亡命先となる可能性がある国として、ブルキナファソなど周辺のアフリカ最貧国が浮上している。

 カダフィ氏が巨額支援により「貸し」を作った国々とみられる。

 「アフリカの王の中の王」を自任したカダフィ氏は、豊富な石油収入を生かして周辺国を積極支援してきた。昨年には「欧米からアフリカを解放する」として総額970億ドル(約7兆5000億円)の対アフリカ投資を表明した。

 カダフィ氏と個人的な結びつきがある首脳も多い。有力な亡命先とささやかれるブルキナファソのコンパオレ大統領は1980年代にリビアで軍事訓練を受けた後、クーデターで権力を奪取。チャドのデビ大統領もカダフィ氏の後押しで90年に政変を成功させた。5日にカダフィ派幹部が到着したニジェールのイスフ大統領は、カダフィ氏からの資金援助で3月の大統領選を制したとの報道もある。

(2011年9月9日08時36分 読売新聞)


http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081229-507405/news/20110907-OYT1T00467.htm
カダフィ氏、チャドかニジェール方面に移動中?
 【カイロ支局】リビアの反カダフィ派「国民評議会」の軍事部門高官は6日、ロイター通信に対し、目撃情報などから、最高指導者だったカダフィ氏が、リビア南部から南隣のチャドかニジェールに向かっている可能性がある、と述べた。

 同高官は、カダフィ氏がリビア西部バニワリードを出て、3日前にはニジェール国境の北300キロの村にいたと明かした。カダフィ派部族の助けを受けてテント暮らしを続けながら、10台前後の車列で移動しているという。

 リビア南隣のニジェールには、5日、カダフィ派の大規模な車列が入ったと報じられている。また、カダフィ氏がニジェールを経由して、同国の西隣ブルキナファソに亡命するとの見方もある。

(2011年9月7日11時45分 読売新聞)

3009チバQ:2011/09/10(土) 18:32:38
>>2927
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110910/mds11091011400004-n1.htm
アッバス氏、12日に発表 パレスチナ国家承認申請
2011.9.10 11:39

 パレスチナのマンスール国連代表(大使に相当)は9日、国連に事実上の国家承認を求める方法について、独立国家として国連加盟を申請するのか、国連オブザーバー資格を現在の「組織」から「国家」に格上げするよう求めるのかを「アッバス自治政府議長が12日に(エジプトの首都)カイロで開かれるアラブ連盟の会合で発表する」と明らかにした。

 ニューヨークの国連本部で記者団に語った。

 国連加盟には国連安全保障理事会の勧告が必要だが、安保理常任理事国の米国が拒否権を使って阻止するとの立場を明確にしており、加盟申請しても現時点では認められる可能性はほとんどない。

 マンスール氏は、オブザーバー資格格上げを選んだとしても「最終目標は国連の正式メンバーになることだ」と述べた。(共同)

3010チバQ:2011/09/10(土) 18:39:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110910-00000510-san-int
プーチン露首相最側近 国後島訪問へ 地元紙報道
産経新聞 9月10日(土)0時47分配信

 【モスクワ支局】北方領土からの情報によると、ロシア国家安全保障会議のパトルシェフ書記が11日、国後島を訪問する見通しが強まっている。国後島の地元紙が10日付1面で報じる。

 パトルシェフ氏は国後島に短時間滞在し、連邦の発展計画に基づいて進められているインフラ整備の状況を視察。さらに、連邦保安局(FSB)傘下の国境警備隊など治安・特務系機関の地元幹部とも会談するとみられる。

 パトルシェフ氏はロシアの最高実力者、プーチン首相(前大統領)の最側近。1999年8月にプーチン氏の後を継いでFSB長官に就任し、2008年5月からは大統領直属の安保政策合議機関である国家安全保障会議の書記を務める。

 FSBは旧ソ連国家保安委員会(KGB)後継機関の一つ。パトルシェフ氏はFSB長官時代の05年6月にも国後島と歯舞群島の水晶島を訪れている。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/europe/527291/
連日の挑発行為 宗谷海峡にロシア艦隊20隻
配信元:
2011/09/10 09:33
 防衛省は9日夜、ロシアの海軍艦艇4隻が北海道の北にある宗谷海峡を通過したと発表した。他に約20隻が宗谷海峡に向かい、10日未明までに一部が通過した。4隻がまとまって通過するのは異例であり、20隻以上の艦艇が宗谷海峡を通過すれば過去最大規模となる。8日に空軍の長距離爆撃機TU95が日本を1周したのに続き、海軍も露骨な挑発行為に出たことは、ロシアが野田佳彦内閣の主権意識や外交姿勢を瀬踏みしている公算が大きい。

 防衛省によると、9日午前1時ごろ、ロシア海軍のグリシャV級小型フリゲート艦3隻とアルタイ級補給艦1隻の計4隻が宗谷岬の西南西約250キロの日本海を北東方向に航行しているのを海上自衛隊のP3C哨戒機が確認した。自衛隊がアルタイ級補給艦を確認したのは初めて。

 4隻は午後4時ごろ、日本海から宗谷岬と樺太の間の宗谷海峡を通過し、オホーツク海に抜けた。ロシアは北海道北東部の日本領空に接近する形で訓練空域を設定しており、4隻ともその空域の下を航行した。

 さらに駆逐艦やフリゲート艦など約20隻の海軍艦艇が日本海北東部を宗谷海峡に向かって東へ航行しているのが確認されており、10日中に大半が海峡を通過するとみられている。

 ロシアは千島列島周辺とカムチャツカ半島東側の沖合で3カ所に射撃の訓練海域を設定している。9日にはロシア国防省が今月中旬からカムチャツカ半島付近で大規模な海上軍事演習を実施すると発表。最大で1万人の兵員、50以上の艦艇と航空機が参加し、対潜哨戒訓練や海兵隊の上陸訓練などを行う予定で、宗谷海峡を通過する艦艇も訓練に加わるとみられる。

 ロシア艦艇の宗谷海峡通過は、昨年11月にデルタIII級原子力潜水艦と、バクラザン級救難曳船(えいせん)の計2隻が通過して以来となる。

 昨年は9月と10月にもロシア艦艇が宗谷海峡を通過した。9月はロプチャーII級戦車揚陸艦1隻、10月はウダロイI級ミサイル巡洋艦とロプチャーII級戦車揚陸艦の計2隻だった。

3011チバQ:2011/09/10(土) 19:54:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110910/amr11091019220012-n1.htm
右派の元将軍が優位 グアテマラ大統領選
2011.9.10 19:19

9日、グアテマラ南東部アスンシオンミタで支持者に手を振るオットー・ペレス・モリナ氏(AP)
 中米グアテマラで11日、中道左派コロン大統領(60)の任期満了に伴う大統領選が行われる。世論調査では、右派、愛国党の党首で国軍の元将軍オットー・ペレス・モリナ氏(60)が支持率40%台でほかの候補を引き離して優位に立っており、有効得票の過半数を獲得して第1回投票で当選を決められるかが焦点。

 グアテマラでは近年、隣国メキシコを拠点とする麻薬密輸組織が勢力を広げ、治安が悪化。治安対策に軍を参加させると訴えたペレス・モリナ氏が期待を集めている。即日開票され、同日深夜(日本時間12日午後)から12日未明に大勢判明の見通し。(共同)

3012チバQ:2011/09/11(日) 09:05:09
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110910/fnc11091023280008-n1.htm
【G7閉幕】
欧州内の亀裂くっきり
2011.9.10 23:26
 【ロンドン=木村正人】G7は欧州の銀行への資本注入を含む「必要なすべての行動を取る」ことで合意したものの、当の欧州単一通貨ユーロ圏(17カ国)では財政悪化国と支援国間だけでなく、欧州中央銀行(ECB)内の亀裂も鮮明になってきた。市場でギリシャが今月中にもデフォルト(債務不履行)に陥るとの観測が流れている。

 国債市場に詳しいロンドンのヘッジファンド関係者は「会議では極秘裏にギリシャのデフォルト・シナリオが協議されたはず」とみる。

 しかし市場では、ユーロ圏の財政悪化国救済では効果的な打開策が打ち出せないと分析する。協議がユーロ導入国、欧州連合(EU)、ECB、国際通貨基金(IMF)で行われ、意思決定が難しいためだ。

 「ユーロの番人」ECBのシュタルク理事(ドイツ出身)の辞任発表でスペインやイタリアの国債購入をめぐる対立が明らかになり、欧州の銀行株が急落した。市場はギリシャのデフォルトは不可避とみて財政悪化国の国債を保有する銀行株を売りに出たのだ。

 ECBでは次期総裁候補だったウェーバー前ドイツ連銀総裁が辞任。国債購入を拡大するトリシェECB総裁との亀裂が浮き彫りになっていた。

 ギリシャ救済をめぐりフィンランドが融資の引き換えに現金による担保を求めたことから、オランダやオーストリアが「不公平だ」と反発するなど導入国間でも不協和音が鳴り響く。ギリシャ第2次救済策に参加する予定だった民間金融機関も引き始めている。

 今月中にギリシャに80億ユーロの融資が行われる予定だが、ギリシャ政府とEU、IMF、ECBの協議が不調に終わる恐れもあり、ギリシャの9月デフォルト説が流れる。欧州ではバブル崩壊後の日本が経験した「失われた20年」と同じ道をたどるとの見方が強まっている。

3013チバQ:2011/09/11(日) 09:06:03
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110910-OYT1T00586.htm
欧州問題の根深さ浮き彫り…G7財務相会議
 【マルセイユ(仏南部)=小林泰明、中沢謙介】9日閉幕した先進7か国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は、約6時間半にわたった議論の大半を欧州の財政危機問題への対応に費やした。


 ギリシャ支援を巡っても欧州各国の足並みがそろわず、金融市場の混乱を拡大させていることに米国などが業を煮やしていたからだ。しかし、会議後に公表された合意文書は各国が財政再建と経済成長に取り組むという「決意表明」にとどまった。今回の会議は欧州問題の根深さを浮き彫りにしたともいえる。

 特にガイトナー米財務長官は欧州問題に強い危機感を抱いており、会議前から積極的に動いた。欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁との会談で欧州の金融システムの実情をただしたり、テレビに出演し「欧州が(ギリシャ支援で)何もせずにいれば、解決のコストは、ずっと大きなものになる」と警鐘を鳴らした。欧州勢に結束してギリシャ問題を解決するよう促す狙いがあったとみられる。G7が会議後の合意文書で「銀行システムと金融市場の強固さを確保するため、必要なすべての行動を取る」と明記したのは、米国などの危機感を各国が共有したことの表れだ。

(2011年9月10日19時58分 読売新聞)

3014チバQ:2011/09/12(月) 20:30:04
>>3011
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110912/amr11091219140010-n1.htm
グアテマラ大統領選、決選投票へ ノーベル平和賞のメンチュさんは敗北
2011.9.12 19:13
 中米のグアテマラ大統領選は12日も開票が続き、開票率62%の中間集計によると、右派、愛国党のオットー・ペレス・モリナ氏(60)が得票率33%で首位となった。ただ、第1回投票で当選するのに必要な過半数に届かず、11月に決選投票が行われる見通しとなった。プレンサリブレ紙(電子版)が伝えた。

 1992年のノーベル平和賞受賞者で先住民出身のリゴベルタ・メンチュ氏(52)は得票率3%と苦戦、落選が確実となった。

 2位は自由民主刷新党のマヌエル・バルディソン党首(41)で20%。(共同)

3015チバQ:2011/09/12(月) 22:29:54
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011091200846
世界経済、確実に減速=資金供給で支援−中銀総裁会議
 【バーゼル(スイス)時事】国際決済銀行(BIS)の定例中央銀行総裁会議が12日、スイス・バーゼルのBIS本部で行われた。会議では「世界経済は確実に減速している」との認識で一致。各中銀が銀行部門への潤沢な資金供給を通じ、状況の安定化に貢献する方針を共有した。
 議長を務めたトリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁は会議後の記者会見で「世界経済の景気後退までは予測していないが、下振れリスクは増している」と指摘。各国が財政などの構造改革で信頼を取り戻すことが重要と強調した。(2011/09/12-21:55)

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3016チバQ:2011/09/13(火) 20:43:07
http://www.asahi.com/international/update/0913/TKY201109130477.html
テロ後初のノルウェー地方選、右派が大敗

 ノルウェーで12日、統一地方議会選の投票があった。極右青年のブレイビク容疑者(32)の犯行で77人が犠牲になった7月のテロ後はじめての選挙。13日までの地元報道によると、政権与党の労働党が約31%、野党の保守党が約28%と得票を増やす一方で、右派の進歩党は2007年選挙より6ポイント減の約11%にとどまり、大敗が確実となった。

 ブレイビク容疑者は07年まで進歩党の青年党員だった。(コペンハーゲン=伊東和貴)

3017チバQ:2011/09/13(火) 22:39:40
>>3002
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110913/mds11091322000007-n1.htm
「アラブの春」の3カ国歴訪 トルコ首相 新体制との関係構築 イスラエルは注視
2011.9.13 21:58 (1/2ページ)
 【カイロ=佐藤貴生】トルコのエルドアン首相は12日からエジプト、チュニジア、リビアの3カ国歴訪を始めた。いずれも「アラブの春」と呼ばれる民主化運動で長期にわたる強権支配が崩壊した国々で、新体制との関係強化を図る一方、中東・北アフリカにおける存在感を示す狙いがある。エジプトとトルコはともにイスラエルとの関係が悪化しており、エルドアン首相のエジプト訪問はイスラエルや米国も注視しているもようだ。

 エルドアン首相は12日夜、エジプトの首都カイロに到着し、空港で若者ら数千人の出迎えを受けた。カイロでの報道によると、トルコ首相のエジプト訪問は15年ぶり。暫定統治を担う軍最高評議会のタンタウィ議長やシャラフ首相と会談し、「戦略的協力」を掲げた政治宣言のほか貿易促進などの合意文書に署名する見通しだ。

 イスラエルにとって、エジプトはヨルダンと並び、アラブ諸国で平和条約を締結している数少ない友好国。だが、ここにきて民衆の反イスラエル感情が高まっている。8月には両国国境付近で、過激派を追跡していたイスラエル軍の攻撃でエジプト国境警備要員5人が死亡。今月9日には、カイロのイスラエル大使館が入居するビルを民衆が襲撃する騒ぎが起きた。

 一方のトルコは、パレスチナ自治区向け物資を積んだ船団をイスラエル軍が拿捕(だほ)したさいの銃撃戦で、トルコ人9人が死亡した昨年5月以降、イスラエルとの関係が悪化。

 今月2日には、謝罪を拒否したイスラエルの駐トルコ大使を国外退去に処し、エルドアン首相も「(イスラエル軍の)攻撃は公海上で行われ、事実上、戦争の原因(になる行為)だ」と批判している。

 こうした情勢下でのエジプト訪問について、「トルコはアラブ地域で高まる反イスラエル感情を、自国の宣伝に使っている」との専門家の見方も出ている。

 ロイター通信によると、エルドアン首相はエジプトに続き14日にチュニジア、15日にはリビアを訪問する見通しだ。外国の首相級によるリビア訪問は、カダフィ政権崩壊以来初めて。

 首相が訪問する3カ国は、かつてオスマン帝国の支配を受けていたことでも共通している。イスラム色の濃いトルコの現政権には、新体制下の3カ国といち早く政治、経済的な関係を築き、地域での影響力浸透を目指す狙いがあるとみられる。

3018チバQ:2011/09/13(火) 22:40:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110913/mds11091318270006-n1.htm
労働党党首選は決選へ イスラエル
2011.9.13 18:26
 イスラエル中道左派の野党、労働党の党首選が12日行われ、即日開票の結果、4候補のうち首位の女性シェリー・ヤヒモビッチ氏(51)と2位の元党首アミール・ペレツ氏(59)が21日の決選投票に進むことが決まった。労働党が発表した。

 党員約6万6千人による投票で、ともに当選に必要な投票総数の40%を獲得できなかった。投票率は約65%。

 労働党は1月に分裂。党首だったバラク国防相が離党して新党アツマウート(独立)を立ち上げ、労働党は議席が13から8に減少、実質的な党首不在の状態が続いている。(共同)

3019チバQ:2011/09/13(火) 22:44:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110913/amr11091314190002-n1.htm
ルセフ大統領、がん克服を宣言 再選出馬目指し? ブラジル
2011.9.13 14:19
 ブラジルのルセフ大統領(63)は12日、地元民放テレビ・グロボのインタビューで、大統領選出馬前に患ったがんを完全に克服したと強調し「がんは早期に発見すれば治癒できる」と訴えた。

 2014年の次回大統領選では、今年1月に就任したルセフ氏が再選出馬するか、同じ労働党で国民人気の高いルラ前大統領が返り咲きを目指すかが注目されており、ルセフ氏は健康状態に問題がないことをアピールした形。

 ルセフ氏は09年に悪性リンパ腫を化学療法で治療後、半年ごとに検査を受けているという。(共同)

3020チバQ:2011/09/14(水) 20:34:01
>>2622
http://www.asahi.com/international/update/0914/TKY201109140461.html
ベルギーの暫定首相退任へ 組閣めど立たず政治空白続く
 昨年6月の総選挙後、連立交渉の不調で正式な政権が発足できないまま1年3カ月が過ぎたベルギーで、暫定首相を務めるルテルム氏が退任し、経済協力開発機構(OECD)の副事務総長に就く見通しとなった。首相官邸が13日、発表した。

 ルテルム氏は新政権ができるまでは暫定首相を続ける意向だが、政党間の対立は激しく、組閣のめどは立っていない。地元メディアは、連立交渉の不調が続けば、レインデルス財務相が2人目の暫定首相に就任するとの見通しを伝えている。(ブリュッセル=野島淳)

3021チバQ:2011/09/15(木) 12:46:31
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110914/crm11091419060033-n1.htm
「ホステス急募 ビザ不問」…外国人向けフリーペーパーに「不正」広告736件
2011.9.14 19:04
 全国の警察が繁華街などで配布されている外国人向けのフリーペーパー(無料情報紙)を調査したところ、58紙で736件の偽装結婚の仲介や不法就労の斡旋などをうかがわせる広告が掲載されていたことが14日、警察庁のまとめでわかった。中には「日本人と結婚したい不法残留者」と明らかに偽装結婚をうたうものもあった。警察庁はこうした情報紙の実態把握を進めるとともに、悪質なケースは摘発に乗り出す方針。

 調査は今年5〜6月、全国の警察が繁華街や外国人が多く住む地域で配布されている飲食店情報紙などを収集して分析した。

 不正な広告が確認された58紙の国別内訳は、中国人向け26紙、韓国人22紙、フィリピン人5紙、ブラジル人3紙など。内容は、不法就労の斡旋など求人関係が39・5%と最も多く、資格や身分の偽装仲介が23・6%、地下営業20%だった。

 具体的には、「国際結婚 ビザの期限がもうすぐの方歓迎」と暗に偽装結婚を仲介▽「ホステス急募 ビザ不問」と不法就労を助長−など。このほか、「婦人科の悩み相談」と記載した地下病院とみられるものや、「名義人・保証人これ全部日本人」と不正な住居斡旋もあった。

3022チバQ:2011/09/15(木) 22:58:19
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/09/15/kiji/K20110915001627930.html
新大統領 バンバン辞めさせます ブラジル閣僚 職権乱用で5人目辞職
 ブラジルのノバイス観光相は14日、自らの職権乱用疑惑の責任を取って辞任した。ルセフ大統領は汚職一掃を掲げており、事実上の更迭。1月の政権発足後、閣僚の辞任は5人目となった。同国政界の汚職体質が明らかになる一方で、国民は政界の浄化を進める大統領の手腕を評価している。

 ノバイス氏をめぐっては、2003〜10年に下院議員の特権を悪用し、公金で妻の運転手やメードを雇ったなどと地元紙が報道していた。

 ルセフ政権では6月以降、官房長官ら3閣僚が汚職疑惑で引責辞任。国防相も他の閣僚を批判して政権を去った。観光省では8月、事務方トップらが汚職の疑いで一斉逮捕された。(共同)
[ 2011年9月15日 09:56

3023チバQ:2011/09/15(木) 23:12:22
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110915-OYT1T00911.htm
デンマークで国会選挙、10年ぶりに政権交代も
【コペンハーゲン=大内佐紀】デンマークの国会(一院制、定数179)選挙が15日、行われた。

 即日開票され、15日深夜(日本時間16日午前)、大勢が判明する見通し。中道左派連合が10年ぶりに中道右派連合から政権を奪取し、同国初の女性首相が誕生する可能性が出ている。

 選挙戦の争点は、世界経済の低迷に伴い減速した経済の立て直しに絞られた。直前の世論調査の支持率では、最大野党・社会民主党のヘレ・トニングスミット党首(44)率いる中道左派連合がラース・ラスムセン首相(47)の中道右派連合を数ポイント上回っているが、双方の政策に大きな相違はなく接戦となっている。

(2011年9月15日19時33分 読売新聞)

3024チバQ:2011/09/15(木) 23:26:19
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110915-OYT1T01119.htm
英仏首脳リビア訪問、石油利権めぐる競争激化

 【トリポリ=田尾茂樹】サルコジ仏大統領とキャメロン英首相は15日、リビアを訪問した。

 8月下旬のカダフィ政権崩壊後、外国首脳がリビアを訪れるのは初めて。トルコのエルドアン首相も15日にリビアに入る予定。

 英仏首脳は、民主化と新体制づくりを進める反カダフィ派を国際社会で後押しする姿勢を強調した。

 首都トリポリで、反カダフィ派組織「国民評議会」のアブドルジャリル議長と会談後に記者会見したサルコジ大統領は「我々は、ずっとあなた方の側に立つ」と述べ、リビアの新体制移行を今後も積極的に支える考えを改めて示した。

 キャメロン首相も反カダフィ派支援のため、120億ポンド(約1兆4500億円)の凍結資産を新たに解除する方針を明らかにした上で、カダフィ氏に「もう、終わりだ。あきらめよ」と呼びかけ、カダフィ氏の拘束と訴追に向けても全力で支援する意向を示した。

 北大西洋条約機構(NATO)による対リビア軍事介入を主導してきた英仏首脳にとっては、いち早くリビアを訪問し、新体制移行や民主化支援の姿勢を強く打ち出すことで作戦の成果をアピールしたい考えだ。

 また、新生リビアの石油利権を巡る各国の競争激化が予想される中、反カダフィ派との緊密関係を強調して、利権争いで主導権を握りたいとの意欲も強い。

(2011年9月15日23時21分 読売新聞)

3025チバQ:2011/09/15(木) 23:28:18
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110915-OYT1T00961.htm?from=main7
伊の山村独立画策、旧王家にも接触…政府に反発

 国の補助金削減や増税、歳出削減を押しつけられることへの反発もあり、ベルルスコーニ政権の財政再建をめぐる議論に一石を投じている。

 「イタリアから離脱し、公国になる」。ローマの東約70キロ、フィレティーノ村のルーカ・セッラーリ村長(45)は訴える。山手線の内側より2割ほど広い78平方キロに600人弱が住む。

 伊政府は8月中旬、全国の約2000の人口1000人未満の村を統合し、補助金を減らす案を示した。村長は耳を疑い、「小村独自の文化や方言が絶える。認められない」と「独立方針」を表明した。

 リゾート地の村は、冬休み中なら5000人超のスキー客らが定宿を取る観光名所。水や森林資源もあり、「独立しても財源はある」と計算できた。

 村は独立後の君主を探して旧伊王家の子孫に接触。独立後の新通貨「フィオリート(『花盛りの』の意味)」の試作も始めた。

(2011年9月15日22時26分 読売新聞)

3026とはずがたり:2011/09/16(金) 09:34:37
>>3025
実現したらおもろいw
サンマリノみたいな小さな国が内在しているのもイタリア風だ。

3027チバQ:2011/09/16(金) 20:06:53
http://mainichi.jp/select/world/news/20110916dde007030025000c.html
デンマーク総選挙:初の女性首相 中道左派政権、確実に
 【ベルリン篠田航一】デンマークで15日、国会(1院制、定数179)選挙の投開票があり、最大野党・社会民主党など中道左派の10年ぶりの政権奪還が確実な情勢となった。社会民主党のヘレ・トーニング・シュミット党首(44)がデンマーク初の女性首相に就任する見通しだ。

 中道右派政権のラスムセン首相(47)=自由党=は敗北宣言し、辞意を明らかにした。

 総選挙の最大の争点は「経済」で、08年の金融危機後、失業率の上昇や財政悪化に有効な対策を打ち出せなかった現政権への批判票が野党に集まったとみられる。

 欧州に広がる反移民感情の高まりを受け、01年以降の過去3回の選挙で移民受け入れの制限を訴える右派が勢力を拡大した。同じ北欧のノルウェーで7月に起きた極右青年によるテロ事件などの影響で、有権者の間では右派離れが加速。現政権に閣外協力してきた極右政党も今回は伸び悩んだ。

毎日新聞 2011年9月16日 東京夕刊

3029チバQ:2011/09/16(金) 22:24:08
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011091602000041.html
ロシア与党 宗教界に支持組織結成
2011年9月16日 朝刊

 【モスクワ=原誠司】ロシアのプーチン首相が党首を務める与党統一ロシアが、宗教を通じて党の支持拡大を狙う「社会保守同盟」を結成した。十二月四日の下院選に向けた支持拡大策だが、低落傾向の与党支持率の底上げに宗教を利用するのは違憲ではないか、と国民からは問題視する声も上がっている。

 「同盟」の結成は十二日、統一ロシアの幹部が、国民に根付くロシア正教会の総本山、モスクワの救世主キリスト大聖堂で宣言。複数のロシア紙は、国民の七割ともいわれるロシア正教会の信者層に与党への共感と支持を広げるのが狙い、と肯定的に伝えた。

 統一ロシア幹部のシュワロフ総評議会幹部会副書記は「与党支持者となった多種多様な考えの人々を、ロシア正教会の教えでまとめ上げる役割がある」と説明した。

 しかし、「同盟」結成の背景には、プーチン首相が与党支持拡大のため五月に創設した政治運動体「全ロシア国民戦線」の「知名度が意外に広がっていない」(シュワロフ氏)との焦りもある。「戦線」は、政党や団体の枠を超えて広く国民に政治参加の扉を開き、与党支持者獲得に一定の役割を果たしているが、八月に実施された民間世論調査機関の調査結果だと認知度は41%だった。

 てこ入れとして新たに宗教的動員を期待されるのが「同盟」だが、インターネット上には、ロシア憲法一四条が定める政教分離原則に反し「違憲だ」と批判の書き込みも相次いでいる。「プーチンは神なのか」といった強い反発もあり、今後、国民の間で議論が起こる可能性もある。

 与党支持率は、同じ機関の八月調査で54%と漸減傾向が続く。四百五十議席の下院で三分の二以上を確保し圧勝を目指す与党は、あらゆる有権者層に網をかけ、来年三月の大統領選での影響力を強めようとしている。

3030チバQ:2011/09/16(金) 22:26:29
>>3028
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110915-OYT1T00940.htm
ロシアのリベラル「準与党」、異例の党首解任
 【モスクワ=貞広貴志】ロシアのリベラル政党「正義党」は15日、モスクワで党大会を開き、億万長者の党首ミハイル・プロホロフ氏(46)の解任を決めた。

 プロホロフ氏は同日、別の集会で「クレムリンの操り人形に堕した党から出よう」と呼びかけ、解任の背後にいるとされる大統領府高官を名指しで批判した。

 正義党は、プーチン首相率いる与党「統一ロシア」の長期支配に飽きた実業界や若者などリベラル層の支持をつなぎとめるため、政権が後押しした「準与党」だった。12月の下院選の候補選びなどを巡る政権とプロホロフ氏の意見対立が、異例の解任劇に発展したとみられている。

(2011年9月15日20時34分 読売新聞)

3031チバQ:2011/09/17(土) 09:30:59
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/09/16/20110916ddm003020095000c.html
クローズアップ2011:債務危機深刻化 ユーロ死守へ瀬戸際
 ギリシャ危機を発端とする欧州債務危機が深刻化している。「第2のリーマン・ショック」への警戒が市場に強まり、世界経済の「二番底」懸念が広がる。15日には欧米日の中央銀行が欧州の金融機関の資金繰り対策のためドル資金供給の拡大を決定。欧州連合(EU)は16、17両日に財務相会合などをポーランドで開き、「ユーロ死守」へ危機回避の方策を探る。欧州の経済統合の実力が試される局面を迎えている。【ロンドン会川晴之、ローマ藤原章生】

 ◇各国足並みそろわず
 「ギリシャは今後もユーロ圏にいると確信する」。14日、ドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ大統領はギリシャのパパンドレウ首相との電話協議で強調し、ギリシャのユーロ圏からの離脱を否定した。欧州内にくすぶる「ギリシャ排除論」を退ける狙いがあり、日米欧の株式市場は好感して上昇した。

 ユーロ圏諸国は7月21日の首脳会議で1600億ユーロ(約16兆8000億円)のギリシャへの第2次支援策を決定し、ギリシャのデフォルト(債務不履行)の危機を回避した。ところが、9月にギリシャは欧州の景気減速を背景に11年の財政再建目標の達成が困難となったことを明らかにし、危機が再燃した。

 こうした状況の中で一部のユーロ圏諸国ではギリシャ排除論が公然化。EU経済のけん引役であるドイツなどでは「タブーはない。ギリシャの秩序ある破綻も含む」(レスラー独経済技術相)、「ユーロ脱退を強制できる制度を設けるべきだ」(オランダのルッテ首相)などの強硬発言が相次いだ。

 仮にギリシャ国債がデフォルトになれば、同国債を保有するイタリア、フランス、ドイツなど欧州大手銀行の経営危機が連鎖し、世界経済をパニックに陥れた08年秋のリーマン・ショックの再現ともなりかねない。

 第2次支援は、ギリシャ追加融資のほか欧州金融安定化基金(EFSF)の機能拡充や、危機に陥った諸国の国債を購入できる制度の新設なども盛り込んでおり、16日から開催される財務相会合では、各国に議会承認手続きを急ぐよう求める一方、ギリシャに一層の財政再建努力を求める。

 ただ、欧州諸国の足並みはそろっていない。ドイツは今月29日に議会承認を得る見通しだが、スロバキアやオランダなどは10月以後にずれ込む可能性が高い。

3032チバQ:2011/09/18(日) 00:52:28
>>3009
http://www.cnn.co.jp/world/30003993.html
パレスチナ、国連加盟申請へ イスラエルへの平和的姿勢は維持
2011.09.17 Sat posted at: 09:12 JST
(CNN) パレスチナ自治政府のアッバス議長は16日、ヨルダン川西岸ラマラの議長府で演説を行い、国連にパレスチナの正式加盟を申請すると発表した。

議長は「(国連安全保障理事会で)国連への正式加盟を求める」と意気込みを語る一方、「われわれが求めるのは国連の議席であり、それ以上は望まない」と述べ、あくまで国連への正式加盟が目的であることを強調した。

アッバス議長は、イスラエル人入植地については「違法」と批判したものの、パレスチナ首脳が目指しているのはイスラエルの政策の孤立化であり、国家としてのイスラエルの孤立化ではないと語り、イスラエルに対しては平和的な姿勢を維持する意向を示した。

イスラエルのネタニヤフ首相は、今回のパレスチナの動きは和平プロセスを困難にし、中東情勢のさらなる不安定化を招くと批判した。ネタニヤフ首相も23日に国連安全保障理事会で演説を行う予定だ。

米国はパレスチナの国連正式加盟の申請に対し拒否権の発動を明言しているが、23日の安保理で米国が拒否権を発動しても、パレスチナ自治政府は国連総会で国家承認決議を求めることが可能だ。現在パレスチナは国連総会にオブザーバーとして参加しており、発言権はあるが投票権はない。

安保理か総会でパレスチナの国連への正式加盟を承認しても、パレスチナが明確な国境を持つ「国家」として認められるわけではない。しかし、パレスチナ自治政府はより強力な国際的地位を手にし、イスラエルに対するさまざまな法的措置が可能になる。

アッバス議長が自ら、パレスチナの正式加盟の申請書を提出するとみられる。
.

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110916/mds11091622360005-n1.htm
国連手続きはどうなるか パレスチナ加盟・格上げ問題
2011.9.16 22:35
 【ニューヨーク=黒沢潤】パレスチナが国連への加盟を申請する手続きと、現在のオブザーバー「機構」からオブザーバー「国家」への格上げを申請する手続きは異なる。

 加盟申請の場合、まず潘基文事務総長に申請文書を提出する。事務総長は安全保障理事会(15カ国)にこの問題を付託し、常任理事国5カ国を含む9カ国が賛成すれば、安保理は国連総会に加盟を勧告する。総会で193の国連加盟国のうち3分の2以上(129カ国)の賛成が得られれば、加盟が承認される。

 一方、国連憲章に明確な規定はないものの、オブザーバー「国家」への格上げを目指す場合、通常、事務総長に申請文書を提出する。事務総長はこの文書を国連総会に送付し、2分の1以上(97カ国)の賛成で格上げが承認される。

 すでに2国間でパレスチナを国家承認している国は約120カ国に上り、パレスチナ自治政府側は、オブザーバーの地位の「国家」への格上げには自信をみせている。

 オブザーバー「国家」に格上げされた場合、数々の国際機関の会合に出席できることになる。

 現在、オブザーバー「国家」資格を持つのはバチカンだけ。オブザーバー「国家」だった北朝鮮は1991年、スイスも2002年、国連に正式加盟した。

3033チバQ:2011/09/18(日) 00:53:31
http://www.afpbb.com/article/politics/2828470/7785110?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
パレスチナ国連加盟申請、米拒否権行使なら「緊張高まる」 中国紙
2011年09月17日 18:39 発信地:北京/中国

【9月17日 AFP】中国の国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)は16日、パレスチナが来週行うとみられる国連(UN)への加盟申請に米国が拒否権を行使すれば、中東の緊張が急速に高まると警告した。

 イスラエルとの和平交渉が行き詰まる中、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長は23日に国連への正式加盟を申請するとみられている。米国は加盟申請に強く反対している。

 チャイナ・デーリー紙は「米国が世界の意見を無視して行動することを選択し、来週のパレスチナの国連加盟申請を阻止するならば、イスラエルが孤立の度を深めるだけでなく、地域の緊張はますます高まることになる」と指摘し、「国際社会の大半は、独立国家はパレスチナの不可分の権利だと考えている」と、この問題についての中国政府の公式な立場をそのまま繰り返した。

 イスラエルの入植地建設をめぐる対立で、パレスチナとイスラエルとの直接対話が暗礁に乗り上げてから1年近くが経つ中、パレスチナは国連加盟申請を行おうとしている。

 イスラエルはこの動きに反対しており、ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は、23日に国連で演説し、イスラエルの反対意見を表明すると述べている。

 米国と欧州連合(EU)の代表団は現在、パレスチナとイスラエルの直接和平交渉の再開に向け、パレスチナとイスラエルの指導者らと会談を行っている。(c)AFP

3034チバQ:2011/09/18(日) 00:55:37
http://www.topics.or.jp/worldNews/worldInternational/2011/09/2011091701000753.html
リビア暫定政権18日にも発足 評議会、調整急ぐ 2011/9/17 20:42

 【カイロ共同】フランス公共ラジオによると、リビアの反カダフィ派「国民評議会」の複数の当局者は17日までに、暫定政権が18日に発足するとの見通しを示した。各地の部族勢力などから包括的に代表を取り込み、閣僚は約30人となるという。
 国連総会が16日、評議会が任命した国連大使を代表者として認めたことで、新生リビアは国際社会に正式承認。週明け以降、評議会は政権立ち上げを目指して調整を急いでいるとみられる。
 一方、評議会の部隊はカダフィ大佐の支持派が拠点としている西部バニワリードを包囲、攻勢をかけたが反撃に遭い退却。AP通信によると17日、郊外で部隊再編を進めた。

【写真説明】 16日、リビアの首都トリポリで記者会見する反カダフィ派「国民評議会」のアブドルジャリル議長(ロイター=共同)

3035チバQ:2011/09/18(日) 01:06:51
>>3028>>3030
http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011090701000197.html
ロ大物歌手、リベラル系政党支持 下院選で「正義」に援軍
 【モスクワ共同】日本語でも歌われた「百万本のバラ」などのヒット曲で知られるロシアの国民的女性歌手アーラ・プガチョワさんが6日付の大衆紙コムソモリスカヤ・プラウダで、12月の下院選で議席獲得を狙うリベラル系政党「正義」への支持を公言、話題になっている。

 プガチョワさんは6月に同党党首に就任したロシア有数の富豪プロホロフ氏の名を挙げて「ようやく国のために何かをしようという“本当の男”が現れた」と称賛。努力家で愛国者だと持ち上げ、求められれば入党すると述べた。

2011/09/07 09:56 【共同通信】

3036チバQ:2011/09/18(日) 01:08:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110915/erp11091522070011-n1.htm
リベラル系「正義」分裂 富豪の党首を追放
2011.9.15 22:05
 ロシアのリベラル系政党「正義」は15日、今年6月に党首に就任したばかりの富豪ミハイル・プロホロフ氏の支持者と同氏に批判的なグループがモスクワで別々に党大会を開催、分裂した。プロホロフ氏の反対グループは大会定足数を集めたと主張しプロホロフ氏を党首から解任、事実上追放した。

 ロシア主要メディアによると、プロホロフ氏は反対派の党大会を認めないと述べ、自身の支持者に離党を呼び掛けた。

 「正義」はエリツィン政権の元高官らがつくった改革派野党「右派連合」の元メンバーらで構成していたが、プーチン首相率いる最大与党「統一ロシア」に次ぐ第2与党づくりを狙う大統領府の意向を受け、プロホロフ氏が党首就任を引き受けたとみられていた。(共同)

3037チバQ:2011/09/18(日) 01:11:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110917-00000294-yom-int
リビア「国民評議会」の代表権承認…国連総会
読売新聞 9月17日(土)10時42分配信

 【ニューヨーク=柳沢亨之】国連総会は16日、リビアの反カダフィ派組織「国民評議会」に、国連での代表権を認める決議案を、賛成114、反対17、棄権15で採択した。

 リビア外交筋によると、ジブリル暫定首相が27日の国連総会で演説することが決まった。

 総会では、キューバやベネズエラなど反米諸国と、南アフリカ、ケニアなどアフリカ諸国の一部が反対に回った。リビアのダバシ次席大使は16日の安保理で、「リビア国民にとって歴史的な日となった」と訴えた。

3038チバQ:2011/09/18(日) 20:57:05
>>1657
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110918/erp11091819140004-n1.htm
厳しい財政緊縮策に反動 ラトビア議会選、親露派が初の第1党
2011.9.18 19:13 (1/2ページ)

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議会選に投票するベルジンシ大統領(右)=17日、リガ(ロイター)
 【モスクワ=遠藤良介】旧ソ連バルト三国の一角、ラトビアで17日に投票された繰り上げ議会選(定数100)は18日、開票の大半が終わり、ロシア系住民を支持層とする中道左派野党「調和センター」が得票率約29%で第1党に躍進する見通しとなった。親露派政党が第1党になるのは、同国が1991年に旧ソ連から独立して以来初めて。

 ラトビアでは国民の多数派にロシアやロシア系住民への警戒感が強いものの、2008年の経済危機以降は緊縮財政や欧州単一通貨「ユーロ」導入に反対する同党が支持を広げ、政治の構図に変化が生じている。

 報道によると、ザトレルス前大統領の新党「改革党」が得票率約21%で第2党の勢い。昨年10月の前回選で31%を得票したドムブロフスキス首相の与党「統一」が得票率19%に後退した。

 人口約220万人のラトビアでは国民の3割近くがロシア語を母語とするロシア系住民で、国政選挙権を持つのはその半分強。同国ではソ連崩壊後、ロシア系の市民権獲得に制約が課されるなどしてラトビア人とロシア系の溝が深まり、親露派政党の影響力も限定的だった。

 ただ、不動産バブルに沸いていたラトビア経済が08年の米国発金融危機に直撃され、09年の国内総生産(GDP)が前年比18%減となるなど深手を負うと状況は変化。09年7月には首都リガに初のロシア系市長が誕生し、調和センターは昨年10月の前回選で議席数を18から29に増やした。

 政権が欧州連合(EU)などからの緊急支援75億ユーロ(約7943億円)と引き換えに、厳しい財政緊縮策をとったことへの反動が背景にある。

 与党・統一は改革党やラトビア民族主義派との連立協議を優先させる公算が大きく、調和センターの政権入りは微妙な情勢。ただ、同党が躍進したことで、政権が目指す14年のユーロ導入や対露政策に一定の影響が出る可能性はある。

 今回の選挙は、新興財閥を率いる議員の汚職疑惑に絡み、ザトレルス前大統領が議会を解散したのに伴って行われた。

3039チバQ:2011/09/18(日) 20:58:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110918-00000030-mai-int
<ドイツ>メルケル政権、支持率が急落
毎日新聞 9月18日(日)19時14分配信

 【ベルリン篠田航一】ドイツのメルケル連立政権が、「リビア」「ギリシャ」を巡る対応で批判を集め、支持率急落に直面している。メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟と連立相手の自由民主党は09年総選挙で計48.4%の得票率だったが、今月の世論調査では支持率で計35%にまで下落。政権運営は危機を迎えている。

 ◇対リビア・ギリシャで混迷

 ドイツは3月、リビア攻撃を認める国連安全保障理事会の決議採択を棄権。軍事行動に懐疑的な世論を背景に、北大西洋条約機構(NATO)主導の空爆に参加しなかった。このため、無人機を投入した米国や、空爆を主導した英国やフランスから「貢献の少ない国がある」(フォックス英国防相)と非難され、同盟国間での亀裂が鮮明になった。

 カダフィ政権打倒に貢献した英仏などが今後、優先的にリビア新政権から石油開発などで恩恵を受けるのは確実で、出遅れたメルケル政権には「外交の手痛い失敗」(独シュピーゲル誌)との批判が集中。東西ドイツ統一の立役者のコール元首相も「現在の外交はコンパスなき航海」と述べ、戦略のなさを厳しく批判している。

 ギリシャ危機も政権を直撃した。欧州一の経済大国ドイツでは、自らの税金で「借金大国」を救済することに国民の7割が反対するが、首相は危機が他国に波及する「ドミノ倒し」を避けるため、との理由で支援の重要性を強調している。

 だがレスラー経済技術相(自由民主党党首)が、ギリシャの「破綻もやむなし」との見解を独紙への寄稿で示し、支援にこだわる首相に異論を唱えるなど、政権内の対立が表面化。自由民主党の連立離脱論まで取りざたされている。

 こうした混迷も影響し、連立与党は各地方選で相次いで敗北。この「敵失」もあり、最大野党の中道左派・社会民主党は09年総選挙時の得票率23%から、現在その支持率を29%にまで上昇させた。

 東電福島第1原発事故後、「脱原発」世論を背景に支持を拡大する緑の党は19%で、両党の合計は48%に達し、連立与党の計35%を大きく引き離している。

3040チバQ:2011/09/18(日) 20:59:09
>>3035-3036
http://japanese.ruvr.ru/2011/09/18/56342553.html
下院選挙に向け激しさを増す政争
18.09.2011, 14:10
 今年末に下院選挙を控えて、ロシア国内では、政治的争いが激しさを増し始めている。
 ロシア有数の企業家、ミハイル・プロホロフ氏(写真)が「右派事業」党を離党した。彼は、ロシア最大の金の生産量を誇る「ポリュス・ゴールド」社の会長で、又投資フォンド「オネクシム」グループの総裁、さらにはNBAのプロバスケットボール・チーム「ニュージャージー・ネッツ」のオーナーとしても知られている。

  月曜日、ここ最近の極めて興味深い政治プロジェクトの1つである「右派事業」党において、ああしたドラマチックな展開が起こるとは誰も予想できなかったが、翌火曜日には、党内で深刻な意見の相違が表面化しているとの情報が流れ、木曜日にはついに、プロホロフ氏の離党が伝えられた。 西側のマスコミは「右派事業」党内部のスキャンダルを政治的圧力と結び付けるのをよしとし、多くの党員がプロホロフ氏が抱く大統領選への野望に不満を持った事が、離党につながったと報じている。

  これに対し、ロシアの著名な政治学者ヴャチェスラフ・ニコノフ氏はVOR記者に、別の見方を示した―

 「9月初めの世論調査の結果を見ると『右派事業』は1.5%程度で、今後数ヶ月は4.9%になるだろうとの予想が出た。 この数字は、下院に議席を持てる5%突破に近い数字だ。とはいえ、国民の間に期待されたような支持が広がっていない。この事がプロホロフ氏離党につながったと見ている。」

 次にロシア科学アカデミー社会学研究所エリート調査センターのオリガ・クルィシタノフスカヤ所長の意見を御紹介したい―

 「プロホロフ氏がもし、強い決意に満ちているのであれば、新しい政党を作る可能性がある。しかしその場合、選挙に参加できるのは5年後だ。 今もし新しい政党が登録されたとしても、12月の選挙には参加できない。なぜなら、選挙に参加するためには、すでに一年以上活動した実績がないとだめだからだ。プロホロフ氏が『右派事業』党にやって来た事で、党の人気が上がると見られたが、結局皆に失望をもたらしただけだった。」

 又年末の下院選挙に、建設的な民主政党を自任する「ヤブラコ」が「戻ってくる事」も重要な出来事として注目されるだろう。 この党の代表を長く務め、数年前にそのポストを去ったヤブリンスキイ氏が、先日行われた党大会で名簿のトップに記載され、下院選挙の先頭に立つ決意を明らかにした。専門家達は、かつて下院にかなりの議席を持っていた「ヤブラコ」が低迷し議席を失い、最近も人気浮上のチャンスをつかめないのは、ヤブリンスキイ氏のようなカリスマ的指導者がいなくなってしまったせいだと指摘していた。

 最後に又、ロシア科学アカデミー社会学研究所エリート調査センターのオリガ・クルィシタノフスカヤ所長の見方をお伝えする―

 「社会学者達は全体として、政治プロセスの目立った活性化を指摘しているが、一部の参加者達は、端に追いやられたままだろう。 ロシア政治は『複雑で入り組んだ筋書き』なしにはあり得ない。すべては、切迫し嵐のような激しさを持ち興味深いものだが、選挙結果の最も予見可能なバリエーションは、3つの政党が議会に議席を持つというものだ。 その三つとは、統一ロシア党、ロシア連邦共産党、ロシア自由民主党だ。 現在議席を持っている公正ロシア党は、5%の障壁を越えられない可能性がある。」

3041チバQ:2011/09/18(日) 21:00:29
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110918-OYT1T00322.htm
露与党系で内紛相次ぐ、下院選対策が裏目

 【モスクワ=貞広貴志】12月のロシア下院選に向け、メドベージェフ政権が支持基盤拡大のために打った布石が裏目に出る事態が続いている。

 与党の優位は揺るがない見通しだが、2000年のプーチン政権から続く長期支配のきしみを示すものとして注目される。

 モスクワで15日に開かれたリベラル政党「正義党」大会は大荒れとなった。党の「主流派」は、党首ミハイル・プロホロフ氏(46)の解任を決めた。同じころ、同氏は別の集会で「政治が1人の人形師に操られている」と内政担当の大統領府高官の辞任を要求、支持者に脱党をうながした。

 正義党は、強権体質に不満を募らせる企業家や都市若年層などリベラル層をつなぎ留めるため、政権がテコ入れした「準与党」。億万長者で「ロシア一のプレイボーイ」とも評されるプロホロフ氏を党首に据え、選挙戦の「台風の目」とする狙いだった。ところがプロホロフ氏は、最大政党の議席制限や反体制運動家の取り込みなど、政権の意向に反する方針を打ち出した。政権が「許容範囲を超えた」と判断したのが解任劇の真相とされる。

 一方、与党「統一ロシア」の支持低落に歯止めをかけるためプーチン首相が旗揚げした政治組織「国民戦線」は、現職議員との摩擦を引き起こしている。首相が「与党議員を半分以上すげ替える」と宣言し、戦線が選んだ各種団体代表らを取り込む方針を示したためで、候補者確定を巡り、内紛が起きる可能性もある。

(2011年9月18日13時41分 読売新聞)

3042チバQ:2011/09/18(日) 21:04:32
>>3038
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110918/erp11091812010003-n1.htm
親ロ政党が初の第1党 ラトビア総選挙、政権奪取は微妙
2011.9.18 11:59
 バルト3国のラトビアで、国民投票による国会(定数100)解散を受けて行われた総選挙は17日夜に投票が終了、18日未明までに大半が開票され、ロシア系住民が支持層の中道左派野党「調和センター」が得票率約30%で第1党となることが確実になった。1991年の独立以来、親ロシア政党の第1党は初めて。

 ザトレルス前大統領の新党、改革党が約20%で第2党となる見通し。改選前は第1党だったドムブロフスキス首相率いる与党連合「統一」は約18%で3位。ラトビア民族主義的な両党を軸に連立を組めば、調和センターを中心とした連立政権発足は阻止できる。政権発足までは通常、約1カ月かかる。

 調和センターは緊縮財政やユーロ導入に反対。一方、ロシア語の第2公用語化は求めず、ラトビア人票の獲得を図ったが「ロシア政権とつながりがある」などの疑念も根強く、議席の伸びは限定的になった。

 汚職疑惑が持たれた有力財閥経営者の議員の捜査を国会が阻んだことを受け、大統領だったザトレルス氏は5月、国会解散の是非を問う国民投票の実施を大統領権限で決定。7月の投票で94%が解散に賛成した。だが、6月の国会議員による大統領選出投票で同氏はベルジンシ氏に敗れた。(共同)


http://sankei.jp.msn.com/world/news/110724/erp11072411390005-n1.htm
国民投票で国会解散決定 ラトビア、財閥支配にノー
2011.7.24 11:38
 バルト3国の一つのラトビアで23日、汚職疑惑が持たれた有力財閥経営者の議員の捜査を国会(定数100)が阻んだことを受け、国会解散の是非を問う国民投票が行われた。中央選挙管理委員会が24日未明、約98%の開票所の開票結果の集計として発表したところによると、解散賛成が約94・7%と反対を圧倒した。

 有力財閥が政治を支配することに対する国民の怒りや懸念が示された形。国会は解散が決まり、前倒し総選挙が行われる。投票日は9月17日が有力視されている。同国は昨年10月に総選挙を行ったばかりだった。

 捜査当局は、同議員宅の捜索を認めるよう国会に許諾請求したが、国会は5月26日の投票で請求を退けた。

 ザトレルス大統領(当時)はこれを強く批判し、大統領に付与された国会解散の是非を問う国民投票実施の権利を、1991年の同国独立後、初めて行使した。

 ただ、ザトレルス氏は6月2日、国会での大統領選出投票でベルジンシ氏に敗れた。(共同)


http://sankei.jp.msn.com/world/news/110603/erp11060300450002-n1.htm
ラトビア大統領選、現職敗れる ベルジンシ氏当選
2011.6.3 00:42
 ラトビア国会(定数100)は2日、ザトレルス大統領の任期満了に伴う大統領選出投票を行い、元銀行家で国会議員のアンドリス・ベルジンシ氏(66)が再選を目指したザトレルス氏を破って当選した。任期は4年。AP通信などが伝えた。

 ベルジンシ氏は連立与党の一角を占める「緑と農民」所属。第1回投票では立候補したベルジンシ氏、大統領ともに当選に必要な過半数を獲得できず、第2回投票でベルジンシ氏が53票を確保した。

 当初は再選が確実視されていたザトレルス大統領は先月28日、汚職疑惑が持たれている議員の捜査を国会が阻んでいるとして、国会解散の是非を問う国民投票実施を決めたと述べていた。大統領への議員の反発が対立候補の当選につながったとみられる。(共同)

3043チバQ:2011/09/18(日) 21:05:47
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4829221.html
ドイツ州議会選、極右政党の動向に注目
 ドイツの首都・ベルリンでは18日、州議会選挙が行われますが、「反移民」などを掲げる極右政党の動向に注目が集まっています。

 「ベルリン市内には、選挙用のポスターが目立ちますが、反イスラム移民を堂々と掲げるものもあります」(記者)

 モスクの絵に「バツ印」を付けたものや、魔法のじゅうたんに乗って「国に帰れ」と描いたもの。いずれも外国人排斥を訴える極右政党のポスターで、背景には、中東などからの移民が増え続ける現状があります。

 隣国・オランダからは、躍進する極右政党「自由党」の党首も応援に駆けつけました。

 「オランダの例から分かるように、社会のイスラム化を止めることができます」(オランダ自由党 ヘルト・ウィルダース党首)

 ただ、過激な右翼思想が発端となったノルウェー連続テロの影響もあり、多くのベルリン市民は冷めた見方をしています。

 「ありえません。絶対(極右政党に)票は入らないわよ」
 「(ポスターから)分かるように、印象も悪いね」(ベルリン市民)

 世論調査によりますと、今のところ、極右政党が議席を獲得する可能性は低そうですが、ギリシャへの支援に反対するなど、ドイツでは内向きな意見も増えていて、国民の意識を測る意味でもベルリンの選挙は注目されています。(18日05:35)

3044チバQ:2011/09/18(日) 21:07:53
http://www.asahi.com/international/update/0917/TKY201109170359.html
ベルリンで「海賊党」が議席? ネット利用の若者支持関連トピックス総選挙
 18日に投開票されるベルリン市(州に相当)の市議会選挙で、「海賊党」を名乗る新興政党が初めて議席を獲得する可能性が出ている。得票率が5%に満たない政党は議席を得られない選挙制度をとるドイツで小政党の議席獲得は難しく、海賊党の勢いに驚きの声が上がっている。

 海賊党はインターネットを日常的に使う都市部の若い世代が中心になって2006年に結成。船を襲う海賊ではなく、著作物やデータの無許可コピーを意味する海賊版に由来した党名で、国家のインターネット規制反対やネット上での自由な情報交換の保証などが元来の主張だ。09年の総選挙で2%を獲得したが、その後の地方選でも5%の壁は越えられなかった。

 ところが、ベルリン市議選の最新の世論調査では支持率が5.5〜6.5%まで上がり、メルケル連立政権与党の自由民主党を上回った。若い世代からの支持が強く、環境政党の緑の党からも支持を奪っているとされる。

3045チバQ:2011/09/18(日) 21:13:20
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110918-OYT1T00425.htm
伊首相、政府専用機に売春婦乗せる?盗聴で発覚

 【ウィーン=末続哲也】イタリアのベルルスコーニ首相(74)に、売春婦を政府専用機に乗せた疑惑が浮上し、野党が事実解明や首相の辞任を求めている。

 伊各紙は17日、首相に売春婦をあっせんしたとされる男の捜査当局による電話盗聴記録を一斉に伝えた。

 それによると、この男と首相が宴会を開く予定だった2008年11月、首相が急用で、ローマから北部ミラノへ政府専用機で移動することになった。この男が電話で、売春婦とみられる女性たちと同乗できないかを尋ねると、首相は「大丈夫だ」と答えたという。

 09年1月には、首相がこの男に電話で、一晩に8人の女性と性的関係を持ったことを伝えたとされる。

 首相は買春行為を一切否定している。だが、自身の少女買春疑惑や経済低迷を受け、首相の支持率(伊紙調査)は、1月の40%から24%に急落。今回の醜聞で野党は首相に調査を求めるなど、攻勢を強めている。

(2011年9月18日18時41分 読売新聞)

3046チバQ:2011/09/18(日) 21:14:08
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110917-OYT1T00583.htm
オランダもブルカ禁止へ、欧州3か国目
 【ブリュッセル=工藤武人】オランダのルッテ政権は16日、イスラム教徒の女性が身に着ける「ブルカ」や「ニカブ」を念頭に、公共の場で顔を覆い隠す衣類の着用を禁止する法案を閣議決定した。

 法案が成立すれば、フランス、ベルギーに続き、欧州で3番目のブルカ禁止国となる。

 同政権は中道右派2党による少数政権で、閣外協力の強硬右派、自由党が同法導入を主張していた。

(2011年9月17日23時07分 読売新聞)

3047チバQ:2011/09/19(月) 11:18:04
http://www.asahi.com/international/update/0918/TKY201109180222.html
2011年9月19日3時1分
 リビアで新政権作りを目指す国民評議会のジブリル暫定首相は18日、東部の拠点都市ベンガジで、暫定政府樹立に向けた協議を行った。協議後に会見したジブリル氏は「大半のポストで合意したが、いくつかのポストで、なお議論の必要がある」と述べ、暫定政府の発足を持ち越すと発表した。

 評議会首脳は、ニューヨークで20日に開かれるリビア支援ハイレベル会合や、21日からの国連総会の一般討論演説を前に暫定政府の樹立を急いだが、外相や国防相など主要ポストの人選で意見対立があった模様だ。日本や欧米各国などはすでに評議会をリビアの正統な政府として認めている。内部対立が露呈したことで、今後の政治プロセスの進展に遅れが生じることも予想される。

 評議会が定めた暫定憲法によると、暫定政府の樹立は全土の解放宣言後30日以内となっている。一部地域でカダフィ派との戦闘が続いているが、評議会幹部らは、国際社会に政治プロセスの進展をアピールするため、18日中に新内閣を発足させ、事実上の暫定政府を発足させる意向だった。

 当面は現在の評議会がそのまま任務にあたる。暫定政府の発足時には暫定大統領にあたる評議会議長にはアブドルジャリル氏、首相にはジブリル氏がいずれも引き続き就任する見通しだ。

 暫定憲法の規定によると、暫定政府の発足後は、4段階の手続きを経て、正式政府の発足を目指す。まず、抵抗を続けるカダフィ派の掃討作戦が終わり全土を制圧するか、逃走中のカダフィ氏が拘束された時点で、「リビア全土の解放」を宣言。30日以内に本拠をトリポリに移し、「第2次暫定政府」を発足させる。

 第2次暫定政府は、8カ月以内に国民議会選挙(定数200)を実施。新議会が「移行政府」を設立し、憲法を制定、移行政府は1年以内に選挙を行う。早ければ2013年春にも正式政府が発足する予定だ。

3048チバQ:2011/09/19(月) 11:18:50
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201109190050.html
'11/9/19
独連立与党、ギリシャ支援で対立激化 【ベルリン共同】財政危機のギリシャへの支援をめぐり、ドイツの連立与党内で対立が激化している。レスラー副首相兼経済技術相はギリシャの「秩序ある破綻」の可能性に言及し、メルケル首相の叱責しっせきを受けたが撤回を拒否。他の閣僚からも支援に疑問の声が上がっており、首相の求心力が失われかねない状況だ。

 ドイツはギリシャの最大の支援国。最近の世論調査によると、国民の3分の2がこれ以上の支援に反対。連邦議会(下院)は今月29日、ユーロ圏諸国を支援する「欧州金融安定化基金」の機能拡充に関する法案を採決するが、与党から造反者が出る恐れもある。

 レスラー氏は、首相率いるキリスト教民主・社会同盟と連立を組む自由民主党の党首。12日付の地元紙ウェルトで、ギリシャ破綻を想定すべきだとしたほか、財政規律の違反を繰り返す国は「欧州連合(EU)閣僚理事会での投票権停止もあり得る」と持論を展開した。

 ラムザウアー運輸・建設相も、安定化基金の後継として2013年に発足する常設機構「欧州安定メカニズム」について「議会のチェック機能が失われ、資金提供の義務だけを負いかねない」と疑義を唱えた。

 首相は「ユーロの破綻は欧州の破綻」とし、14日のフランス、ギリシャ両首脳との電話会談でギリシャ支援の継続を強調。だが、DPA通信の世論調査では、ギリシャを震源地とするユーロ危機への政府の対応を「悪い」とした回答は82%に上った。

 連立与党は今年、州議会選で敗北続き。メルケル首相は与党内の対立が追い打ちとなり、13年総選挙は首相候補にもなれないとの声も出ている。

3049チバQ:2011/09/19(月) 19:27:00
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-23244120110919?feedType=RSS&amp;feedName=worldNews
ベルリン市議会選で政権政党が敗北、ユーロ懐疑論のFDPが惨敗
2011年 09月 19日 15:31 JST

 [ベルリン 18日 ロイター] 18日のベルリン特別市(州に相当)議会選挙で、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)の国政与党連合が社会民主党(SPD)に敗北した。首相にとって今年6度目の地方選挙での敗北となる。
 国政レベルでCDUと連立を組む自由民主党(FDP)は、得票率が議席確保に必要な5%に届かなかった。暫定結果によると、FDPの得票率は、前回2006年選挙の7.6%から1.8%に落ち込んだ。投票日が近づくにつれユーロに懐疑的なトーンを強めたが、有権者の支持獲得には至らなかった。

 FDPの全国レベルでの支持低下は、メルケル首相の中道右派連立政権を揺るがす可能性がある。

 ARDテレビの出口調査によると、SPDの得票率は2006年の30.8%から28.2%に微減した。

 SPDのKlaus Wowereit市長は3期目の就任を果たし、緑の党が連立パートナーとなる公算が大きい。

 SPDのガブリエル党首は「今回の選挙結果で最も良かったのは、有権者がFDPに欧州問題でポピュリスト的な攻撃をしても何の得にもならないことを示したことだ。有権者はFDPの選挙対策参謀よりも賢く、欧州に反対しても選挙には勝てないことを示した」と述べた。 

 <ユーロ懐疑論は支持されず> 

 CDUは21.3%から23.3%にやや得票率を伸ばしたが、1980年代や1990年代の40%からは大きく落ち込んでいる。

 緑の党は13.1%から17.6%に得票率を伸ばす一方、左派党は13.4%から11.7%に減らした。

 著作権改革やインターネットのプライバシー改善を主張する海賊党の得票率は9.0%だった。

 SPDと緑の党は、9月29日の欧州金融安定ファシリティー(EFSF)機能拡充に関する議会採決での支持を明確にしているが、連立政権内ではユーロ懐疑派から造反票がでる可能性が否定できない。

 緑の党のエズデミル代表は、FDPは党首のレスラー経済技術相が独紙に「ユーロ安定に向け、もはやタブーはない。これには必要とされる方策が可能な場合のギリシャの秩序ある破綻も含む」と発言して以来、今回の選挙を反欧州の国民投票にしようとしていたと指摘した。

 さらに「得票率が2%という選挙結果はFDPにとって大きな痛手で、同党がこの結果から教訓を得ることを期待する。反欧州のポピュリズムは欧州でそしてドイツでは支持されない。ドイツにとって良いニュースだ」と述べた。 

 今回の選挙結果についてメルケル首相はコメントしていない。ただCDU幹部は、2006年よりもわずかながら得票率が伸びたことを指摘し、ポジティブな面を強調している。

3050チバQ:2011/09/19(月) 19:28:17
http://www.afpbb.com/article/politics/2828875/7795104?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics

リビア、暫定政権の発足を無期限延期 人選難航か
2011年09月19日 14:07 発信地:ベンガジ/リビア
【9月19日 AFP】リビアの反カダフィ勢力の連合体「国民評議会(National Transitional Council、NTC)」は18日、同日中に発足する予定だった暫定政権の樹立を無期限に延期すると発表した。

 NTCのナンバー2、マハムード・ジブリル(Mahmud Jibril)氏は記者会見で、新政権ポストの最終的な調整が終わっていないと述べたが、調整の主要部分は18日の段階でほぼ終了しており、残りのポストの調整も長くはかからない見込みだと強気の姿勢を見せた。NTCは、暫定政権で女性や若手を副大臣や各省高官などの重要ポストに登用する考えだという。

 リビアの最高指導者だったムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の政権で要職を務めていたジブリル氏に対しては、NTC内部から、ムスリム同砲団(Muslim Brotherhood)など反カダフィ派の草の根運動グループとの協議不足が指摘されていた。

 ジブリル氏自身は暫定政権の首相になるとみられている他、経済問題を担当する副大統領にはアリ・タルフニ(Ali Tarhuni)氏が就任するとの見方が強い。このほか、国防相にはウサマ・アルジュウィリ(Osama al-Juwili)氏、石油相にはアブデル・ラーマン・ビン・イェッザ(Abdel Rahman bin Yezza)氏の名前が取りざたされている。

 同国の最高指導者だったカダフィ大佐の故郷シルト(Sirte)やオアシスの町バニワリド(Bani Walid)では、依然としてカダフィ軍が投降を拒否しており、NTC軍とカダフィ軍との戦況は行き詰まっている。(c)AFP/Hassan El-Fekih

3051チバQ:2011/09/19(月) 20:14:37
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110919-OYT1T00534.htm?from=navr
仏大統領選、出たかった…IMF前専務理事

 【パリ=三井美奈】米ニューヨークで強姦未遂罪などで起訴された後、公訴が棄却されたドミニク・ストロスカーン前国際通貨基金(IMF)専務理事(62)が18日、フランスへの帰国後初めて民放テレビに生出演し、「(来年行われる)仏大統領選に立候補したかった。だが、すべて過去のことだ」と述べ、事件による政治的打撃を苦渋の表情で語った。


 事件については「道徳上の過ち」と認める一方、検察調書のコピーを振りかざして「暴行はなかった。(被害を訴えた女性に)傷痕や出血はなかったと記されている」「ワナの可能性がある」と訴えただけで、詳細への言及は避けた。司会者に逮捕時のことを聞かれると、目を閉じて沈黙し、「怖かった」と繰り返した。

(2011年9月19日19時19分 読売新聞)

3052チバQ:2011/09/20(火) 22:47:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110920/mds11092015320004-n1.htm
2候補接戦、治安に懸念 ザンビアで大統領選
2011.9.20 15:31
 アフリカ南部のザンビアで20日、大統領選が行われた。10人が立候補しているが、与党、複数政党制民主主義運動(MMD)の現職ルピヤ・バンダ氏と野党、愛国戦線(PF)のマイケル・サタ党首の事実上の一騎打ちとみられる。

 2人はムワナワサ前大統領の死去に伴う前回2008年の大統領選で大接戦を繰り広げ、選挙後にサタ氏支持者による暴動が起きた。今回の選挙も接戦とみられており、選挙後の治安への懸念が高まっている。

 バンダ氏の任期満了に伴う大統領選で、開票結果は数日以内に判明する見込み。

 選挙管理委員会によると、有権者は18歳以上の約520万人。大統領選と同時に議会選、地方選も行われた。(共同)

3053チバQ:2011/09/20(火) 22:50:42
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2829186/7800160
バーで銃乱射、36人死亡 政情不安のブルンジ
2011年09月20日 11:28 発信地:Gatumba/ブルンジ

【9月20日 AFP】ブルンジの首都ブジュンブラ(Bujumbura)近郊で18日夜、武装集団がバーを襲撃して客に発砲し、地元の知事によると少なくとも36人が死亡した。

 目撃者らによると、襲撃は約20分間続いた。生存者の1人は、「カラシニコフ銃や手りゅう弾を携えた数十人がバーになだれ込んできて、全員に伏せろと命じた後、発砲を始めた。軍服を着ている者もいた」と話した。

 ピエール・ヌクルンジザ(Pierre Nkurunziza)大統領は19日、事件現場を訪れ、3日間を服喪期間にすると発表。「大虐殺」の犯人たちを必ずつかまえ、裁きを受けさせると宣言した。

 一部の住民は、今回の襲撃が、フツ系反政府組織の解放国民軍(FNL)による、戦闘員殺害への報復である可能性を指摘した。バーがあるGatumba地区はFNLの拠点ともなっている。

 ブルンジでは、1993年に始まり30万人が死亡した内戦が2006年に終結後も、情勢は不安定だ。内戦当事者のFNLは09年に正規軍に統合されものの、昨年の大統領選で選挙不正を訴えて選挙をボイコットしたのを機に襲撃事件が急増し、内戦に逆戻りすることが懸念されている。一連の襲撃事件は、選挙ボイコット後に山中に潜伏したFNLのアガトン・ルワサ(Agathon Rwasa)議長が指揮していると見られている。

 ルワサ議長は前週、FNLの戦闘員100人以上を虐殺または拷問したとして、政府を非難する声明を出している。(c)AFP/Esdras Ndikumana

3054チバQ:2011/09/20(火) 22:57:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110919/mds11091921170005-n1.htm
リビア 42年ぶりの政治・社会活動 市民手探り
2011.9.19 21:13 (1/2ページ)

トリポリ中心部で、縁石のペンキを塗り直すボランティアの女性たち=8日(大内清撮影)
 42年間に及んだカダフィ大佐による絶対的な独裁体制が崩壊したリビア。この間、一度も選挙が行われず、言論や結社の自由などの権利を否定されてきた同国では、国民の大半が民主主義の未経験者だ。どうやって国造りを進めればいいのか。首都トリポリでは、多くの市民が、戸惑いながらも身近な社会活動に参加することで、その答えを探そうとしている。(大内清)

 トリポリ中心部で今月10日、反カダフィ派兵士による「祝砲」を批判する数十人の小さなデモが行われた。主催したのは3日前に設立されたばかりの市民団体「革命の若者たち」だ。

 リーダーの一人、サラーフ・ハンデルさん(32)は「率直に言って、民主化といってもピンとこない」と告白する。「でも、仲間は皆、新しいリビアに関わりたいとの気持ちが強い。だからデモで考えを伝えることにしたんだ」

 手分けして市内の病院で調査を実施したところ、8月下旬のトリポリ陥落後、落下してきた祝砲の弾によるとみられる死者が約100人に上ることが判明し、「革命の若者たち」設立後初めてのデモで、祝砲禁止を求めることを決めた。今後もテーマを変えながらデモを行うつもりだという。

 トリポリ市内では、行政の機能不全で滞っているゴミの回収や清掃に、自ら取り組む市民も増えた。その一人、高校教師のルワイダ・スウェイドさん(30)は「以前は、自発的に奉仕活動をしようとは思わなかった」と話す。

 「カダフィの特徴は国民を『愚民化』しようとしたことにある。市民活動のすべてを管理しようとした」。トリポリのファーテフ大学で法律学を教えるターヘル・イブラヒム氏(53)はこう分析。市民の間では政権崩壊後、前向きな意識の変化が生まれていると指摘する。

 一方で、反カダフィ派代表組織「国民評議会」内では、軍事部門の発言力が強まり、民主主義の推進にとり懸念を生みつつある。内戦中、地域や都市ごとに生まれた反乱軍は、大佐という共通の敵が弱体化した今、部隊間で新政権発足をにらんだ主導権争いを表面化させているとの見方があるからだ。各部隊は、武力を背景に政治力や利権を確保する一種の軍閥と化す恐れもある。

 国民評議会は、民主主義や政治・社会活動に関するセミナーを開くなど、国民の啓発に努めてはいるものの、武器を持たない一般国民の声はまだ弱々しいのが現実だ。

 それでもハンデルさんは「革命を守るために声を出し続けていく」と語る。「新生リビア」に向けた歩みは始まったばかりだ。

3055チバQ:2011/09/20(火) 23:04:32
>>3034>>3047>>3050
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110920-OYT1T00543.htm

カダフィ氏次男、バニワリードで目撃情報
【カイロ支局】リビアの反カダフィ派組織「国民評議会」幹部は19日、AFP通信に対し、最高指導者だったカダフィ氏の次男セイフ・イスラム氏が、カダフィ派の拠点である西部バニワリードで目撃されたことを明らかにした。


 この幹部はカダフィ氏本人もバニワリードに潜伏している可能性が高いとの見方を示した。

 一方、AP通信によると、国民評議会は同日、カダフィ派の別の拠点、南部サブハの空港と町の一部を制圧したと発表した。

(2011年9月20日11時54分 読売新聞)



http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011092000991
カダフィ大佐、南部サブハ潜伏?=リビア
 【カイロ時事】20日付のアラブ圏紙アッシャルク・アウサトは、リビア南部のオアシス都市サブハで元最高指導者カダフィ大佐を目撃したとの情報が寄せられたと報じた。
 目撃者は、大佐がサブハのアルマンシーヤ通りに滞在していると語った。目撃者が情報を伝えた在エジプト・リビア大使館当局者は、情報の確度は高いとみているという。(2011/09/20-21:19)


http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011092002000163.html
リビア 中部セブハ制圧 反カダフィ派
2011年9月20日 夕刊

 【カイロ=寺岡秀樹】リビアの反カダフィ派の軍報道官は十九日、カダフィ派の拠点の一つで、隣国ニジェールにつながる交通の要所、中部セブハの空港など主要地点を制圧したと発表した。ロイター通信が伝えた。

 カダフィ派の拠点の北中部シルト、北西部バニワリードではカダフィ派が激しく抵抗を続けており、セブハ制圧は、全土掌握を急ぐ反カダフィ派を勢いづかせそうだ。

 セブハは首都トリポリの南約七百七十キロに位置し、旧宗主国のイタリアが築いた要塞(ようさい)がある。同報道官は「空港と(要塞の)城郭を掌握し、われわれの旗がなびいている」と語った。カダフィ氏の側近らはセブハを通ってニジェールに逃げた。

 一方、カダフィ派の報道官が十八日、「フランス、英国人の技術専門家を含む反カダフィ派の外国人ら十七人をバニワリードで拘束した」と発言したことについて、反カダフィ派の軍報道官は「(バニワリードには)英国やフランス人の捕虜はいない」と語った。

3056チバQ:2011/09/20(火) 23:14:21
ムスタファ・アブドルジャリル(Mustafa Abdel Jalil)

>>2142
>アブドルジャリル司法書記(法相)も21日までに、政権の「武器の過剰使用」に抗議し辞任した。
>>2209
> 内乱状態が広がるリビア情勢で、同国第2の都市ベンガジを拠点とする反政府勢力の情報筋は、同勢力がアブドルジャリル前司法書記(法相)を指導者に選出したと述べた。


マハムード・ジブリル(Mahmud Jibril)
>>2397
>リビア東部ベンガジに拠点を置く反体制派「国民評議会」の報道官は23日、カダフィ政権が崩壊した場合、同評議会の外交部門を統括するマフムード・ジブリル氏を暫定首相とする方針を表明した。
>ジブリル氏は、米国で教育を受けた国際派知識人とされ、今月半ばにはパリでサルコジ仏大統領やクリントン米国務長官らと相次いで会談している。

3057チバQ:2011/09/20(火) 23:16:33
>>3044>>3049
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110920-00000088-san-int
海賊党が大躍進 ベルリン市議会選 15議席獲得見通し
産経新聞 9月20日(火)7時55分配信

 ■ファイル交換、CD違法コピー合法化訴え

 【ロンドン=木村正人】ドイツの首都ベルリン特別市(州と同格)議会選(定数141)が18日投開票され、反原発を掲げる90年連合・緑の党を上回る勢いでインターネット上のファイル交換や海賊版CDの合法化を主張する海賊党が大躍進した。ドイツの州議会レベルで海賊党が5%の最低ラインを越えて議席を獲得するのは初めて。

 ドイツ公共放送ARDによると、海賊党の得票率は8・9%に達し、一気に15議席を獲得する見通し。

 東日本大震災による福島第1原子力発電所事故以降、支持率を伸ばす緑の党の得票率は17・6%で前回より7議席増の30議席。海賊党に票が流れたとされる。

 社会民主党(SPD)は議席を減らしたが、ベルリン特別市で第一党の座を維持し、緑の党と市政での連立交渉に入る見通し。

 海賊党の名は違法コピーされたCDなどの海賊版に由来し、2006年にスウェーデンで設立。欧米を中心に60カ国に広がるが、連携は緩やかだ。私的目的でのコンテンツのコピーやネット空間のプライバシー保護を主張しており、スウェーデンでは2人が欧州議会議員に選出されている。

3058チバQ:2011/09/20(火) 23:32:03
ロシアの政党とか・・・


統一ロシア:>>394これはそもそも「プーチン与党」として99年に作られた「統一」と、ルシコフ・モスクワ市長をリーダーとする「祖国・全ロシア」が、2001年に合同してできた政党
>>1685 ソ連崩壊後の1992年から市長としてモスクワの利権を握ってきたルシコフ氏は、今夏の記録的猛暑で深刻化した森林火災によるスモッグ被害のさなかに国外で休暇をすごすなどして大統領の不興を買い、メディアの批判も強まっていた。大統領が優先課題に掲げる経済の「現代化」にも支障があると判断された。

共産党:野党第1党
公正ロシア:>>2641ミロノフ氏はプーチン首相の大統領時代に「大統領の盟友」といわれ政界での影響力を拡大。しかし、今年12月の下院選を控えて首相が党首を務める統一ロシアとの対立を深め、先月18日に選出元のサンクトペテルブルク市議会でリコールが成立、上院での議席と議長職を失った。
自民党:親政権極右
ヤブロコ:リベラル野党
正義:>>3041正義党は、強権体質に不満を募らせる企業家や都市若年層などリベラル層をつなぎ留めるため、政権がテコ入れした「準与党」。億万長者で「ロシア一のプレイボーイ」とも評されるプロホロフ氏を党首に据え、選挙戦の「台風の目」とする狙いだった。ところがプロホロフ氏は、最大政党の議席制限や反体制運動家の取り込みなど、政権の意向に反する方針を打ち出した。

3059チバQ:2011/09/20(火) 23:34:27
>>3032-3033
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201109200112.html
安保理での支持獲得難航か=パレスチナの国連加盟2011年9月20日20時6分
 【エルサレム時事】イスラエルのハウザー内閣官房長は20日、パレスチナが国連加盟を申請しても、国連安保理で必要な賛成9票を得られずに否決されるとの見方を示した。イスラエルのメディアが伝えた。

 国連への加盟は、安保理で理事国15カ国中9カ国以上の賛成があり、かつ、常任理事国が拒否権を行使しなかった場合に国連総会へ勧告される。米国は拒否権行使を辞さない構えだが、パレスチナを支援するアラブ諸国の反発をかわすため、拒否権を行使せずに申請を葬るシナリオを描き、理事国への働き掛けを強めているとみられる。 


[時事通信社]


http://www.asahi.com/international/update/0920/TKY201109200106.html
2011年9月20日12時23分
パレスチナ、国連加盟申請巡り神経戦 イスラエルや米と
 ニューヨークを訪問しているパレスチナ自治政府のアッバス議長が19日、国連本部で潘基文(パン・ギムン)事務総長と会談し、23日に国家としてのパレスチナの国連加盟を申請すると正式に伝えた。イスラエルと米国はパレスチナ側に思いとどまらせるよう外交攻勢を強め、神経戦が続いている。

 アッバス氏と潘氏の会談は非公開。国連によると潘氏は、パレスチナとイスラエルが二つの国家として共存することを支持すると改めて表明し、中断している両国の和平交渉再開に向けて「両当事者と国際社会は何らかの道筋を見つけることができる」と強調したという。

 イスラエルのネタニヤフ首相は19日、アッバス氏に対し、国連総会中にニューヨークでの交渉再開を呼びかける声明を発表。「交渉はエルサレムや(パレスチナ自治区の)ラマラでも続くだろう」とし、パレスチナ側に国連で「国家樹立宣言」をせず、国境などを確定する直接交渉の席に着くよう求めた。

3060チバQ:2011/09/21(水) 00:21:30
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2829361/7804165
インド・シッキム州、道路寸断で地震の救助隊が立ち往生 各国の死者83人に
2011年09月20日 21:46 発信地:PHINGLA/インド

【9月20日 AFP】インド北東部シッキム(Sikkim)州とネパールの国境付近で18日に起きたマグニチュード(M)6.9の地震の救助隊が被災地に向かっているが、行方不明者の捜索を開始する以前に、山間部の被災地にたどり着くことが緊急の課題になっている。一方、この地震による死者は各国で計83人になった。

 救助隊や医療チーム、緊急物資を乗せた車列は20日夜明け、シッキム州の州都ガントク(Gangtok)を出発した。だが、道はもともと細い上に損傷がひどく、車列はほとんど進めなかった。救助隊は、爆発物を扱う軍の工兵部隊の支援を受けて地震で寸断された被災地への陸路を通行できるようにする作業を行った。

 救助隊は最も被害が大きかった約60キロ先のマンガン(Mangan)地区とサンタン(Sangthan)地区を目指したが、出発後まもなく、巨大な岩石で道路が寸断されたピングラ(Phingla)の町付近で先に進めなくなった。

 軍の工兵部隊が岩に爆発物を設置するための穴を開け、最も大きな岩石の爆破に取り組む中、生死不明の親族のもとへかけつけようと取り乱す人びととともに、救助隊員は苛立ちを抱えながら待つしかなかった。

 ある工兵は、AFPに対し、震源付近の被災地までの道路の全行程を通行できるようにするには最大48時間かかる可能性があると述べた。

■被災地へのヘリ輸送が再開

 一方、モンスーンの降雨が一時的に収まったことから、豪雨と低い雲により19日にはほとんどできなかったヘリコプターの飛行が再開された。

 空軍幹部は、食料と医師と救急医療隊員を含む少人数の医療チームが、マンガン地区とサンタン地区に空中投下されたと語った。

 シッキム州の建物倒壊と地滑りによる死者数は50人のままだが、インドのR・K・シン(R.K. Singh)内相は、辺境の村々に救助隊員が到達した後に死者数が増える可能性があると警告した。また、当局者によるとシッキム州各地の病院でおよそ300人が治療を受けている。

 すでに5000人以上の兵士が、道路の啓開と救助活動支援のため動員された。インドPTI通信(Press Trust of India)によると、トレッキングをしていた15人を含む観光客26人が救助され、安全のため軍の野営地に移送された。

 シッキム州には年間100万人の観光客が訪れる。人口50万人のシッキム州では州民の約60%が生計を観光業に頼っていると推計されている。

■ネパールとチベットで死者

 ガントクでは、地震で自宅が破損した住民が、屋外での2日目の夜を過ごした。住民の多くは夜をサッカー場で過ごし、ゴールポストにビニールシートをかぶせ、テラスで睡眠をとった。

 またネパール東部では8人が死亡し、住宅数百戸が損壊した。ネパールでも、雨と地滑りにより高速道路が寸断されており、救助隊員らはインドと同様の問題に直面している。

 インド東部のビハール(Bihar)州と西ベンガル(West Bengal)州では18人が死亡。中国国営新華社(Xinhua)通信によるとチベット(Tibet)自治区南部のインド・シッキム州と国境を接する一帯で7人が死亡した。(c)AFP/Rupam Jain Nair

3061チバQ:2011/09/21(水) 23:17:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110921/erp11092120520007-n1.htm
露のナンバー3に初の女性 上院議長、帝政後最高位
2011.9.21 20:51

ロシアの上院議長に選出されたマトビエンコ氏(ロイター=共同)
 ロシア上院は21日、サンクトペテルブルク前市長のワレンチナ・マトビエンコ議員(62)=女性=を議長に選出した。上院議長はメドベージェフ大統領、プーチン首相に次ぐ国家ナンバー3。

 帝政ロシアでは女帝エカテリーナ2世が君臨したことがあるが、ソ連時代以降では女性最高位。マトビエンコ氏は就任演説で「上院の権威を国内外で高めるため、最善を尽くす」と述べた。

 同氏はウクライナ出身。レニングラード化学製薬大を卒業後、ソ連共産党の地方幹部に。ギリシャ大使、副首相、北西連邦管区大統領全権代表などを経て、2003年から今年8月までサンクトペテルブルク市長を務めた。

 市長時代にトヨタなどの大企業を誘致、同市で開催された2006年の主要国(G8)首脳会議の成功に貢献した。マトビエンコ氏は首相が率いる最大与党「統一ロシア」に所属。(共同)

3062チバQ:2011/09/21(水) 23:18:18
>>3059
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110921/mds11092121030004-n1.htm
パレスチナ“国家”申請、崖っぷちの妥協案模索 米大統領、直接説得へ
2011.9.21 21:02 (1/2ページ)
 【ニューヨーク=犬塚陽介】パレスチナ自治政府が国連総会で事実上の国家承認を申請する意向を示している問題で、米政府など関係国が土壇場での妥協案を模索している。複数の米メディアは、パレスチナ側に国連安保理への加盟申請を認めた上で、米国の拒否権行使を回避するため、採決を少なくとも1年延期し、その間に多国間交渉を再開する新提案を検討していると報道。21日にはオバマ米大統領がイスラエルのネタニヤフ首相、パレスチナのアッバス議長と相次ぎ会談し、最後の説得工作に乗り出す。

 妥協案は中東和平を仲介する米国とロシア、欧州連合(EU)、国連の4者(カルテット)がパレスチナ、イスラエルの双方と協議を重ねている。

 現時点でパレスチナの安保理への加盟申請を阻止するのは困難との認識から、4者は申請書の提出を認めた上で、アッバス議長に決議採択の大幅な延期を了承させる。

 AP通信によると、4者は申請提出と同時に声明を発表し、その後の1年でイスラエルとパレスチナの双方に合意すべき枠組みを提示。イスラエルにはオバマ大統領が5月に示した1967年の第3次中東戦争以前の境界と双方の合意に基づく領土交換を前提に国境画定の交渉を求めることを柱とする。

 妥協案は安保理への申請を可能にすることでパレスチナのメンツを立て、採択を回避することでイスラエルと米国の孤立化を避ける折衷案となっている。

 パレスチナとイスラエルが受け入れるかは不明だが、CNNテレビ(電子版)は複数の協議筋の話として、双方が提案を真剣に検討していると伝えた。

 米国は20日夜、当初の予定になかったオバマ大統領とアッバス議長が21日に会談すると発表。ローズ大統領副補佐官は「国連での行動がパレスチナ国家樹立の手段ではないことを大統領は直接説明するだろう」と説明した。

 これに先立つ21日午前、オバマ大統領は国連総会で演説し、イスラエルとパレスチナの2国家共存は当事者同士の直接交渉しかないと述べ、双方に交渉の席に着くよう訴える。

 直後にはネタニヤフ首相と会談し、難色を示している“オバマ提案”に基づく国境画定協議の受け入れを強く求める方針だ。

 また、オバマ大統領は国連総会での演説で、エジプトなどの民主化を称賛。特に国際社会が結束し、反体制派の虐殺阻止からカダフィ政権崩壊に追い込んだリビア情勢を理想的な国際社会の行動と位置づけ、さらなる結束を求めていく。

3063チバQ:2011/09/21(水) 23:19:43
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110921-OYT1T00248.htm
パレスチナ国連加盟、採択回避の「作戦」は

 【ワシントン=山口香子】オバマ米政権は、パレスチナ自治政府の国連加盟申請を食い止める懸命の外交努力を続けている。


 加盟申請があれば、中東和平交渉でイスラエルをさらに強硬姿勢に追いやることは確実だ。米国は、加盟申請が出された場合は安全保障理事会常任理事国として拒否権を行使すると明言している。だが、もしそうなれば「中東和平の公正な仲介役」を放棄したと受け止められ、アラブ世界で米国の信用が失墜。中東民主化支援を掲げるオバマ大統領の信頼にも傷が付く。拒否権を発動する事態は何とか回避したいのが本音だ。

 クリントン国務長官は19日、ニューヨークで記者団に、「(パレスチナとイスラエル)2国家共存の道は交渉しかない」と述べ、パレスチナ国家はイスラエルとの直接交渉を通じてのみ樹立されるべきだとの米国の立場を改めて強調した。その上で、パレスチナのアッバス議長が加盟申請提出を予定している23日までの間、関係各国と密接な協議を続けると述べた。

 米CNNテレビによると、米国などはパレスチナの加盟申請を阻止できなかった場合に、安保理での採択を避ける方法を探っている。

 報じられた内容は、加盟申請提出と同時に、中東和平を後押しする4者(米国、ロシア、欧州連合=EU、国連)が安保理に対して直接和平交渉の再開に向けた枠組みを提示し、その提案に関する協議の時間が必要との名目で、加盟申請の採択を遅らせるというもの。

 4者の代表は、18日以降連日協議を重ねており、声明内容についての詰めの作業を急いでいる。クリントン長官も、18日にEUのアシュトン外交安保上級代表、19日にはロシアのラブロフ外相と会談。採択回避の「作戦」への同調を求めた模様だ。

(2011年9月21日11時47分 読売新聞)

3064チバQ:2011/09/22(木) 22:34:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110922/mds11092221490005-n1.htm
パレスチナ国連加盟問題、英仏苦悩 「オブザーバー国家」模索
2011.9.22 21:49
 【ロンドン=木村正人】米国がパレスチナの国連加盟申請に拒否権を行使すると表明したことで、安保理常任理事国の英仏両国は、国連総会でパレスチナをバチカンと同じ「非加盟のオブザーバー国家」として承認することが可能か水面下で懸命の調整を続ける。英国は、中東和平交渉を脅かすいかなる行動も支持しない方針だが、対米関係と中東民主化の双方に配慮せざるを得ないジレンマから、明確な姿勢を示せないでいる。

 英仏両国は、リビアへの軍事介入を主導し、カダフィ政権崩壊に大きな役割を果たし、「アラブの春」と呼ばれる中東の民主化を支援する姿勢を国際社会に印象づけることに成功した。

 政治リスクを賭して得た外交上の資産を台無しにしないためにも、安保理で米国と同じ拒否権行使という選択肢は取れない。できれば棄権も避けたいのが両国の本音だ。パレスチナの国家承認に正面から反対すれば、中東の民主化勢力の反発を招きかねないからだ。

 このため、サルコジ大統領は国連総会の演説で、米国がパレスチナの国連加盟申請に拒否権を行使すれば流血の事態を引き起こす恐れがあると警告し、パレスチナのオブザーバーとしての地位を現在の「機構」から「国家」に格上げすることを求めた。

 しかし、英国は、キャメロン首相が対米関係を重視する姿勢から「和平交渉を通じた2国家共存」を支持し、パレスチナ支援を明確にすべきだというクレッグ副首相やヘイグ外相と意見が対立しているとされる。

 ジレンマに陥った英国は米国の孤立化を防ぐ意味でも、オブザーバー「国家」の承認を求める決議案に(1)パレスチナ側が正式な国連加盟申請を取り下げる(2)パレスチナが無条件で和平交渉のテーブルに戻る(3)イスラエルを法的に追い詰めない−という3条件を盛り込むよう、ギリギリの外交努力を続けている。

3065チバQ:2011/09/22(木) 22:35:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110922/amr11092221480009-n1.htm
パレスチナ国連加盟問題、説得は平行線 米「拒否権」表明 求心力に衰えも
2011.9.22 21:48 (1/2ページ)
 【ニューヨーク=犬塚陽介】オバマ米大統領は21日、ニューヨークでパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談し、国家としての国連加盟申請に踏み切れば、拒否権行使も辞さない姿勢を直接伝えた。パレスチナ側は方針変更を拒否したもようで、23日に正式申請する可能性が高まった。国際世論をまとめられず、長年中東和平を主導してきた米国の深刻な求心力低下が懸念されている。

 オバマ大統領は21日の国連総会で、イスラエルとの直接交渉なしにパレスチナ国家を樹立する「近道はない」と演説。アッバス議長にも同様の意見を述べ、加盟申請の撤回を迫った。

 だが、ローズ米大統領副補佐官は会談後の記者会見で、「アッバス氏の(加盟申請の)意向は明確だった」と述べ、実質的な進展がなかったことを示唆した。AP通信によると、アッバス議長はオバマ大統領に、現時点では米国や欧州連合(EU)などが模索する妥協案の受け入れも難しいと伝えたという。

 パレスチナ側が強硬姿勢を貫く背景には、オバマ政権が中東和平の推進を強く打ち出しながら、結果的に何の進展もなかったこの1年へのいらだちがある。

 オバマ氏は昨年9月の国連総会演説で、1年以内の和平合意を目指し、次の国連総会でパレスチナを「新たな加盟国」として迎えたいとの意向を表明した。

 だが、パレスチナが停止を求める占領地でのイスラエルの入植活動で、オバマ政権はネタニヤフ政権の説得に失敗。和平交渉も中断を余儀なくされた。パレスチナ自治政府のナビル・シャース氏は、オバマ氏の21日の演説にも「入植活動への言及は一つもなかった」と失望感をあらわにした。

 米国のみが仲介する交渉の限界を指摘する声も高まり、サルコジ仏大統領がパレスチナのオブザーバー「国家」への格上げを求める新提案を行ったこと自体、米国の指導力の低下の表れとも受け止められている。22日付の米紙ニューヨーク・タイムズは「米国は何十年も務めてきた中東和平の考案者の地位を分担するか、明け渡さねばならない可能性に直面している」と指摘した。

3066チバQ:2011/09/22(木) 22:44:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110922-00000001-mai-int
<イエメン>「破綻」の道を歩む恐れ 三つどもえの権力闘争
毎日新聞 9月22日(木)0時37分配信

 【カイロ和田浩明】サレハ大統領の退陣を巡る交渉が権力闘争に発展し、武力対立が激化しているイエメンは、もともと治安面で“三重苦”に直面していた。国際テロ組織アルカイダと関係のある「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」が活動し、北部ではイスラム教シーア派の一派ザイド派が中央政府と武力衝突を続け、南部には分離独立を求める勢力も残る。権力闘争がエスカレートすれば、市民の犠牲はさらに拡大し、イエメンはソマリアと同様に「破綻国家」の道を歩む恐れがある。

 オバマ米大統領も21日、米ニューヨークであった国連総会の一般討論の演説でイエメンを名指しで非難。「市民への連帯」を強調したが、アフリカ最大の産油国リビアと異なり、国際社会は介入に消極的だ。

 現地からの情報では、大統領の治安部隊と反大統領側となった離反部隊の戦闘は、市街地で続き、子供を含む多くの市民が巻き添えとなっている。

 インターネットの動画サイトには、デモ隊参加者とみられる損傷のひどい遺体の画像が掲載され、交戦の激しさをうかがわせる。病院のベッドには男児が横たわり、血のにじんだ包帯を頭部にまかれ、医師の診察を受けていた。

 権力を巡って突発した戦闘は、軍隊による正規戦だ。

 大統領派部隊は、サレハ氏のおいヤヒヤ氏が指揮する中央治安部隊や、長男アフマド氏が率いる精鋭の共和国防衛隊が中心。反大統領派軍部隊は、サレハ氏から3月に離反した第1機甲師団司令官のアリ・モフセン氏が指揮している。さらに、実業家で有力部族長のハミド・アフマル氏も、サレハ氏に対抗して配下の武装部族民を動員し、三つどもえの戦いの様相だ。

 背景は、サレハ氏が6月の大統領府を標的にした暗殺未遂事件で重傷を負い、隣国サウジアラビアの首都リヤドで療養中であることだ。ハディ副大統領がこのほど大統領職代行となり、「権力の真空」が生じた。

 イエメンで高まるサレハ氏退陣要求を受け、サウジが主導する湾岸協力会議(GCC)は欧米と共に、権力移譲と引き換えの訴追免除や民主的選挙実施を含む調停案を提示したが、サレハ氏は3度にわたり拒否している。

 サレハ氏は12日になってハディ氏に調停案を基に反大統領派と交渉・署名する権限を与え、リヤド入り後初めてアブドラ・サウジ国王と会談。国王は調停案受け入れを強く要求した。

 しかし、サレハ氏は、長男アフマド氏を国防相として新政府入りさせることを要求。反大統領各派は強く反発し、戦火は拡大の一途をたどっている。

3067チバQ:2011/09/22(木) 22:45:58
>>3018
http://www.jiji.com/jc/p?id=20110922112649-14123967
労働党党首にヤヒモビッチ氏

イスラエルの中道左派野党・労働党は21日、党員による党首選挙の決選投票を行い、女性のシェリー・ヤヒモビッチ氏(写真=12日撮影)が元党首のアミール・ペレツ氏を下し、当選した。同党の女性党首は2人目 【AFP=時事】

3068チバQ:2011/09/22(木) 22:50:44
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011092102000037.html
大統領側近に関与疑惑 19人逮捕 イランで巨額詐欺
2011年9月21日 朝刊

 【カイロ=今村実】イランで銀行から二十六億ドル(約二千億円)をだまし取る事件が発覚し、司法当局は二十日までに十九人を逮捕した。同国各メディアによると、詐取額は史上最高で、アハマディネジャド大統領の側近関与の指摘もあり、政権を巻き込んだ一大スキャンダルに発展しつつある。

 詐取事件の犯行グループは、国有企業などの買収を企て、偽造文書を使ってイラン大手の金融機関から入手した信用状を悪用、現金引き出しを繰り返していたとされるが、詳細は明らかになっていない。今後も逮捕者が出る可能性が高い。

 アハマディネジャド大統領に批判的な元閣僚は「このような大掛かりな詐欺事件が起きた背景には、政府高官の関与があるはずだ」と指摘。一部の保守強硬派メディアは、大統領側近で後継者とされたモシャイ前大統領府長官が絡んでいるとみている。

 イランは今春以降、大統領と最高指導者ハメネイ師の確執が表面化。同じ保守派内で議会選や大統領選をにらんだ権力闘争が激化しており、反大統領派による“モシャイ氏降ろし”が続いてきた経緯がある。今回の事件は政争の大きな焦点となりそうだ。

 別のメディア関係者によると、詐取金の一部が選挙運動に流用された可能性があるという。大統領の政敵であるラリジャニ国会議長は、議会内に問題調査のため委員会を設置したと明らかにした。議会が、関係閣僚や中央銀行の総裁を召喚したとの情報もある。

 一方、ホセイニ経済財務相は「資金は全額返還される」と強調。大統領は「私の政権は史上、最もクリーンだ」と述べ、司法当局に捜査を促すなど火消しに躍起になっている。

3069チバQ:2011/09/22(木) 22:52:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110921-00000025-mai-int
<AU>反カダフィ派を承認
毎日新聞 9月21日(水)11時23分配信

 【ヨハネスブルク高尾具成】アフリカ連合(AU)は20日、リビアの反カダフィ派「国民評議会」を正式な政府と承認した。AFP通信によると、現AU議長である赤道ギニアのヌゲマ大統領が、リビア支援国会合が開催されたニューヨークで、国民評議会承認の声明を出し、「AUはリビア再建を支援する準備がある」と述べた。

 リビア情勢の解決に向けてAU代表団を率いてきた南ア政府によると、評議会は今月5日、AUに対し▽リビアはアフリカの一員である▽国家統合を優先し、すべてのリビアの利害関係者をまとめる▽アフリカ系移民を含む、全外国人労働者を保護する−−ことを文書で確約した。

 AUは「リビア人自身の対話による解決」を掲げ、ズマ南ア大統領を中心に4月と5月、トリポリでカダフィ大佐とも直接協議した。北大西洋条約機構(NATO)主導の空爆の停止も求め、独自の解決策を探ってきた。

 8月末までにAU加盟の十数カ国が評議会を独自に承認していたが、AUとしての承認は見送られていた。02年のAU創設を主導し、石油マネーを背景にAUへの資金拠出や加盟国支援を続けてきたカダフィ大佐に対する恩義から、AUは中立的立場を崩すことに難色を示していた。

3070チバQ:2011/09/23(金) 17:27:38
>>3052
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110923/mds11092315130002-n1.htm
野党党首が大統領選勝利 ザンビア、暴動で死者も
2011.9.23 15:13
 アフリカ南部ザンビアの選挙管理委員会は23日未明、20日に投票が行われた大統領選で野党、愛国戦線(PF)のマイケル・サタ党首が現職のバンダ大統領ら9人の他候補を破って当選したと宣言した。AP通信などが伝えた。

 一方、選管の開票作業が遅れたことなどから、サタ氏の支持者が多い同国北部で22日、暴動が発生、死者が出たとの報道もある。

 選管によると、開票率約95%の段階で、サタ氏の得票率は約43%、バンダ氏は約36%。有権者は18歳以上の約520万人。(共同)

3071チバQ:2011/09/23(金) 17:33:58
http://www.afpbb.com/article/politics/2829908/7744974?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
エジプト、「ムバラク政権崩壊で軍政長期化」の矛盾
2011年09月23日 08:28 発信地:カイロ/エジプト

【9月23日 AFP】民主化を求める抗議行動によって、エジプトで30年に及んだムバラク政権が転覆するには18日しかかからなかったが、2月の同政権崩壊以降、暫定統治を行っているエジプト軍最高評議会と別れを告げるには、少なくとも18か月はかかりそうだ。

 エジプト軍最高評議会は今週、大統領選挙を実施するまでは権限移譲を行わないと発表した。示された日程によると、権限移譲は2012年8月以降ということになる。

 選挙委員会の委員長が示した計画では、3段階に分けた議会選が11月21日に始まり、1月3日に終了する。その後、上院選が1月22日に始まり、3月4日に終了する。

 この上院選の後に、ホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)前大統領の追放後、懸案になっていた改憲案の策定を改憲委員会が行う。この作業は半年を要し、軍最高評議会では、その後に新大統領を選ぶ選挙を実施するとしている。

 2月の民主化要求デモで機動隊や政権側の暴徒たちに立ち向かった大勢の勇敢な民衆のうち、ムバラク政権の崩壊が軍政の長期化を招くことになると予想した者は多くなかっただろう。

■各方面の思惑が絡んだプロセス遅延

 しかし、匿名のある軍高官は、ムハンマド・フセイン・タンタウィ(Muhammad Hussein Tantawi)氏が議長を務めるエジプト軍最高評議会だけが民主化プロセスの遅れについて責めを負うべきではないと主張した。「選挙を遅らせよという多くの要求があったし、治安情勢も安定していない」

 エジプトでは今も散発的に暴動が起こっている。9月に入ってからも、イスラエル大使館にデモ隊が乱入して警官隊と衝突し、死者が出る事態となった。また、警察自体、2月の民衆蜂起から立ち直っていない。

 先の軍高官によると、議会選と上院選を分けることは今月に入ってから決定されたことで、これにより権限移譲はさらに先送りされるが、これは同時選挙を行った場合の監視要員が足りないからという理由で、裁判官らから要請があったためという。
 
 権限移譲プロセスは、数々の活動家グループや政党によるさまざまな要求に悩まされてきたが、軍や実質的な暫定政権である軍最高評議会の反応によっても同じように攪乱されてきた。

 ムバラク追放を果たしたデモ参加者は、「ムバラクからタンタウィに入れ替わっただけじゃないか」とのスローガンを叫び、今度は軍最高評議会に対するデモを行っている。

 一方で世俗的な団体の多くは議会選の遅れを望んでいる。彼らよりも組織化され、資金力もあるイスラム団体が、議席をさらってしまうことを恐れているのだ。政界周辺が権限移譲に関する合意形成を回避している中、エジプトで最も組織化された団体であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)は早期の議会選実施を求めている。

 アル・アハラム政治戦略研究所(Al-Ahram Centre for Political and Strategic Studies)のアナリスト、ナビル・アブデル・ファタハ(Nabil Abdel Fatah)氏は言う。「対立し合う要求が存在している。権限移譲の明確なロードマップが欠如しているからだ」(c)AFP/Samer al-Atrush

3072チバQ:2011/09/23(金) 17:36:08
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4833830.html
英自民党、財政再建策で苦境に
 日本と同じように巨額の負債を抱えるイギリスでは、ひと足先に、国民に負担増を求める財政再建を進めています。しかし、そのために、基本路線を変えた与党・第二党の自民党は、支持率が低迷し、苦境に立たされています。

 イギリス政府の歳出カットによる国民負担の増加で厳しい立場に置かれているのが、去年、保守党と連立政権を組んだ自民党です。自民党は社会的弱者の保護を基本路線としてきましたが、保守党に従う形で大学の学費値上げや福祉予算カットなどの財政再建策に賛成した結果、5月の地方選挙で現有議席の40%を失う大敗を喫しました。

 「政権入りした結果、これほど苦しむとは予想していませんでした」(自民党 クレッグ党首・副首相)

 しかし、政府の借金が110兆円を超える中、財政再建は避けては通れません。副首相を務めるニック・クレッグ党首は、こう理解を求めました。

 「痛みを伴う歳出削減策は非常に難しい決断でした。簡単ではない決断、しかし正しい道です」(自民党 クレッグ党首・副首相)

 党大会では、富裕層への課税を強化すると発表するなど、党の色である社会的公正を強調しましたが、会場には空席も目立ちました。

 イギリス自民党の現状は、日本の政党もいずれ正面から取り組むことになる財政再建という課題の難しさを浮き彫りにしています。(23日04:23)

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3073チバQ:2011/09/23(金) 17:41:00
>3040-3041>>3058
http://www.worldtimes.co.jp/w/rosia/rosia2/kr110922.html
与党系政党で内紛、党首を解任
 12月の下院選で与党系を圧勝させるため、クレムリンが描いてきたシナリオに狂いが生じている。与党「統一ロシア」を補完するリベラル派準与党「右派事業」のプロホロフ党首が、クレムリンの意向に従わず反政権運動家と連携したため、解任されたのだ。与党系が優位であることに変化はないが、プロホロフ氏が起こした波紋の広がりに、クレムリンは神経を尖らせている。
(モスクワ支局)
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クレムリンのシナリオに狂い
プロホロフ氏、反政権派との共闘を宣言
リベラル政党「正義」大富豪党首を解任されたプロホロフ氏(中央)=15日、モスクワ(AFP=時事)
 エリツィン時代に40余りを数えたロシアのリベラル派政党(公式登録政党)は、2000年からのプーチン政権8年間を経て七つに減少した。07年下院選で小選挙区制が廃止され完全比例代表制に移行し、議席獲得に必要な得票率が7%に引き上げられた結果、リベラル派政党はすべての議席を失った。
 小選挙区廃止により、リベラル派政党の党首などが自らの力によって議席を獲得する道が塞がれた。

 議席を失ったリベラル派政党の財政事情は悪化し、公式登録されたリベラル派政党は、すべてクレムリンのコントロール下に置かれた。かつて脚光を浴びたリベラル派党首・政治家らの多くは政界から去った。例外はネムツォフ元第1副首相やカシヤノフ元首相らごくわずかだが、彼らも時たまマスコミに取り上げられる程度で、政治への影響力はない。

 現在の下院では、プーチン首相が党首を務める「統一ロシア」が絶対多数を占め、残りの議席をロシア共産党、自由民主党、公正なロシアが分け合う。自由民主党、公正なロシアはクレムリン系だ。そして、今年末の下院選で議席獲得が確実視されるのは、統一ロシア、ロシア共産党、自由民主党の3党である。

 このため、国民の間では、選挙は前もってクレムリンが決めた結果を承認するセレモニーにすぎない、とのしらけムードが漂う。さまざまな世論調査でも、選挙への無関心が裏付けられている。

 下院選の投票率が大幅に低下すれば、次期政権の正統性に傷を付けることにもなりかねない。このためクレムリンは、かつて議会から追い出したリベラル派政党を復活させ、特に「しらけムード」が漂っている都市部の若年層や企業家を引き寄せる作戦に出たのだ。

 それが、事実上の休眠状態にあったリベラル派政党3党を合流させた「右派事業」の創設だ。党首には、大富豪で米プロバスケットボール「ネッツ」のオーナー、204センチの長身で「ロシア一のプレイボーイ」とも呼ばれるミハイル・プロホロフ氏(46)を据えた。無論、背後でクレムリンがコントロールし、「右派事業」を「統一ロシア」を補完する準与党とする計画である。

 誤算は、プロホロフ氏がクレムリンの意のままにはならない硬骨漢だったことだ。麻薬対策などに尽力し、政権に対立してきたエフゲニー・ロイズマン前下院議員を「右派事業」から立候補させようとしたが、クレムリンがこれを阻止したことを受け、「ロイズマン氏とともに選挙に臨む以外の選択肢はない」と宣言したのだ。

 ロイズマン氏は03年下院選挙で、無所属で立候補し小選挙区で当選したが、07年下院選(小選挙区は廃止)では、クレムリンの圧力により所属政党(公正なロシア)は、ロイズマン氏を候補者名簿から除外した。ロイズマン氏に共鳴するプロホロフ氏は7月、同氏を「右派事業」に招いた。

 さらにプロホロフ氏は「政治プロセスを操っている人間がいる」として、灰色の枢機卿と呼ばれるスルコフ大統領府第1副長官の解任を要求するなど、クレムリンの逆鱗に触れる主張を行い、15日に開かれた「右派事業」大会で、党の「主流派」により解任されたのだ。

 プロホロフ氏が今後、新たな政党を登録し12月の下院選に立候補できる可能性はまずない。時間がない上、クレムリンが政党登録を承認することもないだろう。

 しかしプロホロフ氏は、クレムリンの言いなりにはならない男としての名声を得た。今後の展開を予測することは困難だが、クレムリンが警戒を強めていることは間違いない。

3074チバQ:2011/09/23(金) 17:42:57
>>3066
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23324020110923
イエメン大統領が3カ月ぶりに帰国、国内対立激化の恐れ
2011年 09月 23日 16:58 JST
 [サヌア 23日 ロイター] イエメンの国営テレビは23日、6月に反体制派の攻撃を受けて負傷し、サウジアラビアの病院に入院していたイエメンのサレハ大統領が同日帰国したと伝えた。大統領が同国に戻るのは約3カ月ぶり。
 国営テレビは「サレハ大統領が、サウジアラビアの首都リヤドでの3カ月以上にわたる治療を終え、今朝イエメンに無事帰国した」と報じた。

 イエメンの首都サヌアでは今週に入り、政府軍とデモ隊との衝突が激化、過去5日間で100人以上が死亡している。大統領の帰国で、対立がさらに激しさを増すとみられる。


http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011092300329
サレハ大統領が帰国=国内対立深刻化へ−イエメン
 【ドバイ時事】イエメン国営テレビは23日、6月の暗殺未遂事件で重傷を負い、サウジアラビアで治療していたサレハ大統領が同日、イエメンの首都サヌアに戻ったと報じた。大統領が帰国するのは約3カ月半ぶり。
 1月から反体制デモが続くイエメンでは、今月18日から治安部隊とデモ隊の衝突が再燃し、約100人が死亡した。大統領の帰国により、辞任を求める反体制派のデモ激化など国内対立が深刻化するのは必至だ。(2011/09/23-15:36)

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3075チバQ:2011/09/23(金) 17:44:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110923/mds11092311160001-n1.htm
米欧代表団が相次ぎ退席 アフマディネジャド演説で、国連総会
2011.9.23 11:15

22日、ニューヨークの国連本部で行われた国連総会の一般討論で、演説するイランのアハマディネジャド大統領(AP)
 【ニューヨーク=黒沢潤】イランのアフマディネジャド大統領は22日、国連総会の一般討論演説で、米欧諸国を痛烈に批判した。米欧代表団は不快感を示して一斉に退席、昨年とほぼ同様の展開となった。

 アフマディネジャド大統領は、10周年を迎えた米中枢同時テロに言及し、「奇妙な9・11の事件をアフガニスタンやイラク攻撃の口実に使ったのは誰か」などと米国を批判。また、米欧諸国を「奴隷の雇い主」「植民地主義者」などとこき下した。

 また、「植民地主義者の影響下にある帝国主義的なメディア・ネットワークを使って、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の存在に疑念を抱く人々を脅している」とも発言、宿敵イスラエルをも挑発した。

http://www.cnn.co.jp/world/30004059.html
イラン大統領演説にうんざり、米欧代表抗議の退席 国連総会
2011.09.23 Fri posted at: 09:22 JST

国連本部(CNN) イランのアフマディネジャド大統領は22日、国連総会で演説し、イスラエルとの関係やテロ対応などをめぐり米国批判を繰り返した。これに反発して米国と欧州数カ国の代表団が相次いで退席した。

アフマディネジャド大統領は演説の中で、一部の国が「シオニスト(ユダヤ人)に身代金を支払う言い訳」としてホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を利用していると批判。さらに2001年9月11日の米同時多発テロは「怪しい」と述べ、これが米国主導の対アフガニスタンおよび対イラク戦争の口実になったとの説を展開した。

国際テロ組織アルカイダ指導者のオサマ・ビンラディン容疑者を米国が殺害したことについては、「9・11にかかわる隠された要因」について調査する代わりに同容疑者を殺害したと力説。世界経済危機などの問題も米国批判に結びつけた。

米国、フランス、ドイツ、英国の代表団はこの演説に抗議して退席した。カナダとイスラエルは最初から出席していなかった。

イランではアフマディネジャド大統領が2009年に大統領に就任して以来、反政府デモに対する武力弾圧が行われてきたとして、米国などが強く批判している。

これに対して同大統領は米紙ニューヨーク・タイムズのコラムニストとのインタビューで、これまでに死亡したのは人権団体などが主張するより大幅に少ない33人のみだと主張、「死者のうち3分の2以上は治安部隊および罪のない傍観者だった。治安部隊と衝突して死亡したのは3分の1以下であり、極めて少数にすぎない」と強調した。

3076チバQ:2011/09/23(金) 21:25:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110923-00000036-mai-int
<ロシア>下院選に向け選挙戦スタート 与党の議席数焦点に
毎日新聞 9月23日(金)19時47分配信

 【モスクワ田中洋之】ロシアのプーチン首相が率いる最大政権与党「統一ロシア」の党大会が23日、モスクワで始まり、ロシアは12月4日投票の下院選(定数450)に向けて本格的な選挙戦に突入した。下院の7割(315議席)を占める統一ロシアが他党をリードしているが、支持率低下で議席を減らすのは確実。選挙結果は来年3月の大統領選に直結するだけに「目減り」をどれだけ食い止められるかが焦点となりそうだ。

 党大会は24日まで開かれ、下院選向けの比例代表名簿が決定される。最終日はプーチン首相とメドベージェフ大統領が演説する。

 4年前の選挙で圧勝した統一ロシアだが、最近は官僚・権威主義への批判から支持率が低迷している。危機感を強めた首相は今年5月、同党を軸にした運動体「全ロシア国民戦線」を創設してテコ入れを図ったものの、支持率回復にはつながっていない。全ロシア世論調査センターの最新の調査によると、統一ロシアの獲得予想議席は277で憲法改正に必要な300議席(定数の3分の2)を割り込んでいる。

 次期大統領選にはメドベージェフ、プーチン両氏のいずれかが出馬するとみられる。プーチン氏は下院選の結果を見て大統領選への対応を最終判断するとの見方が有力で、下院選は大統領選にらみの展開となりそうだ。

3078チバQ:2011/09/24(土) 19:35:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110923/erp11092320510009-n1.htm
「北極海航路」復興へ露プーチン首相が発破 温暖化で海氷減少 欧州・アジア最短ルート
2011.9.23 20:50 (1/2ページ)

 【モスクワ=遠藤良介】ロシアのプーチン首相は23日までに、自国沿岸の北極海を横断する「北極海航路」をスエズ運河に比肩する「世界的な大動脈」に発展させる方針を示し、インフラ整備に力を入れるよう関係当局に発破をかけた。地球温暖化で北極海の海氷が減少、夏季の航行が比較的容易になったのに伴い、北極海航路は欧州とアジアを結ぶ最短ルートとして国内外の関心を集めている。

 プーチン氏は22日、北西部アルハンゲリスクで行われた国際会議で「北極海航路はコストや安全性などの点で伝統的な航路に対抗しうるようになる」と発言。同航路では欧州北部−東アジアの航行距離をスエズ運河経由に比べて3分の1ほど短縮でき、「利用する国や企業には大きなメリットがある」と強調した。

 北極海航路は旧ソ連が軍事目的で開拓したものの、ソ連崩壊後は市場経済化の混乱とともに壊滅的に衰退。ただ、北極海の海氷減少を受けて大型タンカーや貨物船を実験的に運航するケースが増えており、今年の同航路での輸送量は70万トンに達する見通しだ。

 ロシアとしては、北極圏での石油・天然ガス開発をにらみ、この航路をアジア地域への主要な資源輸送経路とする狙いもある。

 ロシアは現在、北極海航路での伴走に必要な砕氷船を10隻運用しており、政権は2020年までにさらに3隻の原子力砕氷船と6隻の電気推進砕氷船を建造する計画。プーチン氏はこのために14年までに380億ルーブル(約900億円)を支出することを明らかにした。

 北極海航路をめぐっては、夏場の数カ月間しか航行できないことや砕氷船の利用によるコスト高といった問題点が指摘されるほか、通信網の構築や沿岸部の港湾整備など安全面の課題も山積している。

3079チバQ:2011/09/24(土) 19:37:50
>>3074
http://www.cnn.co.jp/world/30004073.html
イエメン大統領帰国、反体制派の反発必至 首都で衝突続く
2011.09.24 Sat posted at: 14:12 JST
(CNN) 反政府デモが続く中東イエメン情勢で、大統領府への攻撃で今年6月に負傷し、サウジアラビアで治療を受けていたサレハ大統領が23日に帰国した。同国政府のアルバシャ報道官が明らかにした。

首都サヌアなどでは反体制派と政府軍の衝突が依然続いており、大統領の帰国で反体制派の反発が高まり、情勢がさらに緊迫化する可能性がある。サレハ氏の即時辞任を要求する反体制派組織の報道担当者は帰国でも活動方針は変わらないとし、「すべての目標が実現するまで革命は平和裏に続く」と強調した。

戦車も出動するサヌアの街頭では政府軍がサレハ氏帰国を祝い空に銃を発射し、中心部では大統領支持を訴える大規模集会が開かれた。一部地区では政府軍の共和国防衛隊と反体制派に転じた軍幹部率いる部隊が交戦したが、死傷者は報告されていない。

また、少なくとも4カ所で反体制派と共和国防衛隊が衝突。病院関係者によると22日夜から23日にかけサヌアやタイズで計13人が死亡、18人が負傷した。死傷者は狙撃や爆発によるものだった。

イエメンでの反体制デモは、エジプトで起きた民衆蜂起に触発される形で今年2月から拡大。サレハ氏は新憲法や議会制度改革などの懐柔策を示し、反体制派が求める即時辞任を否定し、任期いっぱい務めることを表明している。しかし、サレハ政権を見限った政治家や軍幹部の離反も相次いでいる。

国際人権組織アムネスティ・インターナショナルによると、反体制デモが本格化した今年2月以降、住民ら200人が死亡、1000人以上が負傷した。
.

3080チバQ:2011/09/24(土) 19:39:01
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110924-OYT1T00181.htm
ローマ法王の演説、80議員欠席…独連邦議会


ベルリンの連邦議会で22日、メルケル独首相(中央)らを前に演説するローマ法王ベネディクト16世=ロイター 【ベルリン=三好範英】ローマ法王ベネディクト16世は22日、ドイツを初めて公式訪問し、連邦議会で演説した。

 連邦議会での法王の演説は政教分離原則に反する、などの理由で、620人の議員のうち約80人が欠席。ベルリン市内では左翼団体や同性愛者などによる数千人規模の訪独反対デモも行われた。法王は同日夜、同市内の「オリンピック・スタジアム」で約6万人を前にミサを行い、23日にはイスラム教徒との対話に臨んだ。

(2011年9月24日09時18分 読売新聞)

3082チバQ:2011/09/24(土) 22:50:55
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110924/plc11092422310013-n1.htm
どうなる対日強硬路線、日本政府は様子見
2011.9.24 22:30

最大与党「統一ロシア」の党大会で手を振るロシアのプーチン首相=24日、モスクワ(AP)
 ロシアのプーチン首相が来年の大統領選に出馬すると表明したのを受け、日本政府はロシア国内情勢の分析を進めている。プーチン氏再登板を「おおむね織り込み済み」(外務省筋)とするが、近年ロシアが続けてきた領土問題での対日強硬姿勢の行方と、メドベージェフ大統領からの政権移譲がスムーズに進むかどうかを注視している。

 プーチン氏は大統領時代から森喜朗元首相と親交があり、平成13年には歯舞、色丹2島返還を明記した日ソ共同宣言の有効性を確認した「イルクーツク声明」を発表した。

 これに対して、メドベージェフ氏は昨年11月にロシア国家元首として初めて国後島を訪問するなど、強硬姿勢を前面にしており、最近はロシア政府高官を相次いで北方領土に送り込んできた。今月8日には、ロシア空軍の爆撃機2機が空中給油をしながら、日本列島を1周以上回るという挑発行為もみせた。

 日本政府内には、プーチン氏が日露の領土問題に関わってきた経緯から、領土問題を含む対日関係に積極姿勢をみせるのではないかと期待する向きもあるが、一方で、メドベージェフ氏の一連の行動も、プーチン氏の強い影響下にあったと分析。「ロシアの対日姿勢に大きな変化はないのではないか」(外務省幹部)との見方もしている。

 野田佳彦首相が対外政策全般で「様子見」を続けているだけに、当面、プーチン氏の出方をうかがうことになりそうだ。

3083チバQ:2011/09/25(日) 10:09:31
http://news.google.co.jp/nwshp?sourceid=navclient&amp;ie=UTF-8&amp;hl=ja
プーチン氏がロシア大統領に返り咲きへ、「双頭体制」長期化2011年9月25日
 [モスクワ 25日 ロイター] ロシアのプーチン首相(58)は24日、モスクワで開催された与党「統一ロシア」党大会で、来年3月に予定される大統領選への出馬を表明した。これに先立って演説したメドベージェフ大統領(46)がプーチン首相を次期大統領に推薦し、首相がこれを受け入れたもので、プーチン氏の4年ぶりの大統領返り咲きは確実とみられる。

 メドベージェフ大統領は退任後、プーチン氏と同様に首相に就任する意向を示しており、これまで続いてきた2人の「双頭体制」は今後もポストを交換して維持されることになる。

 来年3月の大統領選をめぐってはこれまで、メドベージェフ大統領とプーチン首相のどちらが出馬するかを相談して決めるとしていたが、プーチン氏は演説で「(ロシアの)将来について、誰が何をすべきかをかなり前、数年前に2人の間で決めた」とし、自身の出馬は規定路線だったことを明らかにした。次期大統領選は事実上のプーチン氏の信任投票となる可能性が高まったが、当選すれば2期12年、2024年までの長期政権も可能となる。

 一方、プーチン政権長期化について専門家の間では、旧ソ連時代の1970年代から1980年代初めにみられた経済と政治の停滞につながる可能性があるとの声も聞かれる。エリツィン基金のYevgeny Volk副所長は、プーチン氏の出馬表明を「ロシアの政治エリート層の停滞が進みつつある兆し」だと述べた。

 また、一部のエコノミストは、プーチン氏の大統領復帰により、ロシアが年金改革や天然資源への依存度軽減など、必要とされる改革を行う可能性は低くなったと指摘している。

3084チバQ:2011/09/25(日) 10:10:23
http://news.google.co.jp/nwshp?sourceid=navclient&amp;ie=UTF-8&amp;hl=ja
露大統領選 権力闘争に敗れたメドベージェフ氏 佐藤優
2011.9.25 06:45 (1/2ページ)
 ロシアのプーチン首相の大統領選出馬が決まった背景には、メドベージェフ大統領の力不足、このままでは国家が崩壊するというプーチン首相と官僚、国会議員ら政治エリートの強い危機意識があった。メドベージェフ氏は再選への強い意欲を持っていたが、日本や中国をめぐるプーチン氏との戦略の違いから、大統領職を辞さなくてはならない“包囲網”を敷かれてしまっていた。

 プーチン氏は中国をアジア最大の脅威と見なし、それに対抗するため日本との関係を重視していた。しかしメドベージェフ氏が対日関係悪化を招き、日本というカードを使えない状況を生み出してしまっていた。

 メドベージェフ氏の最大の失敗は対北朝鮮外交だ。メドベージェフ氏は北朝鮮との関係改善で国際社会での地位向上を目指す戦略を打ち出したが、プーチン氏は北朝鮮が日本との間で拉致問題を抱えている事実を強く認識していた。さらに大統領は天然ガスを韓国、北朝鮮に送る方針を示したが、これはガスの対日輸出が細ることを意味する。今回、北朝鮮の金正日総書記はモスクワを訪問しなかったが、これはプーチン氏側が金総書記の公式訪問という形を取らせなかったためだ。

 またメドベージェフ氏はロシアのナショナリズムをあおるため北方領土を訪問し、領土交渉は完全にゼロの状態に陥った。プーチン氏は(平和条約締結後の歯舞、色丹両島の日本への引き渡しを定めた)「56年宣言」をロシアにとって「義務的なもの」と認識しており、この点でも2人の戦略は大きく異なる。

 ただ、プーチン氏が親日家だというわけではない。中国に対抗するために日本が大事だという、乾いた力の外交の考えを持っているということだ。

 プーチン氏が大統領となれば、日本との関係ではまず北方領土問題が動き始めるだろう。交渉は大変で、ロシアが四島をすぐに返すということは考えられないが、日本人の感情を逆なでするやり方はないだろう。また日本へのガス輸出でも、対中牽制(けんせい)という意味合いから日本に優先的に送ると考えられる。

 ただ、プーチン氏はタフ・ネゴシエーターだ。それに向き合うだけの外交的な基礎体力が日本側にあるだろうか。野田佳彦首相は外交に弱いという側面が否めず、ロシアに“してやられる”可能性は少なくない。(談)





【プロフィル】佐藤優

 さとう・まさる 昭和60年外務省入省。63年から平成7年までロシアの日本大使館勤務、10年に国際情報局分析第1課主任分析官。21年7月失職。主な著書に「国家の自縛」など。

3085チバQ:2011/09/25(日) 10:13:43
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110924-OYT1T00705.htm
パレスチナ国連加盟申請、日本は賛否表明せず
中東
 玄葉外相は24日、パレスチナ自治政府による国連加盟申請を受け、米露などがパレスチナとイスラエルの直接交渉を呼びかけたことを「強く支持する」との談話を発表した。


 日本政府は「パレスチナ国家建設への悲願は理解するが、2国家共存を直接交渉で実現するのが大原則だ」(外務省幹部)として、現段階では加盟申請に対する明確な賛否表明を行わない方針だ。

 パレスチナの国連加盟を巡っては、米国が強く反対している。加盟申請は国連安全保障理事会で協議されるため、安保理メンバーではない日本は態度を明らかにする必要はない。ただ、パレスチナ側が今後、類似の国連総会決議を提出した場合には、日本も投票行動の決定を迫られる。

(2011年9月24日22時22分 読売新聞)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011092502000030.html
国連加盟申請「適切な外交闘争」 アッバス議長側近
2011年9月25日 朝刊

 【ラマラ(パレスチナ自治区ヨルダン川西岸)=今村実】パレスチナ自治政府のアッバス議長のアドバイザーを務めるサブリ・サイダム氏が二十三日、本紙の取材に応じ、国連への加盟申請について「(独立に向けた)威厳ある外交上の戦いを選択した」などと強調した。一方、自治区のガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは否定的で、両者に温度差がある。

 国連への加盟申請は米国の仲介で頓挫したイスラエルとの直接交渉に一定の見切りをつけ、国際社会を巻き込んで事実上の国家承認を求める戦略だ。

 サイダム氏は「イスラエルは入植を続け、将来のパレスチナ国家の土地と経済を侵食してきた。真剣に政治解決を望むなら、なぜやめないのか」と指摘。「われわれはイスラエルを刺激するつもりはなく、適切で堂々とした手段を選択した」と背景を説明した。

 安全保障理事会での米国の拒否権行使が見込まれる中、オブザーバー資格を現行の「組織」から「非加盟国」に格上げを目指す次善の策も取り沙汰されている。サイダム氏は「あくまで加盟を目指しており、望ましいと思えない」としつつ、格上げに総会で必要な過半数の加盟国の支持獲得は「問題ない」と自信を見せた。

 日本政府に対しては「あまりに長い紛争で多くの命が奪われた。われわれが今回選んだのはクリーンな外交的手法であり、支持をためらわないでほしい」と理解を求めた。

 一方、パレスチナ自治政府側と統一政府を模索しているハマスの報道官は「アッバス議長は、無意味で政治的な冒険といえる手段(国連への加盟申請)よりも、今はパレスチナ各勢力の調整に集中すべきだ」と述べ、否定的な見解を示した。

 地元のメディア関係者によると、ガザの市民には加盟申請に賛否両論がある。ヨルダン川西岸では二十三日、加盟支持の大規模な集会が開かれたが、ガザでは混乱を防ぐため支持・反対集会とも許可されなかったという。

3086チバQ:2011/09/25(日) 11:01:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110925-00000075-san-int
プーチン氏再登板 強権外交復活を警戒 欧州、資源めぐり
産経新聞 9月25日(日)7時55分配信

 【ロンドン=木村正人】ロシアのプーチン首相が大統領に返り咲く見通しになったことで、旧ソ連圏の東欧を抱える欧州では、欧米流の民主主義体制とは一線を画した特異な双頭政治の継続に警戒感もある。

 欧州連合(EU)加盟国では、天然ガスなどロシアの資源を必要としている国が少なくない。このためプーチン氏による強権的な資源外交が復活するのでは−との懸念が少なくない。

 英国とロシアとの間にも、プーチン前大統領時代の2006年11月に、プーチン氏に批判的だった元ロシア情報機関員がロンドンで暗殺された事件がトゲとして残っている。

 こうした中、キャメロン英首相は今月、英首相として6年ぶりにロシアを訪れ、メドベージェフ大統領、プーチン首相と会談するなど、関係改善に乗り出したところだ。

 前駐露英国大使のブレントン氏は「メドベージェフ体制下でもプーチン氏が影響力を持っていたので大きな変化はない」と指摘するとともに、「プーチン氏の目的はロシアの国際的な地位を向上させることだ。そのためには経済や技術面で欧州の協力は欠かせないだろう」との見方を示している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110925-00000062-san-int
プーチン氏、再登板へ “たらい回し”で改革停滞
産経新聞 9月25日(日)7時56分配信

 「プーチン、メドベージェフ両氏の関係は日本で言う『先輩と後輩』だ。メドベージェフ氏が1期だけで先輩に席を譲っても決して恥ではない」。日本文化にも通じる露高官はこう語り、プーチン氏の大統領復職をかねて予測していた。

 だが、この特異な権力の“たらい回し”はプーチン時代の超長期化という重い現実を意味する。有識層には旧ソ連・ブレジネフ期(1964〜82年)を指す「停滞の時代」に現在をなぞらえる人が増えており、経済・社会の停滞懸念はさらに現実味を帯びよう。

 プーチン氏自身、この危険性を頭では理解しているとされ、2008年に政権内のリベラル派とされたメドベージェフ氏を大統領選の後継候補に指名したのもこのためだ。プーチン氏は24日の党大会で、メドベージェフ氏が最優先課題に掲げた経済「近代化」路線を継続するとも宣言した。

 ただ、プーチン前大統領時代の8年間に政権内ではシロビキ(軍や治安・特務系機関出身者)と呼ばれる守旧派が台頭し、官僚機構の肥大化と政治・経済の国家統制が進行。反政権派は「プーチン氏は自らが築いた体制の虜(とりこ)になっている」とし、プーチン体制下での抜本的改革は困難とみる。

 メドベージェフ氏が保守的なプーチン氏を批判、2期目続投を狙う動きを強めたこともあったが、主導権は巨大与党やシロビキといった権力基盤を握るプーチン氏にあり続けた。

 中東・北アフリカでは民主化運動の高まりで長期独裁政権が相次いで倒壊し、一連の動きは「アラブの春」と呼ばれる。ある有力社会学者は「ロシアで大規模な抗議行動が起きる兆候は今のところないが、中長期的に中東と同様の社会的暴発が起きる危険性は十分ある」と警告している。(遠藤良介)

3087チバQ:2011/09/25(日) 18:45:14
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/09/post-2273.php
クルド問題
アラブの手本に成り切れないトルコ
Amid Middle East Protests, Stakes are High as Turkey Confronts Kurds

イスラム教と民主主義を両立させている中東の「優等生」トルコだが、少数派クルド人は到底満足していない

2011年09月22日(木)17時03分
ニコル・ソベキ
[2011年8月31日号掲載]

 アラブ諸国で民衆蜂起が相次ぐなか、完全にではないにせよ、イスラム教と民主主義が「折り合いをつけている国」としてトルコが注目を浴びている。

 エルドアン首相は自ら率いる公正発展党(AKP)の民主主義的な実績をアピールしつつ、近隣のイスラム諸国に「国民の声に耳を傾けよ」と促している。だが国内では、少数派のクルド人による暴動の拡大と改革の要求に頭を痛めているのが実情だ。

 南東部では、クルド人の若者と警察が日常的に衝突している。非合法化された武装組織「クルド労働者党(PKK)」と軍の争いも激しさを増しており、今年に入って100人以上が死亡している。

 事態打開の鍵を握るのは、憲法の改正計画だ。軍事クーデター後の82年に制定された現行憲法は長年、改革の障害と見なされてきた。その改正はクルド人にとって政治的、社会的、文化的に平等な権利を手にするチャンスを意味する。

 王立国際問題研究所(ロンドン)のファディ・ハクラは、「クルド問題をめぐる政策の主導権は、軍ではなく政府が担うべきだ」と指摘している。

(GlobalPost.com特約)

3088チバQ:2011/09/25(日) 18:45:53
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/09/post-2271.php
イラン
未成年の公開処刑で問われる人権感覚
Iran Hangs Teenager

スパイ罪のアメリカ人2人を釈放した日に17歳を公開処刑。国際協定違反と人権団体は猛反発

2011年09月22日(木)13時01分

 イランで9月21日、人気スポーツ選手を殺害した罪で、10代のアリレザ・モラソルタニが公開処刑された。

 イラン国営通信(IRNA)によれば、首都テヘランの西にあるカラジの犯行現場には、処刑を見るために多くの群衆が集まった。そこで17歳のモラソルタニの絞首刑が執行された。

 当局は7月にルホラ・ダダシを刺殺したとしてモラソルタニに有罪判決を下し、彼は8月に死刑判決を受けた。

 人権擁護団体アムネスティ・インターナショナルは当局に処刑を中止するよう求めていた。同団体はモラソルタニの行為が交通事故をめぐる喧嘩での正当防衛だったと言う。

「未成年の犯則者を処刑するのは、イランが署名している国際協定で厳しく禁じられている」と、同団体のハッシバ・ハジ・サラウィはAFP通信に語っている。

 検察側は、太陽暦に従えばモラソルタニは18歳に達しており、処刑の対象になる年齢だと主張している。

 イランでは今年、203件の処刑が行われ、人権団体からの非難が続いている。

 一方で、イランは21日に、国内で逮捕されスパイ罪で有罪判決を受けていたアメリカ人、シェーン・バウアーとジョシュ・ファタルの2人を釈放した。

 アメリカの高官がCNNに語ったところでは、2人は釈放後直ぐにオマーン政府高官に身柄を引き渡された。2人の家族はオマーンにおり、アメリカに送還される前に健康診断を受けることになっているという。

(GlobalPost.com特約)

3089チバQ:2011/09/25(日) 18:49:56
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/09/post-2261.php
スーダン「通貨戦争」が招く新たな対立
Another Sudan, Another New Currency

スーダンの新紙幣発行は、独立したばかりの南スーダンの旧紙幣を紙くずにする経済の宣戦布告?

2011年09月14日(水)12時52分
トリスタン・マコネル
[2011年8月10日号掲載]

 独立したばかりの南スーダンとスーダンの間で通貨戦争が勃発している。先月中旬に「南スーダン・ポンド」を流通させ始めた南スーダンに対抗し、スーダンが先週新紙幣を発行した。

 南スーダン政府の高官パガン・アマムは、南部の独立直後に北部が新紙幣を発行するのは協定違反だと主張。約7億ドル分の旧紙幣が紙くずと化すという。貧困にあえぐ南スーダンにとっては大打撃だ。

 アマムは、新紙幣の発行は「経済戦争を引き起こしかねない敵対的な行動だ」と、スーダンに強く警告した。

 この事態を受けて、スーダン中央銀行のバドラル・ディン・マフムード副総裁は緊張状態の打開に乗り出した。「スーダン経済を守るべく、あらゆる予防措置を取る。南スーダンに残っている旧紙幣に関しては、南北双方が納得のいく合意に至ることを期待する」と語った。

 だがアマムは、スーダン政府が南スーダンに対し、北側の石油パイプラインの使用料に関して、1バレル当たり約23ドル(石油価格の5分の1相当)を求めていることにも激怒。彼に言わせればスーダンは「強盗」同然だ。

(GlobalPost.com特約)

3090チバQ:2011/09/25(日) 19:30:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110925-00000039-jij-int
新政権誕生の公算=政治空白終結へ加速―ベルギー
時事通信 9月25日(日)14時48分配信

 【ブリュッセル時事】ベルギー新政権樹立に向けた連立協議で、同国の主要8政党は24日、中央から地方への財源移譲など国家制度改革案の柱で基本合意に達した。最大の懸案の首都ブリュッセル近郊の選挙区割り問題に続く妥結で、1年3カ月余にわたり政治空白が続いてきた同国で連立合意が実現し、新政権が誕生する公算が大きくなった。
 同国は昨年6月の総選挙以降、北部オランダ語圏(フランドル地域)と南部フランス語圏(ワロン地域)の対立を主因に連立協議が難航。今年3月には、選挙から政権樹立までの「世界最長日数」でイラクの記録を更新する不名誉を喫した。
 協議はなお懸案を残すが、このまま成功すれば、交渉を主導しているワロン系社会党のエリオ・ディルポ党首(60)を首班とする連立内閣が発足する見込み。同党首は同性愛者であることを公にし、赤いちょうネクタイがトレードマークだ。

3091チバQ:2011/09/25(日) 20:01:43
http://www.afpbb.com/article/politics/2830387/7824824?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=photo_topics
大統領選候補者にプーチン氏、ロシア与党
2011年09月25日 11:18 発信地:モスクワ/ロシア

【9月24日 AFP】(写真追加)ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領は24日、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相が2012年の大統領選挙に与党・統一ロシア(United Russia)の候補者として立候補すべきだと述べた。

 メドベージェフ氏は前日から開かれていた統一ロシアの党大会で、2012年3月の大統領選後、自らは政府で「実務的な仕事」をする用意があると述べ、「プーチン大統領」の下で首相を務める意向であることを示唆した。

■メドベージェフ氏は比例名簿第1位

 一方のプーチン氏が、メドベージェフ氏との間でロシアにおける2人の役割について「かなり以前から」合意があったと語ると、会場から大喝采が起きた。さらにプーチン氏は、比例代表制で選出される12月4日の下院選の名簿の第1位にメドベージェフ氏を掲載すると発表した。

 密室でシナリオが書かれたとの批判に対してメドベージェフ氏は、「我々が党大会で明らかにした決断は熟慮の末に下したものだ。愛する祖国ロシアは、自由で品行正しい責任ある人々に委ねられなければならない。我々の決断はそれに沿うものだと、私は確信している」と述べた。

 統一ロシア党大会の1日目はクレムリン(Kremlin)に近い会議場で開かれたが、2日目は大型多目的競技場ルジニキ・スタジアム(Luzhniki Stadium)で開かれ、メドベージェフ氏とプーチン氏は来場した数千人を前に発表を行った。(c)AFP/Stuart Williams and Anna Smolchenko


http://www.afpbb.com/article/politics/2830413/7829927?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
ロシア財務相、「メドベージェフ氏が首相就任なら辞任」
2011年09月25日 16:29 発信地:モスクワ/ロシア

【9月25日 AFP】(一部更新)ロシアのアレクセイ・クドリン(Alexei Kudrin)財務相は25日、2012年の「ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領」体制のもとで、ドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)現大統領が首相に就任するのであれば、新政権には加わらない考えを示した。ロシアの通信各社が報じた。

 長期にわたって財務相を務めてきたクドリン氏は、「新政権に加わった自分を思い描くことができない。誰からもオファーが無かったということだけではない。私の持つ相違点が、私の政権参加を妨げるだろうと考えている」と語った。

 メドベージェフ大統領は24日、2012年大統領選でプーチン首相に大統領職を明け渡し、自らは首相に就く方針を発表。2000年以降ロシアの財務相を務めてきたクドリン氏は、この方針に反対を表明したこれまでで最上級の政府高官となった。

 クドリン財務相は、閣内で最もリベラルな声とみられており、2月には経済改革の実施に向けた負託を得られるのは「誠実な」選挙のみだと主張し、同僚たちの不興を買っていた。

 現在は主要20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議のため米ワシントンD.C.(Washington D.C.)を訪問中。同氏は、ごく短く、メドベージェフ内閣に加わることを「無条件に拒否」したと語った。

 また、クドリン財務相は、「経済政策でメドベージェフ氏と多くの相違」があったことを初めて明かした。クドリン氏は緊縮財政派であることが広く知られているが、相違点には、年金から武器購入までを含む軍事費の増加が関係したという。

「これは予算と経済のリスク増を生む。財政赤字を削減できなくなる」とクドリン氏は語り、そのような高額の出費はロシアの原油輸出依存を持続させるため、原油価格が下落したときに経済が混乱してしまうと指摘した。

 24日のメドベージェフ氏による歴史的な発表後には、メドベージェフ氏の首席経済アドバイザーであるアルカジー・ドゥボルコビッチ(Arkady Dvorkovich)補佐官も異議をとなえ、ツイッター(Twitter)で「喜ぶべきことはない」と述べ、「スポーツチャンネルに切り替えるのにちょうどよいタイミングだ」と語っていた。(c)AFP

3092チバQ:2011/09/26(月) 19:43:38
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110926-OYT1T00912.htm
仏上院選、左派勢力が初の過半数議席を獲得

 【パリ=三井美奈】フランスの上院選挙が25日、投開票され、最大野党・社会党を中心とする左派勢力が、1958年の第5共和制開始以来初めて、議席の過半数を獲得した。

 来年の大統領選で再選を目指すサルコジ大統領にとっては大きな打撃となった。

 上院定数は348で、今回の改選議席は170。左派の議席は非改選分と合わせて177となった。国民議会(下院)は、保守系与党・民衆運動連合(UMP)が過半数を占めている。

 仏上院選挙は、下院議員や地方議員、自治体の代表らで構成する選挙人団による間接選挙。任期は6年。

(2011年9月26日18時02分 読売新聞)

3093チバQ:2011/09/26(月) 19:44:08
http://mainichi.jp/select/today/news/20110927k0000m030007000c.html
ロシア:財務相、次期入閣を拒否 首相ポスト争い不協和音
2011年9月26日 17時25分

 【モスクワ田中洋之】ロシアのクドリン財務相は25日、プーチン首相の大統領返り咲きに伴いメドベージェフ大統領が首相になった場合、内閣に加わらない考えを示した。クドリン氏はプーチン氏に近く、プーチン氏が大統領に就任した00年から財務相を務める。クドリン氏は次期首相に意欲があるといわれ、同じリベラル派と目されるメドベージェフ氏との間で首相ポストを争う事態を予想する声も出ている。

 緊縮財政派で知られるクドリン氏は、軍事費増加を支持するメドベージェフ大統領と政策面で「相違点」があり、「新内閣にとどまることは考えられない」と述べた。

 また、メドベージェフ大統領の側近であるドボルコビッチ補佐官(経済担当)が、与党「統一ロシア」党大会でプーチン氏の次期大統領選出馬が決まった24日、簡易ブログ「ツイッター」で「喜ばしいことはない」「(党大会が開かれたスポーツ施設で)ホッケーをするほうがましだ」と書き込んでいたことが判明。メドベージェフ氏の再選出馬断念に失望感を表した格好だ。

3094チバQ:2011/09/26(月) 19:45:11
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/09/26/20110926ddm002030095000c.html
ロシア:プーチン氏、大統領復帰へ 長期政権の野望 強権統治の再来、懸念も
 <分析>

 ◇メドベージェフ氏との「双頭体制」見限る?
 ロシアの次期大統領にプーチン首相(58)の復帰が確実となった。プーチン氏は24日の演説で「今後5年間で世界トップ5の経済大国に入る」と表明するなど、最高ポストへの返り咲きに意欲満々だ。来年3月の大統領選で当選し、6年後に再選されれば今後2期12年の長期にわたってロシアの国家元首として君臨できる。プーチン氏はどんな「野望」を抱いているのか。欧米諸国や日本も注目している。【モスクワ田中洋之、ワシントン白戸圭一、ロンドン笠原敏彦】

 モスクワで24日あった政権与党「統一ロシア」の党大会では、メドベージェフ大統領(46)がプーチン氏に最高権力を返上する「大政奉還」が演出された。会場のスポーツ施設では1万人を超える党員らが総立ちで拍手を送り、その模様は全国にテレビ中継された。

 プーチン氏はメドベージェフ氏を次期首相にする方針で、2人で政権を担う「双頭体制」が続く形だが、実際はプーチン氏の単独統治に戻ることになる。メドベージェフ大統領は経済近代化や汚職対策に取り組んだものの目立った成果はなかった。このためプーチン氏が「双頭体制」を見限り、自ら国家を運営する決意を固めたとの見方がある。

 大統領は軍最高司令官を兼ね、首相任命や全閣僚解任など絶大な権力を持つ。これまでプーチン首相は憲法上、ナンバー2だったが、大統領に復帰すれば名実ともに国のトップとなる。プーチン氏が大統領をさらに12年続ければ、前回(00〜08年)を含めて通算20年の長期政権となり、「停滞の時代」とされる旧ソ連のブレジネフ政権(1964〜82年)を上回る。

 ロシアでは今後、12年に極東ウラジオストクでアジア太平洋経済協力会議(APEC)、14年にソチ冬季五輪が予定され、プーチン氏が国際行事のホスト役を務めることになる。またプーチン氏は「政治的安定がなければ経済成長や市民福祉向上を保障できない」(24日の党大会演説)と、引き続き国内安定を最優先にする考えだ。

 中村逸郎・筑波大大学院教授は「プーチン氏の大統領復帰は、ロシアで『双頭体制』が求心力を生まず、失敗だったことを示すものだ。1人の支配者に権力を集中させる帝政以来のロシア本来の姿に戻ることになる。ただ国民の間には閉塞(へいそく)感がまん延しており、新たなプーチン像をつくらないと長持ちしない。プーチン氏はナショナリズムやロシア正教を利用して自身の『神格化』を目指すのではないか」とみる。

 ソ連崩壊後の混乱を鎮め秩序を回復させたとして評価されるプーチン氏は一方で、地方首長の公選制を廃止し事実上の任命制を導入するなど「民主化の後退」と受け止められる措置も目立った。このため国内の民主派や欧米には強権統治の再来を懸念する声がある。

 また石油価格高騰の追い風で経済回復を達成した前回と違い、今は世界経済危機の影響で成長率が鈍化し、通貨ルーブルの下落や資本流出が続く。再登板後も難しいかじ取りを迫られそうだ。

3095チバQ:2011/09/26(月) 19:45:30
 ◇米国、関係再構築を継続へ
 米国家安全保障会議のビーター報道官は24日、米メディアなどの取材に「だれが次のロシアの大統領になろうと、我々は米露関係の『リセット』を続けていく」と述べ、プーチン氏が大統領に返り咲いた場合でも、現状通り対露関係の再構築に力を注ぐ考えを示した。

 オバマ米大統領はロシアのメドベージェフ大統領との間で、プーチン大統領時代に悪化した米露関係の再構築を進めてきた。このため米側は当面、プーチン氏の発言やロシア国内の権力闘争の行方を注視し、プーチン氏が大統領に返り咲いた場合の強硬路線復活に備える構えだ。

 プーチン氏は大統領時代、ブッシュ前米政権が東欧で進めていたミサイル防衛構想に強く反発。ロシア・グルジア間の紛争で米政府がグルジアに肩入れしたこともあり、米露関係は悪化した。一方、オバマ政権はメドベージェフ政権を相手にミサイル防衛構想を見直し、昨年4月には失効した第1次戦略兵器削減条約(START1)に代わる新START条約に調印するなど関係改善を進めてきた。

 再選を目指す来年の大統領選を控え、国内外の不安定要素を減らしたいオバマ大統領にとって現在の米露関係の安定は「財産」となっており、ビーター報道官は「関係の進展は米国、ロシア、世界の利益につながると信じる」と強調した。

 一方、欧州諸国はプーチン氏の再登板が現実になれば、その外交姿勢や国内民主化問題などで懸念や警戒感を強めそうだ。

 英テレビ・スカイニュース(電子版)は、プーチン氏の出馬表明を報じる中で「彼の西側諸国への軽蔑は時に露骨だ。彼の優先事項はロシアが失った超大国の地位を取り戻すことだ」と指摘した。

 また、人権外交を掲げる欧州にとっては、プーチン氏の内政面での人権・民主化問題への対応も懸念材料だ。

 ◇日本、領土問題への姿勢注視
 日本政府は、メドベージェフ大統領が近年進めてきた北方領土問題での強硬姿勢などが、プーチン氏の復帰後も引き継がれるかどうかを注視している。

 メドベージェフ氏は昨年11月、ソ連時代を含め、ロシアの国家指導者として初めて北方領土の国後島を訪問。その後も閣僚らに北方領土を訪問させるなど、現地での経済開発と絡めて実効支配を強めている。今月上旬にはロシア空軍の爆撃機が日本周辺空域を周回した。

 プーチン氏は大統領時代、当時の森喜朗首相と親交が深かった。森首相時代の01年に発表された「イルクーツク声明」は、歯舞、色丹の2島返還を記した56年の日ソ共同宣言を「出発点」と確認した上で、国後、択捉両島も合わせた4島の帰属問題を解決して平和条約を締結すべきだとした。日本政府関係者の間では「過去の日露(ソ)間で最も成果のある文書」とされる。

 ただ、プーチン氏が当時のような姿勢をとるかは不透明だ。

 日本側は「2島先行返還論」を主導した鈴木宗男氏が田中真紀子外相(当時)との対立の末に失脚。混乱の末、4島返還論に事実上一本化された。一方、ロシアは経済が上向き、日本からの経済協力を当て込む必要性が薄れた。

 2島返還での決着に興味を示していたとされるプーチン氏は、4島返還を求める日本の姿勢に、領土交渉への熱を失い、厳しい対応を取り始めた。また、メドベージェフ氏の強硬路線に、プーチン氏の意向が反映されていないとは言い切れない。

 外務省幹部は「以前大統領をやっていた時と環境が違う」と話している。【西田進一郎】

毎日新聞 2011年9月26日 東京朝刊

3096チバQ:2011/09/26(月) 19:45:58
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/09/26/20110926ddm007030179000c.html
ウクライナ:ロシア離れ鮮明 ガス価格めぐり対立再燃
 【モスクワ大前仁】ロシアとウクライナの天然ガス価格をめぐる対立が再燃し、ウクライナで新政権が誕生した昨年2月から進んできた両国の関係改善に陰りが見え始めた。ウクライナのヤヌコビッチ大統領は就任当初は「親露派」とみられていたが、最近はロシアとの均衡を図る狙いで欧米との関係強化に動き出している。来年ロシアの大統領に返り咲くことが確実になったプーチン首相が、隣国ウクライナの「ロシア離れ」の動きにどう対応していくかも注目されそうだ。

 ヤヌコビッチ大統領は24日、モスクワ近郊でロシアのメドベージェフ大統領、プーチン首相と続けて会談し、天然ガス輸入価格について協議した。ロシア政府は「一定の合意に達した」と説明し、25日にはロシア政府系天然ガス企業ガスプロムのミレル社長とウクライナのボイコ・エネルギー石炭産業相が具体策を交渉した。ただしウクライナが求める輸入価格の値下げや、ロシアからウクライナ経由で欧州へ延びるパイプライン使用料の値上げで、どの程度まで歩み寄ったのかは明らかにされていない。

 ウクライナは09年、欧州水準の価格に同意したが、昨年発足したヤヌコビッチ政権は、ロシア海軍の自国への駐留延長を受け入れる代償として、価格を3割引きする修正を勝ち取った。さらに今回は09年合意の全面的見直しを主張し、ロシアが応じなければ、ストックホルム商業会議所仲裁裁判所へ提訴する意向も示している。

 ヤヌコビッチ大統領が値下げを求める背景には、09年の合意を取りまとめた「政敵」のティモシェンコ前首相を失脚させる狙いがあるようだ。すでにウクライナの司法当局は、「自国に不利な合意を主導し、経済損失を与えた」として前首相を起訴。政権はロシアとの間で合意を撤回し、前首相の「非合法性」を決定づけたい考えとみられる。

 親露派とみられていたヤヌコビッチ大統領は先月、米紙ウォールストリート・ジャーナルに「ウクライナの未来は欧州連合(EU)と共にある」と題する記事を寄稿。欧州側も北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長が21日、国連総会の開かれているニューヨークでヤヌコビッチ大統領と会談し、対海賊作戦への参加を呼びかけるなど、協力強化を模索している。

 メドベージェフ大統領は、ロシアがカザフスタン、ベラルーシと構成する「関税同盟」にウクライナが参加するならガス輸出価格の値下げを考慮する考えを表明しているが、ウクライナ側は応じる姿勢を見せていない。

毎日新聞 2011年9月26日 東京朝刊

3097チバQ:2011/09/26(月) 19:47:46
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110922dde012040014000c.html
特集ワイド:アラブの春 即「民主化」ではない
 ◇強権で得ていた安定崩れ イスラム原理主義台頭の余地
 昨年末から中東各地に広がった民主化要求運動は、先月、42年続いたリビアのカダフィ政権も崩壊させた。「アラブの春」と呼ばれる一連の動きは、それぞれの国に何をもたらし、どこへ行き着くのか。専門家に聞いた。【井田純】

 ◇リビア 部族統治、経済に不安要素/エジプト 動向、他国に大きく影響
 一連の政変は昨年12月、チュニジアに始まった。警察の横暴に抗議した市民の焼身自殺が、大規模な反政府行動に発展。23年の長期政権を維持してきたベンアリ大統領を退陣に追い込み、2月にはアラブ最大の国家・エジプトに飛び火してムバラク政権を倒した。両国の間に位置するリビアでは、欧米の後押しを受けた勢力が先月、アフリカ大陸最長の独裁を続けたカダフィ大佐らを首都トリポリから追いやった。このほか、シリア、イエメンでは今も反政府勢力と治安部隊との激しい衝突が続いている。

    ■

 独裁政権が倒された2大国、エジプト、リビアの現状はどうか。

 カダフィ政権の退場からようやく1カ月のリビア。国民評議会の内部対立から暫定政府発足が難航しているうえ、まだ各地でカダフィ派との武力衝突が続く。

 「欧米が考えているような民主国家ができるかというと、極めて疑問です」。リビア留学経験もある東京財団の佐々木良昭・上席研究員は話す。佐々木さんが指摘するポイントのひとつが、リビア国内に百数十存在するという部族問題。「カダフィがこれを掌握してこられたのは、石油によって得られる国家の富をある程度公平に分配してきたこと、ジャマヒリヤ方式という独自の統治スタイルで一定の地方自治を許容してきたからです。彼の独特のキャラクターも手伝っていた」


19日、カダフィ派の拠点シルトに向かう反カダフィ派部隊=ロイター 今回の内戦のダメージで、石油産出量が以前のレベルに回復するまでに少なくとも3年はかかる、と佐々木さんは分析する。さらに、今回の政変を主導したといえる人物が存在しないことから、新たな国家を率いる魅力的な指導者に欠けているのも新政権の弱点だ。「トリポリ、ベンガジなど地中海沿岸の都市には、南部の地下水がパイプラインで供給されているが、現在もこの水源をカダフィ派が押さえている。戦闘で一部が破壊され、都市部の水不足は深刻で農業にも大きな影響が出ている」。こうした苦境に、一般国民がどれだけ我慢できるか。前政権のもとでは比較的経済的に恵まれていた国民だけに、「再爆発が起きる可能性すらある」と言うのだ。

3098チバQ:2011/09/26(月) 19:48:04
  ■

 混乱が簡単に収まりそうにないという点では、エジプトも同じだ。だが「エジプト人の間では、7、8年混乱が続くかもしれないが、いい方向に向かうだろう、という人が大半です」と話すのは、今月、約半年ぶりに現地に入った早稲田大学イスラーム地域研究機構の鈴木恵美准教授。「十分に機能しなかったとはいえ、エジプトでは政党を作り議会で議論を戦わせた経験という土台がある」

 エジプト人民議会(国会)選挙は11月21日から始まる予定だ。新議会では、エジプト民主化の象徴となったタハリール広場の民主化勢力が新生国家の担い手として登場するのだろうか。鈴木さんによると、民主化勢力はいずれも小規模で組織化されていない。「エジプト民主同盟という組織を結成しているが、それがひとつの政党になるのかどうかは何とも言えない状況」。現状で、組織化された政治勢力といえるのは、イスラム原理主義組織であるムスリム同胞団だけという。米同時多発テロの9・11から10年の節目となる今年、「アラブの春」による民主化が原理主義をもたらすとしたら皮肉な話だ。

 選挙に向けて民主化勢力が警戒しているのは、「アラブの春」の実りを同胞団にさらわれることと、ムバラク政権を支えた旧与党勢力が名前を変えて復活することの2点、と鈴木さんは指摘する。

 いずれにしても新政権では宗教色が強まりそうだが、エジプトが民主的で穏健なイスラム国家として再出発できるかどうかが、今後のアラブ世界の行方を左右する、と鈴木さんはみる。「エジプトはさまざまな知識人を輩出してきたし、人口も突出して多い。先に革命が起きたチュニジアも、政権が倒れかかっているシリアやイエメンの国民もエジプトを注視している。50年代初めにエジプトで起きた共和主義革命が十数年かけて中東各地に及んだように、エジプトが他の国に与える影響は大きい」

    ■

 「欧米が身勝手に考えている『アラブの春』というような状況ではない」。こんな厳しい見方を示すのは、静岡県立大の宮田律准教授。

 中東における民主体制確立の難しさについて、宮田さんはこんな例を挙げる。「イランでは、独裁的なパーレビ王政を革命で倒したが、政治的な混乱が起き、別の強権的な体制が生まれた。エジプトでも王政を打倒して、軍部が政権を握った。一方、フセイン後のイラクでは殺し合いが続いている。国民にとって望ましいかどうかは別ですが、強権的な政権の方が安定しているというのは現実です」。欧米の価値観に合うような政治体制に移行するのではなく、部族・宗派間対立による内戦、あるいはイスラム武装勢力によるテロの横行、そしてついには別の独裁的な体制−−こうした状況に至る可能性もある、と言うのだ。

 そもそも、こうした独裁体制が中東諸国に築かれたのはなぜか。「今回政権崩壊した3カ国の指導者はいずれも軍の出身。アラブでは、イスラエルの建国(1948年)以降、安全保障が重視され、軍が強い力を持つ条件があった」。軍部の指導者がクーデターなどで政権を奪取し、実力組織を背景に権力の座に居座るというのがアラブ世界の独裁長期化の構図だった。

 エジプトのシャラフ首相が対イスラエル政策の見直しを示唆するなど、アラブ・イスラエル関係も動き始めている。「(イスラエルと全面衝突はしない)シリアのアサド政権が崩壊すると、不安定化でどんな勢力が出てくるかわからず、イスラエルはさらに追い込まれる。政権が動揺している国、混乱している地域にはイスラム原理主義が勢力を伸ばす余地が生まれる」。欧米が介入することで大きな混乱を招いてきたのが中東世界の現実と宮田さんは指摘する。

 「春」といっても本当の民主化にはなお時間がかかりそうだ。

3099チバQ:2011/09/26(月) 19:49:51
http://mainichi.jp/select/wadai/archive/news/2011/09/20/20110920dde041040039000c.html
銀輪の死角:欧州の取り組み/1 マルメ(スウェーデン)
 ◇徹底的に車と分離
 自転車が都市交通の主役になり、事故も減らしている欧州の諸都市は、どのような取り組みをしているのか。10年前から毎年のように欧州の自転車事情を視察しているトヨタ自動車の亘理章(わたりあきら)IT・ITS企画部主査(63)をナビゲーターに、先進事例を紹介する。

     ◇

 「私が見た限り、欧州で一番、自転車に乗ってストレスがない街ですね。車を気にせず走れる」。そう亘理さんが語るのは、スウェーデン最南部に位置する同国第3の都市マルメだ。

 人口約28万、面積約335平方キロと、日本の中規模都市とよく似た同市の大きな特徴は自転車レーンの長さと広さ。中心部から自転車で30分以内は全域に整備され、08年時点の総延長は約410キロ。通常は幅2メートルの一方通行だが、対面通行だと1日通行量が5000台までは幅2・5メートル、7000台までは3メートル、7000台以上は最大で日本の一般国道の車線幅と同じ3・5メートルにもなる。

 中心部はくいなどで車が容易に通り抜けられないように制限しているのが二つ目の特徴だ。車は並行する広い道を迂回(うかい)する。三つ目は、自転車レーンや専用路が幹線道路と交わる場合、立体交差にしている点。自転車は幹線道路をくぐって安全に通過できる。

 マルメは中世から港湾都市として栄え、近年は造船業などの重工業が盛んだったが90年ごろ衰退。新たに「環境都市」を掲げ、00年ごろから「自転車のまち」を目指した。対岸にあるデンマークの首都コペンハーゲンと結ぶトンネルやオーレスン橋(瀬戸大橋と姉妹橋の道路鉄道共用橋)が00年に完成、自転車でマルメ中央駅に来て電車でコペンハーゲンに通勤する人が増えたことも背景にあった。

 市の考え方は「自転車の利用しやすさを重視し、徹底的に車と分離する」。駅前など自転車レーンを設置できない一部はバスやタクシーと道路を共有するが、それでも優先権は自転車にある。

 とはいえ、08年時点で市民の車利用率は、目的地まで5キロ未満で48%と半分近くあり、3キロ未満でも35%。それぞれ10%引き下げることが市の目標だ。市の担当者は毎日、自転車で市内を回って不便がないか調査しており「その権限は欧州諸都市の中でも強く、政策に色濃く反映されているのが驚きだ」と亘理さんはいう。=つづく

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 ◇亘理章氏略歴
 71年トヨタ自動車入社。03年から情報技術を利用した高度な道路交通システムの開発に取り組む部門を担当し、都市交通政策も研究。土木学会誌に自転車レーンの国内での設置基準私案を公表した。早稲田大客員研究員で、国土交通省の研究会委員も務めた。

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 情報やご意見、体験談をメール(t.shakaibu@mainichi.co.jp)、ファクス(03・3212・0635)、手紙(〒100−8051毎日新聞社会部「銀輪の死角」係)でお寄せください。

毎日新聞 2011年9月20日 東京夕刊

3100チバQ:2011/09/26(月) 19:50:14
http://mainichi.jp/select/wadai/archive/news/2011/09/21/20110921dde041040013000c.html
銀輪の死角:欧州の取り組み/2 フランクフルト(ドイツ)
 ◇車との共生定着
 自転車用通路と車道の立体交差や市街地への車の乗り入れ制限など、スウェーデン・マルメが自転車と車を徹底的に分離するのに対し、ドイツ・フランクフルトの特徴は「自転車と車の共生」だ。

 市内全道路約250キロのうち、高速道路などを除く9割以上で、車道を白線で区切った自転車レーンや専用通路が整備され、交差点の手前で進行方向によって2車線に分かれるレーンもある。


=いずれも亘理さん提供 車道を走るレーンについて、市道路交通局のトマス・フリーデ企画官はこう語る。「以前、イスラエルから交通政策の視察団が来て自転車で走ってもらったが、彼らは車道を自転車で走ることが怖くてすぐに降りてしまった。怖がるのは仕方ないと思うが、統計上は自転車が車道を走ると事故は起きにくい」

 企画官によると、事故の多くは車が右左折する際、自転車が視界に入らないため起きているが、自転車が車道を走ると車の運転手は自転車がよく見えるのだという。「ドイツでは、こうした統計に基づく判断で交通政策を進めているのです」

 レーンがないところでも、自転車が車と同じように右側走行していれば、車の方が避けるマナーが定着している。自転車の使い勝手を広げるため、地下鉄への持ち込みも朝の通勤時間帯などを除いて原則的に可能だ。09年に現地を訪れたトヨタ自動車の亘理章IT・ITS企画部主査は「自転車の交通政策が完成された街だった」と振り返る。

 市内の公園の一角には日本の自動車教習所を小さくしたような施設がある。子供用自転車が数十台あり、背の低い交通標識も設置。子供のための自転車練習場だ。ドイツは小学校低学年で地元の警察官らが自転車の交通ルールを教え、練習場で自転車に慣れたうえで公道に出る。

 最近はあまり見られなくなったが、子供が自転車に乗る際、後ろに顔ほどの大きさの三角の旗を立てる習慣もある。車から発見されやすい工夫という。

 フリーデ企画官は言う。「自転車の交通政策は(共生を進める)車と表裏一体。だからこそ、車との事故を防ぐ安全対策を充実させなければならない」=つづく

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毎日新聞 2011年9月21日 東京夕刊

3101チバQ:2011/09/26(月) 19:50:40
http://mainichi.jp/select/wadai/archive/news/2011/09/22/20110922dde041040002000c.html
銀輪の死角:欧州の取り組み/3 ロンドン(イギリス)
 ◇五輪に向け整備
 先進的な施策を試みながら課題も抱えるのがロンドンだ。

 昨年5月、ボリス・ジョンソン市長は「自転車革命」構想を発表した。狙いは、車の渋滞緩和や大気浄化による環境改善▽市民の健康増進▽地域経済活性化−−の三つ。主要施策として「自転車スーパーハイウエー」と呼ぶ自転車レーンの設置や、自転車専用信号機の新設、レンタサイクル施設=の整備などを次々と打ち出した。

 スーパーハイウエーは市中心部から周辺部へ放射状に延びる自転車レーンで、既に4本(全長約38キロ)が設置され、15年までに12本を完成させる予定。レンタサイクルは市内361カ所に約5000台配置し、スーパーハイウエー沿いなどに駐輪場を5000カ所新設した。五輪を開催する来年にはメーン会場がある市東部にも拡大して自転車の数を8000台まで増やし、駐輪場を市内全体で6万6000カ所まで整備する計画だ。

 市内の案内標識には目的地までの距離ではなく自転車での所要時間を記したものも目立つ。「車なら渋滞で時間がかかるが、自転車ならスムーズに到着できる」とPRするためだ。

 ただし、市街地では自転車レーンはまだまだ少なく、スーパーハイウエーも車と並走するため、車がコースに進入したり、駐車していたりする。自転車愛好家などからは「自転車専用路として車道から分離すべきだ」との批判の声もあがる。

 ロンドンはもともと車で通勤する人が多く、バスも発達。市民が自転車に関心を持ち始めたのはここ10年くらいとされる。今年6月に訪れたトヨタ自動車の亘理章IT・ITS企画部主査は市の熱意を感じる一方、「自転車政策は初期の段階」と感じたという。

 ジョンソン市長のスポークスマンも「世界の大都市の中で最善の自転車都市に向かっていると考えている」とコメントしたうえで、現状を冷静に受け止めていた。「課題が残るのも事実だ。特に、自転車利用者の安全をいかに確保していくかには、大きな注意を払っている」=つづく

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毎日新聞 2011年9月22日 東京夕刊

3102チバQ:2011/09/26(月) 19:51:12
http://mainichi.jp/select/wadai/archive/news/2011/09/24/20110924dde041040005000c.html
銀輪の死角:欧州の取り組み/4止 パリ(フランス)

自転車が通行できるパリのバスレーン=亘理章さん提供

パリの高架下の自転車専用路=亘理章さん提供 ◇古い街並みに工夫
 ロンドンと同様に00年代に入って本格的な自転車対策に取り組み始めたパリは古い街並みが多いため、さまざまな工夫がみられる。

 「華の都」と呼ばれるパリ市中心部には19世紀に整備された細い路地が多い。事故を避けるため、車の速度を時速30キロ以下に抑える「ゾーン30」を積極的に導入し、現在は市内70カ所で規制がかけられている。ベルトラン・ドラノエ市長は今後も学校周辺や商業地域で増やしていく方針で、市関係者は「将来的にパリ市全域がゾーン30になってもおかしくはない」と語る。

 目立つのは、街中の道路の至るところに白くペイントされた自転車マークだ。自転車レーンにはもちろん、交差点にも矢印と一緒に描かれている。自転車が走る場所を示すとともに、車にも常に自転車を意識させる狙いがあるのだという。自転車レーン自体の整備も進み、00年の200キロから08年に371キロ、10年半ばには440キロまで伸びた。

 さらに、全てのバスレーンで自転車の走行を可能とした。これに伴う安全確保のため、従来3・8メートルだったバスレーンの幅を4・5メートルまで広げる方向だ。また、鉄道の高架下にも自転車専用路を設置。さまざまな空間を生かして、自転車が安心して走れる道のネットワーク化を図っている。

 パリの自転車環境向上には、市のレンタサイクル事業「ベリブ」の存在が大きい。渋滞解消と環境対策を目的に、世界の主要都市で初めての大規模事業として07年7月にスタート。今年6月時点で約1800カ所の拠点に2万台以上の自転車が用意されている。市民や観光客が専用カードを作れば自由に乗れ、どの駐輪場で返しても構わない。利用者は最高で1日12万人に上り、今やパリの名物だ。

 「ベリブを象徴に、市のやる気が感じられる」。今年6月にパリを訪れたトヨタ自動車の亘理章IT・ITS企画部主査は、08年の視察時に比べ、自転車事情の進化ぶりに目を見張った。

 自転車政策に積極的に取り組む欧州諸都市に、日本が学ぶべきことは多い。=おわり

     ◆

 この連載はパリ福原直樹、ロンドン笠原敏彦、ベルリン篠田航一、馬場直子、北村和巳が担当しました。

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毎日新聞 2011年9月24日 東京夕刊

3103チバQ:2011/09/26(月) 21:50:49
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00208324.html
サウジアラビア・アブドラ国王、次の地方議会選で女性の参政権を初めて認める方針表明

イスラム教の戒律によって、女性の権利が大きく制限されているサウジアラビアで25日、アブドラ国王が演説し、次の地方議会選挙で、女性の参政権を初めて認める方針を表明した。
アブドラ国王は演説で、4年後に予定されている地方議会選挙から、女性の投票や立候補を認めると表明した。
また、立法権がない議会にあたる諮問評議会への女性の参加も認めると述べた。
自動車の運転の禁止など、女性の権利が大きく制限されているサウジアラビアでは、中東の民主化運動「アラブの春」に触発されて、女性の権利拡大を求める運動が活発化している。
(09/26 12:37)

3104チバQ:2011/09/26(月) 21:53:46
http://www.afpbb.com/article/politics/2830627/7833971?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
仏上院選、左派連合が歴史的勝利 サルコジ大統領再選に赤信号
2011年09月26日 11:02 発信地:パリ/フランス

【9月26日 AFP】25日に投開票が行われたフランス上院選挙は、最大野党の社会党(Socialist Party)を中心とする左派連合が歴史的勝利を収めた。

 社会党とフランス共産党、緑の党の左派連合は、仏史上初めて上院での主導権を握る議席数を確保し、7か月後の大統領選で再選を目指すニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領に大打撃を与えた。

 1958年の第5共和制発足以来、フランス上院は常に右派政党が主導権を握ってきたが、これが左派に揺れた25日の選挙結果は、すでに勢力が弱体化しているサルコジ大統領の出馬意欲をそぐものとなるかもしれない。
 
 左派連合の歴史的勝利により、社会党の三選連続勝利への道が開けた可能性もある。世論調査の結果は、来年の大統領選および国民議会(下院)選挙でも左派の勝利を示唆しているからだ。 

 上院は、地方議員、市町村代表などで構成される選挙人団約7万2000人による間接選挙。(c)AFP/Dave Clark

3105チバQ:2011/09/26(月) 21:54:24
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011092690103617.html
仏上院選で左派が過半数 サルコジ大統領に打撃
2011年9月26日 10時36分

 【パリ=野村悦芳】フランス上院(定数348)の約半数を改選する選挙が25日、本土と海外県などであり、1958年の第5共和制発足以来初めて、左派が過半数の議席を獲得した。来年の大統領選で再選を目指す右派のサルコジ大統領には打撃となった。

 AFP通信によると、最大野党の社会党を中心とする左派は、非改選を含む上院全体での議席を少なくとも175に伸ばした。最終結果は今後発表される。

 雇用問題や景気対策に関するサルコジ政権への批判票が社会党に流れたとみられる。社会党の大統領選候補を選ぶ予備選に立候補しているオブリ第1書記は「サルコジ大統領の挫折だ」と述べた。

 下院は、大統領を支える右派、国民運動連合(UMP)が過半数を占めている。ねじれ状態の中、上院左派は今後、法案審議などで存在感を発揮しそうだ。

 上院選は、下院議員や地方議員らによる間接選挙で、今回は定数増の5議席を含む170議席で争われた。

(中日新聞)

3106チバQ:2011/09/26(月) 21:56:32
http://www.afpbb.com/article/politics/2830580/7825702
「反逆者はどこだ?」プーチン露首相、党大会の反対1票に
2011年09月26日 09:42 発信地:モスクワ/ロシア

【9月26日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相は24日、与党・統一ロシア(United Russia)の次期総選挙の比例名簿でドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領を第1位にすることに、同党の党大会出席者600人近くの中で唯一「反逆」をした1人の人物が誰なのか、探し出そうと試みた。

 統一ロシア党は、12月4日の総選挙でメドベージェフ氏を比例第1位に掲載することを党大会で圧倒的多数で承認した。メドベージェフ氏は、来年3月の大統領選挙でプーチン首相が後継者となることに合意している。

 582人が賛成票を投じ、棄権票は0票。だが、反対票が1票だけあった。

 旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身のプーチン首相は、たった1人の反対票に驚いた様子を見せ、「それで、この人物はどこにいる?反逆者はどこだ?」と述べた。

 会場から挙手が無かったため、プーチン首相は「残念だ。その人物は顔を見せるべきだった」と語った。

 プーチン首相とメドベージェフ大統領のどちらが大統領選に出馬するのか不確定な数か月が続いていたが、メドベージェフ大統領がプーチン首相の大統領選出馬を提案すると、プーチン首相はただちにこれを了承した。

 慎重に演出された交代劇の中、メドベージェフ氏は、プーチン大統領の下でロシア首相として政府を率いる準備があると語った。(c)AFP

3107チバQ:2011/09/26(月) 21:57:20
http://japanese.joins.com/article/062/144062.html?servcode=A00&amp;sectcode=A00
プーチンが帰還…2012年、北東アジアの権力は大移動(1)
2011年09月26日09時31分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「21世紀のツァーリ」が帰ってくる。ロシアのプーチン首相が来年3月の大統領選挙に出馬すると宣言した。当選は既定事実と受け止められている。プーチンと競争すると予測されたメドベージェフ現大統領が不出馬宣言をして「白旗投降」したためだ。

プーチンは2000〜2008年に大統領を務めた。憲法の3選禁止規定により側近のメドベージェフに4年間権力の座を渡した後にまた取り戻すものだ。メドベージェフは2008年に憲法を改定し大統領任期を4年から6年に延長した。プーチンが来年の大統領選挙で当選すれば2024年まで12年間の長期執権も可能だ。事実上の権力者としての首相在任期間まで含めれば24年間にわたり権力を行使するわけだ。旧ソ連時代のブレジネフは18年、スターリンは30年にわたり権力の座に座った。

プーチンは24日、モスクワ市内のスタジアムで開かれた政権与党「統合ロシア」の党大会でメドベージェフの推挙を受諾する形で次期大統領選挙への出馬を公式化した。プーチンは「メドベージェフ大統領とすでに数年前に将来誰がどのような役割を受け持つのかについて合意があった」として密約の事実を明らかにした。合わせてメドベージェフが次期首相になると明らかにした。メドベージェフも次期首相就任を受諾した。公然とした「役割交代」だ。プーチンは支持率80%前後で推移した大統領在任時よりは人気が落ちたが依然として60%以上の支持率を得ている。

プーチンはこの日、「ロシアは5年以内に世界5大経済大国になるべきで、ロシア軍も5〜10年以内に新型兵器を整えて以前の威力を完全回復しなければならない」と力説した。

プーチンは大統領在任期間中、「米国がすべてのことを決める一極体制は正しくない」と主張していた。米国のミサイル防衛(MD)計画も積極的に阻止した。極東地域での中国との領土紛争にも強硬対応した。独立を訴えたチェチェン自治共和国を武力で制圧し国内でも強力な力の政治を展開した。当時ロシア内外では「旧ソ連時代の帝国主義的野望がよみがえっている」という評価であふれたがプーチンは意に介さなかった。その結果「ニューツァーリ」「21世紀のツァーリ」などのニックネームが生まれた。ツァーリはロシアの絶対君主だった皇帝を意味する言葉だ。

3108チバQ:2011/09/26(月) 21:57:46
http://japanese.joins.com/article/j_article.php?aid=144063&amp;servcode=a00&amp;sectcode=a00
プーチンが帰還…2012年、北東アジアの権力は大移動(2)
2011年09月26日09時31分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
来年は3月のロシア大統領選挙とともに北東アジア主要国の権力移動が予想される。1月には台湾の総統選挙がある。10月には中国で胡錦涛国家主席の後任が決定され、習近平副主席の登板が予想される。11月には米大統領選挙が、その翌月には韓国大統領選挙が予定されている。北朝鮮でも金日成(キム・イルソン)生誕100周年を迎え金正恩(キム・ジョンウン)労働党中央軍事委員会副委員長への権力継承作業に加速度がつく可能性もある。北朝鮮は来年を「強盛大国進入の年」と宣伝している。こうした政治日程により韓半島を含む北東アジア情勢が揺れ動く可能性が大きい。「ロシアの地位回復」を強調してきたプーチンが新しい政治地形でどんな役割をするかも注目される。

米ロサンゼルスタイムズは最近「プーチンが再執権すれば米国との関係が円満に維持されたメドベージェフ時代とは異なる様相が展開されるだろう」と予想した。また「米国経済は世界経済の寄生虫」というプーチンの発言を持ち出し、「経済危機で米国の地位が墜落したのを機会にまた米国と同等な位置への浮上を夢見ること」を懸念した。

これに対しニューヨークタイムズは、「プーチンがまた前面に出ても米国との友好関係を維持してきた現在のロシアの政策基調は大きく変わらないだろう」と診断した。

中国とは経済と軍事的に一層密着して米国に対抗する可能性がある。プーチンは来月中国を訪問して経済協力などを議論する計画だ。外信は国内の有権者に経済発展を最大のイシューとして掲げていることからエネルギー資源輸出と貿易の主要相手国となる中国との関係を強化するとの見通しを示している。

3109チバQ:2011/09/26(月) 21:59:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110926/mds11092608360001-n1.htm
イエメン大統領、即時辞任を拒否 内戦の懸念も
2011.9.26 08:32

25日、テレビ演説するイエメンのサレハ大統領の映像(ロイター)
 イエメンのサレハ大統領は25日、約3カ月半にわたりけがの治療を受けていたサウジアラビアから帰国後初めて国営テレビを通じて演説、「対話と選挙を通じた政権の交代に向かって進もう」と訴えた。反政府派の最大の要求である即時辞任には言及せず、事実上拒否した。

 サレハ氏は、大統領辞任などを柱とする湾岸協力会議(GCC)の仲介案について「実行に向け尽力している」と述べたが、辞任については直接触れなかった。このため、反政府派の反発と混乱拡大は必至で、内戦に陥るとの懸念も深まっている。

 今年6月、首都サヌアの大統領宮殿で暗殺未遂とみられる爆発で負傷し、サウジで治療を受けたサレハ氏は演説で、大統領選挙のほか、国会や地方議会選の早期実施を提案。また、今後も治療を継続するとし、大統領権限はハディ副大統領に委譲したと説明した。(共同)

http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201109260001.html
退陣要求を改めて拒否=イエメン大統領2011年9月26日7時6分
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 【カイロ時事】イエメンのサレハ大統領は25日、けがの治療先のサウジアラビアから帰国後、初めてテレビを通じて演説した。大統領は改めて辞任を拒否するとともに、選挙を通じた権力移行に取り組む姿勢を示した。

 大統領は、3度にわたって拒否している湾岸協力会議(GCC)の権力移行案について、実施に移す用意があると強調した。ただ、次期政権への長男アフマド氏の参画といった条件を突き付けているとされ、事態打開は難しそうだ。 


[時事通信社]

3110チバQ:2011/09/26(月) 22:02:04
http://www.cnn.co.jp/world/30004088.html
バルセロナで最後の闘牛、自治州が禁止措置 スペイン
2011.09.26 Mon posted at: 10:44 JST

(CNN) スペイン北東部カタルーニャ自治州で同国伝統のスポーツである闘牛が禁止され、州都バルセロナの闘牛場で25日、最後の闘牛が行われた。バルセロナの闘牛場は1900年代初頭以来、スペインの歴史に残る数々の競技の舞台となってきたが、昨年、カタルーニャ自治州議会が闘牛の禁止を決めた。

25日の最後の闘牛はチケットが売り切れ、スタンドを埋めた観客が、伝統の衣装に身を包んだ闘牛士ホセ・トーマスさんに声援を送った。国営テレビTVEは、観客が競技場になだれ込んで砂を集め、記念に持ち帰ったと伝えている。

一方、闘牛場の外では、闘牛は残酷だと主張してきた動物愛護団体が抗議活動を展開。ファンと抗議活動家が衝突しないよう、警察が目を光らせた。

地元の歴史家によると、闘牛は聖書の時代にまでさかのぼるスペイン伝統のスポーツで、現在も多くの州で行われている。

しかし国営テレビTVEは、闘牛は暴力的であり子どもに見せるのはふさわしくないとして中継を打ち切っている。自治州ではカタルーニャに先立ち、カナリア諸島も1991年に闘牛禁止に踏み切った。

3111チバQ:2011/09/26(月) 22:39:24
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23347520110926
焦点:プーチン氏の大統領復帰、ロシアに「停滞の時代」到来も
2011年 09月 26日 17:10 JST
 [モスクワ 25日 ロイター] ロシアのプーチン首相が来年3月に予定される大統領選への出馬を表明。大統領への返り咲きは確実とみられているが、同氏が安定を強調する一方で、ロシアに停滞の時代が到来するだけでなく、混乱が生じかねないとの見方もある。
 プーチン首相自身は、旧ソ連崩壊によって混乱した社会に秩序をもたらしたと自負している。しかし、ゴルバチョフ元ソ連大統領や服役中の元石油王ホドルコフスキー氏などプーチン氏に批判的な人物は、同氏の大統領復帰は安定を損なう懸念があるとしている。

 プーチン氏の「弟子」とされるメドベージェフ現大統領でさえ、与党「統一ロシア」党大会で24日に行った演説で、ロシアは停止状態に陥る可能性があると指摘。「形式主義と官僚化は非常に危険であり、政治システムの停滞と劣化を引き起こす」との考えを示した。

 プーチン氏は2008年、メドベージェフ氏に大統領就任の機会を与えたが、2人の「双頭体制」をけん引してきたのは、まぎれもなくプーチン氏の方だ。

 ゴルバチョフ氏は先週、ロシアは指導者が変化を受け入れない限り混乱状態に陥るとし、「変化の欠如こそが不安定を引き起こし、国家の将来に疑問を抱かせる」と強調。好調な石油輸出が国内経済の衰退を覆い隠していたブレジネフ時代(1964─1982年)にロシアは戻りつつあると述べた。

 <停滞か改革か>

 エリツィン大統領が1999年12月31日に電撃辞任し、プーチン氏が大統領代行に任命された当時、ロシア国民の多くは「新鮮な空気」歓迎した。プーチン氏の活力と勢いは、時にはそれが行き過ぎた言動であったとしても、エリツィン政権下で混沌を感じていた国民に受け入れられた。24日の演説でもそうだったように、プーチン氏は秩序と改革を約束。そして、長期間にわたって続いた好景気をロシアにもたらした。

 しかしその一方で、厳格な支配体制を敷き、自由に対して関心を持たない諜報機関の元工作員らを幹部に昇格させた。また海外の指導者には厳しく意見し、ロシアが他国の命令に応じるような時代は過ぎたということをアピールした。政府に相反する超富裕層は、国外追放または拘束の対象にした。

 政府と対立した富裕層の1人であるホドルコフスキー氏はロイターに対し、プーチン氏の大統領再任により、権力の内部改革への希望は無くなるだろうと指摘。社会活動家や知識人などの国外流出は急増するとの見方を示した。

 <プーチン氏の「わな」>

 プーチン氏は大統領時代に汚職について記者団から質問を受けたとき、「他国でも同様の汚職が存在する」と返答した。確かに、非政府組織(NGO)トランスペアレンシー・インターナショナルの発表によると、2010年のロシアの「汚職指数」はカンボジアやケニア、ラオスと同じだった。外国人投資家などはプーチン氏の周辺人物は裕福であると述べているが、同氏自身は個人的に莫大な資産を抱えていることは否定している。

 反プーチン派は、このような周辺人物の存在とプーチン氏の支配に対する欲こそが、同氏を「わな」に陥れていると指摘。プーチン氏は秩序を求めているが、支配に対する欲が、最終的には1人の人間に依存したぜい弱で腐敗した体制を作り出し、秩序そのものが崩壊するとしている。

 プーチン氏の大統領返り咲きは確実視されており、2018年─24年までの2期目も続投する可能性がある。

 ロシアの社会活動家アレクセイ・ナバリヌイ氏は6月、中東・北アフリカでの民主化の動き「アラブの春」のような反体制運動がロシアでも起こる可能性があると指摘。「(ロシアでは)さまざまな利害関係が壊れやすいバランスで成り立っているが、大きな出来事が発生すればそのバランスは一気に失われることもあり得る」と述べた。

(ロイター日本語ニュース 執筆:Guy Faulconbridge記者、翻訳:本田ももこ、編集:宮井伸明)

3112moon:2011/09/27(火) 00:18:47
とてもナイスでした!ヽ(〃▽〃 )ノ☆ http://nn7.biz/watch?v=fIjX4vH

3113チバQ:2011/09/27(火) 23:34:40
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4837591.html
柔道のドイエ氏、仏・スポーツ相に任命

 フランス大統領府は26日、シドニー五輪の柔道・金メダリストで「疑惑の判定」とされた日本の篠原信一選手との試合で知られる、ダビド・ドイエ氏を新しいスポーツ相に任命すると発表しました。

 ドイエ氏は、2000年のシドニー・オリンピックで柔道男子100キロ超級に出場。決勝で日本の篠原信一選手を破って優勝しました。しかし、篠原選手の一本が決まっていたとの見方もあり、当時、「疑惑の判定」として大きく報道されました。

 アトランタ、シドニーと2大会連続のオリンピック金メダリストとなったドイエ氏は、2009年の国民議会補欠選挙で与党・国民連合運動の議員として当選。今年6月の内閣改造で、在外フランス人担当相に任命されていました。(27日20:02)

3114チバQ:2011/09/27(火) 23:38:07
http://www.asahi.com/international/update/0927/TKY201109270398.html
スペイン上下院解散、総選挙へ 失業率改善など争点関連トピックス欧州連合(EU)総選挙
 スペインのサパテロ首相は27日、上下両院を解散した。総選挙は11月20日に投開票される。長引く不況や約20%にのぼる失業率の改善が主な争点だ。世論調査では最大野党・国民党の支持率が、与党・社会労働党を上回り、政権交代が現実味を増している。

 スペインの失業は、若年層に限れば40%を超え、欧州連合(EU)加盟国でも最悪の水準。社労党は党の重鎮で前内相のルバルカバ氏を次期首相候補に据えて雇用問題に取り組む。高所得層への財産課税で捻出した財源で、約30万人の雇用を創出するとしている。

 一方、国民党はラホイ党首を首相候補とし、「痛みのない改革」を打ち出している。暮らしに直結する社会保障費の削減には踏み込まず、サパテロ政権下で悪化した州政府の財政運営にメスを入れるなど歳出カットを急ぐ考えを強調。増税は中間層への影響が大きいとして、懐疑的な姿勢だ。

3115pipi:2011/09/28(水) 20:27:50
はんまーかんまーw(*・ω・)☆

3116チバQ:2011/09/28(水) 22:42:02
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011092800116
元ポルノ女優、新党旗揚げ=腐敗政治立て直し訴え−伊
 【ジュネーブ時事】27日発売のイタリア週刊誌オッジは、ポルノ女優から国会議員に転身し、大胆な露出で話題を集めたチチョリーナさん(59)が、新党結成を計画していると報じた。堕落しきった今の政治を批判、反軍や弱者支援を訴えるという。
 元下院議員のチチョリーナさんは同誌とのインタビューで、「成り金、票の買収、便宜供与、腐敗がはびこる今の政党はもううんざり。正直者の味方になる党をつくろうと思っているの」と話し、将来に希望が持てる政策の実現に向けた新党結成に意欲を示した。(2011/09/28-11:58)

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3117チバQ:2011/09/29(木) 12:31:24
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110929/t10015921451000.html
エジプト 最大野党選挙拒否も
9月29日 10時39分
エジプトでムバラク政権後初めてとなる議会選挙を巡って、最大野党勢力の「ムスリム同胞団」は、軍が発表した選挙制度では、前大統領を支えた勢力に有利になるとして、選挙のボイコットも辞さない構えを示し、選挙制度の見直しを求めています。

ムバラク政権の崩壊後、初めてとなる議会選挙について、エジプトを暫定統治する軍の最高評議会は、27日、3分の2の議席は比例代表で選び、3分の1の議席は選挙区から選ぶこと、また投票は11月28日から3回に分けて行うことを発表しました。これについて最大野党勢力の「ムスリム同胞団」は、28日、記者会見を開き、選挙区選挙は候補者個人に資金力や知名度がある旧与党の勢力に有利だと批判しました。そのうえで「すべての議席が比例代表制で選ばれなければ、選挙には参加しない」と述べ、選挙のボイコットも辞さない構えを示して選挙制度の見直しを求めました。また、民主化の原動力となってきた若者たちのグループも、28日、同じように選挙制度を批判し、今週末に大規模な抗議集会を開く考えを明らかにしました。今回の議会選挙はエジプトの民主化の成否を握るものとみられているだけに、多くの政治勢力が参加しない事態となれば、さらなる混乱を招くことが懸念されています。

3118チバQ:2011/09/29(木) 20:43:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110929-00000066-jij-int
カダフィ大佐、砂漠を流浪? =徹底抗戦主張も消息知れず―リビア
時事通信 9月29日(木)14時21分配信

 【カイロ時事】リビアの元最高指導者カダフィ大佐が6月以降、行方をくらましたまま、8月23日の政権崩壊後1カ月以上が経過した今も手掛かりはない。周辺国への亡命も困難な情勢で、支持する部族の保護の下で南西部のサハラ砂漠をさまよっているとの見方も浮上している。
 カダフィ派残党が抵抗するのは、中部のシルトや首都トリポリ南東のバニワリドなどごく限られた場所になった。南西部の砂漠には、大佐と関係の深いトゥアレグ族が住む。国民評議会幹部は、西部のガダメス周辺でトゥアレグ族と行動を共にしている可能性があると語った。

3119チバQ:2011/09/29(木) 20:44:53
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/09/29/20110929dde007030011000c.html
サウジアラビア:「運転でむち打ち刑」撤回 王女、ツイッターで「国王命令」
 【カイロ共同】保守的なイスラム社会のサウジアラビアで、禁止されている車の運転を強行した女性に裁判所が言い渡したむち打ち10回の判決について、アブドラ国王が撤回を命じたことが28日、明らかになった。

 サウジの富豪ワリード・ビンタラール王子の妻で女性の運転解禁論者でもあるアミーラ・タウィール王女が短文投稿サイト「ツイッター」で明らかにした。

 サウジでは中東各地での民主化運動「アラブの春」の影響で、権利拡充を求める女性のデモが発生。国王は25日の演説で、4年後の自治評議会(地方議会)選での女性参政権付与など、女性の権利向上を表明したばかりだった。

 国王が撤回を命じた理由は明らかにされていないが、判決が権利向上の方針に反すると判断したとみられる。米誌フォーブス(電子版)によると、王子自身も国王に撤回を働き掛けたという。王女によると、被告は「この不当な判決が出てから抱いていた恐怖を国王の命令が消し去ってくれた」と喜んだという。

 西部ジッダの裁判所は27日、女性の運転解禁を求める抗議行動の一環で、今年7月に運転中、当局に拘束されたシャイマ・ジャスタニア被告にむち打ち刑を言い渡した。

毎日新聞 2011年9月29日 東京夕刊

http://mainichi.jp/select/world/news/20110928k0000e030015000c.html
サウジアラビア:「運転した罪」で女性にむち打ち10回

今年6月、ネット上で公開された、サウジアラビアで車を運転する女性の映像=AP 【カイロ和田浩明】国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)は27日、サウジアラビアの裁判所が同日、当局の許可なく車を運転した罪で女性にむち打ち10回の刑を言い渡したと発表した。サウジでは中東の民主化政変「アラブの春」と歩調を合わせるように、運転の権利を求める女性の動きが活発化。女性たちは運転中の映像をインターネットの動画サイトにあえて投稿し、国際社会に支援を呼びかけている。

 アムネスティによると、判決は南西部ジッダの裁判所が下した。「車を運転した罪」に問われている女性は、少なくとも他に2人いるという。

 保守的な部族文化と戒律の厳しいイスラム教ワッハーブ派が強い影響力を持つサウジでは、女性の社会参加は欧米諸国などに比べ大幅に制限されている。外出や移動には男性後見人の許可や同行が求められる。

 アムネスティによると、車の運転については90年当時、女性活動家が運転の権利を求めてデモ行進をしたことに対し、内務省が正式に禁止した。

 サウジでは25日、アブドラ国王が女性参政権を認めたばかりだが、アムネスティは「運転禁止は女性差別であり、むち打ちは残酷な刑罰。サウジ当局は男性に女性が従属する体制を排除すべきだ」と批判している。

毎日新聞 2011年9月28日 10時29分(最終更新 9月28日 14時03分)

3120チバQ:2011/09/29(木) 22:59:43
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201109290050.html
独連立与党・自由民主党の支持率が過去最低の2%に2011年9月29日
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 [ベルリン 28日 ロイター] 28日公表されたドイツの世論調査によると、連立与党の自由民主党(FDP)支持率がは1%ポイント低下して2%となり、過去最低となった。世論調査はシュテルン誌と民放RTLの委託で調査機関フォルザが実施した。

 FDP議会指導部のRainer Bruederle氏は「われわれは、現在最悪の局面にある」とし、有権者の信頼回復に向け大いに努力しなければならないと述べた。

 18日に行われたベルリン特別市(州に相当)議会選挙で、FDPの得票率は1.8%と、2006年の7.6%から急落。ユーロに対し懐疑的な姿勢を強めて有権者へのアピールを図ったが効果がなかった。

 フォルザのディレクター、Manfred Guellner氏は、FDPの支持率が過去最低となったのは、ベルリンでの敗北が主な原因とし「2週間もすれば支持率は回復してくるだろう」と述べた。

 調査では、メルケル首相率いる連立政権の支持率は、1%ポイント低下して33%。社会民主党(SPD)と緑の党(48%)を15%ポイント下回った。

 またベルリンの選挙で躍進した海賊党の支持率は7%と、国政レベルでの議席獲得条件となる5%を上回った。

3121チバQ:2011/09/29(木) 23:05:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110929/amr11092920550009-n1.htm
チャベス・ベネズエラ大統領が緊急入院 米紙報道
2011.9.29 20:54

ベネズエラのチャベス大統領(ロイター)
 【ニューヨーク支局】米マイアミのスペイン語紙エルヌエボ・ヘラルド(電子版)は28日、南米ベネズエラのチャベス大統領(57)が27日に腎不全で軍病院に緊急入院したと報じた。搬送時の容体は深刻で、より設備の整った民間病院に移送される可能性もあるという。

 チャベス氏は今年6月、キューバの首都ハバナで受けた骨盤の膿瘍(のうよう)手術に伴う検査でがんが判明。同国でがんの摘出手術を受け、計4回にわたって化学療法を受けていた。22日にキューバから帰国した際には「生まれ変わったような気分だ」と述べ、健康をアピールした。

 来年10月の大統領選でも4選を目指す意向を示しているが、健康問題が再び浮上したことで大統領選に向けた動きに混乱が生じる可能性もある。

 ベネズエラのイサラ通信・情報相は自身の短文投稿サイトでエルヌエボ・ヘラルド紙の報道に否定的な見解を示したが、24日に予定されていたイランのアフマディネジャド大統領との会談は直前に中止されていた。

 チャベス氏は1998年の大統領選で貧困者救済のための「民主的革命」を訴え、貧困層の支持を受けて初当選。2005年ごろからは「21世紀の社会主義」を掲げ、無料の医療施設建設などの貧困対策に力を入れる一方、石油事業の接収や大手企業の国有化、土地再配分などを行ってきた。

3122チバQ:2011/09/29(木) 23:16:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110929/mds11092919470007-n1.htm
国連加盟申請から1週間 「包囲」で充満する閉塞感 ガザ市
2011.9.29 19:45 (1/3ページ)

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空爆で死亡した息子の写真を示すラハマさん=27日、ガザ市内
 パレスチナ自治区、ガザ地区の住民たちはイスラエルによる厳重な「包囲」の下、強い閉塞(へいそく)感に見舞われていた。厳しい経済情勢のなか、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスを正面から批判する人もおり、ヨルダン川西岸を統治する自治政府のアッバス議長による国連加盟申請を支持する住民も少なくない。世代を超えて増え続ける難民からは、「国際社会のパレスチナ支援は言葉ばかり」という、あきらめの声も聞かれた。(パレスチナ自治区ガザ市 佐藤貴生、写真も)

 ■割れる住民感情

 「アッバス議長はパレスチナがイスラエルに包囲され、入植が続き、人々が殺されている実態を世界に訴えた」。商店が並ぶガザ市中心部の無名戦士通りで、ハーテムさん(38)は9月23日の議長の国連総会演説を評価した。

 「ハマスは支持しない。人々の財産をかすめ取ったり密輸で利益を得たりして、自分たちだけ潤っている。民兵組織のようだ」。ムハンマドさん(32)がいう。ハマスはイスラエル側の「包囲」が続く状況に乗じて、自らの支配を強化しているといわれる。

 ムハンマドさんはまた、「すべてのパレスチナの土地の回復」というハマスの目標についても、「土地をすべて取り戻したいのは事実だが、実際には難しい」と冷めた見方を示した。

 フランス通信(AFP)によると、ハマス指導部のハニヤ氏は26日、アッバス議長が国連加盟申請のさいに掲げた「1967年の第3次中東戦争以前の境界の回復」では不十分だと反対しつつも、自治政府側と共同戦略を協議する用意があると表明。そこには理想と現実の差がいっこうに埋まらぬなか、ガザの住民の支持をつなぎ止めたいとの思惑がほの見える。

3123チバQ:2011/09/29(木) 23:17:18
 ■トンネル経済

 ガザ市内の水道水は塩分混じりで、街頭では人々がポリタンクで水を買っていた。清掃員の姿はあってもゴミを入れるコンテナはどこも満杯で、腐臭が鼻をつく。公共サービスが行き届かない実態を示していた。

 複数の公務員によると、給与は月約2100シェケル(約4万5000円。シェケルはイスラエルの通貨)前後で、みな「暮らしていけない」とこぼす。大学を卒業したが3年間、職に就けないという男性(25)は「ガザには未来がない。出ていきたい」と話した。

 ただ、市内の市場や商店街には青果や日用品などが並び、物資は十分に流通しているようにみえた。市場で会ったサイードさん(46)によると、「みんなトンネル経由で持ってきた密輸品」だという。

 エジプト・シナイ半島とガザ地区を結ぶ地下トンネルの密輸は後を絶たず、汚水の流入や搬送中のガスボンベの爆発などの事故で、しばしば死者が出ている。日用品だけでなく、反イスラエル武装闘争の兵器密輸ルートでもあるようだ。

 ■怒り、あきらめ

 「昼夜、イスラエルが破壊されるよう神に祈っている」。ラハマさん(53)は、死亡した息子のサラームさん(18)の写真を掲げてこう話し出した。

 イスラエル軍は8月25日、ガザ市北部ベイトラヒヤ地区を空爆、建設中のスポーツ施設が破壊され、サラームさんは隣接する自宅の玄関わきで死亡した。ガザからのロケット弾攻撃が止まないというのが、イスラエル軍の空爆の理由だ。

 ヨルダン川西岸のラマラなどに比べ、ガザ地区はイスラエル側とさらに隔絶した状態にある。分離壁に加え、双方の間には1キロ前後の緩衝地帯が横たわる。

 ガザ市内でハルビーさん(63)の自宅を訪ねた。ハルビーは「戦争の」という意味のアラビア語だ。イスラエル建国宣言に伴う第1次中東戦争(48年)が起きた年に生まれ、対イスラエル戦争やパレスチナの内部抗争など血塗られた歴史を目撃してきた。

 高齢化するガザの難民のなかには、第1次中東戦争の前に暮らしていた家のカギや権利書を今も大事に持っている人がいるそうだ。

 「自分の名前は嫌いだ」というハルビーさんは、「イスラエルに取り囲まれている私たちには自由も希望もない。国際社会には解決する意志も力もない。私が死ぬまでにパレスチナの解放が実現することはないだろう」と話した。

3124チバQ:2011/09/29(木) 23:24:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110929-00000103-mai-int
<イスラエル>入植地が防衛拠点…住民「家が3割安い」
毎日新聞 9月29日(木)21時56分配信

 【アルフェイ・メナシェ(ヨルダン川西岸)で花岡洋二】イスラエル政府が占領地東エルサレムの南部ギロにユダヤ人住宅1100戸の建設を新たに許可した問題が、波紋を広げている。東エルサレムを将来的に独立国家の首都としたいパレスチナ側は「中東和平交渉再開の障害」と猛反発。国際社会の批判も高まっている。パレスチナによる「国家」としての国連加盟申請で双方の緊張が高まるなか、イスラエル政府はなぜいま、あえて入植政策を進めるのか。その狙いと、入植地に暮らす人々の思いを探ろうと、ヨルダン川西岸の入植地アルフェイ・メナシェを訪ねた。

 アルフェイ・メナシェは1983年に建設された入植地で、人口は約6700人。第3次中東戦争(67年)でイスラエルが西岸を占領する直前の「67年境界」から、東に約4キロの丘陵に位置する。

 中心部の小高い丘に立ち、眼下を見渡した。入植地の住宅にありがちな赤い屋根の一戸建てが整然と並ぶ。南西約20キロにある最大商業都市テルアビブが肉眼で見える。

 イスラエル政府は80年代、ヨルダン川西岸の西端の境界付近に、相次いで入植地を築いた。政府当局者だった軍事アナリストによれば、アルフェイ・メナシェを含むこうした入植地は「(テルアビブやエルサレムなど近郊の)都市部への侵攻や砲弾射撃、偵察を防ぐために作られた」という。

 ネタニヤフ首相は23日の国連演説で「入植地は、争いの(原因でなく)結果だ」と指摘。5月にオバマ米大統領が「67年境界」を基本に国境交渉を進めるよう促した時も、「(イスラエルの)安全を保てない」とかたくなに拒んだ。

 イスラエルにとって入植地は、武装勢力や敵国からの攻撃を防御する戦略拠点であり、緩衝地帯でもあるのだ。

 占領地へ国民を移住させるのは国際法違反だ。だがイスラエルは、西岸などが「どこの国土でもない」ことを根拠に、戦時国際法でいう軍事占領とは認めていない。今は西岸の土地約9%に約120カ所の入植地があり、約30万人が住んでいる。

 人々はどんな思いで入植地に移り住むのか。展望台周辺は、地中海に沈む夕日を楽しむ家族連れでにぎわっていた。

 3年半前にテルアビブ近郊から越した会社員(36)は「空気も治安もいい、コミュニティー活動も盛んだ。家の価格も(イスラエルより)3割以上安いからね」と話す。イスラエル政府は補助金で住宅費などを抑え、入植地への移住を奨励している。背景には、入植政策への世論の支持を高める狙いがある。

 一方で、宗教やイデオロギー上の理由から移住する人もいる。男性警備員(55)は「聖書でユダヤ人に約束された土地だからだ」と語った。

 同じ展望台から見下ろすパレスチナ自治区の農業都市カルキリヤ。アルフェイ・メナシェへのアクセス路や高さ8メートルの分離壁でほぼ完全に取り囲まれ、人々の移動が厳しく制限されている。野菜や養鶏産品の商圏だったイスラエルから切り離され、失業率は約25%。入植地の存在がパレスチナ人の土地を寸断し、地下の水資源を奪い、生活を圧迫している。

 自治政府のアッバス議長は23日、国連で「入植地建設は(紛争の結果ではなく)問題の根源だ」と非難した。

3125チバQ:2011/09/29(木) 23:25:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110928-00000110-mai-int
<パレスチナ>米、拒否権回避へ攻勢 国連加盟問題
毎日新聞 9月28日(水)22時23分配信

 【ニューヨーク山科武司】国連安全保障理事会は28日、パレスチナの国連加盟申請を、担当の委員会である承認委員会に付託した。パレスチナは安保理で必要な9カ国以上の賛成獲得に自信をみせるが、拒否権の行使を回避したい米国は態度未定の理事国に反対を働きかけ、激しい国連外交が展開されている。

 「我々を承認する理事国が9カ国はある」。加盟申請前の21日、パレスチナ自治政府のシャース議長顧問は胸を張った。9カ国とは中露印、レバノン、南アフリカ、ブラジル、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ガボン、ナイジェリア。顧問は「一般討論演説を聴くと英仏も支持してくれている」と述べた。

 加盟承認は安保理(15カ国)からの勧告に基づき、総会(加盟193カ国)の3分の2以上の賛成で行われる。勧告には9理事国以上が賛成し、かつ5常任理事国が反対(拒否権行使)しないことが条件。パレスチナの一方的な加盟が中東和平に悪影響を及ぼすと考える米国は拒否権行使を明言しているが、可能な限り行使しないため賛成が9カ国に達しないよう望んでいる。

 こうした中、理事国の姿勢はパレスチナの楽観的な見方とはやや違うようだ。各種メディアによると、反対は米独。メルケル独首相は8月、公開書簡で一方的なパレスチナ加盟に反対を示した。米軍基地を多数抱える安全保障上の問題に加え、ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の過去からイスラエルに配慮したとみられる。

 一方、賛成とみられるのは中露など6カ国。中国は今月上旬、支持を表明。インドはパレスチナが「独立」を宣言した88年に、非アラブ諸国では最も早く「国家」として承認している。いずれもパレスチナ支持を手がかりに中東との関係を強める思惑がある。

 微妙なのが英仏だ。リビアでの北大西洋条約機構(NATO)の空爆を主導して中東民主化を支援するが、中東和平では米国と同様「イスラエルとパレスチナの直接交渉」を支持する。安保理協議とは別に米露、国連、欧州連合(EU)の4者の仲介による和平交渉が進展し、パレスチナ加盟を強行せずに済む環境を期待している。

 パレスチナのマンスール国連大使は26日、「多くの国が圧力を受けている」と語り、態度未定とみられるガボン、ナイジェリア、ボスニアに使節団を送る考えを示した。

3126チバQ:2011/09/30(金) 20:43:25
http://mainichi.jp/select/world/news/20110930dde007030004000c.html
リビア:暫定首相「入閣しない」 仲間割れに警鐘−−国民評議会
 【カイロ和田浩明】リビアの反カダフィ派統治機構「国民評議会」のジブリル暫定首相は29日、難航している新政権樹立交渉の中断を決めたと表明し、自らは入閣の意図がないことも明らかにした。評議会は当面、最高指導者だったカダフィ大佐の支持派が残る拠点都市の攻略に集中するという。ロイター通信などが報じた。

 ジブリル氏の発言は、反カダフィ派の中で勢力争いを展開する各派をけん制しカダフィ派からの国土解放という従来の目標を改めて強調して求心力を高める意図があるとみられる。ジブリル氏は8日にも「政治的ゲームが始まっている」と発言、仲間割れの可能性に警鐘を鳴らしていた。

 首都トリポリは8月下旬に反カダフィ派が制圧したが、カダフィ派は北中部シルトと西部バニワリードに籠城(ろうじょう)し、頑強に抵抗している。ロイター通信によると、反カダフィ派は29日、シルトの空港を制圧したと述べたが、攻略戦は長期化しており予断を許さない。

 カダフィ大佐は潜伏中で、近親者も隣国などに逃亡したまま。徹底抗戦の意向を示していた旧政権幹部の身柄を確保できなければ、将来的に治安の不安定要因となる可能性もある。

 ◇大佐の三男をICPO手配
 一方、国際刑事警察機構(ICPO)は29日、カダフィ大佐の三男でニジェールに逃亡したサーディ容疑者(38)の国際手配を発表した。国民評議会の要請による措置。ICPOによると、サーディ容疑者はリビアサッカー協会会長時代に資金の不正使用や脅迫を行った疑いが持たれている。また、反カダフィ派民主化勢力に対する武力弾圧に関与したとして、旅行禁止や資産凍結など国連制裁の対象にもなっている。

 ICPOは、カダフィ大佐や次男セイフ・アルイスラム容疑者も国際手配している。

毎日新聞 2011年9月30日 東京夕刊

3127チバQ:2011/09/30(金) 20:48:08
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_316668
シリア混乱、中東全域に災厄もたらす=レバノン首相
2011年 9月 30日 10:42 JST

 【ニューヨーク】レバノンのミカティ首相は、シリアの混乱は、レバノンを不安定にするとともに中東地域により広範な災厄をもたらすリスクをはらんでいると述べた。これは、レバノンの最も重要な隣国で同盟国であるシリアから、微妙に距離を置いた発言だ。

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REUTERS

レバノンのミカティ首相

 

 同首相は今週のインタビューで、「シリアが暴発すれば、それは(中東)地域全体に及ぶだろう」とし、「レバノンは極めてデリケート(微妙、慎重)な状況にある」と指摘した。そして「わたしはシリアの人々が自ら望むものを得られるよう願っている」と語った。 

 ミカティ首相はイスラム教シーア派武装組織ヒズボラと連携しているため、国内でも西側でも論議の多い人物で、それだけに今回の発言内容は注目される。同首相は今年、ヒズボラの支持を受けて政権の座に就いた。 

 レバノンは小国だが、イラン、サウジアラビア、イスラエル、米国、フランス間の地域的・国際的な確執の舞台になっている。シリアのアサド政権は長年、レバノンの政治と安全保障に影響を及ぼし、レバノン国内のさまざまな勢力との間のパワーブローカーの役割をしばしば演じていた。

 アナリストたちは、アサド大統領を放逐すればレバノン政治に権力の真空状態が生じ、シリアで内戦になれば、レバノンのスンニ派とシーア派勢力にも波及するだろうと述べている。 

 ミカティ首相は、アサド体制が崩壊したら何が続くか不透明であることに懸念を表明。「ポスト・アサド体制を誰が担い、どのようなものになるのかわからない。それは長いプロセスになるだろう」と述べた。 

 シリアで民衆蜂起が始まって6カ月間、レバノンはシリアについて公式な見解を表明してこなかった。ミカティ首相は、自ら親友と呼ぶアサド大統領についておおむね沈黙してきた。 

 同首相はスンニ派で今年55歳。通信事業を立ち上げた富豪として知られる。同首相は「アサド氏のことはよく知っている。しかし、最近2、3カ月間、彼と話す機会はなかった」と述べた。 

 8月初め、国連安全保障理事会がシリアの弾圧を非難する声明を発表した際、理事国15カ国の中で棄権したのはレバノンだけだった。この立場はアサド政権を支持するレバノン国内のシーア派からおおむね称賛された。しかしシリア反体制勢力に同情的なレバノンのスンニ派とキリスト教徒は批判的だった。 

 ミカティ首相は、シリアについて立場を鮮明にすることにはメリットがないと指摘、そうすればレバノンの危うい安定をひっくり返すだけだと語った。同首相は「わたしは非常に慎重に言葉を選んでいる。わたしの国レバノンは分裂社会だからだ」と述べた。
 

 アナリストたちは、シリアに対するミカティ首相のどっちつかずの立場は、レバノン国内で宗派間の緊張があり、政治派閥と結び付いた武装勢力が存在しているだけに、賢明だと述べている。

 ミカティ首相は、国連安保理に出席のためニューヨークを訪れた。9月はレバノンが議長国。同首相は27日の安保理開幕の冒頭挨拶で、パレスチナの国連加盟申請に言及し、「『パレスチナの春』が始まった」と述べた。

3128チバQ:2011/10/01(土) 09:16:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110930-00000083-mai-int
<米国>パキスタンと亀裂 アフガン武装勢力との関係巡り
毎日新聞 9月30日(金)19時52分配信

 【ワシントン海保真人、カブール杉尾直哉】パキスタン軍情報機関とアフガニスタンの武装勢力「ハッカーニ・ネットワーク」の関係を巡り、米国とパキスタンの間の亀裂が深まっている。米国はハッカーニ派の幹部を経済制裁の対象に加え、パキスタンに掃討を迫っている。これに対して、パキスタンは「(米国の)圧力は受け入れられない」と反発しており、「対テロ戦争」で事実上の同盟関係にあった両国関係はきしみを立てている。

 米・パキスタン関係は今年5月、イスラマバード近郊に潜伏していた国際テロ組織「アルカイダ」の最高指導者ウサマ・ビンラディン容疑者が米軍に殺害されて以来、悪化している。最近のいさかいは、米軍制服組トップのマレン統合参謀本部議長がハッカーニ派について「パキスタン軍情報機関ISIの支援を受けている」と発言したのがきっかけだ。

 ハッカーニ派はパキスタン北西部の部族支配地域を拠点とし、9月13日、カブールの米国大使館を襲撃したほか、20日に起きたラバニ元アフガン大統領暗殺事件でも関与が疑われている。

 クリントン米国務長官は28日の記者会見で、ハッカーニ派を国際テロ組織に指定することを検討していると述べた。また、米政府は29日、ハッカーニ派の司令官、アブドル・アジズ・アバシン幹部の米国管轄下の資産を凍結し、米国の団体・個人に取引を禁じた。米財務省によると、アバシン幹部はハッカーニ最高指導者から指令を受けてアフガン東部でタリバンの戦闘部隊を指揮しているという。

 一方、パキスタンのギラニ首相は29日、イスラマバードの首相府に与野党の指導者や軍高官を集め、悪化している対米関係を話し合う会議を開いた。ギラニ首相は「(米国が)パキスタンに『もっと行動しろ』と圧力をかけることは受け入れられない」と述べ、米国の圧力には屈しない姿勢を示した。

 会議でギラニ首相は「米国との認識の違いは建設的な対話で解決すべきだ」と米側との接触を続ける姿勢を示す一方、「我が国の国益を守らなければならない」と主張した。パキスタン政府は「パキスタン・タリバン運動」など国内テロ組織の攻撃に悩まされており、ハッカーニ派を新たな敵にしたくない思惑があるとみられる。

 会議に出席したパシャISI長官はロイター通信に「我々はハッカーニ派に一銭も払っていないし、銃弾一発たりとも提供していない」と支援を否定した。

3129チバQ:2011/10/01(土) 09:44:45
>>3126
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110930-OYT1T00551.htm
リビア暫定首相、新政権不参加…経歴に反発強く

 【トリポリ=佐藤昌宏】リビアの反カダフィ派組織「国民評議会」のマフムード・ジブリル暫定首相は29日、首都トリポリで記者会見し、新政権に参加しない意向を初めて表明した。

 AFP通信が伝えた。ジブリル氏は、「(戦闘が続く)シルテとバニワリードが早く解放され、暫定政権発足に向けた協議が始まることを願う」と述べながらも、「私がその政権に加わることはない」と明言した。

 国民評議会を含む反カダフィ派の各派の間では、カダフィ政権下で要職を務めた経歴を持つジブリル氏が新政権の首相に就くと目されてきたことへの反発が強く、暫定政権の発足が難航する原因となってきた。

(2011年9月30日12時12分 読売新聞)

http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011093001000063.html
ジブリル氏が首相就任断念 リビア、対立激化も
 29日、トリポリで行われた記者会見で語るジブリル氏(ロイター=共同)
 【トリポリ共同】リビアの反カダフィ派「国民評議会」のナンバー2で、暫定政府の首相に就任することになっていたマハムード・ジブリル氏は29日、暫定政府発足へ向けた協議が近く本格化するとの見方を示した上で、自身は入閣しないと述べ、首相就任を断念する考えを示した。フランス公共ラジオが伝えた。

 暫定政府の発足は閣僚ポスト配分などをめぐり難航。カダフィ政権下で要職を務めた経歴もあるジブリル氏の首相就任に反発する声も上がっていた。今後、新生リビアを率いる首相ポストをめぐり、評議会内部の対立がさらに激化する可能性がある。

3130チバQ:2011/10/01(土) 19:57:15
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111001-OYT1T00378.htm
パレスチナ国連加盟、中露など6か国が支持表明

 【ニューヨーク=柳沢亨之】国連安全保障理事会で30日、パレスチナの国連加盟申請を審査する委員会の初会合が開かれ、外交筋によると、15理事国のうち中国、ロシア、インド、ブラジル、南アフリカ、レバノンの6か国が加盟支持を表明した。

 パレスチナを国家承認しているボスニア・ヘルツェゴビナ、ナイジェリア、ガボンの3か国は加盟への賛否を示さなかった。

 加盟申請が認められるには、9か国以上の賛成と、常任理事国の中に拒否権を行使する国がないことが条件。パレスチナは9か国の賛成を確保して、拒否権行使を明言している米国に実際に拒否権を使わせ、政治的勝利を狙っている。そのためボスニアなど3か国の説得に力を入れる方針だ。

(2011年10月1日14時33分 読売新

3131チバQ:2011/10/02(日) 20:02:50
http://www.47news.jp/CN/201110/CN2011100201000030.html
仏上院議長にベル氏 初の社会党出身


 1日、仏上院での議長選出を受け演説するジャンピエール・ベル氏(ロイター=共同)
 【パリ共同】フランスの上院(348議席)は1日、一部議席の改選に伴う議長選挙を行い、社会党のジャンピエール・ベル上院議員(59)を選出した。フランス公共ラジオによると、同国上院議長に社会党議員が就任するのは史上初。

 来年の大統領選で再選を目指すサルコジ大統領にとっては、今後の議会運営で打撃。

 9月25日の上院選で、社会党など左派は1958年の第5共和制発足以来初めて過半数を獲得。10月1日の上院の投票でベル氏は179票を獲得、与党国民運動連合(UMP)の議長候補を第1回投票で退けた。

 ベル氏は議長選出後の演説で、経済危機への迅速な対処が必要との考えを示した。

2011/10/02 08:27 【共同通信】

3132チバQ:2011/10/02(日) 20:04:40
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011100202000036.html
人民議会選 主導権争い エジプトムバラク後初
2011年10月2日 朝刊

 【カイロ=寺岡秀樹】エジプトの民衆革命後の新たな国のあり方を問う人民議会(定数五一八)選の実施が十一月二十八日に決まった。人民議会選は二月のムバラク前政権崩壊後初めて。議会第一党を狙う穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団は、大統領権限を移譲されている軍最高評議会に対して非常事態法の即時撤廃や選挙制度の改正を要求。不参加もちらつかせるなど主導権を狙う動きが活発化している。

 「軍最高評議会が示した選挙制度で実施されるなら、選挙をボイコットする」。ムスリム同胞団幹部は九月二十八日、カイロ市内で他の政党との連名による声明を読み上げた。

 軍最高評議会は、定数の三分の二を比例代表制、残りの三分の一は無所属の立候補者限定の小選挙区制で実施すると発表。同胞団などは「すべての議席を比例代表制で選出すべきだ」と主張する。

 改正の要求は、小選挙区で旧政権与党・国民民主党(NDP)系の候補が、資金力や影響力で優位に立って復活するとの懸念があるためだ。ムバラク政権下で弾圧を受けていた同胞団には、旧NDP系候補が無所属で出馬し、再び政治に参画するのを阻む思惑があるとみられる。

 同胞団は二日までに対応するよう軍最高評議会に要請。前政権崩壊に追い込んだ民主化勢力「四月六日運動」などとともに、ムバラク政権下で野党弾圧の象徴だった非常事態法の即時撤廃も求めた。

3133名無しさん:2011/10/03(月) 20:41:05
>>2944
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111003-00000008-cnn-int
大麻目当ての外国人観光客、一部都市で締め出し オランダ
CNN.co.jp 10月3日(月)11時5分配信

(CNN) 「コーヒーショップ」での大麻の販売・使用が認められているオランダで、南部マーストリヒトの業界団体が1日から、ドイツとベルギーを除く外国からの観光客を締め出す措置を導入した。外国人による大麻購入を禁止する方針は、全国的に広がる可能性も出てきている。

今回の措置は同市のコーヒーショップでつくる組合が7月に決め、10月1日から施行した。組合の代表者は、「近隣国」を基準として入店を制限することにしたと説明、「これは一種の自主規制だ。法律ではなく、裁く人もいない。我々にはこうするほかなかった」と話す。

マーストリヒトのコーヒーショップを利用する客は1日当たり約6000人。そのほぼ4分の3を外国人観光客が占めていた。これまでもすべての客にパスポートの提示を求めてきたが、今後はオランダ人とドイツ人、ベルギー人以外は入店できなくなる。

マーストリヒトには年間約220万人の観光客が訪れ、狭い道路や交通機関が混雑するなどの問題が発生。薬物の違法販売業者がはびこって争いや観光客を狙った窃盗などの犯罪も起き、市議会も対策が必要だと判断した。

しかし、コーヒーショップ組合の代表者は「これまで28年以上も我々の店に来てくれていた観光客の入店を拒むのはあまり自慢できることではない」と言う。いずれ市内に14あるコーヒーショップのうち7店を郊外に移転させ、外国人観光客に大麻やマリファナを買ってもらえるようにする計画もある。だが移転が始まるのは2013年6月以降になるという。

外国人による大麻購入を禁止する計画は、オランダ政府も進めている。同国治安司法省のウェブサイトに5月に掲載されたプレスリリースによれば、いずれコーヒーショップは会員制とし、成人のオランダ国民のみが会員になれるようにする計画。ただ、この措置をいつから導入するのかについては明記していない。

3134チバQ:2011/10/03(月) 20:43:59
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111002-OYT1T00194.htm
トリポリで新聞創刊ブーム、解放1か月で10紙

中東


トリポリ中心部の書店には、創刊されたばかりの新聞各紙が並ぶ=佐藤昌宏撮影 リビアの首都トリポリで、新聞が続々と創刊されている。

 反カダフィ派による首都解放後の約1か月間で日刊、週刊計10紙を数え、今後も増えそうだ。実権を握る反カダフィ派組織「国民評議会」が「報道の自由」を保障し、積極的に後押ししているためだ。

 国民評議会のメディア通信省の下部組織「報道委員会」が管理する4階建てビルは首都南部にある。新聞発行の希望者は部屋や旧国営新聞の印刷機を無料で使えるほか、未経験者には委員会所属の元記者らが編集や発行の手ほどきもする。

 各紙の定価は高くても1部1リビア・ディナール(約61円)だが、今のところ、書店やホテルなどで無料配布されている。当面は委員会が記者に給与を支払う見込みだという。

 人権や報道の自由といった国民の権利を無視したカダフィ政権との違いを国民に示そうと評議会は躍起だ。「基本的権利は(評議会の)憲法草案に盛り込まれており、自由な報道を通して国民の政治参加を促したい」(リダ・ベンムーサ報道副委員長)との立場だ。

 40年余り続いたカダフィ政権下では国営4紙と、カダフィ氏の次男セイフ・イスラム氏所有の一般紙が1紙あった程度だった。各紙とも一切、政府を批判せず、「役立ったのは催事の案内だけ」(20代男性)というが、全て廃刊になった。

 代わって創刊された10紙のうち、人気が高いのは、反体制デモが始まった今年2月にちなんで名付けられた日刊紙「2月」だ。首都解放の2日後の8月25日に創刊された。16ページ建ての紙面には、暫定政権樹立の見通しといった硬派の政治記事から、各病院の深刻な機器不足を訴えるキャンペーン、スポーツなど多様な記事が並ぶ。リビア内外の記者約30人が執筆し、毎日1万部が印刷されている。

(2011年10月2日09時41分 読売新聞)

3135チバQ:2011/10/03(月) 20:47:13
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2832315/7863556?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
シリア軍が中部ラスタンの離反兵士を鎮圧、反体制派は統一戦線結成
2011年10月03日 12:42 発信地:ダマスカス/シリア
【10月3日 AFP】バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領の退陣を求める反体制デモの続くシリアで、軍と離反兵士らとの戦闘が続いていた中部ラスタン(Rastan)を軍が完全掌握したと、英国を拠点とする人権団体「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が2日、発表した。

 ラスタンは首都ダマスカス(Damascus)の北160キロにあるホムス(Homs)県の町。シリア人権監視団によると、軍は戦車250両を投入し離反兵士らの鎮圧にあたった。軍の砲撃で民間人数十人が死亡し、住宅の庭に埋葬されているとの情報を得ているという。また、2日現在、市内には50両の戦車が展開しているという。

 離反兵士らは9月30日夜、「ラスタンからの撤退」を声明で発表。「アサドのギャングたちの大幅な増強とラスタンで使用された兵器から、自由への闘争をよりうまく遂行するために撤退を決めた」と述べている。

■反体制派の共同戦線「シリア国民評議会」結成

 一方、シリア反体制派は2日、トルコ・イスタンブール(Istanbul)で会見し、アサド政権に反対する全勢力が結集した共同戦線「シリア国民評議会(Syrian National Council、SNC)」を結成したと発表した。

 議長を務めるパリ(Paris)在住の研究者Burhan Ghalioun氏は、SNCについて「反体制派と平和的革命勢力を再結集する」もので、「国内外でシリア革命を代表する」と説明。「全シリア国民に開かれた、自由への戦いにおいてシリア国民の主権を体現する独立団体だ」と語り、「シリア国民の主権を損なうような外国からのあらゆる干渉を拒否する」と述べた。

 11月初頭にメンバー190人の総会を開催し、所属各勢力を代表する29人強の事務総局を設置する見通し。総会はトルコで開かれる可能性もあるという。

 評議会メンバーによると、事務総局には活動家グループのLocal Coordination Committeesやイスラム原理主義組織のムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)、部族代表、改革派団体「ダマスカス宣言(Damascus Declaration)」、クルド人やキリスト教勢力などの代表が加わるという。(c)AFP

3136チバQ:2011/10/03(月) 23:26:17
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011100302000024.html

カダフィ大佐旧邸 観光スポットに
2011年10月3日 朝刊

 【トリポリ=今村実】リビアのカダフィ体制崩壊から一カ月余り。かつて強権支配の象徴として国民に恐れられた首都トリポリにある元最高指導者カダフィ大佐の要塞(ようさい)「バーブ・アジジヤ」地区は土産物店が並ぶ観光名所になっていた。大勢の市民が訪れて自由を謳歌(おうか)する一方、暫定政府発足が大幅に遅れている事態に不満の声も聞かれた。

 「いい商売になるよ。売り上げは一日に百リビアディナール(約六千円)だ」。カダフィ氏の元邸宅前で仲間と露店を開く高校生(16)は胸を張った。

 元邸宅前には午前中から百台以上の車が駐車し、多くの家族連れらが続々と訪れる。露店には反カダフィ派の象徴である三色旗をデザインしたTシャツ、時計、キーホルダーなどがずらりと並ぶ。

 二階建ての元邸宅はカダフィ氏がバルコニーから何度も演説した場所。いまは内部の壁や天井まで完全に破壊され、旧体制に対する市民の怒りが表れていた。壁には無数の落書きも。「カダフィ、墓はもう掘ってやった」「おまえはネズミの中のネズミだ」−。

 敷地は高さ数メートルの防御壁に囲まれ、面積は約六平方キロ。カダフィ氏自慢のテントは小さな体育館ほどの広さがある。天井にぶら下がった金色のシャンデリアの残骸だけが、往時をしのばせていた。

 トリポリ近郊から家族五人で見物に来た運転手のムハンマドさん(36)は「雲の上を歩いているよう」と興奮気味だ。大学卒業後も定職がなく、苦しい生活を強いられてきた。

 「今後は子どもたちに圧政を体験させたくない」と願う。暫定政府発足の見通しが立たないことには「部族対立などで再び内戦になってしまわないか不安」と顔を曇らせた。

 トリポリ在住の男性(32)は激戦地の北西部バニワリードから一時帰還。「政治家は多くの犠牲者を忘れてはならない。権力闘争をやめ、前線の兵士らの支援に尽力すべきだ」と語り、暫定政府の早期発足を求めた。

3137チバQ:2011/10/03(月) 23:59:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111003/erp11100308030000-n1.htm
プーチン首相、大統領に復帰 露報道、際立つ異質さ
2011.10.3 08:02 (1/4ページ)

ウォールストリート・ジャーナル(米国)
 ロシアのプーチン首相(前大統領)が来春の大統領選への出馬を表明した。プーチン氏と「双頭体制」を組んできたメドベージェフ大統領は首相に就任する見通しでプーチン氏の大統領復職は確実だ。対露関係の「リセット」を進める米国や欧州が警戒や懸念を強める中、当のロシアでは「国の発展を保証できる」と肯定的な報道がほとんどで、異質さを際立たせた。

                   ◇

 ▼ウォールストリート・ジャーナル(米国)


米露関係の曲折は避けられない


 9月26日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルは1面に解説記事を掲載し、時に米国への対決姿勢を示すプーチン首相の大統領復帰で、オバマ米政権が推進してきた米露関係の「リセット」は岐路に立たされかねないと論じた。

 解説記事は内部告発サイト「ウィキリークス」に暴露された米公電で、ロシアが「(プーチン氏が動かす)実質的なマフィア国家」と言われていたことを引用、米国はメドベージェフ大統領の「融和姿勢をプーチン氏の対決スタイルよりも明らかに支持していた」と指摘した。

 米国がプーチン氏の復帰で最も警戒するのが、欧州で進めるミサイル防衛(MD)への影響だ。解説記事はプーチン氏を「メドベージェフ氏以上に(現行のMD計画に)懐疑的」と分析し、米国側が拒否している北大西洋条約機構(NATO)とロシアのMDシステム統合をごり押ししてくる可能性を懸念する。

 オバマ政権が後押しするロシアの世界貿易機関(WTO)加盟問題でも、加盟を推進してきたメドベージェフ氏に対し、プーチン氏は「保護貿易を唱えている」と失望を隠さない。

 とはいえ、米政府もプーチン氏の復帰を見越して、オバマ大統領やバイデン副大統領の訪露の際にはプーチン首相と会談するなど、あからさまな“メドベージェフ傾斜”は控えてきた。

 一方で、オバマ氏は年齢が近く、ともに法律家でもあるメドベージェフ氏との親密ぶりを折に触れアピールしており、プーチン氏の側近に「首相が軽視されてきた」と感じる向きは少なくないと記事は指摘する。

 オバマ政権高官は「だれが次のロシア大統領になろうとも米露関係のリセットを続けていく」と平静を崩さないが、両国関係の曲折は避けられない状況に直面している。(ワシントン 犬塚陽介)

                   ◇

 ▼フィナンシャル・タイムズ(英国)


ロシアにとっての「危険な一歩」


 英紙フィナンシャル・タイムズは9月26日付の社説でソ連崩壊から20年を迎えるロシアの民主主義について「プーチン氏という1人の有権者が来年3月の大統領選でプーチン氏が返り咲くことを決めた」と皮肉るとともに、プーチン氏が通算3期目の大統領に就任することに強い懸念を示した。社説は、プーチン氏の人気はかつてほどではないとしながらも、ロシアの政治システムは厳重な管理下に置かれ、プーチン氏を脅かす対立候補は今後も現れないだろうと指摘する。

3138チバQ:2011/10/04(火) 00:00:56
 メドベージェフ大統領については「少なくとも言葉の上では政治や経済の近代化を唱えた」と評価し、プーチン氏の大統領復帰はロシアにとって「後退であり、危険な一歩だ」と警鐘を鳴らす。改善途上にあった米、ドイツとの関係にも複雑な影を落としそうだ。

 プーチン氏はソ連国家保安委員会(KGB)出身だ。社説は「本能的に用心深く、保守的」と断じ「近代的な改革にはほとんど関心がない」と分析。プーチン氏は大統領1期目、ソ連崩壊後の壊滅的移行期を安定させることを約束したが、国家統制を強め、発展の芽を摘んでしまった。

 それゆえロシアが5%成長を回復したいのなら、経済の国家統制や腐敗を取り除き、競争原理の強化、政治の民主化に取り組まなければならないと提言した。

 一方、投票年齢に達した世代は共産主義崩壊時にはまだ生まれていなかった。若者は露大統領府(クレムリン)が支配するテレビではなく、インターネットを通じてニュースを入手する。社説は「プーチン氏がこうした変化を無視すれば、いずれ中東の独裁者と同じようにソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)や街頭デモの力に気づかされるだろう」と警告している。(ロンドン 木村正人)

                   ◇

 ▼独立新聞(ロシア)


民主主義発展のための選択?


 「プーチン時代」の超長期化が予想されるにもかかわらず、今回の動きを鋭く批判したロシアの中央紙は皆無に近い。

 9月26日付の「独立新聞」が掲載した政治評論家の寄稿「戦略2036」は、プーチン氏率いる巨大与党「統一ロシア」を基盤にし、「プーチン、メドベージェフ両氏が(2期12年間ずつ)2036年まで国の効率的な発展を保証できる」と大まじめに記した。

 プーチン氏は大統領選出馬と引き換えに、12月の下院選でメドベージェフ大統領が「統一ロシア」の比例代表名簿1位に登載されることを提案、メドベージェフ氏を次期政権の首相に指名した。寄稿はこれが「党に立脚した政権への移行」で政権の社会に対する責任感が増すと評価する。

 民主主義国なら密約による「権力のたらい回し」と非難される両者の役職交代も、この評論家の手にかかると「権力制度と民主主義機構を発展させるための選択」とされるのだ。

 ちなみに、ロシアでは比例代表名簿に登載されて当選しても議員になる必要はなく、名簿上位には有権者の関心を引くためだけに有名人を据えるのが慣例だ。ロシアが議院内閣制になるといった話ではない。

 この日の独立新聞は、「(新制)ロシアですでに3度、最高権力のバトンタッチが平和に行われたのはすばらしい」といった識者談話を多数掲載した。

 一方、プーチン政権批判で知られ、06年に射殺された女性記者、ポリトコフスカヤさんが所属していたリベラル紙「ノーバヤ・ガゼータ」は同日の1面で、プーチン氏が2期務めれば最後の年となる24年時点で予想される指導部の似顔絵を掲載。独裁政権を倒した中東の民主化運動「アラブの春」をロシアは自ら用意しているとする談話も紹介した。(モスクワ 遠藤良介)

3139チバQ:2011/10/04(火) 00:02:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111003/erp11100320210002-n1.htm
ウクライナ前首相裁判 東西から圧力 大統領の誤算
2011.10.3 20:17 (1/2ページ)

ウクライナのユリヤ・ティモシェンコ前首相
 【モスクワ=遠藤良介】ウクライナの親欧米派、ティモシェンコ前首相がロシアとの天然ガス取引をめぐる職権乱用罪に問われた裁判がこのほど結審し、11日にも判決公判が開かれる見通しとなった。欧州連合(EU)は裁判がヤヌコビッチ大統領による政敵排除の試みだとして圧力を強化。ロシアも「ガス取引に違法性はない」とヤヌコビッチ大統領を批判する事態となり、判決の行方が注視されている。

 ティモシェンコ氏は、ロシアがウクライナ向けの天然ガス供給を停止する“ガス紛争”のさなかだった2009年1月、不当に高いロシア産ガス価格を受諾し、国庫に損害を与えたとして起訴された。

 検察側が禁固7年を求刑したのに対し、ティモシェンコ氏は9月29日、約4時間に及んだ最終弁論で「これは古典的なリンチ(私刑)裁判だ」と猛反発し、徹底抗戦を宣言した。

 ティモシェンコ氏は04年、親欧米のユシチェンコ前政権を誕生させた「オレンジ革命」の立役者。10年2月の大統領選では親露派だったヤヌコビッチ氏に僅差で破れた経緯がある。

 EUは、有罪判決が出た場合にはウクライナと進めている「自由貿易協定」締結に関する交渉を放棄する構えを見せ、罪状の撤回を要求。米国も裁判を「政治的動機によるもの」とみて憂慮を表明している。

 親露派とされていたヤヌコビッチ氏は大統領就任後、EUとの統合路線を打ち出してEU・ロシア間のバランス外交に転じており、EUとの関係悪化は氏にとって打撃となる。

 一方、ロシアがティモシェンコ裁判の批判で欧米に同調したのはヤヌコビッチ氏の誤算だった。ロシアは、ヤヌコビッチ大統領がティモシェンコ氏を裁判にかけることで、09年に合意されたガス価格を引き下げようと恫喝を始めたと受け取めている。

 ロシアはベラルーシ、カザフスタンとの「関税同盟」にウクライナが加わることなどを価格見直しの条件に突きつけており、東西に挟撃されたヤヌコビッチ氏は難しい立場に置かれている。

3140チバQ:2011/10/04(火) 19:51:28
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/10/04/20111004ddm007030124000c.html
リビア:国民評議会、執行部「改造」 議長ら「国土解放」後、辞任
 【カイロ和田浩明】リビアの反カダフィ派統治機構「国民評議会」のアブドルジャリル議長とジブリル暫定首相は3日、東部ベンガジで記者会見し、執行部の一部閣僚の交代を発表した。首相など重要閣僚は留任、実質的な「改造」にとどまる内容。また、両氏はカダフィ派の拠点都市である北中部シルトが陥落した時点で「国土解放」を宣言、辞任すると明言した。移行政府への行程を示し、権力に固執しない姿勢を明示することで、戦闘を主導するイスラム保守派からの「権力独占」批判をかわす狙いがあると見られる。

 中東の衛星放送アルジャジーラなどによると、アブドルジャリル氏はシルト陥落で国民評議会が「国土解放」を宣言、1カ月以内に首都トリポリで移行政府の組織や憲法策定作業を始める計画だと発表。ジブリル氏とともに、新政権にはいかなる形でも参加しない意向も明確にした。

 また、アブドルジャリル氏によると、今回の閣僚交代で外相が辞任し、ジブリル氏が兼任。石油相は国営石油会社が活動を本格再開するまでタルフーニ氏が残留する。

 国防相、内相など治安関係の重要閣僚も留任し、変更は副首相格ポストの廃止、新宗教相の就任、戦死者の遺族や負傷者の支援を担当する閣僚ポストの新設のみにとどまった。

 「ほとんど旧体制が維持されている」(ベンガジの報道関係者)状態だ。

 国民評議会の現執行部に対しては、8月下旬のトリポリ陥落などの戦果に対する「論功行賞」を求めるイスラム保守派などから批判が高まっていた。

 シルトではカダフィ派が頑強な抵抗を続けている。攻略戦が長期化し解放宣言が出せなければ、批判が再燃する可能性もある。

 さらに、カダフィ派は西部バニワリードでも抵抗を続けており、「徹底抗戦」を主張していた前最高指導者のカダフィ大佐も潜伏したままだ。家族や政権幹部も隣国などに逃亡中で、潜在的な治安不安定化要因として残っている。

 42年近く続いたカダフィ独裁政権下で弾圧され政治経験がほとんどない反カダフィ派にとり、カダフィ派との戦闘を続けながら民主的政権を組織するのは容易ではない。国民評議会は新政権の発足後に、20カ月かけて移行国民議会選挙や憲法制定の国民投票を行う予定だが、民主化へのスムーズな移行を実現するには治安の確保が必須だ。

毎日新聞 2011年10月4日 東京朝刊

3141チバQ:2011/10/04(火) 19:51:58
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/10/04/20111004ddm007030136000c.html
ハンガリー:宗教法人認証、厳しく 「信教の自由」巡り論争に
 【ウィーン樋口直樹】欧州連合(EU、27カ国)加盟国のハンガリーで、宗教法人法の改正によって認証団体が激減したことが、「信教の自由」を巡る議論に発展している。宗教法人の認証が政府与党の判断で左右されかねない仕組みになったためで、政府に批判的な学識者らはEUの行政府・欧州委員会に基本的人権の保護を求めるなど、抗議している。

 ハンガリー国会は7月、最大与党「フィデス・ハンガリー市民連盟」などの賛成多数で通称「新・教会法」を可決した。これにより宗教法人として認められてきた358団体のうち、14団体しか資格が認められないことになった。資格を失った団体は来年以降、補助金や税制面での優遇措置などを失うことになる。

 これに対し、元ブダペスト市長ら学識者15人は、欧州委員会や人権機関の欧州会議(47カ国)へ「介入」を求める公開書簡を提出。とりまとめ役の元国会議員、ラズロ・ライク氏は毎日新聞の取材に「ホームレスなどの貧困層や、社会的差別の対象になっている少数民族ロマなどに奉仕してきた多数の教会が法人資格を失った。新法によって社会的災害が引き起こされる」と指摘する。

 新法によると、宗教法人の認証には1000人以上の賛同署名とハンガリーでの20年以上の存在実績、国会での3分の2以上の賛成が必要。問題視されているのは、法務相が認める申請しか国会審議に回されない点だ。

 ライク氏らは「政府の意図的な判断が介在する余地があり、信教の自由や政教分離の原則に反している」と批判。「新法によってすべてのイスラム教、仏教、ヒンズー教団体が宗教法人資格を失った」と指摘する。

 公開書簡に対し、欧州委員会(人権担当)は「基本的権利の分野で加盟国に干渉する権限がない」と回答。欧州会議は「新法と、それがハンガリーの信教の自由に与える影響を慎重に分析したい」と答えた。

 地元メディアによると、政府側は信教の自由を阻害するつもりはないと反論。新法の狙いが、活動実績の乏しい宗教団体を見極め、深刻な経済危機の中で国家財産の浪費を防ぐことなどにあると主張している。

毎日新聞 2011年10月4日 東京朝刊

3142チバQ:2011/10/04(火) 21:37:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111004-00000073-mai-int
<イラン>言論弾圧再び加速 新聞発禁、記者拘束
毎日新聞 10月4日(火)20時7分配信

 【テヘラン鵜塚健】イラン当局のメディア統制が再び厳しくなってきた。9月は政府に批判的な新聞と雑誌が発禁処分となり、さらに英BBC放送に映像や情報を提供したとしてイラン人6人が逮捕された。統制は09年6月の前回大統領選後の騒乱を機に強まり、その後は緩和されていた。来年3月の国会議員選挙を前に、政府は国内の不安定化を恐れ、再び引き締めに乗り出したとみられる。

 イラン人記者は毎週月曜日を「暗黒の月曜日」と呼ぶ。新聞や雑誌を検閲する「報道監督委員会」が開かれるからだ。9月12日には改革派系週刊誌シャハルバンデ・エムルーズの発禁処分が決まった。今年6月に復刊したばかりだった。アフマディネジャド大統領側近に対する批判記事が原因とみられる。

 テヘラン検察も同じ日、改革派紙ルーゼガールを2カ月の発禁処分にした。改革派のハタミ前大統領への取材記事を掲載したことが背景にあるようだ。

 9月中旬には、イランの伝統文化を取り上げたBBCペルシャ語放送のドキュメンタリー番組の制作に協力していたとして、フリーのディレクターら6人が逮捕された。当局はBBCを「英国の情報機関」とみなす。

 非営利団体「ジャーナリスト保護委員会」(本部・米国)によると、昨年12月末現在、イランは、国内で34人の記者が拘束され、「世界最悪のジャーナリストの墓場」と呼ばれる。今年6月には、禁錮10年の判決を受け服役中の雑誌記者の男性(52)がハンガーストライキを続け死亡した。

 外国メディアへの締め付けも厳しさを増している。政府は昨年末以降、スペイン紙など少なくとも欧州メディア2社の記者を国外退去処分にした。また今春以降、外国人の記者証の交付や更新の際には「いかなる取材も政府の許可を得る」「テヘランから出る際は48時間前に届ける」などの規則を守るよう記者に誓約させている。

 イランの宗教指導体制は最高指導者を頂点とするが、その下では大統領や国会、宗教勢力がさまざまな形でけん制し合い、各勢力がメディアを政争に利用している面がある。

 現在、政権を握る保守派内では内部対立が激化し、大統領の影響力が低下。保守派内の反大統領勢力の意向を受けたメディアが盛んに大統領批判を展開しても容認されている。だが、政権自体に反発する改革派メディアは厳しく監視され、処分を受けやすい。

 メディア統制に関し、サマレハシェミ大統領筆頭顧問は毎日新聞の取材に「イランは最も言論の自由がある国の一つで、ジャーナリストは市民以上に権利が保障されている」としている。

3143チバQ:2011/10/04(火) 21:44:27
http://www.asahi.com/international/update/1004/TKY201110040116.html
デンマークに初の女性首相 10年ぶり中道左派政権
 デンマークのマルグレーテ女王は3日、9月の総選挙で勝利した中道左派勢力を束ねる社会民主党党首のヘレ・トーニングシュミット氏(44)を首相に任命した。10年ぶりの中道左派政権で、デンマークで初の女性首相となった。

 選挙後、約2週間の協議を経て、社民党が与党第1党となり、左派の社会人民党、中道の急進自由党との3党で少数連立政権を発足させた。税務相には26歳の議員が選ばれた。デンマークは財政赤字や失業率の上昇といった課題を抱え、経済の立て直しを急ぐ。(ロンドン=伊東和貴)

3144チバQ:2011/10/04(火) 21:53:38
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111004-OYT1T01047.htm
ソマリア首都で爆破テロ、65人死亡




 【ヨハネスブルク=中西賢司】ソマリアの首都モガディシオの暫定政府庁舎付近で4日、爆発物を積んだトラックが爆発した。


 ロイター通信は、救急隊員の話として、少なくとも65人が死亡したと報じている。

 国際テロ組織アル・カーイダ系のイスラム過激派武装勢力アル・シャバブが犯行を認めており、暫定政府を狙ったものでは過去最大規模のテロとなった。アル・シャバブは8月上旬に首都から撤退していたが、今回の攻撃で、再度攻勢に転じる姿勢を明確にした形だ。飢饉にあえぐソマリアへの援助を続けている国連機関などにとっても、首都の治安悪化は活動の障害となりそうだ。

(2011年10月4日20時20分 読売新聞)

3145チバQ:2011/10/05(水) 21:39:19
http://www.cnn.co.jp/world/30004175.html
安保理、シリア非難決議案を否決 中露が拒否権
2011.10.05 Wed posted at: 10:20 JST

(CNN) 国連安全保障理事会は4日、シリアのアサド政権に対してデモ弾圧の即時停止を求める決議案の採決を行ったが、ロシアと中国が拒否権を発動して否決された。

採決では安保理理事国15カ国のうち米国など9カ国が決議案に賛成し、インド、ブラジル、南アフリカ、レバノンの4カ国は棄権した。

ライス米国連大使は決議案が否決されたことを受け、「差し迫った道徳的問題および地域の平和と安全に対する脅威の増大に対し、同理事会が何も対応できなかったことに憤りを感じる」と述べた。

シリアではほぼ7カ月にわたって反政府デモの弾圧が続き、各国がアサド政権に対する非難を強めていた。4日も政府によるデモ弾圧で新たな死者が出たと伝えられている。

軍の離反兵らでつくる「自由シリア軍」は国際社会に支援を要請、「この政権は最後の血の1滴まで居座るだろう。これ以上の血が流れることがあってはならない」と訴えた。

シリア情勢を監視している英国の人権団体によると、3月中旬以降の犠牲者は民間人が2365人、兵士・保安員が680人に上っているという。

3146チバQ:2011/10/05(水) 21:41:57
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011100400744
「ユーラシア連合」創設を=プーチン首相が寄稿−ロシア紙
 【モスクワ時事】ロシアの次期大統領に就任が確実視されているプーチン首相は、4日付の同国紙イズベスチヤに寄稿し、旧ソ連構成国による統一経済圏として「ユーラシア連合」の創設を推進する考えを示した。
 9月24日に大統領選出馬を表明後、プーチン氏が経済・外交方針などについて新聞に寄稿するのは初めて。
 1面掲載の寄稿文の題名は「新たなユーラシア統合計画−今始まる未来」。プーチン氏は、ロシア、カザフスタン、ベラルーシの3カ国関税同盟を踏まえ、「われわれは統合をさらに進展させ、より高いレベルに引き上げる意欲的な課題を掲げよう」と主張。一方で、「何らかの形でソ連を復活させる考えはない」とも述べた。(2011/10/04-19:06)

http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201110040052.html
旧ソ連構成国で「ユーラシア連合」を=プーチン首相2011年10月4日
 [モスクワ 3日 ロイター] ロシアの次期大統領に就任することが確実視されているプーチン首相は、外交政策に関して現地紙イズベスチヤに寄稿し、旧ソ連構成国で「ユーラシア連合」を構築したいとの考えを示した。

 ロシアはすでにベラルーシやカザフスタンと関税同盟を結んでおり、来年からは3国間で貿易障壁が撤廃され、資本や労働の移動も自由化される。

 4日発行の同紙で、プーチン首相は「われわれは3国間同盟で止まるつもりはない。ユーラシア連合でのさらに高い統合レベルを達成すべく、意欲的な目標を立てている」と述べた。

 1991年のソ連崩壊を「20世紀最大の地政学的破局」と表現したこともあるプーチン首相。ユーラシア連合は旧ソ連とは別物だと強調したうえで、「過去の何かを復活させようとしたり、模倣しようとするのは甘い考えだ。しかしながら、新たな政治経済や新しい価値体系に基づく強固な統合は、時代の要請だ」と訴えた。

 プーチン首相は先月、来年3月に予定される大統領選への出馬を表明。メドベージェフ大統領は退任後、プーチン氏と同様に首相に就任する意向を示しており、これまで続いてきた2人の「双頭体制」は今後もポストを交換して維持されるのが確実とみられている。

3147チバQ:2011/10/05(水) 22:19:11
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111005-OYT1T01328.htm
ハイチ新内閣ようやく発足へ…首相就任を承認




 【サンパウロ=浜砂雅一】AP通信などによると、カリブ海の島国ハイチの上院は4日、マーテリー大統領が指名した医師のギャリー・コニーユ氏の首相就任を承認した。

 下院は9月に承認済みで、近く新内閣が発足する見通しだ。マーテリー氏は5月の就任後、国会に首相人事案を2度否決され、約4か月半も組閣できない異常事態が続いていた。

 ただ、国会の多数派を野党が占める状態には変わりなく、法案審議などは今後も難航が予想される。国会が空転した場合、昨年1月の大地震からの復興の遅れにつながることが懸念されている。

(2011年10月5日22時11分 読売新聞)

3148チバQ:2011/10/06(木) 20:41:04
http://www.asahi.com/international/update/1005/TKY201110050487.html
ギリシャでゼネスト、国会前には2万人 緊縮策に抗議
 欧州の政府債務(借金)問題の発端、ギリシャで5日午前、政府の緊縮策に抗議する労働組合がゼネストに入った。地元警察によると、アテネ中心部の国会前広場には約2万人が集まった。一部の若者らが投石などを繰り返したため、警察は催涙ガスなどを使って強制的に排除した。

 公立病院の医師や公立学校の教師が職場を離れたほか、空港の管制官らが24時間ストを打ち、国際便を含む空の足が止まった。

 ギリシャは2011年、財政赤字が国内総生産(GDP)比で8.5%にのぼる見通し。借金を約束通りに返せなくなるデフォルトを避けるため、支援の融資を受ける欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)から行財政改革の進み具合を点検されている。

3149チバQ:2011/10/06(木) 20:41:54
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011100602000023.html
ギリシャ大規模ゼネスト 2大労組 政府の緊縮策に反発
2011年10月6日 朝刊

5日、大規模なゼネストがあったギリシャのアテネで、政府の緊縮策に反対し行進する労働者ら=野村悦芳撮影


 【アテネ=野村悦芳】深刻な財政危機に陥っているギリシャで五日、政府の緊縮策に反対する官民二大労組の連合組織が二十四時間のゼネストを実施、数万人がデモ行進した。首都アテネの国会議事堂前では、デモ参加者の一部と治安部隊による小競り合いが起きた。首都の国際空港が閉鎖され、交通も混乱した。

 「これ以上国民を苦しめるな」と書かれたプラカードを掲げた労働者や失業者、学生らが同日午前、首都中心部の広場から、政府批判を連呼して行進した。AFP通信によると、治安部隊は、投石を繰り返した若者らに対し、催涙ガスを発射した。

 デモに参加した国立病院勤務のコロボス・ザイリアスさん(54)は「政府が大企業と金持ちを優遇している間にこんなことになった」と怒りをにじませ、「給料は二年で四割もカットされた。外食どころか、外出するための交通費もない。もう限界だ」と嘆いた。

 同国は九月、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)からの融資と引き換えに、公務員の三万人削減や年金受給者の支給額減など厳しい財政赤字削減策を決定した。しかし、すぐに目標値に届かない見通しを発表。EU内でも、ギリシャの政治、経済や国民性に対する不信感が消えないままだ。

 デモ参加者の一人で、失業中の女性カテリナ・パトリクーさん(35)は、国外から向けられている厳しい視線を認めた上で「大半の労働者は勤勉。外国人は真実を知らない」と反論。「私たちを貧困に導いているとしたら、ギリシャにEUは必要ない」と話した。

 今回のゼネストにより、アテネ国際空港は五日の便の大半がキャンセルとなったほか、博物館や病院、学校、裁判所、交通機関でも閉鎖や営業停止が相次いだ。十九日にはさらに規模の大きいゼネストが予定されている。

3150チバQ:2011/10/06(木) 20:42:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111006/asi11100601280000-n1.htm
大統領暗殺計画で護衛ら逮捕 アフガニスタン 
2011.10.6 01:27
 【ニューデリー=田北真樹子】アフガニスタンの情報機関、国家保安局(NDS)報道官は5日、首都カブールで記者会見し、カルザイ大統領の暗殺を計画した疑いで、大統領の護衛1人と大学教授、学生ら計6人を逮捕したと発表した。6人は、国際テロ組織アルカーイダと、パキスタンに拠点を置く武装勢力ハッカニ・ネットワークの両組織のメンバーとのつながりが確認されたという。

 フランス(AFP)通信などによると、6人はカブール医科大の宗教学教授からアルカーイダに勧誘されたという。暗殺までの準備金として15万ドル(約1100万円)を受取り、カルザイ氏が地方を訪問するタイミングを狙っていた。

 アフガニスタンでは先月、ラバニ元大統領が暗殺されたほか、カルザイ氏の弟や大統領顧問など有力者の暗殺が相次いでいる。カルザイ氏自身も、これまで少なくとも3度命を狙われている。

3151チバQ:2011/10/06(木) 21:31:15
http://www.afpbb.com/article/politics/2833004/7882343?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
プーチン体制にジョークでうっぷん晴らし、ロシア
2011年10月06日 16:28 発信地:モスクワ/ロシア
プーチン体制にジョークでうっぷん晴らし、ロシア
2011年10月06日 16:28 発信地:モスクワ/ロシア

クリッピングする拡大写真を見る写真をブログに利用するロシア南部アストラハン(Astrakhan)地方のボルガ川(Volga River)で一緒に釣り糸を垂れるドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領(左)とウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相(2011年8月16日撮影)。(c)AFP/RIA-NOVOSTI/MIKHAIL KLIMENTYEV
関連写真1/1ページ全2枚




スライドショーを見る【10月6日 AFP】ロシアでは12月の議会選、来年3月の大統領選を経て、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相にとって3期目となる大統領職復帰が濃厚とみられている。

 プーチン氏が大統領に復帰し、さらに前回の大統領時代と同様、再選が可能な2期を再び務めた場合、任期が終わるのは72歳となる2024年だ。その場合、旧ソ連のヨシフ・スターリン(Joseph Stalin)元書記長以来、最も長い任期を務めた指導者になる。

 プーチン氏の存在によって民主選挙で指導者を選ぶ意味が失われていると苦々しく思うロシア人は多く、「プーチン体制」を皮肉ってうっぷんを晴らそうというジョークが多く出回っている。次に紹介するのはその一部だ。



A「どっちに投票するつもり? プーチンか、それともプーチン?」
B「どっちも飽き飽きだからね。プーチンにしておくよ」



2012年2月 翌月行われる大統領選の投票所前の掲示
「3月4日(日)はウラジーミル・プーチン大統領を選ぶ選挙日です」



「お電話ありがとうございます。こちら、ドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)です。メドベージェフに御用の方は、ナンバー2を押してください」



テレビニュースは今日も延々とプーチン讃美が続いた――「最後に天気予報です。本日、気象庁をウラジーミル・プーチン氏が訪問しました」(c)AFP

3152チバQ:2011/10/06(木) 21:43:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111003-00000076-san-int
プーチン氏再登板 露の親中傾斜、欧州に警戒感
産経新聞 10月3日(月)7時55分配信

 ■資源外交で結束困難、MD協議停滞の恐れ

 【ロンドン=木村正人】ロシアのプーチン首相が来年春に大統領に返り咲くことが確実になり、欧州では対ロシア関係は中・長期的に多くの問題を抱えるとの懸念が広がっている。親欧米派とみなされたメドベージェフ大統領と異なり、親中派とされるプーチン氏が中国と同じ国家統制型経済発展を志向し、外交でも中国と共同歩調をとる可能性が強いとみられるためだ。欧州内で対露関係をめぐり、南北の違いが鮮明となる可能性もあるという。

 「プーチン氏は中国メディアに対し、彼の娘が中国語を勉強していると2回も語っている」と欧州のシンクタンク、欧州外交評議会のロシア担当、ベン・ジュダー氏は指摘する。

 氏の分析では、ロシアはメドベージェフ大統領が米国や欧州との関係改善に取り組む一方、こわもてのプーチン首相が中国やイランなど非欧米諸国を担当する“双頭外交”を展開。実際、英仏米3カ国が主導したリビア軍事介入を黙認した格好のメドベージェフ氏に対し、プーチン氏はリビアでの利権を失いかねない中国も意識してか「十字軍だ」と声高に批判した。

 ジュダー氏は「中国はメドベージェフ氏をソ連を崩壊させた親欧米派のゴルバチョフ元ソ連大統領になぞらえて嫌悪感を示し、プーチン氏にラブコールを送っていた」と解説する。

 その上でジュダー氏は、プーチン氏が大統領職に復帰後、経済の国家統制色と中国寄り外交を鮮明にしていくと予測。「そうなっても欧州は結束して対抗できないため、両者の関係は短期的に停滞した後、多くの問題を抱え込む恐れが強い」と警告する。

 欧州連合(EU)にとってロシアは米国、中国に次ぐ3番目の貿易国。ロシアにとってもEUは全体の46・8%を占める断トツの貿易相手。EUへの輸出の8割が天然ガスや石油などの資源だ。ロシアにとって欧州の重要性は揺るがない。

 しかし、プーチン首相は大統領時代の2006年、ウクライナへの天然ガス供給を停止し、EUも深刻な影響を被った。このため、ロシア依存度が高かったバルト三国や旧東欧諸国は原子力発電所の建設や液化天然ガス(LNG)の輸入を促進した経緯がある。プーチン氏が再び、資源を武器に欧州にゆさぶりをかけるとの警戒感は根強い。

 しかも、欧州の対露政策は一枚岩ではない。ロシア外交の実態を報告した『新冷戦』の著者で、英誌エコノミストの国際担当編集長エドワード・ルーカス氏は「冷戦直後は東と西の違いがあったが、今は欧州の債務危機と同じように北と南で分断されている」と指摘する。

 ギリシャやキプロスなど“南”の対露関係は緊密だ。民間告発サイト「ウィキリークス」が公開した米外交公電で、イタリアのベルルスコーニ首相がプーチン氏から資金提供を受けた疑惑も指摘されている。

 一方、“北”のドイツやフランスは天然ガスなどの取引を通じた企業レベルの関係強化を進め、バルト三国や北大西洋条約機構(NATO)に非加盟のスウェーデンやフィンランドはロシアへの警戒心を解いていない−と同氏は分析する。

 NATOは08年のグルジア紛争を境にグルジアとウクライナの加盟問題を凍結し、ロシアと共同のミサイル防衛(MD)構築を協議するが、NATO関係者は「プーチン氏の復帰で協議はさらに難航する」とみる。

3153チバQ:2011/10/06(木) 22:45:29
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110708/fnc11070808090003-n1.htm
深刻な食料インフレ 非効率な農業、改革急務
2011.7.8 08:06 (1/3ページ)

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種をまくインドの女性。農業分野の改革の遅れがインフレ懸念を加速させている(AP)
 高水準で推移しているインフレが、インド経済の成長見通しを不透明にしている。中央銀行にあたるインド準備銀行(RBI)は6月16日、2010年3月以降、10回目となるレポ金利(公定歩合)の引き上げを実施した。しかし、その効果は挙がっているとはいいがたい。経済学者らは「金利の引き上げによる効果は焼け石に水。根本的な問題は、非効率さを残す農業分野の改革の遅れにある」と警鐘を鳴らしている。

 ◆物価指数が加速

 「インド経済が抱える主要問題はインフレだ」

 ムカジー財務相は5月27日、米ワシントンでの会合でこう語り、高インフレ率に懸念を示した。インドのインフレ指標となる卸売物価指数(WPI)は、08年8月の12.91%をピークに8〜9%台を行き来する状況が続き、今年5月は9.06%で前月(8.66%)から加速した。

 世界的な原油の高騰を受け、政府は5月、ディーゼル、灯油、プロパンガスの価格を引き上げた。原油高は、短期的には食料価格の高騰にも跳ね返る。「インフレは7月までには10%近くにまで上昇するだろう」(首相経済諮問会議のC・ランガラジャン議長)との見方が一般的だ。

 経済が成長を続けるインドのような国では、インフレは不可避との声もある。しかし、この事態が続けば、経済成長の足を引っ張る結果にもなりかねない。昨年度の経済成長率は8.5%。今年度、政府は8.5〜9%を目指すが、このままインフレ対策に重心を置き続けざるを得ないようだと、7〜7・5%の達成がやっととの見方が広がる。

 ◆“制約”が足かせ

 世界的な金余り現象が続き、新興国経済に資金が流れ込む状況は、中国をはじめ世界中でインフレ懸念を招いている。

 その中で、まだまだ社会に有形無形の規制や障壁が残るインドは、結果的に投機マネー流入の猛威からは一定程度距離を保つことができていた側面もあった。

 その中で今、高まるインフレ懸念。ニューデリーのビジネススクール「FORE経営大学院」のマシュー・ジョセフ教授(経済学)は、「所得増によって食料の需要が高まっているのに、国内農業が抱えるさまざまな“制約”によって、食料生産が見合っていないこと」が要因という。

 農業は、かつての社会主義体質がもっとも根強く残る分野だ。農民は肥料のコストがかかった分だけ政府から補助を受けることができ、できたコメと麦も政府が買い取る。これでは効率性や生産性を上げようとする動機が生まれない。

 経済学者のモハン・グルスワミ氏は「インドが経済成長率8.5%を達成するためには、農業分野は年率4%で成長しなければいけないが、現在の成長は1.6%にとどまっている」と、生産性の低さを嘆く。

 「インドは1990年代の経済改革で産業の自由化を図ったが農業改革には手をつけなかった。農業改革が実現され、生産性が向上され、価格についても市場原理が導入されない限り、インドは高インフレを克服できない」。ジョセフ教授はこう言い切る。

 ◆投資に悪影響も

 2010年度のインドへの外国直接投資(FDI)は、前年度比25%減の194億2700万ドルにとどまった。海外投資家のインド株に対する関心にも鈍化が見え始めたといわれる。その一因にインフレがあるのは間違いない。

 そもそも、急騰を続ける食品価格は国民の財布を直撃し、国民の怒りはふくらむ一方だ。利上げが思うような効果を挙げない中、インドはインフレ抑制に向け待ったなしの農業改革を迫られようとしている。(ニューデリー 田北真樹子)

3154チバQ:2011/10/08(土) 13:28:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111005/asi11100507310001-n1.htm
アフガンとパキスタン、緊張再び ラバニ氏暗殺で互いに反発
2011.10.5 07:29

2日、カブール市内でデモ行進をしてパキスタンに抗議するアフガニスタン人たち (ロイター)
 【ニューデリー=田北真樹子】アフガニスタンとパキスタンの関係がアフガンのラバニ元大統領の暗殺を機に再び冷えこんでいる。アフガン側がパキスタン軍の関与を指摘したことにパキスタンが反発。さらにアフガンのカルザイ大統領が、自国の安定のために必要とされる武装勢力との和平交渉の相手は、イスラム原理主義勢力タリバンではなく、武装勢力に影響力を持つパキスタンとまで発言、同国の反発に拍車をかけた。こうした中、カルザイ氏は4日、アフガンとは良好な関係を保ち、パキスタンが警戒するインドを訪問した。

 「アフガンとパキスタンが受けている破壊や不幸、苦しみにもかかわらず、アフガンに対する表裏のある行動、そしてテロが続いている」

 カルザイ氏は3日、国民へのテレビ演説でこう述べ、平和と安定を取り戻そうとしているアフガンの取り組みに、隣国パキスタンが協力的でないとして嘆いた。テレビ演説を見たアフガン人によると、演説でパキスタンに触れた部分はわずかだったが、批判のトーンは強かったという。

 背景には、カルザイ氏の主導で立ち上げたタリバンとの和平交渉を担う高等和平評議会議長のラバニ氏の暗殺がある。アフガン側は、9月20日のラバニ氏暗殺計画はパキスタン南西部クエッタで練られ、犯人はパキスタン国籍と指摘。また、パキスタン軍の3軍統合情報部(ISI)が支援する勢力が関与しているとみている。

 これにパキスタン外務省が反発。アフガン政府の調査は、暗殺を首謀したとされるアフガン人の証言を基にしたにすぎないなどとして、ISIの関与を「根拠がない」と強く否定した。また、フランス通信(AFP)によると在カブールのパキスタン大使館は4日、ラバニ氏暗殺に関する捜査に協力できないことをアフガン当局に通知した。

 パキスタンとの関係が緊迫する中、カルザイ氏は4日、インドのシン首相と会談。両首脳は、安全保障や政治、経済など広範囲にわたる関係強化をうたった戦略的パートナーシップに署名した。アフガン政府が外国政府と戦略的パートナーシップを結ぶのは初めて。両首脳はまた、エネルギーや資源開発でも連携を強化することで合意した。インドの影響力拡大を嫌うパキスタンが今後、アフガンへの警戒感を強めるのは必至で、インドも絡んで相互不信の根強いアフガンとパキスタンの関係はさらに複雑化しそうだ。

3155チバQ:2011/10/08(土) 13:37:38
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011100802000045.html?ref=rank
3女性ノーベル平和賞
2011年10月8日 朝刊

 【ロンドン=小杉敏之】ノルウェーのノーベル賞委員会は七日、二〇一一年のノーベル平和賞を西アフリカ・リベリアのエレン・サーリーフ大統領(72)と同国の平和活動家リーマ・ボウイーさん(39)、イエメンのジャーナリスト、タワックル・カルマンさん(32)の女性三人に授与すると発表した。同委員会は授賞理由として「平和構築活動に女性が安全かつ全面的に参加できるよう、非暴力の活動に取り組んだ」ことを挙げた。 

 リベリアでは一九八九年から十四年間にわたって内戦が続き、二十七万人が死亡した。サーリーフさんは内戦終結後の二〇〇五年の大統領選で当選し、アフリカ初の女性大統領として、電気や水道などのインフラがない国家の再建に寄与した。

 ボウイーさんは内戦終結のために非政府組織(NGO)「女性の平和と安全ネットワーク・アフリカ」を創設し、非暴力のデモを呼び掛けてサーリーフ大統領を支援した。

 カルマンさんは中東の民主化運動「アラブの春」がメディアに注目される前から、イエメンで女性の権利や言論の自由を求める活動を展開した。

 女性への平和賞は、〇四年のケニアの環境問題活動家ワンガリ・マータイさん(故人)以来七年ぶり。中東の女性への授与は、〇三年のイラン人権活動家シリン・エバディさん以来となる。

 授賞式は、十二月十日にノルウェーの首都オスロで行われ、賞金一千万スウェーデンクローナ(約一億一千万円)は三人で分け合う。

http://www.47news.jp/CN/201110/CN2011100801000088.html
「アラブの春」を後押し ノーベル平和委員長


 取材に応じるノーベル賞委員会のヤーグラン委員長=7日、オスロ(共同)
 【オスロ共同】ノルウェーのノーベル賞委員会のヤーグラン委員長(60)は7日、イエメンの人権活動家タワックル・カルマンさんら女性3人への平和賞授与発表後、共同通信のインタビューに応じた。「(民主化運動への弾圧が続く)イエメンやシリアに限らず、自由を求めるアラブ世界の全ての人を激励したい」と述べ、中東の民主化運動「アラブの春」を後押しする意図を込めたことを明らかにした。

 その上で、弾圧を続ける中東の独裁的な政権を「人権と民主主義を求める動きにあらがうことはできない。人々への弾圧はやめるべきだ」と批判した。

2011/10/08 09:00 【共同通信】

3156チバQ:2011/10/08(土) 13:38:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111008-00000089-san-int
ノーベル平和賞 民主化の象徴に「春」 大衆デモを主導、常に最前線
産経新聞 10月8日(土)7時55分配信

 □リベリアの2人 イエメンのカルマンさん

 【カイロ=大内清】今年のノーベル平和賞の受賞者の一人に、イエメンの女性民主活動家タワックル・カルマンさんが選ばれた。中東・北アフリカに民主化運動が拡大する中、イエメンでの民衆デモを主導してきた人物だけに、同賞授与には、なおも反体制派弾圧が続く同国やシリアへの圧力を強め、いわゆる「アラブの春」を後押しする狙いがある。

 カルマンさんは今年1月、チュニジアでベンアリ前政権が倒れたことに触発される形で発生した、イエメンのサレハ大統領に対する退陣要求デモに当初から参加。政府軍と反サレハ派との間で戦闘も起きる中、デモの中心地である首都サヌアの「変革広場」に小屋を建てて仲間とともにとどまった。同国民主化運動のシンボル的存在だ。

 8月下旬、サヌアで産経新聞とのインタビューに応じた際は、疲れた表情を見せながらも、「大統領を辞任に追い込むまであきらめない」と強調。保守的な部族社会で知られる同国にあって、多数の女性がデモに参加しているのは、“最前線”に立ち続けるカルマンさんの存在が大きく、選考でもその点が高く評価されたとみられる。

 「女性の参加なしで民主主義を築くことはできないという、アラブ世界全体へのシグナルだ」。ノーベル賞委員会のヤーグラン委員長は7日、記者会見でこう述べ、授賞の意義を強調した。

 しばしば“政治的意図”での選考が指摘されるノーベル平和賞。「女性」としての面がクローズアップされての共同受賞とはいえ、今回のカルマンさんへの授与は、欧米が期待する形での変革に向け、地域全体の民主化を促す意図もあるのは間違いない。

 一方、「アラブの春」ですでに政権が崩壊したチュニジアやエジプト、リビアでは最近、民主化に逆行する動きや権力闘争が表面化。エジプトでは全権を握る軍部が徐々に強権的な姿勢を強め、民主化勢力の求心力は低下傾向にある。

 さらに、イエメンではサレハ大統領が即時退陣を拒否して権力の座にとどまっており、カルマンさんの受賞も報道されていない。シリアでは苛烈な反体制派弾圧が続く。

 今年のノーベル平和賞候補に名前があがっていたエジプトの民主化グループ「4月6日運動」のリーダー、アフマド・マーヘル氏は「革命達成に向け、各地の民主化勢力が連携する必要がある」と話している。

3157チバQ:2011/10/08(土) 13:38:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111007-00000103-mai-int
<ノーベル平和賞>イスラム諸国の女性、歓喜 高まる期待
毎日新聞 10月7日(金)21時49分配信

 女性の人権向上などに尽力してきた、リベリアのエレン・サーリーフ大統領と女性平和活動家リーマ・ボウイー氏、イエメンの民主活動家タワックル・カルマン氏の女性3人への7日のノーベル平和賞授賞は、人権弾圧や強権支配が続いている国々にどのような影響を及ぼすのか。受賞者の喜びの声に加え、各国で自分たちの社会を少しでもよくしようと闘い続けている女性たちに授賞の意義を聞いた。【カイロ和田浩明、テヘラン鵜塚健、カブール杉尾直哉】

 「授賞は、(中東の民主化政変)アラブの春の勝利だ。中東で人権のために戦う全ての人に与えられた」

 授賞が決まったイエメンの女性民主活動家、タワックル・カルマンさん(32)は、毎日新聞の電話取材に、興奮した調子で話した。民主化デモ隊が集まる首都サヌア中心部の「変革広場」。この広場を中心にイエメンで今年1月下旬に始まったデモは、直前にカルマンさんを逮捕した当局への抗議活動が始まりだった。

 その広場で授賞発表後に取材を受けたカルマンさんは、「自由が得られるまでここにとどまる」「授賞はイエメン革命を国際社会が理解してくれている証明だ」と語り、強権支配を続けるサレハ大統領の退陣と民主化を求める決意を強調した。

 チュニジアでの政変で始まった「アラブの春」に先駆けて、若者団体の民主化デモを主導。7月には民主化勢力の一部を糾合し「サレハ後」の民主化促進を目指す組織を発足させた。7日も「平和こそが独裁者に対抗する唯一の手段だ」と訴え、戦う者の「本気」を改めて示した。

 カルマンさんへの授賞には女性の権利に対する制限が厳しいイスラム諸国でも喜びの声が上がった。

 エジプトでムバラク独裁政権を崩壊させた民衆蜂起を主導した若者団体「4月6日運動」のエンジー・ハムディさん(27)は、「男性中心社会の中で、女性が恐怖を克服して社会の変革に取り組む努力が認められたということだ」と指摘した。授賞によって「政治参加を目指す女性が大きく勇気付けられた」と評価した。

 保守的な部族社会が支配的なイエメンでは、女性の政治参加は限定的で、10代前半で結婚する若年婚の風習も残る。戒律が厳しいイスラム教ワッハーブ派が主流のサウジアラビアでは、女性は車の運転すら禁止。国際社会からの批判を背景に、アブドラ国王が9月になってようやく参政権の付与を発表したが、進展は遅い。

 イスラム圏では相対的に女性の社会参加が進んでいるエジプトでも、ハムディさんは「民衆蜂起に参加している私を見た男性治安部隊員は、驚きの目で見ていた」と語った。

 「アラブの春」の拡大で、若者を中心に女性も社会や政治の変革を真剣に考え、行動するようになったと言ったハムディさん。「男女平等の社会が実現するよう取り組んでいきたい」と決意を新たにしていた。

 ◇イラン女性「声上げる」

 女性の人権抑圧で知られるイランの女性たちも勇気づけている。

 イランは子供を除く全女性にヘジャブ(かぶりものの総称)の着用を義務化。姦通(かんつう)罪による石打ち刑など女性に不利な法律も多い。テヘランの人権活動家で女性弁護士のザフラ・サデギさん(37)は「女性側が離婚を要求できる条件は極めて限られ、男性が圧倒的に有利な社会だ」と問題点を指摘する。

 03年には女性人権活動家のシリン・エバディさんが平和賞を受賞したが、その後、欧米での活動を余儀なくされた。サデギさんは「特に同じ中東の女性活動家が平和賞を受賞したことがうれしい。時間はかかるが、あきらめずイラン女性の権利のために闘いたい」と話した。

3158チバQ:2011/10/08(土) 13:39:12
 ◇受賞の辞退を

 アフガニスタンの女性の人権向上などを目指している社会活動家、マラライ・ジョヤ元下院議員(33)は7日、毎日新聞に「イエメンの活動家ら女性が注目されたのはいいことだ」と語った。さらに「『アラブの春』で立ち上がった勇気ある民衆に私たちは勇気づけられた。米軍の占領や、アフガン政府の腐敗に抗議するデモも少しずつ国内各地で起きている。希望を捨てずに女性の権利確立と民主主義のために戦い続けたい」と話した。

 ただ、一昨年に受賞したオバマ米大統領を「アフガンで悲惨な戦争を続けている好戦的な人物」と語り、「ノーベル平和賞というより戦争賞になった」と指摘。「今回授賞を発表された女性たちはアフガンなど各地で続く戦争に抗議し、辞退すべきだ」とも述べた。

 ◇イエメン…33年間独裁続く

 1990年に南北イエメンが統合。人口2426万人(推定)。多数派はイスラム教徒のアラブ人。北イエメン時代を含めサレハ大統領による33年間もの独裁体制が続く。「アラブの春」を機に反政府デモが活発化。大統領は6月に暗殺未遂で重傷を負い、サウジで療養後に9月帰国。政権側や有力部族、アルカイダ系勢力が入り乱れて武力衝突が起きている。

 ◇リベリア…14年間内戦続く

 1847年、米国で解放された黒人奴隷を中心にアフリカ初の共和国として独立。国土は日本の約3分の1、人口410万人(推定)。89年に始まった内戦は、97年就任のテーラー氏がナイジェリアに亡命する03年まで14年間続き、約27万人が死亡、79万人の避難民が発生した。05年10月の大統領選でサーリーフ氏が当選。06年1月にアフリカ初の民選の女性大統領となった。

3159チバQ:2011/10/08(土) 13:47:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111008-00000088-san-int
ノーベル平和賞、中東など3女性
産経新聞 10月8日(土)7時55分配信

 ■サーリーフさん 非暴力で国家を再建/■ボウイーさん 女性組織し内戦停止/■カルマンさん 「アラブの春」先駆者

 【ロンドン=木村正人】ノルウェーのノーベル賞委員会は7日、2011年のノーベル平和賞を、女性の地位向上と社会の安定のために非暴力で闘ってきたとして、アフリカ初の女性大統領となったリベリアのエレン・サーリーフ大統領(72)らアフリカと中東の女性3人に授与すると発表した。女性への授賞はケニアの環境活動家ワンガリ・マータイさん(9月25日死去)以来7年ぶり。他の2人はリベリアの平和活動家リーマ・ボウイーさん(39)とイエメンの人権活動家タワックル・カルマンさん(32)。

 授賞理由について同委員会のヤーグラン委員長は「3人への授賞が、多くの国で今なお続く女性への抑圧に終わりをもたらすことを望んでいる」と述べた。

 アフリカや中東では女性の権利が十分に認められておらず、今回の平和賞授与により、女性の地位向上に向けた運動を後押しする意図があるとみられる。また、カルマンさんはイエメンの民主化運動にもかかわっており、ヤーグラン委員長は今回の平和賞決定には、中東・北アフリカの民主化運動「アラブの春」への評価も含まれているとの見解を示した。AP通信によると、カルマンさんは史上最年少のノーベル平和賞受賞者という。受賞決定について、サーリーフさんはフランス通信(AFP)に対し「リベリアで長年、平和のために闘ってきた結果だ」と語った。

 サーリーフさんは米ハーバード大で経済学を学び、国連開発計画(UNDP)アフリカ局長などを務めた。隣国シエラレオネの反政府勢力を支援したとして人道に対する罪に問われ、国際刑事裁判所(ICC)で公判中のテーラー元リベリア大統領が亡命し、リベリアの内戦が終結した後の05年にアフリカ初の女性大統領に選出。以後、内戦で荒廃した国家再建と社会の安定に大きく寄与した。

 しかし、同国の残虐行為を調査する「真実和解委員会」が09年、テーラー氏への財政支援を認めたサーリーフさんらの公職追放を求める報告書を国会に提出。これに対し、サーリーフさんは続投を表明し、11日に予定される大統領選に出馬している。

 このため、7日のノーベル賞委員会の記者会見では「(ノーベル賞授与は)内政干渉ではないか」との疑問も呈された。

 ボウイーさんは、リベリアで民族と宗教の壁を越えて女性を組織し非暴力のデモなどを展開、内戦の停止に尽力した。受賞決定後、AFPに対し「アフリカの女性たちに贈られる賞だ」と喜びを語った。

 また、カルマンさんは「アラブの春」が始まる前から、イエメンで民主化や平和運動を推進。今年に入り首都サヌアでサレハ政権を批判する学生運動を組織し、一時逮捕された。カルマンさんは中東の衛星テレビ局アルジャジーラに対し「反政府デモの犠牲者たちに賞をささげる」と語った。

 賞金の1千万スウェーデンクローナ(約1億1千万円)は3人に配分される。授賞式は12月10日にノルウェーの首都オスロで行われる。

3160チバQ:2011/10/08(土) 13:50:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111006-00000091-mai-int
<アフガン>開戦10年 首都で反米・反政府デモ
毎日新聞 10月6日(木)20時29分配信


拡大写真
カブールで反米・反政府デモに参加し、「米国に死を!」と叫ぶ女性ら=2011年10月6日、杉尾直哉撮影

 【カブール杉尾直哉】米国主導のアフガニスタン戦争が始まって7日で10年。首都カブールでは6日、終わりの見えない戦争に抗議する反米・反政府デモがあった。参加した市民約500人のうち半数近くは女性。米軍の誤爆で犠牲になった子供らの遺体の写真を掲げ、「米国に死を!」「かいらいのカルザイ政権を倒せ!」などと叫びながら市内を練り歩いた。

【写真で見る】貧しくとも美しいアフガニスタン

 男性中心のアフガン社会で女性たちが表で発言するのはまれだ。東部クナール州から参加した女子学生のワクマさん(21)は、「10年間にわたる占領で、米軍は罪のないアフガン人を殺し続け、私の2歳のめいもロケット弾の誤爆で殺された。立ち上がらずにはいられなかった」と話した。ワクマさんを含め、多くの女性が武装勢力などからの身の危険を感じており、スカーフやサングラスで顔を隠していた。

 参加者は、自爆攻撃を続ける旧支配勢力タリバンや、武装勢力と関係があるとされるパキスタン政府も批判し、「真の独立と平和」を訴えた。

3161チバQ:2011/10/08(土) 17:37:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111007-00000005-maiall-int
<ウクライナ>「政敵」に悩む政権 職権乱用罪公判 ティモシェンコ氏、11日にも判決
毎日新聞 10月7日(金)7時42分配信

 ◇欧米からは「圧力」批判

 【モスクワ大前仁】「職権乱用罪」で起訴されたウクライナの野党政治家、ティモシェンコ前首相(50)に対する判決が、11日にも首都キエフの地区裁判所で言い渡される。欧米諸国はヤヌコビッチ政権が政治圧力をかけていると批判しており、有罪判決の場合は関係冷却化が避けられない。ヤヌコビッチ政権は最近、欧米との関係強化に乗り出したが、一方で来年に議会選をひかえ、「政敵」への譲歩は支持者の反発を招く恐れがあり、難しい立場に追い込まれている。

 ウクライナ最高検察は、前首相が在任中の09年1月にロシアと天然ガス購入合意を結んだ際、内閣の承認を得ないで不利な条件を受け入れたとして今年5月に在宅起訴。先月27日の公判で禁錮7年を求刑し、合意がウクライナ国営企業にもたらした「損害額」として15億1600万フリブナ(約150億円)の賠償も要求した。

 前首相は「すでに判決が決められている典型的なリンチ裁判」と無罪を主張。前首相を支持する野党は「政治裁判」と批判している。「政敵」の失脚を狙うだけでなく、ロシアに対してガス合意の見直しと価格引き下げを求める交渉材料に裁判を使おうとする政権の狙いもうかがえるからだ。

 裁判所は今月11日に審理を再開し、即日で判決を下す可能性がある。野党支持者はキエフで断続的に抗議活動を行っており、各地に拡大する恐れも出ている。

 昨年2月に就任したヤヌコビッチ大統領は「親露派」とみられてきたが、最近は欧州との関係拡大に乗り出している。だが欧州連合(EU)のファンロンパウ欧州理事会常任議長(大統領)は先月30日、ティモシェンコ前首相の「処遇」に懸念を表明。クリントン米国務長官も先月末、ウクライナのグリシェンコ外相との会談で懸念を伝えた。

 一方で、ヤヌコビッチ氏の支持基盤であるウクライナ東部のエリート層が前首相の失脚を求めているが、ティモシェンコ氏が有罪になれば国内で政権批判が広がるとの見方がある。ヤヌコビッチ氏は前首相からの要請があれば恩赦も考慮する考えを示しているが、ティモシェンコ氏は拒否している。

 ティモシェンコ氏は04年の大統領選で反露改革派のユーシェンコ大統領を生んだ民衆運動「オレンジ革命」の立役者として脚光を浴び、ユーシェンコ前政権(05〜10年)で2回にわたり首相を務めた。だが昨年2月の大統領選では決選投票でヤヌコビッチ氏に小差で敗れ、「選挙に不正があった」と現政権を批判してきた。

 ウクライナ最高会議は来秋までに選挙を行うが、ヤヌコビッチ氏が率いる与党・地域党と、野党・ティモシェンコ連合への支持が20%前後で拮抗(きっこう)している。

3162チバQ:2011/10/08(土) 17:40:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111006/asi11100622460004-n1.htm
アフガン戦争から10年 衰えぬタリバン 安定遠く 国民「希望失せた」
2011.10.6 22:42 (1/3ページ)

6日、アフガン東部をパトロールする米軍兵士とすれ違う住民(ロイター)
 【ニューデリー=田北真樹子】米軍などがイスラム原理主義勢力タリバンの政権下にあったアフガニスタンへの攻撃を始めてから7日で10年。アフガンは、この10年間で国際社会の支援のもと、あらゆる分野で復興・開発をみた。しかし、アフガン政府が進めるタリバンとの和解は停滞、政府の統制が全国に行き届いているとはいえず、テロも増加傾向にある。「出口の見えない戦い」に国民は不安と不満を募らせている。

 「タリバン政権が崩壊した後、将来に期待を持ったし、国中が平和の到来を喜び、復興への意欲に満ちていた」

 東部ナンガルハル州に住む銀行員、ハムザ・シンワリさん(29)は、10年前をこう振り返る。「でも、肝心の治安は改善されず、タリバンはまた強くなった。将来への希望もうせてきた」と表情を曇らせた。

 一方、アフガンはこの10年で多くの進展をみた。大統領選と総選挙はそれぞれ2度実施され、広範な不正が確認されたものの、多くの国民は民主化のプロセスを受け入れつつある。200ドルにも満たなかった1人当たりの国内総生産(GDP)は600ドルに達し、学校に通える子供の数は100万人から700万人に増えた。その3分の1は女子だ。

 だが、ここまで築いた成果も、今後の治安状況で水泡に帰すかもしれない。国連によると、今年1〜8月の治安に関わる事件数は前年同期比39%増で、民間人の犠牲は増加。タリバンとの和解交渉の責任者だったラバニ元大統領ら政治指導者の暗殺や、米国大使館などへのテロも頻発している。

 現在の国際治安支援部隊(ISAF)に代わり、2014年末以降、全国の治安権限を担うアフガン治安部隊は態勢を整えつつあるが、タリバンを抑える力をつけているかは微妙だ。地方では、中央政府の意向より部族のしきたりが優先されたり、タリバンが支配したりする地域が多くある。

 米軍などの撤退と同時並行で進められるはずだったタリバンとの和平交渉も目に見える成果はないまま。カルザイ大統領は、「交渉すべき相手は武装勢力に影響力を持つパキスタン」と繰り返すが両国関係はラバニ氏暗殺以降、一層悪化しており、パキスタンの協力は期待できそうにない。

 北部バグラン州に住む無職、ズマライさん(38)は「10年は情勢を改善するのに十分な時間だったはずだが、多くの命が失われただけだった」と話した。

   ■

 アフガンでの戦争  2001年9月11日の米中枢同時テロを受け、ブッシュ米政権(当時)は同時テロを国際テロ組織アルカーイダの指導者、ビンラーディン容疑者が主導したと断定。10月7日、ビンラーディン容疑者をかくまうアフガニスタンのタリバン政権を打倒するために攻撃を開始した。同政権は約2カ月後に崩壊したが、タリバンは03年3月のイラク戦争開戦に伴って徐々に勢力を盛り返した。アフガンに駐留する国際治安支援部隊(ISAF)は今年7月から北部などでアフガン当局への権限移譲を開始、14年末までに終了する方針。

3163チバQ:2011/10/09(日) 11:38:28
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011100902000026.html
サレハ・イエメン大統領 「数日内に辞任」演説
2011年10月9日 朝刊

 【カイロ=寺岡秀樹】ロイター通信などは八日、イエメンのサレハ大統領が同日、国営テレビで演説し「私は権力を欲しない。数日以内に辞任する」と語った、と伝えた。

 サレハ氏は「軍人であれ民間人であれ、誠実な人間こそ、この国を治めることができる」と述べた。

 一方、中東の衛星放送アルジャジーラは、サレハ氏が演説で「敵対する勢力には権限を移譲しない」とも語ったと報じており、真意は明確ではない。サレハ氏はこれまでもいったん退陣を示唆し、土壇場で踏みとどまってきたことから、実際に辞任するかは不透明な状況だ。

 サレハ氏は、六月の暗殺未遂で重傷を負い、隣国サウジアラビアで治療滞在していたが、先月二十三日に帰国。帰国後は早期の選挙実施による問題解決を呼びかけ、反政府派が求めている即時辞任を拒否していた。

 イエメンでは七日、女性の権利や言論の自由などを訴え、サレハ大統領の退陣を求めるデモを主導していた女性ジャーナリスト、タワックル・カルマンさん(32)へのノーベル平和賞授与が決まったばかりだった。

3164チバQ:2011/10/09(日) 11:41:24
http://www.asahi.com/international/update/1008/TKY201110080466.html
2011年10月8日22時22分
民主化後初の政権継続か ポーランド総選挙、与党リード
 ポーランドの総選挙が9日に投開票される。世論調査によると、トゥスク首相が率いる与党「市民プラットホーム(PO)」がリードし、カチンスキ前首相の野党「法と正義(PiS)」が追い上げている。

 ポーランドでは1989年の民主化後、選挙のたびに政権が交代しており、トゥスク首相が再選されれば初の政権継続になる。

 選挙戦最終日の7日に公表された選挙新聞の世論調査ではPOがPiSに10ポイント差をつけた。ただ、現在のPOと農民党の連立与党による過半数獲得は微妙だ。

3165チバQ:2011/10/09(日) 19:05:30
なにをいまさら・・・ハゲフサの法則を改めて報じなくても
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111009-00000015-cnn-int
ロシア最高指導者の後継者予想、注目点は「頭髪の多少」
CNN.co.jp 10月9日(日)16時33分配信

(CNN) 英経済紙フィナンシャル・タイムズは9日までに、ロシアの最高指導者の選出について、歴史を見た場合、「頭髪」が豊富な人物からほとんどない人物へ権力が移り、その後はまたふさふさの髪を持つ指導者が登場する交代が繰り返されていると伝えた。

同国の最高指導者は、ロマノフ朝の最後の皇帝であるニコライ2世、レーニン、スターリン、フルシチョフ、アンドロポフ、チェルネンコ、ゴルバチョフ、エリツィン、プーチン、メドベージェフと変わってきている。これらの指導者を見た場合、頭髪が豊富な人物から希薄な人物へ、その次はその逆へと交代が行われてきたことが間違いなくわかるという。

ロシアでは最近、プーチン首相が大統領に返り咲くため来年の大統領選に出馬する考えを表明した。ロシア大統領の任期は昨年12月の憲法改正で6年に延長されたため、プーチン氏は次期大統領として最長で12年、権力を維持する可能性がある。

指導者の頭髪に関する過去のパターンに基づいて予測すれば、2024年の大統領選では禿頭(とくとう)ではない後継者が誕生する可能性がある。

3166とはずがたり:2011/10/09(日) 23:18:36
>>3165
有名なんですか!?初めて知りましたw

3167チバQ:2011/10/10(月) 13:43:14
wikiに書いてある程度には有名ですよ

つるふさの法則
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A4%E3%82%8B%E3%81%B5%E3%81%95%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87

3168チバQ:2011/10/10(月) 13:43:59
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111010-OYT1T00296.htm
平和賞受賞大統領、再選目指す選挙へ…リベリア


【ヨハネスブルク=中西賢司】西アフリカのリベリアで11日、ノーベル平和賞受賞が決まったエレン・サーリーフ大統領(72)が再選を目指す大統領選が行われる。

 2003年の内戦終結後2度目の選挙で、和平定着を占う節目となる。国内には投票4日前の授賞発表に対する不満も噴出しており、大統領が「ノーベル賞に値するか否か」が争点の一つに急浮上している。

 リベリアからの報道によると、大統領選には16人が出馬。義務教育導入など1期目の実績を強調するサーリーフ氏に、主要野党のウィンストン・タブマン元法相(70)らが挑む構図だ。過半数獲得者がない場合の上位2候補による決選投票の観測も流れていたところにノーベル平和賞が発表された。野党陣営は「現職の追い風になりかねず、不公平」と反発している。

(2011年10月10日12時53分 読売新聞)

3169チバQ:2011/10/10(月) 13:50:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111010-00000014-jij-int
前・現第1書記が決選投票へ=大統領予備選―仏社会党
時事通信 10月10日(月)10時20分配信

 【パリ時事】来年のフランス大統領選に向け最大野党・社会党の公認候補を決める予備選の投票が9日行われ、即日開票の結果、得票率40%弱で1位のオランド前第1書記(57)と同30%強で2位のオブリ第1書記(61)が、16日の決選投票に駒を進めることが決まった。
 予備選には6人が立候補。グローバル化反対を掲げるモントブール下院議員(48)が約17%の得票率で3位に入り、2007年の前回大統領選に出馬したロワイヤル元候補(58)は得票率1桁の4位に終わった。一時は本命候補といわれた国際通貨基金(IMF)のストロスカーン前専務理事は、出馬していない。

3170チバQ:2011/10/10(月) 13:54:38
http://www.asahi.com/international/update/1010/TKY201110100082.html
仏大統領選 最大野党の候補、オランド氏かオブリ氏に関連トピックス原子力発電所.[PR]

 来年のフランス大統領選挙に向け、最大野党・社会党の予備選第1回投票が9日行われた。同日深夜までの集計によると、オランド元党首(57)が得票率約38%で首位に立ち、オブリ前党首(61)が約30%を得て、両氏が16日の決選投票に進むことが確実となった。

 若年層の失業対策を強調するオランド氏は「私こそが変革をもたらす候補」と訴え、さらなる支持拡大を求めた。一方、脱原発の方針を掲げるオブリ氏は「強硬な右派と長引く危機に対抗するため、強い左派が必要だ。(再選をねらう現職大統領の)サルコジ氏を倒す」と述べた。

 5日付のルモンド紙の世論調査によると、両氏とも大統領選でサルコジ氏と争った場合、競り勝つとの結果が出ている。予備選には6人が立候補したが、前回は同党の大統領候補になったロワイヤル氏は、党内左派のモントブール氏にも溝をあけられ、4位に沈んだ。(パリ=稲田信司)

3171チバQ:2011/10/10(月) 13:58:52
>>3164
http://www.47news.jp/CN/201110/CN2011101001000039.html
与党が勝利、政権継続へ ポーランド総選挙


 9日、ポーランドの首都ワルシャワで、下院選の出口調査で与党が第1党となり妻の手にキスするトゥスク首相(左)(ロイター=共同)
 【ワルシャワ共同】ポーランド下院(定数460)選挙が9日、投開票され、地元テレビの出口調査によると、トゥスク首相が率いる中道保守の与党「市民プラットフォーム」が39・6%の得票率で第1党となった。1989年の民主化後、同国で初めての政権継続が確実となった。

 2位はカチンスキ前首相の保守「法と正義」で30・1%。同性愛者の権利拡大や麻薬の合法化を訴える新興の「パリコト運動」が3位だった。

 トゥスク首相は同日夜、首都ワルシャワの党本部で勝利宣言した。選挙結果が確定次第、他の党との連立交渉に入る。

2011/10/10 05:33 【共同通信

3172チバQ:2011/10/10(月) 14:02:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111009-00000007-maiall-int
<クローズアップ2011>ノーベル平和賞 地域異なる女性3人が受賞の背景
毎日新聞 10月9日(日)16時30分配信

 ◇「アラブの春」後押し

 ノルウェーのノーベル賞委員会は7日、2011年の平和賞をアフリカと中東の女性3人に授与することで、途上国における女性の権利擁護と地位向上を全面的に支援する姿勢を打ち出した。旧弊を打破し、平和を構築する可能性を秘めた「女性の力」にエールを送った形だ。女性の社会進出は民主化の土台でもあり、中東で現在進行中の民主化運動「アラブの春」を後押しするメッセージも込められている。今後、国際社会が文化や宗教の壁を乗り越え、平和賞を真の女性解放につなげることができるかどうかが焦点だ。【草野和彦、岩佐淳士】

 「社会で女性が男性と同じ機会を得られなければ民主主義も恒久平和も達成できない」。ノーベル賞委員会のヤーグラン委員長は女性3人への授賞理由をそう強調した。「女性」をキーワードにアフリカなどの途上国の民主化運動への支援を打ち出したい思惑が透けて見える。

 17カ国が一斉に独立し、「アフリカの年」と呼ばれた1960年から半世紀以上が過ぎても、アフリカ諸国では中東のアラブ諸国以上に長期独裁と腐敗、暴力がはびこる。87年の大統領就任以来、ムガベ氏の圧政が続くジンバブエがその典型だが、「安定国」と呼ばれたケニアでも07年末の大統領選を機に、民族対立で1000人以上の死者が出た。

 その中でリベリアは、7月に独立を果たした南スーダンが目標に掲げるアフリカの「民主化モデル」。その象徴がアフリカで初めて民主的な選挙を経て選ばれた女性指導者のエレン・サーリーフ大統領であり、平和活動家のリーマ・ボウイーさんはリベリアの民主化を裏で支えてきた。

 女性の地位向上は政治体制の民主化を準備するという側面を持つ。「女性の識字率が上昇し、出生率が低下すると、その国では変革が起きる」。フランスの歴史人口・家族人類学者のエマニュエル・トッド氏は女性問題と民主化の相関関係をそう指摘する。

 欧米から「女性抑圧」が指摘されることが多いアラブ・イスラム世界にあって、中東の民主化運動「アラブの春」の先駆けとなったチュニジア、エジプトでは女性の社会進出が進んでいた。今回の女性政治家・活動家への授与には「アラブの春」に代表される民主化運動を間接的に鼓舞する効果もありそうだ。

 先行きが不透明な「アラブの春」で国際的に注目された人物を選べば議論を巻き起こす可能性があったという事情もある。

 また、若者たちがインターネットを通じて結集したアラブ革命では運動に影響を与えたブロガーが多く、ヤーグラン委員長は「受賞者を絞るのは難しい」と胸の内を打ち明ける。

 受賞が決まった女性たちは「アラブの春」を先取りしていた格好だ。「アラブの春」関係者から歓迎の声が上がる中、「革命の何年も前から立ち上がった」(ヤーグラン委員長)イエメンの人権活動家、タワックル・カルマンさんはAP通信に「イエメンで革命に参加する若者に賞をささげたい」と語った。

3173チバQ:2011/10/10(月) 14:03:15
◇話題性重視を「修正」

 「話題性重視」と批判を浴びることもあるノーベル平和賞だが、今年の受賞者はアフリカや中東で女性の地位向上に取り組んできたサーリーフ・リベリア大統領ら女性3人。「核なき世界」を訴えながら、実績を欠いたオバマ米大統領への授賞(09年)など論議を呼んだ近年の反省から、地道な活動に光を当てる姿勢に「軌道修正」したようだ。

 1901年創設のノーベル平和賞は「国家間の友愛関係」「常備軍の廃止・縮小」「平和会議の開催・促進」への貢献が選考基準。授賞のパターンは大きく分けて二つ。第1回の受賞者で国際赤十字創始者のアンリ・デュナン氏(1901年)やインドで貧民救済に身をささげたマザー・テレサ氏(79年)ら長年の業績が認められる場合と、オバマ大統領のように話題性の高い受賞者を選ぶ場合だ。

 最近は後者のケースが目立っていた。地球温暖化防止への取り組みが評価されたアル・ゴア米元副大統領への授賞(07年)は京都議定書反対やイラク戦争強行など当時のブッシュ米政権の単独行動主義への批判とも受け取られた。昨年受賞した中国の人権活動家、劉暁波氏の場合は、台頭著しい中国を人権問題でけん制する欧米の意図ものぞいた。

 元国連職員で大阪経済法科大アジア太平洋研究センターの吉田康彦客員教授は、最近のノーベル平和賞について「西欧民主主義を世界に広めるプロパガンダ(宣伝)の意味合いが強い」と分析。「話題性を追求した選考が続くと思われれば平和賞の権威が下がる。今回の選考はその軌道修正を図った可能性がある」と指摘する。

 また「平和」の概念自体が拡大している事情も反映している。ノーベル平和賞に詳しい高崎経済大学の吉武信彦教授は「伝統的な平和というよりも、女性の権利擁護や政治参加といった新しい領域に拡大したように思う」と話している。

3174チバQ:2011/10/10(月) 14:04:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111009-00000074-mai-bus_all
<デクシア>解体…仏・ベルギー系大手銀 初の大手金融破綻
毎日新聞 10月9日(日)21時46分配信

 【ロンドン会川晴之】仏、ベルギー、ルクセンブルクの3カ国は9日、欧州債務危機の深刻化で資金繰りに行き詰まった仏ベルギー系大手銀行デクシアを解体することに合意した。今回の欧州債務危機で大手金融機関の経営破綻はこれが初めて。欧州各国は金融機関の破綻を防止するため、金融機関の資本増強を急ぐ。

 協議はブリュッセルで開かれ、フィヨン仏首相、ベルギーのルテルム首相などが参加した。

 3カ国政府の合意を受け、デクシアは同日、緊急取締役会を開き、政府の決定を受け入れる見通し。

 解体の詳細は公表されていないが、AFP通信などによると、(1)トルコのデニス銀行やデクシアのルクセンブルク部門など傘下の金融機関を売却(2)フランス部門は、フランスの政府系金融機関に譲渡(3)ベルギー部門はベルギー政府が40億ユーロ(約4000億円)の公的資金を投入して国有化(4)不良債権を処理する「バッドバンク」を設立し、これにも公的資金を投入する−−案で最終調整している。

 デクシアは、ギリシャやイタリアの国債などを大量に保有している。欧州危機の深まりを背景に銀行間市場が大幅に縮小、資金調達を短期金融市場に依存する割合が高い同行は資金繰りに行き詰まった。08年秋のリーマン・ショック後にも経営破綻し、仏、ベルギー両国政府などから資本注入を受けた経緯がある。

3175チバQ:2011/10/10(月) 14:08:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111007-00000006-maiall-bus_all
<欧州危機>揺れる世界経済 銀行資本増強が必要 両刃の剣…各国、財政悪化懸念はらみ
毎日新聞 10月7日(金)7時45分配信

 【ロンドン会川晴之、ワシントン平地修】ギリシャを発端とした欧州債務危機は、仏ベルギー系大手銀行デクシアの経営危機に波及するなど一段と深刻化している。危機の連鎖を食い止めるため、欧州中央銀行(ECB)は6日、金融機関の資金繰り支援策の導入を決めた。さらに、欧州の首脳からは銀行の資本増強に前向きな発言が相次ぎ、欧州連合(EU)は銀行の資産査定に乗り出した。だが、資本増強のための公的資金投入は各国の財政をさらに悪化させる恐れがある。

 「金融機関の資本増強で協調すべきだ」。EUのバローゾ欧州委員長は6日、加盟国に迅速な行動を促す声明を発表。少なくとも25の銀行の資本増強が必要になる可能性を示唆した。メルケル独首相も5日の会見で「必要なら資本増強の用意がある」と表明。メルケル首相は6日、欧州金融機関の資本増強を求めてきた国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事と会談し、早期の取り組みの必要性で一致した。ECBのトリシェ総裁も6日の会見で金融機関の資本増強を強く促した。

 欧州では、ギリシャなどに続き、巨額財政赤字を抱えるイタリアの国債も格下げされ、国債価格が下落。こうした国債を保有する欧州金融機関が損失を抱え、資本不足の懸念が強まっている。デクシアはギリシャ国債を大量に保有し、危機に陥ったが、イタリアの国債発行規模はギリシャよりはるかに大きい。仏大手銀BNPパリバはイタリア国債の保有残高が241億ユーロ(約2・4兆円)とギリシャ国債の保有残高(50億ユーロ)を大きく上回る(SMBC日興証券調べ)。イタリアの信用不安が深まれば、欧州金融機関は危機の連鎖に見舞われかねない。

 欧州金融機関は手元資金を確保するため投融資の縮小に動いており、BNPパリバは700億ユーロの資産売却を決めた。

 欧州金融機関は、高収益が見込める新興国に資金をつぎ込んできたが、新興国からも資金を引き揚げつつあり、ブラジルやインドなどの通貨が急落した。世界経済を支えてきた新興国の景気悪化は欧州危機をさらに深刻にしかねない。

 この悪循環を断つには金融機関の資本増強が必要で、EU各国の銀行監督当局を統括する欧州銀行監督機構は資本不足かどうかを判定する資産査定に乗り出した。機構は7月、91金融機関の資産査定結果を公表したが、「合格」したデクシアの危機が表面化し、再査定が必要と判断した。

 しかし、経営難の金融機関が自力で資本増強できなければ、各国が独自に公的資金を投入するか、欧州金融安定化基金(EFSF)を活用するしかない。EFSFも各国が資金を拠出しており、EFSFを活用した資本増強も最終的には各国の財政負担に跳ね返る。

 資本増強を促しているIMFも一枚岩ではない。米紙によると、欧州危機拡大に備え、IMFは融資枠を1・3兆ドル(約100兆円)以上に増やす方向で検討(現時点では7500億ドルへの拡充が決定)している。これについては、「IMFの役割を強めるべきだ」(ブラジルのマンテガ財務相)と前向きな意見がある一方、一定の拠出を求められるとみられる中国には慎重論もくすぶる。

3176チバQ:2011/10/10(月) 14:08:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111008-00000558-san-int
スペイン、イタリアの国債格下げ 銀行の資本増強策で独仏対立 危機的状況拡大
産経新聞 10月8日(土)21時3分配信

 【ロンドン=木村正人】欧州系格付け会社フィッチ・レーティングスは7日、スペイン国債の長期信用格付けを2段階、イタリア国債を1段階引き下げた。11月に先送りされたギリシャの第6弾融資が実行されたとしても、その後のデフォルト(債務不履行)は必至の情勢だ。欧州連合(EU)は金融危機回避のため銀行の資本増強を急ぐが、原資をめぐってドイツとフランスは対立しており、危機的状況が拡大している。

 フィッチは格下げについて「欧州単一通貨ユーロ圏の債務危機は深刻化している」と指摘。「信用に足る包括的な危機の解決策を打ち出すのは政治的にも技術的にも複雑で実行には時間がかかる」と分析した。

 スペインは上から4番目の「ダブルAマイナス」、イタリアは5番目の「シングルAプラス」。見通しはいずれも「ネガティブ(格下げ方向)」とされた。

 ユーロ圏、国際通貨基金(IMF)ともにすでにギリシャのデフォルトを前提に動いている。

 9月中に実行予定だった80億ユーロ(約8200億円)の第6弾融資はギリシャの財政赤字削減が進まず、先延ばしされた。政府債務残高を半分帳消しにしない限り財政再建は無理との見方が強い。

 IMFは欧州銀の資本不足額を2千億ユーロ(約20兆円)と予測。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは7日、英銀12行とポルトガルの銀行9行の格付けを1〜5段階引き下げた。

 EUのバローゾ欧州委員長は少なくとも25行で資本注入が必要になるとして銀行の資本増強を実行するよう求めた。フランス国債がトリプルAから格下げされるのを恐れる同国は4400億ユーロに拡充される欧州金融安定化基金(EFSF)の活用を求めているのに対し、ドイツは「EFSFの活用は、あくまで最後の手段」と主張している。

 17〜18日のEU首脳会議を前にメルケル独首相とサルコジ仏大統領は9日、ベルリンで会談し、資本増強策での合意を目指す。

3177チバQ:2011/10/10(月) 14:09:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111010-00000081-san-int
欧州安定化基金拡充策 スロバキア、否決の可能性
産経新聞 10月10日(月)7時55分配信

 ■11日議会、ギリシャ批判噴出

 【ロンドン=木村正人】ギリシャ債務危機の防波堤となる欧州金融安定化基金(EFSF)拡充策の採決が11日、スロバキア議会で行われる。欧州単一通貨ユーロ圏17カ国中、議会承認を残すのはスロバキアとマルタの2カ国だけだが、2年前にユーロ加盟を果たしたばかりのスロバキアではギリシャ批判が高まり、議会承認が危ぶまれている。否決されれば市場がパニックを起こす危険性がある。

 「誰彼なしに金を借りたがっているのは? ギリシャ人」「誰に対しても金を貸したくないのは? スロバキア人だ」。スロバキアではこんなビールのTV広告が人気を集めている。

 ユーロ圏は7月、ギリシャのデフォルト(債務不履行)を想定してEFSFの融資枠を2500億ユーロ(約25兆6千億円)から4400億ユーロに拡充することで合意し、各国での議会承認を進めている。

 スロバキアの負担額は44億ユーロから国内総生産(GDP)の約1割に当たる77億ユーロに増えるため、国内では「どうして貧しい小国がぜいたくな国を助けなければならないのか」との不満が渦巻く。同国の世論調査でEFSFの拡充に賛成しているのはわずか38%だ。

 市場原理主義を信奉する与党第2党・自由と連帯は「財政破綻国を救済するのは間違い。債務危機を解消すると言って借金を膨らませるだけだ」と反発。賛成の条件として同党はEFSFの運用を点検する委員会の設置や2013年半ばに発足する恒久の救済枠「欧州安定化メカニズム」への不参加を挙げたが、ラディツォバー首相は拒んでいる。

 連立与党は10日、最終調整を行うが、協議は暗礁に乗り上げる恐れが強く、11日の議会承認が危ぶまれている。

 自由と連帯が反対した場合、否決を避けるため最大野党のスメルが最終的に賛成に回る考えを示しているが、ラディツォバー政権が解散・総選挙に追い込まれるのは必至だ。

 欧州の債務危機は金融危機の兆候を示しており、国際通貨基金(IMF)は金融破綻を防ぐには2千億ユーロの資本注入が必要と指摘。EFSFの拡充策がスロバキア議会で否決されて融資枠が2500億ユーロのままなら、たちまち資金不足に陥り、市場の不安心理に一気に火がつく恐れがある。

 銀行への資本注入で9日にベルリンで会談したメルケル独首相とサルコジ仏大統領の意見対立も表面化しており、ユーロはまさに満身創痍(そうい)の状態だ。

3178チバQ:2011/10/10(月) 14:09:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111010-00000003-maiall-int
<欧州危機>揺れる世界経済 安定化基金拡充、命運握るスロバキア 議会承認危うく
毎日新聞 10月10日(月)11時30分配信

 ◇あす採決

 【ウィーン樋口直樹、ロンドン会川晴之】ユーロ圏諸国(17カ国)が7月の首脳会合で決めた欧州金融安定化基金(EFSF)の機能拡充策の議会承認が大詰めを迎えている。全加盟国の承認が必要で、残るはマルタとスロバキア。マルタは10日承認の予定だが、11日採決を予定するスロバキアでは、連立与党の一角が反対を表明、承認が危ぶまれる事態に陥っている。否決なら市場の大混乱は必至で、ユーロ圏の将来はスロバキアの判断にかかっている。

 ギリシャより貧しいスロバキアが、なぜ、豊かなギリシャを救済しなければならないのか−−。09年1月に16番目にユーロに加盟したスロバキア。国際通貨基金(IMF)によると、09年の1人当たり国内総生産(GDP)は、ギリシャの約半分の1万6282ドルと、エストニアに次いでユーロ圏で2番目に低い。EFSFの拡充で最大負担額は77億ユーロに増えるが、これはGDPの10%以上に当たる。

 スロバキア議会(150議席)のうち、連立与党の議席は77議席と、半数をわずかに上回るに過ぎない。その中で、21議席を有する第2与党の「自由と連帯(SaS)」が「火事を送風機で吹き消すことはできない」(シュリク党首)と反対の姿勢を示す。最大野党「スメル(道標)」も総選挙の早期実施を確約しなければ反対と表明、ラディツォバー首相は窮地に立たされている。

 もし否決された場合は、EFSFの機能拡充は当面できなくなる。スロバキア政府は再び承認を求めるとみられるが、いつ承認されるのか時期はまったく見えない。また、ユーロ圏諸国は機能拡充できない場合の対応策を決めておらず、欧州危機対策は宙に浮く。

 首相は連立解消も視野に最後の説得を続けているが、SaSは「ギリシャは破産を宣言し、イタリアは節約を始めなければならない」と訴え、支持率を伸ばす。現地外交筋は「SaSの内部分裂を誘うか、連立組み替えしかない」と分析する。

  □  □  □

 一方、独仏両国で、EFSFの利用方法をめぐる新たな対立も表面化している。EFSFの機能拡充が全加盟国で承認されれば、総額4400億ユーロ(約44兆円)の資金の一部を、金融機関の資本増強に使えることになる。仏ベルギー系大手銀行デクシアが解体に追い込まれる中、各国政府は資本増強策を迫られている。

 だが、公的資金を投入すれば、財政赤字が増加する。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは7日、デクシア救済に取り組むベルギー国債の長期信用格付けを「格下げの方向で見直す」と発表、ユーロ圏諸国の動揺を誘った。

 来春に大統領選を控えるサルコジ仏大統領は、国民に不人気な公的資金投入を避け、EFSFの資金を利用したい考えが強い。一方、ドイツのメルケル首相は5日の会見で「金融機関の自助努力、公的資金投入、EFSFの利用の順だ」と、EFSF資金の活用は「最後の手段」との原則論を主張し、意見は食い違いを見せる。

 オバマ米大統領は6日、11月の主要20カ国・地域(G20)首脳会議までに欧州側の対応をまとめるよう強く求めた。ユーロ圏諸国に残された時間は、刻一刻と少なくなっている。

3179チバQ:2011/10/10(月) 14:10:50
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/111010/mcb1110100502014-n1.htm
ユーロ貧国、なぜ負担? 重債務国支援 国民に不満拡大 (1/3ページ)2011.10.10 05:00

 公的債務問題をめぐる欧州各国の足並みの乱れが深刻化しつつある。スロバキアなど、最近、ユーロに加盟した小国では、欧州経済が失速するなか、ユーロ加盟の恩恵はほとんど受けられず、国民の間には重債務国支援の負担に、いらだちが募っている。危機回避の枠組みを崩壊させかねない情勢だ。

 「地球上で一番すばらしい相手だと思って結婚したのに、しばらくたつと彼女はまるで別人になってしまった」

 スロバキアの首都ブラチスラバの旧市街にあるレストラン、サン・マルテンのオーナーのヤクブ・フランシスキ氏(33)はユーロ加盟をこうたとえ、「蜜月時代は終わったが、よいときも悪いときも彼女と一緒にいなければならない」と話した。

 ユーロ新参国にとってユーロ経済の輝きは薄れてきている。新参国は比較的債務も少なく、急速に成長しているが、平均給与は今もギリシャを下回る。これ以上貧しい国民から金を集めてギリシャを支援するのは難しい状況だ。

 ◆合意形成に苦戦

 現在、ユーロ圏各国は重債務国の救済基金である欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の拡充案を採決しているが、ユーロ導入から3年もたっていないスロバキアでは、ラディツォバー首相が連立与党の合意形成に苦戦している。採決は11日の予定だが、4日の会合では合意に至らなかった。

 今年1月にユーロを導入したエストニアは、旧ソ連からの独立以降、18年にわたり自国通貨のクルーンを維持してきた。同国は9月29日の採決で、議員101人中59人の賛成でEFSFの拡充案を可決した。

 しかし議会がEFSFの拡充案について討議した9月27日、議場の外には「エストニア! タイタニックへようこそ」「ギリシャに金を貸すのは酔っ払いにウオツカをやるようなものだ」と書かれたプラカードを掲げた反対派が気勢を上げた。

 スウェーデンの銀行大手SEBのエコノミスト、ハルド・パジュラ氏は「(ユーロ加盟各国は)今のところ支援に前向きだが、すぐにでも悪化するだろう」と述べた。

 ギリシャ、アイルランド、ポルトガルの救済策で最高額を負担するのはドイツで、拡充されたEFSFの保証枠7800億ユーロ(約80兆円)のうち27%を拠出する。スロバキアの分担は1%の77億ユーロ、エストニアは0.3%の20億ユーロの見通しだ。

 ユーロ圏の各国政府はユーロを強化して危機を食い止めようとしているが、スロバキアなどの小国で生じている反対意見によって、危機回避に向けた取り組みが頓挫する心配がある。個々の支援策について一国でも議会の承認を得られない国があれば、破綻してしまうからだ。

 スロバキアのミクロシュ財務相は来年にも導入される恒久的な救済プログラムの欧州安定化メカニズム(ESM)をめぐる計画についても、議会の承認が必要になる可能性が大きいとの見通しを明らかにした。スロバキアのデュナイスカ・ストレダでコンピューター会社に勤めるガボール・ナギベンデギ氏(34)は「2〜3年前はユーロ圏に属することはクオリティーの証しだったが、今は違う。今の状態は目も当てられない。貧乏な国が、豊かな国々を助けることはない」と述べた。

 ◆ドラクマに戻れ

 エストニアとスロバキアの統計当局によれば、今年4〜6月期の平均月給はそれぞれ792ユーロ、781ユーロだった。一方、欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)によれば、ギリシャの今年1月1日時点の最低月給は863ユーロだ。

 ブラチスラバのレストラン経営者のフランシスキ氏は「ユーロ圏の政治家が事態の収拾に失敗する様子を見続けるのはもううんざりだ。彼らはわれわれのような貧しい国に、他人の借金を払わせようとしている。ばかげているとは思わないか。ギリシャは破綻して元の通貨のドラクマに戻ればいい」と話す。

 エストニアのタリンでケータリング会社を経営し、2児の母でもあるピレット・ペント氏(34)は「ギリシャの国民の暮らしはここよりも豊か。こういう国には資金を出すよりもよいやり方があるはずだ。エストニア政府がこういう国々を援助することには、もちろん怒りを感じる。それがなければ、われわれ国民の育児や年金の支援ができたはずだ」と指摘した。(ブルームバーグ Radoslav Tomek、Ott Ummelas)

3180チバQ:2011/10/11(火) 19:14:30
http://mainichi.jp/select/world/news/20111012k0000m030017000c.html
リベリア大統領選:平和賞は現職有利に働く…野党が批判
 【ナイロビ高尾具成】西アフリカ・リベリアの大統領選挙は11日、投票が行われた。再選を狙う現職サーリーフ大統領(72)ら16人が立候補している。リベリア内戦終結(03年)以降、2度目の選挙で、和平や民主化の定着を占う選挙となる。投票4日前の7日、サーリーフ氏へのノーベル平和賞授与が発表されたことが、現職に有利に働くと野党からは批判が出ている。

 現地からの報道によると、継続した国家再建を訴えるサーリーフ氏に対し、有力野党のタブマン元法相(70)が政権交代を求めて選挙戦を展開してきた。タブマン氏陣営は、05年の大統領選の決選投票で敗れた著名な元サッカー選手のウェア氏を副大統領候補として擁立している。過半数得票者がない場合、上位2候補による決選投票となる。

毎日新聞 2011年10月11日 18時09分(最終更新 10月11日 18時27分)

3181チバQ:2011/10/11(火) 19:16:59
http://mainichi.jp/select/world/news/20111011dde007030115000c.html
エジプト:国軍がコプト教徒と衝突、25人死亡 前政権崩壊後、最悪
 【カイロ和田浩明】エジプトの首都カイロで9日夜から10日未明にかけ、キリスト教の一派コプト教の住民と、国軍などが衝突した。保健省によると25人が死亡、329人が負傷し、ムバラク前政権が2月に崩壊して以来最悪の騒乱となった。コプト教徒は暫定統治中の軍最高評議会に対する抗議デモを展開しており、11月末の総選挙に向けた大きな不安材料が浮上した。

 コプト教徒は人口の約1割の少数派だが、ムバラク時代から多数派のイスラム教徒との衝突が散発。9日も、南部アスワン県で起きた教会の建設をめぐる襲撃事件に抗議するデモを行っていた。

 人権活動家のムニール・ワハバさん(48)ら複数の参加者によると、市中心部シュブラ地区からの行進中に身元不明の集団から投石を受けるなどし、国営テレビ付近で警備の軍部隊が威嚇発砲。さらに装甲車が突っ込んで複数の参加者をなぎ倒した。これに対し、デモ隊側も投石するなどして衝突に発展。反コプト集団も乱入、周辺の車にも放火された。

 シュブラ地区の病院の看護師によると、コプト側の死者17人を受け入れたが、多くは銃弾を受け、車にひかれたような損傷のある遺体もあったという。被害の大きさに反発したコプト側は10日、数千人がカイロ市内の教会で行われた被害者追悼ミサに集結、タンタウィ軍最高評議会議長の辞任を要求した。

 一方、国営テレビは「デモ隊が先に攻撃した」との兵士の発言を報道。カイロ中心部は一時、外出禁止令が発令された。シャラフ首相は10日、緊急閣議を開催。早期の真相究明や、宗教上の差別に対する罰則の導入などを発表したが、デモが収束する気配はない。コプト教徒の間には、ムバラク政権崩壊後にイスラム保守派が台頭して差別が悪化したとの認識が強い。弁護士のピーター・ナガー氏は「政府の対応の遅れが宗教対立を悪化させた」と指摘した。

毎日新聞 2011年10月11日 東京夕刊

3182チバQ:2011/10/11(火) 21:27:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111011/mds11101120440004-n1.htm
カイロで衝突25人死亡、宗教対立 民主化進展に影響も
2011.10.11 20:41

10日、カイロで、治安部隊との衝突に抗議するコプト教の信者たち(AP)
 【カイロ=大内清】エジプトの首都カイロ中心部で9日夜、キリスト教の一派コプト教徒のデモ隊と、軍や近隣のイスラム教徒との衝突があり、25人が死亡、300人以上が負傷した。両宗教間の反目がさらに強まるだけでなく、今後の民主化プロセスに複雑な影を落とすことも懸念される。

 エジプトでは2月のムバラク前政権崩壊後、治安機関が一時弱体化したことや、急進的なイスラム勢力の台頭もあり、もともと根深かったコプトとイスラムの対立が先鋭化していた。

 加えて、民主化勢力の間には、民主化で既得権益を失うことを恐れる前政権関係者らが、宗教対立を利用し社会不安を醸成しようとしているとの指摘もある。

 今回の事件では、エジプト南部で9月に起きた教会襲撃事件に抗議するコプト側と、軍部隊とがにらみ合っているところに何者かが発砲し兵士らが死亡。国営テレビが「コプトの発砲」と断定的に報じたことなどから、怒ったイスラム教徒が駆けつけ衝突が拡大した。

 だがその後、デモ隊以外からの発砲との目撃情報も伝えられ、全権を握る軍部は10日、衝突を扇動する者がいなかったかなどを調べる委員会の設置を命じた。

 エジプトでは今後、11月の人民議会選など民主化の成否を占う重要選挙が続く。躍進が予想されるイスラム勢力のほか、コプトの政治参加意欲も高い。そんな中、宗教対立の要素が強まり政局や社会の混乱に拍車がかかれば、前政権の強権体制を支えた治安機関が再び強大化し民主化の進展に影響を与える可能性もある。

3183チバQ:2011/10/11(火) 21:29:21
>>3177-3178
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011101100852
欧州基金拡充、予断許さず=連立与党間の交渉決裂−スロバキア議会
 【フランクフルト時事】ユーロ圏の債務危機対策の要となる欧州金融安定化基金(EFSF)の規模・機能拡充の成否が、予断を許さない状況となっている。拡充にはスロバキア議会での承認が必要だが、11日に予定される同議会の採決で同案が否決され、再投票に持ち越される公算が大きくなっているためだ。
 拡充にはユーロ圏17カ国の承認が必要で、未承認はスロバキアのみ。否決により銀行増資機能の追加など拡充の行方が一段と不透明になれば、さらなる混乱は不可避だ。
 ロイター通信によると、同国連立与党の一角「自由と連帯(SaS)」は11日、与党間交渉が決裂したため、採決に参加しないと表明。SaSなしには賛成票は過半数に届かない見通し。否決されれば、SaS以外の与党は再投票での可決を目指す方針だ。
 スロバキア議会は全150議席で、連立与党の議席数は77。SaSは、2013年からEFSFの後継機関として稼働する「欧州安定機構(ESM)」への不参加を拡充賛成の条件としていた。
 最大野党「スメル」は11日の採決では反対する見通し。ただし総選挙の前倒しを条件に、再投票では賛成に回る意向を示している。今後は同党と連立与党との交渉が焦点となる。(2011/10/11-20:48)

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3184チバQ:2011/10/11(火) 21:34:42
>>3090
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011101100814
政治空白解消へ=新政権樹立で最終調整−ベルギー
 【ブリュッセル時事】ベルギーの新政権樹立に向けた連立協議で、主要政党は11日、最大の懸案の国家制度改革案で合意したと正式発表した。12日から連立の枠組みを固める最終調整に入り、2012年予算案策定をめぐる作業も近く始める。約1年4カ月におよぶ政治空白は、ようやく解消されそうだ。
 ベルギーでは昨年6月の総選挙後、北部オランダ語圏(フランドル地域)と南部フランス語圏(ワロン地域)の利害調整が難航。今年3月には、選挙から政権樹立までの「世界最長日数」でイラクの記録を更新し、政治空白が続いた。(2011/10/11-20:15)

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3185チバQ:2011/10/11(火) 21:39:38
>>3096>>3139>>3161
http://www.afpbb.com/article/politics/2834294/7909044
ティモシェンコ前首相に禁錮7年、ウクライナ裁判所
2011年10月11日 20:58 発信地:キエフ/ウクライナ
【10月11日 AFP】ウクライナの裁判所は11日、2009年にロシアとのガス供給契約で職権を乱用した罪に問われたユリヤ・ティモシェンコ(Yulia Tymoshenko)前首相に、検察側の求刑通り、禁錮7年の実刑判決を言い渡した。欧州連合(EU)との関係悪化につながる判決とみられている。

 判事はティモシェンコ前首相がロシアからの10年間のガス輸入契約で、国営エネルギー企業ナフトガス(Naftogaz)に15億フリブナ(約150億円)の損失をもたらしたと述べ、全額の賠償も命じられた。

 ウクライナの「オレンジ革命(Orange Revolution)」の立役者の1人だったティモシェンコ前首相は、ただちに判決を批判し、政敵のビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)同国大統領の命令通りの判決だと非難した。(c)AFP/Anya Tsukanova and Zoya Zhminko

3186チバQ:2011/10/12(水) 12:11:12
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011101290113247.html
スロバキア、欧州金融基金拡充策を否決 再採決で可決へ
2011年10月12日 11時32分

 【ベルリン=弓削雅人】スロバキア議会(定数150)は11日夜、ユーロ圏の債務危機拡大を防止する欧州金融安定化基金(EFSF)の機能拡充策を否決した。連立与党の一角が棄権に回った。採決はラディツォバー首相の信任投票も兼ねており、首相が率いる中道右派4党の連立政権は事実上、崩壊した。近く実施される2回目の採決で野党が賛成に回る見通しで、拡充策は最終的には可決される可能性が高いとみられる。

 採決では連立の一角「自由と連帯(SaS)」と野党が棄権した。議場にいた議員124人のうち55人が賛成し、反対は9人、棄権は60人。

 ラディツォバー首相は「ユーロ圏諸国が愚かな目標に向かっているというSaSの主張は受け入れられない。スロバキアはすべての国との協力が必要だ」などと述べた。SaSのスリク党首は「納税者への負担を強いるEFSFの拡充案は、わが国と欧州を欺くもので、われわれには連立崩壊の責任はない」と強調した。

 再採決でのカギを握る議会最大勢力の野党スメル(道標)は、連立政権の退陣を条件に賛成する方針。

 ユーロ圏は、EFSFの機能拡充で、重債務国への融資枠拡大や銀行への資本注入などで金融の安全確保を目指す。23日に延期された欧州連合(EU)首脳会議で危機対応の包括的対策を協議する予定で、スロバキアの対応が遅れると、協議への影響が出る可能性もある。

(中日新聞)

3187チバQ:2011/10/12(水) 23:12:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111012/erp11101222190006-n1.htm
セルビア、加盟候補国に 欧州委、EU拡大へ提言
2011.10.12 22:19
 欧州連合(EU)の欧州委員会は12日、EUの加盟国拡大に関する年次報告書を発表し、コソボとの関係改善を条件にセルビアに加盟候補国の地位を与えるよう提言した。加盟候補国のモンテネグロと加盟交渉を開始するよう勧告もした。EU加盟27カ国の承認をへてセルビア、モンテネグロの加盟に向けた動きが加速する。

 セルビアは2008年に同国からの一方的独立を宣言したコソボの独立を承認せず、境界付近では双方住民の小競り合いが続いている。EUは今年6月にクロアチアとの加盟交渉を終了。同国は13年に28番目の加盟国になることが確定している。(共同)

3189チバQ:2011/10/12(水) 23:15:29
http://www.asahi.com/international/update/1012/TKY201110120566.html
2011年10月12日22時44分
イスラエルとハマス、アッバス氏揺さぶりか 異例の合意釈放を訴え、街頭に並べられたイスラエルの刑務所に服役するパレスチナ人の写真=ヨルダン川西岸ベツレヘム、山尾有紀恵撮影

 イスラエルのネタニヤフ政権がパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスと11日、イスラエル兵1人とパレスチナ人受刑者約1千人の交換取引で合意した。イスラエルはハマスをテロ組織とみなしており、合意は異例。両者には、ともに対立関係にあるパレスチナ自治政府のアッバス議長を揺さぶる狙いが透けて見える。

 イスラエルが神経をとがらせているのは、パレスチナの国連加盟申請だ。アッバス氏が先月23日、国連総会で加盟を求める演説をすると、多数の加盟国が支持を表明した。

 これに対しネタニヤフ政権は直後に占領地東エルサレム南部のユダヤ人入植地ギロで新たに住宅約1100戸を建設する計画を承認し、国連演説で生まれたパレスチナの国連加盟を歓迎する雰囲気と、入植活動の凍結を訴えるアッバス氏に冷や水を浴びせた。

3190チバQ:2011/10/12(水) 23:19:15
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20111012-00000062-jnn-int
混乱続くギリシャ、職場「占拠」も
TBS系(JNN) 10月12日(水)20時30分配信

 債務危機に陥り、混乱の続くギリシャ。デモを続ける公務員が職場を「占拠」する事態にもなっています。一方で、スロバキア議会はギリシャの危機がヨーロッパ全体へ波及することを避けるための新たな救済策を否決しました。

 政府の大胆な赤字削減策に抗議するデモが続くギリシャ。首都アテネでは、さらに異例ともいえる事態が・・・。財務省の公務員たちが国の予算を決める自らの職場を「占拠」しているのです。

 「今、財務省が闘いの場になっています。私たちは毎日いろいろと乗っ取りますよ。政治の方針さえ変われば、ギリシャは十分やっていけるんだ」(財務省公務員)

 公務員たちは教育現場でもある学校も占拠、ごみ処理場やガソリンの精油所なども閉鎖させています。

 財政破綻寸前と言われるギリシャ。同じユーロ圏のスロバキアの議会では11日、ある重要な採決が行われました。信用不安がヨーロッパ全体に波及するのを防ぐための「欧州金融安定化基金」。その拡充策をスロバキアはユーロ圏17か国中唯一、否決したのです。

 「どうして私たちがお金を払わなければならないの?私たちはギリシャ人より所得水準が低いのに」(スロバキア国民)

 今週中に再び採決を行い、可決されるとみられていますが、自分たちより豊かなギリシャを支援するのは不公平という声は根強い。その背景にあるのが、ギリシャの抱える特殊な事情です。働く人の4人に1人が公務員と言われるギリシャ。公務員は給与や年金などさまざまな面で優遇されてきました。

 最大の支援国ドイツで働く公務員は、一連の混乱を冷ややかな目で見ています。

 「個人的にも、公務員としても私だって言いたいことはたくさんありますよ」
 「私はスウェーデン出身ですが、一生懸命、そして長く働いています。(Q.ギリシャ人はどうですか)私たちのように働いてほしい」(ドイツの公務員)

 それでもギリシャが破綻すれば、その影響は計り知れません。EUやIMF=国際通貨基金などは、当面の資金繰りを支えるために80億ユーロのつなぎ融資を11月初旬にも行うとの見通しを発表しました。実現すれば、ギリシャのデフォルト=債務不履行は当面回避されますが、ギリシャの公務員組合は、融資の条件でもある政府の赤字削減策に徹底抗戦する構えで混乱は続きそうです。(12日16:54)

3191チバQ:2011/10/12(水) 23:19:49
http://headlin“のろまなカメ”に世界が大迷惑 ユーロ圏、寄り合い所帯の弱点露呈
産経新聞 10月12日(水)21時21分配信

 【パリ=田村龍彦】ギリシャ危機の拡大阻止に不可欠な欧州金融安定化基金(EFSF)の強化策をめぐるスロバキア議会の迷走は、寄り合い所帯のため、意思決定にすら時間のかかるユーロ圏の弱点を改めて浮き彫りにした。金融機関の資本増強策をめぐっても主導役の独仏の間に意見の隔たりがあるなど、各国の足並みはバラバラ。「のろまなカメ」(市場関係者)が、危機を深刻化させ、日本を含む世界経済の足を引っ張っている。

 「われわれより豊かなギリシャを支援する必要はない」。スロバキア議会が強化策を否決した背景には、こんな不満がある。

 スロバキアは統一通貨ユーロを採用する17カ国でエストニアに次いで2番目に貧しく、平均年収は9千ユーロ(約93万円)とギリシャの3分の1程度だ。

 そんなスロバキアが強化策で求められる債務保証額は77億ユーロ(約8千億円)と、国内総生産(GDP)の約1割に上る。

 スロバキアは2009年のユーロ導入に際して、消費税に当たる付加価値税を引き上げるなど財政改革を進めた経緯があるだけに、放漫財政で行き詰まったギリシャ支援に対する国民の不満は根強い。

 今回の強化策は、今年7月のEU首脳会議で合意したものだ。融資枠の拡大に加え、市場での国債買い入れや金融機関への資本注入など機能強化も盛り込まれており、ギリシャ危機がイタリアやスペインなどに飛び火し、こうした財政悪化国の国債を大量に持つ金融機関が連鎖破綻するのを防ぐのに欠かせない措置だ。

 ところが、1カ国でも反対すれば実行できない。当初は、ドイツでも税金投入への国民反発が強く、承認は先月末にずれ込んだ。

 「1つの決定を下すのに17の政府と17の国会を説得する必要がある」。サルコジ仏大統領も認めざるを得ないスピード感の欠如は致命的だ。

 金融機関が連鎖破綻した08年のリーマン・ショックの再来を防ぐ資本増強策も、実現は難航が予想される。独仏は資本増強の必要性では一致しているが、その手順では大きな隔たりがある。

 自国の財政も悪化しているサルコジ大統領は、EFSFの積極的な活用を主張。これに対し、財政が健全なうえ、他国の支援による負担増を避けたい独のメルケル首相は、金融機関の自力増資や各国政府による公的資金注入を先行させることを求めている。

 市場は、こうした欧州の対応の遅れと足並みの乱れに失望。世界的な株安やユーロ安を招き、日本に打撃を与える超円高の原因にもなっている。欧州が失速すれば、日米や新興国も影響を受け、世界経済全体が「新たな危険水域」(ゼーリック世銀総裁)に突入する恐れがある。

es.yahoo.co.jp/hl?a=20111012-00000614-san-bus_all

3192チバQ:2011/10/12(水) 23:22:01
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2011101202000186.html
スロバキア 基金拡充否決、再採決へ
2011年10月12日 夕刊

 【ベルリン=弓削雅人】スロバキア議会(定数一五〇)は十一日夜、ユーロ圏の債務危機拡大を防止する欧州金融安定化基金(EFSF)の機能拡充策を否決した。連立与党の一角が棄権に回った。採決はラディツォバー首相の信任投票も兼ねており、首相が率いる中道右派四党の連立政権は事実上、崩壊した。近く実施される二回目の採決で野党が賛成に回る見通しで、拡充策は最終的には可決される可能性が高い。 

 採決では連立の一角「自由と連帯(SaS)」と野党が棄権した。議場にいた議員百二十四人のうち五十五人が賛成し、反対は九人、棄権は六十人。

 ラディツォバー首相は「ユーロ圏諸国が愚かな目標に向かっているというSaSの主張は受け入れられない。スロバキアはすべての国との協力が必要だ」などと述べた。一方、SaSのスリク党首は「納税者への負担を強いるEFSFの拡充案は、わが国と欧州を欺くもので、われわれには連立崩壊の責任はない」と強調した。

 再採決でのカギを握る議会最大勢力の野党スメル(道標)は、連立政権の退陣を条件に賛成する方針。

 ユーロ圏は、EFSFの機能拡充で金融の安全確保を目指す。二十三日に延期された欧州連合(EU)首脳会議で危機対応の包括的対策を協議する予定で、スロバキアの対応が遅れると、協議への影響が出る可能性もある。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20111012-OYT1T00355.htm?from=navlp
欧州危機を政争の具に…スロバキア否決


欧州金融安定基金の強化策が否決された後、記者会見するラディチョバ首相=AP スロバキア議会(1院制、定数150)は11日、欧州金融安定基金(EFSF)の機能強化策の承認を否決したが、週内にも行われる再投票では可決となる可能性が十分ある。

 11日の投票で強化策に明確に反対したのは、採決を欠席した連立与党の一角「自由と連帯」(21議席)と野党議員9人のみ。

 最大野党「スメル(道標)」(62議席)は、昨年まで政権党としてユーロ危機に対応してきた。今回の機能強化策にも理解を示している。

 ただ、政権返り咲きを目指すスメルは、強化策承認の見返りに解散総選挙を求めるなどの駆け引きを見せた。これに対しラディチョバ首相は、強化策承認と内閣信任案を抱き合わせて投票にかけることで与党内の結束を固め、過半数を維持する戦術に出た。

 だが、与党4党をまとめられず、承認否決と政権崩壊という、首相にとって最悪のシナリオとなった。一方、解散を目指すスメルには思惑通りの結果となった。

 強化策承認が長引けば、欧州連合(EU)内でスロバキアへの圧力が強まるのは必至だ。早ければ12日にも行われる再投票で、自由と連帯を除く与党3党とスメルを加えた賛成多数で承認される公算が大きいと見られる。(ジュネーブ 佐藤昌宏)

(2011年10月12日11時08分 読売新聞)

3193チバQ:2011/10/13(木) 22:05:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111013/erp11101321230002-n1.htm
欧州基金拡充 否決、承認のドタバタ劇 スロバキア 小国の悲哀にじむ
2011.10.13 21:20 (1/2ページ)

「欧州金融安定化基金」拡充策について来年3月の総選挙を条件に最大野党賛同を得たスロバキアのラディツォバー首相(中央)=ロイター
 【ロンドン=木村正人】債務危機の拡大を防ぐ「欧州金融安定化基金(EFSF)」拡充策の承認をめぐって、ユーロ圏17カ国の最後となったスロバキア議会は拡充策をいったん否決し、総選挙実施を条件に最大野党が賛成に転じるドタバタ劇を演じた。欧州単一通貨ユーロという大きな傘に入る見返りに身の丈以上の負担を強いられた小国の悲哀がにじみ出た。

 昨年7月にスロバキア初の女性首相に選ばれたラディツォバー首相は、11日の否決を受け「わが国が欧州との連帯を示せるか。信頼が問われている」と涙ながらに訴えた。最後は首相の地位を捨て、来年3月の総選挙を条件に最大野党「スメル(道標)」党首のフィツォ前首相の賛同を得た。

 採決を前に、重債務国ポルトガルのコエリョ首相は「スロバキア議会で拡充策が否決されたら心臓マヒを起こしそうだ」と漏らし、欧州連合(EU)首脳も圧力をかけ続けた。

 ユーロ圏17カ国の議会承認が進みスロバキアが最後の1国となれば、市場原理主義者である与党第2党「自由と連帯」のスリーク党首も折れる−。こう読んだラディツォバー首相は拡充策と内閣信任案の採決を合わせて背水の陣を敷いたが、完全に裏目に出た。

 スリーク党首が「ギリシャの年金受給額はスロバキアの3〜4倍。ユーロ圏で2番目に貧しい小国が放漫な国を支援することに有権者の理解は得られない」と反対を貫いたからだ。

 銀行資本の増強を終えるまで、ユーロ圏首脳の間では想定済みのギリシャのデフォルト(債務不履行)を決して口にできないことも、あだとなった。

 もともとユーロ支援を訴えて昨年6月の国民議会選挙に敗れたスメルのフィツォ前首相にとって今回の採決は総選挙に持ち込む絶好のチャンスでもあった。

 2007年に国内総生産(GDP)比で10・4%の成長を遂げたスロバキア経済の原動力は外資導入と自動車などの輸出。ユーロによる為替の安定は成長持続の絶対条件だ。GDPの1割の負担となるEFSF拡充策も飲まざるを得ない苦渋の選択だった。

3194チバQ:2011/10/13(木) 22:29:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111013-00000517-san-int
英国の王位、男子優先を廃止 長子継承へ
産経新聞 10月13日(木)11時24分配信

 【ロンドン=木村正人】英政府は13日までに、英王室の王位継承法について現行の男子優先を廃止し、性別にかかわらず長子が王位を継承できるようにする改正に着手した。今年4月にウィリアム王子とキャサリン妃が結婚、第1子の誕生に備えた措置で、「男子優先の王位継承法は時代遅れ」という世論の高まりに配慮した。欧州の王室では長子継承が主流になっている。

 エリザベス英女王は英国以外にも英連邦に加盟する15カ国の元首を務めているため、今回の法改正には15カ国の議会承認が必要となる。キャメロン英首相は各国首脳にあてた書簡で「世間に注目される王室に男子優遇を残すのは不合理だ」と述べ、法改正への協力を求めている。カトリックと結婚した王族は王位継承権を失うという規定についても「歴史的な不合理」と指摘したが、改正には触れなかった。

 英国では直系男子の王位継承が優先されてきた。日本のように男系男子に限っていないため、1952年には男兄弟のいなかったエリザベス女王が即位した。

 世論調査で「男子優先は時代遅れ」との声が75%を占めるようになり、王位継承順2位のウィリアム王子とキャサリン妃の結婚が時間の問題となったブラウン前首相時代から改正に向けた準備が進められてきた。

 同女王が元首を務めるオーストラリアやカナダでは大統領制への移行を求める声が少なくないため、ウィリアム王子は結婚直前にオーストラリアを訪問、結婚直後には夫妻でカナダを訪れている。

 欧州には7カ国(モナコなど公国を除く)に王室があり、男女平等が進む北欧スウェーデンが1979年に長子継承に法改正したのを機にオランダやノルウェー、ベルギー、デンマークが続いた。男子優先が残るスペインでも長子継承への改正は合意済みだが、必要となる憲法改正はまだ行われていない。

3195チバQ:2011/10/13(木) 23:05:18
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2832366/7866821
南スーダン、「ウシ強奪」の応酬で暴力激化 国連が警鐘
2011年10月03日 13:55 発信地:ジュバ/南スーダン
【10月3日 AFP】建国されたばかりの南スーダンで、部族間でのウシの強奪と報復攻撃が相次いで6月以降に約1000人が死亡しており、国家をおびやかす危機的事態となっていると、国連南スーダン派遣団(UN Mission in South Sudan、UNMISS)が警鐘を鳴らした。

 UNMISSを率いるヒルデ・ジョンソン(Hilde Johnson)事務総長特別代表は9月27日、首都ジュバ(Juba)で記者団に対し、ジョングレイ(Jonglei)州における暴力激化がUNMISSの最優先事項だと述べた。

 同州では、6月に武装グループによる組織的なウシの強奪が相次ぎ400人が死亡したほか、8月にはMurle部族がLou Nuer部族に報復攻撃を行い、2万5000頭以上のウシを強奪、少なくとも600人が死亡した。「いずれも非常に大規模な、軍隊形式の襲撃だった。新型兵器や衛星電話が使われており、つまり単なるウシ泥棒ではない。極めて気がかりだ」とジョンソン氏は指摘。「手に負えなくなれば、南スーダンで暴力の連鎖が激化するだろう」と危機感を示した。

 南スーダンでは、資産や持参金として価値の高いウシの強奪はめずらしいことではないが、ジョングレイ州における残虐行為は異常だとして、国連は懸念を示している。「深刻な危機だと理解すべきだ。女性や子どもたちに起きたことは、従来のウシ泥棒ではなかったことだ。これは異常事態だ」(ジョンソン氏)

■「北部政府が支援」と南スーダン軍

 一方、南スーダン軍報道官はAFPの取材に、ジョングレイ州のウシ強奪者たちが北部のスーダン政府の支援を受けていたと述べた。「これらの村を襲撃している者たちは、普通のウシ泥棒ではない。今までのウシ泥棒は女性や子どもを殺したり、家を焼き払ったりしなかった。彼ら(今回の襲撃者)は武装グループに勧誘・悪用され、スーダン政府から兵器の支援を受けている」

 現在、ジョングレイ州には大規模な部隊が派遣され、報復行為を食い止めつつ地域社会の和解に向けた取り組みを行っている。だがジョンソン氏は、国連部隊には「応急処置」は可能だが、長期的な平和は南スーダンの政府・軍に頼ることになると指摘している。

 UNMISSは、南スーダンがスーダンから分離独立した7月に設置された。年末には7000人の平和維持部隊が配備されるが、現在はその約半数の人員しかおらず、各地域への部隊配備は「限定的」にとどまっている。(c)AFP

3196チバQ:2011/10/14(金) 22:43:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111014-00000105-san-int
シリア デモ活動に限界…内戦突入の恐れ 反体制派、武装闘争転換の兆し
産経新聞 10月14日(金)7時55分配信

 【カイロ=大内清】バッシャール・アサド政権による弾圧を受けるシリアの反体制派で、デモ中心の活動に限界を訴える一部グループが武装闘争路線に転換したもようだ。幹部の1人が証言した。ただ、在外反体制派組織「シリア国民評議会(SNC)」はあくまで「平和的な政権打倒」を目指すとし、現時点では強硬路線から距離を置く。武装闘争に参集した勢力の規模など不透明な部分も多い。

 「人が死にすぎた。もはや武力を通じてしか圧政は倒せない」

 スウェーデン在住の反体制派で軍務経験もあるムハンマド・ラハール氏(54)は産経新聞の電話取材にこう語り、自身が率いるグループが「9月下旬からシリア国内での武装闘争を開始した」と明かした。武器は主に、国内の闇市場で調達しているという。

 アサド政権はこれまで、市民にまぎれ込んだ「武装集団」が軍や市民を攻撃しているとしてデモ弾圧を正当化してきたが、デモ隊側からの本格的な武器使用は確認されていなかった。

 賛同する勢力についてラハール氏は「数千人単位」と語るが、実際に武装蜂起がどの程度拡大しているかは、シリア政府が国内取材を厳しく制限していることもあり不明だ。SNCに参加せず、強硬路線を唱える同氏には、「結果的に政権側の武力行使を正当化させてしまう」として他の反体制派からの批判も多い。

 ただ、複数のSNC関係者は「ひそかにシリアからトルコへ越境し武器を調達している者がいるのも確か」と言明。3月のデモ発生以来、当局の弾圧で数千人が死亡したとされる中、デモによる政権打倒は困難との考えも広がっている。

 一方、シリアでは軍部隊の離反も続いている。今月上旬には、これまでで最高位のリヤド・アサアド大佐が部隊を率いてトルコへ脱出、同大佐によれば、シリア正規軍約32万人のうち、北・中部の部隊を中心に1万人前後がすでに政権の指揮下を離れているという。

 こうした中、SNCに加わる反体制派では最大規模を誇る同国のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団ナンバー2、ムハンマド・ファルーク・タイフール氏(66)は訪問先のエジプトで産経新聞の取材に対し、武装闘争には「結果的により多くの人が犠牲になる」と強い懸念を示した。

 一方で同氏は、アサアド大佐らと連絡を取り合っていることを認めた上で、将来的にSNCに軍事部門を設けて大佐を責任者に据える構想も明らかにした。武装闘争の是非についてSNCも立場を決めかねているとみられる。ただ、離反兵士も巻き込んで反体制派が政権側と本格衝突すれば、内戦状態に突入する可能性も捨てきれない。

3197チバQ:2011/10/15(土) 11:28:48
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111015-OYT1T00285.htm
ロビイストを要人会談に同席、英国防相が辞任




 【ロンドン=大内佐紀】英国のリアム・フォックス国防相(50)が14日、友人のロビイストを外国要人との会談に同席させるなどの不適切な行動を理由に辞任した。


 主要閣僚の醜聞による辞任はキャメロン首相の政権運営に影を落としそうだ。首相は同日夜、後任の国防相にフィリップ・ハモンド運輸相を横滑りさせる人事を発表した。

 フォックス国防相は、かつて同居していた16歳年下の男の友人を国防省に自由に出入りさせ、外遊にも同行させた。友人は国防相の「顧問(アドバイザー)」を自称する名刺を持ち歩いていた。

(2011年10月15日10時43分 読売新聞)

3198チバQ:2011/10/15(土) 21:23:04
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011101302000036.html
リビア首都 アブサリム刑務所ルポ
2011年10月13日 朝刊

収容されていたリビアの首都トリポリにあるアブサリム刑務所の房内で、当時を振り返るスーダニさん(右)=今村実撮影


 リビアの旧カダフィ体制下で、政治犯らを収容した首都トリポリのアブサリム刑務所。拷問や大量虐殺が日常的に行われ、恐怖政治の象徴となってきた。「みんな必ず殺されると思っていた」。8月下旬に反カダフィ派に救出されるまで収容されていた男性が現地を訪れ、絶望的な日々を振り返った。 (トリポリで、今村実)

 高さ数メートルの外壁に囲まれた広大な敷地に建物が立ち並ぶ。千数百人が収容されたという。その一つに入ると、集団房が二十ほどあり、ガラス片やごみが散乱してムッとする臭い。収容者が独学したのか、英単語を記した紙片が落ちていた。

 トリポリのエンジニア、モアイズ・スーダニさん(39)は七月二十六日にカダフィ派に突然逮捕され、「八号室」にぶち込まれた。反カダフィ派に加わった友人から携帯電話に一本の連絡があったというだけの理由で疑われ、裁判もなかった。

 十畳ほどの部屋で十人余が生活。食事は一日一回、マカロニなどを盛った皿や、ペットボトルの水が投げ込まれるだけ。他の場所で拷問を受ける収容者の絶叫が房の中まで聞こえてくる。同じ部屋の一人は背中を激しく打たれて戻ってきた。

 一度も外に出されず、日付の感覚がなくなることに不安を覚えて毎日、プラスチック片で壁に傷を付け、カレンダー代わりにした。ある日、ペットボトルのデザインが変わった。「反カダフィ派の攻勢で工場が止まったからじゃないか」。微(かす)かな光明が差したという。トリポリ陥落直後の八月二十四日、救出にきた反カダフィ派が錠前を一つずつハンマーで破壊。約一カ月ぶりに外に出ると、涙が止まらず、誰彼となく固く抱き合った。

 自分のいた場所をもう一度確かめようと、今月四日に再び足を踏み入れたスーダニさんは、壁にあのカレンダーを見つけた。「親類や友人もなすすべがない状況だった。外に出られたのは神のおかげだ」とつぶやいた。

 建物にはカダフィ批判の落書きがあふれ、「自由の代償は高かったが、リビア人は払った」の一文も。死亡した収容者約二十人の名前も記されていた。

 所内で出会った別の男性(56)は「ここだけではない。独裁者の下で国民はリビアという大きな刑務所に入れられていた」と語った。

3199チバQ:2011/10/15(土) 21:49:18
http://www.asahi.com/international/update/1015/TKY201110150353.html
政府や党の要職「最長10年」 キューバ共産党が発表
 キューバ共産党は14日、政府や党の要職を最長10年の任期とする新制度を導入すると発表した。徐々に世代交代を進めて指導者を育てるとしつつ、キューバ唯一の政党は共産党だと改めて宣言した。

 14年ぶりに4月に開いた共産党大会でラウル・カストロ第1書記(80)が考えを表明しており、14日の発表で明文化した。

 要職の任期は5年で、延長が1度できる。ラウル氏自身の国家評議会議長職や閣僚にも適用するという。ただ、いつを起点に、いつから適用するかなどは記していない。

3200チバQ:2011/10/15(土) 21:50:26
http://www.asahi.com/international/update/1015/TKY201110150384.html
英閣僚、政府文書を公園のゴミ箱にポイ 大衆紙が撮影関連トピックスアルカイダ.レトゥイン国務相が政府文書を捨てる場面を隠し撮りした14日付のデーリーミラー紙

レトゥイン国務相が政府文書を捨てる場面を隠し撮りした14日付のデーリーミラー紙


 英国の閣僚が政府の文書を首相官邸近くの公園のゴミ箱に捨てている写真が14日付の英大衆紙デーリーミラーに掲載された。テロ情報や支持者の個人情報が書かれた文書も含まれ、「情報管理が甘い」と非難を浴びている。

 同紙が掲載したのは、レトウィン国務相が9〜10月、首相官邸に隣接するセントジェームズ公園で複数回にわたり文書を捨てる場面。隠し撮りした写真だ。

 国際テロ組織アルカイダのパキスタンでの動静や英情報機関の活動に関する報告のほか、自身の選挙区民からの手紙もあった。文書をゴミ回収の係員に直接手渡す場面もあったという。

3201チバQ:2011/10/15(土) 22:38:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111015/mds11101518110005-n1.htm
オマーンで諮問議会選 国王方針の議会権限強化進まず
2011.10.15 18:08

オマーンのカブース国王(AP)
 カブース国王が41年にわたり絶対権力を握るアラビア半島東端のオマーンで15日、下院に相当する諮問議会の選挙が行われた。国王は2月の改革要求デモ発生を受けて議会の権限強化方針を示したが、まだ具体化されていない。

 諮問議会に立法権はなく、法案の審議や勧告を行う。定数84に対し女性77人を含む1100人余りが立候補した。政党は認められていない。即日開票され、結果判明は16日の見通し。

 70歳のカブース国王は、石油収入で経済、社会インフラを整備。1991年に諮問議会を開設するなど徐々に「上からの民主化」を進め、国民の人気は比較的高い。

 しかし、中東民主化運動の影響で2月下旬から政治の腐敗防止や失業対策などを求めるデモが発生、治安部隊との衝突で数人の死者が出た。(共同)

3202チバQ:2011/10/15(土) 22:56:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111015/mds11101522470007-n1.htm
「アラブの春」行方占う チュニジア議会選まで1週間 穏健派躍進、急進派デモ イスラム勢力に存在感
2011.10.15 22:46 (1/2ページ)

14日、チュニジアの首都チュニスで、旗を振りながらデモ行進するイスラム教徒ら(ロイター)
 【カイロ=大内清】1月にベンアリ前大統領が亡命し中東・北アフリカ地域に民衆デモが拡大するきっかけとなったチュニジアで今月23日、今後の政治体制や憲法などを決める制憲議会(定数218)選が行われる。“アラブの春”で政権が倒れた国々では初の国政選挙。穏健とされるイスラム系政党「ナフダ」の躍進が予想される中、最近は一部の急進的イスラム主義勢力と治安当局の衝突も目立つなど、投票を前に緊張も高まっている。

 フランス通信(AFP)などによると、首都チュニスでは14日、シャリーア(イスラム法)の導入などを求めるスローガンを叫びながら首相府に向かうイスラム主義勢力のデモ隊数千人が警官隊と衝突、デモ隊の投石に対し、警官隊は催涙弾などで応戦した。

 チュニジアでは今月初め、民間のテレビ局が、イスラム教の神を擬人化して描いたアニメ映画を放映したことが神への冒涜(ぼうとく)にあたるとして、イスラム主義勢力が抗議デモを展開した。14日は、デモ隊の一部が同局幹部の自宅を火炎瓶などで襲撃する事件も起きた。

 一方、ベンアリ政権崩壊後に合法化され急成長しているナフダは、こうした急進的な勢力とは一線を画してはいる。旧与党・立憲民主連合が解体され小政党が乱立する中、「市民社会」の重要性を強調して支持を拡大。世論調査などによると、今回の選挙では20%超の議席を獲得し議会での主導権を握る可能性が高い。

 ただナフダは、究極的には「イスラム国家」を目指しているとされるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団を母体としており、全体的にイスラム勢力の存在感が増す中、どこまで現在の穏健路線が維持されるかは不透明だ。

 2月にムバラク前大統領が退陣したエジプトでは、11月下旬に政権崩壊後初の人民議会(下院に相当)選が控える。人口8千万人超で周辺国への影響力も大きい同国でも、ムスリム同胞団系政党の躍進が見込まれるだけに、チュニジアの選挙結果は今後のアラブ諸国の行方を占う意味からも域内外の注目を集めている。

3203チバQ:2011/10/16(日) 09:44:18
>>3180
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111016/mds11101600280000-n1.htm
リベリアの野党8党、大統領選から撤退表明 「選管が票の操作」と主張
2011.10.16 00:27
 11日に投票が行われたリベリア大統領選に候補者を出した野党8党は15日、ノーベル平和賞受賞が決まった現職サーリーフ氏(72)に有利になるよう選挙管理委員会が票を操作していると主張し、大統領選から撤退すると表明した。AP通信などが伝えた。

 8党にはサーリーフ氏の最有力対抗馬とされるタブマン元法相(70)の政党も含まれており、大統領選の今後の行方が見通せなくなってきた。

 選管の14日の発表では、約半分の投票所の開票が終了した段階で、サーリーフ氏の得票率は45・4%、タブマン氏の得票率は29・5%。過半数を得票する候補者がいない場合、11月8日に上位2候補による決選投票が行われることになっている。(共同)

3204チバQ:2011/10/16(日) 09:45:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111016-00000075-yom-int
反格差デモ、世界に拡大…ローマでは一部暴徒化
読売新聞 10月16日(日)1時34分配信

 【台北=源一秀、ローマ=末続哲也】米ニューヨーク・ウォール街で続く「格差是正」を求める若者らのデモは15日、アジアや欧州に拡大した。

 インターネットで同日を「一斉行動の日」にしようとの呼びかけが行われ、賛同者が各地でデモに参加した。呼びかけ団体は世界80か国以上、900以上の都市でデモが計画されたとしている。

 台北では、約100人の若者が超高層ビル「台北101」の周りでデモを行った。参加者は「仕事が欲しい」などと書いたプラカードを手に行進した。

 韓国では、ソウル市内の官庁や駅前で午前から、市民団体がデモを行い、夕方、約600人が市役所近くの広場で合流。横断幕には「1%(の富裕層)を代弁する資本主義は壊れた」の文字も見られた。

 オーストラリア・シドニーでは、金融機関やオフィスビルの並ぶ「マーティン・プレイス」や周辺で約2000人がデモを行った。

 デモは欧州にも広がり、ロンドンやローマ、マドリードなどで行われた。

 ローマに国内各地から集まった人は数万人に及んだとみられ、中心部の広場や大通りでデモを繰り広げた。円形闘技場「コロッセオ」前では「欧州の人々よ、決起せよ」と書かれた横断幕も掲げられた。一部が銀行や商店の窓ガラスをたたき割るなど暴徒化し、警官隊との衝突も起きた。数人の負傷者も出た模様だ。

 東京でもこの日、世界的な動きに呼応したデモが六本木などで行われた。

3205チバQ:2011/10/16(日) 15:47:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111006/asi11100622460004-n1.htm
アフガン戦争から10年 衰えぬタリバン 安定遠く 国民「希望失せた」
2011.10.6 22:42 (1/3ページ)

6日、アフガン東部をパトロールする米軍兵士とすれ違う住民(ロイター)
 【ニューデリー=田北真樹子】米軍などがイスラム原理主義勢力タリバンの政権下にあったアフガニスタンへの攻撃を始めてから7日で10年。アフガンは、この10年間で国際社会の支援のもと、あらゆる分野で復興・開発をみた。しかし、アフガン政府が進めるタリバンとの和解は停滞、政府の統制が全国に行き届いているとはいえず、テロも増加傾向にある。「出口の見えない戦い」に国民は不安と不満を募らせている。

 「タリバン政権が崩壊した後、将来に期待を持ったし、国中が平和の到来を喜び、復興への意欲に満ちていた」

 東部ナンガルハル州に住む銀行員、ハムザ・シンワリさん(29)は、10年前をこう振り返る。「でも、肝心の治安は改善されず、タリバンはまた強くなった。将来への希望もうせてきた」と表情を曇らせた。

 一方、アフガンはこの10年で多くの進展をみた。大統領選と総選挙はそれぞれ2度実施され、広範な不正が確認されたものの、多くの国民は民主化のプロセスを受け入れつつある。200ドルにも満たなかった1人当たりの国内総生産(GDP)は600ドルに達し、学校に通える子供の数は100万人から700万人に増えた。その3分の1は女子だ。

 だが、ここまで築いた成果も、今後の治安状況で水泡に帰すかもしれない。国連によると、今年1〜8月の治安に関わる事件数は前年同期比39%増で、民間人の犠牲は増加。タリバンとの和解交渉の責任者だったラバニ元大統領ら政治指導者の暗殺や、米国大使館などへのテロも頻発している。

 現在の国際治安支援部隊(ISAF)に代わり、2014年末以降、全国の治安権限を担うアフガン治安部隊は態勢を整えつつあるが、タリバンを抑える力をつけているかは微妙だ。地方では、中央政府の意向より部族のしきたりが優先されたり、タリバンが支配したりする地域が多くある。

 米軍などの撤退と同時並行で進められるはずだったタリバンとの和平交渉も目に見える成果はないまま。カルザイ大統領は、「交渉すべき相手は武装勢力に影響力を持つパキスタン」と繰り返すが両国関係はラバニ氏暗殺以降、一層悪化しており、パキスタンの協力は期待できそうにない。

 北部バグラン州に住む無職、ズマライさん(38)は「10年は情勢を改善するのに十分な時間だったはずだが、多くの命が失われただけだった」と話した。

    ■

 アフガンでの戦争  2001年9月11日の米中枢同時テロを受け、ブッシュ米政権(当時)は同時テロを国際テロ組織アルカーイダの指導者、ビンラーディン容疑者が主導したと断定。10月7日、ビンラーディン容疑者をかくまうアフガニスタンのタリバン政権を打倒するために攻撃を開始した。同政権は約2カ月後に崩壊したが、タリバンは03年3月のイラク戦争開戦に伴って徐々に勢力を盛り返した。アフガンに駐留する国際治安支援部隊(ISAF)は今年7月から北部などでアフガン当局への権限移譲を開始、14年末までに終了する方針。

3207チバQ:2011/10/16(日) 22:11:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111016-00000081-jij-int
ケニア軍がソマリア進攻=イスラム過激派を追撃
時事通信 10月16日(日)20時20分配信

 【ロンドン時事】ケニアからの報道によると、同国軍は16日、ソマリアを拠点とするイスラム過激組織アッシャバーブを追撃するため、ソマリア領内に進攻した。ケニア政府報道官は「アッシャバーブはケニア国内に侵入し、誘拐と攻撃を繰り返してきた」と進攻の理由を説明した。ケニアで最近相次いだ外国人誘拐の背後にアッシャバーブの存在が指摘されていた。

3208チバQ:2011/10/17(月) 22:13:00
>>3155-3159>>3172-3173>>3203
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111017-00000094-mai-int
<リベリア大統領選>決選投票へ
毎日新聞 10月17日(月)21時17分配信

 【ヨハネスブルク高尾具成】11日に投票があった西アフリカ・リベリアの大統領選で、ノーベル平和賞授与が決まった現職サーリーフ大統領(72)と有力野党候補のタブマン元法相(70)の上位2候補による決選投票に入ることが確実となった。同国選管が16日、暫定開票結果を発表した。

 AFP通信によると96.7%の開票時点で、サーリーフ氏が44%を得票。当選に必要な過半数に届かない情勢となった。次点のタブマン氏は31%。決選投票は11月8日に予定され、両候補とも承諾している。

 リベリア大統領選を巡っては、投票直前にサーリーフ氏へのノーベル平和賞授賞が決定し、野党候補からは選挙結果に影響を与えると批判が出ていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111017-00000006-jij-int
上位2人の決選投票濃厚に=リベリア大統領選
時事通信 10月17日(月)1時10分配信

 【ロンドン時事】アフリカ西部リベリアからの報道によると、11日投票の同国大統領選で、暫定開票結果が首位でノーベル平和賞受賞が決まったサーリーフ大統領(72)と、同2位のウィンストン・タブマン元法相(70)は16日、共に決選投票に臨む考えを示した。英BBC放送によると、開票率80%の段階で、サーリーフ大統領は得票率44.6%、タブマン氏は同31.4%となっている。
 決選投票は11月8日実施の予定。同11.2%で3位の元武装勢力指導者プリンス・ジョンソン氏の動向が勝敗のかぎを握る可能性が出てきた。ジョンソン氏は1990年、当時のドウ大統領を虐殺したことで知られるが「ドウ政権によって殺されようとしていた人々を守っただけだ」と当時の行為を正当化している。
 これに先立ち、タブマン、ジョンソン両陣営を含む野党各党は、選管がサーリーフ大統領に有利なように票を操作しており、証拠写真もあると主張、選挙戦からの撤退を警告していた。しかし、サーリーフ陣営は16日、AFP通信に対し「たとえ一人でも決選投票に臨む」と宣言。これを受けてタブマン氏もBBC放送に「決選投票に集中したい」と述べた。  .

3209チバQ:2011/10/17(月) 22:14:37
>>3169-3170
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111017-00000092-mai-int
<仏大統領選挙>反転攻勢狙う与党…オランド氏を批判
毎日新聞 10月17日(月)21時16分配信

 【パリ宮川裕章】来年春のフランス大統領選挙に向けた最大野党・社会党の予備選決選投票で、オランド前第1書記(57)が党公認候補に選出されたことを受け、与党・国民運動連合は18日、立候補が確実なサルコジ大統領との一騎打ちを想定した選挙戦略会議を開く。

 予備選でオランド氏の「政策のあいまいさ」「指導力不足」などが露呈したとして攻撃材料とし、世論調査で劣勢にある与党陣営の巻き返しを図りたい考えだ。

 「オランド氏には具体的な政策も決断する能力もない」。オランド氏の公認確定を受け、国民運動連合のコペ幹事長はテレビ番組でそう批評した。

 さらに、社会党予備選の第1回投票で敗れた4候補がオランド氏支持に回ったことを念頭に「政策のないオランド氏だから(むしろ)まとまった」と皮肉った。

 オランド氏は08年までの11年間、党第1書記を務め、党内では「敵を作らない」調整力に定評があるが、半面で「優柔不断」と指摘されることもある。予備選決選投票で敗れたオブリ第1書記(61)が批判したように「指導力不足」ともみられがちだ。

 与党陣営は逆に、サルコジ大統領の中東民主化「アラブの春」支援や欧州金融危機への対応を巡る強力な指導力をアピールする戦術を取るとみられる。

 オランド氏はすでに作成された党政策を踏襲する意向だが、「購買力の向上」「失業、解雇の防止」「社会格差の是正」などの実現性に向け、どう説得力を持たせられるかが問われている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111017-00000564-san-int
フランス大統領選、社会党候補オランド氏に
産経新聞 10月17日(月)18時24分配信

 【ロンドン=木村正人】来年のフランス大統領選で再選を目指すサルコジ大統領に挑む最大野党・社会党の予備選決選投票が16日行われ、フランソワ・オランド前第1書記(57)が選ばれた。世論調査でオランド氏はサルコジ大統領をリードしており、社会党には、ミッテラン元大統領以来24年ぶりの大統領選勝利の機運が高まっている。オランド氏は8割近い原発依存率を5割に引き下げると主張しており、欧州債務危機と並んで原発政策も大きな争点になりそうだ。

 社会党予備選は当初、ストロスカーン前国際通貨基金(IMF)専務理事が本命だったが、米ニューヨークのホテルで女性に性的な暴行を加えたとして一時訴追されたことで脱落した。

 今回、初めて米大統領選型の予備選が導入され、党員のほか左派支持者計約300万人が投票。開票率99%でオランド氏の得票率は57%で、43%のマルチヌ・オブリ第1書記(61)を破った。

 オランド氏はパリのHEC経営大学院在学中にミッテラン元大統領の選挙運動に参加、1979年に社会党に入った。国立行政学院(ENA)卒業。予備選で争ったロワイヤル元家庭担当相は元パートナーで、ロワイヤル氏が前回2007年の大統領選に出馬した際、関係を解消した。

 調整型の穏健派で知られるオランド氏は、「私は左派を政権に戻すという重大な責任を負った」と宣言した。歴代仏大統領と異なり華々しさに欠け、閣僚経験がないため、サルコジ大統領から「角砂糖と同じで表面上は固まっているが、水に入れると溶けてしまう」と批判されている。

 これに対し、オランド氏は「有権者はサルコジ大統領の派手な政治手法にうんざりしている。私は普通の大統領を目指す」と反論。サルコジ大統領の支持母体、国民運動連合に属するシラク前大統領からも評価され、直近の世論調査でオランド氏の支持率は32%でサルコジ大統領の21%を上回っている。

 オランド氏は急進的左翼主義とは一線を画しているが、サルコジ大統領による定年年齢引き上げの撤廃や6万人の教員増員などを唱えている。仏大統領選は来年4月に第1回投票、同5月に決選投票が行われる。

3210チバQ:2011/10/17(月) 22:16:18
http://www.cnn.co.jp/world/30004299.html
仏社会党の大統領候補にオランド氏、20年ぶり政権奪取目指す
2011.10.17 Mon posted at: 14:15 JST
パリ(CNN) フランスの最大野党・社会党は16日、来年4月に行われる大統領選の候補者にフランソワ・オランド前党首を選出した。現職のサルコジ大統領と対決し、約20年ぶりの政権奪取を狙う。

オランド氏は同党の候補者を選ぶ決選投票で56.85%の票を獲得し、43.15%のマルティーヌ・オブリ現党首を破った。オランド氏は、選出を受けて支持者らに向け、同国の活気を取り戻すと宣言。CNN系列局の取材に応えて「若者の生活を向上させたい」と抱負を語った。

先週の予備選ではオランド氏が得票率39%でトップに立ったが過半数には届かず、得票率30%のオブリ氏と決選投票に持ち越された。3位にはグローバル化反対を唱えるアルノー・モンテブール氏が予想に反して得票率17%で食い込み、注目された。

社会党は1981年から95年まで在任したミッテラン元大統領を最後に、大統領選に敗北し続けている。オランド氏は同元大統領の顧問を経て、1997年から2008年まで社会党党首を務めた。

社会党の大統領候補は当初、国際通貨基金(IMF)の専務理事だったドミニク・ストロスカーン氏が有力視されていたが、同氏は米国とフランスの強姦未遂事件で告訴されて事実上失脚。その後米国の起訴は取り下げられ、フランスでは不起訴処分となっている。

フランスの大統領選は来年4月22日に実施される。

3211チバQ:2011/10/17(月) 23:10:43
>>3207
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2835533/7943240?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
ケニア軍、武装勢力攻撃のためソマリアに越境
2011年10月17日 11:49 発信地:ナイロビ/ケニア

【10月17日 AFP】ケニア軍の部隊は16日、イスラム過激派組織アルシャバブ(Shebab)を攻撃するため、国境を越えてソマリアに入った。

 ケニア政府報道官のアルフレッド・マツア(Alfred Matua)氏は、ケニアで誘拐や襲撃を繰り返してきたアルシャバブを追って陸軍部隊がソマリアに入ったと説明した。

 一方、アルシャバブ幹部のシェイク・ハッサン・トゥルキ(Sheikh Hassan Turki)氏は、「ケニアはソマリアの聖なる大地に入り、ソマリアの領有権を侵害した。だが彼らは落胆して帰国することになるだろう」と述べ、「ムジャヒディン(イスラム聖戦の戦士)たちは彼らに銃弾の痛みを味わわせることになるだろう」と警告した。

■ケニア政府、アルジャバブへの攻撃を宣言

 ケニアのジョージ・サイトティ(George Saitoti)国内治安担当大臣は15日、アルシャバブを「敵」と呼び、「アルシャバブのいるところならどこであれ攻撃を行う」と述べていた。

 ケニアではこの1か月の間に、英国人女性とフランス人女性が、それぞれ別のビーチリゾートで誘拐されており、ケニアの観光産業は大きな打撃を受けている。また13日には、ケニアのダダーブ(Dadaab)難民キャンプで、支援活動を行っていたスペイン人女性2人が銃で武装したグループに連れ去られている。ダダーブ難民キャンプは世界最大の難民キャンプで、主にソマリアからの難民45万人が生活している。(c)AFP/Peter Martell

3212チバQ:2011/10/18(火) 21:21:31
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011101802000184.html
「首相任命は下院選次第」 プーチン首相が示唆
2011年10月18日 夕刊

 【モスクワ=原誠司】来年三月のロシア大統領選で勝利が確実視されるプーチン首相は十七日、同国の三大テレビ局のインタビューに応じ「メドベージェフ大統領を首相に任命するのは(今年十二月の)下院選で勝利した時だ」と述べた。

 首相は、大統領とのポスト交換で“再登板”することを言明しているが、下院選の内容次第では、首相候補に変更があり得ることを示唆した。

 首相は自らが率いる与党・統一ロシアが議席の三分の二以上を占める圧勝を目指している。「全ては国民が選挙で決めること」としつつも「勝利して、国民の支持を得られれば、安定政権を実現できる」と語った。

 一方、減速が懸念されるロシア経済については「二〜三の政策を間違えただけで、ソ連崩壊後のような混乱に陥る」と指摘。その上で「われわれには経済危機を乗り越えた経験があり、対応は分かっている」と強調し、経済成長率を年6〜7%の高水準に保つことを公約した。

 また、大統領復帰後の政策は「一人で決めることが大切だ」と述べ、独裁的な側面も見せつけた。

3213チバQ:2011/10/18(火) 21:39:22
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111017/erp11101723150008-n1.htm
国民政治離れ 露政権焦り? 12月下院選 与党支持率も低迷
2011.10.17 23:13 (1/2ページ)[ロシア]
 【モスクワ=遠藤良介】12月4日に投票されるロシア下院選(定数450)に向けて、政権による「選挙運動」が本格化している。最高実力者のプーチン首相(前大統領)が来春、大統領に返り咲くことがすでに確実となっている中で、有権者の政治への無関心は顕著だ。政権は最大与党「統一ロシア」の「圧勝」を確保するために、各地の行政当局や主要テレビ局を総動員して得票率の確保に躍起となっている。

 下院の現有議席は統一ロシア312▽共産党57▽極右の自民党40▽左派の「公正ロシア」38−となっている。共産党以外は基本的に親政権で、カシヤノフ元首相らの反政権派「人民の自由党」は政党登録自体を法務当局に却下された。

 ロシアでは2000〜08年のプーチン前大統領期に「管理された民主主義」が定着。民衆の間では「権力はある程度の生活水準を確保してくれさえすればよい」(社会学者)というロシア人の伝統的心理が再び支配的となっている。

 独立系世論調査機関「レバダ・センター」の8月時点の調査でも、下院選に「全く関心がない」「あまり関心がない」とする回答が54%に達していた。プーチン首相が来春の大統領選に勝利することが確実になるにおよび、民衆の政治離れにも拍車がかかっている可能性が指摘されている。

 こうした状況を打破するため、政権はプーチン前大統領期に任命制とされた地方知事や連邦構成体首長への圧力を強化し始めた。

 経済紙ベドモスチによると、クレムリン(大統領府)は知事らに、統一ロシアの得票率が全土平均で65%となるように“集票”を指示。地方によっては、行政当局が公務員のみならず、企業トップにまで露骨に与党への投票を要求している。独立新聞は、行政当局者が社会調査を名目に年金生活者に電話し、投票動向を調べていると報じた。

 政府系テレビ3局は17日夜、先月末のメドベージェフ大統領に続き、プーチン氏の合同インタビュー番組を放映する予定。国営ニュース局「ロシア24」は15日、メドベージェフ大統領と支持者の対話集会を約2時間半も生中継し、大統領は集会が「選挙運動の一部だ」と公言していた。

 「統一ロシア」の支持率は国営機関の世論調査でも44%まで低下しており、反政権派からはすでに「大規模な不正なくして65%の得票は絶対に確保できない」との声が上がっている。

3214とはずがたり:2011/10/19(水) 01:01:14
>>3213
>カシヤノフ元首相らの反政権派「人民の自由党」は政党登録自体を法務当局に却下された。
どんなスタンスの反政権かしらないのですが極めて非民主的ですねぇ。。

>ロシアでは2000〜08年のプーチン前大統領期に「管理された民主主義」が定着。
>民衆の間では「権力はある程度の生活水準を確保してくれさえすればよい」(社会学者)というロシア人の伝統的心理が再び支配的となっている。
ロシア人っぽいといえばぽいのか?ソ連解体後の混乱に羮に懲りて膾を吹いてる様な気もしますが。。

3215チバQ:2011/10/19(水) 20:48:54
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/10/18/20111018ddm007030144000c.html
サウジアラビア:イランと関係険悪化 大使暗殺計画、国連に討議要請
 【テヘラン鵜塚健】イランが駐米サウジアラビア大使の暗殺を計画したと米国が主張している事件で、サウジ政府は潘基文(バンキムン)国連事務総長に対し、国連安保理での討議を要請した。国営サウジ通信が15日伝えた。イランとサウジは長年ライバル関係にあり、今年3月にはバーレーン情勢を巡り関係が悪化。今回の暗殺計画浮上を機にさらに険悪化している。

 「我々に対抗するどんな行為にも責任を負わせる」。サウジのサウド外相は13日、イランを非難し、暗殺計画に対する対抗措置をほのめかしていた。

 イランはイスラム教のシーア派、サウジはスンニ派の盟主をそれぞれ自負し、中東地域で覇権を争ってきた。内部告発サイト「ウィキリークス」が公開した08年の米外交文書によると、サウジのアブドラ国王は米政府に対し、「蛇の首をへし折れ」との表現でイランへの軍事攻撃を要請したとされる。その際に国王の意思を米側に伝えた人物が、暗殺計画の標的となったアルジュベイル駐米大使だ。

 両国関係は「アラブの春」を機に悪化に向かった。今年3月、ペルシャ湾岸の島国バーレーンでシーア派住民による民主化要求デモが過熱した。これを受けて隣国サウジは「イランがシーア派住民を支援し、政権転覆を図っている」としてバーレーンに軍を派遣してデモを鎮圧。イランは強く反発し、バーレーンが両国の「代理戦争」の舞台となった。

 一方、イランの同盟国シリアで民主化デモによる混乱が続いており、政権転覆の可能性も指摘される。イランはデモ弾圧に協力するなどシリア政権を後押ししている。これに対し「サウジがバーレーンでの意趣返しに、シリアのデモを支援する可能性がある」(米ワシントン・ポスト紙)。シリアが「代理戦争」の新たな舞台になる恐れがある。

 イランとサウジは今年6月の石油輸出国機構(OPEC)総会でも激しく衝突した。石油の推定埋蔵量(2010年)はイランが世界3位、サウジが1位だ。原油増産を図りたいサウジに対し、自国の財政改善に向け原油価格上昇を望む議長国イランは現状維持を志向したからだ。

 イランの中東政治アナリストのピールムハンマド氏は「イラン、サウジとも、武力衝突して米・イスラエルを交えた深刻な事態を招くのは望んでいない。今後、水面下での綱引きを通じた『冷戦』が一層進むだろう」としている。

毎日新聞 2011年10月18日 東京朝刊

3216チバQ:2011/10/19(水) 22:53:16
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/111019/mcb1110190502012-n1.htm
市民生活にしわ寄せ ギリシャ、19日からゼネスト (1/2ページ)2011.10.19 05:00
 債務危機が深刻化しているギリシャで、19日から20日にかけて政府が採決を予定している財政赤字削減策に反対する官民の大規模ゼネストが行われる。アテネ市内は17日も公務員のストライキが行われ、街のいたるところに回収されないごみの山ができていた。政府は欧州連合(EU)などから融資を受けるため公務員削減や年金カットなどの緊縮策を進めているが、増税による負担増や景気悪化に苦しむ国民の不満は日に日に高まっている。欧州債務危機の“震源地”アテネを歩いた。

 「地獄の1週間」

 「夏ではないので、においがない分、まだましじゃないか」

 市中心部のシンタグマ広場近くのカフェで働くラギィオス・ミハリスさん(22)は、店の前に高く積まれたごみを見ながら苦笑した。市職員のストで先週からごみの回収が行われていないという。同様の風景は市内のあちこちで見かけられる。

 「地獄の1週間」。17日付の地元有力紙「タネア」には、15日に仏パリで閉幕した20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席した欧米の財務相らの写真とともに、そんな見出しが躍った。19日に予定される財政削減策の議会採決の行方が不透明なほか、それに反対する「終わりのないスト」(タネア)が連日続くためだ。

 抗議行動も続いており、19日からのゼネストは公務員や教員、鉄道職員、タクシー運転手などが参加する大規模なものになる予定。交通機関はストップし、市民生活に大きな影響を与える可能性がある。

 「国会議員は外国の言うことを聞いてばかりで、生活はどんどん苦しくなる。国民に決めさせるべきだ」。国会議事堂前で5月から国民投票の実施を求めて抗議行動を続けているというポピ・プレベリアナキ(47)さんはこう訴える。ワインを扱う仕事をしているが、「今年に入ってから売り上げは以前の半分に落ちた」という。

増税で景気低迷

 昨年以降、EUなどはギリシャ支援の条件として財政赤字の解消を要求。これを受け、政府は国民の4分の1という公務員の給与削減や公共事業の縮小、消費税にあたる付加価値税や不動産税などの増税を立て続けに進めてきた。ただ、それによって景気が低迷し、赤字削減が進まないという悪循環に陥っている。

 ギリシャは2001年にユーロ通貨を導入。日本貿易振興機構(ジェトロ)欧州ロシアCIS課の植原行洋課長代理は「ユーロ圏に入ったことで低利で身の丈以上の借金ができるようになった」と指摘する。EUからの補助金もあり、公共事業などが相次ぎ、国民も経済成長の恩恵を受けた。だが、09年の政権交代で多額の財政赤字が明るみに出て債務不安が顕在化し、現在につながった。

 40代のタクシー運転手は「みんなが憂鬱になっていてお金もない。政府の言うことは日によって変わり、信じられない」と不満を漏らす。

 EUや国際通貨基金(IMF)などは11日、ギリシャへの80億ユーロ(約8424億円)の第6弾の融資を決め、ギリシャはデフォルト(債務不履行)をひとまず回避した。その融資の条件が財政赤字削減策の実行で、今回の議会でも承認される見通し。ただ、与党議員の造反が見込まれるなど不透明で、場合によっては欧州債務危機の総合的な対策を決める23日のEU首脳会議にも影響を与える可能性がある。(アテネ 田村龍彦)

3217チバQ:2011/10/19(水) 23:59:29


1973 名前:チバQ 投稿日: 2011/10/19(水) 23:23:15
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011101902000174.html
ゴミ収集に軍出動 ギリシャ・アテネ
2011年10月19日 夕刊

18日、ギリシャの首都アテネで、ごみ収集がストップし住宅地に放置されたままのごみの山=野村悦芳撮影


 【アテネ=野村悦芳】緊縮政策に反対する公務員が断続的にストを行っているギリシャの首都アテネで、ごみの収集が二週間以上にわたって停止し、街のあちこちにごみの山ができている。衛生状態の悪化を懸念する政府は十八日までに、軍の力を借りて収集する方針を決めた。

 住宅地では十〜二十メートル間隔で未回収の家庭ごみが積み上がり、中には高さが二メートル近くに達したところもある。悪臭が漂い、ネズミの姿も見られるようになった。ギリシャ政府は先週、民間業者に収集を委託したが、回収ははかどらず、収集車が放火される騒ぎも起きた。このため、軍の兵士を動員して事態の打開を図るという。

 アテネ在住の観光ガイドの女性(63)は「近所では伝染病が流行するのではないかとうわさされている。早く何とかしてほしい」と不安そうに話していた。

3218チバQ:2011/10/20(木) 23:39:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111020/mds11102021160003-n1.htm
リビア、新時代に 復興本格化、試練も
2011.10.20 21:15 [中東・アフリカ]

リビア中部シルトの陥落を喜ぶ反カダフィ派の兵士=20日(ロイター)
 42年にわたりリビアに君臨していたカダフィ大佐の拘束・死亡が伝えられた。リビアが独裁支配の時代に名実ともに終止符を打ち、新しい時代に入ることを意味する。

 首都トリポリを含めて国土を事実上制圧した反カダフィ派「国民評議会」は、カダフィ政権崩壊後の事実上の「暫定政権」として既に国際社会からも認知されつつある。欧米やアラブ諸国の支援も得て、大規模デモ開始から8カ月を経て復興プロセスが本格的にスタートする。

 だが国民評議会には課題も多い。「反カダフィ」の一点で結集してきたが、実態はさまざまな地域の部族、世俗主義者とイスラム主義者などの寄せ集めで、内部対立の火種を抱える。

 カダフィ政権が反体制運動を力で弾圧してきたために、有力な指導者も不在だ。憲法も議会もない特異な「直接民主制」を敷いていたリビアの国民にとって、選挙や議会制度などの民主主義も初めての経験となる。新生リビアの前途には大きな試練が待ち構えている。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/111020/mds11102022230007-n1.htm
「報復果たした」と歓喜の民兵
2011.10.20 22:21 [中東・アフリカ]

リビア中部シルトの陥落を喜ぶ反カダフィ派の兵士=20日(ロイター)
 「幸せだ。われわれは報復を果たした」。リビアのカダフィ大佐が拘束され死亡したとの情報が流れた20日、反カダフィ派「国民評議会」の部隊が制圧した中部シルトで、民兵らは約8カ月に及ぶ戦いを思い起こし、反カダフィ派の三色旗を振って祝った。フランス公共ラジオが現地の様子を伝えた。

 「カダフィは終わった。(われわれは)革命で殺されたり長い間苦しんだりしたが、ようやく報われた。幸せだ」。民兵の1人、タラル・カシミさんが喜びの声を上げた。

 カダフィ派が約2カ月にわたり抵抗を続けたシルトは激しい戦闘で破壊され、廃虚のように。国民評議会部隊のハレド・バラム司令官は「シルトは自由だ。リビア全てが自由になった。ゲームは終わりだ」と感極まったように話した。(共同)

3219チバQ:2011/10/20(木) 23:42:02
http://www.cnn.co.jp/world/30004336.html
カダフィ大佐死亡か、国民評議会が発表
2011.10.20 Thu posted at: 21:53 JST
(CNN) リビアの国民評議会(NTC)は20日、最高指導者だったカダフィ大佐が死亡したと、中東の衛星テレビ、アルジャジーラを通じて伝えた。トリポリは祝賀ムードに包まれている。

しかし、カダフィ大佐は拘束されたとの情報もある。また、AFP通信が携帯電話で撮影した血にまみれたカダフィ大佐とみられる映像の一部を公開しているが、CNNはこれらの情報について正式な確認をとれていない。

約42年にわたって同国を支配してきたカダフィ大佐は政権崩壊後、行方が分からなくなっていた。

今月17日には、リビアの新政権づくりを目指す国民評議会が、カダフィ大佐の支持派が抵抗を続けていた最後の拠点の1つ、バニワリドを制圧したと発表し、バニワリドの制圧により、国民評議会の部隊はカダフィ大佐の出身地シルトに兵力を集中させるとしていた。


http://sankei.jp.msn.com/world/news/111020/mds11102023130009-n1.htm
評伝 中東の狂犬、遅すぎた退場
2011.10.20 23:10 (1/2ページ)[中東・アフリカ]

1996年9月、政権奪取27周年の記念式典を開いたカダフィ大佐(AP)
 約42年にわたって座り続けた“玉座”を追われ、所在不明になっていた産油国リビアのかつての最高指導者カダフィ大佐の死亡が伝えられた。多くの奇行と独特の革命理論、そしてかつてのテロ支援−。冗舌に自己弁護し、自国民に空爆を行ってまで権力にしがみつこうとした「中東の狂犬」は、国際社会の軍事介入まで招いた結果、無残な退場を余儀なくされた。

 カダフィ氏は1942年、地中海沿岸のシルトに生まれた。69年に軍事クーデターを主導し当時のイドリス国王を打倒、革命指導評議会議長に就任した。27歳の若さだった。

 77年には、国名を「大リビア・アラブ社会主義人民ジャマヒリヤ国」に変更し、資本主義とも社会主義とも違う「第3の道」を標榜(ひょうぼう)したが、実際には典型的な独裁体制だった。重要事項はすべて自身が決定し、周囲は一族や出身部族の人間で固めた。

 残忍さも際立った。反体制派の家族や友人にも拷問を行うよう指示。70年代にはパレスチナゲリラや日本赤軍によるテロを支援、リビアが関与した88年12月の米パンナム機爆破事件では270人が死亡している。

 今年2月以降、反体制派との戦闘が激化すると、自国民を容赦なく空爆、死者は数千人に達したといわれる。にもかかわらず、米欧などの攻撃が始まると「悪魔の軍を倒す」「お前たちは犯罪者だ」と非難。その言葉はまるでブラックジョークのようだった。

 一方で、人を食ったような言動がメディアをにぎわしもした。外遊時には遊牧民のテントを持参してそこで寝泊まりし、女性だけで構成された部隊をボディーガードとして同行させた。

 2009年のアラブ首脳会議では、自らを「アラブ指導者の指導者、アフリカの王の中の王にしてイスラム教徒の導師」だと宣言。サウジアラビアのファハド前国王との会談で、前国王の顔に葉巻の煙を吹き付けた−とのエピソードも残る。奔放な発言と予測が難しい行動。各国首脳にとっては、カダフィ氏こそが煙たい存在だったはずだ。

 軍人出身であることを誇りとし、「大佐」の呼称にこだわったが、全権を掌握していたはずの軍はデモ発生後、次々と反体制派に寝返っていった。

 建前上、代議員が存在せず、直接、国民の声を政治に反映させるとする「直接民主制」の国家を建設したというカダフィ氏。40年以上の治世で、王政時代から顕著だったとされる東西対立を押さえ込み、国民を「リビア人」として統合してきた側面は否めない。

 だが、長すぎる支配に対する国民の「ノー」という叫びには耳を傾けず、政権崩壊後も多くの犠牲者と国土の荒廃、さらには原油高を通じ世界経済への悪影響をもたらした。その退場は必然であり、遅すぎた。(カイロ 大内清)

3220チバQ:2011/10/20(木) 23:44:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111020-00000068-mai-int
<チュニジア>23日制憲議会選 「政治と宗教」争点に
毎日新聞 10月20日(木)19時24分配信

 【エルサレム花岡洋二】ジャスミン革命(1月)でベンアリ政権が崩壊した北アフリカのチュニジアで23日、憲法制定議会(定数217人)選挙が行われる。新議会は1年をかけて新しい憲法を制定する。中東の民主化要求運動「アラブの春」で独裁者を追放した国で行われる初の国政選挙で、成否はエジプトやリビアなどにも影響しそうだ。

 選挙は1956年のフランスからの独立後、国民が事実上初めて自由に投票する機会となる。選挙区ごとの比例代表制で争われ、これまでに約80の政党と候補者約1万1000人が登録を終えている。有権者は18歳以上の約790万人。

 選挙の主な争点は、▽政治と宗教の関係▽政治体制−−など。チュニジアはイスラムが国教だが、世俗主義をとってきた。しかし「革命」の中核を担った世俗派の中間・低所得者層は「革命」後に組織化が進んでいない。一方でイスラム主義勢力が台頭しており、世論調査によると穏健派イスラム政党「アンナハダ」が最大の20%の議席を獲得し議会の主導権を握りそう。

 アンナハダは89年に非合法化されたが、今年1月に合法化され、指導者のガンヌーシ氏は亡命先の欧州から22年ぶりに帰国した。英BBC放送(電子版)によると、ガンヌーシ氏は「近代体制とイスラムのバランスを追求する」と訴え、男女平等の尊重を公約した。ただアンナハダはイスラム原理主義組織ムスリム同胞団を母体としており、世俗派からは、「イスラム国家を目指している」と批判もある。

 逆にベンアリ前大統領が率いていた最大与党の「立憲民主連合(RCD)」は解党された。ベンアリ氏の有力後継者とみられたモルジャネ元外相は、RCD元幹部たちを中心に新党「進取」を結成し、与党が主導した経済成長の実績を訴えている。しかし、旧体制に対する有権者の反発は強く苦戦している。

 社会主義政党の「進歩主義民主党(PDP)」や「労働と自由のための民主フォーラム(FDTL)」などがアンナハダに次ぐ見通しだが、少数党が乱立しそう。

 59年制定の現憲法は大統領に権限が集中しており、議院内閣制への移行も議論されている。1年をかけて新憲法を作り、その憲法に従って改めて議員選などを実施することになっている。

3221チバQ:2011/10/20(木) 23:45:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111020-00000611-san-bus_all
放漫財政・浪費家気質、ギリシャ緊縮は自業自得!?
産経新聞 10月20日(木)22時32分配信

 「売国奴たちは国会から出ていけ」

 「国民はあなたたちを必要としていない」

 国会前のシンタグマ広場に集まったデモ参加者は、緊縮策に賛成する議員への抗議の叫びを上げた。

 ストに参加していた公務員のゾルツ・ペンタレスさんは「政府の人件費削減で給料が50%カットされる。これでは生活できない」と、不安を訴える。だが、ギリシャの債務危機が世界的な経済問題となっていることについては、「わが国に責任を押しつけるのは間違い。緊縮策をやらなかったからといって、危機が広がるとは思えない」と、人ごとだ。

 そもそも債務危機は、2009年の政権交代で、旧政権による財政赤字の“過小粉飾”が発覚したことが発端だった。1980年代以降、左派と右派が政権交代を繰り返す中で、両派が国民の支持を得るため、年金など社会保障を充実させたうえ、支持者を公務員に積極採用し、公共部門を肥大化させた。

 さらに2001年のユーロ参加によって、低金利で国債を発行して資金を調達できるようになり、放漫財政に拍車がかかった。

 日本貿易振興機構(ジェトロ)欧州ロシアCIS課の前田篤穂課長は「普通なら国民が借金のツケを払うが、EUの相互扶助的な支援があり、外部依存が高まった」と指摘する。

 一方で、昔からの観光や海運産業に寄りかかり、新たな産業の育成を怠った結果、「国際競争力で取り残された」(前田氏)。

 ギリシャの国民性も財政破綻の一因だ。アテネ在住日本人は「ストに参加している人の自宅を訪ねてみると、大理石がふんだんに使われた豪邸に住んでいる。小型船を持ち、バカンスはエーゲ海の島で過ごしている」と冷ややかだ。

 楽天的で浪費家の南欧気質に加え、相続税などの負担が低いことが豊かな生活の背景にある。

 「福祉のために政府がお金を借り、借金がだんだん大きくなって爆発した。私たちは楽な生活に甘えていた」と話すのは、弁護士のマルガリティ・アダさん。国民からも自省の声が聞こえてくる。

 納税意識も薄い。ジェトロによると、ギリシャでは脱税がGDP(国内総生産)の4%に上るとされる。ある日本企業社員は「領収書を要求すると、店員が散々嫌がったあげく、『うちの店が初めて出す領収書だ』と言って、手渡された」と明かす。領収書を出すと、売り上げがごまかせなくなるためだ。

 ギリシャはアラブ諸国との境界にあり、欧州や米国にとって地政学的に重要な国と位置づけられてきた。そのため、「国民の中に欧米が自分たちを見捨てることはないという甘えがある」(日本企業駐在員)という。

 独仏など欧州主要国は、23日のEU首脳会議での包括策の取りまとめに向け、ギリギリの調整を続けている。ギリシャ支援では債務削減のため、民間投資家の損失割合を拡大することによる「秩序立ったデフォルト」(金融当局者)を模索している。だが、ギリシャ救済のための負担増に対する欧州各国の不満は強まるばかりだ。包括策が決裂すれば、世界的な経済危機に波及しかねない。世界がギリシャに揺さぶられている。(田村龍彦)

3222チバQ:2011/10/20(木) 23:56:26
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/111020/mcb1110200506032-n1.htm
ギリシャでゼネスト開始 パパンドレウ政権正念場2011.10.20 05:00
 ギリシャで19日、追加的な財政緊縮法案に抗議する2日間のゼネストが始まった。パパンドレウ首相は新たな財政緊縮策でデフォルト(債務不履行)回避を目指しているが、国民の忍耐は限界に近づいている。

 ゼネストには港湾労働者や銀行員、税務署員、自治体職員、タクシー運転手らも加わり、政府サービス、裁判所、鉄道、学校、病院、郵便配達が48時間にわたり閉鎖される。

 航空管制官もストに参加し、民間航空機はギリシャで発着できなくなる。ただアテネ国際空港の広報担当者によると、ストの時間は当初予定していた48時間から12時間に縮小した。政府は18日、スト中のごみ回収業者に対し、職場に戻り、1週間余り前からある街頭のごみを片付けるようを命じた。議会は海外からの支援を受け続けるため、新税の導入や年金・賃金の追加カット、3万人の公務員削減計画を審議している。ギリシャ経済が海外債権者の予想以上に縮小し、10年物国債利回りが24.3%と、同じ被救済国のアイルランドの3倍に達する中で、追加緊縮策は不可欠な情勢だ。

 ソシエテ・ジェネラルの欧州担当シニアエコノミスト、ウラジミール・ピロンカ氏(ロンドン在勤)は「追加緊縮策という同じ手法を打ち出したことは今のところうまくいっておらず、この状況は当面続く。リセッション(景気後退)を長期化・深刻化させ、これまで以上に重大な社会的緊張をもたらす」と警告。ユーラシア・グループのアナリスト、ウォルファンゴ・ピッコリ氏(ロンドン在勤)は「公共部門をターゲットにした法案はパパンドレウ首相と与党にとって正念場だ。法案は承認される公算が大きいが党の結束の面で多大な犠牲を強いられる可能性があり、総選挙前倒しのリスクも出てくる」と語った。(ブルームバーグ Maria Petrakis)

3223チバQ:2011/10/21(金) 00:06:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111020-00000538-san-int
トルコ、クルド系の襲撃に報復攻撃
産経新聞 10月20日(木)13時32分配信

 トルコ南東部のハッカリ県で18日夜から19日朝にかけ、クルド人独立国家樹立を目指す非合法武装組織、クルド労働者党(PKK)が軍や警察施設を襲撃し、ロイター通信によると、兵士26人が死亡した。トルコ軍は19日、PKKの根拠地を攻撃するため、イラク領内に進攻、空爆を加え、クルド人側の15人が死亡した。エルドアン首相とダウトオール外相はカザフスタンなどへの外遊をとりやめた。(カイロ支局)

3224チバQ:2011/10/21(金) 00:08:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111020/mds11102023570011-n1.htm
反体制派主導権争い表面化 移行プロセスに火種
2011.10.20 23:55
 【カイロ=大内清】カダフィ大佐が死亡し、最後のカダフィ派拠点シルトが陥落したことで、リビアでの今後の焦点は民主化に向けた政権移行プロセスを円滑に進められるか否かに移る。反カダフィ派内部では権力闘争も表面化しており、混乱に乗じてイスラム過激派などの勢力が伸長する懸念もある。

 「(権力闘争の)ルールも決まっていないうちに政治的な争いに向かっている」

 フランス通信(AFP)によると、反カダフィ派代表組織「国民評議会」ナンバー2のジブリル暫定首相は19日、当面は政争を避けて選挙制度などを整える必要性を訴えた。

 背景には、カダフィ派との戦闘が長引いた結果、当初は「政権打倒」で一致していた反カダフィ派の各部隊が、主導権争いをにらんださや当てを激化させている事情がある。現地からの情報によると、首都トリポリでは最近、政権崩壊後に流入した部隊同士による小競り合いも頻発している。

 また、リビアには伝統的にベンガジを中心とする東部と、トリポリのある西部との間で確執があるとされる。同評議会は「首都はあくまでもトリポリだ」としているが、東部にはカダフィ政権下で差別を受けてきたとの不満が強く、新政権下の“火種”となる可能性も否定できない。

 国民評議会が示す移行プロセスは、暫定政権発足を経て最終的には大統領選の実施を目指している。ただ、評議会は8月下旬の首都攻略後に暫定政権樹立を目指したものの、ポスト配分が難航したことなどから断念した経緯がある。

 今後はシルト攻略に功績があった部隊が新政権で優遇された地位を要求することも考えられる。スムーズに暫定政権を発足させられるかが、移行プロセス全体の鍵を握りそうだ。

3225チバQ:2011/10/21(金) 00:11:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111020/mds11102023530010-n1.htm
シリア、イエメン 勢いづく反体制派
2011.10.20 23:52 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】リビアのかつての最高指導者カダフィ大佐が死亡したことは、中東・北アフリカ情勢に一層の混乱をもたらす危険性もはらんでいる。シリアやイエメンなど反政府デモ弾圧が続く国々では、反体制派から国際社会の関与を求める声が強まることが予想される。政権側の反発は必至で、さらなるデモ弾圧や本格的な武力衝突につながりかねない。

 「大佐の意思がすべてに優先される」(専門家)事実上の絶対君主制国家を築いたことに、カダフィ体制の最大の特徴があった。当初、カダフィ政権が盤石だとみられてきたのはこの特殊な権力構造ゆえだ。

 にもかかわらず、カダフィ氏が国際社会の軍事介入を受けて惨めな末路をたどったことは、アラブ諸国だけでなく、同様の独裁的体制を敷くアフリカや中央・東アジアの国々にとって大きな衝撃となったはずだ。

 こうした国々は、リビアが“前例”となり、一義的には「国内問題」である反政府デモや人権問題への対応に米欧諸国が介入してくる事態を強く警戒しているとみられる。逆に、独裁下で不満を鬱積させた国民には大いに勇気を与えたといえ、各地の民主化運動が勢いづくのは間違いない。

 シリアでは3月以来、バッシャール・アサド政権の治安当局や軍による弾圧で数千人のデモ参加者が死亡したとされるが、反政府デモが収束に向かう気配はない。それどころか、在外の反体制派知識人らはリビアの反カダフィ派代表組織「国民評議会」をモデルとした「シリア国民評議会」を結成し、国際社会に「シリア国民の保護」を要求。リビアの「成功例」が念頭にあるのは明らかだ。

 シリアの反体制派は現在のところ、外国による直接介入は排除するとしている。ただ、同派が政権との対話を拒絶している以上、何らかの妥協で着地点を見いだすのは極めて難しい。一部が武装闘争に転じる可能性があるほか、いずれは軍事面も含めた支援を求める可能性は高い。

 国際社会による対シリア介入の動きは中国やロシアの反対で頓挫してはいるが、アサド政権がデモ弾圧の手を緩める気配がない中、事態はいっそう泥沼化する懸念が強まっている。

3226チバQ:2011/10/21(金) 00:15:38
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2836228/7956225?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
PKK襲撃でトルコ兵24人死亡、イラク側に越境報復
2011年10月20日 15:04 発信地:イスタンブール/トルコ
【10月20日 AFP】トルコ南東部のイラクとの国境地帯で19日、分離独立を求めるクルド人武装組織「クルド労働者党(Kurdistan Workers' Party、PKK)がトルコ軍部隊を襲撃し、トルコ兵少なくとも24人が死亡した。これに対しトルコ軍は空と陸からイラク側に越境し、PKK拠点に報復攻撃を行った。また、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相は、予定していた外遊を取りやめ、治安当局幹部らによる緊急会議を招集した。

 地元治安当局によると、襲撃は同日早朝、イラクと国境を接するハッカリ(Hakkari)県内の8か所で起きた。エルドアン首相は、現場で確認された情報としてトルコ兵24人が「殉死」し、18人が負傷したとテレビで発表した。犠牲者数としては、1993年以来最悪の規模。

 PKKは1984年、クルド人の多いトルコ南東部で結成された。これまでにPKKが絡んだ紛争による死者は4万5000人に上っており、トルコ政府や国際社会の大半でテロ組織と認定されている。(c)AFP/Safak Timur

3227チバQ:2011/10/21(金) 00:16:47
http://www.afpbb.com/article/politics/2835729/7943618
「スコットランド独立賛成」が反対を上回る、英世論調査
2011年10月17日 17:38 発信地:ロンドン/英国

【10月17日 AFP】英国で16日発表された世論調査で、スコットランドの独立を支持すると答えたスコットランド以外の地域に住む人の数が、反対と答えた人数を上回った。

 調査は、英紙インディペンデント(Independent)と同日曜紙サンデー・ミラー(Sunday Mirror)が12、13日に市場調査会社ComResを通じて成人2004人を対象にインターネット上で行ったもの。集計結果によると、スコットランドを除いたイングランド、ウェールズ、北アイルランドに在住する回答者の39%がスコットランド独立を支持した。5月の前回調査時より6%増えており、独立支持者が数か月で急増している事実が浮き彫りとなった。一方、スコットランド独立を支持しないとの回答は38%だった。

 スコットランド自治政府の与党は、独立推進派のスコットランド民族党(Scottish National Party、SNP)。5月に自治政府首相に就任したSNP党首アレックス・サモンド(Alex Salmond)氏は、5年の任期中に英国からの独立を住民投票にかける方針だ。

 一方、英政府内でスコットランド関連事項を扱うスコットランド省の報道官は、サモンド首相率いる自治政府は「スコットランドの人々に対して、具体的な独立計画を説明していない」と指摘。計画を提示するよう自治政府側に求めるとともに、スコットランドは連合王国の一員として残るべきだとの見解を引き続き積極的に強く主張していくと語った。(c)AFP

3228名無しさん:2011/10/21(金) 12:36:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111021-00000182-yom-int
プーチン氏、旧ソ連再統合に意欲…経済同盟構想
読売新聞 10月21日(金)9時15分配信

 【モスクワ=寺口亮一】来春の次期ロシア大統領選で当選が確実視されるプーチン首相が、経済を中心に旧ソ連諸国の再統合に意欲を見せている。

 18日にはロシアやウクライナなど独立国家共同体(CIS)の8か国で、域内関税を撤廃する自由貿易圏を創設する条約を取りまとめた。

 プーチン氏は18日、サンクトペテルブルクでのCISの首相級会議で条約を取りまとめた後、「成長の(新たな)源の一つは統合だ」と述べ、署名しなかったCIS諸国に自由貿易圏への参加を呼びかけた。

 プーチン氏はイズベスチヤ紙(4日付)への寄稿で「ユーラシア同盟」を提唱した。これは大統領に復帰した後の外交方針の軸になるとみられ、内外の注目を集めた。ロシアとカザフスタン、ベラルーシの3か国で構成する関税同盟をベースに、共通の経済・通貨政策を持つ経済同盟に移行する構想だ。

3229名無しさん:2011/10/21(金) 12:40:12
http://www.47news.jp/CN/201110/CN2011102101000314.html
独裁者カダフィ氏、屈辱の末路 下水管に身を隠す


 20日、リビア中部シルトで、カダフィ大佐が身を隠したとされる下水管を調べる反カダフィ派の兵士(AP=共同)
 約42年間リビアに君臨した独裁者・カダフィ大佐。政権崩壊後も行方をくらまし続けた大佐は、出身地の中部シルト周辺に身を潜め、外電によると、空爆で脱出を阻まれた上、ネズミのように下水管に隠れているところを発見された。

 側近は降伏を申し出たが、ついには自ら「ネズミ」とさげすんだ民兵らに小突かれるなどの屈辱を受けて散ったのは皮肉だ。

 中東の衛星テレビが伝えた映像によると、カダフィ氏は自動小銃を持った民兵に囲まれた後、連行されていった。「生かしておけ」。群衆の一人が叫んだ。民兵の甲高い叫びが聞こえた後、カダフィ氏の姿が映像から外れ、銃声がした。(カイロ共同)

2011/10/21 11:39 【共同通信】

3230チバQ:2011/10/21(金) 20:04:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111021-00000492-reu-int
焦点:リビアの独裁に幕、「カダフィ後」に課題山積
ロイター 10月21日(金)17時58分配信

 10月21日、カダフィ大佐が死亡し、市民の間では歓喜の渦が広がっているが、同時に今後は「カダフィ後」をめぐる政治的な主導権争いが激化する可能性がある。写真は反カダフィ派の兵士ら。シルトで20日撮影(2011年 ロイター/Saad Shalash)
 [ロンドン 21日 ロイター] リビアで40年以上にわたって独裁体制を続けたカダフィ大佐が死亡し、自由を求めてきた市民の間では歓喜の渦が広がっているが、同時に今後は「カダフィ後」をめぐる政治的な主導権争いが激化する可能性がある。

 カダフィ大佐の死は、リビアが再び石油輸出で外貨を稼げるようになることを意味するが、暫定統治機構の国民評議会(NTC)がカダフィ支持派の残党によるゲリラ的な反乱を阻止できなければ、石油輸出国機構(OPEC)加盟国である同国の石油産業が不安定化する恐れもある。

 しかし、恐らくNTCにとって最も重要な試練は、リビア国民600万人の大きな期待に応えることができるかどうかだ。アフリカと中東を専門とするコンサルティング会社クロス・ボーダー・インフォメーションのジョン・ハミルトン氏は「(国民の)圧倒的な期待が高まっている。今までは内戦だったと言い訳できたが、もうそれはできない」と指摘。その期待に応えるには、きちんとした政府を短期間で立ち上げる必要があるが、簡単な作業ではないと強調した。

 <課題は山積>

 カダフィ大佐の出身地であるシルトを制圧し、カダフィ大佐も死亡した今、NTCには新たな民主的システムの構築に着手することが求められている。NTCのジブリル首相はこれまで、リビア全土が解放されるまで暫定政権の発足はないとしていた。

 NTCは22日に正式な「全土解放宣言」を発表し、選挙実施に向けての一歩が踏み出される予定だが、一部では、国内の騒乱が今後も長引き、そのせいで民主化プロセスが動揺するとの懸念も聞かれる。

 「カダフィは今や殉教者だ」。こう指摘する英ケンブリッジ大の北アフリカ専門家、ジョージ・ジョフィ氏は「近い将来ではなくとも、中長期的には彼の死が領土回復主義者や部族的暴力の結集点になりかねない」と指摘する。「地域的支援の点から言えば、北大西洋条約機構(NATO)がカダフィの死に責任を負わされるかもしれないという事実が懸案材料であり、国民評議会の正統性が弱まる可能性がある」という。

 NTC当局者は、さらに難しい課題にも直面している。「カダフィ後」のリビアで、資金や政治的権利をめぐる反カダフィ派同士の内輪もめを抑えるという役割だ。

 中東・北アフリカ問題を扱う調査会社フロンティアMEAのアレックス・ウォーレン氏は、カダフィ大佐の死は「象徴的事象にとどまらない重大な出来事」だとしたうえで、反カダフィ派の民兵組織は「慎重に解散し、国軍に統合する必要がある」と指摘。「問題はこれらの民兵組織を誰が指揮し、お互いの関係や要求をどう整理するかだ」と述べた。

 全土解放宣言を発表するNTCは、向こう1カ月以内に拠点をベンガジから首都トリポリに移すとみられる。8カ月以内には議員200人を選ぶ議会選が実施され、その1カ月後には首相が任命される見通し。

 リビアでは歴史的な地域対立や部族間の対立も根強く、これまで「打倒カダフィ」でまとまっていた寄り合い所帯の勢力が、カダフィ大佐の死によって方向性を見失う可能性もある。

 ウォーレン氏は、NTCのアブドルジャリル議長が新政権に参加するかどうかは分からないと指摘。そのうえで「(NTC以外に)組織だった政治機構がない現状では、政党の認可や選挙管理、民兵の解散や統合など、重要な政権移行局面を監督するリーダーシップの存在が重要だ」と述べた。

 ニューイングランド大のリビア政治学者Ali Abdullatif Ahmida氏は「これは1つの時代の終わりだが、新政権をめぐる争いはもう始まっている」とし、「NTC指導部が国をどう癒やし、国民をどう調和させるかにかかっている。もしくは、復讐(ふくしゅう)したり恨みを晴らすのか。危険な道になるかもれない」と語っている。

3234チバQ:2011/10/21(金) 22:40:41
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2836386/7965097?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
スペイン・バスク独立掲げたETA、武装闘争終結を宣言
2011年10月21日 15:51 発信地:ビルバオ/スペイン

【10月21日 AFP】スペイン北部バスク(Basque)地方の分離独立を求める非合法武装組織「バスク祖国と自由(ETA)」は20日、40年以上に及ぶ武装闘争の終結を宣言した。スペイン政府は、民主主義の歴史的な勝利だと、宣言を歓迎している。

 1959年に設立されたETAは、爆破行為や銃撃などでこれまでに829人を殺害したとされる。ETAの闘争終結宣言は、西ヨーロッパ最後の主要分離独立グループによる武装闘争が終わったことを意味する。

 20日、バスク地方の地元紙ガラ(Gara)のウェブサイトに投稿された動画で、黒服に白いマスク、ベレー帽姿のETA戦闘員3人が武装闘争の完全終結を宣言。動画とともに、数か国語で以下のように記された声明文が掲載された。

「ETAは武装闘争の完全停止を決定した。スペイン・フランス両政府に対しては、紛争が招いた結果の解決をはかり、それによって武力闘争を乗り越えるため、直接対話のプロセスを開始するよう求める。この歴史的な宣言を通して、ETAは明確かつ揺るぎない最終的な誓約を示す」

 また、スペインのホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ(Jose Luis Rodriguez Zapatero)首相は、テレビで放映された演説のなかで、「今日は民主主義、司法、良識が、合法的に勝利した満足感にひたろう。この満足感は、忘れることはできない暴力がもたらした苦痛の記憶を伴う。その暴力は起きてはならなかったもので、二度と起きてはならないものだ」と述べ、ETAの宣言を歓迎した。(c)AFP/Elodie Cuzin

3235チバQ:2011/10/21(金) 22:56:04
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111021-OYT1T01171.htm
カダフィ氏の遺体取り扱い、意見分かれる
 【トリポリ=田尾茂樹】20日に死亡したリビアの元最高指導者ムアマル・カダフィ氏(69)の遺体の取り扱いを巡り、反カダフィ派組織「国民評議会」が揺れている。


 イスラム教の慣習に従って死後24時間以内に埋葬されるとの見方がある一方、遺体確認のため、数日間、冷凍保存すべきだとの声も上がっている。

 遺体は、首都トリポリの東約200キロのミスラタにある市場の冷蔵施設に安置されているとされる。ロイター通信によると、ミスラタの反カダフィ派司令官は21日、「カダフィ氏にも他のイスラム教徒と同じ権利がある。遺体は尊厳をもって扱われ、24時間以内にイスラム教徒の墓地に埋葬される」と語った。

 これに対し、評議会幹部のアリ・タルフーニ氏は同通信に対し、「(遺体の埋葬場所について)結論はまだ出ていない。あらゆる人が(カダフィ氏の)死を確かめられるよう数日は冷凍保存すべきだ」と述べた。

(2011年10月21日22時34分 読売新聞)

3236チバQ:2011/10/21(金) 22:57:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111021/mds11102108320005-n1.htm
暫定政権作りに着手 市民はカダフィ時代の終焉祝福 遺体は市中引き回し
2011.10.21 08:26 [政変・反政府デモ]

20日夜、トリポリ市内でカダフィ大佐の死去に歓喜する兵士ら(ロイター)
 【カイロ=大内清】リビアの最高指導者だったカダフィ大佐(69)が20日、中部シルトの陥落とともに拘束、殺害されたことを受け、反カダフィ派代表組織「国民評議会」トップのアブドルジャリル議長は22日に「全土解放」を宣言し、本格的な政権移行プロセスに向けた暫定政権作りに着手する。同国各地では20日から21日未明にかけ、市民が「カダフィ時代」の終わりを祝った。

 中東の衛星テレビ局アルアラビーヤが放映した映像によると、大佐の遺体が運ばれた北西部ミスラタでは20日、遺体を乗せた反カダフィ派部隊の車両が市中を回った。殺到した群衆からは、大佐を罵(ののし)る言葉とともに、「犠牲者の血は無駄ではなかった!」と歓喜の声が上がった。

 首都トリポリでも多くの市民が反カダフィ派の旗を持って街へ繰り出し、夜もお祭り騒ぎが続いた。

 一方、暫定政権は、30日以内をめどに発足する見通しだ。当初、ジブリル暫定首相が首相職に留任することが内定していたが、反カダフィ派内ではここのところジブリル氏に批判的なグループが勢力を伸ばすなど不協和音も表面化しており、人事をめぐる調整が難航する可能性がある。

 暫定政権は8カ月後をめどに実施するとしている制憲議会選まで、新生リビアの基本的な制度設計や復興計画を担うことになるだけに、その顔ぶれや権限配分に不満が残れば、今後の移行プロセス全体に影響を及ぼす懸念もある。

 他方、トリポリで記者会見した評議会のジブリル暫定首相は20日、大佐の最有力後継候補と目された次男サイフルイスラム氏がシルト脱出後、近郊の村に潜伏しているのをほぼ特定したと明らかにした。同氏をめぐっては、すでに殺害されたとの報道もあり、情報が錯綜(さくそう)している。

3237チバQ:2011/10/21(金) 23:00:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111021-00000002-maiall-int
<カダフィ大佐>「撃つな」 独裁者、故郷に散る 90分攻防の末
毎日新聞 10月21日(金)7時26分配信

 ◇「撃つな」懇願後、降伏

 【エルサレム花岡洋二、サヌア和田浩明】首都トリポリ脱出を8月24日に宣言してから約2カ月、リビアの最高指導者だったカダフィ大佐が20日、死亡した。「アフリカの王の中の王」と呼ばれた独裁者は生まれ故郷のシルトで最後を迎えた。今後、反カダフィ派で構成する「国民評議会(NTC)」は民主化移行を加速させる方針だが、これまで「反カダフィ」で結束してきた評議会内部での主導権争いも激化、その船出は容易ではない。

 現地からの報道を総合すると、反カダフィ派のシルト攻撃は午前8時ごろに始まり、最後の攻防は約90分間続いた。北大西洋条約機構(NATO)の軍機は、シルト付近を走行中のカダフィ派の軍用車を空襲。車両100台がシルトから離れようとし、カダフィ大佐はその中の1台にいたとの情報もある。

 カダフィ大佐は排水溝トンネルに潜んでいたところを反カダフィ派の戦闘員が発見、拘束した。その後、銃殺されたとみられる。

 中東の衛星テレビのアルジャジーラは、カダフィ大佐が拘束された際に現場にいたという反カダフィ派の戦闘員の話を伝えた。大佐は「何をする」と話したという。またシリアのメディアも、大佐が「撃つな、撃つな」と懇願した後、降伏したという戦闘員の話を報じた。

 カダフィ大佐とみられる男が地面で複数の男に蹴られている様子を撮影した携帯電話の動画も出回っている。画像では、大佐は耳や鼻、口から血を流し、カーキ色の衣服は引きちぎられていた。また黄金の銃を持っていたり、上半身裸の状態で道路を引き回されたとの情報もある。

 また国民評議会の情報筋は、カダフィ大佐の遺体が非公開の場所に搬送されたと明かした。支持派が遺体を奪還する試みを防ぎ、遺体の安置場所が「聖地」とされることを避ける狙いとみられる。

 一方、「カダフィ大佐拘束」の情報が流れると、シルトやトリポリでは、反カダフィ派兵士が「神は偉大なり」と連呼したり、車のホーンも響き渡り、祝賀ムード一色となった。電柱によじ登ってリビアの新国旗を掲げる人もいた。

 「リビアは真に自由だ」。カダフィ大佐拘束・死亡の報を受け、トリポリ在住のジャーナリスト、モファタ・ベンイードさんは毎日新聞の電話取材に喜びを語った。背後では「祝砲」の自動小銃の発射音が響いた。

3238チバQ:2011/10/21(金) 23:00:42
◇評議会の主導権争い激化

 カダフィ大佐の死亡により、反体制派で作る国民評議会は名実ともに新生リビアの代表として国造りに取り組む環境を得た。だが、根深い内部対立や権力闘争に加え、過去に経験のない民主政治の確立や国家運営への課題は多く、国家再建に向けた道のりは険しいと言わざるをえない。当面は、国際社会の支援継続が不可欠な状況が続きそうだ。

 反カダフィ派はシルト陥落を受け「国土解放」を宣言、民主体制に向けた移行政府の樹立準備を本格化させ、制憲議会選挙などを行う計画だ。しかし、カダフィ時代は憲法も議会も存在しなかった。選挙で選ばれた国民の代表が話し合いや交渉、妥協を重ねながら政治運営を担う民主制が早急に確立できるかは疑問だ。

 反カダフィ派内部も一枚岩ではない。7月にはカダフィ政権から離反していた反体制派の軍事最高司令官が射殺され、翌月、評議会のアブドルジャリル議長は内閣に当たる幹部らを更迭するなど対立が続いた。評議会は9月中にも暫定政府を発足させる意向を示していたが、内部で新政権の人事を巡る対立が激化。閣僚ポストが決まらず、それぞれの部族の武装解除も遅れた。

 特にジブリル暫定首相ら欧米受けのよい「テクノクラート」と、戦闘を主導した「トリポリ旅団」のアブドルハキム・ベルハジ司令官らイスラム保守派の対立は深刻で、新政権発足に大きな影を落としている。

 また、国民評議会が数十にも及ぶ民兵組織を取りまとめられるかも疑問だ。部族間対立の懸念もある。

 戦闘中、反カダフィ派兵士がカダフィ派兵士やアフリカ移民らに対し虐待などの非人道的行為を繰り返した疑いも浮上。国際人権団体が徹底調査を求めている。

 こうした中、クリントン米国務長官は18日にトリポリを電撃訪問、反カダフィ派への医療・教育支援を発表するなど、影響力確保に乗り出した。

 アラブ政治に詳しいカイロ・アメリカン大学のエズ・チョウクリ教授は「リビアが新時代に入ったのは確かだが、政党も政治経験もない状態で、当面は混乱が続くのではないか」と見ている。

………………………………………………………………………………………………………

 ◆カダフィ大佐の歩み◆

1942年    北中部シルトで遊牧民の子として誕生

1965年    陸軍士官学校卒業

1969年 9月 無血クーデターを率い、国王を追放。革命指導評議会議長に就任

1977年 3月 国名を大リビア・アラブ社会主義人民ジャマヒリヤ国に改称

1988年12月 米パンナム機爆破事件

1992年 3月 国連安保理が対リビア制裁決議を採択

2003年 9月 国連安保理が制裁解除

     12月 大量破壊兵器の開発計画を放棄宣言

2006年 6月 米国がリビアのテロ支援国家指定を解除

2011年 2月 反カダフィのデモ開始

      8月 カダフィ政権崩壊

3239チバQ:2011/10/21(金) 23:57:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111021-00000107-mai-bus_all
<空港>羽田国際化1年旅客倍増566万人 貨物は想定以下
毎日新聞 10月21日(金)22時18分配信


拡大写真
開業から1年が経った羽田空港の新国際線旅客ターミナル

 羽田空港の新国際線旅客ターミナルが開業して、21日で1周年を迎えた。同空港の国際線旅客数は、チャーター便だけだった昨年10月以前に比べ、今年8月までの10カ月間で前年同期比約2.1倍の約566万人を数え、「東日本大震災という逆風があったものの、滑り出しとしては順調」(国土交通省)な実績を残した。一方、国際貨物の取扱量も約5.7倍となったが想定以下の水準にとどまっており、国交省はてこ入れ策を検討している。【三島健二】

 国際定期便が就航して31日で丸1年。日本航空、全日本空輸とも「国際線で新たな需要を創り出せた」と、旅客実績を高く評価している。特に好調なのは昼間枠(年間発着3万回)に割り振られた中国、韓国、台湾などの近距離アジア路線。日航では利用率で、成田空港発着便を10〜20ポイントも上回った。利用客の中心は単価が高いビジネス客で、「運賃の高い座席から予約が埋まる」(全日空)という。

 深夜早朝枠(同3万回)に割り振られた欧米、長距離アジア路線も堅調で、全日空のロサンゼルス便やバンコク便は、成田と同水準の約8割という高い利用率を記録した。「就航前に懸念していた成田便と顧客を取り合う“共食い”は、結果的に起きなかった」(全日空)という。日航も「成田便にはない深夜出発、現地早朝着という新たな選択肢が、利用者に受け入れられた」と話す。

 東日本大震災の影響では、発生直後の4月は旅客数が前月比で約23%(約13万人)も減少。ただ、ビジネス客を中心に利用客は回復し、7月には震災前の水準を上回った。

 一方で国際貨物の取扱量は、8月末までの10カ月間の累計で約9万トン。チャーター便だけだった定期便就航前に比べれば大幅に伸びたものの、07年時点の国交省の予測に基づいて整備された、取り扱い能力が年間50万トン規模の専用ターミナルを持て余している状態だ。

 利用が伸び悩んだ背景として国交省は、08年のリーマン・ショック後の世界同時不況、10年の日本航空の貨物専用便撤退、そして震災による物流停滞を挙げる。ターミナルを運営する東京国際エアカーゴターミナル(TIACT)は、「大消費地に近く、24時間運用可能という羽田の強みを強く売り込んでいく」と話し、生鮮食品などの取り扱い拡大を目指している。

 ただ、国際貨物専用便の運航は深夜早朝枠に限られていることもあり、一時的な利用しかない。国交省は今年4月、専用便の着陸料を半額に値下げしたほか、早ければ今月中にもチャーター便に限り昼間枠の運航も認める方向だ。

 一方、成田空港の国際線は昨年11月以降の10カ月間で、旅客数は前年同期比で約2割、貨物量は約1割減少した。運営会社の成田国際空港は「羽田の国際定期便就航の影響というより、震災や原発事故、国際紛争の影響で訪日外国人が激減し、物流が停滞したことなどが響いた」と分析している。

3240チバQ:2011/10/23(日) 13:56:24
http://www.47news.jp/CN/201110/CN2011102201000404.html
サウジ、スルタン皇太子が死去 権力継承が焦点
 【カイロ共同】サウジアラビア王室は22日、国営サウジ通信を通じ、スルタン・ビン・アブドルアジズ皇太子が同日、病気のためサウジ国外で死去したと発表した。80歳だった。AP通信はニューヨークの病院で死去したと伝えている。葬儀は25日に首都リヤドで執り行われる。

 後継皇太子は未定で、権力継承が焦点。後継選びは、国王が1〜3人の皇太子候補を推薦し、王位継承権のあるアブドルアジズ初代国王の子と孫に当たる王子で構成する「忠誠委員会」が投票して1人を指名する仕組み。忠誠委員会がいつ招集され、どう判断するかが注目される。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111022-OYT1T00430.htm?from=top
サウジ皇太子死去、後継は第2世代20人から?

中東
 【カイロ=大内佐紀】サウジアラビアの王室は22日、同国のスルタン皇太子が同日未明、国外で死亡したと発表した。


 国営テレビが伝えた。80歳だった。後継には、皇太子の弟で内相のナエフ王子が有力視されているが、年齢は70歳代後半。87歳のアブドラ国王は持病を抱えており、後継問題が引き続き大きな課題となりそうだ。

 皇太子はアブドラ国王の異母弟で、1962年以来国防航空相を務め、米国からの兵器購入の総責任者とされるなど、両国の緊密な関係の要だった。死因は明らかにされていないが、皇太子は6月以来、米国でがんとみられる病気の治療を受けていた。

 サウジでは、初代アブドルアジズ国王の死去以来、同国王の息子たちが後継の座についている。ナエフ王子は、ファハド前国王、スルタン皇太子ら、同じ母親を持つ「スデイリ7兄弟」と呼ばれる有力兄弟の一人。2009年3月、スルタン皇太子に次ぐ地位である第2副首相に指名された。

 ナエフ王子は、国内のテロ対策で実績があるが、国王やスルタン皇太子に比べ、保守的とされる。「アラブの春」と呼ばれる民主化運動が中東に広がる中、サウジも先月、地方選挙で初めて女性の参政権を認めるなど改革路線にカジを切り始めた。ナエフ王子が皇太子となった場合、民主化問題にどう対応するか、注目される。

 初代国王には36人の男子がおり、存命は約20人。「第2世代」と呼ばれるこれら王子の息子である「第3世代」は、数百人に上る。年長者を尊ぶ伝統があるサウジでは、引き続き第2世代が登用されるとの見方が強い。

 皇太子はこれまで国王が指名してきたが、06年、第2、第3世代で作る「忠誠委員会」が投票で選ぶと決めており、今回がその初のケースとなる可能性がある。

(2011年10月23日01時52分 読売新聞)

3241チバQ:2011/10/23(日) 13:58:14
>>3220
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011102302000037.html
チュニジア 議会選 混乱懸念も 217議席に1.1万人出馬
2011年10月23日 朝刊

21日、チュニスで、支持者らの熱気があふれる穏健派イスラム政党「アンナハダ」の決起集会=今村実撮影


 【チュニス=今村実】二百十七の議席に、約八十政党が乱立し、一万一千人が立候補−。「アラブの春」に絡み中東での初選挙として注目されるチュニジアの制憲議会選で、政党や候補者が膨大な数に上っている。有権者は政治の自由を実感しているが、選挙委員会は混乱を懸念し、二十三日の投票日に向けて準備に躍起だ。

 「革命はこのチュニジアで始まり、アラブ各国だけでなく、今や米国のウォール街にまで達した」

 第一党をうかがう穏健派イスラム政党アンナハダのガンヌーシ代表は二十一日、首都チュニス市内で開かれた決起集会で誇らしげに演説した。だが、支持者らに「投票の仕方を間違えないよう、周囲の人に方法を教えてほしい。きょうは寝てはならない」とくぎを刺すことも忘れなかった。

 選挙は全国二十七の選挙区ごとに、比例代表制で競われる。選挙委員会によると、最も多い選挙区では、有権者は投票用紙にずらりと並ぶ九十四の政党・無所属リストから選ばなければならない。

 「困難があるかもしれないと認識している」と同委員会の当局者。実態を把握するためチュニスで模擬投票を行ったところ、二割の有権者が、スムーズに投票できなかった。

 委員会は大学教授ら二百三十九人をトレーナーに指名。投票所で働く職員が投票当日に有権者に投票の仕方をうまく説明できるよう指導しているという。

 旧ベンアリ政権は、アンナハダなどを厳しく弾圧し、各種の選挙では、与党の立憲民主連合(解散)が、圧勝するのが常だった。

 無所属の男性候補者(57)は「歴史的な選挙だが、これでは候補者があまりに多すぎる。一般の有権者が特定の候補者を深く知るのは困難で、混乱により選挙への熱意が冷めてしまう」と心配した。

3242チバQ:2011/10/23(日) 13:58:46
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011102202000192.html
非常任国 東欧枠決まらず 安保理選挙 投票9回
2011年10月22日 夕刊

 【ニューヨーク=長田弘己】国連総会は二十一日、安全保障理事会の非常任理事国十カ国のうち、年内で任期を終える五カ国の入れ替え選挙をし、モロッコ、トーゴ、グアテマラ、パキスタンが新理事国に選ばれた。任期は来年一月から二年間。日本は二〇一五年の選挙への立候補を既に表明している。

 東欧枠はアゼルバイジャンとスロベニアが九回の投票を重ねたが当選に必要な投票総数の三分の二以上の支持は得られず、二十四日に再投票が実施されることになった。

 再投票をめぐっては、一九七九年の非常任理事国の選挙で、コロンビアとキューバが立候補。ほぼ三カ月に及ぶ計百五十四回の投票でも決まらずに両国とも辞退し、新たに立候補したメキシコが当選したことがある。

3243チバQ:2011/10/23(日) 14:07:07
http://www.asahi.com/international/update/1023/TKY201110220685.html
薬莢散乱・横たわる遺体… リビア・シルトの今関連トピックスリビアカダフィ氏が逃げ込んでいた穴。周囲にはスプレーで「ここがカダフィの家」などと書かれている=22日、リビア中部シルト、渡辺淳基撮影


 死亡したカダフィ氏の故郷、リビア中部シルトに22日、記者が入った。中心部から西に5キロほど進むと、カダフィ氏が見つかった穴があった。近づくと、ジーンズをはいた20歳前後とみられる男性の遺体が目に入った。カダフィ氏発見の20日から放置されているという。ハエが群がる。路上には薬莢(やっきょう)が散乱し、激しい戦闘の爪痕がくっきりと残る。

 穴は片側3車線の幹線道路の盛り土を貫く。直径約60センチ。当初、農業用の用水路として掘られた。現在、水はない。穴の入り口に「世界最大のネズミがいる」「カダフィの家」など、赤や青のスプレーでさまざまな殴り書きが残っていた。カダフィ氏を拘束した兵士の名前もある。近くに金網を張り巡らせた一角がある。内戦前は羊市場が立った。

 制圧から2日が経ち、シルト市内にカダフィ派の姿はない。だが、散発的に銃声が聞こえる。反カダフィ派の「祝砲」だ。

3244チバQ:2011/10/23(日) 14:09:32
>>816
http://www.asahi.com/international/update/1022/TKY201110220410.html
「亡き夫との愛」で支持率アップ アルゼンチン大統領選昨年急死した夫のキルチネル前大統領と抱き合う写真を使ったフェルナンデス大統領のポスターが街にあふれる=ブエノスアイレス、平山亜理撮影


 アルゼンチンの大統領選の投開票が23日、行われる。中道左派の現職クリスティナ・フェルナンデス大統領(58)は、前大統領だった夫が急死したことへの同情票を狙い、大ヒットミュージカルにもなった同国の歴史的な女性政治家「エビータ」に自らを重ね合わせる選挙運動を展開。有利に選挙戦を進めている。

 フェルナンデス大統領は、昨年10月、学生時代から人権擁護のため闘った夫のキルチネル前大統領を病気で亡くした。選挙戦は喪服で通し、昨年6月まで30%台だった支持率は、夫の死の直後60%台に急浮上した。フェルナンデス氏が夫と抱き合う姿の写真に、「愛の力」とスローガンの書かれたポスターが街角に張られ、選挙戦最終日の集会では、涙を流し亡夫の偉業をたたえた。

 折しもアルゼンチンでは「エビータ」と夫のペロン元大統領のラブストーリーの映画が上映中。フェルナンデス氏は自分を「エビータ」になぞらえ、「いつか私と『彼』の愛の物語も、映画になるわ」などと語る。首都ブエノスアイレス市の大通りにある政府の建物の壁面には、今年「エビータ」が演説する巨大な壁画が出来た。(ブエノスアイレス=平山亜理)

3246チバQ:2011/10/23(日) 18:32:19
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111022-OYT1T00684.htm
暫定政権人事難航で?リビア解放宣言、1日延期

 【トリポリ=佐藤昌宏】リビアの反カダフィ派組織「国民評議会」は、22日に予定していた「全土解放」宣言を23日に延期した。


 延期理由は明らかにされていないが、解放宣言後に発足させる暫定政府の陣容が固まっていないことが影響しているとみられる。

 評議会が今春作成した憲法草案は、全土解放宣言後30日以内に暫定政府を樹立すると規定する。だが、ある評議会幹部は22日、本紙の電話取材に「30日間もかけていたら、国民の信頼を失う」と語り、解放宣言の直後に政府を樹立すべきだとの考えを示した。

 この幹部は、「暫定政府首相候補は既に2、3人にまで絞りこまれている」として、「解放宣言後、2、3日内に政府樹立は可能」との見通しを示している。だが、9月下旬には、暫定政府樹立が予告された後、閣僚人事が紛糾し、政府樹立が土壇場で無期延期された経緯がある。暫定政府樹立の見通しが立たず、解放宣言も引き延ばされる可能性もある。

(2011年10月23日01時23分 読売新聞)

3247チバQ:2011/10/23(日) 18:34:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111023-00000018-mai-int
<リビア>兵器の拡散深刻…エジプトにミサイル「密輸」も
毎日新聞 10月23日(日)10時57分配信

 【エルサレム花岡洋二】リビアの暫定統治機構「国民評議会」は23日に「全土解放」を宣言し、新国家づくりのプロセスを本格化させる。最優先課題となっているのが、カダフィ前政権の「負の遺産」である大量の兵器の管理だ。多くが行方不明で、一部は既にエジプトへ流出している。また、新政権での要職を狙うイスラム勢力と評議会指導部との対立もあり、課題は山積している。

 リビアの兵器拡散状況について、国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は今年9月上旬までの半年間の調査結果として、「多くの兵器関連施設が略奪に遭い、数千にも及ぶ地対空ミサイルや対戦車ミサイルが行方不明になった」と報告する。

 前政権はミサイルに加えて地雷、砲弾などを北大西洋条約機構(NATO)軍の空爆から守るため、民間のビルや農場へ移していた。評議会の管理が行き届かず、報告によると、反カダフィ派の戦闘員や一般住民らの略奪が目撃された。

 また米紙ワシントン・ポストなどは、リビアの東隣エジプトの軍関係者らの証言から、リビアから大量の武器が運び込まれていると報じている。今年8月、パレスチナ自治区ガザ地区に通じる密輸トンネルやシナイ半島の武器市場で肩撃ち式地対空ミサイルなどが押収されたという。

 報道によると、ミサイル以外にもリビアから密輸された銃弾、爆弾、機関銃などがエジプト国内で見つかった。ある武器商人は、エジプトとリビアの国境はほぼ自由に行き来できる状況だと説明。両国の政変の影響で、国境管理が不十分になっているようだ。

 一方、「全土解放」宣言から1カ月以内に予定される移行政府樹立だが、その際の指導者選びで困難が予想される。評議会を率いてきたアブドルジャリル議長とジブリル暫定首相は宣言前後に辞任することを表明している。

 新指導者の有力候補として台頭してきたのが、反カダフィ派の戦闘を主導し、評議会の指導体制に批判的なアブドルハキム・ベルハジ司令官だ。国際テロ組織アルカイダとの関係が疑われたリビアのイスラム過激派組織の元指揮官で、前政権から迫害された経験がある。そのライバルと目されているのが、首都トリポリでの戦闘を指揮したイスラム穏健派のアブドラ・ジンタニ司令官で新政権の閣僚の半数を民兵出身者にするよう求めている。

 イスラム勢力とは別に、「地域代表」の有力候補もいるが、いずれの候補も政治経験は浅く、安定した民主体制構築には不安が残る。

3248チバQ:2011/10/23(日) 18:41:45
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201110220192.html
'11/10/22
「スポンサー」失い財政苦も アフリカ、カダフィ大佐が支援 【ナイロビ共同】リビアの最高指導者だったカダフィ大佐は「アフリカ統一」を目指し、豊かな石油マネーでアフリカ諸国やアフリカ連合(AU)を経済的に支援してきた。AUや一部の国は、カダフィ政権崩壊と大佐の死で「スポンサー」を失い、財政問題に直面しそうだ。

 カダフィ大佐は以前は「アラブ民族主義」を信奉していたが、近年はアフリカ統一政府の樹立を積極的に提唱、2002年のAU発足を主導した。リビアは毎年、AU予算の15%を拠出、中央アフリカやソマリアなど7カ国などの分担金も支払ってきた。

 カダフィ政権はアフリカの貧困国に投資や資金援助も積極的に実施。多大な投資を受けてきたギニアビサウは先月、大佐が亡命を求めれば歓迎すると表明。カダフィ政権と関係の深かったブルキナファソも一時、亡命受け入れの意向を示した。

 AUはカダフィ政権崩壊後もしばらくの間、反カダフィ派「国民評議会」をリビアの代表として承認するのを見送っていたが、9月後半に最終的に承認。ただ、ジンバブエなど一部の国は今も評議会を承認していない。

 アフリカ政治に詳しい米国国際大(ケニア)のムネネ教授は「AUは今後、財政苦に見舞われるだろう」と指摘。紛争仲裁などの活動にも深刻な影響が出るとみる。

 一方で教授は、カダフィ政権側に空爆を実施した欧米諸国が、AUやアフリカ諸国への支援を強化するとも予測。「(欧米の)大国は『カダフィ資金』の穴を埋めることで、大佐がアフリカで保持してきた政治的、経済的な影響力を消そうとするだろう」と話した。

3249チバQ:2011/10/23(日) 19:28:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111023-00000070-san-int
スルタン皇太子死去 後継はナエフ王子有力 サウジアラビア
産経新聞 10月23日(日)7時55分配信

 【カイロ=大内清】サウジアラビア王室は22日、スルタン皇太子が同日未明、死去したと発表した。86歳前後だった。米ニューヨークで病気療養中だったとされる。葬儀は25日に首都リヤドで執り行われる予定。新皇太子は、アブドルアジズ初代国王の直系男子で構成される「忠誠委員会」で決定されるとみられるが、スルタン皇太子の実弟で、歴代皇太子が就くことが多かった第2副首相の座にあるナエフ王子(内相兼務)が有力視されている。

 ただ、ナエフ王子もすでに78歳に達しているほか、アブドラ国王も87歳前後。サウジでは1953年の初代国王の死後、その息子たちが王位を継承してきたが、この世代の高齢化が進む中、いかに初代国王の孫の代に王位を引き継ぎ安定的な継承を図るかが今後の課題となっている。

 サウジ国営テレビは22日、リヤドの病院で、王室関係者らの弔問を受けるアブドラ国王の映像を放送した。国王は今月17日、脊椎骨の手術を受けたほか、昨年にも2度、椎間板ヘルニアの手術を受けるなど健康不安を抱えている。

 スルタン皇太子は、60年代に航空国防相に就いて以来、サウジの国防政策で中心的な役割を果たした。2005年に異母兄のアブドラ国王が王位を継承したのに伴い皇太子となったが、近年は静養のため国外で過ごすことが多かった。がんを患っていたといわれる。

 一方、ナエフ王子は皇太子やファハド前国王と母親が同じという、有力閨閥(けいばつ)出身で、同国で絶大な影響力を誇る保守的な宗教界との結びつきが強いとされる。アブドラ国王は9月、女性地方参政権を初めて認めると発表するなど「開明派」で知られるが、ナエフ王子が王位に就けば、現在の改革路線に歯止めがかかるとの見方もある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111023-00000504-yom-int
サウジ国王が退院…皇太子死去当日の夜
読売新聞 10月23日(日)18時16分配信

 【カイロ=大内佐紀】サウジアラビアの王室は22日、首都リヤド市内で17日に脊髄(せきずい)の手術を受けたアブドラ国王(87)が22日夜に退院したと発表した。

 今後は王宮内で治療を続けるという。22日にはスルタン皇太子が亡くなったばかりで、国王の退院発表は、サウジ指導部が機能していることを内外にアピールする狙いもあるとみられる。

3250チバQ:2011/10/24(月) 12:09:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111024/amr11102410350002-n1.htm
現職再選で左派政権継続へ アルゼンチン大統領選
2011.10.24 10:33

23日、アルゼンチンのブエノスアイレスで、大統領選での勝利が確実となりVサインを示すクリスティナ・フェルナンデス氏(ロイター)
 任期満了に伴うアルゼンチン大統領選は23日、投票が締め切られ、地元メディアは出口調査に基づき一斉に中道左派、正義党(ペロン党)のクリスティナ・フェルナンデス大統領(58)の再選が確実になったと報じた。得票率などの具体的な数字は明らかになっていない。

 フェルナンデス氏は同国で初めて選挙で選ばれた女性大統領。昨年10月に夫のキルチネル前大統領が急死し同情票を集めた。就任式は12月10日で、任期は4年。憲法規定で連続3選はできない。

 同国は2001〜02年に経済危機に陥ったが、03年からのキルチネル政権や後継のフェルナンデス政権下では、リーマン・ショックの影響を受けた09年以外は年率平均8%以上の経済成長率を達成。主要産品の1次産品価格の高騰や、経済成長が進む隣国ブラジルとの貿易、同国からの観光客急増の恩恵を受けた。(共同)

3251チバQ:2011/10/24(月) 12:09:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111024/erp11102410310002-n1.htm
右派と「緑の党」、予想に反し退潮 スイス総選挙
2011.10.24 10:29
 23日行われたスイス上下両院選挙は即日開票され、選挙管理委員会の中間発表によると、下院(定数200)では、移民受け入れに反対する第1党の右派、国民党が事前の予想に反し7議席減らし、55議席になる見通しとなった。一方で新興の2政党が10議席前後を獲得する勢い。ただ、主要政党の勢力分布に大きな変化は見られない。

 東日本大震災による福島第1原発事故の影響で、当初は脱原発を強く訴える「緑の党」が議席を増やすと思われた。しかし、同党は逆に7議席減らし13議席の見込み。

 支持を拡大した新興政党のうち一つは、脱原発のほか企業の規制緩和を求める政党。最近の急激なスイス・フラン高などにより、有権者の関心は多様化したとみられる。

 一方、上院は定数46のうち27議席が確定。残りは11月の第2回投票に持ち越された。(共同)

3252チバQ:2011/10/24(月) 12:10:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111024/mds11102410120004-n1.htm
妻は4人まで容認 新生リビア、宗教厳格化へ
2011.10.24 10:11 [政変・反政府デモ]

武器返還の象徴として、反カダフィ派兵士から受け取った拳銃を掲げるアブドルジャリル議長=23日、ベンガジ(AP)
 リビアの反カダフィ派「国民評議会」のアブドルジャリル議長は23日、リビアの「解放」が宣言された北東部ベンガジでの式典で「シャリア(イスラム法)が法の基本となる」と演説。銀行の利子を原則として禁止し、妻を4人まで持つことを容認するなど「新生リビア」ではイスラム教に沿った法を施行すると表明した。

 同じく独裁政権が崩壊したチュニジア、エジプトでもイスラム系勢力が政治力を拡大。リビアが、宗教をより厳格化した国家に向かう可能性があり、イスラム過激派の勢力が広がることを欧米が懸念する可能性もある。

 AP通信によると、現在のリビア家族法では複数の妻を持つことに一定の制限があるが、議長はイスラム教に従った「(平等な扱いを条件として)4人までの妻帯」を認めるとした。(共同)

3253チバQ:2011/10/24(月) 23:42:04
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111024-OYT1T01205.htm
リビア暫定政府は2週間以内に…国民評議会議長

 【トリポリ=田尾茂樹】リビアの反カダフィ派組織「国民評議会」のアブドルジャリル議長は24日、東部ベンガジでの記者会見で、「全土解放」を受けた暫定政府について「2週間以内に発足する」と述べた。


 議長は「(暫定政府の陣容について)協議が始まっている。まとまるまでに1か月はかからない」と語った。

(2011年10月24日22時28分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081229-507405/news/20111023-OYT1T00629.htm
リビア民主化多難、暫定首相辞意…全土解放宣言

 【トリポリ=田尾茂樹】リビアの反カダフィ派組織「国民評議会」が23日、リビアの「全土解放」を宣言したことで、評議会は今後、暫定政府樹立などの政治プロセスを加速させたい考えだ。

 だがロイター通信によると22日には国民評議会のジブリル暫定首相が辞任の意向を表明するなど、評議会内の混乱が続き、新国家づくりの前途は多難だ。

 アブドルジャリル評議会議長は式典で、「我々の戦いは(カダフィ氏が実権を握った)1969年に始まり、以来、彼を倒すために努力してきた」と述べた上で、「今後は、寛容と和解が重要だ」と述べて、国民が一致して国家再建にあたるよう求めた。

 ジブリル暫定首相の辞意表明で、同氏が、今後数日以内に樹立されるとの観測もある暫定政府でも要職に就かない可能性が高まった。

(2011年10月24日13時31分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081229-507405/news/20111023-OYT1T00563.htm
カダフィ氏の遺体、ひと目見ようと長蛇の列

カダフィ氏の遺体を見ようと列を作るミスラタ市民ら(22日、佐藤昌宏撮影) 【ミスラタ(リビア西部)=佐藤昌宏】リビアの元最高指導者ムアマル・カダフィ氏の遺体が安置されるミスラタで22日、独裁者の変わり果てた姿をひと目見ようという市民の長蛇の列が出来ている。

 ミスラタ南郊のショッピングセンター敷地内。冷たく薄暗い10メートル四方の保冷庫内には、カダフィ氏と四男ムアッタセム氏、側近の軍司令官の3人の遺体が毛布に包まれて置かれていた。顔の血のりなどはきれいにふかれている。

 詰めかけた市民の列は、敷地の外まで延々500メートル近くに及んでいた。中には、服喪を示す黒いスカーフ姿の女性も。店員イブラヒム・ラハイブさん(37)は「国民を40年以上も苦しめてきた男の哀れな最期に言葉も出ない」と声を詰まらせていた。

(2011年10月23日19時21分 読売新聞)

3254チバQ:2011/10/24(月) 23:43:04
http://www.newsweekjapan.jp/column/sakai/2011/10/post-402.php
カッダーフィの砂上の楼閣:アラブ民族主義体制はどこで間違ったか
2011年10月24日(月)12時09分

 カッダーフィが殺害されて、「アラブの春」の流れが見えてきた。

 民主化要求、社会経済的不満の表出は、どのアラブ諸国でも――というより、最近はむしろ全世界的に――共通に見られることだが、今のところそれが政権転覆まで至ったのは、転覆される政権が40-50年前に軍事クーデタで成立したアラブ民族主義政権の場合である。バハレーンなどの王政でも反政府デモが起きているが、国内外の思惑もあって(先進国が、湾岸産油国に多い王政は倒れてもらうと困る、と考えているのは確かだ)、成功していない。

 つまり、「アラブの春」は「アラブ民族主義体制の終焉」の方向に背中を押されている。「アラブの春」という、欧米ジャーナリズムが名づけた呼び名自体が、68年の「プラハの春」、つまり社会主義体制に反対する東欧の自由化の試みに擬えられていることを考えれば、この一連の流れのなかに、欧米社会は「独裁の原因にあるアラブ民族主義体制がとうとう雪崩のように崩れていく現象」を見ていることがわかる。

 社会主義圏の崩壊のときもそうなのだが、いったん自由化、民主化を求める「革命」が世界を席巻すると、その前にあった「革命」とそれが目指したものは「独裁」の汚名に包まれてしまって、すっかり忘れられてしまいがちだ。なぜ一世紀前にそこで共産主義革命が起きたのか、それに引かれてなぜアジア、アフリカ諸国が社会主義化したのか、ソ連がロシアになった今となっては誰も振り返ろうとしない。同様に、50-40年前にアラブ世界を席巻したアラブ民族主義になぜ人々は歓喜したのか、封建的で外国依存の王政を倒して成立したエジプトのナーセル政権や、イラクやシリアのバアス党が何故当時の若者を魅了したか、国際社会はもちろん、国内の若い世代もほとんど省みない。

 でも、それだと何故人々が一度熱狂的に支持したものがどのように風化していったのか、どのように民衆が支持を失ったのか、その反省が怠られることになる。リビアやエジプトで「民族独立、外国支配や封建制からの解放」としての「アラブ民族主義革命」が成立して50年を経て、その政権が、自分たちが喚起してきたのと同じような若者の熱気と解放感のなかで残酷に打ち倒されていくのは、何が間違ったからなのか。

 自らを「国父」と自負してきたカッザーフィの頭を最期によぎったのは、その思いだったに違いない。彼が「ジャマーヒリーヤ体制」という、独特の人民主義、反権威主義、直接民主主義を打ち立てたときには、今独裁に立ち向かう若者たちと同じように、理想と自由と豊かな共同体の建設を希求していたはずだからだ。

 なので、独裁者個人の死にばかり光を当てるジャーナリズムには、いい加減うんざりする。独裁者がどんなに無残に殺されたかというスキャンダラスな興味は、事の本質ではない。解放と変化を夢見て生まれたひとつの体制が終焉を告げるのは、人が一人死ぬことによってではないからだ。どこで、なにが過去の「革命」を歪めたかを分析する視角をもたないと、次の革命がどこで歪むか、読み間違うことになりますよ。

3255チバQ:2011/10/24(月) 23:45:54
>>337
>>3251
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111024-00001051-yom-int
スイス総選挙、右派後退…小政党躍進
読売新聞 10月24日(月)19時53分配信

 【アテネ=末続哲也】スイスで23日、国民議会(下院、定数200)選挙が行われ、即日開票された。

 同国テレビの暫定集計に基づく予測によると、連立与党の中核で、移民排斥を主張する右派の国民党は第1党の座を維持したが、4年前の前回選挙から7議席減って55議席に後退する見通しとなった。過去20年間の選挙で伸長を続けてきた同党の勢いに歯止めがかかった。

 第2与党の左派・社会民主党は1議席を増やし、44議席となる見込み。中道勢力の自由緑の党が、反原発世論の追い風も得て9議席増の12議席と予想されるなど、既存政党と一線を画す小政党の躍進が目立った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111024-00000042-mai-int
<スイス総選挙>「脱原発」中道2政党躍進 最右派が第1党
毎日新聞 10月24日(月)13時3分配信

 【ジュネーブ伊藤智永】スイスの総選挙は23日深夜、下院200議席の大勢が判明し、右派から左派まで既成5政党は軒並み、得票率で07年の前回選挙を下回ったのに対し、経済成長と「脱原発」の両立を訴えた新しい中道2政党が躍進した。福島第1原発事故後、「脱原発」への政策転換を主導した社会民主党は、既成政党で唯一議席減を免れた。

 主要各党の獲得議席数と07年選挙からの増減は次の通り。(その他は諸派・無所属)

 国民党55=7減▽社会民主党44=1増▽自由民主党31=4減▽キリスト教民主党28=3減▽緑の党13=7減▽自由緑の党12=9増。市民民主党は9議席だった。

 移民排斥を主張する最右派の国民党は第1党を守ったが、08年に極端な政策を嫌って同党から離脱した中道右派の市民民主党に勢力をそがれた形。「自由緑の党」は、04年に「緑の党」を離党したメンバーが結成し、環境保護と経済成長の両立を目指す中道左派。

3256チバQ:2011/10/24(月) 23:48:39
>>3244>>3250
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111024-00000022-mai-int
<アルゼンチン>フェルナンデス大統領再選 夫急死で同情も
毎日新聞 10月24日(月)11時16分配信


支持者らに手を振るフェルナンデス大統領=ブエノスアイレスで2011年10月23日、AP

 【ブエノスアイレス國枝すみれ】南米アルゼンチンで23日、大統領選挙の投開票が行われた。クリスティナ・フェルナンデス大統領が約53%(開票率75%)を得票して再選を果たした。大統領は23日夜、ブエノスアイレス市内のホテルで勝利宣言し、「私はアルゼンチンを指導者ではなく国民の国につくり替える義務がある」と演説した。

 大統領選には、現職のほかサンタフェ州知事のビネル候補(社会党)ら計7人が出馬した。大統領の夫は03年から4年間、大統領を務めたネストル・キルチネル前大統領。フェルナンデス氏は夫の後を継いで07年10月に初当選した。支持率は一時27%にまで低下したが、昨年10月に今選挙の有力候補だったキルチネル氏が心臓発作で急死。喪服で選挙キャンペーンを続けるフェルナンデス氏に同情票が集まった。

 政治アナリストのフリオ・バルバロ氏は、「野党に政権担当能力を持つ有力候補がいなかった。また、キルチネル氏の死が、国民の夫婦に対する憎しみをすべて消し、野党勢力を混乱、分裂させた」と勝因を分析した。

 フェルナンデス政権は中道左派。前政権の政策を引き継ぎ、大豆など農業部門に高額の輸出税をかける一方で、公共料金を抑え、貧困対策、福祉政策を強化、所得の再配分を行った。アルゼンチン経済は03年から平均7%を超える高成長を遂げた。

 投票所の一つ、市内カバジート地区の小学校。フェルナンデス氏に投票したカルラ・メディオさん(23)は「問題もあるが、良いことをたくさんした。私の母は障害者で月約800ペソ(1万4400円)の福祉手当をもらっている」という。宝石店を経営するアリスティデス・ゴンザレスさん(46)も「彼女は庶民の味方。批判する者は貧しい人に金をやりたくないだけだ。過去4年で私の所得は3倍になった」と話した。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/111024/amr11102419090006-n1.htm
現職女性大統領が圧勝で再選 アルゼンチン
2011.10.24 19:04

23日、大統領再選が確実となり、支持者の前で笑顔を見せるクリスティナ・フェルナンデス氏=アルゼンチン・ブエノスアイレス
 【ニューヨーク=黒沢潤】アルゼンチンで23日、任期満了に伴う大統領選が行われ、中道左派、正義党(ペロン党)のクリスティナ・フェルナンデス大統領(58)の再選が確実となった。

 同国選管の中間集計(開票率約84%)によれば、フェルナンデス大統領は約53・6%を得票、野党社会党のビネル・サンタフェ州知事に約36・5ポイントの差をつけ圧勝の勢いだ。

 フェルナンデス大統領は2007年、経済危機(01〜02)から国を建て直して人気が高かった夫のキルチネル前大統領から政権を継承し、世界でも珍しい政権移譲として話題となった。

 世界有数の穀物の輸出国、アルゼンチンでは、「大豆など中国からの需要が高い」(米紙ニューヨーク・タイムズ)穀物の価格高騰に伴い、昨年は9・2%の経済成長を記録。今年も約8%の高成長が予想されている。失業率も今、ここ約20年間で一番低く、貧困率も07年から半分になったこともあり、フェルナンデス大統領は安定した支持を得ていた。

 キルチネル氏が昨年10月に心臓発作で急死し、「同情が集まった」(米メディア)ことも、今回の選挙戦に有利に働いたようだ。

3257チバQ:2011/10/24(月) 23:56:26

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111024-00001119-yom-int
トルコ地震、死者264人・負傷1300人
読売新聞 10月24日(月)21時29分配信

 【エルジシュ(トルコ東部)=三好範英】トルコ東部ワン県で23日発生したマグニチュード(M)7・2の地震で、AFP通信によると、24日午後(日本時間同夜)までに県都ワンやエルジシュで死亡した人は264人となった。

 このほか負傷者は約1300人に上る。中でも196人の死亡が確認され、被害が深刻なエルジシュでは、崩れたビルから遺体が発見されるたびに家族の悲痛な叫び声が響いた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111024-00001209-yom-int
崩壊ビルで次々遺体、響く悲痛な声・焦る救援隊
読売新聞 10月24日(月)22時28分配信

 トルコの大地震の直撃を受けたトルコ東部のエルジシュに記者(三好)が入ったのは24日昼前。

 トルコ各地から集まった救援隊による懸命の救出作業が行われていた。

 「携帯電話で救出を求めてきた人がいる。この下にまだ生存者がいるはずだ」

 現場で救援活動にあたる女性緊急救援隊員は焦りを見せた。

 商店が並ぶ中心街で、コンクリート製の5階建てアパートがぺしゃりとつぶれていた。並びの2軒のビルも大きく傾き、壁が崩落して家具がむき出しになっている。

 ショベルカーががれきを取り除くと、オレンジ色の制服の救援隊員が折れ曲がった柱の間から中をうかがう。しかし、届くのは悲報ばかりだ。

 「赤ん坊の遺体が見つかった」。救援隊の1人が押し殺したような声をあげた。やがて黒いコートにくるまれた小さな遺体が救急車に運び込まれていった。祖父とみられる初老の男が頭をかかえ号泣した。救援隊のメフメト・タシュデミルさん(41)は「隣に母親の遺体がある。授乳中だったようだ」と唇をかんだ。

 このアパートの住人、イルマス・バイランさん(19)は「アパートのすぐ近くのカフェにいた。大きなゆれがくると同時に3軒の並びのアパートが次々と倒れた。1階店舗の入り口にいた住人は、逃げられたがその他の人は無理だった」と泣きはらした目で語った。隣のアパートの住人セラハティン・チフチさん(73)も「まだ妻を始め、家族10人が閉じこめられている。15年前に建てられたしっかりした建物だったのに」と座り込み、作業の行方を見つめた。

3258チバQ:2011/10/24(月) 23:57:24
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20111024-00000038-jnn-int
リビア「全土解放宣言」、地域間で対立も
TBS系(JNN) 10月24日(月)18時43分配信

 カダフィ大佐の死を受けて、リビアの新しい国づくりを担う国民評議会は23日、リビア全土の解放を宣言しました。一方、大佐の死をめぐって、地域や部族間の対立などの問題が、改めて表面化しています。

 23日、リビアの国民評議会は、拠点としてきた東部ベンガジで全土の解放を宣言しました。

 「胸を張れ、我々は自由なリビア人だ」(国民評議会 ゴガ副議長)

 人々は42年にわたった独裁からの解放にわきました。一方、最後の戦いの場となった中部の町シルトは廃墟と化しています。道路に散乱する薬きょう。無残に破壊された建物が激しかった戦闘の痕跡を生々しくとどめています。カダフィ大佐が拘束された場所には、多くの市民が訪れていました。

 「(私たちをネズミと呼んだ) カダフィが隠れていた場所を見に来た。ここに隠れていたカダフィは一体何なんだ!」(市民)

 「高さ1メートルもないです、 かなり狭いです。カダフィ大佐はこの中にけがをした状態で隠れるように潜んでいたということです」(記者)

 訪れていたのは、カダフィ大佐の死を喜ぶ人ばかりではありませんでした。

 「悲しさでいっぱいです。カダフィ大佐を誇りに思っています。彼はシルトで生まれシルトで死んだ殉教者です」(カダフィ派の市民)

 大佐の出身地であるがゆえに、国際会議場が造られるなど、優遇されてきたシルト。すべてが破壊された今、復興作業から取り残されるのではという住民の不安は大きいのです。

 「シルトはもう住める場所ではありません。全部破壊されました。これから先、どうなるのか分からない」(シルトに住んでいた人)

 一方、西部の町ミスラタの市場にはカダフィ大佐の遺体が安置され、見物に来た市民が列を作っています。

 「神は偉大です、感謝します」(地元の市民)

 「42年間続いた独裁体制のはてにたどりついた場所が、この肉の保管庫です。死から4日目になり、腐敗臭を漂わせています」(記者)

 検視をした医師は、死因を頭部に受けた銃撃と結論づけました。

 カダフィ大佐の遺体がここにあるのは、大佐を拘束した兵士の中にミスラタの出身者が多かったからです。このことについて、ほかの地域からは遺体を地元に持ち去ったと批判が出ています。しかし、遺体の保管に当たる兵士は、こう反論します。

 「批判をする人たちはミスラタに多くのロケット砲が撃ち込まれたことや、多数の死者・負傷者が出たことを忘れています。 多くの犠牲を払ったのだから多くの見返りがあって当然です」(遺体保管の現場責任者)

 背景には、カダフィ派との戦闘で大きな犠牲を払ったにもかかわらず、新政権の主導権をベンガジなど、ほかの地域に奪われてしまうことへの警戒感があります。共通の敵を失ったことで響き始めた新たな不協和音。国民評議会は1か月以内に暫定政権を発足する意向ですが、地域、部族間の対立が根強いリビアで、どのように国づくりを進めていくか、困難な課題が突きつけられています。(24日17:53)

3259チバQ:2011/10/25(火) 00:00:42
>>3211
偏見丸出しの発言をします
モガディシオにディスコなんて娯楽施設があるんですね

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111024-OYT1T00975.htm?from=navr
ケニアのディスコに手投げ弾、14人負傷
 【ヨハネスブルク=中西賢司】AFP通信によると、東アフリカ、ケニアの首都ナイロビのディスコに24日未明、手投げ弾が投げ込まれ14人が負傷した。


 地元警察は隣国ソマリアのイスラム過激派武装勢力アル・シャバブの関与を疑っている。

 アル・シャバブは、ケニア軍が16日、ソマリアに越境し、自派に対する掃討に乗り出したことに反発し、ケニアでの報復を警告。ナイロビの米大使館は「差し迫った脅威」があるとテロ警戒を呼びかけている。

(2011年10月24日18時10分 読売新聞)


http://sankei.jp.msn.com/world/news/111024/mds11102421030007-n1.htm
仏海軍がソマリア爆撃か ケニア軍報道官
2011.10.24 21:03
 AP通信によると、ソマリア南部に進軍中のケニア軍の報道官は24日までに、フランス海軍がソマリア南部キスマユ近郊を22日夜に爆撃したと述べた。ケニア軍の作戦には欧米諸国の協力があると指摘されていたが、ケニア当局者が初めて認めた形。ただフランスは爆撃への関与を否定している。

 ケニア東部では9月以降、闘病中のフランス人女性を含む外国人がソマリアに誘拐される事件が続発し、ケニア軍はイスラム過激派組織アルシャバーブが関与したとみて進軍した。フランス海軍はこのフランス人女性の捜索に参加していたが、同国外務省は今月19日、女性の死亡を発表した。

 キスマユはアルシャバーブの拠点の一つで、飛来する米国の無人機が住民に何度も目撃されており、9月には無人機が墜落したと伝えられた。(共同)

3260チバQ:2011/10/25(火) 00:04:30
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111024-OYT1T01227.htm
ジャマイカ首相、39歳のホルネス氏に
【ブエノスアイレス=浜砂雅一】ロイター通信などによると、カリブ海の島国ジャマイカで23日、ブルース・ゴールディング首相(63)が辞任し、教育相を務めていたアンドリュー・ホルネス氏(39)が新首相に就任した。


 ホルネス氏は同日、演説し、対外債務の削減や汚職撲滅に取り組む考えを強調した。

 ゴールディング氏は昨年来、麻薬密売組織のボスを米国の要請に応じて引き渡したことや経済の低迷で求心力を失い、今年9月に辞意を表明。その後、与党・労働党が党内調整を経てホルネス氏を後継に決めた。来年には総選挙が予定されており、清新なイメージの若い首相のもとで党勢立て直しを図る狙いもあったとみられる。

(2011年10月24日22時36分 読売新聞)

3261チバQ:2011/10/25(火) 00:36:15
>>3259
間違えた、ディスコがあるのはナイロビか

3262チバQ:2011/10/25(火) 22:01:03
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/2969
反カダフィ派部隊 「ムジャヒディン」の影じわり
「新しいリビアは、よりイスラム的であるべきだよ」。表情も変えずこう話すサイフッラー氏やその仲間が「シャイフ(長)」と尊称で呼び、新政権で主導的な役割を果たすと信じて疑わない人物が、同旅団の司令官アブドルハキーム・ベルハジ氏だ。
66年生まれのベルハジ氏はアフガンでの対ソ連戦を経て、90年代にリビアのイスラム国家化を目指す武装勢力「リビア・イスラム戦闘集団(LIFG)」を指導した。LIFGは、国際テロ組織アルカーイダとの関係も指摘される組織だ。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/3237
特にジブリル暫定首相ら欧米受けのよい「テクノクラート」と、戦闘を主導した「トリポリ旅団」のアブドルハキム・ベルハジ司令官らイスラム保守派の対立は深刻で、新政権発足に大きな影を落としている。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/3247
新指導者の有力候補として台頭してきたのが、反カダフィ派の戦闘を主導し、評議会の指導体制に批判的なアブドルハキム・ベルハジ司令官だ。国際テロ組織アルカイダとの関係が疑われたリビアのイスラム過激派組織の元指揮官で、前政権から迫害された経験がある。
そのライバルと目されているのが、首都トリポリでの戦闘を指揮したイスラム穏健派のアブドラ・ジンタニ司令官で新政権の閣僚の半数を民兵出身者にするよう求めている。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011102502000028.html
新生リビア 分都や連邦制も検討
2011年10月25日 朝刊

 【チュニス=今村実】リビアの反カダフィ派「国民評議会」は二十三日の「解放宣言」を受け、暫定政府の早期樹立に向けて動き始めたが、同評議会で一部省庁を北東部ベンガジに移す事実上の分都や、連邦制導入も検討されていることが二十四日、関係者の話で分かった。旧体制時代からある地域間の根強い対立を背景に、新生リビアの主導権をめぐり早くも綱引きが始まっているもようだ。

 リビア解放を宣言するのに選ばれたのは、首都トリポリではなく反カダフィ派の拠点ベンガジだった。元最高指導者カダフィ大佐はトリポリを牙城とし、出身地の北中部シルトなどの開発を優先。反カダフィ感情の強いベンガジなどは冷遇したとされる。世界有数の産油国だが、富の分配をめぐる不公平感が東部の住民には強い。

 ベンガジ在住の国民評議会高官は本紙の電話取材に「革命はベンガジから始まった。何十年も犠牲を払い、独裁体制と対峙(たいじ)した人々が勝利を味わうのは当然だ」と強調。「ベンガジは新生リビアの中心となる」と語った。その上で、中央集権を見直す一環として、トリポリとベンガジに省庁を振り分ける議論が進行中だと明かした。

 同高官によると、石油、財政、国防などの主要省庁をベンガジに移す案が出ている。また、トリポリに大使館を置く各国には、ベンガジに領事館を設けるよう求めるという。さらには「地域ごとに必要な権利や独立性を与えるため、連邦制を導入するアイデアも出ている」と語った。

 リビアは各地で地元の部族が影響力を持っており、そもそも地域ごとに独立心や対抗意識が強い。暫定政府の樹立は解放宣言から一カ月以内としているが、地域間対立を緩和できるかが焦点となる。

 トリポリ大のモハメド・ハシェミ教授(政治学)は「リーダーらが分断されるリビアで最大の難題は国民の統一と和解だ」と説明。兵士の主張からカダフィ氏の遺体がトリポリやベンガジでなく北西部ミスラタに運ばれたとの情報もあり「リビアに今、司令塔がいないことを象徴している」と指摘した。

3263チバQ:2011/10/25(火) 22:04:48
>>3223>>3226
>>3257

http://www.47news.jp/CN/201110/CN2011102501000896.html
トルコ被災地で強まる不満 クルド人に被差別意識


 24日、トルコ・エルジシュで、地震で倒壊した建物のがれきの下に親戚が閉じ込められ、座り込む男性(ロイター=共同)
 【ワン(トルコ東部)共同】23日の大規模地震で被害を受けたトルコ東部では25日までに、テントや食料など支援物資の配給が本格的に始まった。しかし、余震の影響もあり自宅を出て支援を求める被災者の増加に配給が追いつかない。被災者の多くは少数民族クルド人で、いら立ちを募らせながら中央政府による意図的な差別を疑っている。

 最大被災地の一つワンでは、臨時の配給所となった浄水場の前に常時数百人が集まり支援物資を待っていた。厳しい冬を目前に、最も必要なのが家族を収容できる大型のテント。24日にもテントは配られたが、十分には行き渡らず、徹夜で配給を待つ市民もいた。

2011/10/25 20:26 【共同通信】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111025-00000611-san-int
トルコ地震、死者366人に 救出難航、募る焦りと疲労
産経新聞 10月25日(火)19時37分配信

 【ワン(トルコ東部)=大内清】トルコ東部を襲った大地震で、トルコ政府は25日、これまでに366人の死亡を確認したと発表した。負傷者は約1300人に上った。被害が集中するワンやエルジシュでは、なおも多数の住民が行方不明となっており、24日夜から25日にかけ、徹夜の救出作業が続いた。損傷を受けた建物は少なくとも2200棟、大地震発生後の余震は200回を超した。

 発生から3日目の25日未明。倒壊したアパートや民家数棟が集まるワン中心部の一角には、がれきの粉塵(ふんじん)や、地震発生時に起きた火災の煙が立ちこめていた。

 現場では国内各地から集められたレスキュー隊員が数時間おきのシフトを組み、地元住民らとともに24時間態勢で作業。廃材を撤去する重機やドリル、夜間照明用の自家発電の音が響く中、隊員らは、がれきのわずかな隙間に懐中電灯をさし入れ、人がいないかを確認する。

 被災者の生存率が著しく低下するといわれる「発生後72時間」まで半分以上が過ぎていた。「まだ中には何人か残っているはずなんだ」。現場で救急医のブラーク・タトリさん(24)は、焦りの色をみせながら、隊員たちを鼓舞した。

 まだ10月下旬とはいえ、海抜約1700メートルの高地にある一帯は夜間の冷え込みは厳しく、最低気温が零度を切ることもあるという。

 そんな中、被災地では住民数万人が、余震による建物の倒壊を恐れ戸外で避難生活を送る。多くは野宿同然だ。政府は24日、テント約1万2千張りを新たに提供すると発表したものの、トイレや暖房器具も足りておらず、一部では食糧不足も懸念されている。

 家族と車で寝泊まりするワンの会社員、ケリームさん(25)は道ばたで「このままでは凍え死ぬ。外国に助けを求めるべきだ」と訴えた。

 トルコには、昨年のガザ支援船襲撃事件で関係が極度に悪化したイスラエルや、歴史的に緊張関係にあるギリシャやアルメニアを含む数十カ国が支援を申し出た。しかし、トルコのエルドアン首相は「自国で対処可能だ」として、一部の国を除きこうした提案を拒否する姿勢をみせている。

 被災地のトルコ東部は、少数民族クルド人が集住する地域。「クルドはいつも差別されてきた。今回もそうなのかな…」とケリームさんは漏らす。住民には疲労とともに、政府への不信も強まりつつあった。

3264チバQ:2011/10/25(火) 22:11:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111025-00000060-mai-int
<英国>与党「反EU」の大量造反 脱退国民投票動議は否決
毎日新聞 10月25日(火)19時9分配信

 【ロンドン笠原敏彦】英下院は24日、英国の欧州連合(EU)からの脱退などを問う国民投票の実施を求める動議を採決し、賛成111票、反対483票で否決した。賛成の大半は与党・保守党の議員が党議拘束に逆らったもの。キャメロン首相にとっては就任以来、最大の党内「反乱」となり、ユーロ危機を背景にした「反EU」機運の高さを示す結果となった。

 BBC放送によると、賛成111票のうち80票前後が保守党票。動議に法的拘束力はないが、キャメロン首相は指導力を示す狙いから、懲罰を伴う党議拘束で反対投票を指示していた。今後、「造反」議員らは反発を強めると予想され、首相はEU問題でより慎重な対応を迫られそうだ。

 保守党議員による動議は、英国とEUの関係について、加盟継続▽脱退▽加盟条件の変更−−の三つの選択肢で2013年に国民投票を実施するよう提案。提出者のナットール議員は討議で「EUから伝達される決定により英国と議会はますます無力になっている」と述べ、主権を取り戻す必要性を訴えた。

 一方、キャメロン首相は討議前に「英国の輸出の5割はEU圏であり、EU内にいることは英国の国益だ。今は経済危機下にあり脱退を論じるときではない」などと反対投票を呼びかけた。連立政権の一翼・自由民主党、野党・労働党も反対投票で党議拘束した。

http://www.asahi.com/international/update/1025/TKY201110250123.html
2011年10月25日10時43分
英、脱EU問う国民投票実施否決 与党で造反、賛成票増
 英下院で24日、英国がEU(欧州連合)加盟を続けることの是非を問う国民投票を実施すべきかについて投票があり、賛成111、反対483で、実施が否決された。最大与党の保守党から政府方針に反して賛成に回る議員が続出し、キャメロン首相の政権運営に不安を残した。

 発端は、国民投票を求める10万人の陳情書が提出されたことだ。反EUの保守党右派議員らが今月、(1)EU脱退(2)加盟維持(3)英国の加盟条件改正――のいずれかを選ぶ国民投票を2013年5月までに行うよう求める動議を出した。

 キャメロン氏は「EUにとどまることが国益。隣家が火事の時は消火を助けるべきだ」と述べ、ユーロ圏が政府債務危機にあるさなかにEU脱退を持ち出すべきではないと指摘。造反議員は政府の役職から外すと警告していた。

3265チバQ:2011/10/25(火) 23:27:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111025/erp11102512580003-n1.htm
【Russia Watch】
旧ソ連圏再統一 プーチンの野望
2011.10.25 12:56 (1/4ページ)

【Russia_Watch】CIS首脳級会合で演説するロシアのウラジーミル・プーチン首相。旧ソ連圏の再統合に向け動き出した=10月18日、ロシア・サンクトペテルブルク(ロイター)
 □遠藤良介の目

 来春の大統領復職が確実視されているロシアの最高実力者、ウラジーミル・プーチン首相(59)=前大統領=が次期政権で、経済分野を中心に旧ソ連圏の再統合に取り組む方向性を鮮明にしている。プーチン氏が目指すのは共通の経済・通貨政策を伴う「ユーラシア連合」だ。今月(10月)18日には旧ソ連諸国で形成する独立国家共同体(CIS)のうち8カ国が域内関税を撤廃する「自由貿易圏」の創設で合意しており、ここにきて統合の動きが実際に加速しているように見える。

 ■8カ国で自由貿易圏

 プーチン氏はソ連時代の政府機関紙だったイズベスチヤへの寄稿論文でユーラシア連合の構想を明らかにした。プーチン氏はこの中で、ロシア、カザフスタン、ベラルーシの3カ国で形成している「関税同盟」が来年1月、人と商品、資本の移動を自由化する単一経済圏に移行することを「歴史的な道標だ」とし、この3国関税同盟に他国も加えて「より高度な統合」を進める考えを示した。

 プーチン構想に呼応するかのように、18日にはウズベキスタン、トルクメニスタン、アゼルバイジャンを除くCIS8カ国が来年1月に自由貿易圏を始動させる条約に調印。石油・天然ガスやアルコール飲料など関税撤廃の例外品目が設けられているが、これも将来的に廃止するという。ロシアは自由貿易圏について、共通の対外関税導入を伴う関税同盟へのステップと位置づけている。

 1991年のソ連解体に伴ってバルト3国など一部を除く旧ソ連諸国はCISを結成したものの、当初から「離婚のための組織」と称されるなど実体は乏しかった。自由貿易圏の創設についても今回と同様の条約が94年に締結されたが、ロシアを含む各国で批准されずに棚上げとなった経緯がある。当時はソ連崩壊で独立したばかりの各国が「主権」問題に敏感だったことが大きい。

 ここにきてCIS諸国がロシアの主導する経済統合に踏み出したことは、域内障壁の撤廃で市場が拡大することのメリットを各国が認識し始めたことを意味していよう。

3266チバQ:2011/10/25(火) 23:28:05
 他方、ロシアとしては、「自国の裏庭」「勢力圏」と考える旧ソ連地域で欧米や中国の影響力が増している状況を苦々しく思ってきた。特に中国は国力の点でロシアを大きく引き離しつつある潜在的脅威であり、中央アジア諸国のみならず、ベラルーシやウクライナといったCISの西端でも積極的な投資や経済支援を行って存在感を増してきた現実がある。

 ■欧州苦境 見越し一気に

 プーチン氏は欧州連合(EU)や米国の経済が債務問題で苦境にある状況を見越し、一気に親露的な旧ソ連諸国の糾合に動いたわけだ。欧州連合(EU)との自由貿易圏合意を目指していた地域大国、ウクライナがユリヤ・ティモシェンコ前首相(50)の拘束問題でEUとの関係を悪化させたタイミングをとらえ、ロシアとの自由貿易圏に引き込むことにも成功した。

 プーチン氏はイズベスチヤへの寄稿で「ユーラシア連合はソ連の復活ではない」と断っている。ただ、旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身のプーチン氏はソ連崩壊を「20世紀最大の地政学的悲劇」と称してきた人物であり、その発想は帝国主義的だ。ユーラシア連合が単なる経済連合体にとどまらない兆候も出ている。

 たとえば、ロシアは2020年までに20兆ルーブル(約49兆円)もの軍事費を支出して軍備強化を進める方針を鮮明にしている。9月には自国と中央アジア周辺国を舞台に大規模な合同軍事演習を行うなど、旧ソ連地域での軍事的存在感を高めることにも熱心だ。

 ロシア周辺の独裁・強権政権は中東・北アフリカ地域のような民主化運動の高まりを恐れており、強大なロシアの軍事力はそうした動きを封じる手段としても魅力的に映り始めている。

 旧ソ連は多大な軍事支出や後進的な産業構造のゆえに立ちゆかなくなり、最後は民族運動や民主化運動の高まりで倒壊した。それから20年を経て打ち出されたプーチン氏の「ユーラシア連合」は、ソ連の教訓に何を学ぶだろうか。(モスクワ支局 遠藤良介/SANKEI EXPRESS)

3267チバQ:2011/10/27(木) 21:17:08
http://www.cnn.co.jp/world/30004398.html
女性が「決起」、イスラム教ベール焼却 イエメン反政府デモ
2011.10.27 Thu posted at: 16:08 JST
イエメン・サヌア(CNN) サレハ大統領の退陣を迫る反政府デモが続く中東イエメンの首都サヌアで26日、数千人規模の女性がデモ弾圧を非難し、顔や体を隠すイスラム教徒女性の伝統衣服であるスカーフやベールを大量に集めて、焼却する抗議を行った。

同国での反政府デモは過去9カ月間続くが、保守的なイスラム教統治の中で低い社会的地位に甘んじている女性によるこの種の抗議行動は初めて。反政府デモには最近、今年のノーベル平和賞をイエメン人女性の人権活動家タワックル・カルマンさんが受賞したことに触発され、女性の参加者が目立ち始めている。

ベール焼却などの行動は反体制派の弾圧で女性への攻撃が増えていることも背景にあり、目撃証言によると女性たちは「サレハ(大統領)は女性を殺す殺戮(さつりく)者でそれを誇りにしている」などと書かれた垂れ幕を掲げ、気勢を上げた。

26日のデモに参加した女性の1人は今年10月だけで女性60人以上が攻撃を受けたとし、子どもも殺されていると指摘。「部族指導者がこの問題で沈黙するのは不名誉」「男性が我々を守ってくれないのなら、我々は黙ることなく自衛措置をとる」「女性の要求に応えない部族は臆病(おくびょう)者」などと主張した。

反政府デモ隊と治安当局の衝突は依然絶えず、医療関係者によるとサヌアやタイズ州では25日、少なくとも10人が死亡、数十人が負傷した。政府は同日、停戦を発表したが効力は疑問視されている。反政府派は大統領の即時辞任を要求しているが、サレハ氏は退任後の訴追免除を求めるなどして対立の溝は埋まっていない。

3268チバQ:2011/10/27(木) 21:20:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111027/amr11102710520003-n1.htm
ブラジルのスポーツ相、汚職疑惑で辞任 W杯・五輪に影響も
2011.10.27 10:48

26日、首都ブラジリアで会見するシルバ・スポーツ相(AP)
 2014年のサッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会準備を牽引(けんいん)してきた同国のシルバ・スポーツ相が26日、汚職疑惑の責任を取って辞任した。地元メディアが伝えた。同国では16年のリオデジャネイロ五輪開催も決まっており、両大会の中心人物のスキャンダルにより、遅れが指摘されている大会準備の一層の停滞が懸念される。

 シルバ氏はルラ前政権の06年からスポーツ相を務め、ルラ氏とともに南米初となる五輪誘致を成し遂げた立役者。今年1月のルセフ政権発足後、閣僚の辞任は6人目で、同国の汚職体質の深刻さが露呈する一方、国民は政界浄化を進めるルセフ大統領を評価している。

 シルバ氏の所属政党の連立与党ブラジル共産党はスポーツ省からの助成金などをめぐり、約4千万レアル(約17億円)のキックバックを受け取った疑いがあるなどと地元メディアが今月、相次いで報道した。(共同)

3269チバQ:2011/10/27(木) 22:22:34
>>3220>>3241
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111026-00000008-cnn-int
チュニジア選挙、イスラム政党が勝利へ 世俗派は警戒感も
CNN.co.jp 10月26日(水)10時12分配信

チュニス(CNN) 23日に投票が行われたチュニジアの憲法制定議会選挙は、かつて非合法化されていた穏健派イスラム政党「アンナハダ」が勝利したもようだ。複数の政党や現地のメディアが伝えた。

首都チュニスにあるアンナハダの本部前には25日夜、約100人の支持者らが集まって国歌を歌い、拍手と歓声で勝利を祝った。

日刊紙エル・マグレブは同日の紙面の1面にアンナハダの指導者ラシッド・ガンヌーシ氏と隣で敬礼する大統領警護官の写真を掲載、「アンナハダ、政権に近付く?」という写真説明を付けた。

一方、フランス語新聞のル・タンは、アンナハダのロゴが付いた高い柱の上に大統領の椅子を乗せ、共和国議会党(CPR)とエタカトルのロゴが付いた低い台に小さな椅子を乗せた風刺画を掲載した。

独立選挙管理委員会は同日午後の記者会見で、5選挙区の開票結果の速報値を発表した。それによると、アンナハダはこの選挙区の39議席のうち15議席を確保し、CPRは6議席、エタカトルは4議席だった。この結果はまだ正式なものではないとしている。

3党はいずれもCNNの取材に対し、速報値ではアンナハダが第1党となり、続いてCPR、エタカトルの順だったと話した。各党間で既に、連立政権の可能性を探る動きも出ている。憲法制定議会の定数は217議席。

チュニジアで民主的な選挙が実施されるのは1956年の独立以来、事実上初めて。同国は1月の政変でベンアリ政権が崩壊し、北アフリカから中東に広がった民主化運動「アラブの春」の発端となった。選管当局の24日の発表によれば、投票率は80%を超えた。

ただ、世俗派の国民の間では、イスラム政党の台頭を警戒する声もある。選挙管理当局の本部前には25日午後、予想されるアンナハダの勝利に抗議して約200人が集まった。高級住宅地メンザでは、アンナハダ勝利の観測を危惧する会話が交わされ、住民の1人は「ある程度の自由や権利が失われることを恐れている。特に女性の不安は大きい」と話した。

これに対してアンナハダ指導者ガンヌーシ氏の娘で学者のソウマヤ・ガンヌーシ氏は「私もチュニジアの女性だ。もし変化が起きるとすれば真っ先に懸念する」「イスラムと女性の権利との間に矛盾は存在しない」と述べ、女性が不安を感じる必要はないと強調した。同氏は1月の政変まで22年間、亡命生活を送っていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111027-00001002-yom-int
チュニジア議会選、イスラム穏健派が第1党確実
読売新聞 10月27日(木)21時26分配信

 【チュニス=長谷川由紀】チュニジアで23日に行われた制憲議会(定数217)選挙は、1月に崩壊したベンアリ独裁体制下で弾圧されたイスラム穏健派政党「アンナハダ」が第1党となることが確実な情勢となった。

 選管の26日までの集計結果によると、アンナハダは123議席中約4割の53議席を獲得した。世俗派の中道左派政党「共和会議(CPR)」(18議席)が2位で続いている。

 アンナハダは25日に事実上の勝利宣言を行い、水面下で他党との連立協議を始めている。ベンアリ時代に非合法野党だったCPRは連立に前向きとされ、イスラム政党主導の暫定政府ができる可能性がある。

 世俗派の民主進歩党(PDP)は大敗の見通し。イスラム化の脅威を強調し、アンナハダとの対決姿勢を鮮明にしたことが、国民融和を望む有権者の反発を招いたとの見方がある。

3270チバQ:2011/10/27(木) 22:33:48
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920015&amp;sid=a.j6BZAdA2Mo
イタリア連立政権内の対立深刻化、総選挙の早期実施求める声強まる
  10月26日(ブルームバーグ):イタリアでは、ベルルスコーニ首相率いる連立政権内の対立が深刻化する中、総選挙の早期実施を求める声が強まりつつある。同国が抱える2兆ドル(約152兆5000億円)の債務の削減で欧州連合(EU)から取り組み強化を求められており、この対応で政権内の意見が割れている。

  ベルルスコーニ首相は25日遅く、連立政権の重要なパートナーである北部同盟のウンベルト・ボッシ書記長と退職年齢の引き上げをめぐり合意した。同書記長からの支持を確実にするため、首相は来年1月までに辞任し、選挙を前倒しで実施することを約束したと同国紙レプブリカが26日報じた。

  イタリア上院財政委員会のマリオ・バルダサリ委員長は同日のローマでのインタビューで、現政権で構造改革を実行できるとしても、新政権が必要になるとしても、向こう数日以内にも首相が辞任するかどうかが分かるだろうと語った。

  経済政策をめぐる政府の決断力不足で野党首脳からもベルルスコーニ首相に退陣を求める声があらためて出てきている。民主党のロージー・ビンディ下院副議長は26日、首相に退陣を求めるとともに挙国一致内閣の実現を呼び掛けた。同国の財界首脳も首相への退陣圧力を強めている。

3271チバQ:2011/10/27(木) 22:52:00
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011102602000023.html
アイルランド大統領選 元IRA司令官出馬で物議
2011年10月26日 朝刊

マクギネス氏


 【ロンドン=小杉敏之】マカリース大統領の任期満了に伴い、二十七日に実施されるアイルランド大統領選挙で、同国との二重国籍を持つ英領北アイルランド自治政府のマクギネス副首相(61)の出馬が物議を醸している。カトリック過激派アイルランド共和軍(IRA)の元司令官として知られ、一九七〇年にIRAの政治組織シン・フェイン党入り。他の候補から「元テロリスト」の経歴を問題視されている。

 出馬したのは七人。最近の世論調査で、マクギネス氏の支持率は15%で、無所属のギャラハー氏、労働党党首のヒギンズ氏に次ぐ三位。二月の総選挙の政権交代に伴い、野党、シン・フェイン党は議席数を伸ばしており、マクギネス氏も一定の支持を得ている。

 IRAは北アイルランドのアイルランド併合を目指し、六〇年代後半からテロ活動を展開。九七年の停戦宣言まで、宗派対立したプロテスタント住民の報復もあり、三千二百人以上が死亡した。

 同氏は地元ラジオ局の「これまで人を殺した経験はあるか」との質問に対し「ない」と否定。英BBC放送によると、IRAメンバーであったことは認めているが、七四年に離脱したと語る。

 同氏は八六年から和平に動き始めたシン・フェイン党内で、九八年の包括和平合意や〇七年の北アイルランド自治政府復活などに貢献。アイルランドの南北統一を掲げる大統領選では「私ほど成功を収めた候補はいない」と実績を強調する。

 一方、与党・統一アイルランド党からは「軍最高司令官を兼務する大統領職が元IRAの手に渡れば、危険なメッセージが世界に伝わり、外国からの投資にも影響が出る」との批判が出ている。

3272チバQ:2011/10/27(木) 22:58:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111027/mds11102722000007-n1.htm
政府の対応に遅れ クルド系との溝浮き彫り 死者は500人超
2011.10.27 21:58 (1/2ページ)[中東・アフリカ]

トルコ地震の被災地エルジシュで、救助隊に助け出され、救急車に運ばれる27歳の女性=26日(ロイター)
 【エルジシュ(トルコ東部)=大内清】トルコ東部を震源とする大地震で、被災地域に数多く居住する少数民族のクルド系住民が、震災対応の遅れに不満を強めている。政府は、成長が著しい沿岸部に比べて遅れがちだった東部の開発を積極的に進めるとして不満解消を図っている。しかしクルド系には、多数派であるトルコ系とトルコ系中心の政府から差別を受けてきたとの意識があり、今回の地震は両者の溝が深いことを浮き彫りにしている。

 ロイター通信によると、地震による死者は27日までに523人、負傷者は1650人に達した。23日の地震発生以来、倒壊した建物や家屋などから救出された住民は合わせて185人に上るという。

 被害が大きかったエルジシュやワンでは25日以降、救援物資を運ぶトラックに対する被災者らの「略奪行為」が相次いでいる。夜の冷え込みが厳しく雨も降る中、被災地ではテントが不足しており、被災者らはテントを確保するためトラックに殺到したとみられる。

 こうした中、エルドアン首相は26日、テレビ演説で「(震災発生から)最初の24時間に失敗があった」と認めた上で、「ワンやエルジシュには新しい都市計画を導入する」と今後の復興策を約束。25日夜には、それまで消極姿勢を示していた外国からの支援受け入れも表明した。

 イラク北部に拠点を置きクルド人独立国家建設を目指す非合法組織、クルド労働者党(PKK)の掃討を進めるトルコ政府にとり、クルド系住民が多い被災地は、国防上の重要地域にあたる。当初、政府が自国のみで震災に対処するとしていたのは、「敏感な問題を抱える地域に外国の救援隊を入れたくなかった」(トルコ人記者)からだとの見方が一般的だ。

 エルジシュの物資配給所では住民が長蛇の列を作る横で、ライフル銃を構えたトルコ軍兵士が警備に当たっていた。この様子を見た同市の運転手、ジェンギズさん(45)は「地震の対応に銃は必要ない。一体、何を警戒しているんだ」と皮肉っぽく語った。

     ◇

 【クルド人とは】主にトルコ南東部やイラク北部、イラン北西部、シリア北東部などの広い一帯に住む民族で、大半がイスラム教徒。独自の言語や文化を持ち、総人口は推計3千万人に上る。居住地域が国境で分断されるクルド人は、各国で少数民族と位置づけられ、長らく文化的な迫害や差別的な待遇を受けてきた。

 トルコでは人口約7500万人のうち、1千万人以上がクルド系住民。近年は、トルコが加盟を目指す欧州連合(EU)が同国政府のクルド政策を強く批判していることなどもあり、クルド系の人権状況は改善しつつあるとされる。

 ただ、クルド人国家の建設を目指して武装闘争を展開する非合法組織クルド労働者党(PKK)などによるテロは後を絶たず、トルコ政府はPKKが拠点を置くイラク北部クルド人自治区への掃討作戦を繰り返している。

3273チバQ:2011/10/27(木) 22:59:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111027-00000096-mai-int
<トルコ大地震>民族差別で対応遅れ クルド系国会議員訴え
毎日新聞 10月27日(木)22時14分配信

 トルコ東部の地震被災地ワンで27日、地元選出の国会議員で少数民族クルド系の野党「平和民主党(BDP)」副代表、ナズミ・ギュル氏(46)が毎日新聞の単独インタビューに応じた。ギュル氏は最大15万戸のテントや仮設住宅が必要な「危機的状況」を強調、国際社会の支援を呼びかけた。また、政府の災害対応が遅れた背景には「少数民族に対する民族差別があった」と述べ、トルコ政府を強く批判した。

 ギュル氏は地震が発生した23日午後、ワンにいた。直後からワンやエルジシュなどのビル倒壊現場を回り、救援活動を指揮した。その間、従姉妹やその息子が犠牲になったとの報告を受けたという。

 平和民主党によると、被災地が必要とするテントや仮設住宅は12万〜15万戸。政府の備蓄は一部あるが「大幅に不足する見通し」という。27日朝は、市街地でも雪が降った。ギュル氏は「この地域は6カ月間、雪に埋まる。子供たちの命を救うためにもいま唯一、そして絶対に必要な援助だ」と訴えた。

 長期的には地震に強い街づくりが必要だとも述べ、「この地域は30〜40年に1度は大きな地震被害が出ているのに、何も改善されてこなかった」と指摘。地震国である日本に対し、区画整理や建築方法に詳しい人材の派遣や情報提供を求めた。

 また、クルド民族の人権問題に取り組む立場から、クルド族の多く住むトルコ東部の救助活動が、政府の差別的対応により遅れた可能性も指摘。地震当日、エルジシュでは大量の軍兵士が展開したが、「治安維持活動をしただけで、救助活動を手伝っていなかった」と主張した。99年のトルコ北西部地震では兵士が直後から救助活動に当たっていたという。

 一部メディアは「クルドは警察に投石し、兵士を殺すのに、今さら手助けを求めるのか」などと支援を批判するコメントも報じているという。

 また、ギュル氏はトルコ政府による経済政策の不備から、東部が発展から取り残され、被害を拡大させたとの見方も示した。住民の多くは貧困から、違法建築や安価な泥ブロック造りの住居に住んでおり、それが甚大な被害につながったという。「雇用創出ができれば、人々も頑丈な家を建てられる」として、地域のインフラ整備や製造業の誘致を政府に求める方針だという。

3274チバQ:2011/10/28(金) 21:59:20
>>3269
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111028-00000453-yom-int
チュニジア制憲議会選挙、イスラム穏健派が圧勝
読売新聞 10月28日(金)12時21分配信

 【チュニス=長谷川由紀】チュニジアの選挙管理委員会は27日夜、23日に行われた制憲議会(定数217)選挙の暫定開票結果を発表した。

 ベンアリ独裁政権時代に弾圧されたイスラム穏健派政党「アンナハダ」が、得票率41・5%で90議席を獲得し、圧勝した。同党のガンヌーシ党首は、「信教や性別にかかわらず、権利が保障される国を実現する」と述べ、勝利宣言した。

 世俗派の中道左派「共和会議(CPR)」が得票率13・8%で30議席を獲得し、第2党となった。同じく世俗派の中道左派「エッタカトール」も21議席を得た。新憲法制定を主導することになったアンナハダは、議席の過半数確保へ向け、CPR、エッタカトール両党と連立交渉に入る方向だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111028-00000050-mai-int
<チュニジア>イスラム政党勝利 4割獲得し第1党に
毎日新聞 10月28日(金)11時54分配信

 【テヘラン鵜塚健】ベンアリ前政権が崩壊した北アフリカ・チュニジアの憲法制定議会(定数217)選挙は27日、開票作業が終了し、穏健派イスラム政党アンナハダが全議席の41%に当たる90議席を獲得して第1党となった。中東の民主化運動「アラブの春」でチュニジア同様、新政権作りが進むエジプトやリビアにも影響を与えそうだ。

 独立選挙管理委員会の発表によると、アンナハダに次いで▽共和国評議会30議席▽エタカトル21議席▽進歩保守党19議席▽民主進歩党17議席−−などと主に中道左派や社会民主主義の世俗派政党が続いた。

 アンナハダは「いかなる政党とも連携する用意がある」と表明し、共和国評議会も協力に前向きな姿勢を示している。また、アンナハダ幹事長のジュベリ氏は「勝利政党の幹部が首相になるのは自然だ」と述べ、首相候補に名乗りを上げた。

 アンナハダは、エジプトの穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」の考えに共鳴した人々を中心に81年、設立された。その後、非合法化されたが、今年1月の政変後に合法化された。指導者のガンヌーシ氏が亡命先の欧州から帰国し、貧困層を中心に支持を広げた。

 一方、ロイター通信によると、選管は第4党に入った進歩保守党について、選挙違反があったとして、獲得議席を取り消した。中部シディブジドでは、これに反発した支持者がアンナハダの事務所や市庁舎に放火し、警察当局が催涙ガスを発射して沈静化する騒ぎになった。

 今回選挙は1956年のフランスからの独立後、初めての自由な選挙。約80の政党が乱立し、無所属を含む1万1000人以上が立候補し、民主化を願う国民の熱意を反映した。

 新議会は今後1年以内に憲法を制定する方針。ベンアリ前政権は、世俗主義を取り欧米諸国との協調路線で経済発展を目指したが、徐々に貧富の差が拡大。昨年12月に始まった大規模デモでベンアリ前大統領は今年1月、サウジアラビアに亡命した。

3275チバQ:2011/10/28(金) 22:06:18
>>3240>>3249
http://www.afpbb.com/article/politics/2837881/8000998?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
サウジアラビア王室、新皇太子に78歳のナエフ内相を指名
2011年10月28日 11:23 発信地:リヤド/サウジアラビア

【10月28日 AFP】サウジアラビア王室は27日、故スルタン・ビン・アブドルアジズ(Sultan bin Abdul Aziz)皇太子の後継者にナエフ・ビン・アブドルアジズ(Nayef bin Abdul Aziz)内相(78)を任命したと国営テレビで発表した。

 ナエフ内相は、22日にニューヨーク(New York)で死去したスルタン皇太子の弟で、40年近く内相を務め、国内の国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)掃討を指揮してきた。かねてから、皇太子の後継者最有力候補として名前があがっていた。
 
 ナエフ内相は、アブドラ・ビン・アブドルアジズ(King Abdullah bin Abdul Aziz)国王(87)以上に保守的とみられており、自身を「サウジアラビア王国の命に従う1兵士」と称している。

 このほか、第1副首相の座もナエフ内相が引き継ぐことが決まったが、スルタン皇太子が兼務していた国防相の座は空席のままだ。 

■若い世代の閣僚抜擢はあるか

 このため、誰がサウジアラビアの国防を担うことになるのか、とりわけ国防相が王室の若い世代から選ばれるのかという点に注目が集まっている。

 現在の主要閣僚は、サウジアラビア王国を建国したアブドルアジズ2世の息子らが独占しているが、いずれも70代から80代と高齢で、健康上の問題を抱えた者もいる状況だ。

 一方、故スルタン皇太子は25日、首都リヤド(Riyadh)の墓地に埋葬された。(c)AFP

http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201110280023.html
皇太子にナエフ内相指名=有力閨閥出身、保守層が基盤―サウジ国王2011年10月28日10時6分

 【トリポリ時事】サウジアラビア王室は27日、国営テレビを通じ、アブドラ国王が、死去したスルタン皇太子の後継に皇太子実弟で第2副首相のナエフ内相を指名したとの声明を発表した。ナエフ内相は78歳と高齢で、健康不安を抱えているとされ、王位継承への懸念材料となりそうだ。

 アブドラ国王はこれに先立ち、アブドルアジズ初代国王直系の子孫で構成され、王位継承などの決定を行う「忠誠委員会」で協議した。

 ナエフ内相は、初代国王のハッサ妃の男子7人から成る有力閨閥(けいばつ)で「スデイリ7」と呼ばれる中の一人。2009年に副首相に指名され、次期皇太子と目されてきた。 


[時事通信社]

3276チバQ:2011/10/28(金) 22:07:56
>>3270
http://www.asahi.com/international/update/1026/TKY201110260213.html
2011年10月26日12時46分
イタリア財政再建策、首相と連立相手合意
 イタリアのベルルスコーニ首相は25日夜、欧州連合(EU)首脳会議で提示する追加の財政再建策について、連立相手の「北部同盟」と合意した。だが、年金を一定期間納めると退職前に相応の額を受け取れる制度の廃止については合意できず、抜本的な改革案というにはほど遠い内容だ。

 地元メディアによると、追加再建策は年金の受給年齢の65歳から67歳への引き上げ。ただ、すべての人の受給年齢が引き上げられるのは15年後の2026年になる。首相との会談を終えた北部同盟のボッシ党首は報道陣に「ようやくEUに説明することを見いだした」と述べたが、独仏や市場の納得を得られるか問われると「EU次第だ。私は悲観的だ」と答えた。

 イタリアは国内総生産(GDP)比で120%を超える財政赤字を抱えており、市場で先行きが懸念されている。(ローマ=石田博士)

3277チバQ:2011/10/28(金) 22:23:32
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111028-OYT1T00597.htm
米の「大使暗殺計画」、イランが「質悪い喜劇」




 【テヘラン=五十嵐弘一】イラン革命防衛隊が駐米サウジアラビア大使の暗殺計画に関与したとする米国の主張について、イランはアフマディネジャド大統領が米CNNテレビに出演し全面否定するなど、国際的な反論キャンペーンを展開している。


 大統領はCNNの番組(23日放映)で、「(イスラム教を信仰する)兄弟国の大使を殺す必要がどこにあるのか」「サウジを傷つける意図はない」と主張した。これに先立ちサレヒ外相も、テヘラン駐在の各国大使との会合で、米国に同調しないよう呼びかけた。

 事件には、イラン出身の米国人の男と革命防衛隊の特殊作戦部門「クッズ部隊」の隊員がかかわったとされ、2人は国際テロ共謀罪などで米国で起訴された。殺害をメキシコの麻薬組織の構成員に150万ドル(約1億1400万円)で頼み、8月に前金を送金したとされる。だが構成員は米当局の協力者だったため、計画が発覚したという。

 イラン政府で情報活動を統括するヘイダル・モスレヒ情報相は20日、国営テレビを通じ、〈1〉数十億ドルの収入があるとされる麻薬組織が、150万ドル程度の報酬で米当局を敵に回す犯行を請け負うのは不自然〈2〉足が付きやすい口座への送金などプロなら利用しない――と反論。米国の主張を「質の悪い喜劇」と決めつけた。

(2011年10月28日17時43分 読売新聞)

3278チバQ:2011/10/28(金) 22:57:45
>>3274
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111028-00000131-mai-int
<チュニジア>国民「イスラム重視」選択 穏健派政党勝利
毎日新聞 10月28日(金)22時38分配信

 【テヘラン鵜塚健】27日開票作業が終わった北アフリカ・チュニジアの憲法制定議会(定数217)選挙で、穏健派イスラム政党「アンナハダ」は全議席の4割超を獲得し、決定的な勝利を印象づけた。中東の民主化要求運動「アラブの春」の先駆者であるチュニジア国民が導き出した答えは「イスラム重視」だった。しかし、過度の宗教国家化が進めば、再び国民の反発を招く恐れもあり、新政権は従来の世俗主義の利点も融合したバランスの取れた国家運営を迫られる。

 歴史の節目に民主的な選挙が実施され、イスラム勢力が台頭する例は今回が初めてではない。複数政党制導入後初となった91年のアルジェリア国会議員選ではイスラム政党が大勝。06年のパレスチナ評議会(国会)選では、中東和平の行き詰まりに不満を抱いた住民がイスラム原理主義組織ハマスを圧勝させた。一方で、今回の選挙でチュニジア国民が求めたのは、イスラム化による個人の自由や権利の制限ではなく、旧ベンアリ政権で進んだ経済格差の解消だ。貧者の救済や不平等の克服を掲げるイスラムの理念に希望を託したといえる。

 アンナハダのガンヌーシ党首は「チュニジアの民主主義が『暴力的、独善的、反欧米的なイスラム』という固定観念を消し去る良い事例になることを望む」と語る。

 「イスラム教と民主主義は両立するか」「女性の権利は守られるのか」。選挙結果を受け、欧米メディアはチュニジアでのイスラム勢力台頭への警戒感を強調する。しかし、イスラムと民主主義は対立する概念ではない。むしろ「アラブの春」によって、民主主義の“手本”を自任する欧米諸国が、チュニジアやエジプトの独裁政権を容認し、民主主義の芽を摘んできた矛盾も露呈した。

 緩やかなイスラムと世俗主義の融合を図る「トルコ型」か、社会全体に宗教を介入させる「イラン型」か。長く非合法化されていたアンナハダが主導する新政権の方向性は未知数だ。しかし、抑圧的な宗教体制が続くイランでは、豊富な石油収入をばらまき国民の不満を強引に抑え込んでいるのが現実。天然資源の乏しいチュニジアが「イラン型」に傾けば、国民の反発が高まり、海外からの投資や観光客が離れて国際的に孤立するのは明白だ。

3279チバQ:2011/10/28(金) 22:58:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111028/mds11102821590005-n1.htm
選挙結果に抗議、衝突 チュニジア、外出禁止令も
2011.10.28 21:58
 ロイター通信などによると、チュニジア中部シディブジドで27日夜から28日にかけて、制憲議会選の結果に抗議する群衆が行政庁舎に放火するなど暴れ、治安部隊が鎮圧のため威嚇発砲するなどした。政府は28日夜から29日未明にかけての夜間外出禁止令を出す見通し。

 群衆は、支持政党の数議席が選挙違反により無効とされたことに抗議していた。この政党の党首は、大規模デモで1月に退陣したベンアリ前大統領をかつて支持していたという。

 シディブジドは中東各地に広がった民主化要求デモの発端の地。(共同)

3280チバQ:2011/10/28(金) 22:59:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111028/erp11102818500004-n1.htm
露「永遠の夏時間」へ移行 日の出10時、起床困難に
2011.10.28 18:48

27日、ライトアップされたウクライナ・ホテルが闇に浮かび上がる午前8時のモスクワ市内。同日の日の出は午前8時24分(共同)
 ロシアは今年から冬時間を廃止し、夏時間を通年適用する。毎年10月最終日曜(今年は30日)の夏冬時間切り替えは行わない。ソ連時代、既に標準時を1時間進めており、今回の「永遠の夏」(地元紙)への移行で、九つの標準時を持つ同国では、太陽の南中より数時間早く正午になることもある。

 この措置で、年末のモスクワの日の出は午前10時ごろ、日没は午後5時ごろとなり、朝の起床がつらくなるとの説もある。モスクワと日本の時差5時間は変わらないが、冬時間に戻る英国とは4時間、ドイツ、フランスなどとは3時間に。

 メドベージェフ大統領は2月、冬時間廃止を決めた際、年2回の時間変更は生体リズムに反し、ストレスや病気を招くと主張。政府高官は「冬時間に戻すことで減る電力消費量は0・1〜0・2%」で、エネルギー消費量はほぼ同じと説明した。(共同)

3281チバQ:2011/10/28(金) 23:00:43
>>3194
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111028/erp11102821250006-n1.htm
男女平等の王位継承で合意 英連邦、改正へ前進
2011.10.28 21:20

ロンドンの病院を訪れ、出迎えを受けるウィリアム王子(右)とキャサリン妃(中央)=9月29日(AP)
 英国やカナダなど一部加盟国が英女王(国王)を国家元首とする英連邦の首脳会議が28日、オーストラリア西部パースで開かれ、英王室の王位継承法で、現行の男子優先の規定を廃止し、男女平等の長子優先とすることで合意した。

 改正はキャメロン英首相が提案していた。英国で300年以上続く伝統の改正に向け、第一歩を踏み出した形だ。

 英国だけでなく英連邦加盟国でも法改正が必要なため、実際の変更には一定の期間を要する。今年4月に結婚した王位継承順位2位のウィリアム王子とキャサリン妃の間に子どもが生まれた場合、その子どもから適用される見通しだ。

 英議会では野党側も賛成する姿勢を示しているが、関連する複数の法改正が必要。男子優先規定の廃止はこれまでにも持ち上がったことがあるが、長期間かかるため実現していなかった。(共同)

3282チバQ:2011/10/28(金) 23:01:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111028/erp11102817190003-n1.htm
ギリシャ債務棒引きも出口見えず脱税、失業、自殺増…
2011.10.28 17:14 (1/2ページ)
 【ブリュッセル=木村正人】債務危機の震源地ギリシャについて民間銀行が5割の債務棒引きに応じたことを受け、同国のパパンドレウ首相は27日の演説で、「国民一人ひとりが革命に取り組まなければならない」と呼びかけた。政府は増税、歳出削減とともに脱税取り締まりを強化するが、景気後退で自殺が急増。1829年の独立以来、5回もデフォルト(債務不履行)を経験してきたギリシャの光明はまだ見えない。

 事実上のデフォルトともいえる債務棒引きに同首相は「これで来年は国民の肩に新たな借金がのしかからない」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。しかし、独立してから半分の期間はデフォルトによる財政再建の状態にあったギリシャに対し、サルコジ仏大統領は「ユーロ加盟を認めたのは誤りだった」と容赦のない言葉を投げつけた。

 政府が財政再建に取り組むほど国民の痛みは大きくなる。ユーロを導入するギリシャには自国通貨切り下げによる輸出増の恩恵はなく、4〜6月の国内総生産(GDP)は昨年同期比で7・3%も縮小。青空市場でクズ野菜を集める人、国境を越えブルガリアまで安い食料やガソリンを買いに行く人も目立ち始めた。

 失業率は17%。自殺件数は昨年比4割も増えた。ギリシャ正教では自殺者は葬式を挙げてもらえないので家族が死因を偽ることが多く、実数はつかめない。自殺志願者の相談に応じるNPO(民間非営利団体)「クリマカ」の医師は電話取材に「一家の主が仕事を失い、家族を支えられなくなって自殺する例が増えている」と声を落とした。

 アテネ在住の未亡人、パラスケビ・ガリファルーさん(78)は「月630ユーロ(約6万8千円)の年金がいつ減らされるか分からず、導入が決まった固定資産税を払うことができない」と語る。税金を払えない人向けにローンを組む銀行まで現れた。

 徴税率が低いギリシャは「脱税天国」とユーロ圏から非難された。税務当局はプールや高級車を何台も所有する豪邸を空撮するなどの方法で摘発に着手。23%の消費税逃れに領収書を発行せず所得をごまかす店が横行しており、税務職員が店に張り込んで客に領収書発行の有無を確認した上で税務調査を実施している。

 同国では歴代政権が労組票を獲得するため公務員の数を増やした結果、現在は5人に1人が公務員といわれる。パパンドレウ首相はタブーとされてきた公務員の解雇に踏み切った。

 大学を卒業したばかりのヤニス・アンゲラキスさん(28)は「良い仕事がない。外国へ行くことも考えている」と話す。国の未来を担う有望な若者が国外に出始めたことも国家再建に暗い影を落とす。

3283チバQ:2011/10/29(土) 19:54:17
>>15707>>1674-1675>>1678-1679
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111029/erp11102918140007-n1.htm
キルギス大統領選 中央アジア情勢に影響も
2011.10.29 18:13

 中央アジアのキルギスで30日、大統領選が行われる。昨年の流血を伴うバキエフ政権崩壊や、約2000人と推定される死者が出たキルギス、ウズベク両民族間の騒乱が起きた後の初の大統領選。

 キルギスはウズベキスタンや中国新疆ウイグル自治区など不安定な国や地域と接し、米ロ両国が共に軍事基地を置く。米軍のアフガニスタンへの輸送拠点であると同時に、同国から麻薬やイスラム過激派が流入するキルギスで選挙を通じ、社会の安定が実現するか否かは、中央・南西アジア各国の政治情勢にも影響を与えそうだ。(共同)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111029-00000044-mai-int
<キルギス>16人乱立の大統領選は30日投票
毎日新聞 10月29日(土)19時2分配信

 【モスクワ田中洋之】中央アジアのキルギスで30日、大統領選が行われる。昨年4月の政変でバキエフ前大統領が失脚した後に就任したオトゥンバエワ暫定大統領の任期満了に伴うもの。計16人が立候補し、連立与党の一角である社会民主党を率いるアタムバエフ首相(出馬のため一時休職中)の優勢が伝えられているが、過半数に届かず決選投票にもつれこむ可能性も指摘されている。

 今回の大統領選では、キルギス議会が選挙期間中の外国テレビの放映を規制する法律を採択した。キルギスで広く視聴され世論に強い影響力を持つロシアのテレビを対象にしたもので、ニュース番組を実際より1時間遅れで放映し、内容をチェックして大統領選関連の報道を削除するよう求めている。

 ロシアのメディアは昨年春、当時のバキエフ大統領の汚職問題などを追及し、4月の政変を引き起こす要因の一つになったとされる。今回のテレビ規制法は、昨年10月の議会選で「ロシア側のネガティブキャンペーンを受けた」と主張する野党が提唱したもので、ロシアの「内政干渉」に対する警戒感が高まっている。

 次期大統領の任期は6年で、1期限り。昨年7月発効の新憲法で、大統領の権限の多くは議会や首相に委譲されている。

3284チバQ:2011/10/29(土) 19:55:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111029/mds11102919410003-n1.htm
チュニジア選挙 連立交渉が本格化 選挙結果めぐり暴動も
2011.10.29 19:41

27日、チュニジアの首都チュニスの党本部で、制憲議会選の勝利を祝いVサインする「アンナハダ」指導者のガンヌーシ氏(左)(AP)
 【カイロ=大内清】チュニジアの制憲議会(定数217)選で、ベンアリ前政権では非合法だったイスラム政党「アンナハダ(復興)」が90議席を獲得し第1党に躍進、各党はアンナハダを軸にした連立交渉を本格化させている。同党幹部は28日、同国が伝統としてきた政教分離を維持する考えを強調、「10日以内に新政府を発足させる」としている。

 一方、同国中部シディブジドでは28日、選挙結果を不満とするデモ隊が同党事務所や政府庁舎を襲撃する暴動が発生し治安当局が夜間外出禁止令を発令、緊張が高まっている。

 シディブジドでは昨年12月、露天商の青年の焼身自殺を機にベンアリ前政権崩壊に対する大規模デモが発生し、その後、アラブ諸国に民主化要求デモが拡大する発端となった町。ロイター通信などによると、デモ隊は、支持政党の数議席が選挙違反で無効とされたことに抗議しているほか、政変後も生活環境が一向に改善しないことなどへの不満も口にしているという。

 同国選管が発表した最終開票結果によると、アンナハダに次いで中道左派「共和国評議会(CPR)」が30議席で第2党に、社会民主主義の「エタカトル」が21議席で第3党になった。

 今後はこの3党を中心に憲法制定作業や国政の運営が進む見通しだが、反政府デモの中心となった若者層が求める雇用の改善などで成果があげられなければ、再び混乱する懸念もある。

3285チバQ:2011/10/30(日) 18:57:12
>>389
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201110300028.html
与党国民党、優位保つ=総選挙まで1カ月―NZ2011年10月30日15時6分

 【シドニー時事】11月26日投票のニュージーランド総選挙(1院制)まで1カ月を切った。これまでのところ、前回2008年の総選挙で政権交代を果たしたキー首相(50)率いる与党国民党が支持率で最大野党の労働党を大きくリードしている。

 ロイ・モーガン・リサーチ社の直近の世論調査によると、国民党は55.5%と高い支持を保っているのに対し、ゴフ党首(58)の労働党は28%と低迷している。キー首相は、投資銀行出身で政治家くさくない新鮮さで国民の人気を集め、前回の選挙で勝利したが、その人気はなおも続いている。 


[時事通信社]

3286チバQ:2011/10/30(日) 19:00:43
>>3283
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111030-OYT1T00399.htm
中央アジア・キルギスで30日、大統領選
 【ビシケク=寺口亮一】昨年4月の政変でバキエフ政権が崩壊した中央アジア・キルギスで30日、大統領選が行われる。


 アタンバエフ首相(55)の優勢が伝えられるが、候補者の出身地に根ざした対立の先鋭化も懸念されている。

 大統領の任期は6年。選挙戦は16人が争う。地元調査会社の15日発表の世論調査では首相が57%の支持を集めているが、当選に必要な過半数に届かず上位2者による決選投票の可能性もある。

 キルギスでは地縁に根ざした南北対立が激しく、首相は北部、ほかの有力候補2人は南部出身だ。うち1人は、自らが敗北すれば、反政府活動に乗り出す可能性も示唆している。

 選挙は政変後の国民投票で信任されたオツンバエワ大統領の任期が年末で満了するためで、政変後、通常選挙で大統領を選ぶ最初の機会となる。南部出身の2人は政変後に議会に移った予算承認や閣僚任命などの権限を大統領に戻す思惑があるとされ、民主化の行方を左右する選挙になる。

(2011年10月30日13時16分 読売新聞)


http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011103000054
キルギスで大統領選投票=政変後の国民融和焦点
 【モスクワ時事】昨年4月の反政府デモでバキエフ前政権が崩壊した中央アジア・キルギスで30日、オトゥンバエワ暫定大統領の任期満了に伴う大統領選の投票が行われた。北部出身のアタムバエフ首相(55)=連立与党・社会民主党=が優勢と伝えられるが、得票率50%に届かず上位2人の決選投票になるとの見方も強い。
 同年6月には、バキエフ前大統領の地盤・南部でキルギス系とウズベク系の住民が衝突する事件も発生した。今回の選挙は政変後の正式な国家元首を決める初の選挙であり、国民融和につなげられるかが焦点だ。(2011/10/30-14:12)

3287名無しさん:2011/10/31(月) 20:48:19
http://mainichi.jp/select/world/news/20111031dde007030017000c.html
キルギス大統領選:アタムバエフ首相、圧勝 国民「安定」望み
 【モスクワ田中洋之】中央アジア・キルギスで30日実施された大統領選挙は、31日未明までの開票の結果、連立与党の社会民主党を率いるアルマズベク・アタムバエフ首相(55)が当選を決めた。

 中央選挙管理委員会によると、開票率95%の時点でアタムバエフ氏は約63%を獲得し、2位の野党党首マドゥマロフ氏(約15%)ら他候補をおさえて圧勝した。投票率は約58%だった。大統領の任期は6年(1期限り)で、就任式は12月の予定。

 当初は決選投票にもつれ込むとの見方もあったが、昨年にバキエフ前大統領が追放された政変(4月)やキルギス系とウズベク系住民の大規模衝突(6月)など混乱が続いたことから、国民は「安定」を望んだとみられる。

 アタムバエフ氏はキルギス北部チュイ州出身。07年3〜11月に首相となり、昨年12月から2度目の首相を務めている(大統領選出馬のため一時休職中)。

 大統領候補の1人・タシエフ元非常事態相の陣営は「多くの違反があり、アタムバエフ首相の勝利は認められない」と反発している。

毎日新聞 2011年10月31日 東京夕刊

3288チバQ:2011/10/31(月) 23:05:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111031/erp11103122460009-n1.htm
キルギス大統領選 改革進めた首相が圧勝 米中露にどう対応 
2011.10.31 22:42 (1/2ページ)

30日、キルギスの首都ビシケクの投票所で投票するアタムバエフ前首相(ロイター=共同)
 【モスクワ=佐藤貴生】中央アジアのキルギスで10月30日に行われた大統領選は開票の結果、アタムバエフ首相(55)=社会民主党党首=の圧勝に終わった。強権的なバキエフ政権の崩壊や、キルギス系とウズベク系住民の衝突といった一連の混乱をふまえ、国民が安定感のある政権を望んだ結果とみられる。内政面では民族和解や地域間の経済格差の解消が課題となる一方、外交面では同国に影響力を持つ米中露にどう対応するかが注目される。

 ロイター通信によると、開票作業は31日にほぼ終了し、投票総数の63%を得票したアタムバエフ氏は「私たちはすべての問題を協力して決める」と述べて勝利を宣言した。オトゥンバエワ暫定大統領は12月に任期切れを迎える。新大統領の任期は6年。

 アタムバエフ氏は昨年4月のバキエフ体制崩壊後、臨時政府の首相としてオトゥンバエワ氏らと民主化を推進した。同6月には大統領権限を大幅に議会に移管する憲法改正案が国民投票で可決され、発効した。

 キルギス系のアタムバエフ氏は比較的豊かな北部を地盤とする一方で、ウズベク系など南部住民の票も集めたもようだ。他の有力候補がキルギス民族主義を唱えるなか、国民融和を呼びかける姿勢が功を奏したとみられる。

 同氏が良好な対露関係を維持しているとみられる点も得票につながったようだ。キルギスからは多数の労働者がロシアに出稼ぎに出ており、対露輸出は全体の約36%でトップを占める(米中央情報局調べ)。中央アジアの最貧国の一つであり、現地のある外交筋は「対露関係が滞るようでは、キルギスの経済は立ち行かない」と分析した。

 ただし、キルギスは地政学上、ロシア一辺倒ではすまされない位置にある。経済面では国境を接する中国から、安価な日用品が流入して市場を席巻している。軍事面ではアフガニスタンに近いことから米軍が基地を使用しているが、同じく基地を持つロシアが米軍基地の閉鎖を求めている。

 アタムバエフ氏は貸与期限が切れる14年以降、米軍の基地使用を認めない方針を表明しているが、多額の基地使用料に加え、安全保障上のバランスを取る上でも、「ロシアの言い分に簡単には応じられないのでは」(先の外交筋)との見方もある。中央アジア諸国の中で唯一、民主化への道を歩むキルギスだが、大国の顔色をうかがいながらのかじ取りを強いられそうだ。

3289チバQ:2011/10/31(月) 23:07:35
http://www.afpbb.com/article/politics/2838416/8011917
キルギス大統領選、アタムバエフ氏が圧勝 対立候補は不正を非難
2011年10月31日 20:48 発信地:ビシケク/キルギス

【10月31日 AFP】キルギスの中央選挙管理委員会は31日、30日に行われた大統領選挙で、アルマズベク・アタムバエフ(Almazbek Atambayev)首相(55)が得票率63%で当選したと発表した。

 中央選挙管理委員会の委員長は記者団に対し、「決選投票は行われない」と語った。一方、主要な大統領候補の2人はただちに大統領選に不正があったと非難し、抗議デモが起きる可能性を示唆した。

■キルギス国内の融和が課題

 アタムバエフ氏は現職のロザ・オトゥンバエワ(Roza Otunbayeva)大統領の盟友。オトゥンバエワ氏は、当時のクルマンベク・バキエフ(Kurmanbek Bakiyev)大統領政権を崩壊させた2010年の民衆蜂起後に権力を掌握した人物だ。

 キルギスは2010年の1年足らずのうちに、バキエフ大統領を失脚させた流血の革命と、約470人の犠牲を出した民族衝突を経験している。アタムバエフ氏は大統領就任後、国内の融和に取り組むことになる。

 アフガニスタンにおける軍事作戦の物資輸送路にキルギスを利用している西側諸国はキルギスの将来を注視している。1つの国に米露両国の軍事基地があるのは世界でもキルギスだけ。またキルギスは、有力者が長期にわたって権力を独占することが多い中央アジアの旧ソ連圏の中で唯一、大統領選で候補者同士が激しい選挙戦を展開する国でもある。(c)AFP/Aleks Tapinsh and Tolkun Namatbayeva

3290チバQ:2011/10/31(月) 23:08:48
http://www.morningstar.co.jp/portal/RncNewsDetailAction.do?rncNo=551667
<EMeye>キルギス大統領選、アタンバエフ前首相が三つ巴戦を制し当選確実
2011/10/31 18:20

 10年4月中旬の政変で大統領が失脚して社会不安が続いている中央アジア・キルギスで30日、大統領選挙の投開票が行われ、与党キルギス社会民主党(PDAP)党首で最有力候補だったアタンバエフ前首相が過半数の得票率を獲得し、当選確実となった。

 大統領選挙はアタンバエフ前首相ら16人の候補者で争われたが、選挙前は、政変で失脚したバキエフ元大統領支持する野党アタ・ジュルトのタシエフ党首とマドゥマロフ元議会議長の三つ巴の争いとなり、どの候補も当選に必要な過半数の票を獲得できず、1カ月以内に上位2人による決選投票が行われるとみられていた。

 中央選挙管理委員会によると、3候補の得票率は開票率が約75%の時点で、アタンバエフ氏の得票率が64.5%でトップを独走しており、タシエフ党首とマドゥマロフ元議長の得票率はそれぞれ14.14%と14%にとどまり、大きな開きとなっている。投票率は60%超。

 また、英BBC放送によると、マドゥマロフ元議長は選挙後、記者団に対し、過去に前例がない選挙違反行為があったと述べ、支持者の選挙権を守るためにあらゆる法的手段を講じることを明らかにした。

 政変後、キルギスでは臨時政府が樹立され、PDAPのオトンバエワ氏が暫定大統領となっている。また、アタンバエフ氏は大統領選挙に出馬するため、9月に憲法の規定に従って、一時的に首相権限を連立与党の共和党のババノフ副首相に委譲する手続きを取り、首相職を選挙が終わるまでの2カ月間辞していた。

提供:モーニングスター社

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111031/t10013626541000.html
キルギス大統領選 首相が圧勝
10月31日 14時34分
去年4月に政変が起き、その後、激しい民族衝突で多くの犠牲者が出た中央アジアのキルギスで、政変後初めての大統領選挙が行われ、国民の融和を訴えた親ロシア派のアタムバーエフ首相が圧勝しました。

キルギスの中央選挙管理委員会によりますと、30日に行われた大統領選挙は、開票がほぼ終わった時点で、アタムバーエフ首相が62.8%の票を獲得し、ほかの候補を50ポイント近く引き離して圧勝しました。アタムバーエフ首相は55歳。現在のオトゥンバーエワ暫定大統領と共に去年4月の政変を主導し、去年10月に行われた議会選挙を経て発足した連立政権で、首相に就任しました。キルギスでは去年4月、首都ビシケクで86人が死亡する暴動の末、バキーエフ政権が崩壊し、それをきっかけに南部で激しい民族衝突が起きて300人以上が死亡しました。今回の選挙は、政変後初めての大統領選挙で、アタムバーエフ首相は、権威主義を否定し貧困の克服や国民の融和を訴えて支持を集めました。しかし、キルギスでは南北の地域間対立や民族間対立が根強く、今後はどうやって国の安定を維持し民主化を進めるかが大きな課題です。また、地理的にアフガニスタンに近いキルギスは、アメリカとロシアの双方が軍事基地を置くテロ対策の要所でもあり、親ロシア派のアタムバーエフ首相が、アメリカ軍基地の存続を巡ってどのような判断を下すかも注目されます。

3291チバQ:2011/10/31(月) 23:20:35
http://www.asahi.com/international/update/1031/TKY201110310600.html
パレスチナ、ユネスコ正式加盟 総会で可決 2011年10月31日22時46分
 国連教育科学文化機関(ユネスコ、本部パリ)の総会で10月31日、パレスチナの正式加盟の是非を問う採決が行われ、賛成多数で可決された。強く反対してきた米国代表はユネスコから即時脱退はしないとの意向を示し、資金拠出の凍結については考えを留保した。

 採決では中国やロシアなど107カ国が賛成、米国など14カ国が反対、日本や英国など52カ国が棄権した。

 パレスチナは9月に国連に正式加盟を申請したが、拒否権を持つ米国の反対で困難となっており、ユネスコ加盟によって打開策を模索する構え。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int&amp;rel=j7&amp;k=2011103101011
パレスチナがユネスコ加盟=総会が賛成多数で可決−米国は反発、資金拠出凍結へ
 【パリ時事】国連教育科学文化機関(ユネスコ、本部パリ)は31日の総会で、パレスチナの正式加盟を賛成多数で可決した。これによりオブザーバーだったパレスチナが、195番目の「加盟国」としてユネスコに加わることが決まった。7月に独立したばかりの南スーダンに続く新メンバーとなった。
 AFP通信などによると、採決では107カ国が賛成、米国、ドイツ、イスラエルなど14カ国が反対し、日英など52カ国が棄権した。可決には欠席や棄権を除いて3分の2の賛成が必要だったが、これを大きく上回った。
 パレスチナは9月23日に国連加盟を申請。拒否権を持つ米国の反対で加盟は容易でないとみられるが、パレスチナ側はユネスコ加盟実現をてこに、国連加盟に弾みをつけたい考えとみられる。
 総会で演説したパレスチナ自治政府のマルキ外相は「この採決によって、パレスチナ人民に対する不正義の一部が解消される」と加盟の意義を訴えた。
 ユネスコ執行委員会は今月5日、58カ国中40カ国の賛成でパレスチナ加盟推薦を決めた。米国やフランスは総会での採決見送りを要求していたが、アラブ諸国などが押し切った。(2011/10/31-22:36)

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3292チバQ:2011/10/31(月) 23:21:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111031/mds11103120390005-n1.htm
【世界人口70億人】
アフリカ・アラブ 増加率突出、若年層膨張が不安定要因に
2011.10.31 20:38

31日、トルコ・アンカラの病院で18歳の母から生まれた70億人目の赤ちゃんの1人=AP
 【カイロ=大内清】サハラ砂漠以南のアフリカ諸国やアラブ諸国では人口増加率が他地域に比べ突出して高いことが浮き彫りとなっている。特に若年層の増加が著しいことは、社会に活力をもたらす可能性がある半面、政治的・社会的な不安定要因ともなり得る。

 2011年版「世界人口白書」によると、サハラ以南の人口増加率(2010〜15年推定値)は2・4%、アラブ諸国が2・0%で、世界平均の1・1%を大きく上回る。両地域での人口増の背景には、極端に低い女性の社会的地位がある。出産に女性の意見が反映されにくいことが多産に結びついている。

 アフリカ最貧国のひとつモザンビークでは女性1人が生涯に産む子供の数を表す合計特殊出生率が4・7に達する。白書は、夫による暴力が広く蔓延(まんえん)する同国では、女性の多くが「子供は2〜3人が望ましい」と考えているにもかかわらず、より多くの子供を持ちたがる男性に服従を強いられている−と指摘する。

 またサハラ以南では、1日1・25ドル(約100円)以下で暮らす人が人口の半数超を占め、年金などの制度が整備されていないケースが多い。こうした国々では、子供をたくさん持つことが、働き口を増やし老後の支えにもなるという考えから一種の「社会保障」ととらえられているという。

 多産によってもたらされるのが若年層の膨張だ。アラブの多くの国では、人口増に経済成長が追いつかず、若者の失業率が高止まりしている。今年1月以来、アラブ各国に反政府デモが拡大した“アラブの春”では、閉塞(へいそく)感を強める若者が中心的な役割を果たした。カイロ大学のマサウード助教授(社会学)は「エネルギーを持て余す若年層に活躍の場を与えられなければ、社会は不安定化する」と警告している。

3293チバQ:2011/10/31(月) 23:21:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111031/erp11103120270006-n1.htm
【世界人口70億人】
地球規模の課題回避を 2100年には100億人到達
2011.10.31 20:26 (1/2ページ)
 世界の人口が70億人に達した。人類の大きな到達点だが、高齢化や食糧不足などの課題が深刻化している。中国では計画出産のゆがみが生じ、アフリカでは多産が貧困を生む悪循環が続く。日本は少子化に歯止めがかからない。世界の今後の成長と安定を左右する「人口問題」を検証する。

 【ニューヨーク=黒沢潤】国連人口基金(UNFPA)の推計によると、世界の人口が10月31日、70億人に達した。国連の潘基文事務総長は同日午前(日本時間同日夜)、ニューヨークの国連本部で正式に発表し、人口増加による諸問題への的確な取り組みを全世界に訴える。

 世界の人口は2050年に93億人、2100年までに100億人を突破すると見込まれており、今後進む高齢化や水・食糧不足などが地球規模の課題となる。

 UNFPAが26日に発表した2011年版「世界人口白書」によれば、60歳以上の人口は現在の8億9300万人(全体の13%)から、50年には24億人(同26%)となり、先進国での社会負担は確実に増大する。

 また、ロイター通信によれば、07年から25年にかけて、発展途上国での水の利用量は50%、先進国では18%増える。米国の水研究基金(コロラド州)のロブ・レナー氏によると、地球上の水の97・5%は塩水。残る2・5%の真水のうち3分の2は凍結しており実際に使える水は多くない。水確保は切実な問題となる。

 食糧確保も重要な課題だ。世界銀行によれば、地球上の飢餓人口は9億2500万人。1995年からの食糧価格上昇も飢餓を生む原因となっている。国連食糧農業機関(FAO)は、50年までに食糧生産を現在比で70%増加させる必要があると指摘している。

 こうした人口増がもたらす諸問題に全世界の目を向けさせるため、国連は31日に生まれる乳児全員を「70億人目」とみなすことを決めた。約21万人が対象だ。

 これまでは87年7月に旧ユーゴスラビア(現クロアチア)で生まれた男児を「50億人目」と認定、当時の国連事務総長が現地で祝福した。また99年10月、ボスニア・ヘルツェゴビナの男児を「60億人目」と認定した。

3294チバQ:2011/10/31(月) 23:22:24
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2838433/8015358?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
正確には分からない世界の人口、80億人到達は2025年か
2011年10月31日 17:54 発信地:国連本部/米国
【10月31日 AFP】いま世界では1秒あたり2人を超える赤ちゃんが誕生している。世界人口が刻々と増えるなか、現在地球上に人類が何人いるのか正確に知る人は誰もいない。

 世界人口の代表的な基準だと自認する国連人口部(UN Population Division)は、31日に世界人口が70億人に達すると発表した。だが人口部も、この日付は象徴的な意味合いであることを認め、ウェブサイトで正確な人口は「誰にもわからない」と述べている。

■人口統計、少なくとも1〜2%の誤差

 70億人到達に異を唱える専門家は大勢いる。

 米国勢調査局(US Census Bureau)の世界人口時計によれば、70億人に到達するのは2012年4月だ。同じく米ワシントンD.C.(Washington D.C.)にある民間のPRB(Population Reference Bureau)によれば、人類は数週間前に70億人を超えていた。さらに政策研究機関IIASA(International Institute for Applied System Analysis)は、世界人口が70億人に達するのは2012年7月から2013年1月の間だと予測している。

 国連人口部によれば、同部の推測値の誤差は少なくともプラスマイナス1%。仮に1%だけ実態とずれているとすれば、70億人到達は6か月前か、あるいは6か月後ということになる。

 国連の専門家らは、「すべての人口統計に存在する、避けることのできない不正確さ」のため、実際に70億人に到達したのは1年前かもしれないし、あるいは1年後かもしれないと考える方が無難だと述べている。国連の統計は加盟193か国の人口統計情報に基づいているが、人口統計学の専門家らによれば世界最高の人口統計でも「少なくとも」1〜2%の誤差が生じるのだ。

■80億人到達は2025年6月15日?

 1950年代から世界人口を推計してきた国連人口部は、誤差要因があるために2年ごとに統計を見直している。現在の推計のもとでは、世界人口が80億人に達するのは、2025年6月15日の前後1年間になるとみられている。(c)AFP

3295チバQ:2011/10/31(月) 23:23:44
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011103000008
クルド人地域で自爆テロ、3人死亡=トルコ
 【エルサレム時事】トルコ南東部ビンギョルの与党・公正発展党(AKP)の事務所付近で29日、女による自爆テロがあり、3人が死亡、約20人が負傷した。ロイター通信が伝えた。自爆犯も死亡した。犯行声明は出ていない。
 同国南東部は少数民族クルド人が多く住む地域で、反政府武装勢力クルド労働者党(PKK)によるトルコ兵襲撃が頻発している。トルコ軍はPKKの拠点のあるイラク北部への越境攻撃を含む軍事作戦を行ったばかり。(2011/10/30-01:12)

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3297チバQ:2011/10/31(月) 23:29:52
>>41>>823-824
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111031/erp11103122430008-n1.htm
与党の右派候補が当選 ブルガリア大統領選
2011.10.31 22:42
 ブルガリアの選挙管理委員会は31日、30日に行われた大統領選の決選投票の中間開票結果(開票率99・96%)を発表、与党の中道右派「欧州発展のためのブルガリア市民」のプレブネリエフ前地域開発・公共事業相(47)が得票率52・56%で当選した。地元メディアが伝えた。

 野党の中道左派、社会党が推すカルフィン元外相(47)は47・44%だった。

 プレブネリエフ氏は30日夜「新しいブルガリアのために力を尽くす」と勝利宣言した。(共同)

3299チバQ:2011/10/31(月) 23:34:40
>>1499-1500とか
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111031/amr11103111470002-n1.htm
元左翼ゲリラがボゴタ市長に コロンビア地方選で候補者42人殺害される
2011.10.31 11:45 [南北アメリカ]
 南米コロンビアで30日、地方選が行われ、首都ボゴタ市長に左翼ゲリラ「4月19日運動」(M19)元メンバーのグスタボ・ペトロ元上院議員(51)が初当選した。ペトロ氏は汚職撲滅運動を進めており人気が高い。

 コロンビアは、ゲリラ組織弱体化に伴うテロや誘拐の減少により、近年著しい経済成長を実現。一方で、石油などの利権を狙う地方首長のポスト争いが過激化している。AP通信などによると、今回の地方選では前回2007年に比べ約3倍となる少なくとも42人の候補者が殺害された。

 M19は1990年代初頭に武装解除し、元指導者やメンバーが政界入り。ボゴタには同国人口の2割近くが集まっており、ボゴタ市長は次期大統領の有力候補と目される。同国では中南米最大の左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)掃討作戦などが成果を挙げている。(共同)

3300チバQ:2011/10/31(月) 23:35:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111031-00000081-san-int
南スーダン、混乱今も 北部で戦闘、80人死亡 反政府勢力、攻撃強化を宣言
産経新聞 10月31日(月)7時55分配信


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南スーダン(写真:産経新聞)

 【カイロ=大内清】日本の陸上自衛隊施設部隊が国連平和維持活動(PKO)に派遣される予定の南スーダンで29日、反政府武装勢力「南スーダン解放軍(SSLA)」と政府軍の戦闘が北部ユニティ州マヨムであり、市民を含む約80人が死亡した。SSLAはさらなる攻撃を予告しており、同国では7月にスーダンからの分離独立を果たした後も安定にはほど遠い情勢が続いている。

 ロイター通信によると、SSLAは29日、ユニティ州に隣接するワラプ州の地方政府に対する攻勢を強化すると宣言、同州で活動する国連機関や住民に州外へ退避するよう通告した。

 SSLAの一派は、2005年まで続いたスーダン内戦中から、現在の南スーダン政府を主導するスーダン人民解放運動(SPLM)と対立関係にあり、独立後も政府軍と衝突を繰り返している。

 背景には、南スーダンとスーダンの緊張関係がある。SPLMは、スーダン政府がSSLAに武器の供与や軍事訓練などの支援を行っているなどと主張、対するスーダン側も、SPLMがスーダン国内の反政府勢力を後押ししていると非難している。

 双方とも公式には互いの主張を否定してはいるものの、両国間では国境地帯の係争地アビエの帰属や、主に南スーダンで産出される石油収入の配分に関する協議が難航。このため、「交渉を有利に進めようと、反政府勢力支援などを通じて互いに相手国に影響力を行使しようとしている」(エジプトのスーダン専門家)との見方が一般的だ。

 こうした中、陸自部隊は、情勢が比較的安定している南スーダン南部の首都ジュバ周辺での道路や橋建設などを検討しており、日本政府は12月中にも部隊派遣を閣議決定する。

 南スーダンには武装解除に応じない勢力が多く残っているとされるなど、政府の統制はなおも全土に行き届いていない。今回の衝突が、すぐに南スーダン各地に拡大したり、スーダンとの全面的な対立に発展したりする可能性は低いが、当面は流動的な情勢が続くとみられる。

3301チバQ:2011/10/31(月) 23:35:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111031-00000048-mai-pol
<南スーダンPKO>1日陸自に準備指示 年明けにも派遣へ
毎日新聞 10月31日(月)12時48分配信

 野田佳彦首相は31日午前、藤村修官房長官と一川保夫防衛相、玄葉光一郎外相と首相官邸で協議し、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に陸上自衛隊を派遣する方針を確認した。首相が同日午後、衆院本会議の代表質問の答弁で表明する見通し。藤村長官が11月1日の閣議に方針を報告し、一川防衛相が陸自に派遣準備を指示する。

 藤村長官は31日午前の記者会見で「現地調査の結果を踏まえて最終調整を行った。政府の方針は近く公表する」と述べた。政府は年明けの派遣を想定。先遣隊として陸自中央即応連隊約200人が首都ジュバで宿営地の整備などを行った後、陸自施設部隊約320人が現地入りし、道路や橋などのインフラ整備に従事する計画だ。

 南スーダン北部では29日、反政府組織と政府軍の衝突で市民を含む75人が死亡した。藤村長官は会見で「(衝突現場は)首都から約500キロ離れている」と指摘。その上で「現地調査団からは、住民の対PKO感情も非常に良好と報告を受けている」と述べ、派遣に影響はないとの見方を強調した。

 南スーダンは長い内戦を経て7月に独立。日本政府は9〜10月に調査団を2回派遣して現地の治安や補給路などを調べ、陸自派遣は可能と判断していた。【福岡静哉、朝日弘行】

3302チバQ:2011/10/31(月) 23:58:49
笑い話のようで笑い話じゃないだなあ。。。
http://www.asahi.com/international/update/1031/TKY201110310100.html
候補予定者に国語試験 不合格5人 キルギス大統領選[PR]

 30日に投票があった中央アジア・キルギス大統領選では、立候補予定者全員に国語の試験を課している。ソ連崩壊から20年たった今でもロシア語が日常的に使われており、キルギス語を満足に話せない人がいるためだ。合格しなければ立候補できない仕組みで、今回は5人が不合格だった。

 同国中央選管によると、憲法や選挙法は、キルギス語が使えることを大統領選立候補の条件としている。キルギス語委員会が作成した「読む、書く、話す」の試験が9月に行われ、文学作品の一節を音読させたり、選挙公約をキルギス語で書かせたりした。

 試験の模様はテレビで中継された。同委員会12人が採点した結果、当時立候補を表明していた25人が受験、うち5人が不合格となり、立候補資格を失った。

3303チバQ:2011/11/01(火) 12:26:02
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/11/01/20111101ddm001030093000c.html
イエメン:イエメンの「春」権力闘争に変質(その1) 抗議デモ、野党が大量動員

サレハ大統領の退陣を求めるデモが続くイエメンの首都サヌア中心部で、「去れ」と書かれた手のひらを見せる反大統領派の若者=10月27日
 チュニジア、エジプト、リビアで長期独裁政権を倒した中東民主化運動「アラブの春」。一連の運動で今、最も混迷を深めるのがイエメンだ。若者たちの抗議活動が始まって約9カ月。多数の犠牲者を出し続ける首都サヌアに入った。大統領派と反対派に分断された街には、武力衝突と日常生活が奇妙に混在している。イエメンの「春」は、民主化運動から権力闘争に、姿を変えていた。【サヌアで和田浩明】

 首都にあるサヌア大学北側の「カイロ通り」。ビニールシートやコンクリートブロックの仮設小屋が密集し、サレハ大統領の即時退陣を求める人が泊まり込む。トイレや水飲み場も設置され、衣類を洗う人もいた。

 「バン」。左耳のすぐそばで、大きな発砲音が響いた。「キーン」と耳鳴りがする。撃ったのは、反大統領派の警護に当たる兵士。検問でいざこざを起こした男性に腹を立てたようだ。逃げる相手を狙って発砲しながらバイクで後を追うが、周りの人々はさして驚いた様子も見せない。

 東に進んで「ワハド(統一)通り」を南に下ると変革広場だ。周辺は反大統領派と近くに拠点のある第1機甲師団の一部が占拠。政府の支配が及ばない解放区になっている。「大統領は出て行け」と書かれた巨大看板が掲げられ、スピーカーからは勇ましい音楽と「我々は目標を達する」という呼びかけが流れる。

 隣接するモスクは「野戦病院」だ。大統領派の軍・武装部族からの攻撃で負傷したデモ参加者を応急治療している。待機中の女性医師、ラミス・ムハンマドさん(24)は、「人助けをしたくて来た。多くの犠牲者を出した大統領は辞めるべきだ」と語る。

 当初は組織に属さない若者が集った広場周辺だが、今では、反大統領派の実業家、ハミド・アフマル氏が全国から動員した人々が多数を占める。ハミド氏が所属する政党の幹部の一人は、国際テロ組織アルカイダと関係が深いとして、米国がテロリストに認定するアブドルマジド・ジンダニ師だ。だが、党機関紙のラジャ・バディ編集長(38)は「証拠のない批判」と一蹴する。

 当初、イエメンの「革命」を先導したのはチュニジアなどの「アラブの春」に刺激された青年らだった。南北イエメン分裂時代から33年間権力の座を維持するサレハ氏退陣を求め立ち上がったのだ。デモ指導者の一人で大学講師のアデル・アラベアイさん(32)は「政治腐敗など現状への怒りが動機だった」と説明する。

 だが、若者の要請で野党第1党のイスラム保守主義政党、イエメン改革党が抗議デモへの大量動員に乗り出し与野党の権力闘争色が強まった。この党の幹部には、ノーベル平和賞受賞が決まったタワックル・カルマン氏(32)もいるが、真の実力者はハミド氏だ。

 地元ジャーナリストのナセル・アラビー氏(41)は言った。「革命は、ハミドと大統領の戦争になった」

毎日新聞 2011年11月1日 東京朝刊

3304チバQ:2011/11/01(火) 12:27:10
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/11/01/20111101ddm007030149000c.html
イエメン:イエメンの「春」権力闘争に変質(その2止) 国分裂、家族も分断
 <1面からつづく>

 ◇銃声響く日常 政府軍精鋭部隊兵士「兄、同胞と戦いたくない」
 見渡す限り、人だ。10月27日、サヌア中心部のラバト通り。反大統領派の抗議デモに同行した。気温は35度以上。標高2200メートルの高地には、刺すような日差しの下、数万人の大群衆が興奮している。胸に国旗を描いたハニさん(36)は「サレハ(大統領)が去るまで続ける」と意気込んだ。

 「自由を! アラー(神)を!」。参加者が掲げるのは、大統領派との衝突で犠牲になった仲間の写真。キューバ革命の英雄チェ・ゲバラの顔写真もある。若者の手のひらには、「(大統領よ)去れ」の文字。ホイッスルが響き、前進が始まる。小走りだ。最前列の男性が叫んだ。「列を乱すな」

 西進して主要環状線「60メートル通り」に出るとトラックがあった。荷台には、重機関銃と兵士数人。サレハ大統領から離反したアリ・モフセン将軍配下の第1機甲師団員で、大統領派の攻撃に備え配備されているのだ。

 意気揚々と進むデモ隊の裏で、沿道の人々の顔にはいら立ちもにじむ。1月下旬からの民主化騒乱では「1500人超」(ジャナディ副情報相)が死亡。市内各所に検問所が置かれ、北部ハサバ地区では反大統領派の実業家、ハミド・アフマル氏系の武装部族と大統領派の交戦が続く。

 市内には買い物客でにぎわう通りもあるが、あちこちで時折響く銃声が市民に、この街の現実を呼び起こさせる。アブドラ通産相によると、経済活動は昨年の3割弱、インフレ率18%、失業率38%。首都ですら通電は1日約3時間。サヌア大学前の「変革広場」周辺には反大統領派が座り込みを続け、歯科機器を売るガマルさん(21)は「怖がって客が来ない」とうんざり顔だ。

 若者指導者のアデル・アラベアイさんは「組織に属していない若者は今や5%程度」と見る。反大統領派住民は、ハミド氏から資金提供を受けているという話もある。その点について仮設小屋に男性8人で泊まり込む南部タイズ出身の教師、ムタハ・アブドルさん(43)に聞くと、隣の男性と顔を見合わせた後、「分からない」と答えた。

 広場には人混みを当て込んだ出店も多いが、近くのカフェ店員(25)は「飲み物を半分だけ注文する人もいる。金がない地方出身者が多いんだ」と言う。イエメンの1人当たり年間国民総所得は1060ドル(約8万2500円)。アラブで最も貧しい国だ。


大統領退陣を求めるデモ隊が占拠するサヌア中心部で、警備にあたる反大統領派の兵士ら=10月26日 平和的な抗議活動を強調する反大統領派だが、「武器を持った参加者がいる」(国軍のアブドラ・カボウディ准将)との批判もある。10月2日にデモ隊を護衛していて重傷を負ったムハンマド・アスラミさん(25)は、「機関銃を携行した。大統領派が発砲したが、第1機甲師団の指示で反撃しなかった」と証言する。

 サレハ大統領とその支持者が、かつては大統領に近かったハミド氏、モフセン将軍らと権力闘争を繰り広げるイエメン。その対立は家族の絆すら危うくしている。シャムサン・ムルシットさん(25)と弟のバンダルさん(21)もそんな「分断家族」だ。

 バンダルさんは民主化騒乱開始直後に政府軍の精鋭・共和国防衛隊に入隊した。一方、シャムサンさんは5月にモフセン将軍配下の部隊に加わった。月3万イエメン・リヤル(約1万円)の給料が魅力だった。今は2人とも訓練中だが、対立が長引けばいずれ、「戦場」で戦う可能性もある。シャムサンさんは「指導者は自分の利益で行動せずに国民の統一を目指してほしい」と訴え、バンダルさんは、「兄とはもちろん、同胞とは戦いたくない」とつらい胸の内を明かす。

 変革広場から2キロも離れれば一見平和な日常風景が広がる。世界遺産にも登録される旧市街には衣料や靴、食品などを売る小店が軒を並べ、老若男女でごった返す。しかし、外国人観光客の姿はない。カフェで一服中に会った高校生のアッバス・アリ君(21)にデモに行かないのか、と聞くと、こんな答えが返って来た。「指導者が誰であってもこの国に未来はない。外国に移住したい」

 今回の騒乱前から、イエメンは▽幹部アウラキ師が9月の米空爆で殺害され報復攻撃が懸念される「アラビア半島のアルカイダ」▽北部でくすぶるイスラム教シーア派の一派ザイド派の反乱▽南部で続く分離独立運動−−の「三重苦」に悩んでいた。そこに今回、大統領派と反大統領派の分裂が加わった。地元経済専門家のムラド・ザファル氏は警告した。「この武装闘争が拡大すれば、イエメンは分解しかねない」【サヌアで和田浩明】

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3306チバQ:2011/11/01(火) 22:02:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111101/mds11110115120003-n1.htm
サルマン王子を任命か サウジ国防航空相
2011.11.1 15:12
 ロイター通信によると、サウジアラビア消息筋は10月31日、同国のスルタン皇太子が22日に死去したことに伴い空席となっていた国防航空相の後任に、リヤド州知事で初代アブドルアジズ国王の息子のサルマン王子が任命される見通しになったと語った。

 王子は1935年生まれとされ、故スルタン皇太子やナエフ新皇太子と同じく王家の最有力閨閥スデイリ7兄弟に属する。

 サルマン王子は首都リヤドの近代化を進めた一方、イスラム教の戒律の厳守を求める保守層とも良好な関係を維持しているという。(共同)

3307チバQ:2011/11/01(火) 22:13:04
http://www.cnn.co.jp/world/30004434.html
リビア、新暫定首相を選出 NATO軍事作戦は終結宣言
2011.11.01 Tue posted at: 09:35 JST
トリポリ(CNN) リビアの新政権樹立を目指す国民評議会は31日、暫定政府の首相を選ぶ投票を行い、トリポリ出身の評議会メンバーで電気工学者のアブドルラヒム・キブ氏を暫定首相に選出した。一方、北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は同日リビアを訪問し、7カ月にわたった軍事作戦の終結を正式に宣言した。

リビアの暫定首相選びには当初、10人の候補者が名乗りを上げていたが、この日の投票でキブ氏が51票中26票を獲得した。同氏は1975年以来30年以上、米国に住んでいた。いつリビアに帰国したのかは不明。米ノースカロライナ州立大学によると、同氏は84年12月に電気工学の博士号を取得している。今後は暫定首相として、新憲法の起草と新政府樹立のための選挙準備を主導する。

NATOが3月から行ってきた軍事作戦は10月31日をもって終結。ラスムセン事務総長はベルギーからリビアへ向かう機内で「作戦は大きな成功を収めた。我々は大量虐殺を防ぎ、数知れぬ命を救った」と成果を強調した。一方、米国防総省は同日、米国は今後も上空からリビアの監視を続けると表明した。

NATOは国連安全保障理事会の決議を受けて軍事作戦を開始し、同国上空に飛行禁止区域を設けてカダフィ大佐支持派に対する空爆などを行っていた。その後カダフィ大佐が死亡したことを受け、安保理は27日に軍事作戦を終了させる決議を採択した。

http://www.asahi.com/international/update/1101/TKY201111010117.html
2011年11月1日10時21分
リビア、新首相を選出 学者出身のキーブ氏
 リビアで新政権づくりをめざす国民評議会は10月31日、近く発足させる暫定政府の首相に、学者出身で評議会メンバーのアブドルラヒム・キーブ氏を選んだ。評議会は、カダフィ政権からの全土解放を宣言した10月23日から30日以内の暫定政府樹立をめざしており、今後、キーブ氏を中心に組閣を急ぐ。

 評議会のメンバー51人が新首相を決める投票に参加。候補者5人のうち、キーブ氏は26票を獲得した。当選後、キーブ氏は記者団に対し、「人権が尊重される国をめざす」などと抱負を語った。

 キーブ氏は首都トリポリ出身。渡米後、1984年にノースカロライナ州立大で博士号を取得した。専門は電気工学で、米アラバマ大、トリポリ大、アラブ首長国連邦(UAE)の研究所などで教えてきた。

3308チバQ:2011/11/03(木) 15:14:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111103-00000015-mai-int
<ギリシャ>最後は賛成/危険な賭け…唐突、国民投票
毎日新聞 11月3日(木)9時34分配信

 1日夜に始まったギリシャ緊急閣議。パパンドレウ首相は、ギリシャ支援策を巡る国民投票は「ギリシャがユーロ圏の一員だと国内外に示すメッセージとなる。欧州連合(EU)も投票を支持する」と強調した。だが、閣議は紛糾。国民投票法案を国会に諮る方針が決まったのは、約7時間後の2日未明だった。

 「反対だ」。ロベルドス保健・社会福祉相は国民投票実施に反対を表明したが、地元メディアによると、一部の閣僚は国民投票を批判しつつも、4日夜に実施される内閣信任投票には賛成する意向を示した。

 首相は3、4両日の主要20カ国・地域(G20)首脳会議で支持を得て、その勢いで正面突破を図る構え。だが、与党・全ギリシャ社会主義運動から1議員が離党。あと2人が離反すれば過半数(151議席)を割り込み、綱渡りだ。

 2日、古くからの製造業、小売店が集まるアテネ中心街のモナステラキ地区では、この話で持ちきりだった。

 「首相はどの道、この国は潰れると見て、最後の最後に責任を国民に押しつけたのだろう」。デモとなると投石に加わるカフェ従業員のバシルさん(28)は不満を示した。

 国民投票の具体的な質問は未定だが、「ギリシャ国債は1000億ユーロの債務削減が必要か」「ユーロ圏にとどまるべきか」など国民が賛意を示しやすい内容にするのでは、との臆測が飛び交う。世論調査では、7割強が「ユーロ圏にはとどまるべきだ」と回答。「ユーロ離脱」を回避したい世論をテコにする、との見方だ。

 小物輸入業者のカナラシオスさん(70)は「ギリシャ人は口では大国を非難するが、大半はユーロ圏に残りたがっている。首相はそれを熟知しているから今を選んだ」。ただ、「投票が何かを変えることはない」と語る。

 ギリシャ政府は、公務員のリストラや年金改革を断行するが、緊縮策が景気を冷え込ませ、税収減、さらなる財政悪化につながる懸念がある。若年層の失業率は4割超ともされ、「窮乏生活」を強いられる。

 ツァルダニディス国際経済研究所長は「野党は前倒し総選挙を望んでおり、選挙をすれば首相も与党も負ける。その回避策ではないか」と指摘。また、「一段の支援を引き出すための手段」との見方も浮上している。【アテネ藤原章生】

3309チバQ:2011/11/03(木) 15:14:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111102-00000658-san-int
ギリシャ「瀬戸際戦術」に欧州激震 G20首脳会議
産経新聞 11月2日(水)22時42分配信

 【カンヌ(フランス南部)=木村正人】先進国に新興国を加えた主要20カ国・地域(G20)首脳会議が3日、2日間の日程でカンヌで開幕する。ギリシャに端を発した欧州債務危機をいかに封じ込めるかが最大の焦点。しかし同国のパパンドレウ首相が突然、包括支援策受け入れの是非を国民投票にかけると表明。否決されれば同国の完全なデフォルト(債務不履行)はもちろん、世界経済が大混乱に陥る恐れもあり、仏独首脳が緊急会談を行うなど各国は対応に追われている。

 議長国フランスのサルコジ大統領は1日、緊急閣議を開き、ギリシャの国民投票宣言を批判。メルケル独首相とも電話で会談し、包括支援策を「可能な限り早く完全実施する」と表明した。世界銀行のゼーリック総裁も「サイコロを転がすようなもので、否決されたら大混乱になる」と重大な懸念を示した。

 2日にはカンヌで、独仏首脳と欧州連合(EU)のファンロンパイ大統領、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事らがパパンドレウ首相を交え、緊急首脳会合を開催する。

 これに対し、パパンドレウ首相は1日夜の閣議で、国民投票を実施する方針に変更がないと表明。複数の閣僚から異論が出たが、約7時間に及ぶ議論の末、実施方針が決まった。実施は来年1月中旬とみられるが、年内との報道もある。

 首相が国民投票を表明した背景には、包括支援でさらなる緊縮策を迫られることに国民の6割が反対している中、与党内からも疑問視する声が上がり、来年初めに予定される包括支援策の国会承認さえ危うくなっている現状がある。

 一方で、国民の7割がユーロ圏にとどまることを望んでいるとの世論調査結果もあり、首相側には「瀬戸際戦術」で国民に危機感をあおれば、否決されないとの判断が働いたとみられる。首相は閣議後、「国民投票はギリシャがユーロ圏にとどまることを示すメッセージになる」と強調、ユーロ維持か離脱かを決める国民投票になるとの見方を示した。

 ただ、首相の突然の態度表明に、与党からも反発の声が上がっており、1日には与党全ギリシャ社会主義運動から議員1人が離党、定数300の国会で与党議員が152人となった。AP通信によると、2日未明の閣議後も閣僚2人が態度を保留している。

 4日には、国会で内閣信任投票も予定されている。首相は国会の信任で政権基盤を確保した上で、国民投票に臨む考えとみられる。だが、信任が否決された場合、内閣は総辞職に追い込まれ、国民投票の実施は事実上不可能となる。

 信任投票を乗り切っても、国民投票で否決された場合、欧州金融安定化基金(EFSF)の機能再強化や銀行の資本増強など包括支援策全体が白紙化しかねない。ギリシャの債務削減見通しも消え、「管理されたデフォルト」が「無秩序なデフォルト」に陥る恐れがある。

3310チバQ:2011/11/03(木) 15:18:00
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011110202000038.html
PKO決定の南スーダン 治安、病気との闘い
2011年11月2日 朝刊


 【ロンドン=小杉敏之】国連平和維持活動(PKO)で、陸上自衛隊の施設部隊を派遣することが一日に閣議決定された南スーダン。七月九日にアフリカ五十四番目の国家としてスーダンから独立し四カ月近くが経過した。だが、今も反政府武装勢力による襲撃が続き、陸自部隊が活動する首都ジュバから離れた地域では治安情勢に大きな不安もある。

 二〇〇五年まで二十年以上続いた内戦は、南スーダンを疲弊させ道路や電気などのインフラ整備は遅れたままだ。日本政府は内戦終結後、無償資金協力でジュバ周辺のインフラ整備を進めてきたが、本格的な整備は今後の課題になる。

 陸自派遣で懸念されるのは、まず南スーダンの治安問題。北部の国境に近いユニティ州マヨムでは先月二十九日、反政府武装勢力と政府軍の戦闘が起き、市民十五人を含む約七十五人が死亡したとされる。ジュバ北方約百二十キロにあるジョングレイ州では八月、家畜の盗難をめぐって二つの部族間の衝突があり約六百人が死亡したと伝えられ、その後も衝突が発生している。

 治安が安定しているジュバでも国連南スーダン派遣団(UNMISS)幹部が滞在先ホテルで警官に暴行される事件があった。

 南スーダンはUNMISSの仲介などで反政府武装勢力と和解を進める。だが、スーダンとの国境にある産油地帯アビエイ周辺には複数の武装勢力が残存、政府軍との交戦が絶えない。産油地帯の国境画定が未解決なため、原油利権をめぐるスーダンとの関係悪化も懸念材料といえる。

 また、熱帯特有のマラリアに感染するケースも多く、十分な医療体制が整っていないジュバでの活動は病気との闘いでもある。

 南スーダンのキール大統領は先月九日、スーダンのバシル大統領と共同会見を開き「われわれが内戦に戻ることはない」と強調。しかし、両国とも、国境付近を拠点とする反政府武装勢力を支援していると非難し合っており、治安安定までには時間がかかりそうだ。

3311チバQ:2011/11/03(木) 15:19:51
http://www.cnn.co.jp/world/30004464.html
リビア、一部の地域部隊同士が主導権争いで銃撃戦
2011.11.03 Thu posted at: 10:56 JST
トリポリ(CNN) カダフィ政権が崩壊して31日に新たな暫定首相が選出されたリビアで、新たな主導権をめぐり一部の地域部隊の間で衝突が起きている。

首都トリポリでは24日未明、リビア西部の町ジンタンの病院で衝突が発生。病院の警備を担当する地元の部隊との3時間にわたる交戦に発展した。

銃撃戦による死者は出なかったが、戦闘に巻き込まれたショックが原因で医療スタッフ1人と患者3人が死亡した。

一方、国際刑事裁判所(ICC)のモレノオカンポ主任検察官は2日、国連安全保障理事会への報告の中で、カダフィ大佐の次男セイフイスラム氏のリビアからの逃亡を雇い兵が手助けしようとしている可能性があると指摘した。

また主任検察官によれば、前政権と反カダフィ派の衝突が続いた中で数百件の性的暴行事件が発生している。

ICCはカダフィ政権側だけでなく雇い兵や反カダフィ派が行った残虐行為についての調査を続行している。北大西洋条約機構(NATO)の空爆によるリビア市民の被害も調査対象になっているという。

3312チバQ:2011/11/03(木) 15:28:53
http://www.asahi.com/international/update/1103/TKY201111020746.html
2011年11月3日1時42分
米英と中ロ ネット国際規制めぐり対立
 ロンドンであったサイバー空間に関する国際会議は2日、サイバー空間の安全保障向上のため、国家が国連などを通じて信頼構築を図ることで合意し、閉幕した。ロシアや中国が求めているインターネットの国際的な規制強化は、議長声明で「拘束力のある条約は時期尚早」と指摘された。

 中ロなど4カ国は9月、「情報セキュリティーのための国際行動規範」を求める書簡を国連に提出。ネットに関わる問題は国家主権だとし、「社会の安定」を脅かす技術への規制を求めたとされる。中東の民主化運動「アラブの春」の拡大に貢献したフェイスブックなどを警戒したためだ。

 議長のヘイグ英外相は1日、「サイバー空間を政府の統制や検閲で抑圧してはいけない」と発言。バイデン米副大統領もビデオ演説で「表現の自由を閉ざされたネット空間を実現できると思っている国があるが、それは困難だ」と話した。

3313チバQ:2011/11/03(木) 15:29:50
http://www.asahi.com/international/update/1103/TKY201111020786.html
2011年11月3日3時57分
仏週刊紙編集部、火炎瓶で全焼 イスラム風刺画が原因?

 フランスの風刺記事専門の週刊紙シャルリエブドのパリ北部にある編集部に2日未明、火炎瓶が投げ込まれ、事務所が全焼した。同紙はこの日発売の紙面でイスラム教の預言者ムハンマドを編集長に見立て、風刺画を多数掲載。イスラム勢力から警告を受けていた。

 シャルリエブド紙は2日号の1面に、ターバンにひげ面のムハンマドに「笑い転げなければ、むち打ち100回」との吹き出しをつけた風刺画を掲載。この紙面が発売数日前からインターネット上で広がり、イスラム過激派とみられる勢力が同紙に対し「死刑」を宣告していたという。

 同紙は約4万8千部発行。2005年にデンマーク紙が掲載したムハンマドの風刺画を翌年再掲載したことでも知られる。今回は全身を覆う衣装ニカブを着たイスラム女性を皮肉る風刺画も多数取り上げた。

3314チバQ:2011/11/03(木) 15:43:53
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011110200861
ムスリム同胞団が優勢=独裁崩壊後初の選挙戦開始−エジプト
 【カイロ時事】28日から段階的に実施されるエジプト人民議会(定数498)選挙の選挙戦が2日、始まった。国営テレビが伝えた。ムバラク独裁政権が2月に反体制運動で崩壊して以降、初の選挙となる。穏健派イスラム原理主義の最大勢力であるムスリム同胞団の優勢が予想される。
 投票は28日の首都カイロなどを手始めに12月14日と来年1月3日の原則計3回、行政区単位で分割して行われ、選挙管理委員会が1月13日までに最終結果を発表する。(2011/11/02-19:06)

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3315チバQ:2011/11/03(木) 19:23:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111102/asi11110222290008-n1.htm
身元不明2000人超す集団墓地 インド北部カシミール 住民か外国人か、政府と地元対立
2011.11.2 22:27 (1/3ページ)

無名の遺体が約400体埋葬されているインド北部コプワラ地区の墓地。地元住民の配慮で埋葬された順番と日にちを示す印だけが、遺体の存在を示す(田北真樹子撮影)
 インドとパキスタンが領有権を争うインド北部ジャム・カシミール州に、身元不明の遺体が埋葬される集団墓地が存在する。その数は最大65カ所で、合わせて2千体以上とされる。遺体の多くは、インド軍や州警察にパキスタンの武装勢力のメンバーなどと一方的に断定され、誘拐・殺害されたイスラム教徒のカシミール人たちとみられている。州の人権委員会は最近、集団墓地に関する報告書を公表したものの、州政府とインド政府が実態解明に乗り出す動きはほとんどない。(インド北部スリナガル 田北真樹子)

 夏の州都スリナガルから北に約110キロ、パキスタン国境から約50キロのコプワラ地区の入り口にある丘の斜面に集団墓地は広がっていた。放置された白い担架が不気味だ。丘の上には小学校が建っており、児童は毎日、墓地を見ながら通学する。

 すべての墓には墓標が建てられ、埋葬された順番と年月日が記されている。その順番は「1995年6月26日」から始まり400を超すという。

 「昨年は約40体を埋葬した」。墓地を管理するカシミール人男性は、名前を明かさないことを条件に口を開いた。住民らは警察から埋葬の指示を受ける。埋葬にかかる費用は一体あたり1500ルピー(約2400円)。警察から埋葬費用の支給はないが、「イスラム教徒として遺体を埋葬するのは当然のこと」として、住民らが金を出し合う。

 遺体の多くは10代後半から20代前半の男性で、身元が確認できないほど顔をつぶされていたり、炭化したりしているという。

    □ □

 ジャム・カシミール州人権委員会は今年8月、3年かけてまとめた調査報告書の中で、州北部38カ所の集団墓地と2156体の身元不明の遺体を確認したと公表した。一方、州の民間人権団体は、62カ所で2373の墓を確認したとする。

 同州では89年夏以降、パキスタンから越境してくるイスラム過激派の武装闘争が激化したため、インド政府は翌90年、インド軍特別権限法(AFSPA)を同州に適用して武装勢力の取り締まりを強化した。

 しかし、軍だけでなく同法とは関係のない州警察なども加わって、インド支配に反発するカシミール人を拘束して拷問したり、殺害したりしているとの指摘もあり、その手法は国際人権団体などから弾圧との批判を招いている。

    □ □

 身元不明の遺体について、カシミール地方の民間人権団体のクラム・パルベーズ氏は、「インド軍やほかの治安部隊によって殺害された地元カシミール人だ」と主張する。軍は「遺体はパキスタンの支援を受けた外国人武装勢力」と強調するが、パルベーズ氏は、「これまで州政府が掘り返した遺体53体のうち49体が地元住民だったことをどう説明するのか」と反論する。同州では過去22年の間に約8千人が行方不明になっているとされる。

 パルベーズ氏らは、無名墓地の真相究明を求めているほか、DNA鑑定によって、埋葬されている遺体が行方不明者かどうかを調査すべきだと主張している。しかし、州政府はこれまで実施したDNA鑑定の結果についてさえ公表しておらず、州政府や中央政府から前向きな回答を得るのは困難とみられている。

 「身元不明者の集団墓地問題の責任は、政府としてカシミール問題の解決に当たろうとしないインド政府側にある」と、パルベーズ氏は政府の消極的な姿勢を批判している。

     ◇

【用語解説】

 カシミール問題 インドとパキスタンの1947年の独立時、イスラム教徒が多く住む藩王国カシミールの帰属をめぐって両国が対立。同年の第1次印パ戦争後に引かれた停戦ラインを暫定的に実効支配線(LoC)とし、事実上の国境としている。

【用語解説】

 軍特別権限法(AFSPA) “動乱状態”と認定された地域において、法的手続きなしで住民逮捕や家宅捜索を行ったり、訴追を免除したりする権限を軍に付与する法律。インド北東部の州を対象に1958年に成立、90年にジャム・カシミール州に適用された。

3316チバQ:2011/11/03(木) 19:24:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111031/asi11103120450006-n1.htm
160年以上続く州都移動…膨らむコスト、くすぶる廃止論 インド北部ジャム・カシミール州
2011.10.31 20:36 (1/4ページ)

夏の州都スリナガルから冬の州都ジャムに向けて荷物を運ぶ車列
 インド北部ジャム・カシミール州で10月30日、半年ごとに州都を移動する「ダルバル(閣僚)・ムーブ」が行われた。夏季には避暑地のスリナガル、冬季には避寒地のジャムに移るこの地方の風物詩は、マハラジャ(藩王国)時代から160年以上の歴史を持つ。インド独立に伴い、かつての華々しさは失われ、コンピューター導入などで移動は事務的な行事へと簡素化したものの、一方で引っ越しや人件費にかかるコストは膨張しており、廃止論がくすぶっている。(スリナガル 田北真樹子、写真も)

 朝7時半。気温は5度。朝靄(あさもや)の中、公務員や、大量の書類などを載せたトラックやバス200台以上が、夏の州都スリナガルにある州庁事務所から次々と飛び出していった。引っ越しの始まりだ。トラック運転手によると、車列は時速40キロで約12時間かけてジャムに向かうという。

 約6千人の公務員も数日かけてジャムに移る。その一人、ファラズ・アフマドさん(28)は「寒いスリナガルを脱出し、半年間暖かいジャムで仕事をできるのはうれしい」と語る。

 同州は、インドとパキスタンが領有権を争う紛争地。道沿いでは大勢の治安部隊員が銃を手に警戒にあたっていた。スリナガル周辺では、1週間前に複数の場所で爆弾テロとみられる事件が起き厳戒態勢が取られており、引っ越しも当初予定の28日から2日遅れた。

 だが、道沿いの茶店は運転手の客を見込んで活気づいており、イスラム教寺院は、安全運転を願う運転手からのお布施を受け取るための“出張所”を設けていた。

 州都移動のはじまりは諸説あるが、カシミール史に詳しいザリーフ・アフマド・ザリーフ氏(67)によると、カシミール藩王、ランビール・シンが1846年に閣僚や公務員の6カ月ごとの移動を始めたという。英国からカシミールを買い取ったランビールの父、グラブ・シンの時代にも英国人を待遇するため国王や妻たちがスリナガルとジャムの間を“大名行列”していた。当時は10〜15日かかっていたとされる。

 カシミールが独立インドの一部となった1947年以降も移動は続く。ただ、かつての華美さは影を潜めた。コンピューター化で書類の量も大幅に減り、車列も縮小。その半面、ガソリン代や人件費は上昇している。州政府高官によると、毎年2度の移動にかかる費用は約20億ルピー(約32億円)。これには公務員の引っ越し手当、赴任先でのホテル代、運転手など労働者の給与が含まれている。同州は、治安情勢が不安定なことから開発が遅れ、失業率も高い。こうした中での移動継続には反発も多い。

 政府は「伝統と文化の継承」を盾に移動の正当性を主張する。だが、ラジブ・ガンジー元首相はかつて、「住民が苦しんでいる場所にこそ行政機関があるべきだ」として移動の廃止を求めた。当時の州知事がガンジーをいさめて廃止論を押さえ込んだというが、「多額の公金を使ってまでやるべきではない」(政府高官)との批判は州政府内にさえ渦巻いている。

3317とはずがたり:2011/11/03(木) 19:43:01

シリアのデモ弾圧で40人死亡、アラブ連盟は暴力停止を強く要請
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-23895520111029?rpc=122
2011年 10月 29日 14:11 JST

 10月28日、シリアでデモ参加者に治安部隊が発砲し、少なくとも40人が死亡した。写真は27日撮影の提供写真(2011年 ロイター)

 [アンマン 28日 ロイター] 反政府デモが続くシリアで28日、アサド大統領による武力弾圧からの国際的な保護を訴えるデモ参加者に治安部隊が発砲し、活動家らによると、少なくとも40人が死亡した。負傷者も多数出ているほか、数百人が逮捕されるなど、シリアではここ数日、過去7カ月に及ぶ民主化要求デモに対する弾圧が激しさを増している。

 こうした動きを受け、アラブ連盟のシリア問題委員会は、これまでになく強い調子で武力弾圧の停止を要請。シリア政府に「市民殺害が続くことへの強い不満を表明する緊急メッセージ」を送ったことを28日明らかにした。

 首都ダマスカスでは26日、カタールのハマド首相率いるアラブ6カ国の代表団がアサド大統領と会談。アラブ連盟のエルアラビ事務局長も「暴力の停止が期待される。対話が始まり、改革は達成されるだろう」と語っていた。アラブ連盟の代表者らは30日にも、カタールの首都ドーハで再びシリア側当局者と協議を行う。

 28日の武力弾圧で最も多く犠牲者が出たのは、アサド政権が戦車部隊を展開する中部の都市ハマと、民主化要求デモの中心地となっている第3の都市ホムス。現地では「飛行禁止空域はホムスにとって正当な要求だ」と書かれた横断幕も見られた。

 リビアのカダフィ独裁政権崩壊では、北大西洋条約機構(NATO)軍による空爆が中心的な役割を果たしたが、西側諸国がシリアに軍事介入する様子は今のところ見られない。国連は、アサド政権の弾圧による死者は、子ども187人を含む計3000人に達したと発表している。

シリア政府が弾圧停止で「合意」発表、アラブ連盟は認めず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111102-00000518-reu-int
ロイター 11月2日(水)8時28分配信

 11月1日、反政府デモへの弾圧を続けるシリアのアサド政権は、事態収束の方策や反体制派との対話開始について協議していたアラブ連盟側と合意に達したと明らかにした。写真は親アサド大統領の集会(2011年 ロイター/Sana)
 [ベイルート 1日 ロイター] 反政府デモへの弾圧を続けるシリアのアサド政権は1日、事態収束の方策や反体制派との対話開始について協議していたアラブ連盟側と合意に達したと明らかにした。

 国営メディアは、「シリア情勢に関する最終文書について合意した」と報道。詳細は明らかにしていないが、2日にカイロの連盟本部で公式発表されると伝えた。

 一方、アラブ連盟の高官は、弾圧を停止するための提案についてシリア政府からの回答を待っているところだと述べた。活動家によると、シリア国内での弾圧は1日も続き、中部ホムスで市民2人が政府軍に射殺されたほか、政府軍の離反者が兵士2人を殺害したという。

 また、アサド大統領の支持層である少数派のアラウィ派9人が、ホムスとハマの間を走るバスに乗っていたところ、銃で武装した集団に殺害されたとの情報もある。

 国連は、3月に始まった反体制派デモへの弾圧で、これまでに3000人が死亡したとしている。

3318とはずがたり:2011/11/03(木) 19:43:14
>>3317-3318

シリアがデモ弾圧停止でアラブ連盟と合意、反体制派と対話も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111103-00000750-reu-int
ロイター 11月3日(木)11時31分配信

 11月2日、シリアのアサド政権が、反政府デモへの弾圧停止に向けて協議していたアラブ連盟と、都市部から軍を撤収させることや反体制派との対話開始などで合意した。写真はカイロでアサド政権に反対するデモを行うシリア人ら(2011年 ロイター/Mohamed Abd El Ghany)
 [カイロ 2日 ロイター] シリアのアサド政権は2日、反政府デモへの弾圧停止に向けて協議していたアラブ連盟と、都市部から軍を撤収させることや反体制派との対話開始などで合意した。カタールのハマド首相が、カイロでの外相会議後に明らかにした。

 合意内容には、デモ隊への攻撃停止や政治犯の釈放、都市部や住宅地域からの軍部隊の撤収などが含まれ、ハマド首相によると、アサド政権と反体制派との対話は2週間以内に開始される予定だという。

 アサド大統領はこれまで、デモを弾圧するために軍隊や治安部隊を投入。活動家らによると、2日にもシリア中部のホムス周辺で11人が殺害された。

 国連は、3月に始まった反体制派デモへの弾圧で、これまでに3000人が死亡したとしている。

デモ弾圧停止へ合意=シリアとアラブ連盟
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111103-00000016-jij-int
時事通信 11月3日(木)6時17分配信

 【カイロ時事】カタールのハマド首相は2日、アラブ連盟の外相会合終了後、シリアとの間で民主化要求デモ弾圧の停止に向けた合意に達したと発表した。ただ、弾圧による死者が国連推計で3000人を超えていることから、アサド政権退陣要求は収まりそうになく、アラブ連盟の仲介効果には懐疑的な見方が多い。
 シリア情勢悪化を懸念するアラブ諸国は、市街地からの治安部隊撤退や民主化活動家の釈放、野党勢力との対話などをシリアに要求。アサド政権はこれを受け入れたという。ほぼ全面的に禁じてきた報道機関のシリア取材を認めるほか、アラブ連盟の監視団の入国も容認する。

3319とはずがたり:2011/11/03(木) 19:53:28
>>3317-3319
アラブ統一を掲げる汎アラブ主義の一つの具現化であるアラブ連合共和国をエジプトと形成したこともあり,汎アラブ主義のバアス党が政権を握るシリアであるが,緩いけどもう一つの汎アラブ主義の具現であるアラブ連盟に割と圧力を掛けられているのは歴史の皮肉か。

3320チバQ:2011/11/04(金) 21:39:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111104-00000038-mai-int
<ギリシャ>「内弁慶」首相に政界失望…独仏の圧力に屈し
毎日新聞 11月4日(金)12時23分配信

 【アテネ藤原章生】突然の「国民投票計画」で、ギリシャ政界でパパンドレウ首相に対する批判が広がっている。背景には、世界を騒がせた首相への批判もあるが、仏カンヌに呼び出され独仏首脳の「圧力」にあっさり屈した「内に強く外に弱い首相」に対する失望も大きい。財政面ばかりか、国内政治まで独仏首脳に細かく注文されたことに対する屈辱感が、首相に対する「ノー」を増幅させた。

 国民投票案発表直後の1日時点で、離党した議員は1人だったが、3日未明から閣僚や与党議員が「パパンドレウは終わり」などと地元メディアで公言しはじめ、辞任要求の声が短時間に噴き出し始めた。

 与党「全ギリシャ社会主義運動」の元経済閣僚が首相の同行筋から入手した情報によると、パパンドレウ首相がカンヌに行った際、サルコジ仏大統領とメルケル独首相はすでに、国民投票の日程や「ユーロ圏残留」の是非を問う質問まで準備し、パパンドレウ首相に圧力をかけた。首相が当初考えていた質問内容は、支援策に関するものだったが、両首脳にまともに説明できず、ほとんど言われるままに両首脳の案を持ち帰った。この話が3日朝、与党内に広がり、辞任要求の声が高まったという。

 地元の英字紙アテネ・ニュースも3日の電子版で「メルケル首相が国民投票の日程を決め、質問を用意した」と報じた。さらに、サルコジ大統領が「国民投票は、ギリシャ向けの支援策の議会批准の後でなくてはならない。その場合、すでに批准した支援策の是非を問うことは法的にできない」と法律論で迫り、「『それがルールだよ』と、子どもをなだめるように首相を説得した」と伝えた。

 首相は「国民投票はギリシャの欧州での進路、ユーロ圏への参加を考える上で内外に向けた明確なメッセージだ」と勇ましく語っていたが、こうした報道がギリシャ国内に広がり、首相に対する失望感が広がった。

 「救われる側」という弱い立場のギリシャだが、大国から内政など主権の問題に触れられたとき、反発はかなり強いようだ。

3321チバQ:2011/11/04(金) 21:56:57
>>925-926>>1190
改竄してた犯人が何を言う

http://sankei.jp.msn.com/world/news/111104/erp11110409410003-n1.htm
「国民を脅迫した」 最大野党、首相辞任と総選挙を要求
2011.11.4 09:40
 ギリシャの財政危機をめぐり、同国の最大野党、新民主主義党のサマラス党首は3日夜、国会で演説し「パパンドレウ首相が辞任して、総選挙を実施することがギリシャを救う道だ」と述べ、首相への対決姿勢を鮮明にした。

 首相はこれに先立つ与党議員総会での演説で、辞任を否定する一方で新民主主義党に連立協議を呼び掛けることを明らかにしていた。同党が4日に予定されるパパンドレウ内閣信任投票で反対票を投じるのは確実で、ギリシャ政局は混迷を深めている。

 サマラス氏は、欧州連合(EU)が合意した財政危機の包括的対策をめぐる国民投票を首相が提案したことで「私と国民を脅迫した」と非難。同党の協力の下に暫定的な政権をつくり、包括策を国会で通過させてから早期に解散、総選挙を実施するよう要求した。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/111104/erp11110401430000-n1.htm
ギリシャ首相辞任観測 閣僚ら反旗、威信失墜
2011.11.4 01:41
 【カンヌ=木村正人】EUが合意した危機克服のための包括対策の受け入れをめぐるギリシャのパパンドレウ首相による国民投票の実施計画は、与野党の激しい反発を受け、同首相の進退問題にまで発展した。パパンドレウ首相は3日、「包括戦略への同意があるなら、国民投票は必要ない」と述べ、辞任の観測を否定した。しかし、今回の騒動で首相の威信は地に落ちた。近い将来の辞任は避けられないとの見方もあり、ギリシャ政局は混迷を深めている。

 同首相が10月31日に与党・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)議員に国民投票を実施する方針を表明した際、ベニゼロス副首相兼財務相は「聞いていない」と激怒。7時間に及んだ今月1日夜の閣議も持病を理由に欠席し、3日には「ギリシャ経済と金融機関を守るにはユーロ圏残留しかない」と国民投票に反対を唱えて反旗を翻した。

 PASOKの女性議員も同日、内閣信任に反対票を投じる考えを表明。定数300の国会で賛成票を期待できるのは151人となり他のPASOK議員も同首相の辞任を求める事態になった。

 このため、同首相は緊急閣議を招集。対応策として、与野党による挙国一致内閣の樹立を働きかけているもよう。挙国一致内閣が誕生すれば、4日に予定されていた内閣信任投票は行われない見通しだ。

 これに先立ち、英BBCは、同首相がパプリアス大統領に辞任を伝えた後、ギリシャ出身のパパデモス前欧州中央銀行(ECB)副総裁を首班とする与野党の挙国一致内閣が樹立され、財政再建に取り組む可能性があると報道した。

3322チバQ:2011/11/04(金) 21:59:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111104-00000164-yom-bus_all
ギリシャ巡り激論…3首脳、まるで居酒屋の口論
読売新聞 11月4日(金)10時1分配信


読売新聞

 支援受け入れの是非を問う国民投票を行う方針を示していたギリシャの政権内部で3日、国民投票に対する慎重論が強まった。

 独仏の首脳が2日、国民投票で「支援拒否」の判断を示せば、ユーロ圏は事実上、ギリシャを見捨てるという非情な考えを突き付けたことで、ギリシャの政権内部に危機感が広がったことが背景にある。しかし、混乱を収束できるかは予断を許さない状況だ。

 ◆強硬姿勢

 「我々はユーロを崩壊させるわけにはいかない」――。メルケル独首相と、サルコジ仏大統領は、ギリシャのパパンドレウ首相にそう迫った。3首脳らの緊急協議は2日、夕食をとりながら3時間に及んだ。独シュピーゲル誌は、激しいやりとりが「高級な食事を前にまるで居酒屋での口論のようだった」と伝えた。

 会談終了後、2日深夜の記者会見でも独仏首脳の表情は終始硬く、言葉にはギリシャを突き放したような響きがこもった。

 「ギリシャが包括策を受け入れ、すべての不確実性が取り払われるまで、つなぎ融資を実施することは想像できない」(サルコジ大統領)、「最優先するのは、(ユーロ全体の)安定だ」(メルケル首相)。

 両首脳は、国民投票が否決された場合、ギリシャは12月半ばに債務不履行(デフォルト)に陥り、さらにはユーロ圏からも離脱せざるを得なくなるというシナリオを明示した。

 ギリシャ国内では独仏の「最後通告」によって危機感が広まり、与党内でも国民投票の撤回を求める声が拡大している。

 ギリシャは昨年5月に決まった第1次支援の一環として、3か月ごとにつなぎ融資を受けることで財政のやりくりをしている。ギリシャの混乱が続き、つなぎ融資(80億ユーロ=約8600億円)を受けられなくなれば、12月半ばの国債償還を乗り切れず、突然、デフォルトに陥る恐れがある。

 また、ギリシャのような経済基盤の弱い国がユーロ圏から離脱した場合、「自国経済に深刻な影響を及ぼす一方、通貨切り下げの恩恵はほとんどない」(スイス金融大手UBS)との見方が強い。

 ◆危機波及の恐れも

 仮に国民投票の実施が見送られたとしても状況は楽観できない。ユーロ圏がギリシャへのつなぎ融資を行うかどうかは、あくまでギリシャが、危機収束のための包括策を受け入れることが条件となるからだ。支援の見返りに、公務員数の削減や、年金受給のカットなどの緊縮財政策が求められることに変わりはない。

 ユーロ圏は、「我々はユーロ圏の国民が惨事に巻き込まれないよう、準備を進めている」(ユーロ圏財務相会合のユンカー議長)として、緊急支援制度「欧州金融安定基金(EFSF)」の支援能力拡大などを急ぐ構えだ。安全網が整わないままギリシャがデフォルトに陥れば、イタリアやスペインなどへの危機波及が、現実のものとなりかねない。(カンヌ 中沢謙介、三好範英)

3323チバQ:2011/11/04(金) 22:08:13
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111104-OYT1T01148.htm
ギリシャ、国民投票撤回へ…財務相が各国に伝達




. 【アテネ=末続哲也】ギリシャのエバンゲロス・ベニゼロス財務相は4日、財政危機収拾に向けたユーロ圏諸国の支援受け入れの是非を問う国民投票は行わないとの決定をユーロ圏諸国に伝えた。


 財務省が同日、発表した声明で明らかにした。パパンドレウ首相による国民投票の提案撤回をギリシャ政府として公式に内外に確認したものだ。

 国民投票で支援策が否決されることになれば、世界経済の大混乱を招く恐れがあったが、最悪の事態は回避される見通しとなった。

 与党内では、パパンドレウ首相が唐突に国民投票の実施を宣言したことが市場の混乱につながったとして、責任を問う声が上がっている。辞任は避けられないとの観測も浮上している。

(2011年11月4日21時53分 読売新聞)

http://www.47news.jp/CN/201111/CN2011110401000809.html
ギリシャ内閣不信任の観測高まる 首相の進退が焦点


 3日、ギリシャ・アテネの国会で演説後、拍手に応えて手を振るパパンドレウ首相(前列右)(AP=共同)
 【アテネ共同】財政危機に陥ったギリシャのパパンドレウ首相の与党、全ギリシャ社会主義運動は4日、最大野党の新民主主義党との連立協議を続けた。しかし首相の辞任を協力の前提とする新民主主義党との意見の隔たりは大きく、4日夜(日本時間5日未明)に予定される内閣信任投票で同党は反対票を投じる見通しで、内閣不信任の観測が高まっている。

 欧州連合(EU)による財政危機の包括的対策をめぐる国民投票は回避される公算となり、信任投票の行方と首相の進退、解散・総選挙の有無が今後の焦点だ。

 国会で与党は過半数ぎりぎり。与党内には、複数の議員が造反する可能性が指摘されている。

2011/11/04 19:41 【共同通信】

3324チバQ:2011/11/04(金) 22:20:36
>>3317-3318
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111103-OYT1T00516.htm
シリア、反体制派との対話など調停案受諾

 【カイロ=長谷川由紀】アラブ連盟(22か国・機構)は2日、反政府デモに対する弾圧を続けるシリアのアサド政権が、暴力停止や反体制派との対話などを盛り込んだ調停案を受諾したと発表した。


 ただ、反体制派には「政権側の時間稼ぎ」といった懐疑的な見方が強く、事態収拾につながるかどうかは不透明だ。

 調停案は、〈1〉戦車や治安部隊の市街地からの撤収〈2〉反政府デモに関与したとして拘束された市民の釈放〈3〉2週間以内に反体制派との対話開始――が柱。

 しかし、AFP通信が人権団体の話として伝えたところによると、シリア中部ホムスでは3日も当局の弾圧で20人が死亡するなど、国内の緊張は続いている。

 チュニジアなどに触発されて今年3月に始まったシリアの反政府デモでは、当局の弾圧で3000人以上が死亡したとされる。政権側は、反体制派との対話姿勢も示してきたが、その意図を疑問視する反体制派はアサド大統領退陣を求め続けている。

(2011年11月4日01時11分 読売新聞)

3325チバQ:2011/11/04(金) 22:26:21
http://www.asahi.com/international/update/1103/TKY201111030502.html
パキスタン、インドに最恵国待遇 経済立て直しを優先[PR]

 パキスタン政府は2日、歴史的に対立してきた隣国インドに対して貿易の最恵国待遇を与えることを決めた。両国間では今年に入り関係改善に向けた動きが加速している。パキスタン国内には反発もあるが、成長するインドとの貿易拡大による経済の立て直しを優先した形だ。

 記者会見したアワン情報相は「今回の決定は経済的利益をもたらし、国益にかなう」と述べた。AP通信によると、インドのシャルマ商工相は記者団に「両国にとって利益となる」と述べ、歓迎した。

 両国は世界貿易機関(WTO)に加盟しており、インドはすべての加盟国を平等に扱うというルールに基づき、1996年にパキスタンにも最恵国待遇を付与した。だが、パキスタンはカシミール地方の領有権問題などをめぐるインドへの反発を背景に輸入許可品目を限定するなど貿易を制限してきた。

3326チバQ:2011/11/04(金) 23:00:11
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011110400938
ギリシャ、信任投票へ=挙国体制の試金石−国民投票は撤回決定
 【ブリュッセル時事】ギリシャのパパンドレウ内閣は4日、議会(一院制、300議席)での信任投票に臨む。財政再建の是非で対立してきた与野党が協力し、挙国一致体制を築けるかの試金石となる。政府は同日、欧州連合(EU)ユーロ圏諸国の債務・金融危機対策をめぐる国民投票計画の撤回をユーロ圏に正式に表明。議会での内閣の信任・不信任にかかわらず、国民投票が行われる可能性はなくなった。
 議会は4日午後(日本時間5日未明)に討論を開始。AFP通信によると、投票自体は5日午前0時(日本時間同日朝)ごろに行われる見通し。
 与党・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)は、かろうじて過半数の152議席を占めるが、国民投票表明でパパンドレウ首相に対する批判が政権・与党内から噴出。一方で、与党の実力者ベニゼロス財務相が信任後の首相辞任を条件に、党内の取りまとめに動いているとの情報もあり、信任投票の行方は予断を許さない。
 同財務相は4日、信任投票を経て、危機対策の受け入れに必要な与野党幅広い合意に基づく挙国一致内閣の樹立を目指すと述べた。(2011/11/04-22:30)

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3327チバQ:2011/11/05(土) 09:54:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111105-00000025-jij-int
ギリシャ議会、パパンドレウ内閣を信任=当面の危機乗り切る―財政再建路線は維持へ
時事通信 11月5日(土)8時3分配信

 【カンヌ(フランス南部)時事】ギリシャ議会(一院制、定数300)は5日未明(日本時間同日朝)、パパンドレウ内閣の信任投票を行い、賛成多数で信任した。首相は対ギリシャ支援の「包括戦略」をめぐる国民投票の実施表明後、内外から反発を受けていたが、当面の政治的危機を乗り切った。
 パパンドレウ政権与党の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)は、議会過半数をわずかに上回る152議席を占めるだけで、与党内には信任への反対を示唆する議員もいた。ぎりぎりの攻防が見込まれていたが、投票では与党議席数を上回る153人の議員が賛成票を投じた。
 議会の信任を獲得したことで、パパンドレウ政権が進めてきた財政再建路線は維持される見通し。
 パパンドレウ首相は投票に先立つ演説で「より誠実で幅広い支持が求められている。責任感を持って協力すべき時だ」と、党派を超えた支持を訴えた。首相は5日にもパプリアス大統領と会談し、新たな連立政権樹立に向けた協議に入る方針を示している。
 連立協議では80議席を有する最大野党・新民主主義党の対応が焦点になる。同党はユーロ圏の包括戦略を受け入れる姿勢を表明する一方、暫定政権下での早期解散を要求。パパンドレウ首相は早期解散に否定的で、交渉が難航する可能性もある。

3328チバQ:2011/11/05(土) 09:55:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111105-00000106-yom-int
腐敗横行のギリシャ、デフォルトにも危機感薄く
読売新聞 11月5日(土)9時19分配信

 巨額の財政赤字でデフォルト(債務不履行)の瀬戸際に陥り、世界経済の混乱を招いているギリシャでは、国民の危機感は意外なほど薄い。

 同国は19世紀までオスマン帝国の支配下に置かれ、欧州で長く孤立、いまだに債務粉飾や汚職、不正がまかり通る。民主主義や市場経済の基本的価値観が根付く前にユーロ圏入りしたことが、現在の危機の一因となった。 

 若者に人気のギリシャのラジオコメンテーター、ディミトリス・カザキス氏(49)は「デフォルトになっても大騒ぎすることはない。以前にも危機はあったが、国はなくなっていない」と話した。一般市民は、ユーロ圏諸国がギリシャ支援策と引き換えに緊縮財政を求めていることに抗議デモを繰り返し、「腐敗政治から身を守る」との口実で脱税を正当化する人も多い。

 第2次大戦後、内戦や軍事独裁政権が続いたギリシャで、現在の共和制が始まったのは1974年になってからだ。81年、欧州連合(EU)の前身である欧州共同体(EC)加盟を果たしたものの、慢性的な高インフレが続いた。

 欧州単一通貨ユーロが99年にスタートした際は、財政赤字の対国内総生産(GDP)比3%以内などの参加基準を満たせず、第1陣参加を逃した。その後、基準を満たし、2001年に念願のユーロ圏加盟が実現したが、この際、米大手投資銀行の助言で債務を粉飾した疑惑が指摘されている。

 04年のアテネ五輪開催で国は「バブル」に沸いた。独仏を中心に投資や開発のための融資がどっと入り込んだ。不動産は高騰し、高級車ポルシェがアテネを走り回った。好景気は07年まで続いたが、08年の世界金融危機で一気に資金繰りに窮するようになった。

3329チバQ:2011/11/05(土) 13:39:20
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/11/post-2324.php
軍部に乗っ取られた「エジプトの春」
Egypt Gave Way to Military Rule?

ムバラクを頂点とした軍産複合体で私利を貪ってきた軍部が本気で民政移管に取り組むはずはない

2011年11月04日(金)15時43分
ジョン・ジェンセン
革命はまだ進行中 実権を握った軍部はムバラクと同じ手法で弾圧を繰り返す Reuters
[2011年10月12日号掲載]

 エジプト国民の民衆蜂起によって2月にムバラク政権が倒れた直後、全権を移譲された軍最高評議会は6カ月以内に文民政権に移行すると約束した。「自由な民主国家」へ舵を切るという軍の声明に、革命を成し遂げた民衆は喝采を送ったものだ。

 しかし7カ月以上がたった今、状況はほとんど変わっていない。軍部の支配力はますます強固になり、中東一帯に「アラブの春」を呼び起こしたあの革命は実は軍事クーデターだったのではないかと思えるほどだ。

 軍最高評議会は先日ようやく、総選挙を11月に行うと発表したが、国に安定と平和をもたらす公平な選挙になるとは誰も思っていない。「軍が権力を文民政府に移譲するなんて期待できない」と、エジプトの専門家であるケント州立大学(オハイオ州)のヨシュア・スタッチャー教授は言う。「彼らは自分たちの私財を維持するために地位を手放さない」

 その私財とは、エジプトの指導者たちが数十年かけて育て上げた巨大なビジネス帝国だ。これまでの指導者は全員、軍の出身者。空軍の指揮官だったムバラクは、無数の私企業を保有する軍の企業複合体から利益を得ていた。軍部の投資はエジプト経済のあらゆる分野に及び、その経済帝国の規模は数十億ドルと推定される。

「軍部は決して文民大統領に予算を管理させない」と、スタッチャーは言う。「反体制派を封殺するムバラク流の戦略で、支配を強化しようとしている」

 軍最高評議会は最近、ムバラクが弾圧行為を正当化するために30年間敷いていた非常事態令の適用範囲を拡大。さらに今年中は解除しないと発表した。非常事態令が有効な間は、平和的な抗議活動を鎮圧する権限までもが治安機関に与えられる。

 結局のところ、現在のエジプトを動かしているのはムバラク政権時代に国を支配していた軍人だ。事実上の国家元首であるタンタウィ軍評議会議長は、ムバラク政権で国防相を務めていた人物。人権保護団体は、最近の独立系メディアに対する弾圧を「ムバラク政権が続いている」証拠だと語る。

 反政府勢力の中には、改革が進まない現状に疲労の顔を見せ始めた者もいる。だが熱烈な活動家は諦めない。「浮き沈みがあるのは当然だ」と、人権派弁護士ラギア・オムランは言う。「革命はまだ終わっていない。進行中だ」

(GlobalPost.com特約)

3330チバQ:2011/11/05(土) 13:39:55
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/11/post-2322.php
アメリカを欺くパキスタンの二枚舌
Our Deceitful 'Friends'

アフガニスタン再建の障壁はアメリカの目をかすめてタリバンを支援し続けるパキスタンだ

2011年11月02日(水)14時31分
ザルメー・カリルザド(元駐アフガニスタン米大使)

複雑な関係 北部パンジャブ州の州都ラホールでの反米デモで星条旗を焼くパキスタン人(今年2月) Mohsin Raza-Reuters
[2011年10月 5日号掲載]

 アフガニスタンでの軍事作戦を開始してから10年、アメリカは今、重大な岐路に立っている。

 成果が上がっているのは確かだ。アフガニスタンにおける国際テロ組織アルカイダの拠点は破壊され、民主的な政権が国際社会と協力して治安や経済、人権の問題に取り組んでいる。

 それでも、反政府武装勢力タリバンに対する勝利の日はまだ遠い。タリバンは抵抗を続け、アメリカが挙げてきた成果を台無しにしようとしている。

 米軍による拠点を狙った攻撃に対し、タリバンはアフガニスタン高官らの暗殺で応じている。先週は、タリバンとの和解を目指す高等和平評議会の議長を務めるブルハヌディン・ラバニ元大統領が、自爆テロの犠牲になった。

 反政府勢力は5年ほど前から勢いを増しているが、その責任の一端はアメリカとアフガニスタン政府にある。民間人犠牲者の増加や国家再建の遅れ、政府官僚の腐敗は国民を幻滅させた。だがより重要な問題は、パキスタンが国境越しに反政府勢力を支援していることだ。

 オバマ政権は当初から、アフガニスタン再建にはパキスタン政府への対処が重要であることを認識し、パキスタンには強硬な姿勢を取ってきた。

 アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディンの暗殺のような特殊作戦だけでなく、無人航空機による攻撃を実施。パキスタンで主要テロリストを殺害したり、反政府勢力の隠れ家を破壊してきた。

 それでもパキスタン軍部・情報機関とアフガニスタンの反政府勢力とのつながりを断つことには成功していない。

 パキスタン政府の真意が分からないことも事態を複雑にしている。パキスタン当局はアメリカとアフガニスタンとの当局者協議で反政府勢力とのつながりを否定したが、誰もそんなことは信じていない。

 マイク・マレン米統合参謀本部議長は先日、9月13日にアフガニスタンで起きた反政府勢力による米大使館攻撃にパキスタンの情報機関が関与していたと語った。

目標は「パキスタン帝国」
 パキスタン政府自体が内部分裂している可能性もある。

 より穏健な一派は、タリバン支援によってアフガニスタンに友好的な政権を樹立し、インドににらみを利かせたいと考えている。一方、中央アジアに「パキスタン帝国」を築くことを目指す強硬派も存在するのかもしれない。

 パキスタンがタリバンを支援し続ければ、アメリカは大きな戦略的打撃を受けかねない。アメリカは今すぐにでも、パキスタンの態度を変えさせる必要がある。

 それには抜け目のない外交が必要だ。タリバンとの和平交渉にパキスタンを関与させるべきで、除外されればパキスタンは合意成立を妨げるような行動を取りかねない。

 タリバンが和平交渉を拒んだ場合、パキスタンは彼らが領内に構える隠れ家を攻撃する必要がある。アメリカから巨額の援助を供与されていることを考えれば当然だろう。

 一方、パキスタンが協力を拒むなら、アメリカはパキスタンの軍部・情報機関への援助を打ち切り、パキスタン領内に潜むタリバンらに対する攻撃を増やすべきだ。多くの国を巻き込んでパキスタン政府に圧力をかける必要もある。

 米軍が撤退し始めても、アフガニスタン情勢へのアメリカの大きな影響力が薄れたわけではない。10年にわたる努力を無駄にしてはいけない。アフガニスタン再建を成功させるために、パキスタンの協力を引き出すべく全力を注ぐべきだ。

3331チバQ:2011/11/05(土) 13:41:10
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/10/post-2305.php
国民評議会もカダフィと同じ戦犯か
Libya's Rebels Accused of Illegal Killings

カダフィ政権を打倒した反体制派の下でも、カダフィ派に対する報復殺人や移民労働者への差別が行われている

2011年10月20日(木)12時00分
トレーシー・シェルトン

[2011年9月28日号掲載]

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが先週、リビアの事実上の統治機関となった国民評議会に対し、前線の兵士による不法逮捕や報復殺人を防ぐよう求めた。

 旧カダフィ政権下の戦争犯罪は周知の事実だが、アムネスティによれば、リビアで内戦が始まった2月以降は反体制派による不当な暴力も目立つ。カダフィ派の捕虜数十人が処刑され、何百人もの黒人移民労働者が傭兵の疑いがあるとして不当に拘束されているという。

「新政権は過去40年の蛮行に終止符を打ち、人権を基礎とする行動規範を作るべきだ」と、アムネスティのクラウディオ・コルドーネ上級部長は言う。

 首都トリポリと近郊のザウィヤに拘束されている捕虜の半数以上が外国籍で、その大半が傭兵ではなく、移民労働者らしい。また彼らの家族も脅迫や差別を受けているようだ。

 しかし国民評議会のジャマル・ベノル(司法担当)は、前線兵士による犯罪行為の横行は承知しているとしつつ、「現段階で彼らを裁くのは困難」だと反論する。なぜか。「彼らは罪を犯したが、今も私たちの側に立って戦っている」からだ。

3332チバQ:2011/11/05(土) 19:26:35
>>383>>1456-1458
http://www.cnn.co.jp/world/30004483.html
コロンビア左翼ゲリラの司令官殺害、組織に大きな打撃か
2011.11.05 Sat posted at: 16:05 JST
(CNN) 南米のコロンビア政府高官は4日、同国最大の左翼ゲリラ組織「コロンビア革命軍」(FARC)のアルフォンソ・カノ司令官を同日行ったFARC掃討の軍事作戦で殺害したと述べた。

同司令官の年齢や軍事作戦の詳細は伝えられていない。パルド労働相は司令官殺害はFARCに大きな打撃になると指摘、今後の和平交渉の進展にも寄与すると述べた。

カノ司令官は2008年3月、心臓発作とみられる病気で死亡したマヌエル・マルランダ前司令官の跡を継いでいた。

コロンビアのサントス大統領は今年7月、治安部隊がカノ司令官が潜伏していたみられる遠隔地の野営地を襲ったもののほぼ1日違いで逃走を許していたことも明らかにしていた。この野営地では同司令官の衣服が見付かり、地元のCNN系列局は司令官が好んでいた銘柄のたばこも大量に発見されたと伝えていた。

大統領はまた、野営地の場所はカノ司令官の手下からの情報提供で得ていたとも語っていた。

FARCは1960年代から武装闘争を開始。近年は政府軍の掃討作戦で組織が弱体化していたものの、活動資金調達のための誘拐や軍部隊への襲撃は続けていた。麻薬栽培や売買にも関与していたとされる。米国と欧州連合(EU)はFARCをテロ組織に指定している。

3333チバQ:2011/11/06(日) 11:04:48
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011110602000023.html
ロシア 大統領、下院選シフト
2011年11月6日 朝刊

 【モスクワ=原誠司】十二月四日に行われるロシア下院選(定数四五〇)を控え、メドベージェフ大統領が外交日程の変更も構わず、選挙戦に傾注している。大統領は来春の大統領選で復帰が確実なプーチン現首相の政権下での首相就任が予定されているが、下院選の選挙結果によっては政権入りできない可能性もあり、危機感を募らせているようだ。

 メドベージェフ大統領はフランス・カンヌで三、四両日に開かれた二十カ国・地域(G20)首脳会合を初日だけで切り上げて帰国した。四日はロシアの祝日「国民統一の日」に当たり、プーチン首相とともに西部ニジニーノブゴロドで開かれた政府行事に出席するのを優先したとみられる。大統領は政府行事で国民の団結を訴えた後、地元の自動車工場を視察して従業員の賃上げを約束した。

 初参加となるはずだった今月十九日のインドネシア・バリ島での東アジアサミットも、大統領の欠席が明らかになっている。

 大統領は最大与党・統一ロシアの比例代表名簿の筆頭候補で、下院選では憲法改正に必要な三分の二以上の議席獲得を目指している。しかし、最近の世論調査では、同党が前回選挙で得た三百十五議席から大幅に減らし、二百七十議席前後にとどまるとの厳しい観測も出ている。

 プーチン首相は先月中旬、ロシア主要テレビ三局とのインタビューで「メドベージェフ氏の政府首班としての正統性は、下院選挙で統一ロシアがいかによく戦うかに影響される」と発言。下院選の結果次第では、首相指名でメドベージェフ氏を外す可能性を指摘している。大統領にとっては与党の支持率低下とこうしたプーチン首相の発言が重圧となっているようだ。

3334チバQ:2011/11/06(日) 11:19:49
>>2678
財務相に政敵起用 ギリシャ内閣改造
2011年6月18日 朝刊

>ベニゼロス財務相が新首相に就任する見通し。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/111105/erp11110520560010-n1.htm
首相、辞任へ 与野党が連立協議開始
2011.11.5 20:55
 【カンヌ(フランス南部)=木村正人】ギリシャのパパンドレウ首相は5日昼(日本時間同日夜)、パプリアス大統領と面会し、連立政権樹立の意向を伝えた。現地からの報道によると、同首相は辞任、ベニゼロス財務相が新首相に就任する見通し。同財務相は、欧州連合(EU)が合意した債務危機対策の包括戦略が国会に承認された後、来年2月にも総選挙を行う考えを表明した。

 5日未明に行われた内閣信任投票は賛成153、反対145で可決された。ギリシャの無秩序なデフォルト(債務不履行)という最悪の事態は回避されたが、野党側との連立協議は見通しがついておらず、不安定な政局が続きそうだ。

 内閣信任投票前にパパンドレウ首相は内閣の信任を条件に辞任を示唆した上で「野党と一体となって政権をつくりたい」と野党側に連立を呼びかけたが、最大野党・新民主主義党は「総選挙のみが解決策」(サマラス同党党首)として反対票を投じた。

 連立協議は5日から始まるが、サマラス党首は与党との対決姿勢を鮮明にしているため、ベニゼロス財務相は極右の国民正統派運動(16議席)や民主同盟(5議席)など少数政党との連立を模索している。

 国内には緊縮策に反対する声が強く、包括戦略の国会承認には過半数を上回る180票が必要との条件がつけられたため、同財務相は総選挙実施を条件に暫定政権を樹立し、国会承認に持ち込む考えだ。

3335チバQ:2011/11/06(日) 13:25:30
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2839025/8037276?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
ナイジェリアのダマトゥルなどで襲撃 150人死亡 過激派が犯行声明
2011年11月06日 11:48 発信地:ダマトゥル/ナイジェリア

【11月6日 AFP】ナイジェリア北部で4日、ダマトゥル(Damaturu)など複数の都市の警察署や軍施設、教会などで相次いで銃発砲や爆弾爆発があり、少なくとも150人が死亡した。同国のイスラム過激派ボコ・ハラム(Boko Haram)は5日、犯行を認めた。

 同国のグッドラック・ジョナサン(Goodluck Jonathan)大統領は襲撃を非難。大統領報道官は声明で、「(大統領は)この凶悪行為の犯人を確実に逮捕するよう治安当局に指示した」と述べた。ナイジェリア当局者によると、少なくとも5件の自爆攻撃があった。

 遺体安置所には遺体が積み重ねられ、救助当局者によると、犠牲者は150人に上った。

 病院で、匿名を条件にAFPの取材に応じた救急当局者は、「私は遺体安置所に遺体を運ぶのに携わった。私が数えたところ遺体は150体あった」と語った。すでに家族が遺体を引き取りに訪れており、遺体安置所の遺体は4日中に97体に減ったという。AFP記者も安置所で遺体を数えたところ、遺体は97体だった。

 一方、イスラム過激派ボコ・ハラムのメンバー、アブル・カカ(Abul Qaqa)氏は5日、AFP記者との電話でボコ・ハラムがナイジェリア北東部のボルノ(Borno)州やダマトゥルでの攻撃を行ったことを認め、治安部隊がボコ・ハラムのメンバーや弱い民間人への迫害を止めない限り、連邦政府組織に対する攻撃を続けると語った。(c)AFP/Aminu Abubakar

3336チバQ:2011/11/06(日) 19:42:55
http://www.asahi.com/business/update/1104/TKY201111040513.html
2011年11月4日23時46分
イタリア、IMF監視下に 財政再建の信認が狙い
 イタリアのベルルスコーニ首相は4日、財政再建や経済構造改革の進み具合について、国際通貨基金(IMF)の監視を受けることを決めた。ギリシャから始まった欧州の政府債務(借金)問題は、ユーロ圏第3の経済大国にまで及び、「債務危機」へと発展した。

 ギリシャのように資金支援を受けて救済されるわけではないが、IMFの監視下に入らなければ市場から信用してもらえないところまで追い込まれた。IMFを支える主要7カ国(G7)の国が監視下に入るのは異例だ。

 イタリアはすでに、労働市場の柔軟化や年金制度の見直し、国有財産の売却などを内容とする改革案をまとめ、EU各国に伝えている。ただ、金融市場から実行能力を疑われていることから、イタリアの国債価格が急落、金利が急上昇していた。IMFの監視によって財政再建への「お墨付き」を得て、市場に安心してもらう狙いとみられる。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23991420111104
訂正:ベルルスコーニ伊首相、与党からも退陣要求強まる
2011年 11月 4日 13:21 JST
 [ローマ 4日 ロイター] 仏カンヌで開催中の20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)からイタリアに戻ったベルルスコーニ首相は4日、自身が率いる中道右派政党の議員からの反発など、退陣要求の強まりに直面している。
 欧州首脳は3日(訂正)のG20サミットで、ベルルスコーニ首相に対し、国内の政治不安を解消し、イタリア国債市場の安定に向けて迅速に対応するよう強く求めた。 

 イタリアでは、数々の問題を抱える首相に退陣を求める声が一段と強まり、首相の支持派だった6議員は3日(訂正)、新政府の樹立を要請する書簡を提出した。この中で、イザベラ・ベルトリーニ議員は、来週8日に予定される予算承認に関する議会採決で、同議員グループが政府案に反対する可能性があると明らかにした。

 この採決は信任動議ではないものの、現政権にとって重要であり、否決されれば、法案可決に持ち込めない政権の弱さがあらわになる。

 ベルルスコーニ首相は、イタリアの成長促進と債務削減に向けた一連の改革案をG20サミットの場で披露したい考えだったが、2日(訂正)遅くの閣議で十分な支持が得られず、かなわなかった。閣議では、同改革案は即時実施される命令としてではなく、審議中の予算案に多くの措置を盛り込む修正として合意されるにとどまった。 

 政府筋によると、首相は3日、欧州首脳に対し、改革案についての信任投票の実施を15日以内に提案する意向を明らかにした。当局者の話では、修正予算案にはインフラ投資向け減税、官僚機構の簡素化、研修を通じた若者の雇用支援が含まれる。

*文中の日付を一部訂正します。

3337チバQ:2011/11/06(日) 19:43:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111105/erp11110521120011-n1.htm
イタリア破綻に現実味 経済規模ユーロ圏3位 衝撃度、格段の差
2011.11.5 21:09 (1/2ページ)[海外経済]

4日、フランスのカンヌで開かれた20カ国・地域(G20)首脳会合終了後の記者会見に出席したイタリアのベルルスコーニ首相(ロイター)
 【カンヌ(フランス南部)=木村正人】主要20カ国・地域(G20)首脳会議が債務危機の拡大を食い止める欧州金融安定化基金(EFSF)への資金積み増しを見送ったことで、単一通貨ユーロ圏3位の経済規模を誇るイタリアの財政破綻(はたん)が現実味を帯びてきた。ベルルスコーニ伊首相は国際通貨基金(IMF)の監視を受け入れたが、側近からも反乱の火の手が上がり、政権は瀕死(ひんし)の状態だ。

 ギリシャのパパンドレウ首相に次いでカンヌでメディアの注目を集めたのがベルルスコーニ首相だ。2人とも政権基盤が脆弱(ぜいじゃく)で、財政再建を進める財務相と反目、簡単に約束をほごにするユーロ圏の問題児だ。しかし、大きな違いはイタリアの政府債務は約1・9兆ユーロ(約204兆円)、ギリシャの5・6倍もあるということだ。

 4日、メルケル独首相が記者会見で「G20のどの国も基金再拡充に協力するとは約束しなかった」と落胆の色を浮かべたとたん、イタリア10年国債の金利は6・4%を突破した。アイルランドやポルトガルが欧州連合(EU)やIMFに助けを求めたのと同水準だ。

 それでもベルルスコーニ首相は記者団に「(金利上昇は)市場の気まぐれだ」と言ってのけた。英紙フィナンシャル・タイムズによると、IMFは500億ユーロの緊急融資をイタリアに打診したが、同首相はこれを拒否し、代わりにIMFの監視を受け入れたという。

 EUの前身である欧州経済共同体(EEC)とユーロ発足時からのメンバーだけに、イタリアの危機が世界に与えるインパクトはギリシャの比ではない。

 ただ、家計貯蓄率は日本より高いため、政府債務残高を国内総生産(GDP)の120%近くまで積み上げてもイタリア国債は安全とみなされ、10年国債の金利は昨年秋には3・8%弱と落ち着いていた。

 しかし、同首相の買春スキャンダルが相次ぎ、市場は同首相が緊縮策を実行するつもりなのか疑い始めた。高齢化、既得権益の横行など問題を抱えるイタリアの経済成長率は過去15年間で年平均0・75%。

 与党内から反乱ののろしが上がり、同首相の政治生命は風前のともしびだ。2013年までの財政均衡、年金支給年齢の引き上げ、国有資産の売却などの国際公約がIMFの監視で実行されたとしても市場の疑念を払拭するのは難しい。

3338チバQ:2011/11/06(日) 19:45:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111106-00000010-mai-int
<イタリア>公共事業で「滞納」常態化 業者からは不満の声
毎日新聞 11月6日(日)13時56分配信

 膨大な財政赤字を抱え、債務危機の波及が危ぶまれる南欧諸国の一角、イタリア。その影響は中央官庁を直撃する。発注事業に対する支払いの「滞納」があちこちで起き、契約業者からは不満の声がうずまく。

 ローマ市に本社を置く社員60人の電気設備会社の経理部長(50)は匿名で明かす。「遅れたことはなかったのに、9月下旬の支払いがまだない」。発注元はインフラ・運輸省だ。

 この会社は各省庁の関連施設の管理を任され、毎月平均5万ユーロ(約535万円)の支払いを受けてきた。同省に問い合わせると担当者はいきなり「お金がないから」と応じた。月末には社員給与や物品費で24万ユーロの現金が必要だが、督促できず困っていると、9月分がほぼ1カ月遅れで、10月19日に振り込まれた。

 ローマ市南部の冷暖房管理会社(社員13人)も、法務省からの支払いが滞る。過去1年分の請求額約10万ユーロのうち、5万5000ユーロだけが10月に振り込まれた。社長(47)は「遅れるのはイタリア流でよくあるが、省庁の仕事を請け負った過去20年でこれほど遅れたのは初めてだ。正常ではない」と言う。

 他にも▽内務省による警察組合へのパトカーなどのガソリン代支給遅延(10月)▽法務省が盗聴を請け負う企業協会に半年分の支払い遅延(9月)▽法務省が刑務官6万人に平均2000ユーロのボーナス支払い遅延(9月)−−などが明らかになっている。中央官庁の「支払い滞納」がほぼ常態化している異常事態だ。

 だが、行政側は意に介しない。インフラ・運輸省で契約企業への支払いを担当するヨランダ・デラルカ部長はこう釈明する。「支払いが遅れるのが長年の慣習。部下に払えと言っても、休んだり、仕事が詰まっていて遅れる。経済危機が(滞納の)言い訳になっているのは確かですが、お金はちゃんとあるんです……」

 地方自治体の財政難も深刻だ。07年から続く南部ナポリやシチリアのゴミ放置、08年から頻発する予算不足によるポンペイ遺跡や学校校舎の崩落、移民の暴動−−。ユーロ圏で独仏に次ぐ3位の経済規模を誇るイタリア。だが、過去10年の平均成長率は0・3%と伸び悩み、公的債務は国内総生産(GDP)比で120%に達する。国債発行残高は1・8兆ユーロ(約200兆円)と日米に次ぐ世界3位の「借金大国」。そのひずみにあえぐ。

3339チバQ:2011/11/06(日) 19:45:36
 ◇「首相不信」迷走に拍車

 仏カンヌでの主要20カ国・地域(G20)首脳会議で、イタリアの財政再建を国際通貨基金(IMF)が監視することが決まり、危機波及阻止へ動き出したが、先行きは見通せない。

 「危機は新段階に入った」。今月1日に就任した欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁(前イタリア中銀総裁)はすでに7月、危機拡大を予告していた。実際にイタリア国債は市場の狙い撃ちに遭い売り込まれた。4%台後半だった10年物国債の利回りは、8月5日に99年のユーロ加盟以来最悪の6.46%まで上昇し、6%を超える高利回りでなければ、買い手が付かない事態となった。

 「政治家が夏休みの8月に働くのを初めて見た」と国民が驚くほど、政治家はせっぱ詰まり、緊縮策に取り組んだ。7月に財政再建策をまとめたばかりだったが、8月12日には「14年までに財政均衡を目指す」との方針を1年前倒しする緊縮法案を閣議決定した。しかし、素早い対応はここまでで、法案は骨抜きとなる。

 与党議員の抵抗で年収9万ユーロ以上の所得者への追加所得税は公務員を除いて見送られ、30万ユーロ以上の富裕層に限定。税収増の見積もりは当初の7分の1に減り、一部の穴埋めのため、付加価値税(日本の消費税に相当)の税率を20%から21%に引き上げた。

 10月23日の欧州連合(EU)首脳会議ではベルルスコーニ首相が一段の改革断行を迫られ、年金受給開始を67歳に引き上げる提案をしたが最終的妥結には至らず、国債利回りは最悪水準をさまよう。

 迷走の背景には首相の指導力不足がある。8月の緊縮策を巡る迷走では経済界からカトリック教会の総本山・バチカンまで「深い憂慮」を表明。厳しい脱税対策も掲げたが、自身も脱税問題を抱え、国民の不満は強い。

 約350の公共機関があり、労働力人口の1割を公務員が占める行政のスリム化にも手を付けようとしたが、9月初めに国債下落が一服すると野心的な案を引っ込め、政府不信が高まった。国会議員数も945議席と人口の多い独仏よりも多数で削減を求める声が強いが、改革は進まない。

 「イタリアは危機だとは思っていない」。首相は4日、G20後の記者会見で強調した。だが、国際経済学者のルチオ・カラッチョロ氏(57)は「EU中枢はイタリアを『遅れた地中海圏』とみている」。債務危機に機動的に取り組めない政府に疑念の目が向けられている。【ローマで藤原章生】

3340チバQ:2011/11/06(日) 19:46:47
http://www.asahi.com/international/update/1106/TKY201111060153.html
2011年11月6日18時44分
政権交代求めイタリア最大野党が集会 ローマに数万人
 国際通貨基金(IMF)の監視下に入ることを決めたイタリアで5日、ベルルスコーニ首相の退陣と政権交代を求める大集会が開かれた。

 最大野党の民主党が主催した。AP通信によると、首都ローマに、国内各地から数万人が集まった。民主党のベルサニ書記長は「我々は他の野党とともに新政権をつくる準備ができている」などと訴えた。

 ギリシャから危機が飛び火したイタリアで、債務残高の多さや低い経済成長率と並んで問題視されているのが、未成年買春や汚職で起訴されているベルルスコーニ氏自身の指導力だ。

3341チバQ:2011/11/06(日) 21:51:13
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111106-OYT1T00601.htm
伊首相に退陣圧力強まる、与党からも相次ぐ離反

 【アテネ=末続哲也】財政・金融危機の深刻化で国際通貨基金(IMF)監視下に置かれる事態となったイタリアで、ベルルスコーニ首相(75)への退陣圧力が強まっている。


 与党内でも首相から離反する動きが相次ぎ、8日に下院(定数630)で採決が行われる決算関連法案の可決が危ぶまれる事態となっている。法案通過に失敗すれば、政権崩壊の引き金にもなるとみられている。

 首都ローマでは5日、首相退陣を求めるデモが、数万人が参加して行われた。最大野党・民主党のベルサニ党首はデモ参加者を前に演説し、「他の野党と共に新政権を作る用意がある」と政権交代を訴えた。

 ベルルスコーニ首相は脱税や未成年者買春疑惑でも批判を浴び、10月14日に下院で行われた信任投票では過半数ぎりぎりの316票で信任を獲得していた。しかし、IMFの監視が決まったことで、首相の指導力不足が財政不安の元凶との批判が連立与党内でも高まり、3日には第1党「自由の人民」所属の下院議員2人が離党を表明した。地元メディアは、8日の採決で過半数に達しない可能性があると伝えている。

(2011年11月6日20時28分 読売新聞)

3342チバQ:2011/11/06(日) 21:52:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111106-00000635-yom-int
ギリシャ連立政権協議、野党が首相辞任を条件に
読売新聞 11月6日(日)21時18分配信

 【アテネ=三好範英】政治的混乱が続くギリシャの連立政権協議で、最大野党・新民主主義党(ND)のアントニス・サマラス党首は6日、パプリアス大統領と会談した。会談後、党首は記者団に対し、「パパンドレウ首相が辞任すれば、ただちに協力する決意だ」と述べ、首相辞任を連立参加の条件とする考えを打ち出した。

 首相は5日未明の内閣信任投票を巡る演説で、野党を取り込んだ連立政権発足を急ぐ考えを示す一方、自身の進退については明言を避けていた。

 サマラス党首は6日の会談の冒頭、「不確かな状況に終止符を打たねばならない。国内外に安定のメッセージを送らねばならない」と述べた。大統領も「協力して国を救わねばならない」と応じた。サマラス党首は、これまで協力条件として掲げてきた早期総選挙の実施には言及せず、一定の妥協姿勢は示したと言える。 .

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111106-00000044-mai-int
<ギリシャ>「安定」演出に与野党腐心 連立へ折衝続く
毎日新聞 11月6日(日)21時15分配信

 【アテネ藤原章生】ギリシャのパパンドレウ首相は6日、暫定連立政権樹立に向け、前日のパプリアス大統領との会談を受けて緊急閣議を開いた。一方、連立の前提として首相の即時辞任にこだわる最大野党「新民主主義党」のサマラス党首も6日、大統領と協議。ギリシャは、市場が開き、欧州連合(EU)などによる1300億ユーロ(約14兆円)規模の第2次支援策の審査官がアテネを訪れる7日までに「政治の安定」を演出せねばならず、与野党ともギリギリの折衝を続けている。

 5日の議会で「辞任」を条件にする“奇策”で内閣信任を勝ち取った首相は、「連立政権樹立の功労者」として辞任したい模様で、連立に成功した場合の新首相にはベニゼロス財務相が有力視されている。一方、米国留学時代の首相のルームメートで、政界ではライバルのサマラス氏は、首相の「功績」に加担する気はなく「国にとっての危険人物パパンドレウ抜きでの連立」または「12月の総選挙」を主張する。サマラス氏は6日、大統領と会談後、記者団を前に連立について「私はあらゆる協力をするが、その前にパパンドレウ首相が辞任しなければならない」と語った。 両党議員の間では、「破綻を避けるため、政争は融資確保を決めてから」との意見が高まり、連立合意を経て首相辞任という流れを支持している。

 政府は4日の閣議で第2次支援策の国会承認について、300議席中180議席の賛成票を条件に設定。このため連立が失敗しても破綻回避には「新民主主義党」の協力が不可欠だ。パパンドレウ、サマラス両氏のどちらが譲歩するかが政局の焦点と言える。

 民間調査機関の5日の世論調査によると、国民の52%が連立政権を、36%が早期の選挙を望んでいる。また、79%がパパンドレウ政権を信任せず、次期首相には24%がベニゼロス氏の名を挙げた。

3343とはずがたり:2011/11/07(月) 10:38:21

ギリシャ、与野党大連立で合意 パパンドレウ首相は辞任へ
http://www.afpbb.com/article/politics/2839217/8042180?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
2011年11月07日 09:37

【11月7日 AFP】ギリシャの大統領府は6日夜、ヨルギオス・パパンドレウ(Georgios Papandreou)首相と最大野党・新民主主義党のアントニス・サマラス(Antonis Samaras)党首が財政危機に対処すべく連立政権の樹立で合意したと発表した。あわせてパパンドレウ首相は、大連立交渉の障害となっていた首相職辞任に同意した。

 大統領府発表によると、両者は新政権を樹立することで合意。直ちに次期選挙を期限とする暫定内閣の組閣を進める。パパンドレウ首相は次期首相の座にはつかない意志を明確にしたという。

 カロロス・パプリアス(Carolos Papoulias)大統領の仲介で行われた会談は2時間近く続いたが、ユーロ下落が続く中で週明け7日の金融市場が開く数時間前の合意となった。大統領府が会談声明を配布すると、会場の外で待ち受けていた報道陣はこれに殺到した。(c)AFP/John Hadoulis and Richard Carter

3345チバQ:2011/11/07(月) 20:01:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111107-00000028-mai-int
<ギリシャ>混乱の背景に南欧の習慣 ドン同士「領域」争い
毎日新聞 11月7日(月)12時32分配信


拡大写真
ギリシャの首都アテネの下町=2011年11月5日、藤原章生撮影
 【アテネ藤原章生】ギリシャ政局の混乱は、パパンドレウ首相の辞任と、サマラス党首率いる「新民主主義党」との連立政権樹立の合意で一応の収束をみた。ギリシャ政治を考える上で鍵になるのは、「パトロン(後援者)とクライアント(従者、顧客)」という言葉だ。

【ギリシャ】パパンドレウ首相信任 浮かび上がるしたたかさ

 ギリシャやイタリアでは、総領などと訳されるドン(パトロン)が村人(クライアント)の面倒をみると同時に、搾取もする社会を表現するのに使われる。村人の中にはドンに反発する者もいるが、誰もが金銭や就職、トラブル解消で世話になっている。

 ドイツは南欧の年金生活者が優遇され過ぎていると非難する。借金を返すため年金を改めろと言われると、ギリシャもイタリアも抵抗する。

 例えば、イタリアの元閣僚は月に3万4000ユーロ(約360万円)の年金を受ける。なぜこんな高額になるのか。その疑問を解くのが「パトロンとクライアント」だ。ドンである元閣僚がクライアントの友人、知人、配下、故郷の縁者を食わさなければならないからだ。こうした一見無駄に見えるシステムで金が末端にまで回る。

 「地中海圏の共通点はまともな福祉がなく、その穴を年金で賄っていること」(イタリア国立研究会議の社会学者、エンリコ・プリエーゼ教授)

 福祉を充実させたドイツのように、メルケル独首相に命じられるまま年金を抑えれば、ギリシャもイタリアも困る人が出てくる。

 ドイツなどが推す改革に、南欧が素直に従えない一つの理由は、制度、慣習の違いだ。それを変えるには時間がかかる。市場の変化に比べ、習慣変更のテンポは格段に遅く、その差がユーロ危機の要因となっている。

 では、市場の速さを緩められるのか。それとも、南の慣習を変えるべきなのか。

 10月31日に始まったギリシャの政治混乱は、結局のところ何を見たのか。パパンドレウ対サマラス。2人のドンの「領域」争いだ。

 パパンドレウ家は政治家の名門で、日本で言えば鳩山家。国民は首相を「宇宙人」とみており、デモクラシー紙の見出しに「UFOと共に去りぬ」とあった。一方、サマラス家はペロポネソス半島南西部のエリート一族出身で、政策は金持ち優遇だ。その2人が意地で闘う。

 「非常時なのだからまずは挙国一致を」とそばの者はじりじりするが、彼らは後々の取り分、そしてドンとしての名誉もあり、簡単には引けない。2人のドンの争いは、地中海圏政治の典型と言えるのだ。

3346チバQ:2011/11/07(月) 20:03:11
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/11/06/20111106ddm003020130000c.html
クローズアップ2011:危機並走、依然綱渡り イタリア、ギリシャ
 欧州債務危機打開を協議した主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)は、直前の国民投票実施表明で「ギリシャ・サミット」の様相を深め、危機波及が懸念されるイタリアへの対応が同時進行する「二正面」対処を強いられた。イタリアは国際通貨基金(IMF)の監視下に置くことが決まり、ギリシャもサミット後、国民投票撤回と内閣信任可決で、ひとまず危機拡大や混乱を回避する環境が整った。だが、並走する危機をどこまで阻止できるか、依然綱渡りが続く。【カンヌ(仏南部)会川晴之、伊藤智永、アテネ藤原章生】

 ◇イタリア、金融支援拒否 IMF監視

欧州危機の波及が懸念されるイタリア。2日、ミラノ市で銀行の為替モニターを見つめる市民ら=AP ベルルスコーニ伊首相に対し、イタリアの財政再建をIMF監視下に置くための独仏や欧州連合(EU)首脳らの説得工作が始まったのはサミット開幕直前の3日朝。約2時間の予定だったが、協議は難航。終了後の会見は見送られ、サミットになだれ込んだ。

 3日夜の再協議にはオバマ米大統領も加わり、IMFのラガルド専務理事らが、3カ月ごとに財政状況を審査し、計画の遅れがあれば勧告するシステムの導入を提案した。

 欧州メディアによると、IMFが440億ユーロの支援実施を提案したが、首相は拒否。首脳宣言採択まで残り半日と迫った4日朝の3回目の協議ではサミットの議事日程を1時間ほど遅らせてまで説得を継続。最終的に首相は提案を受け入れた。

 「イタリアはIMFの監視を受け入れた。来週、調査団を派遣する」。午後1時前、会見場に現れたファンロンパウ欧州理事会常任議長(大統領)は、イタリア説得が奏功したことに満足げな表情を浮かべ、ラガルド氏も声明で「イタリアの決定を歓迎する」と表明した。

 市場は、イタリアが目標に掲げる13年までの財政均衡達成に懐疑的だ。IMF側には「このまま放置して国債金利が上昇を続ければ立ち行かなくなる」(幹部)との警戒感があった。欧州メディアは「首相がIMFからの融資申し出を退ける代わりに監視を受け入れた」と報じた。

 イタリアに対する監視は、債務危機でEUやIMFから資金支援を受けているギリシャやポルトガルなどや、90年代後半のアジア危機でIMF支援を受けたインドネシアや韓国とは形態が異なる。

 条件として3カ月ごとの審査を義務付けられるが、イタリアの場合は金融支援はない。財政再建状況を厳しく監視し、結果を公表することで進捗(しんちょく)状況を透明化し、市場の不安感を払拭(ふっしょく)する「危機予防措置」だ。米スタンレー財団のデイビッド・ショール氏は「危機阻止に取り組むことにG20の存在意義がある」と評価する。

 しかし、財政再建状況が好転する保証はない。総額1100億ユーロの融資を分割して受けるギリシャは3カ月ごとの審査のたびにIMF側と対立している。経済成長率や税収、国有財産売却などの計画が目標値を下回る状態が続いているためだ。

 IMFはそのたびに是正措置を求め、ギリシャは年金支給年齢の引き上げや増税など新たな措置を編成するが、国民にとって負担増を招く政策のため、ストや与野党対立が激化し、政局が流動化する危険を常にともなう。

 IMFの監視により、予算編成への制約も生まれ、一定の主権がしばられるとの危惧もある。ベルルスコーニ首相の支持基盤は盤石とは言えず、国内には退陣を求める声も噴出しており、今後の国内調整が正念場となる。

3347チバQ:2011/11/07(月) 20:03:22
 ◇ギリシャ、連立協議次第 政治混乱、長引く恐れ
 欧州危機の震源地となったギリシャはパパンドレウ内閣が5日、国会で信任を取り付けたことで、解散・総選挙による危機深刻化という最悪の事態は当面、回避した。ユーロ圏首脳会議がギリシャ支援策を決めた10月末時点の「振り出し」に戻った形だ。次の焦点はギリシャが連立政権を早期に樹立し、「政治の安定」を世界に示すことができるかどうかだが、政治混乱が長引く恐れもある。

 ギリシャ危機の行方は連立協議の展開次第だ。国庫は12月中旬に底をつくと言われ、迅速な対応が迫られている。パパンドレウ首相の後任候補とされるベニゼロス財務相は「来年2月末まで」の暫定政権を目指しており、少数野党が連立相手となる見通しだ。

 ギリシャは12月19日から30日にかけて総額約29億ユーロの短期国債の返済期限を迎える。だが、ギリシャはそれをまかなうだけの流動資金を持っておらず、9月以来先延ばしされてきたEUや国際通貨基金(IMF)による6回目の救済融資80億ユーロを受け取らなければ年の瀬に破産する。

 ギリシャが80億ユーロを受け取るための条件が、ユーロ圏首脳が10月27日に決めた1300億ユーロ規模の第2次支援策の国会承認。このため、「政争や選挙は融資をもらってからにしよう」との声が与野党から上がっており、「政治の団結」(パパンドレウ首相)とスムーズな国会運営が求められている。

 ギリシャは08年暮れのアテネ暴動で社会の混乱、09年暮れには経済の混乱で衆目を集め、南欧に共通する「政治の不効率」を続けている。政治の迷走が長引けば「EU離脱」を唱えるギリシャ共産党らが呼びかけるスト、デモに賛同者が増え、暴動が再燃する懸念がある。

毎日新聞 2011年11月6日 東京朝刊

3348チバQ:2011/11/07(月) 20:04:25
http://mainichi.jp/select/world/news/20111103ddm007030101000c.html
迷走革命:/上 イエメン大統領、家族に権限 「王朝」部族離反招く
 ◇盤石の統率力に衰え
 「大統領はイエメンを最もよく知る政治家だ。野党には人材がない」。サレハ大統領(69)の側近はそう主張する。普段から全国の有力部族を回り、問題があっても電話一本で話ができるという。

 アラブで最も色濃く部族社会の残るイエメンで、各部族を熟知していることがサレハ氏の強みだった。内部告発サイト「ウィキリークス」が暴露した米公電によると、今では大統領辞任を要求する米国も昨年2月の時点では、「サレハ氏の代わりはいない」と、統率力を評価していた。

 サレハ氏は、イエメンが南北に分裂していた78年に北イエメンの大統領に就任。90年には統一を実現し、33年にわたり権力を維持し続けた。しかし、1月に退陣要求デモが本格化し、6月には暗殺未遂で重傷を負って治療のためサウジアラビアに出国。一時は「事実上の亡命」との観測もあった。3カ月後の9月に帰国したが、後ろ盾だったサウジアラビアや米国などからの辞任圧力は強まるばかりだ。

 首都サヌアで10月21日に開かれた大統領派の集会。サレハ氏を支持する数万人が集まった。支持者の一人、ハーリド・アブドルハニさん(36)は「イエメンの統一を維持してきた功績がある。野党は過激すぎる。後継者は選挙で選ぶべきだ」と話す。

 サレハ大統領の権力基盤は、自身が所属する部族連合のハシド族だ。イエメンの3大部族連合の一つで、「イエメンの支配者にはハシド族出身であることが条件」ともいわれる。07年に亡くなった部族長のアブドラ・アフマル氏は大統領の有力支持者。イエメン政治に詳しいサヌア大のアデル・ショガー教授は「サレハ氏は権力と金の分配で、部族、宗教関係者、実業家を取り込んだ」と解説する。

 反大統領派のアナリスト、アブドルガニ・エリヤニ氏によると、サレハ氏は95年ごろから省庁幹部を実務家からハシド族などの部族幹部に置き換えた。自身の権力基盤強化に、有力部族の取り込みが重要と考えたようだ。米欧や周辺国にはテロ対応の必要性などを説き、財政支援や支持を引き出すなど巧みな外交も展開した。

 しかし、サレハ氏の治世が長引く中、ハシド族の中にもサレハ氏への不満が生まれた。サレハ氏に04年ごろから、部族の権限を自らの家族や親族に移す傾向が出たためだ。特に自身の後継とされる長男のアフマド氏を共和国防衛隊に据えたことは、家族による「サレハ王朝」確立の兆しと受け止められた。

 結局、ハシド族や実務家がサレハ氏から距離を置くようになり、長年の支持者だった国軍のモフセン将軍やアフマル氏の息子で有力実業家のハミド氏が離反。「アラブの春」を契機に「体制内部の権力闘争」(エリヤニ氏)が始まったのだ。

 部族社会を知り尽くし、部族社会を権力維持に利用したサレハ氏。家族による「王朝」確立を画策したことが、権力基盤を動揺させつつある。

    ◇

 中東の民主化運動「アラブの春」の影響で、サレハ・イエメン大統領の退陣を求める若者たちの活動が始まって約9カ月。迷走する「革命」の今を報告する。【サヌアで和田浩明】

毎日新聞 2011年11月3日 東京朝刊

3349チバQ:2011/11/07(月) 20:04:51
http://mainichi.jp/select/world/news/20111105ddm007030169000c.html
迷走革命:/中 宿敵2人は元同志 反サレハ世論と直結せず
 「どうせ体制内の権力闘争で、腹立たしい」。多数の市民が死傷するイエメンの混乱について民主化デモの参加者で農業のナジフ・ムンタサルさん(33)は批判する。外資系企業勤務のサブリ・キャパンさん(37)も、「商売が成り立たない」と長引く騒乱にうんざりしている。

 混乱は表面的には大統領派と反大統領派の衝突だが、サレハ大統領の最大の「敵」2人は、かつては大統領の支持者だった。第1機甲師団司令官だったモフセン将軍と、大統領の権力基盤だった最有力部族連合ハシド族の幹部、ハミド氏だ。

 モフセン氏は60代半ばとみられ、大統領と同じ首都南方のサンハン村出身。複数の現地専門家によると、サレハ氏の権力掌握にモフセン氏が果たした役割は大きく、オーストラリアのイエメン研究者、サラ・フィリップス氏は、サンハン村有力者の間で「サレハ氏の後継はモフセン氏」との秘密の取り決めが結ばれていた、と米誌に書いている。

 サレハ、モフセン両氏の間に亀裂が入ったきっかけの一つは、北部の反乱だ。イスラム教ザイド派(シーア派の一派)の民兵組織「フシ」が04年、政府に反旗を翻したのに対し、北西方面軍管区の責任者だったモフセン氏が鎮圧に当たった。

 内部告発サイト「ウィキリークス」が暴露した米公電には、「大統領は達成困難な任務を与えてモフセン氏をつぶしにかかった」とのハミド氏の見方が紹介されている。大統領が長男アフマド氏に権力を継承するため、モフセン氏弱体化を画策した可能性がある。結局、モフセン氏は今年3月、デモ参加者の保護を名目に政府軍からの離反を宣言し、大統領の「敵」となった。

 一方、40代後半とされるハミド氏は、父アブドラ氏(07年死亡)が長年の大統領支持者だった。ハミド氏の石油利権をサレハ氏が取り上げようとしたことなどから、06年大統領選ごろからサレハ氏に敵対的姿勢をとる。ハミド氏自身の権力欲も絡み、09年8月には大統領追い落としに出る。「アラブの春」に触発された若者たちが民主化運動を始めると、携帯電話や石油関連事業で豊富な資金力を持つハミド氏が資金的な支援をしたとされる。

 こうして「反サレハ」の急先鋒(せんぽう)となった両氏だが、弱みは、国民の「反サレハ」感情が自分たちへの支持に直結しないことだ。モフセン氏のかつての配下部隊は、いまだに国防省から給与を受けている。ハミド氏は大統領選出馬の意向を持っているとされるが、自身の人気がどの程度か確信が持てない状況だ。

 こうした大統領派、反大統領派のこう着状況をイエメン人ジャーナリストのアリ・ハサン氏は「弱者の均衡」と表現する。今年1月以降の市民の犠牲者は1500人以上。かつての「同志」による仲間割れ的権力闘争の裏で、市民の犠牲だけは確実に増えている。【サヌアで和田浩明】

毎日新聞 2011年11月5日 東京朝刊

3350チバQ:2011/11/07(月) 20:05:09
http://mainichi.jp/select/world/news/20111106ddm007030101000c.html
迷走革命:/下 ノーベル賞でも帰れず カルマン氏、割れる評価
 10月に発表されたイエメンの女性民主活動家、タワックル・カルマン氏(32)のノーベル平和賞受賞。サレハ大統領退陣を求めるデモで、カルマン氏が大きな役割を果たしていただけに、反大統領派の喜びは大きかった。サヌア中心部の「変革広場」で泊まり込む男子大学生、アフマド・ムナウスさん(26)は「イエメンの誇り」と笑顔を見せる。

 だが、大統領派からは、「扇動者」「はねっかえり」といった厳しい声が多い。女性からも冷たい反応があり、ベルギス・アンシさん(70)は「国の恥」とまで言い切る。国営テレビは「イエメン人でなくイラン系だ」などと根拠不明な人格攻撃も展開し、ジャナディ副情報相は取材に「ノーベル委員会は、(欧米で反発を受ける)イスラム主義者にも、良い人物がいるという事例を作りたかったのだろう」とうがった見方を示す。カルマン氏は受賞後、ニューヨークでの講演で「サレハ氏が国際刑事裁判所に起訴されるまで帰国しない」と発言しており、身の危険を感じているとの見方もあるほどだ。

 カルマン氏は反大統領派中心勢力のイスラム保守主義政党「イエメン改革党」のメンバー。この党の幹部の中には国際テロ組織アルカイダとの関連が疑われる人物もいる。ただ、カルマン氏については、「何年も前から女性の権利や民主化活動を続けていた。アルカイダとの関係はない」(アナリストのアブドルガニ・エリヤニ氏)との見方が強い。

 カルマン氏をよく知る女性活動家、ベルギス・ラハビさん(39)は、「彼女の受賞で、社会参加が制限されている女性の力が示せた」と評価しながらも、「人権活動家というより政治志向が強い」と話す。09年の南部タイズの貧困者支援デモで、参加者の若者が裸足だったのをラハビさんが気の毒に思い、「何かしてあげたら」と話すと、カルマン氏からは、「気が付かなかった」という反応が返ってきたという。「困った人を助けることに、あまり関心がないのかも」とラハビさんは手厳しい。

 サレハ大統領は即時退陣を拒否。サウジアラビアが主導する湾岸協力会議(GCC)や欧米、国連まで関与する権力移譲の調停は難航し、イエメンの迷走が終わる気配はない。「革命の顔」となったカルマン氏の帰国のめどさえ立たない現状こそ、この国の混迷ぶりを示している。【サヌアで和田浩明】

毎日新聞 2011年11月6日 東京朝刊

3351チバQ:2011/11/07(月) 22:23:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111107-00000100-mai-int
<ギリシャ>首相と野党党首 新首相選びへ協議開始
毎日新聞 11月7日(月)22時5分配信

 【アテネ藤原章生】ギリシャのパパンドレウ首相と最大野党「新民主主義党」のサマラス党首は7日に再会談し、新首相や新内閣の人選について協議を始める。早ければ同日夜(日本時間8日未明)にも人選を終えるが、ポスト争いなどで長引けば、ユーロ圏諸国や市場のギリシャ不信がさらに増すことになる。今後、国会ではユーロ圏首脳が決めた1300億ユーロ規模の第2次支援策の受諾をめぐる議論が紛糾する可能性も高く、課題は山積だ。

 両党首は連立政権発足で合意したが、その運営方法においては、対立している。パパンドレウ首相側は第2次支援策を受けることを最優先に掲げ、政党間の対立を極力排除し、各種財政緊縮策も実施する方針。これに対し、サマラス党首側は第2次支援を受けながらも、その条件とされる財政緊縮策については議論を尽くし、事実上の「条件緩和」などを引き出そうとする戦略とみられる。

 また、新首相について、地元メディアはエコノミストのパパデモス元欧州中央銀行副総裁(64)の名前を挙げている。現与党から選出となる場合は、ベニゼロス財務相が有力とされる。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011110702000170.html
ギリシャ大連立合意 首相退陣、混迷収束へ
2011年11月7日 夕刊


 【パリ=野村悦芳】財政危機をめぐる政治混乱が続いていたギリシャは、パプリアス大統領の仲介で、パパンドレウ首相と最大野党・新民主主義党(ND)のサマラス党首が六日夜(日本時間七日未明)に協議し、大連立政権を樹立することで合意した。首相は新政権に参加せず辞任する。 

 ロイター通信によると、主要政党は七日、来年二月十九日に総選挙を実施することで一致。新首相は七日に選出される見通しだ。

 合意内容によると、新政権は欧州連合(EU)がまとめたギリシャ支援の包括策を受け入れるため、早急に国会の手続きを始める。パパンドレウ首相が突然、国民投票計画を表明して混乱に陥ったギリシャ政局は収束に向かい、世界経済の混迷は当面回避される。

 ギリシャは十二月中旬にも債務不履行(デフォルト)になる恐れがあったが、包括策承認によって、現在凍結されているEUと国際通貨基金(IMF)による融資が実施されることになる。

 地元報道によると、連立政権を率いる新首相として、欧州中央銀行(ECB)のパパデモス前副総裁や政治学者のディアマンドゥロス氏、ディマス元欧州委員の名前が挙がっている。

 ギリシャ政府は、七日にブリュッセルで開かれるユーロ圏財務相会合で、新政権の構想などについて各国に説明する。





http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011110702000168.html
ギリシャ連立 対立感情の克服課題
2011年11月7日 夕刊

 【パリ=野村悦芳】ギリシャのパパンドレウ首相の辞任と連立政権の樹立、総選挙の日程が七日までに固まり、混迷のギリシャ政局は落ち着きを取り戻しつつあるようにみえる。だが、与野党の政策の方向性が異なり、感情的な対立を抱えたままの大連立政権が、国際社会から信頼を得ることができるのか、今後の政局の動きから目が離せない。

 欧州メディアによると、与野党の合意には早期の連立政権樹立を強く求めた欧州連合(EU)の働きかけが功を奏した。ギリシャ側には「ユーロ圏離脱」を迫られかねない危機感もあり、世界経済を揺るがした危機はひとまず収まった。

 連立交渉が合意に至るまで、与党・全ギリシャ社会主義運動と、最大野党・新民主主義党(ND)の協議は難航。NDのサマラス党首は激しくパパンドレウ首相を非難し、一時は歩み寄りは困難との懸念もあった。しかし、EUの強力な“外圧”で最終的には一気に妥協が成立した。

 二大政党が激しく争い、交互に政権を担当してきたギリシャ政界。歴史的な対立を解消するのは容易ではないだろう。大連立には、急進的な左右両派の小政党も参加する可能性があり、意思統一に不安も残る。

 ギリシャの政情が不安定化すれば、世界経済は敏感に反応する。国民投票計画が明らかにされた直後、世界の株式市場は下落。信用不安が高まったイタリアは国際通貨基金(IMF)の「監視」を受け入れざるを得ない状況に追い込まれた。まずは震源地・ギリシャの財政危機を乗り切らなければ、「疑心暗鬼」の連鎖を断つことはできないだろう。

 サマラス党首は「新政権は外国に対し、安定と信頼のメッセージを発信しなければならない」と訴えた。新政権が痛みを分かち合う国民を説得し、支援の受け入れ態勢を着実に進めなければ、「寄り合い所帯」は国際社会の信頼を得ることはできない。

3352チバQ:2011/11/07(月) 22:24:45
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011110702000016.html
IMF監視 数万人抗議 伊首相に退陣要求
2011年11月7日 朝刊

 【パリ=野村悦芳】財政再建について国際通貨基金(IMF)の監視を受け入れるイタリアで、ベルルスコーニ首相と現政権への批判が高まっている。ローマでは五日、大規模なデモがあり、数万人が同首相の退陣を求めた。与党内で離反も起きており、緊張が高まっている。

 AFP通信などによると、デモには同国全土のほか、フランス、ドイツからも結集。IMFの監視を承認した同首相に対し、「政権から出て行け」などと訴えた。野党・民主党のベルサニ書記長も参加し、総選挙の早期実施などを訴えた。

 同首相は、仏カンヌで四日閉幕した二十カ国・地域(G20)首脳会合の席上で、「イタリアの危機はひどくない。レストランも飛行機も満席だ」と発言した。これに対して、デモ参加者は「私はレストランに行くが、皿洗いのためだ」などと書いたプラカードを掲げた。

 一方、AP通信によると、与党の国会議員六人が退陣を要求するなど、政権の指導力弱体化が目立ち始めた。八日には国会で重要法案の採決も控えており、否決されれば政権に大きな動揺をもたらす可能性が高い。二〇一三年まで任期を残すベルルスコーニ首相は五日、「辞任はまったく考えていない。有権者と国への責任がある」と退陣の可能性を全面的に否定。IMFの監視受け入れについても「(監視を)頼んだのはイタリアのほうだ。財政がIMFの管理下に置かれることではない」などと主張した。

 公的債務が国内総生産(GDP)の約一・二倍に膨らんでいるイタリアでは、国債の利回りが過去最高水準に上昇(価格は下落)するなど、ギリシャに端を発する経済危機の波及が懸念され始めた。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111106-OYT1T00702.htm
醜聞続いた伊首相、またピンチ…欧州財政危機


 【アテネ=末続哲也】イタリアのベルルスコーニ首相(75)に対する退陣圧力が強まったのは、信用不安封じ込めに不可欠な財政再建を推進するための政治指導力が疑われた結果だ。


 1994年に初の首相の座に就いて以来、数々の醜聞や政治危機を乗り越えてきたベルルスコーニ氏だが、欧州財政・金融危機に誘発された大波を乗り切れるかどうかはまったく予断を許さない。

 「与党からの離脱は国への裏切りだ」――。仏カンヌでの主要20か国・地域(G20)サミット(首脳会議)が閉幕した4日、ベルルスコーニ首相は報道陣に、こう息巻いた。3日には、首相の率いる最大与党「自由の人民」の下院議員2人が離党したほか、与党議員6人が首相の即時退陣を求めていた。首相は「(連立与党は)議会の多数を堅持している」と力説したが、イタリア国内では首相の命運が尽きつつあるとの見方が広がっている。

(2011年11月6日22時35分 読売新聞)

3353チバQ:2011/11/07(月) 22:30:31
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111107-OYT1T01169.htm
グアテマラ大統領選、右派ペレスモリナ氏が当選
 【グアテマラ市=浜砂雅一】中米グアテマラで6日、大統領選の決選投票が行われ、第1回投票で1位だった右派で元軍人のオットー・ペレスモリナ氏(60)が、中道の実業家マヌエル・バルディソン氏(41)を破って初当選を決めた。


 任期は来年1月14日から4年。

 6日深夜(日本時間7日午後)発表の選管集計(開票率99%)によると、得票率はペレスモリナ氏54%に対し、バルディソン氏は46%にとどまった。

 ペレスモリナ氏は6日夜の記者会見で、「最初にやるべき仕事は治安の改善と財政再建だ」と今後の抱負を述べた。

 選挙の最大の争点は治安問題だった。同国では近年、国内の犯罪組織に加え、隣国メキシコから侵入してくる麻薬密売組織がらみの凶悪犯罪が増加。軍・警察の大幅増員など強硬路線を唱えたペレスモリナ氏が幅広い支持を集めた。

(2011年11月7日20時38分 読売新聞)

3354チバQ:2011/11/07(月) 22:33:56
http://www.asahi.com/international/update/1107/TKY201111070507.html
ニカラグア大統領選、オルテガ氏再選へ 反米左派
 中米ニカラグアで6日投票された大統領選は同日開票が始まり、現職の反米左派、サンディニスタ民族解放戦線(FSLN)のダニエル・オルテガ氏(65)が再選される見通しとなった。2期連続で3期目。憲法の再選禁止規定をくぐり抜けて立候補、投票に必要な登録証が一部に発行されない問題も出るなかでの再選だ。

 中央選管や地元メディアによると、開票率16%でオルテガ氏の得票率は63.95%。2位の中道右派の独立自由党(PLI)、ファビオ・ガデア中米議会議員(79)の29.09%を引き離している。FSLNの系列メディアはネット上で「勝利が確実になった」と宣言した。

http://www.asahi.com/international/update/1014/TKY201110140550.html?ref=reca
2011年10月14日21時28分
ニカラグア大統領の応援歌にソニー抗議 著作権違反で
 ニカラグアのオルテガ大統領が選挙運動で使ったキャンペーン曲に、ソニーが著作権侵害だとして抗議した。ヒット曲「スタンド・バイ・ミー」の曲を基調にオルテガ氏への投票を促す替え歌で、ソニーは法的手段も示唆した文書を送った。

 ニカラグアでは11月6日に大統領選があり、現職のオルテガ氏が優勢だ。憲法には連続再選禁止の規定があるが、「法の下の平等」に反するとしてオルテガ氏が異議申し立てをし、最高裁が立候補を認めた。

 オルテガ氏は今夏、テレビやラジオで選挙運動の動画や音声を放送。「ニカラグアは勝利する」といったスペイン語の歌詞を乗せた「スタンド・バイ・ミー」の曲に、オルテガ氏が率いるサンディニスタ民族解放戦線(FSLN)による1970年代の革命の映像などをかぶせた。

3355チバQ:2011/11/08(火) 23:44:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111108-00000134-mai-int
<イタリア>首相窮地 政権ナンバー2が退陣要求
毎日新聞 11月8日(火)23時38分配信

 【ローマ藤原章生】ANSA通信などによると、イタリア連立与党の「北部同盟」のトップで政権ナンバー2のボッシ書記長が8日、ベルルスコーニ首相と会見し、退陣するよう要求した。ボッシ書記長は、首相が率いる与党「自由国民」のアルファノ幹事長に首相職を譲るべきだと迫ったという。首相の反応は伝えられていない。一方、野党側は近く、内閣不信任動議の提出を検討しているとされ、首相はさらに厳しい立場に追い込まれた。

 下院(定数630)は8日午後3時半(日本時間午後11時半)、ベルルスコーニ内閣に対する実質的な信任投票となる10年度決算関連法案を採決する。ただ、野党各党はこれに先立って開いた代表者会議で棄権を決定したため、法案は与党の賛成多数で可決される見通し。一方、野党が検討中の内閣不信任動議が採決されれば、「不信任」とされる可能性が高いようだ。

 野党側が決算関連法案の棄権を決めたのは、法案に反対するより、不信任動議によって決着をつけた方が有利な環境をつくることができると判断したとみられる。

 ボッシ書記長は、このような状況でベルルスコーニ首相が政権を担うのは困難と判断し、首相に辞任を促したとみられる。

3356チバQ:2011/11/08(火) 23:50:18
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2839429/8046486?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
大統領選決選投票前日に野党支持者と治安部隊が衝突、4人死亡か リベリア
2011年11月08日 07:56 発信地:モンロビア/リベリア
【11月8日 AFP】大統領選の決選投票を翌日に控えたリベリアの首都モンロビア(Monrovia)で7日、野党・民主変革会議(CDC)のウィンストン・タブマン(Winston Tubman)候補の支持者と治安部隊が衝突し、CDC側によると3人から4人が死亡、多数が負傷した。

 タブマン候補は、決選投票で現職のエレン・サーリーフ(Ellen Sirleaf)大統領が当選するよう票が不正操作される恐れがあるとして選挙から撤退する方針を表明しており、これを支持する数千人が当局の許可を受けずにCDC本部周辺でデモ行進を行った。

 そのため治安部隊はCDC本部に乗り込み、デモを解散させるために催涙ガスを発射した。CDCは、治安部隊が一方的に実弾を発射したとしているが、治安部隊はデモ隊からの発砲を受けて応酬したと主張している。

 なお、AFPのカメラマンによると、CDC本部周辺から治安部隊を排除しようとする国連リベリア派遣団(UNMIL)の兵士と治安部隊の間でも衝突が発生した。

 決選投票のボイコットを呼びかけているタブマン候補に対しては、国際社会からの非難が高まっており、8年前に血なまぐさい内戦が終わったばかりの同国で暴力が再燃することが懸念されている。(c)AFP/Fran Blandy and Zoom Dosso

3358チバQ:2011/11/08(火) 23:55:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111104-00000000-maiall-int
<記者の目>危機にひんするギリシャの「緩さ」=藤原章生(ローマ支局)
毎日新聞 11月4日(金)10時16分配信

 ◇貸した方が悪いと笑う人々

 借りる側と貸す側のどちらが悪いのか。ギリシャでそんなことを考えた。欧州債務危機の震源地ギリシャの首都アテネで、こんな話をよく聞くからだ。「もちろん貸した方の問題だ。仏独の銀行やブリュッセル(欧州連合=EU)は、ギリシャがつぶれたら困るから必死。だから貸し続けるよ」(小学校教諭兼宅配業のコスタスさん、47歳)

 ◇経済専門家にも財政は謎だらけ

 経済の専門家も、言うことは似たり寄ったりだ。この国の主要銀行の一つ、アルファバンクのチーフエコノミスト、マスウラキスさん(55)はこう語る。「ギリシャが債務の元本の50%を削減してもらい、事実上、国家破綻に陥っても、EUの基金でギリシャの主要6行は国有化され、救済される。つぶれて困るのは欧州の中枢だしね」

 ギリシャ政府の今年の財政赤字予測は国内総生産(GDP)比8・5%で、この銀行の予測より2%も高い。政府の立場から良く解釈すれば「来年に年内の税収の一部を回して成績を良く見せる算段」。つまり、よみがえったギリシャの“V字回復”を演出するための布石だ。8・5%に相当する額が、毎年汚職や不正で国庫からなくなるお金に匹敵するとみられるから、「単に消える(た)」とも言えるが、汚職閣僚が逮捕されない国では、真相はやぶの中だ。

 マスウラキスさんは会うたびにくだけた物言いになる。私が「財務相は10月半ばに国庫が底をつくと言っていたのに、今度は11月半ばと言いだした。なぜ?」と聞くと、大笑いした。「知らないよ。そんなこと俺に聞くなよ。謎だらけだ」とニヤニヤする。「あんたも、むちゃくちゃなギリシャという国が分かってきたな」と言わんばかりだ。

 要は、見識あるはずのエコノミストにさえ理解しがたい謎をはらむのが、この国の「持ち味」ということだ。それを知らずに金を貸したのなら貸した方が悪いと言われても仕方がない。しかし、金を貸せばすぐに使い果たすと知っていたのではないだろうか。

 2000年代、ギリシャは独高級車ポルシェの購入台数が人口当たり世界一。昨年の自動車ローン総額は80億ユーロ(今のレートで約8500億円)に上る。この額は昨年6月以降、ギリシャに対して3カ月ごとにユーロ加盟国がしているつなぎ融資と同規模だ。

 ユーロ圏(99年にスタート)に01年に加盟したギリシャの特徴は、公務員優遇など放漫財政だけではない。借金に借金を重ねて消費し、経済を伸ばしてきた。米国の著名な経済学者ジョゼフ・スティグリッツ氏の言葉を借りれば、「成長経済は債務なしにはあり得ない」。だが、いったん財政危機に陥ると、「債務のコストは利益と同様、不平等に配分され貧困と格差を助長する」。実際、ギリシャの福祉は削られ、貧困、格差、社会不安が広がっている。

 09年10月、財政赤字の粉飾を首相が暴露し、この国の国際的な評価は地に落ち、長期国債を買ってもらえなくなった。つまり市場から見限られた。そして世界はその時、初めて悟ったかのように「ダメなギリシャ」批判を始める。怠惰、早い引退、高い給与と年金(格差があり大半の国民は月収10万円以下)、脱税、闇経済と「南(欧)の持ち味」を改めろと迫られる。

 しかし、何を今さら、と私は思う。オスマン帝国の植民地だったギリシャは英仏独のような市民社会形成、近代化を経ていない。「俺たちは欧州人じゃない」と言う人がかなりいるように、「西欧」のイメージとは違う国なのだ。

 ◇欧州=先進国のブランド壊す?

 この国には懐かしい感じがある。まだ銀行や流通などが米国に買われる前の80年代のメキシコのような緩さ、社会主義的なムードがある。多くの途上国は90年代以降、世界銀行や国際通貨基金(IMF)の指導で経済データをそろえ、緩んだ空気は霧散した。ギリシャは途上国なのに、「西欧」「ユーロ圏」というビニールハウスの中で緩い空気を保ってきた。ドイツなど欧州の中の「北」の人々がこの国を訪れるのは、エーゲ海のさざ波と太陽ばかりでなく、自分たちがとうに失った「緩さ」にひかれるからだろう。

 私も南欧を知る前は、欧州全体が洗練され、きちっとしているというイメージを抱いていた。「ギリシャ国債は盤石」と言われれば、つい買ってしまいそうな確かさで。

 金を貸す時は、イメージやデータよりも相手を知ることが肝心だ。ギリシャ危機は先進国という「欧州ブランド」の一面である、隠された素顔が暴露されつつある過程と思える。冒頭のマスウラキスさんは「俺たちは借金もうまいけど、倹約もうまい」と言う。私は今、ギリシャがどううまく、賢く落ちていくかに注目している。

3359とはずがたり:2011/11/09(水) 09:39:48
>>3358
俺もギリシャなんかはイタリアと同じくラテン気質だし,今更大赤字だと放漫財政だと云われてもピンと来ないし貸して責任も確かにあると思うんですが,逆に貸した方が悪いとギリシャ人が開き直れるのはもう借りれなくなるかもという不安はあんま無いからなんですかねぇ??

3360チバQ:2011/11/09(水) 22:42:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111109/erp11110921070011-n1.htm
新内閣発表へ 最大野党との交渉決着か
2011.11.9 21:06
 財政危機に陥っているギリシャの次期首相人事で、同国首相府は9日、パパンドレウ首相が同日正午すぎ(日本時間夜)にパプリアス大統領と会談、その後に政党間協議を行った上で、新内閣が発表されると明らかにした。地元テレビは首相が大統領に内閣の辞表を提出する見通しだと伝えており、新内閣発表へ最終調整が行われているとみられる。

 次期首相人事をめぐっては8日、最大野党、新民主主義党(ND)のサマラス党首が欧州連合(EU)による財政危機の包括策実行を約束する文書への署名に難色を示したことから難航。9日に入って事態打開にめどがついた可能性がある。

 次期首相の最有力候補は欧州中央銀行(ECB)のパパデモス前副総裁とみられていたが、ロイター通信はEU司法裁判所長官のスクリス氏の可能性も報じている。(共同)

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-24057620111108
ギリシャ大連立協議続く、野党の内部対立で合意に至らず
2011年 11月 9日 08:04 JST
 [アテネ 8日 ロイター] ギリシャの与野党は大連立の暫定内閣樹立に向けた協議を8日も続けた。こうしたなか欧州連合(EU)は新政権に債務危機打開に向けた包括戦略を求める書簡を提出するよう求めた。
 野党である新民主主義党(ND)内部では対立も出始め、前欧州中銀(ECB)副総裁だったパパデモス氏による連立樹立の阻害要因になっている。

 関係筋によると、保守派のND内には、ギリシャ支援を受けるために打ち出した緊縮財政策支持で妥協したとしてサマラス党首に対する批判がでている。

 パパンドレウ首相率いる与党・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)は、大連立に向けてNDが障害になっていると批判した。

 関係筋によると、ND内部では支援受け入れに異論がでており、サマラス党首を批判する勢力は、書簡提出を求めるEUに対し毅然とした態度を示すべきと要求している。

3361チバQ:2011/11/09(水) 22:46:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111109-00000119-mai-int
<イタリア>首相「総選挙急ぐ」 後任に与党幹事長指名
毎日新聞 11月9日(水)22時7分配信

 【ローマ藤原章生】イタリアのベルルスコーニ首相(75)は辞任表明から一夜明けた9日朝、テレビ局「カナル5」の電話インタビューで、今後の政権について、暫定政権を発足させるのではなく2月をめどに総選挙を急ぐべきだとの考えを示した。また、首相は後継者としてアンジェリーノ・アルファノ与党幹事長(41)の名を挙げ、次期首相に立候補しない意向も明言した。

 首相は上下両院議長と共に9日にも再びナポリターノ大統領と今後の政権、選挙などについて協議する。

 首相は「私の辞任後、大統領が(政党間)協議を始めるが、現政権以外の他の政権は発足させず選挙入りとなる」との見通しを述べた。また、中道右派の与党「自由国民」の首相候補として、「120万の党員と協議が必要だが、我々はついに世代交代を実現できる」と述べた。

 アルファノ幹事長は第4次ベルルスコーニ政権発足の08年5月から11年7月まで最年少の法相を務めた。首相に対する訴追や公判出廷を阻む免責法制定(のちに憲法裁が廃止決定)や、首相が「左翼の巣窟」と批判する判事と検察官一体の組織の解体を模索し、首相の弁護士的な存在と言える。

 ただ、アルファノ氏が与党候補となれば、政界に首相の影響力が強く残る可能性が高い。さらに首相は辞任後について9日の国営放送で「国益のため党が私に求めることをやる」と述べており、党大会で首相擁立の声が高まれば次期候補になる含みも残したものと言える。

 与党の次期首相候補としては他に、首相の盟友、ジャンニ・レッタ官房長官(76)の名が挙がっている。

 一方、イタリアの10年物国債の利率は9日正午時点で7.35%まで上昇し、ミラノ証券取引所も平均株価を3.5%落とした。首相辞任表明後もイタリアの債務状況や再建策が好転したわけではなく、市場には依然イタリアへの不安が広がっている。

http://www.afpbb.com/article/politics/2839808/8053917?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
ベルルスコーニ伊首相、次期選挙への不出馬を明言
2011年11月09日 20:40 発信地:ローマ/イタリア
【11月9日 AFP】財政再建法案を成立させた後に辞任する意向を表明しているイタリアのシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)首相が、9日付の伊紙スタンパ(La Stampa)に掲載されたインタビューで、11月末までに辞任し、次の選挙に出馬する意志もないと語った。

 ベルルスコーニ首相は「改革案が(議会で)承認され次第、わたしは辞任する・・・一連の流れは今月末までに完了するだろう」と語り、「わたしは解放された気分だ」と付け加えた。

 同首相は、ジョルジョ・ナポリターノ(Giorgio Napolitano)大統領には解散・総選挙をして欲しいと述べたが、辞任後の政局の行方は国家元首であるナポリターノ大統領に委ねられる。ベルルスコーニ首相の辞任後は、現在の中道右派連合政権の拡大や挙国一致内閣の樹立、さらには解散・総選挙までさまざまなシナリオが考えられる。

 ベルルスコーニ首相は、新たな多数派の形が見えていないので来年2月初めごろに総選挙になるのではないかとの見方を示し、同首相が率いる与党・自由国民(PdL)幹部で前法相のアンジェリノ・アルファノ(Angelino Alfano)氏が自身に代わる首相候補になる可能性があると述べた。

 今後の身の振り方について質問されたベルルスコーニ首相は、イタリア・サッカー、セリエAの「ACミラン(AC Milan)の会長に戻ると思う」と答えた。(c)AFP

3362チバQ:2011/11/09(水) 22:50:18
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011110900482
選管と与党、ポスターそっくり=ネットで批判、違法性指摘も−ロシア
 【モスクワ時事】12月4日投開票のロシア下院選を控え、有権者に投票を呼び掛けるモスクワ市選挙管理委員会のポスターと、最大与党・統一ロシアの選挙ポスターが酷似しているとインターネットなどで批判が噴出している。与党の支持率低迷を挽回する狙いがあるとみられ、選挙法違反を疑う声もある。
 ポスターはいずれも、白地に青色で描かれた街並みを背景に、人々と乳母車のシルエットを印刷。赤色の文字で、選管は「選挙で投票しよう」、与党は「(生活、人々のために)活動しよう」などと記されている。(2011/11/09-14:16)

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3363チバQ:2011/11/09(水) 23:05:45
http://www.jiji.com/jc/rt?k=2011110800410r
ドイツ緑の党、「選ばれない党」から「避けられない党」に
 【ベルリン7日ロイター時事】ドイツの「緑の党」運動は、ドイツの一般国民の環境意識を高め、最近も一段と発展しようとしている。これは既に世界で最も成功した環境保護運動だ。同党(正式には「90年連合・緑の党」)は2013年の総選挙でキングメーカーになる可能性もある。
 緑の党は連邦レベルでは30年ほど前に発足した。1968年の学生運動、「原水爆禁止」活動、既存の環境保護活動、それに男女同権主義運動などの出身者によって組織された。その後、98年から2005年の間、当時のシュレーダー首相率いる社民党(SPD)と連立を組み、初めて中央政権を担った。
 しかし、同党は過去1年間、独自の力を見せるようになっている。地方選挙で力強い支持を集め、初めて16州全てで議席を獲得したほか、保守的なバーデン・ビュルテンベルク州で、ウィンフリート・クレッチュマン氏がメルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)を破り、同党初の州首相になった。
 ドイツ政界では「グリーン化」が進行中だ。今年3月の福島第1原子力発電所の事故後、メルケル首相までもが脱原発にシフトし、原発の閉鎖を急いでいる。これを受け、緑の党は幅広い支持を集めて主流派に成長した。
 緑の党のクラウディア・ロート共同代表はロイター通信とのインタビューで、「経済成長と環境保護が互いに矛盾しないということをわれわれは示した。これは大躍進だ」と語った。同氏は「昔は『景気の良いときは緑の党を支持する余裕があるが、経済成長のための仕事となると、必要なのは緑の党でない』と言われてきた」と述べた。
 世論調査の同党の支持率は、09年の総選挙時には10.7%だったが、ここ1年で15?20%と記録的な水準にまで上がった。現在、中央でCDUと連立を組む自由民主党(FDP)を超え、CDU(32%前後)、SPD(最大で30%)に次ぎ、3番目に高い。英アストン大学のサイモン・グリーン教授(政治学)は、「次回の総選挙で再び政権党になる可能性は十分にある」と述べた。
 大半のアナリストは、緑の党にとって選択肢はSPDとの提携の公算が最も大きいことで一致している。ロート代表も、SPDが同党にとって最初の選択であることは「疑いない」と述べた。ただし、同党が場合によってはSPDではなくCDUと手を結ぶ可能性もないわけではないとの姿勢を示している。[時事通信社](2011/11/08-12:40)

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3364チバQ:2011/11/10(木) 12:08:47
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/11/10/20111110ddm007030060000c.html
ギリシャ:新首相選び、大詰め 「国会議長で合意」報道も
 【ローマ藤原章生】ギリシャからの報道によると、週内の暫定連立政権発足を目指すパパンドレウ首相は9日夕(日本時間10日未明)にも、パプリアス大統領と新内閣について協議する。これに先立ち、与党「全ギリシャ社会主義運動」党首でもあるパパンドレウ氏と最大野党「新民主主義党」のサマラス党首は、9日夜にも新首相を発表すると政府高官を通じて伝えた。

 一方、ロイター通信は、与野党関係者の話として、新首相にペツァルニコス国会議長が就任することで各党が合意したと報じた。

 ただ、欧州連合(EU)などからの財政支援融資80億ユーロ(約8504億円)を受け取る条件となっている、新緊縮法案制定や閣僚人事をめぐり、与野党間の交渉が難航している模様で、サマラス党首がどこまで譲歩するかが大きな焦点として浮上している。

 新首相の指名は紆余(うよ)曲折。ギリシャ救済の債権者に当たる欧州委員会(EC)、欧州中央銀行(ECB)との交渉を容易にするため、両党首は暫定政権下でもベニゼロス財務相ら経済閣僚の留任で一度合意。しかし、8日に新首相と発表され撤回されたパパデモス前ECB副総裁は、憲法に基づき新首相による全閣僚選任で経済閣僚の刷新を希望したため、両党首と合意が得られなかった模様だ。

 このほか、与党のカクラマニス議員、スクリス欧州裁判所長官の名が挙がっている。

 12月半ばに国庫が底をつくギリシャにとり、年末に期限が来る国債返済のため、昨年5月に始まる第1次支援の6回目80億ユーロの融資を受けるのが急務だ。ギリシャ支援を担当するEU財務相理事会のオリ・レーン委員は7日、ブリュッセルでの会見で「ギリシャの新連立政権が行う緊縮策の内容を列挙する確約文書」を求めた。

 野党のサマラス党首は声明で「これは国の威厳の問題だ」と語り、文書は必要ないとの姿勢を示している。党首は緊縮策に基本合意しているが、党首周辺には反対意見も多く、新政権樹立の過程で改変、微調整を求め、EUとの交渉の障害になる可能性もある。

 党首は連立政権樹立に合意した6日以降、パパンドレウ首相とは電話や第三者を介した協議しかしていない。「首相に譲歩しているイメージを党員に見せたくないため」(党関係者)とみられ、首相との距離、緊張関係が新首相選びを遅らせる一因にもなっている。

毎日新聞 2011年11月10日 東京朝刊

3365チバQ:2011/11/10(木) 12:10:03
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/11/10/20111110ddm008020118000c.html
欧州危機:揺れる世界経済 イタリア国債、危険水域に 財政再建進展に疑念
 ◇政治状況、市場が不安視
 イタリアでは、財政再建をめぐる混乱からベルルスコーニ首相が退陣を決めたが、次期政権で財政再建が進むかを市場は不安視し、イタリア国債10年物の利回りは一時、危険水準とされる7%超に急上昇(価格は下落)した。イタリア国債の発行残高はギリシャの5倍超で、万が一資金繰りに行き詰まれば世界経済や金融機関に与える衝撃は計り知れない。

 利回りの7%超は、自力での資金調達が難しくなる水準と言われる。それほど市場に不安感が強いのは、イタリア政府が巨額の政府債務を抱えているためだ。10年の債務残高は国内総生産(GDP)の約120%に達し、ユーロ圏ではギリシャの140%台に次ぐ多さだ。残高の総額は1兆8000億ユーロ(約192兆円)を超え、ギリシャ、ポルトガル、アイルランド、スペインの4カ国の合計(1兆2780億ユーロ)よりも多い。一方で、10年単年でみれば財政赤字はGDPの4・6%とフランスの7・1%より低く、国債利払いなどを除いた基礎的財政収支(プライマリーバランス)も黒字。現状ではギリシャほどの深刻さはないものの、不安定な政治状況が財政再建の実行力に対する市場の疑念につながっている。

 もしイタリアへの危機波及が本格化すれば、金融機関への打撃は大きい。フランスの主要4行が10年末時点で保有するイタリア国債や政府向け貸し出し債権の残高は、ギリシャ国債の4・1倍の357億ユーロ(約3・8兆円)あった。その後、残高を減らしているとみられるが、万一、イタリアがデフォルト(債務不履行)に陥れば、中核的自己資本の20%以上に相当する損失が出る可能性がある。ドイツの主要12行も307億ユーロのイタリア国債・貸し出し債権を抱えている。

 ギリシャ国債の保有残高がほぼゼロだった日本の金融機関も無傷では済まない。三菱UFJフィナンシャル・グループはイタリア国債を約2600億円保有。日本生命など大手生命保険会社も計数千億円規模を保有している。

 イタリア国債は8月8日以降、欧州中央銀行(ECB)が買い支えて金利の急騰を防いできた。市場では「危機的な状況になれば、ECBが買い入れ規模を増やす」(大和証券キャピタル・マーケッツの藤岡宏明シニアクレジットアナリスト)との観測もあり、金利は抑えられてきた。

 ただ、国債価格の下落による損失懸念から急ピッチでイタリア国債を売り進める動きも目立つ。仏BNPパリバは10月末までの4カ月間に約4割も残高を減らした。

 クレディ・スイス証券の白川浩道チーフエコノミストは「金利が7%を突破し、損失不安が一気に広がっている。そのため、売りが売りを招いて、金利が急騰している」と指摘している。【大久保渉】

毎日新聞 2011年11月10日 東京朝刊

3366チバQ:2011/11/10(木) 12:10:30
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/11/10/20111110ddm007030008000c.html
ナゴルノカラバフ紛争:停戦17年 クラスター、地雷禍なお 撤去作業、資金の壁

クラスター爆弾の不発弾を探索する「ヘイロートラスト」の職員たち=ナゴルノカラバフ自治州ステパナケルト近郊で10月28日 旧ソ連末期にアゼルバイジャン共和国(当時)とアルメニア系住民が衝突した「ナゴルノカラバフ紛争」で、大量のクラスター爆弾や地雷が使われた。94年の停戦から17年がたったが、残された兵器が住民を傷つける事故が後を絶たず、紛争の傷痕は消えていない。【ステパナケルトで大前仁】

 霧が立ちこめる谷あいで、地雷探知機を手にした作業チームが慎重に草をかきわけながら、ゆっくりと進んでいた。アゼルバイジャンからの独立を宣言した「ナゴルノカラバフ共和国」の「首都」ステパナケルト近郊の村落。作業を始めてから2カ月で、クラスター爆弾の不発弾26発が発見されたという。地雷撤去にあたる非政府組織(NGO)「ヘイロートラスト」(本部・英国)の現地職員アルカディさん(39)は「長い間、多くの不発弾が残されていたと思うと怖くなる」と話した。

 ナゴルノカラバフでは88年、人口の8割を占めたアルメニア系住民がアゼルバイジャン当局と衝突し、隣国アルメニアが介入する大規模な紛争に発展した。村で見つかったクラスター弾は、アゼルバイジャン軍が投下したものとみられる。ヘイロートラストによると、94年の停戦合意後も「共和国」内でクラスター爆弾の不発弾や地雷による事故262件が発生し、340人が死傷している。

 ステパナケルトに住む小学4年生のマラ君(10)は今年6月、自宅から約1キロの廃虚跡で遊んでいた時、全長20センチ程度の筒状の鉄片を見つけた。これまでも鉄くずを拾い集めて小遣い代わりにしていたマラ君は、火中で溶解させて鉄だけを取り出そうと考え、近くの暖炉へ拾った物を放り込んだ。

 「ボン」。直後に爆発が起こり、マラ君の右手の指から血が流れ出した。そばにいた姉のマリーナさん(12)も足にけがをした。幸い姉弟は軽傷で済んだが、マラ君は鉄くず拾いに手を出さなくなった。父のユーラさん(36)は「少しの時間でも2人の姿が見えなくなると不安になる」と打ち明けた。

 ナゴルノカラバフで00年に撤去作業を始めたヘイロートラストは、地雷が敷設されたと推定される地域の89%、クラスター爆弾などが使われたと思われる地域の70%で撤去作業を終えたという。「それでも難しい作業が残されている」と、撤去プログラム責任者のスマートさん(37)は話す。そもそも地雷は敵に発見されないように敷設されているから、発見は容易でない。また軍が駐留する停戦ライン付近では、作業を認められていない。

 さらにナゴルノカラバフ特有の事情が、撤去作業の継続を難しくしている一面もある。

 ソ連時代のナゴルノカラバフ自治州は、アルメニア共和国に隣接していない「飛び地」となっていた。しかし独立を宣言した「共和国」側は、紛争時に周辺地域に進軍し、約7600平方キロにのぼるアゼルバイジャン領を「占領地域」として実効支配し、アルメニアとの回廊を確保した。「共和国」住民の間では「国の安全を確保するためにも『占領地域』を返すべきではない」(野党「アルメニア革命連盟」のサルキシャン代表)という強硬論が大勢を占めている。

 このため、ヘイロートラストへ活動資金を提供している支援団体の中には、資金の使い道を「もともとのナゴルノカラバフ自治州領内の撤去作業に限定する」よう特定している組織があるという。ヘイロートラストは現在、米国の慈善団体からの支援金を使って「占領地域」での撤去作業を実施しているが、この資金が12月末で打ち切りとなる。スマートさんは「新たな資金の提供先を見つけなければ、『占領地域』での撤去作業を続けられなくなる」と頭を抱えている。

毎日新聞 2011年11月10日 東京朝刊

3367チバQ:2011/11/10(木) 12:11:18
http://mainichi.jp/select/world/news/20111107ddm007030133000c.html
ソ連崩壊20年:第2部 国家分裂の果てに/1 「核遺産」外交材料に

敷地整備が進められる新型の原子力研究施設の建設地。例年よりも数週間早い初雪が敷地を覆っていた。=ウクライナのハリコフ近郊で、2011年10月18日、大前仁撮影 ◇管理に懸念、ウクライナ
 例年よりも数週間早い初雪がみぞれとなって降り続いていた。1930年代に核兵器の製造研究に取り組むなど、かつてソ連科学界をけん引したウクライナ東部のハリコフ物理技術研究所。敷地の一角では新型の原子力研究施設の着工を控え、重機を使った土地整備が進められていた。

 カルナウホフ副所長(74)によると、新施設は、ウクライナ国内に保管されている高濃縮ウランの放棄と「交換」に、米国などが電子加速器や低濃縮ウランを提供して建設される。低濃縮ウランから約50種類のアイソトープを取り出し、医療現場で利用する青写真を描く。

 研究所はソ連時代から残された高濃縮ウランを増殖炉の建設研究など「平和目的」に使ってきた。しかし「核なき世界」を目指す米オバマ政権が、核兵器に転用可能な高濃縮ウランを強奪される危険性を指摘し、ウクライナ側も「交換条件」を受け入れた。

 米国と覚書を結んだ9月、ウクライナのグリシェンコ外相(58)は「我々は平和と安定の構築で重要な役割を果たすことができる」と語った。だがロシアの軍事評論家ゴルツ氏(56)は「米国から支援を引き出す他の材料がないのでウランの引き渡しに踏み切った」との見方を示す。ウクライナは独立直後の90年代、国内に残された核兵器を放棄する過程で、米国から3億5000万ドル(約270億円)以上の支援を引き出した体験がある。

 91年のソ連崩壊後、戦略核弾頭が残されたウクライナ、ベラルーシ、カザフスタンの3カ国は92年5月、核兵器の放棄とロシアへの移送に同意。最後となったベラルーシが96年11月にロシアへ移送を終えて完了した。だが研究目的などで保管されていた高濃縮ウランは残された。

 旧ソ連圏では依然として核物質や兵器を扱う闇市場の存在が指摘されている。今年6月、モルドバで高濃縮ウランを売ろうとした集団がおとり捜査で捕まり、4・4グラムが押収された。またユーシェンコ前政権(05〜10年)時代のウクライナでは、ソ連崩壊後にロシアへ引き渡されるはずだった戦術核弾頭250発が行方不明になっていたという報告が出されたこともある。

 核拡散を憂慮する欧米諸国は95年までに、ウクライナなど旧ソ連5カ国に研究者や技術の国外流出を防ぐ狙いで「科学技術センター」(本部・キエフ)を設立。これまで約1500件の研究事業で科学者の活動を支援してきた。センターのホード所長(48)は「核不拡散で前向きな影響を与えてきた」と強調する。

 一方、これらの国では研究施設が老朽化し、安全対策が国際基準に達していない問題も残されている。ハリコフ物理技術研究所のカルナウホフ副所長は、ソ連時代に6000人いた研究所の職員が半減し、「多くの若手研究者が欧米などへ移住した」と証言する。旧ソ連諸国で「核の遺産」の管理をめぐる懸念は消えていない。【ハリコフで大前仁】

     ◇

 ソ連崩壊は15の独立国を誕生させたが、多くの課題も引き継がれた。第2部では旧ソ連圏に残された問題を取り上げる。=つづく

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 ■ことば

 ◇高濃縮ウラン
 天然ウランは、大量の熱エネルギーを出すウラン235の含有率が約0・7%しかないため、濃縮して原発燃料や兵器に使用する。原発用は含有率5%程度に濃縮したもの。20%以上は高濃縮ウランと呼ばれる。核兵器用には約90%に濃縮する必要がある。

毎日新聞 2011年11月7日 東京朝刊

3368チバQ:2011/11/10(木) 12:11:49
http://mainichi.jp/select/world/news/20111108ddm007030163000c.html
ソ連崩壊20年:第2部 国家分裂の果てに/2 資源獲得、脱ロシア模索

リトアニア全土にガスを輸送するリエトゥボス・ドゥヨス社の施設を見回る作業員=リトアニア東部ヨーニウネイで10月14日 ◇リトアニア、強硬外交に不信
 シラカバの森を走る一本道を抜けると、突然視界が広がり、無機質な鋼鉄製のパイプ群が目に飛び込んできた。リトアニアの首都ビリニュスから北に約40キロのヨーニウネイ。大手ガス企業リエトゥボス・ドゥヨス(LD)のガス圧縮所だ。コンプレッサーや冷却装置の上空を渡り鳥が悠々と横切る。「国のエネルギー供給の心臓部。ここから全土にガスをパイプラインで輸送します」。マサリス所長が説明する。

 その天然ガスは現在、100%がロシアからの輸入だ。LD社の株式もロシア政府系企業ガスプロムが約4割を握り、「ロシアが首根っこを押さえている」(地元記者)。だがリトアニアは「ロシア離れ」に踏み出した。ポーランドとの間にガスパイプライン建設を計画するほか、政府は6月にLD社を2社に分割する方針を決定。ロシアの影響力を分散させ、他企業の市場参入を促すのが狙いだ。ロシアは反発したが、「ロシアはガスを高く売り付けてくる。これ以上頼り続けるのは危険」(グリバウスカイテ大統領)と引かない構えだ。

 背景には、周辺国へのガス輸出を度々停止し、強硬な資源外交を進めてきたロシアへの不信感がある。昨年6月にはロシアとベラルーシのガス紛争のあおりを受け、ロシアからベラルーシ経由でリトアニアに入るガス供給量が大きく減少した。リトアニアは現在、独自のエネルギー源確保を模索。日立製作所に優先交渉権を与えたビサギナス原発の建設も、この戦略の一環だ。リトアニア、ラトビア、エストニアのバルト3国とポーランドは「対ロシア」で共闘し、同原発にも共同出資する。

 この駆け引きを注視するのが、バルト海のガスパイプライン「ノルド・ストリーム」(8日操業開始)共同開発でロシアと連携を深め、「ロシアの恋人」(米誌)と評されるドイツだ。福島第1原発事故後、6月に「脱原発」を決めたドイツは、太陽光や風力発電など再生可能エネルギー開発を進める途中にあり、将来への「つなぎ」の資源として天然ガスを確保したい思惑がある。独企業エーオンも、露ガスプロム同様にリトアニアLD社株の4割近くを持つ大株主で、「この地域は安定が最重要。絶対に混乱してほしくない」(エーオン幹部)のが本音だ。ガスプロム子会社役員を務めるシュレーダー前独首相も「ロシアとの関係はさらに密になる」と話す。

 そのロシアでは、00〜08年に大統領として資源外交を展開したプーチン首相が、12年に大統領に「復帰」することが確実だ。ロシアを刺激すれば再びガス輸出停止という「報復」を受けかねない。リトアニアとしては怒らせず、徐々にロシア離れを進めるしかない。クビリウス首相は「プーチン氏とは昨年、エネルギー問題で議論したが、理性的に会話できる人物。今後も冷静に話せると信じたい」と語るが、表情には険しさがにじみ出ていた。【ビリニュスで篠田航一】=つづく

毎日新聞 2011年11月8日 東京朝刊

3369チバQ:2011/11/10(木) 12:12:29
http://mainichi.jp/select/world/news/20111109ddm007030182000c.html
ソ連崩壊20年:第2部 国家分裂の果てに/3 将来見えぬ「共和国」

ステパナケルト郊外に完成した空港の管制塔=10月27日 ◇ナゴルノカラバフ 凍結された民族紛争
 「愚かなことだ」。「ナゴルノカラバフ共和国」のアルチュニャン首相(36)は、伝えられる「敵国」アゼルバイジャンの軍備増強の動きを一笑に付した。「我々は戦争が何であるか知っているし、独立を守る覚悟はできている」。「首都」ステパナケルトにある首相職務室で自信満々に語った。

 旧ソ連のアゼルバイジャンからの独立承認を目指す「ナゴルノカラバフ共和国」は、アゼルバイジャン軍との戦闘で94年までに実質的に勝利した。だがその後も「国境」付近で散発的な銃撃が続く。民族が同じ「共和国」の後ろ盾となっているアルメニアは停戦後、アゼルバイジャンとの和平交渉を続け、米仏露が全欧安保協力機構(OSCE)の枠組みで調停役を担ってきた。だが交渉は実質的に進展していない。

 ステパナケルトの学生アーセルさん(19)は、90年代の紛争時に兵士の父を亡くした。今では「過ぎた出来事」とアゼルバイジャンへの憎しみは口にしない。それでも「共和国の将来」へ話が及ぶと、「経済的な展望がないので早く出て行きたい」と漏らす。

 長引く対立は、人口約14万人、約1万1500平方キロと秋田県並みの広さを実効支配する「共和国」の展望に影を投げかけている。在外アルメニア人の援助で建設ラッシュが続く一方で軍人が総人口の約15%を占める約2万人といわれ、労働力をそぐ形になっている。

 北と東をアゼルバイジャンに囲まれた「共和国」にとって、西のアルメニアへつながる幹線道路が「生命線」だ。ステパナケルトからアルメニアの首都エレバンまでの移動に5時間近くかかる。訪れた10月末、山岳地帯を通る道路には雪が降り積もっていた。ステパナケルトには民間空港が完成したが、「共和国政府」は「航空機を購入できないので、路線開通の時期のメドが立っていない」と説明する。

 91年のソ連崩壊に前後して、旧ソ連圏各地で「独立」を目指す民族紛争が起き、四つの「未承認国家」が残された。ロシアはこのうち南オセチアとアブハジアを08年のグルジア紛争後、国家承認したが、モルドバからの独立を主張する「ドニエストル共和国」とナゴルノカラバフは承認していない。ナゴルノカラバフでは「ロシアには期待していない」との声が大半を占める。ソ連崩壊から20年過ぎたが、「凍結された紛争」が解決する兆しは見えない。【ステパナケルトで大前仁】=つづく

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 ■ことば

 ◇ナゴルノカラバフ紛争
 旧ソ連アゼルバイジャン共和国領内のナゴルノカラバフ自治州で88年、人口の8割を占めるアルメニア系住民がアルメニア共和国への編入を要求し、当局と衝突。91年に住民投票を行い、「ナゴルノカラバフ共和国」樹立を宣言、アルメニアも本格介入した戦闘に発展した。死者・行方不明計約4万人、100万人以上の避難民を生んで94年に停戦。「共和国」は周辺地域の約7600平方キロも実効支配している。アルメニア系住民はキリスト教アルメニア教会、アゼルバイジャン人はイスラム教徒が多い。

毎日新聞 2011年11月9日 東京朝刊

3370チバQ:2011/11/10(木) 12:12:54
http://mainichi.jp/select/world/news/20111110ddm007030065000c.html
ソ連崩壊20年:第2部 国家分裂の果てに/4止 「関税同盟」域外に打撃

キルギス北部の国境地帯ではカザフスタン側に荷物を運ぶ人やトラックで混雑している=10月18日 ◇キルギスの「中継ビジネス」阻害
 中央アジア・キルギスの首都ビシケク北郊のカザフスタンとの国境で、今年7月から「異変」が起きている。ロシア、カザフ、ベラルーシの旧ソ連3国でつくる「関税同盟」が正式に発効し、加盟国内の関税・貿易規制が大幅に緩和されたのに対し、キルギスなど域外との国境管理は逆に強化された。このためカザフに貨物を運ぶトラックが連日、大行列を作るようになったのだ。運転手のトクトグルさん(40)は「通関待ちに2、3時間かかる」と嘆いた。

 キルギスでは20年前にソ連から独立後、隣国の中国から衣料品や雑貨、電化製品などを安く仕入れ、カザフやロシアなどに再輸出するビジネスが栄えてきた。08年の実績でみると、中国からの輸入額は92億ドルで、キルギスの国内総生産(GDP)の約2倍。キルギスの人口約560万人のうち、約80万人が対中貿易に関与しているとされる。

 しかし、関税同盟のスタートで、キルギス経済の柱だった「中継ビジネス」は大打撃を受けた。キルギスからカザフへの再輸出品はこれまでほとんど関税がかからなかったが、7月以降すべて課税対象となったためだ。

 国境では、1人50キロまでの「手荷物」であれば免税扱いとなる。この特例を利用し、“担ぎ屋”を雇ってカザフ側に物品を運ばせる業者も現れた。ただ、この「抜け道」も大海の一滴にすぎず、輸出に急ブレーキがかかっているのが実情だ。

 ビシケク北部にある中央アジア最大のドルドイ市場も、カザフからの買い付けが激減している。コンテナの一角で5年前から中国製の衣類を扱うバクットさん(45)は「以前は1000ドル(約7万8000円)あった1日の売り上げが3分の1に落ち込んだ。このままでは市場は成り立たなくなる」とつぶやいた。

 窮状を受け、キルギス国内では「関税同盟に加盟すべきだ」との議論が勢いづいている。10月30日に行われた大統領選では、関税同盟入りを掲げるアタムバエフ首相が圧勝した。親ロシア派として知られるアタムバエフ氏は「ソ連を復活させてはいけないが、旧構成国間の人の往来や物流の“国境”はなくすべきだ」と主張する。

 折しもロシアでは、大統領に来年返り咲くことが確実になったプーチン首相が10月上旬、関税同盟を拡大・発展させる形でロシアと周辺諸国による「ユーラシア同盟」の創設構想を打ち出したばかり。プーチン氏は新たな外交路線として旧ソ連圏の再統合を前面に出していくとみられている。

 一方、キルギスでは関税同盟入りで大国ロシアに「のみ込まれる」ことを警戒する声もある。ビシケクで裁縫工場などを営むタラベク・ウルザバエフさん(44)は「関税同盟で得をするのはロシアだけだ。製造業がほとんどない小国キルギスにとってメリットはない。逆に中国など域外からの輸入関税が上がり、インフレで国民の生活が苦しくなる」と切り捨てた。【ビシケクで田中洋之】=おわり

毎日新聞 2011年11月10日 東京朝刊

3371チバQ:2011/11/10(木) 12:13:17
http://mainichi.jp/select/world/news/20111103ddm007030109000c.html
ロシア:ボリショイ劇場、手抜き工事「芸術の破壊」 ダンサーが告発
 【モスクワ田中洋之】6年の修復を終え再オープンしたバレエとオペラの殿堂、モスクワのボリショイ劇場について、本物の金箔(きんぱく)の代わりに金色のペンキが塗られたり、天井にバレリーナが頭をぶつけそうになるなど、手抜きやずさんな工事の実態を専属の有名バレエダンサー、ニコライ・ツィスカリゼさん(37)が指摘。「芸術・文化の破壊行為だ」と批判し、ロシアのバレエ界を揺るがす騒動に発展している。

 ボリショイ劇場は1856年に建設。老朽化が進んだため、ロシア政府が総額210億ルーブル(約535億円)をかけて帝政時代の豪華な内装を復元した。

 ところが、劇場で20年近く踊っているツィスカリゼさんが「装飾部分にプラスチックが使われている」と告発。新設されたリハーサル室の天井の低さなど数々の致命的な不備も指摘した。

 一連の暴露の後、ツィスカリゼさんは10月28日にあった新生ボリショイ劇場の「こけら落とし」記念コンサートへの出演を認められなかった。

毎日新聞 2011年11月3日 東京朝刊

3372チバQ:2011/11/10(木) 22:39:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111110/mds11111022220003-n1.htm
強姦罪で前大統領の実刑確定 イスラエル、上訴棄却
2011.11.10 22:19

10日、エルサレムの最高裁に姿をみせた前大統領モシェ・カツァブ被告(ロイター)
 イスラエル最高裁は10日、部下の女性に対する強姦などの罪に問われた前大統領モシェ・カツァブ被告(65)の上訴を棄却した。3月に一審テルアビブ地裁で言い渡された禁錮7年の実刑判決が確定、被告は12月7日に収監される。

 イスラエルの大統領経験者が収監されるのは初めて。被告は無罪を主張していた。

 一審判決によると、カツァブ被告は観光相だった1990年代後半、事務所などで部下の女性に性的暴行をした。大統領だった2000〜07年には、大統領公邸で別の女性職員2人を無理やり抱き締めるなどした。(共同)

3373チバQ:2011/11/10(木) 22:49:36
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-24107920111110
イタリア最大与党、モンティ元欧州委員主導の政権樹立を協議
2011年 11月 10日 20:25 JST
 [ローマ 10日 ロイター] イタリアのベルルスコーニ首相の後任として、国際的な知名度が高く市場の信認も厚いモンティ元欧州委員が急浮上している。
 最大与党「自由国民」の幹部は10日、同党が早期選挙もしくはモンティ元欧州委員主導による挙国一致政権樹立を協議していることを明らかにし、挙国一致政権の樹立検討を初めて表明した。

 自由国民の議会グループを率いるチッキット氏はロイターに対して、党内では早期選挙と、モンティ元欧州委員主導による挙国一致政権樹立という2つの案が協議されているが、結論には達していないと述べた。 

 ナポリターノ大統領は前日、モンティ氏を終身上院議員に任命。これは、モンティ氏に政権樹立を要請するための地ならしとみられている。

 イタリアの国債利回りが「危険水域」に上昇するなか、自由国民の内部でも、挙国一致政権を支持する声が次第に広がっているという。

 フラッティニ外相は、メディアのインタビューで「自由国民は、選挙を求める党内強硬派に引きずられるばかりではいけない。国益が何よりも大切だ」と述べ、控え目ながらも挙国一致政権への支持を示唆した。 

 一方、自由国民と連立を組む北部同盟の幹部は、首相辞任後の唯一の選択肢は総選挙であり、モンティ氏首班の暫定政権には反対だと述べた。

3374チバQ:2011/11/10(木) 22:53:37
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011111002000032.html
南欧に退陣ドミノ 緊縮策 国民に不評
2011年11月10日 朝刊

 【ロンドン=有賀信彦】ギリシャのパパンドレウ首相に続き、イタリアでベルルスコーニ首相が辞任を表明した。両国と同様に債務不安が高まるスペインでは、二十日に総選挙の投票が行われる。今のところ最大野党が勝利する勢い。緊縮財政策への国民の不評を背景に、財政危機に陥っている南欧四カ国すべてで政権が退陣に追い込まれる事態となりそうだ。

 財政危機に陥っているギリシャ、イタリア、スペイン、ポルトガルの四カ国。首相が辞意を表明した二カ国に加え、ポルトガルでは六月に総選挙があり、欧州連合(EU)などによる緊急融資の支援受け入れを決めた政権が惨敗し、政権交代している。

 スペインでは、十月に行った世論調査で野党国民党が46・6%を占め、与党社会労働党を16・7ポイントリード。七月の調査時よりも差を倍以上に広げ、総選挙では議席の過半数を獲得する勢いで、二〇〇四年以来の政権交代が濃厚だ。

 その要因になっているのはサパテロ政権による雇用対策の失敗。五百万人以上が就業できず、失業率は20%を超える。国民党のラホイ党首は経済改革や労働市場の自由化を打ち出し、支持を着実に増やしている。

 大統領選を来年に控えるフランスでもサルコジ政権に黄信号がともる。フランスでは財政赤字が膨らみ、国債の長期信用格付け引き下げの懸念も出ており、政府は七日、危機波及を食い止めるため来年度予算の赤字削減策を発表。増税や年金改革など、緊縮策ばかりが含まれており、長期的な不人気に悩むサルコジ大統領にとっては、人気のいっそうの低下が懸念される事態になっている。

 アイルランドでも財政危機を防げなかった当時の与党が責任を問われ、二月の総選挙で敗北。欧州で不穏な空気が漂っている。

3375チバQ:2011/11/10(木) 23:42:41
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201111100068.html
イラン攻撃論が浮上=本音は制裁進展が狙い?―イスラエル2011年11月10日15時6分
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 【エルサレム時事】国際原子力機関(IAEA)は、8日発表した報告書で、イランの核兵器開発の可能性を指摘した。イランが「平和利用」を主張する核計画への懸念が高まる中、イスラエルによるイラン単独攻撃論が急浮上している。

 イスラエル紙ハーレツは2日、ネタニヤフ首相とバラク国防相が他の閣僚に対し、対イラン軍事作戦を支持するよう説得していると報じた。ペレス大統領も4日、テレビのインタビューで「(イランの核兵器取得を)止めるためにはどんな手段も必要だ」と発言、攻撃論の火に油を注いだ。

 イスラエルは1981年にイラクのオシラクで建設中だった原発を、2007年にはシリアの核関連施設とされる建物をそれぞれ空爆で破壊した「実績」がある。

 しかしイスラエル軍幹部は今年8月、ロイター通信に、1回の空爆で成功したイラクやシリアの例とイランを比較はできないと断じた。「(核関連施設が分散しているため)一撃でイランの核計画を破壊することは不可能」だからだ。

 専門家の間では「仮にイランを攻撃するとしても、米国に任せるべきだ」との意見が支配的。今回の単独攻撃論は、イラン核開発の切迫性を強調し、米欧により厳しい制裁を実施させるのが狙いとの見方もある。 


[時事通信社]

3376チバQ:2011/11/11(金) 20:14:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111111-00000231-reu-bus_all
イタリア不安増幅せずユーロ反発、次の標的はスペインの声も
ロイター 11月11日(金)13時9分配信


拡大写真
 11月11日、懸念されたイタリア国債入札で最悪のシナリオが回避され、欧州周辺国の債務懸念から売られていたユーロが反発の気配をみせている。10月撮影(2011年 ロイター/Thierry Roge)

 [東京 11日 ロイター] 懸念されたイタリア国債入札で最悪のシナリオが回避され、欧州周辺国の債務懸念から売られていたユーロが反発の気配をみせている。

スペインで20日に総選挙、新政権に求められる課題

 11日の外国為替相場は前日に1カ月ぶりの安値を付けたユーロが1.36ドル台を回復、対円でも105円台半ばで取引された。ただ、いずれも小康状態の域を脱しておらず、債務問題の影響を受けやすい主力金融株への売り圧力は収まっていない。次の標的国をめぐって市場で取りざたされているフランスだけでなく「今月20日に総選挙を控えるスペインがやり玉に挙げられるのでは」などの声もあり、混乱の火種はくすぶったままだ。

  <満額調達も、抜本解決には道半ば>

 ユーロに反発の兆しが出始めているのは、懸念されたイタリア国債入札を無事に通過したため。ユーロ圏債務危機の新たな震源地となっているイタリアで10日実施された12カ月物の国債入札は、落札利回りが6.087%と1997年9月以来、約14年ぶりの高水準となったが、応札倍率は1.989倍で、目標額である50億ユーロ全額を調達。市場で安どの声が広がった。 

 モニュメント・セキュリティーズのストラテジスト、マーク・オストウォルド氏は「流通市場の水準に比べ、はるかに良好な内容だ」と指摘。クレディ・アグリコル・CIBのストラテジスト、PETER CHATWELL氏は「懸念していたよりはるかに良い内容で、非常に堅調だった」と話す。

 ただ、目先の最悪のシナリオを回避したに過ぎず、欧州債務問題の抜本解決にはなお時間がかかるとの見方から、依然としてユーロドルの上値は重い。

 みずほ証券FXストラテジスト、鈴木健吾氏は「イタリア10年物国債利回り6%台後半は決して安心できるレベルではなく、依然として不透明感が強い」と指摘。その上で、ユーロについて「ショートをしていた人の買い戻しなどが一定量入ってくるため、フローからの反発があるかもしれないが、材料からはなかなか買えない状況にある」と話す。

 一方、外為どっとコム総合研究所社長、植野大作氏は「入札が懸念していたほど悪くなかったということで買い戻されたが、前向きに評価できるほどのものではない。売っていた人の買い戻し程度の材料で、反発は一時的な現象ではないか」とみる。

 11日の外国為替相場では、ユーロ/円も105.62円付近に戻している。しかし、「より底流にはイタリアが2012年予算と財政安定法を早期成立できるのかどうかや、欧州中央銀行(ECB)と欧州金融安定基金(EFSF)による流通市場でのイタリア国債買い入れ、金融支援の用意などで不透明感が根強い」(国内証券)との指摘が残り、上値をうかがう展開には至っていない。

 イタリアでは、与野党が大連立政権の樹立に向けて前進。連立政権の首相に国際的な知名度が高く市場の信認も厚いモンティ元欧州委員が就任する可能性が高まっているが、市場では「仮にイタリアの問題がクリアになってきたとしても、次に20日の総選挙を控えるスペインなどがやり玉に挙げられれば、再び市場が不安定化する可能性も否めない」(邦銀)との思惑もくすぶる。

3377チバQ:2011/11/11(金) 20:14:47
  <日本株、一時1カ月ぶり8500円割れ>

 リスク性の強い株価も戻りは鈍い展開が続いた。序盤の買いが一巡すると売りに押され、日経平均が一時10月6日以来1カ月ぶりに8500円を割り込む場面があった。 

 銀行株の売りも目立った。みずほフィナンシャルグループ<8411.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>は、ともに前日付けた上場来安値付近に下落。「みずほFGが100円を割り込めばセンチメントの一段の悪化は避けられそうにない」(国内証券)との声がある。

 岡三オンライン証券のチーフストラテジスト、伊藤嘉洋氏は「決算発表は一巡したが、株価は円高とタイ洪水の影響による下方修正を織り込み切れておらず、PERで割安感がない」と指摘。「オリンパス<7733.T>と大王製紙<3880.T>の監理銘柄入りもムードを悪化させている。海外勢の売りに加え、信用取引の追証(追加保証金の差し入れ)発生に伴う個人の処分売りが上値を抑えている」と話した。

  <日本国債は底堅く推移>

 円債市場では長期国債先物が小反落する一方、店頭で底堅い需要がみられ、利回り上昇ピッチは急速に鈍った。長期金利の指標10年債利回りは、前日比1ベーシスポイント高い0.970%で足踏みした。「前日の40年債入札が順調だったことが下支えしている」(JPモルガン証券の山脇貴史チーフ債券ストラテジスト)という。

 (ロイターニュース 山口貴也;編集 佐々木美和)

3378チバQ:2011/11/11(金) 20:18:01
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20111112k0000m030043000c.html
南スーダン:避難民キャンプ、スーダン軍が空爆
 国連平和維持活動(PKO)での日本の陸上自衛隊施設部隊の派遣が決まっている南スーダンからの報道によると、スーダン軍の戦闘機が10日、南スーダン北部ユニティ州の避難民キャンプを空爆し、同州当局者は12人が死亡、20人が負傷したと述べた。死傷者はなかったとの情報もある。

 AP通信によると、スーダン軍は9日にも同州に隣接する上ナイル州を空爆、7人が死亡した。南スーダンのキール大統領は10日、スーダン側が侵略しようとしていると非難した。

 米政府も空爆を強く批判する声明を出した。一方、スーダン軍側は関与を否定している。

 南スーダンは20年以上続いた内戦を経て今年7月、スーダンから独立したが、両国の国境付近では双方の反政府勢力が活動し、断続的に戦闘が継続。両国とも自国の反政府勢力を相手方が支援していると非難し合っている。

 ユニティ州の避難民キャンプは国境から十数キロ南にあり、反政府勢力掃討作戦が続くスーダン南部の南コルドファン州に隣接、1万5000人が暮らしている。スーダン側は、自国の反政府勢力がキャンプにかくまわれていると批判していた。

 ユニティ、上ナイル両州は、陸自部隊が活動する首都ジュバから離れている。(リベリア共同)

3379チバQ:2011/11/11(金) 20:31:22
http://mainichi.jp/select/world/news/20111111dde007030006000c.html
リベリア大統領選:サーリーフ氏再選発表 野党反発は必至
 【ヨハネスブルク高尾具成】アフリカ西部リベリアからの報道によると、リベリア選挙管理委員会は10日、大統領選決選投票(8日実施)で、今年のノーベル平和賞の受賞が決まっているサーリーフ大統領(73)が当選したと発表した。対立候補のタブマン元法相(70)は大統領陣営の不正を理由に選挙戦をボイコットしていたため、大統領再選は確実視されていた。

 開票率86・6%の時点で、サーリーフ氏の得票率が90・8%に対し、タブマン氏は9・2%。タブマン氏は結果を容認しない方針で、今後の政情不安が懸念される。

 ボイコットの影響で、第1回には7割を超えた投票率は今回37・4%と低かった。

 第1回の4日前の10月7日、「和平確保や女性の地位向上に貢献した」などとしてサーリーフ氏へのノーベル平和賞授与が決定。野党からは選挙に影響するとの批判が出ていた。

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 ■人物略歴

 ◇エレン・サーリーフ氏
 1938年、リベリアの首都モンロビア生まれ。米ハーバード大で修士号。79〜80年財務相。85年にドウ軍事政権を非難する発言で禁錮10年の判決を受けた。短期間の拘束後、米国に亡命。92〜97年に国連開発計画(UNDP)のアフリカ局長などを歴任。05年11月の大統領選決選投票で当選、06年1月就任。11年10月、ノーベル平和賞の受賞決定。73歳。【モンロビア共同】

毎日新聞 2011年11月11日 東京夕刊

3380とはずがたり:2011/11/11(金) 21:29:35

パパデモス新政権発足=構造改革再始動へ−ギリシャ
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011111101018&amp;j4

 【パリ時事】ギリシャのルーカス・パパデモス新首相(64)が11日、正式に就任し、主要政党が協力する大連立内閣が発足する。議会の圧倒的多数を抑えた強力な政権の下、ギリシャは債務危機脱却に向けた構造改革を再始動させることになる。
 新政権には、パパンドレウ前政権を支えた中道左派の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のほか、最大野党だった中道右派の新民主主義党(ND)、民族主義政党の国民正統派運動(LAOS)の3党が協力。与党勢力は議会(1院制)定数300のうち8割超を占める。(2011/11/11-20:10)

3381チバQ:2011/11/12(土) 10:37:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111112/erp11111200370000-n1.htm
ギリシャ新内閣が発足 包括策の受け入れ 最悪の事態はひとまず回避
2011.11.12 00:36
 【ローマ=木村正人】ギリシャ政府は11日、欧州中央銀行(ECB)前副総裁のルカス・パパデモス氏(64)を新首相とする新内閣を発表した。与党と最大野党が参加する大連立内閣で、欧州連合(EU)による財政危機に対する包括策の国会承認に全力を注ぐ。しかし、増税など痛みを伴う緊縮策をめぐってはなおも国民の強い反発が予想される。

 包括策の受け入れで、最悪の事態はひとまず回避され、財政の専門家でもあるパパデモス氏の就任には、欧州ではとりあえず歓迎する声が出ている。 

 財政再建をめぐりEUなどとの折衝の中心となる財務相ポストは、ベニゼロス財務相が留任した。

 パパデモス氏は本格的な財政再建のための期間が必要として選挙日程を来年2月19日から遅らせるよう求めており、選挙日程が当面の焦点となる。

3382チバQ:2011/11/12(土) 10:37:57
http://www.asahi.com/international/update/1112/TKY201111120113.html
2011年11月12日10時23分
メキシコ内相のヘリ墜落 麻薬対策に取り組む
 メキシコのブレーク内務相(45)らを乗せたヘリコプターが11日朝、首都メキシコ市南東部の山間部に墜落、内相やパイロットを含む8人が死亡した。AP通信などが報じた。

 ブレーク内相は司法関係者らとの会合のため南部モレロス州クエルナバカへ向かう途中だったという。墜落の原因はわかっていない。内相は2010年7月に就任以来、激化する麻薬組織間の抗争の対策に取り組んでいた。

 メキシコでは08年、モウリニョ内相(当時)も政府機の墜落で死亡。米紙ロサンゼルス・タイムズによると、当時は事故死と発表されたが、その後、麻薬組織の仕業だったとの見方が強まっていた。(ロサンゼルス=藤えりか)

3383チバQ:2011/11/13(日) 12:39:22
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011111302000033.html
シリアの会合参加停止 アラブ連盟
2011年11月13日 朝刊

 【カイロ=今村実】反政府デモへの武力弾圧を続けるシリアのアサド政権に対し、アラブ連盟は十二日、シリアの連盟会合への参加停止や経済制裁などの処分を決めた。アサド政権は今月二日に合意した連盟の打開策を無視しており、連盟が厳しい措置を打ち出した形だ。中東の衛星放送アルジャジーラなどが伝えた。

 連盟は、各加盟国に駐シリア大使の召還を呼び掛けたほか、近く反政府派と会談する方針を表明。経済・政治制裁の具体的内容は明らかになっていない。

 処分内容の発効は十六日からで、政権側が連盟との合意事項を履行するまで続く。処分には、一部の加盟国が反対したもようだ。

 カイロの連盟本部で開かれた緊急会合後、シリア問題担当のカタールのハマド首相は「シリアで暴力と殺害が続くようなら、連盟のアラビ事務局長は国連など人権問題を扱う国際機関に支援を求めることになる」と警告した。

 一方、シリア側は「処分は憲章に違反する。米国の命令に従ったものだ」と激しく反発したが、処分の決定によりアサド政権は苦境に立たされた。

 二日の合意には、軍撤収や拘束したデモ参加者らの釈放などが含まれていた。弾圧を続ける政権に対し、反政府派は連盟の加盟資格の停止を求めていた。

http://www.cnn.co.jp/world/30004567.html
アラブ連盟、シリアの資格停止を決定 異例の強硬姿勢
2011.11.13 Sun posted at: 11:04 JST

カイロ(CNN) アラブ連盟(22カ国)は12日、シリアが反体制デモへの武力弾圧を続けていることを理由に、同国の加盟国としての資格を停止するとの決定を下した。16日に発効する。

カイロ市内にある本部での緊急外相会合で採決が行われ、シリアを除く加盟国21カ国のうち18カ国が賛成、レバノンとイエメンが反対し、イラクは棄権した。

議長国カタールのハマド首相兼外相が、会合後の記者会見で決定を読み上げた。同連盟は同時に、加盟各国に駐シリア大使の召還を呼び掛けた。シリア軍に対して市民への武力行使を中止するよう求め、3日以内に反体制派との会合を開くと述べるなど、異例の強硬姿勢を示した。アラブ連盟は、シリアに対する制裁も示唆しているが、具体的な内容については明らかにしていない。

アラブ連盟は今月初め、シリアに暴力の停止をはじめ、拘束者釈放、人口密集地からの軍撤退や報道陣、監視団への立ち入り許可などを提案した。これらが実現していないことに対する対抗措置とみられる。

民間人の死者はこの数日間も引き続き報告されており、シリアの反政府団体LCCによれば、12日は21人に上った。シリア側は、デモの背後にテロ組織がいるとの主張を繰り返している。アハマド・アラブ連盟大使は国営シリア・アラブ通信を通して連盟の措置を「不法」と非難し、「欧米への従属を表明しているに等しい」と述べた。

オバマ米大統領は、アラブ連盟が「危機の収拾に向けてリーダーシップを示した」と評価。ジュペ仏外相も「今こそシリア政権への圧力を強めるべきだ」と支持を表明した。人権団体などからは、同連盟の行動が国連安全保障理事会による制裁につながることを期待する声も上がっている。

3384チバQ:2011/11/13(日) 12:57:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111112/erp11111217180006-n1.htm
スペイン総選挙まで1週間 与党惨敗の予測
2011.11.12 17:16

7日、マドリードでスペイン首相候補同士の討論会の会場に入る与党、社会労働党のルバルカバ前第1副首相(左)と野党、国民党のラホイ党首(ロイター)
 20日投開票のスペイン総選挙まで1週間。サパテロ政権の左派与党、社会労働党は、ギリシャ危機に端を発したユーロ圏の経済的低迷から、記録的な水準に達した高失業率への国民の強い反発に直面。世論調査によると、最大野党の保守、国民党に惨敗するとの予測が出ている。

 同国の独立系公共機関が11月上旬に実施した世論調査によると、社労党の支持率は29.9%。国民党は46.6%で、約17ポイントの差がついた。議席予測では下院350議席のうち国民党が190〜195議席と、単独で過半数を占める見通し。社労党は116〜121議席と歴史的な敗北の可能性がある。

 与党劣勢の主因は、21.5%と欧州最悪の水準に高止まりする失業率。約440万人が職を失っている状況で、特に若年者の失業率は約46%にもなる。(共同)

3385チバQ:2011/11/13(日) 12:59:22
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/11/13/20111113ddm007030149000c.html
イタリア:まだ、やる気満々 ベルルスコーニ氏、新党も視野
 【ローマ藤原章生】ベルルスコーニ首相(75)が12日夜にも、辞任する見通しだ。日本の55年体制に似たイタリアの強固な政治体制が崩れた直後の94年、首相は新党「フォルツァ(がんばれ)イタリア」を率い、政権を奪った。その後も延べ9年間、首相の座にあった。「破天荒でエネルギッシュなイタリア」のイメージを広めたベルルスコーニ時代は、今回の辞任で終わるのか。本人は依然、やる気満々の様子だ。

 8日夜に辞任を決めた首相は当初、来春の早期選挙を要求したが、モンティ氏による暫定政権案が固まった9日以降は低姿勢を貫いた。経済専門家による暫定政権は1年ほど続くのが慣例で、選挙を叫ぶのは賢明でないと判断したようだ。

 仮に早期の選挙が実現した場合、首相は与党「自由国民」の次期首相候補にアルファノ幹事長(41)の名を挙げ、自身は舞台裏に消える口ぶりだった。しかし、与党関係者によると、首相は新党発足も視野に入れているという。人気がどん底でも「有権者の15%はベルルスコーニに投票する。中道右派票を現与党に集め、そこに参入すれば、返り咲きも夢ではないというシナリオ」(閣僚秘書)という。

毎日新聞 2011年11月13日 東京朝刊

3386チバQ:2011/11/13(日) 21:24:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111113-00000007-cnn-int
五輪やサッカーW杯控え軍を投入しスラム街制圧 ブラジル
CNN.co.jp 11月13日(日)14時33分配信

(CNN) ブラジルのリオデジャネイロ市の治安当局は12日、軍の特別作戦部隊を大量に投入し、麻薬密輸などの犯罪組織が牛耳る市内3カ所のスラム街の制圧作戦を13日に実施すると発表した。

ブラジルが2014年に主催するサッカーのワールドカップ(W杯)本大会、リオデジャネイロが16年に開催する夏季五輪に備えた治安対策の一環。

戦車、ヘリコプターや海軍部隊が動員される13日の作戦は、ロチーニャ、ビディガル、チャカロドセウの3地区にあるファベーラと呼ばれるスラム街が対象となる。住民は約13万人。作戦に伴い観光名所を含む一部地区が閉鎖される。

地元のCNN系列局によると、市中心部にあるロチーニャでは作戦が12日に始まっており、武器を押収し、犯罪組織構成員を逮捕するなどした。警察は9日、ロチーニャを10年にわたって支配し、凶悪犯の一人として手配していた麻薬密輸組織の首領を逮捕している。警察の包囲網をかわすため車のトランクに隠れているところを拘束した。

スラム街にはびこる犯罪組織の掃討作戦は過去にも実施されており、1年前の作戦では銃撃戦に発展し、少なくとも35人が死亡していた。

3387チバQ:2011/11/13(日) 21:25:02
http://www.cnn.co.jp/world/30004568.html
モスク建設予定地にブタの死骸 イスラム教拡大に抗議か スイス
2011.11.13 Sun posted at: 12:28 JST
.(CNN) スイス北西部グレンヘンで11日、モスク(イスラム礼拝所)の建設予定地に切断されたブタの死骸が埋められているのが見つかり、国内のイスラム教徒らに衝撃が走った。ブタはイスラム教で不浄な動物とされている。スイスでは近年、イスラム教徒とキリスト教徒の間で緊張が高まっている。

地元警察が同日、何者かが予定地を「汚す」目的でブタの死骸を埋め、ブタの血液120リットルをまいたとの情報を受けて発掘した。

無記名のパンフレットにドイツ語で「スイス国内でのイスラム教拡大に抗議するための作戦だ」と書かれ、スペインでも同様の作戦でモスク建設計画が中止されたとの説明があったという。

警察幹部がCNNに語ったところによると、今のところ容疑者は浮上していないものの、本格的な捜査が進んでいる。専門家を現場へ呼び、ブタの血液が実際にまかれたかどうかなどを検証する予定。犯人は動物の死骸遺棄や環境汚染の罪に問われる可能性があるという。

この土地は数年前、地元のイスラム教徒らが極右活動家の土地所有者から購入した。この所有者はモスク建設のための土地だとは聞かされていなかったと主張し、取引の停止を求める民事訴訟を起こしたものの、最近敗訴していた。

同国の人口約700万人のうち、イスラム教徒は約50万人と推定される。イスラム団体の報道担当者によると、近年右派を中心にイスラム教徒への攻撃が目立つようになり、2009年には国民投票でイスラム寺院のミナレット(尖塔)の新規建設禁止が可決された。同担当者は「雨か雪が降れば土地は清められる」と話す一方、「この国ではキリスト教徒とイスラム教徒がずっと平和的に共存してきたのに」と、反イスラム感情の拡大に懸念を示した。

3388チバQ:2011/11/13(日) 21:29:16
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011111300087
独裁国家で国民投票=大統領、世襲の準備か−赤道ギニア
 【ロンドン時事】ヌゲマ大統領(69)による独裁が30年以上も続いている中部アフリカの産油国、赤道ギニアで13日、新憲法の是非を問う国民投票が行われた。新憲法は、大統領の任期を最大2期14年に制限、「民主化」を掲げているが、実は世襲に向けた準備とみられている。
 ヌゲマ大統領は1979年、おじのマシアス大統領を処刑して権力を握った。独裁国家だが、大統領選は行われてきており、毎回圧勝だ。次の大統領選は2016年。そこからさらに14年「88歳になる30年まで続けることを担保する」(人権団体)ための改憲と疑われている。
 しかし、一番の狙いは、副大統領職の新設にある。大統領が指名できる新副大統領に有力視されているのが、息子のヌゲマオビアンマンゲ農林相(40)だ。米仏での豪遊で「世界的に有名などら息子」(外交筋)を、段階を踏んで後継者に据えたい親心が背景にあるとされる。(2011/11/13-18:27

3389チバQ:2011/11/14(月) 12:48:18
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/11/13/20111113ddm007030137000c.html
ソマリア:外国人誘拐急増 「保護」名目にケニア進軍、緊張高まる
 【ヨハネスブルク高尾具成】東アフリカ・ソマリア周辺で外国人を狙った誘拐事件が続発し、9月以降だけでも英、仏、スペイン、デンマークなど欧米5カ国の旅行者らが相次いで誘拐された。ソマリアの海賊や国際テロ組織アルカイダ系とされるイスラム過激派組織アルシャバブの関与が疑われ、ケニアは「外国人保護」などを名目に先月中旬、ソマリア南部に進軍。反発したアルシャバブがケニア側で無差別テロを起こすなど両国間の緊張が高まっている。

 ソマリアは中央政府の崩壊した91年以降、事実上の無政府状態にある。暫定政府が首都モガディシオの一部を統治しているが、中・南部はアルシャバブが実効支配している。

 外国人誘拐事件は、特にケニア東部のソマリア国境付近で多発している。9月11日には、東部ラムで英国人夫妻が襲撃され、夫の殺害後、妻はモーターボートで誘拐された。10月1日にもラムのマンダ島沖で仏人女性が誘拐され、死亡した。ボートを使った手口などから、ソマリア沖や紅海、アデン湾で活動するソマリア海賊の犯行も疑われている。

 ソマリア沖では現在、海賊対策のため欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)、独自派遣する日本や中国、ロシアなどの艦船20隻以上が展開。日本は09年以降、海上自衛隊の護衛艦などを派遣し、民間船舶を護衛している。6月にはソマリアに隣接するジブチに拠点施設を設置。先月11日には、横須賀基地から新たな部隊が出発した。

 だが、ソマリアの海賊は勢力を拡大しており、国際海事局(本部・ロンドン)の調査によると、今年1〜9月に世界で起きた海賊行為は過去最悪の352件。うち半数以上の199件がソマリア海賊によるものだった。

 一方、隣国ケニアは10月16日、「外国人保護」や「アルシャバブ掃討」を理由にソマリアへと進軍。アルシャバブは誘拐事件への関与を否定し、逆にケニア軍に撤退を要求して、応じなければ攻撃すると通告した。10月24日には、ケニアの首都ナイロビ市内で手投げ弾を使用したテロ事件2件が発生。11人が死傷し、アルシャバブ系の犯行と見られている。

 事件後、ケニアでは無差別テロへの不安が高まり、夜間や盛り場への外出を自粛する動きも出ている。ツジュ元外相は「ケニアはソマリアを隣人に持つがゆえに、矢面に立たされている。このままでは周辺国は崩壊する」と進軍を支持した。

 しかし、10月30日にソマリア南部ジリブの国内避難民キャンプが空爆され、子供を含む50人以上が死傷。ケニア軍による誤爆の疑いが浮上している。ケニアの政治経済学者、ビロウ・ケロー氏は「ケニア側には、ソマリア南部キスマユ付近の油田探査や開発事業の進むラム島周辺の領海域を支配したい思惑もありそうだ。進軍は口実の疑いがある」と指摘している。

 ソマリアは過去60年で最悪と言われる食糧危機に直面し、推定人口(930万人)の約4割にあたる370万人に緊急支援が必要とされている。国連難民高等弁務官事務所は、すでに約90万人がケニアやエチオピアに逃れたと報告。誘拐事件には難民への援助活動をしてきた職員も含まれ、両国の緊張が人道支援への障害となる可能性も懸念されている。

毎日新聞 2011年11月13日 東京朝刊

3390チバQ:2011/11/14(月) 22:35:03
>>2908
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201111140014.html
南オセチア大統領選、決選へ=グルジア紛争後初2011年11月14日10時6分
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. 【モスクワ時事】グルジアからの独立を宣言している南オセチアで13日、ココイトイ大統領(47)の任期満了に伴う大統領選の投開票が行われた。暫定結果によると、当選に必要な過半数に達する候補がおらず、女性のジョエワ元教育相(62)=得票率24.6%=、ココイトイ氏が推すビビロフ非常事態相(41)=同23.8%=の決選投票に持ち越される見通しになった。結果確定から15日以内に実施される。

 2008年のグルジア紛争後、ロシアが一方的に独立を承認してから初の大統領選で、任期は5年。グルジア外務省は「いかなる法的根拠も持たない」と選挙の無効を主張している。 


[時事通信社]

3391チバQ:2011/11/14(月) 22:39:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111114/erp11111421230004-n1.htm
イタリア新政権発足 課題は山積
2011.11.14 21:21 (1/2ページ)

 13日、イタリア・ローマでナポリターノ大統領と会談後に記者会見するモンティ氏(ロイター=共同)
 【ローマ=木村正人】イタリアのベルルスコーニ首相が12日夜、ナポリターノ大統領に辞表を提出したのを受け、同大統領は13日夜、欧州連合(EU)欧州委員会のマリオ・モンティ元委員(68)に次期首相として組閣を委任した。

ベルルスコーニ氏の退場と新内閣誕生が確実になったことを市場も好感、イタリアは絶体絶命のピンチを免れた。しかし、低い競争力など債務危機を招いた同国の根本的な問題はそのまま。EUや市場の信頼も厚いモンティ氏だが、道のりは平坦(へいたん)ではない。

 ■内閣発足に時間も

 モンティ氏は記者会見で「イタリアはEUの欠点ではなく長所であるべきだ。財政状況を改善するとともに経済成長や将来世代のため尊厳と希望を取り戻す」と経済財政改革を実行する決意を表明した。

 モンティ氏は14日、与野党関係者らと内閣の顔ぶれなどについて協議を始め、16日ごろをめどに閣僚名簿を大統領に提出。大統領は首相と内閣を任命し、宣誓式が行われる。約12人の新閣僚には政治家ではなく判事や学者らモンティ氏と同じテクノクラート(専門家)が指名される見通し。

 前首相率いる与党「自由国民」は、新内閣支持の姿勢を示すが、野党から閣僚を出さないことや財政再建が軌道に乗った段階での解散・総選挙を要求。前首相と連立を組んでいた「北部同盟」は年金改革を進めるとみられるモンティ氏に強い警戒感を示しており、内閣発足に時間がかかる可能性もある。

■縁故主義の克服

 イタリアの課題のひとつが競争力だ。ユーロ導入後、インフレや賃金上昇でイタリアの労働競争力はドイツに比べて50%もダウンした。

 しかも、同国では地縁、血縁の縁故主義が蔓延(まんえん)し、世界銀行の調査ではビジネスのやりやすさはモンゴルやザンビアを下回る世界87位。他の調査でも生産性の成長力は167位にランクされた。

 モンティ氏にとってはこうした“慣行”も含めた社会改革も大きな課題だ。

 ■どうする救済資金

 欧州単一通貨ユーロ圏3位の経済規模を誇るイタリアが破綻すれば、ギリシャと違い、現在の欧州金融安定化基金(EFSF)ではとてもまかなえない。

 EFSFの融資枠は4400億ユーロだが、ギリシャやアイルランド、ポルトガルへの支援分を差し引くと2500億ユーロ。イタリアは1390億ユーロを拠出しているため、同国が支援を受ける側に回ると、EFSFには約1100億ユーロしか残らない計算になる。

 同国は来年に3500億ユーロの償還を控え、2015年までに総額7500億ユーロを調達する必要がある。イタリア救済には国際通貨基金(IMF)の協力が欠かせなくなるが、ブラジルなど新興国はユーロ圏への支援を増やすことに反対している。

 残された選択肢は欧州中央銀行(ECB)だ。ECBがEFSFと協力してイタリア国債を買い取るのが一番現実的な救済策だが、インフレとモラルハザードを恐れるドイツは難色を示しており、ユーロ圏での調整が急務になっている。

3392チバQ:2011/11/14(月) 22:39:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111113/erp11111303180001-n1.htm
イタリア便り 司法と金庫破りの技術
2011.11.13 03:18 [外信コラム]
 イタリアの金庫破りの技術の高さは想像を超え、これまで何度も映画の題材にもなった。以前はトンネルを掘り、銀行の地下金庫を狙う事件が頻発した。

 1989年夏、銀行の貸金庫が襲われ、ローマ在住の借り主のお金3600万リラ(当時の為替レートで約360万円)が盗まれた。警察に直結する警報装置を備え、3重の鍵で守られた貸金庫がどうして破られたのか大きな謎となった。

 結局、貸金庫の借り主と銀行とで被害金の損害賠償をめぐる裁判になり、第1審では借り主が勝訴したが、銀行は控訴した。

 審理は遅々として進まず、2005年にようやく第2審判決が下され、「落ち度は軽微」として、銀行は約款上の損害補償額の最高である100万リラのみを支払うよう命じられた。借り主は最高裁に上告したのだが、今年9月、思いも寄らぬ最終判決が下された。このような内容だった。

 「金庫破りは当時としては予測不可能な高度技術を駆使し、銀行は防御の術がなかったと判断される。よって銀行の非は認められず、上告は却下。上告人は裁判費用の1700ユーロ(約18万円)を支払うべし」

 借り主にとってはまさに「盗人に追い銭」の結果に。いやはやイタリアの泥棒の技術と裁判所の判断は恐ろしい。(坂本鉄男)

3393チバQ:2011/11/14(月) 22:47:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111114-00000083-mai-int
<南欧>経済専門家へ首相交代 高まる政治家嫌悪 
毎日新聞 11月14日(月)22時37分配信

 財政再建に苦しむギリシャで11日、首相がパパンドレウ氏からパパデモス氏へ、イタリアでも12日にベルルスコーニ氏からモンティ氏へと交代劇が起きる騒ぎとなった。いずれも▽市場の信用不安▽与党議員の離反▽大統領の仲裁▽首相辞任▽危機管理内閣発足−−という道をたどった。市場をきっかけに内政が乱れ、民主主義の手続きで選ばれた首相が選挙の洗礼を受けていない経済専門家と交代する構図は、南欧だけの話なのか。南欧で一つ際立つのは、国民の政治家嫌悪の高まりだ。

 この10月、イタリア国営放送である映像を目にした。左翼政党「ラディカレ」の創始者、マルコ・パネッラ欧州議会議員(81)がローマの反ベルルスコーニ集会に顔を見せると「なぜお前がここにいる」と罵声を浴びた。それでも笑顔を見せる議員に中年の男が近づき「ストロンツォ(クソ野郎)!」と顔に唾を浴びせた。

 高級車に乗らず、ラジオ番組でベルルスコーニ前首相批判を続け「弱者の代表」を自任してきた老政治家も憎まれている。ギリシャと同様、与野党の政治家が嫌われるイタリアを象徴する出来事だった。

 ローマの国立デモポリス研究所が10日に行った1004人対象の世論調査によると、ベルルスコーニ政権支持は08年就任直後の55%から18%に落ちた。国会への信頼度も08年の28%から16%となり、首相以上に嫌われた。

 「既成政党や政治全般への嫌悪は、首相の醜聞などで議会が空転し続けた過去2年、急速に深まった。公務員嫌悪もかなり大きい」と政治学者、ピエトロ・ベント氏は語る。

 一方、ギリシャのパパンドレウ前首相も辞任表明後の地元紙の調査で、続投を望む声はわずか6%だった。草の根的な支持を狙ったとみられる、欧州連合などからの包括支援策受け入れを問う国民投票は「市民のため」とうたわれたが、7割が反対した。

 トップが政治家から経済専門家に代わることで迅速さは増すが、相次ぐ緊縮策は国民の不満を高める。暫定政権が社会や市場の不安を鎮められなければ、次に何が来るのか。

 高い議員報酬、省庁の無駄遣い、慣例化した汚職を改めるだけでなく、派手でうるさい弁士の集まりから実務をこなす議会へと少しでも改めない限り、政治家憎悪はさらに深まるだろう。(藤原章生)

3394チバQ:2011/11/15(火) 22:22:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111115/mds11111515220004-n1.htm
旧政権党員の出馬容認 エジプト、裁判所決定
2011.11.15 15:21
 エジプトの高等行政裁判所は14日、旧ムバラク政権の与党で、その後解党した国民民主党の元党員が28日から行われる人民議会(国会)選挙に立候補できるとの最終的な判断を下した。

 元党員の出馬を禁じた下級審の判断を「憲法で保障された政治的権利を奪う」として覆した。

 国民民主党の元党員は無所属などで立候補を届けている。地域の名士も多く、特に地縁血縁がものをいう農村部では根強い支持があるとみられている。(共同)

3395チバQ:2011/11/15(火) 22:23:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111115/erp11111514160007-n1.htm

 
イスラエル首相と仲直り? 「友人」と仏大統領 「うそつき」呼ばわり撤回?
2011.11.15 14:14
 「あなたは友人だ」。イスラエルのネタニヤフ首相を「うそつき」などとこき下ろしたフランスのサルコジ大統領が、ネタニヤフ氏に“仲直り”を求めるかのような書簡を送っていたことが15日分かった。イスラエル政府当局者がロイター通信に明らかにした。

 サルコジ氏は3日会談したオバマ米大統領に対し「ネタニヤフ氏とはもう会いたくない。彼はうそつきだ」と酷評。オバマ氏は「あなたはうんざりしているようだが、私は毎日でも(ネタニヤフ氏と)対話しなければならない」と応じた。

 サルコジ氏は、最近義父が亡くなったネタニヤフ氏への弔電の中で「あなたは私の友人だ。それは、中東問題での見解の違いに左右されるものではない」と強調したという。(共同)

3396チバQ:2011/11/17(木) 00:00:26
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111116-OYT1T01140.htm

イタリア新内閣は全員民間人、早期解散要求も


【ローマ=大内佐紀】イタリアの新首相に指名されたマリオ・モンティ氏(68)は16日、組閣作業を完了し、ナポリターノ大統領に提出後、閣僚名簿を発表した。


 新内閣18人全員が非民選の民間人で、多くは「教授」の肩書を持つ学者や官僚出身。同日夕、大統領府で宣誓式を行い、週内に上下両院で信任を得て正式発足し、イタリア経済の信用回復に努める。

 イタリアでの民間人内閣の発足は、1995年1月、第1次ベルルスコーニ政権の崩壊を受けて発足したディーニ政権以来で2度目。

 最大の焦点である財政再建を担う財務相は、新首相が当面、兼務する。経済発展・インフラ相には国内有数の銀行家コラド・パッセラ氏(56)を抜てきした。首相のほか、司法相など6人が学者出身となった。

 即戦力が求められる内相と外相には、官僚出身のアンナマリア・カンチェリエリ氏(67)(女性)、キャリア外交官のジュリオ・サンタガタ駐米大使(65)をそれぞれ充てた。

 モンティ氏が組閣に着手した13日には主要与野党からも入閣を仰ぎ、挙国一致内閣を構成するとの観測があったが、旧・与党第1党「自由の人民」が入閣を拒否し、調整がつかなかった。「政治家不在の政権で安定するのか」との記者団からの質問に対し、モンティ氏は「政策で判断してほしい」と一応の自信を示した。だが、「自由の人民」内には早期の総選挙を求める声がくすぶるなど、不安要因を抱えての船出となる。

(2011年11月16日23時18分 読売新聞)

3397チバQ:2011/11/17(木) 00:01:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111116/asi11111621010005-n1.htmタクシン元首相帰国への布石 タイ政府が恩赦令を承認
2011.11.16 21:01
 【ヌサドゥア=青木伸行】タイ英字紙バンコク・ポスト(電子版)によると、タイ政府は15日の閣議で、恩赦令を承認した。インラック首相の実兄で、海外で事実上の亡命生活を送るタクシン元首相の帰国を実現させる狙いだとみられており、野党側は激しく反発している。

 恩赦は今後の手続きしだいでは、12月5日の国王誕生日にも実施される可能性があるという。

 恩赦の対象は60歳以上、禁錮3年以下の刑。2008年10月に、汚職罪などで禁錮2年の実刑判決を受け、現在62歳のタクシン氏も対象となる内容だ。

 閣議はチャルーム副首相が主宰し、インラック首相は洪水の被災地視察のために出席しなかった。

 これに対し、野党・民主党のアピシット前首相は16日、「恩赦令は受け入れられない」と非難し、この問題を厳しく追及していく意向を表明した。

 恩赦の動きが急浮上したことで、洪水被害で“休戦状態”にあった親タクシン、反タクシン両派の反目が、再び先鋭化するものとみられる。洪水被害への対応にも影響し、国民から批判が高まりそうだ。

3398チバQ:2011/11/17(木) 00:08:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111116/mds11111609280002-n1.htm
リベリア大統領再選 多難な船出 「鉄の女」手腕はいかに
2011.11.16 09:27 (1/2ページ)

SANKEI_EXPRESS__2011(平成23)年11月16日付EX(16、17面(見開き))
 ■シーン1

 西アフリカ・リベリアで11月8日に行われた大統領選は、現職のエレン・サーリーフ氏(73)が再選された。信念を曲げない「鉄の女」とも評されるサーリーフ氏は政権運営に自信を深めるが、対立する野党候補がボイコットし、極めて低い投票率で当選するなど、多難な船出となった。

 今回の選挙は、2003年まで14年間続いた内戦の終結後、2度目の大統領選として、治安向上や復興の進展へ向けた試金石とみられたが、野党候補が「選挙プロセスが公平でない」と撤退。今後も不安定な政情が続くことを予感させるものとなった。

 サーリーフ氏はあくまで「公正に行われた選挙だ」と主張、政権基盤の安定を急ぐ構えを見せる。しかし、選挙前日にはデモを行う野党支持者と治安部隊が衝突し、死傷者を出す事態が起きるなど、政権維持は困難ではないかとの声もある。

 女性の権利向上へ向けて貢献したとして、今年のノーベル平和賞の受賞者に決まったサーリーフ氏。手腕が問われるのはこれからだ。

 ■シーン2 政情安定化への道 切り開く

 リベリアの女性平和活動家、リーマ・ボウイー氏(39)とイエメンの女性民主活動家、タワックル・カルマン氏(32)とともにノーベル平和賞に決まったサーリーフ氏はアフリカ女性の“希望”ともいえる。

 2006年1月、アフリカ初の女性大統領に就任した。

 1938年、首都モンロビア生まれ。米国に留学しハーバード大で行政学の修士号を取得。帰国後、79〜80年に財務相を務めた。80年に誕生したドウ軍事政権の人権侵害を批判し、一時投獄された経験も持つ。

 米国に亡命後、国連開発計画(UNDP)のアフリカ局長などを歴任。97年の大統領選で落選後、脅迫を受け再び亡命したが、2005年の大統領選で当選した。

 「リベリアは女性の社会参加のモデルになれる」。14年にわたる内戦で荒廃した国家の和解と復興に尽力。そのリーダーシップと行動力は国際的な評価を得た。

 08年の横浜での第4回アフリカ開発会議(TICAD)に出席するなど日本にも何度か訪れた。息子4人の母親でもある。

 「女性が新たな地平を切り開くチャンスを得た」

 1期目の大統領就任時、サーリーフ氏は笑顔でこう語った。次は政情安定化へ向けた長い道のりを切り開くことになる。(共同/撮影:AP、ロイター/SANKEI EXPRESS)

3399チバQ:2011/11/17(木) 22:25:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111117/mds11111720490001-n1.htm

シリアで離反部隊の襲撃相次ぐ 武装闘争拡大、内戦懸念に現実味
2011.11.17 20:49 (1/2ページ)
 【ニコシア(北キプロス)=大内清】バッシャール・アサド政権による市民弾圧が続くシリアで、政府軍から離反して反体制派に加わった部隊が、政府軍を相次いで攻撃している。米欧だけでなく、周辺のアラブ諸国からもアサド大統領に対する退陣圧力が強まる中、政権側は武装闘争に対して一切妥協しない構えをみせており、本格的な内戦に突入する懸念が現実味を増している。

 フランス通信(AFP)などがシリア反体制派の話として伝えたところによると、政権からの離反を表明し隣国トルコに逃れているリヤド・アサアド大佐らが結成した「自由シリア軍」が16日、首都ダマスカス郊外にあるシリア軍の情報施設をロケット砲や機関銃で攻撃した。施設内に拘束されている市民らの解放が目的だったが、反撃に遭い失敗したという。

 また自由シリア軍は同日、アサド政権打倒に向け、離反兵を束ねる軍事評議会を結成したと発表、「いつでもどこでも、攻撃を実行する能力がある」と、政権側への攻勢を強める考えを示した。

 14日には南部ダルアーで離反部隊と治安部隊との戦闘があり、双方の兵士と市民が多数死亡。自由シリア軍は北西部イドリブや中部ホムスでも活動を活発化させているもようだ。

 アサアド大佐は10月、産経新聞の電話取材に対し、「すでに1万人以上の兵士が政権を離反した」と説明していた。同大佐と連絡を取り合う在外反体制派組織「シリア国民評議会」の幹部によると、離反兵の多くは周辺のトルコやレバノン、ヨルダンで組織化され、アサド政権に対する本格攻勢の時機をうかがっているという。

 こうした中、すでにシリアの加盟資格停止を決めているアラブ連盟は16日、アサド政権に3日以内の暴力停止を要求、カタールのハマド首相は「実行に移されなければ制裁を科す」と警告した。

 ただ、孤立感を深めるアサド政権としては、離反部隊による襲撃が相次ぐ中で武力行使を停止すれば、即座に政権崩壊につながりかねないとの警戒感がある。政権延命のためには、アラブ連盟などからの改革要求に応じる姿勢を見せるなどして時間を稼ぎつつ、弾圧を継続して反体制派の弱体化を図るしか選択肢はないのが実情といえ、今後も反体制派との対立がいっそう泥沼化する可能性は高い。

3400チバQ:2011/11/17(木) 22:30:00
2761 名前:チバQ 投稿日: 2011/11/17(木) 22:27:57
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111117/fnc11111721460025-n1.htm

シリアで離反部隊の襲撃相次ぐ 武装闘争拡大、内戦懸念に現実味
2011.11.17 20:49 (2/2ページ)
 【ニコシア(北キプロス)=大内清】バッシャール・アサド政権による市民弾圧が続くシリアで、政府軍から離反して反体制派に加わった部隊が、政府軍を相次いで攻撃している。米欧だけでなく、周辺のアラブ諸国からもアサド大統領に対する退陣圧力が強まる中、政権側は武装闘争に対して一切妥協しない構えをみせており、本格的な内戦に突入する懸念が現実味を増している。

 フランス通信(AFP)などがシリア反体制派の話として伝えたところによると、政権からの離反を表明し隣国トルコに逃れているリヤド・アサアド大佐らが結成した「自由シリア軍」が16日、首都ダマスカス郊外にあるシリア軍の情報施設をロケット砲や機関銃で攻撃した。施設内に拘束されている市民らの解放が目的だったが、反撃に遭い失敗したという。

 また自由シリア軍は同日、アサド政権打倒に向け、離反兵を束ねる軍事評議会を結成したと発表、「いつでもどこでも、攻撃を実行する能力がある」と、政権側への攻勢を強める考えを示した。

 14日には南部ダルアーで離反部隊と治安部隊との戦闘があり、双方の兵士と市民が多数死亡。自由シリア軍は北西部イドリブや中部ホムスでも活動を活発化させているもようだ。

 アサアド大佐は10月、産経新聞の電話取材に対し、「すでに1万人以上の兵士が政権を離反した」と説明していた。同大佐と連絡を取り合う在外反体制派組織「シリア国民評議会」の幹部によると、離反兵の多くは周辺のトルコやレバノン、ヨルダンで組織化され、アサド政権に対する本格攻勢の時機をうかがっているという。

 こうした中、すでにシリアの加盟資格停止を決めているアラブ連盟は16日、アサド政権に3日以内の暴力停止を要求、カタールのハマド首相は「実行に移されなければ制裁を科す」と警告した。

 ただ、孤立感を深めるアサド政権としては、離反部隊による襲撃が相次ぐ中で武力行使を停止すれば、即座に政権崩壊につながりかねないとの警戒感がある。政権延命のためには、アラブ連盟などからの改革要求に応じる姿勢を見せるなどして時間を稼ぎつつ、弾圧を継続して反体制派の弱体化を図るしか選択肢はないのが実情といえ、今後も反体制派との対立がいっそう泥沼化する可能性は高い。

3401チバQ:2011/11/17(木) 22:36:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111117-00000063-mai-int
海外総合中国韓国..<イタリア新政権>「お笑い」から「超真面目」に大転換
毎日新聞 11月17日(木)19時33分配信


 【ローマ藤原章生】イタリアで18日に発足するマリオ・モンティ氏(68)率いる新政権は、政治家を排し、著名な学者や弁護士、軍人らをそろえた「仕事師」内閣だ。失言やスキャンダルが絶えなかったベルルスコーニ前政権の「お笑い」から「超真面目」な専門家集団への大転換。首相は早くも、組閣を巡る辣腕(らつわん)ぶりから「スーパー・マリオ」と呼ばれ始めた。市場の不安を払いのけるため、極から極へと大胆に振れた格好だ。

 イタリアでは93年以降、専門家中心の政権が2度あったが、政治家が一人も入らないのは戦後初めてだ。「私自身が政治家になる」と語るモンティ氏の試みは、大きな政治実験となる。

 だが、政治家の不参加はモンティ氏の狙いというより、実は各政党の事情が反映した側面が強かった。当初、ベルルスコーニ氏が率いる与党「自由国民」の重鎮、レッタ前官房長官や最大野党「民主党」のアマート元首相を閣内に招く案があり、モンティ氏も12日の就任会見では「政治家の力を借りる」と述べていたからだ。

 これに対し、野党側が「ベルルスコーニ氏に近すぎる」とレッタ氏の入閣に反対。結局は両党が手を引いたのだが、その背景について、ローマのイル・テンポ紙のガッロ副編集長は「市場不安という難しい局面で、各党はモンティ氏と責任を分かつのを嫌い、場外に逃げた」と分析する。

 真っ先に逃げたのは策略家として知られるボッシ北部同盟党首で、「野党に回る」と明言した。モンティ新政権が取り組むことになる、国民に不人気の年金改革に反対しており、下野した方が立場は楽だからだ。

 主要政党は新政権に対し、表向き「全面支持」を表明しているが、自由国民は富裕層への課税強化に反対し、左派の民主党は労組の手前、労使契約の柔軟化に反発している。

 こうした中、モンティ氏は「早期選挙」を求める政治家たちを横目に、13年5月の任期全うを目指している。「政治家がいない方が仕事がしやすい」とも語っており、穏やかな口調ながら政治に対するエコノミストの挑戦ともとれる。

 そうした自信の背景には、「市場不安という国難に直面し政治家は協力せざるを得ない」「国会議決が無理な場合は非常時を理由に政令で緊縮策を断行できる」といった読みがあるからだろう。

 モンティ氏に対しては、ある世論調査で7割が「協力し、自分たちの犠牲をいとわない」と答えている。背景には「イタリア人らしくない風貌、生真面目さが信頼感を生んでいる」(経済学者、マルコ・ズーピ氏)との指摘もある。

 だが、最大の「敵」は予測のつかない市場だ。国民のモンティ人気が続けばいいが、国民に相応の痛みを求める緊縮策などを巡り陰り始めた時、どう出るか。これも予測がつかない。

3402チバQ:2011/11/17(木) 23:09:16
2011年11月17日18時37分印刷

http://www.asahi.com/international/update/1117/TKY201111170184.html

大物同士の合成キス写真に物議 ベネトンの広告
 イタリア衣料大手ベネトンが16日から始めた世界規模の広告キャンペーンが、物議を醸している。「アンヘイト(憎しみ反対)」と題して、対立関係にあるとされる指導者がキスする合成写真を使っているためだ。ローマ法王庁(バチカン)の抗議で一部は取り消されたが、キャンペーンは続いている。

 キスの合成写真は、オバマ米大統領と中国の胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記と韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領、ローマ法王ベネディクト16世とイスラム教スンニ派の最高権威アズハルのタイイブ総長といった組み合わせだ。

 AP通信などによると、バチカンの広報官は「法王の写真を改ざんし、商業目的で使うのは絶対に受け入れられない。尊敬の念がなく、信徒の感情も侮辱している」と抗議した。ベネトン側は謝罪し、間もなくこの写真は取り消された。

3403チバQ:2011/11/18(金) 12:37:12
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/11/18/20111118ddm007030152000c.html

タイ洪水:首都移転、議論再燃も 与党議員20人、検討委設置求める
 【バンコク鵜塚健】大洪水に見舞われたタイで、首都機能移転に向けた議論が再燃する可能性が出ている。与党「タイ貢献党」の国会議員20人が16日、検討委員会設置を求める文書を国会に提出したからだ。

 地元紙バンコク・ポストによると、温暖化によるタイ湾の潮位上昇で、バンコクの地盤は年々海面の水位に近づいており、洪水や津波に備えて内陸部への移転が必要と指摘する専門家もいる。

 インラック首相の兄タクシン元首相の政権当時、タイ中部のナコンナヨック県などが移転候補地に挙がり、政府内で検討されたが、候補地を巡り政治家の用地買収疑惑が浮上し、計画は凍結された。

毎日新聞 2011年11月18日 東京朝刊

3404チバQ:2011/11/19(土) 14:02:05
http://www.newsweekjapan.jp/column/ikegami/2011/11/post-413.php
あまりに悲惨なソマリア
2011年11月18日(金)11時17分
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 ソマリア難民の取材にジブチに行ってきました。ソマリア沖の海賊から船舶を守るため、日本の自衛隊が、船の護衛と上空からの海賊探しを担当。そのための活動拠点を北東アフリカのジブチに置いています。

 そのジブチには、隣接するソマリアから、連日大量の難民が陸路やってきます。自衛隊の活動と、ソマリア難民の様子の両方を取材したのです。

 ジブチには2万人の難民がいます。私が取材した難民キャンプは、そもそもの収容人員が7000人。定員オーバーで、人口82万人の小国ジブチには大変な負担です。家族と離れ離れになったり、銃撃で負傷したり、子どもを置いてきたり......。難民キャンプには、そんな悲劇が日常のごとく転がっていました。

 ソマリアで長年続く内戦。国内産業は破壊され、仕事のなくなった人々は、海賊となって沖合を航行する船を襲います。内戦を逃れて、多くの人が難民となる。海賊と難民は、原因が同じなのです。

 ソマリア難民は、私が取材したジブチにもやってきますが、圧倒的多数はケニアに向かいます。ソマリア南部で深刻な旱魃が続き、食料不足に陥っているのに、この地域はイスラム過激派のアルシャバブが支配。人々は、飢えとアルシャバブの支配から逃れるため、隣接するケニアに入ってくるのです。

 このため、ケニアには54万人の難民キャンプが出現しました。いまや世界最大のキャンプです。その難民キャンプを、アルシャバブが攻撃。医療支援活動をしていた「国境なき医師団」のスタッフが誘拐されてしまいます。

 これに切れたのが、ケニア政府。遂にケニア軍が越境してソマリアに入り、アルシャバブを攻撃しました。

 しかし、順調にはいっていないようです。本誌日本版11月9日号の「悲劇を助長するケニアの怠慢」という記事には、こう書いてあります。

「雨期が終わるまで待つべきだったのかもしれない。ケニアが先月ソマリアに送り込んだ軍隊は今、文字通り泥沼と格闘している」

「だがソマリアへの軍事介入は規模が小さ過ぎるだけでなく、時期も遅過ぎた可能性がある。アメリカがアフガニスタンやイラクで痛いほど学んだように、アルシャバブのような武装組織を根絶するのは容易ではない」

 この記事は、こう指摘しながらも、ケニア政府は、これまで適切な対応をとって来なかったと批判しています。「ケニアはまともな国境管理さえ怠ってきた」というのです。

 ところが、その一方でこの記事は、「ソマリアに海賊行為を取り締まる強力な中央政府がない限り、ケニア軍だけでこの問題を解決できるとは思えない」と書きます。

 だったら、ケニア軍の対応を批判しても仕方ないじゃないか、と突っ込みを入れたくなります。「アメリカも、この地域で最大の軍事力を誇るエチオピアも、ソマリア内戦を解決しようと試みて失敗してきた」というのですから。

 ケニア政府には、それがわかっていたから、早期介入を躊躇していたのかもしれません。きっと早期に介入したら、「侵略行為だ」と批判されたでしょう。しかし、介入しないと、「ケニアの怠慢」と書かれる。どっちにしても、ケニアは困惑するばかりではないでしょうか。

3405チバQ:2011/11/19(土) 14:08:34
>>3146>>3265-3266
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011111801028
「ユーラシア経済同盟」創設へ=ロシアなど旧ソ連3カ国首脳
 【モスクワ時事】関税同盟を結成しているロシア、ベラルーシ、カザフスタン3カ国首脳は18日、モスクワで会談し、来年1月に統一経済圏を発足させると正式に宣言するとともに、将来的に3カ国を含む一部旧ソ連諸国で「ユーラシア経済同盟」創設を目指す合意文書に署名した。
 ユーラシア経済同盟は、ロシアのプーチン首相が同国紙への寄稿で提唱した構想がベース。実現目標は2015年ごろとされる。プーチン氏は来年3月の大統領選で当選が確実視されており、外交・経済政策の主軸として注目されそうだ。(2011/11/18-22:44)

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http://sankei.jp.msn.com/world/news/111103/erp11110320530006-n1.htm
旧ソ連圏、再統合へ加速 独裁・強権国の「異様な連合体」に
2011.11.3 20:53 (1/2ページ)[ロシア]
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアの最高実力者、プーチン首相が「ユーラシア連合」創設の構想を打ち出したのを受け、旧ソ連諸国で再統合に向けた動きが加速している。

 来年1月、ロシアなど3カ国では人、モノ、カネの移動を自由化する「単一経済圏」が始動するほか、8カ国は一部商品を除く域内関税を撤廃して「自由貿易圏」を発足させることに合意した。ロシア周辺諸国の独裁・強権政権が、政治・経済の両面でロシアに接近する利点を見いだし始めたことが弾みとなっている。

 旧ソ連諸国11カ国で構成する独立国家共同体(CIS)のうちロシア、ベラルーシ、カザフスタンの3カ国はすでに「関税同盟」を形成しており、来年1月には単一経済圏に移行する。これにウクライナ、キルギス、モルドバ、タジキスタン、アルメニアを加えた8カ国が10月、自由貿易圏を創設する条約に調印した。

 自由貿易圏は域外共通関税を伴う関税同盟への移行段階と位置づけられており、ロシアは2015年頃に共通の経済・通貨政策をとる「ユーラシア連合」を発足させたい考えだ。

 自由貿易圏に関する条約は1994年にも締結されたが、当時はソ連崩壊で独立したばかりの各国が「主権」問題を懸念し、批准されなかった。CIS諸国が改めてロシア主導の経済統合に踏み出したのはまず、域内障壁の撤廃で市場規模が拡大することの効果を認識し始めたためだ。

 一方のロシアは、自国の「勢力圏」と考える旧ソ連地域で欧米や中国の影響力が強まっている現実を苦々しく思ってきた。プーチン氏は欧米の経済が債務問題で苦境にある状況も見越し、一気に親露的な旧ソ連諸国の糾合に動いた形だ。

 欧州連合(EU)への接近路線をとっていた地域大国ウクライナがティモシェンコ前首相の拘束問題でEUとの関係を悪化させた時機をとらえ、安価な資源供給という“餌”をちらつかせて同国を自由貿易圏に引き込むことにも成功した。

 今回は自由貿易圏条約への調印を見送ったウズベキスタンなど残る3カ国も加われば、CISには11カ国の人口2億7700万人、経済規模では1兆9000億ドル(約148兆2000億円)とブラジルを超える市場が生まれる。

 ただ、独裁・強権国を中心とする「ユーラシア連合」は、EUとはほど遠い異様なものになることが確実だ。透明かつ効率的な市場が形成されるかは疑問視されている上、プーチン氏の構想が単なる経済連合にとどまらない兆候もある。

 たとえば、ロシアは2020年までに20兆ルーブル(約50兆4000億円)もの国防費を支出して軍備を増強する方針だ。9月には自国と中央アジア諸国を舞台に大規模な合同軍事演習を行うなど、旧ソ連地域での軍事的存在感を高めることにも力を入れている。

 ロシア周辺諸国の政権がロシアにすり寄るのは、一つには、中東・北アフリカ地域のように民主化運動が高まった場合に、強大な軍事力を持つロシアの庇(ひ)護(ご)を受ける思惑からでもある。

3406チバQ:2011/11/19(土) 14:16:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111119-00000104-san-int
スペイン、政権交代確実 あす総選挙、緊縮策は維持
産経新聞 11月19日(土)7時55分配信

 【ロンドン=木村正人】イタリアに続き、債務危機が波及するスペインの総選挙が20日行われる。世論調査では最大野党・国民党は与党・社会労働党を大きく引き離し、国民党のラホイ党首が首相に指名され7年半ぶりに政権が交代するのは確実。同党首は緊縮策と構造改革を掲げるが、スペイン10年債の利回りは危険水域の7%に接近、政権交代前から赤信号がともる。

 頭文字を取り「PIIGS」と呼ばれる重債務国ポルトガル、アイルランド、イタリア、ギリシャ、スペインの5カ国すべてで首相が交代する見通し。

 スペインの政府系シンクタンクが10万人を対象にした世論調査で、国民党の支持率は46・6%(定数350の下院で195議席)、社会労働党は29・9%(同121議席)。国民党による単独政権樹立が確実な情勢になっている。

 社会労働党のサパテロ首相は今年、国内総生産(GDP)の7%以上に達しそうな財政赤字を来年に4・4%まで削る財政再建に取り組むが、若年層の失業率が46%に及ぶなど経済政策の失敗を問われ、総選挙への不出馬を表明。総選挙の前倒しを余儀なくされた。

 有権者の関心は足元に火がついた債務危機と経済対策に集中している。国民党のラホイ党首は政権奪取後、短期間に年金・医療・教育を除く分野で歳出削減を一段と加速させ、労働市場改革にも取り組む方針だ。

 スペインではユーロ導入後、低金利で融資が受けられるようになり、1998年から10年間で住宅価格が3倍に高騰。金融危機で2〜3割下がったが、今後、銀行の資本増強で貸しはがしが進み、さらに住宅価格が下落、銀行の不良債権が膨らむ恐れを抱えている。

 欧州のシンクタンク、欧州外交評議会(ECFR)マドリード事務所のトレブランカ所長は「スペインの債務レベルはGDPの61%と独仏両国に比べても低く、返済は可能だ。市場は欧州金融安定化基金(EFSF)が欧州中央銀行(ECB)の資金協力でイタリア、スペイン国債の直接買い付けに踏み切れるかどうか、欧州の覚悟を試している」と話す。

3407チバQ:2011/11/19(土) 14:16:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111119-00000112-san-bus_all
【世界経済危機】フランス国債にも飛び火 双子の赤字、負担増…格下げ懸念
産経新聞 11月19日(土)7時55分配信


拡大写真
欧州各国の10年国債利回り(写真:産経新聞)

 ギリシャ発の債務危機の連鎖が、イタリア、スペインに続き、国債の格付けが最上位の「トリプルA」を誇るフランスも脅かし始めた。市場は国債格下げの事態を想定し始めており、10年物の利回りが3・6%台に上昇。同じ最上位国のドイツとの利回りの差が、ユーロ導入後初めて一時2%を超えた。危機拡大を受け、主要20カ国・地域(G20)臨時財務相会合の年内開催も浮上している。

                   ◇

 ◆年内にG20開催検討

 日本の安住淳財務相は18日の会見で、「そういう話が出ていることは事実だ」と述べ、G20や先進7カ国(G7)による臨時財務相会合の開催が検討されていることを認めた。

 18日の欧州債券市場では、利払い負担で財政再建が困難になる「7%」の危険水域を突破していたイタリア国債が6%台後半に戻した。買い戻しや欧州中央銀行(ECB)による買い支えがあったためで、前日に7%目前に迫ったスペイン国債も6・4%台で取引された。

 ただ、フランス国債は前日と同じ3・6%台で推移した。同国は、財政赤字と経常赤字の双子の赤字を抱え、「財政が健全で経常黒字のドイツとの比較で売られやすい」(アナリスト)という。

 さらに、欧州金融安定化基金(EFSF)拡充に伴う負担増で財政が一段と悪化し、格下げされる恐れが出ている。同じく最上位格付けのオーストリアとオランダの利回りも上昇している。

 欧州当局は、危機拡大に歯止めをかけようと躍起だ。17日にはメルケル独首相とサルコジ仏大統領が、イタリアのモンティ新首相と電話会談を行い、財政再建の遂行を改めて要求。国際通貨基金(IMF)も今月末までに財政監視団をイタリアへ派遣する方針を表明した。

 だが、イタリア国民は監視団受け入れに反発しており、ギリシャのような大規模デモで政局が混乱し、財政再建計画が行き詰まる懸念が拭えない。

 最上位のフランス国債は、世界中の金融機関が保有しており、危機が波及すれば、世界の金融システム全体が揺らぐ恐れがある。このため、米国は、EFSFやECBによる国債の買い支えを強く求めている。

 しかし、包括対策で打ち出されたEFSFの拡充は、資金確保のめどがたっていない。

 ECBの活用拡大も、ドイツが消極姿勢を崩しておらず、足並みの乱れが、市場の不安心理を助長している。

3408チバQ:2011/11/19(土) 14:30:44
http://www.asahi.com/international/update/1119/TKY201111180719.html
2011年11月19日1時56分
エジプト軍の特権維持に抗議 カイロで大規模デモ.
 2月に崩壊したムバラク政権に代わりエジプトの実権を握るエジプト軍最高評議会が、軍の特権を維持する動きを見せている。政党側は「『革命』がムバラクの首をすげ替えただけに終わってしまう」と危機感を強め、カイロ中心部タハリール広場で18日、数万人規模の抗議デモを開いた。

 エジプトでは28日から人民議会選挙(総選挙)が行われ、新議会が中心となって憲法起草委員会(100人)をつくり、新憲法を起草することになっている。ところが今月1日、セルミ副首相が政党各派に「軍事予算と軍の方針は、議会の承認を必要としない」などとの「憲法の基本原則」を提示し、承認を求めた。

 これが通れば、1952年の軍事クーデター以来、歴代の軍人大統領を通じて支配を続けてきたエジプト軍部が、新憲法下でも国民の監視を逃れ、特権的な地位を維持することが可能になる。このため、各派は一斉に反発していた。

3409チバQ:2011/11/19(土) 14:42:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111118/erp11111818150005-n1.htm
スペイン総選挙、政権交代確実も…債務危機、赤信号ともる
2011.11.18 18:14 (1/2ページ)

スペイン・バルセロナで無料の食料配給を待つ人々=13日(AP)
 【ロンドン=木村正人】イタリアに続き、債務危機が波及するスペインの総選挙が20日行われる。世論調査で最大野党・国民党は与党・社会労働党を大きく引き離し、国民党のラホイ党首が首相に指名され7年半ぶりに政権が交代するのは確実。同党首は緊縮策と構造改革を掲げるが、スペイン10年債の利回りは危険水域の7%に接近、政権交代前から赤信号がともる。

 頭文字を取り「PIIGS」と呼ばれる重債務国ポルトガル、アイルランド、イタリア、ギリシャ、スペインの5カ国すべてで首相が交代する見通し。

 スペインの政府系シンクタンクが10万人を対象にした世論調査で、国民党の支持率は46.6%(定数350の下院で195議席)、社会労働党は29.9%(同121議席)。国民党による単独政権樹立が確実な情勢になっている。

 社会労働党のサパテロ首相は今年、国内総生産(GDP)の7%以上に達しそうな財政赤字を来年に4.4%まで削る財政再建に取り組むが、若年層の失業率が46%に及ぶなど経済政策の失敗を問われ、総選挙への不出馬を表明。総選挙の前倒しを余儀なくされた。

 有権者の関心は足元に火がついた債務危機と経済対策に集中している。国民党のラホイ党首は政権奪取後、短期間に年金・医療・教育を除く分野で歳出削減を一段と加速させ、労働市場改革にも取り組む方針だ。

 スペインではユーロ導入後、低金利で融資が受けられるようになり、1998年から10年間で住宅価格が3倍に高騰。金融危機で2〜3割下がったが、今後、銀行の資本増強で貸しはがしが進み、さらに住宅価格が下落、銀行の不良債権が膨らむ恐れを抱えている。

 欧州のシンクタンク、欧州外交評議会(ECFR)のホセ・イグナシオ・トレブランカ・マドリード事務所長は「スペインの債務レベルは61%と独仏両国に比べても低く、返済可能だ。市場は欧州金融安定化基金(EFSF)が欧州中央銀行(ECB)の資金協力でイタリア、スペイン国債の直接買い付けに踏み切れるかどうか、欧州の覚悟を試している」と話している。

3410チバQ:2011/11/19(土) 17:30:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111118-00000101-san-int
離反部隊が政権側攻撃 シリア、本格的な内戦突入懸念
産経新聞 11月18日(金)7時55分配信

 【ニコシア(北キプロス)=大内清】バッシャール・アサド政権による市民弾圧が続くシリアで、政府軍から離反して反体制派に加わった部隊が、政府軍を相次いで攻撃している。米欧だけでなく、周辺のアラブ諸国からもアサド大統領に対する退陣圧力が強まる中、政権側は武装闘争に対して一切妥協しない構えをみせており、本格的な内戦に突入する懸念が現実味を増している。

 フランス通信(AFP)などがシリア反体制派の話として伝えたところによると、政権からの離反を表明し隣国トルコに逃れているリヤド・アサアド大佐らが結成した「自由シリア軍」が16日、首都ダマスカス郊外にあるシリア軍の情報施設をロケット砲や機関銃で攻撃した。

 施設内に拘束されている市民らの解放が目的だったが、反撃に遭い失敗したという。

 また自由シリア軍は同日、アサド政権打倒に向け、離反兵を束ねる軍事評議会を結成したと発表、「いつでもどこでも、攻撃を実行する能力がある」と、政権側への攻勢を強める考えを示した。

 14日には南部ダルアーで離反部隊と治安部隊との戦闘があり、双方の兵士と市民が多数死亡。自由シリア軍は北西部イドリブや中部ホムスでも活動を活発化させているもようだ。

 アサアド大佐は10月、産経新聞の電話取材に対し、「すでに1万人以上の兵士が政権を離反した」と説明していた。同大佐と連絡を取り合う在外反体制派組織「シリア国民評議会」の幹部によると、離反兵の多くは周辺のトルコやレバノン、ヨルダンで組織化され、アサド政権に対する本格攻勢の時機をうかがっているという。

 こうした中、すでにシリアの加盟資格停止を決めているアラブ連盟は16日、アサド政権に3日以内の暴力停止を要求、カタールのハマド首相は「実行に移されなければ制裁を科す」と警告した。

 ただ、孤立感を深めるアサド政権としては、離反部隊による襲撃が相次ぐ中で武力行使を停止すれば、即座に政権崩壊につながりかねないとの警戒感がある。政権延命のためには、アラブ連盟などからの改革要求に応じる姿勢を見せるなどして時間を稼ぎつつ、弾圧を継続して、反体制派の弱体化を図るしか選択肢はないのが実情といえ、今後も反体制派との対立がいっそう泥沼化する可能性は高い。

3411チバQ:2011/11/20(日) 11:57:25
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/111119/mcb1111190502006-n1.htm
スペイン国民は「痛み」覚悟 20日総選挙 “緊縮党”に圧倒的支持 (1/2ページ)2011.11.19 05:00
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バレンシアの闘牛場で13日に開かれた国民党の党大会で支持者らと握手するラホイ党首。20日の総選挙では国民党が過半数を獲得するとみられている(ブルームバーグ)【拡大】
 過去60年で最悪のリセッション(景気後退)に続く財政緊縮策で国内が動揺しているスペインで20日、総選挙が実施される。世論調査によると「抑制と厳格」を掲げる野党・国民党がすべての政党の中で1982年以来最大の過半数議席を確保すると見込まれ、有権者は経済的困難を受け入れる覚悟を示している。

 同党のマリアノ・ラホイ党首はユーロ圏で3番目に大きいスペインの財政赤字を来年には国内総生産(GDP)比で4.4%に縮小することを目指している。

 サパテロ首相が2010年5月に導入した財政赤字削減策の一環で年金支給が凍結されているマドリード在住の未亡人、ゴイ・ボオヨさん(61)は「状況が改善するにはこれに耐えることが必要だ。われわれは放漫財政に慣れてしまっている。スペインは民主主義が誕生する前ははるかに貧しかった。40年前に戻りたくはない」と話す。

 ギリシャとイタリア、アイルランド、ポルトガルに続き、スペインでも欧州債務危機に伴う政権交代が実現するもようだ。ただ、スペインはこうした国々とは異なり、財政政策に関する欧州連合(EU)の要求を完全に支持する政党が圧倒的多数の議席を確保するとみられる。スペインでは景気が停滞し、失業率は23%に達している。

 ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)の金利ストラテジスト、ハービンダー・シャン氏(ロンドン在勤)は、ラホイ党首が勝利すれば、「一部の国は自発的に緊縮策を実行する用意があるとのメッセージを送ることになる」と指摘した。

 スペイン紙ムンドの最新世論調査によると、獲得議席数は国民党が350議席中198議席、与党・社会労働党は112議席となる見通し。パイス紙は、国民党が最大196議席を確保すると伝えている。

 サパテロ首相は2004年、不動産ブームに牽引された15年間にわたる成長期の真っ最中に就任。失業率が記録的低さの8%に抑制されるなど、国内は好景気にわいたが、米サブプライムローン問題に端を発する危機の影響で、一転してバブルが弾けた。

 財政立て直しのための刺激策、歳入減で昨年、一気に赤字財政に転落。国債依存を強めたため、拡大した欧州ソブリン危機に抵抗力を失っていた。(ブルームバーグ Craig Stirling)

3412チバQ:2011/11/20(日) 12:08:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111119-00000058-mai-int
<スペイン>政権交代か…緊縮策に国民反発 20日に下院選
毎日新聞 11月19日(土)19時20分配信

 【マドリード宮川裕章】欧州債務危機でギリシャ、イタリアに続いて財政破綻への不安が広がるスペインで20日、下院選挙(定数350)が投開票される。穏健左派・社会労働党のサパテロ政権は、市場からの財政再建を求める圧力と、緊縮策への国民の反発の板挟みにあっており、最新の世論調査でラホイ党首率いる中道右派の最大野党・国民党に大きく水をあけられている。政権交代が実現すれば7年半ぶり。欧州で債務危機が懸念されるPIIGS(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン)すべての政権が交代することになる。21日未明(日本時間同日朝)までに大勢が判明する見込み。

 スペインの政府債務残高はリーマン・ショック後の不況に対応する財政出動で急増し、対国内総生産(GDP)比で08年の40%から10年は60%に達した。急速な財政悪化からスペインの債務不履行を市場が不安視し始め、現在スペイン国債(10年物)の利回りは6%の高水準となっている。

 サパテロ政権は公共事業の凍結、公務員給与の削減、付加価値税率の引き上げなどの財政再建策を急いだが、国民の反発を招き、17日にはバルセロナで、18日には首都マドリードで、失業にあえぐ若者らが抗議運動を展開した。最新の世論調査によると、支持率は、国民党45.4%▽社会労働党30.9%と約15ポイント差で、国民党は議席の過半数を獲得する勢いだ。

 一方で、経済成長率が0.8%(11年見通し)と低迷していることなどから、市場では政権交代があっても急激な財政の改善は見込めないとの観測も出ている。新政権が早期に市場を納得させる再建策を打ち出せるかが問われる。

 総選挙は当初、来年3月に行われる予定だったが、サパテロ政権が7月、前倒し実施を決めた。サパテロ首相は今回、総選挙に出馬せず、社会労働党はルバルカバ前内相を首相候補に立てている。選挙戦での議論は経済一色で、7日のラホイ氏との候補者討論では、外交、防衛、環境問題についてほとんど触れられないなど、他の争点はかすんでいる。

3413チバQ:2011/11/20(日) 12:26:54
http://www.asahi.com/international/update/1119/TKY201111190565.html
2011年11月20日0時2分パキスタン大統領側の極秘メモ暴露 軍との関係悪化
 パキスタンのザルダリ大統領が、軍による政治介入を恐れ、軍首脳に釘を刺すよう米軍トップに要請していたとされる極秘メモが暴露された。政権側はメモを否定しているが、同国の政治に強い影響力を持つとされる軍との関係は極めて悪化。最大野党が18日、最高裁に調査を求めるなど政権への風当たりは強まっている。

 極秘メモは今年5月に国際テロ組織アルカイダ指導者オサマ・ビンラディン容疑者が同国北部で米軍により殺害された直後に、パキスタン系米国人男性の仲介でマレン米統合参謀本部議長(当時)に渡された。この男性が先月明らかにし、マレン氏側も今月16日に「受け取ったが信用性が疑わしかったため無視した」とメモの存在を認めた。

 地元メディアが全文を報じたメモによると、ビンラディン殺害作戦直後、責任の所在をめぐり軍と政権が対立した。メモは「軍からの圧力が強まれば文民政権は耐えきれない」と危機感を示し、キアニ陸軍参謀長を抑えるようマレン氏に要請。米国の介入があれば、国防幹部チームを刷新し、対テロ戦での米国への協力を強化すると約束した。

 仲介した男性は地元紙の取材にザルダリ氏の意を受けたハッカーニ駐米大使から依頼されたと暴露。ハッカーニ氏は否定しているが、辞意を表明しており、事情説明のため米国から近く帰国する。(カブール=五十嵐誠)

3414チバQ:2011/11/20(日) 12:27:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111119/asi11111918240005-n1.htm
“メモゲート”大騒動 パキスタン、軍刷新で協力要請の疑い 駐米大使召還 
2011.11.19 18:23 (1/2ページ)
 【ニューデリー=田北真樹子】パキスタンで、ザルダリ大統領が軍のクーデターを恐れて、米軍制服組トップのマレン統合参謀本部議長(当時)にクーデター阻止や軍部刷新などの協力を要請したとするメモの存在が明らかになり、“メモゲート”と呼ばれる大騒動に発展している。軍は強く反発し、政府はメモ作成の関与に疑いがもたれるハッカニ駐米大使を本国に召還。ザルダリ政権と軍の亀裂を象徴する出来事といえそうだ。

 発端は先月中旬、英紙に掲載された米国在住のパキスタン人男性による投稿だった。

 この男性は今年5月、ザルダリ氏が軍や情報機関を迂(う)回(かい)して米政府にメッセージを伝達したいとの連絡を、ザルダリ氏の名代という外交官から受けたと主張。国際テロ組織アルカーイダの指導者だったウサマ・ビンラーディン容疑者が米軍に殺害された1週間後のことで、この外交官とのやりとりの末、メモが作成され、同月10日にマレン氏に届けられたという。

 最近になってマレン氏がメモの受理を認めたことから騒動が拡大。男性が「外交官はハッカニ駐米大使」と証言し、一部メディアでメモが公開されたことも追い打ちをかけている。

 「極秘メモ」と題された文書は、「政権が失脚すれば、パキスタンはアルカーイダの狂信的言動やテロの拠点になるかもしれない」と指摘。その上でマレン氏から直接、キヤニ陸軍参謀長らに政権失脚を狙った瀬戸際戦術をやめるよう伝達を求めている。

 ハッカニ氏は関与を一切否定している。同氏は、軍政に批判的で親米派と目されるだけに軍部からの批判の対象となってきた。今回の騒動も、同氏の失脚を狙ったものとの指摘もある。

 政府は軍の圧力を受けて同氏に本国に戻るよう指示。同氏は政府に辞意を伝えたものの、政権が軍との摩擦を回避するため、軍の要求通りに同氏を更迭するとの見方が強まっている。

 ただ、ハッカニ氏を失えば、政権がぎくしゃくした関係にありながらも、頼りにする米国との関係に影響を及ぼしかねない。パキスタン人ジャーナリストのナジャム・セティ氏は、パキスタン紙でハッカニ氏を「ザルダリ氏と米国をつなぐ最も雄弁で友好的な存在」と表現し、そのハッカニ氏を駐米大使ポストから追い出すことは、「ザルダリ氏自身をさらに弱体化させるだけだ」と批判した。

3415チバQ:2011/11/21(月) 12:13:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111121-00000009-jij-int
スペイン総選挙、政権交代へ=野党・国民党が単独過半数―ラホイ氏の首相就任確実
時事通信 11月21日(月)9時10分配信

 【パリ時事】スペイン総選挙は20日、投開票が行われた。現地からの情報によると、雇用悪化で批判を浴びたサパテロ政権の与党・社会労働党が大きく議席を減らす一方、最大野党・国民党が単独で下院(定数350)の過半数を制し、2004年以来の政権交代が実現する見通しとなった。
 ほぼ開票が終了した段階で、国民党は下院で45%の票を獲得し、08年の前回選挙の154議席から、党創設以来最多となる186議席に伸長。マリアノ・ラホイ・ブレイ党首(56)の首相就任が確実となった。ラホイ党首は20日夜、首都マドリードの党本部で開かれた集会で「私はスペインとスペイン国民のために統治する」と勝利を宣言した。
 一方、社会労働党は29%の得票にとどまり、前回選挙の169議席から110議席に後退。首相候補のルバルカバ前副首相は敗北を認めた。このほか地方政党のカタルーニャ同盟、統一左翼などが議席を伸ばした。選挙は県単位の比例代表制。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111121-00000024-mai-int
<スペイン総選挙>野党・国民党が圧勝 政権交代へ
毎日新聞 11月21日(月)10時43分配信

 【マドリード宮川裕章】欧州債務危機の行方を左右するスペインの総選挙は20日投開票され、中道右派の最大野党・国民党が下院(定数350)で単独過半数を確保し、圧勝した。経済・雇用情勢への国民の批判を受けてサパテロ首相の穏健左派・社会労働党は大敗を喫し、7年半ぶりに政権が交代する。新首相には国民党のマリアノ・ラホイ党首(56)が就任する見通し。

 開票率99%の段階で国民党は現有153議席から186議席に躍進、社会労働党は現有169議席から110議席へと後退した。今年に入って、債務問題を抱え、国名の頭文字から「PIIGS」と呼ばれる5カ国(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン)のすべての政権が交代する事態となった。

 スペインの失業率は21%、財政赤字は対GDP(国内総生産)比9.3%。国債(10年もの)の利回りは6%台の高水準で、ギリシャ、イタリアに続いて財政破綻への懸念が広がっている。

 サパテロ政権は赤字削減方針を打ち出し、緊縮財政策を実施したが、雇用悪化などで国民の反発を招いた。ラホイ党首は勝利宣言で「敵は失業と財政赤字だ。経済成長を成し遂げ、スペインを再び、欧州連合(EU)で尊敬される国にする」と述べた。

 国民党は76年の結党以来、最多の議席数を獲得、社会労働党の議席数は過去最少となった。現地メディアは経済を低迷させ、危機を解決できなかった社会労働党の「独り負け」(国営テレビ)と受け止めている。

3416チバQ:2011/11/21(月) 20:41:28
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-24266620111121?feedType=RSS&amp;feedName=topNews
焦点:スペイン新政権は課題山積、迅速な対応が必要
2011年 11月 21日 15:42 JST
 [マドリード 20日 ロイター] スペインで20日実施された総選挙で、与党の社会労働党が大敗し、中道右派の国民党が政権を奪回することとなったが、ユーロ圏債務危機は深刻化しつつあり、新政権は景気支援に向けた迅速な行動が求められる。

 イタリアとスペインの国債利回りは前週、持続不可能とされる水準に上昇した。新首相に就任する国民党のマリアノ・ラホイ党首は、市場の懸念緩和を望むのであれば、政策の詳細な策定を遅らせることはできない。

 だが、スペインは過去2年間で2度目のリセッション(景気後退)寸前の状態にあり、財政赤字に加え、失業率も15年ぶりの高水準となっており、ラホイ氏を待ち受ける課題は山積みだ。

 スピロ・ソブリン・ストラテジーのエコノミスト、ニコラス・スピロ氏は「市場の観点から見れば、国民党の絶対過半数獲得は、『医師の処方箋』に沿ったものだ」と指摘。その上で「ただ、一段の財政緊縮でリセッションに陥る恐れはある。深刻な経済の実態を踏まえ、ラホイ氏には政策運営に細心の注意が求められる」と語った。

 ラホイ氏は勝利演説で、17の州政府首脳を直ちに招集し、共同の経済対策をまとめる方針を示した。

 州政府は多額の支出を行っており、財政赤字の国内総生産(GDP)比率は大方の州政府で今年7%を超える見込みで、目標の6%達成は不可能な情勢となっている。

 これによって、ラホイ氏が堅持する方針を示している来年の目標(GDP比4.4%)も達成が困難になる見通しであり、アナリストは、必要な歳出削減により景気回復が数年にわたって遅れる可能性があると指摘している。 

 欧州では、債務危機への対応をめぐる国民の反発を受けて、ギリシャやイタリア、ポルトガル、アイルランドですでに政権が交代しており、スペインはこれに続く格好となった。
 ラホイ氏は、12月の首相就任前に、サパテロ首相と協力し、緊急対策を発表する見通しだが、危機はユーロ圏第2位と第3位の経済大国であるフランスとイタリアにまで波及しており、スペインは問題全体のごく一部にすぎない。

 欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の詳細はまだ決まっておらず、欧州中央銀行(ECB)は最後の貸し手にはならない方針を示している。

 ECBによる無制限の支援なしでは、ユーロ圏の競争力を高め、同地域を持続可能にするための措置は、投資家の懸念を再び呼び起こすことになる。

 スペインの政権交代は、ギリシャのパパンドレウ首相とイタリアのベルルスコーニ首相の辞任から1カ月足らずで起きた。両国では投資家の懸念に敏感なテクノクラート型の新政権が発足している。

 ラホイ氏が今週、適切な対応をとれば、危機を抑制できずにいるとみられるユーロ圏首脳に苛立つ投資家に、加盟国が解決策を見いだせると確信させることができるかもしれいない。

 スペインの新政権は、困難な法案を通過させるために地方政府の支持を取り付ける必要がなくなったが、最後までやり遂げる意思を示す必要がある。

 マドリードのシンクタンクFuncasのアナリスト、Angel Laborda氏は「市場を落ち着かせる可能性があるものの、新政権が公約することを実行するまで何も変わらないだろう」と指摘。「イタリア、ギリシャ、スペインの3国となった政権交代で、状況を変えることができるか見極めなければならない」と語った。 

 (Paul Day記者;翻訳 佐藤久仁子 ;編集 宮崎亜巳)

*余分な部分を削除して再送します。

3417チバQ:2011/11/21(月) 20:42:03
http://mainichi.jp/select/world/news/20111121dde007030011000c.html
スペイン:政権交代 経済低迷に国民失望 市場は様子見
 【マドリード宮川裕章】20日のスペイン総選挙で国民は欧州債務危機と好転しない国内経済への不満を1票に託し、与党・社会労働党に「ノー」を突きつけた。不動産バブルに沸いた04年の好況時に政権に就いた社会労働党は7年半後、国家を経済危機に直面させた責任を問われた形だ。国民党に対する期待よりも、与党への国民の失望が実現させた政権交代劇といえそうだ。

 スペインメディアは、「国民党は政権批判と『改革』を唱えるだけで追い風が吹いた」(ABC紙)と選挙戦を振り返った。

 ラホイ党首率いる国民党は「年金、教育、医療以外すべて削減する」と発表したが、具体的政策は明らかにしていない。それでも勝利につながったのは社会労働党に国民が愛想を尽かしていたからだ。

 スペインの経済成長率は社会労働党の第1次サパテロ政権が発足した04年には3・3%だったが、10年はマイナス0・1%と低迷。失業率は11%から倍に上昇した。経済評論家のタマメス氏は「サパテロ政権による付加価値税の増税は16%から18%で、引き上げ幅が小さい。スペインは依然、欧州連合(EU)加盟国の中で税率が低く、甘い財政政策が金融市場での信用低下につながった」と批判する。

 国民党は下院で単独過半数を得たほか、地方議会の大半で与党となっている。「市場の信頼を回復するため、新政権が発足直後の支持率が高い時期に厳しい緊縮財政策を打ち出す可能性がある」との見方もあり、スペイン国民と市場が新政権の動向を見守っている。

毎日新聞 2011年11月21日 東京夕刊

3418チバQ:2011/11/21(月) 20:43:12
http://mainichi.jp/select/world/news/20111121dde007030006000c.html
エジプト:まだ来ぬ春 「国軍は去れ」怒りのデモ 民政移管進まず

エジプトを暫定統治する軍最高評議会に抗議する男性ら=カイロ中心部のタハリール広場で2011年11月20日夜、和田浩明撮影 ◇強権的「守護者」に人心離反
 【カイロ和田浩明】「国軍は権力の座を去れ!」。カイロ中心部のタハリール広場に20日夜、1万人を超す市民が集まり、エジプトを暫定統治する軍最高評議会への怒りの声を上げた。軍と治安部隊はデモ隊を強制排除し、国営テレビによると、10人が死亡、200人以上が負傷。弾圧に反発した人々は広場を再占拠し、2月のムバラク前大統領退陣を受けて国のかじ取りにあたってきた軍政当局にも「不信任」を突きつけた。

 デモに参加した自営業のアムグド・コダールさん(31)は市民の不満爆発の理由を「軍部の権力への執着だ」と説明する。軍政支配下にある暫定内閣は、民政移管後も国軍に予算編成などで特別な権限を認めることを決めた。大統領選挙の日程も未定だ。「いつ民政移管するのか。これではムバラク時代と変わらない」。洋服店員のマルワン・オマルさん(28)が憤りをぶちまける。

 旧政権の屋台骨だった国軍は1月下旬から2月上旬の民主化騒乱でムバラク前大統領(デモ参加者殺害指示の罪などで公判中)の退陣に貢献した。一時は「国民の守護者」として人気を得たが、その後の強権的な対応で国民の支持は次第に離れた。

 今回の衝突のきっかけは18日に開かれた軍政に対する抗議集会だ。穏健派のイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」などが動員をかけ、約5万人が集結。治安部隊が19日、座り込みを続けていた若者らの強制排除に踏み切った。19日から2日間の死者は12人、負傷者は1300人に達した。

 タハリール広場には強制排除に怒った人々が集結。若い男性が目立つが、年配者や女性、子供もいる。治安部隊の催涙ガスが目を刺す中、群衆は「(軍最高評議会議長の)タンタウィは去れ」と叫び、エジプト国旗を振る。道路は治安部隊との衝突時に投げられた石だらけだ。

 広場内には治安要員の姿は見当たらなかったが、南東側の内務省などに至る道路で一部のデモ隊と一触即発の状態が続いた。広場近くの仮設病院には負傷者が運ばれ、頭部から血を流して意識不明の若者もいた。現場の人々は「軍に撃たれた」と叫ぶが、当局は実弾の使用を否定している。会計士のイクラム・ザイヤドさん(34)は「政治家が事態収拾を図るべきなのに姿が見えない。軍は本来の任務である国防に戻るべきだ」とまくし立てた。

 当局とデモ隊の衝突は北部アレクサンドリアなどに広がり、28日に予定されている人民議会(国会)選挙の実施にも影響を与えかねない情勢だ。だが暫定内閣は20日、予定通りに選挙を実施するとの方針を示した。軍最高評議会はタハリール広場の衝突に「遺憾の意」を表明、民政移管を遅らせる意図はないと強調した。

毎日新聞 2011年11月21日 東京夕刊

3419チバQ:2011/11/21(月) 20:47:18
http://www.asahi.com/international/update/1121/TKY201111210093.html
2011年11月21日19時55分印刷

カイロ軍政批判デモ、治安部隊との衝突続く


 エジプトの首都カイロなどで18日から21日にかけ、2月の革命後に全権を握った軍政を批判するデモ参加者と、排除しようとした治安部隊の衝突が繰り返された。エジプト保健省は21日までに22人が死亡したとしている。負傷者は1千人を超えた模様だ。

 カイロ中心部のタハリール広場などで18日、エジプト軍最高評議会が、軍事予算の公開拒否など、軍の権益を守ろうとしたことなどを批判するデモがあり、数万人規模の市民が集まった。治安部隊は、同日夜以降も広場に残った数千人を排除しようとゴム弾や催涙ガス弾を発射、デモ隊も投石して対抗し、死傷者が増えた。治安部隊がデモ隊を殴りつけたりする映像が衛星ニュース局やネットで流れたことから、一度は帰宅した市民も次々と広場に戻り、混乱が続いている。

 政府側は「28日から始まる総選挙をやめさせようとする策動だ」と衝突を非難。一方でデモを呼び掛けたムスリム同胞団や青年グループなどは、軍と政府の暴力を批判する声明を出した。(カイロ=貫洞欣寛)

3420チバQ:2011/11/21(月) 20:47:48
http://mainichi.jp/select/world/news/20111122k0000m020030000c.html
スペイン組閣:財政専門家集め改革の意志示す
 【マドリード宮川裕章】20日のスペイン総選挙で下院(定数350)の単独過半数を獲得して圧勝した中道右派の最大野党・国民党のラホイ党首は21日、組閣作業に入った。地元メディアによると、経済財務相や産業相などのポストには、国際通貨基金(IMF)元専務理事で、04年までのアスナール政権時代で副首相兼経済相を務めたラト氏や銀行幹部らの名前が浮上。IMFや欧州中央銀行などとの連携を強化し、市場の信用を回復して財政再建を図りたい考えとみられる。

 このほか閣僚ポストには、元スペイン銀行理事のリンデ氏、元スペイン貯蓄銀行連盟の通商顧問、カルバホ氏などの名も挙がっている。

 スペインの国債(10年もの)利回りは現在6%台の高水準にあり、市場の懸念を払拭(ふっしょく)するためには、IMFや欧州中央銀行との連携は欠かせない。また08年当時の不動産バブル崩壊で、貯蓄銀行は甘い審査に基づく融資による巨額の不良債権を抱えており、合併などの整理統合を進める必要もある。今回の組閣は、スペインが現在抱える財政課題の専門家を集めることで、市場に改革の強い意志を示す狙いもある。

毎日新聞 2011年11月21日 20時02分(最終更新 11月21日 20時21分)

3421チバQ:2011/11/21(月) 23:02:08
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011112000134
シリア大統領、デモ弾圧継続の構え=アラブ連盟・トルコが制裁警告
 【エルサレム時事】シリアのアサド政権に対し、アラブ連盟が突き付けている反政府デモ弾圧の停止要求は19日で期限を迎えた。しかし、アサド大統領は「外国の圧力に屈しない」と今後も弾圧を続ける強硬姿勢を示した。アラブ連盟は、停止しなければ制裁を科すと警告しており、シリアへの圧力を一段と高める構えだ。ヨルダンのアブドラ国王もアサド大統領に辞任を迫っており、アサド政権への包囲網は欧米のみならず、アラブ諸国にも広がっている。
 こうした中、ロイター通信が首都ダマスカス住民の話として伝えたところによると、20日未明、アサド大統領の与党バース党のビルに少なくとも2発のロケット弾が撃ち込まれた。3月に反政府デモが始まって以来、首都で反政府側による攻撃があったのは初めてという。
 政権から離反した兵士らが結成し、トルコに拠点を置く「自由シリア軍」が犯行声明を出した。ただ、シリアはジャーナリストの活動を制限しており、同通信は、同軍の主張が事実かどうか確認できていないとしている。
 また、ロンドンを拠点とする「シリア人権監視団」によると、19日も14人が治安部隊の攻撃で死亡した。(2011/11/20-18:43)

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3422チバQ:2011/11/21(月) 23:02:36
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011112100872
IMF、EUに支援要請=ユーロ危機余波で通貨下落−ハンガリー
 【フランクフルト時事】ハンガリー政府は21日までに、国際通貨基金(IMF)と欧州連合(EU)欧州委員会に対し、「(危機の)予防的手段」として金融支援を要請した。IMFと欧州委が同日発表した。同国では通貨フォリントが下落し、信用不安が拡大しており、不安解消のために支援要請に踏み切ったとみられる。
 IMFとEUは「要請の内容を精査する」としている。要請内容には具体的な必要金額は盛り込まれていない。
 ハンガリーは17日、「長引くユーロ圏の債務危機の影響で、市場での資金調達が困難になっている」として、IMFへの支援要請を検討すると表明していた。(2011/11/21-21:39)

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3423チバQ:2011/11/21(月) 23:03:13
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-24264820111121
特別リポート:リビア劇場の終焉、「最後の大物」拘束に同行取材
2011年 11月 21日 12:19 JST
 [オバリ(リビア) 20日 ロイター] 19日にリビア南部で拘束された、元最高指導者カダフィ大佐の次男で後継者とみなされていたセイフイスラム氏(39)。ロイター取材陣は、同氏を移送する飛行機で同行取材をすることができた。
 数カ月にわたる逃亡生活を続けたセイフイスラム氏は、かつての粋な黒いセーターとジーンズ姿でも、最後まで戦うとテレビで宣言した時のカーキ色の軍用Tシャツ姿でもなかった。遊牧民がまとうローブに身を包み、無精ひげはさらに濃く、口の周りを覆い尽くしていた。しかし、縁なし眼鏡をかけていても、眼光鋭いまなざしは見て取れた。

 今や捕らわれの身となったセイフイスラム氏は、南部の産油都市オバリ近郊から首都トリポリ南西部のジンタンまで、リビア空軍の旧型輸送機で移送された。暫定政府の報道官は、同氏の拘束について「リビア劇場の最後の一幕」と語った。自らを「王の中の王」と呼んだカダフィ大佐はかつてアフリカ支配を夢見たが、その後継者と目されたセイフイスラム氏が最後に語ることなく、リビア劇場は幕を閉じようとしている。

 ジンタンに着くまで、セイフイスラム氏は厳しい表情で黙って座っていた。時折、じっと考え込んでいるようで、包帯の巻かれた右手を気にしたりしていた。また、兵士らと言葉を交わしたり、写真撮影にも応じたりしていた。

 セイフイスラム氏の最後の1カ月間の逃亡と拘束に関するこの記事は、兵士らと同氏へのインタビューに基づくものである。同氏の移送にはロイターの記者、テレビカメラマン、フォトグラファーが同行した。

 <真夜中の出来事>

 セイフイスラム氏と側近の一行は真夜中に、反カダフィ派の兵士らにより拘束された。同氏を拘束したのは、ジンタンの兵士たち。15人から成るこの部隊のメンバーであるアハメド・アマル氏によると、同日午前1時半(日本時間19日午前8時半)ごろ、オバリから約70キロ離れた砂漠地帯で車両2台を止めたところ、セイフイスラム氏と他4人が乗車しているのを発見した。アマル氏は、「最初、彼(セイフイスラム氏)はとてもおびえていた。殺されると思ったのだろう」と説明。「友好的な態度でリラックスさせ、傷つけたりはしないと伝えた」と語った。

3424チバQ:2011/11/21(月) 23:43:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111121/mds11112101450001-n1.htmメッセ 印刷 大統領顧問に禁錮刑 イラン、政治的背景か
2011.11.21 01:44
 イランの司法当局は、イスラム教徒の女性が身に着けるチャドル(コート)を批判したとして、イスラム教の規範に反した罪で、アフマディネジャド大統領のメディア担当顧問ジャバンフェクル氏に禁錮1年の判決を言い渡した。また、同氏のマスコミ業界での活動を3年間禁じた。イラン学生通信が20日伝えた。

 イラン学生通信によると、ジャバンフェクル氏は政府機関紙イランが発行する雑誌のインタビューで、チャドルは外国から持ち込まれたものだなどと発言。イランの女性がチャドルを必ずしも身に着ける必要はないとの考えを示唆した。

 ハメネイ師は、チャドルはイランの女性が身に着けるべき国民的な衣装としている。判決に異議があれば20日以内に上訴できる。(共同)

3425チバQ:2011/11/21(月) 23:44:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111121/erp11112123150007-n1.htmメッセ 印刷 脊椎に痛み、体調悪化 勾留中のウクライナ前首相
2011.11.21 23:10

10月11日、ウクライナの首都キエフの地区裁判所で禁錮7年の判決を言い渡されたティモシェンコ前首相(ロイター)
 ウクライナ最高会議の人権オンブズマンは21日、ロシアとの天然ガス取引をめぐる職権乱用罪で禁錮7年を言い渡されたティモシェンコ前首相=上訴、勾留中=が脊椎の痛みのため自力での起床や移動ができない「極めて重い」容体だと、テレビで明らかにした。ロシアメディアが伝えた。

 人権オンブズマンは20日、勾留施設のティモシェンコ氏を予告なしに訪問。体調が以前に比べてかなり悪化しており「勾留施設外での検査と治療が必要だ」と指摘した。

 ティモシェンコ氏は、2004年の大統領選でヤヌコビッチ氏の当選を不当とする街頭デモが政変につながった「オレンジ革命」の指導者の一人。判決をめぐり、欧米やロシアから「政治的裁判だ」などと批判が出ている。(共同)

3426チバQ:2011/11/22(火) 12:16:51
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/11/22/20111122ddm007030181000c.html
シリア:離反将校訴え「イスラム諸国は介入を」
 【カイロ和田浩明】民主化蜂起の武力弾圧を続けるシリアのアサド政権打倒を目指す離反軍人団体「自由シリア軍」の副司令官、マリク・クルディ海軍大佐(48)が21日、滞在先のトルコから毎日新聞の電話取材に応じた。弾圧による死者が急速に増えていることについて、大佐は「イスラム諸国による直接介入が必要だ」と強調。内戦化の懸念も深まる中、「アサド政権が武力を使う限り対抗する」と語った。

 アサド大統領は英紙のインタビュー(20日付)で「(事態解決の)唯一の方法は武装勢力の排除だ」と武力行使を継続する方針を改めて明示。ムアレム外相も20日、和平調停を目指すアラブ連盟を「問題を国連安保理に持ち込もうとする者の道具だ」と批判し、強硬姿勢を強めている。

 自由シリア軍は7月に離反将校らが結成を表明した。リヤド・アサド大佐が司令官で、クルディ大佐によると、シリア中部のハマ、ホムス県などに「1万5000人以上の兵力を持つ」。トルコなどに一部幹部が滞在している。

 クルディ大佐は、弾圧による死者は「1万人を超えた」と主張。シリア軍をけん制するため、国際社会に対し、飛行禁止区域の設定や武器供給を呼び掛けた。

 国連推計によると、11月初旬時点での弾圧に伴う死者は3500人以上。反体制派によると、その後も連日数十人が死亡しており、既に4000人を超えた可能性がある。

 自由シリア軍は16日に首都ダマスカス近郊の空軍情報部施設を攻撃。20日も中部ホムスで大統領支持派の「シャビーハ(暴漢)」と呼ばれる武装集団を殺害するなど、戦闘を強化している。

 総兵力約32万人のシリア国軍は幹部をアサド大統領の出身母体でイスラム教シーア派の一派アラウィ派が占めており、クルディ大佐も「国軍幹部の多くは今も大統領に忠誠を誓っており、兵士は殺害を恐れて離反が難しい」と語った。

毎日新聞 2011年11月22日 東京朝刊

3427チバQ:2011/11/22(火) 12:53:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111122-00000216-yom-int
赤字・債務・高失業率・不景気…スペイン四重苦
読売新聞 11月22日(火)9時18分配信


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営業を停止したマドリード中心部のホテルに不法に住み込み、生活苦を訴えるエスペランサ・エンカドさん=三井美奈撮影
 【マドリード=三井美奈】20日のスペイン総選挙で下院の過半数を獲得して大勝した中道右派・国民党のマリアノ・ラホイ党首は、財政赤字、巨額の累積債務、22%の高失業率、景気低迷という「四重苦」に直面する。

 スペインの株式市場は21日、大幅に値を下げ、国債の利回りは上昇。政権交代に市場は厳しい反応を示した。

 マドリード市場の株式指数(IBEX35)は21日昼までに2%あまり下がった。国債(10年)利回りも6・5%を超え、危険水域の7%に近い水準に迫った。新内閣発足は12月後半になるが、メディアは「閣僚人事を早く示せ」(同国紙ABC)と、新首相となるラホイ氏に一斉に迫った。

 注目の財務相人事は、大手銀行BBVAのフランシスコ・ゴンザレス会長、元スペイン中央銀行理事のホセ・ゴンザレスパラモ欧州中央銀行(ECB)専務理事らが候補にあがっている。

 ラホイ氏は20日の勝利演説で「私の敵は失業と財政赤字、過大債務、経済停滞」と、課題を要約したが、四つの問題は絡み合っており解決が困難だ。スペインが2012年に財政赤字を国内総生産(GDP)の4・4%に抑える目標を達成するには、約300億ユーロ(約3兆1200億円)の緊縮策が必要とされる。だが歳出削減は景気を冷え込ませ、雇用状況を悪化させる。

 マドリード中心部では、失業者が営業停止したホテルを占拠。貧困層の約20人が住み込み、ホテルは経済悪化の象徴となっている。

 ホテルを占拠する一人で元清掃員のグローサ・マルティンさん(50)は「福祉や教育予算を減らされたら、娘や8人の孫を抱えてやっていけない」と訴えた。エスペランサ・エンカドさん(75)は「年収は約5000ユーロ(約52万円)の年金だけ。南米からの移民5人とアパートを共同で借りていたが、我慢できず逃げ出した」と嘆いた。歳出削減が貧困層を追いつめ、消費は冷え込み、失業が増える。

3428チバQ:2011/11/22(火) 12:54:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111122-00000088-san-int
スペイン改革、道険し 政権交代 次期首相「就任後30分で財政再建着手」
産経新聞 11月22日(火)7時55分配信

 【ロンドン=木村正人】欧州債務危機で国債金利が危険水域に近づいたスペインの上下両院選は20日夜、開票が行われ、最大野党の中道右派・国民党が上下両院で単独過半数を得て、7年半ぶりに社会労働党から政権を奪還した。来月20日ごろに国民党のマリアノ・ラホイ党首(56)が宣誓式を行い、新首相に就任する。市場の信頼を回復し、債務危機の連鎖を断ち切るために、財政再建と経済構造改革が急務となる。

 「就任後30分以内に財政再建に着手する」−。ラホイ党首は、国債を売り浴びせる市場に向けて、大胆かつ広範囲に財政再建を進める方針を強調した。昨年に国内総生産(GDP)比で9・3%に膨らんだ財政赤字を2013年末までに3%に削減し、労働市場の改革にも着手する考えだ。

 ◆上下両院で単独過半数

 「圧倒的過半数を得たラホイ党首は改革を進めやすい。欧州中央銀行(ECB)はスペインとイタリアで財政赤字削減が実行されるのを確認した後、利回りが持続可能な水準に下がるまで両国の国債を買うべきだ」と、マドリード・カルロス3世大のカブラレス教授(経済学)は指摘する。

 債務危機が続く欧州で、国名の頭文字を取り「PIIGS」と呼ばれるユーロ圏の重債務国のポルトガル、アイルランド、イタリア、ギリシャ、スペインの5カ国すべてで政権が交代することになる。

 ギリシャやイタリアでは政治不信からテクノクラート(実務家)による暫定内閣が発足。スペインの10年国債利回りも一時、返済が難しい7%に急接近した。

 「スペインの民主主義はギリシャやイタリアより機能している」(欧州外交評議会のトレブランカ・マドリード事務所長)のに、市場が攻撃の矛先を収めない理由は、ユーロ導入後の住宅バブルに踊ったツケが予想以上に重いからだ。

 マドリードから郊外に出ると、至る所で砂ぼこりをかぶって赤茶けた新築住宅が目につく。スペイン銀行(中央銀行)は新築住宅の売れ残りは約70万戸と発表するが、実数はその倍の約140万戸ともいわれる。

 ユーロ導入で低金利融資が受けられるようになり、大勢の外国人や国民が別荘を買いあさり、1998年から10年間で住宅価格は3倍に高騰。大量の若年労働者が建設業に流れ込み、ローンで高級車を買って乗り回す社会現象まで起きた。

 ◆「危機核心は不良債権」

 世界金融危機の2008年を頂点に住宅市場は2〜3割下落。建設ラッシュも終わり、失業者は5人に1人、若年層では2人に1人が職にあぶれる。「債務危機の核心はユーロバブルに踊った不良債権問題」との指摘もロンドンの金融筋では聞かれる。

 スペインの政府債務残高はGDPの61%と独仏両国と比べて低いものの、不良債権処理額は計1760億ユーロ(約18兆円)に膨らむと予測され、金融機関への公的資金注入で政府財政が逼迫(ひっぱく)する恐れがある。景気後退懸念も浮上し、ラホイ新首相のかじ取りは並大抵ではない。

3429チバQ:2011/11/22(火) 20:29:46
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111122/t10014134431000.html
エジプト内閣総辞職表明で混乱
11月22日 18時1分
軍の暫定統治に抗議するデモが続くエジプトで、内閣が突然、総辞職の意向を表明するなど、政治レベルでも混乱が広がっており、民主化に向けた来週からの議会選挙の実施に影響が及ぶことを懸念する声も出ています。

エジプトでは、軍の暫定統治に不満を抱くデモ隊と、治安部隊の衝突が続いており、政府によりますと、この4日間で少なくとも24人が死亡、1900人以上がけがをしました。カイロ中心部のタハリール広場では、数千人のデモ隊が依然占拠を続けており、周辺では、デモ隊と治安部隊の衝突で、至る所から黒煙が上がっているほか、デモは、ほかの地方都市にも拡大しています。こうしたなか、21日夜になって、シャラフ首相率いる暫定政権の内閣が突然、総辞職の意向を表明し、決定権限を持つ軍の最高評議会は、辞職を受理するかどうか態度を明らかにしておらず、政治レベルでも混乱が広がっています。軍の最高評議会は、国内のすべての政治勢力に対話を呼びかけるなど、事態の収束を目指していますが、デモの参加者らは22日に大規模なデモを呼びかけるなど、混乱が収まる気配はありません。エジプトでは、民主化に向けた重要な節目となる議会選挙が28日から始まる予定ですが、混乱が深まることで、選挙の実施に影響が及ぶことを懸念する声も出ています。

3430チバQ:2011/11/22(火) 20:38:27
http://mainichi.jp/select/world/news/20111122dde007030015000c.html
エジプト:暫定内閣が総辞職表明 効果薄い「ガス抜き」
 【カイロ和田浩明】シャラフ・エジプト暫定内閣の総辞職表明はデモ隊の軍政批判をかわす「ガス抜き」が狙いとみられる。だが、シャラフ内閣は軍最高評議会の「操り人形」(民主活動家)と受けとめられており、あくまでも軍政の排除を要求するデモ隊の怒りは収まりそうもない。

 治安部隊との衝突による死傷者が増えるにつれ、デモ隊の要求は先鋭化している。カイロ中心部のタハリール広場に21日集まったデモ参加者の多くは「殉教者として死ぬ用意がある」と印刷された紙片を掲げていた。タンタウィ軍最高評議会議長の即時退陣を求める決意を示したものだ。

 国軍は2月のムバラク政権崩壊から9カ月が経過しても権力の座にとどまり、民政移管が遅れている。不安定な情勢が続く中、エジプト経済は低迷しており、21日のデモに加わった自営業者のリヤドさん(32)は「治安の回復が急務」と訴える。タハリール広場南東部に通じるムハンマド・マフムード通りでは21日も治安部隊とデモ隊が衝突した。内務省に接近しようとする群衆に治安部隊は催涙ガス弾を発砲、群衆側は投石で対抗した。

 反ムバラク運動を主導した若者団体などは「100万人デモ」計画を翌日に控えた21日、来年4月までの大統領選挙実施を当局に求めた。一方、28日の国政選挙で躍進が予想される穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」は早期の民政移管を求めつつ、メンバーのデモ参加は公式には認めず、軍部との正面からの対立は避けている。

毎日新聞 2011年11月22日 東京夕刊

3431チバQ:2011/11/22(火) 20:43:51
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20111122k0000e030010000c.html
ゴルバチョフ氏:プーチン首相らの選挙戦批判

ベルリンのホテルで会見するゴルバチョフ元ソ連大統領=2011年11月21日、篠田航一撮影 【ベルリン篠田航一】ゴルバチョフ元ソ連大統領(80)は21日、訪問先のベルリンで記者会見し、12月4日のロシア下院選を前に「政権与党側のごまかしが横行している。自由選挙と民主主義の欠如はロシア最大の問題だ」と述べ、プーチン首相とメドベージェフ大統領の与党「統一ロシア」による選挙戦を批判した。

 与党は9月の党大会で党首・プーチン首相の大統領復帰を打ち出したが、支持率は低迷し、下院選の苦戦が伝えられている。ゴルバチョフ氏は旧ソ連の独裁者スターリンが述べた「選挙で重要なのは投票ではなく、票を数える作業だ」との言葉を引き、開票作業が操作される危険性に言及。「うそや策略が横行し、人々は献金を強要されている。公正な選挙になる望みはない」と語った。

 ゴルバチョフ氏は80年代に推進したソ連改革政策ペレストロイカにちなみ、「世界を変えた」人物を表彰する「ゴルバチョフ賞」を創設。その第2回表彰式を来年3月にベルリンで行うのに先立ち、宣伝目的で訪独した。今年3月の第1回受賞者は米CNNテレビの創設者ら3氏だった。

3432チバQ:2011/11/22(火) 22:34:36
http://www.afpbb.com/article/politics/2841837/8114581?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
プーチン首相に異例のブーイング、ロシアの格闘技大会で
2011年11月21日 17:42 発信地:モスクワ/ロシア
【11月21日 AFP】ロシアで行われた格闘技大会で20日、リングに登場したウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相に観客がブーイングと口笛を浴びせ、その様子が生中継されるという異例の出来事があった。反プーチン派からは称賛の声があがっている。

 その日行われたのはロシアの格闘家、エメリヤーエンコ・ヒョードル(Fedor Emelianenko)と、米国のジェフ・モンソン(Jeff Monson)の総合格闘技の一戦。流血の戦いは、ヒョードルの勝利で終わった。

 総合格闘技のファンを公言しているプーチン首相がヒョードルの立つリングに上ってスピーチを始めると、観客たちはブーイングと口笛で応じた。

■プーチン首相がスピーチ、観客はブーイング

 動画の中でプーチン首相はヒョードルを抱擁した後に話し始めたが、観客からの口笛や低いブーイングが止まらないためにいったん話を止めたように見える。プーチン氏がヒョードルを「ロシアの真のヒーロー」とたたえると、ようやく観客は歓声を上げた。

 プーチン氏のテレビ出演は厳密に演出されるのが通例で、見ず知らずの観客を前に即興で演説することはほとんどない。
 
 柔道の黒帯を持つプーチン氏が格闘技の試合会場でスピーチするというのは強権的指導者のイメージに合っているように思えるが、今回は同氏のパフォーマンスとしてはあまり例のない失敗となった。

■「時代の終焉」か「米国人に対するブーイング」か 

 翌日の人びとの反応はさまざまだった。腐敗告発ブログで知られるアレクセイ・ナバルニー(Alexei Navalny)氏はブログに動画を掲載し、「一時代の終焉(えん)」と書いた。

 露ウェブサイト「gazeta.ru」も、「公共のイベントでプーチン氏に対する嫌悪感が発露されたことなど、いまだかつてなかった」と伝えた。

 一方、大会が開かれたオリンピスキ(Olimpiisky)スタジアムの責任者、ミハイル・モスカリョフ(Mikhail Moskalyov)氏は、露ウェブサイト「Lenta.ru」に対し、観客のブーイングはリングを去る米国の格闘家に向けられたものだったと主張した。

 動画サイトのユーチューブ(YouTube)に投稿されたテレビ放送の映像は、21日午前中までに50万回以上再生された。(c)AFP

3433チバQ:2011/11/22(火) 22:36:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111122-00000106-mai-int
<チュニジア>主要政党3党 ポスト配分で合意
毎日新聞 11月22日(火)21時9分配信

 【カイロ和田浩明】チュニジアの主要政党3党は21日、連立政権の樹立で正式合意し、首相、大統領、制憲議会議長職を各党で分配することを決めた。首相には10月下旬の制憲議会選挙(定数217)で第1党となった穏健派イスラム政党「アンナハダ」のハマディ・ジェバリ事務局長が就任する。民主化運動「アラブの春」で政権が崩壊した国で、初めてイスラム勢力が国政を率いることになる。

 大統領には第2党の世俗主義政党、共和国評議会のモンセフ・マルズーキ党首が就任する。制憲議会議長には社民主義政党エタカトルのムスタファ・ベンジャファール党首がなる。連立内閣人事はジェバリ氏が発表する予定だ。

 ロイター通信によると、アンナハダの報道官は3党が1年以内に次回の総選挙を実施することでも合意したと述べた。1月に崩壊したベンアリ前政権下で弾圧された人権活動家のマルズーキ氏は21日の合意を「歴史的だ」と評価した。

3434チバQ:2011/11/23(水) 09:10:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111123/mds11112307270003-n1.htm
エジプト、救国内閣樹立で合意 デモ沈静化へ対症療法
2011.11.23 07:26 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】早期の民政移管などを求めるデモ隊と治安部隊との衝突が続くエジプトで全権を掌握する軍最高評議会(SCAF)は22日、一部の政党などと事態打開に向けた協議を行い、前日に総辞職を表明したシャラフ暫定内閣に代わり、主要な政治勢力が参加する「救国内閣」の樹立で合意した。同国の中東通信などが、協議の出席者の話として伝えた。

 協議は、SCAFメンバーのサミー・アーナーン参謀総長が主催した。

 エジプトのメディアによると、SCAFは2012年6月末までに大統領選を実施し民政に復帰するとの日程を提示、迅速な民政移管を求めるデモ隊に一応は譲歩した形だ。これまでは、大統領選は12年末か13年初頭に行われるとの見方が有力だった。

 今月28日に始まる人民議会(下院に相当)選については、予定通り実施するとしている。

 救国内閣を率いる暫定首相には、大統領選に意欲を示す国際原子力機関(IAEA)前事務局長のエルバラダイ氏らの名前も取り沙汰されている。SCAFとしては、軍部と距離があるとみられてきた人物を起用することで、デモ隊側の理解を得る狙いがあるとみられる。

 ただ、今回の一連の衝突は、シャラフ暫定内閣が、今後制定される新憲法の下でも軍部の特権的地位を保障するとする指針を発表したことに端を発したもので、デモに参加する民主化勢力には軍部が民主化プロセスを骨抜きにするつもりだとの根強い不信感がある。

 今回の合意では、民政移管後の軍部のあり方についての議論は事実上、棚上げされており、その意味ではデモを一時的に沈静化させるための“対症療法”に過ぎないといえる。

 22日夜、市民数万人が集まった首都カイロ中心部タハリール広場では、同合意の内容が伝えられると、歓声とともに、「(軍トップの)タンタウィ陸軍元帥は去れ!」と、SCAFがなおも権力の座にとどまることへの反発の声も上がった。デモがすぐに収束するかはなお不透明な状況だ。

3435チバQ:2011/11/23(水) 09:16:47
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011112300059&amp;google_editors_picks=true
暫定政府の陣容発表=主要閣僚に武装勢力−リビア
 【トリポリAFP=時事】リビアを暫定統治する国民評議会のキーブ暫定首相は22日、暫定政府の陣容を発表した。カダフィ政権打倒に貢献した論功行賞で、主要閣僚に各地の武装勢力代表を充てた。
 国防相は、19日に元最高指導者カダフィ大佐の次男セイフイスラム氏を拘束した西部ジンタンの武装勢力の野戦司令官ウサマ・ジュワリ氏を起用。内相には、10月にカダフィ大佐を拘束・殺害した中部ミスラタの武装勢力からファウジ・アブデラル氏が選ばれた。(2011/11/23-06:10)

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3436チバQ:2011/11/23(水) 19:10:10
http://www.afpbb.com/article/politics/2842177/8121810?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics

「全リビアを代表する政府」、リビアの暫定政府が発足
2011年11月23日 12:04 発信地:トリポリ/リビア
【11月23日 AFP】リビアのアブドルラヒム・キーブ(Abdel Rahim al-Kib)暫定首相は22日、暫定統治機関「国民評議会(National Transitional Council、NTC)」の承認を受けた閣僚名簿を発表し、暫定政権が発足した。

 国防相には、19日に元最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の次男セイフイスラム(Seif al-Islam Kadhafi)氏を拘束した同国北西部ジンタン(Zintan)の反体制派を率いたオサマ・ジュワリ(Osama Juili)氏を起用した。
 
 また内務相には、反体制派の拠点となったリビア西部ミスラタ(Misrata)出身で、前月カダフィ大佐を拘束した反体制派部隊を率いたファウジ・アブデラル(Fawzi Abdelal)氏が起用された。
 
 首都トリポリ(Tripoli)で記者会見を開き、閣僚名簿を発表したキーブ暫定首相は、新政府はリビア全土を代表するものになったと述べた。

 NTCの報道官を兼任するアブドル・ハフィズ・ゴガ(Abdel Hafiz Ghoga)副議長は、新政権は暫定統治機関であるNTCの信任を得ていると述べた。(c)AFP

3438チバQ:2011/11/23(水) 20:49:09
>>3413 >>3414
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111123-OYT1T00579.htm
  パキスタン軍クーデター恐れ…極秘メモで大騒動

 【カブール=横堀裕也】パキスタンのザルダリ大統領が、米軍による国際テロ組織アル・カーイダ指導者ウサマ・ビンラーディン殺害後、パキスタン軍のクーデターを恐れ、軍の動きを抑えるよう米軍トップに要請していたとされる極秘メモが暴露され、政権を揺るがしている。


 絶大な影響力を誇る軍は強く反発、メモ作成への関与が指摘されたハッカニ駐米大使が22日、辞任に追い込まれた。

 メモは5月、米軍によるビンラーディン殺害後まもなく作成され、米国在住のパキスタン人男性の仲介によって、マレン米統合参謀本部議長(当時)に渡ったとされる。

 先月から今月にかけて、この男性がメモの伝達を「ザルダリ大統領の意を受けたハッカニ大使から依頼された」などとメディアに暴露。マレン氏側も今月中旬、「受け取ったが、信用性に乏しく無視した」とメモの存在を認めたため、大騒動に発展した。

 地元メディアが報じたメモ全文によると、ビンラーディン殺害後、責任の所在を巡って政権と軍の対立が表面化。政権側が「文民政権が転覆に追い込まれれば、パキスタンはテロの温床になりかねない」と、クーデターに対する危機感を示し、マレン氏に仲裁を求めた。対テロ戦争への一層の協力などといった「見返り」も記されていた。

(2011年11月23日19時53分 読売新聞)

3439チバQ:2011/11/23(水) 20:50:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111123/mds11112319320014-n1.htm

広場に響く辞任要求 デモ隊、軍の“譲歩”を拒否 エジプト
2011.11.23 19:31
 「出て行け、出て行け」。エジプトの軍最高評議会のタンタウィ議長が民政移管前倒しを表明した22日夜。カイロのタハリール広場を埋め尽くしたデモ隊に、議長が示した譲歩を受け入れる兆しはない。広場には議長の辞任を求める声が響いた。

 広場の中心部には、治安部隊との衝突などで負傷した市民らを手当てするためのテントが設置された。治安部隊の姿は見えないが、広場付近にある内務省庁舎に続く道では、衝突が続いているもようだ。

 28日には、ムバラク政権崩壊後初となる人民議会(国会)選が予定されており、デモ隊には選挙の実施を求める意見も多い。しかし、衝突で多数の死傷者が出ており、デモ隊の一人は中東の衛星テレビに「ここまでの非道を目にして、軍の正当化につながる選挙の実施を受け入れることはできない」と反発を強めた。(共同)

3440チバQ:2011/11/23(水) 20:51:35
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;rel=j7&amp;k=2011112300273
権力移行案に調印へ=イエメン大統領がサウジ入り
 【エルサレム時事】イエメンのサレハ大統領は23日、事前に予定を公表せずサウジアラビアの首都リヤドを訪問した。湾岸協力会議(GCC)が提示したハディ副大統領への権力移行案に調印するためという。権限委譲が実現すれば、民主化運動「アラブの春」で独裁的な長期政権が打倒される4例目のケースとなる。
 イエメン情勢は今年1月下旬以降、10カ月にわたって民主化要求デモや権力闘争で混乱。サウジを中心とするGCCや国連が事態収拾に向けた外交努力を続けていた。
 GCC案では、サレハ大統領が直ちにハディ副大統領に権限を委譲するのと引き換えに、反対派の弾圧などに関する訴追を免れる。同副大統領が野党勢力の参加を得て暫定政権を樹立し、3カ月以内に大統領選を行う。(2011/11/23-18:24)

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3441とはずがたり:2011/11/24(木) 08:54:09
>>3440

イエメン大統領が権限移譲の仲介案署名、33年の独裁に幕
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-24310720111123
2011年 11月 24日 04:58 JST

 [ドバイ/国連 23日 ロイター] イエメンのサレハ大統領は23日、サウジアラビアの首都リヤドを訪れ、副大統領への権限移譲などを柱とする湾岸協力会議(GCC)の仲介案に署名した。

 イエメンは約10カ月にわたる反体制派デモと治安部隊の衝突によって、内戦寸前の状態に陥っていたが、今回の署名により33年間に及んだサレハ政権は事実上幕を下ろすことになる。

 サウジアラビア国営テレビは、サレハ大統領がサウジのアブドラ国王とナエフ皇太子を前に、仲介案に署名する映像を放映した。

 イエメンの野党勢力代表者も大統領に続いて署名した。

 GCCによる仲介案には、サレハ大統領がすべての権限をハディ副大統領に移譲するほか、副大統領が野党勢力と暫定政権を樹立する方針に加え、向こう3カ月以内の大統領選実施が盛り込まれている。

 また、国連の潘基文事務総長はこの日、サレハ大統領が仲介案への署名後、療養のためニューヨークに向かうとの連絡を受けたことを明らかにした。

 潘事務総長は、サレハ大統領との22日の電話会談で直接話を聞いたとし、「彼がニューヨークに来るなら喜んで会う」とコメント。電話会談では、サレハ大統領は「すべての権限を移譲すると明言した」とし、事務総長は「国連は支援を惜しまない」と伝えたという。

3442チバQ:2011/11/24(木) 23:15:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111124-00000049-mai-int
 <イエメン>サレハ体制終えんへ…国民に溝、反乱
毎日新聞 11月24日(木)13時33分配信

 【カイロ和田浩明】イエメンのサレハ大統領は23日、サウジアラビアの首都リヤドでサウジ主導の湾岸協力会議(GCC)などが仲介した権限移譲案に署名し、南北イエメン時代から33年続いたサレハ体制は終えんに向け踏み出した。だが、仲介案により、90日以内に実施される大統領選までサレハ氏は名目上の大統領にとどまり、訴追も免除される。首都サヌアでは23日、多くの市民が大統領の権限移譲を喜ぶ一方、即時辞任や訴追を求めるデモも行われた。

 権力に対する強い執着を見せてきたサレハ氏が、確実に移譲手続きを実行に移すか、反大統領派から疑問も出ている。

 サレハ氏は署名式典で「重要なのは署名ではなく、各派が真剣に国の再建に取り組むことだ」と語った。10カ月にわたる民主化騒乱で広がった国民の間の溝を意識した発言だ。イエメンは国際テロ組織アルカイダの活動、北部の反乱、南部の分離独立の動きなどの難題を抱える。大統領権限を移譲されても、ハディ副大統領は困難なかじ取りを迫られる。

 サレハ氏は78年に北イエメンの大統領に就任。90年の南北統一後も、イエメン社会の基盤である有力部族連合の支持を取り付け権力の座を維持してきた。しかし、00年代中盤ごろから軍・治安機関のトップを親族で固める動きを見せ始めたことから一部有力部族が反発。アラブの春の影響で発生した民主化運動を武力弾圧して、一気に退陣要求が強まった。

 ハディ副大統領は南部出身で各派が支持するとされるが、「理由はサレハでないという一点」(反大統領派の政治アナリスト、アブドルガニ・エリヤニ氏)。部族の力が強く中央政府の支配が及ばない地域も多いイエメンで、国をまとめ切れるかは未知数だ。

 若者が先導したイエメンの民主化運動は、離反した国軍幹部や有力実業家らの参入で既成勢力間の権力争いに変質し、政府推計で約1500人の死者を出している。サレハ氏という「重し」が失われた後、国家分裂をもたらしかねない各派の抗争が広がる可能性を懸念する声も根強い。

3443チバQ:2011/11/24(木) 23:17:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111124-00000104-mai-int
 <アラブの春>一進一退…続く弾圧、民主化へ多難
毎日新聞 11月24日(木)21時6分配信

 【カイロ和田浩明】イエメンのサレハ大統領が23日、権限移譲案を受け入れたことで、中東の民主化運動「アラブの春」で退陣に追い込まれた指導者はチュニジア、エジプト、リビアに続き4人目となった。しかし、イエメンでは24日も反大統領派と大統領派の衝突で死傷者が発生しており、民主化と安定への前途は多難だ。エジプトでは軍最高評議会のタンタウィ議長の即時退陣を求める大規模デモが続き、シリアはアサド政権と離反軍兵士らの衝突で内戦の危機にひんしている。また、ペルシャ湾岸諸国では反政府デモは抑え込まれており、中東民主化は「一進一退」を繰り返している。

 サレハ氏は湾岸協力会議(GCC)を主導するサウジアラビアの首都リヤドで権限移譲案に署名、サウジのアブドラ国王は「イエメンの歴史の新たな章が始まった」と称賛した。だが、サレハ氏が名目上の大統領にとどまる中、全権を移譲されたハディ副大統領が90日以内に野党勢力も含めた国民内閣を樹立し、大統領選を実施できるかどうかは不透明だ。

 反サレハ派はこれまでの武力弾圧で1500人が死亡したにもかかわらず、移譲案ではサレハ氏が訴追を免除されることに反発しており、一部が移譲案署名直後から首都サヌアでデモを開始した。24日にはデモ隊に大統領派治安部隊などが発砲し、5人が死亡した。

 エジプトでは反軍政デモが24日で6日目に入った。軍最高評議会は38人の死者、2000人以上の負傷者を出した対応を謝罪し、責任者の処罰を表明した。だが、タンタウィ議長の即時退陣を求めるデモ隊はカイロ中心部のタハリール広場に居残り、衝突は他都市にも広がっている。

 イサウィ内相は23日、地元テレビの番組で、現在の治安状況では人民議会(国会)選挙を予定通り28日に実施するのは困難、と発言。しかし、軍政幹部は24日、改めて「総選挙の予定通りの実施」を明言した。民政移管の重要な通過点である総選挙を遅延できないとの判断が軍政指導部で働いたとみられる。

 シリアでもアサド政権による民主化デモ隊の弾圧が続き、アラブ連盟による和平仲介努力も奏功していない。フランスのジュペ外相はシリア内部に「民間人保護区域」を設定するよう提案した。西側主要国による初めての国際介入論だが、国連安保理常任理事国のロシア、中国が慎重姿勢を取る現状では実現は難しそうだ。

 ペルシャ湾のGCC諸国では民主化の動きは停滞の傾向にある。世界最大級の産油国サウジでは24日、東部カティフでのイスラム教シーア派のデモで、4人が発砲で死亡した。

3444チバQ:2011/11/24(木) 23:23:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111124-00001009-yom-int

エジプト、28日の人民議会選延期論浮上
読売新聞 11月24日(木)18時31分配信

 【カイロ=田尾茂樹】中東の衛星テレビ「アル・ジャジーラ」は24日、エジプト暫定内閣のエサウィ内相が軍に対し、28日から始まる人民議会(下院)選の延期を提案したと伝えた。

 同国を暫定統治する軍評議会のタンタウィ議長は22日、選挙を予定通りに行うと述べたが、軍の権限放棄を求めてデモ隊が警官隊と衝突する中、治安上の懸念から選挙実施は困難との見方が出始めている。

 エジプト紙によると、昨年まで野党第2勢力だった保守政党「新ワフド党」などの主要政党も、軍に選挙延期の要請を検討しているという。デモとの連帯を示すため、選挙運動を中断する立候補者も増えている。

 広場のデモ隊の間でも選挙延期を求める声は強く、団体職員ヒシャム・ファラハートさん(34)は「軍が権限を保ち続ける限り、選挙結果も都合良く操作されるのではないか」と不信感をあらわにする。

3445チバQ:2011/11/24(木) 23:24:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111123-00000034-mai-int
 <エジプト>催涙ガスの中で抗議 デモ隊第二革命目指す
毎日新聞 11月23日(水)19時18分配信


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カイロ中心部タハリール広場近くのムハンマド・マフムード通りで、治安部隊から催涙ガス弾の攻撃を受け後退する軍政批判デモ隊=2011年11月22日、和田浩明撮影

 【カイロ和田浩明】「エルハン、エルハン(去れ、去れ)!」。カイロ中心部タハリール広場に集まった大群衆が叫んだ。22日夜、エジプトを暫定統治する軍最高評議会のタンタウィ議長が提示した、来年7月までの民政移管完了などの妥協案に対する拒否の声だ。「多数の死傷者が出た今、軍政の即時終了以外に選択肢はない」。反軍デモ参加者の多くはそう語り、催涙ガス弾を相次いで発射する治安部隊に向かい続けていった。

 タハリール広場南東部につながるムハンマド・マフムード通り。タンタウィ議長の退陣を求めるデモ隊と治安部隊の衝突の最前線だ。ほぼ東西に走る幅15メートルほどの通りは、マスクやヘルメットを身に着けた人々で埋まっている。若い男性だけでなく、女性や年配者、子どもまで、東へ、東へと歩いている。内務省などの方向だ。

 150メートルほど先に、治安部隊が陣取っている。デモ隊の前進を阻止するため、相次いで催涙ガス弾を発射。白い煙の尾を引いた長さ15センチ、直径4センチほどの円筒が群衆の中に落ちてくる。強烈な痛みが目や鼻をつく。ひるんだ人々は後退するが、再び前に進む。

 治安部隊が使用する催涙ガス弾は、強力な「CRガス」との情報もある。大統領選の有力候補と目されるエルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長は簡易ブログ「ツイッター」で「神経ガスを使っている」と当局を批判した。軍は23日に使用を否定した。

 通りでは時折、前方からバイクや救急車がクラクションを鳴らしながら人ごみをかき分けて走ってくる。負傷者を後送しているのだ。だが、続々と新たな群衆が通りに入ってくる。

 現場近くには仮設病院も複数設置され、ボランティアの医師や看護師らが24時間態勢で治療にあたっている。2月にムバラク前政権を崩壊させた民主化運動が再現されたようだ。保健省によると、5日間の騒乱での死者は31人、負傷者は2300人を超えた。

 デモに参加していた建築士、アシュラフ・イマドさん(23)が言う。「21日にここに来るまでは、新内閣と民政移管スケジュールが明示されればいいと思っていた。しかし、これほど多数の死傷者が出た以上、タンタウィが去らない限りここを離れない」

 反ムバラク運動の中核だった若者団体「4月6日運動」の報道担当者、マフムード・アフィフィ氏は「これは第二の革命だ」と言う。「軍最高評議会は権力を去れ。我々の要求はそれだけだ」

 ◇

 AFP通信によると、エジプトの首都カイロで23日、デモ隊と警察が再び衝突し、少なくとも3人が死亡した。

3446チバQ:2011/11/24(木) 23:29:11
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011112402000173.html
アラブの春 シリア、次の焦点
2011年11月24日 夕刊

 【カイロ=今村実】北アフリカ・中東地域の民主化運動「アラブの春」は、この一年足らずの間にチュニジア、エジプト、リビア、イエメンの四カ国の長期政権を崩壊に追い込むことになった。

 強権的な指導者が次々と葬り去られる「革命ドミノ」の流れは止まらず、国際社会は、内戦状態に陥りつつあるシリアのアサド政権をめぐる情勢を注視している。

 シリアではアサド大統領(46)父子二代の政権が、約四十年に及ぶ。デモ禁止などを定めた「非常事態法」などが強権体制を支えてきたが、激化する反政府デモを収束させることができず、政権側も譲歩の姿勢を示した。

 アサド政権はまず、非常事態法を撤廃し、拘束中の政治犯の恩赦を決定。それでも民主化を求める反政府デモは勢いを増し、政権側は武力で抑え込む強硬手段を続けた。

 デモ活動が始まった三月以降、武力弾圧による死者は三千五百人を超え、国内外の政権批判は強まるばかりだ。今月に入るとアラブ連盟(加盟=二十一カ国と一機構)が、シリアの会合などへの出席停止を盛り込んだ処分を決定。加盟国には駐在大使の召還を呼び掛け国際社会での孤立は一層深まっている。

 国内各地で政府軍からの離反兵が相次ぎ、数万規模の兵士の組織化も進んでいるという。首都ダマスカスでは二十日、政権を支える与党バース党の建物をロケット弾で攻撃し、「内戦」は現実になりつつある。

 中東では一月、二十三年に及んだチュニジアのベンアリ大統領(当時)が反政府デモを抑えきれずに国外に逃亡。二月には約三十年続いたエジプトのムバラク政権、八月には約四十二年にわたってリビアを強権支配したカダフィ体制がそれぞれ崩壊。バーレーンやサウジアラビアなどの一部地域でも散発的な衝突が起きている。

3447チバQ:2011/11/25(金) 00:31:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111124-00000173-reu-int

リビア内閣人事に部族が抗議デモ、「部外者の政府に反対」
ロイター 11月24日(木)12時16分配信


拡大写真
 11月23日、リビア新内閣の組閣人事をめぐり、重要ポストを得られなかった部族が暫定政府を承認しないと表明した。写真は閣僚を発表するキーブ暫定首相(右)ら。22日撮影(2011年 ロイター/Mohammed Salem)

 [トリポリ 23日 ロイター] リビアの国民評議会(NTC)がキーブ暫定首相を首班とする内閣を発表した翌日の23日、組閣人事で重要ポストを得られなかった部族がデモを行い、暫定政府を承認しないと表明した。

【写真】カダフィ大佐次男の移送に同行

 目撃者によると、NTCが拠点を置く東部ベンガジでは、約150人が「部外者による政府に反対する」と書かれた横断幕を掲げ、組閣人事に反対を表明した。デモは、自らの部族出身者が要職に選出されなかったことを不満としたアワギ部族とマガリバ部族が中心となって行われた。

 またベルベル部族が多数派を占める西部ジャドゥでは、約30人の同部族民が中心部の広場で新内閣に抗議。デモ参加者の1人は、同地はカダフィ大佐からの離反を最も早く表明した地域の一つだと指摘。首都トリポリで座り込みデモを行う計画を明らかにした。

 組閣人事に反対するデモはいずれも小規模で、大きな影響を持たない部族によるものとされている。一方、過去数カ月で主要勢力として浮上しながら、新内閣では1人も重要ポストへの選出がなかったイスラム主義勢力からは、現時点では大きな反応は確認されていない。

 22日の組閣人事は、地域や部族などのバランスに配慮した結果とみられている。NTCのアブドルジャリル議長は一部の部族によるデモについて、「意図的に特定の組織、地域、部族を除外するなどしておらず、リビアはすべての人々のためにある」と述べた。

3448チバQ:2011/11/25(金) 12:23:22
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20111125k0000e030018000c.html
エジプト:ガンズーリ氏が新首相に 若者団体は抗議継続か

エジプトのカマル・ガンズーリ元首相=AP 【カイロ和田浩明】エジプトを暫定統治する軍最高評議会のタンタウィ議長は24日、カマル・ガンズーリ元首相(78)に新首相就任を求め、「救国内閣」の組閣を要請した。ガンズーリ氏は原則的に承諾した。国営メディアが報じた。しかし、同議長の即時退陣を求めて抗議活動を続ける若者団体などは25日、「100万人デモ」を実施し圧力を強める構えだ。

 シャラフ前内閣は多数の死傷者を出した治安部隊による反軍政デモ弾圧の責任を取って21日に総辞職したが、首都カイロでのデモは開始から1週間が経過し、終結の見通しは見えていない。ガンズーリ氏は早期に組閣を完了してタハリール広場に残留するデモ隊などと話し合い事態収拾を図るのが当面の最大の課題となる。28日には人民議会(国会)も予定されており、治安改善は急務だ。

 ガンズーリ氏は96〜99年に首相を務め、財政・金融政策での実績を持つ。軍政は、治安の混乱で低迷するエジプト経済の立て直しにも期待している可能性がある。しかし、高齢であることや、2月に民主化運動で退陣に追い込まれたムバラク前大統領に仕えた経歴などから、一部のデモ参加者からはすでに批判の声も出ている。

 保健省によると、治安部隊による反軍政デモの弾圧による死者は24日までに41人に達した。負傷者は2000人を超える。

 デモ隊は「当局が実弾を使用している」と批判するが、軍政幹部は24日行われた記者会見で、実弾使用を改めて否定した。

3449チバQ:2011/11/25(金) 21:16:18
>>3209-3210
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK803448020111125
仏大統領選、中道のバイル元国民教育相が出馬表明
2011年 11月 25日 11:11 JST
[パリ 24日 ロイター] 来年行われるフランス大統領選に、国民教育相を務めた中道派のフランソワ・バイル氏が出馬すると24日に表明した。保守派のサルコジ大統領の票の一部がバイル氏に流れる可能性がある。


 中道派「民主運動」の議長であるバイル氏は、2002年と07年の大統領選にも立候補しており、今回の出馬も予想されていた。同氏は12月初めに出馬を表明するとしていた。

 同氏は、テレビTF1の夜の番組で「この国には新たなスタートが必要であり、現状でさらに5年間過ごすことは不可能だと心から思う。このため、大統領選に立候補する」と述べた。


 バイル氏は、98─07年にフランス民主連合(UDF)の議長を務め、07年の大統領選第1回投票で僅差で敗北した後、新党「民主運動」を結成した。

 オピニオン・ウェーの世論調査によると、2012年の大統領選第1回投票の予想得票率は、サルコジ大統領が26%、野党社会党のオランド前第1書記が30%なのに対し、バイル氏は7%となっている。

3450チバQ:2011/11/26(土) 11:49:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111125/mds11112523240007-n1.htm

エジプトの新暫定首相にガンズーリ氏 デモ隊は拒否 混乱長期化の様相
2011.11.26 00:41
 【カイロ=大内清】即時の民政移管を求めるデモが続くエジプトで全権を掌握する軍最高評議会は25日、辞任したシャラフ暫定首相の後任に、ムバラク前政権で首相を務めたカマール・ガンズーリ氏を指名した。

 一方、首都カイロ中心部タハリール広場では同日、イスラム教の金曜礼拝後に数万人規模の反軍政デモが行われた。デモに参加する民主化勢力は「ガンズーリ内閣を認めない」と無期限の座り込みを宣言、事態は長期化の様相を呈している。

 広場に集まったデモ隊は「(最高評議会の)タンタウィ議長は去れ!」などと気勢を上げた。市内では最高評議会を支持する数千人規模のデモも起き、両者の衝突も懸念されている。

 ガンズーリ氏は1996年から99年にかけて首相を務めた。今年1月に発生した反政府デモでは、ムバラク前大統領に批判的な立場をとり、一部には次期大統領に推す声も出ていた。

 最高評議会としては、実務経験が豊富で、かつ国民からも受け入れられやすい人物とみて、ガンズーリ氏に白羽の矢を立てたとみられる。

 これに対し、若者グループ「4月6日運動」などの主要民主化勢力は25日、共同声明で、ガンズーリ氏に代わり、大統領選に意欲をみせる国際原子力機関(IAEA)前事務局長、エルバラダイ氏を暫定首相に据えて即座に民政移管を実現するよう要求、最高評議会との対決姿勢を強めている。

 こうした中、最高評議会は、今月28日からの人民議会(下院に相当)選は予定通り行うとの方針を崩していない。組閣作業などのため、ガンズーリ内閣の発足は28日以降にずれ込む見通しだが、実際に発足後は、デモに対応しつつ、約1カ月半の長期に及ぶ選挙を乗り切ることが当面の課題となる。

 また、エジプトでは前政権崩壊後、主要産業である観光の落ち込みなどで経済混乱が続いており、国際通貨基金(IMF)などからの融資の必要性が指摘されている。新内閣にとっては、国民の不満を緩和するためにも経済・財政面の立て直しが急がれている。

 一方、エジプト国営メディアによると、東部シナイ半島で25日、イスラエル向けのガスパイプラインが何者かによって爆破された。同様の事件は今年に入り8件目。

3451チバQ:2011/11/26(土) 11:51:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111125-00000099-san-int

イエメン、サレハ大統領退陣合意 残る影響力、やまぬ衝突
産経新聞 11月25日(金)7時55分配信

 ■反体制派はデモ継続、5人死亡

 【カイロ=大内清】反体制派と政権側との対立が続くイエメンの首都サヌアで24日、政権支持派とみられる男らが反体制派デモ隊を襲撃し、少なくとも5人が死亡、多数が負傷した。ロイター通信などが伝えた。同国のサレハ大統領は23日、隣国サウジアラビアなどで作る湾岸協力会議(GCC)の仲介案に署名、辞任に同意したが、反体制派はあくまでも即時退陣を求めてデモを継続しており、不安定な情勢が長期化する懸念が強まっている。

                   ◇

 同氏が実際に失脚すれば、中東・北アフリカに民衆デモが広がった「アラブの春」での政権崩壊はチュニジア、エジプト、リビアに続き4カ国目。

 ただ、サレハ氏は政府や軍の中枢に息子ら親族を多数配置することで影響力を残しており、それらを通じて権力維持を画策する可能性も否定はできない。

 サウジの首都リヤドで23日、同国のアブドラ国王と並び署名式に臨んだサレハ氏は「野党と協力関係を築き、ともに国の再建を進めていく」などと述べ、ときには笑顔さえ浮かべた。今後も政局に積極的に関与する意向のようだ。

 仲介案によると、サレハ氏は、自身や家族への訴追免除と引き換えにハディ副大統領に権限を移譲、ハディ氏は野党の参加する挙国一致内閣を樹立し、3カ月以内に事実上の信任投票を経て暫定大統領に就く。同案ではその間、サレハ氏が「名誉大統領」にとどまるとしており、同氏のメンツに最大限、配慮した内容だといえる。

 これに対し、今年1月以来、サヌアなどで座り込みを続けるデモ隊は、デモ弾圧の最高責任者であるサレハ氏を厳罰に処すべきだと主張。同氏の影響力を完全に排除するまでは一歩も引かない構えをみせており、すでに仲介案に同意している野党勢力との溝も深まっている。

 さらに、部族社会である同国では、部族間の利害調整役だったサレハ氏が失脚すれば、部族同士による今後の政局での主導権争いが激化するおそれがある。混乱拡大により、同国を拠点とするイスラム武装組織「アラビア半島のアルカーイダ(AQAP)」が勢力を伸ばす懸念も拭えない。

 一方、国連の潘基文事務総長は23日、サレハ氏が署名後、けがの治療のために米ニューヨークを訪問する予定だと明かした。サレハ氏は6月、反体制派によるものとみられる攻撃で重度のやけどを負い、サウジで手術を受けていた。

3452チバQ:2011/11/26(土) 11:52:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111126/mds11112610170000-n1.htm

イエメン戦闘で2人死亡 野党が首相候補選出
2011.11.26 10:16
 イエメンの首都サヌアで25日、治安部隊と政権離反部隊の間で激しい戦闘があり、AP通信によると、双方の兵士計2人が死亡した。同国各地では、サレハ大統領の辞任と引き換えに訴追免除を盛り込んだ仲介案を批判する大規模なデモが行われた。

 一方、仲介案に署名した野党グループは25日、野党からの起用を定めた挙国一致内閣の首相候補にバシンドワ元外相を選出した。近くハディ副大統領が組閣を要請する見通し。(共同)

3453チバQ:2011/11/26(土) 12:10:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111126-00000013-jij-int
ジャメ氏が4選=ガンビア大統領選
時事通信 11月26日(土)6時11分配信

 【バンジュールAFP=時事】24日投票が行われたアフリカ西部ガンビアの大統領選で25日、最終結果が発表され、現職のジャメ氏(46)が72%の得票で圧勝し、4選を果たした。
 4度目の挑戦となった野党統一民主党(UDP)のダルボ党首(63)は17%の得票にとどまった。同党首は記者団に「激烈かつ無条件に選挙結果を拒否する。この結果は偽物、不正であり、国民の意思をごまかすものだ」と述べた。 

http://www.newsweekjapan.jp/newsroom/2010/06/post-112.php
魔女狩りの国でクーデター計画
2010年06月24日(木)11時01分
 アフリカ大陸の西部に位置するガンビアで、数年前にクーデターを企てたとして6月18日までに元軍人2人が起訴された。

 ほとんどニュースにもなることのないガンビアだが、かなり異質な国だ。

 人口180万人ほどで、国民の平均寿命は54歳。主要産業はピーナッツ栽培だ。

 ガンビアを統治するのはヤヤ・ジャメ大統領。94年に無血クーデターで大統領の座についてから15年近く独裁者として君臨している。ジャメは国民に自分のことを「将軍様」ならぬ、「偉大なる博士アルハジ・ヤヤ・ジャメ大統領」と呼ばせ、国内でやりたい放題だ。たとえば、ジャメはエイズを数日間で治すことができると公言し、エイズ患者にはハーブとバナナを混ぜて飲ませる治療を施す。同性愛者は打ち首にすると宣言し、クーデターの記念碑であるアーチが掲げられた道路は大統領以外、通行することが許されない。

 言論統制にも抜かりがない。行方不明になるジャーナリストや反体制派には数知れず。投獄されると、ナイフで斬りつけられたり、タバコを押し付けられたり、電気ショックを与えられるなど、拷問も普通に行われるという。そんな状況だから、亡命するジャーナリストが後を絶たない。

 悲惨なのは残された国民だ。

 昨年、ジャメが奇妙な「魔女狩り」に傾倒しているとして欧米メディアで騒がれた。目撃者などの証言によれば、ある日、村に銃を携えた「グリーンボーイズ」と呼ばれる大統領の民兵が現れる。「グリーンボーイズ」と呼ばれる理由は、彼らが緑の服を着用し、時に顔を緑にペイントしているからだ(緑は大統領の政党「再指針と構築フための愛国同盟」のカラー)。そして何百という村民がバスに詰め込まれ、連行される。人権擁護団体アムネスティ・インターナショナルによれば、魔女の疑いをかけられ連れ去られた人々は当時1000人に上った。

 さらにおぞましいのは、拘束された村人たちは「秘密」の強制収容所で、悪臭を放つ秘薬を飲まされること。魔女や悪魔の妖術師が国家に害を与えていると説明を受け、体を清めるために飲むことを強要されるのだ。それを飲んだ者は、幻覚を起こし、床に穴を掘ろうとする者や、壁をよじ登ろうとする者、そのまま死亡する者までもいるという。謎の飲み物の中身は不明だが、アムネスティによれば、少なくとも6人がそれを飲んで死亡した。

 ある村では住民が捕まらないようにパニックになって逃げまどい、隣国セネガルに逃げ込んだり、村人全員が逃げて村がゴーストタウンになったというケースも報告された。さらに赤い服を着た工作員まで現れ、「国内に魔女がいて、大統領命で国民を捕まえて殺している」と平然と説明したという。

 魔女狩りを批判した野党の党首は投獄され、国民も魔女狩りについて話せば拘束されるなどの仕打ちがあるから、みな黙って逃げるしかなかった。

 そんなガンビアでクーデターを企てるとは、正気ではない。大統領の妄想でなければ、の話だが。

――編集部・山田敏弘

3454名無しさん:2011/11/26(土) 17:47:17
http://mainichi.jp/select/world/news/20111126ddm007030123000c.html
イエメン:新体制へ多難 サレハ氏「介入」に懸念
 【カイロ和田浩明】10カ月に及ぶ民主化騒乱の末、サレハ大統領が権力移譲案に署名したイエメン。署名から90日以内に大統領選が実施される予定だが、新体制への移行が順調に進む保証はない。25日も首都サヌア中心部ではサレハ氏の訴追免除に反発する反大統領派の座り込みが続く。今後予想される問題点を整理した。

 情報省幹部や国営メディアによると、権力移譲手続きでは、大統領派と反大統領派の双方が半数ずつ参加する新内閣を組閣する。議会によるサレハ氏訴追免除法案の可決を経て、署名から30日以内にサレハ氏がハディ副大統領に権限移譲。それから60日以内に、ハディ氏が大統領代行として大統領選挙を挙行する。この間、サレハ氏は権限のない名目上の大統領として残る。

 サレハ氏は6月の暗殺未遂事件の負傷を治療するため、署名後に渡米すると潘基文(バンキムン)国連事務総長に話しており、出国すれば影響力は低下しそうだ。

 しかし、サレハ氏は与党・国民全体会議の党首にはとどまる。これまでに見せた権力への執着もあって「介入」を図る可能性も残る。

 ジャナディ副情報相は毎日新聞の取材に対し、次期大統領には与野党の「統一候補」としてハディ氏が選出され、2年間の任期で制憲委員会の設置や新憲法案の国民投票を担当するとの見通しを示した。しかし、ハディ氏がイエメン社会で強い影響力を持つ有力部族連合や政治勢力を取りまとめられるかは未知数だ。サヌアでデモを続ける若者団体幹部のアブドルガニ・マルーニ氏は電話取材に「ハディ氏は完全に独立していない」と懸念を表明する。

 大統領側には精鋭の共和国防衛隊を率いる長男アフマド氏や中央治安部隊を指揮するおいのヤヒヤ氏がいる。反大統領派を主導する有力部族連合ハシドに属する実業家ハミド・アフマル氏や離反した第1機甲師団司令官のアリ・モフセン将軍らと、武装権力闘争を続ける可能性もある。

 与野党勢力は「軍事委員会」を結成して大統領派部隊と離反兵士の引き離しを図る意向だが、双方に多数の死傷者が出ており、和解の実現は容易ではなさそうだ。

毎日新聞 2011年11月26日 東京朝刊

3455名無しさん:2011/11/26(土) 17:48:44
http://mainichi.jp/select/world/news/20111126k0000e030034000c.html
ソマリア:エチオピア軍侵攻 過激派への包囲網強化

アディスアベバで開かれたソマリア情勢に関する会議に出席するエチオピアのメレス首相(中央)=2011年11月25日、ロイター 【ヨハネスブルク高尾具成】アフリカ東部ソマリアに隣国エチオピア軍が侵攻し、国際テロ組織アルカイダ系とされるイスラム過激派組織「アルシャバブ」への包囲網が強化されつつある。アルシャバブは、首都モガディシオでソマリア暫定政府を防衛する「アフリカ連合」(AU)の派遣部隊との戦闘も継続しており、勢力が分散化しだした可能性もある。

 ケニア軍は10月中旬、ソマリア南部へと侵攻。今月20日までにエチオピア軍がソマリア中部ベレドウェインなどに進軍した。ロイター通信によると25日、エチオピア政府は越境を認めた。

 今月半ばにはケニアとウガンダ、ソマリア暫定政府首脳がケニアの首都ナイロビで非公式会合を開き、アルシャバブ掃討に向けた軍事作戦の協力を確認した。AU部隊の主体となっているウガンダ、ブルンジなどの首脳は部隊増強に向け、緊急的援助をアフリカ各国へと呼びかけた。AU部隊との戦闘でアルシャバブが弱体化しているのを好機とみたケニア、エチオピア両軍が米国など国際社会の意向を受ける形で相次いで侵攻している可能性もある。

 ソマリアは中央政府の崩壊した91年以降、事実上の無政府状態にあり、暫定政府が首都モガディシオの一部を統治しているが中・南部はアルシャバブが実効支配してきた。しかし、ここにきて各地での戦闘でアルシャバブ勢力が分散化し、内部抗争や資金不足に直面しているとの観測も流れ始めている。

 一方、AUも資金難に直面しており、アルシャバブ掃討に向けて、AUが一枚岩となれるかは不透明なままだ。

 エチオピア軍は06年、米国の支持を受け、イスラム原理主義勢力が首都モガディシオを掌握していたソマリアに軍事介入し、エチオピア軍が支援する暫定政府が全土をほぼ制圧したが治安は悪化し、09年に撤退した経緯がある。

毎日新聞 2011年11月26日 12時02分(最終更新 11月26日 13時17分)

3456名無しさん:2011/11/26(土) 17:51:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011112400542&amp;google_editors_picks=true
有力後継不在、衝突長期化も=部族間で利害対立−イエメン
 【カイロ時事】イエメンで33年にわたり指導者の座に君臨してきたサレハ大統領が23日にハディ副大統領への権力移行案に署名したことで、長期独裁政権終結に向けた道筋が取りあえずついた。しかし、反体制勢力は即時退陣などを求めて抗議行動を続ける構えだ。また、有力後継者が見当たらず、部族が群雄割拠する複雑な政治情勢もあり、衝突がさらに長期化する懸念がある。
 サレハ氏は、政権幹部に親族や出身部族関係者を登用するなど縁故人事や腐敗で批判を浴びてきた。精鋭部隊、共和国防衛隊の司令官には長男アフマド氏を就任させ、同氏が後継指導者と目された時期もあった。
 移行案によれば、同副大統領が野党勢力の参加を得て暫定政権を樹立し、3カ月以内に大統領選が行われる。この過程では、サレハ政権退陣を求めてきた野党連合のほか、反体制派に付いて5月下旬から治安部隊と武力衝突した最大部族ハシド族指導者サディク・アフマル氏の陣営が主導的な役割を果たすとの見方がある。(2011/11/24-14:15)

3457チバQ:2011/11/26(土) 20:03:14
>>3449
wikiより。07年第一回投票
(02年に決戦投票に進出した)ルペンより取ってるんですね

位候補者名(政党名)得票数得票率
1 サルコジ(国民運動連合) 11,448,663 31.18%
2 ロワイヤル(社会党) 9,500,112 25.87%
3 バイル(民主連合) 6,820,119 18.57%
4 ルペン(国民戦線) 3,834,530 10.44%
5 ブザンスノ(革命的共産主義者同盟) 1,498,581 4.08%
6 ヴィリエ(フランス運動) 818,407 2.23%
7 ビュフェ(共産党) 707,268 1.93%
8 ヴォワネ(緑の党) 576,666 1.57%
9 ラギエ(労働者の闘争) 487,857 1.33%
10 ボヴェ(無所属) 483,008 1.32%
11 ニウ(狩猟、釣り、自然、伝統) 420,645 1.15%
12 シヴァルディ(労働党) 123,540 0.34%
投票総数 37,254,242 83.77%(有権者比)
有効投票 36,719,396 98.56%(投票総数比)

3458チバQ:2011/11/26(土) 20:14:20
>>3453

29歳でクーデター起こしてトップについてるんですね

3459名無しさん:2011/11/26(土) 22:51:46
NZ総選挙、与党陣営が過半数で政権維持
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111126-OYT1T00764.htm
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111126-00000764-yom-int

 【ジャカルタ=梁田真樹子】任期満了に伴うニュージーランド総選挙(一院制、基本定数120)が26日行われ、キー首相の与党・国民党を中心とする中道右派陣営が過半数を確保し、政権を維持することが決まった。

 選挙は小選挙区比例代表連用制で行われ、各党の比例選での得票率を反映していく独特な計算方式に従い、基本定数を上回る計121議席が配分された。選管発表によると、国民党は得票率48%で60議席を確保し、連立パートナーの消費者・納税者同盟党、統一未来党も各1議席を得て、連立3党で過半数を上回る62議席となった。最大野党・労働党は得票率27%で34議席にとどまった。

 キー首相は26日夜、北島オークランドで支持者に、「今後3年間も政府は国民党が率いる」と勝利宣言した。
(2011年11月26日21時40分 読売新聞)

3462チバQ:2011/11/27(日) 14:54:15
>>3390
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011112700069

大統領選の決選投票=「独立」後初、接戦も−南オセチア
 【モスクワ時事】グルジアから独立宣言している南オセチアで27日、ココイトイ大統領(47)の任期満了に伴う大統領選の決選投票が行われた。13日の第1回投票でほぼ同じ得票率で首位に立ったビビロフ非常事態相(41)と女性のジョエワ元教育相(62)が争っており、接戦も予想される。
 2008年のグルジア紛争後、ロシアが一方的に独立を承認してから初の大統領選で、任期は5年。今後も親ロシアの基本路線に変更はないとみられる。グルジアなどは選挙の無効を主張している。(2011/11/27-14:26)

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3463チバQ:2011/11/27(日) 14:55:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111127-00000012-mai-int

<欧州危機>スペイン 16〜24歳の失業率45%
毎日新聞 11月27日(日)13時21分配信


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スペイン

 欧州財政危機でイタリア同様、国債の利回りが上昇しているスペイン。信用不安の高まりから国民は総選挙(20日)で政権交代の道を選んだが、「次期政権が国際支援を要請する」との観測が流れるなど、来月発足する新政権の船出は多難だ。週明けのユーロ圏財務相会合でもスペインへの対応は焦点の一つだが、若者の失業率が45%になる状況下、市民には社会への不満や不安、やり場のない怒りが渦巻いている。

 首都マドリードのマンション。フェルナンドさん(20)は地下の小さな部屋で住み込みの管理人の父(50)と2人の弟と暮らす。16歳で義務教育を終え、短期契約で洋服店に5カ月勤めたが契約更新されなかった。以後、約4年間、会社やインターネットの就職あっせんサイトに履歴書を送り続けているが、ほとんど返事はない。

 スペインの失業率(21.5%)は96年以降最悪で、欧州で最も悪い。中でも16〜24歳の失業率は45%。90年代後半からの不動産・建設バブルがはじけた途端、巨額の財政赤字を生んだ。政府の緊縮財政策のしわ寄せは学歴が低く、職務経験の浅い若者を直撃する。

 フェルナンドさんは、中学の先輩たちが工場などに就職し、楽しそうに暮らすのを見て、就職の道を選んだ。しかし、米国発のリーマン・ショック(08年)で状況は一変。07年まで3%を超えていた経済成長率は、その後2年間でマイナス3.7%、失業率は8.3%から18%に跳ね上がった。「大学卒業者や仕事の経験がある人でも職を探しているので就職はますます難しくなった」とフェルナンドさんは語る。

 マドリード中心部のプエルタ・デル・ソル広場。総選挙前日の未明、警察車両が囲む中、約1000人の若者たちが集会を開いた。「名ばかりの民主主義」の横断幕が揺れる下で若者たちは座り込んだ。5月15日に緊縮財政の見直しや政治改革などを求める若者1万人が大型集会を開いて以降、「15M運動」(5月15日運動)は全国に広がり、広場は今、政治、経済の改革を求める若者たちの聖地だ。

 一方、政府の経済政策に不満を抱くのは若者だけではない。スペインでは伝統的に労働組合が強く、正社員を解雇しにくいことが、企業が新たな正規雇用を控える背景になってきた。政府は昨年7月、雇用主が解雇時に労働者に支払う解雇補償金の負担を軽減する「労働市場改革」を実施した。しかし、市内の流通会社に非正規雇用で勤めるブレインさん(41)は「政府も企業も経費削減しか頭にない。雇用対策は、企業に解雇の良い口実を与えただけだ」と手厳しい。【マドリードで宮川裕章】

3464チバQ:2011/11/27(日) 15:03:13
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011112600202
キー首相2期目へ=単独では過半数届かず−NZ総選挙
 【シドニー時事】ニュージーランド総選挙(一院制、任期3年)の投開票が26日行われ、キー首相(50)の高い人気に支えられた与党国民党は、単独過半数には届かなかったものの、議席を伸ばして第1党の座を維持した。キー首相は、これまで閣外協力してきた少数政党の支持を受けて2期目に入ることになる。ゴフ元外相(58)率いる野党労働党は伸び悩んだ。
 キー首相は「向こう3年間は国民党主導の政府になる」と勝利を宣言。「国民は明るい未来のために票を投じた」と語った。ゴフ党首は敗北を認め、「われわれの時代は再びやってくるだろう」と述べた。(2011/11/26-21:24

3465チバQ:2011/11/27(日) 15:04:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111126/mds11112619330004-n1.htm
イスラム穏健派が勝利宣言 モロッコ下院選
2011.11.26 19:32

25日、カサブランカ市内の投票所で投票する市民(ロイター)
 中東の衛星テレビ、アルジャジーラなどによると、モロッコで25日に行われた下院(395議席)選でイスラム穏健派の正義発展党幹部は26日、「90〜100議席を獲得する見通しだ」とし、勝利を宣言した。公式の選挙結果は、26日にも発表される見通しだ。

 国王の権限を縮小、議会権限を強化する7月の憲法改正を受けた初めての選挙。同党勝利が確定すれば中東・北アフリカの民主化運動「アラブの春」の発端となったチュニジアの選挙に続き、イスラム勢力が第1党に躍進することになる。国王は議会第1党から首相を任命するが、正義発展党も単独過半数には届かない見通しで連立協議が進むことになる。同党幹部は26日、王室と協力し、格差の是正や貧困の解消を進めたいと述べた。(共同)

3466チバQ:2011/11/27(日) 18:42:44
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-24360820111127?feedType=RSS&amp;feedName=topNews

NATO誤爆でパキスタン兵24人死亡、報復に物資ルート閉鎖
2011年 11月 27日 15:08 JST

 [YAKKAGHUND(パキスタン) 26日 ロイター] アフガニスタンとの国境に近いパキスタン北西部で26日、北大西洋条約機構(NATO)軍のヘリコプターが検問所2カ所を爆撃し、パキスタン軍当局者らによると、同軍兵士24人が死亡、13人が負傷した。これにより、米パ関係がさらに悪化する可能性が出てきた。
 アフガニスタンでNATOが主導する国際治安支援部隊(ISAF)の報道官は、この空爆でパキスタン兵が死亡したようだと語り、詳細について現在調査していると述べた。

 また、NATOと米当局者らは誤爆である可能性を示唆した上で、パキスタン兵に死者が出たことについて遺憾の意を表明。米国家安全保障会議(NSC)の報道官は、クリントン国務長官がパキスタンのカル外相と電話会談したと明らかにした。

 一方、パキスタンは報復措置として、アフガニスタンに通じるNATOの物資供給ルートを閉鎖。ギラニ首相は、同国兵士の殺害は主権に対する攻撃だと非難し、「パキスタンの主権を侵すようなことはさせない」と語った。

3467チバQ:2011/11/27(日) 21:33:08
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011112702000027.html

ロシア下院 与党苦戦 プーチン首相に飽きる?
2011年11月27日 朝刊

 【モスクワ=原誠司】ロシアの主要な二つの世論調査機関は二十五日、十二月四日投開票のロシア下院選(定数四五〇)に関し、有権者の投票行動調査結果からみた各党の予想獲得議席数と支持率を発表した。プーチン首相率いる与党・統一ロシアは過半数を確保するものの、現有議席を大幅に減らして苦戦する可能性を指摘している。

 レバダセンターは今月二十〜二十一日に世論調査を実施。現有三百十五議席の統一ロシアは支持率53%で二百五十三議席、共産九十四、自由民主五十九、公正ロシア四十四と予想した。統一ロシア不振の理由を、大統領退任後も事実上の最高権力者として君臨するプーチン首相に、国民が飽きてきたなどと分析している。

 一方、全ロシア世論調査センターは、統一ロシアが二百六十二議席を獲得し、共産八十二、自民五十七、公正ロシア四十九と予想する。両機関とも、残る三党は議席を得られないとみている。

3468チバQ:2011/11/27(日) 23:41:47
http://news24.jp/nnn/news89025937.html

大統領選を前に衝突 コンゴ民主共和国

■ 動画をみる  アフリカ中部・コンゴ民主共和国では、28日に投票が行われる大統領選挙で対立する候補者の支持者らが衝突し、死者が出る事態となっている。 コンゴ民主共和国では28日、大統領選挙と下院議員選挙の投票が行われる。ロイター通信によると、投票日を前に、首都・キンシャサの広場で26日、別々に集会を開こうとしていた大統領候補の各陣営の間で石を投げ合うなどの衝突が起き、そこに警察が催涙弾を撃ち込み、激しい混乱が起きた。大統領候補の一人は「4人が死亡した」と話しているが、当局の発表はない。 コンゴ民主共和国は独裁と内戦が続き、民主的な選挙は5年ぶり2度目となる。広い国土に散らばる約6万か所の投票所には、周辺国の支援を受けてヘリコプターで投票用紙を運ぶ予定だったが、天候不良のため計画通り進まず、選挙の実施自体が危ぶまれている。
[ 11/27 19:50 NEWS24]

3469チバQ:2011/11/28(月) 12:41:18
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/11/28/20111128ddm012030065000c.html
アルゼンチン:軍政下の左翼狩り 「奪われた赤ん坊」出自判明で苦悩

ブエノスアイレスの記念公園にある壁に、軍政下で行方不明になった人の名前や当時の年齢、妊娠の有無が刻まれている=10月26日 南米アルゼンチンの軍政(1976〜83年)下、軍が反体制派とみなした市民を拉致する出来事があった。その数は推定3万人。多くが殺害されたとみられる。母親と一緒に拉致された乳児や収容所で産まれた赤ん坊は軍人家庭に引き取られ、出自を知らされないまま成長した。近年、近隣住民の通報などで捜査が始まり、DNA鑑定で「奪われた赤ん坊」と判明する事例が増えている。【ブエノスアイレス國枝すみれ】

 ◇「親の敵」に育てられ30年
 ブエノスアイレスに暮らすコンピュータープログラマーのペドロ・ナダルさん(36)は、29歳まで警察官の息子ルイス・フェリアンとして生きてきた。匿名通報がきっかけで04年6月、裁判所に呼ばれてDNA鑑定を受けた。まもなく判事に「あなたの本当の名前はペドロ・ナダルです。父親は生きています」と告げられた。驚くと同時にずっと抱えていた疑念が解けたと感じたという。

 実父は75年、左派「労働者革命党」党員として軍に逮捕された。実母と生後9カ月のペドロさんは翌年に拉致される。路上に放置された1歳年上の兄だけが、祖母に保護され無事だった。


ペドロ・ナダルさん 釈放された実父はペドロさんを捜し続けた。人権団体の協力で「それらしき人物」の特定に結びついた。鑑定結果が判明する1カ月前、実父は待ちきれず、郵便配達人を装ってペドロさんの勤務先の会社を訪れ、一目みて息子と確信したという。1歳違いの兄とそっくりだったのだ。

 軍事政権はイデオロギーの違う左派の親を殺して乳児を奪い、右派の家庭で育てる「思想矯正」を試みた。拉致した女性が妊婦の場合、出産までは殺害しなかった。5000人を収容した海軍工兵学校には妊婦部屋が二つあり、妊娠7カ月を過ぎると集められ、出産した。全国で約500人の赤ん坊が、子供を望む軍人や警察官に引き取られた。

 ペドロさんは出自を知った2カ月後、離婚後に1人で息子ペドロさんを育てた養母を訪ねた。「事実を知った」と告げると、養母は小さな袋をくれた。拉致された時に着ていたベビー服、小さなブラシと枕が入っていた。

 養母は09年に73歳で亡くなった。がんで死の床にある彼女の看病はいとこに任せていた。感情のわだかまりがあったからだ。最後に訪ねたのは息を引き取る15日前。養母は幼少期のペドロさんの写真を納めた箱を差し出した。「そのとき初めて『あなたを許します』と言った」と、ペドロさんは振り返る。

3470チバQ:2011/11/28(月) 12:41:31
◇広がるDNA鑑定の動き

クラウディア・ポブレテさん 赤ん坊を取り戻す活動の中心は、行方不明者の家族が設立した人権団体「5月広場の祖母たち」だ。97年からキャンペーン「自分が誰だか知っていますか?」を始め、30代前半の若者に「出自に疑いを持っているなら連絡を」と呼びかけてきた。

 政府もこうした要求を受け、92年にアイデンティティー権利委員会を設立した。検察官が身元調査に協力し、希望者は無料でDNA鑑定を受けることができる。また、97年に養子縁組法を改正し、養子に本当の親の情報を開示することを義務づけた。

 今年10月までに「奪われた赤ん坊」の105人が本来のアイデンティティーを取り戻した。だが、出自判明で問題が解決するわけではない。養父母に対して訴訟を起こす者がいたり、逆に「本当の家族」との対面を拒否する者もいる。

 陸軍中佐の一人娘メルセデスとして育ったクラウディア・ポブレテさん(33)は21歳の時、左翼ゲリラだった実父、それに実母が軍に拉致されていたことを知る。

 軍の幹部だった養父は未成年者の出自を隠して所持した(家族に留め置いた)罪などで有罪判決を受けた。それでも可愛がってくれた養父母を捨てきれず、5年間同居した。

 だが結婚して家を離れ、3年前に娘が生まれ、育てる中で養父母への感情は変化した。

 「子供にうそをつかれるのが最もつらい。私も娘にうそはつかない。養父母は私が奪われた赤ん坊と知っていた。いくら愛情があっても、毎日子供にうそをついて育てることの罪の大きさを感じないわけにはいかない。ゆがんだ愛だった」

 クラウディアさんはそう話し、80歳代になった養父母に娘を抱かせたことはないと打ち明ける。

 自身は出自を知って以来の10年間、心理カウンセリングに通った。「メルセデスとして生きた21年間も私の一部分だと、やっと納得できるようになった」と語る。

 政府が軍政下の人権侵害について調査を始めたのは83年の民政復帰後だ。だが歴代政権は一般軍人の責任追及に及び腰だった。軍のクーデターを恐れたからだ。左派のキルチネル政権が05年にやっと拉致事件の訴追を本格化させ、今年10月までに、収容所での拷問や殺害に関与した軍人約250人が殺人罪などで有罪判決を受けた。

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 ■ことば

 ◇軍政下の左翼狩り
 アルゼンチン、チリ、ブラジルなど南米6カ国の右派軍部は75年、連携してマルクス主義者を掃滅することに合意し、拉致や暗殺を含む「コンドル作戦」に着手した。アルゼンチン軍政は76年に左翼狩りを始め、確認されただけで1万1000人、推計3万人が拉致された。多くは収容所で拷問された後、睡眠剤を注射され、軍用機から河川や海に投げ込まれ、葬られた。

毎日新聞 2011年11月28日 東京朝刊

3471チバQ:2011/11/28(月) 22:10:05
http://www.afpbb.com/article/politics/2842998/8138143?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
モロッコ下院選、イスラム穏健政党が勝利
2011年11月28日 20:24 発信地:ラバト/モロッコ

【11月28日 AFP】モロッコ内務省は27日、25日に実施された下院(定数395)選の最終結果を発表した。穏健派イスラム主義政党「正義発展党(Justice and Development Party、PJD)」が107議席を獲得して第1党に躍進し、正義発展党が初めて連立政権を率いる見通しになった。

 改選前の47議席から大きく勢力を伸ばした正義発展党のアブデリラ・ベンキラネ(Abdelilah Benkirane)党首は首都ラバト(Rabat)の党本部で、歓声を上げる支持者らを前に「断固として改革を要求したときでも、われわれの目標は常に国の安定だった。選挙結果は予想よりも良かった」と述べた。

 選挙は7月の憲法改正後初めて。新憲法では、国王の議会に対する強力な権限の一部が議会と首相に移譲された。

 国王は旧憲法のもとでは任意の人物を首相に任命することができたが、新憲法のもとでは選挙で勝利した政党から首相を選ばなければならない。また、閣僚の選任や議会の解散は首相が行うことになった。

 前月にはチュニジア初の自由な選挙で穏健なイスラム主義政党が勝利したばかり。また「アラブの春」と呼ばれる民主化要求運動で近く総選挙が行われる予定のエジプトでもイスラム政党の躍進が予想されている。(c)AFP/Daniel Silva

3472チバQ:2011/11/28(月) 22:13:10
>>3462
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011112800663
新大統領に女性のジョエワ氏=南オセチアで決選投票
 【モスクワ時事】グルジアから独立宣言している南オセチアで27日実施された大統領選決選投票で、中央選管が28日発表した暫定結果によると、女性のジョエワ元教育相(62)が現職ココイトイ大統領の後継とされるビビロフ非常事態相(41)を破り、初当選した。任期は5年。
 得票率はジョエワ氏が56.7%、ビビロフ氏が40.0%。
 2008年8月のグルジア紛争後、ロシアが一方的に独立承認してから初の大統領選。他の主要国やグルジアは独立を認めておらず、選挙は無効としている。(2011/11/28-18:15)

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3473チバQ:2011/11/28(月) 22:14:32
>>3468

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011112800480

現職カビラ氏が優勢=流血拡大、国連総長が警告−コンゴ大統領選
 【ロンドン時事】サハラ砂漠以南のアフリカで最大の国土を持つ中部アフリカのコンゴ(旧ザイール)で28日、大統領選の投票が行われた。チセケディ元首相(78)ら11人が出馬しているが、現職カビラ大統領(40)が優勢とみられている。
 1997年まで30年以上続いたモブツ独裁体制とその後2003年までの内戦を経て、大半の国民は06年の前回大統領選で初めて民主的な選挙を体験した。内戦後2回目となる今回選挙は国連の全面支援があった前回と違って自力で行うため、民主主義の定着度が問われる。
 しかし、内戦以来の各派、各地域の対立感情は根深く、選挙戦では衝突による死者も出ている。流血拡大が不安視される中、国連の潘基文事務総長は27日、声明を出し、平和な環境で選挙を行う「一義的責任」は政府にあると強調。実弾を使った警官隊による野党弾圧に警告を発した。(2011/11/28-14:44)

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3474チバQ:2011/11/28(月) 22:27:35
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111128-OYT1T00288.htm

政治空白500日のベルギー、連立政権で合意

 【ブリュッセル=工藤武人】昨年6月の総選挙以来、正式政権が不在のベルギーで27日、主要6政党による連立交渉が合意に達した。


 6党党首が同日、共同記者会見し、「連立政権が数日中に発足できる」との見通しを示した。米格付け会社による長期国債の格付け引き下げで、危機感を強めた6党が緊縮策を盛り込んだ2012年予算案で歩み寄り、連立政権発足を急ぐことにした。

 国王アルベール2世は、南部フランス語圏(ワロン系)社会党のエリオ・ディルポ党首(60)に組閣を指示しており、同党首が新首相になる見通しだ。

 ディルポ党首は27日の記者会見で、12年予算案で財政赤字を国内総生産(GDP)比約2・8%に圧縮し、15年に財政均衡を目指す方針に6党が合意したと正式に発表。「ベルギーは財政健全化に向け、必要な策を打ち出せることを証明した」と述べた。

 ベルギーの公的債務残高は、GDP比約97%と、ユーロ圏17か国ではギリシャ、イタリアに次いで3番目に大きい。だが、フランス語圏と北部オランダ語圏(フラマン系)との根深い地域間対立から連立交渉が長引き、500日以上にわたって正式政権を欠く中、本格的な財政再建策に着手できずにいた。

(2011年11月28日10時51分 読売新聞)

3475名無しさん:2011/11/28(月) 22:45:43
>>3467
どの政党が、どう言うスタンスだっけな?
まともな政党あったっけ?

3476チバQ:2011/11/28(月) 23:19:17
>>3058>>3078とか
共産党以外は親政権ですね

3477名無しさん:2011/11/28(月) 23:32:40
>>3476
さすが、俺のチバさん。
現状、共産党か、公正ロシアにがんばってもらうしかないね。

3478チバQ:2011/11/29(火) 22:44:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111129/mds11112921410007-n1.htm

票伸ばすイスラム保守政党 エジプト総選挙2日目 
2011.11.29 21:40
 【カイロ=大内清】エジプト人民議会(下院に相当)選は29日、2日目の投票が行われた。イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下の自由公正党が得票を伸ばす中、イスラム教の原点回帰を唱える保守派のサラフ主義政党「ヌール党」が一定の票を獲得しているもようだ。宗教政党の躍進に危機感を抱くリベラル系政党は、1月までに行われる残り2回の投票に向け巻き返しを図っている。

 28日、首都カイロ中心部に近い貧民街の投票所。分厚いあごひげを蓄え、ヌール党のロゴ入り野球帽をかぶった男性たちが、選挙パンフレットを配っていた。

 やはり野球帽をかぶった運動員を動員してビラ配りや戸別訪問で票の掘り起こしを進めている同胞団の組織力に対抗したものだ。

 投票所を訪れた女性(36)は「いつも伝統的な服装をしているサラフ主義者がそろいの野球帽をかぶっているのは奇異に映った」と語る。

 近年、増加傾向にあるサラフ主義者は、音楽や映画なども“非イスラム的”だと断じて物議をかもしてきた。男性は預言者ムハンマドにならってひげを生やし、女性は全身を覆うニカーブを着用する人が多い。

 ただ、その関心はもっぱら個人の信仰に集中し、政治的に大きな「脅威」とはみなされなかったため、ムバラク前政権では一定の行動の自由を得てきた。

 2月の政権崩壊後は、サラフ主義者の間でも政治参加の機運が高まり、ヌール党などを結成。今選挙では地盤の北部アレクサンドリアや南部地方で議席を獲得し、情勢次第では新議会でのキャスチングボートを握る可能性もある。

 同党は「サラフ主義を押しつけるつもりはない」とする一方で、「新憲法はシャリーア(イスラム法)に従ったものでなくてはならない」と訴えるなど、自らの信仰を今後の政治プロセスに反映させる意欲もみせており、国民の多くは警戒心を抱いている。

 政府系シンクタンク、アハラム戦略研究所のアブドルムネイム・サイード所長は「選挙後は同胞団もヌール党も経済政策などを評価される立場になる。いつまでも教条主義的ではいられない」と語り、イスラム政党は今後、現実路線に向かうと予測する。

 存在意義を保ちつつ、どう有権者にアピールするか。イスラム系政党の、似合わない野球帽での選挙活動は、新しい政治環境への順応過程ともいえそうだ。

3479チバQ:2011/11/29(火) 22:49:44
http://www.afpbb.com/article/politics/2843152/8138999?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics

コンゴで大統領・議会選挙、投票所の襲撃など相次ぐ
2011年11月29日 11:09 発信地:キンシャサ/コンゴ民主共和国


【11月29日 AFP】アフリカ中部のコンゴ民主共和国(旧ザイール)で28日に行われた大統領選と国民議会選挙の投票は、各地で襲撃や混乱が相次ぐ不穏なものとなった。 

 コンゴ議会では1月の憲法改正で、これまでの2回投票制の選挙を廃止し、1回制の比較多数得票方式を採用した。今回の選挙では野党側が分裂し、10人の候補者が乱立する事態となったため、2001年以降、大統領の座にあるジョゼフ・カビラ(Joseph Kabila)氏の再選が有力とみられる。

 大統領選の暫定結果は12月6日、議会選の結果は2012年1月13日に判明する見通し。

 情勢不穏なカタンガ(Katanga)州の州都ルブンバシ(Lubumbashi)では、選挙をめぐる緊張が高まり、分離独立派の武装勢力によるものとみられる暴力行為が相次ぎ、銃撃を受けた投票所もあった。

 この投票所の作業員によると、投票所に入ってきた複数の男らが「お前たちを解放してやる!」と叫んで警察官2人を至近距離から射殺。流れ弾にあたった女性1人も死亡した。

 このほかにもルブンバシでは夜明け前に、選挙用の備品を積んだ車列が7〜8人からなる武装集団に襲われた。軍および警察がこの武装集団を追跡し、男らを殺害したという。

 カタンガ州のモイーズ・カトゥンビ(Moise Katundi)知事によると、州内の状況は現在は落ち着いているという。

 一方、国連(UN)筋によると、野党の有力指導者、エティエンヌ・チセケディ(Etienne Tshisekedi)氏が拠点とする西カサイ(West Kasai)州カナンガ(Kananga)では、投票の遅れや不正疑惑に怒った市民らが、投票所に放火したり投票用紙を積んだトラックを襲うなどの行為に及んでいるという。(c)AFP/Joshua Howat Berger

3480チバQ:2011/11/29(火) 22:51:04
http://www.cnn.co.jp/world/30004733.html
内戦後2度目の民主選挙、有力候補間の衝突激化も コンゴ
2011.11.29 Tue posted at: 10:12 JST

アフリカ中部のコンゴ(旧ザイール)で28日、内戦終結後2度目となる大統領選と議会選の投票が行われ、各地の投票所に有権者が行列を作った。

大統領選には再選を目指す現職のジョゼフ・カビラ氏をはじめ11人が出馬。カビラ氏は2001年に死去した父の後を継ぎ、06年に実施された初の民主的な選挙で大統領に選出された。国民議会(下院に相当、定数500)の選挙には1万8000人以上が立候補している。

首都キンシャサに住む42歳の男性は「これは我々にとってのアラブの春だ。彼(カビラ大統領)には退陣してもらいたい。この国は豊富な資源を持っているのに、我々は世界の出来事を傍観しているだけだった。そのもどかしさがあまりに長く続いた」と語った。

この男性は野党の最有力候補、エティエンヌ・チセケディ元首相を支持しているといい、「われわれの候補が勝利しなければ、街頭に出て(デモを行う)用意がある」とした。

一方、カビラ大統領の支持派は対抗勢力が暴力を扇動していると非難、同大統領が再選されなければ抗議デモが起きるかもしれないと不安を募らせている。
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両候補の支持者間の対立は投票日の数日前から激化しており、人権団体によれば、26日には両陣営間の投石で少なくとも2人が死亡した。

選挙に不正があったとの訴えも投票前から浮上。チセケディ候補の陣営によれば、選挙管理委員会の責任者を選んだのは現職のカビラ大統領だと訴える声が上がっているという。
チセケディ陣営はさらに、道路などのインフラが整わず十分な投票の準備ができないことを理由に「このままでは公正な選挙ができない」として、数カ月前から投票日の変更を求めていた。

コンゴでは1998年から2003年まで続いた内戦で500万人が死亡し、疫病や飢えが蔓延(まんえん)した。一部地域では現在も反政府勢力との衝突が繰り返され、コバルト、金、銅、チタンなどの豊富な鉱物資源を持ちながら貧困から脱却できない状況が続く。周辺国との政治的、経済的関係も複雑化している。

28日の選挙の有権者数は3000万人強。開票結果は12月6日の発表が予定されている。

3481チバQ:2011/11/29(火) 23:17:11
>>3472
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111129/erp11112922360004-n1.htm
最高裁、投票結果の無効を決定 南オセチア大統領選
2011.11.29 22:35
 グルジアからの独立を宣言した南オセチアの最高裁は29日、大統領選の決選投票結果を無効とする判断を下した。27日実施の決選投票で中央選管は、ロシアとの関係が深いビビロフ非常事態相が、女性の対立候補に15ポイント以上の差で敗北したとの暫定集計結果を発表。ビビロフ氏陣営が結果を認めず、司法に判断に委ねられた。ビビロフ氏は選挙前にメドベージェフ露大統領と会談、ロシア政府の事実上の信任を得ていた。(モスクワ 佐藤貴生)

3482チバQ:2011/11/29(火) 23:28:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111129-00000088-mai-int

<中東>「イスラム躍進」巡り対立 イランとイスラエル
毎日新聞 11月29日(火)21時9分配信

 【エルサレム花岡洋二、テヘラン鵜塚健】イスラム主義政党の躍進が予想されている、28日に始まったエジプトの人民議会選挙を機に、大衆運動「アラブの春」で中東地域で起きているイスラム勢力の台頭を恐れるイスラエルと、地域のイスラム主義化を求めるイランとの激しいさや当てが本格化している。

 「お前たち(米欧諸国)が受け入れるか否かにかかわらず、この地域では次々に『新しいイラン』が生まれている。そのひとつがエジプトだ」

 イランのイスラム指導体制を支える革命防衛隊精鋭コッズ部隊のソレイマニ司令官がエジプトの人民議会選挙を前に25日、エジプト国内で親イランの流れが既に加速しているとの見方を強調した。

 イランは、エジプトが親米イスラエル路線を取った前ムバラク政権との完全な断絶を望んでいる。イランは、イスラム革命(79年)の際にエジプトがパーレビ国王の亡命を受け入れ、イスラエルと平和条約を結んだことに反発し、80年にエジプトと国交を断絶。ムバラク政権崩壊後、イランは外務省幹部を繰り返し派遣するなどし、エジプトとの関係回復に向けて動いている。

 中東地域では、イランの最大の同盟国シリアで民主化デモが泥沼化し、アサド政権が揺らぎかねない状況だ。イランは、反米イスラエル路線で協調できる新たな「足場」を、イスラエルの隣国エジプトに求めている。

 ◇和平条約破棄も

 「イスラエルへの脅威は増している。エジプトの新政権とは、これまでのような親密な関係を期待できない。(エジプトとの)和平条約が破棄される可能性もある」

 イスラエルのネタニヤフ首相は28日、議会の外交防衛委員会で証言し、エジプトが反イスラエルに転じることへの警戒感をあらわにした。エジプト軍が抑え込んできたシナイ半島のイスラム原理主義の武装勢力がパレスチナの武装勢力と連携し、対イスラエル武装活動を活発化させる可能性も指摘される。

 イスラエル軍は現在、エジプト国境に高さ約5メートル、長さ約240キロの鉄製防護壁を建設中だ。国境の大半は広大な砂漠地帯にあり、簡単な有刺鉄線などで仕切られているに過ぎない。アフリカ諸国から密入国する労働者や難民の侵入が絶えず、09年に計画が発表された防護壁は侵入防止目的だった。

 ところが、エジプトのムバラク政権が今年2月に崩壊。8月にシナイ半島から武装勢力が越境し、イスラエル人8人を殺害する事件が発生。ネタニヤフ氏は「テロリストの侵入防止」との目的を明確にし、防護壁は政変後のエジプトをにらんだものへと変質した。来年1月には約100キロが完成する見通しだ。

3483チバQ:2011/11/30(水) 12:06:44
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/11/29/20111129ddm003030101000c.html

クローズアップ2011:エジプト人民議会選挙 周辺民主化占う指標
 28日投票が始まったエジプト人民議会(国会)選挙は、暫定統治中の軍最高評議会が約束する民政移管実現への重要な一里塚だ。直前まで反軍政デモ隊と治安部隊が衝突、多数の死傷者が出る混乱の中での実施となった。アラブ最大の人口を誇り、政治、経済、文化などあらゆる面で周辺に影響を与え続けてきたエジプトの選挙だけに、その成否は周辺国の民主化を占う指標にもなる。悩める地域大国の混迷の背景と、今回の選挙が中東の民主化運動「アラブの春」に与える影響を探った。【カイロ和田浩明】

 ◇軍の「失政」不満増幅
 革命の象徴だったカイロ中心部のタハリール広場では28日も、軍最高評議会退陣を求めるデモ隊の座り込みが続いた。一時はムバラク政権退陣を促した「国民の守護者」として歓迎された国軍が、その後の「失政」で少なからぬ国民の信頼を失ったことを示す光景だ。

 デモ参加者が反発する最大の原因は、軍に「権力への執着」を感じているからだ。今回の選挙は当初予定から2カ月遅れ。大統領選もデモ隊の要求に押される形で「来年6月末までの実施」を発表するまでは、明確な日程も示さなかった。民政移管の行程が不透明なことが、国民の一部に疑心暗鬼を生んだ。

 さらに不満を増幅させたのが、軍政が示した新憲法策定の指針だ。制憲委員会の決定に軍が拒否権を持つ▽軍予算の詳細は議会にも明かさない−−ことが含まれており、民主化運動を先導した若者団体「4月6日運動」などは、「既得権益を維持し文民統制を受け入れない意図の表れだ」と批判を強めた。

 また、ムバラク政権退陣要求デモが拡大した1月以降に逮捕された約1万2000人と言われる民間人を非公開の軍事法廷で裁いたことや、前政権の人権抑圧の象徴だった非常事態令が解除されないことも反発を呼んだ。

 そして今月19日、治安部隊がタハリール広場のデモ隊を強制排除したことで怒りが爆発。一時は数万人規模の群衆が集まり、選挙直前まで当局側との衝突が繰り返された。死者が40人を超えたことで、デモ隊は要求を「民政移管行程の明示」から「軍政即時排除」へと先鋭化させた。

 軍最高評議会のタンタウィ議長は27日、国営メディアを通じ「妨害行為は許さない」と明言、混乱が続けば「極めて深刻な事態」が生じると警告。一方で、国民に不人気だったシャラフ内閣を事実上更迭、ガンズーリ氏を新首相に任命して「強い権限」(同氏)を与えた。27日には政治経済上の問題で助言する「諮問会議」の設置を決めるなど、「民意反映」の演出に躍起だ。

 ◇混乱長期化恐れ強行
 タンタウィ議長が選挙を強行したのは、混乱を理由とした遅れは、軍の治安維持能力に対する国民の疑念を招き、民主化を停滞させたとの批判を受けかねないからだ。「後見役」と見られている米国が「迅速な選挙実施」(25日の大統領報道官声明)を要請したことも後押ししたようだ。市民の間でも、騒乱で落ち込んだ経済の立て直しと治安回復が必要な中「選挙の遅れは混乱を深めるだけ」=カイロのパン販売業のワヒード・イブラヒムさん(29)=と早期実施を求める声が目立った。

 今回、躍進が予想される穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」が母体の「自由公正党」が予定通りの実施を求め、軍政を側面から支えた形になった。一方で、軍政に反発する「4月6日運動」は政党を設立しておらず、若者らの声を反映する受け皿がないことから、選挙後の情勢は波乱含みだ。

 エジプトは人口約8500万人とアラブ圏最大で、政治・文化面で周辺国への一定の影響力を持つ。民政移管に道筋を付ければ、カダフィ政権が崩壊したリビア▽サレハ大統領が権限移譲を受け入れたイエメン▽アサド政権によるデモ武力鎮圧が続くシリア−−など、周辺国の民主化の追い風になると言える。逆に選挙後も混乱が続くようであれば、「アラブの春」の後退につながりかねない。

 また「アラブの春」の起点となったチュニジアでは10月の制憲議会選挙で、ベンアリ政権で非合法だった穏健派イスラム政党アンナハダが議席の4割を獲得して第1党に。エジプトでもイスラム系政党が躍進し、周辺国にも同様の傾向が広がれば、イスラエルや欧米諸国にとって懸念材料となる可能性もある。

 イスラム主義政党の躍進については、欧米を中心に「民主的価値観の後退」と捉える傾向があるが、エジプトのアハラム政治戦略研究所のイマド・ガッド副所長は「同胞団系が勝っても過半数確保は困難で、リベラル世俗系との連立になる」と分析。チュニジアでも、アンナハダが世俗派政党と連立政権樹立で合意し、急進的なイスラム化にはつながらないとの見方が強い。

3484チバQ:2011/11/30(水) 20:21:10
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111130-OYT1T00368.htm

しらけるロシア下院選…プーチン支配で政治離れ

モスクワ国際大学カリーニングラード分校で、投票参加を訴えるヤロシュク市長。学生の反応は冷ややか=貞広貴志撮影

 12月4日に行われるロシア下院選は、国論を二分するような争点もないまま終盤を迎えた。

 選挙戦の最前線では、与党「統一ロシア」の支持率低下に加え、政治への関心自体の低下が顕著になっており、政権・与党は「とにかく投票所に行って」と呼びかける異例のキャンペーンを展開している。

 「どの党に入れてくれとは言わない。12月4日は投票所に行って、1票を投じてほしい」――。ロシア西部・カリーニングラード市の大学を訪れた統一ロシア所属のアレクサンドル・ヤロシュク市長は、100人ほどの学生・教員を前にカリーニングラード市の発展のためまず投票を、と呼びかけた。29日にはメドベージェフ大統領も現地入りした。

 カリーニングラード州では昨年1月、州政府の増税案反対に端を発した大規模デモが起き、1万2000人もの市民が「プーチン首相は辞任を」と訴える騒ぎに発展した。与党は下院選で同州を重点選挙区とし、徹底したどぶ板選挙を展開。連日15か所前後で住民集会を開いている。だが、市長の熱弁を聞いた学生ビクトリア・プチコワさん(20)は、「動員されたから来たけど、目新しい話はなかった。友達にも政治に興味のある人はいない」と素っ気なかった。

 研究機関「世論基金」の調査では有権者の60%が「政治に興味はない」と回答し、「興味あり」との差は27ポイントまで開いた。この政治離れは、プーチン首相が2000年に大統領に就任して以来、強権手法で「政情安定」を図った副作用といえる。法律や裁判、メディアを駆使して政敵をつぶした結果、ロシアでは与党に代わる実質的な選択肢がなくなり、国民は政治参加の意欲を失った。

(2011年11月30日11時26分 読売新聞)

3485チバQ:2011/11/30(水) 20:29:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111130/erp11113011400004-n1.htm

実刑のウクライナ前首相「健康状態、急速に悪化」 治療のため医療施設に移動 
2011.11.30 11:36

10月11日、ウクライナの首都キエフの地区裁判所で判決を受けるティモシェンコ前首相(AP)
 ウクライナの法務当局は29日、ロシアとの天然ガス取引をめぐる職権乱用罪で禁錮7年の実刑判決を受け上訴中のティモシェンコ前首相が、キエフの勾留施設内にある医療施設に移されたことを明らかにした。ロシア通信が伝えた。

 前首相は脊椎の痛みなどを訴え、治療を要求していた。前首相の弁護士は29日、めまいや左手のしびれなど新たな症状が見られ「健康状態は急速に悪化している」としていた。

 ティモシェンコ氏への裁判については欧米が「政敵への弾圧」としてヤヌコビッチ政権を批判。ウクライナが欧州連合(EU)との関係強化のため年内締結を目指している「連合協定」の交渉が行き詰まっている。(共同)

3486チバQ:2011/11/30(水) 20:30:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111130/erp11113011020003-n1.htm

個人崇拝の塔が復活 頂上にトルクメン前大統領 「中央アジアの北朝鮮」
2011.11.30 11:00
 「中央アジアの北朝鮮」と呼ばれたトルクメニスタンの故ニヤゾフ初代大統領を個人崇拝する塔が首都アシガバート郊外で再建され、同国外務省当局者によると、12月12日公開される。

 現地外交筋は、2006年に急死したニヤゾフ氏を引き継いだベルドイムハメドフ現大統領が前任者の評価を再び高めている可能性もあるとみて注目している。

 昨年いったん解体されるまで塔は都心部にあり、高さ70メートル以上の台座上に、黄金に輝く巨大なニヤゾフ氏の像を設置。像は常に太陽の方を向くよう回転した。解体時は現政権が同氏の像を既に多数撤去し、国歌から同氏の尊称「トルクメンバシ」も削除するなどしていたため、「脱ニヤゾフ化」の一環と受け止められた。ロシア通信によると、解体前の塔は98年完成した。(共同)

3487チバQ:2011/12/01(木) 20:39:16
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/01/20111201ddm007030073000c.html
スペイン:自治州、独立運動に変化
 スペインのバスク、カタルーニャ両地方で、自治を巡る静かな変化が起きている。バスク自治州では、長年暴力で独立を訴えてきた「バスク祖国と自由(ETA)」が武装活動の停止を宣言するなど穏健化の動きを見せる一方、関連政党が国会、地方議会で勢力を伸ばし、「暴力から政治へ」の動きが顕著だ。また、バルセロナを州都とするカタルーニャ自治州では、経済危機の影響もあり独立支持者が急増している。【スペイン北部・サンセバスチャン市などで宮川裕章】

 ◇バスク、ETAが穏健化 暴力から政治活動へ
 「ここ数年で彼ら(ETA)は変わった。テロのない安心感から、観光客も増えた」。フランス国境に近いバスク自治州サンセバスチャン市の旧市街にある軽飲食店で、店員のゴンザレスさん(42)は笑顔を見せる。近所の店では95年、地方議員がETAに射殺される事件も起きている。

 だが今年5月の地方議会選挙で、非合法化されたETAの政治部門バタスナの元メンバーが加わった政党連合ビルデュから市長が誕生。20日の下院選挙(定数350)でも、ビルデュの国政版にあたる政党連合アマイウルが初参加にかかわらず7議席を獲得した。「もう暴力で独立を求める時代じゃない。誰もが分かっている」。ゴンザレスさんは言う。

 バスクの完全独立を目指すETAによるテロ犠牲者は、この40年間で800人を超える。だがETAは10月20日に「武装活動の最終的な停止」を宣言。ゴンザレスさんは「若者たちがETAに参加しなくなった。時代の流れだ」と話す。

 バタスナ元メンバーとともに政党連合アマイウルを組む穏健独立派政党エウスコ・アルカルタスナ(EA)のウリサル総書記は「(旧バタスナのメンバーは)個人的に政党連合に参加しており、暴力を放棄したメンバーだから協力できる。今、アマイウルはETAと無関係だ」と話す。

 だがサンセバスチャンから約20キロの町サラウスでアマイウルの政治集会を訪ねると、その実像はウリサル氏の言葉とはやや違い、アマイウルとETAの関係は今なお根強いことをうかがわせた。

 集会の冒頭、壇上に上がった男性は、テロ事件などで収監されているETAメンバーらの帰還を願う歌を歌い始めた。約180人の参加者が大きな手拍子を送る。そこはETAの集会そのものに見えた。

 サンセバスチャン市の旧市街で兄を殺害され、今は別の町に移り住んだオルドニエスさん(51)は「ETAは穏健化したのではなく、生き残り策として政界進出の道を選んだだけだ。むしろ彼らが堂々と政治の舞台に出て、支持者を増やしているのは納得できない」と話す。

3488チバQ:2011/12/01(木) 20:39:38
◇カタルーニャ、支持派急増 経済危機で不公平感
 一方、バスク同様に独自の文化、言語を持つカタルーニャ自治州では、住民の中に独立を肯定する意見が強まっている。比較的豊かな地方だけに、税収入が他地域に回されることに不満が高まっているようだ。

 州都バルセロナは人口160万人のスペイン第2の都市。10日には、市庁舎などが建ち並ぶ旧市街脇を、カタルーニャ語のプラカードを手に、自治州政府に「緊縮財政反対」を訴える約100人のデモ隊が進んだ。

 病院や教育機関の経費、人員削減。経済危機の波がカタルーニャにも押し寄せているのだ。

 地下鉄では乗客の会話、車内の行き先表示、アナウンスはすべてがカタルーニャ語。住民はカタルーニャ語で義務教育を受け、「第二言語」としてスペイン語を習うだけに、住民に「カタルーニャ人」としての意識は強い。

 こうした意識に最近、欧州を席巻する経済危機が加わり、住民の「独立心」に火が付いた。10月の世論調査で州民の独立支持は41%(不支持23%)と経済危機前の07年の32%(同51%)から大きく伸びた。政治社会研究院のマルセット教授は、「経済危機と、他州との経済的不公平感が背景になっている」と語る。

 バスク自治州は、地元で徴収した税を地元で使えるが、カタルーニャ自治州は、国への納税分が国からの地方交付税を上回り、収支幅は全17州で3番目に大きい。豊かな州の税収を貧しい州に回すことについては、州間格差の是正という点からの評価もあるが、ここにきての経済危機によって、「背に腹は代えられない」的反応が生まれているようだ。

 カタルーニャの文化を保護する活動を続ける団体「オムニウム」代表のカザルスさん(66)は、「これまで経済先進地域のカタルーニャはスペインの他の地域より多く税金を払い、他地域の発展に貢献してきた。でももうそんな余裕は私たちにない。ETAのような暴力活動のあるバスク自治州で自治権拡大が進み、一方の私たちの声はいつまでたっても世界に届かないのは大きな矛盾です」と嘆いた。

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 ■ことば

 ◇バスク地方
 スペイン北部のバスク、ナバーラ両自治州と仏南西部にわたる地域を指し、両自治州の人口は計約280万人。非西欧系のバスク語を持ち、豊富な鉱物資源で国内有数の重工業地帯として発展した。バスク自治州の1人当たり国内総生産(GDP)3万1300ユーロはマドリード州をしのぎ全国平均を約3割上回る。ETAはフランコ独裁政権下の1959年に発足。武装闘争で関係者約600人が収監されている。

毎日新聞 2011年12月1日 東京朝刊

3489チバQ:2011/12/01(木) 20:40:19
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/11/29/20111129ddm007030187000c.html
忘れられた紛争:コンゴ東部報告/上 不安あおる武装勢力
 ◇性的暴行利用し抑圧
 厳戒の下、大統領選・議会選の投票が始まったアフリカ中部・コンゴ民主共和国(旧ザイール)。再選を目指すカビラ大統領は「平和と安全」を実現したと訴えるが、隣国ルワンダなどと国境を接する東部では武装集団などによるレイプや略奪の被害が絶えない。国際社会の関心が薄く、「忘れられた紛争」と呼ばれる混乱が続くコンゴ東部を赤十字国際委員会(ICRC)の案内で訪れた。【ブカブ(コンゴ東部)で福島良典】

 コンゴ東部南キブ州の州都ブカブの中心街。「エイズとの闘いに皆で力を合わせよう」と大書された看板が目を引く。看板裏にある建物の一室はレイプ被害者のカウンセリング施設。フランス語で「聞き取りの家」と呼ばれる。


カウンセリング施設でスタッフにレイプ被害について説明するルイーズさん(仮名、右)とマリアさん(同、左) 紺碧(こんぺき)のスカーフを頭に巻いたルイーズさん(53)=仮名=は約70キロ北方のブニャキリ村の出身だ。08年4月、畑で農作業中に軍服姿の男3人組に襲われた。3日後、夫(当時50歳)は村に戻って来た3人組の手にかかって死亡した。

 ルイーズさんはその後、ブカブの病院でエイズウイルスに感染していると診断された。だが治療に必要な抗レトロウイルス薬は高価で手が届かない。「薬がなければ生きていけない。子供を残して死ぬことになる」。発病の恐怖を抱えながら3人の子供と暮らしている。

 伝統的なムラ社会も被害女性の受け入れを阻む。マリアさん(42)=仮名=は2年前、ブカブの約80キロ南方のムウェンガ村で自宅に押し入った4人組から性的暴行を受けた。今も、刀で突かれた背中と胸に傷と痛みが残る。

 しかし、「恥なのと、恐怖で、故郷にはもう戻れない」。夫(55)との関係はこじれ、ブカブで2男2女を抱えて「避難生活」を送る。野菜などを運ぶ仕事で糊口(ここう)をしのぐが、子供を学校に通わすこともできない。


赤十字国際委員会が設置した水くみ場でタンクに水を満たす女性。谷への水くみの途中、武装勢力に襲われる危険を減らす効果も期待されている 「聞き取りの家」を訪れる女性は主に10代から60代。心身の傷を癒やすためのカウンセリングや職業訓練を受ける。「金銭的支援をする資金はない」と施設職員が苦しい台所事情を打ち明ける。

 国軍と武装勢力が対峙(たいじ)するコンゴ東部はレイプ多発地帯だ。クリントン米国務長官は09年の訪問時、カビラ大統領にレイプ被害根絶を求め、国連平和維持活動(PKO)の国連コンゴ安定化派遣団(MONUSCO)も取り組みを強化した。

 だが、被害報告は増加傾向にある。医学誌「米公衆衛生ジャーナル」は今年6月、コンゴでは1時間あたり48人の女性が被害に遭っているとの推計を発表した。「聞き取りの家」のスタッフ(33)も「被害者の数は増えている」と証言する。

 地元ジャーナリストのプリモ・パスカル・ルダヒゴワさん(44)は「武装勢力は住民を不安に陥れ、政府などに圧力をかける『武器』として性的暴行を使っている。情勢の不安定化で自分たちの存在を主張できるからだ」と理由を解説する。

 紛争の最大の犠牲者は翻弄(ほんろう)される一般住民だ。「選挙を経ても治安は好転しないだろう。状況悪化の恐れもある」。選挙時の騒乱に備え避難・救助計画を立てるコンゴ赤十字のバジョス・ダムウェンゲさん(36)はそう警鐘を鳴らしている。

毎日新聞 2011年11月29日 東京朝刊

3490名無しさん:2011/12/01(木) 20:40:41
http://mainichi.jp/select/world/news/20111130ddm007030062000c.html
忘れられた紛争:コンゴ東部報告/中 食料・武勇求め少年兵に
 ◇徴集禁止法、効力なく
 コンゴ民主共和国の東部では多数の武装集団が入り乱れ、「群雄割拠」状況だ。全土の治安維持にあたるべき国軍が脆弱(ぜいじゃく)で、東部を制圧できていない事情がある。事実上の無法状態が続く中、食料や武勇を求め自ら武装集団に身を投じる少年たちがいる。

 コンゴ東部北キブ州にある元少年兵の更生施設で出会ったイノサン君(17)=仮名=の顔にはあどけなさが残る。紛争が激化した08年、「自衛のため」に地元の民兵集団に参加した。当時、武装勢力の攻撃で多数の住民が死傷していた。

 民兵集団で「大佐」から銃器の訓練を受け、ジャングルで身を隠すすべは実地で学んだ。集団のキャンプで「上官から食べ物と小遣いをもらった」。戦闘にも参加。「重い弾薬を頭に載せて運ぶ行軍がつらかった」。筋肉の盛り上がった黒褐色の首回りと肩が3年間の歴戦を物語る。

 今秋、集団から離脱し、更生施設に収容された。施設には8歳から17歳まで41人の元少年兵が寄宿し、家族の元に戻るまでスワヒリ語の授業や社会適応の支援を受ける。少年たちがギターを手に歌い、踊り、絵画に没頭する。戦闘を忘れる更生教育の一環だ。

 「性格が攻撃的だったり、心的外傷(トラウマ)を負った子供もいる。子供の扱いは難しい」。施設長(51)が安全上の理由から匿名で語る。赤十字国際委員会(ICRC)のベアトリス・アイマナさん(32)によると、武装集団の報復を恐れ、虚偽の住所を告げる子供もいるという。

 ICRCが北キブ州中東部ニヤミリマ村で開いた少年兵防止の住民集会。「『肉がたくさんある』と聞いて武装集団に加わる子供がいる。銃を持つのを自慢に思うのも動機の一つだ」と住民のジェステ・キラウリさん(43)が説明する。「少年兵の半数は志願組だ。(少年が強制連行される)シエラレオネとは違う」。ICRC幹部の解説だ。

 背景にはコンゴ東部の特殊事情がある。住民の大半は農民だが、若者向け雇用が少ない。ジャーナリストのフェルディナン・ムギショさん(25)は「正式統計はないが、若者の失業率は70%を下回らないだろう」と指摘する。

 また、一部住民の間では国軍への不信が根強い。「村民は自分たちを武装勢力の協力者とみなす国軍を信頼していない」。北キブ州中部にあるカトウィグルー村(人口約1万1000人)のヨワイリ・ベルカ・カニニェジ村長(38)が語る。

 コンゴ政府は09年1月、国軍や武装集団による少年徴集を禁じる法律を制定した。だが、北キブ州の州都ゴマで若者向けラジオ局「ムターニFM」を運営するシンティア・キテテ・オンヤ局長(23)は悲観的だ。「仕事がなく、『何をしたらいいのか』と自問する子供たちが武装集団に参加するのだ。禁止法は整っても、少年兵の問題は終わらない」【ゴマ(コンゴ東部)で福島良典】

毎日新聞 2011年11月30日 東京朝刊

3491名無しさん:2011/12/01(木) 20:41:00
http://mainichi.jp/select/world/news/20111201ddm007030090000c.html
忘れられた紛争:コンゴ東部報告/下 鉱物、武装勢力の資金源
 ◇無法の混乱、好都合
 コンゴ民主共和国東部の暮らしは悪路との戦いだ。未舗装の道路が多い上、たとえ舗装されていても陥没箇所の連続で、上下左右に揺れる自動車での長距離移動は体にこたえる。赤十字国際委員会(ICRC)の四輪駆動車でさえ、くぼみにはまって身動きが取れなくなることもある。

 だが、南キブ州の州都ブカブの中心部を出て郊外の空港に向かう幹線道路は「別格」だ。舗装されたばかりの道路の脇には「中国の援助」と記された石碑が建つ。中国政府の資金援助で中国の土木工事会社が州都と空港を結ぶ約22キロの区間を改修したのだ。

 中国がコンゴ支援に力を入れる背景にはコンゴが抱える豊富な鉱物資源の存在がある。両国は07年9月、中国がコンゴの道路などの社会基盤整備と鉱山開発に50億ドル(約4000億円)の援助を提供する協定を結んだ。コンゴ政府は見返りとして、南部などに眠る銅やコバルトの採掘権を中国企業に優先的に与える取り決めだ。

 一方、コンゴ東部は携帯電話などの製造に必要なスズ鉱石や、金の主要産地だ。しかし、「中央政府の目が行きとどかず、鉱山の大半は武装勢力の手にあるのが実態」(地元記者)とされる。鉱物資源の密売・密輸が武装勢力の活動資金源となって、「紛争の火に油を注いでいる」(ICRC幹部)格好だ。

 武装勢力が東部で鉱山を支配下に収めておけるのは国軍が弱いためだ。北キブ州の州都ゴマから約80キロ北方にあるルチュルにICRCの案内で向かう山中、転戦中の国軍部隊に遭遇した。野菜などを載せた荷車を押して部隊につき従っているのは兵士の妻子たちだ。

 国軍将校の月給は140ドル(約1万1200円)、兵士は40ドル(約3200円)。転戦先に兵士が「単身赴任」すると、妻子を残す留守宅分の家計出費が余分に必要となるため、家族連れでの部隊移動が常態化しているという。「女性や子供を連れていては危なくて武装勢力との戦闘には不向きだ」。地元住民がため息をつく。

 武装勢力を国軍に組み込む政府の計画は難航し、国軍兵士の正確な人数さえ分かっていない。結果として東部はレイプや略奪などの犯罪者が処罰されない「無法地帯」と化している。現地の事情に詳しい国際協力機構(JICA)研究所の武内進一上級研究員は「武装勢力にとってはコンゴ東部に『法の支配』が及ばず、混乱したままの現状が望ましい」と分析する。

 「道路が未整備で『陸の孤島』になっている地区が減れば武装勢力は弱体化するはずだ」。ジャーナリストのプリモ・パスカル・ルダヒグワさん(44)がゴマの事務所で力説する。道路網が整備されれば国軍の山中展開が容易になり、住民たちも武装集団の「勢力圏」から脱出できるようになるからだ。

 「道路を良くする」と前回選挙(06年)で政治家が掲げた公約は十分に守られていない。11月28日投票の大統領選・議会選が武装勢力の弱体化による治安改善への一歩になるか。ルダヒグワさんは注視している。【コンゴ東部で福島良典】

毎日新聞 2011年12月1日 東京朝刊

3492チバQ:2011/12/01(木) 22:59:21
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2843330/8144388?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics

コートジボワール前大統領を国際刑事裁判所に移送、人道に対する罪
2011年12月01日 07:36 発信地:ハーグ/オランダ
【12月1日 AFP】コートジボワールで大統領選の結果をめぐり約3000人が死亡した騒乱で、国際刑事裁判所(ICC)から「人道に対する罪」の容疑で逮捕状が出されていたローラン・バグボ(Laurent Gbagbo)前大統領(66)が30日、同裁判所に身柄を移された。

 バグボ氏は同日早朝、チャーター機でオランダに到着し、ハーグ(Hague)のICC施設に収監された。

 ICCによると、バグボ氏は2010年12月16日から2011年4月12日にかけて、殺人、強姦などの性的暴行、虐待、非人道的行為の4つの「人道に対する罪」に間接的に関与した疑いがあり、先月23日に逮捕状を発行していた。

 選挙の敗北を認めず、当選したアルサン・ワタラ(Alassane Ouattara)元首相への権力移譲を5か月間拒み続けたバグボ氏は、4月にアビジャン(Abidjan)の自宅で国連(UN)とフランス軍の支援を受けたワタラ派の急襲を受け、逮捕された。

3493チバQ:2011/12/01(木) 23:04:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111130/erp11113020430007-n1.htm

深まる混乱 ちらつく露の影 南オセチアの大統領選
2011.11.30 20:40 (1/2ページ)
 【モスクワ=佐藤貴生】2008年の紛争を受け、ロシアがグルジアからの独立を一方的に承認した南オセチアで、大統領選の決選投票をめぐり混乱が深まっている。中央選管の暫定集計結果で15ポイント以上の差を付けられ、敗色濃厚だったビビロフ非常事態相(41)の陣営が不服を申し立て、最高裁は11月29日、選挙を無効とする判断を下した。しかし、女性対立候補、ジオエワ元教育相(62)は30日、「勝ったのは私だ」とし、大統領として活動を始める意向を示した。混乱の背景にロシア政府の存在を指摘する報道も出ている。

 最高裁は27日に実施された決選投票で、ジオエワ氏陣営に違反があったとして選挙は無効と判断、議会はやり直し選挙を来年3月25日に実施すると決めた。最高裁はジオエワ氏の出馬を禁じた。同氏の支持者らは30日午後、ツヒンバリの行政庁舎に突入を図り、治安部隊が威嚇発砲した。

 ロイター通信によると、両候補ともロシアとの友好関係継続を表明していたが、ロシアへの編入を目指すビビロフ氏に対し、ジオエワ氏は“独立国家”を維持すべきという立場だった。メドベージェフ露大統領は決選投票前の21日、ビビロフ氏と会談して事実上の“信任”を与えていた。

 29日付の露コメルサント紙は、現地の行政府職員が、「ジオエワ氏の勝利は受け入れられない。ロシア政府とメドベージェフ大統領に、大統領の意見などわれわれには関係ないという姿勢を示すことになる」と述べたと伝えた。

 南オセチアでは、ロシアからの資金援助なしには住民の暮らしが立ちゆかないという苦しい台所事情があり、対露関係の悪化は避けたいのが実情だ。また、ロシアでは下院選が12月4日に迫っており、ジオエワ氏が勝利すればメドベージェフ大統領率いる与党「統一ロシア」の得票に影響が出かねないとの観測もある。

 ロシアは04年のウクライナ大統領選でも、親露派とされたヤヌコビッチ氏(現大統領)を半ば公に支持、民主化政変「オレンジ革命」が起きて世論を二分する騒ぎになった。南オセチアのグルジアからの独立を承認しているのはロシアのほかベネズエラ、ニカラグア、ナウルなど数カ国。

3494チバQ:2011/12/01(木) 23:06:53
http://www.asahi.com/international/update/1201/TKY201112010533.html

中国・インド、途上国援助「する」側へ 国際会議で合意
 途上国援助の質的向上を目指し、韓国・釜山で開かれていた国際会合「援助効果に関する閣僚会議」は1日、これまでは援助を受ける側だった中国やインド、ブラジルなどの新興国も加わり、効果的な援助に向けた改革に取り組むことを盛り込んだ成果文書を採択した。新興国は今後、援助する側としての一定の行動や責任が求められることになる。

 会議には援助国と途上国、国際機関の首脳や閣僚、NGO関係者らが参加。成果文書は、援助の成果や透明性、説明責任の重視などの共通の原則を定め、各国や機関に改革への努力を促すとした。

 従来、援助の枠組みや規範づくりは欧米や日本が主導。しかし近年、経済成長を背景に新興国も途上国援助に乗り出している。経済危機で先進国の内向き志向が強まるなか、拠出額はまだ全体の1割程度に過ぎない新興国を「援助する側」に取り込めるかが会議の最大の焦点となった。

3495チバQ:2011/12/01(木) 23:07:51
http://www.asahi.com/international/update/1201/TKY201111300900.html

英、イラン大使館を閉鎖 全職員、国外に退避関連トピックスイラン欧州連合(EU).テヘランの英国大使館敷地内で29日、ガラスが割られたドアを開けるデモ参加者=ロイター


 テヘランの英国大使館が襲撃されたことを受け、ヘイグ英外相は30日、同大使館を閉鎖し、全職員をイラン国外に退避させたことを明らかにした。また、ロンドンの在英イラン大使館に即時の閉鎖を命じ、全外交官を48時間以内に国外退去させるよう求めた。

 ヘイグ氏は30日に始まる欧州連合(EU)外相会合で襲撃事件やイランの核開発問題を取り上げると述べ、イランに対する国際圧力を強める構えを鮮明にした。

 ヘイグ氏は、大使館を襲ったデモ隊がイラン政府に統制された組織だったことは明白だとして、「政権からの一定の同意」なしに襲撃を行うのは「空想」だと指摘。「イランとの外交関係を最小限に減らす」と説明した。外交関係の完全解消ではないという。

 このほか、ドイツが、襲撃事件への対応を協議するため駐イラン大使を本国に呼び戻す。イタリアは同国に駐在するイラン大使に伊外交官の安全確保を求める。ノルウェーは治安上の懸念から在イランの大使館を29日から休館にした。

 イランの核兵器開発を疑う英国は11月下旬、自国の金融機関とイランの全銀行の取引を停止する追加制裁の実施に踏み切った。イラン国会は27日、英国との外交関係を弱める法案を可決していた。(ロンドン=伊東和貴)

3496チバQ:2011/12/02(金) 19:15:24
http://mainichi.jp/select/world/news/20111202ddm007030047000c.html
イラン:英大使館襲撃 反大統領派、存在感 イラン国会議長、強硬発言繰り返す
 【テヘラン鵜塚健】イランのテヘランで先月29日に起きた英国大使館襲撃事件を巡る国際社会の非難に対し、アフマディネジャド大統領が沈黙を続ける中、ラリジャニ国会議長を頂点とする反大統領派が強硬発言を繰り返し、国内での存在感を誇示している。今回の事件を「反大統領派の画策」とする見方が浮上しており、事件の背景には、国内の苛烈な権力闘争が反映されている可能性がある。

 「(民兵組織バシジに所属する)学生たちの怒りは、数十年にわたるイランに対する英国の帝国主義的な態度の結果だ。国民の(反英)意識を象徴した行動でもある」。革命防衛隊系ファルス通信によると、ラリジャニ国会議長は30日、英国を非難し、襲撃事件への謝罪はなかった。

 対外強硬姿勢で知られる宗教指導者アフマド・ハタミ師も30日、「英国は常にイランに対する陰謀に関与してきた」と批判した。

 反大統領派とみられる女性国会議員、エラヒアン氏は「(今回の事件は)英国のたくらみに対する学生たちの復讐(ふくしゅう)だ。今後も圧力や制裁に黙っていない」と襲撃者を擁護した。

 だが、政界での影響力を低下させているアフマディネジャド大統領は事件後、発言を控えている。大統領の権限が強いイラン外務省は事件直後に「受け入れ難い行為で遺憾だ」とする声明を出し、襲撃者の行動を非難した。しかし、その後反大統領派の強硬発言が相次ぎ、かき消された格好だ。

 イランの政権を握る保守派内では、来年3月の国会議員選挙、13年の次期大統領選に向け、内部の主導権争いが激化している。

 先月下旬には大統領顧問の一人が当局に一時拘束(直後に釈放)される事件があり、反大統領派の影響下にある司法当局の「攻撃」との見方が強まった。

 イランの対外強硬姿勢は、国内の主導権争奪のための手段にすぎないとの見方があり、今回の事件についても「反大統領派が影響力を誇示するために仕組んだもの」(米メディアに勤務するイラン人記者)との指摘も出ている。

毎日新聞 2011年12月2日 東京朝刊

3497チバQ:2011/12/02(金) 22:40:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111202/erp11120220160004-n1.htm

露下院選、4日投票 違反相次ぐ? 政権の危機感あらわに 
2011.12.2 20:14 (1/2ページ)
 【モスクワ=佐藤貴生】ロシアで4日、下院選(定数450)が実施される。来年3月実施の大統領選の前哨戦と位置づけられているが、政権与党「統一ロシア」は議席を大幅に減らすとの観測が支配的だ。国内メディアでは、与党側の選挙違反まがいの集票活動を伝える記事が相次いで報じられており、政権の危機感があらわになっている。

 下院選は比例代表制で、7%以上を獲得した政党に、得票率に応じて議席が配分される。議員任期は今回から5年。焦点は、現有議席が300を超え、単独での憲法改正も可能という統一ロシアの動向だ。

 最新の世論調査結果によると、統一ロシアは過半数は確保するものの260−250まで議席を減らし、残る共産党、極右の自由民主党、公正ロシアの3党の議席増が見込まれている。改革派政党ヤブロコなどは、法定得票率に達せず議席獲得は困難な見通しだ。

 来春の大統領選ではプーチン首相の当選が確実視されており、その場合にはメドベージェフ大統領が首相に収まる見通しだ。プーチン氏個人は引き続き高い支持率を誇っているが、与党の支持率低下は停滞が続く政治に対する国民の不満の表れとみられている。

 独立新聞や週刊誌コメルサント・ブラスチなど露メディアは最近、統一ロシア陣営のなりふり構わぬ集票活動を次々と伝えた。

 ウラル地方では、役人が地元の実業家に対して従業員の票を買うなどして与党票を増やすよう要求する一方、野党支持者の従業員は投票日に出勤させるよう求めた。「与党の得票率が65%に届けば追加報奨金が出る」とも述べたという。

 公務員には「ノルマ」をクリアしないと解雇されるという危機感が広がっているとされる。統一ロシアのプラカードを掲示したクラスノヤルスク地方の中学校では、政党批判の落書きをした生徒が「教育の場への政党の干渉は禁止されている」と主張して校長と対立する騒ぎが起きた。

 モスクワ近郊の州では、年金生活者らに薬や食べ物が配られた。袋には統一ロシアへの投票の仕方が印刷され、「これ以外の投票は無効」とのただし書きが付記されていたという。

 著名な音楽グループがケメロボ州でコンサートを行ったさい、見知らぬ者が舞台に突然現れ、「このコンサートは統一ロシアの提供で行われている」と述べた。反発したグループは「選挙の前に」という曲を発表、与党を批判した。

3498チバQ:2011/12/02(金) 22:44:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111201/asi11120121310006-n1.htm

“瀬戸際外交”どこまで続けるパキスタン
2011.12.1 21:29 (1/2ページ)
 【ニューデリー=田北真樹子】アフガニスタンに展開する米軍主導の国際治安支援部隊(ISAF)がパキスタンにある検問所を誤爆し兵士24人が死亡したとされる事件をめぐり、パキスタンが米国への強硬姿勢を続けている。来週にドイツのボンで開催されるアフガニスタン復興会議をボイコットするなど、テロとの戦いへの協力姿勢を転換させることをちらつかせる“瀬戸際外交”で、米国にパキスタン国内での無人機攻撃などを中止するよう圧力をかけている。

 「パキスタンはこれまで犠牲を払いすぎたのではないか、との自問自答がされている」

 パキスタンのカル外相は先月末、米国のラジオ番組にこう語った。パキスタンがテロとの戦いにおける役割を「内省する必要がある」とも指摘。こうした発言には、同国の米国やアフガン政策を事実上握る軍の意向が反映されているとみられる。

 今年の米パ関係は、1月に米中央情報局(CIA)要員がパキスタン人2人を、5月には米軍が国際テロ組織アルカーイダの指導者ウサマ・ビンラーディン容疑者を殺害したことで、大きく後退。反米感情がパキスタンに蔓(まん)延(えん)していた。

 パキスタン北西部部族地域の検問所に対する攻撃は、こうしたさなかに発生した。同国はISAFへの補給路の遮断やシャムシ飛行場からの米軍の撤退など、矢継ぎ早に報復措置を取った。米紙ニューヨーク・タイムズによると、ムンター駐パキスタン米大使は米政府に、「パキスタン国内の怒りは最高潮に達している」と伝えたという。

 自国兵士を殺害されたパキスタンの怒りは当然で、冷却化した両国関係にとって事件は最悪の事態といえるが、その一方で、ビンラーディン容疑者襲撃以降、メンツを失った政府や軍にとっては、「米国に強く出る絶好のタイミング」(地元記者)とも指摘される。パキスタンは2013年に下院の任期切れを迎える。国内情勢は総選挙モードに突入していることもあり、米国への厳しい姿勢は当面続くと予測される。

3499チバQ:2011/12/02(金) 22:46:25
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE7B104820111202

強姦被害で服役のアフガン女性に恩赦、「前例」の期待高まる
2011年 12月 2日 17:00 JST

[カブール 2日 ロイター] アフガニスタンの女性が、強姦の被害に遭ったうえ姦通罪に問われて服役している問題で、大統領府は1日、女性に対して恩赦を与える声明を発表した。
グルナスさん(21)は2009年、彼女のいとこの夫にあたる男から強姦されて妊娠。当初、姦通罪で禁錮2年の刑が下り、控訴審では禁錮12年が言い渡された。最終的に刑期は3年に減刑されたが、刑務所の中で子どもを育てていた。

大統領府が発表した声明によると、「グルナスさんのケースを検討した結果、(法律の専門家らで作る委員会は)アフガニスタンの現状を鑑みて、残りの刑期を恩赦する決定を下した」という。

グルナスさんの弁護士は、「司法側が『女性に対する暴力撤廃運動』を支持した形になった。これで法的な前例ができた」と結果を歓迎した。

アフガニスタンでは、強姦などの被害にあった女性が「倫理上の罪」を犯したとして刑事罰の対象になる場合があり、有罪になれば重い量刑が言い渡される。

3500チバQ:2011/12/02(金) 23:14:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111202-00000062-mai-int

<フランス>来春の大統領選で「原発」が争点化
毎日新聞 12月2日(金)19時43分配信

 【パリ宮川裕章】12年春のフランス大統領選で、原子力発電所の是非を巡る議論が争点化し、メディアを巻き込んだ盛り上がりを見せている。最大野党・社会党のオランド候補と「欧州エコロジー・緑の党」のジョリ候補が、当選後をにらみ脱原発依存などで共闘。一方、再選を目指す与党・国民運動連合のサルコジ大統領は、原発推進を選挙戦略の主軸に据える構えだ。

 「他国に依存しないエネルギーをあきらめてはいけない。半世紀にわたり我が国が知性と財をつぎ込んできた原子力を避けてはいけない」。サルコジ氏は1日、仏南部トゥーロンで約5000人の支持者に訴えた。

 過熱する原発論争の発端は、社会党と「欧州エコロジー・緑の党」が先月15日に締結した合意書だった。政権交代した場合、電力の原発依存率を現在の75%から50%まで下げる▽現在58基の原子炉のうち24基を段階的に閉鎖する▽新たな原子炉建設計画を認めない−−との内容で、東京電力福島第1原発事故で不安を募らせた仏国民の間に支持が広がった。

 サルコジ氏は先月25日、南東部の原子力大手アレバ社のウラン濃縮工場で記者会見し、「津波が原因のフクシマは例外だ」と非難。国民運動連合も「社会党の原発政策で40万人の雇用が危機にある」と訴える。

 こうした中、右派フィガロ紙は16日付社説で「原発の放棄は国家の独立性を揺るがす」などと論評。左派リベラシオン紙は26日付で「サルコジ、原子力、我が愛」のタイトルで批判記事を展開。サルコジ氏の議論を「代替エネルギー産業が創出する雇用を無視している」「古い原子炉の維持費を考慮していない」などと批評した。

 仏の世論調査では原発へのリスクを感じる人は福島事故前の18%から事故後40%に。現在、国民運動連合支持者の21%、社会党支持者の50%が不安視している。

3501チバQ:2011/12/03(土) 14:37:13
http://mainichi.jp/select/world/news/20111203k0000e030119000c.html
南オセチア:大統領選めぐり混乱 露高官が事態収拾

南オセチアのツヒンバリで開かれた野党候補、ジオエワ氏の集会を警備する治安当局者ら=2011年12月1日、ロイター 【モスクワ大前仁】グルジアからの独立を宣言している南オセチアで、11月末に行われた大統領選をめぐって混乱が続き、南オセチアを影響下に置くロシアの政府高官が現地入りして事態の収拾に当たる事態になっている。大統領選は野党候補が勝利宣言したが、最高裁判所が選挙を無効とし、野党側が暫定政府の発足を表明して抵抗している。南オセチアは08年8月に起きたロシアとグルジアの戦闘の発端となった場所で、混乱が長引けば再び地域の不安定化につながる恐れもある。

 11月27日に投票された大統領選の決選投票には、与党候補のビビロフ非常事態相と野党候補のジオエワ元教育相が出馬。9割の地区で開票を終えた段階の中央選管の暫定集計で、ジオエワ氏が56.7%を獲得し勝利宣言した。しかし、与党陣営の異議申し立てを受けて、最高裁はジオエワ陣営が選挙違反を犯したとして選挙の無効を決めたうえで、来年3月25日に実施することになった再選挙にジオエワ氏が出馬することを禁じた。

 こうした動きに対し、ジオエワ氏は11月30日、自らが「正当に選ばれた大統領」であると主張し、暫定政府に当たる「国家評議会」の発足を宣言。さらに最高裁に対し、選挙無効の決定を取り消すよう要求している。中心都市ツヒンバリでは連日、ジオエワ氏の支持者が集まり、緊張が続いている。

 国際社会は南オセチアのグルジアからの独立を認めていないが、ロシアは08年8月のグルジア紛争後、南オセチアの独立を承認し、大規模な経済・軍事支援を続けている。11月の南オセチア大統領選では、ロシアのメドベージェフ大統領が与党候補のビビロフ氏を支持する姿勢を示し、野党候補勝利の選挙が無効とされたのはロシアの圧力との観測も出ていた。

毎日新聞 2011年12月3日 10時29分(最終更新 12月3日 12時59分)

3502チバQ:2011/12/03(土) 22:18:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111203/asi11120309150002-n1.htm
米国、タリバン交渉行き詰まりか アフガン
2011.12.3 09:13
 アフガニスタンで2014年末までに戦闘任務を終える「出口戦略」を進める米国は、政治的解決の可能性を探っているが、反政府武装勢力タリバンとの交渉は行き詰まっているもようだ。

 地元記者は、米国がタリバンと協力関係にあるヒズビ・イスラミとも接触していることについて「ヒズビ・イスラミを通じてタリバンとの交渉機会をうかがっている」として、試行錯誤のプロセスの一環とみる。

 旧タリバン政権の崩壊から約10年たった今もタリバンは全土で攻勢を強めており「米国の軍事的勝利はありえない」(駐カブール外交筋)状況。交渉は国民和解のため不可欠とされる。

 カルザイ大統領は6月に米国がタリバンと接触していることを明らかにしたが、地元メディアによると、その後、最高指導者オマル師に近いタリバン側の窓口とされる人物が行方不明となり頓挫。現在は交渉に進展はないとの見方が強い。(共同)

3503チバQ:2011/12/03(土) 22:26:02
http://mainichi.jp/select/world/news/20111203dde007030012000c.html
南オセチア:混乱続く 大統領選勝利「無効」…野党が「暫定政府」宣言
 【モスクワ大前仁】グルジアからの独立を宣言している南オセチアで、11月末に行われた大統領選をめぐって混乱が続き、南オセチアを影響下に置くロシアの政府高官が現地入りして収拾に当たる事態になっている。大統領選は野党候補が勝利宣言したが、最高裁判所が選挙を無効とし、野党側が暫定政府の発足を表明して抵抗している。いずれも親露独立派だが、前政権の体制継続を訴える与党候補に対し、前政権の汚職などを批判する野党候補が市民の支持を集めてきた。

 南オセチアは08年8月に起きたロシアとグルジアの戦闘の発端となった場所で、混乱が長引けば再び地域の不安定化につながる恐れもある。

 11月27日に投票された大統領選の決選投票には、与党候補のビビロフ非常事態相と野党候補のジオエワ元教育相が出馬。9割の地区で開票を終えた段階の中央選管の暫定集計で、ジオエワ氏が56・7%を獲得し勝利宣言した。しかし、与党陣営の異議申し立てを受けて、最高裁はジオエワ陣営が選挙違反を犯したとして選挙の無効を決めたうえで、来年3月25日に実施することになった再選挙にジオエワ氏が出馬することを禁じた。

 ジオエワ氏は11月30日、自らが「正当に選ばれた大統領」であると主張し、暫定政府に当たる「国家評議会」の発足を宣言。さらに最高裁に対し、選挙無効の決定を取り消すよう要求している。中心都市ツヒンバリでは連日、ジオエワ氏の支持者が集まり、緊張が続いている。

 国際社会は南オセチアのグルジアからの独立を認めていないが、ロシアは08年8月のグルジア紛争後、南オセチアの独立を承認し、経済・軍事支援を続けている。11月の南オセチア大統領選では、ロシアのメドベージェフ大統領が与党候補のビビロフ氏を支持する姿勢を示し、野党候補勝利の選挙が無効とされたのはロシアの圧力との観測も出ていた。

毎日新聞 2011年12月3日 東京夕刊

3504チバQ:2011/12/03(土) 22:38:41
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111203-OYT1T00638.htm
中南米カリブ海33か国、米と加を除き新機構

 【リオデジャネイロ=浜砂雅一】中南米とカリブ海の33か国で構成する新たな地域機構「中南米カリブ海諸国共同体」を創設する首脳会議が2日、ベネズエラのカラカスで開かれ、米州のうち米国とカナダを除外した新機構が発足した。


 ベネズエラのチャベス大統領やキューバのラウル・カストロ国家評議会議長ら「反米」の指導者は、新機構を、米国が主導しキューバを事実上追放している米州機構(OAS)に対抗する組織と位置づけている。

 ロイター通信などによると、会議を主催したチャベス大統領は記者団に、「OASは米国に操られてきた。新機構はいずれOASに取って代わる」と強調した。

 一方、米国との関係悪化を望まない穏健路線の首脳たちは「米国抜き」を強調することを避けている。メキシコのカルデロン大統領は2日の演説で、「調和と繁栄を目指そう」と述べるにとどまった。

(2011年12月3日18時52分 読売新聞)

3505チバQ:2011/12/04(日) 10:09:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111128-00000744-reu-int

エジプト議会選に有権者困惑、複雑な制度や候補者乱立で
ロイター 11月28日(月)15時58分配信


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 11月27日、エジプトでは28日、ムバラク政権崩壊後初となる議会選が開始するが、多くの有権者は複雑な選挙制度や立候補者が多すぎるために困惑している。カイロで撮影(2011年 ロイター/Ahmed Jadallah)

 [カイロ 27日 ロイター] エジプトでは28日、ムバラク政権崩壊後初となる議会選が開始するが、多くの有権者は複雑な選挙制度や立候補者が多すぎるために困惑している。

 今回の議会選では、まず来年1月初めまでに人民議会(国会)の498議席を選出。その3分の2は比例代表制で選ばれる。その後、3月までに諮問評議会の選挙を行う。400を超える政党が名乗りを上げ、候補者の数は6000人以上に上る。候補者の多くは無名の人物だ。

 有権者のある女性は通りに張られた多くの選挙ポスターや横断幕を指さしながら、「選挙に行ったことがない。候補者をどう見分ければいいのか」と語る。女性は地区を代表する政党と、149人を超える候補者の中から2人を選ばなくてはならない。まだ投票先を決めていないという。

 首都カイロの高級住宅街に住む別の有権者の男性(75)は投票には行かないと話す。「候補者の区別がつかない。彼らがどこの出身で、何をしようとしているのか分からない」と語り、ムバラク政権時代の方が選挙は分かりやすかったと冗談を飛ばした。

 アナリストらは、選挙結果が、非常に複雑な投票システムを把握するのに数週間しか与えられなかった有権者の浮動票に左右される恐れがあると指摘している。また、ムスリム同胞団など、すでに地盤を確立している政党が有利との見方もある。

3506チバQ:2011/12/04(日) 18:03:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111204/erp11120412180003-n1.htm
懸案の国境共同管理で合意 セルビアとコソボ
2011.12.4 12:16
 欧州連合(EU)は4日までに、セルビアとコソボが、懸案となっている両国国境の共同管理を段階的に進めていくことで合意したと発表した。

 セルビアは、2008年に同国からの独立を宣言したコソボの独立を認めていないが、セルビアが加盟を目指すEUは両国の関係改善を強く求めており、セルビアは今回の合意で事実上、国境の存在を認める形になった。

 EUの2日の発表によると、国境の全ての検問所が対象になるという。

 国境のコソボ側には多くのセルビア系住民が暮らし、コソボへの抗議活動を続けている。コソボは今年夏、検問所に税関職員らを派遣して管理を行おうとしたが、住民らは検問所を封鎖。出動した北大西洋条約機構(NATO)主体の国際治安部隊(KFOR)とたびたび衝突し、先月末には兵士数十人が負傷した。(共同)

3507チバQ:2011/12/04(日) 22:44:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111204/erp11120420490007-n1.htm
ロシア下院選で投票 与党大敗は双頭体制に暗雲
2011.12.4 20:45

ロシア下院選の投票を終え、親指を立てるメドベージェフ大統領=モスクワ(ロイター=共同)
 【モスクワ=佐藤貴生】任期満了にともなうロシア下院選の投票が4日、全土で行われた。前回選で、全議席の3分の2以上に当たる315議席を獲得した与党「統一ロシア」は苦戦が伝えられており、どの程度まで、議席減を食い止めるかが焦点。プーチン首相が出馬する来年3月の大統領選の前哨戦と位置づけられ、大敗すれば、来春以降の政権運営に影響が出るとの指摘もある。

 2008年にメドベージェフ大統領とプーチン氏が組んだ双頭体制で初の国政選挙となる。定数は450議席。7党が参加して比例代表制で行われ、法定得票率7%を獲得した政党に得票率に応じて議席が配分される。即日開票され、5日未明には大勢が判明する見通しだ。議員の任期は1年増えて5年間となる。

 統一ロシアの名簿登載1位は次期首相に転じる見通しのメドベージェフ氏で、選挙戦では自ら陣頭指揮をふるい、プーチン氏とともに与党必勝に本腰を入れてきた。しかし、最新の世論調査結果によると、統一ロシアは50−60議席を失う見通し。停滞が続く国民の不満の表れとみられる。

 一方、野党共産党や極右の自由民主党、左派系の公正ロシアは伸長し、それぞれ議席を増やすと見込まれている。

 1日付英字紙モスクワ・タイムズは、統一ロシアがこれら3党との間で、議席を保証する代わりに「野党を装う」ことで合意したと伝えた。また、与党陣営の選挙違反を伝えるメディアの報道ぶりも目立つ。

3508名無しさん:2011/12/05(月) 06:47:42
>>3507
おはようございます。
>野党を装う事を、なぬー。
開票率38%で、統一ロシアの得票率48%で過半数困難とか出てたな。
まぁ、議席が減れば内紛とか起こってくるだろうね。

3509チバQ:2011/12/05(月) 12:13:00
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/05/20111205ddm007030132000c.html
ロシア下院選:与党300議席、困難か プーチン氏長期支配、反発広がる
 【モスクワ大前仁】来年3月のロシア大統領選の行方を占う下院選(定数450、任期5年)の投票が4日始まった。選挙は、プーチン首相とメドベージェフ大統領のコンビが率いる政権与党「統一ロシア」に対する信任投票の側面が色濃い。焦点は苦戦する「統一ロシア」が現有315の議席をどこまで減らすかだ。政権側はなりふり構わず支持者を動員していると伝えられ、選挙の正当性を問う声も強まりそうだ。

 ◇きょう大勢判明
 選挙は比例代表制で、7党が登録している。投票は4日夜(日本時間5日未明)に締め切られ、即日開票される。5日中に大勢判明の見通し。

 世論調査によると、統一ロシアが315から260前後まで議席を減らす見通しで、単独で憲法改正ができる定数の「3分の2」(300議席)の維持は困難とみられる。一方、共産党(現有議席57)や、民族主義を掲げる自由民主党(同40)は20〜30議席を上積みすると予想されている。

 プーチン首相が党首の統一ロシアは、メドベージェフ大統領を候補者名簿1位に据え、政権幹部が名前を連ねる「必勝態勢」で選挙に臨んだ。しかし、9月に大統領復帰を表明したプーチン氏の長期支配とメドベージェフ氏の首相転出を約束した「ポスト交換」に対する反発が広がり、支持率の下落が続いている。

 特に無党派層が多い大都市で統一ロシアの苦戦が伝えられている。モスクワの年配女性のリュドミラさんは前回07年の下院選では統一ロシアに投票したが、今回は共産党に投じた。「貧富の格差が広がっているので、社会主義が必要だ」と考えたのが理由だという。

 英字紙モスクワ・タイムズは、地方政府が有権者に対して統一ロシアへの投票を働きかけている、と伝えた。モスクワ市職員は統一ロシアに投票すると誓った10人以上の名簿を提出するよう求められているという。

 報道機関などへの締め付けも強まっている。インターネット新聞「ガゼータ・ルー」では11月末、「社主の判断」により、選挙違反に関する情報が一方的に削除されたという。

毎日新聞 2011年12月5日 東京朝刊

3510チバQ:2011/12/05(月) 12:13:35
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/05/20111205ddm007030137000c.html
ベルギー:1年半ぶり、きょう政権樹立 言語圏対立根強く、最大政党は連立不参加
 【ブリュッセル斎藤義彦】昨年6月の総選挙以来、連立協議が難航し、1年半もの間、政権が不在だったベルギーで5日、南部・フランス語圏社会党のディ・ルポ党首(60)率いる新政府の樹立が決まる。北部・オランダ語圏の独立を求める最大政党を除いた6党の連立となり、仏語圏の首相は32年ぶり。オランダ語圏と仏語圏の対立は解消されないままで、ルポ党首は不安定な政権運営を強いられる。

 4日までに6党が党大会を開いて連立合意を可決した。5日に首相と閣僚人事を内定して政権樹立を決め、8日にも正式に政権を発足させる。昨年6月13日の前倒し総選挙から今月5日までの541日間にわたり、政権が不在だったことになる。地元メディアによると、選挙後の政権不在では世界最長記録。

 ベルギーは、アントワープなど北部のオランダ語圏▽首都ブリュッセル▽リエージュなど南部の仏語圏−−に大別される。最大政党の「新フラームス同盟」はオランダ語圏の独立を掲げているため、連立協議が難航。代わりにルポ党首が交渉役になったが、仏語とオランダ語圏の対立は根強く、ルポ党首は交渉を一時断念した。

 しかし、今年10月のベルギー、仏系金融大手デクシアの破綻を受け、11月25日に米格付け会社大手がベルギー国債の長期信用格付けを引き下げるなど、ベルギー経済への不安が高まった。市場の圧力を受ける形で交渉が加速し、6党が連立に合意した。

 6党は環境政党などの協力も得て、連邦政府から仏語圏、オランダ語圏の地域・地方政府に社会保障などの権限を移譲する改革を行う。しかし、オランダ語圏はさらなる独立性を求めており、言語圏対立が新政権を揺さぶることになりそうだ。

 仏語を母語とする首相は、78年から79年にかけての4カ月余りの短期政権以来、32年ぶり。オランダ語圏人口は約6割と多く、議会でもオランダ語圏政党が多数派だ。仏語圏の首相に対するオランダ語圏からの反発も予想される。ベルギーの財政赤字の対国内総生産(GDP)比は欧州連合(EU)の財政安定成長協定が定める3%を上回る3・6%。6党は3%以下に引き下げるための歳出削減策で合意したが、これに反対する労働組合などが2日、5万人以上のストを決行した。新政権は市民の不満にもさらされそうだ。

毎日新聞 2011年12月5日 東京朝刊

3511チバQ:2011/12/05(月) 12:15:38
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/05/20111205ddm003030112000c.html
クローズアップ2011:きょうアフガン支援会議 パキスタン、タリバン欠席
 ◇具体的成果、期待薄く
 ドイツ西部ボンで5日、アフガニスタンの安定化策を話し合う閣僚級国際会議が、日本など85カ国と国際機関が参加して約10年ぶりに開かれる。しかし、アフガン駐留の北大西洋条約機構(NATO)軍に越境誤爆された隣国パキスタンがボイコットし、紛争当事者の旧支配勢力タリバンも参加を拒否。アフガン戦争を主導した米国には関与を薄めたい本音がある。89年の旧ソ連軍撤退後に内戦を招いた反省から、世界は「アフガンを見捨てない」(ウェスターウェレ独外相)メッセージを打ち出せるのかが焦点だが、早くも具体的成果についてはあきらめムードが漂う。【ベルリン篠田航一、ニューデリー杉尾直哉、ワシントン白戸圭一】

 ◆独

 ◇仲介に「失敗」
 会議を主催するドイツにとって、タリバンと、軍部がタリバンに影響力を持つとされるパキスタンは、ともに「舞台の主役級」(外交筋)だった。ボン大学のコンラート・シェッター教授(アフガン政治)は、「ドイツは当初から目標を高く設定し、タリバン参加の実現を目指したが、もくろみは失敗した」と語り、会議への期待値が下がったとの見解を示した。

 ドイツは1年前から、仲介外交を試みてきた。独誌シュピーゲルなどによると、ドイツは昨年11月、極秘裏に南部ミュンヘン郊外でタリバン側と米国高官の会談をセット。会談は11時間に及んだ。その後、今年2月にカタールの首都ドーハ、5月には再びドイツ国内で会談を設定、タリバンと米国の「和平」への仲介役を務めた。

 背景には、軍事活動にアレルギーの強いドイツのスタンスがある。ドイツ軍は06年からアフガン北部に駐留。しかし、09年にあった民間人ら約100人が死亡した誤爆を機に、国民の7割が派兵反対に転じた。ドイツが外交力のみで存在感を示そうとした理由だ。

 タリバンの不参加はドイツ政府の交渉力の限界を示したが、NATO軍によるパキスタンへの越境誤爆の後、ドイツのメディアは「全ての外交努力がムダになった」と指摘、政府の無念を代弁した。

3512チバQ:2011/12/05(月) 12:16:05
◆アフガン

 ◇財政難、自立妨げ
 これに対し、会議におけるアフガン政府の最大の関心は、治安権限移譲を終える14年以降、国際社会の支援をいかに引き留めるかにある。現在、政府の主要収入は年間15億ドル程度の関税しかないが、軍・警察の維持に年最大60億ドルかかるとされ、とても自立できる状況にない。

 ザヒルワル財務相は、「昨年の国内総生産(GDP)は160億ドルで、援助なしでは生きていけない。国際社会が明確な(支援継続の)政治的決意を示すよう求める」と話した。

 先月、今後の米国との戦略関係を話し合うロヤ・ジルガ(国民大会議)が首都カブールであり、「24年まで米軍駐留を認める」との決議を採択した。出席者からは「代わりに年間10億ドルの基地使用料をもらうべきだ」などの意見が続出。14年に任期満了で退任するカルザイ大統領が、それ以降もアフガン側に大量の資金が入るしくみを作りたい思惑を反映した会議だった。

 しかし、国際経済の悪化や、カルザイ政権の深刻な腐敗体質への批判から、欧米諸国の支援継続は難しくなっているのが実態だ。

 「国際会議を何度開いても、我々の生活は良くならないし、平和ももたらされない。政府の腐敗をはじめとする問題が多すぎる」。中部マイダンワルダク州の高齢の男性が記者に語った言葉は、世界が復興事業などに膨大な資金を投下しながら、人々が治安や生活の改善を実感できなかった10年を物語る。

 「タリバンとの和平」というもう一つのテーマは、パキスタンの不参加で暗礁に乗り上げている。世界が米国に同調した01年と違い、今の国際社会は割れており、「和平」への道筋は見えない。

 ◆米

 ◇世論が「深入り」拒否
 01年の米同時多発テロ後、米国はアフガン安定化が最大の国益だと判断し、米軍を投入した。今の米社会には「我々が直面している主要な問題は外的な脅威ではない」(リチャード・ハース米外交問題評議会会長)として、雇用問題などの内政を重視すべきだとの考えがあふれている。

 オバマ政権は09年1月の発足時に、泥沼化していたアフガン戦争の打開を最優先課題に据えた。治安回復のため増派に踏み切る一方、パキスタンの部族支配地域こそが「テロの温床」だと判断し、対テロ戦争をパキスタンへ拡大した。この結果、国際テロ組織アルカイダの最高指導者ビンラディン容疑者の殺害(今年5月)など、テロ組織の弱体化にはある程度成功した。

 だが、増派は年間1200億ドル(約9兆5000億円)の戦費負担を生み、米財政を圧迫。足元の経済が揺らぎ、アフガン側への権限移譲を終える14年以降の展望がないまま早期の米軍撤収を求める世論が台頭した。

 オバマ大統領は11月17日の豪州議会演説で、米軍のプレゼンスを「アフガン・イラク」から「アジア・太平洋」へ移す新方針を表明した。アジアに米経済回復の活路を見いだすため、米主導の安全保障秩序を強化するのが狙いだ。だが、裏を返せば、展望の開けないアフガン問題への深入りを米世論が許容しなくなったことを反映している。

 一方、対テロ戦争のパキスタンへの戦線拡大は、米無人機によるパキスタン領内への空爆により、アフガン再建のカギを握るパキスタンとの関係が悪化するという矛盾を生むことになった。米シンクタンク「ヘリテージ財団」のリサ・カーティス上級研究員は「アフガン問題で進展がない限り、米・パキスタン関係は危機から危機へ渡り歩くことを運命づけられた」と指摘した。

 ボン会議は両国の関係修復へ向けた格好の機会とみられたが、先月26日のNATO軍の越境空爆に反発するパキスタン政府は欠席を表明。クリントン米国務長官は3日、パキスタンのギラニ首相に電話をかけ主権を尊重する考えを強調したが、関係修復のメドは立っていない。

毎日新聞 2011年12月5日 東京朝刊

3513チバQ:2011/12/05(月) 12:16:57
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/04/20111204ddm007030162000c.html
ドイツ:欧州各国、「強いドイツ」に脅威論 経済力、歴史的背景も
 【ベルリン篠田航一、パリ宮川裕章】欧州各国が財政危機にあえぐ中、域内最大の経済大国として勢いを増す「強いドイツ」に対し、各国から警戒の声が上がっている。背景には、強固な輸出力で黒字を続ける「独り勝ち」への反感のほか、2度の世界大戦を通じ欧州の脅威であり続けたドイツへの歴史的な不信もあるとみられる。欧州債務危機への対応で5日には独仏首脳会談、9日には欧州連合(EU)首脳会議が開催されるが、メルケル独首相は懸念の払拭(ふっしょく)に躍起だ。

 メルケル首相は2日、ユーロ圏諸国の財政を監視する「経済政府」構想について、「これは欧州のためであり、ドイツが欧州を支配する意図は全くない」と強調し、「ドイツ支配」に対する反発に配慮した発言をした。ユーロ圏の統合強化により、ドイツの影響力拡大を懸念する英国などを念頭に置いたとみられるが、実際に英国では「ドイツの支配する欧州には住みたくない」と発言する一部の政治家や、「(ナチスの第三帝国に次ぐ)第四帝国の台頭だ」とあおる大衆紙がドイツ脅威論をぶち上げる。

 ドイツは今年、ユーロ安の影響で輸出額が前年比で12%も増え、初めて1兆ユーロ(約104兆円)を突破する見通しとなり、大幅な貿易黒字が見込まれている。8月の時点で失業率は7・0%と、90年の東西ドイツ統一後最低にとどまり、経済は絶好調だ。

 こうした状況下、各国はドイツの「財布」に期待する。現在、各国が個別に発行する国債を欧州で「共同債」に移行すれば、財政危機国は資金繰りが容易になるため、導入を望む声が根強いが、メルケル首相は「(他国の債務を)共同で保証するなど考えられない」と突っぱねている。「強いドイツ」に、周辺国も気を使う。フランスのサルコジ大統領は「経済の話でいえば、ドイツも(第一次大戦後の巨額のインフレで)悩んだ過去がある。フランス人はそれを理解し、尊重しなければならない」と過去の歴史にまで言及し、厳格な財政規律を重視して負担増を渋るドイツへの配慮を見せる。

 一方で、第二次大戦でドイツに侵攻されたポーランドのシコルスキ外相は「私はおそらく、ドイツの勢力拡大を恐れない最初のポーランド外相だろう。ただ、ドイツが(危機に際し)何もしないことを恐れる」とドイツ台頭を持ち上げながら、やんわりと負担増を要求した。

 独紙ウェルトは「好かれないドイツ人」との論説を掲載。「ドイツは今、米国がこれまで経験してきたことを経験している。国が強くなれば他国からの要求ばかり増え、それを全て完璧にはこなせず、結局は嫌われるという経験だ。ドイツは危機のスケープゴートにされている」と指摘した。

毎日新聞 2011年12月4日 東京朝刊

3514チバQ:2011/12/05(月) 12:42:13
http://www.asahi.com/international/update/1205/TKY201112050073.html
スロベニアも政権交代へ 中道左派の新党、第1党に躍進
関連トピックスギリシャ
 旧ユーゴスラビアのスロベニアで4日、下院(定数90)の選挙があり、実業家出身で首都リュブリャナ市長のゾラン・ヤンコビッチ氏(58)が率いる中道左派の新党「積極的なスロベニア」が、得票率約29%で第1党に躍進した。

 欧州経済危機をめぐりギリシャやイタリア、スペインで相次いで政権交代が起きるなか、2007年にユーロ圏入りしたスロベニアでも3年ぶりの政権交代が確実になった。

 中央選管の暫定集計(開票率約99%)によると、中道右派の最大野党・スロベニア民主党が得票率約26%で2位。パホル首相率いる中道左派の与党・社会民主党は経済悪化に歯止めをかけられず、約11%にとどまった。今後、連立政権樹立に向けて各党の交渉が活発化する。

2011年12月5日10時5分

3515チバQ:2011/12/05(月) 12:44:31
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LVPE3S6KLVR501.html
スロベニア下院選挙:リュブリャナ市長率いる政党が予想外の勝利
 12月4日(ブルームバーグ):4日投開票のスロベニア下院選挙は、リュブリャナ市長のゾラン・ヤンコビッチ氏率いる政党の得票率が28.6%となり、事前の世論調査の予想に反して勝利を収めた。

  選挙管理委員会によると、開票率98%で最大野党のスロベニア民主党の得票率は26.2%だった。同党のヤネス・ヤンシャ党首は敗北を認めた上で、選挙は接戦で弱い政府が成立し、早期に選挙が実施される可能性があると指摘した。

  同国の下院選挙はパホル政権の内閣信任案が9月に否決され後で実施された。連立政権は年金改革をめぐって意見が対立し、信任案が議会に提出された。

記事についての記者への問い合わせ先:Ljubljana Boris Cerni

3516チバQ:2011/12/05(月) 21:54:08
>>3511-3512
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111205/asi11120520590006-n1.htm
国際社会をつなぎ止めたいアフガン 財政逼迫、国際支援先細り
2011.12.5 20:57 (1/2ページ)
 【カブール=田北真樹子】「ボン会議は、国際社会がアフガニスタンへの関与を表明する最後のチャンスになるかもしれない」。アフガン東部ジャララバードに住む会社員、シャヒード・カカールさん(34)はこう語る。

 アフガンは1989年の旧ソ連撤退後、内戦に突入。内戦はその後のイスラム原理主義勢力タリバン政府の支配に道を開いた。「2014年のアフガン駐留国際部隊の撤退とともに国際社会の関与が薄まれば、また内戦になる」。多くの国民は記憶をよみがえらせつつ、国際社会つなぎ止めへの思いを強くする。

 国際社会も、会議主催国ドイツのウェスターウェレ外相の言う「2014年後もアフガンを見捨てない」との思いを共有する。だが、関係国の部隊撤退は各国の逼迫(ひっぱく)する財政事情と切り離せず、今後の支援先細りは必至だ。

 アフガンへの関与継続にはコストがかかる。国家予算のうち約9割は国際社会からの支援といわれている。世界銀行の報告書によると、アフガン軍と警察など35万人以上の治安部隊を14年以降も維持するには、国際社会からの年間70億ドルの支援が必要となる。

 また、アフガン側には依然、汚職・腐敗が蔓延(まんえん)している。政治評論家のユーナス・ファコール氏は「ボン会議で国際社会はカルザイ大統領に汚職・腐敗体質を一掃するよう圧力をかけるべきだ」と言う。だが、「撤退を円満に迎えたい米国などに、このタイミングでカルザイ氏との関係を悪化させる意欲もない」(外交筋)との声もある。

 一方、将来のアフガンの治安安定のカギを握る隣国パキスタンは、アフガンに展開する国際治安支援部隊(ISAF)による国境近くの検問所攻撃を理由に会議を欠席した。だが、アフガンでは「パキスタンが出席しても何も変わらない」と問題視する声は少ない。

3517チバQ:2011/12/05(月) 21:55:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111205/erp11120519490006-n1.htm
【ロシア下院選】
“ネット世論”の影響? 下院選与党の議席大幅減 ツイッターがはけ口に
2011.12.5 19:46 (1/2ページ)

 4日、ロシア・サンクトペテルブルクで、下院選の投票箱を開ける選管関係者(AP=共同)
 【モスクワ=佐藤貴生】4日投票のロシア下院(定数450)選挙は与党「統一ロシア」が大幅に議席を減らす結果となった。

 選挙戦を通じてインターネットのニュースサイトや短文投稿サイト、ツイッターなどに、政権批判や選挙違反の事例が多数寄せられたことも一因とみられる。ネットによる世論形成の潮流がロシアにも押し寄せている。

 中央選管の暫定集計では、5日の開票率96%の時点で統一ロシアの得票率は49・54%。得票率制限に届かなかった政党への投票が配分されるため過半数の238議席は確保したが、07年の前回選から77議席の減。他党は共産党92(前回選57)▽公正ロシア64(同38)▽自民党56(同40)と軒並み勢力を伸ばした。

 ロイター通信などによると、投票日の4日朝、非営利組織「ゴロス」やモスクワのラジオ局「エホ・モスクブイ」など、政権に批判的なメディアのサイトが相次ぎ接続不能に陥った。

 海外の資金で運営されるゴロスは選挙前、一般市民らから寄せられた選挙違反の実例5500件以上を地図上で示していた。2日には政府系テレビ局が同組織を批判する番組を放映、3日にはサイトを主宰する女性が入国時の空港で一時拘束され、米政府が批判する声明を出した。

 「エホ」は4日、「サイトが接続不能になった」とラジオで放送し続けた。編集長が「(選挙)違反情報を妨害する試みであることは明らかだ」と、与党側のサイト攻撃を示唆した。こうしたなか、ツイッターには「極東ウラジオストクでは出口調査で統一ロシアが3位になり、世論調査機関員が退去させられた」などと、刻々と書き込まれた。

 動画投稿サイト、ユーチューブも反与党の世論形成に一役買ったようだ。英字紙モスクワ・タイムズによると、プーチン首相が先月20日、格闘技観戦後にリングに上がったさい、激しいブーイングを浴びせられた映像は21日夜までに68万回再生された。ロシアのインターネット人口は推計5100万人。テレビなどの官製メディアと違い、政権は今後、対応に苦慮しそうだ。

3518チバQ:2011/12/05(月) 21:56:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111205/erp11120519570008-n1.htm
【ロシア下院選】
プーチン体制に倦怠感/事実上の惨敗 「国民の指導者」像強化?
2011.12.5 19:55 (1/2ページ)

4日のロシア下院選の投票終了後、モスクワの与党「統一ロシア」本部を訪れたプーチン首相(手前)とメドベージェフ大統領(ロイター=共同)
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアの最高実力者、プーチン首相(前大統領)の率いる与党「統一ロシア」が4日の下院選で大幅に議席を減らした。プーチン氏が来年3月の大統領選出馬を表明したことで、プーチン氏の支配が長期化することへの倦怠(けんたい)感や汚職、貧富の格差など社会問題への不満が、有権者の間でじわりと広がっている現実を映し出した形だ。

 政権は今回、各地の行政当局や主要テレビ局を総動員して統一ロシアの得票確保に躍起となった。また、新聞やインターネットでは不在者投票制度を悪用した不正の横行も伝えられた。こうした実態を考慮すれば、今回の結果は「政権の惨敗だ」(専門家)とする見方が出ている。

 統一ロシアは議席過半数こそ確保したが、それは北カフカスやウラル地方の民族共和国などで80〜99%といった高い得票率を挙げた結果でもある。

 逆にシベリアの最大都市、ノボシビルスクでは統一ロシアが得票率28%と共産党に6ポイント差をつけられて敗北。統一ロシアはシベリアのイルクーツク州で35%、極東の沿海地方でも34%の得票にとどまった。

 モスクワ州やプーチン氏のおひざ元である第2の都市、サンクトペテルブルクでも32〜33%と苦戦した。

 統一ロシアの支持率低下を決定的にしたのは9月、プーチン氏が来春の大統領選に出馬し、メドベージェフ大統領は次期政権で首相に就くという「役職交代」を発表したことだ。プーチン氏は最長で2期12年間、大統領に居座る可能性があり、政治に対する有権者の疎外感が強まった。

 今回の下院選ではそうした批判が、連邦中央の統制が効きにくい極東・シベリアの遠隔地や、高等教育を受けた人の多い大都市部から現れ始めたと受け止めることができる。

 プーチン氏の個人的人気はいまなお高く、大統領選で氏に対抗できる候補者は今のところ見当たらない。プーチン氏が統一ロシアをメドベージェフ氏に預けて自身は党から距離を置き、「国民の指導者」像を前面に出していくとの観測もある。

 実際、下院に議席を獲得した4党は共産党を除いて親政権の立場であり、連立政府の形成や大統領選で協力する余地はある。

 ただ、今回の選挙で批判票を投じた層の根本的不満は、プーチン氏が大統領時代に築いたトップダウンの強権体制にある。

 モスクワ国際関係大のズボフ教授(歴史学)は「前回下院選からの4年間に新たな世代が現れ、インターネット・メディアが普及するなど状況は根本的に変わった」とし、「社会では政治への関心と権威主義体制への不満が高まっている。『アラブの春』のような民主化運動の高まりがロシアで再現される可能性も排除されない」と話している。

3519チバQ:2011/12/05(月) 22:03:04
>>3514-3515
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011120502000161.html
クロアチア、スロベニア 議会選で与党敗北
2011年12月5日 夕刊

 【ベルリン=弓削雅人】旧ユーゴスラビアのクロアチアとスロベニアで四日、議会選が行われ、いずれも与党の敗北が確実となった。欧州各国が財政危機に揺れる中、両国の選挙でも経済政策が最大の争点となった。

 クロアチア議会(定数一五一)選は任期満了に伴って行われ、地元メディアによると、ミラノビッチ議員が率いる中道左派の最大野党・社会民主党が得票率45%で第一党となった。

 同党など四党の野党連合で約六割の議席を獲得する見込み。コソル首相の中道右派・クロアチア民主同盟は汚職疑惑が響き、22%にとどまった。

 一方、パホル首相に対する議会の不信任を受けて行われたスロベニア下院(定数九〇)選は、暫定開票結果によると、首都リュブリャナのヤンコビッチ市長が立ち上げた中道左派の新党「積極的なスロベニア」が得票率29%で一位。

 中道右派の最大野党・スロベニア民主党が26%、中道左派の与党・社会民主党は10%だった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111205-00000092-mai-int
<選挙>クロアチア、スロベニアとも政権交代決まる
毎日新聞 12月5日(月)21時51分配信

 【ウィーン樋口直樹】クロアチアとスロベニアで4日、総選挙の投開票があり、いずれも最大与党の敗北で政権交代が決まった。クロアチアでは中道左派の社会民主党など4党から成る野党連合が過半数を制する勢い。スロベニアでは中道左派の新党「積極的なスロベニア」が第1党に躍進。ギリシャやイタリアなどで政権交代を招いた欧州債務危機の影響が、経済が悪化していたバルカン半島の2国にも及んだ格好だ。

 13年に欧州連合(EU、加盟27カ国)へ加盟するクロアチアでは、経済の停滞に加え右派の与党、クロアチア民主同盟の不正資金疑惑がコソル政権を直撃。開票率約70%の段階で、定数151のうち野党連合が78議席、民主同盟は48議席を獲得する見通し。クロアチアは9日に加盟条約に署名し、その後、30日以内に国民投票で加盟の是非を問う。

 一方、旧ユーゴスラビアから唯一EUに加盟している隣国スロベニアでは、パホル首相率いる中道左派の社会民主党政権下で、手厚い年金制度や公共サービスが政府債務を増大。有効な経済対策を打てないパホル政権は9月、信任投票を否決されていた。

3520チバQ:2011/12/05(月) 22:06:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111204/erp11120423570010-n1.htm
欧州債務危機ヤマ場 「メルコジ」体制で打開図る
2011.12.4 23:55 (1/2ページ)[欧州]
 【ロンドン=木村正人】今週、欧州は債務危機問題で大きなヤマ場を迎える。8、9日にブリュッセルで欧州連合(EU)首脳会議を開催し、ユーロ圏各国の財政規律の強化策や財政統合について大詰めの協議を行う。成果が不十分であれば市場から容赦ない仕打ちを受けるのは必至で、ユーロ圏は一層の窮地に陥る。土壇場に追い詰められたユーロの命運を握るのが、メルケル独首相とサルコジ仏大統領だ。「メルコジ」体制で欧州は戦後最大の危機突破を図る。

 メルケル首相とサルコジ大統領は5日、パリで首脳会談を行い、ユーロの構造的欠陥を克服する「財政統合」を達成するため、EU基本法改正案を共同提案、EU首脳会議に示す。改正案はユーロ導入国が財政規律を守れない場合、EUが予算案の再編成や修正を要求できるなどの内容だ。

 これを受け、欧州中央銀行(ECB)も8日の理事会でイタリアやスペインの国債購入拡大を表明するとの期待感が高まっている。

 ユーロ圏が債務を共同保証するユーロ共同債やECBの関与をめぐる溝は残るものの、メルケル首相とサルコジ大統領は10月のEU首脳会議で銀行側にギリシャ国債元本の5割削減をのませて以来、「メルコジ」の呼称が定着している。

 11月の仏カンヌでの主要20カ国・地域(G20)首脳会議では、ギリシャのパパンドレウ首相(当時)にユーロ圏離脱につながりかねない国民投票を撤回させ、イタリアのベルルスコーニ首相(同)に追加の緊縮策を迫った。

 「メルコジ」はかつて性格の違いから、陰で物まねをして揶揄(やゆ)し合う険悪な仲だった。が、メルケル首相より国内政権基盤が安定していたサルコジ大統領が同首相に譲歩するようになり関係が改善。今ではサルコジ大統領がフランス産ワインやチーズ、メルケル首相も同大統領の長女誕生にクマのぬいぐるみを贈るなど互いに心配りを見せる。

 サルコジ大統領から先のEU首脳会議で「ユーロに口出しするな」と一喝されたキャメロン英首相は蚊帳の外に置かれた格好だ。

 仏各紙は「サルコジ大統領はフランスの主権をドイツに譲り渡した」と批判するが、世論調査で「難しい決断が下せる」(同大統領60%、社会党のオランド候補39%)、「経済危機に対応できる」(同50%、同48%)と来年春の仏大統領選で苦戦が予想される“サルコジ株”が回復している。

3522チバQ:2011/12/05(月) 23:16:12
http://www.morningstar.co.jp/portal/RncNewsDetailAction.do?rncNo=589884
<EMeye>モルドバが16日に大統領選挙実施、政治空白解消へ
2011/12/05 14:40

 モルドバ議会は2日、全会一致で、大統領直接選挙を12月16日に実施することを決めた。モルドバでは、正式な大統領不在という異例の事態に終止符を打つため、11月18日に議会による大統領選挙を行う予定だったが、大統領選挙への立候補者が現れなかったため、大統領選挙は中止になっている。

 同国では大統領は国民投票によらず、議会によって選出される。昨年11月28日の総選挙では、2大政党の共産党と自民党を含めてどの政党も単独では大統領選出に必要な議席の60%(101議席中61議席以上)に達せず大統領不在の状況が続いている。

 大統領不在は09年9月に共産党のボロニン前大統領が辞任して以来2年以上にわたっている。こうした政治空白を解消するため、議会は昨年12月30日に、民主党のルプ党首に暫定大統領の権限を与えた。

提供:モーニングスター社

3524チバQ:2011/12/06(火) 12:35:30
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/06/20111206ddm007030130000c.html
ロシア下院選:与党「惨敗」 プーチン氏、戦略再構築へ 大連立視野の可能性
 【モスクワ大前仁】4日に投開票があったロシア下院選(定数450)は、政権与党「統一ロシア」が現有の315議席から80近くを減らす「惨敗」に終わり、来年3月の大統領選に党候補として出馬するプーチン首相にとって打撃となった。プーチン氏は議席の過半数獲得に強気の姿勢を示したが、戦略の立て直しを迫られるのは必至だ。一方、メドベージェフ大統領は野党指導者に秋波を送っており、「大連立」も視野に入れ始めた可能性がある。

 「統一ロシアは国の政治的な安定の礎となってきた」とプーチン氏は5日の会議で訴えた。党の獲得議席は238にとどまる見通しだが、「(過半数の)226議席を維持しているので問題ない」と明言した。

 プーチン氏は08年の大統領選の際、ダークホースとみられていたメドベージェフ氏を早期に後継指名するなど、多くのサプライズを演出してきた。

 しかし今年の選挙戦では、大統領と首相の間で「ポスト交換案」を発表したが、逆に国民の反発を招き、手詰まり感が強まっている。

 プーチン陣営が新戦略の一つとする可能性があるのが、首相の肝いりで今年5月に発足させた超党派組織「人民戦線」を活用する案だ。

 人民戦線は退役軍人や労働組合といった幅広い勢力で構成し、今回の下院選では200人以上が統一ロシアから出馬。プーチン氏は大統領選出馬をめぐり、先月末の統一ロシア党大会で、公認候補指名を受けた。

 だが、下院選で党の不人気が顕著になったため、今後は人民戦線に軸足を移し、「国民を代表する候補」の側面を強調していく選択肢もありそうだ。

 下院選では共産党など野党3党が16〜35議席を上積みする見通し。メドベージェフ氏は5日、野党指導者に向けて「統一ロシアは協力の用意がある」と述べ、議会運営での協調を改めて呼びかけた。プーチン陣営が大統領選へ向けて大連立を組むシナリオが浮上する可能性がある。

 カーネギー国際平和財団「モスクワセンター」のシェフツォワ上級研究員は、「プーチン氏には(現職首相の)特権が多く残されており、路線変更はない」と予想した。長期支配への反発が強まっていることを自覚すべきだとし、「より多くの勢力を引き込む必要がある」と指摘した。

毎日新聞 2011年12月6日 東京朝刊

3527チバQ:2011/12/06(火) 21:10:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111206/erp11120620140006-n1.htm
揺らぐ「双頭体制」 大統領「公正」主張 米は批判
2011.12.6 20:12 (1/2ページ)
 【モスクワ=佐藤貴生】ロシア下院(定数450)選挙での大規模違反疑惑で、首都モスクワでは近年で最大規模となる反政府デモが行われたほか、米国政府も厳しく批判するなど、波紋が広がっている。与党「統一ロシア」を率いて選挙戦を戦ったメドベージェフ大統領は5日、「選挙は公正だった」と主張したが求心力は急速に低下しており、「双頭体制の継続」というクレムリン(大統領府)の戦略がどう推移するかが焦点になってきた。

 メドベージェフ大統領は、与党が前回選から約80議席も減らす事実上の大敗を喫したことについて、「(与党は)集められるだけの票を獲得したし、選挙は規則通り公正に行われた」と述べた。

 6日付の英字紙モスクワ・タイムズによると、動画投稿サイトのユーチューブには、ある人物が複数の投票所を回って何度も票を投じる「回転木馬」と呼ばれる違反の様子などが投稿されている。大統領は「いくつかの映像は見たが、見る価値もない」として信頼性に欠けるとの見方を示し、選挙の正当性は揺るがないとの立場を強調した。

 一方、モスクワ市内の5日夜の反政権デモには5千〜7500人が集結、「プーチンのいないロシアを」「やり直し選挙を」などと叫んだ。

 クリントン米国務長官は6日、訪問先のリトアニア・ビリニュスで、「露下院選は自由でも公正でもなかった」と厳しく批判。欧州の選挙監視員の中には、「投票箱の中に折りたたんで隠された票が入っていた」とメディアに証言する者も現れている。

 大統領は強腰で知られるプーチン首相とは対照的に、政治・経済の近代化やインターネットの全土拡充を掲げるなど、リベラル色をアピールしてきた。だが、名簿登載第1位で自ら統一ロシアを率いた今回の選挙で、プーチン氏との役割分担は破綻したとの見方が広がっている。

 メドベージェフ氏の大統領就任直前にインタビューして本を出版したジャーナリスト、スワニッゼ氏は産経新聞の電話取材に、「彼は与党を率いてプーチン氏の分身になってしまった。役回りが似合わないから(政治的求心力が)弱体化した」と分析。

 同氏は、来年3月の大統領選でプーチン氏が当選し、取り決めの通りにメドベージェフ氏が首相に転じたとしても、「期間はそう長くないかもしれない」と予測した。

3528チバQ:2011/12/07(水) 19:20:57
批判拡大に政権側動揺 プーチン氏、軌道修正示唆
 プーチン首相の与党「統一ロシア」が大幅に議席を減らしたロシア下院選が政権を動揺させている。このままでは来年3月の大統領選で首相が4年ぶりに大統領職に返り咲くシナリオにも影響が出かねない。政権側は6日、数千人が「反プーチン」を叫んだ前夜の野党集会に対抗して大規模な官製集会を開催、首相自身も政策の軌道修正を図るなど体制維持に躍起となった。

 「変わらないのは祖国への愛や人々に対する責任だ。しかし戦略はその時の優先課題によって違う。人は変わる。私自身もだ」。6日、モスクワでの与党活動家との会合。大統領職には「古いプーチン氏が戻るのか、新しいプーチン氏がなるのか」と問われた首相はそう答えた。

 過半数は維持したものの、暫定結果では4年前の選挙で獲得した315議席から77も減らす238議席にとどまった統一ロシア。不振の要因は「双頭体制」を組んできたメドベージェフ大統領とポストを交換し大統領職への復帰を目指すプーチン氏の政権長期化を有権者が嫌ったためと指摘される。

 この日の会合で首相は「長く政権の座にある党が批判されるのは当然だ」と強気を見せる一方、大統領復帰後に「閣僚や地方知事は刷新される」と述べ「変化」を強調。人事に慎重な首相としては異例の発言だ。汚職対策も約束し、「与党の腐敗」批判に配慮した。

 ▽不正の疑い

 下院選では政権側が大規模な不正を行ったとの指摘が多い。6日付のロシア紙ベドモスチは、選管が発表した与党の得票率が、世論調査機関の出口調査の結果よりも20ポイント近く上回ったと指摘。集計が操作された可能性を強く示唆した。

 欧州安保協力機構(OSCE)の選挙監視団は票の水増しがあったと指摘。共産党のジュガーノフ委員長は1991年のソ連崩壊後で最も汚い選挙だったと批判した。クリントン米国務長官の「(選挙は)自由でも公正でもなかった」との指摘に、ロシア外務省は6日「米国の選挙も完璧から遠い」と感情的に反論した。

 政権側は6日、モスクワのクレムリン脇の広場に若者1万人以上を動員し「勝利集会」を開催。5日夜、野党集会が数千人規模に膨れ上がったことへの危機感の表れだ。治安部隊は6日夜も、モスクワ中心部でネムツォフ元第1副首相ら300人以上を一時拘束し野党側を力で抑え込んだ。

 ▽意気消沈

 与党筆頭候補だったメドベージェフ大統領は5日の支持者会合で「過半数獲得は勝利だ」と強調したが、出席者によると「打ちひしがれ、支えを必要としているように見えた」(ベドモスチ紙)という。

 与党の退潮を受け、来年の大統領選でプーチン首相は自ら創設した政治運動体「全ロシア国民戦線」に軸足を置くとの観測が広がっている。政治学者ブーニン氏は、「双頭体制」は終わりプーチン氏を頂点とする上意下達の権力構造が復活するとの見方を示した。(モスクワ共同=佐藤親賢)

3529チバQ:2011/12/07(水) 19:21:19

http://mainichi.jp/select/world/news/20111207dde007030005000c.html
米国:反アサド連携強化 シリア政権崩壊見据え、大使帰任
 【ワシントン白戸圭一、パリ宮川裕章】シリアのアサド政権と反体制派の戦闘激化を受け、オバマ米政権が「アサド政権崩壊後」を見据えた外交を活発化している。クリントン国務長官は6日、訪問先のスイス・ジュネーブでシリアの反体制派と会談。さらに、10月下旬から米国に戻っていたフォード駐シリア大使が6日、シリアの首都ダマスカスの米大使館に帰任した。米政府は反体制派との連携を強化する構えで、アサド政権の反発が予想される。

 クリントン国務長官と会談したのは、シリアの穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」などで構成する反体制派連合体「シリア国民評議会」のメンバー。会談の冒頭、クリントン氏は「民主的な権力移行はアサド政権の排除にとどまらない」と述べ、アサド政権崩壊後の民主国家建設を評議会側に求めた。

 オバマ政権は依然、反体制派の統治能力に十分な確信を持っておらず、クリントン氏は会談で、国民評議会の民主国家建設へ向けた具体的な構想をただした模様だ。

 一方、フォード米大使のシリアへの帰任について、カーニー米大統領報道官は6日、声明を発表。「大使の帰任はシリア国民との連帯感を表している」と述べ、帰任後の大使が反体制派と緊密に連携することを示唆した。アサド政権の反発も予想されるため、報道官は声明で、外交官を保護する国際的義務を順守するようシリア政府に求めた。

 オバマ政権は今年1月、05年から空席だった駐シリア大使にフォード氏を任命してアサド政権との対話を模索したが、米側が民主化要求を支持したことで両国関係が悪化。米政府は10月22日、「大使の安全が脅威にさらされている」として、フォード氏を米国に戻していた。

 一方、フランス政府も6日、召還していたシュバリエ駐シリア大使をダマスカスに帰任させた。シリア国民への連帯を示すとともに武力弾圧の実態を調査するのが狙いで、外務省報道担当者はAFP通信に「安全面の懸念は払拭(ふっしょく)されていないが、シリア市民への連帯を示すため、シリアで勤務することが重要だ」と述べた。

 シュバリエ大使は11月16日、北部ラタキアの仏領事館などがアサド政権支持派とみられる暴徒に襲撃された事件を機に召還されていた。

毎日新聞 2011年12月7日 東京夕刊

3530チバQ:2011/12/07(水) 19:21:49
http://mainichi.jp/select/world/news/20111207dde007030028000c.html
イタリア:「大臣の涙」論争 財政「国民に痛み」発表会見で
 ◇いらついた72%/感動した28%
 【ローマ藤原章生】イタリアの女性閣僚で経済学者のエルサ・フォルネロ労働・社会政策相(63)が4日夜、記者会見で財政緊縮策を発表中に嗚咽(おえつ)したことが、議論を呼んでいる。コリエレ・デラ・セラ紙電子版の二者択一アンケートでは回答者約35万人の72%が「いらついた」とする一方、28%が「感動した」を選んだ。公の場での涙が珍しいイタリアならではの反応だ。

 フォルネロ氏は財政緊縮策で自身が担当する、年金の受給開始年齢を段階的に66歳に引き上げる改革を発表しようとした際、「(国民には)心理的にも負担となり、犠……」と言ったところで声を詰まらせた。横にいたモンティ首相が「犠牲と言いたかったんでしょう」と助け舟を出したが、フォルネロ氏は発表を続けられなかった。

 モンティ政権は11月12日のベルルスコーニ内閣総辞職を受け発足した専門家による内閣。追い出された形の元与党連合「北部同盟」のマローニ前内相は5日の国営放送で「ちょっと悲壮。大臣というよりハリウッド俳優みたいだね」と早速皮肉たっぷりに語った。人気コメディアン、フィオレッロ氏も国営放送の人気番組で「かつては政府の緊縮策で国民が泣いたけど、大臣が泣くようじゃ、もう終わりだ」と揶揄(やゆ)した。

 コリエレ紙は「重責のストレスだろう」「人間的だ」「男が泣けば人情があると言われ、女が泣くと弱虫と言われる」とフォルネロ氏を擁護する識者の声を取り上げたが、「危機のイタリア」を象徴する出来事と伝えた。

 イタリアでは男性が会見で泣くことはまずなく、日本人の涙の会見が「珍しいもの」としてよく放映される。

毎日新聞 2011年12月7日 東京夕刊

3531チバQ:2011/12/07(水) 19:22:26
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/07/20111207ddm007030123000c.html
シリア:本格内戦の様相 離反兵や市民の反撃激化
 【カイロ和田浩明】シリアで民主化運動の武力弾圧を続けるアサド政権に対し、離反兵士や武装市民による反撃も激しさを増し、「全面的な内戦」(ピレイ国連人権高等弁務官)の様相を示し始めている。アサド政権はアラブ連盟の和平案受け入れを表明しつつも、大規模な軍事演習を実施し、外国による軍事面を含めた介入の動きをけん制している。

 国連推計によると、約8カ月間の騒乱の死者は4000人を超える。反体制派によると5日、中部ホムスで当局に殺害されたと見られる34遺体が発見され、他にも全土で50人が死亡するなど弾圧が緩む気配はない。シリア当局は離反兵士や武装市民を「武装テロリスト」と決めつけ、断固掃討する姿勢だ。

 シリア国営通信は「(反体制派も治安部隊に対する)誘拐や殺人を犯している」と批判。当局によると、治安部隊の死者は1100人に上り、5日は中部ハマとホムス、北部アレッポで戦死した計11人が埋葬された。

 離反兵士団体「自由シリア軍」のマリク・クルディ副司令官は6日、毎日新聞の電話取材に「国軍や治安部隊への攻撃を続けている」と語った。ホムスは治安部隊と離反兵士の衝突の「最前線」の一つになっており、副司令官は、5日に装甲車2台を破壊したと主張。3日には北部のトルコ国境付近で軍事施設を襲撃したという。

 国営通信によると、ムアレム外相は5日、アラブ連盟のアラビー事務局長に書簡を送り視察団受け入れを含む和平案の受け入れを表明した。だが、シリア側は条件として、外国介入の拒否と、アラブ連盟による経済制裁と連盟加入の資格停止処分の解除を要求。連盟側は対応を協議中だ。

 国連のピレイ弁務官は、国連安全保障理事会に対し、シリア問題の国際刑事裁判所(ICC)への付託を求めている。

 フランスが「民間人保護区域」設定を提唱するなど介入の動きを見せており、シリア軍は4日、「(外国部隊との)戦争を想定した実弾演習」(国営メディア)を実施、ミサイル発射実験を行った。

毎日新聞 2011年12月7日 東京朝刊

3532チバQ:2011/12/07(水) 22:09:46
>>3372
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111207/mds11120720450006-n1.htm
前大統領を収監 強姦などの罪で イスラエル
2011.12.7 20:45

7日、自宅を出たところで記者団に囲まれるイスラエルのモシェ・カツァブ前大統領(AP)
 部下の女性に対する強姦などの罪に問われ、11月に禁錮7年の実刑判決が確定したイスラエルのモシェ・カツァブ前大統領が7日、同国中部の刑務所に収監された。イスラエルの大統領経験者が収監されるのは初めて。カツァブ受刑者は無罪を主張していた。

 判決によると、カツァブ受刑者は観光相だった1990年代後半、事務所などで部下の女性に性的暴行をした。大統領だった2000〜07年には、大統領公邸で別の女性職員2人を無理やり抱き締めるなどした。(共同)

3533チバQ:2011/12/07(水) 22:13:47
>>3484>>3497>>3507>>3509>>3517-3518
>>3521>>3524-3528

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011120702000181.html
ロシア 続く「反プーチン」 デモ隊500人拘束
2011年12月7日 夕刊

 【モスクワ=原誠司】ロシア下院選での不正疑惑をめぐりプーチン首相の退陣を求める大規模デモが続いているモスクワで六日、デモ隊とプーチン氏を支持する青年組織「ナーシ」などが衝突し、双方の計約三百人が警察に拘束された。インタファクス通信などが伝えた。第二の都市サンクトペテルブルクでも、デモ参加者約二百人が拘束された。

 デモ会場となったモスクワ中心部の凱旋(がいせん)広場には数千人が集結。拘束者にはデモを呼び掛けた反政権勢力のネムツォフ元第一副首相が含まれるほか、リベラル系野党ヤブロコのミトロヒン代表も一時拘束されたという。

 政府はクレムリン(大統領府)周辺などに内務省の治安部隊を配置して警戒を強めている。

 不正疑惑をめぐっては、クリントン米国務長官が六日、訪問中のリトアニアの首都ビリニュスで「選挙に自由や公正はなかった」と批判。これに対してロシアのメドベージェフ大統領は同日「法に基づいて適正に行われた」と反論した。

 インターネット映像サイト「ユーチューブ」では、投票所の責任者が投票用紙を偽造したり、同じ有権者が複数の投票所で投票するなど、不正の様子として投稿された動画が公開されている。

http://www.asahi.com/international/update/1207/TKY201112070120.html
2011年12月7日10時58分
ロシア野党勢力代表者を次々拘束 反プーチン集会続く

 ロシア下院選で過半数の議席を維持したプーチン首相率いる与党への抗議行動が、6日夜もモスクワ中心部で続いた。野党勢力の代表者らが次々と拘束され、政党登録を認められず、下院選に参加できなかったリベラル系野党「国民自由党」のネムツォフ元第1副首相も拘束されたという。

 複数のロシアのニュース系インターネットサイトによると、モスクワ中心部の広場にネムツォフ氏らのグループなどが集まり、「プーチンのいないロシアを」「国民はプーチンを信じていない」などと叫んでいた。ネムツォフ氏は合流しようと地下通路を歩いていたところ、特殊部隊員らに拘束されたという。

 ほかにも抗議に加わった人権活動家やジャーナリストら約250人が拘束された。同じ場所では親プーチン首相の青年活動家らも集まり、首相や与党を応援する集会を開いていたが、取り締まりの対象にはならなかったという。

 ネムツォフ氏が共同代表を務める政治団体「連帯」は5日夜にも別の広場で抗議集会を開き、インターネット上で政権批判をしている著名ブロガー、アレクセイ・ナバリニさん(35)ら約300人が拘束されていた。(モスクワ=関根和弘)

3534チバQ:2011/12/07(水) 22:14:34
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201112070015.html
下院選出馬の野党党首ら拘束=反プーチン集会3日目―モスクワ2011年12月7日8時6分

 【モスクワ時事】ロシア下院選で不正があったとして、プーチン首相の退陣などを求める数千人規模の抗議デモが続いているモスクワの中心部で6日、下院選に出馬したリベラル野党ヤブロコのミトロヒン党首が警察当局に一時身柄を拘束された。インタファクス通信などが伝えた。

 ヤブロコは下院選で3.43%を得票したが、議席獲得に必要な最低ラインに届かなかった。

 一方、デモの呼び掛け人である野党勢力・連帯の指導者ネムツォフ氏もこの日、デモ会場となっている凱旋(がいせん)広場近くで拘束された。 


[時事通信社]

3535チバQ:2011/12/07(水) 22:17:12
>>3495-3496
http://www.afpbb.com/article/politics/2844421/8172609?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
米国、イラン国民向け「仮想大使館」を開設
2011年12月07日 13:31 発信地:ワシントンD.C./米国

【12月7日 AFP】米国は6日、1980年以来国交のないイランの市民に向けたウェブサイト「バーチャル(仮想)在イラン米国大使館」を開設した。厳しいネット規制を敷くイラン当局の「電子のカーテン」を突き抜けてイラン市民に情報を発信する。

 ウェブサイトは、米国の各政策、査証情報、米国営ラジオ放送ボイス・オブ・アメリカ(Voice of America)からのニュース、SNSへのリンクなどを英語とペルシャ語で提供しているほか、査証申請書のダウンロードも可能だ。

 ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)国務長官は同サイトに、米国とイランの人々が「自由に恐れることなく」交流する道を切り開くものだとの、ビデオメッセージを寄せている。

 また、「バーチャル大使館」の開設を発表したウェンディ・シャーマン(Wendy Sherman)国務次官(政治担当)は記者会見で、米国へのイラン人留学生の増加につながればとの期待を示した。
 
 米国際教育研究所(Institute of International Education、IIE)によると、2010学年度に米国で学ぶイラン人留学生の数は前年比で19%増加している。

 だが、イラン政府は、すでにクリントン国務長官が10月に「バーチャル大使館」構想を発表した時点で、内政干渉を意図したものだとサイトの開設に反発している。(c)AFP/Shaun Tandon

3536チバQ:2011/12/07(水) 22:18:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111207-00000005-mai-int
<イラン>英大使館襲撃参加者の一人、指導部の関与を否定
毎日新聞 12月7日(水)1時6分配信

 【テヘラン鵜塚健】イランのテヘランで先月、英国大使館がイラン革命防衛隊傘下の民兵組織バシジに襲撃された事件で、襲撃に加わった一人が毎日新聞に対し「自分たちで考えてやった」と証言した。襲撃に際して大使館を警護する治安要員が制止しなかった可能性があることから、事件への体制指導部の関与を指摘する声もあるが、これを否定した形だ。英国は自国のイラン大使館を閉鎖するなど猛抗議している。

 取材に応じたのは、大学で機械工学を専攻するファルハド氏(21)で、襲撃の理由について「過去に英国がイランに介入した歴史を振り返れば、当然の報いだ」と正当化した。

 英国は19世紀以降、イランを半植民地化し石油やたばこなどの利権を独占した経緯がある。ファルハド氏は「(そんな英国が)核問題で口をはさむのはおかしい」と反発もした。

 先月29日に起きた事件では、数十人のバシジの学生らが大使館に乱入。建物のガラスを割ったり書類を破り捨てたりした。だが、ファルハド氏は「私は破壊行為はしていない。館内でイスラム教の祈りをささげていただけだ」と語った。

 イランの核開発に対し、米欧は経済制裁を強化して封じ込めを進めてきた。これに反発するファルハド氏は、何度も英国大使館前で行われた抗議行動に参加してきたという。

 ファルハド氏は「イランは核兵器を持たないと宣言しているが、米国やイスラエルは既に核兵器を大量に保有する。米国はイラクやアフガニスタンで、イスラエルはパレスチナ自治区で多くの市民を殺害してきた。イラン(の核問題)とどちらが大きな問題なのか」とも主張した。

3537チバQ:2011/12/07(水) 22:20:36
>>3438>>3466>>3498
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011120700882
パキスタン大統領、辞任の準備?=「健康診断」の出国が臆測呼ぶ
 【ニューデリー時事】パキスタンのザルダリ大統領が6日、突然ドバイ入りしたことが辞任への準備ではないかとの臆測を呼んでいる。きっかけは米誌が同日、大統領が「軽い心臓発作を患ってドバイに搬送され、米政府内で辞任観測が高まっている」と報じたこと。パキスタン大統領府は7日、渡航は「健康診断が目的」と説明したが、国内でスキャンダルを抱える大統領だけに動静が注目されている。
 パキスタンでは先月、ザルダリ政権が軍の影響力排除を米国に要請した極秘メモが発覚し、「メモゲート」事件として一大スキャンダルに発展。大統領の関与の有無が焦点になっている。(2011/12/07-18:51)

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3538チバQ:2011/12/07(水) 22:25:47
>>3324>>3383>>3399>>3410>>3421
>>3426>>3446>>3529>>3531
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111207-00000007-mai-int
<シリア>本格内戦の様相に アサド政権が大規模軍事演習
毎日新聞 12月7日(水)1時10分配信

 【カイロ和田浩明】シリアで民主化運動の武力弾圧を続けるアサド政権に対し、離反兵士や武装市民による反撃も激しさを増し、「全面的な内戦」(ピレイ国連人権高等弁務官)の様相を示し始めている。アサド政権はアラブ連盟の和平案受け入れを表明しつつも、大規模な軍事演習を実施し、外国による軍事面を含めた介入の動きをけん制している。

 国連推計によると、約8カ月間の騒乱の死者は4000人を超える。反体制派によると5日、中部ホムスで当局に殺害されたと見られる34遺体が発見され、他にも全土で50人が死亡するなど弾圧が緩む気配はない。シリア当局は離反兵士や武装市民を「武装テロリスト」と決めつけ、断固掃討する姿勢だ。

 シリア国営通信は「(反体制派も治安部隊に対する)誘拐や殺人を犯している」と批判。当局によると、治安部隊の死者は1100人に上り、5日は中部ハマとホムス、北部アレッポで戦死した計11人が埋葬された。

 離反兵士団体「自由シリア軍」のマリク・クルディ副司令官は6日、毎日新聞の電話取材に「国軍や治安部隊への攻撃を続けている」と語った。ホムスは治安部隊と離反兵士の衝突の「最前線」の一つになっており、副司令官は、5日に装甲車2台を破壊したと主張。3日には北部のトルコ国境付近で軍事施設を襲撃したという。

 国営通信によると、ムアレム外相は5日、アラブ連盟のアラビー事務局長に書簡を送り視察団受け入れを含む和平案の受け入れを表明した。だが、シリア側は条件として、外国介入の拒否と、アラブ連盟による経済制裁と連盟加入の資格停止処分の解除を要求。連盟側は対応を協議中だ。

 国連のピレイ弁務官は、国連安全保障理事会に対し、シリア問題の国際刑事裁判所(ICC)への付託を求めている。

 フランスが「民間人保護区域」設定を提唱するなど介入の動きを見せており、シリア軍は4日、「(外国部隊との)戦争を想定した実弾演習」(国営メディア)を実施、ミサイル発射実験を行った。

3539チバQ:2011/12/07(水) 22:26:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111207/mds11120700420000-n1.htm
ヒズボラはシリア政権支持 指導者が演説
2011.12.7 00:40
 レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ナスララ師が6日、シーア派宗教行事アシュラに合わせてベイルートで演説し、反体制デモ弾圧を続ける隣国シリアのアサド政権について「(イスラエルと)闘争している政権だ」と指摘、あらためて支持を表明した。

 ヒズボラにとってシリアはイランと並ぶ最も重要な支援国。ヒズボラは2006年にイスラエルと激しい戦闘を展開してアラブ世界で英雄視されたが、最近はアサド政権支持を続けていることでシリア反体制派などから批判されている。

 ナスララ師は06年以降、イスラエルによる暗殺を恐れて隠密行動を取っており、公に姿を現すのは異例。(共同)

3540チバQ:2011/12/07(水) 22:29:42
>>3303-3304>>3348-3350
>>3440-3343>>3451-3456あたり
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111207-00000064-mai-int
<イエメン>挙国一致内閣が発足へ 一方で治安悪化も
毎日新聞 12月7日(水)19時30分配信

 【カイロ和田浩明】サレハ大統領が権限移譲案に署名したイエメンで、与野党勢力が参加した挙国一致内閣が一両日中に発足する見通しとなった。しかし、首都サヌアでは7日も大統領派と反大統領派の戦闘が断続的に続き、南部タイズでは大統領派の市街地砲撃で過去1週間に30人以上が死亡している。治安の悪化が平和的な権限移譲の障害となる可能性もあり、事態は流動的だ。

 挙国一致内閣の発足時期についてバシンドワ新首相はロイター通信に「7日夕か8日までに発足」と述べた。野党幹部も中東メディアに同趣旨の発言をしている。組閣はサレハ氏が11月23日に署名した権限移譲案に基づくもので、来年2月21日に予定される大統領選挙実施に向けた重要な通過点だ。

 しかし、署名後も国内では戦闘が続いており、タイズでは大統領側の共和国防衛隊が反大統領派の有力部族長の率いる武装集団と衝突。市街地に砲撃するなどした。タイズの地元記者によると、両派はハディ副大統領が派遣した調停委員会の説得を受け入れ、市内から退却中だという。

 一方、サヌアの報道関係者によると、北部ハサバ地区では7日も大統領派軍部隊と反大統領派の武装集団が衝突した。

3541チバQ:2011/12/07(水) 22:33:08
>>2875

>>2147によると駐印大使
つまり、寝返り組同士じゃんかい・・・
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111129/mds11112919430006-n1.htm
司令官射殺はやはり「内部犯行」 リビアの国民評議会
2011.11.29 19:38 [政変・反政府デモ]
 リビアを統治する「国民評議会」は28日、内戦中の7月に同評議会のオベイディ軍最高司令官が射殺された事件に、国民評議会で副首相役を務めていたエサウィ氏が関与していたと発表、「内部犯行」だったと認めた。ロイター通信が伝えた。

 エサウィ氏は地元テレビに対し、関与を否定しているという。

 国民評議会によると、事件にはエサウィ氏を含む7人の関与が疑われ、うち3人が既に逮捕されているという。

 カダフィ政権で公安相を務めていたオベイディ氏は7月末、北東部ベンガジ周辺で武装勢力に射殺された。国民評議会は多様なグループの寄せ集めで、当初から内部犯行の疑いが出ていた。(共同)

3542チバQ:2011/12/07(水) 22:38:16
>>3329>>3418-3419>>3429-3430>>3434>>3448-3450
>>3478>>3483>>3505
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111207/mds11120722270008-n1.htm
個人枠でも躍進 エジプトの自由公正政党、人民議会選で
2011.12.7 22:27
 エジプトの穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の自由公正党は7日、先月下旬の人民議会(国会、508議席)選の第1回投票と今月5〜6日の決選投票で、個人枠の36議席を獲得したとの声明を出した。

 決選投票の選管公式発表はない。同党は政党名簿の比例枠で約37%を得票し、ムバラク政権後初の国政選挙で躍進。同枠で約24%を得票した、より厳格なイスラム系の「光の党」も決選投票で議席を増やしているとみられる。

 地域別に3回に分けて行われる同議会選の第1回投票はカイロなど9県で実施。今月14日からと、来年1月3日から第2、3回投票が行われる。カイロの一部選挙区では、投票箱の紛失などのため再投票が実施されることになっている。(共同)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011120700783
イスラム政党、小選挙区も圧勝=議席の8割超獲得−エジプト議会選
 【カイロ時事】5、6の両日実施されたエジプト人民議会(定数508)選挙の小選挙区枠での第1回決選投票は7日までの開票作業で、比例代表枠で躍進した穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の自由公正党などイスラム政党が議席の80%超を獲得する見通しとなった。地元メディアが伝えた。
 比例代表枠では、自由公正党とイスラム原理主義の厳格派「光の党」がそれぞれ主導する二つの選挙連合の得票率が、合わせて約60%に達した。小選挙区も56議席中、この2党で44議席を獲得する見込み。(2011/12/07-18:35)

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3543チバQ:2011/12/07(水) 22:38:46
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011120702000028.html
エジプト1区得票2位 イスラム厳格派台風の目
2011年12月7日 朝刊

 【カイロ=今村実】ムバラク独裁政権後の国のあり方を問うエジプトの人民議会(定数五〇八)選で、厳格派のイスラム原理主義政党「光の党」(アンヌール)が、第一区の比例代表の得票で二位につけ、台風の目となっている。国内外で警戒感が広がる中、本紙取材に応じた同党幹部サメハ・ガザール氏は「残りの選挙区はより多くの支持を得られるだろう」と自信を見せた。

 四日発表の第一区比例代表では24・4%を得票し、穏健派の原理主義組織ムスリム同胞団系の自由公正党(36・6%)に次いだ。

 イスラム法(シャリア)の厳格な適用を主張。政党結成が六月と遅く、有権者の幅広い支持は、事前予想を超えた。

 だが、ガザール氏は「古くから(社会福祉)活動を通じ、人々はわれわれの候補者をよく知っている。実際の手応えからして、得票は予想より少なかったぐらいだ」と語る。

 自由公正党との連携が実現すれば、議会の六割を、イスラム原理主義勢力が占める可能性がある。同氏は「その質問は時期尚早だ」としつつ、「もし国益になると判断したら、ためらわないだろう」と否定しなかった。

 国家の宗教色が強まることへの懸念については「あらゆる改革のための包括的な政策を用意している。われわれのイスラム法の実行とは経済の発展や社会正義、自由の実現を意味し、アフガニスタン(イスラム原理主義タリバン旧政権)の再現をしようというのではない」と強調した。

 その上で「エジプト経済にとり主要産業の観光業は重要だが、外国人旅行客はその国のルールや文化に敬意を払わなければならない。例えば公共の場でアルコールを提供するのは反対だ」と語った。

 第一区は、選挙区制の決選投票が五日始まった。来月初めにかけて第二、第三区でも投票が実施される。

3544チバQ:2011/12/07(水) 22:39:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=tha_30&amp;k=2011120600554
ヌール党
 ヌール党 初期イスラムの原則や精神への回帰を唱えるサラフ主義のエジプト政党。シャリア(イスラム法)の厳格な適用を目指す。ムバラク政権崩壊後の今年6月に創設された。指導者はエマド・ガッファール氏。シャリアの枠内での社会的自由の容認、公益を損なわない範囲の自由経済競争、公的部門の雇用拡大、イスラム教スンニ派最高権威機関アズハルの政府からの完全独立を政策要綱に掲げた。女性は家庭内の役割を重視すべきだとして、職種を制限するとしている。(カイロ時事)(2011/12/06-16:11)

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3545チバQ:2011/12/07(水) 22:41:08
http://www.afpbb.com/article/politics/2843921/8163846?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
エジプト人民議会選、イスラム政党が躍進
2011年12月05日 10:45 発信地:カイロ/エジプト
【12月5日 AFP】エジプトで11月下旬に行われたムバラク政権崩壊後初の人民議会(下院)選の第1回投票の比例代表の開票結果で、イスラム主義政党3党が有効投票総数の65%を獲得し、大躍進した。

 選挙管理委員会が4日発表した結果によると、穏健派イスラム原理主義組織のムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)系の「自由公正党(Freedom and Justice Party)」が得票率36.6%で首位。厳格なイスラム原理主義を掲げる「ヌール党(Al-Nur)」が24.4%で続き、穏健派イスラム政党「ワサト党(Al-Wasat)」も4.3%を獲得した。

 一方、世俗派リベラル勢力は、主要勢力の政党連合「エジプト連合(Egyptian Bloc)」が13.4%を獲得するにとどまった。

 第1回投票の結果は、5日行われる小選挙区の決選投票終了後に確定する。第2回投票は今月、第3回は来年1月に実施される予定。(c)AFP/Samer al-Atrush

http://www.cnn.co.jp/world/30004808.html
エジプト議会選決選投票開始、イスラム優勢にリベラル派が警戒
2011.12.05 Mon posted at: 09:53 JST

(CNN) エジプトの人民議会(下院)選挙は先週の第1回目の投票に続き、5日から小選挙区の決選投票が始まる。比例代表枠ではイスラム勢力の優勢が鮮明になったが、決選投票の結果によってはこの勢力図が変わる可能性もある。

小選挙区枠の決選投票は5日から6日にかけての2日間で実施される。11月28〜29日に行われた第1回目の投票では4議席が確定したものの、残りの議席はどの候補も過半数を獲得できず、結果は決選投票に持ち越された。

比例代表枠ではイスラム組織ムスリム同胞団系の穏健派政党「自由公正党」が40%、保守的イスラム教徒の政党「ヌール党」が20%を獲得するなど、イスラム系の政党が躍進した。

しかし大統領選に出馬予定のアマル・ムーサ前アラブ連盟事務局長は4日のCNNの取材に対し、議会の最終的な勢力図は決選投票によって変わる可能性があると述べ、第1回投票の結果を受けてリベラル系などの勢力は警戒感を強めるだろうと指摘。「最終的な結果はもっと均衡の取れたものになるだろう」と予想した。

エジプトでイスラム勢力が躍進したことについて、イスラエルのバラク国防相は4日、「非常に問題が大きい」と警戒感をにじませた。イスラエルのネタニヤフ首相も同日、「エジプトでどのような勢力が実権を握ったとしても、イスラエルとの和平合意を維持することの重要性を認識することを望む」と牽制(けんせい)している。

3546チバQ:2011/12/07(水) 22:42:27
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2011120500680
年内に本格介入も=ソマリアの過激派打倒へ−エチオピア外相
 来日したエチオピアのハイレマリアム副首相兼外相は5日、都内の日本記者クラブで会見し、ソマリアのイスラム過激組織アルシャバーブ壊滅を目指し、年内にもエチオピア軍がソマリアに本格介入する可能性があることを明らかにした。
 エチオピア軍の部隊は11月中旬にソマリアに進撃したと報じられているが、ハイレマリアム副首相は「間違っている。アルシャバーブが言い触らしているだけだ」と反論した。
 しかし「部隊を投入する用意はある」とも強調。ソマリア周辺各国軍の参謀が作戦のタイミングを協議中で、結論が出るまで「1〜2週間ではないか」と年内介入の可能性を認めた。アルシャバーブは弱体化しており「2〜3週間で完全掃討できる」と自信を示した。
 ただ「重要なのは介入後だ」とも指摘。「誰が政治的な真空状態を埋めるのか、各国で考えている。教訓を学習すべきだ」と述べ、20年も無政府状態が続くソマリア問題の難しさを訴えた。(時事)(2011/12/05-17:55

3547チバQ:2011/12/07(水) 22:44:42
>>3513>>3520
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20111207-OYT1T00569.htm
EU大統領、ユーロ共通債導入提案へ…独仏反対

【ロンドン=中沢謙介】8〜9日にブリュッセルで開かれる欧州連合(EU)首脳会議で、ファンロンパイEU大統領が、ユーロ圏17か国で共同発行する「ユーロ共通債」の導入検討を提案することが7日、明らかになった。


 ロイター通信などが伝えた。

 ただし、ドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ大統領は5日の共同記者会見で共に否定的な姿勢を示しており、EU首脳会議で本格的な議論になるかは不透明だ。

 共通債は、財政不安を抱える国でもユーロ圏全体の信用力を使って財政資金を調達できる仕組み。欧州の財政・金融危機解決の切り札との見方も多い。

 首脳会議ではまた、ファンロンパイEU大統領が、財政危機に陥った国に対する恒久的な支援制度「欧州安定メカニズム(ESM)」を、銀行の形で設立することも提案する。これにより、ESMは欧州中央銀行(ECB)から資金供給を受けられ、支援能力の向上が期待できる。

(2011年12月7日13時05分 読売新聞)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011120602000030.html
EU条約改正を提案 財政規律違反に自動制裁 独仏首脳
2011年12月6日 朝刊

 【パリ=野村悦芳】フランスのサルコジ大統領とドイツのメルケル首相は五日、パリの大統領府で会談した。両首脳は会談後の共同記者会見で、欧州財政危機の打開へ向け、欧州連合(EU)の基本条約改正を含む共同提案を発表した。サルコジ大統領は、少なくともユーロ圏十七カ国で新たな条約を締結する必要性を表明した。

 新条約には、財政規律の順守を各国憲法に定めるとともに、財政規律を守れない国に対し、自動的に制裁を発動することも盛り込むとしている。

 また、サルコジ大統領は会見で、ユーロ導入国が共同で債券を発行する「ユーロ共通債」の導入について、欧州債務危機の解決策にはならないと述べた。ユーロ共通債は、国債の買い取りに関する欧州中央銀行(ECB)の権限拡大とともに、当面の危機を乗り越えるために有効な方策としてユーロ圏で期待されているが、ドイツはインフレへの懸念などで反対の意思を明確にしていた。

 今後のEUの在り方に大きな影響を与える共同提案は、八、九両日にブリュッセルで開催されるEU首脳会議で主要議題となる。条約改正や新条約制定、ユーロ圏の財政統合強化については、通貨ユーロを採用していない英国などが反対する可能性もあり、先行きは不透明になっている。

 サルコジ大統領は一日の演説で危機克服のために「新たな条約」が必要になっていると強調。メルケル首相も二日にドイツ連邦議会で、「財政統合」を目指したEU条約の見直しの必要性を表明していた。

3548チバQ:2011/12/07(水) 23:03:34
>>3510
フランス語圏からベルギーの首相が選ばれるのは、ほぼ30年ぶり
http://www.afpbb.com/article/politics/2844230/8164884
ベルギー、新政権発足へ 政治空白は世界最長の540日に
2011年12月06日 12:48 発信地:ブリュッセル/ベルギー

【12月6日 AFP】昨年6月の総選挙以来、540日間も政治空白が続いていたベルギーで5日、国王アルベール2世(King Albert II)がワロン系社会党のエリオ・ディルポ(Elio Di Rupo)党首(60)を新首相に任命した。水曜午後に王宮で行われる就任宣誓をもって、ようやく新政権が発足する。

 世界最長期間の政治空白という不名誉な記録をもたらす事態となった、際限なく続く政治対立に業を煮やしていた1050万のベルギー国民にも、ようやく安堵(あんど)の時が訪れる。

 ディルポ氏は、イタリア移民の炭鉱作業員の家庭に生まれた貧困層の出身。フランス語圏からベルギーの首相が選ばれるのは、ほぼ30年ぶりのことで、社会党の首相誕生は1974年以来。

 近年、南部フランス語圏と富裕層の多い北部オランダ語圏の対立が深まるなか、連立政権には中道左派、中道右派の双方の政党が参加する見通しだ。閣僚も両言語圏から選ばれ、財務相には現外相のステフェン・ファンアケレ(Steven Vanackere)氏(47)、外相には現財務相のディディエ・レインデルス(Didier Reynders)氏(53)の就任が決まっている。

 ベルギーでは昨年6月の総選挙後、対立する政党間での新政権の樹立が難航し、政権が発足できない事態が1年半も続いていた。(c)AFP/Claire Rosemberg

3549チバQ:2011/12/07(水) 23:04:56
>>3300-3301>>3310>>3378
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2844314/8169238
南スーダン軍、民兵組織からの脱却の困難
2011年12月07日 15:51 発信地:ジュバ/南スーダン

【12月7日 AFP】今年7月に独立した南スーダン共和国の首都ジュバ(Juba)郊外。軍の司令部にあと200メートルのところまで近づくと、バイクタクシーの運転手は首を振り、それ以上、進むことを拒んだ。ジュバの街角は昼間はタクシーの客引きでにぎわうが、夜は閑散としている。治安部隊とすれ違うのを恐れているからだと運転手は言った。

 スーダンの反政府勢力として、南スーダンの独立をゲリラ戦で勝ち取ったスーダン人民解放軍(SPLA)の本部内に漂う緊張感と、兵士たちの疑い深いまなざしは、その重々しい壁の外側にいる市民の不信感に劣らなかった。「SPLAは21年間も内戦を戦ってきた。われわれの軍は南スーダンの人びとの革命と解放の使命を負っている」と軍のフィリップ・オージェ(Philip Aguer)報道官は述べた。

 その使命は果たされた。1月の住民投票でスーダン北部からの分離をほぼ満票で支持した南スーダンは7月9日、新たな国家として独立した。

■元ゲリラ戦闘員の社会復帰、軍近代化の障壁に

 今、南スーダン政府が注力しているのは、巨大な軍の専門化だ。そして内戦の間、ゲリラ戦闘員だった大勢の男性、女性、子どもたちを、雇用機会のほとんど用意されていない社会に復帰させることだ。「SPLAは、南スーダン正規軍に変わる」。名称変更は徐々にゲリラ兵士を減らし、平和を維持していく長く困難な過程の最初の一歩でしかないとオージェ報道官は強調する。軍情報部のマック・ポール(Mac Paul)副長官も「われわれは近代化を進めようとしているが、問題は元ゲリラ戦闘員たちの(社会への)再統合だ」と言う。

 2005年の包括和平合意以来、スーダンと南スーダンは法的には和平状態にあるが、両国は資源が豊富な国境の州を拠点とする互いの反政府勢力に、互いが資金提供していると非難の応酬を続けている上、脆弱な経済がいっそう安定を失っているため、新たな戦闘が勃発しかねない状況だ。

 南スーダンのサルバ・キール(Salva Kiir)大統領は8月、南スーダン政府と戦闘をしている勢力に対し、武装解除を条件に恩赦を申し出たが、これはSPLAの反乱組を軍に引き返させたばかりか、平時予算の1.4倍にまで軍事費を膨れ上がらせた。

 野党「スーダン民主改革のための人民解放運動(SPLM for Democratic Change)」のラム・アコル(Lam Akol)党首は、ゼロからの新国家建設に絶対的に必要とされているのは資金で、「平和の恩恵」を見出さなければ人びとは蜂起するだろうと言う。しかし、コスティ・ンガイ(Kosti Ngai)財務相は「治安関連の支出が異様に多いように見えるかもしれないが、ことは生死に関わる」と説明する。

 国連の「スーダン共和国における武装解除・動員解除・社会復帰計画(Sudan Disarmament, Demobilization and Reintegration Programme、DDR)」の下、軍の再編と軍事費削減の一貫として、南スーダン政府は兵士8万人と警官など治安要員7万人の解除を計画している。しかし、実際には軍に再び吸収される元反政府勢力と、解除される兵士の数が変わらない状況で、真の平和が訪れるまでDDRは効果がないという批判も聞こえている。SPLA特殊部隊の元訓練官リチャード・ランズ(Richard Rand)氏は、3〜5年で軍の再編が完了するという国際社会の予想は楽観的すぎると警告する。

 スーダンとの国境に位置するユニティ(Unity)州は、埋蔵石油が豊富であると同時に、南スーダン政府に対する反政府勢力が最も活発な地域で、駐屯する南スーダン軍の規模は拡大している。ある少将はこの基地の中庭で製粉作業をしていた男たちを指しながら、10月に80人が死亡した攻撃があった後、入隊した兵士たちだと話した。「こっちで掃除をしているのは、降伏した者たちだ」。物資と銃をもらえるという約束につられた農民たちだという。

 この少将もまた、南スーダンに対する反政府勢力を裏で支えているのはスーダン政府だという南側の主張を繰り返し、南の離反者を北が利用し続ける限り、南スーダン軍も離反者を取り込むことを止めないだろうと語った。(c)AFP/Hannah McNeish

3550チバQ:2011/12/07(水) 23:05:40
http://www.afpbb.com/article/politics/2843157/8138567?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
南スーダン、帰還民の再定住進まず 「敵意」にも直面
2011年11月29日 15:10 発信地:ルンベク/南スーダン

【11月29日 AFP】南スーダンの独立は北部のスーダンから数千人の帰還を促したが、新しいより良い生活への希望はついえようとしている。多くの帰還民たちが、いまだに、帰還民のための一時収容キャンプで日々生きていくのがやっとという生活を送っているのだ。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が帰還民支援のために中部レイク州ルンベク(Rumbek)に建設したキャンプでは、れんがやビニールシートに覆われた小屋に60家族が暮らしている。3か月前にスーダンの首都ハルツーム(Khartoum)から再定住を求めて来たものの、南スーダン政府から土地が与えられず、キャンプでの滞在期間は延びる一方だ。また、帰還民の大量流入により、生活環境は益々悪化している。

 国際移住機関(International Organisation for Migration、IOM)によると、2010年10月以来、南スーダンに帰還した南スーダン人は34万人以上にのぼる。レイク州だけで、この1年間に推定1万7000人以上が帰還した。

 関係当局によると、北からの帰還民の多くは、雇用確保や法的地位への不安から帰還を決意した。スーダン政府は、7月9日に南部が南スーダンとして独立したのを機に、同国に住む南スーダン人に対し、9か月以内に帰還するか正規のスーダン国民になるよう通達を出していた。

■人口の半分が貧困層

 スーダンと南スーダンの間では戦闘が勃発し、緊張が高まっていることもあり、各支援団体は帰還民の再定住に向けた取り組みを強化している。

 今月10日には南スーダンの難民キャンプが空爆され、少なくとも11人が死亡する事件があった。国際社会はスーダン政府を強く非難したが、同政府は関与を否定している。

 スーダンと南スーダンは、いまだに、国境線の画定や歳入・債務の配分で合意できていない。南スーダンは豊富な石油埋蔵量を誇るが、スーダン政府から長年顧みられてこなかったこともあり、公共サービスやインフラが整備されていない。世界銀行(World Bank)によると、南スーダンの人口800万人のうち半数以上が貧困生活を送っている。

■地元民からの敵意も

 ルンベクの当局者は、帰還民の再定住を進めるために2年間は無償で土地を貸与する考えを示した。

 南スーダンで生活を一から始める困難とは別に、地元民の反感に直面する帰還民もいる。20年以上続いた北部との内戦中に北部の軍や警察に所属していればなおさらだ。

 ある帰還民は、「まずは居を定めて、国の発展に積極的に貢献していきたい」と話した。(c)AFP

3551チバQ:2011/12/07(水) 23:06:09
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111125/plc11112501380001-n1.htm
南スーダンPKO 陸自先遣隊派遣大幅ずれ込みへ 宿営地確保メド立たず 日本政府の調整能力に不信感
2011.11.25 01:38 [自衛隊]

 南スーダンの国連平和維持活動(PKO)への陸上自衛隊施設部隊派遣を控え、陸自の活動拠点となる宿営地がまだ確保できていないことが24日、分かった。首都ジュバでバングラデシュ軍が使用する兵舎を引き継ぐはずだったが、国連が同国軍の活動延長を求めたため、兵舎に空きがなくなった。これにより年明けに予定していた先遣隊数十人の派遣は大幅にずれ込む公算が大きい。

 複数の政府高官が明らかにした。政府は24日、国連南スーダン派遣団(UNMISS)の司令部要員として陸自隊員2人を28日に出発させると発表したが、政府の調整能力不足は国際社会に不信感を広げている。

 南スーダンは7月に分離独立し、旧スーダンでは南北内戦後の包括和平合意に基づき2005年3月から別のPKO部隊が展開している。バングラデシュ軍は旧スーダンPKOに約1500人規模の歩兵・工兵部隊を派遣し、その後、UNMISSに部隊の活動を移行させた。政府と国連の調整では、バングラデシュ軍が年内で活動を終え、ジュバ空港近くの兵舎を陸自に明け渡す予定だった。

 ところが、国連は11月になってバングラデシュに活動延長を要請。バングラデシュもこれに応じる意向を示したため、兵舎明け渡しの時期が白紙に戻ってしまったという。

 政府は、兵舎新設には時間がかかりすぎるため、次善の策として、バングラデシュ工兵部隊より先に活動を終える見通しの同軍歩兵部隊の撤収を待ち、先遣隊を送る検討に入った。

 だが、時期は不透明な上、先遣隊派遣が遅れれば、2〜3月を予定していた施設部隊本隊(200人弱)の派遣も遅れかねない。南スーダンは5月から雨期に入るため、この時期まで本隊派遣がずれ込めば活動が大きく制約される可能性がある。

3552チバQ:2011/12/07(水) 23:11:24
http://www.cnn.co.jp/world/30004838.html
連続自爆テロで60人死亡、宗派間対立か アフガンでは異例
2011.12.07 Wed posted at: 09:47 JST
カブール(CNN) アフガニスタンの首都カブールなどで6日、イスラム教の少数派シーア派の信者を狙ったとみられる自爆テロが相次ぎ、60人が死亡、200人以上が負傷した。同国で宗派間の対立による大規模テロはこれまでほとんど起きていなかった。

カブールではシーア派の礼拝堂で自爆テロがあり、厚生当局によると46人が死亡、193人が負傷した。この日は「アシュラ」と呼ばれるシーア派の祝日にあたり、礼拝堂には信者が集まっていた。犠牲者には女性や子どもも多数含まれるという。

また、北部バルフ州の州都マザリシャリフでは同日、交通量の多い交差点で爆発があり、警察によると4人が死亡、21人が負傷した。警察は「敵は大切な祝日を恐怖に陥れようとした」と話している。

両事件の間の関係は不明。同国の反政府武装勢力タリバーンは関与を否定した。一方、過去にシーア派を狙ったテロ事件を起こしているパキスタンのスンニ派組織「ラシュカレジャングビ」関連勢力の広報を名乗る男が、パキスタンのラジオ局に対して犯行を認める声明を出した。

ラシュカレジャングビは国際テロ組織アルカイダやパキスタンのタリバーンとの関連が指摘され、パキスタンの首都イスラマバードのホテルで2008年に起きた自爆テロ事件にも関与したとされる。

イスラム教の宗派間の対立によるテロはイラクでは頻発しているが、アフガニスタンでこれほどの犠牲者を出すのは異例。

3553チバQ:2011/12/07(水) 23:12:25
>>3548
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111207/erp11120701420001-n1.htm
ベルギー新政府発足 1年半の政治空白に幕
2011.12.7 01:41

ブリュッセルで6日、首相の就任宣誓式に臨み国王のアルバート2世(右)と握手するディルポ氏(AP)
 【ロンドン=木村正人】北部オランダ語圏と南部フランス語圏の「言語対立」を背景に541日にわたり正式政府の不在が続いていたベルギーで5日、ようやく6党の連立交渉がまとまり、6日に新政府が発足した。米格付け会社が11月末にベルギー国債を格下げ、さらに追加格下げの見通しを示したため、6党が危機感を募らせ、結束した。

 2010年4月、言語対立の象徴である「ブリュッセル首都圏連邦選挙区」の分割問題をめぐりオランダ語圏、フランス語圏の5党の連立政権が崩壊、同年6月の総選挙で、オランダ語圏フラマン地域の分離独立を目指す中道右派・新フランドル同盟(N−VA)が第一党に大躍進した。

 連邦維持を主張するフランス語圏ワロン系の各党がN−VAとの連立に否定的で、連立交渉が暗礁に乗り上げていた。しかし、政治空白の長期化を理由にベルギー国債が格下げされ、N−VAを除く6党の交渉が加速。フランス語圏の社会党のディルポ党首を首班とすることで合意した。

 ディルポ氏は5日夜に国王アルベール2世を訪ね、組閣を報告、了承された。新内閣は6日、国王立ち会いの下、就任宣誓式を行った。フランス語圏出身の首相就任は約32年ぶり。

3554チバQ:2011/12/07(水) 23:46:23
>>3473>>3479-3480>>3489-3491
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111207/mds11120709120002-n1.htm
大統領選の結果発表延期 コンゴ選管、混乱加速も
2011.12.7 09:11
 レアメタル(希少金属)が豊富なアフリカ中部のコンゴ(旧ザイール)からの報道によると、同国選挙管理委員会は6日、11月28日に投票が行われた大統領選の暫定結果の発表を、当初予定していた12月6日から8日まで延期すると表明した。開票作業の遅れが理由としている。

 大統領選をめぐっては野党側が不正を主張、野党支持者と治安部隊の衝突が続発するなど混乱が続いている。結果発表の延期は混乱を加速させる恐れもある。

 選管はこれまでに全国約6万3千カ所の投票所のうち、3分の2で開票作業を終了、現職のカビラ大統領が約46%を得票してリードしている。有力対抗馬のチセケディ元首相の得票率は約36%。(共同)

3555名無しさん:2011/12/08(木) 01:02:24
>>3499
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20111202/dms1112021219009-n1.htm
理不尽レイプ…犯された女性が刑務所に入れられた理由★世界仰天ニュース

2011.12.02
. . アフガニスタン・カブール郊外の刑務所で赤ん坊を抱き、ベールで口を隠している女性の名前はグルナスさん(21)。

 2年前、いとこの男にレイプされ妊娠。警察に訴えたが、裁判所の判断は「その男と結婚しろ。さもなくば12年の刑」というものだった−と米CNNテレビが報じた。

 彼女は19歳のとき、母が病院に出かけたスキにいとこにレイプされた。

 レイプされたことが地域で知られると、それだけで「地元の面汚し」として殺されたり、そしりを受けるため、彼女は沈黙を守っていた。だが、間もなく妊娠していることが判明。ここで双方の家族が交渉し、カネで片を付けようとしたが決裂。彼女は「レイプされた」と警察に届け出た。

 ところが、警察は「事件から4カ月も経っており、レイプは証明できない」とし、「2人は数回性交渉をもっており、これは姦通罪に当たる。婚外交渉という恥さらしな行為で刑務所に入りたくなければ、その男と結婚して子どもを生め。さもなくば12年の刑だ」と言われたのだという。

 若い女性がレイプされても、「合意の上」と判定され、女性にも罪があるとされるのが、アフガニスタンの現状だ。

 「欧米では考えられないこと」とアフガン女性の人権問題を危惧するEU(欧州連合)がドキュメンタリー番組を作るため彼女に接触。このほどCNNも彼女にインタビューした。

 こうした取材活動がきっかけになったのかどうか、突然、刑期は「3年」に軽減されたが、今も彼女は子どもとともに刑務所の中。驚くことに、彼女はそのレイプ犯と結婚し、子どもを育てていく決意だという。

 このニュースを後追いした英デーリー・メール紙は「女性に対する暴力やレイプは2000件を超すが、起訴されたのはわずかに155件。その多くのケースで女性も“姦通”で厳しく罰せられることがある」と報じた。

3556チバQ:2011/12/08(木) 12:15:43
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/08/20111208ddm007030124000c.html
ロシア下院選:野党の抗議、本格化 体制批判に拡大も
 【モスクワ大前仁】ロシアで4日に投開票された下院選では、政権与党「統一ロシア」がかろうじて過半数議席を維持したが、野党関係者らが「大規模な不正があった」と抗議運動を本格化させている。来年3月実施予定の大統領選ではプーチン首相の返り咲きが確実視されているが、国民が「プーチン体制の長期化」への反発をさらに強めれば、国内政治が不安定化する可能性もある。

 モスクワやサンクトペテルブルクでは投開票日の4日以降、結果の暫定速報などを受けて「不正」を訴えるデモが起きている。特に5日にモスクワで起きたデモには5000人以上が集まり、近年のロシアでは異例の大規模集会となった。

 多くの参加者は交流サイト「フェイスブック」などを通じて情報交換しており、運動の拡大につながったと見られる。モスクワでは7日夜にも抗議集会が開かれるという情報が流れている。

 こうした動きに対し、政府治安当局は野党指導者のネムツォフ元副首相ら1000人以上を一時拘束するなどした。

 連日のデモについて、政治技術センターのポズドニャコワ研究員は「参加者が特定層に限られているし、選挙結果に抗議したものだ」と分析する。だが、デモ参加者は国政の実権を握るプーチン首相の退陣も要求しており、抗議の声が体制批判に広がる可能性がある。

 下院選では各地の政治権力と一体化した統一ロシアによる汚職の広がりも争点の一つとなった。プーチン首相は6日、党関係者との集会で、汚職撲滅に力を入れるよう指示。さらに大統領に返り咲いた際には、大規模な閣僚の入れ替えを行う考えを示し、「改革姿勢」を強調してみせた。

 開票率99%の暫定結果で、統一ロシアは議席数を現有の315から238まで減らしながら、過半数議席を維持した。しかしモスクワ市内で行われた出口調査によると、統一ロシアに投票した人は27%前後。暫定結果の得票率がこれを大きく上回る46%だったことなどから、国民の間では大規模な不正が行われたとの見方が広がっている。

 不正選挙をめぐる問題は外交関係にも影響を及ぼしている。クリントン米国務長官は5、6両日、下院選について「自由でも公正でもなかった」と繰り返し批判。これに対してロシアのラブロフ外相は7日、リトアニアで開催中の全欧安保協力機構(OSCE)の会議を欠席する意向を示し、「長官の発言に対抗する」(露紙コメルサント)構えだという。

毎日新聞 2011年12月8日 東京朝刊

3557名無しさん:2011/12/08(木) 12:25:39
>>3556
こんにちはーっす。
200議席切ってた可能性もありますね。
それにしても、不正が可能なんですね。
いやはや

3558チバQ:2011/12/08(木) 12:45:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111208-00000502-san-int
露、連日の反政府デモ ゴルバチョフ氏ら賛同 下院選不正疑惑
産経新聞 12月8日(木)9時37分配信

 【モスクワ=佐藤貴生】ロシア下院選の大規模不正疑惑をめぐり、ゴルバチョフ元ソ連大統領のほか一部政治家からやり直し選挙を求める声が上がり始めた。プーチン首相が出馬表明している来年3月の大統領選で、著名作家がボイコットを求めるなど、リベラル派や反政権派が与党批判で足並みをそろえつつある。

 一方、ソーシャル・メディアのフェイスブックでは、モスクワ中心街で10日実施予定の反政府デモへの参加表明者が1万2千人以上に達しており、インターネットの影響力の大きさを改めて示している。

 ラジオ局「エホ・モスクブイ」によると連日、反政府デモが行われているモスクワ中心街の広場には、7日夜も内務省軍や警察当局の装甲車など多数の車両が配置されており、鎮圧に向けて実力行使も辞さない構えを示している。

 ゴルバチョフ氏は7日、「選挙結果が公正だと信じない人が日に日に増えている。(政権は)多数の不正があり、開票結果は有権者の意思を反映していないと認めるべきだ」とし、選挙をやり直すよう求めた。

 得票率制限に届かず、下院の議席を獲得できなかったリベラル派政党、ヤブロコのヤブリンスキー党首も、「結果に不満がある政党は獲得した議席を拒否し、やり直し選挙を求めるよう提案する」と同調する姿勢を示した。

 このほか、反政権派の連合体「人民の自由党」の共同代表3人も、今週末10日のモスクワでの反政府デモに参加する方針を決めた。代表の1人はプーチン前政権期の前半に首相を務めた後、たもとを分かったカシヤノフ氏が務めており、政党登録を拒否されて下院選への参加を阻まれていた。

 日本文学に詳しいベストセラー作家のアクーニン氏が、自らのブログでプーチン氏以外の政党党首らに対し大統領選に出馬しないよう要請し、大統領選での投票ボイコットを呼びかけるなど、与党批判は政界を超えて広がりつつある。

 欧米からも批判が寄せられるなか、政権側は選挙の正当性を強調する姿勢を崩していない。プーチン氏は7日に中央選管を自ら訪れ、大統領選への立候補を届け出るなど、大統領復帰に向けたシナリオに変化がないことを示してみせた。

 露メディアによると、6日夜にモスクワ中心街のデモで拘束された約600人の大半が、7日も警察施設に留め置かれたもようだ。これほど多数の参加者の拘束が続くことは珍しく、政権側がデモ続発に神経質になっていることを示すものとみられる。

3559チバQ:2011/12/08(木) 18:12:05
http://mainichi.jp/select/world/news/20111208k0000e030138000c.html
イエメン:挙国一致内閣の陣容発表

イエメンの首都サヌアで、離反軍兵士が見守る中でデモ行進をする反大統領派の市民ら=2011年12月6日、ロイター 【カイロ和田浩明】イエメンのハディ副大統領は7日、与野党が参加する挙国一致内閣の陣容を発表した。サレハ大統領が11月下旬に署名した権限移譲案に基づく措置で、来年2月の大統領選に向けた節目。しかし、首都サヌアでは大統領派と反大統領派の戦闘が続き、現地からの報道によると1人が死亡、10人以上が負傷するなど、不安定な情勢が続いている。

 ハディ副大統領の布告によると、新内閣は34の閣僚ポストを与野党勢力に半数ずつ分配する。与党・国民全体会議系は防衛、外務、石油相を、野党連合の合同会議党は内務、財務、情報相を確保した。女性も3人が人権相などに指名された。野党側から選ばれたバシンドワ首相はロイター通信に就任宣誓式が10日に行われるとの見通しを語った。

 新内閣が直面する最大の課題は治安の安定だ。ハディ副大統領は4日、大統領派と反大統領派の停戦交渉や兵力引き離し、市街地からの撤退などを担当する委員会を設置したが、サヌアや南部タイズではその後も戦闘が発生している。

毎日新聞 2011年12月8日 11時32分(最終更新 12月8日 12時18分)

3560チバQ:2011/12/08(木) 19:58:06
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011120800256
「不正映像」動画サイトに次々=疑惑裏付けか−ロシア下院選
 【モスクワ時事】4日のロシア下院選で、不正行為を撮影したとされる映像が相次いで動画サイト「ユーチューブ」に投稿されている。地方の知事らは中央から集票を指示されたと伝えられており、映像が本物なら、政権の働き掛けによる不正疑惑を裏付けることになる。
 このうち、地方都市で投票前日に隠し撮りされたという映像では、与党側の関係者とみられる女性が、束になった投票用紙の政党欄に次々とチェックを入れる様子が分かる。
 別の映像には、ある投票所で、後からインクを消せる特殊なペンばかりが置いてあるのを若者が発見、立会人に報告する様子が録画されている。
 さらに、男性が1人で複数の投票所を回って何度も投票している映像や、隙間の大きく空いた段ボール箱が投票箱に使われているずさんな管理の実態を指摘する動画の投稿もあった。(2011/12/08-10:25)

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3561とはずがたり:2011/12/12(月) 14:47:00

メドベージェフ大統領、下院選不正疑惑の調査を指示 ロシア
2011年12月12日 11:28 発信地:モスクワ/ロシア
http://www.afpbb.com/article/politics/2845370/8188465?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=detail&amp;utm_campaign=must_read

ロシア・モスクワ(Moscow)中心部で、下院選での大規模不正疑惑に対する抗議集会に参加する野党活動家ら(2011年12月10日撮影)。(c)AFP/YURI KADOBNOV

【12月12日 AFP】ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領は11日、下院選結果をめぐる抗議集会の拡大をうけ、同選挙での不正疑惑を調査するよう選挙管理委員会に命じたと、自身のフェイスブック(Facebook)アカウント上で明らかにした。一方、再選挙の実施は否定した。

 4日に行われた下院選で与党側に得票操作などの不正があったと主張する抗議集会は、1990年代以降では最大規模のものに発展している。

 フェイスブックでメドベージェフ大統領は、不正を根拠に選挙のやり直しを求める抗議集会での主張には賛成しかねるとしたうえで、全ての投票所で選挙管理法が順守されていたかどうか確認するよう指示したと語った。 

 10日にモスクワ(Moscow)のクレムリン(Kremlin)近くで開かれた下院選結果の無効を主張する抗議集会には、5万人以上が参加している。

 4日の選挙は、来年の大統領選に出馬するウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相のトップ復帰に向けた試金石と見られていた。(c)AFP/Dmitry Zaks

3562チバQ:2011/12/12(月) 18:29:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111211-00000510-san-int
いじめに女遊び…“劣化”止まらぬロシア軍
産経新聞 12月11日(日)13時8分配信

【ソ連崩壊20年 解けない呪縛】

 黒海から地中海に抜けるウクライナ。中国やアフガニスタンと接するタジキスタン。グルジアと同じカフカス地域のアルメニア。

 「どこも地政学上、重要な意味がある」

 モスクワの軍事評論家、コロトチェンコ氏がそう指摘するこれら3カ国の軍事拠点について、ロシア軍は昨年以降、駐留期間を49〜25年間延長した。

 「国益を守るために海外の基地は維持しなくてはならない。大国の政策として必要なのだ。旧ソ連圏に北大西洋条約機構(NATO)や米国が影響を及ぼすことは許せない」(同氏)

 これに加え、プーチン露首相は来春の大統領選への出馬を表明した後の10月、向こう3年間で1兆円相当を軍需部門に投じ、兵器の近代化を図ると明言した。

 経済統合と重ね合わせると、プーチン氏が目指す「ユーラシア連合」の最終形は軍事同盟の強化でもあるのではないか−。そんな疑念も浮かぶ。

 2008年のグルジア紛争は、ロシア軍のスリム化と局地戦に重点を移す軍改革を加速する役割を果たした。「それでも問題は少なくない」とモスクワに住む別の軍事評論家、ゴリツ氏はいう。

 同氏によると、約35万人いた将軍ら士官の4割は制服を脱ぎ、“頭でっかち”だった指揮系統は改善されつつある。総勢約120万人だった軍人は100万人余まで削減。広い国土に点在していた小規模拠点の8割を廃止して拠点を集約する陸軍改革も進行中だ。

 だが、兵器製造については、技術革新の見通しは決して明るいものではない。有能な若者が加わらず、技術者の高齢化も深刻な問題だといわれる。

 「ネジなど基盤部品の製造工場は(ソ連のような)計画経済でしか存続しえず、みな1990年代に業態を変えるか閉鎖された」と話すゴリツ氏は、国庫の先行きとは別の観点から、2020年までに70%を最新兵器に切り替えるという軍の装備近代化計画の実現を危ぶむ。

 「障害があるのに招集令状が来た」「母が病気になった。期間を短縮したい」

 モスクワ市北西部の非営利団体「兵士の母委員会」。訪れる相談者は絶えず、電話もひっきりなしにかかってくる。08年に期間が最大2年から1年に短縮された徴兵制を中心に、相談は年間3千件を超える。

 新兵に対する上官の「いじめ」は軍の病巣といわれてきた。サリホフスカヤ会長(73)は「新兵に対する肉体的ないじめはやや減ってきた。食事も選べるようになるなど待遇面の改善が進んでいる」と認める一方で、「男の子は街でビールを飲んだり女の子と遊んだりで、入隊にふさわしい体力に劣る」と話した。

 医師を買収して偽の診断書を書かせるといった「徴兵逃れ」も横行する。年間2万〜3万人、総計で20万人が忌避したといわれる。親のコネで徴兵を免れたり、軍隊とは思えない至れり尽くせりの兵舎をあてがわれ、規律が緩んだりしているケースもある、と聞いた。

 前出のコロトチェンコ氏も、「(兵士の)多くは不平等だと考えている。概して金持ちの子は兵役に就かないので、労働者や農民の子の軍隊になる。士気にかかわる問題だ」という。軍は徴兵制から契約制への移行を進めているが、現状では士官と契約軍人は2割ずつにすぎず、残りは1年限りで退役する徴兵だ。

 「だれを守るために戦えというのか。プーチンを守るために命を捨てろとでもいうのか」。徴兵が終了したばかりの男性(25)がつぶやいた。(佐藤貴生)

3563チバQ:2011/12/12(月) 18:30:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111209/erp11120919430007-n1.htm
【ソ連崩壊20年−解けない呪縛−】
第6部 帝国再興の野望(1) 盟主のDNA再び
2011.12.9 19:38 (1/3ページ)

10月19日、ロシア西部サンクトペテルブルクで一堂に会したプーチン露首相(左から4人目)ら旧ソ連各国の首相ら。「自由貿易圏」には前日、8カ国が加盟を表明した(ロイター)
 10月4日付のロシア・イズベスチヤ紙の1面トップに、プーチン露首相の長大な論文が掲載された。旧ソ連圏を再統合する「ユーラシア連合」構想だ。

 今月4日の下院選での選挙違反疑惑や、与党の議席大幅減という事態がどう作用するかは不透明とはいえ、来年3月の大統領選でプーチン氏に比肩しうる対立候補は見当たらず、論文は“選挙公約”に等しい。

 ロシアとベラルーシ、カザフスタンの3カ国は現在の関税同盟を来年1月に「単一経済圏」に格上げし、カネ、モノ、ヒトの移動を自由化する。論文は、これ以外の旧ソ連各国も含めた「自由貿易圏」を創設し、「ユーラシア連合」へと連なる道を示した。

 2週間後の10月18日。先の3カ国に加えてウクライナ▽アルメニア▽キルギス▽モルドバ▽タジキスタンが突然、自由貿易圏への参加を表明した。購買力も市場もあるロシアとの関係を害したら、国が立ち行かない。そんな周辺各国の思惑を突き、経済統合は一気に現実味を増した。

 経済だけではない。ロシアは近年、ウクライナなど周辺国に有する軍事拠点の駐留期限を次々と長期延長したほか、今後3年間で4400億ルーブル(約1兆1千億円)を投じて軍備増強に乗り出す見通しだ。

 経済統合と同時並行で進む軍備増強。ソ連時代から東欧諸国に駐在してきたある外交筋は、ロシアの狙いを次のように分析した。

 「ソ連が崩壊するまで、ロシアはずっと帝国だった。そのDNAからすれば崩壊などあってはならないことだ。旧ソ連圏を統合して盟主に収まることは、ロシアの夢そのものだ」

    □ □

 11月下旬、ウクライナ西部の古都リビウ。街の目抜き通りでは欧州接近を掲げる政党がテントを張り、通行人にビラを配る。「ヤヌコビッチ大統領は支持できない。ロシアに支配されてしまう」。支持者の男性(78)が言った。

 ポーランド国境まで約60キロ。街は長い間、同国やオーストリアの領地となり、ソ連の版図に入ったのは1939年から崩壊までの半世紀にすぎない。「欧州の一員」との強い自負がある。

 他方、帝政時代からロシアの支配下にあったドネツクなど東部では、「私はウクライナ人というよりロシア人だ」(59歳の男性)と話す人もいる。

 加えて、西部との産業格差がもたらすプライドもある。ドネツク州は製鉄や自動車、炭鉱など重工業のメッカで、全土の工業生産の20%をたたき出す。「国家財政を支え、西部を含む国民が食えるのは俺たちのおかげだ」。製鉄所従業員の男性(48)が語った。

    □ □

 2004年の民主化政変「オレンジ革命」で誕生したユシチェンコ前政権はロシアと距離を置き、欧州への接近を図った。これに対し、プーチン前露政権は天然ガス料金の滞納を理由に供給を一時ストップするなどして圧力をかけた。政争もあって経済は混乱、改革機運は急速にしぼんだ。

 ウクライナの欧州接近を阻み続けたプーチン氏。その心理を読み解くカギは、首都キエフにあるようだ。

 街の成立が5〜6世紀と旧ソ連圏で最も古いキエフは、ロシア人など東スラブ人にとっては“心のふるさと”だ。ロシアで最大の信徒を擁する東方正教を最初に受容したのも、10世紀のキエフ大公だった。

 リビウのサドーウイ市長(43)は「キエフがなければ、ロシアがどこから始まったのか分からない。誰だって自らの来し方を確認できずに生きていくのは困難だ」とロシアの人々の心中を推し量った。

3564チバQ:2011/12/12(月) 18:31:01
 欧州接近派の失速を受け、10年の大統領選では欧露の間で「全方位外交」を掲げる東部出身のヤヌコビッチ政権が生まれた。

 しかし、「通貨切り下げは時間の問題だ」(元中銀総裁)といった観測が週刊誌をにぎわし、危機的な財政状況に変化はない。旧ソ連圏の経済統合「自由貿易圏」加盟に踏み切った背景には、ロシアの天然ガスを安価に手に入れる思惑だけでなく、ソ連時代の名残である分業体制をてこに産業を再興する狙いもある。

 リビウの大学教授の男性によると、ソ連時代にあった自動車産業などは1990年代にみな衰退した。「ソ連が解体して国内分業体制が崩壊し、受注がなくなったからだ」という。これに対し東部には、ロシア企業との合同生産で生き残りを模索する航空機メーカーや、ロシア軍相手に最新型ロケットを生産している企業がある。

 独立から20年。ロシアの存在感の大きさを再認識するムードが広がっている。

    □ □

 ヤヌコビッチ政権は旧ソ連圏の自由貿易圏への参加を表明する一方で、欧州連合(EU)との政治・貿易協力協定の締結にも努力を傾けてきた。しかし、見込まれていた年内の仮調印は困難になりつつある。

 「オレンジ革命」をユシチェンコ前大統領と率いた著名な女性政治家、ティモシェンコ前首相が職権乱用罪で10月に禁錮7年の判決を受けた件で、EU側が「政治的動機に基づく判決だ」として態度を硬化させたからだ。

 一方、ここにきて自由貿易圏への参画を表明し、ロシアに“恭順の意”を示したヤヌコビッチ政権だが、ロシアから安価な天然ガスを獲得する思惑もまだ実現していない。欧露の間でウクライナの漂流は続く。

     ◇

 1991年12月8日。ロシア共和国などが独立国家共同体(CIS)創設協定に署名、ソ連は同月末に世界地図から姿を消した。第6部では再び頭をもたげる“旧ソ連圏統合”を展望し内実を探る。(佐藤貴生)

3565チバQ:2011/12/12(月) 18:32:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111209/erp11120923010012-n1.htm
【ソ連崩壊20年−解けない呪縛−】
第6部 帝国再興の野望(2) 「欧州最後の独裁者」降伏
2011.12.9 23:00 (1/2ページ)

ルカシェンコ氏
 “皇帝”が独裁者の屈服を宣言した瞬間だった。11月25日、モスクワ近郊の公用別荘。ロシアのプーチン首相(59)はベラルーシに対し、天然ガスを来年から「統合割引価格」で供与すると表明した。

 ロシア産ガス1千立方メートル当たりの欧州への平均価格は400ドルだが、ベラルーシへの価格は約165ドル。その見返りに、同国経由で欧州に至るガスパイプラインをロシアが買収することで合意した。

 「欧州最後の独裁者」と呼ばれるルカシェンコ大統領(57)にとり、ガスの国内通過料が入るパイプラインは国庫収入を支える貴重な対露交渉カードの一枚だった。

 その約1週間前。独裁者はモスクワでのロシア、カザフスタン両大統領との会談で、「最も重要なのは対立が解消されたことだ」と述べ、対露友好ムードの演出に努めていた。

 3カ国の関税同盟は来年、「単一経済圏」に格上げされる。ロシアとの国家統合強化に同意したのだから手心を加えてほしい−。そんな思いがにじむ。

    □ □

 1994年から大統領に居座るルカシェンコ氏は、昨年12月の大統領選で4選を果たした。首都ミンスクなどで反政府デモのうねりが起きたのは経済危機が深刻化した夏のことだった。

 選挙前には支持率アップのため、実勢350ドル前後だった平均月収を500ドルに引き上げると表明。額面上の収入は増えたが通貨を刷り続けたため、価値は1年で3分の1に暴落した。

 デモ行進は、政権批判も口にせず押し黙ったままだったり、手をたたいたりするだけだった。治安機関はそれでも躊躇(ちゅうちょ)せず一部参加者の拘束に踏み切った。

 ルカシェンコ氏は経済改革を先送りし、財政収入の7割は国家関連企業が占める。しかし、いびつな「独裁モデル」はプーチン氏の露大統領選再出馬を前に、行き詰まったとの見方が強い。ロシアが突きつけてくる国家統合をのらりくらりとかわしてきた独裁者が、パイプラインの売却を余儀なくされる事態が逼迫(ひっぱく)した状況を物語っている。

 プーチン氏が10月に打ち出した旧ソ連圏の統合構想の参加表明国には、タジキスタンやカザフスタンなどソ連崩壊前後から大統領が代わらない国もある。経済や軍事面で、ロシアの庇護(ひご)を得て独裁を継続しようという狙いがちらつく。ベラルーシの反体制政治家ミリンケビッチ氏は、ロシア主体の統合構想を「独裁国家の同盟だ」と切り捨てた。

    □ □

 ミンスクから南に約150キロ離れたソリゴルスク。ソ連時代からカリ塩の産地として知られ、世界4位のシェアを誇る国営肥料企業「ベラルスカリ」の本拠があり、町民の半数に当たる2000人が同社で働く。独裁体制を支える「カード」の一つだが、経済危機の表面化を受けてロシアが経営参画を求めてきた。

 そうした金の卵に、中国も食指を動かしている。

 9月には呉邦国・全国人民代表大会常務委員長(国会議長)が訪れ民営化協力協定を締結、10億ドルの低利融資などを決めた。プーチン氏の報道官が「ロシアとの間にもそんな協定はない」と両国関係の進展に驚いた、とも報じられた。

 中国は「ミンスク自動車工場」にも関心を寄せているといわれる。関連会社がロシアの移動式大陸間弾道ミサイル(ICBM)の車体部分を製造、その技術を求めているとの見方が強い。

 旧ソ連圏の連帯を盛んに強調し始めたプーチン氏。胸中に中国への警戒があるのは間違いなさそうだ。(佐藤貴生)

3566チバQ:2011/12/12(月) 18:33:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111210/erp11121015180008-n1.htm
【ソ連崩壊20年 解けない呪縛】
第6部 帝国再興の野望(3)武力でねじ伏せた親欧米路線
2011.12.10 15:17 (1/3ページ)[米国]

2008年8月のグルジア紛争で、同国中部を走行するロシア軍車両(遠藤良介撮影)
 旧ソ連・グルジア(人口約422万人)の首都、トビリシから車で30分ほど走ると、街道沿いに同じ形をした小さな平屋の住宅約2千戸が忽然(こつぜん)と現れた。

 2008年8月にこの小国がロシアと交戦した「グルジア紛争」で、ロシアが事実上併合したグルジア・南オセチア自治州から追われたグルジア人難民ら約6700人が暮らしている。

 難民村のコルチシュビリ村長(44)は「(南オセチアの州都)ツヒンバリ近郊にいた人々にはもう自宅が(破壊されて)存在しない。家が残っている地域の人々もロシア語の身分証明書類を携えてロシア側の検問を通らねばならず、安全上の理由からも定住はできないのです」と語った。

 グルジアには、少数民族であるオセット人とアブハズ人の暮らす南オセチア自治州とアブハジア自治共和国がある。1990年代前半の民族紛争で両地域からは20万人以上のグルジア人難民が発生し、その大半が政府の統制が及ばない独立派地域となった。

 ロシアが旧ソ連構成国に初めて侵攻した2008年の紛争では、アブハジア、南オセチアのうちグルジアが保持していた地域までもが奪取され、先の「村」などで今も約2万7千人が難民生活を送っているのだ。


紛争誘発の「罠」


 「日本は北方四島から北海道を砲撃されて、どれくらい我慢ができますか」

 グルジアのサーカシビリ政権で経済相などを務めたベンドゥキッゼ氏(55)はグルジア紛争を北方領土問題に重ね、「それだけロシアの挑発が強まっていたのです」と訴える。

 紛争は一般に08年8月8日未明、グルジアが南オセチアの再統一を狙って同自治州に攻撃をかけ、露側が「自国民保護」を掲げて報復に出たものだと解釈されている。グルジア側はしかし、紛争がこの日に始まったとは考えていない。識者らは次のように説明する。

 〈ロシアは1990年代の内戦でアブハジアと南オセチアの独立派を支援し、停戦後は平和維持部隊の名目で軍を駐屯させた。両地域の住民に自国のパスポート(市民権)や年金を与え、南オセチアには露将校らによる傀儡(かいらい)政権を樹立。南オセチアからグルジア側への攻撃が次第に激しさを増していく中、2008年8月8日を迎えた。プーチン露首相(前大統領)はグルジアの反撃を誘うための「罠(わな)」を仕掛けたのだ〉

 グルジアでは03年の政変「バラ革命」で大統領の座に就いたサーカシビリ氏が欧米流の市場経済へと急速にかじを切り、対外政策でも欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)への加盟を目指す親欧米路線を鮮明にした。

 グルジアはカスピ海沿岸や中央アジアから欧州方面に石油・天然ガスを輸送する回廊にもあたり、「脱露」が独立国として発展する道筋と考えたからだ。


「周り敵だらけ」


 サーカシビリ大統領に近い戦略・国際研究財団のロンデリ所長(69)は、ロシアが紛争を誘発した理由について「地政学的要衝としてのグルジアを統制し、旧ソ連圏は自国の『裏庭』『特権的利益を有する地域』であることを示すためだった」と指摘。「ロシアは『周りは敵だらけだ』という偏執病を抱えていて、モスクワを向かない者を許せないのだ」と語る。

 ロシアは紛争後、停戦合意を破りアブハジアと南オセチアの独立を一方的に承認し、それぞれ数千人規模の部隊を居座らせている。

 そして、紛争前のグルジアと同様、ロシアが独立派地域に「平和維持部隊」を置いてにらみをきかせている旧ソ連構成国は、他にもある。(遠藤良介)

3567チバQ:2011/12/12(月) 18:33:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111211/erp11121112420003-n1.htm
【ソ連崩壊20年 解けない呪縛】
第6部 帝国再興の野望(4) “劣化”止まらぬロシア軍
2011.12.11 12:41 (1/3ページ)[ロシア]

 黒海から地中海に抜けるウクライナ。中国やアフガニスタンと接するタジキスタン。グルジアと同じカフカス地域のアルメニア。

 「どこも地政学上、重要な意味がある」

 モスクワの軍事評論家、コロトチェンコ氏がそう指摘するこれら3カ国の軍事拠点について、ロシア軍は昨年以降、駐留期間を49〜25年間延長した。

 「国益を守るために海外の基地は維持しなくてはならない。大国の政策として必要なのだ。旧ソ連圏に北大西洋条約機構(NATO)や米国が影響を及ぼすことは許せない」(同氏)

 これに加え、プーチン露首相は来春の大統領選への出馬を表明した後の10月、向こう3年間で1兆円相当を軍需部門に投じ、兵器の近代化を図ると明言した。

 経済統合と重ね合わせると、プーチン氏が目指す「ユーラシア連合」の最終形は軍事同盟の強化でもあるのではないか−。そんな疑念も浮かぶ。

    □ □

 2008年のグルジア紛争は、ロシア軍のスリム化と局地戦に重点を移す軍改革を加速する役割を果たした。「それでも問題は少なくない」とモスクワに住む別の軍事評論家、ゴリツ氏はいう。

 同氏によると、約35万人いた将軍ら士官の4割は制服を脱ぎ、“頭でっかち”だった指揮系統は改善されつつある。総勢約120万人だった軍人は100万人余まで削減。広い国土に点在していた小規模拠点の8割を廃止して拠点を集約する陸軍改革も進行中だ。

 だが、兵器製造については、技術革新の見通しは決して明るいものではない。有能な若者が加わらず、技術者の高齢化も深刻な問題だといわれる。

 「ネジなど基盤部品の製造工場は(ソ連のような)計画経済でしか存続しえず、みな1990年代に業態を変えるか閉鎖された」と話すゴリツ氏は、国庫の先行きとは別の観点から、2020年までに70%を最新兵器に切り替えるという軍の装備近代化計画の実現を危ぶむ。

    □ □

 「障害があるのに招集令状が来た」「母が病気になった。期間を短縮したい」

 モスクワ市北西部の非営利団体「兵士の母委員会」。訪れる相談者は絶えず、電話もひっきりなしにかかってくる。08年に期間が最大2年から1年に短縮された徴兵制を中心に、相談は年間3千件を超える。

 新兵に対する上官の「いじめ」は軍の病巣といわれてきた。サリホフスカヤ会長(73)は「新兵に対する肉体的ないじめはやや減ってきた。食事も選べるようになるなど待遇面の改善が進んでいる」と認める一方で、「男の子は街でビールを飲んだり女の子と遊んだりで、入隊にふさわしい体力に劣る」と話した。

 医師を買収して偽の診断書を書かせるといった「徴兵逃れ」も横行する。年間2万〜3万人、総計で20万人が忌避したといわれる。親のコネで徴兵を免れたり、軍隊とは思えない至れり尽くせりの兵舎をあてがわれ、規律が緩んだりしているケースもある、と聞いた。

 前出のコロトチェンコ氏も、「(兵士の)多くは不平等だと考えている。概して金持ちの子は兵役に就かないので、労働者や農民の子の軍隊になる。士気にかかわる問題だ」という。軍は徴兵制から契約制への移行を進めているが、現状では士官と契約軍人は2割ずつにすぎず、残りは1年限りで退役する徴兵だ。

 「だれを守るために戦えというのか。プーチンを守るために命を捨てろとでもいうのか」。徴兵が終了したばかりの男性(25)がつぶやいた。(佐藤貴生)

3568チバQ:2011/12/12(月) 18:35:58
>>3559
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111211/mds11121107100001-n1.htm
イエメン大統領選に出馬か 平和賞受賞のカルマンさん
2011.12.11 07:09
 今年のノーベル平和賞を受賞したイエメンの人権活動家タワックル・カルマンさん(32)は10日、ノルウェーの首都オスロでの授賞式後、米CNNテレビのインタビューに答え、来年2月21日に予定されているイエメンの大統領選に出馬する意欲を示した。

 カルマンさんは「立候補したいと思っている。私が出馬すれば90%以上得票できるだろう」と述べた。ただ、与野党はハディ副大統領を統一候補として擁立する方針で、現状ではカルマンさんの当選は難しいとみられる。

 イエメンでは、独裁的な政権運営を続けてきたサレハ大統領が反政府デモの高まりを受け、辞任に同意したが、辞任後も影響力を行使する可能性が指摘されている。(共同)

3569チバQ:2011/12/12(月) 18:44:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111212-00000017-jij-int
ドビルパン前首相が出馬表明=仏大統領選
時事通信 12月12日(月)9時13分配信

 【パリAFP=時事】フランスのドビルパン前首相(58)は11日、仏テレビ局TF1に対し「来年の大統領選挙に立候補することを決めた」と表明した。右派政治家の同氏は、再選を目指すサルコジ大統領と競合することになるが、世論調査の支持率はわずか1%にとどまっている。

3570チバQ:2011/12/12(月) 18:44:54
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK805872120111212
フランスのドビルパン前首相、来年の大統領選挙に独立系候補として立候補へ
2011年 12月 12日 14:57 JST
 [パリ 11日 ロイター] フランスのドビルパン前首相は11日、来年の大統領選挙に独立系候補として出馬する考えを表明した。
 ドビルパン前首相は、2007年の大統領選挙以前に中道右派のリーダーとしての座をサルコジ大統領と激しく争ったライバルで、ドビルパン氏が当選する可能性は低いものの、同氏の立候補は再選を目指すサルコジ大統領にとってマイナス要因になるとみられる。

 ドビルパン前首相は2月にサルコジ大統領の与党である国民運動連合(UMP)を離党し、独自のマニフェストを発表していた。

3571チバQ:2011/12/12(月) 19:03:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111212/asi11121208420000-n1.htm
パキスタンから米軍撤退 対テロ戦略の変更必至 協力の象徴、誤爆で失う
2011.12.12 08:41

シャムシ飛行場の滑走路上の米軍機=パキスタン南西部バルチスタン州(ロイター)
 アフガニスタンに展開する米軍中心の国際治安支援部隊「ISAF」が先月26日、パキスタン北西部の検問所を誤爆し24人が死亡した事件を受け、米軍は11日、パキスタン政府の要求に基づき、同国南西部バルチスタン州のシャムシ飛行場からの撤退を完了した。パキスタン政府当局者が確認した。

 シャムシ飛行場は、2001年9月の米中枢同時テロから続く米国とパキスタンの協力関係の象徴で、同国北西部などを拠点に活動するイスラム武装勢力を爆撃する米無人機の発着に使われているとされる。米軍はパキスタン国内の拠点を全て失ったことになり、両国の対テロ協力は大きく後退、米軍は戦略の変更を迫られる。

 米軍は誤爆以降、パキスタン政府に配慮して同国北西部の部族地域への爆撃は中断しているとみられる。(共同)

3572チバQ:2011/12/12(月) 19:04:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111211/mds11121117410005-n1.htm
コートジボワールで議会選 11年ぶり、戦闘終結後初
2011.12.11 17:40
 昨年10〜11月の大統領選の結果をめぐり一時、内戦状態に陥ったコートジボワールで11日、戦闘終結後初の選挙となる国民議会選が行われた。11月末に国際刑事裁判所(ICC)が前大統領のバグボ容疑者を逮捕、身柄をオランダに移送したことにバグボ派は反発、ボイコットを呼び掛けており、選挙に影響を及ぼしそうだ。

 内戦や政情混乱が続いた同国で、国民議会選が行われるのは約11年ぶり。現地報道では、今年5月に就任したワタラ大統領の与党側の勝利が見込まれる。

 同国は2002〜03年の内戦以後、イスラム教徒が大半を占める北部と、キリスト教徒の多い南部に分断。北部に支持基盤を置くワタラ氏は国民和解を目指している。南部に支持者が多いバグボ派のイボワール人民党(FPI)は、立候補者を出していない。(共同)

3573チバQ:2011/12/12(月) 19:17:07
>>3481>>3493>>3501>>3503>>3566
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111211/erp11121123360004-n1.htm
南オセチア大統領が辞任 来年3月にやり直し選
2011.12.11 23:35
 インタファクス通信によると、ロシアがグルジアからの独立を認めた南オセチアのココイトイ大統領が10日辞任した。

 南オセチアでは、ココイトイ氏の任期満了に伴い先月実施された大統領選の決選投票で、野党系女性候補ジオエワ元教育相が与党候補を大きくリード。最高裁が中央選管に結果の発表を禁じ選挙を無効としたため、野党支持者が中心都市ツヒンバリで街頭抗議行動を続けていた。

 ジオエワ氏側は9日、ココイトイ氏や最高裁長官の辞任などを条件に抗議行動の中止に合意した。来年3月25日にやり直し大統領選が行われ、次期大統領が決まるまでブロフツェフ首相が大統領代行を務める。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/111210/erp11121010500005-n1.htm
親露の大統領辞任合意 野党側と妥協 南オセチア
2011.12.10 10:50 [ロシア]
 ロシアがグルジアからの独立を認めた南オセチアの大統領選をめぐる混乱で、親ロシアのココイトイ大統領は9日、自身の当選を主張し臨時政府樹立を宣言していた野党系女性候補ジオエワ元教育相の支持者らが中心都市ツヒンバリで続けていた街頭抗議行動を中止することを条件に10日に辞任することで同意した。ロシア主要メディアが伝えた。

 ジオエワ氏側によると、双方はロシア大統領府の仲介で交渉。ココイトイ氏のほか、ジオエワ氏がリードした決選投票を無効とした最高裁の長官らも辞任、当面は首相が大統領代行を務める。来年3月25日のやり直し大統領選にはジオエワ氏も参加できる。ジオエワ氏は一方的に行うと宣言していた今月10日の大統領就任式を取りやめた。(共同)

3574チバQ:2011/12/12(月) 19:24:02
>>3554
http://www.afpbb.com/article/politics/2845087/8184472?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
コンゴ民主共和国で現職大統領が再選、野党候補は不正を主張
2011年12月10日 13:21 発信地:キンシャサ/コンゴ民主共和国


【12月10日 AFP】11月28日に大統領選と国民議会選挙が行われたコンゴ民主共和国(旧ザイール)の選挙管理委員会は9日、現職のジョゼフ・カビラ(Joseph Kabila)氏が49%を得票して大統領に再選されたとする大統領選の結果を発表した。

 2人の野党候補は選挙に不正があったと主張し、そのうちの1人、エティエンヌ・チセケディ(Etienne Tshisekedi)元首相は独自に勝利を宣言した。得票率3位のビタル・カメレ(Vital Kamerhe)氏も選挙の不正を訴え、チセケディ元首相の勝利宣言を支持した。

 首都キンシャサ(Kinshasa)の一部では選挙の結果をめぐり暴動が発生し、タイヤが放火されたり発砲や投石が行われたりしたため、警察がデモ隊に向かって催涙ガスを発射する騒ぎとなった。

 最高裁は、12月17日まで選挙結果への不服申し立ての審理や選管が発表した選挙結果の点検を行った上で正式な当選者を宣言することになっているが、チセケディ氏は、最高裁は「カビラ氏の私的な機関」になっているとして不服申し立てはしないと述べた。カビラ大統領は選挙期間に入ってから、最高裁判事を7人から27人に増やしていた。(c)AFP/Joshua Howat Berger

3575チバQ:2011/12/12(月) 19:28:57
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/111210/cpd1112100502001-n1.htm
プーチン氏イメチェン模索 大統領選控え「変化」を強調2011.12.10 05:00
 ロシアのプーチン首相は、下院選での不正疑惑に対する不満を抑え、出馬表明している来春の大統領選で返り咲くために、10年以上にわたって定着している自身の大衆イメージを変えようとしている。

 プーチン首相は6日、「戦略的な優先事項」についての姿勢を変え、内閣の見直しを行う用意があると党役員に語った。プーチン氏は、世界金融危機への対処で後退していたロシア経済の多様化と近代化を回復させなければならないと言及。「改革、社会の近代化を求める内部の要求は強まっている。それだけに私自身を含め、みな変化しつつある」と語った。

 4日に投開票されたロシア下院選では、プーチン氏が率いる与党・統一ロシアは、過半数をかろうじて確保したものの、4年前の選挙から支持の4分の1以上を失った。

 同選挙では欧州安保協力機構(OSCE)の選挙監視団が票の水増しがあったとするなど、選挙違反疑惑が報じられており、モスクワのティスティ・プルディ地域では今週、約1万人が抗議デモなどに参加。抗議活動は拡大しており、モスクワやロシア第2の都市サンクトペテルブルクでは、警官隊が数百人を拘束した。10日には野党勢力「連帯」が新たな抗議集会をモスクワ中心部のクレムリン(大統領府)近辺で計画。同団体は2万人が集結し、「過去10年で最大規模の抗議集会」になるとみている。

 政治アナリストのセルゲイ・マルコフ氏は「(大統領)選挙までに、100%新しいプーチン氏を見ることになるだろう。何の手だても講じなければ、下降傾向は続く」との見方を示した。(ブルームバーグ Scott Rose、Lyubov Pronia)

3576チバQ:2011/12/12(月) 19:36:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111208/mds11120801270002-n1.htm
武装集団が襲撃、40人死亡 南スーダン、民族対立
2011.12.8 01:27
 国連平和維持活動(PKO)のため日本の陸上自衛隊施設部隊が派遣される南スーダンからの7日の報道によると、同国東部ジョングレイ州の村を5日に武装集団が襲撃、子どもを含む少なくとも40人が死亡した。現場は首都ジュバなど陸自の活動予定地域からは離れている。

 背景には異なる民族間の対立がある。武装集団は村で多数の住居を焼き払った上、家畜の牛を盗んだという。現地PKOの国連南スーダン派遣団(UNMISS)は調査団を派遣した。

 ジョングレイ州では8月にも民族衝突があり約600人が死亡、その後も断続的に衝突が続いた。南スーダンは7月にスーダンから分離独立したが、治安の安定が課題の一つとなっている。(共同)

3577チバQ:2011/12/12(月) 21:38:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111212-00000059-mai-int
<ロシア下院選>与党敗北で経済構造転換
毎日新聞 12月12日(月)20時13分配信

 今回のロシア下院選で選挙監視も行った上野俊彦・上智大教授(ロシア政治)に、与党敗北の背景と今後の展望を聞いた。

   ◇   ◇

 ロシア経済は08年のリーマン・ショックで大きく落ち込んだが、昨年からは回復基調で、今年もプラス成長の見込みだ。だが、格差は拡大し、物価上昇もあって、庶民は、回復を今ひとつ実感できていない。若年失業者も増えており、漠然とした将来への不安もある。こうした状況を背景に政権への不満が今回の与党「統一ロシア」の議席減や抗議デモとして表れた。

 選挙結果で重要なのは、中道派の「公正ロシア」が38議席から64議席へと躍進し、第4党から第3党になったことだ。統一ロシアにとって、政策が全く異なる共産党は野党第1党でも怖くないが、公正ロシアは政策が似ている部分も多い。統一ロシアが人心の掌握に失敗すれば、公正ロシアへどっと票が流れる状況も起こりうる。

 2大政党制のようになれば、それは望ましいことだ。ロシアは、エネルギー資源依存の経済構造を転換しないと没落は免れない。野党が強くなって腐敗を厳しく追及すれば、経済構造の転換も進む。

3578チバQ:2011/12/12(月) 21:39:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111212-00000075-mai-int
<ロシア>統一ロシア「総崩れ」 苦境のプーチン首相
毎日新聞 12月12日(月)21時12分配信

 【モスクワ田中洋之】ロシアで下院選の不正疑惑をきっかけとした抗議デモが「反政府」色を強める中、プーチン首相は苦境に立たされている。事態を収束させる見通しはたっておらず、現段階では、来春の大統領復帰は揺るがないものの、3月4日の大統領選の第1回投票で当選できない可能性も指摘され始めた。

 今月4日の下院選で議席を激減させた統一ロシアは最終的な全国得票率が49.32%で、数々の不正疑惑もあり、過半数を割った。州や共和国など83の連邦構成体別にみると、モスクワ北部のヤロスラブリ州で最低の29%。プーチン氏とメドベージェフ大統領の出身地である北西部サンクトペテルブルク市や極東の沿海地方など30の自治体でも3割台の得票にとどまった。

 統一ロシアは地方行政機関と一体となってプーチン体制を支えてきたが、北カフカスのチェチェン共和国など一部を除き「総崩れ」となったのだ。

 プーチン氏は8日、自ら設立した運動体「全ロシア国民戦線」に大統領選の選挙本部を置き、著名な映画監督のゴボルヒン氏を本部長にすると発表した。統一ロシアと距離を置き、批判をかわす狙いだ。ただ、市民の間に体制の抜本的変革を求める声が強まっており、政権側の小手先の対応で事態が収束に向かうとは限らない。

 デモが今後も拡大すれば、プーチン氏のさらなる権威失墜につながるため、強硬手段で抑え込みにかかる可能性はある。

 また、プーチン氏は支持率低下が続いており、このままでは第1回投票での勝利は難しいとの見方が出ている。プーチン氏は00年と04年の大統領選で「一発当選」しており、決選投票は避けたいのが本音。今後、国営メディアや行政組織を総動員したキャンペーンに出ることが予想されるが、支持率回復につながるかは疑問だ。

 一方、下院選で躍進した共産党や公正ロシア、自由民主党は勢いに乗るが、これまで政権に協力的だったことから「体制内野党」とやゆされ、大統領選に出馬予定の各党首も新鮮さに乏しい。在野のリベラル系政党や市民組織を含め、ウクライナで04年の民主化運動「オレンジ革命」を率いたユーシェンコ前大統領のような指導者は見当たらず、プーチン氏の当選を阻止する戦略は描けていない。

3579チバQ:2011/12/12(月) 21:40:12
http://www.asahi.com/international/update/1208/TKY201112080688.html
2011年12月8日22時20分
エジプト総選挙、イスラム勢力が都市で圧勝
 エジプトで11月下旬から行われている人民議会(下院、498議席)選挙の第1回投票の開票結果が7日発表された。56議席が争われた小選挙区で、イスラム系政党が約6割を獲得し、圧勝した。同国の実権を現在握る軍最高評議会の幹部はイスラム系政党の躍進に警戒感をにじませ、選挙後に始まる憲法起草委員会の人選に介入する意向を示した。

 政府系紙アハラムなどによると、首都カイロなど9地域での開票結果で、イスラム穏健派のムスリム同胞団が設立した自由公正党が少なくとも29議席を獲得、厳格なイスラム主義を主張する光の党は4議席で、2位に付けた。議席数が公表されていない比例区でも自由公正党は37%、光の党は24%の票を得た。

 自由公正党は、ムバラク政権時代に弾圧された同国最大のイスラム組織ムスリム同胞団を基盤とする。「イスラムの精神に基づいた近代的な市民国家づくり」を主張、キリスト教徒を副党首に据えた「市民政党」の体裁を取り、政治路線は現実主義的とされている。一方、光の党は、法制度を全面的にイスラム法とするよう主張している。政治路線の違いから、両党が議会で連携するかどうかは、不透明だ。

3580チバQ:2011/12/12(月) 21:44:05
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2845371/8191764?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
仏で服役のノリエガ元将軍、22年ぶりに母国パナマへ送還
2011年12月12日 11:02 発信地:パナマ市/パナマ
【12月12日 AFP】中米パナマの元最高実力者で、米国やフランスで20年以上服役していたマヌエル・ノリエガ(Manuel Noriega)元将軍(77)が11日、厳重な警戒態勢のもと、パナマに送還された。

 1990年に米国に逮捕され、麻薬取引やマネーロンダリング(資金洗浄)などの罪で米国とフランスで禁錮刑に服していたノリエガ元将軍は、外交官や警察官、医師らににつきそわれ、パリ(Paris)からのイベリア(Iberia)航空機でパナマ市(Panama City)のトクメン国際空港(Tocumen International Airport)に到着した。

 ノリエガ元将軍は、米仏で禁錮刑となった罪とは別個にパナマで、反対派の殺害など3件の罪で服役する。

 パナマで1983〜89年までノリエガ元将軍による軍事独裁体制が敷かれていたが1989年12月、当時のジョージ・H・W・ブッシュ(George H.W. Bush)米大統領が米国民、パナマ運河、民主主義を守り、麻薬密輸を阻止するとの理由でパナマに軍事侵攻。1990年1月に投降したノリエガ元将軍を逮捕した。ノリエガ元将軍は直ちに身柄を米国に移送された。(c)AFP

3581チバQ:2011/12/12(月) 22:22:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111212/erp11121221020005-n1.htm
プーチン最側近が新党結成構想 ロシア下院選不正疑惑 リベラル勢結集訴え
2011.12.12 20:57 (1/2ページ)

ロシア大統領選の候補者登録のため、モスクワの中央選挙管理委員会を訪れたプーチン首相=7日(タス=共同)
 【モスクワ=佐藤貴生】ロシア下院選の大規模不正疑惑を受けて反政権機運が広がるなか、クドリン前副首相兼財務相が12日付の露有力紙で、新党結成も視野に自由と民主主義を基盤とするリベラル派勢力結集の必要性を訴え、政界に転じる可能性を示唆した。プーチン首相の最側近の一人であるクドリン氏は、政策をめぐり首相と温度差があったことも明かした。首相が出馬予定の来年3月の大統領選に向け、政界に波紋を広げそうだ。

 12日付有力紙ベドモスチが掲載したインタビューでクドリン氏は、「概して自由を志向する政党が存在しない、驚くべき政治状況だ」とした上で、下院選を機に噴出した政治への不満を受け、「自由と民主主義を求める勢力が連帯し始めている。私自身も協力する準備がある」と述べた。新党結成の可能性を示唆したものとみられる。

 また、プーチン首相への尊敬の念は変わらないとしつつも、多方面から意見を聞いてバランスを取る手法により、「決定は中途半端になり、いつも効率的とはいえなかった」と述べた。

 今年6月にはリベラル派政党「右派事業」が大富豪のプロホロフ氏を党首に選出、下院選を戦うことになったものの、内紛を経て党首の座から脱落した。クドリン氏はインタビューで、プロホロフ氏に白羽の矢が立つ前にメドベージェフ大統領から同党党首への転身を打診され、拒否したことを改めて明かした。

 政権による「右派事業」のてこ入れは、統制可能な官製の「第2与党」を作り、実業界やリベラル層を取り込む戦略だったとみられる。同党は下院選では得票率0・6%と惨敗を喫して議席に届かず、政権側の思惑は破綻していた。

 クドリン氏はプーチン氏が西部サンクトペテルブルクで第1副市長などを務めていた1990年代からの知人。中央政界にプーチン氏を招き、大統領に至る出世街道を駆け上がるのを手助けし、プーチン前政権が発足した2000年から財務相や副首相を歴任。好調な経済を支えたエコノミストとして欧米からも高い評価を得ていたが、今年9月に更迭されていた。

 プーチン氏の側近による与党批判は、下院選での不正疑惑が政権内部のリベラルな経済官僚らにも動揺を与えていることを示すものとみられ、大統領選に向けた政局にも影響しそうだ。

 一方、インタファクス通信によると、大統領は10日の大規模な反政府デモをふまえ、「(参加者が唱えた)スローガンや声明には賛成しない」と断った上で、不正が指摘されたすべての投票所で事実を調査するよう命じた。国民の不満に一定の理解を示すことで世論の早期沈静化を狙ったとみられるが、先行きは不透明だ。

3582チバQ:2011/12/12(月) 22:45:38
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111212-OYT1T00964.htm
反プーチン票受け皿に?実業家、大統領選出馬へ
 【モスクワ=貞広貴志】ロシアの実業家ミハイル・プロホロフ氏(46)は12日、モスクワで記者会見し、来年3月に行われる次期大統領選に立候補する意向を表明した。


 プロホロフ氏は今年9月までリベラル政党「正義党」の党首を務め、一時は下院選の台風の目と言われたが、クレムリンと対立して党首を辞任した経緯がある。大統領選では、「反プーチン票」の受け皿になる可能性がある。

(2011年12月12日22時33分 読売新聞)

3583チバQ:2011/12/12(月) 22:50:44
>>3091
>>3093
クドリン氏はプーチン氏に近く、プーチン氏が大統領に就任した00年から財務相を務める。クドリン氏は次期首相に意欲があるといわれ、同じリベラル派と目されるメドベージェフ氏との間で首相ポストを争う事態を予想する声も出ている。
>>3581
プーチン首相の最側近の一人であるクドリン氏は、政策をめぐり首相と温度差があったことも明かした。

3584チバQ:2011/12/13(火) 12:12:28
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/13/20111213ddm002030104000c.html
ロシア:「ロシアの冬」デモ拡大 格差と腐敗に怒り
 <追跡>

 ロシアで下院選(今月4日)の不正疑惑をきっかけに、反政府デモがかつてない規模で広がっている。プーチン首相(前大統領)が打ち立てた「管理された民主主義」のもと、不平や不満を抑え込まれていた普通の市民が怒りの声を上げ始めたのだ。ソ連崩壊から今月末で20年。ロシア社会は大きな転換点を迎えている。

 ロシア全土で政権への抗議集会があった10日、雪に覆われたモスクワ近郊のシェレメチェフスキー村。犬を連れて散歩していたウラジーミルさん(59)は「今の政権にはうんざりだ。電気・ガスの値上がりで生活は苦しく、村はさびれていくばかり」と話した。年金で暮らすリュドミラさん(72)は「役人が賄賂をもらって、村の土地をモスクワの金持ちの別荘用に売り払っている。なぜ罰せられないの」と不満をぶつけた。

 首都モスクワでは10日、主催者側によると最大で10万人、警察発表でも約2万5000人が抗議集会に参加した。だが、公然と抗議の声を上げた人々はまだほんの一部に過ぎない。都市から離れ、抗議行動に参加できない人々の間にも、水面下で政権批判の声が広がっている。

 プーチン氏は大統領時代(00〜08年)、国民の間での高い人気を追い風に、官僚機構に依拠する強権支配体制を築いた。下院は政権与党「統一ロシア」を中心とする翼賛議会となり、プーチン氏の支配体制を批判するリベラル系野党は選挙から締め出された。

 しかし、この「管理された民主主義」を支えていた好調なロシア経済は、08年の世界金融危機のあおりで失速した。現体制には市民の声をくみ取るシステムが存在せず、貧富の格差や汚職など社会問題を放置してきた政権側への不満が蓄積された。9月末に公表されたプーチン首相とメドベージェフ大統領の「ポスト交換」は市民の怒りに火を付け、下院選を契機に一気に燃え広がった。

 一連の抗議活動ではインターネットも大きな役割を果たした。ロシアのネット利用者は5000万人超と欧州最大。投票所の係員が隠れて他人の投票用紙に記入する映像などがネットを通じて広まり、不正への反発を増幅させた。中東・北アフリカの独裁政権を倒した民主化運動「アラブの春」になぞらえ、「ロシアの冬」という呼称も広がっている。

 モスクワの抗議集会では野党支持者だけでなく、普通の若者らの姿も目立った。デモに初めて参加した翻訳業のリリヤさん(34)は「私の一票を(不正で)侮辱した政権を許せない」と語った。これまで反政府勢力が主催する抗議集会を一切報道せず沈黙してきた国営テレビも、10日のデモを詳細に伝えた。社会の「うねり」は無視できなかったようだ。コムソモリスカヤ・プラウダ紙は12日、「ロシアに市民社会があることを証明した」と1面で報じた。

 メドベージェフ大統領は抗議活動について「民主主義の表れだ」とコメントした。だが、いったん「管理」が外れた民主主義は、プーチン体制そのものを突き崩す力を秘めている。次の抗議活動は今月24日に予定されている。【モスクワ田中洋之、大前仁】

毎日新聞 2011年12月13日 東京朝刊

3585チバQ:2011/12/13(火) 19:18:07
http://mainichi.jp/select/world/news/20111213k0000e030173000c.html
チュニジア:暫定大統領にマルズーキ氏を選出
 【カイロ和田浩明】チュニジア制憲議会(定数217)は12日、人権活動家で世俗主義政党「共和国評議会」のモンセフ・マルズーキ党首(66)を暫定大統領に選出した。23年にわたったベンアリ長期独裁政権が1月に反体制デモで崩壊し、中東の民主化要求運動「アラブの春」の発火点となったチュニジアで、民主的に選出された初めての国家元首が誕生したことになる。

 投票総数は202票で、賛成153票、反対3票、棄権2票だった。野党議員らが抗議し白票44票を投じた。

 選出を受けた演説で、マルズーキ氏は「3分の2以上の票を獲得でき誇りに思う。信頼に応えて任務に励みたい」と述べた。

 マルズーキ氏は13日に就任式を行い、10月下旬の議会選で第1党になった連立相手の穏健派イスラム政党「アンナハダ」事務局長のハマディ・ジェバリ氏を首相に任命する見通し。

 マルズーキ氏は医師で仏ストラスブール大卒。80年代から人権運動に関わり、90年代初頭には当局のイスラム勢力弾圧を批判した。94年には大統領選に出馬しようとして投獄された。01年に共和国評議会を設立したが非合法化されたため渡仏、一時帰国したが当局の監視や嫌がらせのため再出国し、国外から活動を指揮した。今年1月のベンアリ前政権崩壊後にチュニジアに戻った。

 アンナハダと共和国評議会、社民主義政党エタカトルが連立与党の制憲議会は10日に暫定憲法を可決した。権力集中がベンアリ長期独裁政権を許したことから、首相に権限の大部分を移した。野党勢力からは「権力の集中先が大統領から首相に変わっただけ」との批判もある。

 制憲議会は新憲法案を起草するのが主任務。国民投票で憲法案が承認された後、大統領選挙や議会選挙が実施され、約1年間で民主体制への移行が完了する見通しだ。

毎日新聞 2011年12月13日 9時43分

3586チバQ:2011/12/13(火) 21:46:44
>>2720>>2725>>3040-3041>>3073>>3581-3582
http://www.afpbb.com/article/politics/2845563/8195071?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
露大富豪プロホロフ氏、大統領選に出馬 プーチン首相に挑む
2011年12月13日 10:08 発信地:モスクワ/ロシア

【12月13日 AFP】ロシアの大富豪のミハイル・プロホロフ(Mikhail Prokhorov)氏(46)が12日、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相の対抗馬として2012年3月の大統領選に立候補すると表明した。背景には、4日の下院選に端を発した反プーチン機運の高まりがあるとみられる。

 実業家のプロホロフ氏は、米プロバスケットボールチーム、ニュージャージー・ネッツ(New Jersey Nets)のオーナーでもあり、米経済誌フォーブス(Forbes)によると同氏の資産総額は180億ドル(約1兆4000億円)。

 旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身で事実上12年間にわたってロシアを支配してきたプーチン首相に大統領選で挑む決断を下したことについて、プロホロフ氏は「人生で最も真剣なものだった」と明かした。

 また同氏は大統領選に向けて新党を立ち上げる考えを示し、「プーチン大統領、メドベージェフ首相」構想に意義を唱えて更迭されたアレクセイ・クドリン(Alexei Kudrin)元財務相と新党の設立について話し合ったことを明らかにした。クドリン元財務相とは、政治や経済に関する認識が、ほぼ一致したという。

 クドリン氏も12日、リベラル新党の設立に参加したいとの考えを露日刊紙ベドモスチ(Vedomosti)に語っている。同氏の主要メディアとのインタビューは、更迭されてからは初めて。

 プロホロフ氏は4日の下院選でリベラル派「正義党(Right Cause Party)」から立候補していたが、党内の勢力争いから立候補を取りやめた。結局、正義党の得票率は1%にも満たなかった。党内の争いについて同氏は、自分や支持者を排除しようとしたロシア政府の計略だと主張している。(c)AFP/Olga Nedbayeva

3587チバQ:2011/12/13(火) 21:58:20
http://www.asahi.com/international/update/1212/TKY201112120541.html
2011年12月12日22時35分
カストロ氏「将来の議長は英語で演説を」 後継者に言及
 キューバのラウル・カストロ国家評議会議長が、トリニダード・トバゴで開かれた会議で「恐らく近い将来、キューバを代表する議長は英語で演説ができるだろう」などと語った。後継者の具体像に初めて言及した。反米の国とはいえ、英語の必要性は認めた。

 ジャマイカやドミニカなどから成るカリブ共同体・共同市場(カリコム)で8日、演説した。共産党機関紙「グランマ」や地元メディアなどによると、「私はもう無理だが、次の人は英語で演説しないといけない。アイ・スピーク・イングリッシュ・ベリー・ベリー・バッド(私は英語がとても下手だ)」などと話した。

 カリコムの多くの国は英語が公用語。ラウル議長は「カリブの人間は、スペイン語も英語も話せるべきだ」と説明し、「北の隣人(米国)へ近づくためにではない。それなら、まったくしゃべれない方がましだ」と語った。

3588チバQ:2011/12/13(火) 22:02:21
>>3220>>3241>>3269>>3274>>3278-3279
>>3284>>3433>>3585
http://www.asahi.com/international/update/1213/TKY201112130133.html

2011年12月13日11時0分
チュニジア暫定大統領に元野党指導者 
世俗派の中道左派モンセフ・マルズーキ氏=1月22日、貫洞撮影

 チュニジア制憲議会は12日、信任投票を行ってモンセフ・マルズーキ氏(66)を暫定政府の大統領に選出した。マルズーキ氏は元人権活動家で、ベンアリ政権を批判。2001年に野党「共和国会議」を結成したが、弾圧されてフランスに亡命した。今年1月の政権崩壊後に帰国し、大統領選への立候補に意欲を示していた。

 マルズーキ氏が率いる共和国会議は世俗派の中道左派政党。10月の議会選挙で2位となり首位のイスラム政党ナハダなどと連立することで合意している。同氏は近く、合意に基づいてナハダのジベリ幹事長を首相に指名する予定だ。

 暫定政府と制憲議会は、新憲法を制定し、正式政府の下地をつくるのが役割だ。暫定憲法では、首相の方が大統領よりも大きな実権を握ることになっており、政権はナハダが主導する見通しで、新憲法へのイスラム法の導入などを巡り、世俗派とイスラム主義者の緊張が続きそうだ。

3589チバQ:2011/12/13(火) 22:03:07
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201112130108.html
貧困国アフガンの妊産婦支援、治安悪化と資金不足が命取りに2011年12月13日

 12月12日、世界最貧国の1つであるアフガンでは毎年、妊娠や出産に伴って多くの女性が命を落としているが、妊産婦支援は治安悪化と資金不足の懸念に直面している。写真は同国西部ヘラートの病院で11月撮影(2011年 ロイター/Mohammad Shoib)
 [ヘラート(アフガニスタン) 12日 ロイター] アフガニスタン西部に位置するヘラートの病院に、出産を間近に控えた15歳の少女が、ロバの背にまたがった8日間の長旅の末たどり着いた。しかし彼女は間もなく、発作や高血圧に見舞われ息を引き取った。

 世界最貧国の1つであるアフガンでは毎年、妊娠や出産に伴って多くの女性が命を落としている。病院の助産師を務める女性(21)は、「彼女が到着した時には、手の施しようがなかった。すでに昏睡状態に陥っていた」と語った。

 ドイツのボンでは今月、世界中から政治家や経済学者、活動家などが集まり、貧困にあえぐアフガンについて議論を重ねた。世界保健機関(WHO)の最新データによれば、同国は依然として、女性が子どもを産むのに最も危険な国となっている。

 ただ、ここ10年ほどで一定の改善傾向は見られる。2000年の統計では、出産に伴って死亡する女性は出生数10万人に対し1800人だったが、最新の2008年には1400人に減少した。

 同国の保健省は、妊娠女性の健康を優先事項に定め、助産師の数を400人から3000人に増やしたほか、緊急の出産に備えたサービスの拡充にも取り組んでいる。スラヤ・ダリル保健相は「この方法で効果が上がることがわかった。女性の境遇を変えることができる。問題はこの効果を持続させられるかどうかだ」と語った。

 国際非政府組織(NGO)の「ワールド・ビジョン」や「国境なき医師団(MSF)」も、出産を控えたアフガン女性を支援する綿密なプログラムを用意している。しかし、国際治安支援部隊(ISAF)のアフガン撤退や、それに伴う資金の引き揚げが、そうした慈善団体にとっては頭痛の種だ。ISAFが予定している2014年末までのアフガン撤退に伴って支援資金も少なくなれば、この10年間での改善は水泡に帰す恐れがある。

 アフガン政府の乏しい資金を補う海外支援がなければ、助産師育成プログラムはほぼ間違いなく縮小されるだろう。また支援団体も安全が確保できなければ撤退する可能性がある。実際、国境なき医師団は2004年にメンバー5人が殺害され、一旦活動を停止したことがある。同国で活動してきた公衆衛生の専門家、サラ・ピックワース氏は「援助の水準が急激に下がってきていることは非常に危険。十分な資金がなければ、状況を改善するスピードも遅くなり、大きく前進するための勢いを失ってしまう」と語った。

 <治安悪化>

 妊産婦の死亡率が極めて高いことを受け、アフガンの農村部では、女性支援に向けた動きが始まっている。ヘラートの保健科学院(IHS)はワールド・ビジョンなどの支援を受け、この7年間で256人の助産師を育成。学生の多くは地元から選抜されたが、仮にヘラートで武力衝突が起きた場合、学生は家族によって実家に連れ戻される可能性もある。治安情勢の悪化は妊娠中の女性だけではなく、助産師の育成にも影響を与えかねない。

 産気づいた女性を農村部から病院に運ぶのは、今でも厳しい状況だ。ほとんどの人が車を持っておらず、道路の舗装も進んでいない。武装集団が簡単に旅行者を襲うようにでもなれば、事態は一層悪化するだろう。女性の教育や自由行動を禁じたタリバンのような政治集団が再び力を持ち始めれば、死亡率の悪化に拍車がかかることになる。

 助産師の指導者は、タリバンの影響で、将来助産師や医者になるはずだった女性が失われてしまったと嘆く。女性の医療従事者がいないことは、男性医師が女性患者を診察することがタブー視されるアフガンでは致命的だ。

3590チバQ:2011/12/13(火) 22:03:24
 <資金不足>

 アフガニスタンでは目下、資金が大きな問題となっている。2014年以降、同国予算は治安維持などに必要な70億ドル(約5450億円)が不足することになる。現在その不足分は、外国からの援助で埋め合わせている状況だ。

 多くの女性が過酷な貧困を強いられているということは、衛生や栄養の面でも劣悪な状態に置かれていることを示している。近年行った調査によれば、清潔な飲み水を手に入れる手段を持っているのは国民の半分で、認可されたトイレや公衆衛生施設を利用しているのは国民の5分の1に過ぎないことがわかっている。

 IHSのエフラリー副院長は、十分な医療従事者を確保するためには、助産師の育成プログラムをあと5回繰り返す必要があるが、資金面での問題が大きな障害だと指摘。「助産師の育成も難しいが、資金を調達するのも難しい」と苦々しく語った。

 ボンで開かれたような国際会議で貧困対策や国情安定化への道筋が示すことができなければ、妊産婦の保健衛生改善に積み重ねられてきた活動は、もろくも崩れ去ることになりかねない。

 (ロイター日本語サービス 執筆:Jan Harvey記者、翻訳:梅川崇、編集:宮井伸明)

3591チバQ:2011/12/13(火) 22:33:35
>>3255
http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=31746270
2011-12-12 16:06波乱に富む閣僚選出選挙

2003年までの過去50年間、波風が立つこともなく執り行われたスイスの7人の閣僚選出選挙。ところが今年12月14日の選挙は、始まる前から波乱に富む。
第1党の右派国民党は、自党からもう1人閣僚を出したいと闘志を燃やし、引退する社会民主党のミシュリン・カルミ・レ外相の座を狙うのみならず、エヴェリン・ヴィトマー・シュルンプフ財務相や急進民主党の閣僚に対しても対抗馬を立てる。ところが、自党の有力候補者の不正事件が発覚し12月8日にこの候補者をリストから外した。



魔法の公式
 4年ごとに行われる連邦議会議員総選挙後、7人の閣僚(大臣)を選出する閣僚選挙は、1959年から2003年までの間、ほとんど問題がなくただ儀式的に行われた。それは、「魔法の公式(マジック・フォーミュラー)」と呼ばれるバランスの取れた配分率が維持されたからだ。

 これは連邦議会を構成する上位4党の、急進民主党(FDR/PLR)、社会民主党(SP/PS)、キリスト教民主党(CVP/PDC/PLR)がそれぞれ二つ、国民党(SVP/UDC)が一つのポストを占める配分だった。

 ところが、これが2003年に崩れた。4位だった国民党が外国人排斥などの政策を掲げ第1党に躍進し、キリスト教民主党が維持していた二つのポストの内の一つを勝ち取ったからだ。

 問題がさらに複雑になったのは2007年の選挙のときだ。国民党のクリストフ・ブロッハー大臣の再選を望まなかった他党は策略を講じ、国民党員だが党推薦ではないヴィトマー・シュルンプフ現・財務相を当選させた。立腹した国民党は、ヴィトマー・シュルンプフ氏を離党させた。

 その後ヴィトマー・シュルンプフ氏は市民民主党(BDP/PBD)に入党。その結果、国民党は再び一つポストを失うこととなった。

 この国民党によるもう一つのポスト奪回が今回の選挙の焦点だ。



一致の原則とヴィトマー・シュルンプフ氏
 2007年にこうした勇気ある行動に出た少数派言語ロマンシュ語圏出身のヴィトマー・シュルンプフ氏は、国民の人気が高い。政治的課題においても、書類の隅々まで目を通していると評判だ。1人だけが特別目立つようなことのない言動は「一致の原則」を良しとするスイスの内閣においてプラス評価に繋がる。

 ところで、この「一致の原則」だが、今回の選挙で各党が旗印が挙げたのがこの言葉だ。意味は「内閣での主張力は、連邦議会内の党の議席数に比例して尊重される」といった風に解釈される。

 よって上位3政党の国民党、社会民主党、急進民主党は、その主張が尊重されるためには、それぞれが二つのポストを、第4党のキリスト教民主党が一つのポストを獲得するのが妥当という計算になる。

 このため、小党の市民民主党に属するヴィトマー・シュルンプフ氏の再選は、彼女の人気とその高い政治的能力にもかかわらず危うくなってくる。

3592チバQ:2011/12/13(火) 22:33:57


国民党への不信
 一致の原則を理由にまさにこのヴィトマー・シュルンプフ氏のポストを奪回しようと国民党は狙いを定めている。もしだめなら、政治的評価が比較的低い中道右派急進民主党のシュナイダー・アマン経済相や、社会民主党のカルミ・レ外相の後のポストさえ狙っているといわれる。

 ところが選挙目前の12月8日、候補に立てた2人のうちより有力とされていたブルーノ・ツッピガー議員が、自身が経営する会社の元社員が人道団体に寄付したいと遺書に書き残したお金を、着服した事実が大きく報道され、直ちに候補から外された。

 国民党はすぐに次の候補者を立てたものの「ツッピガー議員の問題は解決済みと考えていた」とする党幹部の判断の甘さや運営能力に対する不信を党内部に招き、外部に対しても党の信用を損なう結果となった。

 さらに国民党は、10月の連邦議会議員の総選挙で第1党を維持したものの10議席を失い計59議席、第2党の社会民主党は6議席を増やし57議席を占めた。その一つの理由は福島の原発事故で、原子力エネルギーが国民の関心を占め、原発に賛成する国民党議員に票が集まらなかったといわれている。



選挙の動向は見えない
 こうした中、社会民主党は脱原発に賛成するヴィトマー・シュルンプフ氏を選挙前から強く支持している。さらに、同党のカルミ・レ外相の後には、同党からの推薦候補者が(一致の原則のルールに従えば)当然当選すべきだと考えている。

 しかし、「閣僚選出選挙はふたを開けてみるまでまったく分からない。しばしば戦略の詳細を把握しているのは、党のごくわずかな人間だけだ」というのが、キリスト教民主党の党首ウルス・シュバレ氏の意見だ。12月12日付けのフランス語圏の日刊紙「ル・タン ( Le temps ) 」でのインタビューで、氏は次のように語っている。

 「最後の最後まで、選挙の動向を制御することはできない。ある種のダイナミズムがこの動向にはあって、それはそれで良いことなのだ」

3593チバQ:2011/12/14(水) 23:35:32
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/111214/cpd1112140505005-n1.htm
露大統領選にダークホース プーチン氏が計画? 大富豪出馬 (1/2ページ)

2011.12.14 05:00
 ロシアの富豪、ミハイル・プロホロフ氏が12日、プーチン首相の勝利が濃厚とみられていた来年3月の次期大統領選への出馬を表明した。プーチン首相率いる与党「統一ロシア」に抗議する10年ぶりの大規模なデモが全土で拡大するなか、台風の目になるとの見方がある一方、出馬がプーチン首相に仕組まれたものだとの観測も出ている。

 米プロバスケットボールチーム、ニュージャージー・ネッツのオーナーでもあるプロホロフ氏はモスクワで記者団に対し「人生で最も重要な決断をした」と語った。また、かつてプーチン首相の政敵だった石油王のミハイル・ホドルコフスキー氏が脱税などの罪で投獄されたことにふれ「二の舞いになることを恐れていない」と話した。

 米経済誌フォーブスによると、同氏は約180億ドル(約1兆4000億円)の資産を有するロシア3位の富豪。リベラル政党「正義党」の党首を務めていたが、12月の議会選挙に向けた同党の計画をメドベージェフ政権が妨害したと非難し、9月15日に党首を辞任した。

 IHSグローバル・インサイトのアナリスト、リリット・ゲボルジアン氏は「プロホロフ氏は、職を持つ若い有権者の多くにとって不満のはけ口として機能するだろう。同氏の出馬は完全に統制されたものになると予想される選挙の形勢を覆すことができる」との見方を示した。

 今年、財務相を解任されたアレクセイ・クドリン氏は、12日付の同国紙ベドモスチとのインタビューで、新たな中道右派政党の結成を支持すると発言しており、プロホロフ氏の支持に回る可能性もある。クドリン氏は財務相としての任期は現政権で2番目に長かったが、歳出策をめぐるメドベージェフ大統領との意見の対立から9月26日に辞任に追い込まれた。

 今月4日に行われた下院選挙で統一ロシアは過半数を確保したものの、欧米の観測筋からは選挙の自由性と公正性を疑問視する声があがっている。票の水増し疑惑に対して、市民の怒りが爆発。警察発表によると、10日にはモスクワ中心部で、2万5000人規模のデモが行われた。

 プロホロフ氏の出馬が、プーチン首相によって仕組まれたものだという見方もある。元統一ロシア所属の議員で、現在はモスクワ政治学院の学院長を務めるセルゲイ・マルコフ氏は「2つの可能性がある。1つは最近の抗議運動を受けて、大統領選の合法性を強調するためにプーチン首相が出馬に合意した可能性、もう1つはプロホロフ氏が反政府運動の勢いに乗ろうとしている可能性だ」と述べた。(ブルームバーグ Ilya Khrennikov、Lyubov Pronina)

3594チバQ:2011/12/14(水) 23:38:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111214/erp11121421200011-n1.htm
露、忍び寄る検閲の影…活字、ネットも統制か 首相批判の有力週刊誌編集長解雇
2011.12.14 21:18 (1/2ページ)

問題となったロシア有力紙コメルサントが発行する週刊誌「ブラスチ」(AP)
 【モスクワ=遠藤良介】下院選での大規模不正疑惑を機に反政権機運が高まっているロシアで、政権側がこれまで比較的自由な報道・言論活動を続けてきた新聞・雑誌やインターネットの統制を強化する兆候が出てきた。13日には下院選の報道をめぐって有力週刊誌の編集長らが解雇されたほか、政権幹部がネット規制の導入を示唆するなど波紋が広がっている。

 有力経済紙「コメルサント」などを発行する持ち株会社のオーナーで富豪のウスマノフ氏は同日、傘下の週刊誌「ブラスチ」の編集長と持ち株会社の社長を解雇した。ウスマノフ氏は、同誌最新号の記事が「低俗で暴力行為に近い」と理由を説明している。

 12日発行の同誌は、下院選で投票するプーチン首相(前大統領)の写真を表紙に掲げて下院選での不正行為を特集。直接の解雇理由は、ロンドンでの在外投票を伝えた記事に、プーチン氏をののしる殴り書きがされた投票用紙の写真が付けられたことだとされている。

 英字紙モスクワ・タイムズは14日、この解雇劇がクレムリン(大統領府)によるウスマノフ氏への「巨大な圧力」によるもので、「このようなことは従来なかった。皆が衝撃を受けている」とするコメルサント関係者の話を伝えた。

 ロシアのプーチン前政権は、主要テレビ局を国や国営企業の傘下に入れるなど、国民の多くが情報源とするテレビを主要対象に報道・言論統制を進めた。

 一方、コメルサントが鋭い政権批判も行う高級紙として定評を得てきたように、新聞・雑誌は比較的自由な報道を続けてきた。

 だが、下院選での不正疑惑が新聞やネットで伝えられ、10日には大規模な反政権デモが行われたのを受けて、政権がこれらメディアの統制にも乗り出すとの懸念が強まっている。

 プーチン首相の最側近、パトルシェフ安全保障会議書記は14日までに「ロシアでもインターネットの賢明な規制を実現せねばならない」と中国型のネット統制導入をにおわせ、人権団体などが反発している。

 同日付の経済紙「ベドモスチ」は1面で、主要なネット業者で構成される団体が、国とともに「違法サイト」の閉鎖を義務づける法案を準備したと報道。ここでは児童ポルノや麻薬関連と並んで「過激主義的な内容」も規制対象とされており、「全般的なネット検閲につながる恐れがある」と警鐘を鳴らした。

3595チバQ:2011/12/14(水) 23:39:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111214/erp11121420590010-n1.htm
グリズロフ下院議長が退任 露与党苦戦で引責か
2011.12.14 20:58
 ロシアのボリス・グリズロフ下院議長は14日、下院議員の当選を辞退することを明らかにした。2期8年間務めた下院議長職から退任することになる。同国主要メディアが伝えた。議長は与党、統一ロシアでプーチン首相に次ぐ最高幹部。下院選で同党が大幅に議席を減らした責任を取ったとみられる。

 議長は、下院議員としてやるべきことは成し遂げたとし「下院議長を、2期を超えて務めるのは、違法ではないが正しくない」と記者団に述べた。(共同)

3596チバQ:2011/12/14(水) 23:42:47
*イギリス連邦加盟国であり、英連邦王国の一国。



http://sankei.jp.msn.com/world/news/111214/asi11121417260005-n1.htm
療養中退陣の首相を再任命 パプア総督、混乱続く恐れ
2011.12.14 17:23
 パプアニューギニアからの報道によると、同国のオギオ総督は14日、病気治療のため国外滞在中の8月に首相職からの退陣を強いられたマイケル・ソマレ氏をあらためて首相に任命した。後任の首相に就いていたピーター・オニール氏側は強く反発しており、政治的混乱が続く恐れがある。

 親日家としても知られるソマレ氏は昨年末以来、心臓手術に伴う合併症の療養などで不在期間が長期に及んだため、同国議会が8月、首相職が空席であると宣言し、オニール氏を新首相に選出。しかし、最高裁は今月12日、新首相選出手続きは違憲と判断し、ソマレ氏が直ちに復職すべきだとする判決を下した。

 オニール氏側は議会での正当な手続きを経たと主張。ソマレ氏は国民に平静を求める声明を発表したが、来年6月に実施予定の総選挙が前倒しされるとの見方もある。(共同)

3597チバQ:2011/12/14(水) 23:50:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111213-00000064-reut-int
ノルウェー首相が南極点に、アムンゼンの初到達100周年で
ロイター 12月13日(火)13時15分配信


拡大写真
 12月12日、ノルウェーのストルテンベルグ首相が、同国の探検家アムンゼンによる人類初の南極点到達から100年になるのを記念し、南極点を訪れた。写真は南極点に立つストルテンベルグ首相。提供写真(2011年 ロイター)

[オスロ 12日 ロイター] ノルウェーのストルテンベルグ首相が12日、同国の探検家アムンゼンによる人類初の南極点到達から100年になるのを記念し、南極点を訪れた。

赤のパーカーと帽子を身に付けたストルテンベルグ首相は、「南極点でスキーしている。自然が美しい」とツイート。首相は、アムンゼンの南極点到達からちょうど100年となる14日に、当時と同じルートで南極点を目指しているノルウェーの探検隊を出迎えることになっている。

3598チバQ:2011/12/15(木) 12:27:45
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/15/20111215ddm007030036000c.html
トルクメニスタン:ニヤゾフ大統領死後5年 国父の威光、独裁持続
 中央アジアのトルクメニスタンで91年のソ連崩壊後、事実上の独裁・鎖国体制を敷いたニヤゾフ初代大統領が死去して丸5年。後継のベルディムハメドフ大統領(54)のもとで開放や自由化がどれだけ進むか注目されたが、来年2月の大統領選を前に、権威主義的な国家体質が再び頭をもたげつつある。【アシガバートで田中洋之】

 首都アシガバート南部の山すそに、ニヤゾフ氏の黄金像を頂く巨大なモニュメントが完成し、12日に披露式が行われた。この日は95年に国連で永世中立が認められた「中立記念日」。土台の塔の高さ95メートルは「95年」、像の高さ12メートルは「12月12日」にちなんでいる。

 黄金像は昨年まで市内中心部の塔上に立っていた。98年に完成した像は常に太陽の方角を向いて360度回転し、個人崇拝の象徴とされてきた。昨年8月に撤去され、「このまま姿を消すのでは」との観測も広まったが、1年後に約7キロ離れた現在地に移設された。新たな塔は以前より20メートル高い。ただ像は今のところ北にある市街地を向いて固定されている。「南側は山なので回転させる必要がなくなった」ともささやかれている。

 ニヤゾフ氏が06年12月に急死したあと、国内各地に掲げられていた同氏の肖像がベルディムハメドフ氏に切り替えられるなど「脱ニヤゾフ化」が進んだ。しかし、黄金像の「再生」は、国父とあがめられるニヤゾフ氏の威光が健在であることを裏付けた。迫害を恐れ10年前にロシアへ逃れた弁護士のバティールさん(51)=モスクワ在住=は「ニヤゾフ氏が築いた独裁体制はこの5年間で何も変わっていない」と話す。

 ベルディムハメドフ大統領は10月末、議会で「トルクメニスタンの英雄」という称号を初めて得た。ニヤゾフ氏も在任中に6回得ており、任期満了に伴う次期大統領選での再選に向け権威を高める狙いとみられる。大統領は今月2日の政府会合で、「大統領選は複数が立候補して行われ、国内で進む民主的改革の新たな段階となる」と語った。だが、憲法の規定で大統領選出馬には国内に15年間以上続けて住んでいることが条件となっており、母国を離れて欧州などで活動する反体制派は事実上締め出されたまま。西側外交筋は「民主化は欧米向けのポーズにすぎない」とみる。

3599チバQ:2011/12/15(木) 12:28:00
 ◇統制経済、不満抑え
 アシガバート北郊に今年2月、「トルクーチカ」というバザールができた。敷地面積は100ヘクタールと中央アジア最大で、2000以上の店舗がひしめく。バザールの一角で中国から仕入れた繊維商品を扱うウバンチさん(42)は、月に約3000ドルを売り上げる。国民の平均月収の10倍以上だ。「商売は順調。大統領は素晴らしい施設を作ってくれた」と話した。

 10月には独立20年を記念して南部の山頂に高さ211メートルの新テレビ塔が完成し、世界最大の星形建築物としてギネスブックに認定された。市内には08年に当時世界で最も高い133メートルの国旗掲揚ポールが建てられたが、その後、同じ旧ソ連のバクー(アゼルバイジャン)、ドゥシャンベ(タジキスタン)にできたポールに抜かれており、「世界一」への執念がうかがえた。

 一方、記者がモスクワから持参したロシアの携帯電話はローミングが使えず、「閉鎖国家」を実感した。国営で唯一の携帯会社「TMセル」が国外事業者と提携していないためだ。トルクメニスタンにはロシアの携帯大手MTSが進出し、シェアの7割を持ち国際ローミングにも対応していた。だがMTSは昨年12月、営業許可を突然剥奪され、約240万人のユーザーは1社独占となったTMセルへの切り替えを迫られ、回線不足もあって大混乱に陥った。同社の経営には大統領の親族が関与しているとされる。インターネットも普及しつつあるが料金は高額で、反政府系サイトや交流サイト「フェイスブック」へのアクセスも規制されている。

 トルクメニスタン政府は外国人記者へのビザ発給を厳しく制限しており、今回の取材は原田親仁・駐ロシア大使(兼トルクメニスタン大使)の信任状奉呈に同行する形で実現。取材先は当局が許可した場所に限られ、外務省当局者が常に同行した。

 豊富な天然ガスや石油の輸出で潤うトルクメニスタンは、電気・ガスや教育、医療が無料で、自動車保有者には月120リットルのガソリンが無料支給される。食料品には価格統制が敷かれ、上限を超える値段で牛肉を売っていたアシガバート市内のトルコ系スーパーが今夏、行政処分を受け、店頭から牛肉が消えた。「アラブの春」で中東・北アフリカの独裁政権が倒れるなか、「当局は市民の生活への不満を低いレベルに抑え、政治化しないよう注意を払っている」(外交筋)ようだ。

毎日新聞 2011年12月15日 東京朝刊

3600チバQ:2011/12/15(木) 22:09:42
http://www.asahi.com/international/update/1215/TKY201112150610.html
2011年12月15日20時51分
シラク前大統領に有罪判決 仏裁判所、公金横領罪などで

 フランスのシラク前大統領(79)がパリ市長時代に関与したとされる職員の架空雇用事件で、パリ軽罪裁判所は15日、公金横領などの罪で執行猶予付きの禁錮2年の有罪判決を言い渡した。被告側は無罪を主張していた。

 シラク被告は1995年の大統領選への出馬をひかえ、パリ市長の職権を利用し、二十数人分の架空雇用をつくって公金を横領、選挙活動などに流用したとされる。現在の第5共和制下の大統領経験者が有罪判決を受けたのは初めて。被告は認知症を患っており判決公判を欠席した。(パリ=稲田信司)

3601チバQ:2011/12/15(木) 22:24:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111215/amr11121520140014-n1.htm
【イラク戦争終結】
くすぶる宗派対立、イランの影 米アジア重視に影響も
2011.12.15 20:09 (1/2ページ)

14日、米南部ノースカロライナ州のフォートブラッグ陸軍基地で演説するオバマ大統領(ロイター)
 【ワシントン=犬塚陽介】オバマ米大統領は14日の演説で、イラク戦争は年内の駐留米軍の完全撤退で「歴史の一部になる」と述べ、事実上の戦争終結を宣言した。これを受けてイラク駐留米軍は15日、首都バグダッドで、隊旗を降ろす式典をパネッタ国防長官の出席で行った。2003年3月の開戦から約9年。大統領は民主化による安定という成果を強調したが、撤退は地域のパワーバランスを変える可能性がある。

 国内の宗派間対立や隣国イランの影響力拡大といった不安定化の火種は消えない。治安が再び悪化すれば、イラクとアフガニスタンからの撤退を踏まえた米国の「アジア回帰」戦略にも影響を与えかねず、今後もイラク情勢が米国の重荷となる状況が続きそうだ。

 国際社会の反対を押し切る形で開戦し、多大な人命と戦費を注ぎ込んだイラク戦争の終結を告げる演説で、オバマ大統領は「完璧ではないが、独立、安定し、自立したイラクを後にする」と強調した。

 オバマ政権にとってイラク戦争は、ブッシュ前政権からの「相続を余儀なくされた負の遺産」(元政府高官)であり、来秋の大統領選を前に年内の撤退完了は「必ず実現しなければならない公約」(同)だった。

 米軍によるイラク軍の訓練が不可欠との声は根強く、米軍内には数千人規模の駐留継続を求める声が大勢を占めたが、米兵の免責特権をめぐるイラク政府との交渉が不調に終わると、年末までの完全撤退論が一気に加速した経緯がある。

 イラク情勢の改善に結びついた米軍増派を早くから主張した共和党のマケイン上院議員は14日、撤退は「治安よりも政治を優先させた結果」と批判した。

 一方、撤退によって生じる地域の“力の空白”に乗じたイランの影響力増加を危ぶむ声が強まっている。

 スンニ派のムトラク副首相は米CNNテレビに対し、シーア派のマリキ首相が、同じシーア派のイランと米国の間で「ゲームをしている」と批判。首相を信頼する米国は「いつか後悔するだろう」と警告した。イラクは先月、アラブ連盟が決定したシリア制裁に反対したが、米国には、シリアと密接な関係にあるイランにイラクが配慮した結果との受け止めもある。

3602チバQ:2011/12/15(木) 22:25:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111215/amr11121520060012-n1.htm
米軍撤退 イラクで不安と歓迎が交錯
2011.12.15 20:05
 【カイロ=大内清】イラクでは、間近に迫った米軍完全撤退について、歓迎と不安が交錯している。今も武装テロが頻発するなど同国の不安定要因は解消されておらず、根深い宗派対立を背景に、政治の混迷がさらに深める懸念がある。

 現地からの報道によると、米軍侵攻後、イスラム教スンニ派武装勢力の拠点となり、2004年には米軍による大規模掃討作戦が行われた中部ファルージャでは、市民数百人が米国旗を燃やすなどして「占領者・米国」の撤退を祝った。

 一方、マリキ政権の後ろ盾となっていた米国の存在感が低下すれば、一応は保たれていた国内の力の均衡が崩れるとの指摘もある。

 シーア派の隣国イランはすでに、米軍撤退を見越してイラク国内への浸透を図っており、政権にも参加する反米強硬派のシーア派指導者サドル師陣営などとの関係を強化。こうした動きが顕著になれば、少数派のスンニ派がいっそう危機感を強めるのは間違いない。

 汎アラブ紙アルハヤートによると、両派の主要民兵組織は米軍撤退後も武装解除しない考えを明らかにしており、国際テロ組織アルカーイダ系武装勢力などによるテロだけでなく、両派の衝突が再燃することへの懸念も強い。同国各地では現在もなおテロなどが相次いでおり、11月には市民187人が死亡している。

 中央政府に不満を持つ地方政府から連邦制移行を求める声明が相次ぐなど、政権の統治能力への批判も噴出している。

3603チバQ:2011/12/15(木) 22:29:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111214/erp11121407330001-n1.htm
【プーチン国粋主義の夢】
(上)「全スラブ連邦」の挫折 ソ連・ロシア研究家、鈴木肇氏
2011.12.14 07:29 (1/3ページ)[ロシア]

与党が大幅に議席を減らした下院選翌日の5日、閣議で物思いにふけるプーチン露首相。反政権デモが全土に広がる中、どんな手を打つのか (AP)
 隣国ロシアの真実を知るためには、この国の特異な歴史、とりわけ国粋主義とメシア(救世主)思想の根強い伝統を知る必要がある。ロシアの首領プーチン氏の国粋主義の夢は国の全面的刷新と現代化でロシアを世界の指導国にするという壮大なものだ。しかし夢と現実の落差はあまりに大きい。自由と抜本的な政治改革なしの現代化は、本当に可能なのだろうか。

 国粋主義とは、自国民の優秀性を誇大に強調する排外的な極端な国家主義のことだ。専制・独裁国家では国粋主義の風潮がとりわけ強い。帝政ロシアはその代表格だ。帝政は1917年に滅び、ソ連共産党の一党独裁が70年以上も続いた。

 91年にソ連が解体した後の混乱期を経て2000年からプーチン氏の専制政治が続く。プーチン氏は12年3月の選挙で再び大統領となることが確実視されている。任期は6年に延長され、2期まで再選が可能なので、プーチン時代が今後もかなり長期にわたって続く可能性が出てきた。われわれの方でも長期的な対応が必要であろう。

 ところでロシアの指導層にはメシア思想が根強くあった。ロシアは10世紀末にビザンチン(東ローマ)帝国から東方キリスト教を受け入れて国教とした。ロシア人はこれを正しい教えとして熱心に信仰し、そのことがメシアニズムを生む原因になった。

「ロシアは正教を信じる国で正教世界の盟主だ。カトリックやイスラム世界と戦って正教の真理を世界に輝かせる使命がある。西のキリスト教(カトリック)に基礎を置くヨーロッパ文化も身に付けてきた。ロシア国民こそ一つの宗教的原理の上に東西融合の世界的文明をつくることができる。軍事強大国となり強力な専制を誇るロシアこそヨーロッパ世界を革命や自由主義から、スラブ世界を異教徒トルコから守ることができる唯一の国だ」(高野雅之『ロシア思想史』、早稲田大出版部)という思想だ。

 このような独特の思想は作家ドストエフスキーをはじめ、多くの思想家が主張した。正教信者の彼は時事評論集「作家の日記」でトルコの首都コンスタンチノープル(現イスタンブール)の占領を“絶叫”している。19世紀の思想家、チュッチェフやダニレフスキー、コンスタンチン・レオンチェフも、それぞれの立場から聖都コンスタンチノープルの領有を主張した。特にダニレフスキーはロシアを盟主とし、同市を首都とする「全スラブ連邦」の結成を呼び掛けた。

 帝政ロシアでは、国粋主義が強烈な反ユダヤ主義を伴っていた。19世紀末のロシアでのユダヤ人の数は500万人余り。ユダヤ人には定住区域が設けられ、官憲は反ユダヤ感情をあおり広めた。ときにポグロム(ユダヤ人に対する集団暴行、略奪)が引き起こされ、多数の死傷者が出た。



 差別政策は、ユダヤ人の青年、学生らを反専制の革命運動に走らせ、トロツキーらたくさんの革命家を輩出する結果となった。

 私は帝政末期の「ロシア国民同盟」など極右政党の基本文書を読んで、あまりに極端な反ユダヤの主張に驚いたものだ。彼らの主張は「ユダヤ人を外国人として扱い、パレスチナの地に移住させよ」という全面的締め出しを要求したものだった。

3604チバQ:2011/12/15(木) 22:30:30
 このような守旧反動の思想は帝政の危機を救えず、倒壊を早めた。コンスタンチノープルの領有、「全スラブ連邦」結成は実現せず、はかない夢に終わった。この港湾都市とボスポラス、ダーダネルス両海峡は黒海から地中海への出口にあり、軍事上、経済上、死活にかかわるほどの重要性を持つ。自由主義の大物政治家ミリュコフでさえ、第一次世界大戦時の英仏との密約を踏襲して同市と両海峡確保を強硬に主張し辞任に追い込まれた。十月革命で政権を奪取したレーニンが敵国ドイツと単独講和して密約を破棄したため、トルコ共和国が同市と両海峡を確保して今日に至る。

 それでもソ連の執念は残った。大ロシア主義者のスターリンは第二次世界大戦終末期の米英首脳とのポツダム会談で、黒海への自由航行と有事の際に海峡にソ連軍基地を設けるよう求め、拒否された。のちにトルコはNATO(北大西洋条約機構)に加盟し、ソ連、ロシアが同市と海峡を領有する可能性はなくなった。

 ソ連は共産主義を全世界に拡大するという新たなメシア思想の立場から、中欧・東欧地域で次々に共産政権を樹立し、自らの勢力圏とした。しかしこれらの政権はソ連解体より前に次々に倒れ、ソ連の勢力圏は消滅した。「全スラブ連邦」の構想も結局は机上プランに終わったのだ。

 (平成国際大学名誉教授、元産経新聞モスクワ支局長)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/111215/erp11121500060000-n1.htm
【プーチン国粋主義の夢】
(下)自由なき現代化は可能か ソ連・ロシア研究家 鈴木肇氏
2011.12.15 00:03 (1/4ページ)
 帝政ロシアとソ連の夢が破れてソ連が解体したあと、故エリツィン大統領の失政が続き、2000年から新たな夢を振りまく「プーチンの時代」となった。

 彼は59歳の若い異色の政治家だ。エリツィン時代に頭角を現し、独立に動いたチェチェン共和国の武力制圧、石油、天然ガス輸出価格の上昇による経済好転で高い支持率を得ていた。

 彼はロシアをどのような国にしようとしているのか。このことを正しく知るには、国家会議(下院)の議席の多くを占める大政翼賛政党「統一ロシア」と、プーチン支持の愛国青年団体「ナーシ」の基本文書を丹念に調べる必要がある。ナーシとは「われらの」というロシア語だ。

 これらの文書には、ロシア国粋主義の立場からの歴史のねじ曲げがあって興味深い。そこにみられるプーチン氏の戦略目標は、国の全面的刷新と現代化によってロシアを世界で指導的地位を占める独立富強の超大国にしようとするものだ。彼らはエリツィン治下の1990年代を、国が乱れ、ポーランドなど外敵に攻め込まれた17世紀初めの「動乱時代」になぞらえ、危機につけこんでロシアを弱め、西欧化しようとしたと米国などを非難した。

 彼らが敵意を燃やす対象は、西欧派の自由主義知識人、オリガルヒ(新興財閥)と欧米でのその支援者、内外のファシストと国際テロリストなどだ。これら勢力が国を立て直そうとするプーチン氏に対し、「反プーチン同盟」を結んで戦っているのだという。かなり被害者意識の強い偏った見方ではないか。

 プーチン派の主張では、いまの世界はグローバルな経済と技術での競争の世界だ。弱者は強者に従属させられる。ロシア国家の弱さと非効率が現代化で敗北した原因だ。そこでロシアの現代化には、オリガルヒ資本主義体制の根絶と技術革新が必要だ。さらに人口減少、官僚化、国家機関の増大、汚職のはびこりといった問題がある。これら難問を克服して現代化を成し遂げるには、ロシアの主権と一体性を保持することが何より必要だと彼らはいう。

 主権とは国家の政治上の最終決定をする権利のことで、プーチン政権は「主権民主主義」という言葉をよく使う。欧米流の自由な民主主義ではなく、管理され、指導されたロシア独特の民主主義ということだろう。この用語で強権政治が正当化されている。

 ではプーチン氏の現代化戦略は成功するだろうか。「統一ロシア」などの基本文書に反ユダヤの文言が全くないのは一つの進歩ではあろう。一方で政権側の主張と現実との違いが大きすぎる。基本文書は現ロシアを「自由、公正、社会連帯の国だ」としているが、圧倒的な影響力を持つ3大テレビ局が国または国営企業の傘下に置かれている。新聞には一定の自由はあるが、いずれも少部数で影響力は限られている。

3605チバQ:2011/12/15(木) 22:30:55
 ロシア・ジャーナリスト同盟によれば、この20年間で殺害された記者は300人以上にのぼるという。事実なら大変なことだ。民族紛争の真相究明、とめどなく広がる汚職の摘発と改善には言論・報道の自由が不可欠だ。この現実が根本的に改められない限り、ロシアが先進民主主義国に仲間入りするのは無理だろう。

 基本文書はプーチン前大統領の2期8年の間に住民の所得は倍以上に増えたなどと数字を挙げて実績を強調している。今後数年で年金は倍増し、多党制の発展、官僚に対する市民の統制、司法の独立などで市民社会が形成されることになるという。そんな明るい展望を持つロシアから海外への人材と資本流出がやまないのはなぜか。プーチン政権下では議会政治と地方自治が形骸化した。得票率7%以下の政党は下院から締め出され、「統一ロシア」が後退した最近の選挙のあとも、与党と準与党が議席の大半を占めている。またプーチン氏の政敵、ホドルコフスキー氏への見せしめ的な懲罰から料金メーターのないタクシーの横行、官僚、警官らの収賄の日常化に至るまで、ロシアの現実は「法治国家」への道がいかに遠いかを示している。

 結局、ロシアが真の現代化を達成し、成熟した先進国となるためには、言論・報道の自由の確立と抜本的な政治改革が必要であろう。政治改革には、議会が自主独立の立法機関となること、テレビなどで自由な討論が行われ、野党の主張も国民に公正に伝えられることが必要だ。

 プーチン氏は、こうした矛盾に満ちた現実の中で、軍備の大増強、旧ソ連諸国の再統合に乗り出す。帝政ロシアと共産ソ連の過大な夢は厳しい現実によって打ち砕かれたが、プーチン国粋主義の壮大な夢は果たして現実になるのだろうか。(平成国際大学名誉教授、元産経新聞モスクワ支局長)

=寄稿

3606チバQ:2011/12/15(木) 22:33:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111215-00000090-mai-int
<チュニジア>アラブの春、なお迷走 青年抗議自殺から1年
毎日新聞 12月15日(木)21時42分配信

 中東の民主化運動「アラブの春」のきっかけとなったチュニジア人青年の焼身自殺から17日で1年になる。この間、チュニジアやエジプトでは議会選挙が実施されるなど民主体制への移行が進む一方、シリアでは政権側の武力弾圧に離反兵士らが反撃して内戦の危機に陥るなど、国ごとに民主化進展の違いが鮮明になっている。「春」で民主化を先行させたチュニジアの現状を報告する。【チュニス和田浩明】

 中東全域を激震させるきっかけとなった抗議の焼身自殺から1年。首都チュニス中心部のブルギバ大通りには多数の屋外カフェがパラソルを広げ、客でいっぱいだ。人通りも多く、一見平穏を取り戻したかに見える。

 だが、革命前の昨年は700万人近くが訪れた外国人観光客の姿は目立たず、内務省や議会前には今も鉄条網が設置され、重機関銃を据え付けた装甲車が警備に当たるなど、「革命」による混乱の名残は今も見られる。

 「10〜20%程度」(地元記者)とされるインフレが庶民の生活を圧迫。市民の多くは「自由」によって生活が楽になったと実感できず、労働者のストライキや政府への抗議行動なども続き、南部タタウィヌ県の一部都市では13日、住民間の衝突で夜間外出禁止令が発令された。

 チュニスに住むイラストレーター、スフィアン・デミさん(21)は言う。「自由は確かに拡大した。でも政治家が経済をテコ入れし、国を立て直せるかはまだ分からない」

 一方、政治面の民主体制への移行は着実に前進している。10月下旬に制憲議会(定数217)選挙が実施され、穏健派イスラム主義政党「アンナハダ」が議席の4割を獲得して第1党となり、世俗派政党2党と連立を組んだ。12月に入って暫定憲法が可決、連立第2党「共和国評議会」のマルズーキ党首(66)が暫定大統領に選出され、14日にはアンナハダのジェバリ事務局長(62)の首相就任が発表された。今後1年間かけ新憲法制定や新議会、大統領選挙の準備などを進める。

 しかし、地元紙編集長のロフティ・トゥアティ氏(57)は「ベンアリ前大統領の独裁下で長年抑圧された国民の間には政治不信が根深い。新政権が支持を維持できるかは、民主化や開発の促進などの公約の実現次第」と指摘する。

 イスラム主義政党の台頭には、アラブ諸国でも世俗主義傾向が強かったチュニジアでは警戒視する人も少なくない。女子大生のマラン・アカルミさん(23)は「アンナハダは女性の権利促進をうたうが、本当に約束を守るか行動を見守りたい」と語った。

 チュニジア中部の小都市シディブジドで昨年12月17日、路上で果物を無許可販売していたムハンマド・ブアジジさん(当時26歳)が当局の横暴に抗議して焼身自殺。インターネットや携帯電話などの通信手段の発達でブアジジさんの思いに共鳴する国民の反体制デモは全国に拡大し、23年続いたベンアリ体制は今年1月に崩壊した。これをきっかけに民主化のうねりはアラブ全域に広がることになった。

3607チバQ:2011/12/15(木) 22:52:14
http://www.worldtimes.co.jp/today/kokunai/111215-4.html
ロシア、リベラル派が結集模索−抗議デモが追い風、「同床異夢」も

12日、モスクワで記者会見し、ロシア大統領選への出馬を表明する新興財閥総帥のプロホロフ氏(AFP=時事)
 【モスクワ時事】4日に下院選が行われたロシアで、選挙の不正疑惑に抗議するデモが野党勢力を巻き込むうねりとなっている。プーチン首相(前大統領)が返り咲きを目指す来年3月の大統領選に向け、リベラル各派の結集を模索する動きも出てきた。ただ、相互不信は根強く「同床異夢」に終わる可能性もある。
 メドベージェフ大統領を批判して9月に更迭されたクドリン前財務相は、12日付のベドモスチ紙とのインタビューで、リベラル右派勢力による新党創設の必要性を指摘し、自身も「協力する用意がある」と強調。クドリン氏はプーチン氏の腹心とされ、ロシア政界に波紋が広がっている。

 これに呼応するかのように、リベラル野党・正義の前党首で新興財閥総帥の大富豪プロホロフ氏は12日、プーチン氏に挑戦して大統領選に出馬すると電撃発表。クドリン氏とこれまで接触してきたことを認め「政策面で立場は近い」と連携の可能性を示唆した。

 下院選での政権与党・統一ロシアの敗北と、抗議デモの拡大はリベラル派には追い風だ。しかし、同じリベラル勢力の野党指導者ネムツォフ氏らはプロホロフ氏について、新興財閥が政界を追放された経緯を踏まえ「プーチン氏のゴーサインなしに出馬はあり得ない」と疑問視。政権がリベラル票の切り崩しを狙った可能性があるとみて警戒している。

 大統領選は下院議席を持つ3党も独自候補で臨む方針で、現状では「プーチン氏とジュガーノフ共産党委員長の決選投票にもつれ込む」(外交筋)との見方が強い。リベラル派が候補を一本化できなければ決選に残るのは難しそうだ。

3608チバQ:2011/12/17(土) 13:04:22
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTJE7BF00U20111216
ロシア大統領、シルアノフ財務相代行を財務相に任命
2011年 12月 17日 01:39 JST
[モスクワ 16日 ロイター] ロシアのメドベージェフ大統領は16日、シルアノフ財務相代行を財務相に任命した。シルアノフ財務相代行は約3カ月前に辞任したクドリン前財務相の後任を務めていた。
来年3月の大統領選挙ではプーチン首相が大統領に選ばれることが確実視されており、その後、首相にはメドベージェフ大統領が就任すると見られているが、今回の決定により、シルアノフ新財務相を新政権にも登用する意向であることが示唆された。

シルアノフ新財務相はメドベージェフ大統領との会議で「欧州をはじめ、世界の市場の状況が不透明性に満ちているなか、財務省は様々な状況に向け準備を整えている」と述べた。

3609チバQ:2011/12/17(土) 13:04:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111217/erp11121700020000-n1.htm
露与党、逆風のなか下院てこ入れも 
2011.12.17 00:01 (1/2ページ)
 【モスクワ=佐藤貴生】ロシア下院選で与党が議席を大幅に減らす事態になったのを受け、体制を中枢で支えてきた人々を政権が下院に送り込み、与党のテコ入れに乗り出すとの観測が出ている。下院選の不正疑惑が反政権デモに発展するなか、重要法案審議などの事態に備え、早期に議会対策を行うべきだとの判断がありそうだ。来春の選挙をへて大統領職への復帰を目指すプーチン首相の人気にも陰りが見え始めており、政権側が批判の連鎖をどう収束させるかが焦点になってきた。

 インタファクス通信は15日、下院の野党幹部らの話として、政権と与党「統一ロシア」が大統領府のナルイシキン長官を下院議長に配する人事異動を行う見通しだと伝えた。長官はプーチン氏と同じ西部サンクトペテルブルクの出身で、プーチン氏が同市の副市長を務めていた90年代から、配下で働いてきた側近だ。

 ただ、大統領報道官は16日、「(メドベージェフ大統領は)長官を解職する大統領令には署名していない」と述べており、新体制構築に向けた調整がなお続いているもようだ。

 このほか、90年代から下院議員を長く務め、議会経験が豊富なジューコフ副首相が下院副議長に転出、統一ロシアの下院会派を率いるとの観測も出ている。

 統一ロシアは4日実施の下院(定数450)選挙で、前回選の結果より77議席少ない238議席を獲得するにとどまった。過半数は確保したものの、政権側には反与党の世論を追い風に野党が攻勢を強めかねないとの懸念がある。

 しかし、政治評論家のパブロフスキー氏は前出の2人について「典型的な官僚で、上からの指示を中継するだけの人々だ。“中継者”では事態は切り抜けられない」と分析、議会運営が滞る可能性もあるとみる。

 一方、世論調査機関「全ロシア世論調査センター」の公式サイトによると、今月10、11日に「次の日曜日に大統領選が行われたら誰に投票するか」との設問で世論調査を実施したところ、プーチン氏と回答した人は全体の42%だった。

 2位のジュガーノフ・共産党委員長は11%にすぎず圧倒的優位は動かないが、大統領選は過半数を制する候補者がいなければ上位2候補による決選投票に持ち越されるため、調査結果に注目が集まった。

 また、露メディアによると、別の世論調査機関「世論基金」が行った調査では、プーチン氏の12月の支持率は44%と大統領就任後の2000年以降で最低を記録した。同機関はプーチン氏の支持率に関する調査結果の公表を禁じられたとの報道も出た。

3610チバQ:2011/12/17(土) 13:06:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111216-00000069-reut-int
デモ吹き荒れる「ロシアの冬」、国営テレビの苦悩と試練
ロイター 12月16日(金)14時17分配信

 12月14日、下院選を受けたデモが続くロシアで、国営テレビ局がかつてタブーとされたデモ報道を始め、プーチン体制を支えてきたメディアに変革をもたらすか注目されている。写真は15日に行われた国民とのテレビ対話に出演したプーチン首相。代表撮影(2011年 ロイター)

[モスクワ 14日 ロイター] ロシアでは4日に行われた下院選の結果を受けて、選挙のやり直しやプーチン首相の退陣などを求めて、ソ連崩壊後では例を見ない大規模なデモの嵐が吹き荒れている。

【写真】拡大する反プーチン首相デモ

しかし、当局の報復を恐れるロシアの国営テレビ局の中には、直接デモを取材するのではなく、デモを取材する海外メディアを報道するというおなじみの手法に打って出た局もあった。このえん曲的な報道によって、同国の国営テレビがプレッシャーにさらされている様子が見て取れる。

デモ開始から10日が経ったが、1つの大きな疑問は、このデモが政治だけでなく、12年に及ぶプーチン体制を支えてきた国営テレビに真の変革をもたらすことができるか、ということだ。

<思いがけないヒーロー>

その答えの1つが、最大規模のデモが繰り広げられた10日に示された。ロシア政府系天然ガス独占企業ガスプロム<GAZP.MM>傘下の国営テレビ、NTVのベテランキャスターであるアレクセイ・ピボワロフ氏が、モスクワの広場で行われたデモの様子を番組で報道。前日の新聞報道では、同氏がデモを報じなければ番組に出演しないと語ったと伝えられていた。

NTVはもともと独立したテレビ局だったが、オーナーがクレムリンと衝突して財政難に陥った後、ガスプロムに買収された。その後、他の国営テレビ同様、国家管理の下に批判的な報道を行わなくなっていった。

<デモ報道は今後も続ける>

NTVニュースのトップであるタチアナ・ミトコーワ氏は14日、他の国営テレビ局トップらと上院議会を訪れた後、記者団に対し、今後もデモの報道を続けるとコメント。またNTV関係者は、デモを報道したという事実は政治的な締め付けに対する報道局の不満を示していると語った。ピボワロフ氏のコメントは得られていない。

また、ピボワロフ氏と話したというモスクワのベテラン記者によると、当日の報道内容はいつものようにガスプロムのミラー最高経営責任者(CEO)と幹部のウラジーミル・クリスティコフ氏との電話による話し合いで決められたという。その際の決め手は、国営メディアグループが所有するカナル・ロシヤがデモを報じたことだったという。

しかし、国営テレビにとって、デモ報道はもはやタブーではない。プーチン首相やメドベージェフ大統領は、抗議デモが公民権を示す行為であるとも語っている。

デモの主催者の1人で左派中道政党「公正ロシア」のメディアに関する議会委員会元メンバー、イリヤ・ポノマリョフ氏は「クレムリンにまず勝ち目がない状況だった。デモの映像を放映しなければ、収拾不可能な怒りに直面しただろう」と語る。

<それでもなお強大なプーチンの影響力>

クレムリンはデモ報道を容認することで、モスクワで24日に予定されている次のデモがさらに拡大するかもしれないという危険をあえて冒しているようだ。

クレムリンの元アドバイザーで政治アナリストのグレブ・パブローフスキー氏は「テレビ局は、一度始めたからにはデモを報道し続けなくてはならないだろう。とはいえ、プーチンがメディアへの支配力を失ったわけではない」と指摘する。テレビ報道は今でも監視され、プーチン首相を直接批判することはできないままだ。そして、そもそも今回デモが起きた理由を報道してはいけないという明らかなタブーが存在する。

有力週刊誌「コメルサント・ブラスチ」の編集長だったコワリスキー氏は14日、最新号で下院選の不正疑惑をめぐる記事を掲載したことが理由で解任されたと語った。同号は下院選を大きく扱い、表紙にはプーチン首相の写真と「選挙でいかにして不正が行われたか:目撃者の証言」などの見出しを掲載。このほか、英国での在外投票についてのページでは、「くたばれプーチン」と落書きされた投票用紙の写真が載せられていた。

3611チバQ:2011/12/17(土) 13:08:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111215-00000092-san-int
露に忍び寄る検閲の影 首相批判の編集長解雇 政権幹部、ネット規制の導入示唆
産経新聞 12月15日(木)7時55分配信

 【モスクワ=遠藤良介】下院選での大規模不正疑惑を機に反政権機運が高まっているロシアで、政権側がこれまで比較的自由な報道・言論活動を続けてきた新聞・雑誌やインターネットの統制を強化する兆候が出てきた。13日には下院選の報道をめぐって有力週刊誌の編集長らが解雇されたほか、政権幹部がネット規制の導入を示唆するなど波紋が広がっている。

 有力経済紙「コメルサント」などを発行する持ち株会社のオーナーで富豪のウスマノフ氏は同日、傘下の週刊誌「ブラスチ」の編集長と持ち株会社の社長を解雇した。ウスマノフ氏は、同誌最新号の記事が「低俗で暴力行為に近い」と理由を説明している。

 12日発行の同誌は、下院選で投票するプーチン首相(前大統領)の写真を表紙に掲げて下院選での不正行為を特集。直接の解雇理由は、ロンドンでの在外投票を伝えた記事に、プーチン氏を罵(ののし)る殴り書きがされた投票用紙の写真が付けられたことだとされている。

 英字紙モスクワ・タイムズは14日、この解雇劇がクレムリン(大統領府)によるウスマノフ氏への「巨大な圧力」によるもので、「このようなことは従来なかった。皆が衝撃を受けている」とするコメルサント関係者の話を伝えた。

 ロシアのプーチン前政権は、主要テレビ局を国や国営企業の傘下に入れるなど、国民の多くが情報源とするテレビを主要対象に報道・言論統制を進めた。

 一方、コメルサントが鋭い政権批判も行う高級紙として定評を得てきたように、新聞・雑誌は比較的自由な報道を続けてきた。

 だが、下院選での不正疑惑が新聞やネットで伝えられ、10日には大規模な反政権デモが行われたのを受けて、政権がこれらメディアの統制にも乗り出すとの懸念が強まっている。

 プーチン首相の最側近、パトルシェフ安全保障会議書記は14日までに「ロシアでもインターネットの賢明な規制を実現せねばならない」と中国型のネット統制導入をにおわせ、人権団体などが反発している。

 同日付の経済紙「ベドモスチ」は1面で、主要なネット業者で構成される団体が、国とともに「違法サイト」の閉鎖を義務づける法案を準備したと報道。ここでは児童ポルノや麻薬関連と並んで「過激主義的な内容」も規制対象とされており、「全般的なネット検閲につながる恐れがある」と警鐘を鳴らした。

3612チバQ:2011/12/17(土) 13:10:14
>>3588>>3606
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111217/mds11121708010001-n1.htm
「アラブの春」契機 チュニジア焼身自殺から1年 イスラム勢力「我が世の春」
2011.12.17 07:58 (1/2ページ)

16日、エジプトの首都カイロで、イスラム教徒の衣装ニカブを着たデモ参加者を警棒で打ちすえる兵士ら。エジプトでは人民議会選開始後も政府への抗議デモが絶えない(AP)
 【カイロ=大内清】中東・北アフリカに民衆デモが拡大し独裁政権が相次いで倒れた「アラブの春」のきっかけとなった、チュニジアでの青年の焼身自殺から17日で1年を迎える。民主化プロセスが進む中、各国の選挙ではイスラム勢力がほぼ“独り勝ち”し、さながら「イスラムの春」の様相を呈している。今後は国のあり方をめぐる議論が焦点となるが、国内政治の安定や経済の立て直しなど課題も多い。

 1月にベンアリ前大統領が亡命し、その後の「政権崩壊ドミノ」の先駆けとなったチュニジア。今月14日に、10月の制憲議会選で第一党となったイスラム政党アンナハダ幹事長のジバリ氏が新首相に指名され、アラブの春以降では初のイスラム勢力主導政権が誕生することになった。

 民主化が進む一方、インフレが国民の生活に重くのしかかり、生活の改善に強い期待がかかる。

 王制国家モロッコでは11月、イスラム政党が第一党に躍進、同じく王制のヨルダンでも今年に入り、イスラム勢力のデモなどで首相が2度にわたり交代した。

 さらに、域内外からの注目が集まるのが、8千万人超の人口を抱える地域大国エジプトの動向だ。

 2月のムバラク前政権崩壊後、初めてとなる人民議会(下院に相当)選が11月に始まり、これまでのところ、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下の自由公正党が、比例投票枠で36%の票を獲得。最終結果は全選挙区で投票が終わる来年1月の発表だが、第一党となる公算は極めて大きい。

 16日付の政府系紙アルアハラムは中間集計として自由公正党や、より復古主義的なイスラム政党、ヌール党が得票率を伸ばしていると報じた。

 イスラム勢力の躍進について政府系シンクタンクの専門家は「政策そのものへの支持よりも、慈善活動などを通じて社会への浸透を図ってきた成果との側面が大きい」と分析。「現実の政策に関わるようになれば、穏健化していくだろう」と予想する。

 だが、選挙での優勢が顕著になるにつれ、同胞団幹部からは「ビキニ着用は非イスラム的だ」といった発言が出始めている。劣勢のリベラル派には、イスラム化が進むことで主要産業である観光に悪影響が出るとの懸念の声も強い。

 今後の新憲法制定プロセスでは、同胞団などの意向が反映され、イスラム色の強いものとなる可能性もあるが、暫定統治を担う軍部がどういった態度に出るかは不透明なこともあり、当面は各政治勢力間で激しい駆け引きが続きそうだ。

 内戦と欧米の軍事介入の末、カダフィ政権が倒れたリビアでも、最近では民兵組織同士の衝突が続発し、平和的に民主国家移行が実現するかはなお不透明だ。

3613チバQ:2011/12/17(土) 13:12:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111217-00000048-mai-int
<チュニジア>青年焼身自殺1年 革命「成就」も経済停滞
毎日新聞 12月17日(土)13時2分配信


拡大写真
チュニジア中部シディブジド中心部の広場では、ムハンマド・ブアジジさんが、果物を売るのに使用した手押し車をかたどった記念碑が設置中だった=2011年12月16日、和田浩明撮影

 【シディブジド(チュニジア中部)和田浩明】「アラブの春」の発端となった町は、誇りと不安のはざまで揺れていた。23年続いたベンアリ前政権崩壊のきっかけになったムハンマド・ブアジジさん(当時26歳)の焼身自殺から17日で1年。革命が「成就」した一方で、情勢不安から主産業の観光は停滞し、経済状況は苦しいままだ。市民が「春」を実感するのは、まだ先なのが実態だ。

 16日午後、首都チュニス南方約260キロのシディブジド中心部の広場。抜けるような青空の下、ブアジジさんの記念碑の設置が急ピッチで進められていた。17日に予定されるマルズーキ暫定大統領の訪問に備えてのことだ。隣接する郵便局の外壁には、ブアジジさんの巨大な垂れ幕も掲げられた。

 現場には数百人の市民が集まり、作業を見守る。職探し中だというカイスさん(26)はブアジジさんを「(キューバ革命に参加した)ゲバラのようだ」と称賛した。その口調には、中東の政治地図に「大変革」を呼び起こしたことへの誇りがにじんでいた。

 革命は成った。だが、1月に訪問した際にも聞いた、シディブジドが直面する厳しい経済状況に大きな改善は見られない。

 小学校視察官のモアエズ・ブズィディさん(35)によると、革命の余波で観光業が停滞して失職したり、出稼ぎ先だったリビアの混乱で帰郷を余儀なくされた住民が少なくない。カイスさんもチュニジア中東部スファクスのホテルに勤めていたが、「革命後の観光客激減でクビになった」という。

 「何でも話せるし、自由になったけど生活は変わらない」。玩具工場で働くイスマハン・バルグーギさん(23)は革命後も続く苦しい現状を訴え、「若い人の失業問題やインフラの整備などに取り組んでほしい」と新政府に注文をつけた。

 ◇アラブの春とは…

 チュニジア中部シディブジドで昨年12月17日、路上で果物を無許可で販売していたブアジジさんが女性警官に摘発され、抗議の焼身自殺。これを機に、長年の抑圧に耐えかねていた市民の大規模な抗議デモに発展し、ベンアリ大統領は1月14日、サウジアラビアに事実上亡命した。

 民主化要求のうねりは中東一帯に次々と飛び火し、エジプトのムバラク大統領が辞任に追い込まれたほか、リビアの最高指導者カダフィ大佐は徹底抗戦の末、反体制派に拘束・殺害された。シリアでは3月以降、アサド政権が武力弾圧を続け、内戦寸前の状態に陥っている。

3614チバQ:2011/12/17(土) 13:15:25
>>3591-3592で話題の人が大統領に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111215-00000067-mai-int
<スイス>新大統領に女性 3年連続、歴代4人目
毎日新聞 12月15日(木)19時57分配信

 【ジュネーブ伊藤智永】スイスの上下両院合同会議は14日、来年1年間の次期大統領に、ビドマーシュルンプフ副大統領兼財務相(55)を選出した。10年のロイトハルト環境・運輸・エネルギー・通信相、11年のカルミレイ現大統領兼外相(今年で引退)に続いて3年連続、歴代4人目の女性大統領となる。

 ビドマーシュルンプフ氏は、4カ国語が公用語のスイスでも最少数派言語(母語住民0.6%)のロマンシュ語圏出身(スイス東部グラウビュンデン州)で、所属政党も議会勢力7番目の小所帯・市民民主党(上院1議席、下院9議席)だ。

 元々は第1党の右派・国民党議員だったが、07年の閣僚選挙で、国民党の実力者だった当時の現職閣僚を追い落とすため、他党が国民党内では左寄りのビドマーシュルンプフ氏を担ぎ出し、閣僚に選出した。

 チューリヒ大学卒の弁護士出身で、財務相の前に司法警察相を3年近く務めた。「すべての書類に目を通している」と言われるほど勤勉で、派手な言動もなく、国民の人気は高い。結婚していて、子供が3人いる。

 スイスの大統領は閣僚の中から1年交代で就任する。

3615チバQ:2011/12/17(土) 13:16:11
http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=31765594
2011-12-14 18:34スムーズに6人の現閣僚再選、またアラン・ベルセ氏が新閣僚に
第1党の右派国民党が二つ目のポストを要求して、現閣僚の再選をはばむ戦いを繰り広げると予想された12月14日の閣僚選挙。しかし実際には同党の戦いは選挙前にすでに終わっていた。
その結果、多少の動きはあったものの6人の現閣僚がスムーズに再選され、退任するミシュリン・カルミ・レ現外相の後任に、同じ社会民主党のアラン・ベルセ氏が選出され幕を閉じた。



一致の原則
 選挙は一番長く閣僚を務めるキリスト教民主党(CVP/PDC)のドリス・ロイタルト環境相の再選を問う投票から始まった。

 今回の選挙では、連邦議会の上位3党の、国民党(SVP/UDC)、社会民主党(SP/PS)、急進民主党(FDR/PLR)がそれぞれ二つ、キリスト教民主党が一つのポストを占めるのが妥当とされた。なぜなら「内閣での主張力は、連邦議会内の党の議席数に比例して尊重されるべきだ」という「一致の原則」を上位政党が主張してきたからだ。

 この観点から、第4党のキリスト教民主党は、始めから一つのポスト維持で満足しており、また脱原発を政府として決めたときなどのロイタルト氏の手腕は高く評価され、216票という高い支持で再選された。



ヴィトマー・シュルンプフ財務相の再選
 問題は次のエヴェリン・ヴィトマー・シュルンプフ財務相の再選だった。小党の市民民主党(BDP/PBD)に属するヴィトマー・シュルンプフ氏の続投は、この「一致の原則」からすれば難しく、そのポストを国民党は狙い2人の候補を対抗馬に立てた。

 しかし、結果としては過半数を少し上回る131票でヴィトマー・シュルンプフ氏が当選した。社会民主党とキリスト教民主党がヴィトマー・シュルンプフ氏を支持。2党ですでにおよそ100票に近い。そこに決定的な最後の数十票を加えたのが、今回の総選挙で議会の議席数を伸ばした自由緑の党(GLP/OVL)や緑の党(Gr&uuml;ne/Les Verts)などだった。

 自由緑の党は当初、国民党が2席獲得するのは「一致の原則」からして当然だと支持を表明していた。しかし「選挙直前に発覚した同党の有力候補者の不正事件に衝撃を受け、方針を変えた。一晩で次の候補者を出すのも納得できない。また、あらゆる手段で現閣僚を追い出すようなやり方はスイスの政治の伝統に合致しない」と自由緑の党のティアナ・アンジェリナ・モザー議員は批判した。

 いわば、国民党の敗北はこうした小党の方向転換などで選挙前にすでに決まっていたといえる。

 なお、ヴィトマー・シュルンプフ氏は最後に2012年の大統領にも選出された。これにも国民党は、同党のウエリ・マウラー国防相を対抗馬とした。

3616チバQ:2011/12/17(土) 13:16:31

ソマルガ司法相選出の一幕
 第3番目の国民党のウエリ・マウラー国防相は、国民党の唯一の現職の大臣として、また第4番目の急進民主党のディディエ・ブルカルテール内相も、第3党の急進民主党が2席を獲得するのは当然だという観点から、問題なく再選された。

 第5番目の社会民主党のシモネッタ・ソマルガ司法相の投票では、突然国民党が2人の候補者ハンス・ユルグ・ヴァルター議員とジャン・フランソワ・リム議員をリム氏一人にしぼると発表。さらに「経済的移民の膨大な流入に対処できるのは国民党だ」という理由もつけ対抗馬とした。これに対し社会民主党は、「国民党はいつも社会民主党の候補を阻止する」と抗議する一幕があったが、結果としてソマルガ氏は179票の高い票数で再選された。

 最後のシュナイダー・アマン経済相は、経済発展を主な政策とする右派中道の急進民主党員。同党は今回の選挙で国民党を支持していたにもかかわらず、国民党がやはりリム氏を対抗馬としたため、抗議の演説を行った。しかし、アマン氏も無事再選された。



新閣僚にアラン・ベルセ氏
 以上6人の現職の閣僚が再選された後、最後に社会民主党のカルミ・レ外相の後に着任する、新閣僚の投票が行われた。社会民主党はピエール・イヴ・マイヤール氏とアラン・ベルセ氏の2人を党推薦の候補者とした。

 ここでも国民党のリム氏が候補に立ったが、第1回目の投票結果はベルセ氏114票、マイヤール氏59票、リム氏59票。ベルセ氏の114票が過半数に満たないため、第2回目が行われ、結局ベルセ氏が127票を獲得して、新閣僚に選ばれた。

 ベルセ氏はフリブール州出身で、全州議会(上院)議員としてすでに8年の経験を持つ。経済学の博士号を持ち、社会民主党の経済政策を決定する主要人物とされる。また、5カ国語を話す語学力も高く評価され、今後経済相にも、外相にも適した人物といわれる。

 今日選出された閣僚7人がどの省を担当するかは、今週の金曜日か来週早々に決定される。

3617チバQ:2011/12/17(土) 13:25:58
http://www.asahi.com/international/update/1217/TKY201112170117.html
2011年12月17日10時3分
カザフスタンで暴動 死者70人の現地情報[PR]
 中央アジア・カザフスタン西部のジャナオゼンで16日、大規模なストライキを展開していた石油ガス生産会社の従業員らと治安部隊が衝突。銃撃戦も起き、多数の死傷者が出ている模様だ。検察当局は10人が死亡と発表したが、ロシアのインターネット新聞「ガゼータ・ルー」などの情報では死者は70人、負傷者は数百人に達しているという。

 ガゼータ・ルーによると従業員らは賃上げを求めて5月からストを開始。この日も多数の従業員がストに入ったが、暴徒化して自社の建物だけでなく、ホテルやバスを襲撃したり、放火したりしたという。

 中心部ではソ連からの独立20年を祝う催しが予定されていたが、そのための舞台なども破壊された。一帯はインターネットや携帯電話が不通になっており、騒動の波及を恐れた当局が遮断した可能性がある。

 カザフスタンでは、ナザルバエフ大統領の独裁体制が続いている。(モスクワ=関根和弘)

3618チバQ:2011/12/17(土) 13:33:35
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&amp;k=2011121600076
宗教は「ジェダイ」=国勢調査で1万5000人−チェコ
 【ベルリン時事】チェコ統計局は15日、今年3月に実施した国勢調査で、1万5070人が宗教欄に米国の大ヒット映画シリーズ「スター・ウォーズ」に登場する「ジェダイの騎士」と記入したと発表した。
 調査は約1060万人を対象に実施。地域別で「ジェダイ」と記入した人が最も多かったのは首都プラハで0.31%だった。
 「ジェダイの騎士」は銀河系の正義の守護者。統計局によると、英国やオーストラリアなどにも「信徒」が多いという。(2011/12/16-06:38)

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3619チバQ:2011/12/17(土) 15:21:56
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/12/post-2373.php
大統領選でプーチンに挑む大富豪の本気度
Mikhail Prokhorov to Challenge Vladimir Putin for Russian Presidency

下院選での苦戦など来年の大統領選に暗雲が立ち込めるプーチンに強力なライバルが出現

2011年12月14日(水)17時23分
ジェシカ・フィーラン
 ウラジーミル・プーチン首相への挑戦は「私の人生最大の決断になるだろう」──12月12日、来年3月の大統領選への出馬を表明したロシアの大富豪ミハイル・プロホロフはこう言った。
 
 ロシアで3番目の富豪とされる実業家のプロホロフは、無所属で出馬する予定だ。自身の出馬について、プーチンやドミトリー・メドベージェフ現大統領に事前に話してはいないという。またロシアのノーボスチ通信は、プロホロフが大統領選に向けて新党の立ち上げを示唆しているアレクセイ・クドリン元財務相と組む可能性を指摘した。

 プロホロフは対抗馬を揶揄する汚い選挙戦術に走るつもりはないとしている。自分の政治的主張のうち、プーチンへの批判は10%にも満たないという。

 とはいえプーチンへの恨みがまったくないわけでもない。プロホロフは財界寄りのリベラル政党「右派活動」の党首を務めていたが、党内の分裂により今年9月に解任・追放された。彼はプーチン政権が裏で糸を引いて党員の裏切りを仕向けたと主張、政権批判を展開していた。現在もプーチン政権がロシア政界のすべて──候補者の選出からメディアへの露出度まで──をコントロールしていると非難している。

マッチョな独身貴族として人気
 モスクワ在住のグローバルポスト記者フレッド・ウィアによれば、プロホロフはロシアでは非常に有名な人物だ。



 この長身の大物実業家(身長2メートル以上)は以前から「理想の結婚相手」としてメディアをにぎわしている。YouTubeに自身のジェットスキーのアクロバット技を投稿してマッチョなアスリートぶりを見せたかと思えば、電気自動車の開発に熱心な実業家の顔も見せる。

 ロシアの産金最大手ポリュスゴールドの会長で、全米プロバスケットボール協会(NBA)のネッツのオーナーでもある彼の資産は、米経済誌フォーブスによれば180億ドルにも上る。
 
 プロホロフは、12月4日に行われた下院選で多くの国民が投票所に行かなかったのは「彼らに投票したいと思わせる候補がいなかったからだ」とブログに書いた。「国民が望む望まないにかかわらず、現時点ではプーチンだけがこの能率の悪い国家システムを操れる人物だ」

 彼はさらに大統領選への出馬のハードルはもっと下げるべきだと主張した。現状では出馬するには200万人以上の署名が必要だが、これを20万人にすることや、議会に議席を持つ政党だけでなく公共団体の代表でも候補者になれるようにするといった案を挙げている。

(GlobalPost.com特約)

3620チバQ:2011/12/17(土) 15:25:13
>>3255
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/12/post-2359.php
反移民ムードのスイスで右派が敗北
In Swiss Election, More Moderate Parties Win Votes

ヨーロッパのバランス感覚?下馬評では圧勝するはずだった右派政党に背を向けた有権者

2011年12月06日(火)13時01分
キャサリーン・ライオンズ

[2011年11月 9日号掲載]

 スイスの反移民ムードの風向きが変わったようだ。先週の総選挙で、国民は反移民政策を掲げる右派の与党国民党を拒絶し、中道政党に投票した。

 寛大な移民政策が犯罪増加の原因だと訴えて躍進してきた国民党は、前回07年の選挙で得票率28.9%を獲得し、今回は30%に達すると予想されていた。だがふたを開けてみれば、国民党は25.9%と伸び悩み、7議席減。一方、再生可能エネルギーと経済再建を打ち出した穏健派の自由緑の党が9議席増やして12議席を獲得した。

 スイスは人口の22%以上が外国人で、一部には50%以上の町もある。多様な民族が平和に暮らす国だったスイスを移民問題の地雷原に変えたのは国民党だと専門家は指摘する。

「攻撃的な感情が生まれているのは国民党の責任だ」と、ジュネーブ大学のサンドロ・カタチン教授は言う。「移民の話題は慎重に言葉を選ばないと、スイス人は(この問題に関しては)すぐに頭に血が上る」

 選挙直前には国民党のマスコットであるヤギが盗まれ、黒いペンキを塗られて返されるという事件もあった。

(GlobalPost.com特約)

3621チバQ:2011/12/17(土) 20:42:18
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011121602000032.html
宗派対立 激化も イラク戦争終結
2011年12月16日 朝刊

15日、バグダッドで行われた駐留米軍の撤退式で、旗を畳む米兵=ロイター・共同


 【カイロ=今村実】駐留米軍が年内に完全撤退することを確認したイラクでは九年近くに及んだ混乱で、イスラム教の宗派対立が激化。国際テロ組織アルカイダ系勢力も依然、大規模テロを狙う。イラク軍の支援・訓練に当たった約五万人の米軍が去った後、治安は一層悪化する恐れがある。

 「米軍の撤退は無責任で不道徳だ。彼らはイラクの国としての基盤と治安を破壊したまま、修復もせずに立ち去ろうとしている」

 イラク副首相で、世俗的なスンニ派を中心とした勢力「イラク国民対話」の指導者サレハ・ムトラク氏は本紙の取材に憤った。

 米軍の侵攻で国内少数派のスンニ派が中枢を握ったフセイン政権は崩壊した。その結果、多数派であるシーア派との対立は激化し、大規模テロは頻発、二〇〇六年は事実上の内戦状態に陥った。

 九年近くに及んだ戦争の犠牲者は十万人以上とされるが、AFP通信などによると、先月も約百九十人が死亡した。首都バグダッド中心部の警備が最も厳重な旧米軍管理区域(グリーンゾーン)でさえ、首相の暗殺を狙った爆発が起きている。

 またアルカイダ系組織の活動は依然として沈静化しないまま。今年八月には十八市町で連続爆発などが起こり、一日で七十人余が死亡した。テロ遂行能力を誇示したアルカイダ系勢力の犯行とみられている。

 現在、警察は六十五万人、軍は二十五万人とされ、治安体制は整いつつあるように見える。だが、評論家フセイン・アディール氏によると、治安当局の幹部らの忠誠心は、国家より宗派などへ向いている。このため、多くのテロが治安関係者自身の協力で行われ、汚職がまん延しているのが実態という。同氏は「旧政権時代のメンバーを追い出して、経験の浅い人材しかいない。米軍撤退後、治安は崩壊しかねない」と警告する。

3622チバQ:2011/12/17(土) 20:42:48
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011121702000027.html
イラクに政治的火種 イラン影響力拡大懸念
2011年12月17日 朝刊

 【カイロ=今村実】オバマ米大統領が戦争終結を宣言したイラクは十六日、駐留米軍最後の基地の引き渡しを受け、“独り立ち”に向け動き始めた。しかし、宗派対立や民族問題などが複雑に絡むモザイク国家を安定させることは容易ではない。流動的な政治体制の間隙(かんげき)を突き、隣国イランの影響力が増す恐れもあり、マリキ首相(61)は綱渡りの政権運営を迫られそうだ。

 AFP通信によると、イラクが指揮を引き継ぐのは南部ナシリヤ郊外の基地。全土で約五百に上った米軍基地は撤収を完了する。イラク当局者は「すばらしいこと。国民団結の日になるだろう」と手放しで喜んだ。

 ただ、イラクでは昨年三月に連邦議会選を実施したが、各勢力とも過半数には遠く及ばず連立協議が難航。イスラム教シーア派(約65%)とスンニ派(約20%)、クルド人らが加わる挙国一致内閣が発足するまで、九カ月以上も政治の空白が続き、今後も対立の火種を抱えたままだ。

 地域間の融和も課題で、北部の油田地帯キルクークをめぐっては中央政府とクルド人自治政府の間で、帰属の争いが続いている。

 アルアハラム戦略研究所(カイロ)のイマド・ガッド研究員は「連立政権はいつ崩壊しても不思議ではない。未解決問題は、破裂を待つ政治爆弾のようなものだ」と指摘。

 さらに、政権内でシーア派の支配力が強まる中、隣接するシーア派大国イランの影響力が強まる可能性が高い。「イランは米軍撤退後の空白状況を狙っている。特定勢力に資金や武器を供与し、イラク政治の決定権者を動かそうとするだろう」(ガッド研究員)。

 昨年十月にイランで最高指導者ハメネイ師(72)と会談したマリキ首相は「イランとの関係は戦略的に最も重要だ」と語った。首相自身、旧フセイン政権の弾圧を受け、イラン亡命の経験がある。

 イラク政府高官は本紙取材に「イランはイラク政治を完全にコントロールしようとしている。今やマリキ政権はイランの許可なしに何もできない状況だ」と明かした。今月十二日、マリキ首相と会談したオバマ大統領は、イランを念頭に「他国がイラクを干渉してはならない」とけん制。米軍撤退後の反米国家の動きに神経をとがらせている。

3623チバQ:2011/12/17(土) 23:23:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111217/erp11121722380011-n1.htm
カザフ暴動で非常事態令 当局「事態は沈静化」
2011.12.17 22:36

町から上がる煙=16日、ジャナオゼン(ロイター、ビデオ映像から)
 旧ソ連カザフスタンからの報道によると、同国南西部ジャナオゼンで16日、地元石油企業を解雇された労働者らが暴徒化し、治安部隊との衝突で11人が死亡、80人以上が負傷した。ナザルバエフ大統領は17日、同市でのストライキや夜間外出を禁じる20日間の非常事態令を出した。検察当局は同日までに事態は沈静化し、暴動に加担した約70人を拘束したとしている。

 カザフではソ連末期から最高権力者の座にあるナザルバエフ氏が強権統治を続けており、死者を伴う暴動は異例。16日は同国の独立20周年記念日だった。モスクワ 遠藤良介)

3624チバQ:2011/12/18(日) 11:14:29
>>3522
http://www.asahi.com/international/update/1217/TKY201112170331.html
2011年12月17日19時24分
旧ソ連・モルドバ、大統領選べず 2年以上不在続く
 旧ソ連・モルドバの議会(定数101)で16日、大統領選出の議員投票が行われたが、唯一の候補者である親欧米の民主党党首ルプ氏が当選に必要な61票を獲得できず、再び選出に失敗した。旧ソ連から独立した諸国で唯一の共産党政権を率いたウォロニン大統領が2009年9月に辞任して以来、大統領不在は2年以上に及んでいる。

 モルドバでは09年以降、親欧米派と共産党の議会勢力が伯仲し、双方の候補がギリギリで61票に届かず、大統領を選出できない状態が続いてきた。今回も親欧米派の連立与党で58票しかとれず、共産党は投票をボイコットした。30日以内に再投票されるが、情勢が動くかどうかは不透明だ。

 09年4月にあった議会選後の大統領選出投票では、与党だった共産党が残り1票を切り崩せず、議会は解散。同7月の議会再選挙では親欧米派が勝利したが、大統領選出に必要な議席獲得には失敗した。10年9月には大統領の選出を国民の直接投票に変える国民投票を実施したが、不成立に。同11月の議会選でも勢力伯仲が続き、出口のない状態に陥っている。(モスクワ=副島英樹)

3625とはずがたり:2011/12/18(日) 17:09:57
>>3591-3592,3614-3616
興味深いですねぇ,スイスの閣僚の選出。必然的に主要政党の連立政権となるんですねぇ。

3626名無しさん:2011/12/19(月) 17:49:00
まじここヤバイっす
自分、クリスマス前に彼女できたッス
やっぱセ○レより彼女がいいッス
今、流行ってるみたいッス
先輩も早く彼女作って下さいよ(・∀・)
http://bit.ly/skderi

3627チバQ:2011/12/19(月) 20:08:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111219-00000079-san-int
初のボウリング場、カブールにお目見え アフガンに笑顔を娯楽で取り戻そう
産経新聞 12月19日(月)7時55分配信


拡大写真
100万ドルの自己資産を投じて、アフガン初のボウリング場をつくったオーナーのミーナ・ラフマニさん(写真:産経新聞)
 アフガニスタンで、国内初のボウリング場が首都カブールに登場した。開設したのは、内戦やイスラム原理主義勢力タリバンの支配を逃れるため国外で16年間過ごした後、母国に戻ったアフガン女性のミーナ・ラフマニさん(26)。約30年の混乱で失われたアフガン人の明るさを少しでも取り戻したいと投資した。日本と同じ出来栄えのボウリング場はアフガン人で連日盛況だ。(カブール 田北真樹子)

 ボウリング場「ザ・ストライカーズ」は、カブール市内中心部のシャレナウ地区にひっそりとある。外観は小さな看板だけ。トタンのドアを内側から開いてもらって入ると、自動小銃を持った警備員たちが構えていたが、身体検査などを抜けると別世界が広がる。

 ◆オーナーは26歳女性

 赤や木目を基調とした欧米風のレストラン。隣には最新システムを導入した12のボウリングレーン。アフガンとは思えない光景だ。

 「そういう驚きを得られることを目指したんです」と、ミーナさんは語る。インテリア用品などは北米や中国から輸入。ボウリング場の建設は中国企業が担った。料理もイタリア料理がメーンだ。

 ミーナさんがボウリング場建設を思いついたのは2009年。カブールに約16年ぶりに戻ってきたときだ。

 1992年に内戦を逃れるため家族とパキスタンに脱出、2006年からは夫とカナダ・トロントで暮らしてきたが、09年に両親がカブールに戻ったのを機に里帰りした。その時、「ここは、苦労や悲しみばかりで、笑顔をもたらすはずの娯楽がないことに気づいた」。そこで、カナダで楽しんだボウリングを思いついた。先祖から引き継いできたカブール市内の土地をすべて売却して約100万ドルの資金をつくった。建設の全工程につきっきりで関わった。

 ◆自己資産100万ドル投じ

 9月にオープンして3カ月が経過した。評判は口コミなどで広がり、1時間35ドルとアフガンではかなりの高額だが、1日平均100人と連日多くの人でにぎわう。

 機器のメンテナンスや自家発電機用の燃料費など経営的には厳しい。だがミーナさんは「アフガンを発展させるのは、外国で教育を受けたアフガン人の責任」と力を込めた。

 ミーナさんは、このボウリング場から国際大会に出場できるような選手を育成したいと思っている。アフガン人の可能性がまたひとつ、広がった。

3628チバQ:2011/12/20(火) 17:33:31
http://mainichi.jp/select/world/news/20111220k0000e030133000c.html
イラク:副大統領に逮捕状…テロ容疑 宗派間対立の懸念
 【カイロ和田浩明】イラク内務省は19日、政府・治安関係者の暗殺事件に関与したとしてタリク・ハシミ副大統領に逮捕状が発行されたと発表した。ハシミ副大統領はイスラム教スンニ派。シーア派のマリキ首相はスンニ派のサレハ・ムトラク副首相に対し、連邦議会で不信任投票を要求しており、シーア、スンニ両派間の政治的対立の懸念が強まっている。

 内務省報道官は記者会見で、ハシミ副大統領の護衛3人を暗殺実行容疑で逮捕したことも明らかにし、「自白」ビデオも放映した。護衛は副大統領の事務所から暗殺のための資金提供を受けていたとされ、ハシミ副大統領は側近を通じ07年から暗殺を指示していた疑いがあるという。

 首都バグダッドの治安担当者によると、ハシミ副大統領は北部クルド人自治区を訪問中で、自治政府のバルザニ議長は逮捕状発行を受け、宗派間の関係悪化に懸念を表明した。

 イラクでは副大統領は3人で、宗派・民族構成を考慮してシーア派、スンニ派、クルド人から1人ずつ選出されている。イラクでは宗派間対立の激化で06〜07年に最大で月間3000人以上が死亡している。

毎日新聞 2011年12月20日 11時27分

3629チバQ:2011/12/20(火) 20:27:11
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=3522
「サハリン-北海道間にトンネル建設を」 プーチン首相の発言の波紋2011.12.19



ロシアのプーチン首相が最近、ロシア本土とサハリン島を橋でつなぎ、さらに日本へトンネルを建設する構想に言及し、大きな波紋を呼んでいる。



この発言は15日にテレビの生放送でロシア国民との直接対話を行った際に飛び出した。

プーチン首相は、大陸・サハリン間の橋が実現した場合、「シベリア横断鉄道やバイカル・アムール鉄道を十分活用できるようになる。なぜならその場合、我々は日本からの輸送を組織することができ、トンネル経由も含め、日本への直接輸送も可能となるからだ」と語った。



本土・サハリン間は最も狭いところで約7キロ。ここに橋を建設した場合、予算は100億ドル(7700億円)とされる。プーチン首相の言うとおり、日本-ロシア-欧州をつなぐ大動脈ができることになる。

プーチン首相は「日本側とこの件について討議している」と言うほど前向きだ。一方の日本の外交筋は「政府間で検討している事実はない」と即否定したが、せっかくの話なのだから、「日本も真剣に考えている」ぐらい言ってもいいのではないか。



建機レンタル最大手で北海道を基盤にしている「カネモト」の株価は、プーチン首相の発言の後の12月16日、558円から21円上がった。巨大プロジェクトについて、国のトップがちょっと発言しただけで株価は反応するのだ。



幸福の科学・大川隆法総裁は2009年5月の法話「幸福の具体化について」で、ユーラシア大陸一周の新幹線・リニア構想を明らかにしている。



北朝鮮が民主化・自由化したあとには、海底トンネルで九州と朝鮮半島を結び、朝鮮半島から自由化した中国まで、新幹線もしくはリニアモーターカーで結ぶ。
シルクロードを通って、インド、南西アジア、ヨーロッパへと結ぶ。
イギリスから北欧、ロシアを回ってシベリアから北方四島へ橋を架ける。


それだけでなく、アフリカ大陸や南北アメリカ大陸にも新幹線・リニアを通し、世界規模での「交通革命」を起こそうという構想だ。



サブプライムローン危機以降、各国の企業はお金を借りて投資する意欲が低調になっている。投資どころか借金返済を優先しているためだ。その結果、金融機関はお金の使い道に困って各国の国債を買っていたわけだが、EUもアメリカも信用不安が起きている。つまり、世界的にはお金は余っていて、その行き先を求めているのが現状だ。

世界の余剰マネーを引きつける巨大プロジェクトが今こそ必要だ。(織)



【関連記事】

2009年8月号記事 ニッポン繁栄 8つの提言 提言(4) リニアと宇宙旅客機で世界を結び交通革命を起こせ!

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=645

3630チバQ:2011/12/20(火) 20:47:35
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/2258
によると政党「イラキーヤ」に所属
で、そのイラキーヤは議会第一党
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/2543

http://www.cnn.co.jp/world/30004995.html
テロ関与でイラク副大統領に逮捕状 宗派対立原因か
2011.12.20 Tue posted at: 11:27 JST
バグダッド(CNN) イラクの司法機関は19日、反テロリズム法に違反したとしてハシミ副大統領の逮捕状を発行した。

ハシミ副大統領が政府要員と治安要員に対する爆破攻撃を指揮したとされている。イラク内省は記者会見の席で、副大統領のボディーガードとされる男性らが副大統領から攻撃指示を受けたと証言する映像を示した。CNNは映像の男性が副大統領のボディーガードかどうかを確認できていない。

映像では、2009年から副大統領の指示を受けて、政府高官らを標的として爆発物を路上に仕掛けたり銃撃を行ったりしたと男性が語った。また、別の男性は直属の上司や副大統領から指示を受け、攻撃を実行しなかったら家族の命はないと言われたと述べた。

今月に入ってハシミ副大統領のボディーガード3人が身柄を拘束されている。これに対し、副大統領側は、ボディーガードが偽証を強いられたとの懸念を示した。また、人権団体からも証言の信憑性を疑問視する声が上がっている。

こうした動きに対してイスラム教スンニ派や世俗勢力で構成される議会会派イラキヤは、シーア派のマリキ首相が独裁的権力を拡大しようとしていると主張、議会をボイコットする姿勢を示しており、政治的安定性が低下するおそれがある。ハシミ氏はスンニ派だ。

政府関係者によると、ハシミ副大統領は、シーア派の副大統領とともに18日、タラバニ大統領と面会する目的でクルド人地域の街スライマニヤに向かったという。

米国務省はハシミ副大統領に逮捕状が発行されたことに懸念を示し、状況を注視するとした。イラク駐留米軍の撤退は18日に完了している。

3631チバQ:2011/12/20(火) 21:40:17
2906 名前:チバQ 投稿日: 2011/12/20(火) 20:57:44
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111220/mds11122016010001-n1.htm
【イラク駐留米軍撤退完了】
連立政権で内紛 米軍撤退で対立に懸念
2011.12.20 16:01
 駐留米軍が完全撤退したイラクの連立政権で、イスラム教シーア派が支持基盤のマリキ首相とスンニ派の受け皿となっている政党連合「イラキーヤ」の内紛が表面化した。米軍の「重し」がなくなると党派対立が激化するとの懸念が早くも現実になった格好だ。

 イラキーヤは昨年3月の選挙で第1党になったが、交渉の結果、マリキ氏が首相となり、閣僚ポスト配分で不満を募らせてきた。今月17日「首相が政策決定権を自分に集中させている」と抗議、議会活動停止を発表した。対抗する形でマリキ首相は18日、イラキーヤ所属のムトラク副首相が「(首相は)独裁者」と発言したとして議会に不信任投票の実施を要請。ロイター通信などによると、イラキーヤのハシミ副大統領の護衛官がテロ容疑で逮捕され、副大統領にも逮捕状が出されたが、執行されていないという。(共同)

3632チバQ:2011/12/21(水) 22:23:52
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011122100549
「ブログの闘士」を釈放=下院選抗議デモの立役者−ロシア
 【モスクワ時事】今月4日に投開票されたロシア下院選の不正行為疑惑をめぐり、プーチン首相の政権与党・統一ロシアに対する抗議デモを呼び掛けて拘束された著名ブロガーのアレクセイ・ナバリヌイ氏が21日未明、モスクワの警察施設から約2週間ぶりに釈放された。
 同氏はインターネット上で統一ロシアを「詐欺師と泥棒の党」と辛口批判して有権者の心をつかみ、下院選での同党退潮のきっかけをつくった。釈放は24日に予定されている大規模デモを勢いづかせる可能性もある。
 釈放後、ナバリヌイ氏はタス通信に、拘束について裁判所に不服を申し立てると表明。「(本当に)法律に違反した者全員が罰せられるよう闘う」と当局を非難した。(2011/12/21-14:31

3633チバQ:2011/12/21(水) 23:20:23
http://www.afpbb.com/article/politics/2846827/8220265?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
イラク副大統領に逮捕状、政権内の宗派対立再燃か
2011年12月21日 14:48 発信地:バグダッド/イラク
【12月21日 AFP】イラク当局は19日、タリク・ハシミ(Tareq al-Hashemi)副大統領に対し、爆弾テロなどに関与した容疑で逮捕状を出した。ハシミ副大統領は20日に記者会見を開き、容疑を真っ向から否定した。

 イラクは挙国一致政権の発足から21日で1年を迎えるが、18日に駐留米軍の撤退が完了したばかりで、宗派間対立を内包した脆弱(ぜいじゃく)な連立政権のほころびが早くも表面化した。

 ハシミ副大統領が属する世俗派とスンニ派の政党連合「イラキーヤ(Iraqiya、イラク国民運動)」は逮捕状発行に反発し、閣議をボイコットする構えだ。

 ハシミ副大統領の周辺では、この数週間で少なくとも13人のボディガードが当局に一時身柄を拘束された。ハシミ氏側によると、このうち逮捕されたのは3人。国営テレビでは、内務省がハシミ氏のボディガードだとする人物がテロ計画を自供し、ハシミ氏の援助と資金を得ていたと語る映像が放映された。

 しかしクルド自治区アルビル(Arbil)で会見したハシミ氏は、この映像について「政治的にねつ造された」ものだと非難し、自己のテロ関与を一切否定するとともに、アラブ連盟(Arab League)首脳らに問題とされたテロの捜査への介入を求めた。また、ボディガードの自供についても、政治的な陰謀に基づく虚偽の自供だと語った。

 会見以前にハシミ氏側は、ボディーガード拘束の件に加え、治安部隊がハシミ氏の自邸前を数週間にわたって封鎖するなど「意図的な嫌がらせ」を受け続けているとしてマリキ政権を批判している。 

 前週末には、ハシミ氏と同様にイラキーヤ内部のシーア派であるサレハ・ムトラク(Saleh al-Mutlak)副首相が、スンニ派のヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)首相率いる連立内閣を「独裁」と呼んだことで、マリキ首相がムトラク氏に辞任を求めた。この時点ですでにイラキーヤは、連立から離脱はしないものの、閣議をボイコットする構えを示していた。

 こうしたイラク政権の内紛について米政府は、ジェームズ・ジェフリー(James Jeffrey)駐イラク大使がイラクの指導者たちと会見し、懸念を伝えた。しかしマリキ首相は、ハシミ副大統領の逮捕状を取り下げるための仲裁は、一切受け付けないと断言している。(c)AFP/Mohamad Ali Harissi

3634チバQ:2011/12/22(木) 12:24:32
http://mainichi.jp/select/world/news/20111222ddm007030094000c.html
シリア:弾圧強化で170人死亡 監視団受け入れ前に攻勢か
 【カイロ和田浩明】シリアのアサド政権は北部イドリブ県などで離反兵士や住民への武力弾圧を強化、反体制団体によると19、20日だけで170人が死亡した。シリアは近く、和平調停のためのアラブ連盟監視団を受け入れる予定で、反体制派は「事前の抑え込みを狙った動き」と見ている。

 国内外の反体制団体によると、イドリブや中部ホムス、南部ダルアーなどで政府軍・治安部隊が攻勢を強化し、政府側にも多数の死傷者が出ている模様で「犠牲者は約270人」(反体制活動家のウィサム・タイーフ氏)との情報もある。

 監視団は今月中にも現地入りすると見られる。しかし、政権側は離反兵士らを「武装テロ集団」として実力排除。アサド大統領は20日、テロ目的での武器配布に死刑を適用する法律を導入した。

毎日新聞 2011年12月22日 東京朝刊

3635チバQ:2011/12/22(木) 22:12:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111222-00000010-fliv-moto
フェラーリ社長、次期総選挙への出馬を表明 大統領就任を目指す
TopNews 12月22日(木)21時35分配信


拡大写真
(写真:フェラーリ)フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ社長が、次期総選挙への出馬を表明した。

フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ社長が、2013年に行われるイタリア総選挙に出馬する意向を表明。大統領就任を目指すことが明らかになった。

モンテゼモーロは、1970年代にフェラーリのF1チームへ加入。当時低迷していたフェラーリをドライバー部門のタイトルを獲得するチームに立て直すと、フェラーリの親会社であるフィアットへ移った。その後、1991年にフェラーリの社長に就任すると、2004年からはフィアットの会長も兼務した。

2010年にフィアットの会長を退任したが、以前からモンテゼモーロの政界進出がうわさされており、シルビオ・ベルルスコーニ前首相がスキャンダルで失脚した際には、ついにモンテゼモーロが政界へ進出するのではないかとささやかれていた。

そんな中、モンテゼモーロは自身が立ち上げたシンクタンク「Itaria Futura」のメンバーへ送った書簡の中で、次のように宣言した。

「2度目の共和制は失敗に終わった。次の選挙は歴史的に重要なものとなるため、われわれには新しい顔、新しいアイデアが必要だ」

この書簡の中で、モンテゼモーロは次のように署名している。

「未来のイタリア大統領、ルカ・ディ・モンテゼモーロ」

3636チバQ:2011/12/24(土) 13:19:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111223-00000046-jij-int
パキスタン首脳、窮地に=「メモ騒動」で軍が圧力強化
時事通信 12月23日(金)14時45分配信

 【ニューデリー時事】パキスタンのザルダリ政権が軍弱体化への協力を米政府に求めた極秘メモが明るみに出た問題で、強大な権限を持つ軍トップのキアニ陸軍参謀長は23日までに、同問題を調査中の最高裁に徹底究明を要求し、政権との対決姿勢を強めた。同国では軍と対立した政権がクーデターで倒された例が複数あり、ザルダリ大統領やギラニ首相は窮地に追い込まれている。
 ザルダリ政権はこれまで軍との関係は良好とされてきた。しかし、今年5月の米軍による国際テロ組織アルカイダのビンラディン容疑者殺害作戦が転機となった。政権は、表では軍と歩調を合わせて米軍の作戦に「主権侵害」と猛反発。しかし同時期、裏では軍が政権転覆をたくらんでいる兆候があるとして、米軍制服組トップに「キアニ参謀長を阻止してほしい」と懇願するメモを渡したことが11月になって発覚。軍部の怒りを買った。
 同大統領は今月、約2週間にわたりアラブ首長国連邦の病院に緊急入院したが、軍の圧力で国外脱出を迫られたとの見方も浮上した。近年では異例なほどの軍の強硬姿勢は、クーデターの前触れとの臆測も絶えない。ギラニ首相は22日の演説で「民主政権の転覆が画策されている」と指摘。不穏な動きを見せる軍部をけん制した。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111224-00000079-san-int
パキスタン 軍VS政権、関係悪化 米軍へのザルダリ大統領メモめぐり
産経新聞 12月24日(土)7時55分配信

 ■辞任・総選挙・クーデター…、対立は危険水域

 【ニューデリー=田北真樹子】パキスタンで軍事クーデターを阻止するためにザルダリ大統領が米軍に協力を要請したとされるメモをめぐり、政府と軍の対立が激化し、近日中に衝突が起こるのではないかとの見通しが強まっている。ギラニ首相が異例の軍批判を行ったことなどから、緊張が増しており、ザルダリ大統領の辞任や総選挙の前倒しが取り沙汰されているほか、軍事クーデターの可能性も否定できない。

                   ◇

 ギラニ首相は22日、国会で軍と3軍統合情報部(ISI)が政府の管理下にあるのかと問われ、「軍が自らを『国家内国家』だと認識しているのであれば、受け入れられない」と答弁し、パキスタンを事実上動かしてきた軍を批判した。

 同日の会合では「政権転覆の企てがある」とも声を上げるなど、ギラニ氏が「最近の歴代首相の中でも最も大胆な発言」(パキスタン紙)を行ったのは、政府と軍を巻き込んで同国を揺るがしている“メモ疑惑”の存在がある。

 この疑惑は、今年5月、国際テロ組織アルカーイダの指導者だったウサマ・ビンラーディン容疑者殺害後、米軍に主権侵害を許したとして苦しい立場に追い込まれた軍によるクーデターを恐れて、ハッカニ前駐米パキスタン大使が第三者を通じて米軍幹部に事態回避の協力を要請するメモを作成したとされる疑惑だ。

 軍は、こうした動きは国家安全保障に影響を及ぼすなどとして、最高裁に調査を要請。最高裁は近日中に、メモ疑惑を正式に調査するかどうか判断する見通しだ。

 メモ作成には、ハッカニ氏と近い関係にあるザルダリ大統領の指示があったとされ、大統領が米国に内政干渉を許すような行動を取っていたことが裏付けられれば、反米感情の強い国内が激しく反発するのは必至。このため、政府は最高裁による調査を回避したいとの思いがある。

 有力紙ドーンが23日付の1面トップで「政府と軍、衝突へ」と報じたほか、他の新聞も、対立が危険水域に達しているとの認識を示した。また、ロイター通信は22日、ザルダリ大統領の辞任を求める軍幹部の声を報じた。だが、ザルダリ氏に辞任の意思はないとみられ、議会による弾劾も難しい。

 軍トップのキアニ陸軍参謀長は政権転覆の意図を否定するが、軍がいずれかの時点でクーデターに踏み切るとの見方も消えない。パキスタンは、1947年の独立以来、3度の軍事クーデターを経験している。

3637チバQ:2011/12/24(土) 13:21:15
http://www.topnews.jp/2011/12/23/news/f1/teams/ferrari/48992.html
フェラーリ社長、政界進出を否定
2011年12月23日(金)
0

[+] 写真を拡大フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ社長が、2013年のイタリア総選挙へ出馬するとの報道を否定した。

モンテゼモーロが自ら立ち上げたシンクタンクのメンバーへ送った書簡の内容から、各メディアはモンテゼモーロが2013年の総選挙へ出馬することを発表したと報道。この書簡には、「未来のイタリア大統領、ルカ・ディ・モンテゼモーロ」との署名が入っていたとも伝えられている。

しかし、モンテゼモーロは次のように『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』へ語り、政界進出の可能性を否定した。

「政界進出? いや、私はフェラーリにいるよ」

3638チバQ:2011/12/24(土) 13:23:54
http://www.cnn.co.jp/world/30005033.html
誤爆めぐり米国とパキスタンの主張に食い違い、亀裂深まる恐れ
2011.12.23 Fri posted at: 15:39 JST
(CNN) 北大西洋条約機構(NATO)軍の誤爆によりパキスタンの兵士24人が死亡した問題で、米国とパキスタンの主張に食い違いが生じている。この問題をめぐって両国間の亀裂がさらに深まる恐れも出てきた。

米国防総省は11月26日に起きた誤爆について、NATO軍の関係者約60人からの聞き取りに基づく調査報告を22日に発表。米軍の行動は、攻撃を受けて応戦した自衛のための措置だったと結論付けた。

調査責任者のスティーブン・クラーク准将によると、NATO軍がパキスタンとの国境に近いアフガニスタンの村に向かっていたところ、機関銃や迫撃砲による攻撃を受けた。これに対して司令官が「武力の誇示」を命じ、F15戦闘機と武装ヘリコプターを出動させて照明弾を発射、それでも攻撃が止まなかったため、空爆を実施したという。

これに対してパキスタン側は、先に攻撃されたのはパキスタン軍の方だったと主張している。同国の情報当局者は22日、「我々が先に攻撃したという主張は誤りだ。彼らが先に攻撃し、我々が応戦した」と語った。別の情報当局者も「(国防総省の)結論は、我々がこれまで米国とやり取りしてきた内容と矛盾する」としている。

クラーク准将は、情報の伝達ミスが原因で、交戦相手の確認に時間がかかったことも明らかにした。米国は空爆開始に先立ちパキスタンに、この地点に同国の兵士がいるかどうかを問い合わせた。これに対し「ノー。だが確認する」との返事が返ってきたが、「ノー」の部分しか伝わらなかったことから、空爆開始に至った。その後も位置確認などをめぐって食い違いが続いたという。

3639チバQ:2011/12/25(日) 00:01:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111224/erp11122423410010-n1.htm
政権の「口約束」に怒り ソ連崩壊後で最大の反政権運動
2011.12.24 23:35

ロシア下院選で不正があったとして野党が開いた抗議集会で通りを埋め尽くした参加者=24日、モスクワ(ロイター=共同)
 【モスクワ=佐藤貴生、遠藤良介】ロシア下院選での大規模不正疑惑に抗議して24日に行われたモスクワの反政権デモ参加者が主催者発表で13万人と10日の前回デモを上回った。首都ではソ連崩壊後で最大となる反政権運動のうねりが続いていることが浮き彫りになった形だ。メドベージェフ大統領は前回のデモ以降、政治制度の民主化方針を示したが、デモ参加者は政権の「口約束」に対する怒りが渦巻いていた。

 モスクワ中心部のサハロフ大通りを、デモに参加する老若男女が埋め尽くした。人々は抗議運動のシンボルとなっている白いリボンを衣服につけ、白い風船やカーネーションを手にした人も目立った。

 「前回デモでわれわれが要求した政治犯の釈放も、票の再集計も実現していない」「新年をロシア政治の転換点にしよう」。演壇からの呼びかけに参加者らは力強く呼応し、「プーチン(首相、前大統領)なきロシアを」と気勢を上げた。

 前回のデモを受け、メドベージェフ大統領は22日の年次教書演説で、プーチン前大統領時代に廃止された知事選挙や下院選小選挙区制度の復活といった改革方針を表明した。

 ただ、24日のデモ参加者からは「メドベージェフはこの4年間、改革を約束しながら何もしてこなかった」(27歳、男性技師)といった声が多く聞かれ、政権の表面的な“ガス抜き”には現時点で効果が表れていない。

 プーチン首相が15日のテレビ放送で、反政権デモが「外国の資金援助」を受けていると述べたことは逆に参加者の憤りを招いており、男性団体職員(44)は「われわれを侮辱している。これからもデモに参加する」と話していた。

 地方では政権支持率が依然として高く、首都の反政権デモも年末年始を控えていったん沈静化する見通しだ。

 ただ、下院選の不正疑惑が浮上して以降、都市部では政権に対する不満を持つ人が急増し、大規模な反政権デモを弾圧することは不可能だ。下院選後に政治的機運が変わったのは間違いない。

3640チバQ:2011/12/25(日) 00:02:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111219/erp11121907430002-n1.htm
【環球異見】
ロシア下院選と反政権デモ
2011.12.19 07:41 (1/4ページ)[ロシア]

エコノミスト(英国)
 ロシア下院選の不正疑惑は大規模な反政権デモに発展し、来春の大統領選に出馬予定のプーチン首相の対応に注目が集まっている。デモの影響力は未知数で、プーチン氏の再登板は揺るがないとの見方が主流だが、硬直した政治の改革を進めない限り、不安定化は避けられないとの指摘は多い。外交的には強硬姿勢をとるという分析もある。

                   ◇

 ▼エコノミスト(英国)


プーチン体制に亀裂


 下院選の不正疑惑を発端にロシア各地に広がった反政権デモについて、英誌エコノミスト(12月10〜16日号)は「プーチン氏のロシアに亀裂」との見出しを掲げ、「来年3月の選挙で大統領に返り咲くプーチン首相はロシアと彼自身のためにもクレムリン(体制)を改革し、経済を近代化すべきだ」と求めた。

 同誌によると、プーチン氏率いる与党「統一ロシア」の得票率は前回選挙の64%から50%弱に減少。しかし、独立監視団体の調査では実際の得票率はさらに15〜20ポイント低く、投票率が140%という異常な高率となる地域もあった。

 プーチン氏が2000年に権力を握ってから体制に「最大の亀裂」が入ったと同誌は指摘する。

 プーチン氏の権力基盤は、氏の個人的な人気と、国民の生活水準を押し上げた原油価格の高騰に支えられてきた。しかし、この2つに陰りが見え、同誌は「プーチン政権がルーマニアのチャウシェスク政権のようにすぐに倒れるとはいえないものの、“プーチン後のロシア”が初めて夢物語ではなくなってきた」と分析する。

 ロシアの財政は原油価格が1バレル当たり110ドルまで上昇しないと均衡しない上に、経済の腐敗は根深い。プーチン氏がソ連崩壊と同じ轍(てつ)を踏まないようにするには経済を開放し、汚職を追放することが不可欠だ。

 プーチン氏は、政治・経済改革を進めることをにおわせたが、真意はまだ分からない。国民の不満をかわすため、与党「統一ロシア」と距離を置き、次期首相に就任する見通しのメドベージェフ大統領を見限る可能性もあると同誌は予測。「プーチン氏が体制を改革しない限り、ロシアはもっと危険な状態になる。近隣諸国にとっても、プーチン氏にとっても」と結ぶ。(ロンドン 木村正人)

                   ◇

3641チバQ:2011/12/25(日) 00:02:53
 ▼ベドモスチ(ロシア)


途方に暮れる権力と民衆


 ロシア下院選の大規模不正疑惑に対する国民の怒りは、首都モスクワで10日に行われた反政権デモとなって示された。主催者発表で5万人が集結、しかも治安当局は1人も拘束しなかった。2000年のプーチン政権発足以来、初めての出来事とされる。

 12日付の独立新聞はこの件で、複数の評論家の談話を集めた記事を掲載した。社会評論家のゲリマン氏は、「こうした政治的討議が再び、出現するに違いないことを示すものだ」とし、権力と民衆の「対話」が始まると予測した。

 政治評論家のラジホフスキー氏も、民衆の抗議の声は権力側に届いたと確信する半面、「政権は選挙結果は見直さないし、やり直し選挙もしない。(来年3月の)大統領選では、他の立候補者はプーチン氏の競争相手にはならず、描かれたシナリオ通りに進むだろう」とし、デモが政治にもたらす効果は最小限にとどまる、との見方を示した。

 別の政治評論家、プシコフ氏は、経済危機で社会を混乱に陥れたエリツィン政権期の混乱を克服するため、「プーチン氏は大統領就任後、(国民の)期待通りのことをやった」とし、その過程で権力と民衆の「対話」が損なわれたと分析した。

 問題は「対話の不在」ばかりではないようだ。同日付のベドモスチ紙は、モスクワのデモ会場となったボロトナヤ広場になぞらえて「広場からの出口」と題した社説で、「権力側も民衆も途方に暮れている。権力側は(国民の不満を)どう現実に反映させていくか考えがつかず、社会の方も政権の動向をどうコントロールするか考えついていない」と指摘。長期に及んだ「プーチン時代」に、国全体が思考停止状態に陥ってしまったことを示している。(モスクワ 佐藤貴生)

                   ◇

 ▼ワシントン・ポスト(米国)


プーチン氏は「反米貫く」


 米紙ワシントン・ポストは10日付の社説で、大規模不正が指摘されるロシア下院選を「自由でも公正でもなかった」と切り捨てたクリントン米国務長官の発言を称賛し、オバマ政権にロシア民主化を促すための圧力強化を求めた。

 米主要紙の一部には米露関係の「リセット」の「リセット」を求める強硬論も出るなど、総じて次期大統領就任が確実視されるプーチン首相の強権的な政治姿勢への不信感をあらわにしているのが特色だ。

 ポスト紙の社説は、プーチン首相が「予想通り」に「国家主義のカードを切ってきた」と指摘し、クリントン長官の発言に「(ロシア国内の)活動家にシグナルを与えている」と反論したプーチン氏を批判する。

 強権的な政権が国内世論の引き締めを図ろうと反米感情をあおるのは、米国の歴代政権が世界各地で目の当たりにしてきた光景だ。

 社説は大統領選が実施される来年3月ごろまで、プーチン首相は「反米姿勢」を貫くと分析し、オバマ大統領とメドベージェフ大統領との間で「リセット」された米露関係の「取り壊しまでには至らずとも遠ざかってはいく」と予測する。

 社説は一方で、クリントン長官が「人権問題」を盾に選挙結果の調査を重ねて要求し、「無視したり、ごまかしたり」もできたプーチン首相の挑発を「押し返した」と称賛。揺るぎない米国の姿勢は、ロシア全土に拡大した反政権デモの参加者にも影響を与えるだろうと歓迎した。

 より保守的な米紙ウォールストリート・ジャーナルの12日付社説はさらに一歩踏み込んだ。プーチン氏の再登板で「オバマ氏は米露関係の再構築という幻想から手を引く時期に来た」と主張し、反政権デモの支援を打ち出すよう訴えている。(ワシントン 犬塚陽介)

3643チバQ:2011/12/25(日) 00:15:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111224-00000061-jij-int
大統領に癒着疑惑=実業家から便宜―ドイツ
時事通信 12月24日(土)14時48分配信

 【ベルリン時事】ドイツのウルフ大統領がニーダーザクセン州首相時代に、懇意にしていた実業家とその妻から低利融資などの便宜を受けていた事実が明らかになった。検察当局は違法性はないとして捜査しない方針だが、癒着疑惑は国民の批判を浴び、同大統領は窮地に立たされている。
 ドイツの大統領は国家元首として国民に範を垂れるべき立場とされる。ウルフ氏はメルケル首相が率いる与党・キリスト教民主同盟出身で、大統領就任を後押しした同首相にとっても打撃となっている。
 ウルフ氏は州首相だった2008年、実業家の妻から自宅購入資金として、銀行より低い金利で50万ユーロ(約5100万円)の融資を受けた。その後、この実業家が米フロリダ州の別荘にウルフ氏を招待したことが判明したため、州議会が実業家との関係をただしたところ、同氏は融資を受けていたにもかかわらず、「ビジネスはしていない」と回答していた。

3644チバQ:2011/12/25(日) 00:45:17
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011122300211
岐路に立つプーチン体制=25日にソ連崩壊20年−域内経済ブロックも模索・ロシア
 【モスクワ時事】冷戦時代に米国と対立する超大国だったソ連が、1991年12月に崩壊して25日で20年を迎える。ソ連崩壊を「20世紀最大の地政学的悲劇」と表現したロシアの最高実力者プーチン首相(前大統領)は、旧ソ連地域の経済ブロック創設を模索し、来年3月の大統領選に立候補、さらに2期12年も可能となる超・長期政権に突き進もうとしている。
 プーチン氏は99年12月31日、電撃辞任したエリツィン大統領から大統領代行に任命された。2000年の大統領選で当選後は2期8年間、高い支持率と原油価格の高騰を背景に、批判的な新興財閥やメディアを排除して支配を強固にしてきた。任期満了でメドベージェフ大統領を後継者にし、自らは首相として影響力を保持した。
 08年の憲法改正で大統領任期4年が6年に延長されたのも、プーチン氏再登板への伏線とされる。しかし政権長期化に伴う支持率低下は避けられなかった。今年9月にメドベージェフ氏との間での大統領と首相のポスト交換を明らかにすると「権力の私物化」と批判され、今月の下院選で与党・統一ロシアは大幅に議席を減らした。(2011/12/23-15:23

3645チバQ:2011/12/25(日) 20:43:42
>>1847とか
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111225/mds11122519590003-n1.htm
ダルフール反政府指導者を殺害
2011.12.25 19:59
 スーダン国営メディアは25日、同国政府軍が、中部の北コルドファン州での軍事作戦で、西部ダルフール地方を拠点とする反政府武装組織「正義と平等運動(JEM)」指導者イブラヒム・ハリール氏を殺害したと報じた。中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、同氏の親族も死亡を確認した。

 政府とJEMは昨年、全面停戦に向けた合意文書に調印したものの、その後、和平交渉は打ち切られ戦闘が続いていた。(カイロ 大内清)

3646チバQ:2011/12/26(月) 12:43:02
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/26/20111226ddm007030156000c.html
コンゴ:政情不安定に 大統領選巡り、現職と次点対立
 【ヨハネスブルク高尾具成】アフリカ中部・コンゴ民主共和国で11月末に実施された大統領選の結果を巡り混乱が続いている。選管は現職のカビラ氏の再選を発表したが、次点だったチセケディ元首相が選挙の不正を主張し、結果を認めていない。カビラ氏は20日、大統領就任の宣誓をしたのに対し、チセケディ氏も23日、独自に就任を「宣誓」した。治安部隊は元首相支持者に対して圧力を強めており、政情不安が一層強まっている。

 AFP通信によると23日、首都キンシャサのサッカー場で予定されていたチセケディ氏の「就任宣誓式」に集まった約1000人の支持者に対し、治安部隊が催涙ガスなどを使用して「鎮圧」した。式は別の場所で実施されたという。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは22日、今月9日以降、治安部隊により、少なくとも24人が殺害されたと発表した。

 先月28日の大統領選には11人が出馬。06年以来2回目の民主的選挙で、選管は今月9日、カビラ氏が約49%を得票して再選されたと発表した。

毎日新聞 2011年12月26日 東京朝刊

3647アナスイ:2011/12/26(月) 17:33:13
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3648レイバン:2011/12/26(月) 17:33:39
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3649チバQ:2011/12/26(月) 22:21:51
http://www.cnn.co.jp/world/30005051.html
葬儀を狙った自爆テロ、国会議員含む20人死亡 アフガン
2011.12.26 Mon posted at: 09:13 JST
(CNN) アフガニスタン北東部タハル州のタロカーンで25日、葬儀の参列者を狙った自爆テロがあり、現地の警察によると約20人が死亡、50人が負傷した。犠牲者の中には国会議員のアブダル・ムタリブ・ビク氏も含まれていた。

地元当局によると、犯人は参列者の中に入り込み、ベルトに付けた爆弾を爆発させたという。

カルザイ大統領は「宗教儀式のために集まった罪のない人々を標的にした非道なテロ行為」と非難する声明を発表。狙われたのはイスラム教の儀式を行っていたアフガニスタンのイスラム教徒だったと指摘した。

在カブール米国大使館も「タリバーンなどの武装勢力が罪のないアフガン市民に対する連続殺人を行っている」と述べ、「(米政府は)アフガニスタンの平和と繁栄という共通の目標に向け、アフガンの人々とともにテロリズムに立ち向かう」と強調した。

タハル州ではこの数カ月、市民や北大西洋条約機構(NATO)軍を狙ったテロが相次いでいた。25日は同国北部でも国際治安支援部隊(ISAF)の兵士1人が武装勢力の襲撃を受け死亡している。

3650チバQ:2011/12/26(月) 22:44:51
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111226-OYT1T01235.htm
モルドバ・沿ドニエストルの大統領選で現職敗退
 【モスクワ=貞広貴志】旧ソ連・モルドバからの分離独立を目指す沿ドニエストル共和国で25日、大統領選の決選投票が行われ、中央選管は26日、エフゲニー・シェフチュク元議長の当選を発表した。


 ロシア系住民が多い同共和国では、1990年の「独立宣言」以来、イーゴリ・スミルノフ現大統領が指導者だったが、5選目を目指した今回は11日の第1回投票で敗退した。

(2011年12月26日21時15分 読売新聞)

3651チバQ:2011/12/26(月) 23:29:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111226/asi11122622590000-n1.htm
元クリケット主将のカーン氏、パキスタン政界に旋風
2011.12.26 22:55 (1/2ページ)

クリケットの元スター選手で政治家に転身したイムラン・カーン氏(ロイター)
 【ニューデリー=田北真樹子】クリケットの元スター選手で、1992年にパキスタンのナショナルチームを主将として初めて世界トップに導いた後、政治家に転身したイムラン・カーン氏(59)率いる正義行動党(PTI)が、2013年までに行われる同国総選挙で“台風の目”になる可能性が出てきた。政治家としては目立った実績を残していないカーン氏だが、汚職にまみれた政治に嫌気し、既存政党に失望した若い世代を中心とした有権者の支持を集め、同党は勢いを急速に増している。

 「正義行動党が政権の座についたら、主要な汚職・腐敗を90日で根絶する」

 25日、カーン氏が南部カラチでの党集会でこうぶちあげると、10万〜30万人と伝えられる支持者が歓声を上げた。

 カーン氏がこれほどの人気を見せつけたのは10月の東部ラホールでの集会に続いて2度目。ラホールでも10万人が参加し政界を驚かせたが、今回はそれを上回る規模となったことから、正義行動党が次期総選挙である程度の議席を得るとの見方が現実味を増してきた。

 集会でカーン氏の隣に立ったのは、政権与党のパキスタン人民党(PPP)や最大野党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)を離れ正義行動党に移った政治家たちだ。雪崩的な入党現象がみられる中、最近ではムシャラフ軍事政権批判の急先(せん)鋒(ぽう)だった、PML−N所属のジャビド・ハシュミ氏が入党。良識派政治家とされる同氏の入党は、正義行動党の人気をさらに後押しするとみられていれる。

 カーン氏が正義行動党を立ち上げたのは1996年。2002年には下院選で初当選したが、その後は議席を失った。同党は現在、国政でも地方でも議席を保有していない。

 「米国との協力を見直し、支援は受け取らない」などと主張するカーン氏の政策には具体性がほとんどみられない。イスラム原理主義勢力タリバンを批判することはほとんどなく、党勢拡大は軍が背後にいるから可能だったのではとの臆測も呼んでいる。

3652チバQ:2011/12/28(水) 00:20:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111227-00001002-yom-bus_all
ブラジル、英国抜き世界6位の経済大国へ
読売新聞 12月27日(火)17時57分配信

 【リオデジャネイロ=浜砂雅一】2011年の国内総生産(GDP)で、新興国ブラジルが英国を抜き、世界6位の経済大国になる見通しとなった。

 英BBC放送などが26日、英民間調査機関CEBRの分析として報じた。ブラジルは20年までに、GDPで独仏も追い越す見通しだという。

 ブラジルのマンテガ財務相は26日、「ブラジルの成長ペースが他の経済大国を上回る傾向は当分続く」とする談話を発表し、さらなる経済発展に自信を見せた。

3653チバQ:2011/12/28(水) 00:39:43
http://ecodb.net/ranking/imf_ngdpd.html



米:常任理事国 G8 G20
中:常任理事国 G20
日:G8 常任理事国入り希望のG4 G20
独:G8 常任理事国入り希望のG4 G20
仏:常任理事国 G8 G20
伯:常任理事国入り希望のG4 G20

英:常任理事国 G8 G20
伊:G8 G20
印:G8 常任理事国入り希望のG4:G20
加:G8 G20


露:常任理事国 G8 G20
西:
豪:G20
墨:G20
韓:G20

土:G20
尼:G20


南アフリカ 29位
サウジアラビア 23位

3654チバQ:2011/12/28(水) 22:20:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111228/erp11122800000000-n1.htm
スルコフ第1副長官交代 ロシア抗議拡大で更迭か
2011.12.27 23:58
 ロシアのメドベージェフ大統領は27日、大統領府で選挙対策などを担当してきたスルコフ第1副長官を副首相に横滑りさせる大統領令に署名した。

 スルコフ氏はプーチン現首相の大統領時代から大統領府で内政を担当し、大統領府と連邦政府への権限集中を推し進めた人物。下院選の不正疑惑を批判する野党主催の抗議集会拡大を受け、大統領が事実上の更迭に踏み切ったとみられる。(共同)

3656チバQ:2011/12/28(水) 22:28:44
>>3552>>3571>>3636>>3638
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111228-00000108-mai-int
<パキスタン>ザルダリ大統領、辞任報道を否定
毎日新聞 12月28日(水)22時12分配信

 【ニューデリー杉尾直哉】パキスタンのザルダリ大統領は27日、支持者集会での演説で、「私は憲法で身分を保証された大統領だ」と述べ、辞任しない意向を表明した。ザルダリ氏は、「軍事クーデター阻止」のため米軍側に介入を求めるメモを渡したとされる疑惑が浮上した後、心臓の不調を訴えて今月、中東ドバイの病院に一時入院しており、「辞任間近」などの説が取りざたされていた。

 集会は、ザルダリ氏の妻で07年12月に暗殺されたブット元首相の命日に合わせて開かれ、数万人が参加した。ザルダリ氏は、「いかなる(国家)機関も憲法違反の行動を取ることはできない。民主主義に反する陰謀を阻止すべきだ」と語り、軍をけん制した。「メモ疑惑」については言及しなかったが、「ブット(元首相暗殺)事件の調査はどうなっているのかと最高裁長官に聞きたい」と述べ、「メモ疑惑」の真相を調べている最高裁も批判した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111227-00001302-yom-int
パキスタン大統領「民主主義を守る」と演説
読売新聞 12月27日(火)23時37分配信

 【イスラマバード=横堀裕也】パキスタンのザルダリ大統領は27日、妻のブット元首相の命日に合わせて開かれた追悼集会で演説し、「民主主義への脅威に対しては、先頭に立って戦う覚悟だ」と宣言した。

 集会は元首相が埋葬された南部シンド州の霊廟(れいびょう)付近で開かれ、大統領は詰めかけた大勢の支持者を前に30分以上も演説し健在ぶりを示した。大統領は入院治療として中東ドバイに出国。19日に約2週間ぶりに帰国したが、軍との対立から亡命説などの憶測を呼んだ。

3657チバQ:2011/12/28(水) 23:02:27
>>3256
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111228-OYT1T00896.htm
アルゼンチン大統領が甲状腺がん、来月に手術

 【リオデジャネイロ=浜砂雅一】AP通信などによると、アルゼンチン政府は27日、フェルナンデス大統領(58)が甲状腺がんと診断されたことを明らかにした。


 フェルナンデス氏は来月4日に腫瘍の摘出手術を受け、その後20日間ほど休暇を取る予定。その間は、アマド・ブドゥ副大統領が職務を代行する。

 フェルナンデス氏は10月の大統領選で再選を果たし、12月10日に2期目をスタートさせたばかり。

(2011年12月28日18時50分 読売新聞)

3658チバQ:2011/12/28(水) 23:03:48
>>2940-2941>>2967
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111228-OYT1T01097.htm
インド社会活動家、汚職対策法求めた断食を中止




. 【ニューデリー=新居益】インド西部ムンバイで27日、強力な汚職対策法の制定を求めて断食を開始した著名社会活動家アンナ・ハザレ氏(74)は28日、断食を中止した。


 断食は3日間の予定で、2日間に短縮された。ハザレ氏は風邪で体調不良だったほか、28日の断食集会の参加者が数百人と、目標を大幅に下回ったことなどが影響したとみられている。

 ハザレ氏は、年末から年明けにかけ、首都ニューデリーで集会を開くことも明らかにした。

(2011年12月28日22時43分 読売新聞)

3659チバQ:2011/12/28(水) 23:08:19
>>3655
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111228-00000006-cnn-int
カザフスタン、暴動をきっかけに不安定化の懸念
CNN.co.jp 12月28日(水)10時42分配信

(CNN) 中央アジアの産油国カザフスタンで石油労働者のストを発端とする暴動が起き、1月に迫った議会選と地方選を前に政情不安定化が懸念されている。国営メディアはナザルバエフ大統領が27日、自身の後継者と目されていた義理の息子を公職から解任したと伝えた。

解任されたのは、国家福祉ファンドの経営者で大統領の義理の息子でもあるティムル・クリバエフ氏。これに先立ち西部ジャナオゼン市でストを実施していた石油関連の労働者と警官隊の衝突が起き、同国国営通信によると少なくとも14人が死亡、80人が負傷。17日に20日間の非常事態が宣言されていた。暴動は周辺地域にも拡大し、デモ隊が列車を妨害して少なくとも1人が死亡したとされる。

ロシアの国営RIAノーボスチ通信によれば、同市では賃上げを求める労働者が半年以上にわたって市中心部の広場を占拠していたが、警官隊が同広場からデモ隊を排除しようとしたことをきかっけに暴動が起きた。警官がスト参加者に発砲したとの目撃証言もあるという。

労組側は、この衝突により50〜70人が死亡、500人が負傷したと発表したが、政府はこの数字を否定している。一連の暴動は、同国が独立から20周年を迎える中で発生した。

ナザルバエフ大統領は23日に同国のテレビで、クリバエフ氏が労使紛争を解決できなかったとして辞任を求める意向を表明していた。大統領はさらに、石油会社ウゼンムナイガスに解雇された1800人の従業員を支持すると表明、同社による解雇は違法だとの見方を示し、経営改革を促している。
国営通信によれば、ジャナオゼンのデモ隊排除は現在も続いているという。首相府は27日、電力、水道、公衆衛生サービスの復旧に向けた努力を続けていると述べ、そのための予算拠出を発表した。

今回の衝突をめぐっては、欧州の議員48人で構成するグループが先週、警官隊による武力行使を非難する書簡をナザルバエフ大統領に送り、米国務省も事態を「深く憂慮する」とする声明を発表。国際人権団体も相次いで懸念を表明した。

カザフスタンは不安定な情勢が続く周辺国の中にありながら、これまで安定を保ってきた。米調査会社IHSグローバル・インサイトのアナリストは、今回の暴動は当局にとって予想外の事態だったと解説する。しかし同国では石油など豊富な天然資源のおかげで少数のエリートが莫大な富を築く一方、一般市民の多くはその恩恵を受けることができていないと指摘。当局としては、その格差をめぐる不満がカザフ全域に広がるのを防ぎたい意向だと分析している。

ナザルバエフ大統領は独立宣言以来の長期政権を築き、国民の間でも高い人気を保っているが、ここ数カ月で健康状態が悪化し、後継者をめぐる憶測が広がっていた。義理の息子のクリバエフ氏やウムルザク・シュケエフ第一副首相といった高官の解任は、大統領が再び自らの権力を固めようとする動きを示すものだと同アナリストは見る。ただ、今回の暴動で1月15日に予定されている選挙に影響が出ることはなさそうだという。

3660チバQ:2011/12/28(水) 23:09:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111228-00000559-san-int
南部で分離独立運動再燃 統制緩むイエメン アルカーイダ台頭の恐れも
産経新聞 12月28日(水)18時56分配信

 【カイロ=大内清】退陣表明したサレハ大統領派と反サレハ派の対立が続くイエメンで、地方に対する中央政府の統制が弱まっている。南部では分離独立運動が活発化する兆しをみせており、同国の新たな火種となる懸念もある。

 イエメンは1990年に旧南イエメン人民共和国と北部のイエメン共和国が統合して成立した。英国からの支配の後、親ソ連路線に向かっていた旧南と60年代に共和制に移行していた旧北との対立は根深く、94年には北部サヌアに首都を置く中央政府と南部の内戦が発生。

 南部住民の多くは「北部から差別されている」との思いを持っており、旧南イエメン時代を懐かしむ声も多い。

 一方、今年1月に民主化デモが始まってからは、南部にもサレハ氏退陣を求めるデモが拡大、再分離運動は表面上、下火になっていた。

 しかし、フランス通信(AFP)によると、サレハ氏がハディ副大統領に権限を移譲し退陣を約束した直後の11月30日に南部の主要都市アデンで、中央政府による「占領」に抗議する数千人規模のデモが発生。

 これに呼応して再分離を目指す急進派が「独立を達成するまで戦い続ける」とする声明を出した。

 こうした動きの背景には、政治混乱が長期化したことで、これまでは再分離派を時には武力で押さえ込んできた中央政府が弱体化しているとの事情がある。ハディ氏や、暫定首相に任命されたバシンダワ氏が南部出身であることも、同派の強気を後押ししているとみられる。

 また、中央政府の治安維持能力が低下すれば、南部に拠点を置く国際テロ組織アルカーイダ系武装勢力が力を伸ばす恐れもある。

 イエメンでは来年2月、事実上の信任投票となる大統領選でハディ氏が正式に大統領へ昇格する見通しだが、サレハ氏が復権を狙って内政の攪乱(かくらん)を図るとの観測もあり、当面は不安定な情勢が続きそうだ。

3661チバQ:2011/12/29(木) 19:30:42
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2847614/8232997
西アフリカ・ギニアビサウでクーデターの企て、海軍少将ら逮捕
2011年12月27日 13:47 発信地:ビサウ/ギニアビサウ
【12月27日 AFP】西アフリカの小国・ギニアビサウの政府と軍は26日、同日クーデターの企てを阻止し、首謀した軍幹部らを逮捕したと発表した。

 アントニオ・インジャイ(Antonio Indjai)陸軍参謀長によると、同日早朝、少人数の兵士らが首都ビサウ(Bissau)にある陸軍参謀本部を襲撃し、同本部とカルロス・ゴメス・ジュニオル(Carlos Gomes Junior)首相の邸宅の周囲にバリケードを築いて「軍と政府の転覆を図った」が、軍により制圧された。なお、マラン・バカイ・サンハ(Malam Bacai Sanha)大統領はフランスで病気療養中のため不在だったという。

 軍は、事件に関連してJose Americo Bubo Na Tchuto海軍少将とWatna Na Lai元陸軍参謀長を逮捕したと発表した。同少将が首謀者と見ている。

 一方ゴメス首相も、クーデターの企てがあったことを認め、政治家が関与していたかを調査中だと述べた。

 流血の事態に発展したかは不明で、死傷者数も発表されていないが、AFP記者は、頭を負傷し病院に搬送されるNa Lai氏を目撃した。

 なお、企てに参加した部隊の代表を名乗る兵士は、「昇給を求めた行動であって、純粋に軍内部の問題だ。国を攻撃する意図は全くなかった」と釈明しているという。

■クーデターと暗殺の歴史

 ギニアビサウの歴史は、1974年にポルトガルから独立以来、クーデター、軍の反乱、暗殺に彩られている。主に南米から欧州に麻薬が密輸される際の「ハブ」にもなっている。

 逮捕されたBubo Na Tchuto少将には、2008年に当時のジョアン・ベルナルド・ビエイラ(Joao Bernardo Vieira)大統領に対するクーデターを企てたとして起訴された過去がある。だが2010年5月に軍事法廷により無罪放免となり、ほどなく海軍参謀長に任命された。

 なお、ビエイラ大統領は09年に軍兵士らにより殺害されている。

 64歳のサンハ現大統領は、ビエイラ大統領の暗殺を受けて行われた大統領選を経て就任したが、健康悪化により任期の大半を海外の病院で過ごしている。前月に隣国セネガルの病院に入院後、フランスの病院に移されており、パリの病院で死去したとの噂が流れたが、大統領府は今月初め、これを否定している。(c)AFP/Allen Yero Embalo

3662チバQ:2011/12/29(木) 19:31:20
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2847415/8228166
シリアで連続自爆攻撃、政府と反体制派の主張に食い違い
2011年12月24日 11:31 発信地:ダマスカス/シリア
【12月24日 AFP】シリアの首都ダマスカス(Damascus)で23日、2件の自爆攻撃があり、44人が死亡、166人が負傷した。政府はこの攻撃を国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)によるものだとしているが、反体制派は政府側による自作自演だと非難している。

 内務省は、「2件のテロ攻撃により民間人と治安部隊を含む44人が死亡、166人が負傷した」と発表した。国営テレビは「攻撃の背後にアルカイダがいる」と報じた。

 目撃者によると、爆発物を積んだ車両がダマスカスのKfar Suseh地区にある治安施設への突入を試みた後、その近くの軍の情報部門の施設付近でも車が爆発したという。バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領への抗議行動が始まった3月以降、ダマスカス中心部で重要治安施設が攻撃されたのは初めて。(c)AFP

3663チバQ:2011/12/29(木) 20:41:23
http://www.47news.jp/CN/201112/CN2011122901000720.html
ボスニアで新内閣発足へ 総選挙から450日
 【ウィーン共同】昨年10月の総選挙後、国内主要3民族の政治対立で約450日間、新内閣が発足していないボスニア・ヘルツェゴビナで28日、各民族の政党が新首相や閣僚ポストの配分で合意、来年1月にも新たな政府が発足する見通しとなった。欧米メディアが伝えた。

 各民族は1990年代の内戦で敵同士となり、95年の内戦終結後も政界の混乱が続いている。新内閣の発足により、ボスニアの欧州連合(EU)加盟に向けた協議の進展が期待される。

 3民族はイスラム教徒、セルビア人、クロアチア人で、新首相はクロアチア人の政党から選び、他の九つの閣僚ポストは各民族間で配分される予定。

2011/12/29 09:44 【共同通信

3664チバQ:2011/12/29(木) 22:54:53
http://www.cnn.co.jp/business/30005085.html
サモア、日付変更線の西側へ移行 日の出が最も早い国へ
2011.12.28 Wed posted at: 12:37 JST
香港(CNN) 日付変更線のすぐ東側に位置する南太平洋の島国サモアが今週、線の西側の時間帯に移行し、世界で最も早く元旦を迎える国となる。主な貿易相手国であるオーストラリアやニュージーランド、さらには中国などに近づけるのが目的だ。

移行にともない、同国では29日の翌日が31日になる。政府の報道担当者は外国メディアとの会見で「国民はもちろん興奮していますが、単にカレンダーを変えるだけのこと。私はのんびり構えています」と話した。

サモアはもともと日付変更線の西側だったが、1892年、米国にそろえて東側へ移った。その結果、南方の隣国トンガとは24時間の時差ができていた。

トゥイラエパ首相は同国の英字紙とのインタビューでこれまでの不便さを振り返り、「1週間のうち2日も損していた。こちらが金曜日でもニュージーランドは土曜日になってしまい、われわれが日曜日に教会へ行っている間に、シドニーやブリスベンでは週明けのビジネスが始まっている」と話した。時間帯を移すことにより、時差はオーストラリア東部との間で3時間、ニュージーランドとはわずか1時間に短縮する。

ただ観光業界からは、「世界で最後の夕日が沈む国」といううたい文句が使えなくなるとの反対意見も上がった。今後は「最初の朝日が上る国」となるものの、ハネムーン客らにとっては夕日の方がロマンチックだと、業界側は主張する。

首相はこれに対し、移行による利点もあると反論。飛行機でわずか1時間の米領サモアは従来の時間帯にとどまることから、誕生日や記念日を両サモアで1回ずつ、2倍楽しむことができると指摘している。

同国では2年前、車の通行が道路の右側から左側に変更された。オーストラリア、ニュージーランド在住者から母国の親族らへ中古車を送りたいとの要望があり、両国にそろえた形だ。この時は反発したドライバーが「左側通行」の標識を壊したり、バス会社が乗車口の位置を変えるための費用を政府に請求したりする騒ぎとなった。

3665チバQ:2011/12/31(土) 14:08:03
>>3260
http://www.asahi.com/international/update/1230/TKY201112300235.html
2011年12月30日21時39分
ジャマイカ総選挙、政権交代へ 最年少首相、在任2カ月
 カリブ海の島国ジャマイカで29日、総選挙があり、野党の人民国家党(PNP)が与党ジャマイカ労働党(JLP)を破って政権交代する見通しとなった。AP通信などが中間集計に基づき報じた。

 10月に同国最年少の39歳で首相に就任したアンドリュー・ホルネス氏は2カ月余りで退任、2007年まで首相だったPNPの女性党首ポーシャ・シンプソンミラー氏(66)が返り咲く見込みだ。

 ジャマイカでは欧州金融危機のあおりで主力の観光業が振るわず経済が低迷、現政権への不満が高まっていた。(ロサンゼルス=藤えりか)

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/12/30/kiji/K20111230002340040.html
もう退任 最年少首相2カ月で政権交代 総選挙を前倒し失敗
 カリブ海のジャマイカで29日、総選挙が行われ、ロイター通信によると、暫定集計の結果、野党の人民国家党(PNP)が与党ジャマイカ労働党(JLP)を破り、政権が交代する見通しとなった。

 10月に39歳で同国史上最年少首相となったJLPのホルネス氏はわずか2カ月余りで退任し、PNPの女性党首シンプソンミラー元首相が再び首相に就任する可能性が高い。開票率50%の暫定集計によると、PNPが下院63議席のうち42議席を獲得する見通し。

 JLPは2007年の前回選挙で勝利し18年ぶりの政権交代を実現したが、欧米の不況による観光業不振などに伴い、支持が低迷。体制刷新を狙って首相に選出されたホルネス氏は新味のあるうちに選挙を行って政権を維持しようと、来年の総選挙を前倒ししたが失敗に終わった形だ。(共同)
[ 2011年12月30日 11:55

3666チバQ:2011/12/31(土) 14:16:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111231-00000012-mai-int
<ホルムズ海峡>イランが「封鎖」言及、米反発で緊迫
毎日新聞 12月31日(土)11時15分配信
 【テヘラン鵜塚健】原油輸送の要衝であるホルムズ海峡を巡り、米・イラン関係が緊迫している。米国が原油禁輸制裁を発動した場合の「ホルムズ海峡封鎖」の可能性にイラン高官が言及し、これに米政府が反発して非難合戦に発展した。ホルムズ海峡ではイラン海軍が軍事演習中だが、米軍が付近に空母を派遣するなど、けん制し合っている。

 イランの核兵器開発疑惑を巡り、米上院が今月15日に新たな対イラン制裁法案を可決。制裁が発動されれば、原油輸出が激減し、イラン経済が大打撃を受ける恐れがある。

 イランのラヒミ副大統領は27日「制裁を発動すれば一滴の原油もホルムズ海峡を通れなくなるだろう」と発言。サヤリ海軍司令官も28日「海峡封鎖はコップの水を飲むより簡単だ」と挑発した。これに対し、米国防総省が28日「海峡での船舶の通航妨害は容認できない」と非難すると、イラン革命防衛隊幹部は29日「米国は我々のやることに口をはさむ立場にない」と切り捨てた。

 ホルムズ海峡ではイラン海軍が24日から10日間にわたり演習中。

3667チバQ:2011/12/31(土) 21:36:03
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011123100127
住民の怒り渦巻く=クルド人誤爆事件−トルコ南東部
 【カイロ時事】「他に仕事はない」「学費を稼ぐために」−。トルコの反政府武装組織クルド労働者党(PKK)の要員と誤認され、少数民族クルド人35人がトルコ軍の空爆で死亡した事件。AFP通信によると、犠牲者には複数の少年も含まれ、祖父の代から続く密輸稼業に従事していたところを攻撃された。犠牲者が暮らしていた地域では意図的な攻撃との見方も広がり、政府への怒りが渦巻いている。
 約50頭のラバを連れた10〜31歳の40人前後が28日夜から29日未明にかけ、イラク北部で密売用のガスボンベや砂糖、たばこを調達し、トルコ南東部のオルタス村に戻る際に空爆を受けた。
 現場一帯では、トルコ軍を標的としたPKKの攻撃が多発している。エルドアン首相は誤爆に関し、現場が武器の密輸経路だと指摘する一方、「無人機がとらえた40人の映像では、彼らが誰か判断するのは困難だった」と述べ、意図的な攻撃との見方を否定している。
 ある生存者は「祖父の代から密輸経路として道を使ってきた。兵士はこうした事実を知っていた」と主張。また、PKKは通常、目立たぬように少数のラバで荷物を運ぶため、誤認したとの説明は受け入れられないと反論した。(2011/12/31-17:41

3668とはずがたり:2011/12/31(土) 22:06:03
クルドの独立を認めない限り,EU加盟も何もかも認めないべきだヽ(`Д´)ノ
まあキャステリアだのバスクだのその他北アイルランドだのパンドラの匣開けられたら困るのは欧州自身だからなぁ(;´Д`)

3669チバQ:2012/01/01(日) 13:04:28
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120101/mcb1201010501008-n1.htm
黄金の10年、挑むプーチン氏 露大統領選、高経済成長実現目指す (1/4ページ)2012.1.1 05:00
 今年3月、ロシアで次期大統領選が行われる。最有力候補であるプーチン首相は、この選挙で最大の壁に直面しそうだ。2000年から大統領を務めた2期8年では、年間平均7.1%の経済成長を記録しており、同様の経済成長を実現するとして、支持者獲得に奔走している。

 ◆在任中、年7.1%記録

 世界最大のエネルギー輸出国であるロシア。政府予測によると、原油価格が記録的な高値を付けた後でも、11年の国内総生産(GDP)は4.5%上昇するという。ロシアの主要油種ウラルスの11年の平均価格は1バレル=109ドル(約8384円)と、00〜08年の価格に比べて46ドル高い。

 昨年12月4日に行われた下院選挙では、プーチン氏が党首を務める与党統一ロシアの得票率が単独過半数を下回った。直後には同選挙における不正疑惑が持ち上がり、大規模な反政府デモへと発展している。

 ブリュッセルに拠点を置く欧州国際政治経済研究所のディレクター、フレデリク・エリクソン氏は「プーチン氏の強権的なやり方は、福祉を社会に拡大させることができる」との見解を示し、「それができなかったら同氏の政治手腕に傷が付く」と指摘した。

 プーチン政権下で財務相を務めたアレクセイ・クドリン氏は、プーチン氏が大統領を務めた「黄金の10年」で原油価格は4倍に高騰し、68%の経済成長を遂げたものの、「同じことは二度と起きない」と指摘した。

 任期満了を迎えるメドベージェフ現大統領は、大統領選の結果、プーチン政権が発足すれば首相に任命されることが明らかになっている。

 プーチン氏の当選は堅いとする独大手銀コメルツバンクの新興市場調査部門トップのマイケル・ガンスク氏(ロンドン在勤)はプーチン氏を、「エリツィン元大統領時代の後、ロシアに国力と経済成長をもたらした指導者」と評価する一方で、「引き換えにロシア国民は発言の自由と民主主義を制限された。それでも強固なリーダーシップを信じている人は多い」と述べた。

 メドベージェフ大統領は昨年1月、ロシアが5年以内に少なくとも成長率8%を実現しなければ、新興4カ国(BRICs)の一角として後れを取るとの指標を提示。これについてプーチン氏は、年間6〜7%の成長率を目標に掲げるとロビー団体に語っている。

 また、1人当たりのGDPを約2万700ドルから3万5000ドルに引き上げ、2500万の「良質な」雇用を「ゼロから」創出するとの目標についても言及した。

 世界的に原油価格が崩壊した08年後半からロシア経済の成長ペースは鈍化している。しかし、11年に入って1バレル当たりの価格は前年の78ドルから109ドルに回復した。背景には中東の政情不安がある。

3670チバQ:2012/01/01(日) 13:04:53
 ◆欧州債務危機の影響

 ブルームバーグの調べによると、昨年の全貿易額の49%を占める欧州の債務危機がロシアの経済成長にも影響を与えており、対中貿易も昨年の9.5%から12年は8.5%に縮小されるという。

 ロシア中央銀行によると、11年のロシアの純資産流出は前年の2倍を超える約800億ドルになる見込みで、今後も流出傾向は続くと予想される。

 14年までに2兆1000億ルーブル(約5兆円)、もしくは該当年のGDP3%を軍事費に充てるというメドベージェフ政権の方針を9月にクドリン氏が公言したが、「これは11年の教育関連費用のすべてに相当し、統一ロシアとして適切な議論が行われなかった」とも同氏は述べた。

 異議を唱えたクドリン氏は、その2日後に財務相を解任されている。

 ブルームバーグの予測によれば、エネルギー価格の高騰の恩恵を受けた大手民間石油各社、天然ガスの輸出を独占する国営企業ガスプロムは11年、最高収益を計上する。

 インフレのリスクが低下していることもプーチン氏にとっては追い風だ。11年の消費者物価はわずか0.1%の上昇と、旧ソ連崩壊後では最小にとどまる見込み。

 欧州系格付け会社フィッチ・レーティングスによるロシアの国債格付けは「BBB」で、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスによる格付けは、投資適格級で下から3番目の「Baa1」。財務省は、信用格付けを「A」に引き上げる国債政策を目指している。

 今年の大統領選には反プーチン勢力としてミハイル・プロホロフ氏が出馬する。米プロバスケットボールチーム、ニュージャージー・ネッツのオーナーであり、米フォーブス誌の長者番付ではロシア3位にランクされた大富豪だ。資産総額は180億ドルともされている。テレビ番組に出演したプーチン氏も「手ごわい相手」と警戒を強めている。(ブルームバーグ Scott Rose、Agnes Lovasz)

3671チバQ:2012/01/01(日) 13:07:29
>>3538>>3634>>3662
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012010102000026.html
アラブ連盟 シリア和平案 崩壊寸前
2012年1月1日 朝刊


 【カイロ=今村実】シリアに入ったアラブ連盟(本部・カイロ)の監視団は活動を本格化させているが、アサド政権には反体制運動への武力弾圧を停止する気配はない。「政権はすぐに治安部隊を撤収させ、監視団が状況を確認する」という連盟の和平プランは早くも崩壊寸前。反体制派は監視団への不満を強めており、「シリア危機」の不透明感が一層増している。

 監視団が各都市に入った昨年十二月二十七〜三十日も政権側はアラブ連盟との合意を破り、西部ホムスや中部ハマなどでデモ隊に発砲し、死者は四日間で数十人に上った。監視団は、弾圧停止などの合意実行を確認するどころか、武力弾圧を抑止することすらできないのが実情だ。

 政権側の“弾圧隠し”の疑いも各地で報告されている。シリア人権監視所(ロンドン)によると、北西部イドリブでは、監視団の目に触れないよう、軍は山間部に戦車を移動させたという。

 監視団(約百五十人)は、一班十人で小規模すぎるとの指摘がある。ロイター通信によると、監視団にはシリアの治安当局が同行しており、ホムス在住の活動家は「われわれは(監視団と)直接、話すこともできない」と残念がる。

 また監視団を率いるスーダン軍のダビ大将は二十七日、西部ホムスで治安部隊が約七万人のデモ隊を鎮圧、多数の死傷者が出たにもかかわらず「恐ろしい光景や衝突はなかった」と発言し、その活動に疑問符が付いた。

 スーダンでは、黒人住民らが大量虐殺されたダルフール紛争をめぐり、国際刑事裁判所(ICC)は、バシル大統領に対し戦争犯罪容疑で逮捕状を出している。スーダン軍の幹部が、シリアに入って弾圧停止の監視団トップを務めること自体にも問題がある。

 シリア人権監視所のラミ・アブドルラフマン所長は、本紙の取材に「国内の活動家に失望が広がっている。監視団が一都市を十人で担当するには無理があり、監視団員の数を増やして滞在を長期化させるべきだ」と指摘。その上で「シリア問題で今、国際社会を動かすには監視団がつくる報告書だけが頼り」と語り、わずかな望みを捨ててはいない。

3672チバQ:2012/01/01(日) 13:07:54
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012010102000025.html
スペイン ヤミ労働横行 GDPの4分の1に?
2012年1月1日 朝刊

 【パリ=野村悦芳】財政危機の中、約23%という記録的な失業率に悩むスペインで、正式な契約を結ばず、低賃金で違法に働くヤミ労働、ヤミ雇用が問題になっている。先月発足したラホイ首相の新政権は厳しい緊縮策を打ち出しており、雇用環境の一層の悪化を避けられそうにない。大勢の労働者に不安が募っている。

 スペイン最大の工業都市バルセロナで、昨年十一月に失業した元事務職バネッサ・サンチェスさん(28)は打ち明ける。「正規の職は全くなく、周囲にはヤミで働く人が多い。生活のため、みんな働かざるを得ないし、将来が不安で仕方ない」

 ヤミ労働は飲食関係や建設業に多い。正規雇用ではなく、税金や社会保険料などを納めない違法雇用だ。賃金は低く抑えられ、突然の解雇も。正社員の解雇にさまざまな規制があるスペインでは、二〇〇八年の不動産バブル崩壊後、違法な雇用が急増したという。

 主要労組・スペイン労働者委員会の広報担当者によると、ヤミ労働の市場規模は国内総生産(GDP)の四分の一にまで膨らんだとの試算もある。「貧困層の多くは、ヤミ労働で何とか生きている」と説明する。

 一方、ラホイ首相は就任と同時に財政赤字削減のため百六十五億ユーロ(約一兆六千五百億円)の歳出カットに乗り出した。景気の一層の冷え込みが懸念される中、バルセロナの車両部品工場を半年前に解雇されたマヌエル・ルイスさん(41)は「新政権は労働環境を悪化させているだけにしか見えない」と憤った。

3673チバQ:2012/01/01(日) 13:15:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111231/mds11123123370007-n1.htm
エチオピアが要衝掌握か ソマリア中部に進軍と住民
2011.12.31 23:36
 ソマリアからの情報によると、同国暫定政府系の武装勢力と隣国エチオピア軍の部隊が31日、ソマリア中部ベレドウェインに進軍。ソマリアのイスラム過激派組織アルシャバーブとの間で激しい戦闘となり、エチオピア軍はベレドウェインをほぼ掌握したと複数の住民が証言した。

 ベレドウェインはエチオピア国境に近い要衝。エチオピア政府はコメントしていないが、アルシャバーブ掃討に向けて進軍する準備を進めていることを公言していた。

 エチオピア軍は2006年、米国の支持を受け、イスラム原理主義勢力が首都モガディシオを掌握していたソマリアに軍事介入。エチオピア軍が支援する暫定政府が全土をほぼ制圧したが、治安は逆に悪化、エチオピア軍は09年に撤退した。(共同)

3674チバQ:2012/01/01(日) 13:15:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111231/mds11123120080005-n1.htm
5千人超が立候補 イラン国会議員選
2011.12.31 20:07
 イランのナッジャル内相は31日、2012年3月に行われる国会(290議席)議員選挙について、5395人が立候補を届け出たことを明らかにした。国営イラン放送が伝えた。

 多くの改革派議員は今回の選挙に参加しない意向を示しており、立候補者の70%以上が保守派との情報もある。立候補の届け出は24日から30日までの1週間行われた。(共同)

3675チバQ:2012/01/02(月) 07:48:25
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011123100164
中部の町で国連部隊増強=民族対立が緊迫化−南スーダン
 AFP通信によると、南スーダン担当の国連高官は31日、中部の町ピボルにここ数日、PKO部隊を集め、兵力を増強していることを確認した。
 ピボルがあるジョングレイ州では民族対立が緊迫化、民兵6000人が対立する一方の民族の住民をピボルに追い込んでいる。ピボルからの住民脱出も続き、混乱の中、避難民は数千人と推定される。高官は「30日時点でピボルに食料はない」と訴えた。国連は31日、食料の空輸を始めた。(2011/12/31-22:57)

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3676チバQ:2012/01/03(火) 10:37:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120102/chn12010222400003-n1.htm
イスラム教徒と警官隊衝突 中国寧夏回族自治区 モスク取り壊しで
2012.1.2 22:39
 香港の人権団体、中国人権民主化運動ニュースセンターが2日伝えたところによると、中国寧夏回族自治区中部の桃山村で昨年12月30日、モスク(イスラム教礼拝所)の取り壊しに反対するイスラム教徒の住民数百人と警官隊が衝突、多数の負傷者が出た。2人が死亡したとの情報もあるという。

 モスクは最近建設されたばかりだったが、当局から違法と見なされ、2日までに取り壊しが完了したという。違法とされた理由は不明。同自治区はイスラム教徒である回族が多く住む。(共同)

3677チバQ:2012/01/03(火) 19:04:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120103/erp12010307010002-n1.htm
【2012選挙イヤー(2)】
仏 債務危機で問われる舵取り 社会党勝利なら「脱原発依存」
2012.1.3 07:00 (1/2ページ)

サルコジ仏大統領=右(ロイター)
 4月のフランス大統領選は再選を目指すニコラ・サルコジ大統領(56)と、ミッテラン元大統領以来17年ぶりの政権奪回を狙う最大野党、社会党の候補、フランソワ・オランド前第1書記(57)の2人を軸にした戦いとなる見通しだ。ドイツのメルケル首相と並ぶ欧州のリーダーとして、深刻な債務危機に対処する指導力が問われる。「脱原発依存」を掲げるオランド氏が勝てば、原発大国のあり方に影響も出そうだ。

 極右政党、国民戦線のマリーヌ・ルペン党首(43)らもすでに出馬表明し、サルコジ氏も近く正式表明するとみられる。

 サルコジ氏は昨年、カダフィ政権崩壊に導いたリビアの軍事介入を主導した。債務危機対応では、しばしばメルケル首相に譲歩しながら「メルコジ」と呼ばれる結束を重視し、昨年末には英国を除く欧州連合(EU)加盟国との間で財政規律強化を求める協定合意をとりまとめた。

 ただ、欧州では抜本対策を迫る市場と過度の負担に反発する国民とのはざまに指導者らが陥り、政権交代や政権崩壊が相次ぐ。現職に厳しい情勢はフランスも同様で、長期国債が最上級の格付けを失いかねないなど危機が迫る中、世論調査ではサルコジ氏がオランド氏の後(こう)塵(じん)を拝している。

 一方のオランド氏は、2017年までの財政均衡を公約に掲げるなど財政再建を目指す姿勢はサルコジ氏と同じだが、財政協定を見直す考えを示し、ドイツが反対する「ユーロ共同債」導入などを主張。政権交代で仏独協調に乱れが生じれば、欧州全体の危機対応に影響する恐れもある。

 ただし、国内には、「欧州のドイツ化」に対する危機感もある。オランド氏は「調整型」と評される一方、指導力には疑問の声もあり、欧州外交を主導する交渉能力も問われる。

 一方、社会党は環境保護政党「ヨーロッパエコロジー・緑の党」と、電力の原発依存度を現在の75%から50%に下げ、58基の原子炉のうち24基を25年までに閉鎖することで合意した。政権交代は他国の原発政策にも影響を及ぼしかねない。

(ベルリン 宮下日出男)

3678チバQ:2012/01/03(火) 19:06:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120103/erp12010318000003-n1.htm
【2012選挙イヤー(6)】
露 弱まる支持基盤 「強い指導者」誇示へ
2012.1.3 18:00 (1/2ページ)

大統領再登板がほぼ確実のプーチン首相(ロイター)
 ロシアの反政権派には求心力のある指導者がなく、3月の大統領選では最高実力者、ウラジーミル・プーチン首相(59)の返り咲きが確実視されている。ただ、昨年12月の下院選後に大規模な反政権デモが起きたように、大都市部を中心にプーチン支配長期化への反発が強まっている。

 次期政権の内政と外交は、プーチン氏の支持基盤が弱まっていることを反映したものになろう。

 プーチン氏は前大統領期に廃止した地方知事などの選挙について「大統領が事前に候補者を承認すること」を条件に復活させると表明。次期政権で首相に就くとみられるメドベージェフ現大統領は、広範な勢力を結集して「拡大政府」を形成するとしている。

 「管理された民主主義」を続けつつも、統制の効く範囲内では“ガス抜き”をしようとの思惑だ。プーチン氏はまた、昨年12月の反政権デモについて外国が糸を引いていることをにおわせたように、「外敵」の存在に国民の不満を向ける手法も強めるとみられる。

 氏は欧米が「隙あらばロシアを弱体化させることを望んでいる勢力」と認識している。国内に「強い指導者」像を誇示する必要からも、対外政策では欧米との対立を辞さない「大国路線」を推し進めるとの見方が強い。近隣外交では、旧ソ連諸国を経済統合する「ユーラシア連合」構想を打ち出しており、この地域を自国の勢力圏として再編することに邁進(まいしん)する見通しだ。

 プーチン氏の統治観は国家至上主義であり、「国民は指導者の下で養われるべき存在だ」というロシア人の伝統的心理に立脚している。特に地方部や公務員、年金生活者からの支持が厚く、政権には当面、こうした層の生活水準引き上げを約束して国民多数派をつなぎ止める余力がある。

 ただ、ロシアの財政は石油価格に左右される脆弱(ぜいじゃく)な体質である上、都市部で成長する中産階層は「管理された民主主義」に疑問を抱きつつある。プーチン次期政権は、国内に多くの不安要因を抱えながらの船出となる。(モスクワ 遠藤良介)

3679チバQ:2012/01/03(火) 19:07:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120103/mds12010318000003-n1.htm
【2012選挙イヤー(7)】
エジプト イスラエル外交に修正も 平和条約は維持
2012.1.3 18:00 (1/2ページ)

エルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長(AP)
 エジプトでは6月末までに、ムバラク前政権崩壊後で初の大統領選が予定されている。「中東の盟主」を自任するエジプトの新しい指導者は、昨年からの民主化運動が続く周辺国の政治体制にも影響を与えるとみられており、選挙の行方にはアラブ全体から注目が集まっている。外交ではイスラエルとの平和条約という大枠は維持しつつ、反イスラエル感情が強い世論を受けて、同国と距離を置く可能性が高い。

 出馬が有力なのは、アラブ連盟前事務局長のアムル・ムーサ氏(75)▽国際原子力機関(IAEA)前事務局長のムハンマド・エルバラダイ氏(69)▽イスラム原理主義組織ムスリム同胞団元幹部のアブドルムネイム・アブールフトゥーフ氏(60)ら。

 ムーサ氏は軍との関係も良好とされるほか、外交経験も豊富。2005年にノーベル平和賞を受賞したエルバラダイ氏は抜群の知名度を誇るが支持基盤は弱い。アブールフトゥーフ氏はダークホース的な存在だ。

 新政権の対外政策で変化が予想されるのは対イスラエル外交だ。エジプトは1970年代以来、イスラエルとの平和条約締結の見返りに米国から多額の軍事援助を受け、影響力の強い軍部も対米関係を安全保障の基軸としてきた。今後も「平和条約破棄といった大転換は考えづらい」(外交筋)とされる。

 一方で、イスラエル寄りの姿勢に国民の不満は根強く、前政権崩壊後は、噴出しやすい状況だ。新政権が国民感情を無視できず、対イスラエル姿勢を修正し、強硬的な態度に出る場面も考えられる。

 イスラエルとパレスチナとの従来の和平交渉で「蚊帳の外」にあったイスラム原理主義組織ハマスが、エジプトの新政権の仲介で存在感を増すとの指摘もある。ハマスを脅威とみるイスラエル、ハマスとライバル関係にあるパレスチナ主流派ファタハの双方にとり避けたいシナリオだ。

 大統領選には、ムバラク氏に近かった軍出身のシャフィク元首相や、アーナーン参謀総長の名前も取り沙汰される。軍部が権益保持のために軍関係者を推すとの観測もあり、選挙の構図はまだ固まっていない。(カイロ 大内清)

3680チバQ:2012/01/03(火) 19:19:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120103-00000020-reut-int
南スーダンで最大5万人が避難、民族衝突が激化
ロイター 1月3日(火)13時24分配信

[ハルツーム 2日 ロイター] 国連の南スーダン担当者は2日、民族衝突が続く同国東部ジョングレイ州の町ピボルから、最大で5万人が避難していると語った。

国連筋によると、過去数日間にわたり、ロウ・ヌエル民族とムルレ民族による対立が続いていたが、ロウ・ヌエル民族の武装集団約6000人がピボルを襲撃したという。家畜の牛をめぐり、両民族の間で衝突が起きたとみられている。

Lise Grande国連人道調整官(南スーダン担当)はロイターに対し、「避難民の健康状態を心配している。彼らは水も食べ物も持っていない。推定だが、2―5万人が避難していると思う」と述べた。負傷者については情報が得られていないとしている。

南スーダン軍の報道官は、ピボルに部隊を派遣したと発表。国連筋によると、兵士約3000人と警官800人がピボルに向かっているという。

南スーダンは昨年7月、2005年の和平合意のもとスーダンから独立したが、その後も反政府勢力による暴力や民族間の対立に悩まされている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120103-00000013-cnn-int
南スーダンで民族対立、5万人が避難 事態掌握へ部隊派遣
CNN.co.jp 1月3日(火)14時3分配信

スーダン(CNN) 南スーダンの東部ジョングレイ州で民族対立が勃発(ぼっぱつ)して5万人規模の避難民が出ている問題で、同国の情報相は2日、襲撃を受けていた同州の町ピボルについて、支配権を取り戻し、事態を掌握しつつあると明らかにした。南スーダンには、国連平和維持活動(PKO)のために、日本の陸上自衛隊が派遣されることになっている。

同相によれば、避難民の一部は自宅に戻り始めたという。

軍当局の同日の発表によれば、約4000人の兵士と警察の増員部隊がピボルに派遣されたという。同町では、昨年12月末から民族対立が激化。ロウ・ヌエル民族が、ピボルを地元とするムルレ民族と衝突したことで、国連がPKO部隊を送り込む事態となっていた。

ジョングレイ州では、放牧地や水の利権をめぐり、民族間の対立が強まっていた。

3681チバQ:2012/01/03(火) 19:20:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111229-00000513-san-int
祖国に帰る理由 無限の可能性秘める南スーダン
産経新聞 2011年12月29日(木)13時57分配信


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京都市伏見区で河川港を見学する南スーダンの運輸省河川交通局、リート部長(左)と中央エクアトリア州住宅・建設局のワニ局長(右)(写真:産経新聞)

 【大阪から世界を読む】来年から自衛隊の国際平和維持活動(PKO)に南スーダンが加わる。アフリカ大陸の内陸にあるこの国は今年7月、スーダンと半世紀にわたる葛藤を経て独立を達成した。アフリカでは18年ぶりの独立国だ。ただ、日本の1・7倍の国土に舗装道路は100キロに届かず、都市らしい都市もない。そんな国にいま、国外に逃れていた人たちが続々と帰ってきている。なぜ「何もない国」帰るのか。(坂本英彰)

 ■「国のために働ける」

 南スーダン運輸省河川交通局部長のジェームス・リートさん(54)は10年にわたる米国生活を切り上げ、帰国した。11月末に国際協力機構(JICA)の招きで来日し、約2週間の研修で横浜や和歌山、京都などの港湾施設を視察した。

 「南スーダンは自分の国ですからね。とても自由を感じるし、国のために働けることがうれしく誇りに思います」

 灼熱(しゃくねつ)のアフリカと対照的な凍えるような京都。日本で買ったというジャケットを身に付け、恰幅(かっぷく)のいい体を揺らして力強く言った。物質的な豊かさでは故郷と比較にならない米国にいたときも、平和が戻れば帰りたいと思っていたという。

 トラックが走れるような道路がほとんどない南スーダンで、南北に貫くナイル川は国内輸送の基幹。南部にある首都ジュバなどの河川港を整備・運営するのがリートさんの任務だ。

 いまは港といえるほどの港はない。マンゴーの木にはしけをつないで荷降ろしするといった状況という。

 しかしジュバには次から次へと、帰還者を乗せたはしけが到着している。ドイツの国際放送局ドイチェ・ヴェレ電子版は「はしけが近づくと歓声や叫び声がわき起こり、船客もデッキに立ちあがったり屋根に登ったりして歌い始めた」と、再会の様子を描写している。

 ■抑圧の歴史

 多くの旧植民地国家と同じく人工的に引かれた国境を持つスーダンは、生い立ちから軋轢(あつれき)を抱え込んでいた。英国とエジプトの共同統治から独立したのは、リートさんが生まれる前年の1956年。しかし政府は北部のアラブ系イスラム教徒が実権を握り、黒人系キリスト教徒が多い南部は抑圧されてきた。

 政府職員として働き始めた83年、反政府勢力のスーダン人民解放軍(SPLA)が政府軍との内戦に突入した。89年にバシル准将がクーデターを起こして全権を掌握してイスラム化を強くすすめ、93年には大統領に就任して独裁的な権力を振るいはじめた。南部出身のキリスト教徒として働くリートさんの立場は年々、厳しくなっていった。

 ナイル川の中核河川港で勤務していた95年、ついに脱出を決意する。SPLAとの関係を疑われ、命の危険にさらされる状況になってきたためだ。仕事も住む場所も捨てて6カ月にわたって各地をさまよい、エチオピアの難民キャンプに逃げ込んだ。

 リートさんのような境遇が特殊だったわけではない。英BBCによると、83年から2005年まで続いた内戦で400万人が難民化し150万の人命が失われた。いまの南スーダンの人口約820万人と比べると、その規模が推し量れる。

 4年間にわたるキャンプ生活のあと難民として米国に渡ることができたリートさんは、むしろ幸運だった。コロラド州デンバーに住んでエンジニアの学士と神学修士も取得。南スーダン系の人々が集まれるカトリック教会を自ら設立し、司祭を務めた。

3682チバQ:2012/01/03(火) 19:21:06
 ■アフリカで18年ぶりの独立国

 スーダン政府は05年にSPLAと包括和平合意に署名、長い内戦が終わった。南スーダンは今年1月の住民投票結果にもとづき、7月9日に正式に独立を宣言した。アフリカでは1993年、エリトリアがエチオピアから独立して以来の新国家誕生だ。

 リートさんは独立よりひとあし早い2009年に帰った。米国から受けた恩恵には感謝しつつも「やはり二級市民だった」と、率直な気持ちを吐露する。

 以前と同じ運輸関係の仕事に、今度は自分の政府に仕えることができた。その気持ちを、リートさんと一緒に来日した中央エクアトリア州の住宅・建設局長、エマヌエル・ワニさん(53)が晴れ晴れした表情で言った。「以前は北の政府のために働かされていたという気持ちが強かったが、いまは違う」

 日本は05年の和平合意以来、政府開発援助(ODA)の無償資金協力で河川港整備を行ってきた。ジュバに35メートル桟橋や係留施設などを建設し、今後は200メートル桟橋や事務棟など本格的な整備に移る。来日研修も援助の一環で、日本の進んだ施設や運営について理解を深めてもらうためだ。

 ワニさんは「値段だけで安く請け負う業者を選びあとは任せっきりという国もあるが、その点、日本の援助は丁寧で注意が行き届いている」と言う。細部に気を配る日本の姿勢は、高く評価されているようだ。

 ■来年1月から自衛隊派遣

 自衛隊の派遣も、こうした南スーダンとのかかわりの延長上にある。1月から3月まで順次、約210人の1次隊が現地入り。5月以降には交代の2次隊約330人が入り、ジュバや周辺で道路や橋などインフラ建設を担う。

 南スーダンはなお石油資源配分をめぐるスーダンとの係争を抱え、未画定の国境付近で散発する武力衝突など問題は山積している。しかしロイター通信によると、チャレンジ精神あふれる各国の起業家たちがどっと流入しているという。農業ビジネスを目指すイスラエル人は「ゼロから始められる世界唯一の国だ。ここなら100%の成長が見込める」と語っている。

 リートさんも未来を見るひとりだ。「国民が連帯すればきっといい国になるはずだ。南スーダンには石油もあれば農業もある」。いまは米国にいる12人の子供たちもいずれは、帰ってきてほしいという。

 豊かで内向きな日本にいると、問題やないものにばかり注意を奪われる。でも、何もないところに国さえできた。193番目の国連加盟国に人々は、無限の可能性を見るのだろう。

3683名無しさん:2012/01/03(火) 22:37:32
チバさんは、米国大統領選挙はどんな対決になってもらいたいですか?
自分は、オバマ対ロムニーで激しい選挙戦期待なんですけど。
ロムニー以外なら、勝負にならない、世論調査の結果も出てますからね。

3684チバQ:2012/01/04(水) 16:49:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120104-00000055-reut-ent
ユッスー・ンドゥール、セネガル大統領選に出馬へ
ロイター 1月4日(水)13時18分配信


拡大写真
 1月3日、セネガル出身のグラミー賞受賞歌手、ユッスー・ンドゥール氏が2月26日に行われるセネガル大統領選への出馬意向を表明した。チュニスで昨年11月撮影(2012年 ロイター/Anis Mili)

[ダカール 3日 ロイター] セネガル出身のグラミー賞受賞歌手、ユッスー・ンドゥール氏が、2月26日に行われるセネガル大統領選への出馬意向を表明した。現職のアブドゥラエ・ワッド大統領に挑むことになる。

1988年のサッカーワールドカップ(W杯)フランス大会の公式テーマ曲を担当し、2004年にはアルバム「エジプト」でグラミー賞を受賞したンドゥール氏は、セネガルの若年層に強い人気がある。また、過去11年にわたって政権の座に就き、再選を目指すワッド大統領を声高に批判してきたことでも知られる。

ンドゥール氏は2日遅く、自身が所有するテレビ局TFMで「私は候補者だ。大統領選に出る」と表明。国民の平均所得が1日3ドルと言われるセネガルで政権交代を目指すことを明らかにした。

ただ、専門家の間では、ンドゥール氏に一定の票が流れるとみられる一方、対立候補の乱立で票が分散すれば、現職ワッド大統領に有利に働く可能性も指摘されている。

3685チバQ:2012/01/04(水) 20:41:19
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2848473/8249506
家畜の牛をめぐり過去最悪の民族衝突、政府軍が支配権奪還 南スーダン
2012年01月04日 18:02 発信地:ジュバ/南スーダン
【1月4日 AFP】南スーダン東部のジョングレイ(Jonglei)州の町ピボル(Pibor)で家畜の牛をめぐり過去最悪の民族衝突に発展した問題で、同国のバルナバ・ベンジャミン(Barnaba Marial Benjamin)情報相は3日、ピボルの支配権を奪還したと発表した。

 民族衝突は、ロウ・ヌエル(Lou Nuer)部族の6000人余りの武装集団が、敵対するムルレ(Murle)部族を牛の強奪犯と名指しし、ムルレ部族のせん滅を誓ってピボルを襲撃したことが発端となった。武装集団はわらぶき屋根の住居に火を放ち、国境なき医師団(Doctors Without Borders)が運営する病院を略奪した。

 この衝突による避難民は、国連の推計で2万人以上にのぼった。避難した女性や子供、最大で150人が殺害されたとの未確認情報もある。

 ベンジャミン情報相は会見で、ロウ・ヌエル部族に対しピボルからの退去を命じ、退去が始まっていることも明らかにした。

 国連の報告書によると、同州では昨年1年間に民族間対立、牛の強奪、その報復攻撃による死者が1100人を超え、避難民も6万3000人に達している。民族間対立が新生国家の不安定化要因になることを危惧する政府と国連は同州の駐留軍を強化している。(c)AFP

3686チバQ:2012/01/05(木) 23:01:31
http://www.cnn.co.jp/business/30005166.html
モルディブ大統領、スパ禁止令を撤回 「物言わぬ多数派」反発で
2012.01.05 Thu posted at: 11:36 JST
(CNN) インド洋の島国モルディブのナシード大統領は4日、国内のすべてのアイランドリゾートなどに出していた「スパ禁止令」を撤回したことを明らかにした。裁判所も同日、同様の判断を言い渡す見通しだとしている。

モルディブはサンゴ礁に囲まれた1200の島々で構成され、世界中から年間約80万人の観光客が訪れる。しかし人口35万人の大半はイスラム教徒。このためイスラム教の教えの徹底を求める野党側が首都マレなど一部地域でマッサージ施設の閉鎖を求めたのに対し、観光省は先週、アイランドリゾートなども含む国内全土にスパ禁止令を出した。

しかし禁止令に対して批判が噴出したことから、「この問題について検討し、モルディブを訪れる人たちに安心してもらう必要が生じた」とナシード大統領は説明する。禁止令がきっかけとなって「物言わぬ多数派が声を上げた」とも述べ、「このような極端な要求は、この国の大多数の人にとっては相容れない」と強調した。

国内のリゾートやホテルにとって、スパで提供するマッサージやスキンケアのサービスは貴重な収入源。観光業界は禁止令を無視して営業を続けるとともに、禁止令は違憲だと主張して法的措置を講じていた。

http://www.cnn.co.jp/business/30005137.html
モルディブの「スパ禁止令」に観光業界反発、背景に政争
2012.01.03 Tue posted at: 12:11 JST
(CNN) 白砂のビーチと美しい環礁を目当てに世界中から観光客が訪れるインド洋の島国モルディブで、観光省がリゾートやホテルに対してスパ施設の閉鎖を命じ、観光業界が反発している。閉鎖命令の裏には、与野党間の政治的な対立の構図も透けて見える。

同国は人口約35万人に対し、2010年の統計で年間80万人が訪れる人気観光地。スパ併設ホテルの支配人によれば、政府はアイランドリゾートなどにあるすべてのスパの閉鎖を命じたという。ただし観光業界は命令に従わず、「われわれは今日も営業を続けており、閉鎖はしない。私の知る限り、ほかのホテルもスパの営業を続けている」と話した。

イスラム教国のモルディブでは、野党などからイスラム教の教えをもっと徹底させるべきだとの声が上がり、昨年12月23日には首都マレなど人口の多い地域にあるマッサージ施設の閉鎖を求める集会が開かれた。

ナシード大統領は、「より寛容な」イスラム教を求めるリベラル派だが、野党の要求に応じる形で先週、国内1200の島にあるすべてのマッサージ施設やスパなどの閉鎖を命令した。ただしその背景には「スパの営業や観光客へのアルコールと豚肉の販売に反対している野党指導者の一部が実のところは、国内有数のリゾートを経営している」(大統領府)という矛盾している実態をあぶり出す狙いがあるようだ。

高級リゾートにとって、スパで提供するマッサージやスキンケアのサービスは、宿泊費に加えて数千ドルもの料金を稼ぎ出せる貴重な収入源。観光業界は禁止令の差し止めを求めて裁判所に仮処分を申し立てるとともに、主要ホテルのスパサービスを禁止命令の対象外とするよう、政府との交渉に乗り出した。

これに対して観光省は、「リゾートのスパは営業継続を許可することを検討中」と表明している。

3687チバQ:2012/01/06(金) 00:29:10
http://go2senkyo.com/blog/archives/1238
2012年世界の主要選挙予定


※予定は変更になることがあります
■1月

14日:台湾総統選挙
22日:フィンランド大統領選挙
24日:米大統領一般教書演説
31日:クロアチア、EU加盟国民投票

■2月

19日:ギリシャ国民議会選挙

■3月

2日:イラン総選挙
4日:ロシア大統領選挙
6日:米スーパーチューズデー

■4月

22日:フランス大統領選挙(1回目)

■5月

6日:フランス大統領選挙(決戦投票)

■6月

10日、17日:フランス国民議会選挙
中旬:エジプト大統領選挙

■7月

1日:メキシコ大統領選挙、総選挙
中旬:インド大統領選挙
(ロンドンオリンピック開幕)

■8月

27日〜30日:米共和党全国大会

■9月
(日本 民主党代表選挙、自民党総裁選挙)
■10月

中旬:中国共産党大会

■11月

6日:米大統領選挙(一般有権者投票)

■12月

17日:米大統領選挙(選挙人投票)
19日:韓国大統領選挙

投稿者:ザ選挙投稿日:2011年12月31日

3688チバQ:2012/01/06(金) 00:40:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120103-00000061-jij-int
タリバンがカタールに事務所設置へ=アフガン戦争、政治解決へ一歩
時事通信 1月3日(火)22時17分配信

 【ニューデリー時事】アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンのムジャヒド報道官は3日、時事通信に対し、中東カタールの首都ドーハに国際社会との連絡窓口となるタリバンの事務所を設置することで米国などと基本合意したと明らかにした。開設時期や具体的な役割については言及を避けたが、主な戦争相手である米国との和平交渉の窓口として機能するとみられる。
 アフガンのカルザイ政権は停滞を続けるタリバンとの和平交渉を軌道に乗せるため、第三国におけるタリバン事務所の開設を働き掛けていた。開戦から丸10年が過ぎたアフガン戦争は政治的解決に向けて一歩踏み出したと言える。
 タリバンは3日、ムジャヒド報道官名義の声明で、「アフガンへの侵攻に終止符を打つ目的は以前から何も変わっていない」と宣言しつつ、カタールを含む海外に事務所を設置する考えを初めて明らかにした。
 ムジャヒド報道官は取材に対し「事務所を開設しても、米国への攻撃をやめることを意味しない」とする一方で、カタール事務所が米国との話し合いの窓口になるとの考えを示唆。和平に向け、対米交渉路線に転じていることをうかがわせた。

3689チバQ:2012/01/07(土) 01:00:51
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2849177/8260922
南スーダン、民族衝突の死者3000人を超える 独立後で最悪の衝突に
2012年01月06日 20:15 発信地:ジュバ/南スーダン

【1月6日 AFP】南スーダン東部ジョングレイ(Jonglei)州ピボル(Pibor)郡で前週、家畜をめぐる争いを機に起きた大規模な民族衝突は、死者が3000人を超え、数万人が避難を強いられる事態となっている。

 ピボルでは前週、ロウ・ヌエル(Lou Nuer)民族の武装集団6000人余りが、牛を強奪されたとの理由で、以前から敵対していたムルレ(Murle)民族が住むピボルを襲撃。政府軍が応戦するまで、わらぶき屋根の住居に火を放ったり、病院の略奪などを続けた。これが発端となって、両民族間の大規模衝突に発展した。

 ジョシュア・コニイ(Joshua Konyi)郡政委員は6日、ピボルでは大量殺害が行われており、これまでに計3141人の遺体を確認したことを明らかにした。内訳は女性と子ども2182人、男性959人だという。

 国連(UN)と南スーダン軍では、まだ犠牲者の数を確認できていないが、遠隔地ピボルでの犠牲者数を独自に確認することは難しい。だが、犠牲者数が3141人と確定されれば、昨年7月に南スーダンが分離・独立を達成して以来、最悪の民族衝突となる。

 コニイ氏によると、1000人以上の子どもたちが行方不明となっており、ロウ・ヌエル側に拉致された恐れが出ている。このほかにも、牛数万匹が強奪されたという。(c)AFP

3690チバQ:2012/01/07(土) 01:02:46
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2848862/8252986
イスラエル前首相を収賄罪で起訴
2012年01月06日 09:09 発信地:エルサレム/イスラエル
【1月6日 AFP】イスラエルのエフド・オルメルト(Ehud Olmert)前首相ほか17人が5日、収賄の罪で起訴された。司法関係者が明らかにした。

 オルメルト前首相は、エルサレム(Jerusalem)市長を務めていた90年代当時、同市内の大規模集合住宅「Holyland residential complex」の建設工事をはじめとする複数の建設プロジェクトで便宜を図り、わいろを受け取ったとされる。(c)AFP

3691チバQ:2012/01/09(月) 12:33:05
>>3657
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120108-OYT1T00460.htm
アルゼンチン大統領、がんではなかった
 【リオデジャネイロ=浜砂雅一】ロイター通信などによると、アルゼンチン大統領府は7日、昨年12月末に甲状腺がんと診断されたフェルナンデス大統領(58)が、4日の手術などの結果、がんではなかったことが確認されたと発表した。

 事前の検査結果などは腫瘍の存在を示していたが、その後の手術や精密検査で腫瘍ではないとわかったという。

(2012年1月8日19時28分 読売新聞)


http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE7BS01920111229
南米首脳のがん続出は「米国の陰謀」=チャベス大統領
2011年 12月 29日 13:52 JST
[カラカス 28日 ロイター] ベネズエラのチャベス大統領は28日、自身を含む南米の首脳が相次いでがんを患っていることについて、米国の「がん誘発技術」による陰謀説を披露した。
チャベス大統領は今年6月、療養先のキューバでがん性腫瘍の摘出手術を受け、その後もがん治療を続けている。また、アルゼンチン政府の報道官は27日、フェルナンデス大統領が甲状腺がんを患っており、来月に手術を受けると発表した。

南米ではこのほか、パラグアイのルゴ大統領、ブラジルのルセフ大統領とルラ前大統領も比較的最近にがんと診断されたが、いずれも左派で知られる人物。

チャベス大統領は、テレビ放映された同国軍向け演説で、南米首脳にがんが続いていることは「非常に不可解」とし、「米国ががんを引き起こす技術を開発し、それを今まで誰も知らなかったとしても不思議ではない」と述べた。そのうえで、同じく左派であるボリビアのモラレス大統領にも「注意した方がいい」と呼び掛けた。

3692チバQ:2012/01/09(月) 12:35:47
>>3335
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120107-OYT1T00715.htm
キリスト教徒襲われ25人死亡…ナイジェリア

 【ヨハネスブルク=中西賢司】ナイジェリア北東部アダマワ州で6日、武装集団がキリスト教徒が集まった公会堂を襲撃、英BBC放送は17人が死亡したと報じた。


 また、AFP通信によると、同州のキリスト教会も襲われ、少なくとも8人が死亡した。公会堂では、5日に襲撃を受けた別の州の教会で射殺された信徒の移送方法が話し合われていたという。

 イスラム過激派武装勢力「ボコ・ハラム」(地元言語で「西洋教育は罪」)が犯行を認めた。同国では北部にイスラム教徒、南部にキリスト教徒が多く、ボコ・ハラムは北部からのキリスト教徒の退去を要求している。

(2012年1月7日23時12分 読売新聞)

3693チバQ:2012/01/09(月) 12:41:33
>>3675>>3680>>3685>>3689
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120107/mds12010721050002-n1.htm
南スーダン東部で「人道危機」 ピボル民族衝突で死者3000人超
2012.1.7 21:04

南スーダンの民族衝突による難民=5日、ピボル(ロイター)
 【カイロ=大内清】南スーダンでは最近、陸自部隊が活動予定の首都ジュバから約300キロ離れた東部ジョングレイ州ピボルで民族衝突による死者が3千人超に達したとみられるほか、南スーダン政府が同州で深刻な水・食料不足が発生しているとして「人道危機」を宣言するなど、不安定な情勢が続いている。

 同国からの報道によると、ジョングレイ州では昨年末以降、ピボルに主に居住するムルレ民族に対し、付近のロウ・ヌエル民族の武装グループが襲撃を繰り返していた。両民族は以前から家畜の牛の所有などをめぐって対立していたといい、地元政府当局者は、これまでに女性や子供を中心に3141人の遺体を確認したとしている。

 この衝突が全土での民族紛争や内戦につながる可能性は低いとみられる。ただ、衝突が数千人単位の殺害にまで発展したことは、昨年7月にスーダンから分離独立したばかりの同国政府が、十分な治安維持能力を構築できていない現実を浮き彫りにしたといえる。

 事態悪化により、ジョングレイ州では約5万人が水・食料不足に見舞われているとみられており、国連は6日、同州に対する人道支援を強化すると発表した。

 独立前の南スーダンでは、2005年まで20年以上にわたり続いた内戦で多くの民族が敵味方に分かれて対立し、現在も遺恨が残っているほか、内戦中に出回った大量の武器の回収も進んでいない。

 またスーダン政府とは、南スーダン産原油の輸出収入の配分をめぐる交渉が難航、両国の中間にある石油地帯の帰属問題でも対立が続く。南スーダン政府を主導するスーダン人民解放運動(SPLM)に反発する民兵組織も活動を続けるなど、依然として多くの“火種”を抱えたままだ。

http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2849498/8269991
南スーダンの大量虐殺に「証拠なし」、国連報告
2012年01月08日 19:29 発信地:ナイロビ/ケニア
【1月8日 AFP】国連南スーダン派遣団(UN Mission in South Sudan、UNMISS)のヒルデ・ジョンソン(Hilde Johnson)事務総長特別代表は7日、南スーダンで報告された大量虐殺について、調査の結果「証拠が見つからなかった」と語った。だが一方で同氏は、迅速な支援を必要とする人が6万人に上っていると注意を喚起している。

 前週、武装した若者最大8000人が南スーダン東部ジョングレイ(Jonglei)州のピボル(Pibor)郡を襲撃し、3000人以上を殺害したとの報告があったが、ジョンソン特別代表は、誤報だったとみられると述べた。

 ジョンソン氏はピボルを訪れた後に、「重要なのは、死者数を裏付ける証拠が発見されなかったことだ」と語った。

 ピボルに住むムルレ(Murle)民族を襲撃したロウ・ヌエル(Lou Nuer)民族の武装集団は、ムルレ側が誘拐や、家畜を強奪していると非難しており、民族間での報復の応酬が激化している。

 ジョンソン特別代表は、この襲撃による死者数はまだ判明していないが、同地域のわらぶき屋根の住居のうち最大3分の1が放火され、およそ6万人が緊急の支援を必要としていると述べた。(c)AFP

3694チバQ:2012/01/09(月) 12:42:39
http://www.afpbb.com/article/politics/2848479/8248471
ナイジェリア各地でデモ、燃料補助金打ち切りに抗議
2012年01月05日 08:18 発信地:ラゴス/ナイジェリア

【1月5日 AFP】ナイジェリアで政府が今年に入り、燃料補助金を打ち切ったことから、ガソリン価格が急騰し、各地で抗議デモが発生、警官隊との衝突から死者も出る事態に拡大している。

 ナイジェリア政府が1日、燃料補助金を打ち切ったことからガソリン価格はそれまでの2倍の1リットル当たり140ナイラ(約73.6円)まで跳ね上がった。ナイジェリアは大半の人が1日2ドル(約150円)以下で暮らす国だ。

 首都アブジャ(Abuja)で2日に行われた抗議デモに対し、警察は催涙ガスを使用。3日には中西部の都市クワラ(Kwara)で抗議に参加していた男性1人が死亡した。ナイジェリア最大の労働組合は、男性は警察に射殺されたと非難している。しかし警察側は、何かのきっかけで抗議していた群衆が男性を敵視し、鋭利な刃物で刺したため死亡したと反論している。

 3日は経済の中心都市ラゴス(Lagos)や北部最大の都市カノ(Kano)でも抗議行動が相次いだ。

 ラゴスでは約200人が主要道路でデモをするなど、1日がかりで抗議を展開した。抗議の参加者たちは少なくとも1軒のガソリンスタンドを荒らし、他のスタンドもガソリンを売らせまいとする群衆によって封鎖された。一方、抗議集会の周辺では群衆がタイヤを燃やすなどした。警察はラゴスでもデモを散らそうと催涙ガスを使用した。ある男性は警察が実弾を使用したと言い、逃げている時に撃たれたという腹部の傷を報道陣に見せた。

 一方、カノでは抗議行動を未然に阻止しようと、座り込みの計画について地元のサッカー場で相談していたグループのうち主催者の9人を一時拘束した。釈放された1人によると、約40人が集まっていたサッカー場に、3台のバンに分乗した機動隊20人が乗り込み、会議を解散させたという。抗議を計画したいた人びとはこのサッカー場を「自由の広場」と呼んでいた。カノでは他数か所でデモが発生、州庁舎を数百人が囲む規模のものもあった。

 これまで、ナイジェリアで発生する抗議行動の多くは徐々に失速し、消えていくことが多かったが、燃料補助金問題は全国民が一致団結する数少ない問題のひとつで、今回も抗議行動が広範囲に拡大した。

 ナイジェリア政府や経済学者は、痛ましいほど整っていないインフラへの投資を強化するために、燃料補助金の打ち切りが必要としている。政府によると2011年の燃料補助金による支出は80億ドル(約6130億円)だった。

 しかしナイジェリア国民は、石油資源が豊富ながら国民の受ける恩恵が少ない同国で、燃料補助金は唯一の恩恵だと考えている。(c)AFP/Susan Njanji

3695チバQ:2012/01/09(月) 12:45:31
http://www.asahi.com/international/update/0108/TKY201201080237.html
2012年1月8日23時34分
南アフリカの与党ANCが100周年 人気は下降線競技場で開催されたアフリカ民族会議(ANC)結成100周年の記念式典=ブルームフォンテーン、杉山正撮影


 反アパルトヘイト闘争の中心になった南アフリカの与党、アフリカ民族会議(ANC)が8日、結成100周年を迎えた。アパルトヘイト政策撤廃後17年にわたって政権を担ってきたが、党内対立や幹部による汚職疑惑などが相次ぎ、支持離れが加速している。

 同日、結成地の中部ブルームフォンテーンで記念式典を開催した。式典には、ズマ大統領らANC幹部のほか、アフリカ各国の高官らが出席し、支持者10万人以上が集まった。ズマ大統領は演説で「党だけではなく全国民にとってのお祝いだ」と融和を強調した。

 ANCの前身、南アフリカ原住民民族会議(SANNC)は、英自治領南アフリカ連邦下の1912年に結成。40年代後半から黒人差別が強まると反対闘争の中心組織になり、60年に非合法化された。その後武装闘争に踏み切り、責任者だったネルソン・マンデラ氏は27年間投獄された。

3696チバQ:2012/01/09(月) 12:57:39
>>3666
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120108/mds12010823280004-n1.htm
油禁輸ならホルムズ海峡封鎖 イラン指導部 地下ウラン濃縮施設も近く本格稼働
2012.1.8 23:24

 【カイロ=大内清】AP通信によると、イランの有力紙ホラサンは8日、同国指導部の親衛隊的性格を持つ革命防衛隊幹部の話として、イラン産原油の輸出に制裁が科された場合、中東の主要な原油輸送ルートであるホルムズ海峡の封鎖を命じることを指導部が決めた、と伝えた。実際に同海峡が封鎖されれば世界の原油供給にとり大きな打撃となるだけに、イランと米欧との緊張が高まるのは必至だ。

 イラン産原油をめぐっては、欧州連合(EU)が今月、禁輸措置に踏み切ることで原則合意し、イラン側が反発を強めていた。

 一方、同国のアバシ原子力庁長官は同日までに、首都テヘラン南方のコム郊外フォルドウの地下に建設中のウラン濃縮施設が近く本格稼働すると述べた。すでに濃縮活動が始まったとの報道もあるが真偽は不明。

 同施設は、イスラエルなどからの攻撃に備え、中部ナタンツの濃縮ウラン製造機能の一部を移転して地下深くに建設されているもので、イランの核兵器開発を疑う米欧などが建設中止を求めている。イランとしては一連の報道を通じて強硬姿勢を示し、米欧に揺さぶりをかける狙いがあるとみられる。

3697チバQ:2012/01/09(月) 13:11:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120107-00000064-mai-int
<サルコジ仏大統領>選挙意識?「ジャンヌ・ダルク」で熱弁
毎日新聞 1月7日(土)20時35分配信

 【パリ宮川裕章】サルコジ仏大統領は6日、英仏百年戦争の英雄ジャンヌ・ダルクの生誕600周年を記念して生誕地の東部ドムレミーなどを訪れ、「ジャンヌ・ダルクはどの政党にも属さない」と演説した。「移民排斥」を訴える極右政党・国民戦線がジャンヌ・ダルクを崇拝していることから、4月の大統領選に向けて右翼支持層の取り込みを狙った動きではないかと取りざたされている。

 15世紀に英軍包囲下にあった仏中部オルレアンを解放したジャンヌ・ダルクは国家統合の象徴とされる。サルコジ氏は国民戦線を念頭に「国家統合の象徴を、国家を分断させようとする者たちに使わせてはいけない」と熱弁を振るった。

 サルコジ氏は大統領選への正式な立候補表明はしていないが、出馬は確実。仏メディアに「国家元首として、フランスに自由と偉大さをもたらした功労者に敬意を表するのは当然だ」と説明したが、選挙をにらんだ政治的な思惑がちらつく。

 これに対して国民戦線党首のルペン候補はAFP通信に「私の方が(選挙目的のサルコジ氏よりも)心は純粋だ」と皮肉った。最新世論調査によると、大統領選候補者の支持率は社会党のオランド前第1書記27.5%、サルコジ氏24%、ルペン氏20%で、3氏がしのぎを削る構図だ。

3698チバQ:2012/01/09(月) 20:56:21
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012010800066
アフガン政府「置き去り」も=タリバン交渉、米主導の見方
 【ニューデリー時事】アフガニスタンの反政府勢力タリバンが国際社会との交渉窓口となる事務所をカタールに設立する意向を8日までに明らかにした。テロ重視から対話路線に転じた動きとして注目されるが、タリバンは、米国との本格対話を望む一方、従来通り、アフガン政府を相手にしない考え。米国が自国主導で対話を急いだ場合、アフガンのカルザイ政権が和平交渉から「置き去り」にされる事態も想定される。
 タリバンは声明で、自分たちと米国および同盟勢力が「アフガンの二大勢力だ」と指摘、これまで散々繰り返した対米非難を避け、対話意欲を初めて示した。アフガン政府への言及は皆無で、専門家からは「米・タリバンの2者対話だけが進み、カルザイ大統領が積み重ねた対話努力が水泡に帰す恐れがある」(情報機関元トップのタカト氏)との見方も出ている。
 元来、カルザイ大統領はトルコなど自国と関係の深い国への事務所設置を希望していた。米、カタール両政府がタリバンと事務所開設について協議していた昨年末には、交渉内容を知らされていないとして駐カタール大使を召還、同国に抗議した経緯もある。
 それだけに、タリバンの発表から丸1日遅れで出した声明は、「歓迎」の意を示しながらも、「外国の軍事作戦によるアフガン国民の殺害がやむかもしれない」などと米国への皮肉が目立った。(2012/01/08-14:44)

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3699チバQ:2012/01/10(火) 12:23:19
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/01/09/20120109ddm012030043000c.html
インド:ヒンズー急進派、政権批判で勢い 小売市場、開放凍結へ役割
 インドで、経済成長と共に深刻化する貧富の格差や腐敗・汚職問題への危機感から、ヒンズー至上主義者(急進派)の反発が広がり、シン政権を揺るがしている。昨年11月、政権が国内小売市場の外国資本への開放を決めたところ、翌12月、国民の猛反発で決定の凍結に追い込まれたが、反対運動で大きな役割を担ったのが、排外的なヒンズー急進派だった。【ニューデリー杉尾直哉】

 ◇格差の拡大背景、排外思想掲げる
 夜明け前の午前6時。ニューデリー南部の公園に20代から50代の男たち15人が集まった。気温は5度前後まで冷え込んでいたが、そろいのカーキ色の半ズボン姿。ヒンズー至上主義団体「RSS」の制服だ。RSSは、「民族義勇団(民族奉仕団)」を意味するヒンディー語の頭文字だ。

 男たちは掛け声を出しながら、行進や整列、体操をし、ヒンディー語で唱和した。

 「ヒンズー教徒が目覚めれば、世界も目覚める。我々は世界の文明の源。我々は世界から敵を粛清する……」

 右腕を水平に胸に当て、ヒンズー僧の服の色で「炎」や「日の出」を意味するサフラン色のシンボル旗に敬礼して散会。この間、約1時間。「シャーカー」と呼ばれる儀式だ。

 リーダーの手工芸品販売業者ラビ・プラカシさん(48)は「みんなで体を動かすことで一体感が生まれる」と話す。首都で1600カ所、インド全土では4万5000カ所で毎朝夕、シャーカーが行われているという。

 祖父の代からRSSのメンバーだというプラカシさんは「政府の腐敗や誤った経済政策のおかげで、新規会員、特に若者を勧誘するのは簡単だ。誰もが国を良くしたいと思っているからだ」と言う。

 インドでは一昨年来、大型の汚職事件が相次いだ。中でも携帯電話の許認可を巡る汚職で国家の損害は400億ドルとも言われる。だが、首都の人口1600万人のうち4割がスラム暮らしの貧困層だ。こうした現状が、ヒンズー急進派の怒りに結びついている。

 ◇「欧米の言いなり」
 また、ヒンズー急進派は、現政権が進めてきた経済改革路線を「欧米諸国の言いなりで、自国を弱体化させる政策」と受け止めている。シン政権が打ち出した小売市場開放政策はその代表例だ。

 ニューデリーで昨年12月半ば、ヒンズー教指導者らを集めた会議で、RSSトップのモハン・バグワット総裁(61)が演説した。「世界にはインドの強国としての台頭を望まない国がある。ヒンズー社会を目覚めさせ、この現実に対処せねばならない」。欧米諸国の「支配」に対する危機感をあおった形だ。

 ニューデリーのジャミア・ミリア・イスラミア(国立中央大)のシーナ・ジェイン教授(社会学)は「ヒンズー急進派は愛国主義というより、外国恐怖症だ。今の若者らの大半は、彼らと違って外国とのつながりを歓迎しており、伝統回帰が主流になるとは思えないが、急進派の言動は攻撃的で非常に目立つ」と話している。

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 ■ことば

 ◇ヒンズー教
 ヒンズー教は、ビシュヌやシバなどの神々を信仰する多神教。崇拝対象は草木や動物も含み、特に牛は神聖とされる。インドの人口12億人中8割がヒンズー教徒。

 ◇RSS
 1925年、インド人青年の精神向上と団結強化を狙って結成されたヒンズー至上主義の団体。独立後の48年に建国の父ガンジー暗殺との関係を疑われて非合法化され、メンバー2万人が逮捕されたことがある。イスラム教徒(インドの人口の13%)を敵視する傾向が強く、92年の北部アヨディヤのモスク(イスラム礼拝所)破壊はインド社会を揺るがした。最大野党のインド人民党(BJP)は、RSSが作った政党が母体だ。

毎日新聞 2012年1月9日 東京朝刊

3700チバQ:2012/01/10(火) 22:00:22
>>512>>3661
http://www.asahi.com/international/update/0110/TKY201201100393.html
サンハ大統領が死去 西アフリカ・ギニアビサウ

2012年1月10日19時0分
 西アフリカ・ギニアビサウのマラン・バカイ・サンハ大統領が9日、入院先のパリの病院で死亡した。64歳。AFP通信が伝えた。憲法の規定では90日以内に大統領選挙が実施される。

 サンハ大統領は、2009年、前大統領が暗殺された後の選挙で当選した。就任半年後には体調を崩し、入退院を繰り返していた。糖尿病とされるが、病状は伏せられてきた。

 ギニアビサウは、人口約150万人。政情不安が続いており、昨年末には、クーデターに関与したとして海軍幹部が拘束された。欧州で流通するコカインの中継地点としても知られる。(ヨハネスブルク=杉山正)

3701チバQ:2012/01/10(火) 22:08:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120110/asi12011020380005-n1.htm
豪首相、乗り込み活動家を非難 SS攻撃姿勢を崩さず
2012.1.10 20:34
 日本の調査捕鯨船団の監視船「第2昭南丸」に乗り込んだオーストラリア人活動家3人を日本政府が立件せずに引き渡しを決めたことについて、ギラード豪首相は10日、「協力に感謝する」と謝意を表明した。活動家の危険行為については「容認できない」と非難。洋上引き渡しのために豪政府の税関船を派遣することも決めた。

 米反捕鯨団体「シー・シェパード」(SS)抗議船の監視を担う第2昭南丸は、豪環境保護団体「フォレスト・レスキュー」の活動家3人を乗せたまま、南極海に向かうSS抗議船を追尾している。

 日本政府は豪政府に税関船を第2昭南丸が移動しやすい海域まで派遣するよう要求。豪政府はこれに応じる方針で、引き渡しまで数日間かかる見込み。ロクソン法相は「救出に数十万豪ドルの税金がかかる」などと述べ、SSと「フォレスト」に対して不快感を表明し、二度と危険行為を行わないよう警告している。

 しかし、「フォレスト」の報道担当者は豪メディアに「今回の乗り込みは価値のある行為だった」と述べ、「必要とすべきことは今後も行う」と宣言した。(佐々木正明)

3702チバQ:2012/01/10(火) 22:12:29
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE80902C20120110
元サッカー選手カントナ氏、仏大統領選出馬に意欲=報道
2012年 01月 10日 12:38 JST
[パリ 9日 ロイター] 9日付の仏紙リベラシオンは、サッカーの元フランス代表で、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドなどでエースとして活躍したエリク・カントナ氏が、今年行われるフランス大統領選への出馬に意欲を示していると報じた。
大統領選の出馬には、2月末までに国会議員など500人の推薦署名を集める必要があるが、同紙によると、カントナ氏は政治や社会問題などに「関心を抱く市民」として、すでに市長らに支持を求める文書を送った。文書では「国が困難な決断を迫られている時に、責任を持って積極的に意見を表明する必要がある」と主張しているほか、フランスには「数多くの暴力的で組織的な」社会的不公正が存在すると批判しているという。

仏大統領選では、第1回投票が4月末に、決選投票が5月初めに行われる見通し。現時点では社会党のオランド候補が、世論調査で現職のサルコジ大統領をリードしている。

カントナ氏が政党の支持なしに500人の推薦を集めることは難しく、仮に出馬できたとしても、決選投票に進む可能性は極めて低いとみられている。

3703チバQ:2012/01/10(火) 22:15:23
http://www.net--election.com/news_amlMsffnZ2.html?right
ドイツ自由民主党、「離党の波」が止まらない。  2012年1月6日 12:00 
メミンゲン地区の執行部が離党
バイエルン州のメミンゲンで自由民主党(FDP)の地区執行部全員が離党した。離党の理由として、党の欧州、国内、州政策への不満を挙げている。

執行部だけでなく、地区連合会の大半の党員も離党を表明したようだ。総勢38人の党員中、何人が離党表明したのかはまだはっきりしていない。離党党員の一人である、今までの地区代表でメミンゲン市の市議会議員でもあるアルバート・シュヴァイガーは、

「この公職は無所属の議員として果たし、FDPに残った仲間ギュンター・ビショッフ議員とは、引き続き問題なく一緒に仕事をこなしていける。」

と語った。

FDP州連合会は、メミンゲンの離党について冷静にコメントしている。

「今までのところ、一つの離党届も受理されていない。どのくらいの離党者がいるのかは、まだ明確ではない。」




Image:fdp_swisttal
FDPを襲う「離党の波」
ちょうど先週、2011年にFDPは、党員を大幅に喪失したことを発表した。「フランクフルター・ルントシャウ(Frankfurter Rundschau)」の報告によれば、その数は、5000人以上で63,416党員にまで減少したようだ。

自由民主党は15年このかた、約マイナス7.5%の党員数急落を味わうことになった。党執行部の今後の対応次第では、さらに離党者が増える可能性がなきにしもあらずである。

3704チバQ:2012/01/10(火) 23:16:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120110/mds12011022590005-n1.htm
シリア財政窮乏、イランが支援 資金途絶えれば大量離反も
2012.1.10 22:59 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】デモ弾圧を続けるシリアのバッシャール・アサド政権の国庫が、弾圧にかかる支出の増大や欧米の経済制裁などによる影響で窮乏していることが、今月に入り政権を離反したシリアの監査当局元幹部への取材で明らかになった。軍需物資の供給も滞り、軍兵士らの士気低下も著しいという。同政権は現在のところ、友好国イランなどからの援助で資金不足を補っているとみられるが、同元幹部は「資金が途絶えれば兵士が大量離反する可能性が高い」と指摘している。

 アサド政権の財政事情を証言したのは、今月4日訪問先のエジプトの首都カイロで反体制派への合流を表明したマフムード・ハッジハマド氏(49)。支配政党バース党の党員で、離反直前まで内閣府や国防省の主任監査官として政府内の予算関連の文書をある程度自由に閲覧する権限が与えられていたという。

 同氏が得た情報によると、アサド政権は昨年3月の反政府デモ発生以降、市民監視のために情報機関が大量に雇っている武装集団への支払いを倍増させたほか、関係が深い隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員に現金を支払い、デモ隊を攻撃させているという。

 その一方で、シリア経済は米欧の制裁で大きな打撃を受け、混乱の中で徴税業務もほぼ停止。大統領府は10月、各省庁に対し、予算を一律30%削減するよう命令したという。

 同氏はまた、アサド政権に対しては「隣国イラクにいるアサド政権関係者やイラン政府から継続的に大量の米ドル紙幣が空輸されている」と指摘、こうした援助が途絶えれば「シリアの国庫は数カ月で払底するだろう」とも語った。

 アサド政権による弾圧へのイランの支援はデモ発生当初から指摘されてきたが、今回、政権中枢にいたハッジハマド氏の証言でそれが裏付けられた形だ。

 ただ、核兵器開発が疑われるイランに対しては欧州連合(EU)が今月、原油の禁輸措置で原則合意するなど圧力が強まっており、今後もアサド政権へ従来通りの援助を継続できるかは不透明だ。

 アサド大統領は10日、首都ダマスカスで演説し、退陣の意思がないことを改めて強調するとともに、「われわれはもうすぐ勝利する」などとデモ鎮圧に自信をみせた。政権としては事態の長期化で財政がさらに悪化するのは避けたいのが本音とみられ、反体制派根絶に向けいっそう苛烈な弾圧に乗り出す懸念もある。

3705チバQ:2012/01/10(火) 23:45:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120110-00000080-mai-int
<シリア>アサド大統領、辞任を拒否…首都で演説
毎日新聞 1月10日(火)21時5分配信

 【カイロ和田浩明】シリア情勢を巡り、反体制派に対する武力弾圧で国内外から辞任圧力が強まるアサド大統領は10日、首都ダマスカスで演説し、「国民の支持を受けている」と述べ、辞任を拒否した。一方で3月上旬に憲法改正案の国民投票、5月か6月に複数政党制による総選挙を実施すると述べた。これらの改革について時期を明示したのは初めて。

 弾圧に関しては「(政府のいかなるレベルにおいても)発砲命令はない」と主張。国内各地で軍・治安部隊と衝突する反体制派を「テロリスト」と改めて断言し、「鉄拳で打ち秩序を回復する」と強硬姿勢の維持を鮮明にした。

 演説はダマスカス大学であり、約1時間続いた。公式演説は昨年6月以来。

 アサド大統領は「テロが起きている間は(政治)改革は難しい」とも発言した。改革の遅れは、反体制派側に責任があるとの認識を示した格好だ。

 大統領は、一部アラブ諸国を「民主主義も知らずシリアに助言している」と批判。一部メディアについても「(シリアに対し)捏造(ねつぞう)報道を行っている」と主張した。

 昨年3月に中東の民主化運動「アラブの春」の影響で始まったシリアの騒乱では、当局の弾圧により国連推計で5000人以上が死亡。アラブ連盟は昨年12月下旬から和平監視団を派遣中だが、デモ参加者らが連日10人以上死亡している。

3706チバQ:2012/01/10(火) 23:46:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120110-00000084-mai-int
<パキスタン>前大統領、今月下旬の帰国表明…情勢緊迫
毎日新聞 1月10日(火)21時24分配信

 【ニューデリー杉尾直哉】パキスタン情勢を巡り、英国などで事実上の亡命生活を送ってきたムシャラフ前大統領が今月27日から30日の間に帰国すると表明した。昨年5月のウサマ・ビンラディン容疑者殺害以降、対米関係を巡って国内政治が混乱して政権崩壊の可能性が高まり、政界復帰への勝算があると踏んだようだ。だが、政敵だったブット元首相の暗殺事件(07年12月)で、その夫ザルダリ大統領が率いる現政権はムシャラフ氏に逮捕状を出している。逮捕されれば、国民や軍の反発などからパキスタン内政が一気に流動化する可能性がある。

 ムシャラフ氏は8日、パキスタン南部カラチで数千人を集めた支持者の集会に、滞在先の中東ドバイからライブ映像を結んで参加し、帰国を宣言した。だが、逮捕の可能性だけでなく、米国の「テロとの戦争」に協力した指導者として武装勢力に暗殺されかねない。

 こうした危険性について、ムシャラフ氏は「祖国のために命をささげる」と述べた。パキスタンに強い影響力を持つサウジアラビアや、米政権とも連絡を取り、ザルダリ政権が逮捕に動かないよう画策しているとの報道もある。

 昨年5月、「今年の建国記念日(3月23日)に帰国する」と表明していたムシャラフ氏が前倒し帰国を宣言した背景には、ザルダリ政権の急速な弱体化がある。08年にムシャラフ氏を辞任に追い込んだ現政権は、その腐敗ぶりや経済失政から国民の支持を失った。

 また、昨秋以降、ザルダリ大統領が「軍事クーデター阻止」のため米軍に介入を求めるメモを渡したとされる疑惑が浮上し、反米感情が強い国民の反発を招いた。

 多くの国民が信頼するパキスタン軍のトップ、キヤニ陸軍参謀長は「メモ疑惑」の徹底調査を求め、民主政権側との対立も鮮明となった。

 軍内部では、かつてのトップであるムシャラフ氏を支持する者が多いと言われる。このため、ムシャラフ氏が逮捕された場合、軍がどう反応するか予断を許さない情勢だ。

 一方、逮捕されない場合、ムシャラフ氏は、反政府的な言動で人気急上昇中の野党指導者イムラン・カーン氏らと協力し、前倒し総選挙による政権交代を目指すとみられる。

 ムシャラフ氏は陸軍参謀長だった99年10月、専制化を強めていたシャリフ政権を軍事クーデターで崩壊させ、01年6月に大統領に就任した。しかし、07年の大統領選を巡る野党側の反発などから08年に辞任に追い込まれた。ブット元首相暗殺事件では、ブット氏の安全対策を怠ったとして逮捕状が出ているが、ムシャラフ氏は否定している。

3707チバQ:2012/01/11(水) 23:45:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120111/asi12011123170008-n1.htm
首相が国防次官を解任 パキスタン政府と軍対立悪化か
2012.1.11 23:16

パキスタンのギラニ首相
 パキスタンのギラニ首相は11日、政府と軍の間に誤解を生じさせたとして、軍出身のカリド・ロディ国防事務次官を解任した。地元テレビが報じた。首相が元軍幹部を更迭したことで、亀裂が生じている政府と軍の関係がさらに悪化しそうだ。

 地元メディアによると、ザルダリ大統領が軍を刷新するため米軍の協力を求める極秘メモの作成に関与したとされる疑惑をめぐり、ロディ氏が政府と軍との間で「誤解を生じさせる不法行為を行った」ことが理由という。(共同)

3708チバQ:2012/01/12(木) 19:57:44
http://mainichi.jp/select/world/news/20120112dde007030009000c.html
ナイジェリア:ゼネスト暴徒化 石油労組、生産停止を警告
 【ヨハネスブルク高尾具成】アフリカ屈指の産油国ナイジェリアで、燃料などへの政府補助金打ち切りに抗議して9日に始まった主要労働組合によるゼネストは11日も続き、各地で治安部隊とデモ隊との衝突が発生している。AP通信によると、少なくとも10人が死亡した。一方、北部ではイスラム過激派「ボコ・ハラム」(西洋の教育は罪)によるとみられるキリスト教徒などへの襲撃も続いており、政情不安が拡大している。

 AP通信によると、11日、西部ミンナで若者たちが複数の建物に放火した。南部の主要都市ラゴスや首都アブジャでも大規模デモが続いている。

 AFP通信によると9日、北部の中心都市カノでカノ州知事庁舎前に集まった数千人のデモ隊に対し、治安部隊が催涙ガスなどを発射。デモ隊は州政府庁舎に放火するなどし、3人が死亡し、夜間外出禁止令が出された。このほかラゴスでも治安部隊の銃撃で3人が死亡した。また、南部エド州ベニンシティでは10日、ストライキに乗じて暴徒化した一部がモスク(イスラム教礼拝所)に隣接するイスラム神学校や停車中のバスに放火した。

 政府は1日、燃料補助金の打ち切りを決定し、燃料費が2倍に高騰した。政府は補助金分の予算をインフラ整備へ転用する方針を示している。

 ナイジェリアは産油国だが原油精製施設が十分に整っておらず、ガソリンの約7割をベネズエラなどからの輸入に頼っている。ロイター通信によると、石油労組は11日、生産停止を警告した。

 一方、ボコ・ハラムによる襲撃が激化している北東部ヨベ州ポティスクムのパブで10日、オートバイに乗ってきた銃撃犯が発砲。AFP通信によると警察官5人を含む8人が死亡したほか、11日にもガソリンスタンドが襲撃され4人が死亡した。いずれもボコ・ハラムの犯行とみられている。

毎日新聞 2012年1月12日 東京夕刊

3709チバQ:2012/01/12(木) 22:17:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120112/mds12011219050004-n1.htm
イラン科学者また爆殺…背後にイスラエル諜報機関モサド?
2012.1.12 18:57 (1/3ページ)[イラン]

11日、テヘラン北部で、爆発現場から運ばれる被害車両。この事件で、核開発に関与していた物理学者の大学教授、ムスタファ・アハマディロウシャン氏ら2人が死亡した(AP)
 テヘランの街角でフランス車、プジョー405が何者かに爆破された。犠牲になったのはいま、世界を揺さぶるイランの核開発に携わっている若手物理学者。イラン政府高官は、イスラエルの対外諜報機関モサドが、核開発の実力阻止を狙った暗殺テロとの疑いを深めている。(SANKEI EXPRESS)

 イランのファルス通信によると、テヘラン北部で11日朝、車に取り付けられた爆弾が爆発し、大学教授のムスタファ・アハマディロウシャン氏(32)ら2人が死亡、1人が負傷した。事件は、イランの核開発問題をめぐり、欧米諸国が制裁への動きを強め、イラン国民の生活に深刻な影響が出始めている中で起こった。

 アハマディロウシャン氏は中部ナタンズにあるウラン濃縮施設での作業に関わっていたとされる人物だった。爆発はアハマディロウシャン氏が勤務する大学前で発生し、車には3人が乗っていた。3人の中には、アハマディロウシャン氏の身の安全を守るために付いていたボディーガードもいたとみられる。

 現地からの報道は、この爆発が“プロ”によることをうかがわせる情報を伝えている。

 現場近くにいた通行人は、男2人が乗ったバイクが近づき、プジョー車に、磁石式の爆弾を取り付けたのを目撃した。英BBCの現地特派員は、この爆弾が、少人数の標的を狙うのに適した高度な装置で、たとえ爆発しても周囲に被害が広がらないタイプであることを指摘した。

 イランでは近年、核開発に携わった有能な科学者らが相次いで不審の死を遂げている。

 2010年1月、テヘラン大の原子物理学の教授がオートバイに仕掛けられた爆弾で死亡。同年11月にもテヘランの大学の原子力工学の教授で核科学者の男性2人が車に仕掛けられた爆弾で死傷する事件が発生した。

 今回の事件発生後、イランのモハマドレザ・ラヒミ第1副大統領は声明を出し、「イランと敵対的関係にある国が関わったテロ」と非難した。テヘラン市副知事は「過去の科学者の暗殺に使われたのと同じタイプだ。シオニスト(ユダヤ主義者)の仕業だ」と述べ、名指しこそ避けたが、イスラエルの対外諜報機関モサドの犯行を匂わせた。英BBCによると、イスラエル当局は、イラン政府の指摘を否定している。

 イランの指導部は昨年末から、欧米諸国による制裁の動きを牽制するため、原油輸送の大動脈であるホルムズ海峡の封鎖に関して、強硬発言をエスカレートさせている。

 「原油輸出に制裁が科されれば、指導部はホルムズ海峡の封鎖を命じることを決定した」。1月上旬、イラン指導部の親衛隊的性格を持つ革命防衛隊高官が強調した。「脅しには脅しで対抗する」との主張も飛び出している。

 制裁の影響で、通貨リアルは過去最低水準にまで下落。燃料や公共料金への補助金が段階的に廃止されていることで電気料金などが高騰し、食料品や衣類など生活必需品の価格も上昇を続けてきた。そこに制裁強化による経済への悪影響が追い打ちをかけ、市民の生活は苦しくなるばかりだ。

 イスラエルにとって、イランの核開発阻止は自国の安全保障にとって、最優先課題となっている。イランで相次ぐ核開発科学者の不審死と制裁強化が導き出したホルムズ海峡“波高し”の状況。両者の関係は何を物語るのか−。

3711チバQ:2012/01/12(木) 22:42:47
>>3692>>3694>>3708
http://www.afpbb.com/article/politics/2850205/8283176?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=txt_topics
ナイジェリアでスト続く、石油労組は生産停止を示唆
2012年01月12日 07:28 発信地:ラゴス/ナイジェリア

【1月12日 AFP】ナイジェリアで11日、燃料価格の高騰に抗議するストが3日目に突入した。石油労組は生産停止に踏み切る可能性を示唆。一部の群集は暴徒化し、警官1人が死亡した。

 ナイジェリアはアフリカ最大の産油国。ストにより国内情勢が一段と危機的な状況に陥った。11日にはキリスト教徒4人が射殺されるなど宗教に絡んだ暴力が発生し、内戦発展への危機感が強まっている。

 政府は10日、ストを違法と宣言し、給与支払いを留保する方針を示したが、スト参加者は街頭で抗議を続け、若者の集団はタイヤを焼くなど暴徒化した。

 今のところストによる石油生産への影響はないが、石油会社の労組は、政府が要求に応じなければ生産停止も辞さないとしている。この全国規模のストは、政府による燃料補助金の打ち切りの方針を受けて始まった。(c)AFP/Susan Njanji

http://www.cnn.co.jp/world/30005208.html
ナイジェリア全土でゼネスト、燃料の急騰に抗議
2012.01.10 Tue posted at: 09:58 JST

ナイジェリア・ラゴス(CNN) アフリカ最大の産油国ナイジェリア全土で9日、政府の石油に対する補助金打ち切りに抗議するゼネストが実施され、各地で警官隊とデモ隊が衝突した。

デモに参加していた医師によると、北部カノ州では警察がデモ隊に発砲し、少なくとも13人が負傷した。集会に集まった参加者が演説に耳を傾けていたところ、警察が突然やって来て発砲したり、催涙弾を撃ったりしたという。負傷者の中には首を撃たれた12歳の少年もいたとしている。

これに対し、カノ警察の幹部はデモ参加者に発砲した事実はないと否定。騒ぎに乗じて知事公邸を襲撃しようとした暴徒などに対して催涙弾の発砲を余儀なくされたと説明している。

ストを組織した労働組合の関係者は、主要都市ラゴスでも警察の発砲によって組合員3人が死亡したと話している。しかし別の組合幹部はそのような情報は入っていないと述べており、当局でも事実関係は確認できていない。

人口800万人の大都市ラゴスはこの日午後、ほとんどの商店が休業して街は静まり返り、普段は混雑する道路も行き交う車はまばらだった。

治安当局はデモに便乗した略奪などの犯罪行為を食い止めるため、治安要員約4万3000人とボランティア約16万人を配備して警戒に当たった。

同国では政府が1日に石油への補助金の打ち切りを決めたことから燃料費が2倍にも高騰。これに抗議する市民らが「ナイジェリア占拠」を呼びかける大規模デモを展開し、警官隊との衝突が続いていた。

政府は補助金打ち切りで浮いた予算をインフラなどの建設に充てる方針を示しているが、汚職や不正がはびこる現状に対して国民の信頼は薄い。同国の原油産出量は日量約240万バレルに上るが、国内の精油所はこうした不正のため操業不能状態に陥っており、ガソリンの約70%は英国やベネズエラからの輸入に頼っている。

首都アブジャのデモ参加者は「燃料費は2倍、一部の州では3倍にも高騰しており、交通費だけでなく食料品、衣類、建設費などにも影響が及ぶだろう。それなのに給料は同じままで、生活費が直撃される。特に中流層と貧困層の打撃は大きい」と怒りをぶつけた。

在アブジャ米国大使館は現地の米国人に対して食料と燃料の備蓄を呼びかけ、デモやストが続いている間は外出を避けるよう促している。

3713チバQ:2012/01/13(金) 22:49:17
>>1658>>1662>>3663
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120113-00000044-mai-int
<ボスニア>新首相ようやく選出 総選挙から1年3カ月
毎日新聞 1月13日(金)11時1分配信

 【ウィーン樋口直樹】10年10月の総選挙以降、民族間の政治対立で新政府が発足できなかったボスニア・ヘルツェゴビナで12日、約1年3カ月ぶりに新首相が誕生した。下院(定数42)の投票で選ばれたクロアチア人のベバンダ氏は、不況にあえぐ経済の立て直しと欧州連合(EU)への早期加盟を優先課題に挙げている。

 旧ユーゴスラビアのボスニアでは92年、主要3民族のボスニア人(イスラム教徒)とクロアチア人、セルビア人による内戦が勃発。95年の終結後は、ボスニア人とクロアチア人による「ボスニア連邦」と、「セルビア人共和国」という二つの地方政府に分断され、中央政府は民族間の不安定な均衡の上に成り立ってきた。

 中央政府の首相は事実上、3民族による輪番制になっている。このため、今回は総選挙で第1党となったボスニア系「社会民主党」とセルビア系「独立社会民主連合」(各8議席)を差し置き、少数の「クロアチア民主同盟」(3議席)から首相が選ばれることになった。

3714チバQ:2012/01/13(金) 23:05:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120113-00000070-reut-int
インドで少数民族対象に「人間サファリ」、ツアー運営者に逮捕状
ロイター 1月13日(金)13時14分配信

[ポートブレア(インド) 12日 ロイター] インド当局は12日、同国アンダマン諸島に住む先住民の女性たちが食べ物と引き換えに踊ったり歌ったりさせられている映像が公開された問題で、この「人間サファリ」ツアーの運営者に逮捕状を出した。

この問題は先週、英紙オブザーバーが公開したことで発覚。映像には、警察官が半裸で歌い踊るジャラワ族の女性たちに向かって「私のために踊れ。踊るんだ」などと言っている音声も含まれている。同紙によると、撮影時期は不明だが、記者は最近の現地取材で同様の活動を目撃したという。

地元警察によると、この映像の撮影者を特定しようとしているが、実際にはまだ対策は取られていないという。また、同国のチダムバラム内相は記者団に対し、アンダマン諸島の自治体に早急に撮影者とツアー運営者を逮捕するよう指示したほか、映像を分析した結果、撮影から3―4年経過している可能性があると語った。

インドでは、同諸島に暮らす少数民族のジャラワ族を保護するため、外部との接触を法律で禁止している。それにもかかわらず、人権団体によると、このような「人間サファリ」は長い間、横行しているという。

3715チバQ:2012/01/14(土) 09:57:50
http://www.jiji.com/jc/rt?k=2012011300331r
復興進まぬハイチ、まだテント生活も=大地震から2年
 【ポルトープランス(ハイチ)12日ロイター時事】30万人の死者を出したハイチ大地震が発生してから12日で2年がたち、同国各地の教会では犠牲者の追悼ミサが行われた。マーテリー大統領は荒廃したハイチの復興を改めて約束したが、その足取りは依然鈍い。
 2010年1月12日に発生したマグニチュード7.0の地震での揺れは10?20秒続いただけだったが、約30万人が死亡したほか、多くの人が負傷し、150万人以上が住む家を失った。
 人気歌手から大統領に選出されたマーテリー氏は、国民の生活を立て直し、テントでの避難生活に象徴される復興のひどい遅れを改善するため、これまでの倍の努力をすると強調した。首都のポルトープランスではまだ50万人以上が不潔なテント生活を余儀なくされている。
 「スイート・ミッキー」の名前で知られる大統領は「今年は再建を本当に具体的に始める年だが、同時にハイチ国民の希望と未来も立て直さなければならない」と述べた。大統領によると、カナダ政府はまだ倒壊したままの大統領府からわずか数ブロックしか離れていないところにいるテント生活者のうち約2万人を移す計画を、2000万ドル拠出して支援してくれることになった。
 国際的な義援金や支援の約束が数十億ドルに上っているにもかかわらず、多くのハイチ国民は再建の具体的な成果があまり見えないと不満を漏らす。ポルトープランスとその周辺地域では、倒壊した建物のコンクリート片や鉄骨、その他のがれきで除去されたのはわずか半分強でしかない。ハイチ国民はまた、地震から2年たっても住宅も仕事もないことに不満を募らせている。
 政府当局者は、現在同国北西部の沿岸地帯に2億5700万ドルで建設中の工業団地や農業増産計画など、地震後のプロジェクトは復興がいくらかでも進んでいることの証拠だと述べた。ただ、一部の国民は、米州で最も貧しいこの国の再建が遅々として進展していないと受け止めており、こうした当局者の言葉もむなしく響くばかりだ。[時事通信社](2012/01/13-11:11)

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3716チバQ:2012/01/14(土) 18:50:21
http://mainichi.jp/select/world/news/20120114dde007030019000c.html
フランス:国債格下げ、サルコジ氏に痛手 大統領選、野党が攻勢
 【パリ宮川裕章】米格付け会社によるフランス国債の格下げは、4月に大統領選を控えて支持率低迷にあえぐサルコジ大統領にとって大きな痛手だ。07年の当選以来「強い経済の復活」を訴えてきただけに、政権への信任を揺るがしかねない。格付けでドイツと格差が付いたことも大統領に衝撃を与えている。

 バロワン財務相は13日、仏テレビ番組で「経済政策を決めるのは格付け会社ではなく政府だ。格下げによって新たな緊縮策を取ることはない」と述べ、格下げによる影響の大きさを否定した。

 これに対し、最大野党・社会党のオブリ第1書記は声明で「(適切な施策を行えば)本来避けられた事態だ」と大統領を批判した。またAFP通信によると、国民戦線のルペン党首も「国家を守る大統領という神話の終わりだ」と切り捨てるなど、選挙を念頭に攻勢を強めている。

 大統領は格下げが取りざたされ始めた昨年12月以降、「乗り越えられないものではない」などと発言してきた。

 側近が最上位のトリプルAの格付けを「国宝」と語るなど、自信のよりどころにしてきた。仏紙によるとサルコジ氏は昨年、「トリプルAを失えば自分は死ぬ(終わりだ)」と漏らしていたという。

毎日新聞 2012年1月14日 東京夕刊

3717名無しさん:2012/01/14(土) 23:49:13
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=57803
中国本土からの花嫁「陸配」、約10万人が馬総統の再選を強力後押し―台湾
配信日時:2012年1月12日 11時22分

10日、台湾総統選(14日投開票)で再選を狙う馬英九(マー・インジウ)総統にとって、中国本土から嫁いできた「陸配」と呼ばれる女性たちが大きな票田となっている。写真は10年11月、アモイで開かれた中台カップルの合同結婚式。

2012年1月10日、台湾総統選(14日投開票)で再選を狙う馬英九(マー・インジウ)総統にとって、中国本土から嫁いできた「陸配」と呼ばれる女性たちが大きな票田となっている。米ボイス・オブ・アメリカの中国語版ウェブサイトが伝えた。

選挙戦最後の日曜日となった8日。台北市政府広場からにぎやかなパレードが出発した。約20万人の参加者はいずれも馬総統の支持者だ。中でも目を引いたのは、腰に付けた太鼓をたたきながら踊る「腰鼓隊」の女性たち。中国本土から台湾に嫁いできた「陸配」たちで、「馬総統は私たちの待遇を大幅に改善してくれた」と語る。

現在、台湾で生活する「陸配」は約30万人。うち約10万人が選挙権を持つ。重慶出身の王(ワン)さんは「台湾はとても民主的。本土は一党独裁で自由な発言も許されていない。友達もみな『台湾はいいね』と言っています」と話す。

本土にいる時は行使できなかった選挙権。別の女性、馮(フォン)さんも「春節(23日)に合わせて本土に里帰りする予定でしたが、総統選が終わるまで帰りません。1票が2票にも感じます。絶対に無駄にはしません」と熱く語った。(翻訳・編集/NN)

3718チバQ:2012/01/16(月) 12:36:18
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/01/16/20120116ddm012030031000c.html
エジプト:観光苦境 「アラブの春」の陰で…外国人客、不安定な治安敬遠
 中東の民主化運動「アラブの春」で昨年2月にムバラク独裁政権が崩壊したエジプトが、国内総生産(GDP)の1割超を占める観光収入の激減に苦しんでいる。不安定な治安を外国人客が敬遠したためだ。初めての民主的国政選挙ではイスラム主義政党が躍進し、観光客の飲酒規制を主張して新たな懸念材料が浮上した。一方で、騒乱の少ない君主制アラブ諸国への観光客は増加しており、民主化が経済を圧迫する皮肉な現象が起きている。【カイロ和田浩明】

 ◇収入激減「革命ない方がよかった」
 エジプト最大の観光資源の一つ、ギザの大ピラミッド。先日訪れると、外国人と見た客引きが次々と群がって来た。「馬車でピラミッドを巡らないか」「格安の入場券があるよ」。その口調はみんな真剣そのものだ。

 入場口には100人ほどが並んでいたが、エジプト人が目立つ。革命前は多数見かけた外国人観光客用の大型バスもほとんどない。

 「商売はあがったりだ」。ラクダ引きのワリード・アドリさん(35)が嘆く。以前は1日200〜300エジプトポンド(約2550〜3825円)あった収入も、今では10分の1。無収入の日もあるという。5人の子供と妻を養うのは容易ではない。「革命なんてない方がよかった」

 フィンランドから来たオラビ・ウィルタネンさん(66)は「娘がカイロにいるから会いに来たけれど、治安は気になるね」と話す。

 観光庁のサミ・マフムード次官(国際観光担当)によると、11年の外国人観光客数は1000万人。過去最高を記録した前年の1470万人と比べ32%減少した。ムバラク前大統領が全国的な民主化デモに押されて退陣した2月は実に8割減だった。観光収入も前年比28%減の90億ドル(約6927億円)となり、観光庁は「米国の俳優など有名人を招いてPRしたり、国際会議を開催したり、アジアや南米などの新市場開拓に取り組んでようやく持ち直した」(マフムード次官)が、先行きは楽観できない。

 エジプトでは革命後も散発的に騒動が続き、昨年12月にもカイロ中心部でデモ隊と軍部隊が衝突、40人以上が死亡する事件が起きている。暫定統治中の軍最高評議会に、革命を先導した若者団体などが「強権的だ」と反発したためだ。こうした情勢を反映し、日本外務省は、一部地域を除いて渡航の延期か是非の検討を求めている。

 ◇イスラム化も懸念
 11月下旬から1月上旬に行われた、民主化の重要な一里塚である人民議会(国会)選挙の結果も、観光業界の懸念材料だ。イスラム教の聖典コーランの厳密な順守をうたうイスラム原理主義政党「ヌール党」が議席の2割(暫定値)を獲得し躍進したからだ。

 ヌール党のムハンマド・ヌール広報担当は「外国人観光客にもエジプトの伝統を尊重してもらわなければならない」と語った。公の場所での飲酒や海辺でのビキニ姿は「イスラムの教えに反する」として禁止したいという。

 ただ、同じイスラム原理主義政党でも、穏健派で議席の4割を獲得した「ムスリム同胞団」は柔軟だ。観光収入は、海外からの投資や出稼ぎ者の送金、スエズ運河通航料と並んでエジプトの主要外貨獲得源だ。約8000万の総人口中、600万人の雇用が確保されてきた。治安悪化で停滞した経済の復興には、観光振興が不可欠であることを認識しているためだ。

 同胞団幹部のイッサム・エリアン氏は12月中旬、国際的に人気の保養地シャルムエルシェイクで記者会見し規制強化の意向を否定。「アラブ諸国や欧州からの投資を引きつけ、外国人観光客2000万人(年間)を実現したい」と語った。

3719チバQ:2012/01/16(月) 12:36:32
◇君主制国家に人気
 民主化が起きたアラブ諸国で、観光業が低迷しているのはエジプトだけではない。「観光立国」化を進めていたシリアでは、10年には800万人超だった外国人訪問者は、10カ月間続く民主化騒乱で激減。首都ダマスカス中心部のホテルでは「客室の8割が空いている」(ホテル担当者)。アラブの春が始まったチュニジアでも、民主選挙が実施され新内閣が発足するなど民主化は進んでいるが、地元メディアは「昨年の観光収入は前年比半減、観光客数も約4割減」と報じている。

 国連観光機関のターレブ・リファイ事務局長によると、北アフリカと中東地域の11年上半期の観光客数は、前年比で1割以上減少した。アラブ観光機関(本部サウジアラビア)は、アラブの春による観光業の損失を70億ドル(約5387億円)と見積もった。

 一方で、観光が伸びているアラブ諸国もある。民主化が進んでいないペルシャ湾岸の君主制国家だ。アラブ首長国連邦のドバイでは、ホテルの占有率は11年1〜9月で72%から76%に増加、ホテルの売り上げも2割増加。オマーンでも11年10〜11月の外国人観光客数が前年比5割増えた。地元紙は「他のアラブ諸国で民主化騒乱が起きたため、安定的な国に客が流れた」と分析している。

毎日新聞 2012年1月16日 東京朝刊

3720名無しさん:2012/01/16(月) 12:47:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120116-00000071-san-int
シリア、強まる軍事介入論 アラブで初の言及 カタール「殺戮止めるには軍隊」
産経新聞 1月16日(月)7時55分配信

 【カイロ=大内清】バッシャール・アサド政権による市民弾圧が続くシリアに対し、外国による軍事介入の必要性を指摘する声が強まっている。同政権に批判的なカタールのハマド首長は15日までに、アラブの元首としては初めて、アラブ諸国からの軍隊派遣の可能性に言及。シリア反体制派の多くも武力介入を求め始めており、米欧が今後、どう反応するかが焦点となっている。

 「このような状況で殺戮(さつりく)を止めるには、軍隊が行くしかない」

 米CBSテレビ(電子版)によると、ハマド首長は同テレビのインタビュー番組でこう述べ、シリアでの弾圧が一向にやむ気配がないことへのいらだちをあらわにした。

 シリアでは昨年12月から、政権が約束した市民への暴力停止の履行状況を調査するアラブ連盟の監視団が活動しているが、その間も政権側の攻撃で数百人が殺害されたとされる。アラブ連盟内では対シリア強硬派と慎重派とで態度が割れており、政権側に強い態度に出ていないのが実情だ。

 そんな中での今回のハマド首長の発言は、カタールが、アサド政権打倒を模索しつつあることを示したものだ。同国は昨年、北大西洋条約機構(NATO)による対リビア軍事作戦を早くから支持しアラブ連盟を介入容認でまとめ上げたほか、反カダフィ派部隊を資金・物資面で支援した“実績”があるだけに、他のアラブ諸国への影響も少なくないとみられる。

 近年、域内外交を活発化させているカタールとしては、シリア問題でもアラブ諸国をリードし、存在感をいっそう高めたいとの意図もありそうだ。

 一方、アサド政権からの離反兵らで作る反体制派武装組織「自由シリア軍」はすでに、武力が「政権打倒への唯一の道」(幹部)だとして明確に米欧などの軍事介入を要求、今後はカタールが同軍への支援を強化する可能性もある。ただ、軍事介入までのハードルは高い。現実的には、介入には国連安全保障理事会の決議が必要となるが、拒否権を持つロシアなどは政権寄りの姿勢を崩しておらず、「安保理に提起されても、結論が出るには数カ月はかかる」(外交筋)との見方が一般的だ。

 エジプトの首都カイロに滞在する反体制派グループ幹部によれば、シリアでは現在もデモは拡大している。自由シリア軍による政権側へのゲリラ戦も衰えておらず、両者の戦闘が泥沼化する懸念は強い。

3721名無しさん:2012/01/16(月) 20:49:59
http://mainichi.jp/select/world/news/20120117k0000m030035000c.html
カザフスタン:下院選、3党の議席獲得が確定
 【モスクワ大前仁】中央アジアのカザフスタンで15日に投開票された下院選(定数107、任期5年)で、中央選管は16日、暫定開票結果を発表し、政権与党など3党の議席獲得が確定した。

 タス通信などによると、得票率はナザルバエフ大統領の与党「ヌル・オタン(祖国の光)」が80.74%▽官製野党ともいえる「アク・ジョル(輝ける道)」が7.46%▽カザフスタン人民共産党が7.2%で、いずれも議席獲得に必要な最低得票率7%を上回った。前回07年の下院選ではヌル・オタンが議席を独占していた。

 カザフ西部のジャナオゼン市で先月16日、賃上げを要求していた労働者が治安部隊と衝突し、多数の死傷者を出した。ナザルバエフ大統領が20年以上にわたり独裁体制を敷くカザフでは異例の事態で、政権は厳戒態勢で選挙に臨んだ。16日まで投票に関連した混乱は起きていない。

毎日新聞 2012年1月16日 20時03分

3722チバQ:2012/01/16(月) 22:26:39
>>3716
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120116/mcb1201161948022-n1.htm
サルコジ氏、「AAA」転落で再選へ窮地 「ユーロ離脱」極右候補の支持増加 (1/2ページ)2012.1.16 19:46
 【ベルリン=宮下日出男】フランス国債の最上級格付け「トリプルA」からの転落により、4月の仏大統領選挙で再選を目指すサルコジ大統領が一層苦しい立場に追い込まれてきた。財政・経済運営への批判は高まり、世論調査では支持率がさらに低下。一方で「ユーロ離脱」を主張する極右政党候補が支持を伸ばしてきた。

 国債格下げについてサルコジ氏は発表から2日後の15日、ようやく反応を示した。中部アンボワーズの会合で「国を改革する共同の意思と勇気を持てば危機は克服できる」と演説。だが格下げには直接言及しなかった。16日には同じく格下げされたスペインのラホイ首相を訪問。格下げ問題は議題に上るとみられる。

 債務危機の逆風の中、各種世論調査で最大野党の社会党候補、オランド前第1書記にリードを許すサルコジ氏は再選に向け、1975年以降続く最上級格付けの維持にこだわってきた。周囲には「トリプルAを失ったら、もうだめだ」と語っていたとも伝えられる。オランド氏は「格下げされたのはフランスではなく、サルコジ氏の政策だ」と批判した。

 一方、仏調査機関が格下げ当日の13日と翌14日に行った世論調査では、サルコジ氏の支持は前回から2・5ポイント減の23・5%。オランド氏もわずかに減ったが30%を保ち、差は拡大した。一方でユーロ離脱を掲げる極右政党、国民戦線の女性党首ルペン氏が17%と3・5ポイント増加した。格下げ直前には、ルペン氏がサルコジ氏に2ポイント差まで迫る別の調査結果も出ている。

 ルペン氏はユーロ離脱とフラン復活を通じて財政再建を目指すほか、輸入品への課税強化など保護主義的な政策を主張。移民制限を強化し、低所得者への保護を手厚くする考えだ。格下げには「国を守るとの大統領の作り話は終わった」と切り捨てた。

 2002年の大統領選で同党党首だったルペン氏の父が決選投票に進んだことがあるだけに、債務危機の閉塞(へいそく)感から、サルコジ、オランド氏を「同じ政策」との批判を展開するルペン氏が今後、大統領選で台風の目となる可能性もある。

3723チバQ:2012/01/16(月) 22:35:48
>>3706-3707
http://www.asahi.com/international/update/0116/TKY201201160463.html
2012年1月16日21時10分
パキスタン最高裁が首相に出廷要請 大統領恩赦無効で
 パキスタン最高裁は16日、ザルダリ大統領の汚職事件の恩赦を無効として訴追再開を決めた最高裁判決を履行しようとしないギラニ首相に対し、19日に出廷して説明するよう要請した。軍政と緊張関係が強まっている文民政権は、一層の窮地に立たされた。

 最高裁は、政権が刑事事件について審理再開のための手続きを進めなければ、ギラニ氏が法廷侮辱罪に問われる可能性があると警告。その場合、議員の資格を失い、首相を辞めざるをえなくなる。

 ザルダリ氏の汚職事件をめぐっては、ムシャラフ大統領(当時)が2007年、刑事訴追を免除する大統領令を出したが、パキスタン最高裁は09年、この大統領令を違憲、無効とする判決を出した。しかし、ギラニ氏やザルダリ氏はこれまで、大統領在任中の非訴追特権があるとして審理再開手続きに応じてこなかった。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120116/asi12011620510005-n1.htm
揺れるパキスタン 今度は“司法クーデター”? 最高裁、ギラニ首相に警告
2012.1.16 20:47 (1/2ページ)

 パキスタンのギラニ首相(AP)
 【ニューデリー=田北真樹子】パキスタン最高裁は16日、ザルダリ大統領の汚職疑惑の審理再開について手続きを取ろうとしないギラニ首相に対し、19日に出廷し理由を説明するよう求めた。最高裁は首相だけでなく大統領の解任も示唆しており、軍事クーデターの噂が流れるほど軍との対立が激化していた政権側は今度は、最高裁による“司法クーデター”の可能性にも直面する状況に陥った。

 最高裁は政権がこのままの対応を続ければ、ギラニ氏を法廷侮辱罪に問う可能性があるとも警告した。

 ザルダリ氏に対する汚職疑惑をめぐっては、ムシャラフ政権(当時)が2007年、ザルダリ氏ら約8千人に恩赦を与えたが、最高裁は09年10月に恩赦を無効化。この決定により、全事件の刑事手続きが再開された。そのうち、ザルダリ氏については、スイスにある銀行口座の実態解明が必要とされているが、政府は大統領には免責特権があるとして応じていない。

 最高裁は今月10日、これまで政府が判決を履行していないことに苛立(いらだ)ちをあらわにし、ギラニ氏やザルダリ氏の解任もちらつかせて履行を迫った。16日は最高裁が政府に履行しない理由の説明を求めたものの、検察側は政府からの回答がないと説明するにとどまった。

 一方で最高裁は、ザルダリ政権が軍事クーデターを恐れて米軍に協力を要請するメモを送ったとされる疑惑についても調査中。メモは政権と軍の対立を激化させる原因になっている。

 こうした中、ザルダリ大統領は14日、キヤニ陸軍参謀長と会談し、衝突回避に向けた“和解ムード”を演出しようとした。軍は最高裁による政権追い込みを後押ししているとの見方もあることから、大統領が土壇場で軍の懐柔を狙った可能性もある。

 パキスタン国会は16日、政権与党が提出した政権を支持する決議案に関する投票を行う。政権は、民主的に選ばれた議会による事実上の信任を取り付けることで、軍と最高裁への反転攻勢としたい考えだが、求心力を失っている政権には容易でなさそうだ。

3724チバQ:2012/01/16(月) 23:17:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120116/mds12011623020009-n1.htm
エジプト、イスラム政党が会派結成で合意 3党で全体議席の70%超
2012.1.16 23:01
 開票作業が進むエジプト人民議会(下院に相当)選で第一党が確実なイスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下の自由公正党は16日、第二党に躍進したイスラム教の原点回帰を唱えるサラフ主義政党「ヌール党」などとの間で会派を組むことで合意した。同胞団の公式ニュースサイトが報じた。会派にはリベラル系の新ワフド党も加わり、3党で全体の議席の70%超を占める見通し。

 同国では今後、議会が新憲法制定プロセスにどれだけ関与するかをめぐり、各党と暫定統治を担う軍部との駆け引きが激化するとみられているが、主要なイスラム政党2党が手を組んだことで、イスラム色の強い憲法を求める圧力が強まる可能性がある。

 また3党は、新議会の議長に自由公正党のカタトニー幹事長を推すことでも合意した。ただ、3党の政治的主張は大きく異なっており、共同歩調を維持できるかは不透明だ。議会選の最終結果は18日にも発表される予定。(カイロ 大内清)

3725名無しさん:2012/01/18(水) 07:26:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120116-00000145-jij-int
知事公選制へ改革法案提出=政権批判回避狙う―ロシア大統領
時事通信 1月16日(月)23時8分配信

 【モスクワ時事】ロシア大統領府によると、メドベージェフ大統領は16日、大統領による事実上の任命制となっている地方知事について、直接選挙制に戻す選挙改革法案を下院に提出した。選挙改革はメドベージェフ氏が昨年12月の年次教書演説の柱として表明していた。
 先の下院選での不正疑惑に対する有権者の不満がくすぶる中、プーチン首相(前大統領)が返り咲きを狙う今年3月4日の大統領選前に政権批判をかわす狙いがある。

3726名無しさん:2012/01/18(水) 07:31:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120117-00000628-san-int
李登輝元総統が「大企業の支持などが影響」と分析
産経新聞 1月17日(火)21時18分配信

 【台北=吉村剛史】台湾の李登輝元総統は17日、台湾メディアとの食事会で、総統選の結果に関し、馬英九総統が再選された背景には「(対中ビジネスを手がける)大企業が相次いで支持」したことがあり、最大野党・民主進歩党の蔡英文主席の敗因は「陳水扁政権時代の腐敗の印象が影響した」と総括した。

 さらに春節(旧正月)直前の投開票日程は、「期末試験の学生や労働者が帰郷投票できなかった」と問題視。一方、馬氏が訴えた「中台関係の安定」が勝利に結びついたかどうかは「一般有権者は生活への影響をあまり感じていない」として否定した。

 李氏は総統選最終盤では民進党の集会で壇上に立つなど蔡氏を応援。「民主社会なので仕方がない」と結果を受け止めつつも、前回から大幅に票差を縮めた民進党は「次回は勝てる」とし、2016年総統選への期待をみせた。

3727チバQ:2012/01/18(水) 21:35:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120118/mds12011819180007-n1.htm
主要産業は「海賊」 ソマリア、身代金で住宅開発
2012.1.18 19:17 (1/2ページ)
 【ロンドン=木村正人】ソマリアの海賊が2010年に計2億5千万ドルの身代金を稼ぎ、拠点のある北東部の自治政府「プントランド」などで住宅開発が急ピッチで進められていることが英シンクタンク、王立国際問題研究所(チャタムハウス)の報告書でわかった。海賊対策には年間最大120億ドルもかかり、債務危機に苦しむ欧州連合(EU)が派遣する艦船は半減、対策の見直しが急務になっている。

 英ブルーネル大のショートランド教授が衛星写真で住宅の建設状況などを調査、海賊が手にした身代金の経済効果を分析した。それによると、プントランドの中心都市ガロエでは住宅が倍増し、大きなビルが建設されていた。車の交通量が増え、遠距離通信用の塔が3つも新設されていた。

 海賊の出撃拠点のひとつ、エイル港でも新しいビルや住宅が建てられ、自家用車の数が増えていた。ガロエや北部ボーサーソなどの夜間照明は07〜09年にかけ、明るさを増していた。

 こうした成長を支えているのが身代金収入だ。

 昨年2月、インド洋でソマリアの海賊に乗っ取られたイタリア船籍の石油タンカーが12月に解放された。乗組員22人の身代金は1150万ドルだったとされる。

 海賊一件当たりの身代金は08年当時は平均69万〜300万ドルだったが、10年に同900万ドルに急騰。これに対して、プントランド自治政府の年間予算は1760万ドル。海賊はなくてはならない地域の“主要産業”になっている。

 EUは海賊対策のためソマリア沖周辺で初の海軍作戦「アトランタ」を発動、08年には常時10隻の艦船を派遣していた。しかし、欧州債務危機が深刻化して昨年は同6隻に減少、今年は同5隻に減る見通しだ。

 一方、ソマリアの海賊はアラビア海やインド洋まで活動範囲を広げ、11年1〜9月期199件と08年同期の63件から急増した。このため、「北大西洋条約機構(NATO)や日本などと協力して全体で25隻の艦船を確保している」(EUアトランタ作戦のハリソン司令官)のが実情だ。

 ソマリアでは20年以上も内戦が続き、自治政府などが海賊を抑えるのは難しい。チャタムハウスのミドルトン元研究員は「海賊対策費は身代金被害総額の50倍近くに達しており、海賊に代わる地域産業の育成など抜本的な対策の見直しが必要だ」と指摘している。

3728チバQ:2012/01/18(水) 22:14:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120118-00000091-mai-int
<アラブ>湾岸君主国が台頭 強権で民主化抑え込み
毎日新聞 1月18日(水)21時46分配信

 【テヘラン鵜塚健】一連の民主化運動「アラブの春」でエジプトやシリアなど共和制国家で混乱が続く中、サウジアラビアやカタールなど君主制のペルシャ湾岸諸国が地域での存在感を高めている。豊富な天然資源による市民への予算ばらまきや、強固な権力基盤を背景に混乱を抑え込み「安定」を図っているためだ。欧米がイランに対抗するためこうしたアラブ湾岸諸国の指導力に期待している面もあり、アラブ域内でのパワーバランスの変化として注目されている。

 「殺りくを止めるためにも、シリアに軍を派遣すべきだ」。カタールのハマド首長は15日、米メディアの取材にこう答えた。

 民主化デモに対する当局の徹底弾圧で、5000人以上の死者が出ているシリアに対し、「アラブ連盟」(22カ国・機構)は昨年12月以降、監視団を派遣しているがシリアは弾圧を続けている。

 アラブ地域では歴史的にエジプトやシリアが指導力を発揮してきた。しかし、両国で「アラブの春」による混乱が続き、地域でリーダーシップを発揮できない状態が続いている。ハマド首長の言葉は、アラブ連盟がこの事態を収拾しなければ結果的に欧米の介入を招くことを懸念してのものとみられるが、エジプトやシリアに代わってアラブ地域を率いる「自信」と「責任」が垣間見える。

 カタールでは昨年2月、アラブの春に刺激されデモの呼びかけはあったが、政府は民主化進展を強調し、大きな混乱はない。リビア情勢では、アラブ首長国連邦(UAE)と並びいち早く北大西洋条約機構(NATO)の軍事介入に協力し存在感を示した。

 こうした混乱収拾に対する湾岸の小国の「積極姿勢」には、「アラブの春」への警戒感もある。首長・国王が親族で権力を握る湾岸地域は、アラブの中でも民主化が遅れているところであり、権力側には「アラブの春」が飛び火することへの潜在的な危機感がある。

 実際、バーレーンでは昨年、イスラム教シーア派住民からスンニ派ハリファ王家への批判が高まり、混乱が拡大した。このときには、サウジアラビアを中心とする湾岸協力会議(GCC、6カ国)が軍を派遣し住民を徹底的に抑え込み民主化の芽を摘んだ。アラブ君主制国家の体制を維持するためには、軍事力行使も辞さないとするGCCの決意を示す行為として注目された。

 また、GCCにはシーア派大国イランへの対抗心がある。昨年12月19、20の両日、サウジの首都リヤドでGCC首脳会議を開催。加盟6カ国による地域同盟創設に向けた結束を確認し、イランによる他国への内政干渉停止を強く求めた。イランの封じ込めを求める米国にとってもGCCの安定は心強いはずだ。

 中東和平でも湾岸諸国は比較的現実的な対応をする傾向があり、これも欧米やイスラエルにとって安心感につながっている。人口や知識人の文化レベルなどから長期的にはアラブの中心勢力はエジプトやシリアだが、しばらくは社会的に不安定な両国に代わり、湾岸諸国が指導力を発揮するケースが多くなりそうだ。

3729チバQ:2012/01/19(木) 22:00:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120119/erp12011921260004-n1.htm
EUで孤立する英国 大陸欧州との関係修復に躍起
2012.1.19 21:25 (1/2ページ)
 【ロンドン=木村正人】昨年12月の欧州連合(EU、27カ国)首脳会議で、財政規律を強化する新財政協定に1カ国だけ反対して孤立した英国が大陸欧州との関係修復に懸命だ。英国と同じく自国通貨を維持するデンマークやスウェーデンとは「単一市場」重視で連携し、単一通貨ユーロ圏のアイルランドとも協力して独仏が主導する法人税統合に反対する方針だ。

 キャメロン英首相は18日、ロンドンの首相官邸でイタリアのモンティ首相と会談し、「ユーロ圏の債務危機克服には財政再建と財政規律の強化だけでは足りず、成長戦略が重要だ」との認識で一致した。

 モンティ首相は同日付の英紙フィナンシャル・タイムズとのインタビュー記事で、緊縮1本やりのメルケル独首相に対し、重債務国の資金調達コストを下げるユーロ共同債導入の必要性を訴えた。イタリア側には英国と連携することで、メルケル首相の外堀を埋める思惑もありそうだ。

 今年4〜5月の大統領選で再選を目指すサルコジ仏大統領は債務危機が収まらないことにいらだちを隠せない。1月から半年、EU議長国(輪番制)を務めるデンマークについて「(ユーロを共有していない)デンマーク人では債務危機解消の役に立たない」と発言、ユーロ圏と非ユーロ圏の溝を際立たせた。

 昨年12月のEU首脳会議以降、サルコジ大統領と“絶縁状態”にあるといわれるキャメロン首相は、デンマークやスウェーデンに「開かれた単一市場こそ重要だ」と呼びかけ、フランスが掲げるユーロ圏と非ユーロ圏の「2つの欧州」に反対する方針だ。

 法人税を低くして外国企業を誘致する重債務国のアイルランドに対し、独仏が支援と引き換えに法人税の統合を迫っていることから、英国は税制統合反対でアイルランドと共同戦線を張る構えだ。また、オランダにも「単一市場の拡大が必要」と説き、非ユーロ圏を市場から排除しようとする動きを牽制している。

 EUは新財政協定での合意を目指して今月30日に首脳会議を開く。

3730チバQ:2012/01/20(金) 12:13:32
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/01/20/20120120ddm007030155000c.html
イラン:核開発疑惑巡り、不審事件・事故 モサド暗躍説、相次ぐ
 【テヘラン鵜塚健、エルサレム花岡洋二】核兵器開発疑惑が持たれるイラン国内で、核科学者の暗殺に加え、関連施設の爆発やコンピューターウイルス感染など、不審な事件・事故が続き、イスラエルの対外特務機関「モサド」の関与の指摘が相次いでいる。イラン政府は、米国と並びイスラエル政府への敵意を強め、「冷たい戦争」が過熱している。

 テヘランで今月11日、核関連施設で働く科学者が車で出勤途中、バイクで近づいた2人組に爆弾を仕掛けられ、爆殺された。複数の容疑者が拘束され捜査中だが、英サンデー・タイムズ紙は15日、情報筋の話として「(イスラエルが)長期間の情報収集、監視の上で計画したものだ」と報じ、当日早朝の事件実行までの様子を詳細に報じた。

 イラン最高指導者ハメネイ師は「この臆病なテロ行為は、米中央情報局(CIA)かモサドが計画、支援したものだ」と非難。米政府は完全否定したが、イスラエル軍報道官は「犯人は不明だが、涙は一滴も出ない」とコメントした。イランで同様の手口で核科学者が殺傷される事件は10年以降、他に4件あり3人が死亡している。

 昨年11月、テヘラン郊外の軍事基地と中部イスファハンの核関連施設周辺で大規模な爆発が相次ぎ、多数の死傷者が発生し、モサドの関与が疑われた。米情報関連企業「ストラトフォー」が先月公表した報告によると、イスラエルや米国は07年から、直接戦火を交えない「対イラン諜報(ちょうほう)戦争」を展開。科学者の亡命や、10年に問題となったウラン濃縮用の遠心分離機を誤作動させるコンピューターウイルス攻撃なども含まれる。

 米外交専門誌「フォーリン・ポリシー」は今月13日、イラン南東部で09、10年に相次いだバルチ人反政府武装組織「ジュンダラ(神の兵士)」による爆弾テロでもジュンダラのテロリストの採用、訓練にモサド工作員が関与したと指摘。工作員が米パスポートを所持し、CIA関係者を装っていたとした。

 イスラエルは81年と07年にイラクとシリアの核疑惑施設を空爆したとされ、近くイラン空爆の可能性も取りざたされる。しかし、イランの反撃や周辺情勢の悪化が予想され、リスクが高いと判断。軍事作戦ではない秘密工作を重ねることで、イランの核開発を遅らせているとの見方が強い。

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 ■ことば

 ◇モサド
 イスラエルの対外特務機関。国外で情報収集や隠密作戦を行い、能力は世界最高水準といわれる。アルゼンチンに潜伏していたナチス戦犯アイヒマンの極秘拘束(60年)や、イスラエル選手団がパレスチナ人武装組織に殺害された「ミュンヘン五輪事件」(72年)での首謀者追跡作戦で知られる。

毎日新聞 2012年1月20日 東京朝刊

3731チバQ:2012/01/20(金) 22:16:39
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120118-OYT1T01059.htm
露大統領選、実業家プロホロフ氏「台風の目」に

【モスクワ=貞広貴志】3月のロシア大統領選で「台風の目」になるとみられる実業家ミハイル・プロホロフ氏(46)は18日、立候補に必要な法定署名数(200万人)を上回る210万人分の署名を集め、中央選挙委員会に提出した。昨年12月以来の大規模抗議運動の中核であるリベラルな有権者層は、同氏の支持に回る可能性があり、今後どこまで有権者に浸透するかがカギとなる。


 プロホロフ氏は、署名提出に先立ち、ロイター通信に対して「管理された民主主義の時代は終わった」と述べ、プーチン首相(59)率いる強権体制を改革する必要性を強調。同時に、現政権と政策面では一致点が多いことも指摘し、プーチン氏が返り咲きを果たした場合、首相就任を受ける可能性も示唆した。

(2012年1月19日23時09分 読売新聞)

3732チバQ:2012/01/22(日) 00:44:19
http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012012101002133.html
エジプト、同胞団政党が第1党 人民議会選
 【カイロ共同】エジプト選挙管理委員会は21日、ムバラク政権崩壊後初の人民議会(国会、定数508)選の最終結果を正式発表した。フランス公共ラジオによると、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の自由公正党を中心とする連合が235議席を獲得し第1党となった。第2党はより厳格なイスラム原理主義の「光の党」で、121議席を獲得。両勢力で計約70%を占め、イスラム政党の圧勝となった。

 新議会は23日に招集される予定で、選挙で選ばれた新たな国会の下、暫定統治を担う軍最高評議会からの民政移管と、民主化が本格化することになる。

2012/01/22 00:17 【共同通信】

3733チバQ:2012/01/22(日) 00:46:01
http://www.asahi.com/international/update/0121/TKY201201210561.html
2012年1月21日23時10分
ハマス最高指導者交代へ メシャール氏退任の意向表明関連トピックスエジプト
 パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの政治部門最高指導者ハレド・メシャール氏が、次の選挙には出ず、退任する意向を表明した。ハマス報道官が21日、声明で明らかにした。任期満了での退任だが、ハマス幹部はメシャール氏に再考を求めており、次期指導者の選出の時期は不明だ。

 メシャール氏はシリアの首都ダマスカスに亡命中で、2004年からパレスチナ自治区内の政治・軍事部門に基本方針を示す立場にある。ハマスの内規では指導者の任期の上限は2期8年。ハマス在外政治局は、シリア情勢の混乱を懸念しており、チュニジアやエジプトなど他のアラブ諸国に拠点を移すことも検討している。(エルサレム=山尾有紀恵)

3734チバQ:2012/01/22(日) 00:47:45
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012012100257
メシャル氏退任の意向=ガザ地区幹部と対立か−ハマス
 【エルサレム時事】パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは21日、声明を発表し、政治部門の最高指導者メシャル氏が、政治局トップを選ぶ次期選挙に出馬しない意向を示したと発表した。次期選挙は年内に行われるとされる。
 政治局はハマスの意思決定機関で、シリアの首都ダマスカスに拠点を置く。
 不出馬表明の背景には、在外指導者のメシャル氏とガザ地区のハマス幹部らとの路線対立があったとみられている。メシャル氏はハマス内の穏健派で、アッバス自治政府議長率いるファタハとの和解協議を進めたり、イスラエルに対する「非暴力の抵抗」の推進を表明したりしてきた。(2012/01/21-21:43)

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3735チバQ:2012/01/22(日) 12:50:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120121-00000099-mai-int
<エジプト選挙>イスラム系政党が7割 第1党は自由公正党
毎日新聞 1月21日(土)23時7分配信

 【エルサレム花岡洋二】エジプト選管は21日、人民議会(国会、定数508)選挙の最終結果を発表した。30年続いたムバラク独裁政権が昨年2月に崩壊して以来初の国政選挙で、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の「自由公正党」が235議席と、選挙で選ばれる498議席の約47%を獲得して第1党になった。第2党は、より厳格なイスラム原理主義を掲げる「ヌール党」で126議席(約25%)。第5党の穏健派「ワサト党」と合わせてイスラム系政党が7割以上を占めることになった。

 民主化デモを主導した勢力によるリベラル系政党では「新ワフド党」が42議席(約8%)を獲得して第3党になった。別のリベラル系会派「エジプト・ブロック」は34議席で第4位だった。

 選挙は、暫定統治中の軍最高評議会が約束する民政移管に向けた重要な一里塚。初議会は23日に招集される。首相は軍最高評議会が指名。大統領選は6月までに行われることになっている。

 議会は今後、制憲委員会の委員100人を選び、関心は新憲法案をめぐる議論へ移る。制憲委員会が起草する新憲法案では、大統領や軍、議会の権限、宗教と国家の関係や人権にかかわる規定が注目される。起草後は国民投票にはかる。

 議会選の投票は昨年11月から今年1月にかけて3回に分けて行われ、軍最高評議会が指名する10議席を除く498議席が争われた。3分の2は比例代表制、残り3分の1は各選挙区から2人ずつが選ばれた。選管は比例代表分のみ政党別の数字を発表したため、選挙区選出議員との合計は毎日新聞が各政党から聞き取って集計した。

3736チバQ:2012/01/22(日) 12:52:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120122-00000065-san-int
1日40万個 ムンバイの繁栄支える 弁当配達人 家庭の味職場へ
産経新聞 1月22日(日)7時55分配信

仲間と集めた弁当は配達先別に振り分けられる重さ約60キロの弁当を肩と手に、駅ホームへ向かうビタルさん(写真:産経新聞)

 インドの商都ムンバイに、家庭から職場まで弁当を届ける「ダッバワラー」と呼ばれる人々がいる。1890年から労働者らに、カレーを主とする家庭の味が詰まった弁当を配り続け、都市の繁栄を陰で支えてきた彼らの一日に密着した。(ムンバイ 田北真樹子)

 ◆渋滞も自転車ですり抜け

 ヒンディー語で「ダッバ」は弁当、「ワラー」は職人を意味する。ダッバワラー歴15年目のビタルさん(32)の一日は午前8時からの弁当受け取りから始まる。ムンバイ東部のマンションに自転車で乗り付け、5階まで階段を上がり、家庭から弁当箱が入ったバッグを受け取る。そして次の家に猛スピードで。渋滞も自転車ですり抜ける。

 ◆形だけで配達先記憶

 1時間後、自転車には1個平均5キロのステンレス製弁当箱28個がぶら下がっていた。仲間4人との集合場所パントナガール駅そばで下ろし、その後、別地区で回収した30個が加わった。全員で回収した200個を仕分けするが、配達先は書かれていない。ビタルさんらはバッグと弁当箱の形だけで配達先を覚えている。

 ひもでまとめた約20個の弁当を肩に、残るバッグを手に満員の貨物列車へ。ひもが肩に食い込む。一息つくビタルさんが口を開いた。18歳の時、1万5千ルピー(約2万2千円)で知人から配達会員の資格を譲り受けた。給与は月7千〜1万ルピー。休みは日曜と祝日。「楽じゃないけど、人々の食生活に貢献していることに誇りを感じる」と語る。

 郊外ワシで降り、再び自転車をこいで正午過ぎ、配達先に。列車が遅れることもある。利用歴1年の男性会社員(28)は、「利用料は月400ルピー(約590円)。たまに遅れて困るけど、妻の手弁当はやめられない」とこだわる。

 配達終了から40分間が休憩時間。その後、最後の配達先から逆に回り空の弁当箱を回収、家庭に届け一日が終わる。午後6時を過ぎていた。

 ◆誤配率1600万分の1

 ダッバワラーには18歳以上の約5千人が従事する。ダッバワラー研究で知られるパワン・アグラワル氏によると、ダッバワラーは20世紀初頭に比べ約20%増えたという。利用者は20万人、1日の取扱量は40万個に上る。文字を読めない人もいるが、誤配率は1600万分の1だ。

 ダッバワラー誕生の背景には1850年代以降の鉄道建設や綿紡績などによる商都の繁栄がある。市街地と商圏の拡大、住居の郊外化で「早朝出勤でも職場で家庭料理を食べられるサービスの必要性が生まれた」(同氏)。職業として広がったのは1890年。銀行員が弁当配達に青年を使ったことがきっかけだった。

 食の欧米化や社内へのカフェテリア設置で需要は圧迫されてもいる。だが、アグラワル氏は「健康志向が高まり、職場で手弁当を求める人も増えている」と指摘する。満員電車通勤を強いられている人々は「弁当持参は考えられない」(利用者)という。ダッバワラーがムンバイから消えることはなさそうだ。

3737チバQ:2012/01/22(日) 12:53:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120122-00000011-mai-int
<ロシア>35歳ブロガー脚光 政権汚職追及運動を展開
毎日新聞 1月22日(日)12時19分配信

 【モスクワ田中洋之】ロシアで3月4日の大統領選を前に盛り上がっている反政府運動のシンボルとして、モスクワ在住のブロガー、アレクセイ・ナバリヌイ氏(35)が注目されている。英紙タイムズがこのほど発表した「今年注目される世界の100人」にロシアから唯一選ばれ、「バーチャルな世界から政界に出て、将来は大統領になる可能性がある」と指摘されている。

 弁護士のナバリヌイ氏は2年前から自分のブログで政権の汚職を追及するキャンペーンを展開。昨年12月の下院選では、大統領復帰を狙うプーチン首相(59)が率いる与党「統一ロシア」を「ペテン師と泥棒の党」と名付け、他党への投票を訴えた。これがネットを通じて全国に広がり、与党の大幅議席減につながったといわれる。

 ナバリヌイ氏は下院選の不正疑惑でも抗議行動の先頭に立って治安当局に拘束され、釈放時には大勢の市民に出迎えられて一躍「時の人」となった。昨年末の英BBCとのインタビューでは「プーチン体制を変えなければならない。それは我々次第だ」と強調。ロシアで自由かつ公平な選挙が実施されるのであれば大統領選に出馬する用意があると語った。

 一方でタイムズ紙は、反プーチン色を強めるナバリヌイ氏が「でっち上げの罪で刑務所行きになる恐れがある」と指摘。03年に当時のプーチン政権と対立して逮捕され、今も服役中の元石油王、ホドルコフスキー氏(48)と同じ運命をたどる可能性に言及している。

 タイムズ紙の「今年の100人」には、オバマ米大統領や北朝鮮の新指導者となった金正恩氏らが選ばれたが、ロシアのプーチン首相やメドベージェフ大統領は含まれていない。

3738チバQ:2012/01/23(月) 20:48:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120123/mds12012319130006-n1.htm
イエメン大統領が米国へ出国
2012.1.23 19:12

22日、首都サヌアの大統領府で国営メディアの取材に応じるサレハ大統領(AP)
 【カイロ=大内清】反政府デモが続くイエメンのサレハ大統領は22日夜、隣国オマーンの首都マスカットに向け空路で出国、イエメン国営メディアによると、23日、けがの治療のため米国に向かった。サレハ氏は出国前にテレビ演説し、「与党・国民全体会議(GPC)の代表として戻ってくる」と述べ、名実ともに大統領としての権限を放棄することを強調した。

 サレハ氏は昨年11月、湾岸協力会議(GCC)の仲介案に基づきハディ副大統領に権限を委譲していた。ただ、反政府デモを主導する民主化グループには、サレハ氏が復権を画策しているとの疑念があり、同氏が国内にとどまることで2月の大統領選が混乱することが懸念されていた。

 サレハ氏に対しては、同国議会が21日、訴追を免除する法案を可決しているが、デモ隊はあくまでも訴追を求める考えを変えておらず、同氏が帰国すれば政情が再び不安定化する可能性もある。

 サレハ氏は昨年6月、首都サヌアの大統領宮殿での暗殺未遂とみられる爆発で重度のやけどを負い、隣国サウジアラビアで治療を受けた。

3739チバQ:2012/01/23(月) 20:49:29
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120123-OYT1T00397.htm
クロアチア、EU加盟へ…国民投票で賛成多数

 【ローマ=末続哲也】クロアチアで22日、欧州連合(EU)への加盟の是非を問う国民投票が行われ、AP通信によると、開票作業がほぼ終了し、賛成66%、反対33%で加盟が承認された。


 投票率は47%だった。同国は2013年7月に28番目の加盟国となる。

 同国は08年以降の金融危機で主要産業の観光業などが振るわず、09〜10年にはマイナス成長を記録、失業率は約17%に達した。同国政府は「EU加盟で新たな市場や就職先などを確保でき、経済回復につながる」と訴え、国民の支持を集めた。

 一方、EUは現在、ギリシャなどの財政危機対応に追われており、「EUに加盟しても十分な支援は得られず、財政政策での主権や国の尊厳を失うだけだ」という反対派の主張にも一定の支持が集まった。

(2012年1月23日11時23分 読売新聞)

3740チバQ:2012/01/23(月) 20:50:05
http://www.asahi.com/international/update/0123/TKY201201230340.html
2012年1月23日18時17分
反EU候補は落選 フィンランド大統領選、決選投票へ
 フィンランドで22日、ハロネン大統領の任期満了に伴う大統領選の投票があった。公共放送YLEによると、穏健保守の与党第1党、国民連合のサウリ・ニーニスト元財務相が37%を得票してトップ。与党緑の党のペッカ・ハービスト元環境相が18.8%で続いた。2人とも得票が過半数に満たないため、2月5日に決選投票が行われる。

 欧州連合(EU)によるギリシャ救済に国民の不満が高まっていたが、8人の候補者のうち、コマを進めたのはいずれもEUに協調的な候補。昨春の総選挙で大勝した反EUの最大野党「真のフィンランド人」のティモ・ソイニ党首は、党所属議員の人種差別発言などが響き、4位と伸び悩んだ。EUに批判的なもう1人の候補も3位にとどまった。国民のEU離れに一定の歯止めがかかったといえそうだ。(ロンドン=伊東和貴)

3742チバQ:2012/01/23(月) 20:58:01
>>3512-3545>>3724>>3732>>3735
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120123-OYT1T00983.htm
エジプト人民議会、初招集…民主化プロセス始動

 【カイロ=田尾茂樹】昨年2月のエジプトのムバラク政権崩壊後、初めて改選された人民議会(下院、508議席)が23日、初招集された。


 6月予定の大統領選を経た民政移行に向け、新憲法制定などの民主化プロセスが本格始動した。

 初会議では、選挙で第1党となった穏健イスラム政党「自由公正党」のムハンマド・カタトニ幹事長が議長に選出される見込み。2月まで、上院にあたる「シューラ(諮問)議会」選挙が行われた後、両議会で新憲法の起草委員会の人選が開始される。

 人民議会は、ムバラク政権与党が議席をほぼ独占していたが、今回の改選で、自由公正党や超保守的イスラム政党「ヌール党」などを合わせイスラム政党が議席の7割以上を獲得した。

(2012年1月23日20時00分 読売新聞)

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE81K01Q20120123
エジプト選挙でイスラム勢力が圧勝、新憲法制定へ本格始動
2012年 01月 23日 09:28 JST
[カイロ 21日 ロイター] エジプト選挙管理委員会は21日、ムバラク前大統領の退陣後初めて行われた議会選挙の最終結果を発表し、イスラム政党が議席の約3分の2を獲得する大勝を収めた。23日には議会が初招集され、新憲法制定に向けて本格的に動き出すことになる。
エジプトの議会選挙は、全議席の3分の2が比例代表制、残りの3分の1は各選挙区から選ばれる。選挙管理委員会によれば、比例代表制で選ばれる議席のうち、FJPが38%、イスラム保守派の「ヌール党」が29%を獲得した。

穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の「自由公正党(FJP)」は、全498議席のうち47%以上を獲得したとしている。

3743チバQ:2012/01/23(月) 21:33:29
>>3711
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120122-OYT1T00430.htm
ナイジェリア第2の都市でテロ、178人死亡
 【ヨハネスブルク=中西賢司】ナイジェリア北部、国内第2の都市カノで20日相次ぎ発生した爆弾や銃撃によるテロ攻撃で、ロイター通信は21日、病院関係者の話として死者が178人に達したと伝えた。


 攻撃されたのは警察本部など8か所で、イスラム過激派武装勢力ボコ・ハラムが犯行声明を出している。17日に警察の拘束下から逃走したボコ・ハラム指導者の一人が攻撃を首謀していた疑いがあるという。

 アフガニスタンの旧支配勢力タリバンの影響を受けたボコ・ハラム(地元言語で「西洋教育は罪」)は、政府が進める民主化に反発し、厳格なイスラム化政策を訴えて2003年ごろに結成された。09年に軍により制圧されたが、キリスト教徒のジョナサン大統領が就任した10年から再び活動が活発化していた。ナイジェリア北部が拠点だが、最近は中部へと攻撃の範囲を広げている。

(2012年1月22日22時43分 読売新聞)

3744チバQ:2012/01/24(火) 21:20:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120124-00000020-jij-int
カダフィ派、拠点の町奪還か=国民評議会派と衝突―リビア
時事通信 1月24日(火)6時1分配信

 【カイロ時事】リビアの首都トリポリ南東のバニワリドで23日、暫定統治する国民評議会傘下の民兵勢力と元最高指導者カダフィ大佐派が衝突し、ロイター通信が伝えた目撃情報では、カダフィ派が町を掌握した。事実なら、大佐の死亡を受けた昨年10月の全土解放後、カダフィ派が拠点の町を奪還した初のケースとなる。
 衝突は、国民評議会側の勢力がカダフィ支持派を逮捕したのをきっかけに起き、4人が死亡、20人が負傷した。カダフィ派は町の中心部を支配し、緑色の旧国旗を掲げているという。

3745チバQ:2012/01/24(火) 21:21:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120124-00000091-san-int
プーチン氏、また寄稿 「地域政党は認められない」 民族主義台頭に警戒感
産経新聞 1月24日(火)7時55分配信

 【モスクワ=遠藤良介】3月4日のロシア大統領選に立候補しているプーチン首相(前大統領)は23日付の中央紙「独立新聞」に論文を寄稿し、世界有数の多民族国家であるロシアで民族間関係が悪化、ロシア民族主義が高揚している現状に強い警戒感を示した。プーチン氏は、民族主義は地域の「分離主義」につながって国家の根幹を揺るがせかねないとし、政治制度の改革は進めるものの、「地域政党の結成は認められない」とも記している。

 プーチン氏は新聞への寄稿で“選挙運動”を進める方針とみられ、最近も政権派のイズベスチヤ紙に論文を発表したばかりだ。

 首相は今回の論文で、ロシア人とロシア文化がロシアの「軸」であるとし、ロシア語や文学、ロシア史の教育を重視すべきだと強調。ただ、ロシア・旧ソ連は歴史的に多民族国家であり、ロシア人の「民族国家」を創ろうとするのは「ロシア人とロシア国家を滅ぼす最短ルートだ」と民族主義を批判した。

 政権は昨年末の大規模な反政権デモを受け、政党登録の要件緩和や地方首長選挙の復活を柱とした政治改革を行う方針。これに関して首相は「地域政党の結成だけは民族共和国においても認められない」とし、「それは分離主義に直結する」とくぎを刺した。

 ロシアでは20年前のソ連崩壊で「諸民族は平等」とするイデオロギーが消失、モスクワなど大都市部には旧ソ連の近隣諸国やロシアの地方部から外国人や少数民族の労働者が流入し、民族・宗教上のあつれきが強まっている。

 プーチン氏が今回の論文を発表したのは、こうした状況に反発するロシア民族主義が、反政権運動とも呼応して台頭していることへの危機感からだ。

 モスクワのクレムリン前では2010年12月、民族主義のサッカーファンら最大1万人が暴徒化して政権を驚愕(きょうがく)させた。反政権運動の立役者で「将来の大統領候補」との呼び声も高い人気ブロガー、ナワリヌイ氏はチェチェン共和国など北カフカス地方を敵視する民族主義的な発言でも支持を得ている。

 プーチン氏は、民族主義がロシアの解体につながりかねないとの懸念をにじませる一方、民族関係を担当する国家機構の創設▽不法就労者の取り締まり強化▽外国人労働者へのロシア語試験の義務化−といった対応策を論文に盛り込んだ。

3746チバQ:2012/01/24(火) 21:28:46
>>3742
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120124/mds12012421230007-n1.htm
大統領選、波乱含み
2012.1.24 21:21

エルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長(AP)
 【カイロ=大内清】6月末までに行われる予定のエジプト大統領選は民政移管の最大のゴールだ。しかし、最近、出馬に意欲を示していた国際原子力機関(IAEA)前事務局長エルバラダイ氏が不出馬を表明、波紋を広げている。

 今月14日、エルバラダイ氏は、報道向け声明で、エジプトは現在も「旧体制」によって支配されている、との持論を展開。現状のままでは、新大統領に権限が移されても、実質的に軍部が権力を握る従来の統治構造に変化はないだろう、と暫定統治を担う軍最高評議会を強く批判した。

 外交官出身で海外暮らしが長い同氏は、エジプト国内に強固な基盤を持っておらず、大統領選での勝利は難しいとみられていた。ただ、その抜群の知名度から、氏の発言は一定の影響力を持つとみられる。

 エルバラダイ氏が、軍主導の民主化プロセスを拒絶する形で選挙から撤退したことで、他の立候補予定者からは「反軍政デモが活性化するかもしれない」といった指摘が出ている。

 一方、大統領選には、軍出身でムバラク前政権で最後の首相となったアハマド・シャフィク氏も意欲を示している。正式な出馬表明はしていないものの、すでに支持組織とともに各地で政治集会を開いている。

 同氏は軍と関係が深いだけに、政情安定を望む財界人らの支持を得る可能性がある。半面、軍の影響力排除を狙う民主化勢力は反発するとみられ、選挙の混乱要因ともなりかねない。

3747チバQ:2012/01/24(火) 21:29:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120124/mds12012421190006-n1.htm
民主化勢力、民衆と乖離
2012.1.24 21:17 (1/2ページ)

23日、カイロで始まったエジプト人民会議では、初日から居眠りしたり、携帯電話に目をやるイスラム政党議員の姿も見られた(ロイター)
 【カイロ=大内清】エジプトは25日、昨年2月にムバラク前政権を崩壊に追い込んだ大規模な反政府デモの発生から1年を迎える。政変後初の選挙で選ばれた人民議会(下院)が開会する中、デモの火付け役となった民主化勢力は、疲弊する経済に不満を募らせる民衆から孤立し始めている。

 「革命は終わっていない。政治から軍を追い出して古い体制を一掃するまで闘い続けるんだ」

 昨年1〜2月の反政府デモで連日、数万人のデモ隊で埋め尽くされた首都カイロ中心部のタハリール広場。テントの中で仲間との議論に明け暮れる大学生のボラ・リヤドさん(20)は、こう力を込めた。

 約1年後の今、同じ場所には、デモというよりは、たむろしているという表現がふさわしい若者ら数百人が、暫定統治を担う軍最高評議会に即時の民政移管を求めて座り込みを続ける。

 今も続く反軍政キャンペーンには、昨年1〜2月のデモ動員に大きな役割を果たした民主化グループ「4月6日運動」も参加。非常事態令の解除▽民間人への軍事法廷の適用禁止▽旧政権高官の裁判迅速化−などを主張する。

 「国民が圧力をかけ続けなくては何も変わらない。声を上げることが大事なんだ」。創設者の一人、アハマド・マーヘル氏はこう訴えるが、デモ隊は昨年後半以降、治安当局との衝突を繰り返し、ときには暴徒化した。衝突をゲーム感覚で楽しむためにデモに参加する若者も少なくない。

 そんな彼らを見る市民の目からは今や、かつてのような称賛の色は消えた。

 エジプトでは2月の政変後もインフレ率約10%の物価高騰が続き、失業率は高止まりしたまま。政情不安と治安悪化の影響で、主要な外貨収入源である外国人観光客も激減し、経済はますます疲弊している。デモは生活にマイナスという市民の声も少なくない。

 タクシー運転手の男性は「デモ隊が暴れると仕事が減る。はっきり言って迷惑だ」と吐き捨てる。「デモが呼びかけられていると危険で交通もマヒするので、仕事にも行けない」とタハリール広場近くに勤務する30代の女性は漏らす。共働きが一般的なエジプトの家庭には大きな痛手だ。

 「急速な変革」を目指す民主化勢力と、「暮らしの安定」を望む市民。両者の距離は、デモ隊と治安当局との衝突が続き、混乱が長引くにつれて開いている。

 人民議会が招集された今月23日、カイロ中心部の同議会周辺では、数百メートル離れたタハリール広場とは対照的に、各党の支持者ら数千人が集まり、議会選の成功を祝った。曲がりなりにも民主的な選挙が実現し、軍部主導の民主化プロセスが進む中、先鋭的な民主化グループは、ますます求心力を失いつつある。

3748チバQ:2012/01/24(火) 21:30:30
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012012400513
軍統治めぐり世論分裂=改革派は退陣要求−エジプト民主化デモ1年
 【カイロ時事】エジプトのムバラク独裁政権を打倒した民主化要求デモ開始から丸1年を迎える25日、その中心となった首都カイロの「革命の聖地」タハリール広場などで、記念行事やデモが行われる。政変に伴う経済や治安の悪化を嫌う国民は、暫定統治する軍最高評議会の民政移管を見守る立場だが、軍の「独裁」を批判する改革派は、軍による統治の即時終結を主張。世論は分裂している。
 昨年11月から今年1月まで実施された人民議会選挙を受け、今後、民主国家の基礎となる新憲法制定手続きが本格化し、6月までに大統領選が行われる予定。経済状況の悪化などで国民の忍耐は続くが、民主国家建設は短期間には実現しないとの声も多い。
 軍は25日には航空機の低空編隊飛行などで祝賀ムードを盛り上げる一方、「逸脱行為には断固対応する」(軍幹部)と警告。ただ、デモ隊との衝突は避けて、政府関連施設の警備に徹する方針を示している。
 だが、軍批判は根強い。前政権崩壊後のデモ隊と治安部隊の衝突で市民約100人が死亡したほか、1万2000人近くが軍事裁判所で裁かれた。歴代政権の屋台骨となってきた軍は、全面的な民政移管に応じないのではないかとの疑念も強まっている。(2012/01/24-14:22

3749チバQ:2012/01/24(火) 21:31:08
http://www.afpbb.com/article/politics/2852855/8354916
民政移行へ、人民議会を初招集 エジプト
2012年01月24日 09:05 発信地:カイロ/エジプト

【1月24日 AFP】エジプトで23日、ホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)政権の崩壊を導いた民衆蜂起後初めて、選挙で選ばれた人民議会(下院、公選議席498)が招集された。

 これまでの人民議会はムバラク政権与党が議席をほぼ独占していたが、新たな議会ではイスラム系の2大政党が議席の4分の3近くを獲得、政治の中心舞台に躍り出た。

 初議会では、選挙で第1党となった穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)」系の「自由公正党(Freedom and Justice Party)」のカタトニ(Saad al-Katatni)幹事長を議長に選出し、副議長には厳格なイスラム原理主義を掲げる「ヌール党(Al-Nur)」とリベラル政党のワフド党(Wafd Party)から各1人を選んだ。

 カタトニ新議長は、「われわれは新しいエジプト、憲法に基づき民主的で現代的なエジプトを建設したい」と述べた。

 国民の多くは、新しい人民議会を民政移行の最初の印ととらえている。(c)AFP/Jailan Zayan

3750チバQ:2012/01/24(火) 21:49:32
http://www.asahi.com/international/update/0124/TKY201201240455.html
2012年1月24日18時34分
アフガン最多3万人亡命 11年、タリバーン政権崩壊後関連トピックスイランタリバーン
 アフガニスタンから外国に逃れて亡命を希望した難民が2011年、タリバーン政権が崩壊した01年以降で最も多かったことが、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のまとめでわかった。国際治安支援部隊(ISAF)からアフガン側へと治安維持の権限移譲が終わる14年末以降に、アフガン人の多くが不安を抱いているようだ。

 UNHCRによると、3万407人のアフガン難民が、昨年1〜11月に政治亡命を申請した。前年の同時期と比べて25%増え、4年前の3倍に当たるという。一方でアフガンに戻る難民は10年の約6万人から半減した。

 アフガンの人口は約2900万人と推定される。国連によると、そのうち300万人以上が隣国のイランやパキスタンなど国外で暮らしているという。(イスラマバード=中野渉)

3751名無しさん:2012/01/25(水) 15:55:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120125-00000062-reut-int
サルコジ大統領が選挙敗北の可能性に言及、落選なら政界引退も
ロイター 1月25日(水)12時2分配信

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1月24日、今春の仏大統領選で再選を目指すサルコジ仏大統領が、選挙で権力の座から追われる危機に直面していると認める発言を行ったことが明らかになった(2012年 ロイター/Jean-Paul Pelissier)

[パリ 24日 ロイター] 今春の仏大統領選で再選を目指すサルコジ仏大統領が、選挙で権力の座から追われる危機に直面していると認める発言を行ったことが明らかになった。

複数の地元メディアが24日、大統領が前週末に仏領ギアナを訪問した際に、側近と同行記者団を前にオフレコで行った「とにかく私は瀬戸際に立っている。人生で初めて、キャリア終了の危機に直面している」との発言を報道した。

強気な言動で知られるサルコジ氏だが、4月22日と5月6日の2段階で実施される大統領選でもし敗北すれば、政治をやめて1週間のうち4日が休みという静かな生活に入るだろうと語った。

日刊紙のルモンドとフィガロによると、同氏は「どちらにせよ、私は生活を完全に変えるだろう。皆さんはもう私の動静について聞くこともなくなるだろう」と述べた。

サルコジ大統領の支持率は大統領選を控えて低迷しており、世論調査でも数カ月にわたって最大野党の社会党公認のフランソワ・オランド前第1書記に大きく水をあけられている。

3752名無しさん:2012/01/25(水) 15:56:54
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities2/idJPTK808068920120123?rpc=123
フランス大統領選、極右ルペン氏の支持率が上昇=世論調査
2012年 01月 23日 12:37 JST

 [パリ 20日 ロイター] 大統領選まで100日を切ったフランスの世論調査で、極右国民戦線(FN)のルペン党首が支持率を伸ばしている。

 失業率の上昇、国債のトリプルAからの格下げでサルコジ大統領の支持率が低迷する中、ルペン党首の反欧州的発言が支持を集めている。

 19日にIFOPが発表した世論調査では、4月22日の第1回投票におけるルペン党首の支持率は21%で、サルコジ大統領を2%ポイント下回っただけだった。

 アナリストは調査について、ルペン党首とその主張が支持を広げ、上位のオランド氏(社会党)とサルコジ大統領の支持率を奪うという大きなトレンドと一致しているとみている。

 選挙は4月22日に第1回投票が行われ、ここで過半数を獲得する候補がいなければ、5月6日に上位2人による決選投票が行われる。第1回投票でサルコジ大統領が敗北すれば、1958年の第5共和制成立以来初めて、現職大統領が第1回投票で敗北するケースとなる。

3753名無しさん:2012/01/25(水) 15:58:22
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK805980820120117?rpc=123
仏大統領選、中道派バイル氏の支持率が急上昇 投票予定では社会党オランド氏が首位=世論調査
2012年 01月 17日 15:57 JST

 [パリ 16日 ロイター] 16日に発表された仏大統領選に関する最新の世論調査で、元国民教育相で中道派の民主運動党を率いるフランソワ・バイル氏の支持率が急上昇し、56%とトップに躍り出たことが明らかになった。ただし同氏は、投票予定者の調査では4位にとどまっている。

 調査はイプソスが仏週刊誌パリ・マッチの委託により、有権者948人を対象に今月13─14日に実施。バイル氏の支持率は5カ月間で20ポイント上昇した。

 一方、IFOPによる16日の投票予定者調査では、野党社会党のフランソワ・オランド氏が28.5%でトップ、現職で与党国民運動連合を率いるニコラ・サルコジ氏が25%で2位、極右国民戦線のルペン氏が20%で3位、バイル氏は12.5%で4位だった。

3754チバQ:2012/01/25(水) 21:36:44
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012012500526
戦力限定的な「自由シリア軍」=造反兵中心、市民も参加−反体制派
 【カイロ時事】民主化要求デモ弾圧を続けるシリアのアサド政権に武力で抵抗する反体制武装組織「自由シリア軍」は、限定的な戦闘力しか保持していないとみられることが、反体制派や同軍メンバーへの取材で分かった。
 証言したのは、中西部ホムスに住む反体制活動家ムハンマド氏(25)のほか、電話取材に応じた同地の「サイード」と名乗る自由シリア軍構成員。政府軍と反体制派の「停戦」が伝えられた西部ザバダニの反体制活動家も同様の見解を示した。
 ムハンマド氏によると、ホムスの自由シリア軍メンバーは5000人前後。シリア軍から造反した兵士が中心で民間人も参加している。同氏は、アサド政権が自由シリア軍を「武装した犯罪集団」や「テロリスト」とみなしていることについて、事実ではないと語った。
 サイード氏は「武器は自動小銃を中心に、ロケット弾や対戦車砲がある程度で、自衛的な戦闘能力しかない」と述べた。銃弾や武器は、レバノンなど国外から密輸しているほか、軍関係者の横流し品を調達している。(2012/01/25-14:26)

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3755チバQ:2012/01/25(水) 21:46:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120125/erp12012518390004-n1.htm
リベラル候補を書類不備で排除、5人の争いに プーチン氏、第1回投票で当選狙う
2012.1.25 18:37 (1/2ページ)
 【モスクワ=遠藤良介】ロシア中央選管は25日までに、3月4日の大統領選に“自薦”で出馬を表明しているリベラル政党「ヤブロコ」のヤブリンスキー党首ら2人が提出した書類に不備があったとし、立候補者登録が却下されるとの見通しを明らかにした。ロシア第3の富豪でリベラル右派のプロホロフ氏は登録を認められるとみられ、大統領選はプーチン首相ら4候補と合わせ5人の争いになる運びとなった。

 ロシア大統領選では、下院に議席を持つ政党の代表者がほぼ自動的に立候補を認められるのに対し、それ以外の出馬希望者は“自薦候補”として200万人分の推薦者署名簿の提出を求められる。

 中央選管は、ヤブリンスキー氏の署名簿を部分抽出したところ許容範囲の5%を超える25%の無効署名があったと発表。プロホロフ氏の無効署名率は4%台だったとしている。

 大統領選では、与党「統一ロシア」党首のプーチン首相(前大統領)▽共産党のジュガーノフ党首▽極右・自民党のジリノフスキー党首▽左派「公正ロシア」のミロノフ党首−がすでに候補者登録されている。ここに投資ファンド創業者のプロホロフ氏が政界の“新顔”として加わる形だ。

 プーチン氏の当選が確実視されているものの、第1回投票で過半数を得票できなかった場合には決選投票が行われる。このため、ヤブリンスキー氏の登録拒否は、票の分散を防ぎ、プーチン氏が第1回投票で十分な得票を確保するための方策だとみられている。

 というのも大統領選法の規定する「200万人の署名」を約1カ月半で集めるのは「全ての候補者に等しく不可能」(政治評論家)とされる。新聞報道によると、署名簿の体裁をつくるために住民名簿を買い取って内容を書き写したり、金で署名を買ったりすることが横行している。

 また、プロホロフ氏については政権から出馬の承認を得ているとの観測が根強い。政権はモスクワなど都市部で反政権機運が高まっているのに対応し、氏をリベラル批判票の受け皿と考えているもようだ。

3756チバQ:2012/01/26(木) 12:09:05
http://mainichi.jp/select/world/news/20120126k0000m030113000c.html
ロシア大統領選:プーチン氏を4氏追う

ロシア大統領候補の支持率(%) 【モスクワ田中洋之】3月4日投票のロシア大統領選は、返り咲きを狙うプーチン首相ら計5人の争いになることが25日、固まった。現状ではプーチン氏が他の候補を引き離しているが、第1回投票で当選できるかが焦点となっている。

 ◇第1回での当選が焦点に
 メドベージェフ大統領の任期満了に伴う次期大統領選で、ロシア中央選挙管理委員会はこれまでに、下院に議席を持つ4政党から▽与党「統一ロシア」党首のプーチン首相▽共産党のジュガーノフ党首▽極右・自由民主党のジリノフスキー党首▽左派系「公正ロシア」のミロノフ党首−−の立候補を受理した。

 このほかに下院に議席を持たない政党や無所属から3人が、出馬に必要な有権者200万人以上の署名を集めて選管に提出。このうち選管は審査の結果、25日に富豪のプロホロフ氏の立候補を承認した。一方、改革派政党ヤブロコのヤブリンスキー前代表とイルクーツク州のメゼンツェフ知事については、署名に不備があったとして立候補が却下される見通し。過去2回の大統領選に出馬したヤブリンスキー氏の陣営は「プーチン氏を第1回投票で当選させるための政治的な決定だ」と“立候補排除”に反発している。

 ロシアの「世論基金」が今月14、15日に実施した全国調査によると、大統領候補の支持率でプーチン氏は45%と首位だった。ジュガーノフ、ジリノフスキー両氏の支持率は10%前半にとどまり、ミロノフ、プロホロフ両氏も伸び悩んでいる。

 ただ、プーチン氏が第1回投票で当選に必要な過半数を得票できるか微妙な情勢にある。陣営は「決選投票となれば当選しても政権が不安定化する」として、1回目での勝利に向け組織の引き締めを強めている。

 野党支持者らは、下院選不正疑惑をめぐる3回目の大規模抗議行動を2月4日に計画し、盛り上がり次第ではプーチン氏の戦略に打撃を与えそうだ。

毎日新聞 2012年1月26日 0時35分(最終更新 1月26日 1時01分)

3757チバQ:2012/01/27(金) 12:38:53
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/01/27/20120127ddm007030089000c.html
イラン核問題:米欧の原油禁輸制裁…物価上昇 アフガン難民、苦境 イランから帰国相次ぐ
 核開発問題を巡り、米国に続いて欧州連合もイラン産原油禁輸の新たな制裁に動く中、イランで暮らすアフガニスタン難民が苦境にあえいでいる。従来の制裁によるイラン経済の疲弊で、物価が上昇し、仕事が激減。外貨減少の影響を先取りし、現地通貨リヤルも暴落した。生活環境悪化で、治安が完全に回復しない母国にやむなく帰る難民が相次いでいる。米欧諸国は「制裁はイランの政策転換を促すため」としているが、しわ寄せは真っ先にイラン社会の底辺で暮らす難民に向かう。【テヘラン鵜塚健】

 イラン国内には現在、250万人以上(不法難民含む)のアフガン難民が暮らす。アフガンには1979年に旧ソ連が侵攻。96年にイスラム原理主義組織タリバンが実効支配し、01年に米軍が侵攻した。国が混乱するたび、大量の難民がイランとパキスタンに流れた。イランでは、建設や清掃など低賃金労働に就いている。

 テヘラン北部の山間ファラザード地区。アフガン難民の粗末な住宅が密集し、数千人が暮らしている。アフマディさん(30)は10年前、治安悪化を受けてアフガン西部ヘラートからテヘランに逃れた。塗装業で、妻と3人の子供の生活を支えてきた。

 イラン政府はイスラム革命(79年)以降、多額の補助金を出して電気や水道、食料品の価格を下げてきたため、生活費は安く、難民にとって生活しやすい国だった。

 しかし、近年続く経済制裁でイラン財政が悪化。10年12月には巨額の補助金が削減され、物価は急上昇。イラン国民に出される給付金も、難民は対象外となり、生活が困窮した。アフマディさんの仕事も減り、月収は約300万リヤル(約2万円)で「家賃、電気、食費すべてがはね上がり、肉が買えるのは月に1、2回」と話した。

 米欧による原油禁輸制裁で外貨不足が懸念され、イランの富裕層は金やドルの購入に走り、昨年末以降、通貨リヤルが対米ドルで急落。アフマディさんが将来、故郷での再出発のためにためたわずかな貯金は大幅に目減りした。イランの生活に希望が持てず、治安が悪くても生活費がより安い母国に今夏帰国することを決めた。

 昨年は前年の2倍以上の約2万人(推計)のアフガン難民がイランから帰国。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)イラン事務所は「治安が悪い中での帰国者増加は手放しで喜べない」と話す。

 アフマディさんは「イラン政府には子供の教育などで長年助けてもらい感謝している。米政府は母国を混乱させたうえ、イランで暮らす私たちを経済制裁でさらに苦しめた。核開発問題? 私たちは何もわからないさ」と語った。

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 ■ことば

 ◇イランのアフガニスタン難民
 国連によると、イランはパキスタンに次ぐ世界2位の難民受け入れ国。イラン内務省の統計では正式登録されたアフガン難民は102万人。イラン政府は現在、新たな難民受け入れを中止しているが、流入は続き、不法難民は推計150万〜200万人。大半は都市部に居住。登録難民は基本的な医療、教育の提供を受けている。不法難民の大半も滞在は黙認されている。

毎日新聞 2012年1月27日 東京朝刊

3758チバQ:2012/01/27(金) 12:41:01
http://mainichi.jp/select/world/news/20120127k0000e030175000c.html
シリア:離反兵士、首都で攻勢 アラブ連盟、仲介案提示へ
 【カイロ和田浩明】アサド政権が反体制派の武力弾圧を続けるシリアで、離反兵士団体「自由シリア軍」が首都ダマスカス近郊での作戦を強化し、一部地域を勢力下に置き始めている模様だ。同軍幹部が26日、毎日新聞の電話取材に明らかにした。一方、アラブ連盟のアラビ事務局長は、来週にも国連安全保障理事会でシリアの状況を説明し、アサド氏から副大統領への権限移譲を求める連盟の仲介案を提示する意向を表明した。

 自由シリア軍のマリク・クルディ副司令官によると、離反兵士らはダマスカス近郊のドゥーマやイルビン、ザバダニなどを事実上、勢力下に置いた。首都中心部の北東約10キロのドゥーマでは21日ごろから、軍・治安部隊との衝突が断続的に続いており「シリア軍は何度も奪還を図ったが撃退されている」と語った。3日前から停戦交渉が始まったという。

 ドゥーマ在住の反体制活動家男性アブドルラフマン氏によると、自由シリア軍は市内の約8割を支配下に置いている状況という。26日も軍・治安部隊との銃撃戦が発生した。

 アラブ連盟が派遣した和平監視団とダマスカス近郊のハラスタを訪問したロイター通信記者によると、同行のシリア治安関係者は「安全が保障できない」として一部地域への立ち入りを拒否した。

 一方、アラビ事務局長は、週明けにもカタールのハマド首相兼外相と安保理に出席し、シリア情勢を説明すると発表した。アサド大統領から副大統領への権限移譲▽反体制派も含めた挙国一致内閣の設立▽早期の総選挙と大統領選挙の実施−−を柱としたアラブ連盟仲介案の承認も求める。

 仲介案は21日に連盟外相級会合で決定されたが、シリアのムアレム外相は24日の会見で受け入れを拒否。反体制派を「テロリスト」と決めつけ、「断固とした措置を取る」と弾圧継続を明言した。一方、国営通信によると、アサド政権は連盟和平監視団の滞在期間1カ月延長に同意した。

 安保理では、シリアへの主要武器供給国である常任理事国のロシアや中国がアサド政権の制裁を拒否しており、アラブ連盟案の承認は困難と見られる。

毎日新聞 2012年1月27日 12時15分

3759チバQ:2012/01/27(金) 22:28:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120127/asi12012720410001-n1.htm
首相と野党党首 アボリジニに包囲され脱出 オーストラリア
2012.1.27 20:40
 【シンガポール=青木伸行】オーストラリアのギラード首相と、野党・自由党のアボット党首が、先住民族アボリジニの活動家らに包囲され、“命からがら”脱出する事件があり、先住民族問題の根深さを改めて浮き彫りにしている。

 事件があった26日は、1788年に英国人の移民が初めて入植したことを記念する祝日「オーストラリアの日」。約100人の活動家は、式典が行われていた首都キャンベラのレストランにいた首相らを急襲し、棒や石を手に「人種差別主義者」と叫び、窓ガラスを激しくたたくなどした。

 首相らは警護官とかけつけた約50人の警察官に守られ、必死の形相で包囲網を突破して脱出した。その際、首相の右の靴が脱げ、それとされる靴がネットオークションにかけられた。

 人口約2150万人の1%といわれるアボリジニは、「白豪主義」の下で迫害され、同化政策を強いられた長い歴史がある。26日は、アボリジニにとっては「侵略の日」だ。事件に先立ち、アボット氏が、アボリジニの権利要求と抗議の“拠点”であり、旧連邦議会議事堂前に40年間陣取る「テント大使館」を、撤去すべきと示唆したことが火に油を注いだ。

3760チバQ:2012/01/27(金) 22:28:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120126/asi12012623470003-n1.htm
軍司令官が一時軟禁下に パプア、政治混乱続く恐れ
2012.1.26 23:46
 オーストラリアの公共放送ABCなどによると、パプアニューギニアの首都ポートモレスビーで26日未明、元軍幹部が率いる約30人の兵士らが国軍施設を占拠し、軍司令官を一時軟禁下に置いた。

 同国では昨年来、オニール首相とソマレ前首相の2人が自らを首相と訴え、政治的混乱が続いている。元軍幹部はソマレ氏の命を受け、首相を任命する立場のオギオ総督にソマレ氏を首相と認めるよう要求していた。オニール氏側は間もなく軍を掌握したが、今後も混乱が続く恐れがある。

 同国ではソマレ氏が病気療養などで国外に長期滞在していたため、議会が昨年8月、オニール氏を新首相に選出した。しかし最高裁が同12月、この手続きを違憲と判断。オギオ総督は最終的に議会で多数派のオニール氏を首相と認めたが、ソマレ氏側が反発している。(共同)

3761チバQ:2012/01/28(土) 10:23:50
>>3706
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120128-00000006-cnn-int
パキスタンのムシャラフ前大統領が帰国延期、政界からも距離
CNN.co.jp 1月28日(土)10時3分配信

イスラマバード(CNN) パキスタン前大統領で現在亡命中のムシャラフ氏は、パキスタンの政情が落ち着き、同氏に対する訴訟が解決するまで帰国を延期した。ムシャラフ氏の所属政党、全パキスタン・ムスリム連盟の幹部が27日に明らかにした。

またムシャラフ氏に近い別の情報筋によると、ムシャラフ氏は向こう1年間は帰国せず、政界からも距離を置くという。

ムシャラフ氏は2008年の辞任以降、ロンドンとアラブ首長国連邦(UAE)ドバイで亡命生活を送っているが、同氏は母国パキスタンに帰国し来年の総選挙に出馬する意向を示していた。しかし、パキスタン上院がこのほど、ムシャラフ氏を逮捕しムシャラフ政権下で行われた違憲行為について裁判にかけるよう求める拘束力のない決議を可決したことを受け、全パキスタン・ムスリム連盟は、ムシャラフ氏の帰国計画を見直すとしていた。

連盟の幹部によると、ムシャラフ氏は帰国の延期を拒んだが、党が延期を強く求めたという。また同幹部は、パキスタンの政情が落ち着いたら改めてムシャラフ氏が帰国すべきか否かを決めると付け加えた。

ムシャラフ氏は、07年に起きたブット元首相暗殺への関与を疑われており、国連も10年にムシャラフ政権がブット氏の警護を怠ったとする報告書を発表している。これについてムシャラフ氏は、ブット氏は警察の保護下にあったが、自ら不要な危険を冒したとして、関与を否認している。

3762チバQ:2012/01/29(日) 08:31:52
>>3659
>>3721
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120129/erp12012908190003-n1.htm
カザフ、下院選結果に千人抗議デモ 野党指導者を逮捕
2012.1.29 08:18
 インタファクス通信によると、中央アジア・カザフスタンの商都アルマトイで28日、今月15日の下院選で不正があったと抗議する野党のデモが行われ約千人が参加した。ナザルバエフ大統領の権威主義的統治が続く同国で千人規模の野党デモは異例。

 全国社会民主党のアビロフ共同議長とコサノフ書記長が無許可デモを組織した疑いで逮捕された。アルマトイの地区裁判所は28日、2人にそれぞれ18日間と15日間の拘留を言い渡した。元下院議長のトゥヤクバイ同党共同議長も無許可デモ参加を理由に罰金刑に処せられた。

 下院選では大統領の与党ヌル・オタン党が圧勝。政府と対決姿勢を取る全国社民党は議席を獲得できず、選挙に不正があったと訴えている。

 カザフでは昨年12月、西部の石油都市ジャナオゼンで暴動が起き、同市と周辺で計16人が死亡。現地に非常事態が導入されるなど、政権への不満が拡大している。(共同)

3763チバQ:2012/01/29(日) 08:33:23
>>3519>3523
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012012900019
スロベニア首相にヤンシャ氏=財政安定化が課題
 【ベルリン時事】スロベニア国民議会(下院)は28日、昨年12月の総選挙で第2党となった中道右派・スロベニア民主党を率いるヤネス・ヤンシャ前首相(53)を首相に選出した。
 同国は失業率が12%に達するなど、深刻な経済危機に陥っている。ヤンシャ氏は「国家財政の安定化と雇用創出が最優先課題だ」と語った。(2012/01/29-07:24)

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3764チバQ:2012/01/29(日) 08:39:18
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120128/t10015612721000.html
セネガル大統領選巡り暴動 死者も
1月28日 23時43分
西アフリカのセネガルで来月行われる大統領選挙に、ワッド大統領が本来憲法で禁じられている3期目を目指して立候補することが認められ、これに激しく抗議するデモ隊と警察が衝突して死者が出る事態となり、混乱が広がっています。

セネガルでは、大統領を3期連続して務めることは憲法で禁止されていますが、ワッド大統領は、来月26日に行われる大統領選挙に3期目を目指して立候補を表明し、憲法評議会は27日、これを認めると決定しました。これに対して首都ダカールでは、若者ら数千人が抗議のデモを繰り広げ、一部が暴徒化して商店などに火を放ちました。デモ隊は、催涙ガスなどを使って鎮圧に乗り出した警察に対して、石を投げたりして激しく抵抗しました。現地のメディアによりますと、この衝突で警察官1人が死亡しました。セネガルの大統領選挙には、アメリカでグラミー賞を受賞した歌手のユッスー・ンドゥールさんも立候補を表明していましたが、憲法評議会はこれを認めませんでした。ンドゥールさんは「今回の決定は法律ではなく、政治的な判断によるものだ」とワッド大統領と憲法評議会を強く批判しており、大統領選挙巡ってさらに混乱が広がることも予想されます。

3765チバQ:2012/01/29(日) 08:54:58
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012012900012
中国丸抱え本部ビル完成=エチオピアにそびえる−AU
 【アディスアベバAFP=時事】エチオピアの首都アディスアベバで28日、中国丸抱えで建設されたアフリカ連合(AU)の本部ビルが完成した。2009年1月から始まった本部ビル建設は、中国が建設費2億ドル(約153億円)を全て負担。内装まで中国が請け負い、全て中国製品で賄われているのが特徴だ。(2012/01/29-05:41)

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3766チバQ:2012/01/30(月) 00:51:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120130/mds12013000420000-n1.htm
南スーダンが石油生産停止 隣国の差し押さえに対抗
2012.1.30 00:41
 昨年7月にスーダンから分離独立した南スーダンの政府当局者は29日、同国の石油生産が同日、完全に停止したと述べた。ロイター通信が伝えた。輸送パイプラインの使用料が支払われていないとして、スーダンが南スーダン産の石油を差し押さえたことへの対抗措置。

 政府当局者は、係争地の油田地帯アビエイ地区などについて両国が合意しない限り、石油生産を再開しないとも述べた。

 南スーダンは、石油輸出にはスーダンを通る既存のパイプラインを使用する必要があるが、両国は使用料をめぐり対立中。南スーダンの石油生産量は昨年11月の時点で日量約35万バレルだった。

 南スーダンには国連平和維持活動(PKO)のため陸上自衛隊先遣隊が派遣されている。(共同)

3767チバQ:2012/01/30(月) 12:41:28
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/01/29/20120129ddm007030175000c.html
シリア:和平監視団、活動凍結 極度の治安悪化で
 【カイロ和田浩明】シリアに和平監視団を派遣しているアラブ連盟は28日、治安情勢が極度に悪化していることを理由に、和平監視団の活動を凍結したと発表した。アラビ事務局長は声明で、アサド政権が武力弾圧を強化し「連盟が提示した和平案の義務に完全に違反している」と厳しく批判した。監視団の活動は2月下旬までだったが、連盟の協議で再検討するといい、弾圧抑制で具体的成果がないまま引き揚げになる可能性も出てきた。

 ◇反体制派「3日で111人死亡」
 反体制派団体「地域調整委員会」などによると、武力弾圧や当局と離反兵士集団の衝突は28日も続き、この日までの3日間で少なくとも111人が死亡したという。

 シリアの首都ダマスカスの監視団現地本部幹部によると、団員は現在約100人。24日には、弾圧継続に反発したサウジアラビアなどペルシャ湾岸諸国が約50人の団員を引き揚げたばかりだ。

 監視団は昨年12月下旬に派遣されたが、その後も暴力行為は収まらず、派遣後だけで370人以上が死亡したとする反体制派団体もある。昨年3月に中東の民主化運動「アラブの春」の影響で騒乱が本格化して以来の死者は、国連推計で約5400人に達している。

 地域調整委員会によると、この数日の弾圧や衝突は、中部ホムス、ハマ両県や北部イドリブ県で激化。戦域は離反兵士団体「自由シリア軍」の活動が活発なダマスカス近郊にまで及んでいる。

 ホムス県の20代の反体制派男性は毎日新聞の電話取材に対し、26日夜にホムス市の複数地点を当局側が攻撃し、東部カルム・ザイトゥン地区では「子ども7人を含む一家10人が死亡した」と証言した。男性によると「負傷者も多いが軍・治安部隊が展開しており、病院にいけない」という。

 弾圧強化について、地域調整委員会のアドルビー氏は「国連安全保障理事会でシリア非難決議が採択される前に、反体制派を抑え込もうとしているのではないか」との見方を示した。政権側は「武装テロ集団」が市民や治安要員を殺傷しているとの主張を崩しておらず、暴力が沈静化する見通しはない。

毎日新聞 2012年1月29日 東京朝刊

3768名無しさん:2012/01/30(月) 17:40:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120130-00000057-san-pol
EEZ基点 39離島の名称内定 尖閣周辺「北小島」など
産経新聞 1月30日(月)7時55分配信

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MEEZの基点となる島命名(写真:産経新聞)

 日本の排他的経済水域(EEZ)の基点でありながら名称がなかった39の離島について、政府が個々の名称を内定したことが29日、分かった。沖縄・尖閣諸島周辺の4島は「北小島」「北西小島」などと名付ける。尖閣諸島の領有権を主張する中国の反発は避けられない見通しだが、政府は今年度中に名称を正式決定し、国土地理院の地図などに掲載する。

【フォト】東シナ海・尖閣諸島…空から見張る緊張の海

 39の島のうち尖閣諸島(沖縄県石垣市)の久場島付近の3島を「北西小島」「北小島」「北東小島」とし、大正島付近の1島を「北小島」と名付けた。このほか奥尻島(北海道奥尻町)近くの小島を「トド島」、知床岬(北海道斜里町)北の小島を「エタシペ岩」、日本海の見島(山口県萩市)北の小島を「見島北オオ瀬」−などと名付ける。

 EEZの基点となる離島は全国に99あるが、このうち49島には名称がなかった。政府は昨年5月、地元への聞き取り調査に基づき10島に命名。残る39島についても昨年11月、島が帰属する1都15市町村に名称を決めるよう要請した。

 各自治体は地元漁協や住民から名称を募り、1月下旬までに回答した。政府は地元の意向を尊重し、自治体の回答通りの名称を採用する方針。年度内に国土地理院と海上保安庁が「地名等の統一に関する連絡協議会」で正式決定し、順次地図や海図に掲載する。

 命名された島は平成22年に施行された低潮線保全法などに基づき、人為的な破壊や浸食からの保全措置が求められており、政府は今後必要に応じ、沖ノ鳥島(東京都小笠原村)で行った護岸工事のような浸食防止措置を講じる。

 また、政府は39島とは別に、領海の基点となる小島の実態調査にも本格着手する方針。これらの小島については基点の数が膨大なため、名称の有無や数も正確に把握できていない。

3769チバQ:2012/01/30(月) 21:41:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120130-00000095-jij-int
政府軍が首都近郊奪還=反体制武装組織の拡大警戒―シリア
時事通信 1月30日(月)17時7分配信

 【カイロ時事】シリア政府軍は30日までに、反体制派が支配下に置いた首都ダマスカス近郊で戦車部隊を投入して軍事作戦を強化、一部を奪還した。戦闘は首都から約4キロ付近で展開されたといい、在英の人権団体「シリア人権監視団」のラフマン代表はAFP通信に、昨年3月の反体制運動開始後、首都近郊で最も激しい交戦になったと語った。
 政府軍はここ数日、中西部ホムスや中部ハマなどでも反政府勢力への圧力を強め、29日の死者は約80人に達した。首都北郊の町ランクスも政府軍の激しい砲撃を受けたという。
 造反兵らが結成した反政府武装組織「自由シリア軍」は、首都郊外のドゥーマやハラスタ、サクバ、ジスリーンなどの一部地域を掌握していた。しかし、自由シリア軍の首都進撃を警戒する政府軍の攻勢を受け、潜伏を余儀なくされたもようだ。首都東郊の反体制派はロイター通信に、「自由シリア軍は戦術的な撤退を行った。政権軍が近郊を再占領し、(反体制派らの居場所を)戸別に捜索し、身柄を拘束している」と語った。

3770チバQ:2012/01/30(月) 21:41:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120130-00000510-san-int
緊迫するシリア情勢…米紙「友人」気取るロシア批判
産経新聞 1月30日(月)10時21分配信


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ウォールストリート・ジャーナル(米国)(写真:産経新聞)

 反体制デモへの弾圧を続けるシリアのアサド大統領に対し、アラブ連盟が「退陣」を勧告する決議を採択した。決議がシリアの政権交代に道を開くものになるかどうかについて見方は分かれているが、本格協議の場はすでに同連盟の要請を受けた国連安全保障理事会に移った。米欧はシリアと緊密な関係を維持してきた常任理事国のロシアにも非難を向けており、ロシアの動向が注目されている。

 ■「追い詰められたアサド大統領」/アッシャルクルアウサト(汎アラブ紙)

 汎アラブ紙アッシャルクルアウサトのターリク・ホマイエド編集長は24日付の解説記事で、シリアのバッシャール・アサド大統領は、アラブ連盟から「退陣勧告」決議を突きつけられたことで「瀬戸際に追い詰められた」と論じた。

 記事はまず、同決議が、シリアとの関係が深い隣国レバノンなどを除き、ほぼすべての加盟国から支持された点に注目し、「アサド大統領はいまや孤立している」と強調。これに対してシリア反体制派は最近、アサド政権への強硬姿勢を強めるサウジアラビアの有力王族と会談を持つなど、「(正統な機関として)アラブ諸国からの承認を得つつある」と指摘する。

 反体制派は今年に入り、シリア問題の安保理への提起を主張し始めていたが、記事は、今回のアラブ連盟の決議により「(同問題が)国際問題化するのは不可避となった」と指摘、事態は反体制派の狙い通りに展開しているとみる。

 同編集長は、22日付の記事でもシリア問題を取り上げている。

 それによると、アサド政権から離反した兵士らで作る反体制派武装組織「自由シリア軍」は最近、西部ホムスやザバダニで政府軍への攻勢を強化しており、これらの都市が完全に解放されれば、昨年のリビア内戦で反カダフィ派部隊の拠点となった同国北東部ベンガジと同様の役割を果たす可能性があるという。

 また、こうした中で政権側は兵士のさらなる離反を警戒し、軍に支給する武器・弾薬の量を減らしている、とも指摘。「(アサド大統領にとって)唯一信頼できる部隊は、弟マーヘル氏が指揮する共和国防衛隊第4師団だけ」であり、政権が行き詰まるのは時間の問題だとの見方を示している。(カイロ 大内清)

 ■妥協の産物は希望の光/フィナンシャル・タイムズ・アジア版(英国)

 「アラブ連盟の監視団がシリアに危機への解決策を求めることを期待するのはこれまで非現実的だった」。英紙フィナンシャル・タイムズ(アジア版)は24日付社説の冒頭で同連盟を辛辣(しんらつ)にこき下ろした。「指導力には疑問があり、動機も不明瞭だった」からだという。

 しかし今回、アサド大統領に「秩序ある」退陣を突き付け、安保理への提起を決めたことは「より好ましい」と一定の評価を与えた。

 同胞を殺戮(さつりく)しようとする独裁者が和平案を受け入れる期待からではない。監視団が何とかしてくれるという最後の希望をアサド氏から引きはがし、シリアと関係を維持してきた国々に彼らが持つ責任に向き合わせたからだというのだ。

 今回の決議は、危機を認識する連盟加盟国とアルジェリアなど現状維持を望む国の「不安定な妥協点」にすぎないという。ただ、連盟が安保理の線からそれなければ、圧力を与えることは可能だと指摘する。

 社説は、リビアのように安保理決議が軍事介入をもたらすという「幻想を抱くべきでない」ともクギを刺す。しかし同連盟の制裁は、兵士らの離反などで政権運営に陰りをもたらし「ロシアが安保理の関与を妨げようとすることを、より困難にしている」と評価する。

 そのうえで、「キリスト教徒やドルーズ派といったイスラム教少数派の政治参画を保障するなど、すべきことがある」とシリア国内の反アサド派に結束を促した。宗派間の緊張を巧みに操り「唯一寛大な保証人」を演じることで権力を保持してきたのがアサド氏だったからだ。こうしたアサド氏の「はったり」を指弾することが「圧力を強め、シリアの未来へかすかな希望の光を与える」と同紙は結んでいる。(桜井紀雄)

3771チバQ:2012/01/30(月) 21:41:58
■「友人」気取るロシア批判/ウォールストリート・ジャーナル(米国)

 「バッシャール・アサドは寂しさを感じているが、まだ十分ではない」

 24日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル社説は、アラブ連盟がシリアのアサド大統領に退陣要求を突きつけたことに、ロシアが「友人」を気取っていると切り捨て、国民を弾圧する政権への武器供与にも関与するロシア政府を厳しく批判した。

 社説は過去10カ月で、アサド政権が「5400人以上の人々を殺害し、平和的な抗議活動を事実上の内戦に変えた」と指摘。それでもロシアが国際社会の退陣圧力を無視し、シリア擁護を続けていると断罪する。

 社説によると、ロシアのラブロフ外相は安保理でシリア制裁を議題にすることにも反対を表明し、市民弾圧にも使用されかねない武器供与にも言及した。

 露有力紙コメルサントによると、ロシアはシリアへの軍用機36機売却で合意。ロシアの空母が今月上旬にシリアに寄港し、数トン規模の武器や弾薬をシリアに受け渡したとの報道もある。

 孤立無援と思われた状況での支援は心強い。社説はアラブ連盟の退陣勧告をアサド政権が「内政干渉」と突っぱねたことにも触れ、ロシアの支援が「(アサド政権を)平和的に退陣させることを困難にしている」と批判した。

 また、社説はロシアがシリアに肩入れする理由について「旧ソ連のお気に入りの独裁者」だったアサド大統領の父、ハフェズ・アサド前大統領の存在を挙げ、強権的な政治手法では共通するプーチン露首相が、アサド大統領を「見捨てはしない」と分析する。

 プーチン首相自身、昨年12月、ロシア全土で反政権デモにさらされた際は、欧米諸国の“策謀”と非難。こうした体験がアサド政権への「信義」を生んでいるとの見方も示している。(ワシントン 犬塚陽介)

3772チバQ:2012/01/30(月) 22:57:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120129/asi12012920440000-n1.htm
ピンチ一転、長期政権 パキスタンのザルダリ大統領
2012.1.29 20:42 (1/3ページ)

パキスタンのザルダリ大統領
 【イスラマバード=田北真樹子】軍や最高裁との対立が絶えず、国民からの支持も低いといわれるパキスタンのザルダリ政権が、発足当初の多くの予測に反して長期政権になる可能性が出てきた。ザルダリ大統領の政権維持の秘訣(ひけつ)は何か。

 「2008年9月の大統領就任時、3カ月はもたないと思われていたのに。彼は強運だ」と、政治・軍事アナリストのタラト・マスード氏は驚きを隠さない。

 同国の文民政権は1970年代のズルフィカル・アリ・ブット政権以来、任期を満了したことがない。ときには軍事クーデターの前に倒れ、多くが短命に終わってきた。ザルダリ大統領−ギラニ首相のコンビは政権発足から4年目に突入し、同国では長期政権の域に入っている。

 ザルダリ氏は、2007年12月に暗殺されたベナジル・ブット元首相の夫で、「偶発的に大統領になった」と揶揄(やゆ)される人物だ。ブット首相時代には、夫の立場を利用して賄賂を手にしたとして「ミスター10%」の悪名で呼ばれた。1996年にブット氏が失政や腐敗を追及されて首相の座を追われる直前に汚職容疑などで逮捕され、8年間収監された。

 「ザルダリ氏の強さのカギは現在の下院の勢力にある」と語るのは、主要英字紙ドーンのコラムニスト、シリル・アルメイダ氏。下院は大統領を罷免できるが、ザルダリ氏が長男のビラワル・ブット氏とともに共同総裁を務めるパキスタン人民党(PPP)を中心とする与党勢力は強く、罷免に必要な下院3分の2以上の賛成は得られない状況にある。

 ザルダリ氏は政治的なサバイバル能力も備えている。アルメイダ氏によると、野党の攻撃にも冷静さを崩さず水面下で対応し、同国で繰り返されてきた“恩讐政治”もやらない。アルメイダ氏は、「これらは誰もが知らなかったザルダリ氏の能力」と表現し、その結果、「ザルダリ氏は物事を動かすのに必要な51%の支持を獲得することができる」と話す。

 一方、マスード氏は、「ザルダリ氏は敵の強みと弱みを見抜き、相手に先んじて動くことができる」と分析する。例えば、軍についてザルダリ氏は(1)国際社会は軍政を受け入れない(2)軍は武装勢力との戦いで手いっぱい(3)最大野党は軍による政権転覆を支持しない−という“弱み”を把握している。その上で、軍を試す挑発的な発言を行い、軍が反発すれば一歩退き、また挑発を繰り返して、「軍とうまく対峙(たいじ)してきた」(マスード氏)という。

 そんなザルダリ氏がいま最も気をもんでいるのが、最高裁がザルダリ氏の過去の汚職事件の審理再開手続きを進めるよう政権に要請していることだ。「現職大統領には免責特権がある」と、これを拒否するギラニ首相が有罪判決受け、失職する可能性もある。だが、マスード氏は「どう転がっても政権が倒れることはないだろう」とみる。

 「初の政権の任期全うと、次期総選挙での再勝利を目指している」(アルメイダ氏)とされるザルダリ氏。3月の上院選はPPPの勝利が有力視されており、勝利すれば、仮に年内の実施が噂される解散・総選挙があっても政権にとって追い風となる。ただ、「パキスタンは不可解なことが起きる国」(アルメイダ氏)。長期政権の見通しを覆す事態が起こる可能性も排除できない。ザルダリ氏の「強運」が引き続き試されることになりそうだ。

3773チバQ:2012/01/30(月) 22:58:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120117/asi12011708090000-n1.htm
パキスタン クーデターの悪夢は繰り返されるのか
2012.1.17 08:08 (1/2ページ)

12日、パキスタン東部のラホールで、与党のパキスタン人民党議会派を支持する集会に参加する女性ら(AP)
 文民政権と軍の対立が深まっているパキスタンで、この国の悪癖ともいうべき軍事クーデターの再発を危ぶむ声が上がりだした。対テロ戦の最前線であり、核武装するパキスタンの安定は極めて重要だ。クーデターによりパキスタン情勢が複雑化すれば地域を危険に陥れ、テロリストに付け入る隙を与えることにもなりかねない。欧米主要紙は、クーデターの可能性は高くないとみているものの、文民政権を次期総選挙まで継続させるべきだと危機感をあらわにしている。

 対立の発端は、軍のクーデターを恐れたアシフ・アリ・ザルダリ大統領(56)が、米軍の協力を求める「極秘メモ」をフサイン・ハッカニ駐米大使(当時)を通じ、米国に送ったとされる疑惑だ。

 最高裁は特別委員会を設置して疑惑追及を進めており、軍は調査を支持する陳述書を提出した。最高裁はこれとは別に、ザルダリ氏が罪に問われている汚職事件の審理再開のための手続きを進めるよう政権側に要求している。

 政権と軍の対決の構図に最高裁がからみ、「パキスタンの文民政府は大抵短命で、軍事クーデターによって見捨てられてきた。この悲惨なパターンが、軍と最高裁の圧力が高まる中、繰り返される恐れがある」(12日付の米紙ニューヨーク・タイムズ=NYT、社説)。

 ただし、その可能性はというと「想像もできないというほどではないが、起こりそうにはない」(13日付の英紙フィナンシャル・タイムズ=FT、社説)との見方が大半だ。「パキスタン経済はひどい苦境に陥っており、昨年はエネルギー不足と暴動が発生した。軍はすでに責任を持ってジハード(聖戦)を掲げるイスラム武装勢力と戦っており、上級の将軍らは憲法違反の動きには関心がないと主張している」(FT)からだ。

 渦中のハッカニ氏はというと、すでに大使を解任され、最高裁の調査を受けている。12日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)電子版によれば、「解任によって、この問題は終わったと考えられていると軍や政府の高官は話している」という。

 今後について、WSJは、「政権は国家の経済や安全保障問題を解決するよりも政治論争に奮闘しながら、よろめいていく」と推測する。次期総選挙は来年3月までに行われ、「政府がそれまで持ちこたえれば、パキスタン史上初めて任期を満了した文民政府となる」と期待している。

 一方、ザルダリ氏は夫人のベナジル・ブット元首相が暗殺され、大統領の座についた人物だ。しかし、元はといえば汚職にまみれ、その賄賂の受け取り方から「ミスター10%」と侮蔑され、国民からの信頼は低い。

 NYTは、「あらゆる努力をもって投票を行わなければならない。そして、より有能な文民政権に政治が引き継がれることを人々は願っている」と指摘している

3775とはずがたり:2012/01/31(火) 01:05:00
フランスではあっさり上がるのかな?

サルコジ大統領、付加価値税の増税を表明
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20120130-567-OYT1T00367.html
2012年1月30日(月)13:54

 【パリ=三井美奈】フランスのサルコジ大統領は29日、地元テレビとのインタビューで、同国の付加価値税(VAT、日本の消費税に相当)の標準税率を今年10月から、1・6ポイント引き上げて21・2%とする方針を発表した。

 また、8月には0・1%の税率で金融取引税を導入すると表明した。

 仏のVAT標準税率は現在、19・6%。今月から5・5%から7%に引き上げられた食料品などに適用される軽減税率については、そのまま据え置かれる。

 大統領はVAT増税で得た税収を企業の社会保障費負担軽減にあて、労働コスト引き下げを図る考えを示した。計画では、VAT増税による130億ユーロ(1兆3000億円)の増収分を「家族手当」の企業負担引き下げに充てる。高負担が企業の国外流出を招いているとの認識からで、「国内産業は空洞化しつつある。(VAT増税は)これを食い止める唯一の確かな方法だ」と訴えた。大統領はさらに、「雇用を守り、尊重しなければならない」と述べ、増税が企業の雇用維持に寄与すると強調した。

3776チバQ:2012/01/31(火) 12:34:11
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/01/31/20120131ddm007030142000c.html
ケニア:閣僚公判に動揺 大統領選候補も対象 内政対立の火種に−−国際刑事裁
 【ヨハネスブルク高尾具成、ブリュッセル斎藤義彦】07〜08年のケニア暴動を巡り、国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)が23日、「人道に対する罪」でケニア現職閣僚ら4人の公判開始を決め、次期大統領選を控えたケニアの国内政治を揺さぶる事態になっている。訴追された4人のうち、年内に予定される大統領選で最有力候補の一人だったケニヤッタ副首相兼財務相は26日、財務相を辞任。副首相職にはとどまり、大統領選出馬の意向を変えていないが、仮に収監される事態になれば出馬できなくなる可能性もあり、苦境に追い込まれている。

 大統領選ではキバキ大統領派のケニヤッタ氏と、元野党指導者で現首相のオディンガ氏が最有力。キバキ大統領派とオディンガ氏支持者は07年の大統領選後に民族対立もからみ衝突、1000人以上が死亡した。ICCは双方の支持者各2人を公判にかけることを決めたが、オディンガ首相本人は罪に問われない。「欧州はオディンガ氏に肩入れした」との反発もあり、新たな対立の火種になる恐れがある。

 ケニヤッタ氏は最大民族キクユ族で、ケニヤッタ初代大統領の息子。金融や観光業で成功し、米誌に「ケニアで最も裕福」と報じられたことがある。同じキバキ大統領派では、公判開始が決まったムタウラ内閣官房長官も26日に辞任した。一方、オディンガ首相派では首相とともに大統領選への立候補を表明しているルト元高等教育・科学技術相の公判開始も決まった。

 ICC側は「紛争解決の21世紀型のモデルだ」(モレノオカンポ主任検察官)と胸を張る。大統領選への影響を問われたモレノオカンポ主任検察官は「だれを選ぶかはケニアの国民が決めること」と内政干渉の意図を否定しているが、ICCが捜査に着手したのはリビアなどアフリカ大陸の国ばかりで、欧州・白人側が訴追を通じてアフリカに“政治指導”していると取られかねない構図がある。

毎日新聞 2012年1月31日 東京朝刊

3777チバQ:2012/01/31(火) 23:06:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120131-00000002-cnn-int
イラク副大統領、宗派対立の再燃を警告 首相への批判強める
CNN.co.jp 1月31日(火)9時33分配信

イラク北部イルビル(CNN) イラク当局に逮捕状を出されて北部クルド人自治区へ逃れているハシミ副大統領は31日までにCNNのインタビューに答え、同国でまもなく宗派対立が再燃し、いったん撤退した米軍が復帰を迫られる可能性があると警告した。

副大統領は「マリキ首相がこの国を宗派対立の危機に陥れている」と主張。その結果、米国は2003年にフセイン政権を倒した後と同様の問題に直面するだろうと述べた。

ハシミ副大統領はイスラム教のスンニ派で、マリキ首相はシーア派。イラクではシーア派が過半数を占める。

副大統領はまた、オバマ米大統領がイラク戦争の終結宣言で同国を「自由で安定した民主主義国家」にすることができたと述べたことを、「どのイラクのことだ。米国が何を誇れるというのか」と批判。イラク情勢によって米国の国益が損なわれる恐れもあると警告し、「イラクの将来は暗い」と断言した。

マリキ首相は「独裁者」になりつつあるのかとの質問には、「軍最高司令官や国防相、内相、国家安全保障相を兼任する首相を、イラクや米国の一般国民は何と呼ぶか」と問い返した。

同国ではシーア派とスンニ派の間で緊張が高まっている。スンニ派と世俗派勢力で構成する議会会派イラキヤは昨年12月、議会のボイコットを表明。その数日後、司法当局が副大統領に、政府関係者を狙ったテロを指示した容疑で逮捕状を出した。イラキヤは29日、ボイコットを取り下げて議会活動を再開すると発表したものの、内閣への参加は停止したままとなっている。

3778チバQ:2012/02/01(水) 20:49:38
http://mainichi.jp/select/world/news/20120202k0000m030018000c.html
フランス大統領選:サルコジ氏「歴史的」苦戦

サルコジ仏大統領=2011年3月撮影 【パリ宮川裕章】フランス大統領選(第1回投票4月22日)まで3カ月を切った。雇用問題を中心に、原発政策なども争点に浮上する中、各世論調査の支持率では左派・社会党のオランド氏がトップに立ち、右派・国民運動連合のサルコジ大統領、極右・国民戦線のルペン氏、中道・民主運動のバイル氏が小差で追う展開だ。過去に現職大統領が再選を狙った第1回投票で1位にならなかった例はなく、サルコジ氏は「歴史的」苦戦を強いられている。

 サルコジ氏は1月29日のテレビ出演でも出馬を正式表明せず、「大統領職に専念する」と繰り返した。ぎりぎりまで出馬表明せずに現職の指導力をアピールする戦術だ。だがサルコジ大統領就任(07年)以来、失業率は8.5%から9.7%に上昇。各世論調査で、前回支持者の約3割が他候補に移るなど期待が落胆に変わっている。一方、オランド氏は「若者を中心とした15万人の雇用拡大」などの政策を打ち出し、17年ぶりの社会党大統領を目指す。

 オランド氏は与党・国民運動連合が62歳に引き上げた退職年齢を60歳に戻す公約を掲げるのに対し、サルコジ氏の国民運動連合は社会党が保革共住政権時代に導入した週35時間労働制の見直しを検討するなど対立は激しさを増している。原発政策も「推進」のサルコジ氏に対し、オランド氏は「削減」だ。

 新政策の財源や財政赤字削減策でも両者の違いは際立つ。サルコジ氏が日本の消費税に当たる付加価値税増税と、企業の社会保障負担軽減策による国際競争力増強で対応しようとするのに対し、オランド氏は富裕層や企業への増税でまかなう計画だ。人物評で「オランド氏は決断力ではサルコジ氏に劣る」とみられている半面、サルコジ氏に対しては粗野な言動から「国家の顔」として「ふさわしくない」とする国民は多い。

 ◇移民政策、極右と差少なく
 また、欧州債務危機の選挙戦への影響は明白だ。オランド氏は「欧州独自の公的格付け機関の設置」を提唱し、仏で広がる米英中心の金融市場への不信感を票につなげたい思惑だ。サルコジ氏は「仏だけでなく欧州、世界が経済危機だ」と自らの政策への批判をかわしつつ、「金融取引税」を欧州連合(EU)に先行して導入する考えだ。

 一方、極右・国民戦線のルペン氏は「ユーロ圏離脱」「移民制限」などを訴え支持を伸ばしている。国立科学研究センター(CNRS)のベイル研究部長は「ルペン氏は反欧州統合、反グローバリズムの候補として現れた。前党首の父ジャンマリ氏ほど人種差別的でもないので有権者は投票に抵抗を感じない。サルコジ氏の移民制限策はルペン氏の政策に近く、ルペン氏がもはや異端の候補に見えなくなっている」とする。

 前回大統領選の第1回投票で3位につけたバイル氏も、国民運動連合、社会党の中間に支持層を持ち、大統領選の鍵を握るとみられる。だが前回バイル氏に投票した支持者の約2割がオランド氏支持に移ったとの分析もある。

3779チバQ:2012/02/01(水) 22:48:32
http://www.asahi.com/international/update/0201/TKY201202010603.html
2012年2月1日20時16分
イスラエル与党党首選、ネタニヤフ首相の再選確実
 イスラエルのネタニヤフ首相が率いる与党リクードは31日、党首選を行い、1日未明までの開票でネタニヤフ氏が75%以上の票を得て再選が確実になった。イスラエル放送が伝えた。

 当選を受けてネタニヤフ氏は「リクードは、私たちの遺産に深く根差すイスラエルのすべての土地で、入植事業を続けることを誓う」と述べ、党員に向けて入植活動の継続を約束した。また、近く実施されるとみられていた総選挙については「まだ時間がある」と述べ、当面は実施されないとの認識を示した。

 イスラエル紙ハアレツによると、同党は党員約12万5千人のうち、約30%が占領地ヨルダン川西岸や東エルサレムのユダヤ人入植地に住む入植者。イスラエル政府は占領地での入植活動を加速させており、中東和平交渉再開の条件として入植の凍結を求めるパレスチナ側との溝が広がっている。

3780チバQ:2012/02/01(水) 22:52:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120201/mds12020120250006-n1.htm
中露、拒否権行使鮮明に リビアの二の舞避けたい
2012.2.1 20:23 (1/2ページ)[政変・反政府デモ]

1月31日の国連安全保障理事会の協議に出席し、ライス米国連大使(左)から耳打ちを受けるクリントン米国務長官(ロイター)
 【ニューヨーク=黒沢潤】国連安全保障理事会は1月31日、反政府デモへの弾圧が続くシリア問題を協議した。米欧理事国がアサド大統領退陣などを求める決議案の早期採択を訴えたのに対し、中国とロシアは拒否権行使の姿勢を鮮明にした。中露には、昨年3月、リビアへの軍事介入に道を開いた安保理決議で欧米に譲歩した結果、カダフィ政権崩壊を招いたという“苦い経験”があり、リビアの「二の舞い」は避けたいとの思惑がある。

 会合にはクリントン米国務長官、ヘイグ英外相、ジュペ仏外相ら、米欧理事国から軒並み閣僚級が出席した。アラブ連盟(本部・カイロ)からも、アラビ事務局長が参加するなど、「(安保理協議の)形勢を一変させる好機」(国連外交筋)となる中、中露両国に圧力をかける狙いがあった。

 これに対し、ロシアのチュルキン国連大使は「国際社会は(シリア情勢を)悪化させるべきではない」と強調、決議案に断固反対する姿勢を示した。中国の李保東大使も「(決議採択は)事態を複雑化させるだけだ」と、米欧理事国を強く牽(けん)制(せい)した。

 中露両国にとって、米英などによる本格空爆に道を開いた3月の対リビア決議は「あしき前例」(国連外交筋)だ。ロシアは軍事的、また、経済権益維持の観点からシリア政府が完全に崩壊する事態を望んでいない。

 クリントン米国務長官はこうした状況も踏まえ、「一部の国には、安保理が『もう一つのリビア』に向かっているとの懸念もあるようだが、間違った比較だ。シリア(とリビア)は違った状況にある」と強調し、軍事介入をしない姿勢を示すとともに、ロシアに態度軟化を呼びかけた。

 ヘイグ英外相も「アラブ諸国が安保理に『後ろ盾』になってほしいと言っているのだ」と述べ、中露に決議採択への同調を求めた。

 米欧と中露の間では、1月22日にアラブ連盟が採択した決議を「安保理が最大限支持する」という文言の是非などをめぐり交渉が行われている。安保理では1日も大使級会合が開かれ、協議が続けられる。

3781名無しさん:2012/02/02(木) 14:57:22
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50
不祥事続発のハンナラ党、「セヌリ党」に変更へ
読売新聞 2月2日(木)11時35分配信

 【ソウル=中川孝之】韓国の政権与党ハンナラ党は2日、新党名を「セヌリ党」とする案を発表した。

 「セ」は「新しい」、「ヌリ」は「世の中」を意味する。13日の党全国委員会で正式決定され、4月の総選挙、12月の大統領選挙には新党名で臨むことになる。

 ハンナラ党は不祥事続発を受け、党改革の一環で一般から党名を公募していた。応募は1万件以上寄せられたという。同党は、李明博(イミョンバク)現政権下で経済格差が拡大したことから、総選挙では過半数割れも予想されている。

3782名無しさん:2012/02/02(木) 15:08:27
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/mideast/544016/
シリア大統領夫人は「現代のマリー・アントワネット」
配信元:産経新聞
2012/01/30 23:55更新

メインフォト
シリアのダマスカスで11日開かれたアサド大統領の支持集会に現われたアスマー大統領夫人(ロイター)

 【ロンドン=木村正人】米誌に「砂漠のバラ」と称賛され、シリアの市民生活の向上に尽力してきた英国生まれのアスマー大統領夫人(36)への批判が欧米で高まっている。バッシャール・アサド大統領が反体制派デモへの武力弾圧を強め、国連によると死者は5千人を超えるのに、夫人が沈黙しているためだ。「夫人はとらわれの身と同じで、何も公には発言できない」との同情論もある。

 夫人はシリア人でイスラム教スンニ派の心臓専門医を父に、元外交官を母にロンドンで生まれ育った。英国の教育を受け、ロンドン大卒業後、ロンドンやパリ、ニューヨークの銀行で勤務し、4カ国語に堪能だ。バッシャール青年とはシリアに家族旅行した際、知り合った。

 ハフェズ・アサド前大統領の次男のバッシャール氏は1992年、眼科医になるため訪英し、夫人との愛を深めた。しかし、94年、体制の後継者だった兄が交通事故で急死、祖国に呼び戻され、運命が急転する。

 2000年6月にハフェズ氏が死去、バッシャール氏が大統領に就任した。アサド家はイスラム教アラウィ派(シーア派の一派)で、スンニ派の夫人との結婚に反対の声も上がったが、同年末に挙式。夫人は今も、シリアと英国の2つの国籍を有する。

 2人は宮殿ではなく高級アパートに暮らし、夫人は息子2人と娘1人を車で学校に送り迎えした。デザイナーズブランドを着こなし、赤い靴底で人気の仏クリスチャンルブタンを愛用。交流サイト、フェイスブックも開設した。

 さらに、職能組合を通じて社会の組織化を図ってきた支配政党バース党の機構とは別に、若者や新興ビジネス層に対し、NPO、NGOを通じた弱者擁護や貧富の格差解消などの社会・経済問題の解決とより自由な社会の実現を訴え、異色のファーストレディーとしても注目された。

 しかし、昨春に反体制派デモへの弾圧が始まると、夫人は沈黙した。昨秋に招かれた国際救護員が、市民が犠牲になっていることを報告すると、無表情で聞いているだけだったという。

 今月の大統領の演説に、夫人が寄り添っていたため、「弾圧を支持している」「(最後は処刑される)現代のマリー・アントワネット」と欧米メディアに批判され、ロンドンの実家には爆弾の落書きが残された。一方で「彼女は何が起きているのか全て知っているが、沈黙させられている」という擁護論もある。

3783チバQ:2012/02/03(金) 12:03:13
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/03/20120203ddm007030103000c.html
シリア:民衆弾圧 大統領、内外で窮地 離反兵士の蜂起相次ぐ
 ◇安保理で退陣策協議
 【カイロ和田浩明】反体制派の武力弾圧を続けるシリアのアサド大統領に対して退陣を求める圧力が内外で強まっている。国内では北部イドリブや中部ホムス、ハマなどに加え、首都ダマスカスの東郊でも離反兵士らが蜂起している。国連安全保障理事会では弾圧停止と権限移行を促す決議案が協議中だ。しかし、アサド大統領は辞任に応じる意向は見せておらず、10カ月を超えた衝突による死者は少なくとも5400人(国連推計)に上っている。

 シリアの反体制団体「地域調整委員会」や離反兵士団体「自由シリア軍」の関係者によると、政府軍・治安部隊による住民への攻撃や反体制派との戦闘は継続中だ。自由シリア軍などは1月20日ころまでにダマスカス北西約30キロの町ザバダニを制圧。首都近郊でも政府軍と衝突した。

 中部ハマの50代男性は1日、毎日新聞の電話取材に「政府側の攻撃は4日間続いた。連日約9時間停電が続き、食料を購入する現金が底をつきつつある」と窮状を打ち明ける。20代の男性住民は「毎日約20〜30人が死んでいる。軍は戦車も投入した」と述べた。

 これに対して、アサド大統領は反体制派を「外国の支援を受けた武装テロリスト集団」と非難しており、徹底弾圧の構えだ。シリア国営通信によると、大統領は1月31日に負傷兵士を見舞い、「国土の治安と安定」への貢献をたたえたという。

 一方、国連本部ではシリア情勢を巡り、アサド政権に対し▽大統領から副大統領への権限移譲▽反体制派も含めた挙国一致内閣の設立▽国際監視下の民主的選挙−−などを求める決議案について安保理協議が続いている。

 アラブ諸国ではペルシャ湾岸のカタールがアサド政権を「殺人機械」(ハマド首相)と指弾、強硬姿勢を取っている。アラブ連盟のアラビ事務局長もシリアに「素早く決定的な行動」を求めた。ロシア、中国は退陣要求決議案に反対しており、調整が続いている。

 ロイター通信によると、欧米諸国はアラブ諸国と共にアサド大統領の退陣を視野に入れ亡命案の検討に着手した。アラブ首長国連邦(UAE)など3カ国が受け入れ候補国として浮上しているという。

毎日新聞 2012年2月3日 東京朝刊

3784チバQ:2012/02/03(金) 12:04:41
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/02/20120202ddm007030158000c.html
蠢くフランス:12年大統領選 サルコジ氏苦戦 失業率上昇、支持離れ
 <蠢(うごめ)くフランス>

 【パリ宮川裕章】フランス大統領選(第1回投票4月22日)まで3カ月を切った。雇用問題を中心に、原発政策なども争点に浮上する中、各世論調査の支持率では左派・社会党のオランド氏がトップに立ち、右派・国民運動連合のサルコジ大統領、極右・国民戦線のルペン氏、中道・民主運動のバイル氏が小差で追う展開だ。過去に現職大統領が再選を狙った第1回投票で1位にならなかった例はなく、サルコジ氏は「歴史的」苦戦を強いられている。

 サルコジ氏は1月29日のテレビ出演でも出馬を正式表明せず、「大統領職に専念する」と繰り返した。ぎりぎりまで出馬表明せずに現職の指導力をアピールする戦術だ。だがサルコジ大統領就任(07年)以来、失業率は8・5%から9・7%に上昇。各世論調査で、前回支持者の約3割が他候補に移るなど期待が落胆に変わっている。一方、オランド氏は「若者を中心とした15万人の雇用拡大」などの政策を打ち出し、17年ぶりの社会党大統領を目指す。

 オランド氏は与党・国民運動連合が62歳に引き上げた退職年齢を60歳に戻す公約を掲げるのに対し、サルコジ氏の国民運動連合は社会党が保革共住政権時代に導入した週35時間労働制の見直しを検討するなど対立は激しさを増している。原発政策も「推進」のサルコジ氏に対し、オランド氏は「削減」だ。

 新政策の財源や財政赤字削減策でも両者の違いは際立つ。サルコジ氏が日本の消費税に当たる付加価値税増税と、企業の社会保障負担軽減策による国際競争力増強で対応しようとするのに対し、オランド氏は富裕層や企業への増税でまかなう計画だ。人物評で「オランド氏は決断力ではサルコジ氏に劣る」とみられている半面、サルコジ氏に対しては粗野な言動から「国家の顔」として「ふさわしくない」とする国民は多い。

 ◇移民政策、極右と差少なく
 また、欧州債務危機の選挙戦への影響は明白だ。オランド氏は「欧州独自の公的格付け機関の設置」を提唱し、仏で広がる米英中心の金融市場への不信感を票につなげたい思惑だ。サルコジ氏は「仏だけでなく欧州、世界が経済危機だ」と自らの政策への批判をかわしつつ、「金融取引税」を欧州連合(EU)に先行して導入する考えだ。

 一方、極右・国民戦線のルペン氏は「ユーロ圏離脱」「移民制限」などを訴え支持を伸ばしている。国立科学研究センター(CNRS)のベイル研究部長は「ルペン氏は反欧州統合、反グローバリズムの候補として現れた。前党首の父ジャンマリ氏ほど人種差別的でもないので有権者は抵抗を感じない。サルコジ氏の移民制限策はルペン氏の政策に近く、ルペン氏が異端の候補に見えなくなっている」とする。前回大統領選の第1回投票で3位につけたバイル氏も、国民運動連合、社会党の中間に支持層を持ち、鍵を握るとみられる。だが前回バイル氏に投票した支持者の約2割がオランド氏支持に移ったとの分析もある。

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 ■ことば

 ◇仏大統領
 直接選挙で選ばれ、任期5年。再選は一度まで認められている。00年の憲法改正前までは任期7年だった。首相の任命権や下院の解散権、国民投票施行権を持つほか非常時には独裁的権限を行使することもでき、「共和君主制」とも評される。

 第二次大戦後の第4共和制(1946〜58年)では、大統領は儀礼的な存在だったが、ドゴール氏が議院内閣制と大統領制の中間的な「半大統領制」と呼ばれる現在の第5共和制を発足させ、大統領の権力を大幅に強化した。

 大統領選挙は、第1回投票で過半数の票を獲得する候補者がいない場合、上位2人による決選投票(第2回投票)が行われる。過去8回の大統領選で第1回投票で決着が付いた例はない。

毎日新聞 2012年2月2日 東京朝刊

3785名無しさん:2012/02/03(金) 22:07:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120203/mds12020320320003-n1.htm
イスラム勢力が議会選圧勝 クウェート、女性議席なし
2012.2.3 20:31
 世界有数の産油国クウェートで2日実施された国民議会(定数50)選挙は3日に結果が判明、中東の衛星テレビなどによると、解散前は約20議席だったイスラム系中心の野党勢力が34議席と圧勝した。一方で女性候補は全員落選、2009年の議会選で初めて誕生した女性議員は姿を消した。

 投票率は62%(登録有権者数約40万人)。クウェートでは、中東の民主化運動「アラブの春」に触発され、汚職追放や議院内閣制導入を求める声が高まっており、野党勢力が追い風を受けた形。

 ただ、既に保守的なイスラム国家である上、首長の権限が大きいこともあり、内政や外交政策が大きく変化する可能性は小さい。

 「アラブの春」を受けたチュニジアやエジプトの選挙ではイスラム政党が第1党となったが、クウェートでは野党勢力の多くが独立系議員で、統一行動を取れるかどうかも不明だ。(共同)

3786チバQ:2012/02/04(土) 22:11:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120204/erp12020420190007-n1.htm
露大統領選まで1カ月 プーチン氏、第1回投票で当選か 反政権派、方向性欠く
2012.2.4 20:17 (1/2ページ)

モスクワで4日、デモの参加者のバッグに張られたプーチン首相の写真。「首になった」と書かれている(ロイター)
 【モスクワ=佐藤貴生、遠藤良介】ロシアの最高実力者、プーチン首相(59)=前大統領=ら5人が立候補している露大統領選の投票まで4日で1カ月となった。モスクワではこの日、昨年12月の下院選後3度目となる大規模な反政権デモが行われるなど、大都市部にはプーチン支配長期化への不満がくすぶるものの、選挙戦ではプーチン氏が圧倒的に優位に立っている。

 国営「全露世論調査センター」の最新調査によると、各候補の支持率は(1)プーチン氏が52%(2)共産党のジュガーノフ党首(67)が8%(3)極右・自民党のジリノフスキー党首(65)が8%(4)左派「公正ロシア」のミロノフ党首(58)が4%(5)ロシア第3の富豪で投資ファンド創業者のプロホロフ氏(46)が4%−となっている。

 プーチン氏がこの1カ月余りで支持率を10ポイント伸ばしたのに対して、他候補支持は微減した。この流れが続けば、プーチン氏が第1回得票で過半数を獲得し、当選を決めることになる。

 昨年12月の下院選後、各都市部では選挙不正疑惑に抗議する反政権デモが起き、モスクワでの参加者は12月10日に推計5万人、同月24日に推計10万人とソ連崩壊後で最大規模にのぼった。主体となったのは都市部で伸長する中産階層であり、インターネットのソーシャル・メディアの普及が反政権運動の拡大を後押しした。

 それでもプーチン氏がここにきて再び安定感を増しているのは、ロシアの中央と地方では貧富と情報の格差が大きく、反政権機運が一部の大都市にとどまっているためだ。ソ連崩壊とその後の大混乱を経験したロシア人には、急激な変化への嫌悪と「強い指導者」を求める心理も根強い。

 4日のモスクワでは下院選不正疑惑に端を発した3度目の反政権デモが行われ、主催者は5万人の人出を見込む。参加した弁護士男性、ストロボイトフさん(23)は「下院選で選挙を通じた民主的な政権をつくる必要性を感じた。デモを通じてプーチン氏と周辺は人々の声に耳を傾け始めている」と期待する。

 実際、政権は昨年末以降、プーチン政権当時に廃止した地方知事の選挙や下院選の小選挙区制度を復活させる方針を示すなど、一定の“ガス抜き”を図る姿勢を見せている。

 だが、反政権派には統一的な指導者がおらず、デモ参加者も共産党支持者からロシア民族主義に共感する者まで雑多で方向性を欠く。デモがロシアの政治に及ぼす影響は中長期的なものとする見方が強い。

 この日は親政権派による「プーチン支持」「革命反対」を掲げる1万5千人規模のデモなども行われ、首都は「デモ合戦」の様相を呈した。

3787チバQ:2012/02/04(土) 22:22:34
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20120203-898866.html
サッカーの暴動引き金…軍政と市民対立記事を印刷する
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 エジプト北部ポートサイドのサッカー場で74人が死亡した暴動で、軍政当局や警察が惨事を防げなかったことに抗議する若者らが2日から3日にかけ、首都カイロや北東部スエズで治安部隊と衝突、計3人が死亡した。負傷者は治安部隊が撃ち込むなどした催涙ガスによる呼吸障害を含め約1500人に上った。国営テレビなどが伝えた。

 警察を統括するカイロ中心部の内務省前や近くの広場では2日から数千人が抗議行動を展開した。

 暴動による犠牲者は同国サッカー史上最大規模で、市民の批判は治安当局や暫定統治を担う軍最高評議会に向かっている。首都にも混乱が広がったことで、改革の速やかな遂行を求める市民勢力と、軍政との対立が再び深刻化する恐れもある。

 救国内閣のガンズーリ首相は2日、人民議会(国会)で、ポートサイド県知事の辞表を受理したと述べ、自身にも惨事を防げなかった責任があるとして取り調べに応じる意向を示した。軍側も暴動の徹底捜査の意向を示しているが、沈静化につながるかは不透明だ。

 暴動は1日夜、ポートサイドの地元チームのファンらが試合後にグラウンドに乱入し相手チームの選手やファンを襲撃、逃げようとした際に多くが圧死したという。(共同)

 [2012年2月3日22時16分]

3788チバQ:2012/02/04(土) 22:24:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120130-00000078-mai-int
<ケニア>ICCが現職閣僚ら公判開始決定 国内政治に影響
毎日新聞 1月30日(月)19時58分配信

 【ヨハネスブルク高尾具成、ブリュッセル斎藤義彦】07〜08年のケニア暴動を巡り、国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)が今月23日、「人道に対する罪」でケニア現職閣僚ら4人の公判開始を決め、次期大統領選を控えたケニアの国内政治を揺さぶる事態になっている。訴追された4人のうち、年内に予定される大統領選で最有力候補の一人だったケニヤッタ副首相兼財務相は26日、財務相を辞任。副首相職にはとどまり、大統領選出馬の意向を変えていないが、仮に収監される事態になれば出馬できなくなる可能性もあり、苦境に追い込まれている。

 大統領選ではキバキ大統領派のケニヤッタ氏と、元野党指導者で現首相のオディンガ氏が最有力とされる。キバキ大統領派とオディンガ氏支持者は07年の大統領選後に民族対立もからみ衝突、1000人以上が死亡した。ICCは“けんか両成敗”の形で双方の支持者各2人を公判にかけることを決めたが、オディンガ首相本人は罪に問われない。「欧州はオディンガ氏に肩入れした」との反発もあり、新たな対立の火種になる恐れがある。

 ケニヤッタ氏は最大民族キクユ族で、ケニヤッタ初代大統領の息子。金融や観光業で成功し、米誌に「ケニアで最も裕福」と報じられたことがある。同じキバキ大統領派では、公判開始が決まったムタウラ内閣官房長官も26日に辞任した。一方、オディンガ首相派では首相とともに大統領選への立候補を表明しているルト元高等教育・科学技術相の公判開始も決まった。

 ICC側は「紛争解決の21世紀型のモデルだ」(モレノオカンポ主任検察官)と胸を張る。ICCはスーダンのバシル大統領にダルフール紛争にからんで09年と10年に逮捕状を出したが、スーダンはICCを規定するローマ条約に加盟しておらず、拘束できないままだ。これに対しケニアは条約を批准しており現職閣僚の被告の出廷や収監も可能だ。

 大統領選への影響を問われたモレノオカンポ主任検察官は「だれを選ぶかはケニアの国民が決めること」と内政干渉の意図を否定しているが、ICCが捜査に着手したのはリビアなどアフリカ大陸の国ばかりで、欧州・白人側が訴追を通じてアフリカに“政治指導”していると取られかねない構図がある。

3789チバQ:2012/02/04(土) 22:25:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120202-00000064-mai-int
<シリア>アサド政権に内外で退陣圧力
毎日新聞 2月2日(木)19時26分配信


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首都ダマスカスの場所

 【カイロ和田浩明】反体制派の武力弾圧を続けるシリアのアサド大統領に対して退陣を求める圧力が内外で強まっている。国内では北部イドリブや中部ホムス、ハマなどに加え、首都ダマスカスの東郊でも離反兵士らが蜂起している。国連安全保障理事会では弾圧停止と権限移行を促す決議案が協議中だ。しかし、アサド大統領は辞任に応じる意向は見せておらず、10カ月を超えた衝突による死者は少なくとも5400人(国連推計)に上っている。

 シリアの反体制団体「地域調整委員会」や離反兵士団体「自由シリア軍」の関係者によると、政府軍・治安部隊による住民への攻撃や反体制派との戦闘は継続中だ。自由シリア軍などは1月20日ころまでにダマスカス北西約30キロの町ザバダニを制圧。首都近郊でも政府軍と衝突した。

 中部ハマの50代の男性は1日、毎日新聞の電話取材に「政府側の攻撃は4日間続いた。連日約9時間停電が続き、食料を購入する現金が底をつきつつある」と窮状を打ち明ける。20代の男性住民は「毎日約20〜30人が死んでいる。軍は戦車も投入した」と述べた。

 これに対して、アサド大統領は反体制派を「外国の支援を受けた武装テロリスト集団」と非難しており、徹底弾圧の構えだ。シリア国営通信によると、大統領は1月31日に戦闘で負傷した兵士を見舞い、「国土の治安と安定」への貢献をたたえたという。

 一方、ニューヨークの国連本部ではシリア情勢を巡り、アサド政権に対して▽大統領から副大統領への権限移譲▽反体制派も含めた挙国一致内閣の設立▽国際監視下の民主的選挙−−などを求める決議案についての安保理協議が続いている。

 アラブ諸国では、リビアのカダフィ前政権への武力行使に積極的だったペルシャ湾岸のカタールがアサド政権を「殺人機械」(ハマド首相)と指弾、対シリアでも強硬姿勢を取っている。アラブ連盟のアラビ事務局長もシリアに「素早く決定的な行動」を求めた。

 ロイター通信によると、欧米諸国はアラブ諸国と共にアサド大統領の退陣を視野に入れ亡命案の検討に着手した。アラブ首長国連邦(UAE)など3カ国が受け入れ候補国として浮上しているという。

3790チバQ:2012/02/04(土) 22:26:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120128-00000014-mai-int
<リビア>親カダフィ派健在 一部都市で自治宣言
毎日新聞 1月28日(土)11時0分配信


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リビア

 【カイロ和田浩明】北アフリカのリビアでカダフィ独裁体制の崩壊から約5カ月が経過したが、政府系部隊を実力排除した親カダフィ派の都市が25日には事実上の「自治宣言」をするなど、混乱が続いている。暫定統治機構「国民評議会」が予定していた選挙法案発表も、21日に起きた抗議活動で延期され、民主体制への移行は停滞。国際人権団体からは捕虜の拷問で批判されており、前途は多難だ。

 ロイター通信などによると、首都トリポリ南東約150キロのバニワリードで、23日に武装住民が評議会系部隊を排除、双方に12人の死者が出た。25日には有力部族幹部による「自治委員会」が結成され、ジュワリ国防相もこれを受け入れたという。

 バニワリードは親カダフィ派の拠点で、昨年8月のトリポリ陥落後、最高指導者だったカダフィ大佐が昨年10月、反体制派に殺害される直前まで抵抗を続けた。

 国民評議会は、昨年2月に始まった騒乱後に各地で組織された民兵組織の国軍への統合を目指すが進展していない。

 政治民主化も遅れている。21日にはベンガジの評議会本部に抗議デモ隊が乱入し、カダフィ政権関係者の排除や意思決定過程の透明化を求めた。アブドルジャリル議長は半年後に予定される暫定議会の選挙法案を発表予定だったが、延期に追い込まれた。

 国民評議会には、カダフィ派捕虜の取り扱いに対しても批判が集まっている。26日には国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」が「拷問や虐待が行われ、死者も出ている」と批判。「国境なき医師団」も北西部ミスラタで収監者の拷問を継続するため治療を行わされたとして、刑務所での活動中止を発表した。

 さらに、騒乱中の混乱で軍施設から持ち出された武器弾薬類が、ナイジェリアのイスラム過激派「ボコハラム」や国際テロ組織「アルカイダ」に渡った可能性を指摘する国連報告もある。

 いずれも国民評議会の統治能力に対する疑問を深める事例で、民主化への行程は不透明さを増している。

3791チバQ:2012/02/05(日) 09:03:55
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012020502000035.html
反プーチン 12万人デモ 極寒の中 怒りの列
2012年2月5日 朝刊

 【モスクワ=原誠司】プーチン首相らが出馬する三月四日のロシア大統領選を一カ月後に控えた四日、首都モスクワなど全国各地で、プーチン氏の退陣などを求める大規模な反政府デモと集会が行われた。モスクワでは主催者発表で約十二万人(内務省発表で三万六千人)が参加した。

 同日のモスクワの気温は氷点下二〇度。極寒にもかかわらず市民が多数参加したことで、昨年十二月の下院選挙での不正疑惑に対する国民の怒りが衰えていないことが示された。プーチン首相の大統領返り咲きを狙う政権側は、新たな対応を迫られそうだ。大規模な反政権行動は昨年十二月以来、三回目。

 デモにはインターネットの交流サイトでの呼び掛けに応じた二十〜三十代の若者や中間層の市民のほか野党支持者らも参加。「プーチン(首相)なきロシア」などのスローガンを連呼し、首相の大統領返り咲きの阻止を訴えた。

 デモの後、クレムリン近くの広場で行われた集会では、野党政治家らは、公正な大統領選挙の実施を求めたほか、首相以外の候補への投票や下院選のやり直し、野党登録の要件緩和などを求める決議を行った。またリベラル派政治家ヤブリンスキー・ヤブロコ党首が大統領選の候補者登録を拒否されたことを政治的な措置だと批判した。

 昨年の抗議デモを受け首相は、年明け以降、国内の有力紙に国民対話などを呼び掛ける論文を相次いで発表。国民に譲歩する姿勢を見せていた。

 モスクワ市内では四日、首相の支持集会も開催。内務省は十二万五千人が参加したと発表。公務員や会社員の参加者は政権側からの動員要請があったとしており事実上の官製集会とみられる。

3792チバQ:2012/02/05(日) 09:13:18
>>3785
http://www.asahi.com/international/update/0204/TKY201202040456.html
2012年2月4日22時31分
イスラム系野党連合が躍進 クウェート議会
 首長家主導の政府と民選議会との対立が続くペルシャ湾岸クウェートで議会選挙(定数50)が2日に実施された。AFP通信などによると、イスラム主義者主導の野党連合は20議席から34議席に躍進し、多数派を占めた。首長家が指名する内閣との対立がさらに強まることが予想される。

 同通信によると、野党連合のうち、穏健派のムスリム同胞団、厳格派のサラフィ主義者らイスラム主義者が選挙前の9議席から23議席に躍進した。「アラブの春」で民主化要求が地域全体に広がるなか、イスラム主義勢力の躍進は、チュニジア、エジプトなどに続く動き。その大半はスンニ派で、人口の約3割を占める少数派シーア派との宗派対立が深まる懸念もある。

 昨年、与党系候補が政府側から多額のわいろを受け取っていた疑惑が浮上。ナセル前首相の辞任や汚職追及を求めるデモが活発化した。野党系議員らが議会に乱入するなど、混乱が続き、昨年12月にサバハ首長が議会を解散した。同国は1963年に湾岸諸国で最初に民選議会制度を導入した。同国の女性参政権は2005年に認められたが、女性候補は前職4人を含む全員が落選した。(ドバイ=石合力)

3793チバQ:2012/02/05(日) 09:42:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120205-00000002-mai-cn
<国連安保理>「対シリア決議案」否決 中露が拒否権行使
毎日新聞 2月5日(日)2時4分配信

 【ニューヨーク山科武司】国連の安全保障理事会は4日午前(日本時間5日未明)、シリアのアサド大統領に退陣を求めるアラブ連盟の行程表を「支持する」とした決議案を採決したが、辞任要求に慎重な常任理事国の中国とロシアが拒否権を行使し、否決された。

 昨年3月から反体制派への弾圧が続くシリア情勢で、昨年10月に続いて中露の反対で安保理は決議を採択できなかった。大国の意見が対立する事案で明確なメッセージを出せない安保理の弱点が再び露呈した。

 当初の決議案に明記されていたアサド大統領への退陣要求の文言は、国際社会の介入による政権交代を認めないロシアの反対で削除された。しかし、アラブ連盟の行程表(1月22日決定)は、アサド政権に▽大統領から副大統領への権限移譲▽反体制派も含む挙国一致内閣の設立▽国際社会監視下で民主的選挙の実現−−を求めており、決議案は事実上、アサド大統領に退陣を迫る内容だった。

 ロシアのラブロフ外相は4日、訪問先のミュンヘンで、クリントン米国務長官と会談。また、会談に先立つ講演で決議案に賛成する条件が「まだ満たされていない」とさらなる修正を求める姿勢を見せ、7日にアサド大統領と会談するため自らシリアを訪問する意向を表明していた。

3794チバQ:2012/02/05(日) 19:59:02
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012020500072
深まる宗派間内戦の懸念=少数派政権と多数派住民−シリア
 【カイロ時事】シリアのアサド政権に即時暴力停止を求める国連安保理決議案がロシアや中国の拒否権で廃案となった。流血の事態は長期化し、同大統領が属するイスラム教少数派のアラウィ派と、反体制派の大部分を成す多数派スンニ派の宗派間内戦に陥る懸念が一段と深まっている。
 弾圧の死者が推定6000人を超えたにもかかわらず、大統領が権力の座に居座っていられるのは、宗派で分断されたシリアの国情がある。アサド政権は、政治・治安機関の上層部を人口の12%にすぎないアラウィ派で固め、政権を揺るがすような大物の造反は起きていない。
 アサド政権は反体制運動をスンニ派対アラウィ派の対立構図と関連させることで、「スンニ派が政権を取ればアラウィ派は迫害される」との恐怖心をアラウィ派住民に植え付け、同派の支持をつなぎとめている。(2012/02/05-14:18)

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3795チバQ:2012/02/05(日) 19:59:29
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012020500075
創設10年、深い亀裂=カダフィ大佐失ったAU
 【ロンドン時事】エチオピアの首都アディスアベバで1月末に開催されたアフリカ連合(AU)首脳会議は、AU創設10周年を迎えた記念の年に、深い亀裂をあらわにして終わった。これまで突出した資金力でAUに「君臨」してきた産油国リビアのカダフィ大佐が昨年10月に死亡。これを受けアフリカ随一の経済大国・南アフリカの発言力が強まったことが背景にある。
 今回の会議最大のテーマはAU執行機関である委員会の委員長の後任選びだった。4年の任期を終えたピン委員長(元ガボン外相)は続投を望んでいた。これに対し、南アはズマ大統領の元夫人ヌコサザナ・ドラミニ・ズマ内相(前外相)を擁立し、露骨な「ピン降ろし」を仕掛けた。
 南アは昨年3月からの北大西洋条約機構(NATO)によるリビア軍事介入に反対、AUによるリビア政権と反体制側の仲介を模索した。しかし、リビア空爆を主導したフランスの植民地だったガボン出身のピン氏の動きは鈍く、ズマ大統領の怒りを買った。
 カダフィ大佐亡き後「AUの大黒柱」として自覚を深める南アの影響力拡大を恐れ、ナイジェリアやケニアはピン氏続投を支持。激しく票を奪い合った。
 後任選出には、首脳会議で3分の2以上の支持が必要だが、真っ二つに分裂したまま終了。新議長国ベナンのヤイ大統領は最後に「現委員会の任期を半年延長する」と宣言し選出を断念した。(2012/02/05-14:27)

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3796チバQ:2012/02/05(日) 21:23:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120205/erp12020520400008-n1.htm
ギリシャ実務家政権に「政治の壁」 選挙控え連立与党が距離 
2012.2.5 20:36 (1/2ページ)

ギリシャの首都アテネで話すベニゼロス財務相=2012年2月4日(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】財政危機に陥ったギリシャに対する第2次支援策に向けた協議が難航している。支援の条件として欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)が求める追加の財政緊縮策に、パパデモス政権の連立与党が難色を示しているためだ。総選挙が4月にも見込まれる中、各党がテクノクラート出身の首相と距離を取り始めたことが背景にある。

 ベニゼロス財務相は4日、ユーロ圏の財務相と電話会談後、「われわれは剣が峰に立たされている」と危機感をあらわにし、与党3党に向けて「指導者たちの決断と約束が必要なときだ」と訴えた。

 ギリシャは、無秩序なデフォルト(債務不履行)を回避するため第2次支援を必要としており、その前提となる民間との債権放棄交渉を進めると同時にEUなどと支援実施に向けた協議を行っている。だが、財政安定化に支援策だけでは不十分とされ、緊縮策が求められている。必要な緊縮策の規模は20億ユーロ(約2010億円)とされ、政府は国防費や社会保障費の削減を検討。競争力強化のため最低賃金の引き下げも要求されている。

 相次ぐ緊縮策に国民の反発が強まる中、連立与党内では、世論調査で優位に立つ新民主主義党が最低賃金引き下げに強く反対し、党内の一部で連立離脱を求める声が上がる。全ギリシャ社会主義運動(PASOK)でも異論は強く、同党員のベニゼロス財務相には「自分の政治的将来」(ユーロ圏当局者)を優先させているのではないかとの視線も向けられている。

 パパデモス首相は5日に与党各党党首と会談するが、緊縮策への合意を得られるかは不透明。首相は説得できなければ、辞任すると述べたとも伝えられる。欧州中央銀行(ECB)前副総裁の首相は実務家としての手腕が期待されたが、政府内では「(意見がまとまらない)責任は政治家にある」との声が漏れる。

3797チバQ:2012/02/05(日) 22:24:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120205-00000021-mai-int
<露大統領選>政権の正当性焦点 逃げ切り図るプーチン氏
毎日新聞 2月5日(日)12時12分配信


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3月4日投票のロシア大統領選で復帰を目指すプーチン首相=藤井太郎撮影

 【モスクワ田中洋之】ロシア大統領選(3月4日投票)を1カ月後に控え、プーチン首相は反政府デモのうねりにさらされながらも「逃げ切り」で大統領復帰を果たす構えをみせている。だが昨年12月の下院選で浮上した不正疑惑は解消されないままで、プーチン氏にとっては大統領選で政権の「正当性」を確保できるかが大きな課題となっている。

 プーチン首相は1日、選挙監視員候補との会合で「決選投票の準備はできている。恐れることはない」と話し、第1回投票で過半数に届かない可能性に初めて言及した。一方で「(決選投票は)政局の不安定化につながる」と指摘し、あくまで“一発当選”を目指す考えを示した。4日にモスクワ中心部で行われたプーチン支持派の集会では参加者が「ロシアの安定を守れるのはプーチン氏だけだ」と気勢を上げた。

 ロシアの世論調査機関「世論基金」が1月28、29日に実施した調査によると、大統領選でのプーチン氏の支持率は46%。下院選直後の42%から持ち直している。これとは別の「全ロシア世論調査センター」の最新調査では、プーチン氏の支持率は52%と過半数に。政権側が下院選後、地方首長の公選制復活や政党登録条件緩和など一定の政治改革の道筋を示したことがプラスに影響しているようだ。

 大統領候補5人のうち「政権を担えるのはプーチン氏以外にない」という消極的支持もある。ジュガーノフ、ジリノフスキー、ミロノフの3氏は「万年野党の古い政治家」とみなされており、唯一の新顔、プロホロフ氏も新興財閥として国民の拒否反応が強い。民間世論調査機関「レバダセンター」の1月下旬の調査によるとプーチン氏の支持率は37%だが、「大統領になるのはプーチン氏」と考える人は78%に上った。

 プーチン首相は1日の会合で、「大統領選は公正かつオープンに行われ、結果は客観的なものになる」と強調した。投票所へのウェブカメラ設置や透明な投票箱の導入を打ち出し、下院選の不正疑惑が大統領選に波及しないよう配慮している。下院選では特に地方で与党「統一ロシア」を利するための露骨な選挙違反が目立ったが、ボロージン大統領府副長官は今回、地方首長に不正を戒める通達を出したとされる。

 しかし、政権側が下院選で批判を浴びたチューロフ中央選管委員長を留任させたことで、国民の多くが選管への信頼を失っている。リベラル系野党ヤブロコのヤブリンスキー前代表が有権者200万人の署名を集めたにもかかわらず、選管が名簿の不備を理由に大統領選への立候補を却下したことへの反発も根強い。レバダセンターの世論調査によると、大統領選が「公正に行われる」と答えた人は49%にとどまった。大統領選で不正行為が相次ぐ事態になれば、プーチン氏が当選しても「正当性」が揺らぐのは避けられない。

3798チバQ:2012/02/05(日) 22:25:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120205-00000044-jij-int
プーチン氏、静かな戦い=TV討論拒否、政策寄稿―ロ大統領選
時事通信 2月5日(日)14時24分配信

 【モスクワ時事】3月4日のロシア大統領選まで1カ月を切った。復帰を目指す前大統領のプーチン首相は、昨年12月の下院選の不正疑惑に抗議するデモの活発化とは対照的に、静かな選挙戦を展開。各候補者とのテレビ討論会を拒絶した上で、新聞に「政権公約」を次々と寄稿し、持ち直した支持率を失点なく維持したい考えだ。
 全ロシア世論調査センターによると、「大統領選で誰に投票するか」との質問にプーチン氏と回答した有権者は、下院選後の12月10〜11日の調査で42%だったが、1月28〜29日に52%まで上昇した。プーチン氏退陣を訴えるデモの続発にもかかわらず、野党勢力が大統領選の独自候補を擁立できなかったことなどが背景にある。
 政権与党「統一ロシア」は下院選で議席を大幅に失ったものの、選挙戦を率いたのはメドベージェフ大統領で、プーチン氏の責任は限定的。さらに、対抗馬に強敵がいないと見るや、年明け早々「本人はテレビ討論会に出ず、代理人が参加する」(側近)方針を打ち出し、各候補からは「有権者軽視だ」(ミロノフ前上院議長)などの声が上がった。
 その一方で、プーチン氏は1月16日、23日、30日と新聞各紙上に論文を掲載。「今後10年で貧困問題を解決する」「不法移民対策を強化する」などと、有権者受けする政策を発表している。

3799チバQ:2012/02/06(月) 12:05:52
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/06/20120206ddm003030123000c.html
クローズアップ2012:対シリア決議案否決 中露、欧米に不信 リビア「後遺症」重く
 シリアのアサド政権に住民弾圧を停止させるための国連安保理決議案は10月に続き再び中露の拒否権で廃案となった。中露には、リビアで市民保護目的の武力行使容認決議が、結果的に政権交代のために使われたとの不信感があり、リビア「後遺症」がシリアでの拒否につながった。一方、アサド大統領は辞任を求める外圧から一息ついた形だが、国内の混乱収拾のめどは立たず、硬軟織り交ぜた難しい対応を迫られる。【ニューヨーク山科武司、カイロ和田浩明】

 「決議案には武器禁輸も制裁もない。我々の提案はすべて、妥協の精神の下、取り下げたのに拒否権を行使された」。決議案採決後、ドイツのウィティヒ大使は記者団に残念そうに語った。

 中露の支持を取り付けるため妥協に妥協を重ねた欧米諸国にとって譲れない一線が、アサド大統領の退陣などを求めたアラブ連盟の行程表への「全面的な支持」だった。国際社会として今後の連盟の対シリア行動を保障する意味で重要だったが、ロシアは最後、この文言まで弱めるよう求めた。「決議の根幹」(グラント英大使)であり、欧米側もさすがに譲歩できなかった。

 シリア中部ホムスでは3〜4日、200人前後の住民が殺害されており、国際社会のメッセージを示すために「今日(4日)、採決するほかなかった」(ウィティヒ大使)事情もある。

 一方で欧米側は、ロシアが最後は譲歩して棄権に回る可能性がある、と読んでいたようだ。リビアへの対応に絡み中露が懸念を深めた「保護の責任」を、決議案の前面に出さなかったためだ。「保護の責任」とは05年の世界サミットで各国が合意した概念で、「国家は人々を大量虐殺などから守る義務があり、保護責任を果たせない場合、国際社会が武力行使を含めて対応」というものだ。

 安保理の対リビア決議はこの「保護の責任」に基づいてNATO(北大西洋条約機構)軍の空爆を容認。市民保護が目的だったが、結果的にNATOは継続的にリビア政府軍を空爆しカダフィ政権崩壊に結実した。

 中露は国内にチェチェンやチベットなどの少数民族問題を抱え内政干渉には敏感だ。リビア決議案では、欧米が主張する「保護の責任」に一定の理解を示し、決議案採決では拒否権を行使しなかった(棄権)。その後、NATO軍が激しい攻撃を続けたことに中露は「国内問題への介入だ」と反発。NATO軍の誤爆での市民犠牲者数の調査を求めるまでに硬化した。

 政府が反体制派を弾圧する構図はシリアもリビアと同じだが、欧米は対シリア決議案では、「保護の責任」を明記しなかった。先月31日の協議ではクリントン米国務長官が「『第二のリビアを生む』との懸念は誤りだ」と強調したのも中露の懸念を意識したためだ。だが中露の警戒感は強かった。

 採決後、ライス米大使は「あきらめてはいない」と強調した。しかしシリア情勢が大きく変わらない限り中露の「後遺症」をぬぐい去るのは困難で安保理としての対応は難しい。当面各国・地域で制裁などの方策を探ることになりそうだ。

3800名無しさん:2012/02/06(月) 12:06:09
◇対立の裏にイラン
 シリア中部ホムスで大量の犠牲者が出たことは安保理決議採決直前ということから、シリア政府にとって最悪のタイミングだった。国営メディアは「反シリアの外国勢力とメディアによるでっちあげ」などと主張した。

 その意味でも安保理決議案否決にアサド政権が一息ついたのは確かだ。シリアの国営通信もニュースを速報。中露の国連大使の「バランスの悪い決議案」「各国の主権尊重が必要」といった発言のみを引用し、米欧のアサド政権非難発言は無視した。

 シリアのジャファリ国連大使はこの日、アサド大統領が主張している自主的な政治改革路線の維持を訴えた。国際社会が内政に干渉することをけん制した発言だが、このままシリア軍が弾圧を継続するのも容易ではない。これ以上の弾圧を続ければ、国際社会の批判は、拒否権を行使した中露にも向かうことになるためだ。両国はそれぞれのルートを使ってシリアに圧力をかける可能性がある。

 さっそくロシアのラブロフ外相は7日にダマスカスを訪問、アサド大統領と会談する予定だ。この際、シリア政府は反体制派との対話路線を示す必要に迫られるが、アサド大統領は1月の演説で離反兵士団体や武装住民を「武装テロ集団」と見なし、「鉄拳で打つ」とも明言している。平和的反体制派には対話姿勢を見せながら、武装反体制派への弾圧は維持すると見られる。

 一方、欧米諸国とペルシャ湾岸諸国による一連のシリアへの圧力強化の裏に、シリアが歴史的に友好関係を維持するイランの問題が横たわっている。今回の安保理決議案を主導したのが、イランの核兵器開発疑惑に強い懸念を抱く米英仏独とサウジアラビア、カタールだったのもそのためで、シリアを封じ込めることでイラン・シリアの共闘態勢を弱体化させる狙いが見え隠れすることが対立の構図を複雑にしている。

 欧米諸国はシリアに強い圧力をかける一方、ペルシャ湾岸バーレーンで政府軍がサウジやカタールなどの軍支援を受け民主化運動を弾圧した際、ほとんど何の対応もしなかった。欧米諸国は、イランと友好関係にあるシリアの住民弾圧は許さないが、イランの脅威にさらされるバーレーンの弾圧には目をつぶっている。

 安保理で対シリアの決議案を主導したサウジ、カタールにとって否決は痛手だ。しかし、両国ともイランの核開発計画を国家安全保障上の重大な脅威と捉えており今後も、アサド政権の退陣を実現させてイランのアラブ圏への影響力を弱める方策を進めると見られる。

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 ◆シリア情勢を巡る最近の動き◆

2011年

 3月25日 反政府デモ全土に拡大

 4月19日 アサド政権が非常事態法の48年ぶりの解除決定

   29日 米国が対シリア経済制裁発動

 8月 3日 国連安保理が武力弾圧非難の議長声明

10月 4日 国連安保理で武力弾圧を非難する決議案否決

11月12日 アラブ連盟がシリアの一時資格停止処分決定

12月12日 アサド政権による弾圧の死者が5000人超と国連が報告

   19日 シリアがアラブ連盟による反体制派との調停案署名を発表

   26日 アラブ連盟の和平監視団がシリア入り

2012年

 1月22日 アラブ連盟がアサド大統領の退陣を含む行程表に合意

 2月 4日 国連安保理で武力弾圧停止要求決議案否決

毎日新聞 2012年2月6日 東京朝刊

3801名無しさん:2012/02/06(月) 12:06:35
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/06/20120206ddm012030042000c.html
イスラエル:ユダヤ教信者の対立深刻 摩擦生む超正統派、世俗派に厳格さ要求

エルサレム近郊を走る「隔離バス」。バスが混んでからも超正統派の男性たちは、女性のユリア・メサメドさん(右から2人目)に近い空席には座らなかった=イスラエル・エルサレムで2011年12月7日、花岡洋二撮影 イスラエル社会で、ユダヤ教の教えを厳しく守る「超正統派」と、厳格ではない「世俗派」の対立が深刻だ。対立そのものは1948年の建国時からあり、何度も姿を変え表面化してきた。最近は超正統派が公の場で女性に「慎み深さ」を求め、世俗派が「女性差別だ」と反発する事件が相次ぐ。背景に、超正統派の政治力が強まったことや、双方の生活圏が重なるようになったことがあると、識者は指摘する。【エルサレム花岡洋二】

 ◇政治力強まり
 昨年11月ごろから、超正統派を批判する世俗派メディアの報道が続く。バスで男女隔離を強要する▽屋外広告の女性の顔が塗りつぶされた▽父親の葬儀で女性が弔辞を述べさせてもらえなかった▽「みだら」な服装の8歳女児がつばを吐かれた−−。12月末、双方が抗議集会を開く事態となった。

 超正統派は、ヘブライ語で「ハレディーム(神を畏れる人々)」と呼ばれる。男たちは伝統的な黒い帽子とコートを身につけ、巻き毛のもみあげとひげを長く伸ばす。女性は肌を極力さらさず、既婚女性は髪をスカーフで隠すか、そってカツラをかぶる。3大罪悪の偶像崇拝・殺人・姦淫(かんいん)のうち、姦淫を防ぐ「慎み深い」服装だ。イスラエルは建国時、国家統合のためユダヤ教の伝統を公的に守ることを約束して超正統派に特別な地位を与えた。独自の宗教教育を容認し、宗教学校の生徒の兵役を免除。多くの男性が働かず宗教研究に没頭するのを扶助する。こうした「優遇」に対し、世俗派の反感は強い。

 超正統派は、エルサレムの一部地区やテルアビブ近郊の自治体など特定の地区に固まって暮らし、生活スタイルを守ってきた。例えば、車の運転を含む「労働」が禁じられる安息日(金曜の日没から土曜の日没)に、外部から車が入るのを防ぐ柵を公道に置く。

 こうした超正統派の生活スタイルを巡り新たな摩擦が生まれた。「超正統派は居住領域が世俗派地区へと広がり、互いに接する機会が増えた。また、政治的な発言力が強まり、宗教的な考えを他者にも強要するようになった。世俗派は不安がっている」と、アリエル大学センターのヨエル・コーヘン教授(宗教とメディア)は指摘する。

 超正統派については、人口増加率は高く、50年後には全人口の3割を占めるとの推計がある。女性の平均出生率は6・5人で、世俗派の3倍だ。社会的な宗教回帰の動きを反映し、超正統派になる人も多い。政府も就労を促進し、それを後押ししている。その結果、超正統派の活動領域は広がった。

 イスラエルの国会や市議会は比例代表制の選挙を行い、少数党が乱立する。首相や首長は選挙のたびに連立を組む。国政では77年以降、ほぼ一貫して超正統派の小さな政党が政権入りしてきた。ネタニヤフ現政権に加わるシャス党は、単独で連立を崩せる議席数を持ち、宗教学校の生徒への優遇措置拡大を勝ち取るなど影響力がある。「だから今後も摩擦は起きる」と、コーヘン教授は言う。

 ◇バスの席、男女隔離
 男が前、女が後ろという「隔離バス」は全国で約500便が走っているという。エルサレム近郊で、大きな超正統派居住区をつなぐ路線などだ。12月上旬、世俗派の女性ユリア・メサメドさん(35)と乗り、前部に座ってもらった。超正統派の男が告げた。「女性は後ろです」。理由を問うと「慎みの問題。男女が同席しないことです」という。

 バスには「座る位置の強要は犯罪」との掲示があるが、超正統派のラビ(導師)は「私たちは女性を大事にしている。不道徳な状況が生じないよう、境界を引く」という。民間団体・イスラエル宗教行動センターのアナト・ホフマン最高責任者は「社会的弱者の女性が抑圧された違法行為だ」と憤る。

3802名無しさん:2012/02/06(月) 12:06:55
◇広告の女性にペンキ 脅され自主規制も
 屋外広告で最大手のゾハルフツォト社副社長のニシム・ハソンさん(50)は昨年9月、匿名の男に電話で脅された。「子供に見せるような写真か。外せ」。エルサレムの世俗派地区に出したジーンズの広告への苦情だ。女性モデルは、半袖シャツ姿で胸元が開いている。11月にも、スポーツクラブの広告で写真の女性にペンキをかけられた。珍しいことではないという。

 超正統派地区では、同じスポーツクラブの広告写真でもクマのぬいぐるみを使っている。ハソンさんは「脅しなどの結果、世俗派地区でも女性モデルを自主規制する広告主が出てきた」と残念がる。

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 ■ことば

 ◇イスラエルのユダヤ教徒
 イスラエル人口約770万のうち約75%がユダヤ人で、他はアラブ人など。ユダヤ人の社会集団についての色分けは、日常生活や信仰のあり方を規定するユダヤ教の戒律をどれほど厳格に守っているかを基準に、大ざっぱに分類できる。自己申告に基づく調査(イスラエル統計局、09年)によると、敬虔(けいけん)な順に▽超正統派8%▽正統派12%▽伝統派39%▽世俗派41%。前者二つを合わせた計2割を信仰深い人々、後者二つの計8割を広義の世俗派ととらえることも多い。伝統派は、日常は世俗的だが一部の伝統行事を取り入れる人たち。

毎日新聞 2012年2月6日 東京朝刊

3803名無しさん:2012/02/06(月) 18:59:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120206-00000057-reut-int
イラン市民襲う経済制裁、生活困窮で「核問題よりパン」
ロイター 2月6日(月)15時39分配信


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2月5日、イラン政府は核開発をめぐり西側諸国に強硬な姿勢を崩さないが、経済制裁は市民生活にも負担を強いており、経済状況の急激な悪化について不満の声も聞かれる。写真はテヘランのショッピングモールで商品をチェックする従業員(2012年 ロイター /Morteza Nikoubazl)
[5日 ロイター] イラン中部のイスファハンで野菜商を営むハサン・シャラフィさんは、毎日家族が口にする食料の購入にも苦労している。イラン政府は核開発をめぐり西側諸国に強硬な姿勢を崩さないが、経済制裁はシャラフィさんのような一般市民に負担を強いており、その重圧はほとんど耐えられない水準に達している。

【欧米が制裁強化、原油価格への影響は】特集イラン情勢

4人の子どもがいるシャラフィさんは、「物価は毎日上がり、暮らしにはお金がかかる。鳥肉などは月に1回しか買えない。以前は週2回は買えていたのに」と苦しい現状を語り、「時々死にたくなる。絶望だ。子どもたちを食べさせる十分な稼ぎがない」と嘆いた。

議会選挙を3月に控える中、イランはこの数カ月、欧米の経済制裁で大きな打撃を受けている。その原因である核疑惑をめぐっては、イラン側が平和的な開発だと主張するのに対し、西側は兵器利用が目的だと非難している。

イラン各地で話を聞くと、市民は経済状況の急激な悪化について不満を口にする。この問題は、アハマディネジャド大統領と強硬派のライバルとの溝を浮き彫りにしている選挙の争点になるとみられている。

アハマディネジャド大統領が再選した2009年の大統領選では、選挙に不正があったとしてデモが8カ月にわたって続いた。当局は部隊を投入してデモを鎮圧したが、その後に起きた中東の民主化運動「アラブの春」では、経済的な窮状への怒りに駆られた市民の反乱に政府はもろいという事実が示された。

「私の父は、30年間勤めた工場が先月閉鎖されたため失業した」と語るのは、北部ラシュトで数学を専攻する学生ベナスさん。現状には非常に悲観的だと話し、「物価の上昇が制裁のせいかは分からない。一つだけ分かるのは、私たちの生活が壊されているということ。未来に希望はない」と肩を落とした。

イラン指導部は、制裁により経済が打撃を被ってはいないと主張し、国民には連帯を呼び掛けている。最高指導者ハメネイ師は3日に行った演説で、制裁が国民を強くするとさえ語っていた。

<核問題よりもパン>

欧米は、経済制裁によってイランの民衆が指導部に反旗を翻すことを期待しており、国民の間には確かに不満が広がっている。核問題について市民に尋ねると、経済的窮状から注意をそらすのが目的と考えているかのような声も多い。

教師で3人の子どもの母でもあるミトラ・ザラビさんは、「自分は政治家ではないから核問題に関心はない。もうすぐ、子どもたちの食べ物や他の必需品を買えなくなるかもしれない」と生活苦を危惧。また、北部カシャーンで中国の輸入品を販売するレザ・ゾラビさん(62)も核問題に興味はないとし、「家族のためにパンを得る手段を見つける必要がある」と取り合わなかった。

イラン当局によると、同国の失業率は約15%。ただ、多くの仕事は収入が微々たるもので、生活を支えることができる仕事を持たない人の数はさらに多いとみられる。

東部マシュハドの広場で建設業の日雇い仕事を探すヘマト・ゴルバンさん(32)は、かつて西部ザンジャーンにある小さな果物店を営んでいたが、賃貸料や仕入れ価格の高騰で廃業に追いやられたという。

ゴルバンさんは「今日の稼ぎはない。どうやって家族を養えばいいのか。もうすぐ家族はホームレスになる。週に3─4日も仕事がないときもある」と訴えた。

オバマ米大統領は昨年12月31日、イランの中央銀行と取引する外国金融機関に対しても制裁を科すというイラン制裁法案に署名。これによって、イランと各国の原油取引は徐々に減少するとみられている。また、イランの大口取引先だった欧州連合(EU)も原油輸入禁止を決定し、他国も追随する動きを見せている。

3804名無しさん:2012/02/06(月) 18:59:50
<インフレと失業>

イラン当局が発表する年間インフレ率は約20%だが、エコノミストなどは実際は50%程度だと指摘する。パンや乳製品、米、野菜などの価格は高騰しており、同国の伝統的なパン「サンギャク」は、数カ月前に比べて30%以上値上がりした。

名前を明らかにしなかった西部ケルマーンシャーの主婦は、「心配だし恐い。米国などがさらに制裁を科せば、何が起こるのか」と語り、子どもたちの将来を気遣った。また、首都テヘランに近い中部カラジュで雑貨店を営むレザ・ハレギさんは、「制裁のせいで物価はほとんど毎日上がっており、市民の購買力は急降下している」と語った。

イランでは2010年以降、政府の助成金削減により、工場や家庭で使う電気、水、天然ガスの値段が3倍に急騰した。国内メディアによると、この影響でテヘランでは少なくとも1800の小規模工場が閉鎖に追い込まれた。

小規模事業者らは、通貨リアルの下落が物価高騰を招き、会社の運営が非常に厳しいと主張。北部サーリーで電気店の廃業を検討しているコスロ・サデギさんは、「ビジネスはほとんど死に体だ。皆、最低限のものしか買えない」と語り、「リアルの変動で値上げしなければならず、そのせいで市民はこれ以上何も買えない状態だ」と嘆いた。

*一部サイトに正しく表示されなかったため再送します。

3805チバQ:2012/02/06(月) 21:03:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012020600673
アッバス議長が首相兼任へ=パレスチナ分裂解消で進展
 【エルサレム時事】アッバス・パレスチナ自治政府議長率いる穏健派ファタハとイスラム原理主義組織ハマスは6日、カタールの首都ドーハで和解協議を行い、5月までに予定される議長選や評議会(議会)選の実施まで政権を担う暫定政府の首相を、アッバス議長が兼任することで合意した。AFP通信が伝えた。
 人選に難航していた首相人事が決着したことで、2007年6月以降、アッバス氏が統治するヨルダン川西岸とハマスが実効支配するガザ地区に分裂しているパレスチナは和解に向けて大きく前進した。
 ただ、正式な統一政府発足までには不透明な要素も多い。パレスチナ解放機構(PLO)のハンナ・アミレ執行委員は、選挙の準備は進んでおらず、「年末まで延期される」との見通しを示した。
 また、イスラエルは、テロ組織とみなすハマスが加わる自治政府とは「交渉しない」と明言しており、和解がさらに進展すれば、自治政府への経済制裁など強硬路線を取る可能性もある。中断する中東和平交渉も一層混迷しかねない。(2012/02/06-20:12)

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3806チバQ:2012/02/06(月) 21:19:06
>>3740-3741
http://www.asahi.com/international/update/0206/TKY201202060070.html
2012年2月6日9時44分
フィンランド大統領に親EU派ニーニスト氏 元財務相
 フィンランドで5日、ハロネン大統領の任期満了に伴う大統領選の決選投票があった。連立与党第1党で保守の国民連合のサウリ・ニーニスト元財務相(63)が6割以上を得票し、与党緑の党のペッカ・ハービスト元環境相(53)を破って当選した。

 ニーニスト氏は、フィンランドがユーロに加盟した時の財務相で、親欧州連合(EU)で知られる。EUの公的金融機関である欧州投資銀行の副総裁も務めた。EUによるギリシャ救済に国民の不満が高まっているが、国民連合党首のカタイネン首相と連携し、EU協調路線を進めることになりそうだ。

 大統領は主に外交・防衛を担うが、政治的な権力は限られている。(ロンドン=伊東和貴)

3807チバQ:2012/02/06(月) 21:29:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120206-00000010-mai-int
<英国>エリザベス女王即位60年…「開かれた王室」に寄与
毎日新聞 2月6日(月)10時59分配信

 【ロンドン笠原敏彦】英国のエリザベス女王(85)は6日、即位60年を迎えた。在位期間の長さはビクトリア女王(1837〜1901年)の63年7カ月に次いで英国王として歴代2位。英国は今年を「ダイヤモンド・ジュビリー(即位60周年祝祭)」の年とし、6月のメーン行事を中心に盛大に祝福する。

 エリザベス女王は1952年2月6日、ケニアに滞在中に父ジョージ6世王死去の報を受け25歳で即位。翌53年6月の戴冠式は初めてテレビで中継され、世界で3億人が見たとされる。女王の治世は第二次大戦後の英国社会の歩みと重なり、その下で首相を務めたのはチャーチルから現在のキャメロン氏まで実に12人に上る。

 この間、97年のダイアナ元妃の交通事故死への「冷淡な対応」で国民の強い批判を受け、王室の危機に直面した。しかし、その後、国民と積極的に交流する「開かれた王室」に努め、支持を回復。現在も85歳の年齢からみて「信じられないほどの忙しさ」(BBC記者)で公務をこなし、昨年5月には英国王として旧植民地アイルランドを独立後初めて訪問し、両国和解の総仕上げを果たすなど強い存在感を示している。

 昨年のクリスマス前には、夫のフィリップ殿下(90)が緊急入院して冠動脈手術を受けたが、すでに回復。孫のヘンリー王子はBBCのインタビューに「女王は彼(フィリップ殿下)がいなければ公務を果たすことができないだろう」と話し、結婚66年目になる殿下の存在が公務遂行の支えになっているとの見方を示している。

 英政府は6月2〜5日を4連休とし、船舶約1000隻によるテムズ川でのパレードなど祝賀行事を予定。また、女王が国家元首を務める英連邦15カ国を、英王室メンバーが訪問して英連邦の結束の強化を図る。

3808とはずがたり:2012/02/07(火) 00:18:05
>>3806
与党内で大統領候補争うんですねぇ。。

3809名無しさん:2012/02/07(火) 12:28:54
http://mainichi.jp/select/world/news/20120207k0000e030149000c.html
仏大統領選:独仏首脳の協力関係に両国で批判の声
 【パリ宮川裕章、ベルリン篠田航一】フランスのサルコジ大統領は6日、仏独首脳会談でパリを訪れたドイツのメルケル首相と仏国営テレビに出演し、緊密な協力体制をアピールした。4月の仏大統領選に向け、サルコジ氏は正式な出馬表明をしていないが、メルケル氏は「選挙の応援は当然」と述べ、国境を越えた異例の選挙応援キャンペーンが始まった形だ。低支持率に悩むサルコジ氏は「ドイツ」を選挙戦の切り札にする思惑だが、両国では批判の声も上がっている。

 「私たちは家族政党だ。応援は当然だ」。テレビ出演でメルケル氏は述べた。メルケル氏のキリスト教民主同盟とサルコジ氏の国民運動連合はともに右派。09年の独総選挙ではサルコジ氏が応援に駆けつけた。

 背景には両首脳が主導してきた、財政規律を各国が法制化する欧州条約案をサルコジ氏の対抗馬となる最大野党・社会党のオランド氏が見直す考えを示していることもある。

 サルコジ氏は先月29日の会見でも、再三ドイツの経済政策を「成功例」として礼賛。仏メディアは「何でも独のコピーの国」などと悲観的な論調が目立つ。一方、ルモンド紙(電子版)は「自分が欧州を取り仕切っているように見せたい大統領と、他国への恐怖心をあおらないよう、自分の役割を小さく見せようとする首相のペアは、利害の一致の上に成り立っている」と分析する。

 ドイツ国内では、メルケル氏に対し、連立政権内からも疑問の声が上がっている。ウェスターウェレ外相は「ドイツ政府は、選挙を戦うフランスの政党ではない」と批判、独誌シュピーゲルは「フランスの内政にここまで介入する事態は前例がない」と指摘した。

毎日新聞 2012年2月7日 11時02分(最終更新 2月7日 11時18分)

3810チバQ:2012/02/07(火) 12:35:12
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LYZVDS07SXKX01.html
ルーマニア首相辞任、緊縮策に国民反発−後任にウングレアーヌ氏
  2月6日(ブルームバーグ):ルーマニアのボック首相は6日、救済融資の条件とされた財政緊縮策に国民が反発し、内閣支持率が半分以下に急落していることから、辞任を表明した。新たな政府樹立により「政治・社会的な圧力を緩和する」ためだと説明した。これを受け、バセスク大統領は、元外相のウングレアーヌ氏(43)を次期首相に指名。抗議デモが高まるなか、同氏は10日以内に組閣作業を終え、国民の支持回復を目指す必要がある。

  議会は新政権発足後60日以内に信任投票を行う。

  ボック首相が率いていた連立政権が打ち出した政府部門の25%の賃下げや付加価値税引き上げは国民の反発を招き、先月には過去10年余りで最も激しい抗議活動が起きた。国際通貨基金(IMF)と欧州連合(EU)からの融資を取り決めた際の公約を実行するため、同国政府は今年の財政赤字の国内総生産(GDP)比率を昨年の4.35%から1.9%に引き下げる緊縮策を推し進めた。

  ウングレアーヌ氏はテレビ放映された演説で、「私は政治的に独立した立場にあることから、引き受けた責務を実行することが可能であり、改革は続く」と発言。「私の主な優先課題は、ルーマニアの経済・政治的安定だ」と表明した。

3811チバQ:2012/02/07(火) 21:20:56
>>3686
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012020700856
モルディブ大統領が辞任=与野党対立でデモ激化
 【ニューデリー時事】インド洋の島国モルディブの首都マレで7日、数週間にわたり続いていた野党勢力の反政府デモが拡大し、約500人の暴徒が国防省本部を襲撃するなど混乱が発生した。地元メディアなどによると、ナシード大統領は同日のテレビ演説で「現状では辞任が国のためになる」と述べ、混乱の責任を取って辞任した。
 軍によるクーデター説も流れたが、軍報道官はAFP通信にこれを否定。ただ、大統領に辞任を促したことを明らかにした。ハッサン副大統領は同日、後任大統領として就任宣誓を行った。
 モルディブでは1月、ナシード大統領に批判的な野党幹部が警察に逮捕され、その釈放を命じた刑事裁判所所長が軍に拘束された。ガユーム前大統領らを支持する野党勢力はこれら政権の強硬策に反発、デモを繰り返してきた。7日には一部の警官隊もデモに合流した。(2012/02/07-20:49

3812チバQ:2012/02/07(火) 21:22:03
http://www.asahi.com/international/update/0207/TKY201202070452.html
2012年2月7日19時27分
プーチン氏、TV討論に代打 他候補激怒「コメディー」

 3月4日が投票日のロシア大統領選に向け、候補者同士のテレビ討論が始まった。だが、返り咲きを目指すプーチン首相は公務を理由に出演を拒否。専門家を代理出席させる。

 「これは討論じゃなくてコメディーだ」。民族右派「自由民主党」党首として立候補しているジリノフスキー氏は地元メディアに怒りをぶちまけた。2月6日夜、同氏はプーチン氏とテレビ討論を行う予定だったが、収録に現れたのは女性の政治学者。「プーチンの脳みそが政治学者の頭の中に入っているとでもいうのか。滑稽だ。国のトップを目指す人間が討論で代理人を立てるなんて世界中どこにもない」と同氏は話す。

 首相の報道官は、首相は公務を空けてまでテレビ討論に出席することはないとし、「その分の時間を有権者のために自身の選挙公約を仕上げることに使う」と説明している。過去の大統領選でも、プーチン氏やメドベージェフ大統領は討論への参加を拒否してきた。(モスクワ=関根和弘)

3813チバQ:2012/02/07(火) 21:30:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120207/erp12020720230006-n1.htm
「領土交渉」壁高し、露「東方」重視に舵 プーチン氏復帰確実視
2012.2.7 20:21

 【モスクワ=遠藤良介】3月4日のロシア大統領選でプーチン首相(前大統領)の当選が確実視されているのに伴い、ロシアが人口の希薄な極東・東シベリアの開発やアジア・太平洋諸国との関係強化といった「東方」重視の政策に舵を切っている。中国との勢力バランスを保ちつつ、「ユーラシアの大国」として国際社会での存在感を増す戦略だ。ただ、これが次期政権との北方領土交渉を容易にするわけではない。

 露主要紙によると、経済発展省は極東の沿海地方などで耕作の行われていない農地計100万ヘクタールを外国投資家に長期貸与することを計画。日本や中国、北朝鮮、韓国、ベトナムなどアジア・太平洋諸国の誘致が念頭に置かれており、9月にウラジオストクで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)で各国に提示する考えだ。

 プーチン氏の信頼が厚いショイグ非常事態相を中心に、極東・東シベリアの開発を担う国策会社を設立する構想も練られている。

 外交面ではラブロフ外相が1月末以降、今年初の外遊として日本を振り出しにオーストラリアやニュージーランドなどを歴訪し、アジア・太平洋地域を重視する姿勢を鮮明にした。ロシアは東南アジア諸国連合(ASEAN)との自由貿易協定(FTA)締結を目指している。

 こうした「東方」政策の根底には、世界をブロック単位でとらえ、その勢力バランスを重視するプーチン氏の国際政治観がある。

 ロシアではソ連崩壊後、極東・東シベリアの産業が衰退し、この地域は激しい人口流出に見舞われた。隣接する中国との発展格差は開く一方で、これが潜在的脅威と映っている。また、欧州経済が不調にある中で、アジア・太平洋諸国は成長著しい。

 中国以外のアジア・太平洋諸国と関係を深め、その協力も得て国土をバランスよく発展させることが、世界の「極」の一つとして生き残る戦略というわけだ。

 ロシアは初の議長国を務める9月のAPECを「東方」路線の象徴的イベントと考えており、プーチン次期政権はその成功のためにも対日関係の改善に動くとみられている。

 ただ、これが領土交渉に弾みをつけると考えるのは早計だ。プーチン氏は前回の大統領期、平和条約の締結後に歯舞、色丹両島を引き渡すとした日ソ共同宣言(1956年)を有効だと確認。しかし、四島返還を国是とする日本と「2島」で幕を引きたいプーチン政権の距離が埋まらず、交渉は進展しなかった。

 また、メドベージェフ大統領が2010年11月に国後島訪問を敢行して以降、ロシア側は領土問題が存在しないかのような言説を繰り返し、立場を後退させた。メドベージェフ氏は大統領復帰後のプーチン氏が交渉を優位に進めるための“地ならし”を行ったともいえ、前途は多難だ。

 ロシアの都市部で反プーチン機運が高まっていることも、次期政権に領土問題での譲歩を難しくさせる要因となっている。

3815チバQ:2012/02/08(水) 18:10:26
http://www.cnn.co.jp/world/30005542.html
モルディブ大統領、デモ激化で辞任 背後に元独裁者の影
2012.02.08 Wed posted at: 12:31 JST

(CNN) 世界中からハネムーンの観光客などが訪れるインド洋の島国モルディブで、警察官らが加わった反政府デモが激化し、ナシード大統領が7日、辞任に追い込まれた。

ナシード大統領は同国で初めて民主的な選挙で選ばれた大統領だった。辞任の背景には、2008年の選挙でナシード氏に敗北するまで30年にわたって実権を握っていたガユーム前大統領の存在が指摘されている。

ナシード大統領の報道官は、陸軍本部前で同日朝、約500人の市民やイスラム強硬派などが抗議デモを展開し、一部の警察官もデモに加わったと説明。「大統領は軍によるデモの封じ込めか、あるいは自らの辞任かを選択すべき状況の中で、後者を選んだ」と述べ、「モルディブで民主的に選ばれた初の大統領が、かつての独裁者とその支持者に追い落とされた」と強調した。

国営テレビのプロデューサーによると、約200人の警察官が首都マレ中心部の広場に集まり、軍との衝突に発展。警察官らは同日、国営テレビを占拠して放送局名を以前の名称に戻させたという。

ナシード大統領はテレビ演説で、国家の治安と平和を維持できなくなったと感じて辞任を決めたと表明した。後任の大統領にはハッサン副大統領が就任した。

デモに加わった警察官は、ガユーム前大統領寄りの政党、進歩党を支持しているとみられる。進歩党の広報によれば、7日午後に各政党の会合を開いて次の段階について協議する予定だという。

同国では昨年から反政府デモが激化し、イスラム教の教えを徹底させるべきだと主張する野党勢力がナシード大統領に対する批判を強めていた。これに対してナシード大統領は、ガユーム前大統領の支持層がデモを組織していると批判していた。

2011年の統計によれば、同国は人口の98%をイスラム教徒が占める。モルディブ事情に詳しいジャーナリストのスモン・チャクラバルティ氏は、今回の騒乱をクーデターと位置付け、「モルディブの民主主義は終わった」と指摘。「同国は世界でも有数の穏健なイスラム国家から、過激主義へと向かいつつある」と危惧(きぐ)している。

3816チバQ:2012/02/08(水) 18:18:05
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120208-OYT1T00824.htm
米大統領選共和党争い、サントラム氏が3州制す

 【ワシントン=中島健太郎】米大統領選の共和党候補指名争いは7日、中西部のミネソタ、西部のコロラド両州で党員集会、中西部のミズーリ州で予備選が行われた。


 3州とも、人工妊娠中絶に強硬に反対し、キリスト教右派などの保守派が支持するリック・サントラム元上院議員(53)が、穏健派のミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)ら3氏を破った。

 サントラム氏が制した州は、1月3日に党員集会が行われたアイオワと合わせて4州となり、ロムニー氏の3州を上回った。

(2012年2月8日17時15分 読売新聞)

3817チバQ:2012/02/09(木) 12:16:01
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/09/20120209ddm007030114000c.html
蠢くフランス:12年大統領選 ドイツ野党「オランド支援」 「メルコジ」に対抗、異例の明言
 <蠢(うごめ)くフランス>

 【ベルリン篠田航一、パリ宮川裕章】4月のフランス大統領選に向け、ドイツ最大野党・社会民主党のクラフト副党首は、同じ中道左派のフランス最大野党・社会党のオランド氏の支援を明言した。独メディアが7日、一斉に伝えた。既にメルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)は、同じ保守系で現職のサルコジ大統領の支援を表明しており、これに対抗した形だ。一国の首相が外国の選挙に介入するという「タブー破り」(独紙ウェルト)をしたメルケル首相の姿勢が、仏独の与野党を巻き込んだ「場外乱闘」を過熱させている。

 クラフト氏は「社会民主主義勢力が国境を超え協力するのは当然」と強調。「メルコジ」と呼ばれる両首脳への対決姿勢をにじませた。通常は、政策の近い党でも外国の選挙前は中立を保つのが一般的で、「オランド氏は古くさい左派」(グレーエCDU幹事長)などと攻撃する現状は異例だ。

 こうした事態にはメルケル政権内からも批判が出ている。ウェスターウェレ独外相(自由民主党)は7日、「すべてのドイツの政党は抑制を保つべきだ。外国への干渉は賢明でない」と自制を強く訴えた。ドイツの首相は党派にかかわらず外国の有力候補の表敬訪問を丁重に迎える伝統があるが、オランド氏は、独首相府に訪独の日程を決めさせてもらえない状態が続いており、「オランド氏への侮辱」(独誌シュピーゲル)も露骨になっている。

毎日新聞 2012年2月9日 東京朝刊

3818チバQ:2012/02/09(木) 12:18:16
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/09/20120209ddm007030025000c.html
イラン:イスラエルのCMなのに…「侮辱」と不買検討 登場サムスンとばっちり
 【テヘラン鵜塚健、エルサレム花岡洋二】イスラエルで最近放映されたテレビCMが動画投稿サイト「ユーチューブ」に流出し、このCMがイランを侮辱する内容だとしてCMに登場した韓国電機大手「サムスン電子」に対する非難の声がイランで高まっている。イラン国会はサムスン製品の不買運動の検討を始めており、イランで高い販売シェアを誇るサムスンは釈明に追われている。

 問題になったのは、イスラエルのケーブルテレビへの加入を促すCMで、新規加入者は特典としてサムスンのタブレット端末をもらえることを強調している。サムスンのテヘラン事務所は「CMはケーブルテレビ会社が制作したもので、本社とは一切関係がない」と釈明しており、とんだ「とばっちり」を受けた形だ。背景には、韓国政府が米国主導の対イラン経済制裁に同調して、イラン産原油の輸入削減を検討していることもあるとみられる。

 CMでは、イランに潜入したイスラエル情報機関「モサド」の工作員の男が退屈してタブレット端末を操作しているところに、女装した4人組のイスラエル人男性が登場。4人組の一人が工作員から借りたタブレット端末を誤って操作し、背後の核施設で爆発が起きるという筋書きだ。

 この中で4人組の一人が「また謎の爆発か」と驚く場面があり、最近イラン国内でモサドの関与が疑われる不審な爆発事故が相次いだことをちゃかしている。これがイランの防諜(ぼうちょう)体制の甘さをバカにしたものと受け取られた。また、CMの中でイランが砂漠の中の未開の地のように描かれている点も反発を呼んでいる。

 イラン国営放送(電子版)は2日、国会エネルギー委員会のファティプール委員長が、「CMは侮辱的だ。サムスン製品の不買運動を検討している」と語ったことを報じた。

毎日新聞 2012年2月9日 東京朝刊

3819チバQ:2012/02/09(木) 21:44:59
http://www.cnn.co.jp/world/30005548.html
議会中に携帯電話でポルノ観賞? 州閣僚3人が辞任 インド
2012.02.09 Thu posted at: 11:20 JST

ニューデリー(CNN) インド南部のカルナタカ州で、州の閣僚3人が議会の最中に携帯電話でアダルト動画などを見ていたと報じられ、辞任に追い込まれた。

辞任した州閣僚3人のうち2人は州下院議会の審議中にアダルト動画を見ていたとされ、もう1人は携帯電話にわいせつ画像を保存していたとされる。

閣僚が携帯電話で動画を見ている場面は同国のメディアで大々的に報道された。州議会を取材していた地元テレビ局の報道カメラマンが、閣僚2人が下を向いて携帯電話の画面を見ているのに気づき、拡大して見たところ、性行為とみられるシーンが映っていたという。2人は議会の審議中ずっと携帯電話を見続けていたとされる。

また、もう1人の閣僚が白熱する審議をよそに、若い女性の顔写真数枚を画面上でめくって眺めている様子もカメラがとらえた。

これについて閣僚の1人は、見ていたのはアダルト動画ではなく女性が複数の男性にレイプされる場面を映した動画で、レイブパーティーの危険性を訴える審議に備えるためだったと弁明している。

もう1人の閣僚は最近、同州で強姦事件が増えているのは肌を露出する女性の服装と関係があると発言し、地元で物議をかもしていた。

3人とも党に迷惑をかけたくないとして辞任を表明したが、問題があったことは否定しており、疑いを晴らすためとして調査を要求している。

3820チバQ:2012/02/09(木) 21:48:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120209/amr12020918420004-n1.htm
イギリスに対抗措置も フォークランド諸島めぐり南米周辺国に「反英機運」
2012.2.9 18:39 (1/2ページ)[南北アメリカ]
 【ニューヨーク=黒沢潤】英政府が今月初め、アルゼンチンとの間で領有権争いが続く英領フォークランド(アルゼンチン名マルビナス)諸島に最新鋭の駆逐艦とともに、空軍で救助ヘリの副操縦士を務めているウィリアム王子を派遣したことに一部周辺国が反発を強めている。

 同諸島の領有権をめぐり、アルゼンチンと英国が戦火を交えた1982年のフォークランド紛争から今年で30年。今月2日、ウィリアム王子は同諸島に到着。軍事訓練の一環で、約6週間とどまる方針だ。

 英軍の部隊増派の動きに対し、アルゼンチンのフェルナンデス大統領は7日、「英国による南極周辺での軍備増強は(周辺の)安全保障にとって重大な危機となる」と述べ、この問題を国連安保理に提起する考えを示した。

 ブラジルとウルグアイはすでに、フォークランドの旗を掲げる船舶の寄港を禁止する措置をとったほか、チリ外務省もアルゼンチンへの支持を表明。エクアドルのコレア大統領も「(英国は)21世紀の時代に植民地主義的な行動を取ろうとしている」と非難し、さらなる“制裁”の必要性を強調している。

 ベネズエラのチャベス大統領は「姉妹国に対する帝国主義者の攻撃には一緒になって抵抗する」と述べ、アルゼンチンと英国が戦火を再び交えた場合、アルゼンチンを支援する意向を示した。

 居住者が3000人足らずの同諸島を英国が重視するのは、漁業権益だけでなく、同海域における原油の推定埋蔵量が約83億バレルとされるからだ。これは英本国の推定埋蔵量の3倍に相当する。英外務省は「フォークランド諸島の人々が望まなければ領有権についてアルゼンチンと交渉することは一切あり得ない」との見解を示している。

3821チバQ:2012/02/09(木) 21:49:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120209/mds12020912150001-n1.htm
対シリア強硬派の湾岸諸国 狙いはシーア派へのくさび
2012.2.9 12:14 (1/2ページ)
 【ダマスカス=大内清】市民弾圧が続くシリア問題で、湾岸アラブ6カ国は7日、それぞれの駐シリア大使を一斉に本国へ召還するとともに、各国に駐在するシリア大使を追放すると発表した。同国に対する強硬姿勢をいっそう鮮明にした形だ。イスラム教スンニ派が支配層を形成する湾岸諸国には、今回のシリア危機を利用し、シーア派の勢力圏にくさびを打ち込む狙いがあるとみられる。

 アラブ連盟は1月、シリアのバッシャール・アサド大統領に対し、シャラ副大統領への権限移譲を迫った。表向き、これを主導したとされるのは、対シリア強硬派のカタールとサウジアラビアだ。

 だが複数の外交筋によれば、この案はもともと、混乱長期化による域内の流動化を恐れるイラクが、事態収拾に向け水面下で根回しを進めていたものだった。

 アサド大統領の父ハフェズ・アサド前大統領(2000年に死去)の政治顧問だったジョージ・ジャッブール氏(73)は「(大統領退陣後の)権力配分などの問題を解決できれば、政権が受け入れる可能性はあった」と話し、同案を軸に騒乱を軟着陸させるシナリオもありえたと指摘する。

 しかしアラブ連盟が、カタールなどの主導で、準備不足のまま一方的に発表したことで、外圧に屈したとの構図を嫌う政権側は同案を拒否、シリアの孤立が深まった。ジャッブール氏は「政権を徹底的に追い詰めたいカタールやサウジが、(同案を)潰すため連盟に持ち込んだ」とみる。

 カタールやサウジは、一連の騒乱の発生前はシリアへ活発に投資してきた。この2国がシリアへの圧力を強める立場に転じた背景には、「シーア派三日月地帯」と呼ばれる、イランからレバノンに至るシーア派人口の多い地域で、同派勢力の結びつきが強まっていることへの警戒心がある。

 スンニ派が多数を占めるシリアでも、シーア派の一派とされるアラウィ派が権力を握る。そのアサド政権は、イランと盟友関係にあるほか、西隣のレバノンでシーア派組織ヒズボラを支援。東隣のイラクでは近年、シーア派主導のマリキ政権がイランとの関係を深めている。

 そんな中、デモや反体制派との戦闘で弱体化したアサド政権への圧力強化は、「シーア派勢力への絶好の牽制(けんせい)になる」(外交筋)というわけだ。

 アラブ連盟には、エジプトなど、本音では圧力強化に慎重な国も少なくない。ただ、弾圧を続けるアサド政権を支持しているとは受け取られたくはないため、強硬論に引きずられているのが現実だ。投資や援助が見込める富裕な湾岸諸国との関係を悪化させたくないとの事情もある。

 連盟内での議論は、今後もカタールやサウジが主導する可能性が高いだけに、シリアと他のアラブ諸国との反目が先鋭化する恐れも指摘されている。

3822とはずがたり:2012/02/09(木) 22:58:05
アサドは捕まえて処刑だろ(`Д´)つ)ノД`)・゚・。
てか,結構若いんですな。46か。

英育ちで開放的…シリア大統領夫人の「夫を支持」波紋
http://www.asahi.com/international/update/0209/TKY201202090127.html

 反体制派への弾圧が続くシリアのアサド大統領(46)の妻アスマさん(36)が夫を支持すると表明した。英国で生まれ育った夫人を独裁政権の「良心」と見る向きもあっただけに、在外シリア人らは「弾圧を続けるアサドと同じだ」と批判を強めている。

 「大統領はシリアの大統領であり、一派閥(の代表者)ではない。夫人は大統領の役目を支える」。英紙タイムズは7日、アスマさんの事務所から届いたメールを掲載した。

 アスマさんはロンドンのシリア人医師の家庭で育った。大学でコンピューター科学を専攻、JPモルガンなど複数の投資銀行で働いた。眼科医になるため英国に留学していたアサド大統領と親交を深め、2000年に結婚。今もシリアと英国の国籍を持っているという。

3823チバQ:2012/02/09(木) 23:44:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120209/asi12020923350006-n1.htm
投獄されても「闘争」 モルディブ前大統領
2012.2.9 23:27

9日、モルディブの首都マレの自宅で、共同通信と会見するナシード前大統領(共同)
 政変で辞任したモルディブのナシード前大統領は9日、首都マレの自宅で共同通信と単独会見し、仮に逮捕、投獄されても「闘い続ける」と述べ、新政権や軍、警察との対決姿勢を鮮明にした。前大統領が7日の辞任後、日本メディアと会見したのは初めて。モルディブの裁判所は9日、ナシード氏らの逮捕状を出した。

 ナシード氏は「逮捕状は違法で受け入れられない」と強調。辞任の際、警察や軍に銃で脅され「辞めなければ、武力を使うと辞任を強制された」と、あらためて軍や警察による事実上のクーデターだったと語った。

 政情不安が続く現状については「警察は私の支持者に暴力をふるい、危険にさらしている。警察が矛を収めなければ、状況は悪化する」と、政変で副大統領から昇格したハッサン新大統領や軍、警察の強硬姿勢を非難した。(共同)

3824チバQ:2012/02/10(金) 19:47:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120210/mds12021019330002-n1.htm
流血止まらぬ反体制派の街、シリア・ホムス 砲撃で大量殺害
2012.2.10 19:31 (1/2ページ)

8日、アサド政権の軍による攻撃が激化するシリア西部ホムスで、破壊され瓦礫と化した住居(AP)
 【ダマスカス=大内清】シリアの反体制派の拠点がある西部ホムスに対するアサド政権軍の砲撃は開始から1週間の10日も続き、人権団体などの情報を総合すると、これまでに市民ら450人以上が死亡したもようだ。政権側は今回の攻撃を反政府活動の鎮圧につなげる考えだが、反体制派武装組織「自由シリア軍」は抵抗を続けており、止まらぬ流血に国際社会はいらだちを強めている。

 戦車と迫撃砲による砲撃は3日夜に始まった。4日には国連安全保障理事会でロシアと中国が対シリア決議案に拒否権を行使、政権側はその後、攻撃を強化した。安保理での否決が市民の大量殺害に“お墨付き”を与えた格好で、国連の潘基文事務総長も8日、「(決議案否決は)シリア政府が国民への『戦争』を強化するのを助長した」と、糾弾したほどだった。

 昨年3月に南部ダルアーで発生した大規模な反政府デモが全国に拡大する中、第3の都市ホムスで、政権側が弾圧を集中させているのはなぜか。ホムスはレバノン国境に近く、軍を離反した将兵の出入国拠点となってきたとされる。

 またホムスは、首都ダマスカスと、第2の都市である北部アレッポを結ぶ街道上の要衝にある。政権側には、ホムスを徹底鎮圧して国民に恐怖心を植え付けるとともに、他の都市の反体制派の活動にも打撃を与える狙いがありそうだ。

 国内の反体制派活動家によると、今回の作戦に連動するかのようにレバノン側でも最近、アサド政権の支援を受けるイスラム教シーア派組織ヒズボラの民兵が「反体制派狩り」に乗り出しているという。

 一方、特定の都市を集中攻撃する方法は、ハフェズ・アサド前大統領が1982年、イスラム武装勢力が蜂起した中部ハマで市民数万人を殺害し、反体制派押さえ込みに成功した事件を想起させる。

 前大統領の政治顧問だったジョージ・ジャッブール氏は、現大統領のバッシャール氏について、「就任当初は父親との差別化を図ろうとしていたが、今は父親をまねようと躍起になっているようだ」と語る。

 3日は、30年前の82年に「ハマの虐殺」が始まった日にあたる。偶然にせよ、政権指導部に、前大統領にならい、ホムス攻撃を自らの延命につなげる意図があるのは明らかだ。

 だが当時と違い、補給路が断たれた街で女性や子供らが次々と犠牲となる無差別攻撃の様子は、インターネットへの動画投稿などで外部に伝えられている。流血をリアルタイムで目撃する国際社会の圧力がさらに強まるのは必至だ。攻撃が長期化すれば、何らかの介入を招き、アサド政権が窮地に陥る可能性もある。

3825チバQ:2012/02/10(金) 19:47:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120210/erp12021017220005-n1.htm
「大統領」就任式前日に意識不明 女性野党指導者 南オセチア
2012.2.10 17:20

ジオエワ元教育相(AP)
 2008年のグルジア侵攻後、ロシアが一方的に独立を承認した南オセチアで、有力野党指導者のジオエワ元教育相が9日、警察当局者の目の前で一時、意識不明になった。インタファクス通信が伝えた。同氏は昨年11月の大統領選決選投票で与党候補にリードしていたが、最高裁は不正があったとして選挙の無効を宣言。政権側との対立が解けず、10日に大統領就任式を独自で行う予定だった。

 ジオエワ氏の支援者は「警官に銃で頭を殴られた」と主張しているが、警察側は、過去の事件をめぐる事情聴取のために同行しようとしただけで、「職務執行は適正で、身体的攻撃などは行っていない」と反論、情報は錯綜している。(モスクワ 佐藤貴生)

3826チバQ:2012/02/10(金) 21:26:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120210-00000028-mai-int
<仏大統領選>「国内最古の原発」存廃が争点に
毎日新聞 2月10日(金)11時21分配信

 【パリ宮川裕章】フランスのサルコジ大統領は9日、独、スイス両国境に近い仏東部にある国内最古のフッセンハイム原発を訪れ、「この原発の閉鎖は問題外」と原発推進を強く訴えた。大統領選で社会党公認候補のオランド氏がフッセンハイム原発の閉鎖を公約に掲げており、老朽化した原発の存廃が、選挙の争点になってきた。

 サルコジ氏は原発労働者を前に「政治家の下心のためにあなたたちの雇用を犠牲にするのは言語道断だ」と繰り返した。大統領選のライバルとなるオランド氏の社会党は昨年11月、「欧州エコロジー・緑の党」と選挙協定を結び、▽25年までに電力の原子力依存率を現在の75%から50%に下げる▽原子炉24基を段階的に閉鎖する−−などの合意書を取り交わした。フッセンハイムは合意書で唯一「速やかな閉鎖」とされ、オランド氏は当選した場合の任期中の閉鎖を明言している。

 東京電力福島第1原発より約6年遅れた77年に運転開始したフッセンハイム原発は老朽化が進み、特に福島原発事故後、安全性が不安視されてきた。脱原発を打ち出した独やスイスとも近く、両国でも閉鎖を求める運動が起きている。仏原子力安全機関はすでに、原発を運営するフランス電力に土台部分の改修などの措置を命じている。

 今年1月、仏原子力安全機関が公表したストレステストの結果では、仏国内に「すぐに停止すべき原子炉はない」とする一方、安全確保のための追加改修費用が国内全体で約100億ユーロ(約1兆円)と見積もられた。フッセンハイム原発についてはコシウスコモリゼ環境相が閉鎖の可能性を排除できないと発言している。

 大統領選では雇用対策が最大の争点となっており、サルコジ氏は「原発推進」と「雇用確保」を絡める形で支持を広げる戦略に出ている。

3827チバQ:2012/02/11(土) 11:10:16
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2012/02/post-2433.php
「議員天国」イタリアのあきれた実態
Italy’s Politicians Exposed as Best Paid

国民には緊縮を説きながら公費で甘い汁。大ナタを振るうならまず議員報酬から

2012年02月10日(金)17時30分
バービー・ラッツァ・ナドー(ローマ)
[2012年1月18日号掲載]

 イタリアでは昨年11月にベルルスコーニ首相が辞任、モンティ新政権が誕生した。危機に瀕したイタリア経済の舵を取り、2兆ユーロ近くに膨れ上がった政府債務がユーロ圏と単一通貨ユーロの崩壊につながるのを阻止する──。そんな重責を背負っての船出だ。

 モンティ首相は最近、イタリアの国会議員がひた隠しにしてきた秘密を暴いて、彼らの怒りを買っている。EUでも群を抜くイタリア議員の高給ぶりだ。

 政府の諮問委員会が先週までにまとめた報告書によると、イタリアの平均的な議員の月収は諸手当を含めて約1万6000ユーロ(約160万円)と、一部の国民の年収さえも上回る。ヨーロッパで2番目に高いフランスより約2500ユーロ、ドイツと比べると3400ユーロも高い。スペイン(4650ユーロ)の4倍近く、イギリス(6562ユーロ)と比べてもかなり高い。

 イタリアでは議員の副業も法的に認められており、副業収入は議員だからという理由でたいてい非課税だ。一方の国民は、居住用不動産に対する課税の復活からガソリン価格の高騰まで、さまざまな打撃を受け、一層の人員削減と迫り来る労働市場の自由化に怯えている。

 イタリアの肥大化した公共部門の改革は、自らの給与返上を表明したモンティの双肩に懸かっている。イタリアが長いこと低迷し借金漬けになっている一因が公共部門にあるのは明らかだ。まずは当然、議員報酬にメスを入れるべきだろう。

1期で年金は全額支給
 報告書によると、イタリアの議員は国内の交通費も無料なのに、領収書なしで1300ユーロまで交通費の払い戻しが可能。首都ローマに家があっても住宅手当が出る(非課税)。秘書などを独自に雇わなくても人件費が給与に上乗せされる。議員食堂ではTボーン・ステーキやメカジキのグリルが1皿たった数ユーロで味わえ、髪や爪の手入れも格安。性同一性障害の議員専用の化粧室まである。

 議員の家族には公務でなくても警察の護衛が付く。一般市民は何年も働いてわずかな年金しかもらえないのに、議員は1期務めるだけで国の年金が全額支給される。ローマの高級ブティックの多くや携帯電話会社でも議員割引が受けられる。そのほか、しゃれたビーチが無料で使え、映画やオペラのタダ券が手に入るなど特権は数え上げたらきりがない。

 報告書は政府機関のスリム化も視野に入れている。モンティ政権は中央と地方の政府職員と議員の総数を減らす法案の成立も検討する構えだ。人口6000万人に対し、議員は上下両院で1000人近くに上る(アメリカの場合は人口3億1000万人に対し議員は535人)。

 しかしすんなりとはいかないだろう。「議員数を減らす話は何十年も前からある」と、ローマ在住の政治学者、ジェームズ・ウォルストンは言う。「でもそれは、大量に丸焼きにされる七面鳥にクリスマスを祝えと言うようなものだ」

 実際、イタリア議会では当面、給与削減が優先議題になることはなさそうだ。モンティは削減を強制するのではなく、議員自らが給与体系や諸手当を見直すよう求めている。

 一方、議員はブログやツイッターで弁明に必死だ。独裁者ムソリーニの孫娘であるアレッサンドラ・ムソリーニ議員は「私腹を肥やすひと握りの連中のせいで、議員全員がツケを払わされる」とブログに書いた。「議員の月収を1000ユーロに減らしても、今度は500ユーロに減らせと言われるだろう」

 イタリア経済の窮状を思えば、500ユーロでも多過ぎるかもしれない。

3828チバQ:2012/02/11(土) 11:11:21
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2012/01/post-2419.php
中国人作業員も襲われたスーダンの混沌
Khartoum Blamed for Recent Raid Attack

南スーダン産原油の利権をめぐって南北対立は激しさを増す一方

2012年01月31日(火)18時13分
トリスタン・マコーネル

 昨年7月にスーダンからの分離独立を果たした南スーダン共和国。だが歓喜の声に沸いた日から半年経った今も、南北間の対立が収まる気配はない。

 先週、スーダンとの国境に近い地域で大規模な襲撃事件が勃発し、老人や子供など70人以上が殺害された。南スーダン政府はいつものように、スーダンを非難するコメントを発表した。

 こうしたお決まりの非難の言葉は、事実である場合もあれば、言いがかりのケースもある。

 南スーダンの内相は、武装勢力に武器を提供したのはスーダン政府に違いないと主張したが、組織名を特定することはできなかった。その意味では、今回の非難合戦は今まで以上の茶番劇にみえる。

 事実がどうであれ、国交がないに等しいほど悪化の一途をたどっている南北スーダンの危うい関係が、この一件であらためて浮き彫りになったのは確かだ。

 目下の最大の争点は原油だ。南スーダン産の原油の輸出にはスーダンを通るパイプラインを使用する必要があるが、その使用料をめぐって両国の対立が過熱。スーダンが原油を差し押さえたことに対抗して、南スーダンは石油生産を完全に停止している。

 たとえこの問題が解決しても、紛争のネタは山のようにある。債務の分配方法、国境線、スーダンに住む南スーダン出身者の国籍問題、反体制派への支援、南北の境界にある油田地帯アビエの帰属問題......。

本格的な戦争に突入する可能性は?
 1月28日にはスーダンの南コルドファン州で、現地の道路建設を請け負う中国企業の拠点が襲撃されに、中国人スタッフ29人が拉致された。犯行グループは、南スーダンの与党である「スーダン人民解放運動(SPLA)」の系列の武装組織とみられる。

 もっとも、長年の内戦を経てようやく分離を果たした南北スーダンが、再び本格的な戦争に突入する可能性は低いだろう。過去50年の大半を戦闘に費やしてきた両国は、戦争がもたらす人的・経済的犠牲の大きさを熟知している。

 それでも国境に近いエリアでは、南北対立の激化がひしひしと感じられる。両政府の支援を受けた武装勢力間の小競り合いや難民キャンプへの空爆、凶作などの難題が重なり、深刻な人道危機が進んでいる。

(GlobalPost.com特約)

3829チバQ:2012/02/12(日) 11:53:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120212-00000070-san-int
ムバラク退陣1年 先鋭化する民主化勢力 宗教界と対立鮮明
産経新聞 2月12日(日)7時55分配信

 【カイロ=大内清】エジプトは、民衆デモの高まりを受けてムバラク前大統領が退陣に追い込まれてから、11日で丸1年を迎えた。軍最高評議会による暫定統治に反発する若者中心の民主化グループは、この日を「不服従の日」と銘打ち、ゼネストとデモを呼びかけている。ただ、先の人民議会(下院)選で大勝したイスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下の自由公正党など宗教勢力は不参加を決めており、街頭活動を継続する先鋭的な民主化グループとの対立がいっそう鮮明になっている。

 これまでのところ、ゼネストへの参加を表明しているのは「4月6日運動」などの若者グループや、一部の左派政党にとどまっている。

 これに対し、イスラム教スンニ派の最高権威とされるアズハル機構の総長は10日、「ストライキはハラーム(禁止された行為)だ」とするファトワ(宗教裁定)を発表。この日のイスラム教の金曜集団礼拝では、各地のモスク(イスラム教礼拝所)で多くのイスラム指導者が「ゼネストは国を不安定化させる」と、信徒に不参加を呼びかけた。

 自由公正党のほか、議会選で第二党に躍進したイスラム教の原点回帰を唱えるサラフ主義政党「ヌール(光)党」もゼネスト反対を表明しており、ゼネストの規模は限定的なものとなる可能性が高い。

 自由公正党などとしては、議会選での勝利を政治基盤の強化につなげたい時期だけに、ゼネストによる政情混乱は避けたいとの思惑がある。また軍部にも、民主化グループの押さえ込みに宗教界を動員する意図が見え隠れしており、今後は急速な民主化を掲げる勢力と、宗教勢力との反目が強まる恐れもある。

 エジプトでは今月、サッカーファンの暴動で70人以上が死亡した事件を機に、暴動を放置したとして軍部への反発を強める若者らと治安部隊とが5日間にわたり衝突し、緊張が高まった。ただ、一般市民の間では社会の安定を望む声が支配的となっており、今回のゼネストが不発に終われば、民主化グループはさらに孤立を深めることになりそうだ。

3830チバQ:2012/02/12(日) 11:56:46
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120211-OYT1T00560.htm
モルディブ大統領が軟化、背景に米印の圧力?
 【マレ(モルディブ)=新居益】米国のロバート・ブレーク国務次官補とインドのマドゥスダン・ガナパティ外務次官補が11日、政変に揺れるインド洋のモルディブを急きょ訪問し、ワヒード大統領、退陣に追い込まれたナシード前大統領の双方とそれぞれ会談した。


 ワヒード大統領は11日の記者会見で、逮捕状が出ているナシード氏について、当面逮捕しない方針を明らかにした。軟化の背景に、平和的収拾を迫る米印の圧力もあったとみられる。

 ブレーク氏は記者団に対し、ワヒード大統領の就任を追認する立場を示す一方で、ナシード氏が政変を「クーデターだ」と主張している点については「独立した機関を設置して調査するべきだ」と指摘した。

(2012年2月12日01時10分 読売新聞)

3831チバQ:2012/02/12(日) 12:33:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120212-00000006-cnn-int
ダマスカスで軍将官殺害、騒乱が首都にも飛び火か シリア
CNN.co.jp 2月12日(日)10時42分配信

(CNN) 国営シリア・アラブ通信(SANA)によると、シリアの首都ダマスカスで11日、病院長を務める軍医のイッサ・ホーリ准将が殺害された。政権側は「武装テロ集団」による暗殺だと主張している。ダマスカスで軍幹部が殺害された初めてのケースとみられ、専門家からは騒乱が首都中心部にも及び始めたことを示す兆候との見方も出ている。

SANAは、同准将が同日午前、自宅前で3人組の銃撃を受けて死亡したと報道。知識層や医療、技術分野の専門家を狙った武装集団による暗殺作戦の一環だとの見方を示した。

米専門家らによると、同氏はアサド大統領一族と同じイスラム教少数派のアラウィ派の出身で、現大統領の父親であるハフェズ・アサド前大統領の下で空軍情報部門を率いたモハメド・ホーリ氏の親族。ダマスカス市内で軍幹部が殺害されたケースは初めてとみられており、ダマスカス周辺での政府軍と離反兵との衝突などを考えると、騒乱が首都中心部にまで及び始めたことを示す兆候といえるかもしれない。

一方、離反兵士らが組織する「自由シリア軍」の幹部は、同准将が政権側に殺害された可能性を指摘。「反体制派に加わろうとしたり離反を考えたりする者は皆、アサド政権に狙われる」と主張した。

同国では11日も各地で暴力が続き、反政府団体のシリア地域調整委員会(LCC)によると中部ホムスなどで30人が死亡した。活動家らは、ホムスでは政権側による攻撃が絶え間なく続き、負傷者の手当てもままならない状態だと訴えている。

国連では先週、安全保障理事会で対シリア非難決議案がロシアと中国の拒否権発動により否決された。これに続き、サウジアラビアが新たにシリア政府のデモ弾圧を強く非難する総会決議を提案している。決議案は、13日に開かれる総会で検討される見通しだ。

3832チバQ:2012/02/12(日) 18:11:11
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012021100293
前政権崩壊1年でゼネスト=世論分裂、不参加目立つ−エジプト
 【カイロ時事】エジプトのムバラク前政権が民主化要求デモで崩壊してから1年となった11日、暫定統治する軍最高評議会に即時民政移管を求める圧力を強めるため、一部の政治勢力や組合が呼び掛けたゼネストが始まった。ただ、最大勢力のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団などは参加せず、世論の分裂を印象付けている。
 軍評議会は6月末までに大統領選を実施し、民政移管を完了させる方針を示している。軍評議会は10日夜、国営テレビを通じて声明を発表、「エジプトを揺るがそうとする策略に直面している」と述べ、ゼネストに参加しないよう訴えた。
 ゼネストを呼び掛けたのは、昨年の民主化要求デモを主導した若者主体の政治集団「4月6日運動」や大学の学生グループ、独立系労組など。これに対し、昨年11月から今年1月にかけて実施された人民議会選挙で圧勝した自由公正党の母体である同胞団は「ゼネストはエジプト経済に大きな影響を与える」として不参加を表明した。(2012/02/11-20:33)

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3833チバQ:2012/02/12(日) 23:45:53
http://www.asahi.com/international/update/0212/TKY201202120096.html

プーチン首相、罰金2500円払う 集会参加者多すぎて
 3月のロシア大統領選で返り咲きをめざすプーチン首相が、罰金1千ルーブル(約2500円)を支払った。理由は、2月4日にモスクワで開かれた親プーチン派の集会に警察への届け出以上に人が集まりすぎたため。この集会は、同じ4日の反プーチン集会に対抗して催され、警察発表では参加者数で上回った。今回の罰金は、「数」での勝利を改めて見せつけた形だ。

 インタファクス通信によると、親プーチン集会の主催者の一人で政党「ロシアの愛国者」のコルネエワ副代表が11日、「プーチンさんから選対本部を通じて受け取った」として、銀行で1千ルーブルを支払った。同副代表は「問題は額ではない。彼は支持者たちを道義的に支援してくれた。感謝しています」と述べた。

 ロシアでは政権与党が辛勝した昨年末の下院選で不正があったとして大規模な反プーチン集会が相次ぎ、今月4日の3回目の集会には警察発表で3万6千人が参加。これにぶつけて政権支持派が開いた集会には警察発表で13万8千人が集まり、集会許可を当局に申請した際の予定数1万5千人を超えたという。(モスクワ=副島英樹)

3834チバQ:2012/02/13(月) 12:45:44
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/12/20120212ddm002030187000c.html
ギリシャ:緊縮策承認へ 与党2党首、造反者に厳罰対応
 【ローマ藤原章生】ギリシャ連立与党の第1、第2両党首は11日、12日に予定されている国会での追加緊縮策の承認で、所属国会議員に対して、賛成票を投じるよう厳しく求めた。ギリシャのメディアが報じた。特に第2党の新民主主義党のサマラス党首は、「造反者は(次の選挙での)候補者リストに入れない」と述べ、従わない議員は党から除名する姿勢を示した。両党で国会の全議席数の3分の2以上。緊縮策に距離を置いていたサマラス党首が厳格な姿勢に転じたことで、緊縮策の承認はほぼ確実な情勢となった。

 追加緊縮策の実施は、欧州連合(EU)などによる1300億ユーロ(約13兆4000億円)の第2次支援策の前提。サマラス氏は「危機が続くのは、パパンドレウ前政権と国際機関の不手際のせい」と緊縮策に距離を置いていた。一方、第1党の全ギリシャ社会主義運動のパパンドレウ党首は11日、改めて賛成するよう呼びかけた。

 同国政府は10日夜、緊縮策を閣議決定し、議会に送付。パパデモス首相は週明けにも内閣改造を実施する検討に入った模様だ。第3党で右派の国民正統派運動が国民に不人気な緊縮策に反対する姿勢を示したほか、大臣や副大臣6人が辞任したため。

毎日新聞 2012年2月12日 東京朝刊

3835チバQ:2012/02/13(月) 12:46:09
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/12/20120212ddm007030154000c.html
レバノン:シリア騒乱が飛び火 北部で銃撃戦、2人死亡
 【カイロ和田浩明】レバノン北部トリポリで11日、シリアのアサド大統領支持派と反体制支持派の住民が銃撃戦となり、AFP通信によると2人が死亡、18人が負傷した。レバノン軍が出動し事態の沈静化を図っている。

 シリアの騒乱は、スンニ派と、シーア派の一派とされるアラウィ派の対立の側面があると指摘する専門家もあり、両派が住むレバノンなど周辺国への拡大が懸念されている。

 衝突したのは、トリポリでは多数派のイスラム教スンニ派でシリア反体制派を支持する住民と、アサド大統領の出身母体であるアラウィ派の住民。自動小銃や対戦車弾が使用された模様だ。

 衝突は10日、イスラム教恒例の金曜礼拝を受け、反アサド派住民が抗議デモを行ったことがきっかけで発生したという。

毎日新聞 2012年2月12日 東京朝刊

3836チバQ:2012/02/13(月) 12:47:01
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/11/20120211ddm007030075000c.html
イラン:国会議員選目前、権力闘争激化 反大統領派、体制変革を警戒 対米緊張緩和で拍車
 【テヘラン鵜塚健】イランと米国の極度の緊張が緩和の兆しを見せる中、3月の国会議員選挙を前に、イラン政界で主導権争いが激しさを増してきた。アフマディネジャド大統領に対し、イスラム体制の最高指導者ハメネイ師やラリジャニ国会議長を中心とする反大統領派は「大統領が将来的に体制変革をもくろんでいるのでは」と勢力伸長を警戒しており、利権争いも絡み、生き残りをかけた政争の様相を示している。

 昨年末から高まった両国の緊張に対し、オバマ米大統領が5日、米メディアに「イスラエルは(イラン攻撃を)まだ決断していない」と述べ、外交による問題解決の重要性を強調した。今年11月の大統領選で再選を目指すオバマ氏はイランとの軍事衝突を望んでおらず、今後もイスラエルに自制を求めていくとみられる。

 こうした動きに呼応し、イラン側も「ホルムズ海峡封鎖」などの警告を控え、イラン国会の強硬派議員が提案していた「欧州連合(EU)諸国への原油輸出禁止措置」も決定を先送りしている。

 緊張緩和の動きと並行するように、イラン内政は混迷を深める。国営放送によると、反大統領派は今月7日、近く大統領を呼び、経済政策などの「不正」を問うことを決めた。反大統領派の先頭に立つラリジャニ議長は「大統領は国会を軽視している」と再三批判。大統領への喚問が実現すればイスラム革命(79年)以来初めてで、国会選挙を控えた大統領派のイメージダウンが狙いだ。

 イラン政界は、改革派が力を失う中、保守派内が大統領派と反大統領派に分裂。反大統領派はさらにラリジャニ議長らのグループや、革命防衛隊のレザイ元最高司令官らのグループに分かれ、綱引きを展開する。

 石油や天然ガスが豊富なこの国で、政界の関心は対外関係より莫大(ばくだい)な利権に向く。利権確保は政界の主導権と裏表の関係だ。

 アフマディネジャド大統領は来年8月で任期が切れるため、側近のマシャイ元大統領府長官に後継させる意向で、2人はともに非聖職者。マシャイ氏は10年12月に、文化規制を強める聖職者を念頭に「音楽を理解せずに、反イスラム的だと言う人たちがいる」と批判して物議をかもし、聖職者が嫌う在外イラン人との交流にも積極的だ。多くの聖職者や周辺の政治家らはこうした動きを「(聖職者が握る)現体制への挑戦」ととらえ警戒する。近づく国会議員選挙は、次期大統領候補の支持基盤固めとしても重視され、各派閥の争いが過熱している。

毎日新聞 2012年2月11日 東京朝刊

3837チバQ:2012/02/13(月) 21:03:28
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012021102000040.html
フォークランド紛争30年 英王子派遣 深まる対立
2012年2月11日 朝刊

 【ロンドン=有賀信彦】英政府が南大西洋の英領フォークランド(アルゼンチン名マルビナス)諸島に空軍ヘリのパイロットとしてウィリアム王子を派遣したことに、領有権を主張するアルゼンチンが十日に国連へ問題提起の書類提出を予定するなど反発をエスカレートさせている。今年は両国が戦火を交えたフォークランド紛争から三十年。同諸島をめぐり再び対立が深まっている。

 ウィリアム王子は二日、捜索救難ヘリの副操縦士として派遣された。英政府は「あくまで軍パイロットとしての軍事訓練の一環」と主張しているが、アルゼンチンは王位継承順位二位のウィリアム王子の派遣を政治的な狙いがあるとして反発。最新鋭のヘリなどが導入されることから、フェルナンデス大統領は七日、「英国による軍備増強は(周辺の)安全保障にとって重大な危機を引き起こす」と批判した。

 南米の地域経済共同体、南部共同市場(メルコスル)にアルゼンチンとともに加盟するブラジルなど周辺四カ国も同調。フォークランドの旗を掲げる船舶の寄港を禁止する措置をとった。ベネズエラのチャベス大統領は「帝国主義の英国が攻撃を仕掛けたら、アルゼンチンを見捨ててはおかない」と述べ、同国支援の意向を示した。

 フェルナンデス大統領の発言に対し、キャメロン英首相は九日、「国連に行けば、民族自決が国連憲章にとって重要な項目であることが分かるだろう」と指摘。島民は英国民であることを選んでおり「彼らが現在の状態を望む限り、英国は適切な手段で主権保持を守る」と反論した。

3838チバQ:2012/02/13(月) 22:55:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120213/asi12021322130002-n1.htm
パキスタン首相を起訴 有罪なら失職の可能性
2012.2.13 22:12
 【ニューデリー=田北真樹子】パキスタン最高裁は13日、法廷侮辱罪でギラニ首相を起訴した。汚職罪などに問われたザルダリ大統領に対する審理再開に向け、ギラニ氏は、その手続きを命じた最高裁判決に従っていないと判断された。同国で現職の首相が起訴されるのは初めて。失職を伴う有罪判決が出る可能性もあるが、判決までには時間がかかるとされる。

 公判初日のこの日、裁判官の一人は「首相は意図的に最高裁の指示をさげすみ、無視し背いた」と厳しい口調で出廷したギラニ氏を批判。「首相は法的に最高裁の判決を履行する義務を負うことから、法廷侮辱罪に当たる」と述べた。ギラニ氏は罪状を否認した。有罪判決を受ければ首相は最高6カ月収監されるほか失職する可能性がある。

 公判を前に、ギラニ氏は11日、中東の衛星テレビ局、アルジャジーラのインタビューで、「有罪判決が出れば(下院議員として)失職するから、(自ら)首相を辞職する必要もない」と辞任する考えがないことを強調。最高裁がザルダリ大統領と緊張関係にあることから、自身やザルダリ氏への嫌疑は「政治的な動機」によるとして最高裁を批判した。

3839チバQ:2012/02/14(火) 01:17:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120213-00000057-mai-int
<エジプト>景気低迷、安定は遠く…ムバラク政権崩壊1年
毎日新聞 2月13日(月)20時59分配信

 【カイロ和田浩明】エジプトのムバラク前大統領が、中東の民主化運動「アラブの春」の中で、30年続いた独裁政権の「王座」から追い落とされてから11日で1年がたった。しかし、エジプトの現状は安定には程遠い。暫定統治中の軍最高評議会と民主活動家らの対立は続き、民政移行も未完のままだ。景気は低迷し、ムバラク時代は最大の後ろ盾だった米国との緊張も高まるなど新たな難題も抱えている。

 ムバラク前大統領は昨年1〜2月の民主化騒乱でデモ参加者約830人の殺害に関与した罪などで起訴され、裁判は継続中だ。死刑判決もあり得るが、それで直面する国内問題が解決されるわけではない。

 民政移管への一里塚となる人民議会(国会)の選挙は1月に完了し、ムバラク政権下で弾圧された穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」系政党が4割以上の議席を確保した。選管が6月予定の大統領選挙の候補者登録を1カ月前倒しして3月10日に開始すると発表するなど、一定の前進は見られる。しかし、新憲法作りはこれからで、大統領選の期日も確定していない。

 一部の民主勢力は軍最高評議会の即時辞任を要求し、騒乱の種になっている。だが、民主化運動を先導した若者団体などが11日に呼びかけたゼネストは不発に終わった。国民の間には「騒ぎはもうたくさん」(主婦のライラ・サイードさん=43)との思いが強まっているのも事実だ。

 治安も不安定だ。今月1日に北部ポートサイドのサッカー場で、ファン同士の衝突から観客ら74人が死亡する惨事が発生。警備態勢への批判や軍政の陰謀説まで飛び出した。この事故の影響で首都カイロなどでは抗議デモが発生。当局側は催涙ガス弾やゴム弾を使用して鎮圧を図り、保健省によると16人が死亡し、数千人が負傷した。さらに、東部シナイ半島で米国や韓国の観光客が拘束中の親族の釈放を求める遊牧民に誘拐される事件や、カイロで国連勤務の外国人女性が射殺される事件も起きている。

 観光庁によると、11年の外国人訪問者は前年に比べ32%減少。観光収入も28%落ち、「革命」で大きな打撃を受けた形だ。旅行ガイドのアラア・アシリーさん(24)は「今は仕事の確保の方が大事。まず大統領選をやるべきだ」と安定しない国情にうんざり顔だ。

 さらに問題なのが、年13億ドル(約1000億円)と言われる軍事援助を受ける米国との関係悪化だ。8日、民主化支援などを行っていた米国人の非政府組織(NGO)関係者が「外国資金で騒乱をあおった」などの理由で起訴された。米側はクリントン国務長官が援助凍結を示唆し圧力をかけているが、決着の見通しはない。

3840チバQ:2012/02/15(水) 12:41:06
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20120215-00000014-jnn-int
バーレーンの反体制運動から1年
TBS系(JNN) 2月15日(水)7時52分配信

 中東のバーレーンで反体制運動が始まって14日で1年が経ちましたが、シリアやリビアなどと比べて国際的な注目度が低く、活動家らは不満を募らせています。

 バーレーンで13日に撮影されたとされる映像。1年前から毎日続いてきたデモ活動を、政権側は催涙ガスなどを使い抑えこんできました。これまでに60人以上が死亡したとも言われています。

 イギリスのロンドンにあるこちらの部屋では、バーレーンへの民主化運動への注目を高めようと、民主活動家らがセミナーを開いています。集まったのは、わずかに30人ほど。バーレーンの民主活動家は、運動が忘れ去られつつある理由の1つは、イギリスやアメリカの態度にあると話します。

 「アメリカもイギリスもバーレーン政府を一度として責めたことはありません。戦略的に重要な同盟国だと話すばかりです」(亡命中の民主活動家)

 イギリスは、ロシアがシリアに武器を輸出することを問題にする一方で、バーレーンに対しては去年も武器の輸出を続けました。

 「イギリス政府は間違いを犯し続けています。もう十分です!もう十分です!」(バーレーンの政治亡命者)

 国際的な無関心の中で、人々の孤立感は深まっています。(15日05:36)

3841チバQ:2012/02/15(水) 21:51:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120215-00000079-mai-int
<仏大統領選>推薦を義務づけた法律巡り論争
毎日新聞 2月15日(水)19時46分配信

 【パリ宮川裕章】フランスで大統領選への立候補に市町村長などの署名による一定数の推薦を義務づけた法律を巡り、論議が起きている。地方組織が弱くて推薦をあつめきれない可能性がある極右政党「国民戦線」党首のルペン氏が「署名は意見表明の自由を侵害し、幅広い政治参加を保障する憲法の精神に反する法律だ」と憲法会議に違憲審査の請求をしたからだ。憲法会議は22日までに判断を示す見通しだ。

 法律は候補者の乱立を防ぐ目的で76年に導入された。大統領選立候補者は3月16日までに、全国の市町村長(約3万6000人)や国会議員・州・県議会議員(約7000人)などから500人以上の署名を集める必要がある。

 ルペン氏の父で国民戦線の前党首ジャンマリ氏は、81年に推薦数が足りずに立候補できず、前回07年は507人のぎりぎりだった。法律上、推薦者名が公表されるため、今回、ルペン氏の出馬に理解を示しても、議会や住民の分裂、反発を懸念し、推薦しないケースが多いようだ。

 一方、選挙戦でルペン氏と右派票を争う国民運動連合のサルコジ大統領が「民主主義とは透明性だ」と述べるなど「市町村長などの推薦は公的な行為で、情報公開は当然」とする意見もあり、論争に発展している。

 ルモンド紙と世論調査会社IPSOSの調査では、現在の支持率は社会党のオランド氏32%、サルコジ氏25%、ルペン氏16%だ。これに対し、ルペン氏が立候補できなければ「民主主義にとって良くない」と61%が答え、その場合、ルペン氏支持者の35%が投票を棄権し、23%が国民運動連合のサルコジ氏、7%が社会党のオランド氏に切り替えると答えた。この影響を加味すると、支持率はオランド氏が33.5%、サルコジ氏28.5%となる。

3842チバQ:2012/02/15(水) 21:56:19
http://www.asahi.com/international/update/0209/TKY201202090532.html
2012年2月9日21時15分
ブラジル、警官ストで治安悪化 殺人・略奪が多発関連トピックスサッカーワールドカップサルバドールで7日、地元の軍警察がストライキのため立てこもるバイーア州議会ビルを封鎖する兵士たち=AP

 ブラジル北東部のバイーア州で、軍警察官が賃上げストを続け、治安が悪化している。ストが始まって9日間で、州都サルバドールの殺人事件は約130件に上った。スト前に比べてほぼ2倍以上の発生率。約3千人の陸軍兵士が派遣されたが、略奪行為なども横行しているという。

 地元メディアやAP通信などによると、同州でストが始まったのは1月31日。軍警察官の3分の1にあたる約1万人が参加。このうち約300人が家族と州議会の建物に立てこもった。AFP通信によると、9日に建物から退去したが、リーダーが逮捕された。

 サルバドールはブラジル第3の都市で、2014年のサッカーW杯の開催地。16日からカーニバルを迎えるが、観光客の約10%が訪問をキャンセルしたと伝えられている。

3843チバQ:2012/02/15(水) 22:03:19
http://www.asahi.com/international/update/0215/TKY201202150436.html
バーレーン当局、記念デモを再び阻止 反政権デモ1年関連トピックスバーレーンエジプトバーレーンで14日、マナマの真珠広場に向かおうとして治安当局に制止された人権活動家=ロイター

 バーレーンで反政権デモが始まって1年となる14日、各地で「記念デモ」を行おうとした反体制派を治安当局が阻止した。反体制派は昨年のデモで中心地となった首都マナマの真珠広場を目指そうとしたが、当局側は要員や車両を配備して厳戒態勢を敷いた。

 バーレーンでは昨年2月14日、人口の7割を占めるイスラム教シーア派市民らがチュニジアやエジプトのデモの影響を受け、スンニ派のハマド国王に対して権利の拡大などを求めるデモを始めた。マナマの真珠広場を占拠したデモ隊に、治安部隊が発砲。自国へのデモの波及を恐れるサウジアラビアなどもハマド国王の要請で出兵して介入し、デモを鎮圧した。

 ハマド国王は議会の権限拡大など限定的な改革案を提示したが、シーア派の反発は強く、散発的なデモが続いている。反体制派は「真珠広場の奪還を目指す」と11、13両日にも広場に向かおうとしたが、治安部隊が催涙ガス弾などを撃って追い返した。

3844チバQ:2012/02/15(水) 22:05:32
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012021500530
イスラエル・イラン対立深刻化=核開発阻止で「秘密の戦争」
 【エルサレム時事】インド、グルジア、タイの3カ国で立て続けに起きたイスラエル大使館員を狙ったとみられる爆弾事件をめぐり、イスラエルとイランの緊張関係が強まっている。イランの核計画に関わった核科学者が次々と暗殺された事件を「イスラエルの仕業」とみるイランが報復したとの観測が浮上しているためだ。
 イスラエルの対外情報機関モサドのハレビ元長官は、イランの核開発阻止のために「イランと国際社会の間で秘密の戦争が続いている」と認めている。
 「秘密の戦争」の一部とみられているのが、イランの首都テヘランで1月11日に発生した核科学者爆殺で、核計画に関わったとみられる同国の科学者4人がこれまでに暗殺されている。(2012/02/15-19:2

3845チバQ:2012/02/15(水) 22:06:22
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012021500636
パイプライン計画相次ぎ浮上=スーダンとの対立深刻化−南スーダン
 【ジュバ時事】昨年7月に独立してアフリカ54番目の国となった南スーダンは最近相次いで、ケニアとジブチに抜ける原油パイプライン建設計画を発表した。内陸国の南スーダンにとって、対立するスーダンを経由しない原油輸出経路の確保は悲願だが、巨額の資金調達や政情不安の克服という難題が待ち受けている。
 スーダンから独立した南スーダンでは、日量約35万バレルの原油を産出し、原油輸出による収入が国庫収入の98%を占める。だが、スーダン経由のパイプラインで全量を輸出しており、使用料などの対立からスーダン側が原油を抜き取っていることが発覚。先月に原油生産を停止した。
 南スーダン政府は「国際基準に照らして過大な使用料を要求している」と反発。スーダンも南の独立で産油量の4分の3を失い、産油地帯アビエイの帰属争いもあり、譲歩は難しい。(2012/02/15-15:30)

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3846とはずがたり:2012/02/15(水) 23:52:40
ルペンにアサドにパパンドレウと皆昔の名前で出ています的な所があって(3人とも最初見かけたときおお未だ現役なんかぁと思ったw)日本に限らず政治の世界で人材の世襲ってのは世界で起きていて現代が成立したのを第二次大戦後と取ると50年超,安定を確保できたのは評価できるけど社会が固定化し閉塞感が出てきたのは否定できないですねぇ。。

3847チバQ:2012/02/16(木) 12:07:17
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/16/20120216ddm007030166000c.html
蠢くフランス:12年大統領選 立候補者推薦制度に「違憲」論争 苦戦、極右ルペン氏が主張
 <蠢(うごめ)くフランス>

 ◇右派票争うサルコジ大統領、反論
 【パリ宮川裕章】フランスで大統領選への立候補に市町村長などの署名による一定数の推薦を義務づけた法律を巡り、論議が起きている。地方組織が弱くて推薦をあつめきれない可能性がある極右政党「国民戦線」党首のルペン氏が「署名は意見表明の自由を侵害し、幅広い政治参加を保障する憲法の精神に反する法律だ」と憲法会議に違憲審査の請求をしたからだ。憲法会議は22日までに判断を示す見通しだ。

 法律は候補者の乱立を防ぐ目的で76年に導入された。大統領選立候補者は3月16日までに、全国の市町村長(約3万6000人)や国会議員・州・県議会議員(約6000人)などから500人以上の署名を集める必要がある。

 ルペン氏の父で国民戦線の前党首ジャンマリ氏は、81年に推薦数が足りずに立候補できず、前回07年は507人のぎりぎりだった。法律上、推薦者名が公表されるため、今回、ルペン氏の出馬に理解を示しても、議会や住民の分裂、反発を懸念し、推薦しないケースが多いようだ。

 一方、選挙戦でルペン氏と右派票を争う国民運動連合のサルコジ大統領が「民主主義とは透明性だ」と述べるなど「市町村長などの推薦は公的な行為で、情報公開は当然」とする意見もあり、論争に発展している。

 ルモンド紙と世論調査会社IPSOSの調査では、現在の支持率は社会党のオランド氏32%、サルコジ氏25%、ルペン氏16%だ。これに対し、ルペン氏が立候補できなければ「民主主義にとって良くない」と61%が答え、その場合、ルペン氏支持者の35%が投票を棄権し、23%がサルコジ氏、7%がオランド氏に切り替えると答えた。この影響を加味すると、支持率はオランド氏が33・5%、サルコジ氏28・5%となる。

毎日新聞 2012年2月16日 東京朝刊

3848チバQ:2012/02/16(木) 12:07:53
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/16/20120216ddm007030165000c.html
リビア:騒乱1年 新体制移行、進まず 治安に懸念、南部で衝突も
 【カイロ和田浩明】リビアの最高指導者カダフィ大佐を42年にわたる独裁政権から排除した民主化騒乱の開始から17日で1年になる。暫定統治機構「国民評議会」の下、新たな民主体制づくりの準備が進められているが、速度は遅い。治安は首都トリポリでは比較的安定しているが、南部で武力衝突も報じられ、逃亡中のカダフィ大佐の親族が「全国的な反乱」を警告するなど、懸念は尽きない。

 中東の民主化運動「アラブの春」を受け、リビアでは昨年2月17日に東部ベンガジなどを中心にカダフィ政権に対する蜂起が発生。一時は東西に分かれ内戦状態に陥ったが、昨年8月下旬にトリポリが陥落。同10月20日にカダフィ大佐も反カダフィ派に殺害された。

 国民評議会は8日、新選挙法案を発表。当面の目標は移行国民議会選挙と、その後1年をかけた憲法制定作業だが、具体的日程は明らかにされていない。中東の衛星放送アルジャジーラによると、アブドルジャリル評議会議長は騒乱中の犯罪行為に問われている者の恩赦案を示し、民兵組織や部族間の融和を図る。

 トリポリの地元紙幹部、モフタハ・アブライード氏(40)によると、首都は出入り口に検問所は残るものの、市内の検問所は姿を消し「治安は日々改善している」という。

 しかし、南東部のクフラでは地元有力部族と民兵組織の間で衝突が発生。ロイター通信によると、チャドや南スーダンからの雇い兵も戦闘に参加し、少なくとも5人が死亡、数百人が負傷した。首都の南東約150キロのバニワリードでも、最大部族ワルファラが政府側民兵を追い出して事実上の「自治」を宣言。国民評議会の統治は全土に及んでいない。

 カダフィ大佐の三男で国際手配中のサーディ容疑者(38)は10日、中東の衛星放送アルアラビーヤで「評議会への国民の不満は高まっており、反乱が起きる」と警告した。

 一方、主要収入源の原油生産は、評議会によると日産約130万バレルと騒乱前の約8割まで回復した。

 国民評議会政治委員会委員長のファティ・バジャス氏は毎日新聞の取材に「民主的体制への移行が遅れれば国が不安定化する。国民の要求に耳を傾けながら前進していきたい」と話した。

毎日新聞 2012年2月16日 東京朝刊

3849チバQ:2012/02/16(木) 12:08:18
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/16/20120216ddm007030154000c.html
ハンガリー:強権化 言論規制、高まる懸念
 欧州連合(EU)加盟国のハンガリーで、中道右派オルバン政権の強権化が急速に進んでいる。表面的には市民生活に大きな変化はみられないが、事実上のメディア規制などで政府に批判的な言動が抑制される恐れが強まり、民主主義の後退を懸念する声は確実に高まっている。【ブダペストで樋口直樹】

 ◇ラジオ局の危機
 首都北部の民放ラジオ局「クラブ・ラジオ」は、ブダペストでの放送停止の瀬戸際に立たされていた。10年以上割り当てられてきた周波数の使用期限切れに伴い昨年、入札に参加したが、新たに導入された審査基準により落札に失敗したという。

 「メディア当局は、より多くの時間を音楽番組に割り当てる業者に有利な入札制度を使い、政府に批判的な言論を封じようとしている」。「ハンガリーで唯一の独立系討論型ニュース局」を自任するビチェック編集長はこう憤る。

 国家メディア情報通信局によると、商業用周波数入札は「入札額」「番組内容」「メディア経験」の各項目で審査され、最多得点者が落札する。放送時間の60%以上を音楽、25%以上を地元ニュースに充てることで最多点を得られるのが特徴だ。

 聴取者との討論番組を売り物にしていたクラブ・ラジオは音楽の割合を20%から40%に引き上げたが、「これ以上は妥協できなかった」(ビチェック氏)。「政府補助金などを止められた」ため、入札額でも水をあけられた。メディア経験やニュースの質は評価されたが、小差で落札を逃した。今は法廷闘争に希望をつなぐ。

 オルバン政権の強権体質は、司法・金融・データ保護当局への人事介入などを可能にする数々の新法からも浮かび上がる。憲法裁判所の権限縮小などを含む新憲法の制定も含め、国会議席の3分の2を占める与党「フィデス・ハンガリー市民連盟」が「数の論理」で強行した。

 最新の世論調査では国民の84%が「ハンガリーは誤った方向へ進んでいる」と回答した。民主主義の弱体化やEUとの衝突による経済的損失を懸念したものだが、一方でEUに抵抗する動きも出ている。

 ブダペストでは先月、10万人以上が参加して政府支持デモが行われた。参加者は、債務危機にひんした自国に対し、金融支援と引き換えに「問題法令」の撤回を迫るEUに不快感を隠さなかった。「西側(EU主要国)からの圧力が強まるほど、抵抗を示す声も強まる」(現地観測筋)との見方も出ている。

 ◇オルバン首相「総選挙に大勝、自信過剰に」−−識者分析
 強権的な政治手法をとるオルバン首相(48)について、ブダペストにある中央ヨーロッパ大学のゲル教授(歴史学)は「極めて自信過剰で権力志向が強く、『ハンガリー民族の利益』を代弁し、強い国家をつくりたいと考えている」と分析する。

 権力志向の強さは、政府から独立が求められる司法、中央銀行、データ保護当局の人事に介入し、政権側の意をくむ人物を送り込もうとする姿勢に表れている。

 また、隣国のハンガリー系住民に「二重国籍」を与える政策は、周辺国に内政干渉の懸念を抱かせる。EU加盟国でありながら大国への対抗心を隠さない。

 さらに、外資中心の銀行や業界に特別税を導入。通貨フォリントの下落で外貨建て住宅ローンの利用者が返済に行き詰まると、下落前のレートで返済できる救済策を打ち出し、損失は銀行負担とした。

 EUがハンガリーに対する態度を硬化させた理由の一つは、こうした「異例の経済政策」(信用格付け会社)にあった。

 非政府組織ハンガリー欧州協会のヘゲデュス会長は、オルバン政権が10年4月の総選挙で大勝したことで、「政治のルールを変えることができると思い込んでしまった」と指摘する。ゲル、ヘゲデュス両氏とも「オルバン氏は(EUの反発で自分の路線に)限界を察知すれば現実的な対応をとるだろう」と分析するが、時期と妥協の度合いは不透明だ。

毎日新聞 2012年2月16日 東京朝刊

3850チバQ:2012/02/16(木) 12:11:55
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/15/20120215ddm007030091000c.html
南アフリカ:マンデラ氏、紙幣に
 【ヨハネスブルク高尾具成】南アフリカのズマ大統領は11日、反アパルトヘイト(人種隔離)闘争をけん引し、民主化後の初代大統領を務めたノーベル平和賞受賞者ネルソン・マンデラ氏(93)の肖像を描いた新紙幣を年内にも発行すると発表した。

 マンデラ氏は90年2月11日、当時の白人政権下での長い囚人生活から解放されている。この釈放記念日にあわせ、ズマ大統領は「南アの国民や世界の人々のために尽力したマンデラ氏に対し、深い感謝を表したい」と述べた。

 肖像画は釈放された当時の顔がモデルで、表面に描かれる。南ア紙幣の10〜200ランドの全5券種すべてに採用する。

 マンデラ氏が公の場に姿を見せたのは10年のサッカー・ワールドカップ南ア大会の閉幕式が最後だ。昨年7月以降、生まれ故郷の東ケープ州クヌの邸宅で静養していたが、1月末にヨハネスブルクの自宅に戻っている。

毎日新聞 2012年2月15日 東京朝刊

3851チバQ:2012/02/16(木) 21:08:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120215/asi12021522170005-n1.htm
インド 難しい外交の舵取り 対イスラエルテロ イランとの関係に影響
2012.2.15 22:16 (1/2ページ)
 【ニューデリー=田北真樹子】インドの首都ニューデリーで13日、イスラエル大使館員の妻が乗った車が爆発した事件は、イランの関与が指摘され、イラン、イスラエル両国と友好関係を持つインドを困惑させている。仮にイランの関与が立証されれば、同国との関係見直しを求める声がインド内外から強まりそうだ。

 事件について、イスラエルのネタニヤフ首相は、「イランが背後にいる」と断言しているが、インド政府は総じてイランを名指しすることを避けている。インドはイランと関係拡大をさらに図ろうとしているだけに、関係発展の障害としたくない思惑がうかがえる。

 インドにとってパキスタンとアフガニスタンに隣接するイランは戦略的な重要性を持つほか、莫(ばく)大(だい)なエネルギー需要を支える第2位の原油輸入先である。

 欧米諸国は核開発疑惑でイランへの制裁強化を進めているが、インド政府は近日中に大規模ビジネス訪問団をイランに派遣する方針。また、原油についても、インドはすでに削減した以上の輸入削減はしないと最近米国に伝えた。

 今回の事件でイランの関与が立証されれば、イスラエルがインドにイランとの関係見直しを迫る可能性が出てくる。インドがイスラエルの要求に簡単に応じることはないとみられるが、イスラエルもインドに圧力をかけるテコを持つ。

 1992年の国交樹立以来、インドにとってイスラエルは主要な武器供給国だ。近年は両国が最も警戒するイスラム過激派に関するテロ情報の共有などで関係強化を図っているほか、貿易も拡大傾向にある。

 しかし、イスラエルとイランの対立が深まる中、実利重視のインド外交は、「利害衝突は避けられない状況だった」との声もある。元インド軍情報機関トップのラビ・サハニ氏は、「インドにとってイランとイスラエルとの関係のあり方が難しくなることは明らか」と語る。

 軍事アナリストのラフル・ボンスレ氏も「両国の代理戦争の犠牲にならないように関係を修正する必要がある」と指摘している。

3852チバQ:2012/02/17(金) 12:11:44
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/17/20120217ddm007030162000c.html
蠢くフランス:12年大統領選 経済低迷、不満募る 再選出馬表明のサルコジ氏、責任論も
 <蠢(うごめ)くフランス>

 【パリ宮川裕章】フランス大統領選(第1回投票4月22日)に再選出馬を表明したサルコジ大統領だが、国民の不満は募っている。07年大統領選で「より働き、より稼ごう」と呼びかけたにもかかわらず、失業率が高いうえ、経済成長率も07年の2・3%から11年は1・6%に低下。「より働いたのに、より貧しくなった」と、国民の評価は厳しくなっている。

 08年のリーマン・ショック以降、世界経済が悪化した事態について、サルコジ氏はテレビ出演で「嵐の中をゆく船の船長が、疲れたからといって船を離れることができるだろうか」と述べ、自身を経済危機の救世主にたとえた。ところが、仏各メディアは「では同じ条件で同じ通貨の隣国はどうか」(レクスプレス誌)などとしてドイツと比較する傾向が強い。失業率が90年の東西統一後最低水準にとどまり、成長率3%(11年)と経済が絶好調なドイツと比較し、サルコジ氏の責任を問う論調が多い。

 IFOP社の世論調査で、第2回投票がサルコジ氏と、最大野党・社会党のオランド氏の争いになった場合、支持率はオランド氏58%、サルコジ氏42%で第1回投票より差がつく傾向がある。フィガロ紙は「オランド氏の人気というよりも、サルコジ氏の不人気を表す結果だ」と分析する。

 サルコジ氏の粗野な言葉遣いや立ち居振る舞いが裏目に出ているとの分析もある。

 国立科学研究センター(CNRS)のミュクセル上級研究員は「フランス人は大統領に対し、親近感を抱き、国民の日常の心配事に目を配ることを期待する。一方で、気高い君主のイメージも求める。サルコジ氏はその両立ができていない」と指摘する。

毎日新聞 2012年2月17日 東京朝刊

3853とはずがたり:2012/02/17(金) 12:28:04
>>3852
独仏の経済的なパフォーマンスの違いはどこなんでしょうかね?
>、サルコジ氏はテレビ出演で「嵐の中をゆく船の船長が、疲れたからといって船を離れることができるだろうか」と述べ、自身を経済危機の救世主にたとえた。ところが、仏各メディアはドイツと比較する傾向が強い。失業率が90年の東西統一後最低水準にとどまり、成長率3%(11年)と経済が絶好調なドイツと比較し、サルコジ氏の責任を問う論調が多い。

3854チバQ:2012/02/17(金) 21:39:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120217-00000621-san-int
ドイツのウルフ大統領が辞任表明 映画会社から便宜供与の疑い
産経新聞 2月17日(金)19時20分配信

 ドイツのウルフ大統領は過去に映画会社から違法に便宜供与を受けていた疑いが強まり17日、辞任を表明した。独検察当局はすでに捜査に乗り出す方針を決め、16日には連邦議会(下院)に大統領の不逮捕特権を無効にするよう申請していた。捜査の進展によってはメルケル首相にとり打撃になる可能性がある。大統領はニーダーザクセン州首相時代の2007年、北部の保養地の島で休暇滞在した際、映画会社から高級ホテルの宿泊費を負担してもらったとされる。この1年前、同州政府は映画会社の借入金を保証していた。(ベルリン 宮下日出男)

3855チバQ:2012/02/18(土) 09:51:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120218-00000102-san-int
シリア危機、隣国に波及 レバノン不安定化の懸念
産経新聞 2月18日(土)7時55分配信

 ■親・反アサドの両派、対立鮮明化

 シリアで続くバッシャール・アサド政権と反体制派との戦闘をめぐり、レバノンでは各政治勢力に親アサド派と反アサド派との色分けが徐々に鮮明化し、対立が深まる恐れが強まっている。北部ではすでに散発的な衝突が発生。多様な宗教・宗派で成り立つ同国の勢力バランスが崩れ、情勢が不安定化する懸念もある。

 「シリアが民主国家になることは、レバノンにとっても喜ぶべきことだ」

 レバノンのハリリ前首相は14日、自身が党首を務めるイスラム教スンニ派中心の政党「未来潮流」の会合に寄せたビデオメッセージでこう述べ、シリアの在外反体制派組織「シリア国民評議会(SNC)」と連携していく考えを表明した。

 一方、シリアとの関係が深いシーア派組織ヒズボラの指導者ナスララ師は7日の声明で「アサド政権は改革を約束しているのに反体制派が拒絶している」と反体制派を強く非難した。

 昨年3月にシリアで反政府デモが発生して以来、自国の不安定化を恐れるレバノンのミカティ首相は、アラブ連盟などによるアサド政権への圧力強化には慎重姿勢を示しつつも、同政権に極度には肩入れしない立場を取ってきた。同首相の後ろ盾であるヒズボラをはじめとする国内の各政治勢力も、表向きは同様だ。

 だが、国連によると、シリアからレバノンにはこれまでに6千人を超す避難民が流入。また同国北部は、反体制派住民が多いシリア西部ホムスに近く、最近は「反体制派への物資供給拠点」(反体制派活動家)になっているという。

 レバノンの軍事評論家エリアス・ハンナ氏は、同国北部の各勢力は「さまざまな形でシリアと関係を持っており、同国情勢と無関係ではいられない」と指摘、「親アサド」か「反アサド」かで立場を鮮明にせざるを得なくなり、さらに緊張が高まると予想する。

 今月10、11日には、北部の主要都市トリポリの市街地で、アサド大統領らシリア支配層に出身者が多い、シーア派の一派とされるアラウィ派の民兵と、スンニ派民兵とが交戦、少なくとも2人が死亡した。事件を受け、レバノン政府はトリポリ周辺に国軍を展開し、治安維持に努めている。しかし、同国では多くの政治勢力が民兵組織を抱えており、専門家からは「各勢力間の均衡が崩れれば、国軍では対立を抑えきれなくなるだろう」との指摘も出ている。

3856チバQ:2012/02/18(土) 12:02:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120217-00000068-mai-int
<ロシア>メディア規制強化 「反プーチン」役員・幹部解任
毎日新聞 2月17日(金)19時39分配信

 【モスクワ大前仁】3月4日投票の大統領選を約2週間後に控えたロシアで、リベラル系メディア幹部の解任が決まるなど、報道規制の動きが強まっている。選挙ではプーチン首相の当選が有力視されているが、昨年12月の下院選の不正疑惑を発端にした政権批判が続くことから、選挙後の動静をにらんでメディアに圧力をかける狙いとみられる。

 リベラル系ラジオ局「モスクワのこだま」で今月中旬、一部役員が更迭された。政権に近い国営天然ガス企業「ガスプロム」の系列会社が筆頭株主の座を占めており、批判報道に寛容な役員を解任することで、「編集局に圧力をかける試み」(ラジオ局のベネディクトフ編集局長)と抗議の声が上がった。

 ラジオ局はソ連末期の90年に設立。編集局が独立路線を維持してきた。野党指導者のネムツォフ元副首相が局のサイトに、プーチン首相らについて「人間のくずは罰せられるべきだ」と書き込むなど、自由な報道で知られる。

 一方でプーチン首相は先月、「朝から晩まで、私に下痢(汚い言葉)を浴びせている」とラジオ局幹部を脅すような発言をしていた。

 また、ロシア版の音楽専門チャンネル「MTV」はトークショーの打ち切りを決定。政権批判で知られる著名人を招く予定だったことが原因とみられる。下院選直後には有力週刊誌「コメルサント・ブラスチ」がプーチン氏を侮辱する記事を掲載したとして編集長らが解任された。

 プーチン氏が大統領に初当選した00年から、政権に近い勢力が有力テレビ局などの経営権を握り、前回08年の大統領選では目立った批判報道がなかった。しかし、現在ではインターネットを中心とした独立系メディアが増加。「次期政権が真の改革に取り組まなければ、野党勢力の抗議運動が続くだろう」(経済紙ベドモスチ)との指摘がある。

3857チバQ:2012/02/18(土) 21:15:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120218/erp12021819490008-n1.htm
ギリシャ尻目に…アイスランドV字回復 “債務踏み倒し”で通貨切り下げ、輸出ドライブ
2012.2.18 19:48 (1/2ページ)
 【ロンドン=木村正人】欧州債務危機で単一通貨ユーロ圏の国債格下げが相次ぐ中、2008年の世界金融危機で金融システムが完全に崩壊した人口32万の島国アイスランドの格付けが「投資適格」に引き上げられるなど回復が顕著になってきた。民間銀行の海外債務を政府が肩代わりせずに大半を踏み倒し、金融危機ではアキレス腱(けん)になった小さな通貨アイスランド・クローナが切り下げられ、輸出ドライブがかかったためだ。

 17日、欧州系格付け会社フィッチ・レーティングスは同国の外貨建て国債の長期信用格付けを投資不適格の「ダブルBプラス」から投資適格の「トリプルBマイナス」に1段階引き上げた。昨年8月に国際通貨基金(IMF)の支援プログラムも終了、「金融・通貨危機以来、同国は構造改革を進め、信用回復に努めてきた」と評価され、「投資不適格」のギリシャとは大きな違いを見せた。

 政府債務は昨年、国内総生産(GDP)の100%に達したが、基礎的財政収支は今年黒字化すると予想されるなどトンネルは脱した。昨年の経済成長率は2.9%、今年も2.4%成長が期待され、来年には経常収支赤字が解消される。

 08年9月のリーマン・ショックを受け、翌10月、アイスランドの国内大手3行は国有化され、負債総額はGDPの約10倍の約14兆4370億アイスランドクローナ(現在の為替相場で約9兆2470億円)にのぼった。同国政府は3行の国内資産を新しい銀行に移し替え、海外投資家が保有する銀行債券の大半を返済しなかった。

 アイスランド大のアグナルソン経済研究所長は「返済するには大きすぎる。一方、踏み倒しても金融危機を再発させるほど大きくなかった」と解説する。ネット銀行の預金払い戻しをめぐって英国やオランダとの論争が続くが、この大なたで銀行の負債総額はGDPの約2倍に縮小した。

 しかも、アイスランド・クローナが対ユーロでピーク時から最大約6割も切り下げられたため、輸出が息を吹き返した。同国は欧州連合(EU)と加盟交渉を進めているが、アグナルソン所長は「ユーロという大きな傘に入っていれば金融危機に直撃されなかったが、今のようなV字回復は見込めなかった。今では自国漁業・農業や主権の保護、EU不信からEU加盟への賛否は分かれている」と語る。

3858チバQ:2012/02/18(土) 21:37:31
http://mainichi.jp/select/world/news/20120214dde007030016000c.html
パパ、どうしてドイツは…:多文化社会のスケッチ/1 花嫁の背中にタトゥー
 ◇「普通のファッション」
 「パパ、どうして体にお絵描きしてるの?」。5歳の娘、夏海(なつみ)が指さしたのは、花嫁の背中のタトゥー(入れ墨)だ。知人のドイツ人の結婚式に行ったら、純白のドレス姿の新婦の背中にタトゥーがくっきり。日本ではあまり見慣れない光景に娘は興味を持ち、翌日クレヨンで自分の腕に模様を描いていた。

 日本では今も暴力団関係者などのイメージが強い入れ墨だが、ドイツでは特別な偏見はない。独メディアによると国民の10人に1人が彫っているとされ、ウルフ大統領の妻ベティーナさん(38)も右腕にタトゥーがある。

 ドイツ最古のタトゥー店とされる北部ハンブルクの店を訪ねた。1946年の開業。店主のギュンター・ゲッツさん(57)は、ちょうど客の右腕にゾウの顔を彫っている最中だった。ギロリとこちらを向き、「悪いが、このまま彫りながら話す。日本人にはまだ偏見があるらしいが、ここじゃ普通のファッションだ」と熱弁を振るった。

 だがドイツは第二次大戦中、ナチスが強制収容所でユダヤ人に収容者番号を彫った過去がある。「確かにナチスの蛮行もあり、戦後は好ましく思われない時期もあった。だがナチスのずっと前、19世紀までのドイツやオーストリアでは皇太子や貴族も彫っており、文化的な下地は長いんだ」と説明した。料金は、1時間彫って100ユーロ(約1万円)が基本。女性客(23)からは「いくら好きでも恋人の名は彫らない。ずっと肌に残るから、別れたらイヤでしょ」と現実的対応も聞かれる。

 本屋には、「タトゥー生活」「タトゥーに夢中」などという専門雑誌が7誌以上。欧米人には神秘的に映る漢字も人気のようだ。先日乗ったタクシーでは、温厚で親切そうな運転手が、腕に漢字で「反逆者」と彫っていた。

     ◇

 昨春、娘を連れて着任したドイツでの生活ももうすぐ1年。幼い娘が発した言葉をヒントに、多様な価値観が交錯するドイツ社会を観察してみた。【ハンブルク(ドイツ北部)で篠田航一】=つづく

毎日新聞 2012年2月14日 東京夕刊

3859チバQ:2012/02/18(土) 21:38:03
http://mainichi.jp/select/world/news/20120215dde007030056000c.html
パパ、どうしてドイツは…:多文化社会のスケッチ/2 同性愛者の聖地
 ◇「寛容さ」の教育徹底
 「パパ、どうして男の人同士でチューしてるの?」。5歳の娘、夏海(なつみ)と軽食屋台に並んでいたら、その列の目の前で若い男性カップルが濃厚なキスをしていた。現地の幼稚園に通って半年。交友関係の中で、男女の違いを徐々に認識し始めた娘は、日本ではあまり見ない光景に驚いたようだ。

 ベルリンは同性愛者の聖地と言われる。愛し合う同性同士の写真や肖像画を展示した「ゲイ博物館」もあり、年間1万人が訪れる。同性愛者が多く住むノレンドルフ広場近くを歩けば、七色の虹の旗を掲げる家や商店が目に付く。「多様性」を表す同性愛者のシンボルだ。

 旗のある洋服店に入ってみると、筋骨隆々の店主シュルツさん(45)が「俺もゲイだけど、(東西分断など)複雑な歴史を持つベルリンは多くの価値観を受け入れるごった煮の街だ。ゲイには最高だよ」と話し、「君も今度、集会に来なよ」と連絡先を書いた紙をくれた。ベルリンにはゲイカップル専用のホテルもある。

 ドイツはウェスターウェレ外相やウォーウェライト・ベルリン市長も同性愛者。この市長の下、ベルリンの公立小学校は授業で「自らと違う」立場に寛容になることを教え、同性愛に偏見を持たない教育を続けている。

 性への「寛容さ」は異性でも同じだ。売春が合法のドイツでは、車体に巨大な風俗産業の広告を描いたバスが白昼堂々、市内を走っている。

 娘が小学校入学前に必要な予防接種を受けるため病院に行ったら、日本では選択制のB型肝炎予防接種を強く勧められた。40代の女医さんははっきり言う。「この子もあと10年したらセックスします。それが現実。その時に備え、感染症リスクを減らすのは親の仕事です」。未就学児を前に性の話にズバリ切り込む。ドイツ流は明快だが、まだ慣れない。【ベルリン篠田航一】=つづく

毎日新聞 2012年2月15日 東京夕刊

3860チバQ:2012/02/18(土) 21:38:26
http://mainichi.jp/select/world/news/20120216dde007030062000c.html
パパ、どうしてドイツは…:多文化社会のスケッチ/3 幼稚園、豚のハム禁止
 ◇5人に1人が外国人
 「パパ、どうしてハムを食べちゃダメなの?」

 5歳の娘、夏海(なつみ)が通う幼稚園では毎週月曜、親が交代で園児約20人分の朝食を用意する。だがトルコ系など豚肉を食べないイスラム教徒の子もおり、先生が「豚のハムは遠慮を」と通達を出してきた。ハムが好物の娘にこの背景を説明するのは難しい。

 欧州一の経済大国ドイツには多くの外国人が集まる。人口約8200万人のうち外国人やその子孫は約1600万人。5人に1人の割合だ。ベルリンなど大都市ではさらに割合は高く、娘が入学予定の公立小学校の説明会では、事務担当の女性が「うちの学校は移民が4割。でも皆うまく溶け込んでいます」と話す。確かに説明会ではトルコ系やアラブ系の親を多く見かけた。

 ドイツ(西独)は高度成長期の1960年代以降、労働力として移民を積極的に受け入れた。トルコ系が最多で現在約300万人が暮らす。極右ネオナチによるトルコ人殺害など根強い差別も残るが、大半はうまく共存し、トルコ人とドイツ人のカップルを描いた映画などもヒットしている。

 しかし、独連邦統計局によると、トルコ系は3人以上の子を産む母の割合がドイツ人に比べて高い。「トルコ人は出生率の高さで、やがてドイツを征服する」と論じたザラツィン・元ドイツ連邦銀行理事の著書「ドイツが消える」(10年)が130万部のベストセラーになるなど、愛憎は複雑だ。

 トルコは今、欧州連合(EU)加盟を目指すが、EUはなかなか首を縦に振らない。女性の人権保護が不十分などの理由だが、知人のトルコ人男性(45)は冗談とも本気ともつかぬ顔で笑う。「EUなんか入る必要ないよ。時間がたてばもっと子孫が増え、そのうちドイツはトルコ人の国になるんだから」【ベルリン篠田航一】=つづく

毎日新聞 2012年2月16日 東京夕刊

3861チバQ:2012/02/18(土) 21:38:48
http://mainichi.jp/select/world/news/20120217dde007030038000c.html
パパ、どうしてドイツは…:多文化社会のスケッチ/4止 信号の人形いろいろ

旧東独時代から生き残った信号「アンペルマン」 ◇暮らしに息づく東独
 「パパ、どうして信号のマークが違うの?」

 5歳の娘、夏海(なつみ)は街角の信号にデザインされた人の形が何種類かあることに気付いた。目立つのはずんぐりした体形の愛らしい姿。旧東ドイツで使われた人気の形で、90年の東西統一後も市民から「保存運動」が起きた。今では、「アンペルマン」という名で観光客向けのキャラクターグッズにもなっている。

 統一後、あらゆるものが旧西ドイツ基準になる一方で、「オスタルギー」という造語も生まれた。ドイツ語の東(オスト)と郷愁(ノスタルギー)を合わせた言葉で、東独文化を懐かしむ心情を意味する。代表的なのが「トラビ」の愛称を持つ東独小型車トラバントだ。

 89年のベルリンの壁崩壊後、東の住民は武骨な真ん丸のヘッドライトを揺らしたトラビに乗って西になだれ込んだ。その姿を見た西の住民は、トラビを「走る段ボール」などと散々バカにした。だが旧東独ロストック生まれの保険代理店員、ユルゲン・ティーツさん(58)は「造りは確かにシンプルだが、修理は簡単。こんな便利な車はない」と今も乗り続ける。トラビは現在も約3万台がドイツの道を走っている。

 「東独を美化すべきでない」とメルケル首相は過度な東独懐古に警鐘を鳴らすが、首相自身も東独育ち。壁崩壊時は東ベルリンに住む35歳の物理学者だった。「当日はサウナに入っていたが、壁が崩れたと聞き、すぐに友人と『現場』に行った。翌日、妹と一緒に真っ先に向かったのは西ベルリンのデパート」(欧米メディアのインタビュー)という東の女性が、今は首相になっている。

 多様な価値観が交錯するドイツでは今日も、多彩な人々が生きている。【ベルリン篠田航一】=おわり

毎日新聞 2012年2月17日 東京夕刊

3862とはずがたり:2012/02/18(土) 22:33:03
>>3861
アンベルマンとやら,保存しきますw
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/20120217dd0phj000025000p_size5.jpg

3863チバQ:2012/02/19(日) 00:14:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120218/mds12021822420002-n1.htm
陸自展開の南スーダン、貧富の差くっきり
2012.2.18 22:41

自衛隊が活動する南スーダンの首都ジュバ市内。帰還民や隣国からの移住者が住むジュバの住宅地。手前には砕いた石を建材として販売する市民が、木で囲った壁の粗末な小屋に市民が住む。奥に見えるブロック塀に囲まれた家に住めるのは裕福な市民だけだ=2月17日、南スーダン・ジュバ(早坂洋祐撮影)
 国連平和維持活動(PKO)で陸上自衛隊が4月にも支援活動を始める南スーダンの首都ジュバに広がる住宅地。手前の小屋は採石場で働く市民が住み、奥のブロック塀に囲まれた家屋で生活できるのは富裕層で、貧富の差がはっきりしている。

 近くで採石した石をハンマーで細かく砕き、建材として売って生活するサラさん(53)。気温40度を超える炎天下での仕事はきついが収入はごくわずかだ。

 20年以上の内戦を経て独立した南スーダンは教育水準が低い上、働き口はこうした単純作業に限られている。(ジュバ 峯匡孝)

3864チバQ:2012/02/19(日) 13:48:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120219-00000010-mai-int
<シリア>反体制派の結束もろく 「アサド後」混乱も
毎日新聞 2月19日(日)9時38分配信

 【カイロ和田浩明】反体制派の武力弾圧を続けるシリアのアサド政権に対し、欧米や一部アラブ諸国は退陣圧力を強めている。しかし、反体制派も一枚岩にはほど遠いのが実情だ。「アサド後」に民主的な国家統治が可能な組織は存在せず、混乱状態が生じる可能性もある。

 反体制派の代表的組織の一つは、昨年8月にトルコのイスタンブールで結成された「国民評議会」だ。主にシリア国外で活動する世俗主義者とイスラム教スンニ派の穏健派原理主義組織「ムスリム同胞団」関係者らが同居する。代表はパリに拠点を置く政治学者、ブルハン・ガリユン氏。

 評議会幹部は昨年12月にクリントン米国務長官とジュネーブで会談した。今月24日にチュニジアで開催予定の「シリアの友人」支援国会合にも参加するとみられる。だが、幹部は長年亡命生活を送っており、シリア国民一般への影響力は極めて限定的。幹部間の路線対立もささやかれ、指導力を発揮できるかは未知数だ。

 昨年7月、アサド政権の武力弾圧から民間人を保護することを名目に発足した離反兵士組織「自由シリア軍」も、現在は反体制派。幹部はトルコに拠点を置き、シリア内部の戦闘部隊と連携して当局側の軍・治安部隊と衝突を繰り返している。

 司令官はリヤド・アサド大佐で、兵力は自称「約5万人」(クルディ副司令官)というが、実数は2万人程度との推測もある。指揮命令系統ははっきりせず、武器・弾薬不足で政府側に正面から対抗するのは困難な情勢だ。自由シリア軍には、イスラム原理主義的な傾向を持つ者も少なくないとされる。英BBCによると、拘束した政府治安要員を見せしめのように殺害した疑いも持たれている。国際テロ組織アルカイダの浸透を懸念する声も米国やイラクの情報担当幹部から出ている。

 評議会と自由シリア軍は連携を表明しているが、リヤド・アサド司令官は、評議会が約束した財政、装備面での支援を実行していないと批判しており、緊密な共同歩調を取るには至っていない。クルディ副司令官も毎日新聞に「武装闘争路線を好まない反体制派もいる」と語り、評議会との意見対立を認めた。

 一方、シリア国内の世俗系既成政治勢力を中心とした「国民調整委員会」は、政権側との対話を通じて民主体制への移行を目指している。反体制派には他に、英国を拠点に弾圧情報を収集・発信する「人権観測所」や、シリア国内に拠点を置く「地域調整委員会」もある。

 多様な組織の一本化が実現できるかは、反体制派支援を表明した欧米やアラブ諸国も懸念しており、連携強化や今後の民主化の行程明示を求めている。

 アサド政権側は反体制派を「外国の支援を受けた武装テロ集団」と厳しく批判し、ロシアや中国、イランなどの支持を受けて徹底弾圧の構えだ。

 首都ダマスカスの反体制派ジャーナリスト、ファイエズ・サラ氏(61)は「政権は依然強力で、現状打開には政権側の言い分も聞く必要がある。国際的圧力を強化しつつ、シリア内部での解決が望ましい」と語る。

3865チバQ:2012/02/19(日) 13:49:39
http://www.cnn.co.jp/world/30005654.html
アルカイダがシリア反体制派に潜入、生物化学兵器流出に懸念
2012.02.18 Sat posted at: 16:13 JST
(CNN) 反政府デモの武力弾圧が続くシリア情勢で、クラッパー米国家情報長官は18日までに、イラクのアルカイダ系組織の工作員がシリアの反体制派内に浸透を図っているとし、騒乱がさらに悪化した場合、同国内にある生物化学兵器が流出することに懸念を抱いていると述べた。

米上院の軍事委員会の公聴会で表明した。長官は、シリアの反体制派の活動家らはアルカイダ系「イラク・イスラム国」の工作員が内部に潜入していることを知らない可能性があるとも述べた。

国内の活動家や国外への逃亡者らで組織される反体制派はまとまっておらず、国民運動の体をなしていないと指摘。軍の離脱兵が集まる反体制派「自由シリア軍」も内部抗争が起きて指揮系統は一本化されておらず、アルカイダがこれに便乗して食い込みを図っているとした。

シリアのアレッポや首都ダマスカスでは最近、治安や情報機関関連施設を狙った爆弾テロがあったが、いずれもアルカイダ特有の手口の形跡があったと説明。その上でアルカイダ工作員による反体制派への接近は、米国による反体制派への物資支援に関する議論に影響を与えると述べた。

米国防情報局(DIA)のバージェス局長も同委員会で過激派分子がシリアに既に侵入しているとみられると説明した。

米情報機関当局者は先にCNNに対し、シリアにいる「イラク・イスラム国」の工作員の間の通信内容を傍受したことを明らかにしている。これら工作員は少人数で司令官の命令でシリアに入り、爆弾テロの標的に関する情報収集や監視を続けていると示唆していた。アルカイダの最高指導者ザワヒリ容疑者は最近、シリアの反体制派に対する支援を呼び掛ける声明を発表している。

クラッパー長官はまた、シリアの生物化学兵器の保管施設は国内の多数の地点にあり、1〜3カ所しかなかったリビアと比べより複雑な問題を突き付けていると指摘。シリアの将来が不透明なことに加え、アルカイダが存在していることはこれら兵器の行方への懸念を強めると語った。アサド政権が崩壊して権力の空白が生まれれば過激派の活動を助長させかねず、生物化学兵器の処理がやっかいになるとも述べた。

米国防総省高官は、シリアの生物化学兵器の生産施設はハマ、ホムス、サフィラやラタキアなどにあると判断している。この他、保管施設や研究所が各地に散在する。同高官はこれら兵器が過激派の手中に入ることへの懸念は米政府内で高まっており、施設の場所や保安状況に関する議論が続いていることを明らかにした。

3866チバQ:2012/02/19(日) 13:50:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120218-00000025-mai-int
<シリア>反体制派、武器高騰で入手に苦慮…自動小銃2倍
毎日新聞 2月18日(土)12時13分配信


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イラクからシリアへ密輸するため、AK47自動小銃を分解するイラクの密輸業者=AP

 【カイロ和田浩明】アサド政権による反体制派弾圧が続くシリアで、反体制派が武器価格の高騰に頭を悩ませている。品薄のため価格は数倍に上昇、幹部によると、「政府側密売人などからも買い付けている」という。一方、武器は隣国イラクからも流入。イラク政府幹部は国際テロ組織アルカイダ関係者の関与も指摘し、混乱に拍車がかかっている。

 離反兵士団体「自由シリア軍」のマリク・クルディ副司令官が毎日新聞に証言したところでは、離反兵士らが保有する武器は自動小銃や対戦車砲などの軽火器が主。逃走時に保有していたものや、戦闘で入手したもの以外に「政府側密売人や、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ関係者から購入する場合もある」という。

 武器価格は高騰中で、AK47自動小銃(カラシニコフ)が紛争前の約2倍の1丁1000ドル(約7万9500円)。品薄で「手に入るのは1日10丁程度」。弾薬は1発1.5〜2ドル(約119〜159円)と以前の6〜8倍。費用は国内外のシリア人の寄付などで賄っているという。

 武器の流入元の一つとされるイラクのアドナン・アサディ副内相は取材に、北部モスルや西部アルカイム経由でのシリアへの密輸を確認していると説明。「アルカイダ関係者の関与があると考えている」と述べた。

 イラク国内でシリア反体制派の支援活動をするアブドルラフマン氏(45)も「シリアの紛争後、AK47の価格は1000ドルに高騰した」と話す。トルコやレバノンなど、他の周辺国からの密輸情報もある。

 シリア反体制派へのアルカイダ浸透は、クラッパー米国家情報長官も言及している。アルカイダのザワヒリ指導者自身も最近の動画声明でシリア反体制派支援を呼びかけた。一方、反体制派は「アルカイダや外国人はいない」と主張している。

3867チバQ:2012/02/19(日) 21:28:27
http://www.afpbb.com/article/politics/2859269/8507084
「怒鳴る豪前首相」の動画が流出、首相の座めぐる党内抗争か
2012年02月19日 18:33 発信地:シドニー/オーストラリア
【2月19日 AFP】オーストラリアのケビン・ラッド(Kevin Rudd)前首相が、首相在任時に中国語の通訳官についての不満を大声で怒鳴る様子を記録した動画が、米動画サイトのユーチューブ(YouTube)に投稿され、与党労働党(Labor Party)内に19日、党首の交代をも含む内部抗争の緊張が走った。

 2分間の動画は「HappyVegemiteKR」と名乗るアカウントにより投稿されていた。動画の中で、元外交官で中国語が流暢なラッド氏は、中国語のメッセージを録画する最中にいら立ち、文章を執筆した「大使館のばか野郎」に対する不満をぶちまけた。

「このくそったれな言語、あいつは難しくしすぎなんだ。いったい誰がこれを読めるんだ?」とラッド氏は叫び、目の前のテーブルをこぶしで叩いた。

■ラッド氏が首相返り咲きを画策か、広がった憶測

 ラッド氏は2010年6月、ジュリア・ギラード(Julia Gillard)副首相(当時)による党内クーデターにより首相の座を追われた。だが総選挙でかろうじて政権を死守したギラード新首相も現在は支持率が低迷しており、この数週間にわたって、現外相のラッド氏が首相返り咲きに向けて準備をしているとの憶測が広がっていた。

 無所属のアンドリュー・ウィルキー(Andrew Wilkie)議員が、首相復帰についてラッド氏と11月に相談したと述べたため、憶測はいっそう煽りたてられた。ウィルキー氏は「(ラッド氏は)はっきりと復職を求めている。おそらく挑戦がなされるだろう。そしてラッド氏は成功するかもしれない」と述べている。

■ギラード首相が数日内に決断か

 一方、ラッド氏は動画の投稿を受けて「自分は変わった」と述べ、以前よりも相手を支配しようとしなくなり、幅広く相談するようになったと主張した。この2つの点は、ラッド氏が首相の座を追われたときに同氏の欠点として挙げられたものだ。また、動画内で自分がののしる様子を「恥ずかしく感じた」と述べ、通訳官に対してではなく自分に対していら立っていたと説明した。

 さらにラッド氏は、動画の公開について、自分はそうは考えていないが、疑り深い人であれば数年前の動画が今になって公開されたという「異例の」タイミングに疑問を感じるだろうと指摘。こういった未使用動画は通常、破棄されることになっているが、この動画を首相官邸またはその他の政府省庁が保管していたことは間違いないと語った。一方、ギラード首相の事務室は、動画を漏えいさせた事実はないと否定している。

 党内ではギラード派とラッド派の公然とした対立も始まっている。政治アナリストのピーター・バン・オンセレン(Peter van Onselen)氏は、問題はすでに重大な局面を迎えており、ギラード首相は数日以内にラッド外相を背信行為で罷免するか、問題解決のために投票を呼び掛けるかのいずれかを選択せざるを得なくなるだろうと述べている。(c)AFP/Amy Coopes

3868チバQ:2012/02/19(日) 23:33:51
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120219/plc12021920450008-n1.htm
南スーダンで蠢くチャイナマネー
2012.2.19 20:43 (1/2ページ)

南スーダンの首都ジュバ市内にある石油会社。資本による合弁会社で、中国大使館の隣の敷地にある=2月17日、南スーダン・ジュバ(早坂洋祐撮影)
 未開発の地下資源が眠る南スーダンでは、各国による石油争奪戦が展開されている。中でも中国は経済成長と人口増加で増大する石油需要をまかなうため、なりふり構わぬ資源獲得外交で他国を圧倒している。南スーダンに進出した中国系企業は現地に雇用をもたらし、中国の存在感を高めている。国連平和維持活動(PKO)に参加した日本だが、中国に押され、存在感は薄い。(ジュバ 峯匡孝)

 アフリカ東北部を流れるナイル川に架かるジュバ橋。南スーダンの“建国特需”にあやかろうとするウガンダ人やケニア人が長距離バスに乗り、この橋を渡って首都ジュバに入る。

 「中国系企業が進出しジュバには働き口があふれている。それを目当てにみんな出稼ぎに来ているのさ」。現地の男性ドライバーはこう話す。

 中国は南スーダンにとって最大の貿易相手国だ。ジュバ市内を見渡すと、中国系の石油関連企業や中華料理店が目立つ。地元のスーパーには中国製の日用品であふれ、ジュバ空港に降り立つ東洋人は中国人が多い。

 「ジュバにある省庁舎の建設費をすべて中国政府が肩代わりした」(日本政府関係者)ともいわれる。

 国庫収入の98%を石油に依存するといわれる南スーダンは、これまで全量をスーダン経由のパイプラインで輸出してきた。ところが南スーダンは今年1月、石油生産を停止し、ほぼ“無収入”の状態が続いている。パイプライン使用料をめぐってスーダンと対立が続き、さらにスーダン側が石油を抜き取っていることが発覚したためだ。

 対抗措置として南スーダンは、対立が続くスーダンを経由しないケニアとジブチに抜ける石油パイプラインの建設計画を発表した。 日本政府もパイプライン開発に向けた研究を進めるが、中国系企業が莫(ばく)大(だい)な資金力をバックに資金難の南スーダン政府を援助し、中国への取り込みを狙っているとみられている。

 ただ、中国もここにきて南北スーダンの対立のあおりを受けている。中国は両国に2万人を超える労働者らを送り支援してきたが、1月下旬には両国の国境地帯のスーダン側で南スーダン与党、スーダン人民解放運動(SPLM)と関係があるとみられる武装勢力によって29人が拉致される事件が起こた。全員解放されたものの「南北スーダンの間で中国も対応に苦慮している」(先の日本政府関係者)という。

3869チバQ:2012/02/20(月) 12:46:54
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012022002000032.html
サルコジ氏 右傾化戦術 仏大統領選 再選目指し
2012年2月20日 朝刊


 【パリ=野村悦芳】四月のフランス大統領選で再選を目指すサルコジ大統領(57)が本格的な選挙運動に入った。社会党候補のオランド前第一書記(57)に支持率で離され、極右・国民戦線候補のマリーヌ・ルペン党首(43)にも票を奪われている苦境で、打ち出したのが移民対策など右寄りの政策。逆転の切り札とする戦術のようだ。

 「抑えの効かない移民の流入が、多くの問題の原因になる」。南部マルセイユで十九日、出馬表明後初の大規模な選挙集会に臨んだサルコジ氏が壇上から訴えると、六千人以上の支持者で満員となった会場から大きな拍手が起こった。

 サルコジ氏は「強いフランス」を掲げて十六日から遊説を開始。「右でも左でもなくフランス人のための政策だ」と主張するものの、出馬表明直前に提示した「公約」は、移民滞在の厳格化、同性婚や安楽死の否定など明らかに右寄りになっている。

 さらに女性専用プールの設置や、公立学校食堂でイスラム教徒が取れる食品のメニュー化など、イスラム系住民が希望する政策への反対も表明。仏メディアには「異なる文化は受け入れるが、限度がある」と発言した。

 移民規制に関しては、議会を飛び越し、国民投票を活用してでも実現する意欲を示しており、左派は「極右化だ」(左派戦線のメランション候補)と反発。国民戦線は「ルペン党首の主張の焼き直し」と批判する。

 世論調査では、首位オランド氏と三位ルペン氏に挟まれた二位が指定席。左右両派から票を奪う必要があるが、フランス国際関係戦略研究所のジョンイーブ・カミュ研究員は「サルコジ氏は完全に右派の地盤で票集めをする気だ。前回大統領選でも同じ傾向があった。ルペン氏の人気を気にしているのだろう」と分析する。

 初当選した二〇〇七年の前回大統領選では、移民政策の厳格化など右寄りの公約が勝利の一因となり、国民戦線は結果的に完敗している。今回の右寄りの政策は、その時の成功体験をなぞっているようにみえる。

3870チバQ:2012/02/20(月) 12:55:40
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/20/20120220ddm007030073000c.html
ドイツ:不当利得容疑で地検、前大統領捜査へ 不逮捕特権消え
 【ベルリン篠田航一】ドイツ北部ニーダーザクセン州のハノーバー地検は18日、州首相時代の汚職疑惑の責任を取って辞任したウルフ前大統領(52)に対し、不当利得などの容疑で捜査を開始すると発表した。大統領在職中の不逮捕特権が辞任によって消滅したため、一般の刑事事件と同じ扱いとなった。地検は戦後ドイツ史上初の「大統領経験者の刑事訴追」に向け、本格捜査に乗り出す模様だ。

 ウルフ氏は一貫して辞任を拒否していたが、地検が16日に不逮捕特権の停止を連邦議会(下院)に要請すると、翌17日には即座に辞任を発表。捜査が国家元首を辞任に追い込んだ形となり、同地検のアイムターボイマー主席検事(41)は独紙に「捜査開始がどんな状況を引き起こすか分かっていた。重大な決断だった」と語った。

 ウルフ氏の一連の疑惑は昨年12月、大衆紙ビルトの報道で発覚。当初は州首相時代に実業家から自宅購入資金の融資を受けた癒着疑惑が報じられたが、個人間の貸し付けのため違法性に乏しく、地検も捜査に消極的だった。その後、ウルフ氏が州首相時代の07年に映画会社社長から高級ホテル宿泊費の無料提供を受けた疑惑が発覚。その1年前には州政府がこの会社の借入金を保証していたことが判明し、宿泊費肩代わりはその見返りだった疑いが浮上した。地検は刑法で禁じられた「地位を利用した不当利得」に当たると判断した。

 新大統領は、連邦議会と州の代表で構成する「連邦大会議」により、3月18日までに選出される。連邦大会議では与野党の議席が伯仲しているため、メルケル首相は近く野党とも協議し、与野党が対立せず合意できる候補選定を目指す。後任には、2年前の大統領選でウルフ氏に敗れた旧東独出身の反体制派牧師、ガウク氏(72)らの名前が挙がっている。

毎日新聞 2012年2月20日 東京朝刊

3871名無しさん:2012/02/20(月) 12:58:47
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/20/20120220ddm007030077000c.html
セネガル:反大統領デモ拡大 治安部隊と衝突
 【ヨハネスブルク高尾具成】西アフリカ・セネガルからの報道によると、26日の大統領選を前に、首都ダカールなど各地で反大統領デモが拡大している。

 AP通信によると18日まで4日連続、ダカールなどで野党支持者らが現職ワッド大統領(85)の出馬撤回を求める抗議デモを実施。これに対し治安部隊が出動して鎮圧にあたり、犠牲者も出た。大統領選を巡っては1月、憲法評議会が署名不足を理由に世界的音楽家、ユッスー・ンドゥール氏(52)の出馬申請を却下。一方、憲法評議会は01年発効の憲法に定められた大統領の「3選禁止規定」が、00年に初当選したワッド氏には適用されないと判断。これに抗議する野党支持者の抗議行動が先月から起こり、一部が治安部隊と衝突し4人が死亡、多数が負傷した。

毎日新聞 2012年2月20日 東京朝刊

3872チバQ:2012/02/21(火) 12:41:48
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/21/20120221ddm007030027000c.html
揺れるロシア:12年大統領選 メドベージェフ大統領、野党指導者と初会談 政治改革の取り組み強調
 【モスクワ大前仁】3月4日に大統領選を控えたロシアで、メドベージェフ大統領は20日、昨年末から抗議運動の中心となってきた在野の野党指導者と初めて会談した。選挙では与党候補のプーチン首相の勝利が有力視されているが、政権側は会談を通じ、政治改革への取り組みを強調した。

 ロシア通信によると、野党側の出席者は、民主派連合「国民自由党」のルイシコフ共同議長や「左派前線」のウダリツォフ党首ら。これらの政党は昨年12月の下院選前に政党登録を認められず、抗議運動が広がる一因となった。

 メドベージェフ大統領は会談で「我々の政治システムは理想からほど遠い」と言明。議会で検討中の政党登録条件緩和策を法制化すれば、状況を改善できると主張し、野党側の理解を求めた。

毎日新聞 2012年2月21日 東京朝刊

3873チバQ:2012/02/21(火) 22:08:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120221/mds12022120470008-n1.htm
イエメン大統領選、事実上の信任投票 混乱嫌うサウジの影 
2012.2.21 20:47 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】アラビア半島のイエメンで21日、昨年11月にサレハ大統領から権限移譲を受けたハディ副大統領を暫定大統領に選出する選挙が行われた。ハディ氏選出により、北イエメン時代(1990年に南北統合)を含めると約33年にわたり権力を握ったサレハ氏は正式に退陣し、ハディ氏は今後2年間で新憲法起草や議会選を実施する見通し。昨年からの「アラブの春」で独裁的な長期政権が崩壊するのは、チュニジア、エジプト、リビアに続き4カ国目。

 現地からの報道によると、首都サヌアでは同日、早朝から男女別の投票所に長蛇の列ができた。昨年のノーベル平和賞を受賞した民主化デモ指導者の一人、タワックル・カルマン氏も投票し、「サレハ氏退陣を記念する日だ」と語った。

 その一方で、中央政府に反発する南部の分離独立派や、北部のイスラム教シーア派の一派ザイド派勢力は選挙をボイコット。南部アデンなどでは分離独立派と治安部隊の衝突が起き、少なくとも4人が死亡した。

 また、デモを続ける若者らの一部も「対立候補がいない選挙は、民主化とはいえない」と反発している。

 事実上の信任投票である今回の選挙は、昨年11月、隣国のサウジアラビアなど湾岸アラブ諸国の仲介で、与野党がハディ氏を推すことで合意して実現した。

 サウジは当初、部族社会のイエメンを曲がりなりにも統治してきたサレハ政権が完全崩壊すれば、自国の安全が脅かされるとして、同政権を維持する考えだったとされる。しかし、デモ隊側と政権の対立が先鋭化する中、ひとまずサレハ氏に引導を渡す一方、政権や軍中枢にいる同氏一族には手をつけず、混乱を最小限に抑える道を選んだ。

 ただ、同氏が“復権”に乗り出せば、政情が再び混乱する懸念がある。

3874チバQ:2012/02/21(火) 22:09:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120221/erp12022108100002-n1.htm
追いつめられたロシアの外交戦略
2012.2.21 08:08 (1/2ページ)
 シリア情勢が混迷を深めるなか、バッシャール・アサド政権を擁護したロシア外交が苦しい立場に置かれている。国連安全保障理事会で拒否権まで行使してアサド政権の退陣を視野に入れた決議案を「阻止」したロシアだが、暴力停止に向けた仲介工作は不発に終わった。ロシア国内の情勢変化が、ウラジーミル・プーチン首相(59)の外交判断を誤らせたとの指摘もある。

 「このような行動が、国際社会での信用を失墜させることをロシアのリーダーたちは本当に理解できなかったのか」

 ロシアのネットメディア「エジェドゥネーブニー・ジュルナール」のアレクサンドル・ゴルツ副編集長は8日付の英字紙モスクワ・タイムズへの寄稿で、アサド政権を支持したロシア外交への率直な疑問を提起した。

 ゴルツ氏は、プーチン首相は外交戦略において、何よりも現実的な利益を重視すると分析する。にもかかわらず、一連のロシアの行動は結果として、ロシアの国益を著しく損なうという。

 アサド政権の命運は依然不透明だが、国際的な孤立は深まる一方。ゴルツ氏は、政権はいずれ崩壊を免れず、新政権が発足すれば、アサド氏を擁護したロシアは真っ先に外交上の「ブラックリスト」にあげられ、ロシアはシリアへの武器輸出や軍港利用などの権益を失うというのだ。

 なぜプーチン氏がアサド政権擁護を決めたのか。その理由の一つとして、ゴルツ氏はプーチン氏らロシアのリーダーらに、隣国ウクライナなどで起きた民主化革命が自国で起きることへの「偏執的」ともいえる懸念があったと分析する。

 プーチン首相は8日、「多国籍軍による軍事介入でリビア国内での暴力が拡大したことをシリアで繰り返してはならない」と強調し、さらに「このような事態をわが国でも許してはならない」と発言した。大規模な反政権デモが自国内でも頻発するなか、対シリア安保理決議案を可決させてしまうことは、将来的なロシアに対する介入を許しかねないとの懸念が、拒否権行使を決めた「重要な動機になった」(ロイター通信)というのだ。

 その結果、ロシアは中東での重要権益を危険にさらし、国際的な信用も失墜した。実益を最重要視してきたロシア外交が、国内情勢の変化に突き動かされ、危険な賭けに出たといえそうだ。

3875チバQ:2012/02/21(火) 22:54:45
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2012/02/post-2435.php
迫るシリア「崩壊」に怯えるイスラエル
Will Hizbullah Get Syria's WMD if Assad Goes Down?

イスラエルにとってシリアは長年の宿敵だが、アサド政権が倒れれば今度はあの「反イスラエル勢力」が勢いを増す恐れがある

2012年02月13日(月)10時46分
ダン・エフロン(エルサレム支局長)

[2012年1月18日号掲載]

 昨年からの民主化デモでシリアのアサド政権が揺らぐなか、イスラエル当局はシリアの化学兵器が隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの手に渡ることを心配している。

「危険なのは、秩序ある権力の移譲ができないほどシリアの情勢が悪化することだ」と、イスラエルの情報機関モサドの元長官エフライム・ハレビは言う。「そうなったら、化学兵器を含む大量の武器がヒズボラに渡る危険が生じる」

 もう1つの懸念は、国家としてのシリアが崩壊し、権力の空白をハマスやヒズボラのような「非国家勢力」が埋める可能性があることだ。

 イスラエルはこれまでに、シリアと3度の全面戦争を経験している。67年にイスラエル軍が占領したシリア領ゴラン高原をめぐっては、今もアサド政権と対立が続いている。シリアは、反イスラエルを掲げるヒズボラに武器供与などの支援を行っているとされる。

欧米の情報機関も知らない兵器の在りか
 ヒズボラは06年の戦闘で、イスラエルに数千発ものロケット弾を撃ち込んだ。もし化学兵器を手にすればヒズボラの兵力は増大し、新たな戦闘の可能性も高まるだろう。同時に、アメリカがテロ集団と分類する非国家勢力としては初めて、大量破壊兵器を大量に入手することになる。

 大量破壊兵器の保有を認めていないシリアだが、専門家によれば化学兵器を搭載した砲弾とミサイルを大量に保有しているという。欧米の情報機関は兵器の保管場所や状態を把握しておらず、武器の流出を止めるのは難しいと、核兵器問題専門家のレナード・スペクターは言う。「武器庫がどこにあるのか分からない。武器を破壊したり、取り上げたりする確実な方法はない」

 最善のシナリオは、アサド政権から選挙で選ばれた新政権へと権力が移行され、新政権が自発的に兵器を破棄することだ。

 しかし、90年代にシリアとの和平交渉でイスラエル側の交渉責任者を務めたイタマル・ラビノビッチは、アサドがおとなしく権力の座を譲ることを期待してはいけないと語る。「数時間しか残されていないと知ったら、アサドはイスラエルを含め四方八方にミサイルを発射するかもしれない」

 イスラエルのバラク国防相は先日、アサド政権は数週間の命だと語った。一方、リビアのように欧米の介入がなければ、アサド政権は数カ月あるいは数年生き延びるという見方もある。

3876チバQ:2012/02/21(火) 23:16:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120220-00000012-mai-int

<ドイツ>連立与党の大統領候補にガウク氏 旧東独の出身
毎日新聞 2月20日(月)10時46分配信


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ドイツ連立与党が大統領候補に擁立する方針で合意したヨアヒム・ガウク氏=小谷守彦撮影

 【ベルリン篠田航一】ドイツのメルケル政権連立与党は19日、汚職疑惑で辞任したウルフ前大統領(52)の後任候補として、旧東ドイツ出身の牧師ヨアヒム・ガウク氏(72)を擁立する方針で合意した。最大野党・社会民主党もガウク氏を推しており、事実上、次期大統領への就任が決定した。3月18日までに連邦議会(下院)と州代表による「連邦大会議」を開き、正式に選出する。

 1990年の東西ドイツ統一後初の旧東ドイツ出身の大統領となる。メルケル首相(57)も東独育ち(生まれは西独)のため、統一後、初めて首相と大統領が共に「東」で育った人物となる。ガウク氏は19日夜、メルケル首相ら与野党党首と記者会見し、「私はスーパーマンではないが、多くの期待に応えなければならない」と抱負を語った。

 ガウク氏は東独時代に民主化運動を主導し、統一後は旧東独秘密警察(シュタージ)文書庁長官を務めた。2年前の大統領選ではウルフ氏に敗れたが、秘密警察の犯罪追及などで国民的人気も高く、ウルフ氏辞任後の世論調査では5割以上が次期大統領にガウク氏を望んでいた。

 ドイツの大統領は任期5年。政治的実権はなく、権限は条約締結など儀礼的内容にとどまる。だが、「過去に目を閉ざす者は現在も見えなくなる」と歴史を直視する重要性を説いた演説で有名なワイツゼッカー元大統領(91)のように国民の精神的なよりどころとして一定の影響力を持つ。

 メルケル首相率いるキリスト教民主同盟は2年前の大統領選でガウク氏と争った経緯があり、19日の与党幹部会でも当初はガウク氏擁立に難色を示したが、最終的に譲歩した。

3877名無しさん:2012/02/22(水) 12:36:24
http://mainichi.jp/select/world/news/20120222ddm007030112000c.html
イエメン:ハディ大統領誕生へ 33年のサレハ体制に幕
 【カイロ和田浩明】33年にわたり権力の座を占めたイエメンのサレハ大統領(69)の後任を選ぶ大統領選挙の投票が21日実施された。候補は11月にサウジアラビアなどが仲介した権限移譲案で実権を引き継いだハディ副大統領(65)一人。結果は早ければ22日にも発表される予定で、ハディ氏の当選が確実視されている。

 首都サヌアのジャーナリスト、アハマド・アヤイド氏によると、投票は「全土でおおむね問題なく実施されている」が、南部アデンや東部ハドラマウト州などで投票妨害も発生。警備のため兵士10万人が配置された。

 ロイター通信によると、民主化運動を先導したノーベル平和賞受賞者のタワックル・カルマン氏も首都サヌアで投票。「サレハ時代は終わった」と話した。

 東部マリブ県に住むアブデルワハド・ダーマッシュさん(23)は毎日新聞の電話取材に「新しいイエメンを造ろうという気持ちを込めて投票した」と語った。しかし、権限移譲案に基づき、与野党が合意した候補者としてハディ氏のみが立候補したことから、民主活動家からは「本当の選挙とは言えない」との批判も出ている。

 新大統領の任期は2年間。新憲法の制定や議会選挙の実施、軍部の改革などが主要任務となる。

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 ◆イエメンの権限移譲を巡る動き◆

2011年 1月 首都サヌアなどでサレハ大統領辞任を求めるデモ発生

      2月 サレハ氏が13年に予定された次期大統領選の出馬断念を表明

      3月 デモ隊と治安部隊の衝突が激化し、政権側が非常事態宣言

         サレハ氏が年内辞任の意向を表明、即時辞任は拒否

      4月 湾岸協力会議が1カ月以内の退陣を要求、サレハ氏は拒否

      6月 大統領府砲撃でサレハ氏が負傷。治療名目でサウジアラビアへ出国

      9月 サレハ氏が帰国、各派に戦闘停止要請

     10月 国連安保理が速やかな権限移譲を求める非難決議採択

     11月 サレハ氏がハディ副大統領への権限移譲案に署名

     12月 ハディ氏が挙国一致の新内閣を発表

2012年 1月 サレハ氏が治療名目で米国入国

毎日新聞 2012年2月22日 東京朝刊

3878チバQ:2012/02/22(水) 20:47:05
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012022200746
ラッド外相が辞意表明=首相との確執深まる−豪
 【クライストチャーチ(ニュージーランド)時事】オーストラリアのラッド外相は22日、ギラード首相からもはや信任を得ていないとして、訪問先の米ワシントンで外相を辞任したいとの意向を表明した。前首相のラッド氏とギラード首相との関係をめぐっては、地元メディアの間で首相の座をめぐる確執が報じられていた。
 豪紙シドニー・モーニング・ヘラルド(電子版)などによると、ラッド氏は自身が首相返り咲きを狙っているとの観測が浮上していることについて「メロドラマ」だと否定する一方、そうした見方が地元の選挙の行方にも悪影響を及ぼしていると指摘。23日に地元に戻り、政治家としての将来について家族や支持者らと相談すると語った。(2012/02/22-17:42

3879チバQ:2012/02/23(木) 20:32:51
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120222-OYT1T01117.htm
豪外相が辞意…首相への「逆クーデター」か

 【クライストチャーチ(ニュージーランド)=梁田真樹子】オーストラリアのラッド外相(前首相)は22日、滞在先のワシントンで辞意を表明した。


 自らを引きずり下ろす形で後任首相となったギラード氏の支持率が低迷する中、首相返り咲きを目指した布石との見方が強い。

 ラッド氏は2010年6月、支持率低下を理由にギラード氏から迫られる形で与党・労働党の党首と首相を辞任。ただ外相として閣内にはとどまった。

 ところがその後、温室効果ガス排出量の多い企業に課す炭素税を導入したことなどからギラード首相の支持率が30%前後に低迷。今年に入ってから、「国民の人気がまだあるラッド氏を党首に」との動きが労働党内の一部で活発になり両者の亀裂が深まっていた。

(2012年2月23日11時31分 読売新聞)

3880チバQ:2012/02/23(木) 20:48:09
http://www.afpbb.com/article/politics/2860050/8525024?ctm_campaign=txt_topics
ラッド豪外相が辞意表明、ギラード首相は党首選実施を発表
2012年02月23日 12:40 発信地:シドニー/オーストラリア
【2月23日 AFP】オーストラリアのケビン・ラッド(Kevin Rudd)外相は22日、訪問先の米ワシントンD.C.(Washington D.C.)で、ジュリア・ギラード(Julia Gillard)首相からの支持なしに外相職を続けることはできないとして辞意を表明した。

 ラッド外相の劇的な辞意表明はオーストラリアに生中継された。この中でラッド外相は、自身の尊厳を維持するために残された道はもはや辞任しかないと語った。オーストラリアではギラード首相がラッド外相解任の準備を進めているとの報道が飛び交っていた。

 ギラード首相は2010年に当時のラッド首相を追い落とす形で首相に就任した。だが、有権者の間で人気が高いラッド外相は再び首相の座を狙っているとの臆測が飛び交い、豪与党・労働党(Labor Party)は分裂している。

 ラッド外相は今後の去就について、24日に帰国した後に家族や地元の支援者、同僚議員らと相談すると話した。

■ギラード首相は党首選で応じる

 これに対しギラード首相は23日、議会が再開する27日の午前10時(日本時間同8時)に労働党の党首選を実施すると発表し、あくまでラッド外相と争う姿勢を鮮明にした。

 ギラード首相は立候補する意向を示し、労働党議員の大きな支持を期待すると述べた。ギラード首相は、党首選で敗れた場合には将来、再び党首に立候補することはないと述べ、ラッド氏についても同様の覚悟で臨むことを求めた。
 
 ラッド外相も、ワシントンでの辞意表明の中でギラード首相が党首では労働党は2013年の総選挙に勝てないと言い切っており、首相復帰への意欲をにおわせている。

 だが、現在の党内における数の論理からすればラッド外相の勝算は低く、党首選に負ければ議会で求心力を失う可能性が高い。議員辞職し、ラッド外相の地元クイーンズランド(Queensland)州グリフィス(Griffith)の選挙区で労働党としては望ましくない補欠選挙に持ち込むという選択肢も考えられる。

■広がる党内の亀裂

 豪各紙によると党首選の投票権を持つ労働党議員103人のうち、ギラード首相支持を表明しているのは49人、ラッド外相37人、態度未定が17人となっているが、情勢は日々変化している。

 与党内の亀裂は深刻さの度を増している。ギラード首相を支えるためとして今週末にメキシコで開かれる主要20か国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁会議への出席を取りやめたウェイン・スワン(Wayne Swan)財務相は、一般の人たちにラッド氏の欠点は見えないが、ラッド氏には「深刻な欠点」があると述べた。

 一方、ダグ・キャメロン(Doug Cameron)上院議員はラッド氏支持を表明している。クリス・ボーウェン(Chris Bowen)移民・市民権相やアンソニー・アルバニーズ(Anthony Albanese)運輸相もラッド外相を支持していると報じられている。(c)AFP

3881チバQ:2012/02/23(木) 21:08:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120223/erp12022319030002-n1.htm
ロシア元第1副首相 リベラル野党結集呼び掛け
2012.2.23 19:03
 ロシアの野党勢力「連帯」を率いるネムツォフ元第1副首相は22日、リベラル系野党ヤブロコなど現政権を批判する勢力が連携すれば有権者の約30%の票が獲得できると述べ、野党の結集を呼び掛けた。インタファクス通信が伝えた。ネムツォフ氏は西部ニジニーノブゴロドでの記者会見で、連携の相手として3月4日の大統領選に無所属で立候補している富豪プロホロフ氏や「反政権ブロガー」として知られるアレクセイ・ナバリヌイ氏を挙げ、大統領選後に新党結成も視野に入れた協議を始めるべきだと述べた。(共同)

3882チバQ:2012/02/24(金) 12:46:53
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/24/20120224ddm007030162000c.html
揺れるロシア:12年大統領選 プーチン氏、支持上昇 初回投票で当選の可能性
 【モスクワ大前仁】3月4日に大統領選を控えたロシアでは、返り咲きを目指すプーチン首相の支持率が伸び、第1回投票で当選する可能性が高まってきた。首相陣営は23日に首都モスクワで約13万人参加(警察発表)の集会を開くなど動員力を見せつけている。集会に出席したプーチン氏は「23日は祖国防衛者の日」と強調し、愛国心の高揚を呼びかけた。

 全ロシア世論調査センターは20日、最新調査に基づき、プーチン首相が58・6%を獲得し、2位のジュガーノフ共産党委員長(14・8%)に大きく差をつけるという予想を発表。「世論基金」もプーチン氏が58・7%を獲得するとの予想を出した。カーネギー国際平和財団モスクワセンターのペトロフ研究員は「プーチン氏の一発当選が最も現実的なシナリオ」と指摘する。

 大統領選には野党・独立系の4候補も出馬しているが、いずれも「体制内野党」と見られる向きが強い。

 そのため抗議運動の中心となる大都市中間層が、支持候補を見つけられず、プーチン氏を利する格好になっている。

毎日新聞 2012年2月24日 東京朝刊

3883チバQ:2012/02/24(金) 12:49:42
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/23/20120223dde007030002000c.html
ナイジェリア:テロ激化 イスラム過激派、キリスト教狙う
 【ヨハネスブルク高尾具成】西アフリカのナイジェリアで、イスラム過激派「ボコ・ハラム」(現地の言葉で「西洋の教育は罪」の意味)によるキリスト教施設などを狙った爆弾テロが激化している。20日には北東部ボルノ州の州都マイドゥグリの市場で爆発と無差別発砲があり、地元医師らによると、少なくとも30人が死亡。ボコ・ハラムが21日、犯行を認める声明を出した。19日には首都アブジャ郊外のスレジャでも教会近くで爆発事件が起きている。

 AFP通信によると、20日の事件の犠牲者には、女性や子どもも含まれるとみられている。治安部隊は犯人8人を殺害したと発表したが、ボコ・ハラム側はメンバーに犠牲者はない、としている。

 マイドゥグリを拠点に02年に設立されたボコ・ハラムは、全土へのイスラム法(シャリア)の導入を要求。警察など治安当局やキリスト教会などへのテロ攻撃を実行しており、昨年後半以降、攻撃は激しさを増している。

 1月20日にはナイジェリア第2の都市カノで連続爆破と銃撃で180人以上が死亡する事件があった。この時ボコ・ハラムは犯行を認め、「仲間の釈放を州政府が拒んだための報復」だと主張した。

 1月22日未明には、カノに隣接するバウチ州で武装集団に住民10人以上が殺害されたうえ、少なくとも二つのキリスト教会で爆破テロが発生した。

 キリスト教徒のジョナサン大統領は先月、カノを訪れて犠牲者への哀悼の意を伝えたうえで「ボコ・ハラムの資金源を解明する」と強調。政府は、武装勢力の国外逃亡を阻止するために隣国カメルーンやニジェールとの国境を封鎖し、大規模な治安部隊を派遣して対応にあたっているが、成果が上がっていない。

毎日新聞 2012年2月23日 東京夕刊

3884チバQ:2012/02/24(金) 20:07:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120224-00000515-san-int
ソマリア国際会議 統一政府への移行で合意
産経新聞 2月24日(金)9時43分配信

 【ロンドン=木村正人】20年以上も内戦が続くアフリカ東部ソマリアで急進的イスラム組織アッシャバーブを撃退できる見通しが強まり、23日、ロンドンでソマリア支援を協議する国際会議が開かれた。55の参加国・機関は今年8月までにソマリアが新憲法を制定、民主的な選挙で議会と大統領を選出し、現在の暫定政府から統一政府への移行を目指すことで合意した。

 同国暫定政府のアハメド大統領や潘基文国連事務総長、クリントン米国務長官らが出席。日本の山根隆治外務副大臣は新たに4500万ドル(約36億円)の支援を表明した。これで日本のソマリア支援の総額は2億2900万ドルとなった。

 国連安全保障理事会は22日、AU(アフリカ連合)ソマリア平和維持部隊を現在の約9500人から1万7千人に増やす計画を承認したばかり。

 アッシャバーブは昨年8月、モガディシオから全面撤退。同年10月から隣国エチオピア、ケニア軍がソマリア南部のアッシャバーブの拠点を攻撃している。アッシャバーブの弱体化で、1991年に独立を宣言した北西部ソマリランドを除く暫定政府、北東部プントランドや地方勢力も統一政府への移行で合意した。

 クリントン長官は「国際社会はアッシャバーブを復活させてはならない」とテロ対策の強化を求め、キャメロン英首相は「排他的でない政府を樹立することが重要だ」と述べた。

 会議では暫定政府は今年8月までとし、延長しない方針を確認。地方での雇用創出や警察活動に必要な資金を提供する「安定化基金」創設や暫定政府の歳入や2国間支援をチェックする枠組みが提案された。

 日本はアデン湾での海賊対処活動のため護衛艦や哨戒機を派遣、海上警備強化や法整備のため周辺国を支援しており、キャメロン首相から評価された。

3885チバQ:2012/02/24(金) 21:54:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120224/mds12022420440004-n1.htm
政治決着へ包囲網強化 「シリアの友人」会合、内戦回避に全力
2012.2.24 20:43 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】有志国でシリア情勢を協議する「シリアの友人」会合が24日、チュニジアの首都チュニスで開かれる。シリア西部ホムスなどへの砲撃を続けるバッシャール・アサド政権に対し、即時の攻撃停止と、市民への人道支援のための国連や援助機関の受け入れなどを迫る見通し。本格的な内戦への発展も懸念される中、混乱を最小限に抑えた政治決着を目指す米欧は、「シリア包囲網」を強化することでアサド大統領への退陣圧力を強めたい考えだ。

 シリア情勢では、アラブ連盟が1月、アサド大統領からシャラ副大統領への権限移譲を軸とする事態収拾案を提示。国連安全保障理事会は2月、同案に沿った対シリア決議案採択を目指したが、シリアと関係が深いロシアと中国の拒否権行使により頓挫した。

 今回の会合は、安保理外での枠組みとしてフランスやトルコが提唱したもので、クリントン米国務長官やジュペ仏外相のほか、アラブ諸国の外相級が出席、参加国は60カ国以上に上った。ロシアと中国は参加しなかった。

 ロイター通信などによると、会合では、シリアの在外反体制派組織「シリア国民評議会(SNC)」を「平和的な民主化変革を求めるシリア人の正当な代表」と位置づけることも検討される。

 これは、昨年のリビア内戦で、国際社会が反体制派をまず「正当な対話相手」と位置づけ、その後、カダフィ政権に代わる「正統な代表機関」に格上げした例を念頭に置いた表現とみられる。

 ただ米欧には、国内基盤が脆弱(ぜいじゃく)で、組織的に一枚岩になれていない反体制派への全面支援にはためらいもある。性急に承認に動けば、結果的にアサド政権への武装闘争を展開する離反兵らの反体制派武装組織「自由シリア軍」や一部のSNC幹部が主張する軍事介入路線に引きずられ、本格的な内戦を招く危険性がつきまとうためだ。

 クリントン長官は23日、中露の反対で安保理が機能しない現状では、「反体制派はいずれ自ら武装し、より攻撃的な手段に訴えるだろう」と懸念を表明した。

 一方、国連人権理事会の国際調査委員会は23日、昨年3月の反政府デモ発生から今月15日までのシリアでの死者が8079人に達したとする報告書を公表した。

3886チバQ:2012/02/25(土) 17:46:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120225-00000009-cnn-int
ハイチのコニーユ首相が辞任
CNN.co.jp 2月25日(土)10時3分配信

(CNN) ハイチのギャリー・コニーユ首相が24日に辞任した。同国のマルテリー大統領がコニーユ首相の辞表を受け取ったことを明らかにした。辞任の理由は今のところ明らかになっていない。

米大手交流サイト「フェイスブック」上のマルテリー大統領の公式ページには、コニーユ氏の辞表を受け取ったとだけ書かれており、24日夕方に国民に発表すると見られる。

コニーユ氏は昨年10月、マルテリー大統領から3人目の首相候補として指名を受け、ハイチの上院で承認され首相に就任したばかりだ。

コニーユ氏は元国連の開発専門家で、2010年の大地震後は国連ハイチ特使のクリントン元米大統領の首席補佐官としてハイチへの国際支援に携わった。また産婦人科医でもあり、米ノースカロライナ大学で保健行政学修士号を取得している。

3887チバQ:2012/02/25(土) 18:14:13
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20120225/CK2012022502000056.html
プーチン支持派、際どいビデオ広告で若者票狙う ロシア大統領選
2012年02月25日 11:50 発信地:モスクワ/ロシア
【2月25日 AFP】3月4日に行われるロシア大統領選の選挙戦が激しさを増す中、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相の支持者らは、若年層の有権者の取り込みを狙い、際どいビデオ広告を流している。スローガンは「最初の1回は愛のために」。

 複数のバージョンがあるビデオはどれも質が高い。ビデオの冒頭では、若い女性たちが処女を失うことをためらっているように見える様子が映し出される。しかし、実は有権者になって初めての選挙で誰に票を投じるか考えている場面だった、という展開だ。そしてビデオはこう訴える。答えは明確。「プーチン――最初の1回は愛のために」。

 あるバージョンでは、女優演じる若い女性が医者に打ち明ける。「先生、私の選択は愛の形のひとつだけれど、とても怖いんです」。医者はこう答える。「もちろん気持ちは分かります。誰だって最初は不安に思うんですよ。重要なのは自分の選択を信じること。信じることが愛なのだから」。ここで、ロマンティックな曲が流れ、プーチン首相が表紙になっている雑誌がクローズアップされ、その後、女性はうれしそうに投票所へ向かう。

 また、別のビデオでは、医者が違う女性に語りかける。「大事なのは必ず安全であること。特に最初はね」。ここで、壁に掛けられたカレンダーが写り、そこにはまたもやプーチン首相の姿が。医者は「彼がいれば安全だよ」と話し、このビデオも女性が投票所へ向かう場面で締めくくられる。

 ビデオを制作した広告代理店「Aldus ADV」は、大統領選で「若者を引き付け、投票への参加を促す」ために制作したとしているが、誰がビデオ広告を委託したのかは明かさなかった。(c)AFP/Stuart Williams

3888チバQ:2012/02/26(日) 03:45:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120225/erp12022521140003-n1.htm
露大統領選プーチン氏 軍事大国路線鮮明 バラマキで支持率上昇
2012.2.25 21:11 [ロシア]

モスクワ郊外のノボ・オガリョボの首相官邸でロシア、カナダのホッケー選手と話すプーチン首相=24日(AP)
 【モスクワ=遠藤良介】3月4日の大統領選まで1週間となったロシアで、最有力候補のプーチン首相(前大統領)が次期政権で国防費を増加させ、米欧に対抗して軍拡路線をとる方針を鮮明にしている。プーチン氏は各種の社会支出を増やすバラマキ政策の約束や、“外敵”に対する団結を訴える「愛国主義」で支持率を上昇させており、第1回投票で過半数を得票して当選を決める可能性が高い。

 プーチン氏は最近の国営新聞への寄稿で「ロシアや同盟国の国境間近で紛争を挑発しようとの意図的な試みがある」と主張。今後10年間に23兆ルーブル(約62兆円)を支出して兵器近代化を急ぎ、米国のミサイル防衛(MD)計画にも対抗していく考えを改めて示した。

 また「北極と極東での海軍力強化」を重点課題に掲げ、日本から近いカムチャツカ半島には核ミサイルを搭載可能な最新型のボレイ級原子力潜水艦を配備することを明らかにした。

 プーチン氏は最近の演説で「われわれは内政干渉を許さない。ロシアをめぐる(外国との)戦いは続いている」などと「愛国主義」を鼓舞。軍需産業への支出に加え、公務員給与の大幅引き上げや年金の増額など大盤振る舞いを約束している。

 専門家の試算では、ロシアの国防費が国内総生産(GDP)に占める割合は現在の約3%から5〜6%に上昇する見通し。独立系世論調査機関によると、プーチン氏は地方や国営部門を中心に支持率を66%まで伸ばしている。

3889名無しさん:2012/02/26(日) 08:28:46
http://mainichi.jp/select/world/news/20120226ddm007030154000c.html
シリア:「反体制派に武器」焦点 支援国、テロ使用懸念も
 【ワシントン白戸圭一】チュニジアの首都チュニスで24日開かれたシリア反体制派の支援国会合は、反体制派への武力弾圧を続けるアサド政権に暴力行為の即時中止を求め、経済制裁を強化することで合意した。反体制派組織「シリア国民評議会」が反体制派代表としての承認を取り付けたものの、統治能力や求心力には疑問符が付く。国際社会がアサド政権の弾圧を食い止める決め手を欠く中、米国内でも反体制派に対する軍事支援を促す声が強まっており、米欧などが反体制派への武器供与に踏み切るかどうかが焦点に浮上している。

 シリア情勢を巡り、オバマ米大統領は24日の記者会見で「利用可能なあらゆる手段を模索する」と述べ、アサド政権の弾圧を止める目的で反体制派に武器を供与する可能性を否定しなかった。米政府高官からも武器供与の可能性をちらつかせる発言が出ている。

 カーニー大統領報道官は21日の記者会見で「政治的解決が最善の方法だと考えている」と断った上で、反体制派への武器供与を「排除しない」と明言。国務省のヌーランド報道官も「追加的措置の検討が必要になるかもしれない」と述べた。

 武器供与などシリア反体制派への軍事的テコ入れに前向きなのはサウジアラビアだ。オバマ政権は最近まで武器供与の可能性を強く否定していたが、一連の当局者の発言は政権内で武器供与が選択肢として検討され始めたことをうかがわせる。

 イラク・アフガニスタン両戦争からの撤収を進めるオバマ政権はシリアへの軍事介入は考えておらず、武器供与は実行可能な最大限の軍事的措置だ。

 ただ、シリア反体制派の「素性」を巡り、米国の不信感は根強い。クラッパー国家情報長官は16日の上院軍事委員会の公聴会で、国際テロ組織アルカイダのメンバーが反体制派に浸透している可能性を指摘した。

 「シリア国民評議会」は反体制派代表としての「お墨付き」を国際社会から得た形だが、国内基盤は脆弱(ぜいじゃく)で国民を束ねる政治指導力を持っていない。米国にとって、反体制派に供与した武器がテロリストの手に渡るのは避けたい事態で、武器流出への警戒心がオバマ政権の決断の足かせになっているとみられる。

毎日新聞 2012年2月26日 東京朝刊

3890チバQ:2012/02/26(日) 16:58:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120226/mds12022613570002-n1.htm
衝突続発、民主化の岐路 セネガルで大統領選
2012.2.26 13:56
 西アフリカのセネガルで26日、大統領選が行われた。憲法では大統領の3選は禁じられているが、現職ワッド氏(85)が3期目を目指し出馬。これに抗議するデモ隊と治安部隊の衝突が1月下旬以降続発し、死者も出た。今回の選挙は、アフリカで民主化が進んだ国の一つと評価される同国の岐路とみなされている。

 ワッド氏を含め14人が立候補、結果は3月2日までに判明する見通し。過半数の票を獲得する候補者がいない場合、決選投票が3月中旬に行われる予定。登録有権者は約530万人。

 ワッド氏は、大統領の3選禁止を定めた憲法改正が、自身の2000年の初当選後に行われたとして、今回の出馬は可能と主張。憲法評議会は1月27日、同氏の出馬を認める判断を下した。(共同)

3891チバQ:2012/02/26(日) 16:58:40
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012022500196
「老醜」ワッド氏3選目指す=暴動寸前の抗議続く−セネガル大統領選、26日に投票
 【ロンドン時事】アフリカでは珍しく1960年の独立以来一度もクーデターの経験がないセネガルは、かつて「安定したアフリカ政治のモデル」ともてはやされた。しかし、26日の大統領選投票日を前に正念場を迎えている。3選を目指し権力に固執するワッド大統領(85)の「老醜」に、首都ダカールでは暴動寸前の抗議が続く。
 ワッド大統領が生まれたのは1926年。アフリカの首脳ではジンバブエのムガベ大統領(88)に次ぐ長老とされるが、出生記録は不確かで「本当は90歳を超えている」と疑う声が消えない。
 ダカール大法学部長などを務めたワッド氏は74年に政党を結成。長い野党暮らしの間、投獄も味わった。大統領選で4回落選し、2000年に5度目の挑戦で宿願を果たした。就任翌年には大統領任期を7年から5年に短縮。3選も禁じて国際社会で名声を高めた。
 しかし、今回の出馬で自ら設けたルールを破った。これについて大統領府は「01年の新ルールは07年の大統領選から適用された」とし、現在は「新制度下の1期目」だと主張する。
 強引な出馬には批判が強い。憲法評議会が1月末、この3選出馬を合憲とする一方、大衆の支持を集めていた米グラミー賞受賞歌手ユッスー・ンドゥール氏(52)の出馬は認めない判断を下すと、ダカールを中心に抗議行動が激化し始めた。(2012/02/25-15:41

3892チバQ:2012/02/27(月) 00:45:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120222-00000084-jij-int
「銃あれば報復する」=根深い部族対立―陸自PKOには影響軽微か・南スーダン
時事通信 2月22日(水)14時22分配信

 【ボル(南スーダン東部)時事】「銃があれば報復する」―。南スーダン東部のジョングレイ州で昨年末から今年1月にかけ、牛強奪を背景とした歴史的な部族衝突が激化、数千人が死亡した。同州南西部のチェイニョク村では、4人の子供を奪われた男性が怒り、報復のすべのない村人たちは「武器もなく逃げ場もない」と打ちひしがれていた。
 州都ボルから約150キロのピボル周辺では今年1月6日、地元当局者が、昨年末以降3141人の遺体が確認されたと発言。世界に報じられた。
 ピボルは、首都ジュバから直線距離で約300キロ。国連平和維持活動(PKO)に加わる陸上自衛隊の活動には影響はないとみられている。
 ジュバからボルまでは四輪駆動車で悪路を約4時間かけてたどり着く。ボル郊外のチェイニョク村では住民の大半が逃げ、行き場のない数十人が恐怖におびえていた。村には南スーダン最大部族のディンカ族が住んでいるが、ムルレ族が年末から襲撃し始めた。自動小銃を乱射し多数を殺害した上、子供を奪った。
 6〜12歳の子供4人を強奪されたデン・ユニさん(40)は「部族対立は歴史的に続いている。どこに行っても殺される」と天を仰いだ。2人の子を持つヨムさん(23)も「どこにも行けない」と途方に暮れた。
 同州では、ロウ・ヌエル族の武装集団が、対立するムルレ族を襲撃したり、ムルレ族がロウ・ヌエル族やディンカ族を襲ったりと、復讐(ふくしゅう)が復讐を呼ぶ複雑な衝突が続く。公教育の普及が遅れ、公用語の英語は通じない。部族独自の言語が意思疎通を妨げる。牛を奪われ、子供を誘拐され「憎悪の悪循環」となる。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120223-00000106-san-int
陸自初 国造り、支援調整所 南スーダンPKO、中国と差別化
産経新聞 2月23日(木)7時55分配信


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国際協力機構(JICA)担当者らと意見交換する陸上自衛隊員ら=21日、南スーダン・ジュバ(早坂洋祐撮影)(写真:産経新聞)

 【ジュバ(南スーダン)=峯匡孝】国連平和維持活動(PKO)のため南スーダンに展開中の陸上自衛隊は国連や現地政府、国際機関などと活動内容を調整する「現地支援調整所」を設置している。昨年7月に誕生した新生国家の国造りに主体的に関与するためで、平成4年のカンボジアへの派遣以来、日本のPKOでは初の試みだ。現地のニーズを取り込んだ日本ならではのきめ細かい活動を展開することで、資金力を背景に積極的な資源外交を進める中国との差別化を図る狙いもある。

 陸自は南スーダンでの活動期間を5年間と想定、PKOと連動し政府開発援助(ODA)を活用するなど、“オールジャパン”で国造りに取り組み、目に見える形で実績を残したい考えだ。

 今年1月から活動を始めた調整所は施設隊が入る国連南スーダン派遣団(UNMISS)の宿営地ではなく、首都ジュバの別の場所に設置されている。所長を務めるのは生田目徹1佐。調整所要員13人は英語に堪能で、海外派遣や留学の経験者が多く「将来が期待される人材が集められた」(陸自幹部)。

 陸自部隊は通常、国連の指示を受けて任務に当たるが、生田目所長は「UNMISSにいわれた仕事をやるのは当然だが、調整所の機能は国造り支援の観点からUNMISSに提案し、仕事を逆流させることだ」と強調する。すでに国際協力機構(JICA)をはじめ、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や世界食糧計画(WFP)などとも協議を始めている。

 実動部隊の施設隊とは異なる裏方の存在だが「日本の活動の足跡を残すには調整所の活動が鍵を握る」(陸自幹部)ともいわれ、今後のモデルになりそうだ。

3893チバQ:2012/02/27(月) 19:33:33
http://mainichi.jp/select/world/news/20120227k0000e030151000c.html
豪労働党首:ギラード首相が再選 党内は結束不足露呈

27日、オーストラリアのキャンベラで、労働党の党首選に勝利したギラード首相(中央)=AP 【アデレード(オーストラリア南部)佐藤賢二郎】オーストラリアの与党労働党は27日、所属国会議員による党首選を実施し、現職のギラード首相が102票のうち71票を獲得、対立候補のラッド前首相に大差をつけて勝利し、首相の座を維持した。

 ただ、党首選では複数の主要閣僚が「ギラード氏では総選挙に勝てない」とラッド氏支持を打ち出すなど、党内の結束不足を国民に露呈。世論調査ではラッド氏がギラード氏を圧倒しており、来年末の総選挙前に党内で「ラッド待望論」が再燃する可能性もある。

 ラッド氏は外相だった今月22日、訪問中の米ワシントンで「首相の信任が得られていない」として外相辞任を表明。一方、ギラード氏は23日、党内不和の原因だった権力闘争で「一気に決着をつける」として、党首選の実施を発表していた。

 地元紙が発表した最新の世論調査では、回答者の52%が労働党党首にラッド氏を望むと答え、ギラード氏の26%の倍に上った。最大野党・保守連合との二者択一でも労働党支持は46%と5割を切った状態が続いている。豪AAP通信は「ラッド氏を党首に復帰させれば、次の選挙で十分に保守連合と戦える」との専門家の分析を紹介している。

 2010年6月、副首相だったギラード氏は、当時のラッド首相に対し、支持率急落を理由に党首選の実施を要求。ラッド氏は辞任し、ギラード政権が誕生した。ギラード氏が今後、支持率上昇を実現できなければ、総選挙を前に辞任を求める党内の圧力が高まる可能性が高い。

毎日新聞 2012年2月27日 11時25分(最終更新 2月27日 11時59分)

3894チバQ:2012/02/27(月) 21:34:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120227/asi12022721090001-n1.htm
大差でギラード氏が勝利 総選挙前の内紛 挙党態勢の行方も混とん オーストラリア労働党党首選
2012.2.27 21:08 (1/2ページ)
 【シンガポール=青木伸行】オーストラリアの与党・労働党は27日、党首選を実施し、現党首のギラード首相が71票対31票の大差でラッド前首相を破った。ラッド氏の突然の外相辞任という造反と、これを受けた党首選の根底には、数年来続く両氏の権力闘争と「怨念」がある。首相は週内に内閣改造を断行する見通し。だが、総選挙を来年に控え、労働党が被った打撃は甚大で、挙党態勢構築の行方も混とんとしている。

 過去の労働党の党首選で、最大の票差だった24票差(2003年)をも上回る大差で勝利したギラード氏は、「問題は決し政治劇は終わった。団結し次の総選挙に勝てると確信している」と語った。ラッド氏も「審判を受け入れる。遺恨もない。ギラード氏の首相再選に取り組む」と述べ、そろって挙党態勢を強調した。

 両氏の権力闘争は2010年6月にさかのぼる。当時首相だったラッド氏は、密航船の急増問題などで有効策を打ち出せず、支持率が急落した。これでは総選挙に勝つことができないとしてギラード派がラッド氏を追い落とし、辞任に追い込んだことが発端だ。

 誕生したギラード政権下でも両氏の確執は続く。ギラード氏は同年9月に発足した第2次内閣に、ラッド氏を外相として取り込み、挙党態勢を演出した。だが、1年半ともたなかった。今月22日、ラッド氏が外相辞任を表明し、公然と反旗を翻したのだ。

 水面下で何が起こっていたのか。まず、ラッド氏側が、ギラード氏の支持率低下による総選挙への党内の危機感を背に、「ギラード降ろし」と自身の「復権」に動いた。

 ニールセンの世論調査では、支持率は労働党47%、野党の保守連合(自由党、国民党)53%。ギラード氏が選挙公約を覆し、7月から炭素税を導入することなどが、支持率低下の要因となっている。

 ラッド氏の動きを察知したギラード氏は、外相更迭を検討した。その先手を打つ形で、ラッド氏が辞任を表明したという流れだ。

 権力闘争は当面、沈静化するものの、総選挙が迫るにつれ再燃するとの見方もある。シドニー大学のピーター・チェン教授は「党首選は労働党を傷つけた。総選挙には勝てないだろう」とみる。労働党の内紛をほくそ笑むかのように、自由党のアボット党首は27日、「(政治は)何も変わっておらず、国民は首相を信じていない」と攻撃した。

3896チバQ:2012/02/28(火) 21:14:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120226/mds12022609090000-n1.htm
南スーダンPKOルポ 国の礎づくりへ汗流す陸自隊員
2012.2.26 09:08

首都ジュバの市場はゴミ捨て場と隣り合わせ。劣悪な衛生環境の中、ゴミを拾う人もいた。市民の暮らしは苦しい(早坂洋祐撮影)
 アフリカ大陸の赤道よりやや北に位置する南スーダンはこの季節、外気温が45度を上回る。灼熱(しゃくねつ)の赤茶けた大地で、国連平和維持活動(PKO)で派遣された陸上自衛隊員は黙々と汗を流していた。

 陸自が支援する同国は昨年7月に独立したばかりだ。20年以上にわたる内戦は国民を疲弊させ、社会基盤を破壊した。教育水準は低く、一部の富裕層を除き生活は苦しい。

 首都ジュバの中心部を離れると、学校にも行けず、わずかな収入のために畑に鍬(くわ)を入れ、家計を支える少年がいた。下町の市場はペットボトルや廃材などのゴミがあふれ、大量のハエが飛び交う。衛生状態は極めて悪い。社会インフラの整備は急務になっている。

 首都のジュバ市内でも停電と断水が相次ぐ。整備されている道路はごくわずかだ。中心地以外は起伏の激しい凸凹道が延々と続いている。

 そのため道路敷設の高い能力を持つ陸自への期待は高い。施設隊本隊到着時は現地政府・与党要人が空港で迎え入れる厚遇ぶりだった。施設隊は現地のニーズの高さを受け、4月にも道路の補修作業に取りかかる準備を進めている。(文・峯匡孝)

3897チバQ:2012/02/28(火) 22:36:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120228-00000031-mai-int
<イラン>来月、国会議員選挙 事実上、保守派内の争いに
毎日新聞 2月28日(火)11時13分配信


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テヘラン中心部「革命広場」近くに捨てられたイラン国会議員選挙のポスター。保守派候補が大半を占め、関心は低いようだ=2012年2月24日、鵜塚健撮影

 【テヘラン鵜塚健】核開発問題で欧米などの経済制裁下にあるイランで3月2日、国会(定数290)議員選挙が実施される。国際社会との対話を志向する改革派の大半は政府の弾圧を受けて不参加を決めており、事実上、保守派内の争い。選挙では、イスラム指導体制により忠実な反大統領派が勢力を伸長する可能性が高く、核問題でイランが選挙後、一層、強硬姿勢を取るとの見方も出ている。

 イランでは、保守派のアフマディネジャド大統領が再選した09年6月の大統領選で、開票結果への疑念から、改革派が抗議デモを繰り広げた。政府はデモを徹底的に弾圧し、昨年2月以降、改革派指導者のムサビ元首相とカルビ元国会議長を自宅軟禁下に置いている。

 このため、改革派は今回の国会選挙についても「自由で公正な選挙が望めない」として正式候補の擁立を見送り、市民に投票のボイコットを呼びかけている。改革派陣営では一部が「穏健改革派」などを名乗って立候補しているだけで、改革派の現有議席(全体の2割弱)をさらに減らす見通し。

 一方、保守派内では最高指導者ハメネイ師とアフマディネジャド大統領の路線対立が熱を帯びている。聖職者でない大統領は宗教者層から「(思想が)イスラム体制を逸脱している」と非難を浴びており、「都市部を中心に大統領派候補が大敗する」(地元テレビ記者)との見方も強まる。ハメネイ師に近いラリジャニ国会議長ら反大統領派が圧勝すれば選挙後の国会で宗教色が強まり、核問題での政策転換はより難しくなるとみられる。

 イランが「正統な民主国家」であると国際社会に印象づけたい政府は投票率(前回51%)の低下を警戒、「敵国が選挙を妨害している」と主張する一方、国民に選挙参加を促している。だが、首都テヘラン市民の関心は低く、雑貨店主のイブラヒムさん(57)は「経済制裁で景気は悪くなる一方だ。政府に近い仲間ばかりの選挙などばかばかしくて行けない」と不満を口にした。

3898チバQ:2012/02/28(火) 22:37:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120224-00000046-mai-int

<イラン>ネット規制を強化 国会議員選を前に警戒
毎日新聞 2月24日(金)17時38分配信

 【テヘラン鵜塚健】イラン政府が2月初旬以降、インターネットのメール送受信を長時間止めたり、ネットを一時的に遮断するなど規制を強めている。3月2日の国会議員選挙を前に、ネットが反体制派の情報収集や抗議運動の呼びかけに利用されるのを警戒している模様だ。

 イラン政府は通常から自国に批判的なニュースサイトやブログ、動画サイトの閲覧を禁止。規制対象に接続しようとすると、政府推薦サイトを列挙したページが現れる。

 一部の市民は規制回避のための特殊ソフトを使い、交流サイト「フェイスブック」などに接続しているが、政府は最近、こうした回避手段の多くも使用不能にした。

 また、11年1月に発足したサイバー警察も国民のネット利用監視を強化している。昨年の反政府デモに参加して一時逮捕されたテヘランの大学生(22)は先月、サイバー警察から電話を受け「運営している違法なブログを中止しろ」と脅されたという。

3899チバQ:2012/02/28(火) 22:42:21
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220227057.html
プーチン首相暗殺計画 チェチェン独立派が指示(02/28 05:40)

5日後に迫ったロシア大統領選挙で、当選が確実視されているプーチン首相の殺害を計画していたグループが逮捕されていたことが分かりました。

 アダム・オサマエフ容疑者:「(我々の目的は)モスクワに行って、プーチン首相を暗殺することだった」
 ウクライナの情報当局によりますと、暗殺を計画していたのは、ウクライナ南部の港町オデッサに住むアダム・オサマエフ容疑者(31)ら3人です。来月4日の大統領選挙直後にプーチン首相を爆殺する計画で、首相の車列を撮影した映像も持っていました。容疑者らは1月、オデッサのアジトで試作中の爆発物を誤って爆発させ、容疑者の1人が死亡したことから計画が明るみに出ました。チェチェン独立派の指導者から殺害の指示を受けていたことを自供しています。

3901チバQ:2012/02/28(火) 22:50:07
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201202270078.html
2012年2月27日14時32分
世銀総裁後任人事、G24が「途上国グループの候補」擁立目指す
 [メキシコ市 26日 ロイター] 6月末で退任するゼーリック世界銀行総裁の後任人事について、新興国の間で米国出身者という不文律を打破しようという機運が強まっている。新興国と途上国で構成する24カ国グループ(G24)は、候補者受け付け締め切りまでに候補者リストをまとめる方針。

 これまで、世界銀行の総裁は米国出身者、国際通貨基金(IMF)の専務理事は欧州出身者というのが慣例となってきたが、新興国は、今こそこの慣例をやめるべきと主張している。

 新興国と途上国で構成する24カ国グループ(G24)事務局の代表であるAmar Bhattacharya氏は「米国は優れた候補を指名すると確信しているが、今回は競い合う余地があるプロセスにしなければならない」と指摘。「途上国にも非常に有能な候補はいる。このため、新興国と途上国が全力をあげて、途上国グループの候補を擁立することが重要だ」と述べ、3月23日の候補者受け付け締め切りまでに候補者リストをまとめる方針を示した。

 次期世銀総裁候補については、これまでのところ、サマーズ元米財務長官、クリントン米国務長官、ライス米国連大使の名前が挙がっている。

3902チバQ:2012/02/28(火) 23:46:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120228/erp12022820480007-n1.htm
ドイツのメルケル政権「絶対多数」失う ギリシャ支援議会承認で
2012.2.28 20:44 (1/2ページ)

ドイツ連邦議会でギリシャの第2次支援策について採決するメルケル首相と議員ら(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ連邦議会(下院)は27日、欧州連合(EU)がまとめた総額1300億ユーロ(約14兆円)のギリシャ向け第2次支援策実施について、賛成多数で承認した。だが、連立与党から造反が相次ぎ、欧州債務危機の対応をめぐる採決では初めて「絶対多数」を割り込んだ。国内では一層の負担増に反発は強まっており、危機対応のカギを握るメルケル首相のかじ取りにも影響を与えかねない。

 採決では、主要野党の多くが支持に回り、ギリシャ支援は賛成496、反対90、棄権5の大差で承認された。620議席中330議席を占める連立与党では304人が賛成する一方、反対が17人、棄権が3人に上り、6人が欠席した。

 結果的に連立与党だけで出席議員の過半数は獲得したので、野党の賛成がなくとも承認できたことにはなるが、全議席の過半数である「絶対多数」の311には届かなかった。

 重要案件で絶対多数に届かないのは歴代政権でも異例で、メルケル政権も2010年のギリシャ第1次支援の承認以降、過去6回の危機対応関連の採決では常に絶対多数を確保してきた。造反数も、昨年9月の欧州金融安定化基金(EFSF)強化策の採決で与党から出た15を上回り、求心力低下を浮き彫りにした。

 メルケル首相はギリシャ再生について「百パーセントの保証はない」としながらも、ギリシャ支援がイタリアなどへの危機波及の回避に必要だと訴えた。

 26日に独紙ビルトが報じた世論調査では、第2次支援への反対が昨秋から約10ポイント増の62%になった。フリードリヒ内相が「ギリシャは通貨連合から外れた方が再生の機会は大きい」と述べるなど、閣内からも公然と不満が出ている。

 政権は危機対応手続きを迅速化させるため、本会議や予算委員会に代わって特別委員会に議会承認を委ねる措置を導入する予定だったが、独連邦憲法裁判所は28日、独憲法に抵触すると判断した。今後ドイツが追加支出するのは一層困難になりそうだ。

3903チバQ:2012/02/29(水) 21:29:28
http://www.asahi.com/international/update/0228/TKY201202280734.html

汚職で批判の知事解任 ロシア大統領、政権浮揚狙う?関連トピックスAPEC[PR]
 ロシアのメドベージェフ大統領は28日、ロシア極東・沿海地方のダリキン知事を解任する大統領令に署名した。沿海地方は、9月にアジア太平洋経済協力会議(APEC)が開かれるウラジオストクを管轄する重要な自治体だが、知事には汚職批判が絶えなかった。

 プーチン首相が復帰をめざす来月4日の大統領選を目前に控え、政権側の断固とした姿勢をアピールする狙いがあるとみられる。

 大統領府によると、知事の辞職申し出を大統領が受け入れた形だが、事実上の更迭とみられる。昨年12月の下院選では、与党「統一ロシア」の沿海地方の得票は約33%と低迷していた。

3904チバQ:2012/02/29(水) 21:52:12
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120229-OYT1T00894.htm
EU、セルビアの「加盟候補国」入り勧告で合意
【ブリュッセル=工藤武人】欧州連合(EU)加盟27か国は28日、総務理事会を開き、旧ユーゴスラビアのセルビアをEU加盟交渉の前提となる「加盟候補国」として認めるよう、EU首脳会議に勧告することで合意した。


 3月1、2両日の首脳会議で正式承認される可能性が高く、1990年代の旧ユーゴ紛争で欧米と敵対したセルビアはEU加盟に向け前進する。

 セルビアは2009年12月、EUへの加盟を申請した。セルビアが昨年5月にボスニア・ヘルツェゴビナ内戦時の武装勢力司令官ラトコ・ムラジッチ被告(69)を逮捕し、セルビアから一方的に独立を宣言したコソボと一定の関係改善を進めたことで、ドイツが反対を取り下げた。

(2012年2月29日20時14分 読売新聞)

3905チバQ:2012/02/29(水) 21:52:52
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120229-OYT1T00882.htm
EU全加盟国、駐ベラルーシ大使を一斉召還へ



 【ブリュッセル=工藤武人】欧州連合(EU)のアシュトン外交安保上級代表(EU外相)は28日、EU27加盟国が駐ベラルーシ大使を本国に一斉召還することで合意したと発表した。

 EUは28日、野党勢力への弾圧を続けるベラルーシ・ルカシェンコ政権への圧力強化策として、同国の裁判官ら21人の資産凍結と渡航禁止を決めた。これに反発したルカシェンコ政権は、ベラルーシ駐在のEU代表部大使らに国外退去を通告したことから、EU側が自ら各国大使の一斉召還を発表した。加盟国が、強権的体質が批判されるルカシェンコ大統領への対決姿勢で足並みをそろえたものだ。

 ベラルーシ外務省の報道官は、今後、新たな対抗措置を取る可能性を示唆しており、双方の対立が先鋭化する恐れがある。

(2012年2月29日20時26分 読売新聞)

3906チバQ:2012/03/01(木) 23:36:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120301-00000078-mai-int
<イラン>国会議員選 保守派が圧勝へ
毎日新聞 3月1日(木)19時46分配信

 【テヘラン鵜塚健】イランの国会議員選挙が2日、投開票される。核開発問題で米欧諸国と対立し、経済制裁による封じ込めが進む中での国政選挙となる。国際社会との融和を探る「改革派」が退潮し、政府の強硬路線を支える「保守派」が圧勝するのは確実だ。保守派内の対立で、対外的により強硬な反大統領派が議席を伸ばす可能性があり、核問題の進展が一層難しくなりそうな情勢だ。

 国会(定数290)議員選挙は4年に1度実施される。アフマディネジャド大統領が再選された09年6月の大統領選で、開票結果を巡る「改革派」の大規模デモが起きて以降、初めての国政選挙だ。当初5000人以上が立候補を届け出たが、イスラム法学者らによる護憲評議会の審査を経て、3444人の立候補が認められた。

 政府は大統領選以降、改革派を厳しく弾圧し、指導者のムサビ元首相らは今も自宅軟禁下にある。改革派の主要グループは「公正な選挙は望めない」として不参加を宣言し、現有の約50議席をさらに減らす見通しだ。

 保守派内では10年以降、最高指導者ハメネイ師と大統領の対立が表面化。大統領の経済政策や強引な閣僚人事を巡り、ハメネイ師支持のラリジャニ国会議長らが批判を強める。

 現在、大統領派は60議席程度とされるが、イランの政治外交評論家モラゼヒ氏は「宗教界や革命防衛隊の力が相対的に増し、大統領の影響力は低下するばかりだ」と語り、選挙での大統領派の議席減を予測する。

 核開発については「すべて平和利用が目的だ」との政府の説明に対し、各候補とも相違はなく、選挙の争点にもなっていない。だが宗教界に近い反大統領派の影響力が増せば、「核問題での政策転換がより困難になるのは確実だ」とモラゼヒ氏は語る。「核問題」は国民の不満を外部にそらし、イスラム指導体制の引き締めを図る不可欠な手段でもあるからだ。

 国際社会での孤立や国内経済悪化を受け、イラン指導部は「体制崩壊の危機感を確実に強めている」(外交筋)とされる。このため、より多くの国民の参加で選挙を成功させることは「(国民の支持を得た)体制の正統性」を内外にアピールする絶好の機会となる。

 ハメネイ師は先月29日、テヘランで「選挙では高い投票率が出るだろう。傲慢な敵国はイラン国民からしっぺ返しを受ける」と語り、米欧をけん制した。

3907チバQ:2012/03/01(木) 23:37:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120301/asi12030118490001-n1.htm
きょうイラン議会選 保守派内の権力闘争激化 大統領派劣勢か
2012.3.1 18:48 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】イラン国会(定数290)議員選が2日、行われる。アフマディネジャド大統領が再選を決めたものの不正が取り沙汰され、抗議デモが拡大した2009年の大統領選以来となる国政選挙。デモ後の弾圧で弱体化した改革派は今選挙への不参加を表明していることから、事実上、保守派内の大統領派と、最高指導者ハメネイ師に近い反大統領派との争いとなる見通しだ。

 劣勢が伝えられる大統領派が大きく議席を減らせば、アフマディネジャド政権は任期切れの来年夏までレームダック(死に体)化し、核開発問題をめぐる米欧との外交にも影響する可能性がある。

 アフマディネジャド大統領とハメネイ師は09年の大統領選では共闘関係にあったが、その後は関係が悪化。昨年4月には大統領が、ハメネイ師に近い閣僚を更迭しようとしたのをハメネイ師に拒否されたことから、閣議に欠席して抗議するという一幕もあった。

 イランのメディア関係者は「大統領はここのところ、イスラムをイランの歴史の一部として扱った発言が目立つようになっている」と指摘、これは「イスラム法学者による統治」を国是とする現体制の頂点にあるハメネイ師ら保守的な宗教勢力には受け入れがたい考え方だと分析する。

 ハメネイ師は昨年10月、大統領制廃止の可能性に言及、大統領側を強く牽制(けんせい)した。さらに、イランの核兵器開発疑惑をめぐる国際社会からの制裁の影響で、経済が大きな打撃を受けていることも、大統領派にとっては不利な材料だ。

 ハメネイ師に近いラリジャニ国会議長が仕切る国会では反大統領派を中心に、政権の経済運営失敗の責任を問う声が強まっている。

 核問題をめぐっては、「平和利用目的の核開発は当然の権利」とする点で両派に大きな違いはない。むしろ反大統領派の方が対米欧で強硬だともされるだけに、大統領派の退潮が顕著になれば、イランの外交姿勢がいっそう硬直化する可能性もある。

3908チバQ:2012/03/02(金) 12:10:00
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/03/01/20120301ddm007030159000c.html
セネガル大統領選:決選投票、濃厚に
 【ヨハネスブルク高尾具成】西アフリカ・セネガルからの報道によると、2月26日に実施された大統領選は、出馬した14候補のいずれもが過半数に届かない見通しとなり、上位2人による決選投票になる可能性が高まった。3選を目指す現職ワッド大統領(85)の出馬に対し、憲法の「3選禁止」規定に違反すると批判してきた野党陣営の選挙戦が功を奏した形となっている。決選投票は3月18日に予定され、ワッド大統領とサル元首相が決選に残る可能性が高い。

毎日新聞 2012年3月1日 東京朝刊

3909チバQ:2012/03/02(金) 22:13:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120302/erp12030220490004-n1.htm
プーチン首相 メドベージェフ氏を「次期首相に」
2012.3.2 20:48

ロシアのプーチン首相(ロイター)
 ロシアのプーチン首相は1日の外国メディア編集幹部との会見で、アサド政権による反体制派武力弾圧が続くシリア情勢について「紛争当事者が和解し、殺し合いをやめることを望んでいる」と述べ、双方の停戦が最優先だとの見方を示した。

 投票を4日に控えた大統領選にメドベージェフ大統領を抑えて自身が立候補した決定については「彼と自分の共同作業がうまくいき、世論からも支持されれば、どちらかが大統領選に出馬すると合意していた。私の方が支持率が高かった」と説明。大統領に復帰した後は「メドベージェフ氏を次期首相として提案する」と述べ、同氏を首相に任命する考えに変わりがないことを明らかにした。(共同)

3910チバQ:2012/03/02(金) 22:14:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120302-00000098-mai-int
<イラン>国会議員選が投開票…保守派勢力図どう変化
毎日新聞 3月2日(金)20時47分配信

 【テヘラン鵜塚健】イランの国会議員(定数290)選挙の投票が2日行われた。同日開票される。政府から弾圧を受ける「改革派」の主要候補が選挙参加を辞退し、体制を支える「保守派」が圧勝するのは確実な情勢。保守派内で対立するアフマディネジャド大統領の支持派と、最高指導者ハメネイ師に近い反大統領派との勢力バランスがどう変化するかが焦点で、選挙結果次第で今後の核開発政策や米欧諸国との関係に影響を与える可能性がある。

 国会議員選挙はイスラム革命(79年)以降9回目。過去の選挙では保守派と改革派が対立を繰り返してきた。00年の選挙では当時のハタミ大統領(97〜05年)を支持する改革派が勝利したが、以降の04年、08年の選挙では改革派の退潮が続いている。改革派指導者のムサビ元首相、カルビ元国会議長は昨年2月から自宅軟禁下にあり、改革派は市民に投票不参加を呼びかけた。

 選挙への関心は低く、イラン政府は投票率(前回51%)の維持に必死。2日も早朝から国営メディアがハメネイ師の投票呼びかけを繰り返し流し「投票率は60%を超える」との予測を伝えた。

 昨年以降、中東の周辺アラブ諸国では民主化運動「アラブの春」で独裁政権が次々に倒れたが、イラン当局は昨年2月、テヘランで起きた改革派の抗議デモを武力で弾圧。政府は国際社会からの非難をかわすため、投票率を高めて「正統な民主国家」であることを強調したい考えだ。

3911チバQ:2012/03/02(金) 22:21:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120302/mds12030219590005-n1.htm
イラン国会議員選 投票始まる 保守派が圧倒的多数維持へ
2012.3.2 19:59

2日、報道陣への取材が許可されたモスク内の投票所=テヘラン市内(共同)
 【カイロ=大内清】イランの国会(定数290)議員選が2日、行われた。保守派内のアフマディネジャド大統領派と、最高指導者ハメネイ師に近い反大統領派との争いで、保守派が圧倒的多数を維持するのは確実な情勢。2013年の大統領選の前哨戦の意味合いも持つ。

 対米欧でより強硬な反大統領派が議席を伸ばせば、約1年半の任期を残した大統領の今後の政権運営が困難となり、核問題での外交に影響する可能性もある。

 米欧との関係改善を志向する改革派は、09年の大統領選後の抗議デモへの弾圧で弱体化。指導者のムサビ元首相やカルビ元国会議長が自宅軟禁下に置かれる中、今回選ではボイコットを呼びかけており、投票率にも注目が集まっている。

 ハメネイ師は2日、投票後、「(米欧などからの)嫌がらせに対抗するため、国民が(団結の)メッセージを発することが重要だ」と投票参加を呼びかけた。

 イラン国会は4年に1度改選。立候補にはハメネイ師が任命する護憲評議会による承認が必要で、今回の選挙では大統領派の候補が多数、失格になったとされる。大勢は数日で判明する見通し。

3912チバQ:2012/03/02(金) 22:23:52
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012030202000029.html
自由シリア軍 ホムス拠点撤退
2012年3月2日 朝刊


 【テヘラン=今村実】アサド政権による激しい武力弾圧が続くシリアで、離反兵で組織する「自由シリア軍」は一日、拠点にしていた西部ホムスのババ・アムル地区から撤退した。ロイター通信などが伝えた。

 政府軍は反体制派の掃討を狙って二月三日から包囲を始め、猛攻撃を加え市民らに連日、多数の死傷者が出ていた。象徴的な拠点の一つだった地区を失い、反体制派には大きな痛手となる。

 中東の衛星放送アルジャジーラによると、自由軍の幹部は「政府軍の市民に対する残虐な行為のため、戦術的に撤退した」と語った。少数の離反兵が残り撤退の援護をしているとの情報もある。

 治安当局者は、「政府軍は、この地区を完全な制圧下に置いた」としている。地区周辺では一日、少なくとも十七人が死亡した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120302-00000087-mai-int
<シリア>反体制派が連携…「軍事局」設け統一指揮
毎日新聞 3月2日(金)19時58分配信

 【エルサレム花岡洋二、パリ宮川裕章】シリア反体制派の代表的な政治組織「シリア国民評議会」は1日、離反兵士らで作る「自由シリア軍」など複数の武装組織の連携・組織化を図る「軍事局」を設けると発表した。武装組織を傘下に収めて統一指揮系統を構築し、国外からの武器供与の窓口となることを目指す。強硬姿勢を続けるアサド政権に対し、反体制派の武装闘争路線が強まりそうだ。

 シリア国内では反体制派の武装組織が複数活動しているが結束は弱く、軍・治安当局の武力弾圧に対抗できていない。またサウジアラビアやカタールなどが武装組織への武器供与に前向きだが、米国などが武器拡散への懸念を示している。そこで反体制派の支援国会合で先月下旬、反体制派の代表組織として承認された国民評議会が、各組織が連携する受け皿の準備に踏み出した形だ。

 国民評議会のガリウン議長はパリで、毎日新聞などに「(軍事局は)平和的な革命、市民を守るためのもので、内戦に突入するのを防ぐのが目的だ」と語った。武装闘争による政権打倒は否定した。拠点はトルコにおき、武器調達・管理の窓口となり、反体制側の「軍規」違反も監視するという。

 ただ国民評議会幹部は毎日新聞の取材に、軍事局の設置について自由シリア軍と「協議してきた」と語ったのに対し、自由シリア軍幹部は「発表されたばかりで、協議はしていない」と否定した。

3913チバQ:2012/03/02(金) 22:24:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120302-00000039-mai-int
<シリア>反体制派、拠点都市撤退…武器、弾薬不足で
毎日新聞 3月2日(金)12時16分配信

 【エルサレム花岡洋二】シリアの離反兵士で作る「自由シリア軍」など反体制派の武装組織は1日、シリア中部ホムスのバーブ・アムロ地区から撤退した。組織の幹部は毎日新聞の取材に「武器と弾薬が不足し、地区の根絶を宣言したアサド政権から市民を守るため、戦術的に撤退する」と語った。自由シリア軍は声明で、逃げ遅れた住民の保護を国際機関に求めた。

 政権側の公式発表はないが、ロイター通信によると、政権に近いシリア人アナリストのタレブ・イブラヒム氏が「(米仏やカタールなどの)陰謀に対する、シリアの最終的な勝利に向けた第一歩だ」とテレビに語った。

 赤十字国際委員会は、シリア赤新月社などの救助隊が地区へ2日に、食料や医薬品を運び込むと発表した。政府が1日、許可した。委員会の広報担当者、ハッサン氏は「人道的な状況は悪化している」とコメントした。

 ホムスは首都ダマスカスから約160キロ北にある、同国3番目の都市。レバノン国境に近く、物資を密輸入しやすい位置にあったことから、バーブ・アムロ地区が反体制派の拠点になっていた。

3914チバQ:2012/03/03(土) 10:17:44
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120302-OYT1T00925.htm

全候補にバツ印を…反プーチン派が無効票作戦

 【モスクワ=緒方賢一】ロシア大統領選で、プーチン首相の大統領復帰に反対する勢力が、支持候補のいない有権者に無効票を投じるよう呼びかけ、決選投票への持ち込みを図る作戦を展開している。

 露大統領選では、4日の第1回投票で勝利を得るには、投票総数の過半数を獲得する必要がある。過半数を上回る候補がいなければ、25日に上位2人による決選が行われる。このため、反プーチン派は無効票によって票の総数を増やしてプーチン氏の得票率を引き下げ、第1回投票での同氏の勝利を阻止し、決選に向けて反プーチン勢力の結集につなげたい考えだ。

 中央選管に候補擁立を認められなかった野党「ヤブロコ」は2月末から、投票用紙に書かれた5候補の名前すべてにバツ印をつけるなど無効となるような投票を提唱。ボリス・ネムツォフ元第1副首相ら、「プーチンなきロシア」を掲げて街頭デモを先導した政治活動家たちも同調している。

 一方、プーチン氏は2月29日、支持者との対話で「反対派は自ら不正に票を入れ、投票を監視し、開票後に選挙の不正を訴えようとしている」と批判した。

(2012年3月3日10時06分 読売新聞)

3915チバQ:2012/03/03(土) 10:19:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120302-00000077-mai-int
<ロシア大統領選>プーチン氏、得票率が焦点…4日投票
毎日新聞 3月2日(金)19時16分配信

 【モスクワ大前仁】メドベージェフ大統領(46)の任期満了に伴うロシア大統領選は4日、投票が行われる。即日開票され、同日夜(日本時間5日午前)にも大勢が判明する見通し。返り咲きを目指すプーチン首相(59)の当選が確実視されているが、次期政権の安定度を占う指標として、得票率がひとつの焦点となりそうだ。

 中立系の世論調査機関「レバダセンター」が先月17〜20日に実施した調査では、「すでに支持候補を決めた有権者」の66%がプーチン氏に投票すると回答。2位のジュガーノフ共産党党首(15%)ら他の野党・独立系4候補を引き離す。別の調査機関もプーチン氏が58%を獲得すると予測しており、「(第1回投票で過半数を確保して)決選投票を回避する」(レバダセンター)見込みだ。

 プーチン氏は00年の大統領初当選時に約53%を得票。04年の再選時は約71%で圧勝した。しかし、政権長期化に対する批判や、昨年12月の下院選不正疑惑で反政府デモが広がる中、今回は04年より得票率を下げるのは必至とみられる。

 プーチン氏の支持率は、下院選直後に40%台前半まで落ち込んだが、その後、給与・年金引き上げや軍事費増強など「ばらまき型」の選挙公約を連発。野党勢力の反政府デモには、政権支持の大規模デモで対抗するなど、物量作戦で他候補を圧倒してきた。

 選挙戦の最終盤には、プーチン氏の暗殺計画が報じられたほか、汚職のうわさが絶えなかった極東・沿海地方のダリキン知事が解任されるなど、プーチン氏の人気上昇につながるさまざまな「手段」が行使されている。

 プーチン陣営は、過半数ぎりぎりで当選しても強力なリーダーシップを発揮できず、野党の攻撃を浴びる可能性があるとして、得票率の「下げ幅」を極力圧縮したい考えとみられる。

 また、投票率の行方も注目されている。各種世論調査で「プーチン氏の当選確実」が伝えられる中、関心を失った有権者が棄権に回り、投票率が低下するとの指摘がある。リベラル系野党ヤブロコは先月末、ヤブリンスキー前党首の立候補が中央選管に却下されたことを受けて「どの候補も支持しない」方針を決めた。レバダセンターの2月の調査では「投票に行かない」とする人が12%で、昨年12月時点より4ポイント増加した。

3916チバQ:2012/03/03(土) 10:20:24
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120303/mcb1203030503011-n1.htm
「プーチン大統領」で動かず あす投開票、変化や改革恐れる民衆 (1/2ページ)2012.3.3 05:00
 4日に行われるロシア大統領選の第1回投票で、プーチン首相が対立候補のジュガーノフ共産党委員長を破り、勝利を収める見通しだ。

 同首相は先月中旬、シベリア中心に位置するロシア第3の都市ノボシビルスクや極東のハバロフスク地方を遊説し、中核地域での支持固めに尽力。世論調査ではプーチン氏へ投票するとの回答が66%を超えており、決選投票回避に必要な過半数を獲得するとみられる。

 ノボシビルスクでソフトウエア会社を共同経営するビヤチェスラフ・アナニエフ氏(47)は、昨年12月の下院選挙でプーチン氏が党首を務める与党統一ロシアに投票せず、同選挙で不正が行われたとして反政府デモを展開した何万人もの抗議者に理解を示すが、4日の選挙ではプーチン氏に投票するという。「大統領選は抗議票を投じる場ではない」とし、「ロシアは中央集権型で、議会でなく指導者次第だ」と述べた。

 独立系調査機関レバダ・センターが2月17〜20日、1600人の有権者を対象に行った世論調査では、プーチン氏の支持率は66%、対抗するジュガーノフ委員長は15%だった。同センターのディレクター、レブ・グドコフ氏は、プーチン氏の支持者は中小規模の市町村に集中していると説明する。

 モスクワでは反プーチンのプラカードを手に抗議活動が行われているが、大多数の有権者は、政府の支出を2018年までに4兆8000億ルーブル(約13兆3900億円)まで引き上げるというプーチン氏の選挙公約に引き寄せられたとみられる。
 カーネギー・モスクワ・センターの研究員、ニコライ・ペトロフ氏は、プーチン氏支持者を「恩恵を与える絶対的指導者を好み、変化を期待せず、現状維持を求める人々」と分析。「投票率は伝統的に地方が高く、反プーチン派が集中する大都市の投票率は通常、地方より低い」と指摘する。

 ハバロフスク地方の軍需産業都市コムリモリスク・ナ・アムーレで国有の戦闘機工場に勤める8歳児の母親、タチアナ・ビノクロフさん(32)は、社会福祉政策面でプーチン氏を支持。第2子出産で約1万2000ドル(約97万5000円)の一時給付金、第3子では土地が与えられると述べた。

 プーチン氏は国防費の増加で軍人の支持も得ている。ロシア空軍に所属するアレクサンダー・ソロビエフ氏の年収は、昨年の3万4000ルーブルから7万9000ルーブルに上がった。同氏は「誰が大統領かを除き、それ以外の面で変化を求めるべきだ」と語る。

 政治コンサルティング会社を経営するグレブ・パブロフスキ氏は「人々がプーチン氏に投票する主な理由は、他の選択肢がないからだ」と指摘。「同氏の主要支持者は非常に多岐にわたる。変化を恐れる人、改革を恐れる人、失業を恐れる人、さまざまな恐怖症を抱えた人々の集合体だ」との見方を示した。(ブルームバーグ Ilya Arkhipov)

3917チバQ:2012/03/03(土) 10:20:58
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120303/mcb1203030502005-n1.htm
イラン「敵対国に平手打ち」 議会選挙投票開始 有権者あおる当局2012.3.3 05:00

 核開発疑惑をめぐり、欧米諸国との緊張が続くイランで2日、議会選挙の投票が始まった。アフマディネジャド大統領の再選に関する不正疑惑から抗議デモに発展した2009年の大統領選以来、初の国政選挙となり、約4800万人の有権者の動向が注目される。

 定数290議席に対し、立候補は護憲評議会の審査を通過した約3400人。現職の約30人を含む候補希望者の3分の1は失格とされた。

 イラン産原油の禁輸や同国中央銀行との取引禁止など米国や欧州連合(EU)が対イラン経済制裁を強化するなか、イラン当局は有権者に対し、圧力をかける国に立ち向かう姿勢を示すために投票を行うように呼びかけている。イラン最高指導者ハメネイ氏は今週、今回の選挙で「敵対国に平手打ちを与えるだろう」とウェブサイト上で述べた。

 テヘランの交差点には、1月に車に仕掛けられた爆弾で殺害された核科学者、ムスタファ・アフマディ・ロシャン氏の大型ポスターが貼られており、「殉教者があなたの投票を見ている」とのメッセージが記されている。

 経済制裁による経済不安定化への懸念から、イラン国内では貯蓄の保護に向け自国通貨のリアルを外貨に替える動きが活発化しており、闇市場ではリアルの価値が半減。同国中銀は1月、リアルの8.5%切り下げを発表し、闇市場の取り締まりを行った。反大統領派は、こうした状況を大統領の経済政策の失敗例として批判している。

 一方、09年の大統領選で抗議デモを繰り広げた改革派は、同選挙で敗れたムサビ元首相とカルビ元国会議長の両指導者が1年以上自宅軟禁下におかれており、今回の選挙への不参加を表明している。改革派支持者の多くは、報道の自由や社会の解放、西側諸国との対立姿勢の緩和を求めており、今回の議会選挙をボイコットするよう主張している。(ブルームバーグ Ladane Nasseri)

3918チバQ:2012/03/03(土) 10:21:25
http://news24.jp/nnn/news89031736.html
イラン議会選 大統領と反大統領派の争いに

■ 動画をみる  欧米諸国との間で緊張が高まるイランで2日、注目の議会選挙が行われた。アハマディネジャド大統領に対抗する反大統領派が優勢とみられている。 イランは現在、核兵器開発の疑いがあるとして、ヨーロッパ連合(EU)が原油の輸入禁止を決めるなど、経済制裁下にある。そのため、日本も含め、世界で原油が高騰、影響が出ている。イランの核問題については、来週、アメリカ・オバマ大統領とイスラエル・ネタニヤフ首相の会談や、国際原子力機関(IAEA)の理事会でも主要な議題になる。 今回の議会選挙は、大統領を支持する勢力と、最高指導者・ハメネイ師がバックについているとされる反大統領派の勢力との争いとなっており、いずれも欧米に強硬姿勢をとっている。 大統領は、核をめぐる発言などから強硬路線に見えるが、欧米との対話も呼びかけている。これに対し、反大統領派は大統領の姿勢を弱腰と批判するなど、イランで最も強硬な勢力だ。この勢力が議席を大きく伸ばせば、大統領が権力基盤を失うと同時に、外交での選択の余地が狭まることになる。 強硬派の声に押されて核問題などで今よりさらに強い態度に出るおそれもあり、欧米各国との間で緊張がさらに高まる展開も予想される。 また、首都・テヘラン市内の投票会場の前には、政府の政策を明記したポスターが貼られていて、軍や核開発がテーマに掲げられていた。経済制裁でイラン市民の生活にも影響が出ているが、今回投票に来た人々の中には、政府の姿勢を支持するという声が多いという。 ただ、制裁による経済への影響など、日々の生活への影響を心配する声が聞かれるほか、政府に批判的な人々の中には投票に行かないという人もいる。 今回の選挙で投票率が大きく下がれば、それだけ不満が高まっているのを示すことになりかねないため、政府は投票に行くよう必死に呼びかけている。
[ 3/3 3:22 NEWS24]

3919チバQ:2012/03/03(土) 10:50:46
http://www.afpbb.com/article/politics/2862208/8581064?ctm_campaign=txt_topics
仏サルコジ大統領、遊説中に卵投げつけられる
2012年03月02日 18:53 発信地:バイヨンヌ/フランス
【3月2日 AFP】南西部バスク(Basque)地方のバイヨンヌ(Bayonne)で1日、4月〜5月に行われる仏大統領選再選のため遊説中のニコラ・サルコジ(Nicholas Sarkozy)仏大統領が、バスク分離派や野党・社会党支持者ら数百人に罵声を浴びせられたり卵を投げつけられるなどし、訪問先のバーで1時間にわたって立ち往生する騒ぎがあった。

 サルコジ大統領はバイヨンヌ中心街に到着し車を降りた直後から罵声を浴び、地元有権者と面会する予定だったバーに向かう道すがらも群衆は延々と抗議を続けた。大統領が店内に入ると、群集はバスク語で「出て行けニコラ!」などと叫んだり、卵を店に向かって投げつけたりしたため、警官隊が群集を遠ざけるまでサルコジ大統領は店内に閉じ込められた。

 2月28日に公表された仏世論研究所(IFOP)の調査では、4月後半の1回目の投票でのサルコジ大統領の支持率は27%、野党・社会党の支持率は28.5%で、拮抗している。(c)AFP

3920チバQ:2012/03/03(土) 19:55:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120303/mds12030319250005-n1.htm
ハメネイ師派、勝利へ イラン国会議員選
2012.3.3 19:23

2日、テヘラン市内南部で投票所となったモスクの前で投票を待つ市民ら(ロイター)
 イランの国営プレスTVは3日、同国で2日行われた国会(定数290)議員選で、最高指導者ハメネイ師を支持し、アフマディネジャド大統領を批判する勢力が少なくとも112議席を獲得したと伝えた。大統領支持派は10議席しか確保できていないとしており、ハメネイ師支持派の勝利が確実となった。改革派は28議席を獲得したという。

 イランの核兵器開発疑惑に絡みイスラエルが先制攻撃を検討していると報じられるなど緊張が高まる中、米国などとの対話を拒否するハメネイ師の支持勢力の勝利で、対外姿勢がさらに硬化するとみられる。

 ハメネイ師の影響力が強い護憲評議会による立候補者の事前審査で、多くの大統領支持派が失格になったとされるほか、補助金削減策など大統領の経済政策に急激な物価高騰を招いたとの批判が強かったことなどが影響したとみられる。(共同)

http://www.asahi.com/international/update/0303/TKY201203030200.html
2012年3月3日19時17分
イラン反大統領派が優勢 国会議員選、保守派分裂
 イラン国会議員選(定数290)は2日に投票が行われ、開票作業が始まった。改革派はボイコットし、アフマディネジャド大統領の経済運営などを巡り保守派内が分裂した選挙。国営通信によると3日正午(日本時間同日夕)現在、33人の当選が確定した。反大統領派が優勢となっている。

 最高指導者ハメネイ師は2日、「敵(欧米)に我々の団結を示さねばならない」と国民に投票を強く促した。午後6時までの予定だった投票時間は5時間延長され、国営プレステレビは午後9時現在の投票率を64.6%と伝えた。

 イランでは昨年、閣僚人事などをめぐり大統領とハメネイ師の確執が表面化。さらに今年、核開発疑惑に対する欧米の制裁が物価高となって国民生活を直撃した。政権を支えてきた保守派のうち、ハメネイ師に近い反大統領派は政権批判を強めていた。(テヘラン=北川学)

3921チバQ:2012/03/03(土) 19:56:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120303/mds12030312010002-n1.htm
南北スーダン対立に手を焼く中国 現地会社社長が国外追放
2012.3.3 12:00 (1/3ページ)[中国]

2月28日、北京の人民大会堂で、スーダンのカルティ外相(左)と握手する中国の習近平国家副主席(ロイター)
 中国が巨大な石油権益を持つ南スーダンで2月末、現地操業会社の中国人社長が国外追放された。南北スーダン両国の石油紛争のあおりを受けた形だが、国策企業幹部の追放という不名誉な事態にも関わらず、中国政府の反応は抑制的だ。中国は南スーダン独立前からスーダンの油田開発に巨額の費用を投じた最大の取引相手。中国の控えめな態度からは、かえって南北対立に手を焼く姿が伺える。

(田中靖人)

 現地からの報道などによると、南スーダンの石油エネルギー・鉱山省は20日、南スーダン最大の石油会社ペトロダール社の劉英才社長に対し、72時間以内に国外退去するよう命じた。詳細は明らかになっていないものの、同社がスーダン政府と結託し、南スーダンが1月20日に決めた油田の生産停止に従わず生産と輸出を継続、売り上げの一部を違法にスーダン政府に渡した−などと主張した。

 同社は中国の国有石油会社、中国石油天然気集団公司(CNPC)が2001年、マレーシアの国営企業などと設立し現地で石油生産を行う共同企業体(JV)。生産量は南北スーダンを合わせた日量の5割強に相当する。

 昨年7月に独立したばかりの南スーダンは国家収入の9割を石油輸出に依存し、うち6割が中国向け。その生産の半分以上を担う会社の中国人社長を国外追放したのだから、南スーダン政府の決意のほどが伺える。

 だが、中国政府は“自国企業”の正当性を訴えるよりも、むしろ困惑した様子を見せた。中国外務省の洪磊報道官は2月23日の記者会見で「誤解が解けるよう希望する」と述べるにとどめた。国営メディアも関連報道はほとんどない。

 背景には、南北スーダンと中国の“特殊な関係”がある。南北分離前のスーダンにおける中国の石油開発は1990年代中頃に始まった。中国側は内戦による治安悪化やダルフール紛争などでの国連の経済制裁で欧米企業が撤退した隙に、「内政不干渉」を掲げて進出。油田開発からパイプライン敷設まで、巨額の投資でインフラ整備を進め、スーダンの石油産業全体を牽(けん)引(いん)してきた。欧米から人道問題を軽視していると非難を受けながら、なりふり構わず権益を拡大してきたともいえる。

 だが、南スーダンの分離・独立で、一体だった石油関連インフラが南北に分断。生産量の8割を占める油田が南スーダンに集中する一方、パイプラインや製油所はスーダンに帰属することになった。このため、南スーダンは現在、スーダン経由以外に輸出ルートがない。

 ただ、南北間ではアビエ地域の国境確定や石油収入の配分問題が未解決のまま。スーダン政府はパイプラインの使用料などとして原油1バレル当たり36ドルの支払いを要求する一方、南スーダン側が1ドル未満を主張しているため、差額分を原油の差し押さえで補填し対立が続いている。南スーダン政府の生産停止決定は、差し押さえへの対抗措置で、中国人社長の追放は、こうした南北対立の中で起きた。

 石油天然ガス・金属鉱物資源機構の竹原美佳主任研究員は「スーダン原油の輸出停止が長引けば、中国は代替の輸入先を探さざるを得ない」と指摘する。スーダン原油は中国の輸入量の5%、第6位を占める。欧米諸国からイラン原油の輸入停止圧力にさらされている中国としては、スーダン原油まで長期間輸入できない事態は避けたいはずだ。中国政府の抑制的な反応は、南北ともに関係を悪化させたくない思惑の表れだ。

 習近平国家副主席は2月28日、北京でスーダンのカルティ外相と会談し、南北対立について「憂慮している」と伝えた。中国国営新華社通信が発行する国際情報紙、国際先駆導報(電子版)も2月3日、「南北スーダンの“兄弟”が石油のために争う」とする記事を掲載。石油紛争が再び南北間の武力紛争に発展し「深刻な人道上の危機が生じる恐れ」について懸念を表明した。ただ記事は、中国が人道問題に目をつぶってスーダンの石油権益を確立したとは当然、書いていない。

3922チバQ:2012/03/03(土) 20:22:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120303/asi12030314110003-n1.htm
与党人民党が第一党維持 パキスタン上院選
2012.3.3 14:09
 パキスタンで上院選(定数104、うち50議席の改選と新たに4議席の選出)が2日実施された。地元テレビの独自集計によると、ザルダリ大統領やギラニ首相が率いる与党パキスタン人民党が非改選議席と合わせて計41議席を確保し、第一党を維持した。同党を含む下院多数派の連立与党が上院の過半数も守った。

 計54議席のうち48議席は四つの州議会の議員による間接選挙で、2008年2月の州議会選で多数派となった与党側がもともと有利だったが、同国で影響力を持つ軍などと対立を深め弱体化していた政権にとっては追い風となった。

 残る6議席は首都イスラマバードと、北西部の部族地域から選ばれた。 改選後の議席数は、パキスタン人民党などと連立与党を組むアワミ民族党が12、シャリフ元首相が率いる野党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派14など。(共同)

3923チバQ:2012/03/04(日) 01:29:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120303-00000072-mai-int
<イラン>大統領派が惨敗…核、緊張高まる恐れ 国会議員選
毎日新聞 3月3日(土)21時19分配信


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イラン国会議員選挙で投票する有権者たち=イラン中部コムで2012年3月2日、AP

 【テヘラン鵜塚健】イラン国会議員選挙(定数290)で国営メディアは3日、保守派が全議席の75%を獲得する見通しだと報じた。焦点だった保守派内の勢力争いでは、最高指導者ハメネイ師支持派にアフマディネジャド大統領支持派が惨敗することは確実だ。核開発問題で妥協しない姿勢を貫くハメネイ師派の圧勝を受け、イランの対外姿勢がより強まる可能性がある。イスラエルによるイラン核施設への空爆の可能性も指摘される中、緊張が一段と高まりそうだ。

 ◇ハメネイ師派、勢力伸長

 国営テレビが3日午後(日本時間同日夜)に報じた途中集計によると、ハメネイ師派が110議席(現有は約180)以上を獲得したのに対し、大統領派は10議席(現有50〜60)にとどまる。改革派は28議席。

 内務省によると、保守派の大物でいずれもハメネイ師派のラリジャニ国会議長▽ハダドアデル元国会議長▽ボルジェルディ国家安全保障・外交委員長らは当選した。大統領の妹パルビン・アフマディネジャド氏は落選した。

 イラン政界では、イスラム体制の頂点にある聖職者ハメネイ師と、憲法上、体制ナンバー2の非聖職者アフマディネジャド大統領が激しく対立している。ハメネイ師派の勢力伸長を受け、選挙後の国会でラリジャニ議長など反大統領派が発言力を増すのは確実だ。

 今の保守派内で劣勢の大統領派の衰退が一層進めば、核問題や米欧との外交関係で宗教界の影響力が強まり、強硬姿勢を加速させる可能性がある。

 アフマディネジャド大統領派はこれまで、水面下で米欧諸国との核協議再開に向けた調整を進めてきたとみられるが、イランが米欧への協調姿勢に転じる可能性は遠のいた格好だ。

 今回の選挙は、来年6月の大統領選の前哨戦とも位置づけられる。大統領は側近のマシャイ元大統領府長官に次期選挙を機に権力を継承したい意向とみられており、次期選挙にも影響が及びそうだ。

 ◇「先制攻撃論」に拍車…危機感強めるイスラエル

 【エルサレム花岡洋二】核開発を巡りイランと敵対するイスラエルは、イラン国会議員選挙でのハメネイ師支持派の台頭に危機感を強めている。2日付のイスラエル紙ハーレツは「ハメネイ師にとって(核開発は)自身の政治生命をかけた戦いだ。いかなる妥協も『西側への降伏』と批判されると気にしている」と分析。イランが強硬姿勢を貫けば、イスラエル国内の緊張は高まり、「先制攻撃論」が強まるのは必至だ。

 イスラエルの研究機関「学際研究センター・ヘルツェリア」のメイル・ジャベダンファール教授は、今回の選挙でアフマディネジャド大統領支持派は退潮し、「政治的に暗殺される」とみる。ハメネイ師は大統領以上に核開発にこだわりがあるといわれている。保守強硬派の宗教権威メスバハヤズディ師の勢力が伸長すれば、核協議の実現はさらに遠のくという。

 イスラエルのネタニヤフ首相は2日、訪問先のカナダで会見し、欧米などが再開を目指すイランとの核協議について「(イランが核開発の)時間稼ぎに悪用できる」との見解を示した。また「我々には自衛の権利がある」と述べ、イスラエルによる先制攻撃の「正当性」を主張した。

 イスラエルはイランの核開発を「国家生存の脅威」と位置づける。今回の選挙を受け、核開発阻止の「時間切れ」がいよいよ迫っていると訴えるのは確実だ。ネタニヤフ首相は5日、米ワシントンでオバマ大統領と会談する予定で、イランの核開発阻止のため「米軍による攻撃」などを求めるとみられている。

3924チバQ:2012/03/05(月) 21:02:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120305/mds12030520490002-n1.htm
次期国会議長は経験者か イラン、メディアが予測
2012.3.5 20:45

5日、国旗が飾られたテヘラン市内北部の公園を歩く市民ら(ロイター)
 イランの複数のメディアは5日、次期国会議長について、いずれも最高指導者ハメネイ師に近い現職ラリジャニ氏、前職ハダドアデル氏のどちらかが選ばれる可能性が高いとの見通しを伝えた。

 ラリジャニ氏は2日の国会(定数290)議員選で、アフマディネジャド大統領を批判する勢力の中心となり聖地コムの選挙区で当選。ハダドアデル氏は激戦の首都テヘランで当選を果たした。

 国会議員選では、ハメネイ師を支持しアフマディネジャド大統領を批判する保守派勢力が圧勝。大統領は今後、厳しい政権運営を強いられることになる。

 また国営イラン放送は5日、国会議員選の開票作業がほぼ終了し、224議席が確定したと報じた。テヘラン(定数30)ではハダドアデル氏を含む5議席しか当選者が決まらず、残る25議席は決選投票が行われるという。(共同)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012030502000023.html
イラン国会議員選 大統領派が惨敗
2012年3月5日 朝刊

 【テヘラン=今村実】保守派内の勢力争いが焦点となったイラン国会議員選(定数二九〇)は三日、開票作業が本格化し、ロイター通信によると、最高指導者ハメネイ師を支持し、アハマディネジャド大統領を批判する勢力が圧勝し、大統領支持派は大敗するのが確実な情勢となった。核開発をめぐる対外姿勢がさらに強硬となる可能性がある。

 確定した百二十六議席の大半を保守派が占め、うち八十一議席をハメネイ師の支持派が獲得、大統領派は九議席にとどまった。開票結果が判明したのは、アハマディネジャド大統領の支持が厚いとされる地方の投票分で、今後、テヘランなど都市部で開票が進めば、大統領派は一段と苦しくなりそうだ。大統領派の現有議席は四十〜五十とされていた。

 アハマディネジャド大統領は昨年四月、閣僚人事をめぐり、ハメネイ師との確執が表面化。保守派内では、ラリジャニ国会議長ら、ハメネイ師を支持し、大統領に反発する勢力が力を付けた。大統領派は、候補資格の事前審査で出馬を制限されたとの指摘も出ていた。

 欧米の経済制裁の影響で、インフレなど悪化した国内経済も大統領に逆風となったとみられる。

 核開発では、最終決定権をハメネイ師が握る一方、アハマディネジャド大統領も二〇〇五年の就任以降、ウラン濃縮活動を強力に進めるなどしてきた。ただ、「大統領は欧米と一定の関係を維持しようとしている」(専門家)との見方があり、国会内でハメネイ色が強まれば、対話による核問題の解決が遠のく可能性がある。

 アハマディネジャド大統領は、二期八年の任期が切れる来年六月まで厳しい政権運営を迫られ、後継者をめぐる主導権争いでも苦戦を強いられそうだ。

 一方、厳しい締め付けを受ける改革派は、百二十六議席中七議席にとどまり、一層の退潮を印象付けた。

3925チバQ:2012/03/05(月) 21:03:26
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2863042/8582992
反体制派「自由シリア軍」とは?その成り立ちと今後
2012年03月05日 19:42 発信地:ベイルート/レバノン

【3月5日 AFP】27日間にわたって政府軍による激しい砲撃に抵抗した末、中部ホムス(Homs)のババアムル(Baba Amr)地区から「戦略的撤退」をした反体制派の自由シリア軍(Free Syrian Army、FSA)。政府軍を離反したリヤド・アサド(Riyadh al-Asaad)大佐によって率られたFSAは、数千人規模の戦闘員を抱えるものの、いまだに統率は乱れ、政府軍の地上部隊による猛攻に対抗するだけの火力は有していなかった。

■離反兵士らで結成、戦闘員2〜4万?経験は浅い

 前年7月、アサド大佐はシリア政府による反体制デモ弾圧に抗議して、軍からの離反を発表。同大佐率いるFSAは、トルコ国境に近い北西部イドリブ(Idlib)地区や中部ホムス、南部ダルアー(Daraa)などで政府軍との戦闘を開始した。

 8月末には、シリア軍で初めて政府に抗議して離反兵士となったフセイン・ハルムシュ(Hussein Harmush)大佐率いる自由将校旅団(Free Officers Brigade)と合流した。ハルムシュ大佐の下には多くの離反兵士が集まっていたが、同大佐はその後政府側に拘束され、現在は生死不明だ。

 FSAの正確な構成人数は特定困難だが、アサド大佐が前年11月にAFPの取材に語ったところでは、およそ2万人。4万人の戦闘員がいると主張する離反将校もいる。ただし多くは戦闘経験が浅く、率いるアサド大佐本人もまた、かつては軍のIT部門に所属していて戦闘経験はなかった。

 対する政府軍は、シリア政権に忠誠を誓う14万〜16万の熟練兵士を有し、強力な迫撃砲や戦車、ヘリコプターを配備している。

■外国から間もなく武器供与か

 FSAは、シリア全土に散った部隊を統率する困難さに加え、政府軍の戦車に対抗できる重火器も不足している。だがシリア国内でAFPの取材に応じた一部のFSA戦闘員らは、間もなく地対空ミサイルと対戦車ミサイルが外国から届くと語り、この動きを阻止するため政府軍がバハアムルを制圧し、レバノンとの国境を封鎖したのだとの見方を示している。

 反体制勢力の全国組織「シリア国民評議会(Syrian National Council、SNC)」は先に、反体制派戦闘員に武器を供給するための「軍事事務所」の設立を発表。既にカタールなど複数の国が武器供与に前向きな姿勢を表明しており、クウェート議会はシリア反体制派の武装化を求める決議を採択した。

 今年2月には、離反兵として過去最高位のムスタファ・シェイク(Mustafa Al-Sheikh)大将が新組織「高等革命評議会(Higher Revolutionary Council)」を設立。SNCによると、FSAとともに新設される「軍事事務所」の監督下に入るという。(c)AFP

3926チバQ:2012/03/05(月) 21:04:01
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2862884/8596565?ctm_campaign=txt_topics
シリア政府軍、中西部ラスタンを砲撃 赤十字はババアムル地区に入れず
2012年03月05日 09:53 発信地:ダマスカス/シリア

【3月5日 AFP】人権団体「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」は4日、同日シリア政府軍が反対政府派の拠点になっている中西部ラスタン(Rastan)を砲撃し、民家に砲弾が当たって7人が死亡したと発表した。

 シリア人権監視団によると、この日シリア全土ではラスタンの死者も含めて19人が死亡した。シリア国内での外国メディアの取材が制限されているため、AFPはシリア人権監視団の発表を独自に確認できていない。

 シリアの反体制派は2月5日、ラスタンを政府軍から「解放した」と発表していたが、今月1日にホムス(Homs)を制圧した政府軍はホムスに近いラスタンとクサイル(Qusayr)に猛攻を加えていた。レバノンに逃れたシリア避難民の報道担当者は、4日にクサイルから35人のシリア人がレバノン北部に逃れたと述べた。
 
 反体制勢力は1日、約1か月にわたって政府軍が猛烈な砲撃を加えてきたホムスのババアムル(Baba Amr)地区から「戦略的に」撤退したと発表していた。

 米国に拠点を置く国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(Human Rights Watch、HRW)はこの間に約700人が死亡したとの見方を示している。同団体は、ババアムルでは1時間に100発の砲弾が打ち込まれた時間帯もあったと指摘し、衛星写真から640の建物が損傷を受けたと見られるが、実際の状況はもっと悪い恐れもあるとしている。

■赤十字、いまだババアムル地区に入れず

 赤十字国際委員会(International Committee of the Red Cross、ICRC)のサレ・ダバケ(Saleh Dabbakeh)広報は、ICRCはババアムル地区から約3キロ離れたアベル(Abel)村に逃げてきた避難民たちに食料と毛布を届けたが、シリア当局は依然としてICRCにババアムル地区への立ち入りを許可していないと述べた。

 援助物資を積んだトラック7台が2日からババアムル地区に入るため待機していたが、当局は爆弾や地雷が残っていて危険だとして、ICRCが同地区に立ち入ることを認めていない。

 赤十字の支援が遅れたことは国際社会の怒りを招き、サウジアラビアのサウド・ファイサル(Prince Saud al-Faisal)外相は4日、ロシアや中国などシリアの友好国は、流血の事態を終わらせるようシリア政府に助言すべきだと述べた。

 シリアと国境を接するイスラエルは赤十字を通じてシリアの民間人向けの支援物資を提供した。同じくシリアの隣国であるヨルダンは外交的な解決を希望するとの姿勢を示した。中国もシリアにおける流血の事態の終結を求めているが、シリア情勢への外国の介入には反対する姿勢を取っている。(c)AFP

3927チバQ:2012/03/05(月) 21:05:08
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPTYE82403T20120305
プーチン氏が4年ぶり大統領復帰、反対派は抗議継続
2012年 03月 5日 17:57 JST
[モスクワ 5日 ロイター] 4日に行われたロシア大統領選挙は、プーチン首相が約64%の得票率で勝利し、4年ぶりの大統領復帰が決定した。しかし一方で、対立候補は選挙に不正があったとして結果を受け入れない構えを示しているほか、反プーチン派も5日にデモを計画しており、選挙前から続いていた抗議活動は今後も強まるとみられる。
プーチン氏は、4日遅くにクレムリン近くに集まった支持者を前に、盟友メドベージェフ大統領と肩を並べて勝利演説を行い、「我々は勝つと約束した。そして勝利した。ロシアに栄光あれ」と涙を流しながら語った。

<宣戦布告>

開票率ほぼ100%の段階で、対立候補の得票率は、共産党ジュガーノフ委員長が約17%で、自由民主党のジリノフスキー党首、公正ロシアのミロノフ党首、富豪のブロホロフ氏はそれぞれ10%以下にとどまった。

ジュガーノフ委員長は、選挙は違法、不正だとして共産党としては選挙結果を受け入れないと反発。また独立監視団体ゴロスは、今回の選挙で少なくとも3100件の不正行為があったとしている。ただ、プーチン氏の支持率は各地で高く、同氏の勝利は確実視されていた。

プーチン氏の反対勢力も、選挙で広範囲にわたる不正があったとして、5日午後7時(日本時間6日午前零時)にクレムリン(大統領府)で抗議デモを行うと発表している。

プーチン氏への抗議デモは、下院選が行われた昨年12月以降に拡大しており、中間層を中心とした市民がこれまで首都モスクワや他の都市で抗議活動を行った。デモ参加者はプーチン氏を独裁的な指導者だとし、同氏の大統領復帰で経済・政治改革への期待に悪影響が及ぶと非難。今後、抗議デモは拡大していくとの考えを明らかにしている。

抗議活動の中心人物の一人、ジャーナリストのセルゲイ・パルホーメンコ氏は「(プーチン氏は我々を)限界まで追い詰めている。我々に宣戦布告している」と語り、この結果、同氏に対する反感が拡大していると指摘した。

<今後のカギ>

プーチン氏の反対勢力は都市部で行ってきた抗議活動で、同氏が改革にとって障害となる存在で、腐敗した権力システムの支持者だと批判してきた。

経済学者らは、プーチン氏の大統領復帰で重要なポイントは、エネルギー輸出に大きく依存するロシア経済にどれだけ抜本的な改革をもたらせるかだと指摘。また、選挙公約で政府支出の増加を掲げたことも、今後大きな問題になる可能性があると警告した。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)で新興市場調査部門を統括するティム・アッシュ氏は、「ロシアは野心的な改革を進めない限り、低迷に直面する」との見方を示している。

3928チバQ:2012/03/05(月) 21:07:00
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012030500663&amp;j4
選管もプーチン氏当選承認=首都では過半数割れ−ロシア大統領選
 【モスクワ時事】4日投開票のロシア大統領選は全土で集計が進み、中央選管が5日発表した暫定結果によると、開票率99%の段階で、前大統領のプーチン首相(59)=統一ロシア=が63.75%、次いで共産党のジュガーノフ委員長(67)が17.19%を得票した。チュロフ選管委員長は、決選投票を待たずに第1回投票でのプーチン氏の当選を承認した。投票率は65.3%。
 一方、首都モスクワでは開票率94%時点で、首位のプーチン氏が得票率47.11%で過半数に届かない異例の事態となった。全土で3位だったリベラル系の新興財閥総帥プロホロフ氏(46)=無所属=が20.29%で次点に付けるなど、昨年12月の下院選後に続発した反政権デモが一定の影響を与えたとみられる。(2012/03/05-20:57)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120305-00000068-mai-int
<露大統領選>プーチン氏得票、モスクワで過半数割れ
毎日新聞 3月5日(月)19時23分配信

 【モスクワ田中洋之】4日のロシア大統領選で当選を決めたプーチン首相は、全国で約64%を得票した。ただ、共和国や州など83の連邦構成体別にみると、プーチン氏に対する支持の濃淡に違いが見られる。

 人口約1050万人の首都モスクワは、プーチン氏の得票率が48.7%と連邦構成体で唯一、過半数を割り込んだ。経済的に豊かなモスクワは中間層が多く、昨年12月の下院選不正疑惑に対する大規模な抗議デモが続発するなど「反プーチン」感情が強いことを裏付けた。

 また、無所属候補で富豪のプロホロフ氏(全国得票7.8%)はモスクワで19%、第2の都市サンクトペテルブルクで14%を得票し、ジュガーノフ共産党委員長を抑えて2位に入る健闘ぶりを見せた。「反プーチン」だが他の体制内野党といわれる候補を支持しない中間層や無党派層の票を取り込んだとみられる。ただ、プロホロフ氏は準備と知名度の不足から、全国的なブームを巻き起こすことはできなかった。

 このほかプーチン氏は、最西端の飛び地カリーニングラード州(54%)、極東の沿海地方(57%)とハバロフスク地方(56%)、モスクワ南部のオリョール州(53%)などで得票率が全国平均を下回った。

 一方、北カフカス地方のチェチェン共和国で最高の99%、ダゲスタン共和国で92%を得票し、圧倒的な強さを見せた。いずれもプーチン氏に忠誠を誓う首長の影響力を反映したようだ。シベリアのトゥワ共和国(90%)やヤマロ・ネネツ自治管区(85%)でもプーチン氏への支持が高かった。

3929チバQ:2012/03/05(月) 21:07:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120305-00000018-mai-int
<露大統領選>プーチン氏当選 強さに期待だが不満層も拡大
毎日新聞 3月5日(月)10時43分配信

 【モスクワ田中洋之】4日のロシア大統領選は、プーチン首相(59)が第1回投票で勝利し、さらに6年の権力維持を決めた。ロシアに安定をもたらしたプーチン氏の実績と強い指導者像に対する国民の支持を裏付けた形だ。ただ昨年来の反政府デモが示すように、強権統治の長期化に不満を持つ層は確実に広がっている。プーチン氏が今回の勝利を錦の御旗(みはた)に「ツァーリ(ロシア帝国時代の皇帝)」のように振る舞い続ければ、社会の亀裂を深める恐れがある。

 プーチン氏は逆風下で巧みな選挙戦を展開した。世界が変革期を迎えるなか、「ロシアの安定を守れるのは自分だけだ」と強調。ソ連崩壊後の90年代の政治・経済的な混乱を想起させ、主な支持基盤である年金生活者や公務員、軍関係者らの安定志向に訴えた。また「野党陣営は外国から支援を受け、革命を起こそうとしている」と危機感をあおり、国民の愛国心を最大限に利用した。昨年12月の下院選でプーチン氏率いる与党「統一ロシア」は得票率49%と半数を割ったが、国家元首を選ぶ大統領選ではプーチン氏以外に国を統治できる候補が見当たらないという有権者の現実的な判断も働いた。

 一方でプーチン氏の得票率は04年大統領選時の71%に及ばず、「プーチン離れ」が進んでいることも浮き彫りにした。かつて絶大な人気と権威を誇ったプーチン氏の支持率は長期低迷傾向にある。メドベージェフ大統領と2人だけで決めた「ポスト交換」への風当たりは強い。政権側は不正が取りざたされる下院選のやり直しに応じず、公正で自由な政治を求める都市部の中間層らの信頼を失ったままだ。プーチン氏は台頭しつつある中間層に配慮する姿勢を見せているが、双方の間の溝は逆に深まっている。

 00年から大統領、首相として「権力の座」にあるプーチン氏が18年まで大統領を務めれば、ソ連時代に18年間続いたブレジネフ政権(1964〜82年)に並ぶ。ロシア社会には現在、プーチン氏がもたらした「安定」が、ブレジネフ時代のような「停滞」に転化することへの危惧が漂う。政治評論家のクルイシタノフスカヤ氏は「ロシアは改革を進める以外に生き残る道はない。プーチン氏もそれを理解しており、新たなイメージやスローガンを打ち出すだろう」と話す。一方で「KGB(旧ソ連国家保安委員会)出身であるプーチン氏の強権体質は変わらない」と見る識者もいる。

 プーチン氏は4日夜の勝利宣言で「祖国のために結集する」よう呼びかけたが、国民に将来への希望や明確な国家像を示せなければ、社会の閉塞(へいそく)感がますます強まり、政権が行き詰まる可能性も否定できない。

 ★ウラジーミル・プーチン 1952年、レニングラード(現サンクトペテルブルク)生まれ。旧ソ連国家保安委員会(KGB)の対外情報部、サンクトペテルブルク第1副市長などを経て、98年7月に連邦保安庁(FSB)長官に就任。99年8月に首相となり、同年12月から大統領代行を兼任。00年3月の大統領選で初当選し、04年3月に再選。退任後の08年5月に首相に転じた。

3930チバQ:2012/03/05(月) 21:30:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120305-00000075-mai-int
<露大統領選>プーチン氏、アジア重視のシグナル
毎日新聞 3月5日(月)19時52分配信

 4日投票のロシア大統領選でプーチン首相(59)が約64%を得票し、大統領返り咲きを決めた。昨年12月の下院選不正疑惑などで批判を浴びながらも、権力維持の「信任」を得たプーチン氏の勝因と、「第2次」プーチン政権の展望を探った。【モスクワ田中洋之、大前仁】

 「プーチン氏の得票は55〜60%と予想していた。64%も取ったのは善戦だ」。モスクワの外交筋は驚きの声を上げた。反政府デモが盛り上がったモスクワの投票所でも、多くの有権者が「国に安定をもたらし、政治経験がある」(大学教授のビタリーさん・72歳)▽「自ら行動し、人々の生活を熟知している」(年金生活者のアンタニーナさん・70歳)−−との理由からプーチン氏に投票した。

 だが今回は、得票率71%で圧勝した04年の再選時より獲得票を約400万減らした。強権支配の長期化や、メドベージェフ大統領との「ポスト交換」への反発などが影響したのは間違いない。一時は過半数の得票率を確保できずに「一発当選」を決められないのではとの見方も出た。

 だがプーチン陣営は権威の低下につながる決選投票を避けるため、必死の選挙キャンペーンを展開した。給与や年金のアップなどバラマキ型の公約も連発。「野党が政権を取れば国内が混乱する」と危機感をあおり、安定志向の強い国民にアピールした。

 有力な対抗馬の不在という要因も大きかった。他の候補は古参の野党政治家3人と新興財閥の無所属候補。国民から広い信頼を得られる人物ではなく、プーチン氏への投票には「消極的支持」も含まれていたようだ。

 5月に発足する第2次プーチン政権は、国内に広がる閉塞(へいそく)感を払拭(ふっしょく)する意味からも積極外交を展開するとみられる。その主な対象はアジアだ。9月に極東ウラジオストクで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議はプーチン次期大統領が主宰する。会議を通じてアジア諸国との連携を強化し、遅れた極東・シベリアの発展につなげる狙いがある。1日の外国メディアとの会見では日本との北方領土問題で「最終的な決着」に意欲を示し、「アジアを向くロシア」のシグナルを送り始めている。

3931チバQ:2012/03/05(月) 21:44:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120304/erp12030421050007-n1.htm
「救国者」か「体制の虜」か プーチン氏返り咲きへ
2012.3.4 21:02 (1/2ページ)[ロシア]

4日、モスクワの投票所で、報道陣の質問に答えるロシアのプーチン首相(ロイター)
 【モスクワ=遠藤良介】4日投票のロシア大統領選で2000〜08年に大統領を務めた最高実力者、プーチン首相が返り咲き、すでに12年を超えた「プーチン時代」が続く見通しだ。プーチン氏は今回の選挙でもソ連崩壊後の混乱を収拾した「救国者」像を前面に打ち出し、安定した発展を望む国民多数派の支持を得ている。だが、プーチン流の強権体制には大都市部を中心に倦怠(けんたい)感が強まっており、次期政権の行方には不透明感も漂う。

 プーチン氏は旧ソ連国家保安委員会(KGB)のスパイ出身。ソ連崩壊後は故郷サンクトペテルブルクの副市長を経てクレムリン(大統領府)入りし、1999年末にエリツィン元大統領の後継指名を受けた。

 プーチン前大統領期のロシアが曲がりなりにも安定を取り戻し、大国復活の軌道に乗ったのは確かだ。

 90年代には、ソ連崩壊とその後の急進改革による失政で国内総生産(GDP)がソ連末期の半分近くまで急落。98年には対外債務の支払い猶予まで宣言し、多くの庶民が、年26倍にも達したハイパー・インフレや通貨切り下げで、貯金が紙くずと化す悪夢を見た。

 これに対し、前大統領期には石油価格が90年代の10倍に跳ね上がった追い風を受けてGDPが1.6倍に膨らんだ。南部チェチェン共和国の独立紛争は平定され、プーチン氏が打ち出した対外強硬路線も国民の自尊心をくすぐった。

 プーチン氏はこの間、安定を望む国民心理を逆手にとり、議会や司法、報道など民主主義の根幹を骨抜きにして強権体制を構築。統治の根底には、「強い国家」を再興するために手段を選ばぬKGB仕込みの「国家至上主義」があった。

 政権内ではKGB出身者などシロビキ(武闘派)が台頭。主要経済分野の国家統制も進められ、今やプーチン氏の側近集団がGDPの10〜15%にあたる資産を掌握しているとの推計もある。

 しかし、モスクワでは昨年12月の下院選後、選挙不正疑惑を機に大規模な反政権デモが起きるなど、真っ当な政治参加や経済活動の自由拡大を求めて、大都市部に伸長する中産階層が声を上げ始めている。プーチン時代に反旗を翻す機運はいまだ地方では低調であるものの、プーチン氏の支持基盤が弱体化しつつあるのは間違いない。

 プーチン氏が真の「救国者」として、国民の不満を解消するための改革に舵を切れるか、それとも自らが築いた体制の「虜(とりこ)」であり続けるかが、次期政権で問われることになる。

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3932チバQ:2012/03/05(月) 21:45:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120304/erp12030421020006-n1.htm
【露大統領選】
プーチン時代割れる評価 「国の活気取り戻した」「約束だけで何も実現しない」
2012.3.4 20:59 [ロシア]

4日、モスクワで、大統領選の投票を済ませたロシアのプーチン首相(ロイター)
 【モスクワ=佐藤貴生】今後6年間のロシアの将来を占う大統領選では、2008年以来の復権を目指すプーチン首相(59)の当選が有力視されている。高齢層に多い共産党支持者を除けば、有権者の投票行動は、12年間、首相と大統領を務めたプーチン氏の政治手腕をどう評価するかに左右される傾向がみられ、「信任投票」の様相を呈している。モスクワ中心部の投票所で4日、投票を終えた有権者に聞いた。

 「唯一、大統領にふさわしい候補。政治でも経済でもよい結果を出した」。

 警備員のビャチスラフさん(39)はプーチン氏に投票した理由を述べ、昨年12月の反政権デモについて「秩序を乱した」と批判した。ほかにも、「国の活気を取り戻した。ロシアには自由も民主主義もある」(52歳のガリーナさん)などと、プーチン時代を高く評価する声が聞かれた。

 しかし、統治の長期化に閉塞感を抱く人もいる。薬局勤務のタチアナさん(44)は、「立候補者はみな嫌いだが、いずれにしろプーチン氏が勝つのだから」と、左派「公正ロシア」党首のミロノフ候補に投票した。

 「プーチン氏の政策は全体主義的。暮らしがよくなる政策を山ほど約束するが何も実現しない。彼だけでなく、(大統領選候補の)ジュガーノフ共産党委員長やジリノフスキー自民党党首だって、もう20年も政界に居座っている。若くて新しい政治家が必要だ。米国の大統領選びをみれば、よく分かる」と話した。

 建設業のワレンチーナさん(54)は「何をするにも賄賂が必要で、秩序などなく仕事が安定してできない。私の娘も、大学を出たってコネがなければよい就職先が見つからない。それに、中央アジアからロシアにやってくる人々は税金を納めず本国に金を送っている。これならソ連時代の方がましだ」と訴えた。

3933チバQ:2012/03/05(月) 21:47:47
http://www.cnn.co.jp/world/30005811.html
チャベス大統領、術後の検査でがん再発を確認 放射線治療へ
2012.03.05 Mon posted at: 13:22 JST
(CNN) 南米ベネズエラのチャベス大統領(57)は4日、先週キューバで受けた再手術の結果、がんが再発していることが確認されたと述べた。国営放送が声明を流した。

チャベス大統領は昨年6月にキューバでがん性腫瘍(しゅよう)の摘出手術を受けたが、がんの種類は明らかにしてない。声明によると、今回の手術で新たに摘出した腫瘍は前回より小さかったものの、病理検査の結果、がんの再発と診断された。

大統領は「ありがたいことに転移はない」と強調。放射線治療を始めるとしたうえで、「見通しは非常に明るい」と語った。

手術は先月27日に行われた。大統領のテレビ出演は術後初めて。声明は3日に収録され、大統領は証拠として同日付の新聞を掲げてみせた。

大統領は今年10月の大統領選で4選を目指す構えだが、健康状態を懸念する声も上がっている。



http://sankei.jp.msn.com/world/news/120304/amr12030420540002-n1.htm
攻勢強める 野党陣営 ベネズエラ秋の大統領選にらみ
2012.3.4 20:53 (1/2ページ)
 【ニューヨーク=黒沢潤】今秋のベネズエラ大統領選に向け、野党陣営が統一候補を擁立、政権奪還を目指して攻勢を強めている。一方、新たに見つかった腫瘍の摘出手術を先月末に受けたばかりのチャベス大統領は、国営テレビを通じて回復をアピールしているが、病状の深刻さを示唆する情報もあり、4選に“黄信号”がともっている。

 野党連合「民主統一会議」(MUD)が擁立した統一候補は、北部ミランダ州知事のエンリケ・カプリレス氏(39)。5人が出馬した2月12日の予備選挙で選出された。

 同予備選には、国内の有権者約1800万人のうち約290万人が参加。“反チャベス”候補を選ぶ投票所に姿を見せただけで、公職を失うなどの不利益を被りかねない国情だけに、米紙ウォールストリート・ジャーナルは「多くの人々が投票所に向かったことは、チャベス氏にとっては驚くべき打撃となっている」と指摘した。

 弁護士でもあるカプリレス氏は25歳で政界入り。若くして国会議長も務めるなど、反チャベス陣営にとっては期待の候補者だ。貧困対策を維持しながら、段階的に資本主義体制に移行したい考えといい、貧困層だけでなく富裕層にも支持を広げている。

 治安悪化やインフレなどで国民の不満が高まる中、チャベス氏の新たな手術は「再選に暗い影」(米紙マイアミ・ヘラルド)を落としている。

 今回摘出された腫瘍は、昨年6月に行われた骨盤周辺のがん手術と同じ部位にできたとされる。詳細が外部に漏れることを恐れたチャベス氏はブラジルからの申し出を断って、キューバでの手術を選択したといわれており、チャベス氏支持者からも職務遂行に懸念の声が上がっているという。

 チャベス氏の病状をめぐっては、真偽は不明ながらがんの転移で余命1年以下とする情報も出ている。

3934名無しさん:2012/03/06(火) 12:52:44
http://mainichi.jp/select/world/news/20120227ddm007030119000c.html
“反プーチン”の底流:ロシア大統領選/上 中間層、海外へ「脱出」 汚職、民主化停滞に見切り
 「この先、どんな政治の変化が起こるのか分からないので、平穏な国に第二の住居を買っておきたい」。モスクワで今月開かれたロシア国内外の不動産を紹介する展示会に来たファリさん(50)は、トルコやブルガリアの物件を探していた。会場には110社が出展し、外国移住を夢見る多数の市民が訪れた。

 ファリさんは従業員1100人の企業で管理職を務め、月給4000ユーロ(約40万円)。ロシアでは中間層の上位に位置する。妻と長男(15)の3人暮らしで、「将来は海外を拠点として、息子に英語の高等教育を受けさせたい」と考える。社が禁じているため昨年12月の下院選の不正疑惑をきっかけに広がった抗議行動には参加していないが、「民主的な改革(の動き)を支持したい」と話す。次期大統領選は「支持できる候補がいない」ため棄権するつもりだ。

 ロシアでは近年、国を離れる国民が後を絶たず、会計検査院は、ここ数年で125万人に達したと推測している。民間世論調査機関「レバダセンター」が昨年夏に発表した調査結果では、22%が国外移住を希望すると回答し、過去最高を記録した。91年のソ連崩壊前後は科学者ら推定数百万人が職を求めて欧米諸国などへ移住したが、最近の傾向は中間層が多いのが特徴だ。

 海外移住の理由としては「生活費の高騰」や「医療水準の低さ」が上位の理由に挙げられるが、プーチン首相(59)が00年に大統領に就任して以来築いてきた抑圧的な政治体制や、硬直した社会に対する不満も背景にある。モスクワの大学4年生イーゴリさん(20)は「大統領選後の改革は期待できないし、今の政治体制が続くのならば別の国へ移民したい」と、移住の準備を兼ねて昨秋から英語学校の夜間コースに通い始めた。

 ロシア社会に巣くう汚職も国外脱出の動きに拍車をかける。外資系企業に勤める40代の男性は、過去の勤務先で、通信施設の敷設業務の際に30以上の政府機関に賄賂を払った経験を持つ。00〜08年のプーチン大統領時代にロシアは年率約7%の経済発展を遂げたが、男性は「汚職を放置しなければ、倍の成長を遂げたはず」と指摘する。

 プーチン首相は1月に発表した論文で、高学歴の国民を対象として、ハイテク分野を中心に2500万人の雇用創出を約束。国民の2〜3割を占める中間層に対し「将来は社会の過半数を占めるべきだ」と呼びかけた。一方、経済力をつけてきた中間層は、政治的な権利拡大や自由な社会を求める声を強め、プーチン氏との距離は確実に広がっている。【モスクワ大前仁】

     ◇

 3月4日のロシア大統領選まで1週間を切った。大統領復帰を狙うプーチン氏の当選が確実視されるが、かつてない逆風も浴びている。ロシア社会に広がる「反プーチン」の底流を探る。

毎日新聞 2012年2月27日 東京朝刊

3935名無しさん:2012/03/06(火) 12:53:16
http://mainichi.jp/select/world/news/20120228ddm007030164000c.html
“反プーチン”の底流:ロシア大統領選/中 疲弊する地方、給与も半分
 北極圏に近いロシア北西部カレリア共和国の中部セゲジャ市。今月中旬に訪れた時、日中の気温は氷点下20度だった。市内にはプーチン前大統領(現首相)と対立し05年に脱税などの罪で懲役8年の実刑判決(10年に刑期6年延長)を受けた元石油王ホドルコフスキー氏が収監されている刑務所がある。

 先月末、この地域の経済を支える紙パルプコンビナートが操業停止に追い込まれた。持ち株会社が400億ルーブル(約1100億円)の債務を抱え、原料の木材を調達できなくなったためだ。労働組合のジトニコフ委員長(45)は「債務問題は昨年9月から表面化していたのに、会社や政府は何もしてこなかった」と憤る。


セゲジャにある紙パルプコンビナート セゲジャはソ連時代の1939年に操業を開始したコンビナートに全面依存する典型的な企業城下町だ。地域暖房も関連企業から供給される。コンビナートは銀行の緊急融資で今月20日に再開されたが、操業停止が長引けば住民は極寒の中で暖房のない生活を強いられる恐れがあった。

 コンビナートの従業員はソ連崩壊(91年)当時の7000人からリストラで現在は2000人に減った。平均給与は1万6500ルーブル(約4万5000円)で首都モスクワの水準の半分にも満たない。市の人口はこの10年間で1万人以上減り、日本の小中高校に相当する公立学校は以前の7校から4校になった。地元ジャーナリストのモラエワさん(32)は「ソ連崩壊後に新築された住宅はない。インフラは老朽化し、荒廃するばかり」と嘆く。

 石油・天然ガスの輸出で得た富がモスクワなど大都市に集中する一方、経済発展から取り残された地方。住民の批判の矛先は、昨年12月の下院選でプーチン首相率いる与党「統一ロシア」に向けられた。カレリア共和国で統一ロシアの得票率は32%と全国平均(49%)を大幅に下回り、共和国や州など83ある連邦構成体の中で下から4番目だった。

 共和国の首都ペトロザボーツクで建設業を営むルチンさん(47)は過去の大統領選(00年、04年、08年)でプーチン氏とメドベージェフ現大統領に投票してきた。だが、3月4日の大統領選で返り咲きが確実視されるプーチン氏を今回は支持しないという。「中央政府は地方の産業育成のために何もしてこなかった。隣国フィンランドは同じ地理的条件だが、市場経済が進んで豊かになっている。国の政策の違いだ」と話す。

 プーチン氏は大統領時代、州知事など地方の首長を事実上の任命制にし、中央集権化を進めた。疲弊する地方の「反乱」は、首長公選制の復活など「垂直統治」の見直しを迫っている。【カレリア共和国で田中洋之】

毎日新聞 2012年2月28日 東京朝刊

3936名無しさん:2012/03/06(火) 12:54:35
http://mainichi.jp/select/world/news/20120229ddm007030089000c.html
“反プーチン”の底流:ロシア大統領選/下 勢いづく「反移民」

モスクワ中心部のショッピングセンター前で雪かきに当たるナジビディさん(左端) 厳冬のモスクワで道路の除雪作業に動員されるのは、中央アジアなどからの労働者だ。3カ月前にキルギス南部から出稼ぎに来たナジビディさん(25)は、現在の具体的な収入は明かさなかったが「(母国に比べれば)悪くない」と話した。

 プーチン首相が大統領時代(00〜08年)に経済成長を続けたモスクワは、旧ソ連の中央アジアやカフカス諸国から大量の労働者を受け入れてきた。その数は推定約200万人で市の人口の2割に相当する。だが正規の手続きで就労しているのは4分の1程度にすぎず、残りは非合法といわれる。市当局は移民労働者の年間受け入れ枠を07年の75万人から11年には16万人に減らすなど規制強化に乗り出しているが、安価な労働力への需要は大きく流入は止まらない。

 これに対し、スラブ系ロシア人の若者らの間で「ロシア人のためのロシア」を叫ぶ民族主義的な機運が高まり始めた。10年12月にはモスクワ中心部のマネージ広場でサッカーファンや極右・ネオナチ勢力を含む若者らが暴動を起こし、市内各地で非スラブ系住民を無差別に襲撃する事件が発生。ロシア正教(スラブ系)とイスラム教(カフカス・中央アジア系)の宗教問題も絡み、事態を複雑化させている。

 独立研究所「社会政策」のジュバレビッチ研究員は「スラブ系ロシア人の職が奪われたわけではなく、偏見に基づいた差別だ」と指摘。モスクワに住むチェチェン系ロシア人のアリハン君(15)は「数年前から学校にもネオナチ信奉者がいる」と話す。2年前にはチェチェン系の同級生が酒に酔ったロシア人に襲われて、鼻の骨を折られた。

 民族主義者の不満は不法移民問題で有効な対策を打ち出せない政府にも向けられている。昨年12月の下院選後に始まった反政府抗議行動には一部の民族主義グループが参加。指導者の一人、ベロフ氏(35)は、チェチェンなど北カフカス地方への政府の財政支援について「怠け者(=北カフカスの住民)を養っている」と批判した。

 3月4日の大統領選で返り咲きを狙うプーチン首相は1月の政策論文で「ロシアは多民族国家だ」と過激な民族主義を戒めた。一方で、不法就労者の取り締まり強化や外国人労働者へのロシア語試験の義務化を進める考えを表明した。昨年末に民族主義政党出身のロゴージン氏を副首相に起用したのも「民族主義層に支持を広げる狙い」(カーネギー国際平和財団モスクワセンターのペトロフ研究員)とされる。

 だが、プーチン氏が掲げる愛国主義や大国復活路線が、ロシア民族主義を勢いづかせてきた側面は否定できない。かじ取りを誤れば、プーチン「次期」政権の安定が揺らぐのは避けられない。【モスクワ大前仁】

毎日新聞 2012年2月29日 東京朝刊

3937名無しさん:2012/03/06(火) 20:49:09
http://mainichi.jp/select/world/europe/archive/news/2012/03/06/20120306ddm007030077000c.html
ロシア大統領選:プーチン氏、64%得票勝利 モスクワ半数届かず 都市部で反発顕著に
【モスクワ田中洋之】4日のロシア大統領選で当選を決めたプーチン首相は、全国で63・60%を得票した。ただ、共和国や州など83の連邦構成体別にみると、プーチン氏に対する支持の濃淡に違いが見られる。

 人口約1050万人の首都モスクワは、プーチン氏の得票率が47%と連邦構成体で唯一、半数を割り込んだ。経済的に豊かなモスクワは中間層が多く、昨年12月の下院選不正疑惑に対する大規模な抗議デモが続発するなど「反プーチン」感情が強いことを裏付けた。

 また、無所属候補で富豪のプロホロフ氏(全国得票8%)はモスクワで20%、第2の都市サンクトペテルブルクで16%を得票し、ジュガーノフ共産党委員長を抑えて2位に入る健闘ぶりを見せた。「反プーチン」だが他の体制内野党といわれる候補を支持しない中間層や無党派層の票を取り込んだとみられる。ただ、プロホロフ氏は知名度不足から、ブームを巻き起こすことはできなかった。

 このほかプーチン氏は、最西端の飛び地カリーニングラード州(53%)、極東の沿海地方(57%)とハバロフスク地方(56%)などで得票率が全国平均を下回った。

 一方、北カフカス地方のチェチェン共和国で最高の99・8%、ダゲスタン共和国で93%を得票し圧倒的な強さを見せた。いずれもプーチン氏に忠誠を誓う首長の影響力を反映したようだ。シベリアのトゥワ共和国(90%)やヤマロ・ネネツ自治管区(85%)でもプーチン氏への支持が高かった。

 ◇「選挙は不公正」 野党勢力が主張
 ロシア中央選管が5日午後(日本時間同夜)に発表した開票状況(開票率100%)によると、プーチン首相の得票率は63・60%。2位が共産党のジュガーノフ委員長で17・18%、無所属のプロホロフ氏が7・98%などとなっている。投票率は約65%で、前回の08年(69・81%)を約5ポイント下回った。共産党など野党勢力の一部は「公正な選挙が実施されなかった」と主張。ロシアの選挙監視団体も約5000件の違反行為が報告されたとしている。

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 ◆露大統領選得票率◆

(1)プーチン首相(統一ロシア)    63.60%

(2)ジュガーノフ委員長(共産党)   17.18%

(3)プロホロフ氏(無所属)       7.98%

(4)ジリノフスキー党首(自由民主党)  6.22%

(5)ミロノフ前上院議長(公正ロシア)  3.85%

 ※開票率100%、ロシア中央選管発表

3938名無しさん:2012/03/07(水) 22:04:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120307/asi12030700430001-n1.htm
インド州議会選 ガンジー家の「御曹司」敗北 
2012.3.7 00:39

ラフル・ガンジー氏(ロイター)
 【ニューデリー=田北真樹子】インド最大の約1億800万人の有権者を抱える北部ウッタルプラデシュ州の州議会(定数403)選挙の開票が6日行われた。名門ガンジー家の「御曹司」で首相候補の呼び声高い国民会議派のラフル・ガンジー幹事長が党の顔として選挙運動を展開し躍進が見込まれたが、同派は予想を大きく下回った。中央与党の会議派の伸び悩みは2年後の総選挙に向けた政局にも影響しそうだ。

 ウッタルプラデシュ州で圧勝したのは野党の社会党(SP)で、州内に多い低カースト出身のマヤワティ氏率いる州政権の単独与党、大衆社会党(BSP)は苦戦。国営テレビの集計によると、国民会議派は、惨敗した前回から議席を伸ばしたが第4党にとどまり、敗北した。

 これを受け、ラフル氏は6日、「この結果の責任を取る。いい教訓になった」と報道陣に語った。同氏の今後の政治的求心力に影響するとみられ、次の総選挙に向け会議派は新たな選挙戦略を迫られそうだ。

 09年総選挙で会議派はラフル氏の健闘によって、ウッタルプラデシュ州で党勢挽回の兆しを見せた。今回の議会選で“ラフル効果”が出れば、同氏が次期首相の座を確実に手中にするとみられていた。

 6日に開票されたのはウッタルプラデシュ州のほか、北部パンジャブ州、同ウッタラカンド州、北東部マニプール州、南部ゴア州。会議派はパンジャブ州とゴア州でも敗北した。

3939名無しさん:2012/03/07(水) 22:05:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120306/mds12030623370007-n1.htm
部族指導者ら「自治」宣言 リビア北東部、対立拡大か
2012.3.6 23:37
 カダフィ政権が昨年崩壊したリビアの北東部ベンガジで6日、地元部族や民兵グループの指導者らが集会を開き、中部シルトから北東部エジプト国境までの一帯の「自治」を宣言した。

 北西部トリポリを首都とする暫定政府が直ちに自治区設立などを認める可能性は低いが、リビアで根深い地域間対立が拡大する可能性がある。

 ベンガジを中心とする北東部は歴史的に反政府志向が強く、カダフィ政権下で冷遇された。部族指導者らは同評議会メンバー、ズバイル氏を「自治区」の代表に選び、北東部周辺地域の権利拡大などを求めた。

 リビアでは6月に制憲議会選を予定。選挙法では全200議席のうち、60議席が北東部などに割り当てられているが、部族指導者らはこの議席配分にも反対している。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120307/mds12030713390002-n1.htm
「自治宣言」に強い懸念 リビア、国民評議会議長
2012.3.7 13:38
 リビアを統治する「国民評議会」のアブドルジャリル議長は6日、同国東部地域の「自治」を地元部族指導者らが宣言したことについて「国の統一を脅かす非常に危機的で深刻な事態だ」と述べ、強い懸念を表明した。ロイター通信などが伝えた。

 部族指導者らは、国民評議会が外交を担うことを認めて連邦制の導入を掲げている。旧政権下で冷遇されてきた東部地域のインフラ改善も求めており、評議会側は今後、国家分裂を回避するため、東部の諸権利の拡大などを迫られることになりそうだ。

 また、アブドルジャリル議長は、東部の自治に向けた動きは外国からの資金援助などを受けていると指摘、統一維持に向けた協力を国民に呼び掛けた。(共同)

3940名無しさん:2012/03/07(水) 22:06:22
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120306/erp12030608050004-n1.htm
【プーチンのロシアどこへ】
(上)「市民社会」芽生えたばかり 反政権デモ、変革力は未知数
2012.3.6 08:03 (1/2ページ)

モスクワ中心部で5日、大統領選の不正に抗議するため集まった反プーチン派の人々(ロイター)
 「これは自分の子供にどんな国に住んでほしいかという問題なの。私は日本や欧米諸国のように競争力があり、有能な人々が(閉塞(へいそく)感から)外国に脱出しなくてすむ国であってほしい」

 4日に投開票されたロシア大統領選の3日前、選挙後の反政権デモをモスクワで計画する元教員、バロノワさん(27)はこう熱く語った。


ネット通じ拡大


 5歳の男児を育てるバロノワさん自身、反政権デモを組織するグループに加わったのは、大規模不正疑惑がインターネットを中心に広がった昨年12月4日の下院選後だった。彼女が初めて参加した翌5日夜の抗議デモに機動隊が襲いかかり、怒りに火がついたのだ。

 その後、フェイスブックなどソーシャル・メディアを通じてデモ参加を表明する人数が膨大になり、政権側は大統領選までに4度、数万〜10万人のデモを容認する姿勢に転じた。2000年にプーチン前政権が発足して以来、小規模の反政権デモですらことごとく粉砕されてきたことからすれば、大きな変化だ。


中核は中産階層


 一連のデモで中核となっているのは、モスクワなど大都市部で伸長する事業家やサラリーマンなど中産階層だ。モスクワの平均月収は約4万1千ルーブル(約11万3千円)だが、業界によっては20代前半で月40万円相当を稼ぐ人も珍しくない。

 バロノワさんは「プーチン時代(2000年以降)ほどロシア人が良い生活を送れたことはないと思う。ただ、この(強権)体制がずっと続くことには我慢ならない。状況は全く変わったのよ」と力を込める。

 開票作業がほぼ終了した時点で、プーチン氏の得票率はモスクワで47%と過半数割れ。ロシアではソ連崩壊後に成り上がった富豪に対する嫌悪感が強いにもかかわらず、ロシア第3の資産家、プロホロフ氏が首都で20%を得票して2位につけたことも変化を物語る。


あらゆる圧力手段


 ソ連時代の反体制派知識人で、エリツィン政権の人権問題全権代表も務めたコワリョフ氏(82)も、大衆行動の盛り上がりに隔世の感を抱いている。

 ただ、コワリョフ氏は「今回の大統領選でも行政はあらゆる圧力手段を総動員してプーチンに投票するよう仕向け、テレビはプーチンばかりを映し続けた。4日の選挙結果は非合法だ」と断じ、質の高い運動で政権に民主化を求めていくことが重要だと説く。

 だが、昨年末からの反政権デモにどれだけの変革力があるかは全く未知数だ。一連のデモは政権打倒でなく「誠実な選挙のために」と銘打ち、参加者は民族主義の支持者から共産主義に共感する者まで雑多だ。

 当たり前の政治参加を求める「市民社会」が、広大なロシアの中心部で芽吹き始めたにすぎない。(モスクワ 遠藤良介)

3941名無しさん:2012/03/07(水) 22:07:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120307/erp12030715470003-n1.htm
【プーチンのロシアどこへ】
(下)「垂直の権力」に限界
2012.3.7 15:46 (1/2ページ)

汚職、格差…ゆがみ広がる


 1800円相当のオレンジジュースや900円のヨーグルト、1200円の食器用洗剤…。モスクワで47店舗を展開する高級スーパーマーケットには、こんな商品がずらりと並んでいる。同市の平均月収は約11万3千円、年金は2万2千円ほどであり、庶民にはとうてい手が届かない。

 ロシアでは所得が上位10%と下位10%の層で比べた貧富の格差が公式統計でも16倍を超え、地方間の所得格差も25倍に達している。モスクワなど大都市部には地方から労働者が流入して民族間の軋轢(あつれき)が強まり、共産主義体制下で育った高齢層と若年層では価値観や生活に大きな隔たりがある。

 4日の大統領選で圧勝したプーチン氏は2000〜08年の前大統領期、「垂直の権力」と呼ばれる強権体制を構築した。これはソ連崩壊後に幾重もの「断絶」を抱え、バラバラになったロシアを再び「強い国家」としてまとめ上げる必要性を感じたためだった。

 プーチン氏は地方知事の選挙や下院選の小選挙区制度を廃止して中央集権化を推進。主要経済分野についても国家統制を強め、重点分野への国家資金の集中的な投下を可能にした。

 実際、前大統領期には1990年代の10倍にも石油価格が跳ね上がった恩恵も受けて、国内総生産(GDP)が年平均6%台で成長。プーチン氏は、ソ連崩壊後の混乱にあえいでいたロシアに安定と成長をもたらした「救国者」を自任するようになった。

 プーチン氏は今回の選挙戦でも公務員給与の上積みや軍需産業の下支え、貧困地方への資金投下など国家主導の政策を打ち出しており、彼が約束した新たな国家支出は最大で27兆8千億ルーブル(約76兆円)と年間GDPの51%にもあたる。

 だが、こうしたプーチン流の発展モデルには限界と危うさが指摘されている。

 モスクワなど大都市部では中産階層の伸長に伴って政治の民主化を求める動きが高まってきた。官僚機構の肥大化による汚職は深刻さを増し、貧富の格差も2000年の14倍から16倍に広がっているのが現実だ。

 地下資源輸出に依存する後進的な経済構造は改まっておらず、国庫収入に占める石油・天然ガス関連の比率が昨年は50%超。国際石油相場が1バレル=100ドルの水準を下回れば財政は一気に赤字に転落する。

 モスクワ・カーネギー・センターのペトロフ研究員は「プーチン流の政治・経済システムは財政的に恵まれた時代に構築されたもので、プーチン氏がこのまま大衆迎合的政策を(任期の)6年間続けることはできない」とみる。いまだ脆弱(ぜいじゃく)な社会基盤を克服できないまま、山積する課題を抱えたプーチン氏のロシアが船出する。(モスクワ 遠藤良介)

3942チバQ:2012/03/07(水) 22:28:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120307-00000022-cnn-int
エジプトの国会議員、鼻の整形がバレてクビ
CNN.co.jp 3月7日(水)13時12分配信

(CNN) エジプトの国会に当たる人民議会の議員が、鼻の美容整形手術についてうそをついていたことが発覚し、辞表を提出する羽目になった。この議員が所属していた超保守政党ヌール党の広報が7日までに明らかにした。

ヌール党は超保守で知られるサラフ主義の政党で、美容整形手術ももちろん禁止。先の選挙で同党から当選したアンワル・ビルキミー議員はある日、顔を包帯やガーゼで覆った姿で議場に現れ、銃を持った男たちに襲われたと説明した。

しかしこの話を不審に思ったヌール党が調査委員会を設置して調べた結果、ビルキミー議員がうそをついていたことが分かったという。

地元メディアによれば、同議員は2月28日にカイロ市内の病院で鼻の美容整形手術を受け、翌日別の病院で診察を受けていた。この病院の医師に対しても、銃を持った男に殴られたと話していたという。

ヌール党は交流サイトのフェイスブックに掲載した声明で、「病院関係者からの聞き取りに基づきビルキミー議員の除名を決定し、辞表を提出させた」と発表した。辞表はまだ受理されておらず、同党の党員120人が人民議会に解職を求める予定だとしている。

3943チバQ:2012/03/07(水) 23:51:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120307-00000168-jij-int
対抗馬プロホロフ氏を閣僚に=大統領当選のプーチン氏―ロシア
時事通信 3月7日(水)23時18分配信

 【モスクワ時事】ロシア大統領選で当選したプーチン首相は7日、記者団に対し、次期政権人事について、対抗馬として3位に終わったリベラル派の新興財閥総帥ミハイル・プロホロフ氏(46)=無所属=を閣僚に招きたいとの意向を明らかにした。

3944チバQ:2012/03/08(木) 23:03:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120308/mds12030820550001-n1.htm
シリア政権高官が離反 ババ・アムル地区は「破壊し尽くされた」
2012.3.8 20:54
 【カイロ=大内清】バッシャール・アサド政権と反体制派との戦闘が続くシリアで、石油鉱物資源省のホサームッディン次官が辞職し、反体制派に合流したことが8日、明らかになった。反体制派が、同氏が離反を表明する動画をインターネット上で発表した。

 事実なら、政府関係者の離反としてはこれまでで最高位。動画でホサームッディン氏は「犯罪者の政権に身を置くことはできない」と、政権による市民弾圧を非難、同僚らに「沈む船から離れろ」と離反を呼びかけた。同氏はすでに国外に脱出しているとみられる。

 反体制派の在外代表組織「シリア国民評議会(SNC)」幹部アフマド・ラマダン氏は8日、産経新聞の電話取材に、SNCがほかにも複数の政府高官と連絡を取り合い、出国の手助けなどをしていると明かした上で、「近いうちに準備が整う。次々と離反者を発表できるだろう」と語った。

 またシリアでは7日、国連人道問題調整事務所(OCHA)のエイモス所長が、国際機関要人で初めて、約1カ月の砲撃で政権側が制圧した西部ホムスの反体制派拠点ババ・アムル地区を訪問、報道官を通じ「(同地区は)破壊し尽くされている」との声明を出した。地区内に人影はなく、時折、銃声も聞こえたという。

 ホムスではババ・アムル以外の地区で依然、反体制派の小規模な抵抗が続いているとされ、同所長はそうした地区への立ち入りは許可されなかった。

 一方、パネッタ米国防長官は7日、上院軍事委員会で、シリア反体制派への「殺傷能力を伴わない支援を検討している」と述べた。フランス通信(AFP)によると、オバマ政権高官が、反体制派への直接支援の可能性を明言したのは初めて。ただ長官は、一部議員が主張する対シリア軍事介入には慎重姿勢を貫いた。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120308/mds12030814260000-n1.htm
シリア石油副大臣が離反か 投稿サイトで映像声明 反体制派へ合流表明
2012.3.8 14:23
 ロイター通信によると、シリアのフサメッディン石油鉱物資源副大臣が8日までに、動画投稿サイト「ユーチューブ」の映像を通じて、反体制派への武力弾圧を続けるアサド政権からの離反と反体制派への合流を表明した。信ぴょう性は不明だが、事実ならば、これまでで最も高位の政権幹部による離反とみられる。

 副大臣は7日に投稿されたとみられる映像で「私は今のポストを辞職し(支配政党の)バース党も脱退する」とした上で「33年間政権にいたが、政権の犯罪に加担したまま退職したくない」などと話した。

 シリアでは政権側から離反した政府軍兵士が「自由シリア軍」を結成。ロイターによると、昨年8月には中部ハマの検事長が政権からの離反を、ユーチューブを通じて表明している。(共同)

3945チバQ:2012/03/08(木) 23:08:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120308-00000018-cnn-int
エクアドル大統領選は骨肉の争いか、確執高じ現職の兄出馬へ
CNN.co.jp 3月8日(木)17時21分配信

エクアドル・キト(CNN) 南米エクアドルで来年予定される大統領選で、現職大統領である弟との確執が深まる兄が出馬の構えを強め、選挙が異例の「骨肉の争い」になる可能性が出てきた。

ラファエル・コレア現大統領(48)の兄であるファブリシオ・コレア氏(52)は7日、新党結党の申請書類を提出し、目的は弟を選挙で破ることだと宣言。CNNスペイン語放送の取材に応じ、「治安は悪化し、汚職がはびこっている。麻薬がまん延し、犯罪は倍増した。投資も、供給すべき職もない。貧困層は50%増えた」と弟の失政を非難した。

兄弟の仲の悪さは同国では周知の事実となっており、共に汚職まみれなどとののしり合っている。対立は、ジャーナリスト2人が2010年に出版した書物「ザ・ビッグ・ブラザー」で新たな疑惑が暴露されたことでさらに深まった。

この書物によると、ファブリシオ氏が関係する企業は1億6700万米ドル以上の政府契約事業で優先的な扱いを受けていた。大統領はこの契約自体を知らなかったと主張し、非倫理的と非難して契約を打ち切った。また、書物の著者2人を名誉毀損(きそん)で訴えた。ただ、今年に入り、2人に恩赦を与えている。
一方、ファブリシオ氏は企業のコスルカ社が契約を解消されたのは政府への150万ドルの賄賂を拒否したためと反論。7日には「小さい時から弟の世話を見てきた。どんな人物かは知っている。成熟したとは思っているが、権力の麻薬は非常に強力だ。悪いことに悪質な連中に囲まれている」とも断じた。

ファブリシオ氏は今や、エクアドルの野党勢力で現政権を最も声高に批判する1人となったが、大統領に対抗するためには野党のさらなる糾合が必要との見方もある。現時点では、大統領に太刀打ち出来る勢力に達していないとも受け止められている。

ファブリシオ氏は新党結成の書類を申請した際、支持者20万人以上の署名を集めたと誇り、異なる政治的思想を持つ支持者を集めるのにイデオロギーは障害にならないとも主張した。新党の名前はEQUIPO(スペイン語でチームの意味)で、公平、進歩や秩序を象徴しているとも述べた。

新党結党の審査には1カ月かかる見通しとなっている。

3946チバQ:2012/03/08(木) 23:13:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120308-00000013-cnn-int
「フランスには外国人が多過ぎる」とサルコジ大統領
CNN.co.jp 3月8日(木)11時33分配信

(CNN) フランスのサルコジ大統領は同国のテレビ局のインタビューで移民の増加に言及し、「国内に外国人が多過ぎる」と発言した。

インタビューはフランス2テレビで6日夜に放送された。この中でサルコジ大統領は、「われわれは問題を抱えている」「わが国を統合する制度が機能悪化の一途をたどっているのは、国内にあまりに多くの外国人がいるためだ。もはや彼らのための住居や仕事、学校を見つけることはできなくなった」と述べた。

フランスは国家のアイデンティティーを重視し、国民に対して宗教や出身国以前に「フランス人であること」を求めている。

次期大統領選で再選を目指すサルコジ大統領は、4月22日の投票が迫る中、社会党のフランソワ・オランド候補らを相手に苦戦を強いられている。

同国ではここ数年、移民をめぐる問題が繰り返し浮上してきた。昨年は公共の場で顔面を覆い隠すイスラム教の服装を禁止する法律が施行されて物議をかもし、2010年には若者が警官に撃たれて死亡した事件をきっかけにイスラム教の若者の暴動が起きている。

経済協力開発機構(OECD)の統計によると、フランスには過去7年間で他国から毎年約13万人が流入しているほか、10年には亡命を求めて約4万8000が入国した。

3947チバQ:2012/03/08(木) 23:13:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120308-00000102-mai-int
<フランス大統領選>サルコジ氏、極右票に照準
毎日新聞 3月8日(木)21時32分配信

 【パリ宮川裕章】フランス大統領選(第1回投票4月22日)を約1カ月半後に控え、再選を目指すサルコジ大統領(57)と右派与党の国民運動連合が「移民を半減させる」政策を掲げるなど、右旋回を加速している。極右政党「国民戦線」のルペン党首(43)の支持層への浸透が狙いとみられる。お株を奪われた形のルペン氏は立候補に必要な市町村長などの推薦署名が集まらず、選挙資金不足で支持者集会をキャンセルする苦境に追い込まれている。

 ◇「移民半減」閣内から懸念も

 サルコジ氏は6日、仏テレビの討論番組で「フランスには移民が多すぎて住宅、職場、学校が機能しない」と、移民が経済・社会問題の原因との説を展開し、「(新しく入国する)移民の数を半減させる」と表明した。サルコジ氏自身、ハンガリー系移民2世だが、発言はイスラム系移民を念頭に置いたものとみられる。

 2日には、サルコジ氏の側近であるゲアン内相が最大野党・社会党候補のオランド前第1書記(57)が掲げる「外国人への地方参政権付与」にかみついた。「外国人の地方議員によって、学校食堂でイスラム教の戒律に沿った食事の提供を義務づけられたり、男女が同時にプールを使用できなくなるのはごめんだ」と述べた。

 各種世論調査では、サルコジ氏が支持率を上げるのに反比例する形で、ルペン氏の支持率が下がる傾向が続いており、両氏で右派票を奪い合う構図が生まれている。世論調査会社「IFOP」の支持率調査によると、サルコジ氏は1月14日段階では24%でルペン氏に4ポイント差まで迫られていたが、2月26日には27%対17%と10ポイント差まで水をあけた。

 仏メディアによると、ルペン氏は3月16日までに500人の推薦署名を集めなければならないが、48人分不足している。選挙資金も枯渇気味で、今月11日と25日に予定されていた支援集会を中止せざるを得ないなど、選挙戦を継続できるかどうかのがけっぷちに立たされている。

 ルペン氏は父親の前党首に比べ、政治的立場は現実的だが、4日の南仏マルセイユでの集会で「移民が(フランス社会に)溶け込むのは無理」と訴えるなど、反移民色を強めている。

 仏紙リベラシオンによると、ジュペ外相が「もっと議論すべき大きな問題があるはずだ」と発言するなど、サルコジ政権内からも選挙戦での移民攻撃の過熱を懸念する声が出始めている。

 ◇独からの選挙協力、足踏み

 【ベルリン篠田航一】フランス大統領選で現職のサルコジ大統領を応援すると明言したドイツのメルケル首相に対して、ドイツ国内で「外国の選挙に干渉するのはタブーだ」と批判の声が上がっている。一方、フランス最大野党・社会党のオランド前第1書記への支援を約束した中道左派・ドイツ社会民主党も、オランド氏の「あまりにも左寄り」(独誌シュピーゲル)の姿勢に警戒を強めている。国境を超えた独仏の選挙協力は足踏み状態が続いている。

 メルケル首相は2月6日、サルコジ大統領と共に仏国営テレビに出演し、「私たちは友好政党。応援するのは当然だ」と選挙支援を正当化した。ユーロ危機への対応で共闘し、親密さから「メルコジ」とも呼ばれるサルコジ氏との二人三脚ぶりを内外に見せつけた。

 だが、一国のトップが外国の選挙に干渉するという「掟(おきて)破り」(独紙ウェルト)には批判も強く、身内の連立政権内からも「抑制すべきだ」(ウェスターウェレ独外相)と戒める声が出ている。世論調査でも有権者の6割が「応援に反対」と回答し、具体的な応援日程は固まらないままだ。

 一方、オランド氏への選挙協力を表明した野党の独社会民主党もオランド氏の急進的な政策に戸惑いを隠せない。特に、富裕層に最高税率75%の所得税を課す構想は「ドイツでは受け入れられないだろう」(マッタイス連邦議会議員)と疑問視する意見が多い。

 また、年金受給開始年齢について、ドイツは06年に65歳から67歳への引き上げを決めたが、オランド氏は62歳から60歳への引き下げを目指すことを公約に掲げる。ドイツでは「まるでユートピア」「非建設的だ」との指摘が続出。独誌シュピーゲルによると、シュタインブリュック前独財務相は「オランド氏は無邪気すぎる」と不安を口にしているという。

3948チバQ:2012/03/08(木) 23:19:57
http://www.afpbb.com/article/politics/2863651/8605483?ctm_campaign=txt_topics
再選めざすサルコジ仏大統領、「わが国には外国人が多すぎる」
2012年03月08日 14:04 発信地:パリ/フランス

【3月8日 AFP】フランスの次期大統領選で宗教とアイデンティティが争点となる中、再選を狙うニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領は6日、フランスには移民が多すぎると発言した。サルコジ氏は、再選した暁には今後新たに流入する移民の数を半分に減らすと公約している。

 サルコジ氏は、移民をフランス文化や社会に統合しようとする国の試みは機能しなくなっていると宣言。「わが国の移民統合システムはどんどん悪化している。それは、わが国の領土にあまりにも外国人が多すぎるからだ。もはや彼らのための住宅や職、学校を探すことは不可能だ」と語った。

 右派路線を打ち出すサルコジ氏については、4月22日に行われる大統領選の第1回目投票に向けて、対立候補となる極右政党、国民戦線(FN)マリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)氏の支持者を取り込むためだとの批判も出ている。

 テレビのインタビュー番組に出演したサルコジ氏はこうした批判を交わし、フランスにも移民の恩恵を受けている分野は数多くあると述べた上で、新たにやって来る移民については在留資格認定をより厳しくして、今よりも管理を厳重にする必要があると述べ、最終的な移民受け入れ数については、現在の年間18万人から10万人にまで減らすべきだと語った。

 現在、フランスでは在留資格を得てから10年が経ち、うち5年以上を働いていた移民に福祉給付を行っているが、サルコジ氏は、これも制限する考えだと明らかにした。

■イスラム教とユダヤ教の慣習も争点に

 今回の大統領選では、移民問題に加えて、イスラム教徒とユダヤ教徒が、それぞれ宗教の戒律に従った処理を施した食肉「ハラル」(イスラム教)と「コーシャー」(ユダヤ教)が争点として浮上している。

 「ハラル」と「コーシャー」をめぐっては前週、サルコジ氏、ルペン氏、フランソワ・フィヨン(Francois Fillon)首相の3候補が、相次いで批判を展開。サルコジ氏は3日、すべての食肉についてと殺方法をラベルで表示すべきだと述べた。

 これに対し、大統領選の世論調査で他候補をリードする野党・社会党のフランソワ・オランド(Francois Hollande)同党前第1書記は、各候補の発言は行き過ぎだとして自制を求めた。

 こうした宗教上の食肉処理法をめぐる一連の動きについて、フランス国内のそれぞれの宗教団体は、自分たちが政争の具にされていると非難する声明を発表した。

 フランスには欧州最多の400万人以上のイスラム教徒、同70万人のユダヤ教徒が住んでおり、イスラム教はキリスト教に次いで同国で2番目に信者の多い宗教となっている。このためフランスではイスラム教徒の慣習をどこまで許容すべきかとの論争が続いており、ルペン氏とサルコジ氏はこの問題を中心にすえて選挙運動を展開している。(c)AFP

3949チバQ:2012/03/08(木) 23:37:29
http://www.47news.jp/CN/201203/CN2012030801000769.html
イスラエルで国歌斉唱拒否が波紋 アラブ系判事
 【エルサレム共同】イスラエルで2月28日に開かれた最高裁新長官の就任式で、アラブ系イスラエル人(パレスチナ人)のジュブラン最高裁判事が国歌「ハティクバ(希望)」の斉唱に加わらなかったとして、解任を求める声が上がり波紋が広がっている。

 イスラエルは人口の約8割がユダヤ系で、約2割がアラブ系。国歌の歌詞は建国前の19世紀にユダヤ人男性が書いた詩で「ユダヤの魂はいまだ渇望する」「われらの希望はエルサレムの地で自由の民となること」との内容。

 イスラエルのメディアによると、ジュブラン氏に近い知人は、同氏がハティクバを歌うことに反対していることを明らかにした。

2012/03/08 08:59 【共同通信】

3950チバQ:2012/03/09(金) 21:21:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120309/mds12030920320002-n1.htm
ケニアで看護師ら2万5千人解雇 医療体制に影響も
2012.3.9 20:31
 ケニア政府報道官は9日までに、職場復帰の指示に従わずストライキを続行したとして、看護師を中心とする約2万5千人の公立病院の医療従事者を解雇したと述べた。ケニアのメディアが伝えた。同国の医療体制に影響が出る恐れがある。

 約4万人の医療従事者が所属する組合は1日から、賃上げを求めてストを開始した。政府報道官は、一部の組合員は職場復帰の指示に従ったと説明。失業中や退職した元医療従事者らに復職を呼び掛けた。

 組合側はストの継続を主張した。ケニアでは物価高騰に国民の不満が高まっており、教員らのストも起きている。(共同)

3951チバQ:2012/03/09(金) 21:22:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120309/asi12030908320002-n1.htm
福島女性のビザ取り消し インド、反原発に過敏反応か
2012.3.9 08:31
 東京電力福島第1原発事故の発生当時、福島市に在住し、環境保護団体グリーンピースの招きでインドを訪れる予定だった日本人女性が、一度発給された査証(ビザ)をインド政府から取り消されていたことが分かった。グリーンピース・インドが8日、発表した。

 女性は原発事故による放射性物質から子供たちを守る活動に従事。インドの一部メディアは女性を「反原発の活動家」と伝えており、福島の事故後、国内の反原発運動に過敏になっているインド当局がビザを取り消したとみられる。

 発表などによると、女性は現在、山形県米沢市在住。インドで原発建設予定地周辺の住民らに自らの体験を語る予定で、今年2月に商用ビザを申請し発給されたが、3月初めに在日インド大使館から「ビザと渡航目的がそぐわない」と書面で指摘されたという。(共同)

3952チバQ:2012/03/09(金) 22:26:56
http://www.afpbb.com/article/politics/2863203/8602507?ctm_campaign=txt_topics
「同性愛者より独裁者のほうがまし」 ベラルーシ大統領、独外相らを非難
2012年03月07日 14:29 発信地:ミンスク/ベラルーシ

【3月7日 AFP】ベラルーシの独裁的大統領、アレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)氏(57)は4日、ベラルーシの人権状況の悪化をめぐって欧州連合(EU)が制裁を強化したことに対し、同性愛者になるくらいなら独裁者と呼ばれた方がましだと言い放った。

 この発言は、ベラルーシへの制裁強化策を推進したポーランドとドイツの外相に対して向けられたもの。ルカシェンコ大統領はベラルーシで開かれた大規模なスキーイベントでこう語った。

「1人はワルシャワ(Warsaw)でもう1人はベルリン(Berlin)に住んでいる。独裁体制について叫んでいた後者の人物だが、私はこう自問したよ。同性愛者になるくらいなら独裁者のほうがましだ、とね」

 ルカシェンコ大統領が引き合いに出したのは、ドイツのギド・ウェスターウェレ(Guido Westerwelle)外相。ウェスターウェレ外相は自らが同性愛者であることを公言している。

 ルカシェンコ大統領は昨年、ウェスターウェレ外相との会談で「正常な生活を送りなさい」と外相に語り掛けたことがあると明かしている。このときは大統領が後に謝罪したものの、「同性愛者は好きじゃない」と付け加えていた。

 旧ソ連の集団農場指導者だったルカシェンコ氏は、一度は米国に「欧州最後の独裁者」と名指されたこともある。ルカシェンコ氏の18年間の統治下で、ベラルーシは外交的に孤立化した。

 ベラルーシは前月、欧州連合による制裁の強化を受けてベルギーとポーランドから大使を召還。これを受けて欧州連合側もベラルーシから大使を召還している。

 これまで欧米から度重なる制裁を受けてきたルカシェンコ大統領だが、今度は2014年アイスホッケー世界選手権(Ice Hockey World Championship)のミンスク(Minsk)での大会開催が危ぶまれている。熱烈なスポーツ愛好家の大統領にとって、これは深刻な問題だ。

 既に新スポーツ施設を首都に建設済みのルカシェンコ大統領は、ミンスクでの開催に確信を持っていると語っている。「ベラルーシは、2014年世界大会をミンスクで開催する資格がある。非常に真剣に準備を進めている」と、ルカシェンコ氏は発言している。(c)AFP

3953チバQ:2012/03/10(土) 18:07:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120310/asi12031018010002-n1.htm

シー・シェパードが世界で“晒し者”に? 司法闘争激化、地中海のマルタ首相も提訴へ
2012.3.10 18:00 (1/3ページ)

2月12日、日本の捕鯨調査船の活動を妨害するSSの船(AP)
 米国の反捕鯨団体、シー・シェパード(SS)が世界の裁判所で訴えられ、法廷に引きずり出されている。南極海の調査捕鯨を実施している日本鯨類研究所は昨年12月、妨害の差し止めを求めて、SSの本部のある米西部ワシントン州の連邦地裁に提訴。一方、地中海の島国マルタの水産業者は、英国の裁判所に損害賠償訴訟を起こし、第1審で勝訴している。そして、3月上旬にはマルタのローレンス・ゴンジ首相が、SS代表のポール・ワトソン容疑者(国際指名手配中)を名誉毀損(きそん)で訴えると言い出した。(佐々木正明)

 SSは、2010年から2年連続で、地中海に抗議船を派遣し、夏季に解禁されるクロマグロ漁の妨害キャンペーンを展開している。2010年6月には、マルタの水産業者「フィッシュアンドフィッシュ」が洋上に保有している囲い網をSS抗議船によって切断され、さらに、抗議船の攻撃を防ごうとしたダイバー数人が負傷した。

 ワトソン代表は当時、声明を出し、「この業者が行ったことは密漁だ。クロマグロが絶滅する危機は、我々の生命や自由が冒される危機よりも重要なのだ」と自らの行為を正当化しようとした。

 ワトソン代表は今年2月、欧州メディア「ニューヨーロッパ」のインタビューに答え、マルタのマグロ漁業者は「全くの違法な企業」と勝手に断定。さらに、「マグロ漁師から賄賂をもらった政治家の全面的なサポートによって支えられている」と非難した。

 マルタはマグロなどの畜養漁業が盛んで、日本に冷凍クロマグロを輸出している。ワトソン代表に名指しで、汚職まみれの違法産業国家と非難されたことに黙っていなかったのは、誰よりも国家首脳だった。

 3月上旬、マルタ国会で議員からワトソンの指摘について質問を受けたローレンス・ゴンジ首相は「法的アドバイスを受けて、海外でポール・ワトソン代表を相手に名誉毀損(きそん)訴訟を起こすことにした」と断言した。

 ワトソンの発言について、政府の司法関係者も「われわれの産業は違法ではない。もし、ワトソン氏に賄賂の情報があるのなら、警察に訴えるべきではないか」と反論していた。

 SSとマルタをめぐっては、まず先に、地中海で網を切られたフィッシュ社が司法闘争を挑んでいる。フィッシュ社は2011年1月頃、約600匹のクロマグロなどの経済的損失を賠償させようと、SSの拠点となっている英ロンドンの裁判所に提訴。結果、SSは全面的に敗訴し、約70万ポンドの賠償を言い渡された。

 SS側はすぐに控訴したが、関係者によれば、第2審でもSS側がマグロ漁妨害の根拠とした密漁の確証的な証拠を示せていない状態だという。

 SSは今夏もマルタの業者を狙い撃ちしたクロマグロ漁妨害を行う恐れがあり、マルタ政府は顧問弁護士らと相談して、彼らの動向をふまえ、訴訟方針を練り上げるとみられる。

 一方、日本鯨類研究所が米シアトルの連邦地裁で起こした調査捕鯨妨害差し止め訴訟は、今年2月、本訴と同時に訴えた仮処分申請が棄却された。

 しかし、裁判長は、日本側、SS側双方の代理人の前で、SSの苛烈な妨害行為が捕鯨船員の生命を危険にさらしている点を認めており、仮処分申請の棄却がSS側に有利に働いているとは言えない。

 SSにとって、英国や米国での訴訟費用は多額になるとみられ、これだけでもSSの運営に圧力を加え、妨害キャンペーン費を抑えるメリットがある。日本側はマルタ政府と連携を密にし、SS封じ込めのための対策を一緒に協議することも有効な手段だろう。

3954チバQ:2012/03/10(土) 20:39:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012031000230
大統領選の立候補登録開始=イスラム政党の動向焦点−エジプト
 【カイロ時事】昨年2月のムバラク政権崩壊後初めてとなるエジプト大統領選挙の立候補登録が10日、来月8日までの日程で始まった。投票日は5月23、24両日。暫定統治する軍最高評議会は、今回の選挙を区切りに民政移管を完了させる方針。大きな権限を持つ大統領を選ぶ選挙は、エジプト政治の行方を左右しそうだ。
 選挙戦は4月30日から5月21日にかけて行われ、第1回投票で過半数を獲得した候補がいない場合、上位2候補が6月16、17両日の決選投票に進む。最終結果は同月21日発表の予定。元空軍司令官でムバラク政権下の最後の首相を務めたアハメド・シャフィク氏(70)らが登録を行った。
 人民議会選挙では、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団を母体とする自由公正党が圧勝した。同胞団は特定候補を推す方針は示していないが、イスラム系候補が大統領職も押さえれば、イスラム色の濃い政治体制が構築される可能性がある。軍評議会は、大統領選までに新憲法を制定し、大統領権限を定める予定。(2012/03/10-19:50)

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3955チバQ:2012/03/10(土) 22:25:47
http://www.asahi.com/international/update/0310/TKY201203100470.html
反プーチン大規模集会 野党勢力結集の動きも ロシア
 プーチン首相が当選を決めたロシア大統領選をめぐり、モスクワ中心部で10日、リベラル野党派などが選挙の不正を訴える集会を開いた。主催者によると、参加者は2万5千人以上(警察発表約1万人)だが、これまでの「反プーチン」集会に比べて減少。主催者側も野党勢力の結集を目指す新戦略を模索し始めた。

 主催者側は、大統領選で首相側に大規模な不正があったと批判したほか、野党勢力が結集すべきだと訴えた。集会に参加した国家公務員のアレクサンドル・イワノフさん(28)は「プーチン氏はたくさんの行政関係者を動員して選挙戦を戦ってきた。大変不公正な選挙だ」と語った。

 集会参加者らで結成した独立系の選挙監視組織「有権者連盟」が最近、各投票所で入手した得票数の記録と中央選挙管理委員会の発表値を照合したところ、首相の得票数が約10ポイント水増しされた疑いがあると指摘。大統領選は公正ではなかったと批判した。

 党創設者が大統領選への参加を阻まれたリベラル系野党「ヤブロコ」はこの日、大統領選に立候補した実業家のプロホロフ氏や別の野党との合流に前向きな姿勢を表明した。(モスクワ=関根和弘)

3956チバQ:2012/03/11(日) 11:02:22
>>3192
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012031100049
中道左派が政権奪回へ=贈収賄疑惑で与党惨敗−スロバキア総選挙
 【ベルリン時事】スロバキアで10日、国民議会(定数150)選挙が行われ、中道左派の野党「スメル(道標)」が第1党となり、ロベルト・フィツォ党首(47)が2年ぶりに首相に復帰する見通しとなった。ラディツォバー首相が率いる中道右派の与党・スロバキア民主キリスト連合は贈収賄疑惑が響き、惨敗した。(2012/03/11-10:20)

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3957チバQ:2012/03/12(月) 21:44:50
http://www.asahi.com/international/update/0312/TKY201203120384.html
2012年3月12日19時6分
ギリシャ財務相、最大政党の党首に 総選挙へ準備

 ギリシャのベニゼロス財務相は11日、国会で最多の議席を占める全ギリシャ社会主義運動(PASOK)の党首選に立候補した。ほかに立候補要件を満たす候補がいなかったため、18日の投票で党首に選ばれることが確実になった。

 ベニゼロス氏は昨年6月から財政再建の責任者として、欧州連合(EU)などとの折衝に臨んだり、厳しい再建策を受け入れるよう国民に訴えたりしてきた。党の支持率は10%前後に落ち込んでおり、4月末にも想定される総選挙に向け、支持率回復が課題だ。

 ベニゼロス氏は、党内でパパンドレウ前首相の最大のライバルとして長年争ってきた。しかしギリシャの債務(借金)危機が深刻化した昨年6月、パパンドレウ氏の要請を受け入れて財務相に就いた。

 ロイター通信などによると、パパンドレウ氏に近いパプチス前市民擁護相らも立候補を目指していたが、必要な数の署名が集められなかったという。

3958チバQ:2012/03/12(月) 21:52:22
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012031202000172.html
サルコジ仏大統領 「欧州自由往来」中断を示唆
2012年3月12日 夕刊

 【パリ=野村悦芳】四月末のフランス大統領選で再選を目指すサルコジ大統領(57)は十一日、再選を果たした際には移民の入国を抑えるため、欧州諸国内の自由な往来を定めた「シェンゲン協定」への参加を一時中断することを明らかにした。支持率の低迷に苦しむ大統領は、移民規制強化など右派を意識した政策を打ち出し、人気回復を狙っている。

 サルコジ大統領は、パリ郊外で同日開かれた選挙集会で、国境審査の事務能力が不十分な国を処罰することができるよう求め、「今後十二カ月で改善しなければ、フランスは交渉が成立するまで協定への参加を中断するだろう」と述べた。

 フランスでは、移民の急増が、国民の高い失業率や治安悪化の原因と指摘される。サルコジ大統領は極右・国民戦線の大統領候補、マリーヌ・ルペン氏(43)が掲げた規制強化の公約を後追いする形で移民に厳しい政策を掲げ始めている。

 昨年は、北アフリカのチュニジア政変で難民になった人々が、イタリアを経由してフランスに多数入国。大統領はイタリアの国境管理の甘さを批判し、両国の緊張が一時高まった。また、ギリシャとトルコの国境から欧州に流入する不法移民に対しても、規制強化を求める声が欧州内で広がっている。

<シェンゲン協定> 「国境なき欧州」の理念に基づき、欧州連合(EU)域内での出入国審査を免除する条約。1985年に旧西ドイツやフランスなど5カ国が国境の管理を廃止する協定を締結。参加国は徐々に増え、現在はEUのうち英国とアイルランドを除く22カ国と、非加盟のノルウェーやスイスなど4カ国が参加する。昨年の「アラブの春」で北アフリカなどから欧州への難民が急増し、危機的な状況に限り審査復活を認めるよう協定が改定された。

3959名無しさん:2012/03/13(火) 12:32:49
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/03/13/20120313ddm007030108000c.html
スイス:別荘は住宅戸数の2割以下 国民投票可決 投機目的購入、ゴーストタウン化進む
 【ジュネーブ伊藤智永】スイスの国民投票で11日、別荘の数を各市町村の全住宅戸数の2割以下に制限する提案が、賛成50・6%と辛うじて過半数に達し可決された。賛成115万票に反対112万票の小差だった。

 規制は「無制限な別荘建設が自然破壊を加速している」と批判する環境保護団体が提案。規定の10万人以上の署名を集め、直接投票に委ねられた。環境派の主張によると、アルプス地方を中心に別荘の建築ラッシュが続いており、一戸建てとマンション合わせて毎年約8000戸、用地換算で毎分1平方メートルの勢いで増えているという。

 問題は、豊かな自然がコンクリートに侵食される「景勝地の都市化」だけではない。金持ちの外国人が投機目的で購入する傾向が強く、中には村の住宅の8〜9割が別荘なのに、実際に利用されることがほとんどないため「ゴーストタウン化」が進む問題も起きている。

 古くは第二次大戦後の復興で、アルプス地方の不動産価格が高騰。1961年にスイス国外に住む外国人には年間1500軒までしか別荘を販売しない法律が作られた。

 その結果、人気リゾート地では一時、外国人の希望者が1000人以上も購入の順番を待つほどだったが、過疎化対策で独自の観光開発を進めたい山岳地方の要望に押されて、46年後の07年に法律は廃止され、各州ごとの規制に委ねられた。

 アルプス地方の州や観光・建設業界は今回の再規制に猛反発。「2割制限は厳しすぎる。すでに2割を超えている市町村では、進行中の開発計画を中断しなければならないし、2割以下の自治体が優先的に開発できるのはおかしい」と反対キャンペーンを展開してきた。

毎日新聞 2012年3月13日 東京朝刊

3960名無しさん:2012/03/13(火) 12:36:31
http://mainichi.jp/select/biz/economist/worldwatch/news/20120309org00m020041000c.html
ジンバブエ 国民の関心は大統領選 ムガベ氏の動向に注目
 ◇高尾具成(たかお・ともなり=毎日新聞ヨハネスブルク支局)
 アフリカ南部ジンバブエのムガベ大統領が2月21日、88歳を迎えた。誕生日は首都ハラレで身内らと小さなお祝いをし、同25日、東部ムタレで華やかな記念式典を実施。特製の衣装で身を包み、元気な姿で支持者らに応えた。

 ムガベ氏については昨年9月、内部告発サイト「ウィキリークス」が公開した米外交公電(2008年6月4日付)で、側近の発言として前立腺がんを患っていることが伝えられた。シンガポールなどでの渡航治療を続けているとされる。

 暴力が蔓延、政情が混乱し、経済も疲弊した08年の大統領選の苦い記憶も冷めやらぬ状況下、国民の関心は次期大統領選に注がれ始めている。同年は決選投票を経て当時の単独与党「ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU─PF)」候補のムガベ氏が5選。しかし、選挙の正当性を国際社会から非難され、同年9月に旧与野党間で合意文書を交わし、選挙を競った当時の野党「民主変革運動」のツァンギライ党首を首相に置き、09年2月に連立政権を発足させた。合意文書では次期大統領選は「新憲法発足後」とされたが、新憲法案の承認は事実上、暗礁に乗り上げた状態だ。旧与野党ともに選挙準備を始め、新憲法を待たずに大統領戦に突入する可能性が高まっている。

 ZANU─PFの候補者として昨年12月に指名されているムガベ氏は、ムタレでの式典で選挙間近と伝え、「暴力停止」を訴えた。“米寿”を迎えた大陸最高齢の国家元首の動向が注目される。

2012年3月12日

3961チバQ:2012/03/13(火) 21:22:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120313-00000012-cnn-int
銃乱射の米兵、イラクで頭部に負傷 アフガン国民の怒り収まらず
CNN.co.jp 3月13日(火)10時33分配信

カブール(CNN) アフガニスタンに駐留する米兵が民家を襲って銃を乱射し、住民16人を殺害したとされる事件で、米国務省高官は12日、この米兵が2010年にイラクで脳に損傷を負っていたことを明らかにした。事件が起きた2つの村では同日、現場検証が行われ、住民が涙ながらに状況を説明した。

住民が指し示したトラックの上には血まみれの幼児の遺体が男性2人の遺体にはさまれて横たわり、もう1台のトラックには焼け焦げた2人の遺体。ある女性は「1人の男が入ってきて眠っていた男の子を引きずり出し、銃で撃った。それから戻って来て子どもの口に銃口を当て、別の子どもを踏みつけた」と証言した。

別の女性は「この基地は私たちに村へ戻るようにと呼びかけた」「『邪魔はしない、これはあなた方の村だから』と。それなのにあの犬野郎たちがやって来て私たちを襲うのか」と怒りをぶつけた。

殺害には複数の兵士が関与しているようだと語る住民もいたが、国際治安支援部隊(ISAF)のアレン司令官は、容疑者の単独犯行だったとの見方を示している。

容疑者は米陸軍の軍曹で、イラクで3度の従軍を経て今年に入ってアフガニスタンに配属され、事件が起きた村の近くにある基地に2月から駐留していた。国防総省高官によれば、事件を起こした11日早朝に米軍に出頭したが、黙秘権を行使しており現時点で動機は不明だという。

関係者によれば、同軍曹は米ワシントン州タコマ郊外にあるルイス・マコード統合基地の所属。30代半ばで、妻と子どももいるという。2010年の車両横転事故で頭部を負傷したが、治療を受けて回復し、服務には問題ないと診断されていたという。アレン司令官は、米軍による捜査の一環として容疑者の病歴も調べる予定だと語った。
事件についてアフガニスタンのカルザイ大統領は「許せない」と非難、議会は公判で容疑者を裁くよう求めている。反政府武装勢力タリバーンは報復を宣言した。

住民は米軍や自分たちを守れなかったアフガンの治安部隊にも怒りの矛先を向け、「(アフガンの治安部隊は)私たちを守るためにいるはずなのに、米国人しか守っていない」「次に何が起こるか分からず、村の人たちはおびえている。住民は米国人が自宅にやって来て自分たちを殺す場面しか見ていない」と憤る。

一方、アレン司令官や米政府関係者は、今回の事件は容疑者が単独で起こした単発的な行動だと強調。国防総省の報道官によると、アフガニスタン政府との協定に基づいて捜査は米陸軍の犯罪捜査部隊が行う予定で、容疑者がアフガニスタンの刑法で裁かれることはないとしている。

容疑者の身柄は12日、所属基地からアフガニスタン国内にある米国の別の拠点に移送されたという。

3962チバQ:2012/03/13(火) 21:22:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120313-00000532-san-int
アフガン戦略再び暗礁に 相次ぐ不祥事 米兵乱射事件
産経新聞 3月13日(火)11時5分配信

 【ワシントン=犬塚陽介】オバマ米政権のアフガニスタン政策は再び暗礁に乗り上げた。2月下旬のコーラン焼却事件で吹き荒れた反米感情にようやく収束の兆しが見え始めた時期、駐留米兵による住民殺害事件は「タイミングとして最悪」(米外交筋)。10年を超えた戦争には党派を問わず早期撤退を求める声が出ており、アフガン国民の信頼回復に加え、米世論の沈静化も迫られている。

 「アフガン国民との信頼関係を再構築するために重ねた努力は事件の度に、文字通り一夜にして無になってしまう」。米軍関係者は落胆をあらわにした。

 オバマ政権は約9万人の駐留米軍のうち、今秋までに3万3千人、2014年までに全戦闘部隊を撤退させ、アフガン治安部隊を訓練して治安権限を移譲する計画を描いている。

 しかし、駐留米軍は今年に入り、イスラム教の聖典コーランの焼却やアフガン人とみられる遺体に小便をかける映像が流出するなど、反米感情を刺激し、出口戦略の大前提となる治安回復を揺るがす不祥事を繰り返している。

 米国とアフガン政府は5月にシカゴで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に合わせ、治安権限移譲後の協力態勢を確認する戦略パートナーシップ合意の締結に意欲を示していたが、米兵の免責特権などで協議が紛糾する可能性も指摘されている。

 一方、米国内では、反米感情の広がりを懸念し、米軍の早期撤退を求める声も勢いを増している。民主党のリード上院院内総務は「兵士は途方もない重圧にさらされている」と指摘。共和党大統領候補のギングリッチ元下院議長も「実現できないかもしれない任務に若者の生命を危険にさらしている」と述べた。

 米紙ワシントン・ポストなどが11日に発表した世論調査では、54%がアフガン治安部隊の治安能力にかかわらず、米軍は撤退すべきだと回答。だが、安易な撤退が新たなテロの呼び水となれば再び批判にさらされるのも確実で、オバマ政権は一段と困難なかじ取りを迫られている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120313-00000023-mai-int
<アフガニスタン>米兵乱射、撤退計画に影響なし…米高官
毎日新聞 3月13日(火)11時21分配信

 【ワシントン白戸圭一】アフガニスタン駐留米兵が子供9人を含む民間人16人を殺害した事件で、オバマ米政権の高官は12日、14年末までにアフガン政府に治安権限を移譲する戦略への影響を相次いで否定した。アフガン国会が12日、「我慢の限界を超えた」との非難声明を出すなどアフガン社会の反米感情は頂点に達しており、オバマ政権は事件の徹底調査を約束するなどして、駐留米軍の撤収戦略に与える影響を食い止めようと躍起だ。

 クリントン国務長官は12日、ニューヨークの国連本部で「この恐ろしい事件がアフガンの人々を守る我々の確固たる取り組みを変えることはない」と記者団に明言。カーニー米大統領報道官は記者会見で「戦略のスケジュール変更につながるとは考えていない」と述べた。

 オバマ政権は今年に入り、旧支配勢力タリバンとの和平交渉を模索。パネッタ国防長官は先月、駐留米軍の戦闘任務を13年半ば〜後半に終え、アフガン治安当局の訓練・支援に任務を切り替える考えを表明していた。

 だが、事件を受け、タリバンが報復を宣言するなど、治安の安定を図りながら撤収加速を目指す米政権の戦略は破綻しつつある。撤収の前倒しを求める米世論も台頭しており、12日付の米紙ワシントン・ポストが掲載した米ABCテレビとの共同世論調査では、米国民の54%が「米軍は治安権限移譲前に撤収すべきだ」と回答した。

 米メディアの報道を総合すると、米兵は11日未明、暗視装置などを装着した上で基地から約500メートル離れた3軒の民家を襲撃。子供の頭を撃ち抜き、一部の遺体に火を放ち、女性に性的暴行を加えたという。米国防総省によると、米兵はイラク戦争に3度従軍し、アフガンには昨年12月に配属された。ロイター通信は米兵が一昨年、イラクでの交通事故で脳に損傷を負っていたと報じている。

3963チバQ:2012/03/13(火) 21:27:04
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120313/erp12031319480007-n1.htm
ギリシャ、一気に選挙ムード 緊縮策反対の左派伸張 
2012.3.13 19:46
 【ベルリン=宮下日出男】欧州債務危機の発端となったギリシャで、デフォルト(債務不履行)回避にめどがついたことを受け、総選挙ムードが一気に高まってきた。国民の反発が強い財政緊縮策に対し、主要政党から見直しを目指す声が上がり、緊縮策反対を掲げる左派の少数政党が支持を伸ばしている。

 昨年11月に発足したパパデモス政権の連立与党は、欧州連合(EU)などからの第2次支援の受け入れ後、解散・総選挙の実施で合意していた。民間投資家への債務削減が成功し、支援実施が12日に決定され、選挙への環境は整ってきた。

 連立与党でも、全ギリシャ社会主義運動(PASOK)は、支援の交渉役だったベニゼロス財務相が新党首に就くことになり、選挙態勢を固めつつある。新民主主義党(ND)は11日に党大会を開催。サマラス党首は選挙が4月15日の復活祭後、早期に行われるとの見通しを表明した。

 焦点は、パパデモス政権が支援の代わりにEUなどと約束した緊縮策への次期政権の対応だ。世論調査ではNDが優位だが、サマラス氏は11日、「(緊縮策に)賛成したのは、債務削減をうまくいかせるためだ」と強調し、緊縮策を見直す考えを示した。

 ただ、国民は長年にわたり政権を交代で担ってきた2大政党へ不満を募らせ、世論調査では両党の支持を合わせても50%に届かない。一方で緊縮策反対の左派3党が計4割前後の支持を集めている。うち1党がNDに次ぐ支持を得ている調査結果もあり、選挙後の政権の枠組みには不透明感が漂う。

 ドイツのショイブレ財務相は11日、ギリシャの総選挙について「すぐに実施することが最善なのか分からない」と疑念を示した。

関連ニュース

3964チバQ:2012/03/14(水) 22:02:00
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012031401044
有力反体制派で内部対立=メンバー4人が辞任−シリア
 【カイロ時事】シリア反体制派の連合体「国民評議会」のメンバー4人が、14日までに辞任した。反体制派武装組織「自由シリア軍」への武器供与をめぐる意見対立が背景にあるもようだ。
 辞任したワリド・ボニー氏は時事通信の電話取材に、「執行部が独断で決定を行っており、組織内の協調体制が欠如している」と批判。「自由シリア軍への資金援助に関する取り決めがあるとの情報はメディアの報道で知った」と語った。(2012/03/14-20:45)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120314-00000101-mai-int
<シリア>反体制派が分裂の危機
毎日新聞 3月14日(水)21時3分配信

 【カイロ和田浩明】シリアで反体制派の退潮が著しい。武装闘争路線をとる離反兵士団体「自由シリア軍」は13日、北部イドリブ市から撤退した。中部ホムス市に続いて主要拠点を失ったことになる。政治的にも、主要反体制組織「シリア国民評議会」から幹部3人が脱退。欧米や一部アラブ諸国は反体制派支援を明確にしているが、反体制側の「統一戦線」構成にはほど遠い。

 シリアではアサド大統領が13日、複数政党制を盛り込んだ新憲法(2月承認)に従い人民議会(国会)総選挙を5月7日に実施するとの布告を発表。国民の要求に応えた「政治改革」を着実に進めているとの印象づくりに躍起になっている。

 自由シリア軍の報道官は毎日新聞の電話取材に対し、イドリブからは12日夜〜13日未明に撤退したと説明した。クルディ副司令官は「攻撃を避け常に移動している」と述べ、拠点と言える場所は南部ダルアー県の丘陵地帯のみになったと厳しい状況を認めた。

 反体制団体「シリア革命総合委員会」によると、13日はイドリブの64人を含め全土で110人が死亡。14日も死傷者が出た。

 トルコ国境に近いイドリブは、レバノン国境に近いホムスと共に国外からの武器弾薬などの補給が比較的に容易で、自由シリア軍の有力拠点だった。しかし、装備や兵士数、練度にはるかに勝る軍・治安部隊に圧倒されつつある。

 反体制派は政治的にも分裂の危機に直面する。13日にはトルコに拠点を持つシリア国民評議会から幹部3人が撤退。評議会メンバーのイマド・ホサリ氏は取材に、自由シリア軍への武器供給を巡る意見対立が背景にあるとの認識を示した。

 武器供給にはサウジアラビアやカタールが意欲を表明。評議会関係者によると、カタールに開設された銀行口座に資金が振り込まれる見通しになっているという。しかし、自由シリア軍のクルディ氏によると、現時点では外国の支援による武器供給は実現していない。国内の反体制派からは「評議会は国民保護のためには何もしていない」との批判が高まっている。

 ロイター通信によると、脱退した幹部の一人でリベラル派医師のカマル・ラブワニ氏(54)は、評議会とは別の反体制派の統一組織をつくる意向を示した。評議会は2月に再選されたガリユーン議長の任期が4月15日に切れることもあり、幹部間の権力闘争が悪化したとの見方も一部に出ている。

 ◇シリア軍地雷敷設

 一方、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは13日、シリア軍が対人地雷をトルコ、レバノン国境に敷設したと発表、回収されたロシア製「PMN−2」地雷の写真も公表した。難民や反体制派、武器密輸者の出入りを規制するためと見られている。

3965チバQ:2012/03/14(水) 22:02:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120314-00000022-mai-int
<シリア>政権側の優位続く 離反兵士軍、北部拠点から撤退
毎日新聞 3月14日(水)10時19分配信

 【カイロ和田浩明】アサド政権による反体制派の武力弾圧が続くシリアで、武装闘争を続ける離反兵士団体「自由シリア軍」が13日までに北部の拠点イドリブから撤退した。自由シリア軍の報道官が毎日新聞の電話取材に明らかにした。3月上旬にも中部ホムスの一部地区から撤退しており、アサド政権側の優位が続いている。

 報道官によると、イドリブからは12日夜から13日未明にかけて撤退し、「現在はシリア軍が制圧している」という。反体制団体「シリア革命総合委員会」によると、イドリブでは13日、政府軍の砲撃などで64人が死亡した。トルコ国境に近いイドリブはホムスと並び自由シリア軍の有力拠点で、引き揚げは政府側との戦いでの後退を示すものと言える。

 反体制派は政治的にも分裂の危機にある。ロイター通信によると、トルコに拠点を持つ反体制派「シリア国民評議会」の幹部が13日、脱退し、別組織を結成する意向を表明した。背景にはシリア国内の反体制派に武器を供与するかどうかを巡る方針対立などがある。

 一方、アサド大統領は13日、人民会議(国会)選挙を5月7日に実施すると発表した。複数政党制を導入した新憲法に基づく初の選挙で「改革」路線の前進を強調する狙いがあるとみられる。

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは13日、シリア軍が対人地雷をトルコ、レバノン国境に敷設したと指摘し、回収されたロシア製地雷の写真を公表した。難民や反体制派、武器密輸者の出入りを規制するためと見られている。

3966チバQ:2012/03/14(水) 22:10:25
http://www.asahi.com/international/update/0314/TKY201203140145.html
2012年3月14日10時52分
シリア、5月に議会選実施へ 弾圧の下で改革姿勢を強調[PR]
 シリアのアサド大統領は13日、議会選挙を5月7日に行うことを決めた。シリア国営通信が伝えた。2月26日に行った新憲法承認を巡る国民投票に続いて「改革姿勢」を強調する狙いと見られるが、反体制派への攻撃が続く中で議会選を強行すれば欧米などが批判を強めるのは確実だ。

 シリア議会選は昨年春に行われる予定だったが、反体制デモの激化などで延期されていた。米国務省のヌーランド報道官は13日「国中で暴力が行われている中での議会選はばかげている」と述べた。

 政権側は中部ホムスに続いて反体制派の自由シリア軍が拠点とした北部イドリブに激しい砲撃などを加えた。シリアの政府系紙ワタン(電子版)は13日、「政府軍が3日間の作戦でイドリブを制圧した」と報じ、イドリブの反体制派もAFP通信に14日、「自由シリア軍が撤退した」と述べた。南部のダルアでも政府軍が激しい砲撃を行っており、アサド政権が反体制派の弱体化に一定のめどがついたと判断し、選挙の実施を発表した可能性がある。

 反体制派のシリア人権監視機構は、シリアで13日、少なくとも40人が死亡したとしている。また、国際人権団体ヒューマンライツ・ウオッチは「政府軍が北部トルコ国境と西部レバノン国境周辺に対人地雷を埋設した」とする声明を出した。シリアでは政府軍の攻撃を逃れるため、多くの市民が徒歩などで国境を越えて周辺国に逃れており、その数はレバノンだけで1万人を超える。(カイロ=貫洞欣寛)

3967チバQ:2012/03/14(水) 22:14:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120313-00000073-mai-int
<仏大統領選>世論調査でサルコジ氏がオランド氏を初逆転
毎日新聞 3月13日(火)21時4分配信


拡大写真
サルコジ仏大統領=2011年3月撮影

 【パリ宮川裕章】フランス大統領選の第1回投票(4月22日)に向けた世論調査の支持率で、右派・国民運動連合のサルコジ大統領(57)が、これまで首位を走ってきた最大野党・社会党のオランド前第1書記(57)を初めて逆転した。2月15日の正式出馬表明以来、メディア露出を激増させたほか、「移民半減」など極右支持層を取り込む戦術が奏功した形だ。だが上位2人による決選投票(5月6日)になった場合の支持率では、依然としてオランド氏がリードを保っている。

 世論調査会社IFOP社が13日発表した調査によると、第1回投票の支持率は、サルコジ氏28.5%、オランド氏27%。前回の2月26日よりサルコジ氏が1.5ポイント伸ばしたのに対し、オランド氏は1.5ポイント下げた。だが決選投票となった場合の支持率は、オランド氏54.5%に対し、サルコジ氏は45.5%と、オランド氏のリードが続いている。

 支持率3位の極右政党「国民戦線」のルペン氏(43)は、今回の調査では前回より1ポイント下げ16%だった。サルコジ氏の支持率上昇とともにルペン氏の支持率が下がる傾向が続いており、サルコジ氏や右派与党・国民運動連合の右旋回戦術に支持層を侵食されているとみられる。ただ、ルペン氏は13日、これまで懸案だった、立候補に必要な市町村長など500人の推薦人の確保は達成したと発表。選挙運動を本格化させる体制が整ったため、巻き返す可能性もある。

 支持率4位の中道政党「民主運動」のバイル氏(60)は13%だった。

3968チバQ:2012/03/14(水) 22:23:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120314/erp12031401220001-n1.htm
極右ルペン氏、滑り込む 仏大統領選の出馬条件クリア
2012.3.14 01:20
 フランスの極右、国民戦線(FN)の女性党首マリーヌ・ルペン氏は13日記者会見し、大統領選候補者の出馬条件である自治体首長ら計500人分の推薦署名を集め終え、正式に出馬すると発表した。

 ルペン氏は大統領選の世論調査で3位につけているが、移民排斥など極端な政策に対する警戒感が政界に根強いことなどから、推薦署名届け出期限の3月16日までに500人分が集まるかどうか注目されていた。

 ルペン氏の支持層はサルコジ大統領と重なっており、正式出馬は大統領の支持率に影響を与える可能性がある。

 ルペン氏は2月、自治体首長らの推薦署名が公表されるのは憲法違反だとして非公表を求め違憲審査機関の憲法会議に訴えたが、同会議から退けられている。(共同)

3969チバQ:2012/03/15(木) 21:54:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120315/mds12031514230004-n1.htm
アサド夫妻のメール内容か 反体制派から入手と英紙 ぜいたくな暮らしぶりも
2012.3.15 14:22
 英紙ガーディアン(電子版)は14日、シリアのアサド大統領とアスマ夫人が個人的に送受信したとみられる3千通以上のメールの内容を、反体制派を通じて入手したと報じた。アサド氏がイラン関係者と連絡を取り、メディア対応などについて助言を受けていたようだとしている。

 反体制派がアサド夫妻のものとみられるメールアカウントのパスワードなどを入手したことで閲覧可能になったもので、昨年6月から今年2月上旬までのものだとしている。

 同紙によるとアサド氏は、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラやイランとつながりのあるレバノン人実業家らから、演説内容を含むメディア対応などの分野で助言を受けていた形跡が見られるという。

 また、アスマ夫人はネットショッピングへの関心が高く、貴金属や高級家具などに多額の金銭を費やすぜいたくな暮らしぶりが明らかになったとしている。(共同)

3970チバQ:2012/03/15(木) 21:55:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120315/mds12031521250006-n1.htm
シリア反政府デモ発生1年 反体制派、拠点失う中で内紛
2012.3.15 21:24 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】シリアの反政府デモ発生から15日で1年を迎えた。内戦状態が長期化する中、アサド政権打倒を目指す反体制派の在外代表組織「シリア国民評議会(SNC)」では、最大勢力のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団を中心とした指導部主流派と、それに不満を抱く反主流派との権力闘争が表面化、14日には反主流派の十数人が脱退した。政権側は14日、反体制派拠点の北西部イドリブを制圧するなど攻勢を強めているが、反体制派は、そんな状況でもなお足並みがそろわない未熟さを露呈している。

 「今の指導部は、まるでアサド政権のような権威主義だ」。14日にSNCを脱退した元幹部の一人は産経新聞の取材に、感情的にまくし立てた。今後は残ったメンバーに脱退を促すほか、SNC以外の反体制派諸派を糾合してSNC指導部に対抗していくという。

 SNCの内部対立が急速に先鋭化したのは2月下旬、反主流派が、政権に対する武装闘争を展開する離反兵らの武装組織「自由シリア軍」への支援を独自に実施すると一方的に発表したのがきっかけだった。

 ところがSNCトップのガリユーン議長は今月1日、これに対抗し同軍支援のための機関を急(きゅう)遽(きょ)、設立し責任者に同胞団幹部を任命。13日には同軍と関係強化などで合意した。

 背景にあるのは、反体制派内の路線闘争だ。自由シリア軍が唱える外国による軍事介入に積極的な反主流派には、武力を持つ同軍を味方につけ発言力を強めようとの思惑がちらつく。

 これに対し、ガリユーン氏や同胞団が主導する指導部は、自由シリア軍への武器供与の必要性は認めるものの、軍事介入には慎重な立場をとる。指導部としては、同軍に“手綱”をつけて内戦の泥沼化を避けるとともに、SNC内の強硬論に歯止めをかける狙いがあるとみられる。

 政権側は14日、西部ホムスに続きイドリブを制圧、隣国トルコには15日までに同市周辺から政権の弾圧を逃れて約千人が避難した。

 昨年3月に最初の大規模デモが起きた南部ダルアー周辺や首都ダマスカス近郊では、反体制派はなお抵抗を続けているものの、軍事的には劣勢に追い込まれたとの見方が強い。国際社会が一致した対応を打ち出せずにいる中、SNCには事態打開への青写真作りが求められるが、今後も路線闘争が続けば、事態がアサド政権に有利に展開する可能性もある。

3971チバQ:2012/03/15(木) 21:57:36
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201203150045.html
メルケル独首相、再選目指すサルコジ仏大統領の応援方針転換か2012年3月15日
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3月14日、今春の仏大統領選で再選を目指すサルコジ氏(写真・左)を応援すると表明していたメルケル独首相(写真・右)は、積極的な応援活動は控える方向に方針転換したもよう。写真は2月、パリにて(2012年 ロイター/Philippe Wojazer)
 [パリ 14日 ロイター] 今春の仏大統領選で再選を目指すサルコジ氏を応援すると表明していたメルケル独首相が、14日時点で積極的な応援活動は控える方向に方針転換したもようだ。

 キリスト教民主同盟(CDU)の党首を務めるメルケル独首相と国民運動連合(UMP)の元党首であるサルコジ仏大統領は共に保守系。2人には、ユーロ圏債務危機への対応での緊密な連携ぶりから「メルコジ」のニックネームもついている。

 今年1月には、メルケル首相がサルコジ大統領の選挙キャンペーンに駆けつける意向を示していたが、CDUは今週ロイターに対し、そうした予定はないと明らかにしており、メルケル首相によるサルコジ大統領の選挙応援が実現するかどうか、不透明な状況になっている。

 また、UMPの党首ジャンフランソワ・コペ幹事長はロイターに対し、自分の知る限りではメルケル首相がサルコジ大統領の応援に来る具体的な計画は1度も出ていないと語った。

 一方でメルケル首相は、サルコジ大統領の対立候補である仏社会党のフランソワ・オランド氏が欧州連合(EU)の進める財政規律強化の新条約について再交渉する方針を示していることなどを警戒し、オランド候補と会うことを拒否する姿勢を貫いている。同党はメルケル首相に対し、サルコジ氏の選挙応援を自制するよう求めていた。

3973チバQ:2012/03/15(木) 22:09:07
http://www.cnn.co.jp/world/30005902.html
「ゲイ」「エモ」の若者狙った殺人事件が続発 イラク
2012.03.13 Tue posted at: 16:24 JST

バグダッド(CNN) イラク内務省の当局者によると、同国で最近、同性愛者や「エモ」と呼ばれるスタイルの若者らが何者かに襲われるケースが相次いでいる。首都バグダッドでは、過去3週間に少なくとも14人が死亡した。

人権活動家らは、被害がさらに拡大していると主張。2月以降、数十人から100人以上の死者が出たとの見方を示す。

標的となっているのは同性愛者とみられる男性や、欧米の影響を受けてぴったりした黒い服などを身に着け、髪を伸ばしたエモ・スタイルの若者。ある十代の少年はCNNとのインタビューで、「標的にならないよう髪を切る。学校の友達も、たとえゲイやエモでなくてもみんな髪型や服装を変えることにした」と話した。

ある同性愛者の男性は11日、匿名を条件にCNNとのインタビューに応じ、「10日前に武装集団から殺害を予告する脅迫状が来た」と語った。「お前の体をばらばらに切断する」などと書かれていたという。

この男性はまた、バグダッドのサドルシティで配られたという書簡のコピーを示した。「ゲイとエモ」の標的33人の名前が書かれ、「堕落した男女がその汚らわしい行為を4日以内にやめなければ、聖戦士の手を通して神の処罰が下されるだろう」と記されていた。書簡が本物かどうかは確認できていない。

同国内務省は先月、エモ・スタイルの流行を批判する声明を発表。エモを「頭蓋骨(ずがいこつ)などを描いた奇妙なきつい服を着る若者」と説明し、撲滅のため警察が市内の学校に立ち入るなどして監視するとの方針を示していた。

3974チバQ:2012/03/15(木) 22:47:04
http://www.asahi.com/international/update/0315/TKY201203150503.html
米国防長官の到着時、車が暴走・炎上 アフガンの基地カブールで15日、カルザイ大統領(右)と会談するパネッタ米国防長官=AP

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 アフガニスタンを訪問中のパネッタ米国防長官は15日、首都カブールでカルザイ大統領と会談した。アフガン大統領府の声明によると、カルザイ氏は、2014年末の完了を目標に進められている国際治安支援部隊(ISAF)からアフガン側への治安権限移譲について、1年前倒しにするようパネッタ氏に求めた。

 パネッタ氏は、南部カンダハル州で駐留米兵が民間人16人を射殺した事件について遺憾の意を示すとともに、米兵がアフガン国外に移送されたことについても説明したとみられる。

 アフガンでは乱射事件後、反米感情が再燃している。

 パネッタ氏の専用機が14日にアフガニスタン南部ヘルマンド州の英軍基地に着陸する際、滑走路で不審な車が暴走し、溝にはまって炎上。運転していた男は火に包まれ、翌15日に死亡した。パネッタ氏にけがはなく、車を止めようとしたISAFの兵士1人が負傷したという。

3975チバQ:2012/03/16(金) 12:26:12
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/03/16/20120316ddm007030079000c.html
シリア:騒乱本格化1年 打開策見えず 周辺国の思惑絡み
 【カイロ和田浩明】中東の民主化運動「アラブの春」の波を受け、シリアでアサド政権の退陣を求める騒乱が本格化して15日で1年がたった。政府軍は反体制派を徹底弾圧しており、国連推計で民間人だけで8000人以上が死亡、難民や避難民も9万人に達した。アナン国連特使の先の和平仲介も不調に終わり、米欧やロシア、周辺国の思惑や利害も絡んで事態打開の糸口すら見えない状況だ。

 反体制派は3月に入り、主要政治組織の「シリア国民評議会」から一部幹部が離脱。離反兵士団体「自由シリア軍」はシリアの中部、北部の拠点から相次いで撤退した。国民評議会を見切り脱退したカマル・ラブワニ氏(54)は毎日新聞の電話取材に、脱退理由を「自由シリア軍への武器供与を国際社会に働きかける努力がない」と批判した。4月中にも、他の反体制派の糾合を目指して新組織の設立に動きたい考えた。

 当初、シリアでの民主化デモは当局の腐敗や政治犯虐待への怒りの表明が主目的だった。だが、政権側の強硬対応でデモ参加者は反体制色を強め、離反兵士の参加で武装闘争化した。軍・治安部隊の幹部は、大統領の出身母体であるイスラム教少数派のアラウィ派(人口の12%)だ。デモ参加者や自由シリア軍には多数派のスンニ派(70%)が目立っており、宗派間対立の様相も帯びている。

 アサド大統領は反体制派を「武装テロ集団」と呼んで弾圧する。住宅地への無差別砲撃や民間人の大量拘束、拷問も行い、国連や人権機関から「人道に対する罪」との批判も受ける。

 一方、2月末には複数政党制や大統領3選禁止を盛り込んだ新憲法を導入した。5月7日の総選挙実施も発表し、「民意を受けた政治改革」を演出する。

 アサド政権は、シリアを武器の輸出先として期待するロシアに加え、中国やイランなどの支援も受ける。反体制派を支えたい米欧やサウジアラビアなどが経済制裁などを実施して包囲網を形成しても、具体的成果は出ていない。シリア情勢に詳しいベイルート・アメリカン大学のシャフィーク・マスリ教授(国際政治)は「当面は手詰まり状態が続く」と予測している。

3977チバQ:2012/03/16(金) 23:17:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120316-00000020-mai-int
<パレスチナ>ファタハとハマス 和解交渉が暗礁に乗り上げ
毎日新聞 3月16日(金)10時47分配信

 【エルサレム花岡洋二】パレスチナ自治政府の主流派組織ファタハと、対立組織でガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとの和解交渉が暗礁に乗り上げ、昨年5月に合意した統一政府(内閣)の結成や選挙実施などを当初の期限通りに実施することが不可能になった。パレスチナ評議会(国会に相当)の議員でファタハの交渉責任者、アルアハマド氏が毎日新聞との会見で明らかにした。集団指導体制を敷くハマス指導部内の対立が原因だという。

 両組織は昨年5月、1年以内に自治政府議長と評議会の選挙を実施することや、これに先立って選挙管理内閣に当たる統一政府を結成することを決めた。先月6日、ファタハを率いるアッバス自治政府議長とハマス指導者のメシャル氏が会談し、統一政府の新首相をアッバス議長が兼務することでいったん合意したが、ハマスの一部勢力が異議を唱えているという。また、有権者登録を済ませた3カ月後に選挙を行う決まりだが、「ガザで登録は始まっておらず、5月の選挙は無理」という。

 背景には、主に行政や対イスラエル武装闘争を担うガザの指導部と、シリアの首都ダマスカスに拠点をおき、海外からの資金調達や政治・外交戦略を担当し、メシャル氏が率いる政治局との対立がある。

 これまでハマスの後ろ盾であるイランからハマス軍事部門への援助は、政治局を経由していたとされる。ところがシリアのアサド政権が反体制派への弾圧を強めたことを受け、メシャル氏は拠点をカタールなどに移し、アサド政権との関係を絶った。これがアサド政権を支持するイランの意に背く形になった。これに対しガザで「首相」職にあるハマスのハニヤ最高幹部は先月イランを訪れ、「ガザへの直接の資金援助を獲得した」(アルアハマド氏)という。

 またカダフィ政権が崩壊したリビアからガザへの武器流入で「武器商人やトンネル密輸業者などがガザで有力層を形成し、(特権維持のために)和解に抵抗している」(同)という。

 ビルゼイト大学(ヨルダン川西岸)のバセム・エズビディ教授(政治学)は「(中東の民主化要求運動)『アラブの春』で、パレスチナ解放運動の統一を求める人々の突き上げが強まり、アッバス議長にとってハマスとの和解は避けられない政治課題だ。しかし米国は和解に反対し、中東和平交渉を進めるよう圧力をかけており、議長は難しい立場に追い込まれている」と指摘している。

3978チバQ:2012/03/18(日) 18:03:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012031700159
任期満了の指導者なし=18日に大統領選−ギニアビサウ
 【ロンドン時事】西アフリカのギニアビサウで18日、大統領選の投票が行われる。同国では1994年の初の大統領選以来任期を満了した大統領はおらず、国家の実権は中南米の麻薬組織と手を握った軍が掌握する典型的な破綻国家だ。
 選挙は、サニャ前大統領がフランスで1月9日に病死したことに伴い行われる。サニャ氏の前任大統領ビエイラ氏は2009年、反乱部隊に暗殺された。対立する軍参謀長を先に暗殺したビエイラ氏が翌日、報復された格好だ。死因は「射殺」とされたが、実際には「兵士らに刃物でなぶり殺しにされた」と伝えられる。00年の大統領選で当選したヤラ氏は03年のクーデターで政権を失った。
 それ以前にビエイラ氏は80年にクーデターで政権を奪い、94年の大統領選勝利を経て20年近く権力に居座っていたが、98〜99年の内戦で国を追われた。
 ギニアビサウは入り組んだ複雑な海岸線を持ち、政府の管理が行き届かない。ここに目を付けた中南米の麻薬組織が港や空港、倉庫を整備し麻薬密輸拠点を築いていると欧州から強い非難を浴びている。大統領暗殺など不安定な政情は、麻薬利権をめぐる激しい抗争と無縁ではない。(2012/03/17-14:17)

3979チバQ:2012/03/18(日) 18:04:04
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012031700238
豪上院選への立候補計画=ウィキリークス創設者
 【シドニー時事】内部告発サイト「ウィキリークス」は17日、スウェーデン女性への性的暴行容疑で英国で逮捕され、保釈中の同サイト創設者ジュリアン・アサンジ容疑者(40)が出身国であるオーストラリアの上院議会選への立候補を計画していると発表した。
 ウィキリークスは、「ツイッター」上で、「ジュリアンは(来年実施見込みの上院選に)出馬する決意を固めている」とした。同じく来年行われる見通しの豪下院選にはギラード首相の選挙区に対立候補を擁立する方針も明らかにした。(2012/03/17-18:27)

3980チバQ:2012/03/19(月) 23:46:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120319/erp12031920530008-n1.htm
独最大州議会が解散・選挙 メルケル政権の行方占う
2012.3.19 20:52
 ドイツで最大の人口を持つ北西部ノルトライン・ウェストファーレン州の議会が解散し、5月に前倒し選挙が行われることになった。来年秋に控えた国政レベルの連邦議会(下院)総選挙の前哨戦ともなる同州議会選挙は、欧州債務危機対応への評価だけでなく、連立与党間の関係がぎくしゃくするメルケル政権の行方を占う意味でも重要な意味を持つ。

 同州では、国政で野党の社会民主党と90年連合・緑の党が少数連立政権を担っていたが、今年の予算関連法案を否決されたことで解散を決定。5月13日の選挙実施が今月16日に決まった。

 州議会選の結果が、ただちに国政に影響することはないとみられる。だが、過去には同州議会選の結果が次の連邦議会選に直結した例が少なくない。2005年の同州議会選では、メルケル氏率いるキリスト教民主同盟(CDU)に負けた当時のシュレーダー首相の社民党は、続く連邦議会選でも敗北。メルケル氏を首相とする大連立政権が生まれた。

 同州議会選に関する世論調査では、社民党と緑の党の連立政権への支持が優勢。一方、メルケル連立政権に加わる自由民主党は不振を極め、国政レベルと同様に議席を得るために必要な得票率の5%の獲得も危ぶまれている状況だ。

 同州議会選の結果次第ではメルケル首相は連邦議会選後に向け、別の連立相手の検討を迫られるとの見方も浮上している。

3981チバQ:2012/03/19(月) 23:46:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120318/mds12031823370005-n1.htm
エジプト コプト教皇が死去 宗教観の摩擦が強める恐れ
2012.3.18 23:33 (1/2ページ)

コプト正教の教皇シュヌーダ3世(ロイター)
 【カイロ=大内清】エジプトの人口の約1割を占めるとされるキリスト教の一派コプト正教の教皇シュヌーダ3世が17日、肝臓疾患などで死去した。88歳だった。教皇は長らくイスラム勢力の伸長に危機感を強める信徒らを穏健姿勢で統率した。正教会の精神的支柱が失われたことで、抑えられていた教徒の反イスラム感情が高まり、宗教間の反目が強まる恐れもある。

 シュヌーダ3世は1971年、コプト正教会の117代教皇(アレクサンドリア総主教)に就任。81年には、サダト元大統領が権力基盤強化のためにイスラム勢力を後押ししたのを批判したことなどから、幽閉状態に置かれた。

 85年にムバラク前大統領により幽閉を解除されてからは、政権とおおむね良好な関係を維持。ムバラク氏退陣につながった昨年の反政府デモでは、政権に融和姿勢をとったとして、批判を浴びたこともあった。

 エジプトではムバラク政権崩壊後、イスラム教の原点回帰を唱えるサラフ主義者らによるコプト教会襲撃などの事件が頻発。若者らを中心とする一部信徒には、コプト教の立場が弱まっていることへの不満も高まっているとされる。

 コプト正教会は、1世紀にエジプトに伝道したとされるマルコを初代教皇と仰ぐ一派。

 キリストの神性を強調する単性論をとったことから、451年のカルケドン公会議で異端とされたが、イスラム教徒によるエジプト征服後も教会組織を維持した。

 エジプト紙によると次期教皇は、各教区の責任者らによる投票で上位となった3人の名前が書かれた紙を、子供が無作為に選ぶことで選出されるという。

3982チバQ:2012/03/20(火) 09:08:53
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201203190059.html
トンガ国王が滞在先の香港で死去、民主化推進に尽力2012年3月19日


3月19日、トンガ政府は国王のジョージ・ツポウ5世が滞在中だった香港の病院で死去したと発表。写真は国王が入院していた香港の病院(2012年 ロイター/Bobby Yip)
 [ウェリントン 19日 ロイター] トンガ政府は19日、国王のジョージ・ツポウ5世が滞在中だった香港の病院で死去したと発表した。63歳だった。

 ツポウ5世は2006年に王位を継承。民主化を求める抗議デモ拡大を受け、同国への民主主義導入に尽力し、2010年11月には民主的な議会選挙を実施した。次期王位にはツポウ5世の弟、ラバカ皇太子が就くことになっている。

 またツポウ5世は、派手で手の込んだ服装を好む人物として知られていた。

3983名無しさん:2012/03/20(火) 12:08:24
>>3901
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120320/fnc12032011050004-n1.htm
世銀総裁後任の人選難航 米、ライス国連大使の名も
2012.3.20 11:01

    ライス米国連大使(AP)
 ロイター通信は19日、6月末で退任する世界銀行のゼーリック総裁の後任人事について、歴代ポストを独占してきた米国での人選が難航していると報じた。有力候補としてライス国連大使の名が挙がっているが、23日の立候補締め切りを前にぎりぎりの調整が続いている。

 世銀は4月に開く春の総会までの選出を目指す。2月の候補者の募集開始に対し、米国は「数週間以内に候補者を指名する」(ガイトナー財務長官)とポスト維持へ早期の指名を公言していた。

 しかし、有力候補とみられていたサマーズ元財務長官は「世銀内部で反対論が強い」(国際金融筋)。早い段階から名前が出ていたクリントン国務長官も固辞しているもようだ。

 ロイターによると、オバマ政権は米国のポスト独占に対する新興国の批判をかわすため、初の女性総裁の誕生を模索。現時点でライス国連大使が「最有力」とされているが、次期国務長官に推す声もあり、本人の意向は不明だという。

 ほかに開発経済が専門のサックス米コロンビア大教授が自ら名乗り出ているが、政権の支持を得られていない。新興国は「米国が指名した人物が結局選ばれる」とし、独自の統一候補擁立の機運は低下しているようだ。(共同)

3984名無しさん:2012/03/20(火) 12:11:25
http://www.cnn.co.jp/world/30005969.html
仏ユダヤ人学校で銃乱射、子供ら4人死亡 連続テロの可能性
2012.03.20 Tue posted at: 09:22 JST
パリ(CNN) フランス南西部トゥールーズにあるユダヤ人学校の前で19日朝、バイクで乗りつけた男が発砲し、当局によると教師1人と子ども3人が死亡した。男はバイクで逃走した。仏当局によれば、今回使われた銃は最近、同市周辺で発生した2件の射殺事件で使用されたものと同一のもので、連続テロの可能性を視野に入れて捜査を行っている。

子どもたちの中には3歳児もいた。3人のうち2人は死亡した教師の子どもで、もう1人は学校長の娘だった。至近距離から頭部を撃たれたとみられる。

同市周辺では11日に兵士1人、13日に兵士2人が射殺される事件が発生。いずれも兵士は北アフリカ出身者で、ヘルメットをかぶった犯人がバイクで乗りつけていた。パリの司法当局によると、3件で使われた銃は共通していたことが判明。連続テロの可能性を視野に入れて捜査を開始したという。

サルコジ大統領は同日、シャテル教育相やユダヤ人団体代表評議会(CRIF)の代表者とともに同市を訪れ、夜にはパリの官邸からの演説でも事件に言及した。大統領は犯人逮捕に全力を挙げなければならないと強調。また全国のユダヤ教関連施設などで警備を強化していると述べ、21日までは来月の大統領選に向けた自身の運動を停止する方針を明らかにした。

3985名無しさん:2012/03/20(火) 12:13:33
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/120320/cpd1203200504006-n1.htm
現職サルコジ氏が追い上げ 仏大統領選 オランド氏との差縮小2012.3.20 05:00
 フランス大統領選で、再選を目指す現職のサルコジ氏が追い上げを見せている。LH2がヤフーの委託で行った世論調査によると、サルコジ氏に対する社会党のオランド候補のリードは、第1回投票が3ポイント、決選投票が10ポイントに縮小した。

 18日に公表された調査結果(16、17日実施)によると、4月22日の第1回投票ではオランド氏が30.5%、サルコジ氏が27.5%の票を獲得する見込み。オランド氏の支持率は4日に実施された前回調査と変わらなかったが、サルコジ氏は4.5ポイント上昇した。

 5月6日の決選投票では、オランド氏が55%を獲得し、45%のサルコジ氏に勝利すると予想されている。オランド氏の支持率が前回調査から3ポイント低下したのに対し、サルコジ氏は3ポイント上昇した。調査は962人を対象に行われ、誤差率は第1回投票がプラス・マイナス3.5ポイント、決選投票はプラス・マイナス4ポイント。(ブルームバーグ Carol Matlack)

3986チバQ:2012/03/20(火) 12:14:39
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120319-OYT1T00921.htm

反プーチンデモ、一気に下火…戦術練り直しも
【モスクワ=寺口亮一】今月4日のロシア大統領選で当選したプーチン首相に抗議する集会が18日、モスクワのテレビ塔前であり、約500人が参加した。


 治安当局は無許可集会だとして100人以上を拘束した。

 集会は「反プーチン運動は欧米から資金援助を受けている」とする番組を放送した政府系テレビ局に怒った市民が集まった。参加者は「恥を知れ」「プーチンなきロシアを」と叫んだが、その後当局に拘束された。

 週末の17、18の両日はモスクワなどで複数の反政権デモが行われたが、いずれも参加者は1000人未満とされる。一時は10万人規模(主催者発表)にまでふくれあがった「反プーチン」デモは大統領選後、一気に下火になっており、民主派の野党勢力は戦術の練り直しを迫られている。

(2012年3月19日22時18分 読売新聞)

3987チバQ:2012/03/20(火) 12:16:47
>>3952
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120319-00000021-mai-int
<ベラルーシ大統領>独裁者?ゲイよりましだ…独外相と舌戦
毎日新聞 3月19日(月)11時36分配信

ドイツのウェスターウェレ外相=ベルリンの外務省で2010年8月4日、小谷守彦撮影

 【ベルリン篠田航一】ドイツのウェスターウェレ外相(50)が、旧ソ連・ベラルーシのルカシェンコ大統領(57)を「独裁者」と批判し、これに腹を立てた大統領が同性愛者の外相をやり玉に挙げ、「ゲイより独裁者の方がまし」と非難する舌戦になっている。ドイツ政府は大統領発言に、「ルカシェンコ氏は、自身を独裁者と認めた」(独首相府報道官)と反発するなど過熱している。

 ウェスターウェレ外相は2月、野党有力者の拘束やメディアの弾圧を続けるルカシェンコ大統領を「欧州最後の独裁者」と非難。これに対し大統領は今月、「独裁、独裁と叫ぶ人がいるが、ゲイになるより独裁者の方がましだ」と言い返した。

 欧州連合(EU)は2月28日、強権的なルカシェンコ政権への対抗措置として、ベラルーシ駐在のEU加盟国のすべての大使の召還を発表しており、舌戦の背景にはこうしたEU側とベラルーシの対立もある。

 ウェスターウェレ外相は自身が同性愛者であることを公表し10年9月、男性と結婚式を挙げている。一方、独メディアによると、ルカシェンコ大統領は過去に何度も同性愛者を「異常」と形容しているという。

3988チバQ:2012/03/20(火) 12:47:54
>>3624
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120317-OYT1T00664.htm
大統領不在3年、異常事態から脱却…モルドバ


 【モスクワ=緒方賢一】2009年から約3年にわたり、大統領不在の異常事態が続いていたモルドバの議会(定数101)は16日、ニコライ・チモフチ氏(63)を新大統領に選出した。


 インターファクス通信などが伝えた。同氏は裁判官出身で、欧州との連携強化を目指している。モルドバはウクライナと欧州連合(EU)加盟国のルーマニアに挟まれた内陸国で、親欧州派と、ロシアとの伝統的な関係を重視する勢力が激しく対立してきた。

(2012年3月17日19時01分 読売新聞)

3989名無しさん:2012/03/22(木) 21:15:06
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012032200750
反乱軍が権力奪取を表明=マリでクーデター
 【バマコAFP=時事】アフリカ西部マリの首都バマコで反乱を起こした軍将校らは22日、国営テレビを通じて「無能な政府」から権力を奪取したと表明した。反乱軍側は既に大統領府を制圧し、外相や内相ら政府高官の身柄を拘束したと主張している。
 反乱軍のスポークスマンはテレビ放送の中で、憲法を停止し、国家の各機関を解体すると表明。反乱軍の指導者とみられる人物も姿を現し、夜間の外出を禁じると述べた。(2012/03/22-17:11)

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3990チバQ:2012/03/22(木) 22:08:04
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2867107/8680748?ctm_campaign=txt_topics
マリでクーデター、反乱軍が大統領府制圧 憲法停止表明
2012年03月22日 19:36 発信地:バマコ/マリ

【3月22日 AFP】(一部更新)西アフリカ・マリの首都バマコ(Bamako)で21日、反政府武装勢力への政府の対応に不満を持つ軍の反乱兵士たちが国営放送局を占拠し、さらに大統領府を攻撃した。22日早朝、反乱兵らは「無能な政府」から権力を奪取したと表明し、憲法の停止をテレビで発表した。

 反乱兵らは自分たちを「民主主義制定のための全国委員会」と名乗っており、22日午前4時45分(日本時間午後1時45分)ごろ、テレビで「国を守るための武器の不足」および政府がテロと戦う上で「無能」だとの理由で行動を起こしたと説明。国防軍を代表して、軍事政権が「国内の統一と領土の保全が再建でき次第ただちに、民主的に選ばれた大統領に権力を回復することを厳粛に約束する」と主張した。

■背景に反政府勢力との戦い

 兵士たちの反乱は21日、首都から約15キロ離れたカチ(Kati)の軍事キャンプで始まった。反乱兵らは、トゥアレグ(Tuareg)人反政府勢力「アザワド解放民族運動(Azawad National Liberation Movement、MNLA)」と交戦している兵士たちで、最近、政府の対応に不満を募らせていたことから、新たに就任したサディオ・ガサマ(Sadio Gassama)国防相が同日、カチのキャンプを訪れた。

 しかし、AFPの取材に応じた軍下士官によると、弾薬の補充を求めた兵士らに対し同国防相が納得する対応をしなかったため、空砲を撃つなどの抗議が始まったという。その後、兵士たちは空砲を撃ちながら首都へ向かって進み始め、午後4時30分(日本時間21日午前1時30分)ごろ国営放送局を占拠。放送はその後数時間、何も映らない状態だったが、午前0時をまわる間際に音楽ビデオが流れ、まもなく「兵士たちによる宣言」を放送するとの予告があった。

 大統領府では夜に入っても銃声が続いていたが、反乱兵の1人は22日、AFP記者に対し匿名を条件に、大統領府を制圧し、スメイル・ブベイエ・マイガ(Soumeylou Boubeye Maiga)外相ら閣僚数人の身柄を拘束したと語った。

 アマドゥ・トゥマニ・トゥーレ(Amadou Toumani Toure)大統領は脱出に成功した模様。これに先立って21日午後、大統領は大統領府内に身を隠していると側近が述べていた。

■西アフリカ一の民主国家、現実は…

 マリは西アフリカ随一の民主的な国家と言われ、成長も続いているが、1960年の独立以来トゥアレグ人の反政府闘争が続いている。トゥアレグ人は周辺諸国に暮らすサハラの遊牧民で、マリでは北部に集中している。MNLAの名称にあるアザワドはトゥアレグ人たちによるこの地域の呼称だ。

 トゥアレグ人たちは前年、リビアの最高指導者だった故ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐に対する蜂起が起きた際には大勢が反カダフィ勢力に加わった。このトゥアレグ人たちが戦闘経験を積み、カダフィ政権転覆後に大量の武器を持ってマリへ戻り、MNLAの下で組織化されて1月中旬から独立を求める新たな反乱を開始。このためマリでは最大20万人が避難民となっている。また公式発表はないが、政府軍の多くの兵士が死亡したり、トゥアレグ人に捕虜として拘束されているとみられ、政府の対応への怒りが膨らんでいた。

 これまで2期を務めたトゥーレ大統領は4月、2期目の任期を終え退任する予定。トゥーレ大統領も軍出身で、1991年にクーデターを率いてムーサ・トラオレ(Moussa Traore)大統領(当時)を追放した。2002年の大統領選で当選し、現職に就いていた。(c)AFP/Serge Daniel

3991チバQ:2012/03/22(木) 22:11:29
>>3700>>3978
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012032200057
大統領選、決選投票へ=ギニアビサウ
 【ビサウAFP=時事】西アフリカのギニアビサウの選管は21日、大統領選(18日投票)の結果について、ゴメス前首相が得票率48.97%で1位だったと発表した。過半数を獲得していないため、同23.36%で2位だったヤラ元大統領との決選投票を行う。
 しかし、ヤラ氏は他の野党候補と連帯し、ゴメス陣営の不正を主張。選挙の無効を訴えており、決選投票に応じるか明言していない。(2012/03/22-05:55)

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3992チバQ:2012/03/22(木) 22:16:04
>>3912-3913>>3925-3926>>3944>>3964-3966>>3970>>3975
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201203210055.html
「シリア反体制派も拷問や処刑」、国際人権団体が非難2012年3月21日
3月20日、国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は、シリア反体制派がアサド政権の治安部隊員や支持者らに対し、誘拐や拷問、処刑を行っているとして同派を非難した。写真はシリア自由軍のメンバーら。ホムスで2月撮影(2012年 ロイター)
 [ベイルート 20日 ロイター] 国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)」は20日、シリア反体制派がアサド政権の治安部隊員や支持者らに対し、誘拐や拷問、処刑を行っているとして同派を非難した。

 HRWはシリアの国民評議会(SNC)を含む反体制派に宛てた公開書簡の中で、「シリア政府の残虐行為は、武装した反体制派グループの虐待行為により正当化されるものではない」と指摘。指導者らは、いかなる状況下でも拷問や誘拐、処刑を行わないよう支持者らに明確に伝えるべきだと訴えた。

 シリア反体制派にはさまざまな武装グループが存在し、その多くが組織化されていなかったり、SNCの指示に従わなかったりしている。

 国連によると、約1年に及ぶシリアの反体制派弾圧では、死者が8000人以上に上っている

http://www.cnn.co.jp/world/30005997.html
国連安保理がシリア問題で議長声明、アナン特使を全面的に支持
2012.03.22 Thu posted at: 10:58 JST

10日に行われたアナン特使(左)とアサド・シリア大統領の会談の様子(提供:SANA)
(CNN) アサド政権による反体制派への弾圧が続くシリアでは22日、中部ホムスへの政府の治安部隊の攻撃が続いた。また国連安全保障理事会はシリア政府に対し、国連とアラブ連盟のシリア問題担当特使を務めるアナン前国連事務総長に協力するよう求める議長声明を出した。

反政府団体の地域調整委員会(LCC)によれば、シリアでは同日、79人が死亡した。うち25人は、ホムス市内の他の地区から逃げてきた人々が集まるハルディヤ地区で治安部隊の攻撃に遭い命を落としたという。

一方、国連安保理はアナン特使の調停に向けた取り組みを支持する議長声明を全会一致で採択した。また声明では、シリア政府に軍事行動の即時停止を求めるとともに、政府と反政府勢力の双方に対し、「平和的な解決に向け(アナン)特使と誠意を持って協働する」よう呼びかけた。

決議と異なり、議長声明に法的拘束力はない。だがシリアに対する安保理決議の採択に一貫して反対してきたロシアと中国が今回支持したことには大きな意味があるといえる。
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3993チバQ:2012/03/22(木) 22:16:41
http://www.cnn.co.jp/world/30005958.html
モロッコでレイプ被害者の少女自殺、判事命令で加害者と結婚
2012.03.18 Sun posted at: 17:03 JST
モロッコ・ラバト(CNN) 北アフリカのモロッコの首都ラバトにある議会議事堂前で17日、女性数百人が参加するデモが行われ、レイプ処罰法の改正などを要求した。きっかけは性的暴行を受けたとされる16歳少女が裁判官の命令で加害者と結婚し、自殺に追い込まれた事件だった。

モロッコの法律では、レイプ犯には5〜10年の禁錮刑が下される。未成年者、妊娠中や身体障害がある女性が被害者の場合は最大で20年まで刑が延びる。ただ、被害者と加害者が結婚した場合、レイプの罪は問われない。

16歳の少女アミーナ・フィラリさんが自殺した今回の事件でも、この抜け道が使われた。「夫」となった加害者は公式に起訴されなかった。フィラリさんの家族が法廷で結婚の合意書に署名していたからだ。

父親によると、フィラリさんは最近、ラバトから北へ約170キロ離れたララシュ市にある自宅から路上に転落し、搬送先の病院で死亡した。父親は地元紙の取材に、夫から激しく殴られた後、殺鼠(さっそ)剤を飲み、転落したと主張。娘は落ちた後、吐き始めていたとも話した。

地元のMAP通信は自殺と報道し、地元警察はCNNの取材に死因を捜査中とだけ説明した。

父親は結婚に反対していたが、家族の名誉を守るためなどと主張した妻や家族、ララシュの裁判所に最後は押し切られた。「結婚は判事が決定し、反論する機会がなかった」と振り返り、「娘が成人するまで手元に置きたかった」と悔やんだ。

フィラリさんの事件は国民の怒りを募らせた。女性の権利保護団体の責任者は「法律を通じてレイプは合法化された」と非難した。ラバトでのデモではフィラリさんの写真が掲げられ、参加者は未成年者の結婚反対や個人としての女性の権利擁護などを訴えた。

モロッコ政府のムスタファ・エル・ハリフィ情報相兼報道官は「フィラリさんは2度レイプされた」と指摘。2度目のレイプは加害者との結婚を強いられたことだと述べた。

15日に開かれた政府の定例会議ではフィラリさん事件への対応の協議に時間の大半が費やされた。同情報相は「今回の悲劇を無視することは出来ない。レイプ処罰法を厳しくする可能性を視野に入れて問題点を精査することが必要」と強調した。

3995チバQ:2012/03/22(木) 22:26:14
>>3842>>3852-3853>>3869>>3948>>3958>>3967-3968
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120322-00000125-mai-int
<仏乱射>特殊部隊突入 容疑者は死亡
毎日新聞 3月22日(木)21時20分配信


拡大写真
仏銃乱射事件の容疑者が立てこもった現場=2012年3月22日、AP

 【トゥールーズ(フランス南部)宮川裕章】フランス南部トゥールーズでのユダヤ人学校襲撃事件で、仏捜査当局の特殊部隊が22日午前11時半(日本時間午後7時半)、アルジェリア系フランス人のモハメド・メラ容疑者(24)が立てこもった自宅に突入した。AFP通信などによると、容疑者は銃を撃ち続けながら窓から飛び降り、その後、地上で死亡しているのが確認された。仏当局は容疑者拘束を目指して投降を呼びかけてきたが、立てこもりから30時間以上が経過して説得を中断、特殊部隊突入の判断に切り替えたとみられる。

 ゲアン仏内相によると、特殊部隊が突入した際、容疑者は浴室にいたという。複数の銃を乱射しながら窓から飛び降り、捜査当局が駆けつけた際には、既に死んでいたという。

 仏メディアによると、捜査当局は21日午前3時ごろ、まず、容疑者の就寝中を狙って自宅への突入を試みた。しかし、容疑者が扉の外の音に気づき扉越しに発砲したため、複数の警察官が軽傷を負った。捜査当局は早朝に再度突入を図ったが、抵抗されて失敗、交渉による解決を図っていた。捜査当局などによると、容疑者はカラシニコフ銃などを持ち、「死ぬまで戦う覚悟」「武器を手に死にたい」と語っていたという。

 容疑者は午後、深夜の2度、交渉担当の専門捜査員に対し、投降に応じる意思を見せたが、行動に移さなかったため、捜査当局は突入を決断。4分ほど容疑者と銃撃戦となり、窓にいた容疑者が撃った弾に当たって特殊部隊員2人が負傷した。

 事件の解決にあたり、サルコジ大統領は「容疑者を裁きの場に出す」と述べ、容疑者を生きたまま拘束する方針だった。背景には、国際テロ組織アルカイダのメンバーであると自称しており背後関係を調べる必要もあるが、4月に大統領選が迫っていたためとの見方が強い。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120322-00000019-mai-int
<仏乱射>立てこもりの容疑者は「普通の若者」落差に衝撃
毎日新聞 3月22日(木)10時28分配信

 【トゥールーズ(フランス南部)宮川裕章、ブリュッセル斎藤義彦】フランス南部トゥールーズでユダヤ人の子供など計7人を殺害したモハメド・メラ容疑者(24)。「パレスチナの子供の復讐(ふくしゅう)」など過激な政治目標を掲げて犯行に及んだ。だが、普段は移民街に暮らす車好きの若者で、平凡な暮らしぶりと凶行の落差に地元で衝撃が広がっている。

 報道によると、メラ容疑者は、けんかなどで検挙されたことはあるものの、知人などの証言では「普通の若者」で、主な話題は車やサッカー、女性だったという。21日夜には、人なつっこい笑顔で車を乗り回す映像が仏テレビで放映された。立てこもり中に携帯電話で話をした地元ジャーナリストは「礼儀正しく、おとなしい青年だ」と印象を語った。

 10、11年にパキスタンに渡航してイスラム過激派と接触したとの情報もあるが、数週間前には若者向けの酒場に顔を出しており、過激派のイメージとは必ずしも一致しない。

 ベルギーのルーベン・カトリック大学のブリギッテ・マレシャル教授(イスラム研究)はメラ容疑者の暮らしぶりについて「伝統的なイスラム過激派とは違う」と指摘する。パレスチナ紛争や仏軍のアフガニスタン派兵などを理由に「イスラム教徒による復讐」を掲げて殺害に及んだ容疑者は「計画的で、理知的」だが、「宗教だけで国際関係を理解しようとする世界観が凶行に走らせた」とみる。

 地元でも戸惑いは大きい。礼拝のためトゥールーズのモスク(イスラム礼拝堂)を訪れたメディさん(24)は「健全なイスラム教徒ならありえない犯行だ。精神的にもろく、世の中に絶望し、何かに感化されたのではないか」と話した。

 イスラム教徒の建設作業員、ナベルさん(36)は「フランス人の半数以上はイスラム教徒に悪い印象を持っているのに、事件によって、さらにイメージが悪化してしまう」と危惧している。

3996チバQ:2012/03/22(木) 22:27:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120322-00000102-san-int
乱射、アルカーイダ系か 仏、容疑者宅周辺で銃撃戦
産経新聞 3月22日(木)7時55分配信

 【ベルリン=宮下日出男】フランス南部トゥールーズで子供ら4人が殺害されたユダヤ人学校の銃乱射事件で、ゲアン仏内相は21日、容疑者の男が国際テロ組織アルカーイダと関係があることを明らかにした。仏捜査当局は同日、トゥールーズの容疑者宅を包囲、投降を呼びかけている。

 男はアルジェリア系フランス人、モハメド・メラ容疑者(23)。ゲアン内相が現地で明らかにしたところでは、アフガニスタンやパキスタンへの渡航歴があり、ムジャヒディン(イスラム戦士)を自称。アルカーイダに所属しているとも主張している。

 メラ容疑者は今月中旬、トゥールーズなどで北アフリカ出身の仏軍兵士3人が殺害された事件2件の犯行も疑われている。犯行の理由について、「パレスチナの子供のために報復し、海外に展開する仏軍を攻撃したかった」と述べている。

 ロイター通信はアフガン南部カンダハル州当局者の話として、メラ容疑者が2007年12月、爆弾を仕掛けて現地当局に逮捕され、有罪判決を受けたが、脱獄していたと報じた。仏情報当局はここ数年、メラ容疑者を追跡していたという。

 メラ容疑者宅周辺では銃撃戦もあり、捜査員2人が軽傷を負った。

3997チバQ:2012/03/22(木) 22:28:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120320/erp12032021060009-n1.htm
劣勢のサルコジ氏が猛追 仏大統領選まで1カ月 
2012.3.20 21:05 (1/3ページ)

19日、フランス南部トゥールーズのユダヤ人学校前で演説するサルコジ大統領(中央)(ロイター=共同)
 【ベルリン=宮下日出男】フランス大統領選は19日、現職のサルコジ大統領(57)や最大野党、社会党候補のオランド前第1書記(57)ら計10人の立候補が正式に確定した。4月の第1回投票まで1カ月となり、世論調査ではこれまで劣勢だったサルコジ氏が激しく追い上げ、第1回投票の支持ではオランド氏を上回りはじめている。

5月の決選投票ではオランド氏が優位とされているものの、選挙の行方は混(こん)沌(とん)としてきた。

 サルコジ、オランド両氏以外の主要候補は極右、国民戦線の女性党首、マリーヌ・ルペン氏や中道、民主運動のバイル議長、共産党が支持する左派戦線のメランション氏、ヨーロッパエコロジー・緑の党のジョリ氏。

 18日に公表された世論調査では、第1回投票でのサルコジ氏への支持が27・5%に対し、オランド氏は27%。ルペン氏が17・5%と続く。決選投票ではオランド氏が54%で、46%のサルコジ氏に対し引き続き優位を保つ。だが、19日発表の別の調査でもサルコジ氏に「好感を持つ」との回答者が今年初めの30%から40%に増え、サルコジ氏の支持上昇は鮮明となってきた。

 ■激しさ増す舌戦

 「朝に『借金を減らす』といい、翌朝には『お金をもっと使う』という。大統領選で嘘はいけない」

 南東部リヨンで17日開かれた選挙集会。サルコジ氏は支持者8千人を前に、オランド氏が財政再建の公約に柔軟姿勢を示したことをするどく批判した。

 オランド氏も対抗し、同日出演したテレビでは「実績に頼ることができず、自暴自棄になっている」と5年間のサルコジ施政を痛烈に皮肉り、2人の舌戦は激しさを増している。

 移民2世でエリート主義を嫌うサルコジ氏は、テレビで国民に直接語りかける政治姿勢が持ち味。2月15日の出馬表明後、集会やメディアとのインタビューなどを精力的にこなし、これが猛追に功を奏している。

 オランド氏はエリート官僚を養成する国立行政学院(ENA)出身で、約10年間にわたり社会党を率い、調整力に定評がある。スクーターで仕事に通う庶民派でもある。

 だが、閣僚経験がないことなどもあり、大統領に選ばれた際の指導力には疑問がつきまとう。長年の党務の経験から「党官僚だ」との批判も上がる。

 ■シェンゲン離脱も

 債務危機で欧州経済の悪化が懸念される中、両候補とも雇用対策などに力を入れるが、その手法は、サルコジ氏が企業の競争力重視であるのに対し、オランド氏は社会党に伝統的な所得再配分に比重を置く。

 サルコジ氏はもともと、社会保障重視など国家の介入が伝統的に強いフランスの社会に米英型の自由競争を取り入れることを目指してきた。2007年の前回選挙で掲げたスローガンは「過去との決別」だ。

 任期中は激しい抗議デモにも屈せず年金受給開始年齢引き上げを実行した。だが、金融危機や欧州債務危機の対応に追われ、成果を評価する声は少ない。

 銀行や大企業への増税を掲げ、「金融界は敵」とも訴えるオランド氏には、経済界や金融界から懸念の声が上がる。オランド氏が打ち出した高額所得者への75%の課税は国民の支持を受けたが、富裕層の国外流出を招く恐れもある。

 また、サルコジ氏は不法移民対策強化のため、欧州の自由往来を定めたシェンゲン協定見直しを主張、ドイツ政府が不快感を示す一幕もあった。オランド氏は欧州連合(EU)の新財政協定を「幻想だ」と切り捨て、経済成長のための見直し論を一層強める。両者の戦いは欧州全体にも影響を与えかねない。

3998名無しさん:2012/03/22(木) 22:28:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120322/amr12032215250003-n1.htm
マチュピチュ遺跡に本名? 古文書に「パタジャクタ」
2012.3.22 15:24 [南北アメリカ]

ペルー南部のマチュピチュ遺跡=2010年11月(共同)
 スペイン紙パイスなどは22日までに同国の歴史家の調査結果として、ペルー南部の世界遺産マチュピチュ遺跡(15世紀ごろ)の本当の名称は「パタジャクタ」だった可能性があると報じた。ペルーを征服したスペイン人が1551年に書いた古文書に記載があるという。

 地元先住民の言語ケチュア語で「階段の村」を意味するという。ただ、マチュピチュ近くに同名の遺跡があるため、混同の可能性もあり真偽は不明。マチュピチュは「老いた峰」という意味で、別の名前があったという説がある。

 マチュピチュを建造したインカ帝国はスペイン人征服者によって1532年に滅ぼされ、山の上に階段状に建てられたマチュピチュは忘れられていたが、1911年に米考古学者ハイラム・ビンガムが確認。昨年、100年を祝うイベントが行われた。(共同)

3999チバQ:2012/03/22(木) 22:48:53
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120322-00000001-sbunshun-int
メイドに清掃員、葬儀屋。エジプト大統領選の顔ぶれ
週刊文春 3月22日(木)12時13分配信

 二〇一〇年末から始まった中東の民主化運動「アラブの春」。エジプトでは、昨年二月にムバラク前大統領が辞任に追い込まれているが、ようやく大統領選の日程が決まった。五月に最初の投票を行い、六月二十一日に最終結果が発表されるという。

 三月十日から始まった立候補受付の締め切りは四月八日だが、エジプト初の民主的な大統領選だけに、候補者も乱立気味。約五百人が立候補を目指しているというが、その顔ぶれもなんとも多彩だ。

 裁判官、弁護士、教師、退役軍人まではわかるが、配管工に諜報機関員、パティシエ、メイド、レストラン経営者、清掃員、葬儀屋などなど、バラエティに富んだ候補者リストに国民は沸いている。

 もっとも、そうした者たちはやはり泡沫。有力候補と言われるのは、ムバラク時代の外相も務めたムーサ前アラブ連盟事務局長、元首相兼中将のシャフィク氏らだ。

 ムーサ氏はムバラク氏が辞任する一週間前、タハリール広場で演説して大衆の側に立った。また、ムバラク氏と同じ元空軍司令官のシャフィク氏は、「治安維持と失業問題の解決のため大がかりな投資計画を実行したい」と抱負を語っている。

 最年少候補は人権問題に取り組む四十歳の弁護士、アリ氏。かつて、最低賃金法の必要性をムバラク大統領に受け入れさせたメンバーの一人として知られている。昨年のデモで中心的役割を演じたのは若者たちだったが、昨年から今年にかけて行われた議会選挙では若者を代表する候補の多くが落選し、宗教色の強いムスリム同胞団が勝利した。その巻き返しを図るために若者たちが送り込んだのがアリ氏である。

 一方、白熱する選挙戦ではすでに有力候補一人が襲撃される事件が起きている。二月二十三日夜、ムスリム同胞団の元幹部であるアブフトゥーフ氏は、遊説を終えてカイロに戻る途中に三人組に車を止められ、ライフル銃の台尻で頭を三回殴られた上に車を奪われた。ムスリム同胞団は大統領選に候補者を出さない方針を決めており、彼は同団から離れて無所属での出馬を表明していた。偶然ではなく狙われたものと見られている。

 果たして選挙は無事民主的に行われるのだろうか。 (ジャーナリスト・小山貴)

(週刊文春2012年3月29日号「THIS WEEK 国際」より)

4001名無しさん:2012/03/23(金) 19:50:09
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/03/23/20120323dde007030004000c.html
蠢くフランス:12年大統領選 乱射事件、サルコジ氏に追い風 「治安」「移民規制」強み
 【パリ宮川裕章】フランス南部トゥールーズのユダヤ人学校襲撃事件が22日、アルジェリア系フランス人のモハメド・メラ容疑者(23)射殺で収束し、4月の仏大統領選に向けて治安強化、新規受け入れ移民の半減を掲げる現職のサルコジ大統領(57)に追い風が吹き始めた。事件発生後の世論調査でサルコジ氏の支持率が上昇し、最大野党・社会党のオランド氏(57)優勢の流れが変わる可能性も出てきた。ただ、大統領は急進的なイスラム主義のウェブサイトを日常的に閲覧している者の処罰などを提案しており、イスラム教への偏見や社会の分断を招きかねないとの懸念も出ている。

 事件発生後、大統領は「国民的な悲劇に際し、選挙運動を一時中断する」と宣言し、犠牲者の追悼式に出席、21日にはユダヤ教徒、イスラム教徒の代表と会談した。さらに、立てこもり現場を視察し、捜査の最高指揮者としての存在感を国民にアピールした。

 現職としての強みを存分に見せつけるサルコジ氏に対し、社会的平等や雇用創出などを訴えるオランド氏は治安対策にうとく「傍観者になった」(仏誌ヌーベル・オプセルバトゥール)面は否めない。

 大統領選で再選を目指すサルコジ氏は「治安強化」のほか、極右政党「国民戦線」支持層への浸透を狙って「新規受け入れ移民の半減」を掲げている。事件の容疑者がアルジェリア系のイスラム過激思想の持ち主だったため、サルコジ氏に有利に働く可能性がある。

 サルコジ氏は22日、急進的なイスラム主義サイトにたびたびアクセスしたり、海外で過激主義の影響を受けフランスに帰国する者への罰則導入を検討する意向を表明。仏紙ルモンドは「表現の自由を保障する憲法に抵触する上、膨大な数のアクセスを把握するのは困難」と疑問を呈した。

 大統領選を巡り、仏メディアは支持率が低迷するサルコジ氏について「特殊な外的要因がない限り、挽回は難しい」と分析していたが、事件が「外的要因」となる可能性がある。

 世論調査会社CSAの大統領選第1回投票(4月22日)の支持率調査によると、3月12日時点ではサルコジ、オランド両氏が28%で並んでいたが、事件後の19、20日の調査ではサルコジ氏が支持率を30%へと2ポイント伸ばした。

毎日新聞 2012年3月23日 東京夕刊

4002名無しさん:2012/03/23(金) 20:22:56
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2867190/8685612?ctm_campaign=txt_topics
連続銃撃事件、フランス社会に衝撃 大統領選にも影響
2012年03月23日 07:50 発信地:トゥールーズ/フランス
【3月23日 AFP】フランス南西部トゥールーズ(Toulouse)周辺で仏軍兵士やユダヤ人学校の生徒ら7人が殺害された連続銃撃事件のモハメド・メラ(Mohamed Merah)容疑者(23)が、32時間も自宅に立てこもった末に突入した警察の特殊部隊に殺害されたことは、西ヨーロッパで最もユダヤ人とイスラム教徒が多いフランスに大きな衝撃を与えた。

 4〜5月に投票が行われる仏大統領選に向けた選挙戦の中で、社会の不寛容さと治安の悪化への疑問が持ち上がっている。事件を受けて一時止まっていた選挙運動を再開したニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領はストラスブール(Strasbourg)で、「このような犯罪は狂信的なモンスターの仕業だ」と述べた。

 これに先立ち同大統領はテレビ演説で、ジハード(イスラム聖戦)関連のウェブサイトを頻繁に閲覧する人に対して法的措置をとることを含め、過激派の取り締まりを強化する方針を示していた。

■「復讐と抗議」の犯行

 パリ検察で対テロ捜査を指揮するフランソワ・モラン(Francois Molins)主任検察官は、メラ容疑者が、殺されたパレスチナ人のために復讐するとともに、フランスがアフガニスタンに軍を派遣し、イスラム教徒の女性に顔を隠すベールの着用を禁止したことに抗議するために7人を殺害したと認めたことを明らかにした。

 さらにモラン主任検察官は、メラ容疑者が、アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)と関係があるイスラム武装勢力の潜伏地として知られるパキスタンのワジリスタン(Waziristan)地域で、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)から訓練を受けたとも話していたという。

 アルカイダ系のJund al-Khilafahというグループはウェブサイトで、「このフランス人はシオニストの十字軍の基礎を揺るがす作戦を実行した。われわれがこれらの作戦を実行した」「(イスラエルの)罪が、罰を免れることはない」などとする声明を発表し、メラ容疑者が起こした一連の事件への関与を認めた。

 米民間情報機関SITEインテリジェンス・グループ(SITE Intelligence Group)によると、Jund al-Khilafahはアフガニスタンやカザフスタンでの攻撃で犯行声明を出したことがある。

■犯行時の動画が存在

 モラン主任検察官は22日、メラ容疑者が7人を殺害したとき、胸にくくりつけたビデオカメラで動画を撮影しており、この動画を見たことも明らかにした。11日の最初の事件では、殺害された空挺部隊員に「おまえは俺の兄弟たちを殺した。今度は俺がお前を殺してやる」と言って2発の銃弾を放ったという。

 トゥールーズ近郊のモントバン(Montauban)で起きた15日の事件では、兵士2人を撃った後、「アッラーフ・アクバル(神は偉大なり)!」と叫びながらスクーターでその場を離れたという。19日はヘルメットをかぶり、スクーターでトゥールーズのユダヤ人学校に乗りつけて、教師1人と子供3人を殺害した。(c)AFP/Remy Bellon and Laurent Lozano

4003チバQ:2012/03/24(土) 09:24:52
>>3901>>3983
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012032400091
米指名のキム氏最有力=世銀総裁選、立候補締め切り
 【ワシントン時事】世界銀行は23日夕(日本時間24日朝)、6月末で退任するゼーリック総裁の後任総裁選の立候補受け付けを締め切った。世銀によると、オバマ大統領の指名を受けた米ダートマス大学のジム・ヨン・キム総長と、新興国の間に支持を広げるナイジェリアのヌゴジ・オコンジョイウェアラ財務相、コロンビアのホセ・アントニオ・オカンポ元財務相の3人が出馬した。理事会の意見聴取などを経て4月下旬までに決定される。
 最有力候補は、世銀の最大出資国で、1945年の設立からトップを独占してきた米国が推すキム氏。同氏は韓国生まれで5歳のときに家族と渡米し、米ブラウン大、ハーバード大医学校を卒業した。世界保健機関(WHO)で開発途上国のエイズ対策や公衆衛生拡充に努めるなど、米国が推す世銀総裁候補としては異例の経歴といえる。
 投票権の16%程度を握る米国に加え、カナダも支持を表明。欧州や日本、韓国などの支持も見込まれるほか、ホワイトハウスによると、既にルワンダが支持を表明するなど途上国、貧困国からも幅広い支持を集めそうだ。複数の途上国から推されていた米経済学者のジェフリー・サックス氏も出馬を辞退し、キム氏支援に回った。(2012/03/24-08:26)

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4004チバQ:2012/03/24(土) 09:25:41
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012032400010
世銀総裁候補にダートマス大総長=韓国系、異例の医療専門家−米大統領が指名
 【ワシントン時事】オバマ米大統領は23日、6月末で退任するゼーリック世界銀行総裁の後継候補に、米ダートマス大学のジム・ヨン・キム総長(52)を指名すると発表した。キム氏は韓国系米国人。感染病対策が専門分野で、世界保健機関(WHO)のエイズ撲滅運動や医療、公衆衛生の不平等解決のための活動で知られる。米国が推す世銀総裁候補としては極めて異例の経歴で、選出されれば世銀初のアジア系総裁となる。世銀は23日夕、世銀総裁選の立候補を締め切る。
 オバマ大統領は記者会見で、「貧困の撲滅や開発支援」は世界銀行が担う重大な役割だと述べ、キム氏は「最適な人材だ」と強調した。
 世銀総裁選にはナイジェリアのオコンジョイウェアラ財務相や、コロンビアのオカンポ元財務相も立候補する見通し。世銀の最大出資国で、歴代トップを独占してきた米国が推すキム氏が最有力候補で、これに世界経済での影響力拡大を狙った新興国勢が挑む構図となる。(2012/03/24-02:01)

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4005チバQ:2012/03/24(土) 19:26:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120324/mds12032411260003-n1.htm
住民虐殺繰り返す「神の抵抗軍」掃討で部隊 アフリカ連合、5千人規模
2012.3.24 11:21

アフリカ連合が身柄拘束を目指している「神の抵抗軍」(LRA)のジョゼフ・コニー指導者(2006年7月31日撮影)=AP
 アフリカ連合(AU)は23日、ウガンダの反政府勢力「神の抵抗軍」(LRA)の掃討やジョゼフ・コニー指導者の身柄拘束を目指し、アフリカの4カ国から成る5千人規模の部隊を24日に立ち上げると表明した。ロイター通信などが伝えた。

 LRAはウガンダ周辺で、子供の誘拐や住民虐殺を繰り返している。米カリフォルニア州の民間非営利団体(NPO)が告発ビデオを作成し、今月、コニー指導者の拘束を訴えるキャンペーンを開始。ネット上で大きな関心を集めている。

 部隊はLRAの被害を受けてきたウガンダ、南スーダン、コンゴ(旧ザイール)、中央アフリカの兵士で構成。拠点は南スーダンに置くという。(共同)

4007チバQ:2012/03/25(日) 00:49:42
4096 名前:チバQ 投稿日: 2012/03/23(金) 23:05:00
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2867189/8685435?ctm_campaign=txt_topics
マリ反乱軍、国境封鎖と夜間外出禁止を発表
2012年03月23日 08:48 発信地:バマコ/マリ
【3月23日 AFP】(一部更新、写真追加)マリの首都バマコ(Bamako)で大統領府など主要庁舎を占拠し、アマドゥ・トゥマニ・トゥーレ(Amadou Toumani Toure)大統領を追放した反乱軍「民主主義制定のための全国委員会」の指導部は22日、同国の国境を全て封鎖すると発表した。西アフリカ一の民主国家での突然のクーデターに国際社会では懸念と批判の声が高まっている。

 占拠された国営放送局からは何時間にもわたり音楽ビデオが繰り返し流されていたが、やがて反乱軍の数十人が画面に映し出され、声明を発表した。大半は緑のベレー帽をかぶった一般兵士で、将校は2人だけだった。

 反乱兵らは全ての国境の封鎖を発表し、さらにリーダーと名乗るアマドゥ・サノゴ(Amadou Sanogo)大尉はマリ全土に夜間外出禁止令を発令すると宣言した。

 同日遅くには反乱軍政府のアマドゥ・コナレ(Amadou Konare)報道官が再びテレビ放送を行い、外出禁止は午後6時から午前6時までの間となると述べた。外出禁止令がいつまで続くのかは明らかにしなかった。

 また、全公務員に対し27日から通常の職務に戻るよう命令し、各省庁の官僚らも国務を引き続き遂行するべきとした。

■大統領は国内にとどまる

 匿名を条件に取材に応じた軍事筋によると、大統領府の外で銃撃戦が起きたとき大統領府にいたトゥーレ大統領は脱出に成功し、現在は大統領が掌握しているバマコ市内の軍事キャンプにいる。赤いベレー帽をかぶったエリート空挺部隊がこのキャンプを警備しているという。

 米国務省の西アフリカ担当副次官補を務めた経験がある、ワシントンD.C.(Washington D.C.)のシンクタンク、世界開発センター(Center for Global Development)のトッド・モス(Todd Moss)氏は、反乱軍側には「これまでに高級将校がまだ一人も出てきていないことに注目すべき」としている。

 セネガルの首都ダカール(Dakar)でAFPの電話取材に応じたモス氏は、このクーデターにより同国北部のトゥアレグ(Tuareg)人問題が「さらに複雑化する」可能性が高く、トゥアレグ人の反政府勢力との和平はさらに困難になったと述べた。(c)AFP/Serge Daniel

4008チバQ:2012/03/25(日) 12:36:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120324/mds12032411190002-n1.htm

マリの加盟資格を停止 アフリカ連合、大統領無事
2012.3.24 11:19
 アフリカ連合(AU)は23日、反乱軍のクーデターが起きた西アフリカ・マリの加盟資格を停止したことを明らかにした。AUのピン委員長は、マリのトゥーレ大統領が支持者に守られており無事との情報を得ていると、エチオピアで記者団に語った。ロイター通信などが伝えた。

 ピン氏によると、情報をもたらしたのはトゥーレ氏の支持者側で、トゥーレ氏は首都バマコ近くにいるという。AUはマリに憲法による秩序が回復されるまで、加盟資格を停止するとしている。

 一方、反乱軍の指導者であるサノゴ大尉は英BBC放送に対し、権力を保持し続ける意図はないと表明。同大尉は、北部で遊牧民トゥアレグ人の反政府武装勢力と戦うマリ軍の装備不足などの問題が解消されれば、選挙を行うと約束した。バマコでは、軍兵士によるガソリンなどの略奪が横行しているという。(共同)

4009チバQ:2012/03/25(日) 17:59:20
>>3573>>3825
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012032500126
異例のやり直し投票=独立宣言の南オセチアで大統領選
 【モスクワ時事】グルジアからの独立を宣言している南オセチアで25日、昨年11月実施の大統領選が無効になったのを受け、異例のやり直し投票が行われた。元南オセチア国家保安委員会(KGB)トップのチビロフ氏(59)、駐ロシア大使のメドエフ氏(51)ら4人が出馬している。誰も過半数を獲得できなければ、決選投票となる。
 今回は、前回の選挙で勝利宣言した女性野党指導者ジオエワ元教育相も、ココイトイ前政権が推していたビビロフ氏も出馬していない。(2012/03/25-17:23)

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4010チバQ:2012/03/25(日) 21:23:17
トルコ特集。なぜなら自分が行こうとしてるから

>>1053
トルコ憲法裁、クルド系政党に解党命令 緊張高まる可能性

>>1546
【日々是世界 国際情勢分析】危うさはらむトルコの独自外交

>>1582>>1596>>1598
トルコ:12日に改憲国民投票 揺れる政教分離 与党主導、「イスラム化」反発も
トルコ国民投票:与党提案の憲法改正を承認−世俗派勢力に打撃
トルコ 政教分離柔軟化へ


>>2649>>2656>>2661
12日にトルコ総選挙 イスラム系与党の政権維持濃厚 大統領の権限強化進むか
<トルコ>12日に総選挙 新憲法目指す与党の議席数に注目
トルコ総選挙で投票=与党「3分の2」が焦点


>>2665-2666
トルコ:総選挙で与党勝利 新憲法制定には議席足りず
トルコ総選挙で与党が勝利、3期目へ 改憲は当面困難

>>2683
トルコ総選挙、少数民族クルド人が躍進 権利拡大要求へ

>>2997
トルコ首相、対イスラエル通商・軍事関係の全面凍結を発表


>>3002
トルコ、全方位外交に転機 「アラブの春」で軌道修正


>>3263>>3272-3273
トルコ被災地で強まる不満 クルド人に被差別意識
政府の対応に遅れ クルド系との溝浮き彫り 死者は500人超
<トルコ大地震>民族差別で対応遅れ クルド系国会議員訴え

>>3667
住民の怒り渦巻く=クルド人誤爆事件−トルコ南東部


http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/03/20/kiji/K20120320002868530.html
無料ハンバーガー支給は「拷問」 油っこい物苦手の男性 慰謝料勝ち取る
 国際的なファストフードチェーンの店で勤務していたトルコの男性が、昼食として毎日支給されるハンバーガーを食べなかったことを理由に解雇されたとして同社を訴え、イスタンブールの裁判所は3100ドル(約26万円)の慰謝料の支払いを命じた。

 油っこい物が食べられないという男性は無料のハンバーガー支給を「拷問」とし、「裁判所の判断がトルコのファストフード業界で働く人の助けになれば」。(共同)
[ 2012年3月20日 12:36 ]

4011チバQ:2012/03/25(日) 21:24:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120323-00000102-mai-int
<仏乱射>移民大国・独にも衝撃…模倣犯を警戒する声も
毎日新聞 3月23日(金)21時4分配信

 【エアフルト(ドイツ東部)で篠田航一】フランス南部トゥールーズで起きたユダヤ人学校襲撃事件は、極右ネオナチによる外国人襲撃が後を絶たない隣国ドイツにも衝撃を与えている。ドイツのユダヤ人組織やイスラム系団体は声明を出すなどして警戒を呼びかけている。

 ネオナチの活動が活発な東部テューリンゲン州のユダヤ人協会会長、ウォルフガング・ノッセンさん(81)は「ドイツでもシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)に火炎瓶が投げ込まれる事件が起きている」と、不安を口にした。

 州都エアフルトのシナゴーグで00年に起きた事件のことだ。ヒトラー誕生日の4月20日に火炎瓶2本が投げ込まれた。負傷者はなかったが、極右思想を持つ17〜18歳の少年3人が逮捕された。今も「検察庁の要請で、シナゴーグに防弾ガラスを取り付けている」(ノッセン会長)。防犯カメラの映像は直接、地元警察につながる仕組みだ。

 独イスラム教徒中央評議会のマツィエク会長も「模倣犯が怖い。極右は国境を超えてつながりを持っているからだ」と独紙に語った。

 ナチスによるユダヤ人虐殺の反省から外国人差別に敏感なドイツだが、極右は一定の勢力を維持する。ドイツ憲法擁護庁によると国内のネオナチは推計5600人(10年)。極右全体では2万5000人が活動中という。

 昨年11月には、ネオナチの男女3人が00〜07年にトルコ系ら計10人を次々に殺害していた事件が発覚した。捜査当局は当初、この連続殺人を「トルコ系マフィア間の抗争」と決め付け極右への捜査を怠り、厳しい批判を浴びた。政府はその脅威を改めて認識し、極右政党・ドイツ国家民主党(NPD)の活動禁止に向けた法手続きをしようとしたが、今回の乱射事件はその矢先だった。

 ドイツでは、人口の5人に1人が外国人やその子孫という「移民大国」。だがメルケル首相は10年10月、「多文化社会は失敗した」と述べ、移民が独自の社会を維持し、ドイツ社会に溶け込まない傾向にいら立ちを示した。「トルコ系移民は出生率の高さで、やがてドイツを征服する」と論じたザラツィン元ドイツ連邦銀行理事の著書「ドイツが消える」(10年)も130万部のベストセラーになるなど、移民に対する複雑な感情は根強く存在している。

4012チバQ:2012/03/25(日) 21:34:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120325-00000010-mai-int
<スロベニア>地震多発地帯の原発 「想定外」へ尽きぬ懸念
毎日新聞 3月25日(日)9時48分配信

 東京電力福島第1原発事故を受け、自然災害の脅威がクローズアップされた原発がある。スロベニア東部にあるクルシュコ原発だ。地震多発地帯にある上、近くの河川がたびたび氾濫するなど、立地の問題が指摘されてきた。原発側は非常用電源の増設や堤防の補強などに取り組むが、「想定外の事態」への懸念は尽きない。【クルシュコ(スロベニア東部)で樋口直樹】

 バルカン半島北西部の山地を水源とするサバ川は、首都リュブリャナから深い渓谷を経てクルシュコ盆地へ注ぐ。人口3万人足らずのクルシュコ中心部から下流へ2キロほど進むと、広大なリンゴ畑の向こうにドーム形のクルシュコ原発が姿を現す。83年に商業運転を開始した。

 原子炉用冷却水の供給源でもあるサバ川は穏やかな表情を時に一変させる。福島原発事故の半年前の10年9月には「100年に1度」と言われる大きな洪水が発生した。濁流は原子炉を守る左岸の堤防の上端まであと2メートル余に迫り、右岸は広範囲が浸水した。

 「右岸の堤防は左岸よりも1メートル以上低い。洪水を向こう側へ誘導するためで、こちら側が浸水する心配はなかった」。原発の技術部門を統括するクラインツさんは振り返る。それでも、雪解け水や大雨、上流のダムの決壊などが同時発生する「最悪のシナリオ」に備え、左岸や支流の堤防を1・8メートル高くすることに決め、11年中にほぼ工事を終えた。

 クラインツさんは地震への備えも強調する。クルシュコ原発で使われている米ウェスティングハウス社製原子炉は欧州連合(EU)のストレステストの結果、設計上の強度の3倍近い揺れまで炉心損傷が起きないことが確認されたという。外部電源の喪失に備え、大型発電機の増設工事が進む。サバ川から冷却水をくみ上げる可動式ポンプや小型発電機も設置された。

 福島原発事故に前後して自然災害への備えが強化されたクルシュコ原発。だが、そもそも、地震や洪水の危険性の高い場所がなぜ原発の建設地に選ばれたのか。92年には耐震性などを調べる国際的な現地調査が実施された。調査団に参加したオーストリア自然資源・応用生命科学大のクロンプ教授(危険性評価学)は「政治主導の決定だった」と振り返る。

 旧ユーゴスラビア連邦の指導者チトー(1892〜1980年)は連邦内で最も先進的だったスロベニアとクロアチアを最初の「原発の地」に選んだ。だが、送電に都合のよい境界付近で、取水にも適した平地は限られていた。クルシュコが選ばれたが、地震多発地帯だったという。

 現地調査団は全面的な改築による耐震強化が必要と判断し、スロベニア政府などが対応した結果、クルシュコ原発は「全欧で最も優れた耐震設備」を有するようになった。それでも、クロンプ氏は「今の安全対策で十分だと誰が断言できるのか」と自問する。「安全性の限界など誰にも分からない」という「フクシマの教訓」を忘れてはならないと考えている。

4013チバQ:2012/03/26(月) 12:09:03
http://mainichi.jp/select/world/news/20120322ddm007030054000c.html
三日月とダビデの星:中東2国対立の裏側/上 作られた「イラン恐怖症」 イスラエル、かつては蜜月関係
 イスラエル・エルサレムのグレート・シナゴーグ(ユダヤ教礼拝堂)。3月8日夜、約200人が集い、恒例のプリム祭を祝っていた。ハイライトでラビ(導師)が、祭りの由来である聖書物語を朗読する。紀元前5世紀、古代ペルシャ(イラン)王国の大臣ハマンが、領内のユダヤ人を滅ぼそうと謀るが、ユダヤ人の王妃がそれを阻止する話だ。ハマンの名前が読まれるたびに参列者は抗議の意を込め特製のおもちゃを「ガラガラガラ」と鳴らした。

 参列した弁護士ザッリ・ジャッフェさん(58)は言う。「ハマンはアフマディネジャド(イラン大統領)と似ている。悲劇を繰り返さないために歴史を忘れてはいけない」。イスラエル世論がイラン核武装に反対し、自ら防衛する姿勢を求める背景に、こうした考えがある。

 ユダヤ人は、ナチス・ドイツに大虐殺されたホロコースト以外にも古代からたびたび迫害に遭ってきた。古代ギリシャ、ローマ、エジプトなどによる迫害の「記憶」を祭事で伝える。プリムもその一つ。

 イスラエルのネタニヤフ首相はプリム直前の5日、オバマ米大統領とイランの核問題を協議した際、この物語の本を渡した。これに込めたメッセージは明らかだ。


 イスラエル放送(ラジオ)は毎晩、イラン向けにペルシャ語でニュースを放送している。イラン在住者からも第三国の交換機経由で電話を受け、生放送する。2月末、「イラン議会選」をテーマに声を募ると、「投票しない。結果は操作されている」などと、イラン政権を批判する声が多数寄せられた。

 番組ホストのメナシェ・アミルさん(72)はイラン生まれのユダヤ人。20歳でイスラエルへ移住した。1979年のイスラム革命以後のイラン政治体制について「人をだましている」と厳しい。一方、イラン紙は、「アミル氏は、モサドの情報活動をしている」と酷評する。

 だがアミルさんは「二つの国を父と母のように愛している」と話し、イラン現政権と祖国イランを分けて考える。職場には、紀元前6世紀にペルシャ帝国を建国したキュロス大王のポスターを張っている。大王は、バビロニアに捕らわれていたユダヤ人を解放した王である。

 アミルさんによると、両国関係は時代とともに変化してきた。イスラム革命以前、イランのパーレビ王朝は親米・近代的世俗主義の政策を遂行。イスラエルと友好関係にあり、ミサイルの共同開発さえ手がけた。ラジオのペルシャ語放送は55年前、イスラエルの生活や科学、歴史を伝える目的で始まった。

 イスラエルのベングリオン大のハガイ・ラム教授(中東学)は、国民の対イラン観を「作られたイラノフォビア(イラン恐怖症)だ」と断言する。「民族形成には、自己を定義する他者が必要」。多様な解釈の可能な聖書物語も使い「他者」を作った。長年の敵アラブの大国エジプトと79年に平和条約を結んだ結果、イランが新しい「恐怖」とされた。政府、メディア、国民による共犯だという。

     ◇

 イランの核兵器開発疑惑を巡り、イラン・イスラエル関係は戦争間近のようでもある。人々の思いを軸に、敵意の裏側を描く。【エルサレム花岡洋二、テヘラン鵜塚健】

毎日新聞 2012年3月22日 東京朝刊

4014チバQ:2012/03/26(月) 12:09:29
http://mainichi.jp/select/world/news/20120323ddm007030175000c.html
三日月とダビデの星:中東2国対立の裏側/中 貧困層動員し「反イスラエル」 スポーツにも金と圧力

イスラム革命記念日を祝い、デモ行進する市民ら。「イスラエルを倒せ」と書かれたポスターを手にする女性も=テヘラン中心部で2月11日、鵜塚撮影 イスラム革命(79年)以降、宗教と政治を一体化させるイラン。イスラエルを「国家」として認めないばかりか、歴代指導者は「小悪魔」や「悪性腫瘍」と呼んできた。「イスラム教徒のパレスチナ住民を追い出した違法な占領者」と見るためだ。

 五輪や世界選手権で、イラン選手がイスラエル選手との対戦を拒否するのは有名だ。元柔道選手のアラシュ・ミレスマイリさん(31)は04年のアテネ五輪で、イスラエル選手との対戦を辞退。「帰国後、最高指導者ハメネイ師に『10個の金メダルより尊い決断』とほめられた」と誇らしげだ。五輪後、国から高額の報奨金も受け取った。後輩が今夏のロンドン五輪に出場する見通しだが、イスラエル選手と当たれば、「国の代表として辞退は当然」と語る。

 一方、水泳選手のモハメド・アリレザイさん(26)も五輪、世界選手権で計3回辞退した経験があるが、「辞退後に金がもらえるとの約束はすべてほごにされた」と憤る。昨年7月の世界選手権(上海)で、イスラエル選手との競技に「出場したい」とイラン水泳連盟に願い出たが、結局辞退に追い込まれた。以降「反乱分子」とみなされ、ロンドン五輪の予選出場を妨害されているという。敬虔(けいけん)なイスラム教徒だが、「競技と政治を混同するのは間違いだ」と言う。国を挙げた「反イスラエル」運動が、金と圧力で必死にとりつくろわれているのだ。

 イランについては、「ご都合主義」も目立つ。2月末の米アカデミー賞。イラン人監督アスガー・ファルハディ氏の作品「別離」が、イラン史上初めて外国語映画賞を受賞した。反権力的な映画界に普段は距離を置く政府も「(候補の)イスラエル作品に勝った」と激賞したものの監督の帰国後、祝賀式典の開催は許可しなかった。

 「イスラエルを倒せ」。33回目の「イスラム革命記念日」の2月11日、テヘラン中心部での「官製デモ」で、数万人の市民が声を張り上げた。反発する「改革派」の政治家や市民を徹底弾圧する一方で、イラン政府は貧困層や地方住民を巧みに動員。経済の疲弊、生活の悪化は「敵国の陰謀」との論理を振りまく。

 周辺地域では最大の同盟国シリアが、民主化デモを発端とする混乱で揺らいでいる。「内憂外患」が深まるほど、政府は「責任転嫁」の矛先を探す。テヘランの政治評論家、ピールムハンマド・モラゼヒ氏は「『反イスラエル』は国民に最も呼びかけやすいスローガンであり、政治に利用され続ける」と語る。【テヘラン鵜塚健、エルサレム花岡洋二】

毎日新聞 2012年3月23日 東京朝刊

4015名無しさん:2012/03/26(月) 12:09:58
http://mainichi.jp/select/world/news/20120324ddm007030102000c.html
三日月とダビデの星:中東2国対立の裏側/下 助け合うユダヤとイスラム 政治と異なる国民生活
 テヘラン南部の総合病院「サピール病院」の院長室を人が次々と訪れる。「先生、妻を助けてくれてありがとう」。院長はユダヤ教徒のシアマク・モルサデクさん(46)。病院はイラン在住ユダヤ人組織の運営だが、院長は「患者の9割以上はイスラム教徒。患者を信仰で区別しませんよ」と話す。周辺は貧しいイスラム教徒が多く、時に治療費も立て替える。

 院長はユダヤ人代表の国会議員で、3月の選挙で再選された。国会(定数290)は少数派保護のため、キリスト教徒やゾロアスター教徒と並びユダヤ教徒にも1議席が確保されている。


早朝の礼拝に臨むイランのユダヤ教徒。普段はペルシャ語を話すが、ここではヘブライ語だ=テヘラン中心部の礼拝所で2011年7月、鵜塚撮影
 イラン・イスラエルの緊張関係は一見、イスラム教とユダヤ教の衝突にも見えるが、イスラエルを除けばイランは中東最大の約2万人のユダヤ教徒が住む。ユダヤ教徒のシナゴーグ(礼拝所)が約50カ所、学校も4校ある。

 元電気修理業のユダヤ人、ムーサ・ザカリアイさん(70)は「イスラム教の起源はユダヤ教で、信者同士はいとこのような存在。憎み合う理由はない」と語る。ユダヤ教をさかのぼれば、イラン起源のゾロアスター教に行き着く。

 ザカリアイさんは、子供5人のうち3人が米国、妹がイスラエルで暮らし、両国とも訪ねたが、「路上で車が故障した時、誰もが世話を焼いてくれる優しいイランが一番好きだ」。自由がなく少数派を抑圧する「真っ黒なイラン」像を否定し「政治が対立をあおっている」と話す。

 一方、イスラエルにはイラン出身者と子孫約20万人が暮らす。カツァブ前大統領(66)やモファズ国会外交・防衛委員長(63)、大物歌手のリタさん(49)はイラン生まれ。リタさんは昨年、ペルシャ語でアルバムを出し話題となった。

 最大の商業都市テルアビブ南部に、ミズラヒと呼ばれる中東・アフリカ出身ユダヤ人やアフリカ難民、外国人労働者らの貧困地区がある。女性人権団体「アホティ(私の姉妹)」の拠点だ。3月中旬、最高責任者で芸術家のシュラ・ケシェトさん(51)は電話対応に追われていた。

 ケシェトさんの両親はイラン東部マシャド出身で「私の芸術、社会活動はイラン文化に根ざす」。マシャドのユダヤ人社会は19世紀にイスラム教へ改宗させられたが、女性らが結束してひそかに信仰を守った。一方、イスラエルへ移民後に貧困と孤独に苦しむ同郷女性が多く、1936年に移住した祖母と母が、専用の老人ホームを創設した。

 ケシェトさんの視座は、宗教や民族の違いではなく「抑圧者と被抑圧者」にあり、イスラム教徒のパレスチナ人女性の芸術活動も支援する。自身の活動が「より良いイスラエルと世界を生む」と信じる。【テヘラン鵜塚健、エルサレム花岡洋二】

毎日新聞 2012年3月24日 東京朝刊

4016名無しさん:2012/03/26(月) 12:10:31
http://mainichi.jp/select/world/news/20120326k0000e030138000c.html
アゼルバイジャン:イスラエルが急接近 焦る隣国イラン
 【テヘラン鵜塚健】核開発を進めるイランとイスラエルの緊張が高まる中、カスピ海沿岸の小国アゼルバイジャンを巡って両国が激しい綱引きを繰り広げている。イランの北隣にあるアゼルバイジャンをイラン攻撃に備えた拠点にしたいイスラエルと、それを阻みたいイランが対立しているのだ。双方がスパイを送り込む“戦場”となったアゼルバイジャンは、自国の立ち位置に苦悩している。

 アゼルバイジャンは旧ソ連から91年に独立した。人口約900万人の7割がイスラム教シーア派で、シーア派宗教国家・イランとの関係が深い。

 しかし、イランへの敵対姿勢を強めるイスラエルがアゼルバイジャンに急接近している。AP通信によると、イスラエルは2月末、アゼルバイジャンとの間で約16億ドル(約1300億円)の武器取引の契約を締結した。

 イスラエルはイラン核施設への空爆を計画しているとされるが、両国は1500キロ以上離れ、給油などで近隣国の協力が不可欠だ。イランは「イスラエルがアゼルバイジャンを攻撃拠点とするのでは」と警戒している。アゼルバイジャンは、イスラエルの情報機関モサドとイラン革命防衛隊員が暗躍する「スパイの巣窟」になっているといわれる。

 3国の関係に影を落としているのが、今年1月、テヘランでイラン人核物理学者が殺害された爆弾テロ事件だ。イラン政府は「モサドが支援、計画した犯行」(最高指導者ハメネイ師)と断定してイスラエル非難を強め、同時に「犯人の逃走を助けた」としてアゼルバイジャンに抗議した。

 イスラエルのアゼルバイジャン「侵食」にイランは焦りの色を見せている。イラン国営放送によると、イランは3月12日、アゼルバイジャンのアビエフ国防相をテヘランに呼び、「自国領土をイラン攻撃拠点に使わせない」との言質を引き出した。会談したアフマディネジャド大統領は「我々は兄弟同士で何の問題もない」と語り、蜜月ぶりを演出した。

 一方、アゼルバイジャン当局は1月下旬以降、イスラエル要人を狙ったテロ計画に関与した疑いで不審人物を相次いで逮捕した。3月中旬にはスパイ容疑で22人を拘束した。いずれのケースにもイラン革命防衛隊の関与が指摘されている。

 これに対して、イラン外務省は17日、「イスラエル側のたくらみに乗せられている」と反論、アゼルバイジャン引き留めに必死だ。イラン、イスラエル両国の板挟みになっているアゼルバイジャンだが、戦争になればイランからの難民の流入も予想され、難しい対応を迫られている。

毎日新聞 2012年3月26日 10時35分(最終更新 3月26日 10時45分)

4017名無しさん:2012/03/26(月) 12:12:01
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/03/26/20120326ddm012030043000c.html
パキスタン:脱・政治腐敗、スター頼み 元クリケット主将率いる野党、若者ら支持 軍支配に不満
 大統領の腐敗問題に絡んで首相が刑事被告人となり、民政政権の崩壊が取りざたされるパキスタン。外交・政治の実権を握るとされる軍がさらに台頭する可能性も予想され、先が読みにくい情勢だ。そんな中、腐敗や軍支配からの脱却を求める動きも出ている。クリケットの元ナショナルチーム主将、イムラン・カーン氏(59)が率いる野党「正義のための運動」だ。カーン氏支持者が多い村を訪ねると、若い世代らが口々に「新しい政治」を訴えた。【ミアンワリ(パキスタン中部)杉尾直哉】

 地中海のようなさわやかな風が吹く湖のほとりに、近代的な建物の「ナマル大学」がある。「国の改革のためには、まずは教育」と、カーン氏が08年、父親(故人)の出身地ミアンワリ郊外に開校した理科系の私立大だ。ソフトウエア科など3学科があり、230人が学ぶ。学生の大半は授業料の一部・全額免除を受けている。カーン氏の私財に加え、海外の同郷人からも寄付を募って支えてきた。

 地元出身の3年生の男子学生シラズさん(20)は、この大学に入って初めて英語の学習を始めた。読み書きができない人々が多い地域で、十分な教育を受ける機会がなかったためだ。しかし、今は流暢(りゅうちょう)な英語で「国造りのためには教育しかない、というイムラン(・カーン氏)の政策を支持する。教育によって人々は目覚めることができる。教育を受けること自体がすでに政治活動だ」と話した。

 「政治には興味ない」という学生もいるが、誰もが、縁故採用など社会・政治の腐敗体質にうんざりしており、「個人の努力が正当に評価される社会」を訴えた。

 ミアンワリの「正義のための運動」の党事務所を訪ねると、党員15人が会議で集まっていた。小麦農家イムランさん(40)は「既成政党は腐敗しきっている。真実の人、イムラン・カーンが最後の望みだ」という。

 地元では停電が常態化し、かんがい用の地下水をくみ上げられない。燃料高騰で肥料も高い。国民の生活を顧みないこれまでの政治家への不満が高まっている。

 パキスタンは、軍が政治や外交の実権を握っているといわれる。40歳代の男性は「政府が腐敗するときに軍が介入する。(カーン氏に腐敗の)心配はない」と話した。カーン氏は「軍支配の排除」を訴えてきたが、そのためにも政治腐敗をどう克服していくか。その難しさは、会議に参加した誰もが認識していた。

4018名無しさん:2012/03/26(月) 12:12:19
 ◇2大政党脅かす可能性
 パキスタンでは、ブット初代首相(79年に処刑)が設立した「人民党」と、シャリフ元首相が率いる「イスラム教徒連盟」の2大政党が交互に政権を取り、それぞれが腐敗・独裁的性格を強めると、軍がクーデターで政権を奪うという歴史を繰り返してきた。クリケットの元国民的スター、カーン氏への期待が高まっているのは、こうした政治にうんざりした住民感情が背景にある。

 人民党は、08年2月の総選挙で第1党となった。99年の軍事クーデターで政権を握ったムシャラフ大統領(前陸軍参謀長)がワンマンぶりを強めたことへの反発や、07年12月に人民党党首のベナジル・ブット元首相(ブット初代首相の娘)が暗殺されたことで同情票を集めた。現在は、ブット元首相の夫ザルダリ大統領と長男のビラワル氏が共同総裁を務め、「ブット家の党」といわれる。

 だが、人民党政権には経済政策の失敗や腐敗体質から国民の失望と反発が広がっている。また、昨年5月にパキスタンに潜伏していたアルカイダの最高指導者ビンラディン容疑者が米軍特殊部隊に殺害された事件を巡り、ザルダリ大統領が「軍事クーデター阻止のため米軍に介入を求めた」との疑惑も浮上した。反米感情の強い国民を刺激したほか、政治・外交の実権を握る軍との対決姿勢も深まった。

 さらに最高裁が今年2月、ザルダリ大統領側近のギラニ首相に対し「大統領の過去の腐敗問題を追及していない」として「法廷侮辱罪」に問う刑事裁判を開始した。有罪判決が出れば、ギラニ首相は辞任を避けられず、13年に予定される総選挙が前倒しで実施される可能性が高い。

 この混乱に目をつけ、英国に政治亡命しているムシャラフ前大統領は、現政権崩壊の見通しがついた時点で帰国し、国政復帰を狙う考えだ。しかし、最高裁は軍政時代のムシャラフ氏の住民抑圧などの責任を追及する可能性があり、情勢は混とんとしている。

 一方、カーン氏の「正義のための運動」は96年に設立された歴史の浅い政党だ。教育を受けていない多くの国民は、2大政党に属する地主ら有力者に無分別に従う傾向が強く、カーン氏は支持を集め切れず議席も持っていない。しかし、昨年11月以降、政治集会には20万〜30万人を結集できるほどになった。特に、有権者の6割を占める若い世代の支持が強く、次の選挙では、2大政党を脅かす存在に台頭する可能性がある。

毎日新聞 2012年3月26日 東京朝刊

4019チバQ:2012/03/26(月) 20:56:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120326/mds12032620040003-n1.htm
エジプト 軍部と同胞団が非難合戦 “蜜月”にひび
2012.3.26 20:01
 【カイロ=大内清】エジプトの暫定統治を担う軍最高評議会と、同国最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団が非難合戦を繰り広げている。同胞団がガンズーリ暫定内閣とその後ろ盾である軍部への批判を強めているのに対し、軍部は25日夜、異例の反論声明を発表、昨年2月にムバラク前政権が崩壊した政変以降、良好だった両者の関係にひびが入りつつある。

 究極的には「イスラム国家化」を志向しているとされる同胞団は、前政権下で非合法組織として監視下に置かれ、軍にも「脅威」とみなされてきた。

 しかし、政変で全権を握った軍部は、同胞団との関係を改善した。そこには、昨年の反政府デモで大きな動員力を見せ、軍批判をも展開する若者中心の民主化勢力に同胞団を対抗させる狙いがあったとみられる。

 軍部との良好な関係を背景に、同胞団傘下の政党「自由公正党」は昨年11月から今年2月の上下両院選で第一党に躍進。国政への自信を深める中、今月24日には、経済運営に失敗しているなどとしてガンズーリ内閣の辞職を要求し、同内閣を擁護する軍部にも批判の矛先を向けた。

 これに対し、軍部は25日の声明で「非常に強い憤り」を表明、地元紙によると、軍部は同胞団幹部に、議会を解散させる可能性もあると警告している。軍部としては、同胞団が勢いづきすぎないようくぎを刺した格好だ。エジプトは5月に政変後初の大統領選を控えており、関係がこのままこじれれば、再び政治の混乱を招く可能性もある。

4020チバQ:2012/03/26(月) 20:57:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120325/erp12032515200001-n1.htm
首相面会に3千万円要求 覆面取材に英保守党幹部
2012.3.25 15:19

23日、英スコットランドの保守党集会で演説するキャメロン首相(ロイター)
 25日付の英紙サンデー・タイムズは、キャメロン英首相が党首を務める保守党の財務担当幹部が同紙の覆面取材に対し、首相との面会に25万ポンド(約3200万円)の献金を要求したと報じた。ロイター通信によると、この幹部は同日辞任した。

 同紙は幹部との会話を隠し撮りした映像をウェブサイトに掲載。幹部が「20万〜25万ポンド払えば、プレミアリーグ入りだ。首相や財務相と夕食をともにできる」と話す様子が映っている。

 保守党は調査に乗り出す考えだが、キャメロン首相の政権運営に大きな打撃となりそうだ。

 同紙の記者は海外の投資家を装って幹部と面会。海外からの献金は違法だが、幹部は抜け道として英国での会社設立なども提案した。(共同)

4021チバQ:2012/03/26(月) 20:58:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120326/mds12032609450001-n1.htm
市民を「人間の盾」に、子供も シリア軍 人権団体指摘「おぞましい行為」 
2012.3.26 09:44
 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(本部ニューヨーク)は25日、アサド政権による反体制派弾圧が続くシリア情勢に関し、政府軍が反体制派との戦闘で市民らを「人間の盾」として使っていたとする報告書を発表した。

 軍は今月、反体制派の拠点だった北部イドリブを制圧したが、目撃者によると、衝突の際に攻撃から身を守るため、地元住民に強制して兵士の前を歩かせていたという。

 また住宅地で反体制派の活動家を捜索する際、市民に装甲車の周りを歩かせるなどした。子供もいたという。同団体は「シリア軍は直ちにこのおぞましい行為をやめるべきだ」と批判している。

 フランス公共ラジオによると、軍は25日も西部ホムスなどで反体制派への弾圧を行い、全土で少なくとも30人が死亡した。(共同)

4022名無しさん:2012/03/26(月) 21:18:17
>>3684>>3764>>3814>>3871>>3890-3891>>3908

http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE82P04720120326
セネガル大統領選はサル氏が勝利宣言、政権交代へ
2012年 03月 26日 18:12 JST
[ダカール 26日 ロイター] 西アフリカのセネガルで25日行われた大統領選の決選投票は、サル元首相(50)が26日、3選を目指していた現職ワッド大統領(85)に対する勝利宣言を行った。
首都ダカールでは、多くの市民が通りに繰り出し、車のクラクションを鳴らしたり、太鼓をたたいたりして政権交代へ希望の声を上げた。過去12年続いたワッド政権は、インフラ整備などの公共事業に大規模な投資を行ってきたが、貧困対策でほとんど成果を挙げることができなかった。

サル氏は記者会見で「今夜の大きな勝者はセネガル国民だ」とし、「われわれの民主主義が成熟していることを世界に示した。すべてのセネガル人のための大統領になる」と語った。

一方のワッド氏も敗北を認め、25日夜にサル氏に電話で祝意を伝えたことを明らかにしている。


http://www.asahi.com/international/update/0326/TKY201203260453.html
2012年3月26日19時31分
セネガル大統領選、3選目指した現職敗退へ
 西アフリカ・セネガルで25日に決選投票が行われた大統領選挙で、新顔のサル元首相(50)の当選が確実となった。正式な開票結果は出ていないが、サル氏は3選を目指した現職のワッド大統領(85)の倍以上の票を得たという。ワッド氏はサル氏に電話で祝意を伝えたという。

 セネガル憲法は大統領の3選を禁止しているが、ワッド氏は規定が自身の初当選後に設けられたとして立候補の権利を主張し、評議会もこれを認めた。このため、市民の抗議デモが起き、死傷者が出ていた。

 大統領選挙を巡っては、1月、世界的に有名な国民的歌手ユッスー・ンドゥール氏が出馬を目指したが、必要な支持者の署名が足りないとして、憲法評議会が申請を却下した。(ナイロビ=杉山正)

4024名無しさん:2012/03/26(月) 21:58:53
http://www.asahi.com/international/intro/TKY201203240359.html
〈@インド〉州議会選に見たインドの民主主義ラフル氏を乗せたヘリコプターを迎える人たち=ミルキプル、五十嵐誠撮影


■五十嵐 誠(ニューデリー支局長)

 人口12億人のインドはよく「世界最大の民主主義」と形容される。1947年に分離独立した隣国パキスタンが長年にわたる軍事政権を経験したように、開発途上国では民主主義は安定しないことの方が多い。だが、インドは貧しい人々が人口の多くを占めるにもかかわらず、独立以降、自由な選挙で政権を決める政治体制が続いてきた。

 1月のニューデリー支局赴任後すぐにインド民主主義の「祭典」と言える選挙を取材する機会を得た。1州だけで日本の人口を超える2億人が住む北部ウッタルプラデシュ州の州議会選挙だ。インド最多人口を有する同州の選挙は今後2年ほどの間に実施予定の総選挙の行方を占うとして注目されていた。

 中央政府の与党連合を率いる国民会議派は、ラフル・ガンジー代表幹事(41)が選挙運動の先頭に立っていた。ラフル氏は、曽祖父がネール初代首相、祖母がインディラ・ガンジー元首相、父がラジブ元首相というインド政界のサラブレッド。母親で党総裁のソニア氏(65)からの「世襲」も近いとされ、次の首相候補としてその政治手腕が試されていた。

 ネール・ガンジー王朝とも揶揄(やゆ)される、一族内での権力の継承はインド政治のもう一つの側面だ。政治家の世襲は日本でも珍しくないが、インドの場合は際だっている。仮にラフル氏が首相になれば4世代にわたって国の最高権力者が一家族から輩出することになる。政治家一族はほかにもたくさんある。インドでは民主主義と権力の世襲という一見相反するような現象が同時進行している。

4025チバQ:2012/03/26(月) 22:00:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120326-00000038-mai-int
<仏大統領選>左派戦線候補が急伸 オランド氏支持層を浸食
毎日新聞 3月26日(月)15時15分配信

 【パリ宮川裕章】フランス大統領選(4月22日第1回投票)で、左派政党「左派党」と共産党で作る「左派戦線」候補のジャンリュック・メランション氏(60)が支持率を伸ばしている。中道寄りの最大野党・社会党のフランソワ・オランド前第1書記(57)の支持層を切り崩しているとみられ、世論調査によっては、極右政党「国民戦線」のマリーヌ・ルペン氏(43)をしのいで、サルコジ大統領(57)、オランド氏に続く3位に浮上している。

 メランション氏は社会党出身。社会党のジョスパン首相の下で2000年代前半に職業教育担当相を務めた。08年に社会党を「中道寄りすぎる」と批判し、「左派党」を結成、党首に就任。今回の選挙では仏共産党と「左派戦線」を組み、最低賃金の引き上げ、非正規雇用公務員80万人の正規雇用化、医療無料化などの政策を掲げる。

 世論調査会社IFOPによる調査では、第1回投票のメランション氏の支持率は1月30日の7.5%から3月23日には12%に急伸し、中道政党「民主運動」のフランソワ・バイル氏(60)と並ぶ4位となった。世論調査会社BVAの調査では、2月1日の8%から3月22日には14%に躍進し、ルペン氏(13%)、バイル氏(12%)を抜いて3位に浮上した。

 各世論調査ではオランド氏の支持率下落に反比例するように支持率が伸びており、仏メディアは、社会党支持者を含む左派支持層のオランド氏への不満がメランション氏の支持率上昇につながったと分析している。第1回投票でオランド氏の得票を上回り、首位に立つことで決選投票に向けて弾みを付けたいサルコジ氏はメランション氏を「才能のある人物」とたたえている。左派の票奪い合いを激化させることで「オランド氏の支持率の下落を狙っている」(ルモンド紙)とされる。

4026チバQ:2012/03/26(月) 22:03:29
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012032600032

与党の一角、議席失う=重要選挙控え政権に不安−独州議選
 【ベルリン時事】ドイツ南西部のザールラント州で25日、州議会選挙が行われ、連邦レベルでメルケル首相のキリスト教民主同盟と連立政権を組む自由民主党が大敗し、議席を失った。来年の総選挙の前哨戦と位置付けられる5月のノルトライン・ウェストファーレン州議選を前に、メルケル政権にとっては不安な結果となった。
 各党の得票率は、民主同盟が35.2%(前回34.5%)で第1党を維持。最大野党の社民党は30.6%(同24.5%)。自民党はわずか1.2%(同9.2%)で、議席獲得に必要な5%を下回った。民主同盟と社民党が大連立政権を樹立する見通し。(2012/03/26-06:21)

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4027チバQ:2012/03/26(月) 22:06:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120326/erp12032621280001-n1.htm

盗撮・盗聴… ロシアで特務機関が暗躍 在露日本大使館の公使も被害
2012.3.26 21:26 (1/2ページ)
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアで反政権派の政治家や人権活動家が盗撮・盗聴され、面会や電話の内容がインターネットや政府系メディアで暴露される事態が相次いでいる。在露日本大使館の公使(政務担当)も被害にあった。ソ連時代をほうふつさせる盗撮・盗聴劇には治安・特務系機関の関与が疑われており、プーチン首相が次期大統領に就任するのを前に、反政権派の信用失墜や分断を図る狙いだとみられている。

 日本大使館の公使は2月3日、モスクワ市内のレストランで著名な人権活動家、ポノマリョフ氏と面会しているところを盗撮・盗聴された。計5分30秒にわたる2本の盗撮映像が動画投稿サイト「ユーチューブ」に掲載されており、一部は政府系NTVのプロパガンダ(政治宣伝)番組でも放映された。

 この番組は諸外国が資金援助を通じて反政権派や人権活動家の糸を引いていると主張する内容。ポノマリョフ氏が北方領土の色丹、歯舞の「2島を(日本に)引き渡すべきだ」とする持論を展開している映像が使われ、氏が日本の政治的利益と引き換えに「助成金」を求めているとのナレーションが加えられていた。

 こうした盗撮・盗聴は昨年12月、モスクワで下院選の不正疑惑に抗議する大規模な反政権デモが行われるようになったのと軌を一にして相次いだ。

 昨年末には、反政権派のネムツォフ元第1副首相が俗語を多用して“身内”のデモ組織関係者を批判した電話の会話を盗聴され、政権派インターネット・メディアが録音を暴露。今年1月にはルイシコフ元下院議員らがカフェでの面会を盗撮され、人気ブロガーの反政権派指導部からの排除を画策している映像がユーチューブに流出した。

 NTVの前出番組では、欧米の外交官が人権擁護団体に出入りしたり、反政権デモを視察する模様も放映されている。ポノマリョフ氏は「盗撮が連邦保安局(FSB)などの治安・特務系機関によって行われたのは疑いない」と語り、連邦捜査委員会(SK)に調査を求める書簡を送ったことを明らかにした。

 モスクワなど大都市部で反政権機運が高まってきたのに応じ、プーチン次期政権は一定の民主化改革を行って不満層の“ガス抜き”を図る姿勢を見せている。

 これに対し、ポノマリョフ氏は「政権のシロビキ(=武闘派、治安・特務系機関の幹部や出身者など)はプーチンの大統領復帰に活気づき、プーチンがさらに(反政権派に対して)厳しい態度を取るよう圧力をかけている」と指摘。一連の盗撮・盗聴には次期政権の方針をめぐる派閥抗争も絡んでおり、先行きは全く楽観できない状況だといえる。

 在露日本大使館の話「NTVに対しては抗議文書を送付した。大使館員が通常の外交活動として行った面会の映像と音声がわれわれの了解なく放映されたことは遺憾であり、北方領土問題について日本大使館が工作をしているかのように報じられたことも誤解を与えるとする内容だ」

4028チバQ:2012/03/26(月) 22:56:15
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_414396?google_editors_picks=true
「枕がわたしの銀行よ」−ドルに頼るジンバブエ
2012年 3月 26日 14:04 JST
 ジンバブエの行商人イボンヌ・チコッサさん(33)が最後に銀行を訪れたのは2008年、つまり同国のハイパーインフレの最悪期に近い時期のことだ。チコッサさんは当時、毎日夜明けに起きて長い列に並び、1兆ジンバブエ・ドル以上を引き出していた。1兆ジンバブエ・ドルは当時、パン1斤の価格だった。

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Associated Press

文字通り“マネーロンダリング”

 チコッサさんは首都ハラレの貧困地域ンバレの市場で中古の衣料品を販売している。彼女は「銀行に対してはいまだに強い恐怖がある」と話した。チコッサさんはジンバブエ準備銀行がインフレの助長を容認し、彼女の少ない収入の価値を崩壊させたと考えている。チコッサさんは「今は自分の枕がわたしの銀行よ」と語った。

 ジンバブエの経済は成長している。その一因は政府が09年に自国通貨を捨て、米ドルを採用したことにある。この動きによりインフレは抑えられ、投資家が資金を引き揚げるスピードが遅くなった。しかし、一般市民の間では政府の貨幣問題の対処への不信が根強く、急速な経済成長のために必要な預金が銀行から流出している。

 この不透明感がジンバブエをホーダー(現金貯め込み)国家に変えた。ジンバブエの街中に流通する、汚れて灰色になった米ドル札は、多くの2ドル札を含め、堅調な現金経済を裏付けるもので、おおむね銀行を経由していない。2ドル札は米財務省が2006年に最後に印刷したものだ。ジンバブエの銀行の預金高は「ドル化」以降、10年初めの12億5000万ドルから33億ドル(約2700億円)程度にまで回復した。しかし、ジンバブエ銀行協会によると、国民はこのほか銀行の外で約35億ドル保有しており、銀行の預金高を上回っている。

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Associated Press


 現金に飢えたジンバブエの銀行と通貨の統制を失ったジンバブエ中央銀行の困難は、ギリシャ、マラウィ、それにスワジランドといったその他の国々の直面する困難と似ている。しかしジンバブエ中銀が抱える問題は、機能不全というさらに別の水準に達している。

 ジンバブエ準備銀行は過去10年間、ムガベ政権の長年お気に入りの事業計画に15億ドルを貸し出した。同行は現在、アフリカの地域開発銀行や各国中銀に11億ドルの借金をしている。同行によれば、政府がカネを返さないため、返済できないという。

 また03年から同行を率いているギデオン・ゴノ総裁には、私用のために同行の資金を着服した疑惑がかけられている。ゴノ氏はこの疑惑に公式に対応しておらず、ウォール・ストリート・ジャーナルの電子メールへの返信では、詳細に関するコメントを拒否した。同氏は「適切な時期」に疑惑に関する「圧力に対応する」とした。

 一方、同行は中銀としてジンバブエの最後の貸し手としての機能でさえも果たせない状況だ。同国政府は最後の貸し手としての業務を再開するための1億ドルのプログラム創設のため、アフリカ輸出入銀行と交渉している。

 そのプログラムが創設できず、もし同行が銀行の融資保証に乗り出すことができなければ、流動性は枯渇する。そういった事態は実際に既に起こっている。

 一連の問題により、ジンバブエの金融システムはあえぎ、失業率が異常に高い中で、企業から資本が失われている。ジンバブエ当局者は同国の生産年齢人口のうち90%が失業していると推測している。

 ジンバブエが自国通貨を捨てて米ドルを採用して以降、同国の経済成長率は09年が6%、10年が9%にまで伸びた。しかし、昨年は6%にまで後退し、今年は3.1%にまで落ち込むと国際通貨基金(IMF)は予想している。

 ルネッサンス・キャピタルのサハラ砂漠以南地域担当エコノミスト、イボンヌ・マンゴ氏は銀行セクターの崩壊が成長率の低下につながっていると指摘している。

 マンゴ氏は「基本的に通貨政策がない。アイデアが尽きてしまっているのだと思う」と述べた。

 銀行セクターの問題は既に暗くなっている投資環境をさらに悪化させている。

 同国の手つかずのプラチナ埋蔵量は多く、肥沃(ひよく)な農地もある。しかし、ムガベ大統領の「現地化」政策のため、投資資金を失うリスクを負うことを望む人はほとんどいない。現地化政策とは、農地、ビジネス、それに鉱山の権利を黒人に移管することを目的とした政策だ。

4029チバQ:2012/03/27(火) 22:08:15
>>3979
http://www.afpbb.com/article/politics/2868115/8706271
アサンジ容疑者、「リバタリアン」として上院議員当選めざす
2012年03月27日 19:08 発信地:シドニー/オーストラリア

【3月27日 AFP】内部告発サイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」の創設者、ジュリアン・アサンジ(Julian Assange)容疑者は27日、オーストラリア上院議員に当選した場合は、「リバタリアン(自由至上主義者)」としてより開かれた政府の構築を目指すと語った。

 性的暴行容疑によるスウェーデンへの移送決定の取り消しを求めて英最高裁に上訴中のアサンジ容疑者は、今月、オーストラリア上院選への出馬を表明していた。

 豪州国籍を持つアサンジ容疑者は、豪紙シドニー・モーニング・ヘラルド(Sydney Morning Herald)のインタビューに対し、「自由なメディアの強い擁護者」になる決意を語り、また裁判所の弾圧的な決定や、情報への自由なアクセスに対する「過度の制約」を議員特権を活用して打破する決意を示した。

 これまで豪州政府はウィキリークスを厳しく批判してきた。ジュリア・ギラード(Julia Gillard)首相は、ウィキリークスによる米外交公電の公開を「極めて無責任」な行為と表現している。アサンジ容疑者はヘラルド紙に対し、ギラード首相による非難が上院議員選への出馬を決定する上で直接的な影響を及ぼしたと述べた。

 また同容疑者は、オーストラリアの政策には「多くの誤りがある」と述べ、特に「縁故主義の拡大」と「自らの利益のために活動する政界関係者らによる国民の権利と利益の裏切り」を挙げた。

 一方、ウィキリークスは、2013年の下院選でギラード首相と直接対決する候補を、同首相の選挙区であるビクトリア(Victoria)州Lalorに擁立することを発表している。上院選は3年ごとに半数が改選され、通常は下院選と同日に投票が実施されている。(c)AFP

4030チバQ:2012/03/28(水) 21:51:56
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012032801059
委員長にイスラム政党元幹部=憲法起草委の正統性に疑問符−エジプト
 【カイロ時事】昨年2月にムバラク政権が崩壊したエジプトの新憲法案を作成する新憲法起草委員会(100人)の初会合が28日、開かれ、イスラム政党、自由公正党元幹部のカタトニ人民議会議長を委員長に選出した。ただ、リベラル系メンバーら約20人が辞任した委員会の正統性に早くも疑問符が付けられている。
 イスラム勢力が約6割を占める委員会の構成に不満が噴出し、初会合への出席は72人にとどまった。一方、同委を辞任したリベラル系や人民議会議員、NGO関係者らが別の「憲法起草委」の立ち上げを発表しており、5月投票の大統領選とともに民政移管のカギとなる憲法起草は混迷しそうだ。(2012/03/28-21:35)

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4031チバQ:2012/03/28(水) 22:47:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120328/asi12032809090002-n1.htm
インド国民、家庭にトイレはなくとも携帯電話は所有
2012.3.28 09:07 (1/3ページ)[アジア・オセアニア]

インド国鉄の車両内で携帯を操る乗客ら=13日、東部コルカタ(AP)
 携帯電話はあるが用を足すのにトイレがない−。インドではこんな国民が少なくないことが国勢調査で明らかになった。道路や電力供給、住宅、水道など、生活に欠かせないインフラが整備途上のまま、携帯やインターネットの普及が先行して進んでいるようだ。きょうのテーマは「たとえトイレがなくとも」とした。(SANKEI EXPRESS)


携帯電話は必需品


 インドは人口12億、世帯数3億3000万。2011年実施の国勢調査によると、家庭にトイレがある世帯は全体の47%と半数に届かなかった。これに対し、電話(ほとんどは携帯)のある世帯は63%。01年と比べると、トイレは10ポイント、電話は54ポイントの上昇だった。インドで「家庭にトイレがない」といった場合、多くは屋外の空き地などで用を足することを意味する。国勢調査の担当者は「屋外排泄(はいせつ)(open defecation)は引き続き、インドの深刻な問題」と語った。

 電気の来ている家庭は全体の70%(01年比11ポイント増)。水道は43.5%だった。自宅から500メートル以内(都市部は100メートル以内)の水くみ場を利用している家庭は36%で、20%はそれより遠くへ水をくみに行くことを強いられていた。ガスや電気を調理に使っている家庭は29%。67%は薪や牛の糞(ふん)を燃やしていた。

 テレビのある家庭は01年の15.6%から43%に上昇。都市部の家庭で、ノート型パソコンがあるのは20%。LANのある家庭は全体の3%(1000万世帯)だった。


谷崎も宝石もネットで


 インドでネット販売が広がっている、とロイター通信が伝えている。ネパール国境のビハール州に住む男性はかつて、ニール・ゲイマンや谷崎潤一郎といったお気に入りの作家の作品を読みたいと思ったら、ニューデリーかムンバイの親戚(しんせき)に頼んで買ってもらわなければならなかった。ところが、インド版アマゾンともいうべき「Flipkart.com」を知ってからその煩わしさがなくなった。「他のサイトと価格を比較して、安く手に入れることができる」と話した。

 米コンサルタント会社によると、インドのネット販売市場は16年までに10年の10倍規模の840億ドル(約6兆7200億円)になることが見込まれる。ただし今のところ、クレジットカード払いは定着していない。また、どのネット販売業者も配送してくれない地域がある。本のほか、携帯デジタルプレーヤーの類、下着、宝石などがネット販売の人気商品。だが、ネット販売に先鞭(せんべん)をつけたのは、インド国鉄切符の販売で、それまでは、線路が6万5000キロにおよび列車はたいてい混雑する国鉄の切符の入手は困難を極めたらしい。


列車はオンボロでも


 その国鉄をめぐって最近、鉄道相が事実上、更迭される騒ぎがあった。9年ぶりの運賃値上げを4月1日に実施すると発表したのだが、連立与党内から異論が出て、撤回した。

 インド国鉄に関する本を書いたばかりのインド人ジャーナリストのニューヨーク・タイムズへの寄稿によると、航空運賃が高く、道の悪いインドでは、鉄道は欠かせない交通手段で、年間70億人が利用する。値上げは、庶民にとって確かに痛いのだが、施設は老朽化しており、安全確保のための資金を獲得するのに他に手段はないという。

 鉄道相を辞任したディネシュ・トリベディ氏は「運賃を値上げしなければ客車(coaches)は棺おけ(coffins)になるとみな言っている」と語っている。

(編集委員 内畠嗣雅(うちはた・つぐまさ))/SANKEI EXPRESS)

4032チバQ:2012/03/28(水) 22:50:22
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012032802000039.html
独連立政権 揺らぐ基盤
2012年3月28日 朝刊

 ドイツのメルケル首相が連立政権パートナーの自由民主党(FDP)の退潮に苦吟している。同党は州議会選で連敗。過去一年間、七州議会選のうち六州で議席を失い、重大な危機。連立相手の党勢の揺らぎは、欧州財政危機などで正念場が続くメルケル政権の足元も危うくしている。 (ベルリン・弓削雅人)

■低落止まらず
 「この選挙結果に神経質になって、連立政権内の対立をあおるような争点探しをしてはいけない」

 メルケル政権でFDPから入閣したバール保健相は、騒ぎの火消しに躍起だった。二十五日に投開票された西部ザールラント州議会選で、FDPは得票率わずか1・2%。前回の9・2%から転落し、議席獲得に必要な5%にも遠く届かなかった。

 メルケル首相が率いるキリスト教民主同盟(CDU)は支持を伸ばして第一党となったが、連立相手のFDPを失い、最大野党の社会民主党(SPD)との大連立を進めざるを得ない情勢。勝利宣言したCDUのクランプカレンバウアー同州首相も「SPDとは、対等な立場で連立協議を進めたい」と、選挙結果に当惑気味だった。

■躍進から転落
 FDPは中小企業経営者や自営業者が主な支持基盤。前回二〇〇九年の連邦議会選挙では14・6%と過去最高の票を獲得。CDUとの中道右派連立政権を十一年ぶりの復活に導いた。

 しかし、政権発足直後、党の存在感を示そうと突き進んだのが災いのもと。大規模減税の要求などでメルケル首相与党と再三対立、内政を停滞させた。外交面でも、同党のウェスターウェレ外相は昨年、リビア問題で北大西洋条約機構(NATO)の武力行使に強硬に反対し続け、欧州で孤立する形になった。

 FDPは党幹部の交代で一新を図ったが、昨年、東京電力福島第一原発事故が起きると反原発を主張する「緑の党」が躍進。既存原発の稼働延長を推進してきたFDPは一気に退潮し、連立政権の運営に影を落とした。

■連立の再編も
 ザールラント州議会選でFDPが敗北した後、メルケル首相は、「国政の連立政権は安定しており、州とは状況が異なる」と、影響回避に必死。外交政策をめぐっても、影響はないとの姿勢を強調している。

 とりわけ欧州の最大懸案であるユーロ危機をめぐっては、首相は二十六日、現行の欧州金融安定化基金(EFSF)と、常設安全網として発足する欧州安定メカニズム(ESM)の並行運用に言及。融資能力強化案を支持し、反対一辺倒から欧州との妥協に転じる姿勢さえ示した。

 ドイツでは、五月中旬まで、北部シュレスウィヒ・ホルシュタイン、西部ノルトライン・ウェストファーレンと州議会選が続く。最新の世論調査では、どちらもFDPの支持率は4%以下で、議席獲得ラインに届いていない。来年秋の連邦議会選挙に向けて各州でFDPの退潮が続けば、国政の舞台でも、連立組み替え、または政権交代が焦点になる可能性も高まる。

 ベルリン自由大学のカールステン・コシュミーダー研究員は「SPDは当面、ユーロ政策ではメルケル首相を支持する。しかし、前政権の教訓から、大連立が得策とは考えていないだろう」と指摘している。

4033チバQ:2012/03/28(水) 22:53:53
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012032801001555.html

政治活動の継続明言 ンドゥール氏
2012年3月28日 17時27分

 27日、セネガルの首都ダカールで取材に応じるユッスー・ンドゥール氏(共同)


 【ダカール共同】西アフリカ・セネガルの大統領選で出馬申請が退けられた世界的歌手ユッスー・ンドゥール氏(52)が28日までに、首都ダカールで共同通信の単独インタビューに応じ「まだ音楽に情熱はあるが、国のことの方が優先的だ」と述べ、政権交代が決まった同国で今後も政治活動を続けると明言した。

 ンドゥール氏は、支持者の署名不足で出馬申請が退けられたことについて「過去のこと」と強調。25日の決選投票で野党候補のサル元首相(50)が当選したことに自身の支援が役割を果たしたとし「私にも責任がある」と述べ、新政権参加に前向きな考えを示した。

4034チバQ:2012/03/29(木) 23:05:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120328-00000086-mai-int
<イスラエル>最大野党の党首交代
毎日新聞 3月28日(水)19時48分配信

 【エルサレム花岡洋二】イスラエル最大野党の中道・カディマは27日、党首選を行い、モファズ国会外交・防衛委員長(63)が現党首のリブニ前外相(53)を大差で破り、新党首に選ばれた。

 モファズ氏はイラン生まれの元国防相。地元メディアによると、モファズ氏は党員による有効投票の62%を獲得した。リブニ氏の得票率は37%だった。

 カディマは09年2月の総選挙で第1党の地位を維持しながらリブニ党首が組閣できず、ネタニヤフ党首(現首相)率いる第2党のリクードによる右派連立政権が発足。カディマはその後、支持者がリクードや中道左派・労働党に流れて支持率を大幅に下げ、党首選でリブニ氏の責任が問われた形になった。

 イスラエルの次期総選挙は来年10月に予定されている。

4035チバQ:2012/03/29(木) 23:06:06
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120329/mcb1203290500002-n1.htm
サルコジ氏、支持率伸び悩む 銃撃事件対応の高評価も結びつかず2012.3.29 05:00
 フランスのサルコジ大統領は、同国南西部トゥールーズ周辺で今月起きた銃撃事件への対応について世論調査で高い評価を受けたものの、大統領選挙が近づく中でそれを支持率に結び付けることはできなかった。

 27日公表された3件の世論調査によると、社会党のオランド候補は過去1週間に追い上げを受けているが、5月6日の決選投票に関する支持率は54%と、サルコジ大統領の46%をなお上回っている。過去2件の世論調査で支持率はそれぞれ56%対44%だった。

 今回の世論調査は、ユダヤ人学校襲撃などで7人を殺害したとされるモハメド・メラ容疑者が22日に警察に殺害されてから初めて実施された。市民は32時間におよぶ容疑者立てこもりの実況中継にくぎ付けとなったが、大統領選に関する関心事項は依然として雇用と給与であることが世論調査で示された。

 ボストン大学のウィリアム・キーラー教授(フランス現代史)は「経済がすべてだという従来の選挙に関する表現が当てはまる。今回の危機では経済状況が他の何事にも勝る」と指摘。銃撃事件については「まれな出来事で、国民は考えを大きく変えることはないだろう」と述べた。(ブルームバーグ Gregory Viscusi)

4036チバQ:2012/03/29(木) 23:11:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120329/amr12032909450002-n1.htm
ルラ氏の喉頭がん完治 ブラジル大統領選再出馬も
2012.3.29 09:44

喉頭がんの治療を受けていたブラジルのルラ前大統領(AP)
 喉頭がんの治療を受けていたブラジルのルラ前大統領(66)について、治療に当たっていた同国最大都市サンパウロの病院は28日、がんは完治したと発表した。ルラ氏は「政治生活に戻る」と表明、2014年の大統領選に再出馬する可能性が指摘されている。

 ルラ氏は03〜10年に大統領を2期8年務め、経済成長をけん引し、今も国民人気が高い。連続3選禁止の憲法規定により、同じ労働党のルセフ氏が後継者となり10年の選挙で当選。同国初の女性大統領ルセフ氏も人気が高く、どちらが次回選挙に出馬するか関心が高まっている。

 昨年10月、ルラ氏は喉頭がんにかかったことが判明。トレードマークだったひげと頭髪をそり、化学療法と放射線治療などを続けていた。(共同)

4037チバQ:2012/03/30(金) 22:48:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120330/asi12033020550003-n1.htm
モーリシャス大統領辞任へ 首相と対立
2012.3.30 20:54
 インド洋の島国モーリシャスのジュグノート大統領は30日、31日付で辞任すると表明した。ロイター通信などが伝えた。同国では大統領は名誉職で、ジュグノート氏は実権を持つラムグーラム首相と対立していた。

 ジュグノート氏は辞任後、野党側に参加する方針。与党側はジュグノート氏の政権への干渉を批判していた。

 モーリシャスは、政党政治などの民主制度が定着した安定した国と国際的に評価されている。(共同)

4038チバQ:2012/03/31(土) 08:17:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120330-00000031-jij-int
イスラエルに基地使用許可か=イラン空爆で―アゼルバイジャン
時事通信 3月30日(金)7時13分配信

 【ワシントン時事】米外交専門誌「フォーリン・ポリシー」(電子版)は29日までに、米当局者の話として、イスラエルがイラン北部と接するアゼルバイジャンから空軍基地の使用許可を得たもようだと報じた。米政権はイスラエルによるイランの核施設攻撃に利用される可能性があるとして、懸念を深めているという。

4039名無しさん:2012/03/31(土) 12:34:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120331-00000097-san-int
フォークランド紛争30年 資源めぐり再燃の兆し
産経新聞 3月31日(土)7時55分配信


拡大写真
フォークランド諸島(写真:産経新聞)
 ■展開力欠く英 アルゼンチン強気

 【ロンドン=木村正人】南大西洋のフォークランド諸島にアルゼンチンが侵攻し、実効支配する英国が奪回したフォークランド紛争の勃発から来月2日で30年。最近、アルゼンチンが同諸島に寄港した船舶の入港を拒否するなど圧力を強めている。金融危機による財政難で英国の前方展開力に空白が生じたのに対し、南米では資源需要や新興国の台頭により海外領土を維持する英国への反発が強まっていることが背景にある。

[フォト]「鉄の女」優しくおちゃめな素顔

 英政府は2月、フォークランド諸島に最新鋭のミサイル駆逐艦を派遣。空軍で救助ヘリの副操縦士を務めるウィリアム王子も同諸島で任務に当たった。

 これに対し、アルゼンチン政府は「英国の植民地主義は人間の恥」と反発し、同諸島に寄港した船舶がアルゼンチンの港に入るのを拒否。さらに国内大企業の幹部に英国からの輸入を止めるよう求めたほか、同諸島周辺での石油開発に関与する企業に対し法的手段や制裁措置を取る考えを表明するなど、強硬姿勢をエスカレートさせている。

 英国領のフォークランド諸島には軍事と外交以外の自治権がある。地元メディア、ペンギン・ニューズのリサ・ワトソン編集長(42)は「アルゼンチンが侵略してきたとき、私は12歳。今でもトラウマになっている」と語る。

 同諸島周辺の海産物は豊富で、最近では海底油田の試掘権収入が富をもたらす。紛争時約1600人だった人口も今は3千人余。「アルゼンチン系島民は多くても5家族」(同編集長)という。

 ロジャー・エドワーズ立法議会議員(65)は「われわれは180年間も住んでおり、孫で9世代目。島民のアイデンティティーは1番目にフォークランド、2番目に英国。数年前の世論調査では99%が英国領にとどまることを支持している」と語る。

 こうした中、2008年の金融危機で国防費削減を強いられた英国では、戦闘機を搭載できる空母が退役、19年に新たな空母が配備されるまで前方展開力を欠いているのが現状だ。マイケル・ジャクソン元英陸軍参謀長は英紙に「今、フォークランドが侵略されても奪回できない」と嘆く。防空能力を高めるため、英軍は戦闘機ユーロファイター4機を常駐させ、最新鋭ミサイル駆逐艦を配備して万全を期す。

 一方、アルゼンチン空軍機は老朽化しており、軍事専門出版社IHSジェーンズのロバート・マンクス氏は「同国には侵略の意思も能力もない」と分析する。

 それでもアルゼンチンが強気に出る背景には、南米で反米感情が高まるのを恐れるオバマ米政権が、英国の肩を持たず双方に「合意による解決」を求めているうえ、中国がアルゼンチンの領有権を支持していることなどがある。

 同諸島周辺では豊富な石油埋蔵量が確認され、フォークランド自治政府の認可を受けた複数の英企業などが試掘を開始している。

 新興国の台頭により、海底資源が豊かな各海域では領有権争いが顕在化しており、米海軍大のジェームズ・ホームズ准教授は「(南・東シナ海で領有問題を抱える)中国がフォークランド紛争を研究している」とも指摘している。

【用語解説】フォークランド紛争

 1982年4月2日、アルゼンチン軍事政権がフォークランド諸島に侵攻、1833年以来、同諸島を実効支配する英国と紛争が勃発。サッチャー英政権(当時)は空母2隻を主力とする部隊を派遣し、6月14日にアルゼンチンが降伏。死者約900人、負傷者約1800人を出した。両国は2009年、国連に同諸島周辺の領有権を申請したが、いずれも凍結されている。

4040チバQ:2012/04/01(日) 09:18:31
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012040100038
ムスリム同胞団が候補擁立=エジプト大統領選
 【カイロ時事】エジプト人民議会を主導する自由公正党の母体、ムスリム同胞団は31日、5月の大統領選挙の候補者として、同胞団ナンバー2のハイラト・シャーテル氏(61)の擁立を発表した。昨年2月のムバラク政権崩壊後の大統領を選ぶ選挙戦はさらに熱を帯びそうだ。(2012/04/01-08:06)

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4041チバQ:2012/04/01(日) 09:19:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012033100402
反体制派は「壊滅」と政権=安定後に都市部撤退−シリア
 【カイロ時事】シリア外務省報道官は31日、国営テレビに対し、アサド政権の打倒を目指した反体制運動が壊滅したとの認識を示した。アサド政権は中部ホムスなどへの攻撃を続けているが、同報道官は、重火器の使用停止や反体制派との対話などを求めたアナン国連・アラブ連盟特使の調停案を履行する考えを改めて表明した。
 同報道官は「国家を打倒しようとするもくろみは終わった。安定を確保し、新たなシリアを構築する取り組みが始まった」と述べた。アナン氏の調停に基づき、情勢が安定し次第、軍や治安部隊は都市部から撤退するという。(2012/03/31-22:59)

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4042名無しさん:2012/04/01(日) 09:19:40
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012033100238
大統領に論文盗用疑惑=辞任圧力強まる−ハンガリー
 【ベルリン時事】ハンガリーのシュミット大統領(69)が1992年に執筆した博士論文に盗用疑惑が浮上した。シュミット氏は否定しているが、大学側は博士号を剥奪。野党は辞任要求を強めており、同氏を大統領に推したオルバン首相は苦しい立場に追い込まれている。
 疑惑は地元メディアが1月に報じて発覚した。シュミット氏が体育大学に提出した近代五輪に関する論文215ページのうち、180ページがブルガリアのスポーツ専門家によるフランス語の論文を一字一句、翻訳しただけの内容だった。その後、他の17ページもドイツ人学者の英語の論文とそっくりと伝えられた。
 疑惑を受けて設置された調査委員会は「多くが翻訳であるものの、見逃した大学側の責任であり、論文は当時の基準を満たしている」と結論付けた。しかし、体育大学を統合したゼンメルワイス大学は「論文は科学的にも倫理的にも問題がある」として、博士号の剥奪を決めた。(2012/03/31-15:33)

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4043チバQ:2012/04/01(日) 14:20:08
http://www.asahi.com/international/update/0401/TKY201204010077.html
2012年4月1日7時14分
エジプト大統領選、イスラム組織が幹部擁立 選挙の軸に関連トピックスエジプト[PR]

 エジプト最大の穏健派イスラム組織ムスリム同胞団と系列政党の自由公正党は31日、5月に予定される同国大統領選に、ハイラト・シャーテル副団長(61)を擁立すると発表した。同胞団は圧倒的な組織力を持っており、選挙戦の軸となりそうだ。一方、下院で過半数近くを占める同胞団の「権力独占」を警戒する世俗・リベラル派との対立も深まりそうだ。

 シャーテル氏は学生時代から同胞団の活動に加わる一方、家具のチェーン店などを経営する富豪として知られ、同胞団に多額の献金を続けてきた有力幹部。出馬表明に伴い、副団長を辞任した。

 同胞団はこれまで「一つのグループで権力を独占すべきではない」として大統領選には自派候補を擁立しないとし、昨年5月には出馬を表明した幹部のアブドルメナム・アブルフトゥーハ氏を除名していた。一方、世俗派などは「隠し玉候補がいるはず」とみていた。

4044チバQ:2012/04/01(日) 22:36:25
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20120402k0000m030092000c.html
エジプト大統領選:イスラム穏健派が擁立…議会で最大勢力
 【カイロ和田浩明】エジプトの穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」は3月31日、ハイラト・シャーテル副団長(61)を、5月下旬に予定される大統領選挙に擁立すると発表した。同胞団の系列政党「自由公正党」は人民議会(国会)で半数近くの議席を持ち、組織力・資金力もあるだけに、シャーテル氏はアムル・ムーサ前アラブ連盟事務局長(75)らと共に最有力候補になりそうだ。

 シャーテル氏は80年代から同胞団の熱心な活動家となる一方、家具事業などで巨万の富を築き「同胞団の主要資金源の一人」(地元メディア)と見られてきた。ムバラク政権下では複数回投獄されたが、昨年1〜2月の民主化革命を受け釈放されていた。31日、大統領選準備に集中するため同胞団の副団長ポストを辞任した。

 同胞団はこれまで、権力独占を避ける見地から大統領候補は出さないとの立場を取ってきた。方針変更の理由について、同胞団のマフムード・ガジアン報道官は毎日新聞の取材に、エジプトを暫定統治する軍最高評議会とガンズーリ内閣を「国民の要求」に応えていないと批判。これに対抗するには大統領権限を確保する必要があると判断したと説明した。

 一方で、アハラム政治戦略研究所のガマル・アブデルガワド顧問は「支持候補をめぐる同胞団分裂の危機を回避するため独自候補を選んだ」との見方を毎日新聞の取材に示した。同胞団は昨年、幹部のアブドルメナム・アブルフトゥーハ氏を大統領選出馬表明後に除名している。

 立法府で最大勢力となっている同胞団が、行政府の長である大統領の座も把握しようとする動きは、リベラル世俗勢力から「権力の独占を図ろうとしている」との批判を呼んでいる。

 エジプトでは新憲法の起草委員会が設立されるなど、民政移管に向けた準備も進んでいるが、同胞団や厳格なイスラム主義者「サラフィスト」の政治的台頭への懸念も強まっている。

毎日新聞 2012年4月1日 21時49分

4045名無しさん:2012/04/02(月) 12:36:16
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/04/02/20120402ddm007030158000c.html
エジプト大統領選:イスラム穏健派が擁立 最有力候補に
 【カイロ和田浩明】エジプトの穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」は3月31日、ハイラト・シャーテル副団長(61)を、5月下旬に予定される大統領選挙に擁立すると発表した。同胞団の系列政党「自由公正党」は人民議会(国会)で半数近くの議席を持ち、組織力・資金力もあるだけに、シャーテル氏はアムル・ムーサ前アラブ連盟事務局長(75)らと共に最有力候補になりそうだ。

 シャーテル氏は80年代から同胞団の熱心な活動家となる一方、家具事業などで巨万の富を築き「同胞団の主要資金源の一人」(地元メディア)と見られてきた。ムバラク政権下では複数回投獄されたが、昨年1〜2月の民主化革命を受け釈放されていた。31日、大統領選準備に集中するため同胞団の副団長ポストを辞任した。

 同胞団はこれまで、権力独占を避ける見地から大統領候補は出さないとの立場を取ってきた。方針変更の理由について、同胞団のマフムード・ガジアン報道官は毎日新聞の取材に、エジプトを暫定統治する軍最高評議会とガンズーリ内閣を「国民の要求」に応えていないと批判。これに対抗するには大統領権限を確保する必要があると判断したと説明した。

 一方で、アハラム政治戦略研究所のガマル・アブデルガワド顧問は「支持候補をめぐる同胞団分裂の危機を回避するため独自候補を選んだ」との見方を毎日新聞の取材に示した。同胞団は昨年、幹部のアブドルメナム・アブルフトゥーハ氏を大統領選出馬表明後に除名している。

 立法府で最大勢力となっている同胞団が、行政府の長である大統領の座も把握しようとする動きは、リベラル世俗勢力から「権力の独占を図ろうとしている」との批判を呼んでいる。

 エジプトでは新憲法の起草委員会が設立されるなど、民政移管に向けた準備も進んでいるが、同胞団や厳格なイスラム主義者「サラフィスト」の政治的台頭への懸念も強まっている。

毎日新聞 2012年4月2日 東京朝刊

4046チバQ:2012/04/02(月) 20:42:07
>>3992>>4021>>4041
http://topics.jp.msn.com/world/general/article.aspx?articleid=950373
2012年4月2日 10:30 (AFPBB News)
トルコで「シリアの友人」会合、シリア政権への圧力強める
【4月2日 AFP=時事】トルコのイスタンブール(Istanbul)で1日、アラブ連盟(Arab League)加盟国や米仏独などが参加して、アサド政権による反体制派の弾圧が続くシリア情勢について協議する「シリアの友人(Friends of Syria)」会合が開かれた。


 参加各国は、シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権に、国連(UN)とアラブ連盟のシリア特使であるコフィ・アナン(Kofi Annan)前国連事務総長が提示した調停案の履行期限を設定するよう求めるとともに、国連にシリアでの弾圧停止に向けた具体的な行動を求めた。しかし、アサド政権の打倒に向けて闘う反体制側への武器供与への支持には踏み込まなかった。


 国連の調停案は国連とアラブ連盟のシリア特使であるコフィ・アナン(Kofi Annan)前国連事務総長が提示したもので、弾圧の停止、人道目的での1日2時間の停戦、全ての戦闘地域への立ち入りの許可、シリア主導の包括的な政治的プロセスの推進、デモを行う権利、任意で拘束されている人々の釈放の6項目を受け入れるようアサド政権に求めている。アサド大統領は前月27日、この調停案を受け入れる意志を示したが、反体制派側への攻撃は停止していない。


 また会合では、「シリア国民評議会(Syrian National Council)」を「全シリア人の正当な代表」として承認し、国際社会との主要な対話窓口とすることとされた。


「シリアの友人」会合は、2月下旬にチュニジアの首都チュニス(Tunis)で開かれて以来2回目。開催国トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相は、国連安保理が責務を果たさないのであれば、国際社会はシリア国民が武器をとって自衛する権利を容認せざるをえなくなると警告した。


 ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官も、アサド政権がアナン氏の調停案受け入れを示した後も反体制派への攻撃を続けていることを批判した。シリアでは1日も政府軍と反体制派との戦闘で新たに40人の死亡が報告された。(c)AFP=時事/AFPBB News

4047チバQ:2012/04/02(月) 20:43:01
http://www.cnn.co.jp/world/30006089.html
シリア友人会合、反体制派の国民評議会を代表として承認
2012.04.02 Mon posted at: 10:33 JST

トルコ・イスタンブール(CNN) 欧米などの有志国83カ国でつくる「シリアの友人」の会合が1日、トルコのイスタンブールで開かれ、反体制派の「シリア国民評議会(SNC)」をシリア国民の正当な代表として正式に承認し、アサド政権の弾圧に対抗するため国際社会による支援を表明した。

会合で演説したSNCのブルハン・ガリユーン議長は、もしアサド政権の崩壊が実現すれば、宗教や民族による差別を行わず、すべての国民に市民権を保障する民主的な政権の樹立を目指すと表明した。しかしその実現のためには、多数の犠牲者を出してきた武力弾圧に対抗するため、国際社会による行動と支援が必要だと指摘し、「シリア政権は国際社会の躊躇(ちゅうちょ)と分裂に乗じて包囲を強め、住民を追い払って街を砲撃している」と訴えた。

これを受けて会合では、「シリア国民が自分たちを守るための正当な措置を支援する」と表明、シリア政府軍に対しては「国民を標的とした不当な命令」への不服従を促した。

開催国トルコのエルドアン首相は、シリアの人々を見捨てはしないと強調。クリントン米国務長官は、人道支援目的で表明済みの額に加えて、反体制派支援のためさらに1200万ドルを拠出すると表明した。

クリントン長官はまた、アサド政権を孤立させ、資金源を断ち切るための対シリア制裁に今後も各国が協調して取り組むと述べ、これまでの制裁が政権上層部に徐々に影響を及ぼし始めているとの見方を示した。

一方、SNCのメンバーからはさらなる支援が必要だとの声が上がり、離反兵らでつくる「自由シリア軍」に対する国際社会の援助などを促した。ガリユーン議長は同日、自由シリア軍の兵士や活動家に給金を払うことも表明している。

武力弾圧はこの日もシリア各地で続き、シリア国内の反体制派によれば、1日だけで子ども6人と女性4人を含む少なくとも80人が死亡した。

これに対して国営シリア・アラブ通信(SANA)は、軍や治安部隊の5人が同日埋葬されたと報道。首都ダマスカスなど各地にある世界遺産が「テロ組織」に狙われ、一部は破壊されていると伝えた。イスタンブールの会合の模様も、「シリアの敵による会合」として国営テレビで一部が紹介されている。

4048チバQ:2012/04/02(月) 20:44:33
http://www.asahi.com/international/intro/TKY201203310581.html
2012年4月1日0時50分シリア難民、遠い安住 弾圧逃れ周辺国に数万人シリア難民の子どもたち。屈託のない笑顔に「写真を撮っても良いか」と尋ねると、母親は「子どもは大丈夫だけど、大人はアサド政権に知られると捕まる」と子ども(右)の後ろで顔を隠した=レバノン北部アルサール、貫洞欣寛撮影


 アサド政権による反体制派弾圧が続くシリアから周辺国へ脱出する人たちが増加の一途だ。だが、命からがら脱出しても安住はできない。レバノンではアサド政権を支える勢力も多いため、避難した人々は息を潜めるように暮らす。トルコは反体制派の「拠点」となり、政権軍との戦闘で負傷した人であふれていた。

■レバノン 公設キャンプなし

 レバノンにシリア難民のための公的機関によるキャンプはない。イスラム教・シーア派組織ヒズボラなど親シリア派与党が設営に反対しているからだ。ヒズボラは長年、アサド政権から軍事・経済支援を受けてきた。シーア派の街にはアサド大統領の肖像があちこちにある。シリア難民が行ける雰囲気ではない。2005年までレバノンにシリアが軍を駐留させた経緯から、今もシリアの秘密警察網があるとされる。「目立てば連れ戻される」と語るシリア人は多い。

 レバノンのシリア難民は1万6千人超。北部トリポリやベカー高原などに集中し、民家や倉庫で暮らす。

 10日前、シリア中部ホムスのババアムル地区からトリポリに逃れた男性(41)は昨年3月、デモに参加し、8カ月間拘束された。「アサドの写真に忠誠を誓えと命じられた。拒否すると両手を踏まれ、電気ショックを受けた」。3月上旬、同地区に軍が進攻、脱出を決めた。男性らは「帰国すれば殺される。政権が倒れるまで帰れない」と口をそろえる。

 ホムス近郊クサイル出身の中学3年の女子生徒(15)は、2人の兄弟、祖父母とともに徒歩で国境の山を越えた。父親は2カ月前、頭を狙撃され全身不随に。看護師の母親は反体制派の「野戦病院」での勤務を志願した。生徒は「学校に行きたい。お母さんや友達に会いたい」。

4049チバQ:2012/04/02(月) 20:45:17
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2868798/8719845?ctm_campaign=txt_topics
シリア各地で戦闘激化、アラブ連盟への失望も
2012年03月30日 20:00 発信地:ダマスカス/シリア

3月30日 AFP】バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権による反体制派の弾圧が続くシリアでは、30日も各地で激しい戦闘が続いている。

 シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)によると、反体制派の主要拠点となっているホムス(Homs)や周辺地域は同日、政府軍による大規模な砲撃を受けている。

 一方、首都のあるダマスカス(Damascus)県のハラスタ(Harasta)やイルビン(Irbin)では、反体制派が携行式ロケット弾を発射したのをきっかけに夜明け前から政府軍と反体制派との戦闘が始まった。

 反体制運動を組織する「地域調整委員会(Local Coordination Committee、LCC)」によると、中部ハマ(Hama)や東部デリゾール(Deir Ezzor)でも激しい戦闘が報告されている。

 インターネット上で反体制運動を展開する「シリア革命2011(Syrian Revolution 2011)」は、アラブ連盟(Arab League)の首脳会議がアサド大統領に反体制派との対話を促すに終わり、反体制派を「見捨てた」ことに抗議し、街頭に出てデモを行うよう人々に呼びかけている。(c)AFP

4050チバQ:2012/04/02(月) 20:47:42
>>4007-4008
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2869002/8730091
トゥアレグ人反政府勢力が世界遺産都市ティンブクトゥを掌握
2012年04月02日 12:50 発信地:バマコ/マリ

【4月2日 AFP】先月22日にクーデターが起きた西アフリカ・マリのトゥアレグ(Tuareg)人反政府勢力「アザワド解放民族運動(Azawad National Liberation Movement、MNLA)」は1日、同国北部の伝説的な砂漠都市ティンブクトゥ(Timbuktu)を掌握したと発表した。

 イスラム系武装勢力の支援を受けて独立国家設立闘争を続けるトゥアレグ(Tuareg)人との戦いの中で、政府の対応に不満を募らせた兵士たちが今回のクーデターを起こした。クーデター後にトゥアレグ人勢力は同国北部で勢力を急速に拡大し、すでにキダル(Kidal)や北部の軍司令部が置かれていたガオ(Gao)などいくつかの街を支配下に収めた。ティンブクトゥはトゥアレグ人の支配下に置かれていなかった北部最後の主要都市だった。

 通称「砂漠の真珠」として知られるティンブクトゥは、異国情緒あふれる遠隔地の代名詞ともなっている伝説的貿易都市で、人口は約5万人。国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の世界遺産(World Heritage)にも指定されている。

 アザワド解放民族運動は「マリによる支配の終わり」であり、「秩序と統治」を維持していくなどとする声明を出した。

■ティンブクトゥで略奪 

 現地の人たちは1日、ティンブクトゥの軍の基地で重火器の音が聞こえるとAFPに証言した。電話でAFPの取材に応じたある住民は、「武装勢力がすでにティンブクトゥに入っている。こうして話している間にも武装勢力が市内の銀行に向かっているのが見える」と語った。AFPの取材に応じたある銀行の支店長は、宝物庫や銀行、警察署、役所、そして病院まで略奪の被害にあっていると述べた。

 クーデターは国際的な非難を浴び、マリの政治情勢は混迷の度を深めている。クーデターから逃れた同国のアマドゥ・トゥマニ・トゥーレ(Amadou Toumani Toure)大統領は、首都バマコ(Bamako)の安全な場所に隠れていることが分かっている。

■反乱軍は憲法を回復

 反乱軍のリーダー、アマドゥ・サノゴ(Amadou Sanogo)大尉は1日、クーデター後に停止した憲法の回復と政府機関の機能回復を宣言し、次期選挙に反乱軍メンバーが立候補することはないと明言した。

 しかし、バマコ郊外カチ(Kati)の軍事キャンプでAFPと米ナショナル・パブリック・ラジオ(National Public Radio、NPR)の取材に応じたサノゴ大尉は、「反乱軍は(政権内から)退くつもりはない」と英語で述べた(マリの公用語はフランス語)。サノゴ大尉によれば、新政権の首相は文民が務めるが、国防相あるいは内相は反乱軍が指名した人物になる可能性があるという。

 西アフリカ諸国経済共同体(Economic Community of West African States、ECOWAS)はこのクーデターを強く非難しており、2日までに憲法秩序が回復されなければ厳しい制裁も辞さないと警告していた。(c)AFP

4051チバQ:2012/04/02(月) 20:49:16
http://www.asahi.com/international/update/0402/TKY201204020097.html
2012年4月2日11時29分

マリ反政府勢力、北部を制圧 軍クーデターに乗じて[PR]

 西アフリカ・マリでトゥアレグ族の反政府勢力が1日、世界遺産の都市トンブクトゥを制圧し、北部の主要都市をすべて掌握した。

 マリでは、軍の一部が3月22日、反政府勢力と戦う武器が不足していることなどを理由にクーデターを起こした。首都バマコで大統領府などを占拠した上で、憲法を停止して国家権力を握った。しかし、反政府勢力がこの機に乗じて、北部の主要都市に相次いで侵攻。クーデターから1週間余りで国の半分が反政府勢力の影響下に入った。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120401/mds12040122280002-n1.htm
マリ北部の制圧進める 反政府勢力、要衝を掌握
2012.4.1 22:26
 西アフリカ・マリからの報道によると、同国北部の独立を求める遊牧民トゥアレグ人の反政府武装勢力は1日、北部ガオ州の州都ガオを掌握したと表明した。反政府勢力は同日、世界遺産の都市であるトンブクトゥを包囲、北部の要衝都市の制圧を進めている。

 反政府勢力は既に北部キダル州の州都キダルを掌握した。反政府勢力との戦闘でトゥーレ政権がマリ軍に武器を十分に与えていないとして、3月下旬にクーデターを起こした反乱軍にとって、同勢力の攻勢は大きな打撃だ。

 反政府勢力は、トゥアレグ人のイスラム過激派組織と連携しているとされる。反乱軍を率いるサノゴ大尉は3月31日、市民の犠牲を避けるためガオでの戦闘停止を決めたと表明、ガオからマリ軍が撤退した。(共同)

http://mainichi.jp/select/world/news/20120401ddm007030169000c.html
マリ:北部の武装組織、攻勢 クーデターに乗じ拠点制圧
 【ヨハネスブルク服部正法】軍事クーデターが起きた西アフリカのマリで、政情不安に乗じて反政府武装組織が北部で攻勢を強め、3月30日、拠点都市であるキダルを制圧した。リビアのカダフィ政権が崩壊した後、雇い兵と武器がリビアから流入したことで反政府組織側は勢いづいており、混乱が長期化する恐れも出てきた。

 サノゴ大尉率いる国軍反乱軍が3月21日に蜂起し、トゥーレ大統領が政権を追われた。背景には反政府武装組織の封じ込めで効果的な手を打ち出せない政権への国軍内部の不満があった。北部の分離独立を求める遊牧民トゥアレグ人の武装組織「アザワド解放民族運動(MNLA)」が進軍したのはクーデターの混乱を利用した形だ。

 リビアではトゥアレグ人がカダフィ大佐の外国人雇い兵集団に参加し政権崩壊後に脱出した。元雇い兵と武器が流れ込んだMNLAは1月以降、国軍と交戦。AFP通信はキダル制圧ではトゥアレグ人のイスラム過激派組織がMNLAと連携していると伝えている。

毎日新聞 2012年4月1日 東京朝刊

4052チバQ:2012/04/02(月) 20:50:52
http://mainichi.jp/photo/archive/news/2012/03/31/20120401k0000m030042000c.html
マリ:反政府武装組織、キダルを制圧 長期化の恐れも

西アフリカのマリで反政府武装組織が制圧したキダル 【ヨハネスブルク服部正法】軍事クーデターが起きた西アフリカのマリで、政情不安に乗じて反政府武装組織が北部で攻勢を強め、3月30日、拠点都市であるキダルを制圧した。リビアのカダフィ政権が崩壊した後、雇い兵と武器がリビアから流入したことで反政府組織側は勢いづいており、混乱が長期化する恐れも出てきた。

 サノゴ大尉率いる国軍反乱軍が3月21日に蜂起し、トゥーレ大統領が政権を追われた。背景には、反政府武装組織の封じ込めで効果的な手を打ち出せないトゥーレ政権への国軍内部の不満があった。北部の分離独立を求める遊牧民トゥアレグ人の武装組織「アザワド解放民族運動(MNLA)」がキダルへ進軍したのはクーデターの混乱を利用した形だ。

 リビアでは多数のトゥアレグ人がカダフィ大佐の外国人雇い兵集団に参加したが、政権崩壊後に脱出した。元雇い兵と武器が流れ込んだMNLAは今年1月以降、国軍と本格的な交戦を繰り広げてきた。AFP通信はキダル制圧ではトゥアレグ人のイスラム過激派組織がMNLAと連携していると伝えている。

 マリやニジェールでは国際テロ組織アルカイダの北アフリカ組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」などのイスラム過激派組織が勢力を伸ばしており、マリの混乱が長引けば一帯の不安定化につながる可能性もある。

毎日新聞 2012年3月31日 19時54分(最終更新 3月31日 20時15分)

4053チバQ:2012/04/02(月) 21:04:53
>>3573>>3825>>4009>>4023
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2012/03/post-2491.php
南オセチア大統領選をねじ曲げた暴力
Alla Dzhioyeva Hospitalized After Police Raid

選挙に当選した野党指導者に暴行、影響力を失いつつあるプーチンの焦り

2012年03月29日(木)14時43分
アンナ・ネムツォーワ(モスクワ)

[2012年3月 7日号掲載]

 人口約7万人の小さな共和国、南オセチアは悲しげな国だ。ロシア軍基地の色鮮やかな新築の建物の隣には、以前は建物だったれんがの山がある。崩れかけた家が並ぶ道路には大きな穴が開いていて、冬の薄暗い日差しの中を車がはうように進む。

 この国では珍しい外国人記者にまず向けられる質問といえば──「アラは本当に警官に殴られたのか?」。
昨年11月の大統領選で、南オセチア初の女性大統領の座を射止めたのが、野党指導者のアラ・ジオエワ元教育相(62)だ。グルジアからの独立を宣言した南オセチアでは、08年に帰属をめぐってロシア軍とグルジア軍が衝突。ロシアは後に南オセチアの独立を承認していた。

 紛争後初の自由選挙となった大統領選で独立系候補のジオエワ陣営は、ロシア政府が南オセチア復興の約束を果たしていないと追及。ジオエワはロシアが支持する候補を破り、16ポイント差で当選したという選挙管理委員会の証書も受け取った。ロシアにとっては大きな誤算だった。

 一方、南オセチアの最高裁判所は選挙違反があったとして当選を取り消す事態に。議会は3月に選挙をやり直すと決めた。

 ジオエワの支持者は抗議デモを繰り広げた。「権利意識の高まりと自分たちの意見が無視されているという思いが、人々を駆り立てた」と、シンクタンク「国際危機グループ」のバーバラ・パクホメンコは言う。

 臨時大統領はジオエワの逮捕を命令。ジオエワ側の主張によると2月9日の夜、目出し帽をかぶった数十人の男が彼女の自宅に押し入った。ジオエワの兄弟が最後に見たのは、意識を失った彼女が軍のトラックに投げ込まれる場面だった。

 ジオエワの「当選」以降、ロシアは南オセチアを孤立させている。2月には全域のインターネット接続を遮断。彼女が襲われた前日には、山間部の南オセチアに通じる唯一の道路の手前で、ロシアの国境警備隊がロシア人ジャーナリストを追い払った。翌日の夜までにロシアの非常事態省は、大規模な雪崩でこの道路が閉鎖されたと発表した。

「瓶詰めのキュウリのように孤立させ、市民の最後の権利である投票権を奪う。ロシアは南オセチアを内戦へと追い詰めている」と、歴史学者のファティマ・マルギエワは言う。

北カフカスへの「警告」
 先週初めの段階で、ジオエワは集中治療室に入院している。入り口には銃を担いだ兵士が張り付き、支援者やジャーナリストを通さなかった。

 ジオエワの腕の青あざを携帯電話で撮影した写真が市民の間に広まり、怒りを倍増させた。当局は、彼女が高血圧の発作で意識を失って病院に運ばれたと発表。

 しかしジオエワは病室から電話で本誌に次のように語っている。「兵士に体を引き裂かれそうになり、床に投げ出された。意識を失う寸前、銃で体を突かれるのを感じた。彼らは私を処刑しているかのようだった」

 ロシア政府が選挙結果の操作に失敗したのはこれが初めてではない。だが失敗した後であからさまに暴力に頼ったのは初めてだ。「プーチン首相は(旧ソ連圏の)周辺国だけでなく、国内でも統制力を失いつつある」と、政治技術研究所のイーゴル・ブーニン所長は言う。「彼らの計画どおりに行かなければ、その続きは血と暴力と混乱だ」

 ジオエワへの暴力について語らないロシアの沈黙は、南オセチアが隣接する北カフカス全域への警告かもしれないとの見方もある。「ロシアはもはや(北カフカスの)自治政府の正統性も、ロシアの政策が市民に支持されるかどうかも気にしていない」と、パクホメンコは言う。

4054チバQ:2012/04/02(月) 21:09:17
>>3633>>3677
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120402/mds12040200470001-n1.htm
殺人教唆容疑で逮捕状のイラク副大統領が出国 カタールに滞在
2012.4.2 00:45
 国営カタール通信などによると、政府職員の殺害を教唆した疑いでイラク当局が逮捕状を出している同国のハシミ副大統領が1日、北部のクルド人自治区から出国、カタールの首都ドーハに到着した。

 ハシミ氏の事務所は、数日間滞在し、別の国を訪問した後に帰国するとしているが、具体的日程は明らかにしていない。

 イスラム教スンニ派の有力政治家であるハシミ氏は、シーア派のマリキ政権が政敵の排除を狙ったものだとして容疑を否認。スンニ派が国民の多数を占めるカタールは、マリキ政権と確執を抱えており、ハシミ氏を受け入れたとみられる。(共同)

4055チバQ:2012/04/02(月) 23:22:36
http://www.afpbb.com/article/economy/2868848/8716682
フォークランド紛争から30年、海底油田めぐり再び揺れる諸島
2012年04月02日 12:17 発信地:ロンドン/英国

【4月2日 AFP】南米アルゼンチン沖フォークランド諸島(Falkland Islands、アルゼンチン名:マルビナス諸島、Islas Malvinas)の領有権を英国とアルゼンチンが争ったフォークランド紛争から、今年は30年。同諸島周辺には莫大な埋蔵量が見込める油田が存在することから、両国の間で再び緊張が高まっている。

■油田で争点は漁業から経済へ

 アルゼンチン南東沖の英領フォークランド諸島の領有をめぐって1982年に英国とアルゼンチンの間で起きたこの短期間の紛争を、アルゼンチンの著名作家ホルヘ・ルイス・ボルヘス(Jorge Luis Borges)は、「2人のはげ頭の男が、使うあてもない櫛(くし)を奪い合っている」とたとえた。

 だが、それから16年後、周辺の海域で「黒い色の金鉱」が発見されると、新たに経済的な利害問題が降ってわくことになる。「かつての問題は漁業権だったが、これは1990年代に漁業資源を共同開発する方向で、一定の合意に至った。しかし現在の争点は石油で、これは政治と密接した産物といえる」と外交政策シンクタンクである英王立国際問題研究所(チャタムハウス、Chatham House)のビクター・ブルマートーマス(Victor Bulmer-Thomas)氏は説明する。

■原油価格の高騰で注目浴びる油田

 フォークランド諸島沖の海底に眠っていた炭化水素は今から14年前、英蘭系石油大手シェル(Shell、現ロイヤル・ダッチ・シェル)の試掘によって発見された。しかし当時の原油価格は1バレル10ドルにも満たなかったため、同社は採算がとれないとみて探査を進めなかった。

 しかし、その後の原油価格は上昇を続け、現在は1バレル125ドル前後にまで高騰。世界に残るわずかな未採掘油田の1つと見込まれるフォークランド諸島周辺に、5つの企業が群がった。

 その先陣を切って2010年、ロックホッパー・エクスプロレーション(Rockhopper Exploration)、デザイア・ペトロリアム(Desire Petroleum)の英国系開発企業が試掘を再開。アルゼンチンを動揺させた。

 これまでに5企業がフォークランド諸島周辺で試掘を実施しているが、これまでのところ大量の石油埋蔵量が確認できたのはロックホッパーが試掘した諸島北方のシーライオン(Sea Lion)油田のみだ。

 米大手調査会社エジソン・インベストメント・リサーチ(Edison Investment Research、EIR)によると、ロックホッパーは推定埋蔵量4億5000万バレルのシーライオン油田の開発着手を年内に予定し、2016年までの汲み上げ開始を目指している。

 一方、フォークランド海盆の南部で初めての試掘に今年着手した他の企業は、同諸島端の深海域に80億バレルの埋蔵量の発見を見込む。

■英国、自治政府、アルゼンチンそれぞれの思惑

 こうした背景から、北海原油の残存埋蔵量が30億バレルと減少するなかで、英国には本土から1万2900キロも離れた小さな海外領に固執するだけの強い経済的動機がある。

 英領フォークランドの自治政府も、油田が地元にもたらす経済効果に大きな期待を寄せる。EIRの試算によると、周辺の石油埋蔵量が83億バレル程度とした場合、最後の1滴を汲み上げるまでに採掘権料や税収などで合計約1800億ドル(約15兆円)の利益が同諸島にもたらされる。

 その一方で、油田開発によって、第1次産業を中心とするフォークランド諸島の脆弱(ぜいじゃく)な生態系や緊密なコミュニティ社会が破壊される可能性を懸念する声もある。それでも多くの住民は、公的サービスの拡充や油田関連労働者の流入による経済効果に期待の目を向ける。加えて、油田収入を防衛費に回し、英国に完全依存した防衛から脱却したいとの政治的な目論みもある。

 だが、フォークランド諸島沖での油田開発ラッシュに怒ったアルゼンチン政府は3月、諸島沖で油田探索を行っている5企業を提訴すると宣言した。これらの5企業は英国、またはフォークランド諸島の政庁所在地スタンリー(Stanley)を拠点としている。

 しかし、チャタムハウスのブルマートーマス氏は、これら5企業がアルゼンチン側の脅しに本気で慌てることはないとみている。こうした脅しはアルゼンチンで操業する企業にしか適用できないからだ。

 ブルマートーマス氏によれば、諸島周辺の石油埋蔵量が「採算性に見合う石油輸出が見込める十分な量であることは、かなり現実的」だ。「だが、いったん石油の生産、売買が始まってしまえば、アルゼンチンが(諸島の)領有権を主張することは極めて難しくなるだろう。だからアルゼンチンは、可能な限りあらゆる手を使って、商業採掘を阻止しようとしているのだ」と、ブルマートーマス氏は結んだ。(c) AFP/Julien Girault

4056チバQ:2012/04/03(火) 19:40:10
http://mainichi.jp/select/world/news/20120403dde007030002000c.html
フォークランド紛争:30年 英・アルゼンチン、関係最悪 油田開発で帰属議論再燃
 【メキシコ市・國枝すみれ】南大西洋のフォークランド(アルゼンチン名・マルビナス)諸島の領有権を巡り英国とアルゼンチンが戦火を交えたフォークランド紛争開始から2日で30年を迎えた。現在は軍事衝突の可能性は低いものの、英国がフォークランド沖で油田開発を始めたため、帰属をめぐる議論が再燃し、両国関係は1990年の国交回復以降で最悪と形容されるまで冷え切っている。

 フォークランド諸島沖で海底油田の存在が確認され、英国が2016年の生産を目指して2年前から開発に着手しており、アルゼンチン側が反発している。

 アルゼンチンのフェルナンデス大統領は同国南端のフエゴ島で2日、英国が21世紀になっても「飛び地領土」を持つことを批判し、「我々の環境、資源、石油の強奪を止めろ」と演説。先月末には、油田開発の差し止めを念頭に、開発に協力する欧米の金融機関に対して「刑事、民事訴訟を起こす」と話し、英国による油田開発をけん制した。

 一方、英国のキャメロン首相は2日、「フォークランドの住民だけが未来を決める権利があり、英国はその権利を守る」と語り、住民がアルゼンチンへの帰属を求めない限り、返還を拒否する方針だ。

 住民約3000人の多くは英国系で英領所属を望んでいる。石油開発で島の経済が潤う期待が高まる現在はなおさらだ。島民はアルゼンチンが敗北した6月14日を「解放記念日」として祝っている。

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 ■ことば

 ◇フォークランド紛争
 アルゼンチンの東約480キロに位置する諸島で、1833年から英国が実効支配している。1982年に、軍事政権下のアルゼンチンが侵攻したが、英国の反撃に遭い敗退。74日間の戦闘で、戦死者は英軍の255人、アルゼンチン軍は649人。

毎日新聞 2012年4月3日 東京夕刊

4057チバQ:2012/04/03(火) 19:41:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120209/amr12020918420004-n1.htm
イギリスに対抗措置も フォークランド諸島めぐり南米周辺国に「反英機運」
2012.2.9 18:39 (1/2ページ)[南北アメリカ]
 【ニューヨーク=黒沢潤】英政府が今月初め、アルゼンチンとの間で領有権争いが続く英領フォークランド(アルゼンチン名マルビナス)諸島に最新鋭の駆逐艦とともに、空軍で救助ヘリの副操縦士を務めているウィリアム王子を派遣したことに一部周辺国が反発を強めている。

 同諸島の領有権をめぐり、アルゼンチンと英国が戦火を交えた1982年のフォークランド紛争から今年で30年。今月2日、ウィリアム王子は同諸島に到着。軍事訓練の一環で、約6週間とどまる方針だ。

 英軍の部隊増派の動きに対し、アルゼンチンのフェルナンデス大統領は7日、「英国による南極周辺での軍備増強は(周辺の)安全保障にとって重大な危機となる」と述べ、この問題を国連安保理に提起する考えを示した。

 ブラジルとウルグアイはすでに、フォークランドの旗を掲げる船舶の寄港を禁止する措置をとったほか、チリ外務省もアルゼンチンへの支持を表明。エクアドルのコレア大統領も「(英国は)21世紀の時代に植民地主義的な行動を取ろうとしている」と非難し、さらなる“制裁”の必要性を強調している。

 ベネズエラのチャベス大統領は「姉妹国に対する帝国主義者の攻撃には一緒になって抵抗する」と述べ、アルゼンチンと英国が戦火を再び交えた場合、アルゼンチンを支援する意向を示した。

 居住者が3000人足らずの同諸島を英国が重視するのは、漁業権益だけでなく、同海域における原油の推定埋蔵量が約83億バレルとされるからだ。これは英本国の推定埋蔵量の3倍に相当する。英外務省は「フォークランド諸島の人々が望まなければ領有権についてアルゼンチンと交渉することは一切あり得ない」との見解を示している。

4058チバQ:2012/04/03(火) 19:47:41
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/04/03/20120403dde007030014000c.html
ロシア:建設中の高層ビル火災 モスクワ再開発地区、4時間後鎮火
 【モスクワ田中洋之】モスクワ中心部の再開発地区「モスクワ・シティー」で2日午後8時(日本時間3日午前1時)ごろ、建設中の高層ビル(オフィス・住宅複合)の最上階付近から出火し、66〜67階部分の約300平方メートルを焼いて約4時間後に鎮火した。けが人はなかった。ビルには消防設備がなく、ヘリ4機が出動して空中から消火にあたった。工事中の火気が出火原因とみられる。

 ビルは完成時に高さ360メートル(94階建て)となる計画で、約250メートルまで建設が進んでいた。1995年に着工したモスクワ・シティーには、オフィスビルやショッピングセンター、地下鉄の駅が整備され、日本企業や外国企業が進出している。

毎日新聞 2012年4月3日 東京夕刊

4059チバQ:2012/04/03(火) 19:49:21
>>4042
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/04/03/20120403ddm007030129000c.html
ハンガリー:論文盗用疑惑で大統領が辞任
 【ウィーン樋口直樹】ハンガリーのシュミット大統領(69)は2日、92年の博士論文に盗用があったとの疑惑を受け、辞任すると発表した。先月29日、大学側の調査によって博士号を剥奪されていた。同氏を支持してきたオルバン首相にとっても大きな痛手になる。

 ロイター通信によると、シュミット氏は「私的な問題で愛する国家の団結が損なわれる中、私には大統領を辞任する責務がある」と述べた。同氏は中道右派の最大与党「フィデス・ハンガリー市民連盟」の元副党首。オルバン氏の後押しで10年に5年任期の大統領に就任していた。大統領は儀礼的な職務で、実権は首相にある。

毎日新聞 2012年4月3日 東京朝刊

4061チバQ:2012/04/03(火) 20:20:06
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120403/mcb1204031857030-n1.htm
【仏大統領選】摘発・追放…サルコジ氏、過激派対策強化 有権者の関心は経済2012.4.3 18:56
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3月にフランス・リヨンで開かれた集会に登場したサルコジ大統領(ロイター)【拡大】
 【ベルリン=宮下日出男】フランス南部トゥールーズのユダヤ人学校乱射事件を受け、サルコジ大統領が国内のイスラム過激派対策を強めている。治安重視を一層前面に出し、4月22日に第1回投票が行われる大統領選挙に向け、弾みをつける狙いがあるとみられる。だが、事件後も有権者の関心は経済問題にあり、サルコジ氏の戦略が奏功するかどうかは不透明だ。

 仏政府は2日、アルジェリア系などイスラム急進主義者2人を国外追放し、3人の追放を予定していると発表した。2人は過激派の活動に関与したり、反ユダヤ主義を主張したりしていた。ゲアン内相は「トゥールーズの事件後、われわれは一層用心深くなる必要がある」と述べた。

 3月30日には、トゥールーズやパリ周辺部など各地でイスラム過激派グループを警察が摘発し、19人を拘束、銃器などを押収した。メンバーは「民兵の訓練」のような活動に参加していたとされる。29日には「憎悪と暴力を提唱している」として、政府は海外のイスラム聖職者4人がイスラム教関連の会合出席のため、入国することも禁じた。

 仏政府の過激派対策強化に対し、大統領選の対抗陣営からは「選挙戦略」だとの批判も上がる。ルペン党首率いる極右、国民戦線の幹部は事件後に治安強化を図る姿勢を「ご都合主義」と非難した。これに対し、サルコジ氏は乱射事件で仏国民が受けた衝撃が、米中枢同時テロが米国民に与えた「トラウマに似ている」と強調し、過激派対策を一層強める考えだ。

 サルコジ氏は移民対策強化などを訴え、優位だった最大野党の社会党候補、オランド前第1書記を猛追してきた。今回の治安強化もその一環とみられる。最近の世論調査ではサルコジ氏の勢いは続き、決選投票の支持でオランド氏との差が縮まる調査結果もある。サルコジ氏の乱射事件の取り組みに対する支持も高い。

 一方、世論調査機関BVAによると、有権者の関心では「購買力」や「失業」がそれぞれ42%、30%と上位を占め、「治安・移民」は8%にとどまっている。

4062チバQ:2012/04/03(火) 20:46:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120403/erp12040319080004-n1.htm
存在感増すアジア系幹部 国際機関に新風も
2012.4.3 19:05 (1/2ページ)

安住財務相と握手する世界銀行次期総裁候補のキム氏(左)=1日、東京都千代田区の財務省
 【ワシントン=柿内公輔】国際機関でアジア系幹部の存在感が高まっている。世界銀行の次期総裁が確実視される韓国系米国人のジム・ヨン・キム米ダートマス大学長をはじめ、要職を占めるアジア系が急増。新興国の受けもよい、調整型のアジア系リーダーが、欧米偏重だった国際機関の運営に新風をもたらす期待も寄せられている。

 キム氏は支持固めのため各国を歴訪中で、中国やインドのほかブラジルやメキシコも回り、アジアと新興国を重視する姿勢を鮮明にする。3月28日の英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)にも寄稿し、「世銀の運営への途上国の関与を拡大する」と強調した。

 韓国紙の中央日報(電子版)は、国際機関で働く韓国人が2011年末で398人と、9年間でほぼ倍増したとし、潘基文国連事務総長や、再選された宋相現国際刑事裁判所長など、「韓国人の活躍が注目されている」と強調。国際社会で、「韓国は主賓テーブルに移った」と胸を張る。

 国際通貨基金(IMF)では、副専務理事に朱民氏が中国人として昨年初めて就任。香港出身の陳馮富珍世界保健機関(WHO)事務局長や台湾出身の林毅夫世銀副総裁の評価も高い。日本も篠原尚之IMF副専務理事や、企業のカントリーリスクを保証する世銀系の多国間投資保証機関(MIGA)に小林いずみ長官を送り込んでいる。

 国際機関でアジア系幹部の進出が目立つのは、国際経験豊富で語学も堪能なグローバルな視野を持つ人材がアジアで増えたことに加え、「ボトムアップや調整型のリーダーが組織でも歓迎される」(IMF関係者)風潮があるようだ。

 国際社会で存在感を増す新興国が発言力に見合うポストを要求し始めたことも大きい。IMFと世銀の出資比率で米国、日本に次ぐ第3位に浮上した中国はその典型だ。世銀トップを独占してきた米国が韓国系のキム氏を擁立したのも、「新興国の不満を和らげる」(国際金融筋)狙いがあり、篠原氏も「アジア人の国際機関進出を大幅に拡大すべきだ」と訴えている。

4063チバQ:2012/04/04(水) 23:05:46
>>4061
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012040400098
サルコジ氏の支持率急伸=選挙運動影響、両極化進む−仏世論調査
 【パリ時事】フランス誌パリマッチ(電子版)が3日掲載した世論調査結果によると、サルコジ大統領の支持率は前月調査比6ポイント増の42%に上昇した。再選を目指す大統領選に向けた精力的な選挙運動が奏功したとみられ、支持率は2010年1月以来の水準に回復した。
 調査は世論調査会社IFOPが3月29、30の両日、電話で1004人を対象に実施した。それによると、野党が政権を取れば現政権より良くなるとの回答も、前回調査比8ポイント増の48%。IFOP社の担当者は、大統領選の投票が近づき「政界が両極化していることが示された」と解説している。(2012/04/04-07:40)


http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201204040058.html
仏大統領選、サルコジ氏は決選投票で敗北の見通し2012年4月4日

4月3日、フランス大統領選では、サルコジ大統領は最初の投票では得票率でトップになる可能性があるものの、5月6日の決選投票では依然敗北するとみられている。2日撮影(2012年 ロイター/Benoit Tessier)
 [パリ 3日 ロイター] フランスで発表された複数の世論調査によると、今月第1回投票が行われる大統領選をめぐり、サルコジ大統領は最初の投票では得票率でトップになる可能性があるものの、5月6日の決選投票では依然敗北するとみられている。

 有権者は依然、野党・社会党(PS)のフランソワ・オランド前第1書記を支持しており、第2回投票でのオランド氏の優位はゆらいでいない。

 サルコジ大統領は、経済問題に対する国民の不満などに苦戦しながらも、印象的なキャンペーンや3月のユダヤ人学校銃撃事件の処理などで若干支持率を取り戻している。だが選挙で逃げ切れる公算は小さい見込み。

 一方第2回投票については、ここ数週間で左翼党のジャンリュク・メランション氏が支持率を伸ばし、支持率に陰りがみえる極右・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首の支持率を奪う形となっている。

 サルコジ大統領は、移民対策強化で協調を呼びかけたルペン氏の支持者が第2回投票で自身の支持に回ることを期待している。ただこの日発表された2つの世論調査では、ルペン氏の支持者のうち第2回投票でサルコジ大統領に投票するとの回答は全体の46─49%にとどまり、残りは意思が決まっていない、棄権、もしくはオランド氏に投票すると回答した。

4064チバQ:2012/04/04(水) 23:06:35
>>4060
http://mainichi.jp/select/world/news/20120405k0000m030096000c.html
ロシア:政権に「地方の反乱」 市長選で与党連敗
 ロシア大統領選でプーチン首相が返り咲きを決めてから1カ月。来月7日の就任を前に、首相が率いる政権与党「統一ロシア」の市長候補が野党候補に敗れる事態が相次いでいる。反政権派が求める政治改革の一環で、州や共和国などロシア連邦構成体の首長公選制を近く復活させる予定の政権側は、「地方の反乱」が各地に飛び火することを懸念しており、新政権の足元は早くも揺らいでいる。【ヤロスラブリ(ロシア北西部)で大前仁】

 ◇インフラ整備進まず
 木製の階段を上がると、きしむ音がして、一部がひび割れた壁が目に入った−−。モスクワの北東260キロにあるヤロスラブリ州の州都ヤロスラブリ市。低所得層が住むレーニン地区の、1940年代後半に建てられたアパートで、住民のリディアさん(85)は「改修が必要なのに(市当局は)手助けしてくれない」と嘆く。

 今月1日に投開票された市長選の決選投票では、野党各党が支持したウルラショフ市議(44)が改革を訴え、7割の票を獲得。統一ロシア系のヤクシェフ州議会議員(51)に圧勝した。リディアさんは「ヤクシェフ氏が何もしてくれないことが分かっているので、(近隣の)みんながウルラショフ氏に投票した」と明かす。

 ヤロスラブリ市は、日本の重機メーカー「コマツ」などが進出する人口約60万人の工業都市だ。今期で引退するボロンチュナス市長(62)が、ソ連末期の89年から5期23年にわたり市政を握ってきた。多くの市民は市中心部や幹線を除き、住居や道路が整備されていないことへ不満を募らせており、後継候補のヤクシェフ氏が“つけ”を支払わされた側面が強い。

 昨年12月の下院選でヤロスラブリ州は、統一ロシアの得票率が29%と国内最低を記録。市長選ではウルラショフ氏が第1回投票で与党系候補に10%超の差をつけたため、決選投票で他の各野党が「勝ち馬」に乗る形で集結した。ウルラショフ氏は毎日新聞に「各党が統一候補を支持できた(ことが大きい)。ヤロスラブリから民主的な変革を始められるかもしれない」と意義を強調。主要紙もこぞって1面で選挙結果を報じた。地方都市の市長選が与えた衝撃は大きい。

 南部サマラ州トリヤッチ市長選でも3月18日、野党候補が当選。市には国内最大の自動車メーカー「アフトバス」の工場があり、政府が財政支援を実施してきたが、与党系候補は勝てなかった。

    ■

 政府は下院選後に本格化した抗議運動への譲歩策として、04年に一度は廃止した連邦構成体首長の公選制を復活させる法案を提出し、来年にも第1弾の選挙が開かれる見通し。

 政府は「大統領フィルター」という項目を設け、好ましくない首長候補を排除する権限を維持する狙いだ。最近では首都に隣接するモスクワ州知事候補に国民の人気が高いショイグ非常事態相(56)を据えるなど、直接選挙の施行をにらんで不人気の首長を更迭する動きに乗り出した。ロシア誌「政治技術」などによると、合計83の連邦構成体のうち、38人の首長が直接選挙で落選する可能性が高いと判定されている。プーチン氏が00年以来、築き上げてきた統治体制が地方から揺らぎだしている。

毎日新聞 2012年4月4日 21時48分

4065チバQ:2012/04/04(水) 23:07:29
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2868491/8712041?ctm_campaign=txt_topics
「ネコは無事です」、露大統領の愛猫の行方 ネットで話題に
2012年03月30日 09:35 発信地:モスクワ/ロシア
【3月30日 AFP】ロシアのインターネット上でこのところ最も熱い話題といえば、米国との新たな軍拡競争でもシリア問題でもなく、ドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領の愛猫ドロフェイ(Dorofey)の行方だ。

 ロシアで「ドロフェイが失踪した」と28日に報道されて以来、ロシアのSNSユーザーたちはこぞってドロフェイの行方に関する臆測をネットに書き込んだ。だが、メドベージェフ大統領自身が同日、「ドロフェイは行方不明ではない」とツイッター(Twitter)上で明かした。「ドロフェイに近い筋から、彼は失踪していないと連絡がありました。皆さんが(ドロフェイの身を)心配してくださったことに感謝します」

 ドロフェイは2008年、メドベージェフ氏とともにモスクワ(Moscow)郊外ゴルキ(Gorki)の大統領別邸にやってきた。サイベリアンという種類のネコで、ロシアメディアによるとスベトラナ(Svetlana Medvedeva)夫人に拾われたという。ドロフェイの名は、ギリシャ語の男性名ドロテウス(Dorotheos、「神からの贈り物」という意味)から付けられたものだ。

 失踪報道後、ドロフェイの名をかたるツイッターアカウントが少なくとも2つ登場し、「現在の居場所」や「抗議行動に参加する決意」などが書き込まれた。中には「もう政治にはうんざりだ!」「家族と子どもが欲しい!」と叫ぶ偽ドロフェイのツイートも。

 飼い主であるメドベージェフ大統領が退任する5月を前に、クレムリンから逃げ出したのだとからかう書き込みも見られた。一方、「ドロフェイが失踪したなんて馬鹿げた話だ。プーチンが命を狙われたというのと同じだ。ロシアの首脳にも人情があると思わせたいだけだ」と、大統領選前に流れたプーチン氏の暗殺が計画あったとの臆測を引き合いに出して、ドロフェイ騒動を批判する書き込みもある。

 ドロフェイ失踪をめぐっては、ゴルキを管轄する警察が元来の職務を離れてドルフェイの捜索に追われたとの報道もあったが、警察はこれを否定している。

 メドベージェフ大統領は、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相の大統領選勝利で退任が決まってからというもの、台頭するロシアのブログコミュニティの容赦ないからかいの対象になっている。(c)AFP

4066チバQ:2012/04/04(水) 23:08:29
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2012/04/post-2497.php
改革派エルドアンはプーチン並みの強権主義者
"Treason" in Turkey

政府を批判するジャーナリストや軍関係者を検察が次々と投獄。見て見ぬふりをするエルドアン首相の強権主義が浮き彫りに

2012年04月03日(火)15時06分
オーエン・マシューズ(イスタンブール)
[2012年3月 7日号掲載]

 トルコのエルドアン首相は改革派で、ロシアのプーチン首相は独裁者──そんな思い込みは捨てたほうがいい。

 よく見ると、この2つの国では似たようなことが起きている。政府を批判したジャーナリストは投獄されるし、権力者に逆らう政治家は司法当局ににらまれ、裁判なしで何カ月も、時には何年も刑務所にぶち込まれる。政府に批判的な実業家には法外な税金が課される。

 それに、トルコは少なくとも2つの点でロシアより悪い評価を受けている。国境なき記者団が発表した報道の自由度ランキングでは、ロシアの142位より低い148位。欧州人権裁判所によれば、トルコでは昨年だけで174件の人権侵害があった(ロシアは133件)。

 一体何が起きているのか。レジェップ・タイップ・エルドアンは9年前、軍部の政治介入をやめさせてトルコを「先進的な民主国家」にするという公約を掲げ、圧倒的支持を得て首相になった。就任当初は公約どおり改革に取り組み、ヨーロッパもそれを歓迎した。05年にはEU(欧州連合)への加盟交渉も始まった。

 だが07年の爆弾テロ未遂事件をきっかけに、改革の歯車が狂い始めた。

 捜査当局はこの事件を、超愛国的な将校たちから成る地下組織「エルゲネコン」がクーデターを計画したものと断定し、大々的な摘発に乗り出している。これまでにジャーナリスト100人以上に加え、約250人の軍関係者が投獄された。非合法化されているクルド労働者党(PKK)の活動家や支援者として逮捕された人は、既に3500人に上る。

 こうした逮捕がエルドアンの直接の指示によるものか、それとも彼が、たまたま自分の政治目的にかなう捜査を行っていた「熱心過ぎる」検察官に同調しただけなのかは定かでない。

 確かなのは、エルドアンがエルゲネコンの訴追を支持していること、そして報道の弾圧に対する国際社会からの批判を単なる「中傷」だとはねつけていることだ。

マスコミが抵抗しない訳
 2月初旬、検察は政府にまで牙をむいた。PKK側と「国家反逆罪に相当する」接触を持った疑いで、エルドアンの腹心で国家諜報機関(MIT)トップのハーカン・フィダンに対する事情聴取を行ったのだ。

 確かにMITはPKKとの協議を行っていた。だが、それはクルド系住民と政府の和解を目指すエルドアンの指示によるものだった。「検察内部には和解を望まない者がいるようだ」と、トルコ情勢に詳しい政治アナリストのグレンビル・バイフォードは言う。「彼らにとっては、PKKへのいかなる譲歩も国家反逆罪に等しい」

 トルコでは10年に司法制度の改革が行われ、ヨーロッパもこれを歓迎した。中立的で公正な司法制度ができるはずだったが、現実には自身の政治的な思惑で強大な権力を行使する検察官がいる。その結果、銃ではなく逮捕令状を武器とする内戦が始まってしまった。

 トルコのマスコミは今、攻撃的な検察と強権的なエルドアンに挟まれて身をすくめている。コラムニストのエジェ・テメルクランは、1月に日刊紙ハベルチュルクとの契約を打ち切られた。彼は、「逮捕されたジャーナリスト2人について『多くを書き過ぎた』と警告された」と言う。

 それでも今のところ、マスコミが団結して検察や権力に立ち向かう様子はない。アメリカにある中央アジア・コーカサス研究所のギャレス・ジェンキンズは、同国のマスコミには部族主義的な体質があると指摘する。「対立する一派に関する悪い情報は無批判に受け入れる。一方で自分たちに不利な情報は、嘘や挑発として本能的に拒んでしまう傾向がある」

4067名無しさん:2012/04/04(水) 23:08:52
 果たしてジャーナリストや学者、メディアを攻撃しているのは正義を振りかざす検察当局なのか、あるいは政敵を排除したいエルドアンなのか。いずれにせよ、エルドアンが一連の逮捕を支持しているという事実からは、彼が強権的な手法を黙認しており、トルコの民主主義がその犠牲になっていることが透けて見える。
検察官を制御できない

 「私たちは日に日に法の支配から遠ざかっている」と、トルコ産業連盟の会長であるユミット・ボイナーは言う。EUの欧州委員会で加盟国拡大・欧州近隣国対策を担当するシュテファン・フィーレ委員も、トルコで「ジャーナリストや作家、学者や人権活動家に対する訴訟や捜査が多い」ことに深刻な懸念を表明している。

 政権に就いてから10年。与党・公正発展党(AKP)の指導部は、支離滅裂どころか被害妄想にさえ陥っている。

 だが無理はないのかもしれない。何度も選挙で勝利しながらも、AKPはこの10年ほぼ絶え間なく、「国家の中の国家」と呼ばれる人々──世俗国家の番人を自任する裁判官や軍人たち──から攻撃を受け続けてきた。現実に軍の一部が、暗殺や爆弾テロ、デマなどによって政府の不安定化をもくろんできた証拠もある。

 今やエルドアンのトルコは、強権的な軍政下にあった80年代に逆戻りしつつある。

 革命の立役者が、いつの間にか旧体制と同じ独裁者に変身してしまう。そういう権力の誘惑は常にある。投獄されたあるジャーナリストは、イスタンブールの法廷でこう述べたものだ。「旧体制を転覆した勢力にも、必ず旧体制の残した悪い種が引き継がれている。これは歴史の証明するところだ」

 クルド系住民との和解協議を妨害されたことを受けて、エルドアンはいずれ、これまで自分にとって有利に動いてくれていた検察官たちがもはや制御不能であることに気付くだろう。それでも彼らを罷免したりすれば、政府による司法への介入だという批判が起こることは避けられない。

 しかしトルコの司法制度が破綻しており、それがエルドアンの標榜する「先進的な民主国家」を実現する上で深刻な障害となっているのも事実だ。

 反対派を投獄すればするほど、批判の声は高まるもの。似た者同士のプーチンともども、エルドアンにはこの事実に気付いてほしい。

4068名無しさん:2012/04/04(水) 23:09:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120403/mds12040322050003-n1.htm
袋小路の打倒アサド武闘路線 自由シリア軍拠点ルポ
2012.4.3 22:03 (1/2ページ)

トルコ南部アンタクヤ郊外にある自由シリア軍のキャンプ。将兵やその家族らがテント暮らしをしている(大内清撮影)
 【アンタクヤ(トルコ南部)=大内清】シリアのアサド政権打倒を目指す離反兵らの武装組織「自由シリア軍」がトルコ南部に置く拠点に2日入った。取材に応じた幹部は国際社会の武器支援を訴え、不利に傾く戦況に焦りの色を濃くしていた。ただ、反体制派の在外代表組織「シリア国民評議会(SNC)」と同様、同軍も国内反体制派との連携を欠く上、主導権争いが顕在化。武装闘争路線は袋小路に入り込んでいる。

 政権側の攻撃を逃れた約1万7千人が避難しているトルコの南部アンタクヤ。その郊外に点在するシリア人キャンプの一つ、アパイデンには、自由シリア軍の指導部や、一部の戦闘員とその家族らが暮らすテントが立ち並んでいた。

 作戦基地だというこのキャンプの門では、警備のトルコ兵が人の出入りに目を光らせる。アサド政権を強く批判しつつも国境付近での戦闘激化は避けたいトルコには、自由シリア軍を庇護(ひご)下に置くとともに、勝手な行動を取らぬよう監視する目的があるとみられる。

 「いま必要なのは、対戦車砲や携行式の地対空ミサイルだ」。会議用のプレハブ小屋で会見した自由シリア軍ナンバー2のクルディ大佐は、こう力を込めた。

 同軍は、3月に西部ホムスの拠点を政権側に制圧されて以降、各地で撤退を続け苦戦を強いられている。

 もともと同軍は「少数部隊が各自で自由に活動する」(別の幹部)ネットワーク型組織の性格が強く、指揮系統は確立されていない。装備も脆弱(ぜいじゃく)なため、現在は戦車やヘリで攻勢を強める政権側によって各個撃破されているといい、大佐の言葉には焦りがにじむ。

 カタールなど湾岸アラブ諸国が武器供与を主張してはいるが、イラクなど周辺国には、それらが国際テロ組織アルカーイダ系勢力に流出することへの懸念が強い。アナン前国連事務総長が暴力停止に向けた調停努力を続ける中、指導部が望む武器を質・量ともにそろえるのは難しいといえる。

 組織運営の問題も多い。2月に、政権軍からの離反では最高位のムスタファ・シェイフ准将一派が独自の組織を結成。その後、自由シリア軍と統合で合意したものの、権限配分でクルディ大佐ら同軍指導部と対立している。さらに最近では欧州在住の退役軍人らが新組織「シリア国民軍」を設立し、一本化どころか分裂が加速しかねない状況だ。

 キャンプでは、子供を肩車する父親の姿も見えた。国内に潜入することが多い戦闘員らにとっては、つかの間の休息の場でもある。激しい戦闘が続く北部イドリブ出身の戦闘員は「十分な武器があれば政権軍をたたきつぶす」と息巻いた。

 しかし、今月1日、有志国の「シリアの友人」会合で「全シリア人の正統な代表」に承認されたSNCでも、主導権争いは収束していない。戦闘員らは士気の高さに胸を張ったが、反体制派につきまとう内紛体質は、米欧などに武器供与をためらわせ、求心力低下につながる可能性もある。

4069チバQ:2012/04/04(水) 23:10:42
http://mainichi.jp/select/world/news/20120404ddm007030123000c.html
シリア:停戦約束、反体制派「信用は困難」 アサド政権なお弾圧
 【カイロ和田浩明】アナン国連・アラブ連盟特使は2日、シリアのアサド政権が10日までに停戦提案の一部を履行すると発表した。しかし、アサド政権はこれまでも停戦を約束しながら「武装テロ集団」とみる反体制派の鎮圧を理由に弾圧を継続してきた経緯がある。反体制派によると軍・治安部隊は3日も国内各地で住宅地の砲撃や民間人の拘束を継続しており、今回の停戦履行に対する懐疑的な声がシリア国内外から上がっている。

 アナン氏によると、履行受諾は1日のムアレム外相書簡で表明されたという。停戦履行監視に向け国連の準備チームが5日までにダマスカス入りし、調整を始める。しかし、アサド政権の武力弾圧は続いている。反体制団体「地域調整委員会」の集計では1日と2日だけで230人の死亡が確認された。うち約70人は、中部ホムス市で遺体で発見された。複数の反体制団体によると、3日もホムス市や北部イドリブ県で軍による砲撃が行われた。

 政府軍と武力衝突を繰り返してきた離反兵士団体「自由シリア軍」のクルディ副司令官は毎日新聞の電話取材に、「国際社会はアサド政権に弾圧の時間を与える共犯者」と主張。政府軍は今後も弾圧を続けるとの見通しを示した。一方、民間人保護が目的である以上、政府側が攻撃をやめれば停戦する考えも示した。

 しかし、シリア反体制派を対外的に代表する「シリア国民評議会」のハッサン・シャラビ氏は取材に、履行受け入れの信用は困難との見方を示したうえで、「停戦しても(アサド退陣を求める)我々の姿勢は変わらない。停戦すれば、国民の(反体制)デモは拡大する」と強硬姿勢を示している。

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 ◆アナン特使の6項目の提案◆

(1)シリア主導の政治対話で特使と協力

(2)国連監視下で全当事者の暴力停止、人口密集地域での重火器使用停止、軍の撤退

(3)人道支援活動のため、1日2時間の休戦

(4)恣意(しい)的に拘束された市民の釈放拡大

(5)報道関係者の移動の自由確保

(6)結社の自由と平和的デモを行う権利の確保

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 ◆シリア情勢を巡る最近の動き◆

2011年

  3月25日 反政府デモ全土に拡大

  4月19日 アサド政権が非常事態法の48年ぶりの解除決定

    29日 米国が対シリア経済制裁発動

  8月 3日 国連安保理が武力弾圧非難の議長声明

 10月 4日 国連安保理で武力弾圧を非難する決議案否決

 11月12日 アラブ連盟がシリアの一時資格停止処分決定

 12月12日 アサド政権による弾圧の死者が5000人超と国連が報告

    19日 シリアがアラブ連盟による反体制派との調停案署名を発表

    26日 アラブ連盟の和平監視団がシリア入り

2012年

  1月22日 アラブ連盟がアサド大統領の退陣を含む行程表に合意

  2月 4日 国連安保理で武力弾圧停止要求決議案が否決

    16日 国連総会で武力弾圧停止要求決議案を採択

    26日 アサド政権が民主化改革として新憲法案の国民投票を実施。反体制派は受け入れ拒否

  3月10日 アナン特使がシリア入り。アサド大統領や反体制派の指導者らと協議

    27日 アナン特使の報道官が、アサド政権が6項目の提案受け入れと公表

毎日新聞 2012年4月4日 東京朝刊

4070チバQ:2012/04/04(水) 23:14:01
>>4050-4052
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20120404k0000m030025000c.html
マリ:反政府組織、北部全域を制圧 アルカイダ系活発化
 【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカのマリで攻勢を強めてきた反政府武装組織は2日までに、北部のほぼ全域を制圧した。一方、反政府組織の一翼を担ってきたイスラム過激派グループが他の組織を排除して、シャリア(イスラム法)に基づく統治を始めようとする動きもみられ、現地で勢力を伸ばしてきた国際テロ組織アルカイダ系グループの活動が活発化する可能性も出てきた。

 北部の分離独立を求める遊牧民トゥアレグ人の武装組織「アザワド解放民族運動(MNLA)」と、トゥアレグ人のイスラム過激派「アンサール・ディーン」が反政府武装組織を形成してきたとされる。

 多数のトゥアレグ人がリビアのカダフィ大佐の雇い兵に参加してきたため、カダフィ政権崩壊後に元雇い兵と武器が大量にMNLAに流入し、MNLAは今年に入り、政府と抗争を激化。先月21日の国軍クーデターによる中央の政情不安に乗じ、アンサール・ディーンと連携して、同30日に拠点都市キダルを制圧し、その後、サハラ砂漠交易の中継地として有名な世界遺産都市トンブクトゥなどでも実権を掌握した。

 MNLAは声明で北部の「解放」を誇示しているが、AFP通信などによると、トンブクトゥではアンサール・ディーンがMNLAを追い払って支配下に置いた。さらに、キダルなどでラジオ局の音楽放送や洋服の着用が禁じられるなどの動きが出ているという。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120403/mds12040300340000-n1.htm
マリ北部の要衝すべて制圧 遊牧民の反政府勢力
2012.4.3 00:33
 西アフリカ・マリからの報道によると、同国北部の独立を求める遊牧民トゥアレグ人の反政府武装勢力「アザワド解放国民運動(MNLA)」は2日までに、世界遺産の都市であるトンブクトゥを掌握したと表明した。これでMNLAが北部の要衝都市を全て制圧したことになる。

 MNLAとの戦闘でトゥーレ政権がマリ軍に武器を十分に与えていないとして、3月下旬にクーデターを起こした反乱軍にとって打撃。

 MNLAが独立を求める地域は北部のキダル、ガオ、トンブクトゥの3州にほぼ相当し、3月30日以降、3州の州都を全て掌握した。MNLA報道官は、首都バマコのある南方に進攻する意図はないと述べた。

 MNLAには、昨年のリビア内戦に参加した戦闘員がリビアから大量の武器を持ち帰ったとされる。(共同)

4071名無しさん:2012/04/04(水) 23:34:38
http://mainichi.jp/select/world/news/20120405k0000m030094000c.html
セルビア:大統領辞任 ダブル選に
 【ウィーン樋口直樹】セルビアのタディッチ大統領は4日、約10カ月の任期を残して辞任すると発表した。次期大統領選を前倒しして5月6日の議会選とのダブル選に持ち込み、続投を目指す考えも示した。議会選で最大与党・民主党の苦戦が伝えられる中、根強い大統領の個人人気で議会選をテコ入れする狙いとみられる。

 親欧米路線のタディッチ氏は04年の大統領選で初当選。ボスニア内戦(92〜95年)の大物戦犯として追われていたセルビア人指導者らを次々と拘束するなどして、欧州連合(EU)への加盟を急いでいる。

 議会選に向けた世論調査では、極右民族派から分離した野党・セルビア進歩党が民主党を小差でリード。進歩党のニコリッチ党首は、08年の前回大統領選に続いてタディッチ氏に挑戦すると予想されている。

毎日新聞 2012年4月4日 21時45分

4072チバQ:2012/04/04(水) 23:36:03
http://www.asahi.com/international/update/0404/TKY201204040615.html
セルビア大統領、任期残し辞任へ 総選挙と同日選狙う[PR]

 旧ユーゴスラビアのセルビアのタディッチ大統領は4日、任期を約10カ月残して辞任する意向を表明した。5月6日に予定される同国議会選とあわせて大統領選を行うためで、タディッチ氏も立候補する見通し。地元メディアが伝えた。

 中道左派の与党・民主党党首のタディッチ氏は、2004年の大統領選で初当選。06年発効の新憲法のもとで08年2月に再選した。大統領の任期は5年で、本来は13年2月までだが、与党側には議会選と大統領選を同時に行うことで選挙戦を有利に進める狙いがあるとみられる。(ウィーン=玉川透)

4073チバQ:2012/04/05(木) 22:33:11
>>4070
http://www.cnn.co.jp/world/30006135.html
クーデターで混乱続く西アフリカのマリに国際社会の圧力
2012.04.05 Thu posted at: 12:24 JST
(CNN) 3月のクーデターで軍部が権力を掌握した西アフリカのマリに対し、国連安全保障理事会は4日、民政復帰を求める声明を出した。

また安保理は、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)などによる制裁への支持を表明した。ECOWASは2日、マリに対し禁輸などの制裁を決定。マリの加盟資格を停止しているアフリカ連合(AU)も、さらなる制裁の用意があるとしている。

マリでは3月21日、国軍がクーデターを起こしてトゥーレ大統領の政権を打倒。軍部は国家の先行きを決めるための会合を5日に開くとしており、「政治家や市民社会のあらゆる代表者」に参加を呼びかけている。

一方でマリ北部では、独立を求めるトゥアレグ人の反政府武装勢力の活動が活発化している。安保理は声明で「反乱軍は攻撃や略奪、制圧を続けている」と強く非難するとともに、即時休戦を求めた。

http://www.asahi.com/international/update/0405/TKY201204050169.html
安保理、マリ軍部を強く非難 クーデター巡り議長声明関連トピックスアルカイダ
 クーデターを機に混乱が続く西アフリカのマリをめぐり、国連安全保障理事会は4日、クーデターを起こした軍関係者を強く非難する議長声明を出した。反政府勢力が拘束する政府関係者の安全と即時釈放を要求。文民政府の早期回復を求めている。

 マリではクーデターに乗じて、北部独立を求めるトゥアレグ族の反政府勢力が北部の都市に侵攻、戦闘が続いている。声明は「反政府勢力による攻撃継続、略奪、領土占領を強く非難する」とし、戦闘の即時停止を要求。同地域に「アルカイダ系のテロ組織が存在することに驚いている」とし、治安状況のさらなる不安定化への懸念を示した。(ニューヨーク=春日芳晃)

4074チバQ:2012/04/05(木) 22:35:45
http://www.asahi.com/international/update/0405/TKY201204050166.html
2012年4月5日11時27分
アテネで騒乱、選挙前に不安拡大 高齢者の自殺きっかけ
 ギリシャの首都アテネの国会前広場で4日朝、77歳のお年寄りの男性が生活苦を訴える遺書を残し、短銃自殺した。これをきっかけに、政府の財政再建策に反発する約2千人の群衆がアテネ中心部に集まり、一部が警官隊と衝突した。4月末にも想定される総選挙を前に、社会不安が広がっている。

 地元紙カティメリニなどによると、亡くなったのはアテネ在住の元薬剤師クリスツラスさん。目撃者によると、通勤客で広場が混み合う午前9時前、「借金を子どもたちに残したくない」と叫び、銃で頭を撃ち抜いた。

 手書きの遺書には「ゴミ箱から残飯をあさったり、子どもの重荷になったりする前に、威厳ある最期を迎えるにはこうするしかない」などと記されていた。また、欧州連合(EU)などの支援の下で増税や年金額の引き下げを続ける政府を、ナチスのギリシャ侵略に協力した政治家に重ね合わせて批判する表現もあったという。

 男性は年金暮らしだったが、政府の財政緊縮策で支給額が引き下げられていた。持病があり、薬代の工面に困っていたという。

4075チバQ:2012/04/05(木) 22:36:22
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201204050148.html
焦点:期限迫るシリア和平案、アサド氏に業煮やすロシアの「変化」2012年4月5日
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4月4日、国連とアラブ連盟の合同特使を務めるアナン前国連事務総長によるシリア和平交渉で成否の鍵を握るロシアが、アサド政権に圧力をかける立場に方針を転換しつつあるという。写真はシリアのアサド大統領。2008年11月、ダマスカスで撮影(2012年 ロイター/Khaled al-Hariri)
 [国連 4日 ロイター] 国連とアラブ連盟の合同特使を務めるアナン前国連事務総長によるシリア和平交渉で、成否の鍵を握るロシア。複数の外交官らによると、そのロシアがアサド政権に圧力をかける立場に方針を転換しつつあるという。

 アナン氏は2日、国連安全保障理事会で、シリア政府が4月10日までに都市部から軍を撤退させることに合意したと報告。アサド大統領が合意を守らなかったとしても、アナン氏はロシアと中国に対し、シリアに圧力をかけるよう求め続けるだろうと、国連外交官らは話す。

 ロシアはこの合意を支持し、アサド政権が停戦への第一歩を踏み出すべきだと主張している。依然として外部によるシリアへの軍事介入には断固反対しているものの、外交官や専門家らによると、ロシアはシリアに圧力をかけるように姿勢を変化してきている。

 これまで幾度となく約束をたがえてきたアサド大統領が、今度はそれを守ると考える国連の外交官や職員を探すのは困難だ。ライス米国連大使は3日、記者団に対し、欧米諸国の国連安保理メンバーに漂う懐疑的な雰囲気を代弁した。「シリアが約束を守ることに米国は懐疑的だ。守られない場合は、適切な次の措置を安保理で協議する」。

 では、その「次の措置」とは何か。理論上、安保理はシリアに制裁を科せるだけでなく、昨年リビアやコートジボワールに対して行ったように、市民を守るために軍事介入を許可することも可能だ。

 しかし、ロシアは国連が制裁を科すことに反対を表明しており、アサド政権を倒すための軍事介入にも決して合意しないだろう。ロシアと中国はこれまでに2度、シリアへの非難決議に拒否権を行使している。

 それでも、合意がほごにされた場合、アナン氏がシリアに圧力をかけるために決議案可決を促すのであれば、ロシアがそれを無視するのは困難だろう。アナン氏が提案する和平案は武力停止や政府と反体制派との対話などを求めるものだが、その中には当初アラブ連盟が求め、ロシアが反対したアサド大統領の退陣は含まれていない。

4076名無しさん:2012/04/05(木) 22:36:40
<アサド大統領に業を煮やすロシア>

 西側のある外交官は、ロシアには3つの思惑があるとし、「1つ目は、リビアの件で米欧に罰を与えること。2つ目は、ロシアの外交力は無視できないということを示すこと。そして、3つ目はシリアにある自国の海軍拠点を守ること」だと指摘する。

 しかしロシアは、シリア政府がデモを収拾できずに内戦の一歩手前まで事態を悪化させたことに対して、いら立ちを募らせている。シリア情勢に詳しいある国連外交官が匿名を条件に語ったところによると、ロシアの立場に「大きな変化」があったという。米国のある高官も、ロシアがアナン氏の和平案に合意したことは「重要な変化」との見方を示した。

 また、西側の複数の外交官は、ロシアのラブロフ外相が何人かの欧州の外相に、アサド大統領は失脚し、後任には同大統領と同じイスラム教少数派のアラウィ派の人物が就任し、政策を受け継ぐだろうと語っていたと明かしている。ある高官は「ロシアはシリアが政権交代すれば、イスラム政権が誕生すると考えており、アサド大統領であろうとなかろうと、現政権であることを望んでいる」と語った。

 ロシアの世界経済国際関係研究所(IMEMO)の中東専門家であるゲオルギー・ミルスキー氏は、この見方に同調する。ロシアはアサド大統領が統治し続けることを望んでいるが、同時に、どのような結果になっても問題がないよう手はずを整えているという。

 同氏はまた、ロシアがアナン氏の和平案を支持しているからといって、アサド大統領を見捨てたわけではないと指摘。その上で、「数カ月前なら、ロシアの当局者はシリアの反体制派が鎮圧され、すぐに事態が収拾すると言うだろうが、今では彼らも確信が持てないでいる。ロシア当局はアナン氏のパートナーとして、国際世論を形成する一員として見られたいと強く望んでいる」と語った。

 (原文:Louis Charbonneau記者、翻訳:伊藤典子、編集:本田ももこ)

4077チバQ:2012/04/05(木) 22:40:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120405-00000589-san-int
ユーロ解体案に次々と応募、400超に オランダ11歳少年にもご褒美
産経新聞 4月5日(木)17時54分配信

 【ロンドン=木村正人】債務危機国の離脱や崩壊の懸念もささやかれる欧州単一通貨ユーロをいかに解体するか−。英国の富豪で保守党上院議員サイモン・ウォルフソン卿が最も優れた解体案に「ウォルフソン賞」と賞金25万ポンド(約3300万円)を与えると発表したところ、400以上の応募があり、3日、最終選考に残った5つの案が発表された。

 選考委員長のデレク・スコット氏は英国のユーロ加盟を唱えたブレア元英首相の経済政策顧問だったが、ユーロについて「経済だけでなく民主主義をも損なう“地球最後の日を招く機械”」と述べ、解体案を練る意義を強調した。

 最終選考に残った5案は(1)ユーロ圏を競争力のある国とそうでない国に分けてバスケット通貨制に移行(2)週末に極秘裏に資金移動を一時凍結して債務危機国をユーロから離脱させ、政府債務を新しい自国通貨に置き換える−など。

 最終選考に残らなかったものの、オランダのユレ・ヘルマン君(11)はギリシャがユーロを離脱しても政府債務をユーロで返済できるよう、手持ちのユーロを新通貨ドラクマに交換せず隠そうとした国民には倍の罰金を科してユーロを集めるアイデアを出し、100ユーロ(1万900円)のご褒美を獲得した。最終結果は7月に発表される。

4079チバQ:2012/04/05(木) 22:50:13
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012040500511
人気の非常事態相が転身=ショイグ氏、モスクワ州知事へ−ロシア
 【モスクワ時事】国土が広大で事故や自然災害の絶えないロシアで、18年間にわたり非常事態相として危機対応の陣頭指揮を執ってきたセルゲイ・ショイグ氏(56)が、首都モスクワを取り囲むモスクワ州の知事に転身することが決まった。
 プーチン次期政権をにらんだ人事の一つ。メドベージェフ大統領が4日、3候補のうちショイグ氏を州知事に指名し、政権与党「統一ロシア」が多数を占める州議会で5日、全会一致で承認された。(2012/04/05-18:14

4080チバQ:2012/04/05(木) 22:56:09
http://www.saga-s.co.jp/news/global/corenews.0.2185053.article.html
セネガルの歌手ンドゥール氏入閣 / 文化観光相に
 【ジュバ共同】西アフリカ・セネガルの国営テレビは4日夜、同国の世界的歌手ユッスー・ンドゥール氏が、先月の大統領選決選投票で当選したサル大統領の新内閣の文化観光相に任命されたと伝えた。AP通信などが報じた。

 グラミー賞受賞者のンドゥール氏は大統領選に出馬申請したが、1月、支持者の署名不足を理由に退けられた。3月25日の決選投票ではサル氏を支援。サル氏の当選決定後、共同通信の取材に、政治活動の継続を明言した上で新政権参加に前向きな考えを示していた。

 サル氏は2日、大統領に就任。12年にわたり大統領を務めたワッド氏は選挙直後に敗北を認め、平和裏に政権交代が実現した。

2012年04月05日 11時01分

4081チバQ:2012/04/05(木) 23:04:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120405/amr12040514360005-n1.htm
大統領の刑事責任不問に スリナム、過去の政敵殺害
2012.4.5 14:35
 南米スリナムの国会は4日、軍幹部だった1982年に反対勢力の15人を殺害したとして訴追されているボーターセ大統領について、当時の人権侵害の刑事責任を問わないとする法案を賛成多数で可決した。ロイター通信が伝えた。人権擁護団体などから強い批判が出るのは必至だ。

 ボーターセ氏は80年と90年にクーデターで政権を掌握。92年に軍司令官を退任した後も強い影響力を保ち、訴追されたものの裁判への出頭を拒否し続け、2010年に大統領に選出された。

 4日可決の法案について、旧宗主国オランダや殺害された15人の遺族らは強く反対していた。(共同)

4082チバQ:2012/04/06(金) 23:24:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;rel=j7&amp;k=2012040600091
BRICSで候補統一へ=世銀総裁選
 【サンパウロ時事】ブラジルのマンテガ財務相は5日、米国出身者による独占が続く世界銀行総裁の後任選びについて、ロシア、インド、中国、南アフリカを加えた新興5カ国(BRICS)で支持候補の統一を図っていることを明らかにした。
 マンテガ氏は同日、米国が推す最有力候補のジム・ヨン・キム氏(米ダートマス大学長)と会談。これまでの世銀改革は不十分と指摘した上で、「キム氏は新興国の発言権拡大などの改革に努めると確約した」と評価した。ただ、「まだほかの立候補者に会っていない」として、支持候補の決定は来週末までずれ込むとの見方を示した。(2012/04/06-11:40)

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4083チバQ:2012/04/06(金) 23:51:46
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120406-OYT1T01243.htm
治安悪化のパキスタン、邦人70人以上足止め


 外務省に6日入った連絡によると、パキスタン北部で70人以上の日本人旅行客が、治安悪化のため足止め状態になっていることが分かった。


 外務省は少なくとも77人がホテルに待機していることを確認し、パキスタン政府に対し安全な場所に移動させるよう要請した。

 パキスタン北部のギルギットでは、イスラム教の宗派間対立が激化して治安が急速に悪化し、今月3日に外出禁止令が出された。外務省によると77人はギルギットなどに待機しており、けが人などは確認されていないという。

(2012年4月6日23時04分 読売新聞)

4084チバQ:2012/04/07(土) 00:27:22
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120406/mds12040616430007-n1.htm
マリ北部の「独立」宣言 遊牧民の反政府武装勢力
2012.4.6 16:43

マリ北部の都市が反政府武装勢力に次々と制圧される中、首都バマコで開かれた集会で、北部の窮状を書き連ねた紙を掲げる北部出身の男性(ロイター)
 西アフリカ・マリ北部の独立を求める遊牧民トゥアレグ人の反政府武装勢力「アザワド解放国民運動(MNLA)」は6日、同勢力のホームページで、北部の「独立」を宣言する声明を発表した。

 3月下旬に首都バマコで反乱軍がクーデターを起こして以降、MNLAは北部の要衝都市を次々と制圧。ただMNLAと連携してきたイスラム過激派組織が世界遺産の都市トンブクトゥを掌握したと宣言するなど、情勢は混迷している。

 同過激派組織はシャリア(イスラム法)導入を求め、国際テロ組織アルカーイダ系勢力と関係があるとされる。

 ロイター通信などによると、北部の要衝都市ガオでは5日、アルジェリア領事らが武装勢力に誘拐された。MNLA報道官は関与を否定し、イスラム過激派勢力の犯行だと述べた。(共同)

4085名無しさん:2012/04/07(土) 00:30:24
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2869930/8735244?ctm_campaign=txt_topics
西アフリカのマリ、反政府勢力MNLAが北部独立を宣言
2012年04月06日 18:24 発信地:バマコ/マリ
【4月6日 AFP】西アフリカ・マリで6日、同国北部を掌握したトゥアレグ(Tuareg)人反政府勢力「アザワド解放民族運動(Azawad National Liberation Movement、MNLA)」が北部の独立を宣言した。西アフリカ随一の民主国家とうたわれた同国だが、先月22日に起きたクーデター以降、深刻な人道問題が懸念されている。

 MNLAは6日午前、数十年にわたり反政府闘争を続けてきた同グループが「アザワド(Azawad)」と呼ぶマリ北部の独立を宣言。MNLAの報道官は仏ニュース専門テレビ局「フランス24(France 24)」に「我々は本日をもってアザワドの独立を宣言する」と述べて、同団体のウェブサイトに掲載された声明を事実と認めた。また、同報道官はMNLAは周辺国との国境を尊重し、すべての軍事行動を停止すると語った。

 クーデターの発生から2週間が経過したマリは現在、反乱軍が支配する南部と反政府勢力が支配する北部とに分断されており、各国は対応策の模索に追われている。

 MNLAには、ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の独裁体制が崩壊したリビアから大量の武器が流入したとみられている。(c)AFP/Serge Daniel and Coumba Sylla

4086名無しさん:2012/04/07(土) 00:31:01
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2869860/8735243?ctm_campaign=txt_topics
混乱続くマリ、武装集団がアルジェリア外交官7人を誘拐
2012年04月06日 16:20 発信地:バマコ/マリ
【4月6日 AFP】前月クーデターが起きたばかりの西アフリカ・マリで5日、北東部ガオ(Gao)にあるアルジェリア領事館がイスラム系武装勢力に襲撃され、外交官7人が誘拐された。同国ではクーデター後、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系武装勢力が勢力を拡大しており、国内に一層の混乱と人道的危機をもたらす懸念が広がっている。

 アルジェリア外務省によると、身元不明の武装集団が領事館を襲撃し、領事と職員6人を連れ去ったという。目撃者がAFPに語ったところによればこの武装集団は、北部のトンブクトゥ(Timbuktu)などを掌握したイスラム系反政府勢力と同じく、厳格なイスラム原理主義を唱える「サラフィスト(Salafist)」の黒い旗を掲げていたという。

 一方、国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)は同日、以前から食糧が不足している北部の乾燥地帯で反政府勢力が食糧・医薬品を略奪しており、深刻な人道問題に直面していると警告した。

 マリでは前月22日、アマドゥ・サノゴ(Amadou Sanogo)大尉率いる下級兵士らによるクーデターが発生。2期目の任期を終える目前だったアマドゥ・トゥマニ・トゥーレ(Amadou Toumani Toure)大統領が追放された。「偶発的」との指摘もあるこのクーデターだが、反乱軍の兵士らは、北部のトゥアレグ(Tuareg)人蜂起に対するトゥーレ政権の対応の悪さに問題があったとして行動を正当化している。

 反政府勢力はこの権力不在の状態に付け込み、マリ北部で急速に勢力を拡大。突然のクーデターによる政府転覆から2週間が経過した現在、マリは反政府勢力が支配する北部と、反乱軍が支配する南部とに分断されており、各国は対応策の模索と責任の所在の解明に追われている。(c)AFP/Serge Daniel and Coumba Sylla

4087チバQ:2012/04/07(土) 09:15:36
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012040700032
前大統領腹心が出馬表明=エジプト
 【カイロ時事】昨年2月に退陣したムバラク前エジプト大統領の腹心として情報長官を務めたスレイマン元副大統領は6日、声明を出し、5月投票の大統領選挙に出馬する意向を表明した。
 軍出身のスレイマン氏は、暫定統治する軍最高評議会の意向を代弁する候補と目されている。同じ軍出身のシャフィク元首相も体制寄り候補とされ、最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団が擁立したシャーテル候補らと争う。(2012/04/07-05:58)

4088チバQ:2012/04/08(日) 18:41:43
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20120408-931049.html
ベーリング海峡トンネル「15年以内に」
 ロシア鉄道のヤクーニン社長は7日、ロシア東端のチュコト半島と米国のアラスカを隔てるベーリング海峡に海底鉄道トンネルを建設する決定が「3〜5年の間に下されねばならない」とし、今後10〜15年の間に計画を実現する必要があると述べた。ロシア主要メディアが伝えた。

 ヤクーニン社長は「帝政ロシア時代から議論されてきたことだが、私は夢想家ではない」とした上で「計画は立案段階にある。ロシアは極東やカムチャツカの地域を鉄道輸送により発展させねばならないと確信している」と語った。

 同社長は計画実現には国際的協力が不可欠とし、具体的な参加国として米国、ロシアを挙げた上で「中国も関心を示している」と話した。

 1991年のソ連崩壊以降、ロシア政府幹部らはベーリング海峡の海底トンネルのほか、北海道とサハリンを結ぶトンネルや橋の建設計画を表明してきたが、いずれも構想の域を出なかったのが実情だ。(共同)

 [2012年4月8日17時47分]

4089チバQ:2012/04/08(日) 19:00:18
http://www.cnn.co.jp/world/30006170.html
サレハ前大統領派による砲撃で国際空港閉鎖 イエメン
2012.04.08 Sun posted at: 16:09 JST

サヌア(CNN) 中東イエメンで7日、反政府デモの圧力を受け今年2月に辞任したサレハ前大統領に忠誠を誓う軍人が率いる武装集団が首都サヌアにある国際空港を迫撃砲で攻撃、旅客機の離着陸が中止されるなどの被害が出た。

8日時点での同空港の状況も伝えられていない。

空港当局者はCNNの取材に対し、前大統領の異父母兄弟に当たるアハマル前空軍司令官がこの攻撃に関与し、要求事項に応じなければ離着陸機を撃墜すると警告していることを明らかにした。

前空軍司令官は軍の最近の組織改革でポストを追われ、6日のハディ大統領令で国防相補佐官への異動を命じられたがこれを拒否している。当局によれば、前空軍司令官は反サレハ派の軍人3人も同様に解任されなければ混乱を起こすと脅しているという。

ハディ大統領が進める軍要職の人事異動では、サレハ氏のおいで大統領警護隊隊長だったタレク・サレハ氏も解任された。ただ、前大統領の息子の共和国防衛隊司令官と、別のおいの治安部隊司令官は留任している。

これらの人事異動の発表直後、反サレハ派を結集する対話委員会の指導者の自宅が砲撃される事件も起きた。対話委員会は全面的な軍改革が実行されなければ、国内和解を目指す交渉には参加しないと主張している。

イエメンでは昨年、北アフリカやアラブ諸国で続発した民衆デモ「アラブの春」に触発される形で反政府デモが激化し、サレハ氏の退陣などを要求した。前大統領は湾岸協力会議(GCC)の調停による権力移譲案に応じ、訴追免除と引き換えに今年2月に退陣していた。ただ、与党の国民全体会議の党首にはとどまっている。

4090チバQ:2012/04/08(日) 19:02:16
http://www.afpbb.com/article/politics/2870072/8758358
マラウイ新大統領が就任、団結呼び掛ける 現職死去で昇格
2012年04月08日 14:21 発信地:リロングウェ/マラウイ
【4月8日 AFP】アフリカ南部マラウイで7日、ビング・ワ・ムタリカ(Bingu wa Mutharika)大統領の死去を受け、ジョイス・バンダ(Joyce Banda)副大統領が大統領に就任した。女性大統領は同国で初めて。

 ムタリカ氏は5日、心臓発作で死去。ムタリカ氏の側近らは、ムタリカ氏率いる民主進歩党(Democratic Progressive Party、DPP)から除名されたバンダ氏の権力掌握を阻止しようと企て、同国では死後2日間にわたって水面下の権力闘争が生じていた。

 大統領就任式後に演説したバンダ氏は、ムタリカ氏への黙とうを呼び掛けた上で、「一体感と団結の精神で未来に向かって希望を持って進もう。復讐の入り込む余地がないことを心から望む。私たちが結束することを心から望む」と語った。

 マラウイでは前年、ムタリカ氏がマラウイの経済を崩壊させ、民主主義をないがしろにしたとして反政府デモが発生。死傷者が出たことからムタリカ氏の辞任を求める声が高まっていた。(c)AFP/Justine Gerardy

http://www.afpbb.com/article/politics/2869992/8752936
マラウイ大統領死去、水面下で権力闘争開始か
2012年04月07日 15:18 発信地:ブランタイヤ/マラウイ
【4月7日 AFP】アフリカ南部マラウイのビング・ワ・ムタリカ(Bingu wa Mutharika)大統領(78)が5日、心臓発作のため死去した。同国政府筋や医療関係者が6日、明らかにした。

 ムタリカ大統領の死去を受け、水面下で大統領が率いた与党と副大統領周辺との権力闘争に火がつくとの懸念が生じている。

 大統領死去からまる1日、米国が弔意を示しつつ権力移譲の遅れに懸念を表明した後になっても、マラウイの国営メディアは大統領が南アフリカで治療を受けていると強調していた。しかし、大統領死去のニュースは民間や外国のメディア、SNSなどを通じて同国国民にもれ伝わった。

 6日、AFPの取材に匿名で応じた政府関係者は「大統領は昨日死去し、遺体は葬儀の準備として防腐処置を施すために南アフリカへ送られた。後に公式発表があるだろう」と語った。

 しかし、政府が大統領の死を発表しようとしないことから、マラウイ国内に政治的危機が生じているとの懸念が持ち上がっている。

 同国憲法では大統領が死去した場合、直ちに副大統領が就任するものと定めているが、ジョイス・バンダ(Joyce Banda)副大統領は、2010年にムタリカ大統領が自分の弟のピーター・ムタリカ氏を後継に指名した際に反対し、与党の民主進歩党(Democratic Progressive Party)から除名されている。バンダ氏はその後、新たに人民党(People's Party)を結成している。

 ある与党関係者は、与党はバンダ氏を政権から遠ざけておきたい考えで、遺体を南アフリカへ送って防腐処理を施しているのは時間稼ぎのためだと語った。(c)AFP

4091チバQ:2012/04/08(日) 19:15:44
http://www.cnn.co.jp/world/30006161.html
クーデターのマリ軍、文民政府へ実権返還 北部の独立宣言で
2012.04.07 Sat posted at: 15:53 JST
(CNN) 西アフリカのマリの国営テレビORTMは6日、先月22日にクーデターを起こした軍部が、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)が科した経済や外交制裁を解除することを条件に実権を文民政府へ移譲することに合意したと報じた。

クーデターの首謀者アマドウ・サノゴ大尉によると、合意事項には大統領選実施を見据えた政権移行プロセスの作成、暫定首相によるマリ北部の危機打開や行程表に従った自由、透明かつ民主的な選挙実施などが盛り込まれている。

北部では、軍部によるクーデターに乗じたトゥアレグ族の反政府勢力が最近、独立を一方的に宣言していた。軍部による文民政府への実権移譲は北部の騒乱への対処を迫られた結果ともなっている。

クーデター発生を受け、アフリカ連合(AU)やECOWASはマリ軍に対し渡航や経済規制、資産凍結などの制裁を科し、隣接する5カ国は人道目的の活動を除き国境を封鎖していた。米国を含む国際社会も憲法に従った統治の回復を要求していた。

北部ではトゥアレグ族のアザワド解放国民運動(MNLA)が6日、インターネットを通じて広範な地域の独立を宣言。声明では、軍や政治家が結託し50年以上にわたって行ってきた腐敗に満ちた貧弱な統治は住民の生活を危険にさらしてきたなどと主張した。

遊牧民的な文化を持つトゥアレグ族は今年1月にアザワド地方の分離を求める武装闘争を開始し、これまで20万人以上の住民が自宅を追われ、避難する被害を受けている。

アフリカ連合は独立宣言の主張を全面否定する声明を発表。マリの旧宗主国であるフランス政府もアフリカ諸国が承認しなければ独立宣言は無意味との立場を示している。

4092チバQ:2012/04/08(日) 20:22:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120407-00000064-mai-int
<ロンドン警視庁>黒人男性の拘束めぐり人種差別問題再燃
毎日新聞 4月7日(土)19時12分配信

 【ロンドン小倉孝保】昨夏のロンドン暴動の際、ロンドン警視庁の警察官が身柄拘束した黒人男性(21)に「問題はお前が黒ん坊(ニガー)だってことだ」などと叫んでいたことがわかり、人種差別問題が再燃した。男性が携帯電話で録音した警官の発言を先月末、地元紙が報じて発覚。警視庁に動揺が広がっている。

 報道によると、昨年8月中旬、男性は友人と車に乗っていて警官に止められ、麻薬を所持している疑いがあるとされ警察車両に押し込まれた。その際、白人警官が男性の頭を車の窓に押し付けたという。警官は侮蔑語を繰り返し、男性に「ニガー」と差別語を使い、「お前は、いつも黒い肌だ」などと発言した。

 警視庁は5日までに、警官3人を停職にするとともに過去の人種差別言動についても調査。昨年以降、新たに5件の人種差別的対応があったとして6日、警官5人と警察職員1人を停職にした。独立警察調査機関も、この9人を含む計21人を対象に調査に入ったことを明らかにしている。

 ロンドン暴動は、黒人男性(当時29歳)が警官に射殺されたことをきっかけに昨年8月6日に発生し、ほぼ鎮静された11日までに5人が死亡した。

4093チバQ:2012/04/08(日) 20:23:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120407-00000057-mai-int
<ロシア正教>総主教 高級腕時計着用めぐり国民から批判
毎日新聞 4月7日(土)18時45分配信

 【モスクワ田中洋之】ロシア国内で強い影響力を持つロシア正教会トップのキリル総主教が、高級腕時計を着用していながら、その事実を隠そうとしていたことが発覚し、国民の批判を浴びている。聖職者の「富」に対する反発に加え、大統領選で当選したプーチン首相を支持したことへの不満も一因となっている。

 問題の腕時計はブレゲ製で約250万円相当。正教会のサイトには総主教が09年当時に腕時計をして政府高官と会談する写真が掲載されていたが、うわさが広がると、正教会側は慌てて写真を加工し時計部分を削除。ところが、テーブルに時計の反射画像が残っていた。総主教は最近面会したジャーナリストに「もらい物で一度も着けていない」と説明していたが、これが「ウソ」だとわかり、正教会は5日、写真の加工を謝罪した。

 ロシア正教会はソ連時代に弾圧を受けたが、ソ連崩壊後はめざましい復興をとげた。現政権とも良好な関係を維持し、総主教は大統領選前にプーチン首相を「ロシア史で大きな役割を果たした」と評価し、波紋を広げた。

 3月にはモスクワの大聖堂でプーチン首相批判のゲリラ演奏をした女性ロックグループ3人が逮捕され、「神への冒とく」として厳正な処分を求める正教会に対し民主派は「表現の自由」と主張し議論が広がっている。

4094チバQ:2012/04/08(日) 20:24:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120407-00000041-mai-int
<ウクライナ>服役の前首相、治療名目で出国容認へ
毎日新聞 4月7日(土)13時12分配信

 【モスクワ大前仁、ベルリン篠田航一】旧ソ連・ウクライナで有罪判決を受けた野党指導者、ティモシェンコ前首相(51)が健康状態を悪化させており、治療名目で出国する案が浮上している。欧米諸国が判決を批判し、ウクライナとの関係が冷却化していることから、双方が事態収拾案として検討している模様だ。

 ティモシェンコ氏は昨年10月、首相在任中の職権乱用罪で、禁錮7年の有罪判決を受け、国内の刑務所に服役中。腰痛を患っているとされ、今月4日に面会した人権団体の関係者は、ベッドから起き上がれない状態だったことを明らかにした。

 ドイツ政府は先月末までに、ウクライナに対しティモシェンコ氏をドイツ国内の医療施設で治療を受けさせるように進言。ウクライナ司法当局とティモシェンコ氏周辺が協議を進めている。ドイツのDPA通信は、ドイツ医師団が週明けにも刑務所を訪問し、ドイツ移送の是非を判断すると報じた。

 ロシア寄りのウクライナのヤヌコビッチ大統領(61)は昨年、欧州連合(EU)加盟の前提となる「安定連合協定」の締結を目指していた。しかし、10年の大統領選で次点となった親欧米派で「政敵」のティモシェンコ氏に対する有罪判決がEUの反発を招き、協定締結は凍結。ヤヌコビッチ政権は今年10月に最高会議(国会)選挙を控えており、早い段階で対外関係を改善したい意向だ。

 ウクライナの政権に近い関係者は露紙「独立新聞」に対し、「EUもウクライナへの強硬姿勢を続ければ、同国がロシアへの依存を強める事態を招きかねない」としたうえで、ティモシェンコ氏の出国が実現すれば、EUとの関係改善に応じるとの見方を示した。

 ティモシェンコ氏を移送する場合、受け入れ先はベルリンのシャリテ病院になる見通し。同病院はかつて森鴎外や北里柴三郎も学んだことで知られる。

4095名無しさん:2012/04/08(日) 20:26:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120408-00000061-san-int
パキスタン 大統領長男「デビュー」 インド訪問、父に同行へ
産経新聞 4月8日(日)7時55分配信

 【ニューデリー=岩田智雄】パキスタンのアシフ・アリ・ザルダリ大統領が8日、大統領就任後初めてインドを訪問し、シン首相と会談する。大統領報道官が7日、産経新聞に明らかにしたところでは、暗殺された妻のベナジル・ブット元首相との間の長男、ビラワル・ブット・ザルダリ氏(23)も同行する。英オックスフォード大での学業を終えたビラワル氏のインドへの顔見せとなり、注目を浴びそうだ。

 ビラワル氏は2007年のブット元首相暗殺後、ザルダリ氏と共同で現与党パキスタン人民党(PPP)の総裁になった。10年に英国から帰国後、政治活動を開始。今月3日には党役員会で演説し、党創設者で軍事クーデター後に処刑された祖父のズルフィカル・アリ・ブット初代首相の名誉回復を呼びかけて存在感を示した。

 賄賂の要求の仕方から「ミスター10%」と揶揄(やゆ)され、健康不安を抱えるザルダリ大統領の国内での人気は今ひとつ。対米関係が悪化する中、母親とその実父である祖父が暗殺、処刑された重い運命を背負うビラワル氏の将来性に期待する声もある。

 ザルダリ大統領は今回の「私的」訪印で、首脳会談に臨んだ後、インド西部のイスラム教施設を訪ねる。カシミール地方の領有権を争う両国の信頼醸成のステップと期待される。インド側からはガンジー家の御曹司で次期首相候補と目される与党、国民会議派のラフル・ガンジー幹事長が同席するとの観測も浮上している。

4096名無しさん:2012/04/08(日) 20:41:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120408/asi12040820350006-n1.htm
足止めの邦人77人、軍救援機で首都に到着 パキスタン
2012.4.8 20:35
 【ニューデリー=岩田智雄】在パキスタン日本大使館によると、パキスタン北部のギルギットなどで足止めされた日本人らを救出するためギルギットに到着していたパキスタン軍のC130輸送機は8日午後、77人の日本人全員を乗せて引き返し、同日午後4時15分(日本時間同8時15分)ごろ、イスラマバード空港に隣接するチャクララ空軍基地に到着した。

 日本人77人の健康状態に異常はないとみられるが、日本大使館は館員を空軍基地に向かわせ、4月3日以降ギルギットのホテル内で缶詰め状態になるなどしていた観光客らの状況を確認する。ギルギット・セレナ・ホテルに滞在していた日本人12人は全員60〜80代と高齢者ばかりだった。77人のうち一部の日本人は、8日中に日本へ向けてパキスタンを出国する予定という。

 同国北部では、イスラム教スンニ派とシーア派の住民が衝突。2月下旬にバスが襲撃され、シーア派の乗客18人が殺害された。今月に入ってからも同様の事件が起き、3日には衝突に伴う暴動が激化。同日午後以降ギルギットに外出禁止令が出され、空港も使用できない状態になっていた。

 ギルギットの北方約50キロのカリマバードを中心とするフンザは「最後の秘境」とも呼ばれ、トレッキング客らに評判が高い。4月ごろにはアンズの花が咲き誇るため、日本人旅行客に人気があり、複数の旅行社がフンザを訪れるツアーを企画している。

4097チバQ:2012/04/09(月) 18:49:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120409-00000505-san-int
エジプト大統領選 届け出締め切り 副大統領、元外相ら23人出馬
産経新聞 4月9日(月)10時16分配信

 【トリポリ(レバノン北部)=大内清】5月に予定されるエジプトの大統領選は8日、届け出が締め切られた。昨年2月に退陣したムバラク前大統領の最側近で軍出身のオマル・スレイマン前副大統領や、同国最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団のナンバー2、ハイラト・シャーティル氏ら23人が立候補した。

 スレイマン氏は前政権崩壊後、表舞台に一切、姿を見せなかったが、大統領待望論が一部で根強く、締め切り目前の6日に突如、出馬を表明した。情報機関トップとして中東和平などの外交問題にも深く関与、米国からの信頼も厚いとされることから、暫定統治を担う軍部が支援に回るとの観測もある。

 スレイマン氏は、エジプトのイスラム国家化を目指しているとされる同胞団を強く警戒していることでも知られ、同胞団がシャーティル氏の擁立を決めたことが、出馬の直接の理由になったとの見方もある。

 両氏のほかには、アラブ連盟前事務局長で元外相のアムル・ムーサ氏や、同胞団の元幹部アブドルムネイム・アブールフトゥーフ氏らも有力候補。特に、同胞団の現指導部と対立し組織を追放されたアブールフトゥーフ氏は、同胞団若手から高い支持を受けており、同胞団の正式候補であるシャーティル氏との対決にも注目が集まっている。

 今後は選管当局による資格審査を経て最終的な立候補者が確定する。

4098チバQ:2012/04/09(月) 18:50:15
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/mideast/552486/
エジプト、軍部と同胞団が非難合戦“蜜月”にひび
配信元:
2012/03/26 22:29更新
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記事本文 【カイロ=大内清】エジプトの暫定統治を担う軍最高評議会と、同国最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団が非難合戦を繰り広げている。同胞団がガンズーリ暫定内閣とその後ろ盾である軍部への批判を強めているのに対し、軍部は25日夜、異例の反論声明を発表、昨年2月にムバラク前政権が崩壊した政変以降、良好だった両者の関係にひびが入りつつある。

 究極的には「イスラム国家化」を志向しているとされる同胞団は、前政権下で非合法組織として監視下に置かれ、軍にも「脅威」とみなされてきた。

 しかし、政変で全権を握った軍部は、同胞団との関係を改善した。そこには、昨年の反政府デモで大きな動員力を見せ、軍批判をも展開する若者中心の民主化勢力に同胞団を対抗させる狙いがあったとみられる。

 軍部との良好な関係を背景に、同胞団傘下の政党「自由公正党」は昨年11月から今年2月の上下両院選で第一党に躍進。国政への自信を深める中、今月24日には、経済運営に失敗しているなどとしてガンズーリ内閣の辞職を要求し、同内閣を擁護する軍部にも批判の矛先を向けた。

 これに対し、軍部は25日の声明で「非常に強い憤り」を表明、地元紙によると、軍部は同胞団幹部に、議会を解散させる可能性もあると警告している。軍部としては、同胞団が勢いづきすぎないようくぎを刺した格好だ。エジプトは5月に政変後初の大統領選を控えており、関係がこのままこじれれば、再び政治の混乱を招く可能性もある。

4099チバQ:2012/04/09(月) 18:51:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120409-00000063-reut-int
エジプト大統領選に前政権の情報長官が出馬、同胞団擁立候補は反発
ロイター 4月9日(月)16時26分配信


拡大写真
4月9日、エジプトのムバラク前政権で情報長官を務めたスレイマン前副大統領が、大統領選挙への出馬を表明した。写真は8日、スレイマン氏の選挙バナーの前で撮影した同氏の支持者(2012年 ロイター/Mohamed Abd El Ghany)
[カイロ 9日 ロイター] エジプトのムバラク前政権で情報長官を務めたオマル・スレイマン前副大統領(74)が6日、大統領選挙への出馬を表明した。

軍出身のスレイマン氏は、立候補に必要な有権者3万人分の署名を大幅に上回る7万2000人分の署名を1日で集めた。同氏は9日付の地元紙に対し、「国民から拒絶され、崩壊した前政権のような体制が復活することはない」とコメント。また、「立候補を表明してまもなく、(エジプト最大の政治勢力である穏健派イスラム原理主義組織)ムスリム同胞団のメンバーなどから脅迫電話がかかってきた」ことも明かした。

前政権下で非合法化されていたムスリム同胞団は、ナンバー2のハイラト・シャーテル氏を擁立すると2日に発表。シャーテル氏は8日、ロイターとのインタビューで「スレイマン氏の立候補は、革命とエジプト国民に対する侮辱に等しい」と非難し、「不正が行われ、彼が当選するようなことになれば、再び革命が起こるだろう」と不満をあらわにした。

エジプト大統領選挙は5─6月に実施される予定。届け出の締め切りとなった8日までに23人が立候補した。

4100チバQ:2012/04/09(月) 18:54:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120409-00000024-reut-int
マリ大統領が辞任表明、クーデターの軍政から民政移管へ
ロイター 4月9日(月)11時21分配信


4月8日、軍兵士らによるクーデターが発生した西アフリカ・マリのトゥーレ大統領が辞任を表明した。写真は同大統領(左)ら(2012年 ロイター)
[バマコ/ヌアクショット 8日 ロイター] 軍兵士らによるクーデターが発生した西アフリカ・マリのトゥーレ大統領が8日、辞任を表明した。

【写真】マリでクーデター発生

トゥーレ大統領は声明で、「圧力をかけられたからではなく、祖国を愛するがゆえの辞任だ」と表明。調停関係者によると、大統領はリラックスした様子だったという。

マリ政府軍は、遊牧民トゥアレグ人の反政府武装勢力「アザワド解放国民運動(MNLA)」との戦闘における武器不足などをめぐって不満を高め、3月22日に同国南部の首都バマコで大統領府を攻撃。一方、このクーデター以降、MNLAは同国北部の主要都市を制圧したほか、6日にホームページで北部の独立を宣言するなど緊張が高まっていた。

この問題をめぐっては、軍事政権側と西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)が交渉を重ね、6日に民政移管で合意したと発表された。それによると、今後は議会議長を暫定大統領とする政府を樹立する方針だが、大統領選挙の詳しい日程などは分かっていない。

4101チバQ:2012/04/09(月) 21:13:01
>>4007-4008
>>4050-4052
>>4073>>4084-4086
>>4091>>4100
http://www.afpbb.com/article/politics/2870211/8758649?ctm_campaign=txt_topics
クーデターのマリ、大統領が辞任 暫定首相の下で選挙へ
2012年04月09日 11:45 発信地:バマコ/マリ

【4月9日 AFP】前月クーデターが起きた西アフリカ・マリのアマドゥ・トゥマニ・トゥーレ(Amadou Toumani Toure)大統領が8日、正式に辞任した。これにより、クーデターによる軍政から民政に戻る道が開かれた。

 仏ニュース専門テレビ局「フランス24(France 24)」が放映した映像のなかで、痩せ細ったトゥーレ大統領は「辞任を決意したのは愛国心からだ」とする辞任声明を読み上げた。同大統領の姿が公に見られたのは、クーデター後初めて。

 反乱軍側は、西アフリカ諸国経済共同体(Economic Community of West African States、ECOWAS)の調停案の下で、大統領が正式に辞任した後に民政を回復させる姿勢を示していた。調停案にはECOWASがマリに課した制裁の解除と、クーデター関係者を罪に問わないという条件も含まれている。

 ECOWASとの合意に基づき、暫定首相にはマリ議会のディオンクンダ・トラオレ(Dioncounda Traore)議長が就き、40日以内の総選挙実施を目指す。暫定首相はトゥアレグ(Tuareg)人反政府勢力がマリ北部を掌握した事態への対処も迫られる。

 トゥアレグ人反政府勢力は6日、一方的に北部の独立を宣言した。しかし国際社会はもちろん、かつて良好な関係にあったイスラム武装勢力もこれを認めていない。(c)AFP/Serge Daniel and Coumba Sylla


http://www.asahi.com/international/update/0407/TKY201204070388.html
2012年4月7日19時31分
マリ、軍部が実権返還 「独立宣言」北部の混乱続く関連トピックスアルカイダマリの地図

 西アフリカ・マリからの報道によると、クーデターを起こした軍部は6日、憲法を回復し、実権を文民政府に返還することを決めた。クーデターに乗じて北部に侵攻した反政府勢力への対処ができず、返還を余儀なくされた。

 実権返還は、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)との交渉で合意した。暫定大統領にマリ議会のトラオレ議長が就任し、民主的な大統領選挙を実施するとしている。また、クーデターを首謀したサノゴ大尉らには恩赦が与えられるという。ECOWASが科していた国境封鎖や資産凍結などの経済制裁は解除される。先月22日に発生したクーデターは、2週間余りで一応の決着をみる。

 しかし、この間、世界遺産の都市トンブクトゥなど北部の全要衝都市に侵攻した反政府勢力アザワド解放国民運動(MNLA)が、一方的に独立を宣言。MNLAはアルカイダ系イスラム武装勢力との関係が指摘され、サノゴ大尉自身、軍部が重装備のMNLAと戦うのを「自殺行為」と言うように、混乱が収まる様子がない。

4102チバQ:2012/04/09(月) 21:14:58
>>3999>>4043-4045>>4097-4099
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120409/mds12040920570005-n1.htm
エジプト大統領選 23人立候補 スレイマン前副大統領を軸に展開
2012.4.9 20:56 (1/2ページ)
 【ベイルート=大内清】5月に予定されるエジプトの大統領選は8日、届け出が締め切られた。昨年2月に退陣したムバラク前大統領の最側近だった軍出身のオマル・スレイマン前副大統領や、同国最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団のナンバー2、ハイラト・シャーティル氏ら23人が立候補した。

 スレイマン氏は前政権崩壊後、表舞台に一切、姿をあらわしていなかったが、一部では待望論が根強く、締め切り目前の6日に突如、出馬を表明した。前政権末期に副大統領に任命されるまで情報機関トップとして中東和平などの外交問題にも深く関与、米国からの信頼も厚いとされることから、暫定統治を担う軍部が陰で支援に回るとの観測もある。

 前政権の中心人物だったスレイマン氏が出馬したことで、昨年の反政府デモを主導した若者らの民主化勢力が強く反発する可能性もあるが、強い指導者の下での「安定」を望む声も強まっており、選挙戦は同氏を軸とした展開になりそうだ。

 両氏のほかには、アラブ連盟前事務局長で元外相のアムル・ムーサ氏や、同胞団元幹部のアブドルムネイム・アブールフトゥーフ氏らも有力候補と目されている。特に、同胞団の現指導部と対立し組織を追放されたアブールフトゥーフ氏は、同胞団の若手から高い支持を受けており、同胞団の正式候補であるシャーティル氏にどれだけ対抗できるかに注目が集まっている。

 今後は選管当局による資格審査を経て最終的な立候補者が確定する。シャーティル氏は、ムバラク前政権下で受けた有罪判決を理由に出馬が無効となる可能性もあることから、同胞団傘下「自由公正党」のモルシー党首も立候補を届け出た。

 投票は5月23、24日に行われ、過半数を得る候補がいない場合、6月16、17日に決選投票が実施される。

4103チバQ:2012/04/09(月) 21:16:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120409-00000059-mai-int
<エジプト大統領選>新興イスラム対旧体制 23人が立候補
毎日新聞 4月9日(月)19時54分配信

 【カイロ前田英司】民主化運動「アラブの春」で独裁政権を打倒したエジプトで、体制崩壊後初の大統領選の立候補が8日、締め切られ、23人が届け出た。先の人民議会(国会)選で第1党に躍進したイスラム原理主義組織ムスリム同胞団は、本命候補に失格の恐れが浮上して急きょ2人を届け出る事態になったほか、ムバラク前大統領の腹心だったスレイマン前副大統領が最終盤で出馬を決めるなど、情勢は、新興イスラム勢と旧体制有力者の対決の色合いを深めている。

 選挙管理委員会によると、届け出たのはスレイマン氏(75)のほか▽同胞団幹部のシャーテル氏(61)▽自由公正党(同胞団系)のムルシ党首(60)▽元同胞団幹部のアブルフトゥーハ氏(60)▽イスラムの徹底を掲げるサラフィ主義のアブイスマイル氏(50)▽ムーサ前アラブ連盟事務局長(75)▽シャフィク元首相(70)ら。

 立候補には有権者3万人の署名か議員30人の推薦、または議席を有する政党の公認でなければならず、本人のほか両親、配偶者が二重国籍者の立候補を認めないなどの要件も付されている。選管が届け出を精査し、26日に正式候補を発表する。

 同胞団はナンバー2のシャーテル氏が本命だが、前政権時代の逮捕歴で失格する可能性が浮上し、ムルシ氏も「保険」として届け出た。有力候補のアブイスマイル氏も母親が米国との二重国籍と認定され、瀬戸際にある。

4104チバQ:2012/04/09(月) 21:20:50
>>4046-4049>>4068-4069>>4075-4076
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120409/mds12040920580006-n1.htm
シリア停戦に難題 政権側、反体制派に確約文書要求
2012.4.9 20:58

シリア北部イドリブ近郊で、反アサド大統領のデモを行う人々=8日(ロイター)
 【ベイルート=大内清】内戦状態が続くシリアの外務省は9日までに、反体制派に対し、国連とアラブ連盟の共通特使を務めるアナン前国連事務総長と約束した10日の撤退期限を前に、戦闘停止を文書で確約するよう要求、文書がなければ停戦には応じられないとの声明を出した。

 離反兵らの反体制派武装組織「自由シリア軍」は「停戦は国際社会との約束であり、政権側に文書を提出する考えはない」としており、戦闘停止案が暗礁に乗り上げる可能性が出てきた。

 アサド政権は3月下旬、アナン氏が提示した暴力停止に向けた調停案を受諾。同案では今月10日までに政府軍が反体制派の抗議活動が続く都市部から撤退するのに続き、12日までに双方が完全に戦闘を停止するよう求めている。

 一方、AP通信は9日、シリア軍がアサド政権の弾圧から避難したシリア人が生活するトルコ側のキャンプを銃撃、シリア人2人とトルコ人通訳1人が負傷したと報じた。トルコの当局者が明らかにしたという。

 弾圧激化に伴ってシリアからトルコへの避難者は急増しており、これまでに2万4千人が国境を越えたという。

4105チバQ:2012/04/09(月) 21:36:46
>>4053
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120409/erp12040915290007-n1.htm
南オセチア「大統領」に元KGB 露との併合求める
2012.4.9 15:27
 ロシアがグルジアからの独立を一方的に承認した南オセチア自治州の「大統領」選挙が8日に投票され、選管当局は9日、旧ソ連国家保安委員会(KGB)の元地元幹部、チビロフ氏(60)が約54%の得票率で当選したと発表した。同氏は南オセチアのロシアへの併合を求めている。南オセチアでは昨年11月の大統領選でジオエワ元教育相がロシアの推す候補をリードしたものの、政権側がこれを無効として再選挙を決めた。グルジアは一連の選挙を合法と認めていない。(モスクワ 遠藤良介)

4106チバQ:2012/04/10(火) 21:54:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120410/erp12041007540001-n1.htm
【日々是世界 国際情勢分析】
BRICSにいらだつロシア
2012.4.10 07:53 (1/2ページ)[ロシア]
 新興5カ国(BRICS)の一角を占めるロシアが、経済ばかりが主要議題になるBRICSの現状にいらだちを強めている。ロシアは経済規模で中国に圧倒されており、議論の主導権を奪われてしまうためだ。ロシア国内からは、得るものが少ないBRICSとの関係を見直すべきだとの声も聞こえてくる。

 「われわれの戦略的な目的は、BRICSを世界における重要な経済、政治問題に対処できる共同メカニズムに進化させ続けることにある」

 インドで3月末に行われたBRICS首脳会議でロシアのメドベージェフ大統領はそう主張し、政治的な議論が欠けるBRICSの現状に不満をにじませた。

 今回の会議で各国は、途上国のインフラ整備を支援する金融機関の立ち上げなどで合意したものの、政治関連の合意項目は全体の一部にとどまった。

 経済規模で言えば、BRICSでは中国が飛び抜けている。GDP(国内総生産)では中国が世界全体の9.3%を占めるものの、ロシアは2.4%にすぎない。今回の首脳会議でブラジル、南アフリカの首脳は「経済関連の議題ばかりに集中していた」(3月30日付の露紙ベドモスチ)といい、メドベージェフ大統領の主張は「大きな関心を呼ばなかった」という。

 ロシアは2009年、第1回のBRICS首脳会議を国内で開催するなど、BRICS重視の姿勢を示してきた。各国と連携を深め、欧米中心の政治・経済システムに対抗する狙いがあったとされるが、国際政治の分野でロシアと共同歩調を取る国は依然として限られる。

 特に中国との関係は微妙だ。国連安全保障理事会での対シリア決議案で“連携”を見せた両国だが、例えば旧ソ連の中央アジア諸国に露骨に影響力を広げようとする中国に対し、ロシアは強い不快感を抱いているとされる。

 BRICSは市場として魅力があるものの、政治体制が大きく異なる新興国の集まりにすぎないという側面もある。そのため、先進国の仲間入りを目指すロシアでは「(欧州連合など)BRICS以上のもの(との関係拡大)を目指すべきだ」(3月28日付の英字紙モスクワ・タイムズ)などと、冷めた見方も浮上している。

4107チバQ:2012/04/11(水) 07:33:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120410-00000119-mai-int
<シリア>調停は事実上失敗…撤退期限超え武力行使
毎日新聞 4月10日(火)22時38分配信

ロシアのラブロフ外相(左)とシリアのムアレム外相=2012年4月10日、AP

 【エルサレム花岡洋二、モスクワ大前仁】シリアのアサド政権と反体制派の調停工作を続けていたアナン前国連事務総長は10日、トルコ南部のシリア難民キャンプを視察後に記者会見し「失敗と言うには早すぎる。代替案はない」と述べ、改めて双方に武力行使の停止を求めた。10日はアナン氏の調停案による政権軍側の撤退期限で、これが守られなかったことを認めた形だ。反体制派は期限後も攻撃を受けたと反発しており、外交的解決の「最後の機会」とも位置づけられた調停は事実上頓挫した。

【シリア】軍がトルコ、レバノンに越境して攻撃

 アナン氏は会見で、最終的な停戦期限(12日)まで「時間がある」とも述べた。調停案はアサド政権側が10日までに部隊を都市部から撤退させ、48時間以内(現地時間12日午前6時まで)に反体制派を含め停戦を実現するというものだった。

 これに先立ちシリアのムアレム外相は10日、モスクワでロシアのラブロフ外相と会談後、一部都市から撤退を開始したと弁明した。同時に停戦の実現に先立ち、反体制派が軍事行動の停止を順守するという保証をアナン氏に求めていることを認めた。

 また「暴力の停止は国際監視団の到着と同時に実現すべきだ」と述べ、停戦の前提条件として新たに監視団派遣を要請する立場を強調した。

4108チバQ:2012/04/11(水) 07:34:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120407-00000084-mai-int
<イラン>トルコとの関係に亀裂 アサド政権への対応めぐり
毎日新聞 4月7日(土)20時36分配信



 【テヘラン鵜塚健、エルサレム花岡洋二】友好関係にあった中東の2大国イランとトルコが、反体制派への武力弾圧を強めるシリアのアサド政権への対応を巡って対立し、両国間の亀裂が広がっている。トルコは、核開発問題で対立するイランと米欧諸国の間で仲介役を務め、今月13日にトルコでの核協議開催が決まりかけていたが、アサド政権批判を強めるトルコに対してイランが反発。イランが会場変更を求める事態に発展している。

 トルコのイスタンブールで1日に開かれたシリア反体制派の支援国会合には米欧やアラブ諸国が多数参加。アサド政権への圧力を確認する場となった。これにシリア政府を支援するイランが反発。ラリジャニ国会議長は3日、「(イランと敵対する)イスラエル支持者ばかりの会合だ」と、トルコを暗に批判。関係悪化を象徴した。

 イスラムで同じ非アラブの両国は歴史的つながりが深く、近年は経済を通じて友好関係を深めてきた。イランの核開発問題でもトルコは昨年1月以来中断している核協議の再開に向け仲介に積極的だ。米欧が停止要求を強めるイランのウラン濃縮を「平和利用の権利」と擁護し、イランから一定の信頼を得ている。

 こうした信頼関係が揺らぐきっかけがシリア情勢。トルコはシリアと国境約900キロで接し、難民が大量に流入。国の治安に大きな影響がでかねない状況で、市民弾圧を強めるアサド政権の早期退陣を求めている。

 これに対しイランはシリアでの民衆デモを「外国が扇動した」とし「アサド政権は改革に努めている」と擁護を続ける。イランとシリアは敵対するイスラエルへの対応で同盟関係を構築。イランはシリアを補給路にしてレバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラを支援しており、今のシリア政権の崩壊を避けたいのが本音だ。

 イランからすると、トルコが北大西洋条約機構(NATO)加盟国で、昨年9月にはイランの弾道ミサイル攻撃を想定したNATOのミサイル防衛システムのレーダー設置を認めたことへの警戒感もある。

 緊張関係が高まる中で、トルコでシリア反体制派支援国会合が開催されたことで両者の関係が一気に険悪化。いったんトルコで決まりかけた核協議開催にイランの保守強硬派政治家らが反発。イラン政府は新たにイラクやシリア、中国などの候補を挙げ、会場の再調整に乗り出した。メンツをつぶされた形のトルコのエルドアン首相は5日の記者会見で「(イランは)国際的な信用を失いつつある。誠実な行動が必要だ」と忠告した。

 イラン外務省は6日「イランとトルコは共通点の多い地域の大国同士で、関係を悪化させてはならない」と亀裂修復の動きをみせるが、シリア情勢が一段と緊迫化すればトルコの不満も強まるだけに先行きは見通せない。

4109とはずがたり:2012/04/11(水) 18:48:19
=トンブクトゥ/キダル/ガオ=
>>4051
12.4.1
>同国北部の独立を求める遊牧民トゥアレグ人の反政府武装勢力は1日、北部ガオ州の州都ガオを掌握したと表明した。反政府勢力は同日、世界遺産の都市であるトンブクトゥを包囲、北部の要衝都市の制圧を進めている。
>反政府勢力は既に北部キダル州の州都キダルを掌握した。
12.4.1
>AFP通信はキダル制圧ではトゥアレグ人のイスラム過激派組織がMNLAと連携していると伝えている。

>>4070
12.4.3
>MNLAが独立を求める地域は北部のキダル、ガオ、トンブクトゥの3州にほぼ相当し、3月30日以降、3州の州都を全て掌握した。MNLA報道官は、首都バマコのある南方に進攻する意図はないと述べた。

トンブクトゥ/キダル/ガオの州の境界はこの縮尺↓だと載っている
http://yahoo.jp/k8Y1qA
キダル・ガオは北部という寄り東部だなぁ。

=MNLAとイスラム過激派=
>>4051
>反政府勢力は、トゥアレグ人のイスラム過激派組織と連携しているとされる。反乱軍を率いるサノゴ大尉は3月31日、市民の犠牲を避けるためガオでの戦闘停止を決めたと表明、ガオからマリ軍が撤退した。

>AFP通信はキダル制圧ではトゥアレグ人のイスラム過激派組織がMNLAと連携していると伝えている。

>>4084
12.4.6
>西アフリカ・マリ北部の独立を求める遊牧民トゥアレグ人の反政府武装勢力「アザワド解放国民運動(MNLA)」は6日、同勢力のホームページで、北部の「独立」を宣言する声明を発表した。

>3月下旬に首都バマコで反乱軍がクーデターを起こして以降、MNLAは北部の要衝都市を次々と制圧。ただMNLAと連携してきたイスラム過激派組織が世界遺産の都市トンブクトゥを掌握したと宣言するなど、情勢は混迷している。
>同過激派組織はシャリア(イスラム法)導入を求め、国際テロ組織アルカーイダ系勢力と関係があるとされる。

>北部の要衝都市ガオでは5日、アルジェリア領事らが武装勢力に誘拐された。MNLA報道官は関与を否定し、イスラム過激派勢力の犯行だと述べた

>>4086
12.4.6
>北東部ガオ(Gao)にあるアルジェリア領事館がイスラム系武装勢力に襲撃され、外交官7人が誘拐された。同国ではクーデター後、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系武装勢力が勢力を拡大しており、国内に一層の混乱と人道的危機をもたらす懸念が広がっている。
>アルジェリア外務省によると、身元不明の武装集団が領事館を襲撃し、領事と職員6人を連れ去ったという。目撃者がAFPに語ったところによればこの武装集団は、北部のトンブクトゥ(Timbuktu)などを掌握したイスラム系反政府勢力と同じく、厳格なイスラム原理主義を唱える「サラフィスト(Salafist)」の黒い旗を掲げていたという。

>>4100
12.4.9
>北部ではトゥアレグ族のアザワド解放国民運動(MNLA)が6日、インターネットを通じて広範な地域の独立を宣言。
>遊牧民的な文化を持つトゥアレグ族は今年1月にアザワド地方の分離を求める武装闘争を開始し、これまで20万人以上の住民が自宅を追われ、避難する被害を受けている。

>>4101
12.4.9
>トゥアレグ人反政府勢力は6日、一方的に北部の独立を宣言した。しかし国際社会はもちろん、かつて良好な関係にあったイスラム武装勢力もこれを認めていない。

4110とはずがたり:2012/04/11(水) 19:06:44
>>4109-4110

アザワド解放国民運動(MNLA)
http://www.mnlamov.net/

マリ北部3州の版図と州都の位置はこの様な関係(巨大画像注意)
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/azawado00.png

4111チバQ:2012/04/11(水) 22:50:03
>>4106
いつのまに南アフリカが入ったのかと思えば
http://ja.wikipedia.org/wiki/BRICs
2011年4月13日に中国の北京で行われた四カ国首脳会議に 南アフリカ共和国 (South Africa) が初参加したことに伴い、正式名称が BRICs から BRICS となった[5]。

と1年前のことの様子

4112チバQ:2012/04/11(水) 22:53:49
http://www.asahi.com/international/update/0411/TKY201204110575.html
ギリシャ解散・総選挙へ 財政再建、2大政党に審判
 ギリシャのパパディモス首相は11日、国会(定数300)を解散する。国営アテネ通信によると、総選挙の投開票日は5月6日の見通しだ。欧州連合(EU)などの監視の下で、大連立を組んで財政再建を進める既成の2大政党への国民の不満は根強く、選挙結果によっては債務(借金)危機が再燃しかねない。

 アテネ通信によると、首相はこの日午後、パプリアス大統領と会談した後に国会の解散を発表する。

 ギリシャでは長年、中道左派・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)と中道右派・新民主主義党(ND)の2大政党が政権を奪い合ってきた。だが債務危機が深刻化した昨年11月、独仏両国などから圧力を受けて両党が大連立。元中央銀行総裁のパパディモス氏を首相に担いで財政再建を進めた。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012041100048
ギリシャ議会、解散へ=来月6日総選挙の公算−政府筋
 【ジュネーブ時事】ギリシャのパパデモス首相は11日午後(日本時間同日深夜)、パプリアス大統領と会談し、議会解散を提案する方針を固めた。ロイター通信が10日、政府筋の話として報じた。これを受け5月6日投票の総選挙が実施される公算となった。
 直近の世論調査では、支持率トップが与党第2党の新民主主義党(ND)の18.2%。第1党の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)の14.2%を上回るが、両党とも議会(定数300)の単独過半数を制するのは困難とみられている。(2012/04/11-04:56)

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4113チバQ:2012/04/11(水) 23:16:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120411/mds12041108040001-n1.htm
シリア情勢、再び手詰まりに アサド政権 撤退期限を無視
2012.4.11 08:03 (1/2ページ)
 【ベイルート=大内清】内戦状態が続くシリアのアサド政権が、アナン前国連事務総長と約束した戦闘地域からの軍撤退が10日、期限を迎えた。しかし、政権側はこの日も西部ホムスなどへの砲撃を継続、反体制派によると市民ら少なくとも37人が死亡した。12日の全面停戦期限後も戦闘が続く公算が大きく、アナン調停の行方を見守っていた国際社会は再び手詰まり状態に陥った格好だ。

 シリア国内での弾圧のほか、政権側は9日、隣国トルコのシリア人避難民キャンプに発砲、シリア人4人とトルコ人1人が負傷した。トルコ領に向けた攻撃は、一連の騒乱発生以来、初めて。同国のエルドアン首相は10日、「明白な国境侵犯だ」と強く非難した。

 また西隣のレバノンでは、シリア国境付近を取材中だった地元テレビ局の男性カメラマンが、シリア側から銃撃を受け死亡した。

 こうした中、シリアのムアッリム外相は10日、ロシアのラブロフ外相とモスクワで会談、軍撤退を含めアナン調停案を「履行している」と強調した。同時に、停戦は「国連の監視団到着と同時であるべきだ」とも述べ、事実上、12日の期限は無視する考えを示した。

 アサド政権は、反体制派にも停戦を文書で確約するよう求めており、反体制派の武装闘争が続く限りは弾圧を正当化できると判断しているとみられる。

 一方、アナン氏は10日、トルコ南部の避難民キャンプを訪問、「停戦はまだ可能だ」と呼びかけた。

 とはいえ、調停案が暗礁に乗り上げていることは間違いない。トルコなどでは、シリア領内に市民保護のための緩衝地帯設定を求める声も強まっているものの、こうした動きには軍事行動が伴うことから、ロシアや中国を説き伏せて国連安全保障理事会の決議を得るのは困難だ。

 有志国による「シリアの友人」会合などでは今後、反体制派支援の拡充を模索するとみられる。ただ、反体制派が求める武器供与などに踏み切った場合、支援国側は後戻りができなくなり、内戦の泥沼化を助長するとの懸念は拭えない。

4114チバQ:2012/04/12(木) 22:34:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120411-00000084-mai-int
<スーダン>南スーダン軍と衝突 全面的な紛争に発展の危険
毎日新聞 4月11日(水)20時9分配信

 【ヨハネスブルク服部正法】スーダンと、昨年7月にスーダンから分離独立した南スーダンの国境周辺で9、10両日、両国軍が衝突した。両国は石油権益の配分を巡る話し合いが暗礁に乗り上げ、対立を深めてきた。両国は3月末にも衝突しており、全面的な紛争につながる可能性が懸念されている。

 AFP通信などによると、南スーダンは領内の町がスーダン軍の空爆を受け、4人が負傷したと主張している。これに対して、スーダンは、南スーダン軍がスーダン側の油田地帯に攻撃を加えていると反論している。

 両国は石油収入に依存しているが、油田の4分の3は南側にある一方、パイプラインでつながった輸出港は北にしかない。石油収入の分配交渉が折り合わず、関係が悪化している。3月26、27両日にも国境地帯で衝突が起きた。

4115チバQ:2012/04/12(木) 22:46:59
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012041201051
97年政権転覆の首謀者拘束=エルドアン首相、軍をけん制−トルコ
 【エルサレム時事】トルコ司法当局は12日、1997年にイスラム路線を強めていたエルバカン首相に圧力をかけて退陣に追い込んだとされる元軍幹部を拘束した。トルコ紙トゥデーズザマン(電子版)が伝えた。
 トルコでは、国是の「政教分離」の守護者を自任する軍が過去に4回クーデターなどで政治介入し、政権を打倒してきた。これに対し、イスラム系与党、公正発展党(AKP)を率いるエルドアン首相は、軍をけん制する形で政権基盤を固めており、この動きを加速させた格好だ。(2012/04/12-21:42)

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4116チバQ:2012/04/13(金) 21:39:10
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&amp;d=0413&amp;f=national_0413_052.shtml
緑の党が転んで、フランス大統領選、危うく延期
【社会ニュース】 2012/04/13(金) 14:15



  ジョリ氏、階段踏み外し、転倒

  フランス大統領選2012に、ユーロップ・エコロジー・緑の党より立候補している、エヴァ・ジョリ氏が、4月1日の夜、パリ市内の映画館より出てきたところ、出口の階段で踏み外し、転倒、頭を打つなどの軽傷を負い、病院に運ばれた。

(Photo:eva joly by antony4)

  フランス大統領選に関する基本法

  ユーロップ・エコロジー・緑の党によると、ジョリ氏は、4月2日に予定されていたキャンペーンをキャンセルし、安静に務めると発表した。

  フランスの基本法、第7条には、「フランス大統領選の第1回目投票日、以前に、立候補者が死去、もしくは、重体に陥った場合、選挙は、延期となる」という項目が、設けてある。

  もし、ジョリ氏が入院を必要とする重傷であった場合、今回のフランス大統領選は、延期になっていた可能性があるのだ。

  その後、ジョリ氏は、4日にナント市で開催された、ミーティングにて復活、ラジオやテレビに出演するなど、選挙キャンペーンを続行させている。

  編集部 殿塚(情報提供:ネット選挙ドットコム)

4117チバQ:2012/04/13(金) 21:52:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120413/asi12041301130002-n1.htm
アフガン大統領選前倒しも アフガン大統領
2012.4.13 01:12
 アフガニスタンのカルザイ大統領は12日、カブールで記者会見し、2014年に予定される次期大統領選を1年前倒しして13年に実施する可能性に言及した。14年には、国際治安支援部隊(ISAF)からアフガン側への治安権限移譲も予定されている。大統領は、大統領選と治安権限移譲を同じ年に行うことが可能かどうかに疑問があるとし、どちらかを13年中に行うことが必要かどうか検討中だと明らかにした。

(ニューデリー 岩田智雄)

4118チバQ:2012/04/13(金) 22:55:20
>>3991
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120413-00000190-jij-int
ギニアビサウでクーデターか
時事通信 4月13日(金)22時32分配信

 【ビサウAFP=時事】アフリカ西部ギニアビサウの次期大統領最有力候補、ゴメス前首相が12日夜、重武装の兵士らに自宅を急襲され、連れ去られた。ゴメス氏の妻が13日、明らかにした。クーデターの恐れがある。
 兵士らは与党本部やラジオ局を占拠し政治家を次々拘束。通りには銃声と救急車のサイレンが響いた。兵士らは13日、声明を出し、「ゴメス氏らがアンゴラと秘密の軍事協定を結んだ」ことを同氏らの身柄拘束の理由としているが、権力奪取は表明していない。

4119チバQ:2012/04/13(金) 22:58:12
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/120413/oth12041322160010-n1.htm
論議のバーレーンGP、開催へ 情勢緊迫、関係者に不安も
2012.4.13 22:15 (1/2ページ)
 国際自動車連盟(FIA)は13日、声明を発表し、開催をめぐって論議が起きていたF1世界選手権シリーズ第4戦・バーレーンGPが予定通り20〜22日に行われると確認した。だが現地ではデモや爆弾テロが発生、中止を求める声も高まっており、状況は予断を許さない。(只木信昭)

 「現時点の情報に基づけば安全上の基準は満たされており、F1委員会や営業権利者から中止の要請もない」。FIAは声明で、同GPを中止する理由はないとした。

 だが現地からの報道によると、ここ数週間でバーレーンの国内情勢は緊張の度を増している。

 獄中で約60日ハンガーストライキを続けていた民主化指導者が衰弱して軍病院に運ばれた6日、その釈放を求めてデモに集まった約5千人に治安部隊が催涙弾を発射。9日には報復とみられる爆弾テロが発生している。3月末のデモでは男性が撃たれて死亡。F1開催中止を直接求めたデモの主唱者は、「モータースポーツに対する高い評価を犠牲者の血で曇らすな」と訴えた。

 多数派のイスラム教シーア派を少数派のスンニ派が支配するバーレーンでは、昨年2、3月に民主化を求める大規模デモが発生、50人以上が死亡したとされる。この影響で3月に開幕戦として予定されていたバーレーンGPは中止されている。

 騒乱を調査した第三者委員会は11月、官憲が広範に市民を虐待したと認め、多くの改善点を示した報告書を提出。政府はそれを基に改善を進め、社会は平穏に戻り和解も進んだとしてきた。これを受け、FIAは今季日程に同GPを復活。だが反政府側は今も不当逮捕や拷問が続いていると主張、「和解」は「外見だけ」と非難している。

 支配層にとってF1開催は「平穏」を世界に訴えられる格好の機会だ。政情不安の影響で昨年の経済成長率は2.2%と前年の4.5%から大幅に下落、今年はさらに下がると予測されている。「開催は国民統合の象徴になる」とサルマン皇太子。F1開催による状況好転への期待は大きく、最近の騒動拡大にも現地主催者は「騒いでいるのは一部で、治安に問題はない」と予定通りの開催を強調していた。

 これに対して反政府側は「F1が独裁者を支援するなら、われわれは多くの報道陣が来訪する機会を利用する」とし、一部の団体はF1関係者の安全を保証できないとまで宣言。F1関係者の間には、あるチーム代表が「何より従業員の安全が心配だ」と吐露するなど不安が広がっていた。

 FIAの声明を受け、営業権利者のバーニー・エクレストン氏は第3戦・中国GP会場で各チームに「不安はない」と説明、「みんな安心していた」と話した。人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」の中東地域責任者は「開催は政府側に立つことを意味する」とFIAの姿勢に疑問を呈している。

4120チバQ:2012/04/14(土) 22:34:40
http://mainichi.jp/select/news/20120415k0000m030071000c.html
エジプト:大統領選に暗雲…前副大統領出馬、軍部が後押し
毎日新聞 2012年04月14日 21時29分

 【カイロ前田英司】5月下旬実施のエジプト大統領選が迷走している。「アラブの春」で崩壊した独裁末期のスレイマン前副大統領が土壇場で立候補を届け出て、旧ムバラク体制下の権益保持を狙う軍部が後押しする疑念が浮上。議会最大勢力に躍進したイスラム原理主義組織ムスリム同胞団との対立が先鋭化しているためだ。

 カイロ中心部のタハリール広場は13日、数万人でごった返した。沿道には参加者を動員したバスが連なる。同胞団を中心とするイスラム勢力がスレイマン氏出馬に反発して呼び掛けたデモだ。「大統領がほしい」「軍政を倒せ」とのスローガンが響く。医学部4年のアスマ・ワキールさん(21)は「前政権の残党はいらない」と憤った。

 スレイマン氏はムバラク前大統領の腹心。情報長官として対イスラエル外交を主導し、アラブの大義のパレスチナ問題を軽視したと悪名高いが、一部では「混乱を治めるには政治経験が必要。大歓迎だ」(タクシー運転手)との支持もある。

 「春」以降、沈黙していたスレイマン氏が出馬表明したのは立候補締め切り2日前の6日。軍人出身の土壇場の決断に、エジプトを暫定統治する軍最高評議会が権益保持のため「独自候補」として後押ししたと議論が沸いた。スレイマン氏は否定したが、軍は王制を打倒した52年のクーデター以来の「体制派」で、世論の間には今後の民政移管への不安も高まっている。

 これに対し同胞団は今月初め、米ワシントンに代表団を送り、米当局者との関係構築を模索した。カーニー米大統領報道官は同胞団を「今のエジプトで重要な役割を果たしている」と評した。

 同胞団の視野に「政権」があるのは明らかで、同胞団が第1党の人民議会は12日、前政権幹部の大統領選出馬を禁じる法案を可決し、スレイマン氏排除に動いた。法案は最終的に軍最高評議会の承認が必要で、実際に立候補できなくなるかどうかは微妙だが、双方の対立は今後さらに深まりそうだ。

4121チバQ:2012/04/14(土) 23:28:37
http://www.afpbb.com/article/politics/2871507/8785989
子育てのまずさ理由に閣僚解任、トルクメニスタン大統領
2012年04月14日 20:02 発信地:アシガバート/トルクメニスタン

【4月14日 AFP】中央アジア、トルクメニスタンの14日の報道によると、同国のグルバングルイ・ベルドイムハメドフ(Gurbanguly Berdymukhamedov)大統領は、息子が交通事故を起こした閣僚を「父親として行き届いていない」として解任した。

 解任されたヤルムハメト・オラズグルイエフ(Yarmukhammet Orazgulyev)エネルギー・工業相の息子は最近、友人である他の政府高官の息子らと共に交通事故を起こしていた。子どもたちは一流校であるトルクメニスタン工科大学の学生で、この件により同大の学長も解任された他、教育相と同副大臣も戒告を受けた。

 ベルドイムハメドフ大統領は閣議で「高官としての権威というものは、その子女がいかように育てられ、社会でどう振る舞うかにかかっているにもかかわらず、子育てに十分な注意を払っていない政府高官がいる。子育てのまずさは今回、高官の子供たちが深刻な結果を招いた交通事故のように、不愉快で悲しむべき状況を引き起こす」と叱責した。

 国営テレビで放映されたこの閣議の中で、オラズグルイエフ氏は「家族の者たちに『庇護者』である大統領の教えや導き」を教え込めていなかったと謝罪し、大統領に許しを求め今後、大統領に任される仕事があれば何でも引き受けると約束した。

 今年2月に行われた大統領選で、97%という圧倒的な得票率で再選されたベルドイムハメドフ大統領は、同国で「アルカダグ(庇護者)」と呼ばれている。

 今回解任されたオラズグルイエフ氏はこの大統領選に対立候補として出馬した7人のうちの1人だったが、候補者たちの出馬は形ばかりで、選挙運動はベルドイムハメドフ大統領に対する熱烈な称賛に終始した。ちなみに大統領選でオラズグルイエフ氏はベルドイムハメドフ大統領に次ぐ2位だったが、得票率は1.2%だった。(c)AFP

4122チバQ:2012/04/14(土) 23:30:46
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2870388/8761720
イエメン南部で激しい戦闘、死者多数
2012年04月10日 07:03 発信地:アデン/イエメン
【4月10日 AFP】イエメン南部アビヤン(Abyan)州で9日未明、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系の武装勢力が軍の兵舎を襲撃して激しい戦闘になり、少なくとも60人が死亡した。

 軍は士官1人を含む14人の死者を出した。現地の政府職員は、軍の部隊は襲撃を受けた兵舎から撤退したが、部隊とともに武装勢力と戦っていた地元の部族は現場に残って戦闘を続けると語った。

 ある部族長は、「軍はわれわれに武器を支援してくれた。われわれはアルカイダと戦う。やつらにわれわれの街を渡さない」と述べた。

 イエメンの南部と東部では武装勢力が存在感を強めている。国防省とある部族長によれば、政府側は前週末にイエメン南部と東部のアルカイダ系武装勢力の拠点を空爆し、戦闘員24人を殺害している。(c)AFP/Fawaz al-Haidari

4123チバQ:2012/04/15(日) 00:19:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120414/mds12041422180003-n1.htm
南北スーダン軍が衝突 国境地帯の油田めぐり 
2012.4.14 22:18
 スーダンと南スーダンの国境地帯にあるヘグリグ油田の周辺で13日、両国軍が衝突し、南スーダン側は14日、スーダン軍を撃退したと述べた。ロイター通信などが伝えた。スーダン側はコメントしていない。

 ヘグリグ油田はスーダンの支配下にあったが、南スーダン軍が10日に掌握。スーダン軍は奪還の方針を示し、アフリカ連合(AU)も南スーダン軍に撤退を求めたが、南スーダン側は撤退しないと明言している。

 国境地帯では3月下旬以降、両国軍の衝突が続発している。国連平和維持活動(PKO)で日本の陸上自衛隊施設部隊が派遣された首都ジュバと国境地帯は500キロ以上離れている。(共同)

4124チバQ:2012/04/15(日) 00:21:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120414/mds12041418000001-n1.htm
シリア情勢 強まる宗派色 着地点見えず
2012.4.14 18:00 (1/5ページ)

今月初め、レバノン北部のシリア国境近くの検問所では、軍が警戒にあたっていた
 12日、アサド政権と反体制派の停戦期限を迎えたシリア。民主化要求デモに端を発した騒乱は昨年3月の発生から1年以上たつが、停戦の行方はなお不透明だ。反体制派には、市民弾圧を続ける政権側との戦闘に宗教的な意味合いを求める傾向もみられ、このまま本格的な宗派対立に発展する懸念がぬぐえない。シリアと、その隣国トルコ、レバノンから報告する。(大内清、写真も)

 トルコ南部アンタクヤ郊外にある、離反兵らの反体制派武装組織「自由シリア軍」のキャンプ。連絡要員としてシリア国内の戦闘地域に出入りする屈強な迷彩服の男たちが今月初旬、取材に応じ、その一人が腕を振り上げながら叫んだ。

 「おれたちは『イスラムのシリア人』だ! バッシャールとは違う…」

 シリアでは、現大統領の父で1970年に実権を握ったハフェズ・アサド前大統領(2000年死去)が、軍中枢に自身の出身宗派でイスラム教シーア派の一派とされるアラウィ派を多数配置し支配層を形成。国民の約7割を占めるスンニ派の間での不満は根強い。

 それでも、シリア反体制派は、昨年3月以降の反政府デモや政権側との戦闘はあくまでも「自由」や「民主化」を目的としたものであり、アラウィ派も含めて「シリア人は一つだ」と繰り返してきた。

 しかし戦闘が長期化する中、反体制派内では徐々に、「スンニ派対アラウィ派」の構図が頭をもたげている。確かに戦闘員にとっては、宗教的な熱情が武器や兵員数、練度での劣勢を補う要素となっている側面もある。

 レバノンの首都ベイルートにあるベイルート・アメリカン大学のヒラール・ハシャーン教授(政治学)は、シリアで今後、「宗派原理が政治を支配する、『レバノン化』が進むのではないか」と予想する。

    □ □

 「世界に神はアッラーしかいないように、シリアの指導者も一人。アサド大統領しかいない!」

 シリア国境に近いレバノン北部の街道沿い。バイク修理店を営むアラウィ派のムスタファ・アトキさん(32)はこうまくし立て、「なんでアラウィばかり悪者にされるんだ」と、スンニ派への敵意をむき出しにした。店の壁にはスプレー塗料で「アサド大統領、万歳」と書かれていた。

 主にシリア北西部からレバノン北部にかけて居住し、国境を越えた結びつきが強いアラウィ派にとり、アサド政権の危機は人ごとではない。住民らの口ぶりも必死だ。

4125チバQ:2012/04/15(日) 00:23:17
 アラウィ派だけではない。シーア派大国イランやアサド政権を後ろ盾とし、そこからの支援を住民にばらまくことで勢力を伸ばしてきたレバノンのシーア派組織ヒズボラも、危機感は強い。ベイルート南部にあるシーア派地区のタクシー運転手、ホセイン・アブーハリールさん(27)は「アサドが倒れたらヒズボラからの生活支援が減るかもしれない」と懸念する。

 これに対し、レバノンのスンニ派政党「未来潮流」を率いるサアド・ハリリ前首相は反体制派支持を鮮明にしているほか、態度をあいまいにしてきた、イスラム教の少数派であるドルーズ派勢力も最近、反アサド色を強めているという。

 レバノンがシリア情勢に敏感に反応するのは、歴史的に常にシリアの干渉を受ける中で、各勢力がアサド政権と何らかの利害関係を持つためだ。

 政権を率いるミカティ首相は中立姿勢を保ってはいるが、各勢力がそれぞれ、アサド政権に協力したり反体制派を支援したりするのを止める力はない。2月には北部トリポリでアラウィ派とスンニ派の銃撃戦も起きた。

 ハシャーン教授は言う。「レバノンは地域の宗派問題の交差点。ここでの対立はいずれ、再び周辺に拡散していく」。シリア情勢の悪化はレバノンに緊張をもたらし、その結果、同国の各政治勢力がシリア問題への関与を強めれば、シリア情勢をいっそう複雑化させかねない、というわけだ。

    □ □

 シリアの首都ダマスカスで今年2月、自由シリア軍を支援しているという反体制派の地下活動家と会った。治安当局の監視の目をかいくぐるため、事前に偽名のメールアドレスで連絡を取り、合言葉まで指示した上でようやく取材場所に現れたその男は、極度の緊張状態にあった。

 「まだまだ政権は強力だ。目立つ行動はしたくない」。活動家は、周囲に目を配りながらこう話し、「このまま事態が長引けば宗派戦争に発展するかもしれない。だから、その前に政権を倒さなくてはいけないんだ」と力を込めた。

 一方、穏健イスラム勢力や左派が参加する国内反体制派組織「国民調整機構」の指導者ハサン・アブドルアジーム氏は、同じ理由から「政治決着によるアサド大統領退陣を模索すべきだ」と主張する。反体制派内の意見は割れたままだ。

 宗派対立は、国際テロ組織アルカーイダなどの過激なジハード(聖戦)主義が根を生やす土壌ともなりうる。実態は不明ながら、自由シリア軍指導部の統率が行き届かないシリア国内の部隊には、リビアやイラクなどからの過激派が入り込んでいるとの指摘もある。

 早くから、地域の不安定要因になるとの懸念が強かったシリア騒乱。停戦期限後も一部で戦闘は続いている。

 ■ ■シリアとレバノンの宗教・宗派 シリアでは人口2300万人の約70%がイスラム教スンニ派で、シリア正教会などキリスト教が約13%、アラウィ派が約12%とされる。アラウィ派はイスラム世界で異端視されることが多いが、ハフェズ・アサド前大統領は1970年代、「同派はシーア派の一派」だとするファトワ(宗教裁定)をシーア派指導者から引き出し、自らの正統性を高めるとともにレバノンのシーア派との関係強化に利用した。

 一方、レバノンは人口約425万人。フランス統治時代の人口統計をもとに、大統領をマロン派キリスト教徒、首相をイスラム教スンニ派、国会議長を同シーア派に割り振る「宗派主義」を採用、国会の議席数も宗派によって決められている(90年の憲法改正で一部修正)。イスラム教徒の方がキリスト教徒よりも出生率が高いことから、近年では人口分布が大きく変化しており、現実を反映していないとの指摘も強い。

4126チバQ:2012/04/15(日) 21:26:24
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012041400372
次期首相候補に外相浮上=ギリシャ
 【ジュネーブ時事】14日付のギリシャ紙カティメリニ(電子版)は、全ギリシャ社会主義運動(PASOK)と新民主主義党(ND)の二大政党が総選挙後、再び連立を組んだ場合の新首相候補にディマス外相が浮上していると報じた。
 同日付の地元紙リアルニュース掲載の世論調査結果では、NDは支持率25.4%、PASOKは同15.8%。いずれも単独過半数は難しい。(2012/04/14-23:40)

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4127チバQ:2012/04/15(日) 21:27:02
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012041500178
刑務所襲撃で400人脱走=タリバンが犯行声明−パキスタン
 【ニューデリー時事】パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州バンヌー地区で15日、武装勢力が刑務所を襲撃し、凶悪犯罪者や武装勢力メンバーを含む囚人400人近くが脱走した。北西部一帯で活動する反政府勢力「パキスタン・タリバン運動(TTP)」が犯行声明を出し、「われわれの重要なメンバーを解放した」と主張した。AFP通信が報じた。
 襲撃はこの日午前1時(日本時間同5時)ごろ発生。銃や手投げ弾、ロケット砲で武装した約150人が2時間にわたり攻撃を続けた。刑務所には囚人900人以上が収容されていたが、うち約380人が脱走した。(2012/04/15-18:28)

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4128チバQ:2012/04/15(日) 21:27:36
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012041500115
有力候補が軒並み失格=大統領選、混迷深まる−エジプト
 【カイロ時事】エジプト大統領選挙管理委員会は14日夜、5月投票の大統領選に立候補を届け出た23候補のうち、要件を満たさなかった10候補を失格とした。ムバラク前大統領の腹心のスレイマン前副大統領や、最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団が擁立したシャーテル氏ら有力候補が軒並み失格となった。支持者らは反発しており、選挙戦は混迷の度合いを深めそうだ。
 大統領選は、昨年退陣したムバラク政権後に暫定統治を担う軍最高評議会が進めている民政移管プロセスの最終局面と位置付けられる。政治力温存を狙う軍部と、昨年の合法化後、政治勢力として躍進する同胞団を軸にした権力争いが激化。大統領選はこうした政治的思惑から候補が乱立し、混戦模様の展開となっていた。
 スレイマン、シャーテル両氏の陣営は、異議を申し立てる方針。スレイマン候補は、15県以上からの支持者の署名が必要との要件を満たさなかった。昨年までテロやマネーロンダリング(資金洗浄)の罪で獄中にあったシャーテル候補については「前科」が失格理由となった。(2012/04/15-16:28)

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4129名無しさん:2012/04/15(日) 21:28:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120415/erp12041509290003-n1.htm
ベラルーシ、大統領選の対立候補を釈放
2012.4.15 09:28
 タス通信によると、2010年12月のベラルーシ大統領選後にルカシェンコ大統領の当選に抗議して拘束され、懲役5年の判決を受けた対立候補のサンニコフ元外務次官が14日、釈放された。大統領が赦免を決めた。

 次点だったサンニコフ氏は大統領選後に選挙の不正を指摘する野党側集会に参加し拘束され、欧米諸国が「政治的弾圧」だとして釈放を求めていた。

 欧州連合(EU)は今年2月、野党弾圧を続けるルカシェンコ政権への追加制裁を決定。これに反発してEU代表部大使を召還したベラルーシに対し、EU全加盟国が駐ベラルーシ大使を一斉召還し圧力を強めていた。(共同)

4130名無しさん:2012/04/15(日) 21:29:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120415/mds12041509530002-n1.htm
エジプト大統領選、前副大統領や同胞団幹部ら失格 
2012.4.15 09:52
 【カイロ=大内清】5月にムバラク前政権崩壊後で初となる大統領選を控えるエジプトの選管当局は14日、立候補を届け出ている23人のうち、有力とみられていた軍出身のオマル・スレイマン前副大統領や同国最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団幹部、ハイラト・シャーティル氏を含む10人を失格にしたと発表した。各陣営は異議を申し立てるとしている。

 また各候補の支持者が反発を強めるのは必至で、抗議行動に発展するような事態となれば、暫定統治を担う軍部が選挙プロセスへの直接介入に乗り出すのではとの観測も出ている。

 地元メディアによると、スレイマン氏の失格は、届け出に必要な有権者の署名が一部の県で不足していたのが理由。前政権崩壊後の昨年春まで収監されていたシャーティル氏は、釈放後の一定期間は選挙への出馬を認めないとする法律の規定に抵触しているという。

 決定を受け、シャーティル氏の弁護士は「同胞団を排除するための政治的な判断だ」と決定を非難した。

4131チバQ:2012/04/16(月) 00:31:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120415/asi12041522510004-n1.htm
ロケットの雨、逃げ惑う人 大使館員、防空壕に避難 また狙われたカブール
2012.4.15 22:49

15日、アフガニスタン東部ジャララバードで、攻撃を受けて上がる白煙(ロイター)
 雨のように絶え間なく発射される携行式ロケット弾のさく裂音、必死に逃げ惑う住民たち。アフガニスタンで最も警備が厳重なはずの首都カブールが15日、また狙われた。ロケット弾は日本大使館の施設内にも着弾、館員は防空壕への避難を余儀なくされた。

 「大使館員は全員、今防空壕に避難している。詳しい状況は分からないが、公使室の外壁も破損しているようだ。けが人はいない」。日本大使館の岡田誠司公使は共同通信の取材に対し、携帯電話で緊迫した状況を語った。

 日本大使館は武装勢力が立てこもったとされる建設中のビルと、武装勢力が狙ったとみられる国際治安支援部隊(ISAF)の本部や米国大使館の間にあり、銃撃が激しかったとみられる。(共同)

4132チバQ:2012/04/16(月) 00:32:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120416/asi12041600210000-n1.htm
タリバン「春の攻勢の始まり」と挑発 カブールの日本大使館など襲撃
2012.4.16 00:21
 【ニューデリー=岩田智雄】アフガニスタンの首都カブールの日本大使館などが襲撃された事件で、犯行を認めたイスラム原理主義勢力タリバンのスポークスマンは15日、ロイター通信に「攻撃は春の攻勢の始まりであり、われわれは何カ月もかけて計画してきた」と述べた。

 タリバンは毎年、雪解け後の春先に大攻勢に出る。国際治安支援部隊(ISAF)は2014年末までに全土の治安維持権限をアフガン側に移譲する計画だが、タリバンは今後、外国駐留部隊などへの襲撃を激化させるとみられ、テロとの戦いの出口戦略を練る米国などを改めて悩ませることになりそうだ。

 一方、パキスタンのアフガニスタン国境に近いカイバル・パクトゥンクワ州バヌでも15日未明、銃や迫撃砲で武装した約150人が刑務所を襲撃し、384人が脱走した。タリバンと連携するイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」が犯行を認めた。

 当局者によれば、タリバン運動の脱走者は20人以上で、ムシャラフ大統領暗殺未遂事件に関わり死刑判決を受けた元空軍関係者も含まれているという。アフガンでの襲撃に連動した犯行の可能性もある。

4133チバQ:2012/04/16(月) 00:33:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120415/erp12041507010002-n1.htm
【ジョークは語る】
「ベルリンはギリシャ」 州財務相
2012.4.15 07:00 (1/2ページ)
 欧州債務危機では、ギリシャのような財政放漫国に対し、財政規律に厳格な経済大国ドイツが救いの手を差し伸べるかどうかが、大きな焦点だった。実はそのドイツでも国内に似た構図の問題を抱えている。「ベルリンはドイツのギリシャだ」。ジョークのような話だが、議論は真剣だ。

 発端は南部バイエルン州のゼダー財務相が独誌フォーカスとのインタビューでぶぜんと放った一言。「ギリシャが果たさねばならないことは、ベルリンにもできるはずだ」

 連邦制を敷くドイツでは地域による生活水準の差をできるだけ縮めるため、各州間の財政調整が行われている。財政の強い州が弱い州を助ける仕組みだ。

 フォーカスの集計によると、1950年以降の財政調整でベルリンが得たのは総額約450億ユーロ(約4兆8千億円)に上り、16州・特別市で断トツのトップ。また、資金は旧東独の州に配分される傾向があるのに対し、バイエルンやヘッセンなど旧西独3州が主にその資金を負担している。

 統一後、ドイツの“顔”となったベルリンの再建や「東西の格差是正」には多額の資金が必要とされた。一方、これらの地域が、資金を負担する地域より社会福祉を充実させているとの批判もあり、ゼダー氏は“緊縮財政”を求めたのだ。

 こうした議論はインターネットでも熱を帯びる。

 「欧州連合(EU)内だろうが、ドイツ国内だろうが、支援される地域が何も学ばないなら、制裁で言い聞かせるべきだ」

 「ドイツ市民の連帯感がこんなにひどいなら、欧州統合や単一通貨の意義を理解しようとしない者が多いことに驚かない」

 ドイツで論議を呼んだギリシャ支援と重なりながら、ネット上で賛否が交錯している。(ベルリン 宮下日出男)

4134チバQ:2012/04/16(月) 00:34:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120415/amr12041509370000-n1.htm
反米左派が“ドタキャン” 米州首脳会議が開幕
2012.4.15 09:36

南米コロンビアのカルタヘナで開かれた米州首脳会議の開幕式典=14日(AP)
 南米コロンビアのカルタヘナで14日、北中南米カリブ海諸国の首脳による米州首脳会議が開幕した。開催国コロンビアのサントス大統領は演説で、米国が招待を拒絶し続けているキューバが今後参加できるよう要請。一方、米国批判を展開するとみられていた反米左派首脳が相次いで直前に欠席を決め、会議は盛り上がりに欠ける展開となった。

 オバマ米大統領ら31カ国の首脳が参加。キューバの不参加でエクアドルの反米左派コレア大統領がボイコットしたほか、強硬な反米姿勢で知られるベネズエラのチャベス大統領もがん治療を理由に当日に欠席を発表。ニカラグアのオルテガ大統領も姿を見せなかった。

 メキシコや中米では麻薬組織による抗争が激化しており、グアテマラなど一部の国がマリフアナなどを合法化して組織の収入源を断つ方策を提案した。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120415/amr12041519030003-n1.htm
波乱含みの開幕 反米首脳相次ぎ欠席 米州首脳会議 
2012.4.15 19:01

南米コロンビアのカルタヘナで開かれた米州首脳会議で、グレナダのトーマス首相(右)と話すオバマ米大統領(AP=共同)
 【ニューヨーク=黒沢潤】南米コロンビアのカルタヘナで14日、北中南米カリブ海諸国の首脳による米州首脳会議が開幕した。反米を旗印とする中南米首脳の欠席が相次ぎ、波乱含みの展開となっている。

 米国がキューバの参加に反対し続けていることを受け、エクアドルのコレア大統領が出席を見合わせたほか、ベネズエラのチャベス大統領も病気療養を理由に欠席。ニカラグアのオルテガ大統領も姿を見せなかった。これらの国々は同日、キューバが会議に参加しなければ、今後も出席を拒否する意向を明らかにした。

 中国が米国に代わって中南米での主要貿易国となる中、米国の域内での影響力は低下しつつある。

 オバマ氏はこうした中、中南米諸国との経済協力関係を強化し、米国の存在感を高めたい考え。今秋の米大統領選を控え、各国との関係強化が雇用増加につながることを米国内にもアピールしたい意向だ。

 今会議では、中南米で暗躍する麻薬組織の資金源を絶つ狙いから、一部の国々がマリフアナの使用を合法化するなどの方策を提案するが、オバマ大統領は14日の演説で、「(合法化は)問題解決につながらない」と一蹴した。会議は15日まで。

4135チバQ:2012/04/16(月) 12:41:36
http://www.afpbb.com/article/politics/2871947/8788728?ctm_campaign=txt_topics
エジプト大統領選、スレイマン前副大統領ら10候補が失格に
2012年04月16日 12:09 発信地:カイロ/エジプト

【4月16日 AFP】エジプトの大統領選挙管理委員会は14日、立候補を届け出た23人のうち10人を失格としたと発表した。

 失格とされた中には、ムバラク政権時代に諜報機関のトップだったオマル・スレイマン(Omar Suleiman)前副大統領、穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)」のハイラート・シャーテル(Karat al-Shatter)元副団長、スンニ派原理主義の一派サラフィスト系のハゼム・アブイスマイル(Haze Abu Ismail)氏ら、有力候補が含まれている。

 選管関係者はAFPの取材に、スレイマン氏は15県で法的な出馬資格を満たしておらず、シャーテル氏は刑期を終えるか、恩赦を受けてから6年が経過しなければ出馬できないという法律の規定に触れると述べた。シャーテル氏は失脚したホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)前大統領時代に、テロおよびマネーロンダリング(資金洗浄)の罪で服役し、前年3月に刑務所から出所したばかりだった。

 アブイスマイル氏は母親が外国籍をもっているため、全ての立候補者は本人および両親、妻がエジプト以外の市民権を持っていてはならないという選挙規則に違反するという。

 5月23、24日に行われる大統領選まで6週間を切った中、有力候補に対する失格措置はエジプトの政局に再び混乱を招くと懸念する見方も出ている。

 失格とされた立候補届出者は、48時間以内に不服を申し立てることができる。半国営の中東通信(MENA)によれば、スレイマン氏は立候補の正当性を示す書類をそろえて不服を申し立てる意向だ。同様にムスリム同胞団も不服を申し立てるという。同砲団は、シャーテル氏の失格も想定して2人目の候補者を立てている。アブイスマイル氏は自身の失格処分について、「これは彼ら(選管)のたくらみだ。エジプトの法および憲法に違反している」とイスラム系テレビHickmanに語った。(c)AFP/Ines Bell Alba

4136名無しさん:2012/04/16(月) 20:54:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120416-00000032-mai-int
<アフガン>日本大使館にまた着弾 カブール銃撃戦終わる
毎日新聞 4月16日(月)13時4分配信


拡大写真
カブール中心部

 アフガニスタンの首都カブールの日本など外国大使館が集まる中心地区を攻撃した武装勢力と、アフガンに駐留する国際治安支援部隊(ISAF)との銃撃戦は16日も続き、同日朝、在アフガン日本大使館の敷地内にロケット弾が新たに1発着弾した。日本大使館敷地内への着弾は5発となった。日本外務省によると、邦人被害はないという。

【ニュースの一報】在カブール日本大使館に4発着弾 タリバンが一斉攻撃

 日本大使館には15日、ロケット弾4発が敷地内に着弾。このため、全館員が地下壕(ごう)に避難した。日本外務省などによると、大使館員はいったん地下壕から出て宿舎に引き揚げたが、16日朝になって新たな着弾があったため、大使館敷地内の大使公邸に再度避難したという。

 カブール市内の銃撃戦は15日午後からアフガン大統領府やISAF本部、米国など大使館が集まる中心部で発生し、ロイター通信によると、約18時間が経過した16日午前にカブール警察の報道官が終了したと述べた。

 武装勢力はアフガン各地で攻撃し、アフガン内務省によると、武装勢力19人が死亡、市民14人など30人以上が負傷。タリバン報道官が「春の攻勢の始まり」と犯行を認めた。【石原聖】

4137チバQ:2012/04/16(月) 20:54:53
http://mainichi.jp/select/news/20120416k0000m030126000c.html?inb=yt
アフガン:治安回復の道筋見えず 軍や警察の能力不足深刻
毎日新聞 2012年04月16日 00時45分(最終更新 04月16日 01時03分)

 【ニューデリー杉尾直哉】アフガニスタンの旧支配勢力タリバンによる15日の一斉攻撃はアフガン戦争開始(01年10月)から10年半後の今も治安が改善しない現実を内外に突き付けた。カルザイ政権は駐留外国軍の縮小に努めてきたが、代わって治安維持にあたるアフガン軍や警察、情報機関の能力不足は深刻だ。タリバンとの対話も暗礁に乗り上げており、雪解けシーズンに武装勢力が攻勢を強める事態も懸念される。

 カルザイ政権は今月8日、これまで駐留米軍が実施してきた民家への急襲作戦を大幅に制限することで米側と合意した。今後、急襲作戦にあたるアフガン人エリート部隊の編制も発表され、「米軍依存からの脱却」を印象づけた。

 また、カルザイ大統領は14日、タリバンとの和平を探る「高等和平評議会」の新議長に、昨年9月に暗殺された前議長ブルハヌディン・ラバニ元大統領の息子、サラフディン・ラバニ氏を任命した。暗殺事件以来、頓挫していた和平交渉を再開する意欲を示したばかりだった。

. その翌日にタリバンが一斉攻撃を仕掛けたのは、「政権側の取り組みを拒否する」という意思表示だ。タリバンのムジャヒド報道官はロイター通信に対して「今回の攻撃は春季作戦の開始だ。数カ月かけて準備していた」と語った。

 インフラ整備やアフガン警察への給与支払い支援などでアフガン復興に力を入れてきた日本も大使館がロケット弾の攻撃に巻き込まれた。国内の8割を支配するといわれるタリバンなどの武装勢力は、いつでも好きな時に標的を選んで攻撃を仕掛けられる状態にあるといっていい。

 しかし、長引く戦争が経済的な重荷となっている欧米諸国は、いつまでもアフガンにかかわり続けている余裕はない。5月20日に米シカゴで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議は14年までの駐留軍撤収を再確認する見通しだが、治安回復・復興の道筋はまったくついていないのが現状だ。

.

4138チバQ:2012/04/16(月) 22:44:40
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012041600653
首都襲撃、ハッカニ派関与か=民間人ら11人犠牲−アフガン
 【ニューデリー時事】アフガニスタンの首都カブールや東部地域で15日、議会議事堂や外国公館、政府庁舎が武装勢力に襲撃された事件で、モハマディ内相は16日記者会見し、拘束した武装勢力のメンバー1人が当局の尋問に対し、テロを実行した集団は反政府勢力タリバンと同盟関係にあるハッカニ・ネットワークに所属していると供述したことを明らかにした。
 今回の襲撃は反政府勢力タリバンが犯行声明を出しているが、クロッカー駐アフガン米大使はハッカニ派の犯行との見方を示していた。
 モハマディ内相によれば、16日朝の制圧までに、全土で治安部隊との交戦やテロで民間人3人と治安部隊員8人の計11人が死亡。武装勢力36人も殺害され、全体の死者は47人に上った。(2012/04/16-17:46)

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4139チバQ:2012/04/16(月) 22:47:20
>>4000-4002>>4025>>4035>>4061>>4063
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120416/erp12041622080004-n1.htm
反撃サルコジ氏息切れ、オランド氏優位…終盤戦、焦点再び経済対応
2012.4.16 22:05 (1/2ページ)

サルコジ仏大統領(ロイター=共同)
 【ベルリン=宮下日出男】フランス大統領選は22日の第1回投票まで1週間を切った。巻き返してきたサルコジ大統領(57)の勢いにかげりが見え始め、最大野党の社会党候補、オランド前第1書記(57)が優位を維持している。論戦は債務危機再燃の不安などを受け、再び経済対応が焦点となっている。だが、左派候補の台頭や国民の関心の低さも指摘され、サルコジ、オランド両氏の訴えは国民に浸透しきれていないようだ。

 両氏は15日、「10万人」(両陣営発表)規模の集会をそれぞれパリで開催。サルコジ氏は「勝利への力を与えてくれ」と訴え、オランド氏は「私は公正な大統領になる」と投票を呼びかけた。

 世論調査機関CSAの12日の調査結果では、第1回投票の支持率でオランド氏が27%と、サルコジ氏(26%)を逆転。決選投票ではオランド氏が57%で、43%のサルコジ氏を大きく引き離した。9日に始まった公式選挙戦では、報道機関は各候補を等しく扱わなければならず、現職大統領としてメディアで扱われる機会がこれまで多かったサルコジ氏の支持に影響が出たとも指摘される。

 南部トゥールーズでユダヤ人学校銃乱射事件が起こるなど、選挙戦では一時、治安問題が注目された。だが、隣国スペインの財政不安の高まりなどを受け、舌戦の比重は経済問題に戻った。サルコジ氏はオランド氏勝利が「信用危機をもたらす」と危機感をあおり、オランド氏は「経済成長こそが必要だ」と反論する。

 一方、勢いを増すのが、共産党の支持を受ける左派戦線のメランション氏(60)。CSAの調査では17%の支持を集め、極右、国民戦線のルペン党首(43)の15%を上回り、3位につけた。元社会党所属で閣僚経験もあるメランション氏は最低賃金引き上げなどを掲げ、穏健派のオランド氏に飽き足らない社会党支持者などを引きつけている。

 各種調査では棄権するとした有権者が3割前後に上る。2002年の大統領選では低投票率を背景にルペン党首の父が社会党候補を抑え、決選投票に進出しただけに、オランド氏は「棄権は(票の)分散より危険だ」と訴える。

 ただ、決選投票ではメランション氏の支持者の8割がオランド氏に回るとみられる一方、サルコジ氏が食い込みを図ってきたルペン氏の支持者で、サルコジ氏に投票するとしたのは5割前後にとどまっている。

     ◇

 ■フランス大統領選

 1958年に第五共和制を発足させ、初代大統領に就任したドゴールが62年、直接選挙制を導入した。任期5年。首相の任命権や国民議会(下院)の解散権などの権限を持つ。第1回投票で過半数を得票した候補がいない場合には、上位2人による決選投票が実施される。これまでの第1回投票で決着した例はない。今回は10人が出馬。第1回投票が22日、決選投票は5月6日に行われる。

4140チバQ:2012/04/16(月) 22:48:33
http://mainichi.jp/select/news/20120416k0000e030205000c.html
仏大統領選:オランド氏優勢続く 有力2氏10万人集会
毎日新聞 2012年04月16日 14時25分(最終更新 04月16日 14時50分)

 【パリ宮川裕章】フランス大統領選(22日第1回投票)まで1週間に迫った15日、再選を目指す右派・国民運動連合のニコラ・サルコジ大統領(57)と最大野党・社会党のフランソワ・オランド前第1書記(57)がパリ市内でそれぞれ10万人規模の野外集会を開いた。各世論調査会社の支持率ではオランド氏が優勢で、サルコジ氏は苦戦を強いられている。ただオランド氏は投票を棄権する可能性が高いとされる若い世代に支持者が多く、投票率によっては情勢が左右される可能性もある。

 サルコジ氏はパリ中心部コンコルド広場の会場で壇上に上がり、「歴史的選択だ。旧態依然とした道か、未来への道かだ」と力説。「欧州中央銀行の役割拡大」など新しい提案を交えつつ、「あなた方が決断すれば、彼ら(社会党)が勝つことはない」と訴えた。

 一方、オランド氏はパリ東部のバンセンヌ広場で演説。「不公平さ、世界の無秩序、市場の不条理に対する怒りを私は理解する。特権に終止符を打つ」と自由主義経済、金融市場に対する国民の不満を解消すると約束した。

 4月10〜13日に行われた世論調査会社主要8社の第1回投票の支持率では、前回(3月28日〜4月5日)と比べ、オランド氏の伸びが目立ち、3社でサルコジ氏を再逆転し、計5社で首位に立った。上位2候補による決選投票(5月6日)が両者の争いになった場合の支持率では全社で6〜14ポイント差でオランド氏がリードしている。

4141チバQ:2012/04/16(月) 22:52:28
>>3961-3962>>4132>>4136-4138

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120416/asi12041619410005-n1.htm
アフガン同時テロ、戦闘終了も出口戦略に暗雲
2012.4.16 19:41 (1/2ページ)
 【ニューデリー=岩田智雄】アフガニスタンで起きたイスラム原理主義勢力タリバンによる同時テロで、同国内務省の報道官は16日、戦闘開始から約18時間後に治安部隊が襲撃グループを制圧したと発表した。国際治安支援部隊(ISAF)のアレン司令官は15日、戦闘に勝利したアフガン部隊を称賛したものの、首都の拠点施設が被害を受けたことで、米国などが描くアフガンからの出口戦略に改めて暗雲が垂れ込めた形になった。

 AP通信によると、カブールと別の3州での戦闘で、襲撃犯36人が殺害され、アフガン警官や市民計11人が死亡した。在アフガン日本大使館によると、大使館施設内に携行式ロケット弾4発が着弾し、3発が建物を直撃。壁2カ所に穴が開いた。館員と在留邦人は全員無事だった。

 アレン司令官は15日、「アフガン治安部隊がカブールでの襲撃で、いかに迅速に対応したかということを大変誇りに思う」との声明を発表。2014年末までに全土でアフガン側に治安権限を移譲するのに備え、アフガン治安部隊が能力を向上させていると強調した。

 米国は14年移譲というISAFを主導する北大西洋条約機構(NATO)の合意とは別に、戦闘部隊撤退の1年前倒しを目標にしている。フランスのサルコジ大統領も犠牲者が増える中、仏軍の撤退時期を1年早める方針を示している。

 アフガン側では、カルザイ大統領が米兵による銃乱射事件などを受け、全土での治安権限の移譲を13年までに完了させるよう米側に求めている。だが、こうした撤退ムードとは裏腹に、治安権限の移譲はバーミヤン州など一部にとどまっている。

 今回のテロで、アフガン部隊はISAFの支援を必要としたうえ、襲撃犯の大規模攻撃を許した。昨年9月にもカブールでは同様の事件が起きており、「明らかに教訓を生かしていない」(ロイター通信)とも指摘される。出口戦略は5月に米シカゴで開かれるNATO首脳会議で協議されるが、激しい議論が交わされそうだ。

4142チバQ:2012/04/16(月) 22:56:17
>>2843>>2846>>2851-2856>>2864
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120416/erp12041622380006-n1.htm
ノルウェーテロ初公判、ネット掲載文に涙…職業は「作家です」落ち着いた表情一転
2012.4.16 22:37

16日、オスロの裁判所で開かれてた初公判で右手を挙げるアンネシュ・ブレイビク被告(ロイター)
 ノルウェーの首都オスロで16日開かれた連続テロのアンネシュ・ブレイビク被告(33)の初公判。入廷から落ち着いた態度を見せていた被告だったが、犯行前に自分がネットに掲載した移民排斥を主張する文書が法廷のモニターに映し出されると一転、目に涙をあふれさせた。

 初公判は午前9時に開廷し、被告は黒っぽいスーツにネクタイ姿で現れた。裁判官から職業を問われると「作家です」と即答。犠牲者一人一人の名前と死因が読み上げられるなど1時間以上に及ぶ起訴状朗読の際も弁護人の横のいすに腰掛け、表情を変えなかった。

 法廷内の数カ所に置かれたモニターに被告が制作したネット上の文書やイラストなどが約10分間、次々に映し出されたのは正午前ごろ。自分の主張をあらためて見て感極まったようで、唇を震わせながら画面を見続けていた。(共同)

http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2872093/8798528?utm_source=google&amp;utm_medium=news&amp;utm_campaign=recommend-rss
ノルウェー爆破・銃乱射事件のブレイビク被告、初公判で無罪主張
2012年04月16日 19:07 発信地:オスロ/ノルウェー

【4月16日 AFP】前年7月にノルウェーで77人を殺害したアンネシュ・ベーリング・ブレイビク(Anders Behring Breivik)被告(33)の初公判が16日、オスロ(Oslo)地裁で開かれ、ブレイビク被告は無罪を主張した。

 スーツに金色のネクタイ姿で出廷したブレイビク被告は挑戦的な態度を示し、手錠を外されると右の拳を胸に当ててから前方に突き出す「敬礼」をして見せた。この「敬礼」について同被告は、犯行前にインターネット上で公開した1500ページ以上に及ぶ「宣言」の中で、極右組織「テンプル騎士団(Knights Templar)」の敬礼だと説明している。

 続けてブレイビク被告は、自身を「作家」だと主張。「私はノルウェー法廷を認めない」と述べ、判事らの合法性を承認できないとの姿勢を示した。

 さらに、77人を殺害した「行為については認めるが、犯罪としての責任は認めない。自衛だったと主張する」と述べ、罪状認否では無罪を主張した。ブレイビク被告は犯行について「残酷だが必要なことだった」と発言。単独で行ったことで、ノルウェー社会を多文化主義にし「イスラム教徒の侵攻」を許した「売国奴」に対する自衛のための行為だったと主張した。

 ブレイビク被告は2011年7月22日、オスロ市内で爆弾を爆発させ8人を殺害した後、同市郊外のウトヤ(Utoeya)島で開かれていた政治集会で銃を乱射して69人を殺害し、「テロ行為」などの罪で起訴されている。(c)AFP/Nina Larson

4143チバQ:2012/04/16(月) 22:57:12
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2815755/7553525
ネット上に1500ページ「宣言」、自称「モンスター」のブレイビク容疑者
2011年07月25日 18:44 発信地:オスロ/ノルウェー
ネット上に1500ページ「宣言」、自称「モンスター」のブレイビク容疑者
2011年07月25日 18:44 発信地:オスロ/ノルウェー

クリッピングする拡大写真を見る写真をブログに利用するメディア・報道関係・法人の方 写真購入のお問合せはこちらノルウェーで22日起きた爆破・銃乱射事件で逮捕されたアンネシュ・ベーリング・ブレイビク(Anders Behring Breivik)容疑者(32)がインターネット上に投稿していた自分の写真。右1枚はフェースブック(Facebook)、他2枚はユーチューブ(YouTube)上に投稿されていた(2011年7月23日入手)。(c)AFP/FACEBOOK - YOUTUBE
関連写真1/1ページ全6枚
スライドショーを見る【7月25日 AFP】ノルウェーの連続爆破・銃乱射事件で逮捕されたアンネシュ・ベーリング・ブレイビク(Anders Behring Breivik)容疑者(32)は、何を考えていたのか―─約10年の歳月をかけて書き足され1500ページ以上に及んだ「宣言」が、インターネット上に公開されていた。その内容からは、殺人を「十字軍」になぞらえ、自らを「モンスター」と呼ぶ容疑者の戦慄の横顔が見えてくる。

「マルクス主義者ハンター」「反多文化主義者」を自称する同容疑者の「宣言」は、PDFファイルと12分のビデオ映像で構成され、動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」などに掲載されていた。内容は約10年に及ぶ学術的な研究と、爆弾の製造法について日々思ったことなどが一緒につづられ、時に細部の散らかった論文、時にとりとめのない雑文だった。

「ポリティカル・コレクトネス(差別や偏見を含んだ表現を用いないこと)」に対する糾弾や、いかに理由をごまかして中国から武器製造用の化学薬品を購入するかなど、記述は多岐にわたり、欧州を人種的・宗教的に中世のような状況に戻したいと同容疑者がもくろんでいたことが伺える。

 ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相への称賛も記されていた。欧州の白人の「ジハーディスト」(聖戦士)による大家族という構想を呼び掛け、「もしも自分の人生を犠牲にしたくはないと思うのならば、子どもを作ることを強く勧める。時機が到来した時に彼ら(子ども)が犠牲となってくれるだろう」などとも記していた。

 22日の犯行については、数世紀に及ぶイスラムによるヨーロッパの植民地化を終わらせるため、それに必要な革命を起こすために準備した「先制攻撃だ」と記している。

「不可避な戦争が現実化する前に戦略的優位性を獲得しておくため、現在進行中のイスラムによる侵攻/植民地化を撃退し、打ち負かし、弱体化させるために戦う。手遅れになるまで待つことはできない」

 最後の書き込みがあったのは、オスロで爆発が起きる直前だ。「第2次大戦以来、最大の(ナチの)モンスターと呼ばれるだろう」と書き、「これが最後の投稿になるだろう。現在7月22日金曜日12時51分。敬具、アンドリュー・ブレイビック」とノルウェー語の名前を英語表記にして、テンプル騎士団を思わせる肩書きを並べ、さらに古い軍服を着たり、突撃ライフルを手にポーズをとった数枚の写真で締めくくっている。

 逮捕から数時間後、世界の新聞の一面を占領した鋭い視線の写真は、この中の1枚だった。(c)AFP/Marc Preel

4144チバQ:2012/04/16(月) 23:25:03
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120415-OYT1T00567.htm

>>4130>>4135
オマル・スレイマン前副大統領【失格】  :ムバラク前エジプト大統領の腹心として情報長官を務めた>>4087
同胞団幹部のハイラト・シャーテル【失格】:イスラム色強い>>4044
自由公正党(同胞団系)のムルシ党首   :シャーテル氏が本命だが、前政権時代の逮捕歴で失格する可能性が浮上し、
                     ムルシ氏も「保険」として届け出>>4103
元同胞団幹部のアブルフトゥーハ     :同胞団から除名>>2707
ハゼム・アブイスマイル【失格】     :スンニ派原理主義の一派サラフィスト系
アムル・ムーサ前アラブ連盟事務局長   :ムバラク政権の外相時代に、イスラエルに対し批判を浴びせ、
                     反イスラエル感情が根強い国民の人気を博した経緯>>2062
アハメド・シャフィク元首相       :元空軍司令官でムバラク政権下の最後の首相を務めた>>3954




有力候補も続々失格に…エジプト大統領選

 【カイロ=田尾茂樹】エジプト選挙管理委員会は14日、大統領選(5月23、24日投票)に立候補を届け出た23人のうち、立候補要件を満たしていないとして、オマル・スレイマン前副大統領ら有力候補を含む10人を失格にしたと発表した。


 選管は16日まで異議申し立てを受け付け、26日に最終的な立候補者を公表する予定だ。

 失格したのは、スレイマン氏と並び有力候補と目されたイスラム原理主義組織ムスリム同胞団幹部のハイラト・シャーテル氏のほか超保守のイスラム主義者ハゼム・アブイスマイル氏、2005年の大統領選で次点だったアイマン・ヌール氏ら。

 各候補者は異議を申し立てる方針だ。支持者らは「(暫定統治する軍の)政治的な企てだ」などと猛反発しており、デモなどで混乱が広がる可能性がある。一方、イスラム主義勢力の影響力拡大や前政権派の復権を警戒するリベラル派の間には決定を歓迎する声もある。

(2012年4月15日20時32分 読売新聞)

4145チバQ:2012/04/17(火) 21:36:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120417-00000103-yom-bus_all
世銀次期総裁にキム氏…韓国出身、初のアジア系
読売新聞 4月17日(火)3時14分配信

 【ワシントン=岡田章裕】世界銀行は16日、理事会を開き、米国が推すダートマス大学のジム・ヨン・キム総長(52)を第12代となる次期総裁に選出したと発表した。

 任期は7月1日から5年。キム氏は韓国出身の米国人で、初のアジア系総裁となる。米国は総裁選で新興・途上国側から初めて対立候補を擁立されたが、創立以来70年近くにわたる米国出身者の「指定ポスト」を確保した。

 キム氏は公衆衛生を専門とする医学者で、途上国のエイズや結核の治療に取り組んできた。キム氏は総裁に選出後の声明で「急速な世界の変革に伴う、世界銀行の新しい連帯を追求したい」として、貧困の根絶や、世銀の運営における新興・途上国の発言権向上に尽力することを誓った。

 ロイター通信によると、キム氏は、日本、西欧、カナダに加え、新興国側からも中国、インド、ロシアの支持を得たという。一方、ブラジルと南アフリカは対立候補のナイジェリア・オコンジョイウェアラ財務相を推したため、初めて全会一致が崩れた。

4146チバQ:2012/04/17(火) 21:43:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120417-00000099-mai-bus_all
<世銀総裁>アジア系で「米独占」批判封じ キム氏選出
毎日新聞 4月17日(火)21時20分配信

 【ワシントン平地修】世界銀行は16日、6月末に退任するゼーリック総裁の後任に米オバマ政権が推した韓国系米国人のジム・ヨン・キム米ダートマス大学長(52)を選出した。アジア系では初の総裁。ウォール街の金融の専門家や米政府機関経験者が多かった世銀総裁ポストに医療・保健界から就くのも異例。背景には、世界保健機関(WHO)時代にアフリカなどでのエイズ対策などで活躍したキム氏を新総裁にすることで「米国の総裁ポストの独占はおかしい」との途上国の批判を抑える狙いもあると見られる。

 「総裁として急速な世界の変化に対応した世銀の新たな連帯を目指したい」。キム氏は総裁選出を受けて声明を発表し、世銀の組織や運営方法の改革に意欲をアピールした。

 キム氏は韓国ソウル生まれ。5歳の時に米国に移住し、ブラウン大やハーバード大で医学などを学んだ。04年からはWHOの局長などを歴任、アフリカなどでのエイズや結核撲滅など貧困国の保健衛生の改善に取り組んできた。09年にはアジア系米国人で初めて名門ダートマス大学長に就任。途上国支援が使命である世銀の総裁ポストを米国人が独占してきたことに新興国や途上国の批判が高まる中、オバマ米政権としては「途上国の開発支援で強いメッセージを打ち出せる最適の人物」(世銀関係者)としてキム氏に白羽の矢を立てた。従来のようにウォール街出身のエリートバンカーや、米通商代表部(USTR)代表を務めたゼーリック現総裁のような米政府関係者を次期総裁候補として擁立すれば、途上国や新興国の間に反発が広がる懸念があったからだ。

 一方で、キム氏が金融や国際政治の世界にほぼ無縁なことに対しては世銀内から「国際金融機関トップとしての手腕は未知数」との声も漏れる。

 今回の次期総裁選出では、ナイジェリア財務相のオコンジョイウェアラ氏ら対抗馬が立候補し、初の選挙戦となった。現在の世銀の運営に対する途上国などの不満の強さを象徴するもので、キム氏には総裁選で公約した「途上国の発言権強化」など世銀改革が迫られることになりそうだ。

4147チバQ:2012/04/18(水) 22:25:28
http://www.cnn.co.jp/world/30006298.html
エジプト大統領選で10候補失格、選管が異議を却下
2012.04.18 Wed posted at: 18:35 JST
(CNN) 5月に予定されるエジプト大統領選に立候補していた23人のうち、スレイマン前副大統領ら10人の失格が確定した。選挙管理委員会が下した失格の判定にスレイマン氏らが異議を申し立てたが、選管は17日、これを却下した。

選管責任者が14日発表したところによると、スレイマン氏は立候補に際し、15の行政区から3万人の署名を集めるとの要件を満たさず、いくつかの都市のみで署名を集めたことが規定違反とされた。

スレイマン氏はムバラク前政権下で情報長官と副大統領を歴任した人物。同氏の立候補に対し、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団は先週、首都カイロで大規模な抗議デモを実施するなど、強い反発を示していた。

一方、ムスリム同胞団の本命候補とされた富豪の実業家、ハイラト・シャーテル氏も失格となった。同氏は前政権下で収監され、政権崩壊後に釈放されたものの、暫定統治を担う軍最高評議会が恩赦に反対の立場を示していた。ムスリム同胞団は17日、同氏に代わる別の候補者を擁立するとの方針を示した。

失格者の中には、野党指導者として2005年大統領選にも出馬したガッド党のアイマン・ヌール党首も含まれている。候補者らは15日に異議を申し立てていた。

4148チバQ:2012/04/18(水) 22:31:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120418/asi12041808300001-n1.htm
勢い伸ばすハッカニ・グループ 掃討作戦に課題も アフガン
2012.4.18 08:26 (1/2ページ)

15日、アフガニスタンの首都カブールで、武装勢力が発射した携行式ロケット弾が直撃したホテル(共同)
 【ニューデリー=岩田智雄】アフガニスタンで起きた同時テロで、犯行への関与が指摘されるイスラム過激派ハッカニ・ネットワークがアフガンで勢力を伸長させていることに米国などが懸念を強めている。パキスタン北西部を拠点とするこのグループは、同国の情報機関による支援が指摘され、2014年末までの撤退を掲げる国際治安支援部隊(ISAF)にとり、いかに弱体化させるかが課題になっている。

 事件発生当初から襲撃グループとみなされてきたイスラム原理主義勢力タリバンの一派、ハッカニ・ネットワークについて、パネッタ米国防長官は16日、事件への関与を明言した。アフガンのモハディ内相も同日の記者会見で、拘束された襲撃グループの男が「アフガン国外で支援や訓練を受けた」と供述していると発表。男は、ハッカニ・ネットワークと関わりがあるとも話しているという。

 ハッカニ・ネットワークを率いるジャラルディン・ハッカニ氏は旧ソ連がアフガンに侵攻していた当時、米国などから支援されたムジャヒディン(イスラム聖戦士)の指導者の一人だ。イスラム党ハリス派の司令官だったが、カブールを制圧したタリバンに吸収され、タリバン政権で国境担当相を務めた。

 ハッカニ・ネットワークは、昨年9月にカブールで起きた米大使館襲撃事件の実行グループとされる。タリバン本体が掃討作戦で弱体化する中、国際テロ組織アルカーイダと連携し、アフガン南部で勢力を拡大しているとされる。事件当時のマレン米統合参謀本部議長がパキスタン軍の三軍統合情報部(ISI)の「紛れもない戦闘部隊」として機能したと証言し、物議を醸した。

 発言はその後、オバマ大統領によって修正されたが、17日付のインド紙ヒンズーは社説で「パキスタン軍機関内の強力な分子らは、ハッカニ・ネットワークを同盟者とみなし、アフガンの代理人として支援し続けている」と指摘した。

 ただし、マレン氏の後任のデンプシー議長は今回の事件について、パキスタンを結び付ける証拠は現時点で見当たらず、「パキスタン発の事件とまでは言えない」と述べた。

 パキスタンでは、米軍による誤爆事件を機に閉鎖された国際治安支援部隊(ISAF)の輸送路再開へ向け動きが本格化。パキスタンとの関係改善が課題となっている米国は、ハッカニ・グループ掃討に慎重を期しているといえそうだ。

4149チバQ:2012/04/18(水) 22:33:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120417/erp12041723500007-n1.htm
日韓は「完全な社会」 ノルウェー連続テロ被告
2012.4.17 23:49 [欧州]

アンネシュ・ブレイビク被告(AP=共同)
 死者77人を出した昨年7月のノルウェー連続テロで、テロと殺人の罪に問われたアンネシュ・ブレイビク被告(33)の意見陳述が17日、首都オスロの裁判所で行われた。被告は多文化主義などへの嫌悪をあらためて表明する一方、日本と韓国について「単一文化が保たれている完全な社会」だと称賛した。

 被告は1時間以上にわたり、事前に用意してきた文書を朗読。その中で「高い技術を持ち、単一文化が保たれている国」として日本と韓国に言及、そのような国では「より人々の調和が取れている」と持論を展開した。

 犯行については、多文化主義やイスラム系移民から「社会や国を守るための予防的措置」であり「悪意ではなく善意」から行ったと主張。反省はしておらず、同様の行為を再度行う意志があることも明らかにした。(共同)

4150とはずがたり:2012/04/19(木) 11:09:10
>>4149
多分北欧だから死刑は廃止されてるように思うけど,言いたい放題だなぁ。。
>犯行については、多文化主義やイスラム系移民から「社会や国を守るための予防的措置」であり「悪意ではなく善意」から行ったと主張。反省はしておらず、同様の行為を再度行う意志があることも明らかにした。

4151名無しさん:2012/04/19(木) 21:38:38
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012041902000101.html
消えた3氏の票、焦点 エジプト大統領選
2012年4月19日 朝刊

 【カイロ=今村実】ムバラク政権崩壊後初となる五月のエジプト大統領選は、有力三候補が出馬資格を失い、構図が様変わりした。今後は穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団を追放された元幹部アブルフォトゥーフ氏、前アラブ連盟事務局長のムーサ氏、自由公正党のモルシ代表の三人を軸に、宙に浮いた膨大な票の争奪戦が本格化しそうだ。

 選挙管理委員会が十七日に候補資格を不適格とした有力三氏のうち、同胞団のシャーテル副団長は「ムバラク体制が支配を続けている証拠だ」と批判したが、決定に従う見通しだ。スレイマン前副大統領も決定を尊重。厳格派イスラム原理主義者アブ・イスマイル氏は抗議の座り込みを呼び掛けたが、大きな混乱は起きていない。

 今月中旬、エジプト紙が報じた世論調査では、スレイマン氏が支持率トップに立ち、次いでアブルフォトゥーフ氏、アブ・イスマイル氏、ムーサ氏、シャーテル氏の順だった。今後は失格となった三氏の支持票の行方が焦点となりそうだ。

 アブルフォトゥーフ氏は同胞団の改革派として知られたが、組織の方針に反して出馬を決めたため、追放処分を受けた。同胞団の一部や、厳格派の原理主義勢力の票が流れる可能性がある。

 一方、ムーサ氏はスレイマン氏を支持した非イスラム主義勢力の票を期待できそうだ。

 同胞団はシャーテル氏が出馬できない場合に備え、同胞団系の自由公正党のモルシ代表を擁立。知名度は低いが、厚い組織票は依然、他候補に脅威だ。

 カイロ・アメリカン大のアブドラ・アシャール教授(政治学)は「選管の決定は不自然な点があるが、結果的に軍と同胞団の対決が過熱するのを抑えた。ムーサ、アブルフォトゥーフ両氏が最有力だが、勝敗は予測がつかない」と話した。

4152チバQ:2012/04/19(木) 21:39:00
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012041902000236.html
スーダン大統領 「南スーダン打倒」明言
2012年4月19日 夕刊

 【ロンドン=有賀信彦】国境周辺の油田地帯の領有権をめぐり南スーダンと紛争が続くスーダンのバシル大統領は十八日、「南スーダン国民を同国与党のスーダン人民解放運動(SPLM)から解放する」と演説し、南スーダン政府の打倒を明確に訴えた。同国に対する宣戦布告とも受け取れ、本格的な戦争に突入する可能性を帯びてきた。ロイター通信が報じた。

 大統領はスーダン与党、国民会議党(NCP)の党員への演説で、南スーダンに対する強硬姿勢を示し「南の人々の解放が私の使命だ」と主張。十日に南スーダンが越境して制圧した油田地帯ヘグリグを奪還するための攻撃を示唆した。演説の直後、南スーダン軍報道官は「ヘグリグでスーダン軍の大規模攻撃を受けたが撃退した」と発表した。

 国連安全保障理事会は十七日、南スーダンに対し、ヘグリグからの撤退を、スーダン側には南スーダンへの空爆をやめるよう要請。南スーダンは以前から「国連の中立な部隊を現地に派遣すれば、撤退する」との立場を示している。南スーダンの首都ジュバには、陸上自衛隊施設部隊が国連平和維持活動(PKO)のため派遣されているが、今のところ活動に影響はないという。

4153チバQ:2012/04/19(木) 21:39:25
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012041902000235.html?ref=rank
米兵、遺体と記念撮影 アフガニスタン自爆犯
2012年4月19日 夕刊

 【ワシントン=竹内洋一】米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)は十八日、アフガニスタンに駐留する米兵らが二〇一〇年に、自爆テロ犯とみられる遺体と記念撮影していたと報じた。アフガン国民の米国への反発がさらに強まるのは確実だ。パネッタ米国防長官は謝罪し、内部調査に着手したことを明らかにした。

 同紙は、情報提供者の米兵から写真十八枚を入手し、うち二枚を電子版に掲載。米兵部隊が一〇年二月、アフガン南部の警察署を訪れ、遺体検証を行った際に撮影されたという。写真には、兵士らがちぎれた脚を掲げる様子や、兵士が遺体の手を自分の肩にかけて笑みを浮かべる姿が写っている。アフガン戦略を主要議題とする北大西洋条約機構(NATO)の外相・国防相理事会出席のため、ブリュッセルを訪問中のパネッタ長官は記者会見で「このような行動は断じて許されない」と非難。「国防総省、米国政府を代表して謝罪する」と述べ、調査に基づき関係者を処罰する考えを示した。

4154チバQ:2012/04/19(木) 21:56:47
>>4152
http://www.afpbb.com/article/politics/2872517/8810077?ctm_campaign=txt_topics
スーダンのバシル大統領、南スーダンの「虫けら」政府打倒を宣言
2012年04月19日 12:37 発信地:ハルツーム/スーダン

【4月19日 AFP】スーダンのオマル・ハッサン・アハメド・バシル(Omar Hassan Ahmed al-Bashir)大統領は18日、南スーダン軍が制圧した南部の油田地帯ヘグリグ(Heglig)の奪還に向かうスーダン軍を支持する集会で、南スーダンの「虫けら」政府を打倒すると警告した。

 軍服姿もみられる若者ら3000人を前に、バシル大統領は「今日より、われわれの目標は『スーダン人民解放運動(Sudan People's Liberation Movement、SPLM)』から南スーダン市民を解放することだ」と演説。SPLMを「スーダンを破壊しようとしている虫けら」と呼び、「虫けらを完全に排除する」などと述べた。さらに、バシル大統領は「(戦いの)終わりはヘグリグではない。終わりは(南スーダンの首都)ジュバ(Juba)だ」と気勢をあげた。

 3月に始まったヘグリグをめぐる南北スーダンの衝突は、南スーダン軍が油田のあるヘグリグを制圧した10日を機に、スーダン軍が南側への空爆を続けるなど激化の一途を辿っている。

 国際連合(UN)をはじめ国際社会は南北双方を非難し、全面戦争の回避に向けて調停に動いているが、さらなる戦闘の拡大が懸念されている。(c)AFP/Ian Timberlake


http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2871138/8778302
スーダンが南スーダン領内を空爆か、両国首脳が非難の応酬
2012年04月13日 11:18 発信地:ハルツーム/スーダン

スーダンが南スーダン領内を空爆か、両国首脳が非難の応酬
2012年04月13日 11:18 発信地:ハルツーム/スーダン

クリッピングする拡大写真を見る写真をブログに利用するメディア・報道関係・法人の方 写真購入のお問合せはこちら南スーダン軍との戦闘があったスーダンの南コルドファン(South Kordofan)州をパトロールするスーダン兵(2012年4月12日撮影)。(c)AFP/ASHRAF SHAZLY
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スライドショーを見る【4月13日 AFP】前年7月の独立以来、スーダンと国境地帯の領有権争いをしている南スーダン政府は12日、自国領内をスーダン空軍機が空爆したと非難した。1人が死亡したとの情報がある。

 スーダン軍機は12日、両国国境に近い南スーダン北部ユニティ(Unity)州の州都ベンティウ(Bentiu)にある戦略上重要な橋を攻撃したという。同州のギデオン・ガトパン(Gideon Gatpan)情報相は、スーダン軍の空爆で1人が死亡したと述べた。一方、スーダン側は空爆を否定している。

 国境地帯で前月起きた戦闘はアフリカ連合(AU)などの仲介でいったんは停戦したが、10日、南スーダン軍が越境してスーダン側の油田地帯ヘグリグ(Heglig)を制圧したことから再燃した。12日に空爆された南スーダンのベンティウは、同油田から約60キロにある。
 
 今回の衝突は長年の内戦の末、前年7月にスーダンから南スーダンが独立して以来最大の武力衝突で、一触即発で全面戦争へと激化する懸念が増している。

■非難の応酬

 両国の指導者は12日、相手国が「戦争を欲している」として互いに非難した。

 南スーダンのサルバ・キール・マヤルディ(Salva Kiir Mayardit)大統領は議会での演説で、スーダンのオマル・ハッサン・アハメド・バシル(Omar Hassan Ahmed al-Bashir)大統領が「南スーダン共和国に対する全面戦争を宣言した」と強く非難し、「私は常に、南スーダン国民を再び戦火にさらすことはないと言っているが、攻撃を仕掛けられるのであれば、わが国を自衛しなければならない」と語った。

 一方、スーダンのバシル大統領も「南スーダンの兄弟たちは、内戦中に彼らを支えた諸外国に左右される計画を遂行し、戦争への道を選んでいる。南スーダンにとってもスーダンにとっても戦争は利益とならないが、南スーダンの同胞たちは両国どちらの利益についても考えてはいない」と同じく相手を責め、自国の非を否定した。

 また、ヘグリグ油田が位置するスーダン・南コルドファン(South Kordofan)州のアフメド・ハルーン(Ahmed Haroun)知事は12日、10日の南スーダン軍の攻撃以来、スーダンの産油量の約半分を占める同油田の生産が停止していると述べた。

 国境周辺の油田地帯アビエイ(Abyei)地区の帰属をめぐって南北スーダンは対立している。ヘグリグ油田に関しては約4年前に国際的な仲介の下、アビエイ地区に含めないことで南スーダンも同意しているが、南スーダンはこれによってヘグリグがスーダンに帰属したとは認めていない。(c)AFP/Abdelmoneim Abu Edris Ali

4155チバQ:2012/04/19(木) 21:59:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120419-00000078-jij-int
国王陛下、ゾウ狩りはいけません=批判噴出で異例の謝罪―スペイン
時事通信 4月19日(木)14時16分配信

 【パリ時事】スペインのフアン・カルロス国王(74)が、アフリカ南部ボツワナでゾウ狩りを楽しんだことが論議を呼んでいる。国民が景気後退と雇用悪化に苦しむ中での「高額レジャー」に批判は強く、18日には国王自身がテレビで国民に謝罪する極めて異例の事態となった。
 国王は先週、訪問先のボツワナで転倒して腰を強打。週末に急きょ帰国し、首都マドリードの病院で簡単な手術を受けた。「お忍び」の私的外遊だったが、スペイン各メディアは旅行目的がゾウ狩りだったと大々的に報じた。
 ボツワナではゾウ狩り自体は合法で、国王も許可を得ていた。しかし、2月時点で失業率が23.6%に達する厳しい雇用情勢の中、1回当たり7000〜3万ユーロ(約75万〜320万円)とも言われるぜいたくな娯楽に、保守系ムンド紙すら「不適切なタイミングでの無責任な旅行」と批判した。
 さらに国王は、野生動物保護を掲げる世界自然保護基金(WWF)スペイン支部の名誉総裁。動物愛護団体は入院先の病院周囲で抗議デモを繰り広げ、インターネット上では国王に名誉総裁辞任を求める署名が約4万集まった。

4156チバQ:2012/04/19(木) 22:02:05
>>4119
http://www.afpbb.com/article/sports/motor-sports/f-one/2872514/8811426?ctm_campaign=txt_topics
情勢不安の中行われるバーレーンGP、国内ではデモ
2012年04月19日 16:54 発信地:マナーマ/バーレーン

【4月19日 AFP】12F1第4戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2012)は、情勢不安のため開催を疑問視する声が上がる中、予定通り22日に行われる。

 気苦労のないF1関係者の大富豪たちは、騒乱が続くバーレーンで怒りを募らせる市民と直接向き合うことになる。

 同GPは2011シーズンは反政府デモが激化したことから開催中止に追い込まれたが、国際自動車連盟(Federation Internationale de l'Automobile、FIA)は13日にサキール・バーレーン・インターナショナル・ サーキット(Sakhir Bahrain International Circuit)でグランプリを行う決定を下した。しかし、レースを前に同国内では緊張感が高まってきている。

 F1開催の反対を訴える数百人がボイコットを呼びかけるバナーを持って抗議活動を行い、デモはF1チームがすでに到着し始めているバーレーン国際空港(Bahrain International Airport)の近くでも行われている。

 「私たちの求めるのは、フォーミュラではなくフリーダム」と書かれたバナーや、「わたしたちは人権がない人間」という訴えも見られた。

 マクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)のジェンソン・バトン(Jenson Button)は開催決定に賛同を示し、「FIAがすべての情報を得ていると信じているので、彼らの判断に従う。僕らを危険にさらしたくはないだろうし、ドライバーの安全確保に全力を上げてくれている。(安全確保が)最優先事項になっているし、確実な準備をして何も起こらなければそれで問題ない」とコメントした。
 
 しかしレッドブル(Red Bull)のマーク・ウェーバー(Mark Webber)は15日に行われた中国GP(Chinese Grand Prix 2012)後、特別部隊による警備強化が確実な安全を保証してくれるわけではないと述べた。

 「ニュースを見てバーレーン情勢を客観的に判断しようとしている。レースには出たいし、何も起こらないことをみんな願っているけど、現状を無視するわけにはいかない」

4157チバQ:2012/04/20(金) 21:32:44
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201204200070.html
チュニジア政変から1年余、観光客回復に高まる期待2012年4月20日
4月19日、チュニジアの政変「ジャスミン革命」から1年余り。同国のファクファク観光相がロイターとのインタビューに応じ、政変で激減した外国人観光客の回復に期待を寄せた。写真は昨年3月、ベルリンで開催された旅行フェアで撮影したチュニジアのブース(2012年 ロイター/Fabrizio Bensch)
 [ジェルバ(チュニジア) 19日 ロイター] ベンアリ独裁政権を退陣に追い込んだチュニジアの政変「ジャスミン革命」から1年余り。同国のエリエス・ファクファク観光相がロイターとのインタビューに応じ、政変で激減した外国人観光客の回復に期待を寄せた。

 昨年の観光客数は、政変の影響で予約のキャンセルなどが相次ぎ、250万人減の450万人に落ち込んだ。しかし、観光相は2010年の700万人レベルには届かないとしながらも、今年は600万人程度にまで回復すると見通す。

 観光相はインタビューで「観光客の約8割がわずか6カ国で占められている。それを拡大していきたい」とコメント。欧州からの海水浴客に加え、ロシアなどからの観光客誘致にも注力し、スパやゴルフリゾートなどを整備することで、受け入れ先の多様化も目指したいと語った。

 チュニジアでは、観光業が主要な外貨獲得源で、国内総生産(GDP)に占める割合は約6.5%。約50万人が観光業に従事しており、農業に次ぐ雇用を創出している。

 また、チュニジアは欧州連合(EU)との間で、航空会社が路線や便数を自由に決められるオープンスカイ(航空自由化)協定の締結に向け交渉しており、同国発着便数の増加に向けた努力も進めている。

4158チバQ:2012/04/20(金) 21:50:03
http://mainichi.jp/select/news/20120421k0000m030026000c.html
<エジプト>ゴマア師、イスラム聖地訪問に批判噴出
毎日新聞 4月20日(金)18時44分配信

【カイロ前田英司】エジプトの大ムフティー(イスラム教最高権威者)、アリ・ゴマア氏のエルサレム旧市街訪問がエジプト国内で批判を巻き起こしている。旧市街のある東エルサレムは67年の第3次中東戦争以降、イスラエルの占領・併合下にあり、エジプト宗教界はこれに抗議して訪問を拒否してきたためだ。批判の噴出には、ゴマア氏が「アラブの春」で倒れたムバラク前政権に任命された経緯もあり、今のエジプトの雰囲気を映し出してもいる。

 ゴマア師は18日、エルサレム旧市街のイスラム教の聖地ハラム・アッシャリーフを初訪問し、アルアクサ・モスクで祈りをささげた。ヨルダン経由でヨルダン川西岸のパレスチナ自治区に入り、旧市街に向かったといい、イスラエルは通っていないと釈明したが、批判を受けて19日、急きょ帰国した。

 エジプトはイスラエルと平和条約を結んでいるが、親米・親イスラエルに偏重したムバラク前政権に対する国民の不満は強い。パレスチナは中東和平交渉で東エルサレムを将来の独立国家の首都と位置づけるが、イスラエルはエルサレム全域を「永久不可分」の自国の首都と主張して拒否している。

 イスラム原理主義組織ムスリム同胞団は「訪問は容認できない。占領の追認だ」とゴマア師を非難した。一方、「アラブの春」で台頭したイスラム厳格派は「旧体制の人間だから(訪問)できるのだ」と皮肉った。

4159チバQ:2012/04/20(金) 21:50:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120420/mds12042019450002-n1.htm
シリア停戦監視、「非常にもろい状態」国連事務総長
2012.4.20 19:44
 【カイロ=大内清】今月12日の停戦発効後も各地でバッシャール・アサド政権の攻撃が続くシリアで、停戦監視活動の範囲などをめぐり、政権側と国連との綱引きが続いている。19日には、すでに現地入りしている国連の先遣隊の活動を認める合意文書を交わしたものの、潘基文国連事務総長は「任務成功には政権側の完全な協力が不可欠だ」と不満を表明。調停役のアナン前国連事務総長は20日、報道官を通じ「停戦は非常にもろい状態だ」と述べ、停戦の完全履行を迫った。

 ロイター通信などによると、国連側は、監視活動の実効性を確保するため自前のヘリコプターや航空機の使用を認めるよう求めているが、政権側はこれを拒んでおり、今回の合意には盛り込まれなかった。

 潘事務総長は、監視団を300人規模に拡大したいとの考えを示している。ただ、移動の自由が保証されないままでは、監視団が政権の「アリバイ作り」(反体制派幹部)に利用されかねないとの懸念もある。

 こうした中、政権側は19日も西部ホムスなどへの砲撃を継続し、人権団体によると少なくとも7人が死亡、停戦発効後の死者数は120人以上に達した。

4160チバQ:2012/04/20(金) 21:51:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120420-00000037-mai-int
<シリア>停戦1週間 アサド政権の攻撃やまず
毎日新聞 4月20日(金)14時32分配信

 【カイロ前田英司】アナン国連・アラブ連盟合同特使(前国連事務総長)の調停によるシリアの停戦は19日、発効から1週間が経過したが、アサド政権の攻撃はやまず、実態は「停戦」とは程遠い。国連が派遣した監視団の先遣隊も当局の「監視下」での活動を余儀なくされており、監視団本隊が派遣されたとしても実効性は疑問だ。専門家からは政権が「停戦順守」を隠れみのに時間を稼ぎ、態勢の立て直しを図っているとの見方も出ている。

 シリア側は、国連の活動に警戒感を示している。15日夜にシリア入りした国連監視団の先遣隊6人は、これまでにダルアーやダマスカス郊外を訪れたが、いずれも治安当局者が同行した。アサド政権は「外国勢」の支援を受ける「テロリスト」が治安を乱していると主張し、監視団の安全確保を名目に、当局と活動について調整を強いている。

 シリア国営通信は18日、イドリブで当局者6人が爆殺されたと伝えて、当局者が「テロリスト」の攻撃を受けていることを強調。潘基文(バンキムン)・国連事務総長が監視活動の実効性を確保するため、欧州連合(EU)にヘリコプターなどの提供を求めると、シリアのムアレム外相は「必要なら(我々が)用意する」と反発するなど、あつれきも続いている。

 現地の情報では停戦入り後も連日、数十人単位の死者が出ている。とりわけアサド政権の攻撃は反体制派が活発な中部ホムスやハマ、北部イドリブ、南部ダルアーなどに集中しており、反体制派「地域調整委員会」によると、18日は各地で計46人が死亡。当局による反体制派メンバーの拘束も相次いでいるという。

 首都ダマスカスの反体制派「シャム・ネットワーク」のアブドルラフマン・ムハンマド氏は電話取材に「アサド政権のいう停戦はまやかしだ」と訴えた。

 現状は、アサド政権が弾圧を極度に強めた停戦直前の情勢と比べれば、「停戦はおおむね守られている」(潘事務総長)。しかし、政権がアナン調停を受け入れた大きな要因の一つは、調停がアサド大統領の即時退陣を要求していない点だ。

 米カーネギー国際平和研究所中東センター(レバノン)のポール・サレム所長は「停戦に現実味はない」と指摘。「現状が(停戦前より)小康状態なのはアサド政権が一息つくための時間稼ぎに過ぎず、弾圧は再燃する」と解説した。

4161チバQ:2012/04/20(金) 21:53:30
>>4139-4140
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120420/erp12042021210005-n1.htm
オランド氏、情勢優位もミッテラン時代の興奮なし
2012.4.20 21:21 (1/2ページ)
 【パリ=宮下日出男】22日に第1回投票が迫ったフランス大統領選で、サルコジ大統領(57)に対し最大野党の社会党候補、オランド前第1書記(57)が優位との見方が強まり、ミッテラン政権がシラク政権と交代して以来、17年ぶりのエリゼ宮(大統領府)奪還を目指し、社会党陣営は盛り上がる。だが、ミッテラン氏=写真=と比べてカリスマ性に欠くとされるオランド氏が、フランス国民が描く強い大統領像を体現できるか。一部には冷めた空気も漂っている。

 「高く、強い波がやってこようとしている。その波はサルコジ氏を襲うのだ」

 南西部ボルドーで19日夕に開かれた屋外の選挙集会で、オランド氏は支持者1万5千人を前に気勢を上げた。曇り空が晴れたことを指し、「われわれは雲を追いやり、(社会党を象徴する)ピンク色の空の下にいる」と語ると、支持者は旗を振り、歓声を上げた。

  盛り上がる社会党

 社会党はオランド氏が当選すれば、第5共和制下でミッテラン氏に次ぐ2人目の大統領を送り出すことになる。オランド氏はかつて入党前にミッテラン氏の選挙活動に参加。1981年の政権発足後は大統領府経済参事官も務めた「ミッテラン世代」だ。

 14年間在職したミッテラン氏は、ドゴールに次ぐ偉大な大統領と仏国民に評される。対独レジスタンスに参加し、大統領時代には経済成長を果たし、国防では「独自の核」を堅持。フランスの大国としての地位を固めた。ドゴールの政敵だった一方、「真のドゴール主義者」ともいわれる。

 一方、若いころから「いつか大統領になりたい」と周囲に語っていたオランド氏は、党第1書記を約10年間務めたが、閣僚経験はない。第1書記時代も調整型といわれる半面、リーダーとしての決断力に欠けるとの印象が国民には強い。

 「フランスでは大統領は王であり、神に選ばれたような聖なる存在だ」。シンクタンク「仏国際問題研究所」の研究員、フィリップ・モローデファルジュ氏は国民が求める大統領像を紹介するが、オランド氏については「ミッテラン氏やドゴール氏のような威厳はまだない」と厳しい見方だ。

  ダイエット10キロ減

 支持者の中では、1年間地道に選挙の準備をしてきたオランド氏に「主張が一貫していて信頼できる」と評価する声はある。ただ、今回はミッテラン政権誕生時のような興奮はない。男性公務員(56)は「ミッテラン氏にはカリスマがあり、みんなが一致して支持した。今回、オランド氏を支持するのはサルコジ氏に反対するためだ」と打ち明ける。

 オランド氏自身、これまでに好物のワインやチョコレートケーキを控え、ぽっちゃりとした体形から体重10キロを減らすなど、大統領に必要な風格を出すために努力している。今月、左派系仏紙リベラシオンに掲載されたインタビュー記事では、「私は(有権者を)喜ばせるだけの選挙活動はしない。私には勝つ義務があるのだ」と語り、「控えめ」との評価の打ち消しに躍起になっている。

4162チバQ:2012/04/20(金) 21:54:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120419/erp12041922450002-n1.htm
仏の地位低下、経済低迷に不満…極右・左派支持層3割占める
2012.4.19 22:44 (1/2ページ)

再選を目指しパリの集会で演説するサルコジ大統領 =18日(ロイター)
 【パリ=宮下日出男】22日に第1回投票が迫ったフランス大統領選では、右派与党から再選を目指すサルコジ大統領(57)と最大野党の社会党候補、オランド前第1書記(57)による決選投票になる可能性が高い。だが、両候補よりも急進的な主張を掲げる極右や左派政党への支持層は3割前後を占め、決選投票へ無視できない存在だ。そこにはフランスの地位低下や経済低迷から抜け出せない同国の国民の強い不満が表れている。

 「マリーヌ、プレジドントゥ!(マリーヌを大統領に)」。17日夜、パリ市内で行われた極右、国民戦線のマリーヌ・ルペン党首(43)の選挙集会。会場を埋めた約6千人は国旗などを振り、気勢を上げた。

 ルペン氏は演説で、移民受け入れ反対とともにフランスの主権を制限する欧州連合(EU)や自由主義的経済への批判を展開。「私は家族や仕事を心配している人々を守る」と訴えた。

 昨年、党首に就いたルペン氏にとり大統領選は初めて。2002年大統領選で同党首として決選投票に進んだ父親が移民排斥や反ユダヤ主義を掲げたのに対し、ルペン氏はユーロ離脱など経済政策なども訴えることで、低所得者層などの支持も獲得しつつある。

 「フランスの価値が下がっている。国の誇りを守りたい」。無職男性(70)は支持理由をこう語った。

 一方、共産党の支持を受ける左派戦線のメランション氏(60)。パリ近郊の元工場を利用した選挙事務所では18日、討論会が行われ、約100人の支持者が熱心に耳を傾けていた。選挙ポスターのキャッチフレーズは「権力を握れ!」

 大幅な最低賃金引き上げなどを掲げるメランション氏は08年、中道寄りになったとして社会党を離脱。選挙戦では3月、フランス革命の発祥地であるパリ市内のバスチーユ広場で大規模集会を開催し、勢いを増した。「市民の革命」を訴え、巧みな弁舌で支持者を引きつける。

 ボランティアで陣営の手伝いをする男性(60)は「投資家ばかりが稼ぎ、庶民に金は回ってこない」と現状への不満を語った。

 サルコジ、オランド両氏が5月6日の決選投票に進んだ場合、こうした極右・左派の約3割の票をどれだけ奪うかが勝敗の分かれ目となる。ただ、ルペン氏の支持が低所得者層にも広がった分、決選投票では格差是正を訴えるオランド氏が有利とみられている。

4163チバQ:2012/04/20(金) 22:17:21
>>619
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012042000079
一体、何人目?=ズマ大統領、週末に結婚−南ア
 【ケープタウンAFP=時事】南アフリカ大統領府は19日までに、ズマ大統領(70)が今週末、挙式することを確認した。お相手のボンギ・ヌゲマさんは通算6人目の妻だが、うち1人は既に死亡、もう1人は離婚したズマ内相で、現状は4人目の大統領夫人ということになる。
 南アでは一夫多妻が認められているが、実践した大統領はズマ氏が初めて。南ア紙ソウェタンは「これで終わりにしてくれ」と書いている。(2012/04/20-06:08

4164チバQ:2012/04/20(金) 22:19:53
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120420/mcb1204200504025-n1.htm
アルゼンチン自閉ぎみ 資源ナショナリズム台頭 チャベス路線 (1/3ページ)
アルゼンチンのフェルナンデス大統領(59)が相次いで資源企業の国有化に踏み切り、外国企業の間に保護主義政策への警戒が高まっている。国有化は思い通りにならない生産計画に業を煮やして実施したもので、同じ南米で資源ナショナリズムを推進した急進左派の代表格、ベネズエラのチャベス大統領(57)の路線を踏襲した形だ。ただ、金融市場ではこうした政策への不信感は強く、アルゼンチンの国債相場は大幅に下落。同国経済の先行きに影を落としている。

 ◆YPFガス国有化

 フェルナンデス大統領は16日、アルゼンチンのエネルギー最大手でスペイン石油大手レプソル傘下YPFの株式51%を取得方針を発表したのに続き、17日にはYPFの関連会社で天然ガスを生産するYPFガスの国有化も決めた。

 こうした一連の措置はベネズエラのチャベス大統領の政策と通じるものがある。同大統領は2006年の再選を機に社会主義化を加速。石油、鉄鋼、セメント、銀行といった基幹産業の国有化を進めると同時に、自身が03年に導入した為替管理の強化にも乗り出した。

 07年に就任したフェルナンデス大統領は、すでに1期目の08年にも240億ドル(約1兆9560億円)規模の民間年金基金の国有化を断行していたが、昨年10月に地滑り的勝利で再選を果たして以降、チャベス大統領との類似点が増えた。過去最大規模の資本流出に歯止めを掛けるため為替市場に対する管理を強化したほか、国内産業の保護を目的に輸入規制を厳格化。また中央銀行の定款を改定し、政府が資金として使える準備金の額を増やした。

 1994〜2002年に国際通貨基金(IMF)で中南米を担当したクラウディオ・ルーザー氏は電話インタビューで「フェルナンデス大統領の政策にすでに不信感を抱いていた投資家は、YPF国有化の動きの中に、国による経済管理を強化してアルゼンチンを一層孤立させる『チャベス型取り組み』の始まりを見ている。今回の国有化はアルゼンチンが国際的な経済共同体から離れつつあることを示す新たな兆候だ」との見方を示した。

 すでにフェルナンデス大統領の再選以降、国債の利回りはベネズエラと並ぶ南米最高の水準に上昇(価格は下落)しており、市場で同国への不信感が高まっていることを裏付けている。

4165名無しさん:2012/04/20(金) 22:20:18
 ◆CPIは23%上昇

 ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルの中南米担当ストラテジスト、ボリス・セグラ氏は「(昨年の)選挙の直前までアルゼンチンはチャベス型の経済モデルから距離を置くために労をいとわなかったが、それ以降はあらゆる措置が同モデルの方向にある」と分析。そのうえで「民間セクターにとって同国のビジネス環境は厳しさを増している」と語った。


 格付け会社フィッチ・レーティングスはYPF国有化に関する決定について「アルゼンチンの政策の不確実性を高め、長期的な民間投資に有害となる恐れもある」と指摘している。

 アルゼンチンは01年にデフォルト(債務不履行)に陥ったが、過去10年間は中南米で最速の経済成長を遂げ、昨年の成長率も8.9%を記録していた。

 しかし今年は、ブルームバーグが調査したエコノミスト7人の平均で3%と、大幅な減速が予想されている。一方、インフレ率は依然として高く、同国の野党議員らによると3月の消費者物価指数(CPI)上昇率はエコノミストらの試算の平均で23.2%に達したという。

 フェルナンデス大統領は16日に行った演説で、YPFの国有化は国と消費者の両方の利益にかなうものだと強調。他の産業の幹部らに値上げの回避や生産増強を求めるとともに、「国内産業と自国の消費者を引き続き守り続ける」と言明した。

 一方、スペインのラホイ首相は17日、YPF国有化について「恣意的かつ差別的な措置」だと強く反発。欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表は欧州議会で「重大な懸念の種」だと述べたうえで「あらゆる選択肢を分析中だ」と明らかにしており、両国間に緊張が高まっている。(ブルームバーグ Eliana Raszewski Charlie Devereux)

4166チバQ:2012/04/20(金) 22:29:48
http://mainichi.jp/select/news/20120421k0000m030025000c.html
ドイツ:コーラン無料配布で波紋
毎日新聞 2012年04月20日 18時38分(最終更新 04月20日 18時57分)

 【ベルリン篠田航一】ドイツ在住のイスラム教徒の男性が、聖典コーランのドイツ語訳を無料配布していることについて、地元公安当局が懸念を表明し、印刷会社がこの翻訳版の刊行を自主的に中止するなど波紋が広がっている。男性は、イスラム原理主義の一派で保守的な「サラフィ主義」に属しているとされるが、ドイツでは昨年3月、サラフィ主義者と接触していたコソボ出身の男が米兵2人を射殺するテロ事件が発生。「無料配布を通じ、サラフィ主義への関心をかき立てる」(ドイツ憲法擁護庁)と当局が警戒を強めているためだ。男性は独紙に「私は過激な伝道師ではなく、誰かを挑発する気もない。人々に最善のことをしたいだけ」と反論した。

 配布活動をしているのは、独西部ケルンの実業家で、パレスチナ自治区ガザ地区出身のイブラヒム・アブ・ナジー氏(47)。2500万部を目標に、3月から大都市で仲間と無料配布。約30万部を配り、刑務所や幼稚園にも届けた。

 信教、出版の自由の保障を理由に、配布禁止を求める声は少ない。だが、翻訳本を印刷していた独南部ウルムの会社が発刊を中止し、活動の続行は困難に。一方で、配布を批判したジャーナリストが動画サイトで「サラフィ主義に悪意ある報道をした者の住所は分かっている」と脅迫され、騒動は拡大した。

 憲法擁護庁によると、テロ組織との関係が疑われ摘発された容疑者の大半は、サラフィ主義との接点があった。サラフィ主義者は国内に約5000人いるとみられ、10年12月には拠点20カ所以上が家宅捜索されている。

4167チバQ:2012/04/21(土) 10:47:17
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20120421-00000000-jnn-int
仏大統領選、広がる悲観論
TBS系(JNN) 4月21日(土)1時15分配信

 22日の日曜日に1回目の投票が行われるフランスの大統領選挙。現職のサルコジ大統領と最大野党・社会党のオランド候補との大接戦となっていて、決選投票にもつれ込むのは確実とみられています。サルコジ大統領が投票前、最後の演説に臨むフランス南部・ニースからの報告です。

 「サルコジ大統領は、あと1時間で、この場所で演説を行います。苦戦を強いられているサルコジ氏ですが、会場では支持者達が『我々は勝ったんだ。我々は勝者なんだ』と、シュプレヒコールをあげています。しかし、この場所から1歩足を踏み出すと、『反サルコジ』の空気が広がっています」(記者)

 「サルコジの5年間はさんざんだったよ、仕事も給料も増えてないじゃないか」(ニースの市民)

 最新の世論調査でも、サルコジ氏がオランド氏に遅れをとる展開になっています。響いているのは、有権者の関心が最も高い経済政策での失点です。サルコジ氏はユーロ危機への対応の実績を強調してきましたが、失業率は10%に達し、有権者の間にはサルコジ氏の失政との見方が根強くあります。

Q.オランド候補の支持率は伸びていっているのでしょうか?

 オランド氏は教育分野での6万人の雇用創出など歳出拡大策を公約し、庶民の間に支持を広げています。しかし、ヨーロッパで進む歳出削減の流れに逆行するような政策でもあり、サルコジ氏は「フランスをギリシャのような危機に陥れる」と攻撃しています。

 一般の有権者の間には、サルコジ氏にしろ、オランド氏にしろ、状況を変えられないとの悲観的な見方も広がっています。

 「この30年間、政権を担ってきた左右両党には失望しています。新しいアイデアと解決策を持った候補者が必要なんです」(パリ市民)

 4月の頭に発表された世論調査では、投票を「棄権する」とした人が30%以上でした。現実となれば、フランス大統領選史上、最も高い棄権率です。そんな状況でも、サルコジ氏は、こう繰り返してきました。

 「私を助けてくれ、助けてくれ、助けてくれ」(サルコジ大統領)

 サルコジ氏は選挙戦で「助けてくれ」と繰り返してきましたが、この国の停滞感を打ち破り、票を積み増していくためには、20日の演説でも、「助けてくれ」と繰り返すだけでは、到底、足りそうにない状況です。(20日23:37)

4168チバQ:2012/04/21(土) 10:51:54
http://www.asahi.com/international/update/0418/TKY201204180601.html
2012年4月21日8時51分
学習ノートにスターリン肖像 ロシアで広がる波紋スターリンの学習ノート。右はエカテリーナ2世=副島英樹撮影


 旧ソ連の独裁者スターリンの肖像を表紙にあしらった学習用ノートがロシアで発売され、波紋を広げている。ナチスドイツからの解放者か、多数の国民を処刑した弾圧者か。評価の割れるスターリンは、死後60年近くたっても、亡霊のようにロシア社会をさまよっている。

 ロシアのノート会社「アルト」がこの春、18世紀の女帝エカテリーナ2世、ナポレオンを撃退したクトゥーゾフ将軍、ソ連のロケット開発指導者のコロリョフ博士、作曲家のラフマニノフとともに、「偉大なロシアの名」と題して、5冊セットで250ルーブル(約700円)で売り出した。表紙が額縁のような体裁で、中央の肖像画を際立たせるつくりになっている。

 スターリンの登場はメディアで物議を醸した。ロシア社会院メンバーのスワニーゼ氏はノーボスチ通信に対し、「口ひげ姿のスターリンが美しく描かれた豪華な表紙を子どもが見れば、英雄と思ってしまう。教育上の観点からすれば単なる堕落だ」と批判。人権派やリベラル派から「ドイツ国民がヒトラーに対処したように、ロシア人もスターリンに厳しく対処すべきだ」などの意見が続出した。

4169名無しさん:2012/04/21(土) 18:51:00
http://www.afpbb.com/article/politics/2872948/8822582
バーレーンでF1開催に抗議、治安部隊と衝突
2012年04月21日 13:08 発信地:ドバイ/アラブ首長国連邦

【4月21日 AFP】ペルシャ湾の島国バーレーンで20日、自動車F1レース、12F1第4戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2012)の開催に抗議して反政府側が行ったデモと治安部隊が衝突し、イスラム教シーア派(Shiite)の複数の居住区で負傷者が出た。当局はこの日実施されるフリー走行1回目を控え、警備を強化していた。決勝は22日に行われる予定。

 バーレーンの人権団体「バーレーン人権のための青年協会(Bahrain Youth Society for Human Rights)の代表、モハメド・マスカチ(Mohammed Maskati)氏はAFPの取材に対し、シーア派居住区で抗議運動が夜通し行われ、治安部隊による発砲や催涙ガス発射で18人が負傷したと話した。

 同代表は、抗議行動はバーレーンでの人権侵害にF1レース参加者の注意を引くためのメッセージだと説明。4月14日以降、抗議に参加した95人が拘束されていると述べた。
 
 フリー走行は日本時間16時にサキール・バーレーン・インターナショナル・ サーキット(Sakhir Bahrain International Circuit)で開始された。目撃者によると、抗議の参加者らはタイヤを燃やしたり、会場に続く主要道路を一時封鎖するなどした。

 また当局に投獄され、獄中でハンガーストライキを続けているバーレーンの人権活動家、アブドゥルハディ・カワジャ(Abdulhadi al-Khawaja)氏の写真を多数の参加者が掲げながら「われわれは政権打倒を望んでいる」と叫んだ。バーレーン国王の名前を挙げ、「ハマドを倒せ」と叫ぶ声も聞かれた。(c)AFP

4170チバQ:2012/04/21(土) 23:28:30
>>3903
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120421/erp12042118000001-n1.htm
有力知事辞任で浮かび上がったロシア地方政治の“現実”
2012.4.21 18:00 (1/2ページ)
 今年3月に辞任したロシア極東地方の前知事が行方不明となり、ロシア社会でさまざまな憶測を呼んでいる。同氏をめぐっては汚職の噂が絶えず、辞任後に逮捕されたとの報道も飛び交った。極東は今年9月にアジア太平洋経済協力会議(APEC)が開催されるなど国際的な注目が高まるが、前知事をめぐる騒動は、ロシアの地方政治の暗部をさらけ出してしまったとも言えそうだ。(黒川信雄)

 「私は彼の妻よ。彼が行くところなら、どこにだって行くわ」

 3月23日付の露紙・独立新聞(電子版)によると、記者会見に現れた極東・沿海地方のセルゲイ・ダリキン前知事の妻で、女優のラリーサ・ベロブロワ氏はそう語り、夫と連絡を取れていることを強調した。しかし、居所については言及を避けたという。ダリキン氏の家族は、3月の同氏の知事辞任後にフランスに行ったとの報道もあり、彼女が会見に現れたこと自体がロシア社会において驚きをもって受け止められた。

 セルゲイ・ダリキン氏とはどのような人物か。同氏は船舶会社の経営者から、2001年に37歳の若さで極東・沿海地方の知事選に出馬し勝利。以来、10年以上にわたりその地位を守ってきた。極東は、ロシア政府が「アジアへの窓」と位置づけ、中国など拡大する北東アジアの経済力を取り込むための重要な拠点と目されており、ダリキン氏はその旗振り役としてメディアなどにも頻繁に登場していた。

 しかし、同氏は昨年末、プーチン首相から突然の“辞任勧告”を受ける。それは、プーチン氏が一般市民の質問に電話で答えるというテレビ番組内で起きた。

 極東地方在住のビジネスマンだと名乗る視聴者の一人が、同地域での汚職の深刻さを訴えたのだ。プーチン氏は、極東地方の汚職のひどさを認識していると述べ、地元政府の責任についても言及。そして3月、プーチン氏が大統領復帰を狙う選挙を目前に、ダリキン氏は「自らの希望により」(政府当局)辞任を申し出たという。

 事実、ダリキン氏はかねてから、汚職にまつわる噂が絶えなかった。08年には国有資産の不正売却疑惑をめぐり、ダリキン氏は検察の事情聴取を受けた。そして、その直後に同氏は心臓発作を起こし、その治療を目的にモスクワ郊外の治療施設に入所したとされる。しかし専門家の間では、この入所は治療目的ではなく、実際は中央政府から訴追免除の約束を取り付けるためにモスクワに来たと指摘されている。独立新聞によると、同疑惑をめぐる捜査においては、ダリキン氏こそが資産売却を取り仕切っていたとの証言も出ているという。

 同紙はまた、彼が帰還する可能性があるとすれば、「中央政府の高級官僚から、彼の身の安全を保証するとの合意を得た場合だけだ」と指摘する関係者の意見を紹介している。地方の政治家の命運は、すべてが中央政府の意向次第−。ダリキン氏をめぐる一連の騒動はまた、そのようなロシアの地方社会の現実を、浮き彫りにしていると言えそうだ。

4171チバQ:2012/04/22(日) 00:36:47
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120421/fnc12042121430010-n1.htm
中国、発言権求め「条件闘争」 有力新興国、拠出意向も示さず G20
2012.4.21 21:42 (1/2ページ)

ワシントンで20日(日本時間21日未明)、閉幕したG20財務相・中央銀行総裁会議の参加者は、さまざまま思惑を抱えながら整ぞろいした(AP)
 先進国と新興国による20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が国際通貨基金(IMF)の4300億ドルの資金増強で合意したことで、融資能力は現在の2倍まで高まった。しかし、当初目標の5千億ドルまで届かず、危機がスペインなどに波及した場合の「安全網」としてはなお脆弱(ぜいじゃく)だ。

 欧州危機の「防火壁」の構築は二段構えだ。ユーロ圏は3月、今年7月に発足する欧州安定メカニズム(ESM)などの自前の金融安全網を拡充することで合意。IMFも資金を増強する方向で検討を始めた。

 今回の資金増強に関する合意で、欧州自前の安全網とIMFを合わせ、総額1兆7千億ドルの危機対応枠を準備でき、「危機への防火壁はより堅(けん)牢(ろう)になった」(政府関係者)。

 だが、スペイン、イタリアなどギリシャよりはるかに大きい経済規模の国に波及した場合、今回の資金増強だけでは「まったく足りないのは明らか」(国際金融筋)だ。

 危機の火種はくすぶっており、スペインでは長期金利の指標となる10年債の利回りは5%台で高水準。イタリアなど他の南欧諸国も緊縮財政などで成長が鈍化し、財政悪化がさらに進む悪循環が心配される。危機が再燃すれば6月にメキシコで開かれる首脳会合(サミット)までに、さらなるIMFの資金増額が焦点となる可能性がある。

 だが、資金増強への国際社会への協力は一枚岩ではない。新興国は慎重で今回の会議でも、安住淳財務相は「(合意に至るか)不安視している国が多かった」と語った。

 中国人民銀行は会議終了後、「中国が参加しないことはありえない」との声明を出した。ブラジル、インドなどの新興国も最終的に協力姿勢を示したものの、金額は示さず6月のサミットまでに判断を先送りした。

 新興国の消極姿勢の背景にあるのは、国際社会での存在感が増しているにもかかわらず、発言権の拡大に向け、IMFの制度や組織改革が進まないことへの不満があるからだ。

 今回も資金増強への協力方法が、IMFでの投票権を与えられる「出資」でなく、「貸し付け」という形だったことに反発。ブラジルのマンテガ財務相は「(欧州の一部の国は)出資割り当ての問題より、お金集めの方に熱心だ」と痛烈に批判した。

 さらに、新興国には「今後、資金をどれだけ拠出するかちらつかせながら、発言権の拡大を目指す『条件闘争』のカードにする」(政府関係者)狙いがあるとの見方もある。

 欧州経済は財政の立て直しや構造改革、成長・雇用確保策、ユーロ圏内部の経済不均衡の是正といった他の重要課題も山積みだ。

 IMFのラガルド専務理事は会議後の会見で「資金増強は必要だが、成長と財政健全化の組み合わせが伴わなければならない」と強調。欧州各国は危機再燃の防止に向けた努力に苦慮しそうだ。(ワシントン 柿内公輔、山口暢彦)

4172チバQ:2012/04/22(日) 14:13:31
>>1637-1638
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120422/erp12042201290000-n1.htm
オランダ連立内閣崩壊か 財政緊縮策の交渉決裂
2012.4.22 01:28
 オランダからの報道によると、同国連立与党が続けてきた財政緊縮策をめぐる協議が21日決裂し、近く連立内閣が崩壊し、総選挙が実施される可能性が高まった。ルッテ首相は記者団に対し「総選挙は不可避だ」との見通しを示した。

 現在のオランダ連立与党は2010年9月に発足、中道右派の自由民主党とキリスト教民主勢力(CDA)が少数与党の連立政権を樹立し、これに極右の自由党が閣外協力する形で存続していた。

 緊縮策をめぐる対立から自由党が協議を離脱、連立崩壊が不可避となった。

 オランダ経済がマイナス成長に陥り、AP通信によると、12年の財政赤字が国内総生産(GDP)比で4・6%に達し、EUの財政規律が定める同3%未満を大きく上回る見通しとなったため、連立与党は財政赤字削減の緊縮策について協議していた。(共同)

4173チバQ:2012/04/22(日) 14:14:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120422/erp12042210300004-n1.htm
ノルウェー連続テロ 過熱報道に批判の声
2012.4.22 10:28
 【ロンドン=木村正人】死者77人を出した昨年7月のノルウェー連続テロでテロ・殺人罪に問われたアンネシュ・ブレイビク被告(33)の公判がオスロの裁判所で始まったが、被告の過激思想を詳細に紹介するメディアもあるなど一部の報道の過熱ぶりに批判の声が出ている。

 ブレイビク被告は昨年7月、オスロ中心部の官庁街で爆弾を爆発させ、8人を死亡させた後、近郊のウトヤ島で開かれていた与党・労働党青年部の集会で69人を無差別に射殺した。被告は初公判の罪状認否で犯行を認めたものの、「自衛行為」として無罪を主張した。

 17日の意見陳述では73分間にわたり、「多文化主義やイスラム系移民から国や社会を守るためだった」と改めて持論を展開。19日には労働党の元首相を殺害する計画だったと供述した。

 裁判所は世界中からの報道陣を受け入れるため建物を改築したが、傍聴席は190人分。取材に駆けつけた報道陣だけでも約800人にのぼるため、他の18の裁判所でもビデオリンク方式で計2500人が傍聴できるようにした。

 一方、遺族感情に配慮して被告の供述のテレビ中継は禁止され、録画は25年間門外不出とされた。

 しかし、被告の法廷内での言動を紙面やネット上で大々的に扱うメディアも多く、批判を浴びた。メディアからも「私たちは(被告の)操り人形か」(地元ジャーナリスト)や「テロはテロとして報じるべきだ。動機を取り上げる必要はない」(英紙ガーディアン)と自省の声が聞かれる。

4174チバQ:2012/04/22(日) 14:16:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120422-00000500-san-int
カトリック教会で法王に次ぐ最高位者の一人、枢機卿の変わった趣味
産経新聞 4月22日(日)9時16分配信

【外信コラム】イタリア便り

 枢機卿とは法王選挙で投票権と被選挙権を持つカトリック教会で法王に次ぐ最高位者グループの一人だ。昔の枢機卿や法王の収集物は美術品が多く、結局、これが現在のバチカン美術館やボルゲーゼ美術館など多くの美術館の土台になってきた。

 だが、今年の2月に枢機卿に任命された法王庁の財産管理局長官カルカーニョ枢機卿(68)の収集品は一風変わっている。彼の収集品は平和的な美術品とは正反対の武器。しかも昔の刀剣類ややりなどではなく、ピストル+やカービン銃など最新式小火器である。

 亡父の遺品の旧式銃のほか、レミントン社の猛獣狩り用ライフル銃やスミス&ウエッソン社のマグナム弾用ピストルなど最新式の武器11丁と弾薬を所有している。そこいらの暴力団やギャング顔負けの武器の量だ。

 もちろん、すべての武器は警察に登録済みで、狩猟や射撃が趣味の同枢機卿は、武器携帯許可証のみならず狩猟許可証や射撃クラブの会員証まで持っている。法王庁に勤務する枢機卿はバチカン市国内に住居をもらえるので、同枢機卿もすべての武器を住宅の戸棚にしまっていることになる。世の泥棒に告ぐ、バチカン市国に入っても同枢機卿の住居にはゆめゆめ近づかないこと。(坂本鉄男)

4175チバQ:2012/04/23(月) 19:47:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120423-00000041-reut-int
仏大統領選でルペン氏躍進、決選投票は極右支持層の動向鍵に
ロイター 4月23日(月)12時23分配信


拡大写真
4月22日、仏大統領選の第1回投票では、移民排斥を掲げる極右・国民戦線のルペン党首が躍進し、決選投票では極右支持層の票が勝敗の鍵を握ることになった。写真は支持者らと握手するルペン氏(2012年 ロイター/Pascal Rossignol)

[パリ 23日 ロイター] 最大野党・社会党のオランド候補(57)が現職のサルコジ氏(57)を抑え首位で決選投票に進んだ仏大統領選。22日の第1回投票では、移民排斥を掲げる極右・国民戦線(FN)のルペン党首(43)が躍進し、決選投票では極右支持層の票が勝敗の鍵を握ることになった。

【ビデオ】仏大統領選第1回投票はオランド候補首位、サルコジ氏と決選投票へ(字幕・23日)

今回の大統領選には10人が立候補。オランド氏は開票率99%の時点で得票率28.6%でトップ、27.1%のサルコジ氏が2位となった。3位には18%のルペン氏が入り、極右候補として過去最高の得票率を獲得した。

そのルペン氏は支持者らを前に「フランスの戦いは始まったばかり」と訴え、同氏への支持の波がこれまでの政治システムを「揺らした」と述べた。同氏は来週パリで開かれる予定のメーデー集会で、決選投票に関する見解を示す見通し。

22日の世論調査では、5月6日の決選投票でオランド氏が53─56%の得票率で勝利するとの見方が示されている。劣勢のサルコジ氏は、極右と中道派の両方から支持を得なければ再選は難しく、厳しい選挙戦が続きそうだ。

4176チバQ:2012/04/23(月) 19:47:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120423-00000053-jij-int
吹き荒れた「ルペン旋風」=若者に浸透、過去最高得票―仏大統領選
時事通信 4月23日(月)14時30分配信

 【パリ時事】22日に行われたフランス大統領選の第1回投票では、極右・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(43)が3位に入り、決選投票進出こそ逃したものの、極右候補としては過去最高の18%を得票した。若者や無党派層など既成政党に不満を持つ層に浸透。選挙戦で旋風を巻き起こした。
 ルペン氏は22日の大勢判明後、支持者の集会で「われわれは団結し、(右派与党と社会党の)2政党の寡占状態を打ち破った」と宣言。勝利を収めたかのような自信に満ちた表情で、「第1回投票は始まりにすぎない。闘いを続けよう」と呼び掛けた。
 過去の大統領選でFNの最高得票率は、ルペン氏の父親ジャンマリ・ルペン党首(当時)の下で2002年に記録した16.86%。この時は社会党候補をかわして2位に入り、再選を目指すシラク大統領(当時)との決選投票に駒を進めた。
 02年選挙の投票率は、1958年からの第5共和制の下、直接選挙で行われた大統領選では最低の71.6%。投票率が80%を超え、FNの得票率も02年を上回った今回の選挙は、極右支持層が確実に増えていることを印象づけた。

4177名無しさん:2012/04/23(月) 19:49:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120423-00000073-san-int
エジプト大統領選まで1カ月 有力候補失格で混戦 軍への批判拡大も
産経新聞 4月23日(月)7時55分配信

 【カイロ=大内清】昨年2月のムバラク政権崩壊後、初のエジプト大統領選(5月23、24日投票)まで1カ月と迫った。有力候補が軒並み失格となったことで、選挙戦はイスラム系と世俗主義派が入り乱れる混戦模様だ。暫定統治を担う軍部の権益保持の思惑がちらついており、反軍政デモが再び拡大する可能性もある。

 「われわれだけがイスラムの政治を実現できる」。今月21日、同国最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団が擁立した、傘下政党「自由公正党」党首のムハンマド・モルシー氏は、記者会見で声高に訴えた。

 大統領選には、同胞団内の改革派といわれた元幹部で、現指導部との対立から除名されたアブドルムネイム・アブールフトゥーフ氏も出馬し、同胞団支持層のほか、世俗派の一部にも支持を広げている。

 一方、世俗派からはアムル・ムーサ元外相や、空軍出身のアハマド・シャフィク元首相が出馬、ムーサ氏は世論調査でトップを走る。ただ、両者には「旧体制の人間」とのイメージがあり、支持を拡大できるかは不透明だ。

 そんな中、モルシー氏がイスラム色を前面に押し出したのは「同じイスラム系のアブールフトゥーフ氏を恐れているから」(研究者)にほかならない。

 今回の選挙では当初、同胞団が“本命”として擁立した有力幹部ハイラト・シャーティル氏と、イスラム教の原点回帰を唱える弁護士ハーゼム・アブーイスマイル氏、軍出身のオマル・スレイマン前副大統領を中心とした戦いになるとみられていた。

 しかし、この3人は、選管当局の審査で失格。軍部が、イスラム勢力の権力掌握によって権益が脅かされることを警戒し、シャーティル氏とアブーイスマイル氏の排除に動いたともいわれる。「スレイマン氏は、バランスをとるために一緒に失格になった」(同胞団幹部)との見方のほか、スレイマン氏との確執が取り沙汰される軍トップのタンタウィ陸軍元帥が同氏の復権を恐れ出馬を妨害したとの観測もある。

 こうした軍の姿勢に抗議し、20日には首都カイロで、イスラム勢力と若者中心の民主化勢力による数万人規模のデモも行われた。今のところ一般市民の視線は冷ややかだが、選挙戦の展開次第では混乱を招く可能性もある。

 選挙では、第1回投票で過半数を獲得した候補がいない場合、6月16、17日に決選投票が行われる。

4178チバQ:2012/04/23(月) 21:18:33
>>4102-4103>>4130>>4135
>>4144>>4147>>4151>>4158>>4177
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012042300480
組織力背景に同胞団優勢=軍、イスラムの伸長を警戒−エジプト大統領選まで1カ月
 【カイロ時事】昨年2月のムバラク政権崩壊後初めてとなる5月23、24日投票のエジプト大統領選挙まで1カ月に迫った。先の人民議会選で圧勝した最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団を母体とする自由公正党のモルシ党首を軸にした争いとなっており、暫定統治する軍最高評議会は同胞団の政治力肥大化を警戒。水面下で激しい駆け引きが続いている。
 大統領選では、同胞団筆頭候補シャーテル氏が資格審査で失格となり、「予備候補」だったモルシ党首が出馬。ムバラク前大統領の腹心だったスレイマン前副大統領らも失格とされるなど、大統領選は出だしから波乱の展開となっている。(2012/04/23-14:39)

4179チバQ:2012/04/23(月) 21:21:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120423-00000555-san-int
イスラエルへのガス供給契約破棄 エジプト 関係さらに悪化も
産経新聞 4月23日(月)14時48分配信

 【カイロ=大内清】イスラエルに天然ガスを輸出しているエジプトの政府系企業が、両国合弁のガスパイプライン運営会社「東地中海ガス」(EMG)に対し、輸出契約の破棄を通告していたことが22日、分かった。政府系企業の幹部がエジプトのテレビで明らかにした。親米・親イスラエル路線をとったムバラク前政権が昨年2月に崩壊して以降、冷え込んでいる両国関係がさらに悪化する可能性がある。

 フランス通信(AFP)などによると、エジプト側が契約破棄を通告したのは19日で、「契約内容が守られなかった」のが理由だとしている。これに対し、EMGに出資するイスラエル企業などは法的措置を検討中だとする声明を出した。

 1979年に平和条約を結んだ両国は2005年に天然ガスの供給契約を締結、08年に取引が始まった。だが、反イスラエル感情が根強いエジプト国内では当初から、「不当に安い値段で売却されている」などとする批判があり、ムバラク政権崩壊後は契約見直しを求める声の高まりとともに、パイプラインを狙った爆破事件も多発していた。

 発電用天然ガスの約4割をエジプトに依存するイスラエルは、すでにエネルギーの代替調達先の検討を進めているとされる。

4180チバQ:2012/04/23(月) 21:23:57
>>4139-4140>>4161-4162>>4167>>4175-4176
http://jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012042300473
決選投票、極右がカギ=サルコジ氏支持なら互角−調査はオランド氏優勢・仏大統領選
 【パリ時事】フランス大統領選の第1回投票は、最大野党・社会党候補のオランド前第1書記(57)が首位となり、右派与党・国民運動連合から再選を目指すサルコジ大統領(57)との決選投票に決着が持ち越された。世論調査では決選投票もオランド氏が優勢だが、第1回投票で3位の18%を得票した極右・国民戦線のルペン党首の支持層の動向がカギを握りそうだ。
 第1回投票の得票率は、オランド氏の29%に対しサルコジ氏は27%。大勢判明後、4位の急進左派・左翼党のメランション党首(得票率11%)と、6位の環境保護政党「緑の党・欧州エコロジー」のジョリ欧州議員(同2%)がオランド氏支持を表明した。
 4位の中道・民主運動のバイル議長(同9%)は決選投票での態度を明確にしていないが、世論調査ではオランド氏とサルコジ氏に支持層がほぼ二分。サルコジ陣営にすれば、ルペン氏支持層の大半を取り込めば、互角以上の戦いに持ち込める計算だ。(2012/04/23-14:25)


http://sankei.jp.msn.com/world/news/120423/erp12042315590005-n1.htm
EU危機対策に「逆流」 財政緊縮路線の修正も
2012.4.23 15:58

社会党候補のオランド前第1書記(ロイター)
 22日のフランス大統領選第1回投票で、欧州連合(EU)の財政緊縮路線の見直しを訴える社会党のオランド候補が、緊縮策を主導してきたサルコジ大統領を抑えて首位に立ったことで、EUの債務危機対策に逆らう流れの強さが鮮明になった。

 決選投票が行われる5月6日には、欧州危機の震源地ギリシャの総選挙もある。フランスで現職大統領が敗れ、ギリシャで与党が大敗する事態ともなれば、EUの危機対策への修正圧力が強まりそうだ。

 オランド候補は、経済成長と雇用創出のため財政出動の必要性を主張。財政赤字削減を最重視するドイツと組んでサルコジ政権が主導してきたEUの危機対策に真っ向から反論している。(共同)

4181名無しさん:2012/04/23(月) 21:24:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120423/erp12042313340003-n1.htm
サルコジ氏苦境に 極右政党支持層の動向がカギ? 決選投票へ
2012.4.23 13:29 (1/2ページ)

22日、パリで、フランス大統領選の第1回投票を終えたサルコジ大統領(左)とカーラ夫人(AP)
 【パリ=宮下日出男】22日に行われたフランス大統領選の第1回投票では、右派現職のサルコジ大統領(57)に有権者の厳しい審判が突きつけられた。最大野党の社会党候補、オランド前第1書記(57)は17年ぶりの政権奪還に向けて弾みをつけ、再選を目指すサルコジ氏は苦境に立たされた。

 「2人の候補から選ぶ重大なときがきた」。サルコジ氏は投票後の演説で、オランド氏が掲げる政策が財政悪化を招くと改めて批判。「党派より愛国心を重んじる国民に、私と団結するよう求める」と、決選投票での支持を呼びかけた。

 第1回投票での現職大統領の初の“敗北”という結果には言及しなかったが、表情には険しさがにじむ。サルコジ氏は5月6日の決選投票までに経済などをテーマに3回に及ぶ討論をオランド氏に提案した。真正面から政策論争を挑み、逆転を図る狙いとみられる。

 一方のオランド氏は同日夜、支持者の前で、「私が約束したことへの答えとして、最善の位置に立たせてくれた」と、時折笑顔を見せながら演説した。

 投票結果については、「サルコジ氏の5年間の施政に対する制裁であり、拒絶だ」と強調し、サルコジ氏の討論の提案に関しては「結果が悪かったからといって、やり方を変えてはいけない」と記者団に語り、一蹴した。

 また、仏メディアによると、ルペン党首率いる極右・国民戦線の得票率が、過去最高となる見通しだ。

 ルペン氏の父が決選投票に進出した2002年の大統領選のような波乱には至らなかったが、ルペン氏は「フランスの戦いは始まった。われわれは2政党による寡占を打ち破ったのだ」と満面の笑みで気勢を上げた。同党支持層の動向が、決選投票の流れを左右する可能性も出てきた。

4183チバQ:2012/04/23(月) 21:25:49
http://www.afpbb.com/article/politics/2873328/8834929?utm_source=google&amp;utm_medium=news&amp;utm_campaign=recommend-rss
仏大統領選第1回投票、オランド氏勝利 サルコジ氏と決選投票へ
2012年04月23日 07:15 発信地:パリ/フランス

【4月23日 AFP】(一部更新、写真追加)フランス大統領選は22日に第1回投票が行われ、野党・社会党のフランソワ・オランド(Francois Hollande)前第1書記と現職のニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領が5月6日に行われる決選投票に進むことが確実になった。

 暫定的な開票結果によると、オランド氏の得票率は28〜29%、サルコジ氏が25.5〜27%、極右政党、国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)氏は18〜20%、極左のジャンリュック・メランション (Jean-Luc Melenchon)氏は約11.7%となっている。

 フランス大統領選で現職が第1回投票で勝利できなかったのは、1958年に始まった現行の第5共和制では初めて。今回の投票率は80%を超えたとみられている。2007年は84%だったが、2002年の72%は大幅に上回った。

 オランド氏は、サルコジ大統領はフランスを財政緊縮策と失業増加の悪循環に投げ込んだと批判。一方のサルコジ氏は、オランド氏は経験不足の上に意志が弱く、公約に掲げた無謀な歳出拡大をすれば財政的なパニックが起きるだろうと述べていた。

 ルペン氏の得票率が予想外に高かったことから、同氏の支持層の動向が決選投票の行方に影響を与える可能性が出てきた。(c)AFP/Charles Onians

4184チバQ:2012/04/23(月) 21:31:22
>>3892>>3896>>4114>>4123>>4152>>4154
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2873719/8838354
南スーダン領内をスーダン軍が空爆、「南とは協議しない」とバシル大統領
2012年04月23日 21:07 発信地:ベンティウ/南スーダン

【4月23日 AFP】南スーダン北部の油田地帯ユニティ(Unity)州の州都ベンティウ(Bentiu)が23日、スーダン軍機の空爆を受け、現地のAFP特派員によると少なくとも子ども1人が死亡、複数の市民が負傷した。

 南北スーダンの国境では、南スーダン軍がスーダン南部の油田地帯ヘグリグ(Heglig)を10日に制圧したことから、スーダン軍が南側への空爆を続けるなど情勢が悪化。衝突が相次いでいたが南スーダン軍は22日、全面戦争を回避するためとして全軍をヘグリグから撤退させたばかりだった。

 南スーダン軍高官によると、橋や市場が空爆され、少なくとも1人が死亡、子ども3人を含む10人が負傷したという。

 一方、スーダンのオマル・ハッサン・アハメド・バシル(Omar Hassan Ahmed al-Bashir)大統領は同日、ヘグリグ入りし、南スーダン政府との協議には今後、一切応じないと宣言。兵士らを前に、「彼ら(南スーダン政府)とのわれわれの協議は銃と弾丸によるものになる」と述べた。(c)AFP

http://jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012042300107
油田からの撤退完了=南スーダン軍
 【ハルツーム、ベンティウAFP=時事】南スーダン軍は22日、スーダンとの国境地帯にあるヘグリグ油田からの撤退を完了したと発表した。南スーダン側は10日に同油田を制圧したが、スーダン軍による反撃を受け、撤退を表明していた。
 一方、スーダン政府高官は、ヘグリグ油田周辺での戦闘で、南スーダン軍兵士ら約400人を殺害したと述べた。これに関連して、南スーダン軍側は撤収途中の部隊がスーダン軍による空爆を受けたと非難した。(2012/04/23-09:54)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012042102000085.html
制圧油田 撤収を表明 南スーダン 北側と戦闘回避も
2012年4月21日 朝刊

 【ナイロビ=共同】南スーダン政府報道官は二十日、スーダンとの国境地帯にあるスーダンのヘグリグ油田から南スーダン軍部隊が撤収すると報道陣に語った。撤収は南スーダンのキール大統領の命令で、三日以内に完了する予定という。ロイター通信などが伝えた。

 両国軍は三月下旬以降、国境地帯で衝突を続け、南スーダン軍は領有権を主張するヘグリグ油田を今月十日に掌握。スーダン側は奪還を宣言、両国の全面的な戦闘に発展する恐れが強まっていた。実際に部隊が撤収すれば緊張緩和につながる可能性がある。

 撤収方針が伝えられた直後、スーダンのフセイン国防相は自国軍がヘグリグを「解放した」と国営テレビで述べた。ヘグリグ油田の原油生産量は、スーダン全体の約半分を占めるとされる。南スーダン政府報道官は、同油田の扱いについては国際的な調停が必要だと主張した。

 国連の潘基文(バンキムン)事務総長は十九日、南スーダン軍による同油田掌握は「明確な違法行為」と指摘。一方でスーダン政府に対し、南スーダン領内への爆撃を中止するよう求めた。南スーダンの首都ジュバには、国連平和維持活動(PKO)で日本の陸上自衛隊施設部隊が展開している。

4185チバQ:2012/04/23(月) 23:09:44
http://mainichi.jp/select/news/20120423k0000m030036000c.html
ペルシャ湾:3島の領有権巡り イランと湾岸諸国対立
毎日新聞 2012年04月22日 20時13分(最終更新 04月22日 20時28分)


アブムサ島、大トンブ島、小トンブ島の位置
拡大写真 【テヘラン鵜塚健】ペルシャ湾に浮かぶアブムサ島、大トンブ島、小トンブ島の3島の領有権を巡り、イランと湾岸諸国との対立が過熱している。イランのアフマディネジャド大統領が今月11日にアブムサ島を訪問したことに、領有権を主張するアラブ首長国連邦(UAE)が強く反発。サウジアラビアなど6カ国で作る湾岸協力会議(GCC)がUAEに加勢してイランを非難し、地域の新たな火種になっている。

 アブムサ島は、英国撤退後の71年からイランが実効支配。しかし、同年に独立したUAEがその後、他の近隣2島も含めた領有権を主張した。以降、論争が続くが、本格的な衝突はなかった。

 しかし、大統領がアブムサ島を訪問したため、UAE政府は在UAEイラン大使を呼んで抗議。UAEが加盟するGCCは17日、外相会議を開き「イランの行為を、GCC全体に対する侵略行為とみなす」とする非難声明を出した。

 これに対し、イラン政府も「島の領有権は明らかだ」として反論。イランとUAE側の双方が国連の潘基文(バン・キムン)事務総長に書簡を送り、非難合戦に発展している。

. イランは核開発問題で米欧諸国と対立。経済制裁に反発し、世界の原油の2割が通過するホルムズ海峡の封鎖をちらつかせてきた。海峡に近い3島の領有権を改めて主張することで、地域での影響力を国際社会に誇示する狙いもあるとみられる。

 イランとGCCは、反体制派への弾圧を続けるシリアのアサド政権に対する是非や、バーレーンの反政府デモを巡る立場でも対立。3島の領有問題が加わり、さらに対立が深まりそうだ。

 UAEの国営通信によると、米英仏の各国政府も、アフマディネジャド大統領の訪問に批判的な見方を示し、両国の対話や国際司法裁判所を通じた解決を求めており、イラン側の反発が強まる恐れもある。

4186名無しさん:2012/04/24(火) 12:42:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120424/erp12042400080000-n1.htm
欧州に政権交代ドミノ 債務危機対策、再調整の恐れ
2012.4.24 00:07 (1/2ページ)
 【ロンドン=木村正人】メルケル独首相と二人三脚で欧州債務危機に対応してきたサルコジ仏大統領が、大統領選第1回投票で社会党候補のオランド前第1書記の後塵(こうじん)を拝した。両者の勝敗は5月6日の決選投票に委ねられるが、昨年以降、単一通貨ユーロ圏で続く政権交代ドミノのストッパーとして期待されたサルコジ大統領もピンチに立たされ、債務危機が再燃する恐れが膨らんでいる。

 フランスの国際政治学者ドミニク・モイジ氏は今月16日、英王立国際問題研究所(チャタムハウス)で講演し、「フランスでは第5共和制発足以来、失業率10%、支持率36%で現職大統領が再選した例はない」とサルコジ大統領の苦戦を予測していた。

 ユーロ圏では昨年以降、債務危機のあおりで、欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)の支援を受けたアイルランドなど8カ国の政権が交代した。

 ギリシャやイタリアでは選挙で選ばれた政治家ではなく、欧州中央銀行(ECB)やEUの執行機関、欧州委員会で実務経験を積んだ学者官僚が首相に就任する事態となった。

 ドイツに次ぐ経済・財政健全国のオランダでも21日に連立政権が事実上崩壊。総選挙が行われる可能性がある。

 ユーロ圏の政治状況が混乱する中、強固な国内政治基盤を持つサルコジ大統領は、一時は不仲説までささやかれたメルケル独首相と協力して、財政規律強化を定めた新財政協定合意を主導、救済メカニズムを強化した。

 その手腕は、モイジ氏が「フランスの大統領は(世俗的権威の)英女王と(政治的権力としての)英首相の役割を併せ持つが、サルコジ大統領は教育・年金改革、リビア問題など“英首相”としての責務は十分に果たした」と評価するほどだ。

 しかし、成長と雇用政策を重視、新財政協定の再交渉を公約に掲げるオランド氏が当選した場合、ユーロ圏で危機対策の再調整を迫られることになる。

 仏大統領選の決選投票が行われる5月6日には債務危機の発源地ギリシャでも総選挙が行われる。与党が大敗すれば財政再建が再び滞る恐れがある。

 政権交代ドミノは債務危機国だけでなく、フィンランドなど支援国にも波及している。

4187名無しさん:2012/04/24(火) 12:45:27
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012042402000102.html
仏大統領選、決選投票へ サルコジ氏 極右に秋波
2012年4月24日 朝刊


 【パリ=野村悦芳】フランス大統領選は二十三日、第一回投票で首位に立った社会党のオランド氏(57)と二位となった現職、国民運動連合(UMP)のサルコジ氏(57)が、五月六日の決選投票に向け本格的に始動した。劣勢のサルコジ氏は、オランド氏を厳しく批判し、極右層への支持拡大の戦略を鮮明にするなど逆転に向け背水の陣を敷いている。

 サルコジ氏は二十三日、パリで報道陣に対し「オランド氏はなぜ逃げるのか。この重要な時に私は逃げない」とライバルを非難した。前日夜に得意の公開討論を五月六日の決選投票まで三度開くよう求めたが、オランド氏側は慣例通り一度しか応じない方針のためだ。

 また、サルコジ氏は「国民戦線(FN)の主張はよく理解している。支持者は苦しんでいるだろう」と述べ、約18%を得て躍進したルペン氏(43)率いるFNの支持者に同情した。前日夜には「フランス人は移民や国境の管理、治安を不安視している」と語っており、今後も右寄りの発言を繰り返すとみられる。

 仏紙フィガロによると、サルコジ氏は毎日、テレビとラジオに出演し、一度以上は選挙集会を開くことを決めたという。メーデーの五月一日には、労働者向けにパリで大規模集会を計画するなど、巻き返しに躍起だ。

 投票終了後の主要世論調査では、オランド氏が支持率で6〜12ポイントの差をつけてリード。ルペン氏の得票数の52%、中道・民主運動のバイル氏の25%ほどしかサルコジ氏支持に回らないともされる。一方、オランド氏は左派戦線、メランション氏の得票数の91%、緑の党、ジョリ氏の84%を固めている。

 オランド氏は二十三日、報道陣に「第一回投票の目的は達した。勝利は近い」と余裕を見せ、遊説先の仏西部地方に向かった。

4188チバQ:2012/04/24(火) 12:46:07
http://www.afpbb.com/article/politics/2873720/8839242
オランダで内閣総辞職、財政緊縮策めぐり政党間協議決裂
2012年04月24日 07:24 発信地:ハーグ/オランダ
【4月24日 AFP】オランダのマルク・ルッテ(Mark Rutte)首相は23日、財政緊縮策をめぐる自由党(Freedom Party)との協議が決裂したことを受け、内閣総辞職に踏み切った。

 ルッテ首相は同日、ハーグ(Hague)でベアトリクス女王(Queen Beatrix)に内閣総辞職の意向を伝え、女王はこれを受理した。

 ヘールト・ウィルダース(Geert Wilders)党首率いる極右の自由党は、過去1年半あまり、ルッテ首相の連立政権に閣外協力してきた。

 欧州連合(EU)は加盟国に財政赤字を国内総生産(GDP)の3%以内にすることを求めているが、2011年のオランダの財政赤字はGDP比で4.7%になっていた。ルッテ首相の中道右派の自由民主党(VVD)、自由民主党と連立内閣を組むキリスト教民主勢力(CDA)、自由党の3党はここ7週間、予算を160億ユーロ(約1兆7000億円)削減することについてほぼ毎日協議してきた。

 しかし21日にウィルダース氏が交渉の席を蹴ったことから内閣総辞職が予想されていた。これにより2015年5月に実施される予定だった総選挙は前倒しして行われる見通しになった。(c)AFP/Marie-Laure Michel

4189名無しさん:2012/04/24(火) 12:49:41
http://www.asahi.com/international/update/0424/TKY201204240133.html
アイスランド前首相に有罪判決 金融危機巡る弾劾裁判
 アイスランドの特別法廷は23日、金融危機への対処を巡って弾劾(だんがい)裁判にかけられたゲイル・ホルデ前首相(61)に対し、問題が深刻になった時に閣僚らと十分に協議しない怠慢があったとして有罪とする判決を言い渡した。AP通信などが伝えた。ただ、罰金や禁錮などの具体的な処罰は科されていないようだ。

 一方、危機を深めた銀行の肥大化に対処しなかった責任などを問う三つの罪については無罪とした。特別法廷は国に対し、ホルデ氏の訴訟費用を支払うよう国に命じた。ホルデ氏は「形式的な罪で、銀行危機とは全く関係ない」と判決を批判し、欧州人権裁判所に提訴する方針を示した。

 アイスランドは2008年の金融危機で大手銀行が軒並み破綻(はたん)、国有化され、通貨は暴落した。議会が06〜09年に首相を務めたホルデ氏の責任を問い、弾劾裁判にかけることを決めた。(ロンドン=伊東和貴)
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4190とはずがたり:2012/04/24(火) 16:49:49
>>4185
画像保存
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/chutoh/001.jpg

どの程度の島なんでしょうかねぇ。

4191チバQ:2012/04/24(火) 21:42:56
>>4184
http://www.cnn.co.jp/world/30006368.html
スーダン軍機が南スーダンを空爆か 全面戦争の懸念強まる
2012.04.24 Tue posted at: 17:06 JST

南スーダン・ジュバ(CNN) 南スーダンからの情報によると、スーダン軍の戦闘機が23日、南スーダン北部の町を空爆した。両国が全面戦争に突入するとの懸念が強まっている。両国は国境の油田地帯ヘグリグの領有権などをめぐって対立している。

スーダン軍の司令官は国内ラジオ局とのインタビューで、これまでに南スーダン側の1200人を殺害したと述べた。

一方、スーダン軍の報道官は戦闘機による空爆を否定。「ユニティ州で起きていることには一切関与していない」と述べ、民兵組織または南スーダンの反政府派による攻撃との見方を示した。

空爆を受けたのは同州の州都ベンティウと、川を隔てたルブコナの町とされる。現地のジャーナリストは、戦闘機2機とミサイル4発が野外市場などに撃ち込まれ、少年1人が死亡したと語った。南スーダンのベンジャミン情報相は、ベンティウの市場が3発の爆撃を受け、12歳の少年を含む民間人2人が死亡したと発表。「国連安全保障理事会は責任を持ってスーダンを処罰すべきだ」と訴えた。

国連南スーダン派遣団(UNMISS)を率いるジョンソン国連事務総長特別代表はスーダンに対する声明で、「市民の命を奪う無差別爆撃」の停止を求めた。

潘基文(パン・ギムン)事務総長も空爆を非難し、スーダンにすべての戦闘行為をただちに停止するよう要求。さらに、スーダンのバシル大統領と南スーダンのサルバ・キール大統領に、交渉への復帰を強く促した。

両国は国境の油田地帯ヘグリグの領有権などをめぐって対立している。南スーダンは今月、ヘグリグをいったん制圧したものの、国連の要求に従ってヘグリグから「撤退」したと宣言。一方、スーダン側は南スーダン軍から「奪還」したと主張している。ヘグリグはスーダンの産油量の約半分を占めるとされるが、戦闘で油田の施設が損壊したとみられ、生産停止に追い込まれた。

国境地帯ではこの日も数カ所で戦闘が続き、バシル大統領は国営ラジオで「南スーダンとの交渉はあり得ない」「南の政権に教訓を与えてやる」などと強硬発言を繰り返した。外国の報道陣や監視団はほとんど前線に近付けないため、双方の主張を確認することは難しい。

4192チバQ:2012/04/24(火) 21:43:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120424-00000105-mai-int
<スーダン>大統領「南に武力で対応」…衝突再燃の懸念
毎日新聞 4月24日(火)21時41分配信

 【ヨハネスブルク服部正法】スーダン、南スーダン両国軍が衝突を続けている国境地帯からの報道によると、スーダンのバシル大統領は23日、南スーダン軍が撤退完了を宣言したスーダン領内の油田地帯ヘグリグを電撃訪問し、自軍兵士らを前に「南(スーダン)政府とは交渉しない。彼らは銃と弾薬という言葉以外は理解しようとしない」と述べ、引き続き南側に武力で対応する強硬姿勢を示した。南側はいったんヘグリグからの撤退を表明したが、24日にキール大統領が「宣戦布告だ」とスーダン側を非難するなど衝突再燃の懸念は消えていない。

 両国軍は3月に衝突を始め、今月に入り南スーダン軍がスーダンの原油生産量の半分程度を占めるとされるヘグリグを制圧。バシル大統領が「南スーダン市民を解放する」と強い調子で南側の政権を非難する中、南側が20日にヘグリグからの撤退を表明し、一時は全面戦争回避の機運も生まれた。

 しかし、スーダン側は自軍による「ヘグリグ解放」を強調。南スーダン当局は、スーダンが越境空爆を続けていると強く非難している。スーダンは空爆を否定している。

 両国は、昨年7月に南スーダンが分離独立する前は20年以上も南北内戦を続け、約200万人の死者を出した経緯がある。背景には、政治や経済を主導する北部から二級市民的な扱いを受けたことへの南部の不満があった。05年の和平合意に基づき行われた昨年1月の住民投票で、圧倒的多数が南の独立を支持した。

 だが、石油収益の分配比率は未解決で、紛争継続の主因だ。

 旧スーダンはアフリカ第6位の産油国(埋蔵量約60億バレル)で歳入を大きく石油に依存。油田の4分の3は南部に集中するが、輸出港は北部のみだ。

 分配交渉は、スーダン側の要求するパイプライン使用料について「国際基準と比べて極めて高額」(南スーダンのベンジャミン情報・放送相)と南側が反発して難航。スーダン側が南からの石油を差し押さえ、今年1月に南側は石油生産を停止して対抗、関係が一気に悪化していた。

4193チバQ:2012/04/25(水) 22:30:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120425/mds12042511090000-n1.htm
エジプト大統領選 元首相の出馬禁止
2012.4.25 11:08
 【カイロ=大内清】エジプトの中東通信によると、同国選管当局は24日、5月に予定される大統領選の有力候補と目されていたシャフィク元首相の出馬を認めない決定を下した。暫定統治を担う軍最高評議会のタンタウィ議長(陸軍元帥)が同日までに、ムバラク前政権で正副大統領と首相を務めた人物らの参政権を停止する法律の施行を承認したことを受けての措置。

 最近の世論調査で上位につけていたシャフィク氏が出馬できなくなったことで、大統領選は、ムーサ前アラブ連盟事務局長▽同国最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下「自由公正党」のモルシー党首▽同胞団元幹部のアブールフトゥーフ氏の3人を軸とした戦いとなる可能性が高い。選管は26日にも立候補者を告示する予定。

 同選挙ではすでに、ムバラク前大統領の腹心だったスレイマン前副大統領らが失格となっているが、同胞団などイスラム勢力が多数派を形成する議会では、前政権関係者を選挙プロセスから一掃するよう求める声が強まっていた。

 前政権で外相を務めたムーサ氏は今回の法律の対象とはなっておらず、出馬が認められるとみられる。

4194チバQ:2012/04/25(水) 22:31:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120425/erp12042500160001-n1.htm
人気女性政治家のウクライナ前首相がハンスト 看守の暴力に抗議
2012.4.25 00:11

2011年10月、ウクライナのキエフで裁判に臨むティモシェンコ前首相(AP)
 ウクライナからの報道によると、職権乱用罪で禁錮7年の判決を受け、収監されている人気女性政治家、ティモシェンコ前首相(51)の弁護人は24日、前首相が20日からハンストを行っていることを明らかにした。ティモシェンコ氏は同日、東部ハリコフの刑務所から病院へ強制的に移送され、看守から暴力を振るわれたと主張している。前首相は脊椎の痛みを訴えているものの、服毒などを恐れて国内での受診は拒否しており、22日に刑務所に戻された。

 ティモシェンコ前首相は、2010年2月に就任したヤヌコビッチ大統領の最大の政敵。ロシアとの天然ガス取引をめぐる職権乱用罪で昨年10月に禁錮7年の判決を受け、脱税などでも追起訴されている。(モスクワ 遠藤良介)

4195チバQ:2012/04/25(水) 22:35:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120424/erp12042422350006-n1.htm
ルペン氏、狙いは国政 6月総選挙 与党離脱者と連携模索
2012.4.24 22:25 (1/2ページ)

フランス、国民戦線のルペン党首(ロイター)
 【パリ=宮下日出男】フランス大統領選の決選投票(5月6日)に向け、第1回投票で過去最高の得票率(17・90%)を記録した極右・国民戦線(FN)の女性党首、マリーヌ・ルペン氏の動向が注目されている。ルペン氏は6月の国民議会(下院)選挙でFNの国政再進出を狙っており、同じ右派ながら国民に不人気の現職、サルコジ大統領を敗北に追い込んだ方が得策とみているようだ。

 ルペン氏は22日の第1回投票後の演説で決選投票への態度は語らず、5月1日に明らかにする意向を示した。ただ以前から、社会党候補のオランド前第1書記はもちろん、保守のサルコジ氏も支持しない考えを表明している。FNの幹部も23日、「両氏ともわが党の政策を守ることも、発展させることもない」とロイター通信に語り、両氏不支持を示唆した。

 一方、フランスでは国民議会(定数577)選挙を6月に控える。FNは比例代表制を導入した1986年の選挙で35議席を獲得し国政に初進出。しかし極右台頭に危機感を強めた当時のミッテラン政権の意向で、大政党有利の小選挙区制に再変更され、現在は議席をもっていない。

 仏メディアによると、議会選を見据えるルペン氏は、サルコジ氏が大統領選で敗れる方が右派与党の国民運動連合(UMP)に打撃となり、好都合とみている。動揺したUMPからFNの考えに近い議員が離脱などすれば、連携して国政再進出へ弾みとなる。ルペン氏は22日、「われわれが左派に対する唯一の反対派だ」と主張、UMPへの対抗意識をあらわにした。

 世論調査によると、決選投票ではルペン票の5〜6割がサルコジ氏に、2割強がオランド氏に回ると予測されているが、その割合はルペン氏の今後の言動に大きく左右される。

 また、22日の第1回投票の投票率は79・47%と、前回2007年第1回投票(83・8%)を下回った。

4196チバQ:2012/04/25(水) 22:36:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120423/erp12042321560010-n1.htm
【仏大統領選】
国民戦線が過去最高の得票率 極右ポピュリズム、台頭鮮明に
2012.4.23 21:55 (1/2ページ)

 【ロンドン=木村正人】仏大統領選第1回投票で、極右・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(43)が10年前の父を上回る18%の得票率を得たことは、新潮流として欧州に蔓延(まんえん)する「極右ポピュリズム」を印象付けた。オランダでは21日、閣外協力する極右政党が緊縮財政案に反対し連立政権が事実上崩壊。極右政党がキャスチングボートを握り、国内だけでなく欧州全体を右往左往させる例も目立ち始めている。

 欧州連合(EU)加盟27カ国のうち極右政党が議会に議席をもつのは14カ国。英シンクタンク「デモス」は昨年、英国やイタリア、ドイツなど、欧州11カ国の極右政党や極右活動を支持する1万人超を対象にアンケートを実施した。

 それによると、2010年に初の国政進出を果たした極右スウェーデン民主党支持層のうち、16〜20歳が63%を占めることが判明。欧州の極右政党がソーシャルメディアなどを通じて、若者に浸透している実態が裏付けられた。

 こうした極右政党は共通して「移民に寛容な多文化主義が欧州の伝統や文化遺産、国家アイデンティティーを破壊する」と主張、欧州の統合と深化を進めるEUやグローバリゼーションへの懐疑を唱える。既存政党に対する幻滅も極右政党への追い風になっている。

 デモスの調査では、極右政党支持者の20%が政府を信頼▽14%がEUを支持する−と回答したが、欧州全体の平均値43〜44%を大きく下回っていた。

 「現代的なキャリアウーマン」を体現するマリーヌ・ルペン党首のように、極右政党の党首は若く、カリスマ性を持っているともデモスの報告書は分析。人種差別主義的な主張を展開していた時代とは“顔”を変えて、欧州の極右政党は巧妙に支持を広げている。

4197チバQ:2012/04/25(水) 22:40:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120425-00000004-mai-int
<プーチン首相>大統領就任後に与党党首を辞任へ
毎日新聞 4月25日(水)1時6分配信

 【モスクワ田中洋之】ロシアのプーチン首相は24日、5月7日の大統領就任後に政権与党「統一ロシア」の党首を辞任すると表明した。後任の党首には次期首相に内定しているメドベージェフ大統領を推薦した。

 辞任の理由については「大統領は超党派の存在」であり、特定政党に所属するのは違憲ではないが好ましくないとの考えを強調したが、昨年12月の下院選で議席を激減させるなど支持率が低迷している統一ロシアを見限ったとの見方もある。

 プーチン氏は前回大統領を退任した08年に新設された統一ロシアの党首に就任し、絶大な影響力を誇ってきた。同党は5月後半に党大会を開き、メドベージェフ氏を党首に選出する見通し。

 プーチン氏は先の大統領選でも、自ら創設した社会運動体「全ロシア国民戦線」を母体に活動し、統一ロシアから距離を置く姿勢を示していた。

4198チバQ:2012/04/25(水) 22:45:45
http://mainichi.jp/select/news/20120426k0000m030092000c.html
イラン:イラクとの関係が緊密化 周辺諸国は警戒強める
毎日新聞 2012年04月25日 20時49分(最終更新 04月25日 20時52分)

 【テヘラン鵜塚健】イランとイラクの関係が緊密化している。両国首脳は22日、テヘランで会談し、関係強化を確認。イスラム教シーア派のイランは、昨年12月に米軍が撤退したシーア派主導のイラク・マリキ政権に接近し影響力を強めたいが、トルコやサウジアラビアなどスンニ派諸国は警戒を強めている。

 「両国が強固なら、地域に米国やイスラエルの入り込む余地はない」。イランのアフマディネジャド大統領は、マリキ首相に語りかけた。両国は80〜88年に戦争をしたが、近年は蜜月ぶりが顕著だ。

 核開発疑惑で米欧の経済制裁を受けるイランは近隣国との関係を重視。国営テレビによるとイラクとの貿易額は昨年、前年比50%増の約100億ドル。5月の核協議の会場にもバグダッドを指定した。

 同盟関係にあるシリアをめぐり、イランが孤立を深めている事情もある。イランは反体制派弾圧を続けるアサド政権を擁護するが、アラブ連盟はアサド氏退陣を求め、イランの友好国だったトルコもアサド批判に転じた。相対的に、イラクの重要性が増した形だ。

4200チバQ:2012/04/26(木) 21:14:26
>>3838>>4018
http://www.afpbb.com/article/politics/2874372/8853246?ctm_campaign=txt_topics
パキスタンのギラニ首相、法廷侮辱罪で有罪
2012年04月26日 19:19 発信地:イスラマバード/パキスタン

【4月26日 AFP】パキスタン最高裁は26日、ユサフ・ラザ・ギラニ(Yousuf Raza Gilani)首相に法廷侮辱罪で有罪判決を言い渡した。

 ギラニ首相は、スイスの銀行口座を利用したアシフ・アリ・ザルダリ(Asif Ali Zardari)大統領の汚職疑惑で、審理の再開を要請するスイス当局宛ての書簡を書くよう求めた最高裁の命令を拒否したことから、法廷侮辱罪で起訴されていた。

 今後は、パキスタンの首相としては在任期間が最長となるギラニ氏が、首相の座を追われる可能性が焦点となる。ギラニ首相が失職すれば、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)やアフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)の問題を抱えるパキスタンの政治的混迷がさらに深まることになる。

 パキスタンの憲法は、法廷を侮辱したり愚弄(ぐろう)した罪で有罪判決を受けた者が議員になることを禁じている。だが法律の専門家らは、ギラニ首相の議員資格を剥奪する場合、国民議会の議長や選挙管理委員会らも加わるため、手続きが長期化する可能性があると指摘している。(c)AFP/Nasir Jaffry

4201チバQ:2012/04/26(木) 21:51:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120426/asi12042614080000-n1.htm
パキスタン首相に初の有罪判決 法廷侮辱罪 ザルダリ政権に打撃
2012.4.26 14:07
 【ニューデリー=岩田智雄】パキスタン最高裁は26日、汚職などの罪に問われたザルダリ大統領に対する審理再開に向けた手続きをするよう求めた最高裁判決に従わなかったとして、法廷侮辱罪で起訴されたギラニ首相に有罪判決を下した。禁錮刑は言い渡されず、有罪は“形だけ”に終わったものの、同国の現職首相が有罪判決を受けたのは初めてで、ザルダリ政権にとっては痛手となった。

 最高裁は判決で、首相に対し判事が退出するまでの間、法廷内に残ることだけを命じ、禁錮刑を事実上免除した。ただし憲法では、司法を侮辱した者は議員資格を失うと規定している。首相は議員でなければならず、ギラニ氏が議員資格を失った場合、首相の座を追われることになる。

 今後は議会や選挙管理委員会を含めた関係機関で手続きなどを協議するが、与野党間の激しい論争が予想され、結果が出るまで数カ月かかるとの見方もある。

 判決後、ギラニ首相は「判決は不適切だ」と批判。弁護士は異議申し立てを行うことを明らかにした。

 パキスタンではもともと、来年2月までに総選挙が予定されている。ザルダリ政権は仮にギラニ首相を失っても、与党パキスタン人民党が中心になって新首相を選出し、同党主導の内閣を任期満了まで存続させる可能性も残されている。

 ただし、ザルダリ政権は対米関係などをめぐり軍との関係が悪化。野党側もギラニ首相の即時辞任を求めており、政局が一層混迷を深めることは間違いない。

 この事件では、スイス企業が絡んだザルダリ大統領の汚職疑惑をめぐり、最高裁が政府に対し、スイス司法当局に審理再開を要請する手紙を書くよう求めていたが、ギラニ首相は大統領に免責特権があるとして拒否。最高裁は法廷侮辱罪で首相を起訴していた。

4203チバQ:2012/04/26(木) 22:00:16
http://jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012042600124
元首相の出馬可能に=エジプト大統領選
 【カイロ時事】エジプトの中東通信によると、選挙管理委員会は25日、旧ムバラク政権高官の政治活動を禁止した法律を理由に、5月投票の大統領選への出馬が禁じられたシャフィク元首相について、異議申し立てを認めて出馬可能との判断を示した。(2012/04/26-08:04)

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4204チバQ:2012/04/26(木) 22:00:53
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012042601100
リベリア元大統領に有罪判決=元国家元首で初−特別法廷
 【ブリュッセル時事】市民ら12万人が犠牲になったとされる西アフリカのシエラレオネ内戦に介入し、戦争犯罪などの罪に問われた隣国リベリアの元大統領、チャールズ・テーラー被告(64)に対する判決公判が26日、オランダ・ハーグ地区のシエラレオネ特別法廷であり、同被告に有罪が言い渡された。国連が設置する国際法廷で元国家元首に有罪が宣告されたのは初めて。
 起訴状によると、テーラー被告は1996〜2002年にかけ、シエラレオネの武装勢力「革命統一戦線(RUF)」などを支援。首都フリータウンを含む幅広い地域での市民殺害や、未成年を含む女性への性的暴行、誘拐、住居の焼き打ち、少年兵徴集などの行為を助長した。(2012/04/26-21:43)

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4205チバQ:2012/04/26(木) 22:06:41
>>4180-4183>>4187>>4195
http://mainichi.jp/select/news/20120427k0000m030069000c.html
仏大統領選:両候補、極右に秋波 決選投票を左右
毎日新聞 2012年04月26日 20時50分(最終更新 04月26日 21時18分)

 【パリ宮川裕章】フランス大統領選で5月6日の決選投票に進んだ右派現職のニコラ・サルコジ大統領(57)と最大野党・社会党のフランソワ・オランド前第1書記(57)が極右・国民戦線の支持者に秋波を送り、取り込みを図っている。国民戦線は22日の第1回投票で党首のマリーヌ・ルペン氏(43)が躍進、支持動向が決選投票の行方を左右するとみられているためだ。

 サルコジ氏は24日の支持集会などでルペン氏を「共和国(フランス)の価値観と矛盾しない」と持ち上げ、支持者の「痛みに耳を傾ける」と訴えた。25日にはイスラム教徒の女性が全身を覆う衣服「ブルカ」などイスラム教の風習を列挙して「フランスには要らない」と述べるなど「反移民」色を強め、右旋回を加速している。

 だが、サルコジ氏を支える右派・国民運動連合は一枚岩ではない。サルコジ陣営の報道担当を務めるナタリー・コシウスコモリゼ前環境相は昨年、国民戦線を批判する著書「反国民戦線」を発表した人物。仏国営テレビは「国民運動連合の大半の議員が極右接近の正当性を疑問視している」と報じ、「(サルコジ氏の発言は)国民戦線の若者のようだ」と批判する閣僚経験者の談話を紹介した。

 一方、オランド氏は25日、パリでの記者会見でルペン氏に票を投じた有権者について「失業などの経済危機が生んだ怒りの声だ」と分析した。24日付の仏紙リベラシオンでは「国民戦線の支持者を説得するのが私の責務だ」と取り込み姿勢を鮮明にしている。

 世論調査では、国民戦線支持者の5割がサルコジ氏に流れ、3割がオランド氏に回るとの予測が出ている。ルペン氏は「我々こそ左派に対する唯一、真の反対勢力だ」と宣言。側近のブルノ・ビルド氏も「国民運動連合を破壊する良い位置につけた」と述べるなど、サルコジ、オランド両氏の陣営に揺さぶりをかけている。

4206チバQ:2012/04/26(木) 22:07:47
http://mainichi.jp/select/news/20120423k0000m030077000c.html
仏大統領選:決選投票へ苦闘 品格とカリスマ性欠如批判で
毎日新聞 2012年04月22日 22時38分(最終更新 04月23日 01時45分)


パリで投票を終え、支持者らに手を振るサルコジ氏(左)=2012年4月22日、AP
拡大写真 【パリ宮川裕章】フランス大統領選挙は22日の第1回投票を経て、右派・国民運動連合のニコラ・サルコジ大統領(57)と左派・社会党のフランソワ・オランド前党第1書記(57)による決選投票(5月6日)にステージが移る。「大統領の品格に欠ける」と批判されるサルコジ氏に対し、オランド氏は「カリスマ性に欠ける」と攻められる。ドゴール氏以来の「カリスマ性のある大統領」を目指し、上位2人のせめぎ合いが続いている。

 「うせろ。このばか野郎」。サルコジ大統領が08年2月、訪問先の「パリ農業見本市」で参加者に吐いた暴言が、選挙期間中、テレビで繰り返し放映される。仏セルジー・ポワントワーズ大のジョルジュ・ソニエ准教授(歴史学)は「仏で大統領は国家を代表する存在。その権威は振る舞い、言動にかかっているが、サルコジ氏は、それを無視した」と解説する。「サルコジ氏の大統領としての弱点」を問う世論調査会社TNSソフレスの今年2月の調査では、30%の回答者が「人格」と答え、44%の「任期中の実績」に次ぐ2位に入った。

 サルコジ氏は3月6日、批判を受けた過去の言動について「過ちだった」とテレビで謝罪。今月19日にもラジオで「大統領の象徴としての役割を理解していなかった」と悔いた。15日のパリでの支持集会の演説では、就任当初「教養がない」とメディアに批判された汚名を返上しようとモリエール、ゾラ、ユーゴーなど仏文化人の名をちりばめ、最後は「私を助けてほしい」と1958年の初代大統領ドゴール氏の就任演説のせりふで締めくくった。

 一方、オランド氏も理想の大統領像に近づこうと苦労している。昨年10月の社会党の大統領候補予備選では「大統領のカリスマ性に欠ける」と党内で批判を受け、今はサルコジ氏陣営の攻撃材料に使われている。

 オランド氏は尊敬する社会党のミッテラン元大統領の言い回しなどを模倣し、15日のパリ郊外の支持者集会でも81年大統領選第1回投票直前のミッテラン氏の支持者集会での「私は唯一、大統領選を勝ち抜ける左派の候補だ」という発言を借用した。大統領選に向け10キロ減量するなど執念を見せ、リール第2大学のレミ・ルフェーブル教授(政治学)は「カリスマ性は今もないが、立候補後、軽い冗談を控えるようになり、新しい人物像を作り上げた」と評価する。オランド氏はニューヨーク・タイムズ紙で「ミッテラン氏も大統領に就任してから変わった。私も大統領になれば変わる」と主張した。

4207チバQ:2012/04/27(金) 22:21:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120427-00000013-mai-int
<エジプト>大統領選の立候補者 13人を正式に発表
毎日新聞 4月27日(金)2時31分配信


拡大写真
(左上から時計回りに)ムーサ氏、アブルフトゥーハ氏、シャフィク氏、モルシ氏=シャフィク氏のみAP、他は前田英司撮影

 【カイロ前田英司】エジプトの選挙管理委員会は26日、来月実施の大統領選の立候補者13人を正式に発表した。エジプトでは旧王制を倒した52年の軍事クーデター以降、歴代大統領は軍出身者が占めており、民主化要求運動「アラブの春」を受けて議会最大勢力に躍進した穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が、大統領の座を手中に収めるかどうかが焦点だ。

【大統領選について】エジプト:大統領選立候補届け出23人中 10人失格決定

 投票は5月23、24両日。過半数を獲得する候補者がなければ6月16、17両日に上位2氏による決選投票がある。国を暫定統治している軍最高評議会は6月末で新大統領へ権限移譲するとしており、大統領選はエジプト民主化の「最終段階」と位置づけられている。

 主な立候補者は、ムスリム同胞団傘下の自由公正党のモルシ党首(60)、元同胞団幹部のアブルフトゥーハ氏(60)、空軍出身のシャフィク元首相(70)、世俗派のムーサ前アラブ連盟事務局長(75)。この4氏を軸にイスラム勢と、軍部やムバラク前政権支持者を含む世俗派が対決する構図になりそうだ。

 選挙情勢は既に波乱含みだ。スレイマン前副大統領(75)、同胞団のシャーテル前副団長(61)、イスラム厳格派のアブイスマイル氏(50)ら有力候補の失格に続き、選管は24日、シャフィク元首相も不適格と発表。だが、異議申し立てを認め翌日に判断を覆した。

 「アラブの春」に伴うイスラム勢の台頭を警戒する世俗派や前政権支持者はムーサ氏、シャフィク氏を支持。イスラム勢はモルシ氏と、「改革派」の元幹部で世俗派にも浸透を図るアブルフトゥーハ氏との間で支持が割れる可能性がある。

 一方、軍政は「大統領選出までに新憲法を起草すべきだ」との認識を示している。

4208チバQ:2012/04/27(金) 23:42:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120427/mds12042712570000-n1.htm
暫定政府の不信任を決定 リビア、混乱広がる恐れ
2012.4.27 12:57
 AP通信によると、リビアを統治する国民評議会の複数の当局者は26日、同評議会がキーブ首相率いる暫定政府に対する不信任動議を賛成多数で決めたと明らかにした。民兵の国軍への再編成の遅れや選挙をめぐり双方の対立が高まっていた。

 リビアでは内戦の末、昨年8月にカダフィ政権が崩壊。ことし6月には新憲法制定に向けた制憲議会選を予定するなど、新たな国造りの模索が続いている。昨年11月に発足したばかりの暫定政府が解体されれば、国家再建が停滞、混乱が広がる恐れもある。

 当局者によると、不信任は25日の会合で決まったが、後継首相の人選で評議会内の意見が割れており公表を控えている。(共同)

4209チバQ:2012/04/27(金) 23:45:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120426/mds12042623570007-n1.htm
日本以上の相次ぐ短命政権 ヨルダン首相が辞任 昨年2月以降で3人目
2012.4.26 23:56
 フランス通信(AFP)によると、ヨルダンのハサウナ首相が26日、アブドラ国王に辞表を提出し、受理された。ヨルダンでは昨年2月にリファイ元首相が、同年10月にバヒト前首相が相次いで退陣、短命政権が続く不安定な政治状況にある。

 ハサウナ氏の詳しい辞任理由は不明ながら、最近は選挙法の改正論議をめぐり、野党のイスラム系勢力から批判が強まっていたという。(カイロ 大内清)

4210チバQ:2012/04/27(金) 23:46:46
>>4204
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120426/mds12042622380005-n1.htm
リベリア元大統領有罪 「血のダイヤ」戦犯判決 国家元首経験者に初
2012.4.26 22:35

元リベリア大統領のテーラー被告(AP=共同)
 【ロンドン=木村正人】死者約5万人を出した1991〜2002年の西アフリカ・シエラレオネ内戦で戦争犯罪や人道の罪に問われた元リベリア大統領のテーラー被告(64)に対し、オランダ・ハーグのシエラレオネ国際戦犯法廷は26日、有罪判決を言い渡した。量刑は5月30日に言い渡され、英国の刑務所で服役するとみられている。

 国家元首経験者が戦争犯罪で国際戦犯法廷により有罪判決を受けるのは第二次大戦のニュルンベルク裁判以来初めて。旧ユーゴスラビアのミロシェビッチ元大統領は国際戦犯法廷で審理中の2006年3月に死去したため公訴が取り下げられた。有罪判決はアフリカ各地やシリアなどでの武力紛争や武力弾圧に対する抑止につながると期待されている。

 判決は内戦当時、隣国リベリアの大統領だったテーラー被告がシエラレオネの反政府武装勢力に「武器と弾薬を供給するなどして支援した」として、被告が武装勢力によるテロ、殺人、婦女暴行、少年兵の徴兵などの残虐行為を支援・幇助(ほうじょ)したと認定した。

 しかし、残虐行為の計画や扇動を認定するには証拠が不十分と述べた。

 被告は「血のダイヤ」と呼ばれたダイヤ原石を武装勢力から受け取る見返りに武器や弾薬を提供。武装勢力は多数の市民の手足を切断したり、少女を拉致、乱暴したりしていた。

 被告は判決を不服として控訴するとみられる。

 06年4月に始まった審理で検察側は合計98人の証人を喚問。10年8月には、被告からダイヤ原石を贈られた英国出身のスーパーモデル、ナオミ・キャンベルさんも証言台に立ち、話題となった。

4211チバQ:2012/04/27(金) 23:55:07
http://jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012042601238
ギリシャ総選挙、32党公認=緊縮策反対の小政党乱立
 【ジュネーブ時事】来月6日実施のギリシャ総選挙で、選挙管理委員会の役割を担う最高裁は26日、公認申請した36党のうち条件を満たした32党を認めた。パパデモス政権を支えた中道右派と左派が債務危機を受けた緊縮策を導入したことで支持が急落。その受け皿として相次いで発足した小政党が入り乱れることになる。(2012/04/26-23:31)

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4212チバQ:2012/04/27(金) 23:59:34
http://jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012042701141
連続爆弾テロ、27人負傷=ウクライナ東部の地方都市
 【キエフ時事】ウクライナ東部のドニエプロペトロフスク中心部で27日、連続した10回の爆発があり、非常事態省によると、子供9人を含む少なくとも27人が負傷した。地元メディアが報じた。捜査当局は爆弾テロと断定し、捜査を開始した。
 地方都市で起こった前代未聞の事態に、ヤヌコビッチ大統領は記者団に「わが国全体への新たな挑戦だ」と事件を非難した。
 1回目の爆発は午前11時50分ごろ、オペラ劇場前の路面電車の停留所で発生。続いて数十分置きに映画館近くなど人通りの多い場所が狙われた。(2012/04/27-22:51)

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4213チバQ:2012/05/06(日) 14:13:01
>>4211
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120429/erp12042922220009-n1.htm
ギリシャ総選挙 二大政党に国民反発、支持回復へ「負担緩和」強調
2012.4.29 22:21
 【ベルリン=宮下日出男】欧州債務危機の発端となったギリシャの総選挙は、5月6日の投開票まで1週間を切った。財政緊縮策を欧州連合(EU)と約束した与党の二大政党が過半数を獲得し、再建路線を堅持できるかが焦点。だが、緊縮策を強いられてきた国民の反発は強く、逆風の中、連立を組む二大政党も「負担緩和策」を訴えはじめた。

 最近の世論調査では、与党第二党の新民主主義党(ND)が支持率21〜25%で首位。第一党の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)が15〜19%で続く。だが、両党を合わせても定数300議席の過半数を得られるかは微妙だ。第三勢力としては、急進左派連合など左派系3党、右派系の独立ギリシャ人党がそれぞれ1割前後の支持を集める。新政権でキャスチングボートをにぎる可能性が高いが、いずれも反緊縮策を前面に掲げる。

 ギリシャでは従来、PASOKとNDの二大政党が交代で政権を担当してきた。両党が連立を組んで昨年11月に発足したパパデモス政権は、支援の条件として緊縮策の実施にEUなどと合意した。だが、国民は「(両党の)長年の放漫財政がそもそもの原因」として、相次ぐ賃金や年金削減などに反発している。

 国民の不満を和らげるため、PASOKのベニゼロス党首は28日、「新税は導入しない」と明言。所得税に上乗せする「連帯税」の廃止なども公約した。NDのサマラス党首も減税や一部年金支給の増額を掲げ、有権者を引きつけるのに躍起となっている。

 欧州ではスペインの財政不安で危機再燃の恐れがくすぶる中、緊縮策重視の危機対応をめぐり、オランダで政権が崩壊。フランス大統領選でもサルコジ大統領が苦戦している。

http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220506001.html
極右政党が議席獲得の勢い ギリシャ議会総選挙(05/06 07:40)
ユーロ危機の震源地であるギリシャで6日、議会の総選挙が行われます。緊縮財政による景気後退が深刻になるなか、過激な思想の極右政党への支持が広がっています。

 債務危機を招いたギリシャでは、支援と引き換えに財政再建策が導入されたことで、失業が深刻化するなか、極右政党が議席を獲得する勢いを見せています。今の連立与党は苦戦が伝えられ、選挙結果次第ではギリシャ不安が再燃する恐れもあります。

4214チバQ:2012/05/06(日) 14:15:01
http://mainichi.jp/select/news/20120506k0000m030036000c.html
ギリシャ総選挙:7日に大勢判明 2大政党に厳しい視線
毎日新聞 2012年05月05日 20時00分(最終更新 05月06日 03時21分)

【アテネ伊藤智永】欧州債務危機の震源地となったギリシャで6日、議会総選挙(1院制、定数300)が実施される。7日未明(日本時間同朝)に大勢が判明する。欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)から突き付けられた緊縮財政路線の是非が争点。緊縮策を受け入れた中道左派・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)と中道右派・新民主主義党(ND)の2大政党への有権者の怒りは大きく、23年ぶりに単独過半数を獲得する政党がなくなるのは確実な情勢だ。

 緊縮策に反対する左右両派の中小政党に支持が拡散し、約10政党が議会に議席を占めることになりそうだ。このため、2大政党は選挙後も、危機対応のために昨年11月に組んだ大連立を続けざるを得ないとみられている。政権の枠組みは同じでも、共に選挙戦で「増税否定」に追い込まれており、緊縮策の練り直しは避けられない。

 国の借金棒引きの代わりにEUなどから迫られた緊縮策がギリシャ議会で可決された2月。アテネ市内は抗議する市民約10万人であふれた。議会前広場に面した建物の大理石の階段は壊れたままだ。目抜き通りも閑散としている。

 メーデーの5月1日には官民2大労組約5000人、共産党系約1500人のデモと集会があった。「カネを貸し付けてドイツ製品を買わせ、さんざんもうけた揚げ句にいきなり絞り上げるのが公正なやり方か」。3カ月後の今も人々は憤まんやるかたない。

 5月2日夜、公園で開かれた共産党集会で幹部がEU離脱を叫ぶ。会場には「ヨーロッパ人よ、立て」と呼び掛けるポスターがかかる。声を上げていた幹部に尋ねると、「EUから出ても、ギリシャはヨーロッパだ」との答えが返ってきた。

 緊縮策反対の中小政党も、共産党以外はユーロ圏に残り、「EU・IMFの言いなりでなく、緊縮策の再交渉をすべきだ」との立場。危機再燃もやむなしというわけではない。ただ、中小政党や有権者の間には「仏大統領選で緊縮路線見直し派の社会党・オランド候補が勝てば、緊縮一辺倒の風向きが変わるのではないか」という期待がある。

4215チバQ:2012/05/06(日) 14:17:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120506/mds12050612000002-n1.htm
「アラブのチャプリン」裁判からみえるイスラム勢力の“訴訟テロ”
2012.5.6 12:00 (1/2ページ)
 エジプトを代表するコメディアンで俳優のアーデル・イマームさん(71)が、出演した作品でイスラム教を冒涜したとして実刑判決を受けた裁判の控訴審で、カイロの2つの裁判所が4月、「無罪」と「有罪」のまったく逆の判断を下した。こんな混乱が起きたのは、イマームさんを非難する弁護士が複数の裁判所に同じ内容の告訴をしていたため。その戦術はさながら、表現の自由に対する“訴訟テロ”の様相を呈している。(カイロ 大内清)

 100本以上の映画やドラマに出演し、アラブ世界全体で高い人気を誇るイマームさん。ナンセンスなドタバタ喜劇だけでなく、社会派映画にも多数の主演作があり、「アラブのチャプリン」の異名もとる俳優だ。

 そんなイマームさんや仕事仲間のシナリオライターらに対し昨年、イスラム教の原点回帰を唱えるサラフ主義者の弁護士が、イスラム過激派を題材にした映画でイスラム教の伝統を冒涜したと告訴。カイロの裁判所は今年2月、一審判決で懲役3月と100エジプト・ポンド(約1300円)を判決を言い渡した。

 ところがその後、実はこの弁護士が、カイロ市内の別の裁判所にも同じ内容の訴えを起こしていたことが判明。こちらでは、「平和的に意見表明している人間が罰せられるいわれはない」と表現の自由が尊重され、無罪が言い渡された。

 同時期に行われた今回の控訴審では、両裁判所がそれぞれの一審判決を支持、判断が真っ二つに分かれる結果となった。

 なぜ、こんなことが起きるのか。

 イマームさんの事件の経緯に詳しい法律専門家ハーリド・バダウィ氏によると、同国の司法制度では、告訴人、告訴内容、被告人がまったく同じであっても、裁判所が違えば別々の事案として扱われる。告訴したサラフ主義弁護士は、告訴が受け入れられなかった場合の“保険”をかけていた、というわけだ。

 裁判官の中にはイスラム勢力に同情的な判決を連発することで知られる者もいるため、そのような裁判官がいる裁判所を狙い撃ちして告訴している可能性もある。

 こうしたことから、バダウィ氏は「この弁護士はあちこちで同じ訴えを起こしている可能性がある。(被告の)イマームさんも、何カ所で訴えられているか分からないのではないか」と語る。

 実際、イマームさんは有罪判決後の汎アラブ紙アッシャルクルアウサトのインタビューで、「欠席裁判で判決が言い渡されたことに驚いた。誰だか知らないが、こんな訴えを起こす人間は宗教の何たるかを理解していない!」と憤りをあらわにした。

 一連の裁判でイマームさんが標的となったのは、有名であるがゆえにアナウンス効果が高いと判断されたためだとみられるが、こうした乱暴な訴訟戦術が拡大すれば、質の高い映画やドラマ、小説を送り出してきた同国の表現の自由を脅かす可能性もある。

 あるエジプト人記者は「知らないうちに宗教の名の下に訴えられるようなことが続けば、誰もが怖がって萎縮してしまう」と懸念を示す。

 国民的スターを襲った災難。インターネット上では「アーデル・イマームはその演技で私たちを感動させたり笑わせたりしてくれる。裁判所はその彼に対する判決で私たちを泣かせようとしている」などと、イマームさんを応援するメッセージが目立っている。

4216チバQ:2012/05/06(日) 14:20:50
>>4205-4206
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120505-00000052-mai-int
<仏大統領選>オランド氏優勢 社会党大統領の可能性
毎日新聞 5月5日(土)20時24分配信

 【パリ篠田航一、宮川裕章】フランス大統領選は6日、右派・国民運動連合の現職、ニコラ・サルコジ大統領(57)と左派・社会党のフランソワ・オランド前党第1書記(57)による決選投票が実施される。世論調査ではオランド氏が優勢を保ち、フランソワ・ミッテラン元大統領以来、17年ぶり2人目の社会党大統領となる可能性が高まっている。

 4月22日の第1回投票ではオランド氏が得票率28.6%で首位、サルコジ氏が27.2%。5月3日以降の支持率世論調査ではオランド氏が4〜7ポイント差でリードしている。

 欧州債務危機で緊縮財政路線を強いられてきたサルコジ氏は4日、「(放漫財政の末に危機に陥った)ギリシャやスペインのようになりたいのか」とテレビで述べ、成長・雇用のための財政出動を視野に入れるオランド氏を批判した。対決する2人は財政政策だけでなく、同年齢ながら、対照的な人生を歩んできた。

 オランド氏は北部ルーアン出身。医師の父と社会福祉士の母の間に生まれ、国内最難関エリート校の国立行政学院(ENA)を卒業後、会計検査院の検査官になる。81年のミッテラン政権誕生後、中南部コレーズ県を拠点に政治活動を始め、88年に国民議会(下院)選に当選した後は持ち前の調整力を武器に党内の信頼を得ていく。

 20年以上の付き合いというコレーズ県チュルのカフェ「ルサントラル」支配人ジャン・プーミエさん(85)は「よく2人で飲むが、ひたすらチョコやケーキを食べながら町の景気を聞いてくる。政治家には珍しく自分の話はしないし、怒らず威張らない」と評する。選挙期間中は甘い物を断って10キロやせたが、決選投票の6日はこの店でランチを予約し、イチゴケーキを注文しているという。

 これに対して、サルコジ氏はハンガリー貴族出身の移民2世としてパリに生まれたが、幼少期に両親が離婚。パリ政治学院に入学後は花を売ったり、庭師をしながら勉学を続けたが、苦手の英語がネックで落第、中退した。だが猛勉強の末、弁護士資格を取得し、シラク前大統領に見いだされ政界入り。93年、パリ西郊ヌイイ市長時代に起きた幼稚園立てこもり事件で武装容疑者の説得にあたり、子供たちを救出したことで一躍、「果断な男」との評価を得た。

 自宅にも仕事を持ち込む猛烈ぶりで、妻で歌手のカーラ・ブルーニさん(44)は「ピザ片手に自室にこもり、パソコンや書類に向かっている。家族での食事もほとんどなく、時には1日20時間以上仕事することもある」と仏誌に語る。内部告発サイト「ウィキリークス」が暴露した米外交公電によると、サルコジ氏を間近で見た米外交官は「頭の回転が速いが、怒りっぽくせっかち」と評した。

 パートナーも対照的だ。サルコジ氏は前夫人と別れた後、スーパーモデル出身のブルーニさんとの派手なロマンスが話題をさらった。オランド氏は、07年大統領選でサルコジ氏に敗れたセゴレーヌ・ロワイヤル元家庭・児童担当相と別れ、パリマッチ誌の政治記者バレリー・トリルベレールさん(47)と暮らす。トリルベレールさんは目立つのを嫌い、自身の写真が新聞の1面に載った時は「ショックだ」と語ったという。

4217チバQ:2012/05/06(日) 14:21:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120506-00000086-san-int
仏大統領選 原発論議は沸かぬまま、債務危機深刻化に関心薄まる
産経新聞 5月6日(日)7時55分配信

 【パリ=宮下日出男】フランス大統領選は6日、決選投票が行われる。即日開票され、同日深夜(日本時間7日朝)にも大勢が判明する。今回の大統領選では社会党候補、オランド前第1書記が電力の原子力発電依存率を大幅に引き下げることを公約に掲げ、米国に次ぐ世界第2位の原発大国のあり方が争点になるとみられていた。だが、債務危機対応や雇用問題が喫緊の課題として浮上する中、原発に関する論議は低調に終わった。

 フランスは原発58基を持ち、電力の75%を原子力発電が占める。オランド氏は昨年11月、「脱原発」を掲げる環境派政党、ヨーロッパエコロジー・緑の党(EELV)と2025年までにこれを50%まで引き下げ、原発24基を段階的に閉鎖することで合意した。

 フランスでは福島第1原発事故や、昨年9月に南部マルクールの原子力関連施設で死者1人を出した爆発事故を受け、原子力の安全性への懸念が高まり、EELVから大統領選に出馬したジョリ氏の支持が上昇したこともあった。だが、債務危機の深刻化で有権者の関心は雇用問題に向き、ジョリ氏の第1回投票の得票率も約2%に低迷した。

 サルコジ大統領とオランド氏による2日のテレビ討論でも原発は議題に上ったが、約3時間の討論のうち原発に割かれたのは15分程度。議論は深まらなかった。原発は雇用を支える基幹産業であり、オランド陣営も雇用重視の立場から踏み込めなかった側面もある。

 国家の独立を守る手段として、核抑止力を国防の要とするフランスにとり、原発はエネルギー面での独立を確保する根幹。「減原発」を掲げるオランド氏も、原発が主要なエネルギー源であり続けるとの認識は示しており、「脱原発」とは明確に一線を画している。

4218チバQ:2012/05/06(日) 14:21:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120504-00000065-mai-int
<仏大統領選>「主要政党に絶望」カギ握る極右首位の村
毎日新聞 5月4日(金)22時38分配信


拡大写真
行き詰まる政治に抗議する意味を込め、マリーヌ・ルペン氏に投票した酪農家のドゥニ・ブルギニョンさん=仏北西部サンクリストフルジャジョレで2012年4月27日、宮川裕章撮影

 右派・国民運動連合のニコラ・サルコジ大統領(57)と左派・社会党のフランソワ・オランド前第1書記(57)が対決するフランス大統領選の決選投票(6日)で極右・国民戦線の動きが注目されている。マリーヌ・ルペン党首(43)は「白票を投じる」と支持者に事実上、自由投票を促した。4月22日の第1回投票でルペン氏が首位だった仏北西部の村を歩いて聞こえてきたのは、経済行き詰まりへの不満と、主要政党への抗議の声だった。【サンクリストフルジャジョレ(仏北西部)で宮川裕章】

 「サルコジ大統領の5年間で金持ちは豊かになった。だが、ガソリン代は上がり、自分らの給料は下がった」。中世の面影を残す仏北西部サンクリストフルジャジョレ村。第1回投票でルペン氏を支持したトラック運転手のカルロスさん(59)が語る。人口256人の村は産業がなく、住民の大半は約10キロ離れた地方都市アルジャンタンに車で通勤する。

 この村では、過去2回の大統領選で国民戦線候補の得票率は10%前後だったが、今回、ルペン氏は29.79%を記録。サルコジ氏の25%、オランド氏の24.47%を上回り、首位に立った。「予期しない結果で、投票日の夜は眠れなかった」。そう語るミシェル・ルラ村長(61)は地元紙に「投票結果は驚きであり、残念で、恥ずかしい」との手記を載せた。

 地中海料理販売業のアブデロアアブ・ブクリエさん(50)はモロッコ出身。「村に2人」という移民系フランス人の一人だ。国民戦線には移民排斥のイメージがつきまとうが、「村には移民問題も治安の不安もない。ルペン氏への票は外国人を排斥する感情ゆえのはずはない」と語る。

 サンクリストフルジャジョレ村を管轄するバスノルマンディー州オルヌ県では505市町村中52市町村で国民戦線が首位に立った。州議会議長のロラン・ボベ氏(59)は「『自分たちは見捨てられた』との住民感情の反映だ」と指摘する。オルヌ県の主要都市アルジャンタンでは工場閉鎖が相次ぎ、近くのトルン村は無医村だ。「公共サービス・医療体制の不備、産業空洞化で住民が絶望している」という。

 第1回投票でルペン氏に投票した農家のドゥニ・ブルギニョンさん(55)は「地元経済の状況や行政サービスの不足よりも、政治への絶望が大きい」と語る。07年の前回大統領選ではサルコジ氏に投票した。「公約を守れなかったサルコジ氏への怒りはある。一方、オランド氏が公約に掲げる大規模雇用は赤字財政下で実現できると思えない」

 ブルギニョンさんは、ルペン氏に集まった票について「信用できなくなった2大政党と政治への抗議の票だ」と解説する。現状への異議申し立ての色彩が濃いルペン票は決選投票でオランド氏とサルコジ氏のどちらに向かうのか。その動向が2候補の勝敗を左右することになりそうだ。

4219チバQ:2012/05/06(日) 14:28:35
>>4180
オランド29%
サルコジ27%
ルペン 国民戦線        18% →支持なし
メランション 急進左派・左翼党 11% →オランド支持
バイル 中道・民主運動     9%  →オランド支持
ジョリ 緑の党・欧州エコロジー 2%  →オランド支持

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012050502000097.html
仏大統領選 中道票もオランド氏
2012年5月5日 朝刊

 【パリ=野村悦芳】フランス大統領選は、現職の保守・国民運動連合、サルコジ氏(57)と社会党、オランド氏(57)による決選投票が六日、実施される。第一回投票で五位(得票率約9%)だった中道・民主運動のバイル議長(60)が三日、オランド氏への投票を表明。選挙戦最終盤で、劣勢のサルコジ氏はいっそう窮地に立たされた。

 バイル氏は記者会見で、反移民など右傾化戦術を強めてきたサルコジ氏を批判し「極右層の支持を追い求めてきた。私たちの価値観に合わない」と発言。支持者に「自由投票」を呼び掛けたが、自らはオランド氏支持を明言したため、議長支持票の多くはオランド氏に流れるとみられる。

 民主運動は前身の仏民主連合時代から保守に近く、トップによる左派支持表明はきわめて異例。中道票を期待するサルコジ氏には打撃となった。第一回投票で三位の極右・国民戦線、ルペン氏(43)は白票、四位の左派戦線、メランション氏(60)はオランド氏支持を明らかにしている。

 一方、二日に行われたテレビ討論では、サルコジ、オランド両氏が、白熱した論争を繰り広げた。サルコジ氏の劣勢挽回の数少ない機会だったが、討論後の世論調査によると、オランド氏の議論の方が上だったとする回答が42%で、サルコジ氏の34%を上回った。世論調査各社の選挙戦最後の支持率調査ではオランド氏が5〜7ポイントのリードを保っている。

4220チバQ:2012/05/06(日) 14:32:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120504/erp12050417180010-n1.htm
オランド氏、強気姿勢強める 「ソフト」イメージ払拭も あす決選投票 
2012.5.4 17:16 (1/2ページ)

パリ近郊にあるスタジオでのテレビ討論の後、支持者に手を振るフランスのオランド前社会党第1書記=2日(ロイター)
 【パリ=宮下日出男】フランス大統領選の決選投票が6日に迫り、右派与党の現職、サルコジ大統領に対し、世論調査で優位を保つオランド氏の強気の姿勢が目立ってきた。最終決戦前の最大の山場となったテレビ討論では自ら「共和国大統領」と称し、激しい応酬は「ソフト」な従来のイメージを払拭したとも評される。決選投票のカギをにぎる極右・国民戦線(FN)とも一線を画した。

 「まだ(投票態度を)決断できない人は多いが、討論で納得してもらえると願う」。オランド氏は3日、南部トゥールーズでの集会でこう語り、2日夜の討論の成果に自信を示した。6日には「希望の瞬間が欧州全体で感じられるだろう」とも表明し、勝利への自信もみせた。

 テレビ討論では、サルコジ、オランド両氏が債務危機対応や雇用政策などの幅広い課題で激しい議論を交わした。3日公表の世論調査会社LH2の調査では、「説得力があった」との回答はオランド氏が45%で、サルコジ氏(41%)を上回った。

 オランド氏は討論で「あなたはいつでも自分のミスだと言わない」などと厳しい口調で、債務危機対応などでのサルコジ氏の「失政」を追及。サルコジ氏が示す経済統計には逐一、「間違いだ」とかみつくなど、従来の「温和」な印象と異なる攻撃的な姿勢を見せた。仏専門家は「ソフトで曖昧という弱点が克服された」とも指摘する。

 オランド氏は「私、共和国大統領は閣僚の倫理基準をつくる」などと、すでに大統領になったかのような表現を計15回使用。大統領になることを「可能性(の問題)でなく、確信しているかのよう」(仏紙ルモンド)にも振る舞った。

 オランド氏は4月22日の第1回投票でサルコジ氏を上回り、首位となったものの、決選投票では過去最高の得票率を記録したFNのルペン党首の支持者の動向が重要とされている。

 だが、3日の集会では2002年の大統領選でルペン氏の父に敗れたジョスパン元首相も加わり、オランド氏は「悲惨な記憶を一掃したい」と強調。第1回投票直後はルペン氏支持層に配慮する発言もあったが、最近は「へつらうことはしない」と述べ、FNとは明確に一線を引いている。

 左派の支持を固め、ルペン氏もサルコジ氏支持に回らなかったことが、オランド氏の自信の背景にあるとみられる。3日には中道・民主運動のバイル議長もオランド氏支持を表明した。

4221チバQ:2012/05/06(日) 14:33:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120426/erp12042622180006-n1.htm
「ルペン票」間合いに苦慮 サルコジ氏、極右政党との協力否定に躍起
2012.4.26 22:17 (1/2ページ)
 【パリ=宮下日出男】5月6日のフランス大統領選決選投票に向け、第1回投票で過去最高の得票率を記録した極右・国民戦線(FN)支持者の取り込みをめぐり、サルコジ大統領と最大野党の社会党候補、オランド前第1書記の駆け引きが活発化している。ただ、極右政党への露骨なすり寄りは他の支持層の離反を招く恐れがある。両候補はFNとの間合いをとるのに苦慮しそうだ。

 第1回投票では28・6%を獲得したオランド氏が首位で、27・2%のサルコジ氏が2位。両氏で争われる決選投票では、17・9%で3位につけたFNのルペン党首の支持者の動向がカギをにぎるとされている。

 サルコジ氏は25日、仏ラジオで「FNとの取引はなく、入閣することもない」と、再選した場合のFNと協力の可能性を否定するのに躍起となった。

 24日、サルコジ氏はルペン氏にも立候補の権利があり、その結果は「非難されるべきではない」「共和国(の精神)と矛盾しない」と発言。これが国内外に衝撃を与えたルペン氏の躍進を容認するかのように受け止められ、連携の疑念を生んだ。オランド氏も「(支持者だけでなく)極右のリーダーにもこびるのは行き過ぎだ」と批判した。

 だが、オランド氏も24日にはルペン氏が第1回投票で2位の得票率を得た工業地域を視察。25日はテレビで「労働者は将来の雇用に戸惑っていた。私はその怒りに耳を傾けた」と述べ、ルペン氏の支持者を取り込む動きをみせている。

 今回の選挙では低所得者など従来の左派支持層の一部がルペン氏支持に流れたとされる。オランド氏も仏紙に対し、「ルペン票」の多くが本来は左派支持者だと語っており、決選投票での取り込みを加速させる。

 こうした動きは一方で左派に警戒心を生んでいる。決選投票でオランド氏の支持に回った左派戦線のメランション氏は「(オランド氏は)われわれなしでサルコジ氏を負かすことができないはずだ」と述べ、極右支持層への過度の傾斜が左派層の離反を招くと警告した。

4222チバQ:2012/05/06(日) 14:37:58
>>3918>>3920>>3923-3924
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120506/k10014915251000.html
イラン ハメネイ師派が議会選挙圧勝
5月6日 11時17分イランでは、議会選挙の決選投票で最高指導者のハメネイ師を後ろ盾とする強硬な勢力が圧勝し、ハメネイ師との確執が伝えられるアフマディネジャド大統領は、さらに厳しい政権運営を迫られることになりそうです。

イランではことし3月に議会選挙が行われ、290の議席のうち65議席が必要な得票数に達しなかったため、今月4日、決選投票が行われました。
今回の議会選挙は、当局の厳しい取締りで改革派の多くが選挙に参加せず保守派どうしの争いとなり、複数の地元メディアによりますと、5日の開票の結果、最高指導者のハメネイ師を後ろ盾とする強硬な勢力が7割以上の議席を得て圧勝しました。一方、ハメネイ師との確執が伝えられるアフマディネジャド大統領の支持派は議席を大幅に減らしました。
アフマディネジャド大統領の政敵であるラリジャニ国会議長は「選挙は大成功を収めた」と選挙結果をたたえました。
イランでは来年6月に大統領選挙が行われる予定で、任期が切れるアフマディネジャド大統領は、自身に近い人物を後任に擁立したい意向と見られていますが、大統領は残りの任期の間、より厳しい政権運営を迫られることになりそうです。

4223チバQ:2012/05/06(日) 14:40:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120506/erp12050600370000-n1.htm
7日にプーチン大統領復帰 メドベージェフ氏、失望招いた「改革」路線 首相就任も政治生命は不明
2012.5.6 00:34 (1/2ページ)

ロシア新大統領に返り咲いたプーチン氏(AP)
 【モスクワ=佐々木正明、遠藤良介】3月のロシア大統領選で当選した最高実力者、プーチン首相(59)の大統領就任式が7日に行われるのに伴い、プーチン氏と「双頭政権」を組んできたメドベージェフ現大統領(46)が1期4年限りで退任する。メドベージェフ氏は政権内のリベラル派として改革路線を打ち出したものの、多くはかけ声倒れに終わり国民の失望を招いた。同氏は次期政権の首相職を約束されているが、その政治生命には疑問符も付けられている。

 メドベージェフ氏は米アップル社のタブレット型情報端末「iPad(アイパッド)」を愛用する“電脳型”だ。2008年の前回大統領選でプーチン氏は、憲法の連続3選禁止規定に従って若いメドベージェフ氏を後継指名し、自らは首相に退いた。

 旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身のプーチン氏がメドベージェフ氏を後継に選んだのは、まずは退任後に自らが脅かされることがないと考えたためだ。さらには「双頭政権」の体裁をとることで、リベラル志向の強い都市部住民や若年層に政権の支持基盤を固める戦略もあった。

 実際、メドベージェフ氏は在任中、汚職との戦いや経済「近代化」、中央集権の是正や司法の独立など改革路線を宣言。政治・経済の国家統制による「安定」を重視したプーチン氏の前回大統領期(00〜08年)との違いをアピールした。

 だが、政権内のシロビキ(治安・特務機関の出身者など武闘派)による抵抗を前に目立った業績は残せなかった。地下資源に依存する後進的な経済構造は改まらず、過去2年間の経済成長率は年4%台と主要新興国の中で出遅れたまま。汚職対策もメドベージェフ氏自身が「成果はささやかだ」と認めている。

 それでも残っていたメドベージェフ氏への期待を打ち砕いたのが昨年9月、プーチン氏と役職を交代する“たすきがけ人事”を発表したことだ。「メドベージェフがプーチンの弟分にすぎず、期待は幻想だった」(観測筋)とメドベージェフ氏の支持層は感じ、これが昨年12月以降のモスクワで相次いだ大規模な反政権デモにつながった。

 8日にも首相に就任する見通しのメドベージェフ氏には、年金や医療・福祉の改革など難しい政治課題が立ちはだかる。同氏が早い時期に、スケープゴートとして“お払い箱”になる可能性を指摘する見方も出ている。

4224チバQ:2012/05/06(日) 14:46:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120504/erp12050417070009-n1.htm
「中間試験」の英統一地方選 連立政権側が地滑り的大敗
2012.5.5 00:33
【ロンドン=木村正人】2010年5月に英国で第二次大戦後初めて誕生した保守・自民連立政権の「中間試験」となる統一地方選の投開票が3日、行われた。4日午後5時(日本時間、5日午前1時)までの開票の結果、最大野党・労働党が760以上議席を増やし、連立政権側は地滑り的大敗を喫した。キャメロン首相率いる保守党は温めて販売するパイに付加価値税(日本の消費税に相当)を課す予算案を3月に発表してから人気が急落、党内からキャメロン降ろしの声が出てきそうだ。

 3年後に予定される次期総選挙を占う今回の統一地方選はイングランド、スコットランド、ウェールズ3地方の計181議会選とロンドンなど3市長選、ロンドン市議会選が行われた。

 英BBC放送によると、イングランド地方での保守党の得票率は2008年の統一地方選より9ポイント減の31%。労働党は17ポイント増の39%、自由民主(自民)党は8ポイント減の16%だった。4日午後5時までの時点で、労働党は769議席増の1992議席、保守党は396議席減の984議席、自民党は303議席減の392議席。

 予算案の発表後、キャメロン政権では英衛星放送会社の完全子会社化を目指す米ニューズ・コーポレーションとの癒着疑惑、イスラム過激派の強制送還をめぐる不手際などが相次ぎ、政権誕生以来、最大の危機に直面している。

 「五輪の顔」を選ぶロンドン市長選は政党より候補者を選ぶ要素が強く、保守党のボリス・ジョンソン現市長の優勢が伝えられる。今後、キャメロン首相との間で熾(し)烈(れつ)な党首ポスト争いが繰り広げられそうだ。


http://jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012050400404
連立与党が惨敗=増税に批判票−英地方選
 【ロンドン時事】英国の181の地方自治体で3日、選挙が行われ、4日までの開票の結果、国政で連立与党となっている保守党と自民党が惨敗した。増税や歳出カットなどキャメロン政権の政策に批判が集中したとみられる。
 BBC放送によると、保守党はキャメロン首相(党首)の選挙区でも議席を失うなど約400議席を減らした。自民党は250以上の議席減となり、1988年の結党以来保有議席が最低に落ち込んだ。これに対して国政で野党第1党の労働党は、700を大きく超える議席増を記録した。投票率は推定32%だった。(2012/05/05-00:24)

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4225チバQ:2012/05/06(日) 14:47:52
http://www.asahi.com/international/update/0505/TKY201205050193.html
英地方選で与党2党惨敗 緊縮策に批判、政権運営困難も関連トピックス総選挙オリンピック
 英国で3日、181地方議会選の投票があり、国政与党の保守党と自由民主党が惨敗した。キャメロン政権の緊縮策に批判が集まったとみられる。ロンドン市長選では、保守党の現職ボリス・ジョンソン氏(47)が勝ち、保守党は夏の五輪開催都市の顔は死守した。

 ジョンソン氏はボサボサの金髪頭と過激な発言で知られ、「次の保守党党首」と目される。逆風を党派を超えた人気ではね返した。

 英BBCによると、議会選では国政で野党第1党の労働党が全国で推定38%を得票し、計2158議席を獲得。保守党は31%、計1005議席にとどまった。自民党は16%、計431議席だった。労働党は英中部リバプール、サルフォード両市の市長選でも勝った。

 2010年5月に発足した保守、自民両党の連立政権は財政赤字の削減を最大の課題とし、消費増税や福祉手当の削減をしてきた。当初は幅広い支持を集めたが、国民に歳出削減の痛みが広がり、景気後退や閣僚のスキャンダルが最近相次いで判明したことも響いたとみられる。次の総選挙までは3年あるが、政権運営は厳しさを増しそうだ。

 保守党党首のキャメロン首相は「これからも困難な決断を下す」と緊縮策を続ける方針を強調。労働党のミリバンド党首は「労働党は全国で人々のそばに戻ってきた」と勝利宣言した。(ロンドン=伊東和貴)

4226チバQ:2012/05/06(日) 14:48:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120505/erp12050520480008-n1.htm
ボサボサ頭と自転車通勤 ロンドン五輪の「顔」 再選されたボリス市長
2012.5.5 20:47

ボリス・ジョンソン氏(AP)
 【ロンドン=木村正人】3日投票のロンドン市長選で現職の保守党ボリス・ジョンソン氏(47)が4日、返り咲きを狙った労働党のケン・リビングストン氏(66)を破り、再選された。任期は2016年までの4年間。英統一地方選で保守党が大敗を喫する中、金髪のボサボサ頭と自転車通勤がトレード・マークの“ボリス人気”の根強さを改めて印象づけた。

 最終的な得票率はジョンソン氏51.5%、リビングストン氏48.5%。統一地方選で最大野党・労働党は823議席増と大勝利を収めたのに対し、保守党は405議席減、連立相手の自由民主党は336減。

 「首相は(名門私立校)イートンでもオックスフォード大でも僕の2年後輩だった」。ジョンソン氏は周囲に保守党党首のキャメロン首相への対抗意識をあらわにしている。ロンドン五輪の「顔」としての大役を務めた後、15年に予定される次期総選挙で下院議員に転身、党首ポストを狙うとの見方がもっぱらだ。

 デーリー・テレグラフ紙の記者時代、欧州連合(EU)について「ブリュッセルにバベルの塔が築かれている」と皮肉るなど、欧州懐疑派として鳴らした。それだけに、キャメロン首相と距離を置き始めた党内右派の支持も集まりそうだ。

 記者の質問にジョークを交えて答えるなど「愛されるキャラクター」を演出、周囲には笑い声が絶えない。英紙タイムズの見習い記者時代、退屈な記事を面白くするため談話を作って解雇された後、デーリー・テレグラフ紙に拾われるなど、打たれ強いのも特徴だ。

 市長時代に渋滞税を導入したリビングストン氏に比べて、ジョンソン氏は「ボリス・バイク」と呼ばれる公共自転車を普及させるなど政策面は非常に手堅い。

4227チバQ:2012/05/06(日) 14:49:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120503/erp12050300320000-n1.htm
暴動の発火点の街、傷痕癒えないまま3日にロンドン市長選
2012.5.3 00:24 (1/2ページ)

90歳になってもハサミさばきは健在というアラン・バイバーさん。昨夏の暴動では理髪店の店内を破壊された(木村正人撮影)
 【ロンドン=木村正人】昨年8月、暴動や略奪が吹き荒れたロンドンで3日、市長選が行われる。保守党のボリス・ジョンソン市長(47)と返り咲きを狙う労働党のケン・リビングストン候補(66)による事実上の一騎打ち。2人とも街頭警官増強などの方針を打ち出すが、暴動の発火点となったトッテナムの商店街には客足が戻らず、住民は悲鳴を上げている。

 アラン・バイバーさん(90)はトッテナムで41年間、経営していた理髪店が昨夏の暴動で破壊され、すべてが奪われた。自身は不在のため無事だった。

 手元には約70年間、持ち歩いている理髪用ハサミや手動バリカンの道具一式が残った。サッカーのイングランド代表、ピーター・クラウチ選手も常連客の一人だった。

 第二次世界大戦中、陸軍にいたバイバーさんはロンドンでナチス・ドイツの空爆に応戦。米赤十字の熱心な支援者で訪英したエレノア・ルーズベルト米大統領夫人(当時)から激励されたこともある。

 「あのころはみんなが助け合っていたのに、すっかり世の中は変わってしまった。暴動は戦争よりひどい体験だった」。バイバーさんはしんみりと語った。

 激励の寄付が3万ポンド(約390万円)集まり、2カ月後に理髪店を再開した。「客足は戻らないね。私は90歳になっても働いている。暴動を起こしたやつらときたら、働きもせず生活保護を受けている連中さ」とため息をつく。

 中近東の焼き肉料理、ケバブの店を経営するトルコ系移民、アリ・アバジさん(35)は区役所と協力し「アイ・ラブ・トッテナム」と書かれた旗やハンドバッグを配布した。「町を壊したのは外から来た便乗犯だ。市長には閉まったままの郵便局やジムを早く再開してほしい」と訴える。

 ジョンソン市長は暴動発生時、夏季休暇中で対応が遅れたと批判されたが、他の被害現場に清掃のためブラシ持参で現れて人気を回復し、2月以降の世論調査ではリビングストン候補を常にリード。緊縮財政を進める保守党に逆風が吹く中、再選を果たせば同党党首のキャメロン首相を脅かす存在になるのは必至だ。

 ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのパトリック・ダンリビー教授は、ジョンソン市長の業績をめぐり、「社会格差は一向に縮まっておらず、暴動とは別の形で再び問題が噴出するだろう」と指摘した。

4228チバQ:2012/05/06(日) 14:56:01
>>4071-4072
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120506/erp12050614350004-n1.htm
セルビア大統領選 親欧米派と民族派で決選か
2012.5.6 14:35
 セルビアで6日、大統領選挙の投票が始まった。4月に大統領を辞任した親欧米のタディッチ氏と、野党の民族派、セルビア進歩党のニコリッチ党首の事実上の一騎打ち。世論調査によると、タディッチ氏が小差で優勢だが、当選に必要な過半数の得票には届かないとみられ、両氏は20日の決選投票に進む見通しだ。

 議会(定数250)選挙も同時に実施。セルビア進歩党が支持率で首位に立ち、タディッチ氏の民主党が追うが、両党とも単独での過半数獲得は困難な情勢で、他党との連立交渉が焦点となる。

 両選挙の投票は6日午後8時(日本時間7日午前3時)に締め切られ即日開票する。大勢判明は6日深夜の見通し。(共同)

4229チバQ:2012/05/06(日) 14:56:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120505-00000049-mai-int
<コソボ>少数派のセルビア人 独自地方選強行の構え
毎日新聞 5月5日(土)20時14分配信


コソボ北部ズビンポトクの入り口で通行者を確認するセルビア人「自警団」の若者たち。コソボ当局からの訴追を避けるため、匿名で取材に応じた=2012年5月3日撮影

 コソボに暮らす少数派のセルビア人が6日、結びつきの強い隣国セルビアの選挙に合わせ、コソボ北部で独自に地方選を強行する構えを見せ、緊張が高まっている。アルバニア人主体のコソボ政府は投票阻止を警告。セルビア政府も中止を命じ、国際治安部隊も増派された。セルビアとコソボが欧州連合(EU)加盟を視野に接近する中、取り残された形のコソボのセルビア人はセルビア本国への失望感を深めている。【ミトロビツァ(コソボ北部)で樋口直樹】

 「ここはセルビアだ」−−。コソボ北部の主要都市ミトロビツァから北西へ車で約30分。地方選が行われるズビンポトクに向かう山道にはセルビア国旗が掲げられ、巨大な看板が立つ。北大西洋条約機構(NATO)が指揮する国際治安部隊の検問所を通り抜けると、丸太と鉄パイプのバリケードが現れた。

 脇の小屋から屈強な男たちが目を光らせる。「STOP NATO」の横断幕が目を引く。昨年7月、コソボ警察部隊の進入に激怒したセルビア人はバリケードで道路を封鎖し、国際部隊と衝突。以来、両者のにらみ合いが続いている。

 「NATOがアルバニア人(コソボ政府)の味方なのは明らかだ」。農業を営む男性(26)が爆音をとどろかせる軍用ヘリをにらみ上げた。NATO軍は99年のセルビア空爆でコソボ紛争を終わらせ、セルビアからのコソボ独立を事実上後押しした。セルビア人の恨みは深い。

 怒りの矛先は地方選中止を命じたセルビア本国にも向かう。男性は「(セルビアの)EU加盟のために犠牲になれというのか。これはセルビア人が故国(コソボ)で生き残るための戦いだ。アルバニア人はここに入れない」と声を震わせた。ズビンポトクのジュロビッチ副市長は「セルビアの法に従って、あくまでも地方選を行う」と強気だ。

 セルビア人当局によると、コソボ北部の住民はセルビア人約7万5000人、アルバニア人約5000人。6日にはセルビアで大統領選、議会選などが実施され、コソボでも「在外投票」が行われる。

4230チバQ:2012/05/06(日) 15:01:36
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120503-OYT1T00771.htm
米・アフガン協定に対抗、タリバンが攻勢宣言


 【イスラマバード=横堀裕也】米国とアフガニスタン両政府が2日、「戦略的パートナーシップ協定」に調印したことを受け、これまで駐留外国軍撤収を求めて戦ってきた旧支配勢力タリバンの反発は必至だ。


 タリバンは同日、声明で「3日から春の軍事作戦を開始する」と宣言した。タリバンは例年、厳冬期は攻撃を控え、春先に攻勢を強める傾向にある。

 昨年も同様の声明を発表しているが、報道官は読売新聞に対し、「米アフガン両政府の協定締結を受けた措置だ」と言明。協定締結に対抗する意思を示した宣言であると強調した。

(2012年5月3日21時56分 読売新聞)


http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120502-OYT1T01039.htm
アフガン首都で自爆テロや銃撃戦、7人死亡


 【イスラマバード=横堀裕也】アフガニスタンの首都カブールで2日、外国人が多く利用する宿泊施設が武装勢力に襲撃され、内務省によると、入り口付近での自爆テロや銃撃戦で警備員ら計7人が死亡、17人が負傷した。


 襲撃は、オバマ米大統領がカブールへの電撃訪問を終えた数時間後だった。タリバン報道官は本紙に対し、「オバマと、我が国を米国に売ろうとする(アフガン大統領の)カルザイへの抗戦だ」と述べ、米アフガン両政府が同日調印した「戦略的パートナーシップ協定」に反発して犯行に及んだことを明らかにした。

(2012年5月2日20時10分 読売新聞)

4231チバQ:2012/05/06(日) 15:11:48
http://www.asahi.com/international/update/0503/TKY201205030423.html
2012年5月3日23時49分
イスラエル総選挙、前倒しへ 右派主導政権維持の公算関連トピックスイラン総選挙
 イスラエルの与党リクードは2日、2013年秋の任期満了までに行われる総選挙を前倒し実施するため、国会を解散する法案を提出した。ハアレツ紙によると、主要野党と早期実施で合意しており、法案は来週にも可決される見通し。投開票日は9月4日を軸に調整されている。

 イスラエルの総選挙は完全比例代表制(定数120)で任期は4年。マアリブ紙の最新の世論調査は、リクードが31議席(現27議席)を獲得、野党の中道左派労働党が18議席(同8)に伸び、最大野党カディマは11議席(同28)に激減すると予測している。右派主導連立のネタニヤフ政権の維持に有利な状況だ。

 労働党など野党は、昨夏に大規模なデモに発展した生活格差問題を争点に選挙を戦う見通し。一方、与党側はイランの核など安全保障問題を前面に出すとみられている。(エルサレム=山尾有紀恵)

4232チバQ:2012/05/06(日) 15:19:58
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2875666/8884239
大統領選控えたエジプト、軍政終結求めるデモ隊を暴徒が襲撃
2012年05月03日 06:58 発信地:カイロ/エジプト

【5月3日 AFP】エジプトの首都カイロ(Cairo)の国防省付近で2日、軍政の終結を求めて泊まり込みをしていたデモ隊が、正体不明の暴徒に襲撃され20人が死亡した。

 エジプトの大統領選挙管理委員会により、大統領選への立候補が認められなかったスンニ派原理主義の一派サラフィスト系のハゼム・アブイスマイル(Hazem Abu Ismail)氏の支持者らが4月28日から泊まり込みを続けていた。

 当局によると、暴徒によるデモ隊襲撃は激しい衝突に発展し、双方が火炎瓶や石を投げ付けた。軍当局者はAFP通信に、衝突を鎮圧するため部隊が投入されたと話した。暴動を受け、大統領選の候補者4人は選挙運動を一時停止すると発表した。

 同国ではムバラク前政権崩壊後、初めての大統領選が5月23、24両日に行われる予定だが、政治的緊張が高まっている。暫定統治するエジプト軍最高評議会は、軍政終結を求めるデモを鎮静化するため、選挙の第1回投票で当選者が決まれば、6月末に予定していた民政移管を5月24日に前倒しする用意があると表明した。第1回投票で当選者が決まらなかった場合には、6月16、17日の両日に決選投票が行われる予定になっている。 (c)AFP

4233チバQ:2012/05/06(日) 15:21:27
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120503/mcb1205030502015-n1.htm
仏の失業“元凶”棚上げ 大統領選 労働規則改正議論進まず (1/3ページ)2012.5.3 05:0
 フランス大統領選挙の決選投票が近づくなか、選挙戦における最初で最後の討論会が2日夜行われた。現職のサルコジ大統領にとって、第1回投票で首位となった社会党のオランド前第1書記優位の流れを逆転させる最後のチャンスとなった。

 ◆過保護が生む悲劇

 世論調査によれば、オランド候補の支持率は6日の決選投票を前に53〜56%で推移し優勢が続く。サルコジ氏は欧州債務危機を受けて、候補者が債務と競争力に関する自らの立場を明確に対比させる必要があるとして、3回の討論開催を求めていたのに対し、オランド氏はフランスの選挙の標準的なスタイルの維持を求め、サルコジ氏の提案を拒否した。

 大統領選最大の争点の一つは雇用問題。だが実は、国内の雇用創出を妨げていると企業が口をそろえる労働規則の改正議論は進んでいない。

 デュポン・メディカルのピエリック・ハーン最高経営責任者(CEO)は昨年、雇用創出に努め一部の車いすと医療機器の生産をアジア工場からフランスに戻し、新たに20の職を設けた。しかしフランス工場ではこれ以上の生産拡大は行わない方針だ。追加生産はチュニジアやブルガリアなどで行うという。

 同CEOは「労働コストが主な問題ではない。硬直性が問題なのだ。雇用計画で失敗すれば、それを修正することができない」と述べた。

 フランスでは3200ページに及ぶ「労働法典」が職業分類から研修休暇、従業員解雇の権限に至るあらゆることを規定している。エコノミストは、規則の順守が難しいため雇用が最小限の水準にとどまっていると指摘。現在同国の失業者は労働人口の約10%に相当する290万人で、12年間で最も多い水準にある。過去10年では製造業雇用者の減少数が欧州で最も大きかった。

 ハーンCEOは「現在フランスにいる100人の従業員のうち10人が従業員代表者であり、彼らのために何も議論することがなくても週に1度会議を開かなければならない。また頻繁に行われる社会保障分担金の変更ごとにソフトウエアを更新し、人事担当者に研修を受けさせなければならない。従業員の解雇には莫大(ばくだい)なコストと手続きが必要になる」と話した。

 労働規則は、黒字経営の企業が容易に人員を削減できないようにするほか、従業員数50人以上の企業には労働者委員会の組織、昼食補助金の給付、年に1度の健康診断の実施を義務づけている。また企業が規則に違反した場合は、裁判所の判断で人員削減が遡(さかのぼ)って無効になる。違反によっては犯罪とみなされ、幹部に懲役刑が科せられる場合もある。

 ◆不明確な解雇基準

 規則によってゆがみも生じている。国立統計経済研究所(Insee)が発表した2011年12月のリポートによると、フランスには従業員数48人の企業が約1500社、49人の企業が1600社存在するが、50人の企業は660社、51人の企業は500社しか存在しない。経営者は既存の会社を拡大するよりも、新会社を設立して制約を回避する場合が多い。

 実際に法廷で争われているケースもある。ソフトウエアメーカーのビベオ・グループは10年2月に従業員180人のおよそ3分の1を削減する計画を立て、規則に基づき労働者協議会との交渉を開始。協議会が計画の評価に消極的であったため、同社は同年6月に自主退職者を募る案を提示した。

 これに対して協議会は計画撤回を求めて法的手段に訴えた。そして11年1月、同社の売り上げが18%増加する見通しであり、社の将来が人員削減にかかるものではないとの判断から、当初計画の撤回を命じる判決が言い渡された。

 労働問題専門の弁護士、デボラ・デービッド氏は「フランスで雇用が拡大しないのは、合法的に人員を削減する方法が明確になっていないからだ」と説明した。

 中小企業のロビー団体CGPMEの責任者ジャン・フランソワ・ルーボー氏は「フランスでは労働規則が雇用を損なっている。計画通りに進まない場合に解雇することができないので、企業は労働者を雇いたがらない」と話した。

 一方、労働者団体は規則そのものが問題ではないと考えている。高等労働研究所のディレクター、ベルナール・ビビエ氏は「規則が複雑であるのは、われわれの社会が複雑だからだ。規則が複雑になっていることは、社会の構造化と組織化が進んでいることを象徴する。自動車は40年前と比べると、はるかに複雑になっている。労働規則が複雑になってはならない理由など、どこにあるだろうか」と話した。(ブルームバーグ Gregory Viscusi、Mark Deen)

4234チバQ:2012/05/06(日) 16:44:29
http://mainichi.jp/select/news/20120505k0000m030096000c.html
イラン:シリア反体制派に接触 「アサド後」にらみ
毎日新聞 2012年05月04日 22時30分(最終更新 05月04日 22時30分)

 【テヘラン鵜塚健】混迷が続くシリア情勢を受け、イランの革命防衛隊が昨年末以降、シリア国内外の複数の反体制派組織と接触を図ったが、協力関係樹立などに向けた具体的交渉には入れなかったことが分かった。革命防衛隊の中堅幹部が毎日新聞の取材に答えた。イランはシリアの同盟国で、反体制派弾圧を続けるアサド政権を擁護しているが、裏では政権崩壊の可能性を踏まえ、「アサド後」に向けた代替案を模索していたことになる。

 革命防衛隊はイラン指導部に忠実な軍事組織で、国外で幅広い工作活動に関わっている。アサド政権を支援するため、シリア人の民兵養成にも協力しているとされる。

 中堅幹部によると、イラン政府は親アサドを前面に出す一方で、「現政権が倒れるのを極度に恐れている」という。昨年末から指導部の意向を受け、防衛隊関係者が水面下で反体制派に接近し始めた。トルコを拠点とする主要組織「シリア国民評議会」や離反兵士団体「自由シリア軍」をはじめ、シリア国内の反体制派組織に順次接触。アサド政権崩壊後に次期政権ができた場合のイランとの協力について要請したが、大半は全く交渉に応じず、唯一交渉に入れたシリア国内の小規模組織からも、理解を得られなかったという。

 一方、内部告発サイト「ウィキリークス」が2月末に公開した米民間情報会社「ストラトフォー」の内部情報によると、イランの最高指導者ハメネイ師とアフマディネジャド大統領はともに「アサド政権を存続させるのは不可能」と結論づけたとしている。ストラトフォーは、シリアで次期政権が親イランになる保証が得られれば、イラン政府がシリア国内のクーデターを支援する可能性があるとの見方を示している。

 イランにとってシリアは対イスラエル戦略上重要な同盟国。イランはシリア国内を通じ、イスラエルに対抗するレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラを軍事支援しているとされる。このため、安全保障上の観点からイランはアサド政権の行方を注視している。

4235とはずがたり:2012/05/07(月) 09:59:09

オランド氏支持者、深夜まで歓喜=「責任は私に」とサルコジ氏―仏大統領選
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120507-00000016-jij-int
時事通信 5月7日(月)5時49分配信

 【パリ時事】「変化が今始まる」。フランス大統領選挙で社会党のオランド前第1書記が勝利を決めた6日、パリ市内では支持者ら数万人がバスチーユ広場などに繰り出し、新大統領の誕生を歓喜とともに深夜まで祝った。
 オランド氏は仏南西部の地元チュールで勝利宣言。事実婚パートナーのバレリー・トリルベレールさんと陣営の会場に現れた。「長い間、多くの人々がこの瞬間を待っていた。勝利を可能にした皆さんに深く感謝する」とあいさつすると、詰め掛けた支持者らの握手攻めにあった。
 一方、再選を逃したサルコジ大統領は、パリ中心部の会場で「最善を尽くしたが、国民の過半数を説得できなかった。すべての責任は私にある」と敗北を認めた。

仏大統領にオランド氏=社会党から17年ぶり−サルコジ氏、再選ならず
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012050700022&amp;rel=y&amp;g=int

 【パリ時事】フランス大統領選挙は6日、決選投票が行われ、即日開票の結果、左派最大野党・社会党のフランソワ・オランド前第1書記(57)が初当選し、1995年に退任したミッテラン氏以来17年ぶりに社会党の大統領が誕生した。再選を目指した右派与党・国民運動連合(UMP)のニコラ・サルコジ大統領(57)は失業増や財政悪化、強引な政治手法を批判され、敗北した。現職仏大統領の再選失敗は81年のジスカールデスタン氏以来31年ぶり。
 仏内務省の集計によると、在外投票分を除く開票終了時点でオランド氏の得票率は51.67%に達し、サルコジ氏に3.34ポイント差をつけた。投票率は81.14%で、2007年の前回大統領選の83.97%を下回った。新大統領は15日までに正式に就任する。任期は5年。
 オランド氏は大勢判明後、地元の南西部チュールで演説し、「フランス国民は変革を選択し、私を大統領に選んだ」と勝利を宣言。「もはや緊縮策が唯一の選択肢ではあり得ないと欧州の多くの国が安堵(あんど)したはずだ」と述べた。
 オランド氏は選挙戦で、財政再建に当たって緊縮一辺倒でなく経済成長に配慮するよう主張。ユーロ圏第2の大国の政権交代により、欧州連合(EU)の財政・債務危機対策は見直しを迫られそうだ。外交や安全保障政策に大きな路線変更はないとみられるが、原発依存度の引き下げなどの政策修正も予想される。
 一方、サルコジ大統領はパリ市内の集会場で支持者らを前に敗北を認めた。また、「これからも皆さんと共にいるが、国との関わりはこれまでと違ってくる」と述べ、政治の第一線から身を引く考えを示した。(2012/05/07-09:09)

4236とはずがたり:2012/05/07(月) 10:43:10

連立与党が過半数も=緊縮反対の野党躍進―ギリシャ総選挙
時事通信 5月7日(月)4時12分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120507-00000014-jij-int

 【アテネ時事】6日投票のギリシャ総選挙(一院制、議会定数300)は即日開票され、内務省の推計によると、第1党の右派・新民主主義党(ND)が112議席、3位の左派・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)が43議席と予測され、連立与党が過半数を維持する可能性が出てきた。ただ、政府の議席獲得見通しは開票率約38%で試算されており、結果は予断を許さない。
 一方、同じ推計では、欧州連合(EU)などが求めた緊縮策に反対する野党・急進左派連合が第2党に躍進し、48議席を獲得すると予想されている。移民排斥を訴える極右「黄金の夜明け」も初の議席獲得が確実な情勢だ。

4237とはずがたり:2012/05/07(月) 17:26:10

ギリシャ総選挙、反緊縮派が躍進
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20120507-567-OYT1T00285.html
2012年5月7日(月)13:38

 【アテネ=末続哲也】ギリシャ総選挙(一院制、定数300)は6日、投開票が行われ、中間集計(開票率約98%)によると、ユーロ圏などによる支援を受けるためにギリシャが導入した財政緊縮策に反対する勢力が躍進。

 緊縮策を支持する連立与党の2大政党は、両党合わせた議席数で改選前の201から149前後に減り、過半数(151)を割る見通しとなってきた。今後、2大政党を軸に新連立が出来ても、緊縮策の中身の修正を迫られそうだ。

 連立与党のうち、中道右派の新民主主義党(ND、改選前議席数72)が108議席前後で第1党となった。これまで第1党だった中道左派、全ギリシャ社会主義運動(PASOK、同129)は41議席前後となり、一気に第3党に転落。反緊縮派では、急進左派連合(同11)が52議席前後で第2党になり、極右「黄金の夜明け」も21議席前後を獲得した。

4238とはずがたり:2012/05/07(月) 17:28:46

ギリシャ総選挙、連立与党過半数割れ 反緊縮左派が躍進
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/K2012050601640.html
2012年5月7日(月)13:42

 欧州の債務(借金)危機の発端ギリシャの総選挙が6日投開票され、大連立で財政再建を進めてきた2大政党が惨敗し、わずかながら過半数に届かないことが確実になった。緊縮策への国民の抵抗は強く、債務返済の拒否を訴えた左派政党が第2党に躍進した。

 20%を超える失業率や増税、不況の深刻化などで2大政党の退潮が際立った。今後、連立交渉が長引いたり、政局が混乱したりすれば、欧州危機の新たな火種となる可能性がある。

 ギリシャ国会は一院制で定数300。開票率98%の段階で、2大政党の中道右派・新民主主義党(ND)と中道左派・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)の得票率は3割余り。解散前に両党で200を超えていた議席は激減。首位の党に50議席が上乗せされる仕組みを使っても149議席にとどまりそうだ。

4239チバQ:2012/05/07(月) 22:58:21
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012050602000104.html
シリア訪れぬ平穏 国連監視団同行ルポ
2012年5月6日 朝刊

5日、ダマスカス郊外ドゥマで、政府軍の兵士に説明を求める国連の停戦監視団メンバー(左)。背後に、地中に穴を掘って隠した装甲戦闘車両が見える=今村実撮影


 【ダマスカス=今村実】建物に無数の弾痕、街の随所に隠された政府軍の車両−。アサド政権による弾圧などで一万人余の死者が出たとされるシリアで、国連の停戦監視団の活動がようやく活発化してきた。五日、メンバーに同行して首都ダマスカス郊外ドゥマを訪れると、政権と反体制派の衝突の跡が生々しく残り、街は緊迫感に包まれていた。

 ドゥマは反体制派の勢力が強い地域で、政権が激しい武力弾圧を加えてきた。「アサド(大統領)は去れ」などと記された反体制派の落書きが多数目につく。一部は消され、「アサドは永遠だ」と政権派が上書きした落書きも。掲げられていたアサド氏の写真は、どれも取り外され額縁だけになっていた。

 街中の建物のあちこちに弾痕が残る。政権側の検問所が各所に設けられている。アナン前国連事務総長の調停案では、政府軍は都市部から撤収することになっているが、通りには戦車が依然、配置されていた。土中に掘った穴にすっぽり隠された軍用車両も。

 ドゥマを訪れた停戦監視団は三人。政府軍や住民に話を聞いて現状を確認したり、写真を撮影する。土のうをうずたかく積み上げた中に軍用車両を見つけると、現場の兵士を刺激しないよう、にこやかに状況を尋ねた。

 住民の一人は監視団に「あそこの建物が攻撃を受けた。調べてください」と訴えた。ただ、過去には別の都市で監視団に接触した活動家らが政権に逮捕、処刑された例もある。

 記者が問い掛けてもどの住民も「何も知らない」と口は重い。ある男性は「発砲や爆発音が完全に絶えることはない。この静けさは一時的なものだ」と顔をこわばらせた。

 政府軍の兵士(20)は「監視団の到着後、反体制派からの攻撃は六割減った。だが、屋根や建物から機関銃で狙われ、検問所に向け一斉射撃が始まったこともある。五カ月前にここに配置されたが、休みは一度もない」と疲れた表情で語った。

4240チバQ:2012/05/07(月) 22:59:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120507/mds12050721080000-n1.htm
シリア複数政党制で総選挙 反体制派は不参加 市民の関心低く
2012.5.7 21:06

シリア西部マダヤで6日、監視団の車列をみてあわてて装甲車両を隠す政府軍兵士。選挙は国連監視団のチェックの中で行われた(大内清)
 【ダマスカス=大内清】停戦発効後もアサド政権による反体制派弾圧が続くシリアで7日、今年2月に承認された新憲法の下で、初めてとなる複数政党制での議会(定数250)選が行われた。政権側は同選挙を「政治改革の重要な一歩」と位置づけ、政権の正当性強化につなげたい考えだが、反体制派在外代表組織「シリア国民評議会」などは不参加を表明しており、対立解消に向けた機運にはつながっていない。

 シリアでは、旧憲法で与党・バース党を「国家の指導政党」と規定、約50年に及ぶ一党支配の根拠となっていた。新憲法では同規定が撤廃されたことから、今回の選挙には9つの新党が参加し、国営通信によると、7195人が立候補した。

 ただ、バース党の圧勝は確実とみられるだけあって、有権者の関心は低い。

 首都ダマスカスのカファル・スーセ地区投票所ではこの日、投票開始から3時間後でも投票者数が50人程度。当局による動員らしき動きはみられない半面、白けた雰囲気が漂う。

 投票に行くつもりはないというタクシー運転手のサーミルさん(40)は「どうせ改革なんて無理」と言い切っていた。


http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120507-OYT1T00793.htm
シリアで人民議会選挙…反体制組織はボイコット

 【ダマスカス=貞広貴志】シリア人民議会(国会、定数250)選挙が7日、行われた。

 今年2月の憲法改正で与党バース党の事実上の一党独裁から複数政党制に移行して以来、初の選挙だが、反体制組織は「弾圧下での選挙に何の正当性もない」としてボイコット。アサド政権側が政治改革の進展をアピールする色合いが強い選挙となった。

 7日朝、情報省が報道機関用に組織したツアーで訪れたダマスカス市内の投票所では、係官の姿ばかり目立ち、投票に訪れる人はまばらだった。教師シバ・ハサンさん(22)は、「暴力を止め、改革を進めるため選挙は重要」と述べた。一方、政府軍による激しい弾圧のあった中部ホムスの反体制活動家アブエマド氏は、ネット電話スカイプによる取材に「市民の参加しないまやかしの選挙だ」と批判した。

(2012年5月7日19時18分 読売新聞)

4241チバQ:2012/05/07(月) 23:06:37
>>4211-4214>>4236-4238
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120507/mcb1205072106005-n1.htm
【ギリシャ総選挙】苦悩深まるギリシャ 再び世界経済の混乱要因に (1/2ページ)2012.5.7 21:04
 【ロンドン=木村正人】欧州債務危機の震源地であるギリシャの総選挙は財政緊縮策を推進する連立2与党が過半数を割り、再び総選挙が行われる可能性が出ている。経済が5年連続マイナス成長を続ける中、緊縮策に国民が「NO」を突きつけた。ギリシャ支援の枠組みが大きく揺らいで、単一通貨ユーロ圏や世界経済を混乱に陥れる恐れもある。

 内務省の中間集計では、改選時第2党の新民主主義党(ND)が108議席で第1党になるものの、第1党だった全ギリシャ社会主義運動(PASOK)は41議席と第3党に転落。改選前は計201だった与党の議席は計149となり、国会(300議席)の過半数を割る見通しだ。

 反緊縮派の急進左派連合が11議席から52議席に増やし、第2党に躍進。移民排斥を訴える極右・黄金の夜明け党も21議席を獲得、初めて国政に進出した。フランス大統領選の第1回投票と同様、グローバル化や欧州統合に反対する極左、極右の伸長が鮮明になった。

 パプリアス大統領は7日、第1党となったNDのサマラス党首と会談、組閣を要請するが、不調に終われば、第2党の急進左派連合が連立交渉に入る。しかし、緊縮推進派と反緊縮派の溝は大きく、2〜3カ月内に再び総選挙が行われる可能性がある。

 40年近く政権交代を繰り返してきたPASOKとNDは昨年11月、EU(欧州連合)や国際通貨基金(IMF)による第2次救済策をまとめるため、前欧州中央銀行(ECB)副総裁のパパデモス首相を支える大連立を組んだ。

 1300億ユーロ(約13兆5千億円)の支援を受ける条件となっている緊縮策が政治の機能不全で実行できなければ支援が停止。ギリシャは無秩序のデフォルト(債務不履行)に陥り、ユーロ圏から離脱せざるを得ない事態も想定される。

 サマラス党首は「成長を促すため支援条件の修正を目指す」と述べたが、急進左派連合のツィプラス党首は「救済策を白紙に戻す」と強調。単一通貨という首かせをはめられたギリシャの苦境は深まる一方だ。

4242チバQ:2012/05/07(月) 23:08:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;rel=j7&amp;k=2012050700875
連立与党、歴史的大敗=緊縮反対の野党が第2党に−ギリシャ総選挙
 【アテネ時事】ギリシャ総選挙(一院制、定数300)は7日、投票結果が確定し、欧州連合(EU)が要求した緊縮財政策を進めてきた連立与党が過半数に届かず、歴史的大敗を喫した。緊縮反対の野党・急進左派連合(SYRIZA)が第2党に躍進。これまでの財政改革路線が変更を迫られるのは確実だ。
 与党第1党だった左派・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)は3位に転落。獲得議席は改選前の129議席の約3分の1の41議席に激減した。連立相手の右派・新民主主義党(ND)は108議席で首位となったものの、1989年以来23年ぶりにこの二大政党いずれもが単独過半数に達せず、緊縮策に対する国民の強い反発が浮き彫りになった。
 一方、SYRIZAは11議席から52議席に急伸。移民排斥を訴える極右・黄金の夜明けが初めて議席を確保するなど、7党が議席を分け合う不安定な議会になる。(2012/05/07-22:44)


http://mainichi.jp/select/news/20120508k0000m030057000c.html
ギリシャ総選挙:連立協議始まる
毎日新聞 2012年05月07日 20時43分(最終更新 05月07日 21時23分)


6日、ギリシャ総選挙で第2党に躍進し、アテネ中心部で支持者に歓迎される急進左派連合のチプラス党首(中央)=AP
拡大写真 【アテネ伊藤智永】6日行われたギリシャの総選挙(1院制、定数300)は、7日午後(日本時間同日夜)までの開票で、財政緊縮路線を進めてきた新民主主義党(ND)と全ギリシャ社会主義運動(PASOK)の獲得議席は、過半数に2議席足りない149議席で、連立与党が歴史的大敗を喫した。

 パプリアス大統領は7日、第1党となったND(108議席)のサマラス党首に組閣を指示し、直ちに連立協議が始まった。

 憲法の規定によると、第1党が3日以内に組閣できなかった場合は、次に第2党の急進左派連合(52議席)に組閣が命じられ、それも不調だった時は、最後に第3党のPASOK(41議席)が組閣をめざす。いずれも期限は3日間。

 これらの連立協議が失敗すると、再選挙になる。再選挙の場合、6月17日投票が想定されるが、NDとPASOKの連立与党はさらに致命的な打撃を被る危険が大きいため、何としても回避したい構えだ。

 しかし今回、国会に議席を得た7政党のうち、焦点の緊縮策推進を公約したのは与党だけ。連立与党は、「緊縮策反対」を掲げる野党の中でも、「漸進的債務削減」を唱え、一部容認の姿勢が期待できる第7党の民主左派(19議席)に連立参加を働きかける見通しだが、9日までに同意を取り付けるのは非常に難しい状況にある。

 連立政権ができた場合も、融和のため首相は各党首以外から人選される公算が大きい。

 一方、第2党・急進左派連合のチプラス党首は開票後、「緊縮策推進の2大政党とは組まない。左派の連立をめざす」と述べたが、共産党(26議席)と民主左派を合わせても97議席で過半数には届かず、こちらも連立協議の主導権を握る見通しは立たない。

4243チバQ:2012/05/07(月) 23:12:04
>>4216>>4233>>4235
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120507-OYT1T00806.htm
フランス初、「事実婚のファーストレディー」に

パリのバスチーユ広場で手を振るオランド氏とパートナーのトリエルバイレールさん=ロイター 【パリ=三井美奈】フランス次期大統領に決まったフランソワ・オランド氏は現在、ジャーナリストのバレリー・トリエルバイレールさん(47)と婚姻せずに同居している。

 バレリーさんはフランス初の「事実婚のファーストレディー」になりそうだ。

 バレリーさんはソルボンヌ大卒で、写真誌パリマッチやテレビの記者として活躍。2度の離婚歴があり、前夫との間に3人の子供がいる。オランド氏とは約6年前から交際しているといい、2年前に関係を公表。選挙戦では遊説に連れ添った。当選前の雑誌インタビューで「仕事は続けたい。(オランド氏が大統領になると)自由がなくなるのが少し怖い」と話した。

 オランド氏は「私を幸せにしてくれる人」とバレリーさんにベタぼれ。結婚するかどうかは、「2人の問題」と明言を避けた。

(2012年5月7日21時40分 読売新聞)

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120507/mcb1205071814004-n1.htm
【仏大統領選】「庶民派」オランド氏、理想は「普通の大統領」 2012.5.7 18:14

大統領選の勝利集会で頬を寄せ合うオランド氏(左)と、パートナーでジャーナリストのトリルベレールさん=6日、パリ・バスティーユ広場(AP)【拡大】

 「普通の大統領」を目指す。派手な私生活やときに出る暴言といった振る舞いが「大統領らしくない」と国民の失望を招いたサルコジ氏に対し、「自分はその対極」との訴えが込められている。

 高級官僚を輩出する国立行政学院出身のエリートだが、選挙戦前までスクーターで出勤し、選挙活動の移動には飛行機よりも電車を好んだ。護衛も少なくし、有権者との接触を心がけた。大統領の給与削減を約束し、経済低迷に悩む国民と「痛み」を共有する姿勢もアピールした。

 「コンセンサス」重視。機知に富み、人を和ませる力は対抗陣営のシラク前大統領夫人も認めるほど。だが、閣僚経験がなく、カリスマ性に欠くという指摘も。「庶民派」のスタイルからは、そんな短所を逆手にとった感がうかがえる。

 「国民に身近であり、かつ尊敬される。厳粛で求心力もある」。自ら語った理想像には、従来の「君主」のような大統領像と、相反するイメージとを両立させたいとの思いがにじむ。

 趣味はサッカーと自転車。元パートナーで2007年の大統領選候補、ロワイヤル元家庭担当相との間に4人の子供を持つ。出馬のために体重10キロを減量したきっかけは、現パートナーでジャーナリストのトリルベレールさん(47)の助言だった。

 社会党候補の本命、ストロスカーン前国際通貨基金(IMF)専務理事の脱落でつかんだ好機をものにした。新たな指導者像を打ち出せるか。(パリ 宮下日出男)

4244チバQ:2012/05/07(月) 23:12:45
http://www.afpbb.com/article/politics/2876530/8906008?ctm_campaign=txt_topics
オランド氏勝利を歓迎する英国、懸念深めるドイツ 日本は…?
2012年05月07日 16:57 発信地:パリ/フランス

【5月7日 AFP】仏大統領選の決選投票で社会党のフランソワ・オランド(Francois Hollande)前第1書記が現職のニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領を破った勝利について、欧州・海外各紙は「欧州が転換点を迎えた」と伝えるとともに、多大な課題がオランド氏を待ち受けているとして注意を喚起している。

 保守系の英大衆紙デーリー・メール(Daily Mail)は、「オー・ルボワール(さようなら)、派手好き大統領!」との見出しでオランド氏の勝利を歓迎。一方、ドイツ各紙ではサルコジ大統領の敗北が独仏関係に及ぼす影響を懸念する論調が目立つ。

■戦々恐々とするドイツ

 フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)ドイツ版は、アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相が「何としてもその勝利を避けたかった」オランド氏が「首相のお気に入り(サルコジ氏)に代わって仏大統領の座につく」と指摘。「メルケル氏にとっては、さぞ不愉快なことだろう。オランド氏がユーロ救済における脅威だからではない。欧州連合(EU)財政協定に経済成長要素を盛り込むよう求めるオランド氏の主張は、欧州でのメルケル首相の優位性を攻撃するものだからだ」と評した。

 左派系ベルリン(Berlin)紙ターゲスシュピーゲル(Tagesspiegel)も同様に、オランド氏の勝利はメルケル首相にとっては痛手だと報じている。「EU第2の経済大国フランスで国際金融市場の信用が失われれば、ユーロは弱体化する。そうなればドイツだけではユーロ安定化は不可能だ」

 一方、英紙インディペンデント(Independent)は、オランド氏の勝利、そしてサルコジ大統領の終幕によって「欧州が債務問題にどのように対処するか、またフランスがどのような外交政策を取るかが変化する」と報じた。

 英紙フィナンシャル・タイムズは、サルコジ氏を世界各国で最近見られる「現職に対する逆風の直近の犠牲者」と評し、世界は仏大統領選の結果に対する市場の反応を注視していると伝えた。

 オーストリアでは、最大売り上げ部数を誇る日刊紙クローネン・ツァイトゥング(Kronen Zeitung)が「オランド氏、サルコジ氏に引導を渡す」、ウィーン(Vienna)の地元紙プレッセ(Presse)は「新人を待ち受ける膨大な任務」との見出しで、それぞれオランド氏の勝利を報じた。

 一方、中国の国営英字紙・環球時報(Global Times)は、フランスが財政赤字削減改革を進めるためにはオランド氏の勝利だけでは不十分で、「より広範囲の内省からくる変化」が必要だと指摘。「フランスやギリシャの選挙で見られた緊縮政策への反発は、必要とされている内省からは現状がまだほど遠いことを示唆している」との見方を示した。

■日本は「欧州の議論注視」

 日本の時事通信(Jiji Press)は、フランスに加えてギリシャ総選挙でも緊縮財政に反対する野党が躍進したことにも触れ、有権者が下した厳しい選択に「EUの財政・債務危機対策は見直しを迫られそうだ」と伝えた。

 藤村修(Osamu Fujimura)官房長官は7日の記者会見で、「オランド次期大統領の政策をめぐる欧州内での議論が今後どうなるか、十分注視していきたい」とコメント。欧州債務危機は前年以来の危機的な状況を脱しつつあるものの「楽観できる状況ではなく、欧州経済の帰すうはわが国経済に与える影響も大きい」と述べて、仏独間の議論が「重要」との考えを示した。(c)AFP

4245チバQ:2012/05/07(月) 23:14:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120507-00000042-mai-int

<仏大統領選>サルコジ氏に不信任 国民、オランド氏も不安
毎日新聞 5月7日(月)14時1分配信


拡大写真
仏大統領選開票結果(得票率)

 【パリ宮川裕章、篠田航一】6日のフランス大統領選決選投票で国民は「もっと働き、もっと稼ごう」を合言葉に経済活性化を約束しながら果たせなかった右派・国民運動連合のニコラ・サルコジ大統領(57)に不信任の「ノン」を突きつけた。成長・雇用重視を掲げる左派・社会党前第1書記のフランソワ・オランド氏(57)はサルコジ氏への国民の落胆、反感という「敵失」に助けられて当選した側面が強く、今後、指導力を発揮できるかどうかが焦点だ。

 「サルコジ氏は終わった!」。オランド氏の当選が決まった6日夜、左派系支持者が集まったパリのバスチーユ広場に歓声が響き続けた。仏国旗に交じり、アルジェリア、コートジボワールなどの国旗も振られ、アフリカ系やアラブ系の若者が路上で抱き合い、涙を流す姿が見られた。

 コンゴ民主共和国出身でコンピューター会社勤務のナシェレットさん(36)は「移民を敵視したサルコジ氏は俺たちの誇りをズタズタにした。国民はオランドを勝たせたのではなく、サルコジを追い出した」と涙を流した。

 サルコジ氏は2007年大統領選で掲げた公約の大半を達成できないまま選挙を迎えた。「5%以下に引き下げる」と約束した失業率は10%に達し、仏国債も米格付け会社に格下げされた。選挙戦では「経済危機の中、私が大統領でなければ、もっととんでもないことになった」と失業率20%を超えるスペインなどを挙げ、弁明に終始した。当選当初こそ「庶民的」と受け止められた言動も次第に大統領の品格を傷つけると批判された。

 一方で、オランド氏が掲げる財政、経済政策への不安をぬぐいきれない国民も多い。「経済成長がないまま緊縮策を実施すれば景気が悪化し税収減から赤字が増える」がオランド氏の持論だ。国際通貨基金(IMF)などの予測よりも高い経済成長率を前提に政策を立てている。元企業監査役のカトリーヌさん(64)は「オランド氏に投票するのはためらったが、サルコジ氏よりはましだと思った。オランド氏の財政政策は不安だが、希望にかける」と語った。

4246チバQ:2012/05/07(月) 23:15:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120507/erp12050712080005-n1.htm
敗北は全て自分の責任 サルコジ氏、第一線引退か
2012.5.7 12:05

6日、パリで、フランス大統領選に敗れ支持者の前に姿を見せたサルコジ大統領(ロイター=共同)
 6日投開票のフランス大統領選決選投票で、社会党のオランド候補に敗れたサルコジ大統領は同日夜、パリ市内で支持者を前に演説し、「敗北の責任は全て自分にある」と表明した。サルコジ氏は政界の第一線を退くのではないかとの見方が出ている。

 サルコジ氏は午後8時の投票終了から約20分後に支持者の前に姿を現し「フランス国民は選択を下した。オランド氏がフランス大統領だ」と述べ、敗北をあっさり認めた。

 身の振り方については「今後も私は皆さんとともにあるが、私の置かれた立場、わが国への関わり方はこれまでとは異なるものとなる」とだけ述べた。フランスのメディアによると、サルコジ氏は同日、与党国民運動連合(UMP)幹部らに、6月に実施される国民議会(下院)選挙では党を率いて戦うことはないと表明したという。(共同)

4247チバQ:2012/05/07(月) 23:19:40
>>4228
http://www.asahi.com/international/update/0507/TKY201205070302.html
2012年5月7日19時33分
セルビア大統領選、決選投票へ 議会選は与党が敗北
 旧ユーゴスラビアのセルビアで6日、大統領選の投開票があった。12人が立候補し、出口調査によると、4月に辞任したタディッチ前大統領と、民族派の野党・セルビア進歩党のニコリッチ党首が25%前後の得票率で競り合う展開。ともに単独過半数には届かず、両氏が20日の決選投票に進む見通しとなった。

 同日投開票された総選挙(一院制議会、定数250)では、セルビア進歩党が得票率約25%で第1党に躍進。タディッチ氏が率いる与党・民主党は第2党に転落する情勢だ。

4249チバQ:2012/05/07(月) 23:22:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120507/erp12050721030011-n1.htm
【仏大統領選、ギリシャ総選挙】
市場に激震 緊縮策にノー
2012.5.7 21:02 (1/2ページ)

大統領選の勝利集会で頬を寄せ合うオランド氏(左)と、パートナーでジャーナリストのトリルベレールさん=6日、パリ・バスティーユ広場(AP)
 【ロンドン=内藤泰朗、パリ=宮下日出男】フランス大統領選とギリシャ総選挙は、欧州の債務危機対応を担ってきた政権がことごとく敗北を喫した。欧州が進めてきた財政緊縮重視策は、「痛み」ばかりを強いられる両国の有権者に「ノー」を突きつけられ、曲がり角を迎えた。しかし、深刻さを増す危機は方向感を失い、市場には激震が走っている。ギリシャの財政再建に再び懸念が強まり、成長戦略をめぐり「独仏枢軸」に足並みが乱れれば、欧州は新たな危機にも直面しかねない。

 「欧州経済を回復軌道に戻すという目的では一致している」。欧州連合(EU)欧州委員会のバローゾ委員長は6日、オランド氏の勝利を祝福する声明を発表。緊縮策重視から成長重視への転換という点では、「財政緊縮はもはや唯一の選択肢ではない」とするオランド氏の主張に呼応したともいえる。

 だが、バローゾ氏らが求める成長重視への転換も、その実は構造改革を通じた競争力強化で図ることを狙っており、従来の左派が掲げてきた財政出動型の成長策とは一線を画す。

 「緊縮に反発し、左派に転向したフランス」(英紙タイムズ)を率いるオランド氏は、財政支出を伴う新規雇用創出策を主張。バローゾ氏とは微妙なずれもうかがえ、市場も財政規律の緩みを警戒する。

 オランド氏は、新財政協定の再交渉以外にも、EU域内のインフラ整備事業の強化や、これら事業の資金調達のため「ユーロ共同債」発行などを求める。共同債はドイツが従来、強く反発してきた。

 敗れたサルコジ氏とメルケル独首相は「メルコジ」と称されるほどの信頼関係に基づき危機対応の中心を担ってきた。オランド氏は就任直後にこれらの「成長協定」についてメルケル首相と意見を交わす考えだが、両国が新たな首脳関係を築き、成長と緊縮を両立させる政策を共同で打ち出せるか否かが、今後の危機克服の重要なカギとなる。

 一方、ギリシャ総選挙も、緊縮策を受け入れた連立2与党が過半数を確保できない結果となり、反緊縮策を唱える極左・極右政党の躍進で今後の連立交渉は難航が必至。政治の不安定化は避けられない。

 ギリシャは3月、緊縮策実施を条件に1300億ユーロ(約13兆5千億円)の支援を受け、無秩序なデフォルト(債務不履行)を回避した。だが、直後から市場では「追加支援が必要」とささやかれるほど財政再建の道は不安視されていた。

 ギリシャが今後の金融支援を受けるには6月までに、2013年と14年に110億ユーロ以上の新規歳出削減策を議会で承認する必要があるが、その行方も不透明となった。ユーロ離脱の懸念も再び高まるほか、スペイン、ポルトガルといった重債務国にも波及する。

 大和総研ロンドンリサーチセンターの児玉卓センター長は「(独仏両国が)市場を抑えることができても、緊縮策に不満を募らせる市民を抑えることはできない。事態が改善されているわけではなく、昨年を超えるマグニチュードの危機が再び起きてもおかしくない」と指摘している。

4250チバQ:2012/05/07(月) 23:30:09
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120507-OYT1T00814.htm?from=main7
世界遺産・トンブクトゥの霊びょう、破壊される


 【ヨハネスブルク=黒岩竹志】西アフリカ・マリで、イスラム過激派組織が、世界遺産に登録されている同国北部トンブクトゥにある聖者の霊びょうを破壊した。

 同組織の広報官が6日、AP通信に明らかにした。

 この組織は「アンサル・ディーン」と名乗っており、5日に霊びょうの扉を壊し、蚊帳を焼くなどしたという。同組織は、国際テロ組織の「イスラム・マグレブ諸国のアル・カーイダ組織(AQIM)」と関係しているとみられる。アンサル・ディーンは、偶像崇拝を禁止するイスラムの教えを厳格に守ることを住民に強要。住民が崇拝の対象とする霊びょうが破壊の対象となったものとみられる。

 トンブクトゥには、モスク(イスラム教礼拝所)や霊廟が数多く残されており、1988年に国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録された。

(2012年5月7日19時35分 読売新聞)

4251チバQ:2012/05/07(月) 23:32:22
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201205070054.html
ドイツ地方選、メルケル首相のCDUが第1党維持2012年5月7日

 [ベルリン 6日 ロイター] ドイツ北部シュレスウィヒ・ホルシュタイン州議会選挙が6日投開票された。メルケル首相の与党キリスト教民主同盟(CDU)の得票率は31%と第1党の座を維持したものの、1950年以来最悪の結果となった。

 国政と同様に同州でCDUと連立を組む自由民主党(FDP)の得票率は前回の14.9%から8%に落ち込み、同州での連立維持は難しくなった。

 一方、野党の社会民主党(SPD)の得票率は29.9%と大きく躍進した。SPDは、緑の党、および南シュレースヴィヒ有権者同盟 (SSW)と連立を組む考えを示した。成立すれば69議席の州議会で35議席を3党が確保する。

 CDUは過去2年間3州で政権を失った。今回も政権を失えば、政権を維持する州は16州中7州のみとなり、2013年の総選挙で再選を目指すメルケル首相は厳しい政権運営を強いられる。

 フリー・ユニバーシティ(ベルリン)の政治教授、Gero Neugebauer氏は「メルケル首相は今回も同党の州首相を失うことになるだろう。そうなれば、再選に向けた選挙活動はさらに厳しくなる」との見方を示した。

4252チバQ:2012/05/08(火) 00:41:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120507-00000879-yom-int
プーチン大統領就任、首相候補メドベージェフ氏
読売新聞 5月7日(月)22時4分配信

 【モスクワ=寺口亮一】ロシア大統領選で当選したウラジーミル・プーチン首相(59)は7日、第4代大統領に就任し、4年ぶりに大統領に復帰した。

 任期は6年で、再選されれば、プーチン政権は2024年まで続くことになる。

 プーチン氏は7日正午(日本時間同日午後5時)から大クレムリン宮殿で始まった就任式で、右手を憲法に置いて宣誓。就任演説で「国民の信頼に応えるようあらゆることを行う。祖国と国民に尽くすことが私の人生の目的であり、職務だ」と訴えた。

 プーチン氏は同日、大統領を退任したドミトリー・メドベージェフ氏(46)を次期首相候補に指名、下院が8日に承認する予定だ。プーチン氏が職責上も最高実力者となり、「2頭体制」は4年で幕を下ろした。

 プーチン氏の大統領返り咲きを巡っては、長期支配に伴う汚職や社会的停滞を背景に変革を求める中間層などが不満を高めており、通算3期目の大統領就任は、かつてない逆風が吹く中での船出となった。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120507-00000062-jijp-int.view-000
「皇帝戴冠」さながら
時事通信 5月7日(月)19時42分配信

ロシアのプーチン新大統領が7日、4年ぶりにクレムリンの主として赤じゅうたんを踏んだ。憲法書の上に右手を添え、就任宣誓。「現代のツァー(皇帝)」さながらに、名実ともに最高指導者に復帰した。

(EPA=時事)

4253チバQ:2012/05/08(火) 02:08:40
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012050700492
新首相らの人選着手=仏各党、総選挙へ布陣固め−オランド氏
 【パリ時事】フランス大統領選で左派野党・社会党のオランド前第1書記(57)が当選した。オランド氏は首相をはじめとする新政権幹部の人選に着手。これと並行して各党は、6月の国民議会(下院)総選挙に向けた態勢固めに動きだす。
 最大の注目点は内閣の要となる首相。仏メディアではオランド氏に近いエロー下院議員団長が下馬評に上っているが、オブリ社会党第1書記を推す声もある。ファビウス元首相、サパン元財務相らの重要閣僚起用も取り沙汰されている。決選投票でオランド氏を支持した環境保護政党「緑の党・欧州エコロジー」からの入閣も見込まれる。(2012/05/07-21:12)

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4254チバQ:2012/05/08(火) 02:10:43
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2012050700491
注目は「日本通」バイノ氏=プーチン側近の40歳−ロシア
 【モスクワ時事】7日就任のプーチン大統領の新政権で、対日外交のキーマンとして日本側関係者が処遇に注目するのが、官房長官を務めるアントン・バイノ氏(40)。外交官として東京駐在経験もある若き日本専門家で、プーチン氏の下で大統領府、首相府を歩んできた側近だ。
 モスクワ国際関係大を卒業後、1996年から在日本ロシア大使館勤務。外務省に戻った後、プーチン政権1期目の2002年に儀典担当として大統領府に招かれた。メドベージェフ政権発足とプーチン氏の首相転出に先立つ07年、35歳で官房副長官に抜てき。昨年12月に閣僚ポストの官房長官に昇格した。
 在モスクワの日本企業関係者は「ソ連・ロシア時代を通じ、日本通が閣僚になった前例はない」と指摘。バイノ氏が要職に登用されれば「プーチン氏の対日外交重視の表れだ」とし、日ロ関係発展に寄与すると熱視線を送る。
 実際、最近ロシアを訪問した民主党の前原誠司政調会長は、ラブロフ外相とは別にバイノ氏と個別会談。今月の米国での主要国首脳会議(サミット)時に日ロ首脳会談が調整されていることを踏まえ、プーチン氏に近い同氏に接触した。
 北方領土問題でプーチン氏は先に、日本との交渉に前向きな姿勢を外国メディアに示した。一方で、ある大統領府高官は「(領土引き渡しの)機会はもうない」と日本をけん制。日ロの懸案解決に悲観論も根強い中、バイノ氏の役回りに期待が高まっている。(2012/05/07-14:22)

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4255チバQ:2012/05/08(火) 02:12:43
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012050700845
「殺される」と米大統領に訴え=拉致の男性、映像初公開−パキスタン
 【ニューデリー時事】パキスタン東部で昨年8月、開発援助専門家の米国人男性ウォーレン・ワインスタイン氏(70)が国際テロ組織アルカイダに拉致された事件で、同氏のビデオ映像が7日までにアルカイダのウェブサイトに初めて掲載された。同氏はこの中で、自分が殺害される恐れがあるとして、オバマ米大統領にアルカイダの要求に応じるよう求めた。
 米国のテロ組織監視団体SITEの情報としてAFP通信が報じた。ワインスタイン氏は映像で、パキスタンの伝統衣装に身を包み、英語で妻に「元気だ。丁重に扱われている」と伝達。その上で、オバマ大統領に「あなたが(アルカイダの)要求に応じなければ私は死ぬ」と語った。(2012/05/07-19:17

4256とはずがたり:2012/05/08(火) 10:53:58

混迷するねぇ。。

ギリシャ第1党が連立協議を断念、再選挙実施の可能性も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120508-00000010-reut-int
ロイター 5月8日(火)2時59分配信

5月7日、ギリシャ総選挙で第1党に立った新民主主義党(ND)のサマラス党首は連立政権の樹立に失敗したとして、委任を大統領に返上した。写真はアテネのND本部に到着するサマラス党首(2012年 ロイター/John Kolesidis)

[アテネ 7日 ロイター] 6日投開票されたギリシャ総選挙で第1党に立った新民主主義党(ND)のサマラス党首は7日、大統領の要請を受けて取り組んでいた連立政権の樹立に失敗したとして、委任を大統領に返上したことを明らかにした。

サマラス党首は「できることはすべてやった」とし、「(連立政権の樹立は)できなかった。委任を大統領に返上する」と述べた。

今回の総選挙では、欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)による支援受け入れに回った連立与党のNDと全ギリシャ社会主義運動(PASOK)が大きく議席を減らし、最終の開票結果によると、NDとPASOKの獲得議席は定数300のうち149にとどまり、過半数を確保できなかった。

パプリアス大統領はこの日、サマラス党首に3日間で組閣するよう要請。サマラス党首は連立工作に直ちに着手したが、緊縮措置に反対し躍進した野党党首らは相次いで、連立への参加を拒否する構えを見せていた。

サマラス党首の連立樹立断念を受け、今後は第2党に食い込んだ急進左派連合が連立協議を行う。 急進左派連合のツィプラス党首の事務所は、同氏が8日1100GMT(日本時間午後8時)にパプリアス大統領と会談するとしており、3日間で連立政権を樹立するよう大統領から要請される見通し。

これに先立ち、急進左派連合のツィプラス党首は、NDと連立を組む可能性を排除し、他の左派政党との連立政権樹立を目指す考えを明らかにしていた。

ツィプラス党首は「ギリシャ国民がドアの外に蹴り出したものを窓から中に入れることはしない」とし、支援策は「救済をもたらすどころか悲劇を引き起こした」と批判した。

ツィプラス党首も連立協議を取りまとめられない場合には、第3党のPASOKが連立協議を担当する。それでも新政権を樹立できない場合には、数週間以内に再度、総選挙が実施されることになる。

ギリシャ財務省筋はロイターに対し、EU・IMFと次回融資について交渉する新政権が発足しなければ、6月末までに資金が枯渇する恐れがあると明らかにした。

<投資家の懸念高まる>

7日の金融市場では、ギリシャの選挙結果を嫌気し、ユーロ/ドルが3カ月ぶり安値をつける一方、質への逃避から、独連邦債先物は一時、過去最高値をつけた。一方、FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は当初の下げから切り返し、プラス圏で取引を終えた。

NDの連立候補とみられていた民主左派のコウベリス党首も、ロイターに対しNDとPASOKによる連立政権に参加することはないと言明。左派グループのみと連携する考えを示した。

また野党・独立ギリシャ人もサマラス党首との連立協議入りを拒否した。

一方、ギリシャ第二次支援策の取りまとめを主導したPASOKのベニゼロス党首は、ギリシャは救済条件を再交渉するべきと主張し、救済プログラムが定める財政再建期間を現行の2年から3年に延長するよう求める意向をあらためて表明した。

事態打開の兆しが見られないことから、向こう数週間に再選挙実施となる可能性も現実味を帯びている。

こうした中、アナリストは、ギリシャの将来をめぐり深い懸念を示している。

シティグループはこれまで50%とみていたギリシャのユーロ圏離脱の可能性が、選挙後50─75%に高まったとの見方を示した。

ウニクレディトのギリアン・エッジウォース氏は「昨日の選挙は、目先の見通しさえも複雑にするだけでなく、著しくエスカレートさせた」と指摘。再選挙実施となれば、不透明な情勢が少なくとも6週間は続くとの見方を示した。

ギリシャ議会は来月、次回融資を得るため、2013─14年にさらに約110億ユーロを削減する緊縮措置を承認する必要がある。

4257チバQ:2012/05/08(火) 12:38:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120508-00000027-mai-int
<シリア>アサド政権への怒りと沈黙錯綜 ダマスカス近郊
毎日新聞 5月8日(火)10時59分配信


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反体制派の若者をなだめる国連監視団(右)=ダマスカス近郊マダヤで2012年5月6日、前田英司撮影

 【ダマスカス前田英司】シリアで活動中の国連停戦監視団に同行して6日まで2日間、首都ダマスカス近郊を回った。現地では、反体制派への武力弾圧を続けてきたアサド政権に対する怒りと、軍の銃口を前にした沈黙が錯綜(さくそう)する。「大統領を処刑しろ」と叫ぶ住民。「ここは安全だ」と言い切る兵士。監視団の派遣にもかかわらず、同胞間の対立で1万人ともいわれる国民が死亡した争乱は、終結するめどが立っていない。各地に配備中の戦闘車両が、いつ破れるとも知れぬ「停戦」のもろさを象徴していた。

 ◇「アサドこそ大統領」「大統領は殺人犯」

 シリアの首都ダマスカスの北西約30キロの村マダヤ。6日、国連停戦監視団が訪れると、年配の男性が「アサドこそ大統領だ」と叫び、つえを振り回し始めた。反対派の若者が怒鳴り、つかみかかったため、監視団が割って入った。

 この騒動で住民たちの鬱憤が爆発した。「大統領は殺人犯だ」「俺たちには『自由シリア軍』(反体制派の離反兵士団体)がついているぞ」。誰からともなく唱和が始まった。「お前は中国人か? (国連安全保障理事会で)拒否権ばかり使いやがって」と、記者に詰め寄る若者もいた。

 群衆の中にいた女性に腕をつかまれ、一軒の民家に連れて行かれた。奥の部屋で男性(21)がベッドに横たわっていた。3カ月前に反政府デモで撃たれたといい、頭や背中、腹など14カ所に弾痕や傷があった。「狙撃手にやられた」。時折、痛みで顔をゆがめた。

 「砲撃で大勢が犠牲になった」「高校生が殺された。携帯電話に証拠の写真がある」。訴えは止まらない。男性住民は「大統領より(シリアの宿敵)イスラエルの方が慈悲深いはずだ」と皮肉った。

 対照的だったのは、ダマスカスの北東約10キロのドゥーマだ。通りの壁一面に書かれた反体制メッセージは塗りつぶされ、土のうを積み上げた政府軍の陣地だらけ。カバーで覆い隠した戦車もとめてある。兵士の一人は「ここは安全だ。何も問題はない」と豪語した。

 ドゥーマは反体制勢力が強く、激しい衝突が続いていたが、政府軍がほぼ掌握したようだ。人口約50万人と思えないほど閑散とし、住民の口は重い。兵士の方が多弁だ。

 山間の道沿いには、複数の戦闘車両が畑の脇などを掘り下げて待機する。多くは砲身をふさぎ臨戦態勢ではないが、軍部隊の撤退を要求したアナン国連・アラブ連盟合同特使(前国連事務総長)の調停に反するのは明白だ。「これは兵士を運ぶ輸送手段だ」。戦車を前に兵士が釈明した。

4258チバQ:2012/05/08(火) 22:00:04
>>4239>>4240>>4257
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&amp;k=2012050800517
不気味な静けさ続く首都=うごめく反体制感情−シリア
 【ダマスカス時事】反体制派弾圧が続くシリアの首都ダマスカスは、表面的に平穏な状態が続いている。民衆蜂起「アラブの春」に触発された反体制運動は、アサド政権の強権支配に封じ込められつつあるとの見方もある。だが、水面下では反体制感情が渦巻き、政権打倒を目指す武装組織も息を潜めて反転攻勢をうかがっていた。
 人民議会選が行われた7日、市内の投票所では一部で行列が見られたが、多くは閑散としていた。人民議会や外務省がある中心部に隣接するクファルスーサ地区では先週、治安部隊に市民5人が殺害され、反体制感情が高まっていた。
 同地区はイスラム教スンニ派住民が自動車修理や家具製造工場、農場を営み、のどかな風景が広がっている。ある住民は「地区住民は家族みたいなものだ。だからアサド政権の不正や市民虐殺に反対し、結束して反体制デモを行うことができる」と話した。
 アサド政権の中枢を占めるイスラム教少数派アラウィ派と、反体制派の大部分を成すスンニ派の宗派間内戦の様相を呈する中、クファルスーサ地区以外でもスンニ派のミダンやカブーンなどの地区で反体制デモが頻繁に起き、「政権打倒を」といった落書きが目立つ。
 住民によれば、大統領派の民兵組織「シャビーハ」や治安組織が数時間おきにこうした地区を巡回。記者もカラシニコフ自動小銃を携行した一般車両に乗った5人組に遭遇した。ある市民は「7割程度の市民が反体制だが、多くはデモに参加したくてもできない。命を失う可能性があるためだ」と打ち明けた。(2012/05/08-15:36

4259チバQ:2012/05/08(火) 22:03:17
>>4141-4242>>4256
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120508/mcb1205082104035-n1.htm
【ギリシャ総選挙】連立難航、危機招く政治空白 欧州諸国懸念高まる2012.5.8 21:04

 総選挙を終えたギリシャで連立政権交渉が難航し、混迷を深めている。債務危機の発端となり、欧州連合(EU)などの支援を受けて財政再建中の同国の政治空白は市場の動揺を誘い、債務危機の再燃を招く。“悪夢”のシナリオを再現しかねない状況に欧州諸国の懸念も高まっている。

 第一党の右派、新民主主義党(ND)の組閣断念で連立交渉を担うことになった反緊縮派、急進左派連合のツィプラス党首は7日夜、「合意到達のため、あらゆる可能性を尽くす」とし、特に左派政党との連携を目指す考えを強調した。

 総選挙では、NDと左派の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)の与党2党が大敗し「反緊縮」を掲げる野党が躍進した。だが、左派政党でも多数派は形成できず、急進左派連合の連立合意も困難視される。

 NDの連立交渉では、PASOKが右派のNDに対し他の左派政党が入ることを条件に提示。交渉には3日間の猶予があるのに初日で断念したサマラスND党首は、単独過半数獲得のため当初から再選挙を望んでいるとされ、各党の思惑が複雑に交錯している。

 政権が樹立できない場合、議会は解散され、30日以内に再選挙を実施する。ギリシャはEUなどの支援実行のため、6月中に115億ユーロの歳出削減策を提示する必要があるが、政治空白で困難となる。支援が滞れば、再びギリシャは資金繰りに窮する。EUは仏大統領選を受け臨時の首脳会議を5月下旬にも開くが、ギリシャ問題も重要議題になる。

 EU欧州委員会報道官は7日、「新政権が(緊縮策実施の)約束を守ることを願う」と強調。ドイツのメルケル首相も「われわれと合意した計画を続けることが最重要だ」とくぎを刺した。

(パリ 宮下日出男)

http://www.asahi.com/international/update/0508/TKY201205080490.html
2012年5月8日19時37分
ギリシャ第2党、連立協議入り 過半数確保は困難か
 ギリシャ総選挙で第2党に躍進した急進左翼進歩連合のチプラス党首は8日午後、パプリアス大統領から組閣を命じられ、連立協議に入った。反緊縮策を掲げる勢力の結集をめざしているが、過半数の確保は極めて難しい情勢だ。

 第1党の新民主主義党(ND)のサマラス党首は、1日足らずで組閣を断念。憲法の規定では、第1、2、3党のいずれもが政権づくりに失敗した場合、再選挙となる。

 急進左翼は、37歳と若いチプラス党首の下で「既成の2大政党抜きの新しい政治を」と呼びかけ、支持を広げた。「緊縮策は国を救わなかった」として「国の借金の返済拒否」を掲げ、欧州連合(EU)などに支援策の見直しを求めるとしている。

 各党とも、再選挙の可能性が出てきたことを受け、連立協議に本腰を入れるよりも、選挙前からの自らの主張にこだわる姿勢が際立っている。(アテネ=石田博士)

4260チバQ:2012/05/08(火) 22:05:52
>>4254
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120508-00000099-san-int
露大統領にプーチン氏就任 再登板、課題と野心と
産経新聞 5月8日(火)7時55分配信

 【モスクワ=佐々木正明、遠藤良介】ソ連崩壊後の混乱を収めた「救国者」を自任するプーチン氏。最長で12年となる可能性がある大統領在職中に目指すのは、世界が認める大国ロシアの復活だ。しかし、返り咲きを果たした2012年のロシアは、エリツィン元大統領から政権を引き継いだ00年とは、いくつかの重要な点で異なる状況にある。

 ◆デモ衝突続く

 大統領選で64%を得票して「圧勝」したプーチン氏だが、最大の脅威となるのは都市部で伸長する中産階層の反政権機運だ。モスクワでは昨年12月の下院選を機に、強権支配の長期化や深刻な汚職、選挙不正疑惑に抗議する大規模デモが続発し、政権を驚かせた。

 大統領選でプーチン氏は、1990年代に混乱と貧困にあえいだロシアに安定をもたらした業績を強調。だが、同氏のモスクワでの得票率が過半数を割り込んだように、「安定」に飽き足らない層が、政治参加を求めて声を上げ始めている。

 モスクワでは6日、2万人規模のデモが行われて400人が拘束されたのに続き、7日も120人近いデモ参加者が一時拘束されており、不満はくすぶり続けているようにみえる。

 プーチン氏の支持基盤は、国営テレビの官製報道に依存する地方住民や国営企業従業員、公務員といった人々が中心で、政府の統制が効かないインターネットを情報源とする都市部の若年層ら、「ネット族」の挑戦を受けているのだ。

 ◆前回と別人?

 プーチン氏が通算3期目となる大統領選に打って出た背景には、「まだやるべき仕事がある」との使命感もうかがえる。7日の就任式で、「われわれは根本的に異なる水準と質、規模の課題を解決せねばならない」と演説した。

 一部識者の間では、政治・経済の国家統制を推し進めた前回の大統領期とは、まったく別の側面をみせるとの期待がある。

 だが、政権の長期化に伴って、「プーチン氏は自らと取り巻きの(既得権益の)損失を恐れ、権力を去るに去れない状態に陥っている。もはや現状維持が精いっぱいだ」(専門家)との指摘もまた、根強い。

 政治・経済の改革が不十分な場合、反政権派が勢いづく恐れがある。さらに、政権内部のエリートの間にも、改革の方向性ではさまざまな意見があるとみられ、政権運営が順調にいくかは不透明な部分もある。

 ◆強力な「極」に

 プーチン氏は前回大統領期から、米国の「一極支配」に反発して「多極化世界」の概念を力説してきた。プーチン新政権のロシアは、欧米との対立も辞さずに、国益を前面に打ち出した大国路線を邁進(まいしん)するものとみられる。

 他方、自国が「極」の一つとして生き残るために、プーチン氏が重視するのがアジア太平洋諸国との関係拡大だ。欧州連合(EU)と中国という「極」のはざまで埋没しないために、新政権は日本など中国以外の国々と経済関係を深め、その協力を経て人口の希薄な極東・東シベリア地域の発展につなげたい考えだ。

 9月に極東ウラジオストクで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議は、ロシアのそうした「東方政策」を象徴するイベントとなる。

 プーチン氏が旧ソ連近隣諸国を経済的に統合して「ユーラシア連合」を創設する構想をぶち上げているのも、この地域で欧米や中国の影響力を排し、ユーラシアの盟主として地歩を固める狙いからだ。

 足元に大きな不安を抱えながらも、野心に満ちたプーチン政権が船出した。

4261チバQ:2012/05/08(火) 22:06:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120508-00000098-san-int
露大統領にプーチン氏就任 「北方領土」進展望み薄
産経新聞 5月8日(火)7時55分配信

 ■「2島引き渡し」軸、日本と隔たり

 【モスクワ=遠藤良介】インタファクス通信によると、大統領に就任したプーチン氏は7日、アジア太平洋地域で日本などとの「互恵的協力を発展させる」よう、露外務省などに求める大統領令に署名した。北方領土問題には触れていないが、プーチン氏は前回大統領期(2000〜08年)同様、日ソ共同宣言(1956年署名)に基づく歯舞、色丹の「2島引き渡し」を軸に領土問題の幕引きを図る考えで、日本の求める四島返還との隔たりは大きい。

 メドベージェフ前大統領が2010年、北方領土の国後島への訪問を強行するなどして対日関係を険悪化させたのに比べ、柔道家でもあるプーチン氏は親日的とされ、中国以外のアジア太平洋諸国と関係を強化する方針も鮮明にしている。

 プーチン氏はまた、3月の大統領選に先立つ外国メディアのインタビューで、領土問題を「最終決着させたい」と発言。複数の露メディアが大統領就任に向けた日本側の「期待」について報じた。ただ、パノフ元駐日大使は「今もプーチン氏は(平和条約の締結後に歯舞、色丹を引き渡すとした)日ソ共同宣言が交渉の基礎となる唯一の文書だと考えている」と指摘する。

 プーチン氏は大統領1期目の00年9月に日ソ共同宣言を有効と確認。01年3月署名のイルクーツク声明では、同宣言を「交渉の出発点を記した基本的文書」と明示した上で国後、択捉を含む四島の帰属問題を解決することに同意した。

 ここには「色丹と歯舞の返還時期や方法」と「国後、択捉の帰属」を併せて協議する日本側の「2島先行返還論」(同時並行協議)も反映されていた。ロシア側は「日本がイルクーツクの交渉プロセスを拒否したことが交渉の停滞を招いた」(パノフ氏)とし、野田政権が再び同時並行協議の線で動くとみている。

 ただ、プーチン氏の支持基盤は前回大統領期に比べて弱まっており、ロシアが領土問題をめぐって大胆な「譲歩」に出ることは考えにくい。早くも国営通信社が「日本は領土問題解決の歴史的機会を逸した」「日本は2島返還での解決を模索」などと、足元を見透かした報道をしている。

 ロシアでは都市部住民を中心に反政権機運がじわじわと広がっており、中長期的にはロシアの政体が変わる可能性も排除されない。国力を増す隣国の中国はロシアの潜在的脅威であり、中露関係の将来も不透明だ。北方領土問題の解決には、こうしたロシア内外の要因も大きな意味を持つ。

4262チバQ:2012/05/08(火) 22:11:27
>>4248
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120508/mds12050810590000-n1.htm
イスラエル総選挙中止 大連立で与野党合意
2012.5.8 10:58
 イスラエルのネタニヤフ首相は8日未明、最大野党、中道カディマのモファズ党首と会談し、9月に予定されていた前倒し総選挙の実施を取りやめ、現在の右派連立政権にカディマを加える大連立政権樹立で合意した。同国のメディアが伝えた。大連立は国会定数120のうち94議席を占め、近年で最も安定した政権になる見通しだ。

 前倒し総選挙ではネタニヤフ氏率いる右派リクードの勝利が有力視されていただけに、突然翻意した理由は不明。政府は7日午前、来年10月に予定されていた総選挙を今年9月4日に前倒し実施することを閣議決定していた。

 合意内容によると、大連立政権はパレスチナ和平交渉の早期再開に取り組み、モファズ氏は首相代行兼無任所相に就任する見通し。また、超正統派ユダヤ教徒らを徴兵義務から免除している現行法の改正にも取り組む。(共同)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012050801023
対イラン強硬姿勢に拍車も=過去最大の大連立政権−イスラエル
 【エルサレム時事】イスラエルのネタニヤフ首相は8日、9月の前倒し総選挙を取りやめ、最大野党、中道カディマのモファズ党首と大連立政権樹立で合意したと発表した。国会定数120のうち94議席を占有する過去最大の連立政権が近く発足する。首相は「大連立は国家に安定をもたらす」と意義を強調。政権基盤が安定することで、イラン核問題での強硬姿勢に拍車が掛かるとの見方も出ている。
 モファズ氏は軍出身で参謀総長や国防相を歴任。イラン問題では「今は制裁強化の局面」と慎重な姿勢を取る一方で、「軍事行動の準備をしておかねばならない」とも主張している。政権入りすれば、イラン攻撃も辞さない構えのネタニヤフ首相に同調する可能性もある。(2012/05/08-21:53)

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4263チバQ:2012/05/08(火) 22:12:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120508-00000063-mai-int
<イスラエル>一転、大連立政権が誕生 議席の8割を支配
毎日新聞 5月8日(火)18時54分配信

 【エルサレム花岡洋二】イスラエル議会(定数120)の解散と総選挙を実施する方針を表明していたネタニヤフ首相は8日、一転して最大野党の中道カディマと大連立に合意し、議席の約8割を支配することになった。解散はせず、首相は議会が任期満了する来年10月までの安定政権を手にした。

 政権の外交政策には、大きな変更はない見通し。焦点のイラン核開発疑惑への対応では、野党時代のカディマは単独軍事攻撃には反対だったが、地元メディアによると、党首のモファズ元国防相は過去に攻撃を検討しており、首相は攻撃を選択しやすくなる。停滞するパレスチナ和平問題も、連立協議で主要議題になっていない。

 内政では、13年度に見込まれる緊縮予算の編成や、ユダヤ教超正統派の一部に兵役義務を課す新法制定などで、首相が指導力を発揮しやすくなる。

 連立は計94議席で構成され、どの党も単独で崩壊させる力がなくなったことから、ネタニヤフ首相の政権基盤が強まる。首相率いる右派リクード党は第2党で27議席に過ぎず、これまで66議席で構成されていた連立では、15議席の極右政党・わが家イスラエルや、11議席のユダヤ教超正統派政党シャスの影響が強かった。

 世論調査では、早期選挙でリクードが伸長し、28議席の第1党・カディマが大敗する情勢となり、首相が6日、早期選挙を表明した。危機感を抱いたカディマが、8日未明の協議で連立に合意した。

4264チバQ:2012/05/08(火) 22:25:45
>>4247
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120508-00000069-mai-int
<セルビア議会選>進歩党が首位 連立交渉が焦点に
毎日新聞 5月8日(火)19時18分配信

 【ウィーン樋口直樹】セルビア議会選(定数250)は7日までの開票で、極右民族派政党から分派した野党、セルビア進歩党が首位に立った。だが単独過半数には及ばず、親欧米派与党、民主党が小差で続く。新政権の行方は3位に躍進したセルビア社会党との連立交渉次第となった。

 AP通信によると、進歩党は73議席、民主党は67議席、社会党は44議席の見通し。民主党は微増にとどまった。24%の高失業率や汚職のまん延が、連立政権を主導する民主党に逆風となった。

 連立与党の一角の社会党は、民主党のタディッチ前大統領と進歩党のニコリッチ党首による20日の大統領選決選投票の結果などで連立相手を選ぶ見通し。

 ニコリッチ氏は、極右セルビア急進党の元党首代行。ロシアとの関係を重視し欧米と距離を置いてきたが、08年の進歩党設立で政策転換。今選挙で欧州連合加盟を訴えた。

 社会党はかつて、旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷で起訴されたミロシェビッチ旧ユーゴ連邦大統領が率いていた。


http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/120508/cpd1205080505009-n1.htm
セルビア議会選、与野党接戦 EU加盟への歳出削減が焦点2012.5.8 05:00

 6日に投票が行われたセルビアの議会選挙は、与党の民主党と野党のセルビア進歩党の接戦となっている。大統領選も同時に実施され、欧州連合(EU)加盟の是非が争点になっている。

 選挙監視機関、CESIDの開票速報によると、得票率1位はニコリッチ氏率いる進歩党で24.7%。同氏はロシアに経済・政治的援助を求めるとみられている。

 2位はタディッチ前大統領率いる民主党で23.2%。同氏の下、セルビアはEU加盟候補国として承認された。3位は社会党で16.6%だった。

 一方、大統領選に出馬したタディッチ、ニコリッチ両氏は、20日に予定されている決選投票に進んだ。

 フランス大統領選では現職のサルコジ大統領が再選を逃したが、セルビアではEU加盟を目指すタディッチ氏と、コソボに対する領土的主張など民族主義的な発言を行い、EUの財政基準を満たすために必要な歳出削減を拒否するニコリッチ氏の間で、有権者の支持が二分される結果となっている。(ブルームバーグ Gordana Filipovic、Misha Savic)

4265チバQ:2012/05/08(火) 22:35:29
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201205080040.html
伊地方選は中道右派が苦戦、緊縮路線への抗議票相次ぐ2012年5月8日
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5月7日、イタリア地方選は、緊縮財政への抗議票が相次ぎ、左派が躍進、モンティ政権を支えるベルルスコーニ前首相の中道右派政党・自由国民は苦戦を強いられた。ローマ近郊で撮影(2012年 ロイター/Giampiero Sposito)
 [ローマ 7日 ロイター] 7日投票のイタリア地方選は、緊縮財政への抗議票が相次ぎ、左派が躍進、モンティ政権を支えるベルルスコーニ前首相の中道右派政党・自由国民は苦戦を強いられた。

 欧州では6日のフランス大統領選で社会党のオランド氏が勝利、ギリシャの総選挙でも2大政党が大きく議席を減らしており、緊縮路線の修正圧力が強まっている。

 今回の地方選は、モンティ政権や同政権を支える自由国民、中道左派・民主党の政策を直接問うものではないが、来年の国政選挙を占うとして注目されていた。

 選挙では、ユーロ離脱を訴え既成政党を激しく批判するコメディアン、ベッペ・グリッロ氏の政党が躍進。暫定結果によると、自由国民の地盤だった北部パルマで約20%の票を獲得した。自由国民の候補は5位と低迷。グリッロ氏の故郷ジェノバでも得票率が15%に達した。自由国民の候補は5位だった。

 自由国民のアルファノ幹事長は「敗北したが、党にとって壊滅的な結果ではない」との認識を示した。

4266チバQ:2012/05/08(火) 22:52:09
http://www.afpbb.com/article/politics/2876761/8907593
フランス初の「事実婚」ファーストレディー、外交に混乱もたらすか
2012年05月08日 15:54 発信地:パリ/フランス
【5月8日 AFP】魅力的なバレリー・トリルベレール(Valerie Trierweiler)さんにとって、スーパーモデルからファーストレディーを引き継ぐことはおそらく問題にならないだろうが、同国初の「事実婚」ファーストレディーとして外国を公式訪問することは問題になるかもしれない。

 6日に次期仏大統領に選出されたフランソワ・オランド(Francois Hollande)氏をパートナーに持つトリルベレールさんが、エリゼ宮(Elysee Palace)の鍵をもらう15日よりも前にオランド氏と正式に結婚するかどうかについては、いくつかの憶測が広がっている。

 もしそれまでに結婚しなければ、公式訪問の際に未婚の女性を腕に抱えた未婚の元首を正式の手続きで出迎えることに、一部の国はばつの悪い思いをするかもしれない。

 47歳のトリルベレールさんは2度の離婚経験があるジャーナリストで、10代の子どもが3人いる。今後もジャーナリストとしてのキャリアを続け、ファーストレディーの仕事と兼務すると語るトリルベレールさんは最近、この未婚問題を相手にしない考えを示した。

「そこまでの(大きな)ことなのか私にはわからない。ローマ法王を訪問する際にはもしかしたら問題になるのかしら? 率直に言って、私はあまり気にしていない。結婚に関するこの問題は、なにより私たちの私生活の一部なのだから」と、トリルベレールさんはAFPに語った。

■アラブ諸国や保守的な国で問題視されるか

 ローマ法王庁以外にも、事実婚であることが外交上のジレンマになりそうな国には、イスラム教の慣習に従うアラブ諸国や、インドの様な保守的な社会が挙げられる。

 大統領選で敗北したニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領が2008年1月にアラブ諸国を訪問した際には、当時はまだ結婚していなかった恋人で元スーパーモデルのカーラ・ブルーニ(Carla Bruni-Sarkozy)さんを同行させることができず、サルコジ氏は1人で行かざるをえなかった。

 またサルコジ大統領は、結婚して家族を作ることが人生で最も重要な目標だと考えられているインドでも、外交的混乱をもたらした。インドとフランスの当局者は、サルコジ氏の公式訪問の際にブルーニさんをどのように扱うべきかについて長い協議を重ねている。

 インドのメディアは当時、サルコジ氏とブルーニさんが同じスイートルームに宿泊するのか、また、ブルーニさんが公式晩さん会に出席するのかという話題で持ちきりになったが、最終的にブルーニさんはサルコジ氏のインド訪問には同行せず、結婚後に初めて「愛」を象徴するタージマハル(Taj Mahal)を訪れることになった。(c)AFP/Rory Mulholland

4267チバQ:2012/05/08(火) 22:54:43
http://www.afpbb.com/article/politics/2876698/8906776
「男の国」で次期大統領目指す女性政治家、アフガニスタン
2012年05月08日 15:45 発信地:カブール/アフガニスタン
【5月8日 AFP】アフガニスタン女性の権利運動の先頭に立ち、作家で国会議員で、いずれは大統領にもと期待されるフォージア・クーフィ(Fawzia Koofi)氏(36)が語ってくれたエピソードからは、女性として「男の国」に生きるとはどういうことかが垣間見える。

 最近、首都カブール(Kabul)の大統領府から歩き出したところで、保守系のある男性議員が近づいて来て言った。「クーフィさん、大統領選にお出になるようですが・・・大統領府にお住まいになりたいのでしたら、大統領となる人物と結婚してはいかがですか?」

 議会近くの借家でAFPのインタビューに応じたクーフィ氏の瞳は、数週間経った今でも怒りに燃えていた。「女性が大統領に立候補するのは本人が適格だからではなく、大統領府に住みたいからだと思うのが彼らの見方です」

 この男性議員に対しクーフィ氏は、30年間に及ぶアフガニスタンの戦闘の中でうさんくさい過去を抱えた男たちとは違い、自分は大統領府の警備にかくまわれる必要などないと言い返した。「彼らが私に対抗してきたときに嬉しくなることもある。それは、彼らにとって私が無視できない存在で、彼らが私を強い人間だと見なしているからだと思うから。そこで私は、そういった人たちの望みどおりに一撃を加えてあげるの」

■女性にとって「最悪の国」で立ち上がる

 米ニュースサイト「デーリー・ビースト(Daily Beast)」の「恐れを知らない女性150人」の1人に今年選ばれたクーフィ氏は、アフガニスタン議会の女性と人権委員会の委員長を務める。夫は亡くなっている。2人の娘に捧げた回顧録『Letters to my Daughters』(娘たちへの手紙)は、女性にとって世界で最悪の国と呼ばれることさえあるアフガニスタンで成長した少女が直面したとてつもない困難と克服の物語だ。

 クーフィ氏は産まれた直後、悲観した母親によって太陽が照りつける場所に置き去りにされ、殺されそうになった。母は、23人の子どもがいる夫の7番目の妻だった。自分が産んだ新しい子どもを夫は認めてくれないと分かっていたのだ。

 しかし、太陽に焼かれながらほぼ丸1日泣き叫び続けた産まれたばかりのクーフィ氏は後悔した母の元に戻され、愛されながら育つことになった。この時の日焼けの痕は10代になるまで残ったが、その傷も、ましてや心の傷も、イスラム女性の装いに身を包んだエレガントで自信に満ちたクーフィ氏からは感じられない。
 
 部屋の壁には2人の男性の写真があった。1人は厳格な表情をしたクーフィ氏の父親だ。政治家だったが、クーフィ氏が3歳の時に殺された。直接話しかけられたことは1度しかない。しかも、向こうへ行っていろという一言だった。

4268チバQ:2012/05/08(火) 22:55:12
■タリバンに歩み寄るカルザイ大統領、タリバン化逆行への懸念

 もう1人の男性は、クーフィ氏と一緒に写っているハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領だ。クーフィ氏は、カルザイ氏のファンではない。それどころか、旧支配勢力タリバン(Taliban)を含む保守派の支持を獲得するために、女性の権利を「差し出そうとしている」として大統領を糾弾している。

 タリバン政権下では、女子は学校教育を禁じられ、全身をすっぽりと覆うブルカ以外のものを着た女性は往来でむち打たれ、姦通を疑われた女性は石打ちで死刑にされた。しかし厳しい状況にありながらどうにか良い教育を受けてきたクーフィ氏は、この10年間でアフガニスタンの女性たちには「絶好の機会」が与えられてきたと評価する。

 そのクーフィ氏が最も心配するのは、ようやく女性たちが手にしてきたものが、和解のための対話にタリバンを引き込み、2014年の北大西洋条約機構(NATO)軍撤退後にタリバンと政権を共有するために犠牲にされるのではないかという点だ。「妥協はすでに起きている。タリバン化は進行中だ。政府内部の者がすでにタリバン的なイデオロギーや考え方を推進している」

 3月、同国のイスラム教の最高権威であるウラマー(イスラム法学者)評議会(Ulema Council)が出した「男性が基本であり、女性は副次的である」という宗教令にカルザイ大統領は支持を表明している。この宗教令は男女が同じ場所で働くことや、女性だけで旅行することを禁じ、場合によっては妻を殴打することを正当化するなど、タリバン時代に後戻りするような内容だった。

 クーフィ氏は憤る。「(カルザイ氏は)これがアフガニスタン国民が求めているものだと言って、公然とこれを認めたのです。でも、これが人々の求めているものだとは、私は思わない。私たちはイスラム教徒ですが、イスラムについての私たちの理解の仕方と、タリバンの理解の仕方は違う」

 クーフィ氏はたとえ自分の命を危険にさらすことがあっても、力の限り尽くす決意だ。「アフガニスタンでは、女性が政界にいること、女性が自分の信念のために立ち上がることには常に危険が伴う。私はこれまでに何度も暗殺の標的や誘拐の標的になってきた。けれど、誰かがリスクを負わなければならないと思う」

 カルザイ大統領が1期5年を2期までという任期制限に達する2014年の大統領選に、クーフィ氏は立候補する決意を固めている。男性優位社会のこの国では惨敗間違いなしという予測に対しクーフィ氏は、若者や女性、教育を受けたエリート、そして農村部でも、変化を望む強い要望があると反論する。

 クーフィ氏の地元は北東部のへき地バダフシャン(Badakhshan)州だ。「ここの人たちは10年前は女性に強烈に厳しく当たってきた。それが今では私に投票してくれている。そう、変化は可能なのです。世界の友人たちの政治的、精神的支援次第なのです」

 インタビューが終わる頃、クーフィ氏はインタビュー最後の写真を撮るため、テニスをしていた12歳と13歳の2人の娘を呼び寄せた。テニスは、わずか10年前にはアフガニスタンの女性が禁じられていた多くのささやかな楽しみの1つだ。(c)AFP/Lawrence Bartlett

4269チバQ:2012/05/09(水) 22:17:12
http://www.asahi.com/international/update/0509/TKY201205090115.html
記者に「敬意払い起立しろ」 躍進のギリシャ極右政党
 ギリシャ総選挙で21議席を獲得した極右政党「黄金の夜明け」が、記者会見時に報道陣に起立を求め、従わないと退場を促すなど、早くも摩擦を起こしている。

 地元メディアによると、6日夜、ミカロリアコス党首が党本部の会見場に入る際、党員が報道陣に「敬意を払え」と起立を求めた。報道陣が「我々は取材に来ている」と抗議すると、「従わないなら出ていけ」と声を荒らげた。拒否した記者は退席したという。

 会見で党首は、既成政党の政治家とともにテレビなどのメディアを「腐敗したエリートども」とののしり、「我々を汚く攻撃し続けてきたが、我々は勝利した」と述べた。

4270チバQ:2012/05/09(水) 22:19:39
>>4265
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/120509/cpd1205090504006-n1.htm
伊首長選、反ユーロ派勢い 「5つ星」2都市で決選投票進出か2012.5.9 05:00
 コメディアンから政界入りし、イタリアのユーロ離脱を提唱するベッペ・グリッロ氏率いる「5つ星の市民運動」の候補が2つの大都市の市長選で2回目の投票に進む可能性が示されている。

 同運動の候補はパルマで2位に入り、ジェノバでは決選投票に進むもようだ。国営テレビRAI向けにピエポリ研究所がまとめた予想が示した。両候補者とも、モンティ政権を支える3政党の一つである民主党(PD)には及ばなかった。

 同研究所の予想によると、ベルルスコーニ前首相の自由国民の候補は7日に投票が終了した4大都市で決選投票に進むのに十分な票を得られなかった。

 今回の地方選は、モンティ首相が昨年11月に選挙を経ずにベルルスコーニ氏に代わって首相に就任してから初めて民意を問うものとなった。約950万人の有権者を抱える1000近い自治体で投票が実施された。

 グリッロ氏は7日にツイッターで「暫定結果に基づくと、われわれの得票率は全国で14%となっている」と指摘。また、「初の5つ星の町長を誕生させた」と、人口6600人のベネト州サレーゴについて勝利宣言した。

 第1回投票で過半数の票を得られなかった首長選の決選投票は20、21日に行われる。(ブルームバーグ Lorenzo Totaro、Chiara Vasarri)

4271チバQ:2012/05/09(水) 22:47:21
>>4259
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120509-00000129-mai-int
<ギリシャ>急進左派連合が対決姿勢をむき出しに
毎日新聞 5月9日(水)22時22分配信

 ギリシャの連立政権協議は、選挙後2日で行き詰まった。財政緊縮策反対を掲げて一躍第2党に台頭した急進左派連合(SYRIZA)が、話し合いどころか、再選挙になだれ込む野心を隠さず、対決姿勢をむき出しにしたためだ。「無理な財政緊縮策は取り下げろというのが、選挙の民意だ」。チプラス党首(37)は8日、緊縮策を進めた第1党の中道右派・新民主主義党(ND)と第3党の中道左派・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)に、連立協議に入る条件を突きつけた。【アテネ伊藤智永】

 昨年秋に連立与党を組んだND、PASOKの両党は、破綻寸前の国家財政を救うため、財政緊縮策と引き換えに欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)から巨額支援を受けた。チプラス氏は「支援の合意署名を取り消すという書簡を、明日までにEUに送れば、明後日に連立協議をする」と迫った。

 3時間後、NDのサマラス党首は険しい表情で記者会見した。「修正なら応じるが、そんな書簡はEU脱退届と同じだ。彼らは反欧州の左派戦線を作ろうとしている。それならこっちは右派戦線で立ちはだかる」。SYRIZAが「あくまで左翼政権を作る」と公言し、連立政権協議なのに、初日は国会の議席のない左派小政党と相次ぎ会談したのに反発したのだ。

 今回選挙の得票率は、ND19%、急進左派連合17%、PASOK13%。議席獲得要件の3%未満だった左派小党と連携すれば、第1党も夢ではなかった。有権者の怒りが熱いうちに再選挙に打って出れば−−そんな急進左派連合の思惑が透ける。

 連立協議2日目は、支援団体の労組幹部らとの会談を設定し、旧2大政党との協議は最終日に後回しにされた。連立協議は再選挙の前哨戦にすり替えられた形だ。サマラス氏の会見は「挑戦を受けて立つ」という回答だ。

 直後にPASOKのベニゼロス党首も会見し「今は国内で政党が争う時ではない。欧州友好の広い立場から挙国一致をめざすべきだ」と、穏やかに要求を拒否した。

 ◇再選挙の公算大きく

 ギリシャの連立政権作りは、SYRIZAが9日中に作業を終え、10日午前には断念する見通し。第3党PASOKが試みるが、成功の見込みはほとんどない。パプリアス大統領は14日以降、早々に再選挙の大統領令を出すことになる。

 15日には、ギリシャ国債の債務免除を受け入れなかった4%(4億5000万ユーロ)分の債務履行期限を迎え、今の状態では最初の債務不履行(デフォルト)が起きる。対策はEUで協議中だ。

 再選挙は大統領令から30日以内の日曜日に実施されるため、早ければ6月10日か17日の投開票となる。NDとPASOKが過半数を回復すれば、旧大連立政権が復活し、緊縮路線を修正しながら再開するが、SYRIZAは左派小政党をまとめて第1党に躍り出て左派連立政権樹立をもくろむ。組閣が再び混迷する可能性も大きい。左派政権なら、EUからの巨額支援合意取り消し▽年金と給与の削減の取りやめ−−といった国家改造計画に取り組むとしており、混乱は必至だ。

 一方、6月末には、巨額支援の条件である116億ユーロの追加財政緊縮策を決定しなければならない。EUは延期しないと表明しており、この時点で支援は止まる可能性が出てくる。7月以降、こうした政治・経済的混乱が波状的に重なり、デモや暴動など社会の騒乱が起きる恐れがある。そうなると、今年後半はギリシャのユーロ圏離脱が現実課題として検討され始め、早ければ来年前半にもユーロ圏離脱があり得ると観測されている。

4272チバQ:2012/05/09(水) 22:52:29
>>4258
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120509-00000016-jij-int
震える住民「命狙われる」=無人都市に響く銃撃音―壊滅の反体制派地区・シリア中部
時事通信 5月9日(水)5時45分配信

 【ホムス(シリア中部)時事】アサド政権による反体制派弾圧が続くシリアの中部ホムスに8日、アナン国連・アラブ連盟特使の調停案履行を監視する国連停戦監視団に同行して入った。シリア第3の都市は、反体制武装組織が拠点としたため、政府軍の総攻撃を受け、ゴーストタウンの様相を呈していた。残った市民は「最近も政権の狙撃手に何人も殺されている。いろいろしゃべりたいが、命を狙われる」と唇を恐怖で震わせた。
 かつては約200万人が住んだホムスのバーバアムル地区。反体制デモが頻繁に起き、反体制武装組織「自由シリア軍」が市民を守るために支配下に入れたため、ヘリコプターやミサイルによる攻撃で壊滅状態に陥った。現在、市内の別の地区や国内外に人々は逃れ、住民の姿はほぼ見当たらない。
 行政庁舎や銀行が入居するビルが立ち並ぶ市中心部も、大通りに人の姿はない。調停案に基づく停戦で戦闘は停止しているが、銃撃や砲撃の痕跡が生々しく残り、乾いた銃撃音が散発的に響く。
 市中心部のウータ地区では、治安関係者が近くで目を光らせる中、バーバアムル地区の家を失った22歳の大学生が恐怖を押し殺し、声を絞り出して苦境を訴えた。反体制派地区出身というだけで検問所で拘束され、1時間以上も暴力を振るわれたという。政権はビルの屋上に狙撃手を配置しており、数日前にも、射殺された人の遺体を収容するのすら困難だった。
 別の50代の男性が「バッシャール(アサド大統領)は人殺しだ」と怒りをあらわにしたところ、周りの少年たちも同調した。宗派間内戦の様相を呈する中、反体制デモを主導したイスラム教スンニ派地区は徹底的に破壊され、大統領と同じアラウィ派の地区や異なった宗派・宗教の市民が混在する地域の被害は目立たない。

4273チバQ:2012/05/09(水) 22:54:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120509-00000100-mai-int
<シリア>「戦時」と「平時」が混在
毎日新聞 5月9日(水)20時31分配信

 【ホムス(シリア中部)前田英司】アサド政権の武力弾圧が続くシリアでは「戦時」と「平時」が混在する。連日死者が出る中部ホムスは一部が廃虚と化したが、首都ダマスカスでは一見平穏な日々を送る住民も多い。エジプトなどで大群衆が独裁体制を打倒した「アラブの春」の熱気は感じられない。

 8日午後、国連停戦監視団に同行して訪れたホムス中心部。官庁や商店が集まり普段なら人出も多いが、警察の制圧下で人通りは皆無だ。歩道には「武装勢力の迫撃弾攻撃」(警察)で割れた窓ガラスの破片が飛び散り、未回収の生ゴミが異臭を放つ。激しい戦闘を思わせる焼け焦げた商店や車。取材中も銃声が頻繁に聞こえた。「夜間は『武装勢力』の攻撃が激化する」。警察責任者が説明した。

 裏通りで出会った男性(30)は、別の地区から約140人と逃れてきたという。反政府デモで政府軍に撃たれたといい、「恐怖の源は『武装勢力』でなく当局だ」と憤った。

 市内北部クスール地区から救急車が逃げ帰ってきた。通報を受け市民の遺体を回収に向かったが、狙撃されたという。離反兵士団体「自由シリア軍」が支配する地区だというが、誰が発砲したのか確認はできなかった。

 一方、ホムスから車で約2時間のダマスカスでは日常が続き、レストランやバーもにぎわう。住民らは「ここは安全。中部や北部の一部の地方都市が多少問題なだけだ」と判を押したような答えだ。

 反政府デモが激化するイスラム教恒例の金曜礼拝があった4日、反体制派情報を基にデモを追った。「実施中」の場所をタクシーで巡ったが行き当たらない。無人の空き地もあったが、運転手は「ここで間違いない」と断言。現場の男性は「朝からいるが、何もないぞ」と声を張り上げた。政権支持者だった。

4274チバQ:2012/05/09(水) 22:55:30
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/worldtown/CK2012050902000247.html
アンタクヤ 苦戦を物語るため息
2012年5月9日

 握手した右手は思ったよりも細く、ひんやりとした。反体制派への武力弾圧を続けるシリアのアサド政権に対し、離反兵を率いて抵抗する自由シリア軍の指導者アサアド大佐。拠点のトルコ南部アンタクヤ近郊で会った。

 屈強な護衛兵たちが周囲を固めるピリピリした雰囲気。反骨の武闘派をイメージしていたが、物腰は紳士的で、初対面の記者の質問にも、穏やかな語り口で率直に答えた。

 政府軍を離反したのは昨年六月。「政権が国民を殺害するのが我慢ならなかった」という。離反直前に政権に疑われ一週間、拘束された。徹底した取り調べの後、いったん解放された際に隣国トルコへ脱出。いずれは暗殺されると感じたという。

 一万人を超える犠牲者が出たシリア危機は先月、国連主導で停戦入りしたが、衝突が止まらない。「政権の攻撃に応戦し市民を守るのは当然だ」と語る。

 語気を強めたのは介入に及び腰の国際社会に話が及んだ時だ。「各国が立場を変えなければ、殺人政権のパートナーと同じだ」と拳で机をたたいた。

 武力闘争には反体制派内にも否定的な意見があるが、「勝利は必ず訪れる」と大佐。ただ、会話の途中で時折漏らす小さなため息を何度か耳にした。苦しい戦いと、出国から間もなく一年という長い月日の経過を物語っていた。 (今村実)

4275チバQ:2012/05/09(水) 23:15:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120508/erp12050815110004-n1.htm
【フランスの選択】
17年ぶりの社会党政権(上)サルコジ否定 打開策あるか
2012.5.8 15:09 (1/3ページ)
 6日のフランス大統領選決選投票で、社会党のオランド前第1書記(57)がサルコジ大統領(57)を破り、左派がエリゼ宮(大統領府)を奪還した。内務省が7日発表した最終開票結果によると、得票率はオランド氏が51.62%で、サルコジ氏は48.38%。オランド氏は、1958年発足の第五共和制で閣僚経験のない初の大統領となる。ただ、国内の経済政策はもとより、欧州債務危機対応、原発政策、アフガニスタン派兵などで軌道修正を表明しているが、外交を含めて手腕は未知数。ミッテラン氏以来の社会党大統領はどのようなかじ取りをみせるのだろうか。

 「私はフランス国民全員の大統領になる!」

 オランド氏は6日夜、中部コレーズ県の集会で、選挙戦で強調してきた「平等と公正の実現」を踏まえ、こう勝利宣言した。その後、フランス革命の舞台となったパリのバスチーユ広場で、支持者ら数万人と喜びを分かち合った。

 そこには、ミッテラン氏以来の社会党大統領誕生に対する興奮があったが、冷めた見方も少なくない。

 「積極的にオランド氏が選ばれたわけではない」

 パリ政治学院の研究員、ダニエル・ボイ氏はこう指摘する。経済改善への打開策を示せず、派手な私生活や振る舞いが批判されたサルコジ氏に、有権者が「ノン」を突きつけた結果にすぎないという。

 ジスカールデスタン元大統領以来、31年ぶりの現職敗北という屈辱を味わったサルコジ氏。選挙を終えると6日夜、同氏は政界からの引退を示唆した。

 「敗北の責任は私にある。私は仏国民の一人に戻るつもりだ」

 「もっと働き、もっと稼ごう」のスローガンの下、フランスを自由主義的な競争社会に改革することを目指して2007年、大統領に就任。外交面では北大西洋条約機構(NATO)の軍事機構に復帰したほか、リビアへの軍事介入を英国と主導し、存在感をアピールした。

 しかし、仏経済が金融危機もあって翻弄された。失業率は目標の5%への低下どころか、1999年以来最悪水準の10%に悪化した。ただ、「サルコジ氏が去っても、債務や失業も一緒に消えてくれるわけではない」とオランド氏自身認めるように、国内の経済・雇用対策で有効策を打ち出せないと、選挙での「興奮」はあっという間に「失望」に転化することになる。

 81年、ミッテラン氏が大統領に選ばれたとき、運動員としてその選挙戦を手伝ったのが当時26歳のオランド氏だった。

 社会党内で穏健派に属するオランド氏は、実は「現実主義者」(ボイ氏)。単一通貨ユーロ導入など、欧州統合を進めたミッテラン氏もそう呼ばれた。

 オランド氏は、電力の原発依存度を現行の75%から2025年までに50%に引き下げる「減原発」政策や、アフガン駐留の仏部隊について1年前倒しとなる12年末までに撤退させることを公約に掲げた。原発政策では、次世代型の欧州加圧水型炉(EPR)の推進方針も示している。

 オランド氏の元パートナーで、07年の大統領選に社会党の女性候補として出馬、サルコジ氏に敗れたロワイヤル氏は手厳しい。

 「(オランド氏の)30年という政治キャリアは、やらなかったことばかり…」 国際舞台での経験に乏しいオランド氏の外交姿勢の不透明さにも不安が残る。本来フランスは米英とも一線を画し、国益重視の独自路線だけに伝統的な外交に戻るとする観測も出ている。(パリ 宮下日出男)

4276チバQ:2012/05/09(水) 23:17:03
http://sankei.jp.msn.c17年ぶりの社会党政権(下) 来月に国民議会選 左派完勝かコアビタシオンか
2012.5.8 23:51 (1/3ページ)
 フランス革命の舞台となったパリのバスチーユ広場。圧政の象徴として、パリ市民が襲撃した監獄があった。それから220年余り−。17年ぶりの社会党大統領に選出されたばかりのオランド前第1書記が7日未明、数万人の支持者が集まるこの広場に姿を見せ、戦いの継続を訴えた。

 「この先数カ月、やることはまだたくさんある。“大統領”に多数派を与えるのだ」

 大統領選は終わったが、フランスの政治の季節は続く。オランド氏が視野に入れるのは6月10日と17日に行われる国民議会(下院、577議席)選挙だ。

 現在、300議席以上を押さえる右派の国民運動連合(UMP)から議会多数派を奪えなければ、右派が首相のポストを握り、大統領と首相の所属勢力が異なる「保革共存政権」(コアビタシオン)となる。コアビタシオンでは、大統領の実権が事実上制限される。

 第五共和制下、コアビタシオンは3度あり、オランド氏が師と仰ぐミッテラン元大統領も苦労した一人だ。1981年から95年までの任期中、86〜88年と93〜95年に2度のコアビタシオンを経験している。86〜88年の際の首相がシラク氏(前大統領)だった。

 最近の世論調査では、社会党を含む左派の支持率が31%、UMPが30%と拮抗(きっこう)している。オランド氏が陣営を引き締めようと、大統領選の勝利直後に支持継続を訴えたのはこのためだ。

 逆に、大統領選に敗北したUMPにとって議会選は負けられない一戦となる。

 サルコジ大統領は7日、エリゼ宮(大統領府)で閣僚や党幹部と議会選対策について協議し、党内が一致して臨むよう要請。陣営の広報担当、コシウスコモリゼ前エコロジー相もラジオで「議会でバランスを取り戻さなくてはならない」と懸命に訴えた。

下院第一党とはいえ、UMPの置かれている状況はかなり危機的である。昨年9月の上院選では社会党を中心に左派が初の過半数を獲得した。地方でも現在、左派が優勢。議会選で敗れれば、国政から地方議会までを左派に握られるという前代未聞の状況となる。

 サルコジ氏の「次」を見据えた動きは大統領選決選投票前から始まり、サルコジ氏を支えてきたコペ幹事長やフィヨン首相といった名前がすでに浮上。議会選を前に党内の団結が乱れるのは回避したいところだ。

 しかし、大統領選第1回投票でルペン党首が過去最高の得票率を記録した極右・国民戦線(FN)への対応をめぐり党は揺れる。

 フランスの保守は、シラク前大統領が「FNはフランスの伝統と一致しない」と言明したように、極右との間に一線を引いてきた。だが、サルコジ氏は大統領選で極右支持層の取り込みのため、FNに理解を示すような発言までした。UMP支持者の6割以上がFNとの連携に賛成する世論調査結果もあり、党は分裂含みだ。

 オランド政権がどんな国家像を目指すのか。来月の議会選にかかっている。

 (パリ 宮下日出男)

4277チバQ:2012/05/09(水) 23:56:49
>>4264
http://mainichi.jp/select/news/20120510k0000m030080000c.html
セルビア:連立政権維持で合意 躍進の進歩党は野党に
毎日新聞 2012年05月09日 21時14分

 セルビア議会選で第2党となった親欧米派与党、民主党は9日、第3党につけたセルビア社会党と連立政権の維持で合意したと発表した。他の少数政党を加え、過半数の獲得を目指す。首位に躍進した民族派野党、セルビア進歩党は野党にとどまる見通しとなった。

 政党別の獲得議席は進歩党73、民主党67、社会党44の順。社会党は、民主党のタディッチ前大統領と進歩党のニコリッチ党首による20日の大統領選決選投票でも、タディッチ氏への支援を明確にした。大統領選の第1回投票ではタディッチ氏が小差でリードした。【ウィーン】

4278チバQ:2012/05/10(木) 00:16:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120509/mds12050923590004-n1.htm
シリア監視団同行ルポ 戦車なおも市街地に 薄氷の停戦合意
2012.5.9 23:58 (1/3ページ)

シリア西部マダヤで6日、監視団の車列をみてあわてて装甲車両を隠す政府軍兵士(大内清撮影)
 アナン前国連事務総長の調停による、シリアのアサド政権と反体制派との停戦合意発効から約1カ月。アナン氏は8日、国連停戦監視団の活動が暴力の沈静化に効果をみせているとする一方、なおも戦闘が続く西部ホムスなどを念頭に「深刻な違反がある」とも指摘した。監視団に同行し訪れた首都ダマスカス西方のザバダニ周辺では、合意を無視する形で政権側の戦車が配置され、停戦のもろさを物語っていた。(シリア西部ザバダニ 大内清)

    □ □

 ザバダニに隣接するマダヤ村の検問所。今月6日、ブラジルやアルゼンチン出身の要員からなる監視団チームの車列が近づくと、歩哨の政府軍兵士があわてて、かたわらの装甲車を隠すように迷彩のシートを掛け始めた。

 昨年3月の反政府デモ発生後、激しい弾圧の対象となったザバダニや周辺の村々では、離反兵らの反政府組織「自由シリア軍」による武装闘争が本格化した昨秋以降、同軍に合流する住民が続出、停戦までの数カ月間は、連日のように政権側との戦闘が続いた。

 アナン調停の合意内容によれば、政権側は戦闘地域からの撤収が義務づけられている。しかし、この日の調査ではマダヤだけでなく、ザバダニ市街や付近の山岳地帯にも「秩序維持」を名目に兵員と戦車が配置されているのが確認された。ある政府軍兵士は「(戦車は)人を運ぶためのものだ」と“強弁”した。

 監視団はその一台一台の操縦席をのぞき込むなどして稼働状況を記録。中には砲弾が用意されているものもあり、監視団員の一人は「2分もあれば装てんできる状態だ」と、政権側の姿勢に疑惑の目を向けた。

 ザバダニ市内で会った自由シリア軍戦闘員ハサン・ダッブールさん(25)によると、停戦が発効した4月12日以後、政権側の大がかりな攻撃はなく、停戦は一応、守られているという。

 しかし同市周辺ではそれまでに数百人が死亡、現在も多数が当局に拘束されており、住民の恨みは深い。

 「砲撃で家族5人を失った」「デモ中に息子が銃弾を浴びせられた」…。監視団が立ち寄る先々では、これまでの弾圧被害を訴える人だかりができた。

 その一方で、「アサド大統領こそ指導者だ!」と叫ぶ男性もおり、政権に対する住民感情が割れていることをもうかがわせた。

 反体制派の拠点都市で、政権側の主な攻撃対象となってきたホムスや中部ハマはさらに深刻だ。

 政権側は停戦発効後も砲撃を続けており、ここ数週間だけで死者は数百人に達しているとみられる。これらの都市には監視団のチームが常駐し活動にあたっているものの、監視の目が及ばない地域では政権側と反体制派の間で銃撃戦も頻発しているもようだ。

 こうした中、最近目立つのが爆発物を使ったテロだ。

 フランス通信(AFP)によれば、南部ダルアーで9日、監視団の車列近くで爆発があり警護の政府軍兵士6人が負傷。北部アレッポでは5日、爆発で3人が死亡する事件があり、反体制派活動家の一人がロイター通信に、政権支持者を狙った犯行だったと明らかにした。

 反体制派の武装闘争はこれまで、政府軍部隊や治安機関への攻撃が中心だったが、政権側が住民への攻撃姿勢をゆるめなければ、より無差別的な「テロ闘争」に発展する懸念もある。

 8日、近くシリアを再訪する意向を示したアナン氏は「内戦を防ぐ最後の機会だ」と述べ、双方に停戦の完全履行を訴えた。

4279チバQ:2012/05/10(木) 00:18:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120509/erp12050923560009-n1.htm
爆弾テロ、前首相への“暴行”で揺れるウクライナ サッカー欧州選手権で「ボイコット」の動きも
2012.5.9 23:55 (1/2ページ)
 【モスクワ=佐々木正明】サッカー欧州選手権の開催を来月に控えたウクライナが揺れている。4月の爆弾テロによる治安上の不安に加え、服役中のティモシェンコ前首相が看守に殴られたとする暴行疑惑が浮上したためだ。前首相への有罪判決を「政治的だ」と非難してきた欧州各国はウクライナ政府への圧力を強めており、11日から南部ヤルタで開幕予定だった「中・東欧サミット」は中止に追い込まれた。当局は9日、前首相を収容所から医療施設に搬送、欧州の圧力に一定の配慮を示したものとみられる。

 先月末、ウクライナ東部ドニエプロペトロフスクで起きた爆弾テロでは30人が負傷。昨秋から東部ハリコフなどの都市で爆発が相次いでおり、6月9日からポーランドと共催するサッカー欧州選手権を前に、治安への懸念が広がった。

 ヤヌコビッチ大統領は「国全体への挑戦だ」と表明。2百万フリブナ(約2千万円)の懸賞金を用意し、威信をかけた捜査に乗り出した。しかし、テロは、前首相が「看守に腹を殴られた」と訴えて内出血の痕を示す写真が国内メディアで公表された直後に発生したため、「暴行疑惑から目をそらすための政権側の陰謀では」との見方が出る事態を招いた。

 前首相はヤヌコビッチ大統領の政敵で、職権乱用罪で禁錮7年の判決を受け昨年10月から服役している。

 暴行疑惑に最も敏感に反応したのはドイツだった。前首相は脊髄の痛みを訴えてドイツでの治療を求め、暴行に抗議するハンストを続けた。メルケル独首相は、「欧州選手権の開催までにティモシェンコ氏が釈放されなければ、閣僚にウクライナに行かないよう求める」との意向を示した。

 ウクライナへの圧力は広がりを見せ、欧州委員会のバローゾ委員長は選手権開会式の欠席を明言。出場国からも政府関係者の観戦ボイコットの動きが出てきた。中・東欧サミットでも不参加の表明が相次ぎ、ウクライナ外務省は8日、サミットの中止を発表した。

 ウクライナ政府は、前首相の内出血は「拳で殴られたあとではない」と疑惑を否定し、選手権ボイコットの動きにも「スポーツはスポーツ、政治は政治だ」と嫌悪感を示している。

 前首相は9日、リハビリのために近くの医療施設へ移動、ドイツ人医師の診断を受けることになった。家族を通して、「政治の危機が、選手権開催までに解決されることを望む」と声明を出した。

 欧州選手権はウクライナとポーランドの両国で総勢100万人超の観光客が期待でき、ウクライナにとっては1991年の独立後、最大級のスポーツイベント。悪影響を懸念したウクライナ政府が、前首相の要求を一定の範囲で受け入れ、人権上の配慮を示した形となった。

4280チバQ:2012/05/10(木) 21:52:33
>>4224-4227
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120510/erp12051018250009-n1.htm
支持低落も緊縮路線を堅持 英政権2年、苦境に
2012.5.10 18:18

 英南東部ベイシルドンで自由民主党のクレッグ党首(左)と集会に参加したキャメロン首相=8日(ロイター=共同)
 英国のキャメロン首相は11日で就任から2年。大胆な歳出削減を進めながらも国民の理解をつなぎ留めてきたが、ここに来て急速に支持を失っている。緊縮策の痛みが国民生活に出始めたことに加え、「政治とカネ」をめぐる醜聞が発覚したため。首相にとっては耐え忍ぶ日々が続きそうだ。

 「つらいことだが、財政再建のためには決めたことを緩めるわけにはいかない」。首相は8日の記者会見で、緊縮策の必要性をあらためて訴えた。

 政権は3月、これまで付加価値税(消費税)がかかっていなかった食料品の一部に課税する方針を発表。一方で高所得者の減税を打ち出したため、「金持ち優遇」との批判が噴出。首相が率いる保守党の支持率は2004年以来最低の29%に落ち込んだ。英国は09年以来の景気後退局面に入り、緊縮策をやむを得ないと考えていた国民も耐えきれなくなった形だ。保守党内からでさえ「傲慢な上流階級のお坊ちゃん」と首相をこき下ろす声が出る。(共同)

4281チバQ:2012/05/10(木) 22:14:00
>>4271
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120510-00000082-mai-int
<ギリシャ>第3党党首が組閣作業に着手
毎日新聞 5月10日(木)21時22分配信

 【ジュネーブ伊藤智永】ギリシャの連立政権協議は10日、第2党・急進左派連合(SYRIZA)のチプラス党首がパプリアス大統領に組閣失敗を報告し、第3党の中道左派・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のベニゼロス党首が期限3日間の組閣作業に着手した。PASOKは財政緊縮策の受け入れを主導したと批判されて総選挙で大敗しただけに、他党が応じる可能性はなく、11日にも組閣失敗を表明せざるを得ない公算が大きい。

 再選挙になれば、第1党の中道右派・新民主主義党(ND)とPASOKは解党的敗北も予想されるため、再選挙回避のためだけの少数与党暫定政権を作る最後の努力が行われている。しかし、その場合の首相と期待される第7党・民主左派のクベリス党首は9日、早々に「旧2大政党だけとの暫定連立には応じない。多くの党が参加する挙国一致内閣が条件だ」と事実上これを拒否した。

 PASOKの組閣が失敗した後、パプリアス大統領はND、SYRIZA、PASOKの3党首を集め、最後の説得を試みるが、再選挙を狙うSYRIZAが同意する可能性はなく、早ければ今週末か週明けにも、再選挙が決まる見通しだ。

 混乱の影響は、金融市場以外にもすでに出ている。ギリシャの観光業協会は10日、この2日間だけで海外からの旅行の予約が50%もキャンセルされたと発表。本格的な観光シーズンを控え、政争が景気の足を引っ張っていると非難している。

http://www.cnn.co.jp/world/30006534.html
ギリシャ第2党も連立工作失敗 再選挙の可能性高まる
2012.05.10 Thu posted at: 15:38 JST

アテネ(CNN) 6日のギリシャ総選挙で第2党となった急進左翼進歩連合は9日夜、連立政権樹立に向けた他党との協議が不調に終わったことから連立工作を断念すると発表した。これにより、6月中の再選挙の可能性が高まっている。

急進左翼のチプラス党首は9日、第1党の新民主主義党(ND)のサマラス党首と、第3党の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のベニゼロス党首と相次いで会談。財政緊縮策の放棄などを両党に求めたが、受け入れられなかった。

急進左翼は欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)からの財政支援の条件である緊縮財政策に反対して票を伸ばした。チプラス党首は緊縮策の放棄や年金や賃金の削減を定めた法律の廃止、銀行の国有化などを主張している。

NDのサマラス党首は、チプラス党首の方針に従えばギリシャはユーロ圏からの離脱を余儀なくされるだろうと述べた。

ギリシャ総選挙では19%を得票したNDが第1党となり、7日にパプリアス大統領から組閣要請を受けて連立工作を行ったがその日のうちに断念。急進左翼もこれに続いたことで、次は第3党のPASOKが組閣を試みる見込みだ。

PASOKのベニゼロス党首は、EUとの連帯を支持する政党で作る挙国一致内閣が第1の候補だと述べている。それがうまく行かない場合には他の政党に協力を求めるが、ユーロ圏離脱という事態を招かないことが大前提だという。

4282チバQ:2012/05/10(木) 22:15:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120510/erp12051010590002-n1.htm
ギリシャ第2党も組閣失敗 左派勢力の政権実現せず
2012.5.10 10:57

ギリシャ国会で会談前の急進左派連合(SYRIZA)のツィプラス党首(右)と新民主主義党(ND)のサマラス党首=9日(AP)
 【ベルリン=宮下日出男】総選挙後の組閣が難航するギリシャで、他党と連立協議をしていた財政緊縮反対派、急進左派連合のツィプラス党首は9日、交渉が失敗し、10日にパプリアス大統領に組閣断念を伝えることを明らかにした。大統領は10日以降、第3党の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)に組閣要請する見通しだが、事態打開の見通しは立っていない。

 ツィプラス党首は9日、「左派勢力の政権は実現しなかった」と述べた。同党は反緊縮の政権樹立を目指していた。PASOKのベニゼロス党首は同日、「国家的努力を続ける」と政権樹立に意欲を示した。

 連立協議ではツィプラス党首は、欧州連合(EU)などの支援の条件に緊縮策を受け入れた第1党の新民主主義党(ND)のサマラス党首、PASOKのベニゼロス党首とも個別に会談したが、両党首は急進左派連合の政策はギリシャの単一通貨ユーロ離脱を招くと批判したという。

 6日の総選挙では、緊縮路線のNDとPASOKの与党2党が過半数をとれずに大敗し、反緊縮を掲げる野党が躍進。組閣作業では急進左派連合の前にNDが試みたが失敗している。

 ギリシャ憲法では、大統領が第1党から第3党まで順に組閣要請するが、いずれも失敗の場合、再び議会解散となり、30日以内に再選挙が実施される。

4283チバQ:2012/05/10(木) 22:20:20
http://www.asahi.com/international/update/0507/TKY201205070280.html
2012年5月10日7時40分
シュワ前知事「共和党は排他クラブ」 米紙で党内批判シュワルツェネッガー氏
 米共和党は保守派が穏健派を追い出す「排他クラブ」と化しており、このままだと民主党に負ける――。俳優で共和党員の前カリフォルニア州知事、アーノルド・シュワルツェネッガー氏(64)が米大統領選を前に、6日付の米ロサンゼルス・タイムズ紙への寄稿で党内批判をあらわにした。

 オーストリアから1968年に移住した同氏は、「欧州の社会主義的気質になじめず、当時のニクソン大統領に共感して米共和党員になった」と振り返った。環境保護に力を入れてきたこともあり、「ニクソン氏は保守派が嫌がる環境保護庁を作った」「レーガン氏は規制緩和や減税を進めた一方、ガス税など必要な増税はした」と、歴代共和党大統領の柔軟な政治路線をたたえた。

 だが、最近は「環境保護や必要なインフラ投資、医療の改善といった対話に加わろうとしない党員がいる」と指摘。党内の「有望な」州下院議員らが最近相次ぎ離党しているのは、「極右が自分の厳しい基準に合わない人物を攻撃している」ためだと非難した。さらに、「入り口の思想チェックはやめて、問題解決を探る指導者をいかに引きつけるか考えよう」と訴えている。(ロサンゼルス=藤えりか)

4284チバQ:2012/05/10(木) 22:22:23
>>3628>>3630-3631>>3633>>3777>>4054
http://www.asahi.com/international/update/0509/TKY201205090162.html
2012年5月9日23時42分
イラク副大統領を国際手配 要人暗殺に関与の疑い
 国際刑事警察機構(ICPO、本部フランス・リヨン)は8日、要人暗殺に関与した容疑で、イラクのハシミ副大統領の国際手配書を出した。イラク当局からの要請に基づいた手配だとしている。

 イラクの司法当局は昨年12月、同容疑でハシミ氏の逮捕状を発行。ハシミ氏は「政治的な動機に基づく弾圧だ」と容疑を否定し、自治権を持つ北部クルド自治区に逃れた。現在はトルコに滞在している。

 ハシミ氏はイスラム教スンニ派の有力政治家で、シーア派のマリキ首相らと対立を深めていた。スンニ派と、世俗派中心の会派イラキヤは「状況をエスカレートしようとしている」とマリキ首相を批判している。(カイロ=貫洞欣寛)

4285チバQ:2012/05/10(木) 22:25:37
>>4252>>4254>>4260-4261
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120510/amr12051011580000-n1.htm
突然の“変心”に憶測も プーチン露大統領がG8欠席へ
2012.5.10 11:56

モスクワのクレムリンで行われた大統領就任式で言葉を交わすプーチン氏(左)とメドベージェフ氏=7日(AP)
 【ワシントン=犬塚陽介】米ホワイトハウスは9日、ワシントン郊外キャンプデービッドで18〜19日に開かれる主要国(G8)首脳会議にロシアのプーチン大統領が欠席し、代わりにメドベージェフ首相が出席することを明らかにした。プーチン大統領が9日の電話会談で、オバマ大統領に伝えた。

 両大統領はメキシコ・ロスカボスで6月18〜19日に開催される20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせて首脳会談を実施することで合意した。

 プーチン氏は新政権の組閣に専念することを理由にしたという。ただ、米国側はドニロン大統領補佐官が先週に訪露して首脳会談に関する調整を進めていただけに、プーチン大統領の突然の“変心”は憶測を呼びそうだ。

 G8首脳会議は当初、20日から開催される北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に合わせてオバマ大統領の地元シカゴで実施される予定だったが、NATOのミサイル防衛(MD)を安保上の重大な脅威とみるプーチン大統領に配慮し、オバマ政権が開催地をキャンプデービッドに変更したとみられていた。

 一方、電話会談では米露関係の強化を確認し、核安全保障や核不拡散、アフガニスタン情勢や経済問題を協議した。

4286チバQ:2012/05/10(木) 22:39:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120509/erp12050923500008-n1.htm
露で軍事パレード 軍拡と大国路線鮮明に プーチン新大統領
2012.5.9 23:47 (1/2ページ)

「対ドイツ戦勝記念日」の9日、北方領土・国後島の中心地、古釜布で行進するロシア軍関係者(国後島住民提供・共同)
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアの対ドイツ戦勝記念日に当たる9日、モスクワの「赤の広場」では通算3期目に入ったプーチン新大統領の観閲する軍事パレードが盛大に行われた。演説に立ったプーチン大統領はロシア人を「勝者たる国民」として団結を訴え、ロシアが軍備拡張と国益重視の大国路線を邁進(まいしん)する姿勢を鮮明にした。

 この日のパレードでは各軍の将兵約1万4000人がクレムリン前の「赤の広場」を行進。T90型戦車や地対空迎撃ミサイル「S400」、移動式大陸間弾道ミサイル(ICBM)「トーポリM」など新鋭とされる兵器が披露された。

 パレードには、8日に首相に就任したメドベージェフ前大統領も出席した。

 プーチン大統領は演説の中で、「ロシアは敵(ナチズム)を粉砕し、全世界の人民に解放をもたらした」とし、「わが国には(世界における)自らの立場を堅持する偉大な道徳的権利がある」と主張した。

 大統領はまた、「国際規範の順守、国家主権と民族自決の尊重が、第二次大戦の悲劇を繰り返さないための保障となる」と発言。民主化の停滞に関してロシアを批判し、シリアに対して強硬姿勢を取る欧米を暗に牽制(けんせい)した。

 プーチン政権は向こう10年間で23兆ルーブル(約60兆5700億円)を支出し、兵器の近代化を急ぐ方針を示している。プーチン氏はまた、大統領選に先立って発表した政策論文で、軍需産業への国家資金投入を経済近代化の原動力とする考えを語った。

 ロシアはグルジア紛争に先立つ2008年の戦勝記念日から重火器を誇示するパレードを再開。根底には、ソ連崩壊後のロシアに、過去の「戦勝」以外に国民を束ねうる理念がない事情もある。

4287チバQ:2012/05/10(木) 22:40:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120508/erp12050800320000-n1.htm
再登板 課題と野心と 
2012.5.8 00:30 (1/4ページ)[ロシア]

6日、モスクワ市内で開かれた反政権集会で、プーチン氏出身地のサンクトペテルブルフから参加した市民ら(佐々木正明撮影)
 【モスクワ=佐々木正明、遠藤良介】ソ連崩壊後の混乱を収めた「救国者」を自任するプーチン氏。最長で12年となる可能性がある大統領在職中に目指すのは、世界が認める大国ロシアの復活だ。しかし、返り咲きを果たした2012年のロシアは、エリツィン元大統領から政権を引き継いだ00年とは、いくつかの重要な点で異なる状況にある。


ネット族台頭


 大統領選で64%を得票して「圧勝」したプーチン氏だが、最大の脅威となるのは都市部で伸長する中産階層の反政権機運だ。モスクワでは昨年12月、下院選の不正疑惑を機に、強権支配の長期化や深刻な汚職などに抗議する大規模デモが続発し、政権を驚かせた。

 大統領選でプーチン氏は、1990年代に混乱と貧困にあえいだロシアに安定をもたらした業績を強調。だが、同氏のモスクワでの得票率が過半数を割り込んだように、「安定」に飽き足らない層が政治参加を求めて声を上げ始めている。

 モスクワでは6日、2万人規模のデモが行われて400人が拘束されたのに続き、7日も120人近いデモ参加者が一時拘束されており、不満はくすぶり続けているようにみえる。

 プーチン氏の支持基盤は国営テレビの官製報道に依存する地方住民や国営企業従業員、公務員といった人々が中心で、政府の統制が効かないインターネットを情報源とする都市部の若年層ら、「ネット族」の挑戦を受けているのだ。


前回と別人?


 プーチン氏が通算3期目となる大統領選に打って出た背景には、「まだやるべき仕事がある」との使命感もうかがえる。7日の就任式で、「われわれは根本的に異なる水準と質、規模の課題を解決せねばならない」と演説した。

 一部識者の間では、政治・経済の国家統制を推し進めた前回の大統領期とは、まったく別の側面をみせるとの期待がある。

4288チバQ:2012/05/10(木) 22:41:11
 だが、政権の長期化に伴って、「プーチン氏は自らと取り巻きの(既得権益の)損失を恐れ、権力を去るに去れない状態に陥っている。もはや現状維持が精いっぱいだ」(専門家)との指摘もまた、根強い。

 政治・経済の改革が不十分な場合、反政権派が勢いづく恐れがある。さらに、政権内部のエリートの間にも、改革の方向性ではさまざまな意見があるとみられ、政権運営が順調にいくかは不透明な部分もある。


ユーラシアの「極」


 プーチン氏は前回大統領期から、米国の「一極支配」に反発して「多極化世界」の概念を力説してきた。プーチン新政権のロシアは、欧米との対立も辞さずに、国益を前面に打ち出した大国路線を邁進(まいしん)するものとみられる。

 他方、自国が「極」の一つとして生き残るために、プーチン氏が重視するのがアジア太平洋諸国との関係拡大だ。欧州連合(EU)と中国という「極」のはざまで埋没しないために、新政権は日本など中国以外の国々と経済関係を深め、その協力を経て人口の希薄な極東・東シベリア地域の発展につなげたい考えだ。

 9月に極東ウラジオストクで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議は、ロシアのそうした「東方政策」を象徴するイベントとなる。

 プーチン氏が旧ソ連近隣諸国を経済的に統合して「ユーラシア連合」を創設する構想をぶち上げているのも、この地域で欧米や中国の影響力を排し、ユーラシアの盟主として地歩を固める狙いからだ。

 足元に大きな不安を抱えながらも、野心に満ちたプーチン政権が船出した。

4289チバQ:2012/05/10(木) 23:19:44
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120510/erp12051022450012-n1.htm
ギリシャ、反財政緊縮派も失敗で…第三党に組閣要請 再選挙濃厚、ユーロ圏は支援の一部保留
2012.5.10 22:43

 10日、アテネでパプリアス大統領(右)と会談する全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のベニゼロス党首(AP)
 【ベルリン=宮下日出男】総選挙後の組閣が難航するギリシャで、財政緊縮反対派の第二党、急進左派連合の連立交渉が9日、失敗し、パプリアス大統領は10日、第三党の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のベニゼロス党首に組閣を要請した。ただ、政権樹立への展望は開けておらず、再選挙の公算が高まっている。一方、同国を支援するユーロ圏諸国の欧州金融安定化基金(EFSF)は10日実施の融資の一部保留を決定。同国をめぐる情勢は一層、不透明さを増してきた。

 ギリシャ憲法では、大統領が第一党から第三党まで順に組閣要請するが、いずれも失敗の場合、議会は解散され、30日以内に再選挙が実施される。第一党の新民主主義党(ND)と急進左派連合の断念でPASOKの試みが最後となる。

 ベニゼロス党首は10日、「国民が安定と再選挙の回避を望んでいるのは明らかだ」と語り、「親欧州勢力による統一政府」を目指す考えを示した。

 一方、EFSFは9日、ギリシャに対して10日に実施する予定だった融資52億ユーロ(約5400億円)を、42億ユーロにとどめると発表した。残る10億ユーロ分の実行の可否は、14日のユーロ圏財務相会合で協議される。

 融資の一部保留は、ギリシャに緊縮策実行への圧力をかける狙いがある。ルクセンブルクのアッセルボルン外相は9日、「ルールを尊重する政府がなければ、EUは支援の一部たりとも実行できない」と強く警告した。

4290チバQ:2012/05/11(金) 23:39:39
http://www.asahi.com/international/update/0511/TKY201205110169.html
2012年5月11日13時8分
ギリシャ、急進左翼が支持拡大 連立駆け引きに影響も関連トピックスギリシャ総選挙
 再選挙が避けられない状況のギリシャで10日、総選挙後初めての世論調査の結果が発表され、「緊縮策反対」を掲げる第2党の急進左翼進歩連合が支持を拡大していることが分かった。第3党の中道左派・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)による連立交渉が続く中、有権者の動向が各党の駆け引きに影響を与える可能性がある。

 地元調査機関によると、調査は8、9日の両日行われ、急進左翼が支持率23.8%で1位になった。6日の総選挙の得票率16.8%から大幅に伸びた。定数300のうち獲得議席は、第1党へのボーナス50議席を加えた128と予想されている。

 2位の中道右派・新民主主義党(ND)は17.4%(予想獲得議席57)、3位がPASOKの10.8%(同36)。6日の得票率と比べ、NDの支持率はほぼ横ばいだが、他の党は軒並み下がっており、急進左翼とNDの二極化が進んでいる。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012051101140
再選挙回避へ綱渡りの調整=各党の利害交錯−ギリシャ
 【ジュネーブ時事】混迷するギリシャの連立政権樹立協議を主導する第3党、全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のベニゼロス党首は11日、大詰めの調整に入った。再選挙回避に向け、挙国一致内閣の樹立に望みを懸けるが、各党の利害が交錯し、綱渡りの駆け引きが続いている。
 ギリシャのメディアによると、ベニゼロス氏は同日午前、最大議席を獲得した右派・新民主主義党(ND)のサマラス党首と会談した。サマラス氏は会談後、所属議員に対し「急進左派連合(SYRIZA)が連立に加わる政権でなければならない」と強調。緊縮財政策の破棄を訴えて躍進したSYRIZAの参加が挙国一致内閣の条件との考えを示した。
 また、穏健左派・民主左派のクベリス党首は11日、ベニゼロス氏との前日の会談で提案した新政権について「SYRIZAを含むべきだ」と述べ、ユーロ圏残留を重視するPASOK、NDとの3党による連立の可能性を一転して否定した。(2012/05/11-20:55)

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4291チバQ:2012/05/11(金) 23:41:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120511-00000089-mai-int
<ギリシャ>4党挙国一致で調整 再選挙回避へ第2党説得
毎日新聞 5月11日(金)21時31分配信

 【ジュネーブ伊藤智永】再選挙回避に懸けるギリシャの連立政権協議は11日、組閣を担う第3党・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のベニゼロス党首が、第1党・新民主主義党(ND)のサマラス党首と会談し、第2党・急進左派連合(SYRIZA)と第7党・民主左派も参加した4党による挙国一致政権の樹立をめざすことで一致した。11日夜(日本時間同日未明)には、ベニゼロス氏が急進左派連合のチプラス党首と会談し、連立参加を説得する。急進左派連合の去就が、政権樹立か再選挙かを左右することになる。

 ベニゼロス氏は11日夜の会談が物別れに終わっても、12日にパプリアス大統領の下にND、急進左派連合、PASOKの3党首が集まる場で、最後の交渉を試みる構え。チプラス氏は11日午前の時点では「我々の立場とは距離がある」と難色を示している。

 4党大連立ができると、1院制・定数300の議会で、総数220の勢力となる。欧州連合(EU)・ユーロ圏残留と、財政緊縮策の段階的解消の2本柱を共通政策目標に、欧州議会選挙が行われる14年まで結集し、国家危機からの脱却と財政再建をめざす計画だ。

 急進左派連合が参加・不参加を判断する論点は、緊縮策への対応と世論の動向の二つ。

 同党は緊縮策反対だが、共産党のようなユーロ圏離脱派ではない。選挙中は「EUの言いなりは認められない。合意無効へ再交渉すべきだ」と主張した。

 だが分かりやすい宣伝で支持率が急上昇すると廃止論を強めた。選挙結果は予想外の大勝。04年の結党以来、過去3回の総選挙で得票率3〜5%の小政党が、支持を約17%へ4倍近く増やした。

 選挙後は、NDとPASOKに「EUに合意署名取り消しの書簡を出せ」と迫って支持を広げ、8日実施された地元テレビ局の世論調査では、6日総選挙の得票率を10ポイント以上上回る27.7%でトップ。他党は軒並み支持率を減らしており、再選挙が行われれば、急進左派連合が128議席を獲得するとの予測だった。

 党内は、連立拒否・再選挙待望論で高揚している。しかし、チプラス氏が10日、EUあてに出した書簡では、合意の取り消しではなく、「我々が監査・調査したうえでの契約内容の再交渉」を求めていたことが判明。NDやPASOKとの妥協もあり得ると読める内容だった。再選挙を避けたい他党が4党大連立構想を追求するのは、この可能性に期待するためだが、交渉難航は必至だ。

4292チバQ:2012/05/11(金) 23:44:41
http://www.cnn.co.jp/showbiz/30006542.html
英チャールズ皇太子、BBCのお天気キャスターに 視聴者びっくり
2012.05.11 Fri posted at: 10:19 JST

(CNN) 英チャールズ皇太子が10日、英公共放送BBCスコットランド放送局の昼の番組にお天気キャスターとして登場し、視聴者を驚かせた。

チャールズ皇太子はBBCのキャスターに「天気予報チームの新人です」と紹介されて登場。天気図の前に立って真面目な口調で原稿を読み上げた。

原稿ではエディンバラなどスコットランド各地の天気予報に続き、王室の宮殿があるバルモラルの天気にも言及。皇太子はこのくだりに差しかかると、「バルモラルでは午後にかけて小雨がぱらつくかもしれません…一体誰がこの原稿を書いたんだ?」とつぶやいて笑いを誘った。さらに「気温は8度までしか上がらず、北東の風が吹く寒い1日となるでしょう。いやあ、祝日でなくて良かった」とコメントした。

皇太子に続いてカミラ夫人も登場し、同じ原稿を読み上げた。

BBCによると、皇太子夫妻の訪問はスコットランド放送局のテレビ放送開始から60年を記念して企画された。夫妻は同放送局で1時間以上を過ごし、地元の大学の学生と交流したという。

4293チバQ:2012/05/11(金) 23:47:22
>>4194>>4279
ティモシェンコ前首相を病院へ移送、ウクライナ
2012年05月10日 07:54 発信地:ハルキフ/ウクライナ
【5月10日 AFP】職権乱用罪で2011年10月に禁錮7年の有罪判決を受けて服役中のウクライナのユリヤ・ティモシェンコ(Yulia Tymoshenko)前首相が9日朝、病院へ移送された。

 AFP通信の記者は9日朝、複数の乗用車と救急車1台からなる車列を目撃したが、その後、これはティモシェンコ前首相を乗せた車列だったことが確認された。刑務所は、前首相は国際医療機関が勧めた治療を受けるため、同日午前7時(日本時間同日午後1時)に刑務所を出て、その1時間後に前首相が収容されていた刑務所と同じ東部ハルキフ(Kharkiv)にある病院に到着したと発表した。

 ティモシェンコ前首相は看守から暴力を受けたとして、これに抗議するため4月20日から20日間にわたってハンガーストライキをしていたが、病院に入ってハンガーストライキを一時停止した。医師は今後数日かけて通常の食事に戻していくと語った。前首相の娘によると、前首相はハンスト中に体重が10キロ減ったという。

 前首相の処遇をめぐって高まった外交的緊張が、ウクライナとポーランドが共催して6月に開幕するサッカー欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)にも影を落とし、欧州連合(EU)の多くの加盟国の首脳が欧州選手権の観戦をボイコットする可能性も出てきていることから、ウクライナは事態打開を図ったものとみられる。ハルキフは、サッカー欧州選手権でウクライナ国内の試合が行われる4つの都市のうちの1つ。(c)AFP/Sergiy Bobok
http://www.afpbb.com/article/politics/2877043/8918628

4294チバQ:2012/05/11(金) 23:52:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120510/mds12051003190000-n1.htm
ガンジスのほとりで テロ もはや日常
2012.5.10 03:19 [外信コラム]
 アフガニスタンの首都カブールで日本大使館などがテロ攻撃に遭った4月、事件数日後の市内を取材した。

 商店や飲食店はどこも通常営業。現地駐在のある米国人記者は自転車で外出した。もはや住民はこうしたテロを特別な事件とは考えていないらしい。

 これも「日常」の一コマかもしれないが、カブールの公的施設やホテルの警備は実にものものしい。詳しくは紹介できないが、政府庁舎に入るには何重もの保安検査がある。

 私が泊まったホテルは、以前、テロ攻撃を受けており、ホテル内になかなかたどりつけない仕組みになっていた。ロビーにつくまで鉄板のドアを5回も開けて進む。どこが入り口なのか容易にわからない構造だ。

 「わざわざテロに遭ったホテルに泊まらなくても」というお叱りを受けるかもしれないが、外国人が泊まるようなホテルの多くは、たいてい1度や2度はテロ攻撃に見舞われており、選択の余地はあまりない。

 自転車の米記者はというと、市内に自宅を構えている。実はそこにも1泊させてもらったのだが、現地の記者は「ホテルより安全だ」と言う。あえて目立つようなことはせず、カブールの日常に溶け込むのが身を守ることにつながっているのかもしれない。(岩田智雄)

4295チバQ:2012/05/12(土) 01:22:15
>>2167
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120512/mds12051201100000-n1.htm
アルジェリア総選挙 与党大勝、イスラム勢敗北
2012.5.12 01:08
 10日投開票のアルジェリア国民議会(下院、定数462)総選挙は11日、暫定結果が発表され、連立与党のアルジェリア民族解放戦線(FLN)と民主国民連合(RND)がそれぞれ220、68の計288議席を獲得し大勝した。

 昨年の中東民主化運動「アラブの春」を受けて注目を集めたイスラム穏健派、社会と平和のための運動(MSP)を中心とするイスラム連合は48議席にとどまり惨敗した。(共同)

http://jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012051200013
与党が勝利=アルジェリア議会選
 【カイロ時事】ロイター通信によると、10日投票のアルジェリア国民議会(定数462)選挙は11日までに開票作業が終了、与党のアルジェリア民族解放戦線(FLN)が220議席を獲得して勝利した。現議会で136議席を有するFLNは躍進した。
 連立に加わるウーヤヒア首相の民主国民連合(RND)が68議席で第2党になった。平和のための社会運動(MSP)、復興党、改革党のイスラム3党が結成した「緑のアルジェリア同盟」は48議席にとどまった。
 エジプトなどの独裁政権を倒した民衆運動「アラブの春」を受けた選挙は、与党が退潮するとの観測もあった。「緑のアルジェリア同盟」は不正があったと反発している。(2012/05/12-01:07)

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4296チバQ:2012/05/12(土) 01:23:53
>>3991>>4118
http://jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012051101263
暫定大統領に国会議長=軍政と調停団が合意−ギニアビサウ
 【ロンドン時事】アフリカ西部ギニアビサウからの報道によると、4月にクーデターを起こした同国軍と調停役の西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS、加盟15カ国)は11日、国会議長のヌハマジョ氏を暫定大統領とすることで合意した。(2012/05/11-23:48)

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4297チバQ:2012/05/12(土) 08:42:40
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012051200025
第3党の連立協議が失敗=再選挙回避へ大統領介入−ギリシャ
 【ジュネーブ時事】混迷するギリシャの連立協議で、調整を主導していた第3党、全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のベニゼロス党首は11日、連立工作が失敗したことを明らかにした。反緊縮財政を主張する第2党の急進左派連合(SYRIZA)との交渉が行き詰まった。
 ベニゼロス氏は会談後、「12日にパプリアス大統領に(組閣断念を)報告する。各党はそれぞれ責任を引き受けることになる」と述べた。
 第1党の新民主主義党(ND)、SYRIZAに続きPASOKも連立協議に失敗したことで、憲法の規定により、大統領は12日にも救国内閣樹立を目指し調整に入る。それでも各党が合意できなければ6月中旬に再選挙となる見通し。再選挙の流れが一段と強まったことで、政局の混乱は必至だ。
 ベニゼロス氏は11日午後、SYRIZAのツィプラス党首と会談、挙国一致内閣への参加を要請した。しかし、ツィプラス氏は「緊縮路線を敷いた与党PASOKとNDが組む連立への参加拒否はギリシャの民意」と強硬姿勢を崩さなかった。(2012/05/12-06:48)

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4298チバQ:2012/05/12(土) 16:35:22
http://www.asahi.com/international/update/0511/TKY201205110343.html
シリア、無彩色の街並み 惨状まるで「ゲルニカ」関連トピックス村上春樹
 中東の国、シリアでいま起きていることは、村上春樹の「1Q84」ではなくジョージ・オーウェルの「1984」である。

 この国では、野党とは翼賛政党のことであり、翼賛政党が参加する選挙のことを「複数政党制による議会選」と呼ぶ。独裁体制を維持するための憲法改正は「改革の進展」である。何も決められないどこかの国の国会と違い、憲法改正も新法も対応は素早い。アサド大統領は父の死後、34歳で就任した。憲法規定上は40歳以上だったが、議会は直ちに「改革」したのだ。

 自由を求めてデモをする人たちは「テロリスト」と呼ばれる。反体制派の拠点都市中部ホムスの街並みは無彩色で、「ゲルニカ」のような惨状だった。政府軍と自由シリア軍の交戦が続くなか、国連の「停戦」監視要員が巡回していた。停戦は、まだ一度も成立していない。(石合力)

4299チバQ:2012/05/12(土) 19:35:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120512-00000035-mai-int
<ギリシャ>財政緊縮策巡る対立解けず 第2党躍進うかがう
毎日新聞 5月12日(土)12時14分配信

 【ジュネーブ伊藤智永】再選挙の回避を目指したギリシャの連立協議は11日、第2党・急進左派連合(SYRIZA)が財政緊縮策を推進してきた旧2大政党との連立を拒む態度を変えず、不調に終わった。債務危機脱却のために欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)から突き付けられた緊縮策の是非を巡る対立が解けなかったのが原因だ。

 連立協議決裂の背景には、緊縮策のゼロからの見直しを求めるSYRIZAが反緊縮世論の支持を追い風に約1カ月後の再選挙で第1党に躍進しそうな政治情勢がある。

 「緊縮策の廃止という自分たちの選挙公約は変わらない。(旧2大政党の)新民主主義党(ND)や全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のように緊縮策を推進しておきながら選挙で負けたら『修正に応じる』と態度を変えるようなことはできない」

 SYRIZAのチプラス党首は11日夜(日本時間12日未明)、最後の組閣を担当した第3党・PASOKのベニゼロス党首との会談を打ち切ると、記者会見で旧2大政党を批判した。さらに、「オランダなどで緊縮策反対の考えを持つ同志たちが支持してくれている」と欧州での反緊縮世論の広がりを指摘した。

 ベニゼロス氏が模索した挙国一致政権樹立案は、先にND・PASOK・民主左派の3党合意で「外堀」を埋めた後、SYRIZAに決断を迫る段取りだった。だが、6日の総選挙の大勝利と再選挙での躍進予測で意気上がるSYRIZA内では、ほとんど取り合う空気すら生まれなかった。

 SYRIZA主導の反緊縮政権ができれば、EUとIMFによるギリシャ支援に影響が出る可能性もある。ベニゼロス氏は「ユーロ圏残留と国の安定のために政権樹立を試みたが、合意に至らなかった。このままでは、追加支援などが行き詰まり、国は破綻しかねない」と懸念を表明した。

 ベニゼロス氏は12日、パプリアス大統領の下に議会上位3党の党首が集まる場で、最後の交渉を試みる構えだ。しかし、大統領は11日、パパデモス前首相に「政権樹立は3党間で協議することであり、外から口出しすることではない」と中立に徹する考えを明らかにしたと伝えられている。

4300チバQ:2012/05/13(日) 00:35:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120512-00000101-mai-int
<ギリシャ>大統領、組閣で最後の説得へ 3党の党首呼び
毎日新聞 5月12日(土)22時55分配信

 【ジュネーブ伊藤智永】ギリシャの連立政権協議で最後に組閣を担当した第3党・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のベニゼロス党首は12日、パプリアス大統領と会談し、組閣失敗の経過を報告した。大統領は13日正午(日本時間同日午後6時)から第1党・新民主主義党(ND)のサマラス党首、第2党に躍進した急進左派連合(SYRIZA)のチプラス党首、PASOKのベニゼロス党首の3人を大統領官邸に呼び、最後の説得工作を行う。大統領はその後、議会に議席を持つ他の4政党の党首とも順次会談する意向だが、連立合意に至る見通しは立っておらず、6月10日か17日に再選挙となる可能性が強まっている。

 アテネからの報道によると、ベニゼロス氏は大統領への報告の中で、欧州連合(EU)などが支援条件とする財政緊縮策の再交渉とユーロ圏残留を一致点とする挙国一致内閣の樹立を目指したと説明。ND、PASOKと第7党・民主左派の3党は合意したが、緊縮策に強く反対するSYRIZAのチプラス党首が「自分の主張を押し通したため」連立内閣の樹立には至らなかったことを伝えた。そのうえで「この経過を踏まえて、大統領の手に組閣を委ねます」と述べた。

 大統領は「小さいけれども可能性はある。(自分が)貢献できるよう願う」と答えた。地元メディアによると、会談後、大統領は記者団に「この週末は、いつもよりたくさん働かなければならない」と語った。しかし、大統領は政治的権力を持たない象徴的な存在で、基本的には党首間の協議に委ねられるため、まとまる可能性は低いとの見方が大勢だ。

 憲法の規定では、総選挙後、第1〜3党が順に各3日間を期限として組閣を試みる。いずれも失敗した場合は大統領が各党首を集め、政権ができなかったことを確認したうえで再選挙の大統領令を出す。

 今回の組閣協議は第1党が1日、第2党が2日、第3党が2日でいずれも断念し、計5日間で不成功に終わった。協議は選挙戦から続く非難の応酬が主で、PASOKの挙国大連立構想を除けば、ほとんど実質的な話し合いにならなかった。

4301チバQ:2012/05/13(日) 00:36:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120512/erp12051220350004-n1.htm
再選挙濃厚のギリシャ カギ握る37歳急進左派党首
2012.5.12 20:33 (1/2ページ)

急進左派連合のツィプラス党首(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】ギリシャ総選挙後の組閣に向けた交渉が不調に終わり、再選挙は不可避の情勢となってきた。各党は6月10日か17日に見込まれる再選挙を見据え、すでに駆け引きを活発化させているが、反財政緊縮派が政権を取った場合、欧州連合(EU)の支援が停止され、ギリシャの国家財政が完全に破綻するという可能性も出てきた。

 総選挙で第三党となったギリシャ社会主義運動(PASOK)の連立交渉では、第一党の新民主主義党(ND)と穏健派の民主左派が協調姿勢を示し、一時は多数派形成の可能性が浮上した。だが、民主左派は同じ反緊縮派の第二党、急進左派連合の参加を条件に提示。急進左派連合の拒否で連立交渉は頓挫した。

 一連の連立交渉で動向が注目された急進左派連合のツィプラス党首(37)は11日、「(組閣協力を)拒否したのは、わが党ではなく国民の判断だ」と表明。緊縮策実施を条件にギリシャに金融支援する欧州連合(EU)側に「緊縮策は不況の治療薬とはならない」と抜本的見直しを訴える書簡を送るなど強気の姿勢だ。

 急進左派連合は選挙後も支持を拡大し、最新の世論調査の支持率は23・8%で首位に立った。地元メディアの試算では、再選挙実施の場合、300議席中128議席を占め、第一党に躍り出るとされている。急進左派連合としては、こうした世論の追い風を受けて再選挙に持ち込んだほうが連立を組むより党勢を拡大できるとの思惑がある。

 一方、有権者の現実的判断を期待し、再選挙での単独過半数獲得を狙っていたとされるNDにとって現在の状況は誤算となっている。

 PASOKの連立交渉に協調姿勢を示したのも再選挙回避を狙ったためとされているが、期待がはずれたNDのサマラス党首は、急進左派連合を「無責任で大衆迎合的」と批判、「NDのみが安定をもたらす」と訴えはじめている。

4302チバQ:2012/05/13(日) 00:40:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120512/mds12051212010002-n1.htm
【ウィークリーワールド】
止まぬ爆弾テロと“不発”選挙…混迷深めるシリアを行く
2012.5.12 12:00 (1/2ページ)

10日、ダマスカスで起きた爆破テロの現場。標的となった治安施設(奥)の周辺では、数十台の車が黒こげになっていた(大内清撮影)
 昨年3月の反政府デモ発生以来、アサド政権と反体制派との対立が続くシリアを今月、訪問した。アナン前国連事務総長の調停による停戦合意が4月に発効したにもかかわらず各地でなおも戦闘が続く中、首都ダマスカスでは10日、これまでで最悪の規模となる爆弾テロが発生、前回訪問した2月に比べ、情勢はさらに混迷の度を深めていた。政権側による厳しい取材制限の中で垣間見えた現状を写真で報告する。(ダマスカス 大内清)

 シリアでは7日、今年2月に国民投票で承認された新憲法に基づき、初めて複数政党制による総選挙が実施された。政権側には、民主化改革を着実に進めているとの実績を積み重ねるとともに、国民の支持を「再確認」することで統治の正当性を強化する狙いがある。

 ただ、旧憲法で「国家の指導政党」と位置づけられていたバース党が圧勝するのは確実なこともあって、政権のおひざ元であるダマスカスでも選挙の盛り上がりはいまいち。候補者の集会や、選挙当日の投票所では白けた雰囲気も漂っていて、国際社会に対する「選挙成功」のアピールとなり得るかは不透明だ。

 反体制派は同選挙を「政権側による茶番だ」としてボイコットしており、双方の溝が埋まる兆しはいっこうに見えていない。

 一方、停戦合意の履行状況を調査する国連監視団の取材では、政権側が合意に違反する形で市街地に戦車や兵員を配備していることが確認された。

 これに対し、反体制派側も完全に停戦に応じているとは言い難い状況だ。シリア国内ではここのところ爆発事件が増加、反体制派活動家や国際テロ組織アルカーイダ系武装勢力の関与が取り沙汰されており、政権に対する武装闘争が無差別的なテロ戦術に変質しつつあるとの指摘も出始めている。

 ダマスカスで10日起きた自動車爆弾によるテロでは少なくとも55人が死亡。爆発現場には、無残に大破した車や、黒こげになったスクールバスが残されていた。

4303とはずがたり:2012/05/13(日) 13:46:41
2012年5月11日13時8分
ギリシャ、急進左翼が支持拡大 連立駆け引きに影響も関連トピックスギリシャ総選挙
再選挙回避へ綱渡りの調整=各党の利害交錯−ギリシャ
(2012/05/11-20:55)
>>4290

<ギリシャ>4党挙国一致で調整 再選挙回避へ第2党説得
毎日新聞 5月11日(金)21時31分配信
>>4291
 【ジュネーブ伊藤智永】再選挙回避に懸けるギリシャの連立政権協議は11日、組閣を担う第3党・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のベニゼロス党首が、第1党・新民主主義党(ND)のサマラス党首と会談し、第2党・急進左派連合(SYRIZA)と第7党・民主左派も参加した4党による挙国一致政権の樹立をめざすことで一致した。

ギリシャ再選挙回避へ交渉大詰め
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120512/erp12051200560000-n1.htm
2012.5.12 00:54
 【ベルリン=宮下日出男】ユーロ圏からの離脱をもたらしかねない再選挙回避に向け、総選挙後の組閣交渉が進むギリシャで、第三党の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のベニゼロス党首は11日、第一党の新民主主義党(ND)のサマラス党首と会談、サマラス党首は「持続的な政府が必要だ」とし、政権樹立への協力を表明した。

 PASOKは議席数が最少の穏健左派政党、民主左派との協議でも挙国一致政権を目指すことで合意しており、3党合わせて168議席と議会(300議席)の過半数を確保した形だ。

 ベニゼロス党首は11日夜(日本時間12日未明)、挙国一致政権樹立への協力を要請するため、反緊縮派で第二党の急進左派連合、ツィプラス党首と会談。しかし急進左派連合は、緊縮路線を進めるNDやPASOKとの連立に消極姿勢を示している。

 民主左派は、急進左派連合も参加した挙国一致政権でなければ、連立に加わらないとみられ、11日夜のベニゼロス、ツィプラス両党首の会談が決裂した場合、ギリシャは再選挙に追い込まれる可能性が高くなる。

 挙国一致政権が樹立されるのか、さらなる経済混乱を招きかねない再選挙に突入するのか、交渉は大詰めを迎えている。

 連立交渉をめぐっては、PASOKのベニゼロス党首が10日、民主左派のクベリス党首と会談し、ギリシャのユーロ圏残留のため幅広い勢力による政権樹立を目指すことで一致。政権を2014年半ばまで維持させて、「欧州連合(EU)などの支援の枠組みから徐々に抜け出す」というクベリス党首の提案を歓迎していた。

 PASOKの組閣が不調に終われば、憲法に規定された第一党から第三党までの組閣の試みがいずれも失敗し、再選挙が確定する。

 10日公表の世論調査では、急進左派連合が支持率23・8%でND(17・4%)を上回って首位。再選挙の場合、急進左派連合が有利になりそうな勢いを示しており、ツィプラス党首が土壇場でどのように判断するのか注目されている。

第3党の連立協議が失敗=再選挙回避へ大統領介入−ギリシャ
。(2012/05/12-06:48)
>>4297

<ギリシャ>財政緊縮策巡る対立解けず 第2党躍進うかがう
>>4299
毎日新聞 5月12日(土)12時14分配信

ギリシャ カギ握る急進左派、37歳党首 支持率上昇、再選挙で第一党狙い
>>4301
2012年5月13日(日)08:07

ギリシャ 第三党に組閣要請 ユーロ圏は融資一部保留
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1223550565/290
2012年5月11日(金)08:07

4304チバQ:2012/05/13(日) 20:51:46
http://mainichi.jp/select/news/20120513k0000e030134000c.html
ドイツ:旧東独援助、廃止求める声
毎日新聞 2012年05月13日 14時27分(最終更新 05月13日 14時45分)

 【ベルリン篠田航一】東西ドイツ統一後の95年に導入された、政府と旧西独の州が旧東独地域再建のため資金拠出する「連帯協定」を、廃止すべきだとの声がドイツ国内で出始めている。90年の統一から20年以上経過し、旧西独地域の負担が大きいとの理由からだ。国内最大人口の旧西独ノルトライン・ウェストファーレン州では13日、州議会選が行われるが、「連帯協定は倒錯したシステム」などと不満の声が高まっている。

 ◇東西格差逆転に不満
 連帯協定では、第1次、第2次分を合わせ、19年まで計2510億ユーロ(約26兆円)を旧東独地域のインフラ整備などに投入する。その他のさまざまな特別税や基金も含め、これまで計1兆5000億ユーロ(約155兆円)以上が東の復興に使われた。

 しかし東西格差は今も残り、内務省の統計(10年)では、東の住民の1人当たり国内総生産(GDP)は西の7割。一方で西のドルトムント、デュイスブルクでは失業率が13%を超え、市民1人当たりの負債額も3000ユーロ超。逆に東のイエナ、アイゼナハでは失業率は7〜9%台と低く、負債額も1000ユーロ前後にとどまっている。

 東への支払いが財政を圧迫し、劇場の閉鎖などに追い込まれる西の自治体が出る一方、流入資金のおかげで公共施設を再建する東の自治体もあるなど、一部で逆転現象が起きている。

 旧西独ノルトライン・ウェストファーレン州のクラフト首相は13日の州議会選に向けた選挙戦で「次は西の番だ」と旧西独の財政再建の必要性を訴えた。だが旧東独ザクセン・アンハルト州のハーゼロフ首相は「西の財政難は東のせいだけではない。総合的に見れば、まだ東は失業率が高い」と継続の正当性を主張している。協定の見直しなどはあくまで連邦政府の主導だが、州首相らが連邦参議院(上院)を構成するなど地方の権限が強いドイツでは、州の意見を政府も無視できず、今後の議論に一定の影響を与える可能性もある。

4305チバQ:2012/05/13(日) 20:52:50
http://mainichi.jp/select/news/20120513k0000m030025000c.html
イラン:「フェイスブック」容認 不満解消狙い
毎日新聞 2012年05月12日 19時34分(最終更新 05月12日 21時52分)

 【テヘラン鵜塚健】イランの最高指導者ハメネイ師が、インターネットの交流サイト「フェイスブック」の利用を容認するファトワ(宗教令)を出したことが分かった。イラン政府は、民主化デモの呼びかけなどに使われることを警戒し、これまでフェイスブックを禁じてきた。米欧諸国による経済制裁の影響などで高まる国民の不満を和らげるため、規制緩和を印象づける狙いもあるとみられる。

 ハメネイ師の事務所によると、宗教令は4月末に出され、「宗教上の罪を犯したり、イランやイスラム教の敵に利用されない限り、フェイスブックを使っても問題はない」との判断を出した。

 中東の民主化運動「アラブの春」は、若者らがフェイスブックやツイッターを通じてデモを呼びかけて拡大。当局による弾圧の様子も世界中に流れ、非難が集中した。イラン政府は同様の動きが波及することを恐れ、フェイスブックやツイッターの閲覧を規制してきた。ただし、現実には回避ソフトを利用し、「違法」接続している国民も多い。

 宗教令の発令によりフェイスブックの利用で逮捕される恐れはなくなるが、現在も当局の規制は続き、通常の手段では接続不能。言論統制の流れは変わらないとの見方が強い。

4306チバQ:2012/05/13(日) 21:00:00
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012051300162
対タリバン交渉幹部、射殺される=和解路線に新たな打撃−アフガン
 【ニューデリー時事】アフガニスタンの首都カブールで13日、反政府勢力タリバンとの和解交渉を担当するアフガン政府の高等和平評議会幹部、アルサラ・ラフマニ氏が銃で撃たれ、死亡した。治安当局者が明らかにした。カルザイ大統領の和解路線への新たな打撃となるのは必至だ。
 ラフマニ氏はこの日朝、自宅から仕事に向かう途中、車に乗った人物から狙撃された。AFP通信によれば、タリバン報道官は関与を否定した。(2012/05/13-17:40)

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4307チバQ:2012/05/13(日) 21:01:02
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2877567/8936532?ctm_campaign=txt_topics
「キューバ議長は同性愛者の権利を支持」、娘のマリエラ氏語る
2012年05月13日 18:12 発信地:ハバナ/キューバ
【5月13日 AFP】キューバのラウル・カストロ(Raul Castro)国家評議会議長の娘で、性科学者として著名なマリエラ・カストロ(Mariela Castro)氏が12日、カストロ議長は同性愛者の権利向上と同性愛者に対する差別撤廃を支持していると語った。

 マリエラ氏は、首都ハバナ(Havana)で行われた同性愛者の権利を訴える行進に参加し、「(カストロ議長は)性的指向や性同一性に基づく権利を発展させる必要性を主張しており、権利擁護活動をすでにいくつか実施している」と記者団に語った。

 マリエラ氏はキューバ国立性教育センター(CENESEX)の館長で、同性愛者や性別適合手術を受けた人の権利擁護運動を行っている。また、同性婚の承認までは求めない「同性間のパートナーシップ」を合法化する法案の成立を目指しており、年内の審議入りに期待を寄せている。

 父親であるカストロ議長はそうした運動を支持しているのかと記者団に問われると、マリエラ氏は「キューバ議長はこの問題についてすでに話しているが、まだ公表はしていない。だが、議長の政策の一部に入っていることは間違いない」と付け加えた。「議長自ら、このような偏見を抱えて生きるならば、われわれは先へ進むことができないと語った」

 ハバナでは12日、第5回キューバ同性愛嫌悪(ホモフォビア)反対デーを記念した祭典が開かれ、マリエラ氏はコンガダンスを踊るカラフルな隊列を率いて行進した。行進には異性装者約400人が参加した。

■同性愛者差別の歴史に変化のきざし

 今年1月、キューバの人民権力全国会議(国会)は「性的差別や、性的指向と性同一性に基づく差別に対する闘いを含む、あらゆる種類の差別と闘う」決議を採択した。

 キューバでは長年、同性愛は厳しい弾圧の対象だった。同性愛者は1960年代には労働収容所に収容され、1970年代のフィデル・カストロ(Fidel Castro)政権下では排斥されてきた。(c)AFP

4308とはずがたり:2012/05/14(月) 15:28:04

政権枠組み「合意」を否定=野党党首が発言、協議続行−ギリシャ
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&amp;k=2012051300280

 【アテネAFP=時事】ギリシャ総選挙で第2党となった野党・急進左派連合(SYRIZA)のツィプラス党首は13日、「(同連合を除く)3党が2年間の政権の枠組みで合意した」と述べた。第1党の新民主主義党(ND)、第3党の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)、穏健左派の小党・民主左派を指すとみられたが、民主左派は合意を否定した。
 民主左派はツィプラス氏の「合意」発言を「中傷であり、うそだ」と強調。パプリアス大統領は、再選挙回避に向け、同日夜以降、民主左派や極右政党「黄金の夜明け」など他の小党との協議を続ける予定だ。(2012/05/13-23:22)

4309チバQ:2012/05/14(月) 20:08:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120514-00000015-jij-int
頭部・手足切断の49遺体=麻薬組織が犯行声明―メキシコ
時事通信 5月14日(月)6時45分配信

 【サンパウロ時事】メキシコからの報道では、北東部モンテレー近くの幹線道路で13日、頭部や手足を切断された49人の遺体が見つかった。うち6人は女性。凶悪な犯行で知られる麻薬組織セタスが、現場に犯行を認めるメッセージを残していた。
 メキシコは「麻薬戦争」による治安悪化や殺人増加が深刻で、3月下旬に訪れたローマ法王ベネディクト16世も暴力停止を呼び掛けていた。

4310チバQ:2012/05/14(月) 22:18:14
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012051400046
国政与党が惨敗=下院選前哨戦、首相に打撃−独最大州議選
 【ベルリン時事】ドイツ最大の人口を抱える北西部のノルトライン・ウェストファーレン州で13日、州議会選挙が行われ、国政野党の中道左派・社会民主党が第1党となり、メルケル首相の中道右派・キリスト教民主同盟は惨敗した。州議選は来年秋に予定される連邦議会(下院)選の前哨戦と位置付けられており、同首相にとって大きな打撃となった。
 暫定集計結果によると、各党の得票率は社民党39%(前回34.5%)、民主同盟26%(同34.6%)、90年連合・緑の党11%(同12.1%)、自由民主党9%(同6.7%)、海賊党8%(同1.6%)。民主同盟の得票率は第2次世界大戦後の同州議選史上最低となった。社民党は同州で緑の党との連立を維持する見通し。(2012/05/14-07:30)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120514/erp12051411570001-n1.htm
メルケル与党、過去最悪の大敗 独最大州議選
2012.5.14 11:56

13日、ドイツ西部ノルトライン・ウェストファーレン州議会選で、出口調査の結果を喜ぶハネロレ・クラフト州首相(右)と社会民主党(SPD)候補(ロイター=共同)
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ最大の人口を持つ西部ノルトライン・ウェストファーレン州の議会選が13日行われ、即日開票の結果、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)が同州で過去最悪の大敗を喫した。州議会選は来年秋の連邦議会(下院)総選挙の行方を占う前哨戦と位置付けられ、欧州債務危機対応を主導するメルケル首相にとり、大きな打撃となりそうだ。

 独メディアが報じた中間集計によると、国政で最大野党の社会民主党(SPD)が39・1%で第1党となる見通し。CDUは26・3%で、2010年の前回選挙を8ポイント超下回り、同州では過去最悪の得票率。

 同州ではSPDと90年連合・緑の党が少数連立政権を組んでいたが、3月、予算関連法案の否決を受け議会が解散された。選挙の結果、両党が議会多数派を形成し、連立政権を維持する見通し。

4312チバQ:2012/05/14(月) 22:21:07
>>4306
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120513/asi12051322260003-n1.htm
府幹部殺害される 和平協議のパイプ役 アフガン
2012.5.13 22:25

アルサラ・ラフマニ氏=1月26日撮影(ロイター)
 【ニューデリー=岩田智雄】アフガニスタンの首都カブールで13日、イスラム原理主義勢力タリバンとの和平交渉を行ってきた政府の「高等和平評議会」の幹部、アルサラ・ラフマニ氏が射殺された。地元警察が明らかにした。評議会は昨年9月にも議長のラバニ元大統領を自爆犯による暗殺で失っており、和平の道を探る政府や米国にとって新たな痛手となった。

 ラフマニ氏は自動車で移動中、渋滞に巻き込まれたところを何者かに銃撃された。タリバンは犯行への関与を否定している。

 ラフマニ氏は和平評議会で、キューバ・グアンタナモ米海軍基地に収容されているタリバン幹部の釈放を協議する小委員会の委員長を務めていた。タリバン政権下で高等教育相などを務めたが、2001年のタリバン政権崩壊後、アフガン政府に協力。議会で上院議員も務め、タリバンとのパイプ役と期待されていた。

 和平交渉をめぐっては、専門家の間で、仮にタリバンが和平に同意したとしても、ハッカニ・ネットワークなどタリバン内部の強硬派は同調しないとの見方が強い。今回の犯行は、和平進展に反発する勢力が起こした可能性もある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120514-00000014-cnn-int
タリバーンとの交渉担当幹部、射殺される アフガン首都
CNN.co.jp 5月14日(月)15時12分配信

カブール(CNN) アフガニスタンの首都カブールで13日、反政府武装勢力タリバーンとの和平交渉を担当していたアルサラ・ラフマニ氏が銃撃を受けて死亡した。一方、アフガン政府はこの日、国際治安支援部隊(ISAF)から治安権限が移譲される対象地域の新たなリストを発表した。

ラフマニ氏は旧タリバーン政権下で議員や閣僚を務めていたが、近年はカルザイ政権が設置した高等和平評議会の幹部として、タリバーン幹部に交渉への参加を促す役割を果たしてきた。

内務省によると、同日朝の出勤途中に襲われた。当局が犯人グループの行方を追っている。カルザイ大統領は犯行を非難し、同氏は「偉大な平和主義者」だったと述べた。タリバーンは最近、同評議会のメンバーを攻撃の標的にすると予告していた。ただしタリバーンの報道担当者は同日、ラフマニ氏殺害の犯行を否定した。

アフガン政府が同日発表したリストによると、タリバーンの主要拠点だった南部の都市カンダハルや、東部ヌリスタン州の約半分、同パクティカ州の約3分の1、南部ウルズガン州の全域などで順次、ISAFからアフガン当局に治安権限が移譲される。完了時には国土の75%がアフガン側の管轄下に入る計画。ISAFの完全撤退は今のところ、2014年末に予定されている。

ただ、アフガン各地でISAF要員が命を落とすケースは跡を絶たず、13日までの3日間で計8人が死亡した。このうち3人は、アフガン警官らに殺害されている。

4314チバQ:2012/05/14(月) 22:25:21
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120514/crm12051411410010-n1.htm
【シー・シェパード代表逮捕】
日本鯨類研究所「犯罪行為裁いてほしい」
2012.5.14 11:39

反捕鯨団体「シー・シェパード」の代表ポール・ワトソン容疑者(ロイター)
 環境保護を標榜(ひょうぼう)する米団体「シー・シェパード」(SS)代表のポール・ワトソン容疑者(61)が逮捕されたとの情報を受け、同容疑者を国際手配している海上保安庁は今後、外務省を通じてドイツやコスタリカ政府から情報を求めるなど、他国との連携を強め、SS包囲網を狭めていく。

 日本は両国と犯罪人引渡し条約を結んでいないため、ワトソン容疑者の日本への引き渡しを強制することはできないが、海保は「情報収集を継続し、今後の対応を検討していきたい」としている。

 海保は平成22年4月、SSメンバーの南極海での監視船侵入など、一連の犯罪行為を指揮した疑いが強まったとして、威力業務妨害容疑などでワトソン容疑者の逮捕状を取得。国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配している。

 さらに、昨年末から今年3月にかけて南極海で実施された調査捕鯨では、海保は初めてSSが捕鯨船団のスクリューを破壊するために投げ込んだ鉄塊やロープなど約2トン分を大量に押収。今期の妨害活動でも器物損壊容疑などでの立件に向けた証拠収集を進めていた。

 一方、この日午前に逮捕の一報がもたらされた水産庁国際課では、慌ただしく情報確認する職員の姿が見られた。職員の一人は「今後の調査捕鯨にどういう影響があるか見極めていかなければならない」と気を引き締めた。

 日本政府から委託されて調査捕鯨を実施している日本鯨類研究所(東京都中央区)でも、ワトソン容疑者の逮捕は喜びを持って受け止められた。

 鯨研幹部は「逮捕で無法な活動が少しでも終息に向かえばよい。日本政府もドイツやコスタリカ政府と協力しながら、南極海での犯罪行為を裁いてほしい」と期待していた。

4315チバQ:2012/05/14(月) 22:28:04
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120513/erp12051323290007-n1.htm
ギリシャ大統領、組閣へ最後の説得 最少政党の協力焦点
2012.5.13 23:26

13日、アテネで組閣に向けた大統領の最終調停に臨む各党党首ら。左から、全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のベニゼロス党首、新民主主義党(ND)のサマラス党首、パプリアス大統領、急進左派連合(SYRIZA)のツィプラス党首(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】総選挙後の連立交渉で混乱が続くギリシャのパプリアス大統領は13日、主要3党の党首と大統領官邸で会談、組閣に向けた最後の説得を行った。反財政緊縮策を掲げる第二党の急進左派連合のツィプラス党首が、第一党の新民主主義党(ND)、第三党の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)との連立政権を拒否。大統領は同日中に、調停のカギを握る民主左派を含む残り4党とも個別協議するが、不調に終われば6月半ばの再選挙実施が決まる。

 調停は反緊縮を主張するものの穏健派の民主左派の協力取りつけが焦点。フランス通信(AFP)によると、急進左派連合のツィプラス党首は協力を拒む一方で、「2年間の政権枠組みで3党が合意した」とも述べ、民主左派の政権参加の可能性を示唆したが、民主左派は合意成立を否定した。

 NDとともに緊縮路線を進めてきたPASOKのベニゼロス党首は大統領との会談後、「望みは残っている」と強調した。

 民主左派は議席数19で最少だが、ND、PASOKと合わせると168議席となり、議会の過半数(151議席)を上回る。クベリス党首はPASOKとの交渉で、「挙国一致内閣」を提案したが、急進左派連合の参加を条件にしたため実現しなかった経緯がある。

 6日の総選挙後、ギリシャでは憲法に従い、第一党から第三党まで組閣を試みたが、緊縮策実行を条件とする欧州連合(EU)などの金融支援の枠組みの抜本的見直しを求める急進左派連合と、ND、PASOKが折り合わず、失敗した。

 12日公表の世論調査によると、急進左派連合が支持率25.5%で首位。再選挙では第一党に躍り出る可能性が高く、同党が政権を取った場合、金融支援が停止する可能性がある。

4316チバQ:2012/05/14(月) 22:29:01
>>4005
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120513/mds12051323580000-n1.htm
「神の抵抗軍」幹部を拘束 ウガンダ軍
2012.5.13 23:57
 ロイター通信などによると、ウガンダ軍は13日、同国の反政府勢力「神の抵抗軍」(LRA)幹部を12日に隣国の中央アフリカで拘束したことを明らかにした。コニー指導者を頂点とする5人のLRA最高幹部の1人であるアチェラム司令官という。

 LRAはウガンダ北部で約25年前に政府軍との内戦を開始した。今年3月に米国のNPOがコニー指導者の拘束を訴えるキャンペーンをインターネットで始め、大きな関心を集めている。

 LRAは近年、中央アフリカやコンゴ(旧ザイール)、南スーダンで住民虐殺や子供の誘拐を続けており、アフリカ連合(AU)は3月、ウガンダを含めた4カ国から成る5千人規模の合同部隊を発足させた。(共同)

4317チバQ:2012/05/14(月) 22:32:55
>>4269
http://www.asahi.com/international/update/0514/TKY201205140214.html
2012年5月14日16時0分
報道陣、座り込みで抗議 起立要求のギリシャ極右党首に関連トピックスギリシャ欧州連合(EU)総選挙13日、アテネの大統領官邸で会談に臨む極右政党「黄金の夜明け」のミカロリアコス党首。報道陣の一部は床に座り込んで抗議の意思を示した=AP


 ギリシャ国会に初めて議席を得た極右政党「黄金の夜明け」のミカロリアコス党首が13日、再選挙回避を模索するパプリアス大統領と会談した。地元メディアによると、党首が入場する際、複数の記者が床に座り込み、同党への抗議の姿勢を示した。

 黄金の夜明けは、総選挙の勝利会見の際、報道陣に党首への敬意を表して起立するよう求め、反論した記者に退場を促すなど摩擦を起こしていた。

 大統領との会談は約15分で終了。会談後、党首は報道陣に対し、大統領に国境警備や不法移民の問題について提議した、と述べた。また「ギリシャは豊かな国なのに、高利貸の犠牲になっている。欧州連合と国際通貨基金はこの国から出ていけ」などと自説を展開したという。(アテネ=石田博士)

4318チバQ:2012/05/15(火) 00:47:19
http://www.afpbb.com/article/politics/2877851/8942052
「性別の選択」と「死ぬ権利」を合法化、アルゼンチン
2012年05月14日 19:41 発信地:ブエノスアイレス/アルゼンチン
【5月14日 AFP】南米で初めて同性婚を合法化したアルゼンチンの議会がこのほど、公的機関に届け出る性別の選択と、親族による終末期の意志決定を法的権利として認める法案を可決し、話題を呼んでいる。

■性別を選ぶ自己決定権

 アルゼンチン議会が可決した法案の1つは、トランスベスタイト(異性装者)やトランスジェンダーの人が、身分証明書などの法的書類に記入報告する性別を選択できるようにするもの。与党・正義党(ペロン党、PJ)のソニア・エスクデロ(Sonia Escudero)上院議員は、2年前の同性婚合法化に続き「自己決定権と個人の権利が再確認された」と評価した。

 世界銀行(World Bank)の統計によれば、カトリック教徒が圧倒的多数を占めるアルゼンチンのトランベスタイト・コミュニティーは全国で約2万2000人と小規模。寿命も同国平均の75.5歳に比べて、35歳と非常に短い。トランベスタイトたちの多くは低学年で学校を去り正規の教育を受けておらず、9割以上が売春産業に入る。
 
 北部の港町バイア・ブランカ(Bahia Blanca)で学生たちを教える心理学者マリア・エバ・ロッシさん(45)は、今回の合法化を歓迎するトランベスタイトの1人だ。「これからはもう病気だとか、犯罪者扱いされなくて済む。ようやく私たちの権利が認められるようになったのです」

■終末期の患者と家族の権利拡大

 一方、通称「尊厳死法」は人生の終末期にある患者とその家族の決定権を拡大し、延命治療や生命維持措置の拒否を認めた。ただし安楽死処置については明確に禁じている。

「死ぬ権利」を認めるこの法律を支持するセルバ・ヘブロンさんの娘カミラちゃんは、3年前に生まれて以来ずっと昏睡状態にある。脳活動や生命兆候は一切ない。「私たちが望んでいるのは、カミラ本人と家族の安らぎです。今のままでは常に死に直面した状態。これほど辛いことはない」と語る。

■時代反映するペロン党、都市への人口集中も後押し

 しかし、国民4000万人の91%がカトリック信者を自認する歴史的に保守的なアルゼンチンが、こうしたリベラルな施策をどうやって推進して来れたのだろうか。

 現在上下両院で過半数を占める与党・正義党(ペロン党)とその政治運動は、「社会的正義」「経済的自立」「政治的主権」の3つの理念を柱としている。1940年代に社会福祉を導入したのも、逆に90年代に民営化を進めたのも、また現在、国有化を推進しつつ個人の権利を拡大しているのも、全て同じこの正義党だ。

 これについて文学評論家のベアトリス・サルロ(Beatriz Sarlo)氏は、「ペロン主義は政治イデオロギーとして生まれたのではなく、社会運動から生まれた。(だから)その時々の時代を反映する」と説明する。

 一方で、カトリック教会は2003〜07年の故ネストル・キルチネル(Nestor Kirchner)前大統領と、その妻で2011年に再選されたクリスティナ・フェルナンデス・デ・キルチネル(Cristina Kirchner)大統領の両政権下で弱体化が進んだ。

 サルロ氏はさらに、人口が都市部に集中している点を指摘する。「フランスやその他の国では世論の根は地方コミュニティーにあるが、アルゼンチンでは都会性が他では不可能な法を可能にしている」

 都市部ではさまざまな人権団体が声をあげやすく、政府の支持も得やすい。2001年の調査によればアルゼンチンの人口は9割が都市部に集中しているが、同性婚の届け出の多くもブエノスアイレスや首都圏に集中しているという。(c)AFP/Indalecio Alvarez

4319チバQ:2012/05/15(火) 23:16:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120515/erp12051522210006-n1.htm
ギリシャ再選挙へ 大統領の調停失敗 組閣を断念
2012.5.15 22:21 [欧州]

大統領官邸に到着したPASOKのベニゼロス党首=15日、アテネ(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】総選挙後の混乱が続くギリシャで、各党の最後の説得を続けていたパプリアス大統領は15日、組閣を断念した。大統領は政治家以外の学者や官僚出身者を首班とする「実務者内閣」を提案して事態打開を図ったが、党首らとの会談は決裂。再選挙実施が確定した。投票日は6月10日か17日になるとみられる。

 大統領との調停を終えた議会第3党の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のベニゼロス党首は同日、「再選挙が実施される」と述べた。

 再選挙では、反緊縮派の第二党、急進左派連合が第一党に躍り出る可能性が高い。再選挙までの政治空白や同党主導の政権樹立は、同国の「ユーロ離脱」に対する懸念を一層高め、欧州債務危機の一段の深刻化を招く恐れが強い。

 大統領は15日、極右政党と共産党を除く5党の党首と会談した。実務者内閣には、財政緊縮路線を進めてきた第一党の新民主主義党(ND)と第三党の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)が容認姿勢。急進左派連合や議席数最少の民主左派は反対の意向を示していた。

 ギリシャでは6日の総選挙で連立与党のPASOKとNDが大敗。憲法の規定に従い、第一党から第三党まで順に組閣を試みたが、いずれも失敗に終わり、13日から大統領が調停にあたっていた。

 一方、欧州連合(EU)のユーロ圏17カ国は14日、ブリュッセルで財務相会合を開催。ユンケル常任議長は会見で、ギリシャの「ユーロ離脱」は議題にならなかったとした上で、「ギリシャのユーロ圏残留が私たちの揺るぎない願望だ」と表明。ギリシャに緊縮策履行を求めた。

4320チバQ:2012/05/16(水) 01:28:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120516/erp12051600170000-n1.htm
オランド仏大統領、首相に穏健派のエロー氏を指名
2012.5.16 00:15

ジャンマルク・エロー氏(左、AP)
 【ベルリン=宮下日出男】フランス大統領に就任した社会党前第1書記のフランソワ・オランド氏(57)は15日、社会党の穏健派でドイツ通の国民議会(下院)議員団長、ジャンマルク・エロー氏(62)を首相に指名した。

 オランド新大統領は同日夕にはドイツを訪問、メルケル首相と初会談し、欧州債務危機対応を中心に意見交換する。危機の震源地ギリシャで再選挙が確定し、同国の「ユーロ離脱」の懸念が一段と高まる中、財政緊縮策重視のメルケル氏と経済成長策を重視するオランド氏がいかに歩み寄って協調姿勢を示せるかが焦点となる。

4321チバQ:2012/05/16(水) 23:01:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120516/erp12051618330006-n1.htm
フランス、エロー新首相が就任 組閣に着手
2012.5.16 19:26

就任したジャンマルク・エロー仏新首相とブリジット夫人=16日、パリ(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】フランスのオランド新大統領から首相に任命された社会党内の穏健派で、ドイツ通の国民議会(下院)議員団長、ジャンマルク・エロー氏(62)の就任式が16日、パリの首相府で行われた。

 エロー新首相は、サルコジ政権の首相を務めたフィヨン氏から引き継ぎを受けた後、組閣作業に着手。16日夕(日本時間17日未明)にも新内閣の陣容が発表される。17日に初閣議を開き、オランド政権が始動する。

 フランスからの報道によると、外相にはミッテラン政権で首相を務めたベテランのローラン・ファビウス氏、オランド陣営の選挙対策本部長として大統領選の陣頭に立ったピエール・モスコビシ元欧州問題担当相らが有力候補となっている。

 債務危機対応が喫緊の課題となる中、財政赤字削減などを担う財政相には、オランド氏の長年の友人で側近のミシェル・サパン氏らの名前が挙がる。サパン氏もオランド氏と同様に危機対応として成長策を重視している。

 オランド氏はこれまでに閣僚の半数を女性にする方針を示しており、ヨーロッパエコロジー・緑の党の女性事務局長セシル・デュフロ氏の環境相起用の可能性が取り沙汰されている。

http://www.asahi.com/international/update/0515/TKY201205150470.html
2012年5月16日0時28分
オランド仏大統領が就任 首相に親欧州派エロー氏指名15日、フランス大統領への就任式に臨むオランド氏=ロイター

 フランス大統領にフランソワ・オランド氏(57)が15日、就任した。首相には国民議会(下院)の社会党議員団長を務め、ドイツ語が堪能で親欧州派のジャンマルク・エロー氏(62)を指名し、組閣を命じた。

 オランド氏は、エリゼ宮(大統領府)での就任式で「公正なフランスの再建を目指し、欧州に新たな道を開き、世界平和に貢献する」と宣誓。直面する債務(借金)危機の克服に向けて「欧州は(共通の)政策、連帯、成長が必要だ」と演説した。

 緊縮財政のもとでも経済成長を追求する公約を掲げている。15日夜にはベルリンを訪れてドイツのメルケル首相と初会談。仏独の連携を確認し、「成長路線」で協力を探ると見られる。

4322チバQ:2012/05/16(水) 23:04:48
>>4303>>4308>>4311>>4313>>4315>>4319
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201205160131.html
2012年5月16日18時32分
ギリシャで預金引き出し加速、大統領「パニックの恐れ」=議事録
 [アテネ 16日 ロイター] 6月の再選挙を控え、ユーロ圏にとどまれるかどうかの瀬戸際に立つギリシャで、銀行預金を引き出す動きが加速している。パプリアス大統領は「パニックに発展しかねない恐れ」があることに言及した。

 大統領と各党党首との会談議事録で明らかになった。

 大統領は各党党首に対し、ギリシャ中央銀行のプロボポラス総裁の話として、14日に少なくとも7億ユーロ(8億9400万ドル)の預金が引き出されたと明らかにした。

 議事録によると、大統領は「中銀総裁は私に対し、パニックは起きていないとしていたが、パニックに発展しかねない強い恐れがあると話していた」と発言。「総裁は、引き出し総額が約8億ユーロに達するとの見通しを示していた」と述べた。

 ギリシャでは過去数カ月にわたって銀行から資金を引き出す動きが持続的に起きていたが、今のところ、アテネの銀行で取り付け騒ぎが起きる兆候はない。


http://www.afpbb.com/article/politics/2878102/8947944?ctm_campaign=txt_topics
ギリシャ、6月中旬に再選挙へ 組閣協議が決裂
2012年05月16日 07:27 発信地:アテネ/ギリシャ

【5月16日 AFP】新内閣樹立を目指して15日に行われたギリシャの政党間協議は合意を得ることなく決裂し、6月中旬に再選挙が行われることになった。

 5月6日に行われた総選挙では、ギリシャが欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF )から支援を受ける条件となっている厳しい緊縮策に反対する政党に多くの有権者が投票し、単独で組閣をするに十分な議席を得た政党はなかった。再選挙は6月17日に行われるとみられている。

 ギリシャのカロロス・パプリアス(Carolos Papoulias)大統領筋は、16日午後1時(日本時間同日午後7時)から選挙管理内閣を発足させるための全政党による協議を行うと発表した。

 しかし、再選挙でも実行力を備えた内閣ができる保証はなく、ユーロ圏の将来が見通せず、ギリシャがユーロ圏から離脱する可能性もあるという状況は長引くとみられる。(c)AFP/Bryan McManus

4323チバQ:2012/05/16(水) 23:07:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120516/mds12051621550005-n1.htm
シリア政権側攻撃で10人死亡 監視団活動に影響
2012.5.16 21:54
 アサド政権と反体制派の衝突が続くシリア北部イドリブ県ハンシェイフンなどで16日、政権側の攻撃があり全土で少なくとも10人が死亡した。フランス公共ラジオが伝えた。

 ハンシェイフンでは15日、政権側の攻撃で20人以上が死亡、国連のシリア監視団(UNSMIS)の車両3台が爆発で損傷したばかり。移動手段を失った監視団は16日まで足止めされた。市民らの犠牲者が減らず、監視団の活動の安全も脅かされ始めたことで、停戦に向けた仲介失敗の懸念が強まっている。

 16日には、ハンシェイフンで5人が死亡したほか、南部ダルアーのパレスチナ難民キャンプで軍の銃撃があり3人が死亡するなどした。

 英国を拠点とするシリア人権監視団によると、シリア全土での15日の死者は、政権側兵士11人を含む64人に達した。(共同)

4324チバQ:2012/05/16(水) 23:08:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120516/mds12051608340001-n1.htm
イラン系歌手殺害に800万円懸賞金 歌に性的表現「シーア派指導者を侮辱」
2012.5.16 08:32 [イラン]
 イスラム教シーア派のイマーム(指導者)を歌で侮辱したとして、同派のウェブサイト「シーア・オンライン」は15日までに、ドイツに住むイラン出身のラッパー、シャヒン・ナジャフィさんの殺害に10万ドル(約800万円)の懸賞金をかけたことを明らかにした。

 歌は、ある信者が10代目のイマームにメッセージを送る形で構成され、その中で性的表現を使ったことなどが「甚だしい侮辱」に当たるとみられる。イランに対する経済制裁や2009年の大統領選なども題材になっている。同ウェブサイトは「ペルシャ湾岸のアラブの国に住む人が懸賞金を支払うことを約束した」としている。

 ナジャフィさんは、歌はイマームを取り上げたものではなく、イスラム教を批判する意味もないと反論している。ペルシャ語で歌われているこの歌は動画投稿サイト「ユーチューブ」で30万回以上視聴されており、イランの若者の間で反響を呼んでいる。(共同

4325チバQ:2012/05/16(水) 23:29:39
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012051600559
世俗かイスラムか=エジプト大統領選まで1週間
 【カイロ時事】昨年2月のムバラク政権崩壊後初となるエジプト大統領選は、23、24両日の投票まで1週間に迫った。世俗派のムーサ・アラブ連盟元事務局長(75)と、最大の穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が擁立したモルシ氏(60)、同胞団元幹部アブルフトゥーハ氏(60)、旧政権最後の首相を務めたシャフィク氏(70)の4氏が有力。有権者は「世俗派かイスラムか」の選択を迫られそうだ。
 世論調査では、アブルフトゥーハ氏とムーサ氏がリード。両氏はテレビ討論会で激突し、アブルフトゥーハ氏はムバラク政権下で外相を務めたムーサ氏を「問題の一部に属していた人物は解決策を国民に提示できない」と攻撃、ムーサ氏も「(アブルフトゥーハ氏は)同胞団という特定組織のために働いてきた」と反撃した。
 先の人民議会選で圧勝した同胞団は、暫定統治する軍最高評議会と対立、大統領職は目指さないとの方針を転換して自由公正党のモルシ党首を擁立した。モルシ氏はカリスマ性を欠いており、組織力が集票のカギとなる。一方、シャフィク元首相は、旧政権支持派のほか、治安や秩序の回復を望む国民の支持を集めている。
 いずれの候補も過半数を得られず、上位2候補による6月16、17日の決選投票にもつれ込む可能性が高い。(2012/05/16-14:15

4326チバQ:2012/05/16(水) 23:39:07
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012051600559
ギリシャ再選挙へ 「緊縮か、ユーロ離脱か」 欧州債務危機深刻化の恐れも2012.5.16 00:36
【ベルリン=宮下日出男】総選挙後の組閣が難航していたギリシャで再選挙実施が15日確定し、同国政治の混迷の長期化は必至だ。再選挙では反財政緊縮を掲げる第二党、急進左派連合が第一党に躍り出る可能性が高い。欧州諸国は緊縮路線が頓挫すれば、金融支援の停止も辞さない構え。支援停止で同国の財政危機が再燃することで、「ユーロ離脱」の懸念は一段と強まり、欧州債務危機の深刻化を招く恐れがある。

10日に欧州金融安定化基金(EFSF)から42億ユーロ(約4300億円)の融資を受けたが、40億ユーロの次回支援に向け、欧州連合(EU)から6月中に、116億ユーロ相当の追加緊縮策をまとめるよう求められている。

 だが、再選挙までの間にギリシャ政府が緊縮策をまとめ、EUと交渉するのは困難だ。選挙後に発足する新政権で、支援の枠組み撤回や抜本的見直しを主張する急進左派連合が主導権を握れば、緊縮策実施は一層難しくなる。

 ユーロ圏諸国からは、ギリシャが緊縮策をとらない場合、「将来の支援は不可能」(ウェスターウェレ独外相)との警告が相次ぐ。支援停止なら、ギリシャは6月末にも資金繰りに行き詰まるとの見方が強い。

 このため、同国が無秩序なデフォルト(債務不履行)に陥り、ユーロ離脱の動きが強まるのではないかとの不安が市場で高まっている。

 ユーロ圏財務相会合のユンケル常任議長は14日、ギリシャのユーロ離脱の懸念払拭(ふっしょく)に努めた。しかし、他のユーロ諸国からは、「(ギリシャが)ゲームのルールを守れるか次第だ」(ガルシアマルガリョ・スペイン外相)と突き放す言葉も頻繁に出てきた。

 背景には、これまでの債務危機対応で金融安全網が強化され、欧州の金融機関もギリシャ国債の保有を削減し、「抵抗力をつけた」(ショイブレ独財務相)との認識がある。

 ギリシャ離脱はユーロ全体の信用失墜につながる恐れがあり、欧州全体への影響は読み切れない。逆に、ユーロ離脱の規定がないことから、国民の8割がユーロ残留を望むギリシャが自ら離脱する可能性は低く、危機が拡大するとの見方もある。「緊縮断行か、ユーロ離脱か」−。ユーロ圏諸国とギリシャの神経戦が激しくなってきた。

4327名無しさん:2012/05/17(木) 07:57:28
ギリシャは第一党に五十議席上乗せされるらしいので、
緊縮派のウルトラCは旧二大政党の合併ですかね。

4328とはずがたり:2012/05/17(木) 10:42:14
>>4327
俺もそれ思いました♪
もっと緩い選挙連合みたいなのでもいいんでしょうかねぇ?

4329チバQ:2012/05/17(木) 23:25:08
>>4310-4311
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120517-00000071-mai-int
<ドイツ>レトゲン環境相を更迭 州議会選惨敗の責任問われ
毎日新聞 5月17日(木)19時52分配信

 【ベルリン篠田航一】ドイツのメルケル首相は16日、ノルベルト・レトゲン環境相(46)を更迭したと発表した。レトゲン氏は与党・キリスト教民主同盟(CDU)副党首を務め、メルケル氏の有力な後継首相候補だったが、選挙戦を指揮した13日の西部ノルトライン・ウェストファーレン州議会選で惨敗した責任を問われた。

 国内最大人口を抱える同州議会選は来年秋の連邦議会(下院)選の前哨戦と位置付けられ、メルケル首相も重視していた。レトゲン氏は環境相として、福島第1原発事故後の「脱原発」政策を推進した立役者の一人。しかし、首相は、選挙戦での惨敗で政治的打撃を受けたレトゲン氏では閣僚の要職を担えないと判断した。後任にはCDUのペーター・アルトマイアー連邦議会議員(53)が起用された。

4330チバQ:2012/05/17(木) 23:33:01
http://www.afpbb.com/article/politics/2878342/8952965?ctm_campaign=txt_topics
オランド仏大統領、新内閣は半数が女性
2012年05月17日 12:54 発信地:パリ/フランス
【5月17日 AFP】フランスのフランソワ・オランド(Francois Hollande)新大統領は16日、社会党や自身の盟友らを中心に据えた新内閣の顔ぶれを発表した。公約通り仏内閣として初めて男女の閣僚が同数となったが、重要ポストには依然として男性が就いている。

 新首相には15日、ジャンマルク・エロー(Jean-Marc Ayrault)氏が任命されている。1995年以来となる社会党出身大統領となったオランド氏同様に閣僚経験はないが、ベテラン議員として合意形成の手腕には定評がある。

 外相にはローラン・ファビウス(Laurent Fabius)元首相(65)、経済相には大統領選でオランド陣営の選挙対策本部の責任者を務めたピエール・モスコビシ(Pierre Moscovici)氏(54)が起用された。

 その一方で、社会党党首のマルチヌ・オブリ(Martine Aubry)第1書記の名前が閣僚名簿にないことが目を引く。オブリ氏は党内左派勢力の主要人物だが、同党の大統領選候補を選ぶ決選投票でオランド氏に敗れた際、オランド氏が勝利しても新内閣には加わらないと意志表明していた。

 エロー首相は記者会見で、新内閣に時間を浪費している暇はなく、休日でも17日に初閣議を招集し経済問題を協議すると語った。17日の閣議でのオランド内閣の初仕事は、選挙公約の大統領以下全閣僚の給与30%カットの提案となる見通しだ。(c)AFP

4331チバQ:2012/05/17(木) 23:33:42
http://www.afpbb.com/article/politics/2878343/8953063
仏エロー新首相の名前に中東メディア「赤面」、その理由は…
2012年05月17日 13:42 発信地:カイロ/エジプト
【5月17日 AFP】15日、仏新首相にジャンマルク・エロー(Jean-Marc Ayrault)氏が任命されたことで、アラビア語メディアは頭を悩ませる羽目に陥った。

 読者や視聴者の気分を害さず新首相の氏名を報じるためには、どうすればよいか?――というのも、首相の姓「エロー」の発音は、アラビア語の一部方言では男性器を意味してしまうのだ。

 フランソワ・オランド(Francois Hollande)新大統領の任命発表から数時間、新首相の氏名を伝える中東メディアは、発音を変えて「アロ」首相と称してみたり、語頭に「H」に当たる文字を付けたり、フランス語では表記されるが発音されない語尾の子音2字(LとT)に当たる文字を語尾に付け加えてみたりとさまざまな努力を試みた。

 結局、仏外務省がフランス語の表記通りに語尾の子音字を記すアラビア語の公式なつづりを発表して、一件落着。アラビア語メディアの記者たちも胸をなでおろした。(c)AFP

4332チバQ:2012/05/17(木) 23:36:36
http://www.asahi.com/international/update/0517/TKY201205170116.html
フランス新内閣発足 欧州危機対応に重量級、即戦力重視
フランスで新内閣が発足した16日、パリの首相公邸での引き継ぎ式典で握手をするエロー新首相(右)とフィヨン前首相=ロイター。欧州債務危機の克服に向け、オランド大統領が内閣の要に指名したエロー氏は、ドイツ語が堪能な親欧州派。外相や財務相には重量級が就き、34人の大臣のうち半数が女性となった


 フランスのオランド大統領を支える社会党を軸とする新内閣が16日発足した。ギリシャの再選挙が決まりユーロ圏に緊張が広がるなか、オランド大統領は欧州問題を熟知した即戦力を重視。エロー首相(62)のもと、外相にファビウス元首相(65)、財務相に選挙活動の責任者を務めた側近のモスコビシ元欧州担当相(54)といった重量級を任命した。

 また、国内政策の最優先課題に掲げる若年層の雇用対策や教育支援に弾みをつけるため、ペヨン国民教育相(51)を首相と外相に次ぐ序列に位置づけた。労働・雇用相には側近のサパン元財務相(60)をすえた。

 6月の総選挙に向け党内の結束を強めるため、大統領選の社会党予備選の対立候補を重用。党内右派のバルス下院議員(49)を内相に、党内左派のモントブール下院議員(49)を生産再建相にした。首相候補だったオブリ氏(61)は入閣せず、社会党の党首を続投。経済危機が深まった場合の内閣改造を見据えた判断との見方もある。

4333チバQ:2012/05/17(木) 23:40:51
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120517/mcb1205170504014-n1.htm
ギリシャ離脱 壊滅の道 スペイン、ポルトガル後追い 「予想できる悪夢」 (1/2ページ)2012.5.17 05:00
 ギリシャ危機が再燃し、何の解決にもならないと誰もが予想する再選挙が行われる。いらだちを募らせた欧州連合(EU)高官は、ギリシャのユーロ離脱を公に議論し始めているが、これはとんでもない間違いだ。ギリシャが離脱すれば、その影響は壊滅的な規模になる。そしてそれはギリシャだけにとどまらない。

 ◆議論すら間違い

 ベルギー中央銀行総裁で欧州中央銀行(ECB)政策理事会のメンバー、リュック・クーン氏は13日、英フィナンシャル・タイムズのインタビューで「スムーズに事が進む離婚などない。どうしても別れる必要があるならば円満離婚という可能性があるが、それでも後悔することになるだろう」と語った。

 円満とはギリシャのユーロ離脱にはふさわしくない言葉だ。この問題の第一人者、エコノミストのバリー・アイケングリーン氏が主張するように、ユーロ離脱はさまざまな金融危機の火種となる。欧州指導者がこの可能性を検討し始めたことで、事態はさらに悪化している。ユーロ離脱の危険性がギリシャ経済に垂れ込めるなかで、同国が回復する機会はないからだ。

 ギリシャのユーロ離脱による影響は、主に2つの経路をたどって広範囲に広がる。一つ目の経路は、ギリシャの債券を通して外国人に及ぶ流れである。銀行の健全性と準備の適切性に対するEUの保証が、信頼感ではなくパニックを生んでいるとの証言はあるが、この流れは管理可能であるとみられる。EUの広範な金融システムに準備を行う時間的余裕があることは間違いない。

 本当に危ないのはもう一つの経路、すなわちギリシャのユーロ離脱がポルトガルやスペイン、イタリアに広がることである。離脱の結果が恐るべきものであっても、それらはもはや「思いも寄らぬこと」ではない。ユーロ制度全体の崩壊は魅力的なものではないにしても、選択肢の一つになっている。

 このことはとりわけ、行き詰まった周辺国から中核国への資金の流れが加速することを意味する。その結果、問題が一層深刻化し、周辺国の離脱可能性が高まる。投資家は、ユーロ制度をどのくらいにまで縮小すべきかについて議論を始めている。

 ◆失望から絶望へ

 しかしギリシャの破綻からは、他国に悪い見本を提供する以外、何も生まれない。スペインや他の周辺国の破綻も同じだ。今後は財政統合に向けた取り組みが進められるだろうが、それは欧州市民が望むからではない。あらゆる措置が失敗に終わり、絶望の末に実施されるのだ。EUの結束は、圧力がかかればひび割れてしまうことが明らかになる。

 緊縮を強いてきたドイツのメルケル首相は、自分のしてきたことを見つめ直し、失望するがいい。(コラムニスト Clive Crook)

                   ◇

 Clive Crookはブルームバーグ・ビューのコラムニストです。このコラムの内容は同氏自身の見解です。

4334チバQ:2012/05/18(金) 00:02:08
>>4327-4328
それはもろ刃の剣で、同じこと(政党合併)を反緊縮派もできてしまうという欠点が・・・
ユーロ離脱派の共産党は厳しいでしょうが、それ以外の名もなき政党なんか
勝ち馬に乗る可能性あるかと

4335チバQ:2012/05/18(金) 00:03:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120517-00000085-mai-int
<ロシア下院>デモ規制強化を審議 「反プーチン」収まらず
毎日新聞 5月17日(木)21時20分配信

モスクワ市内で、デモ参加者を拘束する警官=2012年5月17日、AP

 【モスクワ大前仁】ロシア下院は、プーチン大統領が7日に就任した後も抗議運動が収まらない状況を受け、デモ規制を強化する法案の審議を始めた。18日にも1回目の採決をする。罰金の大幅な引き上げが柱だが、17日にも警官隊とデモ隊との激しい衝突があり、政権が「反プーチン」の波を封じ込められるのかは見通せない。

【ロシア プーチン政権】組閣に遅れ 訪米中止の口実か

 相次ぐデモを受け、与党「統一ロシア」が下院に抗議活動規制の改正法案を提出。これまで1000ルーブル(約2600円)にとどまっていた参加者への罰金を最大100万ルーブル(約260万円)へ引き上げるほか、逮捕歴のある政治家が集会を主催したり、参加者がマスクをつけることを禁じるなど、規制を大幅に強化した。

 改正案は15日に審議入り。下院は通常、法案成立まで3回採決する。政権側は次回の大規模集会が予定されている6月12日までに成立させたい方針。野党は「国民が抗議集会へ参加できなくなる」(公正ロシアのドミトリー・グトコフ下院議員)と反対しているが、統一ロシアが過半数を占め、成立する見通しだ。

 モスクワでは大統領就任式前後の抗議活動で約1000人が拘束された。6日は許可集会にもかかわらず警官隊と一部参加者が衝突、双方から負傷者が出た。改正案に反対する一部の反プーチン勢力は、モスクワ市内の広場に泊まり込んで抗議。17日には退去に応じない参加者を警官が排除し、激しくぶつかり合う場面もあった。

 一方、反政府運動の中では、集会が過激化する事態を憂慮し、是正する動きも出ている。作家のアクーニン氏らは13日、スローガンを唱えないで市内を行進。推定1万人(警察発表は約2000人)が集まりながら拘束者を出さなかった。参加者からは「平和裏の運動に向けた活路となった」(22歳の男子学生)との声も上がった。

4336チバQ:2012/05/18(金) 00:06:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120517/erp12051721430005-n1.htm
18日に英女王主催の午餐会 史上最大級の「世界王室・皇室サミット」
2012.5.17 21:40
 【ロンドン=内藤泰朗】英国のエリザベス女王在位60年を祝う18日の午餐(昼食)会が、約30カ国の王族・皇族が集う史上最大級の“世界王室・皇室サミット”の様相を呈している。スペイン王室が英国との領土問題を理由に出席を急きょキャンセル、政治や外交問題も影を落としている。

 18日はまず、ロンドン郊外のウィンザー城で女王夫妻主催の午餐会を開く。その後、ロンドンのバッキンガム宮殿でチャールズ皇太子夫妻主催の晩餐会が執り行われ、「英王室総出で、世界の王族、皇族を迎えることになる」(英紙デーリー・テレグラフ)という。

 午餐会の出席国については、安全上の理由からか、英王室は当日に発表するとしており、いまだに秘密のベールに包まれたまま。

 ただし同紙は、欧州に加え、日本、タイ、ブータン、マレーシア、カンボジアなどのアジアの国々のほか、オマーン、サウジアラビア、カタール、ヨルダンなどの中東諸国やアフリカ諸国からも王族・皇族が出席するとしている。

 また同紙によると、スペイン政府は、ソフィア王妃の午餐会出席について「適当ではない」として土壇場でキャンセルした。スペインは、同国南西部にある英国の海外領土ジブラルタルの返還を要求、両国間の外交問題となっている。

 英議会からは、反政府デモを弾圧したバーレーンの国王を招待することは「専制君主体制にお墨付きを与える」として、取り消しを求める声も上がっている。

4337とはずがたり:2012/05/18(金) 10:33:57
>>4329
どうでもいいけどヴェストファーレンなのにウェストファーレン表記なんですねぇ。。
(と思ったら随分前>>12にも同じ事いってるわ,俺。。)
私の指導教官だった独逸がご専門のワタナベ先生は独逸留学中はヴァタナベだったそうです♪

4338チバQ:2012/05/20(日) 16:27:36
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120519-OYT1T00711.htm
伝言役?メドベージェフ氏、かすむ存在感…G8

【モスクワ=寺口亮一】米国でのG8首脳会議に代理出席したロシアのメドベージェフ首相の存在感がかすんでいる。


 プーチン大統領の名代として会議に送り込まれた前大統領だが、国家元首の座を失った悲哀を実感することになりそうだ。

 各国首脳との接触が予定されるが、各国は最高実力者プーチン氏との会談を重視しており、ホスト国のオバマ米大統領以外と公式な会談が実現するかどうかは不明だ。

 専門家の間では、「首相はG8出席で権威を強化できる」と評価する声もある。だが、ロシアの外交は大統領の専権事項であり、首相には「会議を観察する(だけの)役割が与えられた」(コメルサント紙)とされ、アピールは難しい。

 メドベージェフ氏は大統領だった3月、ソウルでオバマ氏と会談した際、「ウラジーミル(プーチン氏)に伝えておく」と発言した。今回会議も「伝言役」に徹するとみられる。

(2012年5月20日08時45分 読売新聞)

4339チバQ:2012/05/20(日) 16:29:27
http://www.afpbb.com/article/politics/2878795/8963323?ctm_campaign=txt_topics
G8、「ノーネクタイ」指定にネクタイで現れた仏新大統領の理由
2012年05月19日 16:45 発信地:ワシントンD.C./米国
【5月19日 AFP】米ワシントンD.C.郊外にある米大統領山荘キャンプデービッド(Camp David)で開幕した主要8カ国(G8)首脳会議の初日18日、ノーネクタイでと指定された夕食会を兼ねた会議にフランスのフランソワ・オランド(Francois Hollande)新大統領が1人、ネクタイを締めて現れた。

 これに気付いたバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は歩み寄り、オランド大統領のファーストネームを呼んで「フランソワ、ネクタイはなしで結構ですとお伝えしたのですが」と話しかけた。

 就任したばかりのオランド大統領が「わたしの国のメディアのためにです」と答えると、オバマ氏は「あなたの国のメディアに対しては、良く見せないとなりませんね」と相づちを打った。

 その後、G8の首脳たちはロッジへと向かい早速、夕食会を兼ねた会合で喫緊の課題について話し合った。

 同日遅くホワイトハウスが発表した公式写真では、オランド大統領はネクタイを外してオバマ大統領の隣に座っていた。(c)AFP

4340チバQ:2012/05/20(日) 16:30:09
http://www.afpbb.com/article/politics/2878452/8952900
ギリシャ暫定首相は「つらいよ」、自分の名字でジョーク
2012年05月18日 08:46 発信地:アテネ/ギリシャ
【5月18日 AFP】16日に就任したギリシャ選挙管理内閣のパナギオティス・ピクラメノス(Panagiotis Pikrammenos)暫定首相(67)は同日、ギリシャ語で「つらい」「悲しくなる」などといった意味を持つ自分の名字がこの地位にぴったりだというジョークを飛ばした。

 ピクラメノス氏は「今日の新聞で、この名字を持つ私は(ポスト独裁政権時代)最後の首相に最もふさわしい候補だという記事を読んだ」と語った。

 独裁政権崩壊後の38年間、ギリシャ政界は保守政党と社会主義政党が支配してきたが、欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)から融資を受ける条件とされた厳しい緊縮策でつらい思いを強いられた有権者は、今月6日の総選挙でこの体制を打ち砕いた。総選挙後9日間にわたった政党間の協議も実を結ばず、組閣は失敗に終わった。

 カロロス・パプリアス(Carolos Papoulias)大統領から組閣の委任を受けたピクラメノス氏は、「わが国が困難な時代を迎えていることは明らかだ。国の威信を保ち、スムーズな政権交代を確実に行う必要がある」と語った。

 同国の最高行政訴訟機関「国民評議会」を率いるピクラメノス氏は、再選挙の管理だけを目的とする新内閣に多数の上級判事を起用するとみられている。半国営のアテネ通信(Athens News Agency、ANA)は、再選挙の投票は6月17日に行われると報じている。(c)AFP

4341チバQ:2012/05/20(日) 16:32:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120516/mds12051612340002-n1.htm
【同胞団の野望】
エジプト大統領選(上) 終焉告げる軍部との蜜月
2012.5.16 12:31 (1/3ページ)

2011年7月、ムスリム同胞団傘下「自由公正党」の結党パーティーは、同胞団と体制側が最も近づいた場だった。団長バディーア(左から2人目)の左右には当時の内相と副首相が並んだ
 エジプトの首都カイロを一望するモカッタム丘陵に建つ同国最大のイスラム原理主義組織、ムスリム同胞団の本部。その会議室で3月31日、議決機関マジュリス・シューラー(諮問評議会)のメンバーら百数十人が疲労の色を浮かべていた。

 5月の大統領選に候補者を擁立するか否か。前の2度の会議では結論が出ず、3度目となるこの日も議論は6時間超に及んだ。

 同胞団が大統領の座を目指せば、国政の全権を握る軍部を刺激するのは間違いない。イスラム法(シャリーア)に基づく統治を志向していると警戒されているからだ。

 「時期尚早ではないか」。同胞団はもともと、今回の大統領選に候補は出さないとしていたこともあって反対意見は強硬だった。

 だが、すでに副団長ハイラト・シャーティルの擁立を決めていた指導部は、反対派を切り崩し賛成56−反対52の僅差で承認を勝ち取った。反対派の前団長マフディー・アーキフはこの時、悔しさで涙さえ流したという。

 組織内でも意見が二分される、権力奪取への意思表示。同胞団が“ルビコン川”を渡った瞬間だった。


政権崩れ利害が一致


 民衆デモの高まりでムバラク政権が崩壊した昨年2月以降、軍部と同胞団の関係は、かつてなく良好だった。

 同国有数の政治・社会組織でありながら、「非合法団体」としてしばしば弾圧の対象となってきた同胞団にとり、政権崩壊後の混乱は勢力拡大の絶好機だった。

 一方、軍部に代表される体制側にとって最大の懸念は「前政権で保証されてきた利権が脅かされること」(旧与党・国民民主党の元有力幹部)にある。これ以上のデモ拡大を防ぐには、強固な組織力で反ムバラクデモにも大きな役割を果たした同胞団を体制側に取り込む必要があった。

 昨年7月、カイロの高級ホテルで催された同胞団の傘下政党「自由公正党」の結党パーティーは、両者が最も近づいた瞬間だった。

 同胞団第8代団長ムハンマド・バディーアと並んで座った当時の内相が、祝福の言葉とともにバディーアの手を握ると、会場にかすかなどよめきが広がった。ある古参メンバーは「敵だった治安機関トップと団長が握手するなんて…信じられない」とつぶやいた。この時点で当局と同胞団の利害は一致していたのだ。

 カイロなどでは反軍政を掲げる若者グループのデモが続いたが、当局はこれを「外国の手先」と呼び、締め付けを強化。同胞団は歩調を合わせてデモ隊と距離を置いた。

 そうして迎えた同年11月からの議会選で、自由公正党は第一党に躍進する。

4342チバQ:2012/05/20(日) 16:32:26
選挙勝利で狂う歯車


 中東・北アフリカの長期独裁政権が相次いで倒れた「アラブの春」は、同地域の権力構造を大きく揺さぶった。チュニジアでは同胞団の流れをくむイスラム政党が主導する政権が誕生、イエメンやリビアでも同胞団系を含むイスラム勢力が力を伸ばした。

 同胞団発祥の地エジプトでの議会選勝利により、同胞団はわが世の春を迎えたかに見えた。

 しかし、歯車は狂い始める。

 同胞団主導の議会が2月、世俗主義派の強い反対を押し切り新憲法起草委員会メンバーの大半をイスラム勢力から任命したのに対し、軍部は3月、議会解散をほのめかすなど同胞団との対決姿勢を強めたのだ。

 同胞団の独自候補擁立は混迷する。そのカリスマ性から大統領選の「本命」ともいわれたシャーティルは選管当局の資格審査で失格となり、同胞団は現在、組織内序列で格が下の自由公正党党首ムハンマド・モルシーを立てて選挙戦を戦う。

 「同胞団と軍の蜜月は終わった」。政府系シンクタンクのイスラム専門家ディヤー・ラシュワーンはこう断言した。=敬称略





 「アラブの盟主」と呼ばれるエジプトの大統領選が23日始まる。アラブの春を経た地域大国はどこに向かうのか。その鍵を握るのがムスリム同胞団だ。秘密結社的な性格を保ちながら権力への野心をあらわにし始めた同胞団を追った。(カイロ 大内清)





【用語解説】ムスリム同胞団

 エジプトの小学校教師ハサン・バンナーが1928年、イスラム教に基づく社会・政治改革を目指して創設した組織。19世紀以降、西洋の帝国主義と社会の西欧化への反発から発展したイスラム復興運動を代表する存在で、影響はイスラム世界各地に広がった。同国では54年に非合法化されたが、教育や福祉などの分野で草の根活動を展開。ムバラク政権下では議会に無所属議員を多数送り込む事実上の最大野党だった。加入に厳しい審査を課し、秘密結社的性格を持つ。団員数は10万人から数十万人とされる。

4343チバQ:2012/05/20(日) 16:32:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120517/mds12051712370001-n1.htm
【同胞団の野望】
エジプト大統領選(中) 真価問われる「大衆組織」
2012.5.17 12:33 (1/2ページ)

今月2日、カイロ市内で衝突した反軍政デモ隊と体制支持派。同胞団は軍部との対立を深めているが、デモ隊側も同胞団に対する不信感を募らせている(大内清撮影)
 「過去に繰り返された過ちと教訓を忘れないように」

 「ムバラク後」のエジプトで全権を握る軍部が3月25日、発表した声明には、こんな一文が盛り込まれていた。

 先の議会選での圧勝で勢いに乗る同国最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団はこのとき、ガンズーリ内閣の退陣要求とともに、軍部批判をも強めていた。声明はこれに対する反論という形で、内閣支持を改めて表明したものだった。

 全体の表現自体は穏当なものだったが、同胞団には少なからず動揺が広がった。元団員で現在は民間シンクタンクの研究員を務めるアブドルラフマン・アッヤーシュは「要求をエスカレートさせ始めた同胞団への、露骨な脅迫だ」と解説する。

 「過去の教訓」とは何を意味するのか。


■  ■


 1952年、クーデターで王政を打倒した陸軍中佐ナセル(後に大統領)は、協力関係にあった同胞団を旧支配層への対抗手段に利用したが、権力基盤が固まった54年、同胞団員によるとされる自身への暗殺未遂事件を機に同胞団の弾圧に乗り出した。

 70年、ナセルの急死で大統領に就任したサダトは、同胞団員の釈放を進めるなど、イスラム勢力と接近した。社会主義的なナセル路線からの転換を図る上で、体制内左派に対抗する必要があったためだ。

 しかし、サダトがイスラエルとの和平路線にかじを切ったことなどから、「反イスラエル」を掲げる同胞団との関係は急速に悪化。サダトは81年の暗殺直前、団員の大量逮捕に踏み切っている。

 軍部の声明は同胞団に、時の権力者との接近と、それによる手痛いしっぺ返しを繰り返してきた記憶を呼び起こさせるものだったのだ。前副団長で現在は組織を離れているムハンマド・ハビーブは言う。「これから、同じことが起きても不思議はない」


■  ■


 首都カイロで今月2日、大統領選の資格審査で失格となったイスラム主義弁護士の支持者らによる抗議を引き金に、反軍政デモ隊と体制支持者が衝突し数百人が死傷する事件が起きた。

 この審査では、同胞団が本来擁立するはずだった副団長ハイラト・シャーティルも失格となっている。だが、デモ隊に同胞団への同情論はまったくない。

 昨年2月の政変後、同胞団が軍部との関係を優先しデモに距離を置いたこともあり、民主化運動は勢いを失った。それを忘れていないデモ参加者の一人は「同胞団は信用できない」と吐き捨てた。

 過激なデモには冷ややかな目を向ける多くの一般市民の間にも、同胞団に批判的な意見が広がる。移ろいやすい世論は今、同胞団に逆風として吹きつつある。

 他方、たび重なる弾圧にもかかわらず、同胞団が生き延び、着実に勢力を伸ばしてきたのは、安価な医療サービスの提供や貧困層への生活支援などを通じて社会への浸透を図ってきたからだ。同胞団指導部にとって議会選での躍進はその当然の帰結であり、軍部からの圧力が強まるのを承知で大統領選への“参戦”を決意した自信の源になっている。

 大統領選は、「庶民に根を張った大衆組織」(幹部)を自負する同胞団の真価が問われる場でもある。=敬称略(カイロ 大内清)

4344チバQ:2012/05/20(日) 16:33:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120518/mds12051808260000-n1.htm
【同胞団の野望】
エジプト大統領選(下) 解かれた“封印” 消えぬ路線対立
2012.5.18 08:25 (1/3ページ)
 エジプト最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団で、団長を含む指導部の改選期にあたった2009年末、副団長(当時)ムハンマド・ハビーブは孤立と屈辱を味わっていた。最高幹部の一人でありながら、新メンバー選出の投票日を知らされなかったのだ。

 「もう居場所はない」。同胞団内で「改革派」寄りとされていたハビーブはこう悟り、引退を決意した。

 同じ時期、改革派の中心人物で若手・中堅に人気があったアブドルムネイム・アブールフトゥーフも、やはり追い出されるように指導部を去った。昨年、正式除名されたアブールフトゥーフは今、大統領選に出馬し有力候補の一人である。

 政敵を排除し指導部を掌握したのが、現団長ムハンマド・バディーアらの一派だった。そして彼らは、「ムバラク後」初の大統領選で権力奪取をうかがう。その野望の一端を知るのに鍵となるのが、同胞団のかつてのイデオローグ、サイイド・クトゥブだ。


□ □


 国家転覆を企てたとして1965年に逮捕され、翌年処刑されたクトゥブは、イスラム法(シャリーア)の統治により、人民主権ではなく「神の主権」を確立することを主張、強い信仰で結ばれた「前衛集団」が先兵となるべきだと説いた。専門家はそこに、「職業革命家の前衛党による権力奪取を唱えたレーニンの影響がある」と指摘する。

 当時、これに共鳴した同胞団員らが結集、クトゥブ自身が統率したとも、指導者に祭り上げられただけだともいわれる集団は、「65年組織」と呼ばれた。現在、指導部中枢にいるバディーアら少なくとも3人は、その出身者である。

 クトゥブの著作は、80〜90年代に武装闘争を展開したイスラム過激派の理論的根拠として利用されたこともあり、その後の同胞団ではクトゥブ思想の“封印”が図られてきた。

 しかし「ムバラク後」の今、変化が生まれている。副団長ラシャード・バイユーミは「クトゥブ思想は同胞団そのものだ」と言う。クトゥブを語る“ためらい”はなくなっているのだ。


□ □


 2007年、「女性やキリスト教徒は大統領になれない」とする同胞団の政策綱領案がリークされ、物議を醸した。当時、改革派の筆頭だったアブールフトゥーフはこの文言に抵抗し、それが後の除名の伏線にもなった。

 同胞団内のアブールフトゥーフ人気は今も高く、大統領選が決選投票にもつれ込んだ場合、同胞団の公式候補ムハンマド・モルシーとの連携も取り沙汰される。半面、「指導部が自らの立場を守るためにもそれだけは許さない」(関係者)ともいわれる。路線対立の火種は消えていないのだ。

4345名無しさん:2012/05/20(日) 16:33:46
 昨年発足した同胞団傘下、自由公正党の綱領ではこの文言が消え、穏健さを強調した内容に書き換えられた。ただ、バイユーミは記者(大内)にこんな本音も漏らしている。「エジプト大統領は、全国民のイマーム(イスラム教の導師)でなくてはならない」

 同胞団はなお、目指す国家像をつまびらかにはしていない。=敬称略(カイロ 大内清)

4346チバQ:2012/05/20(日) 16:37:52
>>4247>>4264>>4277
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120520/erp12052016060006-n1.htm
親欧米派候補が優勢 セルビア大統領選
2012.5.20 16:05
 セルビアで20日、大統領選挙の決選投票が行われた。世論調査では、4月に任期途中で大統領を辞任した親欧米の与党、民主党のタディッチ党首が、野党の民族派、セルビア進歩党のニコリッチ党首を大きくリードし、勝利の可能性が高まっている。

 投票は20日午後8時(日本時間21日午前3時)に締め切られ、即日開票する。大勢は20日中に判明する見通し。

 タディッチ氏は2004年に大統領に就任、08年に再選された。辞任は選挙戦を有利に進めるための戦略とみられている。大統領の任期は5年。

 12人が出馬した6日の第1回投票の得票率は、タディッチ氏が25.3%、ニコリッチ氏が25.0%と激しい首位争いが展開された。決選投票でタディッチ氏は共に連立政権を組み、第1回投票で3位だったセルビア社会党のダチッチ党首らの支持も得て優位に立った。(共同)

4348チバQ:2012/05/20(日) 19:19:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120513-00000503-san-int
ロシア極東 止まらない有力議員の“追放劇” 
産経新聞 5月13日(日)9時27分配信

【海外事件簿】

 ロシア極東地方で有力議員の“追放劇”が相次いでいる。3月には知事が辞任に追い込まれたのに続き、4月末には議会議長が詐欺容疑で逮捕された。9月にアジア太平洋経済協力会議(APEC)が開催されるなど注目を集める極東だが、かねてから政界の深刻な汚職体質が指摘されている。7日にプーチン氏が大統領に返り咲き、政治体制の刷新が図られているロシアだが、極東でも体制刷新の荒療治が行われているようだ。(黒川信雄)

 「彼の行為が犯罪であったならば、彼が党にとどまることはない」。

 与党「統一ロシア」は4月末、ホームページにこのような声明を発表し、有罪となった議員を追放する姿勢を強調した。

 その矛先を向けられたのは、同党に所属するロシア・沿海地方議会議長のエブゲニー・オベチキン氏だ。インタファクス通信などによると、オベチキン氏をめぐっては4月28日、捜査当局が数時間にわたり同氏のオフィスを家宅捜査した。容疑は「巨額の詐欺」で、オベチキン氏が2008年に現地の建設関連企業の役員を務めていた際、少なくとも3800万ルーブル(約1億円)の石油関連製品を横領した疑いをかけられている。オベチキン氏は29日には外出を禁じられ、5月3日には自ら議長職の「自主的」な辞任を申し出たという。

 オベチキン氏は04年から07年まで同地方のセルゲイ・ダリキン前知事の下で副知事を務めており、ダリキン氏との関係が深いと報じられている。これまでにも報じたように、そのダリキン氏もまた、今年3月に知事を「自らの意志で」辞任している。同氏をめぐっては、かねてから汚職の噂が絶えなかった。

 極東は、経済成長が続く中国や、日本、韓国などとも近く、プーチン氏が「ロシアにとり巨大な戦略的意味」を有していると指摘する重要地域だ。ロシア政府は自ら財政面でのテコ入れを進めているが、プーチン新政権はアジア各国の投資を集め、同地域の発展を加速させたい狙いがあるといわれる。

 その阻害要因になると考えられるのが、プーチン氏も認識する極東の政財界の癒着構造の深刻さだ。モスクワからはるか数千キロ離れ、ソ連崩壊後の経済的な混乱が特に激しかった同地では、中央政府の監視が行き届かず、水産業などの利権をめぐる汚職体質がロシア国内でも特に深刻だと指摘されている。

 現地報道によると、地元議員の間では、「ダリキン氏が知事の職を去った今、中央政府による“(ダリキン氏に近い)人材の一掃”が行われる」(共産党のアレクセイ・コルニエンコ議員)などの見方が公然と語られているという。

 ダリキン・オベチキン両氏の政界からの追放は、極東地方の政界の体質を強行的に変えようとする中央政府の意図が働いているようにみえる。

4349チバQ:2012/05/21(月) 23:18:10
>>4346
事前予測から逆転
再選を狙った現職が落選ですね
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120521-00000069-mai-int
<セルビア大統領選>ニコリッチ氏当選確実 コソボなど警戒
毎日新聞 5月21日(月)20時20分配信

 【ウィーン樋口直樹】セルビア大統領選で野党の民族派、セルビア進歩党のニコリッチ党首が初当選を確実にした。欧州統合路線の継承を約束するが、極右政党出身で欧米と対立してきた「過去」を持つだけに、隣国コソボや欧州諸国からは懐疑的な見方も出ている。

 20日深夜段階でニコリッチ氏の得票率は50.21%。3選を目指した親欧米派、民主党のタディッチ前大統領は46.77%だった。

 タディッチ氏は、90年代の紛争で戦った近隣国との和解を推進。大物戦犯の逮捕や、セルビアから独立したコソボとの直接対話の実現などを通じ、今年3月にEU加盟候補国の地位を獲得していた。

 だが、欧州債務危機のあおりで国民生活が打撃を被る中、選挙の関心事は経済の再生や汚職体質の是正に向いた。地元観測筋は「00年の民主化から10年余。生活の向上などで国民が期待したほどの成果が上がらなかったことへの不満が表れた」とみる。

 ニコリッチ氏は08年に極右政党を離脱。EU加盟路線へ切り替えたが、多くの専門家は「選挙向けの演出に過ぎない」と見る。コソボのセリミ副外相はロイター通信に、ニコリッチ氏が近隣国で戦争犯罪を行ったセルビア部隊の組織化に関与したとして懸念を表明。スウェーデンのビルト外相はツイッターで「ニコリッチ氏が率いるセルビアは、欧州統合や近隣協調に向け信頼を醸成しなければならない」と指摘した。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012052102000209.html
セルビア 大統領に野党党首
2012年5月21日 夕刊

 【ベルリン=弓削雅人】セルビア大統領選の決選投票は二十日、即日開票され、選挙監視団体の非公式集計で得票率49%の野党・セルビア進歩党のニコリッチ党首(60)が勝利宣言した。親欧米派の与党・民主党のタディッチ前大統領(54)は同47%にとどまった。ニコリッチ氏は直前の世論調査での劣勢を覆しての勝利。欧州連合(EU)の早期加盟を目指す外交路線が修正される可能性がある。

 ニコリッチ氏は勝利宣言で「セルビアの転換点になる」と強調する一方、「わが国が欧州が歩む道から外れることはない」と述べ、EUとの協調を維持する姿勢を表明した。ただ、同氏は一貫して親ロシアの立場で、過去に「コソボの独立を支持するEUの姿勢は見過ごせない」と批判したこともあり、今年三月に加盟候補国となったEUとの関係が今後の焦点となりそうだ。欧州債務危機の影響で失業率が24%と悪化した経済の再建も課題だ。

4350チバQ:2012/05/21(月) 23:20:14
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120521-OYT1T01180.htm
ハマスとファタハ、統一政府樹立へ…パレスチナ

 【エルサレム=井上亜希子】パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとアッバス自治政府議長率いるファタハの交渉担当者は20日、6月初めにアッバス議長を首相とする統一政府を樹立し、それから6か月以内に自治政府議長選、評議会(国会に相当)選実施を目指すとした行程表で合意した。


 AP通信が伝えた。

 当初予定されていた5月の選挙実施が絶望となる中、ハマス、ファタハ双方が、統一政府樹立へむけた努力をパレスチナ住民にアピールする狙いとみられる。

(2012年5月21日22時11分 読売新聞)

4351チバQ:2012/05/21(月) 23:21:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120521-00000080-mai-int
<フランス>オランド政権の軍撤退方針 NATOにも配慮
毎日新聞 5月21日(月)20時44分配信

 【シカゴ(米中部)宮川裕章】フランスのオランド大統領が20日、アフガニスタンからの仏軍撤退時期を今年末に前倒ししつつ、13年以降はアフガン国軍訓練部隊を残す方針を示したのは、早期撤退の選挙公約を守りながら、北大西洋条約機構(NATO)にも配慮した妥協の産物と言える。米国が主導するNATOの撤退スケジュールに異を唱える独自外交で国際的な存在感をアピールしつつ、えん戦気分が強い世論の要請にも応え、なおかつNATO加盟国からの批判をかわす、という現実主義的な対応だった。

 オランド氏は今月6日の大統領選での公約に「アフガンからの部隊即時撤退」を掲げ、「12年末には仏部隊はいなくなる」と文書に明記した。オランド氏はNATO首脳会議にあたり公約に「外交的、技術的な修正」(フィガロ紙)を加え、「部隊撤収」を「戦闘部隊撤収」に改め、アフガン国軍の訓練を担当する部隊を13年以降も残留させることを決めた。

 アフガン政府の計画では、仏軍が駐留するカブール北東のカピサでは今年末にアフガン国軍に治安権限が移される。国軍がカピサでフル稼働できるのは13年夏ごろとみられ、「訓練部隊」が残留すれば、実質半年の前倒しは実害が少ないとの読みもあったようだ。

 フランスが早期撤退にこだわる背景には、アフガン兵に仏軍兵士が射殺されるなど、01年の派兵開始から仏兵の死者が80人を超え、派兵への反発が国内で広がっていることがある。世論調査では国民の約8割がアフガン派兵に反対している。欧州債務危機による緊縮策で、負担感がさらに高まるのは確実だ。6月に国民議会(下院)選挙を控えるオランド大統領には、撤退前倒しを掲げた公約の後退を避けなければならない事情もあった。

 オランド大統領には、米国寄りだったサルコジ前大統領の路線を見直し、独自外交を復活させたい思惑もあるようだ。1966年にNATO軍事機構からの脱退を決めたドゴール元大統領以来、フランス外交には、米国への覇権一極集中を嫌い、世界の多極化を目指す傾向がある。サルコジ前大統領はNATO軍事機構への復帰を決めたが、オランド氏と同じ社会党のミッテラン元大統領も、独自外交傾向の強い「ドゴール主義者」と呼ばれた。

4352チバQ:2012/05/21(月) 23:28:52
>>4101>>4109-4110>>4250
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012052100588
クーデター首謀者に元首待遇=暫定政府が懐柔策−アフリカ・マリ
 【バマコAFP=時事】アフリカ西部マリで20日、3月のクーデター首謀者サノゴ大尉を「前国家元首」と認めることが決まった。大尉が権力を握ったのは3月22日で、トラオレ暫定大統領に権力移譲した4月12日まで、わずか3週間の「三日天下」だったが、民政移管を確実にするため調停役の西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)や暫定政府が懐柔策で合意した。
 ECOWASを代表し19日から首都バマコ入りしていたブルキナファソのバソレ外相は20日、マリ国営ラジオを通じ「国家元首としてあらゆる特権をサノゴ大尉は享受する」と確約した。(2012/05/21-16:32

4353チバQ:2012/05/21(月) 23:33:11
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012052100757
自爆テロで96人死亡=アルカイダか、首都で兵士狙う−イエメン
 【エルサレム時事】イエメンの首都サヌア中心部で21日、自爆テロがあり、南北イエメン統一22周年を記念する軍事パレードのリハーサルをしていた兵士ら少なくとも96人が死亡した。約300人が負傷した。AFP通信が伝えた。自爆犯は軍服を着てリハーサルに参加していた。犯行声明は出ていないが、警察当局者は「攻撃は国際テロ組織アルカイダの特徴を示している」と指摘した。
 同国南部ではアルカイダ系「アラビア半島のアルカイダ」(AQAP)などの武装勢力の活動が活発。サレハ大統領の後任として2月に就任したハディ大統領は親米路線を堅持し、武装勢力との対決姿勢を強めてきた。首都での大規模テロの発生で、政府と武装勢力との衝突が激化する恐れもある。
 爆発時に現場にいたアリ国防相にけがはなかったという。パレードは22日に行われる予定で、ハディ大統領も出席することになっていた。(2012/05/21-21:18

4354チバQ:2012/05/21(月) 23:33:44
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012052100873
ラブロフ外相ら主要閣僚留任=極東発展相を新設−プーチン政権
 【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領は21日、新政権の機構・閣僚人事を決める大統領令に署名した。この中で、大統領はラブロフ外相、シルアノフ財務相らの留任を決定。極東発展相のポストを新設し、極東連邦管区のイシャエフ大統領全権代表に兼任させた。
 内閣を率いるメドベージェフ首相の提案を踏まえた人事で、首相は「4分の3が新たな陣容」と説明。プーチン氏としては、主要閣僚を維持することで政権の安定化を図りつつ、残りの人事で独自色をアピールする狙いとみられる。(2012/05/21-23:28)

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4355チバQ:2012/05/22(火) 00:11:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120521/mds12052111250002-n1.htm
政権側攻撃、死者50人近く シリア、監視団近くで爆発
2012.5.21 11:11

首都ダマスカス近郊で20日、国連シリア監視団(UNSMIS)のムード団長が乗った車列近くの道路脇に仕掛けられた爆弾が爆発(AP)
 アサド政権と反体制派の衝突が続くシリアで20日、政権側の中部ハマ県への攻撃により市民34人が死亡するなど、全土で50人近くが死亡した。フランス公共ラジオが伝えた。

 政権側による攻撃などで西部ホムスや北部アレッポ、南部ダルアーでも死者が出た。

 またロイター通信によると、首都ダマスカス近郊ドゥマで20日、停戦監視に当たる国連シリア監視団(UNSMIS)のムード団長が乗った車列近くの道路脇に仕掛けられた爆弾が爆発した。けが人はなかった。

 車列が止まっていた軍の検問所から約150メートル離れた場所で爆発があったという。

 15日にはUNSMISの車両3台が爆発で損傷した。活動の安全が脅かされ始めたことで、停戦に向けた仲介失敗の懸念が強まっている。(共同)

4356チバQ:2012/05/22(火) 00:20:39
http://www.afpbb.com/article/economy/2879108/8975515
ギリシャのユーロ離脱はハルマゲドンか、損失額80兆円の試算も
2012年05月21日 19:18 発信地:ベルリン/ドイツ
【5月21日 AFP】ギリシャがユーロ圏を離脱する可能性が現実味を増す中、エコノミストらはその「爆弾」がもたらす損失がどれほどに上るか、ややこしい見積もりに余念がない。最大1兆ドル(約80兆円)にもなるの推計も出ている。

 損失額の概算の幅は広い。その理由のうちアナリストの大半が同意するのは、ギリシャのユーロ圏離脱――「Greek exit(ギリシャの離脱)」から「Grexit(グレクジット)」という造語で呼ばれる――の影響は「計算不可能」であり、どれだけ連鎖反応を引き起こすかによって変わる、という点だ。

■「Grexit」の直接コストだけで数十兆円

 ドイツ金融会社DekaBankのアナリストによると、ギリシャがデフォルト(債務不履行)しユーロ圏を離脱した場合の直接的なコストは、欧州諸国と国際通貨基金(International Monetary Fund、IMF)が保有するギリシャ債権が受ける打撃だ。

 欧州連合(EU)は既に、欧州金融安定基金(European Financial Stability Facility、EFSF)経由でギリシャに数十億ドルを融資している。

 また、欧州中央銀行(ECB)が保有するギリシャ国債は推計500〜550億ユーロ(約5.1兆〜5.6兆円)に達しているが、これらはギリシャのユーロ離脱により事実上、無価値になる。

 さらに、中央銀行間のユーロ決済機構「ターゲット2(Target 2)」を通じてギリシャ中銀はECBに多額の債務を負っているが、スイス金融大手UBSのエコノミストによればこの債務額は1040億ユーロ(約10兆5000億円)に上る。

「Grexit」の直接コストの総額は、UBSのアナリストによれば2250億ユーロ(約23兆円)、DekaBankによれば3500億ユーロ(約35兆円)。DekaBankはこのうちドイツが被る損失額だけで860億ユーロ(約8兆7000億円)と推計している。

 一方、英民間調査機関「経済ビジネスリサーチセンター(Centre for Economics and Business Research、CEBR)」のダグラス・マクウィリアムス(Douglas McWilliams)氏は前週、仮にユーロ圏解体が「無計画に」行われれば、損失額の合計はユーロ圏のGDPの5%に相当する1兆ドル(約80兆円)にも上るとの推計を出した。

■周辺国への連鎖反応、「ユーロ圏崩壊」の恐れ

 直接コストだけでも十分に莫大な損失だが、エコノミストが最も恐れているのはギリシャのユーロ圏離脱がもたらす連鎖反応だ。特に、イタリアやスペインなど経済危険にさらされた国への「伝染」が懸念されている。

 UBSのステファン・デオ(Stephane Deo)氏は「最も懸念されるのは、周辺国で銀行の取り付け騒動が起きる可能性だ」と述べる。「考えられるシナリオとしては、ギリシャが離脱し通貨ドラクマの価値が半分かそれ以下になった場合、欧州の一部の国で預金者が自分たちの預金も危険にさらされていると考え、取り付け騒ぎが起きることになる」

 仮にそのような事態になれば社会は大混乱に陥るだろう。ECBと各国政府は介入を余儀なくされ、既に救済策の対象となっているアイルランドやギリシャ、ポルトガルなどに新たに数十億ユーロ規模の追加支援をしなければならなくなると、エコノミストらは指摘する。

 ドイツIfo経済研究所のハンスベルナー・シン(Hans-Werner Sinn)所長は、ギリシャ離脱を受けてユーロ圏が崩壊したなら、ドイツ単独の損失額は1兆ユーロ(約101兆円)近くになるとの予測を示している。

■「大惨事からハルマゲドンまでの間」

 ギリシャのユーロ圏離脱コストを考えれば、アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相とフランソワ・オランド(Francois Hollande)仏大統領が初の共同記者会見で、ギリシャをユーロ圏にとどめたい考えを強調したのも無理はない。欧州議会のマルティン・シュルツ(Martin Schulz)議長は18日、ギリシャ経済は「数日中にも崩壊しかねない」と警告を発し、欧州各国に追加緊急支援を行うよう要求した。

 しかし一方で、ECB政策理事会のリュック・クーン(Luc Coene)氏がギリシャとの「友好的な離婚」の可能性を口にするなど、わずか数週間前までタブーだったギリシャ離脱をめぐる公の場での発言は増加している。

 メルケル首相の側近を務めるライナー・ブリューデレ(Rainer Bruederle)元経済技術相は、独経済紙ハンデルスブラット(Handelsblatt)のインタビューに「2年前とは異なり、現在のユーロ圏はギリシャ離脱に耐えることができる」と語っている。

 国際金融協会(Institute of International Finance)のチャールズ・ダラーラ(Charles Dallara)専務理事は、「Grexit」のコスト見積もりについて問われ「大惨事とハルマゲドンの中間になるだろう」と語った。(c)AFP/Mathilde Richter

4357チバQ:2012/05/22(火) 00:21:41
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2878999/8971573
イタリア北部でM6の地震、6人死亡 歴史的建造物の被害甚大
2012年05月20日 19:25 発信地:ローマ/イタリア
【5月20日 AFP】(一部更新、写真追加)イタリア北部で20日未明、マグニチュード(M)6.0の地震があり、当局発表によるとこれまでに6人が死亡、負傷者は50人以上に上っている。同国文化省によると、歴史的建造物に甚大な被害が出ているもようだ。

 震源地はボローニャ(Bologna)の北方36キロのフィナーレ・エミーリア(Finale Emilia)で、震源の深さは10キロ。揺れは20秒ほど続き、伊北東部エミリア・ロマーニャ(Emilia-Romagna)州からベネチア(Venice)にかけた広域で感じられた。その後も余震が数回続いた。

 この地震の前には、金融・経済の中心地ミラノ(Milan)があるロンバルディア(Lombardy)州でもM4.1の地震が発生していた。

 救急隊員らによると死亡した3人はフェラーラ(Ferrara)近郊の工場の夜勤作業員で、工場が倒壊し下敷きになった。負傷者の大半はモデナ(Modena)県に集中している。

 ボローニャなどでは、揺れに驚いた人々が路上に飛び出し一時パニックになった。テレビの画面には半壊した住宅や路上のがれきが映し出されている。教会の塔などにも損壊が出ている。

 地震のあった地域はイタリアの工業の中心地であると同時に、歴史的建造物や美術的価値のある遺産が多く存在する地域。フェラーラの街並みは世界遺産に登録されている。(c)AFP

http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2879037/8972502
イタリア北部地震でチーズ30万個に被害 被害額250億円以上
2012年05月21日 09:14 発信地:ローマ/イタリア
【5月21日 AFP】イタリア北東部で20日発生した地震で、30万個以上のパルメザンチーズやそれに似たグラナパダーノチーズが被害を受け、被害額は2億5000万ユーロ(約252億円)以上に上ることが業界関係者の話で明らかになった。1個の重さは大きいもので40キロほど。

 グラナパダーノの認証を行う業界団体のトップ、ステファノ・ベルニ(Stefano Berni)氏によれば、「地震はとても強く、多数の倉庫と数千トン(のパルメザンとグラナパダーノ)が甚大な被害を受けた」という。「かなりの損害が生じたが、死傷者は出なかったことが大きな救いだ」

 被害額の2億5000万ユーロは「とても控えめ」に見積もった額だという。ベルニ氏は、既に大きな損傷を受けもろくなっている建物の状態が、さらなる地震により悪化することがないよう願うと語った。(c)AFP

4358チバQ:2012/05/22(火) 20:58:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120522-00000116-reut-int
焦点:インドは指導力欠如で経済迷走、ギリシャ型危機危惧する声も
ロイター 5月22日(火)20時12分配信


拡大写真
5月18日、国内外でインドの現政権への苛立ちが高まる中、エコノミストのラジーブ・マリク氏はビジネス・スタンダード紙への寄稿で、「指針を欠く」政府の現状を嘆いた。写真はニューデリーの国会議事堂。昨年2月撮影(2012年 ロイター/B Mathur)

[ニューデリー 18日 ロイター] 国内外でインドの現政権への苛立ちが高まる中、エコノミストのラジーブ・マリク氏はビジネス・スタンダード紙への寄稿で、「指針を欠く」政府の現状を嘆いた。

マリク氏の寄稿は、国家主導での経済改革の迅速な導入や、積み重なる課題への統合的な対策を求める国内外の産業界の憤りと共鳴する。別の新聞は、インドがギリシャ型の危機に向かっている可能性さえ指摘する。

与党の国民会議派は、対内投資拡大や、インフラ未整備から汚職といった成長を阻む問題の解決に向けた主要な改革を連立与党内の政党が阻んでいると批判。「政治のまひ状態」が今や政治家やジャーナリスト、評論家の間のキャッチフレーズだ。

3月の2012/13年度予算案公表を受け、国の機能不全の深刻化が浮き彫りになっている。政治的な指導力の欠如が、守られない公約や政権運営の滞りにつながり、特に税制改革面で顕著になった。

この状況を受け、1991年に財務相として経済開放の一翼を担ったシン首相と、ムカジー現財務相という経済政策上で最も重要な2者の関係に対する疑念も巻き起こっている。政府の行動力を求める海外企業は、ここ最近で経済の諸指標が悪化したことに目をつぶるような政府の楽観的な見通しに苛立ちを募らせている。

財務省は17日に行った格付け会社のフィッチ・レーティングスとの会合で、同国の格付けを引き上げるよう売り込みに務めた。だがスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は先月、インドの格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げている。米印間ビジネス協議会のロン・ソマーズ会長は、状況を自覚することで、マクロ経済政策の崩壊は免れると指摘した。

インドの国内総生産(GDP)成長率は約3年ぶりの低水準まで落ち込む一方、経常赤字は1980年来の高水準となっている。通貨ルピーが過去最安値を付ける中、経常赤字の圧縮は難しい。政府予想の財政赤字の対GDP比率は5.9%。インフレはBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの主要新興5カ国)諸国の中で最も高く、3月の鉱工業生産も予想外に縮小した。

インド商工会議所連合会(FICCI)のラジブ・クマー事務局長は「本格的な危機の可能性もある」と指摘。だが、ムカジー財務相は最近の議会演説で「インドの成長神話は損なわれていない」と強調している。

18日付ヒンドゥスタン・タイムズは、政府が財政および経常赤字を抑えるための確固とした行動を起こさなければ、インドがギリシャ型の債務危機に見舞われると警告した。同紙は「難しい決定をするための政治力が欠けている」と指摘する。

同国は昨年後半、連立与党議員を含む反対により、米小売り最大手ウォルマート・ストアーズ<WMT.N>といった海外企業に同国の4500億ドル規模のスーパーマーケット市場を開放する計画を撤回。課税逃れ防止策導入の遅延も今月に発表されたばかりだ。

マリク氏は「経済に及ぼす打撃やシン首相率いる国民会議派の政権運営の失敗の程度には、入門編の経済学を学ぶ学生さえも困惑すると言っても大げさではない」と論じた。

今年80歳になるシン首相は、連立予党内の調整に苦戦しており、政治的により影響力のある財務相に対して説き伏せる力がないようだ。産業界の重鎮によると、「彼(シン氏)のムカジー氏に対する影響力はゼロ」という。

両者は経済政策に対する見方に相違があるとされる。シン首相がインドの世界経済への統合により重きを置く経済学者の側面が強い一方、ムカジー氏は国内で支持を集めることができる政策を好む機敏な政治家。

4359チバQ:2012/05/22(火) 20:59:08
シン首相の経済顧問の1人であるゴビンダ・ラオ氏は、首相とムカジー氏の間の不和を否定する。ムカジー氏が財務相だった1982年から1984年の間、シン首相は中央銀行総裁の座についていた。ラオ氏はシン氏の個性について、「財務相としてのシン氏は素晴らしかったが、首相としては全員をまとめなければならない。彼は政治に傾倒していない」と指摘した。一方、ムカジー氏に近い筋は、ムカジー氏とシン氏が「お互いを尊重し合っており、話し合える仲」とコメントした。

内部関係者は、両者の関係を丁寧ながらフォーマルと表現する。シン氏はムカジー氏の決定について、疑念を抱いている可能性があっても公には問い正さないとし、経済政策に対してムカジー氏に裁量の自由があることを示唆した。

ムカジー氏は次期大統領選挙の有力候補と目されている。同氏自身もその地位を切望しているとされ、その野望が政策決定の邪魔をしている可能性もある。ムカジー氏は3月の予算案で発表した課税逃れ防止策について、当初は他の主要経済国と変わらない政策を提案しているとして、投資家や産業界からの批判を物ともしなかったが、結果的に導入を1年先送りする意向を示した。

対印米大使を務めたティム・レーマー氏は、ここ最近の展開について、「米産業界ではインド側の突然の政策転換や計画の縮小、覆される決定に次第に憤りを募らせ、疲弊感も増している」と指摘した。

政府は、経済の自由化と対内投資拡大に向けた動きを加速させることに注力すると強調するが、その機会は急速に閉ざされてきている。

2014年に見込まれる総選挙に向けて選挙戦が始まる中、投資家が心待ちにする政治的な妥協や確固とした経済改革は遠のきつつある。

(Ross Colvin/Manoj Kumar記者;翻訳 青山あつ子;編集 加藤京子)

4360チバQ:2012/05/22(火) 21:01:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120522-00000057-reut-int
ギリシャ新民主主義党、再選挙へ前外務相率いる少数政党と連携
ロイター 5月22日(火)10時50分配信

[アテネ 21日 ロイター] 欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)の支援策を支持する新民主主義党(ND)は21日、ドラ・バコヤン二前外務相が率いる少数政党「民主主義同盟」が、6月17日の選挙に向けて再び連携を組むことに合意したと発表した。

NDは5月6日の総選挙後、挙国一致内閣を成立させるための調整を行ったが、連立協議が決裂し、再選挙の実施が決定した。

5月6日の総選挙での民主主義同盟の得票率は2.55%で、議席獲得のための3%を下回っていた。この総選挙で第1党となったNDの得票率は18.9%だったが、反緊縮を掲げる急進左派連合(SYRIZA)が16.8%を獲得して第2党に躍り出た。

4361チバQ:2012/05/22(火) 21:02:16
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE84K03B20120521?rpc=122
焦点:ギリシャのユーロ離脱は大混乱、新紙幣の印刷すら難しく
2012年 05月 21日 15:27 JST
[ワシントン 20日 ロイター] ギリシャがユーロ圏を離脱した場合、短期的に国内はおろか世界経済にも壮絶な悪影響が及びそうだ。
ギリシャは食品や燃料の輸入代金にも事欠き、物々交換が日常茶飯事となる。「新ドラクマ」の印刷は間に合わず、政府は公務員給与をクーポン券で支払おうとするだろう。

ジョンズ・ホプキンス大学・先進国際研究センターの客員講師、Marios Efthymiopoulos氏は「大混乱になる。銀行は破綻し、国有化を余儀なくされる。支払いはクーポン券でしかできなくなる。ギリシャには(紙幣)印刷機が1台だけあるが、アテネの美術館が所蔵しており、もう使えない」と話す。

最近は「Grexit(グレグジット)」と呼ばれるようになったギリシャのユーロ離脱は、ギリシャの救済よりもはるかにコストが高くつく。

ブルッキングス研究所の世界経済専門シニアフェロー、ドメニコ・ロンバルディ氏は「ギリシャがユーロを離脱すれば、欧州連合(EU)からも離脱せざるを得ないだろう」と言う。

ベルテルスマン・ファウンデーションの国際関係部門責任者、タイソン・バーカー氏は「革命的という言葉のあらゆる意味において、正に革命的な事態になろう。(離脱の)方法は多様だが、キューバのように複数の通貨が流通するか、少なくとも最初の数日間は物々交換経済になる可能性がある」と話した。

ギリシャ政府がユーロ離脱を準備中、との情報が漏れれば人々はパニックに陥り、離脱観測は瞬く間に自己実現してしまう。

既に18日の週に、ギリシャの貯蓄者は銀行から預金を引き出し始めた。他の南欧諸国でも、より小規模ながら同様のことが起こっている。観光客はギリシャを避け、輸出業者は現金での前払いを要求している。

本当にグレグジットを実行に移す場合には、首脳レベルで決断してから数日、いや数時間内に手続きを開始する必要がある。

<自主的離脱か、追い出されるか>

ギリシャ政府は救済と引き換えに課された緊縮策を実行できない一方で、自分ではユーロ離脱の決断を下せない可能性もある。

EU条約には、1加盟国をその他加盟国が一方的に追い出すことを可能にする条項はない。しかしアナリストや当局者によると、実際には欧州中央銀行(ECB)がギリシャの銀行への資金供給を断てばよい。

そうなればギリシャは自前の通貨の発行を余儀なくされる。公務員への給与の支払いや、景気を支援するための資金の供給を行うには、ほかに手段がないからだ。ギリシャは国内、そして対外的な債務を新通貨建てに転換しようとするだろうが、海外の債権者は反則だと非難し、長年に及ぶ債務再編交渉が始まるだろう。しかし過去の債務など、差し迫った問題の前ではかすんでしまう。

新通貨の印刷さえ難しそうだ。印刷を発注された外国企業は、代金の前払いを要求するはずだ。国内で用意したクーポンや臨時紙幣は直ちに偽造され、いよいよ紙切れと化すだろう。

モンテネグロなどのユーロ圏外諸国のように、決済においてはユーロが引き続き主要通貨として使われるケースが多いかもしれない。しかしユーロの供給は大幅に不足するし、ギリシャ政府の影響が及ばない通貨なので、給与支払いなどに利用するのはほぼ不可能だろう。

4362チバQ:2012/05/22(火) 21:02:36
ギリシャの銀行のユーロ建て預金が新通貨建てに転換されるのは不可避だが、新通貨の価値は急落する。既に流通しているユーロ紙幣は従来の価値を維持するか、さらに高値が付きそうだ。

<国境は閉鎖、市内には軍隊>

ギリシャ国民がユーロを国外に持ち出すのを防ぐため、国境は閉鎖する必要がある。しかし国境は何百マイルも伸びており、大半は険しい山中なので、国境警備隊の能力は限界に達するだろう。

それと並行して、警官は混乱阻止のため警備を強化せざるを得ない。政府は市街地への軍隊動員に踏み切る可能性もある。

ギリシャは喉から手が出るほど資金支援を必要とするが、ユーロ圏はイタリアやスペインを救済する可能性に備えて資金を確保しておきたいため、ギリシャへの資金支援を拒む公算が大きい上、国際通貨基金(IMF)に支援を控えるよう働きかける可能性すらある。大統領選を控えた米国からの支援も考えにくい。

そうなると、ギリシャは2008年のアイスランドのようにロシアに助けを請う可能性もあるが、ロシアも中国もギリシャの救済にはあまり関心がない。

コントロール・リスクの西欧アナリスト、デービッド・リー氏は「離脱は技術的には実現可能だが、うまく事を運ぶのは極めて難しい。周到な計画といくつもの合意が必要だが、現状では無理だ」と述べた。

(Peter Apps記者)

4363チバQ:2012/05/22(火) 21:04:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120522-00000080-mai-int
<エジプト>独裁体制崩壊後初の大統領選、23日から投票
毎日新聞 5月22日(火)19時33分配信

 【カイロ前田英司】民主化要求運動「アラブの春」で約30年に及んだ独裁体制の崩壊後、初のエジプト大統領選の投票が23日に始まる。エジプトは昨年2月のムバラク前大統領の退陣以降、軍最高評議会の暫定統治下にあり、大統領選は民政移管に向けた最終段階と位置づけられている。先の人民議会(国会)選で躍進したイスラム勢と、旧体制下での政治経験をアピールする世俗派による接戦の様相だ。

 投票は23、24両日。過半数を獲得する候補者がなければ上位2氏が6月16、17日の決選投票に進出する。

 立候補しているのは▽アムル・ムーサ前アラブ連盟事務局長(75)▽アフマド・シャフィク元首相(70)▽穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下の自由公正党のムハンマド・モルシ党首(60)▽元同胞団幹部のアブドルメナム・アブルフトゥーハ氏(60)−−ら12人。告示後に1人がムーサ氏支援に回り選挙戦を離脱した。

 前政権崩壊後に悪化した治安・経済の回復を主な争点に、ムーサ、シャフィク両氏の世俗陣営、モルシ、アブルフトゥーハ両氏のイスラム勢が争っている。

 シンクタンク「アハラム政治戦略研究所」が今月中旬に実施した世論調査では、ムーサ氏が31.7%でリード。シャフィク氏が22.6%と追い上げ、モルシ氏14.8%、アブルフトゥーハ氏14.6%と続いた。投票率や浮動票の行方が大きく左右しそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120522-00000071-jij-int
4候補混戦、決選持ち越しか=エジプト大統領選、23日に投票開始
時事通信 5月22日(火)14時11分配信

 【カイロ時事】昨年2月のムバラク政権崩壊後のエジプトの指導者を決める大統領選挙の投票が23、24の両日に行われる。暫定統治する軍最高評議会は6月末までの民政移管方針を示しており、新大統領はエジプト政治の行方を左右する。13氏が立候補して混戦の展開で、いずれの候補も過半数を獲得できず、上位2候補による6月の決選投票に持ち越される公算が大きい。
 地元メディアや世論調査によると、最大の穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団の元幹部アブルフトゥーハ氏(60)と、ムーサ・アラブ連盟元事務局長(75)、旧政権最後の首相を務めたシャフィク氏(70)、同胞団が擁立したモルシ氏(60)の4氏が有力。ただ、態度未定の有権者が多いほか、世論調査の数字もまちまちだ。

4364チバQ:2012/05/22(火) 21:05:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120521-00001344-yom-int
反シリア派と親シリア派が衝突…ベイルート
読売新聞 5月21日(月)23時27分配信

 【カイロ=田尾茂樹】レバノンの首都ベイルートで20日夜から21日未明にかけ、反シリアのイスラム教スンニ派勢力と親シリアのシーア派勢力が衝突し、地元メディアによると、3人が死亡した。

 シリアで大規模な反体制デモが始まった昨年3月以降、レバノン北部で散発していた宗派間の衝突が首都にも広がった形だ。

 20日に北部の軍検問所でスンニ派のイスラム法学者ら2人が軍兵士に射殺されたことに対し、同派住民が抗議活動を行っていたところ、衝突に発展したという。

4365チバQ:2012/05/22(火) 21:16:45
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012052202000078.html
ロシア新内閣発足 主要閣僚留任 極東・経済を重視
2012年5月22日 朝刊

 【モスクワ=原誠司】ロシアのプーチン大統領は二十一日、メドベージェフ首相が率いる閣僚人事(二十八人)を発表した。閣僚の大半を入れ替えて清新なイメージを強調する一方、主要閣僚を留任させ、国内経済の発展や極東開発などを重視する布陣となった。留任した閣僚はシュワロフ第一副首相、コザク、ロゴジン、スルコフ、フロポニンの四副首相、シルアノフ財務相、ラブロフ外相、セルジュコフ国防相、ムトコ・スポーツ相ら十一氏。

 新たな顔触れでは経済発展相に経済官僚出身のベロウソフ氏を起用。同氏と財務相はプーチン氏に近く、同氏が経済政策を主導することになりそうだ。アジア太平洋地域も重視するプーチン氏の方針を受け、極東連邦管区のイシャエフ大統領全権代表は、格上げされた極東発展担当相を兼務する。反プーチン勢力のデモの広がりを教訓に重要な政策決定に国民の意見を反映させる「開かれた政府との連絡担当相」も新設され、大統領補佐官を務めてきたアブイゾフ氏を同担当相に充てた。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120522-00000028-mai-int
<ロシア>アジア重視「極東発展相」 北方領土開発の可能性
毎日新聞 5月22日(火)10時58分配信

 【モスクワ田中洋之】ロシアで21日発足した新内閣は極東発展担当相が新設され、「アジア重視」を掲げるプーチン大統領の意向が強く反映された。

 プーチン大統領は9月にウラジオストクで主催するアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を極東シベリアの発展につなげる戦略で、担当相には極東連邦管区のイシャエフ大統領全権代表(元ハバロフスク地方知事)を兼任させた。

 極東発展省は極東地方に設置されるとみられ、実現すれば首都モスクワ以外で初の連邦政府省庁となる。同省がロシア本土だけでなく、北方領土(ロシア名・南クリル諸島)の開発を推進していく可能性もある。

 新内閣では、メドベージェフ首相の側近ドボルコビッチ氏が副首相に起用され、プーチン前内閣の副首相セチン氏が閣外に去った。しかし、セチン氏は国営石油ガス企業などの持ち株会社の経営を任されるとの見方が強く、エネルギー政策で影響力を維持しそうだ。

4366チバQ:2012/05/22(火) 21:17:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120522-00000094-jij-int
暫定大統領が殴られる=群衆が乱入―マリ
時事通信 5月22日(火)16時44分配信

 【バマコAFP=時事】アフリカ西部マリで21日、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)の調停により、3月のクーデター後の暫定政府が延命したことに怒った群衆が首都バマコの大統領府に乱入、トラオレ暫定大統領が殴られ、病院に搬送された。大統領は検査を受けた後、退院したという。

4367チバQ:2012/05/22(火) 21:47:24
>>1176-1177>>1259>>1269
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120522-OYT1T00925.htm
内戦で活躍、前国防参謀長を釈放…スリランカ

 【ニューデリー=新居益】スリランカ政府は21日、2009年5月に終結した内戦を軍トップとして政府の勝利に導き、その後ラジャパクサ大統領と対立して有罪判決を受け収監されていたサラト・フォンセカ前国防参謀長を釈放した。


 フォンセカ氏は10年1月の大統領選に出馬し、ラジャパクサ大統領に敗北。その直後に逮捕され、軍人が政治に関与した罪などで懲役計5年半の有罪判決を受けていた。

 釈放は、大統領の恩赦で実現した。大統領は、フォンセカ氏の影響力が低下し、政治的脅威にならないと判断したと見られる。

(2012年5月22日18時13分 読売新聞)

4368チバQ:2012/05/23(水) 23:39:49
>>4202-4203>>4207>>4232>>4341-4345>>4363
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120523/mds12052321540008-n1.htm
エジプト大統領選の投票開始 初の“民主選挙”も根深い不信 デモ再燃も
2012.5.23 21:52 (1/2ページ)

23日、カイロ市内の投票所の前には女性たちが長蛇の列を作った(大内清撮影)
 【カイロ=大内清】昨年2月のムバラク前政権崩壊後、初となるエジプト大統領選が23日、始まった。同国史上初めて、複数候補による民主的な選挙での指導者誕生に期待がかかる半面、有権者の中には「本当に公平な選挙になるのか」と疑問の声も。選挙戦を通じ、体制支持派とイスラム勢力との対立も深まっており、新大統領選出後も混乱が続く可能性がある。

 「もし前政権の人間が勝てば、すぐに(首都カイロ中心部の)タハリール広場でデモだ!」

 エジプト最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団に属するアブドルラフマン・ムハンマドさん(28)はこの日、朝から長蛇の列ができたカイロの下町サイエダ・ザイナブの投票所で順番を待ちながら、早くもこう“宣言”した。

 政府系紙の世論調査によれば、今回の選挙ではアムル・ムーサ元外相(75)とアハマド・シャフィク元首相(70)の世俗主義派2人が他候補をリード。これを同胞団傘下、自由公正党のムハンマド・モルシー党首(60)と同胞団元幹部のアブドルムネイム・アブールフトゥーフ氏(60)のイスラム系2人が追いかける展開だ。

 ムーサ氏とシャフィク氏の優勢が伝えられる背景には、政変後の経済混乱が長期化する中、国民の間で「変革」より「安定」を求める心理が強まっているとの事情があるとみられる。

 しかし、モルシー氏らの支持者の目には、こうした調査結果も「当局の操作」と映る。暫定統治を担う軍最高評議会に代表される体制側にとっては、前政権の高官だったムーサ氏やシャフィク氏の方が、自分たちの権益を守る上で都合が良いとみられているためだ。

 前政権下のエジプトでは選挙不正が常態化していただけに、公正な大統領選が実現することへの有権者の期待は大きい。軍部も今回の選挙を民主化に向けた重要なステップと位置づけ、新大統領選出後の速やかな民政移管を約束している。

 ただ、このところ軍部との対立が強まる同胞団や、「旧体制打破」を掲げる民主化グループの当局不信は根深く、ムーサ氏やシャフィク氏が当選した場合、不正の証拠の有無にかかわりなく、大規模な抗議行動が起きる懸念は拭えない。

 投票は24日までで、早ければ数日で大勢判明の見通し。過半数を獲得する候補がいない場合、6月16、17両日に上位2候補による決選投票が行われる。

4369チバQ:2012/05/23(水) 23:42:18
http://www.cnn.co.jp/world/30006694.html
エジプトで大統領選の投票始まる 24日まで
2012.05.23 Wed posted at: 16:42 JST

(CNN) ムバラク政権崩壊から約1年3カ月がたったエジプトで23日から24日にかけ、大統領選挙の投票が行われる。同国で初めての自由、公正な大統領選とされ、12人が立候補している。

海外在住者はすでに投票を済ませた。第1回投票で過半数の票を獲得した候補者がいない場合は、6月中旬に決選投票が実施される。同国を暫定統治する軍最高評議会は、6月末までに文民に政権を移譲すると表明している。

立候補しているのは、イスラム原理主義組織ムスリム同砲団系の自由公正党を率いるモルシ氏、ムバラク政権下で外相を務めた前アラブ連盟事務局長のムーサ氏、独立系のイスラム穏健派アブルフトゥーハ氏、ムバラク政権最後の首相を務めたシャフィク氏、左派のダークホースとされるサバヒ氏ら。

同国では軍最高評議会に対する国民の不満などを背景に、最近も激しいデモが起きている。1月の総選挙ではイスラム勢力が圧勝。人民議会の498議席中、自由公正党が235議席を獲得して第1党、厳格なイスラム法の導入を求める光の党が121議席で第2党となった。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120523-00000092-san-int
広がる平和条約見直し イスラエルは行方注視 きょうからエジプト大統領選
産経新聞 5月23日(水)7時55分配信

 【カイロ=大内清】23日から投票が行われるエジプト大統領選では、候補者の多くが、国民の強い反イスラエル感情を意識して、同国との平和条約の見直しに言及している。条約破棄は現実的には難しいとみられるものの、エジプトとの戦略的な関係の維持を望むイスラエル側は、エジプトの今後の外交方針を占う同選挙の行方を注視している。

 「もちろんイスラエルは敵だ」。ロイター通信によると、大統領選の有力候補で、エジプト最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団の元幹部アブールフトゥーフ氏は今月、テレビ討論会でこう述べ、イスラエルとの平和条約について、何らかの修正が必要だとの考えを示した。

 表現の程度に差はあるが、同胞団の公式候補であるモルシー氏や、軍出身で元首相のシャフィク氏、元外相のムーサ氏ら他の有力候補も同様の姿勢をとる。

 エジプトは1979年、アラブ諸国で初めてイスラエルとの和平に踏み切った。だが、国民の反イスラエル感情は根強く、特にイスラエルと緊密な関係を保ってきたムバラク前政権が昨年2月に崩壊してからは、首都カイロのイスラエル大使館をデモ隊が襲撃する事件が起きるなど、両国関係が冷え込んでいた。

 そんな中、大統領選では有権者の3割超がまだ誰に投票するか決めていないとの世論調査もあり、混戦が予想される。決選投票にもつれ込む可能性も高く、候補者は、外交分野でもある程度、世論に迎合せざるを得ない状況になっている。

 ただ、エジプトは現在、米国から年間十数億ドルに上る軍事・経済援助を受けており、それはエジプトがイスラエルとの和平を維持していることへの“対価”の意味合いが強い。仮に米国の援助が途絶えれば、経済悪化に拍車がかかるだけでなく国防力の低下にも結びつきかねず、条約の破棄や大幅な見直しは難しいのが現実だ。

 イスラエルにとっても、国境を接するエジプトとの友好関係は、イスラム過激派の流入を防ぐ上で重要だ。18日付のイスラエル紙エルサレム・ポストは「あらゆる手段でエジプトとの関係維持を図るべきだ」とする軍高官の談話を紹介している。

4370チバQ:2012/05/23(水) 23:44:06
>>4354>>4365
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120523-00000059-mai-int
<ロシア>反政府デモを生中継、独立系民間TV局が旋風
毎日新聞 5月23日(水)18時2分配信

モスクワ中心部にあるテレビ局「ドーシチ」のスタジオ=2012年5月18日、田中洋之撮影

 政府が主要テレビをコントロールするロシアで、2年前にできた独立系の民間テレビ局「ドーシチ」(ロシア語で「雨」の意味)が旋風を巻き起こしている。昨年12月の下院選不正疑惑をきっかけに広がった反政府デモを初めて「完全生中継」するなど独自報道を展開し、プーチン政権を礼賛する国営テレビに飽き足りない市民の支持を広げているようだ。【モスクワ田中洋之】

 「私たちのモットーは公正な報道。ロシアで大規模な反政府デモはこれまでなかった現象で、起きていることをすべて見せようと考えた」。ドーシチのマリヤ・マケーエワ編集局次長(37)は、昨年12月にモスクワでのデモを初めから終わりまで中継した狙いを説明した。国営テレビは当初、デモを無視したが、ドーシチの報道で反響が社会に広がり、ニュースで取り上げざるをえなくなった。

 5月7日に行われたプーチン大統領の就任式では、国営テレビ各局が式典の一部始終を全国中継したのに対し、ドーシチは画面を3分割し、式典のほか、モスクワで続いている「反プーチン」デモや厳重警備で車が排除された大通りを同時に映し出した。マケーエワ局次長は「我々の仕事はジャーナリズムであり、政府のプロパガンダではない」と指摘。プーチン大統領の行動を連日報じる国営メディアとの違いをアピールした。

 10年4月に開局したドーシチは、ラジオ局なども経営する女性実業家のナタリヤ・シンデーエワさん(40)=社長=が約1000万ドルを個人出資して設立した。モスクワの本社は政治の中心クレムリンのすぐ近くで、ソ連時代に建てられた元チョコレート工場内にある。社員は約350人で、平均年齢は26歳と若い。メディア経験者もいるが、国営テレビ出身者の採用は避けているという。ニュース中心の番組は衛星放送とケーブルテレビで24時間放映される。視聴者数は開局当初の20万人から、現在は約400万人に増えた。番組はインターネットでも無料配信している。

 昨年4月には当時のメドベージェフ大統領がドーシチの本社を見学に訪れた。IT(情報技術)好きのメドベージェフ氏は新興テレビに関心を示し、自身のツイッターでドーシチをフォローしていた。だが、反政府デモの報道後、ドーシチをフォローのリストから外したことが判明、ネットユーザーの失笑を買った。

 権力にこびない報道姿勢で視聴者の信頼を獲得する一方、経営はまだ軌道に乗っておらず、赤字が続いている。人員や機材も大手テレビ局と比べて十分ではない。取材クルーを組む余裕がなく、現場では記者1人がビデオカメラと携帯電話を駆使して取材から撮影、中継を行っている。

 また、ロシアで独立系メディアの最大の懸念は権力との関係だ。プーチン大統領1期目の00年、反政権報道で知られた民間テレビ局「NTV」が政府の圧力で国営企業の経営傘下に入った。メディア支配を進めたプーチン氏の大統領復帰で、ドーシチがNTVの「二の舞い」になることを憂慮する声もある。

 マケーエワ局次長は「(政権からの)圧力は時々ある」と認めた。今年2月には政権与党「統一ロシア」の下院議員が「反政府デモ中継費の出所が不透明だ」と検察に照会(実際は同社が負担)。デモ取材中の記者が治安当局に拘束されたり、サイトがサイバー攻撃を受けたこともあるという。マケーエワ局次長は「我が社は社長1人が株主で、資金面で権力から独立している。ただ、今後さらなる投資が必要で、投資家を通じて影響を与えようとする動きがあるかもしれない」と話した。

4371チバQ:2012/05/23(水) 23:44:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120522-00001709-yom-int
ロシア、大統領府と政府の人事も「ポスト交換」
読売新聞 5月22日(火)23時54分配信

 【モスクワ=緒方賢一】ロシアのプーチン大統領は22日、大統領府(クレムリン)の幹部を任命した。

 セルゲイ・イワノフ大統領府長官を再任したほか、プーチン氏の首相時代に閣僚を務めた6人を大統領補佐官や顧問に起用した。

 プーチン氏と入れ替わりに前大統領メドベージェフ氏が首相に就いたのに続いて、クレムリンと政府の幹部人事でも「ポスト交換」が行われた格好だ。

 元駐米大使のユーリー・ウシャコフ官房副長官は大統領補佐官に任命され、エリツィン政権時代から15年にわたり外交担当の大統領補佐官を務めてきたセルゲイ・プリホジコ氏は第1官房副長官に転出した。外交はウシャコフ氏が担当するとみられる。

 このほか、外務省出身で在日大使館勤務の経験もあるアントン・バイノ官房長官が大統領府副長官に登用された。対日政策の変化につながるか注目される。


http://sankei.jp.msn.com/world/news/120522/erp12052223350003-n1.htm
ロシア最大の国営石油社長、強硬派のセチン氏
2012.5.22 23:33 [ロシア]
 ロシアのメドベージェフ首相は22日、同国最大の国営石油会社ロスネフチの社長にセチン前副首相を任命した。タス通信が伝えた。セチン氏は、プーチン大統領が重用する「シロビキ」と呼ばれる軍・情報機関出身の強硬派の代表格で、エネルギー分野を統括してきた。

 メドベージェフ氏は大統領を務めていた昨年、ロシア経済の近代化を進めるため、閣僚の公的企業幹部兼職をやめるよう指示。これを受けてセチン氏は当時兼職していたロスネフチ会長職の辞任を余儀なくされたが、今回のロスネフチ復帰はプーチン氏の意向が反映されたとみられる。(共同)

4372チバQ:2012/05/23(水) 23:45:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120523/erp12052321090005-n1.htm
プーチン露新政権 汚職撲滅・経済改革は望み薄
2012.5.23 21:08 (1/2ページ)[ロシア]

露科学アカデミーの総会に出席したプーチン大統領=22日、モスクワ(ロイター)
 【モスクワ=佐々木正明】ロシアのプーチン新政権の陣容をめぐって、大幅な政治改革や経済改革は望めないとの見方が出ている。プーチン大統領はこれまでに内閣の閣僚人事に続き、外交・国防面を担うクレムリン(大統領府)スタッフを任命したが、保守派や「シロビキ」(軍・治安機関出身者)が要職に居座ったまま。汚職撲滅や開かれた政治を求める市民らが反プーチンデモを続ける中、「大幅な刷新」(メドベージェフ首相)も掛け声だけに終わった。

 プーチン氏は21日、クレムリンで内閣の布陣を発表。緊張した面持ちの閣僚たちの前で、「国際的な経済状況が不透明な中で、ロシアの発展を推し進める計画を実行に移さなくてはいけない」と指示した。

 前政権で国民から不満の声が高かった保健相らの閣僚を交代するなど5分の3強のポストが代わったが、シュワロフ第1副首相、ラブロフ外相、セルジュコフ国防相ら主要閣僚は留任。大統領補佐官らの人事でも、プーチン氏が首相から大統領に異動するのに伴い、側近たちもクレムリンに横滑りさせており、「政府のコピー組織にすぎない」と揶揄(やゆ)されている。

 代わり映えしない布陣だけに、プーチン氏の政権運営や長期発展計画は維持されるとの見方が支配的で、投資環境の激変を嫌う市場は、株価が値上がりするなど好感触を示してはいる。

 しかし、石油・天然ガス産業を仲間内だけで牛耳り、汚職の温床とも批判されてきた旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身者らのシロビキや、「私はリベラルではない」と主張し、反政権デモを続ける市民と距離を置く保守派のスルコフ副首相は、そのまま主要ポストに居座っている。

 さらに、対米強硬派とされるウシャコフ元駐米大使を大統領補佐官に起用し、外交・安全保障面を担わせる。欧州ミサイル防衛問題やイラン・シリア情勢をめぐって、強硬姿勢を貫くロシアと欧米の摩擦は改善されない可能性が高い。

 プーチン氏に忠実な側近らが中枢で権力を握る新政権の布陣について、専門家からは「本格的な改革には力不足」「経済のリベラル化を目指すメドベージェフ首相の推進力は限られたものになる」との声が出ている。

 来月にも首都モスクワで大規模な抗議デモが予定されており、プーチン新政権がどのような対応を取るか注目される。

4373チバQ:2012/05/23(水) 23:55:06
>>3388
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120523/mds12052308520001-n1.htm
汚職容疑の大統領息子が副大統領に 赤道ギニア、世襲準備か
2012.5.23 08:51
 ロイター通信によると、アフリカ中部の赤道ギニア政府は22日の声明で、ヌゲマ大統領の息子のヌゲマオビアンマンゲ農林相が、国防と国家安全保障担当の副大統領に昇格したことを明らかにした。

 同国はヌゲマ氏の独裁体制が30年以上続いており、昇格は世襲準備とみられている。ヌゲマオビアンマンゲ氏は、フランス当局から汚職容疑をかけられている。

 赤道ギニアでは昨年11月、国民投票で副大統領職設置などを盛り込んだ憲法改正が承認された。(共同)

4374チバQ:2012/05/24(木) 00:06:36
http://mainichi.jp/opinion/news/20120523ddm003030121000c.html
クローズアップ2012:NATO「14年終戦」宣言 アフガン、戦略なき撤退
毎日新聞 2012年05月23日 東京朝刊

 北大西洋条約機構(NATO)は21日に米シカゴで閉幕した首脳会議で、10年以上に及ぶアフガニスタン戦争を14年に終結させると宣言した。NATO指揮下の国際治安支援部隊(ISAF)は戦闘から訓練へと任務の軸足を移し、14年末までに活動を終える。大統領選を控えるオバマ米大統領がアフガン20+件終戦の決意と道筋を示した再選戦略の側面が強い。オバマ大統領は「責任ある終戦」と主張するが、撤退を急げば「治安の空白」を生み、アフガンが不安定化する恐れもある。撤退後の治安維持にあたるアフガン20+件国軍の訓練・維持費用も日本など非派兵国の協力が頼りで、戦地の事情を置き去りにした駆け込み撤退の色彩が濃い。【シカゴ白戸圭一、ニューデリー杉尾直哉】

 ◇財政難で米欧思惑一致
 「リスクはある。今後2年間に良いことだけでなく悪いこともある」。21日、NATO首脳会議閉幕後の記者会見。オバマ大統領はISAF戦闘部隊が撤退する14年末までに治安が悪化する危険性を率直に認めた。旧支配勢力タリバンとの和平交渉は頓挫し、アフガン安定化のカギを握るパキスタンとの関係改善はおぼつかない。

 それでも「アフガン終戦」を急ぐ理由は「アフガン20+件に費やしてきた膨大な投資を国内に振り向ければ、米国の再生が可能になる」(オバマ大統領)からだ。再選を目指す11月の大統領選を控え、米世論に不人気な戦争の終結を急ぎ、米雇用回復を優先する姿勢を鮮明にした形だ。

 欧州にとっても債務危機で財政状況が苦しい上、えん戦気分が高まっており、14年末は何としても死守したい撤退期限だ。NATO首脳会議では13年夏までに治安権限をアフガン国軍に移譲し、その後、NATOは側面支援に役割を変え、1年から1年半かけて段階的に撤退していく方針が改めて確認された。

 開幕前にはアフガン駐留仏軍の前倒し撤退を掲げるオランド仏大統領と米国が対立するとの観測も流れた。だが、撤退を加速することで戦争をアフガン人に押し付け、アフガン国軍自立のためNATO域外の国際社会に広く資金拠出を求める方向で米欧は一致した。

 オバマ大統領は会見で「アフガン戦争の責任ある終結に向けた計画で一致団結した」と首脳会議の成功を強調。一方、オランド大統領は会見で「(撤収前倒しの)決定はフランスと同盟国との間に誤解を生む可能性もあったが、結局そうはならなかった」と満足そうな表情で語った。

 14年末に任務を終えるISAFに代わって治安を担うアフガン国軍の訓練・維持には年間41億ドル(約3270億円)が必要だ。アフガン政府の自己負担はわずか5億ドルで、頼みの国際社会の支援は現時点で10億ドル程度にとどまるとの見方もある。

4375チバQ:2012/05/24(木) 00:07:33
 玄葉光一郎外相は21日、シカゴ市内でクリントン米国務長官と会談した際、「15年以降も適切な貢献をしていく」と述べるにとどめ、拠出額の明示は控えた。「汚職などアフガンの統治状況が深刻で、改善される前に金額を言うのは時期尚早」(外務省幹部)と考えているためだ。日本はアフガン20+件警察の給与支給などの復興支援を進めてきた実績がある。債務危機の影響で欧州が青息吐息の中、7月にアフガン支援東京会合を開く日本に国軍訓練・維持でも財政支援の奉加帳(ほうがちょう)が回ってきそうな雲行きだ。

 ◇再び内戦の恐れも
 「米国の政治利益のために働くのをやめ、アフガニスタン撤退を求める国民の声に応えるべきだ」。アフガン旧支配勢力タリバンはNATO首脳会議にあたり、撤退時期を前倒ししたオランド仏大統領にならうよう派兵国に呼び掛けた。

 アフガン情勢は好転の兆しが見えない。タリバンは国内の8割以上で支配力を回復したと言われ、今年4月には首都カブールなどへの一斉攻撃を実施。NATOの役割は戦闘から訓練に移るが、訓練対象のアフガン20+件国軍や警察にタリバンが潜入、NATO兵を殺害する事件が相次いでいる。

 「アフガンは終戦を待ち望んでいる。(NATOから治安維持権限が移譲される)14年以降は国際社会の重荷にはならない」。アフガンのカルザイ大統領はオバマ米大統領との会談後、独り立ちへの意欲を語った。

 だが、アブドラ元外相らタジク人を中心とする野党連合の報道官は22日、記者団に「カルザイ大統領はタリバン対策やアフガン20+件治安部隊育成、腐敗一掃で具体策を持たずにシカゴに行った」と語り、国づくりの青写真の不在を批判する。

 アフガン国民の半数が暮らす地域ではすでに治安維持権限が移譲されているが、タリバンが活動的とされる南・東部の大半はこれから移譲が予定されている。撤退により治安の空白が生まれればアフガンが再び「テロの温床」や、内戦に逆戻りする危険が高まる。

 改善しない治安状況にカブールの記者は「『国際会議を何度開いても一向に情勢はよくならない』というのが一般市民の気持ちだ。今回の首脳会議にも多くの人が無関心だった」とため息をつく。

 NATOがいなくなれば、タリバンを対話に向かわせる外圧が弱まり、タリバンがさらに勢いを増す可能性もある。欧米を中心とする派兵国にとって首脳会議で撤退のめどは立ったが、アフガン安定の道筋は見つかっていない。

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 ◇NATO首脳宣言骨子
・ISAFの任務は2014年末で終了

・13年半ばまでにアフガン治安部隊が全土の治安維持を主導

・NATOは14年末の治安権限移譲に伴い、戦闘任務から訓練や助言任務などへ転換

・NATO・ISAF各国はアフガン治安部隊の財源確保を担う

・アフガン政府の負担を15年の5億ドルから順次増加、24年までに全額負担を目指す

4376チバQ:2012/05/24(木) 00:08:03
1892 名前:チバQ 投稿日: 2012/05/24(木) 00:02:21
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012052302000085.html
アフガンの「戦後」懸念 NATO首脳会議
2012年5月23日 朝刊

 【シカゴ=竹内洋一】北大西洋条約機構(NATO)首脳会議は二十一日、アフガニスタン戦争が二〇一四年末までに終結した後も同国の安定と発展に向けた支援を続けることを宣言した。ただ、戦後支援への移行には、治安、資金、統治の面で多くの課題が残る。今後二年間で、アフガンと国際社会がこうした問題をどこまで克服できるかが「責任ある終戦」(オバマ米大統領)の成否を握る。

 オバマ氏は首脳会議後の記者会見で、撤退計画は「理にかなっている」と強調。同時に「これでアフガニスタンの困難が終わるわけではない」と述べた。

 アフガンの治安権限は、NATO主導の国際治安支援部隊(ISAF)から段階的に移譲されており、アフガン治安部隊が担当する地域は近く人口の75%をカバーする。だが、反政府武装勢力タリバンが根絶やしになったわけではなく、散発的テロや攻撃は続いている。

 加えて、ISAFの一部を担う仏軍は年内撤退が確実になった。NATOによると、ISAFは五十カ国の計約十三万人で構成。仏軍約三千三百人が撤退しても「治安悪化を防ぐだけの戦力がある」(アレン司令官)と説明する。

 ただ、フランスの撤退前倒しに追随する国が今後出てくる可能性は否定できない。ISAFの大半を占める米英だけで部隊の規模は維持できるが、アフガン駐留の国際的な大義名分は色あせる。その分、反米感情が勢いを増すことになりかねない。

 治安権限の移譲後、アフガン部隊の維持に要する年間四十一億ドル(約三千三百億円)を国際社会がどう分担するのかは、今回の首脳会議では結論は出なかった。財政難に苦しむ欧米に、今後も負担がのしかかることは避けられない。さらにアフガンの経済発展に向けた国際支援の機運も盛り上がっていない。

 アフガン政府にも問題がある。行政機構が未発達で、汚職や腐敗がまん延。国際社会は支援の効果に疑問を抱いており、NATO首脳会議に際して開かれた二十一日の支援国会合でも日本はじめ参加国から懸念の声が相次いだ。出席したカルザイ大統領は、状況を改善させるとの決意を表明せざるを得なかった。


1893 名前:チバQ 投稿日: 2012/05/24(木) 00:04:23
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012052202000221.html
アフガン 治安権限を14年移譲 NATO首脳宣言
2012年5月22日 夕刊

 【シカゴ=竹内洋一】米シカゴで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議は二十一日、アフガニスタンでの戦闘任務を二〇一四年末までに終え、治安権限をアフガン側に完全移譲する方針を明記した首脳宣言を発表して閉幕した。一五年以降もアフガンの治安安定と自立に向けて支援を続けることを確認した。

 首脳宣言は、アフガンの治安部隊が一三年半ばまでに同国全土で戦闘任務を主導し、NATO中心の国際治安支援部隊(ISAF)は一四年末までに任務を終えると規定。NATOは一五年以降、アフガン治安部隊の訓練や助言に重点を置く新たな任務に入ることを盛り込んだ。アフガンのカルザイ大統領がこの日の会合で、治安権限移譲後の支援をNATO側に要請した。

 一五年以降のアフガン治安部隊の維持費用については、国際社会が効果的な資金拠出メカニズムを構築すると明記。将来のアフガン治安部隊は二十二万八千五百人、年間予算は四十一億ドル(約三千三百億円)と推計。アフガン政府の負担を一五年の五億ドルから段階的に増やし、二四年までに全面負担することを目標として掲げた。

 オバマ米大統領は会議後に記者会見し、撤退計画は「理にかなった、責任のあるものだ」と強調した。同時に完璧ではないとして「リスクは内在している」と指摘。ISAF撤退までに曲折が予想されることを認めた。

 ラスムセンNATO事務総長は記者会見でフランス戦闘部隊について「オランド大統領は公約を守り、年内に撤退するだろう」と明言。アフガン治安部隊への訓練での貢献継続に期待感を表明した。

4377チバQ:2012/05/24(木) 00:08:52
>>4270
http://mainichi.jp/select/news/20120524k0000m030032000c.html
イタリア:統一地方選でミニ政党「五つ星運動」躍進
毎日新聞 2012年05月23日 19時09分(最終更新 05月23日 19時24分)

 【ジュネーブ伊藤智永】イタリアで21日、今月7日に続く統一地方選後半戦が投開票され、「財政緊縮策反対・ユーロ圏離脱」を主張するミニ政党「五つ星運動」が、北部パルマ市長選で既成政党候補を60%対40%の大差で降すなど、4自治体で初の首長ポストを獲得した。

 「五つ星運動」は、人気コメディアン、ベッペ・グリッロ氏が09年に創設。主にネットを通じて既成政党や政治家を皮肉るスタイルが国民に受け、「正統的な政党と言えない」「具体的な政策がない」と批判する専門家の事前予想を覆す躍進を果たした。地元メディアでは「事実上の第3党になった」との評価も出ている。

 統一地方選は有権者約950万人、1000近い自治体で実施。ベルルスコーニ前首相の自由国民党など中道右派が大敗し、緊縮策に抵抗を強める労組が支持母体の民主党など中道左派が躍進。人口1万5000人以上の市長ポストで、右派と左派の勢力は、選挙前の98対56から34対95に完全に逆転した。党首の金銭スキャンダルに揺れる北部同盟は、多くの地盤を失った。

4378チバQ:2012/05/24(木) 00:13:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120523/mds12052314410004-n1.htm
メッカの方角、違ってた! トルコのモスクを改築
2012.5.23 14:39
 トルコ北西部テキルダー県の村で30年以上前にイスラム教の礼拝所(モスク)が向きを間違えて建てられ、本来は聖地メッカ(サウジアラビア西部)に向かってしなければならない礼拝が、約60度ずれた方角に対して長年行われてきたことが23日までに分かった。

 モスクは昨年、取り壊され、このほど「正しい」建物が完成。イスラム教徒にとり礼拝は五つの義務(五行)の一つとされるが、村民たちがこれまで義務を果たしてきたことになるのかどうかが議論になっている。

 村長によると、モスクは1975年ごろに建てられた。モスクは一般に、メッカの方角に面した内壁に目印となる門のようなくぼみが設けられているが、このモスクでは間違った方角に位置するくぼみに向かい集団礼拝が行われてきた。(共同)

4379チバQ:2012/05/24(木) 00:44:27
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120523/k10015333871000.html
英皇太子 今度はDJに挑戦
5月23日 23時37分今月初め、イギリスのテレビ局の天気予報に突如、キャスターとして登場し、大きな反響を巻き起こしたばかりのチャールズ皇太子が、今度は、訪問先のカナダでディスクジョッキーに挑戦し、再び大きな話題となっています。

イギリスのエリザベス女王の即位60年を記念して、カナダを訪問しているチャールズ皇太子は、22日、トロント市内にある慈善団体の施設を訪れ、この施設で開かれたディスクジョッキーの講習会に参加しました。
初挑戦ということもあり、初めはやや堅い表情でしたが、講師から手ほどきを受けて、ひとたびヘッドホンを頭につけると、皇太子は、しなやかな手さばきでターンテーブルのレコードを回したり、機材のスイッチを操作したりして、周りにいた人たちも驚くほどのパフォーマンスを見せました。
地元メディアによりますと、皇太子は若者たちに、「ディスコ三昧の日々は、もう過去のことだよ」とジョークを飛ばし、大きな笑いに包まれたということです。
チャールズ皇太子は、今月10日には、カミラ夫人とともに、イギリスの公共放送BBCのローカル放送局の天気予報に、突如、キャスターとして登場し、大きな反響を呼んだばかりで、今回のディスクジョッキー姿も早速大きな話題となっています。

4380チバQ:2012/05/24(木) 21:54:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120524/erp12052419130002-n1.htm
EU危機対応 域内力学に変化も オランド氏、脱「仏独主導」?
2012.5.24 19:12 (1/2ページ)

23日、ブリュッセルで言葉を交わすドイツのメルケル首相(左)とフランスのオランド大統領(AP)
 【ブリュッセル=宮下日出男】フランスのオランド大統領は欧州連合(EU)デビューとなった23日の非公式首脳会議で、ユーロ圏諸国が共同発行する「ユーロ共同債」導入など、ドイツが反対する政策であっても次々と持論を展開し、多くの加盟国の支持をとりつけた。従来の債務危機対応では、仏独両国が主導し他国が従う形が目立っていたが、オランド大統領の登場で政策決定をめぐる域内力学が変わる可能性がある。

 「すべての加盟国が私の考えを共有したわけではないが、一定の数の国が同じ方向性の意見を述べた」。オランド大統領は首脳会議終了後の24日未明の記者会見で、約5時間に及んだ議論に手応えを示した。

 会議ではユーロ共同債に対し、ドイツをはじめオランダやフィンランドなどが反対したが、イタリアのモンティ首相はユーロ圏以外の英国を含め「大多数が賛成した」と明らかにした。

 ドイツが反対する政策でオランド大統領が提案したのは共同債だけではない。7月に金融安全網として発足する欧州安定メカニズム(ESM)が金融機関を直接支援できるように制度変更することも訴えた。

 従来の危機対応では、ドイツのメルケル首相とサルコジ仏前大統領が事前に互いの考えをすり合わせることが多く、会議で両国が真っ向から対立するケースはほとんどなかった。一方、他の加盟国には仏独両国ですべてを決めるような手法には反感もあった。

 だが、オランド大統領が会議直前に会談したのはスペインのラホイ首相。国内に金融不安を抱える首相とは、ドイツが反対する欧州中央銀行(ECB)の積極介入が必要との認識を共有する。会議開始時には共同債導入で協調するモンティ首相とも話し込んだ。

 オランド氏には立場を同じくする首脳と連携することで、財政緊縮路線をかたくなに押し通そうとするドイツを動かそうとの思いがにじむ。「他国に強要する“執行部”のような仏独関係は望まない」とも述べた。

 メルケル首相は会談後、共同債への反対姿勢を堅持する一方、「バランスのとれた議論があった」とも指摘。孤立を避けるためか柔軟な態度もにじませた。EUのファンロンパイ大統領はユーロ圏の財政統合の議論加速に向けた提案を6月下旬の次回会議で行うと表明し、共同債も含まれる見通しだ。EU当局者からは「オランド氏の登場で共同債のタブーが除かれた」との声も上がっている。

4381チバQ:2012/05/24(木) 21:54:54
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012052402000226.html
対ギリシャ ユーロ圏残留求める EU首脳会議 共通債で独仏対立
2012年5月24日 夕刊

 【ブリュッセル=野村悦芳】欧州連合(EU)の二十七カ国は二十三日、ブリュッセルで非公式の緊急首脳会議を開き、各国首脳がギリシャにユーロ圏残留を求めることで一致した。債務危機対策として、フランスのオランド新大統領が提案する「ユーロ共通債」の創設については、財政負担が増える懸念からドイツのメルケル首相らが反対した。

 会議は二十四日未明(日本時間同日午前)まで六時間以上に及んだ。EUのファンロンパイ大統領は、財政緊縮策への反発から政局の混乱が続くギリシャに対し、各国首脳がユーロ圏残留を求めたことを記者会見で明らかにした。その上で、「ユーロ圏の未来を保証する最良の方法は、改革を実行することだ」と述べ、EUと合意した緊縮策を実行するよう求めた。

 一方、EU首脳会議に初めて出席したオランド大統領は、記者会見で、ユーロ共通債の創設を六月下旬の定例首脳会議で正式に話し合うよう提案したが、反対論があったことも認めた。AFP通信によると、メルケル首相は会議後、「ユーロ共通債に関しては、多様な意見がある」と述べた。また、ファンロンパイ大統領は「ユーロ共通債はおそらく長期的な議論になるだろう」と語った。

 また会議では、欧州投資銀行(EIB)の資本を百億ユーロ(約一兆円)増強することで合意した。

4382チバQ:2012/05/24(木) 22:04:05
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120524/mcb1205240505018-n1.htm
エジプト大統領選、混戦必至 投票スタート 過半数割れなら来月決選 (1/2ページ)2012.5.24 05:00
 エジプトで約30年間に及んだムバラク政権が崩壊してから初となる大統領選挙の投票が23日、始まった。13人の候補者の中から、事実上初めて自由な選択を行う約5000万人の有権者の動向が注目される。

 投票は24日まで行われ、世俗派やイスラム系、前政権の高官などの候補者による混戦が予想される。過半数に達する候補者が出なかった場合、決選投票が6月16〜17日に行われ、最終結果は同月21日に公表される。

 国営紙アルアラハムの世論調査では、ムバラク政権で外相を務めた元アラブ連盟事務局長のアムル・ムーサ氏がリード。他の調査では、同国最大のイスラム原理主義組織、ムスリム同胞団元幹部のアブドルムネイム・アブールフトゥーフ氏やシャフィク元首相が有力視される。

 ムーサ氏は豊富な実務経験や国際社会との接触が海外支援を取り付ける際に、有利に働くとアピール。だが、イスラム派は同氏が裕福な高級官僚でムバラク政権の遺物だと批判する。アブールフトゥーフ氏は、超保守派のサラフィ主義者を含むイスラム勢力から世俗派まで幅広い支持を獲得している。

 昨年2月、約30年に及んだ独裁政権が終焉(しゅうえん)を迎えて以来、エジプトでは軍最高評議会が暫定政権を形作って統治を行っており、大統領選後の民政移管の意向を表明している。軍最高評議会は、安全かつ公正な選挙の実施に備え、国内外の52団体を監視団として受け入れ、約15万人の兵士を各地に配備すると発表した。

エジプトは1年超に及ぶ政情不安と少なくとも過去10年で最悪の景気後退に直面している。こうしたなか、軍部主導の暫定内閣と、イスラム系政党が多数派を占める人民議会は対立しており、国際通貨基金(IMF)に求める32億ドル(約2556億円)規模の融資を確保する上で障害となっている。

 ランデスバンク・ベルリン・インベストメントのルッツ・レーマイヤー氏は「エジプトには政治的空白が生じており、重大案件や改革に決定を下せる人物が必要だ」と指摘。大統領選は正しい方向へ進む一歩となるが、IMFの融資の確保が海外投資家の信頼を回復する上でさらに効果的だろうと述べた。

 米投資信託会社イートン・バンスのマイケル・シラミ氏は、エジプトでは今後、議会の立場を明確化し、憲法草案の作成過程で幅広い支持を取り付け、同国の財政状況と生産性改善に向け合理的な経済政策を打ち出す必要があるとの見方を示した。(ブルームバーグ Digby Lidstone、Ahmed A.Namatalla)

4383チバQ:2012/05/24(木) 22:08:10
http://www.cnn.co.jp/world/30006710.html
学校運営にタリバーンの影響力強まる アフガン農村部
2012.05.24 Thu posted at: 15:59 JST

カブール(CNN) 米国など北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)がアフガニスタンからの撤退計画を進めるなか、アフガン農村部では反政府武装勢力タリバーンが存在感を強め、政府側と競い合う動きをみせている。その巻き添えとなっているのは、学校へ通う地元の子どもたちだ。

東部のガズニ、ワルダク両州では最近、タリバーンが一部の学校の閉鎖を要求した。ガズニ州では、当局が武装勢力によって利用されることの多いオートバイを禁止したことに対する報復措置として閉鎖を要求。ワルダク州の学校ではタリバーン側が態度をやや軟化させ、カリキュラムを変更した上で授業実施を認めた。

「タリバーンは私たちが言うことを聞いている限りは構わないようだ。何を教えるか、教えないかを指示され、言う通りにしないと調査員を送り込んでくる」と、ある教師は話す。「宗教の授業時間を増やし、英語など他の教科の時間を減らすよう命じられた。従わなければ教師が脅されたり、学校が閉鎖されたりしたはずだ」

学校を舞台に主導権争いを展開するタリバーンと当局。ISAFの撤退とともに、この構図が市民生活全体に広がる可能性もある。

CNN取材班はワルダク州のある学校を訪れた。教室では、タリバーンの監視員が授業の内容をチェックしていた。男子生徒の1人は「タリバーンは宗教の時間を増やしただけ。宗教を勉強するのはとても良いことなので、構わない」と話す。

教育当局の幹部は「学校が閉鎖に追い込まれないよう、柔軟に対応するしかない」と語った。タリバーンの影響力が強い地域では、当局がタリバーンによる科目選択への影響力行使や子どもの出欠状況の管理まで認めることがあるという。

CNNの取材に応じたタリバーンの監視員は、カリキュラム変更のために新年度の授業開始を遅らせた経緯を説明し、「イスラム教の授業を増やしたのは、たとえ将来技術者になる子であってもイスラム教について十分な知識を持つ必要があるからだ」と強調。アフガン各地のタリバーン要員と同様、自身も最高指導者オマル師の教えに従って任務を果たしているのだと語った。

4384チバQ:2012/05/24(木) 22:16:09
http://www.cnn.co.jp/world/30006678.html
メキシコ議会選の女性候補者、トップレス姿に 物議を醸す
2012.05.22 Tue posted at: 12:44 JST

(CNN) 7月のメキシコ連邦議会選挙に出馬している女性候補者が、選挙運動の看板に上半身裸の姿で登場して物議を醸している。

この候補者は、左派の革命民主党(PRD)から立候補したグアダラハラ大学哲学科教授のナタリア・フアレスさん(34)。グアダラハラ市内に設置した2つの看板のうち1つでは、PRDの支持者6人とともに上半身の胸だけを右手で覆い、左手のこぶしを上げたポーズをとっている。写真の上には、「偏見のない国を目指す新プロジェクトを」との言葉を掲げた。

もう一方の看板は女性4人の足の写真で、腰の部分を覆った半透明の布に「1人の指導者が1000歩進むより、私たち1000人が1歩進む方が良い」と書かれている。

フアレスさんは「無気力な社会に活を入れるための、私なりの方法」と説明する。同大の女子学生からは力強い応援を受ける一方、「男子学生の中には遠巻きに見る人もいる」という。

メキシコ第2の都市、グアダラハラは保守的な土地柄で知られ、新顔への風当たりは強い。「私がたとえ修道女の服を着て聖書やロザリオを配ると言っても、保守派の人々は決して票を入れてくれないだろう」と、フアレスさんは言う。

過激な看板にはインターネットでも批判の声が上がっている。フアレスさんは数週間以内にもっと衝撃的なキャンペーンを計画しているというが、その詳細は明かしていない。

4385チバQ:2012/05/24(木) 22:17:20
http://www.cnn.co.jp/travel/30006636.html
ギリシャ旅行は中止すべき? ユーロ離脱懸念で観光客に不安も
2012.05.18 Fri posted at: 15:12 JST

(CNN) ギリシャのユーロ圏離脱懸念が現実味を帯びる中、ギリシャやスペイン、ポルトガルといった金融不安を抱える国への観光旅行に不安を感じる人が増えている。ユーロに対する不安とともに、抗議デモ再燃への懸念もあるようだ。

ギリシャ旅行の予約は例年に比べて軒並み低調で、ホテル業界団体によれば、ケルキラ(コルフ)島やクレタ島といった人気観光地のホテル予約は先月の選挙前に比べて最大で50%落ち込んだ。

英旅行業界団体の担当者は、ギリシャの金融不安をめぐり一部で不正確な情報が伝えられていることが響いたと不満げだ。しかしその余波でスペイン旅行などの予約は伸びているという。

「旅行者には現金を使うよう助言している。ギリシャがユーロを離脱した場合、クレジットカードやデビットカードで決済できるかどうかが問題になる可能性がある」とこの担当者は話す。

観光はギリシャの国内総生産(GDP)の約16%を占める重要な産業。同国観光協会の会長は、「ギリシャは昨年も金融危機に見舞われたが、年間の訪問者数は10%増えて過去最高となった」「危機のために初期の予約は欧州全体で落ち込んでいる。しかしギリシャは美しく安全な国だから、観光はそれほど強い影響を受けないだろう」と楽観的な姿勢を崩さない。

ユーロ安のおかげで宿泊費や飲食代は安く上がる。ギリシャやユーロ圏に何が起きたとしても、ユーロ圏の各国を訪れる旅行者が大きな損をすることはないだろうと専門家はみる。

たとえギリシャがユーロ圏を離脱し、ほかの国がそれに続いたとしても、近い将来にユーロが崩壊すると予想する専門家はほとんどいない。つまり旅行のためにユーロを買うのは安全と言えそうだ。ただし為替レートに目を配る必要はある。

抗議デモについては、アテネやテッサロニキなどの大都市で散発的なデモが発生しているものの、ギリシャは引き続き安全だとする見方が大半だ。インターネットでは、メディアが暴動などのニュースを誇大に報道しているとの批判もある。ただしストの影響で国内外の交通が混乱する恐れは指摘されている。

4386チバQ:2012/05/25(金) 23:25:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120525-00000036-reut-bus_all
強まるギリシャのユーロ圏離脱観測、政府・企業は緊急対策作り急ぐ
ロイター 5月25日(金)9時36分配信

5月24日、欧州で、ギリシャのユーロ圏離脱に備える動きが広がっている。写真は昨年10月撮影(2012年 ロイター/Dado Ruvic)

[ローマ/ヘルシンキ/ブリュッセル 24日 ロイター] 欧州で、ギリシャのユーロ圏離脱に備える動きが広がっている。欧州連合(EU)首脳が、非公式会議後にギリシャ残留をあらためて訴えたにもかかわらず、少なくとも半数のユーロ導入国政府がギリシャ離脱シナリオを描き始め、銀行など企業にも同様な動きがみられている。

【特集】欧州債務危機

関係筋の情報によると、EU高官が加盟各国に、ギリシャが離脱した場合に備えた緊急対応策を準備するよう求めたとされる。欧州各国は、ギリシャが残留することが最善との立場を維持しつつも、離脱の事態に備え始めている。

イタリアのグリリ経済次官は24日、ギリシャのユーロ離脱回避を目指しているものの、その可能性に備える必要があるとの見解を示した。

同次官は、ギリシャのユーロ離脱にイタリアが備えているかとの記者団からの質問に「いかなる場合にも、常に用意を整えておく必要がある」とし、「イタリアの目的は(ギリシャのユーロ離脱)発生を回避することだが、いかなるシナリオも可能だ」と述べた。

フィンランドは、ギリシャのユーロ離脱を含む、債務危機がもたらす可能性を想定した緊急対応策を用意している。

ウルピライネン財務相は、記者団に対し「危機の様々な局面で、フィンランドは異なった道や計画について評価してきた」と指摘。その上でギリシャがユーロ圏にとどまることを望むと述べた。

ユーロを導入していないスウェーデンも、ギリシャの離脱を想定した準備をしている。ノーマン金融市場担当相は24日、ギリシャがユーロを離脱した場合に備え、万全の体制をとっていると説明し、当局間で緊密に連絡を取り合っていることを明らかにした。

同相はロイターの電話取材に「中銀や金融監督当局者と頻繁に会っている。われわれの備えは万全だ」と語った。

ギリシャのユーロ離脱が実際に起きるかは分からないとする一方、スウェーデン国内の銀行や企業が抱えるギリシャへのエクスポージャーはわずかだとした。

<企業も準備>

ギリシャのユーロ圏離脱の可能性は企業の間でも意識されている。

独自動車大手BMW<BMWG.DE>の世界販売担当責任者は「ユーロには長期的な未来があると確信している」と述べたが、「それは、必ずしも現体制の維持を意味しない」と語った。

欧州金融界でも、危機対策作りが進む。

あるパリ駐在の銀行関係者は「どの銀行も、ギリシャ離脱の影響を検討するタスクフォースを設置している」と述べた。

ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の親会社インターナショナル・エアラインズ・グループ<ICAG.L>のウォルシュ最高経営責任者(CEO)は24日、危機管理策の一環として、ギリシャのユーロ圏離脱シナリオを検討していると語った。

4387チバQ:2012/05/25(金) 23:28:37
>>4368-4369>>4382

>>4363の「シンクタンク「アハラム政治戦略研究所」が今月中旬に実施した世論調査では、ムーサ氏が31.7%でリード。シャフィク氏が22.6%と追い上げ、モルシ氏14.8%、アブルフトゥーハ氏14.6%と続いた。投」
全然外れたっぽいですね

http://mainichi.jp/select/news/20120526k0000m030067000c.html
エジプト:大統領選、決選投票へ
毎日新聞 2012年05月25日 20時40分(最終更新 05月25日 21時00分)

 【カイロ前田英司】民主化要求運動「アラブの春」で独裁崩壊後、初のエジプト大統領選は23〜24日の投票で過半数を獲得した候補者がなく、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下の自由公正党のムハンマド・モルシ党首(60)がトップで決選投票(6月16〜17日)に進出する見通しとなった。同胞団が25日、毎日新聞の取材に明らかにした。空軍出身のアフマド・シャフィク元首相(70)と、左派のハムディン・サバヒ氏(57)が激しい2位争いを展開した。

 選挙管理委員会によると、投票率は約50%。同胞団の集計(開票率約50%)によると、モルシ氏が得票率30%で1位、シャフィク氏が22%で2位につけた。ただ、地元紙アルマスリアルヨウムによると、リベラルな有権者の支持を最終盤に固めたサバヒ氏がシャフィク氏を猛追した。

 公式結果は29日発表の予定。同胞団以外の他陣営は開票動向について「ノーコメント」とした。

 大統領選はエジプト「民主化」の総仕上げ。モルシ氏とシャフィク氏の決選投票となれば、旧体制下からの二大勢力が勝ち残り、「アラブの春」を先導した若者世代の声は埋没する形になる。

4388チバQ:2012/05/25(金) 23:29:18
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2012/05/73776.php
エジプト大統領選、モルシ氏とシャフィク氏の決選投票に=同胞団
2012年05月25日(金)18時22分
[カイロ 25日 ロイター] エジプト最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団は25日、同国で23─24日行われた大統領選で、傘下政党である自由公正党のムハンマド・モルシ党首が高い得票率を集め、来月実施される決選投票でアハマド・シャフィク前首相と戦うことになったと明らかにした。

決選投票は6月16─17日の予定。

ムスリム同胞団の選挙管理当局者は匿名を条件に、ロイターに対し「決選投票はモルシ氏とシャフィク氏の戦いになることが明らかだ」と語った。

選挙の公式結果は来週まで発表されないが、候補の代表者は開票状況を見ることが許されており、独自の得票率を計算することが可能。

ムスリム同胞団当局者によると、約1万3100の投票所のうち、およそ1万2800カ所での結果に基づく得票率は、モルシ氏が25%、シャフィク氏は23%、同胞団元幹部のアブデルムネイム・アブルフォトフ氏は20%、左派系のハムディーン・サバーヒー氏は19%。

ムスリム同胞団以外の候補や国家選挙管理当局からのコメントは今のところ得られていない。

4389チバQ:2012/05/25(金) 23:30:34
http://www.j-cast.com/tv/2012/05/25133363.html
エジプト大統領選「アラブの春」の主役・若者に出番なし
2012/5/25 15:24
民主化を求め若者たちが立ち上がった「アラブの春」から1年3か月。エジプトで事実上、初の自由投票による大統領選挙が行われている。現地からは、投票を待つ晴れやかな市民の表情が伝えられてくるが、有力候補者といわれる人たちを見ると、旧ムバラク政権当時の閣僚やイスラム原理主義のムスリム同胞団が擁立する候補者が目立ち、若者たちが擁立する候補者の姿はない。

旧ムバラク政権幹部VSイスラム原理主義
現在、12人が大統領選に立候補しているが、「クローズアップ現代」が挙げた有力候補は4人だ。大雑把に分けると、旧政権派は元空軍司令官で元首相のアフマド・シャフィーク(70)と前アラブ連盟事務局長で元外相のアムル・ムーサ(75)。イスラム系は先の議会選挙で第1党になった自由公正党党首のムハンマド・ムルシ(60)、元ムスリム同胞団幹部のアルドルモネイム・アブルフトゥーフ(60)である。

中でも有力視されているのがムルシ。地方の農村部に支持を拡大している。開発に取り残された農村部は、住民の3人に1人が1日2ドル以下で暮らす貧困層で、ムスリム同胞団はこうした農村部に長年、食料や医療の支援で根強い支持を得てきた。モルシが当選すれば、議会も大統領もイスラム勢力が押さえることになる。

その危機感から、軍の後押しで立候補し有力候補とされるのがシャフィークだ。昨年1月(2011年)にムバラク政権の首相に就任し、民主化運動ではデモ弾圧を指揮したことで知られるが、一部の世論調査では1位に躍り出たといわれる。

この2派の激しい対立の中で、候補を擁立できなかった若者たちが注目しているのが穏健派のアブルフトゥーフだ。かつてムスリム同胞団に所属していたが強硬路線の指導者と対立して脱退し、その後もムバラク政権を批判する活動を続けてきた。しかし、政治経験が全くないアブルフトゥーフに若者たちは疑問を感じ始めているという。カイロの藤井俊宏記者はこうした混迷の大統領選について次のように伝えた。

「どの候補者も治安の回復と貧困の解消を公約に掲げ、政策面で大きな差はありません。農村部はムスリム同胞団を支持し、ムバラク政権時代の経済政策の恩恵を受けた中流層や企業経営者はシャフィーク氏を支持する構図になっています。
ただ、情勢は混沌としていて、各種世論調査では有力候補4人の順位はたびたび入れ替わっています。投票で有効票の過半数を超える候補者が出るとは見られていないので、来月に行われる上位2人の決選投票になる公算が高まっています」
主要産業の観光落ち込み激しく経済成長ゼロ
エジプトの実情に詳しい日大国際関係学部の横田貴之准教授に、国谷弘子キャスターが「旧体制で首相を務めたシャフィーク氏が支持を伸ばしているのはどういうことですか」と聞く。

「私も驚いているが、今のエジプトが抱える問題に治安と経済がある。治安は革命後に非常に悪化したが、その影響を受けて経済の落ち込みが激しい。そうした中で治安を回復してくれるシャフィーク氏に期待が集まっていると言える」
革命前に4〜7%あった経済成長率が今はゼロ。とくに落ち込みが激しいのは、GDPの15〜20%を占める観光業で、革命前に比べ30%も落ち込んでいるという。

国谷「ムルシ氏はイスラム色の強い国づくりを公約に掲げているが…」

横田「同胞団は段階的なイスラム化を唱えており、政権を取ったとしても直ぐにはイスラム化は考えにくい」

大統領選が終われば新憲法の制定が待っている。国家と宗教の関係や大統領と軍の役割をどこまで制限するかなどが争点になっており、だれが大統領になっても新憲法制定は一筋縄ではいきそうもない。29日に今回の投票結果が発表され、過半数を得る候補がいなければ上位2人による決選投票が6月16、17日に行われる。

モンブラン

*NHKクローズアップ現代(2012年5月23日放送「『アラブの春』はどこへ〜揺れるエジプト大統領選〜」)

4390チバQ:2012/05/25(金) 23:32:08
>>4354>>4365
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201205250108.html
プーチン大統領への支持低下、危機の流れ止まらず=露シンクタンク2012年5月25日


5月24日、ロシアのシンクタンク「戦略研究センター」は発表した報告書で、プーチン大統領への国民の支持が早くも低下しており、同大統領への抗議活動が活発化するとの見通しを示した。写真は11日、ソチで代表撮影(2012年 ロイター)
 [モスクワ 24日 ロイター] ロシアのシンクタンク「戦略研究センター(CSR)」は24日発表した報告書で、今月7日に就任したばかりのプーチン大統領への国民の支持が早くも低下しており、今後、同大統領への抗議活動が活発化するとの見通しを示した。

 CSRは報告書「政治的危機の時代における社会と当局」の中で、3月に行われた大統領選でプーチン氏に票を入れた有権者の大半は、強力な対抗馬がいなかったから同氏を支持したと分析。また、自分たちの意思が反映されていないと感じる中間層が抗議活動を主にけん引しているとした上で、抗議活動の継続は、より急進的な反体制派が政府内のタカ派と共に影響力を強める可能性が高いことを示しており、「危機の流れは止められない」としている。

 危機の始まりはメドベージェフ首相の退陣という形で現れるとし、「国民が最も懸念する分野において目に見える改善を示せなければ、すでに支持率の低いメドベージェフ内閣崩壊への道は早まる可能性がある」と指摘した。

 報告書はまた、多くの政治家がプーチン氏の対抗馬として、同氏の腹心だったアレクセイ・クドリン前財務相に期待しているとしている。

4391チバQ:2012/05/25(金) 23:38:59
>>4104>>4113>>4124-4125>>4159-4160>>4234>>4239-4240>>4257-4258
>>4272-4274>>4278>>4298>>4302>>4323>>4355
http://www.cnn.co.jp/world/30006723.html
シリア情勢はさらに悪化 国連報告書
2012.05.25 Fri posted at: 15:09 JST

(CNN) 国連のシリア問題の国際調査委員会は24日、シリア情勢はアサド政権側と反政府勢力側の双方が殺人や拷問を行っており「ますます武力闘争の色合いが濃くなっている」とする報告書を発表した。

一方、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は同日、CNNの番組に出演し、監視団を派遣する以外に対応策はないと語った。

シリアの5都市に展開している国連の監視団は「暴力を止めるために可能なあらゆる努力をしている」と潘事務総長は述べた。国連安保理で決められた300人規模の監視団は数日中に全員の派遣が完了するという。

報告書によれば、政府軍の戦う相手は反政府デモ隊から「武装化し組織化が進んだ」勢力へと変化。「逃亡兵が反体制側についた逃亡兵に支持され力は強まっている」という。

去年3月以降の死者は9000人を超え、その大半が一般市民だという。家を追われた人々の数は数万人に上る。

また3月の停戦合意後も「暴力は減っていない」とし「深刻な人権侵害」の大半は政府軍によると認定した。その一方で反政府武装勢力が治安部隊員や協力者と思われる人々、政府軍兵士を処刑したり拷問したりした例もあったという。

ダマスカスやアレッポなどの都市で続発している爆弾テロについては、報告書は何者の仕業かは「確認できない」とした。

ダマスカスで10日に起きた自爆テロについて、潘事務総長は当初、国際テロ組織アルカイダが関与したとの見解を示していたが、「はっきりした証拠はない」と述べ、「明確な政治的意志を備えた特定の組織や集団が(背後に)いるのは間違いない」と述べるに留まった。

http://jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012052400932
シリア戦闘の死者207人=反政府勢力も人権侵害−国連調査団
 【パリ時事】シリア情勢に関する国連の独立調査団は24日、2月の前回報告から5月10日までに政府、反体制派の死者が計207人に上ったとする報告書を発表した。殺害など「大半の深刻な人権侵害行為はシリア軍や治安当局が関与」としつつ、反政府勢力による殺害行為も認定した。
 報告は、アナン国連・アラブ連盟特使(前国連事務総長)による調停合意後も「武装化の傾向が強まっている」と指摘。非武装の市民を弾圧していたアサド政権軍が「武装し組織化された反体制派との戦闘」という新たな状況に直面していると懸念を示した。(2012/05/24-20:07)

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4392チバQ:2012/05/25(金) 23:39:32
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2879927/8983248
シリア軍や治安部隊、重大な人権侵害に関与
2012年05月24日 20:30 発信地:ジュネーブ/スイス

【5月24日 AFP】シリア情勢に関する国連(UN)の独立調査委員会は24日、シリア政府軍や治安部隊が、3月以降に起きた重大な人権侵害事案の大半に関与していると警告した。

 侵害行為は、軍の作戦や軍離反者および反体制派捜索の一環として行われているという。

 これまでシリア政府に入国を許可されていない調査委員会は3月以降、214件の聞き取り調査を行ってきた。その結果、シリア政府が追う反体制派やその家族を「排除」する目的で、村や周辺地域を封鎖するという「明らかな傾向」が判明したという。

 調査によると、封鎖された村々では、十分な医療が受けられないために子どもたちが死んでいるという。また、拷問を受けたとみられる人々も含めて負傷者たちは、意図的な治療拒否にあっている。(c)AFP

4393チバQ:2012/05/25(金) 23:40:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120525/mds12052501100000-n1.htm
シリア議会が初会合 野党勢力から首相起用か
2012.5.25 01:09
 アサド政権による反体制派弾圧が続くシリアで24日、事実上初の複数政党制の選挙で選ばれた人民議会(国会、定数250)が初会合を開いた。新議会の招集を受けて現内閣は総辞職、新内閣が発足することになる。

 新首相には、事態の平和的解決と政治改革の断行を訴えている穏健派野党勢力からの起用が取り沙汰されている。

 議会選は7日、昨年から続く反体制デモへの融和策として、与党バース党による事実上の一党体制を規定する憲法を改正して行われた。ただ、大半の野党勢力は選挙をボイコット、バース党と傘下の翼賛政党が183議席を獲得し圧勝した。

 一方、英国を拠点とする「シリア人権監視団」が24日、西部ホムス北郊の町を政権側部隊が攻撃、3人が死亡したとするなど、同日各地で十数人が死亡したもようだ。(共同)

4394チバQ:2012/05/26(土) 00:53:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120526/asi12052600220000-n1.htm
仏大統領、アフガン電撃訪問 撤収前倒しを説明
2012.5.26 00:20
 【ベルリン=宮下日出男】フランスのオランド大統領は25日、予告なしにアフガニスタンを訪問、カルザイ大統領と会談し、駐留する仏軍戦闘部隊を前倒しして撤収する方針について説明した。会談後の記者会見では、部隊約3500人のうち2000人を年末までに引き上げ、残りを装備搬送やアフガン治安部隊の訓練に充てる計画を表明した。

 15日の大統領就任以来、オランド氏の同国訪問は初めて。フランス通信(AFP)によると、会見では「フランスは従来と違う形でアフガンにとどまる」と強調。部隊撤収後も治安部隊訓練のほか、経済分野などで協力を図る考えを示した。会談前には東部カピサ州にある仏軍の拠点を訪れ、「フランスの行動を決めるのはフランス人だけだ」と演説した。

 オランド氏はアフガンからの撤収期限を1年前倒しし、年内の撤収を公約に掲げて当選した。国際治安支援部隊(ISAF)を主導する北大西洋条約機構(NATO)が2014年末の治安権限の完全移譲を目指す中、先のNATO首脳会議でも持論を押し通した。

 オランド大統領は就任直後から、独仏首脳会談や主要国(G8)首脳会議、欧州連合(EU)首脳会議など立て続けに外交日程をこなしている。G8では債務危機対応での成長戦略の重要性について各国の理解を取り付け、EUではドイツが反発するユーロ共同債の導入の必要性を主張した。

 米国やドイツとの協調を図ったサルコジ前大統領に対し、オランド大統領はフランス伝統の独自外交の復活を目指しているようにもみえるが、国民議会(下院)選挙を6月に控え、譲歩が難しい状況もある。

4395チバQ:2012/05/26(土) 00:54:06
>>4387-4389
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120526/mds12052600190000-n1.htm
エジプト大統領選、開票進む 同胞団と元首相の対決か 
2012.5.26 00:18
 【カイロ=大内清】ムバラク前政権崩壊後、初となるエジプト大統領選は25日、開票作業が本格化した。ロイター通信は、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団の独自集計結果として、同胞団傘下の自由公正党のモルシー党首とシャフィク元首相の2人が、6月中旬実施予定の決選投票に進むとの見通しを伝えた。

 それによると、開票率90%時点でモルシー氏の得票が約25%、シャフィク氏が約23%と、ほぼ拮抗(きっこう)している。これに、元同胞団幹部のアブールフトゥーフ氏や左派政党カラーマ党のサッバーヒ党首がそれぞれ約20%で続いているという。

 一方で、サッバーヒ氏やムーサ元外相が票を伸ばしているとする報道もあり、情報は錯綜(さくそう)している。選管当局によると、投票率は約50%。

 最終結果が出るまでには数日かかるとみられるが、モルシー氏とシャフィク氏による決選投票となった場合、同胞団は「(前政権の)残党に対抗するため、全政治勢力に結集を呼びかける」としている。ただ、国民の間では軍出身で実務経験もあるシャフィク氏の方が政治・経済の早期安定につながるとの声も強い。

4396チバQ:2012/05/26(土) 00:57:08
>>4200-4201
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120525/asi12052501130000-n1.htm
首相の失職手続き拒否 パキスタン下院議長
2012.5.25 01:13
 パキスタンのミルザ下院議長は24日、ザルダリ大統領の汚職事件の審理再開を命じた最高裁判決に従っていないとして4月26日に法廷侮辱罪で有罪判決を言い渡されたギラニ首相の議員資格剥奪の手続きを進めないことを決めた。複数の地元メディアが報じた。

 同国憲法は下院議長が有罪判決を受けた議員の資格剥奪の手続きを進めると定めているが、ミルザ氏は同じパキスタン人民党に所属するギラニ氏の失職を阻止しようとしているとみられる。

 ギラニ氏自身も近く最高裁に判決の不服申し立てをする方針。パキスタンでは最高裁の判決が言い渡された後でも、被告が不服申し立てできる仕組みになっている。(共同)

4397チバQ:2012/05/26(土) 01:57:49
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/304121
多彩な「男女同数内閣」 パリ
2012年5月25日 00:17 カテゴリー:アジア・世界
 フランスに17年ぶりの社会党政権が発足して10日。オランド大統領は就任直後にベルリンへ飛び、エロー氏を首相に選んで内閣を発足させると米国へ、戻ると次はブリュッセル…と、超多忙な外交日程が続いている。

 今のところ「静かな政権交代」(ルモンド紙)「独自スタイル慣らし運転」(パリジャン紙)と評価はまずまず。

 内政でも、オランド大統領が任命したエロー内閣の顔ぶれは、担当相を含め34人の閣僚の半数17人が女性で、フランス史上初の「男女同数内閣」を実現。スペインや海外県ギアナ出身の閣僚もいて、多様性も尊重した。

 女性閣僚でも、女性権利相兼政府報道官のナジャト・バロベルカセムさん(34)はモロッコからの移民。中小企業・イノベーション・デジタル経済担当相のフルール・ペルランさん(38)は韓国生まれで、国際養子縁組でフランス人家庭に引き取られて育った−と多彩な顔ぶれが並ぶ。

 初閣議では大統領、首相、閣僚の報酬3割カットも決定。選挙戦で「平等」「公正」を繰り返し訴えてきたオランド左派政権発足を実感させた。

 ただ、日本の民主党政権も最初は輝いていた。真価はこれからだ。 (国分健史)

=2012/05/25付 西日本新聞朝刊=

4399チバQ:2012/05/26(土) 11:41:33
http://jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012052600106
政権派と対決へ=イスラム勢力が糾合も−エジプト大統領選
 【カイロ時事】民衆運動「アラブの春」を受けた初のエジプト大統領選は25日夜までに開票作業が終了、地元メディアによると、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団のモルシ候補が約555万票を獲得してトップとなり、約521万票のシャフィク元首相と6月16、17両日の決選投票に臨むことが確定した。
 若者の支持を受けたリベラル系のカラマ党創設者サバヒ氏が、ダークホースとして約474万票で3位となった。同胞団を離脱したアブルフトゥーハ氏が約393万票、ムーサ元外相が約240万票だった。非公式の投票率は43.4%。
 これを受け、敗北したアブルフトゥーハ氏は25日夜、声明を出し、モルシ候補を支持すると表明した。イスラム勢力が糾合して、軍出身のシャフィク元首相という旧政権派と対決する構図となりそうだ。(2012/05/26-08:45)

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4400チバQ:2012/05/26(土) 11:43:49
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20120525-00000025-ann-int
殴りあい、罵倒しあい…ウクライナ議会で大乱闘
テレビ朝日系(ANN) 5月25日(金)13時36分配信

 ウクライナ議会で大乱闘の騒ぎです。

 殴りあい、罵倒しあう国会議員たち。勢いは収まることなく、場内は大混乱に。ウクライナのロシア系住民が多く住む地域の学校や病院で公用語にロシア語を加える法案を巡り、大乱闘となりました。野党の反対派が「法案は国家の分裂を招くものだ」として猛抗議。この乱闘によって議員1人が頭を負傷し、病院へ搬送されました。

4401チバQ:2012/05/26(土) 11:48:31
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120525-OYT1T00780.htm
連立内の火種に?英上院に公選制導入の改革案

 【ロンドン=佐藤昌宏】貴族や世襲議員などで構成する英上院(貴族院)の改革が、キャメロン連立政権内の新たな火種となりそうだ。2015年からの公選制導入を柱とする改革案が、5月9日の女王演説(政府の施政方針演説)に盛り込まれたが、与党第1党・保守党内には消極的な意見が多く、積極的な第2党・自由民主党との間で綱引きが始まった。


 英上院は、政党などの推薦による「有識者(一代貴族)」ら786人(3月1日現在)で構成される。定数はなく、議員数が1000人を超えた時代もある。

 上下両院議員からなる「上院改革法案合同委員会」が4月23日にまとめた改革案によると、今後、上院は定数450とし、8割を比例代表選で選出、2割を独立委員会による任命とする。任期は再選、再任のない15年。次期下院選が予定される15年に最初の選挙と任命で150人の新議員を誕生させ、以後、5年ごとに選挙、任命を行って、25年には全議員が新制度による議員となる。

(2012年5月25日22時55分 読売新聞)

4402チバQ:2012/05/27(日) 17:27:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120527-00000006-reut-int
マリ北部の2勢力統合、独立イスラム国家建設で合意
ロイター 5月27日(日)12時19分配信

[バマコ 26日 ロイター] 3月に反乱軍によるクーデターが発生した西アフリカのマリで26日、遊牧民トゥアレグ人の反政府武装勢力「アザワド解放国民運動(MNLA)」とアルカイダ系のイスラム過激派勢力「アンサル・ディーン」が統合し、同国北部で独立したイスラム国家を建設することで合意した。

MNLAのスポークスマンはロイターの電話取材に応じ、(新国家)「アザワド」の幹部についてはこれから指名していくと述べた。

マリでは、政府軍がMNLAとの戦闘における武器不足などをめぐって不満を高め、3月22日に首都バマコの大統領府を攻撃。一方、MNLAはクーデター以降、北部の主要都市を制圧し、4月に入って北部の独立を宣言していた。

4403チバQ:2012/05/27(日) 17:31:36
>>4387-4389
>>4395>>4398-4399

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012052702000081.html
エジプト大統領選 決選へ中間層争奪戦 両陣営 敗退候補と共闘模索
2012年5月27日 朝刊

26日、カイロ市内で、敗退した候補に協力を求めるシャフィク氏=今村実撮影


 【カイロ=今村実】エジプト大統領選は、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が擁立したモルシ氏(60)と、軍出身の元首相シャフィク氏(70)の二人が決選投票に進むことが確定した。イスラム勢力か旧政権派かとの構図で、両者を敬遠した膨大な中間層は宙に浮いた。両陣営は敗退候補らに共闘を呼び掛けるなど、票の争奪戦を始めた。

 同胞団が独自集計した最終結果によると、直系の自由公正党代表モルシ氏は25%を獲得して首位。得票率は昨年の人民議会選(一区で37%)より低下したが、投票率が50%前後と高くならず、混戦となったことで、組織票の厚い同胞団に有利な状況が生まれた。

 二位のシャフィク氏は24%。空軍司令官出身で、ムバラク政権末期には首相に任命された。政情の安定化を期待する有権者の支持を集めたとみられる。

 イスラム化や旧政権への回帰を警戒する中間層や、デモの原動力となった若者グループの票は、左派元議員のサバヒ氏(57)、同胞団元幹部アブルフォトゥーフ氏(60)、前アラブ連盟事務局長ムーサ氏(75)の三候補に分散。得票率はそれぞれ20%、18%、12%で、合計で五割に上るが、決選投票に進めないことで行き場を失った。

 民主化グループ「四月六日運動」のアハマド・メーヘル代表は本紙の取材に「恐れていた最悪のシナリオだ。どちらの候補が当選しても政情はより不安定になる。われわれが今後どうするかは決めていない」と話した。

 同胞団は二十六日、サバヒ、アブルフォトゥーフ両陣営に共闘を正式に呼び掛け、副大統領職への就任要請も検討する方針だ。自由公正党のアリアン副代表は二十五日、「これは民主化か反民主化かの選択だ」と訴えた。

 一方、シャフィク氏も二十六日、「全候補が敵でなくパートナーだ」と語り、サバヒ氏らに協力を求めた。

4404チバQ:2012/05/27(日) 19:37:03
>>4357
http://www.asahi.com/international/update/0526/TKY201205260568.html
2012年5月27日11時57分
チーズにかび・バルサミコ酢流失…イタリア地震被害深刻関連トピックス地震20日の地震で倒壊した高級チーズの熟成棚を見つめる生産農家=AP

 イタリア北部ボローニャ付近で起きた地震から27日で1週間。震源のエミリア・ロマーニャ州は、イタリアが世界に誇る食材の産地。高級チーズ「パルミジャーノ・レッジャーノ」や生ハム、バルサミコ酢などへの深刻な被害が明らかになってきた。

 ボローニャ近郊で農協代表を務めるダンテ・カレッティさんの農場では、熟成用の棚が崩れるなどして、3万2千個のパルミジャーノが被害を受けた。「2年間の仕事が失われた。一つずつ拾い上げないといけないが、手が足りない」

 農業関係の全国組織によると、パルミジャーノ30万個以上が被害を受けた。年間生産量の約10%、8千万ユーロ(約80億円)の損失だという。

4405チバQ:2012/05/27(日) 19:41:30
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012052702000082.html
主要政党党首ら 欧州行脚 ギリシャ再選挙 成果明暗
2012年5月27日 朝刊

 【ロンドン=有賀信彦】六月十七日の再選挙を控え、ギリシャの主要政党の党首らが、欧州各国を訪ねる選挙戦を展開している。ギリシャのユーロ圏離脱が取り沙汰される中、各国首脳の支持を得ることで、政権担当能力を有権者にアピールするのが狙いだ。しかし、反緊縮派の党首は会談をあからさまに拒否されるなど、緊縮推進派と明暗を分けている。

 緊縮推進派の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のベニゼロス党首は二十二日、パリでオランド大統領と会談。「ギリシャ国民は二年半にわたる困窮生活で、絶望的な気分になっている」と緊縮策の一部緩和を求め、経済成長を重視するオランド氏の賛同を得ることに成功した。

 同じ緊縮推進派の新民主主義党(ND)のサマラス党首も二十三日、ブリュッセルで開かれた欧州の中道右派政党の会合に出席。アイルランドのケニー首相らに「緊縮だけでなく、新たな成長戦略も必要」と訴えた。

 一方、反緊縮派の急進左派連合(SYRIZA)のツィプラス党首は二十一日、オランド大統領との会談を求めたが、実現しなかった。ツィプラス氏は「オランド氏が選挙の公約を破れば、『オランドレウ』と呼ばれるだろう」と指摘。オランドレウとは、国民の信頼を失って昨年辞任したギリシャのパパンドレウ元首相と、オランド氏の名前を合わせた造語で、会談を拒否した同氏を暗に批判した。

 ツィプラス党首は二十二日にドイツも訪れたが、左派党党首と会えただけ。メルケル首相にははなから相手にされず、「オランド大統領と会談できなかったのも(ギリシャに緊縮策の継続を求める)メルケル首相が助言したからではないか」と不満をこぼした。

4406チバQ:2012/05/27(日) 19:44:42
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120526/mcb1205262312020-n1.htm
緊縮支持派がややリード、ギリシャ再選挙世論調査2012.5.26 23:11
 26日に明らかになった世論調査によると、ギリシャ国会の解散に伴う6月17日の再選挙では、前与党で緊縮推進派の新民主主義党(ND)が、第1党の座を争う反緊縮派の急進左派連合(SYRIZA)に対してややリードしていることが分かった。ロイター通信が報じた。

 調査結果によると、NDの支持率が23・3%で、SYRIZAが22%。NDと同じく緊縮推進派の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)が12・6%と続いた。(共同)

4407とはずがたり:2012/05/28(月) 19:36:44

再選挙への時間が冷却期間になるのかどうか注目

ギリシャ株価指数が2.5%上昇、緊縮派への支持拡大示す調査で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120528-00000078-reut-bus_all
ロイター 5月28日(月)16時55分配信

[パリ 28日 ロイター] 28日序盤のギリシャ主要株価指数<.ATG>が2.5%上昇している。26日公表されたギリシャの各種世論調査で、緊縮財政派が支持率をわずかに伸ばし、政権樹立に必要な定数確保が可能な水準となったことから、安心感が広がっているもようだ。

銀行株指数<.FTATBNK>は2.2%上昇した。

4408とはずがたり:2012/05/28(月) 19:38:19
>>4406-4407の前の記事

反緊縮派のギリシャ急進左派連合、支持率で首位維持=世論調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120525-00000023-reut-bus_all
ロイター 5月25日(金)5時10分配信

[アテネ 24日 ロイター] 24日公表された最新のギリシャの世論調査によると、緊縮財政に反対する急進左派連合(SYRIZA)が支持率で引き続き首位に立っている。

パブリック・イシュー/スカイTVが実施した世論調査で、SYRIZAの支持率は30%と、国際通貨基金(IMF)・欧州連合(EU)による支援策を支持する2位の新民主主義党(ND)を4ポイントリードしている。

前回調査では、SYRIZAの支持率が28%、NDは24%だった。

6月17日の再選挙でもこの調査通りの結果が出た場合、SYRIZAが多数の議席を獲得する見通し。だが単独過半数には届かないとみられている。

ギリシャの規定では第1党に50議席が上積みされるため、わずかな差でも組閣の主導権を握る上で大きな影響力を持つことになる。

一方で、同日公表されたデータRCの世論調査では、NDが支持率29.4%を獲得し、SYRIZAの28.8%をわずかに上回った。調査会社としてのデータRCの知名度は低いとさ

4409とはずがたり:2012/05/28(月) 19:39:10

オランダ、緊縮派5党の支持率が急低下=世論調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120528-00000049-reut-int
ロイター 5月28日(月)13時7分配信

5月27日、オランダの世論調査によると、EUの財政規律達成を支持する5政党の支持率が過去1カ月で急低下しており、現在の暫定政権が9月の選挙後に政権を維持できない見通しとなっている。写真はルッテ首相。ハーグで4月撮影(2012年 ロイター/Robin van Lonkhuijsen)

[アムステルダム 27日 ロイター] 27日公表のオランダの世論調査によると、欧州連合(EU)の財政規律達成を支持する5政党の支持率が過去1カ月で急低下しており、現在の暫定政権が9月の選挙後に政権を維持できない見通しとなっている。

オランダでは先月、財政赤字削減を巡る対立で連立政権が崩壊したが、暫定政権として連立を組む与党2党は、これまでのところ野党の少数政党3党の協力を得て、財政赤字の削減を進めている。

ただ、9月12日の総選挙(定数150)に関するモーリス・デ・ホンドの最新世論調査によると、5党の予想獲得議席は66議席と、先月の76議席から大きく落ち込んでいる。

ユーロ圏ではこのほど、フランスやギリシャで選挙が行われたが、有権者の間では緊縮財政に反対する動きが広がっている。

4410チバQ:2012/05/28(月) 21:23:34
>>836>>1090>>3057
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2012052802000098.html
ドイツ海賊党の魅力とは
2012年5月28日

 ネット世代を中心に結党された「海賊党」がドイツ地方選挙で躍進している。

 昨年、ベルリン市議会に初進出して以来、ここ三州の議会選挙で相次いで議席を獲得。党員は半年で二万五千人と倍増し、来年の総選挙では連邦議会入りも窺(うかが)う勢いだ。

 主要政治テーマで特段の政策を掲げているわけではない。オンライン情報に対する規制に徹底的に反対するのが最大の旗印だ。

 閉塞(へいそく)感漂う欧州で既成政党に対する不満のはけ口となっている点で衆目の一致を見ているが、むしろ若い世代を惹(ひ)きつけているのは「液体民主主義」とも呼ばれるネットによる民意形成実験への参加のようだ。

 ウェブサイト「海賊党ウィキ」によると、液体民主主義とは「直接民主主義と間接民主主義の混合体」とされる。

 四年に一度といったスパンでしか民意を問えない現在の政治システムはもう機能しない。情報が遍在する情報化社会の民主主義は、変化に即応できる流動的なものであるべきだ、ということらしい。バーチャルな民意形成のための専用ソフトも開発され、党内論議で実際に活用されている。

 もともとスウェーデンが発祥地という海賊党運動、先月はプラハに約二十カ国代表が集まり国際大会も開催した。アラブの春、ウォール街占拠に連なる欧州発のネット型民衆運動に発展するか、これからが正念場だろう。 (安藤 徹)

4411チバQ:2012/05/28(月) 21:25:08
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120528/mcb1205280503008-n1.htm
ギリシャ緊迫の46時間 ユーロ圏撤退作戦シミュレーション (1/4ページ)2012.5.28 05:00
 ギリシャがユーロ圏を離脱することを決めた場合、その撤退作戦の実行時間は46時間しかない。米国でニューヨーク市場が閉まってからニュージーランドのウェリントン市場が開くまでの間に終わらせなければならないのだ。その流れを事前に検証してみよう。

 ◆預金流出のリスク

 この2日弱の間に、ギリシャ政府は社会の混乱を抑え、場合によってはソブリン債でデフォルト(債務不履行)宣言し、新通貨を計画して銀行を支え、資本流出を阻止するとともに、救済が断ち切られた後の支払い資金手当てを模索しなければならない。財政を管理できず2010年以降2回の救済を必要とした国の、しかも誕生したばかりの新政権の手に負える仕事ではなさそうだ。

 今月6日の総選挙後に政権を作れなかったギリシャは6月17日の再選挙に向け準備している。英ランカスター大学のアリストトゥル・カリス教授によれば「救済か反救済かの選挙」だ。

 この選挙で反救済・反緊縮の新政権ができれば直ちに、ユーロ離脱の是非の議論が始まるだろうと、元国際通貨基金(IMF)幹部のエコノミスト、マルコ・アヌンツィアータ氏は予想する。「事態はわれわれが考えているよりも急速に展開する可能性がある。新政権の改革否定コメントが預金流出を引き起こすことがリスクだ」と同氏は述べた。

 預金流出が始まった場合、欧州中央銀行(ECB)は週内にもギリシャの銀行への資金提供を停止すると、元欧州委員会エコノミストでINGグループに在勤するカルステン・ブルゼスキ氏はシミュレートする。政府にも銀行に注入する資金はない。

 新政府は市民が預金を引き出すのを止めるため資本統制を敷くかもしれないと、英国立経済社会研究所(NIESR)のエコノミスト、ドーン・ホーランド氏。「これは非常に迅速に行う必要がある」という。

 ギリシャは離脱を決めたならば、その条件を交渉するためユーロ圏財務相と首脳会合の開催を求める必要がある。このような準備はニューヨークの金曜午後5時ごろに債券市場が閉まったらすぐに開始する。フランクフルトとブリュッセルでは午後11時になる。アテネは深夜。

 財務相らは土曜に会合し、日曜の首脳会議を準備。首脳会議がギリシャ離脱計画を完成させるだろうとブルゼスキ氏は予想している。ギリシャは、IMFからの支援を求める間のつなぎ融資を欧州から得られるかもしれない。「欧州は野良犬のようにギリシャを追い出すことはせず、いくつか骨を投げ与えるだろう」と同氏は述べた。

4412チバQ:2012/05/28(月) 21:25:38
 ◆ドラクマのスタンプ

 政府当局者がブリュッセルで交渉している間にアテネでは、議会が土曜に新通貨発行の計画を発表するかもしれない。新通貨の名前は恐らくユーロ以前と同じドラクマになるだろう。銀行はこの間に、預金や賃金などを含め全ての資産と債務を、決定された為替レートに基づいて新通貨に換算することを指示される。ロジャー・ブートル氏らキャピタル・エコノミクスのエコノミストらは、換算レートは等価にすべきだとの論文を発表している。

 政府は新しい紙幣とコインも注文しなければならない。英紙タイムズは18日、150以上の国の紙幣の印刷を請け負う英デ・ラ・ルーが既にドラクマ再導入に向けて準備していると報じた。新紙幣とコインができるまではユーロが使われるかもしれないが、市民はユーロの温存を図り振り込みやクレジット、デビットカードなどでの支払いを増やすだろう。

 政府はまた、土曜早朝から軍を配備して国境を封鎖。紙幣ができるまでの間、ユーロ札にドラクマのスタンプを押すという暫定策を実施する。

 また、ドイツのフレンスブルク大学の欧州研究科責任者のシャーロット・ゲータナイズ氏は、ギリシャが2800億ユーロの債務について直ちにデフォルト宣言する可能性が高いとみている。「新通貨の価値低下によって巨額の対外赤字が生じるだろう。従ってIMFに頼るしかない」と同氏は電話で述べた。

 IMFはできる限り厳しい条件を課そうとし、ギリシャは歳出削減をめぐる譲歩を引き出そうとする中で、IMFとの交渉は週末いっぱい続くだろう。

                   ◇

■ギリシャ秩序ある退出困難

 ユーロ離脱という歴史的な大事業はギリシャ新政権の手に余る公算だ。ウニクレディトのチーフエコノミスト、エリック・ニールセン氏は、ギリシャ政府が「秩序ある退出を演出できるとは思えない」という。「法律を導入することすらできない国が、新通貨の印刷を手配し銀行をコントロールし資本フローを制御、しかも秩序立ってできることなどあり得ない」

 ギリシャがユーロ離脱を準備しているという情報が漏れれば、ギリシャ市民は街頭に繰り出してくるだろう。ノムラ・インターナショナルのストラテジスト、レフテリス・ファルマキス氏は「暴動が起こらないと考える理由がない」と話す。

 そして欧州で日曜が終わりかけ、米東海岸が午後になるころ、ウェリントンでは月曜の午前7時になり、債券・為替市場が開く。

 金融顧問グループ、トリプルTコンサルティングのアナリスト、ショーン・キーン氏は「ニュージーランド市場が開く瞬間を、全世界がオンラインで見つめるだろう」と話した。(ブルームバーグ Jana Randow、Gabi Thesing)

4413チバQ:2012/05/28(月) 21:44:44
>>4403
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120527-OYT1T00586.htm
エジプト大統領選、3位候補が異議申し立て

【カイロ=田尾茂樹】23、24日投票のエジプト大統領選で、非公式集計で3位となった活動家ハムディーン・サバヒ氏(57)が26日、2位で決選投票に残った元首相アフマド・シャフィク氏(70)に約90万票の不正票が投じられたなどとして選挙管理委員会に異議を申し立て、選挙手続きの停止を求めた。


 両氏の得票差は約70万票だった。4位のイスラム主義組織ムスリム同胞団の元幹部アブドルモネイム・アブルフトゥーハ氏(60)や5位の元外相アムル・ムーサ氏(75)も異議を申し立てた。

(2012年5月28日16時57分 読売新聞)

4414チバQ:2012/05/28(月) 21:47:18
>>4402
http://mainichi.jp/select/news/20120529k0000m030015000c.html
マリ:北部にイスラム国家建設で合意
毎日新聞 2012年05月28日 19時00分(最終更新 05月28日 19時09分)

 【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・マリで4月以降、北部を制圧してきた世俗主義の反政府武装組織とイスラム過激派が26日、両派の統合と北部でのイスラム国家建設で合意した。イスラム過激派は国際テロ組織アルカイダと連携しているとされ、「イスラム国家建設」の過程で、さらに北部にアルカイダが浸透し、活動を活発化させる可能性も強まってきた。

 マリでは、3月末に発生した軍事クーデターの混乱に乗じ、遊牧民トゥアレグ人の世俗派武装組織「アザワド解放民族運動(MNLA)」と、イスラム過激派「アンサル・ディーン」が攻勢を強め、4月1日に北部全域を制圧。MNLAが北部「独立」を宣言し、アンサル・ディーンは北部の一部でシャリア(イスラム法)の厳格な適用を始め、両派の確執も伝えられていた。

 今回の合意は、世俗主義のMNLAがイスラム国家化を容認する一方、マリ全土へのシャリアの適用を目指してきたアンサル・ディーンが「北部独立反対」の旗を降ろした形で、実効支配の固定化を意図した双方の妥協の産物と言えそうだ。

4415チバQ:2012/05/28(月) 21:52:23
http://www.asahi.com/international/update/0526/TKY201205260168.html
2012年5月26日18時40分
文豪トルストイの孫の孫、ロシア大統領顧問にロシアの文豪トルストイの記念碑前に立つ、玄孫のウラジーミル氏=2010年11月、AFP時事

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 ロシアのプーチン大統領が新政権人事で、「戦争と平和」で知られるロシアの文豪レフ・トルストイ(1828〜1910)の玄孫(やしゃご)にあたるウラジーミル・トルストイ氏(49)を大統領顧問に任命した。

 91年のソ連崩壊でロシアが市場経済化する中、モノ社会から精神社会への転換を訴える同氏の主張に大統領が意気投合したことが伏線にあるようだ。

 同氏は84年にモスクワ大ジャーナリズム学部を卒業後、雑誌編集者などを経て94年にトゥーラ州にある国立トルストイ邸博物館の館長に就任。09年から国際博物館会議(ICOM)のロシア委員長も務めている。文豪トルストイの孫の孫にあたり、一族では116番目に数えられるという。

 3月の大統領選直前、同氏はプーチン氏や支援者との会合で「消費社会から高い精神性とモラルの社会へと、イデオロギーの方向性を変える必要がある。国のリーダーがそれを言わなければならない」と発言。プーチン氏は「90年代から拝金主義が広がっている。あなたのような人々、文化や伝統宗教の力を借り、内面世界を変えなければ」と応じていた。(モスクワ=副島英樹)

4416とはずがたり:2012/05/28(月) 23:09:07

去年11月の記事。メキシコはまだまだこんなにラテンなんですねぇw

メキシコ刑務所内に売春婦19人や闘鶏100羽 抜き打ち検査で発覚
http://www.cnn.co.jp/world/30004546.html
2011.11.10 Thu posted at: 17:17 JST

アカプルコ(CNN) メキシコ南部ゲレロ州の政府当局者は10日までに、同州の国際的観光地アカプルコにある刑務所の監房などを抜き打ち検査し、「売春婦19人」を見付けたほか、クジャク2羽、闘鶏100羽を押収したと発表した。

獄内を5時間にわたって捜索し、マリフアナなどの麻薬、ナイフ、テレビ100台、ほかの電化製品も取り上げた。受刑者による電化製品の保持は禁止されている。

女性受刑者6人が男性受刑者の監房に「同居」していたことも発見した。

同州政府の報道官によると、刑務所所長やほかの刑務官が今回の密輸に関与していた疑いがあるとして捜査している。また、麻薬を刑務所内に持ち込んでいた受刑者3人も調べている。

4417チバQ:2012/05/29(火) 20:04:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120529/erp12052914440004-n1.htm
パイへの消費課税を撤回 英政府、「庶民の生活圧迫」批判受け
2012.5.29 14:43
 英政府は28日、消費税に当たる付加価値税(20%)を英国名物のパイ「パスティー」に課す方針を撤回することを決めた。英メディアが報じた。

 パスティーは英国で庶民的なファストフードとして親しまれており、政府が3月に発表した課税方針には「庶民の生活を圧迫する」と批判が噴出。キャメロン政権の支持率低下の一因となっていたため、方針転換を余儀なくされた。

 英国では低所得者への配慮のため食料品は原則非課税。一方で、もう一つの英国名物フィッシュ・アンド・チップスなどには課税されており、政府は「不公平な状態を改善するため」として、10月からパスティーにも課税する方針を示していた。

 政府は温かい料理として客に提供される食べ物には課税しているが、通常は常温で販売されるパスティは課税しないことにした。(共同)

4418チバQ:2012/05/29(火) 20:04:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120529/erp12052907390000-n1.htm
「米露対立」の裏にプーチン氏の余裕
2012.5.29 07:37 (1/2ページ)

大統領就任式で宣誓するプーチン露大統領=7日、モスクワ(AP)
 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(59)が米国で開かれた主要国(G8)首脳会議を欠席したことをきっかけに、米露の「対立」が激しさを増している。米側はバラク・オバマ米大統領(50)がロシアで9月に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を欠席すると表明。両国は欧州ミサイル防衛(MD)をめぐっても激しく反目している。

 ただ、オバマ氏は秋の大統領選を前に、共和党から対露協調外交を批判され、ロシアに一定の強硬姿勢を示さざるを得ない事情がある。一方のプーチン氏は反米イメージを前面に打ち出し3月の大統領選で勝利しており、復帰後初の外国訪問が米国となることは内政上得策とは言い難い。

 一見激しくぶつかり合う両者だが、実際には苦しい選挙戦を続けるオバマ氏を傍観しながら、対米強硬姿勢を維持して国内の支持基盤強化を狙うプーチン氏−という力関係が浮かび上がってくる。

 「プーチン氏の態度は、今は様子見といったところだ」。18日付の英紙フィナンシャル・タイムズは、米側を振り回すプーチン氏の姿勢をこう評した。

 オバマ氏は就任以来、ブッシュ前政権で極端に悪化した対露関係を「リセット」し、ロシアとの協調姿勢を維持してきた。しかし、自身が再任されればロシア側にミサイル防衛で譲歩する可能性をオバマ氏が示唆したと今年3月に暴露された。その対露外交方針は、共和党の候補者指名を確実にしたミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(65)の格好の攻撃材料になっている。

 一方のプーチン氏は反政権デモに苦しみながらも、地方での高い支持を受け大統領選で圧勝した。その原動力の一つが、「反体制派は米国の支援を受けている」などとする激しい反米スローガンだった。

 そのプーチン氏にとり、就任後真っ先に米国を訪問することは「モスクワなど都市部での反体制派が勢いづくなか、得策とはいえない」(18日付の英字紙モスクワ・タイムズ、電子版)。現時点ではロシアに対して強硬的にならざるを得ないオバマ氏と会談するメリットも少ないのだ。

 今回の選挙から、ロシアの大統領の任期は4年から6年に延ばされ、新たに編成されたクレムリン(大統領府)の幹部スタッフにも、首相時代にプーチン氏のもとで働いてきたメンバーら多数が任命された。

 反政権デモに対しても、違法行為を行った参加者への罰金を大幅に引き上げる法案が議会で作成されるなど、プーチン氏は着々とその権力基盤を安泰なものにしつつある。

 米露関係の本格的な構築は米大統領選の行方を見定めてから−。再選に苦慮するオバマ氏をよそに、長期政権を獲得した余裕のプーチン氏は、当分米国を翻弄し続けそうだ。

4419チバQ:2012/05/29(火) 20:22:58
>>4357>>4404
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120529-OYT1T00925.htm
伊ボローニャ近郊でM5・8の地震、9人死亡


 【アテネ=末続哲也】イタリアのANSA通信などによると、北部ボローニャ近郊で29日午前9時(日本時間同午後4時)頃、マグニチュード(M)5・8の地震があり、少なくとも9人が死亡し、数人が負傷した。


 建物も多数、倒壊している模様だ。同地域は20日にM6の地震が発生して7人が犠牲となり、余震が続いていた。

 震源地はボローニャの北西約40キロのモデナ郊外。現地では20日の地震を受けて、約7000人が避難生活を送っていた。

 被災地一帯はチーズなど農産物の特産地として知られる。中世の街並みを残す歴史的建物も多いが、一連の地震で深刻な被害が出ている模様だ。

(2012年5月29日19時10分 読売新聞)

4420チバQ:2012/05/29(火) 20:23:26
↑ チーズは農作物なのか?

4421チバQ:2012/05/29(火) 20:33:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120529-00000030-mai-int
<ケニア>首都ナイロビで爆発 30人以上負傷
毎日新聞 5月29日(火)10時59分配信

 【ヨハネスブルク服部正法】ケニアからの報道によると、首都ナイロビ中心部のショッピングモールで28日昼、爆発があり、30人以上が負傷した。オディンガ首相は「テロだ」と批判している。

 ケニアは昨年10月にソマリアに侵攻し、イスラム過激派アルシャバブの掃討作戦を展開。アルシャバブはケニアへの報復攻撃を明言しているが、今回の爆発との関連は不明。

4422チバQ:2012/05/29(火) 20:33:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120529-00000099-san-int
対シリア 見えぬ打開策 露の後ろ盾…「リビア型」困難
産経新聞 5月29日(火)7時55分配信

 【カイロ=大内清】シリアのアサド政権と反体制派の停戦調停にあたるアナン国連・アラブ連盟合同特使は28日、シリアを訪問した。アナン氏はアサド大統領と29日に会談し、有名無実化している停戦合意の順守を改めて求める方針。シリアでは27〜28日にも衝突があり、市民やシリア軍兵士ら70人以上が死亡したとの情報がある。アナン調停の破綻は時間の問題との見方が強いが、反体制派が目指す、国際社会の軍事介入をてこに政権打倒を図る「リビア型」シナリオもまた実現性は低く、打開策は見えていない。

 「アサドは虐殺者。停戦を守るはずがない!」

 反体制派の在外代表組織「シリア国民評議会」の幹部は28日、アナン氏の調停努力を切り捨て、外国の軍事介入を強く求めた。北大西洋条約機構(NATO)主導の介入で昨年、リビアのカダフィ政権が倒れたのをモデルとした解決策だ。

 同様の主張は、停戦合意が発効した4月以降、在外反体制派の間で強まっている。アサド政権の存在を前提としたアナン調停が成功すれば、武装闘争にまで踏み込んだ反体制派は次第に孤立しかねないからだ。

 しかし、介入により人口2千万人超のシリアが本格内戦に陥れば、被害は人口約650万人のリビアの比ではない。政権の著しい弱体化は、多くの利害関係を持つ隣国イラクやレバノンの不安定化にもつながる。

 加えて、対シリア主要武器輸出国のロシアは「(アサド政権崩壊による)中東での影響力減退を危惧」(ダマスカス大学の研究員ハダード氏)しており、軍事的手段には断固反対している。カダフィ政権にはなかった強力な後ろ盾だ。

 シリアではアサド氏の出身宗派であるイスラム教アラウィ派が軍や治安機関の中枢を握っており、民衆デモの高まりを受けて軍部が大統領に退陣を促した「チュニジア・エジプト型」のシナリオも考えにくい。

 こうした中、26日の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、オバマ米大統領は今月18、19日の主要国(G8)首脳会議でロシアのメドベージェフ首相に、国際社会の仲介によってサレハ前大統領の退陣と副大統領への権限移譲を実現した「イエメン型」解決をシリアに適用することを提案したという。

 同様の案は今年1月、アラブ連盟がアサド政権に突きつけ、拒否されている。それが再び議論されるのは、国際テロ組織アルカーイダ系勢力がシリアに浸透しつつあるとの見方が強まる中、混乱を最小限に抑えられるとの期待があるからに他ならない。ただ、その場合もロシアの協力は不可欠な上、現指導層の完全排除を狙う反体制派の賛同を得られるかは不透明だ。

4423チバQ:2012/05/29(火) 21:45:39
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120529-OYT1T00875.htm
露がキルギス大統領に賄賂…米大使の発言が波紋

 【モスクワ=緒方賢一】マイケル・マクフォール駐露米大使がモスクワ大学での講演で、「ロシアはキルギスの大統領に多額の賄賂を持ちかけ米軍基地を撤去させようとした」と述べ、露外務省が28日、「外交上の礼儀を逸脱した」と不快感を示す騒ぎとなった。


 英BBC放送によると、マクフォール大使はキルギスの米軍マナス基地を巡るロシアとの確執に言及。ロシアが2009年、当時のバキエフ大統領に賄賂提供を申し出たと述べた上で、「我々もバキエフ氏に資金提供を申し出たが、金額はロシアの提示額の10分の1だった」と述べた。

 大使はまた、北朝鮮の核問題で露当局者と協議した際、ロシア側は譲歩に応じる代わりに米国がロシアの民主化・人権状況を問題視しないよう求めた、などと明らかにし、互いに直接関係のない問題を議題に乗せ、自国に有利な状況を作ろうとするロシア流交渉術の一端を「暴露」した。

(2012年5月29日18時09分 読売新聞)

4424チバQ:2012/05/29(火) 21:48:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120529/erp12052911440002-n1.htm
プーチン新政権始動 忍び寄る政治危機
2012.5.29 11:42 (1/4ページ)

【Russia_Watch】組閣を終え、クレムリンで初閣議に臨むウラジーミル・プーチン大統領(中央)。左隣はドミトリー・メドベージェフ首相、右隣はイーゴリ・シュワロフ第1副首相。12人が新任されたが、主要閣僚は留任し、期待された人員刷新には遠い陣容となった=5月21日、ロシア・首都モスクワ(ロイター)
 ロシア大統領に就任したウラジーミル・プーチン氏(59)=元大統領、前首相=の新政権が発足した。都市部にくすぶる長期政権批判に配慮して指導部が大幅に刷新されることも期待されていたが、結果的に、古参幹部が枢軸に居座る新鮮味に乏しい陣容となった。新政権が政治と経済の大胆なリベラル化に踏み出す可能性は低く、プーチン大統領が今期6年間の任期中に深刻な政治危機に見舞われるとの予測も出ている。

 ■新鮮味に乏しい陣容

 露指導部は大雑把に見て、プーチン氏に代表される保守的なシロビキ(治安・特務系機関の出身者など武闘派)と、ドミトリー・メドベージェフ前大統領(46)をはじめとするリベラル派に分類される。プーチン氏は前回大統領期(2000〜08年)、両派のバランスをとろうとしながらもシロビキに傾斜し、強権統治と経済の国家統制を推し進めた。

 今回、首相に任命されたメドベージェフ氏は、組閣に先立って大規模な内閣改造を約束。新政府では閣僚の約半数が新顔となり、第1副首相にはイーゴリ・シュワロフ氏(45)=留任、副首相(資源・エネルギー担当)にはアルカジー・ドボルコビッチ前大統領補佐官(40)とリベラル派が就いた。

 昨年12月以降のモスクワでは、数万〜10万人規模のデモが断続的に行われるなど反政権機運がじわりと高まっている。今回の組閣は一見、改革を求める都市部中産階層の声に応えているようにも映る。

 しかし、副首相7人のうち5人は前政権からの留任で、セルゲイ・ラブロフ外相(62)やアナトリー・セルジュコフ国防相(50)といった主要閣僚も残留した。新任大臣の多くは次官からの昇格で目新しさはなく、新内閣から外れた前大臣のうち5人は大統領補佐官に“横滑り”している。

 ■首相の権限は限定的

 人事の主導権を握ったのがプーチン氏であり、守旧路線が重視されたことは疑いない。新政権でのメドベージェフ氏の権限は限定的で、今後は政策決定の重心が大統領府に移るとも指摘されている。

 新政権が改革に本腰を入れない兆候はすでに出ている。国内総生産(GDP)の50%を占めるとも推定され、非効率と腐敗の温床となっている国営セクターの問題がその一つだ。

4425チバQ:2012/05/29(火) 21:48:37
 「経済近代化」を掲げたメドベージェフ前政権は2010年、320億ドル(約2兆5400億円)規模の国有株式を放出する大規模な民営化計画を打ち出したが、プーチン氏の最側近でシロビキの番頭格、イーゴリ・セチン前副首相(51)らの抵抗で進展しなかった経緯がある。

 そのセチン氏は今回、ロシア最大の石油会社である国営ロスネフチの社長に就任。プーチン氏は民営化どころか、資源・エネルギー部門の放出株式をロスネフチ系列に引き受けさせ、集約する方針を示した。

 また、メドベージェフ氏は前政権末期、反政権運動の高まりを受けて地方知事の直接選挙を復活させると表明。実際の法改正ではしかし、プーチン氏の意向で立候補に様々な制約が設けられた上、政権は選挙を先延ばしにしようと駆け込み的に多数の知事を交代させている。

 ■脆弱な経済を直撃も

 反政権派はいまだ分裂状態を克服できておらず、街頭デモも夏場にかけていったん下火になるとみられている。だが、有力シンクタンク「戦略研究センター」は5月24日に公表した調査報告書で「政治危機は後戻りできない状態になっている」と警鐘を鳴らした。

 報告書によれば、政権に対する倦怠(けんたい)感や不信は地方部にも広がっている一方、政権と反政権派は建設的対話の糸口を見いだせずに双方が立場を尖鋭化させる兆しを見せている。

 また、欧州連合(EU)での債務危機が深まれば石油・天然ガス収入に依存する脆弱(ぜいじゃく)なロシア経済が直撃を受けるのは確実だ。

 戦略研究センターのミハイル・ドミトリエフ所長は「現状の政治不信に経済危機が重なった場合、ロシアは(混乱を伴う)急進的変革の道を歩むことになる」と指摘。報告書は今後の展開について4つのシナリオを示しているが、ドミトリエフ所長は「事態が平和的に推移する可能性は低い」と悲観的だ。(モスクワ支局 遠藤良介(えんどう・りょうすけ)/SANKEI EXPRESS)

4426チバQ:2012/05/29(火) 21:50:22
http://www.afpbb.com/article/politics/2880715/9018952?ctm_campaign=txt_topics
エジプト大統領選、モルシ氏とシャフィク氏が決選投票に
2012年05月29日 08:30 発信地:カイロ/エジプト
【5月29日 AFP】エジプト大統領選の選挙管理委員会は28日、5月23、24日に行われた第1回投票の結果を発表し、「ムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)」が擁立したムハンマド・モルシ(Mohammed Mursi)氏と、ホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)政権で首相だったアハメド・シャフィク(Ahmed Shafiq)氏が決選投票に進むことを明らかにした。

 ファルーク・スルタン(Faruq Sultan)選挙管理委員長は、各候補者の得票率はモルシ氏が24.77%、シャフィク氏が23.66%、ハムディーン・サバヒ(Hamdeen Sabbahi)氏が20.71%、イスラム穏健派のアブドルムネイム・アブールフトゥーフ(Abdel Moneim Abul Fotouh)氏が17.47%、元外相のアムル・ムーサ(Amr Mussa)氏が11.12%で、過半数を獲得した候補者はなく、モルシ氏とシャフィク氏が決選投票に進むと述べた。投票率は46%だったという。

 また、選挙違反があったとして複数の候補者から計7件の不服申し立てがあったが、選挙結果に影響なかったとして退けたことも明らかにした。

 選挙結果発表の数時間後、決選投票進出が決まったシャフィク氏のカイロ(Cairo)にある選挙運動本部の別館が何者かによって放火された。これまでのところ負傷者が出たという情報はなく、消防当局によると火は間もなく鎮火したという。出火の前にはシャフィク氏の決選投票進出に抗議して約1000人がタハリール広場(Tahrir Square)に集まっていた。(c)AFP/Samer al-Atrush

4427チバQ:2012/05/30(水) 20:41:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120530-00000018-jij-int
魔女狩りで年500人殺害=タンザニア
時事通信 5月30日(水)6時32分配信

 【アルーシャ(タンザニア)AFP=時事】アフリカ東部タンザニアの人権団体「法と人権センター(LHRC)」は29日、同国で魔女狩りによって「年平均500人が殺されている」とする報告書を公表した。
 報告書は「2005〜11年に魔女狩りで殺害された人の数は約3000人に上る」と指摘。農村には、不妊や貧困、商売の失敗、飢え、地震といった災厄の背後には魔女がいるとの迷信が根強く残っているという。
 狙われやすいのは「赤目の高齢女性」。貧しい村では、調理の燃料として牛ふんを使用しているため目が赤く充血することが多いとLHRCは説明している。 
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4428チバQ:2012/05/30(水) 23:24:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120529-00000124-mai-int
<エジプト大統領選>対立構図の解消困難…決選投票へ
毎日新聞 5月29日(火)22時35分配信

 【カイロ前田英司】6月の決選投票が確定したエジプト大統領選は、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下の自由公正党のムハンマド・モルシ党首(60)と、空軍出身のアフマド・シャフィク元首相(70)の対決構図となった。どちらの候補が当選しても、内政や外交で国内諸勢力の対立解消は容易ではなく、政情の流動化が続きそうだ。

 ムバラク前体制下で弾圧され、ムバラク前政権を崩壊させた昨年の民主化運動へも最終段階で関与を強めた同胞団は、シャフィク氏を旧体制の「残党」と批判。自らは「革命の継続」を掲げて支持を訴えている。自由公正党のオサマ・ヤシン幹事長は「モルシ氏は今や『同胞団候補』でない。全エジプトの候補者だ」と強調した。

 しかし、モルシ氏はイスラム法(シャリア)の実践を繰り返し主張する。人民議会議長を出している同胞団が大統領も手中に収めれば、政治のイスラム化が進むと懸念する世俗派は少なくない。国の守護者を自任する軍部との摩擦も必至だ。

 一方、シャフィク氏は「新時代の到来だ。後戻りはできない」とイメージ刷新に躍起だ。昨年の民主化政変後の治安混乱を回復するために断固とした対応も訴え、実業家層などから一定の支持を集めている。イスラム化を懸念するキリスト教の一派コプト教信者にも同氏の軍との太いパイプに期待する声がある。

 しかし、旧体制からの決別を求める人々の敵対心は激しく、イスラム教では侮辱とされる靴の裏を見せつけるなどして、選挙運動を妨害した。

 AP通信によると、エジプトの「春」を本格化させた警官による暴行事件の犠牲者、ハーリド・サイードさん(当時28歳)の母親は「『残党』が勝てば息子は報われない」と訴える。

 民主化運動の中核を担った若者グループ「4月6日運動」のムハンマド・アフィフィ氏(26)も、前政権最後の首相だったシャフィク氏の復権を「革命の失敗」と見る。シャフィク氏当選なら、同胞団などイスラム勢が議席の約7割を占める議会との対立も避けられない。

 一方、外交分野でも、どの候補が当選しても対イスラエル関係を中心に影響が出そうだ。79年にイスラエルと締結した平和条約を巡り、モルシ氏は「修正」を明言。シャフィク氏は「現状維持」を表明するが、前政権の親イスラエル政策への世論の反発は根強く、何らかの対応は不可欠との見方が有力だ。

4429チバQ:2012/05/30(水) 23:24:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120529-00000118-mai-int
<エジプト大統領選>旧態依然に若者の不満再燃…決選投票へ
毎日新聞 5月29日(火)22時13分配信

 【カイロ前田英司】民主化要求運動「アラブの春」で昨年2月にムバラク独裁政権が崩壊してから初めてのエジプト大統領選は28日、イスラム主義候補と旧政権幹部の間で6月16、17日に決選投票が行われることが確定した。しかし、選択肢が既成勢力に限られたため民主化を先導した若者世代の不満が噴出。国内各地で抗議デモが発生し、旧政権候補の事務所が焼き打ちされるなど混乱が広がった。暫定統治中の軍政は民政移管後も権益確保を図る懸念が残り、大統領権限を定める新憲法案の策定も停滞するなど、前途は多難だ。

 ◇デモ激化、事務所放火

 「『革命』は誰の手にも渡さない!」。選挙管理委員会が決選投票実施を発表した28日夜、ムバラク前政権を退陣させたデモの聖地であるカイロのタハリール広場に、数千人の若者らが集まった。「タハリールから大統領を送りだそう」と書いたサインを掲げ怒りをあらわにした。

 決選投票に進むのは穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下の自由公正党のムハンマド・モルシ党首(60)と、空軍出身のアフマド・シャフィク元首相。ムバラク時代に根を持つ政治家だ。

 デモ隊は一部が過激化し、シャフィク氏の選挙運動本部を襲撃して火を放った。噴出した若者の怒りは、投票結果にも表れた。ダークホースの左派、ハムディン・サバヒ氏(57)が3位に入ったのだ。サバヒ氏は昨年の民主化デモに参加した「革命派候補」の一人。専門家も「予想外」(カイロ大のアフマド・アベドラボ准教授)と驚いた。サバヒ氏に投票した女性会計士のサンディ・イサクさん(24)は「社会正義の訴えを聞いて支持を決めた」。技師のアフマド・ガリブさん(42)も「『旧体制』や『組織』の候補は不要。決選投票でもサバヒ氏と書く」と言い切った。

 民主化運動の中核だった若者グループは、大統領選の独自候補を擁立できなかった。下馬評では、アムル・ムーサ前アラブ連盟事務局長(75)や、元同胞団幹部だが改革派のアブドルメナム・アブルフトゥーハ氏(60)らが有力視された。

 だが、前政権で外相だったムーサ氏には旧体制の「残党」イメージがつきまとう。アブルフトゥーハ氏はイスラム厳格派の支持を受け、世俗派が警戒。浮動票は最終盤でサバヒ氏に流れた。

 ◇民政移管、利権抱え軍部抵抗も

 エジプト民主化の不安材料には、暫定統治中の軍政の意向や、中断している新憲法制定の行方もある。

 軍部は長年、守護者として信頼されてきた。しかし、最大で年間200億ドル超とも推計される軍事予算は「聖域」で、新政権が手を付けようとすれば民政移管に抵抗する恐れがある。軍部は巨大な「産業体」でもあり、利権も多い。イスラエルとの平和条約締結後に「経済進出」し、銀行、観光業まで手がける。軍所有企業は免税措置を受け、退役高官の「天下り先」でもある。

 軍最高評議会のタンタウィ議長は大統領選後の民政移管を約束する。だが、アベドラボ准教授は「経済特権を握り、官僚とも近い軍部が完全に引くとは考えにくい」と述べ、背後で影響力を保持すると分析した。

 一方、大統領権限を定める新憲法は制定のめどが立っていない。3月下旬に起草委員会が設置され、大統領選出までに制定されるはずだったが、イスラム系が委員会の過半数を占めたことに反発して脱退者が出て、裁判所は4月10日に活動停止を命令した。

4430チバQ:2012/05/30(水) 23:27:03
http://www.yomiuri.co.jp/otona/news/20120530-OYT8T00245.htm?from=osusume
オランダ、脱「大麻観光」…南部3州、外国人の来店禁止


 専門店での大麻の販売や所持を条件付きで容認してきたオランダ政府が、外国からの「大麻観光」に歯止めをかけるため、これまでの「寛容政策」の修正に乗り出した。

 第1弾として今月から南部3州で外国人の専門店の出入りを禁止したが、経営への影響などを懸念する専門店などが抵抗している。

 「政府の決定に従うつもりはない」。ベルギー、ドイツと国境を接する南部リンブルク州の都市マーストリヒト(人口12万)で30年近く専門店を営んできたマルク・ヨーゼマンス氏(51)は憤る。

 「コーヒーショップ」と呼ばれる大麻販売が認められている専門店は市内14軒。今月に入ってほぼ全てが店を閉めている。政府の決定に抗議するためだ。1日には、専門店の経営者や、大麻を買えないことに抗議する外国人らがデモを行った。

 オランダでも日本同様、大麻の販売や所持は原則として違法だ。しかし、コカインなど依存性の高い薬物の乱用に歯止めをかけるため、1976年から専門店での1人当たりの販売量を5グラム以下に制限するなど、一定の条件下で大麻の販売や所持を処罰しない政策を続けてきた。専門店は国内に約700か所あり、日本からの客もいるという。

 政府は今年1月、大麻販売に関する規則を改正し、18歳以上なら原則誰でも利用できた専門店を国内居住者限定の会員制に改める新制度を2013年から全土で導入することを決めた。

 薬物目当てで訪れる外国人が、交通事故などのトラブルを起こし、社会問題化していることが背景にある。

 ヨーゼマンス氏によると、マーストリヒト市内にある専門店を1年間に利用する約180万人のうち、約9割はベルギー、ドイツなど近隣諸国から訪れる。新制度で認められた会員は1店舗あたり最大2000人で、専門店には、廃業に追い込まれることへの不安も強い。

 市内13店舗が加盟する業界団体の代表も務めるヨーゼマンス氏は、市長を相手取り、決定の効力を停止させるため仮処分を地元の裁判所に申し立てている。

 規制強化は、外国人や会員登録を嫌うオランダ人相手の闇市場を助長させかねないとの懸念もある。実際、南部3州で規制が強化されて以降、利用者が他地域に流れているとの情報もあり、オランダ当局は近隣諸国とも協力して国境での警備を強化している。(オランダ南部マーストリヒトで、工藤武人)

4431チバQ:2012/05/30(水) 23:33:08
>>4204>>4210
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120530/mds12053015570005-n1.htm
「市民虐殺関与」の元リベリア大統領の量刑は? シエラレオネ国際戦犯法廷
2012.5.30 15:57
 西アフリカのシエラレオネ内戦(1991〜2002年)を審理する国際戦犯法廷(オランダ・ハーグ)は30日、反政府武装勢力による市民虐殺に関与、支援したとして有罪を認定した元リベリア大統領のチャールズ・テーラー被告(64)に量刑を言い渡す。

 テーラー被告は4月26日の判決で、戦争犯罪、人道に対する罪で起訴された全11件について有罪を言い渡され、検察側は禁錮80年を求刑。被告は全面無罪を主張して控訴する方針。

 国家元首経験者が戦争犯罪で国際法廷により判決を言い渡された史上初のケースで、アフリカ各地で続く武力紛争の抑止効果が期待されている。

 シエラレオネ内戦では、武装勢力が市民の手足を切断したり、少女らを拉致・乱暴したりするなど残虐行為を働き、5万人以上を殺害した。(共同)

4432チバQ:2012/05/31(木) 22:33:21
http://www.cnn.co.jp/world/30006789.html
リベリア元大統領に禁錮50年、戦争犯罪で 国際法廷
2012.05.31 Thu posted at: 10:52 JST
(CNN) オランダ・ハーグのシオラレオネ国際戦犯法廷は30日、シエラレオネ内戦で反政府勢力の残虐行為を支援したとして有罪判決を受けた隣国リベリアのテーラー元大統領に、禁錮50年の量刑を言い渡した。

テーラー被告は4月、殺人や強姦、15歳未満の子どもの徴兵、武器購入のためのダイヤモンド採掘などで、シエラレオネの反政府勢力「革命統一戦線(RUF)」を支援したとして有罪判決を受けていた。国家元首経験者が国際法廷で戦争犯罪により有罪判決を受けるのは、第2次世界大戦以降ではテーラー被告が初めてだ。

またテーラー被告は、「ブラッド・ダイヤモンド」の名で知られる反政府勢力が採掘したダイヤモンドを受け取る代わりに武器を供給し、内戦を激化させるとともに私腹を肥やしたことでも有罪となった。

検察は禁錮80年を求刑していたが、テーラー被告が残虐行為を直接指示したことが証明されてなかったため「長すぎる」として退けられた。

国際犯罪法に死刑はない。テーラー被告は控訴する方針だが、刑が確定すれば英国の刑務所で服役する見通しだ。

裁判長は量刑を言い渡すにあたって、テーラー被告が関与した残虐行為について触れた。その中には、切断された人間の頭の入った袋を運ばされた女性(自分の子どもの頭部だったことが後で判明)の証言や、年老いた女性を強姦するように命じられたが拒否したために罰として胸にRUFの文字を刻まれた少年兵の証言があった。

4433チバQ:2012/05/31(木) 22:46:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120531/asi12053119240000-n1.htm
米に協力の医師、刑務所内で生命の危機 武装勢力の服役囚が大勢… ビンラーディン容疑者殺害作戦
2012.5.31 19:22 (1/2ページ)
 【イスラマバード=岩田智雄】5月30日付のパキスタン紙ドーンによると、国際テロ組織アルカーイダの指導者、ウサマ・ビンラーディン容疑者を殺害するため米国に協力したとしてパキスタンの裁判所で有罪判決を受けたシャキル・アフリディ医師が、刑務所で生命の危険にさらされている。

 同紙は、刑務所があるカイバル・パクトゥンクワ州政府がパキスタン内務省にあてた書簡を入手。それによると、「アフリディ医師が服役している刑務所には武装勢力の服役囚が大勢おり、同医師にとり深刻な生命の脅威となっている」という。

 同州内の他の刑務所内にアフリディ医師を移しても状況は同じとみられ、書簡は、同医師を連邦政府の施設か武装勢力メンバーやテロリストの服役囚が少ない別の州の刑務所に移送することを最優先で取り組むべきだとしている。

 州当局者によれば、アフリディ医師は、安全確保のために独房に入れられ、面会も禁止されているという。

 アフリディ医師は5月23日、武装勢力の根拠地とされる部族地域の裁判所から、国家反逆罪で禁錮33年と罰金32万ルピー(約28万円)を言い渡された。ビンラーディン容疑者の潜伏先を割り出すため米国に協力して偽のワクチン接種運動を行い、DNAの採取を行ったとされる。

 米側は同医師の釈放を求めているが、パキスタン政府は「両国は相手国の司法制度を尊重すべきだ」として応じていない。今回の有罪判決について、パキスタンの政治・軍事アナリストは「ビンラーディン殺害作戦を米国がパキスタン側に知らせずに行ったことに対するパキスタン軍の報復だ」と指摘している。

4434チバQ:2012/06/02(土) 10:42:33
>>1703>>3019>>4036
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201206010106.html
ブラジルのルラ前大統領、2014年選挙への再出馬言及2012年6月1日
5月31日、ブラジルのルラ前大統領が、野党の勝利を阻止する候補として必要とされれば、2014年の大統領選に出馬する可能性があることを明らかに。30日撮影(2012年 ロイター/Ueslei Marcelino)
 [リオデジャネイロ 31日 ロイター] ブラジルのルラ前大統領が31日、退任後初となるインタビューに応じ、野党・ブラジル社会民主党(PSDB)の勝利を阻止する候補として必要とされれば、2014年の大統領選に出馬する可能性があることを明らかにした。

 同国のテレビ局SBTの番組に出演したルラ氏は、「再出馬の唯一の条件は、彼女(ルセフ大統領)が再選を望まないこと」とした上で、「PSDBのメンバーが再び大統領の座に就くことは許さない」と強調した。

 ルラ氏は2002年の大統領選で当選。翌03年1月1日にPSDBのカルドソ氏の後任として就任し、2期8年務め10年末に退任した。ブラジルの憲法では、再選は1回までと規定されているが、退任後少なくとも1期経過すれば、再出馬は可能となっている。

4435チバQ:2012/06/02(土) 18:54:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120602/erp12060210450003-n1.htm
強硬フランス×慎重ロシア シリア情勢 首脳会談で「溝」浮き彫り 
2012.6.2 10:41

1日、パリで会談後、共同会見するフランスのオランド大統領(右))とロシアのプーチン大統領(ロイター)
 【アテネ=宮下日出男】ロシアのプーチン大統領は1日夜、パリを訪問し、フランスのオランド大統領と会談した。緊迫化するシリア情勢をめぐり、オランド大統領がアサド大統領の退陣や制裁強化の必要性を強調したのに対し、プーチン大統領は反対を表明。事態打開のためアサド政権への圧力強化を図る米欧と、強硬な対応には慎重なロシアの溝が改めて浮き彫りになった。

 フランスからの報道によると、オランド大統領は会談後の共同記者会見で「アサド大統領の退陣なしでは解決は不可能だ」と述べた上で、「さらなる制裁が政治的解決の重要部分だ」と強調。アサド大統領に退陣を迫るためにも、制裁による圧力強化が必要だとの認識を示した。

 一方、プーチン大統領は「なぜ今の指導者が権力から去れば、幸福がくると考えるのか」と述べ、アサド退陣や制裁強化の必要性を否定。「もっとも重要なのは、シリアが内戦にならないことだ」と強調し、破綻の瀬戸際にあるアナン前国連事務総長の調停成功のため、協力すべきだとの認識を示した。

 シリアでは西部ホウラでの大虐殺以降、欧米から制裁圧力が高まり、オランド大統領は国連の枠内での武力行使も排除しない考えをすでに示している。一方、ロシアはアサド政権への強硬姿勢には慎重で、1日のの独露首脳会談では「政治的解決」を目指すことで一致していた。

4436チバQ:2012/06/02(土) 19:13:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120602/mds12060217330001-n1.htm
ムバラク前大統領に終身刑
2012.6.2 17:33

前エジプト大統領のムバラク被告(AP)
 【カイロ=大内清】昨年2月のエジプト政変時の大規模な反政府デモをめぐり、参加者の殺害を指示した罪などで死刑を求刑されている前大統領のムバラク被告(84)に対する判決公判が2日、首都カイロの特別法廷で開かれ、ムバラク被告に終身刑が言い渡された。

 判決はエジプトの今後の治安状況や16、17日に行われる大統領選決選投票への影響が指摘され、注目を集めていた。


http://www.asahi.com/international/update/0602/TKY201206020113.html
2012年6月2日11時26分
ムバラク氏、きょう判決 大統領選批判、数千人デモ
タハリール広場で、旧政権元首相の大統領選の決選投票進出を非難する人たち=1日午後、カイロ、樫山晃生撮影


 昨年崩壊したエジプトのムバラク政権で最後の首相だったアフマド・シャフィーク氏(70)が大統領選の決選投票(16〜17日)に進出したことを批判するデモが1日、カイロ中心部タハリール広場などであり、市民ら数千人が集まった。2日には、昨年のデモ参加者に対して発砲するよう命じたとして、殺人罪などで起訴されたムバラク前大統領(84)の判決公判が予定されており、緊張がさらに高まりそうだ。

 1日のデモの参加者らは「旧体制の復活を許すな」と叫び、シャフィーク氏を批判した。

 2日の公判では、殺人罪のほか、収賄罪、イスラエルに不当な安価で天然ガスを輸出して国益を損ねた罪などに対する判決が言い渡される。検察側は前大統領に死刑を求刑している。

4437チバQ:2012/06/02(土) 19:15:06
http://www.47news.jp/CN/201206/CN2012060201001671.html
仏総選挙まで1週間、左派優勢 10年ぶり逆転か


 1日、パリで演説するフランスのオランド大統領(ロイター=共同)
 【パリ共同】10日のフランス国民議会(下院、577議席)選第1回投票まで3日で1週間。最新世論調査によると、オランド大統領の与党、社会党を中心とする左派勢力が保守系の国民運動連合(UMP)に対し支持率で優勢となり、02年以来10年ぶりに国民議会で保守系と左派勢力の逆転の可能性が強まっている。

 新大統領にとって議会多数派の掌握は政策遂行で死活的に重要。ただ社会党や、同党と政策協力するヨーロッパエコロジー・緑の党など左派系諸派だけでの過半数確保は微妙で、総選挙の結果、政権と一定の距離を置く左派戦線の閣外協力が必要となるかどうかが焦点となる。

2012/06/02 15:43 【共同通信】

4439チバQ:2012/06/02(土) 22:13:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120602-00000071-mai-int
<エジプト>揺れる世論 大統領選影響も…ムバラク氏終身刑
毎日新聞 6月2日(土)21時38分配信

 【カイロ前田英司】約30年に及び独裁的統治を続けたホスニ・ムバラク前大統領(84)に対する2日の終身刑判決を巡り、エジプト世論は複雑に揺れている。高齢なども考慮して評価する声がある一方、求刑通りの死刑でなかったことへの不満は根強い。16〜17日に控える大統領選の決選投票に影を落とすのは必至で、反体制派の弾圧を続けるシリアのアサド政権の今後の対応にも、影響を与える可能性がある。

 「私はデモの最中に右手を失った。しかし、判決で正義は守られた」。公判が開かれたカイロ郊外の警察学校に北部アレクサンドリアから駆けつけたオサマ・モガジーさん(40)は泣いて喜んだ。「新指導者はこの判決から学ぶはずだ」といい、大統領選でムバラク政権末期のアフマド・シャフィク元首相が当選しても「気にしない」と言い切った。

 一方、女子大学生のイスラ・アレムさん(20)は「なぜ終身刑なのか理解できない」と悔し涙を流した。大統領選については「ムバラク時代に戻らないためにも(穏健派イスラム原理主義組織)ムスリム同胞団を支持する」と話した。

 同胞団傘下の自由公正党のムハンマド・モルシ党首と、シャフィク元首相の一騎打ちとなった大統領選の決選投票を巡り、エジプト社会は割れている。とりわけ元首相は旧体制の「残党」と非難され、変革を求める人々の敵対心は激しい。

 2日の終身刑の判決直後から、カイロ中心部のタハリール広場には終身刑に不満を訴える人々が集まり始めた。政治評論家のイブラヒム・ナワール氏は「判決はシャフィク氏への反発を加速させるだろう」と分析した。

 一方、長年の最高権力者が一転して国民の前で裁かれたムバラク公判は、混迷するシリア情勢を含め、非暴力的な権力移行の前例になる可能性はある。

 父の代から40年余にわたりシリアを統治するアサド大統領は、国内少数派のイスラム教アラウィ派出身で、国の要職を親族ら同派関係者で固め、強権政治を敷いてきた。体制崩壊はアラウィ派没落の危機で、弾圧を続ける大統領の脳裏に、徹底抗戦の末に昨年10月に拘束・殺害された、リビアの最高指導者だったカダフィ大佐の末路が浮かんでいる可能性はある。

 他に中東の民主化要求運動「アラブの春」で失脚した独裁者では、チュニジアのベンアリ前大統領はサウジアラビアに亡命し、昨年6月に欠席裁判で有罪判決を受けた。一方、イエメンのサレハ前大統領は今年2月、刑事訴追の免責を条件に退陣に応じた。

 ◇ムバラク前大統領

 元空軍司令官。サダト大統領の暗殺を受け、81年10月、エジプトの副大統領から大統領に就任し、5期約30年の長期政権を敷いた。親米・親イスラエル路線で、イスラエルとアラブの仲介役や中東和平プロセスの進展などに努めたものの、「アラブの春」が波及し、独裁体制に国民の批判が集まり、11年2月に大統領を辞任した。

   ◆ムバラク氏の歩みとアラブの春◆

1981年10月 ムバラク副大統領から大統領に就任

 10年12月 チュニジア青年の自殺を機に「アラブの春」始まる

 11年1月 チュニジアでベンアリ政権崩壊

   1月25日 エジプト各地でムバラク氏退陣要求デモ

   2月11日 ムバラク大統領がエジプト東部の保養地に逃避、        大統領辞任

   5月24日 デモ参加者殺害指示などの罪で起訴される

   8月3日 初公判で無罪主張

   10月20日 リビアのカダフィ大佐が銃殺される

 12年1月5日 ムバラク被告に死刑求刑

   2月25日 イエメンで33年にわたるサレハ体制が崩壊

   6月2日 ムバラク被告に終身刑判決

4440チバQ:2012/06/02(土) 22:14:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120602-00000083-jij-int
ムバラク氏が心臓発作=判決後の移送中―エジプト国営メディア
時事通信 6月2日(土)21時9分配信

 【カイロ時事】デモ隊参加者の殺害を命じた罪で終身刑を宣告されたエジプトのムバラク前大統領が2日、判決後の身柄移送中に心臓発作を起こし、手当てを受けた。国営メディアが伝えた。

4441チバQ:2012/06/03(日) 09:40:21
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120602-OYT1T00651.htm
ギリシャ左派連合の経済策に左派陣営からも批判

 【アテネ=末続哲也】17日のギリシャ議会再選挙で第1党の座を狙う財政緊縮策反対派の急進左派連合は1日、経済政策に関する公約を発表した。


 ところが、緊縮策の即時撤回などを打ち出した内容が「非現実的だ」との批判が左派陣営からも噴出し、同党が第1党になった場合の連立工作の行方に早くも暗雲が漂い始めた。

 同党の経済公約は、同党が政権に就き次第、ユーロ圏などと合意した緊縮策を即時撤回した上で、欧州連合(EU)に対し、債務内容の見直しや支払い猶予などを求めて交渉するというものだ。同時に、民間銀行の国有化や最低賃金の引き上げ、失業給付の期間延長、富裕層への増税などの弱者救済策を盛り込んでいる。

 だが、緊縮策支持派は、「国が破産する」(新民主主義党)と反発。緊縮策に反対する左派も、「一方的に緊縮策を拒否しながらEUに交渉を求めるのは無理だ」(民主左派)、「人気取りに過ぎない」(共産党)などの批判が相次いでいる。

(2012年6月2日18時53分 読売新聞)


http://jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012060200066
緊縮策「即撤廃」、4大行国有化も=急進左派が政権公約−ギリシャ
 【ジュネーブ時事】今月のギリシャ再選挙で第1党の座をうかがう急進左派連合(SYRIZA)のツィプラス党首は1日、政権公約を発表した。緊縮財政路線の即時撤廃、4大銀行の国有化、富裕層への増税を行う一方、年金や賃金削減策の見直しを表明。経済危機で苦しむ市民に支持を訴えた。
 欧州連合(EU)などによる支援の際にギリシャが約束した緊縮策の撤回姿勢を改めて示したことで、同国のユーロ圏離脱懸念が再び強まりそうだ。(2012/06/02-06:51)

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4442チバQ:2012/06/03(日) 14:15:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120603-00000524-san-int
ムバラク被告終身刑 大統領選の行方は 民主化闘争、新たな火種
産経新聞 6月3日(日)12時18分配信

 ■「変革」と「安定」、揺れる有権者

 【カイロ=大内清】反政府デモの参加者への発砲を命じたとして殺人罪に問われたエジプトのムバラク前大統領に対し、求刑より軽い終身刑が言い渡された2日、デモの牽引(けんいん)役となった若者グループは、旧体制一掃に向けた「新たな闘争」を宣言、抗議行動を拡大させる考えを強調した。一方、市民の間では判決による混乱の拡大を懸念する声も強い。大統領選の決選投票を2週間後に控え、今回の判決は、「変革」と「安定」とで揺れる有権者の間の溝を深めている。

 「こんな裁判は無効だ!」。首都カイロ郊外の特別法廷ではこの日、サングラス姿でストレッチャーに横たわったムバラク被告に傍聴席の遺族らが怒声を浴びせた。カイロ中心部タハリール広場には、暫定統治を担う軍部に反発する若者らが集まった。

 今後、抗議行動が拡大すれば、5月にカイロ市内で起きた反軍政デモ隊と体制支持者との衝突のような事件を誘発する懸念もある。

 ◆元首相に有利?

 その場合、今月16、17日に予定される決選投票にどう影響するのか。

 軍出身でムバラク被告に近いとされるシャフィーク元首相は選挙戦を通じ、「自分こそが治安安定を実現できる」と主張、それが長引く混乱に疲れた有権者の支持を引きつけた。判決を受けて混乱が広がれば、シャフィーク氏の訴えは有権者に対しさらに説得力を持つ可能性がある。

 ◆本音は対決回避

 これに対し、シャフィーク氏と争う同国最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下、自由公正党のモルシー党首陣営は、決選投票前の当局との全面対決は避けたいのが本音とみられるが、「旧体制打破」を掲げる以上、デモ隊との共闘姿勢も示す必要がある。

 同胞団としては今後、世論が判決内容に反発を強めるのか、それとも容認する方向に向かうのかを慎重に見極める必要に迫られる。

4443チバQ:2012/06/03(日) 21:17:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120603-00000010-mai-int

<バチカン>カネと権力めぐるスキャンダルで激震
毎日新聞 6月3日(日)11時42分配信

 【ジュネーブ伊藤智永】ローマ法王庁(バチカン)がカネと権力を巡るスキャンダルで激震している。5月24日、法王庁の財産管理組織「宗教事業協会」(バチカン銀行)のゴティテデスキ総裁が「不適切な業務の遂行」を理由に突然解任された。翌25日には法王ベネディクト16世の執事の一人が、法王宛ての私信や大量の機密文書を、バチカン内の自宅宿舎に隠し持っていた容疑で逮捕された。イタリアのメディアは「バチリークス」(バチカン機密漏えい)事件と呼んで大騒ぎだ。

 発端は1月。法王庁のナンバー2だったカルロ・マリア・ビガーノ氏(現駐米大使)が法王宛ての私信でマネーロンダリング(資金洗浄)があった可能性を示唆していたと、バチカン通のジャーナリスト、ジアンルイジ・ヌッツィ氏がテレビで暴露。以来、さまざまな疑惑が報じられるようになった。

 ヌッツィ氏は先月、他の汚職や腐敗、陰謀も明かす同様の私信や文書を基に暴露本を出版。激怒した法王庁は出版後の先月19日から本格的に捜査を開始した。

 今のところ当局は、総裁解任と資金洗浄疑惑との関連性、執事の文書隠匿事件との関係を否定している。執事は拘束され、容疑の認否や動機などのコメントは明らかでない。それでもメディアは、法王庁がわずか1週間で予想外に大胆な「内部処分」を断行したと受け止め、他の疑惑への関心を強めている。暴露された文書の中には、有力枢機卿が中国を訪れた際、複数の密談相手に年内に法王が暗殺される可能性を伝えたり、85歳と高齢の法王はミラノ大司教への禅譲をもくろんでいるといった際どい権力闘争の内部事情が記されているからだ。

 解任されたゴティテデスキ氏は、09年と10年の2度、マネーロンダリング疑惑でイタリア司法当局に捜査され、2300万ユーロ(約22億3000万円)の資産を押収された。地元メディアによると、「法王を困惑させたくないので、何も話さない。法王は私自身の身の潔白より大事だ」とだけ語ったという。

 バチカン銀行は1978年から82年にかけて、マフィア絡みの不正や汚職が噴出。改革に乗り出したヨハネ・パウロ1世が在位33日で暗殺を疑われる急死を遂げ、資金洗浄先に使われて破綻した銀行の元頭取ら関係者が次々に暗殺されるなど世界的スキャンダルになったことがある。

4444チバQ:2012/06/03(日) 21:17:49
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012052902000092.html

秘密文書暴露、資金洗浄疑惑 バチカン激震
2012年5月29日 朝刊

 【パリ=野村悦芳】ローマ法王庁(バチカン)の金銭疑惑に関する秘密書類や法王ベネディクト十六世への手紙などが多数暴露され、バチカンが衝撃に見舞われている。二十八日までに、秘密書類を持ち出していた疑いで、法王の執事が逮捕されたほか、書類流出との関連が指摘される「宗教事業協会」(通称バチカン銀行)の総裁が突然解任されるなど、スキャンダルは拡大している。

 欧州メディアによると、今年に入り、バチカン銀行の資金洗浄(マネーロンダリング)疑惑などに関する内部文書がイタリアで報じられ、今月中旬には、法王への手紙など秘密文書を暴露したイタリア人ジャーナリストの著作「聖下(法王の尊称) ベネディクト十六世の秘密書類」が出版された。

 法王庁が、情報提供者捜しに乗り出す中、バチカン捜査当局は二十三日に執事の男を逮捕。執事は法王に忠実な側近とされたが、書類をリークした疑いが持たれている。

 一方、バチカンの財務を管理するバチカン銀行の理事会は二十四日、ゴティテデスキ総裁の不信任を決議し、事実上、解任した。

 異例の解任の理由について、理事会は「基本的な職務を果たさなかった」と説明したが、イタリアメディアは、銀行の透明性を求めた同総裁が、暴露に関わった可能性を指摘している。

 バチカン銀行に対しては、二〇一〇年にイタリアの銀行を通じた資金洗浄の疑いで、イタリア当局が、資産二千三百万ユーロ(約二十三億円)を差し押さえるなどスキャンダルに発展していた。

 法王庁は内部告発の「犯人捜し」をさらに続けている。

4445チバQ:2012/06/03(日) 21:19:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120603-00000043-mai-int

<ジンバブエ>ダイヤ国庫収入で波紋 目標額の4分の1に
毎日新聞 6月3日(日)20時31分配信

 【ヨハネスブルク服部正法】世界有数のダイヤモンド鉱山を有するアフリカ南部ジンバブエで、今年第1四半期のダイヤからの国庫収入が目標額の4分の1にとどまったことが判明し、波紋を呼んでいる。ビティ財務相は「収益が別の政府に入っているかのようだ」と述べ、組織的流用の可能性を示唆。ムガベ大統領率いる与党「ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU−PF)」の関与を疑う声が出ている。

 ビティ氏が所属する旧最大野党で現在は連立政権に参加する「民主変革運動(MDC)」によると、ビティ氏は5月17日、今年1〜3月末のダイヤ収入が、目標額1億2250万ドル(約96億円)の約25%の3050万ドル(約24億円)だったと明かした。一方、同期間の輸出総額は2億1400万ドル(約167億円)。ビティ氏は、「不透明さと説明責任の欠如がダイヤモンドを覆っている」と指摘。特に、ジンバブエ政府と合弁でダイヤ採鉱を行う中国系企業を「一セントも支払いがない」と批判した。

 これに対し、ムポフ鉱山・鉱業開発相(ZANU−PF)は地元紙とのインタビューで「(ダイヤ収入の)目標を上回りたいが、(欧米による)経済制裁が達成を困難にしている」などと述べ、ZANU−PFの組織的流用を否定している。

 連立政権内で、ダイヤ採鉱を担当する鉱山・鉱業開発省はZANU−PFが押さえている。国際NGO「グローバル・ウィットネス」(本部・ロンドン)は、同党関係者が流用している可能性を指摘、「次の選挙時に、ダイヤ収入が(与党の弾圧による)流血の惨事に使われかねない」と警告した。

 ジンバブエでは東部マランゲ鉱山で06年、世界有数の鉱脈が発見されたが、国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(本部・ニューヨーク)によると、同鉱山を国家管理下に置くため国軍が違法鉱山労働者ら約200人を殺害、子供の強制労働も行った。人権侵害を重く見たダイヤ国際認証制度「キンバリー・プロセス」は09年に同鉱山産ダイヤの輸出を禁じたが、調査のうえ、昨年11月に輸出を解禁した。

4446チバQ:2012/06/03(日) 21:20:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120602-00000532-san-bus_all

完全秘匿 至難の“紙ワザ”ギリシャ離脱→通貨切り替えどう実施
産経新聞 6月2日(土)13時8分配信

【ユーロ経済学】

 ギリシャの「ユーロ離脱」懸念が高まり、離脱した場合の同国の行方や欧州債務危機、世界経済への影響が現実味を持って語られ始めた。その中では、「通貨の切り替えをどのように実施するか」といった具体的な手続きに関する議論も話し合われるようになっている。

 ◆規定存在せず

 単一通貨ユーロは、2002年に12カ国で現金の流通が始まり、17カ国に拡大したが、これまでに導入国が離脱した例はなく、離脱に関する規定も存在しない。このため、離脱にはどのような手続きがとられるか不透明だ。

 「ユーロ離脱=EU(欧州連合)脱退」との見方が強いが、英国のようにユーロを使用していないEU加盟国もあり、ユーロを離脱してもEUに残留できるとの見解もある。

 ユーロ離脱後は、旧通貨「ドラクマ」が復活するとされる。では、スムーズに進まなければ混乱を招きかねない通貨の切り替えを実際にどう行うのか。この点について、ドイツの「Ifo経済研究所」の研究員らは4月に発表した論文で、詳細なシミュレーションを行っている。

 論文が参考に挙げるのが1993年の旧チェコ・スロバキア解体だ。このとき分離したチェコとスロバキア(現通貨はユーロ)はそれぞれ、旧通貨「コルナ」から、新通貨「チェコ・コルナ」と、「スロバキア・コルナ」に切り替えた。

 両国は同年1月に分離した際、通貨同盟を組み、通貨を共有した。だが、経済力ではチェコが上回っており、「いずれ通貨同盟は解体され、スロバキアは通貨切り下げを迫られる」との観測から、スロバキアからチェコへの資金流出が深刻化した。

 両国政府はこのため、秘密裏に交渉し、通貨同盟の解消で合意した。同年2月2日に合意を発表すると、週末を含め、2月4日から7日にかけて切り替え作業を実施した。

 新紙幣はないため、旧紙幣に識別用の券を張って新紙幣として使えるようにし、現金両替には上限を設けた。識別用の券は、通貨切り替えの情報が漏れないように、英国で印刷。「電光石火」の作業の結果、大きな混乱には至らなかった。

 ◆チェコと類似

 論文は、ギリシャと他のユーロ圏諸国との経済力格差や、すでにギリシャで起きている金融機関からの資金流出など状況が似ていることを踏まえ、チェコとスロバキアの例について、「さまざまな相違はあるが、ギリシャのユーロ離脱に興味深い視点を提供している」と指摘する。

 その上で、ギリシャでの通貨切り替え方法として、(1)祝日などが重なる長めの週末などを利用して実施(2)この間に預金残高を把握し、金融機関の現金を切り替える(3)特別議会を招集し、通貨切り替えのための関連法を成立させる−といった手順を説明。新通貨もチェコ、スロバキアと同様に、当面は識別用の券の添付でしのぐとしている。

 論文は同時に、「(切り替えの)準備段階での絶対的な秘密保持が極めて重要だ」と指摘する。事前に新通貨導入が悟られると、ギリシャから一挙に資金が逃避し、同国の金融システムは崩壊、影響が欧州全体に及びかねないからだ。

 秘密保持には、「場合によってはEUとギリシャの(離脱)交渉も含まれ得る」と論文は述べる。だが、規模や周囲の状況の違いから、ギリシャの場合、完全に秘匿するのは格段に困難とみられる。「秩序だったユーロ離脱」は極めて難しいといえる。(宮下日出男)

4447チバQ:2012/06/03(日) 21:21:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120602-00000079-san-bus_all

アイルランド 新協定批准 EU、つかの間の安堵 「ユーロ崩壊」修羅場続く
産経新聞 6月2日(土)7時55分配信

 【アテネ=宮下日出男】欧州連合(EU)の新財政協定をめぐるアイルランドの国民投票で1日、同協定の批准が決まり、EU諸国としてはひとまず胸をなで下ろす格好となった。従来の財政緊縮重視の債務危機対応への反発が広がる中、アイルランド国民が協定に「ノー」を突きつけていれば、市場の動揺が一層拡大するのは不可避だったからだ。だが、「ユーロ崩壊」の引き金になりかねないギリシャの再選挙を17日に控え、EUの修羅場は続く。

 新財政協定は3月にEU加盟27カ国中、英国とチェコを除く25カ国が署名。このうちギリシャやポルトガルなど5カ国がすでに批准済みで、協定の是非をめぐり直接民意を問うのはアイルランドのみだった。否決されていれば、再選挙を控えるギリシャをはじめ、欧州に広がる「反緊縮」の機運をさらに刺激する恐れがあり、市場の動揺は拡大、スペインやイタリア情勢の一段の悪化は必至だった。

 フランスの政権交代やギリシャ総選挙後の混迷を受けて、EUは5月下旬の非公式首脳会議で、成長と財政再建の両立を図る方針に転換した。だが、市場の信頼を得るだけの対策は打ち出せず、むしろユーロ共同債導入などをめぐり、独仏をはじめとした加盟国間の足並みの乱れを露呈した。

 この間に、ギリシャの「ユーロ離脱」の懸念が強まり、スペインでは大手行バンキアの事実上の国有化が決定。同国国債利回りは危険水域の6%台に上昇し、情勢は悪化の一途をたどっている。

 スペインやイタリアは欧州中央銀行(ECB)が自国の国債購入などを通じて市場の沈静化を図ることを望んでいるが、ECBが動くかは不透明。ギリシャ再選挙をめぐっては、緊縮派と反緊縮派が激戦を繰り広げており、財政再建を進める新政権ができるかは、予断を許さない。

 難局が続くEU欧州委員会のレーン副委員長は5月31日の記者会見で、ユーロ圏の分裂を防ぐためにはユーロ圏諸国の協力強化が必要だと強調し、危機感を強めている。

4448チバQ:2012/06/03(日) 21:23:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120603/mds12060319520005-n1.htm

エジプト、数千人座り込み…前大統領“軽い”判決に抗議、元首相事務所焼き打ちも
2012.6.3 19:51 (1/2ページ)

カイロのタハリール広場で、エジプトの前大統領ムバラク被告への終身刑判決後にデモを行う人々=2日(ロイター)
 【カイロ=大内清】昨年1〜2月の反政府デモでデモ隊への発砲を命じたとして殺人罪に問われたエジプトのムバラク前大統領(84)に求刑より軽い終身刑が言い渡されたことを受け、首都カイロ中心部タハリール広場などでは2日から3日にかけ、判決に抗議するデモ隊数千人が座り込みを行った。デモ隊と体制支持派との衝突も懸念される中、2週間後に控えた大統領選の決選投票では、今回の判決で世論の風向きがどう変化するかが鍵を握るとみられる。

 反ムバラクデモの牽引(けんいん)役となった民主化グループ「4月6日運動」は2日、判決は「新たな闘争の幕開けだ」として、抗議行動を拡大させる考えを示した。デモ隊は、捜査機関がムバラク被告側に不利な証拠を隠匿していると指摘、裁判のやり直しを求めている。

 5月の第1回投票でトップだった同国最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団の傘下にある自由公正党のモルシー党首は2日夜、タハリール広場に姿をあらわし、デモ隊との共闘姿勢を鮮明にさせた。

 モルシー氏の狙いは、自身を「旧体制との戦い」のシンボルとしてアピールすることにある。同胞団が究極的に志向するイスラム法(シャリーア)による統治の是非に関する議論を棚上げし、同胞団に警戒心を抱く層の支持をも取り込みたいとの思惑があるためだ。

 決選投票でモルシー氏と争うシャフィーク元首相陣営は、今回の判決について「司法の判断を尊重する」との声明を出した。民主化勢力には、シャフィーク氏が当選した場合、ムバラク被告らに恩赦を出すのではないかとの疑念があり、2日夜には中部ファイユームなど2カ所で同氏の選挙事務所が焼き打ちされる事件も起きた。

 ただ、混乱拡大で治安が悪化すれば、事態は暫定統治を担う軍部とも関係が良好とされ、「安定の回復」を唱えるシャフィーク氏に有利に働く可能性もある。このため同氏を後押しする旧与党・国民民主党(政変後に解散)関係者ら体制支持派が、デモ隊への挑発行為に走るのではないかとの観測さえ出始めている。

4449チバQ:2012/06/03(日) 21:25:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120603/mds12060319520006-n1.htm

シリア大統領演説「外国勢力と戦争状態」 アナン調停は尊重…軍事介入論を牽制
2012.6.3 19:52 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】シリアのアサド大統領は3日、5月の総選挙で選出された国会で演説、「外国にいる勢力との交渉はしない。テロとは断固として戦う」と述べ、アサド政権打倒を掲げる反体制派の在外代表組織「シリア国民評議会(SNC)」との対話を拒絶する考えを示した。その一方で、国内の穏健な反体制派との対話には前向きな姿勢を強調。政権側と反体制派による「政治解決」を目指す国連・アラブ連盟合同特使のアナン前国連事務総長の調停に一応の配慮を示した。

 シリアではアナン調停により4月に停戦が発効したが、政権側による市民弾圧や反体制派との戦闘が継続、5月には西部ホウラで市民100人以上が虐殺される事件も起きた。SNCや、離反兵らで作る反体制派武装組織「自由シリア軍」は「アナン調停はすでに破綻している」として国際社会の軍事介入を求めている。

 だが、政権側の認識では、こうした動きは、SNCの後ろ盾であるカタールやサウジアラビアといった湾岸アラブ諸国などの“陰謀”にほかならない。アサド氏もこの日の演説で、シリアは現在、「外国勢力(の支援)と戦争」状態にあるとの見方を示した。

 その一方でアサド氏にとり、国連安全保障理事会の承認を得て進められているアナン調停に引き続き関与することは、自身の正統性を主張する上で有効だ。このため政権側としては、同調停を尊重する姿勢をみせることで、国際社会での軍事介入論の高まりを牽制する狙いがあるとみられる。

 一方、サウジのサウド外相は3日、国連の潘基文事務総長と会談、アサド政権が調停を受け入れているのは「時間稼ぎ」に過ぎないと非難した。

4450チバQ:2012/06/04(月) 21:51:24
http://www.asahi.com/international/update/0514/TKY201205140086.html
2012年5月14日10時35分
頭や手足切断の遺体49人 メキシコ、麻薬組織犯行か
 米国境に近いメキシコ北東部モンテレイ近郊で13日、頭部や手足を切断された49人の遺体が見つかった。AP通信などが報じた。現場には麻薬組織セタスが犯行を認める文言が塗料で書き残されていたという。

 被害者のうち、6人は女性。いずれも、別の場所で少なくとも2日前に殺害されたとみられるという。

 メキシコでは麻薬組織の抗争激化で、報復や見せしめによる大量殺害も相次いでおり、犠牲者は約5年で約5万人に。今月は北東部ヌエボラレドで、陸橋からつるされたり頭部を切断されたりした23人の遺体が、中部グアダラハラでは頭部を切断された18人の遺体がそれぞれ見つかっている。(ロサンゼルス=藤えりか)

http://www.asahi.com/international/update/0512/TKY201205120274.html
2012年5月12日16時46分
メキシコで新聞社襲撃 5分間銃撃 大量遺体発見の街
 メキシコ北東部のヌエボラレドで、新聞社「エル・マニャーナ」が銃を持った武装集団に襲われた。AP通信などが11日報じた。外から約5分間銃弾を浴び、建物や車両が損害を受けた。今のところけが人は報告されていない。

 同社は1932年設立。国境を挟んで接した米テキサスでも読まれている。ヌエボラレドでは4日、高速道の陸橋からつるされたり、頭部を切断されたりした23人の遺体が見つかり、麻薬組織が関与した可能性が報じられている。メキシコでは、麻薬組織に関する記事を書いた記者やメディアを狙う事件も相次いでいる。(ロサンゼルス=藤えりか)

4451チバQ:2012/06/04(月) 21:56:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120603/erp12060320420002-n1.htm
エリザベス英女王在位60年で350年ぶり水上パレード 危機乗り越え身近な存在に、経済効果3兆円試算も
2012.6.3 22:42 (1/2ページ)

エリザベス女王即位60周年の記念パレードに向け、ロンドンのテムズ川で集まり始めたボート=3日、ロンドン(AP=共同)
 【ロンドン=内藤泰朗】エリザベス英女王(86)の在位60年を祝う一大祝賀行事が始まった。英王室は3日午後、ロンドン中心部を流れるテムズ川で350年ぶりという水上パレードを実施。1990年代のスキャンダルなどで存在意義が問われるほどに大きく揺れた英王室も、今や女王の高い人気にも支えられ、同国経済の「重要なブランド」としての存在も確立させている。

 パレードにはオーケストラや聖歌隊を乗せた船やカヤックなど約千隻が参加。女王は夫のフィリップ殿下(90)やチャールズ皇太子夫妻、孫のウィリアム王子夫妻らとともに17〜18世紀の王室船をイメージして金箔(きんぱく)や花で飾られた特別の専用船に乗船した。

 テムズ川の水上行事としては、17世紀の王室の祝賀行事以来、350年ぶり。海軍のヘリコプターも飛来し祝福の編隊飛行を披露。女王は、19世紀のビクトリア女王以来という在位60年の喜びを、雨模様の肌寒い天気にもかかわらず川の両岸に詰め掛けた人々らと分かち合った。

 英国各地では、赤、青、白のユニオンジャック(英国旗)が飾られ、食べ物や飲み物を持ち寄り近所の人や友人らと60年を祝う「ビッグランチ」も実施されて祝賀ムードを盛り上げた。

 ただ、25歳で即位してからの60年は平坦(へいたん)ではなかった。居城ウィンザー城の火災(92年)、チャールズ皇太子とダイアナ元妃の離婚(96年)や翌年の元妃の事故死など数々の苦難に遭い、一時は君主制廃止論すら持ち上がった。

 だが、これを機に女王は改革に乗り出し国庫からの王室費にメスを入れて削減。ツイッターやフェイスブックで、若い世代へも情報を発信し、国民に身近な王室に変貌させた。英国史上、最高齢の君主はいまも年間約430件の公務をこなし多忙な活動を続け、世論調査では、約8割の国民が女王を支持している。

 厳しい経済情勢下での華美な祝賀行事には批判もある。だが、英国のコンサルティング会社はこのほど、英王室が有する資産の価値は445億ポンド(約5兆3400億円)に上り、観光など同国経済に与える効果は264億ポンド(約3兆1600億円)に上る可能性があるとのリポートをまとめ話題となった。不動産やロイヤルブランドなど数々の事業を展開する王室は「厳しい英国経済の追い風になっている」との報道も出ている。

4452チバQ:2012/06/04(月) 22:05:08
http://mainichi.jp/select/news/20120604k0000m030059000c.html
ギリシャ再選挙:財政緊縮派が小差でリード保つ 中盤情勢
毎日新聞 2012年06月03日 20時18分(最終更新 06月03日 22時47分)

 【ジュネーブ伊藤智永】ギリシャ再選挙(17日投開票)の中盤情勢世論調査が2日までに出そろい、争点の財政緊縮策をめぐる「2強対決」は、推進派の中道右派・新民主主義党が、反対派の急進左派連合をわずかの差で上回り、首位を保っている。ただ、新民主のリードは、ユーロ圏離脱を避けるための消極的支持とみられ、不安定さをはらんでいる。

 選挙法の規定で、投票15日前からマスコミは世論調査を公表できなくなるため、公式にはこれが最後の調査結果の報道になる。

 主要紙、テレビ、インターネットニュースサイトが実施した10種類の世論調査のうち、リベラル系タネヤ紙など8調査は、新民主の支持率が23〜26%、急進左派は22〜24%という結果でほぼ一致した。前回選挙で目立った態度未定者が減少。選挙戦は2強対決の構図に絞られてきた。

 一方、保守中道系カティメリニ紙など2調査は、急進左派が支持を30%超に伸ばし、新民主に5ポイント前後の差をつけたと報じた。欧米系通信社はこれを基に「勢力拮抗。ユーロ圏離脱可能性強まる」と報じる。しかし、同紙調査は「どの党に投票するか」でなく、「どの党が好きか」を問うなど手法が独特で、他の調査と同列には比べられない。

 「どの党が勝つと思うか」という質問には、新民主58%、急進左派34%という調査結果も併載しており、「心情的には反緊縮策を支持したいが、ユーロ圏離脱は怖いので新民主に勝たせるしかない」という屈折した有権者心理が浮かび上がる内容だ。

 情勢報道に合わせ、新民主は5月31日、急進左派は6月1日に政権公約を発表した。新民主は法人、消費税の引き下げや年金、公務員給与の保障、低所得者層への手当てなど、緊縮策推進とは言い難い政策が並んだ。

 急進左派は「緊縮策を廃止してユーロ圏にも残る」という主張を続け、他党から「大衆受け狙いの欺まんだ」と批判を浴びている。

4453チバQ:2012/06/05(火) 22:25:28
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120605/mcb1206051004032-n1.htm
欧州債務危機、キプロスにも波及か EUに支援要請との観測浮上2012.6.5 10:04
 欧州債務危機が地中海の島国キプロスにも波及し、同国政府が近く欧州連合(EU)に支援を要請するとの観測が4日、急浮上してきた。

 キプロスはユーロ導入国。同国の銀行は財政破綻したギリシャに大量の資金を貸し付けているため、財務状況が大幅に悪化し、政府は銀行破綻を回避するための資金を確保できずにいる。

 4日付英紙フィナンシャル・タイムズによると、キプロス中央銀行のデメトリアデス総裁は、国内2位の銀行の資本増強のため少なくとも18億ユーロ(約1800億円)が必要だとして、EUなどに支援を求める可能性を示唆した。

 キプロスは7月から年末まで輪番制のEU議長国を務める。(共同)

4454チバQ:2012/06/05(火) 22:33:10
http://www.cnn.co.jp/world/30006853.html
バグダッドの自爆テロで18人死亡 政局の混迷も続く
2012.06.05 Tue posted at: 16:42 JST

(CNN) イラクの首都バグダッドで4日、車を使った自爆テロがあり、警察によると少なくとも18人が死亡、125人が負傷した。同国では政局の混迷が続き、複数の政党がマリキ首相への不信任決議を検討している。

爆発はバグダッド北部にあるイスラム教シーア派関連の政府施設の近くで起きた。

同市では5月31日、3時間のうちに数カ所で爆発が相次ぎ、少なくとも14人が死亡、数十人が負傷していた。そのうち市内北西部のシーア派居住地域にあるガソリンスタンド前では、駐車中の車が爆発し、死者は少なくとも11人に上った。

犯行の実行者や、事件同士の関連は明らかになっていない。

同国ではシーア派とスンニ派の宗派対立が深刻化し、暴力の再燃が懸念されている。シーア派のマリキ首相と対立していたスンニ派の中心人物、ハシミ副大統領に昨年末、爆弾テロ関与などの容疑で逮捕状が出たことにより、スンニ派とシーア派の間の緊張が高まっている。

4455チバQ:2012/06/05(火) 22:35:19
http://mainichi.jp/select/news/20120606k0000m030031000c.html
シリア:離反兵士団体内部に溝 「調停」順守と破棄で
毎日新聞 2012年06月05日 19時41分(最終更新 06月05日 20時01分)

 【カイロ前田英司】アナン国連・アラブ連盟合同特使(前国連事務総長)によるシリア停戦調停を巡り、アサド政権と武装闘争を続ける離反兵士団体「自由シリア軍」内部に亀裂が生じている。トルコに拠点を置く指導部が「調停順守」を堅持するのに対し、シリア国内で戦う前線部隊は「調停破棄」を訴え戦闘姿勢を強める。4日には自由シリア軍と連携する新たな反体制勢力「シリア革命家戦線」が結成を発表。混迷に拍車をかけている。

 シリア中部ホムスで活動する自由シリア軍のクルディ報道官は4日、ロイター通信に「停戦終結を決断した」と述べた。ホムス近郊のホウラで100人以上が犠牲になった「集団処刑」事件を受け、一部メンバーが先月30日、アサド政権に対し、48時間以内に攻撃停止などの調停履行を迫る警告を動画サイトに掲示していた。

 これに対し、シリア国境沿いのトルコ側に拠点を置く自由シリア軍トップのアサアド司令官は4日、毎日新聞の電話取材に「我々は依然、アナン調停を順守している」と述べ、報道官の発言を打ち消した。指導部はアナン特使に調停の失敗を認めるよう求めているが、政府軍との大規模な戦闘再開には慎重とみられる。

 自由シリア軍はアサド政権の市民弾圧に反発して国軍を離反した兵士らの集団。組織的なつながりは緩く、指導部の前線部隊への統率力も弱い。在英の反体制派組織「シリア人権観測所」は4日、この数日間に80人以上の政府軍兵士が反体制派に殺害されたと発表しており、反体制派の反撃が激化している様相もみせる。

4456チバQ:2012/06/05(火) 22:36:17
http://mainichi.jp/select/news/20120606k0000m030041000c.html
コンゴ民主共和国:ヌタガンダ将軍を隣国ルワンダ軍が支援
毎日新聞 2012年06月05日 20時23分(最終更新 06月05日 20時37分)

 【ヨハネスブルク服部正法】国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(本部・ニューヨーク)は3日、アフリカ中部コンゴ民主共和国の東部で政府軍と交戦を続けている武装組織リーダーで国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ているヌタガンダ将軍に対し、隣国ルワンダ軍の当局者が武器や新兵などを提供し、支援していることが判明したとの内容の報告書を公表した。ルワンダは否定しているが、今後議論を呼びそうだ。

 報告書によると、ルワンダ軍当局者が将軍側にカラシニコフ自動小銃や機関銃、高射砲などを提供。200〜300人の新兵徴集も行った。将軍らのルワンダ入国を度々許可したとも指摘。同団体のウーデンバーグ上級調査員は「戦争犯罪容疑者を支援し、かくまってきたルワンダ軍当局者の役割は看過できない」と批判している。

 ルワンダでは94年、軍を主導したフツ人がツチ人を殺害した「ルワンダ大虐殺」が発生。現在はツチ人が政府を主導している。ツチ系組織幹部だったヌタガンダ容疑者は少年兵の徴集と使用の疑いで06年、ICCが逮捕状を発行した。コンゴ軍の将軍となったが、今年3月、軍から離脱して蜂起し、コンゴ軍と戦闘を続けている。

4457チバQ:2012/06/05(火) 22:37:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120604-00000057-mai-int
<コソボ首相>旧ユーゴ和解へ委員会…周辺国に設置提案
毎日新聞 6月4日(月)18時40分配信


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毎日新聞のインタビューに答えるコソボのサチ首相=プリシュティナの首相府で、樋口直樹撮影

 【プリシュティナ樋口直樹】コソボのハシム・サチ首相は6日からの初訪日を前に毎日新聞の単独インタビューに応じ、民族紛争の傷痕を抱える旧ユーゴスラビア諸国間の和解を促進する「真実究明・和解委員会」の設置を隣国セルビアなどに働きかけていると明らかにした。また、コソボからの分離を訴える北部セルビア人地域に対する投資拡大を促す意向を表明、日本を含む国際社会に対して、コソボ北部の安定化を目的とする「特別支援国会議」の開催を提案する考えを示した。

 インタビューは5月30日、首都プリシュティナで行われた。サチ氏はコソボが08年にセルビアからの独立を宣言した後、欧米や日本など90カ国以上から承認を得た経緯を踏まえ、「今こそ地域に真実と和解をもたらす時だ」と強調した。「過去を忘れることはできないが、繰り返したくない」と述べ、戦争犯罪など旧ユーゴ諸国が抱える未解決問題の解明を通じて「新たな相互関係」を築く意気込みを示した。

 90年代のユーゴ解体に伴う民族紛争は99年のコソボ紛争終結を最後に収まったものの、関係当事国や民兵組織による虐殺や誘拐、拷問などの全容は解明されていない。各国は独自に旧ユーゴ国際戦犯法廷(オランダ・ハーグ)への戦犯引き渡しに応じているが、関係国間での連絡協調はほとんど進んでいない。

 また、コソボでは北部のセルビア人地域がセルビア本国の支援を得て事実上の「国家内国家」の様相を呈し、安定化のトゲになっている。サチ氏は北部セルビア人地域に「特別な自治権は与えない」としながらも、セルビア人が「民主的に自らの代表を選び出せる環境を整える」ための新たな計画を準備中と述べた。セルビア人住民代表との「直接対話」を踏まえ、国際社会に北部への支援を呼びかける考えだ。

 サチ氏は独立宣言直後にコソボを承認した日本政府に謝意を示すとともに、日本企業によるコソボへの投資拡大や、公営企業民営化への支援に期待感を表明した。

 ◇コソボ紛争◇

 セルビアの自治州だったコソボの独立を巡るアルバニア系住民とセルビア人の紛争。90年代から武力闘争に発展した。北大西洋条約機構(NATO)軍による99年の空爆でセルビア軍がコソボから撤退。コソボは国連の暫定統治下に置かれ、08年に一方的に独立を宣言した。これまでに米国や日本、欧州連合(EU)加盟国の大半など91カ国が国家として承認したが、セルビアは拒否している。99年からNATO主体の国際治安部隊が駐留。

 ◇セルビア側、反応なし

 【プリシュティナ樋口直樹】コソボのサチ首相が「真実究明・和解委員会」の設置を提案した背景には、コソボ紛争終結から13年を経ても戦後処理と民族和解が進んでいない事情がある。先月20日のセルビア大統領選でコソボ独立承認を拒む民族派・セルビア進歩党のニコリッチ党首が初当選するなど政治環境は整っておらず、コソボ側の新提案が実現するか予断を許さない。

 インタビューがニコリッチ新セルビア大統領誕生に及ぶと、サチ氏の顔色が変わった。「彼の過去は世界中が知っている。ミロシェビッチ(旧ユーゴスラビア連邦大統領)時代にコソボで大量虐殺が行われた時、彼は副首相だった」。紛争当時、コソボ解放軍の中核としてセルビアと戦ったサチ氏にとってニコリッチ氏は仇敵(きゅうてき)とも言える相手だ。

 サチ氏は4月の訪米時に和解委員会の設置構想を伝え、旧ユーゴ諸国に賛同を呼びかけているが、セルビアからは「何の反応もない」という。セルビアとの和解を進めようと考えるサチ氏だが、コソボの非政府組織(NGO)「コソボ安定化構想」のドゥリ事務局長は「ニコリッチ大統領の前任者(親欧米派タディッチ前大統領)よりも強硬な対コソボ政策は両国和解に寄与しないだろう」と指摘する。

 コソボ安定化のトゲとなっている北部情勢についてドゥリ氏は、北部のセルビア人住民とコソボ政府の間に「意思疎通の手段がない」ことを問題視する。また、「コソボ経済が低迷し、失業率が高止まりしているため、(コソボの一部として暮らしていこうという)セルビア人住民の統合意欲がそがれている」と分析する。

 コソボのNGO「国際危機グループ」で政治分析を担当するデリッチ氏は、サチ氏に対する北部セルビア人の不信感の高さから、和解委員会の実現は「困難」とみる。その一方、「サチ氏がセルビア人に対するコソボ側の犯罪行為を解決すればセルビア人から信頼を得る絶好の機会になる可能性もある」とも指摘している。

4458チバQ:2012/06/05(火) 22:38:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120605-00000081-mai-cn
<中露首脳会談>緊密な関係 強くアピール 米国けん制も
毎日新聞 6月5日(火)21時31分配信

 【北京・成沢健一、モスクワ大前仁】北京で5日会談した胡錦濤中国国家主席とプーチン露大統領は、中露の緊密な関係を強くアピールした。指導者の交代期にあたり、安全保障や貿易、エネルギー分野での協力拡大を双方とも必要とし、「アジア重視」を強める米国をけん制する思惑もにじむ。

 5月に大統領に復帰したプーチン大統領にとって、旧ソ連圏以外で数日にわたる本格的な外遊は中国が初めてとなる。訪中に合わせ、5日付の中国共産党機関紙「人民日報」に寄稿したプーチン氏は、力を合わせれば困難を克服できるという意味の中国語の成語「衆志成城」を引用しながら、両国関係の発展に期待感を示した。

 秋の共産党大会で指導部が交代する中国も「中露関係の発展にとって重大な戦略的意義がある」(程国平外務次官)とし、プーチン氏が人民大会堂に到着する様子や歓迎式典を中央テレビで中継するなど大々的に伝えた。

 首脳会談での大きなテーマの一つはイラン核問題。プーチン氏は北京滞在中、6〜7日の上海協力機構(SCO)首脳会議にオブザーバーとして参加するイランのアフマディネジャド大統領と会談する予定だ。

 今月18〜19日には中露を含む国連安保理常任理事国とドイツの6カ国とイランとの協議をモスクワで開く。ロシアは国連を舞台に外交的な解決策を主張しており、制裁や軍事的措置をにらむ米国などをけん制する。

 両国の良好な関係誇示に、米国の存在が念頭にあるのは間違いない。オバマ政権はアジア回帰の戦略を鮮明にしており、2日はパネッタ米国防長官が太平洋地域に米海軍艦船の6割を配備する方針を表明したことに中国は警戒感を強めている。クリントン米国務長官はロシアと対立するグルジアを訪問。5日にサーカシビリ大統領と会談する。

 また、北大西洋条約機構(NATO)による欧州におけるミサイル防衛(MD)システムの「初期運営能力」獲得宣言を受け、ロシアのウシャコフ大統領補佐官(外交担当)は、11月の米大統領選挙が終わるまで米露の協議が進展しないとの認識を表明。中露首脳はMDに対する反対を改めてアピールする構えだ。

4459チバQ:2012/06/05(火) 22:43:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120605/mds12060515290000-n1.htm
エジプトのムスリム同胞団「パレスチナ人の権利重視の外交」
2012.6.5 15:28

 4日、エジプト・カイロの人民議会で会見するハッサン・プリンス議員(共同)
 エジプトのムスリム同胞団系の自由公正党でスポークスマンを務めるハッサン・プリンス人民議会(国会)議員は4日、共同通信と会見し、大統領選で同党のモルシー候補が勝利した場合、パレスチナ人の権利をより重視する外交を目指す方針を示した。

 プリンス氏はイスラエルとの平和条約を「順守する」と言明する一方、「ムバラク前政権は国民を無視していたが、われわれは国民の声に耳を傾ける」と民意重視の方針を表明した。

 同氏は「イスラエルはパレスチナ人が独立国家を持つ権利を尊重すべきだ。もしパレスチナ自治区に大規模空爆を行うようなことがあれば、エジプト人は激しく怒るだろう」と述べた。

 また、エジプト・イスラエル関係でムバラク前政権が「隠してきた部分があり、透明化されなければならない」と述べ、平和条約や2国間合意での密約を今後明らかにし、必要なら見直す考えを示した。(共同)

4460チバQ:2012/06/06(水) 21:13:51
http://www.asahi.com/international/update/0605/TKY201206050383.html
ソマリアへの国際援助金、100億円超消える
 内戦によって20年以上無政府状態が続くソマリアで、過去2年間で主に国際援助からなる1.3億ドル(約104億円)の歳入が暫定政府の会計に計上されず、使途不明になっていることが分かった。世界銀行の調査として米メディア「ボイス・オブ・アメリカ」などが伝えた。

 世銀の調査によると、2009年に8300万ドル、10年4800万ドル分の使途が分からない。暫定政府では会計システムが機能せず、透明性が欠如しているとしている。調査担当者は「援助金がしばしば暫定政府の個人に渡されていた。多くが中央銀行に預けられなかった」と指摘する。

 暫定政府のアフメド大統領は記者会見で「本当に政府に対して渡された金か、国際社会に調査してもらいたい。どこに金が消えたのか我々も知りたい」と語った。(ナイロビ=杉山正)

4461チバQ:2012/06/06(水) 21:25:37
>>4436-4442>>4448あたり
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120606/mds12060609480001-n1.htm
前大統領のムバラク被告、容体悪化 囚人服姿に取り乱す夫人 エジプト
2012.6.6 09:46

エジプトの首都カイロ郊外の特別法廷で、鉄格子の中に座るムバラク前大統領 (ロイター)
 エジプトの中東通信は5日、反政府デモ参加者殺害を指示した罪で2日に終身刑判決を受け、カイロの刑務所施設の病院に収容された前大統領のムバラク被告の健康状態が急激に悪化したと報じた。一方、カイロのタハリール広場では5日夜、ムバラク被告らへの判決に抗議する集会が開かれ、少なくとも数千人が参加した。抗議集会は判決以来、4夜連続。

 ムバラク被告は判決前、軍病院の豪華な特別室に収容されていたが、終身刑判決を受け、初めて刑務所施設内の病院に移送された。病院関係者によると、4日に面会に訪れたスーザン夫人がムバラク被告の囚人服姿を見て取り乱し、ムバラク被告も意気消沈して食事を取らなくなった。

 容体悪化で内務省の医師団が呼ばれた。別の事件で拘束中の次男ガマル氏が付き添いを許されているという。(共同)

4462チバQ:2012/06/06(水) 21:27:47
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120606-OYT1T01012.htm
シリア大統領、新首相にヒジャブ前農相指名

中東
 【カイロ=田尾茂樹】シリアのアサド大統領は6日、リヤド・ヒジャブ前農相(46)を新首相に指名し、組閣を命じた。


 5月に人民議会(国会)が改選されたことに伴い、人事刷新で改革姿勢を示す狙いだ。

 サファル前内閣で農相だったヒジャブ氏は、支配政党バース党の東部デリゾール支部幹事長だったこともあり、反体制派は「バース党支配強化の動き」として警戒している。

(2012年6月6日20時35分 読売新聞)

4463チバQ:2012/06/06(水) 21:30:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120606/amr12060614090008-n1.htm
元司教大統領、隠し子認知 パラグアイ、2人目
2012.6.6 14:08

5日、パラグアイの首都アスンシオンの大統領府を出るルゴ大統領(AP=共同)
 南米パラグアイのルゴ大統領(61)は5日、大統領就任前のカトリック司教時代に相談を受けていた女性(42)との間に生まれた隠し子の男児(10)を認知した。ロイター通信などが伝えた。ルゴ氏が認知した子供は別の女性との間に生まれた男児に続き2人目。

 同氏は「貧者の司教」と呼ばれた元聖職者で独身だが、2008年の大統領就任の翌09年4月、ルゴ氏との間に隠し子がいると主張する女性3人が相次いで登場。同氏はうち1人の男児のみを認知していた。

 パラグアイでは来年大統領選が行われる予定。ルゴ氏は再選禁止規定で出馬できないが、同氏が推す後継者の選挙戦に、隠し子騒動が影響する可能性もある。(共同)

4464チバQ:2012/06/06(水) 21:33:09
>>2672-2673
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120606/asi12060603130001-n1.htm
上海協力機構ゲスト参加 アフガン、準加盟国昇格へ
2012.6.6 03:12 [中国]
 【ニューデリー=岩田智雄】アフガニスタンのカルザイ大統領が6、7日に北京で行われる上海協力機構(SCO)首脳会議にゲスト国の首脳として参加する。アフガン大統領府によると、同国は準加盟国に昇格する見通しだ。北大西洋条約機構(NATO)軍主導の国際治安支援部隊(ISAF)が2014年末までにアフガンから撤退するのを見据え、アフガンとSCOの中核、中国は長期的関係の構築を図っている。

 アフガンのファイジ大統領報道官が産経新聞に明らかにしたところでは、アフガンは首脳会議でイランやインド、パキスタンと同様のオブザーバー(準加盟)国に昇格する予定で、昇格が認められれば来年以降、毎年首脳会議に出席する。

 カルザイ大統領は8日に中国の胡錦濤国家主席と会談し、両国が戦略的パートナーシップ関係構築へ向けてスタートを切ることを宣言する。ファイジ報道官は「中国は14年以降もアフガンに関与し、援助を与えることを望んでいる。そのための枠組みが必要だ」と述べた。中国は今回、1億5千万元(約18億5千万円)の支援を表明するという。

 アフガンは先月、米国と戦略協力協定に調印し、インドとも昨年10月に戦略的パートナーシップ協定を結んでおり、中国のこうした動きは米印を強く牽制(けんせい)したものといえそうだ。

 中国は、アフガン・ロガール州の世界最大の未開発銅鉱山の一つといわれているアイナク銅鉱山で、アフガン側と共同開発に乗り出している。鉱山から首都カブールまでの鉄道建設も計画中だ。昨年12月には、北部のアムダリヤ鉱区での油田開発権を取得した。

 中国は、国内イスラム系独立派がアフガンを武力闘争の訓練場にしているとみており、独立派を抑えこむためにも同国への影響力を強める狙いがありそうだ。

4465チバQ:2012/06/06(水) 21:33:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120606-00000006-mai-int
<エジプト>カイロで大規模デモ…大統領選や判決に不満
毎日新聞 6月6日(水)0時51分配信


拡大写真
大統領選の不正などを訴えてタハリール広場に向かって行進する若者たち=カイロ市内で2012年6月5日午後5時27分、前田英司撮影

 【カイロ前田英司】エジプト大統領選の第1回投票の結果やムバラク前大統領の終身刑判決に不満を訴える若者らが5日、一斉に抗議行動を起こした。大統領選に「革命派」として出馬した候補者らが大規模デモを呼びかけ、カイロ市内では各地のモスク(イスラム礼拝所)から中心部のタハリール広場に向かって行進した。

 第1回投票で3位の左派のハムディン・サバヒ氏や、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団元幹部で4位だったアブドルメナム・アブルフトゥーハ氏らも参加。組織を動員して「革命支持」をアピールした。

 大統領選の決選投票にムバラク前政権最後の首相のアフマド・シャフィク氏が残ったことへの不満に加え、死刑求刑に対し終身刑が言い渡された2日のムバラク被告への判決に対する反発から、タハリール広場では抗議行動が続いている。

 サバヒ、アブルフトゥーハ両氏らの陣営は4日、記者会見を開き、サバヒ氏に投じた票が破棄されていたり、投票資格のない警官らがシャフィク氏に投票したりしていたと不正疑惑を訴えた。

4466チバQ:2012/06/06(水) 21:35:20
>>4464
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120606-00000091-mai-cn
<上海協力機構首脳会議>「西側へ拡大」印象づけ
毎日新聞 6月6日(水)21時8分配信

 【北京・工藤哲】中国、ロシアと中央アジア4カ国で構成する上海協力機構(SCO)首脳会議が6日、北京の人民大会堂で始まった。イランなどのオブザーバーのほか、加盟国と関係の深いアフガニスタンも迎え、地域の安全保障や経済協力などを2日間協議する。SCOで主導的な役割を果たす中国には、世界の多極化を後押しする一方、欧米諸国をけん制する狙いもある。

 12回目となる会議には加盟6カ国首脳のほか、イランのアフマディネジャド大統領、モンゴルのエルベグドルジ大統領、パキスタンのザルダリ大統領、インドのクリシュナ外相がオブザーバー参加。アフガニスタン、トルクメニスタンの首脳も招かれた。アフガニスタンのオブザーバー参加や、トルコの招待国承認などが認められるとみられる。SCOの「西側への拡大」を印象づけている。

 トルクメニスタンのベルドイムハメドフ大統領は6日、胡錦濤国家主席と個別に会談し、資源や安全保障などの分野で協力していく考えを示した。

 首脳会議では、反テロやイラン、アフガニスタン問題などの安保分野に加え、金融や道路建設などの協力も協議した。

 今回会議で主導的な役割を果たすのは中国だ。中国での開催は01年、06年の上海に次ぎ3度目で、SCOの事務局が置かれる北京での開催となったことから、中国メディアは会議開催を大々的に宣伝している。

 6日付の共産党機関紙「人民日報」は、胡主席によるSCO加盟国メディアの書面取材への回答を1面に掲載。「中国は他の加盟国に120億ドル(約9500億円)余りの資金を提供してきた。加盟国の世界に占める国外貿易総額と経済規模は、10年前と比べてそれぞれ8%、4・6%からどちらも13%にまで高まった」と中国の貢献を強調した。

 中国は協力国との結束をアピールすることで、米国の「アジア回帰」戦略や北大西洋条約機構(NATO)の動きをけん制し、影響力を強める狙いもありそうだ。

 一方で、中国外務省の劉為民報道局参事官は6日の定例会見で「(SCOは)対外的に開放しており、他国や組織に対抗するものではない」と述べ、軍事機構に発展させるとの見方を否定した。

 上海協力機構 中国とロシアに、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタンの中央アジア4カ国を加えた6カ国で構成する地域協力組織。中国主導で01年6月に創設した。前身の「上海ファイブ」は安全保障面での協力が中心だったが、資源開発や文化面を含む幅広い分野で連携する組織に発展した。北京に事務局を置き、毎年1回持ち回りで首脳会議を開く。04年にモンゴル、05年にイラン、インド、パキスタンが準加盟国として加わった。

4467チバQ:2012/06/06(水) 22:31:40
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201206060067.html
フランスの6月議会選、左派が過半数獲得の公算=世論調査2012年6月6日

 [パリ 5日 ロイター] 今月に実施されるフランス議会選挙では、大統領選を制したオランド氏の社会党など左派が過半数議席を獲得する見通し。だが社会党単独での過半数確保は難しく、小規模な左派政党との連携に頼ることになりそうだ。2つの世論調査で明らかになった。

 左派政党は先月の大統領選でのオランド氏勝利の流れに乗って、6月10・17日に行われる国民議会選挙も保守中道の国民運動連合(UMP)を抑えたい考え。上院では既に左派が過半数を握っており、下院である国民議会も制して政府と議会のねじれ現象を避ける狙い。

 イプソス・ロジカの世論調査では、下院の557議席中、左派政党が合わせて303─357議席を獲得する見通し。うち社会党が249─291議席を得る見込みで、単独過半数に必要な289議席を下回る可能性が高い。左派ではこのほか、左派戦線が21─23議席、ヨーロッパエコロジー・緑の党が17─23議席を得る見込み。一方、UMPは209─255議席の獲得が予想されている。

 5日に発表されたフィガロ紙とLCIテレビの世論調査もほぼ同様で、社会党の獲得見込みが271─296議席、左派戦線とヨーロッパエコロジー・緑の党はそれぞれ20─24議席、18─24議席となっている。また、UMPは230─267議席を得る見通し。

 ラジオ・フランスの委託で行われたイプソス・ロジカの調査は900人近くを対象として、1─2日に実施。一方、フィガロ紙とLCIテレビの調査は4─5日で対象は1697人。

4468チバQ:2012/06/07(木) 21:59:57

http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE85603920120607
メキシコ大統領選の最有力候補、不倫サイトの広告塔に
2012年 06月 7日 14:36 JST
[メキシコ市 6日 ロイター] 来月1日に行われるメキシコ大統領選挙の最有力候補と目される野党・制度的革命党(PRI)のエンリケ・ペナ・ニエト候補(45)が、既婚者向け出会い系サイトの広告塔として使用されるという不名誉を被っている。
ペナ・ニエト候補は最初の結婚時、不倫相手の女性2人との間にそれぞれ子どもがいたと告白していた。妻との間には3人の子どもがいたが、その妻は2007年に死亡。その後、人気女優と再婚している。

首都メキシコ市の目抜き通りに掲げられた同サイト「ashleymadison.com」の広告掲示板は、ワイシャツの襟にキスマークを付け、人差し指を口に当てているポーズの同候補を掲載。その横には、「家族には不実。国家には献身的で誠実」というメッセージが付けられている。

同サイトのリカルド・カスタネダ氏によると、この広告掲示板は今週、メキシコ市に設置され、同国の主要都市モンテレイやグアダラハラでの設置も計画されているという。

この件に関して、ペナ・ニエト陣営からのコメントは得られていない。

またカスタネダ氏は、同サイトがメキシコで昨年11月に開設されて以来、30万人がサービスを利用していると語った。

4469チバQ:2012/06/07(木) 22:24:51
http://jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012060701041
大統領宗派に報復宣言=「民兵は虐殺後に祝宴」−シリア反体制派
 【カイロ時事】シリア中部ハマ県で6日に起きた虐殺事件で、同県の反体制武装組織「自由シリア軍」幹部は7日、時事通信の電話取材に対し、イスラム教スンニ派のクベイル村で78人が殺害されたとし、アサド大統領が属する少数派アラウィ派の民兵が襲撃したことを確認。「われわれは既に内戦に突入した。武器が手に入れば、女性や子供を虐殺したり、暴行したりした者(アラウィ派)に慈悲は施さない」と述べ、報復を宣言した。
 取材に応じたのは、自由シリア軍ハマ革命指導部のキラニ氏。指導部が目撃者から得た情報によれば、クベイル村への政府軍の砲撃が6日午後1時ごろに始まった後、大統領派の民兵組織「シャビーハ」の要員を乗せた2台の大型バスが近くのアラウィ派のアシラ村などから到着、ナイフや銃で女性や子供らを殺害した。政府軍が設置した検問所でのトラブルが発端になったようだという。
 キラニ氏によると、アシラ村に戻ったシャビーハは、歌ったり、踊ったりして夜通しで祝宴を開いた。AFP通信の電話取材に応じた付近の住民も「シャビーハは(持ち帰った)遺体の周りで酒を飲んだり、踊ったりしたほか、アサド大統領を称賛する歌を歌ったと聞いた」と証言した。(2012/06/07-21:52)

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4470チバQ:2012/06/07(木) 22:27:43
http://www.cnn.co.jp/world/30006884.html
ムバラク前大統領の容体悪化し「危険」な状態、呼吸器装着
2012.06.07 Thu posted at: 15:51 JST

カイロ(CNN) エジプトの検察当局などは6日、旧政権崩壊につながった反政府デモの参加者殺害に絡んだ罪で2日に終身刑判決を受けたムバラク前大統領(84)の容体が悪化、人工呼吸器が数度装着される状態になっていると述べた。

エジプトの中東通信によると、前大統領は血圧上昇や呼吸障害の症状を示し、集中治療を受けている。同通信は「容体は危険な段階にあり、過去数時間内に人工呼吸器の装着を5度受けた」と報じた。

また、判決を言い渡されて病院に収容された後、神経性ショックと深刻なうつ状態に襲われた。当局筋の情報として、軍もしくは民間病院へ移送する計画が検討されているとも報じた。

前大統領は判決を受けた後、カイロの刑務所病院に収容されていた。以前から健康の悪化を訴えており、2日の判決公判には担架に横たわったまま出廷していた。

4472チバQ:2012/06/07(木) 22:41:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120607/erp12060714200002-n1.htm
まるでヤクザ! シベリア鉄道物流で「みかじめ料」要求 日本政府がロシア政府に抗議
2012.6.7 14:19 (1/2ページ)[ロシア]
 【カザン(ロシア西部)=佐々木正明】ユーラシア大陸の東西をつなぐ物流網で、ロシア政府が国家収入獲得の戦略インフラと位置づけるシベリア鉄道で、貨物輸送を依頼した日本などの業者が正規運賃以外に、「荷物を安全に送り届けるため」として「護衛料」の支払いを強制されていたことがわかった。日本政府は日露経済交流の阻害要因として、ロシア政府に正式に抗議を申し入れた。

 露極東のウラジオストクとモスクワを結ぶ全長約9300キロのシベリア鉄道をめぐっては、近年、アジアと欧州をつなぐ大動脈として注目を集め、管理する国営ロシア鉄道が、貨物輸送の高速化に着手。日本政府も、海運以外の欧州への物流ルートを確保することは戦略的利益につながるとして、輸送網の整備について協力を表明してきた。

 しかし、実際の運用面では問題点も多く、複雑な税関手続きや振動などによる荷物の破損の危険性、所要日数と運行の遅れなどが関係者から指摘されてきた。

 外交筋によると、「護衛料」は、シベリア鉄道で列車が荷物を輸送しているときに発生。途中駅などの「複数のポイント」で、国営の鉄道関係者とみられる人物が、日本の業者を含む依頼業者に対して、「荷物を護送した経費」などと料金を要求してくるのだという。

 外交筋は「みかじめ料に近い性格のもので、高額な料金を要求されている」と指摘。護衛料が法外なため、「シベリア鉄道経由ではなく海路のルートに変えた業者も多々ある」という。

 この点について、アジア太平洋経済協力会議(APEC)貿易相会合のためロシア西部カザンを訪れた枝野幸男経済産業相が5日、ベロウソフ露経済発展相と二国間会談を行った際、正式に抗議を申し入れた。

 枝野氏は、「問題を解決すればさらに投資が拡大するのだから、前向きに受け止めてほしい」と要求すると、ベロウソフ氏は「護衛料が付加的にかかるのはおかしい」と述べ、違法性の疑いを指摘したという。今後、双方の政府間で問題の解決のために取り組むことを確認した。

 ロシアは昨年、世界貿易機関(WTO)会合で、加盟が承認され、国内批准手続きを終えて、今年中にWTOへ正式に加盟することとを予定。役人の汚職も社会問題化しており、貿易ルールの透明性を図ろうと改革に取り組んでいる。

4473チバQ:2012/06/07(木) 22:50:20
http://mainichi.jp/select/news/20120608k0000m030061000c.html
上海協力機構首脳会議:インド加盟 中露足並みそろわず
毎日新聞 2012年06月07日 20時55分

 【北京・工藤哲】中国、ロシアと中央アジア4カ国で構成する上海協力機構(SCO)首脳会議は7日、シリアなどの中東諸国に対する武力行使や制裁に反対し、対話による解決を求めることなどを盛り込んだ共同宣言を採択して閉幕した。加盟国の結束を強調し、欧米諸国をけん制する一方で、インドの新規加盟の条件などを巡って中露の溝は埋まらなかったとみられる。

 宣言では、シリア情勢について「国内の一切の暴力行為を停止しなければならない」とアサド政権側と反体制派の双方に向けて自制を求める一方、「シリアの主権や独立、領土の保全を支持する」とした。さらに「国連による危機回避の努力を尊重し、対話を通じた解決こそがシリア国民と国際社会の共同の利益だ」と指摘した。

 またイランの核問題にも触れ、「問題を武力で解決するあらゆる企ては受け入れられない」とし「こうした企ては予想できない結果を招き、地域や世界の安定を脅かす」と指摘。イランへの批判を強める欧米諸国を念頭に、関係国は自制し、緊張を高める行動を慎むよう呼びかけた。

 その上で、今月18日に中露を含む国連安全保障理事国にドイツを加えた6カ国とイランとの協議がモスクワで開かれることを視野に入れ、こうした枠組みでの対応を支持した。

 また会議では、アフガニスタンのカルザイ大統領も交え、今後のアフガンへの支援策も協議された。北大西洋条約機構(NATO)軍主導の国際治安支援部隊(ISAF)が14年末までに撤退するのを受け、アフガンがテロの温床になる事態を避けるため、SCOが積極的に関与を深めることでも一致した。

 アフガンのオブザーバー加入や、トルコが申請していた招待国としてのSCO参加も承認された。

 今後は、オブザーバー参加の地位にあるインドやパキスタンの加盟も焦点となりそうだ。ロシアのラブロフ外相は首脳会議の前に中国国営新華社通信の取材に対し、参加国が拡大することを歓迎する考えを示している。しかしチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世への対応や領土などの問題でインドと対立する中国は消極的で、SCOの中核を担う中露の間でも足並みは必ずしも一致していない課題も残されている。

 来年の首脳会議はキルギスで開かれる。

4474チバQ:2012/06/08(金) 12:47:20
http://mainichi.jp/select/news/20120607k0000e030205000c.html
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対シリア:新枠組み構想浮上 イラン参加巡り米露対立
毎日新聞 2012年06月07日 12時37分(最終更新 06月07日 16時09分)

 6日に新たな虐殺疑惑が浮上し国連の停戦調停が事実上頓挫しているシリア情勢を受け、事態対処の新枠組みに関する提案が複数浮上している。アナン国連・アラブ連盟合同特使は国連安全保障理事会常任理事国5カ国にイランやサウジアラビアなどを加えた「連絡グループ」創設を7日に提案する見込み。アサド政権を支援するロシアも同様の参加国による国際会議を提案した。しかし、アサド大統領の辞任を求める米欧は有志国による制裁強化を続ける意向で、国際社会の対シリア姿勢は分裂したままだ。【ニューヨーク草野和彦、モスクワ大前仁、ワシントン白戸圭一】

 米ワシントン・ポスト紙によると、連絡グループは大統領選挙や議会選挙、新憲法制定の期限を設定し、アサド政権と反体制派に提案する。同案は、アサド政権に影響力があるロシアとイランを巻き込むことが狙いとみられる。ロイター通信によると、プーチン露大統領と欧米首脳の最近の会談でも取り上げられたという。

 ただ、米国やサウジアラビアはイランの関与には否定的で、「連絡グループ創設の準備ができている状態ではない」という外交筋の話も伝えている。

 一方、ロシアのラブロフ外相は6日、訪問先の北京で記者団に対し「(シリア国内の)異なる反体制派勢力へ本当の影響力を持つ国々の会合が必要である」と言明。安保理常任理事国の5カ国、トルコ、イラン、アラブ連盟、イスラム諸国会議機構、欧州連合(EU)を候補国・機関として取り上げた。

 ロシアが新たな会議を提唱する背景には、欧米が主導する有志国の「シリアの友人」会合が、反体制派勢力支持に偏重しているという不信感がある。

 シリアの友人会合は6日、アサド政権への経済制裁強化を目指す作業部会をワシントンで開催し、ガイトナー米財務長官は有志連合での制裁強化を急ぐよう参加各国に求めた。米、トルコ、カタールが共催した会合には、欧州、アラブ諸国など55カ国が参加した。

 ガイトナー長官は「(軍事介入に道を開く)国連憲章第7章に基づく行動を決定することも含め、適切な経済措置を取ることを望む」とも述べ、安保理の枠組みによる制裁の可能性にも言及した。

4475チバQ:2012/06/08(金) 18:51:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120608-00000057-reut-int
ギリシャ極右議員が出演者に平手打ち、生中継のTV討論番組で
ロイター 6月8日(金)13時27分配信


拡大写真
6月7日、ギリシャで行われた生中継のテレビ討論番組で、極右政党「黄金の夜明け」の男性議員が、女性議員の顔を平手打ちする騒ぎがあった。テレビ映像から(2012年 ロイター/Antenna TV via REUTERS TV)

[アテネ 7日 ロイター] ギリシャで7日に行われた生中継のテレビ討論番組で、極右政党「黄金の夜明け」の男性議員が、女性議員にコップの水を浴びせ、別の女性議員の顔を平手打ちする騒ぎがあった。

【ビデオ】テレビ討論の生放送中、ギリシャ議員が出演者を平手打ち(8日)

騒ぎを起こしたのは、「黄金の夜明け」でスポークスマンを務めるカシディアリス議員。今月17日の議会再選挙についての討論番組に出演中、急進左派連合(SYRIZA)のドウロウ議員にコップの水を浴びせた。これを受け、共産党(KKE)のカネリ議員がカシディアリス議員に新聞紙を投げつけたところ、カシディアリス議員がカネリ議員に平手打ちを浴びせた。

番組の司会者によると、カシディアリス議員はスタジオ内の部屋に閉じ込められたが、ドアを壊して逃走した。検察が同議員の逮捕状を請求したという。

カシディアリス議員は、大学教授が暴行を受けた事件で犯人を手助けしたとして、今月11日に出廷する見通し。ドウロウ議員が番組でこの裁判について語ったことから、カシディアリス議員が怒り出したという

4476チバQ:2012/06/08(金) 20:03:28
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201206080084.html
焦点:瀕死のギリシャ経済、命運握る観光業に暗雲2012年6月8日


6月7日、ギリシャの全雇用の20%を占めるなど同国経済の生命線の1つとなっている観光業だが、その先行きには暗雲が漂っている。写真はアテネの観光名所パルテノン神殿(2012年 ロイター)
 [キリニ(ギリシャ) 7日 ロイター] 五輪発祥の地オリンピアにも近いギリシャ最大級のリゾート地、オリンピア・リビエラ・リゾートでマネージャーの仕事を得た2005年当時、ミカリス・ミナダキスさんは金の卵を産むニワトリを手に入れた気分だったという。それから7年、状況は大きく変わった。

 債務危機に見舞われたギリシャにはユーロ圏離脱論も浮上し、社会的混乱を懸念して海外からの観光客の足も遠のき始めている。観光業で一山当ててやろうというミナダキスさんの夢はもろくも崩れ去った。

 「ギリシャの観光業にとってドイツ人はお得意様だったが、今では怖がって足を運んでくれない」。ミナダキスさんは閑散としたホテルのプールを眺めながらこう語った。今年の予約件数は前年比25%減に落ち込み、ドイツ人観光客の客足は半減しているという。

 ギリシャの観光産業は国内総生産(GDP)の15%、全雇用の20%を占め、失業率が20%を超える同国経済の生命線の1つとなっている。

 ギリシャの観光業界団体SETEのアンドレアス・アンドレアディス代表は、「今年の売上高は10─15%減となるだろう」と予測。ギリシャ中央銀行によると、第1四半期の観光収入は3億9630万ユーロと、すでに前年比15.1%減となっている。

 ホテル経営者協会のヤニス・レトソス代表は、損失を抑えることが重要だとし、「10%減収にとどめられれば成功の範囲だ」と話した。

 <ドイツ人のギリシャ離れ>

 ギリシャで拡大する社会不安の一因は、先月の総選挙で緊縮財政か否かをめぐって決着がつかず、再選挙にもつれ込んだことにある。再選挙が行われる6月17日は、すでに観光業にとっての書き入れ時に入っており、ホテル経営者や旅行会社は気が休まらないことだろう。

 また、ギリシャ国民の間でドイツに対する憎しみの感情が増大しているとする国際メディアの報道も「ギリシャ離れ」をあおっている。ドイツからの観光客の1人は「ギリシャ人がドイツ人を嫌っているという報道があったので、ここに来るのは少し不安だった」と語った。

 昨年ギリシャを訪れたドイツ人観光客は約220万人だったが、今年はギリシャの代わりにスペインやトルコを目的地に選ぶドイツ人が多いという。すでに10軒以上のホテルが廃業した首都アテネをはじめ、大きな都市ほど深刻な打撃を受けている。

 ホテル経営者協会のレトソス代表は、「ギリシャとドイツの関係がこじれているのは大きな問題だ。関係修復には時間が経つのを待つしかない」と話した。

 独旅行大手のTUIは先月、同社の代理店に「ギリシャがユーロ圏を離脱し、再び(旧通貨)ドラクマを使うようになったらどうなるのか」との問い合わせが殺到したため、ギリシャ行きの旅行客には現金でユーロを多く持っていくよう勧めた。

 「友達にギリシャに行くことを話したらクレージーだと言われた」。こう話すポーランド人男性も、万が一の事態に備え、多くのユーロを持ってきていた。

 <国内旅行にも暗雲>

 昨年、ギリシャを訪れた観光客は1650万人を記録した。それまでの2年間は低迷が続いたが、旅行代金の安さに加え、エジプトやチュニジアの政変も手伝って観光客人気を取り戻した。観光業界がそのまま回復に向かい、低迷する経済も立て直せるのではないかという期待さえ浮上した。

 東欧やロシア、イスラエルなどからの客足増加が、ドイツや英国からの観光客減少を埋め合わせる可能性もあるが、観光当局は、それだけでは足りないと悲観的な見方を示す。

 ギリシャの観光収入の最大25%を占める国内旅行も先行きは暗い。ギリシャ国民は、給与や年金の削減、リストラ、増税で生活自体が苦しくなっているのが実情だからだ。

 ペロポネス半島南東に位置するモネムバサの中心部で、伝統の家業である銀の宝飾品づくりを続けるアナスタシア・リビエラトーさんは、閑古鳥が鳴く店の窓から寂れた通りを眺め、「ギリシャ人のお客さんはもう来ない。物を買うだけのお金がないから」と嘆いた。

 (原文執筆:Yannis Behrakis、Renee Maltezou記者、翻訳:梅川崇、編集:宮井伸明)

4477チバQ:2012/06/08(金) 21:52:44
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120608/erp12060821020003-n1.htm
「バチリークス」が波紋 法王庁の権力闘争か
2012.6.8 21:02

8日、ローマ法王庁(バチカン)で、スリランカのラジャパクサ大統領と会談した法王ベネディクト16世(ロイター)
 ローマ法王庁(バチカン)で、法王ベネディクト16世に宛てた内部告発文書などがイタリアのメディアに流出する事態が相次ぎ、内部告発サイト「ウィキリークス」になぞらえ「バチリークス」と呼ばれるスキャンダルとなっている。バチカン内の権力闘争が背景との見方が強い。

 発端は1月のテレビ報道。バチカンの行政庁幹部が法王とベルトーネ国務長官(首相に相当)に、公共事業発注で不透明な業者選定が行われていたことを告発した内部文書をスクープした。

 バチカンは4月、特別調査委員会を設置。5月23日には法王の居室に仕える執事(46)の自宅から内部文書が見つかり、窃盗容疑で逮捕された。地元メディアでは執事の単独犯行ではなく、ベルトーネ氏を追い落とそうとする勢力が背後で操ったとの見方が支配的だ。(共同)

4478チバQ:2012/06/08(金) 21:53:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120608/erp12060821040004-n1.htm
国連総会議長、21年ぶり選挙 ちらつく露の影 
2012.6.8 21:02
 【ニューヨーク=黒沢潤】国連総会(193カ国)で8日、今年9月から1年間、議長を務める国を決める選挙が行われる。投票での決着は異例で1991年以来、21年ぶり。本命視されていたリトアニアにセルビアが挑む格好だが、背後にはロシアの“リトアニア降ろし”の影もちらついている。

 総会議長は通常、5つの地域から順番に選ばれる。今回は東欧グループから選出されるため、リトアニアが数年前に立候補、当選が確実視されていた。しかしセルビアが今年1月に突然、名乗りを上げ、投票に持ち越された。

 リトアニアなどバルト3国はソ連からの独立後、北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)に加盟、欧州の一員となった。ロシア語系住民の待遇や歴史認識などの問題で、ロシアとの関係がぎくしゃくすることもある。こうした経緯もあり、ロシアが伝統的な友好国のセルビアを支援し、リトアニアの追い落としを図ろうしているとの見方がもっぱらだ。

 2006年の国連事務総長選で、バルト3国のラトビアからビケフレイベルガ大統領(当時)が出馬したときにも、「“裏庭”から影響力のある人物を出したくない」(国連外交筋)との思惑から、ロシアは猛反対したとされる。

4479チバQ:2012/06/08(金) 21:59:14
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012060800562
旧政権派と同胞団の対決混沌=大統領選決選まで1週間−エジプト
 【カイロ時事】昨年2月のムバラク政権崩壊後のエジプトの将来を占う16、17両日投票の大統領選決選投票まで1週間に迫った。イスラム原理主義組織ムスリム同胞団を母体とする自由公正党のモルシ党首(60)と軍出身で旧政権派のシャフィク元首相(70)の対決。両候補に失望して棄権する有権者も多いとみられ、ともに決め手を欠く混沌(こんとん)とした展開だ。
 同国では、軍部が1952年の王制打倒後の歴代大統領を輩出し、政治に影響力を行使してきた。シャフィク氏は、軍の権益を擁護する姿勢を示し、軍との良好な関係を通じての治安回復や社会の安定を訴えている。一方、モルシ党首は、イスラム教を軸にした社会再生を掲げている。(2012/06/08-14:15

4480チバQ:2012/06/09(土) 08:33:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120609/mds12060908230003-n1.htm
レソトで政権交代、新首相に野党指導者
2012.6.9 08:23
 アフリカ南部の小国レソトで8日、野党の全バソト会議(ABC)の指導者トーマス・タバネ氏が新首相に就任した。ロイター通信などが伝えた。5月下旬の総選挙の結果、議席数で第2党となったABCが他の野党と連立で合意、政権交代を果たした。

 タバネ氏は、1998年から首相を務めたモシシリ氏の下で外相などを務めた後、2006年にABCを設立した。今回の総選挙では、モシシリ氏が新設した政党、民主会議(DC)が第1党となったが過半数の議席獲得に失敗、モシシリ氏は5月末に辞任した。レソトは南アフリカに四方を囲まれた立憲君主制の王国。(共同)

4481チバQ:2012/06/09(土) 08:34:30
>>4478
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120609/erp12060901190000-n1.htm
国連総会議長選 リトアニア「落選」ロシアの“運動”が奏功
2012.6.9 01:18
 【ニューヨーク=黒沢潤】国連総会(193カ国)で8日、今年9月から1年にわたり議長を務める国を決める選挙が行われ、セルビアが当選した。投票での決着は異例で1991年以来、21年ぶり。本命視されていたバルト三国のリトアニアにセルビアが挑み、接戦で逆転した形で、関係者の間ではロシアの“リトアニア降ろし”が奏功したとの指摘もある。

 投票ではセルビアが99票、リトアニアが85票を獲得。議長就任が決まったセルビアのイェレミッチ外相は、「切れ目のない交代を約束する」と述べた。

 議長は世界の5地域から順番に選ばれ、今回は東欧グループの番だった。リトアニアは数年前に立候補、選出が確実視されたが、セルビアが1月に突然名乗りを上げ、調整が不調に終わった。

 欧州終戦65年に当たる2010年、国連会合の演説で、リトアニアが旧ソ連による併合を批判したことにロシアが反発、伝統的な友好国のセルビアを支援してリトアニアの追い落としを図った−との見方が強い。

 06年の国連事務総長選で、同じくバルト三国のラトビアからビケフレイベルガ大統領(当時)が出馬したときにも、「“裏庭”から影響力のある人物を出したくない」(国連外交筋)との思惑から、ロシアが猛反対したとされる。

 総会議長は諸行事に出席する機会も多く、事務総長に次ぐ国連の顔。選挙で選んだこともあって、今後の議事運営にしこりが残るとの懸念も出ている。

4482チバQ:2012/06/09(土) 08:39:35
>>4437>>4467
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/120609/cpd1206090502001-n1.htm
実質過半数獲得へ連立模索 仏下院選、社会党は最大議席予想2012.6.9 05:00
 フランスの国民議会(下院)選挙が10日と17日に実施される。オランド大統領率いる社会党が最大議席を得るとみられているが、実質過半数を握るためには、反資本主義を掲げる共産党系会派の支持が必要になる可能性がある。

 世論調査会社LH2の世論部門責任者アデレード・ズルフィカルパシチ氏は「社会党が過半数を獲得した場合でも、わずかな差にとどまる可能性があり、その場合オランド大統領は他党との連立なくして国を運営することは難しいだろう」とした上で、「極左政党が連立の見返りとしてどのような条件を出すかが焦点になる」と指摘した。

 議会で過半数を確保できなければ、フランス大統領は外交・軍事である程度の裁量権が認められるだけで、国内政策では名目上の存在となる。

 IFOP、TNSソフレ、オピニオンウェイが今週実施した世論調査によると、社会党など左派政党が定数577議席中271〜334議席を獲得する見通し。サルコジ前大統領の支持母体で、過去5年にわたって議会の過半数を占めてきた国民運動連合(UMP)は220〜274議席、共産党系の左派戦線は13〜24議席獲得するとみられている。

 左派戦線を率いるメランション氏は5日にオランド大統領と会談し、条件付きの支持を申し出た。メランション氏は「われわれは議会で批判役としての役割を果たす。しかし政治的な敵対関係にはないので左派政権を倒すつもりはない」と話した。

 オランド大統領は「わたしを大統領に選んだのだから、国民はわたしが議会で安定的過半数を確保することを望んでいるのだろう」と述べた。(ブルームバーグ Gregory Viscusi)

4483チバQ:2012/06/09(土) 16:48:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120608-00001097-yom-int
マリ北部にイスラム武装勢力流入、テロの拠点に
読売新聞 6月8日(金)20時56分配信

 【ヨハネスブルク=黒岩竹志】西アフリカ・ニジェールのイスフ大統領は7日、3月のクーデター後混乱が続く隣国マリ北部の状況について、アフガニスタンやパキスタンからイスラム武装勢力が流入して新兵の訓練を行うなどテロの拠点化しつつあるとの認識を示した。

 首都ニアメーで仏テレビのインタビューに対し語ったもので、大統領は「テロリストがアフリカに定着すれば欧州も脅かすことになる」と警告した。マリではクーデター後、混乱に乗じたトゥアレグ族武装組織らが北部を制圧して一方的に独立を宣言した。国際テロ組織「イスラム・マグレブ諸国のアル・カーイダ組織(AQIM)」などの関与も指摘されている。

4484チバQ:2012/06/09(土) 16:49:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120609-00000073-jij-int
AU首脳会議開催を断念=スーダン大統領出席で板挟み―マラウイ
時事通信 6月9日(土)15時22分配信

 【ブランタイア(マラウイ)AFP=時事】アフリカ南部マラウイ政府は8日、首都リロングウェで7月に予定していたアフリカ連合(AU)首脳会議の開催を断念すると発表した。首脳には、ダルフール紛争の戦犯容疑で国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ているスーダンのバシル大統領が含まれる。マラウイはICC加盟国で、バシル氏が入国すれば逮捕の義務があり、苦悩の末、会議開催そのものを投げ出した。 
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4485チバQ:2012/06/09(土) 20:30:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120609/mds12060920090006-n1.htm
シリア虐殺 監視団「壁に血、肉焼けるにおい」
2012.6.9 19:56

虐殺があったシリア中部の村クベイルで血の付いた布を見せる男性(左)=8日(共同)
 【カイロ=大内清】シリアで活動中の国連シリア監視団(UNSMIS)が8日、新たな虐殺事件が伝えられる中部の村クベイルを調査し、その際のビデオ映像を公開した。監視団は、砲撃で破壊されたとみられる家々や、その内壁や床に大量の血が残っていることを確認、声明では「肉の焼ける強烈なにおいが漂っていた」と述べた。

 反体制派は、アサド大統領の出身宗派で少数派のイスラム教アラウィ派などからなる政権支持派の民兵集団「シャッビーハ」が、政府軍の砲撃に続いて村を襲撃、多数の子供や女性を含む80人以上を殺害したと非難している。政権側は「武装テロリストの仕業だ」として関与を否定している。

 今回、監視団が到着した時点で村に本来の住人はおらず、直接の証言を集めることはできなかった。このため、事件当時の状況や被害者数などは「なおも未確認」(報道官)だという。

 監視団は7日にも村を目指したが、政府軍の妨害や周辺住民の制止などを受けて到着が遅れており、その間に政権側が証拠隠滅を図ったのではないかとの見方も出ている。

4486チバQ:2012/06/10(日) 10:21:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120610/mds12061010000002-n1.htm
シリア反体制派、後任議長にクルド人活動家
2012.6.10 09:59
 シリア反体制派の連合体組織「国民評議会」は10日、トルコ・イスタンブールで会合を開き、辞意を表明しているガリウン議長の後任に少数民族クルド人の活動家アブデルバセット・シダ氏(56)を選んだ。ロイター通信が報じた。

 シダ氏はスウェーデンで長年にわたり亡命生活を送っていた人物。評議会の事務局メンバー33人のうち、唯一の議長候補だった。

 ガリウン氏は昨秋の組織結成以来、議長を務めていたが、内部の路線対立が目立ち、指導者としての資質を問う声が出ていた。

 シダ氏は、当面の課題として「他の反体制派を評議会に巻き込み、組織を拡大すること」などと述べた。(共同)

4487チバQ:2012/06/10(日) 10:27:56
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/306910
左派、10年ぶり多数派か 仏総選挙第1回投票
2012年6月10日 00:16 カテゴリー:アジア・世界
 【パリ国分健史】フランス国民議会(下院)総選挙が10日、行われる。現在は保守系の国民運動連合(UMP)が単独過半数を占めるが、最新の世論調査ではオランド大統領の与党・社会党を中心とする左派勢力が支持率で優位を保っており、2002年以来10年ぶりに左右逆転する可能性が強まっている。

 選挙戦では、欧州債務危機の影響を受けた失業、債務、財政赤字などの課題解決に向け、雇用や成長、購買力の向上などの経済問題が争点となった。さらに、5月の大統領選で17年ぶりに発足した社会党政権を支持するかどうかの信任投票という様相も強まっている。

 17日のギリシャ議会再選挙を前に、スペインの銀行救済問題が浮上。欧州債務危機が再び深刻化する中、オランド大統領にとって、議会多数派の掌握は内政外交政策遂行のために必要不可欠。6日には、サルコジ政権が62歳に引き上げた定年年齢を一部60歳に戻すことを閣議決定するなど、大統領選で掲げた公約の履行に次々と着手。支持固めに全力を挙げている。

 最新の世論調査によると、社会党の支持率は、左派系諸派を含め31〜33%。これに、社会党と政策合意し閣僚も送り込んだ環境政党ヨーロッパエコロジー・緑の党(4〜6%)、共産党などで構成する左派戦線(7〜9%)を加えると、左派全体で過半数近くになる。

 一方、UMPは右派系諸派を含め32〜35%。極右政党、国民戦線(FN)は14〜16%の支持率を維持しているが、UMPはFNとは連携しないと表明している。

 第1回投票で当選が決まる選挙区は少なく、大勢は17日の第2回投票に持ち込まれる見通しだ。

=2012/06/10付 西日本新聞朝刊=

4488チバQ:2012/06/10(日) 10:30:04
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120607/chn12060722220007-n1.htm
【ギリシャ危機と世界】
(上)中国に完全支配される港湾 ユーロ離脱後の風景を暗示
2012.6.7 22:21 (1/4ページ)[中国]
 首都アテネから西へ車で約20分。青い海には陽光がまばゆく反射する。エーゲ海の島々に向かう客船が停泊する波止場を過ぎると、山積みになったコンテナや青色のクレーン設備、巨大貨物船が姿を現した。

 「PCT(ピレウス・コンテナ・ターミナル)へようこそ」。そう記されたゲートの下をトラックが行き交う。PCTは中国海運最大手、中国遠洋運輸(COSCO)の傘下企業。ギリシャの海の玄関、ピレウス港の第2埠(ふ)頭(とう)を運営する。

 「今のところ投資は成功だ」。PCT最高経営責任者の傅承求氏は胸を張る。事務所の壁には、胡錦濤国家主席が出席した署名式の写真が飾られていた。

 水深は18メートルと深く、大型船の出入りに適する。古代ギリシャ時代に軍港が置かれたピレウスは、バルカン半島を通じ欧州大陸、黒海を抜け中央アジアにアクセスできる。地中海を挟んで対岸は北アフリカだ。

 「極東と欧州を結ぶ懸け橋」(傅氏)という地に海運の要衝を築こうと、COSCOがギリシャ政府から35年間の埠頭運営権を42億ドルで取得したのは2009年。欧州で債務危機が本格化する直前だった。

 同社はイタリアのナポリ、エジプトのポートサイドなど欧州・中東の6カ所で港湾運営に携わるが、ピレウスだけは単独で運営権をにぎる。“完全支配”のメリットを生かし、同港を経由する貨物取扱量は昨年、欧州経済が停滞する中でも前年から倍増し、今年も6割増を見込む。

 「近年の金融危機との闘いの中で、双方の友好協力はさらに緊密になっている」−。5日には国交樹立40周年を迎え、胡主席はパプリアス大統領にこんな祝電を送った。

 アテネ市街では暴動を警戒する警官が目立ち、売店の新聞には「(旧通貨)ドラクマの悪夢」との見出しが躍る。だが、協力関係の継続・深化を誓う中国にとって、瀕(ひん)死(し)のギリシャは格好の“獲物”となり得る。

    ◇

 中国海運最大手、中国遠洋運輸(COSCO)がピレウス港の運営を始めた当初は「中国人に雇用が奪われる」と抗議デモが発生した。だが、埠(ふ)頭(とう)で働く従業員約1千人のうち、中国人は管理職の7人のみ。漢字の看板など「中国」をうかがわせるものは目につかない。現地の反発を抑えようという配慮である。

 港近くの高台では、中国の支配下で活況な第2埠頭を冷めた目で見下ろす男性がいた。「ギリシャの労働者にとって、いい影響はない」。国営である第1埠頭の労働組合長、ニック・ゲオルギウ氏だ。

 同氏の話では、COSCOは第2埠頭での業務開始にあたり組合に所属しない別のギリシャ人を低賃金で採用。今年2月には労組をつくろうとした労働者3人が解雇された。

 3人が駆け込んだ労働監督当局は「不当解雇」と報告書に記した。その写しを手に、ゲオルギウ氏は憤る。「中国は“社会的ダンピング”で競争を自国に有利にしようとしている」

 もっとも、ゲオルギウ氏の憤りは国全体では少数意見である。

 「ギリシャにはお金が必要だし、中国は投資先を探している。両国は持ちつ持たれつの関係にある」。シンクタンク「経済産業調査財団」研究員、ニコラス・ベンツリス氏は強調する。

 放漫財政の結果、肥大化した公的部門は債務危機の元凶だ。ギリシャ政府は欧州連合(EU)などからの金融支援の条件に国有企業・資産の売却を約束した。政局の混乱で計画は遅れているが、中国はバルカン半島に物流網を張り巡らすため、北部テッサロニキの港や鉄道などのインフラに関心を寄せているという。

4489チバQ:2012/06/10(日) 10:30:26
   ◇

 だが、欧州進出の足がかりを作ろうと、ギリシャに多額の投資をつぎ込んできた中国も、再選挙にもつれ込んだ政治の混迷を憂慮している。

 ギリシャがユーロ圏を離脱した場合に備え、中国では最近、国家発展改革委員会、人民銀行、中国銀行業監督管理委員会、国家外貨管理局、商務省の専門家、そして経済学者らが一堂に会し、諸外国の対応策などの分析を始めた。

 中国社会科学院世界経済政治研究所の余永定所長は5月末、経済専門紙上で「欧州債務危機は緩和の兆しが見られない。中国はもう欧州の政治家の保証を字面通りには受け取れない。独自の“プランB”を準備すべきだ」と主張した。

 中国の輸出産業への打撃は避けられない。しかし、中国政府関係者の発言を見る限り、中国は欧州への拡大路線を切り替えるつもりはなさそうだ。

 国務院(政府)発展研究センター対外経済研究部の隆国強部長も「今回の危機は中国企業にとってさらなる戦略的機会だ」と訴えた。その根拠は単純だ。

 「売りたくないとしていた人も、資金繰りに困ると考えを変える。価格が高かった企業も危機が訪れると低価格で売りに出される」(隆氏)。海外で金融危機が起きる度に中国企業はその好機をものにしてきた。

 ギリシャがユーロから離脱すれば国内の混乱で投資先としての不透明さは一気に増す。一方で、旧通貨のドラクマ再導入で通貨価値は切り下げられ、国有資産は暴落する。中国が資金力に任せて、手に入れたい海外資産を買いたたくチャンスにもなる。

 「ピレウスはテストケース。ここが成功すれば、他の地域でも中国は投資する」。埠頭の運営会社PCTの最高経営責任者、傅承求氏は語る。その彼に「ギリシャがユーロから離脱したら?」とただした。

 「『もし』の質問には答えたくない。ギリシャ国民がよい選択をすると信じている」と傅氏。

 埠頭では作業員が交代制で24時間、貨物の搬出入にいそしむ。整然とした港の風景は、ユーロ離脱後のこの国の姿を暗示しているようでもある。

     ◇

 「ユーロ残留か、離脱か」の岐路とされる17日の再選挙を前に、ギリシャ危機が世界に何を投げかけているかを報告する。

 (アテネ 宮下日出男 北京 川越一)

4490チバQ:2012/06/10(日) 10:31:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120608/erp12060821020002-n1.htm
【ギリシャ危機と世界】
(中)忘れられた彫像 現代の「マーシャル・プラン」は 
2012.6.8 20:58 (1/3ページ)
 ギリシャの大統領官邸付近に、高さ6メートルほどの彫像がある。台座には「ギリシャの友人」と刻まれている。第二次世界大戦終結時に米国の大統領だったハリー・トルーマン(1884〜1972年)である。

 戦後、ギリシャは共産主義勢力と右派政府との内戦状態となり、経済的にも軍事的にも危機にひんしていた。右派政府を援助してきた英国は自らの財政難で手を引かざるを得なくなった。だが、危機が差し迫っていたのはギリシャだけではなかった。欧州全体に経済悪化とソ連の脅威が迫っていたのである。

 トルーマン大統領は1947年の議会演説で、共産主義の影響から自由主義を守る封じ込め策「トルーマン宣言」を表明し、ギリシャに約3億ドルの経済・軍事援助を実施した。

 さらに「米国政府が欧州の苦境を緩和する」(当時のマーシャル国務長官)として、「マーシャル・プラン」(欧州復興計画)の策定を主導。米国の資金援助は東西分断の契機となったものの、荒廃した西欧の経済復興を後押しした。

 彫像は、ギリシャの「自由」を守った米国の指導力への謝意の表れだった。「トルーマンとは知らなかったわ」と近くの大学に通うカピオリ・パナイオティドゥさん(22)。

 歴史は繰り返すのか。戦後60年以上が経過し、ギリシャは再び危機に陥っている。ユーロ圏から離脱した場合、超インフレが襲い、大規模な暴動やクーデターの危険もささやかれる。

 「ギリシャに今必要なのは、借金ではなく経済成長を促す資金だ」。アテネ中心部で、外資系金融機関に勤める男性は不満を漏らした。確かに債務危機をめぐっては、ドイツが主導した緊縮策重視の姿勢に欧州中で反発が高まり、経済成長の実現が同時に必要との認識が定着しつつある。

 だが、「『成長』という言葉には、(返済や緊縮策を必要としない)現代のマーシャル・プランを欲する気持ちが表れている」とシンクタンク「ギリシャ欧州外交政策財団」のジョージ・ジョゴプロス氏は話す。

     ◇

 5月に主要国(G8)首脳会議が開かれた米大統領山荘キャンプデービッド。オバマ米大統領は、欧州の反緊縮ムードに理解を示しつつも、ギリシャの「ユーロ残留」をG8の総意で要請することに腐心した。

 オバマ氏が久々に外交で指導力を発揮したのは、「欧州の危機は人ごとではない」(ジョンズ・ホプキンス大学のダン・ハミルトン教授)からだ。

 ギリシャからスペインやイタリアへの波及を許せば、欧州連合(EU)だけでは支えきれず世界は4年前より深刻な経済危機に陥りかねない。秋の大統領選で再選を狙うオバマ氏にとり、共和党の候補者指名が確実な経済通のロムニー前マサチューセッツ州知事との勝負で致命傷となる。

 だが、今日の米国は大西洋を越えて欧州を救う財政的余裕がない。

 財政赤字が米史上初めて1兆ドルを突破し、共和党から歳出削減を迫られている。国際通貨基金(IMF)の資金増強計画でも、オバマ政権は「米国民は一切関わらない」(政府高官)と言い切ったほどだ。

 米主導の欧州危機封じ込め策、“現代版マーシャル・プラン”はあり得るのか。米ケイトー研究所のジェラルド・オドリスコール氏は「ユーロ圏解体は望まないが、自らは身動きがとれない」と懐疑的だ。

 一方で、米欧関係が試される局面が近づいている、との考察もある。

 「マーシャル・プランの本質は資金提供にあったわけではない。米欧がともにいかに歩むべきか、という精神にこそあった」(ハミルトン教授)。その意味で、今後欧州が米国の支援を仰ぐか否かは、米欧が引き続き価値観を共有するパートナーであり続けるかを決することになり得る、というのだ。(アテネ 宮下日出男、ワシントン 柿内公輔)

4491チバQ:2012/06/10(日) 10:32:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120610/erp12061009150005-n1.htm
【ギリシャ危機と世界】
(下)ユーロ最大の受益者 独の恐怖のシナリオ
2012.6.10 09:13 (1/3ページ)

アテネの中心部シンタグマ広場で、緊縮策に抗議した自殺者の追悼の碑に足を止める人々
 アテネ中心部のシンタグマ広場に、人々が足を止める大木がある。「ごみをあさる前に尊厳を持って死ぬ」。根元の石碑にはそう刻まれている。

 欧州連合(EU)の支援の条件に受け入れた財政緊縮策で、ギリシャ国民は賃金や年金カットを強いられた。一見、平穏な国会前のその広場は、国民がデモなどでその怒りを表現する舞台だ。石碑は、4月に拳銃自殺した年金生活者を追悼するために置かれた。


「独り勝ち」に不満


 国民の不満の矛先は、債務危機対応を主導するドイツに向いている。地元紙はメルケル首相をヒトラーになぞらえたマンガを載せる。

 「ドイツ人は欧州で一番えらくなりたいんじゃないか」。広場でたたずむ年金生活の男性(66)はいぶかり、中年男性は「危機でもうけたのはドイツ」と反感を隠さない。

 ドイツの「独り勝ち」は統計が示す。昨年の輸出入総額はともに過去最高を記録。輸出は初めて1兆ユーロを突破した。失業率はユーロ圏17カ国が過去最悪の11%に対し、ドイツの失業率は6・7%(5月)と20年ぶりの低水準にある。


奏功した構造改革


 堅調な独経済の背景に指摘されるのは、シュレーダー前政権(1998〜2005年)下の構造改革だ。

 ドイツは1990年の東西統一後、旧東独再建に膨大な費用を投入し財政は悪化。失業率も高まり、「欧州の病人」と皮肉られた。

 シュレーダー政権は失業手当の給付期間短縮や年金の実質的削減を断行。労組は賃金抑制を受け入れた。労働者の操業短縮による賃金削減分を国が補償する制度により、4年前の世界的な金融危機でも、大規模な解雇はせずにすみ、失業率上昇を抑えた。


「本質くもらせた」


 今日、スイスの国際経営開発研究所(IMD)の国際競争力ランキングで、ドイツが9位とユーロ圏から唯一トップ10入りした。

 独シンクタンク、フリードリヒ・エーベルト財団のビョルン・ハッカー氏は「ユーロ導入がドイツを利した」との認識を示す。

 各国がまだ独自通貨を使用していた90年代、スペインやイタリアは通貨価値を切り下げて、ドイツに対する輸出競争力強化を図った。通貨統合でドイツが同様の危険にさらされることはなくなった。

 欧州中央銀行(ECB)の金融政策も、独経済の停滞が続く2000年代半ば、低めの政策金利を維持。この結果、スペインの住宅バブルが加速したともされる。同国の金融不安はこのバブル崩壊が原因だ。

 改革の成果を自任し、他国にもまず緊縮を求める。世論調査では、ギリシャが緊縮策を履行しないならユーロから離脱すべきだと独国民の8割超が回答した。

 だが、ギリシャ人の元世界銀行アナリスト、エレナ・パナリティス氏は危機の根本原因は、通貨はひとつでも財政は別というユーロの欠陥にあるとし、個々の国の財政だけを問題にするドイツの態度は「本質をくもらせた」と批判する。


負の連鎖を危惧


 金融機関はギリシャ向け貸し付けを減らしており、同国のユーロ離脱に伴う混乱は乗り切れるともいわれる。だが、ドイツが最も恐れるのは、ユーロの信認喪失による負の連鎖だ。

 市場はギリシャの“次”を探し、ユーロ圏から資金が流出。影響は世界経済にもおよび、独経済を牽引(けんいん)する輸出への打撃は必至だ。仮にユーロを断念し、マルクを復活させても、相場の上昇で輸出は減ってしまう。

 「ユーロ圏は一つの船。どの国も一国では生き残れない」とハッカー氏。

 通貨統合により統一ドイツの影響力増大を抑えることが目的だったとされるユーロ導入で、むしろドイツが力を増している今の光景は皮肉ともいえる。

 独紙南ドイツ新聞に掲載されたフィッシャー元外相の寄稿は激烈だ。「ドイツは20世紀、戦争で2度欧州の秩序を破壊した。今度は平和的に善意によって3度目の破滅をもたらすとすれば、それは悲劇だ」(アテネ、ベルリン 宮下日出男)

4492チバQ:2012/06/11(月) 20:39:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120610/mds12061018370003-n1.htm
ケニアでヘリ墜落 閣僚ら6人死亡
2012.6.10 20:53
 ケニア首相府や地元メディアによると、首都ナイロビ近郊で10日、警察当局のヘリコプターが墜落して炎上、乗っていたサイトティ州行政・国内治安担当相ら6人が死亡した。

 墜落の原因は明らかになっていない。サイトティ氏はモイ前政権時代に副大統領を務め、次の大統領選への出馬に意欲を見せていた。

 ヘリはナイロビの空港を離陸。目撃情報によると、上空で機体から煙が大量に出た後、墜落した。(共同)

4493チバQ:2012/06/11(月) 20:46:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120609-00000038-mai-soci
<自転車>東京ゲートブリッジ走行不可…「観光活用」望む声
毎日新聞 6月9日(土)12時2分配信

 東京湾に2月開通した「東京ゲートブリッジ」は自転車が走れない。東京スカイツリーをはじめ首都の街並みが眺望でき、絶好のサイクリングコースになりそうだが、大型車が多いことなどから通行が禁じられている。本州と四国を結ぶ「しまなみ海道」(西瀬戸自動車道)は自転車が通行可能で人気観光地になっており、専門家は「行政は車を通すことばかり考え、しまなみ海道の好例を生かしていない」と残念がる。【馬場直子】

【東京ゲートブリッジ】闇に浮かぶ「恐竜橋」…ライトアップ

 開通直前の2月4日、ゲートブリッジをサイクリングできる記念イベントがあった。「この機会を逃したら一生、走れないかもしれない」。東京都の会社員、花井さと美さん(28)は愛用のロードバイクで参加、東京湾や富士山が眼前に広がる景観に感動した。東京都江東区若洲と中央防波堤外側埋め立て地を結ぶゲートブリッジは全長約2.6キロ。片側2車線で、若洲側からしか出入りできない幅3.5メートルの歩道がある。

 設計した国土交通省東京港湾事務所によると、ダンプカーなど大型車が多く、自転車の車道走行は危ない▽埋め立て地に施設がなく、その先の海底トンネルは自転車が通れない▽歩道は狭い上に景色を眺める遊歩道的なもので、自転車が通ると事故の恐れがある−−などが自転車通行禁止の理由という。管理する東京都港湾局は「警察との協議で橋の傾斜がきついことも懸念された」と説明する。

 一方、瀬戸内海の島々に架橋し広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ全長約60キロのしまなみ海道は、自転車が橋を通れるようにした。生活道路として地元の要望があったためだが、島々を観光しながら自転車が楽しめる「サイクリストの聖地」になりつつある。沿道自治体は99年の全橋開通当初からレンタサイクルを始め、10年度4万8178台、11年度5万7701台と利用は増加。今治市観光課は「ほかにはない観光資源」と胸を張る。

 対して東京湾では、レインボーブリッジも自転車は押して歩くことしかできない。

 自転車政策を提言するNPO法人・自転車活用推進研究会の小林成基理事長は「今や重要な交通手段の自転車に無関心で、歩行者のことも考えていない。電波塔なのに多くの観光客に対応する東京タワーのような活用をすべきだ」と話している。

4494チバQ:2012/06/11(月) 20:48:09
>>4482>>4487
http://mainichi.jp/select/news/20120611k0000e030109000c.html
フランス総選挙:左派が躍進、過半数へ…第1回投票
毎日新聞 2012年06月11日 11時47分(最終更新 06月11日 12時11分)


フランス中部のチュールで、国民議会総選挙の第1回投票を行うオランド大統領=2012年6月10日、AP
拡大写真 【パリ宮川裕章】フランス国民議会(下院、定数577、任期5年)総選挙の第1回投票が10日実施され、オランド大統領の支持母体・社会党など左派が約47%の得票率を記録し、前回07年の約36%から大躍進した。最終結果は17日の第2回投票に持ち越されるが、社会党を中心とする左派が過半数の議席を獲得し、勝利する見通しとなった。左派は上院でも多数派を占めており、緊縮財政と成長戦略の両立を訴えるオランド大統領が政権の基盤を固めそうだ。

 仏内務省発表の最終開票結果によると、得票率は社会党、共産党、「欧州エコロジー・緑の党」など左派が計約47%。サルコジ前大統領の支持基盤だった国民運動連合と、新中道などの右派が計約34%。

 世論調査会社IPSOSによる予想獲得議席は社会党が270〜300議席(改選前195議席)で左派全体では305〜353議席(同215議席)。国民運動連合は210〜240議席(同304議席)で右派全体では227〜266議席(同328議席)。社会党単独での過半数(289議席)獲得は微妙な情勢だが、左派全体では半数を大きく上回る見通しだ。改選前は国民運動連合が単独過半数を占めていた。

 第1回投票で確定したのは577議席中36議席。社会党22人を含めた左派25人、国民運動連合9人など右派11人が当選した。極右・国民戦線の当選者はなかった。残りの大半の選挙区では第2回投票に決着が持ち越された。投票率は前回の60.42%を下回る57.23%で過去最低水準となった。

 社会党は5月の大統領選でのオランド氏の勝利を追い風に「改革のために過半数を」を標語に掲げ、「経済再生、財政規律条約の見直し」などを訴えた。一方、サルコジ前大統領の再選に失敗した国民運動連合は「フランスを選ぼう」を合言葉に「新規移民半減」「治安強化」などを主張した。

 ◇仏総選挙の仕組み
 国民議会(下院)議員を選出する小選挙区制選挙。第1回投票で有効投票数の過半数を獲得すれば当選が決まる。過半数を獲得した候補がいない場合、登録有権者数の12.5%以上を得票した候補が第2回投票に進み、最多得票者が当選する。

4495チバQ:2012/06/11(月) 20:55:35
>>2813とか
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120610/amr12061013400003-n1.htm
資源利権、領有権…北極海めぐる「冷たい戦争」
2012.6.10 13:29 (1/4ページ)

ノルウェーのヨーナス・ストーレ外相(奥)とともに北極海の視察を行うヒラリー・クリントン米国務長官=2日、ノルウェー・トロムセ沖(ロイター)
 北極海をめぐり「冷たい戦争」が激化している。石油や天然ガス・鉄鉱石・ニッケル・銅・パラジウム・レアアースなどの資源利権や領有権を狙う国の軍隊が、組織改編や兵器拡充を図っているのだ。特に地球上で未発見のガスの30%、石油の13%がこの海域で手つかずで眠る。

 さらに、地球温暖化で海氷が縮小し、新航路帯が出現。太平洋と大西洋を結ぶルートとして、北西航路はパナマ運河経由よりも経済的負担が少ない。2010年に11.1万トンだった北西航路などの貨物輸送量は、海氷が溶けるにつれ12年中には100万トンの大台に乗るとの観測さえある。


軍事的にも要衝の北極海


 もっとも、冷戦中から北極海は軍事的要衝だった。ソ連軍の原子力潜水艦や戦略爆撃機は、アラスカや米本土を恒常的に狙っていた。地球を上(北)から眺めれば、標的までの距離の短さなどその軍事的合理性が判然とする。カナダの通信社が入手した、冷戦期にソ連海軍が作成した海図は数十年にわたり、北西航路といったカナダ内水の詳細で正確な情報を調査していた事実を裏付ける。

 ロシアへと体制を変えても、北極海重視は変わらない。露陸軍高官は2月、露紙の取材に新編計画を明らかにした。この高官や11年の国防相の発表を総合すると、極寒地用装備を整え、15年にも北極自動車化歩兵旅団を編成するもようだ。

 一方、別の軍高官は2月「米国はノルウェーに、ミサイル防衛(MD)システムの一翼を担う艦艇を導入するよう圧力をかけている」と非難。「MDシステムの北極海配備には対抗手段を採る」と警告した。

 当時のドミトリー・メドベージェフ大統領(46)に至っては2高官による発言の直前「北極圏における露権益を保護し、さらなる措置が必要」との認識を披(ひ)瀝(れき)。露連邦保安庁国境警備局を格上げし、最新装備支給命令を下している。

 ロシアの軍事上の動きに周辺諸国は警戒している。

 作戦司令部を北極圏に移したノルウェー軍によれば、昨年1年間に自国に近付いた露爆撃機48機を探知・識別。すべてバレンツ海上空だった。領空侵犯はなかったが、領空に極めて近い空域で、ノルウェー空軍のF−16戦闘機のスクランブル(緊急発進)は34回にのぼった。ノルウェーは自国のフィヨルドに、ソ連潜水艦に何度となく侵入されており、いまなおロシアへの警戒感は根強い。


ピリピリするカナダ軍


 3月にも12日間にわたって5回目の北極演習を主催した。演習には米国・英国・フランス・カナダ・オランダ・デンマーク・ノルウェーといったNATO(北大西洋条約機構)諸国とスウェーデンの各軍から1万6000人が参加した。とりわけ、デンマークは北極圏司令部設置を優先的戦略課題と位置付ける。

4496チバQ:2012/06/11(月) 20:56:00
 当然ながら、カナダ軍もピリピリしている。今後30年で330億カナダドル(約2兆5600億円)を投資して、28隻の艦艇建造など北極艦隊拡充を図る。2月には、ノースウエスト準州で1500人を動員し13日間にわたり演習も行った。北極圏での作戦行動を想定した演習で、カナダ軍第1自動車旅団が雪・氷上走行や偵察、サバイバルに関する訓練、極寒地での兵器・装備試験を繰り返した。カナダにとり、北極における主権守護は最優先戦略で、演習もカナダ北部での展開能力向上が狙いだ。


遅れている米国の戦略


 意外なことに、米国の北極圏戦略は遅れている。アラスカに残る安全保障関連インフラは1950〜60年代に建設されたもので錆(さび)付き、ほとんど放置されたまま。09年の大統領命令でやっと、北極圏における国際組織による管理海域設定や経済開発を含む安全保障上の重要性を訴えた。

 連邦議会でも深刻な問題として取り上げられている。昨年末、下院運輸・インフラ委員会の沿岸警備隊・海上輸送小委員会は、北極海における沿岸警備隊の任務遂行能力について公聴会を開いた。冒頭、小委員長は「地球温暖化で海氷が縮小し、新航路帯が出現。資源と海上輸送上新たな経済的好機をもたらした」と歓迎した。反面で「安全保障や主権防衛に新たな危険・課題を突きつけている」と懸念。次のように指摘した。

 「北極海に限って言えば、脅威・緊急事態対処能力は過去半世紀のどの時期よりも劣勢。例えば、3ノットで1.8メートルの連続砕氷能力を備える学術観測支援用ポーラー級砕氷船は、船齢34年の1隻が退役予定、船齢35年の1隻が延命工事中で、稼働は13年以降になる。だのに、2隻の維持費に毎年数百万ドルをかけている。無駄を廃し資金を投入し、北極海の新安全保障環境に対応できる能力を整備すべきだ」

 証人として出席した沿岸警備隊司令官も「極寒地での作戦行動を可能ならしむ戦力整備の必要がある。砕氷船保有や海空での哨戒任務に向け季節限定基地増設を検討すべき」と訴えた。

 公聴会での、アラスカ州副知事の言葉は刺激的だ。

 「諸外国の進出を目の当たりに好機を逃している。かつて米国は、日本の侵略や冷戦期のソ連ミサイルを阻止すべく、北極圏の安全確保と管理は国家的命題だった。21世紀でも、それは全く変わらない。米国は、今の好機が海氷のように溶けてしまう前に行動する必要がある」(九州総局長 野口裕之)

4497チバQ:2012/06/11(月) 21:03:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120611-00000065-reut-int
焦点:アフガンで相次ぐ学校襲撃、タリバンの重点作戦に変化か
ロイター 6月11日(月)16時11分配信


拡大写真
6月11日、女子生徒を狙った毒物混入事件などが続発するアフガニスタンでは、反政府武装勢力タリバンの重点作戦が変化してきたとの見方も。写真はカブールの高校でセキュリティーチェックを行う学生。5日撮影(2012年 ロイター/Mohammad Ismail)

[カブール 11日 ロイター] 女子生徒を狙った毒物混入事件などが続発するアフガニスタン。首都カブールの高校前では、制服を着た男子生徒2人が在籍生徒や来客者らの身体検査を行っていた。

【写真】アフガニスタンの女性たち

アフガン政府は、放火や毒物混入事件などについて、女子教育に反対する反政府武装勢力タリバンの犯行だと非難。学校側には課外活動の一環として自衛活動の強化を促している。

カブール市内の高校に通うアブドゥル・ファタハ君(16)は、数週間おきにセキュリティーチェックを担当し、当日は一日中、学校の入り口の前に立ち警戒に当たる。

アブドゥル君の両親は、事件があった場合、息子が最初にけがをしてしまうと不安な気持ちを隠せない。しかし、他の唯一の選択肢は、学校を早期に退学し、単純労働で生きながらえる数万人のアフガン人と同じ生活を選ぶことしかない。

「私たちは前線にいる」と現状を表現したアブドゥル君。「攻撃されたら、けがをするのは私たちだろう。でも、誰かがセキュリティーチェックをしなければならない」と、力強く語った。

放火事件はアフガン全土で起こっており、毒物が混入された水を飲んだ子どもはこれまでに数百人にも上っている。相次ぐ襲撃事件は、女子教育を禁止した1996─2001年のタリバン政権時代を思い起こさせる。

<学校閉鎖>

今月6日、アフガンの情報機関、国家保安局は、北部タハール州で発生した一連の学校襲撃事件で、15人を逮捕したと発表。逮捕者の大半はタリバンのメンバーだったが、5万アフガニ(約8万円)を受け取り、タンク内に毒物を混入した女子生徒2人も含まれていた。

その1人、シマ・グルさんは同局から提出されたビデオで、タリバンに所属する親類から教室に毒ガスをまくよう強要されたと明かした。「彼は、実行しなければ誘拐して殺すと脅してきた」と声を震わせた。

これに対し、タリバンは関与を否定するとともに、逮捕や告白ビデオは、組織の評判を汚すためのキャンペーンだと主張。タリバン報道官も「われわれは教育に反対している訳ではない。イスラム教に反する教育が行われている学校を批判しているだけだ」と述べた。

教育省によると、十分な治安対策が施せないとして、11州で約550校が閉鎖に追い込まれている。その結果、約20万人の子ども、とりわけ多くの少女が教育を受けられない状況となっており、2014年に予定されている国際治安支援部隊(ISAF)の撤収後、女性の権利が保護されないのではないかとの懸念も広がる。

米ワシントンを拠点にする研究機関のアフガン専門家、ジョシュア・ファウスト氏は「タリバンには、この2年間で大規模な軍事作戦からの転換がみられ、妨害行為や社会的・政治的コントロール奪取に焦点が当てられている」と指摘。その上で同氏は「学校を閉鎖することは、タリバンが主導権を握る一つの策だ」との見方を示した。

また、タリバンによる一連の事件で、アフガン治安部隊の制御能力に対する不安も拡大。タハール州などではすでに治安権限がアフガン側に移譲されているが、ファウスト氏は「アフガン側に治安権限が移り、予想通りの事態が多くの場所で起こっている。武装勢力が虎視眈々(たんたん)と支配権を狙っている」と警鐘を鳴らす。

(原文執筆:Mirwais Harooni、Sanjeev Miglani記者、翻訳:野村宏之、編集:本田ももこ)

4498チバQ:2012/06/11(月) 21:04:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120607/mds12060700160000-n1.htm
女子高有毒ガス事件 教師ら15人拘束 「怖がらせて学校にいかせないように…」 アフガン
2012.6.7 00:14
 アフガニスタン北部タハル州の複数の女子高校で5月、授業を妨害するため有毒ガスをまいたとして、同国情報機関、国家保安局は6日、女子高の教師や会計担当者、生徒を含む計15人を拘束した。

 保安局は、15人のうち学校関係者以外の多くは反政府武装勢力タリバンのメンバーだったと指摘しているが、タリバンの報道官は関与を否定している。

 保安局は「女子生徒を怖がらせて学校に行かせないようにするのが動機だったとみられる」と指摘。拘束された生徒はタリバンから現金を渡され犯行に及んでいたとしている。

 アフガンには女性教育に反対する極めて保守的な思想があり、授業妨害や学校関係者が襲われる事件が頻発している。(共同)

4499チバQ:2012/06/11(月) 21:42:17
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012061100471
左派、大統領選の勢い維持=決選投票は極右票がカギ−仏総選挙
 【パリ時事】10日のフランス国民議会(下院、定数577)選挙第1回投票は、オランド新政権与党の社会党など左派が優位に立った。逆に、サルコジ前政権を支えた右派の国民運動連合(UMP)は敗色濃厚。オランド大統領の無難な立ち上がりを反映し、左派が大統領選の勢いをそのまま総選挙に持ち込んだ形だ。
 オランド大統領は5月15日の就任後、主要国首脳会議(サミット)や欧州連合(EU)首脳会合などの外交日程を順調にこなし、世論調査では60%前後の高い支持率を得ている。社会党のエロー首相は記者団に「変革に向けた動きはしばらく続く」と述べ、17日の決選投票での過半数獲得に自信を示した。(2012/06/11-15:35

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012061100042
「再戦」は極右ルペン氏に軍配=急進左派候補が敗退−仏総選挙
 【パリ時事】10日のフランス総選挙第1回投票で、極右・国民戦線(FN)のルペン党首が北部リール近郊の選挙区で決選投票に進出した。同じ選挙区で激突した急進左派・左翼党のメランション党首は3位に終わり、大統領選の両党候補者同士の「再戦」はルペン氏に軍配が上がった。
 4月22日の大統領選第1回投票ではルペン氏が3位、メランション氏が4位に入った。極右批判の急先鋒(せんぽう)として知られるメランション氏は、パリ近郊選出の元上院議員だが、国政進出を目指すルペン氏を「国替え」で阻止しようと総選挙に出馬していた。(2012/06/11-07:58)

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4500チバQ:2012/06/11(月) 22:09:14
http://www.cnn.co.jp/fringe/30006917.html?google_editors_picks=true
米大統領の居所情報に「ラクダ10頭」 ソマリア過激派
2012.06.10 Sun posted at: 14:27 JST
(CNN) アフリカ北東部ソマリアに拠点を築く国際テロ組織アルカイダ系の「シャバブ」を名乗る武装勢力は10日までに、米国のオバマ大統領とクリントン国務長官の居場所に関する情報提供への報償として「ラクダ」を贈呈すると表明した。

イスラム過激派系のウェブサイトに載せた音声の声明で述べた。報償のラクダは、オバマ氏に関する情報提供に対し「10頭」、クリントン氏の場合は「2頭」としている。

米政府が先に、シャバブ幹部の捕そくなどにつながる重要情報の提供に対する報奨金を発表したことをあざけった対抗手段ともみられる。

声明でラクダの贈呈を明らかにしたのはフアド・モハメド・ハラフと名乗る人物で、米国務省はシャバブの主要な活動資金担当者とみている。この声明はソマリア南部の港湾都市メルカで支持者に行った演説を下敷きにしたものともみられる。「異教徒オバマ(大統領)とビル・クリントン(元米大統領)のレディーの居場所に関する情報をイスラム戦士にもたらす全ての者に報償を与える」と述べた。

干害が家畜に及ぼす影響を調査した地元大学の報告書によると、ソマリアでラクダ1頭の値段は平均で700米ドル(約5万5300円)。

米国務省は最近、シャバブの創始者でもあるアハメド・アブディ・アウ・モハメド司令官の居所を知らせる情報に700万ドルの懸賞金を支払うと発表。幹部6人に関する情報でも300万〜500万ドルの報奨金を約束した。

モハメド司令官とアルカイダ指導者のザワヒリ容疑者は今年、両組織の統合を公式宣言するビデオ映像を発表していた。

4501チバQ:2012/06/11(月) 22:13:08
http://www.asahi.com/international/intro_m2/TKY201206090558.html
雄弁でセクシーな37歳 ギリシャ急進左翼チプラス党首

 ギリシャの再選挙が17日に迫った。ユーロ圏からの離脱を迫られかねない「緊縮策反対」の急進左翼進歩連合が、第1党の座をうかがっている。シンボルは37歳の党首アレクシス・チプラスだ。

■「緊縮策は押しつけ」訴え

 「支援の前提に緊縮を押しつける」とやり玉にあげるドイツを、5月下旬に訪ねた。左派党の党首との会談を終えて記者会見場に姿を見せると、シャッター音とフラッシュは5分以上続いた。「まるでサッカーのスター選手みたいですね」。自ら冗談めかした。

 再選挙に勝ち、支援が途切れるようなことになればユーロからの離脱が現実味を増す。ギリシャはおろか世界経済も揺さぶりかねない党首をメディアが追う。

4502とはずがたり:2012/06/12(火) 17:55:33
>>4500
ホワイトハウスの住所調べて駱駝10頭もらおっとw

4503チバQ:2012/06/12(火) 19:47:16
2762 名前:チバQ 投稿日: 2012/06/12(火) 19:46:25
http://mainichi.jp/select/news/20120612k0000m030069000c.html
ギリシャ再選挙:緊縮策推進か廃棄か 政局不安解消せず
毎日新聞 2012年06月11日 22時12分(最終更新 06月11日 22時46分)

 【ジュネーブ伊藤智永】ギリシャ議会再選挙(17日投開票)は財政緊縮策推進(中道右派・新民主主義党)か、廃棄(急進左派連合)かを問う決選投票の様相となっている。今度こそ政権はできるのか。選挙後の政局の行方を予測する。

 ◆新民主が第1党の場合

 同じ推進派の全ギリシャ社会主義運動、緊縮策「解消」を唱えながらも「再々選挙絶対阻止」の民主左派を中心に、20日までに緊縮策継続の連立政権を樹立。一連の政治危機はいったん収束する。

 新議会招集は28日なので、6月末が提出期限の116億ユーロの追加財政緊縮策は遅れるが、欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)も実行が約束されれば柔軟に対応すると予想される。

 新民主が選挙中に公約した「緊縮策の2年凍結」は無理でも、2度の選挙を通じた「反緊縮」の強い民意を受けて、EU・IMFに緊縮措置の緩和を求める再交渉は避けられず、不安定な政権運営を強いられる。

 ◆急進左派が第1党の場合

「反緊縮」左派連立政権を目指すが、共産党が拒否し、民主左派は「反緊縮」強硬路線に反対なので、政権はできない。左派にこだわって組閣に失敗すると、2位の新民主に組閣権が移るため、右派・独立ギリシャ人党が30議席以上を獲得していれば、一転してこちらとの連立を模索する展開が予想される。

 本来、政治的立場を異にするはずの両党は、緊縮策廃止▽銀行国有化▽EUよりロシアとの外交関係強化−−といった主要政策で奇妙に重なり、「大衆迎合(ポピュリズム)型民族主義」という基本姿勢で共通している。ただし、政策に現実性はなく、短命政権に終わるのは必至だ。

 ◆再々選挙か実務者内閣か

 すべての組閣が失敗するか、無理な連立で政権運営がすぐに行き詰まった場合は、再々選挙もあり得る。しかし、政党も有権者も選挙への嫌気は強い。政党に見切りをつけ、昨年11月と同じ実務者内閣で乗り切りを図ろうとする動きもある。

 パパンドレウ元首相が選挙後に新党結成を準備しているとの報道は、こうした展開を示唆したものだが、国民の反発は確実で、ストやデモなど社会不安の増大も予想される。

4504チバQ:2012/06/12(火) 19:58:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120612/mds12061219200006-n1.htm
シリア 全面内戦のおそれ 政府軍、ヘリ使用で攻撃強化
2012.6.12 19:19 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】内戦状態にあるシリアに展開する国連シリア監視団は11日、アサド政権側の軍が反体制派の拠点である中部ホムス近郊ラスタンやタルビセに対し、軍用ヘリコプターや砲撃による攻撃を強化しているとする声明を出した。監視団が政権側のヘリ使用を指摘したのは初めて。国連・アラブ連盟合同特使のアナン前国連事務総長による調停が機能しない中、政権側は弾圧をエスカレート、反体制派も反撃を強めており、同国は全面内戦の様相を呈しつつある。

 また米国務省のヌランド報道官は11日、政権側が北西部ラタキア郊外のハッファなどで大規模な「虐殺を計画している可能性がある」と述べた。

 国連の潘基文事務総長も同日、「(政権側の)戦術変更で暴力が強まっている」と「深刻な懸念」を表明、「流血と戦闘をすぐに停止しなければならない」と政権と反体制派双方の攻撃激化を非難する声明を出した。

 また、政権側に監視団のハッファ入りを認めるよう求めた。

 シリアでは5月にホムス近郊ホウラで市民100人超が殺害されるなど虐殺事件が相次いでいる。にもかかわらず国際社会は、シリアでの権益保持を図りたいロシアと、アサド政権打倒を目指す米欧の溝が埋まらずアナン調停に代わる具体的な行動をとれずにいる。

 こうした中、フランス通信(AFP)によると、反体制派の在外代表組織「シリア国民評議会(SNC)」のサイダ新議長は、アサド大統領に対し、副大統領に権限を移譲し退陣するよう求めた。国連などの仲介でサレハ前大統領をひとまず退陣させ当面の政治危機回避を実現したイエメンをモデルとした提案で、武力での政権打倒には必ずしもこだわらないことを示唆したといえる。

 ただ、離反兵らの反体制派武装組織「自由シリア軍」は、あくまで国連安全保障理事会の決議に基づく軍事介入を要求。SNC内にも「既存権力温存につながる」として「イエメン型」に反発する声は強く、SNCの公式見解としてまとめるのは難しい状況だ。

 政権側がヘリを使用するなどあからさまに弾圧を強めているのは、反体制派の統合が進まないことに加え、国際社会と反体制派の足並みがそろわないことを見透かしてのことだとみられている。

4505チバQ:2012/06/12(火) 20:00:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120612/amr12061214520005-n1.htm
チャベス氏が大統領選出馬 健康不安の中、優勢保つ
2012.6.12 14:50

11日、カラカスで支持者らに向け手をかざすチャベス大統領(AP)
 南米ベネズエラの反米左翼ウゴ・チャベス大統領(57)は11日、10月7日に行われる大統領選の出馬申請を行った。チャベス氏は昨年6月と今年2月にがん摘出手術を受けており、健康不安の克服が勝敗の鍵となる。

 対抗馬の野党統一候補エンリケ・カプリレス氏(39)は10日に申請を終えており、一騎打ちの選挙戦が始まった。各世論調査ではチャベス氏が50%前後の支持率を得て、4選に向け優勢を保っている。当選者の任期は2019年1月まで。チャベス氏が当選すれば1999年2月から約20年間在職することになる。

 チャベス氏はこの日、トレードマークの赤いベレー帽と国旗をあしらった赤、黄、青3色のジャンパー姿で、詰め掛けた支持者の前に登場。山車に乗って選挙管理当局に出向き、申請を済ませた。やつれた様子で、目の下のくまが目立った。(共同)

4506チバQ:2012/06/12(火) 20:13:48
http://www.asahi.com/international/update/0612/TKY201206120167.html
2012年6月12日11時23分
ベネズエラ大統領選、チャベス氏が出馬 強さにかげりもベネズエラの首都カラカスで11日、10月の大統領選に立候補すると支持者に伝えるウゴ・チャベス大統領=ロイター

 がんを患い、健康状態が懸念されていた南米ベネズエラのウゴ・チャベス大統領(57)が11日、10月7日に行われる大統領選挙に正式に立候補した。野党は、前ミランダ州知事のエンリケ・カプリレス氏(39)を統一候補として擁立。世論調査ではチャベス氏が優勢だが、圧倒的だった強さにはかげりも見られる。

 チャベス氏はこの日、首都カラカス市内を車で行進。選挙管理当局で立候補手続きを済ませ、「10月の選挙でベネズエラと世界に結果を示す」と語った。

 チャベス氏は昨年6月、骨盤にがんがみつかりキューバで手術をうけた。今年2月に再発がわかり再手術。この間、重体説が何度も流れたが、5月に放射線治療を終えたとしており、今月9日、健康状態は「非常にいい」と強調した。

4507チバQ:2012/06/13(水) 22:34:37
http://www.cnn.co.jp/world/30006953.html
モスクワで数万人規模の反プーチン・デモ、野党勢力が退陣要求
2012.06.13 Wed posted at: 09:35 JST
モスクワ(CNN) ロシアの首都モスクワで12日、数万人規模の反プーチン政権デモが行われ、プーチン大統領の退陣や選挙のやり直しを求めてデモ行進した。野党勢力の指導者が明らかにした。

プーチン大統領は4年間首相を務めた後、3月の大統領選挙で返り咲いた。デモに参加したミハイル・カシヤノフ元首相はこの選挙について「自由でも公正でもなかった。結果に信憑(しんぴょう)性はない」と批判。「(プーチン大統領は)正当な大統領とは到底いえない」と語気を強め、退陣の条件について話し合いに応じるよう求めた。

カシヤノフ氏はまた、プーチン大統領に対する圧力を強める目的でさらなるデモを呼びかける一方、「最善の方法は平和的な抗議活動を行うことだ」と述べ、激しい民主化要求デモで政権を倒した「アラブの春」のような方向は目指さない意向を示した。

デモは暴動に発展することもなく終了。プーチン大統領の就任前に行われた先月のデモに比べると、警察官の数も目に見えて少なかった。先月のデモでは野党勢力指導者ボリス・ネムツォフ氏なども含め、250人以上が逮捕されていた。

3月の大統領選挙ではプーチン氏が65%近い得票を得て勝利した。これに対して独立系の選挙監視団は選挙違反が横行していたと指摘、国際監視団も選挙に不正があったとの認識を示していた。

4508チバQ:2012/06/13(水) 22:37:47
>>546>>4358-4359
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012061300076
来月19日に大統領選=ムカジー財務相が有力−インド
 【ニューデリーAFP=時事】インド選管は12日、大統領選の投票を7月19日に行うと発表した。立候補は6月30日まで受け付けるが、ムカジー財務相(76)の当選が有力視されている。
 現職のパティル大統領(77)はインド初の女性大統領。7月24日で5年の任期を終える。選挙は上下両院や州議会の議員で構成する選挙人団が行い、開票結果は7月22日に明らかにされる。(2012/06/13-06:35)

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4509チバQ:2012/06/13(水) 22:39:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120613/erp12061300000011-n1.htm
仏大統領の現元夫人確執 総選挙で対立候補応援
2012.6.13 00:00
 フランス国民議会(下院)総選挙で、西部シャラントマリティム地方の選挙区で第2回投票に進んだオランド大統領の元事実婚パートナー、セゴレーヌ・ロワイヤル氏(58)の対立候補を、大統領の現パートナー、バレリー・トリルベレールさん(47)が応援すると公表、両者の確執が表面化した。同国メディアが12日、伝えた。

 対立候補オリビエ・ファロルニ氏は元社会党の地方議員で、無所属で出馬した。オランド大統領は同選挙区でロワイヤル氏への支持を明言しており、大統領夫妻の擦れ違いも浮き彫りになった。

 トリルベレールさんは12日、短文投稿サイト「ツイッター」で「長年、地方のために私心を捨てて努力してきたオリビエ・ファロルニ氏に声援を送る」と表明した。ロワイヤル氏はこれに対しコメントを拒否している。(共同)

4510チバQ:2012/06/13(水) 22:39:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120613/chn12061320000005-n1.htm
中国、ノルウェー前首相の査証発給を拒否 劉氏への平和賞授与が理由か
2012.6.13 19:59
 ノルウェーのボンデビック前首相が中国江蘇省南京市で開かれる宗教関係の会議に出席するため、中国当局に査証(ビザ)を申請したところ拒否された。AP通信などが13日までに伝えた。

 中国外務省の劉為民報道局参事官は13日の記者会見で「中国とノルウェー関係は現在困難に直面しているが、(この状況は)完全にノルウェー側の間違った行動が引き起こしたものだ」と述べ、2010年の民主活動家、劉暁波氏へのノーベル平和賞授与が査証拒否の理由である可能性を示唆した。(共同)

4511チバQ:2012/06/13(水) 22:40:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120613/erp12061313210002-n1.htm
シリア監視団、撤退検討も 国連長官「内戦状態」認める
2012.6.13 13:17

黒煙が立ち上るシリア西部ホムスの住宅街=9日(AP)
 【ニューヨーク=黒沢潤】国連のラズース平和維持活動(PKO)局長(事務次長)は12日、記者団に対し、アサド政権と反体制派との戦闘が続くシリア情勢について、「内戦」であるとの認識を示した。国連高官がシリアを内戦状態にあると正式に認めるのは初めて。

 局長は内戦状態にあるかと問われ「そうだといえる」と言明。その上で、「シリア政府は多くの領土と複数の都市を反体制派に奪われ、奪還を試みようとしている」と語った。

 国連の説明によると、シリア国内に展開する国連停戦監視団は12日、北西部ラタキア郊外ハッファに入ろうしたが、大勢の暴徒から石や金属棒を投げ付けられ、撤退を余儀なくされたという。フランス通信(AFP)などによると、暴徒は国旗を掲げていたといい、アサド政権支持派が攻撃した可能性もある。

 また、北部イドリブに戻ろうとした監視団の車両のうち、3台が約20発の銃弾を浴びたことも明らかとなった。銃撃したのが何者かは不明。要員にけがはなかったが、ラズース局長は「要員1人のブーツに銃弾があたった。負傷したと思った」と語り、状況は相当深刻だったとの認識を示した。

 停戦監視団への攻撃は恒常化していて、負傷者がいつ出てもおかしくない状態だ。「停戦」を監視するのが活動の前提条件でもあることから、要員数人に負傷者が出た時点で、本格的に撤退論が検討される可能性も出てきた。

 国連とアラブ連盟の合同特使、アナン前国連事務総長は最近、シリア問題打開に向け、関係国で作る「連絡調整グループ」設置構想を打ち出したが、監視団撤退論が勢いづく前に、アナン特使は何らかの成果を出す必要に迫られている。

4512チバQ:2012/06/13(水) 22:41:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120613/mds12061322180008-n1.htm
アサド政権、弾圧強化 まとまり欠く反体制派、武装闘争激化
2012.6.13 22:16 (1/2ページ)

黒煙が立ち上るシリア西部ホムスの住宅街=9日(AP)
 【カイロ=大内清】シリア問題に関する国連・アラブ連盟合同特使であるアナン前国連事務総長の調停による停戦が4月12日に発効してから2カ月となった中、同国が内戦状態にあるとの認識が広がり始めている。国際社会が、調停の行方を見守るとの立場から「内戦」という表現を避け、手をこまねいてきた間にアサド政権は弾圧を強化、反体制派側もまとまりを欠いたまま武装闘争を激化させている。

 停戦発効当初、シリア国内の暴力行為は一時減少したとみられていた。アサド大統領の出身宗派で少数派のイスラム教アラウィ派による支配に不満を抱くスンニ派が多い首都ダマスカス郊外では、散発的な戦闘は続いたものの「以前よりは平穏になった」(住民)。

 しかし、政権側が「政治改革の一環」として導入した複数政党制のもとで議会選が行われた5月以降、再び戦闘は激化。その後、西部ホムス近郊ホウラや中部ハマ県の村クベイルでは住民の大量虐殺が起き、現在も北西部ハッファで同様の事件が懸念されている。

 反体制派は選挙をボイコットし、米欧なども「茶番」としか評価していない。だが政権側は選挙を通じ国民が現体制を支持したと受け止めており、それが弾圧強化の正当化につながっているとみられる。

 一方、虐殺事件では、アラウィ派民兵集団の関与が疑われている。同派が要職を占める軍の攻撃に続き虐殺が起きたとの報告もあり、政権側の意向が働いている可能性は高い。ただ、政権側が残虐行為で失うものも少なくない。欧米では対シリア介入に関する議論が活発化しており、アサド政権の後ろ盾のロシアも、アサド氏と距離を取り始めたとの指摘もある。

 11日付のクウェート紙シヤーサは「アサド氏の最大の懸念は、アラウィ派勢力から見限られることだ」とするイラク有力者の話を紹介。こうした点から、権力維持のため、アサド氏が同派の行動を野放しにしているとの見方も出ている。

 一方、反体制派武装組織「自由シリア軍」の将校の一人は今月4日、「停戦合意の破棄」を宣言している。だが、トルコ南部にある同軍司令部報道官は、停戦破棄は国内部隊の独断であり「司令部の決定ではない」という。

 流通経路は不明だが、「国内部隊は武器を充実させつつある」(同軍幹部)ともいわれる。もともと指揮系統が脆弱(ぜいじゃく)な自由シリア軍は、国内武闘派の統制がいっそう難しくなっており、それが暴力に拍車をかけていることも否めない。

4514チバQ:2012/06/13(水) 22:48:18
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/worldtown/CK2012061302000230.html
モスクワ 来日観光客ビザが壁
2012年6月13日

 モスクワのロシア人ビジネスマンと飲むと、帰宅はしばしば未明になる。勘定は相手持ちの場合が多い。中間層や富裕層が増えていて、その羽振りはどんどん良くなっている気がする。百万円もする日本の温水洗浄便座が次々と売れているそうだ。

 羽振りの良さは、外国旅行にも表れる。観光庁の統計によると昨年、来日した外国人観光者一人当たりの消費額はロシア人が二千六百ドル(約二十一万円)で、二位のオーストラリア人、三位の中国人を抑えてトップだった。ただ、全外国人観光客のうちロシア人は1%に満たない。

 「日本には行きたいが、ビザ取得に時間と手間がかかるから」との不満をよく聞く。ロシア人観光客のビザが二〇〇七年に不要になったタイではロシア人が急増し、街のにぎわいを後押ししているという。日本の大手商社のモスクワ現地法人の社長は「日ロ間でビザが無くなれば、ロシア人観光客数は五倍になる」と予測。ビザ廃止によるビジネスの機会拡大を望む。

 政治的な課題もあって簡単ではないが、ロシアからの訪日客が増えると、日本の景気回復の一助になるのではないか。日本についてはアニメやすし程度の理解しかないロシア人に、もっと日本を知ってほしいとも思う。 (原誠司)

4515チバQ:2012/06/13(水) 22:48:34
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/worldtown/CK2012061302000231.html
ロンドン 英国の多様性表と裏
2012年6月13日

 「自分たちでさえ、英国人がどんな国民なのか分からない」

 知人の白人男性はちょっと誇らしげに言った。英国は多文化主義を掲げ、かつての植民地などからも多くの人々を受け入れた結果、特に都市部に住む人たちの肌の色は千差万別。知人の言葉は「英国の多様性」をアピールするものだった。ただ、こちらは「そうかもしれないが、米国ほどではないのでは」と話半分で聞いていた。

 ところが、ニューヨークからロンドンに移ってきた二人の友人が偶然にも同じ話を披露した。「ニューヨークは人種は多くても、白人は白人、黒人は黒人と一緒にいることが多い。ロンドンは白人も黒人も一緒にいる」。確かに支局の近くのパブでも、いろんな肌の人がビール片手に語らっているのは極めて普通の光景だ。

 「多文化主義は米国よりも英国の方が定着しているのか」。そんな考えを信じかけていたころに開かれたエリザベス女王の在位六十年を祝う行事。バッキンガム宮殿が舞台の無料コンサートや王族が乗った馬車のパレードでは、通りは、はるかかなたまで人で埋まっていた。

 しかし、無数の英国旗ユニオンジャックが振られる中、よく見ると、ほとんどが白人。パブで見かけたあの光景はそこにはない。英国の別の姿を見た気がした。 (有賀信彦)

4516チバQ:2012/06/13(水) 22:56:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120613-00000092-mai-int
<シリア>「内戦」悪化の一途 隣国トルコに2000人避難
毎日新聞 6月13日(水)21時6分配信

 【カイロ前田英司】国連高官が「内戦」に言及したシリア情勢は13日も戦闘が続き、北西部ハッファでは1週間以上にわたる攻防の末、反体制派が撤退して住民が「孤立化」した。隣国トルコには過去48時間で約2000人のシリア人が逃げ込んだといい、情勢は悪化の一途をたどっている。アサド政権が攻撃ヘリを投入して空からの弾圧を強める一方、反体制派も武装強化を進めて徹底抗戦し、戦況は激しさを増すばかりだ。

 「怖くて外出できず食料がない。通信も途絶えがちだ」。ハッファ住民のソハイブさん(30)が13日、毎日新聞の電話取材に不安げに答えた。港湾都市ラタキアに近いこの町には、イスラム教スンニ派が多く住む。政府軍が5日以降、町を包囲して激しい砲撃を仕掛け、12〜13日にかけて「軍やシャビハ(政府系民兵)が入ってきて家々を捜索している」(別の男性住民)。抗戦していた離反兵士団体「自由シリア軍」は12日夜に撤退した。

 ハッファ周辺にはアサド大統領の出身母体のイスラム教アラウィ派が住む。アサド家の故郷も近い。国連の停戦監視団は繰り返し現地入りを試みたが「住民」に阻まれた。ロイター通信によると、ハッファでは5日以降、少なくとも住民29人、反体制派23人、政府軍兵士68人が死亡した。

 シリア外務省は13日、「今起きているのは『内戦』でなく『テロリスト』との戦いだ」と反論した。これに先立ち、米国務省のヌーランド報道官はハッファの状況について「新たな虐殺の起きる可能性がある」との見方を示していた。ロイター通信によると、隣国トルコには過去48時間でハッファなどから約2000人のシリア人が逃げ込んだという。

 アサド政権は最近、中部ホムスやラスタン、東部デリゾールなど反体制派の拠点地域を標的に激しい攻撃を再開している。一方、自由シリア軍も対戦車ミサイルなどを新たに入手して応戦している。米紙ワシントン・ポストによると、オバマ米政権は反体制派との接触を強めて支援先を精査しているという。反体制派は、米から支援先の情報を得たサウジアラビアやカタールから資金を受け取り、武器を購入。事実上の「武器支援」が本格化しているとされる。

4517チバQ:2012/06/13(水) 22:57:08
http://mainichi.jp/select/news/20120614k0000m030035000c.html
南アフリカ:警察長官を解任 汚職容疑で2代連続失脚
毎日新聞 2012年06月13日 19時40分(最終更新 06月13日 19時55分)

 【ヨハネスブルク服部正法】南アフリカのズマ大統領は12日、ベキ・セレ警察長官を解任したと発表した。セレ氏は、契約業者との不透明な関係などを指摘され、停職中だった。大統領はセレ氏の職務継続を不適当と結論づけた調査委などの報告を受け、決断した。南アは警察長官が2代連続で「汚職」の容疑で失脚する異常事態となった。

 地元紙が、警察庁舎の賃貸契約を巡って、セレ氏が競争入札を行わないまま不当に契約業者の選定に関与した疑いを報じて発覚。昨年10月から停職処分となり、調査が行われていた。

 セレ氏は09年に警察長官に就任。セレ氏の前任で、国際刑事警察機構(インターポール)総裁も務めたジャッキー・セレビ前長官は08年、麻薬密売業者から金品を受け取る代わりに捜査情報などを流した収賄の容疑が浮上。ムベキ大統領(当時)に更迭された後、収賄罪で懲役15年の実刑判決を受け、服役中だ。また、セレ氏とは別の警察幹部も、殺人などの容疑がかけられて現在停職中となっており、警察の威信は地に落ちた状態だ。

4518チバQ:2012/06/13(水) 23:30:15
http://www.afpbb.com/article/politics/2883553/9098098
英首相、8歳の娘をパブに置き去りに
2012年06月12日 07:13 発信地:ロンドン/英国
【6月12日 AFP】英国のデービッド・キャメロン(David Cameron)首相が、家族で昼食をとったパブに8歳の娘を置き去りにしていた。首相官邸が11日、認めた。

 英大衆紙サン(The Sun)によると、ナンシー・キャメロン(Nancy Cameron)ちゃん(8)は、キャメロン首相とサマンサ(Samantha Cameron)夫人が車の準備をしている間に店内のトイレに向かった。夫婦はそのままパブを後にしてしまい、ナンシーちゃんがいないことに気づいたのは自宅に到着した後だったという。

 首相官邸の報道官は「首相とサマンサ夫人はナンシーちゃんの不在に気づいて取り乱した…だがパブに電話をして安全で無事なことを確認した」と述べ、「首相はただちに娘を迎えに行った」と当時の状況を説明した。同報道官によると、この出来事は「数か月前」のことだったという。

 首相夫妻は当時、ナンシーちゃんとアーサー(Arthur)君(6)、生後22か月のフローレンス(Florence)ちゃんら3人の子どもを連れ、別の2家族と一緒にイングランド南東部バッキンガムシャー(Buckinghamshire)州にある首相別邸チェッカーズ(Chequers)に近いCadsdenにあるパブ「The Plough」を訪れていた。

 ボディーガード付き添いの下でチェッカーズに戻ったキャメロン首相。てっきりサマンサ夫人の乗る別の車にナンシーちゃんも乗っているものと思い込んでいたが、一方のサマンサ夫人もキャメロン首相の車にナンシーちゃんが乗っているものと勘違いしていた。

 ナンシーちゃんが一人でパブに置き去りにされた時間はおよそ15分間。その間、ご機嫌で店の手伝いをしていたという。(c)AFP

4519チバQ:2012/06/14(木) 23:54:51
!?
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012061401039
議会選は「違憲」、上下両院解散へ=大統領選は予定通り−エジプト
 【カイロ時事】エジプト最高憲法裁判所は14日、昨年11月から今年1月にかけて実施された人民議会選で、全議席の3分の1に相当する小選挙区選出議員の議席を無効とする判断を示した。無所属候補に割り当てられるはずの小選挙区に、政党候補の出馬を認めた選挙法を違憲と認定した。国営メディアによると、下院に当たる人民議会と、国政の助言機関で上院に相当する諮問評議会は解散されることになり、再選挙が行われる見通し。
 一方、憲法裁は、ムバラク前政権高官らの参政権を停止する法律について違憲と判断。これにより、16、17両日投票の大統領選決選投票に進出したシャフィク元首相の立候補は無効とならず、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団を母体とする自由公正党のモルシ党首との対決が確定した。(2012/06/14-23:32)

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4520チバQ:2012/06/14(木) 23:58:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120614/mds12061408510000-n1.htm
亡命の元大統領に終身刑 チュニジア デモ参加者殺害関与
2012.6.14 08:51
 チュニジアからの報道によると、同国北西部ケフの裁判所は13日、昨年1月に反政府デモ拡大で大統領の座を追われ、サウジアラビアに亡命したベンアリ被告に、デモ参加者殺害に関与した罪で終身刑の判決を言い渡した。求刑は死刑だった。

 ベンアリ政権崩壊は、中東民主化運動「アラブの春」の先駆けとなった。ベンアリ被告は既に、公金横領など複数の罪で計60年以上の禁錮刑判決を受け、チュニジアはサウジに身柄引き渡しを求めているが、サウジが応じる見通しはない。

 チュニジアで身柄を拘束されているカシム元内務・地域開発相には禁錮12年の判決が言い渡された。デモ参加者殺害をめぐり、ベンアリ政権の閣僚が有罪判決を受けるのは初めて。(共同)

4521チバQ:2012/06/14(木) 23:58:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120613/asi12061322080001-n1.htm
アフガン軍閥、中国の油田開発を妨害 利益の一部要求
2012.6.13 22:07
 【ニューデリー=岩田智雄】アフガニスタン司法当局者が13日明らかにしたところによると、同国少数民族ウズベク人の軍閥指導者、ラシド・ドスタム将軍の勢力が、北部での中国による油田開発で利益の一部を要求し、作業を妨害している。世界各地で資源開発を進める中国が、治安悪化が続くアフガンでの事業の難しさを改めて突きつけられた形だ。

 アフガンの国家安全保障会議の訴えによれば、北部ファルヤブ州やサリプル州にまたがるアムダリヤ鉱区で、ドスタム将軍支配下の武装集団が中国石油天然ガス集団(CNPC)の中国人作業員15人を脅し、作業員らは現場から避難した。

 アフガン鉱工業省筋によると、先週、アフガンのカルザイ大統領が上海協力機構(SCO)首脳会議に出席するため訪中した際、CNPC側が大統領に被害を訴え、ドスタム将軍を非難したという。ドスタム将軍が加わっているアフガンの政党「国民戦線」のスポークスマンは、妨害行為を否定している。

 ドスタム将軍は内戦時代、多数民族パシュトゥン人中心のイスラム原理主義勢力タリバンと血みどろの戦いを繰り返した。2001年のタリバン政権崩壊後は新政府設立に加わり、現在は名誉職である陸軍総参謀長を務める。

 中国は、14年末までに北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)がアフガンから撤退するのを見据え、同国との関係強化を図っており、資源開発にも乗り出している。

 中国はアフガンの油田開発を行う初の海外資本として、昨年12月にアムダリヤ鉱区開発に参入。推定埋蔵量は8000万バレルで、今後25年間、石油の生産が可能という。アフガン側が純利益の7割を獲得し、計70億ドル(約5600億円)の利益を得る見通し。

4523チバQ:2012/06/15(金) 00:55:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120612/erp12061201170000-n1.htm
仏総選挙 社会党、下院も制覇へ オランド政権、強固な基盤確保
2012.6.12 01:16 (1/2ページ)
 【ベルリン=宮下日出男】フランス国民議会(下院、577議席)総選挙の第1回投票が10日行われ、オランド大統領の社会党を中心とした左派勢力が10年ぶりに多数派を奪取して勝利する見通しとなった。左派は上院で過半数の議席を有しており、5月に就任したオランド大統領は公約実現に向け、強固な政権基盤を確保することになる。

 下院選は、第1回投票で過半数を得た候補がいない選挙区では、第2回投票が実施される。このため、大半の議席は17日の第2回投票で最終決定される。

 だが、社会党が単独で過半数(289議席)を制する予測もあり、大統領選時の同党の勢いが衰えていないことを示した。欧州連合(EU)に対するスペインの支援要請など債務危機が深刻化する中、ドイツが消極的なユーロ共同債導入や新財政協定見直しといった危機対応策の実現に向け、選挙結果はオランド大統領を後押しするものとなる。

 仏内務省の最終開票結果によると、共産党系の左派戦線を含めた左派の得票率は計約47%。世論調査機関の予測では、社会党は283〜329議席を獲得。政権を組むヨーロッパエコロジー・緑の党と合わせると最大347議席が見込まれる。

 サルコジ前政権を支えた保守の国民運動連合(UMP)は得票率約34%で、獲得議席は210〜263と現在の単独過半数から大きく議席を減らす見通し。

 大統領選第1回投票で、党としては過去最高の得票率を記録した極右、国民戦線(FN)のルペン党首は北部の選挙区で、同様に大統領選で台風の目となった左派戦線のメランション氏と直接対決し、圧倒的な首位で第2回投票に進んだ。

 現在、国民議会に議席がないFNは得票率13.6%で3位。前回2007年総選挙の4%から大きく伸長したが、第2回投票では左派が候補一本化などで協力するため、最大でも3議席にとどまるとみられる。

 オランド大統領は就任後、ドイツ主導の財政緊縮策に対して経済成長を重視する政策や、仏軍のアフガニスタン撤退の年内前倒しなどを国際社会で訴え、成果を上げている。国内でも公約の年金支給開始年齢の一部引き下げを決定、支持率は6割を超えている。





 

フランス総選挙


 小選挙区2回投票制。第1回投票で各選挙区の有効投票の過半数を得た候補は当選。過半数獲得の候補がいない場合は、登録有権者数の12.5%以上を得票した候補の間で17日に第2回投票が行われ、最高得票者が当選する。立候補者は6603人。任期は5年。(この項共同)

4524とはずがたり:2012/06/15(金) 12:12:40
2762 名前:チバQ[] 投稿日:2012/06/12(火) 19:46:25
http://mainichi.jp/select/news/20120612k0000m030069000c.html
ギリシャ再選挙:緊縮策推進か廃棄か 政局不安解消せず
毎日新聞 2012年06月11日 22時12分(最終更新 06月11日 22時46分)

 【ジュネーブ伊藤智永】ギリシャ議会再選挙(17日投開票)は財政緊縮策推進(中道右派・新民主主義党)か、廃棄(急進左派連合)かを問う決選投票の様相となっている。今度こそ政権はできるのか。選挙後の政局の行方を予測する。

 ◆新民主が第1党の場合

 同じ推進派の全ギリシャ社会主義運動、緊縮策「解消」を唱えながらも「再々選挙絶対阻止」の民主左派を中心に、20日までに緊縮策継続の連立政権を樹立。一連の政治危機はいったん収束する。

 新議会招集は28日なので、6月末が提出期限の116億ユーロの追加財政緊縮策は遅れるが、欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)も実行が約束されれば柔軟に対応すると予想される。

 新民主が選挙中に公約した「緊縮策の2年凍結」は無理でも、2度の選挙を通じた「反緊縮」の強い民意を受けて、EU・IMFに緊縮措置の緩和を求める再交渉は避けられず、不安定な政権運営を強いられる。

 ◆急進左派が第1党の場合

「反緊縮」左派連立政権を目指すが、共産党が拒否し、民主左派は「反緊縮」強硬路線に反対なので、政権はできない。左派にこだわって組閣に失敗すると、2位の新民主に組閣権が移るため、右派・独立ギリシャ人党が30議席以上を獲得していれば、一転してこちらとの連立を模索する展開が予想される。

 本来、政治的立場を異にするはずの両党は、緊縮策廃止▽銀行国有化▽EUよりロシアとの外交関係強化−−といった主要政策で奇妙に重なり、「大衆迎合(ポピュリズム)型民族主義」という基本姿勢で共通している。ただし、政策に現実性はなく、短命政権に終わるのは必至だ。

 ◆再々選挙か実務者内閣か

 すべての組閣が失敗するか、無理な連立で政権運営がすぐに行き詰まった場合は、再々選挙もあり得る。しかし、政党も有権者も選挙への嫌気は強い。政党に見切りをつけ、昨年11月と同じ実務者内閣で乗り切りを図ろうとする動きもある。

 パパンドレウ元首相が選挙後に新党結成を準備しているとの報道は、こうした展開を示唆したものだが、国民の反発は確実で、ストやデモなど社会不安の増大も予想される。

4525チバQ:2012/06/16(土) 17:59:46
>>>4509
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120615-00000098-reut-int
仏大統領の現元「夫人対立」浮き彫りに、ロワイヤル氏が反撃
ロイター 6月15日(金)16時2分配信

6月14日、オランド仏大統領の現在のパートナーが、下院選挙でオランド氏の元パートナー、セゴレーヌ・ロワイヤル氏(右)の対立候補を応援すると表明したことについて、同氏は深く傷ついたと述べた。12日撮影(2012年 ロイター/Stephane Mahe)

[パリ 14日 ロイター] オランド仏大統領の現在のパートナー、バレリー・トリルベレールさんが、国民議会(下院)選挙でオランド氏の元パートナーであるセゴレーヌ・ロワイヤル氏の対立候補を応援すると表明したことについて、ロワイヤル氏が13日夜、深く傷ついたと述べ、尊重を求めると「反撃」した。

当初は沈黙を保っていたロワイヤル氏だが、心境を明らかにしたことで、オランド氏の過去と現在のパートナーの対立が浮き彫りになったかたちだ。

トリルベレールさんはツイッターで12日、第2回投票が17日に行われる西部の選挙区について、社会党の公認候補であるロワイヤル氏ではなく、同党を除名されたオリビエ・ファロルニ氏を支持すると表明していた。

ロワイヤル氏は13日夜、選挙区の支持者に対し「攻撃の対象になる筋合いはない」とコメント。「しかし、だからと言って屈辱を感じず、傷つかないということではない」とし、「選挙戦を、そして一家族の母親を尊重するよう(トリルベレールさんに)求める」と述べた。

ロワイヤル氏は2007年、パートナーだったオランド氏との関係解消を発表。2人の間には4人の子どもがいる。オランド氏は、ロワイヤル氏への支持を明言している。

http://www.asahi.com/international/update/0614/TKY201206130841.html
2012年6月15日15時56分
仏大統領「夫人」が反旗 「元夫人」の対立候補を応援関連トピックスTwitter総選挙
バレリー・トリユルバイレールさん=ロイター

 フランス総選挙の決選投票を17日に控え、オランド大統領の事実婚の「夫人」、バレリー・トリユルバイレールさん(47)がツイッターで、大統領の「元夫人」で下院議長候補のセゴレーヌ・ロワイヤル氏(58)の対立候補を応援し、騒然となっている。

 バレリーさんは12日に発したツイッターで、仏西部の選挙区で落下傘候補のロワイヤル氏に地盤を譲らず、社会党と決別して非公認候補で出馬したファロルニ氏について「市民の側で長年闘ってきた私利私欲のない人」と、激励のメッセージを送った。

 この選挙区ではロワイヤル氏が第1回投票でファロルニ氏を辛くもかわし首位になったが、社会党支持層が割れており、当選が危ぶまれる。12日はオブリ社会党党首らが現地入りしロワイヤル氏を激励。オランド氏も「ロワイヤル氏は私が支持する唯一の候補だ」との見解を示した。

4526チバQ:2012/06/16(土) 18:01:24
>>4519
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012061602000103.html
エジプト大統領選 違憲判断で同胞団窮地に
2012年6月16日 朝刊

 【カイロ=今村実】ムバラク政権の崩壊後、初となるエジプト大統領選は十六日、決選投票が始まる。十七日まで。政権崩壊直後の人民議会(国会)選が違憲との憲法裁判断が、十四日に下され、議会は解散、再選挙の可能性が高い。議会に続いて権力独占を狙った穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団は、一転して窮地に陥っている。

 投票は同胞団直系の自由公正党代表モルシ(60)、軍出身の元首相シャフィク(70)両候補の争い。五月下旬の第一回投票の得票率は、モルシ氏が25%、シャフィク氏が24%と互角で、勝敗の行方は混沌(こんとん)としている。

 ロイター通信などによると、憲法裁のスルタン長官は十四日、「裁判所の判断は議会の解散を意味する。新たな選挙が実施されなければならない」と強調した。

 同長官は、ムバラク前大統領が任命。同胞団などでは司法を利用した「軍のソフトなクーデター」(自由公正党議員)といった批判が相次ぐ。しかし、大統領選直前のタイミングで、大規模な抗議行動などの動きが取れない状況だ。

 議会解散で大量の議席を失う同胞団の人気は下降気味。憲法制定の主導権を握る構想も崩れる可能性が高い。

 モルシ氏は憲法裁の裁定を尊重する意向を示しつつ「決選投票で(前政権時代のような)不正がもしあれば、大きな革命が起きるだろう」と警告した。

 憲法裁は、同胞団などがシャフィク氏らを標的にして成立させた、旧政権幹部の公民権を停止する法律も違憲と判断。法廷闘争で完勝した形のシャフィク氏は「政治的な報復の時代は終わった。私は(政権に)戻る」と語り勢いづく。

 カイロ大のハッサン・ナファ教授は本紙に「憲法裁の裁定は投票先を決めかねていた有権者らにシャフィク氏に投票するよう後押しする形となったのでは。クーデターだ」との見方を示した。

4527チバQ:2012/06/16(土) 18:02:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120615-00000106-mai-int
<エジプト>議会解散の「異常事態」 民主化に暗雲
毎日新聞 6月15日(金)21時42分配信

 【カイロ前田英司】エジプト最高憲法裁判所が14日、人民議会(国会)の解散を命じたことで、いまだに新憲法のないエジプトは議会さえ不在の「異常事態」に陥った。立法権限は国を暫定統治する軍最高評議会に移り、6月末までの民政移管の約束に逆行して軍政支配は一層強まっている。一部では「クーデター」との批判も上がっており、エジプト社会のさらなる混迷は避けられない情勢だ。

 憲法裁は14日、大統領候補のムハンマド・モルシ氏(60)を推す穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が第1党の人民議会(国会)に解散を命じた。一方、対抗馬で元首相のアフマド・シャフィク氏(70)がやり玉に挙げられた公民権剥奪法案は違憲とした。

 同胞団幹部は判断について「正真正銘のクーデターだ」と憤った。モルシ氏は支持基盤を崩されただけに打撃は必至で「『革命』を継続するため投票に行かなければならない」と会見で呼びかけた。

 これに対し、シャフィク氏は判断を「歴史的」と称賛した。公民権剥奪法案は昨年の民主化闘争で崩壊した旧体制の高官を対象にしたもので、人民議会が4月に可決。狙い撃ちにされたシャフィク氏は、大統領選候補の資格を失う危機に陥っていた。

 いずれの判断も空軍出身で軍政と蜜月関係にあるシャフィク氏に有利とみられるだけに、軍政が「体制候補」を水面下で支援して権力保持に動いているとの臆測を呼んでいる。

 憲法裁の判断を覆す手段はなく人民議会は事実上の解散状態だ。議会は憲法裁決定の直前、4月から中断していた新憲法の起草委員会を選出していたが、これも自動的に消滅する。

 軍政は議会解散で立法権限を掌握する。新憲法の起草委選定に介入する動きもある。憲法がない現状では、新大統領が誕生しても権限さえ不明だ。軍政が任命した政府は13日、「治安対策」として軍情報部などが市民を拘束することを容認した。

 昨年の民主化闘争を先導した若者グループ「4月6日運動」のムハンマド・アフィフィさん(26)は「民意の選んだ人民議会が解散させられた。エジプトは完全に軍政の支配下だ」と不満をあらわにし、「憲法裁の背後に軍政がいるのは明らかだ」と非難した。

 これに対し、法解釈に詳しいカイロ大のイブラヒム・ダルウィッシュ教授は「判断はあくまで妥当」と指摘。司法判断に軍政の意向が働いたとの見方には否定的な考えを示す一方、国の安定には「新憲法制定を最優先すべきだ」と述べた。

4528チバQ:2012/06/16(土) 18:04:26
>>4461>>4465>>4470>>4513

http://mainichi.jp/select/news/20120613k0000m030090000c.html?inb=yt
エジプト大統領選:迷う有権者 観光客激減で旧体制回帰も
毎日新聞 2012年06月12日 21時48分

 【ルクソール(エジプト南部)前田英司】エジプト大統領選の決選投票(16、17日)を巡る情勢が混とんとしている。先月の第1回投票で「革命派候補」を支持した有権者が、「イスラム」と「旧体制」の対決に態度を決めきれずにいるためだ。古都ルクソールでは激減した観光客の呼び戻しのため安定を願う声が漏れる一方、革命派が集う首都カイロの広場では「棄権か」とあきらめ顔の若者も。積極的に候補を支持できない苦悩が浮かぶ。

 「もう1週間近く客がない。最悪だ」。ナイル川沿いに位置するエジプト屈指の観光地ルクソールで11日、観光馬車を営業するムハンマドさん(43)が嘆いた。近くの名所で古代エジプトの遺跡・カルナック神殿のこの日の来客数は1630人で、民主化闘争以前の約4割。「観光に悪影響のない大統領を選ばなければ……」

 決選投票は、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下の自由公正党のモルシ党首と、ムバラク前政権のシャフィク元首相の対決だ。ルクソール市は旧与党・国民民主党の牙城。第1回投票はシャフィク氏が順当に1位通過し、モルシ氏は3位。左派のサバヒ氏が2位に食い込む「驚きの結果」(地元記者)だった。

 タクシー運転手のモハシンさん(35)はサバヒ氏に投票した一人。「決選候補は最悪の組み合わせ」と憤るが「商売を考えるとシャフィク氏」。観光馬車のムハンマドさんもサバヒ氏の支持者だが、「次はシャフィク氏かな」と打ち明けた。地元記者によれば「イスラム系大統領ならアルコール販売を禁じたりしかねず、外国人観光客が敬遠する」との懸念があり、観光局幹部も「この業界では(世俗派の)シャフィク氏が強い」と言明する。

 一方、カイロ・タハリール広場では、女性エンジニアのノハさん(27)が「シャフィク氏だけは嫌。次は棄権か、モルシ氏に」と迷う。政治活動家のイサームさん(37)は「両氏に反対。棄権するしかない」と話す。

 モルシ氏は最近、人権侵害的な側面があるとの批判もあるイスラム法(シャリア)の導入を強調した第1回投票時の姿勢を修正。女性の権利保護などを訴え「我こそ革命派」とアピールする。シャフィク氏は同胞団バッシングを展開し、「全国のあらゆる広場を意見表明の場に開放する」と宣言して若者らの懐柔に努めている。

 決選投票を巡っては最高憲法裁判所が14日に審理する旧体制幹部の公民権剥奪法案の行方もカギだ。4月に人民議会(国会)で可決。シャフィク氏は出馬不適格とされたが、異議申し立てで憲法裁の判断に委ねられた。

 憲法裁がシャフィク氏失格を合憲とすれば、大統領選自体がやり直しになる可能性もある。同時に憲法裁は議会選挙制度も審理する予定で、違憲となれば、同胞団が第1党の人民議会は解散を強いられる恐れがある。

4530チバQ:2012/06/16(土) 18:05:44
http://www.afpbb.com/article/politics/2884208/9117473?ctm_campaign=txt_topics
エジプト憲法裁、議会に「無効」判断 選挙違反を指摘
2012年06月15日 15:48 発信地:カイロ/エジプト
【6月15日 AFP】エジプトの最高憲法裁判所は14日、ホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)前政権崩壊後に議席の3分の1に対して実施された議会選挙に憲法違反があったとして、イスラム系政党が多数を占める人民議会を無効とする判断を下した。

 政党所属者に比例代表と小選挙区の双方への立候補を認める一方、無所属候補は比例代表にしか立候補できない仕組みを違法と判断した。また、議会が可決したアハメド・シャフィク(Ahmed Shafiq)元首相らムバラク政権の閣僚経験者の出馬を禁じる法律も違憲とみなした。

 現在の議会は穏健派イスラム原理主義組織のムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)が多数派となっているが、憲法裁判所の判断を受け、立法権は一時的にムバラク政権崩壊後にエジプトを暫定統治する軍最高評議会が握ることになる。

 憲法裁判所のファルク・スルタン(Faruq Sultan)長官はAFPの取材に、裁判所の決定は議会を「無効」とすることで、「解散」を意味するものではないと説明。決定はエジプトの全ての行政機関および全国民に適用されると話した。

 エジプトでは2日後に同胞団のムハンマド・ ムルシ(Mohammed Mursi)氏と、ムバラク政権最後の首相を務めたシャフィク氏との間で大統領選の決選投票が争われる。軍最高評議会は大統領選出後の民政移管を約束しているが、新大統領の権限については今週、人民議会から選出された憲法制定委員会で協議されることになっていたことから、議会が無効とされたことで政治的混迷が深まると懸念される。

 国内の活動家や政治家らは、憲法裁判所の判断を軍部による「クーデター」だと非難している。(c)AFP/Samer al-Atrush

4531チバQ:2012/06/16(土) 18:19:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120616/erp12061617260003-n1.htm
再選挙17日投票 「非緊縮」のスペイン支援、投票行動影響か
2012.6.16 17:20 (1/2ページ)
 【アテネ=宮下日出男】17日に再選挙が迫ったギリシャで、スペインに対する欧州連合(EU)ユーロ圏17カ国の支援内容を踏まえ、財政緊縮策の緩和に向けた期待が高まっている。スペイン支援では、ギリシャに課された緊縮策が回避されたためで、投票行動にも微妙な影響を与える可能性が出てきた。緩和に対する国民の期待が過度に高まれば、選挙後の財政再建にも影響を及ぼしかねない。

 5月6日の総選挙で第二党に躍進した反緊縮派、急進左派連合のツィプラス党首はスペイン支援について、「(緊縮策重視の)従来の危機対応は完全に効果がなかったと認めるものだ」と主張している。

 同党はEUなどが支援の条件とする緊縮策の撤回を掲げる。緊縮策を伴わないスペインの例は、その主張の正当性を証明しているとの論理で、「再交渉は可能」との認識だ。

 一方、急進左派連合と第一党を争う緊縮派、新民主主義党(ND)のサマラス党首は「ギリシャにはEUとの合意を壊し、ギリシャの孤立化を招く者がいる」と強調。EUとの合意を撤回すれば、緊縮策緩和のための交渉の機会を失ってしまう、と急進左派連合を批判する。

 ユーロ圏は9日、経営が悪化する銀行の資本増強のため、スペインに最大1000億ユーロ(約10兆円)を支援する用意があると表明した。支援では銀行部門改革を条件に挙げたが、追加の財政緊縮策は要求していない。

 スペインの場合、銀行限定の支援で、国の財政を丸ごと支援するギリシャと事情は異なる。だが、再選挙の投票を前に、緊縮策は「最良の薬ではなかった」(ギリシャ紙)との認識は同国内でも強まっている。

 有権者からも、「EUはスペインと同じように、ギリシャを助けるべきだった」(79歳被服業女性)との声が上がる。しかし、EUは緊縮策の見直しは拒否する姿勢だ。ある中年男性は「ギリシャは小さい国だ」と語り、ユーロ圏4位の経済国スペインのような“優遇”はギリシャには適用されないという冷めた見方を示した。

4532チバQ:2012/06/16(土) 18:24:35
>>4405-4408>>4411-4412>>4446>>4452
>>4475-4476>>4488-4491>>4503
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012061602000101.html
ギリシャ再選挙あす投票 両党とも単独過半数困難か
2012年6月16日 朝刊

 【アテネ=有賀信彦】財政危機が深刻化しているギリシャで、先月六日に続く議会(定数三〇〇)の再選挙が十七日、行われる。欧州連合(EU)が、金融支援の引き換えに求める財政緊縮策の是非が争点で、緊縮支持派の新民主主義党(ND)と反緊縮派の急進左派連合の、事実上の二党対決の様相だ。

 急進左派連合が単独で勝利すれば、ユーロ圏離脱の可能性が高まるが、両党とも単独過半数を獲得するのは困難な状況だ。

 急進左派連合は、先月の選挙で第二党に躍進。失業中の若者が支持者の過半数を占めており、ツィプラス党首は「緊縮策は押しつけだ」と訴え、銀行の国有化や富裕層への増税を打ち出す。十四日には一九九八年以来、過去最悪の22・6%の失業率となったことも同党には追い風だ。

 現地からの報道によるとツィプラス党首は十四日、地元テレビで「EUは(投票翌日の)月曜には、私たちとの交渉のテーブルに着いているだろう」と述べ、同党勝利でもEUは金融支援を止めることはできないとの自信をのぞかせた。

 一方、五月の選挙で第一党だった新民主主義党のサマラス党首は当初、財政緊縮策の必要性を詳しく説明し、緊縮策への有権者の理解を求めていた。

 しかし十四日には、遊説先で「ユーロか(旧通貨の)ドラクマか、安全か恐怖か、政府か無政府か」と一転して、単純なスローガンで有権者に選択を迫った。国民の八割がユーロ残留を望む状況を背景に、財政緊縮策を拒否した場合に想定される混乱を強調し、有権者の心情に訴える作戦に転換した格好だ。

 今月上旬までの世論調査では、両党は25〜30%前後で接戦を繰り広げ、単独過半数を獲得する可能性は低いとされ、再び連立工作が行われる可能性が高い。

4533チバQ:2012/06/16(土) 18:26:10
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE85E04Z20120615
ギリシャ再選挙、町の落書きが映し出す市民の絶望感
2012年 06月 15日 18:09 JST
[アテネ 15日 ロイター] 「首相はIMFの操り人形だ。ユーロ圏残留は死刑宣告だ。投票するな」───。国の運命を左右する再選挙を17日に控え、ギリシャの首都アテネの壁には、そんな過激な落書きがあふれている。
アテネ大学のセオドシス・ペレグリニス教授は「絶望感が背景にある。未来に希望を持てなければ、何もかも壊したくなる」と語った。

5月の選挙では、1974年の軍事政権崩壊後、実質的な二大政党制を担ってきた全ギリシャ社会主義運動党(PASOK)と新民主主義党(ND)に国民の鉄槌が下された。アテネにあふれる落書きには既成政党への嫌悪感があふれている。

白と黄色に彩られた貨幣博物館の壁には、黒字で「投票所に火を点けろ」という落書きが踊り、「議会を燃やせ」という文字も見える。また、無政府主義運動のシンボルである円で囲んだAというマークも、町の至る所で見られる。

警察はより深刻な犯罪の増加に追われ、そうした落書きの多くは見て見ぬふりをしている。しかし過激な落書きは、ギリシャ社会が破綻に向かい始めている象徴にも映る。落書きがツタのように「増殖」した場所では、野良犬がたむろし、麻薬常習者が大っぴらに薬物を使っている。

洗練された落書きも一部にはあるが、ほとんどは口汚く下品な言葉だ。そして、観光客にとっては残念なことだが、歴史的建築物も例外ではない。

オーストラリアからアテネを訪れたデビッド・グローブさんは「どこもかしこも落書きだらけだ」と嘆く。目抜き通りに立つ教会を写真に収めながら、「不愉快だ。悪意に満ちた心ない破壊行為に過ぎない」と語った。

多くのギリシャ人も落書きには嫌悪感を示すが、同時に、現在国が抱える苦痛を映し出しているという意見も少なくない。ホテル受付係のカタリナ・アダムさんは「私たちが生きているのは攻撃的な時代だ。アートは人生を表すというのなら、落書きが攻撃的になるのも無理はない」と理解を示す。

アテネにあふれる落書きに1つの共通したテーマがあるとすれば、それは絶望だ。

市の中心部にある市役所庁舎の外には、ギリシャ神話で知恵を象徴する女神で、アテネの守護神でもあるアテナの像が立っている。この像の目の部分がペンキで黒く塗り潰されているのが、現在のアテネ市民の心境を象徴しているのかもしれない。

4534チバQ:2012/06/16(土) 18:27:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120615/erp12061518360004-n1.htm
ギリシャ再選挙 一票の重責に揺れる国民
2012.6.15 18:34 (1/2ページ)

14日、ギリシャの首都アテネで、再選挙の投票を前に支持者に手を振る急進左派連合のツィプラス党首(ロイター)
 【アテネ=宮下日出男】17日に迫ったギリシャ再選挙は、いまだ出口の見えない欧州債務危機の行方を大きく左右し、世界経済にも影響を及ぼす。ギリシャ国民にとっては「ユーロ圏残留」か否かという国の将来がかかる。不安、期待、諦め…重い一票を背負う国民のさまざまな思いが交錯する。

 アテネ中心部、国会前の名所シンタグマ広場では、5月6日の総選挙で第一党を獲得しながら、政権樹立を果たせなかった緊縮派、新民主主義党(ND)がテントを構え、支持者が政策内容を盛り込んだリーフレットを配布していた。

 同党は反緊縮派の急進左派連合と激しく首位を争う。「選挙結果はまったく予測できない」と選挙活動を手伝うディミトリス・ハラヤニスさん(36)。

 欧州連合(EU)が支援の条件にした緊縮策が生活を疲弊させたとの思いは国民に強い。「緊縮を無理強いしなければ、こんなことにはならなかった。EUの失敗だ」とハラヤニスさんは切って捨てた。

 「助けてもらうなら約束は当然必要だ」。同じ緊縮派の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)を支持する観光業、アントニス・マルデリスさん(59)はEUとの合意を守るべきだとの立場だ。

 街灯の支柱などには各政党の看板が掲げられ、売店の新聞には「再交渉でユーロ残留を」との見出しが躍る。緊縮策も緩和され、ユーロにも残れるという国民が最も望むシナリオだが、地元住民によると、この1カ月、ユーロから離脱した場合の影響を伝える報道が増えたという。国民の不安は高まり、主要銀行の最近の預金引き出し額が1日8億ユーロ(約800億円)に上るとの報道もある。

 だが、放漫財政を過去に許してきたND、PASOKへの国民の不満は強い。女性教師(23)は「NDやPASOKにいい政治はできない」と語り、急進左派連合を率いる37歳のカリスマ党首、ツィプラス氏に期待を寄せる。

 緊縮策撤回を掲げる同党が政権をとれば、ユーロ離脱は現実味を一層増す。だが、22歳の女子学生は「ツィプラスにやらせてみたらいい。ユーロ離脱までにはならないと思う。離脱しても、失うものは何もない」と屈託ない表情をみせる。

 緊縮派と反緊縮派、どちらを選択しても、国民を待つのは険しい道だ。「とても混乱して、誰に投票したらよいのかわからないの」。主婦のアンナさん(39)は漏らした。

4535チバQ:2012/06/16(土) 18:32:39
>>4391-4393>>4422>>4449>>4455
>>4485-4486>4504>>4511-4512>>4516
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012061402000106.html
「シリア内戦」監視団危機
2012年6月14日 朝刊

 【ニューヨーク=長田弘己】国連高官が十二日、初めて「内戦状態」と位置付けたシリア情勢。アサド政権と反体制側の衝突は激化し、国連とアラブ連盟の合同特使であるアナン前事務総長の調停案に盛り込まれた停戦は事実上、崩壊した。現地に展開する非武装の国連シリア監視団(UNSMIS)の今後の活動に影響するのは必至だ。

 「シリア政府が国連の平和維持活動を無視し続けるなら、安保理は監視団の延長はしない可能性もある」(米国のライス国連大使)。監視団は来月中旬に任期満了を迎えるが、一部の安保理メンバー国からは、このまま活動を続けることを疑問視する声も上がる。

 国連のラズース平和維持活動(PKO)局長(事務次長)は「平和維持活動とは、維持すべき停戦がなければ行えない」と指摘。最近は監視団への攻撃が相次いでおり、十二日には北西部の村ハッファで隊員の一人が被弾した。幸いブーツに当たりけがはなかったというが、非武装の隊員らが活動を続けるのは困難な状況になっている。

 安保理決議で、監視団の任務は、非武装で停戦状況を確認することと定めており、武装は容認していない。武装するには新たな決議が必要となるが、軍事介入は内政干渉につながると難色を示すロシアと中国が反対するのは明らかで、安保理による軍事介入は現状ではほぼ不可能。残された道は外交解決しかない。

 アナン氏は、安保理の常任理事国とイランなどシリア周辺国を含めた「連絡調整グループ」設置の構想を安保理に提案。ロシアもシリアと関係が深いイランを加えた国際会議の開催を訴えているが、米国はイランの参加に反対しており、国際社会は有効な手だてを打ち出せずにいる。

 国連シリア監視団(UNSMIS) シリア問題で、国連などの特使を務めるアナン前国連事務総長が提案、アサド政権と反体制派が同意した停戦の履行を監視するため、国連安全保障理事会の決議に基づき設立された停戦監視団。非武装要員約300人で構成され、任務は「全当事者による全ての形態の暴力停止を監視する」と規定。団長はノルウェー軍出身のムード氏で、欧州やアフリカの軍人が参加。日本は要員を派遣していない。派遣期間は7月20日までの90日間で、予算は1680万ドル(約13億円)。派遣期間は更新できる。

  (共同)

4536チバQ:2012/06/16(土) 18:33:33
http://www.cnn.co.jp/world/30006991.html
シリア反政府勢力の武器は「手製爆弾」 肥料やボルトを利用
2012.06.15 Fri posted at: 14:52 JST
(CNN) アサド政権と反体制派の衝突が続くシリアでは、装備面で劣る反政府武装勢力が、手製の仕掛け爆弾で攻撃をしかけるようになってきている。これはかつて、イラクで国際テロ組織アルカイダ系の武装勢力が米軍を攻撃する際に用いた手法と似ている。

北部イドリブ県で約300人の反体制派武装勢力を率いるダウド・ハッサン・マフムード氏が見せてくれたのは、直径約20センチメートルの金属の筒だ。中には肥料や爆発性の物質、化学薬品などを混合したものが入っている。威力を高めるため、筒の一番上にはボルトとナットをどっさり入れる。材料はどれも地元の市場で調達したという。

「2個1組でジープや小型トラックを1台、吹き飛ばせる。戦車や装甲車なら6〜8組使う」とマフムード隊長は言う。「われわれにはAK47やライフル銃、機関銃しかない。政府軍は戦車やロケットで戦っているのに、こちらには重火器がない。だから地雷と手作りの爆弾に頼っている」

マフムード氏の部隊を構成しているのは穏健派のイスラム主義者で、反体制派武装勢力「自由シリア軍」の指示に従ってはいるが、援助は受けていないという。同氏は「われわれは民主的に選ばれた大統領を求めている」と語る。メンバーに話を聞くと、手製爆弾で待ち伏せ攻撃をするはずが、情報が漏れて失敗したと話す人がいる一方で、政府軍の装甲車を破壊したと自慢する人もいる。

シリアで反政府デモが始まって約1年3カ月。全面的な内戦への危機はすぐそばまで来ている。

4537チバQ:2012/06/16(土) 18:35:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120615-00000020-mai-int
<シリア>国連監視団、虐殺懸念の町ハッファ入り
毎日新聞 6月15日(金)10時2分配信

 【カイロ前田英司】国連シリア停戦監視団は14日、新たな「虐殺」の発生が懸念されていたシリア北西部ハッファに入った。同行したロイター通信記者などによると、町は半ば廃虚のようで、通りには死体が放置されていた。住民はごくわずかしかおらず、大規模な戦闘があったことは明らかという。ただ、犠牲者は監視団の到着前に埋葬されたか、遺体を持ち去られた可能性が高く、「具体的な死者数は不明」(監視団報道官)という。

 町の庁舎や商店などが焼失していたほか、火を放たれた車が散乱していた。報道官は「強い死臭が漂っていた」と惨状を明らかにした。

 ハッファは5日以降、政府軍に包囲されて激しい砲撃に見舞われた。離反兵士団体「自由シリア軍」が抗戦したが、政府軍が町内に進入したことを受けて撤退。シリア国営テレビは13日、「『武装テロ集団』を一掃した」と主張していた。

 米国が「新たな虐殺の可能性がある」との懸念を示し、国連の監視団もたびたび現地入りを試みたが、これまで「住民」の抵抗に遭い阻まれていた。


http://mainichi.jp/select/news/20120615k0000m030128000c.html?inb=yt
シリア:自由軍、ガスマスク配布 化学兵器使用に備え
毎日新聞 2012年06月15日 02時30分(最終更新 06月15日 08時56分)

 【カイロ前田英司】シリアのアサド政権の武力弾圧に抗戦する離反兵士団体「自由シリア軍」が政府軍の化学兵器使用に備えて、前線の戦闘員にガスマスクを配布していることが14日、分かった。自由軍の部隊長の一人が毎日新聞の電話取材に語った。シリア情勢を監視する反体制派組織は今月に入り、しばしば政府軍の化学兵器使用を非難しているが、実態は明らかでない。

 部隊長は「政府軍の化学兵器に対する防護策としてガスマスクの配布を始めた」と説明した。ただ、実際の被害状況など詳細は明らかにしなかった。自由シリア軍のアサアド司令官は最近、中東の衛星テレビ、アルジャジーラで「アサド政権は各地で化学兵器を使用している。一線を越えた」と語っていた。

 反体制派組織「地域調整委員会」などはシリア中部ホムスやハマ、南部ダルアーなどで化学兵器が使われた疑いがあると訴えている。インターネットの動画投稿サイトには、被害者とされる男性がけいれんを起こす映像なども流れたが、実際に化学兵器によるものかどうかは確認されていない。

 これに対し、親アサド政権の一部メディアは「自由シリア軍が(カダフィ政権崩壊後の)リビアから化学兵器を入手し、トルコ国内で使い方の訓練を受けている」と報じた。これも真偽は不明だ。

 シリアの化学兵器を巡っては米国やイスラエルが情勢混乱に伴う流出を警戒している。シリア離反兵士幹部はイスラエル紙ハーレツに対し、化学兵器はシリア空軍情報局の管理下にあり、「我々はアサド政権崩壊直後に統制できる」と語った。

4538チバQ:2012/06/16(土) 18:37:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120616/mds12061608010000-n1.htm
2日間で100人超死亡 内戦状態のシリア
2012.6.16 08:00
 シリア人権監視団(英国)によると、内戦状態に陥っているシリアで14、15両日に政権側と反体制派の激しい戦闘があり、2日間で市民や兵士ら計100人以上が死亡した。

 同監視団は15日、死傷者数がここ数週間で急増しているとし、国連シリア監視団(UNSMIS)に「直ちに暴力を停止できなければ、シリアを去るべきだ」と求める声明を出した。

 14日は西部ホムス県など各地で政権側の攻撃があり、政権側、反体制派双方の80人以上が死亡。15日も北部アレッポで反政府デモ参加者2人が治安部隊に撃たれ死亡するなど全土で少なくとも21人の死者が出た。

 また現地筋によると、首都ダマスカス近郊ハモリアで15日までに、子供を含む住民らに対する新たな虐殺があったとの情報があり、UNSMISが16日に現地入りを目指すという。(共同)

4539チバQ:2012/06/16(土) 18:38:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120614/amr12061421300009-n1.htm
シリアめぐり非難合戦 週明け、米露首脳会談、関係冷え込み懸念
2012.6.14 21:28 (1/2ページ)[米国]
 【ワシントン=犬塚陽介】内戦状態に陥ったシリア情勢をめぐり、米露の非難合戦が過熱している。ロシアからシリアへの攻撃ヘリコプター輸送を非難したクリントン米国務長官に対し、ラブロフ露外相は「米国のようなやり方で武器供与はしていない」と反撃するなど応酬が続いている。ロシアのプーチン体制発足後、初めて開催される米露首脳会談を週明けに控え、急速な関係冷却化を危ぶむ声が高まっている。

 「米国がシリア反体制派を軍事的に支援したことはないことを、強調しておきたい」。クリントン長官は13日、米印戦略対話後の記者会見で、ロシアの“告発”に対して厳しい表情で不満をあらわにした。

 イランを訪問中のラブロフ外相が、「米国も(シリアの)反体制派に武器を供与している」と非難した−との報道に反論したものだ。米国は反体制派への支援を医療品や通信機器に限定していると主張、根拠に乏しいロシア側の非難に長官がかみついた形だ。

 クリントン長官はさらに、ロシアがシリアのアサド政権への武器提供を停止するなど「建設的な行動」を取らなければ、シリアや周辺地域に有する「極めて重要な権益を危機にさらすことになる」と警告した。

 米側がいらだちを募らせる背景には、再三の要請にもかかわらずロシアがアサド政権への支援を止めない上、国連・アラブ連盟のアナン合同特使の調停案も実質的な破綻状態に陥った現状への不満がある。

 アサド政権が調停案を履行しないのは、ロシアとイランの側面支援があるためとの見方が米国では根強い。11月に大統領選を控える米国では、国民の6割がシリアへの本格介入に反対している。

 米露首脳は18日からメキシコで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて首脳会談を実施する予定。14日にはバーンズ国務副長官が露高官とカブールで会談して歩み寄りを模索する方針だが、調整は困難視されている。欧州におけるミサイル防衛(MD)とともに、両国の対立の溝を広げる要因になりかねない状況だ。

4540チバQ:2012/06/16(土) 18:44:41
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012061602000226.html
じゅうたんを無関税持ち込み 独の閣僚、アフガンから専用機で
2012年6月16日 夕刊

 【ベルリン=弓削雅人】ドイツのニーベル経済協力開発相が、公用で三月にアフガニスタンを訪問した際、個人で購入したじゅうたんを政府専用機で搬送させ、関税も納めていなかったことが発覚し、批判を浴びている。

 検察当局は脱税容疑で調査に乗り出したとも報じられ「空飛ぶじゅうたんスキャンダル」に発展している。

 独メディアの十五日までの報道によると、ニーベル氏はカブールで九平方メートルのじゅうたんを約千四百ドル(十一万円)で購入。アフガンのドイツ大使館に保管した後、五月に訪問したドイツ連邦情報局のシンドラー長官の専用機でベルリンへ搬送。ベルリンで通関手続きを経ず、公用車の運転手に自宅まで運ばせた。

 その後、関税未納が発覚し、同氏は急きょ、税務申告したという。一部独紙は、関税と本来支払うべき運送費用で合計約四千四十ユーロ(約四十万円)になると伝えた。

 ニーベル氏は「アフガンの零細な産業を支援したかった」と釈明し、謝罪。だが、野党側は「疑惑が十分解明されていない」と、同氏の辞任を求めている。

4541チバQ:2012/06/16(土) 18:48:50
http://www.cnn.co.jp/world/30006733.html
海水浴で適切な水着着用を警告、下着姿や「見物」多発で ドバイ
2012.05.26 Sat posted at: 18:14 JST

(CNN) 中東のアラブ首長国連邦(UAE)のドバイの警察は26日までに、夏を控え、住民に対し「適切」な水着を着用して海水浴を楽しむよう警告した。

人出が多い海岸で下着姿で海に入るなどの行儀の悪い行動が原因で警察のとがめを受けた例が今年これまで数千件に達したことを受けた注意となっている。地元紙ナショナルによると、今年の最初の5カ月間で警察への出頭などが求められた海水浴客は3000人以上。

ドバイ首長国では、UAEを構成するより保守的な首長国と異なり、ビキニや露出部分の多い水着は大多数の海岸で禁じられていない。しかし、下着での水泳や適切でない水着の使用は違法行為となっている。UAEはイスラム教国。

ナショナル紙によると、今年摘発された海岸での違法行為では、259人は下着で海に入ったため処罰された。また、2800人が他の海水浴客を眺める目的で正装といったフルドレスで海岸を訪れるなど、「着過ぎ」で処分を受けた。

ドバイの港湾警察の幹部はUAEの地元紙セブンデイズに対し、男性の114人が海岸で携帯を使って女性の撮影を行ったため摘発され、119人が海水浴客に迷惑行為を働いて処分を受けたことを明らかにした。最初の違反行為には警告で対応するが、繰り返して犯した場合、刑事罰則を適用し性的な迷惑行為で起訴するとしている。

UAEでは先週、地元の女性2人がショッピングセンターで買い物する外国人住民に対し控え目な服装の着用を促すキャンペーンをインターネットで開始していた。

http://www.cnn.co.jp/world/30006720.html
ドバイ観光で短パンはダメ? 「現地の文化尊重を」と地元女性
2012.05.25 Fri posted at: 11:51 JST

アブダビ(CNN) イスラム教国のアラブ首長国連邦(UAE)で、短パンやノースリーブなど肌を露出する服装で訪れる外国人観光客に対して服装規定を強要すべきかどうかをめぐる論議が持ち上がっている。

きっかけは、ドバイのショッピングモールに出かけた地元女性のアスマ・ムハイリさん(23)が、短い短パンをはいた若い女性を見かけてショックを受けたことだった。周囲の人たちは見て見ぬふりをしていたため、ムハイリさんは警備員を見つけて警察を呼ぶと訴えたという。

日頃から若い世代の服装に対する意識の変化が気になっていたというムハイリさんは、短文投稿サイトのツイッターに「私たちの規範に反してみだらな服装をした人たちを、一体いつまで見続けなければならないの?」と書き込んだ。

このツイートがきっかけとなって、同国を訪れる外国人がどの程度現地の風習に従うべきか、どのような服装なら受け入れられるかをめぐる論議に発展。新聞や有名人も巻き込んで、国やショッピングセンターは観光客らに対して服装規定をもっと強く打ち出すべきだと求める声が強まった。

UAEは人口の80%強を外国人が占め、外国人労働者が経済を支えている。外国人に対しては基本的に寛容だが、政府は外国からの訪問者に対し、地元の文化を尊重して公共の場では「過度に肌を露出する」服装を慎んでほしいと呼びかけている。地元の女性はほとんどが長いローブで全身を覆っている。

ムハイリさんは、観光客に注意を促すパンフレットを配り、服装規定を守らない人にはモールへの立ち入りを禁止したり、罰金を科したりすべきだと主張、「地元の人たちが気分を害していることを知って欲しい」と訴える。

ドバイに住む外国人からも対策の強化に賛同する声は多い。英国は以前から、UAEを訪れる観光客に対して現地にふさわしい服装をするよう呼び掛けており、ジェレミー駐UAE英国大使は「駐在員や観光客が滞在先の国の社会常識を理解することは極めて重要」との認識を示している。

4542チバQ:2012/06/17(日) 10:02:48
>>2709>>0762
http://www.topics.or.jp/worldNews/worldInternational/2012/06/2012061701001270.html
ロシア、反プーチン2野党合流 中間層の支持狙う 2012/6/17 09:23
 【モスクワ共同】反プーチン政権を訴えるロシアのリベラル派野党、ロシア共和党と国民自由党は16日、合同党大会を開催、両党が合流し新党「ロシア共和党・国民自由党」(略称、RPRパルナス)を結成することを決めた。タス通信などが報じた。
 両党とも昨年来の大規模な反政権デモを主導する政治家が率いる。合流によりプーチン大統領の保守的で強権的な手法に反発する中間層らの支持拡大を狙う。
 ロシア共和党は元下院議員ルイシコフ氏が党首を務めていた。プーチン政権の野党締め付けにより2007年に政党登録を抹消されたが、法務省は先月、同党に登録許可を与えた。

4543チバQ:2012/06/17(日) 10:39:19
>>3275>>3305-3306
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120616-OYT1T00762.htm
サウジのナエフ皇太子死去…国王後継問題再燃か

 【カイロ=田尾茂樹】サウジアラビア王室は16日、同国のナエフ皇太子(推定78歳)が国外で死去したと発表した。ロイター通信によるとジュネーブで死去したとされる。


 AFP通信によると、皇太子は国外でがん治療を受けていた。皇太子の死去で、持病を抱えるアブドラ国王(87)の後継者問題の再燃は確実だ。

 ナエフ氏は1975年から内相を務め、スルタン前皇太子の死去に伴い、昨年10月に皇太子になった。アブドラ国王の異母弟にあたる。次の皇太子は主要王族からなる「忠誠委員会」で選任される見通し。国防航空相でナンバー3のサルマン王子が有力視されている。

(2012年6月16日23時11分 読売新聞)

4544チバQ:2012/06/17(日) 13:14:51
http://www.asahi.com/international/update/0616/TKY201206160588.html
2012年6月17日0時13分
「なぜユーロ圏と違うの?」ギリシャの緊縮派CMに批判
 「フランス、ポルトガル、スペイン……」とユーロ圏の国を教える先生に、小学生が「ギリシャはどうして違うの?」。繰り返し問われても黙り込むしかない――。17日のギリシャ再選挙で、ユーロ圏残留を訴える政党のテレビCMが批判を浴びている。

 近未来の学校を舞台にしたCMをつくったのは、ギリシャ第1党の中道右派・新民主主義党(ND)。「ユーロ残留」を最大の公約に、「緊縮反対」で躍進した急進左翼進歩連合と競り合っている。

 NDのサマラス党首は「急進左翼は無責任だ」とし、緊縮を拒んだ結果、ユーロ圏から離脱させられれば「貧困と破滅が待っている」と攻撃している。こうした主張に沿って、CMは「私たちは将来をもてあそばない。責任と決意がある」と訴える。

4545チバQ:2012/06/17(日) 13:55:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120617-00000338-yom-int
緊縮派に投票を…独紙社説がギリシャ国民逆なで
読売新聞 6月17日(日)13時37分配信

 【アテネ=三好範英】14日付の独経済紙「ドイツ・フィナンシャル・タイムズ」(電子版)がギリシャ再選挙をめぐり、「ギリシャ国民は急進左派連合のデマに惑わされることなく、(財政緊縮策支持派の)新民主主義党(ND)に投票を」と呼びかける社説を独語とギリシャ語で掲載し、内政干渉を嫌う同国民の感情を逆なでしている。

 反発した有権者の支持が急進左派連合に流れ、選挙結果に微妙な影響を与えるとの指摘も出ている。

 急進左派連合は15日、声明を発表し、「国民の尊厳への侵害」と強く反発し、「サマラスND党首は保護者(ドイツ)に感謝しなければならない」と皮肉を飛ばした。

 一方のNDは「我々は国民からのみ力を得ている」と声明を出し、記事が不利に働かないよう火消しに躍起になっている。

4546チバQ:2012/06/17(日) 14:09:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120617-00000071-san-pol
G20、18日開幕 危機拡大阻止へ結束焦点
産経新聞 6月17日(日)7時55分配信

 主要20カ国・地域(G20)首脳会議が18日(日本時間19日午前)から2日間、メキシコのロスカボスで開かれる。直前の17日に実施されるギリシャ議会の再選挙の結果次第では金融市場の混乱に拍車がかかる恐れもあり、欧州債務危機の拡大阻止へ各国がどこまで結束できるかが最大の焦点になる。

 日本からは野田佳彦首相と安住淳財務相が出席する予定。野田首相は国際公約の消費税増税を柱とする社会保障と税の一体改革に取り組む決意を改めて表明する。一方で環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉への参加表明は見送る。

 欧州では、ユーロ圏で経済規模4位のスペインの金融不安が高まり、同3位のイタリアにも波及する可能性があるなど危機が深刻化している。

 G20の議長を務めるメキシコのカルデロン大統領は危機封じ込めのための金融安全網となる国際通貨基金(IMF)の資金増強について、4月に合意した4300億ドル(約34兆円)の上積みを目指す考えを明らかにしている。米国や中国、インドにも景気減速の兆しがあり、経済成長と雇用創出を目指す「ロスカボス行動計画」も採択される見込みだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120617-00000006-mai-bus_all
<G20首脳会議>対ギリシャで協調 ユーロ残留促す方向
毎日新聞 6月17日(日)9時13分配信

 主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)が18、19日、メキシコ・ロスカボスで開かれる。G20は16日、ギリシャが財政再建路線を尊重しつつ、ユーロ圏にとどまるよう促す文言を、首脳宣言に盛り込む方向で調整に入った。17日のギリシャ再選挙の結果次第では、ギリシャのユーロ離脱観測が高まり、金融市場が混乱する懸念が出ているため、G20が協調姿勢を示すことで、欧州債務危機の拡大に歯止めをかける狙いだ。

 日本からは野田佳彦首相と安住淳財務相が出席する。

 金融市場の緊張の高まりを受け、G20サミットでは欧州債務危機への対応が最大の議題となる。独仏など欧州各国は、6月末の欧州連合(EU)首脳会議で議論される預金保険制度の共通化や、ユーロ圏諸国が表明したスペインに対する最大1000億ユーロ(約10兆円)の金融支援について説明する方針。国内銀行の不良債権問題を抱えるスペインの信用不安もくすぶっており、同国のラホイ首相も参加し、国内銀行の資本増強に向けた取り組みを説明するとみられる。

 G20は首脳宣言で、欧州各国の取り組みを全面的に支持する姿勢を打ち出すとともに、「欧州に金融危機への迅速な対応を求める」(国際金融筋)見通しだ。欧州債務危機の深刻化に備え、日本がすでに600億ドル(約4.8兆円)の拠出を表明した国際通貨基金(IMF)の資金基盤強化について、まだ具体的な拠出額を表明していない中国などの対応も焦点となりそうだ。

 G20サミットは08年、リーマン・ショック後の金融危機に対応することを目的に始まった。11年にギリシャの債務危機が発覚するまでは、金融危機後の財政出動で膨らんだ各国の財政赤字の削減がテーマだったが、今回は行き過ぎた緊縮策が景気に与える悪影響も踏まえ、雇用創出や成長を促す行動計画も採択する見通しだ。

 野田首相らは、民主、自民、公明の3党合意にこぎつけた消費増税法案など財政再建の取り組みを説明する。【永井大介】
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4547チバQ:2012/06/17(日) 22:49:02
>>4222
http://mainichi.jp/select/news/20120618k0000m030063000c.html
イラン大統領:今期で引退「学問の世界に戻る」
毎日新聞 2012年06月17日 21時55分(最終更新 06月17日 22時09分)

 【テヘラン鵜塚健、ベルリン篠田航一】イランのアフマディネジャド大統領は独メディアに対し、「13年の大統領選後は、学問の世界に戻る」と語り、政界を引退する意向を明らかにした。イランでは法律上3選が禁止され、現在2期目の大統領は次期出馬が不可能だが、政界から距離を置くことを明言したのは初めて。イラン政界では、大統領に反発する宗教的、対外強硬的な勢力が拡大しており、大統領が政界から退けば、そうした流れがさらに加速する可能性がある。

 独紙フランクフルター・アルゲマイネ日曜版(17日付)の取材に対し、大統領は来年8月の任期満了以降は「大学で政治にかかわるかもしれないが、政治グループに所属したり、新設することはない」と語った。また、ロシアのプーチン大統領のように一時的に退いた後に復帰する可能性については「(2期)8年間で十分だ」として否定した。

 アフマディネジャド氏は05年に初当選して09年に再選。当選前はテヘラン市長と同時に大学教授だった。米国やイスラエルに対する過激な発言から、欧米は「保守強硬派」として敵視してきたが、実際には欧米への譲歩も模索しているとされる。

4548チバQ:2012/06/17(日) 22:50:36
http://mainichi.jp/select/news/20120618k0000m030039000c.html
エジプト大統領選:「2候補以外の票」焦点 決選投票続く
毎日新聞 2012年06月17日 20時40分

 【カイロ花岡洋二】民主化要求運動「アラブの春」による独裁体制崩壊後初のエジプト大統領選の決選投票は17日、最終日の2日目を迎えた。穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下にある自由公正党のムハンマド・モルシ党首(60)と、空軍出身でムバラク前政権の最後の首相、アフマド・シャフィク氏(70)の対決だ。第1回で2人以外に流れた過半数の票の行方が、結果を大きく左右しそうだ。

 カイロ中心部の投票所は出足が悪く、地元メディアによると、投票率は前回(46.4%)を下回る見通しだ。「革命」を主導した世俗的な若者らを中心に、両候補の間で決めかねる人が多い。両者に印を付けて無効票を投じた女性病院職員のニスリーンさん(32)は「1人は全てをイスラム教で支配しようとし、1人は旧体制の人間だ」という。

 主婦のライラ・アワドさん(65)は、今回はシャフィク氏に投じた。敬虔(けいけん)なイスラム教徒だが「市民国家を望むので、原理主義はいけない。行政で実績のあるシャフィク氏に治安回復と経済立て直しを望む」と語った。

 一方、モルシ氏支持の自動車修理工、サイエド・タウフィークさん(53)は「旧体制ではコネがないと何事も不利だった。国を変革し、安定をもたらしてほしい」と話した。

 結果は21日にも公式発表される。

4549チバQ:2012/06/17(日) 22:51:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120617/mds12061720590002-n1.htm
エジプト議会解散 同胞団、徹底抗戦の構え 軍部を名指し非難、裏目に出る可能性も
2012.6.17 20:57

17日、カイロ市内で、投票を待つ人々の身分証明書をチェックする軍関係者ら(AP)
 【カイロ=大内清】ムバラク政権崩壊後で初のエジプト大統領選は17日、決選投票の最終日を迎えた。これに先立ち、暫定統治を担う軍最高評議会は16日、選挙法を違憲とした14日の最高憲法裁判所の判決に基づき、人民議会(下院に相当)の解散を決定。イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下で議会第1党の自由公正党は「民意で選ばれた議会を解散するには国民投票を行うべきだ」と主張し、徹底抗戦の構えを示した。

 同判決は、大統領選にモルシー同党党首を擁立する同胞団に不利に働くと受け止められており、同胞団としては、判決の不当性を訴えることでモルシー氏にテコ入れする狙いがある。

 16日夜に出した声明で自由公正党は「軍最高評議会は権力を独占しようとしている」と軍部を名指しで非難した。これまで軍部との正面対決は避けつつ政権を握る道を探ってきた同胞団としては踏み込んだ形だ。このまま軍部をはじめとする体制側が暗に推すシャフィーク元首相が大統領選に当選すれば、さらに追い詰められることになるとの危機感がにじむ。

 だが、こうした強硬姿勢には、なおも軍部を信頼する多くの一般市民に、新たな衝突や混乱長期化への不安を与える反作用もある。

 首都カイロでは16、17日、治安維持への努力を誇示するように軍のヘリコプターが上空を旋回した。同胞団が軍部を敵視することで事態打開を図る戦術は、むしろ市民の反感を買い裏目に出る可能性がある。

4550チバQ:2012/06/17(日) 22:57:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120617/erp12061720450003-n1.htm
ギリシャ、ユーロ離脱の可能性 EUは超厳戒 
2012.6.17 20:42 (1/2ページ)
 【アテネ=宮下日出男】17日のギリシャ再選挙で、選挙結果次第では同国のユーロ離脱の危険が高まることを受け、欧州連合(EU)は厳戒態勢に入っている。銀行からの資金流出など金融システムが大きく動揺する事態に対しては、資金移動の管理などの対応を準備。欧州中央銀行(ECB)も必要に応じて、金融機関への支援を強化する方向とみられている。

 EUでは選挙の結果を受け、ユーロ圏財務相が緊急電話会合を開くか、18日にメキシコで開催される20カ国・地域(G20)首脳会議に参加するEU首脳らが意見を集約し、声明を出す方向で検討中だ。

 EUは9日、スペインの銀行救済のため最大1千億ユーロ(約10兆円)の金融支援を行う方針を表明したものの、逆に市場の不安が高まり、スペインの国債利回りは一時、危険水準の7%を突破。影響はイタリアにも波及した。

 ギリシャで反緊縮派政党が選挙に勝ち、ユーロ離脱の懸念が強まれば、市場が動揺し、スペインなどの状況を一段と悪化させかねない。このためEUが足並みをそろえ、迅速にメッセージを打ち出し、市場の沈静化を図る考えとみられる。

 ギリシャがユーロ離脱となった場合は、取り付け騒ぎなど金融機関の資金流出が激しくなる恐れがある。このため、現金自動預払機(ATM)からの引き出し制限や、域内の自由移動を定めるシェンゲン協定の一時停止で資金移動を管理する案が検討されている。

 一方、ECBのドラギ総裁は15日の記者会見で、ユーロ圏の経済には「強い不透明性」によるリスクがあると強調した上で、必要な場合には域内銀行に流動性を供給する考えを示した。

 市場が動揺すれば金融機関の資金調達にも支障をきたしかねない。ドラギ総裁はインフレの脅威はないとも指摘しており、市場では過去最低である1%の主要政策金利の引き下げや、低金利の長期資金供給への期待が高まっている。

4551名無しさん:2012/06/18(月) 07:15:43
緊縮派が勝ちましたね〜。

4552チバQ:2012/06/18(月) 20:32:21
http://www.asahi.com/international/update/0618/TKY201206170443.html
2012年6月18日15時1分
ギリシャ再選挙、緊縮派2党で過半数 ユーロ離脱回避関連トピックスギリシャ総選挙

 ギリシャのやり直し総選挙(一院制、定数300)が17日投開票され、「ユーロ残留」を掲げた中道右派・新民主主義党(ND)が第1党となった。もともと大連立を組んで緊縮路線を進めてきた旧2大政党で過半数に達した。ギリシャのユーロ圏離脱や市場の混乱はひとまず避けられた。

 ギリシャ内務省の集計(開票率99.8%)によるとNDの得票率は29.7%と、「反緊縮」で躍進を続けた急進左翼進歩連合の26.9%を小差で上回った。旧2大政党の一角、中道左派・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)は12.3%で3位につけた。

 議席数は、首位の党にあたえられるボーナスの50議席を加えてNDが129を占めると予想されている。急進左翼は71、PASOKが33という。

 NDのサマラス党首は記者会見で「国民はユーロ圏に居続けることを選んだ。欧州全体のための勝利だ」と勝利を宣言。パプリアス大統領から指示を受けて18日に組閣のための連立協議に入る。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120618-00000030-mai-int
<ギリシャ再選挙>緊縮派が勝利 ユーロ圏残留へ
毎日新聞 6月18日(月)11時39分配信

 【アテネ伊藤智永】財政緊縮策の継続か拒否かを争点に17日投票されたギリシャ議会(1院制・300議席)の再選挙は即日開票の結果、緊縮策推進派の中道右派・新民主主義党が30%弱の得票率で第1党となり、緊縮策反対派の急進左派連合を約3ポイント差で破った。新民主は18日、緊縮策を堅持する連立政権作りに着手し、20日までの政権樹立を目指す。5月6日の総選挙で政権作りに失敗して以来、1カ月半続いたギリシャ政界の混乱は当面、収まる見通しだ。

 ギリシャは緊縮策の実行を条件に欧州連合(EU)などから支援を受けている。新民主のサマラス党首は17日夜、アテネ市内で勝利宣言の記者会見を行い、「ギリシャ国民は欧州の一員として歩み、ユーロ圏に残ることを投票で示した。国として署名した緊縮策合意と債務返済を尊重する救国政権を作る」と表明した。

 新民主と連立を組むと予想されるのは緊縮策推進派で第3党(得票率12%強)の全ギリシャ社会主義運動。獲得議席は新民主129、全ギリシャ33で、両党で過半数の議席を占めている。全ギリシャのベニゼロス党首は記者会見で「ユーロ圏に残り、EUなどと緊縮策の交渉ができる政権を明日にも始めないといけない」と述べ、政権に協力するが、緊縮策見直しは避けられないとの認識を示した。新民主も緊縮策見直しの公約を掲げている。

 両党だけでは選挙前の連立政権と同じ組み合わせとなるため、新民主は第6党で穏健派の民主左派(得票率約6%、17議席)にも連立参加を呼びかけると見られる。ただし、全ギリシャと民主左派は新民主との議席差が大きく、閣外協力などの条件を付ける可能性もあり、新民主の連立協議や政権運営には不安も残る。

 一方、第2党の急進左派は首位を逃したものの、得票率を09年総選挙の4倍(17%)に伸ばした5月の選挙から、さらに10ポイント上積みした。チプラス党首は記者会見で「反緊縮策は国民の明確な指示だ。(反緊縮ならユーロ圏離脱だという)国内外からの脅しと闘って躍進できたことを誇りに思う。権威ある野党として政権を監視する」と述べた。急進左派は17日夜、アテネ市内で「勝利集会」を開き、存在感を誇示した。

 再選挙では5月の総選挙と同じ7党が議席を獲得した。新議会は28日に招集される。

 ★ギリシャ総選挙 1院制議会(定数300、任期4年)を選ぶ比例代表制選挙。12議席が全国区で、238議席が56選挙区で争われ、政党得票率に応じて議席が配分される。安定政権を樹立しやすい環境を作るため、残り50議席が第1党に「ボーナス」として上乗せされる。得票率3%未満の政党には議席が与えられない。

4553チバQ:2012/06/18(月) 20:34:24
http://jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012061800895
新民主、連立協議開始=挙国内閣の樹立視野−ギリシャ
 【アテネ時事】ギリシャ議会再選挙で第1党となった緊縮財政支持派の新民主主義党(ND)を軸とした連立協議が18日、本格的に始まった。NDのサマラス党首は、世論の幅広い支持を得るため、中道左派と穏健左派が参加する挙国一致内閣の樹立を急ぐ。
 サマラス氏はこの日、パプリアス大統領と会談し、政権樹立要請を受諾。早期に政権を発足させた上で、欧州連合(EU)と合意した緊縮策の緩和を目指し、EUとの再交渉に臨む方針だ。
 地元メディアによると、サマラス氏は同日夕、第3党となった中道左派・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のベニゼロス党首と会談する。その後、急進左派連合(SYRIZA)のツィプラス党首、穏健派・民主左派のクベリス党首とそれぞれ会う見通しだ。
 PASOKはNDと共に旧与党として緊縮策を進めてきた。民主左派は緊縮策の段階的な撤回を求めているが、EUとの協調を重視。サマラス氏は、この2党に連立政権への参加を呼び掛け、議会で安定多数を確保する考えだ。(2012/06/18-19:51)

http://mainichi.jp/select/news/20120618k0000e020139000c.html?inb=yt
東京金融市場:ユーロ高・円安に ギリシャ再選挙結果で
毎日新聞 2012年06月18日 11時26分(最終更新 06月18日 13時01分)

 週明け18日の東京金融市場は、ギリシャの再選挙で財政緊縮策推進派が勝利したことを好感し、株高、ユーロ高・円安の展開となった。再選挙で反緊縮派が勝利してユーロ離脱懸念が強まれば、投資家がリスクを取れなくなり、急激な株安、円高が進むとの見方が強かっただけに、市場では「最悪の事態は避けられた」とひとまず安心感が広がっている。

 株式市場は、欧州債務危機拡大への懸念が緩和し、ほぼ全面高の展開で始まった。日経平均株価は一時、前週末終値比で200円近く上昇し、8700円台後半まで値を上げた。取引時間中に8700円台を回復したのは、5月23日以来約1カ月ぶり。ただ、スペインの金融不安など懸念材料もあるため、買い一巡後は伸び悩んだ。午前の終値は前週末終値比150円95銭高の8720円27銭。全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は11.89ポイント高の738.46。

4554チバQ:2012/06/18(月) 20:35:06
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120618/mcb1206182014028-n1.htm
スペイン利回り再び7%超 ギリシャ選の効果続かず2012.6.18 20:13
 18日の欧州債券市場で、スペイン国債の価格が急落(利回りは急上昇)、長期金利の指標となる10年債の利回りは一時7.1%超まで上昇し、1999年のユーロ導入以来の最高を更新した。14日にも一時、「危険水域」の7%を超えた。

 17日のギリシャ国会再選挙で穏健派が勝利したことを受け、18日朝方は安心感が広がった。だが「スペインの構造的な問題を解決するものではない」(フランス大手銀)との悲観論が優勢となり、市場の鎮静効果は長続きしなかった。

 欧州の主要株式市場も朝方は選挙結果を好感して上昇したが、スペイン国債の下落後は、前週末比マイナスか、ほぼ同水準でもみ合った。(共同)

4556チバQ:2012/06/18(月) 20:38:59
http://jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012061800746
同胞団、軍と対決姿勢=「暫定憲法」でデモ呼び掛け−エジプト
 【カイロ時事】エジプト大統領選決選投票で勝利をほぼ確実にしたイスラム原理主義組織ムスリム同胞団のモルシ氏の陣営関係者は18日、暫定統治する軍最高評議会に立法権を移すとする憲法宣言(暫定憲法に相当)に抗議し、大規模なデモを呼び掛けると語った。実権を掌握する軍部と同胞団の政治的な駆け引きが早くも始まり、政局は混迷しそうだ。
 ロイター通信によると、モルシ陣営関係者は「憲法宣言を全面的に拒否し、抗議するために(首都カイロの)タハリール広場に行く」と述べた。さらに、人民議会解散に伴い、新大統領が議会ではなく最高憲法裁判所で就任宣誓するのも拒否、議会解散を容認しない姿勢を示した。
 軍評議会が17日夜に発布した憲法宣言では、軍評議会がエジプト軍全般に関する権限を確保。現在の憲法起草委員会が機能不全に陥った場合、軍評議会が新たな委員会を設置し、憲法案に対する拒否権も持つ。(2012/06/18-19:13)

http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE85H00T20120618
エジプト軍評議会が統治権を当面維持へ、民政移管に疑義
2012年 06月 18日 10:53 JST
[カイロ 17日 ロイター] エジプトを暫定統治する軍最高評議会は、17日に終了した大統領選の決選投票で選ばれる新大統領に組閣権限を与えるものの、議会解散命令を受けて統治権を当面維持する方針を18日に発表することが分かった。当局筋が17日明らかにした。
最高憲法裁判所は14日、昨年11月から今年1月に行われた人民議会選挙について違憲判断を下し、これを受けて軍最高評議会は議会の解散を命じていた。

当局筋によると、新たな議会選は新憲法の草案が国民投票で承認されるまで行われない見込みで、草案は解散前の人民議会ではなく、軍最高評議会が起草する可能性もあるという。

軍最高評議会のこうした方針により、7月1日までの民政移管実施をめぐり疑問が浮上し、国民からは最高評議会が権力を維持しようとしているとの批判の声が強まるとみられる。

4557チバQ:2012/06/18(月) 20:39:48
http://www.cnn.co.jp/world/30007021.html
エジプト大統領選、ムスリム同胞団が勝利宣言 混乱続く
2012.06.18 Mon posted at: 12:35 JST
カイロ(CNN) 16〜17日にかけて決選投票が行われたエジプトの大統領選挙で、イスラム団体ムスリム同胞団は18日、同胞団系の候補ムハンマド・ムルシ氏の勝利を宣言した。これに対して対立陣営は、同胞団による組織的な不正投票があったと主張。同国では人民議会の解散をめぐってもムスリム同胞団と軍の最高評議会の対立が続くなど、混乱が広がっている。

決選投票ではムスリム同胞団系の政党「自由公正党」のムルシ党首と、昨年崩壊したムバラク政権で最後の首相だったアフマド・シャフィーク氏が対決した。国営紙アルアハラムの電子版は現地時間18日午前4時15分の時点で、ムルシ氏が564万8000票を獲得し、シャフィーク氏の得票470万5000票を上回っていると伝えた。ただしまだ数百万票の開票作業が終わっていないという。

ムスリム同胞団側は、同団体の代表におおよその結果が伝えられ、ムルシ氏が得票率52.5%で勝利したと発表した。公式な開票結果は21日に発表される予定。

これに対してシャフィーク氏の陣営は、ムスリム同胞団による組織的な不正があったとして100件以上の異議を申し立てたことを明らかにした。同胞団の支持者が有権者に現金などを渡してムルシ氏への投票を迫ったり、シャフィーク氏の支持者に対する暴行や脅迫などを行ったと訴えている。

一方、人民議会をめぐっては、決選投票を控えた14日に最高憲法裁判所が議会選挙に関する法律を無効とする判決を言い渡したことを受け、軍の最高評議会が議会を解散する動きに出た。これに対してムスリム同胞団の報道官は、「人民議会は3000万人の有権者によって3カ月かけて選ばれ、国民が選んだ(議員に)立法権が引き渡された」「それを解散させるのは憲法違反だ」と強く反発。人民議会のカタトニ議長が19日に議会を招集すると発表した。

ムスリム同胞団の議員も17日の時点で「議会はまだ解散されていない」との認識を示し、軍の最高評議会を無視する形で、人民議会が選出した委員会の初会合を18日に開いて憲法の起草に着手すると宣言した。

一方、最高評議会は17日夜、新大統領の権限について定めた憲法宣言を発表し、人民議会解散後の再選挙の日程は新大統領が就任後に定めると規定。新しい議会が選出されるまでの間、立法権と国家予算管理は引き続き軍が掌握するとした。

4558チバQ:2012/06/18(月) 20:40:21
http://www.afpbb.com/article/politics/2884804/9134127?ctm_campaign=txt_topics
エジプト軍最高評議会が立法権限掌握、大統領選はムスリム同胞団が勝利宣言
2012年06月18日 12:32 発信地:カイロ/エジプト

【6月18日 AFP】エジプト軍最高評議会は17日、最高憲法裁判所が議会を無効とする判断を下したことを受け、立法権限を含む権力を軍が掌握することを定めた憲法令(暫定憲法)修正を発布した。大統領選挙の決選投票の開票作業が進められる中、国営テレビが報じた。

 大統領選の決選投票が17日午後10時(日本時間18日午前5時)に締め切られた後、エジプト軍最高評議会は、ホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)政権が民衆蜂起により崩壊した後の2011年3月に発布された憲法令の修正を発布した。

 AFPの入手した修正憲法令は、エジプト軍最高評議会が立法権を握り、憲法起草委員会が新憲法案を起草するまでは新たな議会選挙を実施しないことを定めている。

 エジプト軍最高評議会は今年1月に議会に立法権を渡したが、エジプトの最高憲法裁判所が今月14日、3分の1の議員が違法に選出されたとして議会を無効とする判断を下していた。

 シャフィク氏の大統領選出馬を禁じる法律を覆したことや、議会を無効とした最高憲法裁の判断、民間人を拘束する権限を軍に与えるとした司法省の最近の決定は、軍が権力基盤を固めようとしていることの証左だと指摘する声もある。一方、軍は、権力の座にとどまる意向はないと述べ、月末までに新大統領に権力を移譲すると約束している。

■大統領選 ムスリム同胞団が勝利宣言

 ムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)が擁立したムハンマド・モルシ(Mohammed Mursi)氏とムバラク政権最後の首相を務めたアハメド・シャフィク(Ahmed Shafiq)氏が争う大統領選挙の投票は、有権者が比較的涼しい夜間の時間帯に投票できるよう選挙管理委員会が投票時間を延長し、予定よりも2時間遅れて終了した。

 選挙管理委員会のハテム・バガト(Hatem Bagato)委員長は、投票終了前に記者会見を開き、投票率が5月23、24両日に行われた大統領選挙の第1回投票時よりも低くなる見通しだと述べたが、具体的な投票率予測は明らかにしなかった。

 ムスリム同胞団は18日、開票率97%の段階で、自由公正党(Freedom and Justice Party)のツイッター(Twitter)公式アカウントにモルシ氏が「エジプトで国民に選ばれた初の大統領になった」というメッセージを流して勝利宣言した。

 記者会見を開いたムスリム同胞団幹部は、ムルシ氏の得票率は52%を上回ったと述べた。ムルシ氏は18日午前4時(日本時間同11時)すぎ記者団に対し、同氏に投票した有権者に謝意を示すとともに、「より良い未来、自由、民主主義、発展と平和のために全てのエジプト人と手を取り合って行く」と述べた。

 シャフィク氏陣営本部にいたスタッフらはムルシ氏の勝利宣言に衝撃を受けた様子で、ムルシ氏の勝利宣言についてのコメントを拒否した。(c)AFP

4560チバQ:2012/06/18(月) 20:43:28
http://www.afpbb.com/article/politics/2884766/9134925?ctm_campaign=txt_topics
仏総選挙、社会党が過半数獲得 第2回投票
2012年06月18日 09:46 発信地:パリ/フランス
【6月18日 AFP】17日に投開票されたフランス国民議会(下院、定数577)の第2回投票で社会党(PS)が過半数の議席を獲得する見通しになった。フランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領はユーロ圏債務危機に対処する税と歳出に関する政策を推し進めるために必要な数を手に入れた。

 世論調査会社CSA、Ipsos、Sofresによると、社会党は過半数を超える308〜320議席を獲得し、ヨーロッパエコロジー・緑の党(EELV)や極左政党との連立は必要ないとみられる。

 極右の国民戦線(FN)は、マリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)党首が落選したものの、めいのマリオン・マレシャル・ルペン(Marion Marechal-Le Pen)氏(22)ら2人が南部の選挙区で当選するなど合計で2〜4議席を得る見通しで、同党は1998年以来となる議会復帰を果たすとみられる。

 メディアの注目を集めたオランド大統領の前のパートナー、セゴレーヌ・ロワイヤル(Segolene Royal)氏(社会党)は、立候補取り下げを拒否して社会党を離党して出馬したオリビエ・ファローニ(Olivier Falorni)候補に敗れた。

 オランド大統領の現在のパートナー、バレリー・トリルベレール(Valerie Trierweiler)さんがファローニ候補を支持するとツイッター(Twitter)に書き込んだことから話題になった。ロワイヤル氏はこのことについて「政治的裏切り」と述べた。(c)AFP

4561チバQ:2012/06/18(月) 20:44:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120618/erp12061811250006-n1.htm
社会党が単独過半数確保 大統領、富裕層への課税強化へ
2012.6.18 11:24
 【ロンドン=内藤泰朗】フランス国民議会(下院、577議席)総選挙の第2回投票は17日、投開票が行われ、フランスからの報道によると、5月に当選したオランド大統領の与党、社会党が単独過半数を制し314議席を獲得した。下院で社会党の単独過半数は1981年の総選挙以来。

 上院も掌握する大統領は下院での圧勝により有権者の信任を得た形で、今後は経済成長と財政赤字削減の両立を目指し、困難な欧州危機対策や富裕層への課税強化を柱とする税制改革などの主要課題に本腰を入れて取り組む。

 開票がほぼ終了した時点での同国内務省の集計によると、社会党は195議席から314議席に躍進。反対にサルコジ前大統領の支持基盤で、改選前に単独過半数議席を保持していた保守系の国民運動連合(UMP)は304議席から194議席に大幅に後退し、下院の左右勢力が10年ぶりに逆転した。

 移民排斥を掲げる極右、国民戦線(FN)も2議席を確保し、14年ぶりに議席を復活させた。

 一方、大統領の元パートナー、セゴレーヌ・ロワイヤルさんは落選した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120618-00000032-mai-int
<仏総選挙>与党・社会党 単独過半数を獲得し圧勝
毎日新聞 6月18日(月)11時45分配信

 【パリ宮川裕章】フランス国民議会(下院、定数577、任期5年)総選挙は17日、決選投票が行われ、即日開票の結果、オランド大統領の与党・社会党が単独過半数を獲得し圧勝した。オランド大統領は政権基盤を固め、経済成長と緊縮財政の両立を目指す欧州危機対策や雇用問題などの課題に対処する態勢を整えた。

 仏内務省によると、10日の第1回投票確定分と合わせて、社会党が314議席を獲得。単独過半数は81年、ミッテラン社会党政権発足直後の総選挙以来で、獲得数も過去最多だった同総選挙の285議席を上回った。連立を組む欧州エコロジー・緑の党17、共産党系の左派戦線10と合わせた左派勢力は341議席に達した。

 サルコジ前大統領の支持基盤だった保守系の国民運動連合や、新中道など右派は計229議席にとどまった。左派は昨年9月の上院でも過半数に達しており、上下両院で安定勢力を確保。右派に対して優位に立った。

 極右・国民戦線は党首のルペン氏が落選し、めいのマリオン・マレシャルルペン氏が第5共和制史上最年少の22歳で初当選。国民戦線は14年ぶりに議席を復活させた。国民運動連合ではクロード・ゲアン前内相が落選。中道政党「民主運動」のフランソワ・バイル氏も落選した。投票率は56%で、史上最低水準となった。

 社会党のオブリ第1書記は選挙結果を受け、「国民が改革への思いを強めているのを感じる。左派や緑の党だけではなく人道主義者、民主主義者の勝利だ。信頼に必ず応える」と述べ、勝利宣言した。

 一方、惨敗した右派・国民運動連合のジャンフランソワ・コペ幹事長は「明日から(政権)奪還(への闘い)が始まる。厳粛に党の結束を呼びかけたい」と表明した。右派は態勢の立て直しが急務となる。

4562チバQ:2012/06/18(月) 20:45:33
http://mainichi.jp/select/news/20120618k0000e030153000c.html
仏総選挙:ロワイヤル氏落選 大統領の元事実婚パートナー
毎日新聞 2012年06月18日 12時11分(最終更新 06月18日 12時22分)

 【パリ宮川裕章】仏国民議会(下院)総選挙で、社会党公認候補のセゴレーヌ・ロワイヤル元家庭・児童担当相(58)が、左派系無所属の対立候補に敗れ落選した。ロワイヤル氏は07年の社会党大統領候補で、今回、当選すれば下院議長就任が有力視されていた。

 ロワイヤル氏はオランド大統領の元事実婚のパートナーで、07年大統領選後に関係解消を表明した。オランド氏の現在の事実婚パートナーでジャーナリストのバレリー・トリルベレールさん(47)が12日、ツイッターで対立候補の支持を表明し、話題になった。トリルベレールさんは、オランド氏とロワイヤル氏の事実婚が続いていた05年ごろから交際を開始。女性同士の確執がメディアをにぎわせていた。

 ロワイヤル氏は17日、敗北宣言後、フランス国営テレビでトリルベレールさんの対立候補支持の影響について問われ「助けにはなっていない。裏切り者には最後に報いがある」と述べた。

4563チバQ:2012/06/18(月) 20:46:36
>>4543
http://www.afpbb.com/article/politics/2884847/9129619?ctm_campaign=txt_topics
在位たった8か月、サウジ皇太子が死去 高齢化する王位継承者たち
2012年06月18日 19:17 発信地:メッカ/サウジアラビア
【6月18日 AFP】サウジアラビアのナエフ・ビン・アブドルアジズ(Nayef bin Abdul Aziz)皇太子(79)が16日、スイス・ジュネーブ(Geneva)で死去した。死因は、ジュネーブの医療関係者によると心臓疾患。葬儀は17日にサウジアラビア西部メッカ(Mecca)のモスクで営まれた。

 サウジアラビア内相を長く務めたナエフ皇太子は、わずか8か月前に実兄のスルタン・ビン・アブドルアジズ(Sultan bin Abdul Aziz)皇太子の死去を受けて新皇太子に就任したばかりだった。中東情勢が混乱する中、王位継承者の高齢化問題が再び表面化している。

 アブドラ・ビン・アブドルアジズ(King Abdullah bin Abdul Aziz)国王は88歳と高齢なうえ、体調も思わしくないが、皇太子の正式な後継は決まっていない。最も有力な後継候補は、ナエフ皇太子の弟で国防相のサルマン・ビン・アブドルアジズ(Prince Salman bin Abdul Aziz)王子だが、76歳とやはり高齢だ。

■機能していない後継決定機関

 サウジアラビア王室は2006年、王位継承や新皇太子を決定する機関として、初代アブドルアジズ国王の直系男子36人からなる「忠誠委員会」を設置した。しかし、忠誠委員会の設立を宣言する国王令は、その活動の開始をアブドラ現国王死去後と規定している。サウジアラビアの政治学者ハリド・ダヒール(Khaled al-Dakheel)氏によると、したがってナエフ皇太子の任命には忠誠委員会は関与しなかったという。

 ダヒール氏は、忠誠委員会が王族間での平和裏な権力移譲に法的根拠を与える機関である点を指摘し、今回の後継選びについて同委員会が決定力を示す機会となるとの見方を示した。

 一方、中東問題に詳しい英王立国際問題研究所(チャタムハウス、Chatham House)のジェーン・キニンモント(Jane Kinninmont)氏は、新皇太子の決定より、王位継承順位第2位の選出の方が困難とみる。この継承順位発表は、第2副首相への任命によって非公式に示される可能性が高いが、スルタン皇太子の死後にナエフ皇太子が第1副首相に昇格して以来、アブドラ国王は第2副首相を任命していない。

 ナエフ皇太子は、アブドルアジズ初代国王に最も寵愛(ちょうあい)された夫人のスダイリ家のハッサ妃(Princess Hassa al-Sudairi)の7人の息子「スデイリ7(Sudairi Seven)」の1人。今も存命なのはサルマン王子、アブドルラハマン(Abdul Rahmanbin Abdul Aziz)王子、トルキ(Turki bin Abdul Aziz)王子、アハマド(Ahmed bin Abdul Aziz)王子の3人だ。

 このうち、内務次官を務めるアハマド王子が内相に昇格するとみられる。(c)AFP/Abdel Hadi al-Habtoor

4564チバQ:2012/06/18(月) 20:49:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120618/mds12061814320000-n1.htm
教会連続爆発の死者21人に ナイジェリア、外出禁止令
2012.6.18 14:31
 ナイジェリア北部カドゥナ州の三つの教会で17日に起きた連続爆発事件の死者は少なくとも21人、負傷者は約100人に上った。AP通信などが伝えた。

 爆発後にキリスト教徒の若者らによるイスラム教徒への襲撃が多発し、カドゥナ州政府は24時間の外出禁止令を出した。

 連続爆発の犯行声明は出ていないが、イスラム過激派ボコ・ハラムの関与が疑われている。ボコ・ハラムは同国全土へのイスラム法(シャリア)の導入を要求、教会や警察当局へのテロ攻撃を繰り返している。(共同)

4565チバQ:2012/06/18(月) 20:49:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120618/erp12061814300007-n1.htm
【仏総選挙】
極右、22歳孫娘が当選 14年ぶり議席復活
2012.6.18 14:28

フランス南部カルパントラで勝利演説をするマリオン・マレシャルルペン氏=17日(ロイター)
 17日のフランス国民議会(下院)総選挙第2回投票で、移民排斥を掲げる極右、国民戦線(FN)から22歳の女性議員が誕生した。FNは2議席を獲得、14年ぶりに下院で議席を復活させた。

 女性議員はFN創設者で前党首のジャンマリ・ルペン氏の孫のマリオン・マレシャルルペン氏。南部ボークリューズ県の選挙区で当選し、1958年発足の第5共和制で最年少の議員となった。「若い世代の代弁者になれてうれしい」と喜びを語った。もう1議席は南部ガール県の選挙区。

 一方、ジャンマリ・ルペン氏の三女のFN党首、マリーヌ・ルペン氏は北部リール近郊の選挙区で社会党候補に118票差という小差で敗れた。

 FNは1997年の下院総選挙で1人を当選させたが、公職選挙法違反などで98年に当選無効となった。(共同)

4566チバQ:2012/06/18(月) 21:28:20
http://www.cnn.co.jp/world/30007022.html
トルコ首相、妊娠中絶は「殺人」 女性が反対集会開催
2012.06.18 Mon posted at: 15:20 JST

イスタンブール(CNN) トルコで親イスラムの与党、公正発展党(AKP)が人工妊娠中絶の権利制限を打ち出すとの観測が強まり、イスタンブールで17日、女性ら数百人が参加して抗議集会を開いた。

この問題をめぐって同国のエルドアン首相は先月、人工妊娠中絶は「殺人」だと発言して物議をかもした。この発言を受けて保健相が近く国会に議案を提出する意向を表明したことから、AKPが中絶の権利を制限する法案を準備しているのではないかとの不安が高まった。

17日の集会に集まった参加者は「AKPよ、私の身体に手を触れるな」「中絶禁止こそ殺人だ」などのプラカードを掲げ、イスタンブールのタクシム広場に向けてデモ行進した。

トルコでは妊娠10週目までの中絶が1983年に認められ、以後30年の間、中絶問題が議論になることはほとんどなかった。地元紙が行った世論調査でも、55.5%が中絶禁止を支持しないと答えている。国連の報告書によると、トルコの中絶率は14.8%と米国の18.9%に比べて低くなっている。

エルドアン首相はさらに、帝王切開による出産も制限する意向。帝王切開が増えているのはトルコの経済成長を停滞させることを狙った外国の陰謀だとの考えが背景にあるとされる。2011年の同国の帝王切開による出産は45%強と、世界保健機構(WHO)の勧告する比率を上回った。

エルドアン首相は過去にも、トルコの堅調な経済を支えるために女性は少なくとも3人子どもを産むべきだと発言して女性たちの怒りを買った。

4567チバQ:2012/06/18(月) 21:35:39
出口調査結果
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120617-OYT1T00691.htm
ギリシャ再選挙、大接戦に…出口調査


 【アテネ=末続哲也】欧州金融危機の発火点となったギリシャで17日、議会(定数300)再選挙が行われた。


 投票は午後7時(日本時間18日午前1時)で終了し、直ちに開票が始まった。国営テレビが発表した出口調査によると、財政緊縮策支持派の新民主主義党(ND)が首位だが、反対派の急進左派連合との差はわずか0・5ポイントで、大接戦になっている。

 出口調査によると、NDと急進左派連合のいずれが第1党でも、単独過半数(151議席)には届かない模様だ。第1党が連立交渉を主導することになるが、急進左派連合が政権に就けば、ギリシャがユーロ圏などから支援を受ける条件として導入された緊縮策の撤回に動くとみられ、ギリシャがユーロ圏を離脱するとの見方も勢いを増して、欧州危機の深刻化につながりかねない。

(2012年6月18日01時17分 読売新聞)

4568チバQ:2012/06/19(火) 21:04:11
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120619/mcb1206191450040-n1.htm
【G20】G8より”格上”の国際会議、欧州危機にどう対処? (1/2ページ)2012.6.19 14:49

メキシコのロスカボスで、G20首脳会合に臨む各国首脳ら=18日(代表撮影)【拡大】
 【ロスカボス=本田誠】昨年11月のカンヌに続いて欧州債務危機への対応が最大の焦点になったG20首脳会議。最悪の事態を回避したギリシャ再選挙の結果を受け、各国首脳らには安堵(あんど)感が広がったが、金融市場の動揺は続いており、危機克服への道のりはなお遠い。関係国が多く動きの鈍さが指摘されるG20が危機の拡大阻止へどう機敏に対応するか。真価が問われる。

 市場では、ギリシャの財政再建の先行きをなお危ぶむ見方が根強い。経済の悪化に歯止めがかからず、緊縮財政が強いる国民の耐乏生活も限界にあり、欧州連合(EU)の支援の条件となる緊縮策の継続は容易でないからだ。

 スペインの金融不安も拡大の様相を呈している。同国の危機はギリシャと同様の事態が波及しかねないとの懸念が広がったことがきっかけだが、不動産バブルの崩壊という固有の事情も抱える。

 緊縮財政でユーロ圏全体の景気減速が続けば、スペインで不動産価格が一段と下落して銀行の不良債権も増大。銀行の救済のため、同国がユーロ圏の追加支援を余儀なくされて政府債務もさらに膨らむとの悲観論は根強く、スペインの国債利回りは持続的な財政運営が不可能とされる7%を超えた。

 G20首脳会議はリーマン・ショックの2カ月後、2008年11月に米ワシントンで初開催された。世界経済の成長持続のため、成長著しい新興国の助けが不可欠になったためだ。第3回の米ピッツバーグ会議で、G20は世界経済を議論する場として、主要国(G8)首脳会議に代わる「第1の会合」に格上げされ、以後は定期的に開かれるようになった。

 ただ、先進国と新興国で利害対立が目立つなど次第に多国間の調整の難しさも浮き彫りとなり、欧州危機をめぐっては素早く対応するG8の役割が見直されつつある。今回も「結局は欧州に自助努力を促すしかない」(国際金融筋)との見方も強いが、危機の波及を食い止めなければ、世界経済全体の失速につながりかねないだけに、金融市場の不安を沈静化する有効なメッセージを打ち出すことが求められる。

4570チバQ:2012/06/19(火) 21:12:18
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120619/mca1206192057018-n1.htm
ギリシャ不安なお火種、進む円買い (1/2ページ)2012.6.19 20:56
 欧州債務危機で金融市場が方向感を失っている。19日の外国為替市場は、ギリシャ再選挙の結果を好感して円安となった前日から一転、1ユーロ=99円台まで円高が進み、株式市場も日経平均が反落して8700円を割り込んだ。スペインの金融不安再燃で危機の広がりが意識された。今後もギリシャやスペイン情勢、20カ国・地域(G20)首脳会議など国際社会の危機対応に市場が一喜一憂する展開が続く見通しだ。

 19日の東京外国為替市場では、前日にスペインの10年物国債の利回りがユーロ導入後最高の7・3%台に上昇したことを受け、ユーロを売って円を買う動きが加速。午後5時時点は、前日比1円16銭円高ユーロ安の1ユーロ=99円35〜39銭だった。

 対ドルでも円買いが進み、同36銭円高ドル安の1ドル=78円89〜90銭となった。円高で輸出株などが売られ、日経平均は反落。前日比65円15銭安の8655円87銭で取引を終えた。

 ギリシャのユーロ離脱観測が遠のき、市場からは「危機はひとまず収束に向かう」(農林中金総合研究所の南武志主席研究員)との見方が出る一方で、スペインの金融不安が火種として浮上。欧州連合(EU)の支援策が、同国財政の一層の悪化につながるとの懸念が強いためだ。「イタリアへ波及する恐れもあり、見通しは楽観できない」(明治安田生命保険の小玉祐一チーフエコノミスト)。

 ユーロ圏各国の資金調達を一元化する「ユーロ共同債」導入など抜本的な対策が求められるが、域内最大の経済大国ドイツが反対し、足並みはそろっていない。28、29日のEU首脳会議までに市場が納得する具体策が示されなければ、失望感から一層の円高、株安が進みそうだ。

4571チバQ:2012/06/19(火) 21:13:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120619-00001052-yom-int
ギリシャ、緊縮策支持の第1・第3党が連立合意
読売新聞 6月19日(火)20時30分配信

 【アテネ=三好範英】ギリシャ議会再選挙後の新政権樹立に向け、第1党となった新民主主義党(ND)のアントニス・サマラス党首と、第3党・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のエバンゲロス・ベニゼロス党首が18日会談し、財政緊縮策支持派の両党で連立政権を発足させることで基本合意した。

 地元メディアによると、サマラス党首が新首相に就任することが有力視されており、19日中にも新政権の骨格が固まる見通し。

 連立協議は同日午前も続けられ、緊縮反対派だった第6党・民主左派の政権参加が焦点になっている。緊縮策支持派の2党としては、緊縮反対派の中ではもっとも穏健な民主左派を取り込むことで、「救国政権」の形を取りたい考え。ベニゼロス党首と民主左派のフォティス・クベリス党首の会談後、同党首は連立参加に前向きの考えを示した。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120619-00000098-mai-bus_all
<ドイツ>首相、ギリシャ支援「条件緩和せず」強調
毎日新聞 6月19日(火)20時42分配信

 【ベルリン篠田航一】ドイツのメルケル首相は18日、ギリシャ支援の条件緩和について「いかなる条件も緩めることはない。ギリシャの新政権も、合意済みの約束を着実に履行すべきだ」と述べ、財政健全化など支援の条件について妥協の余地はないとの考えを改めて示した。メキシコのロスカボスで記者団に答えた。

 ウェスターウェレ外相は17日、緊縮策に反発が強いギリシャ世論に配慮する形で「(財政健全化の)期限については再考の余地がある」と一定の条件緩和に前向きの発言をしたが、首相がこれを否定した格好だ。ロイター通信によると、ドイツ政府高官も「外相発言は独政府の統一見解ではない」と語った。

 ギリシャ再選挙で勝利した新民主主義党のサマラス党首は、財政健全化の目標達成時期を14年から2年間延長する案を主張。欧州連合(EU)などと再交渉に臨む考えを示していた。

4572チバQ:2012/06/19(火) 21:14:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120619-00000057-reut-int
米政府がエジプト軍の権力維持に懸念、支援見直しも示唆
ロイター 6月19日(火)10時26分配信

6月18日、米政府はエジプトを暫定統治する軍最高評議会に対し、民政移管計画を円滑に実行するよう促し、移管が進まなければ軍事・民間部門における支援を見直す考えを示した。写真はエジプトの国旗。カイロで5日撮影(2012年 ロイター/Asmaa Waguih)

[ワシントン 18日 ロイター] 米政府は18日、エジプトを暫定統治する軍最高評議会に対し、民政移管計画を円滑に実行するよう促し、移管が進まなければ軍事・民間部門における数十億ドルの支援を見直す考えを示した。

最高評議会は同日、今後も立法権などの実権は軍が握るとした新たな規則を発表。当初の計画では、17日に終了した大統領選決選投票で当選した新大統領に対し、6月末までに権限を移管することになっていた。

国務省のヌランド報道官は、エジプトが重大な岐路にあるとし、「軍が権力保持を引き延ばすような決定を懸念している」と指摘。その上で、これまで示している計画に沿って、民主的に権限を移譲するよう求めた。

同報道官は、自身の発言が最高評議会に米国側の基準を明確にし、エジプトとのあらゆる関係を見直す可能性があることを示す狙いがあるとした。

オバマ政権は今年3月、エジプトへの13億ドル(約1027億円)に上る軍事支援を発表。エジプトは米国が求めた改革目標を満たしていなかったが、安全保障のために軍事支援の継続が必要だと判断した。

http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201206190144.html
エジプト株価指数下落、ムスリム同胞団候補の大統領選勝利宣言で2012年6月19日

6月19日、序盤のエジプト株価指数EGX30種は、政情不安で3.3%下落した。写真7日、カイロの証券取引所で撮影(2012年 ロイター/Amr Abdallah Dalsh)
 [カイロ 19日 ロイター] 19日序盤のエジプト株価指数EGX30種<.EGX30>は、政情不安で3.3%下落した。エジプト大統領選決選投票でムスリム同胞団のムハンマド・モルシ候補が勝利宣言を行ったことを受け、民主化に向けた先行きが不透明なままとなっている。

4573チバQ:2012/06/19(火) 21:16:18
http://mainichi.jp/select/news/20120620k0000m030072000c.html
エジプト:民政完全移管は先送り
毎日新聞 2012年06月19日 20時24分

 イスラム勢力の初の大統領誕生が確実となったエジプトでは19日までに、暫定統治を担う軍最高評議会が立法権を持つ人民議会(国会)に解散を命じた上、自らに立法権を与える改正憲法令を発布した。議会再選挙は年末となる可能性もあり、完全な民政移管は当分の間、先送り。イスラム勢力は猛反発しエジプト情勢の混迷は深まっている。

 一方、AP通信によると、イスラム勢力が多数を占める人民議会の一部議員は19日、閉鎖された議会建物への突入を計画。軍は周辺に兵士を配置するなどイスラム勢力と軍の間で緊張が高まっている。(共同)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012061902000094.html
初のイスラム勢力政権へ エジプト大統領選
2012年6月19日 朝刊

 【カイロ=今村実】ムバラク政権崩壊後、初のエジプト大統領選で、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団のモルシ氏(60)の当選が十八日、ほぼ確実になり、イスラム勢力の政権が初めて誕生することになる。だが、暫定統治する軍最高評議会は立法権の掌握を宣言。国造りの主導権をめぐって対立が激化しており、緊張が高まっている。

 軍出身の元首相シャフィク候補(70)の陣営は、モルシ氏勝利を否定。ただ、政府系紙アルアハラムの集計によると、モルシ氏の得票率は52%、シャフィク氏は48%と4ポイントの開きがあり、各メディアもモルシ氏の優勢を伝えている。

 モルシ氏は十八日未明の記者会見で「神のおかげで自由と民主主義という正しい道に国民は導かれた。私に投票した人も、そうではない有権者もエジプトの息子たちだ」と国民和解を呼び掛けた。

 一方、十七日の投票終了直後、軍は暫定憲法にあたる「憲法宣言」の変更を発表。大統領権限や同胞団の政治活動を制限するなどイスラム勢力を標的にした露骨な内容になっている。軍の広範な権限は認められ、民主化プロセスの進展の障害になりそうだ。

 同胞団直系の自由公正党が第一党を占めている人民議会は、違憲判断が出たことを理由に「解散」と認定し、代わりに軍が立法権を掌握。新議会発足に向けた再選挙は、新憲法の起草と、その是非を問う国民投票の終了後とした。

 また、従来は大統領が軍最高司令官を兼務していたが、新憲法の制定まではモルシ氏ではなく、軍最高評議会のタンタウィ議長が務める。軍の運営や幹部人事も軍評議会が決定する。モルシ氏の新政権は議会不在のまま、厳しい船出になる。

 旧政権の基盤となっていた軍は昨年十一月、予算などの特権を確保する憲法修正を画策し、国民の反発を受けた。今回も軍に有利な新憲法制定を狙うとみられる。軍評議会は今月末に暫定統治を終える予定だったが、最低でも数カ月は居座ることになりそうだ。

 民主化勢力は「軍によるクーデター」と激しく非難し、十九日に抗議デモを呼び掛けている。「解散」とされた人民議会は同日の開会を目指し、混乱は収まりそうにない。

4574チバQ:2012/06/19(火) 21:16:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120619/mds12061900510000-n1.htm
エジプト大統領 初のイスラム系濃厚 軍部、利権保持へ先手
2012.6.19 00:47

18日、カイロ市内の選挙事務所で会見する自由公正党のモルシー党首(中央)。大統領選出が確実視されている(AP)
 【カイロ=大内清】エジプト大統領選の決選投票は、複数のメディアの独自暫定集計によるとイスラム原理主義組織、ムスリム同胞団の傘下にある自由公正党のモルシー党首が当選を確実にしたもようだ。ただ、ムバラク前大統領や強権姿勢を強める軍部に近いシャフィーク元首相の陣営も勝利を主張、最終結果は予断を許さない。ムバラク前政権が民衆デモの高まりを受け崩壊してから約1年4カ月。政局はますます混迷の度を深めている。

 モルシー氏勝利の場合、昨年以降、中東・北アフリカの長期独裁政権が次々と倒れた「アラブの春」で初めて、イスラム系の国家元首が誕生することになり、周辺国の政治状況にも影響を与える可能性がある。

 ただ、このままモルシー氏が当選しても、政権運営は困難なものとなる。

 「議会解散は無効だ」。17日、暫定統治を担う軍最高評議会メンバーと会談した自由公正党のカタトニー人民議会(下院に相当)議長は、立法権を軍部に移すとの決定に徹底して反対する姿勢を鮮明にした。軍はすでに首都カイロの人民議会議事堂を封鎖し議員らの登院を禁止。軍部と同胞団との緊張は、高まりこそすれ、和らぐ気配はない。

 軍部が17日に発布した、停止中の憲法に代わる統治指針「憲法宣言」の追加条項によれば、今後、軍部が任命する委員会が3カ月以内に新憲法案を起草、国民投票を経て新憲法を制定した後、議会選を実施する。軍部は憲法制定に「フリーハンド」を得る格好だ。

 新大統領は、議会不在の中、軍部に実権を握られ続け、「お飾り」と化す可能性もある。

 軍の活動範囲に関する裁量権も軍部が保持する。

 エジプトでは軍関係の企業や工場が「国内経済全体の2〜4割」(旧与党・国民民主党元幹部)を占めるともいわれる。旧政権下で軍予算は議会審議を受けない「聖域」だった。

 今回、民主化プロセスの後退が鮮明となったことで、国際社会の反発も予想される。にもかかわらず、軍部が強引な権力掌握に動いたのは、同胞団が議会選に続き大統領選で勝利することへの警戒に加え、こうした利権と特権的な地位を守る狙いがあるためだ。

 軍部にとり、新大統領は軍出身のシャフィーク氏の方が都合がよいのは間違いない。事態の推移によっては、さらなる強権発動の恐れも残っている。

4575チバQ:2012/06/19(火) 21:17:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120619/mds12061900530001-n1.htm
エジプト大統領選 イスラム系のモルシー氏当確か 地元メディア集計
2012.6.19 00:51

エジプトのムハンマド・モルシ自由公正党党首
 【カイロ=大内清】昨年2月のムバラク政権崩壊後初となるエジプト大統領選の決選投票は、国営テレビの18日の独自暫定集計によると、国内最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団の傘下にある自由公正党のモルシー党首(60)が有効票の約52%を、軍部に近いシャフィーク元首相(70)が約48%を獲得した。

 モルシー氏は勝利宣言し、同氏の当選が確実との情報が広がる中、シャフィーク氏陣営は「こちらが勝っている」と主張、混乱が続いている。選管当局は21日までに公式結果を発表する。

 一方、「ムバラク後」の暫定統治を担う軍最高評議会は17日、停止中の憲法に代わる統治指針「憲法宣言」の追加条項を発布した。最高憲法裁の判決で解散が命じられた人民議会(下院に相当)に代わり、軍部が立法権を掌握、議会主導とされた新憲法制定プロセスも軍部に移る。

 軍部は18日、今月末までに民政移管するスケジュールに変わりはないと強調したものの、軍部が行政権に続き立法権も握ったことで、民主化プロセスが有名無実化する懸念が強い。

 新大統領の権限も明確ではなく、軍部と対立するモルシー氏の当選が実際に決まれば、政治的緊張が高まるのは必至。シャフィーク氏が勝った場合でも、同胞団や、昨年の反ムバラク・デモの牽引役となった若者らの民主化グループが反発を強めるのは確実で、混乱が長期化する恐れもある。

 モルシー氏は18日、「自由と民主主義にエジプト人が団結した」と強調したが、シャフィーク陣営は「モルシー氏は国民をだまそうとしている」と非難した。

4576チバQ:2012/06/19(火) 21:36:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120619/erp12061921230009-n1.htm
3党連立政権の期待高まる ギリシャ、穏健・反緊縮派取り込みへ
2012.6.19 21:22

19日、アテネで会談した全ギリシャ社会主義運動のベニゼロス党首(右)と民主左派のクベリス党首(ロイター)
 【アテネ=宮下日出男】ギリシャ国会再選挙後の政権樹立に向け、財政緊縮派の第一党、新民主主義党(ND)は19日、組閣作業を続行した。現地メディアによると、NDと緊縮派で第三党、全ギリシャ社会主義運動(PASOK)、穏健な反緊縮派、民主左派の3党による連立政権発足への期待が高まっている。

 組閣作業では、反緊縮派の第二党、急進左派連合がすでに協力を拒否。PASOKは明確に政権参加を表明していないが、同党とNDは反緊縮派も加わる「挙国一致内閣」を目指しており、民主左派の動向が最大の焦点となっている。

 17議席を持つ民主左派は親欧州派で、緊縮策の2017年までの段階的撤回を主張。同党のクベリス党首はNDのサマラス党首との18日の会談で、こうした要求を提示した。政権参加への態度は明示しなかったが、サマラス党首は「建設的な会談だった」と述べた。

 19日午前にはPASOKのベニゼロス党首もクベリス党首と会談し、説得にあたったが、クベリス党首は「いくつかの問題がまだ残っている」と語った。

 3党の政権が実現した場合の議席は179議席となる。NDとPASOKで過半数(151)の議席を確保できるが、過去に政権を担ってきた両党への国内の反発は強く、反緊縮派を取り込み、政権基盤を安定化させる狙いだ。ベニゼロス党首は急進左派連合の参加も要求したが、トーンダウンさせている。

4577チバQ:2012/06/19(火) 21:37:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120619/asi12061907330000-n1.htm
【日々是世界 国際情勢分析】
米比同盟強化の微妙なバランス
2012.6.19 07:31 (1/2ページ)

8日、米ホワイトハウスで会談するフィリピンのアキノ大統領(左)とオバマ米大統領 (ロイター)
 アジア太平洋への「回帰」を掲げる米国がフィリピンとの同盟関係の強化に乗り出した。南シナ海での中国の行動を牽制(けんせい)する狙いで両国が一致したためだ。だが、武器輸出を含む積極的な米国の関与を望むフィリピン側と、中国との領有権問題に直接的には巻き込まれたくない米国側で、思惑の違いもにじむ。8日の米比首脳会談は、同盟強化が微妙なバランスの上にあることを内外に示した。

 「われわれは米国が中国にメッセージを送るためのダシに使われている」

 10日付のフィリピン・スター紙(電子版)は、首脳会談についてこう不満をあらわにした。会談をめぐり、フィリピン側が中国からの武力攻撃を念頭に、米比相互防衛条約に基づく米軍の来援について「明確な声明の発表」を求めたのに対し、「米側は条約義務への一般的な言及を超えることに難色を示した」という。

 会談後の声明には、巡視船の提供を例に挙げ、オバマ米大統領が「必要最小限の防衛体制の構築を支援する」と表明したほか、両首脳が軍事演習の強化で一致したことが明記された。だが、両国間で協議中の米海兵隊のローテーション配置には触れず、フィリピン側が打診していたとされるクラーク空軍基地、スービック海軍基地の使用再開についても言及はなかった。米軍が冷戦期に駐留していた両基地の使用再開は、米国のアジア太平洋地域への「回帰」をより印象付けるとみられていた。さらに、南シナ海の領有権問題では、フィリピンのアキノ大統領が情勢について「説明」したのに対し、「外交的なプロセス」の重要性が強調された。

 パネッタ米国防長官は会談に先立つ2日、シンガポールで開かれた「アジア安全保障会議」で、アジア太平洋地域への米軍艦艇の配備比率を2020年までに全体の6割に増加させると発表。米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)も7日、米軍制服組トップのデンプシー統合参謀本部議長が、両基地は「米軍のプレゼンス強化を示す格好の位置にある」と発言したと報じていた。

 折から、南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)では、中比両国の公船がにらみ合いを繰り返している。フィリピン側にとって会談の結果は、肩すかしの感が余計に強かったようだ。12日付のフィリピン・スター紙は、アキノ大統領がホワイトハウスに招かれた理由について「再選を目指すオバマ氏の支持率は下落し、共和党のロムニー氏と競り始めている。200万人以上のフィリピン系米国人は再選に決定的な役割を果たすだろう」とオバマ米大統領の政治目的に利用されたかのように分析した。5日付同紙は、4日に開かれた両国の国防実務者協議で、フィリピン側が1月に提出したF16戦闘機1個飛行隊分12機を含む武器の売却要求リストについて米側が「『知っている』と述べただけのただのあいさつ」に終始したとのフィリピン政府高官の不平も伝えている。

4578チバQ:2012/06/19(火) 22:19:09
http://www.cnn.co.jp/fringe/30007036.html
「失敗国家」ランキング、ソマリアが5年連続首位 日本は悪化
2012.06.19 Tue posted at: 19:05 JST
(CNN) 米国の非政府組織「ファンド・フォー・ピース」と外交専門誌「フォーリン・ポリシー」が毎年発表している「失敗国家」ランキングの2012年版が18日発表された。ソマリアが5年連続の首位となり、10位以内にアフリカから6カ国が入った。

同ランキングの発表は8年目。世界177カ国の不安定さを比べるために社会、経済、政治的要因12項目を指数化し、合計を算出して順位を付けている。ファンド・フォー・ピースによると、上位の国が必ずしも破綻(はたん)しているわけではないが、不均衡な開発や経済の落ち込み、人権問題などで窮状にあるとみられる。

今年はソマリアに続いてコンゴ、スーダン、チャド、ジンバブエと、上位5カ国をアフリカが占めた。6位以下にはアフガニスタン、ハイチ、イエメン、イラクが並び、10位が中央アフリカだった。

フォーリン・ポリシーによると、ソマリアでは比較的平穏な首都モガディシオを除いて各地で戦闘が続き、無法状態が広がっている。政府が機能せず、テロや反乱、犯罪が続発し、海賊が外国船の襲撃を繰り返している。

11位以下で目立ったのは、昨年民主化運動の波が広がった中東、北アフリカ諸国の順位変動だった。リビアは11年版の111位から急激な悪化を示し、一気に50位まで上がった。ファンド・フォー・ピースは背景にあった要因として「内戦と北大西洋条約機構(NATO)主導の空爆、(カダフィ)政権の崩壊」を挙げている。

アサド政権と反体制派の衝突が1年以上も続くシリアも23位と、11年版の48位から急上昇した。

ハイチは10年の大地震でトップ10に浮上し、今年も北米、中南米諸国で唯一、10位以内にとどまった。

日本は11年版で164位だったが、12年版では151位まで上がった。米国は159位、指数の最も低い177位はフィンランドだった。

4579チバQ:2012/06/19(火) 22:32:08
http://mainichi.jp/select/news/20120620k0000m030110000c.html
パキスタン:ギラニ首相失格 最高裁が初の司法判断
毎日新聞 2012年06月19日 22時25分

 【ニューデリー杉尾直哉】パキスタン最高裁は19日、ギラニ首相が首相の資格を失ったとの初めての司法判断を示した。首相は4月に「法廷侮辱罪」で有罪判決を受け、5月に有罪が確定。その後も「判決は首相不適格を意味しない」として、首相職にとどまっていたが、辞任が避けられない情勢となった。

 野党指導者らが首相資格無効を最高裁に訴えていた。チョードリー最高裁長官は19日の司法判断の中で「現在パキスタン首相は空席だ」と述べ、選挙管理委員会にギラニ氏の議員資格失効を言い渡すよう命じた。与党・人民党は、次期首相の議会選出を目指すとみられるが、難航が予想される。

 ギラニ氏は4月、ザルダリ大統領らの過去の汚職事件の追及を命じる裁判所決定を無視したとして「法廷侮辱罪」を言い渡された。

4580チバQ:2012/06/19(火) 22:41:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120619/amr12061921200008-n1.htm
G20緊急会議ドタキャン ぎくしゃくの米欧 
2012.6.19 21:18 (1/2ページ)[米国]

G20首脳会合に臨むオバマ米大統領(左)と野田佳彦首相=18日、メキシコのロスカボス(代表撮影)
 【ロスカボス=犬塚陽介、アテネ=宮下日出男】オバマ米大統領は18日夕、欧州債務危機の対応を協議するため、メキシコ・ロスカボスで開幕した20カ国・地域(G20)首脳会議の夕食会後に欧州各国首脳との会談を設定したが、夕食会が長引いたことを理由に急遽(きゅうきょ)中止を決めた。“口先介入”を深めれば、11月の大統領選を前に共和党側に攻撃の糸口を与えかねないとして「つかず離れず」の対応に出たとの見方があるが、危機対応でぎくしゃくした米欧の現状が露呈したともいえる。

 米政府当局者は18日夜、欧州首脳との会談中止の理由を「夕食会が長引いたため」と説明し、19日までのG20会期中に「会合を持つ可能性はある」と含みを持たせてはいる。ただ、ギリシャのユーロ離脱が当面回避されたことで、オバマ政権にとり会談の緊急性が遠のいたのは間違いない。

 オバマ大統領は5月の主要国(G8)首脳会議では、ギリシャの「ユーロ残留」要請に指導力を発揮したが、財政的に支援できる状況になく、介入する余地は極めて限られていた。

 実際、G20で米国は欧州に金融監督の共通化などを求める以外に影響力は発揮できなかった。いたずらに発言を強めて状況の悪化を許せば、「有権者が欧州危機で政権の責任を追及する事態が発生しかねない」(民主党関係者)からだ。

 一方の欧州は、債務危機に国際社会全体で対処する必要があるとの認識を強めている。特に一層の貢献を果たすべきだとの圧力を受けるドイツとしては、「一国では限界がある」との思いが強い。

 18日、ドイツのメルケル首相は、ユーロ共同債導入を求めるオバマ氏に、各国の財政再建が優先との立場を崩さなかった。要求ばかりで自国の財政再建が進まない米国に不満もにじませ、G20開幕前には「各大陸が貢献を果たすべきだ」と米側を牽制(けんせい)した。

 欧州連合(EU)のバローゾ欧州委員会委員長も「われわれは誰かから講義を受けるためにきたのではない」と強調。米欧会談の中止に、独DPA通信は「話す必要がないからだ」との関係者の話を伝えた。

4581チバQ:2012/06/20(水) 22:33:43
>>3979>>4029
http://www.asahi.com/international/update/0620/TKY201206200518.html
2012年6月20日18時27分
「ウィキリークス」代表、エクアドルに亡命申請
 スウェーデンでの性犯罪容疑で英国で逮捕され、保釈中の内部告発サイト「ウィキリークス」代表のジュリアン・アサンジュ容疑者(40)は19日、ロンドンのエクアドル大使館に入り、同国への政治亡命を申請した。スウェーデンへの身柄移送を回避する狙いだ。

 英PA通信によると、アサンジュ代表は19日夕、「エクアドル大使館に外交的保護と政治亡命を申請した」との声明を発表。同大使館はウェブサイトで、亡命受け入れの可否を検討中は保護下に置く方針を示した。

 アサンジュ代表を巡っては、英最高裁が14日、スウェーデンへの移送決定に対する再審理の請求を棄却。仏ストラスブールの欧州人権裁判所に提訴しない限り、28日に引き渡し手続きが始まる予定だった。

4582チバQ:2012/06/20(水) 22:40:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120619/asi12061922190001-n1.htm
パキスタン最高裁がギラニ首相の議員失職判断
2012.6.19 22:16

パキスタンのギラニ首相
 【ニューデリー=岩田智雄】パキスタンの最高裁は19日、法廷侮辱罪で有罪判決を受けていたギラニ首相について、すでに議員資格を失っているとの判断を示した。首相は首相職を剥奪されることになる。

 最高裁のチョードリー長官は、「ギラニ氏が有罪判決を受けた今年4月26日以降、議員を失職している。首相としての職務も終わっている」と述べた。ザルダリ大統領に対しても「憲法に基づき、必要な措置をとることが求められている」と新首相の選定を急ぐよう注文を付けた。

 4月の判決では、汚職などの罪に問われたザルダリ大統領をめぐり、審理再開に向けた手続きをするよう求めた最高裁判決に従わなかったとして、最高裁がギラニ首相に法廷侮辱罪で有罪判決を下した。憲法では、司法を侮辱した者は議員資格を失うと規定している。首相は議員でなければならず、ギラニ氏は議員資格を失ったことで首相の座を追われることになり、パキスタンの政局はさらに混迷が深まりそうだ。

 しかし、与党出身のミルザ下院議長は5月、失職手続きをとる必要はないとの見解を示し、選挙管理委員会に対し議員失職に必要な措置を命じなかった。このため、野党側が反発し、手続き開始を求めて最高裁に提訴していた。一方、ギラニ氏側はこれまで、首相職を解任できるのは議会だけだと主張していた。

4583チバQ:2012/06/20(水) 22:41:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120620/mds12062012010003-n1.htm
【ムバラク氏容体急変】
「ムバラクはもうおしまいだ!」 叫ぶ市民も
2012.6.20 12:00

前エジプト大統領のムバラク被告(AP)
 【カイロ=大内清】エジプトのムバラク前大統領の容体急変が伝わった19日深夜、前大統領が治療を受ける首都カイロの軍病院前には、百数十人の野次馬や前大統領支持者が集まり、事態の推移を見守った。同氏の容体の行方は軍政批判が盛り上がっている政局に影響を与える可能性がある。

 ニュースを聞きつけて病院に様子を見に来た市民の中には、「ムバラクはもうおしまいだ!」と大声で叫んだり、車のクラクションを鳴らしたりして騒ぐ者も目立った。一方で前大統領の写真を手に、真剣な表情で回復を願う支持者の姿もみられた。

 首都カイロ中心部タハリール広場では同日から20日未明にかけ、強権的な姿勢を強める軍部に抗議する1万人規模のデモが行われた。

 同国では16、17日に大統領選の決選投票が行われ、現在のところ、国内最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団の傘下にあるモルシー自由公正党党首(60)の当選が濃厚とされる。これに対し暫定統治を担う軍最高評議会は、同胞団が最大議席を握る人民議会(下院に相当)の解散と立法権掌握を発表。反発を強める同胞団や民主化勢力との緊張が高まっている。

 「旧体制」の象徴である前大統領の健康状態や刑務所内での待遇はデモ隊の強い関心事でもあることから、軍部が今後、何らかの形で軍出身者である前大統領の名誉を守ろうとすれば、抗議行動が激しさを増す可能性もある。

 ムバラク前大統領は1981年、サダト元大統領の暗殺を受け副大統領から昇格。イスラム過激派の摘発を進め治安安定に努めたものの、政治的自由が制限された権威主義体制に対する国民の不満は強く、昨年1〜2月の大規模な反政府デモでは、後ろ盾である軍部に引導を渡される形で辞任した。

4584チバQ:2012/06/20(水) 22:50:29
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2885210/9147354
世界で最大2700万人が奴隷状態、米国務省報告書
2012年06月20日 20:45 発信地:ワシントンD.C./米国
【6月20日 AFP】米国務省が19日に公表した185か国・地域の人身売買に関する2012年版報告書によると、世界で最大2700万人が現在も奴隷状態の下に暮らしていると推計される。

 報告書を発表したヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は「残念なことに、米国その他の国の奴隷制度が撤廃されたことで、奴隷がなくなったわけではない。今日、世界で2700万もの男女、少年、少女が、時に人身売買と呼ばれる現代の奴隷制の犠牲となっている。彼らの身に起きていることは、人間が人間に対して極めて非人道的な扱いができるという事実を警告している」と述べた。

 またクリントン長官は、米国が奴隷解放宣言から今年150年を迎えるにあたり「これら(現代の)2700万人の犠牲者を全員解放するために、さらにどれだけ多くのことをする必要があるのか、皆がよく考えなければいけない」と語った。

■4段階評価で最高ランクはわずか33か国

 同報告書は対象国を4段階に分けて評価している。このうち2012年版で人身売買撤廃に関する法を完全に遵守できているとする最上位の評価を受けた国は、185か国中わずか33か国だった。

 一方、アルジェリア、コンゴ民主共和国、リビア、北朝鮮、サウジアラビアなど16か国が最低評価にあたる「段階3」とされた。シリアも初めてこの最低ランクに下げられた。最低ランクの国は米国の援助を打ち切られたり、世界銀行(World Bank)や国際通貨基金(International Monetary Fund、IMF)などの機関から支援を受けようとする際、米国の支持を得られない可能性がある。

 前年この最低評価を受けた国のうち、ミャンマーとベネズエラなど5か国は評価をひとつ上げ、「段階2」と呼ばれる監視対象国42か国に加わった。ミャンマーは民政移行後の政権が、強制労働と児童兵士の徴用問題にかつてない多くの取り組みを行っており、その結果が早くも来年から現れそうだと評価された。

 同報告書は人身売買とは「自由を否定されること」であるとし、その自由には「どこにどのように住むかを選ぶ自由、働く自由あるいは働かないことを選ぶ自由、身体の不可侵性」などが含まれると述べている。(c)AFP/Jo Biddle

4585チバQ:2012/06/20(水) 23:12:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012062001054
緊縮派の新政権発足へ=サマラス氏が首相に−左派2党が閣外協力・ギリシャ
 【アテネ時事】再選挙後の連立協議が続いていたギリシャで20日、緊縮財政の維持を支持する第1党の新民主主義党(ND)を軸とした新政権発足で合意が成立した。地元メディアが報じた。NDのサマラス党首は同日、新内閣の首相として宣誓式に臨む。同党が連立入りを打診していた中道左派・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)、穏健左派の2党は閣外協力を選択。新政権は「少数与党」となる。
 緊縮策やユーロ離脱懸念に揺れたギリシャは、先月の総選挙以来、約1カ月半を経てようやく政権が発足。債務問題から政局に発展した同国の混乱は、とりあえず収拾に向かいそうだ。ただ、欧州連合(EU)と合意した緊縮策をめぐる再交渉を含め、今後の安定的な政権運営に課題を残した。
 NDのサマラス党首は、反緊縮の世論に配慮する狙いで、緊縮反対派の穏健政党・民主左派にも連立参加を要請。しかし、クベリス党首は党内の反発が根強いことを踏まえ、「連立の枠組みには参加しない」と明言した。
 また、第3党PASOKのベニゼロス党首もNDと一定の距離を保ちつつ政権に協力するとして、閣外にとどまることを決めた。
 ND、PASOKの2党は計162議席と議会(定数300)の過半数を占め、民主左派を含めると179議席となり、安定多数を確保できる。(2012/06/20-22:17

4586チバQ:2012/06/20(水) 23:14:18
>>3792
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012062001095
前議会の復活命令=「選挙実施は無効」−クウェート憲法裁
 【カイロ時事】国営クウェート通信によると、同国憲法裁判所は20日、今年2月に行われた国民議会選に関し、議会選の実施を求めたサバハ首長の勅令がそもそも無効だったとする異例の判断を示し、現議会の解散と前議会の復活を命じた。現議会は野党系が過半数を占めており、閣僚の証人喚問をめぐり政府との対立が激化、首長は18日に議会を1カ月停止していた。(2012/06/20-22:55)

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4587チバQ:2012/06/20(水) 23:17:34
http://mainichi.jp/select/news/20120620k0000e030161000c.html
エジプト:数万人デモ 軍政の権限強化に反発
毎日新聞 2012年06月20日 10時01分(最終更新 06月20日 11時26分)


大規模デモに参加し、軍最高評議会に抗議する若者ら=エジプト・カイロのタハリール広場で2012年6月19日、花岡洋二撮影
拡大写真 【カイロ花岡洋二、前田英司】エジプトの首都カイロのタハリール広場で19日、人民議会(国会)の解散を命じた軍最高評議会に抗議する大規模デモがあった。穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団や若者グループ「4月6日」運動など数万人が参加し、「民政移管を遅らせている」と軍を批判した。

 軍は議会を解散し、立法権を一時的に掌握することや、大統領の権限を制限する決定などを下し、ムスリム同胞団などが強く反発している。デモに参加した公認会計士のマフムード・アブドルハメドさん(43)は「ムバラク前政権に逆戻りしたような状況で、不安だ」と話した。

 一方、ムスリム同胞団のムハンマド・モルシ氏(60)と、前政権の最後の首相となったアフマド・シャフィク氏(70)の一騎打ちとなった大統領選の結果を巡っては両陣営が19日、記者会見を開いてそれぞれ「勝利宣言」した。

 シャフィク陣営は集計の結果、得票率51.5%でモルシ氏に約50万票差をつけたと主張した。ただ、選挙管理委員会が21日に公式結果を発表するとして、「勝利」の根拠は示さなかった。シャフィク陣営は「あらゆる手段を尽くして証明する」と訴えた。一方、モルシ陣営は得票率52%で勝利したと改めて発表した。

4588チバQ:2012/06/20(水) 23:22:51
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120620/eca1206200501000-n1.htm
スペイン重荷、方向感失う市場 ギリシャ再選挙好感も反転 (1/2ページ)2012.6.20 05:00
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 金融市場が方向感を失った展開をみせている。19日の外国為替市場は、ギリシャ再選挙の結果を好感して円安となった前日から一転、1ユーロ=99円台まで円高が進行し、株式市場も日経平均が反落して8700円を割り込んだ。スペインの金融不安が再燃して危機の拡大が意識されたためで、20カ国・地域(G20)首脳会議などで具体的な対応策が示されなければ、市場はさらに混乱しそうだ。

 19日の東京外国為替市場では、前日にスペインの10年物国債の利回りが一時、ユーロ導入後で最高の7.3%台まで上昇したことを受け、ユーロを売って、安全資産の円を買う動きが加速。午後5時時点の円ユーロ相場は、前日比1円16銭円高ユーロ安の1ユーロ=99円35〜39銭となった。また、米国で追加金融緩和が打ち出されるとの見方から、対ドルでも円高が進み、36銭円高ドル安の1ドル=78円89〜90銭をつけた。円高が嫌気されるなどして日経平均株価は反落し、前日比65円15銭安の8655円87銭で取引を終えた。

 17日のギリシャ再選挙で緊縮派が第1党となり、ユーロ離脱の観測がひとまず遠のいたため、市場からは「危機はひとまず収束に向かっている」(農林中金総合研究所の南武志主席研究員)との見方が上がる。

 だが、ユーロ圏4位の経済大国スペインの金融不安が新たな火種として浮上。EUはスペインへの最大1000億ユーロ(約10兆円)の金融支援を決めたが、政府の借金が増えるため財政不安の拡大が心配されている。イタリアなどへ波及する恐れもあり、「見通しは楽観できない」(明治安田生命保険の小玉祐一チーフエコノミスト)。

 危機対応の抜本対策も進んでいない。フランスやイタリアがユーロ圏が一元的に資金調達するため「ユーロ共同債」導入などを主張しているのに、ドイツは負担増を嫌い反対。「財政統合、銀行監督の一体化の話が進むのが重要」(南氏)だが、19日までのG20首脳会議や、28、29日のEU首脳会議で市場が納得する具体策が示されなければ、危機感が高まり、円高、株安が進みそうだ。(山口暢彦)

4589チバQ:2012/06/20(水) 23:43:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120620/asi12062023160003-n1.htm
あす新首相選出 政権と最高裁の対立さらに激化 パキスタン
2012.6.20 23:14
 【ニューデリー=岩田智雄】パキスタンのギラニ首相が最高裁の判断で失職した問題で、ザルダリ大統領は20日、議会を22日に招集すると発表した。最大与党のパキスタン人民党(PPP)関係者によると、当日、新首相の選出が行われる。新首相は人民党出身者となる公算が大きいが、就任後、ザルダリ氏の汚職追及を狙う最高裁から大統領の訴追手続きを求められるのは確実。政権側と最高裁の対立はさらに激化しそうだ。

 地元メディアはすでに、新首相の有力候補として、複数の元閣僚の名前を推測を交えて報じている。

 ギラニ氏が首相職を失ったのは、汚職罪などに問われたザルダリ大統領に関する審理再開手続きを進めるよう求めた判決に従わなかったとして、最高裁から法廷侮辱罪で有罪判決を受けたため。新首相も最高裁の命令を無視すればギラニ氏と同じ運命を辿ることになる。

 同国の政治評論家、ナジャム・セティ氏は「大統領は党への忠誠者を次期首相に選ぼうとするだろうが、新首相はいずれ、審理再開手続きを進めざるを得なくなる」と分析する。

 パキスタンでは来春までに総選挙が予定される。首相の失職でザルダリ政権への信頼は大きく傷ついた。経済の悪化で国民の政府への不満が高まる中、人民党が敗れればザルダリ氏の訴追手続きは進行し、同氏は窮地に立たされかねない。新首相選出は、時間稼ぎに終わる可能性もある。

4590チバQ:2012/06/21(木) 00:36:51
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012062002000100.html
アテネ市民 不安消えず
2012年6月20日 朝刊

19日、アテネ市内で、緊縮策で年金をカットされた男性が拳銃自殺した現場へお参りに訪れたアンドレアスさん=有賀信彦撮影


 【アテネ=有賀信彦】アテネ中心部、国会議事堂前広場にあるイトスギの木を訪れる人が後を絶たない。今年四月、財政緊縮策で年金をカットされた男性(77)が拳銃自殺した現場だ。議会再選挙の結果、緊縮派の連立政権が発足する見通しとなったことに国際社会は安心しているが、アテネ市民の将来への不安は解消されていない。市民らは木の前で、「絶望がこの国を包んでいる」と訴えた。

 十九日、お参りに来た教師のアンドレアスさん(49)は「知り合いではないが、自分のことのように感じた。それほど自分も追い込まれている」と話す。月給は千百ユーロ(約十一万円)から七百ユーロに減らされた。だが月二百ユーロの住宅ローン返済が残る。妻と十六歳の娘を抱え、「もうぎりぎりだ」。木の根元に供えられ枯れ果てたバラの前で天を仰いだ。

 年金生活のディモプロスさん(73)は、「身の回りで三人も自殺した」と嘆く。建築業の知人は銀行から融資を止められ、ビルから飛び降りた。レストラン従業員の友人は年金を減らされ、ライフル銃で絶命したという。

 地元紙記者ベルギリスさんは説明する。「数年前まで、ギリシャは欧州で最も自殺の少ない国だった。だが財政緊縮策が始まった二年前から、自殺者は急増。今や毎日一人が自殺し、欧州最悪の国の一つになった」

 背景には、全体で22・6%、二十五歳以下では50%以上という高い失業率がある。

 広場でベンチに座っていたコスタスさん(20)もその一人。今年四月から職がなく、親の稼ぎに三兄弟が頼ってきたが、母親の給料の支払いも滞り、心臓の手術をしたばかりの父親が青果店で毎日、休みなく働く。それでも月に六百ユーロにもならない。コスタスさんは「高給取りの政治家たちが、緊縮策を強いている。彼らをつるしてやりたい」と怒る。

 自殺現場に置かれた石板に、こんな言葉が刻まれていた。「緊縮策が続けば、いずれ若者は反抗のため拳銃を持つ」

4591チバQ:2012/06/21(木) 23:41:32
http://www.asahi.com/international/update/0621/TKY201206210540.html
パキスタン新首相候補に逮捕状 軍傘下機関の独自裁判所
 首相が司法手続きにより失職に追い込まれたパキスタンで21日、ザルダリ大統領が後任首相候補に選んだ下院議員に逮捕状が出た。逮捕状を出したのは、麻薬取り締まりを行う軍傘下の機関(ANF)が独自に持つ裁判所。軍部がザルダリ政権に対して揺さぶりをかけている可能性がある。

 ザルダリ氏が首相候補に選んだのは、最大与党・人民党の繊維相マクドゥーム・シャハブディーン氏。保健相時代の2011年に国内の医薬品会社が覚醒剤の原料となるエフェドリンを不正に取り扱っていたとされる事件に関係した疑いで先月、ANFの取り調べを受けていた。

 下院での首相指名選挙は22日に開かれる予定だが、同氏が実際に逮捕される事態に備え、人民党は第2、第3の候補も立てている。(イスラマバード=中野渉)

4592チバQ:2012/06/21(木) 23:42:12
http://www.asahi.com/international/update/0621/TKY201206210449.html
2012年6月21日21時41分


イランの提案、6カ国側が拒否 核協議、事実上の決裂
 モスクワで19日まで開かれた核開発問題をめぐるイランと国連安全保障理事会常任理事国など6カ国の協議で、20%ウラン濃縮停止を含むイラン側の提案を6カ国側が全面的に拒否し、事実上決裂したことがわかった。7月に双方の専門家が会議を開くが、外交努力は限界に近づきつつある。

 「こちらの提案はすべて却下された」。イランの交渉関係者は朝日新聞の取材に不満をぶちまけた。

 この関係者によると、イラン側は協議初日の18日、核の平和利用の権利を6カ国側が承認するよう要求し、19日正午までに回答するよう求めた。

 イランはその見返りに、20%濃縮を停止することなどを提案。核兵器製造の意図が疑われている20%濃縮で譲歩しつつも、発電用とする低濃縮ウラン(3.5%)の生産はあくまで続けるという意思表示だった。

4593チバQ:2012/06/21(木) 23:44:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120621/mds12062122550005-n1.htm
シリア戦闘機が政権離反 ヨルダンに亡命申請
2012.6.21 22:54
 【カイロ=大内清】中東の衛星テレビ局アルアラビーヤによると、内戦状態にあるシリアの空軍に所属する戦闘機1機が21日、隣国ヨルダン北部の空軍基地に緊急着陸し、パイロットの大佐が政治亡命を求めた。ヨルダン政府は同日、大佐の亡命を受け入れた。昨年3月にシリアで反政府デモが始まって以降、空軍士官が戦闘機ごとアサド政権から離反したのは初めて。

 シリアではすでに少なくとも数千人の将兵が反体制派に合流。反体制派活動家らは今回の事件を機に「軍からの離反の流れが加速する」と自信を深めている。

 昨年のカダフィ政権崩壊につながったリビア内戦でも、自国民への攻撃を命じられたパイロットの離反が相次ぎ、反カダフィ派が勢いをつけた経緯がある。

 シリアの国営メディアも同日、ヨルダン国境付近で訓練飛行中だったミグ21が交信を絶ったと報じた。

4594チバQ:2012/06/21(木) 23:46:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120621/asi12062119520006-n1.htm
5人が立候補届け出 パキスタン首相選出投票
2012.6.21 19:51
 パキスタンのギラニ首相の失職を受け、22日に実施される予定の同国下院の首相選出投票に向け、与党第1党パキスタン人民党(PPP)の繊維相マクドゥーム・シャハブディーン氏ら5人が21日、立候補を届け出た。地元メディアが報じた。

 一方、地元メディアは、シャハブディーン氏が保健相だった時代に国内の製薬会社が覚せい剤の原料となるエフェドリンを不正に取り扱っていたとされる事件に関与した疑いがあるとして、捜査当局が逮捕状を取ったと報道。同氏の立候補が受理されるか不透明だ。

 PPPの会合で次期首相候補の指名を一任されたザルダリ大統領はシャハブディーン氏を指名した。地元メディアによると、PPPからはシャハブディーン氏の立候補が受理されない場合に備え、カイラ情報放送相やアシュラフ元水利・電力相らも立候補を届け出たという。(共同)

4595チバQ:2012/06/21(木) 23:47:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120621/mds12062122130004-n1.htm
同性愛促進とNGO禁止 ウガンダ
2012.6.21 22:11
 アフリカ東部ウガンダからの報道によると、同国政府は21日までに、同性愛者の権利を促進しているとして、国内外の38の非政府組織(NGO)の活動を禁止すると表明した。

 ロコド倫理担当相は複数の外国メディアに、これらのNGOが国外から支援を受け、子どもを同性愛に引き込んでいると批判した。各NGOの名前は公表していない。

 ウガンダでは同性愛行為は違法で罰則があり、同性愛者への逆風や締め付けが強まっている。(共同)

4596チバQ:2012/06/21(木) 23:48:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120621/erp12062114550003-n1.htm
有罪の元首相が銃で自殺図る ルーマニア 病院で治療
2012.6.21 14:53 [欧州]

ルーマニアのナスタセ元首相(AP)
 ルーマニアのナスタセ元首相が20日、汚職の罪で首都ブカレストの自宅から刑務所に収監される直前に銃で自殺を図った。病院で治療を受けており、意識はあるという。ナスタセ氏は同日、禁錮2年の刑が確定していた。欧米メディアが伝えた。

 ナスタセ氏は2000〜04年に首相を務め、報道によると、04年の選挙戦に向けて約150万ユーロ(約1億5千万円)を不正に集めたとして有罪になった。

 警察官が収監のために自宅に来た際、首の辺りを撃って救急車で搬送されたという。(共同)

4597チバQ:2012/06/21(木) 23:54:15
http://mainichi.jp/select/news/20120622k0000m030096000c.html
ギリシャ:新政権の組閣完了…財務相に大手銀行会長
毎日新聞 2012年06月21日 23時45分

 【アテネ伊藤智永】ギリシャの新連立与党3党首は21日、政策合意を最終確認し、新政権の組閣を終えた。第1党・新民主主義党のサマラス党首が20日に首相就任の宣誓式を済ませたが、人事と政策の調整を残していた。財政緊縮策見直しの重点や外交政策で意見の相違があったようだ。21日にルクセンブルクで開かれたユーロ圏財務相会合に臨時代表として派遣されたザニヤス暫定内閣財務相は「新政権樹立とユーロ圏残留方針」を表明していたが、会合では緊縮策見直しに言及しないよう指示されたという。

 発表された閣僚名簿によると、緊縮策見直し交渉を担当する財務相は元大学教授で民間大手のギリシャ国立銀行会長・ラパノス氏。緊縮策の見直しについては、第6党・民主左派が、欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)と合意している措置のうち、▽給与の最低限度額の切り下げ▽年金支給の更なる減額▽契約社員の賃金や雇用の権利保障の撤廃−−といった国民生活窮乏に直結している政策について、中止や廃止を強く求めた。

 前与党として合意を締結した新民主は、EUとの非公式な折衝で、見直し要求が受け入れられる範囲について感触を得ている模様で、再交渉の手を縛られないよう合意書の文言修正を働きかけた。経済活動活性化のための緊縮策緩和措置に比重を置き、飲食店への課税の即刻廃止や民営化の加速・拡充などを強調する新民主に対し、民主左派が、公共事業はある程度残すよう主張するなど、右派と左派の同床異夢をすり合わせるのに手間取ったとされる。

 旧2大政党の新民主と第3党・全ギリシャ社会主義運動の政治腐敗に対する国民の不満が強いことから、▽国庫からの政党補助金減額▽議員免責特権見直し▽閣僚の責任に関する法律改正、さらに比較第1党に50議席が上乗せされる選挙法の改正なども議題になったが、合意に至らなかったと伝えられている。

 政策合意作りのもたつきは、財政緊縮策見直し交渉がギリシャ側の足並みの乱れもあって円滑に進みそうもないことを予測させる。新政権が既得権層に足場を置いている実情が浮き彫りになれば、国民の政治不信を刺激する恐れが強く、早期の政権奪取を狙う第2党・急進左派連合を勢いづかせる要素になる。

4598チバQ:2012/06/21(木) 23:54:59
http://mainichi.jp/select/news/20120622k0000m030071000c.html
エジプト:「旧体制“温存”」国民に警戒感 選管発表延期
毎日新聞 2012年06月21日 21時23分

 【カイロ花岡洋二】エジプトの選挙管理委員会が20日、当初21日に予定していた大統領選決選投票の結果の公表を延期すると発表したことに対し、「旧体制を“温存”する動きだ」と国民の一部に警戒感が強まっている。大統領権限を制限する決定を下した軍などと並び、選管は「旧体制派」の一部とみられている。旧体制下で非合法化されていた穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団のムハンマド・モルシ氏(60)の大統領選勝利が報じられる中、混乱に拍車がかかりそうだ。

 決選投票はモルシ氏と、ムバラク政権最後の首相のアフマド・シャフィク氏(70)の一騎打ち。国営の中東通信によると、両陣営から異議申し立てがあり、選管は「調査に時間が必要」と判断したという。地元メディアは結果が23〜24日に公表される可能性を報じている。開票を監視した判事グループは20日、「モルシ氏勝利」の非公式集計結果を発表した。

 ムバラク政権は昨年2月に崩壊したが、暫定統治する軍最高評議会、最高憲法裁判所、選管などは旧政権で任命された人たちが実権を握る。ムスリム同胞団系が多数を占めた人民議会(国会)選挙についての最高裁の違憲判断や、軍政が「憲法宣言」(暫定憲法)を修正して権限を強化したことなど、一連の動きが国民の不信感を生んでいる。

 若者グループ「4月6日」運動の創設者の一人、モハメド・イブラヒムさん(30)は毎日新聞の取材に「モルシ氏の当選を無効にする『不正』を探す時間稼ぎではないか」と批判した。軍政の約束する6月末の「民政移管」が実現しても、混乱が続きそうだ。

4599チバQ:2012/06/22(金) 00:24:57
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120622/plc12062200120000-n1.htm
飯島元秘書官が名誉総領事 西アフリカ最貧国任命
2012.6.22 00:10
 小泉純一郎元首相の秘書官だった飯島勲氏(66)が、西アフリカにある最貧国シエラレオネの駐東京名誉総領事に就任したことが分かった。飯島氏が21日、共同通信の取材に対し明らかにした。飯島氏は「自分にできることに全力で取り組みたい」と抱負を語った。

 シエラレオネ政府関係者から、首相秘書官時代の人脈を通じ2国間交流強化へ日本側のパイプ役になってほしいと要請を受け「友好を深めるのに役立ちたい」と応じた。

 飯島氏によると、就任は6月1日付。シエラレオネ名誉総領事館が8月1日に都内に開設されるのに合わせ、同国文化の紹介や貿易促進へ日本企業の投資を呼び込む活動を本格化させる。

 日本を含め、各国政府が在外の名誉総領事を任命する場合、相手国の国籍を持つ現地在住者が就任することがある。

 飯島氏は小泉政権で約5年半、政務担当の首相秘書官を務めた。

4601チバQ:2012/06/22(金) 01:03:04
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120620-OYT1T00947.htm
日本は「人身売買根絶の最低基準を満たさぬ国」


 【ワシントン=山口香子】米国務省は19日、世界186か国・地域の人身売買の実態をまとめた年次報告書を発表した。


 この中で、民主化改革に取り組むミャンマーについて、強制労働の防止策などで「これまでにない改善」があったとして、4段階評価のうち最低評価である「制裁対象」から1段上の「監視対象国」に初めて引き上げた。

 報告書は、ミャンマーは依然、強制労働や女性の人身売買などの問題を抱えていると指摘しつつ、昨年の法改正や被害者支援制度の整備などにより、「今後も改善が進んでいく見通しがついた」と評価した。

 日本については、「外国人研修生制度」が実態として強制労働に近いなどとして、8年連続で上から2番目の「人身売買根絶の最低基準を満たさない国」に分類。混乱が続くシリアは最低ランクに格下げした。

(2012年6月21日07時33分 読売新聞)

4602とはずがたり:2012/06/22(金) 09:30:33

<シリア>戦闘機でパイロット亡命…隣国ヨルダンが受け入れ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120621-00000075-mai-int
毎日新聞 6月21日(木)20時14分配信

 【カイロ前田英司】シリア空軍の戦闘機が21日、隣国ヨルダンの空港に緊急着陸し、パイロットが政治亡命を申請した。AFP通信によると、ヨルダンは亡命を受け入れたという。シリアでは昨年3月に反体制デモが本格化して以来、アサド政権の武力弾圧に反発する兵士の離反が相次いでいるが、戦闘機での亡命は初めて。

 ロイター通信などによると、ロシア製のミグ21戦闘機がシリアの首都ダマスカス北東のドメイル軍用空港を離陸し、約30分後にヨルダン北部のキング・フセイン空軍基地に着陸した。パイロットはハッサン・ハマダ大佐(44)。シリア北部イドリブ県出身のイスラム教スンニ派教徒で、家族も既にトルコ国内に逃げたという。

 推定29万人のシリア政府軍兵士の多くが国内多数派のスンニ派である一方、幹部はアサド大統領の母体で少数派のイスラム教アラウィ派が占める。離反兵士団体「自由シリア軍」は要員数が5万人を超したと主張している。

 ヨルダンにとってシリアは重要な貿易相手。離反兵士の受け入れはシリアを刺激しかねず、反体制派への武器密輸ルートに利用される可能性もあると懸念している。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、ヨルダンには騒乱で2万4000人超のシリア人が逃げ込んでいる。

 一方、シリア反体制派「地域調整委員会」によると、シリアでは21日も戦闘が続き、ダマスカス郊外などで70人以上が死亡した。

4603チバQ:2012/06/22(金) 21:29:50
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120622-OYT1T01074.htm
NATOドンチャン騒ぎのホテル襲撃とタリバン


 【イスラマバード=横堀裕也】アフガニスタンからの報道によると、首都カブール郊外の保養地で21日深夜(日本時間22日未明)、旧支配勢力タリバンの武装勢力がホテルを襲撃し、AFP通信などによると女性や子どもを含む少なくとも16人が死亡した。


 北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)が2014年末の撤退に向け準備を進めるなか、武装勢力によるテロ事件が再び目立ち始めている。

 事件が起きたのは、カブールから約10キロ・メートル離れたクアガ湖畔にあるホテルで、数人の武装勢力がロケット砲などで襲撃した。多数の利用客は湖に飛び込み、難を逃れたが、市民12人とホテルの警備員や警察官が殺害された。武装勢力はホテルに立てこもり、約40人の利用客が人質となったが、約12時間後に治安部隊が突入、武装勢力を射殺して人質を救出した。

 タリバンの報道担当者が声明で、「外交官やNATO軍関係者たちがドンチャン騒ぎをしていたので狙った」と犯行を認めた。

(2012年6月22日20時31分 読売新聞)

4604チバQ:2012/06/22(金) 21:57:43
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012062200913
フセイン元大統領のおいが亡命申請=偽造旅券で入国−オーストリア
 【ベルリン時事】オーストリア内務省スポークスマンは22日、イラクで独裁体制を敷き、2006年に処刑されたフセイン元大統領のおいがオーストリアに亡命申請したことを明らかにした。
 同スポークスマンによると、ウィーン郊外で21日、身分証明書の不所持で拘束されたイラク人の男性3人組のうち、1人が元大統領のおいと名乗り、亡命を申請。指紋からおいのバシャル・N氏(42)と確認された。(2012/06/22-19:41)

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4605チバQ:2012/06/22(金) 21:58:22
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012062200902
マリフアナ販売、合法化へ=犯罪増に対応、管理重視−ウルグアイ
 【モンテビデオAFP=時事】ウルグアイが南米で初めて、マリフアナの販売・流通の合法化に踏み出そうとしている。ムヒカ大統領が掲げる犯罪抑止策の一つで、ウイドブロ国防相も「必要なのは麻薬の流通・生産に対する国家の厳格な管理だ」と20日の記者会見で訴えた。
 国防相は「ある種の薬物の禁止がその薬物の有害性以上の問題を生み出している」と強調。ウルグアイでは現在、麻薬取引に絡む犯罪が急増中で、犯罪組織間の抗争による殺人も起きている。1〜5月の殺人は133件に上り、前年同期比70%の激増となった。(2012/06/22-19:31

4606チバQ:2012/06/22(金) 22:13:46
>>4572>>4589>>4591>>4594>>4600
http://mainichi.jp/select/news/20120623k0000m030081000c.html
パキスタン:首相候補にアシュラフ氏選出 与党・人民党
毎日新聞 2012年06月22日 21時56分

 【ニューデリー杉尾直哉】パキスタン下院は22日、最高裁で有罪判決を受けて辞任を余儀なくされたギラニ前首相の後任首相を選出する。ザルダリ大統領率いる与党・人民党は同日、後任候補としてラジャ・ペルベズ・アシュラフ情報技術相(61)の擁立を発表。来年に予定されていた総選挙を年内に前倒しで実施する方針も示した。

 ギラニ前首相は、裁判所の命令に背いてザルダリ大統領の汚職問題を追及しなかったことが「法廷侮辱罪」に当たると認定され辞任。最高裁は後任首相にも大統領の汚職追及を求めるとみられ、国政の混乱は続きそうだ。

 今回、与党が前倒し選挙を発表したのは、首相選出で野党側の支持を得るためとみられる。4月にギラニ氏が有罪判決を受けてから、野党は解散・総選挙を求めてきた。

 アシュラフ氏は、10年12月の内閣改造まで水利・電力相を務め、全土に広がる慢性的停電の「元凶」として国民から嫌われてきた人物。首相に選出されても与党の求心力は低下する一方とみられる。

http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE85L04T20120622
パキスタン与党、新首相候補に元水利・電力相を指名し直し
2012年 06月 22日 17:38 JST
[イスラマバード 22日 ロイター] パキスタンの次期首相候補をめぐって、すでに指名されていたマクドゥーム・シャハブディーン繊維相に裁判所が逮捕状を発行したことを受け、与党パキスタン人民党(PPP)は22日、元水利・電力相のペルベズ・アシュラフ氏を新たな首相候補に指名した。
パキスタン最高裁は19日、法廷侮辱罪で有罪判決を受けたギラニ首相が失職したと判断。ザルダリ大統領はこれを受けて、シャハブディーン氏を次期首相候補に指名し、同氏は21日に立候補の届け出を行った。

しかし同国の裁判所は、シャハブディーン氏が保健相を務めていた際に、麻薬の一種であるエフェドリンの輸入をめぐる違法行為に関与した容疑で逮捕状を発行。これを受けて、PPPがアシュラ氏を次期首相候補に指名し直した形となった。

新首相選出のための議会は22日に開かれる。

4607チバQ:2012/06/22(金) 22:15:54
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=151836
ギリシャのサマラス首相が入院
:2012/06/22 (金) 21:04

一部報道によるとギリシャ新首相のサマラス氏が網膜はく離で入院したとのこと。
サマラス首相は一昨日、首相に就任したばかり。

4608チバQ:2012/06/23(土) 10:44:14
http://www.cnn.co.jp/world/30007082.html
混迷エジプト、大統領選投票結果の憶測飛び交う
2012.06.23 Sat posted at: 10:29 JST
カイロ(CNN) 22日、エジプトの首都カイロのタハリール広場に、軍政からの脱却を望む市民数千人が先週行われた大統領選挙の決選投票の結果発表を求めて集結した。

エジプト大統領選挙は先週末、イスラム団体「ムスリム同胞団」系政党「自由公正党」のムハンマド・ムルシ党首とシャフィーク元首相との間で決選投票が行われ、19日までに両候補が勝利宣言をした。しかし、選挙管理委員会が21日に予定していた公式の結果発表を延期したことから、投票結果についてさまざまな憶測が飛び交っている。

そんな中、エジプトのニュースサイト「アフラム・オンライン」が投票結果について相反する2つの記事を掲載した。

アフラムは22日、同社の英語版サイトで、政府筋の情報として、ムバラク政権で最後の首相を務めたシャフィーク候補が24日に新大統領に指名されると報じた。アフラムは、シャフィーク候補が得票率50.7%で勝利宣言するとしている。

一方、同社のアラビア語サイトでは、選管関係者の話として、ムルシ氏が依然としてリードしていると伝えている。

今のところ、政府の正式な発表はない。また選管関係者によると、現在当局が2人の大統領候補から出された計400件の選挙違反報告の確認作業中だという。

4609チバQ:2012/06/23(土) 10:44:49
http://www.cnn.co.jp/fringe/30007043.html
時代とともに進化する独裁者 ネット活用、批判容認も
2012.06.20 Wed posted at: 11:37 JST

俳優のサシャ・バロン・コーエンさん演じる「独裁者」。こういうのはもう時代遅れ?
(CNN) 独裁者とは残忍で超法規的な絶対権力者だと思われがちだが、大規模虐殺のような残虐行為の秘匿は、動画共有サイト「ユーチューブ」の存在などにより今では困難だ。そのため、21世紀の賢明な独裁者たちは、技術の進歩に合わせて進化し、ガス抜きのために一定の批判は容認するなど人々との融和も図っている。

米ハーバード大学の研究によれば、中国では、計算された「譲歩」が行われていることが分かった。この研究では、インターネット・サイトへの何百万もの投稿を、政府による削除前の分も含めて分析。中国政府による削除の対象が明らかになったが、意外にも、政府批判はかなり辛辣(しんらつ)なものまで容認されている。

一方で、中国では毎日約500件もの抗議活動が発生しているといわれているが、より大規模または組織化された活動につながるような投稿は、即時に削除される。また、昨年は、アラブの春に関係するチュニジアの「ジャスミン革命」についての検索が、最近では、天安門事件の記念日である6月4日につながる数字の「4」や「6」を用いた検索が遮断された。

プーチン大統領のロシアでは、数万人が読むに過ぎない印刷媒体にはかなりの自由が認められているが、テレビニュースは政権が完全に支配しており、世論の大勢は、クレムリン(ロシア大統領府)によって慎重にコントロールされている。

市民が、世界中の出来ごとにより頻繁に触れ、インターネットなどを通じてより密接に結びつくようになると、独裁者たちも、より大きな譲歩を迫られるようになるだろう。今日的な独裁体制では、自由な意見交換、開かれた教育、そして、政府批判までにも、制限付きながら活動の空間が与えられている。独裁国家の国民はおそらく、自由の範囲を拡大するためにその空間を活用できるだろう。

4611チバQ:2012/06/23(土) 10:53:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120623/asi12062309420001-n1.htm
パプア総選挙、投票開始 混乱収拾は見通せず
2012.6.23 09:42
 パプアニューギニアで23日、任期満了に伴う5年ぶりの議会総選挙(定数111、任期5年)の投票が始まった。投票は7月6日に締め切られ、同27日までには開票結果が判明する見通し。オニール首相が最高裁に正統性を否定されるなど、昨年から続く政治混乱が収拾するかどうかは見通せない。

 オニール氏は昨年8月、当時のソマレ首相が海外で長期にわたって病気療養している間に議会によって新首相に選出された。しかし、最高裁は昨年12月と今年5月、一連の手続きが違憲だと判断。両氏がともに自らを首相だと訴える事態が続いてきた。

 日本など国際社会が首相と認めるオニール氏が有利との見方もあるが、選挙には3500人近い候補者が乱立。6割以上が無所属で単一政党が過半数を獲得する可能性は低いとみられる。

 オーストラリア国立大のディネン上級研究員は「現時点で次期政権を予想するのは不可能に近い。開票後は激しい多数派工作が展開される」と指摘する。(共同)

4612チバQ:2012/06/23(土) 11:06:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120623/amr12062310200006-n1.htm
パラグアイ大統領失職 野党と対立、議会弾劾
2012.6.23 10:20
 南米パラグアイ上院は22日、前日の下院に続き、中道左派のルゴ大統領の弾劾決議を可決した。ルゴ氏は可決後の演説で「議会の決定に従う」と受け入れを表明、同氏は失職した。ルゴ氏与党出身のフランコ副大統領が来年8月の任期満了まで代行を務める。地元メディアなどが報じた。

 野党が多数派を占める議会との対立が激化、貧困層に人気の高い元司教のルゴ氏は就任から約3年10カ月で政権を追われた。来年4月の大統領選に向け、与野党の候補者選びが本格化しそうだ。

 同国北東部で先週、土地を占拠していた貧農らと警官隊が衝突し17人が死亡。野党側は、貧農による各地での土地占拠問題を放置してきた大統領の責任を追及し、弾劾手続きに踏み切った。下院は21日に決議案を可決していた。

 ルゴ氏は2008年4月の大統領選で約60年間政権を維持してきた右派政党候補を破って当選。カトリック神父ながら当選後に複数女性との隠し子が発覚し、評判を落とした。先月末に訪日し、野田佳彦首相と会談したばかり。(共同)

4613チバQ:2012/06/23(土) 12:08:24
>>4463
http://www.cnn.co.jp/world/30007085.html
パラグアイのルゴ大統領、議会弾劾で失職
2012.06.23 Sat posted at: 11:47 JST
(CNN) 南米パラグアイの上院は22日、前日の下院に続き、ルゴ大統領の弾劾決議を可決し、フランコ副大統領が新大統領に就任した。フランコ氏は、ルゴ大統領の弾劾を支持した真正急進自由党に所属している。

今回の弾劾審理が行われるきっかけとなったのは、15日に発生した農民と警官隊が衝突事件だ。衝突はパラグアイの首都アスンシオンの北東約240キロのクルグアティで発生。私有地を占拠していた農民たちが、立ち退かせようとした警官に発砲し、大規模な衝突に発展した。この事件で17人が死亡した。ルゴ氏はこの事件の責任を取らされた格好だ。

ルゴ氏はベネズエラのテレビ局テレスールのインタビューで、今回の弾劾決議は「明らかなクーデターだ」として、弾劾に関わった議員らを非難した。また、ルゴ氏の大統領就任前の政権で汚職の恩恵を受けていた者たちが今回の弾劾を画策したとし、背後に野党の大統領候補がいるとの「大変強力な仮説」があると語った。

4614チバQ:2012/06/24(日) 13:32:26
>>4555-4558>>4572-4575>>4583>>4587>>4598>>4608
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012062402000096.html
エジプト大統領選 きょう結果発表 双方が勝利主張 混乱か
2012年6月24日 朝刊

22日、カイロのタハリール広場に集結し、軍に抗議するムスリム同胞団の支持者ら=今村実撮影


 【カイロ=今村実】エジプトの選挙管理委員会は二十三日、大統領選決選投票(十六〜十七日)の公式結果を二十四日午後三時(日本時間同十時)に発表すると明らかにした。これまで穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団のモルシ氏(60)と、軍出身のシャフィク元首相(70)の双方が勝利を主張。落選が決まれば、選管の集計作業に不満が噴出するなど、混乱が予想される。

 選管は結果発表が遅れた理由について、両陣営から選挙違反の疑いの申し立てが四百件以上あり、審査に時間がかかったと説明してきた。

 両陣営は各開票所でスタッフの立ち会いが認められ各所で得票結果を受け取っている。同胞団は独自にこれらを集計し、モルシ氏が52%を得票したと大々的に発表。だがシャフィク氏も二十一日、自ら記者会見で勝利を宣言した。

 選管の委員長はムバラク政権時代に任命され、最高憲法裁判所の長官を兼務するスルタン氏。憲法裁は十四日「人民議会(国会)選は違憲」との軍や旧政権寄りの判断を示しており、同胞団は警戒している。

 地元メディアによると、モルシ氏は二十二日、記者会見で「選挙結果は誰もが知っており、国民の意思が反映されることを望む」と選管に警告。軍最高評議会が暫定憲法「憲法宣言」を改変し、人民議会の解散を命じるなど、露骨な政治介入を進める動きを「すべて拒否する」と突っぱねた。

 カイロ中心部のタハリール広場には二十二日、同胞団の支持者ら数万人が集結。当面、広場の占拠を続ける方針だ。

 これに対し、軍最高評議会も二十二日、「公共の利益を傷付ける試みには、警察や軍が断固として対処する」と声明を発表。同胞団などの抗議の過激化を強くけん制し、緊張が高まっている。

4617チバQ:2012/06/24(日) 13:39:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120624/mds12062400530000-n2.htm
エジプト大統領選、24日に公式結果発表 同胞団VS軍 混乱の兆し
2012.6.24 00:52 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】エジプトの選管当局は23日、声明を出し、16、17日に行われた大統領選の決選投票の最終開票結果を24日午後(日本時間同日夜)に発表すると述べた。同選挙では、国内最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団の傘下にある自由公正党のモルシー党首(60)と、軍出身でムバラク前大統領に近いシャフィーク元首相(70)の双方が勝利を主張するなど予断を許さない状況が続いており、結果発表後には混乱も予想される。

 最終結果は当初、21日に発表される予定だったが、選管は、両陣営からの異議申し立てを審査するためとして発表を延期していた。

 モルシー氏は投票時間終了から間もない18日未明、独自集計の結果として、いち早く勝利宣言。メディアでも、モルシー氏勝利が濃厚との見方が広がった。

 しかし、シャフィーク氏陣営もその後、「勝利は確実だ」と表明。暫定統治を担う軍最高評議会は22日の声明で、モルシー氏が開票作業中にもかかわらず勝利宣言したのは、有権者に予断を与える行為であり「不適切だ」と批判した。

 こうしたことから、一部ではシャフィーク氏が当選するとの観測も浮上。モルシー氏支持者からは、発表延期は「軍が、シャフィーク氏を勝たせるために選管に圧力をかけているため」だとの声が上がっている。

 実際に票の操作が行われているか否かは不明ながら、モルシー氏陣営の当局に対する不信感は強く、シャフィーク氏が当選した場合は激しい抗議行動に出る可能性がある。

 首都カイロ中心部タハリール広場では23日、モルシー氏の支持者数百人が座り込みを行ったほか、シャフィーク氏も同日、支持者らにカイロ市内での「勝利集会」の開催を呼びかけ、緊張が高まっている。

4618チバQ:2012/06/24(日) 13:40:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120622/mds12062223470001-n1.htm
エジプト軍部、民政移管に備え権限強化着々 国防評議会の復活発表
2012.6.22 23:45 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】エジプトの暫定統治を担う軍最高評議会が、新大統領の選出後も政治に影響力を行使できる仕組み作りを進めている。18日には、国の重要事項を話し合う「国防評議会」の設置を決め、メンバーの過半数には軍人を任命した。軍部は、今月末に民政移管を行うスケジュールに「変更はない」としているが、「ムバラク後」初の本格的な文民政権は、軍部に手足を縛られた状態での船出となる可能性が高まっている。

 大統領を議長とする国防評議会は、停止された旧憲法では、国家の最高意思決定機関として戦時などに招集されると規定されており、長らく休眠状態にあった。ところが軍部は18日、先に人民議会(下院に相当)を解散し立法権を掌握したのに続き、同評議会を復活させると発表した。

 軍部の声明などによると、19人のメンバーは大統領や主要閣僚ら文民と、陸海空軍の各司令官や参謀総長らで構成され、議決は多数決で行われ、議長である大統領に拒否権はない。軍人が過半数を占める以上、軍部が事実上の拒否権を握るというわけだ。

 安全保障問題だけでなく国内の治安維持などに関する意思決定権限も持つとみられることから、軍部は国政に広範囲な介入が可能となる。今後は、軍部が任命する委員会が起草する新憲法案で同評議会の法的根拠の強化や役割の明確化が図られるとみられる。

 当然ながら、解散された議会側は、同国最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団の傘下で第一党の自由公正党を中心に強く反発している。しかし、現実に議会側がとれる抵抗手段は街頭での抗議活動などに限られている。22日には同胞団や民主化勢力が、首都カイロのタハリール広場などで大規模なデモを呼びかけたが、効果は不透明だ。

 一方、16、17日に決選投票が行われた大統領選では、同胞団が擁立するモルシー自由公正党党首と、軍部に近いシャフィーク元首相がそれぞれ勝利を主張。緊張が高まる中、選管当局は、両陣営からの異議申し立てを審査するためとして、21日に予定されていた最終結果発表を延期した。

 開票結果はなおも予断を許さないものの、発表が延期となったのは、モルシー氏の当選が確定した場合に備え、軍部が自らの権限を盤石なものにしておくための「時間稼ぎ」との見方も出ている。

4619チバQ:2012/06/24(日) 13:46:14
>>4184>>4191-4192
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120624-00000009-jij-int
物価高騰に抗議、暴徒化=南スーダン独立で外貨不足―ハルツーム
時事通信 6月24日(日)7時26分配信

 【ハルツームAFP=時事】スーダンの首都ハルツームで23日、物価高騰への抗議デモが暴徒化した。タイヤが炎上する市内各地の路上で、投石を続ける群衆に警官隊が催涙ガスを放ち、警棒で殴って追い散らす混乱が発生した。
 昨年7月の南スーダン独立で、石油収入が激減したスーダンは輸入に必要な外貨が不足している。インフレ率は上昇を続け、5月は30.4%に達した。アブデルラスール財務相が20日、燃料への補助金を廃止したところ、燃料価格は急上昇。ガソリン代が今週、1.5倍に値上がりしたと指摘するタクシー運転手は「うんざりだ」と嘆いた。

http://www.cnn.co.jp/world/30007091.html
スーダン政権の緊縮策に抗議のデモ、一部暴徒化
2012.06.24 Sun posted at: 09:41 JST

ハルツーム(CNN) スーダンのバシル大統領が発表した財政緊縮策に対し、首都ハルツームで23日までに大規模な抗議デモが実施された。参加者の一部は暴徒化し、警察が取り締まりを強化している。

「バシルよ去れ」「屈辱と独裁に対する反乱を」などと唱える抗議デモの規模は次第に膨張。一部が警官隊に石を投げ付け、タイヤや警察のトラックに放火するなど暴走した。

国営テレビによると、スーダン警察責任者は23日、警官らとの会合で「法にのっとった対応」を指示した。警察はハルツーム住民らに協力を求めた。

警察は同日、野党指導者ら数人を拘束し、主要2野党の事務所を包囲。警官らはこん棒を使ってデモ隊を解散させ、警察車両が市内全体を巡回した。

バシル大統領はテレビ演説で、燃料補助金の打ち切りや閣僚の人数削減を含む緊縮策について国民の理解を求めていた。同国は、原油埋蔵量の7割以上を有する南スーダンが1年前に独立して以来、深刻なインフレに直面している。

デモ隊は、与党が政権獲得を祝う6月30日にも大規模な集会を予定している。

4620チバQ:2012/06/24(日) 13:46:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120623-00000070-mai-int
<トルコ戦闘機撃墜>ギュル大統領「看過できず」シリア批判
毎日新聞 6月23日(土)19時59分配信

 【エルサレム花岡洋二】シリア近くの地中海で22日、トルコ軍戦闘機がシリア軍に撃墜された問題で、トルコのギュル大統領は23日、「看過できない」と批判し、戦闘機が領空侵犯したかどうかを調査していることを明らかにした。トルコのアナトリア通信が報じた。ただし、反撃など強硬な態度をとれば、シリア情勢への全面的な軍事介入につながりかねない。このため、トルコ政府は具体的な措置に言及せず、慎重な姿勢を示している。

 シリアは同国沖の空域で戦闘機を対空砲で撃墜したと発表したが、トルコ軍機と確認していなかったと説明。トルコ政府は詳しく調査しているが、仮に戦闘機に非がなかったことが確認されれば、「報復」を求める世論が高まる可能性もあり、シリア情勢を巡り緊張が続く両国関係がさらに悪化するおそれが高まる。

 トルコはシリアと友好関係にあったが、アサド政権の弾圧を巡って対立。シリア反体制派の拠点を提供したり、米国メディアによると、反体制派への武器支援にも関わっている。トルコは駐トルコのシリア大使に国外退去を命じ、外交的な抗議手段は尽きており、撃墜への対応を巡っては両国政府が電話で協議している。

 トルコは北大西洋条約機構(NATO)加盟国で、軍事行動は欧米各国も巻き込みかねない。4月にシリア軍がトルコの難民キャンプに向けて越境発砲した際は厳しく批判したが、具体的な行動はなかった。国境近くでのトルコ反政府勢力の増勢やシリア難民の大量流入への懸念が強く、シリアとの衝突は避けたいのが本音だ。

4621チバQ:2012/06/24(日) 13:47:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120624/mds12062411200001-n1.htm
シリア反体制派に「給料」 サウジとカタール
2012.6.24 11:19
 ロイター通信は23日、アラブ外交官の話として、サウジアラビアとカタールがシリア反体制派の民兵に4月ごろから「給料」を支払っていると報じた。サウジやカタールは反体制派への武器供与を活発化させていることが既に知られている。

 給料支払いには、反体制武装組織「自由シリア軍」が拠点を置くトルコの組織も協力。シリア兵がアサド政権を離反して自由シリア軍に参加するよう促すほか、カネで組織を統制し、過激派が流入するのを防ぐ狙いがあるという。

 一方、フランス公共ラジオによると、シリア人権監視団(英国)は、シリア各地で23日、アサド政権の弾圧により一般市民69人が死亡し、軍兵士や反体制派民兵らの犠牲を合わせ死者は計102人に上ったことを明らかにした。(共同)

4622チバQ:2012/06/24(日) 13:49:41
>>4606
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120623/asi12062318470003-n1.htm
最高裁との対立拍車も パキスタン新首相就任、汚職疑惑追及
2012.6.23 18:46

22日、パキスタンの首都イスラマバードで支持者らと会うアシュラフ氏(AP)
 【ニューデリー=岩田智雄】パキスタンの下院で新首相に選出された前情報技術相、ペルベズ・アシュラフ氏は22日夜、イスラマバードの大統領府で宣誓式を行い、新連立内閣が発足した。ただし、アシュラフ氏は汚職疑惑が持たれており、最高裁からこれまでに、水利・電力相の職を無効にされている。政局の混迷は続き、政権と最高裁の対立はさらに強まりそうだ。

 アシュラフ氏は、宣誓式で演説し、物価高騰や電力不足の対策に尽力することを強調。年内にも行われる見通しの総選挙での勝利を目指す考えを鮮明にした。

 しかし、アシュラフ氏は水利・電力相時代に発電事業で業者からカネを受け取り、ロンドンでの不動産購入費などに充てたとの疑惑があり、最高裁は当局に捜査を命じている。アシュラフ氏は疑いを否定し、最高裁と対立。その後、政権から情報技術相に登用されたという経緯がある。

 一方、最高裁による汚職追及の最大のターゲットとなっているザルダリ大統領は、かつて数々の汚職事件に絡み有罪判決を受けたり、捜査対象になったりしてきた。しかし、ムシャラフ前政権がその強権ぶりから批判を浴び、弱体化した2007年ごろ、ムシャラフ氏は、政敵のザルダリ氏に恩赦を与え、妻のブット元首相の亡命先からの帰国を許し、事実上の“手打ち”が行われた。

 最高裁のチョードリー長官は、かつてムシャラフ大統領による陸軍参謀長の兼職を違憲だとして大統領と激しく対立した。現在は、ザルダリ大統領の過去の犯罪を徹底追及する構えだ。自らの汚職疑惑というアキレス腱(けん)を抱えるアシュラフ氏に対しても、ギラニ前首相に求めたのと同様、汚職罪などに問われたザルダリ大統領に関する審理再開手続きを進めるよう圧力をかけることが確実視されている。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120623/asi12062300250000-n1.htm
パキスタン首相にアシュラフ氏選出 与党、総選挙への準備進める
2012.6.23 00:24
 【ムンバイ=岩田智雄】最高裁の判断によりギラニ首相が失職したパキスタンの下院は22日、新首相に前情報技術相のペルベズ・アシュラフ氏を選出した。アシュラフ氏を擁立した最大与党のパキスタン人民党(PPP)は、年内にも見込まれている総選挙への準備を進める考えだ。

 人民党共同総裁のザルダリ大統領は21日、前繊維相のシャハブディーン氏を新首相候補に指名したが、反汚職裁判所が同日、同氏が製薬会社の不正事件に関与した疑いがあるとして逮捕状を発行。人民党は見直しを迫られていた。

 最高裁のチョードリー長官はムシャラフ前政権当時、大統領の陸軍参謀総長兼務は違憲として、ムシャラフ氏に軍服を脱がせたことがある。長官は今回、汚職疑惑があるザルダリ大統領を裁くことに執念を燃やしており、新首相に対しても、ギラニ前首相に求めたのと同様に、大統領への訴追を進めるよう迫るのは確実だ。

 一方、パキスタンのメディアには、最高裁の姿勢を「政治への介入だ」として批判する論調もある。

 人民党幹部は22日、来春までに行われる総選挙への準備を急ぐ考えを強調。ザルダリ政権は総選挙で勝利して最高裁による汚職追及をかわす方針とみられ、年内にも総選挙が行われるとの見方が強まっている。

 反汚職裁判所が突然、シャハブディーン氏に逮捕状を出した理由は不明だが、対米外交などをめぐり政権との関係が悪化している軍が政権の弱体化を狙ったとの見方が浮上している。

4624チバQ:2012/06/24(日) 13:52:31
http://www.asahi.com/international/update/0623/TKY201206230572.html
2012年6月23日23時31分
閣僚TV出演、自粛令 ギリシャ首相、足並み乱れ隠す?
 財政再建に取り組むギリシャのサマラス首相が閣僚たちに対し、「不要なテレビ出演は慎むように」との異例の自粛令を出した。連立政権の足並みの乱れを表面化させないための、苦肉の策のようだ。

 サマラス氏は21日の初閣議で「我々の目標は国を危機から脱することだ。奉仕すべきは国民だ」と諭し、党利党略に走らぬよう釘を刺した。「閣議にテレビカメラが入るのはこれが最後だ」とも述べた。

 ギリシャのテレビには、政治家が出演する討論番組が多い。新政権は保守の新民主主義党(ND)を中道左派の2党が支える形だが、労働政策では隔たりも大きい。2党は議員を内閣には送っていないが、党と関係の深い有識者が閣僚に就任している。(アテネ=石田博士)

4625チバQ:2012/06/24(日) 13:55:49
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012062400057

ブルキナファソで調停=マリ北部占領の2勢力
 【ワガドゥグAFP=時事】3月のクーデターに伴う混乱に乗じアフリカ西部マリの北部を占領した遊牧民トゥアレグ人の二つの武装勢力を、隣国ブルキナファソが招き、マリの将来に関し調停を続けている。
 国際テロ組織アルカイダ系勢力と手を組みマリ全土にシャリア(イスラム法)導入を目指す「アンサール・ディーン」の代表団は15日に首都ワガドゥグ入り。コンパオレ・ブルキナファソ大統領が用意したホテルに滞在中だ。チェイク・アグウィサ広報担当は「ナツメヤシの実とラクダのミルクが恋しい」とマリ北部の故郷を懐かしむ一方、アルガバス団長はホテルのロビーに流れる音楽、棚に並ぶ酒類、行き交う女性を問題視、厳格なイスラム教徒への「真の試練だ」と語った。
 コンパオレ大統領は西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)が任命した調停役。ただ、大統領との会談は18日の1回だけで、後は大統領が用意した調停団との協議が続く。(2012/06/24-11:56)

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4626チバQ:2012/06/24(日) 13:57:21
http://www.cnn.co.jp/world/30007093.html?google_editors_picks=true

リオ+20が閉幕 「壮大な失敗」との批判も
2012.06.24 Sun posted at: 12:16 JST
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(CNN) 世界各国の首脳らが地球環境や経済発展の問題を話し合う「国連持続可能な開発会議」(リオ+20)が20〜22日、ブラジル・リオデジャネイロで開催された。同会議は環境と経済成長の両立を目指す宣言を採択して閉幕したが、環境団体からは「壮大な失敗」と批判する声が上がっている。

リオ+20は、1992年に同市で開催された地球サミットから20周年の機会に合わせて開催され、各国首脳約100人を含む約4万人が出席した。ただ、オバマ米大統領やメルケル独首相ら、主要国首脳の欠席も目立った。

会議は22日、「我々が望む未来」と題した53ページに及ぶ宣言を採択して閉幕。潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は「リオ+20は根本原則を確認し、新たな方向を指し示した」と評価する声明を出した。

しかし、国際環境保護団体グリーンピースのクミ・ナイドゥ事務局長は、「会議は始まる前から終わっていた」「提案された約束や目標はひとつずつ削られていった」と手厳しく批判。「リオ+20は壮大な失敗に終わった」「唯一の収穫は、もっともな怒りの感情だ。その怒りを行動に移さなければ」と述べた。

貧困問題に取り組む国際団体オックスファムのバーバラ・ストッキング事務局長も「リオはいんちきサミットとして歴史に残る」と断じた。

これに対してオーストラリアのギラード首相は「不満は分かるが、持続可能な開発という目標で合意できたことは前進だと思う」と述べた。

国連によると、会議ではエネルギー、食糧安全保障、飲料水確保、海洋保全などの分野で各国から総額約5130億ドルの拠出表明があった。1億本の植樹計画やグリーン経済事業によるアフリカ貧困女性の救済、年間80万トンのポリ塩化ビニル(PVC)リサイクルなどでも合意した。

また、潘事務総長が飢餓撲滅を目指す「ゼロ・ハンガー・チャレンジ」を発表し、オックスファムはこれを評価する声明を出した。

4627チバQ:2012/06/24(日) 14:35:35
http://www.afpbb.com/article/politics/2885902/9164378?ctm_campaign=txt_topics
パラグアイのルゴ大統領、弾劾で罷免 「議会によるクーデター」との非難も
2012年06月24日 12:57 発信地:アスンシオン/パラグアイ
【6月24日 AFP】南米パラグアイの上院は22日、フェルナンド・ルゴ(Fernando Lugo)大統領(61)の弾劾裁判を開き、賛成39、反対4の賛成多数で罷免を決めた。この決議に諸外国からは非難の声があがっている。

 同大統領は、土地問題をめぐる騒乱の制圧で17人が死亡した不手際の責任を問われた。元カトリック司教の同大統領は、複数の隠し子がいる問題も指摘されていた。

 大統領が罷免された約1時間後、フェデリコ・フランコ(Federico Franco)副大統領(49)が後任に宣誓就任した。議会内部では歓声が上がる一方、議会の外では大統領罷免に反発する群衆と警官隊が衝突した。

 キューバ外務省は「議会によるクーデター」と弾劾決議を非難し、新政権を承認しない方針を表明。また、チリのアルフレド・モレノ(Alfredo Moreno)外相は国営放送で、弾劾が「この種類の手続きに必要な最低限の条件を満たしていない」とコメントした。

 中米諸国は共同声明を発表し、同大統領に対する弾劾を受け入れないよう国際社会に求めている。(c)AFP/Thomas Lyford-Pike

4628チバQ:2012/06/24(日) 18:50:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120624-00000010-cnn-int
薄給の警官が反乱、妻はハンスト開始で加勢 南米ボリビア
CNN.co.jp 6月24日(日)14時42分配信

(CNN) 南米ボリビアで薄給に怒った警官が24日までに大幅昇給を求めて決起し、首都ラパスなどで幹部用の建物を襲ったり、警官の妻がハンガーストライキに入って加勢する騒ぎとなっている。

怒りを爆発させたのは階級が低い警官らで、基本月給115米ドル(約9200円)の287ドルへの昇給や現在の月給と同額の退職後の年金、幹部らの退任などを要求している。

ハンストは警官の妻60人が先週、ラパスや他の都市で開始していた。

抗議行動に参加する警官は21日には幹部用の建物になだれ込み、翌日には警察の情報収集担当部門の事務所を襲い、コンピューターを奪ったり捜査文書などを焼いたりした。路上でも文書、家具などを焼き、投石も行った。

政府は平和的な交渉による解決を求め、警官側との話し合いは23日も続いた。

今回決起した警官の通常任務は、ラパス市内で多発する大規模デモの規制など。抗議行動が続く間、軍兵士が警察の任務の多くを代行している。

4629チバQ:2012/06/24(日) 21:01:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120622-00000050-mai-int
<欧州>力関係に変化 フランスがイタリアやスペインに接近
毎日新聞 6月22日(金)20時5分配信


拡大写真
EU首脳会議で言葉を交わすメルケル独首相(左)とオランド仏大統領=2012年5月、AP

 ドイツとフランスを中心とする欧州の力関係が、フランスのオランド大統領の就任後、変わりつつある。欧州債務危機を緊縮策を中心に乗り切ろうとするメルケル独首相に対し、経済成長を重視するオランド氏が、同様の主張を唱えるイタリアやスペインに接近しているからだ。この4カ国の首脳は、22日にローマで協議し成長戦略の大枠で合意した。会合は欧州政治地図の変化をさらに進める可能性もある。【ベルリン篠田航一、パリ宮川裕章】

 メルケル首相はフランスのサルコジ前大統領と「メルコジ」と呼ばれるほどの蜜月関係で、欧州連合(EU)首脳会議など重要会合にはサルコジ氏と事前に打ち合わせして臨むのが慣例だった。

 だがオランド氏は「独仏」にこだわらない。モンティ・イタリア首相、ラホイ・スペイン首相を加えた22日の4者協議の準備を主導するなど、「独仏蜜月」から、より多元的な構図への変化を模索しているようだ。

 仏政治評論家のアラン・デュアメル氏はオランド氏の欧州外交について「多国間主義で、サルコジ氏の独仏中心主義とは明確に違う」と指摘する。

 4者協議に次ぎ、28〜29日にはEU首脳会議が行われる。最大の課題は、銀行監督機能と預金保険制度の統一を図る銀行同盟や財政統合など、欧州統合を深化させるためのロードマップ作成にある。ここでも、銀行同盟に前向きなフランスやイタリアが、慎重なドイツと相対する構図となりそうだ。

 メルケル氏は6月に入り、オランド氏が導入を唱える金融取引税に同意するなど、歩み寄りを示す。だが、銀行が破綻した場合に預金を払い戻す預金保険制度の統一には、否定的な姿勢を崩していない。ドイツの預金者保護のため積み立てた資金が、南欧の預金者救済に使われることにドイツ国民の反発が根強いためだ。

 独仏首脳の間には、個人的な不和の兆しも見える。社会党を率いるオランド大統領は今月13日、メルケル首相よりも先に、友党のドイツ最大野党・社会民主党のガブリエル党首ら幹部3人をエリゼ宮(大統領官邸)に招待した。外交上は異例の行動だ。オランド氏は大統領選期間中、メルケル首相から面会を拒否され続けた経緯があり、「しっぺ返し」(独誌フォークス)との見方がある。

 知独派のエロー仏首相は「反メルケル戦線の結成か」と問う仏メディアに「絶対に違う」と否定する。メルケル氏も「財政規律と経済成長はコインの裏表」と述べ独仏の協調姿勢を示すのに躍起だ。

4630チバQ:2012/06/25(月) 23:05:41
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120625/mcb1206252149023-n1.htm
27日に独仏首脳会談 欧州危機対策を協議2012.6.25 21:48

 ドイツ政府報道官は25日、メルケル首相が27日にパリを訪れ、フランスのオランド大統領と会談すると発表した。28、29日に開かれる欧州連合(EU)首脳会議を前に、ユーロ圏の大国である両国が欧州債務危機対策について協議する。

 ローマで22日に行われたドイツ、フランス、イタリア、スペインの4カ国首脳会合は、最大1300億ユーロ(約13兆円)の成長戦略で合意。メルケル、オランド両氏は利回りが上昇(価格は下落)するスペイン国債の買い支え策などについても話し合うとみられる。(共同)

4631チバQ:2012/06/25(月) 23:09:33
>>4614-4618
http://www.asahi.com/international/update/0625/TKY201206250094.html
2012年6月25日11時15分
花火上げ、「ムルシ」コール 大統領誕生に沸くエジプト
ムルシ氏の大統領当選を祝って、タハリール広場は花火が上がるなど夜通し祝う人たちで埋め尽くされた=24日夜、カイロ、樫山晃生撮影


 「アラブの春」がエジプトに及んで1年半。デモの中心地タハリール広場は24日夜、自由な選挙で選ばれたムルシ大統領の誕生を祝う人たちで埋まった。花火が上がり、国旗が揺れ、「ムルシ、ムルシ」との連呼がこだました。

 エジプトの民主化への歩みは、まだ始まったばかり。タハリール広場に面した旅行会社に勤めるシャリーフ・マヘルさん(22)は「1年以上仕事にならなかったが、今日からはもっと素晴らしいエジプトをつくれるはずだ」と期待を語った。(カイロ=山尾有紀恵)


http://www.cnn.co.jp/world/30007099.html
エジプト大統領にムルシ氏、勝利演説で「団結」訴える
2012.06.25 Mon posted at: 09:39 JST
カイロ(CNN) エジプトの選挙管理委員会は24日、大統領選の決選投票で穏健派イスラム団体、ムスリム同胞団系列の自由公正党から立候補したムハンマド・ムルシ氏が当選したと発表した。ムルシ氏は同日のテレビ演説で、国民が立場の違いを乗り越え共通の利益のために団結するよう呼び掛けた。

同国で民主的な選挙により大統領が選ばれたのは初めて。選管によると、ムルシ氏は1300万票余り、52%弱の票を獲得して当選した。旧ムバラク政権で最後の首相だったアフマド・シャフィーク氏の得票数は1200万票余り、得票率は48%強だった。

発表を受けて、首都カイロのタハリール広場では大きな歓声が上がり、祝砲が響いた。広場には38度近い暑さの中、ムルシ氏の支持者が詰め掛けていた。同国第2の都市アレクサンドリアでも同様の集会が開かれた。

自由公正党のある党員は「我々は7000年間待ち続けた。初めて自分たちの手で選んだ大統領だ」と語った。広場にいた別の男性は「旧政権の名残を克服できたことがうれしい」と話していた。

ムルシ氏は結果発表の直後、ムスリム同胞団と自由公正党から脱退し、全国民を代表する姿勢を示した。テレビ演説では「全国民の団結こそが、エジプトをこの困難な危機から救う唯一の道だ」と呼び掛けた。

同氏はまた、「国内外の合意事項はすべて維持する」と表明した。イスラム系の大統領誕生については、対イスラエル関係の悪化を懸念する声があがっていた。さらに女性や子どもの権利を守り、キリスト教徒とイスラム教徒も平等に扱うことを約束した。

ただ、同氏が大統領としてどれだけの権限を掌握することになるかを疑問視する声もある。暫定統治を担う軍最高評議会は、新憲法が起草されて次期議会が選出されるまでの間、立法権と予算の決定権、軍の人事権などを握ると宣言している。宣戦布告の権限は大統領が持つものの、評議会の承認が必要とされる。

4632チバQ:2012/06/25(月) 23:10:32
http://www.cnn.co.jp/world/30007104.html
旧カダフィ政権首相をリビアに引き渡し チュニジア
2012.06.25 Mon posted at: 12:56 JST


(CNN) チュニジア政府は24日、旧カダフィ政権下で最後の首相を務めたマハムーディ氏の身柄をリビア政府に引き渡した。リビア司法当局が発表した。カダフィ政権の高官がリビアに身柄を引き渡されたのは初めてとみられる。

マハムーディ氏は昨年9月、リビアの隣国チュニジアで、不法入国の疑いで逮捕された。同氏は裁判で禁錮6カ月が言い渡されたが、控訴により判決は棄却されていた。11月には、裁判所が同氏の釈放請求を却下、リビアへの送還を決定していた。弁護側はリビア国内の情勢が不安定で、公正な裁判が期待できないと主張していた。

国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は、同氏が拷問を受ける可能性があるとして、チュニジア政府に対して送還しないように求めていた。

4633チバQ:2012/06/25(月) 23:13:20
http://www.afpbb.com/article/politics/2885641/9156295
反プーチン・ソングで3か月以上勾留、露女性バンド「プッシー・ライオット」
2012年06月25日 18:44 発信地:モスクワ/ロシア

【6月25日 AFP】ロシア正教会の大聖堂でウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領を批判する歌を即興演奏し「フーリガン行為」の容疑で3月に逮捕され、以来、裁判が開かれないまま勾留され続けているロシアの女性パンクロック・バンド「プッシー・ライオット(Pussy Riot)」のメンバー3人について、モスクワ(Moscow)の地方裁判所は20日、公判開始をさらに1か月延期する決定を下した。

■覆面・ミニスカで街角ゲリラ演奏

 ニックネームしか明かさず目だし帽で覆面をして蛍光色のミニドレス姿で活動する「プッシー・ライオット」は、3月4日の露大統領選に先立って赤の広場(Red Square)などモスクワ市内の公共の場所でプーチン氏の大統領復帰に抗議する即興演奏を盛んに行い、一躍注目されるようになった。

 2月には救世主ハリストス大聖堂(Christ the Saviour Cathedral)内の司祭のみ登壇が許されている場所に上り、ロシア正教会があからさまにプーチン氏を支持していることに抗議する曲を演奏した。拘束されているメンバーの1人は後日、「国家と宗教の癒着に反対する直接行動だ」と説明している。

 これに対しロシア正教会側は激怒し、4月に「けがれを清める」ためとして大規模な集団ミサを開催。勢いを増す反プーチン派に対抗して運動を盛り上げたいプーチン支持派も加わり、大きな反動が起きた。

■長引く勾留、禁錮7年の可能性も

「プッシー・ライオット(Pussy Riot)」のメンバー8人のうち、長期間にわたって審理前勾留されているのは3人。うち2人には幼い子どもがいる。罪状は組織的集団行動によるフーリガン行為で、有罪となった場合、無許可の抗議行動に対する量刑としては異例の長さの禁錮7年を科される可能性がある。

 弁護団は保釈か自宅軟禁を要求してきたが、検察側が被告に逃走や他の犯罪を犯す恐れがあるとして勾留継続を求めていた。ロシアの司法関連通信社RAPSIによるとモスクワ・タガンスカヤ(Tagansky)地裁は20日、既に4月に6月24日まで延長していた勾留期間について、さらに7月24まで延長すると決定した。

 アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)など国際人権団体は、長期にわたる審理前勾留を強く非難し、3人の即時解放を呼びかけている。

 タガンスカヤ地裁前では20日、抗議に集まった「プッシー・ライオット」支持者と政権支持派が対峙し、計20人が警察に身柄を拘束された。「プッシー・ライオット」の支持者には、集会でのマスク着用を禁止する新法に抗議の意思を示すため、バンドの目出し帽ルックに似せてマスクを被った参加者もいた。(c)AFP

4634チバQ:2012/06/25(月) 23:18:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120625/mds12062522540008-n1.htm
シリア将官ら40人集団離反 反体制派に合流
2012.6.25 22:50
 【カイロ=大内清】トルコからの報道によると、内戦状態にあるシリアのアサド政権側の軍の将官1人を含む軍人約40人が集団離反し、24日夜から25日にかけて、トルコ南部にある反体制派武装組織「自由シリア軍」の拠点に合流した。反体制派は「アサド政権が多くの軍人の信頼を失っている証拠だ」として、さらなる離反を呼びかけている。

 今回離反したのは将官1人、大佐2人、少佐2人のほか、下級士官や兵士ら30人以上で、それぞれが家族や親族を伴いトルコ側に越境した。離反した将官がトルコに逃れたのは13人目。

 トルコ政府の庇護下にある自由シリア軍は、トルコ南部のシリア国境付近に複数のキャンプを持ち、それらを拠点に、政府軍への越境攻撃や国内の戦闘員への補給などを行っている。

 トルコは、3万人超のシリア避難民を国内に受け入れている。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120624/mds12062420380003-n1.htm
撃墜は「公海上空」 トルコ外相がシリア批判
2012.6.24 20:36
 トルコ軍戦闘機がシリア国境付近で同国軍に撃墜された問題で、トルコのダウトオール外相は24日、撃墜されたのは「公海上空だった」と述べ、シリア側を批判した。トルコのメディアが伝えた。

 トルコ政府は24日、北大西洋条約機構(NATO)加盟国の安全保障などが脅かされた場合に加盟国全体で協議することを定めた北大西洋条約4条に基づく会議を開くようNATOに要請。これを受けNATOは26日に緊急理事会(大使級)を開くことを決めた。

 ダウトオール氏は、戦闘機が短時間、誤ってシリア領海上空を侵犯したことは認めた上で、撃ち落とされたのは公海上空に出た後だったと説明。また戦闘機は、内戦状態のシリア情勢とは関係なく、単なる訓練飛行中だったと強調した。

 シリア側は、撃墜は攻撃ではなく「法に基づいた行為だった」と正当性を主張している。(共同)

4635チバQ:2012/06/25(月) 23:25:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120625/erp12062515500001-n1.htm
腎臓1つ200万円〜 旧ユーゴで売買相次ぐ 生活苦の人々「ほかに売る物ない」
2012.6.25 15:49 [欧州]

セルビア南部ドリェバツの自宅前で「臓器を売りたい」と話すビオレタ・サビッチさん=3月(共同)
 腎臓でも肺でも何だって売る−。旧ユーゴスラビアのセルビアなどで、市民が生活苦から腎臓などの臓器を売りに出すケースが相次いでいる。欧州債務危機の影響で経済が急速に悪化し、困窮を抜け出そうと、普通の父親や母親が苦渋の決断を迫られている。

 「腎臓売ります。O型の健康体」「50代男性。生活費が必要」。セルビアや隣国マケドニアのインターネット掲示板では、昨年あたりから腎臓売却の広告が目立ち始めた。

 腎臓一つあたり2万〜3万ユーロ(約200万〜300万円)が主流。セルビアで臓器売買は違法で禁錮刑にも問われるが、売り手は年齢や血液型などの情報を載せて連絡を待つ。

 セルビア中部コビンに住む男性、ミハル・ネメットさん(53)は「腎臓のほかに売る物がない。生活のために何だってやる」と訴える。首都ベオグラードにある拠点病院のヤコブレビッチ副院長(60)は、「経済を改善しない限り、臓器を売る動きは続く」と指摘した。(ドリェバツ 共同)

4636チバQ:2012/06/25(月) 23:33:40
http://www.afpbb.com/article/politics/2886067/9169846?ctm_campaign=txt_topics
エジプト大統領にモルシ氏、初のイスラム勢力出身者
2012年06月25日 07:29 発信地:カイロ/エジプト


【6月25日 AFP】(一部更新)エジプトの選挙管理委員会は24日、6月16〜17日に行われた大統領選決選投票で、ムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)傘下の自由公正党(Freedom and Justice Party)から立候補したムハンマド・モルシ(Mohammed Mursi)氏(60)が当選したと発表した。

 アラブ世界最大の人口を誇るエジプトでイスラム勢力出身者が大統領に選ばれたのは初めて。

 モルシ氏の得票数は1323万131票で得票率は51.73%、敗れたアハメド・シャフィク(Ahmed Shafiq)氏の得票数は1234万7380票だった。有権者は5000万人以上で、投票率は51.8%だった。

 発表を受けてカイロ(Cairo)のタハリール広場(Tahrir Square)に集まっていたモルシ氏の支持者らは歓声を上げ、市内各地の道路ではドライバーがクラクションを鳴らし、モルシ氏の名を叫ぶのが聞こえた。一方、選挙運動スタッフと共に結果を聞こうとカイロ郊外に集まっていたシャフィク氏の支持者からは落胆の声が上がった。

 エジプトを暫定統治している軍最高評議会のムハンマド・フセイン・タンタウィ(Muhammad Hussein Tantawi)議長がモルシ氏に祝意を伝えたと国営テレビが報じたのに続き、敗れたシャフィク氏もモルシ氏に祝意を伝えたと半国営の中東通信(MENA)が伝えた。

 モルシ氏は当選の発表の数時間後「私は全エジプト人の大統領になる」と語り、ムスリム同胞団はモルシ氏が当選発表後にムスリム同胞団と自由公正党の役職を辞任したと発表した。また同氏は「われわれは全ての国際条約と憲章を順守する」と述べ、エジプトが1979年にアラブ国家として初めてイスラエルとの間で締結した平和条約の存続を示唆した。

 イスラム勢力の伸張を恐れるキリスト教の一派で、3月に教皇が死去しているコプト正教会の教皇職代行もモルシ氏に祝意を表した。(c)AFP/Samer al-Atrush and Jailan Zayan

4637チバQ:2012/06/25(月) 23:36:04
カタカナ表記がムルシだのモルシだのモルシーだの・・・

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012062500730
首相候補にエルバラダイ氏ら=モルシ新大統領、組閣に着手−エジプト
 【カイロ時事】エジプトのイスラム原理主義組織ムスリム同胞団出身のモルシ氏が今月末に初の文民出身の大統領に就任するのを受け、ガンズーリ首相の暫定政権は25日にも暫定統治する軍最高評議会に辞表を提出する。組閣作業に着手したモルシ新大統領は「全国民の大統領になる」と挙国一致政権を目指す意向を表明しており、首相には改革派政治家のエルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長らの名前が挙がっている。(2012/06/25-21:00)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120625/mds12062523000010-n1.htm
議会解散、新憲法…エジプト、新政権準備で激化する軍との綱引き
2012.6.25 22:59 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】エジプトメディアによると、同国のモルシー次期大統領は25日、閣僚人事の検討を本格化させるなど、新政権樹立の準備に入った。しかし、同国では現在、憲法が不在で大統領権限もはっきりしていない。今月末に予定される民政移管後も、モルシー氏と暫定統治を担う軍最高評議会との間では、政局の主導権をめぐる激しい綱引きが繰り広げられるとみられる。

 「議会で就任宣誓をしたいというのが、次期大統領の希望だ」

 モルシー氏を擁立した同国最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団の幹部は24日、同氏の意向をこう代弁した。

 エジプトでは今月16日、最高憲法裁判所の判決を受け、軍部が人民議会(下院に相当)を解散。軍部側は、議会が存在しない以上、就任宣誓は最高憲法裁で行うべきだとする。同胞団幹部の発言は、軍部の言いなりにならないとの意思表示といえ、さっそく両者のさや当てが始まった格好だ。就任式の日程は未定。

 軍部が議会解散に続いて発表した、軍部主導での新憲法制定プロセスも大きな火種となる。新憲法で大統領権限が制限され、軍部が実権を握る構図が続けば、モルシー氏は「お飾り」となりかねないからだ。

 独立系紙マスリルヨウムなどによると、24日の当選発表に先立ち、同胞団と軍最高評議会との間では、軍部がモルシー氏の当選を認めるのと引き換えに、国防相や内務相といった重要閣僚の人選は軍部が行うなどの「密約」が成立したという。モルシー氏や同胞団としては当面、軍部との全面対立は避けつつ、政権基盤強化に向けて交渉を進めていく考えだとみられる。

 ただ、モルシー氏は、出身母体である同胞団傘下の自由公正党が最大議席を持っていた議会が解散されたことで、政治的には手足を奪われた状態にある。同党は、今後行われる議会の再選挙の対象を、判決で違憲とされた全議席の3分の1にとどめ、ダメージを最小限に抑えたい考えとされるが、軍部がそれを容認するかは不透明だ。

4638チバQ:2012/06/25(月) 23:36:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120625/mds12062522580009-n1.htm
エジプト次期大統領モルシー氏 米・イスラエル外交、イラン関係は?
2012.6.25 22:55 (1/3ページ)

24日、大統領当選後に演説するモルシー氏のテレビ画像(AP)
 【カイロ=大内清】エジプトのモルシー次期大統領は24日のテレビ演説で、エジプトが過去に結んだ国際条約の順守を約束した。1979年のイスラエルとの平和条約を念頭に置いたもので、エジプトが今後、急速にイスラエルとの関係を見直すことはないとみられる。ただ、人口8千万人超の地域大国エジプトに本格的なイスラム政権が成立すれば、対イスラエル関係を含む地域のパワーバランスに変化をもたらす可能性もあるだけに、今後の外交方針に注目が集まっている。

 モルシー氏の当選を受けて、イスラエルのネタニヤフ首相は同日、「両国の平和条約に基づき、協調関係が維持されることに期待する」との声明を出した。

 パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスと敵対するイスラエルには、ハマスの源流でモルシー氏の出身母体であるエジプトのムスリム同胞団に対する警戒感が根強い。

 その半面、国境を接するエジプトとの良好な関係を維持することはイスラエルにとって、ガザなどへの過激派の流入を防ぐ上での「戦略的資産」であり、警戒心をあらわにして、いたずらに関係をこじれさせたくないとの事情がある。

 一方、モルシー次期政権にとって、イスラエルとの平和条約を維持することは、同国の後ろ盾である米国の中東戦略を不問に付すことであり、その不快感は残る。とはいうものの、同条約を順守することで米国から年十数億ドルもの軍事・経済援助を受け続けられるメリットは無視できない。特に昨年2月の政変後は、長引く経済混乱で外貨準備高が激減しており、諸外国からの援助はモルシー新政権の命綱となる。

 ただ、エジプト国民には反イスラエル感情が根強い。モルシー氏としては「イスラエルの言いなり」と批判されたムバラク前大統領との違いを鮮明にするためにも、徐々に独自色を打ち出していきたいところだ。

 エジプトは現在、ハマスとパレスチナ主流派ファタハとの和解交渉などで仲介役を務めているが、今後、モルシー次期政権がハマス寄りの姿勢を鮮明にし始めれば、ハマスを「テロ組織」とみるイスラエルや米国との関係がぎくしゃくする可能性もある。

 エジプトにイスラム系大統領が誕生したことで、同国とイランとの関係の行方にも関心が集まっている。

 モルシー氏は25日配信されたイランのファルス通信とのインタビューで、「域内の戦略的なバランス」をとる上で重要だとして、同国との関係修復に意欲を見せた。イラン政府も24日、モルシー氏の勝利は、「イスラムの覚醒」によるものだと歓迎した。

 イランは、エジプトが、1979年のイスラム革命で亡命したパーレビ国王を受け入れたことや、イスラエルと平和条約を結んだことに反発し断交。現在は利益代表部を置くにとどまっている。

 ただ、イスラム教シーア派の地域大国イランに対しては、カタールやサウジアラビアなどスンニ派諸国も強い警戒感を持っている。同様にスンニ派の同胞団出身であるモルシー氏としても現時点では、イランとの関係強化に動くというものではなく、あくまでも、関係を修復しバランスをとろうというレベルにすぎないといえる。

 確かに、エジプト外務省には「モルシー氏や同胞団が実権を握れば、従来の外交方針と齟齬(そご)が生まれるとの懸念がある」(外交筋)。しかし、政権が代わったとはいえ対外関係でさまざまなしがらみがあるのも事実で、モルシー氏がすぐに独自外交を展開できるわけではない。

4639チバQ:2012/06/26(火) 00:10:03
http://mainichi.jp/select/news/20120626k0000m030040000c.html
イラン:「西洋文化の象徴」ネクタイ販売 取り締まり強化
毎日新聞 2012年06月25日 19時26分(最終更新 06月25日 22時23分)


当局の要請で洋服店からネクタイが一斉に消えた。この店では、目立たないように1本だけ展示していた=テヘラン中心部で2012年6月14日、鵜塚健撮影
拡大写真 【テヘラン鵜塚健】イランの警察当局が、ネクタイを販売する洋服店の徹底的な取り締まりを強めている。イラン政府はこれまでも、ネクタイは「西洋文化の象徴」として敵視してきたが、販売は容認していた。宗教界の影響力の高まりを受け服装規制を厳格化する当局に対し、市民や商店主から反発の声が上がっている。

 イスラム革命(79年)以降、反欧米を掲げるイランでは、官僚や政治家らは一切ネクタイを着用しないのが慣習。それでも私的なパーティーでは好んで着用する市民もおり、販売は許されてきた。

 当局は今年5月末以降、ネクタイを販売する洋服店の一斉取り締まりを開始。テヘラン中心部の洋服店店主の男性(30)によると、販売すれば罰金や3〜6カ月の営業停止処分にするとの通達があり、店頭から自主的にネクタイを撤去したという。男性店主は「当局は、女性の服装にもうるさいが、男性のネクタイまで規制するとはうんざりだ。これがイスラム共和国(イラン)のやり方だ」と不満をぶちまけた。

 例年当局は、春から秋にかけて主に女性のヘジャブ(頭髪を隠すスカーフ)着用を監視する服装規制を強化。これに対し、アフマディネジャド大統領は「過剰な取り締まりは好ましくない」とたびたび当局に苦言を呈してきた。しかし、イラン政界内で最近、大統領の影響力が低下。西洋文化を否定する宗教界の声が強まり、男女とも服装規制が加速している。

4640チバQ:2012/06/26(火) 00:12:43
http://mainichi.jp/select/news/20120625k0000e030184000c.html
スーダン:反政府デモ拡大 物価高騰、首都で7日連続
毎日新聞 2012年06月25日 12時14分(最終更新 06月25日 12時55分)


路上でタイヤを燃やす学生たち=スーダン・ハルツームで2012年6月22日、AP
拡大写真 【ヨハネスブルク服部正法】アフリカ東部スーダンで、政府を批判する学生らによるデモが活発化している。首都ハルツームで7日連続となった22日のデモでは路上でタイヤが燃やされ、治安当局は催涙ガス弾や警棒を使って参加者を追い払った。物価高騰などへの市民の不満は強く、今後さらにデモが拡大する可能性もある。

 現地報道によると、22日にはハルツームと周辺の複数箇所で数百人単位のデモがあった。参加者は「政権打倒」「物価高反対」などと叫んだという。

 スーダンは5月のインフレ率が30%を超え、物価高が市民生活を直撃。緊縮財政策を取る政府が最近、市民が安価で購入できるよう設定したガソリンへの補助金の廃止を決めたため不満が高まった。

 スーダンは財政を原油生産に大きく依存している。だが、油田の4分の3を有する南部が昨年7月、南スーダンとして分離独立し、石油収入の分配比率を巡って両国が折り合わず交渉が暗礁に乗り上げたことも、経済や財政の悪化に拍車をかけたとみられる。

4641チバQ:2012/06/26(火) 00:20:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120625/mds12062523100011-n1.htm
モルシー氏の正体とは 米で工学博士号 旧体制との戦いのシンボル…
2012.6.25 23:09

24日、カイロ市内の選挙本部に掲げられたモルシー氏の写真の前で大統領選での勝利を喜ぶ支持者たち(ロイター)
 大統領選に立候補を届け出たときは、所属するエジプト最大のイスラム原理主義組織、ムスリム同胞団が擁立したシャーティル副団長の「控え候補」という位置づけだった。シャーティル氏が選管の資格審査で失格となったことで、お鉢が回ってきた。

 1975年にカイロ大を卒業、82年に米国の南カリフォルニア大で工学博士号を取得し、同大学で教鞭もとった学究肌。出馬当初の記者会見では表情をこわばらせ、カリスマ的とされるシャーティル氏より見劣りするとの評価もあった。

 しかし、選挙戦ではイスラム色を抑制する一方、自らを「旧体制との戦い」のシンボルとして売り込み、支持獲得に成功。ムバラク大統領辞任後、初の大統領の座を射止めた。

 昨年4月に同胞団が設立した自由公正党の党首に就任、今回の選挙はその肩書のまま戦い、当選後に党と同胞団を脱退した。ただ、青年時代から身を置く同胞団から完全に“独立”することはできるのか、という疑問の声もある。

 同胞団は、上意下達による強固な統制力を誇る。決選投票で争ったシャフィーク元首相側からは、「最高指導者のバディーア団長や、序列が上のシャーティル氏らの操り人形になるのではないか」との批判も浴びせられた。

 軍部との政治対立克服とともに、「エジプト人の大統領」としての認知を得られるかも任期中の大きな課題となる。(カイロ 大内清)

4642チバQ:2012/06/26(火) 00:22:21
http://jp.reuters.com/article/JPshiten/idJPTYE85O05720120625
焦点:エジプト新大統領が試練の船出、改革実現の鍵は「共生」
2012年 06月 25日 19:21 JST
[カイロ 25日 ロイター] エジプト大統領選挙の決選投票で、イスラム穏健派「ムスリム同胞団」系の自由公正党党首ムハンマド・モルシ氏が勝利し、次期大統領となることが決まった。しかしこれは、同胞団と軍部との長い権力闘争の新たな幕開けといえるだろう。
これまで大半の期間を非合法とされてきた同胞団の出身で、エジプト初の自由選挙で選ばれた指導者となるモルシ氏は歴史的な勝利を飾ったとはいえ、変革はすぐには望めそうにない。モルシ氏が掲げた選挙公約のいくつかは棚上げされる可能性がある。

首相の任命など組閣を行うのはモルシ氏だが、今の議会では法案が通らない。1月に自由公正党主導の議会が成立したものの、暫定統治を行う軍最高評議会が、人民議会選挙についての最高憲法裁判所の違憲判断を受けて解散を命じたからだ。

米ケント州立大学のヨシュア・スタッチャー氏は「大統領としての足場を固め、徐々に力を蓄えて、軍最高評議会の権力を弱めたいとモルシ氏は考えていただろう」と指摘。「ただ現状は、民衆が選んだ大統領が、エジプトが長らく抱えてきた問題の責任を取らされる一方で、軍最高評議会は批判を免れることになる。軍はまるで王様のようだ」と語った。

<エジプトの新たな共生>

ムスリム同胞団にとって、大統領選での歴史的な勝利よりも重要かもしれない試練が待ち受けている。エジプトの新しい統治システムを定める新憲法の行方だ。

同国の首都カイロにいる西側のある外交官は「これは細心の注意を必要とする新たな政治的妥協、つまりエジプトの新たな共生の1つだ」と表現した。

新憲法には大統領の権限のほか、軍部の役割などが規定されるが、ムスリム同胞団はこれまで、軍の利権を保護する内容を盛り込む可能性を示唆している。

4643チバQ:2012/06/26(火) 00:22:47
同胞団を含む制憲委員会は先週、草案作りに着手したが、一方で軍部は、新憲法作成プロセスにおいて権限を強化しており、もし現行の制憲委員会が失敗したと判断されれば、新たな委員会を設立する権限も有している。裁判所は26日に現委員会の正当性を審査する。

<根深い既得権益>

モルシ氏にとって、軍部よりも手ごわい敵となりかねないのが、既得権益にしがみつく治安機関などだ。欧州外交評議会のイライジャ・ザーワン氏は「モルシ大統領は国家のかじ取りに苦労するだろう。主要な機関から改革の足を引っ張られる可能性がある」と分析。そのような抵抗に遭った場合、モルシ氏が権力を乱用する可能性もあるが、「それは間違っている」と指摘した。

対抗馬のアハメド・シャフィク元首相に対して得票率3.5%ポイント差での勝利は十分だが圧勝とは言いがたく、モルシ氏は反対勢力に協力を仰ぐ必要にすぐに直面した。勝利演説の中で、モルシ氏は全ての国民のための大統領になると語り、幅広い人材を集めた内閣とすると公言した。

組閣プロセスは25日に始まるが、ムスリム同胞団幹部によると、改革派のモハメド・エルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長の名前も挙がっているほか、シャフィク氏も要請があれば入閣する用意があると語っている。

ムスリム同胞団の活動家は軍最高評議会に対し、立法権などの実権は今後も軍が握るとするなどの最近の決定を撤回するよう要請。一方で、水面下では評議会と妥協点を探っている。

取引が行われることを誰も疑うはずがないと語るのは、ブルッキングス・ドーハ・センターのシャディ・ハミド氏。「権力を分担する一時的な協定がなされるはずだ」と話す。

カイロ大学のムスタファ・カマル・アル・サイード教授も、両者には極めて重大かつ対立する問題が存在するとし、「モルシ氏にとって重要なのは、そうした問題を解決するか、もしくは妥協を受け入れるかのどちらかだということ。さもなければ、彼の統治が損なわれることになる」と指摘した。

(原文執筆:Tom Perry記者、翻訳:伊藤典子、編集:梅川崇)

4644チバQ:2012/06/26(火) 21:13:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120626-00000058-mai-int
<シリア>政権側将兵33人が軍を離反 大将クラスも
毎日新聞 6月26日(火)17時23分配信

 【エルサレム花岡洋二】アサド政権と反体制派の争いで内戦状態に陥っているシリアから25日、大将1人と大佐2人を含む将兵33人が軍を離反し、トルコへ陸路で逃れた。トルコ政府当局者の話としてアナトリア通信が伝えた。

 越境した将兵と家族の計約200人はシリア国境に近い南部ハタイ県の難民キャンプに移された。21日にはシリア空軍のパイロットが戦闘機でヨルダンに亡命したばかり。

 ロイター通信によると、トルコへ逃れたシリア軍の大将は13人に上り、シリアでアサド政権と武装闘争を続ける離反兵士団体「自由シリア軍」の活動を支えている。

 一方、トルコ政府は25日、トルコ軍戦闘機がシリア軍に撃墜された問題への対応を協議した。協議後、アルンチ副首相が記者会見し、「国際法の枠組みの中で措置を取る。戦争する意図はない」と語った。

4645チバQ:2012/06/26(火) 21:14:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120626-00000047-mai-soci

<出会い系>中東イスラム圏で人気 戒律厳しいけど…
毎日新聞 6月26日(火)13時10分配信

出会い系サイト「クルーブ」上では24時間、若者の会話(チャット)が絶えない。各自のプロフィルでは、社会の規制の反動からか、派手な容姿の男女が目立つ=テヘラン北部で、鵜塚健撮影

 インターネット上で男女が知り合う「出会い系サイト」が中東イスラム圏で人気だ。イランでは若者多数が参加するサイトが急増しており、保守的な宗教指導者らは自由交際の拡大に懸念を示す。戒律に縛られながらもパソコンに向かう若者たちの「思い」とは。【テヘラン鵜塚健】

【写真特集】街を歩くカップル、手はつながない

 イランで最も人気がある交流サイト「クルーブ(クラブ)」。04年に設立され、恋愛や結婚に関するものだけで1600以上のグループがある。友人(25)の手を借りて「イランの恋」(会員約5万2000人)に入ってみた。

 登録は無料。自己紹介欄には「学歴が同じ人」「宗教的な考えが強くない人」など好みが書かれ、義務化されたヘジャブを着けない女性の顔写真も多い。

 週末の午前、文章で会話する「チャット」コーナーには、10〜20代だという30人前後が参加していた。女性たちが「父親への贈り物は何がいい?」と当たり障りのない会話をする中、男性の一人が「誰か彼女になって」と発言。多くの女性が笑顔で拍手する絵文字で歓迎したが、管理者の女性が割り込んで「こういう発言はダメよ」と注意。会話はそれ以上発展しなかった。深いやりとりは、管理者の目も届かない2人だけの専用会話室で行われるらしい。

 宗教戒律の厳しいイランでは、男女が知り合う機会は限られる。学校教育では小学校から高校まで完全に分離される。婚前の自由交際は原則禁止だ。地方では親の勧めた相手、それも親族と結婚する人が多い。テヘラン在住の高校生、ファテメさん(18)は「弟と手をつないで公園にいただけで警官に止められた」と嘆く。

 ところが最近、ファテメさんの母親が、交流サイトの利用を勧めてきた。複数の利用者によると、交際がオンラインに限られる場合が多いことが、親の側に一定の安心感を抱かせるとか。子供のために「良縁」を広く求めたい親心もありそうだ。ファテメさんは「体格が良くて経済力がある男性を見つけたい」と連日画面をのぞく。

 交流サイト利用歴4年で東部マシャド在住の無職男性アラシュさん(25)は「ネット上で手軽に女性の友人が作れるのが魅力」と話す。テヘラン郊外の男子高校生、モルテザさん(18)は「女の子と話す機会が少ないので、話し方を学べるのが利点。友人の紹介もあって、彼女ができた」と「学習効果」を語る。

 政府は出会い系サイトの性的な発言などを細かく監視し、問題と見れば閲覧禁止措置も取る。それでも新サイトが3年前ごろから急増し、その数は100以上。政府の委託で交流サイトの調査をした研究者のモラディ氏(28)は「規制から逃れるという刺激が、流行を加速させている」と分析する。

 イラン司法府社会研究所は、結婚する夫婦の2%がネット上の出会いがきっかけで、うち半数が離婚したとの調査結果を2年前に発表。「ネット上にはうその情報があふれ、注意が必要だ」と警告する。宗教界も目を光らせる。高位聖職者マカレム・シラジ師は「結果的に結婚につながれば問題ないが、それ以外はハラーム(禁忌)だ」と、ネット交際の容認には慎重だ。

 出会い系サイトは他の中東諸国でも流行。カナダ企業が運営するイスラム教徒専用サイト「キラン」は、中東を中心に会員300万人を擁する。テヘラン大のコウサリ教授(社会学)は「女性の高学歴化が進み、親の言いなりでの結婚が減っている。条件のいい男性を探す手段として出会い系を利用しているのでは」と分析する。

4646チバQ:2012/06/26(火) 21:17:22
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012062690135338.html
ギリシャ ラパノス氏、財務相辞退 
2012年6月26日 13時53分

 【パリ=野村悦芳】ギリシャで財務相就任が決まっていたラパノス氏が二十五日、健康問題を理由にサマラス首相に辞退を申し入れ、了承された。債務危機をめぐって重要な外交、政治日程が続く中、危機対策を担当する大臣の不在という異常事態となった。

 ラパノス氏は二十二日、就任宣誓式を前に目まいや吐き気を訴えて病院に運ばれ、入院した。AFP通信などによると、首相に宛てた手紙で「健康問題により、職務を果たすことができない」と申し出たという。アテネの一部日刊紙は政治的対立が辞退の背景にあったと示唆している。

 六十五歳のラパノス氏は大手のナショナル銀行の頭取。辞退により、サマラス首相は人選のやり直しを強いられることになった。

 二十八、二十九日にはEU首脳会議が、七月九日にはユーロ圏財務相会合が開かれる。目の手術を受け、退院したばかりのサマラス首相はすでに首脳会議の欠席を発表している。新政府は財政緊縮策の見直しを求めてEUと再交渉する方針だが、出足からつまずいた格好だ。

(東京新聞)

4647チバQ:2012/06/26(火) 21:35:42
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120626/mcb1206260500005-n1.htm
米 対エジプト外交複雑に 新大統領にモルシ氏、軍部と対立 (1/2ページ)2012.6.26 05:00

モルシ氏のエジプト大統領当選が決まり、写真入りの垂れ幕を飾り喜ぶ支持者ら=24日、カイロ(AP)【拡大】
 エジプトで約30年間に及んだムバラク政権が崩壊してから初となる大統領選で、同国の選挙管理委員会は24日、決選投票の結果、イスラム原理主義組織、ムスリム同胞団のムハンマド・モルシ氏がシャフィク元首相を破り、当選したと発表した。モルシ氏の得票率は51.7%、シャフィク氏は同48.3%。

 モルシ氏は当選後の初のテレビ演説で、全国民のための大統領となることを誓い、国民に団結を呼びかけた。同氏は「あらゆる公約を実現させるため最大限努力する」とし、「エジプト国家は全国民のためにある。われわれは皆平等の権利を有し、義務を負う」と発言。国際条約の順守を約束し、昨年の民主化闘争の犠牲者と家族に対し、哀悼の意を表した。

 ◆民主化への移行支持

 米ホワイトハウスはこれを受けてオバマ大統領の声明を発表した。それによると、オバマ米大統領は同日夜、電話でモルシ氏の勝利を祝福。米国が今後もエジプトの民主化への移行を支持し、同国民の味方であると伝えた。これに対し、モルシ氏は米国の支援を歓迎する意を表明した。

 一方で、今回の選挙はムスリム同胞団と暫定統治を担う軍最高評議会の長引く対立の始まりにすぎず、米国の対エジプト戦略を複雑化させるとの見方も出ている。

 ワシントンの政治団体、ウィルソン・センターで上級研究員を務めるアーロン・デビッド・ミラー氏は、米国が台頭するイスラム派勢力と軍部の間に挟まれていると指摘。だが「米国にとって、この状況は軍部とイスラム(原理)主義者の双方の均衡を保てるため良い結果であり、米国は双方に対応していく必要がある」と分析する。

 オバマ米政権はこれまで、北アフリカ・中東での民主化運動「アラブの春」を支持してきた。その一方でムバラク前大統領の独裁政権との長年にわたる協調関係や米国からの多額の援助が、エジプト・イスラエル平和条約の維持や米軍のスエズ運河経由でのペルシャ湾への経路の確保に役立ってきた。

 ◆先行き不透明で摩擦

 イスラム派の民主政権の下、こうした米国の利害がどうなるかについては、選ばれた指導者と軍部が、いかに権力を共有するかにかかっているといえる。

 選挙結果の公表に先立って、軍部は立法部門の権限掌握など権力強化への動きをみせている。同国の新憲法はまだ作成されておらず、先週にはエジプト人民議会も解散された。先行きの不透明感はすでに米国議会とオバマ政権の間に摩擦を引き起こしている。

 米国防省や対外支援の予算委員会の責任者を務めるパトリック・リーヒ上院議員(バーモント州・民主)は、オバマ政権による対エジプト軍事援助の維持決定への不支持を表明。同議員は24日、エジプトへの援助継続は同国軍部次第で、憲法がいかに起草されるかにかかっていると明言した。

 一方、ホワイトハウスのカーニー報道官は、米政権はエジプトの民主主義への移行が完了することを期待すると発言。「エジプト政府は同地域の平和・安全・安定化の支柱としての役割を今後も果たしていくことが重要だ」と述べた。(ブルームバーグ Nicole Gaoutte)

4648チバQ:2012/06/26(火) 21:37:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120626-00000003-mai-int
<エジプト>「イランと国交正常化」新大統領当選のモルシ氏
毎日新聞 6月26日(火)0時26分配信

 【カイロ前田英司】穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が擁立し、エジプト新大統領に当選したムハンマド・モルシ氏は25日、新政府発足に向けた協議を始めた。国民融和と団結を図る「救国内閣」の樹立を掲げ、幅広い勢力との連携を目指す構えだ。一方、イランのメディアによると、モルシ氏は30年以上にわたり断交するイランとの国交正常化を目指す考えを示した。国際社会は核兵器開発疑惑を巡りイランの孤立化を図っており、モルシ氏の発言は米欧の警戒を招きそうだ。

 イラン革命防衛隊系のファルス通信が25日伝えた。モルシ氏はインタビューで「政治的、経済的な協力関係を促進して国交を回復しなければならない。イランとのより良い関係が地域の均衡を図る」と、中東の戦略上、イランとの国交回復は不可欠との認識を示した。

 両国の関係は79年、イランのイスラム革命の際、パーレビ国王の亡命をエジプトが受け入れ、さらにイスラエルと平和条約を締結したことに反発して、イランが80年に断交した。81年から昨年の民主化闘争で倒れるまで独裁を続けたムバラク前政権は親米・親イスラエルに偏重し、関係改善は進まなかった。

 ムバラク前政権崩壊後は、イラン艦船がイスラム革命以降初めてスエズ運河(エジプト)を通過するなど、「雪解け」の兆候はあった。

 ムスリム同胞団の出身であるモルシ氏について、国際社会は表向き民意が選んだ結果を歓迎する一方、初の「イスラム系」大統領の政策を慎重に見極めてもいる。

4649チバQ:2012/06/26(火) 21:42:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120626/mds12062601170000-n1.htm
クウェート内閣が辞表 正統性に疑義
2012.6.26 01:13
 国営クウェート通信などによると、同国のジャビル首相が率いる内閣は25日、サバハ首長に辞表を提出した。

 同国の憲法裁判所は20日、今年2月の国民議会選は違憲で無効だったとの判断を示し、選挙前の議会の復活を命令。これを受け、内閣の正統性に疑義が示される可能性があるためという。

 クウェートでは政府と議会の対立から内閣総辞職や議会解散が繰り返されている。(共同)

4652チバQ:2012/06/27(水) 21:47:20
http://mainichi.jp/select/news/20120628k0000m030038000c.html
英女王:IRA元司令官と面会 和解進展も
毎日新聞 2012年06月27日 20時05分(最終更新 06月27日 21時39分)


マクギネスIRA元司令官(左)と握手するエリザベス英女王=ベルファストのリリック劇場で2012年6月27日、ロイター
拡大写真 【ロンドン小倉孝保】エリザベス英女王は27日、北アイルランド・ベルファストで、かつて英国からの分離を求め武装闘争を続けた過激派組織「アイルランド共和軍(IRA)」の元司令官と初めて面会した。両者は握手し、英国とIRAの和平合意(98年)以降の和解の進展を象徴するシーンとなった。

 元司令官は、北アイルランド自治政府の第1副首相となっているマーチン・マクギネス氏。面会の詳しい内容は明らかになっていないが、英BBCは両者が面会時に握手したと伝えている。

 女王は即位60年記念行事の一環として26日から2日間の日程で北アイルランドを訪れていた。女王の北アイルランド訪問は20回目だが、IRA元幹部と面会したことはなかった。女王は26日、IRAによるテロの犠牲者遺族とも面会した。

4653チバQ:2012/06/27(水) 21:51:32
>>4535-4539>>4602>>4620-4621>>4634>>4644
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/mideast/571961/
「内戦」続くシリア、妥協点みえぬ対立当事者
配信元:
2012/06/27 11:25更新
【イチから分かる】

 アサド政権と反体制派の対立が続くシリア情勢は、反政府デモの発生から約1年3カ月となる今月、国連高官が「内戦」状態にあると認めるに至った。国連・アラブ連盟合同特使であるアナン前国連事務総長の調停案はほぼ破綻している。激化する暴力の背景には何があるのか。(カイロ 大内清)

 アナン調停に基づき、シリア国内に展開する国連シリア監視団(UNSMIS)は16日、安全確保が難しくなったことを理由に、4月の派遣当初から連日実施してきた巡視活動などを停止した。このため、政権側と反体制派の双方への歯止めがまったくなくなり、戦闘がいっそう激化するとの懸念が強まっている。

 ただ監視団は、当事者である政権側と反体制派の「停戦合意」の履行状況を監視するのが基本任務だ。捕虜交換の交渉仲介なども行ってはきたものの、直接、戦闘行為を停止させる力は持っていない。武器携行も許されておらず、当初から活動には限界があるとみられてきた。

 また、アナン調停は両当事者に停戦を呼びかけるものだが、そもそも反体制派には多数の組織が存在し、統一的な意思決定ができる態勢にない。調停には初めから欠陥があったのだ。

 それでも国連がなおアナン氏の調停案にこだわるのは、国際社会が妥協可能なギリギリの線だとみられているためだ。国連安全保障理事会では、シリアの体制転換を主張する米英仏に対し、兵器売却などを通じアサド政権との関係が深いロシアは、中東戦略の柱であるシリアの体制崩壊を警戒。チベットやウイグル問題を抱える中国も、内政問題だとして反体制派弾圧への外国の介入に反対している。

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記事本文の続き このため調停案では、中露の合意を引き出すため、アサド政権存続を前提に、暴力停止と段階的な変革を促すという現実的な路線がとられている。

 しかし、政権打倒を掲げる反体制派には、政権が存続する限り、いつ弾圧の対象となるか分からないとの懸念がつきまとう。

 国際社会の支援が不可欠である反体制派の在外代表組織「シリア国民評議会」や武装組織「自由シリア軍」が表向きは調停案を受け入れつつも、当初から「調停案には無理がある」(同軍幹部)としてきたのはこのためだ。現在、国内の反体制派は本格的な武装闘争を再開している。

 逆にアサド政権は、同案に代わる解決策で国際社会が一致するのは難しいと見越して攻勢を強めている。政権側には、調停案が中ぶらりんな現状の方が、反体制派を武力粉砕するには有利でもあるのだ。

 こうした中、国際社会では、訴追免除などを条件にサレハ前大統領から副大統領に権限を委譲させて暴力停止につなげた「イエメン型」の解決をシリアに適用しようとの案も取り沙汰されている。

 だが、バッシャール・アサド大統領の退陣後も、同氏の出身宗派である少数派のイスラム教アラウィ派を中心としたシリアの権力構造は温存される可能性が高い。特に、反体制側の武装勢力には、イエメン型解決への拒否感が強い。

 武力では政府軍に及ばない反体制武装勢力は、北大西洋条約機構(NATO)の軍事介入がカダフィ政権を崩壊させた「リビア型」のシナリオを再現したいと狙っており、政府軍の報復で多数の住民に犠牲が出ても市街地での局地戦を継続することが欧米の軍事介入を誘う突破口につながると捉えている面もある。

 シリア内戦が周辺地域の流動化を招き、イスラム過激派の流入につながるとの懸念も消えていない。政権側と反体制派に妥協点がない中、打開の道筋は見えないままだ。

4654チバQ:2012/06/27(水) 21:51:43

 ■「アラウィ派支配」に根強い不満も

 シリアでは1963年、クーデターによりバース党政権が誕生、その際、権力奪取に中心的な役割を果たしたのが、イスラム教シーア派の一派とされるアラウィ派の軍人だった。

 人口の1割強といわれるアラウィ派にはもともと、北西部の山岳地帯に住む貧しい農民が多かったとされる。このため20世紀以降は教育費のかからない軍人を目指す者が増えた。

 現大統領の父、ハーフェズ・アサド前大統領もそうした一人で、70年に実権を握ってからは、アラウィ派出身者を軍や治安機関の要職に配置し、自身の権力固めに利用した。

 シリア人口の約7割を占めるイスラム教スンニ派には“アラウィ派支配”への不満も根強く、昨年3月の反政府デモ発生以降、戦闘が激化する遠因ともなっている。今年5月から各地で相次いでいる住民の「虐殺事件」について、反体制側は「アラウィ派民兵集団の仕業」と非難している。

4655チバQ:2012/06/27(水) 21:52:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120627-00000560-san-int
シリア問題連絡調整グループ会合 イラン参加で米露綱引き
産経新聞 6月27日(水)15時6分配信

 【ニューヨーク=黒沢潤、モスクワ=佐々木正明】ロシアのチュルキン国連大使は26日、シリア問題に関する国連・アラブ連盟合同特使を務めるアナン前国連事務総長が30日に開催を提唱している「連絡調整グループ」の会合にロシアのラブロフ外相が出席すると明かした。

 連絡調整グループは、シリア情勢を打開するため、国連安全保障理事会常任理事国5カ国とシリア周辺国で構成、アサド政権と反体制派の双方と協議を行うことを目指しているが、イラン参加の当否をめぐって米国とロシアが対立している。

 アナン氏は「連絡調整グループ」の会合に、イランを招待したい考えでロシアはこれに賛成している。

 チュルキン大使は「(30日の)会合を重視している。ロシアが提唱しているシリア問題の会議と同様の構想のものだ」と述べた。

 また、ロシアのインタファクス通信によると、中東歴訪中のロシアのプーチン大統領は26日、連絡調整グループ会合にイランを呼ばないというのは「正常化の過程に加わる隣国は多いほどいい。外交官が好んで使う言葉だが、非生産的だ」などと発言、イランの参加に反対する米国を牽制した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120627-00000013-jij_afp-int
「シリアは戦争状態」、アサド大統領 反体制派鎮圧を命じる
AFP=時事 6月27日(水)12時18分配信

シリアの新閣僚就任式で話すバッシャール・アサド大統領(2012年6月26日撮影)。

【AFP=時事】シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領は26日、シリアは戦争状態にあると述べ、反体制派を鎮圧するよう新たに任命された閣僚らに命じた。

首都近郊で大規模な戦闘

 反体制派の民衆蜂起は16か月目に入り、緊張はいっそうの高まりをみせている。国営シリア・アラブ通信(SANA)によると、アサド大統領は、シリアが「まぎれもない戦争状態」にあることを認め、「戦争状態である以上、われわれの全ての政策と能力を使って勝利を確保しなければならない」と新閣僚らに語った。

 シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)によると、26日にはシリア国内で民間人68人、政府軍兵士41人、反体制派戦闘員7人の116人が死亡した。

■米政府「アサド氏は権力失いつつあるが捨て身」

 米政府は、シリア軍将兵の国外逃亡や、首都ダマスカス(Damascus)近郊でも激しい戦闘が起きたことを挙げ、「捨て身の」アサド大統領が徐々に権力を失ってきていると指摘する。

 ジェイ・カーニー(Jay Carney)米大統領報道官は「アサド氏はゆっくりと権力を失いつつある。ゆっくりすぎるとはいえ」と述べ、軍幹部が最近ヨルダンとトルコに逃れたこともアサド政権が国内を掌握できなくなっていることのもう一つの証左だと語った。

 一方でカーニー報道官は「だが、アサド氏が航空戦力と(政府系民兵組織の)シャビハ(Shabiha)を投入し続けていることから、同氏がいかなる代価を払ってでも権力にしがみつこうと捨て身になっていることは明らかだ」と述べた。

 また米政府は、前週のシリア軍によるトルコ軍機撃墜について北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるトルコへの支持を表明。さらに、シリア問題をめぐって30日にスイスのジュネーブ(Geneva)で開かれる予定の国際会合にイランを参加させるべきだというロシアの主張に反対する考えを示した。【翻訳編集】 AFPBB News

4656チバQ:2012/06/27(水) 21:54:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120626-00000118-mai-int
<シリア>首都郊外で戦闘 「複数の死者」情報も
毎日新聞 6月26日(火)22時45分配信

 【カイロ前田英司】シリアの首都ダマスカス郊外にある共和国防衛隊の基地近くで26日、共和国防衛隊と反体制派の戦闘員が交戦し、反体制派組織「地域調整委員会」は複数の死者が出たと伝えた。

 現場はダマスカス中心部から8キロしか離れておらず、共和国防衛隊の基地付近での戦闘発生は極めて異例。首都はアサド政権の拠点とされるが、最近、戦闘が頻発している。

 共和国防衛隊はアサド大統領の弟マーヘル氏が指揮する精鋭部隊で、首都の警護が主任務。昨年来の民主化闘争では政権側の弾圧の主力ともいわれた。

 一方、東部デリゾールや中部ホムスなどでは26日、政府軍が砲撃を仕掛け、地域調整委員会によると、各地で計50人以上が死亡した。

http://mainichi.jp/select/news/20120627k0000e030180000c.html
シリア:打開策の糸口遠のく
毎日新聞 2012年06月27日 12時21分(最終更新 06月27日 12時34分)

 シリアのアサド大統領が26日、「本物の戦争状態にある」と宣言したことで、内戦状態に陥ったシリア情勢が一段と混迷するとの懸念が高まっている。政府軍と反体制派の交戦は激化の一途で、30日に開催予定のアナン国連・アラブ連盟合同特使の提案による「シリア連絡グループ」会合で打開策が打ち出される可能性は小さい。シリア問題の出口はますます見えにくくなっている。【カイロ前田英司、ワシントン白戸圭一】

 「すべてが戦争の勝利に向けて動く必要がある」。アサド大統領は26日、総動員態勢で反体制派と交戦する意向を強調した。在英人権団体「シリア人権監視団」によると、26日には全土で計140人が死亡。このうち軍兵士の死者46人に対し、民間人は87人とされ、一般市民に被害が広がっている現状が浮き彫りになった。

 26日には、政権の拠点である首都ダマスカス近郊で、精鋭部隊の共和国防衛隊と反体制派が激しく交戦。AFP通信などによると、戦闘では大砲などが使用され、首都近郊では最も激しい戦闘に発展したという。北部では、反体制派が対空砲などで政府軍のヘリコプターを撃墜したとの情報もあり、戦闘は激しさを増している。

 一方、アサド大統領の演説は、危機感の表れとの見方もある。米紙などによると、サウジアラビアやカタールなどから反体制派への武器や資金提供が進み、配分などについて米政府が関与しているとされる。

 カーニー米大統領報道官は26日、「最近の軍高官のヨルダンとトルコへの亡命は、アサド政権がシリア国内で支配力を失っていることの証左だ」と述べ、アサド政権の弱体化が進展しているとの見解を示した。

 シリアでは21日に空軍パイロットが戦闘機でヨルダンに亡命。25日には将兵33人が陸路でトルコへ逃れた。カーニー報道官は「退陣拒否が恐るべき犠牲をシリア国民にもたらしている」と述べ、早期退陣を重ねて求めた。

4657チバQ:2012/06/28(木) 22:43:23
http://www.asahi.com/international/update/0628/TKY201206280131.html
2012年6月28日19時19分
ギリシャ大統領、エコノミー利用 EU首脳会議出席で
 ギリシャのパプリアス大統領が、28日からの欧州連合(EU)首脳会議に出席するため、定期便のエコノミークラスでブリュッセルに向かうことになった。大統領は83歳。アテネ―ブリュッセルは約3時間半かかる。

 ロイター通信によると、ギリシャのエーゲ航空に乗る。ギリシャは国際的な支援を受け、増税や年金カットなどの緊縮策を続けている。関係者は「模範を示すためだ」と話したという。大統領は年28万ユーロ(約2800万円)の給与も返上している。

 もともとは、就任したばかりのサマラス首相が出席して緊縮策の緩和について交渉する予定だったが、目の手術を受けて1週間の静養を命じられた。外相による代理には、EU側が「首相か国家元首でなければならない」と難色を示し、ふだんは儀礼的な立場にすぎない大統領が出ることになった。首相のメッセージを携えて臨むという。(ローマ=石田博士)

4658チバQ:2012/06/28(木) 23:06:49
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120628/mcb1206280504014-n1.htm
伊、総選挙の前倒し現実味 首相、奮闘も支持率低下続く (1/2ページ)2012.6.28 05:00
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メルケル独首相(左)と言葉を交わすモンティ伊首相。支持率低下で総選挙前倒しの可能性が高まっている=22日にローマで行われた欧州4カ国の首脳会議(ブルームバーグ)【拡大】
 ベルルスコーニ政権崩壊を受け就任したイタリアのモンティ首相が欧州債務危機対策をめぐり域内各国間の意見調整を進める一方、国内では労働市場改革に道筋を付けるなど奮闘している。しかし、景気が一向に改善しないなか、支持率は低下を続け、総選挙前倒しの可能性に直面している。

 ◆成長促進へ集団行動

 モンティ首相は外交面ではユーロ圏諸国に成長促進に向けた集団的行動を強く求めている。同首相はローマでの会談から1週間とあけずにドイツとスペイン、フランスの3カ国首脳と再びEU首脳会議で議論する。

 ユーロ圏17カ国の改革方法をめぐり欧州首脳が話し合いを進めるなか、モンティ首相とフランスのオランド大統領は政府債務の共有化案を提唱。財政規律を重視しているドイツのメルケル首相の説得に当たっている。

 一方、膝元のイタリア国内では26日行われた労働市場改革法案の一部に関する2回目の下院採決で多数の賛成票を獲得。27日午後に法案全体に関する最終的な採決が行われ、議会を通過する見通しだ。

 法案は経営難の企業による解雇を容易にし経済の再生を狙ったもので、若年層や女性の雇用を支援するための動機付けや、従業員解雇における企業の柔軟性向上、現行ルールよりも幅広い労働者を対象とする新たな失業給付制度の導入が盛り込まれている。モンティ首相は法案をめぐり同国最大の労働組合や政権に協力している中道左派の反対に遭い譲歩を迫られた。

◆政治的行為足りない

 ボッコーニ大学のトマゾ・ナンニチーニ教授(政治経済学)は「モンティ首相は欧州の状況の中ではうまくやっているが、内政面では求心力が一段と低下しつつあるようだ。政治的行為が足りないとの印象を与えている」との見方を示した。

 みずほインターナショナルの欧州担当チーフエコノミスト、リッカルド・バルビエリ氏は「イタリア国内の総合経済戦略の強化も重要だ。構造改革の完了と歳出見直しの実行はとりわけ重要だ」と指摘した。

 2001年以降で4度目となるリセッション(景気後退)や国債の利回り上昇(相場下落)の中で、連立政権に対する支持率は当初の77%から49%にまで急落。13年5月までに行われる総選挙が前倒しされるとの観測も強まっている。上院金融財政委員長でモンティ政権に閣外協力しているマリオ・バルダサリ氏はインタビューで「総選挙の前倒しは議会で反ユーロ勢力の台頭につながりかねない。狂気の沙汰だ」と話した。(ブルームバーグ Andrew Frye、Chiara Vasarri)

4659チバQ:2012/06/28(木) 23:07:52
http://www.cnn.co.jp/world/30007140.html
メキシコ大統領選挙迫る、候補者たちは麻薬戦争で新戦略
2012.06.28 Thu posted at: 09:00 JST

(CNN) メキシコ大統領選の投票日が7月1日に迫っている。候補者の人間性や曖昧(あいまい)な公約が選挙戦を動かしているが、それでも、特に治安問題に関しては、具体的政策が多少なりとも関心を呼んでいる。

全候補は、カルデロン現大統領によって米国との協調の下に進められている麻薬密売人との戦争から大きく政策転換し、暴力抑制に重点を置くと公約している。リードしているエンリケ・ペナ・ニエト候補は、麻薬組織のリーダー逮捕よりも殺人発生率の減少に力を入れると述べている。カルデロン大統領が所属する国民行動党(PAN)の候補、ホセフィナ・バスケス・モタ氏も同じような考えだ。

このような政策転換は、カルデロン大統領が麻薬組織との戦いを始めた2007年には2000件余りだった麻薬関連の暗殺・殺人が、11年には1万6000件以上にもなっている現実を反映したものでもある。

暴力は、米国国境近辺や麻薬の主要生産州から、以前は安全だった主要都市などへ拡大した。メキシコの犯罪組織は、活動の範囲を広げ、恐喝、誘拐、強盗、人身売買や麻薬の小売りにまで進出して、一般市民を直接食い物にするようになっている。流血事件が、麻薬密輸と同じくらい犯罪組織にとって重要な活動となっている地域もある。

大統領候補の政策変更は、政治的な計算でもある。選挙民にとって治安問題は、経済と並ぶ最大の関心事で、79%は、現在の治安対策が有効だとは思っていない。それでも、約80%のメキシコ国民は、政府が麻薬組織などと取引する形で彼らに降伏することは望んでいない。それに答えて候補者たちは、刑罰逃れを減らし、国から地域レベルまで警察や司法組織を強化することを公約している。

このような政策転換は、メキシコ、または米国にとって必ずしも悪いことではない。米国・メキシコ間の緊密な協調関係は進化してきており、ヘリコプターや高速艇など提供といったハード面よりも、警察官・検察官の訓練、地域開発などのソフト面重視となっている。候補者たちの提案は、メキシコでの民主的な法の支配の確立を助ける動きに沿った新たな展開に過ぎない。

メキシコの治安対策変更は、米国への麻薬流入にはほとんど影響を与えないだろう。米国は、およそ700億ドルと推定される世界最大の違法薬物市場だ。

米国人好みの麻薬は時とともに変化しているが、違法薬物使用の蔓延(まんえん)は続いている。直近の全国調査では、12歳以上の米国人の1割近くが、過去1カ月間に違法薬物を使用したと答えている。

大量の麻薬や麻薬資金が全米中をいまだに飛び交っているが、米国の街は今日、過去20年よりも安全になっている。その大きな理由は、地域から連邦レベルまでの治安当局が、麻薬よりも暴力対策に重点を置くようになったことである。

警察は、単に麻薬取引を追うだけでなく、麻薬ビジネスの実施方法に影響を与えようとしている。最も有名な1990年代のニューヨーク市での対策変更では、警察官の評価は、犯人逮捕ではなく巡回地域の犯罪率低下を基に行われるようになった。

メキシコが、プロフェッショナルな警察や公正な裁判所を構築しながら暴力を抑制すれば、街はより安全になる可能性がある。

この点ではメキシコは、様々な面で米国自身の前例を追いかけている。またこのことは、米国も注視する麻薬取引の抑制重視からの転換を意味するが、米国は、これを支持しメキシコを引き続き支援しなければならない。

4660チバQ:2012/06/28(木) 23:09:56
http://www.cnn.co.jp/world/30007133.html
エジプト新大統領、副大統領に女性やキリスト教徒を起用へ
2012.06.27 Wed posted at: 11:58 JST
カイロ(CNN) エジプト初の民主的な大統領選で当選し、組閣作業を進めているムハンマド・ムルシ氏が、副大統領に女性やキリスト教徒を起用する意向を示していることが分かった。政策顧問のアフマド・デイフ氏が25日、CNNに語った。

同氏は「エジプト史上初めて、女性が(副大統領の)地位に就く」と述べ、「特定の政策やグループを代表するのではなく、強力な権限を持つ副大統領」として任命されるとの見通しを示した。

ムルシ氏はかつて、女性の大統領就任を禁止すべきだと主張したこともある。しかし大統領選の決選投票前には、男女平等や女性の権利尊重を訴えていた。

デイフ氏によると、もう1人の副首相にはキリスト教徒が任命される見通し。大統領は少数派の権利を守ることも約束している。デイフ氏は、エジプトがイスラム国家となることは決してないと強調した。

一方、大統領選で敗れた旧ムバラク政権最後の首相、アフマド・シャフィーク氏は26日、国外へ旅立った。同氏の事務所によると、私人としてアラブ首長国連邦とサウジアラビアを訪問する。サウジでは2人の娘とともにメッカ巡礼を予定している。帰国後には新党を結成する意向だという。

4661チバQ:2012/06/28(木) 23:26:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120628/mds12062822220003-n1.htm
首都中心部で大きな爆発 シリア、治安悪化続く
2012.6.28 22:20

28日、ダマスカス中心部の裁判所近くの爆発現場で炎上した車(AP)
 シリア国営テレビなどによると、同国の首都ダマスカス中心部の商業地区にある裁判所付近で28日、大きな爆発が起きた。当局筋によると車約20台が炎上し、3人が負傷した。死者はいないもよう。

 27日には、首都郊外にあるアサド政権支持派の衛星テレビ局が襲撃されたばかり。その前日には、政府軍精鋭の共和国防衛隊などと反体制派が近郊で激しく衝突するなど、比較的安定していた首都や近郊の治安情勢の悪化が続いている。

 国営テレビは今回の爆発を「テロリストの犯行」として反体制派を非難した。現場には爆発物が3つあり、そのうち2つが爆発したという。(共同)

4662チバQ:2012/06/28(木) 23:27:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120628/erp12062810170000-n1.htm
簡単に首切り? 伊議会、解雇条件緩和の法案可決 労働組合側は反発
2012.6.28 10:15
 イタリア下院は27日、企業が従業員を解雇する際の条件を緩和するなど一連の労働改革法案を可決した。正規雇用や外国企業の進出を促す狙い。

 イタリアでは労働者憲章と呼ばれる法律の18条で、15人以上の従業員を抱える企業が正当な理由なく解雇した場合、その従業員を再雇用する義務があると規定。これにより企業が雇用に尻込みし、非正規雇用を増やしているほか、外国企業の進出も阻んでいると指摘されてきた。

 改正法は、解雇に正当な理由がないと裁判所が認めた場合、再雇用ではなく、最大で月給24カ月分の補償金支払いを企業側に義務付けた。労働組合側は「企業側の都合による解雇が増加する」と強く非難。一方で産業界は、労組や左派系政党の圧力で盛り込まれた多額の補償金規定により、改革の内容が薄められたと批判。「解雇の際の企業側の負担が大きすぎる」と不満を示している。(共同)

4663チバQ:2012/06/28(木) 23:28:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120628/amr12062808560000-n1.htm
【今、何が問題なのか】
大物逮捕、殺害…メキシコ「麻薬戦争」は終わり?
2012.6.28 08:18 (1/3ページ)

「麻薬組織の大物の息子」の逮捕発表で、カメラの前に引き出された容疑者の男性(中央)。その後、別人と判明した=21日、メキシコ市(AP)
 7月1日に大統領選を控えたメキシコで、治安当局が麻薬密売組織の大物の息子を逮捕したと発表したが、直後に別人と判明。現政権が進めてきた「麻薬戦争」の成果の一つと絶賛した政権与党は、顔をつぶされた格好になった。選挙戦では与党候補の苦戦が伝えられる。政権交代となれば、“戦況”はどう変化するのか。きょうのテーマは「麻薬戦争は終わり?」とした。(内畠嗣雅 SANKEI EXPRESS)


旧与党が政権奪還か


 メキシコはいまは野党の制度的革命党(PRI)が2000年まで71年間、一党支配した。だが、00年、06年の大統領選では、国民行動党(PAN)の候補が連勝=大統領は任期6年、再選禁止。「麻薬戦争」は、06年に就任したPANの現職、フェリペ・カルデロン大統領(49)が始めた。軍を動員して麻薬組織の壊滅を目指したのだが、当局と組織の衝突、組織間の抗争が激化して暴力が蔓延(まんえん)。5万人の死者を出すに至った。選挙戦での与党候補、ホセフィナ・バスケスモタ元教育相(51)の苦戦の要因となっている。

 PRI一党支配の時代は、「平和」と政治家への賄賂の見返りに、麻薬組織の活動は黙認された。長期政権と組織がなれ合っていたのだ。麻薬消費国であり、密輸を阻止したい米国は、カルデロン政権の麻薬戦争を支持し、組織撲滅のための資金、情報を提供してきた。米国では、PRIが政権を奪還した場合、かつてのなれ合いが復活するのではないかとの懸念も強い。


なれ合い復活の懸念


 PRIの大統領候補、エンリケ・ペニャニエト前メキシコ州知事(45)は、支持率で一貫して優位に立っている。国内外に向け、「なれ合いの復活はない」と繰り返し強調してきた。麻薬組織対策では、組織撲滅の努力は続けるが、対決姿勢を前面に出すのでなく、「殺人や誘拐、恐喝などから国民を守ることに重点を置く」という。麻薬戦争で動員された軍については、「適切な時期まで任務にあたる」と早期の撤退を否定した。

 支持率で2番手につけるのは、06年大統領選で小差で落選した革命民主党(PRD)のアンドレス・ロペスオブラドル氏(58)である。暴力の背後にある政治腐敗や貧困と戦うという。

 ペニャニエト氏は暴力をなくす具体的な方法を提示しておらず、麻薬組織と取引するのではないかとの疑念がぬぐえない。ロペスオブラドル氏がいう腐敗の一掃、貧困対策は大切だが、麻薬組織対策としては長期的なものでしかない。バスケスモタ氏は現政権の対決姿勢を継承、対策にあたる国家警察を現行の4倍の15万人に増強するとしている。


「大物の息子」は別人


 今月21日、メキシコの治安当局は麻薬組織、シナロア・カルテルの最高幹部ホアキン・グスマン容疑者(55)の息子の一人、ヘスス・グスマンサラサル容疑者(26)を、麻薬関連の容疑で逮捕したと発表した。グスマン容疑者は01年に刑務所を脱獄。グスマンサラサル容疑者は後継者としての地歩を固めつつあるという。

 現政権の麻薬戦争は、組織の大物の逮捕や殺害などの成果を挙げており、これもその一つだと、バスケスモタ氏を含む与党幹部、さらには米取り締まり当局も絶賛した。「グスマンサラサル容疑者」は手錠姿でテレビカメラの前に引き出された。

 だが、22日、逮捕された男性の母親が「あれはグスマンサラサル容疑者でなく、私の息子だ」と、家族写真を持って名乗り出た。治安当局は別人だったことを認めたが、間違えた経緯は明らかにしていない。

4664チバQ:2012/06/29(金) 12:45:34
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012062902000100.html
麻薬戦争 メキシコ5年半、6万5000人死亡
2012年6月29日 朝刊

 【ニューヨーク=青柳知敏】七月一日に大統領選が投票されるメキシコで、カルデロン大統領が麻薬密輸組織掃討作戦を開始してからの五年半に、戦闘で死亡した組織メンバーや治安要員と、巻き込まれて犠牲になった市民を合わせた死者総数が約六万五千人に上ることが分かった。米国への密輸ルートの出口となる北部国境地帯の治安が悪化し、「麻薬戦争」は泥沼化。対策は大統領選の最大の争点となっている。

 掃討作戦は、二〇〇六年十二月に就任したカルデロン大統領が内外に宣言。米国境を中心に約六万人の治安要員を送り込み、密輸ルート封じ込めと組織解体を目指している。米政府は中央情報局(CIA)の工作員を新たに派遣するなど昨年から支援を強化した。

 メキシコとの国境問題に詳しい米ニューメキシコ州立大のモリー・モロイ研究員によると、カルデロン政権発足後にメキシコ国内で殺害された同国民は十万九千二百六十五人。うち、政府統計や現地メディアの報道などを基にした麻薬戦争関連の死者は、推計で約六割の六万五千五百五十九人に上るという。

 掃討作戦の最前線都市シウダフアレスでは、今年一月から五月までに約四百九十人が殺害された。ただ、虐殺現場に遭遇した住民は「当局が発表する死者数は実際よりも少ない」と証言した。

4665チバQ:2012/06/29(金) 19:21:48
http://mainichi.jp/opinion/news/20120620ddm003030076000c.html?inb=yt
クローズアップ2012:シリア「内戦状態」 報復連鎖「春」は遠く 政権背水、国連手詰まり
毎日新聞 2012年06月20日 東京朝刊


シリアの民主化騒乱開始後の死者数
拡大写真 アサド政権軍と反体制派の武力衝突が激化するシリアは「内戦状態」に陥った。展開中の国連シリア停戦監視団は活動中断に追い込まれ、局面打開のカギを握るとされる2大国・米露のミゾは埋まらず、解決策を見いだせないでいる。「アラブの春」から取り残されたシリアで続く「虐殺」と「報復」。シリア情勢は泥沼化の様相をみせる。【カイロ前田英司、ニューヨーク草野和彦、ロスカボス(メキシコ)白戸圭一、モスクワ田中洋之】

 「この3〜4日間、砲弾や迫撃弾が撃ち込まれ続けている。連日少なくとも20人が死んでいる状況だ」

 シリア中部ホムスで活動する反体制派活動家のワリド・ファレス氏が19日、毎日新聞の電話取材に声を張り上げた。受話器から爆発音が何度も聞こえてくる。ホムスは反体制勢力が強く、政府軍は約2週間前から包囲を強化、「1日数発だった着弾数が今は50発近くだ」(ファレス氏)。戦闘は収まる気配がなく、市内には約1000世帯が退避できず取り残される事態になった。

 シリアに展開する約300人の国連シリア停戦監視団は16日以降、治安情勢の悪化で活動を中断している。国連本部内では「非武装で、しかも攻撃されたのに『現場に行け』とは言えない」などの声が上がる。

. ムード団長は16日、政府軍と反体制派の暴力の連鎖が「過去10日間」に激化したと中断理由を説明した。中部クベイルなどで「虐殺」が発覚し、離反兵士団体「自由シリア軍」の前線兵士が停戦放棄を公言し出した時期と前後する。

 反体制派はこの頃から対戦車ミサイルを駆使し、政府軍の戦闘車両を標的にした。危機感を強めた政府軍は攻撃ヘリコプターを投入し、反体制派の拠点奪還のため集中砲撃に出て、戦闘が拡大した。

 反体制派組織「地域調整委員会」は、監視団の活動中断を「市民の放棄で受け入れられない」と非難。一方、シリア外務省は「『武装テロ集団』が暴力を激化させた」と訴え、「アラブ諸国などが最新の武器を提供している」と主張した。反体制派は毎日新聞の取材にサウジアラビアやカタールからの資金供与を認めている。

 ジュネーブで18日開かれた国連人権理事会でピレイ人権高等弁務官はアサド政権の弾圧を厳しく非難し、「戦争犯罪となる可能性もある」と述べた。

 だが、シリア国内少数派のイスラム教アラウィ派出身で父子40年の支配を続けるアサド大統領にとり、政権崩壊は自らの命だけでなく、アラウィ派全体の危機であり、妥協できない。ロシアの後ろ盾が強硬姿勢を支えている。一方、反体制派は密輸や国内外の支援で武装強化を図るが、正規軍との差は依然大きく、米欧の積極介入に期待するのが本音だ。

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4666チバQ:2012/06/29(金) 19:22:12
 レバノン人の中東専門家でパリ・アメリカン大学のジヤド・ナゲド教授は「現状を考えれば数千人規模の監視団でなければ対応できない」と指摘する。ただ、これまで「中立」だった首都ダマスカスで反政府のストライキが起きるなど、「政権基盤は揺らいでいる」とも分析した。


シリア情勢と周辺国の関与
拡大写真 ◇露、拠点堅持に強硬 米、成果なく焦燥感 首脳表情硬く、対立する
 オバマ米大統領「一致できない分野があることを認めながらも、成果を積み上げていく」

 プーチン露大統領「シリアを含め、多くの共通点があった」

 18日、ロスカボスでの米露首脳会談。終了後、両首脳は記者団に会談の「成果」を懸命に強調したが、表情は硬く、ほとんど目を合わさない。予定を超え2時間に及んだ会談の「3分の1以上」(マクフォール駐ロシア米大使)を費やしたシリア問題で、アサド政権退陣を迫る米国と、「外圧」を拒むロシアの主張は平行線をたどった。米露の「不和」が国際協調を阻み、事態悪化を促す要因にもなっている。

 ホワイトハウスによると、オバマ氏側は「アサド大統領にシリアを率いる正統性はない」と即時退陣を求め、ロシアからの武器売却についても「紛争を長引かせるだけだ。もう終わらせるべきだ」と率直に迫った。

. これに対し、プーチン氏側は「政治的移行」の必要性は認めつつも、名指しでアサド政権退陣を迫ることは避け、移行には「シリアの主権や領土保全」を条件とするよう求め、米国の影響力排除に腐心した。

 背景には「両大統領が明確にしたおのおのの国益」(同大使)の違いが鮮明になったことがある。

 オバマ政権は「アラブの春」を支援してきたが、シリア情勢では展開を読み間違え、後手に回った。国際社会のアサド政権批判の高まりの中、有効打が見つからないいらだちもある。その矛先はロシアに向く。クリントン国務長官がシリアへの攻撃ヘリ供与疑惑を公表したのも、武器供与を続けているとみるロシアへの圧力強化の狙いがあったが、ロシアの強硬姿勢を促すことになった。

 一方、ロシアは昨年、リビア空爆に道を開く国連安保理決議を棄権し、カダフィ大佐が殺害され中東の拠点を失う「誤算」を経験し、欧米主導の「介入」へ不信感は根強い。

 ロシアはシリアを「中東の外交・戦略拠点」と位置付け、西部タルトスの海軍基地や軍事権益の堅持を国益と考えている。ロシア海軍は18日、黒海艦隊の大型揚陸艦2隻が「ロシア市民の安全とタルトス基地のインフラを守るため」にシリア派遣の準備を整えていると表明。近く中国やシリアなどと合同訓練するとの報道もあり、欧米をけん制する姿勢を強めている。

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4667チバQ:2012/07/01(日) 14:29:03
>>4250>>4352>>4402>>4414>>4483>>4625
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120630-00000098-mai-int
<西アフリカ>世界遺産の聖廟 過激派組織が破壊
毎日新聞 6月30日(土)22時58分配信

 【ヨハネスブルク支局】AFP通信などによると、西アフリカ・マリの北部を支配しているイスラム過激派組織「アンサル・ディーン」が6月30日、世界遺産都市トンブクトゥでイスラム教指導者の聖廟(せいびょう)を破壊した。すべての聖廟を破壊すると宣言しているという。

 地元の目撃者によると、アンサル・ディーンはシャベルなどを使って破壊を続けているという。アンサル・ディーンの報道官はAFP通信に対して、国連教育科学文化機関(ユネスコ)がトンブクトゥを危機遺産リストに掲載したことへの報復であることを示唆した。

 トンブクトゥにある三つのモスク(イスラム礼拝所)と16の聖廟・聖墓は1988年に文化遺産に登録された。ユネスコは28日、トンブクトゥを含むマリ国内の2カ所の世界遺産を「北部を支配する武装勢力同士の抗争により危険にさらされている」ことを理由に危機リストに載せた。

 トンブクトゥでは今年5月にも国際テロ組織アルカイダ系の武装組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ」が聖廟を破壊した。

 マリでは今年3月、国軍反乱部隊が蜂起して首都バマコを掌握。反政府武装勢力「アザワド解放民族運動(MNLA)」が北部を支配して「独立」を宣言するなど、混乱状態に陥っている。MNLAはアンサル・ディーンと連携している。

4668チバQ:2012/07/01(日) 14:48:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120630/amr12063019370005-n1.htm

政権交代の可能性大 1日のメキシコ大統領選
2012.6.30 19:36
 【ニューヨーク=黒沢潤】メキシコで1日、大統領選が行われる。カルデロン現政権が進める麻薬組織掃討作戦が奏功せず、失業率も上昇していることから、カルデロン氏の後継候補が大苦戦し、中道左派の野党、制度的革命党(PRI)のペニャニエト前メキシコ州知事(45)が優勢で、12年ぶりに政権が代わる可能性もある。

 事前の世論調査によると、首位のペニャニエト氏に、2006年の前回大統領選で小差で破れた中道左派、革命民主党(PRD)のロペスオブラドル元メキシコ市長(58)が続く。与党国民行動党(PAN)のバスケス元教育相(51)は低迷している。

 PANは00年、71年にわたって政権を維持してきたPRIから政権を奪取。06年の大統領選で当選した同党のカルデロン大統領はこれまで5年半、軍隊を動員して麻薬組織の鎮圧に努めてきたが、軍による掃討や組織同士の抗争による死者が5万人を超えてもなお、解決の兆しが見えないのが実情だ。有権者からのPAN政権への信頼は大きく揺らいでいる。

 メキシコ経済は今年、3・5%の成長が予想されているが、発展著しい南米のペルーやブラジルと比較して鈍化傾向にある。雇用創出を訴えて就任したカルデロン氏だが00年以降、失業率も上昇を続け、政権交代を望む声が強まっていた。

 こうした中、農民や労働組合を支持母体とするPRIのペニャニエト氏は精力的に全国を行脚し、支持を広げている。PRIは1994年に北米自由貿易協定(NAFTA)が発効した際の与党。政権交代しても経済開放路線を堅持し、良好な対米関係も維持する考えだ。ペニャニエト氏は4万人規模の特別部隊を創設し、麻薬組織鎮圧に乗り出すとも伝えられている。

4669チバQ:2012/07/01(日) 20:19:33
>>4653-4656>>4661>>4665-4666
http://www.asahi.com/international/update/0701/TKY201207010208.html
2012年7月1日19時24分
「シリアに中立的な移行政府を」常任理事国・周辺国会合
 内戦状態に陥っているシリア情勢の打開を目指し、国連安全保障理事会常任理事国と周辺関係国による外相級会合が30日、ジュネーブで開かれた。アサド政権と反体制派双方が参加する中立的な「移行政府」を樹立して政権移行の実現を目指すことで合意した。

 会合は、国連とアラブ連盟の合同特使、アナン前国連事務総長が仲介した「停戦案」が事実上失敗するなか、打開策を探る試みだ。アサド政権支持のロシア、中国を含む形で「政権移行」に合意したことは、アサド政権にとっては政治的な打撃となる。ただ、アサド政権、反体制派とも双方が参加する統一政府の樹立には難色を示しており、実現には難航も予想される。

 この日の最終文書には、樹立の期限は明示されていないが、アナン特使は「1年以内に進展することを望む」との見通しを示した。新政府の構成、人選については「(政権、反体制派)双方の合意による」(最終文書)とすることで妥協した。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120701/mds12070118490003-n1.htm
米ロなど 挙国一致政府樹立を支持  
2012.7.1 18:48 (1/2ページ)
 【ブリュッセル=宮下日出男】内戦状態に陥ったシリア情勢の打開に向け、米国、ロシアなどによる「連絡調整グループ」は6月30日、スイス・ジュネーブで開催した閣僚会合で、アナン国連・アラブ連盟合同特使が提案した「挙国一致政府」の樹立による政権移行を支援することで合意した。米露は移行プロセスでのアサド大統領排除をめぐり対立したが、声明で言及を避けたことでロシアなどが支持に転じた。

 声明は、アサド政権と反体制派の双方に暴力の停止を要求。現政権と反体制派などが「相互の合意」に基づき移行政権を樹立し、新憲法制定後に選挙を実施するとしている。

 アナン氏の当初案は、移行政権について「国民和解や安定を損なう者は排除する」と明記。米欧は事実上、アサド氏の移行プロセスからの除外を意味するとして支持したが、内政干渉を嫌うロシアや中国が難色を示した。このため、ロシアの支持取り付けを優先させた米欧が譲歩し、この表現を削除した。

 シリアでは6月21日、過去最悪規模の計175人が死亡したほか、シリア軍による戦闘機撃墜の対抗措置として、トルコ軍が国境地帯に部隊を増派し軍事的緊張が高まるなど情勢は悪化の一途をたどっている。

 アナン氏は、「参加者は完全に私を支持した」と事態打開に向けて意見が一致したことを歓迎。クリントン米国務長官は会合後、事態の放置は内戦の深刻化や周辺国の不安定化を招くとし、「国際社会の無作為による危険は高すぎる」と譲歩の理由を説明した。

 クリントン氏は今後もアサド氏退陣を目指す意向を表明。政権移行自体がアサド氏の退陣を含むとの認識も示し、アサド氏の説得は「露中の責任だ」と強調した。米欧としては国連安全保障理事会によるシリア制裁決議の採択を目指す考えを示した。一方、ラブロフ露外相は会合結果に「満足している」と述べた。

 会合には国連安全保障理事会常任理事国5カ国や欧州連合(EU)のほか、トルコ、イラクなどシリア周辺国が参加した。

4670チバQ:2012/07/01(日) 20:21:08
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2887253/9200111?ctm_campaign=txt_topics
シリア関係国会議、政権移行計画で合意
2012年07月01日 18:02 発信地:ジュネーブ/スイス
【7月1日 AFP】スイスのジュネーブ(Geneva)で6月30日、国連(UN)の安全保障理事会(Security Council)常任理事国5か国やトルコ、カタールなどシリアの関係国による会議が開かれ、シリアの政権移行についての計画で合意した。移行計画では現政権の閣僚らの続投が認められているが、欧米諸国は、バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領の統一政権への参加を否定した。

 シリア情勢をめぐっては中国、ロシアの2国と欧米諸国の間に深い意見の対立があるため、会議前には、なんの成果も出ないだろうとの悲観的な声も聞かれていた。

 合意は、アサド大統領の排除を明記しないものとなった。また最終案に合意したロシアと中国は、政権移行の実施方法については他国が口出しせずに、シリア国民が自らの手で決定するべきと主張した。

 国連とアラブ連盟(Arab League)のシリア特使を務めるコフィ・アナン(Kofi Annan)前国連事務総長は、名指しこそしなかったものの、統一政権に加わる人物を選ぶのはシリア国民だと述べ、「シリア国民が、手が血に染まった人物を指導者に選ぶとは考えにくい」と語った。

 また、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は「アサド氏は去らねばならない。相互合意を結ぶというテストにアサド氏は合格することができないからだ」と述べ、米国が新政権にアサド氏の役割が無いと考えていることを明確に示した。(c)AFP/Andrew Beatty and Hui Min Neo

4671チバQ:2012/07/01(日) 20:23:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120629-00000017-mai-int
<シリア>犠牲者急増 20日以降で死者1200人以上に
毎日新聞 6月29日(金)10時12分配信

 【カイロ前田英司】アサド政権による武力弾圧が続くシリアで反体制派の攻勢に伴い犠牲者が急増し、20日以降だけで1200人以上が死亡する事態に陥っている。反体制派組織「シリア人権観測所」(拠点・英国)によると、過去1週間の死者数は昨年3月に民主化闘争が本格化して以降、最悪ペース。国際社会が事態打開の糸口を見いだせない中、政権と反体制派の暴力の連鎖は拡大の一途をたどっている。

 観測所などのまとめによると、シリア各地での戦闘による昨年3月以降の死者数は総計で1万6000人超。このうち約5000人がアナン国連・アラブ連盟合同特使(前国連事務総長)の調停による「停戦」(4月12日)後に死亡した。

 最近は26日129人、27日152人、28日も140人以上と連日、犠牲者が100人を超える事態になっている。28日の死者数のうち少なくとも46人は政府軍兵士といい、反体制派の攻勢で戦闘が激化している状況を浮き彫りにしている。

 28日は中部ホムスで政府軍の砲撃により市民20人が死亡したほか、首都ダマスカス近郊ドゥーマでも30人以上が死亡した。また、ダマスカス中心部では大規模な爆発があり、車20台が炎上した。

4672チバQ:2012/07/01(日) 20:24:02
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012070100137
グリムソン大統領が5選=選挙戦中に出産の女性候補及ばず−アイスランド
 【レイキャビクAFP=時事】2008年のリーマン・ショック後、未曽有の金融危機に見舞われたアイスランドで6月30日、大統領選の投票が行われ、即日開票の結果、オラフル・グリムソン現大統領(69)が5選を確実にした。対立候補の女性テレビ記者ソーラ・アルノルスドッティル氏(37)は同日深夜、敗北を認めた。
 大学教授から政界に転じ、財務相を務めたグリムソン氏の大統領初当選は1996年。08年の危機後、破綻金融機関の後始末で、英国やオランダの預金者にアイスランドが税金を使って補償する法案に対し、2度にわたって拒否権を発動。大衆の喝采を浴びた。(2012/07/01-17:16)

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4673チバQ:2012/07/01(日) 20:30:08
>>4450>>4468>>4659>>4663-4664>>4668
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120701/k10013239311000.html
メキシコ 麻薬対策争点に大統領選
7月1日 8時43分メキシコでは1日、6年に1度の大統領選挙の投票が行われます。「麻薬戦争」とも言われる政府と犯罪組織の対立で、治安の悪化に歯止めがかからないなか、麻薬対策の在り方を最大の争点に、事実上、3人の候補による激しい選挙戦となっています。

メキシコ大統領選挙は、与党・国民行動党のバスケス候補、最大野党・制度的革命党のペニャ候補、左派で民主革命党のロペスオブラドール候補による事実上、3人の戦いとなっています。
メキシコでは、麻薬組織の撲滅を目指して、現カルデロン政権が軍を投入して取り締まりに当たり、生き残りを図る麻薬組織との激しい対立でこの5年余りで、5万人を超える死者が出たと言われています。
このため、麻薬対策が最大の争点となっており、与党のバスケス候補は、今の政策を継続して、麻薬組織との対決姿勢を崩さないとしています。
これに対して最大野党のペニャ候補は、軍の投入が麻薬組織との暴力の応酬を生み出しているとして、軍の投入をやめて警察官を大幅に増員することで治安対策を進めると訴え、支持を伸ばしており、12年ぶりの政権交代となるのか注目されています。
メキシコは、堅調な経済成長を続け、日本をはじめとした各国企業の工場進出が相次いでいて、治安の行方を占う選挙への関心も高まっています。
投票は、日本時間の1日午後10時から始まり、2日午前10時に締め切られ、即日開票されます。

4674チバQ:2012/07/01(日) 20:31:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120630-00000014-mai-int
<メキシコ>「麻薬戦争」激化…掃討5年半、死者5万人
毎日新聞 6月30日(土)2時32分配信

麻薬犯罪組織と戦うため、軍のような重装備で出動するエリート警察部隊=メキシコ北西部シナロア州クリアカンで6月12日、國枝すみれ撮影

 「麻薬戦争」が激化するメキシコ。7月1日に投開票される大統領選の最大争点は治安回復だ。カルデロン大統領がカルテルと呼ばれる麻薬犯罪組織の掃討作戦に着手して5年半。死者は約5万人に達したが、出口は見えない。世界最大の麻薬犯罪組織シナロア・カルテルの本拠地に飛んだ。【シナロア州クリアカン(メキシコ北西部)國枝すみれ】

 12日午前7時半。迷彩服に防弾服、30口径のライフルと拳銃を装備した特殊警察隊110人が20台の車両に分乗し、シナロア州都クリアカンの本部から近郊のナボラト市に向けて出撃した。シナロア・カルテルと敵対する組織の掃討が目的。身元が割れて標的にならないよう全員が目だし帽で顔を隠す。生死をかけた戦いだ。

 麻薬組織を排除したという同市の漁村アルタタに向かうフランシスコ・コルドバ州検察長官に同行した。4台の車列に分乗した18人に警護されて移動する長官は車中で「1年前まで麻薬組織が通行車両を止めて車を奪っていたが、96人を逮捕して安全になった」と成果を強調した。特殊警察隊は600人。州警察、海軍、陸軍からリクルートされた精鋭で、「エリート警察隊」と呼ばれる。州全体の殺人はこの1年で2割近く減ったという。

 カルデロン大統領が06年12月に着手した「麻薬との戦い」。米国と連携し麻薬組織を武力で壊滅させる計画だったが、これを機に密売ルートを奪い合う組織同士の抗争に発展。掃討に従事する警官や軍人、買収に応じない政治家も標的となった。シナロア州では07年に747人だった死者が10年には2238人に急増。11年も1905人に上った。

 「安全になったというのは幻想だ」。クリアカンの地元紙リオドセ編集者のハビエル・バルデス氏(45)は言う。5日にはクリアカン近郊で7人の切断遺体が見つかった。殺人請負料は1人当たり3000〜5000ペソ(約2万〜3万4000円)。9割超の犯罪が検挙されない「無法地帯」。就任からこれまでの1年半で長官の警護官は11人が殺害された。

 アルタタで雑貨屋を営む女店主は「15日前にも強盗に冷蔵庫を奪われた。あなたと話していることでまた襲われるかもしれない」とおびえる。シナロア自治大学のアルトロ・サンタマリア教授(58)は冷めた口調で指摘する。「祖父も父もケシや大麻を育てた。麻薬組織は若者や女性にも根を張る。(掃討作戦は)家族や社会全体を相手に戦うようなものだ」

4675チバQ:2012/07/01(日) 20:31:21
 ◇貧困が結ぶ組織と住民

 「我々は(国際テロ組織アルカイダの元最高指導者)ウサマ・ビンラディンを捕まえた。ホアキン・グスマンも同じ運命をたどる。捕まえるまで絶対あきらめない」

 2月、メキシコ市を訪れたナポリターノ米国土安全保障長官は記者会見で強調した。メキシコから大量の麻薬が流入する米国が、昨年殺害した同時多発テロの主導者ビンラディン容疑者に続く最大の「標的」としているのが世界最大の麻薬犯罪組織シナロア・カルテルのドンで、「エルチャポ」(チビ)と呼ばれるグスマン容疑者(55)だ。

 メキシコ海軍は21日、エルチャポの息子を逮捕したと発表。麻薬戦争での「大勝利」としていたが、翌日に誤認逮捕と判明。米メキシコ両政府の大失態につながった。ナポリターノ長官は「なぜ捕まらない」といら立ちを隠さない。

 麻薬戦争が泥沼化する背景には、麻薬組織が政官界や市民社会に浸透している実態がある。メキシコ当局はカルテル側から流れる賄賂は年10億ドル(約800億円)超に達するとみている。なかでもクリアカンを拠点とするシナロア・カルテルの影響力は国会議員、軍、警察に及ぶ。

 昨年7月に発足したシナロア州の「エリート警察隊」。隊員になるには連邦警察学校での訓練後、最終テストとしてウソ発見器を装着し質問に答える。(1)罪を犯したことがあるか(2)麻薬を使ったことがあるか(3)権力を乱用したことがあるか(4)麻薬組織と関係したことがあるか(5)以上四つの質問に正直に答えたか−−。

 「6割が落ちる」。同州のコルドバ検察長官は顔色も変えずに言う。地元警察官の多くが麻薬組織に買収されていることは周知の事実だ。エリート警察隊の給与・手当を州警察官の約3倍とし麻薬組織より高い給与を払う。麻薬組織が愛用するAK47ライフルに対抗できる装備もそろえた。

 カルテルは人的情報網も張り巡らす。取材中、背後の車道を遮光フィルムを張った四輪駆動車がゆっくりと2度通過し、物ごいが寄ってきて「何をしているのか」と聞いてきた。ホークス(タカ)と呼ばれる麻薬組織の目と耳になる情報屋だ。地元記者ユーディス・バレンスエラさんは「ホークスや資金洗浄など州民の4割は麻薬犯罪組織のために働き、残り6割も友人、知人、親族の中に関係者がいる。無関係な人間などいない」という。

 メキシコ西部を南北に貫き、シナロア州に連なる西シエラマドレ山脈は大麻の巨大栽培地だ。1ヘクタールから8キロ、約20万ペソ(約135万円)分の大麻が育つ。3〜5ヘクタールの土地があれば暮らしていける。カルテルは山奥に家、学校、教会を整備し、住民が収穫した大麻を回収する。住民にとって、政府に代わってインフラを整備する麻薬組織は「命綱」だ。コルドバ長官は「麻薬組織は住民の世話をしているのではない。利用している」と指摘するが、麻薬組織のカネが地方経済を左右するのも事実だ。

 麻薬組織は推計年660億ドルの利益を上げ、シナロア・カルテルは300億ドルを手にするといわれる。州の域内総生産の2割弱を占める。だが、取り締まり強化で羽振りも以前ほどではない。クリアカンではカルテル関係者が好んで乗る高級車BMWの売り上げが08年に比べて半減した。

 カルテルとの「共存」を望み、沈静化を願う人は少なくない。「稼ぎは半分に減った。麻薬戦争のせいだ」。港町マサトランのタクシー運転手、ラファエル・サンチェスさん(37)は嘆く。抗争のあおりで観光業がふるわないというのだ。コーヒー店を営むラウラ・カステニエダさん(61)は「州民と麻薬組織は母親と胎児のように一体。切り離すことはできない」と言い切った。

 ◇「合法経済」橋に託す

 バババ−−。13日、ヘリコプターで同山脈の「悪魔の背骨」と呼ばれる高低差の激しい峰を飛ぶ。眼前に、谷底から陸橋まで約402.52メートルある世界一高い斜張橋バルアルテ橋(全長1124メートル)が迫る。

 残り24キロが完成すれば太平洋に面するマサトラン港から隣のドゥランゴ州をつなぐ高速道路が開通。ドゥランゴまでの輸送時間は6時間から2時間半に短縮され、米テキサス州に接するマタモロスに12時間で到達。太平洋から米国東部への輸送はパナマ運河を通すよりも早くなる。

 「麻薬組織の輸送ルートになるだけだ」との懸念もある。だが、「シナロア州への投資は倍になり、観光客も増える」と通信運輸省のアルフレド・ルビオ州代表は期待を寄せる。

 シナロア自治大学のギジェルモ・イバラ教授は「橋に希望を託す。投資が増え、金融機関の透明性が確保されれば合法な経済が成長し始める。麻薬組織を駆逐するには、雇用を増やし、腐敗をなくすことが重要だ」と強調する。

4676チバQ:2012/07/01(日) 20:31:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120628-00000009-cnn-int
メキシコ大統領選挙迫る、候補者たちは麻薬戦争で新戦略
CNN.co.jp 6月28日(木)9時3分配信

(CNN) メキシコ大統領選の投票日が7月1日に迫っている。候補者の人間性や曖昧(あいまい)な公約が選挙戦を動かしているが、それでも、特に治安問題に関しては、具体的政策が多少なりとも関心を呼んでいる。

全候補は、カルデロン現大統領によって米国との協調の下に進められている麻薬密売人との戦争から大きく政策転換し、暴力抑制に重点を置くと公約している。リードしているエンリケ・ペナ・ニエト候補は、麻薬組織のリーダー逮捕よりも殺人発生率の減少に力を入れると述べている。カルデロン大統領が所属する国民行動党(PAN)の候補、ホセフィナ・バスケス・モタ氏も同じような考えだ。

このような政策転換は、カルデロン大統領が麻薬組織との戦いを始めた2007年には2000件余りだった麻薬関連の暗殺・殺人が、11年には1万6000件以上にもなっている現実を反映したものでもある。

暴力は、米国国境近辺や麻薬の主要生産州から、以前は安全だった主要都市などへ拡大した。メキシコの犯罪組織は、活動の範囲を広げ、恐喝、誘拐、強盗、人身売買や麻薬の小売りにまで進出して、一般市民を直接食い物にするようになっている。流血事件が、麻薬密輸と同じくらい犯罪組織にとって重要な活動となっている地域もある。
大統領候補の政策変更は、政治的な計算でもある。選挙民にとって治安問題は、経済と並ぶ最大の関心事で、79%は、現在の治安対策が有効だとは思っていない。それでも、約80%のメキシコ国民は、政府が麻薬組織などと取引する形で彼らに降伏することは望んでいない。それに答えて候補者たちは、刑罰逃れを減らし、国から地域レベルまで警察や司法組織を強化することを公約している。

このような政策転換は、メキシコ、または米国にとって必ずしも悪いことではない。米国・メキシコ間の緊密な協調関係は進化してきており、ヘリコプターや高速艇など提供といったハード面よりも、警察官・検察官の訓練、地域開発などのソフト面重視となっている。候補者たちの提案は、メキシコでの民主的な法の支配の確立を助ける動きに沿った新たな展開に過ぎない。

メキシコの治安対策変更は、米国への麻薬流入にはほとんど影響を与えないだろう。米国は、およそ700億ドルと推定される世界最大の違法薬物市場だ。
米国人好みの麻薬は時とともに変化しているが、違法薬物使用の蔓延(まんえん)は続いている。直近の全国調査では、12歳以上の米国人の1割近くが、過去1カ月間に違法薬物を使用したと答えている。

大量の麻薬や麻薬資金が全米中をいまだに飛び交っているが、米国の街は今日、過去20年よりも安全になっている。その大きな理由は、地域から連邦レベルまでの治安当局が、麻薬よりも暴力対策に重点を置くようになったことである。

警察は、単に麻薬取引を追うだけでなく、麻薬ビジネスの実施方法に影響を与えようとしている。最も有名な1990年代のニューヨーク市での対策変更では、警察官の評価は、犯人逮捕ではなく巡回地域の犯罪率低下を基に行われるようになった。

メキシコが、プロフェッショナルな警察や公正な裁判所を構築しながら暴力を抑制すれば、街はより安全になる可能性がある。

この点ではメキシコは、様々な面で米国自身の前例を追いかけている。またこのことは、米国も注視する麻薬取引の抑制重視からの転換を意味するが、米国は、これを支持しメキシコを引き続き支援しなければならない。

4677チバQ:2012/07/01(日) 20:34:46
>>4631>>4636-4638>>4641-4642>>4647-4648>>4651>>4660
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120630-OYT1T00823.htm
モルシ氏がエジプト大統領就任、民政移管を宣言

 【カイロ=新居益】エジプト大統領選で当選したイスラム主義組織ムスリム同胞団出身のムハンマド・モルシ氏(60)は30日、カイロの最高憲法裁判所で宣誓し、大統領に正式就任した。


 モルシ氏は宣誓式で「今日、エジプト人は真の民主主義と完全な自由の実現に向けた基礎を築いた」と述べ、「新生エジプト」の実現を目標に掲げた。

 モルシ氏はこの後、カイロ大学で就任演説し、「軍は国境を守る任務へと戻る」と明言した。モルシ氏は「民意で選ばれた諸機構がその役割を取り戻す」とも述べ、軍が出した人民議会(下院)の解散宣言を拒否する考えを示唆した。

 就任演説後の軍式典で、軍最高評議会のタンタウィ議長は「(権限移譲の)約束を守る。自由公正選挙で選ばれた大統領が国を運営する」と述べ、その後、モルシ氏が民政移管を宣言。ただ軍は、既得権益の確保を図る姿勢を示しており、新政権との駆け引きは続きそうだ。

 モルシ氏は「パレスチナ人が正当な権利を獲得する」と述べ、パレスチナ支援を明確にした。今後、イスラエルや米国との関係が冷却化する可能性もある。

(2012年7月1日01時21分 読売新聞)

4678チバQ:2012/07/01(日) 20:35:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120630/mds12063023470006-n1.htm
軍部が強大な権力、モルシー大統領就任で民政復帰のエジプト
2012.6.30 23:46 (1/2ページ)

30日、エジプト・カイロの最高憲法裁判所で就任宣誓するモルシ新大統領の国営テレビの映像(AP)
 【カイロ=大内清】昨年2月のムバラク政権崩壊後、初のエジプト大統領に当選した、国内最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団出身のムハンマド・モルシー氏(60)が30日、首都カイロの最高憲法裁判所で宣誓し大統領に就任、暫定統治を担う軍最高評議会から行政権限の移譲を受けた。ただ軍部は強大な権力を有しており、エジプトの約1年4カ月ぶりの民政復帰は、新政権と軍部の緊張関係が続く中での限定的なものにとどまる。

 「選挙で選ばれたものが役割を果たせば、軍は国防に専念できる」。モルシー大統領は同日、就任後初となるカイロ大での演説でこう語り、最前列に座る軍トップのタンタウィ陸軍元帥に強烈な皮肉を浴びせた。また大統領はイスラエルの占領下にあるパレスチナや、シリアでの暴力停止を支援する考えを示した。

 モルシー氏は当初、慣例通り、議会での就任宣誓を主張した。しかし、先に議会を解散し立法権を掌握した軍部が首を縦に振らず、軍部が決めた憲法裁での宣誓を余儀なくされた。軍部としては、今後の新憲法制定プロセスでの綱引きもにらみ、力の差を見せつけた格好だが、モルシー氏も屈服はしないとの姿勢を鮮明にしている。

 就任前日の6月29日、モルシー氏は、カイロ中心部タハリール広場で、十数万人の市民の前で演説し、軍部に対抗していく上で不可欠な国民の支持を訴えた。

 モルシー氏が無事就任したことで、選挙後の混乱を懸念していた国民の多くからは安堵の声が漏れる。国際社会も、軍部が強権姿勢を保ちつつも、ひとまずは選挙結果を尊重したことを歓迎し民主化の推移を見守る姿勢を示してきた。

 しかし、新政権の対外姿勢についてはさっそく、懸念材料も飛び出している。

 モルシー氏は29日、1993年の米ニューヨーク世界貿易センタービル爆破事件に関与したとして終身刑判決を受け、米国で収監中のイスラム教指導者オマル・アブドルラフマン服役囚の釈放と身柄引き渡しを求めると明らかにした。

 同服役囚をめぐっては、かつての過激派組織「イスラム集団」などが米国に強く釈放を求めている。モルシー氏の母体の同胞団はこの問題で目立つ発言はしてこなかったが、モルシー氏がここにきて釈放要求に同調したことは、最大の同盟国である米国との関係に影を落とす可能性もある。

4679チバQ:2012/07/01(日) 20:36:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012063002000234.html
「市民が権力の源泉だ」 エジプト大統領 革命聖地で「就任宣誓」
2012年6月30日 夕刊

 【カイロ=今村実】エジプト大統領に選出された穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団出身のモルシ氏(60)は二十九日、三十日の就任を前に、「革命の聖地」であるカイロ中心部のタハリール広場で非公式の「就任宣誓」を行い、「あなたたちは権力の源泉だ」と述べた。

 新大統領の三十日の就任式は、軍が人民議会(国会)の「解散」を通知したため、最高憲法裁判所で実施される。モルシ氏は広場で宣誓を行うことで、軍への抗議の意を示したとみられる。

 モルシ氏は、広場に集まった数万人の支持者らを前に「共和国体制と国の独立を守る」と強調。「長く暗く不公正な時代の後、われわれは民衆革命の光に到達した。手を携えて憲法に基づいた民政国家、自由な国をつくる」などと述べた。

 また、イスラム急進派の精神的指導者で、一九九三年のニューヨークの世界貿易センタービル爆破事件に関与したとして、終身刑判決を受けたオマル・アブデルラーマン師らの解放に尽力する意向を表明した。

4680チバQ:2012/07/01(日) 21:44:02
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012070100082
改憲否決、公爵家の拒否権維持=「絶対君主制」のリヒテンシュタイン
 【ベルリン時事】「欧州最後の絶対君主制」と呼ばれる小国リヒテンシュタインで6月29日から7月1日にかけ、公爵家の権力の象徴である拒否権を制限する憲法改正の是非をめぐる国民投票が行われ、暫定集計によると、賛成23.9%、反対76.1%で否決された。国民投票を経たとはいえ、公爵家の強大な権力に反発する国民の間では、拒否権の維持に不満がくすぶっている。(2012/07/01-21:27)

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4681チバQ:2012/07/02(月) 23:06:30
>>4676-4676
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120702-00000031-mai-int
<メキシコ大統領選>野党が政権復帰へ…地元メディア報道
毎日新聞 7月2日(月)13時37分配信

メキシコ南部オアハカの投票所で大統領選の投票をする女性=2012年7月1日、AP

 【メキシコ市・國枝すみれ】カルデロン大統領の任期満了に伴うメキシコ大統領選は1日投開票され、地元メディアは、中道右派の野党・制度的革命党(PRI)のエンリケ・ペニャニエト前メキシコ州知事(45)の当選が確実となったと伝えた。12年ぶりの政権交代となり、PRIが政権復帰する見通し。

 選管暫定発表で2位につけた中道左派の野党・革命民主党(PRD)のアンドレス・ロペスオブラドル元メキシコ市長(58)は及ばない模様。3位の与党・国民行動党(PAN)のバスケスモタ元教育相(51)は1日夜、敗北宣言し政権交代が決まった。

 ペニャニエト氏の勝利が決まれば、00年まで71年間政権を独占したPRIが12年ぶりに復権する。PANはカルデロン政権の麻薬犯罪組織掃討に伴う治安悪化や金融危機後の貧困拡大に対する国民の批判から伸び悩んだ。

 メキシコ州で工具店を経営するマヌエル・オロスコさん(43)は6年前のPANからPRIに投票先を変えた。「PANは繁栄のケーキを国民に分けず、全部自分たちで食べてしまった」

4682チバQ:2012/07/02(月) 23:07:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120702/amr12070218310005-n1.htm
メキシコ政権交代へ、野党候補当選確実 麻薬組織・経済対策がカギ
2012.7.2 18:29 (1/2ページ)

1日、メキシコ市で、大統領選での当選を確実にし、支持者の前に姿を見せたペニャニエト氏(ロイター)
 【ニューヨーク=黒沢潤】メキシコで1日行われた大統領選で、中道左派の野党、制度的革命党(PRI)のペニャニエト前メキシコ州知事(45)が当選を確実にした。中道右派の国民行動党(PAN)から12年ぶりに政権交代が実現することになる。ペニャニエト氏は今後、麻薬組織掃討や経済対策などで手腕を問われそうだ。

 ペニャニエト氏は同日、「支援に感謝する。メキシコの勝利だ」と勝利宣言した。

 中央選管のサンプル調査によると、ペニャニエト氏の得票率は約38〜39%。中道左派、革命民主党(PRD)のロペスオブラドル元メキシコ市長は約31〜32%、カルデロン現大統領の後継候補であるPANのバスケス元教育相は約25〜26%。

 カルデロン政権は2006年以降、麻薬組織掃討に乗り出していたが、組織同士の抗争激化を招き、殺人や誘拐が多発。失業率も約5%に上昇し、政権交代を求める声が強まっていた。

 ペニャニエト氏は05年に州知事に就任するまでは無名の存在だった。だが、州内のインフラ整備事業などで見せた決断力と他党との折衝で評価を高めたほか、若さと端正な顔立ちを武器に幅広い支持を集めた。

 今後の重要課題は麻薬組織対策だ。メキシコからの麻薬流入を懸念する米国はこれまで、メキシコ政府に16億ドルの対策費を拠出してきた。「新政権発足後も従来の良好な対米関係は維持される見通し」(外交筋)で、両国は一致して組織摘発に取り組むとみられる。ただ、PRIは00年に政権を奪還されるまでの71年間、「『平和』と引き換えに麻薬組織と各種の取引をした歴史」(米紙ロサンゼルス・タイムズ)を持つ。過去のしがらみを絶ち、具体的な成果を挙げられるかを懸念する声は強い。

 経済対策で、ペニャニエト氏は石油公社「ペメックス」の採掘・精製事業への民間資本導入を公約に掲げた。国家財政を支える石油収入の安定化を図った上で、経済を活性化させたい意向だが、支持母体の労組や党内には「抵抗勢力」も多く、前途を危ぶむ声もある。

 PRIには、長期政権時代の汚職のイメージも根強く残り、最近も北東部タマウリパス州で、PRIの元知事が資金洗浄に関与した疑惑が発覚した。学生らは党の体質を問題視しており、ペニャニエト氏の指導力が問われることになる。

4683チバQ:2012/07/02(月) 23:21:18
http://www.asahi.com/international/update/0702/TKY201207020076.html
2012年7月2日10時14分
リビア東部、自治拡大求め数百人が選挙事務所襲撃ベンガジで1日、選管事務所を襲い、有権者名簿や投票用紙に火を放つ市民=ロイター


 リビアからの報道によると、東部の主要都市ベンガジで1日、東部の自治権確立や議会での議席配分の拡大を求める群衆数百人が、選挙管理委員会の地域事務所を襲撃。7日に行われる議会選用の投票箱を投げ捨て、書類を焼いた。

 議会制民主主義を否定していたカダフィ政権が崩壊したリビアでは、史上初の自由選挙となる7日の選挙で選ばれた議会が憲法起草を行う予定。一方で、社会には武器があふれ、暫定政府に不満を持つ集団や民兵などによる政府庁舎の襲撃や部族間の戦闘などが相次ぐ不安定な情勢が続いている。(カイロ=貫洞欣寛)

4684チバQ:2012/07/02(月) 23:28:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120702-00000079-mai-int
<リビア>選管事務所襲撃…議席配分に反発 50年ぶり選挙
毎日新聞 7月2日(月)20時26分配信

 【カイロ前田英司】リビア東部の主要都市ベンガジで1日、選挙管理委員会の事務所が暴徒に襲われる騒ぎがあった。リビアでは7日、昨年の民主化闘争でカダフィ独裁体制が崩壊したのを受け、約50年ぶりの選挙が実施され、新憲法の制定に当たる議員を選出する。民主化闘争の発火点となったベンガジは、この制憲議会の議席配分を巡って暫定政府と対立しており、一部が選挙のボイコットも呼びかけている。

 AP通信などによると、約300人が選挙事務所を襲撃して投票用紙を燃やしたり、投票箱を投げ捨てたりした。襲撃者らは「東部地域の要求を無視する当局に対する反応だ」と話した。

 制憲議会(定数200)は首都トリポリを含む西部地域に102議席、東部地域に60議席、南部地域に38議席を配分。だが東部はリビア経済を支える産油地帯であることを背景に議席の拡大を要求し、「自治」を求める声も上がっている。

 リビアで最後に選挙があったのは王制下の64年。その後、69年のクーデターで権力を掌握して42年間の独裁を敷いた元最高指導者のカダフィ大佐は、全国民による「直接民主制」を国是とし、政党を認めず、選挙による代議制を拒否していた。

4685チバQ:2012/07/03(火) 20:08:35
http://www.asahi.com/international/update/0703/TKY201207030436.html
2012年7月3日17時57分
メキシコ大統領選で異議 中道左派候補「私が当選」
中央選管の暫定集計結果に異議を唱えた野党の中道左派、革命民主党(PRD)のロペスオブラドール元メキシコ市長=1日、ナオ・ブレーバーマン氏撮影


 1日に投開票されたメキシコ大統領選で野党の中道左派、革命民主党(PRD)の候補だったロペスオブラドール元メキシコ市長(58)は2日、選挙に不正があったとし、「正されるまで結果を受け入れられない」と述べた。中央選管の暫定集計では2位だが、「正しい集計では私が当選」と主張。市内では支持者の抗議デモもあった。

 3日未明時点の暫定集計では、野党・制度的革命党(PRI)のペニャニエト前メキシコ州知事(45)が得票率約38%で首位。選管は4日に公式集計を始め、最終結果は6日以降に発表する見通しだ。

 ロペスオブラドール氏は前回2006年選挙でわずか0.58ポイント差で落選。連邦選挙裁判所に不服を申し立てたが退けられた。(メキシコ市=藤えりか)

4686チバQ:2012/07/03(火) 20:09:43
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120702-OYT1T00985.htm
メキシコ大統領にペニャニエト氏…麻薬撲滅懸案


. 【メキシコ市=浜砂雅一】カルデロン大統領の任期満了に伴うメキシコ大統領選が1日投開票され、最大野党・制度的革命党(PRI、中道)のエンリケ・ペニャニエト前メキシコ州知事(45)が、他の与野党3候補を抑えて当選した。


 最大懸案である国内の麻薬製造・密売組織の撲滅に向けて断固とした政策を取れるのか、懸念する声も出ている。

 2000年まで71年間政権党だったPRIが大統領の座を奪還するのは12年ぶり。ペニャニエト氏は1日深夜、首都メキシコ市のPRI本部で勝利演説し、「(PRIは)二度目のチャンスを与えられた。我々は結果を出して期待に応える」と述べた。任期は6年。12月1日に就任する。

 中央選管によると、ペニャニエト氏の暫定得票率は38〜39%で、2位の野党・革命民主党(PRD、中道左派)のアンドレス・ロペスオブラドール元メキシコ市長(58)の31〜32%を上回った。与党・国民行動党(PAN、中道右派)のホセフィナ・バスケスモタ元教育相(51)は25〜26%にとどまった。

(2012年7月2日23時11分 読売新聞)

4687チバQ:2012/07/03(火) 22:00:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120703-00000056-mai-int
<アフガン>カルザイ大統領「タリバンは国政参加を」
毎日新聞 7月3日(火)18時56分配信


拡大写真
会見するアフガニスタンのカルザイ大統領=カブールの大統領府で2012年7月3日、杉尾直哉撮影

 【カブール杉尾直哉】アフガニスタンのカルザイ大統領は3日、カブールの大統領府で毎日新聞など日本人記者団と会見し、旧支配勢力タリバンに対して、「罪のない市民を殺害するのではなく、国政に参加し、政治勢力になればいい」と政治参加を呼びかけた。カルザイ氏は8日の「アフガニスタンに関する東京会合」(日本・アフガン両政府主催)に参加するため7日から訪日する。

 タリバンは米国やカルザイ政権との和平を拒否し、武装闘争を継続している。カルザイ大統領は和平努力を続ける考えを示し、「(タリバンは)我々と同じアフガン人だ」「(14年に予定されている)大統領選、議会選、地方議会選に参加し、最高権力者の地位に上りつめることも不可能ではない」と述べた。

 また、先月、京都の国際会議でタリバン代表とカルザイ大統領顧問が同席したことについて「とてもいい展開だ。正式な和平協議の開始につながればいい」と評価し、「和平協議には日本も参加してほしい」と述べた。

 東京会合は駐留国際部隊の大半が撤退する14年以降のアフガン支援が主要議題。カルザイ氏は「腐敗の問題はあるが、我が国は10年前、数年前に比べて安定に向けて着実に前進してきた。東京会合でも各国からの支援表明があると期待している」と述べた。

 南部ヘルマンド州で1日にアフガン人警察官が英兵3人を射殺するなど、アフガン治安部隊は問題を抱えている。しかし、大統領は「我が国の治安はアフガン人が守らねばならない。外国の支援はテロリストの流入防止などにとどめるべきだ」と語り、国際部隊からアフガン側への治安維持権限の14年移譲を予定通り実現させる考えを示した。

 ◇15年以降に政治復帰も タリバン報道官示唆

 【カブール杉尾直哉】アフガニスタン旧支配勢力タリバンのムジャヒド報道官は2日、毎日新聞の電話取材に「(14年に治安権限の移譲が完了し)外国軍の侵略が終われば状況は良くなる。タリバンには政治的な意思があり、しかるべき時に今後の計画を発表する」と述べ、15年以降、政治に復帰する可能性を示唆した。カルザイ大統領が14年の任期満了で退任することから、政治状況の推移を見つつ、政治復帰を目指す考えとみられる。

 ムジャヒド報道官は「(01年の)米国によるアフガン攻撃が戦争の原因。我々が戦うのは侵略からの解放のためだ」と指摘、米軍が撤退すれば武装闘争継続の理由がなくなると説明した。カルザイ大統領は3日の毎日新聞などとの会見で、タリバンに「国政参加」を呼びかけたが、報道官は「(カルザイ政権は)米国の手先であり、政権として認めていない」と述べ、現政権への参画を否定した。

 一方、暗礁に乗り上げたとされる米国との和平交渉については「西側メディアに報じられた『和平交渉』は信頼醸成へ向けた接触であり、我々は交渉に入っていなかった」と述べた。その上で「米側が不誠実なため、接触を止めた。解決策はない」と語った。米側がグアンタナモ収容所に拘束されたタリバンの釈放を約束しながら実行しなかったことを指すとみられる。

 先月、京都で開かれた国際会議へのタリバン代表の参加は「日本の人々にアフガンの現状を話すためだった」と説明。タリバン代表がカルザイ大統領顧問と同席したことに関しては「和平交渉が目的ではない」と述べ、カルザイ政権側と接触したとの一部報道を否定した。京都会議が和平交渉につながることに期待を示したカルザイ大統領と認識の隔たりを見せた。

 一方でムジャヒド報道官は「我々は日本との友好的な関係を望んでいる。軍事介入をしていない日本政府、日本国民がアフガンを支援し、(米国などの)植民地にされるのを阻止してほしい」と語った。

 最近のカブールなどへの攻撃について米国やアフガン情報機関は「パキスタンの支援を受けたアフガン人武装勢力『ハッカーニ・ネットワーク』の仕業」と指摘している。この点についてムジャヒド報道官は「(交渉相手にできるタリバンと、攻撃対象とすべき武装勢力を峻別(しゅんべつ)、分断しようとする)情報操作で、真実ではない」と否定。「ハッカーニ派指導者のシラジュディン・ハッカーニ氏はタリバン幹部であり、タリバンの指示で動いている」と語った。

4688チバQ:2012/07/04(水) 21:22:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120704-00000056-mai-int
<シリア>反体制派が内部対立…「アサド後」巡り会合紛糾
毎日新聞 7月4日(水)20時18分配信

 【カイロ前田英司】シリア反体制派の各グループは3日までの2日間、アラブ連盟の仲介でカイロ市内で会合し、シリアのアサド政権に代わる「受け皿」作りを目指して連携を図った。しかし要求が折り合わず、議論は3日深夜までもつれ込み、「アサド後」の基本的な国家像について一応の合意を打ち出したが、反体制派が一枚岩でないことを改めて露呈する結果となった。

 反体制派の主要組織「シリア国民評議会」(拠点・トルコ)などシリア国内外で活動する約250人が参加。合意文書では、政治移行の前提として▽アサド政権退陣▽弾圧に関与した当局者の責任追及−−を明示。アナン国連・アラブ連盟合同特使の主導する「連絡グループ会議」が6月末に合意した移行政府樹立支援について、アサド政権排除を明確にしていないとして一線を画した。また、宗教や思想信条で差別しない国を目指すことなどを打ち出した。

 しかし、シリア国内少数派のクルド人の一部が「将来的な地位が確約されない」と協議を中座したほか、米欧などによる軍事介入の是非や「アサド後」の新生国家における宗教の役割を巡り、対立が先鋭化して小競り合いになる場面もあった。

 反体制派はシリア国外の亡命活動家も多く、国内の組織との間に溝があり、団結に導く有力指導者もいない。国際社会は「支援先」を絞りきれず、援助が本格化しない一因とされてきた。アサド政権打倒の武装闘争を続ける離反兵士団体「自由シリア軍」は、会合が「政治的」として出席しなかった。

4689チバQ:2012/07/04(水) 21:23:34
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012070402000115.html
シリア移行政府 「アサド氏退陣 前提」
2012年7月4日 朝刊

 【カイロ=今村実】内戦状態に陥っているシリア情勢で反体制派「国民評議会」のサイダ新代表が三日、訪問先のカイロで本紙取材に応じた。主要国でつくる「連絡調整グループ」が合意した挙国一致の移行政府の樹立構想についてアサド大統領の退陣が前提と主張。「前国連事務総長アナン氏の調停継続は無意味だ」との認識を示した。

 移行政府の構想は先月三十日、事態打開に向け、国連安全保障理事会の五常任理事国や周辺関係国でつくる「連絡調整グルーブ」が提示。だが、新政府でのアサド大統領の排除は、ロシアの反対で明文化されなかった。

 サイダ代表は「ロシアが初めて『アサド後』に向け議論に応じる構えを見せたのは肯定的な点だ。解決に向けた新たな試みだ」と一定の評価を示した。

 ただ、「アサド体制が残ったままでの新政府は何の結果ももたらさない。強い決定権を持つ治安組織などの大統領の周辺者もすべて排除されなければならない」と指摘。アサド大統領が退陣を前提に新政府樹立に応じる可能性はゼロに近く、新政府構想は早々に暗礁に乗り上げそうだ。

 都市部からの軍の引き揚げや停戦を盛り込んだものの、形骸化したアナン氏の調停については「今や政権は、空爆を頻繁に行うなどあらゆる武器を使っている。調停を続けても犠牲者が増え続け、政権に時間的余裕を与えるだけだ」と述べた。

 国際社会に対しては、軍事行動にも踏み込める国連憲章第七章に基づく安保理の対応を要望。「これがアサド政権を従わせる唯一の方法だ」と語った。

 国内の現状をアサド大統領が「真の戦争状態」と語ったことに対し、サイダ氏は「内戦であるとは言えない」との認識を示した。

 また、反体制派「自由シリア軍」について「連絡を密に取り合っている。われわれは食料から武器に至るまで、必要なものはすべて送ってきた」と武器供給を明らかにした。

 サイダ氏は少数民族クルド人活動家で、先月十日に前代表ガリユン氏に代わり、評議会代表に選出された。

4690チバQ:2012/07/04(水) 22:18:19
>>4681-4682>>4685-4686
http://www.cnn.co.jp/world/30007229.html
暫定2位候補が「不正」主張、再集計要請 メキシコ大統領選
2012.07.04 Wed posted at: 17:40 JST
メキシコ市(CNN) 1日投票のメキシコ大統領選で、暫定2位となった候補が3日、選挙管理委員会に再集計を要請したと発表した。すでに制度的革命党(PRI)のエンリケ・ペニャニエト前メキシコ州知事が勝利を宣言している。

選挙に不正があったとして再集計を求めているのは、革命民主党(PRD)のアンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール元メキシコ市長。2006年の大統領選にも出馬してカルデロン大統領に得票率で約0.6%という小差で破れ、不正を主張した経緯がある。選挙から2ヵ月後の正式結果の発表後も同氏は結果を受け入れず、全国の支持者らが大規模なデモを展開して混乱が生じた。

最終的な開票結果は、8日に発表される予定。各投票所の集計結果は4日以降、地区別に確認作業が行われ、上位2候補の差が1%未満だったり、無効票の数がその差を上回ったりした場合は再集計となる。選管の報道担当者によれば、この規定に基づいて300地区のうち19地区、票数では全体の3分の1が、再集計の対象となる見通しだ。ロペスオブラドール氏が開票結果を不服とする場合は、最終発表後に正式に再集計要請の手続きを取ることになる。

一方、ペニャニエト氏は米紙への寄稿の中で勝利を宣言。CNNとのインタビューでは、次期大統領として党派の違いを乗り越え、より良いメキシコをつくると抱負を述べた。一方、与党・国民行動党(PAN)のホセフィナ・バスケスモタ氏はすでに敗北を認めている。

2000年に政権を明け渡すまで長年にわたり政権の座にいたPRIの返り咲きをめぐっては、汚職体質などを懸念する声が根強い。一方で、野党や有権者、報道機関など政治を取り巻く環境の変化を指摘し、同じPRIでも20年前とは異なる政権運営になると予想する声もあるようだ。

4691チバQ:2012/07/04(水) 22:19:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120704-00000065-reut-int
メキシコ政権交代、新大統領の麻薬対策に怒りと期待交錯
ロイター 7月4日(水)13時39分配信
7月3日、ぺニャニエト氏の大統領当選で制度的革命党が再び政権に返り咲くが、メキシコ国境沿いに住む米国住民の反応は怒りの声から期待の声までさまざまだ。写真はぺニャニエト氏とリベラ夫人。メキシコ市で2日撮影(2012年 ロイター/Tomas Bravo)

[エルパソ(米テキサス州) 3日 ロイター] 「何のために6万人の命が奪われたのか」──。メキシコ大統領選で当選したぺニャニエト氏(45)が、麻薬犯罪の撲滅を訴える姿を見て、国境を接する米テキサス州エルパソの実業家リカルド・フェルナンデスさん(33)は怒りを覚えた。

【写真】メキシコ、12年ぶり政権交代へ

生まれ故郷のメキシコで麻薬戦争を目の当たりにしてきたフェルナンデスさん。「本当に多くの人が殺され、苦しんでいる。何のためだろうか。われわれは、昔の状態に戻ろうとしているだけではないか」と語気を強める。

ぺニャニエト氏の当選で、2000年まで約70年間政権を握ってきた制度的革命党(PRI)が再び与党に。フェルナンデスさんのようにメキシコとの国境沿いに住む住民の反応は、怒りの声から期待の声までさまざまだ。

メキシコでは、カルデロン現大統領が軍を動員するなどして、麻薬犯罪撲滅に乗り出して以降、5万5000人以上が死亡。死者の大半が、荒廃した国境に近い州で命を落としている。

<連邦警察の定員を5万人以上に>

ぺニャニエト氏は、麻薬組織との戦いよりも暴力抑制に重点を置くと宣言し、現政権とは異なる戦略で麻薬対策に臨むと表明。連邦警察の定員を5万人以上に増員するなどの方針を示している。

これに対し、麻薬密輸の中継地となっている米アリゾナ州南部のサンタクルス郡の保安官は、「彼(ぺニャニエト氏)は、メキシコに苦痛と悲しみをもたらしている暴力の抑制に集中しようとしている。カルデロン大統領から劇的に変化することになると思う」と語る。

一方、犯罪が多発するシウダフアレスの若者と活動するNPO団体を率いるフェルナンデスさんは、汚職がまん延したPRIの政権与党時代に逆戻りすると危惧。「彼らは今まで通り、麻薬組織と交渉を行うことで問題を解決しようとするだろう」と、不安を隠せない様子で話した。

ただ、ぺニャニエト氏が昔のPRIと決別し、シウダフアレスなどの治安対策を強化してくれると期待を寄せる声もある。エルパソのジョン・クック市長は「ぺニャニエト氏は麻薬組織との取引はないと誓った。これはとてもポジティブなニュースだ」と述べた。

また、大統領選前に麻薬組織の犯行とみられる爆発があったヌエボラレドと国境を接するテキサス州ラレドのラウル・サリナス市長は「慎重ながらも楽観的にならなければならない。ネガティブに考え続けると、事態が好転することはない」と指摘。その上で「彼の計画は知らないが、暴力を減らしたいと言っているのであれば、それは本当だろう」と話した。

4692チバQ:2012/07/04(水) 22:20:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120704-00000088-san-pol
国後、択捉両島は今 「ロシア化」加速 進む開発、目立つ韓国系
産経新聞 7月4日(水)7時55分配信


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港内では韓国自動車大手「ヒュンダイ」の重機が整備作業を行っていた=6月30日、択捉島内岡港(写真:産経新聞)

 ロシアによる不法占拠が続く北方領土への「査証(ビザ)なし訪問団」が6月28日からの国後、択捉両島での活動を終え、7月2日に根室港に帰港した。メドベージェフ首相の2度目となる北方領土訪問を前に、両島では道路舗装が急ピッチで進んでいた。択捉島の港湾工事には韓国の下請け企業が参入するなど「ロシア化」が加速し、日本の足跡が薄まりつつある。

 ■首相訪問を前に

 「皆さんの感情はあくまで感情。否定的な感情もそちらの問題だ」

 択捉島を事実上管轄するクリール行政区のオーシキナ区長は、訪問団がメドベージェフ氏の再訪問が日露関係に悪影響を与えると指摘すると、そう強調した。領土問題は存在せず、日本側が一方的に問題視していると言いたげだった。

 強気な発言を裏付けるように、両島ではインフラ整備が着々と進んでいる。

 島内視察では、昨年9月に開園した幼稚園や今年6月に完成したばかりのディーゼル発電所などを次々と案内された。これらの施設は、露政府の「クリール諸島社会経済発展計画」(2007〜15年)の一環で整備されたものだ。

 19年ぶりに択捉島を訪れた元島民の小浜暁子さん(75)は「新しい道路ができ、住宅も増えた。昔住んでいた場所もすぐには分からない」とつぶやいた。日本人の島民が郵便施設として利用していた建物は、すっかり朽ち果てていた。

 両島の中心部ではロシア人の島民が道路清掃や草刈り、住宅のペンキ塗り替えと首相訪問に向けた準備に追われていた。ロシア人の女性ガイド(65)は「首相訪問を機にインフラ整備がさらに進む」と話した。00〜08年の前政権時に比べ政治基盤が盤石とはいえないプーチン大統領が、国民受けを狙い、「地方」の発展を重視していることを織り込み済みのようだ。

 ■HYUNDAIの重機

 択捉島中央部にある内岡(なよか)港。訪問団の船が入港すると、韓国自動車大手「HYUNDAI(現代)」製の重機が土砂の積み降ろしをしていた。ロシア人島民によると港湾整備に韓国企業が参入し、約40人の韓国人が島で働いているという。

 国後島の建設現場でもアジア系とみられる作業員が目立った。南クリール行政区のソロムコ区長は「日本の企業にも工事に参加してもらいたい」と水を向けてきた。日本政府はロシアに管轄権があることを容認しかねないとして日本企業の活動を禁じているが、ロシア側が今後揺さぶりを強めてくる予兆といえる。

 「日本の立場を害さない枠組みで、何ができるか考えなくてはいけない」

 野田佳彦首相は3日、2年ぶりに訪問団に同行した新党大地・真民主の鈴木宗男代表からロシア化の現状について報告を受けると、危機感を口にしたが、妙案があるわけではない。それどころか、6月のメキシコ・ロスカボスでのプーチン氏との初会談で、領土交渉の「再活性化」で一致した直後のメドベージェフ氏の国後訪問は、顔に泥を塗られたに等しい。

 14歳で強制送還されるまで択捉島に住んでいた井桁美智子さん(78)は「故郷がなくなったまま終わりですかね。さびしいけど…」と言葉少なだった。(楠城泰介)

4693チバQ:2012/07/04(水) 22:21:41
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012070402000272.html
サルコジ氏宅など捜索 仏当局 07年の違法献金容疑
2012年7月4日 夕刊

 【マドリード=野村悦芳】フランスの捜査当局は三日、サルコジ前大統領が親しい女性富豪から、法定限度額を超える政治献金を受けた疑いで、パリにあるサルコジ氏の自宅と事務所など三カ所を家宅捜索した。

 サルコジ氏は大統領選で当選した二〇〇七年、化粧品大手ロレアルの創業家リリアン・ベタンクール氏(89)から、法定限度額の二十倍以上の十五万ユーロ(約一千五百万円)を選挙資金として受け取った疑いが指摘されていた。サルコジ氏は疑惑を完全否定している。

 捜査当局はサルコジ氏が今年五月の大統領選で落選し、訴追免除の特権がなくなったのを機に捜査に本格着手したとみられる。

 サルコジ氏の弁護士は三日、声明を発表し、すでに関係書類を提出していることを説明した上で「捜索は無意味だ」と強調した。サルコジ氏は二日に家族でカナダ旅行に出発しており、家宅捜索時は不在。疑惑をめぐっては、これまでに複数の関係者が仏メディアなどに違法献金を示唆する証言をしている。

4694チバQ:2012/07/04(水) 22:27:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120704-00000013-mai-int
<フランス>前大統領宅を捜索 資産家から違法献金疑惑で
毎日新聞 7月4日(水)10時52分配信

 【パリ宮川裕章】フランス捜査当局は3日、07年の大統領選で仏大手化粧品会社「ロレアル」創業者の娘、リリアンヌ・ベタンクール氏(89)がニコラ・サルコジ氏(57)側に違法な献金をしたとされる疑惑で、パリ市内のサルコジ前大統領の自宅など3カ所を家宅捜索した。捜査当局は07年当時のサルコジ氏側とベタンクール氏側の接触状況などについて関係者から証言を得ており、関係資料を押収するなどし、裏付け捜査を進めている。

 ベタンクール氏の資産は160億ユーロ(約1兆6100億円)とされる。仏メディアによると、ベタンクール氏の資産管理会社の元会計担当者は捜査当局に対し、「07年にサルコジ氏の側近だったエリック・ブルト元労相に複数回に分けて(法定限度を大幅に超える)総額15万ユーロ(約1510万円)を選挙資金として渡した」と証言している。また捜査当局はサルコジ氏本人がベタンクール氏宅で07年選挙期間中に現金を受け取っていたとの複数の証言も得ている。

 サルコジ氏側は疑惑を否定し、「当時は内相で、警備状況からもベタンクール氏と密会するのは不可能」と主張。07年当時のサルコジ氏の日記などを捜査当局に提出している。

 サルコジ氏は5月15日に大統領職を離任、大統領免責特権が6月中旬に切れた。サルコジ氏の弁護人によると、サルコジ氏は7月2日から家族でカナダを旅行中という。弁護人は「必要な書類はすべて当局に提出しており、今回の家宅捜索は無用の行為だ」とコメントした。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120704-00000013-cnn-int
サルコジ前大統領宅などを不正献金疑惑で捜索 仏警察
CNN.co.jp 7月4日(水)10時42分配信

(CNN) フランス警察当局は3日、サルコジ前大統領が2007年の大統領選で違法な献金を受け取った疑いで、パリにあるサルコジ氏の自宅や事務所を捜索した。サルコジ氏の弁護士によると、サルコジ氏は休暇のため2日に家族とカナダに向け出発しており、捜索時には不在だったという。

サルコジ氏は、07年のフランス大統領選で、フランスの化粧品大手ロレアルの創業者の娘で、富豪として知られるリリアン・ベタンクール氏から多額の違法献金を受け取った疑いが持たれている。

フランス国営フランス・テレビジョンの上級外交アナリスト、クリスチャン・マラード氏は今回の捜索について「驚くべきことではない」と語る。マラード氏によれば、フランス大統領には刑事罰の免責特権があるが、サルコジ氏は今年5月に行われた大統領選で社会党のフランソワ・オランド氏に敗れ、大統領を退任しており、今後起訴される可能性もあるという。

警察はこれまでに、サルコジ氏のほかに、サルコジ政権で労働相を務めたエリック・ブルト氏や、サルコジ氏が所属する国民運動連合(UMP)のメンバーへの不正献金疑惑についても捜査を行っている。

4695チバQ:2012/07/04(水) 23:10:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120704/mds12070422160003-n1.htm
シリア反体制派の会議紛糾 武器供与めぐり乱闘も
2012.7.4 22:15
 シリア反体制派の連合組織「国民評議会」など、シリア反体制派各グループがエジプト・カイロで2日から開催した会議は3日深夜、アサド政権打倒などを掲げる声明をまとめ、事実上閉幕した。一方、会議は反体制派への武器供与の賛否などをめぐり参加者が殴り合いの乱闘となるなど紛糾した。

 声明には、アサド政権打倒のほか、政権党であるバース党解党、新憲法制定などの民主化移行策が盛り込まれたが、会議筋は「実質的には何も合意できていない」と指摘した。

 会議はアラブ連盟主催で約210組織が参加したが、離反兵士などでつくる「自由シリア軍」は国民評議会との対立からボイコット。少数民族クルド人組織も少数派の扱いで対立、途中退席した。(共同)

4696チバQ:2012/07/05(木) 22:57:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120705-00000004-maiall-soci
<北方領土>変貌する国後 「大統領の教会」建設中 空港ターミナル供用始まる
毎日新聞 7月5日(木)13時48分配信


前回の訪問時に再建が決まり、急ピッチで建設が進む教会=2012年6月

 ロシアのメドベージェフ首相が3日訪問した北方領土・国後島。メドベージェフ氏にとっては大統領時代の一昨年11月以来2度目の訪問だったが、わずか1年8カ月の間に同島のインフラ整備は飛躍的に進んだ。露政府が実効支配を強めようと着実に開発を進めている形で、中にはメドベージェフ氏にちなんだ名前を冠した教会も。首相訪問の直前の6月29日、ビザなし日本側第3陣で訪れた同島は年を追うごとに活気づいていた。【本間浩昭】

 古釜布中心部の行政府に近い高台では、ロシア正教会の建て替えが進んでいた。大統領として最初に訪問した際、急きょ視察日程に盛り込まれた。99年に建設された木造の聖堂で、腐食による老朽化が進んでいた。島民によると、大統領自らがサハリン州のホロシャビン知事に「建て替えろ」と命じ、昨年10月に着工したという。

 ビザなし日本側第3陣が訪れた際、同島のワシーリ・ソロムコ議長は「『大統領の教会』と名付けた」と胸を張った。すでに外観が現れていた教会はコンクリート製で、旧ソ連のNIS諸国と北朝鮮の労働者が働いていた。島民は「彼らは朝8時から日没までよく働く」と話していた。

 同島西部にあるメンデレーフ空港は、当初09年の開港が大幅に遅れていたものの、昨年11月に新ターミナルビルの供用が始まった。総額12億ルーブル(約36億円)をかけて07年に改修が始まったが、カスピ海に近い国の企業が落札したため、建設コストが予想以上にかかり、建設が何度も止まった。8月には全ての工事が完了する予定だという。

 古釜布港では、メドベージェフ氏が最初に訪問した当時は影も形もなかった3階建てのフェリーターミナルが完成間近。ふ頭も水深7メートルの岸壁が完成した。同氏の最初の訪問当時は日本政府が供与したはしけで客と荷物を陸揚げしていたが、サハリンと同島を結ぶ客船「イーゴリ・ファルフトジーノフ号」(4575トン)が直接、接岸できるようになった。

 また、道路のアスファルト舗装化が1年前から始まり、港から西へ約5キロ付近まで舗装された。「国後スモッグ」と呼ばれる車が土煙を上げて走る光景は緩和されつつある。ソロムコ議長は道路の舗装について「将来的には飛行場まで舗装する」と話していた。

4697チバQ:2012/07/05(木) 23:09:37
http://mainichi.jp/select/news/20120705k0000e030163000c.html
中国:弁当持参の地方の共産党書記 ネットで注目集める
毎日新聞 2012年07月05日 10時16分(最終更新 07月05日 10時37分)

 中国湖南省祁東県トップの曽祥月共産党委員会書記が執務室で一般市民と同じような紙製の弁当箱を広げて昼食を取っている写真が「最も庶民的な書記」としてインターネット上に投稿され、注目を集めている。

 公費の無駄遣いに批判が高まる中国内では好意的に受け止められる一方、やらせと疑う声もある。

 6月下旬、同省出身のジャーナリストが短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」上に「執務室の前を通ったら偶然書記が弁当を食べていた」と書き込み、弁当を手にする曽氏の写真を投稿。

 その直後から「中国で共産党幹部のこういう姿は珍しい」などのコメントが殺到した。(北京・共同)

4698チバQ:2012/07/06(金) 22:23:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120706-00000020-mai-int
<イラン>反米? 偽ケンタッキーが大人気
毎日新聞 7月6日(金)10時42分配信


拡大写真
週末の夜には、家族連れでにぎわうテヘラン北部の「KFC」。壁や商品にあるシンボルマークまで本物そっくり=2012年7月5日、鵜塚健撮影

 【テヘラン鵜塚健】米国主導の対イラン制裁が強まり、両国関係が悪化する中、イランで、米国のファストフード店「ケンタッキー・フライドチキン(KFC)」とそっくりの店が次々に開業し、市民に大人気だ。イランの運営会社側は「本物」と主張するが、米国の本社は全面否定。それでも市民の強い米国志向が、人気につながっている。

 今年2月以降、テヘラン周辺や東部マシャドなどに約30店が開店または準備中。店内の内装も本物そっくりだ。シンボルマークである男性の顔のデザインも一見本物と同じだが、ネクタイだけがない。政府から「ネクタイは西洋の象徴だ」と警告を受け、店側が消したという。

 運営会社のアフマディさん(35)によると、鶏肉を揚げる粉はアラブ首長国連邦を経由して米国から輸入し「(KFCと)正規の契約を結んだ」と話す。

 イスラム革命(79年)以降、イランは米資本を拒絶しており、大手ハンバーガーチェーンやコーヒーショップも進出していない。そのため、「革命後初の米資本進出か」と話題になったが、米ケンタッキー州の本社は「イランには一切出店していない」と否定し、権利侵害で法的措置を取ったという。

 5月に開業したテヘラン北部の店では週末の夜、長い行列ができる。家族7人で来店した大学生のアリーさん(23)は「政府は反米を叫ぶけど僕たちは関係ない。米国の“本物”はおいしい」と話す。一方、反米意識が強い宗教的な一部の若者らは「汚れた米国文化の象徴だ」と偽のKFCを本気で敵視。テヘラン郊外の店では、深夜に若者らが店舗を破壊し、一時休業する騒ぎも起きた。

4699チバQ:2012/07/06(金) 22:26:52
http://mainichi.jp/select/news/20120707k0000m030048000c.html
シリア:国軍精鋭部隊の准将が亡命 政権中枢から初の離脱
毎日新聞 2012年07月06日 20時26分(最終更新 07月06日 20時50分)

 【パリ宮川裕章、エルサレム花岡洋二】フランスのファビウス外相は6日、シリアの国軍精鋭部隊幹部でアサド大統領に近いとされるマナフ・タラス准将が亡命し、パリに向かっていると明らかにした。シリアで政権中枢からの離脱が確認されたのは初めて。軍・治安部隊に対する強固な指導力を示してきたアサド政権にとっては打撃で、高官の離反がさらに続けば政権基盤がゆらぐ可能性もある。

 シリア当局は離反を確認していない。

 タラス准将はシリアで人口の約7割を占める多数派のイスラム教スンニ派。約1割の少数派アラウィ派が実権を握る政権と軍では、スンニ派を代表する存在だった。大統領の警護などを担当し、反体制派弾圧にも関与した共和国防衛隊の幹部だった。

 ロイター通信などによると、アサド大統領とは、士官学校で一緒に学んだ友人同士。父のムスタファ・タラス氏も、アサド大統領の父ハフェズ・アサド前大統領時代から、国防相を30年務めた。

 在英反体制団体「シリア人権観測所」などによれば、タラス准将は首都ダマスカスを3日に離れた。近く反体制派と合流し、政権からの離反を公式に表明するとの情報もある。

 昨年より、アサド大統領による反体制派の武力弾圧を巡って大統領と対立し、自宅で軟禁状態におかれていたという。

 フランス在住の反体制派シリア人男性は毎日新聞の電話取材に対し、「タラス准将はトルコ経由でパリに向かっていると聞いた」と話した。パリ在住の准将の親族が5日語ったという。

 タラス准将の離脱で軍がただちに弱体化する可能性は低い。しかし、同じスンニ派の富裕層がアサド政権支持を弱めたり、他の政府高官の離脱を招くなどの影響を及ぼすことも考えられる。

 シリア国内では6日も政府側部隊と反体制派の衝突や武力弾圧が継続。反体制団体「地域調整委員会」によると、南部ダルアーや北部イドリブなどで少なくとも20人が死亡した。

4700チバQ:2012/07/06(金) 22:44:51
>3435-3437>>3848
>>4208>>4683-4684
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120706-00000073-mai-int
<リビア>国民議会選挙が7日投票 期待と不安が交錯
毎日新聞 7月6日(金)19時54分配信

 【トリポリ前田英司】昨年の民主化闘争でカダフィ政権が崩壊したリビアで7日、新憲法の制定などに当たる国民議会(定数200)の選挙が実施される。リビアでの本格的な国政選挙はカダフィ体制前の王制下で1952年に行われて以来、60年ぶり。大半のリビア国民にとり今回が初めての選挙で、期待と不安が交錯している。

 69年の王制打倒クーデターで独裁を確立したが、昨年10月に中東の民主化要求運動「アラブの春」の一環で蜂起した反政府勢力に拘束・殺害された元最高指導者カダフィ大佐は選挙による代議制を否定。全国民の「直接民主制」を国是とした。

 このため長く「政党」が存在せず、今回は選挙戦を含めて手探りの状態だ。首都トリポリ市内では選挙ポスターを多数見かけるが、有権者からは「立候補者がどんな人なのか、ほとんど知らない」といった声も漏れた。

 定数200のうち、120議席が無所属候補の小選挙区、80議席が政党候補の比例代表だ。小選挙区の立候補者は約2500人、比例は140以上の政党が約1200人を擁立。エジプト大統領選を制した穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団も「公正建設党」を結成し参加した。

 リビアではカダフィ体制崩壊後の新たな国造りが進んでおらず、国民の多くが不満を抱いている。空港職員のムニールさん(32)は人生初の投票を前に「選挙で強い新政府ができれば、きっと状況は変わるはずだ」と期待を込めた。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012070602000089.html
あすリビア制憲議会選 イスラム伸長続くか
2012年7月6日 朝刊

5日、候補者のポスターが所狭しと張られたトリポリ中心部の殉教者広場(旧緑の広場)=今村実撮影


 【トリポリ=今村実】昨年八月にカダフィ政権が崩壊したリビアで七日、初の制憲議会(定数二〇〇)選挙が行われる。暫定政府の樹立や憲法の制定などを担う。カダフィ時代に結成が禁じられた政党や政治団体が乱立しており、中でも民主化運動「アラブの春」の各国で伸長するイスラム主義勢力の台頭が注目される。

 旧カダフィ政権は直接民主制を標ぼうしたが実態は独裁体制で憲法も存在しなかった。大半の有権者にとり投票は初めてで、国の再建が本格化する。

 ロイター通信などによると、八十議席は比例代表制で、政党や政治団体に所属する候補を選ぶ。残り百二十議席は選挙区制で、無所属の候補を選出する。双方で約三千七百人の候補が出馬した。有権者は約二百七十万人。

 有力とされる政党の一つが、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が主体の「公正建設党」。旧ムバラク政権が崩壊した隣国エジプトの人民議会選挙でも、同胞団系の政党は第一党になった。先月末には同胞団出身のモルシ大統領が誕生したばかりで、リビア情勢にも影響する可能性がある。

 また、別のイスラム政党「ワタン」も有力視される。率いるのは過去にイスラム武装勢力の幹部を務めた、反カダフィ派「国民評議会」軍事部門の元司令官ベルハジ氏だ。

 一方、国民評議会の元ナンバー2、ジブリル氏が率いる新党連合が、リベラル勢力の代表格となりそうだ。

 現在の暫定政府を樹立した国民評議会は内戦中に反カダフィ勢力の中心となった組織。選挙後、制憲議会に政権を引き渡して、役割を終える見通し。

 新憲法制定後に再び選挙が行われ、約一年後に本格的な新議会が発足する。反カダフィ派の中心となった東部からは、議席配分への不満の声や自治拡大を求めボイコットを呼び掛ける動きもある。民主化プロセスが順調に進むか、注目される。

4701チバQ:2012/07/06(金) 22:57:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120706/mds12070612530000-n1.htm
アサド大統領の友人で精鋭部隊の准将、裏切り? 政権離脱しトルコに亡命
2012.7.6 12:53
 ロイター通信は5日、親シリア政府のニュースサイトや反体制派の情報として、シリア政府軍の精鋭部隊、共和国防衛隊の幹部でアサド大統領の友人でもある准将が政権を離脱してトルコに逃亡したと伝えた。シリア政府は確認していない。同氏は近く、反体制派への合流を発表するという。

 同氏はイスラム教スンニ派に属し、アサド氏を頂点とするアラウィ派主体の政権を支えるスンニ派の代表格だった。

 同氏は46歳のアサド氏と同世代で、軍の士官コースで一緒に学んだ友人同士。父ムスタファ・トゥラース氏は、アサド氏の父ハフェズ・アサド前大統領時代から現アサド政権の2004年まで30年以上、国防相を務めた元政権重鎮。(共同)

4702チバQ:2012/07/07(土) 00:14:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120707/mds12070700040000-n1.htm
カダフィ政権後、遠い安定 リビアきょう国政選
2012.7.7 00:03 (1/2ページ)
 【トリポリ=大内清】内戦の末、昨年8月にカダフィ独裁政権が崩壊したリビアで7日、国会(定数200)議員選が行われる。同国での選挙は、カダフィ大佐(昨年10月に殺害)が1969年に打倒した王政の時代以来。民主化と本格政権誕生に向けた重要なステップとなるが、直前の5日に、新議会が行うとされていた憲法制定プロセスに重大な変更が加えられるなど、暫定統治を担う「国民評議会(NTC)」のかじ取りは迷走。東西対立からくる選挙妨害も相次いでおり、議会選出後も混乱は続く可能性がある。

 昨年以降、中東・北アフリカに民主化運動が広がった「アラブの春」で政権が倒れた国で議会選が行われるのは、チュニジア、エジプトに次ぎ3カ国目。先の2国と同様にイスラム勢力が躍進するかどうかにも注目が集まっている。

 選挙戦では、かつて過激派組織「イスラム戦闘集団」を指導し、内戦中は反カダフィ派部隊司令官だったアブドルハキーム・ベルハジ氏の「ワタン(郷土)党」や、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の「正義建設党」などイスラム勢力と、ジブリール前暫定首相が率いる「国民勢力連合」などのリベラル派が争う構図となっている。

 議席は、人口比などから、半数の100議席が首都トリポリのある西部に、60議席が第2の都市で内戦中は反カダフィ派拠点となったベンガジなどの東部に、40議席が砂漠地帯の南部に配分されている。

 当初計画では、選挙後にNTCは解散し権限を議会に移譲、議会は30日以内に首相選任や制憲委員会の指名を行うとされていた。

 しかし、フランス通信(AFP)によると、NTC報道官は5日、制憲委を議会の任命ではなく、国民の直接選挙で選ぶ方式に変更すると発表した。予定されていた政治プロセスが狂う可能性が出てきたのだ。

 混乱の背景には、地域間の根深い対立がある。

 東部には、首都のある西部からの差別で開発が遅れているとの不満が根強い。最初にカダフィ政権打倒に立ち上がったとの自負もあり、政権崩壊後は自治権拡大に向け連邦制の導入を求める声が高まった。

 選挙でも、西部が議席の半数を握ることへの反発があり、東部各地では選管事務所が襲撃される事件が頻発。5日には中部ラスラヌフなどで、武装グループが議席配分の是正を求め石油施設の操業を停止させた。

 同報道官は、憲法制定に関する制度変更は「相当数の人々の求めに応えるためだ」と、東部への譲歩であることを暗に認めた。ただ、西部には連邦制に否定的な意見が多い。

 多くの国民にとっては初の投票となり、選挙自体への期待は大きいが、政治的安定にはなお時間を要するとみられる。

4704チバQ:2012/07/08(日) 16:36:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120707-00000097-jij-int
豪雨で洪水、105人死亡=黒海沿岸のロシア南部
時事通信 7月7日(土)20時15分配信

 【モスクワ時事】黒海沿岸のロシア南部クラスノダール地方で6日夜、豪雨による洪水が発生し、捜査当局によると7日までに105人が死亡した。犠牲者のうち大半はクルイムスク地区に集中、保養地ゲレンジークでも死者が出た。インタファクス通信が伝えた。
 国営テレビによると、市街地では大人の腰の高さまで冠水し、深い場所では車が水没。住宅に流れ込む水の勢いは強く、ゲレンジークに住む女性は「自宅から逃げ出す暇もなかった」と語った。
 国営パイプライン独占企業トランスネフチは、港湾都市ノボロシースクからの石油積み出し作業が豪雨のため一時停止したことを明らかにした。同社の主要施設に損害はないという。

4705チバQ:2012/07/08(日) 19:00:00
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120708/t10013428451000.html
ヨルダン 討論中に議員が銃取り出す
7月8日 10時42分 K10034284511_1207081203_1207081222.mp4
内戦状態とされるシリア情勢を巡って、隣国ヨルダンで行われたテレビ討論の議論がエスカレートし、出演した現職の議員が銃を取り出して相手につかみかかる騒ぎとなりました。

この騒ぎは、シリアの隣国ヨルダンの衛星テレビ局で、5日、シリア情勢を巡って行われたテレビ討論の最中に起こりました。
アサド政権に批判的な立場をとるヨルダンの現職の議員が、アサド政権を擁護する主張を繰り返す元議員に対して「シリアの代理人だ」と批判すると、元議員は「あなたこそ、イスラエルの代理人だ」とやり返し、「有権者の票を金で買っている」などと攻撃しました。
すると、激高した議員は、相手に靴を投げつけたうえ、腰の辺りから銃を取り出してつかみかかりました。
司会者が体をはって2人の間に割って入り、その場を収めたものの、元議員はその後、「殺されるおそれがあった」などとして、警察に被害を届け出たということです。
内戦状態とされるシリアでは、アサド政権と反政府勢力との間で激しい戦闘が続いており、隣国ヨルダンで起きた今回の騒ぎは、シリア情勢を巡る立場の違いが、周辺国でも深刻な対立を引き起こしていることを改めて浮き彫りにしました。

4706チバQ:2012/07/09(月) 02:43:51
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012070800238
リベラル系連合がリード=カダフィ後初の議会選開票始まる−リビア
 【トリポリ時事】7日実施されたカダフィ政権崩壊後初のリビア議会(定数200)選挙で、地元メディアは8日、暫定統治する国民評議会の元ナンバー2、ジブリル氏が率いるリベラル系の国民勢力連合が首都トリポリや東部のベンガジなどで大きくリードしていると伝えた。
 国民勢力連合幹部はAFP通信に対し「大半の選挙区で連合のリードが伝えられている」と語った。イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の正義開発党の指導者サワン氏も「国民勢力連合が中部ミスラタを除いた幾つかの都市で得票を伸ばしている」と認めた。(2012/07/08-23:52)

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4707チバQ:2012/07/09(月) 02:45:10
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012070900004
首都で数万人がデモ=大統領選結果に抗議−メキシコ
 【メキシコ市AFP=時事】1日に大統領選の投票を終えたばかりのメキシコ市で7日、選管が認めたペニャニエト前メキシコ州知事(45)の勝利に抗議して数万人がデモ行進した。参加者らは、ペニャニエト氏の制度的革命党(PRI)が大々的な買収を行ったと批判している。
 交流サイト「フェイスブック」や簡易ブログ「ツイッター」を通じて集まったデモ隊は「出て行け、ペニャ」と連呼。参加者らによると、PRIは有権者に商品券を配布。選挙後、商品券を持った群衆がスーパーに殺到する現象が起きている。(2012/07/09-00:07)

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4708チバQ:2012/07/09(月) 22:46:10
http://mainichi.jp/select/news/20120710k0000m030024000c.html
アフガン:難民キャンプ近くの学校 給料安く教師不在
毎日新聞 2012年07月09日 19時43分(最終更新 07月09日 22時26分)

 アフガニスタンに駐留する国際治安支援部隊(ISAF)の14年末までの撤退に向け、南部ヘルマンド州で、アフガン治安当局への権限移譲が進んでいる。だが、首都カブール北西にある難民キャンプでは、ヘルマンド州や同じ南部のカンダハル州から逃れてきた避難民約1万人が故郷に戻れないまま、依然として厳しい生活を強いられている。

 ヘルマンド州では昨年7月から順次、州都ラシュカルガーや周辺地区で、アフガン側に治安権限が移譲されている。しかし州都を含めて治安は回復せず、州内の多くの地域がタリバンに支配されたままだ。

 この難民キャンプができたのは5年前。泥づくりの粗末な建物やテントがひしめくなか、裸足の子供たちがほこりまみれで井戸水をくみ出していた。最近、近くに学校が建設されたが、教師はいない。「給料が安すぎてすぐに辞めてしまうため」で、子供たちは教育を受けられない状況が続いている。

 ヘルマンド州内でケシを栽培していたムハンマド・ユニスさん(40)は家族12人で4年前、このキャンプにたどり着いた。住んでいた村にはタリバンが潜伏し、激しい戦闘を経て米軍が入ってきた。米兵は各戸を捜索し、「タリバンの協力者」と疑う住民には暴行を加えたり拘束したりしたという。「タリバンと米軍の間に挟まれ、とても住めなかった」

 近くの別の村で農業を営んでいたムハンマド・イサさん(40)は最近故郷に戻ったが、完全にタリバンに支配されていた。「裏切り者が帰ってきた。米軍のスパイではないか」。タリバンに協力的な村人に疑いの目を向けられ、身の危険を感じて再びこのキャンプに戻ってきたという。「しかし、ここでも『(タリバンの勢力拠点である)南部出身のお前はタリバンだろう』と言われ、仕事に就くことすらできない」

 難民キャンプの住民たちは日干しのレンガを作り、わずかな生活費を稼いでいる。ユニスさんは「それでも自活できない。外国の支援は、アフガン政府に渡すのではなく、直接ここに持ってきてほしい」と訴えた。【カブールで杉尾直哉】

4709チバQ:2012/07/09(月) 22:47:16
http://mainichi.jp/select/news/20120710k0000m030009000c.html
南スーダン:独立1年 汚職横行 必需品の値段は4倍に
毎日新聞 2012年07月09日 17時56分

 アフリカ東部のスーダンから南スーダンが分離独立して、9日で1年を迎えた。スーダンとの交戦は続き、石油収入分配交渉は頓挫、経済も大幅に悪化した。独立の興奮から冷め、疲弊感すら漂う南スーダンの現状を追った。

 「独立で何もかも良くなる。皆そう思ったのだが、全く逆です」。首都ジュバで社会改善活動を続けてきたクリス・ロティヨ牧師(60)は6日、毎日新聞の電話取材に心境を吐露した。ロティヨさんによると、生活必需品の価格は前年比で4倍近くに高騰し、食料品や燃料の不足も深刻化している。

 「低所得者層は大打撃を受け、1日1食も取れない人たちがいる」。NGO「南スーダン非暴力・開発機構」(本部・ジュバ)のモーゼス・ジョン事務局長は、医薬品不足などによる医療サービスの悪化を懸念する。

 生活に困窮する市民をよそに、政府内では汚職が横行。キール大統領は5月3日付の文書で、総額約40億ドル(約3180億円)の公的資金を横領したと見られる75人の元・現職員に返還を命じた。

 経済悪化の主な原因は、国家歳入のほとんどを依存する石油の生産停止だ。南スーダンが分離する前の旧スーダンはアフリカ第6位の産油国で、油田の4分の3が南部に集中、輸出港は北部にしかなかった。分離後も南北で石油収入の配分交渉が続いたが決裂し、昨年12月にスーダンが南からの石油を接収。南側は生産停止で対抗したが、自らの収入源も絶つことになった。

 さらに今年3月には、南側が反政府組織を支援しているとしてスーダンが南スーダンとの国境を封鎖。物不足や物価高に拍車をかけた。

 南スーダン政府は「石油問題解決まで持ちこたえる」(アテム報道官)と強気の構えだが、財政破綻も危惧されている。

 国境地帯では3月から交戦が本格化。スーダン軍の空爆で南側の民間人に死傷者が出た。和平交渉中だが、戦闘再開の恐れは残る。国際医療NGO「国境なき医師団」などによると、スーダン難民約17万人が南側に逃げ込み、劣悪な衛生環境で多数の死者も出ている。

 ◇南スーダン
 面積は日本の約1.7倍で約65万平方キロ。人口約830万人。スーダンがアラブ系イスラム教徒が主流なのに対し、黒人の伝統宗教(アニミズム)信者やキリスト教徒が主流。1983年から2005年まで続いた南北内戦では約200万人が死亡。昨年1月の住民投票で圧倒的多数が独立を支持し、同7月9日に独立した。【ヨハネスブルク服部正法】

4710チバQ:2012/07/09(月) 22:48:05
http://mainichi.jp/select/news/20120709k0000e030104000c.html
エジプト:大統領、議会再招集を命令 軍の解散命令に対抗
毎日新聞 2012年07月09日 11時20分

 【エルサレム花岡洋二】エジプトのモルシ大統領は8日、軍最高評議会による人民議会(国会)の解散命令を無効とし、議会を再招集する大統領令を出した。解散は最高憲法裁判所の違憲判決に基づいており、大統領令の実効性は不透明。司法と軍の旧支配勢力と、先月末に権限を移譲された新大統領との対立は避けられない。

 大統領は声明で、新憲法の制定後60日以内に人民議会の再選挙を実施することも併せて発表した。議会任期は4年だが、軍の望む再選挙には応じる姿勢を示した形。新憲法は議会が既に選出した起草委員会が起草する。

 議会は、モルシ大統領を擁立した穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の自由公正党が議席のほぼ半数を占め、議会第1党。しかし、最高憲法裁が選挙制度に不備があったとして先月の大統領決選投票の直前に違憲判決を下し、軍政が解散命令を出していた。同胞団は解散の無効を行政裁判所に訴えている。

 立法権は議会解散後に軍が掌握していたが、再招集されるなら議会の手に戻る。イスラム勢力による「権力独占」を警戒する声が世俗派を中心に再び上がりそうだ。軍最高評議会は8日、緊急会合を開き、対応を協議。評議会メンバーはロイター通信の取材に、軍が事前に大統領令について知らされていなかったと明かした。

4711チバQ:2012/07/09(月) 22:48:39
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012070902000048.html
エジプト大統領 国会再招集を命令 解散宣告の軍と対立必至
2012年7月9日 夕刊

 【トリポリ=今村実】エジプトのモルシ新大統領は八日、最高憲法裁判所の違憲判断を受けて軍最高評議会が人民議会(国会)の解散を宣告したことについて、無効とする大統領令を出し、議会の再招集を命じた。AFP通信が伝えた。

 軍最高評議会は大統領令への対応を協議するため、緊急会合を開いた。大統領と軍の対立が激化し、立法権をめぐって混乱が拡大する可能性が出てきた。

 モルシ氏は大統領令で、国民投票で新憲法が承認された後、六十日以内に新たな議会選を実施することも求めた。再招集を命じた議会は、空白期をなくすためのつなぎ議会となるとみられる。

 エジプトの最高裁は六月、ムバラク政権崩壊後の昨年十一月から今年一月にかけて行われた人民議会選について、選挙区制度に憲法違反があったと判断。軍評議会はこれをもとに「議会は既に解散された」と宣告し、立法権の掌握を主張した。

 人民議会は、モルシ大統領の出身母体である穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の自由公正党が第一党の座にあり、解散宣告は同胞団の勢力拡大を阻止するため、軍の意向が働いたとみられていた。

4712チバQ:2012/07/09(月) 23:04:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120707/erp12070720560007-n1.htm
どうなる公約、「成長」か「緊縮」か オランド仏政権
2012.7.7 20:55 (1/2ページ)
 【ベルリン=宮下日出男】フランスのオランド政権が難しいかじ取りを迫られている。会計検査院の指摘を受け、財政健全化の目標達成のために一層の財政緊縮が必要となったからだ。政権は銀行や大企業への課税強化などを中心に財源を確保して、「成長重視」という大統領選での公約を堅持したい考えだが、財政規律とのバランスをどう取るかが注目される。

 フランスの会計検査院は2日、13年の財政赤字を国内総生産(GDP)比で3%に抑えるという目標達成のためには、12年予算で最大100億ユーロ(約9800億円)、13年に330億ユーロの財源を新たに確保する必要があると指摘した。

 背景には債務危機で予測した経済成長が見込めなくなったことがあり、政府も3日、12、13年の成長見通しをそれぞれ引き下げた。

 オランド政権は4日、検査院の指摘をふまえて今年の補正予算案を閣議決定した。富裕層に対する増税や銀行、大企業への課税強化で歳入を72億ユーロ増やす一方、15億ユーロの支出凍結を盛り込んだ。一方、サルコジ前政権が10月の実施を決めていた付加価値税引き上げは撤回した。

 エロー首相は3日、国民議会(下院)での演説で、「状況は深刻だ。国家的な努力を求める」と危機感を示し、財政規律を堅持する姿勢を強調。「予算は楽観的な歳入見通しに基づいていた」とも述べ、今年の予算を編成したサルコジ前政権を暗に批判した。

 オランド大統領は5月の就任以降、欧州の債務危機対応を緊縮から成長・雇用重視に転換させるのに大きな役割を果たした。財政規律維持のため自らも緊縮を迫られた形だが、大統領に就任すれば現実的な政策を行うとの見方が大勢だった。

 ただ、13年については各省の予算削減を指示し、61億ユーロの増税を示したが、赤字削減目標達成の見通しは立っていない。このため、公約の一部は修正を余儀なくされるのではないかとの見方も浮上している。

 大統領の公約は、財政支出を拡大させるとして選挙戦のときから市場で懸念されていた。

4713チバQ:2012/07/09(月) 23:33:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120709/mds12070911170002-n1.htm
リビア議会選挙、リベラル派優勢
2012.7.9 11:14
 【トリポリ=大内清】カダフィ政権崩壊後で初めて行われたリビアの国会(定数200)議員選は8日、開票作業が進み、地元メディアの報道などによると、ジブリール前暫定首相率いるリベラル派の「国民勢力連合」が優勢のもようだ。最終的な開票結果発表までには1週間程度かかる見通

し。

 ジブリール氏は同日、「今回の選挙には勝者も敗者もいない。新政府樹立に向け、すべての勢力が集結することが重要だ」と述べ、新議会で行われる首相選任などで他党との対話を重視する考えを示した。

 今回の選挙では、人口比などから、首都トリポリのある西部に100議席、第2の都市ベンガジのある東部に60議席、砂漠地帯の南部に40議席が割り振られた。

 しかし、自治権拡大を求める声もある東部には、西部に比べて議席数が少ないとの不満がくすぶっており、選挙中も選管当局に対する妨害行為などが頻発、新議会選出後も混乱が続くことへの懸念が強まっている。

4714チバQ:2012/07/09(月) 23:34:08
http://www.afpbb.com/article/politics/2887940/9215935
「1年以内に株式の過半数を黒人に譲渡せよ」、ジンバブエ政府が外資系企業に通告
2012年07月05日 13:28 発信地:ハラレ/ジンバブエ
【7月5日 AFP】アフリカ南部ジンバブエの政府は、外資系の銀行や企業に対し、1年以内に株式の過半数をジンバブエの黒人に譲渡するよう通告した。3日の官報に6月29日付で掲載された。

 ジンバブエは2007年、黒人の権利拡大法のひとつとして、全ての外資系企業に株式の51%をジンバブエの黒人に譲渡することを義務付ける法律を制定している。この法律の下でジンバブエ政府は、国内で事業を継続するには1年以内に「最低限の現地化と黒人の権利拡大策のための割り当て」を満たすよう通告した。

 今回の通告は銀行、ホテル、教育機関、通信、鉱業も対象にしており、これらの業種の外資系企業は株式譲渡計画を提出しなければならない。

 旧宗主国である英国のスタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank)、バークレイズ(Barclays)などの大手金融機関や、南アフリカの鉱山大手インパラ・プラチナム(Impala Platinum)のジンバブエ現地法人で、同国最大のプラチナ鉱山を操業するジンプラッツ(Zimplats)も対象になる。(c)AFP

4715チバQ:2012/07/10(火) 22:08:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120710/erp12071021500003-n1.htm
プーチン政権2カ月…リベラル路線から逆行する動き、締め付け強化
2012.7.10 21:49 (1/2ページ)
 【モスクワ=佐々木正明】ロシアのプーチン大統領が5月に通算3期目の政権を発足させてから2カ月が経過した。新体制はこの間にも、反政権派への締め付けや基幹産業の国家管理を強めるための人事を行い、リベラル化を目指したメドベージェフ前政権で一時、緩和された垂直統治型の中央集権体制を再構築しようとする動きを見せている。プーチン色がにじみ出た政策は次々に打ち出されており、欧米の支援を受けた市民団体を「外国のスパイ」として圧力を加える新法の審議も始まった。

 ロシアの社会問題である人権侵害や役人の汚職の実態を告発してきた市民団体の活動に対して、プーチン氏はこれまでも「諸外国の資金援助を受け、外国の利益のために活動している国民がいる」などと非難する発言を繰り返してきた。

 しかし、ロシアでは篤志家らが市民団体に寄付していることが発覚すれば、政権から厳しい弾圧を受ける恐れがあり、人権擁護団体「モスクワ・ヘルシンキ・グループ」などの有力団体は欧米からの支援を受けなければ、活動が成り立たない実情がある。

 7月に入り、与党統一ロシアが圧倒的多数を占める下院で、こうした市民団体に圧力を加える“NGO監視”法案の審議が始まり、同党議員は、「ロシアの民主主義は国外勢力から守らなければならない」と新法の正当性を説明した。

 新法は、市民団体に年に2回、詳細な活動報告の提出を義務づけるもので、違反すれば代表者に約300万ルーブル(約720万円)の高額な罰金が科せられ、「外国のスパイ」の烙印(らくいん)を押される。下院を通過して、上院での審議を終え施行される見通しで、市民団体側からの反発が強まっている。

 他にもこの2カ月で、名誉毀損(きそん)犯罪の罰則強化や改正デモ規制法の施行など、表現の自由や集会の自由など民主主義の根幹を締め付ける動きが加速化している。首相になったメドベージェフ氏は「私はリベラルだったことは一度もない」とかつての民主化政策を翻すような発言もし始めた。

 一方、プーチン氏は、メドベージェフ氏が打ち出した経済改革色を薄める人事も行った。6月に一旦は政府の要職から解かれたプーチン氏の側近で保守・強硬派のセチン前副首相を、大統領直轄のエネルギー産業発展戦略委員会の書記として復権させた。

 セチン氏はエネルギー業界に圧倒的な影響力を持ち、プーチン氏の命を受け、今後、基幹産業である石油・ガス産業の民営化に歯止めをかけ、国の政策と直結した「国家資本主義」路線を推進するとみられる。経済の近代化から逆行する動きに、投資家の懸念も高まり、ロシアの株価指数も下落傾向にある。

4716チバQ:2012/07/10(火) 22:09:50
>>3690
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120710/mds12071018150003-n1.htm
オルメルト氏に一部無罪 前イスラエル首相
2012.7.10 18:15

イスラエルの前首相オルメルト被告(2009年6月14日撮影、AP)
 エルサレム地裁は10日、不正献金受領など三つの罪に問われたイスラエルの前首相オルメルト被告に対して、主要部分である不正献金受領と詐欺について無罪の評決を言い渡した。被告は2009年3月、捜査の追及を受けて政界を引退しただけに、検察当局への批判が出そうだ。

 被告はエルサレム市長などを務めていた1990年代に不動産開発をめぐり業者側から数十万ドルの賄賂を受け取ったとして、収賄罪でも公判中。

 無罪となったのは、エルサレム市長や通産相を務めていた90〜2000年代、ユダヤ系米国人実業家から約15万ドル(約1200万円)の献金を不正受領したとされる問題と、国外出張費を複数の公的機関に請求し、浮いた金を私的旅行に充てたとして詐欺罪に問われた問題。一方、同地裁は、閣僚の地位を利用して知人の事業に便宜を図ったとされる信託義務違反罪については有罪とした。(共同)

4717チバQ:2012/07/10(火) 22:10:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120710/mds12071014390002-n1.htm
ネクタイ販売は駄目 イラン、西洋文化の象徴 市民「ばかげている」
2012.7.10 14:38

イランの首都テヘランの洋服店ではネクタイはほとんど販売されていない=6日(共同)
 核開発疑惑をめぐり欧米との対立を深めるイランの警察当局がネクタイを販売する洋服店の取り締まりを強めている。同国でネクタイは「西洋文化の象徴」。規制強化の背景には、西洋文化を否定するイスラム宗教界の影響力拡大があるとされるが、市民からは「ばかげている」との声が上がる。

 1979年のイラン革命以降、反欧米を掲げるイランでは公式の場でもネクタイを着用する習慣はない。ただ、結婚式などの際に好んで身に着ける人もおり、これまで販売は許可されてきた。「まるで冗談。急に売るなと言われても」。7月上旬、首都テヘランで洋服店を営む男性店主(33)が困惑の表情を浮かべた。 販売しているのが見つかれば、罰金や数カ月の営業停止処分を科されるため、この店主は「売るのは危険」と判断。店頭からネクタイを撤去したが「毎日10人前後が買いに来るという。(共同)

4718チバQ:2012/07/10(火) 22:37:34
http://mainichi.jp/select/news/20120711k0000m030032000c.html

ICC:コンゴ元武装指導者に禁錮14年 少年兵徴用
毎日新聞 2012年07月10日 19時06分

 【ブリュッセル斎藤義彦】国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)は10日、コンゴ民主共和国の元武装勢力指導者トマス・ルバンガ被告(51)に対し、戦争犯罪(少年兵徴用)などの罪で禁錮14年の量刑を言い渡した。今年3月に有罪判決が下されていた。02年にICCが設立されて以来初の判決。

 フルフォード裁判長は10日、「被害者に対する損害」、特に「(徴用された)少年の弱い立場」を考慮して量刑を決めたと述べた。判決によると、ルバンガ被告はコンゴ民主共和国や周辺国を巻き込んだ紛争で、02年9月から03年8月にかけ、15歳未満の少年を、自ら司令官を務める武装集団「コンゴ愛国者解放戦線」(FPLC)などに徴兵、志願させ、戦闘に参加させた。

4719チバQ:2012/07/10(火) 22:56:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012071001045
過激派がまた墓破壊=マリの世界遺産都市
 【ロンドン時事】アフリカ西部マリからの報道によると、同国北部を占領しているイスラム過激派「アンサール・ディーン」は10日、世界遺産都市トンブクトゥにあるモスク(イスラム礼拝所)に隣接する二つの墓を破壊した。
 AFP通信によると、過激派メンバーは「トンブクトゥで最も重要な歴史的建造物の一つ」とされるジンガリベリモスクの壁に接する墓を、のみやくわで襲撃。同派の「メディア委員会」の一員と称する男性は「世界遺産など存在しない。異教徒はわれわれの活動に関与すべきでない」と語った。(2012/07/10-22:39)

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4720チバQ:2012/07/10(火) 23:29:48
http://www.afpbb.com/article/politics/2888723/9234057
大統領・軍最高評議会・最高裁が権力の綱引き、エジプト
2012年07月10日 07:50 発信地:カイロ/エジプト
【7月10日 AFP】エジプトの最高憲法裁判所は9日、最高裁の決定を受けて軍最高評議会が出した議会の解散命令をムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)大統領が無効にして議会の召集を命じたことについて、「最高裁の決定は最終のものであり、上訴することはできず、全ての国家機関を拘束する」という声明を出した。

 しかしヤセル・アリ(Yasser Ali)大統領報道官は、選挙法の一部の条項に憲法違反があったという最高裁の決定は即時に是正する必要はなく、「議会招集は高いレベルで国家国民の利益を考慮して」命じたもので最高裁の決定に反するものではないとしている。大統領の命令は、新憲法が国民投票で承認されてから2か月後に新議会選挙を行うための組織と、新しい議会法の採択についても規定している。

 エジプト議会のサード・カタトニ(Saad al-Katatni)議長は大統領の招集命令に従って、10日午後2時(日本時間同日午後9時)に集まるよう各議員に連絡している。

 最高裁の動きは軍最高評議会・司法当局と大統領の対立を招く恐れがあるが、最高裁と軍最高評議会は、議会の解散を命じたのはあくまで現行憲法の規定を尊重するためであり、政治的対立ではないとの立場を取っている。

 米国家安全保障会議(National Security Council)のトミー・ビーター(Tommy Vietor)報道官は9日、エジプトの指導者と連絡を取りながら事態を注意深く見守っているが、あくまでエジプト国民が民主主義的な価値観、透明性、全エジプト国民の権利を尊重しつつ決めていくべき問題だと述べた。(c)AFP/Jailan Zayan

4721チバQ:2012/07/11(水) 23:28:23
>>4703
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201207110073.html
ルーマニア大統領弾劾の動きで政局混乱、欧州委が懸念2012年7月11日

7月10日、ルーマニアでは憲法裁が大統領の弾劾をしやすくする法律について合憲判断を下すなど、政局が混乱している。写真はバセスク大統領。6日撮影(2012年 ロイター/Radu Sigheti)
 [ブカレスト/ブリュッセル 10日 ロイター] ルーマニアの政局が混乱している。同国議会は6日、バセスク大統領に権限を逸脱する行為があったとして職務停止とすることを採決で決定。憲法裁は10日、大統領弾劾をしやすくする法律について合憲判断を下した。

 大統領弾劾の是非を問う国民投票が7月29日に実施される予定。ポンタ首相の与党・社会民主党は、有権者数でなく投票総数の過半数の賛同で大統領弾劾を可能にする法律を成立させた。この法律を憲法裁が合憲と判断した。

 政府は、「政府は、憲法裁の決定を尊重する」とする声明を発表した。

 判決を受け、欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会はルーマニアの状況に対する懸念を表明。

 欧州委の報道官は記者会見で「過去数週間の決定のスピードとそれがもたらした結果を憂慮している」と述べた。

 欧州委はすでにルーマニア側に法の支配、司法の独立を尊重するよう求めている。ポンタ首相は今週中にブリュッセルでバローゾ委員長と協議する予定。

 5月に発足したポンタ政権は、政府の権限を強化する措置を相次ぎ講じている。

4722チバQ:2012/07/11(水) 23:35:02
>>4677-4679>>4710-1711>>4720
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120711-00000032-mai-int
<エジプト>議会再開「無効」…憲法裁判断、権力争い激化
毎日新聞 7月11日(水)12時13分配信

 【エルサレム花岡洋二】エジプト最高憲法裁判所は10日夜、人民議会(国会)を再招集したモルシ大統領の大統領令を無効とし、再招集命令の効力を停止するとの判断を下した。軍最高評議会が先月、最高憲法裁の違憲判決に基づいて人民議会解散を命じたが、大統領が8日にこれを覆し、10日午前に本会議を再開したばかりだった。旧体制を支えた最高憲法裁と、民主化運動で誕生した大統領・議会との権力闘争が本格化してきた。ロイター通信などが報じた。

 モルシ大統領の支持母体、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団は、判断を受け、最高憲法裁判事の交代を求めて提訴した。同胞団の弁護士が政府系アルアハラム紙(電子版)に明かした。大統領側はこれまで、最高憲法裁の下した違憲判決を批判することは避けてきたが、同胞団の提訴を受けて方針転換する可能性も出てきた。

 軍部の政治介入に抗議するカイロ・タハリール広場でのデモに参加していたモルシ大統領支持者は、中東の衛星放送アルジャジーラの取材に「最高憲法裁が旧体制の手先である証拠だ」と非難した。

 10日に再開された議会では、大統領と同じく同胞団系の自由公正党出身のカタトニ人民議会議長が、軍による解散命令の違法性の判断を破棄院(最高裁に相当)に求めると宣言していた。判断があるまで議会は閉会する。これとは別に同胞団は議会解散命令の無効を行政裁判所に訴えて係争中だ。

 逆に野党議員らも、大統領令の違法性を訴える裁判を計20件ほど起こしており、裁判合戦の様相を呈している。カイロ大学法学部のアシュラフ・アラファト教授は毎日新聞の取材に対し「法律の問題でなく、政争に過ぎない」とコメントした。

 議会選は昨年11月〜今年1月に実施。最高憲法裁は6月半ば、直接選挙で選ぶ498議席のうち、3分の1(小選挙区枠)について、本来なら無所属候補に割り当てられるべきところ、政党所属の候補が当選していたとして選挙結果を無効と判断、議会の解散を命じた。

4723チバQ:2012/07/11(水) 23:36:28
http://www.cnn.co.jp/world/30007296.html
エジプト大統領が議会を招集 憲法裁は停止命令
2012.07.11 Wed posted at: 09:09 JST


エジプトのムルシ大統領(中央)
カイロ(CNN) エジプトのムルシ大統領は10日、軍部に解散を命じられていた人民議会を再招集した。これに対して最高憲法裁判所は、議会復活を宣言した大統領令の停止を命じた。大統領と軍部、憲法裁が真っ向から対立する展開となっている。

議会は厳戒態勢の下で開かれ、1時間足らずで審議を終えた。ムルシ大統領による招集には、大統領の支持母体、ムスリム同胞団系自由公正党の議員から「立法の空白を埋めた」と評価する声が上がる一方、野党からは「かえって危機を作り出した」との批判も出た。

一方、司法当局関係者によると、憲法裁は、議会選挙を無効として議会の解散を求めた判決を改めて確認。この判決は「最終的であり、強制力を持つ」との立場を示した。

ムスリム同胞団は、ムルシ大統領支持を表明する百万人規模のデモを10日に実施すると表明していた。デモが実際に行われたかどうかは確認されていない。

ただ専門家らによると、大統領と軍部による全面衝突の可能性は低いとされ、双方が「冷戦」状態のまま微妙なバランスを維持するとの見方が強い。

4724チバQ:2012/07/11(水) 23:37:32
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012071102000095.html
エジプト議会、開催強行 リベラル派の議員らは欠席
2012年7月11日 朝刊

 【カイロ=今村実】エジプトの人民議会(国会)は十日、モルシ大統領が軍最高評議会の解散宣告を無効として再招集を命じたことを受け、本会議の開催を強行した。軍や司法当局とモルシ氏との間で対立が激化する可能性があり、緊張が高まっている。

 本会議は国営放送で生中継された。カタトニ議長は冒頭、解散宣告の根拠となった最高憲法裁判所の議会選をめぐる違憲判断について「反対しない」とした上で、「われわれは憲法裁の裁定をどのように実行するかを論議する」と述べた。

 本会議は議長の演説後、次回の日程は決めないまま散会。軍は先月十六日に解散を宣告して議場を封鎖したが、この日は議員に入場が認められ、ひとまず衝突は回避された。

 議会には第一党で、モルシ大統領の与党である穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の自由公正党の議員らが出席。中東の衛星放送アルジャジーラによると、リベラル派議員らは欠席した。

 地元メディアによると、立法権の掌握を主張する軍評議会は九日の声明で「すべての国家機関は憲法を尊重すると信じる」と表明。憲法裁も「裁定は最終判断で、すべての機関は従わなければならない」としている。

 ただ、八日の大統領令は新憲法の承認後、六十日以内に新たな議会選を実施することも求めた。軍が改変した暫定憲法「憲法宣言」を、モルシ氏が事実上受け入れた形だ。

 現行の議会はつなぎ議会として立法作業は行わないなど、モルシ氏が軍や憲法裁と妥協を模索している可能性がある。AFP通信によると、大統領報道官は憲法裁の裁定について「大統領令は否定していない。(裁定を)すぐに実行する必要もない」と語った。

 アルアハラム戦略研究所のハシェム・ラビア教授は、本紙取材に「実態はモルシ氏と同胞団による司法当局への挑戦だ。軍は現状では双方の主導権争いから距離を置いている」との見方を示した。

4725チバQ:2012/07/11(水) 23:47:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120711/erp12071108520002-n1.htm
ウィキペディア閲覧停止 ロシアのネット規制に抗議、題字黒塗り
2012.7.11 08:50 [ロシア]

11日、閲覧が停止されたロシア語版ウィキペディアの画面。「ウィキペディア」の題字は黒塗りされた(共同)
 ロシア下院で審議中の改正情報法案などが本格的なネット規制や検閲につながりかねないとして、インターネット百科事典「ウィキペディア」が10日、ロシア語版の閲覧サービスを停止した上で「ウィキペディア」の題字を黒塗りにし、抗議の意を示した。11日も一部が閲覧できなくなっている。

 法改正により、当局は違法な内容を含むページの削除やアクセス禁止措置をサイト管理者やプロバイダー(接続業者)などに要求できるほか、当局の委託を受けた団体は違法サイトのリストを作成する。児童ポルノや自殺教唆、違法薬物に絡むサイトを取り締まる目的とされる。しかし、ウィキペディアは法改正によって「司法手続きを経ないネット検閲がロシアに持ち込まれる可能性がある」と訴えた。

 ロシアは北カフカス独立派のサイトなど一部を除き、ネット規制は比較的少ない。(共同)

4726チバQ:2012/07/11(水) 23:48:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120711/mds12071114360003-n1.htm
毒殺?アラファト氏の妻が告訴へ 毒物検出の報道受け
2012.7.11 14:35

2002年5月31日、ヨルダン川西岸地区のラマラで行われた金曜礼拝に姿を見せたパレスチナ自治政府のアラファト議長。中東の衛星テレビ局アルジャジーラは3日、独自調査の結果として2004年に死去した(アラファト議長は「毒殺された疑いが強い」と報じた(AP)
 2004年に死去したパレスチナ自治政府のアラファト議長(当時)の妻スーハさんが、アラファト氏が毒殺された可能性を示す遺品の検査結果が出たことを受け、死因をはっきりさせるため、フランスで告訴する方針だとロイター通信が報じた。スーハさんの弁護士が10日、明らかにした。

 容疑者は特定しないまま告訴する方針。詳細は今月末までに明らかにするという。

 中東の衛星テレビ、アルジャジーラは3日、アラファト氏の血液や汗、尿が付着した衣類などから致死性の放射性物質ポロニウム210が高い濃度で検出され、毒殺された可能性があると報じていた。

 アラファト氏は04年10月にヨルダン川西岸ラマラで体調を崩し、11月、搬送先のパリ郊外の病院で、75歳で死去した。(共同)

4727チバQ:2012/07/12(木) 21:12:58
http://nikkan-spa.jp/250360
小沢新党だけじゃない!「世界のヘンな名前の政党」
2012.07.12 雑学もっぱらそのネーミングセンスに話題が集中しているように思われる、小沢新党「国民の生活が第一」。「長ぇよ」「ラノベのタイトルかよ」とネットでの評判も散々だが、世界にはまだまだヘンな名前の政党がある! そのいくつかをご紹介しよう。

●票を入れたい候補者がいない!党(イギリス)

No Candidate Deserves My Vote!

投票用紙に「該当者なし」欄を設けて、選挙のやりなおしをシステム化することを活動目的としている。いつまでたっても選挙が終わらないんじゃないかという気もするが……。

●デス、ダンジョン&タックス党(イギリス)

Death, Dungeons and Taxes Party

フランスの併合、税率90%、移民は弓矢と熱湯をもって空港から追い返す――などの物騒な公約を掲げて2005年のイギリス総選挙を闘うも、議席は得られず(得票数は200以下)。党自体は存続しているようだが、2010年の総選挙には出ていない。

●家賃がバカ高すぎる党(アメリカ・ニューヨーク)

Rent Is Too Damn High Party

ニューヨークの高すぎる家賃に憤るジミー・マクミランが設立。ニューヨークの選挙法では、党名が15字までと定められているため、2009年の市長選ではマクミランの抗議にもかかわらず「バカ(Damn)」の4文字が削除されたが、2010年には「too」を「2」とする形に党名が改められた。

●誠実なる怠け者連合(デンマーク)

Union of Conscientiously Work-Shy Elements

デンマークのコメディアン、ヤコブ・ハガードがジョークで設立した党。設立以来約15年にわたってすべての国政選挙に出続けた結果、1994年の選挙では23,000票を得て、実際に議席を取ってしまう。公約は天気をよくする、インポの権利を守る、公園のアヒルに与えられるパンを増量する――など。最後のひとつは実現したらしい。ハガードは議員を一期務めたのち、政治から引退した。

ほかにも「ドナルド・ダック党」(スウェーデン。ディズニーとはなんの関係もなし)、「ミス・グレート・ブリテン党」(イギリス。ミスコン出身者が「議会をセクシーにする」ために結成)など、ヘンな名前の政党はまだまだある。

なんとなく、この中に「国民の生活が第一」が入っていても違和感のないラインナップだが、やっぱり政党の名前はスタンダードなものに限るとの思いを禁じ得ない。マンガに出てくる架空政党の定番である「民自党」とかのほうが、まだリアリティがあるような……。

ちなみに海外版Wikiにも「珍政党名」のリストが掲載されているが、大半がすでに「解散」している政党であったことを付記しておく。 <文/琵琶子>

4728とはずがたり:2012/07/13(金) 10:06:46
シリア=ロシア連合を叩き潰さねば成らん(`Д´)つ)Д´)ノ

シリアで200人虐殺か アサド政権、処刑行為も
2012年7月13日 09:56 カテゴリー:アジア・世界
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/312561

 12日、ヨルダン・アンマンのシリア大使館の外でデモをするシリア難民ら(ロイター=共同)
 【ダマスカス共同】ロイター通信は12日、シリアのアサド政権の部隊が同日、中部ハマ近郊の村を集中攻撃、政権支持の民兵も無抵抗の住民を撃つなどの「処刑」行為を行い、200人以上を虐殺したと報じた。ハマの反体制派の情報として伝えた。

 内戦状態のシリアでは政権側と反体制派の衝突により連日全土で100人前後が死亡しているが、一カ所で100人以上の死者が伝えられる例は少なく、今回は特に大規模な虐殺。国連シリア監視団の派遣延長をめぐり、10日以内に都市部で停戦を履行しない場合は制裁を科すとした欧米の新決議案に関する国連安全保障理事会の協議に影響を与えるのは必至だ。

4730チバQ:2012/07/13(金) 23:05:15
http://mainichi.jp/select/news/20120713k0000e030180000c.html
シリア:政権側、市民ら200人超虐殺 安保理協議に影響
毎日新聞 2012年07月13日 11時12分(最終更新 07月13日 11時46分)


拡大写真 【エルサレム花岡洋二】アサド政権と反体制派の武力衝突で内戦状態に陥ったシリアで12日、政府軍と政権支持の民兵が中部ハマ県の村タラムセハを攻撃し、200人以上を殺害した。ロイター通信が、反体制派組織「ハマ革命評議会」の話として伝えた。大半が一般市民といい、事実であれば、戦闘が始まった以降では最大規模の虐殺。国連安全保障理事会で継続中のシリア問題に関する協議にも影を落としそうだ。

 評議会によると、軍が村をヘリコプターと戦車で爆撃し、続いて周辺の村からイスラム教アラウィ派の民兵が侵入して、住民を殺害した。「集団処刑だった」と主張している。アラウィ派は人口の約1割ながらアサド大統領らが所属し、政権・軍の中枢を占める。村民の大半はスンニ派だという。

 また別の反体制派活動家のアフメド氏はロイター通信に「遺体60体がモスク(イスラム教礼拝所)に運ばれたが、家屋や川にも遺体が多数残されている」と証言。砲撃から逃れようとした際に多くが殺されたという。

 一方、国営テレビによると、村での戦闘で治安当局者3人が死亡。虐殺は「武装テロリスト集団」が行ったと報じた。

 シリアでは5月以降、ハマ、中部ホムス、北西部ハッファで集団虐殺が発生している。反体制派によれば、いずれも政府軍と政府系民兵による虐殺。しかし政権は「テロリストとの戦闘」を主張している。国連の停戦監視団は治安の悪化に伴い先月半ばに活動を一時停止し、海外メディアによる報道も厳しく制限され、実態の解明は進んでいない。

 国連安保理では米、英、仏が政権に対する制裁決議を目指しているが、中、露が反対し、国際社会は有効な解決策を示せないままだ。今月、軍精鋭部隊幹部と駐イラク大使が政権から離反したが、本格的な離反にはつながっていない。

4731チバQ:2012/07/13(金) 23:05:49
http://mainichi.jp/select/news/20120713k0000e030179000c.html
国境画定:露・ウクライナで合意 島巡り長年対立
毎日新聞 2012年07月13日 11時08分(最終更新 07月13日 12時40分)


ロシア・ウクライナ両国が基本合意した国境線の位置(推定)
拡大写真 【モスクワ田中洋之】ロシアのプーチン大統領とウクライナのヤヌコビッチ大統領は12日、ウクライナ南部ヤルタで会談し、長年未解決だったアゾフ海とケルチ海峡の国境画定で基本合意した。ロシア通信によると、両国が領有権を争ってきた同海峡のトゥズラ島をウクライナ領とする一方、ロシアが海峡の船舶航行権を得る形で妥協したという。

 ロシアとウクライナは1991年のソ連崩壊後、ケルチ海峡に浮かぶ無人のトゥズラ島の領有権をめぐり対立。ウクライナが島とウクライナ側海岸の間の主要航路を「実効支配」してきたのに対し、03年にロシアが本土側から島につながる堤防を建設する動きに出たため緊張が高まった。周辺海域は海上交通の要所で漁業・海底資源が豊富なことから、両国は境界画定に向けて交渉を続けてきた。

 プーチン大統領は会談後の会見で「両国の利益につながる原則的な合意が達成された」と述べ、条約化を急ぐ考えを示した。今回の合意について、モスクワ大学歴史学部のウラソフ副学部長はロシア通信に対し、「両国が一定の譲歩をした結果だ」と指摘した。

4732チバQ:2012/07/13(金) 23:06:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120712-00000064-mai-int
<ペルシャ湾>米国・イラン、にらみ合い続く
毎日新聞 7月12日(木)18時59分配信

 世界有数の産油国が集まるペルシャ湾をめぐり、米国とイランの緊張がじわりと高まっている。7月までに発効した米欧の新規制裁に反発したイラン国会が原油輸送の要衝ホルムズ海峡の閉鎖を検討、軍が演習を繰り返すのに対し、米海軍は掃海艇や「浮上基地」艦を増派し対抗。両国とも軍事衝突は避けたいのが本音だが、対立の根本にあるイランの核開発疑惑や長年の相互不信が解消される見通しはなく、にらみ合いが続きそうだ。【ワシントン白戸圭一、テヘラン鵜塚健】

 イラン政府は昨年末、ホルムズ海峡封鎖の可能性に言及。今月2日には、対イラン制裁の支持国向け原油タンカーを対象に、ホルムズ海峡通過を阻止する法案を準備中と国営メディアが報じた。同海峡は世界の海上輸送原油の4割が通過。封鎖は原油の9割を中東に頼る日本などの主要国にとって大打撃だ。

 イランの軍組織も動きを見せ、2日に革命防衛隊が東部セムナン州などで軍事演習を実施。陸軍も8日から防空演習を行った。

 一方、米軍は今年に入り、空母エンタープライズとエイブラハム・リンカーンの2隻を交代でペルシャ湾に2〜3週間ずつ展開、4隻の機雷掃海艦も派遣しイランをけん制する。

 さらに、米海軍第5艦隊司令部広報部(本部・バーレーン)によると、掃海艇は6月下旬に4隻を増派。今月6日には強襲揚陸艦を改造した洋上司令艦「ポンセ」がペルシャ湾を望むバーレーンの米基地に配備された。

 掃海ヘリコプターの搭載も可能なポンセは、他の艦船に対する洋上補給や修理機能、特殊部隊の「浮上基地」としての能力も持つ。

 第5艦隊のミラー司令官は声明で「有事に対応する柔軟性が向上した」とポンセ配備の意義を強調した。米軍は9月にペルシャ湾で機雷除去の合同演習(19カ国参加)を予定。10月には、イランの核開発阻止のために攻撃も辞さないイスラエルとミサイル防衛演習を行うとの情報もある。

 イラン軍は80年代のイラクとの戦争中にペルシャ湾に機雷を敷設。イスラエル攻撃が可能な中距離ミサイルの開発も続けている。

 ただ、イランにせよ米国にせよ「開戦」の覚悟は見えない。

 イランメディアによると、「封鎖法案」は核交渉責任者のジャリリ最高安全保障委員会事務局長や軍幹部が慎重に取り扱うといい、国会の「暴走」への警戒感もある。封鎖はイランの原油積み出しにも影響を与えるため、実現の可能性は低い。

 イランの政治外交評論家モラゼヒ氏は「指導部は米国と戦えば大敗すると理解している」と指摘。「衝突の影響の大きさをちらつかせ、戦争回避に向けた国際世論を喚起したい」と分析する。

 米国にとっても、11月の大統領選を控えるオバマ大統領にとって、イランとの軍事衝突は大きな政治的リスクを伴う。オバマ政権は当面、核問題の外交的解決の方針を堅持しつつ、軍事圧力の強化で海峡封鎖を思いとどまらせる作戦のようだ。

4733チバQ:2012/07/16(月) 15:03:14
>>4731
http://www.asahi.com/international/update/0714/TKY201207130709.html
2012年7月14日1時11分
ロシアとウクライナ、海の国境画定へ 痛み分けの決着
  
 ロシアのプーチン大統領とウクライナのヤヌコビッチ大統領が12日、ウクライナのヤルタで会談し、黒海とアゾフ海をつなぐケルチ海峡付近の国境画定を巡る共同声明に署名した。ソ連崩壊に伴って約20年続いた交渉の基本合意となった。

 プーチン氏は「残る作業は法的な技術問題だけ」と語り、近く国境画定の条約を締結する見通しだ。

 ロシアにとっては、2008年に中国と極東の領土問題を最終決着させ、10年にノルウェーと北極海などでの海域論争に終止符を打ったのに続く「国境画定」。実利のために一定の妥協をする姿勢が鮮明だ。

4734チバQ:2012/07/16(月) 15:04:27
http://www.asahi.com/international/update/0715/TKY201207150372.html

2012年7月16日11時40分
極右「ギリシャ人だけの血液バンク」企画 医師ら猛反発
 「古代以来の偉大なギリシャの復活」などを主張して6月の総選挙で躍進した極右政党「黄金の夜明け」が、ギリシャ人限定の「血液バンク」創設を企画していることが分かった。人権団体は、経済危機のギリシャ国内で移民への敵視が強まり、襲撃事件が相次いでいると警告している。

 有力紙カティメリニによると、「黄金」はアテネで献血を呼びかけるポスターを張り始めた。ギリシャ人だけに限定し、輸血する患者もギリシャ人に限るという。「集めた血液は、我々が選んだ患者だけに使う」と声明を出した。

 保健省や医師連盟は「非科学的、非人道的な人種差別だ」と相次いで非難の声明を出したが、「黄金」側は態度を変えていない。

4735チバQ:2012/07/16(月) 15:12:38
http://www.afpbb.com/article/politics/2889413/9243735?ctm_campaign=txt_topics
プーチン露大統領、ウクライナで首脳会談に4時間遅刻
2012年07月14日 15:14 発信地:キエフ/ウクライナ
【7月14日 AFP】隣国ウクライナとの関係強化を掲げて12日に同国を訪問したウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領だが、ビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)大統領との会談に4時間も遅刻する「無礼ぶり」に、友好とは逆効果の訪問となってしまったようだ。

 ウクライナ南部ヤルタ(Yalta)で設定されていたヤヌコビッチ大統領との会談では、両国間の関係悪化要因となっているロシアからの天然ガス輸入問題の解決策を協議するとみられていた。

 すでにスケジュールは押していたが、プーチン大統領はヤヌコビッチ大統領との会談会場に急行せず、バイクライダー団体「ナイト・ウルブス(Night Wolves、夜の狼たち)」訪問を優先した。プーチン大統領は過去にも「ナイト・ウルブス」のイベントに参加しており、顔見知りのバイカーらと旧交を温めた後、ようやくヤルタに向かったという。

 ウクライナのビクトル・バロガ(Viktor Baloga)非常事態相は、プーチン大統領の遅刻について「遅れるにも程がある。バイクライダーや知人の方が優先順位が高いわけだ」と、自身のフェイスブック(Facebook)で批判した。

 ウクライナの有力評論家ビタリー・ポルトニコフ(Vitaly Portnikov)氏も、プーチン大統領はバイク愛好家らと会うことで、ヤヌコビッチ大統領に恥をかかせウクライナの独立をおとしめることを意図したものだろうと、ウェブサイト上で怒りを示している。(c)AFP

4736チバQ:2012/07/16(月) 15:20:56
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012071502000105.html
プジョー人員削減を批判 仏大統領「介入」
2012年7月15日 朝刊

 【パリ=野村悦芳】フランスのオランド大統領は十四日、テレビ番組に出演し、自動車大手プジョー・シトロエン・グループ(PSA)が発表した工場閉鎖などで八千人を削減する大型の合理化計画について「受け入れられない」と述べ、政府が介入して再検討を促す方針を示した。

 オランド大統領は、合理化計画を「国として見過ごせない」と不快感を示し、人員整理の規模縮小や解雇された場合の処遇改善などをプジョー側に求めていく方針も明らかにした。

 オランド大統領は、四、五月の大統領選で、雇用政策を最重要な公約に掲げて初当選しており、今回のプジョーの人員削減問題が重要な政治課題として浮上している。

 欧州債務危機の影響で、今年一〜六月期の赤字転落が確実になるなど、販売不振に陥ったプジョーは十二日、パリ郊外の工場の閉鎖や西部レンヌの工場での人員削減などを二〇一四年までに実施すると発表した。

4737チバQ:2012/07/16(月) 15:21:29
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012071500028
南北スーダン首脳が会談=戦闘激化以来初めて−エチオピア
 【アディスアベバAFP=時事】スーダンのバシル大統領と南スーダンのキール大統領は14日夜、アフリカ連合(AU)首脳会議を前にエチオピアの首都アディスアベバのホテルで会談した。4月に南北間の戦闘が激化してから両首脳が顔を合わせるのは初めて。
 スーダンの同行筋によると、会談は約1時間にわたって行われた。両大統領は1月に同じアディスアベバで開かれたAU首脳会議の際にも会談している。(2012/07/15-07:18

4738チバQ:2012/07/16(月) 15:24:07
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012071500230
仏極右政党がマドンナ提訴へ=公演で党首の額に「かぎ十字」
 【パリAFP=時事】米人気歌手のマドンナさんがパリ郊外で行ったコンサートで、フランスの極右・国民戦線(FN)のルペン党首の額にナチスのシンボル「かぎ十字」を浮かび上がらせたビデオ映像が映し出され、国民戦線は15日、これに抗議し、マドンナさんを週内に提訴する方針を明らかにした。
 ビデオは14日行われたコンサートで、歌うマドンナさんの背景に使われた。問題の映像の後にはヒトラーに似た人物の姿も映された。観衆からはビデオ映像に驚きの声が上がったという。国民戦線幹部は「こんな醜悪ななぞらえ方を受け入れることはできない」と不快感をあらわにした。(2012/07/15-22:51

4739チバQ:2012/07/16(月) 15:24:37
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012071600024
「ムスリム同胞団の支配認めず」=民主化迫る米けん制−エジプト軍トップ
 【カイロ時事】昨年のムバラク政権崩壊後のエジプトで暫定統治を担う軍最高評議会のタンタウィ議長は15日、中東通信を通じ、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が独占的に政治権力を行使し、国家を支配するのを容認しないとの声明を出した。
 エジプトを訪問したクリントン米国務長官は14日に同胞団出身のモルシ大統領と、15日にタンタウィ議長とそれぞれ会談し、軍に対しては安全保障という本来の任務に戻るなど完全な民主化を求めた。同胞団を警戒するタンタウィ議長には、こうした主張をけん制する狙いがあるもようだ。
 タンタウィ議長は「エジプトは一つの勢力のためではなく、全国民のためにある。軍はエジプトが一つの勢力の手に落ちるのを認めない」と述べた。(2012/07/16-05:36)

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4740チバQ:2012/07/16(月) 15:25:12
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012071600026
首都で最も激しい戦闘=反体制派、政権中枢に迫る−シリア
 【カイロ時事】在英の人権団体「シリア人権監視団」によると、反体制派と政府軍の衝突が泥沼化するシリアの首都ダマスカスで15日、昨年3月の反体制運動開始後、最も激しい戦闘が起きた。首都中心部から程近い場所で衝突が発生しており、反体制武装勢力はアサド政権中枢に一段と迫った。
 衝突が起きたのは、タダムンやクファルスーサ、ルワンなど複数の地区。周辺には軍事空港や外務省など政権機能を担う施設もある。反体制武装組織「自由シリア軍」のメンバーが首都周辺に徐々に進出しつつあり、政府軍側はこうした地域に迫撃砲を撃ち込むなど、支配権の確立を試みているもようだ。
 反体制活動家はロイター通信に対し、インターネット電話で「ダマスカスには数百人の反体制武装勢力がいる。政権側がタダムンの反体制派を鎮圧できなければ、衝突は他地域にさらに拡大するだろう」と語った。(2012/07/16-06:26)

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4741チバQ:2012/07/16(月) 15:30:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120715/mds12071522240006-n1.htm
【シリア騒乱】
家々に「血の海」、学校焼き打ち…大量虐殺の村
2012.7.15 22:21

APが13日入手した、シリア中部ハマ近郊での虐殺行為による犠牲者の周りに集まった遺族とされる映像(AP=共同)
 【カイロ=大内清】内戦状態にあるシリアの中部タラムセ村で住民らが大量殺害された事件で、14日現地入りした国連シリア監視団(UNSMIS)は声明を出し、村への攻撃は主に、「(アサド政権側の軍部隊を)離反した兵士や反体制派活動家の住居などが狙ったものだとみられる」と述べた。監視団は15日も現地調査を行う予定。

 また監視団によると、攻撃には大砲や迫撃砲、小銃などが使用されたことが確認された。襲撃された家々には、大量の空の薬莢(やっきょう)とともに「血の海」が残され、学校が焼き打ちされたケースもあったという。

 監視団は攻撃側の名指しを避けているが、反体制派側は、政府軍の攻撃に続きアサド大統領の出身宗派であるイスラム教アラウィ派の民兵「シャッビーハ」が村に侵入し、220人以上を殺害したとしている。

 監視団が声明で、村内に反体制派がいた可能性を指摘したことは、政権側の弾圧の苛烈さに加え、反体制派側の武装闘争継続がさらに死者数を増やす悪循環を生んでいることを示す狙いがあったといえる。特に、外国の軍事介入を主張する反体制派武装組織「自由シリア軍」は、対話による「政治解決」に否定的な立場を変えておらず、内戦の泥沼化が懸念されている。

 一方、シリア外務省報道官は15日、タラムセでの軍事行動はテロ掃討作戦の一環であり、死者は兵士や戦闘員37人と民間人2人だったと発表。ヘリや戦車など重火器の使用も否定した。

4742チバQ:2012/07/16(月) 15:31:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120716-00000533-san-int
リビア・カダフィ後の選挙 進まぬ武装解除 争いの火種に
産経新聞 7月16日(月)14時59分配信


拡大写真
リビアの首都トリポリにある、カダフィ大佐のかつての居住地区バーブ・アジジーヤは、すっかりゴミ捨て場と化していた(大内清撮影(写真:産経新聞)

 内戦の末、カダフィ独裁政権が昨年崩壊したリビアで7日、国会議員選が行われ、同国は本格政権樹立に向け動き始めた。過去との決別が進む半面、内戦中に出回った大量の武器の回収や民兵の武装解除は遅々として進んでおらず、リビアの将来に暗い影を落としている。(トリポリ 大内清、写真も)

 内戦中の昨年8月、反体制派の勝利を決定づけたのが、当時の最高指導者カダフィ大佐(逃亡中の昨年10月に殺害)の居住区だった首都トリポリの要塞バーブ・アジジーヤの陥落だった。

 ぜいたくの限りを尽くした邸宅、地下に張り巡らされた秘密トンネル…。陥落当初は、謎に包まれた大佐の生活を垣間見ようと市民が押し寄せる“観光名所”となった。

 あれから約10カ月半。市民を威圧するように立っていた高さ数メートルの外壁は破壊され、敷地内は巨大なゴミ捨て場となっていた。ゴミを運び込む業者を除けば訪れる者もほとんどなく、敷地内に点在する、かつての警備兵の屯所などには「家賃がかからないから」と多くの貧困層が住み着くようになった。

 そうしたうちの1人、ハディージャさん(42)は「大佐が住んでいた場所に私なんかが住んでいるなんてね」と笑う。カダフィ大佐と、同政権下での古い秩序は、すでに過去のものとなったように見える。

 1969年の無血クーデターで実権を握って以来、42年に及んだカダフィ時代には一度も実施されなかった議会選が行われた7日、トリポリ市内では終夜、花火が打ち上げられるなど、選挙実施を祝う市民がお祭り騒ぎを続けた。

 政権崩壊後の暫定統治を担った「国民評議会」は議会招集と同時に解散し、今後は議会が首相選任などの重要事項で主導的な役割を果たすと期待されている。

 産油量も、内戦前とほぼ同じ水準の日量160万バレルまで回復し、財政状況は大きく改善しつつある。リビアが、新しい時代へ向け歩みを進めているのは間違いない。しかし、未解決のまま残された問題は多い。その最たるものが、内戦中に各地で結成された民兵部隊の処遇だ。

 「血気盛んな若者ほど、部隊を離れたがらない」

 内戦中、西部ズリテンの部隊に所属し、4カ月間にわたり投獄された経験もあるアハマド・カマシュさん(40)は、こう言ってため息をついた。

 カマシュさんは戦後、政府の武装解除の呼び掛けに応じて銃を放棄し、その引き換えとして受け取った4千デイナール(約26万円)を元手に中古車を買い、タクシー運転手を始めた。だが、仲間の多くは正業につける見通しが立たず、政府から毎月、さまざまな名目で支給されるカネを目当てに部隊にとどまった。「中には、アフリカ系の出稼ぎ労働者に難癖をつけて小金を巻き上げる連中もいる」という。

4743チバQ:2012/07/16(月) 15:32:11
 政府もただ手をこまねいているわけではない。軍や警察に加え、「最高治安委員会」と呼ばれる治安機関を新たに創設し、それらに民兵を吸収することで部隊の解体を進めようとしているのだ。

 ただ、そうやって「公務員」になった兵士らの多くは、出身部隊への帰属意識と、他の部隊への対抗心を残したままだという。

 「どの部隊も自分たちが(内戦で)一番苦労したと思っているから当然だ」(カマシュさん)。

 リビアでは現在、内戦中の最激戦地で、カダフィ大佐を殺害まで追い詰めた西部ミスラタの部隊出身者が内務省を、人道に対する罪で国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出されている大佐の次男サイフルイスラム容疑者の身柄を拘束した西部ジンタンの部隊出身者が国防省をそれぞれ掌握。内戦の終盤から両者は新政権発足後をにらんだ主導権争いを演じており、実際に銃撃戦に発展したケースもあった。

 ジンタン部隊は現在もなお、サイフルイスラム容疑者の身柄をICCに引き渡していないが、その理由の一つは、新政権での優位を確保するための交渉材料を手元に残しておきたいとの思惑があるからだとみられている。各部隊が軍閥化し、政府の統制が効かなくなる恐れは消えていない。

 また南部では、もともと緊張関係にあった少数民族のトゥブ系住民と、多数派のアラブ系住民の対立が激化。最近の抗争では、双方が内戦でカダフィ軍から奪った戦車を使用したとされる。

 リビア内戦では、外国から民兵に兵器が供与されたほか、カダフィ政権側も市民に武器を配布するなどしており、市中に大量の銃器が出回った。一般市民も銃を持つのが当たり前となっていて、回収は一向に進んでいない。

 同国内で医療支援などを行う赤十字国際委員会(ICRC)ミスラタ事務所のザビエル・マケルフ所長は「武器の多さからみれば、現在のところ、リビアでの暴力は抑制的だ」と指摘した上で、「小さな争いで済むはずのいざこざが、武器を持っていることで増幅されている面があることも否めない」と分析する。

 銃を捨てて今ではハンドルを握るカマシュさんも、こう話してから再び大きなため息をついた。

 「一度、手が血で染まってしまうと、日常に戻るのは難しい。徐々に進んで行くしかないんだ…」

 ■リビア内戦 2011年2月、第2の都市である東部ベンガジで反カダフィ政権デモが発生し各地に拡大、デモは間もなく、政権側による武力弾圧を受けて武装闘争に発展した。3月には国連安全保障理事会が、フランスや英国の主導で、飛行禁止区域設定のための対リビア軍事介入容認決議を採択し、北大西洋条約機構(NATO)などがカダフィ政権側に対する空爆を開始した。

 8月、フランスなどからの武器支援を受けた反カダフィ派民兵部隊が首都トリポリを攻略し、カダフィ政権は崩壊。大佐はトリポリから脱出したものの、10月20日、出身地の中部シルトから逃れる途中で民兵に拘束・殺害された。

 反カダフィ派代表組織「国民評議会」は同23日にリビア全土の解放を宣言、31日にはNATOも作戦終了を発表した。内戦中の死者数は3万人とも5万人ともいわれる。

4744チバQ:2012/07/16(月) 15:33:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120716/erp12071607010000-n1.htm
【ジョークは語る】
クレムリンの泥棒は国を貧困にさせる
2012.7.16 07:00 (1/2ページ)
 モスクワなどの大都市で続く反政権デモには、多くの市民が、思い思いの抗議プラカードを持って参加している。

 ソ連時代から、小話に秀逸のひねりや滑稽さを加えて笑わせるアネクドートが語られてきた国だけあって、プラカードには、人々が練りに練った批判ジョークが記されている。

 表題の言葉もその1つ。「クレムリンの泥棒」とは、プーチン時代が10年以上も継続する中、仲間内だけで国家の財産をほしいままにしているという痛烈な批判が込められている。

 収益は国民に再分配されず、もうかるのはプーチン大統領に群がる役人や企業家連中のみ。貧富の差や大都市と地方の格差は広がる一方で、今すぐ政権を刷新しなければ、大多数の人々が貧しくなるというのだ。

 このメッセージを持っていたのは、地方都市の議員だった。彼は堂々と議員証を掲げて声を張り上げていた。一昔前なら、公人が政権批判をぶちまけることは捜査の対象となり、全てを失うことを意味した。

 公正な選挙や表現の自由を求める民主化運動のうねりが、この国にも着実に到来している。デモでは、プーチン氏が見たら不快に思う“自由”な抗議メッセージばかりが並べられている。

 「(プーチン氏の出身地の)サンクトペテルブルクはプーチンに反対だ」「プーチンは(かつての流刑地の)マガダンに眠れ」「プーチンなきロシアを。ロシアは労働者のために」

 ある世論調査では、58%の人々が政権批判の機運がこのまま維持されるか、今後さらに拡大すると答えている。3月の大統領選以前よりは数値が下がっているものの、機運は衰えておらず、むしろ定着したと地元メディアは伝えている。(モスクワ 佐々木正明)

4746チバQ:2012/07/16(月) 17:08:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120716-00000018-mai-int
<シリア>少数派クルド人、弾圧逃れ命がけでイラクへ越境
毎日新聞 7月16日(月)14時56分配信


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テントの数は増える一方だが、増加する難民に追いつかない。取材時は気温46度。出歩く人は少ない=ドミズ難民キャンプで2012年7月14日

 【ドミズ難民キャンプ(イラク北西部)で鵜塚健】混迷の続くシリアから、少数派のクルド人がイラク北部に難民として大量に流入している。戦闘の激化と弾圧を逃れるための命がけの越境で、シリア国境近くの難民キャンプには14日現在、6172人(今年3月以降)が登録する。イラク北部のクルド地域政府や国連機関が懸命の支援を続けるが、連日新たに100人以上が押し寄せ、救援物資も追いつかない状態だ。

 気温46度。キャンプ内を10分も歩くと、あまりの暑さに頭痛が始まる。蒸し風呂のようなテントの中に、クルド人のアッバスさん(29)がいた。疲れた表情をしている。

 「男を出せ。お前もつかまえるぞ」。5月上旬の深夜、アッバスさんが首都ダマスカスの自宅にいると、銃を持った治安部隊員が押し入り、突然脅された。反体制デモに参加した親類の男性を捜しにきたという。

 義父は半年前にシリア当局に拘束された。義弟の大学生も行方不明だ。「次は自分かもしれない」。危険を感じて友人宅に逃れたが、治安部隊は職場にも訪れ、脅しが続いた。今月初旬の未明には、自宅近くでシリア軍と反体制派との戦闘が激化し、砲弾が自宅に命中した。「もう限界だ」。幸い家族ともども近所に避難していて無事だったが、脱出を決意した。妻と3人の子供、義理の兄弟ら10人で暗闇の中を逃げた。

 500キロ以上離れた国境までたどり着き、ブローカーに1人当たり約300ドルのわいろを支払った。越境しようとした別の家族が、脱走兵の男が交じっているとして拘束されたと聞いた。

 アッバスさんは自らが「難民」となったことに、皮肉な運命を感じている。ダマスカスで、難民支援を担う国際移住機関(IOM)に勤務していた。03年の米軍侵攻後の混乱で大量のイラク難民がシリアに流れ、現場での支援に奔走した。「自分が逆に難民になってイラクに来るとは」

 キャンプには、アサド政権による弾圧への協力を拒否した若者の姿も目立った。北東部カミシリから来た無職、ムハンマドさん(20)は、徴兵の要請を繰り返し拒否。両親を残したまま、国境を越えた。友人の大半も徴兵を逃れ、各地に逃亡した。軍を脱走して拘束された友達もいる。「シリアの国民同士で殺し合うなんてばかげている。ただ、あのまま拒否すれば自分が殺されただろう」。不安そうな表情を浮かべ、写真の撮影は拒んだ。

 キャンプ内では連日、テントや簡易住宅の設営が続く。地元クルド人の寄付で簡易クーラーが配布されたが、テント内の温度は35度を超える。4メートル四方弱のテントに10人近く詰め込まれることもあり、暑さと狭さでぐったりした子供もいた。

 クルド地域政府の緊急対策室から派遣された現場責任者、ニヤズさん(39)は「難民が増え始めた今年3月中旬以降、援助を続けてきた。同じクルド人として黙って見ていられない」と話す。国連や非政府組織(NGO)の支援で、最低限の水や食糧は確保しているが、医薬品や衛生用品が不足ぎみだ。最近、地域政府との関係が悪化しているイラク政府は難民支援に消極的で、ニヤズさんは「政治と切り離し、人道的な支援を急ぐべきだ」と力を込めた。

4747チバQ:2012/07/16(月) 20:07:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120716-00000031-mai-int
<AU>新委員長に南ア内相 ズマ大統領の元妻で、女性は初
毎日新聞 7月16日(月)19時57分配信

 【ヨハネスブルク服部正法】アフリカ連合(AU、54カ国・地域)は15日、エチオピアの首都アディスアベバでの会合で、ヌコサザナ・ドラミニ・ズマ南アフリカ内相(63)をAU委員会の委員長に選出した。女性委員長は初。任期は4年。

 委員長はAU執行機関のトップで、対外的な「アフリカの顔」。ズマ氏は、現職のジャン・ピン委員長(元ガボン外相)と争い、競り勝った。

 従来、委員長は大国から選ばない不文律があったが、今回は南アがポスト獲得を目指して激しいロビー活動を展開。アフリカ南部や英語圏の国々を中心に票を固め、仏語圏諸国などが推すピン氏を降した。外交面での影響力拡大を意図する南アにとっては貴重な勝利だが、顕在化した英語圏と仏語圏などの対立が今後、修復されるかが注目される。

 ズマ氏は、ズマ南ア大統領の元妻。これまでに保健相、外相を歴任している。
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4748チバQ:2012/07/17(火) 20:05:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120717-00000080-reut-int
アフガンで「名誉殺人」が急増、女性蔑視のタリバン時代に逆行
ロイター 7月17日(火)14時31分配信


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7月16日、アフガニスタンでは、今年に入り「名誉殺人」がハイペースで増加している。写真は、女性が公開射殺された事件を受け、首都カブールで11日に行われた抗議デモで撮影(2012年 ロイター/Omar Sobhani)

[チャリカール(アフガニスタン) 16日 ロイター] アフガニスタンの首都カブール北方パルワン州の墓地。新婚だった娘の墓に頬をあてたサベラさんは、涙にぬれた顔をぬぐいながら悲痛な叫び声を上げていた。

アフガン東部で「名誉殺人」、母親と子ども2人が首切られ死亡

「私の娘よ。なぜ彼らはあなたをこんなにも残酷に殺したのか」。娘のタマナさん(15)は、同国で急増する「名誉殺人」の被害者で、親族に殺害されたという。名誉殺人という言葉は、家族の名誉を汚したとして、主に女性や少女が殺害されるケースに用いられる。

アフガニスタン独立人権委員会(AIHRC)によると、同国では過去4カ月で52人の少女・女性が殺害され、そのうち42人が名誉殺人の犠牲になった。昨年全体で20件だった名誉殺人が、今年はハイペースで増加している。

駐留する北大西洋条約機構(NATO)軍の大部分が、2014年末までの撤退に向けた準備を進める中、活動家や議員の一部からは、反政府武装勢力タリバンとの和平実現を目指すカルザイ政権が、タリバン側に加担していると非難する声が聞こえる。

タリバン政権時代の1996─2001年、女性の参政権や教育を受ける権利は認められず、就労の大半が禁止されたほか、外出は許可制で男性の付き添いが必要だった。

タリバン政権崩壊で、女性は基本的な権利を取り戻したが、女性の権利に対する政府の姿勢が後退している兆候がみられている。カルザイ大統領は今年初め、女性は男性より価値が低く、殴られても問題ないとする聖職者らの発言を容認しているように映った。

政府の姿勢について、女性議員のフォージア・クーフィ氏は「カルザイ氏は変わってしまった。女性の問題は、もはや彼の優先事項にはない」と批判を強めている。

東部ラグマン州では先週、同州で女性問題を担当していたハニファ・サフィさんが、車に爆弾を仕掛けられ死亡する事件も発生。これらの事案に対し、大統領府の報道官は、政府は女性問題に取り組んでいるが、「女性にとって不幸な出来事が起こっている。政府はできる限りのことを行っている」と強調した。

<強制結婚>

タマナさんは、不倫を疑われた女性が先月公開射殺された現場からそう遠くない場所で死亡した。この事件では、国際社会が一斉に非難の声を上げ、州政府もタリバンの犯行だとしたが、タリバンは関与を否定している。

両親の話によると、タマナさんは今年3月、州都チャリカールにあるパン店に出掛けた後、戻ってこなかった。ようやく両親が娘と再会できたのは今から1週間前、病院のベッドに横たわった娘の遺体を目にした時だった。葬儀で撮影された映像では、タナマさんの顔にはあざがあり、白いシーツで包まれていた。

サベラさんはロイターに対し、「娘はいつも勉強はやめたくないと話し、いつか車列を組んで移動するような重要人物になりたいと語っていた。でも、今は土の中」と、夫に涙を拭いてもらいながら娘への思いを打ち明けた。

タマナさんは、いとこからの結婚の申し込みを数カ月にわたって拒み続けたが、最終的には結婚を強要された。その後、結婚に不満な態度を隠すことができず、「反抗的な妻」とみなされ、殺されたという。

チャリカールの警察当局は、タマナさんが故意に毒を盛られた可能性があるとの見方を示しているが、今月末に検視結果が出るまでは、はっきりとしたことは言えないとしている。タマナさん殺害事件では、逮捕者は出ていない。

パルワン州では今年3月以来、タマナさんを含め8人の女性が殺害されている。

(原文執筆:Amie Ferris-Rotman、Mirwais Harooni記者、翻訳:野村宏之、編集:本田ももこ)
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4749チバQ:2012/07/17(火) 22:39:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120717-00000080-mai-int
<フランス>オランド政権、財政規律にも配慮
毎日新聞 7月17日(火)20時22分配信

 【パリ宮川裕章】ユーロ危機への処方箋として財政緊縮策一辺倒に異を唱え、経済成長と雇用創出を重視するフランスのオランド政権が、財政規律にも配慮する姿勢を取り始めている。16日に下院に上程した補正予算案には約72億ユーロ(約7200億円)規模の増税と財政支出の一部凍結を盛り込んだ。一方で経済成長率見通しが下方修正され、自動車大手プジョー・シトロエン・グループ(PSA)が大規模人員削減計画を発表。オランド大統領は大統領選公約である「財政均衡」と「成長・雇用」の両立に苦慮している。

 オランド氏は14日の仏テレビのインタビューで、「財政節約のためにあらゆる想像力と勇気を見せなければならない」と述べた。フランスの11年の財政赤字は国内総生産(GDP)比5.2%。オランド政権は13年までに3%に抑え、財政均衡の17年実現を目指している。

 サルコジ前政権が10月に予定していた付加価値税(日本の消費税に相当)の引き上げは「低所得層に負担」(オランド氏)として撤回された。だが、富裕層や石油関連企業、銀行への課税を強化し、税収増は2年間で総額133億ユーロとなる見通しだ。また、約15億ユーロの財政支出凍結も補正予算案に入った。

 だが一方で、政府は4日、12、13年の経済成長率見通しを選挙公約から下方修正し、それぞれ0.3%、1.2%とした。右派・国民運動連合のフランソワ・バロワン元予算相が「経済成長の息の根を増税策が止める恐れがある」と述べるなど、経済低迷を危惧する声も上がり始めた。

 さらに、PSAが12日、約8000人の人員削減計画を発表したことも、雇用拡大を掲げるオランド政権にとって「衝撃」(エロー首相)だ。オランド大統領は「削減計画は受け入れられない」とPSAに再考を求めているが、「仏企業の国際競争力低下という根本的な問題への政府の取り組みがまだ見られない」(AFP通信)などの批判も出ている。

4750チバQ:2012/07/17(火) 22:41:15
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120717/k10013629981000.html
月17日 6時49分 K10036299811_1207170911_1207170919.mp4
エジプトで反政府デモを弾圧したとして終身刑の判決を言い渡されたムバラク前大統領は、健康状態の悪化を理由に刑務所から病院に移されていましたが、16日、健康状態が回復したとして、再び刑務所に収容されました。

ムバラク前大統領は、去年の「アラブの春」で反政府デモの参加者の殺害を指示した罪で終身刑の判決を受け収監されていましたが、先月19日、健康状態の悪化を理由にカイロ市内の病院に移送されました。
エジプトの検察当局は16日、「健康状態はある程度回復し、病院に居る必要は無くなった」として、ムバラク前大統領に対して刑務所に再び戻るよう命じました。
国営メディアによりますと、ムバラク前大統領はすでに刑務所内の病院に収容されたということです。
84歳のムバラク前大統領は、退陣後たびたび体調不良が伝えられ、今回も一時、危篤状態にあるとの情報も流れていました。
一部の地元メディアは「国民の同情を得るためではないか」とか「刑務所より快適な病院に移るためではないか」といった国民の疑念の声を伝えており、前大統領に対して依然として厳しい視線が注がれていることを示しています。

4751チバQ:2012/07/17(火) 22:42:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120717/mds12071709130000-n1.htm
首都で激しい戦闘 反体制派、断食月前に攻勢
2012.7.17 09:12
 内戦状態に陥っているシリアの首都ダマスカスで16日、反体制派とアサド政権部隊の激しい戦闘が起きた。交戦は主に首都南部の複数の地区で起きており、反体制派が首都に侵入を試みた15日に続き2日連続。政権側は装甲車を派遣するなどして鎮圧を図っている。反体制派は、20日ごろから始まるイスラム教のラマダン(断食月)を前に攻勢を強めているとみられる。ラマダン中は宗教心が高揚、連帯感も強まるため、首都での戦闘がさらに激化する恐れがある。

 16日の交戦は朝から日暮れまで続き、政権側は南部の幹線道路を封鎖。タダモン地区などの南部には、兵士多数が乗った大型車も派遣されていた。政権側は地区内を細分化して封鎖。反体制派の掃討作戦を進めているとみられる。銃声は夜になっても散発的に続いており、作戦は難航しているもようだ。(共同)

4752チバQ:2012/07/18(水) 00:12:03
http://www.47news.jp/47topics/e/232025.php
【シリア中部 緊急ルポ】負傷者に放火、漂う異臭 虐殺に泣き崩れる女性 悲劇再び
【タラムセ共同=土屋豪志】「けが人がたくさんいた部屋に油をまき、火を放ったんだ」。内戦状態に陥ったシリアの中部ハマ近郊の農村タラムセ。死者220人以上とされる新たな虐殺が起きた村の家の壁は軒並み銃撃で穴が開き、息子を失った女性は泣き崩れながら惨状を訴えた。人骨状のものが残る焼け焦げた部屋には、異様な生臭さが漂っていた。
 14日午後(日本時間同日夜)、国連シリア監視団(UNSMIS)に同行し、日本メディアとして初めて現地に入った。

 ▽殺気立つ住民

 男性住民数十人が記者を取り囲む。「記者か?」「(アサド政権を擁護する)ロシア人か?」。焼け付く日差しの中、大声を上げながら詰め寄る住民の殺気立った雰囲気に汗がどっと流れ出す。
 「日本の記者だ」と繰り返し説明し、ようやく落ち着くと、「100人以上の避難民がいた学校をヘリコプターがロケット弾で攻撃した」「モスク(イスラム教礼拝所)は遺体であふれていた」などと、口々に状況を説明し始めた。

 ▽砲撃そして虐殺

 証言によると、政府軍は12日午前5時ごろから村に向けて砲撃を開始。午後8時ごろに砲撃がやむと、「シャビーハ」と呼ばれる政権支持派の民兵集団が村の中で略奪や殺害を始めた。「300人以上が殺された」と住民の一人が話す。

 ロケット弾攻撃を受けたという2階建ての校舎の壁は黒く焼け焦げ、モスクの床には茶色くくすんだ血の痕が残る。自宅で22歳の息子を殺害され、遺体を焼かれたという女性は「左手しか遺体を見つけられなかった」と涙ながらに訴えた。

 部屋で寝ているときに砲弾が落ち、両脚を負傷したノラさん(12)は「とても痛い」とおびえた表情で話す。多数の負傷者がいた近くの民家にはシャビーハが押し入り放火したという。村内には装甲車が走ったとみられる跡があちこちに残る。

 ▽装甲車

 シリア軍はタラムセの「虐殺」について、村内の「テロ集団」を掃討したが、市民に犠牲はなかったとの立場だ。反体制派「自由シリア軍」が村内にいたため政府軍が攻撃したとの見方もあるが、住民は自由シリア軍の存在を否定、真相は明らかではない。

 攻撃が終結したのを受けて監視団が現地入りする直前、村に突然、政府軍の装甲車が現れ、住民を憤慨させた。「停戦実現の役に立っていない」との不信から、監視団が村に入るのを止めようとする住民もいた。

 日が傾き始めた午後5時ごろ。若者たちがバイクに乗って村から出て行き始めた。大学生のアブアブドさん(21)は「監視団が出て行けばやつらがやって来る」と視線を落とす。村の外の畑に隠れて夜を過ごすという。

 ▽震える唇

 国連などのシリア問題特使、アナン前国連事務総長は政府軍の停戦違反と批判。だが、政権を批判する欧米と、擁護の立場のロシアの対立で制裁が科される可能性は低く、監視団の活動を著しく阻害している。

 「調査に合わせて装甲車が現れるなんて」。デンマークから参加の監視団員は、ふがいなさを押し殺すように唇と手を震わせた。国際社会の協調があれば悲劇の再発を防げたのではないか―。こう尋ねると、目を閉じて深くうなずいた。

(共同通信)

2012/07/15 19:36

4753チバQ:2012/07/18(水) 22:20:51
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012071800508
リベラル系が第1党=連立へ無所属の動向焦点−リビア議会選
 【カイロ時事】リビアの選挙管理委員会は17日、カダフィ政権崩壊後初めて実施された7日投票の議会(定数200)選の暫定最終結果を発表、80議席を占める比例代表枠で、国民評議会の元ナンバー2、ジブリル氏率いるリベラル系の「国民勢力連合」が39議席を獲得して第1党となった。
 リビア最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団が母体の正義開発党は17議席にとどまった。ただ同党は、小選挙区(120議席)選出の無所属候補らを取り込んだ連立の構築を狙っており、国民勢力連合が議会を主導できない可能性もある。(2012/07/18-14:24)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120718-00000594-san-int
リビア議会選 リベラル派が勝利、同胞団伸び悩み
産経新聞 7月18日(水)20時20分配信

 【カイロ=大内清】リビア選管当局は17日、今月7日に行われた国会(定数200)議員選で、ジブリール前暫定首相率いるリベラル派の「国民勢力連合」が、政党に割り当てられた80議席中39議席を獲得し筆頭勢力になったと発表した。イスラム原理主義組織ムスリム同胞団の「正義建設党」は17議席にとどまった。東西の地域対立などを抱えながらも、昨年8月のカダフィ政権崩壊後で初の議会選がひとまずは成功裏に実施されたことで、同国の政治的安定への期待が高まっている。

 今回の選挙では、昨年以来、中東・北アフリカに民主化運動が広がった「アラブの春」で政権が倒れたチュニジアやエジプトに続き、イスラム勢力が躍進するかにも注目が集まったが、敬(けい)虔(けん)で穏健なイスラム教徒が多いリビアでは、宗教団体でありながら強い政治性を持つ同胞団への支持は限定的なものとなった。

 リベラル派とされるジブリール氏も「イスラムの価値観を大事にするのは当然だ」などと繰り返し表明しており、同氏が国政の主導権を握った場合でも、世俗主義的な方向に傾く可能性は低い。

 議会の当面の役割は、議会発足と同時に解散される予定の暫定統治機構「国民評議会」に代わって新首相を選任することにある。

 ただ、議会定数の6割は無所属議員に割り当てられているため、勝利したといっても「国民勢力連合」の議席数は全体の約2割にとどまっている。このため、今後は各政党間で、無所属議員の囲い込みや連携を模索する動きなどが活発化するとみられ、議会内の勢力図がはっきりするまでにはなお時間を要しそうだ。

 一方、第2の都市ベンガジなど東部には、首都トリポリのある西部に比べ開発が遅れているとの不満がくすぶり続けている。選挙期間中は、東部の自治権拡大を主張する部族勢力などによる妨害行為が相次いだ。

 当初は議会が担うとされていた憲法制定プロセスの仕組みに関しても不透明なままとなっている。東部勢力が、同プロセスで十分に意見が反映されていないと反発を強めれば、再び政情が混乱する恐れもある。

 また、昨年の内戦中に各地で結成された民兵部隊の軍・治安機関への統合も進んでおらず、各地で部隊が利権拡大を求めて割拠する状態が続いていることも懸念材料だ。

 有権者約320万人のうち投票に必要な登録を行った約290万人を母数とする投票率は62%だった。

4754チバQ:2012/07/18(水) 22:21:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120718-00000080-mai-int
<リビア選挙>比例代表はジブリル派が半数近く
毎日新聞 7月18日(水)19時48分配信

 【カイロ前田英司】リビアの選挙管理委員会は17日、昨年の民主化闘争でカダフィ政権崩壊後、初めての国民議会選挙(7日実施・定数200)の開票結果を発表した。政党が争う比例代表枠の80議席中、ジブリル前暫定首相率いるリベラル派「国民勢力連合」が半数近い39議席を獲得し、同様の政変「アラブの春」でイスラム勢力が躍進したチュニジアやエジプトの選挙とは異なる結果となった。

 比例代表以外の120議席は小選挙区制で、無所属候補に割り当てられており、どのような新政権が誕生するかは今後の連携工作の行方次第だ。国民議会では、新憲法の制定などが行われる。

 比例代表ではほかに、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団の「公正建設党」が17議席にとどまり、残りの議席は中小政党に散らばった。保守的なイスラム系で反カダフィ派司令官だったベルハジ氏の「祖国党」は議席を獲得できなかった。一方、500人超が出馬した女性は無所属枠で1人だけ当選した。

 リビアではエジプトほどムスリム同胞団が浸透していない。多くのリビア国民には今回が初めての選挙で、知名度の高いジブリル氏の政党に票が集まったとみられている。

4755チバQ:2012/07/18(水) 22:28:00
>>4262-4263で大連立決めたばっかじゃん
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120718-00000595-san-int
イスラエル中道政党が政権離脱、大連立解消
産経新聞 7月18日(水)20時21分配信

 【カイロ=大内清】イスラエル連立与党の中道政党「カディマ」のモファズ党首は17日、ユダヤ教超正統派の徴兵を免除する法律の改正をめぐるネタニヤフ首相との協議が決裂したため、連立政権から離脱したと表明した。ネタニヤフ政権は5月、最大野党だったカディマとの大連立を実現したばかりだった。

 カディマが政権を離脱しても、ネタニヤフ政権は国会(定数120)で過半数の66議席を維持する。ただ、物価高騰に抗議するデモなどが頻発する中、政権基盤の強化を狙った大連立が崩れたことで、政権運営が不安定化する可能性もある。

 イスラエルでは2月、最高裁が、宗教上の配慮から超正統派の兵役を免除する法律を違憲と判断し、8月1日までの改正を求めたことから、徴兵問題が重要な政治課題となっている。

 モファズ氏は、男女ともに兵役義務を負う中で超正統派を例外扱いするのは不公平だとして、徴兵逃れに罰則を科すことなどを主張。これに対し、連立内に超正統派政党を抱えるネタニヤフ首相は「急激な変化は好ましくない」との立場を崩さず、最後まで溝が埋まらなかった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120718-00000023-mai-int
<イスラエル>最大与党カディマが連立離脱 解散・総選挙も
毎日新聞 7月18日(水)10時44分配信


 【エルサレム花岡洋二】イスラエル最大与党カディマのモファズ党首(副首相)は17日、ネタニヤフ連立政権から離脱すると発表した。カディマは5月に与党入りし、議席の約8割を支配する大連立が成立したが、ユダヤ教超正統派の人たちに兵役を課す重要法案を巡りネタニヤフ首相と対立していた。第2党リクードを率いる首相はカディマ離脱後も多数を維持するが、政権基盤は弱体化し、解散と総選挙の可能性が浮上する。

 イスラエル議会(定数120)では、中道カディマが28議席、右派リクードが27議席を占める。カディマの一部議員がリクード入りするとの見立てもあり、離脱後の党勢は不透明だ。しかし与党は、大連立前の66議席近くにまで減るのは確実で、15議席の極右政党・わが家イスラエルや、11議席のユダヤ教超正統派政党シャスの影響力が再度強まる。

 ネタニヤフ首相が5月、任期満了(来年10月)前に解散・総選挙を実施する方針を表明したのを機に、選挙を避けたいカディマが連立に入った経緯がある。地元メディアは与党筋の話として「13年初めに総選挙」との観測を流した。

 離脱の原因となったのは、国民皆兵が原則のイスラエルで実質的に兵役を免除されている超正統派を徴兵する法案。最高裁が2月、免除の根拠となっている法律を違憲とする判決を下し、来月1日までに新法を制定するよう命じている。モファズ党首によると、カディマは超正統派全員を23歳までに徴兵する法を主張し、リクードは23歳までに半数を徴兵し、残りを26歳までに警察や消防などに徴用することを提案していた。

 ネタニヤフ首相は、モファズ党首に宛てた手紙で「徴兵は徐々に、社会的な分裂を避ける形で導入しなければならない」と非難した。イスラエルでは兵役免除は世俗派の不公平感を生む深刻な社会問題となっている。今月、免除の是非をそれぞれ主張する大規模デモが起きている。

4756チバQ:2012/07/18(水) 22:46:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120718/erp12071820390000-n1.htm
97歳ナチス元高官を拘束「最後の大物の一人」
2012.7.18 20:38
 ナチス・ドイツの元高官の男(97)がハンガリーの首都ブダペストで暮らしていることが分かり、ハンガリーの捜査当局は18日、男の身柄を拘束した。約1万5700人のユダヤ人をアウシュビッツ強制収容所に送ったことに関与した疑いが持たれ、生存中のナチス戦犯の中で「最後の大物の一人」とされる。ハンガリー通信などが伝えた。

 チャタリー・ラズロ容疑者で、第2次大戦時にナチス支配下にあったスロバキア東部コシツェ(当時はハンガリー領)の警察幹部。ユダヤ系団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」(本部・米国)はナチス戦犯逃亡者リストの最上位に登録している。

 同センターに情報提供があり、実名で暮らしていたことが確認された。(共同)

4757名無しさん:2012/07/20(金) 12:42:01
イスラエルがパレスティナの民にしている、住居地帯の隔離化(ゲットー)やいきなり暴力的に退去させる人権ムシは裁かれないの?

4758名無しさん:2012/07/20(金) 12:43:51
風向きが悪くなると「アンネの日記」展で、自分たちは永遠の被害者を装う。
どっかの隣の国もそうだねえ。

4759チバQ:2012/07/21(土) 12:08:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120720-00000097-mai-int
<ジンバブエ首相>大統領選に向け、準備は順調
毎日新聞 7月20日(金)21時5分配信


拡大写真
インタビューで質問に答えるジンバブエのモーガン・ツァンギライ首相=東京都千代田区内のホテルで2012年7月20日、矢頭智剛撮影

 日本との関係強化を目的に来日中のアフリカ南部ジンバブエのモーガン・ツァンギライ首相(60)は20日、東京都内のホテルで毎日新聞と会見し、年度内の実施が予想される次期大統領選挙について、「準備は順調に進んでおり、新憲法施行後に適切に行われる」との見通しを示した。

 08年の大統領選後の混乱を受け、09年に発足した旧与野党の連立政権に関し、「(当初、合意された)2年を経て延長されているが、経済の安定化や政治改革に必要だ」と維持したい意向を示した。政権内には、ムガベ大統領ら植民地支配からの独立世代に加え、独立時に幼かった世代がいるとも指摘。「今は、多様な世代が恩恵を共有できる国づくりに向けた挑戦の時でもある」と述べた。

 一方、外資系企業に対し1年以内に株式の51%以上を国内の黒人に譲渡するよう求める措置が発表されたことに関しては「既存企業に適用される方向だが、新たな投資は対象外だ」と説明。経済環境の安定を滞らせるものではないと述べた。

 来年6月に横浜で開催される「アフリカ開発会議」(TICAD5)については「アフリカは教育や公衆衛生などを優先的に発展させる必要がある。日本が支援できる分野は多い」と期待を示した。【高尾具成、金子淳】

4760チバQ:2012/07/21(土) 12:13:19
http://www.afpbb.com/article/politics/2890656/9267349?ctm_campaign=txt_topics
エジプトのスレイマン前副大統領、米国で死去 検査中に心臓発作
2012年07月20日 08:47 発信地:カイロ/エジプト
【7月20日 AFP】エジプトのホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)前大統領の政権で長年にわたり情報機関の責任者を務めたオマル・スレイマン(Omar Suleiman)前副大統領が19日、米国の病院で心臓発作のために死去した。77歳だった。エジプト半国営の中東通信(MENA)が報じた。

 同氏の側近フセイン・カマル(Hussein Kamal)氏はAFPに、スレイマン氏は米オハイオ(Ohio)州クリーブランド(Cleveland)の病院で検査を受けていたと述べた。エジプトで埋葬するため、遺体を運んでいる最中だという。

 中東通信はワシントンD.C.(Washington D.C.)駐在のエジプト外交官の話として、スレイマン氏は病院で検査を受けている最中に急に心臓発作を起こして亡くなったと報じた。

 スレイマン氏はムバラク前大統領を失脚に追い込んだ民衆蜂起の中、副大統領に指名された。スレイマン氏は4月、それまでの姿勢を翻してエジプト史上初の自由な大統領選挙となった5月の大統領選への立候補を表明したが、選挙管理委員会は15県で推薦を受けるという法定要件を満たしていないとして立候補を認めなかった。

 同氏の選挙陣営関係者の話を総合すると、健康状態が悪化していたスレイマン氏はその後、治療を受けるためドバイ(Dubai)、ドイツを経て家族とともに米国に入っていた。

 スレイマン氏は1935年7月2日、南部の町ケナ(Qena)の裕福な家庭に生まれた。1955年にカイロ(Cairo)の士官学校を卒業し、旧ソ連で軍事訓練を受けた。長年にわたり謎に包まれた人物として知られ、ムバラク政権の中枢にいるとみられてきた。(c)AFP

4761チバQ:2012/07/21(土) 12:16:45
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120719-OYT1T00997.htm
インド大統領選、「問題解決屋」前財務相が当確


 【ニューデリー=新居益】インドで19日、大統領を選出する投票が国会・州議会議員により行われた。


 開票は22日だが、最大与党・国民会議派のプラナブ・ムカジー前財務相(76)の当選が確実視されている。

 インドでは実権は首相にあり、儀礼的役割の大統領には歴代、政治色の薄い人物が就いてきた。外相、国防相などを歴任した実力政治家のムカジー氏が大統領になれば異例だ。最近も、閣僚の汚職疑惑で国会が空転した際の野党との折衝などで、舞台裏の交渉が苦手なマンモハン・シン首相(79)に代わって存在感を示し、「トラブル・シューター(問題解決屋)」の異名を取る。

 だが、国民会議派の屋台骨であるガンジー家との確執を引きずり、首相就任の見込みがないため、大統領職への「棚上げ」を受け入れたとみられている。

(2012年7月19日18時11分 読売新聞)

4762チバQ:2012/07/21(土) 12:44:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120720/mds12072014590004-n1.htm
酷暑の断食月始まる イスラム教徒、信仰深める
2012.7.20 14:59
 中東諸国の多くで20日、イスラム教で最も神聖な月、ラマダン(断食月)が始まった。ことしは夏の時期に重なり酷暑のラマダン。これから約4週間、信者は日中、一切の飲食を絶ち信仰を深める。

 「気温が60度になっても断食は続ける。信仰を自覚する大事な月だから」。中東でもひときわ厳しい暑さで知られるイラクの首都バグダッド。日焼けした顔の電気技師イーサ・ハディムさん(53)が当然のように語った。

 中東の主要地域では現在、朝4時ごろから夜7時ごろまでが日中。人々は日の出前に朝食を済ませ、日没後に家族だんらんの夕食を楽しむ。

 イスラム暦は太陽暦より1年が11日ほど短いため時期は毎年ずれる。日中が長い夏は過酷で、イラクの公務員は始業時間を1時間早めたほか、炎暑の南部バスラ州などは正午終業を決めた。(共同)

4763チバQ:2012/07/22(日) 12:17:48

>>4669-4671>>4688-4689>>4695>>4699
>>4728-4730>>4740-4741>>4746>>4751-4752
http://www.ytv.co.jp/press/mainnews/TI20081305.html
シリアでの戦闘拡大 第2の都市でも本格化

 内戦状態に陥っているシリアで戦闘が各地に拡大している。人権団体によると、第2の都市・アレッポでも戦闘が本格化し、市民が脱出を始めている。

 アレッポでは21日、市内の数か所で反体制派と政府軍が衝突し、激しい戦闘が続いているという。アレッポでは、首都・ダマスカスと並ぶ重要都市としてアサド政権が守りを固めていて、これまで本格的な戦闘は起きていなかった。

 一方、国営テレビは、ダマスカスで政府軍が反体制派の拠点を制圧したと報じた。しかし、各地の戦闘は続いており、人権団体によると、19日と20日の2日間で500人以上が死亡したという。(07/22 09:02)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012072202000091.html
シリア政府軍 各地で反攻 首都の複数地区奪還か
2012年7月22日 朝刊

 【カイロ=今村実】内戦状態のシリアで、政府軍は二十日、首都ダマスカスなど各地で、反体制派「自由シリア軍」に対して反攻を強め、態勢の立て直しを図っている。政権側は戦闘が起きている首都の複数の地区を奪還したと主張。一方、第二の都市アレッポにも衝突が拡大した。人権団体によると、二十日は全土で二百三十三人が死亡した。

 ロイター通信が伝えた住民らの話では、政府軍は二十日夜、戦車や武装ヘリなどで、南部カフルスーサなどの反体制派を攻撃。反体制活動家は「政権側はかじを失った状態だったが、首都での攻撃を見るとまだ力を失っていない」と話した。

 AFP通信によると治安当局者は、自由軍と衝突した首都の複数の地区について「政府軍は中心部ミダンに加え、タダモン、北部カブーン地区を掌握した」と主張した。

 また、自由軍が制圧したイラク国境のアルブカマル検問所の周辺の街に、政府軍は二十日、激しく砲撃して奪還を試みているもようだ。自由軍幹部は「政府軍は、街の外から砲撃している」と語った。

 人権団体によると、これまで反政府運動などが抑え込まれていた北部の商業都市アレッポで二十〜二十一日、政府軍と反体制派の激しい戦闘が起きた。中部ホムスでも政府軍の砲撃があった。

http://mainichi.jp/select/news/20120722k0000m030058000c.html
シリア:2日間で550人死亡 戦闘激化とまらず
毎日新聞 2012年07月21日 21時40分(最終更新 07月21日 22時19分)

 【カイロ前田英司】シリア反体制派組織「シリア人権観測所」によると、シリアのアサド政権と反体制派の戦闘による死者数は20日も240人に達し、過去2日間だけで約550人が死亡した。戦闘は21日も各地で続いており、死者はさらに増える見通し。政府軍がヘリコプターや戦車を投入して首都ダマスカスの鎮静に全力を挙げる一方、反体制派は第2の都市・北部アレッポでも攻勢を強めている模様で、戦闘の激化はとまらない状況だ。

 潘基文(バン・キムン)国連事務総長は21日、国連平和維持活動担当のラドゥス国連事務次長を状況調査のためシリアに派遣することを明らかにした。

 ダマスカスでは15日以降、離反兵士団体「自由シリア軍」などが激しい攻撃を仕掛けているが、装備の差から反体制派が戦闘で政府軍を破るのは困難とみられ、警察署や検問所を奇襲する「ゲリラ攻撃」で政権を揺さぶる神経戦を強めている。

 ダマスカスでは20日、治安機関本部の爆弾事件で死亡したラジハ前国防相らの国葬が営まれたが、アサド大統領の姿はなかった。

4765チバQ:2012/07/22(日) 12:20:36
http://www.cnn.co.jp/world/30007404.html
シリア制裁決議案、中国とロシアの拒否権 3度目の否決
2012.07.20 Fri posted at: 10:54 JST
(CNN) 国連安全保障理事会は19日、シリアのアサド政権に対する追加制裁を盛り込んだ決議案の採決を行ったが、ロシアと中国が拒否権を行使して否決された。シリア国内ではこの日も激しい戦闘が続いている。

安保理の決議案は、政府軍が反体制派の弾圧をやめなければアサド政権に対して制裁を科すと通告する内容だった。

これに対してロシアと中国は、決議はより均衡の取れたものでなければならず、全関係者に暴力の停止を求める必要があると主張した。両国にとってシリアは主要貿易相手国。アサド政権に対する非難決議案が中ロの拒否権行使で否決されたのは過去10カ月でこれが3度目となる。

マーク・グラント英国連大使は採決後の演説で、中ロは「何百万というシリア国民の人命よりも、自国の利益を優先した」と非難した。スーザン・ライス米国連大使はCNNの取材に対し「ロシアと中国の拒否権行使により、安保理が効果的な行動を打ち出せる道は、少なくとも短期的には閉ざされた」と指摘。有志国で構成する「シリアの友人」会合など、ほかの手段を通じた紛争の解決を目指すと表明した。

一方、シリアの国営テレビは同日、アサド大統領と新任の国防相が映る映像を放映した。首都ダマスカスで18日に起きた爆発で大統領の義兄を含む政権高官3人が死亡して以来、アサド大統領がテレビに登場するのは初めて。この爆発以降、アサド大統領の居所をめぐる憶測が飛び交い、一部では首都を脱出したとの情報もあった。

http://www.cnn.co.jp/world/30007391.html
シリア内戦激化、首都の爆破テロで国防相ら高官3人死亡
2012.07.19 Thu posted at: 11:47 JST

(CNN) 事実上の内戦状態に陥っているシリアの首都ダマスカスの治安施設で18日、爆発があり、国営テレビにより、複数のアサド政権高官が巻き込まれ、うち3人が死亡した。

死亡したのはラジハ国防相と、アサド大統領の義兄シャウカト副国防相、トゥルクマニ副大統領補の3人。トゥルクマニ氏は国防相を務めた経験もあり、アサド大統領の安全保障問題の顧問を務めていた。国営テレビによればシャアール内相も負傷したが、容態は安定しているという。

ダマスカスとその周辺では数日来、反政府勢力と政府側との激しい戦闘が続いている。反体制派の地域調整委員会(LCC)によれば、18日の死者は全国で189人。うち37人がダマスカスで、69人はその郊外で命を落とした。

武装反体制派「自由シリア軍」の幹部によれば、爆発は閣僚と治安当局幹部の会議の席で起きた。政府は自爆テロだとしているが、この幹部は会議室内部に仕掛けた爆弾を遠隔操作で爆発させたと述べている。

国営シリア・アラブ通信(SANA)によれば、アサド大統領は、後任の国防相に軍将官のファハド・フレイジ氏を指名した。

シリアの駐イラク大使でありながら、11日にアサド政権を離脱したナワフ・ファレス氏がCNNに語ったところでは、シャウカト副国防相はイラクでアルカイダ系組織の訓練キャンプを運営していたという。

この発言については、米当局者も、アルカイダ系組織とアサド政権は協力関係にあるという「米政府の理解とほぼ一致する」と述べている。だがシリア政府はテロへの関与を繰り返し否定してきた。

4766チバQ:2012/07/22(日) 12:23:33
>>4726
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120721/mds12072115330001-n1.htm
波紋広げるアラファト氏毒殺説 権力闘争絡み、深まる混迷
2012.7.21 15:32 [中東・アフリカ]

ヨルダン川西岸ラマラで、ヘリコプターに乗り込むパレスチナ自治政府のアラファト議長(当時)=2004年10月(ロイター)
 2004年11月に死去したパレスチナ自治政府の故アラファト議長=当時(75)=の毒殺説が再燃し、波紋を広げている。遺品から放射性物質ポロニウム210が検出されたことから、遺体を掘り返して遺骨を調べる可能性も出ているが、パレスチナ内部の権力対立も絡み、事態は混迷を深めている。

 アッバス自治政府議長の側近アリカット氏は9日、ヨルダン川西岸ラマラに土葬されている遺体の掘り返しを自治政府が許可し、研究所に遺体のサンプル検査を要請したと表明。“真相解明”に向けた自治政府の積極姿勢をアピールした。

 しかし騒動の裏には、パレスチナ内部の権力闘争も見え隠れする。

 アラファト氏と権力争いをしていたアッバス氏には、暗殺に加担したと糾弾された過去がある。遺体の検査でポロニウムが検出されてもされなくても、アッバス氏周辺に関して疑念が晴れることはないとみられるが、追加検査に消極姿勢を示すことはできない状況だ。(共同)

4767チバQ:2012/07/22(日) 13:06:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120721-00000075-mai-int
<シリア>イラク難民、相次ぎ帰国 治安悪化で脱出
毎日新聞 7月21日(土)22時11分配信

 【アルビル(イラク北部)鵜塚健】シリアに逃れていたイラク難民が母国に帰還し始めている。イラク政府が特別便を運航して難民を帰国させているほか、陸路でも国境を越えて出国する難民が相次ぎ、既に数千人がシリアを脱出した模様。安住の地を求めて出国したはずの難民が、避難先の治安悪化で逆戻りした形だ。

 AP通信によると、イラク政府は20日朝までに8回の特別便を運航して1000人をダマスカスからイラク側に搬送。また、バスに分乗して多数の住民が国境を越えている。しかし、政府軍と反体制派との衝突激化で、ダマスカスの空港に近づけない住民や、バス代が支払えずにやむなく居残る住民もいるという。

 03年の米軍侵攻後のイラクでは宗派間抗争が過熱し、多くのイラク人が混乱を避けて周辺国に流出。シリアには100万人以上のイラク難民がおり、多くがダマスカス周辺で生活している。イラク国内では依然各地でテロ事件などが相次いでいるが、シリアの治安情勢悪化で帰国を決断せざるを得ない状況とみられる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120721-00000073-mai-int
<シリア>ロシア「アサド政権寄り」鮮明 欧米と対立先鋭化
毎日新聞 7月21日(土)22時7分配信

 【モスクワ田中洋之】ロシアは国連安保理でシリアへの制裁警告を盛り込んだ決議案に拒否権を行使し、アサド政権寄りの立場を鮮明にした。シリア決議での拒否権行使は3回目で、欧米との対立を先鋭化させている。

 チュルキン国連大使は廃案になった決議案について「シリア政府だけに圧力や制裁の脅しをかけ、一方的だ」とし、欧米が反政府勢力側に圧力をかけない姿勢を「テロリストを含む過激派をあおっている」と批判した。

 一方、ロシアは国連シリア停戦監視団の活動期限を3カ月延長する独自の決議案を取り下げた。大使は「国連安保理の対立が続くのは無意味で非生産的だ」と指摘。停戦監視団を「事務的に」延長する決議案の採択に応じる考えを示した。拒否権発動で国際社会の非難がロシアに集中することをかわす狙いがあるとみられる。

 プーチン大統領は19日、監視団に最大兵士30人を派遣する用意を表明。治安改善への意欲を示した形だが、アサド政権退陣を前提にした決議案には今後も反対する姿勢。一方、プーチン氏は20日、安保理の枠外での行動も辞さない構えの欧米をけん制する発言をするなど、欧米との間で大きな歩み寄りは期待できない状況だ。

4768チバQ:2012/07/22(日) 14:26:31
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120718/fnc12071811110007-n1.htm
シチリア特別州が破綻危機か 知事辞任へ、イタリア首相懸念
2012.7.18 11:09
 イタリア首相府は17日、南部シチリア特別州がデフォルト(債務不履行)に陥る可能性についてモンティ首相が懸念を示し、ロンバルド知事に対し辞意の確認を求める手紙を送ったと発表した。

 ANSA通信によると、知事は17日、辞任と州議会解散の意向をあらためて示した。7月31日に辞任する方針。

 シチリア州は税制面などで大きな自治権を持つ五つの特別州の一つだが、地元政治家が票集めのために公務員の数を増やしてきたとされ、膨張した人件費が財政を圧迫している。ANSAなどによると、2011年の債務額は50億ユーロ(約4860億円)。

 首相と知事は今月24日に会談する予定。首相府は「支援のためには州の状況を把握しなければならない」とした。(共同)

4769チバQ:2012/07/22(日) 15:54:23
http://mainichi.jp/select/news/20120722k0000m020073000c.html

ユーロ:全面安の展開 スペイン悪材料続々
毎日新聞 2012年07月21日 22時45分(最終更新 07月21日 22時54分)

 【ロンドン会川晴之】欧州共通通貨ユーロが外国為替市場で、円など主要通貨に対して全面安の展開になっている。対円では20日、1ユーロ=95円35銭と、2000年11月以来、11年8カ月ぶりのユーロ安水準となり、対ドルでも約2年ぶりの安値となった。スペインやギリシャなどをめぐる欧州債務危機が、さらに深刻化するとの懸念が高まったのが背景だ。

 最大の懸念はスペインだ。欧州連合(EU)で、ユーロを採用するユーロ圏(17カ国)諸国は20日に最大1000億ユーロ(約10兆円)の金融支援を決めたが、国債利回りが自力での資金調達が難しい「危険水準」とされる7%を超え、財政支援も含めた全面支援に追い込まれるとの観測が高まっている。

 20日には、市場からの資金調達が難しくなったバレンシア州政府が、中央政府に支援を要請する方針を示した。また、政府が2013年も経済成長率がマイナスになるとの予測を発表するなど悪材料が増えている。

 一方、欧州中央銀行(ECB)が20日、金融機関などに資金を貸し出す場合の担保としてギリシャ国債を受け入れない、と発表したことも懸念材料になっている。ECBの異例の措置は、財政再建策の見通しが立たない状況にあるためだ。

 ギリシャは5月の総選挙、6月の再選挙をめぐり政治の混乱が続いた。ECBと国際通貨基金(IMF)、欧州委員会は、24日から専門家をギリシャに派遣し、財政、経済の状況把握を進める。緊縮策に対する世論の反発を受けて、サマラス新政権は財政再建計画の2年延長を求めている。しかし、延長は支援増額に直結するため、ドイツなど支援国側が難色を示すのは確実で、調整難航は必至だ。

 また、ギリシャ政府は、8月20日に約30億ユーロ(約2900億円)の国債償還(借金の返済)のための資金を確保する必要に迫られている。緊急対応策の導入も含め、ぎりぎりの交渉が続きそうだ。

4770弖十(Ten10)=優多野手頭=帝跿(徒)=野祀燦(讃)野慈蚕=衛閼瓏:2012/07/22(日) 18:30:57
R5も監禁、拘束する朝鮮工作員一族とは慰安婦のユダヤの一族。神奈川県内に脅迫と偽称で建てさせた要塞的な建物で『世界中の要人や著名人』を人質に監禁したままサイバーテロを続ける 朝鮮工作員『偽朝鮮総連・蛭團(星・月星)』一族は blood typeR5 他 多数の朝鮮人(日本の有名人のそっくりさんや従軍慰安婦)も含め、千人以上を監禁、拘束している。
サイバーテロは勝手にサーバー乗っ取り犯の上に戦争兵器も使い、インターネットと電話、家電、エンジン、人体迄 破壊している。

アジアや朝鮮アカノセットウダンにご確認下さい。プロパガンダです。

ttp://blog.m.livedoor.jp/arena8order/
ttp://yaplog.jp/cannonbell/
@Twitter…arena8order MisutDe Mitelettrica
A(E)rena Oda Medici Lancasta Vintevecom Yokohama(Eleonora de' Medici.=Z:EALO ZAOH!) 弖十(Ten10)=優多野手頭=帝跿(徒)=衞鴉隴=野祀燦(讃)野慈蚕

4771チバQ:2012/07/23(月) 21:56:27
http://www.asahi.com/international/update/0723/TKY201207230466.html
イラク各地でテロ、93人死亡 アルカイダ系犯行か関連トピックスアルカイダ
 イラクで23日、首都バグダッドなど少なくとも13の都市や村で自動車爆弾や自爆によるテロ攻撃が相次ぎ、全土で少なくとも93人が死亡した。国際テロ組織アルカイダ系の組織が数日前、武装勢力の再結成を宣言していた。政治や社会の混乱を狙ったものとみられる。AP通信が伝えた。

 バグダッド北方のタージでは、早朝に住宅街で爆発があり、17人が死亡。さらに救助のために集まった警察に対する自爆テロがあり、計41人が死亡した。北東部ウダイムの軍基地では未明、武装勢力による銃撃があり、兵士13人が死亡した。

 イラクでは2003年から駐留を続けた米軍が昨年末に撤退して以降、急速に治安が悪化し、治安部隊や政府機関などを狙った攻撃が相次いでいる。シーア派とスンニ派など、宗派をめぐる対立も悪化の一途をたどっている。(カイロ=山尾有紀恵)

4772チバQ:2012/07/23(月) 22:02:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120723-00000074-san-int
ノルウェー 連続テロから1年 苦悩する多文化社会 「開放政策」決意揺るがず
産経新聞 7月23日(月)7時55分配信

 【ロンドン=内藤泰朗】ノルウェーで77人が犠牲となった連続テロから1年となる22日、首都オスロなどで追悼式典が営まれた。欧州で最も寛容な多文化社会を推進する「平和国家」を襲った事件は、第二次世界大戦後の同国で最悪の犠牲者を出す悲劇となった。移民政策をめぐる大きな議論を引き起こしたが、苦悩を抱えつつも多文化主義を推進するノルウェー政府の決意は揺らいでいない。

 式典で、ストルテンベルグ首相は「爆弾と銃弾はノルウェーを変えることを狙っていた。国民は私たちの価値観を奉じることで応じた。殺人者は失敗し、国民が勝利した」と訴えた。

 ◆首都などで追悼式典

 首相はこの日朝、反イスラム思想を唱える極右主義のアンネシュ・ブレイビク被告(33)が爆弾を爆発させ、8人が死亡したオスロ中心部の政府庁舎近くの現場を訪れ、献花した。周辺のビルはいまも覆いがかけられ、事件のすさまじさを物語る。

 続いて第2の事件である銃乱射の現場となった首都北西のウトヤ島で営まれた追悼式典に参列した。事件当時、島では連立与党・労働党の青年部集会が開かれており、集会に乱入したブレイビク被告は逃げ惑う10代の若者たちに銃を無差別に乱射、69人が死亡した。

 合わせて77人が死亡し、242人が重軽傷を負った連続テロの記憶はいまも、遺族や関係者の心に重くのしかかったままだ。

 テロの罪に問われたブレイビク被告は公判で、「イスラムの侵略と多文化主義から国を守る必要があった」と主張。生存者らは、友人の遺体の下に隠れて助かった経緯など当時の状況を生々しく証言し、移民政策に敏感な欧州各国にも衝撃を与えた。

 人口約490万の1割以上が移民のノルウェーでは、事件を機に移民の管理強化や流入阻止を呼びかける強硬論も出たが、政府は「怒りにまかせて警察権力を強化して移民を排除しても問題は解決しない」と反論し、多文化主義と開放政策を継続する意向を示した。

 ただ、「ドイツを含む欧州では、移民排斥を訴えるネオナチなどの極右組織が活動を禁止されているにもかかわらず拡大している」(英BBC放送)という。

 ブレイビク被告の裁判は6月に結審し、8月24日には判決が言い渡される。焦点だった責任能力の有無については両方の精神鑑定結果が出ている。どのような判決が下されても、欧州の移民政策をめぐる議論が今後も続くことは確実だ。

4773チバQ:2012/07/23(月) 22:03:30
「爆弾と銃弾はノルウェーを変えるために使われた。だがノルウェー国民はノルウェーの価値観を尊重することで応じた。殺人者は失敗し、国民が勝利したのだ」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120722-00000025-jij_afp-int
ノルウェー爆破・銃乱射事件から1年、首相「ブレイビク被告は失敗した」
AFP=時事 7月22日(日)19時27分配信

昨年の爆破・銃乱射事件から1年、ノルウェー・オスロの損壊した政府庁舎そばで開かれた追悼集会で演説する同国のイエンス・ストルテンベルグ首相(2012年7月22日撮影)。

【AFP=時事】77人が死亡したノルウェーの爆破・銃乱射事件から1年を迎えた22日、同国のイエンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)首相は追悼式典で、同事件で殺人などの罪に問われているアンネシュ・ベーリング・ブレイビク(Anders Behring Breivik)被告(33)によるノルウェー社会変革の企ては失敗に終わったと語った。

【その他の写真】

「爆弾と銃弾はノルウェーを変えるために使われた。だがノルウェー国民はノルウェーの価値観を尊重することで応じた。殺人者は失敗し、国民が勝利したのだ」と、ストルテンベルグ首相は追悼式典で述べた。

 ブレイビク被告は昨年の7月22日、オスロ(Oslo)政府庁舎外で爆弾を爆発させて8人を死なせた後、与党・労働党青年部のサマーキャンプが開かれていたウトヤ(Utoeya)島に向かい銃を乱射した。ウトヤ島では69人が死亡し、その大半は10代の若者たちで、最年少は14歳の誕生日を迎えたばかりの少女だった。

 ブレイビク被告は「イスラムの侵略」から国を守るために襲撃を行ったと述べ、移民政策と多文化主義を掲げる労働党を標的にしたと主張している。【翻訳編集】 AFPBB News

4774チバQ:2012/07/24(火) 00:19:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120723-00000069-mai-int
<アラブ連盟>シリア大統領に退陣要求 一家の国外脱出も
毎日新聞 7月23日(月)19時35分配信

 【カイロ前田英司】アラブ連盟は23日、カタールで開いたシリア情勢に関する外相級会合で、シリアのアサド大統領に即時退陣を要求するとともに、大統領一家の安全な国外脱出を提案した。また、反体制派には「アサド後」の受け皿となる移行政府の樹立を求めた。アラブ連盟は国外脱出の具体的な内容を明らかにしなかったが、アサド大統領が応じる可能性は低いとみられる。

 国営シリア・アラブ通信によると、アサド大統領は22日、新たに任命した国軍のアイユーブ参謀総長に「テロリスト」の追跡継続と治安の確保を指示した。

 AP通信などによると、首都ダマスカスでは大統領の弟マーヘル氏が指揮する精鋭部隊・第4師団が市北部バルゼ地区に戦車とともに展開。離反兵士団体「自由シリア軍」などを押し返し、反体制派の戦闘員を捜索して回った。一方、北部の主要都市アレッポでは戦闘が激化した。反体制派組織「シリア人権観測所」の集計では、昨年3月にシリアで民主化闘争が本格化して以来、これまでに1万9000人以上が死亡した。

4775チバQ:2012/07/24(火) 00:21:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120723-00000056-reut-int
シリア政権握るアラウィ派、「中枢攻撃」で揺らぐ大統領への支持
ロイター 7月23日(月)14時1分配信


拡大写真
7月20日、シリア政権を掌握するイスラム教の少数派アラウィ派が多く住むタルトスでは、同じアラウィ派であるアサド大統領への信頼が揺らぎ始めている。写真はアサド大統領の支持者ら。ダマスカスで昨年11月撮影(2012年 ロイター)

[タルトス(シリア) 20日 ロイター] シリア政権を掌握するイスラム教の少数派アラウィ派が多く住む港湾都市タルトスでは、つい最近まで日光浴をしたり、バーに集まる市民の姿があった。自分たちの国が内戦状態に突入していることを信じようとしない人もいたほどだ。

【写真】シリアで続く戦闘

首都ダマスカスでは18日、ラジハ国防相やアサド大統領の義兄であるシャウカト副国防相など、大統領の周辺人物が殺害される爆弾攻撃が発生。これ以来、大統領が反体制派の武装勢力を阻止できるかどうかについて、アラウィ派の信頼が揺らいでいる。

シリアでは、人口の12%を占めるアラウィ派が政権を支配している。タルトスの多くの市民は、同じアラウィ派であるアサド大統領が自分たちの将来を守り続けることができるか懸念し始めている。

反政府デモが昨年3月に始まって以来初めて、タルトスでは店舗が閉鎖し、職場でも自宅でも、皆が国営テレビにくぎ付けになった。4人の子どもを持つ女性は「何が起こっているのか分からない。バッシャール(アサド大統領)は逃れ、残された私たちは問題に直面させられるのかもしれない」と不安を語った。

アラウィ派の一部には反政府運動に参加した人もいるが、大半はアサド大統領を支持している。忠実な支持者もいれば、国民の大半を占めるスンニ派による報復を恐れ、仕方なく大統領を受け入れている人もいる。

ダマスカスでの戦闘が激化する直前は、アラウィ派の多くは外国メディアが伝える報道は真実でないと主張していた。カフェにいた若い女性は先週記者に対し、「暴動などない。西部ホムスからの難民の話を聞いたが、信じない。半分はうそだ」と断言した。

国営テレビは20日、軍の演習の映像と、反体制派掃討作戦での「テロリスト」の遺体を交互に放映。しかし、アラウィ派の一部若者の間では、国営メディアへの信頼が揺らいでいる。29歳の男性はメディアが事実をねつ造しているとした上で、「今では(アラウィ派の)人々は恐れを感じている。テレビで良いニュースを目にして、(実際に起きていることを)忘れたい」と述べた。

<「次は沿岸部」の懸念も>

アラウィ派が多く住む他の都市と同様に、タルトスはスンニ派が多数を占める地域に比べてリベラルだ。海岸では露出度の高い水着姿の女性を見かけ、レストランはアルコール飲料を揃えている。

反政府デモの発生以来、シリア全体のアラウィ派の半数近くがタルトスに移動してきたとみられている。タルトス市の人口は90万人から120万人に拡大し、不動産業者によれば、アパートを見つけるのも一苦労だという。

市内には数カ月前、「アサドよ永遠に」など大統領への支持を示す横断幕が掲げられた。20日には、国連安全保障理事会でのシリア制裁決議案否決を歓迎する新たな横断幕も掲げられたが、35歳の男性は「もううんざりだ。拒否権が発動されたからといって、ダマスカスでの反体制派の攻撃を止めることはできない。次は沿岸部かもしれない」と語った。

<中枢を直撃>

アラウィ派はかつて、山岳地帯に住む貧しいイスラム教少数派だったが、現大統領バッシャール・アサド氏の父親であるハフェズ氏が1970年に政権の座に就いてから状況が大きく変わった。アラウィ派の多くがシリアのエリート層を支配し、この状況は父親の死を受けてバッシャール氏が2000年に大統領に就任した時も続いた。

ダマスカスからタルトスに到着する車両の数は日を追うごとに増えている。衝突が続く首都から移動してきたアラウィ派は、メッセージは明確だとしている。

ダマスカスから来た家具販売者の男性(48)は、「(治安本部の爆弾攻撃)は中枢を直撃した」とし、反体制派は政権内部に潜入することができたと指摘した。

国防相らを殺害した攻撃の爆音を聞いた人はほとんどいなかった。しかしアラウィ派にとって、42年間にわたるアサド政権に対する支持を揺るがせるには十分な出来事だった。男性は「(アサド政権はもはや)アラウィ派のために機能しているようにはみえない」と述べ、「崩壊の道をたどっている」と語った。

*本稿はフリーのジャーナリストがロイターに寄稿したものです。安全上の理由から、筆者の名前は公表を控えます。

*誤字を修正して再送します。

4776チバQ:2012/07/24(火) 00:24:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120722-00000086-jij-int
被災地の市長ら拘束=避難指示怠った疑い―ロシア洪水
時事通信 7月22日(日)22時31分配信

 【モスクワ時事】黒海沿岸のロシア南部クラスノダール地方で170人以上が死亡した豪雨による洪水で、捜査当局は22日、住民への適切な避難指示を怠ったとして、最大の被災地クルイムスク地区とクルイムスク市の首長ら3人を拘束したと発表した。地区長は既に更迭されている。
 洪水は5月のプーチン大統領の通算3期目就任後、最悪の犠牲者を出した災害。拘束の背景には、地方当局の過失を追及することで、住民らの不満の矛先がプーチン政権に向かうのを防ぐ狙いがあるとみられる。

4777チバQ:2012/07/24(火) 00:25:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120722-00000023-mai-bus_all
<ロシア>WTO正式加盟国に
毎日新聞 7月22日(日)18時59分配信

 【モスクワ田中洋之】ロシアのプーチン大統領は21日、世界貿易機関(WTO)に加盟する批准法に署名した。ロシアは批准の国内手続きを終え、WTOの正式加盟国となる。

 WTOは現在、加盟国が155で、大国のなかで未加盟はロシアだけだった。ロシアはソ連崩壊後の1993年に加盟申請し、昨年12月のWTO閣僚会議でようやく加盟が承認されていた。

 ロシアでは下院が今月10日、上院が18日にWTO加盟批准を承認。しかし、国内には「製造業や農業などが国際競争にさらされる」として加盟に反対する意見も根強く、下院の審議では賛成238、反対208という僅差での承認となった。

 大国のWTO加盟は01年の中国以来となる。

4778チバQ:2012/07/24(火) 21:39:14
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012072400872

首相にカンディール水資源相=実務家に組閣要請−エジプト大統領
 【カイロ時事】エジプト国営テレビは24日、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団出身のモルシ大統領が、ヒシャム・カンディール水資源・かんがい相を首相に指名し、組閣を要請したと伝えた。大統領は実務家のカンディール氏を首相に登用することで、政治色を薄める狙いがあるとみられる。
 カンディール氏は1962年生まれの若手で、米国の大学で博士号を取得。水資源・かんがい省のナイル川担当局長を務めたほか、アフリカ開発銀行に勤務した経験もある水問題の専門家。ひげを蓄えており、敬けんなイスラム教徒とされる。昨年7月に水資源・かんがい相に就任した。(2012/07/24-20:26)

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4779チバQ:2012/07/24(火) 21:45:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120724/amr12072412110005-n1.htm
ペルーで首相ら交代 鉱山抗議の沈静化狙う
2012.7.24 12:08
 ペルーのウマラ大統領は23日、政権発足1年直前に内閣改造を発表し、バルデス首相ら6人を交代させた。後任首相は法相だったヒメネス氏。北部の金鉱山開発をめぐり先住民らの抗議活動が半年以上続いており、沈静化が狙い。

 ウマラ氏はバルデス氏らを現地に送り込んで説得に当たったが抗議活動は収まらず、デモで死者が出て政権支持率は一時の60%台から約40%まで落ちた。ヒメネス氏は人権派弁護士として知られるが、内閣を改造しても開発路線を変えない限り、沈静化は難しいとの見方がある。主要閣僚の内相や国防相も交代した。

 ウマラ氏は昨年6月の大統領選決選投票でフジモリ元大統領の長女を破り、同7月に政権発足。同12月に同じ鉱山抗議活動をめぐって首相を含む過半数の閣僚を交代させた。(共同)

4780チバQ:2012/07/24(火) 21:46:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120724/erp12072407000000-n1.htm
ギリシャ、スペイン、イタリア 揺れる南欧 「痛み」強いられ国民に不満高まる
2012.7.24 06:56 (1/4ページ)
 【ベルリン=宮下日出男】欧州債務危機の収束に向けた道筋が見いだせない中、債務問題を抱える南欧諸国の情勢が不安定さを増してきた。危機の発端となったギリシャでは、新政権が公約に掲げた財政緊縮緩和への展望は依然として描けないまま。10年物国債の利回りが危険水域を超えたスペインでは、「痛み」を強いられる国民の不満が従来以上に高まっている。改革を進めてきたイタリアも、政治情勢がその行方に影を投げかけ始めた。

                   ◇

 ■ギリシャ 改革遅れ EUいらだち

 欧州連合(EU)などから課せられた財政緊縮策の緩和を目指すギリシャのサマラス政権の取り組みが難航している。国民の期待を背負って発足し1カ月が過ぎたが、その前提となる財政再建に向けた作業が遅れているからだ。ギリシャを支援するEUや国際通貨基金(IMF)はいらだちを強めている。

 サマラス首相は22日、経済関連の代表団としてギリシャを訪問したクリントン元米大統領と会談した際、米国が1930年代に陥った大恐慌を引き合いに「われわれも今まさに経験しているところだ」と述べ、苦しい経済状況を強調した。

 サマラス政権は先月21日に反緊縮派政党を加えた3党で発足。経済が疲弊する中、財政赤字削減目標の達成時期の2年先送りなど、EUに求める緊縮策見直し案をまとめた。だが、EUなどは2度の総選挙で遅れた緊縮策を軌道に乗せるのが先決との立場で、サマラス政権は壁にぶつかった。

 政権は財政赤字の削減目標達成に必要な115億ユーロ(約1兆900億円)の追加緊縮策の策定を急ぎ、その上で緊縮策緩和の再交渉を求める方針に転換。だが、緊縮策はサマラス首相ら3党首の18日の会談でもまとまらなかった。

 追加緊縮策は、EUなどから315億ユーロ(約2兆9800億円)の次回融資を受けるための条件だが、実行は早くても9月以降にずれ込む見通し。8月20日には国債償還も控えており、ギリシャ政府はEUによる「つなぎ融資」の実現も模索している。

 サマラス首相は、EUと約束した国有財産売却を進め、改革姿勢をアピールする意向でもあったが、担当部門のトップが19日までに「新政権は協力的でない」と辞任。政権への新たな痛手となった。

 こうした新政権に対し、EUなどの視線は厳しさを増している。赤字削減目標を先送りする場合、追加支援が必要になるが、ユーロ圏財務相会合のユンケル常任議長は「欧州諸国にその用意があるのか、私には答えられない」と指摘。IMFのラガルド専務理事は「交渉に応じる気分ではない」と突き放している。

 最近の世論調査では、債務危機脱出に向け新政権を「信じる」と45%が答え、「信じない」(43%)をかろうじて上回った。一方、別の調査では、74%が緊縮策緩和のために再交渉すべきだと回答している。

 再交渉に失敗し国民を失望させた場合、政権は不安定化し、国内が再び混乱に陥りかねない。

4781チバQ:2012/07/24(火) 21:46:48
                 ◇

 ■スペイン 痛み不満 デモ激化

 債務危機でEUの支援を受けるユーロ圏4カ国目となったスペインでは、今月中旬以降、連日のように抗議デモが行われるなど、国民の不満が高まっている。ユーロ圏が20日に銀行支援を正式決定する前夜の19日には、主要労組が全土で大規模デモを展開、警官隊と衝突した。

 デモのきっかけは今月、ラホイ政権がまとめた650億ユーロ(約6兆1600億円)の財政緊縮策。昨年12月の政権発足以降3度目の緊縮策で、最大規模となる。公務員の冬のボーナス全額カットや、ラホイ政権が「行わない」としてきた付加価値税(VAT)引き上げが含まれた。

 銀行への資本注入を目的とする最大1千億ユーロ(約9兆4800億円)のEUの支援では、スペイン政府に追加の緊縮策を求めないのが条件だ。しかし経済が悪化する中、EUと約束する財政健全化目標の達成には結局、国民に一段の痛みを求めざるを得なかった。

 従来は労組や若者が中心だったデモには、一般国民も自発的に加わり始めているもようで、「雰囲気が変わってきた」(外交筋)とも指摘される。

 ラホイ政権の与党、国民党は上下両院で単独過半数を握り、盤石の基盤を持つ。内閣の実務能力も高いとされ、EU内では政権の改革実行力への信頼は厚い。

 ただ、支援が正式決定された20日に再び経済成長予測が引き下げられるなど、経済統計が頻繁に変わるため市場の不信は根強い。緊縮策重視で、成長に向けた政策が少ないことも市場や国民の懸念を強めている。

 フアン・カルロス1世国王も自ら給与を削減したが、ボツワナで象狩りをしていたことが発覚し21日、世界自然保護基金(WWF)スペイン支部の名誉総裁を解任された。一部国民からも「ぜいたくだ」との批判を浴びている。

                ◇

 ■イタリア 政治の季節 前首相の動向注目

 「政治的環境こそ改革遂行のリスク」。多額の公的債務を抱えるイタリアの国債格付けが今月12日に2段階引き下げられた際、米格付け会社はこう指摘した。来春に総選挙を控え、イタリアが「政治の季節」に入りつつあるためだ。

 政治家出身の閣僚がいない実務家内閣として昨年11月に発足したモンティ政権は、中道右派の自由国民や中道左派の民主党の支持を受け財政再建や労働市場改革などを推進。その手腕は評価され、政府はEUなど外部からの支援を仰ぐ必要性も現時点で否定する。

 だが、政権支持率は当初から半減。総選挙を控え、両党も次第に政権と距離を取りつつあるとされる。22日には、モンティ政権が選挙を今秋に前倒しする考えだと現地紙で報じられ、政府は否定に躍起となった。

 モンティ首相が選挙出馬を否定する中、最大の関心事は、自由国民のベルルスコーニ前首相の動向だ。スキャンダルにまみれ、債務危機から昨秋、退陣に追い込まれた際には政界引退も示唆したが、復活を模索する動きが出てきた。前首相に近い現地紙は出馬の決断は10月以降だと報じている。

4782チバQ:2012/07/24(火) 21:47:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120724/mds12072408200001-n1.htm
アフガン 支援疲れの国際社会
2012.7.24 08:19 (1/2ページ)
 「見捨てるなどとは考えもしていない」。7月7日、予告なしにアフガニスタンを訪れたクリントン米国務長官は首都カブールで強調した。

 米中枢同時テロを起こした国際テロ組織アルカーイダをイスラム原理主義勢力タリバンがかくまっているとして、2001年にブッシュ前米政権がアフガンで始めた「テロとの戦い」。それがいま、大きな転換点を迎えている。14年末に欧米主体の国際治安支援部隊(ISAF)の戦闘部隊が撤収、全土の治安権限のアフガン政府側への移譲が完了する。問題は15年以降のこの国の将来だ。

 クリントン長官はサプライズ訪問のさい、米国が「北大西洋条約機構(NATO)非加盟の主要同盟国」にアフガンを指定したことを明かした。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、米国は軍事支援で優遇措置が受けられるこのステータスを、昨年撤退したイラクには与えていない−とした上で、「見捨てられるというアフガン側の恐れを打ち消すわけではないにしろ、和らげようという米国の行動だ」と表現した。

 国際社会も15年から24年を「変革の10年」と名付け、関与する姿勢を強調している。日本も国際社会の結束のアピールに一役買った。8日にはアフガン復興に関する国際会合を東京で開催し、約80の国・国際機関が15年までに総額160億ドル(約1兆3千億円)を拠出することが決まった。

 しかし、その舞台裏では支援の非効率を嘆くため息も聞かれたようだ。英紙フィナンシャル・タイムズは、14年で任期切れとなるカルザイ大統領からスムーズに体制が移行し得るのか−といった問題が多数あることから、「支援各国の疲労感という不安が、東京会合に漂った」と評した。

 欧州の経済危機の深刻化で、支援各国が表明した援助額を削減する懸念も現実味を増している。ISAFの戦闘部隊撤退でアフガンの経済成長を支えた膨大な関連需要が消え、多くの国民が再び暮らしに困って武装勢力に身を投じる−という「悪夢のシナリオ」も頭をもたげる。

 19世紀の英国。20世紀のソ連。そして21世紀の米国。アフガンには大国が武力介入しては去っていく。2年前には1兆ドル相当の地下資源が眠っているとの情報が流れ、いまや中国が関与を深めつつある。地政学上の要衝をめぐる「グレートゲーム」に、終止符が打たれる日は来るのだろうか。

4783チバQ:2012/07/24(火) 21:52:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120724-00000118-mai-int
<シリア>反体制派 大統領退陣条件に政権内権限移譲容認も
毎日新聞 7月24日(火)21時45分配信

 【カイロ前田英司、モスクワ田中洋之】内戦状態に陥っているシリアで、反体制派の主要組織「シリア国民評議会」は24日、アサド大統領退陣を条件に、現体制メンバーの暫定政権入りを容認する案が浮上している。国防相ら政府高官の爆殺事件で政権基盤が揺らぐなか、アサド政権の分断を促す「誘い水」にする狙いがあるとみられる。一方、ロシアのプーチン大統領はアサド大統領追放は内戦の泥沼化を招くとけん制した。

 AFP通信によると評議会のサブラ報道官は「アサド大統領が去り、移行期の権限を現政権の人物に委譲することを受け入れる」と語った。サレハ大統領が訴追免除を条件にハディ副大統領への権限委譲に応じたイエメンの例を想定。サブラ氏は「優先事項はアサド大統領を裁くことでなく虐殺を終わらせることだ」と述べた。反体制派から妥協案が出てきた背景には、現政権にくさびを打ち込み、「瓦解(がかい)」を促す狙いと同時に反体制派側としてもまとまりを欠き、スムーズな政権移行ができるか見通せない事情もあるとみられる。

 23日の米紙ワシントン・ポスト(電子版)によると、米中央情報局(CIA)が反体制派内の情報収集に手間取り、アサド大統領後の指導者候補の情報も不足しているという。ヌーランド米国務省報道官は23日の記者会見で「反体制派は、アサド大統領退陣後のあり方を真剣に考えるべきだ」と述べ、反体制派の結集を促した。

 アサド大統領はこれまで一切の退陣要求を拒否している。22日には新任のアイユーブ軍参謀総長に「テロリスト」の追跡継続を指示するなど、態度の軟化はみせていない。北部アレッポでは24日も政府軍と反体制派の激しい戦闘が継続。反体制派組織「地域調整委員会」によると、23日もシリア全土で170人以上が死亡した。

 一方、プーチン露大統領は23日「アサド政権が非憲法的な手段で追放されれば、野党と現政権が入れ替わるだけで、終わりの見えない内戦が続くだろう」と述べ、国際的圧力でアサド政権退陣を迫る欧米をけん制した。

4784チバQ:2012/07/24(火) 22:38:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120724-00000032-mai-int
<シリア>化学兵器、米が懸念 テロ組織への流出も憂慮
毎日新聞 7月24日(火)11時17分配信

 【ワシントン白戸圭一、ニューヨーク草野和彦】内戦状態に陥ったシリア情勢の悪化を受け、米政府はシリア国内の化学兵器への懸念を強めている。窮地に追い込まれたアサド政権による使用の可能性が否定できないことに加え、内戦の激化やアサド政権の崩壊で管理体制が破綻すれば、反米・反イスラエルのテロ組織に流出する恐れもあるからだ。

 シリア外務報道官が外国軍介入時の化学兵器使用の可能性に言及したことを受け、オバマ大統領は23日、米ネバダ州で開かれた退役軍人向けの集会での演説で「(アサド政権が)化学兵器の使用という悲劇的な過ちを犯せば、国際社会と米国は彼らに責任を取らせる」と述べ、化学兵器を使用しないようアサド政権に警告した。

 政権による化学兵器の使用と並んで米国が懸念するのは、管理体制の破綻だ。米国務省のヌーランド報道官は23日の記者会見で「アサド政権、反体制派、兵器を手にする可能性のある全ての当事者」に対し、化学兵器の責任ある管理と不使用を要求した。

 米政府内ではアサド政権の崩壊が進んでいるとの見方が強まっており、シリア反体制派にも「化学兵器の管理」を求めた報道官の発言は、オバマ政権の強い危機感を反映している。米紙ニューヨーク・タイムズによると、米政府は化学兵器の安全確保についてイスラエル政府と協議を開始したという。

 一方、セルビア訪問中の潘基文(バン・キムン)国連事務総長は23日、「シリアが化学兵器の使用を検討しているのであれば、非難に値する」と発言。国際社会がシリアへの監視を継続する必要性を強調した。

 また、シリアが化学兵器禁止条約に未加盟であることに懸念を示した上で「条約に加盟しているかどうかに関係なく、すべての国は大量破壊兵器を使用しない義務がある」とアサド政権をけん制した。

4785チバQ:2012/07/24(火) 22:38:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120724-00000024-cnn-int
大量破壊兵器の保有を公言、国民への使用は否定 シリア
CNN.co.jp 7月24日(火)10時3分配信

(CNN) シリア外務省は23日、外国から侵攻された場合に備えて生物化学兵器などの大量破壊兵器を保有していると公言した。ただしシリア国民に対して使うことはないと断言している。

シリア外務省のマクディシ報道官は記者団に対し、「シリアが保有している(大量破壊兵器の)ストックや非通常兵器は、いかなる状況においても民間人やシリア国民に対して使うことはない。保有兵器はすべてシリア軍によって監視され、外部からシリアに対する侵攻があった場合にのみ使用される」と発言した。

これに対して米国務省のヌーランド報道官は「こうした種類の兵器の使用は一切容認できない。シリア政権は世界に対する責任がある。そして何よりも自国民に対し、こうした兵器の安全を守る責任がある」と牽制(けんせい)した。

内戦状態に陥ったシリア情勢をめぐっては、軍事介入の是非をめぐり各国の間で論議が高まっている。反体制派によると、この日も商業中心地のアレッポなどで激しい戦闘が続き、同国全土で約130人が死亡した。

一方、アラブ連盟の高官は、シリアのアサド大統領が即時辞任して出国すれば同連盟が身の安全を保証すると述べ、アサド大統領の退陣を迫った。

カタールの外相も22日の会合後、記者団に対し「(アサド大統領の)即時辞任の必要性について一致した見解がある」と述べ、反体制派および武装組織「自由シリア軍」に対して統一政府の樹立を呼びかけていることを明らかにした。

戦闘の激化に伴い、これまでに数千人がシリアから近隣諸国へ脱出している。イラク政府の報道官は23日、国境検問所3カ所をシリア難民のために開放し、必要な支援を提供すると発表した。

4786チバQ:2012/07/26(木) 00:46:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120725/amr12072519250004-n1.htm
米政権高官の“イスラエル詣で”相次ぐ イラン核問題、シリア情勢で
2012.7.25 19:24 (1/2ページ)
 【ワシントン=犬塚陽介】オバマ米政権高官のイスラエル訪問が相次いでいる。今月だけでもクリントン国務長官、ドニロン大統領補佐官、バーンズ国務副長官が同国入り。パネッタ国防長官の訪問も調整されており、ここまで相次ぐのは異例だ。主要議題はイランの核問題と内戦状態にあるシリア情勢で、米国はイランの核施設攻撃をちらつかせるイスラエルを説得する一方、シリアのアサド政権が保有し、使用や流出が懸念される化学兵器への対処も協議する見通しだ。

 「われわれとイスラエルの見解は一致している」

 クリントン長官は今月16日、13日間で9カ国を歴訪した異例の長期外遊中の締めくくりにイスラエルを訪問。ネタニヤフ首相との会談では、イラン核問題で両国の結束を強調した。

 約2年ぶり3回目となったクリントン長官の訪問には、イラン核問題で米国側の交渉を先導するシャーマン国務次官も合流。イランの核保有阻止のため「あらゆる米国の力を駆使する」と述べるなど、イスラエルへの配慮をにじませた。

 ホワイトハウスで安全保障政策を取り仕切るドニロン大統領補佐官、国務省ナンバー2のバーンズ副長官と外交政策の要が相次いで訪問したのも、「幅広いチャンネルで核問題の意見を交換する努力のひとつ」(米政府高官)という。


 イランの核開発阻止をめぐっては、イスラエルが核施設の単独攻撃にも言及。現時点で軍事行動に乗り出せば、孤立を深めるイランが「突如として犠牲者を演じられるようになる」(オバマ大統領)。オバマ政権は11月に大統領選を控えており、原油価格高騰など世界経済を大混乱に陥れかねない核施設攻撃を踏みとどまらせたいのが本音だ。

 一方、ネタニヤフ首相は22日、米FOXテレビのインタビューで、シリアのアサド政権の崩壊で同国の化学兵器がレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラなどテロ組織に渡れば、「イスラエルだけでなく米国の大きな脅威となる」と述べた。オバマ大統領も23日、化学兵器の使用を阻止するよう米国と国際社会が注視する考えを表明した。

 イスラエル政府高官はAP通信に対し、一連の米政府高官との協議ではアサド政権崩壊に備えた意見交換も行っていると述べた。パネッタ国防長官の月内訪問も調整されており、米国は混迷するシリア情勢についても、両国の意思疎通の強化を図るもようだ。

4787チバQ:2012/07/26(木) 00:47:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120725/mds12072519590004-n1.htm
外交官のアサド政権離反相次ぐ 副大統領のめいも
2012.7.25 19:58
 中東の衛星テレビ、アルジャジーラなどによると、シリアのラミア・ハリリ駐キプロス臨時代理大使とアブドルラティフ・ダッバーガ駐アラブ首長国連邦(UAE)大使が24〜25日、相次いでアサド政権を離反した。

 ハリリ氏はシャラ副大統領のめいという。シリアでは今月中旬、ファレス駐イラク大使が政権を離反し、反体制派に加わったとする声明を発表したばかり。リビアでも昨年、大使の離反が相次ぎ、カダフィ政権が崩壊に追い込まれた経緯があり、アサド政権にとって大きな打撃となりそうだ。

 アルジャジーラによると、ドイツやチェコ、ベラルーシ駐在の各大使クラスも既にアサド政権を離反したとの情報があるが、政権側の報復を恐れ公表していないという。(共同)

4788チバQ:2012/07/26(木) 00:52:52
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012072501000820.html
ガーナ大統領が死去 再選目指したミルズ氏
2012年7月25日 08時22分

 死去したジョン・アッタ・ミルズ氏(AP=共同)


 【モガディシオ(ソマリア)共同】西アフリカ・ガーナからの報道によると、ジョン・アッタ・ミルズ大統領が24日、首都アクラの軍病院で死去した。68歳だった。死因は明らかになっていないが、病気療養中だった。

 ミルズ氏は12月の大統領選に再選を目指して出馬する予定だった。ロイター通信によると、死去に伴いマハマ副大統領が大統領に昇格、ミルズ氏の残りの任期を務める。

 ミルズ氏は97〜01年に当時のローリングズ大統領の下で副大統領を務めた。08年末の大統領選で初当選し、09年1月就任。数週間前に米国で健康診断を受けていた。

4789チバQ:2012/07/26(木) 00:53:31
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012072301001357.html
ソマリア暫定首相、正式政府発足へ決意 
2012年7月23日 08時47分

 22日、ソマリアの首都モガディシオで取材に応じる同国暫定政府のアリ首相(久野武志氏撮影・共同)


 【モガディシオ共同】ソマリア暫定政府のアリ首相は22日、首都モガディシオで共同通信などと会見し、8月に正式政府を発足させる強い決意をあらためて表明、1991年以来、事実上の無政府状態が続いた後での正式政府発足は「ソマリアの新たな夜明けとなる」と期待感を示した。

 ソマリアでは、2004年に発足した暫定政府の統治権が終了する8月20日に新大統領を選出し、正式政府を発足させる動きが本格化。ただ今月上旬に始まる予定だった憲法制定会議の開始がメンバー選定の遅れにより24日にずれ込んでおり、予定通りの正式政府発足を危ぶむ声も出ている。

4791チバQ:2012/07/26(木) 21:30:31
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012072602000113.html
大統領は首都潜伏? 「宮殿シェルターに」
2012年7月26日 朝刊

 【カイロ=今村実】内戦状態のシリアで、十八日に発生したラジハ国防相らの暗殺事件後、アサド大統領(46)の所在が公にされず臆測を呼んでいる。反体制派「自由シリア軍」幹部は本紙の電話取材に「われわれが得ている情報では首都ダマスカスの大統領宮殿の一つにあるシェルター内にいる」と語った。

 暗殺事件は、厳重警備のビル内でアサド氏側近らが直接狙われており、政権中枢にまで反体制派の協力者がいることを裏付けた。

 アサド氏は事件後、新国防相の就任式に臨む姿が国営放送で流れたが、撮影場所や所在は明らかにされていない。暗殺を警戒しているとみられ首都を離れ北西部ラタキアにいるとの情報もあった。

 シリア国内にいる自由軍の幹部、サアデディーン大佐は、アサド氏の潜伏先として、複数あるシェルターの一つを特定しているとし「アサドは退陣し、これ以上の流血を防ぐべきだ。われわれは裁判にかけることを望む」と語った。

 自由軍ナンバー2のクルディ大佐も、政権内の情報として、事件後、少なくとも数日間は首都にいたことを確認したという。

 ロイター通信によると、隣国イスラエル軍の報道官は二十二日、アサド氏は首都にいて軍部の秩序を保っていると指摘した。

 一方、AFP通信によると、北部アレッポでは二十四〜二十五日、政府軍と反体制派の激しい戦闘があった。政府軍は北西部イドリブから応援部隊を派遣しているとの情報がある。

4792チバQ:2012/07/26(木) 21:30:51
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012072602000114.html
「路上に遺体を放置 狙撃怖く埋葬無理」 シリア首都の市街戦
2012年7月26日 朝刊

 【ラムサ(ヨルダン北部)=寺岡秀樹】内戦が激化の一途をたどるシリアから約十四万人が隣国ヨルダンに避難している。シリア国境のラムサ近郊では二十四日、シリアの首都ダマスカスに住むタクシー運転手の男性(42)が市街戦の生々しい様子を語ってくれた。一方、ラムサの難民キャンプではヨルダン人との衝突が起きるなど緊迫した雰囲気に包まれている。 

 乾燥したシリアの大地が遠くに見えるラムサ近郊。二十四日未明にダマスカスを出発しタクシーに難民を乗せてやってきた男性は、アサド政権への恐怖感から名前を名乗ることを拒んだ。

 政府軍と反体制派「自由シリア軍」の戦闘が十五日から激しくなったダマスカス。この男性は「政府軍の武装ヘリや戦車が民家に向けて攻撃を繰り返している。路上には遺体が放置されたままで、みんな自分が狙撃される怖さから埋葬もできない」と嘆いた。

 自宅周辺には食料品店が何軒かあったが、政府軍の攻撃で破壊され、約五キロ離れた場所まで買い出しに出掛けた。帰宅する時に戦闘が始まり、車内に何時間も隠れていたことがあったという。男性は「国民を殺すアサドは許せない」と吐き捨てるように話した。

 ダマスカスからラムサまでは車で二時間ほど。だが、反体制派の兵士を警戒する軍や警察が幹線道路を封鎖しており、ふだんの五倍ほどの時間をかけて到着した。

 ダマスカスで戦闘が激しくなってから避難民は急増。AFP通信によると、二十四日までの三日で五千人以上がヨルダン各地に入った。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、避難民が以前の四倍近くに膨れ上がっていると明かした。

 一方、難民キャンプでは、ヨルダン人が避難民を撮影しようとしたことをきっかけに数百人が衝突し、警官隊が催涙ガス弾を撃つ騒ぎも。劣悪な環境で避難が長期化すれば、シリア人の不満や怒りは一層強まりそうだ。

4793チバQ:2012/07/27(金) 23:43:10
http://mainichi.jp/select/news/20120728k0000m030061000c.html

シリア:アレッポで戦闘激化 地元国会議員が離反
毎日新聞 2012年07月27日 19時56分(最終更新 07月27日 23時12分)

 【テヘラン鵜塚健】シリア北部の中心都市アレッポで政府軍と反体制派の戦闘が激しさを増している。反体制派組織「地域調整委員会」によると、26日はアレッポだけで48人、全土で200人が死亡。27日もアレッポの4人を含む40人以上の犠牲者が出ている。戦闘を避ける住民の流出が続くほか、地元アレッポ県選出の女性国会議員、イフラス・バダウィ氏がアサド政権に抗議してトルコに脱出したことも判明した。

 アレッポは北部の商都で、世界遺産も抱える重要都市。政府軍はアレッポが反体制派の拠点となるのを恐れて徹底した攻撃を加え、今月21日以降、反体制派との激戦が続いている。ヌーランド米国務省報道官は26日、「シリア政府はアレッポで虐殺の準備をしているのではないか」と懸念を表明した。

 アレッポからは連日、多くの住民が脱出している。約50キロ北のトルコ国境に殺到し、混乱している模様だ。

 一方、バダウィ議員はアラビア語放送「スカイニュース・アラビア」に「非道な政権からトルコに逃れてきた。最小限の権利を求める市民に抑圧と拷問を加えることへの抗議だ」と語った。

 ロイター通信によると、5月の選挙で選出された国会議員の離反は初めて。反体制派関係者によると、バダウィ議員はトルコからカタールに向かうという。

 シリアでは今月初旬、軍精鋭部隊幹部のタラス准将が亡命。中旬以降もイラクやキプロスなどに駐在するシリア大使の離反が相次いでいる。

4794チバQ:2012/07/27(金) 23:43:55
http://mainichi.jp/select/news/20120727k0000e030201000c.html
シリア:「クルド人が一部掌握」情報 隣国トルコ緊張
毎日新聞 2012年07月27日 14時32分(最終更新 07月27日 15時20分)


シリア北部アレッポ県で、モスクの前に横たわる破壊された戦車=2012年7月25日、ロイター
拡大写真 【カイロ前田英司】内戦状態に陥ったシリア北部で、「祖国なき最大の民」といわれるクルド人が一部の町を掌握したと伝えられ、隣国トルコが過敏に反応している。トルコ南東部にはクルド人が多く、分離独立を掲げて対トルコの武装闘争を続ける非合法組織「クルド労働者党」(PKK)との長い対立があるためだ。トルコはシリア北部がPKKの新拠点になると警戒しており、シリア情勢は周辺諸国の緊張も高めている。

 トルコのエルドアン首相は26日、シリア北部の状況について「テロ組織が拠点を構築してトルコを脅かす事態は許さない」と強調、「必要であれば行動を起こす」と警告した。トルコはPKKをテロ組織と認定している。

 トルコのメディアなどによると、シリアの首都ダマスカスで18日あった政府高官爆殺事件後、シリア北部アレッポ県やハッサケ県の一部の町をクルド人が掌握した。政府軍が戦闘の激化した首都やアレッポ市などに移動した隙(すき)を突いたという。

 PKKが戦闘員を送り込んだとの情報や、イラク北部のクルド自治区から軍事組織「ペシュメルガ」が展開したとの情報も流れた。イラクのクルド自治政府は関与を否定している。

 シリアは過去、PKK創設者のオジャラン服役囚(トルコで収監中)をかくまっていたほか、クルド人主要組織の一つ「シリア民主統一党」はPKKとの連携が指摘され、トルコの不信感は根深い。

 また、クルド系のメディアは今回の事態を「クルディスタン(クルド人居住領域)のうち二つの地域(イラクとシリア)が初めてクルド民族の支配下に入った」と称賛し、トルコの神経を逆なでした。

 クルド人は主にトルコ、イラク、イラン、シリアにまたがる山間部に居住し、推定人口は2000万〜3000万人。このうちシリアに約200万人、トルコには1200万〜1500万人が住むとされる。

 1978年に創設されたPKKは84年から対トルコの武装闘争を開始。これまでの衝突の死者数は4万人以上に達し、トルコはしばしばPKKが潜伏するイラク北部を攻撃している。

4795チバQ:2012/07/27(金) 23:45:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120727-00000001-wsj-int
シリア政権移行期指導者として亡命軍幹部浮上
ウォール・ストリート・ジャーナル 7月27日(金)10時6分配信

 オバマ米政権のほか、一部アラブ及び西側諸国の当局者は、シリアのアサド政権崩壊後の政権移行時に中心的な役割を果たす人物として、亡命中のシリア軍幹部マナフ・タラス准将を据えることを検討している。米国と中東国の当局者が明らかにした。

 シリア反体制連合組織「シリア国民評議会」が反政府勢力を結集させる見込みが後退しているため、タラス氏への期待が高まっている。同氏はアサド大統領とは幼なじみだった。

 反政府勢力はシリア国内の主要都市で攻勢を強め、政府高官の亡命が相次いでいるが、アサド政権を支持するロシアやアラブ主要国に加え、反政府勢力にも受け入れられる政権移行期の中心的人物を探すことが喫緊の課題となっている。

 同氏は反政府側の中では、ダマスカスの治安を回復し国内にある大量の化学兵器の保全を確保できる数少ない人物の1人とされる。

 同氏はシリア軍精鋭部隊の共和国防衛隊の司令官だったが、7月6日に亡命した。同氏の父親はアサド大統領の父ハフェズ・アサド前大統領のもとで30年間国防相を務めた。

 同氏はまた、アサド一族とは違い、イスラム教スンニ派であるため、西側諸国はスンニ派が多いシリア反政府勢力から、政権移行期の中心的人物として受け入れられるとみている。

 米国防当局の高官は「タラス氏が重圧に耐えて(シリアを)けん引できるか、あるいは消えてしまうか判断するのは時期尚早だ」と指摘。「1週間か2週間すれば、国内外の様々な情勢に対し彼の資質と魅力が明らかになるだろう」と話した。

 タラス氏が注目されていることはまた、アサド大統領にとって替わることができる人物が不足していることを示している。反政府勢力の間では、タラス氏とその一族がアサド政権による抑圧と腐敗に関与し過ぎているとの見方が多い。アサド大統領はイスラム教アラウィ派(国民の12%)だが、タラス氏がアサド政権のもとで結束しているアラウィ派を抑えることができるか疑問視する声もある。

 ワシントンを拠点とする反アサド派の活動家は「タラス氏のような人物をシリア国民に売り込むことは難しい」と述べている。

 しかし23日の欧州連合(EU)外相会合が声明で、今年初めに正式な交渉相手としていた反体制派組織「シリア国民評議会」に一切言及しなかったことから、西側諸国のシリアに関する選択肢は限られていることも浮き彫りになった。

4796チバQ:2012/07/27(金) 23:45:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120727-00000099-san-int
シリア、宗派で分断? 支配層のアラウィ派 大多数のスンニ派
産経新聞 7月27日(金)7時55分配信


拡大写真
イスラム教アラウィ派の多い地域(写真:産経新聞)

 【カイロ=大内清】シリアのアサド政権と反体制派の戦闘激化により、国内が分断状態に陥るとのシナリオが取り沙汰され始めた。アサド大統領の出身宗派で政権支配層を形成するイスラム教アラウィ派は国内北西部に多く、その他の地域で大多数を占めるスンニ派との対立という色合いを強めているからだ。内戦がさらに泥沼化すれば、多くの宗派・民族が入り組んだシリアとその周辺地域の安定を脅かす恐れもある。

 イスラム教シーア派の一派とされるアラウィ派はシリアの人口の1割弱にとどまり、大部分は北西部の山岳地帯やラタキア、ロシアの海軍基地があるタルトゥースなどに集中している。昨年3月の反政府デモ発生後もほとんど騒乱は起きておらず、政権側の牙城ともいえる地域だ。

 「北西部はしばらく放っておくしかない」

 反体制派武装組織「自由シリア軍」幹部はこう話し、他の地域のようにゲリラ戦術を展開することさえ難しいことを認める。首都ダマスカスや北部の最大都市アレッポなどで戦闘が激しさを増す中、政権側が北西部に武器を集め、アラウィ派住民に配っているとの情報もあるという。

 シリアでは今年5月以降、アラウィ派民兵シャッビーハの関与が疑われるスンニ派住民の虐殺が頻発しているが、その現場となった西部ホムスや中部ハマの周辺は、スンニ派とアラウィ派の居住地域の“境界”にあたる。スンニ派中心の反体制派内ではアラウィ派に対する反感が高まっており、この一帯で報復の連鎖が起きる懸念は強い。

 汎アラブ紙アッシャルクルアウサトによると、2005年に失脚して現在は反体制組織を率いるハッダーム元副大統領は、民兵を利用して宗派対立をあおっているとして、アサド政権の手法は北西部に「アラウィ派国家」を作ろうとするかのようだ−と非難した。

 宗派対立激化の懸念は、体制寄りの人間も共有している。ダマスカス大のハダード研究員(スンニ派)は、「アラウィ派が政権を失うとの危機感を強めれば、スンニ派との溝はますます深まるだろう」と話している。

 【用語解説】イスラム教アラウィ派

 別名ヌサイリー派。詳しい教義は不明だがイスラム教の第4代カリフ、アリーを神格化しているといわれ、スンニ派からは異端視される。シリアではアサド大統領はじめ軍の有力指導者らが信者。現大統領の父親のアサド前大統領はレバノンのシーア派指導者から、「アラウィ派はシーア派の一派」とするファトワ(宗教裁定)を引き出し正統性強化を図った。シリア北西部やレバノン北部に多くトルコ各地にも居住している。

4797チバQ:2012/07/27(金) 23:46:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120727-00000100-san-int
周辺諸国に対立波及も レバノン、イラク、サウジアラビア…
産経新聞 7月27日(金)7時55分配信

 【カイロ=大内清】シリアの内戦が本格的な宗派対立に発展した場合、その影響は国内にとどまらず、イスラム教のシーア派組織ヒズボラとスンニ派が併存する隣国レバノンや、宗派抗争がくすぶるイラクなど、周辺地域にも及ぶ可能性がある。シーア派大国イランの勢力伸長を抑え、スンニ派の“覇権”確立を目指しているといわれるサウジアラビアなどの思惑もからみ、事態がどう推移するか予測しがたいのが実情だ。

 ◆「シーア派地帯」くさび

 シリア問題でサウジやカタールなどの湾岸アラブ諸国は、昨年夏ごろの段階でアサド政権打倒にかじを切った。背景には、イランからイラク、シリアをへてレバノンに至る「シーア派三日月地帯」にくさびを打ち込む狙いがうかがえる。

 湾岸諸国は、シリア反体制派への資金提供のほか、現在では武器・弾薬の供与も実施。シリアには、宗教的連帯感を動機としてアラブ各国からスンニ派の義勇兵が集まっているとの指摘もあり、内戦が宗派対立の色を濃くしているのは当然の成り行きともいえる。

 こうした中、ヒズボラやレバノン国内に住むアラウィ派の住民は、密接な関係にあるアサド政権の崩壊を強く警戒しており、反体制派に同情的なスンニ派勢力との反目が強まっている。

 イラクでも、スンニ派の国際テロ組織アルカーイダ系武装勢力によるとみられるシーア派へのテロが相次いでおり、シリアでの宗派対立に呼応する形で、武装勢力側が活動を活発化することが懸念されている。

 ◆関心はアサド氏打倒後

 こうした情勢の下、アサド政権崩壊が現実味を増せば、周辺地域を含めて情勢がさらに流動化することは確実だ。

 17日付のイスラエル紙イディオト・アハロノトは、イスラエルなどの諜報機関の関心について、「アサド大統領が生き残るかよりも、むしろ打倒された場合に何が起こるかに向いている」と指摘した。

4798チバQ:2012/07/27(金) 23:46:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120726-00000070-mai-int
<シリア>アサド政権、崩壊の兆し弱く…火力の差は圧倒的
毎日新聞 7月26日(木)19時50分配信

 【カイロ前田英司】内戦状態に陥ったシリアのアサド政権は、先の高官爆殺事件で動揺しながらも、首都ダマスカスでは反体制派を押し返し、崩壊の兆しは薄い。火力の差は圧倒的で反体制派が独力で政府軍を撃破するのは困難なうえ、「アサド後」を担う体制は見えず、政権(瓦解)の「誘い水」もないためだ。

 「もはやアサド政権は長続きしない」。アラブ連盟のアラビ事務局長は24日付の汎(はん)アラブ紙アルハヤトに断言した。しかし、時期について問われると「見通すことはできない」と言葉を濁した。

 アサド政権の基盤は大統領の出身母体で人口2000万人超の12%に過ぎないイスラム教アラウィ派。軍や政治の要職を占め、外交官の約6割はアラウィ派ともいわれる。

 しかし、18日にダマスカスで爆殺された政府高官4人のうち、アラウィ派は大統領の義兄シャウカト氏だけ。他の2人は国内多数派(人口の70%)のイスラム教スンニ派で、1人はキリスト教徒だ。個人間の関係に基づく登用が顕著だった大統領の父・故ハフェズ氏の政権と比べ、現政権は「官僚的な人事」(専門家)を実施、一口に「少数派支配」とは言い難いという。

 さらに、反体制派が一枚岩でない状態もアサド政権に有利に働く。7月に入り「大物」の離反が相次ぐが、政権との確執などがささやかれていた人物が多く、瓦解を促すような中核メンバーではない。最近離反したハリリ駐キプロス臨時代理大使はシャラ副大統領(スンニ派)のめいだが、副大統領は出身地の南部ダルアーでの市民弾圧に抗議して「自宅軟禁」されているとの報道もある。

 米カーネギー国際平和研究所中東センター(レバノン)のポール・サレム所長は「アサド政権の崩壊はまだ数カ月先かもしれない」と見る。所長によれば、これまでに政府軍から約25人の准将がトルコに逃げたが、軍全体の准将数は約1500人。アラウィ派が政権崩壊後の報復を恐れるだけでなく、スンニ派主導の反体制活動に他の少数派も乗り切れず、「エジプトで起きたような国全体のうねりにいまだ達しない」と現状を分析した。

 一方、ヨルダン大学戦略研究所のムーサ・シュティウィ所長は「アサド政権は確かに揺らいでいるが、代替勢力もいない。国家を崩壊させないためにも早急に政治的な解決策を見つけることが必要だ」と解説した。

4799チバQ:2012/07/27(金) 23:53:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120726/asi12072622420002-n1.htm
インドの電力開発、需要増に追いつかず 相次ぐ停電にデモも発生
2012.7.26 22:41 (1/2ページ)
 急速な経済成長を続ける新興国インドにとって、大きな悩みの一つが電力不足だ。電力供給量は毎年増えているが、増大する電力需要になかなか追いつかない。需要がピークとなる夏を迎え、首都ニューデリー周辺でも長時間の停電が頻発している。

 インド政府によると、例年通り電力不足が顕著になり始めた5月、総電力需要(暫定値)に対する供給力の不足は7・5%にのぼった。その後の数値はまだ発表されていないものの、気温が45度前後となった6月にはさらに電力需要が高まり、不足率が拡大したのは間違いない。

 政府は電力不足の要因を、現在2億人以上いるとされる中間層の増大にあるとしている。2010年度の国民1人当たりの電力使用量は約820キロワット時と日本人の約10分の1だが、6年間で34%も増えた。このため、増大する需要に電力開発がついていけない状況が続いている。

 インドの国営企業はいまだに社会主義の色合いが濃く、石炭の採掘や輸送業は効率が悪い。このため電力供給の6割以上を占める火力発電は安定性を欠いている。20%近くを占める水力発電も雨量に左右され、この2年間は低調だ。

 この夏、ニューデリー近郊の日本人も多く居住するグルガオンの一部では、1日に12〜14時間も停電する事態となった。これが水の供給不足に拍車をかけ、各地で断水も相次いだ。

 ニューデリー周辺はすでに雨期に入り、気温も30度台まで下がっており、政府は「電力不足は一時的なものだ」としている。しかし、猛暑の中の電力不足は、このままでは来年以降も繰り返されるのは確実だ。

 政府は電力供給の確保を図っていないわけではない。外国企業誘致に積極的な西部グジャラート州では、風力や太陽光発電など再生可能なエネルギーによる電源開発が盛んに行われている。

 インドはこうした自然エネルギーが豊富で、世界風力発電協会が2月に発表した報告書によると、昨年のインドの風力発電能力は1600万キロワットを超え、中国や米国などに次ぐ5位につけている。

 インド風力タービン製造業協会のギリ会長は「2011年は、新たに300万キロワット以上増え、画期的な年となった。15年まで毎年500万キロワットずつ増加すると見込んでおり、政府の新政策は民間の新たな投資を引き寄せることになる」と述べている。

 現在、3%未満の原子力発電についても政府は積極的に導入を進める方針だが、日本の原発事故以来、新規建設予定地では反対運動も起きており、今後の電力開発に影を落としている。

 (ニューデリー 岩田智雄)

4800チバQ:2012/07/28(土) 10:17:52
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012072802000105.html
新生リビア「自由の旗を」 内戦シリア惨状に涙 ロンドン五輪に願う選手
2012年7月28日 朝刊

27日、テムズ川を下り、タワーブリッジ(後方)の手前に浮かぶ五輪マークのオブジェに到着した聖火=ロンドンで(川柳晶寛撮影)


 ロンドン五輪は二十七日夜(日本時間二十八日早朝)、市東部の五輪スタジアムで開会式を行い、十七日間の戦いが幕を開ける。大会には、内戦のまっただ中にあるシリアなど、民主化政変「アラブの春」に揺れる国々も参加する。

 これまでに一万九千人以上の死者が出たとされるシリアからは、重量挙げなどに、十人の選手が出場。射撃の女子選手ゼインディーンさん(24)は二十五日、会場入りするとシリア国旗が目に入った。母国の惨状が目に浮かび、涙が止まらなくなったという。「国民が再び一体となるような試合をして、暴力を終わらせたい。競技中は国の風景を目に浮かべる」と本紙に語った。

 選手団長のキヤタ氏は「スポーツは平和をもたらす。世界に敬意を払ってもらえるようベストを尽くす」と話す。一方で英政府は、アサド政権による市民への過酷な弾圧を理由に、シリア・オリンピック委員会会長の入国を拒否した。

 昨年八月、内戦で四十二年に及んだカダフィ独裁体制が倒れたリビアからは、柔道などの選手五人が参加する。リビアを支配したカダフィ大佐=死亡=は、自分以外にリビアに英雄が現れるのを警戒したとされ、サッカーでは、メディアは各選手を名前でなく、背番号で報道するよう強いられた。

 内戦では多くのスポーツ選手も自由を求めて戦い、死傷した。同国オリンピック委員会のクレイクシ副会長は「結果を出せば評価される国に変わり、選手たちの士気は最高だ。リビアの自由の旗を掲げる」と語った。

 「アラブの春」で長期政権が倒れたチュニジア、エジプト、イエメンも選手団を派遣、再出発を世界にアピールする。 (カイロ・今村実)

4801チバQ:2012/07/28(土) 12:31:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120727/erp12072723520000-n1.htm
五輪外交も始動 シリア問題、ビジネス、欧州債務危機…
2012.7.27 23:51 (1/2ページ)
 【ロンドン=内藤泰朗】ロンドン五輪には100カ国以上の首脳らのほか、世界の経済界の指導者たちが集結、4年に1度のスポーツの祭典を舞台に五輪外交も始まった。開催国のキャメロン英首相は26日、長引く不況脱却の足がかりにしようと「ビジネスサミット」を開催。シリア情勢の打開に向けた首脳外交も展開する考えだ。

 ロイター通信などによると、黒帯の柔道家として知られるロシアのプーチン大統領は8月2日、柔道の試合観戦のためにロンドンを非公式に訪問し、キャメロン首相と試合観戦をしながら会談する。

 キャメロン首相は、シリアのアサド政権への制裁強化などに反対するプーチン氏を説得し、アサド政権にロシアが圧力をかけるよう促す予定だ。

 英露関係は2006年、同じ旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身のプーチン氏を激しく批判するリトビネンコ中佐がロンドンで毒殺されて以来冷却化していた。プーチン氏の訪英は実現すれば9年ぶりとなる。

 キャメロン首相は欧州各国首脳とも、欧州債務危機の問題について話し合う。

 さらに首相は26日、五輪観戦でロンドンに集まった各国の財界VIPを集めた投資サミットで、「開かれた英国」の魅力をPRし投資を呼びかけた。悪化する経済の刺激剤にするため、首相自ら営業マンとなって商談を進める狙いだ。

 一方、「欧州最後の独裁者」と呼ばれ、人権弾圧から欧州各国への入国を禁じられているベラルーシのルカシェンコ大統領は大のスポーツファンとして知られるが、英当局からビザ発給を拒否された。

 米国からはオバマ大統領の代わりにミシェル夫人が訪問。大統領選の共和党候補に内定しているロムニー前マサチューセッツ州知事も英国を訪れている。

4802チバQ:2012/07/29(日) 03:07:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120728-00000007-cnn-int
シリア北部の都市で「決戦」か、アサド政権の命運握る戦い
CNN.co.jp 7月28日(土)16時42分配信

(CNN) 内戦状態にあるシリア北部の中心都市アレッポでアサド政権軍と反体制派武装組織の集結が双方で進み、大規模な「決戦」開始が間近な情勢となっている。軍離脱の兵士で組織する反体制派「自由シリア軍」のクルディ副司令官が27日に明らかにした。

政府軍の増強部隊は国内各地からアレッポに集められ、総攻撃の構えも見せている。要衝であるアレッポ争奪戦の行方は、昨年3月以降に激化した反政府デモを厳しく弾圧してきたアサド大統領とその政権の将来を握るとの見方も出ている。

クルディ副司令官によると、反体制派の戦闘員らも地方部などからアレッポに結集し、政府軍との決戦に備えている。市内の多くの地域では人影が消え、路上には戦闘員の姿だけが見られる。住民は大規模戦闘の発生を予感し、郊外などへ逃げているという。

同市の住民は28日未明、政府軍は反体制派の支配地区への燃料や食料輸送を阻止していると証言。この住民は、政府軍は地区を包囲しており、電気も一部で止められ食料も底をついているとも報告した。

アレッポでは27日に一部の地域で戦闘が発生。反体制派「地域調整委員会」によると、同市のファルドス地区では政府軍が民家への無差別砲撃を行った。同組織によると、シリア全土では27日、計100人が殺害されたがうち少なくとも15人はアレッポ県の住民らとなっている。

アレッポのサラヘディン地区では政府軍がミサイル弾や戦闘ヘリコプターなどを使って攻撃。ハルディ地区ではモスク(イスラム教礼拝所)から出てきたデモ隊に発砲したという。

世界遺産の都市にも指定されるアレッポはトルコとの国境近くに位置し、シリアの商都ともなっている。米中央情報局(CIA)の世界各国便覧によると、同市はシリアの最大都市ともなっている。

米国のシンクタンク「ワシントン中近東政策研究所」のシリア問題専門家は、政府軍がアレッポの完全攻略に失敗した場合、アサド政権の国内統治能力は弱体化し始めるだろうと分析。逆に反体制派の撃退に成功した場合、内戦状態はさらに続くと指摘した。

4803チバQ:2012/07/29(日) 10:11:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120729-00000027-jij-int
エボラ出血熱で14人死亡=ウガンダ
時事通信 7月29日(日)6時14分配信

 【カンパラAFP=時事】世界保健機関(WHO)は28日、東アフリカのウガンダ西部キバレ地区で7月初旬にエボラ出血熱が発生し、これまでに20人が発症、うち14人が死亡したと発表した。
 キバレ地区は首都カンパラの西方約200キロの位置にある。WHO当局者によると、ウガンダ保健省と米疾病対策センター(CDC)の要員から成る対策チームが現場に派遣された。

4804チバQ:2012/07/29(日) 10:13:18
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012072802000245.html
セルビア連立内閣発足 EU加盟が課題
2012年7月28日 夕刊

 【ベルリン=弓削雅人】セルビア議会は二十七日、五月の議会選挙で第一党になった中道右派、セルビア進歩党などからなる中道連立内閣を承認した。新首相には第三党の中道左派、セルビア社会党のダチッチ党首(46)が就任した。欧州メディアが報じた。

 ダチッチ氏の当面の大きな課題は、欧州連合(EU)への加盟だ。親欧米の前政権は今年三月、加盟候補国入りを達成。EU側は、正式加盟への前提として、内戦で敵対した旧ユーゴスラビア諸国や二〇〇八年にセルビアからの独立を宣言したコソボとの和解を求めており、同氏は就任早々、その手腕が問われる。

 首相就任を受け、メルケル独首相は二十七日、ダチッチ氏に書簡を送り、周辺国との関係改善が「EUへの近道だ」と強調した。

 ただ、ダチッチ氏は旧ユーゴ紛争の戦犯として逮捕された故ミロシェビッチ元ユーゴ大統領の政権を支えた過去がある。政権を主導するニコリッチ大統領も、紛争時のセルビア人勢力による大量殺害を「ジェノサイド(民族大量虐殺)ではなかった」と明言して批判を浴びており、周辺国との融和を今後、どう進めるかが課題だ。

4805チバQ:2012/07/29(日) 10:50:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120728-00000059-mai-int
<シリア>政府軍、アレッポで総攻撃 政権命運握る攻防に
毎日新聞 7月28日(土)20時27分配信

 【テヘラン鵜塚健】シリア政府軍は28日、シリア北部の中心都市アレッポに大量の周辺部隊を集結させ、総攻撃を始めた。戦闘ヘリコプターや戦車を多数投入し、反体制派を制圧する構え。アレッポでは政府軍と反体制派の激しい衝突が1週間続いており、ここでの攻防の行方が、アサド政権の命運を握るとみられる。

 反体制派によると、政府軍は28日早朝から、アレッポ南西部サラヘディン地区など数地区で一斉に攻撃を開始。戦闘ヘリや戦車による砲撃に加え、多数の兵士を動員して反体制派と激しい市街戦を展開している。戦闘機の目撃情報もある。イランメディアによると、政府軍側は精鋭部隊の共和国防衛隊1500人をアレッポに投入した。

 AFP通信が伝えた反体制派組織「シリア人権観測所」の集計によると、アレッポでの28日の戦闘で、軍と反体制派双方で少なくとも29人が死亡、シリア全土では90人以上の死者を出した。

 アレッポは北部最大の商業都市で人口約200万人。住民の多くは郊外や北方のトルコに逃れたとみられるが、残った住民の状況は深刻だ。活動家の住民男性によると、停電や断水が長時間にわたり、食糧が不足。医師や薬品も足りず、負傷者への対応が追いつかない。救護支援に当たる地元の赤新月社(日本の赤十字社に相当)も27日、戦闘激化に伴い活動を一部中断した模様だ。

 シリアではアレッポのほか首都ダマスカス、南部ダルアーなど各地で、軍と反体制派の衝突が続き、連日100人以上が死亡している。軍幹部や大使の離反が相次ぎ、政権中枢の揺らぎが指摘される中、アサド政権はアレッポ攻略で盤石ぶりを示す狙いとみられる。

4806チバQ:2012/07/29(日) 11:46:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120728-00000084-mai-pol
<露外相>北方領土「要人訪問やめぬ」 交渉継続は確認
毎日新聞 7月28日(土)21時56分配信

 【ソチ(ロシア南部)横田愛】ロシア訪問中の玄葉光一郎外相は28日、黒海沿岸の保養地ソチでラブロフ外相、プーチン大統領と相次いで会談した。両外相は北方領土交渉について、首脳、外相、次官級の3ルートで協議を継続することを確認した。しかし、ラブロフ氏は会談後の共同記者会見でロシア政府要人の北方領土訪問について「控えることはない」と明言し、今後も実効支配の強化に取り組む考えを示した。

 今月3日のメドベージェフ首相による北方領土・国後島訪問について、玄葉氏は外相会談で遺憾の意を示し、「国民感情に配慮しながら物事を進める必要がある」と抗議した。ラブロフ氏は「抗議は受け入れることはできない」と反論し、「地域の社会、経済、環境の整備はロシア政府の責任であり、続ける用意がある」と強調した。

 また、玄葉氏は北方領土問題について四島を交渉対象とした01年のイルクーツク声明に触れ、「両国間の諸合意、諸文書、法と正義の原則に基づいて問題解決したい」と提起。ラブロフ氏は「第二次世界大戦の結果が国連憲章に定められている。ロシア国民にとってこれこそ法と正義の原則の表れだ」と述べ、第二次世界大戦の結果でロシアの領土になったとの主張を展開した。

 会談後、玄葉氏はソチの大統領別邸でプーチン氏と会談した。両氏は北方領土問題について、双方が受け入れ可能な解決策を探るため交渉を継続することで一致。玄葉氏はプーチン氏と親交の深い森喜朗元首相を政府特使としてロシアに派遣する考えを伝え、プーチン氏は「いつでも受け入れる」と歓迎する意向を示した。

 一連の会談は、6月にメキシコであった日露首脳会談で、北方領土交渉再開で合意して以降、初の実質協議。玄葉氏はラブロフ氏との共同記者会見で「野田政権として、双方受け入れ可能な解決策をしっかり考え、精力的に交渉を進めることが大切だ」と述べたが、日露双方の立場の隔たりは大きい。

 北方領土交渉は、首脳会談の際、再開で一致した後も、次官級協議の開催が決まらないなど、実際の動きは停滞してきた。メドベージェフ首相が国後島を訪問し、玄葉氏の訪露延期を求める声が野党などから出たが、同氏は「むしろ交渉することが大事」と対話継続を優先した。

 日本政府はプーチン大統領との会談にもこだわった。7月半ばにロシア側から「ソチに来るなら可能性がある」との回答を受け、訪問先を急きょモスクワからソチに変更し、実現した。ロシア政府を「プーチン氏の大きな政治力」(外務省高官)をテコに動かすしかないという実情がある。

 プーチン氏が日本外相との会談を受け入れたのは、02年10月の川口順子外相(当時)以来で、5月の大統領復帰後に他国の外相と会談したのも初めてとなる。異例の対応の背景には、9月に極東ウラジオストクで開くアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を控え、日本との関係強化をアピールする狙いがあったとみられる。

 しかし、そのプーチン氏も歯舞群島、色丹の2島引き渡しを規定した日ソ共同宣言(1956年)の有効性を確認したことはあるが、国後、択捉島返還に関して言及したことはない。日露両政府はAPEC首脳会議にあわせて首脳会談を行う予定だが、ロシア側が領土問題の具体策で譲歩する可能性は低く、四島返還を主張する日本との溝は深い。

 外相会談は約1時間40分行われ、3分の1が領土問題に割かれた。

4807チバQ:2012/07/29(日) 20:17:12
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201207290164.html
'12/7/29
大統領罷免めぐり国民投票 ルーマニア、政治混乱続く

 【ウィーン共同】ルーマニアで29日、強大な権限を持つバセスク大統領の罷免の是非を問う国民投票が行われた。大統領は緊縮財政策の導入で支持率が急落。ポンタ首相率いる連立与党は政敵の大統領追い落としを狙うが、夏休み期間中のため、成立要件となる投票率50%を超えるかどうかが鍵となる。罷免か続投か、どちらの結果でも政界の混乱は避けられない。

 世論調査によると、罷免賛成は約1800万人の有権者の6割以上に上り、国民投票が成立した場合、大統領の罷免は確実な情勢だ。罷免の場合、3カ月以内に大統領選が行われる。

 投票は29日午後11時(日本時間30日午前5時)に締め切られ、即日開票される。

 投票率が50%を超えるかは微妙で、首相陣営はリゾート地に投票所を設けたり、投票時間を延長したりと投票率アップに懸命だ。大統領に近い中道右派、民主自由党は投票不参加を呼び掛けている。

 ルーマニア大統領は首相任命権や議会解散権など首相以上の権限を持つ。バセスク大統領は2010年に緊縮財政策の導入を決め、国民の強い反発を招いた。一方、首相は中道左派の社会民主党党首で、5月の就任後、議会での数の力を背景に大統領の追い落としを図ってきた。

 首相陣営は大統領が罷免を免れても、再び国民投票に持ち込んだり、反大統領デモを展開したりして、あくまで大統領を攻撃する構え。欧州連合(EU)は「民主主義のルールに反する」と首相派の動きを批判している。

4808チバQ:2012/07/29(日) 22:05:41
http://mainichi.jp/select/news/20120730k0000m030046000c.html?inb=yt
レバノン:宗派対立、シリア内戦化で緊迫
毎日新聞 2012年07月29日 20時17分(最終更新 07月29日 21時00分)


銃撃戦を受けて現場付近で警戒するレバノン軍。周辺では銃声が響いていた=レバノン北部トリポリで2012年7月28日、前田英司撮影
拡大写真 【トリポリ(レバノン北部)前田英司】シリアの内戦化が隣国レバノンの宗派対立の火に油を注いでいる。シリア反体制派を支持するイスラム教スンニ派とアサド大統領の出身母体のアラウィ派が衝突を繰り返す一方、アサド政権と蜜月関係のシーア派民兵組織ヒズボラが政権擁護に暗躍しているとの観測も飛び交う。シリア主要都市での戦闘激化で大量の難民も押し寄せて、レバノン情勢はシリアの混迷に引きずられて流動化の様相を深めている。

 銃声が断続的に響き渡った。28日朝、レバノン北部トリポリの一角。現場は通りを挟み、スンニ派とアラウィ派の居住区が対峙(たいじ)する。双方は30年以上前のレバノン内戦時から対立する因縁の関係だが、ここに来て、シリアの内戦化で緊張が激化。「シリアで新たな『虐殺』でも起きればレバノンも再び戦争状態に陥る恐れはある」(ムスタファ・アルーシュ前国会議員)。いわば一触即発の状態だ。

 地元紙によれば現場では27日、花火を巡るトラブルから撃ち合いになり、数人が負傷。一夜明けて、衝突が再燃したという。周辺の建物には長い対立で刻まれた弾痕が無数に残る。「ささいなことが一気に燃え上がる。この通りは走りたくない」。レバノン軍が展開する物々しい雰囲気の中、記者を乗せた車の運転手(37)がアクセルを踏み込んだ。

4809チバQ:2012/07/30(月) 20:49:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120730/erp12073017480002-n1.htm
大統領続投へ ルーマニア国民投票 政界混迷必至
2012.7.30 17:45

30日、ブカレストで国民投票後に会見するバセスク大統領(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】ルーマニアで29日、バセスク大統領の罷免の是非を問う国民投票が行われたが、同国選管当局は投票率が規定の50%に届かず、不成立となったと発表した。大統領は続投の方向だが、財政緊縮策を導入した大統領に対する国民の反発は強く、政界の混迷は必至の情勢だ。

 2004年に就任したバセスク大統領は08年の世界的な経済危機による同国の経済低迷を受け、10年に財政緊縮策を導入したことで人気が急落した。

 今年5月に中道左派の社会民主党党首のポンタ政権が発足すると、中道右派で野党の民主自由党に近い大統領と対立は激しくなり、今月上旬に大統領は職務停止に追い込まれた。

 一連の流れはバセスク大統領とポンタ首相の権力闘争の側面が強く、ポンタ政権の強引な手法にも欧州連合(EU)が「法の支配の意味を理解しているのか」と懸念を表明していた。

 国民投票は夏季休暇中だったため成立するかが焦点だった。首相派が投票時間延長などで投票率上昇を図る一方、大統領派は棄権を呼びかけていた。投票結果を受け、バセスク大統領は「国民はクーデターを拒否した」と述べたが、ポンタ首相は今後もバセスク大統領の追い落としを狙う構えだ。

4810チバQ:2012/07/30(月) 20:49:44
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120730/asi12073020360004-n1.htm
フィジーと外交関係修復 豪、NZが合意
2012.7.30 20:36
 オーストラリアとニュージーランドの両政府は30日、凍結していたフィジーの軍事政権との外交関係を修復させることでそれぞれフィジー側と合意したと発表した。

 3国の外相が同日、シドニーで会談し、フィジー側が2014年に公正な総選挙を実施する考えを強調。オーストラリアのカー外相は民主化に向けた一層の努力が必要とくぎを刺したが、3氏は対話促進のため高等弁務官の駐在を再開することで合意した。

 フィジーは09年11月、内政干渉を理由に両国の高等弁務官(大使に相当)を国外退去とし、両国側も対抗措置として直後にフィジーの高等弁務官を追放した。(共同)

4811チバQ:2012/07/30(月) 23:00:04
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120730/mds12073022450002-n1.htm
シリア反体制派に日本人か 動画投稿サイトに映像
2012.7.30 22:44
 内戦状態のシリアの反体制派武装組織「自由シリア軍」を自称する民兵たちと一緒に日本人とされる男性が写った映像が、動画投稿サイトで公開されていることが30日分かった。男性の安否や自発的に民兵と行動を共にしているのかなど詳細は不明。

 映像は30秒余りで、29日に投稿されたとみられる。眼鏡をかけ、首にカメラをぶら下げた日本人とされる若い男性が、反体制派民兵だという、銃を持った男性たちと共に、アラビア語で「神は偉大なり」などと唱和している。

 映像の説明は、撮影場所をシリア北西部ラタキアのトルクマン山とし「仏教徒の日本人記者がイスラム教徒に改宗した」としている。男性は映像内で「ムスタファ」と名乗っている。(共同)


http://sankei.jp.msn.com/world/news/120730/mds12073014310000-n1.htm
北部都市から20万人避難 大規模戦闘で
2012.7.30 14:30

29日、シリアの北部中心都市アレッポから車で逃げる男性(ロイター)
 フランス公共ラジオによると、国連人道問題調整室(OCHA)のエイモス室長は29日、内戦状態のシリアの北部中心都市アレッポから、ここ2日間で約20万人が戦闘を逃れ、周辺地域に避難したと明らかにした。

 アレッポでは28日に政権側が大規模な反体制派掃討作戦を開始、激しい戦闘が続いている。多数の市民がまだ避難できていないという。エイモス氏は声明で、アレッポの市民らに対して戦車や重火器による攻撃が加えられているとして「深く憂慮する」と表明。緊急に食料や水、毛布などを供給する必要があると強調した。

 反体制武装組織「自由シリア軍」は20日、政権の北部の牙城であるアレッポに対する攻撃を開始、本格的な戦闘が始まった。英国を拠点とする「シリア人権監視団」によると、アサド政権側部隊と反体制派の戦闘などによる29日のシリア全土の死者は60人以上に上った。(共同)

4812チバQ:2012/07/30(月) 23:00:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120730-00000101-mai-int
<シリア>北部の要衝アレッポ 戦闘激化で食料不足深刻
毎日新聞 7月30日(月)21時42分配信

 【テヘラン鵜塚健】シリア北部の要衝・アレッポを巡る政府軍と反体制派の攻防が激化している。双方が一部地区の制圧を主張するなど30日も激しい戦闘が続いた。アレッポは人口約200万人のシリア最大の商業都市。1割の約20万人(国連推計)が脱出したとされるが、残った住民は緊迫した中で窮乏生活を強いられている。

 衝突が激しいアレッポ南西部サラヘディンに住む電気工のカリム・エディドさん(26)は毎日新聞の電話取材に「戦闘が続き、毎日路上には死体やその破片が転がっている。住宅密集地への無差別な砲撃の結果だ」と憤る。両親や兄弟は既に安全な場所に逃げたが、自身は「事実をメディアに伝える必要がある」として残った。

 激しい戦闘地域から1キロほど離れた場所に住む人権活動家で弁護士の男性(50)は「30日朝も激しい砲撃の音が聞こえる。(これまで)戦車や戦闘機も見た」と証言。電気や水道は頻繁に止まり、携帯電話もなかなか通じないという。商店で買うパンの値段は普段の7倍に跳ね上がり、住民たちは食料不足に苦しんでいるという。

 政府軍は28日にアレッポで大規模攻撃を開始。反体制派は複数の地区を掌握しているとみられるが、反体制武装組織「自由シリア軍」は、政府軍が戦闘機やヘリ、戦車を投入し、砲撃や激しい銃撃を加えているとした。

 AFP通信は、反体制派が30日、アレッポ北西約5キロのトルコ国境に通じる検問所を制圧したと報じた。ただ、アレッポのうち反体制派の勢力下にあるのは「35〜40%の間」にとどまると自由シリア軍の司令官が述べている。

 戦闘激化から3日目に入ったアレッポで戦う自由シリア軍兵士(36)は毎日新聞の電話取材に「30日朝までに(政府軍の)戦車30台を破壊・占拠した」と語り、「国際社会は早急な決断をしてほしい」と求めた。戦闘激化を受けフランスのファビウス外相は30日、国連安全保障理事会の緊急閣僚級会合を求める意向を明らかにした。

4814チバQ:2012/07/31(火) 22:21:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120731/asi12073120240000-n1.htm
インドで再び大規模停電 6億人の居住州、過去最悪
2012.7.31 20:23 [アジア・オセアニア]

停電した地下鉄の駅で行列して待つ利用者ら=31日、ニューデリー(AP)
 インドの5カ所の主要送電系統のうち、北・東・東北部の3カ所で31日、トラブルが発生し、地元メディアによると、印全土29州のうち6億人以上が住む22州が停電に見舞われた。大規模停電は前日の北部の送電系統のトラブルによるものに続き2日連続で、被害は大幅に拡大。首都ニューデリー当局は「インドで過去最悪の事態」としている。ニューデリーでは再度、地下鉄全線がストップするなど市民生活に影響が出た。(ニューデリー 岩田智雄)

4815チバQ:2012/07/31(火) 23:23:56
>>4226-4227
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE86U05F20120731
英首相退陣時の後任候補、ロンドン市長がトップに=世論調査
2012年 07月 31日 17:59 JST
ロンドン五輪でも話題に ツイッターが記者アカウント停止、五輪めぐる米NBCへの抗議で 五輪表彰式のハンガリー国歌変更へ、「リズム違う」と指摘 米動物園のパンダが高齢出産、6回目で過去最多記録に [ロンドン 30日 ロイター] 27日に開幕したロンドン五輪が順調に進むなか、英与党保守党の支持者を対象に行われた世論調査で、デービッド・キャメロン首相が退陣した場合の後任として、ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏が支持率でトップとなったことが分かった。
30日に発表された世論調査は、英紙インデペンデントが調査会社に委託して実施。保守党の支持者1419人から回答を集めた。その結果、キャメロン首相が退陣した場合の後任の第1候補として、回答者の32%がジョンソン市長を望むとした。

2015年に行われる予定の次期総選挙を率いる党首としては、回答者の半数がキャメロン首相を望むと答えた。

ジョンソン市長は、自身が首相となる可能性は低いとしており、6月の米人気トーク番組「レイト・ショー・ウィズ・デビッド・レターマン」出演時には、「オリーブとして生まれ変わるのと同じくらい」その可能性は低いと述べている。

4816チバQ:2012/08/01(水) 00:21:38
http://www.asahi.com/international/update/0731/TKY201207310560.html
2012年7月31日19時23分
シリア北部の都市、反体制派が反撃 戦局は一進一退
アレッポ郊外で7月30日、対空機関砲のそばに立って警戒する自由シリア軍メンバー=ロイター


7月31日、シリア・アレッポの東25キロの町で、破壊された戦車の上でポーズをとる反政権派戦闘員=AFP時事

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 シリアのアサド政権軍による激しい攻撃が4日目に入った北部第2の都市アレッポで31日、反体制派が市中心部の軍関連施設に反撃を始めた。戦局は一進一退を繰り返している模様だ。

 AFP通信は、在外の反体制派シリア人権監視機構などの情報として、反体制派は31日夜明け前から、アレッポ西部ザハラ地区にある空軍情報機関の拠点を襲撃したと伝えた。さらに南部サレヒン地区にある軍事裁判所や警察署、政権与党バース党の支部などをロケット弾で攻撃し、警官40人以上を殺害したという。一方、政権軍の爆撃も各地で続いている。政権軍筋は30日、反体制派拠点の南西部サラヘッディン地区の一部を「制圧した」とする一方、「非常に激しい抵抗にあっている」と話した。

 シリア人権監視機構によると、30日には全土で93人が死亡したが、激戦が続くアレッポでの死者数は正確に把握できない状態という。国連の推計ではアレッポから人口の約1割にあたる20万人が脱出したとされる。(カイロ=村山祐介)

4817チバQ:2012/08/01(水) 19:47:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120801-00000001-wsj-int
インドで世界最大規模の停電-6億人以上に影響 
ウォール・ストリート・ジャーナル 8月1日(水)16時14分配信

 【ニューデリー】インドで31日、全人口の半分以上6億8000万人が住む地域に供給している送電網がダウンし、世界最大の停電となった。インドの老朽化したインフラが露呈した形だ。

 送電網ダウンは30日に続いて発生した。2日目の31日は午後1時ごろ、インド北部と東部の18州と2つの連邦直轄領に及んだ。インドの広い範囲で列車は運休し、何千にも上る病院や工場が自家発電を余儀なくされる一方、炭鉱労働者は一時的に地下に閉じ込められた。経済的な損失は何億ドルにも達しそうだ。

 政府は、31日夜遅くの段階でインド北部では約80%が復旧したと述べた。

 インドの電力は恒常的供給には程遠く、国民は特定の地区ないし都市の一部での定期的な停電に慣れている。多くの企業や家庭にとって緊急用のデーゼル発電機は絶対的な必需品だ。それでも、31日の巨大な停電はかつてなかった規模で、米国、ブラジル、ロシアの合計人口を上回る数の人々が影響を受けた。

 新興のグローバルパワーを自認するインドにとって、今回の大規模停電は極めて当惑的な出来事だ。それはインドの基礎インフラがいかにぜい弱かをインド人と世界の人々に示した。そして、それは外国企業の間でのインドの印象をさらに悪くする恐れがある。外国企業は長年、インドでの投資を妨げている要因として、老朽化した道路、港湾、電力網を挙げているためだ。

 停電を受けて、企業や鉄道利用者は混乱を極めた。列車約200本が運行を数時間取りやめた。首都ニューデリーとその郊外の地下鉄が止まった。インド東部では2つの炭鉱で労働者約270人が地下に一時閉じ込められた。ただし31日夜までに全員救出された。

 ニューデリーのニガムボド・ガート火葬場では、停電を受けて3人の遺体が木を使って火葬された。インドでは、ヒンズー教徒は一般的に、人が夕暮れより前に死んだ場合、その日のうちに火葬しようと努める。火葬場の焼却炉は一般的に電力を使っているという。

 デリーの主要国立病院の一つ、全インド医学研究所では2時間近くディーゼル発電機を運転した。

 ヒマラヤ山脈のふもとにある茶園カイラシュプール・ティー・エステートでは自前の発電機を数時間ごとに休ませねばならず、生産が滞ったという。また茶園は森林に囲まれており、発電所が農園の街灯に電力を供給しなかったため、停電は特別の懸念を生んだ。つまり野生動物の徘徊だ。茶園幹部は「ヒョウやゾウがしばしば茶園に迷い込む」と指摘。「3時間ほど前、茶園で女性労働者2人がヒョウに噛まれた。野生のゾウも毎日のように入り込む」と語った。

 ヒマラヤ山脈でインドに接している小国ブータンは今週支援を強化し、インドが送電網の復旧を急いでいる間、ブータンにある水力発電所からインドへの電力を追加供給した。

 AP通信の推定では、31日の停電は影響を受けた人口の多さからみて、歴史上最大の停電だったという。30日の停電もこれに次ぐ規模で、3億7000万人が影響を受けた。これまでの記録は2005年にインドネシアで発生した停電で、ほぼ1億人が影響を受けた。

 停電の原因の究明は、インド政府が指名した3人の委員会が担当するという。

4818チバQ:2012/08/01(水) 21:54:51
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012080100990
アレッポ攻防、共に兵力増強=アサド大統領「命運握る戦い」−シリア
 【エルサレム時事】シリア政府軍と反体制派の激戦が続く北部の中心都市アレッポでは、1日も衝突が続いた。双方とも内戦の行方を左右する戦いと位置付け、兵力を増強。政府軍の総攻撃開始から5日目を迎える中、反体制派は一歩も引かない姿勢を見せ、長期戦の様相を呈している。
 アサド大統領は1日、軍創設記念日に合わせて声明を発表し、「シリア軍は国家と市民の命運を握る戦いを行っている」と訴え、政府軍を鼓舞した。アサド大統領の発言が伝えられるのは7月18日にラジハ国防相らが爆殺されて以来初めてとみられる。
 一方、トルコ国境からの補給路を確保した反体制派は勢いを増しつつあり、ロイター通信によると、反体制派のリーダーの一人は、アレッポに3000人以上が展開していると主張した。
 AFP通信によると、ダマスカスの治安当局者は「戦闘は数週間は続く」と述べ、アレッポの攻防が長期戦になるとの見解を示した。(2012/08/01-19:16)

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4819チバQ:2012/08/01(水) 22:00:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120801/mds12080110100003-n1.htm
イエメン首都で15人死亡 前大統領支持派が攻撃
2012.8.1 10:09
 フランス公共ラジオによると、イエメンの首都サヌアの内務省周辺で7月31日、大規模市民デモを受け辞任したサレハ前大統領支持派の武装集団と治安部隊の戦闘があり、市民1人を含む15人が死亡、43人が負傷した。

 武装集団は、サレハ政権下で非公式に警察官として雇用されていたグループ。29日から内務省を包囲、再雇用を迫っていた。サレハ氏のおいが率いる治安部隊も武装集団を支援、攻撃に加わっていたという。

 イエメンでは、今年2月に退陣したサレハ氏の後任の暫定大統領にハディ氏が就任、民主化推進を担うが、依然、不安定な情勢が続いている。(共同)

4820チバQ:2012/08/01(水) 22:00:58
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012080101002103.html
国後島をコサック島に ロシア新興政党、変更主張
2012年8月1日 20時57分

 【ウラジオストク共同】ロシアの新興政党が国後島をコサック島にするなど、北方領土の島の名前をロシア語風に変更させることを目指し、18日から島民を対象に世論調査を始めることが1日、分かった。ロシア紙コメルサント(電子版)などが報じた。

 島名のロシア化を目指しているのは、6月に政党登録された政党「公正のために」のウラジーミル・ポノマレンコ党首。

 同党首は、日本の北方領土返還要求に対しては、島の名称を新たにロシア語風に変更することで応じるべきだと主張。国後島はコサック島、択捉島はラソシ島、色丹島はシパンベルグ島、歯舞群島はロシア諸島などとするべきだとしている。

4821名無しさん:2012/08/02(木) 20:40:05
http://mainichi.jp/select/news/20120802k0000e030185000c.html
ロシア:「反プーチン」バンド、長期拘束…内外から関心
毎日新聞 2012年08月02日 09時16分(最終更新 08月02日 09時41分)


モスクワの法廷に出廷したロックバンド「プッシー・ライオット」メンバー=2012年7月23日、AP 【モスクワ田中洋之】モスクワ中心部にあるロシア正教会の大聖堂で今年2月に「反プーチン」のゲリラ演奏を行い逮捕され、今も拘束が続く女性パンクロックバンドのメンバー3人に内外の関心が集まっている。3人は教会を冒とくするなどしたフーリガン(乱暴)行為の罪で起訴されたが、7月30日に始まった公判で「政治目的だった」と無罪を主張。民主派勢力は「反政府行動を抑圧するものだ」と検察当局の対応を批判し、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルも3人を「良心の囚人」に認定し即時釈放を求めている。

 3人はバンド「プッシー・ライオット」のトロコンニコワさん(22)、アリョーヒナさん(24)、サムツェビッチさん(29)で、うち2人は子供がいる。プーチン氏が当選した3月4日の大統領選直前の2月21日、3人は他のメンバーとモスクワの有名な救世主キリスト大聖堂に入り、覆面姿で「パンク祈とう」と名付けたプーチン批判のパフォーマンスを行った。

 当時、モスクワでは反政府デモが続発しており、3人が神聖とされる聖堂を選んだのは、正教会トップのキリル総主教が大統領選でプーチン支持を表明したことへの抗議だったという。3人は公判で、自分たちの行為が正教会信者の感情を害したとして謝罪したが、「宗教的な敵意はなく、刑事犯罪にあたらない」「(逮捕・拘束は)市民の政治活動の弾圧だ」と述べた。

 反政府デモでの逮捕者は数日で釈放されることが多く、今回のような長期拘束は異例。裁判所は7月20日、3人の拘束期間を来年1月12日まで延長することを決めた。裁判で3人が有罪となった場合、最長7年の禁錮刑が言い渡される可能性があるという。

 ロシア正教会は3人に厳罰を求めており、正教会と密接な関係を持つプーチン政権が3人を反政府勢力への「見せしめ」にしているとの指摘がある。また今回のケースを、プーチン政権と対立して逮捕され有罪判決を受け服役中の元石油王ホドルコフスキー氏の事件に次ぐ「政治裁判」とみる向きもある。

 プーチン大統領は5月の3期目就任後、デモの規制や、外国から支援を得る非政府組織(NGO)の監視を強化する法律を次々に施行させ、「反プーチン」の封じ込めに出ている。

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4822名無しさん:2012/08/02(木) 20:47:51
http://www.asahi.com/international/update/0801/TKY201208010559.html
2012年8月2日14時29分.


..インド、深刻な干ばつの恐れ 食料インフレ加速か
インド北部で7月下旬、乾ききった水田を歩く農民=AP


 インドで少雨が続き、深刻な干ばつに陥る恐れが出てきた。北部の穀倉地帯などが不作になれば国内の食品価格が急騰しかねない。米国でも干ばつが広がる中、世界的な食糧インフレが加速する可能性もある。

 インドの雨期は6〜9月。地方によっては例年より3〜5割も降水量が減り、コメや豆類など初冬に収穫する農作物の作付けが減っている。パワル農業相は「現時点で(過去40年間で最悪の干ばつだった)2009年より状況は悪い」と発言。野村インドは、今年度の穀物生産が前年度より8%ほど減ると予測する。インドが農作物輸出を制限したり輸入を増やしたりすれば、国際価格を押し上げるおそれがある。

 インドの1〜3月期の実質経済成長率は前年同期比5.3%とリーマン・ショック後より低い水準。一方、折からの通貨ルピー安で原油など輸入品の価格が上がり、卸売物価指数の前年同月比の伸び率は7%台に高止まりしている。雨不足は、消費を鈍らせるインフレの火に油を注ぎかねない。(ニューデリー=庄司将晃)

4823杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2012/08/02(木) 22:40:14
独裁者のやらかすことは何処ぞも同じ夏の空w

ベラルーシ空軍司令官らを解任 「民主化ぬいぐるみ」投下され激怒
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120802-OYT1T01283.htm?from=main3

 【モスクワ=寺口亮一】「欧州最後の独裁者」と欧米から批判されるルカシェンコ大統領が統治するベラルーシに、不法侵入した軽飛行機から民主化を求めるメッセージ付きのクマのぬいぐるみが大量に投下され、領空侵犯を許した空軍高官らが解任される粛清騒ぎに発展している。

 計画・実行したのはスウェーデンの広告会社幹部の民主活動家。露メディアによると、活動家ら2人が乗った軽飛行機が7月4日、リトアニアからベラルーシの首都ミンスク近郊に飛来。「自由な言論を」などとメッセージがついたぬいぐるみ800個以上を落としリトアニアに戻った。

 防空体制の甘さを露呈した形となったため、当局は領空侵犯の事実を否定し続けたが、投下されたぬいぐるみの写真がネット上で広がり、ルカシェンコ大統領は7月26日、軍や国境警備当局の幹部を前に事実と認めて「どう説明するのか」と怒りをぶちまけた。31日には空軍司令官ら2人が解任され、ネットに写真を掲載した男性記者も拘束された。

(2012年8月2日22時21分 読売新聞)

4824チバQ:2012/08/02(木) 23:18:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120802/mds12080223040002-n1.htm
シリア北部でネットダウン…反体制派分断狙いか、電話も不通に
2012.8.2 23:03
 シリア人権監視団(英国)などは2日、アサド政権側部隊と反体制派の戦闘が続くシリア北部の中心都市アレッポで1日夜から、インターネットや携帯電話が部分的に使えなくなったと明らかにした。フランス公共ラジオが伝えた。

 活動家によると、固定電話もつながらなくなっているといい、政権側が反体制派の連絡手段を奪い、連携を断つ狙いとみられる。

 アレッポでは7月20日ごろに本格的な戦闘が開始。反体制派武装組織「自由シリア軍」はアレッポの約半分を掌握したと主張、激しい戦闘の長期化が懸念されている。

 シリア人権監視団によると、政権側部隊と反体制派の戦闘などによるシリア全土での8月1日の死者は少なくとも180人に上った。(共同)

4825チバQ:2012/08/02(木) 23:37:30
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012080201002220.html
シリア政府側民兵の処刑か サイトに映像
2012年8月2日 20時38分

 1日、シリア北部アレッポで政府軍による砲撃で破壊された自身の店舗から所持品を運び出す男性(ロイター=共同)


 【カイロ、ニューヨーク共同】アサド政権側部隊と反体制派の激しい戦闘が続くシリア北部の中心都市アレッポで、多数の反体制派武装組織「自由シリア軍」が政権支持派民兵の男性数人を「処刑」しているとみられる映像が、動画投稿サイトで公開されていることが2日、分かった。

 シリア人権監視団(英国)は「国際法上もイスラム法上も許されない犯罪行為だ」と厳しく批判。国連のネザーキー事務総長報道官は8月1日の記者会見で、「(処刑は)非難される」と述べた。

 ネザーキー氏は、反体制派がアレッポで戦車や重火器を保有していることを国連シリア監視団(UNSMIS)が確認したとも述べた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120802-00000104-mai-int
<シリア>反体制派も過激化 重火器や戦車を入手
毎日新聞 8月2日(木)21時23分配信

 【テヘラン鵜塚健】シリア北部の主要都市アレッポなどで続く政府軍と反体制派の戦闘が激しさを増し、情勢の泥沼化に拍車がかかっている。戦闘機を投入して攻撃の手を強める政府軍に対し、反体制派は政府軍から奪い取った重火器や戦車で反撃している模様だ。政府支持派の民兵を反体制派が「処刑」しているとみられる映像が明るみに出るなど、暴走ぶりも目立つ。反体制派への批判が高まれば、国際社会による武器供与などの支援も難しくなるとみられ、混乱長期化の恐れがある。

 在英反体制派組織「シリア人権観測所」によると、反体制派は2日、政府軍から奪った戦車でアレッポ近郊の空軍基地を攻撃した。国連シリア停戦監視団も反体制派が重火器や戦車を入手していることを確認している。

 地対空ミサイルがトルコ経由で反体制派に渡ったとの報道もあり、装備面で反体制派が圧倒的に劣勢だった戦力状況は変わりつつある。一部の反体制派は警察署を襲撃して警察官40人を殺害するなど、行動が過激化する傾向も見受けられる。

 一方、シリア人権観測所によると、政府側の治安部隊も1日、ダマスカス南西部で43人を殺害し、一部は拷問、処刑されたという。

 国連停戦監視団報道官は1日、「暴力の程度が高まっている」と懸念を表明。欧州連合(EU)のゲオルギエワ欧州委員(国際協力・人道援助・危機対応担当)は現在のシリア情勢について「ユーゴスラビア紛争(90年代)やスペイン内戦(30年代)に近い」との認識を示し、政府軍と反体制派の双方に国際人道法の尊重を求めた。

 ロイター通信は1日、オバマ大統領が今年初め、米中央情報局(CIA)を通じたシリア反体制派の支援を極秘に許可していたと報じた。同通信によると、トルコはサウジアラビア、カタールと協力してトルコ領内のシリア国境近くに秘密司令部を設置。軍事、通信面で反体制派を支援し、米政府も協力しているという。

 複数の組織が乱立する反体制派には外国勢力も加わっているとみられ、統制が取れていない。国連は3日、アサド政権を非難する総会決議案を採決する見通しだが、「アサド後」の受け皿が描けない中、国際社会の手詰まり感が目立っている。

4826チバQ:2012/08/02(木) 23:46:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120802-00000046-jij-int
フジモリ氏、恩赦申請を断念=次男ケンジ氏が言明―ペルー
時事通信 8月2日(木)8時34分配信

 【サンパウロ時事】在任時の人権侵害で有罪が確定し、収監されている南米ペルーのアルベルト・フジモリ元大統領(74)について、次男で国会議員のケンジ氏は1日、元大統領が恩赦を申請することを断念したと語った。公判で無実を主張した元大統領は、罪を認める前提での恩赦の申請にはかねて慎重だと伝えられていた。
 ケンジ氏は地元テレビに対し、改めて父親の無罪を主張した上で「家族は恩赦に賛成だが、申請するか最後に決めるのは父だ」と無念さをにじませた。今後は人身保護請求などの法的手段を通じ、身柄拘束の解除を目指すという。

4827チバQ:2012/08/02(木) 23:48:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120802-00001283-yom-int
「民主化ぬいぐるみ」投下された独裁者激怒
読売新聞 8月2日(木)22時21分配信

 【モスクワ=寺口亮一】「欧州最後の独裁者」と欧米から批判されるルカシェンコ大統領が統治するベラルーシに、不法侵入した軽飛行機から民主化を求めるメッセージ付きのクマのぬいぐるみが大量に投下され、領空侵犯を許した空軍高官らが解任される粛清騒ぎに発展している。

 計画・実行したのはスウェーデンの広告会社幹部の民主活動家。露メディアによると、活動家ら2人が乗った軽飛行機が7月4日、リトアニアからベラルーシの首都ミンスク近郊に飛来。「自由な言論を」などとメッセージがついたぬいぐるみ800個以上を落としリトアニアに戻った。

 防空体制の甘さを露呈した形となったため、当局は領空侵犯の事実を否定し続けたが、投下されたぬいぐるみの写真がネット上で広がり、ルカシェンコ大統領は7月26日、軍や国境警備当局の幹部を前に事実と認めて「どう説明するのか」と怒りをぶちまけた。31日には空軍司令官ら2人が解任され、ネットに写真を掲載した男性記者も拘束された。

4828チバQ:2012/08/03(金) 20:55:31
>>4616
http://www.topics.or.jp/worldNews/worldInternational/2012/08/2012080301002625.html
パプア首相にオニール氏 昨年来の政治混乱収拾 2012/8/3 18:49
 【シドニー共同】パプアニューギニア議会(定数111)は3日、5年ぶりに実施された総選挙後、初の会合を開き、首相指名投票の結果、選挙で最多議席を獲得した人民国民会議を率いるピーター・オニール氏(47)が過半数の票を得て選出された。
 同国では昨年来、海外で病気療養中に首相の座を追われたソマレ氏と、議会で新首相に選出されたオニール氏の2人が自らの首相としての正統性を訴える異常事態に陥っていたが、国民の審判を経て両者が協調することで合意、政治混乱が収束することになった。

4829チバQ:2012/08/03(金) 20:56:07
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012080300756
オニール氏を首相に選出=昨年末からの混乱に終止符−パプア
 【シドニー時事】パプアニューギニアの国会(定数111)で3日、首相指名が行われ、94票を獲得した現職のピーター・オニール氏(47)が首相に選出された。最高裁判所の判断で一時は「首相が2人」という異常事態に陥った昨年末からの政治の混乱は選挙を通じてひとまず決着を見た。
 6月下旬から投票が始まった総選挙では、数議席がまだ確定していないものの、オニール氏率いる人民国民会議(PNC)が第1党となった。一方、オニール氏と首相としての正統性を争っていたマイケル・ソマレ前首相(76)は自党国民同盟の敗北を認め、オニール氏支持に回った。
 国会は昨年8月、国外で病気療養中だったソマレ氏に代わってオニール氏を首相に選出した。しかし、最高裁が12月にこの手続きを違憲と判断。首相としての正統性をめぐってオニール氏とソマレ氏の陣営が激しく対立していた。(2012/08/03-15:54

4830チバQ:2012/08/03(金) 23:21:14
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012080300194
タンタウィ国防相ら7人留任=エジプト新政権が発足
 【エルサレム時事】エジプトからの報道によると、カンディール首相率いる新内閣が2日、モルシ大統領に就任を宣誓し発足した。国防相を務めるタンタウィ軍最高評議会議長を含め、軍が主導した暫定政権からアムル外相、サイード財務相ら7閣僚が留任した。
 35閣僚のうち、モルシ大統領の出身母体イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の自由公正党は、高等教育相や情報相を含む5ポストを得るにとどまった。女性閣僚は留任組の2人だった。
 今回の組閣は、同胞団色を強めるのでなく、依然、大きな権限を有する軍部とのバランスを図った形となった。政権運営の円滑化を重視し、軍の意向に配慮したとみられる。(2012/08/03-07:25)

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4831チバQ:2012/08/03(金) 23:22:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120803/asi12080322390002-n1.htm
パキスタン最高裁 法廷侮辱罪法に違憲判断 深まる政府との対立
2012.8.3 22:38
 パキスタンの最高裁は3日、首相や大統領は職務の遂行においては法廷侮辱罪に問われないとする法廷侮辱罪法について、違憲判断を下した。同国では、最高裁が首相に対し、ザルダリ大統領の汚職審理再開に向けた手続きを始めるよう求めており、これを無視したギラニ前首相が法廷侮辱罪に問われ、失職した。与党は後任のアシュラフ首相を同罪に問われないようにするため、先月、法廷侮辱罪法を制定していた。政府と最高裁の対立がさらに深まった形だ。(ニューデリー 岩田智雄)

4832チバQ:2012/08/04(土) 12:52:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120803-35020022-cnn-int
不倫の男女を石打ち処刑、マリのイスラム勢力支配地域
CNN.co.jp 8月3日(金)10時24分配信

マリ(CNN) 西アフリカのマリ北部を支配しているイスラム勢力が、不貞の罪に問われた男女を石打ちの刑にかけて処刑したことを明らかにした。

目撃者などによると、男女は同国北東部アゲルホクの町で7月29日、地面に掘った2つの穴の中にそれぞれ入れられ、石を投げられて死亡した。「誰もイスラム勢力を止めようとはしなかった」と住民は話している。女性には2人の幼い子どもがいたという。

同地を支配するイスラム勢力の指導者は、「あの男女はいずれも(別の相手と)結婚していながら不倫関係を持った」と主張、「イスラム法に基づいて不貞の罪で石打ち刑に処した」と語った。

同勢力は国際テロ組織アルカイダとの関係が指摘されている。マリ北部を同勢力が支配して以来、イスラム法に基づく処刑が伝えられたのは初めて。

マリでは3月に起きた軍部のクーデターによって大統領が辞任に追い込まれ、混乱状態に陥っている。この混乱の中で反政府勢力とイスラム勢力が北部の実権を握った。

この地域の住民は大半がイスラム教徒だが、厳格なイスラム法による支配には反対している。

4833Eleonora de' Medici. νξδεζηθ еёЬЭЮЯХЛθ:2012/08/04(土) 13:05:44
だはんこきのユダヤの朝鮮工作員ばっかりだから『デレキ』でハタイテ!!!
デレッキ (名) 火かき棒。ストーブの中の火をかき まわす道具。([採]札幌)
デレキともいう。
イギリス情報局秘密情報部 - Military Intelligence section 6 - 軍情報部第6課
Home page SIS (MI6)
https://www.sis.gov.uk/
国家犯罪捜査局 - Google検索
http://www.google.co.jp/m/search?oe=Shift_JIS&amp;inlang=ja&amp;sky=eeui&amp;source=wax&amp;hl=ja&amp;ie=Shift_JIS&amp;sa=2&amp;q=%8D%91%89%C6%94%C6%8D%DF%91%7B%8D%B8%8B%C7&amp;site=mobile

http://blog.goo.ne.jp/kazu8teto8yusuke/
http://blog.m.livedoor.jp/arena8order/
http://twtr.jp/user/arena8order/status
http://yaplog.jp/cannonbell/
…Freemasonrey & Microsoft USA co.tp. νξδεζηθ еёЬЭЮЯХЛθ Eleonora de' Medici. 天皇家 織田繪璃奈(横濱・野島えり)楷戴

4834チバQ:2012/08/04(土) 22:28:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120804/asi12080422090004-n1.htm
アフガン、国防相と内相の解任決議 越境攻撃で下院
2012.8.4 22:07
 アフガニスタン下院は4日、隣国パキスタン側から相次いでいる越境攻撃への対応が不十分だとしてワルダク国防相とモハマディ内相の解任を決議した。ロイター通信によると、カルザイ大統領に対し速やかな後任の任命を求めている。

 アフガン東部の国境地帯ではこの数カ月間、パキスタン側からのロケット弾攻撃が多発。民間人にも犠牲が出ており、アフガン政府はパキスタン軍による攻撃だと非難していた。

 2014年末までに国際治安支援部隊(ISAF)の戦闘部隊撤退が予定されている中、治安維持を担う閣僚2人の解任決議はカルザイ政権への打撃となる。

 下院は4日、軍と警察、治安部隊を所管する両閣僚を喚問。ワルダク氏は部隊や武器を増強していると説明したが、投票による多数決で解任が決議された。(共同)

4835チバQ:2012/08/04(土) 22:36:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120804/erp12080419520002-n1.htm
「プーチン追い出して」 教会ゲリラ演奏の“子猫”処遇に関心
2012.8.4 19:51 (1/2ページ)
 【モスクワ=遠藤良介】ロシア正教会の総本山、救世主キリスト大聖堂で、「マリア様(さま)、プーチン(現大統領)を追い出して」とゲリラ演奏を行った女性パンクバンドの処遇に国内外の関心が集まっている。逮捕・起訴された女性3人の勾留がすでに約5カ月に及び、最長で禁錮7年の判決が下される可能性もあるためだ。この一件を受け、政権と正教組織が密着する「政教一致」にも改めて批判が出ている。

 問題となっているのは、覆面女性らのバンド「プッシー・ライオット」(子猫の反乱)。大統領選に先立つ2月、大聖堂に乱入して「パンクの祈り」と称するパフォーマンスを行い、プーチン首相(当時)の排除を“祈願”して逃走したとされる。20歳代のメンバー3人がフーリガン(暴徒)容疑で逮捕され、7月末に公判が始まった。

 この“事件”をめぐっては、ロシア正教会の最高位であるキリル総主教が「神に対する許されざる冒(ぼう)涜(とく)だ」と3人を激しく非難。これに対し、ロシア内外の人権団体が女性らの長期勾留を不当として早期釈放を訴えているほか、米人気バンド「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」などからも、訴追に反対する声が相次いでいる。

 プーチン氏が大統領に復帰した5月以降、政権は反政権派を標的とした抑圧的立法を矢継ぎ早に進めており、プッシー・ライオットに対する厳しい処遇にも「見せしめ」の要素があるとみられている。

 このバンドがプーチン氏と教会という「(国家)システムの最も病的な所」(露紙ベドモスチ)を突いたことが厳罰につながっているとの指摘もある。

 ロシア正教会はソ連崩壊後、共産主義の「無神論」から解き放たれて目覚ましく発展する一方、国家権力との密着の度も深めてきた。政権は正教会との関係を密にすることで人口の6割とされる信者の支持を期待でき、正教会側も政権の庇(ひ)護(ご)を勢力拡大に役立てられるとの思惑からだ。

 大統領選に先立っては、キリル総主教がプーチン氏による前回大統領期からの統治を「神の奇跡」と称賛し、露骨にプーチン支持を表明した。

 プッシー・ライオットが教会で“事件”を起こした背景には、「政教一致」に対する反発が強まっていることがあり、政権や正教会はそれに過敏に反応しているとみられている。

 プーチン大統領は2日、世論に配慮してか女性らを「厳しく裁く必要があるとは思わない」と述べた。ただ、裁判所は3人の勾留期限を来年1月12日まで延長する決定をすでに下しており、公判の行方はなお予断を許さない。

4836チバQ:2012/08/04(土) 22:37:03
>>3658
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120804/asi12080400430000-n1.htm
「現代のガンジー」が新党結成へ インド、汚職対策に圧力
2012.8.4 00:43
 「現代のガンジー」と呼ばれ、反汚職を掲げるインドの著名活動家アンナ・ハザレ氏は3日、首都ニューデリーで支援者に対し、2014年に予定される総選挙に向け新党を結成する考えを表明した。ただ、ハザレ氏本人の出馬については否定した。

 新党結成で政治に関与する姿勢を鮮明にすることで、国会で審議が続いている汚職対策法案の厳格化に向けて圧力をかける狙いがある。ハザレ氏が訴える反汚職の姿勢を支持する人は多く、与党国民会議派や政権奪還を目指すインド人民党など主要政党の政策づくりにも影響を与えそうだ。

 一方、ハザレ氏は汚職対策法案の厳格化を求めて7月29日から続けていた無期限のハンストを3日、中止。支援者に対しては「汚職対策を進めるには政党をつくるよりほかに方法はない」と述べ、支持を訴えた。(共同)

4837チバQ:2012/08/05(日) 00:33:09
http://www.asahi.com/international/update/0804/TKY201208040614.html
南北スーダン、石油の利益配分に合意 通信社報道
 石油を巡り対立するスーダンと南スーダンが4日、エチオピアで協議し、石油利益配分について合意した。スーダン政府の話としてAFP通信などが伝えた。

 昨年7月に分離独立した南スーダンは、スーダン側のパイプラインを使って石油を輸出していた。しかし、今年1月、パイプライン使用料が法外だとして生産を停止。南スーダンの国家収入の95%以上が失われ、財政が困窮していた。

 生産再開の交渉の中で、スーダンが使用料を1バレルあたり22.2ドルを要求するのに対し、南スーダンは7.61ドルを主張していた。今回の詳しい合意内容は明らかにされていないが、スーダン政府側は「合理的」としている。

 一方、両国間では国境の産油地帯の帰属が決まっていないなどの未解決の問題があり、石油を巡る争いが再燃する可能性がある。(ナイロビ=杉山正)

4838チバQ:2012/08/05(日) 23:18:21
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120805-OYT1T00709.htm
シリア政府軍幹部、首都ダマスカス掌握を宣言


中東
 【カイロ=田尾茂樹】シリア政府軍幹部は4日、首都ダマスカスから反体制派を「浄化した」と語って掌握を宣言した。AFP通信が伝えた。


 ダマスカスでは軍と反体制派の戦闘が7月中旬以降続いていた。政府軍は、反体制派から既に奪還した南部ミダン地区のほか、掃討作戦を展開していた北部バルゼ地区、南部タダムン地区でも反体制派を一掃したと主張している。4日にはタダムン地区に記者団を招き入れたという。

 反体制派活動家も、AFP通信に対し、反体制派武装組織「自由シリア軍」がタダムン地区などから撤収したことを明らかにした。

 政府軍は5日、激しい戦闘が続く北部の都市アレッポでも地上部隊を増強した。治安当局者の情報によると、要員2万人が反体制派の占拠地区を取り囲み、攻撃態勢を強化しつつある模様だ。アレッポ南西部サラハッディン地区は、戦車やヘリコプターにより特に激しい砲撃にさらされており、銃撃戦も続いているという。

(2012年8月5日21時49分 読売新聞)

4839チバQ:2012/08/05(日) 23:23:05
http://mainichi.jp/select/news/20120806k0000m030067000c.html
シリア:アレッポ巡り攻防激化 全土で205人死亡
毎日新聞 2012年08月05日 21時39分(最終更新 08月05日 22時03分)


政府軍と反体制派の戦闘が激化しているシリア北部の最大都市アレッポ=2012年8月4日、ロイター
拡大写真 【テヘラン鵜塚健】シリア北部の最大都市アレッポで政府軍と反体制派の戦闘が市中心部まで広がっている。4日には中心部にある国営テレビ・ラジオ局の占拠を狙う反体制派と、政府軍の間で激しい戦闘が発生。アレッポは周辺諸国から反体制派への支援が流れる拠点とされており、アサド政権は反体制派の撃退に向け、さらに攻勢を強める構えだ。

 国連総会で3日、アサド政権の非難決議案が採択されて以降も、シリア情勢が落ち着く気配はない。在英の反体制派組織「シリア人権観測所」によると、4日は市民115人を含む205人が死亡した。

 アレッポの攻防は先月21日から本格化し、双方とも決め手を欠いたまま戦闘が長期化している。政府軍は戦闘機やヘリで空爆するとともに、約2万人の兵士を投入。圧倒的に軍備が劣っていた反体制派も重火器や戦車を奪って抵抗している。さらに、国営メディアの占拠を狙っており、情報戦を有利に展開したい考えだ。

 AFP通信によるとシリア当局者は4日、「アレッポではまだ戦闘が始まっていない。これまでは準備にすぎない」と語り、政府軍がさらに兵力を増強する可能性がある。

 アレッポは人口約200万人。地中海貿易の拠点ラタキアに近く、トルコやイラクなど周辺諸国につながる陸路が交差するため、古代から重要な交易拠点として栄えた。

 アサド政権を支えるイスラム教アラウィ派に対し、アレッポ住民の大半はスンニ派。キリスト教徒も人口の約1割を占め、従来「反アサド色」は強いとされる。一方、アレッポ南西にはアサド一族の出身地カルダハがあり、アサド政権は威信をかけて、アレッポを支配下に収めたい考えだ。

 また、ロイター通信によると、アサド政権に反対するトルコはサウジアラビアやカタールと協力し、シリア国境から約100キロ離れたトルコ南部アダナに、反体制派支援のための秘密司令部を設置。この拠点を含めトルコ経由で多くの支援がアレッポの反体制派に流れているとみられる。

 リビアでは昨年、第2の都市ベンガジが反体制派の拠点となり、首都への攻勢が強まり、カダフィ政権の崩壊につながった。シリアのアサド政権もリビアの例を念頭に、アレッポが反体制派の拠点化するのを強く恐れている模様だ。

4840チバQ:2012/08/05(日) 23:24:16
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2893538/9328654
シリア政府軍が「首都制圧」 発表、反体制派は奇襲作戦の方針示す
2012年08月05日 14:39 発信地:ダマスカス/シリア
【8月5日 AFP】シリア反体制派が北部アレッポ(Aleppo)で政府軍の激しい砲撃を受ける中、政府軍の准将は4日、首都ダマスカス(Damascus)市内で反体制派の最後の拠点だったタダムン(Tadamun)地区を奪還し、首都を制圧したと語った。

 内戦状態にある同国では17か月近くで2万1000人以上が死亡したとされ、前日には国連が停戦調停の失敗に遺憾の意を表明した。
 
 准将は激しい戦闘後に同地区付近に立ち入った記者団に対し、政府軍が同地区を奪還して首都全域を支配下に置いたと述べた。准将は名前を明らかにしていない。

 一方、反体制派の活動家レナ・シャミ(Lena al-Shami)氏は、レバノンの首都ベイルート(Beirut)からスカイプでAFP通信に対し、「自由シリア軍(Free Syrian Army、FSA)」が同地区から撤退したと語った。FSAは今後、政権側の重要な標的に対して奇襲攻撃を実施する方針という。

 タダムン地区はヤルムク(Yarmuk)のパレスチナ難民キャンプと境界を接し、シリア人とパレスチナ人の双方の拠点。しかし現在は人影がなく荒廃しており、建物の屋根の間には電線が垂れ、道路の舗装もひどく損傷している。(c)AFP

4841チバQ:2012/08/05(日) 23:24:45
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012080502000096.html
シリア反体制派 四分五裂のまま
2012年8月5日 朝刊

カイロ市内で1日、シリア亡命政府樹立の必要性を強調するハイサム・マレハ氏=寺岡秀樹撮影


 【カイロ=寺岡秀樹】内戦状態にあるシリアで、アサド政権崩壊をにらんだ移行政権の準備など、反体制派の受け皿づくりが進まない。先月末に亡命政府を樹立する方針を表明した反体制派組織の元有力幹部マレハ氏はカイロで本紙の取材に応じ、「政権が崩壊してからでは遅すぎる」と危機感をあらわにした。だが、現実には各派の路線対立や、主導権争いから四分五裂のまま。反体制派の一本化どころか反目が浮き彫りとなっている。

 マレハ氏はトルコを拠点とする反体制派の代表格「国民評議会」の元幹部。亡命政府樹立に向け、政党色を薄め、反アサド政権で一致する広範な勢力の連携を目指す構想だ。各勢力に参画を呼び掛け、カイロに拠点を置きたい考え。マレハ氏は「反体制派が団結する千載一遇のチャンスだ」と意欲を示す。

 ところが、ロイター通信によると、古巣の国民評議会が早くも参加を拒否した。サイダ評議会代表は「政権移行プロセスは困難な作業だ。事前の相談なしに(政府樹立を)発表しても意味はなく時期尚早」と述べた。

 反体制派「自由シリア軍」の指導者アサアド大佐も、「マレハ氏は、日和見主義者。今は、政府樹立の熱に浮かされているだけだ」と突き放した。

 その自由軍も、トルコに潜伏する幹部らと戦闘の最前線に立つ国内組の間で不協和音が目立ってきた。国内組は七月三十日、政権移行に向け新組織を設立する案を提案したが、アサアド大佐は拒否した。

 昨年のリビア政変で各国は内戦中から反カダフィ派「国民評議会」を正統政権と認め資金面で強力に支援、カダフィ独裁体制の打倒につながった。そうした成功例にならい欧米やアラブ諸国などは、シリアの各反体制派にも一本化を求めてきた。だが、アサド政権崩壊が現実味を帯びつつある今になっても各国の働きかけは不調に終わっている。

 カイロ・アメリカン大のアブドラ・アシャル教授は「反体制派は、各グループが唯一の代表になろうとしているが、祖国や犠牲者のことを、真剣に考えているとは思えない。結集は難しく、結果的にアサド政権の延命を助けている」と語った。

4842チバQ:2012/08/06(月) 17:51:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120806-00000009-jij-int
PKO活動資金強奪される=スーダン西部ダルフール
時事通信 8月6日(月)1時3分配信

 【ニヤラ(スーダン)AFP=時事】スーダン西部ダルフール地方で平和維持活動(PKO)中の国連・アフリカ連合合同部隊(UNAMID)は5日、同地方の都市ニヤラで活動資金を運んでいた現金輸送車が強盗に襲われたことを明らかにした。消息筋によると、30万ドル(約2350万円)以上の現金が奪われた。
 ニヤラでは7月末、治安部隊が群衆に発砲、人権団体によると、学生ら少なくとも10人が死亡した。翌8月1日には北ダルフール地方のクトゥムで地域の有力者が銃撃され死亡。さらに翌2日、クトゥムの世界食糧計画(WFP)事務所が武装勢力に襲撃されている。 
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4843チバQ:2012/08/06(月) 21:21:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120806-00000091-mai-int
<シリア>首相が政権離反し亡命
毎日新聞 8月6日(月)20時42分配信

 【カイロ前田英司】内戦状態が深刻化するシリアのヒジャブ首相が6日、アサド政権を離反して出国した。反体制派の離反兵士団体「自由シリア軍」のクルディ副司令官は毎日新聞の電話取材に「首相の離反を手助けした」と証言、ロイター通信は当局者の話として、首相が家族と共に隣国ヨルダンにいると伝えた。これまでの離反者で最高位の一人であり、閣内からの「寝返り」を封じられなかったことは、アサド政権のほころびを改めて浮き彫りにした。

 これに対し、シリア国営テレビはヒジャブ首相が解任され、ガラワンジ地方自治相が暫定首相に就いたと伝えた。解任の理由など詳細は報じていない。

4844チバQ:2012/08/06(月) 21:22:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120806-00000078-mai-int
<イラン>シリア体制崩壊防止に躍起
毎日新聞 8月6日(月)19時1分配信

 【テヘラン鵜塚健】混乱が続くシリア情勢に、同盟国のイランが強い危機感を示している。今月4日にダマスカスで反体制派がイラン人48人を拉致する事件があり、反体制派側は「イラン革命防衛隊の関係者が含まれていた」と主張。イラン政府は関与を否定するが、シリアの体制崩壊を防ごうとシリア国内外で必死の工作を続けている模様だ。

 「我々の軍隊はシリア国内に一切いない。シリア自身が強い軍事力を持っているからだ」。イランのバヒディ国防軍需相は4日、シリアへの関与を否定した。その直後、反体制派「アルバラー」によるイラン人拉致事件が浮上。中東の衛星テレビ局アルアラビーヤによると、反体制派は拉致した48人の動画を公開。一部は偵察活動中の革命防衛隊関係者だと主張し「シリアで活動するすべてのイラン人の運命は彼らのようになる」と脅した。イラン政府は「拉致されたのは巡礼者」とし、トルコやカタールを通じ、解放に向けた交渉を続けている。

 シリアのアサド政権中枢とイランは、ともにイスラム教シーア派に近い宗派同士。対する反体制派は主にスンニ派で、サウジアラビアやトルコなどが支援。シリア国内の対立は、周辺国を巻き込んだシーア派、スンニ派の宗派間抗争の色が濃くなっている。

 地域での孤立が進むイランにとって、シリアの体制崩壊は避けたいシナリオだ。現役の革命防衛隊関係者によると7月下旬、アサド政権は「退陣を検討する」との意向をイラン側に伝えたが、イラン指導部はこれに反対し、アサド政権を支え続ける意向を示したという。

 イランは、レバノンのシーア派民兵組織ヒズボラとも連携を強める。イランのジャリリ最高安全保障委員会事務局長は6日にレバノンを訪問。ヒズボラ指導者のナスララ師らと会談し、シリア支援について話し合うとみられる。

4845チバQ:2012/08/06(月) 21:33:44
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120806/mds12080621000005-n1.htm
エジプト シナイ半島で襲撃、警備兵16人死亡 モルシー大統領に打撃
2012.8.6 20:55

5日にエジプト・シナイ半島で起きた警察施設襲撃を受け、カイロで緊急会談するモルシ大統領(右)と軍最高評議会のタンタウィ議長(ロイター)
 【カイロ=大内清】エジプト東部シナイ半島のイスラエル国境付近にある検問所が5日、武装集団の襲撃を受け、ロイター通信によると国境警備兵ら16人が死亡、少なくとも7人が負傷した。イスラエルは、エジプト側にシナイ半島でのテロ対策強化を要求。エジプトのモルシー大統領は、同半島の治安回復に全力を挙げる考えを強調した。

 武装集団は装甲車両2台を奪い、1台はイスラエル側へ越境後、同国軍の攻撃を受け大破、もう1台は国境付近で自爆したという。エジプトの中東通信は、パレスチナ自治区ガザ地区から秘密トンネルでエジプト側に侵入したイスラム過激派だと伝えた。同国政府に不満を抱く地元部族が協力しているとみられる。

 モルシー大統領は、軍最高評議会と緊急会合を開き対応を協議。ガザとの境界線にあるラファハ検問所の無期限封鎖を決めた。

 6月末に就任したモルシー氏にとり今回の事件は、安全保障問題で最初の試練といえる。

 エジプトは、イスラエルのガザ封鎖政策に協力してきたムバラク政権崩壊後の昨年5月、国民に根強い反イスラエル感情に背中を押される形でラファハを開放。ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとの関係が深いムスリム同胞団出身のモルシー氏も就任後、ガザ支援の強化を打ち出した。

 しかし、シナイ半島では昨年以来、エジプトからイスラエルに天然ガスを供給するパイプラインの爆破事件などが頻発。イスラエルは、ガザとシナイ半島の過激派の連携が強まり、同半島が不安定化することに懸念を強めていた。

 対ガザ政策の見直しに積極的なモルシー氏にとって今回の事件は、軍部から批判を浴びて政治的な打撃となる可能性がある。

4846チバQ:2012/08/07(火) 12:42:26
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2893793/9335434
「公の場でキス」、男性逮捕を受けて教会前で「抗議のキス」デモ
2012年08月07日 09:53 発信地:レオン/メキシコ
【8月7日 AFP】メキシコ中部グアナフアト(Guanajuato)州レオン(Leon)で5日、女性パートナーにキスをした男性が逮捕されたことに抗議して、さまざまな年齢のカップルがカトリック教会の前に集まってキスをするデモを行った。

 このデモはミサが行われる時間帯に合わせて正午に行われ、教会に来た教区民の一部からも拍手が送られた。

 大学教員のマヌエル・ベルメン(Manuel Berumen)さん(38)は2日、パートナーと4歳の息子と一緒に近くの広場を歩いているところを公共の場で愛情表現をした疑いで逮捕され、12時間にわたり拘留された。

 ベルメンさんは6日、メキシコ政府の人権擁護機関に苦情を訴えた後に記者団に語った。「マイラ(Mayra)を抱き寄せキスをしました。普通じゃないことは何もしていません。すると、誰かの叫び声が聞こえました。『ここには子供たちがいるんですよ、子供たちが!』。まるで私たちが裸になっているか、路上でポルノ撮影でもしているかのように」

 ベルメンさんによれば、憤慨した女性の要請に応えた5人の警察官はベルマンさんだけを逮捕したが、地元の判事はベルメンさんとパートナーの女性に、道徳に反する行為を行ったとして12時間の拘留を言い渡した。

 グアナフアト州はメキシコ国内でも最も保守的な州の1つだとされており、過去にも「道徳違反」とされた行為が原因で似たような事件が何度か起きている。(c)AFP

4847チバQ:2012/08/08(水) 22:55:29
http://www.asahi.com/international/update/0805/TKY201208050293.html
2012年8月5日21時0分

ベネズエラ加盟で世界5番目の経済圏に メルコスル
 ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイの4カ国でつくる南米南部共同市場(メルコスル)へのベネズエラの加盟が、正式に決まった。5カ国で人口は2億7千万人、国内総生産は3.3兆ドル規模。欧州連合(EU)のほか米国、中国、日本に次ぐ世界5番目の経済圏となる。

 ブラジリアで開いた臨時首脳会合で決めた。メルコスルは1995年に関税同盟として発足し、域内では関税が基本的に撤廃されている。対外的に共通関税を設ける経済圏として、規模拡大と産品の多様化は、加盟国の成長とともに交渉力の強化につながる期待もある。ブラジルのルセフ大統領は、「(規模拡大を)ベネズエラの存在がもたらした」と歓迎した。

 加盟にはブラジルとアルゼンチンが前向きだった。国内産業を守るため、保護主義的な政策を進める両国にとって、2900万の人口を抱えるベネズエラの市場は、食糧などの一次産品に加え、育成に力を入れる工業製品の輸出先になるという期待がある。加盟にあわせるかのように、ベネズエラの国営航空会社コンビアサが、ブラジルのエンブラエル社から旅客機6機を購入する契約を締結。両国の大統領が記者会見で発表した。最大で20機まで拡大するという。

4848チバQ:2012/08/08(水) 22:56:03
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201208/2012080100638
ベネズエラ正式加盟で5カ国に=南米の関税同盟メルコスル
 【サンパウロ時事】南米南部共同市場(メルコスル)は31日、ブラジルの首都ブラジリアで首脳会議を開き、産油国ベネズエラの加盟を正式承認した。ベネズエラの反米左派チャベス大統領は「原油依存のモデルから脱却し、農業や工業も発展させたい」と述べ、メルコスル加盟国との通商拡大を通じた経済発展に期待を寄せた。
 ベネズエラのメルコスル加盟は「21世紀の社会主義」を掲げるチャベス氏の強権支配が反民主的だとして、パラグアイの右派議員などがかねて強く反対。だが、今年6月に同国のルゴ大統領(当時)が議会の弾劾で罷免されたことを受けて加盟停止となったため、それに代わる形でベネズエラが入ることになった。(2012/08/01-14:51)

4849チバQ:2012/08/08(水) 23:25:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120808/asi12080818530000-n1.htm
パキスタン首相に出廷要請 法廷侮辱罪で最高裁
2012.8.8 18:52
 パキスタン最高裁は8日、汚職に問われたザルダリ大統領のスイスでの裁判の再開手続きを取るよう命じた最高裁判決に従っていないアシュラフ首相に対し、27日に出廷して判決に従わない理由を説明するよう命じた。

 アシュラフ氏が、裁判再開手続きをめぐる最高裁の命令を拒み続ければ、ギラニ前首相と同様、法廷侮辱罪に問われ、失職することになる。

 アシュラフ氏が属する与党第1党のパキスタン人民党は7日、ザルダリ氏の裁判再開を求めない方針を決めており、アシュラフ氏も最高裁の命令に従わないとの見方が強い。アシュラフ氏は、大統領には国外でも免責特権があるとして、裁判の再開手続きに応じていない。(共同)

4850チバQ:2012/08/08(水) 23:32:44
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120808/mds12080821500004-n1.htm
【シリア内戦】
アサド政権側が最大規模攻撃 最大都市の北部アレッポ
2012.8.8 21:49

8日、シリア政権側と反体制派の衝突が起き、人通りがなくなった北部アレッポのサラディン地区(ロイター)
 【カイロ=大内清】シリアからの報道によると、同国最大都市の北部アレッポで反体制派に対する総攻撃を準備していたアサド政権側の軍は8日、大量の戦車などを市内に進入させ、これまでで最大規模の掃討作戦に着手した。ロイター通信などによれば、政権側の軍高官は、反体制派武装組織「自由シリア軍」の拠点サラーヘッディン地区を制圧し、多数の戦闘員を殺害したと語ったが、反体制派は否定している。

 これに先立つ7日、イランのジャリリ最高安全保障委員会事務局長と会談したアサド大統領は「テロリストを国土から排除する」と宣言。ジャリリ氏は「イランは、『抵抗の枢軸』を分断させることを許さない。シリアはその根幹だ」として、今後もアサド政権支援を続けると強調した。

 一方、シリア国内で反体制派に拉致され、イラン革命防衛隊メンバーが含まれているとされたイラン人48人について、イランのサレヒ外相は8日、「退役した革命防衛隊員が含まれている」と述べた。

4851チバQ:2012/08/09(木) 12:19:32
http://www.asahi.com/international/update/0809/TKY201208090264.html
リビア国民評議会が解散 国民議会に権限移譲関連トピックスリビア[PR]

 リビアでカダフィ政権を倒す中心組織として発足し、その後、暫定政府の土台となってきたリビア国民評議会が8日、7月の議会選挙で選ばれた国民議会(定数200)に権限を移譲し、解散した。1年以内の正式政府の発足へ向け、政治プロセスが一歩進んだ。

 首都トリポリで開かれた記念式典で、評議会のアブドルジャリル議長は「憲法上の義務と特権を国民議会に移譲する」と宣言。暫定憲法の規定に従い、国民議会で最年長のサリム議員が暫定議長となり、形式的に権限を譲り受けた。

 国民議会は今後、議長を選んだうえで30日以内に首相を選出。首相が組閣し、移行政府を発足させる。併せて議会は新憲法起草委員会を設立。同委がつくる新憲法案を国民投票にかける。新憲法に沿った選挙法に基づき、改めて選挙を行った上で、正式政府を発足させる。

4852チバQ:2012/08/09(木) 22:39:05
>>4823
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120809/erp12080901100001-n1.htm
全外交官を相互追放、スウェーデンとベラルーシ…「自由のクマ」散布で悪化
2012.8.9 01:09
 ベラルーシ外務省は8日、在スウェーデンのベラルーシ大使館員全員を本国に引き揚げると発表、またミンスク駐在のスウェーデン外交官全員を8月30日までに退去させるよう通告した。

 ロイター通信などによると、ベラルーシは3日、「違法行為」があったとしてスウェーデンのエリクソン駐ベラルーシ大使を追放。ベラルーシの国営テレビは同大使が反体制派を資金援助したなどと報道した。

 スウェーデン側は大使追放を不当とし、ストックホルムのベラルーシ大使館幹部2人に退去を要求。新任のベラルーシ大使着任を受け入れないと通告していた。

 両国関係は、スウェーデンの会社がチャーターした軽飛行機が7月初めにミンスク付近で、言論の自由を求めるビラを付けたクマの縫いぐるみをばらまいたことを発端に悪化していた。(共同)

4853チバQ:2012/08/09(木) 22:40:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120809/chn12080901150000-n1.htm
中台投資保護・促進協定締結へ、課題積み残したまま
2012.8.9 01:13
 【台北=吉村剛史】台湾の対中国交流窓口機関、海峡交流基金会(江丙坤理事長)と中国側の海峡両岸関係協会(陳雲林会長)の第8回会談が8日、台北市内で始まった。9日のトップ会談で、調整が難航した中台投資保護・促進協定と、中台税関協力協定の調印が行われるが、紛争時の仲裁などの扱いで課題を残しての締結となる。

 陳雲林会長ら中国の代表団は8日、台北入りし、副理事長、副会長レベルでの予備会談が行われた。

 調整に約2年を要した中台間の直接投資を促す投資保護・促進協定の紛争仲裁に関しては、中国に進出している台湾企業関係者らが希望する当局と投資家の国際仲裁機関での仲裁は盛り込まれず、上部行政機関や第三者調停などによる対応に代替され、投資家同士の場合に限り、双方の合意で第三国・地域での仲裁も可能となる。

 同様に、当局に身柄が拘束された場合の24時間以内の家族に対する通知義務は協定の条文には盛り込まず、既存の司法相互協力協定の中で扱うこととした。

 台湾側の江丙坤理事長は「協定は紛争処理の制度化の第一歩で、万能薬ではない」と話している。

4854チバQ:2012/08/09(木) 22:48:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120809-00000087-mai-int
<ロシア>前参謀総長が首相批判 08年グルジア派兵で
毎日新聞 8月9日(木)21時9分配信

 【モスクワ田中洋之】08年8月のロシアとグルジアの軍事衝突をめぐり、ロシア軍のバルエフスキー前参謀総長が「軍最高司令官のグルジアへの派兵命令が遅かった」と当時のメドベージェフ大統領(現首相)を批判し、波紋を広げている。

 バルエフスキー氏は開戦4周年に合わせて製作され、インターネット上で公開されたドキュメンタリーに出演。ロシア軍はグルジアによる南オセチア攻撃を受けて軍事介入したが、派兵決定が遅れたため民間人らの犠牲が増えたと指摘した。

 また、派兵を最終的に決定したのは、当時のメドベージェフ大統領でなく、北京五輪の開会式出席のため中国を訪問していたプーチン首相(現大統領)だったとの見方も示した。

 これに対して、メドベージェフ首相は8日、訪問先の南オセチアで「派兵は必要なタイミングで決めた」と反論した。プーチン氏と相談したが、派兵はあくまでも自分の決定だったと強調した。

 バルエフスキー氏はグルジアとの軍事衝突直前の08年6月、メドベージェフ大統領から軍参謀総長を解任されていた。背景には軍改革をめぐるセルジュコフ国防相との対立があったとされる。

4855チバQ:2012/08/09(木) 22:49:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012080901107
過激派、窃盗犯の腕切断=マリ
 【バマコAFP=時事】西アフリカのマリ北部を占領しているイスラム過激派は9日、シャリア(イスラム法)に基づき、同国北部アンソンゴ地区で8日、窃盗犯の腕を切り落とす刑を執行したことを明らかにした。地元当局者によると、窃盗犯はオートバイを盗んだ。(2012/08/09-21:19)

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4856チバQ:2012/08/09(木) 22:51:40
http://mainichi.jp/select/news/20120810k0000m030040000c.html
パレスチナ難民:シリア情勢で生活不安定に
毎日新聞 2012年08月09日 21時04分(最終更新 08月09日 21時31分)


国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリポ・グランディ事務局長=東京都渋谷区の国連広報センターで2012年8月9日、秋山信一撮影
拡大写真 来日中の国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリポ・グランディ事務局長が9日、東京都内で毎日新聞のインタビューに応じた。内戦状態に陥っているシリア情勢を巡り、「パレスチナ難民が戦闘に巻き込まれるケースが出ている。失業したり、キャンプから避難したりする難民が増え、生活基盤は不安定化している」と懸念を示した。

 UNRWAなどによると、シリア国内には約50万人のパレスチナ難民が居住している。アサド政権と反体制派の戦闘は難民キャンプ周辺にも及び、2日には首都ダマスカスの難民キャンプで約20人の難民が治安部隊の砲撃に巻き込まれて死亡した。

 戦闘激化を受けて、これまでにレバノン、ヨルダン両国に計約3000人のパレスチナ難民が逃れた。しかし、既に多数のパレスチナ難民を抱え、シリア人避難民も受け入れている両国では難民流入に警戒感もあるという。

 一方、シリアにとどまっているパレスチナ難民も、失業して、生活に困窮するケースが増えており、食料や生活費などUNRWAによる追加支援の経費は2700万ドル(約21億円)以上になる見通しだという。グランディ氏は「シリア国内の難民を支援することが重要だ」と訴えた。【秋山信一】

4857チバQ:2012/08/09(木) 22:54:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120809-00000082-mai-int
<ウクライナ>ロシア語を公用語に 親欧米の野党は反発
毎日新聞 8月9日(木)21時2分配信

 【モスクワ田中洋之】ウクライナのヤヌコビッチ大統領は8日、ロシア系住民が多い州などでロシア語を地域の公用語とする法律に署名した。親欧米の野党勢力は「国家言語であるウクライナ語の地位を低下させ、国家分裂につながる」と批判しており、10月28日に実施される最高会議(国会)選挙で争点になりそうだ。

 ロシア語が公用語化されるのは、ロシア語を話す住民が10%以上いる地域で、州や自治共和国など全国27の行政区のうち、首都キエフ市や東部、南部の13が対象となる。東部出身のヤヌコビッチ氏は10年の大統領選でロシア語復権を公約に掲げて当選した。法案は7月3日に最高会議(定数450)が賛成248で可決していた。

 これに対して、野党側は「ウクライナ語を唯一の国語と定めた憲法に反する」「ロシアの影響力を拡大させる」と反発している。

 最高会議選はヤヌコビッチ大統領率いる与党「地域党」と野党連合の争い。中央選管は8日、野党統一名簿に登載されていたティモシェンコ前首相(職権乱用罪で禁錮7年の判決を受け収監中)ら2人の立候補を認めないことを決めた。

4858チバQ:2012/08/09(木) 22:58:46
http://www.cnn.co.jp/world/35020267.html
激戦続く大都市アレッポ、互いが優位を主張 シリア
2012.08.09 Thu posted at 12:39 JST

シリア・アレッポ(CNN) 内戦状態が続くシリアで8日、最大都市アレッポのサラディン地区での戦況をめぐり、アサド政権側と反体制派の見解が対立、お互いに優位を主張している。

英国に本拠を置く反体制派のシリア人権監視機構によれば、政府軍は8日にサラディン地区への地上からの攻撃を開始。一度は地区内に侵攻したものの、反体制派の激しい抵抗に遭い、一部は撤退したという。

武装反体制派、自由シリア軍の関係者もCNNに対し、200人の政府軍が戦車の支援を受けつつサラディン地区に入ろうとしたが撃退されたと述べた。少なくとも戦車と装甲車が1台ずつ破壊され、政府軍兵士32人と反体制派の兵士3人が死亡したという。別の関係者によれば、破壊された政府軍の戦車は4台だったという。

一方シリア国営テレビは「われらが勇敢なる軍隊はサラディン地区でテロリストの残党の掃討を続けている。サラディン地区では数百人のテロリストの死者が出た」とアレッポ発で伝えた。

国営テレビはまた、サラディンでの戦闘で政府軍が「シリア国籍でない傭兵」を含む「テロリスト」を殺害または拘束したとも伝えている。

一方、4日にシリア国内でイラン人48人が反体制派に拉致された事件を受け、イラン政府高官は周辺諸国を訪問。解放に向けた協力を求めた。

イラン国内の報道では当初、拉致された48人は巡礼者だと伝えられていた。だがその後、自由シリア軍が犯行を認めるとともに、拉致した48人にイランの革命防衛隊のメンバーが含まれていたと発表した。

この点についてイラン学生通信はイランのサレヒ外相の発言として、巡礼の中に革命防衛隊の元隊員が含まれていたと伝えた。外相によれば、「シリア国内の聖地を訪れたいとの思いが強すぎて、巡礼を止めることができなかった」という。

イラン最高安全保障委員会のジャリリ事務局長は7日、シリアを訪問して両国の結束を誇示した。シリア国営メディアによれば、ジャリリ事務局長はアサド大統領と会談し、「敵」がシリアに介入することは認めないと述べたという。アサド大統領を撮したビデオが放映されるのは今月下旬以来初めてのことだった。

4859チバQ:2012/08/09(木) 23:00:01
>>4462>>4843
http://www.cnn.co.jp/world/35020136.html
今度は就任したばかりの首相が離反、反体制派に参加か シリア
2012.08.07 Tue posted at 09:32 JST

(CNN) シリア反体制派によると、リヤド・ヒジャブ首相が6日、政権から離反し、反体制派に参加する意向を示した。一方で同国の国営テレビは、アサド大統領が同日、首相を解任したと伝えた。内戦状態に陥っているシリアでは、政権幹部の離反が増えつつある。

ヒジャブ氏は中東の衛星テレビ局アルジャジーラで反体制派幹部を通し、「殺人者でありテロリストでもある政権から離反し、一兵卒として革命に参加する」との声明を発表した。

同幹部によると、ヒジャブ氏は反体制派武装組織「自由シリア軍」の助けを得て出国した。離反は2カ月前から計画されていたという。同幹部はCNNに、ヒジャブ氏が「近隣国」にいてまもなくカタールへ向かうと述べた。

一方、反体制派の中核組織「シリア国民評議会(SNC)」の報道担当者は、同氏が夜のうちに出国し、家族とともにヨルダンに入ったと発表した。ヨルダン政府の報道官は首相の入国を否定しているが、別の政府高官はCNNに、首相が家族とともに入国したと語った。

ヒジャブ氏は6月に首相に就任したばかり。専門家らによれば大きな権限は握っていなかったものの、離反は象徴的な意味を持ち、政権に打撃を与えるとみられる。

アサド政権はイスラム教の少数派、アラウィ派が中心となっているが、ヒジャブ氏は反体制派の大半を占めるスンニ派教徒。7月には同じスンニ派の大物として、駐イラク大使を務めていたナワフ・ファレス氏、精鋭部隊である共和国防衛隊の司令官だったマナフ・タレス氏が相次いで離反した。

シリアでは6日も、北部の大都市アレッポで激しい銃撃や砲撃が報告されるなど、各地で暴力が続いた。反体制派の「地域調整委員会(LCC)」によると、この日は全土で少なくとも161人の死者が出た。アレッポでは戦闘で54人が死亡し、20人が遺体で発見された。首都ダマスカスの国営テレビのビル内で爆発があったとの情報もある。

4860チバQ:2012/08/12(日) 20:02:05
毎日新聞より


オランダ総選挙:EU批判の社会党に 勢い…世論調査

【ブリュッセル斎藤義彦】オランダ総選挙 (9月12日)を1カ月後に控え、欧州連合 (EU)に批判的な社会党が世論調査の獲得議 席予想でトップを走る勢いを見せている。EU 離脱を掲げる極右・自由党も3位に付け、債務 危機を機にEUへの反発が噴き出した形だ。オ ランダのルッテ政権はメルケル独政権と連携し て財政緊縮などの危機対策を進めてきた。社会 党が勝利すれば欧州政治の流れを変える可能性 もある。

8日の世論調査によると、社会党の獲得議席 予想は下院(定数150)の約4分の1にあた る37議席で首位に立っている。ルッテ首相の 自由民主党が30議席で続き、自由党が18議 席で3位。オランダの政権は複数政党による連 立が常態化しており、社会党などEU懐疑派の 主張がそのまま通る可能性は低いが、第1党か ら首相を出すのが慣例のため、影響力は無視で きないとみられている。

社会党は72年に毛沢東主義派が設立した左 派政党で、現在は革命は放棄してソフト路線を 取っている。反EUではないが、共通通貨ユー ロの導入に反対するなどEUには懐疑的だ。 「新自由主義を押し付ける現在のEUには反対 だ」(エミール・ルーマー党首)として欧州統 合の見直しを唱えている。

債務危機について社会党は「無定見な融資で 行き詰まった金融機関を国家が救済したことが 原因」と指摘し、金融市場の厳格な監視を主張 している。財政緊縮策は「危機を深めるだけ」 として拒否し、環境関連投資など景気刺激策の 導入を求めている。金融機関がギリシャの債務 をさらに帳消しにするよう要求しており、EU の現路線とは大きく異なる。

自由党の主張はさらに過激で、オランダのE Uからの離脱、ユーロから旧通貨ギルダーへの 転換を掲げている。

EU懐疑派が支持を集める背景としては、E Uの求める緊縮策が年金受給開始年齢の引き上 げや医療保険給付カットなどを強い、「これま でに得た豊かさを失わせるとの不安が国民にあ る」(プラーフ・アムステルダム大准教授)と の見方が有力だ。オランダはドイツ、フィンラ ンドと並びユーロ圏では経済的に安定した優等 生で、南欧諸国に緊縮策を要求してきた。

ルッテ首相は自由党の閣外協力を得て10年 から中道右派政権を率いてきた。今年4月、自 由党が緊縮策を盛り込んだ予算に反発して協力 を停止したため、内閣総辞職に追い込まれた。

2012年08月12日 19時31分

4861チバQ:2012/08/14(火) 15:40:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120813/erp12081322230003-n1.htm
ロシア政府 北方領土忘れた? 地図記載漏れに批判
2012.8.13 22:23 [ロシア]

ロシア政府の公式ウェブサイト上で公開されている千島列島の記載がない地図(共同)
 ロシア政府が公式ウェブサイト上で公開している同国全土の自然保護区などを紹介した地図に、北方領土を含む千島列島(クリール諸島)が記載されていないとして、同諸島を管轄する極東サハリン州のメディアが13日、「クリールは政府に忘れられた」と批判した。

 ロシアのメドベージェフ首相は7月、北方領土の国後島を訪問し実効支配を誇示したばかり。だが、国内で発行される地図などでは千島列島の記載がない事例が生じることがある。

 地図ではロシア国内の102の自然保護区、42の国立公園に、2011〜13年に24億ルーブル(約59億円)の予算が拠出されると紹介されているが、千島列島の場所が土地になっておらず、全島が記載されていない。

 サハリンのインターネット通信社「サハリン・メディア」は「クリール諸島南部には極東の真珠と呼ばれる自然保護区『クリリスキー』があるのにおかしい」と指摘した。(共同)

4862チバQ:2012/08/14(火) 15:40:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120814/erp12081411170002-n1.htm
数カ月無給、住民立ち退き強制…ソチ五輪施設建設で人権侵害 ロシア
2012.8.14 11:16

ロシア南部ソチで、建設作業が進められている2014年冬季五輪の施設=2011年8月(AP=共同)
 ロシア南部ソチで開かれる2014年冬季五輪の施設建設をめぐり、出稼ぎ作業員への賃金不払いや住民の立ち退き強制など、人権侵害が横行していると国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(本部ニューヨーク)が13日までに発表した。

 こうした問題を報じる地元記者らへの脅迫や嫌がらせ、当局による事実上の記事検閲もあるといい、同団体はロシア当局と国際オリンピック委員会(IOC)に適切な対応を求めた。

 同団体によると、旧ソ連諸国などから来た労働者は、約束の額を大幅に下回る賃金しか支給されなかったり、数カ月無給だったりした上、パスポートを取り上げられ帰国できないケースもある。

 施設建設のためロシア当局は少なくとも1500世帯を強制的に立ち退かせ、多くの場合、まともな補償や代替住宅が与えられていない。(共同)

4863チバQ:2012/08/14(火) 15:44:01
>>2624-2625
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120813/asi12081320360003-n1.htm
インド著名ヨガ指導者を拘束、反汚職訴えデモ主導
2012.8.13 20:33
 インド政府に汚職対策の徹底を求める大規模なデモ行進が13日、首都ニューデリーであり、警察当局は許可を得ずにデモを主導したとして、ヨガの著名指導者ラムデブ師や支持者数千人を拘束した。PTI通信が報じた。

 ラムデブ師は先週から汚職のほか、富裕層などによる国外の隠し所得への対策強化を求めてハンガーストライキを実行。「政府に聞く耳を持たせる」として、開会中の国会に向かって支持者とともにデモ行進し、警察に制止された。

 ラムデブ師は昨年6月にもニューデリーでハンストを実施した。(共同)

4864チバQ:2012/08/14(火) 16:07:31
>>4722-4724>>4778>>4830>>4845

>>4830
タンタウィ国防相ら7人留任=エジプト新政権が発足
 【エルサレム時事】エジプトからの報道によると、カンディール首相率いる新内閣が2日、モルシ大統領に就任を宣誓し発足した。国防相を務めるタンタウィ軍最高評議会議長を含め、軍が主導した暫定政権からアムル外相、サイード財務相ら7閣僚が留任した。


http://mainichi.jp/select/news/20120813k0000m030164000c.html
エジプト:大統領が国防相を解任 軍移管の権限奪還
毎日新聞 2012年08月13日 01時10分(最終更新 08月13日 01時24分)

 【エルサレム花岡洋二】エジプトのモルシ大統領は12日、軍最高評議会のタンタウィ議長を国防相職から解任したと発表した。また、今年6月の大統領選直前、軍最高評議会が大統領権限の一部や議会の立法機能を引き継ぐとした憲法修正を無効とした。

 大統領選後、議会招集などを巡って、大統領の出身母体である穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団と軍の対立が続いてきたが、軍トップを解任することで大統領が軍の影響力をそぎ、権力基盤を強化する狙いがあるとみられる。

 タンタウィ議長は昨年2月のムバラク政権崩壊後、エジプトを暫定統治する最高評議会の議長を務めてきた。ムバラク政権崩壊後は、軍の利権や権限を巡って、議会などで勢力を伸ばすムスリム同胞団との駆け引きが続いていた。


http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120813-OYT1T00114.htm
エジプト大統領、国防相解任…暫定憲法も無効に
 【カイロ=田尾茂樹】エジプトのモルシ大統領の報道官は12日、同国を暫定統治してきた軍が6月に発布した、大統領権限などを制限する改正憲法宣言(暫定憲法)を大統領が無効にした、と発表した。


 大統領はまた、軍最高評議会議長のタンタウィ国防相と軍ナンバー2のアナン参謀長を解任し、後任を指名する人事も決めた。

 大統領が憲法宣言を無効とし、軍の人事刷新に踏み切ったことで、大統領と軍との対立が再び先鋭化し、国内情勢が混迷する可能性がある。また、改正憲法宣言の適法性を巡っては司法で係争中であるほか、大統領が一方的に宣言を無効にできるかどうかについては明らかでなく、今後、論議を呼ぶのは必至だ。

 改正憲法宣言は、軍が当面、立法権を掌握するとしたほか、軍の人事や任務に関する事項は最高評議会が決めることなどを盛り込んでいる。モルシ氏の出身母体であるイスラム主義組織ムスリム同胞団は、軍が大統領に権限を移譲後も影響力の保持を図っているとして、撤回を要求してきた。

(2012年8月13日01時32分 読売新聞)

4866チバQ:2012/08/14(火) 16:09:30
http://mainichi.jp/select/news/20120813k0000e030214000c.html
エジプト大統領:軍と事前に協議し合意か 国防相解任など
毎日新聞 2012年08月13日 10時39分(最終更新 08月13日 12時32分)

 【エルサレム花岡洋二】エジプトのモルシ大統領が12日、軍トップであるタンタウィ軍最高評議会議長を更迭し、軍最高評議会が大統領権限の一部や立法権を掌握するとした暫定憲法修正を無効とした一連の決定は、軍と事前に協議して合意を得ていたとみられる。

 合意が事実なら、民政移管の前進を示唆する展開と言えそうだが、モルシ氏の出身母体の穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団と軍部はこれまで権力争いを続けており、両者の「和解」が実現するか今後の展開を注視する必要がある。

 モルシ大統領は、暫定憲法修正を無効とし、大統領が行政執行権と立法権、新憲法の主導権を握るとする大統領令を発布した。

 またタンタウィ氏が兼務していた国防相の後任に、陸軍のシシ少将を任命。アナン参謀総長(軍最高評議会副議長)も解任し、後任にシドキ司令官を昇格させた。軍幹部会である最高評議会は、正副議長にこの新任2人が就くとみられるが、権力は大きく制限される。タンタウィ氏とアナン氏は、大統領顧問に就く。

 ロイター通信によると、軍最高評議会のメンバーでこの日新任されたアサル副国防相は「(人事は)評議会内で協議した結果だ」と語った。モルシ大統領が軍の同意のうえ一連の決定をしたようにみえる。大統領は演説し「国益を考えた決定だ」と語った。

 一方、モルシ大統領は、空席の副大統領に、破棄院(最高裁に相当)幹部のメッキ判事を指名した。メッキ判事は、在任中のムバラク前大統領を批判したことで知られる。

 軍や情報機関に対しては、シナイ半島北部で5日、軍兵士16人が武装集団に殺された襲撃事件を巡り世論の批判が高まっていた。モルシ大統領は情報機関トップを更迭し、テレビでは自らが実質的な軍最高司令官だと主張。この機会を利用し、軍最高幹部の人事に着手したとみられる。

 タンタウィ氏は、ムバラク前政権で国防相を約20年務め、昨年2月のムバラク政権崩壊後は、暫定統治した最高評議会の議長として、国の最高権力者を務めた。暫定憲法修正の結果、モルシ大統領就任後も大きな権力を握っていた。

4867チバQ:2012/08/14(火) 16:10:29
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012081302000222.html
エジプト新国防相にシシ大将 タンタウィ氏は大統領顧問
2012年8月13日 夕刊

 【カイロ=今村実】エジプトのモルシ大統領は十二日、解任したタンタウィ国防相の後任にシシ大将を、軍のアナン参謀長の後任にソブヒ大将をそれぞれ任命した。

 地元メディアが伝えた。シシ氏と副大統領に起用したメッキ氏は同日、就任の宣誓式に臨んだ。

 タンタウィ氏とアナン氏は、大統領顧問に起用。軍との対立激化が懸念される中、両氏の体面に配慮したとみられる。

 ロイター通信によると、モルシ大統領は演説で「今回の決定には特定の個人を標的にしたり、組織を混乱させたりする意図はない。国家と国民の利益のためだ」と述べた。

 また、大統領報道官は「近代国家としての発展に向け、軍に新風を送り込むため、大統領が決定した。軍最高評議会の理解も得ている」と語った。

 モルシ大統領は十二日、ムバラク政権崩壊後の暫定憲法「憲法宣言」のうち、軍が国政の場で優位な立場を維持するために改正した内容を無効にし、軍の最高実力者タンタウィ氏らを解任した。

 軍最高評議会は、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団出身のモルシ大統領を警戒。就任直前の六月には、憲法宣言を一方的に改正して立法権を掌握し、大統領の権限を制限していた。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012081402000100.html
エジプト国防相解任 軍側の出方 焦点
2012年8月14日 朝刊

 【カイロ=今村実】軍幹部らの解任に踏み切ったエジプトのモルシ大統領は十二日、暫定憲法「憲法宣言」の新たな改正令を公布した。立法権や予算承認権、新憲法制定の主導権を軍から奪還する内容で十三日、発効した。憲法宣言でモルシ政権の骨抜きを狙ったが、手痛い反撃を受けた軍の出方が焦点となる。

 軍は新大統領が就任する直前の六月、先手を打ち憲法宣言を一方的に改正し、立法権などを掌握。だが、地元メディアによると、モルシ氏は軍の改正を無効化し、代わりの改正令を出して広範な権限を軍から奪った。新憲法制定については、現行の起草委員会が行き詰まれば、軍に代わり、大統領が新たな委員会を任命すると規定。憲法制定から二カ月以内に人民議会選の手続きを始める、と定めた。

 モルシ氏が国防相から解任したタンタウィ氏は約二十年間、同職にあった軍の最高実力者。今月、新内閣で再任されたばかりで屈辱的な解任劇と言える。

 元国軍幹部のムハンマド・ビレル氏は、本紙取材に、モルシ氏側が周到な準備の上、今月五日にシナイ半島で警備兵十六人が犠牲となったテロ事件を利用した、と指摘する。

 治安対策の不備に対する軍などへの国民の怒りが噴出する中、「軍は政治を離れ、本来の任務に専念すべきだ」との世論を喚起して、味方に付けようとしている、とみる。

 また、軍評議会の一部若手らの間で「タンタウィおろし」が、水面下で合意に至った可能性に言及。タンタウィ氏には、大統領顧問職を用意することで、過去のデモ鎮圧などに対する訴追免除を暗に保証し、決定をのませたとの見方を示した。指摘通りなら、軍は当面、表立って反発しにくいことになる。

 今月二十四日にはモルシ氏の出身母体、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団に反発する勢力が大規模デモを計画していた。デモに先んじ、モルシ氏が主導権を握ろうとしたとの見方もある。

 同胞団系の自由公正党ラリアン代表は短文投稿サイト「ツイッター」で「大統領は革命の要求に応えた」と述べた。民主化グループ「四月六日運動」のアフィフィ報道官も取材に「決定を完全に支持する」と評価した。

4868チバQ:2012/08/14(火) 16:17:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120812-00000002-reut-int
イラン北西部地震の死者200人以上に、救助活動は難航
ロイター 8月12日(日)7時37分配信

8月12日、イラン北西部でマグニチュード(M)6を超える地震が立て続けに2回発生し、180人が死亡、1300人が負傷した。写真は11日撮影。ファルス通信提供(2012年 ロイター)

[ドバイ 12日 ロイター] イラン北西部の東アゼルバイジャン州で11日午後、マグニチュード(M)6を超える地震が立て続けに2回発生し、220人が死亡、1500人が負傷した。その後も40回以上の余震が続いている。

米地質調査所(USGS)によると、初めに起こった地震の規模はM6.4で、その11分後にM6.3の地震が発生し、被害が拡大した。

農村部では多くの建物が倒壊しており、依然としてがれきの下敷きになっている人がいることなどから、イラン当局では今後も死傷者の数が増えるとみている。

イランのメディアによると、6つの村が壊滅し、60以上の村で甚大な被害が出ているという。引き続き救助活動が続けられているが、まだ救助隊が到達できていない村もあり、活動は難航している。

メヘル通信の報道によれば、医療物資が不足する中、2人の医者で患者500人の対応を迫られている病院もあるという。同国政府は、48台の救急車と500袋の血液バッグを現地へ送り、支援を行っている。

東アゼルバイジャン州の州都タブリーズは貿易の要所であり、核施設があると言われている都市。

*内容を追加して再送します。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120814-00000037-reut-int
イラン地震の当局対応に批判高まる、救助活動も早期打ち切り
ロイター 8月14日(火)9時38分配信


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8月13日、イラン北西部の東アゼルバイジャン州での地震発生から約2日が経過したが、国内では政府の対応に対して批判が起きている。写真は救助活動に当たる住民ら。12日撮影。ISNA提供(2012年 ロイター)

[ドバイ 13日 ロイター] イラン北西部の東アゼルバイジャン州でマグニチュード(M)6超の地震が起きてから13日で約2日が経過したが、国内では政府の対応に対して批判が起きている。

【写真】イランで地震、死者300人超

11日午後に発生したM6.4とM6.3の2度の地震で、これまでに306人の死亡が確認された。国連人道問題調整事務所(OCHA)は、イラン当局の話として、最大1万7000人が避難所を必要だと報告している。

当局は地震発生から24時間もたたない12日に、捜索・救助活動が終了し、生存者は全員救出されたと発表。しかし、地元住民は当局が遠隔地の村々まで短時間で到達し、救助できたというのは疑わしいとしている。

同州の州都タブリーズの医師は、匿名を条件に電話でロイターに、車でたどり着けないような村もあると指摘。「そんなに早く救助活動を終えるなど不可能だ」と述べた。

この医師は村からタブリーズに運ばれてくる負傷者の治療に丸1日不眠不休で当たっているとし、「地震が起きてから最初の数時間は一般の人が被災地に自分の車で行って負傷者を運んできた。当局のスタッフより多くの一般人が救助に当たっていた」と話した。

穏健保守の地元紙は、地震発生から24時間たっても救助隊が来なかった村があると指摘し、村の多くが損壊する中、テントなど被災者への支援が全く届いていないと語る住民の声を伝えている。

一方、イラン国営通信(IRNA)によると、ラヒミ第1副大統領が被災地を訪れ、海外からの支援を受け入れる準備があると表明。すでに米国、ロシア、トルコを含む多くの国々が支援を申し出ている。

また、アハマディネジャド大統領が13日、イスラム協力機構(OIC)の首脳会議に出席するため、予定通りサウジアラビアに向かったことも批判の対象となっている。

4869チバQ:2012/08/14(火) 16:18:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120813-00000105-mai-int
<イラン地震>捜索打ち切りに怒り…被災者「救助足りない」
毎日新聞 8月13日(月)21時40分配信


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2歳の長男を亡くした現場で、地震直後の様子を語るアリさん=ケビジ村で2012年8月13日、鵜塚健撮影

 イラン北西部タブリーズ近郊で発生した大地震で、イラン政府の救援対応の遅れや事態を正確に伝えない国内メディアに不満が高まっている。犠牲者は13日夕時点で306人に上るが、政府は地震翌日の12日夜、早々に「捜索活動完了」を宣言。実際には多くの村で救助の手が足りず、住民はがれきの中を手作業で捜索に当たっていた。救援物資も行き届かず、被災者たちは政府の対応に怒りの声をあげている。【バジェバジ村、ケビジ村(イラン北西部)鵜塚健】

【イラン地震】犠牲者の多くは女性、子ども…余震続く

 タブリーズ近郊の山間にあるバジェバジ村(人口約500人)では、住民38人が死亡した。農業を営むアフマディさん(40)は倒壊した住宅を数時間かけて素手で掘り起こし親戚の少女(15)を救出したが、既に死亡していた。

 村人たちは夜通し総出で捜索活動を続け、ほぼ丸1日たった12日午後、1歳の子供を抱えた女性や高齢の男性を救出した。だが全員、絶命していたという。「早く救助隊が来ていれば助かったはずなのに」。口々に憤る住民たち。12日に国軍や民兵組織バシジの兵士ら約60人が来たが、視察しただけで何もしなかったという。ある男性住民は「この国はレバノン(のシーア派民兵組織ヒズボラ)は助けても国民は助けない」と皮肉を込めて怒った。

 住民17人が死亡した近くのケビジ村(人口約800人)でも怒りが渦巻いていた。農業のアリさん(48)は、家の下敷きになった2歳の長男を地震から2時間後に助け出したが、救助隊が来ない。長男は数時間持ちこたえたが、モスク(イスラム教礼拝所)の前で祈りを込めて抱きしめるアリさんの両腕の中で、やがて息絶えた。捜索活動には隣村の住民が加わったが、イランの赤新月社(赤十字社に相当)の救助隊が来たのは十数時間後だったという。

 イランのナッジャル内相は地震翌日の12日夜の国営放送で「捜索救助活動は終了し、避難所や食糧確保に当たっている」と発表。海外からの支援の打診も拒否した。一般に、災害発生から72時間以内であれば生存可能性は一定程度認められる。海外の一部メディアなどは、発生翌日の「捜索終了」は早すぎると疑問を投げかけている。

 一方、国内のメディアは地震の実態を伝えない。体制に近い保守系紙は地震発生翌日の朝刊も、地震の記事を1面に掲載しなかった。被災地の状況を伝えるテレビ報道は少なく、国営ラジオは「救助隊が発生1時間後に助けに来た」などと、好意的な住民の声を中心に伝えている。

 イランは核開発問題で米欧諸国から相次ぐ経済制裁を受け、国民の不満が次高まっている。地震がさらなる不満要素にならないよう被害を最小限に見せる意図がありそうだ。

4870チバQ:2012/08/14(火) 16:25:21
http://www.asahi.com/international/update/0810/TKY201208100522.html
2012年8月12日11時52分
ロシアでマドンナさんを告発へ 「未成年に同性愛宣伝」
ロシア・サンクトペテルブルクで9日、コンサートに出演するマドンナさん=ロイター。腕には、同性愛を支持する印のピンク色のブレスレットが巻かれていた


 米国の人気歌手マドンナさんがロシアで行ったコンサートで、同性愛を支持する発言をしたことなどが未成年者への同性愛の宣伝などを禁じた条例違反にあたるとして、市民団体が捜査当局に告発する方針を決めた。複数の地元メディアが伝えた。

 マドンナさんは7日のモスクワに続き、9日夜にはロシア第2の都市サンクトペテルブルクでも公演。未成年者が交じる観客に対し、「私たちはあるがままの自由でいる権利のために闘いたい。世界各地で人々がより不寛容になっているのを見てきたが、私たちはそれを変えられる」と発言。その上で、同性愛者の尊厳や恋愛の権利を訴えるなどした。

 市民団体は公演をビデオ録画するなどして「証拠」を収集。団体の一人は地元メディアに対し、「公演には12歳の子どもたちがいた。条例違反であり、捜査機関に提出する」と語った。

4871チバQ:2012/08/14(火) 17:22:58

>>4802>>4805>>4811-4813>>4824-4825
>>4838-4844>>4850>>4856>>4858-4859とか
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE87D00620120814
イスラム協力機構がシリア参加資格停止で合意、イランは反対
2012年 08月 14日 09:13 JST
[ジッダ(サウジアラビア) 13日 ロイター] イスラム協力機構(OIC)は13日、内戦状態が続くシリア情勢について協議する外相会議を開き、同国の参加資格を停止することで合意した。関係者が明らかにした。これにより、アサド大統領はさらに孤立することになる。
OICはイスラム諸国56カ国とパレスチナで構成され、イスラム教の国際的な利益を代表する目的を持つ。

外相会議は、メッカで14日から2日間の日程で開かれるOIC首脳会議に先立って行われた。シリアの参加資格停止については、同盟国であるイランが反対を表明しているが、加盟国3分の2以上の賛成で承認されることから、単独では覆すことはできない。正式決定は首脳会議を経て15日に発表されるという。

この問題をめぐり、イランのサレヒ外相は「資格停止によって、問題解決に前進するわけでなく、問題を消し去ることになる」と指摘。この発言から、シリア反体制派支持を表明するサウジアラビアなどスンニ派主導のイスラム諸国とシーア派のイランが、首脳会議でも対立することが予想される。

4872チバQ:2012/08/14(火) 17:34:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120813-00000000-fsi-bus_all
キプロス、ユーロで明暗 加盟の南部・無縁の北部、経済格差拡大
SankeiBiz 8月14日(火)8時15分配信


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「EU、TRNCを承認して」と書かれたプラカードを掲げる住民=7月20日、ニコシア(写真:フジサンケイビジネスアイ)

 地中海に浮かぶキプロス島を訪れた。キプロスは南部のギリシャ系と北部のトルコ系が対立する分断国家であると同時に、6月に欧州連合(EU)などに対し金融支援を要請しており、進行中の欧州債務危機の焦点のひとつ。だが目に入ったのは、南部キプロスは破綻寸前のギリシャ経済に翻弄されつつも依然、ユーロ加盟国としての豊かさを謳歌(おうか)しているのに対し、ユーロと無縁な北キプロスは南部との格差に恨み声を上げているという、皮肉な現実だった。

 キプロス島は、約9000平方キロと四国の約半分の面積の小島だ。1974年からトルコ系とギリシャ系の住民により南北に分断され、ギリシャ系の南部キプロスはEUに加盟。トルコ系が住む北部の北キプロス・トルコ共和国(TRNC)は、トルコのみが承認している。

 7月20日。気温が45度に達する灼熱(しゃくねつ)の太陽の下、TRNCではエロール大統領ら政府首脳が出席し、38年前のトルコ軍侵攻を記念した「愛と自由の日」を盛大に祝った。

 その観客席に「EUよ、TRNCを承認して!」と書かれたプラカードを掲げる主婦がいた。彼女は「承認されていなくても、TRNCは実際に存在する。国際社会は禁輸措置を止め、直接貿易を認めるべきだ」と訴えた。

 TRNCは国際社会からは国家として認められず、トルコ以外の国と直接貿易はできない。このため北の2009年の国民総生産(GNP)は35億ドル(現レートで約2700億円)と、EUに加盟する南の約240億ドルの14%にとどまる。1人当たり国内総生産(GDP)は南の2万9430ドル(10年)に対し、1万3354ドル(09年、推定)。格差は歴然としている。

 TRNC商工会議所のグナイ・セルケス会頭は「南北の経済格差を縮めることが融和につながる。EUなどとの直接貿易を認めてほしい」と話す。

 南北ともに首都とするニコシア。市中心部を横たわる国連の緩衝地帯を約250メートル歩けば簡単に南側に入れる。標識などはトルコ語からギリシャ語に、通貨はトルコリラからユーロに代わるが、それだけではない。街中には、北ではみかけなかったマクドナルドやスターバックスコーヒーなど外資系企業の店舗もあり、金融業も盛んだ。

 住民は「今でも外食もするし、街には高級車が走っている。生活の変化は少ない」と語る。キプロスは、国内銀行の保有していたギリシャ国債の減免措置で多額の損失が出たためEUに支援を要請しているが、それでもなお残るこの格差は、グローバル金融資本との接続を確保し、通貨統合や自由貿易に参加することがもたらす利益がどれほどのものか、示唆しているといえよう。

 統合を求める声が北では強いが、TRNC内にある東地中海大のアルタイ・ネフザ助教授は「南側に融和に向けた動機付けがないことが最大の障害」と指摘する。04年に国連の提案で行われた住民投票で、南側は統合を反対多数で否決。賛成が多数を占めたTRNCとの意識の落差を印象づけた。

 国連緩衝地帯で出会ったTRNCに住む大学教授(40)は、米国留学時代の友人であるキプロスの大学教授に会うと、ひしひしと分断のツケを感じるという。「彼は調査旅行に行けたりもするし、そもそも研究費の額が違う。私も同じ研究をしているのに」と、複雑な思いを語った。(ニコシア 会田聡)

4873チバQ:2012/08/14(火) 17:39:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120812/asi12081221590001-n1.htm
新興国で深刻化する電力不足 エジプト、インド…中国にも警戒感
2012.8.12 21:58 (1/2ページ)
 新興国を中心とする各国で夏場の電力不足が深刻化し、国民生活に大きな混乱が起きている。エジプトでは9日に大停電が起き、地下鉄がストップするなどのトラブルが続発。7月末にインドで起きた大停電は約6億人に影響した。韓国でも8月6日の気温上昇で、大停電寸前の状態に追い込まれている。背景には経済発展に伴う電力需要増に発電所などのインフラ整備が追いつかないことや、原子力発電所への逆風があり、同様の事情を抱える中国にも警戒感が広がっている。(小雲規生)

 AP通信によると、エジプトの首都カイロでは9日朝、広範囲にわたって停電が発生。地下鉄の2路線が1時間以上運転を停止し、乗客が線路上を歩いて移動するなどの混乱が生じた。気温が40度を超えるなか数時間も停電が続いた地域もあり、冷蔵が必要な食料や医薬品が使えなくなるなどの影響も出た。

 エジプトでは今夏、気温上昇とともに停電が頻発している。電力需要の急増や送電網のトラブルが原因とされるが、特定には至っていない。閣僚の一人は地元紙の取材に「高圧線からの盗電が電力不足を悪化させている」とも答えている。

 またインドでも7月30、31の両日、電力需要の増加が原因とみられる大停電が起きた。31日には炭鉱のエレベーターが停止して作業員が一時的に地下に閉じ込められるなど、全28州のうち18州とデリー首都圏などの約6億人に影響が及んだ。インドは過去10年間で発電能力を約40%引き上げているが、それでも急増する電力需要には追いついていない。

 一方、韓国では原発の運転停止が電力供給に影を落としている。蔚珍原発4号機は昨年9月に伝熱管の破損が見つかり、再稼働できない状態が続く。古里原発1号機は3月、全電源喪失事故を隠していたことが発覚し、運転を停止した。

 こうしたなか今月6日には気温上昇を受けたエアコン使用などで電力需要が増え、電力供給の余力が4%を下回った。政府や電力会社が節電を呼びかけて事なきを得たが、全国約160万戸に影響が出た昨年9月の大停電の再来となりかねず、政府は急遽(きゅうきょ)、古里原発1号機の再稼働を決めた。

 各国で相次ぐ電力危機に、慢性的な電力不足が続く中国では警戒感が高まっている。中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報のウェブサイトは2日、論説「インドの停電がもたらす中国への教訓」を掲載。国民生活向上のために電力供給を倍増させる必要がある一方、火力発電には石炭や原油の確保という制約があり、東京電力福島第1原発事故後は原発建設も難しくなっているとし、「中国が進む成長への道は狭まっている」と指摘している。

4874チバQ:2012/08/14(火) 21:00:22
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120814/erp12081420400003-n1.htm
スイス企業幹部ら国後訪問 観光、投資環境の視察で
2012.8.14 20:40
 スイス企業の幹部ら約10人が14日、ロシアのユジノサハリンスクから空路、北方領土の国後島を訪問した。地元消息筋が明らかにした。スイスの製薬会社や出版社の幹部が含まれているといい、観光や投資環境の視察が目的とみられる。数日間滞在する予定。

 北方領土を「日本固有の領土」と位置付ける日本政府は、ロシアの査証(ビザ)を取得して北方領土を訪問すればロシアの管轄権を認めることになるとして、外国人の訪問は受け入れられないとの立場。

 しかしロシア側は外国からの観光客や投資の誘致を積極的に続けており、日本側には対抗手段がないのが実情だ。

 北方領土には、英国、ドイツなどの観光客34人が昨年6月、ロシアの旅行会社の企画で国後、択捉両島を訪問するなど外国人の渡航が増えている。(共同)

4875チバQ:2012/08/14(火) 21:05:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120813/asi12081320070002-n1.htm
タリバン一派 ハッカニ・ネットワークは「マフィア」集団 米機関が分析
2012.8.13 20:07 (1/2ページ)[米国]
 【ニューデリー=岩田智雄】アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンの一派でテロを繰り返しているハッカニ・ネットワークを分析した報告書が、米陸軍士官学校内にある調査研究機関「対テロセンター」により発表された。同グループの財政構造を調査したもので、資金の集め方はゆすりや誘拐などの犯罪から“フロント企業”を通じたビジネスまでと幅広く、「マフィアにそっくりだ」と指摘している。

 ハッカニ・ネットワークは昨年9月にカブールで起きた米大使館襲撃事件の実行グループとされるほか、今年4月に各国の大使館やアフガン議会の建物が攻撃された同時テロに関与したとされている。

 先月末に公表された報告書によれば、資金源は活動への賛同者からの寄付のほか、アフガンやパキスタン、湾岸諸国での輸出入、運搬、不動産業による収入などにまで及んでおり、これらの国で数十から数百に及ぶ不動産を部分的に所有しているとされる。

 このため報告書は、ハッカニ・ネットワークを武装勢力として分類するのは正確ではなく、イタリアで政府が弱体化していた19世紀に出現した「シチリア島マフィア」に似た、政治的、犯罪的性質を併せ持つ集団だと位置づけている。

 1990年代初めにはパキスタンの情報機関、3軍統合情報部(ISI)を主な資金源としていたが、その後、多様化を図るようになった。

 母体のタリバンからも毎月、給付金を受け取っているとされるものの、独自の資金源を持つため、「タリバンの命令に従う義務はない」(報告書)。タリバン各派は、ニューヨークのかつてのマフィア五大ファミリーのように委員会をつくり、各支配地域にまたがる犯罪行為の分配についての交渉を行っているという。

 パキスタン軍からも継続的に資金や物資の供給を受けており、ISIとはその作戦において緊密な関係を維持しているとされる。パキスタン政府はこうした指摘を繰り返し否定しているが、ハッカニ・ネットワークに対する軍事作戦を行うよう求める米側に抵抗し続けている。実際、資金はもちろん、戦闘物資など密輸品が根城の部族地域を通過するということは、パキスタン政府の共謀や暗黙の了解なしには考えられないという。

 ISIとの関係についても、外部から見えるよりもはるかに緊張したもので、「ISIの指示に従わず、自ら作戦を決定している」との関係者の証言もある。

4876チバQ:2012/08/14(火) 21:20:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120814-00000042-bloom_st-bus_all
ロンドン五輪成功させたジョンソン氏、英首相の呼び声
Bloomberg 8月14日(火)13時23分配信

  8月14日(ブルームバーグ):ロンドン市のジョンソン市長は子供のころ「世界の王」になる野望を抱いていた。ロンドン五輪では観衆が市長の名を連呼し、英保守党の議員の間では、彼がやがて英国の首相になるとの見方が広がりつつある。
リセッション(景気後退)深刻化の影響で、現職のキャメロン首相の人気に陰りが見える中、首相の後任候補として、ジョンソン氏の名前がますます取り沙汰されるようになってきた。保守党への逆風を乗り越えて5月に再選を果たし、さらにロンドン五輪を成功に導いた実績に加えて、英国の政界で最もカリスマ性の高い存在だと支持者らは指摘する。
欧州3位の経済大国、英国の将来の指導者ともてはやされるジョンソン氏(48)はこれまで、政治家として型破りな経歴を強みに変えてきた。議会に議席を持たず、2004年には不倫問題で事実を偽ったとして保守党の広報担当を更迭された。最近では、スキャンダルが金融業界の評判に打撃を与え続ける状況で、スタンダードチャータードのような銀行の立場をあえて擁護する発言も行った。
サセックス大学のティム・ベイル教授(政治学)は「保守党がしばらく彼について空想をめぐらせてきたことは、その必死さを物語っている。彼は唯一の希望の星だが、一部の人々は政策よりも人間的な魅力が国民にアピールすると考えているようだ」と指摘する。
ジョンソン市長は13日、ロンドン五輪を締めくくる記者会見で、次期首相を目指す考えを否定した。その前日、同じ質問を受けたキャメロン首相は、ジョンソン氏を保守党の「巨人」の1人だと表現した。同氏は今後数カ月間、市長選の勝利の教訓に関する一般党員の委員会に招かれることになっており、五輪の高揚感が落ち着いた段階で、支持の高さを占う試金石となる見通しだ。
原題:Olympic Success Sees London’s Johnson Touted to SucceedCameron(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Robert Hutton rhutton1@bloomberg.net;ロンドン Kitty Donaldson kdonaldson1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:James Hertling jhertling@bloomberg.net
Robert Hutton/Kitty Donaldson

4877チバQ:2012/08/14(火) 21:38:11
http://mainichi.jp/select/news/20120815k0000m030022000c.html
アフガン:相次ぐ外国人兵士殺害 タリバンの新戦術か
毎日新聞 2012年08月14日 19時19分(最終更新 08月14日 19時34分)


アフガニスタンで警察官に射殺された兵士のひつぎを運ぶ海兵隊員ら=米東部デラウェア州の空軍基地で2012年8月13日、AP
拡大写真 【ニューデリー杉尾直哉】アフガニスタンに駐留する外国軍兵士が、基地内などでアフガン人警察官らから突然発砲を受け、殺害されるケースが相次いでいる。南部ヘルマンド州では今月10、11の両日、計6人の米海兵隊員が殺害された。14年には治安権限移譲が完了し、駐留軍のほとんどが撤収することになっており、それまでにアフガン軍・警察は独り立ちしなければならないが、逆に危険な存在になりつつある。

 ロイター通信によると、今年1月以降、アフガン治安機関要員による駐留外国軍兵らへの攻撃は26件起き、計34人が殺害された。昨年1年間の21件(死者は35人)をすでに件数で上回っている。

 これについて、元アフガン国軍の将軍で、軍事アナリストのアティクラー・アメルキル氏は「(旧支配勢力)タリバンが、これまでのような野戦やテロ攻撃ではなく、アフガン治安部隊に潜入し、内部から外国軍を破壊する作戦へと力点を移している」と指摘する。アメルキル氏によると、治安部隊に志願するアフガン人がタリバンなのかを区別するのは極めて困難で、入隊後の隊員の活動を監視する仕組みもできていないという。

 アフガニスタン駐留のNATO(北大西洋条約機構)軍のカッツ報道官は11日、相次ぐアフガン治安部隊員による攻撃について、「外国軍兵士との間の個人的な不和が主な理由」と説明した。米兵が傲慢にふるまったり、殺害された武装勢力の遺体を丁重に扱わない事例が相次ぎ、アフガン人側の怒りを買ってきたためだ。

 しかし、11日には、南部ニムロズ州で、アフガン警察の制服を着た2人が、9人のアフガン人警察官を射殺する事件が起きており、「異文化同士の『不和』だけでは説明がつかない」(アメルキル氏)との指摘もある。

 アフガニスタンでは、議会から不信任決議を突きつけられたワルダク国防相が7日に辞任に追い込まれた。ワルダク氏は、昨年夏に始まった一連の治安権限移譲をつかさどってきただけに、カルザイ政権にとり大打撃となった。

. 一方、カルザイ大統領の国家安全保障担当補佐官のスパンタ氏は12日、カルザイ政権の代表者が2カ月前にタリバンの最高指導者の右腕として知られ、パキスタンの刑務所に拘束中のアブドル・ガニ・バラダル師と接触したことを明らかにした。タリバンとの和解を探るためだが、過去3年間、刑務所内で外界と遮断された人物であり、効果は疑問視されている。

4878チバQ:2012/08/15(水) 20:40:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120815-00000053-mai-int
<イラン>イラクとの関係強化「反米シーア派連合」構築か
毎日新聞 8月15日(水)19時16分配信

 反体制派との内戦でシリアのアサド政権が揺らぐ中、シリアと同盟関係にあるイスラム教シーア派国家・イランが隣国イラクとの関係強化を進めている。シーア派の聖地・イラク中部ナジャフでの大型建設計画への巨額投資などを通じ、80年代のイラン・イラク戦争での恩讐(おんしゅう)を超え、イラク政府や国民に浸透を図っている。中東地域で新たな「反米シーア派連合」を構築する狙いもあるとみられる。【ナジャフ(イラク中部)で鵜塚健】

 ナジャフ中心部の礼拝所アリモスク。内部にはシーア派初代イマーム(宗教指導者)のアリの聖廟(せいびょう)があり、シーア派を国教とするイランから巡礼者が訪れる。イラン人の巡礼は両国関係が悪かった旧フセイン・イラク政権時代には困難だったが、03年の政権崩壊後に可能になった。

 昨秋、モスクの隣で大規模事業の工事が始まった。博物館などを併設した宗教施設で、敷地面積約5万4000平方メートル、総工費約6億ドル(約480億円)。イラン政府と直結する巨大な宗教財団が資金を支援し、地元事業担当者の男性は「イランの協力なしで建設は不可能」と語る。

 ナジャフ郊外では今年6月、イラン政府が約3億ドル(約240億円)を負担して発電所の建設も始まった。イラク国内では米軍侵攻後続く混乱で社会基盤の整備が進まない。真夏の最高気温が50度を超えるナジャフでも停電が多い。地元の自動車販売業、アデルさん(40)は「電気が通じるのは1日4、5時間。シーア派の仲間イランが助けてくれるなら歓迎する」と話す。

 イラン・イラク戦争(80〜88年)で数十万人の犠牲者を出した両国。しかし、イスラム教スンニ派偏重だった旧フセイン政権が03年に崩壊し、シーア派重視のマリキ首相がイラクで力を握ると、イランはイラクへ急接近した。イラン外務省によると、両国の11年の貿易総額は約100億ドル(約8000億円)で09年の2倍に増えた。

 イランがイラクを重視するのは、周辺スンニ派諸国や米・イスラエルへの対抗上、アサド政権崩壊が懸念されているシリアに代わる強固な同盟国を作りたいためだ。イランのメディアによると、イランのジャリリ最高安全保障委員会事務局長は今月8日にバグダッドでマリキ首相と会談した際、両国関係の重要性を強調し、「イスラムの目覚めにより、米・イスラエルは孤立する」などと語った。

 イランが「重点投資」するナジャフはシーア派の中でも反米強硬派の宗教指導者ムクタダ・サドル師の拠点。イランはナジャフを玄関口にして「反米シーア派」の結束を図りたい考えだ。両国関係に詳しいイラン人研究者のパシャング氏は「イランは経済支援を通じ、米欧諸国になびかない強いイラクを作るのが狙いだ。しかし、イラクがイランの望み通り(反米シーア派)の国になるかは疑問だ」と話している。

4879チバQ:2012/08/15(水) 21:00:43
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012081500865
亡命可否は「未定!」=エクアドル大統領
 【キトAFP=時事】エクアドルのコレア大統領は14日、同国の在英大使館に逃げ込んでいる内部告発サイト「ウィキリークス」創設者アサンジ容疑者(41)の亡命をエクアドルが受け入れると伝えた英紙の報道を受け、直ちに短文投稿サイト「ツイッター」に書き込み「まだ何も決めていない」と反論した。
 その後、西部の港町グアヤキルで記者会見し、報道した英紙ガーディアンについて「まともな新聞だが、どんな筋から情報を得ているのか私の知ったことではない」と苦言を述べた。(2012/08/15-20:23)

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4880チバQ:2012/08/15(水) 21:04:58
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012081500060
前軍政トップに勲章授与=権力闘争幕引きか−エジプト大統領
 【カイロ時事】エジプトのモルシ大統領は14日、解任したタンタウィ前軍最高評議会議長(前国防相)とエナン前軍参謀総長に対し、国家への貢献を評価して勲章を授与、国営テレビがその模様を伝えた。ムバラク政権崩壊後に軍政トップを務めたタンタウィ氏が大統領決定を穏便に受け入れたことを示し、権力闘争に幕引きを図る狙いがあるようだ。
 大統領は「国家や国民に誠実であり続けた人へのエジプト国民からの感謝の念を表すものだ」とタンタウィ氏をねぎらった。エナン氏も笑顔で勲章を受け取った。また、大統領は同日、海軍や空軍の司令官を相次いで任命し、軍上層部の人事刷新を図った。(2012/08/15-05:50

4881チバQ:2012/08/15(水) 21:09:54
http://mainichi.jp/select/news/20120815k0000e030132000c.html
イスラム協力機構:シリア加盟資格巡り紛糾か 首脳会議
毎日新聞 2012年08月15日 09時45分(最終更新 08月15日 11時44分)

 【テヘラン鵜塚健】イスラム協力機構(OIC、57カ国・機構加盟)の緊急首脳会議が14日、サウジアラビア西部メッカで始まった。反体制派弾圧を続けるシリアについて、参加国の大半が「加盟資格停止」を主張したのに対し、シリアを支持するイランが強く反発し、紛糾している模様だ。シリアはアラブ連盟(22カ国・機構)でも既に加盟資格を失っており、OICでも資格停止になれば、イスラム世界での孤立は一層深まる。

 シリアでは昨年3月の抗議デモ以降、政府軍と反体制派の戦闘が長期化している。

 会議主催国のサウジなどは、シリア問題のさらなる悪化で地域情勢が混乱することを懸念。アサド政権の早期退陣を促し、事態収拾を図りたい考えだ。

 一方、イランにとってシリアは最大の同盟国で、レバノンのシーア派民兵組織ヒズボラと並ぶ対イスラエル戦略の重要拠点。イランのサレヒ外相は13日、首脳会議に先立ち「シリアの加盟停止は問題解決につながらない」と強調し、改めてシリアを擁護した。首脳会議にはアフマディネジャド大統領が出席している。

4882チバQ:2012/08/16(木) 22:09:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120816-00000091-mai-int
<シリア内戦>隣国レバノンでも「人質合戦」
毎日新聞 8月16日(木)21時33分配信

 【カイロ前田英司】内戦状態に陥ったシリア情勢を巡り、シリアや隣国レバノンで対立する親アサド政権派と反体制派が互いに敵対勢力を拉致し、人質に取る事件が相次いでいる。レバノンでは、シリア国内で身内を拉致された親アサド政権の有力部族が15日、レバノンにいた離反兵士団体「自由シリア軍」メンバーら20人以上を拉致。反体制派を積極支援するサウジアラビアやカタールなど湾岸4カ国は15日、レバノン滞在中の自国民に即時退去を呼びかけるなど、周辺の中東諸国にも余波が広がっている。

 ロイター通信などによると、15日の拉致事件を起こしたのはレバノン東部出身で、アサド政権を支持するイスラム教シーア派の有力部族。人質の大半はシリア人だが、トルコ人も1人含まれているという。この部族に属する男性がシリアの首都ダマスカスで反体制派に捕らえられ、14日公開された映像で「(アサド政権が後ろ盾となるレバノンのシーア派民兵組織)ヒズボラの戦闘員1500人の一員として8月初めにシリア入りした」と語った。ヒズボラや部族は男性の戦闘への関与を否定している。

 部族側は16日、男性が解放されない限り、人質はさらに増えると警告した。

 一方、反体制派は5月以降、シリア国内でシーア派のレバノン人11人やイラン人48人を相次いで拘束し、アサド政権崩壊まで「人質作戦」を継続する姿勢を鮮明にしている。

 こうした事態を受け、サウジ、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェートはレバノンに滞在する自国民に対し、即時退去を促している。レバノンは湾岸諸国の富裕層の避暑地として人気が高く、いずれもシリア反体制活動の主導勢力と同じイスラム教スンニ派。とりわけ反体制派支援の急先鋒(せんぽう)であるサウジやカタールは、拉致の矛先が自国民に向けられる事態を警戒している。今後も「人質合戦」が過熱すれば、中東諸国を巻き込んだ宗派間対立がさらに拡大する可能性もある。

4883チバQ:2012/08/16(木) 22:27:06
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012081600886
エクアドル、政治亡命認める=ウィキリークス創設者めぐり−英政府、出国阻止の構え
 【ロンドン時事】ロンドンのエクアドル大使館に逃げ込んだ内部告発サイト「ウィキリークス」創設者ジュリアン・アサンジ容疑者(41)について、エクアドル政府は16日、政治亡命を認めると発表した。英当局は逮捕して出国を阻止する構えで、両国間の緊張が高まっている。
 エクアドルからの報道によると、同国のパティニョ外相は16日、記者会見し「あらゆる観点からアサンジ氏(容疑者)の亡命申請を検討した」と強調。その上で「アサンジ氏の懸念を取り除く答えが英国やスウェーデン、米国から示されなかった」と述べ、「アサンジ氏の生命や人権を守るため亡命を認めた」と語った。
 これより先、英政府はエクアドルに対し、アサンジ容疑者を引き渡さなければ、大使館の外交特権を剥奪し、容疑者逮捕のため警官が館内に立ち入ると警告。アサンジ容疑者が外交官の身分を付与されても、出国を認めない方針を示している。
 アサンジ容疑者はスウェーデンの首都ストックホルムで、女性2人に性的暴行を加えたとして2010年12月、ロンドンで英警察に逮捕された。スウェーデンへの身柄移送をめぐって英最高裁まで続いた公判で、アサンジ容疑者は2人との面識は認めたものの「同意の上だった」と容疑を否認した。
 さらに、逮捕は米外交公電の公開を始めたウィキリークスの信用失墜を意図した政治的なものだなどと主張。最終的にスウェーデンから米国に身柄が移送され、死刑になる恐れがあると主張したが、英最高裁は今年6月14日、訴えを却下した。進退窮まったアサンジ容疑者は同月19日、エクアドル大使館に駆け込んだ。(2012/08/16-22:13

4884チバQ:2012/08/17(金) 21:56:35
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012081600938
ウィキリークス、英政府に自制要求=世界との関係、危機にさらす
 【ロンドン時事】AFP通信によると、内部告発サイト「ウィキリークス」のスポークスマンは16日、英政府に対し、ロンドンのエクアドル大使館に警官を送り込み、創設者のアサンジ容疑者(41)を逮捕しないよう自制を求めた。
 アサンジ容疑者の亡命を認めたエクアドル政府の発表後、スポークスマンは「英政府に分別ある対応を望む」と要求。また「許可なく大使館に立ち入るようなことがあれば、全世界との外交上の関係を危機にさらすことになる」と警告した。
 また、アサンジ容疑者について「エクアドル大使館内でコンピューターを使えるので(ウィキリークスの)作業継続が可能だ」と語った。(2012/08/16-23:28)

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4885名無しさん:2012/08/17(金) 21:58:23
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012081702000237.html
シリア問題 グループ会合開催へ 安保理、首都に連絡事務所
2012年8月17日 夕刊

 【ニューヨーク=長田弘己】国連安全保障理事会は十六日、非公開の会合を開き、シリア国内に今年四月から常駐させていた国連シリア監視団(UNSMIS)の派遣期限(十九日)を延長せず、解散させることを決めた。監視団は数日中に撤収を始める。

 撤収後は、軍事や人道支援、地雷処理の専門家ら二十〜三十人の要員で構成する連絡事務所を首都ダマスカスに設置し、調停活動を支援する方針だ。

 安保理議長国のフランスのアロー国連大使は会合後、「監視団の任務は終了するが、国連要員は常駐する」と述べ、安保理が調停努力を継続することを強調。しかし、小規模な連絡事務所だけでは活動範囲が限られ、新たな打開策が求められている。

 一方、ロシアのチュルキン国連大使は、安保理の常任理事国とシリアの周辺諸国などで構成する「連絡グループ」の大使級会合を十七日、ニューヨークで開くことを明らかにした。既に各国は安保理外での対応を模索しているという。

 国連平和維持活動(PKO)局のミュレ事務次長補は十六日、記者団に「アサド政権も反体制派も内戦へ突き進んでいる。現地の情勢は極度に悪化している」と懸念を示した。

4886チバQ:2012/08/17(金) 22:07:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120817/erp12081720420005-n1.htm
プーチン氏好感度、急落の48% ロシア紙世論調査、01年以来初
2012.8.17 20:41
 17日付のロシア経済紙ベドモスチは、5月に大統領に復帰したプーチン氏に「好感を持つ」との回答が2001年6月以来初めて半数を割り48%にとどまったとの世論調査結果を掲載した。

 調査は中立系世論調査機関レバダ・センターが今月10〜13日にロシア全土で実施。プーチン氏に「基本的に好感を持つ」との回答は48%で、大統領2期目の末期08年4月の80%、首相から大統領に復帰した今年5月の60%から大きく落ち込んだ。

 「基本的に好感を持たない」との回答は25%と過去最高になった。

 政治学者オレシキン氏は「支持率回復の妙案はない。プーチン氏の大統領復帰は大きな過ちだった」と指摘している。(共同)

4887チバQ:2012/08/17(金) 22:13:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120817/asi12081719360002-n1.htm
「イスラム教徒に襲撃される」のデマでパニック インドで数千人逃避 
2012.8.17 19:34 [アジア・オセアニア]

16日、インド南部バンガロールの駅で、北東部の故郷に帰るため列車を待つ人々(AP=共同)
 インド南部の主要都市で16日、アッサム州など北東部出身者が「イスラム教徒に襲撃される」とのデマでパニックとなり、数千人が北東部へ逃避する騒ぎがあった。インド各紙が17日、報じた。デマは携帯電話のメールなどを通じて広まったという。

 バンガロールでは16日、北東部出身の労働者や学生ら6千〜7千人が、チェンナイやハイデラバードなどでも数千人が、列車で脱出するため駅に殺到した。

 アッサム州で7月、イスラム教徒と少数民族の間で起きた衝突や、南部で北東部出身の学生が襲撃される事件が最近相次いだことが背景にあるとみられる。

 シン首相は17日「北東部の出身者の安全を確保するため最大限のことをする」と強調し、騒ぎの沈静化を図った。(共同)

4888チバQ:2012/08/17(金) 22:17:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120817-00000125-jij-int
鉱山ストの死者30人に=アパルトヘイト後最悪の流血―南ア
時事通信 8月17日(金)18時44分配信

 【ロンドン時事】南アフリカ北部のマリカナ鉱山で16日起きたスト参加の労働者と警官隊の衝突で、同国のムテトゥワ警察相は17日、少なくとも30人が死亡したことを確認した。「アパルトヘイト(人種隔離)廃止後で、警察行動に伴う最悪の流血事件の一つ」とされ、国内外に衝撃が広がっている。

4889チバQ:2012/08/18(土) 08:47:20
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012081802000097.html
イスラエル 単独攻撃 観測強まる
2012年8月18日 朝刊

 【カイロ=今村実】イスラエルのネタニヤフ政権が、十一月の米大統領選を前に、イランの核施設への単独攻撃に踏み切るとの観測が再び強まっている。一方でペレス大統領は十六日、「単独では不可能だ」と反対を明言し、指導層の分断が鮮明になっている。

 AFP通信などによると、軍は十二〜十六日、ミサイル攻撃を受けた場合に、国民に向けてメールで携帯電話に警報を送るシステムのテストを実施。イランやレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの報復時に活用するとみられ、先制攻撃説に拍車を掛けた。

 十五日には、ビルナイ民間防衛担当相が退任前のインタビューで、イランを攻撃した場合の戦争期間を三十日間、死者を五百人と想定して準備していると明かした。

 米オバマ政権は、核兵器開発の阻止に軍事手段を排除しない方針を示しつつ、当面は経済制裁などでイランに譲歩を迫る戦略だ。ただ、イスラエルが攻撃に踏み切れば、大統領選を控えてオバマ政権も放置できなくなり、戦争に引きずり込まれる可能性がある。

 ネタニヤフ首相は一日、「平和的に解決する時間はなくなっている」と警告。周囲が反対しても最後は自身で決断する考えを示唆し、単独攻撃に前のめりとなっている。

 一方、ペレス大統領はテレビのインタビューで「われわれが単独でできないことは明らかだ」と首相らを強くけん制。「米国と足並みをそろえないといけない」と語り、十一月の米大統領選前の攻撃は行うべきでないとの立場を明確にした。

 イスラエルの大統領は国家の象徴とされ実権はないが、元首の言葉は重い。首相に近い政界関係者は「大統領の役割を忘れている」と不快感を示した。

 今月実施された世論調査では、六割が米国の支援なしでの攻撃に反対と回答。有識者が攻撃反対の請願運動をするなど国民の間では懸念が強まっている。

4890チバQ:2012/08/18(土) 08:48:31
>>4633>>4821>>4835
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012081802000098.html
ロシア地裁 女性バンドに禁錮2年 反プーチンの歌
2012年8月18日 朝刊

 【モスクワ=原誠司】プーチン大統領が当選したロシア大統領選前の二月下旬に反政権を訴える演奏を無許可で行い、フーリガン(不良)行為の罪に問われたパンクバンド「プッシー・ライオット」のメンバーの女性三人の判決公判が十七日、モスクワの地区裁判所であり、「宗教的な憎悪による不良行為」があったとして、それぞれに禁錮二年(求刑禁錮三年)を言い渡した。異例の実刑判決は市民の自由な発言に対する弾圧だとして、国内外で抗議行動が起きた。

 判決は「神を冒とくする言葉を叫び、(ロシア正教の)信者を侮辱する振り付けで踊った」と指摘。判決が読み上げられる間、三人は苦笑いを浮かべていた。判決後、弁護人の一人は「全く不当な判決だ」と上訴の方針を明らかにした。

 三人は二十二〜三十歳で、二月に救世主キリスト大聖堂で「マリア様、プーチンを追い出して」と歌った。収監は半年近くに及び、検察側は通常は罰金刑にすぎない微罪に厳しい刑を求めた。三人は最終弁論で道徳的な非は認めたが、「自由に発言する市民に恐怖心を植え付けようとしている」と政権を批判、無罪を訴えていた。

 地区裁判所周辺は、開廷五時間前から治安当局が通行を制限。支援者ら数百人が遠巻きに見守る中、元チェス世界王者で民主化運動を進める政治家カスパロフさんら六十人以上が拘束された。弁護士の女性(46)は「市民を締め付ける独裁者プーチン氏は政権を去れ」と話した。

 抗議はロシア各地で行われ、中部カザニなど六都市でも数十人がプラカードを掲げて抗議。判決を機に、昨年十二月から断続的に続く反プーチンの抗議行動が再び盛り上がる可能性がある。

 国外からの批判も相次いだ。判決を受け、ロンドンやラトビアの首都リガでは、抗議する市民らがロシア大使館周辺に集まった。欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表は「深く失望した」と声明を出した。判決前には米国の人気歌手マドンナさんや、元ビートルズのポール・マッカトニーさんらが三人の釈放を求めていた。

4891チバQ:2012/08/18(土) 08:50:35
http://mainichi.jp/select/news/20120818k0000m030095000c.html
ロシア:反プーチンバンドに実刑判決 教会でゲリラ演奏
毎日新聞 2012年08月17日 21時54分(最終更新 08月18日 00時42分)


モスクワの裁判所で開廷を待つプッシー・ライオットの3人(奥)=2012年8月17日、AP
拡大写真 【モスクワ田中洋之】モスクワのロシア正教会大聖堂で「反プーチン」のゲリラ演奏を行い、教会を冒とくしたとしてフーリガン(乱暴)行為の罪に問われた女性パンクロックバンド「プッシー・ライオット」のメンバー3人に対し、モスクワの裁判所は17日、禁錮2年(求刑同3年)の判決を言い渡した。3人は「政治目的の行為であり、宗教的な敵意はなかった」と無罪を主張したが、認められなかった。弁護側は控訴する方針。

 3人(22歳、24歳、30歳)はプーチン大統領が当選した3月の大統領選直前の2月21日、大聖堂で「マリア様、プーチンを追い出して」と歌い、ネットに流れた映像が大きな反響を呼んだ。逮捕から5カ月以上拘束が続く3人の釈放を求める動きが内外に広がっていただけに、実刑判決は波紋を呼びそうだ。下火になっていた反政府抗議行動が再燃する可能性もある。

 同じバンドのメンバー8人が1月にモスクワの「赤の広場」で同様のゲリラ演奏をしたときは公共秩序違反の罰金500ルーブル(約1200円)で釈放されており、今回はかなり重い刑罰となった。

 裁判所周辺には、バンド支持者や、厳罰を求めるロシア正教会活動家らが多数集まり、無許可デモの疑いで約30人が治安当局に拘束された。

 AFP通信などによると、判決を受けて欧州連合(EU)のアシュトン外務・安全保障政策上級代表(外相)は「公正で、透明性が高く、独立した司法手続きが、ロシアでは尊重されていないのではないかという重大な疑問がわいた」と一連の裁判を批判した。また、在モスクワ米国大使館は短文投稿サイト・ツイッターの大使館アカウントで「行為にそぐわない(厳しい)判決だ」と非難した。

4892チバQ:2012/08/18(土) 09:04:07
http://mainichi.jp/opinion/news/20120813ddm003030078000c.html
クローズアップ2012:活況、クルド自治区 イラク北部、治安改善で外資流入
毎日新聞 2012年08月13日 東京朝刊


深夜まで、家族連れでにぎわうショッピングモール=イラク北部アルビルで2012年7月、鵜塚健撮影
拡大写真 ◇巨大モール、スケートリンク…「第2のドバイ」
 石油埋蔵量世界第4位を誇るイラクで、北部のクルド自治区が突出した経済発展を遂げている。03年開戦のイラク戦争から9年余りを経てなお爆弾テロの続く首都バグダッドなどとは対照的に、治安が大幅に改善。外国企業の進出が相次ぎ、中東屈指の商業都市アラブ首長国連邦・ドバイを引き合いに「第2のドバイ」とも呼ばれる。存在感の高まりを背景に、「独立」への機運を強めている。【アルビル(クルド自治区)で鵜塚健】

 クルド自治区の中心都市アルビル。10年末に完成したばかりの大型ショッピングモールは、深夜まで家族連れや若者でにぎわっていた。スケートリンクや映画館、仏大手スーパー「カルフール」も併設している。

 「クルドは近い将来、ドバイを追い越す」。モール内で大型衣料品店を共同経営する実業家のウェイシ・イブラヒムさん(28)が誇らしげに語った。大学で会計学を学ぶ傍ら、大型レストランの新規開業も予定している。かつて仕事を求めて欧州に渡った友人は、次々と帰国しているという。

 イラク北部に住むクルド人は旧フセイン政権時代、数々の弾圧を受けた。クルド人同士の内戦もあり、イブラヒムさんは祖父ら親族10人を失った。だが03年の米軍侵攻で、同政権が崩壊。05年に連邦制をうたう新憲法が策定され、06年、クルド自治政府が正式に発足した。大半がイスラム教スンニ派クルド人で宗派間対立が少なく、治安改善は順調に進み、外国投資が加速した。

 アルビルや東部スレイマニヤはいま、大型ホテルや商業施設の建設ラッシュにわいている。工事を担うのは、インドやバングラデシュなどからの出稼ぎ労働者たちだ。「アメリカンビレッジ」「イタリアンシティー」。しゃれた名前の高級住宅街が郊外に続々と建設され、富裕層の人気を集めている。

 「中東諸国はデモや内戦で混乱している。クルドほど安定した投資先はない」。トルコから進出した中堅建設会社「バタン」幹部のユーチェル・エテキさん(56)は、25階建てマンションの建設を計画中だ。昨年、中東で拡大した民主化運動「アラブの春」の影響で、リスクを避けたい資金と人が自治区に流れ込んでいるという。

4893チバQ:2012/08/18(土) 09:04:45
◇欧米が注目 日本「周回遅れ」

 自治政府によると、インフラなどへの総投資額(外国企業の投資を含む)は7月現在34億ドル(2660億円)で、06年の約8倍。自治区に進出した外国企業は11年末時点で1781社で、2年前の1・7倍に達した。うち4割以上がトルコからで、イランやレバノン、欧米諸国や韓国が続く。

 クルド繁栄の象徴とされるアルビルは昨年、英経済誌で中東第5位の優良投資先に選ばれた。ヘリシュ・ムハラム投資庁長官によると「地元企業と同等の権利を保障していることが外国企業に大きな魅力となっている」。

 クルドに熱い視線を注ぐ外資。イラク全土での将来的なビジネス展開を視野に、その「玄関口」として押さえたいという思惑もある。イラクの石油埋蔵量は世界4位で、経済的潜在力は高い。世界銀行は12年の経済成長率を12・6%と見込む。

 対照的に日本企業は「イラクは全土で危険」との認識がいまだに根強く、クルド自治区への進出にも慎重だ。一部の商社などが現地事務所を置くが、日本人社員はほとんど常駐していない。国際協力機構(JICA)によると「70〜80年代に投資実績のある日本へのイラクの信頼や期待は大きい。しかし日本企業の現状は、他国に比べ『周回遅れ』の状態だ」(坂本威午イラク事務所長)という。

 ◇中央政府と溝 発言力増し独立機運
 経済的に優位に立つクルド自治区は発言力を高め、イラク中央政府との溝を深めつつある。

 自治政府は毎年、イラクの石油収入の17%を受け取る。だが、自治政府の推計によると域内の原油埋蔵量は450億バレルと国内の確認埋蔵量の約3割を占め、不公平感は強い。最近、自治政府は油田開発をめぐり外国企業と独自に交渉を開始、中央政府は違法行為だと反発している。また、スンニ派を重用したサダム・フセイン政権から一転、マリキ現首相はシーア派重視の姿勢を鮮明にしており、自治政府(スンニ派)の不信感は高まるばかりだ。

 クルド自治区内にはアラブ諸国や欧州25カ国の領事館などがあり、欧州など13カ国には自治政府代表事務所を構える。頻繁に外遊するファラー・ムスタファ外務庁長官は「自治政府であっても外国にメッセージを伝えることが重要」と述べ、「独自外交」の必要性を強調している。

 両者の確執は、自治政府の「独立」機運を促す。今年3月下旬、自治政府のバルザニ議長はクルド地域における新年のあいさつで、「イラクからのクルド地域の分離という、良い知らせを近い将来に発表する予定だ」と発言、中央政府をけん制した。イマド・アフマド自治政府副首相は毎日新聞の取材に「クルド人にとって独立は当然の権利。だが、その実現が近い将来か遠い未来かは分からない」と話した。

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4894チバQ:2012/08/18(土) 09:05:05

 ◇イラク・クルド自治区を巡る経過
80〜88年 イラン・イラク戦争。イラク国内のクルド人の多くがイランを支持

  88年 イラク北東部ハラブジャで、イラク軍が毒ガス攻撃を実施。クルド人約5000人が死亡

   90年 イラクがクウェートに侵攻

   91年 湾岸戦争で多国籍軍がイラク軍を撃退。その後、クルド人が蜂起したが、イラク軍が直後に鎮圧。米英がイラク北部を飛行禁止区域に指定し、クルド人自治が進む

   92年 議会選挙を実施し、クルド自治政府の発足を宣言。イラク政府は認めず

94〜98年 クルド民主党(KDP)とクルド愛国同盟(PUK)の対立で内戦状態に

   03年 イラク戦争。米軍侵攻でフセイン政権崩壊。戦争中、クルドは米軍に協力

   05年 イラク大統領にクルド人のタラバニ氏が就任。連邦制を軸とするイラク新憲法が成立

   06年 イラク新政府の一部としてクルド自治政府が正式発足

4895チバQ:2012/08/18(土) 22:13:12
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012081800017
次期シリア特使にブラヒミ氏=「重量級」起用も調停困難−国連
 【ニューヨーク時事】国連は17日、8月末で退任するシリア問題のアナン国連・アラブ連盟特使(前国連事務総長)の後任として、元アルジェリア外相でアフガニスタン担当の国連事務総長特別代表なども務めたブラヒミ氏(78)を選んだと発表した。国連・アラブ連盟共通の「特別代表」の肩書を用いる。
 今年2月に着任したアナン特使は、国際社会の一致した支援を得られず、アサド政権と反体制派の停戦も実質的対話も実現できなかった。シリア問題への対応をめぐる欧米とロシアの対立は今も根深いため、ブラヒミ氏にとっても難しい調停を余儀なくされる見通しだ。
 ブラヒミ氏は1991〜93年にアルジェリア外相。2001年から国連事務総長特別代表としてアフガン復興に尽力した後、04年には事務総長特別顧問となり、イラク再建に取り組んだ。
 国連外交筋は「ブラヒミ氏の実務能力と交渉力は高い評価を得ており、重量級の特使だ」と述べた。だが、シリアでは首都ダマスカスや北部の中心都市アレッポで、政府軍と反体制派の激しい戦闘が続いており、「対話の糸口を見つけられる状況ではない」(外交筋)との見方が大勢だ。(2012/08/18-01:33)


http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012081800055
「自信ないが最大限努力」=次期シリア問題特使のブラヒミ氏
 【ニューヨーク時事】シリア内戦で調停役を務めるアナン国連・アラブ連盟特使の後任に選ばれた元アルジェリア外相のブラヒミ氏は17日、仏テレビ局「フランス24」のインタビューに応じ「(内戦を終結させる)自信はないが、最大限の努力はする」と述べた。
 また、「シリア国民の協力と国際社会の支援を得られるよう希望する」と訴えた。8月末で退任するアナン特使はこれまで安保理の後押しを得られず、アサド政権と反体制派の戦闘を止めることはできなかった。(2012/08/18-06:34)

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4896チバQ:2012/08/18(土) 22:28:48
>>4148>>4875
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120818/asi12081807010000-n1.htm
ハッカニ・ネットワーク テロ組織指定で米国にジレンマ
2012.8.18 07:00 (1/4ページ)

アフガニスタンのアブドゥル・ラヒム・ワルダク国防相(右)と記者会見し、ハッカニグループの掃討作戦を実施しようとしないパキスタン政府に対して「我慢の限界に達している」と強い不満を表明したレオン・パネッタ米国防相=6月7日、カブール(AP)
 アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンの一派でテロを繰り返しているハッカニ・ネットワークをテロ組織に指定するよう求める声が米国で高まる中、このグループを分析した報告書が、米陸軍士官学校内にある調査研究機関「対テロセンター」により発表された。グループの財政構造を調査したもので、資金の集め方はゆすりや誘拐などの犯罪から“フロント企業”を通じたビジネスまでと幅広く、「マフィアにそっくりだ」と指摘している。(岩田智雄 ニューデリー支局)

 ■マフィアに似た構造

 ハッカニ・ネットワークは昨年9月にカブールで起きた米大使館襲撃事件の実行グループとされるほか、今年4月に各国の大使館やアフガン議会の建物が攻撃された同時テロに関与したとされている。

 先月末に公表された報告書によれば、資金源は活動への賛同者からの寄付のほか、アフガンやパキスタン、湾岸諸国での輸出入、運搬、不動産業による収入などにまで及んでおり、これらの国で数十から数百に及ぶ不動産を部分的に所有しているとされる。

 このため報告書は、ハッカニ・ネットワークを武装勢力として分類するのは正確ではなく、イタリアで政府が弱体化していた19世紀に出現した「シチリア島マフィア」に似た、政治的、犯罪的性質を併せ持つ集団だと位置づけている。

 1990年代初めにはパキスタンの情報機関、3軍統合情報部(ISI)を主な資金源としていたが、その後、多様化を図るようになった。

 母体のタリバンからも毎月、給付金を受け取っているとされるものの、独自の資金源を持つため、「タリバンの命令に従う義務はない」(報告書)。タリバン各派は、ニューヨークのかつてのマフィア5大ファミリーのように委員会をつくり、各支配地域にまたがる犯罪行為の分配についての交渉を行っているという。

 ■パキスタン軍とも緊密

 パキスタン軍からも継続的に資金や物資の供給を受けており、ISIとはその作戦において緊密な関係を維持しているとされる。パキスタン政府はこうした指摘を繰り返し否定しているが、ハッカニ・ネットワークに対する軍事作戦を行うよう求める米側に抵抗し続けている。実際、資金はもちろん、戦闘物資など密輸品が根城の部族地域を通過するということは、パキスタン政府の共謀や暗黙の了解なしには考えられないという。

 ただし、ある宗教指導者はISIとの関係について、外部から見えるよりもはるかに緊張したもので、「ハッカニ・ネットワークはISIの指示に従わず、自ら作戦を決定している」と明らかにしたという。

4897チバQ:2012/08/18(土) 22:29:12
 一方、インドのPTI通信によると、米国ではバラク・オバマ大統領(51)が今月10日、議会の度重なる要請を受けて、ヒラリー・クリントン国務長官(64)に対し、ハッカニ・ネットワークがテロ組織指定のための法的基準を満たしているかどうかを判断するよう求める法案に署名した。

 ■タリバンとの和平に逆行

 こうした「マフィア構造」が報告されたことで、テロ組織指定を求める声はさらに高まりそうだが、米政府はジレンマも抱えている。アフガン政府とともにタリバンとの和平交渉を進めようとしているからで、テロ組織指定はこうした動きに逆行することになる。

 しかも報告書にある通り、ハッカニ・ネットワークとISIとの関係は深い。インドのシンクタンク、観察者研究基金のC・ラジャ・モハン研究員は13日付のインド紙、インディアン・エクスプレスへの寄稿で、「米政府はハッカニ・ネットワークをテロ組織と呼ぶのであれば、パキスタンを国際テロ組織の後援国家だという状態の一歩手前になってしまう。そうした道をたどれば、両国関係を回復できないほど傷つけてしまうのではないかと懸念している」と指摘している。

 ●ハッカニグループ● 1979年にアフガニスタンに侵攻した旧ソ連軍と戦ったムジャヒディン(イスラム戦士)のジャラルディン・ハッカニ指導者を中心とする武装集団。対ソ連戦で米中央情報局(CIA)が多額の援助をしたことで知られる。アフガンの武装集団タリバンが96年に政権樹立宣言をした前後に、タリバンの傘下に入った。国際テロ組織アルカーイダの指導者だったウサマ・ビンラーディン容疑者の逃亡を助けたため、アフガン東部ホスト州内の拠点を米軍に空爆され、パキスタン北西部の部族地域にある北ワジリスタンに拠点を移した。

4898チバQ:2012/08/19(日) 09:46:11
>>4890-4891
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120818/erp12081823270007-n1.htm
「反プーチン」先鋭化 露バンドへの禁錮2年判決に批判広がる
2012.8.18 23:21 (1/2ページ)

17日、モスクワの裁判所での審理後、ガラスで覆われたおりの中に座る女性バンドのメンバー(ロイター=共同)
 【モスクワ=遠藤良介】ロシア正教会の総本山、救世主キリスト大聖堂で2月、当時のプーチン首相(現大統領)を批判するパフォーマンスを行った女性バンド「プッシー・ライオット(子猫の反乱)」のメンバー3人に禁錮2年の実刑判決が下され、ロシアの内外から批判の声が上がっている。判決は、5月に大統領職に復帰したプーチン氏が政権批判に厳しい姿勢で臨むことを示したといえ、反政権運動の先鋭化につながる可能性もある。

 モスクワの地区裁判所は17日、女性らが刑法の「宗教的憎悪に基づくフーリガン(暴徒)罪」を犯したとする検察側の主張を認め、3人にそれぞれ禁錮2年(求刑・同3年)を言い渡した。被告らは大統領選前の2月末、大聖堂に乱入し、覆面姿で「マリア様、プーチンを追い出して」などと歌ったとされる。

 「政治的行動であり、刑事罰にはあたらない」と訴えていた被告側は、控訴する方針だ。

 米国務省のヌランド報道官は判決について、罪に問われた行為に対して「不均衡だ」と懸念を表明。欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表も「裁判の公正さや透明さ、独立性」について疑問を呼ぶ判決だと述べるなど、欧米からは一斉に批判の声が上がっている。

 メンバー3人の勾留はすでに5カ月に及んでおり、米歌手のマドンナさんや元ビートルズのポール・マッカートニーさんら世界の著名音楽家にも即時釈放を求める輪が広がっていた。

 ロシアでは昨年末以降、大都市部を中心にプーチン支配長期化への反発が広がり、モスクワでは数度にわたって大規模な反政権デモも行われた。これに対し、プーチン政権は反政権派を標的とした抑圧的立法を矢継ぎ早に進めており、今回の判決もその流れに沿った形となった。

 反政権派の有力ブロガー、ナワリヌイ氏は今回の一件を「宗教裁判だ」と非難した上で、「政治闘争の全手段」を使って反政権運動を推し進めると語った。

 女性バンドのゲリラ・パフォーマンスには政権と正教会の癒着を批判する狙いがあったため、裁判は人口の約6割とされる正教信者の間でも議論を呼んでいる。プーチン氏が国民団結の支柱にしようと密接な関係を築いた正教が、社会の分断を深める皮肉な結果をもたらすこともあり得る。

4899チバQ:2012/08/19(日) 10:23:00
>>4889
http://mainichi.jp/select/news/20120819k0000m030017000c.html
イスラエル:「イラン単独攻撃論」再浮上 核協議停滞で
毎日新聞 2012年08月18日 18時51分(最終更新 08月18日 20時45分)


イラン政府による官製デモで、イスラエルと米国の国旗を焼いて抗議する参加者=テヘラン中心部で2012年8月17日、鵜塚健撮影
拡大写真 イスラエルで再び「イラン単独攻撃論」が高まっている。6月下旬にモスクワで開かれた米欧諸国−イランの核開発問題協議が不調に終わってから19日で2カ月。米欧−イランはシリア問題でも対立し、協議の進展は当面望めない。これにイスラエル高官が不満を強めている。【エルサレム花岡洋二、テヘラン鵜塚健】

 イスラエル主要紙ハーレツは10日付で長い匿名のインタビュー記事を掲載した。

 イスラエルの「政策決定者」を名乗る人物は「今、イランを止めない限り(連鎖反応で)中東各国が核を保有する事態に陥る」「我々の運命にかかわる事柄を米国の手に委ねることはできない」と述べ、単独攻撃を示唆した。この人物はバラク国防相との見方が大勢だ。

 強硬発言が相次ぐネタニヤフ首相も先月31日、テレビ局3社に次々に出演し「(イラン攻撃は)政権が決め、執行機関(の軍)が執行する」と発言し、イラン攻撃に消極的な軍を横目に強硬姿勢を見せた。イスラエル政府はイランからの反撃に備え、国民へのガスマスク配付を進めているほか、今月に入って、訓練で「空襲警報メール」を国民の携帯電話に流したことから、攻撃が近いとの憶測を呼んでいる。

 国連安保理常任理事国にドイツを加えた6カ国とイランとの核協議は6月19日に物別れに終わり、次回日程も決まっていない。6月末から米国、欧州連合が新たな経済制裁に乗り出してイラン経済の疲弊が進むが、イラン政府は「ウラン濃縮は当然の権利」との姿勢を変えていない。シリアのアサド政権を支えるイランに対して米欧は強く反発しており、核交渉での歩み寄りは難しい状況だ。

 イスラエルの動きに米国も困惑する。デンプシー統合参謀本部議長は今月14日、ワシントンで「(イスラエル単独で)イランの核開発能力の進展を遅らせることはできても、破壊はできない」と発言し、イスラエルに自重を求めた。

 イランの反発も強まる。最高指導者ハメネイ師は15日、「(イスラエルという)偽物の派生物は、地図から消えるだろう」と発言。テヘランでは17日、イスラエルに抗議する数万人規模の官製デモがあり、参加者は「イスラエルに死を」と叫び行進した。

 イランと関係が深いレバノンのシーア派民兵組織ヒズボラ指導者ナスララ師も17日、「イランを攻撃すれば大規模な反撃がある」と演説。「数万人規模の死者が出るだろう」とイスラエルに警告し、緊張が高まっている。

 ◇「核兵器疑惑」は単なる口実だ
 米欧との核問題協議について、イラン政府のジャバンフェクル大統領顧問に聞いた。

 イランは核兵器開発の意図はないと何度も主張してきたが、米国は我々の平和利用目的の核開発活動を認めない。大量の核兵器を持つ米国にそんな資格があるのか。「核兵器疑惑」はイランを攻める単なる口実だ。仮に核協議で(20%ウラン濃縮停止などの)譲歩をしても、米国が今後イランに対し何も要求しないという保障は全くない。だから現時点で妥協はできない。

 イランは寛容な国で、かつて戦ったイラクも許した。イスラエルとの関係改善は難しいが、米国との関係は先方が過ちを認めれば問題は解決する。

4900チバQ:2012/08/19(日) 20:21:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120819/mds12081919540005-n1.htm
墜落で閣僚ら31人死亡 スーダン、着陸前に爆発か
2012.8.19 19:52
 フランス公共ラジオによると、スーダン南部の南コルドファン州に向かっていた飛行機が19日、墜落し、同国の航空当局者は搭乗者31人全員が死亡したと述べた。サディク・イスラム指導相も搭乗していたという。

 別の閣僚1人が乗っていたとの情報もある。同当局者は、飛行機は着陸体勢に入っていたが、爆発音に続き、機体が破壊されたと述べた。詳しい状況は不明。

 南コルドファン州は、昨年7月にスーダンから独立した南スーダンとの国境地帯。反スーダン政府勢力の動きが活発で、両国軍の衝突も起きていた。(共同)

4901チバQ:2012/08/20(月) 22:01:10
>>4789
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120820-OYT1T01043.htm
ソマリア暫定統治期限が終了…政府発足は遅れる

 【ヨハネスブルク=黒岩竹志】1991年から内戦状態が続くソマリアで20日、2004年に発足した暫定政府の統治期限が終了した。
 当初の予定では、同日までに各部族によって選ばれた国会議員275人が大統領を選出することになっていたが、AP通信によると、汚職疑惑などで国会議員選出が遅れており、新大統領選出も遅れる見通しだ。

 事実上の無政府状態が続くソマリアは海賊やイスラム武装勢力の一大拠点となっている。8月1日には、暫定憲法が採択されるなど正式政府発足に向けた進展もあり、国連やアフリカ連合などは「国際社会はこれまでの重要な進展を歓迎する」とする共同声明を19日に発表した。

 新大統領候補としては、暫定政府のアハメド大統領やアリ首相、暫定議会のアデン議長らの名前が挙がっている。

(2012年8月20日19時57分 読売新聞)

4902チバQ:2012/08/20(月) 22:02:02
詳しめの記事  ボイスオブロシアより
http://japanese.ruvr.ru/2012_08_20/somaria-daitouryou-senkyou/
ソマリア 厳戒態勢のなかで大統領選挙実施へ
20.08.2012, 11:43
ソマリアでは20日、移行体制の総まとめとなる「ロードマップ」の最終段階、大統領選挙が行われる。首都モガディショではこれを受けて、治安体制が強化され、警察の機動隊および軍部隊が通りの警備にあたっている。
これより先に調印されていた合意によれば、大統領は議会の議員らによって選ばれることとなっている。議会は今に至るまで完全には整っていないものの、2月にはすでに政府の樹立およびほかの権力機構の設置に関する合意ができていた。将来、議会には275名の議員が集まるが、いまのところ特別委員会は基準の説明もなく215名の議員リストを示しており、それは定足数を満たすものとなっている。この215名によって大統領選挙が行われ、8年におよんだ移行期間が終了することとなる。
ソマリア大統領選挙には20名以上が立候補しているが、有力視されているのがシェイフ・シャリフ・シェイフ・アフメド現大統領、アブジヴェリ・モハメド・アリ首相、シャリフ・ハサン・シェイフ・アデン議会議長となっている。

国連、米国、EUを含むソマリアの国際パートナーらは、国内で平和と安定を維持することができると考えている。

ソマリア内戦は20年にわたって続いており、その間、国内はいくつかの事実上独立状態にある各地域に分裂した。

4903チバQ:2012/08/20(月) 22:45:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120815/erp12081507420001-n1.htm
【東を向くロシア プーチンの思惑】
(1)実利狙い「冷水」と「厚遇」
2012.8.15 07:37 (1/4ページ)[ロシア]

 

「領土は一寸たりとも渡さない」


 ロシアのメドベージェフ首相が2010年11月に次いで北方領土の国後島に乗り込み、挑発的な言葉を述べたのは7月3日のことだった。それから1カ月もたたない同月28日、国家元首のプーチン大統領は玄葉光一郎外相をロシア南部のソチに招いて会談した。日本の外相との個別会談は10年ぶりのことだ。

 一見、相反するようにみえる2つの事象が意味するものは何か。

 プーチン政権は9月初旬、極東のウラジオストクでアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を初めて主宰するのを機に、アジア重視外交にかじを切ろうとしている。ダイナミックに発展するアジア太平洋地域との経済統合を深め、政権が優先課題とする極東地域の発展に結びつける戦略を描いているのだ。

 日本からの投資や技術移転はロシアにとって大きな魅力に違いない。

 だが、「領土問題は別物」というのがロシアの認識だ。ラブロフ外相は最近、国連憲章まで持ち出して北方四島の領有権を主張し、要人が北方領土訪問を「控えることはない」と言い切っている。

 「対日強硬派」のメドベージェフ氏が冷や水を浴びせ、「柔道家で親日派」のプーチン氏が異例の厚遇で応じる。役割分担の背後に、日本から経済協力という「実利」だけを獲得する戦術が透けてみえる。





 ロシアが「東」に熱い視線を注いでいる。北方領土問題を抱えるわが国は、どう向き合おうとしているのか。プーチン流「東方政策」の実態と背景を極東から報告する。(遠藤良介)

中韓台頭…色あせる日本の優位


 ソ連時代には外国人の立ち入りが許されない「閉鎖都市」だった沿海地方の中心都市、ウラジオストクに今、建設ラッシュのつち音が響いている。太平洋艦隊の司令部が置かれる軍港もあるこの地で、9月開催のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて大規模な再開発が急ピッチで進んでいるのだ。

 APEC会場となる沖合のルースキー島に向けては「世界最大」とされる斜張橋が完成し、島では極東連邦大学の新キャンパスが建設されている。空港から市街地へは鉄路が敷設され、初めての下水処理施設も9月中に完成する見通しだ。

 APEC関連のインフラ整備で同市に投じられた総額は6千億ルーブル(約1兆4800億円)。5月に発足したプーチン政権は極東発展省なる役所まで新設し、意気込みを見せた。

 「今後10〜15年間の世界経済で最も大きな不安定要因は欧州だ。その欧州にロシアは資源輸出など貿易の半分を依存している」。ウラジオストク太平洋戦略研究センターのテルスキー所長(61)はこう語り、アジア太平洋地域に「窓」を開くことで経済を多角化する必要性を強調する。

4904チバQ:2012/08/20(月) 22:45:33
■   ■


 石油マネーに支えられた旺盛な消費欲が注目されるロシアだが、発展の中心はモスクワやサンクトペテルブルクといった西部に偏っており、極東はその流れから大きく取り残されてきた。ソ連時代に存在した「辺境」住民への割り増し給与などの特典が消え、極東はむしろ激しい人口流出と産業衰退に苦しんだ。

 極東連邦管区はロシアの国土の36%を占めながら、人口は628万人と全体の4%強にすぎない。域内総生産は国全体の5・4%で平均月収は3万ルーブル(約7万4千円)にとどまる。

 他方、ウラジオストクの周辺には日本や中国、韓国といった巨大な経済圏があり、3カ国の国内総生産(GDP)の総額はロシアの8倍にのぼる。プーチン政権の「東方政策」は、旧ソ連・ロシアが地の利を生かしてこなかった反省に立ったものにほかならない。

 APEC関連のほかにも極東では大型プロジェクトがめじろ押しだ。ウラジオストクにはロシアで2番目となる液化天然ガス(LNG)プラント、ナホトカには石油化学コンビナートを建設する計画がある。テルスキー氏は、極東発展には「技術と資金、製品販路確保のためのパートナーが不可欠だ」とし、とりわけ韓国と日本に期待を寄せる。

 

■   ■


 日本企業も、こうした流れに乗って商機をつかもうと躍起になっている。ウラジオストクのLNGプラントについては資源エネルギー庁が陣頭指揮をとり、伊藤忠商事など日本企業の参入を後押しする。重工大手のIHIはAPEC会場への斜張橋建設で技術協力し、さらなるロシア市場参入への足がかりを得た。

 だが、ロシア市場でも中国や韓国の企業が急速に台頭し、日本の経済力が絶対的優位にあるわけではない。極東の日露関係筋は「日本の国内需要はこれから縮小し、先進国相手だけでは十分な利益を挙げられない。自発的に動かねば(ロシア市場は)中国や韓国に食われてジリ貧になるだけだ」と危機感を示す。

 東アジアの勢力図が変わりつつある今、経済協力をテコに北方領土交渉を動かそうとしてきた日本の戦略は、もはや実態と乖離(かいり)しているようにみえる。そうした事情を見越しているからこそ、ロシアも領土問題で強気の姿勢をみせるのだ。

 だが、矛盾を抱え、焦りを覚えているのは、決してわが国だけではない。(遠藤良介、黒川信雄)

4905チバQ:2012/08/20(月) 22:46:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120817/erp12081716000003-n1.htm
【東を向くロシア プーチンの思惑】
(2)「中国村」の資源供給地に落ちた
2012.8.17 16:00 (1/3ページ)[中国]

中国黒竜江省・黒河でショッピングを楽しむロシア人ら(遠藤良介撮影)
 色鮮やかなネオンに浮かび上がる高層ビル群や観覧車。中国黒竜江省の街、黒河の夜景だ。幅1キロ足らずのアムール川(中国名・黒竜江)を隔てたロシア極東アムール州のブラゴベシチェンスクで周囲を見渡すと、古い低層アパートの明かりが細々と漏れてくるだけだった。

 桟橋から頻繁に出ている小さなフェリーで約15分。短期滞在ならロシア人はビザ(査証)なしで簡単に往来できる。黒河の港から近い商業施設では雑貨や衣類、電気製品などの品々が軒先に並び、中国人は商魂たくましくロシア語で値段交渉をしていた。

 「洋服や靴など日用品は中国の方がはるかに安く、種類も豊富。皆、買い物や保養のために頻繁に行き交っている」とブラゴベシチェンスクのロシア人教師、イワノワさん(57)は話す。中国側で買い込んだ商品をロシア側でさばく「担ぎ屋交易」も盛んで、黒河から戻るフェリーには大きな袋や段ボールをいくつも持ち込むロシア人が目立った。

 極東の一部ではソ連崩壊後の1990年代、中国人の大量流入を警戒する“黄禍論”が声高に叫ばれた。が、今や中国なしに人々の生活は成り立たない。


■  ■


 ブラゴベシチェンスクと黒河は、帝政ロシアと清朝の時代からの複雑な中露関係史を体現している。第二次世界大戦後の短い友好期を経て、60年代には中ソ対立の最前線となる。商業関係は断絶して軍備が増強され、ブラゴベシチェンスクは外国人が立ち入りできない「閉鎖都市」となった。

 中ソの武力衝突としては69年のダマンスキー島(珍宝島)事件が知られているが、ブラゴベシチェンスクと黒河の一帯でも流血事件はあったという。

 両市が再び交易拠点として再生するのは、ゴルバチョフ共産党書記長が登場し、中国や西側諸国との関係改善に乗り出したソ連末期のことだ。2008年までには中露国境の画定問題もすべて決着し、両岸は現在、安定した関係にある。

 しかし、ソ連崩壊後の20年間は、社会主義の兄貴分だったロシアが中国の弟分へと転落する過程でもあった。ブラゴベシチェンスクの市民は1990年代以降、「かつては村のようだった」という黒河の急速な発展を目の当たりにしてきた。


■  ■


 「90年代初頭のロシアはさまざまな工業製品を中国に輸出していた。しかし、近年はロシアが資源や原料ばかりを輸出し、中国から付加価値の高い製品が入ってくる構図だ。中国はロシアの貿易相手として首位だが、貿易の内容という点では望ましくない」

 こう指摘するアムール国立大のティモフェーエフ准教授(46)は、「アムール州は中国に石油や石炭、木材などを供給する際の“積み替え地”と化した。州内でせめて一次的な加工だけでもできるようにすべきだ」と、日本など外資の誘致に期待を寄せる。

 ロシア極東連邦管区の人口がわずか628万人なのに対し、面積が7分の1の中国東北3省には1億人以上がひしめく。モスクワは中国の「人口膨張圧」を潜在的脅威と認識しており、中国の単なる資源供給地に成り下がったことにも危機感を募らせる。プーチン政権が極東開発を急ぐのも、中国に対する根深い警戒心があるからだ。

 アムール州には極東の水力発電能力の3分の2が集中しており、2009年には中国への電力輸出も始まった。黒河の夜を彩るネオンをともしているのも、実はロシアなのだ。(遠藤良介)

4906チバQ:2012/08/20(月) 22:47:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120818/erp12081815210004-n1.htm
【東を向くロシア プーチンの思惑】
(3)荒廃する農地、中韓貸与に葛藤
2012.8.18 15:19 (1/3ページ)[韓国]

沿海地方スパスク地区の農場で働く中国人労働者(遠藤良介撮影)
 「ソ連時代にはこの広大な一帯でスイカやトマトが栽培されていたのだが、今は1ヘクタールも耕されていない。中国人なら所狭しと作物を植え付けるだろう」

 ロシア極東沿海地方のウラジオストクから約250キロ。中国国境に近いハンカ湖周辺を車で案内しながら、バシルさん(57)は何度も嘆いた。地平線まで見渡す限り草むらという単調な光景が広がる。

 ハンカ湖近くの沿海地方スパスク地区で約700ヘクタールの農地を借り、稲作の農場を経営している。だが、農場に出資しているのは中国人で、バシルさんは「雇われ経営者」といった方が正しい。農場で働く約30人のほとんども中国人だ。

 「稲作はたいへん骨の折れる、農業の中でも特殊な領域だ。ロシア人は働きたがらない」。毎年、地方行政府に申請して外国人労働者の割当枠を配分してもらい、中国人労働者を月給1万〜1万2千ルーブル(約2万5千〜3万円)ほどで雇用しているという。

 ソ連時代には米や大豆などの有数の生産地として知られた沿海地方。だが、ソ連崩壊後に農地は荒廃の一途をたどり、今や耕地の半分以上が放置されている。

 ソ連崩壊に伴い、国の指令に基づく集団農業体制が壊滅しただけではない。ソ連時代に存在した「辺境」住民向けの“割り増し給与”といった人工的な版図維持装置もなくなり、極東一帯から人口が流出した。

 極東連邦管区ではこの20年で人口が約2割減少したと推定され、地方レベルではすでに中国人の受け入れによって労働力の穴を埋めている実態があるのだ。


■   ■


 沿海地方スパスク地区行政府のシドロワ農業部長(50)は、「外国人労働者の割当枠は厳格に管理されており、(同地区の)農業に占める中国人はせいぜい10%だ。外国人に直接、農地を売却することも認められていない」と述べ、中国人の“浸透”に対する警戒論を一蹴した。

 極東での農業には韓国も関心を寄せる。在ウラジオストク韓国総領事館によると、この4〜5年で現代重工業など8つの企業や団体が、ロシアとの合弁企業を設立するなどして沿海地方の農業に参入した。

 総領事館の担当者は、「韓国では穀物自給率が約30%と低く、政府としても海外での生産を後押ししている」と話す。現時点ではロシア国内で生産された農産物はロシア市場向けに出荷されているが、「将来的に南北朝鮮が統一された場合、食糧問題はいっそう深刻になる」(同)という事情も見越している。


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 こうした流れを受け、9月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、ロシア政府が外国企業への大規模な農地貸与政策を打ち出すとも報じられた。だが、極東随一の農産地、アムール州はそうした施策に慎重だ。

 同州のゴレボイ対外経済相(43)は、「われわれに必要なのは資本と技術力であり、農地を外国企業に貸し出す計画はない」と指摘。その代わり、州では農場に加工や物流の拠点を備えた「農業パーク」の創設構想があり、日本の資本参加を期待していると語った。

 極東各地では過去に、中国系企業が短期間に収穫高を上げようと化学薬品などを大量に使い、土地の疲弊や環境汚染を招く「収奪農法」が批判されてきた。このため、外国企業の関与は、合弁会社の設立など資本参加に限定すべきだという意見も強いのだ。

 農地荒廃に悩み、さまざまな意見が交錯する極東。その姿は、広すぎる国土を抱えるロシアの矛盾の根深さを映し出している。(遠藤良介)

4907チバQ:2012/08/20(月) 22:47:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120819/erp12081914480002-n1.htm
【東を向くロシア プーチンの思惑】
手詰まりで崩れた「車の両輪」
2012.8.19 14:48 (1/2ページ)

日本人抑留者が建設に携わったナホトカの目抜き通り(遠藤良介撮影)
 日本と旧ソ連の歴史を、最も間近で見つめてきた港町。それがナホトカだ。

 ソ連時代には極東でほぼ唯一、外国船に開かれた港で、シベリア鉄道支線の起点として日本からの旅人や貨物を受け入れる玄関口として知られた。第二次世界大戦後は旧ソ連各地で強制抑留を生き延びた日本人が、この地から望郷の思いを胸に祖国に帰還した。

 グラトキフ第1副市長(67)によると、1947年春の時点でナホトカに収容されていた日本人抑留者は約4万人。市内には強制労働を課された日本人が造った通りや建物がそのまま残る。日本人墓地に埋葬されていた抑留犠牲者573人の遺骨はすでに帰国し、墓地跡の一帯は慰霊施設として整備されている。

 そのナホトカが今、アジア太平洋諸国への資源輸出基地として脚光を浴びる。

 同市郊外のコジミノには石油輸出ターミナルが建設され、2009年末から東シベリア産の原油が日本や韓国などに出荷されている。ターミナルの稼働に伴い、日本の原油輸入に占めるロシアの割合は10年には7%に達した。

 東シベリアとコジミノを結ぶ「東シベリア・太平洋パイプライン」(ESPO)が年内にも全線開通すれば、「コジミノの石油出荷能力は年間3000万トンへ倍増する見通しだ」(同第1副市長)という。16年までに石油化学プラントを建設する計画もある。

 世界最大の石油・天然ガス産出国であるロシアが、欧州方面に頼ってきた資源輸出の軸足を「東」に移しつつあるのだ。

■    ■


 主要産油地だった西シベリアでの生産は減退期に入っており、ロシアは東シベリアの新規油田開発と東アジアでの販路拡大を急がざるを得ない。天然ガスについても、欧州市場は中東産の液化天然ガス(LNG)に食われ、米国では非在来型のシェールガス生産が本格化している。

 日本は東日本大震災後にサハリン(樺太)からのLNG調達を増やし、昨年のLNG輸入に占めるロシアの比率は約9%にのぼった。ロシアは沿海地方ウラジオストクの郊外に国内2カ所目となるLNGプラントの建設を計画、日本企業も参入を狙っている。

 資源エネルギー庁石油・天然ガス課の東哲也課長補佐は、「日本からこれだけ近い所に新しい資源の“蛇口”ができるのだから、エネルギー安全保障上の意義は大きい」と指摘。東方を重視するロシアについて、「彼らは東を向きたいし、われわれは資源供給源がほしい。やりたいことがかみあっている」と歓迎する。

   ■    ■

 東アジアで塗り変わるエネルギー地図は、わが国の対露政策にも事実上の変容をもたらした。

 日本はソ連時代末期、北方領土交渉が前進しなければ経済協力もしないという「政経不可分」の原則を転換し、それ以降は政治と経済を「車の両輪」ととらえて領土問題の解決を目指すとしてきた。

 だが、ある日本の外交官は、「今は日本が(ロシアに)経済協力や支援をするという時代ではない。『車の両輪』などという表現を外務省はもう使っていない」と明かす。

 別の在露外交筋も、「日露関係は領土だけでない。資源をどう日本向けに確保するかや、北朝鮮問題をめぐる協力もある」と指摘し、こう付け加えた。

 「そもそも今のロシアは、日本が領土交渉で勝負をかけるべき状況にない」(遠藤良介、黒川信雄)

4908チバQ:2012/08/20(月) 22:48:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120820/erp12082008170001-n1.htm
【東を向くロシア プーチンの思惑】
(5)民心とかけ離れた巨額投資
2012.8.20 08:16 (1/3ページ)

 右ハンドルの中古車が幅を利かせる。日本語で商店名が書かれた車もあり、右側走行であることを除けば日本にいるような錯覚すら覚えそうになる。

 ロシア極東沿海地方の中心都市、ウラジオストク。街中を走る乗用車の9割以上が日本製中古車で極東随一の輸入拠点でもある。だが、何年かぶりに訪れた郊外の中古車青空市場「ゼリョーヌイ・ウーゴル」の様子はやや変わっていた。

 中古車業者の一人、オレグさん(43)は「関税引き上げやネット販売の人気で昔のようには稼げない。市場の面積もこの数年で半分になったよ」と売り上げ不振を嘆く。車の販売以外でも小金を稼ごうと、日本製のウイスキーやティッシュなどを売っている者も目立った。

 ロシア政府が2009年初頭、中古車の輸入関税を約2倍に引き上げたことが特に響いた。政府は米国発の金融危機で瀕死(ひんし)の状態に陥った国産自動車産業の救済を図ったのだ。

 しかし、これはウラジオストク住民の強い反発を生み、反政権機運にも火をつけた。


■   ■


 ウラジオストクでは08年末、関税引き上げに反対するデモが断続的に行われ、政権側がモスクワから機動隊を投入して粉砕する事態に発展した。

 中古車関連の仕事に就いている人が多く、関税引き上げは暮らしに影響を及ぼした。住民にはソ連崩壊後の混乱期、日本の中古車輸入に活路を見いだし、中央から自立して生き抜いたという自負もある。

 住民の反発を招いたトップダウンの政策。沿海地方の野党議員、サムソノフ氏(37)は「ロシアは『連邦』を名乗っているが、実態は封建的な中央集権体制だ。地方は自主性を奪われ、地域の実情に即した政策をとれない」と話す。沿海地方では、昨年12月の下院選でプーチン首相(現大統領)の与党「統一ロシア」が33%しか得票できず、惨敗した。

 プーチン氏は00〜08年の前回大統領期、地方知事の選挙や下院選の小選挙区制を廃止するなど、「垂直の権力」と呼ばれる中央集権体制の構築に邁進(まいしん)した。

 国の威信に関わる重要プロジェクトに国家資金を集中投下し、地域振興を図るのもプーチン氏特有の手法だ。9月初旬にウラジオストクで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議はその典型で、会場建設やインフラ整備に6千億ルーブル(約1兆4900億円)を投じた。

 だが、APEC会場となる住民5千人の島に向け、1日5万台の通行を想定した「世界最大」の斜張橋を架けるなど、APEC関連の支出には住民意識とはかけ離れたものが多い。「市民の生活水準は何ら向上していない」(サムソノフ氏)との批判も根強い。


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 ウラジオストク太平洋戦略センターのテルスキー所長(61)は、日本や韓国に近い沿海地方の利点を生かし、「政治、経済の実験をすればよい。たとえば自由貿易圏にしてしまうのだ」と大胆なアイデアを明かした。だが、硬直しがちな国家主導の発展モデルに大きな期待はしていない。

 首都モスクワでは、長期化するプーチン氏の強権統治に対する反発が着実に広がっている。

 プーチン氏が強い関心を寄せる極東もまた、中央が掌握しようとすればするほど反発を招く皮肉な状況にある。

 ロシア極東がプーチン氏の思惑通りに発展すると考えるのは早計だろう。そして、プーチン体制の行方こそは北方領土交渉にも少なからぬ影響を与えるに違いない。(遠藤良介)=おわり

4909チバQ:2012/08/20(月) 22:49:30
>>4892-4894
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120820/mds12082021380001-n1.htm
イラク石油開発 日本は出遅れ
2012.8.20 21:36 (1/2ページ)
 イラク石油開発で要求される厳しい投資条件に日本企業の及び腰が目立っている。クルドの自治政府と直接契約に乗り出す欧米石油メジャーに加え、イラク油田開発への参画を積極化させるロシアなど新興勢力に対し、日本勢の出遅れ感は否めない。

 イラク石油省は、年内にも南部ナシリヤ油田やガス田などで第5次入札を日系企業を含む約47社を対象に実施する方針だ。

 ただ、ナシリヤ油田でイラク側は製油所建設を条件とし、全体の事業規模は約1兆2千億円の巨額となる。周辺の学校や病院、電力などを契約外で整備するのが常識で、事業費は「さらに膨らむ可能性もあり、採算性をどう確保するかが課題だ」(関係者)と、早くも日本勢からは弱気な声が聞かれる。

 現在、日本勢の進出は、マレーシアの国営石油会社ペトロナスと手を組んだ石油資源開発と、ロシア石油大手のルクオイルと探鉱で参画する国際石油開発帝石の2社にとどまる。

 そもそもナシリヤ油田は、新日本石油(現JX日鉱日石エネルギー)などの日本連合が2009年に指名入札で欧州勢に競り勝ったが、より有利な条件を引きだしたいイラク側の思惑で交渉が中断。新たな入札実施に仕切り直しとなっただけに不信感は募る。

 低調な日本勢をよそに、新興勢力との競争は激化する一方だ。第4次入札では別の鉱区で、締め切り直前に会場に突然現れ、日本勢が参画する企業連合の半分の価格を提示したパキスタン国営石油に「落札を奪われた」(日本企業首脳)。ロシア勢の躍進も目覚ましい。

 一方で欧米メジャーは、自治政府に接近するが、戦後復興需要で得意の電力や水処理などのインフラ受注を目指す日本勢は、「中央政府と事を構えたくない」(大手商社)と距離を置く。

 原発事故で代替火力向け燃料輸入が急増する日本で、イラクが「中長期的には数少ない重要なフロンティア」(伊藤忠商事の福田祐士常務)であることに変わりはない。「日の丸油田」獲得へ向けた官民一体の取り組みの本気度が問われている。(上原すみ子)

4910チバQ:2012/08/20(月) 22:50:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120820/mds12082021400002-n1.htm
イラク・クルド人自治区に石油メジャー進出加速 
2012.8.20 21:38 (1/2ページ)
 イラク北部クルド人自治区でこのところ、米欧のメジャー(国際石油資本)が、首都バグダッドの中央政府を通さずに直接、自治政府と折衝し、自治区内の石油権益を取得するケースが相次いでいる。こうした動きを中央政府の権威を損ねるものととらえるマリキ政権は、自治区に進出する企業への制裁を示唆。政権側と自治政府との政治的緊張がいっそう強まる可能性もある。(カイロ 大内清)

 メジャーのクルド人自治区進出が注目され始めたのは昨年11月、米エクソンモービルが、自治政府との間で、自治区内の6つの鉱区の開発で合意したのがきっかけだった。

 これに対し、地下資源は中央政府の管理下に置くべきだとするマリキ政権は、自治政府主導の開発事業に強く反発。政府高官は「エクソンは中央政府かクルドかを選ぶ必要がある」と、事態の推移次第では同社との間で結ぶ南部の巨大油田・西クルナの契約を破棄する可能性も示唆した。

 エクソンはその後、自治区での契約の「凍結」を発表したものの、撤退するか否かの結論は先送りされたまま。今年7〜8月には米シェブロンや、東部ハルファヤ油田に権益を持つ仏トタル、東部バドラ油田を手がけるロシア政府系天然ガス独占会社ガスプロム系の企業が相次いでクルドでの権益を取得した。

 メジャーの自治区進出が加速している背景には、イラク各地でなおもテロが続く中、自治区は治安が比較的安定し操業上のリスクが少ないという事情がある。

 また、中央政府との契約では原油1バレル当たりの報酬額が決められているのに対し、クルドでは産出原油の一定割合を企業側が取得できる生産分与方式が採られている。「中長期的に原油相場の上昇が見込まれるので、“現物”を確保できるクルドは魅力的」(商社関係者)だというわけだ。

 自治政府には、メジャーと契約を結ぶことで、独自の石油開発を既成事実化し、中央政府からの独立性をさらに強める思惑があるとみられる。

 イラクは、現在の日量300万バレルを5年間で倍増させる計画だとされる。自治区に触手を伸ばし始めたメジャーには、すでに権益を持つ油田で操業を担当する社もあり、実際に契約破棄などの制裁を科せば、生産に支障が出ることも想定される。政権側も強硬姿勢一辺倒には出にくい状況だ。

 ただ、なし崩し的にメジャーの自治区進出を認めれば、自治政府の影響力が増し国内の微妙な力関係が崩れる恐れもある。政権側は米国などに、メジャー各社の動きを抑制するよう働きかけを強めているとされ、今後も自治政府と政権、各社の思惑が絡み合った綱引きが続きそうだ。

4911チバQ:2012/08/20(月) 22:55:13
>>4887
http://mainichi.jp/select/news/20120821k0000m030020000c.html
インド:北東部出身の3万人が大都市脱出 襲撃のデマで
毎日新聞 2012年08月20日 19時03分(最終更新 08月20日 19時14分)

 【ニューデリー杉尾直哉】インド北東部アッサム州出身の学生や出稼ぎ労働者が先週以降、滞在先の西部ムンバイや南部バンガロールなどの大都市から集団で脱出する騒ぎが起こっている。アッサム州では、隣国のバングラデシュから移住したイスラム教徒と、元から住んでいた非イスラム住民との間の民族対立が起こっており、「都市部のイスラム教徒が北東部出身者に報復を仕掛ける」とのデマが広がったためだ。

 これに対し、インド内務省は18日、「デマは、パキスタンから発せられた携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)が原因」と指摘した。パキスタン側は疑惑を否定しており、両国間の新たな問題となりかねない情勢だ。

 インド北東部出身の住民は、日本人に似た東洋系の顔をしているのが特徴。ほかのインド人と容易に見分けがつき、大都市でしばしば差別の対象となってきた。インドのシン首相は17日の議会で、北東部出身者を「私たちの友、子供たち、国民」と呼び、「国内全土で安全に暮らせるよう全力を尽くす」と約束した。当局は同日、デマの広がりを防ぐため、大量の宛先のSMSの使用を禁ずる措置を講じた。

 それでも都市部からの脱出は収まらず、20日までに計約3万人が列車などで帰郷したとされる。18日にはアッサム州に向かっていた列車から北東部出身の乗客が振り落とされ、4人が死亡、9人が負傷する悲劇も起きた。こうした中、インド側が「パキスタン首謀説」を打ち出した。20日付のヒンズー紙によると、インド当局は、パキスタンで運営されている「有害な」約30のウェブサイトをインド側で閲覧できないようにしたという。

 パキスタンのマリク内相は19日、インドのシンデ内相との電話協議の中で、「(デマメールの)証拠の提供があるなら調査する」と語り、反発姿勢を示した。

4912チバQ:2012/08/21(火) 21:52:46
>>1502
http://mainichi.jp/select/news/20120822k0000m030018000c.html
エチオピア:メレス首相が死去 病死の可能性
毎日新聞 2012年08月21日 18時40分(最終更新 08月21日 19時16分)

 【ヨハネスブルク服部正法】エチオピアのメレス・ゼナウィ首相が20日、死去した。57歳。死因は公表されていないが病死とみられる。エチオピア国営テレビが伝えた。メレス首相は最近約2カ月、公の場に姿を見せておらず、重病説が流れていた。ハイレマリアム副首相兼外相が首相を代行する。

 メレス首相は反政府組織の指導者としてゲリラ闘争を行い、91年にメンギスツ政権を打倒。95年に首相に選ばれてから17年にわたりエチオピアを率いた。強権政治への批判がある一方、高い経済成長を導き指導力を評価する声も多く、新世代のアフリカのリーダーの筆頭格と見られていた。「テロとの戦い」を巡り、米国との関係強化にも熱心だった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120821-00000091-reut-int
エチオピア首相が海外療養中に急死、20年以上政権を支配
ロイター 8月21日(火)16時56分配信

8月21日、エチオピアのメレス首相が、海外で療養中に感染症で急死したことが分かった。写真は昨年9月撮影(2012年 ロイター)

[アディスアベバ 21日 ロイター] エチオピアの国営テレビは21日、メレス首相が海外で療養中に感染症で死去したと報じた。57歳だった。

首相は2カ月にわたり海外の病院で治療を受けていたが、感染症によって20日夜に急死したという。

エチオピア政府は先月、メレス首相が療養に入ると発表していた。国営テレビによると、デサレン副首相が暫定首相を務める。

メレス首相は、1991年に当時のメンギスツ大統領による軍事政権が失脚した後に権力の座に就き、91─95年まで大統領を務めた。その後、事実上の最高指導者である首相に就任。同国の経済成長を推進したことなどで評価される一方、国際人権団体によると、反体制派の弾圧を行っていたという。

4913チバQ:2012/08/21(火) 21:53:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120821-35020690-cnn-int
エチオピア首相が病死、約20年にわたり最高指導者の地位維持
CNN.co.jp 8月21日(火)16時23分配信

(CNN) エチオピアの国営テレビは21日、同国のメレス首相(57)が病死したと伝えた。同国ではここ数週間姿を見せない首相の安否に関する憶測が飛び交っていた。

国営テレビは、首相が感染症により死亡したと発表したが、詳しい病名は明らかにしていない。首相の職務はハイレマリアム副首相が代行しているという。

政府は先月、メレス首相が病気療養中であると発表していた。先週には政府報道官が「首相は回復している。国家元首としての職務も遂行している」と説明したものの、首相の所在や病名については言及しなかった。首相が姿を見せないことについて、同国内では陰謀説まで飛び出していた。

先月、首都アディスアベバで開かれたアフリカ連合(AU)首脳会議では、メレス首相はスーダンと南スーダンの対話で重要な役割を果たすとみられていたが、欠席していた。

メレス氏は元ゲリラ組織のリーダーで、1991年にメンギスツ独裁政権を打倒。その後、政情不安定な周辺国に囲まれながら、同国の経済成長と治安維持につとめてきた。

一方、人権保護団体からは、報道の自由の制限や野党の弾圧などを非難する声も上がっていた。同国では昨年、スウェーデン人のジャーナリストに対して、テロを支援したとして禁錮11年の有罪判決が言い渡されていた。

4914チバQ:2012/08/21(火) 21:57:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120821/amr12082111280002-n1.htm
【シリア内戦】
化学・生物兵器使用は「一線越える」 米大統領、軍事介入示唆
2012.8.21 11:27 [政変・反政府デモ]
 【ワシントン=犬塚陽介】オバマ米大統領は20日の記者会見で、シリアのアサド大統領が化学・生物兵器の移動を始めたり、反体制派に使用するなら「一線を越える」と述べ、米国が軍事介入を判断する分岐点になり得ると警告した。

 米政府は「すべての選択肢を排除しない」としながらも軍事行動には消極的な姿勢を示してきたが、シリア側が化学・生物兵器の使用に踏み切るなら、従来の方針を見直す可能性を示唆した。

 オバマ大統領は「現時点で軍事的な関与への命令は出していない」と述べる一方で、化学・生物兵器の使用は米国や周辺国にとって「危機的だ」と指摘。こうした兵器が「不適切な勢力の手に落ちる状況も看過できない」と懸念を示した。

 その上で、シリアが化学兵器を使用すれば「わたしの計算法を著しく変更させるだろう」と警告。実質的な内戦にあるシリアで、化学・生物兵器が安全に管理されていると「自信を持っては言えない」と述べ、状況を「極めて注意深く注視している」と述べた。

 一方、アサド政権が米国などの要求を受け入れて早期退陣する「ソフトランディング(軟着陸)の可能性は、かなり遠いようだ」との認識も示し、現状ではシリア情勢が好転する兆しに乏しいことも認めた。

4915チバQ:2012/08/22(水) 22:34:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120822/erp12082222060004-n1.htm
英王子、はしゃぎ過ぎ? 写真流出、全裸も
2012.8.22 22:02 [英王室]

英国のヘンリー王子(帽子にサングラスの男性)の動向を報じる同国の新聞各紙(共同)
 王子、はしゃぎ過ぎ? チャールズ英皇太子の次男ヘンリー王子(27)が米ラスベガスで女性たちと休暇を楽しむ写真が流出し、連日、英大衆紙に掲載される異例の事態となっている。インターネットには全裸の写真も掲載され、世論の反発も予想される。

 英王室によると、ハリーの愛称で知られるヘンリー王子は22日現在、「私的な旅行中」。英大衆紙は連日、プールでビキニ姿の女性らと戯れる王子の写真などを掲載。「人生はつらいよな、ハリー」(デーリー・メール)など、皮肉る見出しも付けられている。

 全裸写真は21日、米ゴシップ専門サイトが公表した。裸の王子が局部を両手で隠し、裸の女性とみられる人物が寄り添っている姿などが写っている。全裸写真について王室報道担当官は「本人であることを否定はしないが、それ以上のコメントはない」としている。(共同)

4916チバQ:2012/08/22(水) 22:36:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120822/amr12082213530004-n1.htm
歴代3副大臣、汚職で有罪 ニッケルめぐりキューバ
2012.8.22 13:52
 キューバ東部オルギン県の人民裁判所は21日までに、ニッケルの精製工場拡張をめぐる汚職に関わったとして、同国の基幹産業省で1980〜2010年に副大臣を務めた3人を含む12人に、禁錮12〜4年の有罪判決を言い渡した。キューバ共産党機関紙グランマが伝えた。

 08年に就任したラウル・カストロ国家評議会議長は汚職撲滅に力を入れているが、一度にこれほど高位の当局者が裁かれるのは異例。キューバは世界有数のニッケル産出国。

 有罪となったのは歴代の副大臣のほか、国営ニッケル会社幹部や、キューバ政府とカナダの資源会社シェリット・インターナショナルによる合弁会社の幹部ら。(共同)

4917チバQ:2012/08/23(木) 22:46:23
http://www.cnn.co.jp/world/35020791.html
ケニアで農耕民と半遊牧民が衝突、52人死亡
2012.08.23 Thu posted at 12:12 JST

ケニア・ナイロビ(CNN) ケニア南東部で部族間の抗争が発生し、ケニア赤十字社によると、22日の衝突で52人が死亡した。

現地警察によると、ケニア南東部海岸州のタナ川流域では、過去数十年にわたり農耕民のポコモ族と半遊牧民のオルマ族が対立。今回の抗争は、先週オルマ族がポコモ族の農地に侵入したことから始まった。

22日にポコモ族がオルマ族の小屋を襲撃し、現地警察によると、男性6人、女性31人、子ども11人が殺された。ケニア赤十字社は52人が死亡したと伝えている。またポコモ族は、オルマ族の牛200頭を奪ったという。

現地警察はさらなる衝突を避けるために、警戒を続けている。

4918チバQ:2012/08/23(木) 22:49:12
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012082300791
揺れるシリア内戦報道=対立する見解、宣伝合戦も−邦人記者死亡で危険性浮き彫り
 【カイロ時事】アサド政権と反体制派の戦闘が泥沼化するシリア内戦で、報道が揺れている。戦争報道では常に中立性が問題になるが、両当事者の見解が対立するシリア内戦も例外ではない。国連停戦監視団が撤退、ジャーナリストの山本美香さんが取材中に死亡したことで危険性が改めて浮き彫りになっており、事態の検証がますます困難になる可能性がある。
 シリアでは、政府と反体制派双方の見解が真っ向から対立、宣伝合戦の様相を呈している。アサド政権が反政府運動を武力弾圧しているとの非難に対し、政権側は反体制派を「外国の支援を受けたテロリスト」と表現している。民衆運動「アラブの春」に触発された反体制運動の存在を認めながらも、外国が援護する武装集団が政権転覆を狙っているとの主張だ。
 昨年3月に始まった反体制運動は当初、民主化を求める平和的なデモが中心だったが、政権側の武力行使で武装衝突に転じた。ただ、デモ隊にも武装勢力が紛れ込んでいたことは間違いない。外交筋は「アラブの春を政権打倒の好機と判断した反体制派も多い」と指摘。しかし、反体制派は「アサド政権の武力行使で自衛せざるを得なかった」と反論する。
 こうした対立を反映し、情報統制の厳しいシリアのメディアは、政府軍の攻撃で多数の市民が死亡した場合に「テロリストの攻撃で市民が殺害された」と報道することもある。外国報道機関の自由な取材は容認されておらず、限定的にビザを発給した場合も、政府当局者の監視下の取材を余儀なくされる。昨年3月以降、2回にわたってシリア入りした時事通信記者は「(反体制武装組織)自由シリア軍に許可なく接触した」(情報省担当者)とし、ビザ発給を拒否されている。(2012/08/23-18:25)

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4919チバQ:2012/08/23(木) 22:50:05
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120822/mcb1208222156034-n1.htm
露WTO加盟 関税引き下げで日本に恩恵、紛争増の恐れも (1/2ページ)2012.8.22 21:55
 ロシアが22日、WTO(世界貿易機関)に正式加盟した。2001年の中国以来の大型加盟で、自由貿易圏は世界の貿易量の97%まで拡大し、日本側の期待も大きい。ただ、貿易ルールなどを話し合う新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)は先進国と新興国の対立で暗礁に乗り上げており、ロシア加盟はWTOの“機能不全”に拍車をかける恐れもある。

 WTO加盟により、ロシアは関税率を段階的に引き下げる。特に日本からの輸出額の約7割を稼ぎだす自動車は、新車の関税が30%から25%に低下。19年までには、12・5%〜15%と半減する。

 家電製品も15%から段階的に7〜9%まで引き下げられるほか、保険業界の外資規制が現行の出資比率25%から50%に緩和されるなど、「医療から建機まで幅広い業種に恩恵はおよび、日本の製品やサービスが正当な評価を受けられる」(経済産業省幹部)。

 さらに、紛争処理手続きを備えたWTO加盟で、貿易ルールの透明化が期待される。ロシアは金融危機後の09年に産業保護を目的に、中古車にかかる関税を25%から35%に引き上げ、日本の業者が大打撃を受けた前例がある。今後、ロシアがルール違反すれば提訴が可能になり、日本貿易振興機構は「投資環境の整備が進み、日本企業の進出を後押しする」(欧州ロシアCIS課)と指摘する。

 一方、ロシア側には外資誘致の思惑があるとみられる。日本からは自動車関連の工場が相次いで進出しているが、今後は「電力施設など老朽化したインフラ整備を進める狙い」(経産省幹部)だ。

ただ、ロシアの加盟は、156カ国まで膨らんだWTO加盟国内の対立を深める恐れもある。01年に交渉開始が決まったドーハ・ラウンドは、昨年12月の閣僚級会合で、鉱工業製品や農産物の関税削減による市場開放を迫る米国と、産業育成を掲げる中国など新興国が対立して決裂した。

 鉱工業製品の輸入国ロシアが対立の構図に加わるかは未知数だが、「大国なりの主張がある」(同)と警戒する声も強い。世界経済の停滞で「自国産業の保護主義が連鎖しており、紛争処理が急増する」(同)懸念もある。

 米国が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に軸足を移すなどWTOの存在意義が問われる中、ロシアの加盟は新たな火種にもなり得る。

4920チバQ:2012/08/25(土) 20:10:55
>>4896-4897
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120825/asi12082518130001-n1.htm
タリバン一派ハッカニ・ネットワークのNO2死亡か
2012.8.25 18:11
 24日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、米高官の話として、アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンの一派ハッカニ・ネットワークの実質的なナンバー2であるバドルディン・ハッカニ司令官が最近、パキスタンで米無人機の空爆を受けて死亡した可能性があると伝えた。同グループはアフガンで対米テロを繰り返しており、死亡が確認されれば米側にとり大きな戦果となる。(ニューデリー 岩田智雄)

4921チバQ:2012/08/26(日) 00:05:45
http://www.cnn.co.jp/world/35020849.html
離婚求めた妻に夫が「死刑宣告」 イスラム社会の名誉殺人
2012.08.24 Fri posted at 13:03 JST

(CNN) ザラさん(仮名)は英国に暮らす中東出身の女性。10年以上前に家族の反対を押し切って結婚、それからまもなく、仕事を求めて英国に移住してきた。だが夫は酒に溺れて暴力を振るうようになり、時には首にナイフを突きつけることもあった。

「夫は私をレイプするようになった。私は精神的に参ってストレスを抱え、息子たちとの関係にも悪影響を及ぼした」とザラさんは言う。他人に夫を悪く言うことは恥だと教えられてきたため、悩みを誰かに打ち明けることもできなかった。

家庭内暴力は続き、結婚からほぼ8年でザラさんは家を飛び出した。別の男性に出会ったザラさんは離婚を決意する。「夫に別れたいと言った。夫婦関係はすでに壊れているし、不義を働くのは嫌だと」と彼女は言う。

離婚について親族に説明すべきだと夫が主張したため、ザラさんたちは一時帰国した。夫の一族数十人が集められ、義母はザラさんを売春婦となじった。次に夫はザラさんの父に電話をし、「男なら娘を殺して一族の恥辱をそそげ」といわゆる名誉の殺人を要求した。

父は娘の無実を信じてはいたが、一族の顔に泥を塗ったことに変わりはない。親戚の男たちに殺される恐れもある。実家を訪れたザラさんを父は追い出し、英国に送り返した。

その後、夫はイスラム法に基づいて離婚を申し立てた。ザラさんは息子たちと引き離されてしまった。

それから5年、ザラさんは帰国していない。ザラさんは英国の永住資格を取り、イスラム教を捨てた。

ザラさんは今でも連れ戻されて殺害されるのではないかという恐怖におびえると語る。しかし元夫にも自分の親族にも恨みはないとザラさんは言う。彼らも自分と同じ残酷な社会的慣習の「被害者」だと考えているからだと語る。

4922チバQ:2012/08/26(日) 11:36:20
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2897152/9406120
シリア情勢、レバノンへ飛び火 宗派間対立で死者も
2012年08月25日 18:32 発信地:トリポリ/レバノン
【8月25日 AFP】シリアで激しい戦闘を展開しているバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権軍と反体制派との対立が、隣国レバノンに波及している。地中海に面するレバノン第2の都市トリポリ(Tripoli)では今週に入り、アサド政権を支持するイスラム教少数派アラウィ派と反体制側を支持するスンニ派の勢力の衝突が続き、24日には新たにスンニ派の聖職者1人を含む3人が死亡した。

 治安当局関係者によると、20日からの両者の衝突ではこれまでに計14人が死亡。また100人を超える負傷者が出ており、その大半は狙撃手による襲撃されたものだという。

 衝突が起きているのはトリポリ市内東部のシリア通り(Syria Street)で、アラウィ派地区ジャバル・モフセン(Jabal Mohsen)とスンニ派のBab al-Tebbaneh地区の境界となっている。20日の衝突以降、レバノン軍が出動して両者を隔てているが、24日早朝にスンニ派の聖職者ハリド・バラデイ(Sheikh Khaled al-Baradei)師(28)が狙撃手に殺害されたことから衝突が激化。携行式ロケット弾や銃撃の応酬がみられた。

 一連の衝突の前までには誘拐が増えており、ただでさえ不安定なレバノン情勢はさらに揺らいでいる。自動車修理工場を経営しているという地元男性は、「僕たちはシリアで起きていることと何も関係ない。平和に暮らしたいのに。僕たちは生きていくのにやっとなのに、民兵たちは給料をもらっている。彼らはどんな理由でも、自分たちの利益のために戦うんだ」と語った。

 トリポリ出身のナジブ・ミカティ(Najib Mikati)首相は22日、「指導者たちが協力し、レバノンを危険から守らなければならない時だというのに、レバノンをますますシリアの内戦に引きずり込もうとする動きがある」と懸念を表明した。(c)AFP

4923チバQ:2012/08/26(日) 11:37:37
>>4915
http://www.afpbb.com/article/entertainment/news-entertainment/2897129/9409274
米ラスベガス、英王子全裸写真「流出犯」に「出禁」宣言
2012年08月25日 15:04 発信地:ロサンゼルス/米国
【8月25日 AFP】この「罪な街」の中で起きたことは、外の世界に持ち出さないのが掟(おきて)だ――。全裸で羽目を外す英国のヘンリー王子(Prince Harry、27)の写真がメディアに掲載された問題で、米ラスベガス(Las Vegas)の街が24日の米全国紙USAトゥデー(USA Today)に全面広告を出し、「沈黙の掟」と王子を裏切って写真を流出させた人物に怒りをあらわにした。

「恥を知れ」と題した全面広告を出したのは、ラスベガス観光局(Las Vegas Convention and Visitors Authority)。広告は「ラスベガスの同胞の誓いを売った者たちよ、これほど嘆かわしい者たちはいない」と、写真をメディアに流した人物を痛烈に非難している。

「ベガスで起きたことは然るべき場所、すなわちベガスにとどめておくよう、この地を守る者たちに求める」

「ヘンリー王子を食い物にした者たちを(街から)締め出してもらいたい。彼らには、どんなパーティーも、サービスも、ビキニ姿の女の子たちも提供しない」

「つまり、もう彼らとは交わらないということだ」

 ヘンリー王子がラスベガスのホテルのスイートルームで全裸になって、明らかに女性と思われる友人に背後から抱きついたり、股間を隠して立つ写真は前週、米セレブ関連ニュースサイト「TMZ.com」に最初に掲載され、世界を駆け巡った。ヘンリー王子は前年11月にも、米アリゾナ(Arizona)州での軍事訓練の合間を縫ってラスベガスで3夜にわたりパーティを開くなど、同地では知られた存在だった。

 ラスベガス観光局のキャシー・タル(Cathy Tull)マーケティング担当副局長は、次のように述べている。「ラスベガスは大人の自由に重んじる街だ。セレブでも王室の人々でも楽しめる自由がある。ラスベガスで起きたことはラスベガスの内だけにとどめる、これが大切だ。しかし、浮かれている瞬間にこの掟を守るためには、なかなか努力が必要だ」 (c)AFP

4924チバQ:2012/08/27(月) 20:08:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120827-00000016-jij_afp-int
バルカン諸国で前例のない大干ばつ、被害額10億ユーロ以上
AFP=時事 8月27日(月)12時15分配信


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セルビア南部アレクシナツ近郊の干ばつ被害を受けたトウモロコシ(2012年8月24日撮影)。

【AFP=時事】欧州南東部を襲った前例のない大規模な干ばつで、欧州で最も貧しい地域の1つであるバルカン諸国の農業が深刻な被害を受けている。被害額は合計10億ユーロ(約985億円)を超えると推定されている。

米国でも干ばつ

 欧州南東部ではここ1週間、気温が40度を超える酷暑が続いており、大半の地域では雨も全く降っていない。

 この冬、記録的な降雪と寒波に見舞われたボスニアは現在、120年間の観測史上最も暑い夏に苦しんでいる。ボスニア全国農業生産者協会(National Association of Farmers)によれば、干ばつにより同国の農業生産高(約10億ユーロ)は30〜40%減少し、被害額はおよそ3億ユーロ(約296億円)に上ると推定されている。果物や牧草のほか、特にトウモロコシへの被害が深刻だという。

 クロアチアの全国農業会議所は、同国での被害額を1億3400万ユーロ(約132億円)以上と見積もっている。

 セルビア政府は、干ばつによる初期被害額を10億ユーロ近くとする速報データを発表した。気温が35度を超えた日が50日を超え、1887年以来最も暑い夏となったセルビアでは24日現在、南西部の人気の観光地ズラティボール(Zlatibor)をはじめ250か所以上で山火事が確認された。

 コソボ商工会議所の予想によれば、同国での今年度の収穫量は例年に比べ20%減となる見込みで、マケドニアもこれと似た状況になると予想されている。食料供給の5割近くを輸入に頼るコソボや隣国のモンテネグロでは、干ばつによる食料価格の高騰も懸念されている。
 
 バルカン諸国を流れるドナウ(Danube)川、サバ(Sava)川、ティサ(Tisa)川といった主要河川は水位が下がっているものの、今のところ船の航行は可能となっている。【翻訳編集】 AFPBB News
.【関連記事】

4925チバQ:2012/08/27(月) 21:44:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120827/mds12082708090000-n1.htm
リビア内相が辞表提出 イスラム廟破壊で批判
2012.8.27 08:08
 リビアからの報道によると、同国のアブデルアル内相が26日、辞表を提出した。首都トリポリにあるイスラム教神秘主義者の廟が25日に破壊され、治安維持を担当する内務省への批判が高まっていた。

 破壊は、厳格なイスラム原理主義「サラフ主義」を信奉する集団の犯行との見方が出ており、治安部隊も破壊に関わったとの情報がある。

 リビアでは19日に内務省近くなどで爆発が相次ぎ2人が死亡。昨年8月にカダフィ政権が崩壊して以降も民兵や部族勢力同士の衝突が絶えず、治安が安定していない。(共同)


http://sankei.jp.msn.com/world/news/120826/mds12082611020001-n1.htm
イスラム厳格派が廟破壊か リビア
2012.8.26 11:00
 リビアからの報道によると、同国の首都トリポリにあるイスラム教の神秘主義者の廟が25日、ブルドーザーで破壊された。厳格なイスラム原理主義「サラフ主義」を信奉する集団の犯行との見方が出ている。

 同国のイスラム教指導者は破壊を非難。制憲議会のマガリエフ議長は、治安部隊も破壊に関わった疑いがあると述べた。

 リビアではカダフィ政権の崩壊後、イスラム勢力が台頭している。サラフ主義者は、神以外を崇拝するのはイスラム教に反するとして神秘主義者の廟を敵視している。(共同)

4926チバQ:2012/08/27(月) 21:50:25
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012082700016
ロシア料理ボルシチは出ない?=ウラジオストクAPEC会場
 【モスクワ時事】お客さまを困惑させるため提供しません−。9月上旬にロシア極東ウラジオストクで首脳会議など一連の会合が開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)。会場のルースキー島で関係者の胃袋を満たす食事メニューから、ロシア料理の代表格のスープ「ボルシチ」が外されることになった。
 ボルシチは肉や野菜を煮込み、ビーツと呼ばれる根菜の赤色が食欲をそそる伝統料理で、ウクライナが発祥とされる。現地紙によると、担当者は提供自粛の理由について「ビーツは多くの国で食材でなく、家畜飼料に使われる」ことを挙げ、無用のトラブルを避けるためと説明している。(2012/08/27-06:02)

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4927チバQ:2012/08/27(月) 21:51:21
http://grumaison.exblog.jp/12964971

赤カブとビーツって別のもんだったんすか・・・

4928チバQ:2012/08/27(月) 21:51:50
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012082600157
議事堂、5年閉鎖も=19世紀の宮殿老朽化−英紙
 【ロンドンAFP=時事】26日付の英紙サンデー・タイムズは、ロンドンの名所で、英議会の議事堂となっているウェストミンスター宮殿が老朽化し、5年間閉鎖される可能性があると報じた。上下水配管や電気配線の改修のほか、アスベスト(石綿)の撤去が必要だ。
 議会報道官は「年内に上下両院の各委員会で話し合う」と述べた。選択肢には、建物の売却、新しいビルの建造も含まれ、議会の休会を利用して少しずつ何十年もかけて改修する案もある。
 宮殿は19世紀後半には今の姿となり、1940年代以降は本格的な改修が行われていない。議事堂が使えなくなれば、ナチス・ドイツの空爆を受けた第2次大戦以来となる。(2012/08/26-19:44

4930チバQ:2012/08/27(月) 21:56:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120827-00000009-mai-int
<シリア>反体制派を徹底鎮圧 アサド大統領が強調
毎日新聞 8月27日(月)10時16分配信

 【カイロ前田英司】シリアのアサド大統領は26日、首都ダマスカスでイラン外交団と会談し、反体制派との戦闘激化で内戦状態に陥った現状について、外国勢力による「陰謀」と指摘し、いかなる代償を払っても阻止すると強調した。国営シリア・アラブ通信が伝えた。シリアでは26日も各地で激しい戦闘が続き、反体制派組織「地域調整委員会」によると、ダマスカスや首都近郊、南部ダルアーなどで計213人が死亡した。

 アサド大統領は、「陰謀」が欧米と一部の中東諸国による策略だと指摘。シリアだけでなく中東全域を混乱に陥れようとしているとして徹底鎮圧する構えを改めて示した。イラン外交団とは両国の戦略的関係を確認した。

 ダマスカス近郊の町ダラヤでは25日、政府軍に殺害されたとみられる200人以上の遺体が見つかった。AP通信によると、バート英中東問題担当相は「事実なら新たな規模の残虐行為だ」と非難し、国際社会が早急に対応する必要があると訴えた。ダラヤでは、ほかに1755人が拘束されたとみられるという。

4931チバQ:2012/08/27(月) 21:56:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120827-00000041-jij_afp-int
アフガン南部で首切られ17人死亡、タリバンの犯行か
AFP=時事 8月27日(月)19時54分配信


拡大写真
アフガニスタン・ヘルマンド州カジャキ地区で、屋根の上で警備にあたる男性(2007年8月23日撮影、資料写真)。

【AFP=時事】アフガニスタン南部ヘルマンド(Helmand)州の村で、音楽をかけて宴会を開いていた村人ら17人が頭部を切断されて殺害された。州当局者が27日、AFPに明らかにした。旧支配勢力タリバン(Taliban)の犯行とみられるという。


 事件が起きたのは、タリバンの活動が活発なヘルマンド州ムサカラ(Musa Qala)地区とカジャキ(Kajaki)地区の境界付近にある村。取材に応じた州知事報道官によると、女性2人、男性15人が首を切られて死亡した。村はタリバンの支配地域にあり、宴席では音楽がかけられていたという。「タリバンの犯行だと断言できる」と、この報道官は述べた。

 一方、ムサカラ地区の当局者によれば、殺害された女性2人は宴席で踊っていた可能性があるという。

 アフガニスタンの一部部族には宴席で女性が踊る伝統があるが、タリバンは1996〜2001年の統治下で音楽や宴会を禁止。婚姻相手や親族でない男女が同席することも禁じていた。【翻訳編集】 AFPBB News

4932チバQ:2012/08/27(月) 21:59:57
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012082702000203.html
「銃撃は政権側民兵」 山本さんの運転手証言
2012年8月27日 夕刊

 【カイロ=共同】二十六日のロイター通信によると、シリア北部アレッポで死亡したジャーナリスト山本美香さん(45)を乗せていた車のシリア人運転手が、現地取材の調整役だった反体制派民兵から聞いた話として、山本さんを銃撃したのはアサド政権を支持する民兵集団シャビーハのメンバーらだったと証言した。

 運転手はアブドルラフマン氏(38)。山本さんはジャーナリスト佐藤和孝さん(56)やトルコ人カメラマンらと共に二十日、シリア軍の空爆を受けた直後の救助活動を取材するため車を降りてアレッポのスレイマン・ハラビ地区に歩いて入った。

 その後、銃声や爆発音が聞こえ、運転手は調整役の民兵から山本さんの死亡を知らされた。

 民兵は運転手に「山本さんはシャビーハを五十メートル足らずの距離から撮影していて腕と首を撃たれた」と説明、シャビーハは軍服を着ていないので、山本さんが彼らを一般市民と誤認した可能性があると語ったという。

 佐藤さんは共同通信に、銃撃したのは「政府軍か、政府側の民兵に違いない」と話している。

 民兵は山本さんらの一行に、スレイマン・ハラビ地区は反体制派が完全に支配しておらず、軍兵士やシャビーハが活動していると警告していたという。

4933チバQ:2012/08/27(月) 22:03:21
>>4409>>4860
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201208270042.html
オランダで自由民主党と社会党の支持率が拮抗、9月12日に議会選2012年8月27日

 [アムステルダム 26日 ロイター] 9月12日のオランダ議会選挙を控え、オランダのルッテ首相率いる自由民主党と極左の社会党の支持率が拮抗している。2つの世論調査で明らかになった。

 自由民主党とその連立与党であるキリスト教民主勢力は、欧州の規定に従い、2013年までにオランダの財政赤字を対国内総生産(GDP)比で3%未満に抑えるための歳出削減を推進している。一方の社会党は緊縮財政策に反対し、目標達成にはさらなる時間が必要との見解を示している。

 26日に公表された日刊紙Maurice de Hondの世論調査では、150議席のうち社会党が35議席を獲得して自由民主党の32議席を上回るとの結果が出た。一方、24日のイプソス・シノベイトの調査では、自由民主党が34議席で、社会党の30議席を上回る見込み。

 26日夜には支持率で優位に立つ4党党首がテレビ討論を実施。ルッテ首相は貿易依存度の高いオランダにとって、欧州連合(EU)加盟やユーロ圏であることは重要との見解を繰り返した。だが、ギリシャがさらなる資金を受け取るべきかと問い詰められると、ルッテ首相は問題を抱えたユーロ圏の国に対して、オランダはさらなる拠出はしないと述べた。

 ルッテ首相は「2度にわたって支援した。彼らはユーロ圏にとどまりたいということを示すため、合意を全うする必要がある」と述べた。

 労働党のサムソム党首は社会党と同様、EUの財政赤字目標の達成にはさらなる時間が必要としており、極右政党・自由党のウィルダース党首のみが討論の中でオランダのユーロ圏とEU離脱を望むと述べた。

4934チバQ:2012/08/27(月) 22:12:00
http://www.cnn.co.jp/fringe/35020933.html
女性に「セックス・スト」促す、デモ参加者の拘束に抗議 トーゴ
2012.08.27 Mon posted at 11:50 JST

トーゴ・ロメ(CNN) 西アフリカのトーゴで選挙を前に拘束された抗議デモ参加者の解放を促すため、野党の女性指導者が女性たちに対し、セックス拒否のストライキに突入するよう呼びかけた。

同国では野党支持者らが新しい選挙制度改革をめぐり、10月の議会選を控えて与党に有利な改革が行われたと主張、改正選挙法の撤回を求めて首都ロメで1週間にわたるデモを展開していた。人権団体によると、デモ隊と治安部隊の衝突で約120人が警察に拘束されたという。

一方、政府はこのうち8人を除く全員を釈放したと説明。引き続き拘束されているのは刃物を所持していた人物のみだとしている。

デモは25日も続き、野党「トーゴ救済党」のイザベル・アメガンビ党首は「拘束された兄弟や夫たちを解放させるため、1週間のセックス拒否ストライキに突入して断食と祈りを行うよう、全女性に呼びかける」と述べ、27日から9月1日までのスト決行を促した。

この戦術は、ノーベル賞を受賞した西アフリカ・リベリアのエレン・ジョンソン・サーリーフ大統領が2003年、自国の女性たちに対して平和を願うセックス拒否のストを呼びかけたことに習ったという。

セックス拒否の戦術はこれまでにも各国で採用されている。

09年にはケニアの女性たちが連立政権内の争いをやめさせ、フィリピンのミンダナオ島では昨年、争いをやめると約束するまでセックスには応じないと宣言した女性たちの戦術が奏功し、戦闘終結に結びついた。

4935チバQ:2012/08/27(月) 22:27:22
>>4915>>4923
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120826-OYT1T00517.htm
ヘンリー王子の全裸写真転載、英大衆紙に批判

 【ロンドン=林路郎】インターネット上で出回ったチャールズ英皇太子の次男ヘンリー王子(27)の全裸写真を1面に転載した英国最大の大衆紙サンが批判にさらされている。

 26日付インデペンデント紙によると、王室弁護人が王子のプライバシーを理由に写真を掲載しないよう圧力をかけたとしてサン紙の事実上のオーナーであるルパート・マードック氏が激怒。「写真を見なければ、読者は王子の行為を評価できない」として、24日付で写真を掲載するに至った。

 サン紙以外の英各紙は、王室が新聞各社の自主規制機関「報道苦情処理委員会」を通じ、掲載を控えるよう求めたことを受け、追随していない。同委には「サン紙は王子のプライバシーを侵した」などの読者からの苦情が850件以上も殺到。王室弁護人は「掲載はわいせつ趣味以上の何物でもない」とサン紙を批判した。

(2012年8月26日18時47分 読売新聞)


http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/33377/
写真流出!英ヘンリー王子“裸祭り”
2012年08月26日 18時00分 
ハリーがまたやった!! おなじみハリーの愛称で知られるチャールズ英皇太子の次男ヘンリー王子(27)が、今度はラスベガスのホテルでマッパになって美女たちと「ハダカまつり」をしているショッキングな写真が流出。連日、英大衆紙に掲載され大騒ぎになっている。王子の恥ずかしい全裸写真はインターネットにも公開された。

 マッパ写真は21日、米芸能情報サイトTMZが公表したもの。ホテルのスイートルームで全裸になった王子がテレビの前に立ち、アノ部分を両手で隠し、その背後に全裸の女性が抱きついている姿が…。さらに、全裸女性に“立ちバック”のスタイルで腰を密着させている写真まで公開されている。TMZによると、ヘンリー王子は、ホテルのバーで知り合った女性グループを部屋に招き入れて「まつり」に及んだという。

 この騒動に王室報道担当官は「本人であることを否定はしないが、それ以上のコメントはない」と対応。これまで英大衆紙は、プールでビキニ姿の女性らと戯れる王子の写真などを掲載し「人生はつらいよな、ハリー」(デーリー・メール)と皮肉タップリの見出しで報じていたが、全裸写真騒動で今後どんな報道合戦になるか。ちなみに、ヘンリー王子は独身で、チャールズ皇太子、兄のウィリアム王子に次いで王位継承順位3位だ。




架空盗撮ビデオで脅迫のトホホな手口
1歳半女児がテロリスト?
陸自の伝統「股間に洗濯バサミ」
「米国版忠犬ハチ公」現る
室伏をIOC委員に!橋本聖子氏動く
北朝鮮電力不足で五輪中継失敗


富山記念決勝は超豪華メンバー
富山競輪開設61周年記念「端峰立山賞争奪戦」。東スポWeb特設ページで選手インタビュー&記者予想(ムービー)、推奨レースをお届けします。※スマートフォンからアクセスする場合は、PC版でご覧ください
アイドルの祭典「TOKYO IDOL FESTIVAL2012」
国内最大級のアイドルフェス。太陽の熱にも負けない熱いステージの様子をお台場からリポートします。
話題作「苦役列車」の裏側
7月14日から公開の映画「苦役列車」の監督・キャスト・原作者に突撃インタビュー。本作について思う存分語ってもらった。6月の完成披露試写会の様子も特別公開する。

08月27日更新
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東スポ動画富山競輪開設61周年記念(GⅢ・瑞峰立山賞争奪戦)が25日、開幕。初日1次予選3Rの勝利者インタビューには、タイガーマスクが登場した。 注目コンテンツ 競馬トウスポ
開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載!
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4936チバQ:2012/08/27(月) 22:29:54
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2897355/9405204?ctm_campaign=txt_topics
ヘンリー王子はやっぱりプレイボーイ?水泡に帰したイメージ改善作戦
2012年08月27日 15:35 発信地:ロンドン/英国
【8月27日 AFP】プレイボーイのイメージを払拭し、前線に従軍する現代的な王室の在り方を印象付けようとしてきた英国のヘンリー王子(Prince Harry、27)のここ数年の努力は、全裸写真が全世界に配信されたことで台無しになってしまった。

 米ラスベガスで数日の息抜きを楽しんでいたヘンリー王子は、服を脱いでビリヤードに興じているところをカメラ付き携帯電話で撮影され、その写真は直ちに米芸能ニュースサイト「TMZ.com」に掲載された。英各紙は当初は英王室の要請を尊重し掲載を見合わせていたが、同国最大の発行部数を誇る大衆紙「サン(Sun)」が24日、身元不明の裸の女性たちと一緒にいる全裸の王子の写真を4ページにわたって掲載した。

 英王室は、王子はストレスを発散していただけだと説明して事態の沈静化を図っているが、王子の成人らしからぬ分別のなさや、身辺警備体制を疑問視する声は日々、高まっている。報道によれば、問題の写真の中で王子とホテルのプールで遊んでいたうち少なくとも1人は、王子の警護担当者だという。

■スキャンダルに彩られた生い立ち

 ヘンリー王子はチャールズ英皇太子(Prince Charles)と故ダイアナ妃(Princess Diana)の間に生まれた次男で王位継承順位3位だが、順調に王位への道を歩む兄ウィリアム(William)王子と対照的に、言動の1つ1つにけちをつけられ、衆目にさらされながら育ってきた。その半生はスキャンダルに彩られている。

 17歳のときに大麻使用を認めた。時を置かずしてロンドン(London)市内の高級ナイトクラブを渡り歩くようになり、酒やたばこ、貴族階級の美女たちとの交際、そしてパパラッチとの小競り合いが日常茶飯事になった。

 王子のやんちゃな行動を、多くの人々は面白がりつつ愛情を持って見守っていたが、2005年には仮装パーティーでナチス・ドイツ(Nazi)の制服を模した衣装を着用するスキャンダルを起こす。この一件では陸軍入隊が一時危ぶまれたものの、王子はアフガニスタンの前線に派遣され、08年に報道協定が破られるまで10週間任務に就いた。派遣発覚後、王子は直ちに前線任務から外れた。

 翌09年には王子が士官候補生時代にパキスタン人に対する差別的呼称を使っている映像が暴露され、またもや経歴に傷を残す騒ぎとなった。

■やっと定着しかけた「大人」のイメージ

 しかしそれ以来、王子は軍の任務と慈善活動に熱心に励み、評判は徐々に改善されてきていた。今年は、即位60周年を迎えた祖母エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の名代としてカリブ海諸国を歴訪。ジャマイカでは「世界最速の男」の異名を誇る男子陸上のウサイン・ボルト(Usain Bolt)選手と競争して勝たせてもらうなど、落ち着きの中にも茶目っ気を忘れない振る舞いに、高い称賛が寄せられていた。

 英王室担当記者で著書「Harry's War: The True Story of the Soldier Prince(ハリーの戦い:軍人王子の真実)」を出版したロバート・ジョブソン(Robert Jobson)氏はヘンリー王子に対し、兄ウィリアム王子を見習って大人になるべきだと、23日の英夕刊紙イブニング・スタンダード(Evening Standard)の記事で苦言を呈している。

 ジョブソン氏は、「王子が若くて自由な独身男性であることは承知している。だが、彼は責任ある王子だ」と指摘。「彼は十分頭脳明晰なのだから、過去に犯した失敗から学ぶべきだった。せっかく悪いイメージからの脱却に成功していただけに、余計に残念だ。ロンドン五輪の閉会式に出席したりジャマイカを訪問したり、立派に女王の代理を務めていたのに」と嘆いた。

「今こそ、もっと賢くなってウィリアム王子を手本にするべき時だ」と同氏は王子に助言している。

■英国市民は「裸の王子」を支持

 ちなみに、26日の英紙サンデー・タイムズ(Sunday Times)に発表された世論調査会社YouGovによる世論調査(23、24日実施)では、回答者の68%がヘンリー王子の「全裸パーティー」について「許容範囲内」だと答えている。また、ヘンリー王子に好印象を持っていると答えた人は75%に上った。

 一方、大衆紙サンの写真掲載については61%が「掲載すべきでなかった」と回答し、「掲載したのは正しい判断だった」と答えた25%を大きく上回った。(c)AFP

4937チバQ:2012/08/27(月) 22:30:06
http://jp.reuters.com/article/jp_socialmedia/idJPTYE87Q02S20120827
全裸写真流出の英王子、マードック氏「大目に見ればいい」
2012年 08月 27日 12:37 JST
[ロンドン 26日 ロイター] メディア王ルパート・マードック氏は26日、傘下の英大衆紙サンに全裸写真が掲載されたヘンリー王子について、「大目に見ればいい」とツイッターでコメントした。
マードック氏は「ヘンリー王子は大目に見てあげればいい。彼は何らかの形で国民から給料をもらっているかもしれない。それでも、国民は彼を愛している。ラスベガスで遊ぶ彼も」と投稿した。

問題の写真は、王子が米ラスベガスのホテルで女性と裸で戯れる姿が写されたもの。英各紙は王室から写真の使用中止要請を受けて掲載を差し控えていたが、サンは写真はすでに世界中で数百万人の目に触れており、同紙の読者にも見る権利があるとして掲載した。

写真掲載の決断についてマードック氏は、「英国に報道の自由などないことを示す必要があった。インターネットからは、この件に関してあざけりの声が上がっていた」と擁護した。

4938チバQ:2012/08/27(月) 22:30:54
http://www.afpbb.com/article/economy/2897156/9407565?ctm_campaign=txt_topics
ユーロ圏「南北分断」に危機感、ギリシャ支援問題で
2012年08月27日 20:16 発信地:リガ/ラトビア
【8月27日 AFP】債務危機に陥ったギリシャに対する財政再建圧力が高まる欧州で、冷戦時代の東西分断を彷彿(ほうふつ)とさせる「南北分断」が起きつつある――。欧州各国の高官が前週、相次いでこのような見解を示し警鐘を鳴らした。

 エストニア、ラトビア、リトアニアのバルト3国とドイツの4か国外相は23日、ラトビアの首都リガ(Riga)での4者協議に先立ち共同声明を発表。「ベルリンの壁(Berlin Wall)崩壊から20年を経て、われわれの大陸は再び分断の危機にさらされている。今度は北と南の分断だ」と述べた。

 これに先立ってフィンランドのアレクサンデル・ストゥッブ(Alexander Stubb)欧州相も、同じ懸念を表明している。ストゥッブ氏はスウェーデンの日刊紙ダーゲンス・ニュヘテル(Dagens Nyheter)に対し、次のように語った。「欧州は50年近くにわたり東西に分断されてきた。今になって南北間で分断を生む意味はない。われわれは新たなベルリンの壁を作りたくはない」

■エコノミストからは「南北分断」提案も

 ギリシャが支援継続の条件となっている財政緊縮策と増税の実施期限延長を求めたことで、欧州では対応をめぐって激論が続いている。ギリシャはユーロ圏離脱を余儀なくされるだろうとの憶測も出ている。

 債務危機がスペインとイタリアにも飛び火する恐れが広がる中、複数の経済学者がユーロ圏を北の「強いユーロ」と南の「弱いユーロ」に二分し、南側諸国の経済再建を進めるべきだとの見解を示している。(c)AFP

4939チバQ:2012/08/27(月) 23:07:02
http://mainichi.jp/select/news/20120827k0000m030023000c.html
シリア:ダラヤで市民200人以上の遺体見つかる
毎日新聞 2012年08月26日 18時43分(最終更新 08月26日 23時17分)


自由シリア軍と政府軍との衝突があったシリア北部アレッポで、建物から上がる黒煙=2012年8月25日、ロイター
拡大写真 【カイロ前田英司】シリアの反体制派によると、首都ダマスカス近郊の町ダラヤで25日、政府軍に殺害されたとみられる市民ら200人以上の遺体が見つかった。現場付近では数日前から政府軍による砲撃が強まり、ヘリコプターや戦車の支援を受けた部隊が進攻して反体制派メンバーらの拘束・掃討作戦を展開したといい、遺体の多くは至近距離から撃たれていたという。

 反体制派組織「シリア人権観測所」によると、政府軍と反体制派の戦闘による犠牲者は25日、全土で計約370人に上った。内戦状態を深めるシリアではこのところ連日、1日の死者数が100人を超えており、アサド政権が「牙城」である主要都市の死守を強めているとみられる。

 ロイター通信によると、ダラヤはダマスカスの南西に位置し、反体制活動を主導するイスラム教スンニ派が多く住む。遺体の多くは住宅やモスク(イスラム礼拝所)の中で集団で見つかった。狙撃手に殺害されたり、至近距離で撃たれたりしていたといい、反体制派は「虐殺」と訴えた。

 政府軍は最近、反体制勢力が強いダマスカス周辺部に攻勢をかけており、その一環とみられる。地域調整委員会によると、25日はダマスカスのほか、日本人ジャーナリストの山本美香さんが取材中に死亡した北部の激戦地アレッポなどで激しい戦闘が続いた。

4940チバQ:2012/08/28(火) 20:39:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120828/erp12082814530004-n1.htm
仏大統領、日本を重視 前政権の対中偏重を修正
2012.8.28 14:52
 フランスのオランド大統領は27日の演説で、サルコジ前政権時代に希薄になったとされる対日関係について「修正していきたい」と述べ、前政権より日本を重視していく方針を示した。

 オランド氏は「日本は世界3位の経済大国でありながら、ここ数年はそれに値する関心を払われていなかった」と話した。フランスは、失業率が10%を超えるなど経済が低迷しており、日本との経済関係強化で自国経済のてこ入れも図りたい意向とみられる。

 一方、中国との関係については重要だとしつつ、「(政治的に)敏感な問題も率直に取り上げる」「貿易の不均衡が課題」など対決色の強い発言が目立った。フランスの対日外交は、知日派のシラク大統領時代に活発化。しかしサルコジ前大統領は在任中、2回しか訪日せず、5回以上訪れた中国と大きな開きがあった。(共同)

4941チバQ:2012/08/28(火) 20:58:43
http://mainichi.jp/select/news/20120829k0000m030033000c.html
ケニア:聖職者狙撃死でイスラム教徒らキリスト教会襲撃
毎日新聞 2012年08月28日 19時04分

 【ヨハネスブルク服部正法】ロイター通信によると、ケニア南東部モンバサで27日、イスラム教過激派との関連が指摘されるイスラム教聖職者アブド・ロゴ・モハメド師が車を運転中に狙撃され、死亡した。これに怒ったイスラム教徒らがキリスト教会を襲撃する暴動が発生した。射殺への当局の関与を疑う声があるという。

 モハメド師は、国際テロ組織アルカイダと連携しソマリア南部を広範囲に支配するイスラム過激派アルシャバブとの関連が指摘される。国連安全保障理事会は7月、アルシャバブを資金面や人員確保などで支援しているとして、モハメド師を資産凍結などの制裁リストに加えていた。暴動発生で、宗教間対立に発展する恐れもある。

4942チバQ:2012/08/29(水) 21:46:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120829/erp12082916070001-n1.htm
割礼めぐり大論議、宗教的習慣「傷害」か ドイツ
2012.8.29 16:06 [欧州]

 ベルリンで記者会見するイスラエルの主席ラビ、ヨナ・メッガー師(中央)=21日(共同)
 男児に宗教上の割礼を行うことの是非が、ドイツで大きな論議になっている。医療目的でなく性器の一部を切除するのは「傷害罪」に当たると裁判所が認定したため、割礼が宗教上の慣習のユダヤ教徒やイスラム教徒が猛反発した。「ナチス以来のユダヤ人弾圧だ」との声すら上がり、政府は割礼を罰しないための新法を制定する方針を決めた。

 問題になったのは、西部ケルンの医師が2010年11月に当時4歳の男児に行った割礼。イスラム教徒の両親の依頼だったが、手術2日後に大量出血で病院に緊急搬送された。男児は回復したが、検察当局は傷害罪で医師を起訴した。

 一審は無罪。二審は今年5月の判決で、両親の意向だったため同様に無罪としたものの「子供の体の健全性は親の権利より優先される」と指摘、宗教上の割礼でも傷害罪と見なされるとの判断を出した。(共同)

4943チバQ:2012/08/29(水) 23:14:06
http://www.sanspo.com/geino/news/20120829/sot12082905020000-n1.html
2012.8.29 05:01
ブラジル地方選“珍名さん”続々 ブラジルの選挙は“何でもあり”だ。10月7日に投開票が行われる地方選挙に珍名候補が続々出馬している。27日(日本時間28日)までに伝えた地元誌によると、米大統領と同名の「オバマ」候補が16人、ブラジル大統領と同じ「ジルマ」候補143人、サッカーの王様「ペレ」は174人も立候補。さらに国際テロ組織アルカーイダの元指導者と同じ「ビンラーディン」候補まで14人も登場しているという。

 ブラジルの選挙ではどんな名前でも選挙用に登録が可能。さらに供託金などの経費が安いのも、珍名候補が多数出現している理由だという。

 地方選は4年に1回で、5000超の市町村で約45万人が約6万議席を争う。毎回、珍名候補が大量発生するだけでなく、銃撃戦が多発するほど“熱く”なり、死者も出るほどだ。

 前回2008年の地方選では、オバマ、ビンラーディンのほか、「サンタクロース」、フランスのサッカー選手「ジダン」がおり、さらには最年長103歳の候補者は「ママ」と名乗った。そして銃撃戦で少なくとも7人が死亡した。

 ちなみにこの選挙ではオバマ、ビンラーディン候補計10人全員が落選したという。さて、今回はどうなる!?

4944チバQ:2012/08/29(水) 23:54:16
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201208270044.html
2012年8月27日13時52分
与党支持率は若干上昇、連立を組む小規模政党は苦戦=独世論調査
 [ベルリン 26日 ロイター] ドイツのビルト日曜版の委託で調査機関エムニドが実施した世論調査によると、メルケル首相率いる保守会派の支持率は若干上昇しているものの、連立を組む小規模政党が苦戦しており、2013年の選挙後に困難が予想されることが浮き彫りとなった。

 調査では、保守派支持率が1%ポイント上昇して36%だったが、連立を組む自由民主党(FDP)支持率は1ポイント低下の4%で、議席獲得の目安とされる5%を下回った。

 新興政党の海賊党支持率も、1ポイント低下して7%となった。同党支持率は、4月に12%でピークとなった。

 海賊党は与党にとっての主要ライバル政党の支持率を食う形となっているため、同党の支持率低下はメルケル首相には悪いニュースとなる。メルケル首相の顧問を務める人物は、今年に入りロイターに、海賊党の支持率低下は首相にとって最大の懸念の1つだと述べた。

 調査では、最大野党の社会民主党(SPD)の支持率が1ポイント低下の28%、将来の連立参加を準備している緑の党支持率は1ポイント上昇の14%だった。

 今回の調査結果が来年の選挙で再現され、FDPが下院での議席を失えば、メルケル首相は05─09年同様、SPDと「大連立」を組むことになる公算が最も大きいとみられている。

 調査は16─22日、2792人を対象に実施された。

4945チバQ:2012/08/29(水) 23:57:10
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012082900622
イラン攻撃なら損害3兆円=イスラエル経済界に不安の声
 【エルサレム時事】イスラエルのネタニヤフ首相がイランの核開発を阻止するために攻撃を辞さない構えを取る中、イスラエルの経済界からは首相の強硬姿勢を不安視する声が上がっている。イランを攻撃した後に反撃を受ければ、5年間で1670億シェケル(約3兆2565億円)の損害が出るとの試算もある。
 イスラエル北部のハイテク企業RH社のヤアコフ・ローゼンベルク社長は同国メディアに「(イランと協力関係にあるレバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラから)ロケット弾攻撃を受けるような事態になれば、会社の一部をハンガリーに移転することも検討している」と語った。イラン攻撃論が浮上することで、米欧の取引企業から契約履行の保証を求められているといい、「イスラエル経済への深刻なダメージになっている」と懸念する。(2012/08/29-15:16)

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4946チバQ:2012/08/30(木) 01:44:01
http://www.asahi.com/international/update/0829/TKY201208290497.html
2012年8月29日20時13分

イラン野党、ネットで署名集め 政権の政治弾圧を非難
 イランの野党勢力「改革派」は28日、アフマディネジャド政権の政治弾圧を非難する署名集めをインターネット上で始めた。目標は1万人。国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長への書簡とともに国連に提出する予定だ。

 改革派のウェブサイト「キャレメ」が潘氏宛ての書簡を公開。改革派のムサビ元首相とキャルビ元国会議長が昨年2月から自宅軟禁されていることを挙げ、「イランで起きているすべての人権侵害行為を非難してほしい」と求めている。

 潘氏は29日、非同盟諸国会議の首脳会議に出席するためテヘランを訪れた。書簡と署名は、潘氏がイランに滞在する予定の31日までに国連本部に送るという。

4947チバQ:2012/08/30(木) 01:44:51
http://www.cnn.co.jp/world/35021091.html
ウクライナ最高裁、ティモシェンコ前首相の上告を棄却
2012.08.29 Wed posted at 19:02 JST

(CNN) ウクライナ最高裁は29日、職権乱用罪で禁錮7年の刑を言い渡されたティモシェンコ前首相の上告を棄却した。

前首相はロシアから不当な高価格で天然ガスを輸入し、国家に15億フリブナ(現在のレートで約146億円)の損害を与えたとして、昨年10月に有罪判決を受けたうえ、同額の賠償を命じられていた。

これに対し、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは「政治的動機」による判決だと非難。クリントン米国務長官らとともに、前首相の釈放を求めていた。

前首相はまた、服役中の今年4月、獄中で意識を失うほどの暴力を受けたとして3週間のハンストを実行した。当局は調査の結果、裏付けとなる根拠はなかったと発表したが、欧州連合のアシュトン外交安全保障政策上級代表は、ウクライナのオンブズパーソン事務所が事実を確認したと指摘していた。

4948チバQ:2012/08/30(木) 01:45:34
http://www.cnn.co.jp/world/35021000.html
フランス内相、ロマ野営地の撤去を指示 野党時代の姿勢転換
2012.08.28 Tue posted at 12:06 JST

パリ(CNN) フランスのバルス内相は27日、パリ南部エブリーの線路沿いにある少数民族「ロマ」の野営地を撤去し、子ども19人を含む住民72人を排除するよう警察に指示した。「不衛生で不安定な生活状態」を理由としている。

オランド大統領率いる社会党は、サルコジ前大統領率いる当時の与党が2010年に各地でロマの野営地を撤去した際には非難する側に回っていた。しかしその姿勢を覆す形で、バルス内相の指示により、8月初旬以来5カ所の野営地が撤去されている。

バルス内相は、野営地の住民は別の場所に住居を確保し、国外退去はさせないと言明したが、詳細は明らかにしなかった。ロマについては「ああしたマフィアや未成年を通じた犯罪を行う者とは戦う必要がある」と強調した。

これに対して、ロマ支援団体の関係者は強い憤りを覚えると述べ、「仕事をしていた人は失業し、学校に通っていた子どもたちは教育が受けられなくなる」と懸念。「この国で人権が尊重されないことは容認できない」と語気を強めた。

オランド大統領は今年の大統領選では、ロマの野営地を撤去する際は別の解決策を提示すると表明していた。

サルコジ政権が10年にロマの野営地を撤去した際は、欧州連合(EU)の行政を担う欧州委員会が人権侵害の疑いで調査に乗り出した。この時はロマが自発的にフランスを出国すれば大人1人当たり300ユーロ、子どもは同150ユーロが支給された。

ロマは主に欧州南部と東部に住み、貧困生活を送る人も多い。定住せずに野営地やキャラバンで暮らす生活スタイルは、歴史を通じて迫害の対象になってきた。

4949チバQ:2012/08/30(木) 21:01:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120830-00000029-mai-int
<シリア難民流入対策>トルコが「緩衝地帯」案
毎日新聞 8月30日(木)11時38分配信

 【カイロ前田英司、エルサレム花岡洋二】内戦状態に陥ったシリアからの難民流出が拡大し、隣国トルコは、シリア国内に難民を収容する「緩衝地帯」の創設を求めている。実現にはシリア軍機の飛行禁止空域の設定が不可欠になることから、シリアのアサド大統領は29日、「非現実的」と一蹴した。トルコには最大20万人の難民が殺到すると見込まれ、対トルコ武装闘争を続けるクルド人勢力が紛れて流入する恐れもあるため、トルコ当局は対応に苦慮している。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、周辺国に流出したシリア難民は計18万人以上。うち約8万人がトルコに滞在する。トルコはシリア国境付近に9カ所のキャンプを設け受け入れてきたが、シリア北部の主要都市アレッポでの戦闘激化で流入数が激増し、収容能力は限界に近づいている。

 AP通信によると既存の難民キャンプは27日には満員で、新たに押し寄せた約1万人が国境付近で足止めされた。トルコのダウトオール外相は29日の記者会見で「シリア国内での難民保護に国連の関与を期待する」と述べ、30日開催の国連安全保障理事会に「緩衝地帯」の創設を提起する意向だ。

 この案にはフランスも同調している。しかし、空軍力を投入するシリア政府軍から「緩衝地帯」を守るには飛行禁止空域の設定が不可欠で、外国軍部隊の駐留も求められる。米国などはシリアへの軍事介入に消極的で、実現は容易でない。

 アサド大統領は29日、地元テレビのインタビューで「『緩衝地帯』は敵対国家が考える非現実的な案だ」と指摘し「議題にさえなっていない」と一蹴した。激化する戦闘については「状況は改善している。ただ、勝利までにはまだ時間がかかる」と答え、「我々は地域、世界を相手に戦っている」と強調した。

 シリアでは29日も首都ダマスカスやアレッポ、北部イドリブなどで戦闘が続き、反体制派組織「地域調整委員会」によると120人以上が死亡した。

4950チバQ:2012/08/30(木) 21:01:59
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2898215/9437981?ctm_campaign=txt_topics
非同盟諸国会議開幕、エジプト大統領がホスト国イランを批判 シリア情勢で
2012年08月30日 19:21 発信地:テヘラン/イラン
【8月30日 AFP】発展途上国を中心とする非同盟諸国(Non-Aligned Movement、NAM、加盟120カか国・地域)首脳会議(サミット)が2日間の日程で30日、イランの首都テヘラン(Tehran)で開幕した。

 開会式には加盟数の約4分の1にあたる29か国・地域の首脳らが出席し、これについてイラン高官は、同国が世界で重要な位置にあることを示すものと歓迎した。会議には国連の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長も出席した。

■エジプト大統領はシリア情勢でのイランを批判

 会議では、エジプトのムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)大統領が、アサド政権と反体制派が内戦状態に陥っているシリアについて「(反体制派の蜂起は)圧制に抗う」ものであり、「アラブの春(Arab Spring)」の続きだと述べ、アサド政権を支持しているホスト国のイランを批判した。 

 モルシ大統領は、イランの最高指導者アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師とマフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領を前に「エジプトでの革命は『アラブの春』の礎となった。それはチュニジアの(革命の)数日後に始まり、(エジプトの後には)リビア、そしてイエメンと続いた。そして今、シリアの革命はその抑圧的な政権と戦っている」と述べた。

 さらにモルシ大統領は、「パレスチナとシリアの人々は自由と尊厳、そして人間的な正義を盛んに求めている。流血を止めるため、彼らと共に尽くす用意がエジプトにはある」と続けた。

 エジプト半国営の中東通信(MENA)は、モルシ大統領が演説でシリアに言及した直後、シリアの代表団が退席したと報じている。(c)AFP

4951チバQ:2012/08/30(木) 21:03:32
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201208300053.html
シリア問題めぐり「トロイカ」結成へ、イランなど非同盟諸国で2012年8月30日

8月29日、イランのサレヒ外相は、非同盟諸国首脳会議が開催されるのを前に、シリア問題の解決に向けて同会議メンバーで「トロイカ」を結成する方針を明らかにした。写真は会談する国連の潘基文事務総長とアハマディネジャド大統領。提供写真(2012年 ロイター)
 [ドバイ 29日 ロイター] イランのサレヒ外相は29日、同国の首都テヘランで非同盟諸国(NAM)首脳会議が開催されるのを前に記者会見し、シリア問題の解決に向けてNAMメンバーで「トロイカ」を結成する方針を明らかにした。

 イランは、120カ国が参加する30―31日のNAM首脳会議で、核問題やシリア政府への支援をめぐりイランの孤立化を狙う米国の政策が失敗だと証明されるだろうと強調。サレヒ外相は「非同盟諸国メンバーのトロイカは、国連など他の国際機関と協力して関与するのが望ましい」と語った。

 ファルス通信によると、今週シリアを訪問し、同国の高官と会談したという議員は、トロイカにはイラン、エジプト、ベネズエラのほか、レバノンやイラクなどが含まれると明かした。

 また、国連の潘基文事務総長は同日、テヘランを訪れ、イランの最高指導者ハメネイ師、アハマディネジャド大統領と会談。潘氏のスポークスマンによると、潘氏は両氏に対し、暴力を停止するようシリアのアサド大統領に影響力を行使することを求めたという。

4952チバQ:2012/08/30(木) 21:53:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012083000667
シリア対応めぐり大荒れ=エジプト大統領が介入呼び掛け−非同盟諸国首脳会議が開幕
 【カイロ時事】イランの首都テヘランで30日、途上国など100カ国以上が参加する非同盟諸国首脳会議が2日間の日程で始まった。核開発問題で欧米と対立する議長国イランは、欧米主導の国際秩序形成に一石を投じたい考えだが、エジプトのモルシ大統領がシリアのアサド政権を「抑圧的な体制だ」と非難、シリア代表団が退席するなど大荒れの展開となった。
 エジプト大統領のイラン訪問は、1979年のイスラム革命後の断交以来初めて。両国関係改善の契機になるとの見方もあったが、モルシ大統領は、イランの同盟相手であるアサド政権を痛烈に批判、関係改善機運に冷や水を浴びせた。
 大統領は「正当性を失った抑圧的な体制に対するシリア国民の闘争との連帯は倫理的な義務であり、政治的・戦略的な必然だ。効果的な介入がない限り、流血は止まらない」と訴えた。これに対しシリアのムアレム外相は「暴力を扇動しており、内政干渉だ」と猛反発した。
 モルシ大統領が属したエジプト最大のイスラム原理主義組織であるムスリム同胞団は、中東各地に系列組織を持ち、シリアの反体制運動でも主導的な役割を果たしている。イランはシリア問題の対話による解決を訴えているが、非同盟諸国の間で結束した対応を打ち出すのに失敗した形だ。(2012/08/30-21:02

4954チバQ:2012/09/02(日) 20:01:56
http://www.asahi.com/international/update/0902/TKY201209020150.html
2012年9月2日18時45分
APEC開幕 ウラジオ沖の島、厳戒 ロシアで初開催

 ロシアで初めてのアジア太平洋経済協力会議(APEC)が2日、ウラジオストクで開幕し、高級実務者会合などが始まった。会場があるウラジオストク沖の島は、全体が厳重な警備態勢下に置かれ、島民らの出入りにも長い時間がかかっている。

 この日は、首脳会議前に議題や採択文書などを調整する高級実務者会合や、APECに加盟する21カ国・地域を代表する大学生ら約100人が、アジア太平洋地域の経済問題を議論する「APEC青年サミット」が始まった。地元沿海地方のミクルシェフスキー知事は会見で「APECがここで開かれたのは、政府指導部が極東や沿海地方の発展を重視しているということだ」と強調した。

 会場は、ウラジオストクから東ボスポラス海峡を隔てて数キロ先に浮かぶ面積約100平方キロのルースキー島にある。ソ連時代は軍事施設があり、ロシア人でさえ関係者以外の入域が禁じられた。人口約3千人で、交通手段はフェリーだけだった。

4955チバQ:2012/09/03(月) 22:10:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120902-00000080-mai-int
<ゴラン高原>シリア人社会に亀裂 アサド政権に賛否
毎日新聞 9月2日(日)22時19分配信

アサド政権を支持するジャド・ナセルさん(右から2人目)ら、ブカータ村の長老たち=ゴラン高原ブカータで2012年8月17日、花岡洋二撮影

 シリアのアサド政権を支持すべきか−−。長年イスラエルの占領下に置かれながら苦難を乗り越えてきたシリア領ゴラン高原のシリア人社会に、亀裂が生じている。内戦状態に陥ったシリアのアサド政権を称賛する市民がいる一方で、政権の「市民弾圧」を批判する人々も増えつつある。北部の村々を訪ね、アサド政権への思いを聞いた。【ブカータ(ゴラン高原)などで花岡洋二】

 イスラエルは1967年の第3次中東戦争でゴラン高原を占領し、81年に併合を宣言した。占領当時、約13万人いた住民の大半がシリア本国に逃れ、約7000人が残った。今はその子孫ら2万人と、イスラエルの占領後に入植したユダヤ人約2万人が暮らす。

 ゴラン高原でシリア人が特に多く住むのは北部の五つの村だ。その一つ、ブカータに足を運んだ。家々の玄関や室内でアサド大統領や父のハフェズ前大統領の写真が飾られている。リンゴ農家のジャド・ナセルさん(64)は「大統領は私たちを占領から解放しようとしてきた。だから米国や外国勢力が倒そうとしているのだ」と語気を強めた。

 イスラエルとシリアの国交はなく、行き来は制限されてきた。だがシリアの大学に入った学生や、結婚する女性には例外的に渡航が認められ、血縁関係を通じたつながりは今も強い。シリア政府は学生の学費免除や生活費の補助、地元名産のリンゴをシリアで販売するための補助金を出すなど「支援」も続けてきた。

 本来はアサド政権に親近感を抱く住民の多い地域だが、シリア国内の戦闘激化が進むにつれ、政権批判を強める市民も目立ち始めている。オンライン専門ニュースサイトの記者、アタ・ファルハトさん(40)によると「あちこちの家庭でアサド政権支持派と反対派に分かれ、激論を交わしている」。ファルハトさん自身も周辺の住民と議論しているが、最近はコミュニティーの「亀裂」さえ感じ始めている。「孤立した小さな社会で、私たちはこれからも一緒に暮らしていかなければならない。流血の事態になるようなことは避けたい」と心配顔だ。

 イスラエルによる併合宣言当時、村人たちはイスラエル国籍を取得するか否かで分裂。一部は取得したが、その結果、親族関係が断絶されたままのケースもある。ファルハトさんは、「紛争」が再び村人を引き裂くのではないかと懸念している。

 別の村マジダルシャムスに向かった。中心部には、やはりシリア国旗が翻る。だが村では7月、アサド政権を批判するデモが起き、支持派との衝突に発展した。アサド政権を批判する通訳業のシェファ・アブジャバルさん(26)はインターネットの交流サイト、フェイスブックで反体制派の活動を紹介したが、「友達だった人から『裏切り者』とののしられた」。嫌がらせの書き込みが相次ぎ、サイトは閉鎖せざるをえなくなったという。

 村内にある人権団体「アルマルサド(観測所)」の研究員、サルマン・ファハルディーンさん(58)は「アサド政権は民主主義を暴力で抑圧した。それに、アサド政権はイスラエルの占領と真剣に闘ったことすらない」と批判を強める。ファハルディーンさんは占領への抵抗運動で6年間投獄された。村人たちは同じように「抑圧と闘う」意識が強いという。

 ただ、「反アサド」を表だって主張する住民はまだ全体の「2割程度」(アブジャバルさん)。年配者を中心に、母国への帰属意識の強い人が多く、また本国にいる親族やゴラン高原返還後の自身の安全などを心配して、姿勢を鮮明にできない人もいる。

4956チバQ:2012/09/04(火) 21:39:31
とりあえず短期ビザの廃止だ!

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120904/erp12090407520000-n1.htm
【日々是世界 国際情勢分析】
景気減速のロシア極東 日本に秋波
2012.9.4 07:49
 ロシア政府が極東への日本の投資呼び込みにやっきになっている。イシャエフ極東発展相は日本の北方領土問題への対応を批判する一方、経済では「理想のパートナーだ」と持ち上げた。背景には、中央政府主導で開発を進める極東の景気減速と、隣接する中国の影響力増大がある。

 「日本は何もやっていない」

 ロシア国営通信によると、8月15日にモスクワで会見したイシャエフ極東発展相は、北方領土問題が解決しないのは日本側の行動がないからと日本を強く批判した。さらに同問題が、日本企業の対極東投資を妨げていると指摘した。

 その一方でイシャエフ氏は、「日本は理想のパートナーだ」とも述べ、特に石油ガス分野においては「極東経済への最大の投資国だ」と持ち上げた。露国営ラジオ局ロシアの声は同日付の電子版で、イシャエフ氏が「サハリンから日本に直接電力を送る発電所の建設ができる」「外資(日本の資本)100%の事業体設立も可能だ」などと日本に猛烈なアピールを行ったと報じた。

 発言の背景には、政府主導で巨額投資した極東の景気低迷が早くも顕在化している現状がある。7月27日付の露紙コメルサント(電子版)は、「2013〜14年には石油・天然ガスのパイプライン建設が終了し、(ウラジオストクで8日に開催される)アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議関連施設の建設も終わりつつある。すでに(極東への)投資は減速傾向にある」とのイシャエフ氏の発言を紹介している。

 プーチン政権は極東をアジアに接する戦略地域として再開発を本格化させた。しかし、中央主導の開発は当初から、民間部門の育成を阻害し長期的発展につながらないとの懸念が強かった。コメルサントは、ある地域では「40%の住民が去りたいと感じている」との衝撃的な現状を伝えている。

 国境を接する中国は、4月にもロシア側と共同で極東などへの150億ドル規模の投資計画をまとめた。しかし中国企業の進出は膨大な中国人労働者の流入を招いており、住民の間ではカネもヒトも出して存在感を高める中国への懸念が根強い。

 日本企業はエネルギーなど特定分野を除き、人口が少なく市場として魅力の乏しい極東への進出は慎重だ。ロシア側はジレンマに陥っている。

4957チバQ:2012/09/04(火) 21:40:26
>>4933
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120904/erp12090419260002-n1.htm
“優等生”維持できるか オランダ総選挙まで1週間 債務危機対応に影響も
2012.9.4 19:25
 【ベルリン=宮下日出男】財政緊縮策をめぐる対立で政権崩壊したオランダの下院選挙(定数150)が、1週間後の12日に迫った。反緊縮を掲げる左派の野党、社会党が第一党をうかがう勢いをみせており、選挙結果は、欧州の債務危機対応にも影響を及ぼす恐れがある。

 オランダでは4月、ルッテ首相の少数連立政権による財政緊縮策に対し、閣外協力してきた極右の自由党が反対し政権が崩壊。首相は一部野党から緊縮策への合意を取り付けたものの、同時に選挙実施を決めた。

 最近の世論調査では、ルッテ首相の中道右派、自由民主党と社会党がそれぞれ30議席超の予想獲得議席で接戦を展開。社会党は前回2010年の選挙で得た15議席から躍進し、第一党の座を奪う可能性がある。

 オランダは昨年まで3年連続で欧州連合(EU)が定める財政赤字の上限を超える一方、来年は経済がマイナス成長に転じると見込まれる。社会党は雇用や景気対策を重視し、政府の緊縮策を修正する方針。財政再建が遅れてEUから制裁金を科せられても、支払いを拒否する姿勢をみせる。

 社会党は欧州統合に懐疑的でもあり、2005年の国民投票で統合を進める欧州憲法条約の批准を否決した際も反対運動を展開。参加国の財政規律厳格化を定める新財政協定の批准でも国民投票を求めている。

 選挙では、自民党などの現与党、社会党など左派系政党のいずれも過半数に届くかは不透明で、連立交渉が難航する可能性も取りざたされる。

 最上級の国債格付けを持つオランダはこれまで、ドイツ、フィンランドとともにユーロ圏で財政の“優等生”とみなされてきた。社会党中心の政権が発足すれば、財政規律を重視する北欧グループの一角が崩れ、欧州の危機対応の波乱要因ともなりかねない。

4958チバQ:2012/09/04(火) 22:16:15
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012090402000234.html?ref=rank
アマゾン 先住民80人虐殺か
2012年9月4日 夕刊

 【ニューヨーク=長田弘己】南米ベネズエラからの報道によると、同国南部のブラジル国境に近いアマゾン密林地域で七月、金採掘業者らに先住民のヤノマミ民族約八十人が殺害されたとの先住民族関係者の通報を受け、調査を進めていたベネズエラ政府は三日までに、現地に調査団を派遣したが「殺害の痕跡はなかった」と発表した。

 先住民保護活動を続けている英国の非政府組織(NGO)「サバイバル・インターナショナル」は、「結果発表が早すぎる。調査団は現場に到着していないのではないか」と声明で反論した。

 NGOによると、生き延びたのは当時、狩猟に出ていた三人のみ。約八十人が暮らしていた集落に戻ると、家屋が燃やされ、遺体や人骨が散らばっており、誰もいなかったという。採掘業者らはブラジル側からヘリコプターで現地入りしたとみられる。

 ベネズエラ当局は通報を受け、八月二十九日に調査を開始したと発表していた。

 AP通信は専門家の話として、ヤノマミ族は三以上の数字の概念がないほか、死について語るのを嫌うため「簡単に調査はできない」との見方を伝えた。

 調査団は軍人や検察官らで構成され、複数の先住民の集落を訪れたが、虐殺や家屋が焼き払われた形跡はなかったと結論付けた。

 ヤノマミ族はベネズエラ、ブラジル両国のアマゾン密林奥地に約二万八千人が暮らす。一九九三年には、十六人が金採掘業者に虐殺される事件が起きた。

4959チバQ:2012/09/04(火) 23:31:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120903-00000958-yom-int
エジプト国営TV初、ヘジャブ姿の女子アナ出演
読売新聞 9月4日(火)14時58分配信

 【カイロ=貞広貴志】エジプト国営テレビは2日、半世紀前の放送開始以来初めて、頭髪をすっぽり覆うヘジャブをかぶった女子アナウンサーを出演させた。

 最近までイスラム主義組織「ムスリム同胞団」運営のテレビ局アナだったファトマ・ナビルさんで、背広姿の男性キャスターとともに昼のニュースに登場、カメラの前でニュースを淡々と読み上げた。

 エジプトでは世俗主義のムバラク前政権まで、女性局員がテレビに出る際にはヘジャブ着用を事実上、禁じていた。政府系中東通信によると、ヘジャブ容認の決定は、同胞団出身のアブデルマクスード情報相が下した。放送に先立ち同相は、一般エジプト女性の大半がヘジャブを着用している事実を指摘し、「メディアに公正の原則を導入するものだ」と趣旨を説明した。

4960チバQ:2012/09/05(水) 22:21:31
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2012090500745
排外的右派は政権取れない=台頭は「一時的」−フィンランド首相
 来日したフィンランドのカタイネン首相は5日、都内の日本記者クラブで会見し、経済危機の欧州で台頭している排外的な右派が「今後も絶対に与党になることはない」と訴えた。首相率いる与党が勝利した昨年のフィンランド総選挙では移民排斥を主張する右派「真正フィン人党」が大躍進、第3党となり、連立のキャスチングボートを握りかねない展開になった。
 カタイネン首相は「一時的なポピュリズム(大衆迎合)の台頭は常にある。欧州も例外ではない」と指摘。現在の欧州は「救済措置でかなり疲れが増している」と語り、長引く経済危機で支援する側も、される側も、互いにいら立ちを強めている背景があると解説した。 
 しかし「実際の選挙では、かなり意を強くする結果がきちんと出ている。より責任のある政党が勝利している」と主張。良識が働き、排外主義が過半数を制する事態は起きないと訴えた。
 移民排斥を訴える政党の躍進は欧州で止まらない。経済危機の震源地ギリシャでは6月の総選挙で、極右「黄金の夜明け」が議会進出。6月のフランス総選挙でも極右・国民戦線(FN)が14年ぶりに下院議席を回復した。4月にはオランダで、閣外協力してきた極右・自由党の反乱でルッテ政権が崩壊、今月12日に総選挙が実施される。(2012/09/05-17:29)

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4961チバQ:2012/09/05(水) 22:22:59
>>4960
選挙の1週間前に何しに日本に来てんだ?

4962チバQ:2012/09/05(水) 22:31:40
1332 名前:チバQ 投稿日: 2012/09/05(水) 22:17:14
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012090500746
ケベック州独立派が政権奪取=勝利集会で銃撃、1人死亡−カナダ
 【ニューヨーク時事】カナダ東部のフランス語圏ケベック州で4日行われた議会選(125議席)で、カナダからの分離独立を目指す野党ケベック党が第1党の座を獲得して勝利、与党自由党から政権を奪取する見通しになった。
 ところが、同州初の女性首相に就任する見通しになったケベック党のマロワ党首が最大都市モントリオールの集会で勝利宣言をしていた際、男が銃を発砲し、男性1人が死亡、1人が重傷を負った。男は会場の外で逮捕された。付近に火を放ったとの情報もある。犯行の背後には英語を使う少数派の反発があるとの見方も出ている。(2012/09/05-17:29

4963チバQ:2012/09/06(木) 22:53:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120906/asi12090611180002-n1.htm
新首相に前大統領府長官 キルギスで3党連立内閣
2012.9.6 11:16
 8月に4党連立内閣が崩壊したキルギスの議会は5日、大統領府長官だったジャントロ・サティバルディエフ氏を新首相とする3党連立の新内閣を承認した。副首相だったオトルバエフ氏が第1副首相になった。国防相、内相など主要閣僚に大きな変更はない。インタファクス通信などが伝えた。

 キルギスでは連立を組んでいた「共和国」「社会民主党」など4党のうち、「尊厳」と「祖国」の2党が「共和国」を率いるババノフ前首相の経済運営などに反発して連立を離脱し、内閣が崩壊。それを受け、「共和国」を除く3党で新内閣を発足させた。

 キルギスの憲法は中央アジアでは唯一、大統領の権力を大きく制約し、その分、議会と首相に強い権限を与えている。首相の事実上の任免権も議会にある。(共同)

4964チバQ:2012/09/06(木) 23:45:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120906-00000016-jij-int
アラファト氏暗殺説を本格捜査=パレスチナに判事派遣へ―仏当局
時事通信 9月6日(木)2時32分配信

 【エルサレム時事】放射性物質ポロニウム210による暗殺説が浮上したアラファト前パレスチナ自治政府議長の死因をめぐり、パレスチナ筋は5日、フランスの担当判事がヨルダン川西岸の自治区ラマラを月内に訪れる方向で自治政府と調整していることを明らかにした。遺体の掘り起こしなどによる本格捜査が実現し、死因の解明が進む可能性が出てきた。
 西岸ラマラでイスラエルによる事実上の軟禁下にあったアラファト氏は2004年11月、体調を崩して搬送されたパリ郊外の病院で死去した。死因は公表されず、パレスチナ住民の間で「イスラエルによる毒殺説」が拡大。中東の衛星テレビ局アルジャジーラの今年7月の調査報道で毒殺説に再び注目が集まり、アラファト氏のスーハ夫人は仏裁判所に殺人事件として捜査するよう訴えを出していた。

4965チバQ:2012/09/07(金) 21:30:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120907-00000095-mai-int
<APEC>米欠席 中露が全体の議論主導へ
毎日新聞 9月7日(金)20時2分配信

APEC首脳会議に合わせて会談したプーチン露大統領(右)と胡錦濤中国国家主席=2012年9月7日、AP

 【ウラジオストク米村耕一、田中洋之】ロシアのプーチン大統領と中国の胡錦濤国家主席は7日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議(8、9日)が開かれるロシア極東ウラジオストクで会談し、今回のAPECの課題や両国の「全面的な戦略協力パートナー関係」の強化などについて意見を交わした。今回の首脳会議は米国のオバマ大統領が欠席するため、議長国ロシアと世界第2位の経済大国・中国が全体の議論を主導する形になっている。

 新華社などによると、会談でプーチン大統領は首脳会議で胡主席が最初に演説することに触れ「(胡主席が)議論に刺激を与えてくれると期待している」と持ち上げ、胡主席も「今回ロシアが首脳会議を主催する意義は深い。中国はロシア側の取り組みを全力で支持する」と応じた。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120907-00000099-mai-bus_all
<APEC首脳会議>8日開幕、エネルギー協力など焦点に
毎日新聞 9月7日(金)20時17分配信

 【ウラジオストク丸山進】アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議が8日、ロシア極東のウラジオストクで始まる。日本からは野田佳彦首相が参加。APEC地域内のエネルギー協力や、食料価格高騰への対応を含む食料安全保障への対応が焦点となる。9日に首脳宣言をまとめて閉幕する。

 首脳会議では、原子力発電の安全な利用を支持するとともに、天然ガスの利用促進に向けた関連施設への投資などを議論する。また、東日本大震災やタイの洪水で製造業の生産がストップしたことを教訓に、災害に強いサプライチェーン(部品供給網)のあり方を話し合う。

 さらに、6日の閣僚会議でまとめた、関税率を5%以下に引き下げる対象となる環境に配慮した品目(環境品目)54品目のリストの承認を目指す。

 一方、野田首相は、8日にプーチン露大統領と会談するほか、シンガポールや豪州、マレーシアとも首脳会談を行う方向で調整している。

4966チバQ:2012/09/07(金) 21:32:42
>>4317>>4475>>4734
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120907-00000051-reut-int
ギリシャ世論調査、極右政党「黄金の夜明け」の支持率が拡大
ロイター 9月7日(金)11時37分配信

[アテネ 6日 ロイター] ギリシャのTo Pontiki紙の委託によりパルスが行った世論調査によると、緊縮財政に苦しむ国民の間で、極右政党「黄金の夜明け」が支持率を伸ばしている。調査では、いま選挙が行われた場合、同党は3位になるとの結果が出た。

「黄金の夜明け」は、移民の「悪臭」を含め、ギリシャからすべての外国人を追放することを目指しており、ここ数カ月の移民攻撃に関係しているとの見方もある。

調査によると、「黄金の夜明け」の支持率は10.5%で、同党が議席を獲得した6月の選挙時から約4%ポイント上昇した。

一方、海外からの支援を支持する連立与党の新民主主義党(ND)の支持率は6月時点の29.7%から25%に低下した。選挙で敗北した急進左派連合(SYRIZA)の支持率は24%で、約3%ポイントの低下となった。

連立与党に参加している全ギリシャ社会主義運動(PASOK)の支持率は、「黄金の夜明け」に抜かれて第4位の8%。民主左派党は約2%ポイント低下して4.5%となった。

4967チバQ:2012/09/08(土) 12:34:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120907-00000141-mai-int
<シリアルポ>避難民ら廃虚で生活
毎日新聞 9月7日(金)23時31分配信


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ダマスカス中心部にある旧市街のスーク(市場)。市内でも数少ない安全な地域だ=2012年9月6日、前田英司撮影

 「ボン」。砲撃音が腹の底に響き、衝撃で建物が揺れた。内戦状態の続くシリアの首都ダマスカス郊外では連日、政府軍と反体制派が「首都攻防」をかけた戦闘を繰り広げ、数十人規模の死者が出ている。その一角にある町アドラで、建設途中のまま放置されている団地に足を踏み入れると、家を失った人々が身を寄せ合い、息をひそめて暮らしていた。

 「水や食べ物が不足している。このまま冬を迎えたら、どうやって生きていけばいいのか」。コンクリートむき出しの部屋で、男性(68)がため息をつく。ガラスのない「窓」は布で覆われ、ドアのないトイレが異臭を放つ。1カ月ほど前、一族30人で別の郊外の町ドゥメールから逃れてきた。「政府軍に家を焼かれ、家財も略奪された」。迫撃弾の雨の中、脱出したという。

 アサド政権打倒を掲げるシリア反体制派が首都攻略の「最終決戦」を宣言したのは今年7月。以来、ダマスカス一帯では戦闘が激化し、連日のように昼夜を問わず砲撃音が鳴り響く。アドラなどの住宅街には避難民が大量流入し、空き家や廃虚を占拠。居場所を確保できず、屋外で夜を過ごす家族もいる。男性が疲れた表情でつぶやいた。「内戦が続く限り、解決策など見いだせるはずがない」

 ダマスカス市内では政府軍は随所に自動小銃を持った兵士を立たせ、検問所を設けて「不審者」に目を光らせている。

 一方、市東部・旧市街のスーク(市場)には庶民の姿があった。安全に買い物ができる数少ない場所だという。政府軍の分厚い警備に守られた「安全地帯」もある。ダマスカス中心部にほど近い市南部のクファルスーサ地区。政府要人や富裕層の暮らす高級住宅街があり、ショッピングモールは通常通り営業。地下の飲食店街やゲームコーナーでは、家族連れの楽しげな笑い声が響いていた。衣料品店には「秋物」の新作コレクションも並ぶ。この地区は、市内屈指の高級住宅街と、反体制派が根城とする貧困地区が混在する。モールのわずか数十メートル先はダマスカス最大の戦闘地域の一つだ。「銃撃音は聞こえてくるが、こちら側にいれば大丈夫」。モールで働く男性店員(35)がほほ笑んだ。

 身代金狙い拉致合戦

 カタールの首都ドーハで家具のデザイン会社に勤めるシリア人女性(29)は8月8日、ダマスカス北部のカブーン地区にある実家を訪ねた帰り道、突然2人組の男に銃を突きつけられて拉致された。車に押し込まれ、同じ地区の民家に手足を縛られて、監禁された。「先に俺たちの仲間が拉致された。お前は『捕虜交換』のための人質だ」。男たちは吐き捨てるように言ったという。

 その後、3軒の民家を転々とさせられた。寝るときは床で壁側を向いて横になるよう強要され、水がほしいと頼むと、顔にかけられた。父親が60万シリアポンド(約70万円)の身代金を払い、12日後にようやく解放された。女性は「精神的なショックが大きく、(記憶力に障害をきたして)今も友人の名前などが思い出せない」。

 犯人の男たちは、会話の内容などからアサド大統領と同じイスラム教アラウィ派だと分かった。一方、女性は、政府と対立する反体制派に多いイスラム教スンニ派だ。仲裁に入った治安関係者から「警察に通報するな」と命じられ、事件は表ざたになっていない。だが、ダマスカスでは最近、こうした親アサド政権と反体制派双方の武装勢力による「拉致合戦」や富裕層を狙った身代金目的とみられる誘拐事件が相次いでいるという。

 「ダマスカスは非常に危険になった。早くドーハに戻りたい」。女性は表情をこわばらせるが、カタールはアサド政権と敵対しており、シリア人の彼女がビザを取得するのは難しくなっている。

 反体制派組織「地域調整委員会」によると、シリア全土では6日も159人が死亡した。このうち最多の88人が主にダマスカス周辺の犠牲者で、日本人ジャーナリストの山本美香さんが死亡した北部アレッポでは20人、東部デリゾールでも12人が死亡した。昨年3月に民主化闘争が本格化して以降の死者数は約2万6000人に達し、周辺国には約20万人を超える難民が流出している。

 シリアの各地ではいま、夜間は多くの道路が封鎖され、戦闘の発生で職場から自宅に戻れず「帰宅難民」になる人もいる。ダマスカスのある政府職員は「状況がこれ以上ひどくなったら、国外に出ることも考えなければならない」と打ち明けた。

4968チバQ:2012/09/08(土) 12:34:53
インフレが追い打ち

 ダマスカスでは最近、市民が銀行の前で長い列をなし、現金を引き出す姿が目立つ。多くのレストランでは、メニューから値段の表示が消えた。物価の急騰により、「時価」で請求せざるを得ないためだという。通りで物乞いをする子供の数も増え続け、男性市民(33)は「以前はここまでひどくなかった」と嘆いた。

 シリアでは民主化闘争が本格化した昨年3月以降、経済活動が停滞し、財政の悪化が急激に進んでいる。さらに政府軍による市民弾圧を批判する米欧などが経済制裁を相次いで発動し、輸入が大幅に制限されている。米国はアサド大統領ら上層部の資産凍結を強化。欧州連合(EU)もシリア産原油の輸入を禁じ、アラブ連盟もシリア中央銀行との取引を中止するなど厳しい措置に出ている。

 こうしたなか物価の高騰が続き、ガソリン価格は情勢不安に陥る以前の2倍超に当たる1リットル=68シリアポンド(約80円)に跳ね上がった。公定価格が15シリアポンドのパンは、アレッポの闇市場で100シリアポンドの値が付いている。通貨シリア・ポンドは対米ドル相場で50%以上も下落した。

 経済制裁による国内産業へのダメージも大きい。各種統計によれば、シリア北部の商業都市アレッポでは地元企業の75%が休業。海外資本の撤退などで、全土で10万人以上が解雇されている。

 アサド政権の動向に詳しい地元経済筋によると、政権は厳しい経済状況に対処するため、今月中にも紙幣の増発に踏み切る。シリアは従来、オーストリアで紙幣を刷っていたが、EUの制裁で1年以上前から中断し、今回、親シリアの筆頭・ロシアが新たな紙幣の印刷を引き受けた。

 だが財政再建のめども立たないまま紙幣を発行すればインフレを加速させるのは確実で、国民生活の苦境は、一段と増す恐れがある。アサド政権は現在のインフレ率を「8%」としているが、実質的には既にこれを大きく上回るのは確実だ。05年にインフレ率を「7%」と発表した際には、現地調査した国際通貨基金(IMF)のデータでは「40%」だった。

 紙幣の増発には、約450万人いる労働人口のうちの200万人以上を占める公務員の給与の支払い遅延などを防ぎたいアサド政権の思惑がある。アサド大統領は最近、地元テレビのインタビューで経済制裁の影響を認めたうえで、「国が発展を続けるためには不要な消費を慎まなければならない」と述べ、国民に「耐乏生活」を呼びかけた。内戦状態が長期化するなか、政権は国民の不満が爆発する事態を回避しようと躍起だ。【ダマスカス前田英司】

4969チバQ:2012/09/08(土) 21:15:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120908-00000058-mai-int
<オランダ総選挙>「極右」自由党が堅調に支持固め
毎日新聞 9月8日(土)19時27分配信

 【ブリュッセル斎藤義彦】オランダの総選挙(9月12日投開票)は最終盤になっても「極右」の自由党が、前回総選挙(10年)同様、支持を堅調に固めている。自由党は現ルッテ政権に閣外協力する形で事実上政権に参加してきたが、与党2党が自由党との今後の協力に拒否反応を見せている。自由党なしでは中道右派の連立政権作りが困難になり、政局の混乱は避けられない見通し。

 欧州ではスウェーデン、フィンランドなど北欧で、反移民や反欧州連合(EU)を主張する極右や民族派が台頭している。

 各種世論調査によると、極右・自由党は下院(150議席)で1割強の18〜20議席を獲得する見込み。前回の24議席からは若干、後退するものの、多党化傾向が著しく、最大政党でも2割強の議席しか取れないオランダでは影響力は大きい。

 自由党と協力すれば、中道右派4党で多数派を形成できるが、自由党は除外される可能性が高い。中道右派各党は左派系政党の協力を得ないと多数派は作れず、連立交渉は難航するとみられる。

 自由党は今年4月、EUが求める緊縮財政を拒否して現ルッテ政権を崩壊させた。与党・自由民主党のブローケ下院議員は「無責任な党と連立交渉する気にはなれない」と自由党に嫌悪感を示す。一方、ウィルダース自由党党首は、ルッテ首相に対し、左派系の政党と対決するよう促すことで、自由党を含めた中道右派の結束を求めている。
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4970チバQ:2012/09/08(土) 21:17:14
>>3064
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012090800195
国連「オブザーバー国家」目指す=総会で意向表明の方針−パレスチナ
 【エルサレム時事】中東和平交渉が停滞する中、パレスチナは国連で「オブザーバー国家」の地位を目指している。アッバス自治政府議長は今月下旬の国連総会の一般討論演説で、こうした意向を表明するとみられる。パレスチナが国家を樹立する権利を国際的にアピールし、占領を続けるイスラエルへの圧力を強化するのが狙いだ。
 アッバス議長は昨年9月、国連加盟申請を行ったが、審査を行う安保理で拒否権を持つ米国の反対などを受け、棚上げ状態になっている。このため、代替策として、パレスチナ解放機構(PLO)が有する「投票権のないオブザーバー」としての地位を、現在の「機構」から「国家」に格上げすることを検討してきた。
 今後、アラブなどの友好国が、「オブザーバー国家」への格上げのための決議案を総会に提出することになる。ただ、パレスチナの和平交渉責任者アリカット氏は「総会期間中であればいつでも提出できる」と述べるにとどまり、決議案提出の時期は明らかにしていない。(2012/09/08-14:32)

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4971チバQ:2012/09/10(月) 20:49:04
http://mainichi.jp/select/news/20120911k0000m030046000c.html
APEC:成功も極東シベリアの浮上には課題…ロシア
毎日新聞 2012年09月10日 19時42分(最終更新 09月10日 20時01分)

 【ウラジオストク田中洋之】ロシアのプーチン大統領は、インフラ整備に2兆円近い国費を投じてロシア初のAPECをひとまず成功させた。だが立ち遅れた極東シベリア全体の浮上につなげるには課題が山積している。

 「(APECのために)新たな街がつくられた。ロシアが発展する大きな可能性を物語っている」。プーチン大統領と7日に会談した中国の胡錦濤国家主席は、ルースキー島にゼロから整備された会場を称賛した。152ヘクタールの広大な敷地はウラジオストク市内にある極東連邦大学の新キャンパスとなる。

 ただ、不便な島への移転に不満をもつ学生や教員は多い。冬季や悪天候時は橋や渡船が使えず、島は本土から孤立する。大学は約1万7000人の学生を19年までに3万人に倍増させる計画で、うち7500人はアジアなどの外国人留学生(現在は約1000人)を見込んでいるが、多くの学生を集める「魅力」は乏しい。

 ウラジオストクには国際空港の新ターミナルや3本の長大橋などが整備されたが、市民の間では「APECは一過性のイベント。終われば極東は忘れられる」との声もある。ロシアは14年に南西部ソチで冬季五輪、18年に欧州部でサッカーのワールドカップ(W杯)を開催する。いずれもプーチン大統領が国家プロジェクトとして総力を挙げており、極東への投資が先細りになる可能性もある。

 ソ連時代に225万人を超えた沿海地方の人口は195万人に落ち込んでいる。人口減はロシアの極東シベリアに共通する深刻な問題だ。プーチン大統領は5月に極東発展省を新設し、てこ入れを図っているものの、人口増や地域全体の再生に転じる有効な政策は見いだせていない。

 プーチン大統領はAPEC閉幕後の9日の記者会見で「極東シベリアの開発は必ず継続する。(APECは)第一歩にすぎない」と強調したが、具体的な成果につなげる「ポストAPEC」の戦略が問われそうだ。

4972チバQ:2012/09/10(月) 20:55:56
>>4901-4902
http://www.cnn.co.jp/world/35021523.html
ソマリア議会、大統領を選出へ 21年ぶりの安定政府目指す
2012.09.10 Mon posted at 10:46 JST

(CNN) 内戦状態の続くソマリアで、先月発足した議会が10日、大統領を選出する。1991年に内戦に陥った同国にとって、21年ぶりとなる安定した正式政府の発足へ向けた一歩と位置付けられている。

候補者は、2009年に就任した暫定政府のアフメド大統領やアリ首相ら、二十数人に上る。

国連はマヒガ特使を通した議会への書簡で、選挙実施を政治的、社会経済的改革に向けた移行期の仕上げと位置付け、新大統領への期待を表明した。マヒガ特使はまた、「ここへ至るまでの道のりは決して易しくなかった」と振り返った。

同国では20年以上前から内戦状態が続いてきたが、先月初めに暫定憲法が採択され、これに基づいて新たな議会が発足、議長も選出された。

暫定政府軍はアフリカ連合(AU)軍とともに、国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派、シャバブとの戦闘を展開してきたが、最近になって首都モガディシオでの掃討作戦に成功するなど、支配地域を広げている。ただ、全土で選挙を実施できる治安状態には達していないとみられる。

4973チバQ:2012/09/10(月) 20:57:02
>>4284
http://www.cnn.co.jp/world/35021519.html
イラク、国外逃亡中の副大統領に死刑判決
2012.09.10 Mon posted at 09:49 JST

バグダッド(CNN) イラクの裁判所は9日、国外へ逃亡中のハシミ副大統領に対して、女性弁護士と軍司令官の殺害に直接関与した罪などで絞首刑を言い渡した。副大統領には昨年逮捕状が出されていたが、拘束を逃れ被告不在のまま裁判が進められていた。

司法当局の報道官によると、ハシミ副大統領はこの他にも暗殺部隊の指揮など多くの罪に問われていた。副大統領とともに、その義理の息子も死刑判決を受けた。ただし同報道官がCNNに語ったところによると、これは最終審ではなく、上訴も可能だという。

ハシミ副大統領が率いるイスラム教スンニ派中心の会派「イラキーヤ」は、シーア派主導のマリキ政権と対立。昨年末、イラキーヤが議会ボイコットを発表した直後に、副大統領に逮捕状が出された。北部クルド自治区へ逃れた副大統領は、サウジアラビアやカタールを経て、現在はトルコ政府の招きで首都イスタンブールに滞在している。

今年5月には、国際刑事警察機構(ICPO)がイラク当局の要請を受け、テロ攻撃を指示、支援した疑いでハシミ副大統領を国際指名手配した。副大統領は「これはそもそも政治的な裁判で、罪状が事実とかけ離れたでっち上げであることは周知の事実だ」と主張していた。イラキーヤの議員らも、裁判は被告不在で進められ、公正でなかったと非難している。

4974チバQ:2012/09/10(月) 20:57:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120909-00000558-san-int
イラク副大統領に死刑判決 国外逃亡中、暗殺関与の罪
産経新聞 9月9日(日)23時4分配信

 【カイロ=大内清】イラクからの報道によると、同国の首都バグダッドの裁判所は9日、テロに関与したなどとして訴追を受け国外滞在中のハシミ副大統領に対し、被告不在のまま絞首刑判決を言い渡した。同国では少数派のイスラム教スンニ派中心の世俗主義会派「イラキーヤ」に所属するハシミ氏は「裁判は(シーア派主導の)マリキ政権がスンニ派を排除するための政治的なものだ」と無罪を主張しており、今後、宗派間の政治的緊張がさらに高まる恐れがある。

 イラクの司法当局は、駐留米軍の撤退完了直後の昨年12月、マリキ氏批判の急先鋒(せんぽう)だったハシミ氏の逮捕状を発行した。これに対しハシミ氏は、いったん北部クルド人自治区に逃れて保護を求め、その後、カタールに出国。現在はトルコに滞在しているとみられている。

 司法当局側は今年5月、ハシミ氏が暗殺者集団を雇い、弁護士や軍高官の殺害に関与したなどとして起訴。国際刑事警察機構(ICPO)を通じ、ハシミ氏を国際手配していた。

 裁判ではハシミ氏の秘書を務める義理の息子も死刑判決を受けた。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120910-00000003-reut-int
イラクで攻撃相次ぎ100人超死亡、副大統領の死刑判決に反発か
ロイター 9月10日(月)8時3分配信

9月9日、イラク各地で、イスラム教シーア派地区などを狙った爆発が相次いで発生。写真はバクダッド郊外での爆発現場(2012年 ロイター/Atef Hassan)

[バグダッド 9日 ロイター] イラク各地で9日、イスラム教シーア派地区などを狙った爆発が相次いで発生した。攻撃による死者は計100人を超え、被害は今年に入って最悪の規模となった。

イラクの裁判所は同日、国外逃亡中のスンニ派のハシミ副大統領に対し、治安部隊員などの暗殺に関与した罪で死刑判決を下し、攻撃はこの判決に関連して行われた可能性がある。

判決後、バグダッド周辺にあるシーア派地区6カ所で爆発が発生。さらに、首都以外の国内各地でも爆発が相次ぎ、50人以上が死亡した。

また、判決の前にも爆発や銃撃による一連の攻撃があり、58人が死亡したほか、南部ナシリアではフランスの領事館周辺で車が爆発した。

シーア派のマリキ首相が率いる政権は今なお、不安定な政治情勢やスンニ派の反政府勢力と格闘しているが、今回の攻撃や死刑判決で、イラク国内の宗派対立がさらに激化する可能性もある。

4975チバQ:2012/09/10(月) 20:58:27
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120910/k10014905791000.html
イラク 副大統領に死刑判決で対立深刻化
9月10日 10時53分 K10049057911_1209101113_1209101117.mp4
イラクでは、イスラム教シーア派のマリキ首相と対立して国外に逃亡しているスンニ派の重鎮、ハシミ副大統領に対して裁判所が死刑判決を言い渡し、その前後には各地で爆弾テロが発生して少なくとも89人が死亡しました。

イラクでは、連立政権を率いるマリキ首相を中心としたイスラム教シーア派の勢力とスンニ派勢力の対立が続き、去年12月、司法当局がスンニ派の重鎮であるハシミ副大統領に対して政権幹部の殺害などに関与した疑いがあるとして逮捕状を出しました。
これに対しハシミ副大統領は、「事件は政治的な思惑によるものだ」として容疑を否定し、逮捕を逃れるため現在はトルコに滞在しています。
この事件についてイラクの裁判所は9日、本人が不在のままハシミ氏を有罪と認め、死刑とする判決を言い渡しました。
イラクでは去年12月にアメリカ軍が完全に撤退しましたが、その直後にハシミ氏への逮捕状が出されたことで宗派間の対立が表面化し、これに乗じた国際テロ組織アルカイダ系のグループなどによるテロが頻発しています。
9日も北部のキルクークや首都バグダッドなど17か所で相次いで爆弾テロが起き、イラクの治安当局はNHKの取材に対して少なくとも89人が死亡したとしています。
このため、今回の判決を機に宗派間の対立がさらに深刻化することが懸念されています。

4976チバQ:2012/09/10(月) 21:03:49
>>4681-4682
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012091000025
選挙結果認めず10万人集会=2位候補が抗議−メキシコ大統領選
 【メキシコ市AFP=時事】7月のメキシコ大統領選で2位とされたロペスオブラドル元メキシコ市長は9日、首都中心部に10万人を集め、選挙結果を認めないよう呼び掛けた。抗議集会で演説したロペスオブラドル氏は、選管から当選が認められたペニャニエト前メキシコ州知事について「正式な大統領と認めるつもりはない。メキシコにはまだ民主主義が存在しない」と訴えた。
 ロペスオブラドル氏は2006年の前回大統領選の後も選挙結果を認めず大規模な抗議活動を行い、首都を機能不全に陥れた。(2012/09/10-06:37

4977チバQ:2012/09/10(月) 21:05:01
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012091000036
「税金逃れ」じゃありません!=ベルギー国籍取得で仏富豪釈明
 【パリ時事】フランス高級ブランド「ルイ・ヴィトン」などを擁するモエヘネシー・ルイヴィトン(LVMH)のベルナール・アルノー最高経営責任者(CEO)は9日、AFP通信に対し、自身がベルギー国籍の取得手続きを進めていることについて「私は現在も今後もフランスの納税者であり続け、他の国民と同様、納税の義務を果たす」と述べ、税金逃れが目的ではないと強調した。
 オランド仏政権は2013年から、年100万ユーロ(約1億円)超の所得に75%を課税する方針。フランス随一の富豪として知られるアルノー氏のベルギー国籍取得に対しては、税金回避が狙いとの見方が広がり、与野党から非難の声が上がっていた。
 アルノー氏はAFP通信に「深刻な経済危機と厳しい財政上の制約を前に、国民それぞれが役割を果たすことが求められている」と強調した。ただ、ベルギー国籍取得の理由については「個人的な話だ」と述べるにとどまった。(2012/09/10-07:18

4978チバQ:2012/09/10(月) 21:05:30
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012091000018
辞めるな、女性村議=わいせつ動画流出と向き合う−スペイン
 【マドリードAFP=時事】スペイン中部の村で8月、女性村議の「わいせつ動画」が出回り、村議は辞意を漏らしたが、これに対し「辞めるな」と声援が送られている。ネット時代の風評被害にどう立ち向かうか注目される。
 騒ぎの舞台は人口6500人のロスジェベネス村。2児の母で教師のオルビド・オルミガス村議が裸で撮影された動画が8月8日、出回り始めた。訴えを受けた判事は、村議の若い「親しい男友達」を動画流出の容疑者として挙げ、報道は過熱。カメラマンが村に殺到した。
 注目に耐えられず村議は9月に入り辞意を漏らしたが、所属する左派・社会労働党はもちろん、右派・国民党からさえ「こんなことで辞めてはいけない」と励まされた。6日に辞意を撤回した村議は「同意がないまま私の動画が出回っているだけで、私が罪を犯したわけではない」と述べている。(2012/09/10-05:40

4979チバQ:2012/09/11(火) 20:15:31
>>4978
『民度』という単語は嫌いだけど、


民度が高いってこゆこと言うんだとは思う

4980チバQ:2012/09/11(火) 21:14:24
>>4972
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120911-00000021-mai-int
<ソマリア>モハムド氏を大統領に選出
毎日新聞 9月11日(火)11時8分配信

アフリカ東部ソマリアの新大統領に選ばれたハッサン・シェイク・モハムド氏=AP

 【ヨハネスブルク服部正法】内戦が20年以上続き、全土を支配する中央政府が無い状態のアフリカ東部ソマリアで10日、国会議員の投票による大統領選出投票が行われ、学者出身のハッサン・シェイク・モハムド氏(56)が選ばれた。新政府発足で内戦終結への期待感があるが、反政府組織勢力は依然強く、楽観できない情勢だ。

 04年発足の暫定政府の統治期間が8月終了したのを受けた選挙。AP通信などによると議会(定数275)の投票は、決選投票に持ち込まれモハムド氏がシェイク・シャリフ・アハメド暫定大統領を190対79で破った。

 モハムド氏はソマリアの大学で工学を学び、卒業後はインドに留学。その後、国連児童基金(ユニセフ)で勤務した。11年に「平和・開発党」を創設し、議長を務めているが、政界経験は短く、政治手腕は未知数だ。

 ソマリアでは、91年のバーレ政権崩壊後、軍閥などによる内戦が激化。近年では国際テロ組織アルカイダと連携するイスラム過激派アルシャバブが南部を広範囲に実効支配している。暫定政府軍が昨年8月、アルシャバブを首都モガディシオから一掃したものの、完全掃討と全土の治安回復のめどは立っていない状況だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120911-35021599-cnn-int
ソマリア大統領にモハムド氏選出、21年ぶりの安定政府樹立へ
CNN.co.jp 9月11日(火)15時9分配信

(CNN) ソマリアの議会は10日、新大統領にハッサン・シェイク・モハムド氏を選出した。1991年に内戦に陥った同国にとって、21年ぶりとなる安定した正式政府の発足へ向けた重要な一歩となる。

モハムド氏は国連などの国際機関職員や大学教授の経歴を持つ一方、政治的経験はほとんどない。暫定政府のアフメド大統領など二十数人の候補を抑えて選出された。大統領の任期は4年。

国連のソマリア担当特使オーガスティン・マヒガ氏は「ソマリア国民は平和と繁栄に向けた大きな1歩を踏み出した」との談話を発表した。

同国では21年前に当時実権を握っていたバーレ政権が崩壊して以来、部族や武装勢力の対立による内戦が続いていた。

首都モガディシオでも軍と武装勢力が日常的に銃撃戦を展開し、大量の国民が周辺国に脱出して難民となっている。以前は選挙も隣国のジブチやケニアで実施され、議員は治安上の理由から周辺国で会合を重ねてきた。新指導者が国内で選出されたのは内戦開始以降、今回が初めてだという。

これまでの数週間で暫定憲法が採択され、議会が発足して議長も任命された。国際テロ組織アルカイダ系のイスラム武装勢力シャバブはモガディシオから一掃され、首都は平穏を取り戻しつつある。しかし国内の多くの地域がまだ武装勢力の支配下にあり、海賊も横行するなど、課題は山積している。

4981チバQ:2012/09/11(火) 21:24:19
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2900355/9501860?ctm_campaign=txt_topics
スーパー・トロール船に豪政府が「待った」、生態系破壊を懸念
2012年09月11日 20:00 発信地:オーストラリア
【9月11日 AFP】オーストラリア政府は11日、「スーパー・トロール船」と呼ばれる超大型漁船の同国領海内での操業を防ぐため、環境保護法の修正に着手した。

 スーパー・トロール船をめぐっては今年、オランダ船籍の「マルギリス号(FV Margiris)」(9500トン)によるタスマニア(Tasmania)島沖での漁獲計画が発表されてから、混獲による海洋生態系の破壊に対する懸念を背景に環境保護団体や地元漁業関係者から抗議の声が上がっていた。

 マルギリス号は最近になって「アベル・タスマン号(Abel Tasman)」と改名され、現在はオーストラリア南部ポートリンカーン(Port Lincoln)の港で出港準備を行っている。しかし修正案が豪議会を通過すれば、同号が環境に与える影響を評価するための科学調査が終了するまで最大2年間にわたり、豪州領海内での操業が不可能になる。

 同号の大型網によってイルカやアシカ、海鳥といった海洋生物が混獲されてしまうのではないかという懸念を受け、中道左派の労働党は11日、トニー・バーク(Tony Burke)環境相の権限を拡大し、同号による漁業行為への介入を可能とする修正法案を同日中に議会に提出すると発表した。

 一方、豪水産管理局(Australian Fisheries Management Authority)はスーパー・トロール船による乱獲の懸念を否定しており、アベル・タスマン号が取ることを許されているのは漁が可能な水産資源の1割までで、より大局的には海洋生態系に与える影響は皆無か、あってもごくわずかだと主張している。

 同号を操業するオーストラリアのシーフィッシュ・タスマニア(Seafish Tasmania)社はシドニー・モーニング・ヘラルド(Sydney Morning Herald)紙に対し、豪政府を相手取り訴訟を起こす可能性もあるが、「まだそこまでには至っていない」と述べている。(c)AFP

4982チバQ:2012/09/11(火) 21:31:51
>>4980
http://www.afpbb.com/article/politics/2900127/9499267?ctm_campaign=txt_topics
ソマリア新大統領に学者出身のモハムド氏
2012年09月11日 09:17 発信地:モガディシオ/ソマリア
【9月11日 AFP】アフリカ東部ソマリアの議会は10日、新大統領に学者出身の活動家ハッサン・シェイク・モハムド(Hassan Sheikh Mohamud)氏(56)を選出した。

 同日朝、大統領への選出に自信を示していたモハムド氏は議会で行われた2回目の投票で得票が過半数を超え、続投が有力とみられていたシェイク・シャリフ・アハメド(Sheikh Sharif Ahmed)暫定政府大統領を上回った。

 今回の選挙結果について、国連(UN)関係者は内戦が続いたソマリアの安定に向けた大きな節目だとしている。

 大統領の選出選挙をめぐっては、汚職がささやかれる現職のアハメド暫定政府大統領の続投が決まるだけと懸念する声も出ていたが、モハムド氏の獲得票は190票、アハメド暫定政府大統領は79票で、モハムド氏の大差での勝利に終わった。

 25人が立候補した第1回目の投票では、アハメド暫定政府大統領が64票を獲得して首位。モハムド氏は60票で2位だった。

 だが決選投票ではモハムド氏が勝利し、首都モガディシオ(Mogadishu)の通りでは同氏の勝利を喜ぶ人々が空に向けて発砲していた。

 モハムド氏はアハメド暫定政府大統領と同じハウィエ(Hawiye)氏族の出身で、ソマリアにおけるムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)ともいえる穏健派イスラム原理主義のアルイスラ(Al-Islah)党とつながりを持つ。また、モガディシオに大学を創設したほか、ソマリア国内にある国際機関での勤務経験がある。(c)AFP

4983チバQ:2012/09/11(火) 21:33:16
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012091102000089.html
仏大統領 支持陰り 改革期待 4カ月で失望に
2012年9月11日 朝刊

 【パリ=野村悦芳】フランスのオランド大統領の支持率落ち込みが今月に入り、鮮明になってきた。今月十五日に就任四カ月を迎えるが、景気も雇用情勢も好転しないことへの失望感が広がり、主要世論調査では軒並み支持率が50%を割り込んだ。加えてサルコジ前大統領の人気が上昇するという現象まで起き、大統領はテレビで国民に訴えるなど支持率回復に躍起だ。

 「皆さんの疑問は理解している」

 九日、民放テレビ番組に出演したオランド大統領は、政府批判の高まりを認めたうえで、雇用制度改革や若年層の雇用対策など年末までに実施する具体策を説明。二年間で「国を再生させる」と真剣な表情で国民に政策への決意を語った。

 九日までに発表された各社の世論調査では、支持率が七月から5〜14ポイントも落ちて44〜50%となった。就任四カ月で人気が50%を割るのは過去四代の大統領の中で、シラク大統領の五カ月を上回り最も早いという。

 仏メディアは人気下落の理由について、「改革は今だ」と連呼して政権交代を成し遂げながら、国民にいまだに変化を感じさせることができていないためと分析。

 一方で、政界引退したはずのサルコジ前大統領への期待感が世論調査で5ポイントも上昇。短所とみられていた「強権的」「独断専行」の政治手法が、オランド大統領との対比で、美点として一部で見直されているようだ。保守の国民運動連合(UMP)の党首選では、有力候補が競うようにサルコジ路線の継承を打ち出し始めた。

4984チバQ:2012/09/11(火) 21:43:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120911-00000074-mai-int
<米同時多発テロ>全米で追悼式典 遠いアフガンの安定
毎日新聞 9月11日(火)20時15分配信

 日本人24人を含む約3000人が犠牲となった米同時多発テロの発生から11日で11年となった。国際テロ組織アルカイダに乗っ取られた旅客機の突入で崩壊したニューヨークの世界貿易センタービルの跡地など全米各地で同日、追悼式典が催され、遺族らが鎮魂の祈りをささげる。「9・11」以降の「対テロ戦争」は深い傷を残したが、同時テロの記憶の風化も指摘される中、最前線であるアフガニスタンの安定は遠い。

 【ニューデリー杉尾直哉】米国が同時多発テロの首謀者と断定したウサマ・ビンラディン容疑者は昨年5月、米軍特殊部隊に潜伏先のパキスタンで殺害されたが、「対テロ戦争」の最前線であるアフガニスタンとパキスタンでは武装勢力の攻撃が続き、治安は改善していない。米国が目指すアフガン旧支配勢力タリバンとの和平も前進がない。アフガン駐留外国軍の大半が撤退する14年まで困難な情勢が続きそうだ。

 アフガンでは国軍や警察内部に潜入したタリバンが駐留米軍やアフガン治安部隊を銃撃するケースが相次ぎ、新たな治安上の問題となっている。今年すでに320件発生し、45人の駐留軍兵が殺害された。アフガン国防省のアジミ報道官は5日、「攻撃に関連し、数百人のアフガン軍の兵士を逮捕、または軍から追放した」と発表した。

 カブールの政治アナリスト、アフマド・サイーディ氏は「ある軍高官によると、軍から逃亡した兵士が過去3カ月で数千人に上り、これを国防省が『逮捕・追放』とウソの発表をした」と指摘。「カルザイ政権が米国に対して『問題に積極的に対処している』と示さなければならなかったためだ。軍には内部のタリバンを突き止める能力はない」と語った。

 一方、米国は8日、タリバンに協力するアフガン人武装勢力「ハッカーニ・ネットワーク」を制裁対象の「テロ組織」に認定した。首都カブールの米国大使館などを狙った最近の攻撃で米国が「首謀者」として指摘してきたグループだ。アフガン当局は8日の首都攻撃も「ハッカーニ派による犯行」との見方を示した。

 今回のテロ組織認定には、米国が「ハッカーニ派をかくまっている」とみるパキスタンに圧力をかける目的もある。しかし、パキスタン側は、タリバンに同調する国内武装勢力のテロに対処するだけで精いっぱいで、パキスタンを攻撃しないハッカーニ派を新たな敵に回したくないのが現状だ。

 パキスタンに潜伏するハッカーニ派の司令官はAP通信の電話取材に「アフガン駐留米軍に80件から100件の報復攻撃をしかけるため、(ハッカーニ派指導者の)シラジュディン・ハッカーニ氏が(タリバン最高指導者の)オマル師に攻撃許可を求めた」と語った。

 ◇WTC跡地で鎮魂の祈り

 【トロント草野和彦】米ニューヨークでは11日、ハイジャックされた旅客機のうち2機が激突した世界貿易センタービル跡地の記念広場で追悼式典が行われる。式典から政治色を排除するため今回初めて政治家のスピーチはない。

 テロ犠牲者の名前が手すりに刻まれた巨大な人工池がある記念広場には昨年9月のオープン以来、400万人を超える人が訪れ、新たな観光名所になっている。

 この日は遺族らが交代で、93年に起きた貿易センタービル爆弾テロの犠牲者を含めた2983人の名前を読み上げる。

 米メディアによると、大統領選を控えるオバマ大統領(民主)とロムニー前マサチューセッツ州知事(共和)は遺族らで作る市民グループの要請で、11日は選挙のテレビ広告をしないことに同意したという。

4985チバQ:2012/09/12(水) 21:26:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120912/amr12091219030010-n1.htm
イスラエルの首相訪米も異例の首脳会談なし 二国間関係に再び暗雲
2012.9.12 19:01 (1/2ページ)

イスラエルのネタニヤフ首相(ロイター)
 【ワシントン=犬塚陽介】紆(う)余(よ)曲折を続ける米国とイスラエルの関係に再び暗雲が立ち込めている。米政府高官は11日、オバマ大統領と国連総会のため今月末に訪米するイスラエルのネタニヤフ首相に会談の予定がないことを認めた。訪米中のイスラエル首相と大統領が面会しないのは極めて異例。イラン核開発への対応で足並みが乱れているとの観測が広がっている。

 11日夜、両首脳は電話で約1時間会談した。ホワイトハウスは声明で、両首脳が「イランの核保有を阻止する決意で一致している」と強調し、今後も「緊密に協議することで合意した」と述べ、“不仲説”の打ち消しに躍起となった。

 発端は、膠(こう)着(ちゃく)したイラン核問題をめぐる両国の対応だ。ネタニヤフ首相は11日の記者会見で、イランに対する交渉期限やレッドライン(越えてはならない一線)の設定に否定的なオバマ政権の対応を批判した。

 その直後、米国家安全保障会議(NSC)のビーター報道官が、国連総会期間中に両首脳がニューヨークで面会する予定がないことに言及した。

 表向きの理由は滞在期間が重ならず、クリントン国務長官との会談日程もあるためだが、両首脳の会談は「ワシントンでも可能」(米政府元高官)との見方が支配的だ。米主要メディアはイスラエル政府高官の話として、ネタニヤフ首相の会談要請を米政府が断ったと11日に報道。ホワイトハウスは否定に追われた。

 イラン核問題をめぐっては、単独空爆も視野に入れるイスラエルに対し、米国は経済制裁による圧力の重要性を強調しており、意見が割れている。両首脳の個人的な関係もオバマ大統領はネタニヤフ首相と「そりが合わない」(中東外交筋)とされる。

 一方、AP通信は米政府高官の話として、ネタニヤフ首相が共和党の大統領候補、ロムニー前マサチューセッツ州知事と親しいことから、オバマ大統領を「困難な境遇」に追い込もうとしているとの見方を伝えるなど、11月の大統領選を前に米政府が神経をとがらせている様子もうかがえる。

4986チバQ:2012/09/12(水) 21:28:36
http://www.cnn.co.jp/world/35021646.html
エジプト、元首相に逮捕命令 国有地不正取引の容疑
2012.09.12 Wed posted at 11:37 JST

カイロ(CNN) エジプト国営中東通信によると、同国の司法当局は11日、ムバラク政権下で最後の首相を務め、今年の大統領選挙でムルシ氏と争って敗れたアフマド・シャフィーク元首相が土地を不正に取り引きしたとして、捜査機関に対して元首相の逮捕を命じた。

シャフィーク元首相はムバラク前大統領の息子2人に、東部イスマイリアの国有地4万平方メートルを不正に売却した疑い。

元首相は今年6月、大統領選の決選投票で穏健派イスラム団体ムスリム同胞団系のムハンマド・ムルシ氏に敗れた後、アラブ首長国連邦に滞在している。エジプト国営紙アルアハラムとのインタビューで「追及は予想していた。捜査の結果を待つ」と述べた。

4987チバQ:2012/09/12(水) 21:31:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120912/mds12091220520003-n1.htm
領事館襲撃で駐リビア米大使らが死亡 「預言者侮辱」にイスラム教徒が抗議
2012.9.12 20:50 (1/2ページ)[中東・アフリカ]

11日、炎上するリビア東部ベンガジの米領事館(ロイター)
 【カイロ=大内清】米国で制作された映画がイスラム教の預言者、ムハンマドを侮辱しているとして、リビア東部ベンガジの米領事館で11日、抗議に押し寄せた群衆の一部が対戦車砲を撃ち込み、ロイター通信によると、駐リビア米大使と職員3人の計4人が死亡した。オバマ米大統領は「常軌を逸した攻撃だ」と強く非難した。

 エジプトの首都カイロにある米大使館前にも同日夜、数千人が集まり、一部が敷地内に侵入して米国旗を引きちぎった。米国への抗議が他のイスラム諸国に飛び火する可能性もある。

 クリントン米国務長官は11日の声明で、米国人職員1人の死亡が確認されたとした上で、「このような暴力的行動が正当化されることはない」と事件を強く非難した。

 問題となっているのは昨年、米国で制作された映画「ムスリムの純真」で、俳優が演じるムハンマドは強欲で好色な人物として描かれている。

 偶像崇拝を禁じるイスラム教では、一般的に神や預言者の姿を映像化することはタブーとされる。インターネットの動画投稿サイトに掲載されたこの映画のアラビア語版の一部が今月、テレビで紹介されたことなどからイスラム世界で強い非難を呼んでいた。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)などによると、映画はイスラエルと米国の二重国籍を持つビジネスマンがユダヤ人から500万ドル(約3億9千万円)の寄付を募ってプロデュースした。

 昨年9月にイスラム教の聖典コーランを焼却すると宣言して物議を醸した米フロリダ州のテリー・ジョーンズ牧師も映画の宣伝に関わっていた。

 事件を受けてジョーンズ牧師は声明で、「(映画は)イスラム教徒を攻撃するためではなく、イスラム教の破壊的なイデオロギーを明らかにするためのものだ」と述べた。

 映画制作には、エジプトの少数派でキリスト教の一派であるコプト教の米国在住者も協力している。同国内では、コプト教徒に対する暴力が広がることへの懸念も高まっている。

 預言者ムハンマドをめぐっては2005年、デンマーク紙が風刺画を掲載。他国の新聞に転載され、08年にパキスタン・イスラマバードのデンマーク大使館前で爆弾テロが起きるなど、イスラム教徒の激しい反発を招いたことがある。

4988チバQ:2012/09/12(水) 21:48:28
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2012091200549
風刺漫画家逮捕で波紋=「表現の自由」めぐり議論−インド

汚職を批判する風刺画を公開し、逮捕されたインドの漫画家トリベディ氏(中央)=10日、ムンバイ(EPA=時事) 【ニューデリー時事】インド政界にはびこる汚職撲滅を訴える若手漫画家が最近、風刺画を公開した行為が「扇動罪」に当たるとして、警察に逮捕された。不当な身柄拘束として即時釈放を求める声が国内外から噴出し、「表現の自由」をめぐる議論を巻き起こした。
 この漫画家は北部ウッタルプラデシュ州在住のトリベディ氏。ホームページ上などで、円形のインド議会庁舎をハエのたかるトイレに見立てたり、インドの国章のライオン像をオオカミに差し替えたりした風刺画などを公表し、8日に逮捕された。地元紙が友人の話として伝えたところでは、トリベディ氏は「汚職撲滅運動が原因で政府に標的にされた」と語った。
 同氏の弁護士は11日、取材に「彼は芸術家で、漫画を通じて意見を述べただけ」と逮捕の不当性を主張した。トリベディ氏は12日に保釈が認められ拘置所から出所。支援者を前に「インドを侮辱したのは私でなく汚職政治家だ。表現の自由を勝ち取るまで戦う」と宣言し、裁判で無実を訴え続ける構えを見せた。(2012/09/12-18:38)

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4989チバQ:2012/09/12(水) 22:05:54
http://mainichi.jp/select/news/20120913k0000m030056000c.html
フランス:デジール氏が次期社会党党首へ
毎日新聞 2012年09月12日 21時11分(最終更新 09月12日 21時22分)

 【パリ宮川裕章】フランス与党社会党のマルティーヌ・オブリ第1書記(62)は12日、次期第1書記に、現党内序列第2位のアルレム・デジール党書記(52)を推薦した。ジャンマルク・エロー首相との連名で、推薦の意向を示す声明文を出した。

 デジール氏は欧州議会議員で、人種差別反対団体の代表を務めた経歴を持つ。97年に党執行部に入り、昨年10月の党大統領候補予備選では、立候補のため一時的に離職したオブリ氏に代わり党運営を任された。

 社会党第1書記は党首にあたり、10月中に2回に分けて行われる党内選挙を経て、10月26日からの党大会で正式に指名される。

 党内には複数の派閥があり、次期第1書記については、ドミニク・ストロスカーン国際通貨基金(IMF)前専務理事の元側近で、党内右派のジャンクリストフ・カンバデリス国民議会議員(61)らも名乗りを上げている。

 だがエロー首相ら党内最大勢力のオランド大統領に近い中道グループと、第2勢力でオブリ氏に近い中道左派グループが共同でデジール氏を支持したため、選出されるのは確実な情勢となった。

4990チバQ:2012/09/13(木) 00:08:44
http://mainichi.jp/select/news/20120913k0000m030098000c.html
リビア米領事館襲撃:イスラムの反発拡大の恐れも 
毎日新聞 2012年09月12日 23時52分

 【カイロ前田英司】リビア東部の主要都市ベンガジで11日夜起きた米領事館襲撃事件は、イスラム教の預言者ムハンマドを侮辱する米映画に反発したイスラム教徒らの攻撃で駐リビア米大使が死亡する事態に発展したが、イスラム社会の反発は今後、さらに拡大、激化する恐れがある。また、米メディアによると、問題の映画はイスラエル系米国人の製作と判明、怒りの矛先は米国だけでなく、イスラエルにも向く可能性がある。

 米紙ウォールストリート・ジャーナルなどによると、映画はイスラエル系米国人のサム・バジーレ氏(52)が製作した。約100人のユダヤ人から500万ドル(約3億9000万円)の寄付を集め、昨年、米カリフォルニア州で3カ月かけて撮影したという。バジーレ氏は「これは宗教映画ではない」と主張、イスラムの「偽善」を訴えるために製作したとして、「イスラムはがんだ」などと訴えた。

 偶像崇拝を否定するイスラム教は預言者ムハンマドを具象化すること自体、禁じている。映画はムハンマドの性描写を含んだり、暴力的に描いたりしており、イスラム教徒の感情を逆なでしている。

. 7月初めから短い「予告編」が動画投稿サイトに公開され、本編は約2時間に及ぶ。イスラム教の聖典コーランを燃やして物議を醸した米国のテリー・ジョーンズ牧師や、米国に住むエジプト人のキリスト教徒らが宣伝しているという。

 ロイター通信などによると、チュニジアの首都チュニスでは12日、米大使館前に抗議の人々が集まり、警備が強化された。アフガニスタン当局は混乱を回避するため動画投稿サイトを遮断し、問題の映画を閲覧できないようにした。一方、エジプトのイスラム原理主義組織ムスリム同胞団は14日の金曜礼拝後、全土で大規模デモを開催するよう呼びかけた。

 リビア国民議会のマガリエフ議長は12日、大使死亡について米国に謝罪した。また、シャリフ副内相は領事館を襲撃した暴徒について「(昨年の民主化闘争で崩壊した)カダフィ前政権の残党だ」との見方を示した。リビアではカダフィ体制打倒の過程で流出した大量の武器が回収できず、武装グループが民兵化して治安を不安定にしている。

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4991名無しさん:2012/09/13(木) 21:12:41


「日本の陰謀」ちゃんねる
http://jbbs.livedoor.jp/news/4833/

4992チバQ:2012/09/13(木) 21:13:14
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012091300880
預言者侮辱、イランでも抗議=米利益代表のスイス大使館前
 【カイロ時事】イランの首都テヘランで13日、イランで米国の利益を代表しているスイス大使館前で、イスラム教預言者ムハンマドを侮辱したとされる映画に抗議し、数百人がデモを行った。
 ファルス通信によると、デモ参加者は大学生が中心で「米国に死を」「イスラエルに死を」とスローガンを連呼。米国の親イスラエル政策を批判した。(2012/09/13-19:37)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012091300796
イエメンで米大使館襲撃=「預言者侮辱」、抗議拡大−エジプトでも警官隊と衝突

13日、イエメンの首都サヌアにある米大使館に乱入するデモ隊(EPA=時事) 【カイロ時事】イエメンの首都サヌアで13日、イスラム教預言者ムハンマドをテーマに米国で制作された映画に怒ったデモ隊が、米大使館を襲撃した。治安部隊は威嚇射撃したり、放水したりしてデモ隊の乱入を阻止しようとした。中東の衛星テレビ局アルアラビアなどが伝えた。
 デモ隊は、外交官の車両数台に火を放った。AFP通信によると、大使館に突入したデモ隊はイエメン治安部隊によって全員排除された。イエメンは、米無人機も加わって国際テロ組織アルカイダ系武装組織「アラビア半島のアルカイダ」の掃討作戦が続けられ、国民の間でも反米感情が強い。
 一方、エジプトの首都カイロにある米大使館周辺では13日も、抗議デモが続き、大使館を警備する警官隊と衝突した。デモ参加者は米国に謝罪を要求。イスラム圏の各地にデモは波及し、抗議は拡大する様相を呈している。
 現場周辺では若者を中心に数百人が、大使館周辺に警備線を敷いた警官隊と衝突。警官隊は催涙弾を発射して大使館にデモ隊が近づくのを阻止した。デモは12日夜から続いており、保健省によると、13人が負傷した。(2012/09/13-19:08)


http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220913056.html
イエメンで米大使館襲撃 エジプトでも群衆が投石(09/13 18:28)
イスラム教の預言者を冒涜(ぼうとく)したとするアメリカ映画の問題で、中東各国のアメリカ大使館に怒った群衆が殺到しています。

 イエメンの首都サヌアでは、アメリカ大使館敷地内に押し入ろうとするデモ隊と、これを止めようとする警備担当者が衝突しました。警備側がデモ隊に向けて発砲したという情報も伝えられています。カイロでも、怒った群衆が連日、アメリカ大使館前に集まっています。投石を始めたため、警官隊が催涙弾で応戦し、衝突は今も続いています。さらに、チュニジアのアメリカ大使館には、数百人が押し寄せ、警官隊が催涙弾やゴム弾で解散させたということです。

4993チバQ:2012/09/13(木) 21:13:35
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012091300774
抗議デモ「米国は謝罪を」=預言者侮辱に怒り沸騰−エジプト首都ルポ

13日、カイロ市内で、警官隊が発射した催涙ガスから逃げるデモ参加者 【カイロ時事】「米国は謝罪しろ」「(イスラム教預言者)ムハンマドに対する侮辱は許されない」−。米国で作られた映画をめぐりイスラム教を冒涜(ぼうとく)したとして抗議デモが続くエジプトの首都カイロの米大使館周辺では13日、米国への怒りが渦巻き、大使館を保護する警官隊が催涙弾を連射するなど騒然とした雰囲気に包まれていた。
 抗議デモは、民衆運動「アラブの春」の聖地となった中心部のタハリール広場にも及び、警官隊は米大使館から100メートル以上離れた地点で隊列を組み、デモ隊の侵入を阻止。投石するデモ隊が近づくと催涙弾を発射、ガスを吸い込んで倒れ込む報道関係者もいた。
 スカーフを口に当てて投石していたデモ参加者ムハンマド・ダルウィシュさん(23)は「われわれの預言者をこけにされた。黙っているわけにはいかない」と怒りをあらわにした。
 大学生のムハンマド・サイードさん(21)は「預言者を侮辱した映画の制作を容認した米国を許さない。オバマ大統領は謝罪すべきだ」とデモ参加の動機を説明。さらに、「ムバラク独裁政権は倒れたが、警察の抑圧的な姿勢など実際には何も変わっていない」と、批判の矛先をエジプトのモルシ政権にも向けた。
 モルシ大統領は米国に対し、映画制作者に法的措置を含めた厳しい処置を求めているが、国民の怒りに配慮しつつ襲撃事件の再発を防ぐという難しい対応を迫られている。(2012/09/13-17:56)

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4994チバQ:2012/09/13(木) 21:14:47
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012091302000238.html
イスラム教侮辱映像 チュニジア抗議デモ
2012年9月13日 夕刊

 【カイロ=今村実】イスラム教の預言者ムハンマドを侮辱したとされる映像作品が米国で制作された問題で、チュニジアの首都チュニスの米大使館前で十二日、イスラム主義者ら約三百人が、抗議デモをした。門を突破し大使館に侵入しようとした参加者に対し、警官隊が催涙ガスを使用した。

 AFP通信によると、デモ隊は鎮圧前の数時間、抗議活動をしていた。当局は五人を逮捕、投石で警官二人が負傷したという。

 映像作品をめぐっては、リビア北東部ベンガジの米領事館が十一日に武装勢力に襲撃され、米大使ら四人が死亡。エジプトでも同日、米大使館前でデモがあり、星条旗が引き下ろされるなどした。

http://www.asahi.com/international/update/0913/TKY201209130149.html
2012年9月13日10時58分
抗議デモ発端の映像、投稿者は? 製作過程に数多くの謎

 中東で抗議デモを引き起こしたとされる映像作品は、13日も動画投稿サイト「ユーチューブ」で閲覧できる状態になっている。ただ、その制作過程をめぐっては不明な点が多い。

 約14分のビデオは、「ムハンマドの映画の予告編」のタイトルで、7月に投稿された。複数の役者が出演しており、預言者ムハンマドの出生に疑問を投げかけ、乱れた女性関係を持っていたとか、同性愛者だったなどとしている。中東では、アラビア語に翻訳された映像が出回ったことで注目を集め、抗議デモにつながったとみられる。

 ただ、映像のできばえは素人レベルで、イスラムを冒涜(ぼうとく)する場面では声が後から録音されているなど、不自然な点も多い。予告編とされているが、本編の映画が存在しているのかも不明だ。

4995名無しさん:2012/09/13(木) 21:15:29

「日本の陰謀」ちゃんねる
http://jbbs.livedoor.jp/news/4833/

4996チバQ:2012/09/13(木) 21:16:00
>>4982
http://www.asahi.com/international/update/0913/TKY201209120755.html
2012年9月13日0時45分
ソマリア新大統領狙い自爆テロ 警備兵ら4人死亡
 アフリカ東部ソマリアの首都モガディシオで12日、2日前に新大統領に選出されたばかりのハサン・マハムード氏を狙ったと見られる自爆テロがあった。マハムード氏は無事だった。AFP通信などが伝えた。

 爆発は空港近くにあるマハムード氏が滞在するホテルの門の前で起きた。ケニアの閣僚らと会合をしていたという。ホテル内の人たちにけがはなかったが、警備兵3人と自爆テロをした1人が死亡した。

 ソマリアは内戦が始まった1991年以来、無政府状態が続く。新大統領を選んで21年ぶりの正式政府を発足に動き出したところだった。イスラム武装勢力シャバブが「いわゆる大統領と外交団を狙った」との声明を出し、関与を認めた。

 シャバブはソマリア中南部の広い地域を実効支配しており、アフリカ連合(AU)軍が掃討作戦をしている。昨年8月にはモガディシオをシャバブ支配から奪還したが、ゲリラ的な攻撃が頻発している。(ナイロビ=杉山正)

4997名無しさん:2012/09/13(木) 21:16:57


「日本の陰謀」ちゃんねる
http://jbbs.livedoor.jp/news/4833/

4998チバQ:2012/09/13(木) 21:24:24
>>4957>>4960>>4969
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120913/erp12091320240005-n1.htm
オランダ総選挙、ルッテ首相が勝利宣言 他党との連立交渉に入る
2012.9.13 20:22

オランダのハーグで、下院総選挙の結果を受け喜ぶルッテ首相=12日(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】12日に投票が行われたオランダ下院選挙(定数150、比例代表制)が即日開票(開票率98%)され、ルッテ首相の中道右派、自由民主党が第1党の座を守ることが確実となった。首相は勝利宣言し、今後、他党との連立交渉に入る。

 主な政党の獲得議席は、自民党が41議席(前回選挙31議席)、第2党の中道左派、労働党が39議席(同30議席)。欧州連合(EU)に懐疑的で一時支持を伸ばした急進左派、社会党(同15議席)、EU脱退を主張する極右、自由党(同24議席)はそれぞれ15議席。

 選挙戦では、自民党が財政緊縮路線堅持を掲げ、労働党は経済成長も重視することを訴えた。ルッテ首相の前政権は少数連立で基盤が弱かったため、合計で議会過半数を占める自民、労働両党による安定政権の期待が高まるが、路線の違いもあり、予断できない。

 オランダでは、債務危機で自国に財政赤字削減が求められる一方で南欧支援も強いられることに国民の不満が強い。このため選挙では、EUに批判的な勢力の躍進が懸念されたが、親欧州の中道勢力が勝利したことで、有権者は現実的な路線を選択した格好だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120913-00000039-reut-int
オランダ議会選挙、ルッテ首相の自由民主党が勝利
ロイター 9月13日(木)9時31分配信
9月12日、オランダで行われた議会選挙では、ルッテ首相率いる中道右派の自由民主党が勝利(2012年 ロイター/Yves Herman)

[アムステルダム 13日 ロイター] オランダで12日行われた議会選挙では、ユーロ支持の主要2政党の接戦となったが、ルッテ首相率いる中道右派の自由民主党が、労働党の議席数をわずかに上回り、勝利した。

開票率96%の時点で、自由民主党の獲得議席数は、定数150議席中41議席。一方、中道左派の労働党の議席数は39となり、労働党のディーデリク・サムソン党首は敗北を認めた。

選挙戦の序盤では、緊縮財政やユーロ圏の金融支援に反対する左派の社会党や、ユーロや欧州連合(EU)離脱を主張する右派の自由党が優勢となっていたが、社会党は労働党の議席数を大きく下回り3位。自由党も大敗した。

ルッテ首相は連立政権樹立に向けどの政党に打診するかは明らかにしていない。

自由民主党と労働党は、連立に向けた協議の可能性は低いとしているものの、どの政党も大幅な議席数を確保していない状況を踏まえると、両党が連立を組むことが最も現実的とみられている。

*内容を追加します。

4999チバQ:2012/09/13(木) 21:24:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120913-00000021-mai-int
<オランダ総選挙>自由民主党が第1党 極右は惨敗
毎日新聞 9月13日(木)11時3分配信

 【ハーグ(オランダ)斎藤義彦】オランダ下院(定数150)の総選挙は12日、即日開票され、開票率98%でルッテ首相率いる自由民主党が41議席を獲得、第1党になり政権継続を確実にした。欧州連合(EU)離脱を訴えた極右・自由党は惨敗、反緊縮策の最左派・社会党も躍進するとの前評判とは逆に伸び悩み、親EU派が巻き返した。ルッテ首相は「従来の政策が承認された」と勝利宣言した。

 自由民主党は連立相手の保守も票を減らしたため、39議席と小差で第2党になった労働党と連立する可能性が高い。労働党は福祉堅持や成長・雇用重視を掲げており、ルッテ政権がドイツと進めた緊縮路線は転換を迫られる。

 自由民主党、労働党とも独自に連立政権を作る場合は4党以上の連立が必要で、交渉は困難を極める。2党だけで過半数を確保できる大連立が最も容易。いずれにしても連立交渉は数週間から数カ月かかる見込み。

 極右・自由党は15議席で前回の24議席から大幅に後退、ルッテ政権で閣外協力した極右の影響力は低下した。

 他党の獲得議席は社会党が15、キリスト教民主勢力が13、民主66が12、諸派が15。


http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20120913-00000052-jnn-int
オランダ、第1党と第2党で連立交渉へ
TBS系(JNN) 9月13日(木)16時53分配信

 財政緊縮策を争点に投票が行われたオランダの総選挙は13日、開票がほぼ終了し、与党・自由民主党と中道左派の労働党の2党で過半数を超える結果となりました。今後、連立に向けた交渉が進められますが、「緊縮策」の緩和をめぐり交渉は難航も予想されます。

 選挙はオランダ下院150議席を争って行われ、ルッテ首相率いる与党・自由民主党が41議席を獲得し、第1党の座を維持しました。一方、中道左派の労働党も39議席と躍進し、2党合わせた議席数は過半数を超えました。

 「緊縮策はいろいろな点で社会事情を考慮するべきです」
 「政権与党の緊縮策を労働党はこれまで支持してきましたが、今後は弱者を救済していくべきです」(労働党支持者)

 今後は2党を軸に連立交渉が進むとみられますが、緊縮策の一部「緩和」を求める労働党と財政規律を重視してきた与党側との折り合いがつくかは不透明です。

 一方、緊縮策に反対の社会党は現状を維持したものの、「反緊縮」「反EU」を掲げた極右政党の自由党は議席を大幅に減らし、惨敗しました。(13日12:47)

5000チバQ:2012/09/13(木) 21:26:18
>>3307
>>3435-3437
>>4208
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120913/mds12091310500001-n1.htm
リビアが新首相選出
2012.9.13 10:48
 【カイロ=大内清】リビアの国会(定数200)は12日、現在のキーブ暫定首相に代わり、ムスタファ・アブーシャグール副首相を新たに首相に選出した。昨年夏のカダフィ政権崩壊後、初めて民主的な手続きで選ばれた首相となる。

 カダフィ政権崩壊後の暫定統治を担ってきた国民評議会は7月の総選挙後に解散しており、今後はアブーシャグール氏の内閣が国政の運営にあたる。リビアでは11日に東部ベンガジで起きた米領事館襲撃事件のほか、東西の地域間対立や民兵の武装解除など課題が山積しており、新首相は難しいかじ取りが迫られそうだ。

 アブーシャグール氏は電気工学の専門家で、内戦中の昨年、米国から帰国。昨年11月に国民評議会から副首相に指名されていた。

5001チバQ:2012/09/13(木) 21:27:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120913/erp12091317030004-n1.htm
「拘束もう十分」とメドベージェフ首相、反プーチン・バンド釈放を
2012.9.13 17:02
 ロシアのメドベージェフ首相は12日、プーチン大統領に反発するパフォーマンスによって、メンバー3人が懲役2年の実刑判決を受けた女性バンド「プッシー・ライオット(子猫の暴動)」について、2月の逮捕以来「既に十分長く」拘束されていると述べ、釈放するべきだとの考えを示した。同国主要メディアが報じた。比較的リベラルとみられている首相が、この問題について見解を示したのは初めて。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120913/erp12091308160001-n1.htm
反プーチンの女性バンド釈放を ロシア首相、内政干渉には「吐き気」
2012.9.13 08:12

プーチン大統領に反発するパフォーマンスによって、懲役2年の実刑判決を受けた女性バンド「プッシー・ライオット」のメンバー(AP)
 ロシアのメドベージェフ首相は12日、プーチン大統領に反発するパフォーマンスによって、メンバー3人が懲役2年の実刑判決を受けた女性バンド「プッシー・ライオット(子猫の暴動)」について、2月の逮捕以来「既に十分長く」拘束されていると述べ、釈放するべきだとの考えを示した。同国主要メディアが報じた。

 比較的リベラルとみられている首相が、この問題について見解を示したのは初めて。プーチン氏は「この問題に関わるつもりは全くない」としているが、実刑は容認しているとみられている。

 中部ペンザでの与党、統一ロシアの会合で首相は、3人は執行猶予付き判決で十分であり、実刑は「非生産的と思える」と指摘した。一方、ロシアの内政に干渉しようとする欧米などの批判も「ヒステリー」だとして「吐き気がする」と述べた。(共同)

5002チバQ:2012/09/13(木) 21:46:35
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2899351/9468021
自由シリア軍が近く組織改革、民兵急増に危機感
2012年09月06日 08:38 発信地:ダマスカス/シリア
【9月6日 AFP】シリア反体制派・自由シリア軍(Free Syrian Army、FSA)の軍事委員長ムスタファ・シェイク(Mustafa Al-Sheikh)大将は5日、反体制派の一体性を高めるとともに反体制派の民兵が急増していることに対応するため、自由シリア軍は近く組織の改革を行うと述べた。

 同氏は、今後10日ほどで終わるとみられている交渉を経て自由シリア軍は「シリア国軍(Syrian National Army)」にその名称を変えると述べ、「われわれはシリア国内に民兵が拡散していることを懸念しているとともに、シリアの未来を守りたいと考えている。ずいぶん時間が経ったが、そろそろ軍事組織を再編しなければならない」と述べた。

 改革が必要な分野として反体制派戦闘員に渡す資金の管理を挙げ、「民兵が生まれることを防ぐためだ。民兵は非常に危険だ」と述べて民兵急増に対する危機感を示した。

 また同氏は、現在のところ自由シリア軍が正式な機構でないため武器の提供に消極的な国際社会から支援を取り付ける上で、組織改革は鍵になると指摘した。(c)AFP

5003チバQ:2012/09/13(木) 22:26:02
http://mainichi.jp/select/news/20120913k0000e030152000c.html
米領事館襲撃:映画監督の正体に疑惑 報道相次ぐ
毎日新聞 2012年09月13日 11時06分(最終更新 09月13日 11時33分)

 【エルサレム花岡洋二】イスラム教の預言者ムハンマドを侮辱し、リビアでの米領事館襲撃事件や中東での反米デモのきっかけとなった映画の監督が、自らを米カリフォルニア州のイスラエル系米国人だと米メディアに名乗り出たことを巡り、正体を疑う報道が米国やイスラエルで12日相次いだ。

 イスラエル紙エルサレム・ポスト(電子版)によると、在カリフォルニアのイスラエル政府幹部が、映画業界や地元イスラエル人社会から聞き取りをしたが、該当者を確認できなかった。また米誌アトランティック(電子版)も、映画製作にかかわった人物が「監督はイスラエル人でなく、ユダヤ人でもない可能性が高い」と証言したと報じた。

 一方、イスラエル外務省の報道官は「彼のことを知る者は誰もいないし、彼のやったことはイスラエルとは一切関係がない」と米紙ニューヨーク・タイムズにコメントした。イスラム教徒の怒りの矛先がイスラエルに向く可能性があり、先手を打った形だ。

5004チバQ:2012/09/13(木) 22:28:37
http://mainichi.jp/select/news/20120914k0000m030112000c.html
オランダ総選挙:「親EU」冷静に判断…自国の利益優先
毎日新聞 2012年09月13日 22時19分

 【ハーグ(オランダ)斎藤義彦】ルッテ首相率いる自由民主党が第1党になった12日のオランダ総選挙では、極右政党などが主導する形で「欧州債務危機」が北方欧州諸国で初めて争点化された。選挙結果はオランダ国民が、ためらいながらも、南欧諸国の救済や共通通貨ユーロの維持が自国の利益になると冷静に判断したことを示す。来年はドイツの総選挙で、大衆迎合主義的な「反欧州連合(EU)」宣伝がいかに政治を悩ますか、先行事例になった。

 先月中旬までの世論調査ではユーロ導入に反対した最左派の社会党がギリシャ救済策の見直しや欧州統合減速を求め、一時トップを走った。また、政治宣伝にたけた極右・自由党も、市民に救済策への不満が充満しているのをみて、極端な「EU離脱」を主張し、主要政党を脅かした。

 こうした主張に押される形でルッテ首相も「もうギリシャ救済はたくさん」と発言、右派や中道政党もこぞって反EUムードを選挙に利用した。

 危機対策としてルッテ政権は年金支給開始年齢引き上げなど、福祉見直しや緊縮策を実行した。生活水準低下という「身近な危機を解決してほしいとの思いが極端な政党の支持になった」(スカウト・オランダ国際問題研究所研究員)。

 しかし、経済の大半を貿易に依存するオランダでは、経済界に反EUを警戒する声が根強い。球根など農産品の輸出団体LTOのマート代表は「強いEUこそオランダに必要。反EUは国益を損ねる」と話す。こうした声を背景に、ギリシャに対し緊縮策を要求しながらも救済を承認してきたルッテ首相の自由民主党、親EUを掲げた労働党の双方が「開かれた国」を信じる国民に広く承認されたと言える。

 選管が発表した開票率98%現在の議席数は自由民主党41(現有議席31)、労働党39(同30)、社会党15(15)、極右・自由党15(24)、キリスト教民主勢力13(21)、民主66・12(10)、諸派15(19)。

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5006チバQ:2012/09/14(金) 22:01:55
http://www.asahi.com/international/update/0914/TKY201209140511.html
2012年9月14日20時42分

仏最古の原発、2016年末に閉鎖 オランド大統領表明関連トピックス原子力発電所
 フランスのオランド大統領は14日、政府が主催する環境会議で演説し、仏最古のフェッセンハイム原発を2016年末に閉鎖する方針を表明した。ヨーロッパエコロジー・緑の党との連立合意に基づいたもので、原発への依存を段階的に縮小する第一歩となる。

 フェッセンハイム原発では今月5日に水蒸気漏れの事故があり、負傷者が出た。オランド氏は地元の雇用不安に配慮して、原発閉鎖で解雇が起きないようにする考えを強調しつつ、閉鎖時期を初めて明言した。

 一方、仏国内で計画中のシェールガスの開発については環境破壊の懸念があるとして認めない考えを示した。(マドリード=稲田信司)

5007チバQ:2012/09/14(金) 22:03:11
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012091400142
エジプト「同盟国ではない」=米大統領の発言が波紋
 【ワシントン時事】オバマ米大統領がスペイン語放送局テレムンドとのインタビューで、激しい反米デモが続くエジプトについて「同盟国ではない」と発言したことが、波紋を呼んでいる。エジプトは北大西洋条約機構(NATO)非加盟の主要同盟国。イスラム圏で拡大する過激デモへのいら立ちが表れたとの見方もある。
 大統領は12日放送された番組で、エジプトを「同盟国とは思わないが、敵とも考えていない」と発言。一部の識者は「大統領の表現や声のトーンは、デモに対するエジプト・モルシ政権の反応への気持ちがにじみ出ている」と指摘する。(2012/09/14-08:40)

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5008チバQ:2012/09/14(金) 22:13:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120914/erp12091410040001-n1.htm
官僚や官僚の親戚が参加? ロシア学生のご褒美日本旅行 苦情で発覚、ネットで騒ぎに
2012.9.14 10:02 [ロシア]

ロシア・ウラジオストクから来日し、観光を終えて帰国するAPEC首脳会議の学生ボランティア=13日夜、成田空港
 【モスクワ=佐々木正明】ウラジオストクで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の成功のお礼として、ロシアのプーチン大統領が学生ボランティア500人に日本旅行をプレゼントした件で、ロシアメディアは13日、「一部の学生のかわりに官僚や官僚の親戚が日本を訪れていた」と報じた。

 ウラジオストク港から横浜に向け出航する豪華客船に搭乗できなかった学生らの苦情で発覚した。ネット上で騒ぎが大きくなり、大統領府が調査する事態に陥っている。

 露メディアの「コメルサントFM93・6」(電子版)によると、一部のボランティアらが船に乗れなかったのは、旅行を組織した担当者の準備不手際のせいで、行政側は、日本旅行できなかった学生らに対し「中国行きのクルーズを用意することを提案した」とも伝えている。

5009チバQ:2012/09/14(金) 22:15:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120914/amr12091418590007-n1.htm
ムハンマド冒涜映画の制作者はキリスト教一派の男性 米当局
2012.9.14 18:58
 【ニューヨーク=黒沢潤】米司法当局は13日、リビアなどの米公館襲撃事件のきっかけとなった反イスラム映画の制作者について、エジプトの少数派で、キリスト教の一派であるコプト教の男性とほぼ断定した。AP通信が伝えた。

 男性は、米カリフォルニア州に住むナクラ・バスリ・ナクラ氏(55)。同氏は当初、複数の米メディアの電話取材に対し、「56歳の米国籍とイスラエル国籍を持つ男性」「52歳の不動産業者」などと名乗っていた。人物特定を恐れ、身元を偽ったとみられる。米CNNテレビによれば、過去には、偽の身分証明書を使って銀行口座を開設し、逮捕されたこともある。

 ナクラ氏は今回、「イエス・キリストの時代のような約2千年前の話を土台にしたものを作りたい」などと語って、女優に近づき映画を制作。その後、画面上で勝手にセリフを差し替え、イスラム教の預言者ムハンマドをおとしめるような内容に変更した。出演者から強い批判を浴びている。

 一方、ロイター通信は13日、動画サイト「ユーチューブ」に投稿された同映画の短縮版をエジプトのテレビ局が8日、トーク番組で取り上げたことが暴動の発火点になった−との米政府高官の話を伝えた。ただ、番組自体は暴動発生を予感させる内容ではなかったとし、「潜在的に(イスラム教徒を)あおり立てるようなテレビ番組など、すべてに関して警戒するのは意味がない」との危機管理専門家の話も伝えた。

5010チバQ:2012/09/14(金) 22:15:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120914/amr12091419050008-n1.htm
「表現の自由」への理解は困難 危機感募らす米国
2012.9.14 19:03 (1/2ページ)
 【ワシントン=犬塚陽介】米国がイスラム社会に広がる反米デモを抑えられず、危機感を募らせている。デモの発端となった映画の制作に米国政府は無関係。表現の自由を尊重する国柄もあり、映画に「怒りを扇動する狙い」(クリントン国務長官)があっても差し止めはできない。とはいえ、信仰に関わる問題でイスラムの民衆に「表現の自由」を説いても、理解を得るのは困難で、怒りの炎は広がるばかりだ。

 「言語道断の映像が日の目を浴びないよう、なぜ米国が行動しないのか、理解に苦しむ人々がいることは認識している」

 クリントン長官は13日、居並ぶカメラを前に、こう述べた上で、米政府が干渉できない理由を説明した。

 民間の制作でありインターネットを利用すれば配信の阻止は実質的に不可能と指摘。「自由の境界線には異なる見解がある」としながらも、米国憲法は「どれほど不愉快でも個人の表現の自由を侵害しないこと」を保障していると“譲れない一線”を強調した。

 クリントン長官の発言について、国務省のヌランド報道官は直後の会見で「(イスラム)地域の人々が、われわれの文化や社会を理解していないことへの懸念」が背景にあると説明した。事実、米国内には、イスラム教の「信仰を中傷する」(クリントン長官)内容自体を非難する声はあっても、そうした表現を生み出す“土壌”までを批判する声は聞かれない。

 事態を制御できない米国の苦境は、中東諸国が「アラブの春」で民主化の道を踏み出した結果として、米国の影響力が減少したこととも無関係ではない。

 エジプトやリビアなどで反米デモを強大な権力で鎮圧する政権は相次ぎ崩壊。中東地域でのソーシャルメディアを通じて反米メッセージは瞬時に広がる。一方で、専制国家の“豪腕”を目の当たりにしてきた国民には、世界一の大国である米国が、自国民を制御できないわけがないとの幻想を抱いている節もある。

 実際、米国の主要テレビは「巨大な情報機関を持つ米国が映画の情報を知らなかったはずはない。オバマは罪人だ」(CNNテレビ)と連呼する現地からのデモの映像を繰り返し伝えている。大使殺害の衝撃も手伝って、米国がイスラム社会に「異なる価値観」の理解を求めざるを得ない構図に陥っている。

5011チバQ:2012/09/14(金) 22:16:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120914/amr12091419420009-n1.htm
対米外交と国民感情でエジプト大統領にジレンマ
2012.9.14 19:41 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】米国で制作された反イスラム的な映画に端を発する米国に対する抗議行動の広がりは、就任から間もないエジプトのモルシー大統領に、対米関係の維持を図りつつも、民衆の抗議活動はある程度容認せざるを得ないというジレンマを突きつけている。

 欧州訪問中のモルシー氏は13日、映画がイスラム教の預言者ムハンマドを侮辱的に描いていることを「エジプト人は決して許さない」と強く非難する半面、外交施設などの警備には万全を期す考えを強調した。

 ただ、怒った群衆が11日、米大使館に破壊行為を行ったことへの直接の謝罪は避けた上、むしろ米国側に、映画の関係者らへの何らかの法的措置を求めたことを明らかにした。

 モルシー氏がデモ隊に融和的ともとれる態度を示しているのは、エジプト最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団出身である自身の信条に加え、民衆の支持を失えば、発足間もない政権の基盤が揺るぎかねないとの懸念があるためだ。

 だが同時にエジプトは、1979年にイスラエルと平和条約を結んだのと引き換えに米国から年十数億ドルの軍事・経済援助を受けており、対米関係の急速な悪化は避けたいのが本音。政府としては当面、デモの暴徒化を阻止しながら事態の沈静化を図るとみられる。

 キリスト教の一派であるコプト教徒でエジプト系とみられる男性が映画の制作に主導的な役割を果たしていたことが明らかになったことも、頭の痛い問題だ。

 イスラム教徒が人口の約9割を占めるエジプトでは近年、少数派のコプト教徒への暴力事件がしばしば発生していて、今回の映画問題を機に反コプト感情に拍車がかかれば社会不安が増大する恐れもある。

 一方、オバマ大統領は13日、米テレビに「エジプトは同盟国ではないが、敵でもない」と、エジプト側へのいらだちをあらわにした。

 この発言は、エジプトに多額の援助を供与し中東政策の柱としてきた従来の外交の転換を示唆するものともみられかねないだけに、カーニー大統領報道官らが「エジプトは長期の緊密なパートナー」だと強調するなど火消しに回った。スエズ運河を擁する戦略的要衝にある同国との関係維持を望むのは米国も同じだ。

 今後は両国とも、国内世論をにらみつつ、落とし所を探るデリケートな外交を迫られることになる。

5012チバQ:2012/09/14(金) 22:21:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120914-00000025-mai-int
<反米デモ>引き金の映画製作に謎深まる 監督の正体不明
毎日新聞 9月14日(金)11時33分配信


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13日、米カリフォルニア州のナコウラ・バスリー・ナコウラ氏自宅前で、集まった報道陣に説明をするロサンゼルス郡保安局の広報担当者=AP

 【ワシントン白戸圭一】イスラム世界における反米デモの引き金となった米映画「イノセンス・オブ・ムスリムズ(イスラム教徒の無邪気さ)」の製作過程を巡る謎が深まっている。監督の正体すら判然とせず、米メディアの報道が過熱している。

 今年7月、インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」に登場した約14分のダイジェスト版映像は「サム・バシル」の名で投稿された。今月11日に米紙ウォールストリート・ジャーナルの電話取材に応じた「サム・バシル」は「イスラエル生まれで、米カリフォルニア州在住の不動産業者」と自己紹介し、「100人のユダヤ人から500万ドルの寄付を集めて映画を監督・製作した」と主張した。

 だが、イスラエル外務省報道官は米紙ニューヨーク・タイムズに「彼を知る者は誰もいない」と述べ、イスラエルと映画の関係を全面否定。多くの米メディアは「サム・バシル」の自己紹介の信ぴょう性を疑問視し、監督の正体を巡る報道合戦に拍車がかかった。

 AP通信は12日、映画製作の中心になったとされるカリフォルニア州在住の男性に取材し、男性が「ナコウラ・バスリー・ナコウラ」という55歳のキリスト教コプト教徒であることを特定したと報じた。

 この男性は取材に「自分ではない」と否定したが、AP通信は「米捜査当局がこの男性を映画の監督と特定した」と報道。男性が詐欺罪などで司法当局の保護観察中で、過去に何度も脱税などの問題を起こしたと伝えた。

 映画を巡っては、シリア、イラク、トルコ、パキスタン、イラン、エジプト、米国の出身者ら15人ほどが製作や宣伝に関わったとの証言もある。

5013チバQ:2012/09/14(金) 22:22:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120914-00000081-mai-int
<反米デモ>世界のイスラム圏ほぼ全域に拡大
毎日新聞 9月14日(金)20時58分配信


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米映画に抗議するイスラム教信者の女性ら=ジャカルタの米大使館前で2012年9月14日、佐藤賢二郎撮影

 【カイロ前田英司、ジャカルタ佐藤賢二郎、ニューデリー杉尾直哉】イスラム教の預言者ムハンマドを冒とくしたとする米映画への抗議は14日、世界最大のイスラム教徒人口を抱えるインドネシアなどアジアにも飛び火し、イスラム圏のほぼ全域に拡大した。各地のモスク(イスラム礼拝所)で開かれた金曜恒例の集団礼拝に合わせ、宗教意識や反米感情があおられた形で、エジプトでは4日連続でデモ隊と警官隊が衝突する事態になった。

【イエメンでの抗議】イエメンの首都サヌアで米大使館のフェンスによじ登る抗議運動の市民ら

 抗議行動は新たに▽インドネシア▽インド▽マレーシア▽イスラエル▽クウェート▽レバノン−−などに拡大。インドネシアの首都ジャカルタでは14日午後、米大使館前にイスラム強硬派団体のメンバーら約200人が集まり、「預言者ムハンマドを侮辱するな」と書かれたプラカードを掲げて抗議した。インド北部のカシミール地方でも14日、住民ら約200人がデモ。抗議のストも実施され、商店などが閉められた。

 また、ロイター通信によると、レバノン北部トリポリで群衆が米国のファストフード店に放火した。

 エジプトの首都カイロでは14日朝から市中心部の米大使館周辺に約100人のデモ隊が集まり、警官隊に投石し、警官側は催涙弾などで応酬した。モルシ大統領の出身母体でエジプト最大勢力のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団は全土での「平和的」な抗議行動を呼びかけた。

 武装勢力の襲撃で米大使ら4人が死亡したリビアでは治安当局が襲撃事件を巡り4人を逮捕し、関係を調べている。米国務省は13日、死亡した4人のうち2人は米海軍特殊部隊SEALS(シールズ)の元隊員だったと発表した。2人はリビアで警備活動に従事していたという。

 米政府は14日のデモ激化を警戒し、全在外公館で警戒態勢を取った。カーニー米大統領報道官は13日、イスラム教徒の反発は「しばらく続く可能性がある」との見通しを示した。

5014チバQ:2012/09/14(金) 22:24:14
http://mainichi.jp/opinion/news/20120914ddm003030084000c.html
クローズアップ2012:駐リビア米大使殺害 権力空白で過激派暗躍 武装50人が襲撃か
毎日新聞 2012年09月14日 東京朝刊


拡大写真 イスラム教の預言者ムハンマドを冒とくしたとする米映画をきっかけにエジプトで始まった反米デモは13日、中東イスラム圏各地に拡大した。リビアでの米大使殺害事件は民衆の抗議にまぎれたイスラム過激派のテロを疑う声もあり、反米行動は重層的な様相を見せている。昨年来の民主化要求運動「アラブの春」でイスラム勢力が伸長した国々で噴出する反米感情に、民主化を後押ししてきたオバマ米政権は苦慮している。【カイロ前田英司、ワシントン白戸圭一】

 ◇周到に計画、デモに乗じ
 領事館襲撃事件は11日午後10時ごろ、映画への抗議デモが続くさなかに起きた。武装集団は領事館本館前の警備員らを銃撃戦の末、約15分で排除。内部に侵入し、本館に火を放った。当時館内には25〜30人がいて別館などに逃げたが、スティーブンズ大使ら4人が死亡した。

 米紙ワシントン・ポスト(電子版)によると、事件の1時間以上前、約50人の武装集団が領事館前に現れ、デモ隊に加わる姿が目撃されている。襲撃事件は当初、抗議デモが過激化したものと見られたが、犯人グループは携行式ロケット弾を所持するなど、領事館の警備員より重装備だった。このため周到に準備を整え、エスカレートする抗議デモの混乱に乗じたとの見方が強まっている。

 「我々の領土を報復の舞台にすることは断じて許さない」。リビア国民議会のマガリエフ議長は12日の会見で、米領事館襲撃が01年の米同時多発テロと同じ9月11日に発生したことを強く意識し、テロ事件との認識を示した。米国も▽9月11日に起きた▽普段トリポリに駐在する米大使の所在を把握していた可能性がある−−などから、計画的な犯行を疑う。

 リビアは40年余りにおよぶカダフィ前政権が崩壊した昨年の民主化闘争に伴い、「権力の空白」に陥った。前政権を倒した革命派の一部が武装解除せず「民兵」化したほか、前政権を支持した武装勢力やイスラム過激派が暗躍し、当局はこうした勢力を制御できずにいる。ベンガジはリビア第2の都市だが、保守的な土地柄で知られ、イスラム色が強い。約3カ月前には駐リビア英大使の車列が英領事館近くでロケット弾を撃ち込まれるなど、米欧を狙ったとみられる攻撃が過去にも起きている。

 今回の襲撃事件の背景は不明だが、6月にはパキスタンで国際テロ組織アルカイダのナンバー2で、リビア出身のアブヤヒヤ・リビ幹部が米軍の無人機空爆で殺害されており、その報復だったとの臆測も出ている。しかしアルカイダの思想に共鳴し、ベンガジを拠点とするイスラム過激派「アンサール・シャリア」は13日、関与を否定する声明を出した。

 現地社会情勢に詳しい「リビア戦略未来研究所」(トリポリ)のアブバクル研究員は、襲撃が計画的な可能性を指摘したが、9・11や米映画とは関係なく「リビアを混乱させたい勢力による一過性の事件に過ぎない」と述べた。カダフィ前政権を支持する勢力が現状に対する不満のはけ口として襲撃事件を引き起こしたとの分析だ。

5015チバQ:2012/09/14(金) 22:24:59
 ◇米、中東外交ジレンマ
 「米国はリビアの民主化移行を支持する」。オバマ米大統領は12日夜、リビア国民議会のマガリエフ議長に電話し、緊密な捜査協力で合意すると同時にリビアとの関係に揺らぎがないよう確認した。「アラブの春」支持の立場を鮮明にしたが、中東外交への世論の懸念が高まる可能性もあり、難しいかじ取りを迫られるのは必至だ。

 オバマ政権は「アラブの春」後、選挙などを通じて民主化の拡大を図ることでイスラム過激派の台頭を抑止する戦略を描いてきた。北アフリカ諸国では強権下の民衆の不満が「テロの温床」を生んだとの判断に基づき、エジプトでイスラム原理主義穏健派「ムスリム同胞団」主体の政権が誕生したことも許容してきた。

 だが過激派は旧体制崩壊後の混乱に乗じて勢力を広げている。北大西洋条約機構(NATO)はカダフィ政権崩壊後の昨年10月の時点で約1万発の携行式ミサイルが行方不明になったとみている。これらの兵器が反米勢力の手に渡り、襲撃事件で使われた可能性も否定できない。

 一方、米同時多発テロ以降の反イスラム感情は米国内に今もくすぶる。襲撃事件の発端となった反イスラム映画などイスラム教を冒とくする米側の言動は後を絶たず、政権の手の届かないところで一触即発の状況が続く。

 オバマ氏はイラク戦争で悪化したイスラム世界との関係の改善を重視してきた。しかし、イスラム世界に根強い反米意識やイスラム過激主義の根絶が困難な現実を改めて突き付けられている。11月の大統領選まで2カ月を切る中、「民主化」と「反米」が同時進行する中東問題への対応を誤ればオバマ政権に痛手となるのは確実だ。

 ◇冒とく映像、アラビア語版も 約14分、ムハンマド出生に触れる
 イスラム教徒の反発を招いた映画は、イスラエル系米国人が製作したとされる。今年7月、インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」に「イノセンス・オブ・ムスリムズ(イスラム教徒の無邪気さ)」と題した約14分間のダイジェスト版の映像が投稿された。約10日前には、アラビア語版も流された。

 映像は冒頭、現代のエジプトの街でキリスト教徒がイスラム教徒の暴徒に襲われる場面から始まり、2分過ぎからムハンマドの時代にさかのぼる。

 ムハンマドは父親が誰か分からず、神の預言者となった後も殺人や略奪を繰り返す野蛮な人物として描かれている。女好きな一方で、仲間に「同性愛者らしい」とうわさされ、女性に「神の名を悪用して、ひどいことをしている」と非難される場面もある。

 砂漠を舞台にした場面が合成映像であることが一目で分かるなど、出来栄えは必ずしも精巧ではない。

5016チバQ:2012/09/14(金) 22:26:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120914-00000092-mai-int
<南アフリカ>鉱山発砲事件 社会問題浮き彫りに
毎日新聞 9月14日(金)21時33分配信

 南アフリカ北部のプラチナ鉱山で8月中旬、賃上げスト中の労働者に警官隊が発砲し、34人が死亡、70人以上が負傷した。アパルトヘイト(人種隔離)体制の終結後、治安当局が関与した暴力事件としては最悪の死傷者数で、社会に満ちた暴力性や経済格差など、南ア社会が引きずる問題を浮き彫りにした。【マリカナ(南ア北部)で服部正法】

 首都プレトリアの西約70キロにある鉱山町マリカナ。町外れに高い煙突と巨大な建物群がある。死傷した労働者らの勤務先ロンミン社のプラチナ鉱山だ。

 惨劇は労働者用の小屋が立ち並ぶ平原で起きた。8月16日に賃上げを求める約3000人の労働者が集結。刀を手にする者もいた。警官隊は解散を呼び掛け催涙ガスを使用、一斉に発砲した。大勢の労働者が倒れた映像を地元テレビが放映、国内外に衝撃を与えた。

 警察は「労働者側の発砲に反撃した」と主張する。だが、現場にいたという隣国レソト出身の出稼ぎ労働者男性(51)は「向こうが先に撃ってきたんだ。皆ほとんど座っていた」と証言。参加者のオーウェン・ズワネさん(22)も「銃なんて持っていない」と憤る。

 地元紙「スター」は、犠牲者の多くが背後から撃たれたとの捜査関係者の話や「命乞いする参加者を、警察官が撃った」との目撃証言も報じた。

 警察が強硬策に出た背景として、数日前に警官2人を含む10人が組合間抗争に巻き込まれて死亡した事件の影響が指摘されている。身内に被害が出ており過剰反応したというのだ。かつて黒人弾圧を行った悪しき伝統の反映を見る向きもある。

 シンクタンク「南ア人種関係研究所」のジョン・ケインバーマン所長はデモ制圧の訓練不足を指摘、「体制刷新が必要だ」と言う。

 労働者側の問題も指摘される。発砲事件に先行した抗争は、穏健派の労働組合と、強硬新興労組の対立が原因だったためだ。

 ケイバーマン氏は、現与党のアフリカ民族会議(ANC)の過去の武装闘争路線が労組に影響を与えたと分析。「暴力革命の精神が南アの政治文化に染みついた」と説明した。

 ただ、鉱山労働者の職場環境が厳しいのも事実だ。地下の採掘現場で働くエムジェー・タタワネさん(24)は「40度以上の気温と高湿度。ほこりで肺をやられる人が大勢いる。そのわりに給料が少なすぎる」と嘆息する。

 今回のストで労働者側は月額4000ランド(約3万7000円)の給与の3倍増を要求。会社側は「平均給与額は9000ランド(約8万3000円)以上」と主張する。

 事件は富の再配分の問題も示す。鉱物資源は南アの全輸出額の6割を占め、同国のGDPをサハラ砂漠以南諸国全体の3割という高水準に押し上げる一因だ。だが、所得格差は世界最悪級でもある。

 ロンミン社での事件は、「鉱山での搾取を示す例」(NGO「ベンチマークス・ファウンデーション」)。与党には鉱山国有化を推す声もあり、年末のANC議長選を前に議論再燃の可能性もある。

5017チバQ:2012/09/14(金) 22:54:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120914/erp12091420580003-n1.htm
今度は英キャサリン妃のトップレス写真流出 「ダイアナ妃事件を彷彿させる」王室反発
2012.9.14 20:57 [英王室]

14日、マレーシアのクアラルンプールで、ショールを頭に巻いてモスクを訪問した英キャサリン姫(ロイター)
 先週、南フランスでの休暇中に撮影された英キャサリン妃(30)のトップレス写真が14日、フランスの雑誌に掲載され、英王室は同日、「グロテスクなプライバシー侵害だ」と激しく反発した。

 写真は、キャサリン妃が夫のウィリアム王子(30)と2人でプールサイドで日光浴中のもの。ウィリアム王子夫妻は東南アジア諸国を歴訪中で、王室はパリでパパラッチに追いかけられ交通事故で死亡した「ダイアナ妃の事件を彷彿させる」と仏誌を批判する異例の声明を発表、法的措置を辞さないとの姿勢を示した。(ロンドン 内藤泰朗)

5019チバQ:2012/09/17(月) 19:00:37
http://mainichi.jp/select/news/20120916k0000m030078000c.html
反米デモ:アラブ社会での「過激化」が目立つ
毎日新聞 2012年09月15日 21時28分(最終更新 09月16日 00時14分)

 【カイロ前田英司】イスラム教の預言者ムハンマドを侮辱的に描いた米映画を巡る抗議は14日、世界各地のイスラム諸国に拡大したが、とりわけアラブ社会での「過激化」が目立つ。背景には昨年の民主化要求運動「アラブの春」で強権・独裁体制が崩れ、長らく「テロの温床」になりかねないと抑え込まれてきた宗教意識の高まりがある。政変後も一向に改善しない社会生活の不満とも相まって、怒りのエネルギーが噴出しているようだ。

 一連の抗議で米公館などが襲撃されたのはエジプト、リビア、イエメン、スーダン、チュニジア。このうちスーダン以外は「アラブの春」の政変を経験し、独裁体制の維持や欧米による「テロとの戦い」に協力する名目で長年、イスラム思想の台頭を抑圧してきた国々だ。

 05年にデンマーク紙が預言者ムハンマドを冒とくする風刺画を掲載し、イスラム圏に抗議の嵐が吹き荒れた問題では、パキスタンのデンマーク大使館で自爆テロが発生するなどしたが、「アラブの春」の国々では外国公館が襲われる事態にまでは至らなかった。

 エジプト主要紙「アルアハラム」のアムル・ヤヒヤ編集幹部によれば「(05年)当時は警備が厳重で、デモ隊は公館に近づくこともできなかった」といい、欧米との対立を嫌う前政権も「沈黙」を守ったという。

 だが今回、最初に米公館が襲撃されたエジプトのモルシ大統領は「預言者の侮辱を許さない」と米映画を非難する立場を明確にした。デモを主導したグループの一つは、米国偏重のムバラク政権下で弾圧された「サラフィ」と呼ばれるイスラム厳格派だ。

 最近、カイロでは「タハリール広場に行くぞ」が、社会に不満を抱える人々の「合言葉」にさえなっている。広場はカイロ中心部にある「アラブの春」のうねりを起こしたデモの「聖地」だ。失業率は13%と高止まりしたままで、若者たちの多くは政変の「恩恵」を実感できずにいる。

 一方、13日の米大使館襲撃でデモ隊4人の死者が出たイエメンでも、地元通信社「マレブ・プレス」のアハマド・アヤイエド編集主幹は「サラフィに限らず、あらゆる階層の人々がデモで不満をぶつけている」と解説する。

 カイロ・アメリカン大学のノハ・バクル准教授は「(アラブの春の)革命後、デモをすれば何でも要求が通ると考える風潮ができているようだ」と分析した。

5020チバQ:2012/09/17(月) 19:01:18
http://mainichi.jp/select/news/20120916k0000m030019000c.html
ロシア:反プーチン下院議員の資格剥奪 野党は反発強める
毎日新聞 2012年09月15日 18時30分

 【モスクワ田中洋之】ロシア下院は14日、プーチン大統領を批判してきた野党「公正ロシア」のグトコフ議員の議員資格剥奪を与党「統一ロシア」などの賛成多数で決めた。グトコフ氏が議員在職中に禁止されているビジネスをしたというのが理由だが、本人はこれを否定。野党側は「反プーチン勢力つぶしを狙ったものだ」と反発を強めている。

 首都モスクワでは15日、約3カ月ぶりとなる大規模な反政府デモがあり、反対派への締め付けを強めるプーチン政権への抗議をアピールした。

 グトコフ氏はプーチン大統領と同じ旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身で、以前は統一ロシアに所属したが、07年から公正ロシアに移り、最近は反プーチン勢力の急先鋒(せんぽう)に立っていた。グトコフ氏の疑惑については司法当局が捜査しており、同氏は議員資格剥奪により不逮捕特権がなくなったことで逮捕される可能性がある。

5021チバQ:2012/09/17(月) 19:02:36
http://mainichi.jp/select/news/20120917k0000m030065000c.html
スーダン:米海兵隊の受け入れ拒否 反米デモ激化で
毎日新聞 2012年09月16日 20時53分(最終更新 09月16日 21時56分)

【ワシントン白戸圭一】イスラム教の預言者ムハンマドを冒とくしたとされる米映像に対する抗議デモが激化したスーダンへの米海兵隊派遣について、スーダン政府は15日、受け入れを拒否する考えを米側に伝えた。米国務省は同日、スーダンの首都ハルツームの米大使館の職員・家族に対し、安全上の懸念を理由に同国を出国するよう命じた。

 スーダンのバシル大統領は同国西部ダルフール紛争での残虐行為などで国際刑事裁判所から人道に対する罪などで逮捕状が出ており、米政府はスーダンに対するテロ支援国家指定を続けている。

 国営スーダン通信などによると、クリントン米国務長官がスーダンのカルティ外相に電話で受け入れを求めたが、外相は「外国大使館の警護は我が国で担う」として派遣を拒否した。既にハルツームに向かっていた部隊は、途中で呼び戻されたという。

 米側はスーダン政府との関係悪化は大使館員の安全に悪影響を及ぼすと判断し、派遣を断念。最低限の職員を残して外交団をスーダンから出国させることを決めた。米政府は既にリビア、チュニジアの米大使館職員も国外へ避難させており、中東・北アフリカでの外交プレゼンス低下は避けられない状況だ。

5022チバQ:2012/09/17(月) 19:59:17
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date3&amp;k=2012091500418
新国防相らを承認=アフガン議会
 【ニューデリー時事】アフガニスタン議会は15日、新国防相にモハマディ内相を横滑りさせることなどを求めたカルザイ大統領の閣僚人事案を承認した。モハマディ氏は少数派のタジク人で、過去に陸軍参謀長を務めた。
 このほか、内相にパタング副内相(人民警護隊担当)、情報機関の国家保安局(NDS)の長官にハリド国境・部族相が承認された。(2012/09/15-22:59)

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5023チバQ:2012/09/17(月) 19:59:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120917/asi12091719240003-n1.htm
アフガンでデモ隊が暴徒化 投石、放火、発砲…警官多数負傷
2012.9.17 19:23 [中東・アフリカ]
 【ニューデリー=岩田智雄】アフガニスタンの首都カブールで17日、米国で制作された反イスラム的な映画に対する抗議デモがあり、暴徒化した数百人が駐留米軍基地に投石するなどした。フランス通信(AFP)によると、デモ隊は警察車両2台に放火し、警官隊に向けて発砲。警官40〜50人が軽傷を負った。今回の問題で、アフガンのデモが暴動に発展したのは初めてとみられる。

 東部ラグマン州では16日、北大西洋条約機構(NATO)軍が武装勢力に行った爆撃で、たきぎなどを集めていた女性8人が巻き添えとなって死亡した。NATOが主導する国際治安支援部隊(ISAF)は市民に犠牲者が出たことを認めて遺憾の意を表明したものの、反米感情をあおる結果となっている。

 また、パキスタンでは北西部カイバル・パクトゥンクワ州ワライで17日、約800人のデモ隊が暴徒化し、地元警察署や記者クラブの建物に放火した。警官隊との間で銃撃戦となり、デモ隊の1人が死亡、2人が負傷した。

5024チバQ:2012/09/17(月) 20:01:47
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220916010.html
モスクワで反プーチン集会 政権への不満根強く(09/16 10:58)
プーチン大統領の辞任を求める反政権デモが15日、モスクワなどで行われ、市民1万4000人が集まりました。

 野党勢力が主催したデモと集会は15日、モスクワ中心部で行われ、約1万4000人が参加しました。公正な選挙を表す白いリボンを身に着けた参加者は、プーチン大統領の辞任を求めるスローガンを叫び、約4キロ行進しました。大規模な反プーチンの抗議行動は今年6月以来、約3カ月ぶりで、プーチン大統領に対する有権者の反発がなお根強いことが裏づけられた格好です。

5025チバQ:2012/09/18(火) 21:45:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120917/mds12091715280000-n1.htm
国境に響く悲痛な声、遺体に寄り添う妻と幼子
2012.9.17 15:24 [中東・アフリカ]

16日、トルコ南部のシリア国境で、死亡した反体制派「戦士」の遺体に寄り添う幼子を抱えた妻(奥)ら(共同)
 トルコ南部キリスのシリアとの国境検問所付近で16日、内戦が続くシリアから逃れてきた難民ら数十人が、アサド政権側部隊に狙撃され死亡した反体制派の「戦士」の遺体を取り囲んで号泣、悲痛な叫び声を上げていた。

 死亡したナジュダド・イスマイルさん(35)はシリア北部アレッポの反体制派部隊に参加、家族らがいるキリスの難民キャンプに月1回戻ってきていたという。「4人の子どもたちが帰りをどんなに楽しみにしていたことか」。涙声の知人が語る。

 車に乗せられた夫の遺体に幼子を抱え寄り添う妻。遺体を目にするのを恐れるように、車を囲む人々の間を泣きながら歩いていた長男のアハメド君(9)は「僕もイスラム戦士になりたい」と、復讐を誓うように声を振り絞って話した。(共同)

5026チバQ:2012/09/18(火) 22:06:46
http://mainichi.jp/select/news/20120919k0000m030037000c.html
パキスタン:大統領汚職疑惑「捜査再開」首相が方針
毎日新聞 2012年09月18日 19時53分

 【ニューデリー杉尾直哉】パキスタンのアシュラフ首相は18日、最高裁に対し、ザルダリ大統領の過去の汚職問題について捜査を再開する方針を示した。6月に就任したばかりの首相は、ギラニ前首相と同様、「汚職追及をしていない」として最高裁から有罪判決を受け、辞任に追い込まれる可能性があった。

 与党・人民党政権は、これまで一貫して捜査を拒否してきた。今回の捜査再開は方針転換にもみえるが、年内に実施される前倒し総選挙まで、アシュラフ首相体制をもたせるための時間稼ぎが狙いとみられる。

 ザルダリ大統領は、夫人のブット氏(07年12月暗殺)が首相だった90年代にスイスに不正蓄財をしていた疑惑があり、アシュラフ首相は近く、スイス当局に捜査再開を求める書簡を出すという。

5027チバQ:2012/09/20(木) 20:33:16
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2012092000504
シリア難民「囚人扱い」=有刺鉄線や検問所−宗派対立波及を警戒・イラク

イラク西部の町アルカイムに設置されたシリア人難民キャンプ=19日 【アルカイム(イラク西部)時事】「有刺鉄線に囲まれ、まるで囚人のような扱いだ」。アサド政権と反体制派の内戦に陥ったシリアとの国境に近いイラク西部の町アルカイムには、シリア人難民が押し寄せているが、イラク当局は難民を厳しく管理、シリアでの混乱の自国への波及に警戒感を強めていた。
 アルカイム周辺の道路は、数百メートル間隔で治安部隊が検問所を設置し、通行を厳しくチェックしていた。難民キャンプで取材に応じたシリア東部出身のモハマド・ホバズさん(37)は「アサド政権の弾圧から解放されたと思ったが、有刺鉄線に囲まれた自由のない生活に失望している」と訴えた。
 アルカイムの当局者は「難民の安全を保証するための措置だ」と釈明する。アルカイムがある西部アンバル州では、2003年のフセイン政権崩壊後、国際テロ組織アルカイダ系武装勢力のテロが相次いでおり、治安維持も理由のようだ。(2012/09/20-14:29)

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5028チバQ:2012/09/20(木) 20:34:24
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2012092000063
刑務所で拷問、性的虐待=総選挙直前、群衆が抗議−グルジア

19日、グルジアの首都トビリシで、刑務所の拷問に抗議する人々(AFP=時事) 【トビリシAFP=時事】グルジアの刑務所で受刑者に拷問、性的虐待、殴る蹴るの暴行を加えている様子が18日夜、野党系のテレビで放映され、首都トビリシの通りを埋める激しい抗議が起きている。10月1日に総選挙の投票を控えるサーカシビリ大統領は19日、刑務官の代わりに「警官を全刑務所に投入する」と約束、対応に追われた。
 放映された映像では、泣きながら慈悲を請う半裸の収監者に性的虐待が加えられている。番組終了後、担当相は辞任した。(2012/09/20-07:02)

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5029チバQ:2012/09/20(木) 21:17:59
http://www.afpbb.com/article/politics/2902153/9545791?ctm_campaign=txt_topics
グルジア、受刑者の虐待映像に抗議広がる 選挙控え政権に動揺
2012年09月20日 11:47 発信地:トビリシ/グルジア
【9月20日 AFP】グルジアで刑務所の看守が受刑者に暴行を加える映像がテレビで放送され、首都トビリシ(Tbilisi)で抗議デモが行われるなど国民の間に激しい反発が広がっている。ミヘイル・サーカシビリ(Mikheil Saakashvili)大統領は19日、国内の全刑務所に警察官を配備すると発表した。

 野党系テレビ局TV9が18日夜に放映したトビリシの刑務所の映像では、看守にやめてくれと泣きながら嘆願する半裸の男性受刑者が映っていた。この受刑者はその後看守に棒で性的虐待を加えられたとみられる。内務省が公開した映像にも看守が受刑者を容赦なく蹴りつける様子が映っていた。

 サーカシビリ大統領はテレビ演説で国内の全刑務所について警察官の配備と徹底的な見直しを命じたことを明らかにし、「(刑務所における)いかなる人権侵害も容認しない」と言明した。ソ連時代の劣悪な環境を踏襲したグルジアの刑務所はかねてから批判されていた。

 刑務所の所管大臣が辞任した他、グルジア政府は虐待に関与した看守15人を逮捕したと発表。さらに、公開された虐待映像は総選挙を前に現政権の信頼失墜を狙った「工作員」による策略だと主張した。

 10月1日投票の総選挙では、野党勢力を率いる富豪のビジナ・イバニシュビリ(Bidzina Ivanishvili)氏がサーカシビリ政権打倒を公言しており、与党の苦戦が予想されている。(c)AFP/Irakli Metreveli

5030チバQ:2012/09/20(木) 21:19:32
http://www.afpbb.com/article/politics/2900722/9517147
デモに100万人、自治権拡大求めるカタルーニャの人々
2012年09月17日 14:45 発信地:バルセロナ/スペイン
【9月17日 AFP】18世紀のスペイン継承戦争でカタルーニャ(Catalonia)が陥落した「カタルーニャの日」にあたる11日、同州の州都バルセロナ(Barcelona)では、経済危機にあえぐスペインからの「独立」や自治権拡大を求める大規模なデモに100万人以上が参加した。

 独自の言語と文化を持つスペイン北東部のカタルーニャ自治州。経済規模はポルトガルよりも大きく、スペイン全体の5分の1を占める。しかし中央政府から搾取されているという長年の不満が、現在4人に1人が失業状態という同国全体の経済危機とそれを受けた緊縮財政に対する反発で、いつになく煽られている。バルセロナでのデモには100万人を超える住民が参加。スペインからの「独立と自由」を求めた。

 デモから2日後の13日、スペインの首都マドリード(Madrid)で行われた経済フォーラムに出席したカタルーニャ自治州政府のアルトゥール・マス(Artur Mas)州首相は、同州の自治権拡大を求める姿勢を鮮明に打ち出した。

 マス州首相はフォーラムの中で「北欧から南欧にかけて起きている状況について、スペインとカタルーニャの間には、ある平行線が生じている。カタルーニャとスペインの間には相互に倦怠感が生まれていると思う。カタルーニャは自分たちが可能だと思っている進歩をスペイン国家全体の中で遂げられないことにうんざりしており、スペイン政府も(彼らの要求に対する)カタルーニャの行動にうんざりしていることと思う」と述べた。

 そして「独立」という言葉までは用いなかったが、カタルーニャは「移行期」にあり、「カタルーニャ人は自分たちを『国家』とみなすかどうか尋ねられる権利がある。一国家となることを求める声が、カタルーニャ社会の大きな部分を占めている」などと述べ、スペインからの独立を問う住民投票に積極的な姿勢を示唆した。

 さらにマス州首相は、20日に予定されているマリアノ・ラホイ(Mariano Rajoy)首相との会談で、カタルーニャ自治州の「財政的主権」を求めるつもりであることを明かした。(c)AFP

5031チバQ:2012/09/20(木) 21:57:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120920-00000048-mai-int
<インド>経済自由化に抗議 野党や小売業団体がゼネスト
毎日新聞 9月20日(木)18時57分配信

 【ニューデリー杉尾直哉】インドのシン政権の経済自由化政策に抗議し、野党や小売業団体が20日、インド全土でゼネストを展開した。商店は軒並み閉店し多くの学校が休校となり、列車の通行をデモ隊が止めて交通に混乱が出た。地元メディアによると、野党指導者や活動家が全国で多数警察に拘束された。

 首都ニューデリーの中心部では野党支持者が座り込んで車の通行を止め、「首相は辞めろ」と気勢を上げた。

 シン政権は先週、国内小売市場や航空業界への外国資本参入を認める政策や、ディーゼル燃料の値上げを発表した。9%台だったインド経済の成長率は今年前半に5.5%に落ち込み、景気浮揚策が必要だったためだ。

 しかし、野党が一斉に反発。下院で連立与党を組んできた「草の根会議派」を率いるバナジー西ベンガル州首相は19日、連立から脱退した。与党会派は過半数を大きく割りシン首相は厳しい政権運営を迫られている。

5032チバQ:2012/09/21(金) 23:51:15
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2012092101024
インド与党が過半数割れ=政権維持も首相に打撃
 【ニューデリー時事】インドのシン首相率いる与党連合の一角、草の根会議派(TMC)が21日、政府が断行した経済改革に反対して連立から離脱した。同党の離脱で与党連合は下院の過半数を割り、少数与党に転落した。
 複数政党が閣外協力を続け政権は維持される見通しだが、2014年の次期総選挙を前にレームダック(死に体)化が指摘されるシン首相の政権運営が厳しさを増すのは必至。最大与党・国民会議派にとっても試練となる。(2012/09/21-22:07)

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5033チバQ:2012/09/22(土) 00:17:35
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT820502020120921
インド、主要連立政党の正式離脱で少数与党に 外資規制緩和など経済改革めぐり
2012年 09月 21日 23:09 JST
 [ニューデリー 21日 ロイター] インド連立与党を構成していた「全インド草の根会議派」は21日、シン首相が進める経済改革に反対し、同党の閣僚6人、下院議員19人を辞任させ、連立を正式離脱した。
 同党の離脱により、シン政権は少数与党となり、求心力がさらに低下する可能性がある。現時点で政権崩壊の危機はみられないが、シン政権は改革推進に向け閣外からの支持を得る必要がある。

 国内小売り市場での外資規制緩和など、シン政権が決定した一連の経済改革は投資家からは歓迎されているものの、インド各地では抗議のストライキが発生している。

 そうしたなか、政府は21日、国内企業による海外借り入れへの課税率を引き下げる方針を発表したほか、来週には保険セクターでの外資規制緩和措置を承認する見通しとなっている。

 シン首相は同日、国内の反発を和らげるため、異例のテレビ演

5034チバQ:2012/09/22(土) 00:18:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120921/erp12092122550004-n1.htm
バルト三国 深まる対ロシア経済依存に不安 政治関係強化に障害も
2012.9.21 22:55 (1/2ページ)
 1990年代初めに旧ソ連から独立したバルト三国が、経済のロシア依存化に神経をとがらせている。バルト三国は欧州各国の経済が金融危機で停滞するなか、いち早く5%超の経済成長に復帰した。背景にあるのは資源国として成長を維持するロシアへの輸出増で、地理的にロシアに近い特徴を生かした経済立て直しへの期待は大きい。しかし約50年にわたってソ連に支配された経験から来る「嫌ロシア」感情は根強く、経済的な接近とは裏腹に、政治的な関係強化には障害が残っている。

 「ロシアとの経済関係は深まっているが、20年後のロシアがどんな国かは予想できない」。エストニア国会外務委員会のミヒケルソン会長は、対ロシア関係の難しさを指摘する。

 エストニアはリーマン・ショック後の2009年、実質国内総生産(GDP)が約14%縮小する危機に見舞われたが、10年には約3%増、11年には約8%増の成長を取り戻した。今年7月のロシアへの輸出は前年同月比35%増で、ロシアは全体の15%を占める最大の輸出相手国だ。リトアニア、ラトビアも対ロシア輸出が経済を後押しする。

 大国ロシアとの関係強化は各国の企業にビジネスチャンスとなる。

 リトアニアで音声認証技術などを開発するエトロニカのガルズィウリス会長は、「今の取引先は北欧企業が中心だが、今後はロシアやウクライナに拡大したい」と意欲的。ラトビアでデータセンター事業を展開するDEACの幹部は「ロシアにデータを保存したくない企業からの需要が大きい」と明かす。

 しかし三国とロシアとの政治関係は複雑だ。三国は1940年、ソ連に併合され、多数の市民が虐殺された経験がある。91年のソ連崩壊直前に独立を回復し、今ではロシア関係の強化が追い風となっているが、民主化の遅れも指摘されるロシアが「難しい隣人」(ミヒケルソン氏)であることに変わりはない。

 ロシアは今年7月、ベラルーシと原発建設契約に調印した。しかし建設地はリトアニア国境に近く、完成時期はリトアニアがエネルギー自給率の向上を狙って日立製作所と建設合意した原発の完成よりも数年早い。リトアニア政府幹部は「ロシアがあえてリトアニア国境近くに原発を建設することに、リトアニアのエネルギー政策を牽制する意図を感じる」と漏らす。

 また、エストニア政府は2007年4月、大規模なサイバー攻撃を受けた。当時、第二次大戦で戦死したソ連兵の記念碑の移設問題でロシア系住民による暴動が起きていたことから、「攻撃はロシアによるもの」とも報じられた。

 一方、ラトビアは07年12月にロシアと国境条約を発効させ、10年12月にはザトレルス大統領がロシアを公式訪問するなど政治関係の改善を進めている。

 しかしソ連時代にラトビアに移住した住民の国籍問題などの課題は残ったままで、リンケービチュス外相は「ロシアとの経済関係に問題はないが、政治的には意見の違う分野もある。ロシアとの関係は明るいとも言えないし、真っ暗だとも言えない」と話している。

     (小雲規生)

5035チバQ:2012/09/22(土) 00:22:11
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/120921/cpd1209210503004-n1.htm
メルケル独首相「国内無敵」 世論調査、3選へ野党候補に大差2012.9.21 05:00

最新世論調査で無敵ぶりを示したメルケル独首相(ブルームバーグ)【拡大】
 2013年秋の総選挙で3期目の政権を目指しているドイツのメルケル首相が、3人の野党候補に対し、圧倒的な優位に立っていることが、最新の世論調査で明らかになった。メルケル首相が欧州の公的債務危機対策で示した実績を野党が突き崩すことが難しいことを示した格好だ。

 独誌シュテルンの委託でフォルサが実施した世論調査によると、有権者が直接首相を選べるなら誰に投票するかとの質問で、メルケル首相の支持率は50%だったのに対して、社会民主党(SPD)のシュタインブリュック前財務相は28%にとどまった。

 SPDのシュタインマイヤー下院院内総務や、同党のジグマル・ガブリエル党首に対しては、さらに大差でリードしている。

 シュテルンは「メルケル首相は現在、無敵のように見える」と指摘。同誌によると、若年層や初投票の有権者の支持が高いという。

 メルケル首相は危機阻止に向けた追加策への約束を拒否しているとして外国から批判されてきたが、今回の調査で、ドイツ国内の有権者が同首相の姿勢を支持していることが示された。

 ドイツ国内での世論調査ではメルケル首相が一貫して最高の人気を博している。民主同盟(CDU)が最多票を獲得するとみられる。

 ただ、現在の与党連合、SPDと緑の党の野党連合のいずれも過半数の議席を獲得できないとみられ、05〜09年の第1次メルケル政権のように大連立となるとの推測もある。

 フォルサが19日に公表した、別の週次世論調査では、与党会派のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と連立パートナーの自由民主党(FDP)の合計支持率は44%。一方、SDPと緑の党は計38%だった。(ブルームバーグ Tony Czuczka)

5036チバQ:2012/09/22(土) 01:37:43
>>5031-5033
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120922/asi12092200490000-n1.htm
インドのシン政権 第2与党の連立離脱で少数与党の危機
2012.9.22 00:48 (1/2ページ)
 【ニューデリー=岩田智雄】インドの経済成長のテコ入れのため総合小売業への外国直接投資規制の緩和などを決めたシン政権に対し、これに抵抗する連立与党内第2党、草の根会議派は21日、閣外相を含む6閣僚がシン首相に辞表を提出し、連立を離脱した。連立与党は少数与党に転落。政権は閣外協力する小政党2党の支持を加えてようやく下院の過半数を得る状態となり、綱渡りの政権運営を迫られそうだ。

 連立政権はシン首相率いる最大与党の国民会議派に、草の根会議派などを加え過半数を維持してきた。草の根会議派は、総合小売業の外資比率を51%に拡大することに強く反対。昨年11月には規制緩和を閣議決定したが、「小売店が打撃を受ける」とする草の根会議派などの連立与党内勢力や、野党の猛反発にあい、実施の棚上げに追い込まれた経緯がある。

 今回、草の根会議派の連立離脱の危険を冒してまでシン政権が規制緩和に乗り出したのは、市場の閉鎖性に耐えられなくなった外資の一部がインドから撤退を始め、国内総生産(GDP)成長率が鈍るなど経済への悪影響が顕著になってきたからだ。財政赤字も拡大し、昨年度は約5兆ルピー(約7・3兆円)に上った。このため政府は最近、ディーゼル油を値上げし、家庭用ガスへの政府補助を削減する方針を打ち出した。

 シン政権は一方で、規制緩和に消極的とされたムカジー財務相を大統領に祭り上げ、閣議決定の実行に向けて動き、ようやく20日の政府公示にこぎつけた。

 対する最大野党のインド人民党(BJP)は同日、各地で全国規模のストライキを呼びかけ、主要都市の一部で商店が閉店し、交通機関がマヒした。野党は今後も連立与党への攻勢を強める方針だ。

 ただ、シン政権は現時点では“致命傷”を受けていない。これまで規制緩和に反対しながらも、閣外協力にとどまっている社会党のヤダブ党首が21日、閣外協力継続を言明したためだ。

 とはいえ、閣外協力する社会党と大衆社会党の小政党は地域政党で、地盤とする地域を優先させる傾向があり、シン政権と異なる立場の政策も少なくない。また、両党の関係者の汚職追及がたびたび指摘されており、政権側は両党関係者の汚職疑惑に気を使わざるを得ない。

 シン首相は21日のテレビ演説で「外国直接投資は投資家の信頼を得るためだ。燃料の価格は長年、国際価格からかけ離れてきた」などと国民に理解を求めた。しかし、経済成長の減速や度重なる汚職問題ですでに低下した政権の求心力は、さらに傷つく恐れもある。

5037チバQ:2012/09/22(土) 18:26:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120922/asi12092208290002-n1.htm
侮辱映像デモで17人死亡180人負傷 パキスタンで最大犠牲者、収束見えず
2012.9.22 08:28

 イスラム教の金曜礼拝が行われた21日、パキスタン各地でイスラム教預言者ムハンマドの侮辱映像に抗議するデモが行われ、同国メディアによると、17人が死亡、180人以上が負傷した。11日に大規模抗議行動が始まって以来、1日としては最大の犠牲者。

 パキスタンのアシュラフ首相は21日を休日にして国民に「平和的なデモ」を行うよう呼び掛けていたが、イスラム教徒の怒りの火に油を注ぐ形になった。

 南部カラチでは、米総領事館に接近しようとしたデモ隊と警官隊が衝突、デモ側の10人と警官2人が死亡し、約110人が負傷した。(共同)

http://www.afpbb.com/article/politics/2902704/9559039?ctm_campaign=photo_topics
パキスタンでデモが暴徒化、反イスラム映画抗議で17人死亡
2012年09月22日 13:06 発信地:イスラマバード/パキスタン

【9月22日 AFP】パキスタンでは21日、反イスラム的な内容の米映画と仏週刊誌の風刺画掲載に対する抗議デモが各地に広がり、計17人が死亡、数百人が負傷した。

 イスラム教の礼拝日にあたる金曜日の21日、パキスタン政府はイスラム教の預言者ムハンマド(Prophet Mohammed)をたたえる国民の祝日を宣言していたが、携帯電話網を数時間遮断するなど抗議行動の激化を抑えようとする思惑もみられた。

 ラジャ・ペルベズ・アシュラフ(Raja Pervez Ashraf)首相は「生命や財産を傷つけたり損なうことなく平和に抗議することが私たちに科せられた責任」と呼び掛けていた。しかし各地では怒りをあらわにした群集によるデモが拡大し、参加者は投石をしたり、建物に放火するなど暴徒化した。

 同国最大の都市カラチ(Karachi)では12人が死亡。北西部のペシャワール(Peshawar)でも5人が死亡した。またこの2都市と首都イスラマバード(Islamabad)での負傷者は計229人に上った。

 カラチの死者のうち1人は警察官で、米領事館近くでデモ隊に向けて催涙ガスを使用した際、何者かに銃撃された。

 隣国アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)や国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)が拠点とする部族地域の端に位置するペシャワールでは映画館2か所が襲撃され、放火された。またペシャワールの死者のうち1人はテレビ取材班の運転手だった。テレビ局によると、運転手は警官隊に殺害されたと主張している。

 パキスタンでは前週、一連の抗議行動で19人が死亡している。

 中東やアジア諸国のイスラム教徒は21日の金曜礼拝の後、反イスラム的な内容の米映画『イノセンス・オブ・ムスリム(Innocence of Muslims)』と仏紙「シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)」によるムハンマドの風刺画掲載に対して前週から続いている抗議行動に繰り出し、大規模なデモに膨れ上がった。イスラム教国では反発の激化をおそれた欧米の大使館・領事館などが建物を閉鎖した。(c)AFP/Damon Wake

5038チバQ:2012/09/22(土) 18:26:40
http://www.asahi.com/international/update/0922/TKY201209210695.html
2012年9月22日1時9分
仏の風刺画、火に油 ムハンマド冒涜、抗議デモ再燃
バングラデシュの首都ダッカで21日、オバマ米大統領の作り物のひつぎを燃やす人たち=ロイター


パキスタンのイスラマバードで21日、機動隊に催涙弾を投げるデモ参加者=AFP時事


マレーシアの首都クアラルンプールで21日、米大使館に向かってデモ行進するイスラム教徒ら=AP

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 イスラム教の預言者ムハンマドを冒涜(ぼうとく)する米国発の映像に続き、フランスの雑誌が風刺画を掲載したことで、イスラム教の金曜礼拝があった21日、世界各地で抗議デモが再燃した。政府がデモを主導したパキスタンでは一部が暴徒化し、警官隊との衝突などで計15人が死亡した。エジプトやフランスでは当局がデモの封じ込めを図った。

 イスラム教を国教とするマレーシアでは21日、与党連合の統一マレー国民組織(UMNO)と野党連合の全マレーシア・イスラム党(PAS)の各青年部が米国大使館前でそれぞれデモをし、地元メディアによると、数千人規模を集めた。一連の預言者冒涜への抗議が始まって最大規模となった。参加者らは米仏両国政府の責任を追及。両国旗を燃やしたが、大きな混乱はなかった。

 AP通信などによると、スリランカ・コロンボでは金曜礼拝後、約2千人が米大使館近くに集まりオバマ米大統領の人形や星条旗を燃やした。バングラデシュの首都ダッカでも多数の市民が「米国に死を、フランスに死を」などと叫び、両国国旗を燃やした。

5039チバQ:2012/09/22(土) 18:29:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012092200122
誕生会に数千人殺到=SNSで招待拡散、暴徒化−オランダ

21日、オランダ北部ハーレンで、16歳少女の誕生会に詰め掛けた「招待客」(AFP=時事) 【ハーグAFP=時事】オランダ北部ハーレンで21日夜、16歳の少女の誕生会に数千人が殺到、地元警察の機動隊と衝突し逮捕者が出る騒ぎになった。騒動の発端は、少女が交流サイト「フェイスブック」に掲載した招待状。誤って一般公開したため、2万人以上が返信、「野火のように」(警察)瞬く間に広まった。
 事態を憂慮した地元警察は事前に機動隊を出動させ、少女の家につながる道路を封鎖。詰め掛けた「招待客」らが石や植木鉢、自転車を投げ付け、数人が負傷し、4人が逮捕された。少女は事前に自宅から避難したという。
 制御不能に陥った若者の誕生会を描いた米映画にちなみ「プロジェクト X ハーレン」と題したサイトも登場。少女の自宅住所を公開し「友人も連れてきて」と呼び掛けるいたずらが騒ぎに拍車を掛けた。(2012/09/22-11:47)

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5040チバQ:2012/09/23(日) 10:03:15
http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_soc&amp;rel=j7&amp;k=20120923029491a
【こぼれ話】サイトでポルノ動画流していた市長候補が失格=ボスニア
【サラエボAFP時事】ボスニア・ヘルツェゴビナ中部ゼニツァの市長選に独立系候補として立候補していたミラド・ハジアフメトビッチ氏が、有権者を引き付けるために自らのウェブサイトでポルノ動画を流していたことが分かり、選挙管理委員会はこのほど、同氏の立候補を無効にした。(写真はボスニアの投票所。2008年撮影)
 選管は声明で、同氏は選挙運動期間中にポルノ画像やポルノ動画を公表し、選挙法に違反したと指摘。選管の命令により、ポルノ動画は直ちにサイトから削除された。
 サイトには「成人向け」と記されたリンクが張られ、18歳以上であると確認すればハードコアなポルノ動画の視聴ができた。ただ、サイトを訪れた人は動画に行き付くまでに、「社会にとって最も大切なものは何か?―雇用か、市の予算か、現市長の口座残高か」などの質問に答えねばならないようになっていた。
 ハジアフメトビッチ氏はAFP通信に対し、選管の措置に異議申し立てをすると語るとともに、「より多くの市民に私が市長になった場合の政策を見てもらうためにやった。宣伝の一種さ。おかげで私の政策に対する関心は高まった」と述べた。 〔AFP=時事〕(2012/09/23-00:09)

5041チバQ:2012/09/23(日) 20:09:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120922/asi12092221140005-n1.htm
「政権浮揚に反米利用」との批判も デモで19人死亡のパキスタン
2012.9.22 21:11 (1/2ページ)

 21日、パキスタン南部カラチで、警察と衝突するデモ隊(AP=共同)
 【ニューデリー=岩田智雄】パキスタンのカル外相は21日、ワシントンでクリントン米国務長官と会談した。AP通信によると、外相は米国で制作された反イスラム的な映画について、米側が非難したとして称賛し、対米関係に最大限の配慮を示した。パキスタンでは同日、この映画に抗議するデモで一部が暴徒化する事態となっており、米国の顔色をうかがいながら国内では反米感情を政権浮揚に利用している−と批判の声が上がっている。

 カル外相は、クリントン長官が映画について「非常に侮辱的で非難されるべきものだ」と述べたことに、「世界中の多くの町で暴力をやめさせるため、どこまでも届くだろう」と賛辞を贈った。半面、外相は長官に暴動を非難するよう求められたさい、それには応じなかった。

 それどころか、21日の暴動はパキスタン政府がきっかけを与えたものだった。暴動では警官やテレビ局の運転手を含む計19人が死亡する惨事になったが、政府は、イスラム教の礼拝日である金曜日に当たり、国民の宗教心が高まるこの日を「預言者ムハンマドの日」として祝日に指定し、国民に「平和的なデモ」を呼びかけていたからだ。

 反米感情に容易に火がつくパキスタンでは、デモが暴動に発展したのは、十分に予想されることだった。

 政府がこうした対応を取ったのは、物価高騰や電力不足、汚職問題などで満身創痍(そうい)のザルダリ政権が、来春までに行われる総選挙を前に、反米デモを国民の不満のはけ口にしようとしたとの見方が強い。

 パキスタンの政治評論家イクラム・ホティ氏は、「祝日を宣言したのは、与党パキスタン人民党の危機的な不人気ぶりを少しでも和らげるため、保守派イスラム勢力に屈服したからだ。宣言がなければ、イスラム勢力は人民党に対し、預言者への敬意に欠けるとして厳しい批判を浴びせていたはずだ」と指摘する。

 コラムニストのメフリーン・ザフラマリク氏はロイター通信に、「人民党は、内政と選挙での勝利にとらわれて、外部世界とどんな関係が必要であるかを忘れている」と批判している。

5043チバQ:2012/09/23(日) 21:41:42
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2902598/9555926?ctm_campaign=txt_topics
世界遺産トンブクトゥ支配のイスラム勢力、ベール未着用女性を連行
2012年09月21日 17:10 発信地:バマコ/マリ
【9月21日 AFP】西アフリカ・マリ北部の世界遺産都市トンブクトゥ(Timbuktu)を実効支配するイスラム系反政府勢力「アンサール・ディーン(Ansar Dine)」が20日から、ベールを着用せずに出歩いている女性の身柄を拘束し始めた。現地住民へのAFPの取材で分かった。夜遅くに出歩いている女性を投獄するとの布告も出しているという。

 住民の1人が電話でAFPに語ったところによれば、アンサール・ディーンのメンバーが20日、町の市場へやってきてベールをかぶっていない女性たちを片端から捕らえていったという。さらにアンサール・ディーンは、午後11時以降に道を歩いている女性を投獄し、罰金を科すとの布告も出したという。

 別の住民も、アンサール・ディーンのメンバーが19日夜からイマーム(イスラム教指導者)たちの元を訪れ「女性は今後、慎みある服装をしなければいけない」と通達していると証言した。あるイマームによると、「女性用監獄」の設置やイスラム法に違反した者への罰金の制定なども伝えられたという。

 マリでは今年3月22日に首都バマコ(Bamako)でクーデターが起き、政府軍の統制が弱まったのをきっかけにトゥアレグ(Tuareg)人勢力とイスラム系勢力が北部地域を掌握した。アンサール・ディーンは、トンブクトゥの古代イスラム遺跡や霊廟(れいびょう)を複数破壊している。(c)AFP

5044チバQ:2012/09/23(日) 21:42:22
http://www.afpbb.com/article/politics/2902611/9556076
度量見せた?英副首相、自身を風刺したパロディー楽曲の販売を公認
2012年09月21日 19:30 発信地:ロンドン/英国
【9月21日 AFP】英国のニック・クレッグ(Nick Clegg)副首相が公約違反を国民に謝罪する動画を題材に制作された風刺パロディー楽曲が、本人公認でチャリティー販売されることになった。マイクロブログのツイッター(Twitter)を介した打診に20日、クレッグ副首相自身が許可を出した。

 クレッグ副首相は19日、自身が党首として率いる自由民主党が2010年の総選挙で大学授業料の据え置きを公約したにもかかわらず守れなかったことを謝罪する異例の動画を発表した。風刺ウェブサイト「The Poke」は、この謝罪動画にメロディーをつけ、まるで副首相が歌っているように編集。20日朝までに自サイトで公開したところ、瞬く間に人気が爆発し、一時サイトがダウンするほどアクセスが集中した。

 ツイッターのトレンドでも上位に付けるほどの人気沸騰ぶりに、「The Poke」はこのリミックス楽曲を米アップル(Apple)のオンライン楽曲ストア「iTunes」で販売したいとクレッグ副首相に打診した。すると副首相は、ツイッターの返信でこのように答えた。

「いいでしょう、許可します。でも、売り上げは全て@SheffChildrens(シェフィールド小児病院)に寄付してください」

 ツイッター・ユーザーらはこの決断を歓迎。謝罪動画そのものよりもクレッグ副首相のイメージ改善に貢献したのではないかとの意見も出ている。

 オリジナルの謝罪動画は、今週末に始まる党大会を前に低迷する自民党の支持率を回復する狙いで作られたもの。自民党は総選挙のマニフェストで授業料引き上げ反対を掲げていたが、選挙後すぐに方針を翻し、学生らの大規模デモへと発展。自民党の支持率は急落していた。(c)AFP

5046チバQ:2012/09/24(月) 20:41:11
http://www.afpbb.com/article/politics/2903322/9570977?ctm_campaign=txt_topics
スーダンと南スーダンの大統領が会談、合意実現に期待広がる
2012年09月24日 14:34 発信地:アディスアベバ/エチオピア
【9月24日 AFP】スーダンと南スーダンの大統領は23日夜、エチオピアの首都アディスアベバ(Addis Ababa)で、2時間にわたって首脳会談を行った。

 スーダンのオマル・ハッサン・アハメド・バシル(Omar Hassan Ahmed al-Bashir)大統領と、南スーダンのサルバ・キール・マヤルディ(Salva Kiir Mayardit)大統領は深夜零時ごろ会談を中断し、その後友好的に会話する姿を見せた。会談はエチオピアのハイレマリアム・デザレン(Hailemariam Desalegn)首相が仲介して24日朝に再開するとみられている。

 交渉では両国間の紛争の火種になっているアビエイ(Abyei)の帰属などの領土問題や、非武装地帯の設置など主な議題になっている。

 両国の協議は、南スーダンが独立した2011年7月の数か月前からアフリカ連合(African Union)の仲介で行われている。南スーダン代表団のアティフ・キール(Atif Kiir)報道官は「意見の隔たりはあるがわれわれはそれを縮めようとしており、合意できると希望を持っている」と語った。

 非武装地帯の設置は、スーダンの南コルドファン(South Kordofan)州と青ナイル(Blue Nile)州の武装勢力への南スーダンからの支援を断ち切ることにもつながる。この地域の武装勢力を一掃しようとしているスーダン政府は、南スーダンが内戦時代に協力関係にあった武装勢力を支援していると非難している。

 これまでに繰り返された協議で両国は合意に達していない。しかし国連安全保障理事会(UN Security Council)が制裁を科す可能性がある上、今回の首脳会談で両大統領が問題解決に積極的な姿勢を見せたことから、双方の代表団からは先行きを楽観視する声が聞かれた。

 南スーダン独立の時点で未解決だった多くの問題を解決するために国連が両国大統領に与えた期限は22日に切れた。3月に南スーダン軍がスーダンの油田地帯ヘグリグ(Heglig)を一時的に奪い、スーダンがこれに空爆で応じたことを受けて、国連はこの期限を設定していた。(c)AFP/Peter Martell

5047チバQ:2012/09/24(月) 20:41:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120924/erp12092414110000-n1.htm
露、首相の弱体化顕著 政権の派閥対立も深まる 内閣には「不可能な課題」
2012.9.24 14:09 (1/2ページ)
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアのプーチン政権で首相を務めるメドベージェフ前大統領の弱体化が顕著になってきた。5月に就任したプーチン大統領はメドベージェフ前政権期の政策をことごとく覆しており、最近は予算編成をめぐってメドベージェフ内閣の3閣僚を懲戒処分にした。メドベージェフ氏がプーチン氏を頂点とする権力エリートの一翼を担う存在にすぎないことが鮮明になっており、政権内の派閥対立が深まる兆候もある。

 メドベージェフ氏は政権内のリベラル派とされ、前大統領期には政治・経済の国家統制を緩める方向で独自色を出そうと試みた。集会の規制強化法案に拒否権を行使する一方、刑法から「中傷」罪を削除したり、非政府機関(NGO)に関する法制を簡素化したりしたことが挙げられる。

 これに対し、通算3期目のプーチン政権はこれら全てを元に戻したのみならず、NGOの統制を大幅に強めるなど正反対の方向にかじを切っている。

 プーチン氏は今月19日、5月の大統領令で命じた内容が2013〜15年の予算案に盛り込まれていないとし、地域発展相ら3閣僚を懲戒。プーチン氏が大統領選前に公約した大学教員や医師の給与引き上げ、極東開発といった政策について予算措置がとられていないことに激怒したもので、メドベージェフ氏を公然と叱責したに等しい。

 今やメドベージェフ氏の権威失墜は明らかで、プーチン氏がある時点で首相を解任するとの見方も有識者の間では根強い。

 ただ、そもそもプーチン氏の選挙前公約は2兆8千億ルーブル(約7兆円)相当と試算される“バラマキ”であり、「公約の実現と均衡予算の達成は解決策のない課題」(ノーバヤ・ガゼータ紙)とみられている。

 メドベージェフ氏は財源不足を補うため、国営石油・天然ガス企業「ロスネフチガス」の配当金の95%を予算に組み込む案を承認。同社は露指導部のシロビキ(治安・特務機関出身者ら武闘派)を代表するセチン氏が率いており、これはシロビキの権力基盤に切り込む動きとみられている。

 露政治学者、ミンチェンコ氏らが8月に発表した報告書によると、露指導部はシロビキなど利害の対立する複数の派閥から構成され、プーチン氏は「裁定者」として権力を保持している。プーチン氏の政権運営には常に、派閥間の微妙なバランスが崩れるリスクがつきまとっている。

5048チバQ:2012/09/24(月) 20:42:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120924/erp12092420330002-n1.htm
ロシア「復活」誇示へ ソチ冬季五輪まで500日
2012.9.24 20:29

テスト大会の開催を控え、急ピッチで整備が進められる冬季五輪のスケート会場=8月、ロシア・ソチ(AP)
 ロシア南部、黒海沿岸のソチで2014年2月に開かれる冬季五輪の開幕まで25日で500日。ソ連崩壊後の新生ロシアにとって初の五輪開催で「大国復活」を世界に示す絶好の機会。しかし今年中の全競技施設完成を目指す開催準備は経済危機の影響で遅れる可能性がある。治安が不安定な北カフカスに近く、テロ対策も大きな課題となる。

 プーチン大統領の指導力と資源輸出で高成長を遂げた経済力を背景に、ほとんどの施設をゼロから建設するのが今大会の特徴。今冬はフィギュアスケートのグランプリ・ファイナルやスピードスケートの世界距離別選手権が、新施設でテスト大会を兼ねて実施される。だが世界経済危機でロシアも大きな打撃を被り、会場建設費は重い負担だ。ソ連時代の1980年、アフガニスタン侵攻を理由に日本を含む西側諸国が参加をボイコットしたモスクワ夏季大会以来2度目。「今度こそ『平和の祭典』の名にふさわしい大会を」との思いは国民に共通する。(共同)

5049チバQ:2012/09/24(月) 20:42:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120924/erp12092420340003-n1.htm
ベラルーシで下院選 全て親ルカシェンコ派に
2012.9.24 20:33
 ベラルーシで23日に行われた下院選(定数110)で中央選挙管理委員会は24日、当選者109人が確定したと発表した。野党からの当選者はなかった。同日、インタファクス通信が伝えた。「ベラルーシ国民戦線」「統一市民党」の主要2野党は、ルカシェンコ大統領の独裁的な政治手法に抗議するため、選挙ボイコットを表明していた。投票率は選挙成立に必要な50%を超え、74・3%に達した。

 ルカシェンコ大統領は23日、投票所を訪れた際、野党側を「臆病者たちだ」と非難した。

 ロイター通信によると、野党から立候補を目指した人たちの中には「技術的な理由」として候補者登録ができず、路上で選挙ビラを配ることも阻まれたという。

 下院選には、欧州安保協力機構(OSCE)から選挙監視団も派遣されていた。

 ルカシェンコ大統領は18年間政権の座にあり、「欧州最後の独裁者」とも呼ばれている。反政権派を徹底的に弾圧しており、今夏のロンドン五輪では人権弾圧を理由に英当局から査証(ビザ)発行を拒否された。(モスクワ 佐々木正明)

5050チバQ:2012/09/25(火) 23:24:31
http://www.cnn.co.jp/world/35022195.html
スーダンと南スーダン、国境画定などを巡り首脳会談
2012.09.25 Tue posted at 11:42 JST


(CNN) スーダンのバシル大統領と、昨年7月に同国から独立した南スーダンのキール大統領は25日までにエチオピアの首都アディスアベバで会談し、国境策定などの問題について話し合った。

南スーダンの独立後も、両国の間では国境の画定や非武装地帯の設定、南スーダンからの原油の輸送や処理をめぐる問題が未解決のままとなっていた。両国の産油地のうち、70%は南スーダンに集中している。

エチオピアに滞在しているスーダンの高官は、今回の会談で進展があったとの見方を示し、「最終的な交渉に向けた実務協議が行われる」と語った。同国の国連大使も米ニューヨークの国連本部で、「両国間で話し合われたすべての問題について進展があった」と話している。

一方、南スーダンの国連大使は、国連決議とアフリカ連合のロードマップに沿った合意の成立に向けて尽力しているとしながらも、「スーダンンの交渉団が、非武装地帯の設定を目標としたアフリカ連合のロードマップを受け入れていない」と述べた。

ライス米国連大使も、スーダンがロードマップの受け入れを拒んでいるとして懸念を示し、国際社会は両国間の問題解決を促すために行動する用意があると表明した。

5051チバQ:2012/09/25(火) 23:27:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120925-00000070-mai-int
<パレスチナ>国連外交しらける市民 
毎日新聞 9月25日(火)19時58分配信


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旗を掲げるポールの右側には昨秋、国連の議席を象徴する巨大な椅子が設置されていた。それが、今は撤去されている=ヨルダン川西岸ラマラで2012年9月21日、花岡洋二撮影

 パレスチナ解放機構(PLO)のアッバス議長が27日、国連総会で演説し、現在「機構」として認められている国連オブザーバー資格を「国家」に格上げするよう求める決議案を提出する。昨年9月の国連総会で国家としての国連加盟を申請したが認められなかったため、実現が確実視されるオブザーバー資格のランク上げで進展を図りたい考えだ。だが中心都市ラマラを歩くと、低迷する経済や内政への不満が目立ち、国連外交への関心は極めて低かった。【ラマラ(ヨルダン川西岸)で花岡洋二】


 昨年秋、ラマラ中心部の広場に設置されていた巨大な椅子が、姿を消していた。国連での議席獲得を祈願するオブジェだったが、巡回中の警察官によると、「風で倒れそうだったので、約4カ月前に撤去された」。

 近くで塗装業を営むナシムさん(29)に今年の国連総会について聞くと「ばかばかしい」と吐き捨てるように言った。昨年は、近くの広場でのテレビ中継でアッバス議長による国連演説を見守ったが、「今はみな生活に追われていて、それどころではない」という。

 09年から昨年ごろまでは「好景気」で、それを実感していたが、最近は仕事が激減。兄の経営する自動車部品の中古販売業を手伝って生活費を補っているが、月収は最盛期の3分の1、約2000シェケル(約4万円)しかない。

 広場付近で洋服店を営むアハマドさん(41)も渋い顔だ。「人々の不満は風船のように膨れていて、もし国連でまた失敗したら、何かの形で爆発してしまうかもしれない」

 背景にあるのは、急激な景気の冷え込みだ。国際通貨基金(IMF)が19日に発表したヨルダン川西岸とガザ両地区の経済報告書によると、今年上半期の失業率は19%で、昨年同期から3ポイント上昇した。国内総生産(GDP)の実質成長率は08〜10年にかけては約9%だったが、11、12各年の第1四半期(年換算)はいずれも5%にまで落ち込んでいる。イスラエルから受ける移動や活動の制限、外国からの援助金の不足などがおもな原因で、「このままでは社会動乱が起きる危険も高い」と警告している。

 昨年、PLOが国連に求めたのは国家としての国連加盟だが、安全保障理事会で必要な支持を得られず実現しなかった。今回求める「格上げ」は国連総会に出席・投票する国の過半数を得られれば承認される。実現可能な目標といわれているが、日々の生活に窮する市民には、もはや国連外交は遠い存在だ。

 人権活動家のシリン・アブファンヌーネさん(26)は「多くの国連加盟国は、すでにパレスチナを国家として認めている。今回の決議案が承認されても人々の生活には何の変化ももたらさない」と指摘。むしろ市民の間では景気の悪化で不安が広がり、「内紛を繰り返すパレスチナ指導部や違法な入植活動を続けるイスラエルへの不満が高まっている」と話す。一方で、市民の抗議デモは治安当局に厳しく抑圧され、社会に怒りが充満しつつあるという。

5052チバQ:2012/09/25(火) 23:28:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120925-35022199-cnn-int
イスラエル前首相に禁錮1年、執行猶予3年 背任罪で
CNN.co.jp 9月25日(火)12時17分配信

エルサレム(CNN) イスラエルのオルメルト前首相が閣僚時代に知人の会社に便宜をはかった背任罪で有罪となった裁判で、エルサレム地方裁判所は24日、前首相に禁錮1年、執行猶予3年の刑を言い渡した。

前首相にはさらに、7万5000新シェケル(約150万円)の罰金が科された。裁判所は一方で、前首相が公職に立候補することはできるとの判断を下した。

担当弁護士によると、本人は刑を言い渡された後、「私は胸を張って法廷に入り、胸を張って出て行く」と話した。

前首相は不正に献金を受け取ったり、出張費を二重に請求していたりしていた罪にも問われたが、これらについては7月の判決で無罪が言い渡されていた。これを受けた法廷前での会見で「汚職でなく、手続き上の問題があっただけだ」と強調していた。

前首相はエルサレム市長やシャロン内閣の副首相などを経て、2006年に就任。汚職疑惑などにより、09年に辞任に追い込まれた。今年放送されたCNNの番組では、米国の極右勢力がつぎ込んだ多額の金によって政権を追われ、パレスチナ和平も台無しにされたと主張していた。

5053チバQ:2012/09/25(火) 23:29:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120925-00000027-mai-int
<国連総会>領土やシリアで対立の恐れ 首脳級協議始まる
毎日新聞 9月25日(火)11時58分配信

 【ニューヨーク草野和彦】国連の第67回総会で各国の首脳級が国連本部に集まって議論する「ハイレベル週間」が24日、「法の支配」会合を皮切りにスタートした。25日からの一般討論演説では、日本と中国、韓国が領土や歴史問題を巡って激しく対立する事態も想定される。また中東の民主化運動「アラブの春」を受け、高揚感に包まれた昨年の総会と異なり、今年は事態打開の見通しが立たないシリア問題が影を落とす中での討議となる。

 国際法の順守や圧政の根絶を目指す「法の支配」会合では、国際司法裁判所のトムカ所長が、提訴された国が裁判に応じる義務受け入れを表明した国が国連193加盟国中67カ国にとどまる現状を指摘。潘基文事務総長が「法の支配の実現に努力すべきだ」と述べた。

 一般討論演説では25日にオバマ米大統領が登場。シリア問題に加え、イスラム教の預言者ムハンマドを侮辱した米国製映画に抗議し、イスラム諸国に広がった反米デモへの対処が問われる。オバマ大統領は24日、米テレビの収録で「いかなる理由でも暴力は許されない」と訴えた。また、パレスチナのアッバス自治政府議長が27日に演説。昨年は国連加盟を申請し、実現しなかったが、今回は「オブザーバー国家」承認を求める予定だ。

 日中間の沖縄県・尖閣諸島、日韓間の島根県・竹島を巡る問題も焦点だ。26日の野田佳彦首相の演説を受け、27日の中国の楊潔?外相、28日の韓国の金星煥外交通商相がそれぞれの演説で反論するとみられる。韓国メディアによると、金外交通商相は従軍慰安婦問題を取り上げることも検討しているという。

 ミャンマーのテインセイン大統領は27日の演説で、訪米中の最大野党・国民民主連盟(NLD)党首のアウンサンスーチー氏が脚光を集める中、民主化の進展をアピールするとみられる。

 シリア問題は、安保理閣僚級会議(26日)、「シリアの友人」会合(28日)などでも取り上げられるが、人道支援などが主なテーマになる見通し。核軍縮・不拡散関連の会合も予定されている。

5054チバQ:2012/09/25(火) 23:33:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120925/erp12092517170003-n1.htm
ギリシャ減、仏など増 欧州、観光客数で明暗
2012.9.25 17:15

8月、閑散としたアテネのパルテノン神殿を訪れたカップル(ロイター)
 債務危機に揺れる欧州で、夏のバカンス中の観光客数は、各国で明暗を分けた。フランスなどが欧州域外からの観光客を引き付けた一方で、危機の震源地ギリシャへの観光客は減少。低迷する同国経済にさらにダメージを与える恐れもある。

 米メディアなどによると、ギリシャでは6月の観光客数が約200万人と前年比で6%減少。政府が取り組む緊縮策への抗議デモやストライキが悪影響を及ぼしたと見られる。

 緊縮策は、欧州連合(EU)などから支援を受けるための条件だが、国民には不人気。アテネの観光名所アクロポリスなどの古代遺跡が一時閉鎖された。

 観光客を増やしている国もある。フランスでは7月の中国人観光客のホテル宿泊数は前年比約15%増加。イタリアのシチリア島でも、国内観光客のホテル宿泊が減る中、7月と8月の国外からの観光客の宿泊が12%増えた。(共同)

5055チバQ:2012/09/26(水) 19:41:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120926/mds12092600080000-n1.htm
ザルカウィおいら拘束 反体制派に合流目指す
2012.9.26 00:06
 フランス公共ラジオによると、「イラク聖戦アルカーイダ組織」の元指導者ザルカウィ容疑者(2006年に米軍が殺害)のおいを含む6人が25日までにヨルダン国境警備隊に拘束された。シリア反体制派に合流するため越境を試みていたという。ヨルダンの弁護士が明らかにした。

 弁護士によると、これまで約100人がヨルダンなどから越境し、シリア北部で政府軍と対峙する「自由シリア軍」のタウヒード旅団に合流したという。同旅団は急進的なイスラム原理主義の勢力が強く、自由シリア軍内部でも危険視する幹部がいる。

 ザルカウィ容疑者はイラクでテロを繰り返し、日本人の誘拐と殺害にも関与した。(共同)

5056チバQ:2012/09/26(水) 19:43:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120926/mds12092613080002-n1.htm
カダフィ氏発見、拘束の男性死亡 旧政権支持派が銃撃
2012.9.26 13:07
 昨年10月、リビア中部シルト付近で最高指導者だったカダフィ大佐を発見、拘束した当時の反体制派民兵の一人、シャアバーンさん(22)が武装集団に拉致、銃撃され25日までに死亡した。フランス公共ラジオが伝えた。

 シャアバーンさんは今年7月、カダフィ大佐支持派最後の拠点だった西部バニワリードで拉致され、逃げ出した際に腹などを撃たれ再び捕らえられていた。新議会の仲介で先週、解放され治療を受けていたが回復せず、25日、遺体が出身地の中部ミスラタに運ばれた。

 リビアでは、各都市の元民兵らが内戦中に出回った武器を保持。シャアバーンさんの死亡を受け、ミスラタのグループはバニワリードを襲撃する構えを見せているといい、緊張が高まっている。(共同)

5057チバQ:2012/09/26(水) 19:59:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120926-00000076-mai-int
<露大統領>内閣の仕事ぶり叱責 首相解任観測も
毎日新聞 9月26日(水)19時35分配信

 【モスクワ田中洋之】ロシアのプーチン大統領がメドベージェフ首相率いる内閣の仕事ぶりを叱責し、波紋を広げている。2人が昨年9月の与党「統一ロシア」党大会で「ポスト交換」を発表して丸1年。両者の間に微妙な不協和音が生じており、「いずれメドベージェフ首相の解任に踏み切るのでは」との観測も流れている。

 プーチン大統領は今月18日、5月の新政権発足で入閣した地域発展相、労働社会保障相、教育科学相を「大統領令に示された職務を遂行していない」とけん責し、3閣僚を厳しく監督するようメドベージェフ首相に命じた。批判の矛先は首相自身にも向けられているとの見方が有力だ。

 一方、メドベージェフ首相は21日、国際投資フォーラムで演説し、プーチン氏が首相時代の08年に病気を理由に会合を欠席した鉄鋼大手社長に対し「医者を送って始末する」と発言したことを批判的に紹介。2人の亀裂を印象付けた。

 メドベージェフ首相を巡っては最近、大統領時代の08年に起きたグルジア紛争で軍事介入の決断が遅れたとの批判が浮上。首相の改革の目玉として昨年導入された夏時間の通年適用が市民に不評で、来月から冬時間の通年適用に改める動きが進んでいる。いずれもメドベージェフ首相の権威失墜につながるものだ。

 両氏は形として2人で政権を運営する「双頭体制」を維持しているが、実態はプーチン大統領が全てを仕切っているとされる。

5058チバQ:2012/09/26(水) 19:59:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120926-00000078-mai-int
<シリア>首都で爆発2回 反体制派の攻撃か
毎日新聞 9月26日(水)19時38分配信

 【カイロ服部正法】シリアの首都ダマスカスの中心部で26日早朝、大きな爆発が2回起きた。周辺には政府軍の司令本部があり、軍中枢への打撃を狙った反体制派による攻撃の可能性がある。ロイター通信などによると、爆発後の状況を取材中だったイラン国営衛星テレビ・プレスTVの記者が何者かに射殺され、同テレビのダマスカス支局長が負傷した。

 AP通信などによると、爆発は午前7時ごろに発生。軍司令部のある地域から大きな黒煙が立ち上った。シリア当局は「(爆発させた)『テロリスト』を捜索中」としている。アサド政権は外国から支援を受ける反体制派をテロリストと呼んでいる。

 米ニューヨークの国連総会で25日始まった一般討論演説では、内戦状態のシリア問題を各首脳が相次いで取り上げている。今回の爆発が反体制派の攻撃とすれば、この時期を狙って国際社会に攻勢を印象付けようとする狙いもうかがえる。

5059チバQ:2012/09/26(水) 20:15:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120926/erp12092619530005-n1.htm
自治拡大へ「住民投票」 スペイン・カタルーニャ州
2012.9.26 19:52
 債務危機に見舞われているスペイン東部カタルーニャ自治州のアルトゥル・マス首相は25日、州議会選挙を2年前倒しして11月25日に実施すると表明した。同州は財政自主権の拡大を求めており、フランス通信(AFP)は「事実上の住民投票」と報じている。

 同州は独立志向が強く、先月には独立を訴えるデモも行われた。スペインの国内総生産(GDP)の約2割を占めるが、州側は税収の多くが中央政府に提供させられることに不満を強めている。(ベルリン 宮下日出男)

5060チバQ:2012/09/26(水) 20:17:12
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2012092600072
カタルーニャ独立運動が活発化へ=11月に選挙前倒し−スペイン
 【パリ時事】スペイン東部カタルーニャ自治州のマス首相は25日、自治州議会の選挙を11月25日に前倒しで実施すると発表した。課税権委譲をめぐる中央政府との協議が物別れに終わったことを受け、民意を改めて突き付け圧力をかけるのが狙いとみられ、選挙の過程で独立運動がさらに活発化しそうだ。
 現地からの報道によると、マス氏は自治州議会で「自己決定の権利を行使するときが来た」と演説。選挙で中央からの自立が争点となるのは確実で、独立の是非を問う事実上の住民投票の様相を呈するとみられる。
 カタルーニャ自治州は8月、深刻な財政難を受け、中央政府に50億ユーロ(約5000億円)超の支援を要請。マス氏は今月20日、中央政府のラホイ首相との会談で課税権委譲を盛り込む財政協定締結を申し入れたが、ラホイ氏は拒否した。(2012/09/26-06:27)

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5061チバQ:2012/09/26(水) 20:18:35
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2012092600072
ケニアとウガンダ仲間割れ=過激派拠点の総攻撃目前−ソマリア
 【ロンドン時事】ケニアからの報道によると、アフリカ連合(AU)ソマリア平和維持部隊(AMISOM)のケニア軍が25日、ソマリア南部の港湾都市キスマユに追い詰めたイスラム過激派アルシャバーブに対する攻撃を開始したもようだ。ただ、キスマユを包囲するAU軍は、ケニア軍とウガンダ軍の仲間割れが伝えられており、成否は不透明だ。
 AU軍は8月からキスマユに対する包囲網を縮めてきた。主力のケニア軍高官は25日、同国のラジオに対し「アルシャバーブの武器庫を破壊した。詳しい情報が入れば報告する」と述べたが、攻撃の規模は不明。本格的な進撃に踏み切れたのかは分からない。
 ソマリア中南部を支配していたアルシャバーブは、昨年になって(1)大干ばつに対応できず民心が離反した(2)リビアのカダフィ政権が崩壊し支援が途絶えた(3)米無人機の攻撃で幹部が次々暗殺された−ことから急速に弱体化。昨年8月に首都モガディシオから撤退し「拠点」と呼べる都市はキスマユだけになった。
 AMISOMは2007年から派遣されているが、長くウガンダ軍とブルンジ軍だけで、増援を求める両国に応える国はなく、モガディシオの数区画を守りアルシャバーブの猛攻に耐えてきた。そこに昨年10月、形勢を読んだケニア軍が参戦。破竹の勢いでアルシャバーブ掃討を続けている。(2012/09/26-16:15

5062チバQ:2012/09/26(水) 22:35:45
http://www.afpbb.com/article/politics/2903681/9578643
カナダと英国が在外公館を共有化
2012年09月25日 17:05 発信地:オタワ/カナダ

【9月25日 AFP】英国とカナダが、経費削減のため、大使館などの在外公館を共有する。両国外相が24日、カナダのオタワ(Ottawa)で共同発表し、合意文書に調印した。

 この取り決めにより、カナダと英国のいずれか1国だけが大使館を設置している国では、領事業務や施設の共有化が行われることになる。

 すぐに影響が出るのはハイチとミャンマーの2国のみ。ハイチではカナダ大使館で英国外交官が働くことになり、一方ミャンマーではカナダの当局者がすでに英国高等弁務官事務所内に事務所を設置した。

 英国とカナダはそれぞれ1億6000万ドル以上の外交経費削減を目指しており、このような共有化は今後さらに増える見通しだ。

 カナダの国家元首は英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)。オーストラリアやニュージーランド、その他の英連邦(Commonwealth)国もエリザベス女王が元首で、カナダはすでにオーストラリアと今回と同様の取り決めを結んでいる。(c)AFP

5063チバQ:2012/09/27(木) 20:37:48
http://www.cnn.co.jp/world/35022312.html
反体制派が軍参謀本部を攻撃、内戦の死者3万人超す シリア
2012.09.27 Thu posted at 11:34 JST

(CNN) 内戦が続くシリアの首都ダマスカス中心部で26日、反体制派が政府軍の参謀本部を攻撃し、国営テレビによると警備員4人が死亡、民間人と兵士を含む14人が負傷した。反体制派によれば、反政府デモが始まった昨年3月以来のシリア国内での死者は3万人を超えている。

国営テレビによると、軍参謀本部を狙った自爆テロで、自動車爆弾を使った2度の爆発があった。離反兵でつくる「自由シリア軍」がこの攻撃の実行を認めている。

目撃者はCNNの取材に対し、爆発があった建物は損傷がひどく、内装は焼け焦げて自動車爆弾が爆発した地点は地面が大きくえぐれていると語った。

政府はこの攻撃について、「テロリスト」を排除するための戦闘が続いているが、軍関係者に影響は出ていないと説明した。一方、反体制派は、数十人の死傷者が出たと述べている。

反体制派の「地域調整委員会」によると、シリア全土ではこの日も衝突が続き、26日だけで343人が死亡した。「シリア人権監視団」によれば、昨年3月以来の死者3万人のうち、民間人は2万1534人を占め、シリア軍兵士は7322人、反体制派に加わった離反兵などは1168人に上っているという。

一方、イランの国営プレスTVは、現地で取材していた同局の特派員1人が反体制派に撃たれて死亡、もう1人が負傷したと伝えた。ジャーナリスト保護団体によれば、シリアの内戦取材で死亡したジャーナリストは、昨年11月以来、少なくとも21人に上っている。

5064チバQ:2012/09/27(木) 20:39:53
http://www.cnn.co.jp/world/35022336.html
宗派抗争目立つサウジ東部でシーア派住民に発砲、死傷者
2012.09.27 Thu posted at 16:32 JST

(CNN) 中東サウジアラビア東部のアワミヤ町で26日、同国の治安部隊が少数派のイスラム教シーア派の住民に発砲、2人が死亡、2人が負傷した。国営サウジ通信(SPA)などが伝えた。

サウジ東部にはシーア派住民が多い。同国では多数派を占めるスンニ派の王族が権力を握っている。

内務省報道官は同通信に、武装していた住民の集団が最初に発砲し、治安部隊が応戦したと述べた。治安部隊は指名手配中の男の逮捕に出動していたとも語った。

一方、アワミヤ町の活動家はCNNに対し、死亡した男性は今年1月2日から指名手配され、自宅前に友人と一緒にいた際、治安部隊が到着し、発砲を始めたと説明した。指名手配された理由は伝えられていない。

発砲で16歳の住民も死亡し、別の男性が逮捕されたとも述べた。

ソーシャルメディアにはこの発砲が起きたとみられる、血痕がある歩道や銃弾痕がある外壁などの映像が掲載された。

サウジ東部で活動するシーア派の反体制勢力は26日に声明を出し、治安部隊によって殺害された住民らは昨年からこれまで14人に達したと主張した。

アワミヤ町などでは北アフリカや中東諸国を襲った「アラブの春」に触発される形で、サウジ政府によるシーア派への差別行為に反発する抗議デモが昨年から起きていた。同派は雇用の機会や平等の権利などを奪われていると反発している。これに対し政府はシーア派が主流のイランがサウジ東部で混乱を扇動していると非難している。

5065チバQ:2012/09/27(木) 20:56:19
http://mainichi.jp/select/news/20120928k0000m030030000c.html
南北スーダン:国境に非武装地帯 両大統領が合意
毎日新聞 2012年09月27日 19時14分(最終更新 09月27日 19時22分)

 【カイロ服部正法】国境地帯での衝突が続いてきたアフリカ東部スーダンと南スーダンが26日、国境地帯に非武装緩衝地帯を設置することで合意した。これにより南スーダン側での石油生産が再開される見通しとなったが、課題の係争地の帰属や国境画定などでは合意できず、衝突の火種は残されたままだ。

 エチオピアの首都アディスアベバでスーダンのバシル、南スーダンのキール両大統領が合意した。

 南スーダンは昨年7月にスーダンから独立したが、両国経済の要である石油を巡り、油田の4分の3がある南側と、パイプラインでつながれる輸出港を持つ北側が、石油収入の分配比率交渉を重ねてきた。

 しかし、スーダン側が提示するパイプライン使用料を南側が「高すぎる」と拒絶。スーダン側が南からの石油を接収すると、南側は今年1月、石油生産を停止。両国経済は悪化し、3月以降、国境地帯での両国軍の衝突が頻発していた。

5066チバQ:2012/09/27(木) 21:02:44
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201209270065.html
ベネズエラ大統領選、世論調査の結果はまちまち2012年9月27日
9月26日、ベネズエラの大統領選挙が10月7日に迫っているが、世論調査ではチャベス大統領と野党統一候補エンリケ・カプリレス氏の支持率がまちまちとなっている。ポルトゥゲサ州で24日撮影(2012年 ロイター/Jorge Silva)
 [カラカス 26日 ロイター] ベネズエラの大統領選挙が10月7日に迫っているが、世論調査ではチャベス大統領と野党統一候補エンリケ・カプリレス氏の支持率がまちまちとなっている。

 世論調査の大半がチャベス大統領優位を示しているが、選挙戦が大詰めを迎えるなか、カプリレス氏の支持率がじわじわと上昇している。ベネズエラの世論調査は結果が大きく異なることで知られており、世論が急変する事態も起きている。

 チャベス大統領は、石油収入を財源に21世紀の社会主義路線をとっている一方、カプリレス氏は、民間企業の関与も尊重するブラジル型の左派政権を目指している。

 有力世論調査コンスルトレス21によると、カプリレス氏に投票するとの回答が全体の46.5%、チャベス大統領は45.7%で、カプリレス氏がわずかにリードしている。これは誤差の範囲内で、1カ月前と同様の調査結果となっている。

 一方、世論調査会社Hinterlacesの調査では、チャベス大統領を支持した有権者が50%、カプリレス氏を支持した有権者が34%だった。

 コンスルトレス30.11社の調査では、チャベス大統領の支持率が57.2%、カプリレス氏の支持率が37.5%で、大統領のリード幅は約20%ポイントに達した。

 調査はいずれも、過去数週間のうちに行われた。

5067チバQ:2012/09/27(木) 21:06:34
http://www.cnn.co.jp/world/35022304.html
イラン大統領が国連総会で演説、「覇権国家による脅しがまん延」
2012.09.27 Thu posted at 09:56 JST

(CNN) 米ニューヨークで開かれている国連総会で26日、イランのアフマディネジャド大統領が演説した。同大統領が国連総会で演説するのは8回目で、今回が大統領任期中の最後の演説となる。これまでの激しい口調は影を潜め、懐柔的ともいえる姿勢で臨んだ。

アフマディネジャド大統領は演説の中で、「覇権国家の核兵器と大量破壊兵器による軍事競争や脅しがまん延するようになった」と述べ、イランもそれに脅かされていると強調。「野蛮なシオニストがわが国に対し軍事行動の脅しをかけ続けているのは、その現実の実例だ」としてイスラエルを牽制し、兵器開発を追求する列強国の姿勢にはダブルスタンダードがあると指摘した。

一方で、イランは世界的視野を持っていると強調し、「(世界の)平和と安定、平穏をもたらすためのあらゆる取り組みを歓迎する」と述べた。

米国とカナダ、イスラエルの代表団はこの演説を欠席した。一方、過去のアフマディネジャド大統領の演説では抗議の退席がほぼ恒例となっていた欧州の代表団は、今回は退席しなかった。

5068チバQ:2012/09/29(土) 11:58:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120928-00000084-mai-int
<独総選挙>最大野党の首相候補にシュタインブリュック氏
毎日新聞 9月28日(金)19時25分配信

独社会民主党の首相候補への指名が決まったシュタインブリュック前財務相(左)とメルケル首相=AP

 【ベルリン篠田航一】来年秋に予定されるドイツ連邦議会選(総選挙)に向け、最大野党の中道左派・社会民主党は、党の首相候補にペール・シュタインブリュック前財務相(65)を指名することを決めた。独紙ビルト(電子版)が28日、同党幹部の話として伝え、他の独メディアも一斉に報じた。与党の中道右派、キリスト教民主・社会同盟を率いるアンゲラ・メルケル首相(58)の対抗馬となる。

 シュタインブリュック氏は財政通として知られ、05〜09年には民主・社会同盟と社会民主党の「大連立」政権で財務相を務めた。在任中の07年、ワシントンで開かれた先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)を「アフリカへの家族旅行」を理由に欠席し、話題となった。

 現在、与党である民主・社会同盟の支持率は安定しているが、連立相手の自由民主党が低迷。このため、13年秋には再び社会民主党と「大連立」を組む可能性も指摘されている。

 シュタインブリュック氏については、社会民主党の重鎮のシュミット元西独首相が昨年から支持を明言していた。ビルト紙によると、同党は10月1日に正式指名を発表するという。

5069チバQ:2012/09/29(土) 11:58:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120928-00000091-mai-int
<シリア>反体制派 北部アレッポでの「決戦」開始を宣言
毎日新聞 9月28日(金)19時42分配信

 【カイロ前田英司】内戦状態に陥ったシリア情勢を巡り、反体制派の武装勢力は27日午後、北部の激戦地アレッポでの「決戦」の開始を宣言、これに対し、政府軍は反体制派に武装放棄を迫る「最後通告」のメッセージを携帯電話に一斉送信し、投降を促した。戦闘が長期化し混迷の様相が深まるなか、双方が揺さぶりを掛けながら、突破口を探り合っている。

 アレッポは商業の中心都市で、反アサド政権の隣国トルコにも近く、反体制派が約2カ月前から攻略を続けている。現地で戦う反体制派の主要組織「タウヒード旅団」のアブフェラス氏は28日、毎日新聞の電話取材に「他都市からの応援で兵力は数千人規模に増強している」と説明、東部地区を中心に「アレッポの約7割を手中に入れた」と主張した。

 ただ、政府軍も空軍力を投入して猛攻しているといい、「戦闘がいつ終結するかは分からない」と話した。

 一方、AP通信によると、政府軍は携帯電話の通信網を通じた最後通告の中で、近く、外国から流入した武装メンバーの駆逐作戦に乗り出すと警告した。

5070チバQ:2012/09/29(土) 12:16:57
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012092900070
ローマで公務員3万人デモ=モンティ政権の緊縮策に反発

28日、イタリアの首都ローマで行われた大規模な公務員デモ(EPA=時事) 【ジュネーブ時事】イタリアからの報道によると、ローマで28日、公務員の削減を含む政府の緊縮財政策に反発するデモが行われ、プラカードなどを持った約3万人が市内を行進した。
 ローマのデモは最大労組の労働総同盟(CGIL)などが呼び掛け、大学職員や医師を含む公務員らが参加。交通が一部乱れたものの、大きな混乱はなかった。(2012/09/29-06:31)

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5071チバQ:2012/09/29(土) 14:34:40
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120929-OYT1T00356.htm?from=ylist
フジモリ元大統領の恩赦、長女ケイコ氏が申請へ

 【リオデジャネイロ=浜砂雅一】ペルーからの報道によると、服役中のアルベルト・フジモリ元大統領(74)の長女で野党「フエルサ2011」党首のケイコ氏(37)は28日、首都リマで記者団に対し、元大統領の恩赦申請を、近日中にウマラ大統領に対して行う考えを明らかにした。

 在任中の人権侵害事件で禁錮25年が確定している元大統領について、ケイコ氏は健康状態の悪化と高齢を理由に人道的措置としての恩赦を求めると説明。元大統領は、罪を認めることが前提となる恩赦の申請に消極的だったが、家族の説得に応じたという。ただ、ウマラ氏が基盤とする左派勢力の間では恩赦に反対する声が強く、申請が認められるかどうかは不透明だ。

(2012年9月29日10時36分 読売新聞)

5072チバQ:2012/09/29(土) 22:34:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120929/mds12092922050001-n1.htm
過激派が最大拠点撤退、組織弱体化も ソマリア
2012.9.29 22:04
 ソマリアのイスラム過激派組織アッシャバーブは29日、最大拠点とされる同国南部の港湾都市キスマユからの撤退をインターネット上で表明した。28日にアフリカ連合(AU)の平和維持活動(PKO)部隊に属するケニア軍などが、キスマユへの進攻を始めていた。

 ソマリア政府側と敵対するアッシャバーブにとり、キスマユの港からの収益を失うことは打撃で、組織の弱体化が進みそうだ。ただアッシャバーブは「キスマユは戦場になる」と予告しており、戦闘が続く恐れもある。

 アッシャバーブは国際テロ組織アルカーイダと連携し、2007年からソマリア中南部で勢力を拡大。だが資金難などで弱体化し、昨年8月以降、首都モガディシオなど複数の都市から相次いで撤退した。首都で自爆テロ攻撃を続けている。(共同)

5073チバQ:2012/09/30(日) 10:04:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120929/erp12092923580003-n1.htm
10月1日にグルジア議会選「バラ革命」の旗手に審判 大富豪の野党急伸、混乱予想も
2012.9.29 23:55 (1/2ページ)
 【トビリシ=遠藤良介】2008年にロシアと戦火を交えた旧ソ連のグルジアで10月1日、議会選挙(定数150)が行われる。03年の「バラ革命」を受けて大統領に就いた親欧米派、サーカシビリ氏(44)の長期政権には不満が高まっており、同国随一の富豪率いる野党勢力が急速に追い上げている情勢だ。グルジアでは来年秋の大統領選以降、大統領権限を大幅に首相に移譲する趣旨の憲法改正が成立しており、今回の選挙は次期政権の形成に直結するものとなる。

 サーカシビリ政権は北大西洋条約機構(NATO)加盟を目指すなど親欧米路線を掲げ、発足当初から国営企業の民営化や規制緩和など急進的な経済改革を断行した。

 ただ、かつて欧米諸国が「民主化の旗手」と持ち上げたサーカシビリ氏の政権運営は次第に権威主義に傾斜し、近年は民主化の後退が国内外で批判されている。失業率が公式統計でも14%にのぼるなど経済の実態は芳しくなく、08年のグルジア紛争をめぐっても政権の責任を問う声がくすぶっている。

 そうした状況で昨年秋、ロシアでの事業で財をなした資産家、イワニシュビリ氏(56)が政界参入を宣言した。グルジアの国内総生産(GDP)の約半分にあたる64億ドル(約4987億円、フォーブス誌推計)の資産を有し、各地に病院や教会を建設する篤志家としても知られる人物だ。

 同氏は分裂をきわめていた反政権派を糾合して野党ブロック「グルジアの夢」を立ち上げ、サーカシビリ氏率いる与党「統一国民運動」(UNM)に挑む。

 グルジア議会では現在、計137議席のうちUNMなど与党勢力が119議席を占有。8月の世論調査では、UNMの支持率が37%と「グルジアの夢」の12%を引き離していた。ただ、この時点では43%が投票先を未定としており、野党側が急速に追い上げているとの見方が強い。

 野党系テレビ局が今月中旬、首都トビリシの刑務所で看守らが受刑者を拷問する映像を放映したことも波乱材料だ。政権は「野党側が看守らを買収して仕掛けた政治的行動だ」と主張、担当閣僚の辞任や関係者の一斉逮捕で幕引きを図るものの、与党への打撃は相当に大きいとみられている。

 イワニシュビリ氏は28日、「国際社会が選挙を合法と認めるならば、私たちはどんな結果も受け入れる」と表明。しかし、野党勢力が「選挙不正」を訴えて大規模な街頭行動に乗り出し、情勢が混乱する可能性は排除されない。

 グルジアでは反政権派も基本的な親欧米路線に賛同しており、選挙結果を受けた対外政策の大きな変化はない見通しだ。

     ◇

■グルジア紛争 2008年8月、グルジア軍が独立を主張する南オセチア自治州に侵攻、ロシア軍が「自国民保護」を理由に介入し両軍が衝突した紛争。欧州連合(EU)議長国のフランスの仲介で停戦したが、ロシアは南オセチアなどの独立を承認した。

5074チバQ:2012/09/30(日) 10:09:15
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012092900191
1日、グルジア議会選=紛争後初、大統領与党苦戦も
 【モスクワ時事】旧ソ連のグルジアで1日、議会選(定数150、任期4年)の投票が行われる。2003年の「バラ革命」を経て就任した親欧米派のサーカシビリ大統領(44)率いる与党「統一国民運動」と、野党連合「グルジアの夢」が激しく競り合い、世論調査では与党の苦戦も予想されている。
 グルジアの国政選挙は、同国から独立宣言した南オセチアをめぐって08年8月にロシアと交戦した紛争後初めて。現在2期目のサーカシビリ大統領は3選禁止規定のため今期で退任予定で、議会選の結果は来年の大統領選の流れを占うことになりそうだ。
 野党連合を率いるのは大富豪のイワニシビリ氏(56)。米経済誌フォーブスの今年の世界長者番付によると、推定保有資産64億ドル(約5000億円)の153位で、学校や教会の整備費などを寄付する慈善家の顔も持つ。サーカシビリ氏の強権手法を批判し、野党勝利の場合は首相に就任する意向だ。(2012/09/29-15:15)

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5075チバQ:2012/09/30(日) 10:10:03
>>5072
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012092900263
キスマユから撤退=イスラム過激派、拠点都市喪失−ソマリア
 【ロンドン時事】ソマリアからの報道によると、イスラム過激派アルシャバーブは29日、最後の拠点都市だった南部キスマユから撤退したことを明らかにした。ケニア軍を主力とするアフリカ連合(AU)の部隊が28日、キスマユへの総攻撃を開始していた。AFP通信によれば、アルシャバーブのスポークスマンは「29日午前0時、軍事部門から命令が出た」と撤退を認めた。
 キスマユは首都モガディシオの南約500キロにある港湾都市。支配下の都市を相次ぎ失ったアルシャバーブの「最後の要衝」だった。9月に入りキスマユ包囲網を築いたケニア軍は28日、東方の海岸に強襲揚陸作戦を敢行した。
 AFP通信によると、アルシャバーブ配下のラジオ局も放送を停止した。住人の一人は同通信に対し「最後の車両が早朝、街を去った。どこへ行ったか分からない」と語った。(2012/09/29-19:37)

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5076チバQ:2012/09/30(日) 20:50:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120930-00000034-mai-int
<シリア内戦>中東一の歴史持つアレッポの市場で火災
毎日新聞 9月30日(日)19時33分配信

 【カイロ前田英司】シリア北部の主要都市アレッポで9月29日、政府軍と反体制派の戦闘が激化し、中東随一の歴史を誇るスーク(市場)で火災が発生した。反体制派によると、少なくとも700軒以上の商店が焼けたり、破壊されたりする被害が出た。アレッポは「古代都市」として世界遺産に登録され、スークは目玉の観光地の一つ。シリア国内には計6カ所の世界遺産があるが、このうち5カ所で戦闘の影響が出ているという。

 ロイター通信などによると、スークに向かう道路には政府軍の狙撃手などが陣取り、緊張した状態が続いている。火災を巡り政府軍、反体制派の双方が互いの非を責めているという。

 アレッポの攻防は約2カ月前から本格化し、27日には反体制派が「決戦」を宣言していた。反体制派組織「地域調整委員会」によると、アレッポでは29日、少なくとも27人が死亡、シリア全土の犠牲者は120人以上となった。

 シリア国内では他に、シルクロードの隊商都市として栄えたパルミラ遺跡などの世界遺産も戦闘に巻き込まれているという。

5077チバQ:2012/09/30(日) 20:51:30
>>5075
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120930-00000032-mai-int
<ソマリア>ケニア軍、過激派支配の南部港湾都市を制圧
毎日新聞 9月30日(日)19時19分配信

 【カイロ服部正法】内戦が続くアフリカ東部ソマリアに軍事介入しているケニア軍は9月28日、ソマリア政府軍とともにイスラム過激派アルシャバブが制圧してきた南部の港湾都市キスマユに総攻撃をかけた。海岸部からの上陸など大規模作戦で、アルシャバブは29日、「キスマユから撤退した」と表明した。両政府軍がどの程度の地域を掌握したかは不明だが、アルシャバブの弱体化に拍車がかかるとみられる。ロイター通信などが伝えた。

 91年の内戦突入以降、20年以上にわたり全土を掌握する中央政府がない状態のソマリアでは、国際テロ組織アルカイダと連携するアルシャバブが近年、中・南部の広い範囲を実効支配してきた。

 しかし、攻勢を強めたソマリア政府軍とアフリカ連合部隊が昨年8月、首都モガディシオからアルシャバブを一掃。ケニア軍も同10月に軍事介入して南部で掃討作戦を展開し、徐々にアルシャバブを追い詰めていた。キスマユ撤退は港湾収入という重要な資金源を断たれることを意味し、アルシャバブへの打撃は大きいと見られる。

5078チバQ:2012/09/30(日) 20:58:12
http://www.afpbb.com/article/politics/2904685/9607621
プーチン氏の「子犬外交」、ベネズエラのチャベス大統領にプレゼント
2012年09月30日 13:25 発信地:モスクワ/ロシア
【9月30日 AFP】ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領から28日、同盟国ベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領に「ブラック・ロシアン・テリア」の子犬が贈られた。チャベス大統領は返礼として、プーチン大統領に世界最大のげっ歯類「カピバラ」を贈りたいと冗談を述べた。

 生後3カ月の子犬は、エネルギー資源豊富なベネズエラを訪問中の露国営石油会社ロスネフチ(Rosneft)会長でもあるイーゴリ・セチン(Igor Sechin)露副首相によって手渡された。

 ブラック・ロシアン・テリアは50年代中盤〜60年代前半、旧ソ連で行われた交配実験で誕生した。ソ連の独裁者だったスターリンはこの犬種の飼育が開始される前に亡くなっているが、欧米諸国ではしばしば「スターリンの犬」と呼ばれている。

 インタファクス(Interfax)通信によると、セチン副首相は会見後「チャベス大統領はプレゼントされた子犬に『エル・ルソ(ロシア人)』という名前をつけたいと言っていた。とても元気がよく、陽気な犬ですね、と言われた」と語った。

 チャベス大統領の左派政権が率いるベネズエラは、ラテンアメリカにおけるロシアの筆頭同盟国。ロシアはベネズエラに軍用機やハイテク兵器を供給している他、原子力エネルギー開発計画も支援している。(c)AFP

5079チバQ:2012/09/30(日) 21:02:38
>>5075>>5077
http://www.asahi.com/international/update/0929/TKY201209290370.html
2012年9月29日20時24分
ソマリアのイスラム武装勢力、拠点撤退 連合軍が総攻撃
 内戦が続くアフリカ東部のソマリアで29日、イスラム武装勢力シャバブは本拠地がある南東部の港湾都市キスマヨから撤退したと表明した。前日からアフリカ連合(AU)軍が総攻撃を行っていた。AFP通信などが伝えた。

 キスマヨの港を経由して、イエメンのアルカイダ系組織などから武器や物資が入っていたとの指摘があり、シャバブの最重要都市だった。今回の撤退はAU軍にとってシャバブ掃討に向けて大きな転換となる。

 シャバブは昨年8月に首都モガディシオから撤退して以降、各都市から敗走。キスマヨが最後に残った主要都市だった。

 ただ、シャバブはゲリラ戦術を敷き、爆弾テロを続ける。今月12日には、モガディシオで大統領に選ばれたばかりのハサン・マハムード氏を狙ったテロも起きている。(ナイロビ=杉山正)

5080チバQ:2012/09/30(日) 21:34:49
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012093000081
「譲れない一線」は国内向け?=イランの脅威で人気維持−イスラエル首相

国連総会でイランの核開発について演説するイスラエルのネタニヤフ首相=9月27日、ニューヨーク(AFP=時事) 【エルサレム時事】イスラエルのネタニヤフ首相は国連総会の演説でイラン核問題の「レッドライン(譲れない一線)」を設定するよう訴え、国際社会に危機感をあおったが、イスラエルでは来年中に実施される総選挙を前にした「国内向け」メッセージとの見方も出ている。
 イスラエル紙ハーレツ(電子版)は29日、「イラン問題を最重要視することはネタニヤフ氏の政治的ゴールに役立つ」と分析。来年10月までに予定される総選挙の前倒し実施がささやかれる中、再選を狙う首相は、イランの脅威を強調することで、イラン問題に対処できる唯一の政治家として人気を保とうとしているとの見立てだ。
 同紙は、首相は強気の発言とは裏腹に、本音では米国が行動を起こすことを望んでいると強調。国連演説でも、レッドラインが守られなかった場合にイスラエルが単独攻撃するとは宣言しなかったと指摘する。(2012/09/30-15:18)

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5081チバQ:2012/09/30(日) 21:36:18
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012093000083
現職チャベス氏優勢も接戦=大統領選まで1週間−ベネズエラ

ベネズエラ大統領選に立候補しているチャベス大統領(写真左)と野党候補のカプリレス氏(AFP=時事) 【サンパウロ時事】南米ベネズエラで10月7日に実施される大統領選まで1週間となった。反米左派の急先鋒(せんぽう)として知られ、4選を狙うウゴ・チャベス大統領(58)が優勢だが、チャベス氏の独裁的な政治手法を批判する野党統一候補が猛追。現職を脅かす接戦となっている。
 選挙戦はチャベス氏に、野党統一候補のエンリケ・カプリレス・ミランダ州知事(40)が挑む事実上の一騎打ちの構図。同国では信頼できる世論調査が少ないが、最近の各種調査ではチャベス氏が支持率で10ポイント近くリードしている。ただ、以前に比べると両者の差は縮小傾向にある。
 チャベス氏は1999年の就任後、豊富な原油収入を使って無料の診療所や職業訓練などを次々に拡充し、貧困対策を強化。「21世紀の社会主義」建設を旗印に、貧困層の支持は依然として厚い。ただ、価格統制などによる経済の低迷、相次ぐ主要産業の国有化で産業界とは対立。南米最悪とされる治安悪化も深刻で、長期政権に反発する人は少なくない。
 こうした不満をすくい上げる形で支持を伸ばしているのがカプリレス氏だ。最低賃金の引き上げ、民間資本の積極導入といった穏健な左派路線を強調。現政権が進める貧困対策は維持・改善する姿勢も示し、チャベス氏が基盤とする貧困層への人気浸透を図っている。(2012/09/30-15:32)

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5082チバQ:2012/10/01(月) 23:50:15
>>5073-5074
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121001/erp12100120390003-n1.htm
グルジア議会選、野党急伸で激戦に 事実上の次期指導者選び
2012.10.1 20:38

グルジアの首都トビリシで教会のミサに出席した、野党連合を率いる大富豪イワニシビリ氏(右)=1日(AP)
 【トビリシ=遠藤良介】旧ソ連の親欧米国、グルジアで1日、議会選挙(定数150)が行われた。2008年8月にロシアと交戦したグルジア紛争後で初の国政選挙。今回の選挙には事実上の次期指導者を選ぶ意味合いがあり、03年の「バラ革命」を受けて大統領に就いたサーカシビリ氏(44)が権力の座を守れるかが焦点だ。大富豪のイワニシュビリ氏(56)率いる野党勢力が首都トビリシを中心に勢いを得ており、予断を許さない展開となっている。

 大統領2期目のサーカシビリ氏は、憲法の3選禁止規定によって今期限りで退任する。ただ、来年秋の大統領選以降は首相の権限を大幅に強めるとの憲法改正が成立しており、議会選で多数派を握った勢力が首相を選出することになる。

 イワニシュビリ氏の野党連合「グルジアの夢」は、サーカシビリ政権の強権体質や貧困問題、グルジア紛争の責任といった点を追及して急伸。トビリシの刑務所で受刑者らが拷問される映像が9月中旬、野党系テレビで放映されたことも政権側に逆風となっており、与党「統一国民運動」(UNM)が首都では敗北するとの観測も強い。

 トビリシでUNMに一票を投じた会社員男性(31)は「治安の大幅な改善など現政権の成果は大きい」と指摘。野党を支持する無職女性(60)は「この7、8年は不公正なことがまかり通るひどいものだった。人々はもう(反政権の意思表明を)恐れていない」と話していた。

5083チバQ:2012/10/01(月) 23:50:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121001-00000076-mai-int
<グルジア大統領>退陣後の権力維持狙う? 与党勝利前提に
毎日新聞 10月1日(月)20時25分配信

 【モスクワ大前仁】グルジアのサーカシビリ大統領は1日投票の議会選(定数150)で与党「統一国民運動」が勝利を収めることを前提に、来年秋の退陣後も支配体制の維持を狙っているとされる。議会が来年から首相指名権を持つため、配下の政治家を首相へ据える「院政」を敷いたり、自身が首相へ転じたりする可能性もうわさされている。

 こうした権力維持の手法は、グルジアと08年に軍事衝突したロシアのプーチン氏も採用。実際に行使すれば、サーカシビリ氏は「宿敵」に学んだ格好になる。

 グルジアでは大統領が率いる与党が多数を占める現議会の決定(10年)で、来年10月の大統領選後、首相と議会中心の体制へ移行する。サーカシビリ氏が3選禁止で退任が決まっていることから、首相転出の素地を整えたとの指摘がある。

 ただ、サーカシビリ氏と近い欧米諸国がロシアの権力維持モデルを批判した経緯があり「首相転出は認めないのではないか」(スタネフスキー元駐グルジア露大使)との見方も浮上。「院政」をさぐる可能性もある。

 ただ、議会選での勝利は確実ではない。9月下旬に野党系テレビ局が刑務所看守が囚人を虐待する映像を報じた後、推定10万人が同月29日、首都トビリシで抗議集会に参加するなど反サーカシビリの動きも出ており、野党連合「グルジアの夢」の追い風になったとの見方もある。

5084チバQ:2012/10/01(月) 23:55:20
http://www.cnn.co.jp/world/35022439.html
チモシェンコ前首相、大統領批判動画を獄中から ウクライナ
2012.10.01 Mon posted at 10:34 JST

(CNN) 職権乱用罪に問われて服役しているウクライナの野党指導者ユリヤ・チモシェンコ前首相が、10月28日の議会選を前に、ヤヌコビッチ大統領を「マフィア」と非難する動画を弁護士を通じて公開した。弁護士が9月30日に明らかにした。

動画は弁護士が26日にハルキフの病院で携帯電話を使って撮影し、共有サイトのユーチューブとチモシェンコ氏のウェブサイトに掲載した。同前首相の姿が公開されるのは昨年12月以来。

この中でチモシェンコ前首相は、「この国は今、犯罪政権の下で暮らしている」「法はないがしろにされ、国民は完全な困窮状態にある。私は自分の運命、そして自分の生命において、そのすべてを感じている」と強い口調で政府を批判。時折看守の手で映像を遮られながら、「ヤヌコビッチのマフィアにとって、法に書かれた人権は何の意味もなさない。あるのは私腹を肥やすことと腐敗と、自分たちのためにやっていることのみだ」と訴えている。

弁護士は、ヤヌコビッチ大統領がチモシェンコ氏と外部との接触を極力制限しようとしていると語った。

チモシェンコ氏は在任中のロシアとのガス取引をめぐって職権乱用罪に問われ、2011年10月に有罪を言い渡されて服役中。この裁判について、米国と欧州連合(EU)は政治的動機に基づくものだとの見方を示し、ロシアのプーチン大統領も判決を批判していた。同年12月にはハルキフの刑務所内で抗議のハンストをするチモシェンコ氏の映像が公開されている。

5085チバQ:2012/10/01(月) 23:56:16
http://www.cnn.co.jp/fringe/35022226.html?tag=mcol;relStories
テレビや冷蔵庫はあってもトイレがない 経済大国インドの現実
2012.09.30 Sun posted at 11:02 JST

ニューデリー(CNN) インドの首都ニューデリーのスラム街に住む人々は毎朝、線路脇に集まり、ほとんどの人が隠れて行うことをする――用を足すのである。

水入りボトルを手にやって来て、身を隠そうとする人もいれば、あまり気にしていない人もいる。通過する列車のごう音や警笛に動じる人は少ない。これを40年来の朝の日課とする商店主のムクヘシュさんにとっても、恥ずかしいことだが他に方法は無いのである。

世界保健機関(WHO)によると、推定で6億2500万人のインド人が屋内トイレを利用できずにいる。インド政府の国勢調査によると、インド人の53.2%は携帯電話を持っているが、その一方で、トイレ付の家に住んでいるのは46.9%と半分を下回る。

農村開発相兼飲料水衛生相のジャイラム・ラメシュ氏は、インドのライフラインとも呼ばれる大規模な鉄道網は「世界最大の屋外トイレ」であり、屋外で排便する世界の人口の60%近くはインド人だと嘆く。

24歳の女性、カライセルビさんは、より良い生活を求めてインド南部の村を離れ、1年前にニューデリーにやってきたが、この国の首都で、最も基本的な設備を探すのに苦労するとは思いもよらなかった。

男女が隣り合って用を足すことは、カライセルビさんにとって本当に恥ずかしく苦痛であるため、午前4時以前と午後7〜8時以降の暗い時間にしか用を足さない。

ムクヘシュさんもカライセルビさんも、大型スタジアムや有名な最高級ホテルから数分の距離にある、3000人規模の典型的なインドのスラム街に住んでいる。隣近所では、1部屋の小さい家に、衛星テレビや冷蔵庫、エアコンなどの最新機器が詰め込まれているが、トイレがある家は1軒も無い。

カライセルビさんがトイレを設置したくとも不可能だ。彼女が住む地区には下水施設が無いのだから。

下水処理施設があるインドの都市はごくわずかだと指摘するのは、低コストで環境にもやさしいトイレをインドの貧困層に40年以上にわたり提供しているNGO(非政府組織)「スラブ・インターナショナル」の創設者、ビンデシュワール・パタック氏だ。

パタック氏は、「スラブ・トイレ」と呼ばれる、斬新かつシンプルな簡易水洗トイレによって何百万人ものインド人の生活を改善してきた。これは、1つの便器に2つの貯留槽がつながり、その1つを使用中に、もう1つでは排泄物を堆肥化する構造となっている。

建築にコンクリートは不要で、排泄物は時間の経過と共に肥料となる。15ドル程度で建築可能で、流すのに必要な水は1リットルに過ぎない。

スラブ・インターナショナルは、120万の家庭用トイレと8000の公衆トイレをインド全土に設置している。パタック氏によると、スラブ・トイレは、インド政府により5000万基が整備されており、14のアフリカ諸国でも導入されている。

ニューデリーから約100キロの北部ハリヤナ州メワット県の村では、スラブ・インターナショナルが全ての住居にスラブ・トイレを設置した。村の住人シャクンタラさんは、密林に用を足しに行き、蚊やハエにかまれて病気になることもあった生活は劇的に改善されたと喜びを語った。

村人たちには、誇りや進歩したとの実感ももたらされた。シャクンタラさんは、「携帯電話は非常に便利だが、トイレのおかげで私たちは、以前よりも尊厳を持てるようになった。携帯電話は1台しか持ってないが、トイレは2基設置してある」と胸を張った。

5086チバQ:2012/10/01(月) 23:57:26
>>5079
http://www.cnn.co.jp/world/35022427.html
アルカイダ系の重要拠点都市に進攻、一部を奪還 ソマリア
2012.09.30 Sun posted at 14:33 JST
(CNN) 政府軍、アフリカ連合(AU)軍と国際テロ組織アルカイダ系の過激派シャバブとの戦闘が続くアフリカ東部のソマリア情勢で、AU軍に加わるケニア軍は29日、シャバブの最後の拠点の1つであるソマリア南部の港湾都市キスマヨの地域半分を制圧したと発表した。

ケニア軍の報道官によると、ソマリア軍地上部隊との合同作戦は1日半続き、同市の北部を攻略した。支配地域での足場を固めた後、シャバブが残存する市南部に進攻する計画。北部の奪還作戦でシャバブに甚大な被害を与えたとしている。ケニア軍は戦闘機や武装ヘリコプターを動員して敵陣地3カ所を攻撃し、破壊した。

一方、シャバブは短文投稿サイト「ツイッター」で、ケニア軍は敗北の戦いを進めていると反論。キスマヨから西へ30キロの地点で戦闘員がケニア軍に待ち伏せ攻撃を掛け、2時間の戦闘で車両3台を破壊、数十人の兵士を殺害したと主張した。

シャバブは厳格なイスラム法統治を目指し、政府軍と長年交戦。AU軍の支援を得た政府軍は全土からのシャバブ駆逐を図っている。シャバブは昨年、首都モガディシオの戦闘で敗退し、組織の弱体化が指摘されてもいた。

シャバブはソマリア南部や中央部に拠点を構えるが、キスマヨは違法な木炭輸出や密輸を通じた活動資金が得られる重要な戦略要衝となっていた。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、戦闘が予想される中で数千人規模のキスマヨ住民の市外などへの脱出が今月から始まっていた。

ケニア軍は昨年10月にソマリア内へ進攻し、キスマヨ奪還を重大作戦目標にしていた。地上軍を投入する前の3日間は空爆や艦船からの砲撃を集中させていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121001-00000021-jij-int
一部が無法地帯化=過激派去ったキスマユ―ソマリア
時事通信 10月1日(月)6時56分配信

 【モガディシオAFP=時事】ソマリアのイスラム過激派アルシャバーブが9月29日に撤退を宣言した南部の港湾都市キスマユをケニア軍やソマリア軍が完全制圧できずにいる。ソマリア軍将校は30日、「国際テロ組織アルカイダが残していった仕掛け爆弾を取り除いてから進軍する」と述べたが、住民の証言ではキスマユは既に一部が無法地帯化。武装勢力が地区の長老らを殺害して回っている。

5087チバQ:2012/10/02(火) 00:30:30
>>5068
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121002/erp12100200110000-n1.htm
首相候補に前財務相、独最大野党、メルケル首相の3選阻止狙う
2012.10.2 00:08 (1/2ページ)

ドイツ南西部ルートウィヒスブルクで集まった人たちに手を振るドイツのメルケル首相(左)とフランスのオランド大統領=9月22日(AP)
 【ベルリン=宮下日出男】約1年後に実施されるドイツ連邦議会(下院)選挙に向け、最大野党の中道左派、社会民主党は1日、党幹部会を開き、シュタインブリュック前財務相を全会一致で首相候補に指名した。12月9日の党大会で正式決定される。欧州債務危機での支援疲れが国内で広がる中、経済・財政に明るい人物を党の「顔」とし、メルケル首相の3選阻止を狙う。

 シュタインブリュック氏は党幹部会後の記者会見で「(ドイツ)連邦共和国史上、最悪の政権」と、首相率いる保守系のキリスト教民主・社会同盟と自由民主党の連立政権を強く批判。危機対応でも「原因に対処していない」と切り捨て、金融機関や市場に対する監視強化の重要性を訴えた。

 シュタインブリュック氏は、2005年から09年までの同盟と社民党によるメルケル大連立政権で、財務相として世界金融危機の対応を担い、最近は党の金融機関の監視強化策をまとめた。実行力にも定評があり、首相候補として「最善の選択」(南ドイツ新聞)ともいわれる。

 社民党は従来、過剰な財政規律重視などを批判しつつも、メルケル政権の債務危機対応に基本的に協力してきた。だが、選挙を約1年後に控え、シュタインブリュック氏は、欧州連合(EU)の支援条件である財政緊縮策の緩和を求めるギリシャに「時間を与えるべきだ」と表明したほか、ユーロ共同債でも限定的な形での導入を容認するなど、いずれにも否定的な政権とは一線を引き、対決姿勢を強めている。

 社民党はまた、国内で問題化する貧富の差について「社会的公正を取り戻す」(ガブリエル党首)と訴え、低所得者層を重視した年金制度や最低賃金制度の拡充なども目指している。

 だが、最近の世論調査では、同盟の支持率37%に対し社民党は27%。首相としてふさわしい人物としても、メルケル首相の53%に対し、シュタインブリュック氏は36%と大きく引き離されている。

 ただ、メルケル政権も盤石ではない。同盟単独での過半数の議席獲得は難しい上、連立相手の自民党は支持率が低迷し、両党による多数派形成は微妙。一方、社民党は「90年連合・緑の党」との連立で政権奪還を目指すが、両党でも過半数には届かないとみられていることから、同盟と社民党の大連立政権も取り沙汰されている。

5088チバQ:2012/10/02(火) 00:33:26
>>5076
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121001/mds12100119360001-n1.htm
世界遺産「アレッポのスーク」で火災 過激派義勇兵の存在顕著に
2012.10.1 19:32 (1/2ページ)

炎上するアレッポの市場(AP)
 【エルサレム=大内清】シリア内戦の激戦地・北部アレッポで、アサド政権と反体制派との戦闘により国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されている旧市街のスーク(市場)から出火、1日までにかなりの部分が被害を受けた。犠牲者の増加にも歯止めがかからない中、外国から義勇兵として反体制派に参加するイスラム過激派の存在も顕著となっており、内戦による混迷の度合いをさらに深めている。

 アレッポのスークは、路地の長さが約13キロにも及ぶ屋根付き市場。13世紀ごろから現在の形に発展し、観光の目玉としてだけでなく、市民生活の場として根付いている。反体制派活動家らによると、今回の火災では、市場内の商店1500軒以上が損傷。直接の原因は不明だが、反体制派はここ数日、アレッポ制圧に向け旧市街にも部隊を展開、これに対し政府軍が集中砲火を浴びせていた。

 シリアにはアレッポ旧市街に加え、ローマ時代の遺跡パルミラなど計6カ所の世界遺産があり、ロイター通信によればユネスコは、うち5カ所が戦闘などで損壊したと推定している。

 また反体制派は、昨年3月の反政府デモ発生以降の死者を約3万人と主張。政権側、反体制派ともに軍事面で決め手を欠いており、戦闘のさらなる泥沼化が予想される。

 こうした中、事態をいっそう複雑にしているのが、リビアやイラクなどアラブ諸国からの義勇兵だ。9月にシリア問題に関する国連・アラブ連盟合同の特別代表に就任したブラヒミ氏は国連安全保障理事会に、政権側の推計として約5千人の外国人が反体制派に加わっていると報告している。

 義勇兵の大部分はイスラム教スンニ派で、シリアの人口の約7割を占めるスンニ派への連帯感と、同国支配層を形成するイスラム教シーア派系のアラウィ派への宗教的な敵意が、内戦参入の主な動機とみられる。国際テロ組織アルカーイダとのつながりが疑われる勢力も少なくない。

 国際社会では当初から、内戦が宗派対立を強め、イスラム過激派の伸長につながると懸念されてきた。だが、反体制派民兵の中心組織「自由シリア軍」が「誰の力でも借りる」(幹部)としている以上、今後も過激派の流入は続く可能性が高い。過激派の暴走で地域の不安定化に拍車がかかる恐れもある。

 クリントン米国務長官は9月28日、反体制派への非軍事支援などとして4500万ドル(約35億円)を拠出すると表明した。ただ米欧も、反体制派の武装闘争を支えることでアサド政権を追い詰めるのか、交渉での決着を目指すのか方向性が定まっておらず、過激派をも含んだ反体制派に“手綱”をつけられずにいる。

5089チバQ:2012/10/02(火) 21:24:57
>>5082-5083
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121002/erp12100220200002-n1.htm
大統領が敗北宣言、グルジア議会選で野党勝利へ 強権化で色あせた「バラ」
2012.10.2 20:17 (1/2ページ)

1日、グルジアの首都トビリシで野党連合の支持者の声援に応えるイワニシュビリ氏(AP)
 【トビリシ=遠藤良介】旧ソ連の親欧米国、グルジアで行われた議会選挙は2日、約25%の開票作業が終了し、大富豪のイワニシュビリ氏(56)率いる野党6党連合「グルジアの夢」が比例代表区で53%を得票するなど勝利する勢いだ。2003年の「バラ革命」を受けて政権に就いたサーカシビリ大統領(44)は同日、国民向けビデオ演説で自らの与党「統一国民運動」(UNM、得票率42%)の敗北を宣言した。

 議会選は定数150のうち77議席を比例代表区で、73議席を小選挙区から選ぶ仕組み。小選挙区では与党も健闘しているもようだが、サーカシビリ氏は「暫定集計から野党連合の優越は明らかだ」と述べた。また、欧州安保協力機構(OSCE)などの監視団は選挙が「民主的に行われた」とする声明を発表した。

 グルジアでは来年秋の大統領選以降、大統領権限の多くを議会選出の首相に移譲する憲法改正が成立しており、今回の選挙には次期指導者を選ぶ意味合いがある。サーカシビリ氏は大統領2期目の満了後、与党を基盤に権力を保持する思惑だったとされるが、改憲が裏目に出る形となった。

 改選前の議会ではUNMなど与党勢力が119議席を占有していた。

 米国で教育を受けた弁護士出身のサーカシビリ氏は大統領就任後、法制や税制を簡素化する急進的な自由主義改革を断行。対外政策では親欧米路線を鮮明にし、欧米からは「民主化の旗手」と持ち上げられた。インフラ整備や警官の汚職根絶といった改革の成果は一定の評価を得ている。

 しかし、「民主化」のイメージが国際的に先行した水面下で、「バラ」は急速に色あせた。報道や議会、司法が骨抜きにされ、政権が強権化した様は「プーチンのロシアを見習った」とまで揶(や)揄(ゆ)される。

 元経済相のパパワ氏は「人権侵害や政権による資産・ビジネスの奪取、縁故主義の横行といった無法状態に人々は我慢ならなかった」と野党躍進の背景を説明。2005年、当時のブッシュ米大統領がグルジアを訪れて「自由の灯台」などと礼賛した頃から、サーカシビリ体制の強権化に拍車がかかったと指摘する。

 ある世論調査では70%超の人が自らを「失業者」とみなすなど、経済の実態も良くない。08年にロシアと戦火を交え、国土の約2割を事実上のロシア支配下に組み込まれたことでも政権への不満は強まった。

 一方、現政権の側からは、ロシアで莫(ばく)大(だい)な財をなしたイワニシュビリ氏と露政権の関係を疑う見方が喧(けん)伝(でん)されている。

 サーカシビリ氏に近い戦略・国際研究財団のロンデリ所長は「イワニシュビリはロシアがグルジアに影響力を行使するためのカードだ。反政権派を結びつけているのはイワニシュビリの大金だけであり、野党が政権に就けば彼1人が全てを決めることになろう」と警戒心をあらわにする。

 グルジアでは国民多数派が親欧米路線を支持しているものの、野党側はロシアとの関係改善を進める考えも示している。

5090チバQ:2012/10/02(火) 21:25:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121002-00000080-mai-int
<グルジア>議会選、野党連合が勝利…強権政治に有権者反発
毎日新聞 10月2日(火)20時16分配信

 【モスクワ大前仁】旧ソ連のグルジアで1日投票された議会選(定数150、任期4年)は即日開票され、野党連合「グルジアの夢」が2日午後までに勝利を決めた。与党を率いるサーカシビリ大統領は、議会選の勝利をテコにした長期支配を狙ったが、強権的な政権運営が有権者からの反発を強めた格好となった。

 ロシア通信などによると、開票率約25%で「グルジアの夢」は比例代表区(77議席)で約53%を獲得し、与党「統一国民運動」(41%)を圧倒。与党優勢が予測されていた小選挙区(73議席)でもリードしている。サーカシビリ大統領は敗北を認めた。

 大統領は現在2期目で、法により3選が禁じられているため、来年10月、退任する。だが引き続き権力を維持するため、その後も首相に就任する道を模索。議会に首相の指名権を認める、新たな規定を盛り込んだ憲法改正案を策定し、議会の採決を経るなど周到にその「下地作り」を進めてきた。しかし今回の選挙で野党の議会支配が決まり、来秋以降、政権への影響力を失うのは確実な情勢だ。

 選挙では当初、与党優勢が伝えられていたが、9月下旬に刑務所での虐待問題が明らかになり、政権批判が急激に強まった。ロシア通信によると、モスクワ国際関係大のムハノフ上級研究員は「国民が野党を積極支持したわけでなく、(04年から続く)サーカシビリ体制に飽き飽きしていた」と指摘する。

 グルジアは08年、北大西洋条約機構(NATO)加盟問題などをめぐりロシアと軍事衝突。今回はそれ以降では初の国政選挙で、与党だけでなく野党も、ロシアの反発するNATO加盟を目指す方針を明確にしてきた。ただ、ロシアとの対決姿勢を鮮明にするサーカシビリ氏の発言力が今後は低下することから、両国が将来的に「接点を探ろうとするかもしれない」(スタネフスキー元駐グルジア露大使)との見方もある。

5091チバQ:2012/10/02(火) 21:26:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121002/amr12100212080001-n1.htm
コロンビア大統領が前立腺がん
2012.10.2 12:07
 南米コロンビアのサントス大統領(61)は1日、前立腺がんの手術を3日に受けることを明らかにした。初期のがんで治療に危険はなく、職務は継続するという。左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)との和平交渉が8日に始まる予定で、治療が長引けば交渉に影響が出る可能性もある。

 南米では隣国ベネズエラのチャベス大統領(58)やブラジルのルセフ大統領(64)もがん治療を受けた。強硬な反米姿勢で知られるチャベス氏は南米首脳が相次いでがんを患っていることについて、冗談交じりで米国による陰謀説を唱えたことがある。

 サントス氏は2日にペルーの首都リマで南米やアラブ諸国との首脳会議に参加し、コロンビアに戻って手術を受ける。(共同)

5092チバQ:2012/10/03(水) 22:02:42
>>5089-5090
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121003-00000083-mai-int
<ロシア>対グルジア改善を模索…野党勝利で
毎日新聞 10月3日(水)21時16分配信

 【モスクワ大前仁】グルジア議会選(1日投開票、定数150)で野党連合「グルジアの夢」が勝利したことを受け、08年に軍事衝突したロシアから関係改善を模索する発言が出始めた。対露強硬派のサーカシビリ大統領の影響力低下を歓迎するロシアの秋波に野党側も意欲を示すが、障害が多いのも実情だ。

 野党連合が勝利を決めた2日、ロシアのメドベージェフ首相は記者団に「(グルジア)議会が現在より建設的な勢力で構成されることを歓迎する」と表明した。

 野党連合のイワニシビリ党首は3日、メドベージェフ氏の発言に「対話開始は時期尚早だが、注意深く関心を払っている」と反応。かつてロシアで事業を営んでいたイワニシビリ氏は選挙戦で欧米との関係強化を進める一方、対露関係の改善も訴えていた。

 だが「係争地域を解決しない限り、ロシアとグルジアは国交を回復できない」(スタネフスキー元駐グルジア露大使)との指摘もある。08年の「グルジア紛争」を契機に、ロシアはアブハジアと南オセチアのグルジアからの独立を承認し、軍を本格駐留させた。グルジアは野党も含めてこれに強く反対しているためだ。

 議会選の正式結果は発表されていないが、野党連合が82〜83議席前後、与党「統一国民運動」が67〜68議席前後を獲得する見通し。

http://www.afpbb.com/article/politics/2905265/9616521?utm_source=google&amp;utm_medium=news&amp;utm_campaign=recommend-rss
グルジア議会選、サーカシビリ大統領が敗北宣言
2012年10月03日 07:53 発信地:トビリシ/グルジア

【10月3日 AFP】1日投票の旧ソ連・グルジアの議会選挙(定数150)で、ミヘイル・サーカシビリ(Mikheil Saakashvili)大統領は2日、自らが率いる政権与党「統一国民運動(United National Movement)」が野党連合「グルジアの夢(Georgian Dream)」に敗れたことを認めた。

 議会選は比例代表と選挙区(全国73選挙区)の並立制で行われ、議席の半数超が比例区で、残りが選挙区で選ばれる。

 開票率72.84%時点の比例区の得票率は、グルジアの夢が54.02%、統一国民運動が41.23%。選挙区では野党が強い首都トビリシ(Tbilisi)の10選挙区のうち9区でグルジアの夢の候補者がリードしている。中央選挙管理委員会によると投票率は61%だった。

 サーカシビリ大統領は議会選後もその地位にとどまるが、富豪のビジナ・イワニシュビリ(Bidzina Ivanishvili)氏率いる野党連合が議会と政権を支配することになる。憲法改正でサーカシビリ大統領の2期目の任期後に議会と首相の権限が強化されるため、議会選の結果はグルジアの今後に大きな影響を与える。

 刑務所での受刑者虐待に対する抗議が全国に広がったことで、与党は苦しい選挙戦を強いられた。イワニシュビリ氏は1日に勝利宣言し、選挙後初の記者会見でサーカシビリ大統領の辞任を求めた。この日野党支持者らは夜遅くまでトビリシ中心部の通りに出て勝利を祝った。

 大統領が敗北宣言したことで、グルジアは、バルト諸国を除けば、旧ソ連諸国としてはソ連崩壊後初めて平和的に政権交替することになった。9年間続いた反ロシア・親西欧的な政策が終わる可能性もある。
 
 統一国民運動は2003年のバラ革命(Rose Revolution)で旧ソ連の外相を歴任した当時のエドゥアルド・シェワルナゼ(Eduard Shevardnadze)大統領を辞任に追い込んだ後、改選前の議会で150議席中119議席を占めるなどグルジアを支配していた。有権者の間に広がっていた「サーカシビリ疲れ」も与党には不利に働いた。(c)AFP/Matthew Collin and Irakli Metreveli

5093チバQ:2012/10/03(水) 22:38:13
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012100300854
デモ隊が議会突入、10人負傷=金鉱山の国有化要求−キルギス
 【モスクワ時事】中央アジア・キルギスの首都ビシケクで3日、同国東部のクムトール金鉱山の国有化を求めるデモ隊数十人が議会庁舎に突入し、警官隊と衝突、排除された。インタファクス通信は保健省当局者の話として、警官2人を含む10人が負傷したと伝えた。警官隊はゴム弾を使用したという。
 デモ隊は、昨年10月の大統領選に出馬した有力野党「祖国」のタシエフ党首が率いた。突入前には市中心部の広場に800人以上が集結。世界有数のクムトール金鉱山でカナダ系企業が操業しているのは、バキエフ政権時代までの汚職の結果だと主張し、議会に国有化決定を要求した。(2012/10/03-20:57)

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5094チバQ:2012/10/03(水) 22:43:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121003/erp12100322040000-n1.htm
グルジア議会選 大統領の敗北宣言に評価
2012.10.3 22:04
 【トビリシ=遠藤良介】グルジア議会選(定数150)は3日までに、大富豪のイワニシュビリ氏(56)率いる野党6党連合「グルジアの夢」の勝利が確実となり、同氏が首相に就任する見通しとなった。グルジアでは来年秋の大統領選以降、首相の権限を大幅に強める憲法改正が成立しており、ソ連崩壊後で初めて、選挙による正常な政権交代が実現する一定の道筋がついた。

 サーカシビリ大統領(44)は2日の段階で自らの与党「統一国民運動」(UNM)の敗北を宣言し、選挙後に予想されていた混乱は避けられた。米国務省のヌランド報道官は「サーカシビリ氏が敗北を宣言し、新内閣と協力する考えを示したことはたいへん良いシグナルだ」と評価した。

 ただ、イワニシュビリ氏の新内閣は来年秋まで現大統領と共存せねばならず、今後の情勢はなお予断を許さない。「グルジアの夢」は同氏の資金力と「反サーカシビリ」という点だけで束ねられた連合体で、懸案の経済立て直しなどに向けたイワニシュビリ氏の政策や手腕は未知数でもある。

 イワニシュビリ氏は親欧米路線を継続する一方でロシアとの関係を改善するとしており、地政学的な要衝に位置するグルジアが、どう両者のバランスをとれるかも焦点だ。

 中央選管によると、開票率97%時点の比例代表区(定数77)では「グルジアの夢」が55%、UNMが40%を得票。小選挙区(同73)では「夢」が38議席、UNMが35議席を得た。

5095チバQ:2012/10/03(水) 22:45:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121003/mds12100322030008-n1.htm
テヘランで通貨暴落に抗議し衝突 市場も閉鎖
2012.10.3 22:02

3日午後、テヘラン中心部の路上で燃やされたごみなどを消火する治安当局(共同)
 核兵器開発疑惑をめぐり、欧米から厳しい経済制裁を科されているイランの首都テヘラン中心部で3日、通貨リアルの暴落に抗議する市民と、警戒に当たる治安当局との間で衝突が起きた。負傷者の有無などは不明。近くにあるテヘラン最大のバザール(市場)も安全上の理由で同日朝から閉鎖された。イランのメディアなどが伝えた。

 イランでは2009年の大統領選後に改革派による大規模デモが起きて以降、当局が監視と警戒を強めており、こうした衝突は異例。制裁による経済悪化に通貨暴落が追い打ちをかけ、苦しい生活を強いられている市民の不満が噴出した形だ。

 バザール近くで車の修理店を営む50代の男性は「3日朝、バザールから抗議行動が始まった。抗議する市民を治安当局が追跡した」と証言した。

 テヘラン中心部ではバザールの外でも、両替所や家電店など多くの店がシャッターを下ろし閉店。大通りの数カ所では路上でごみなどが燃やされ、治安当局が消火に当たった。闇で両替する人の拘束も相次いだ。(共同)

5096チバQ:2012/10/03(水) 23:14:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121003-00000019-mai-int
<ソマリア>政府軍とケニア軍 南部の都市キスマユを掌握
毎日新聞 10月3日(水)10時30分配信

 【ヨハネスブルク服部正法】内戦が続くアフリカ東部ソマリアで2日、ケニア軍とソマリア政府軍が南部の港湾都市キスマユを掌握した模様だ。AP通信がケニア軍関係者の話として伝えた。これで、中・南部を支配してきた国際テロ組織アルカイダと連携するイスラム過激派アルシャバブは、全主要拠点を失ったことになる。

 ケニア、ソマリア両軍は9月28日から総攻撃を開始、アルシャバブは同29日に撤退を表明していた。ソマリアでは内戦が20年以上続き、中央政府が全土を掌握できない状態だったが、政府軍とアフリカ連合部隊が昨年8月、首都モガディシオからアルシャバブを放逐。ケニア軍も同10月に軍事介入し、アルシャバブを追い詰めていた。

5097チバQ:2012/10/03(水) 23:15:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121003-00000018-mai-int
<シリア>国内でヒズボラの司令官殺害 政権側で「参戦」か
毎日新聞 10月3日(水)10時26分配信

 【カイロ前田英司】内戦状態に陥ったシリア情勢を巡り、隣国レバノンの治安当局者は2日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの司令官の一人が最近、シリア国内で殺害されたと明らかにした。AP通信が伝えた。ヒズボラはシリアのアサド政権と蜜月関係で、ヒズボラの戦闘員がシリアに「参戦」しているとの見方が以前から出ていた。

 ヒズボラ側も司令官が「聖戦を遂行中に殺害された」と認めたが、殺害の時期や場所は明らかにしなかった。司令官の遺体は9月30日、シリアから陸路でレバノンに搬送された。シリアの反体制派組織によると、司令官はその前日、シリア中部ホムス県内を車で走行中、道路脇に仕掛けられた爆弾で死亡した。

 ヒズボラ系列のテレビ局は2日、聖戦で「殉教」した他のヒズボラ戦闘員2人の葬儀の様子を放送した。

5098チバQ:2012/10/03(水) 23:43:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121003/amr12100322190008-n1.htm
ベネズエラ大統領選 野党、チャベス氏を猛追 反米の盟主ピンチ!
2012.10.3 22:18 (1/2ページ)
 【ニューヨーク=黒沢潤】南米の産油国ベネズエラで7日、大統領選が行われる。4選を目指す反米左翼チャベス大統領(58)が戦いを優位に進めているが、主要野党統一候補のカプリレス前ミランダ州知事(40)が激しく追い上げ、両者の差は縮小傾向にある。政権交代は中南米地域における反米勢力の“盟主”の退場を意味するだけに、米国や域内各国は選挙の行方を注視している。

 チャベス大統領は前回選(2006年)では得票率63%で圧勝した。今回は主要世論調査によれば、カプリレス氏に対し10ポイントほど優勢だが、カプリレス氏は終盤に入って猛追している。

 約14年間にわたり、独裁体制を敷いてきたチャベス大統領は、豊富な石油資源を背景に衣料や教育の無償化、貧困層への住宅提供や現金支給など、広範な“バラマキ”を実施してきた。

 しかし年間のインフレ率は30%近くへと上昇。相次ぐ企業の国有化で、産業界からは反発を買っている。

 マフィア同士の抗争などを除く殺人事件は昨年、前年比約30%増の約1万9千件に達した。昨年確認された誘拐事件も1999年の政権発足時に比べ26倍(1150件)で、治安悪化への国民の不満は小さくない。チャベス大統領は過去数回、腫瘍摘出手術も受けるなど、健康不安ものぞかせている。

 一方、25歳で政界入りし、若くして国会議長も務めたカプリレス氏は基本的に市場重視派だ。ただ、国営石油会社(PDVSA)を早急には解体せず、財務・運営面で政府からの独立を強化させていく方針。油田開発分野で外国投資も積極的に受け入れ、日量300万バレル弱の現在の石油生産を倍増させたい考えだ。

 石油資源をもとに貧困対策も当面は堅持し、政権交代に伴う急激な社会変革は回避する意向とみられる。

 政権が交代した場合に注目されるのは外交政策だ。

 ベネズエラはキューバ、ニカラグア、ボリビア、エクアドルといった中南米の反米諸国の急先鋒。しかし「(カプリレス政権誕生なら)6カ月以内に駐ベネズエラ米大使が復帰するのは確実」(ベネズエラ・オリエンテ大学の米国人教授スティーブン・エルナー氏)とされるなど、対米関係改善が劇的に進む見通しだ。

 さらに、石油提供などの見返りに維持されてきた中南米地域の反米同盟は、“盟主”を失うことで存在基盤を弱めることになる。チャベス政権の経済支援に頼ってきた中南米諸国も、政権交代の影響を免れることはできない。

 ベネズエラは、核兵器開発疑惑で国際社会から非難を浴びるイランとも共闘してきた。アフマディネジャド大統領は今年2回、ベネズエラを訪問し、共闘姿勢を再確認している。

5099チバQ:2012/10/04(木) 22:00:54
>>5095
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121004-00000080-mai-int
<イラン>通貨暴落などで市民らデモ 国内情勢が不安定化か
毎日新聞 10月4日(木)20時9分配信

 【テヘラン鵜塚健】イランの首都テヘランで3日、通貨暴落や物価高に抗議する市民らのデモがあり、治安当局と衝突した。4日も警官隊が市内各地で厳戒態勢を敷き、緊迫した状態が続いている。アフマディネジャド大統領は「(通貨暴落は)米欧による神経戦が原因」と主張して乗り切る構えだが、市民の政府批判は強まるばかりで、一層情勢が不安定化する恐れもある。

 イランでは09年6月以降、大統領選の開票結果を巡り、大規模デモが起きたが、政治的な自由が要求の中心だった。今回の抗議デモは、米欧の経済制裁が発端となった市民の生活苦が背景にあり、従来とは性格が異なる。イラン政府も、市民の困窮を背景にエジプトなどで起きた民主化運動「アラブの春」のような事態に発展するのを極度に警戒している模様だ。

 3日はテヘラン中心部のバザール(市場)周辺で数百人が「大統領よ、去れ」と声を上げ、車を転覆したり、ゴミを燃やしたりした。大統領はデモ前日の2日、通貨暴落の原因はあくまで米欧にあり、政府は外貨供給などの対策を十分に取っていると主張。政府の責任を否定したことが市民の怒りに火をつけた形だ。テヘランで旅行業を営むマジドさん(47)は「通貨暴落で海外旅行客が半減し、商売にならない」と嘆き、政府の無策ぶりを非難する。

 大統領と対立するラリジャニ国会議長は「経済的混乱の原因の8割は、政府にある」と批判。国会多数派も大統領の国会招致の動きを進めるなど、政界の混乱が深まる。

 一方、最高指導者ハメネイ師は3日、「我々は(イスラム革命以降)33年間、さまざまな圧力を受けてきたが、イラン国民は負けたことはなく、今後も圧力には屈しない」と語った。国民の不満の矛先をあくまで国外に向け、混乱を沈静化する考えとみられる。

5100チバQ:2012/10/04(木) 22:16:12
http://www.asahi.com/international/update/1004/TKY201210040316.html

2012年10月4日16時39分
イランの市民デモ、治安部隊が鎮圧 政府は情報統制強化
 イランの首都テヘランで3日にあった物価高に抗議する市民デモは、同日夕までに治安部隊に鎮圧された。逮捕者もいる模様だが、国営メディアは一切の報道を控えており、詳細は不明だ。政府は抗議行動が反体制デモに転じることを恐れており、情報統制をいっそう強めたようだ。

 数千人規模のデモがあった都心部の市場近くの路上には、デモ隊が放火したゴミ箱の燃え跡が残っていた。通りには数百人の機動隊が展開。体制側の民兵組織「バシジ」のメンバーも大量に動員され、通行人を監視していた。

 国営テレビはデモのニュースを報じていない。インターネットの接続速度も普段より遅いうえ、英BBCや米VOAなどの衛星テレビも視聴できなくなっている。デモ情報の広がりを防ぐための措置とみられる。イランには民間放送や真に独立した報道機関はない。

5101チバQ:2012/10/04(木) 22:27:03
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201210040048.html
テヘランで通貨暴落の抗議デモが警察と衝突、闇市場で逮捕者も2012年10月4日

10月3日、イランの首都テヘランで、通貨リアル急落に抗議するデモがあり、機動隊と衝突した。また、闇の両替市場では業者らが逮捕された。テヘランで1月撮影(2012年 ロイター/Raheb Homavandi)
 [ドバイ 3日 ロイター] イランの首都テヘランで3日、通貨リアル急落に抗議するデモがあり、機動隊と衝突した。また、闇の両替市場では業者らが逮捕された。目撃者が明らかにした。リアルの対ドル相場は過去1週間で約40%下落している。

 デモ隊は、アハマディネジャド大統領を「売国奴」と非難しながら抗議。警察側はデモ隊制圧に催涙弾を使用した。闇の両替業者への取り締まりも行われ、多数が逮捕されたという。

 核開発疑惑をめぐる経済制裁でイランの原油輸出収入が減少し、中央銀行が相場を下支えする能力も低下する中、リアルはこのところ、対ドルでほぼ連日最安値を更新している。

 在テヘランの西側外交官は、誰もがドルを入手したがっていると指摘し、「両替商や投機家の取り締まりに警察を動員するという大統領の発表は何の役にも立たない。市民の不安はさらに大きくなっている」と語った。

5102チバQ:2012/10/04(木) 22:27:37
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121004/mcb1210040503015-n1.htm
イラン、経済制裁で崖っぷち 通貨大暴落 預金保護に走る国民 (1/2ページ)2012.10.4 05:00

イラン・テヘランで2日、記者会見に臨みリアル暴落をイランに対する「心理戦だ」と述べるアフマディネジャド大統領(AP)【拡大】
 欧米がイランへの制裁を強めるなか、イラン通貨リアルの実勢値が暴落し、イラン経済は苦境に立たされている。このままリアル安が続けば、同国経済が崩壊するとの見方も出ている。

 通貨リアルは過去1年以上にわたり下落が続いていたが、2日までの1週間で下落が加速。1日には前日比で約18%低下し、1ドル=3万5000リアルの過去最安値を記録した。テヘランのトレーダーによると、2日は3万9000リアルで取引されている。

 これを受け、イランのアフマディネジャド大統領は2日の記者会見で、対イラン制裁がリアル暴落の要因だと指摘したうえで、これは同国に仕掛けられた「心理戦」だとして欧米を非難。国民に冷静な対応を呼び掛けた。同大統領はさらに「われわれは運命を共にしている。イランは偉大な国家であり、この危機を乗り越える。状況は改善するだろう」と続けた。

 米国と欧州連合(EU)はイランの核開発の阻止を目的に、過去1年間にわたり貿易や金融機関への制裁を強化している。これに伴い、イランは同国最大の輸出品である原油などをドル建てやユーロ建てで売却する能力を制限されている。

 同国メヘル通信の2日付の報道によると、リアル下落に伴いインフレに拍車がかかるなか、イラン市民の多くは預金を保護しようとドルや金への交換を急いでいる。現金を増やすため外貨取引を始めた人もいるという。

 同報道で、地元のバザール協会のカリミ・エスファハニ会長は「外貨の価格高騰は政府の誤った判断が原因だ。一般市民が通貨を市場に大量投入した結果、インフレがさらに加速した」との分析を述べている。

 イラン中央銀行によれば、同国のインフレ率は8月20日時点で23.5%を記録。7月は22.9%だった。同国紙シャルグは9月の報道で、実質的なインフレ率は29%としていた。

 米ワシントンにある超党派の政府調査機関、米議会調査局(CRS)の中東専門家、ケネス・カッツマン氏は「イラン通貨の崩壊は同国経済の崩壊の前兆だ。生活必需品の配給施設も含めて国全体に深刻な影響が及ぶ可能性がある」と指摘。こうした事態に陥ったことで、イラン国民は指導層に対する不信感を一層強めており、社会騒乱が発生するのは確実との見方を示している。(ブルームバーグ Ladane Nasseri)

5103チバQ:2012/10/04(木) 22:46:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121004-00000094-mai-int
<トルコ砲弾>軍はシリアへ報復攻撃継続 本音は開戦回避
毎日新聞 10月4日(木)21時45分配信

 【エルサレム花岡洋二】シリア国境沿いのトルコ南東部に3日、シリア側からの迫撃砲弾が着弾し市民5人が死亡した事件で、トルコは4日にかけて断続的に報復攻撃を続けているが、その規模や範囲は限定的にとどまる見通し。トルコはシリアとの開戦は避けたいのが本音だ。

 トルコは、当面は国連安全保障理事会からの強い非難決議やシリアの謝罪などを引き出す外交努力を通じ、国内世論の沈静化を図るとみられる。

 被弾した南東部の町アクチャカレでは3日から、トルコ政府の「無策」に対する抗議デモが続いている。過去にも国境を越えた流れ弾が家屋に着弾した被害があり、十分な対応をしなかった政府への不満が根強い。トルコ軍機が6月、国境付近でシリア軍に撃墜された時も、報復を求める国内世論が高まったが、トルコ政府は自制した。今回は一般住民に死者が出たため初めて攻撃に踏み切ったが、対象は事件に直接関係のある軍施設に限定される見通しだ。

 政府はこうした抗議デモが保守派を中心とする対シリア強硬論と結びつき、政権批判となって拡大することを警戒している。

 エルドアン首相は議会に対し、シリアへの将来の派兵に必要な承認を議会に求め、議会は4日、これを認めた。トルコ・メディアによると、政府側から派兵の時期や規模などは明示されていない。開戦をも辞さない強硬姿勢を示すことで、シリア側からのさらなる「挑発行為」を抑止する狙いがあると見られる。

 議会では最大野党で中道左派の共和人民党(CHP)が、実質的な宣戦布告になるとして反対を表明。第3党で極右の民族主義者行動党(MHP)は支持を表明した。

 戦争に発展した場合、既にトルコが受け入れたシリア側からの約9万人の難民はさらに増加する。加えてシリア側の国境近くを拠点とするトルコ反政府勢力の活動が活発化し、国内に混乱をもたらす可能性も高い。このためトルコ政府は、シリア側で難民を保護する緩衝地帯を設定することなどを安保理に求めている。

5104チバQ:2012/10/04(木) 22:46:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121004-00000098-mai-int
<トルコ砲弾>議会 シリアへの軍事行動展開を承認
毎日新聞 10月4日(木)22時6分配信

 【エルサレム花岡洋二、ダマスカス前田英司】シリア国境沿いのトルコ南東部にシリア側から迫撃砲弾が飛来し住民5人が死亡した問題で、トルコ政府は4日、議会に対し、将来シリアで軍事作戦を展開するために必要な承認を要請。議会は4日、これを認めた。

 一方、トルコのアパカン国連大使は3日、国連安全保障理事会に書面で、シリアの攻撃を止めるために「必要な行動」をとるよう要請。安保理は非難声明を出す方向で調整している。

 トルコ軍は3日の被弾直後から4日にかけ、シリア側の国境近くの町タルアブヤドの軍施設を報復砲撃した。反体制派組織「シリア人権観測所」によると、シリア軍兵士数人が死亡した。

 トルコ議会はシリアでの軍事行動を承認したが、一部トルコ政府高官は、現時点では開戦の意図はないと明言しており、シリアによるこれ以上の「挑発」を抑止するのが狙いと見られる。

 アパカン国連大使は3日、国連安保理に書面で、「国際法の甚だしい侵害だ」と訴えた。アサド政権は3日夜、トルコ側で死者が出たことに遺憾の意を表明し、原因調査を開始した。

 シリアで長期化する内戦の影響で、トルコとの国境付近では緊迫した状態が続いている。6月にはトルコ軍機がシリアとの国境付近で撃墜され、両国間の緊張が高まった。

 トルコはシリア内戦に関し、政府軍による反体制派への武力弾圧を強く批判。シリアのアサド政権の退陣を求めている。

5105チバQ:2012/10/04(木) 22:55:38
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2905777/9630929
襲撃受けたリビア米領事館、重要書類が散乱したままに
2012年10月04日 18:54 発信地:ワシントンD.C./米国

【10月4日 AFP】リビア東部ベンガジ(Benghazi)で米大使らが死亡した米領事館の襲撃事件で、大使の旅行日程など多数の重要書類が事件後もそのまま放置されていることが分かった。立入許可を得て、3日に領事館内部に入った米紙ワシントンポスト(Washington Post)の記者が明らかにした。この襲撃事件では、J・クリストファー・スティーブンス(J. Christopher Stevens)駐リビア米国大使ら4人が死亡している。

 ベンガジの米領事館内に散乱しているという数百枚の書類の一部は、ワシントンポストのウェブサイトに掲載された。

 領事館が警備を委託していた「ブルー・マウンテン・リビア(Blue Mountain Libya)」との契約書とみられる書類には、「貴社との契約期間中、従業員に支払われる時給は5.21 LYD(リビア・ディナール)、8時間シフト制」と書かれている。5.21リビア・ディナールは、米ドル換算で約4ドル(約315円)ほど。

 9月11日の襲撃事件で死亡したスティーブンス大使の、同10日から14日までの日程を記した書類もある。

 事件後、領事館は閉鎖されているが、ワシントンポスト紙によると略奪者が入り込むことは可能で、多くの書類が持ち去られた可能性もあると指摘している。(c)AFP

5106チバQ:2012/10/04(木) 22:59:11
>>5092>>5094

http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/121004/cpd1210040503003-n1.htm
グルジア議会選、与党敗北 親露野党連合が過半数 大統領に打撃2012.10.4 05:00

 グルジアで1日に行われた議会選挙で、富豪のビジナ・イワニシュビリ氏(56)率いる野党連合が、予想に反して過半数を獲得、サーカシビリ大統領(44)は3日までに敗北を認めた。2008年にロシアと交戦した同国だが、親米派でまだ任期の残るサーカシビリ大統領にとってこの結果は大きな打撃となった。

 開票率97%の時点でサーカシビリ大統領率いる与党「統一国民運動」(UNM)の得票率は約40%。イワニシュビリ氏の野党連合「グルジアの夢」は約55%を獲得した。サーカシビリ大統領は2日、支持者向けの演説で「UNMは野党になる」と述べた上で、「過半数の選択を尊重する」と話した。同大統領の演説はテレビ放映された。

 サーカシビリ大統領は03年の「バラ革命」で政権に就き、西側諸国との関係を強化し、グルジア経済の立て直しを進めたとして評価を得た。

 イワニシュビリ氏はロシアとの結び付きが強く、巨額の富もこの中で築き上げたもの。同氏はサーカシビリ政権によって言論や政治的競争の自由が損なわれたと訴えていた。(ブルームバーグ Helena Bedwell、Henry Meyer)

5108チバQ:2012/10/05(金) 00:36:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121004-00000724-yom-int
スペインで村長が略奪を指揮、貧者の「英雄」に
読売新聞 10月4日(木)13時1分配信


拡大写真
読売新聞

 債務危機が深刻なスペインで、ラホイ政権の緊縮政策に対する地方の反発が強まっている。

 南部アンダルシア州では、住民の先頭に立って略奪を指揮する村長まで現れた。

 州都セビリアから100キロ。人口約3000のマリナレダはオリーブ畑の真ん中にある。フアンマヌエル・ゴルディーヨ村長(60)は8月、失業者ら十数人を率いて州内のスーパーを襲撃し、略奪したコメや缶詰をセビリアで貧困家庭に配った。

 この事件について村長は「悲惨な現状を告発するための非常手段だった」と強調し、「不動産バブルに踊った銀行のツケを庶民が払わされているのだ」と訴えた。

 スペインの失業率は欧州連合(EU)で最悪の25%だが、アンダルシアでは実に34%に達する。

 村長は事件で全国的な注目を集め、貴族から奪った物を貧者に分け与えた中世イングランドの伝説にちなんで「現代のロビン・フッド」(エル・パイス紙)とも呼ばれた。事件後も毎週、州内を仲間とデモ行進し、銀行で座り込みを行った。

 村の主婦カルメン・プラダさん(63)は「子供7人は全員失業し、夫(農業)の月収420ユーロ(約4万2500円)で家族が食べている。泥棒は犯罪だが、村長は現状を変えようとした英雄」とたたえる。警察も、州議員を兼ねる村長の訴追には慎重だ。

5109とはずがたり:2012/10/05(金) 19:36:07
>>5108
スペインはまだ中世社会か!?

5110とはずがたり:2012/10/06(土) 22:56:08

英首相、EU脱退問う国民投票意向
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20121001072.html
2012年10月1日(月)08:14

 【ロンドン=内藤泰朗】英国のキャメロン首相は9月28日、訪問先のブラジルで英BBC放送などに英国の欧州連合(EU)脱退の是非を問う国民投票を次期総選挙後に行う意向を示した。EU加盟国でありながらユーロ圏には属さない英国では、ユーロ圏の債務危機をにらみながらEUからの脱退を含む議論が高まってくるものとみられる。

 キャメロン首相は「英国とEUの関係について新しい決定が求められている。それには(国民の間に)新たな同意が必要だ」とし、英国が将来、EU加盟国であるのか否かを問う国民投票の必要性を強調した。

 英国で欧州との関係を争点とする国民投票は1975年以来行われていない。ユーロ圏17カ国で政治的・財政的統合を促す動きが加速する中、英国の孤立は深まりつつある。

 首相は、ユーロ圏との親密な経済関係が「EUとの関係を変えるいい機会だ」とも述べ、EU脱退が英国の国益にならないとの見方を示した。

 だが英国では、ユーロ危機を契機にEU脱退論が与党・保守党系議員や支持者らの間で高まっている。

5111チバQ:2012/10/09(火) 01:32:34
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20121008-OYT1T00672.htm?from=ylist
政治勢力対立・地域エゴ…リビア首相、組閣失敗

中東
 【カイロ=貞広貴志】リビア国民議会は7日、9月に選出したムスタファ・アブシャグル首相が提出した閣僚名簿を反対多数で否決、期限内に組閣できなかった首相は、規定に従い解任された。

 国民議会は次期首相を選び直す作業に入るが、カダフィ独裁に代わる新体制づくりは、政治勢力間の対立や地域エゴの噴出で難航している。

 アブシャグル首相が提出したのは、10人からなる「危機管理内閣」の名簿で、国防相にカダフィ政権打倒に貢献した反体制派指導者を充てるなど、当面の課題である治安対策や経済回復に取り組む陣容だった。だが、同国西部の住民らが「地域の代表が含まれていない」と反発、第1党のリベラル派「国民勢力連合」内にも、人選への批判が広がった。

(2012年10月8日21時03分 読売新聞)

5112チバQ:2012/10/09(火) 01:49:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121008/mds12100822180005-n1.htm
リビア 期限内に組閣できず首相失職
2012.10.8 22:17
 【カイロ=大内清】リビアの国会(定数200)は7日、9月に選任したアブーシャグール首相が提示した閣僚名簿案を反対多数で否決、期限である同日までに組閣できなかった同首相は不信任案を可決され失職した。新首相の再選任には数週間かかる見通し。

 リビアでは7月、昨年のカダフィ政権崩壊後で初の国会議員選が行われ、新政府発足に向けて動き出したばかりだった。その一方で同国ではこのところ、首都トリポリのある西部と第2の都市ベンガジを中心とする東部との地域対立が顕在化、各政治勢力や部族も新政府でのポストを求めており、利害調整の難しさも指摘されていた。

 アブーシャグール氏は4日、閣僚29人の名簿案を議会に提出。だが、リベラル派のジブリール元暫定首相率いる第1会派「国民勢力連合」が、同会派からの入閣がないことや、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の「正義建設党」が重用されていることに強く反発し否決。7日に提出された修正案も議会の承認を得られなかった。

 ロイター通信などによると、アブーシャグール氏の失職を受け、国民勢力連合と正義建設党は新首相に関する協議を進めている。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/121008/mds12100809190002-n1.htm
リビア議会が首相解任 移行政府、振り出しに
2012.10.8 09:18
 リビアの制憲議会は7日、9月に選出したアブシャグル首相が期限の同日までに組閣ができなかったとして不信任案を可決、解任した。移行政府づくりは振り出しに戻り、議会は首相を今後数週間かけて選び直す。

 リビアは7月、カダフィ政権崩壊後初の自由な国政選挙となった制憲議会選を実施。しかし、各地の勢力とも、カダフィ政権時代や内戦時に辛酸をなめたとして移行政府の有力ポストへの登用を強く主張しており、利害調整の難しさが浮き彫りになった。

 アブシャグル氏は昨年11月発足の暫定政府で副首相を務め、制憲議会のリベラル派とイスラム勢力の妥協による人事で移行政府首相に選ばれた。しかし、今月3日に提出した閣僚名簿で、第1党のリベラル派、国民勢力連合を排除したことや暫定政府の閣僚数人を再起用したことなどに批判が噴出。7日に再提出した名簿も信任を得られなかった。(共同)

5113チバQ:2012/10/09(火) 22:11:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121009/mds12100914370004-n1.htm
ノーベル平和賞受賞者が役職辞任 リベリア、大統領を批判
2012.10.9 14:35 [ノーベル賞]
 ロイター通信によると、昨年、ノーベル平和賞を受賞したリベリアの平和活動家ボウイー氏が、サーリーフ政権の汚職や縁故主義を批判して政府の役職を辞任した。ボウイー氏の報道担当者が8日、明らかにした。サーリーフ氏は平和賞の共同受賞者。

 ボウイー氏が辞任したのは「平和・和解委員会」の代表ポスト。リベリアでは2003年まで14年間内戦があり、サーリーフ氏は平和賞受賞後に同委員会を設置、ボウイー氏を代表に指名した。

 サーリーフ氏の複数の息子が政府で要職に就いているが、同氏は縁故主義を否定している。ボウイー氏は昨年の大統領選で、サーリーフ氏の再選を支持した。(共同)

5114チバQ:2012/10/09(火) 22:14:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121009/erp12100914560003-n1.htm
【Viva!ヨーロッパ】
ドイツ 統一シンボル 旧東独の人気キャラ
2012.10.9 14:54 (1/3ページ)

【Viva!ヨーロッパ】ベルリンの繁華街に設置されたアンペルマンの信号機。かわいらしさが特徴だ=9月25日、ドイツ・首都ベルリン(宮下日出男撮影)
 1990年の東西ドイツ統一から10月3日で丸22年。旧東独の面影が時と共に薄れていく首都ベルリンで、逆に存在感を増している旧東独のシンボルがある。歩行者用信号機にあしらわれた「アンペルマン」。今や旧西ベルリンの信号機にも使用が広がり、関連グッズも人気だ。

 ■アンペルマン救え

 アンペルマンは信号機の緑と赤のランプ部分に描かれた人のデザイン。帽子をかぶった子供のようにみえるかわいらしさが特徴で、緑では歩く姿を、赤では両腕を横に広げて立ち止まる姿をかたどっている。

 まだ歩行者用信号機が少なかった1961年、子供が被害にあう事故の多発を痛ましく感じていた交通心理学者のカール・ペグラウ氏(故人)が旧東独交通局の依頼を受けて考案した。その後は信号機にとどまらず、交通教育番組にも登場し、旧東独に浸透していった。

 事実上、西独による東独の吸収合併だった統一後、道路標識などさまざまな制度や規格が西独式に取り替えられると、アンペルマンも“絶滅”の危機に見舞われた。だが、市民らの間に「アンペルマンを救え」との運動が広がり、ベルリン市当局は2005年、旧西ベルリン地区も含めて信号機にアンペルマンを採用することを正式決定した。

■誕生50年イベント

 「レストランの明かりもない夜の街中で、傾いた信号機に輝いていた姿が、とても愛らしかった」。統一直後を振り返る関連グッズ販売会社「アンペルマンショップ」のマルクス・ヘックハウゼン社長(51)は、アンペルマン復活の立役者の一人だ。アンペルマンに魅了されたヘックハウゼン氏は不要になった信号機の部品を使い、アンペルマンのランプを製造し販売。その活動が知られ、救済運動と合流した。さらにペグラウ氏の賛同を得た上、信号機製造会社とともにアンペルマン・デザインの信号機をベルリン市に持ち込んだ。

 誕生50年を迎えた昨年には、アンペルマンの信号をリボンで飾る記念イベントを実施した。その作業から「ベルリンの8割くらいの信号は、もうアンペルマンじゃないか」(ヘックハウゼン氏)とも推察する。まさに旧東独の文化が旧西独を席巻する格好だが、ヘックハウゼン氏はこう語る。

 「アンペルマンは今や東西ベルリン統一のシンボルだ」

■関連グッズ500種

 アンペルマンの浸透には歴史的背景だけでなく、関連グッズの人気も一役買っている。ベルリン市内5カ所のアンペルマンショップが扱うのは、カバンやカップ、キーホルダーなど約500種類。アンペルマンの女の子版「アンペルメドヘン」なども登場した。

 「ノスタルジーというより、おもしろいから典型的なベルリンの土産にちょうどいい」。西部コブレンツからベルリンを訪れ、ショップに足を運んだ若者カップルは口をそろえた。中部カッセルからきた夫婦は「私らの街には店がない。出したら売れると思うけれど、私らが出そうか?」

 人気キャラクターとしても広がりを見せるアンペルマン。実は日本とのゆかりもある。ベルリンは森鴎外の留学先として知られるが、そのうちミッテ区は鴎外の出身地、島根県津和野町と姉妹都市関係にある。津和野町では昨年から、アンペルマンをあしらった町営バスの運行も始めている。(ベルリン 宮下日出男、写真も/SANKEI EXPRESS)

5115チバQ:2012/10/09(火) 22:15:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121009/mds12100908010001-n1.htm
モルシー大統領就任100日 外交では新機軸 エジプト、権力基盤に不安も
2012.10.9 07:59 (1/3ページ)

エジプトのモルシー大統領(ロイター)
 【カイロ=大内清】エジプトのモルシー大統領が就任して100日が経過した。この間、軍最高評議会のタンタウィ議長(当時)を解任し国政の実権を掌握。外交面では対米関係を維持する半面、対イラン関係改善をも視野に入れた新機軸を打ち出しつつある。ただ、内政上の課題が山積する中、出身母体のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団を警戒する世俗主義勢力が結集する動きもあり、権力基盤が盤石とはなお言い難い状況だ。


「100日プラン」


 「完全にではないが、目標は達成されつつある」。第4次中東戦争(1973年)“戦勝”記念日の6日の演説でモルシー氏は、就任後の実績を強調した。

 しかし、「国民の目は冷ややか」(政治学者)だ。モルシー氏が選挙戦中、「就任100日以内に実行する」と約束した、交通渋滞や価格高騰が続く食糧、燃料問題の解消などが一向に進まないためだ。逆に、最近はガソリンへの補助金削減を発表、全国的に停電も頻発し、ムバラク旧政権時代より生活が悪化したと感じる国民は多い。

 こうした中、モルシー氏の外交上の主眼は主に、政変後の混乱で悪化した財政を改善するための「金策」にある。8月には国際通貨基金(IMF)に48億ドルの融資を要請する方針を決定、米国とも10億ドルの債務棒引きで合意する見込みだとされる。

 IMF融資をめぐる議論は、軍部の暫定統治下にあった昨年、本格化したものの、モルシー氏の出身母体の同胞団は欧米諸国からの融資受け入れに否定的だった。しかし、経済立て直しが急務となる中、同胞団としても現実路線への修正を余儀なくされた格好だ。


イランも訪問


 もっとも、IMFの融資を受けた場合、補助金政策のさらなる見直しなどの改革をIMFから迫られる可能性が高く、大衆受けする政策を訴えてきたモルシー氏にとってはジレンマともいえる。

 その一方でモルシー氏は8月、中東以外の最初の外遊先として、米国よりも先に中国を訪問、続いて核開発問題で米欧と対立するイランを訪れアフマディネジャド大統領とも会談した。

 エジプトは、イスラエルとの平和条約を維持する見返りに米国から年十数億ドルの軍事・経済援助を受けており、対米関係が急速に悪化する可能性は低い。他方で、モルシー氏にはムバラク親米政権との違いを打ち出したいとの思いがあるとみられ、米国を後ろ盾とするイスラエルでは、エジプトの“米国離れ”が進むことを懸念する声は強い。


強まる強権姿勢


 モルシー氏は8月、対立するタンタウィ最高評議会議長を電撃解任し軍部が握る立法権を奪ったが、このころから、強権姿勢も目立つようになった。政府系紙幹部に同胞団に近い人物を配したほか、同胞団に批判的な記者が逮捕される事件が起きるなど、メディア規制を強める兆しもある。

 9月には、大統領選でモルシー氏と争ったシャフィーク元首相が、20年以上前の不正に関与した疑いで逮捕命令を受けた。モルシー氏側の意向をくんだ司法当局による“粛清”だとの見方が支配的だ。

 これに対し、現在は国外滞在中のシャフィーク氏は新党結成を発表。エルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長や、大統領選に出馬したムーサ前アラブ連盟事務局長ら世俗主義派の有力者も新党結成の動きを見せ、「反モルシー」で連携を模索しているともいわれる。

 エジプトでは今後、同胞団主導の新憲法制定プロセスが進み、その後、議会選が行われる見通しだ。結果次第では、軍・治安機関の反同胞団勢力が勢いを盛り返す可能性もある。

5116チバQ:2012/10/09(火) 22:20:43
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date3&amp;k=2012100700075
7年ぶり地方選へ=分裂後初、選挙運動始まる−パレスチナ

6日、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラで掲示された地方選の選挙ポスター 【エルサレム時事】パレスチナ自治政府は20日、約7年ぶりに地方選挙を実施する。6日から選挙運動がスタートした。自治政府が2007年にヨルダン川西岸とガザ地区に事実上分裂して以来、選挙が行われるのは初めて。ただ、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは参加しないため、アッバス自治政府議長率いる穏健派ファタハへの信任投票的色彩が強く、市民の間で関心は広がっていない。
 パレスチナの地方選は04〜05年に初めて行われ、今回で2回目。アッバス議長が統治する西岸の自治区の地方評議会が対象だ。すでに任期が切れているが、統一政府樹立を目指す和解協議を優先し、地方選は延期されてきた。ファタハとハマスの主導権争いで和解は進まず、アッバス議長は西岸だけの実施に踏み切った。ハマスはこれに反発し、不参加を表明している。
 イスラエルとの和平交渉は停滞し、統一政府の下で行う予定の議長選や評議会(議会)選のめども立たず、自治区では閉塞(へいそく)感が漂っている。物価高に抗議しファイヤド首相の辞任を求めるデモが発生するなど自治政府批判が過去にない高まりを見せる中、アッバス議長は地方選挙で「民意」を問う姿勢を示し、市民の不満を和らげたい考えとみられる。(2012/10/07-14:34)

5117チバQ:2012/10/09(火) 22:24:30
>>3811>>3815とか
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&amp;k=2012100800013
前大統領の逮捕を命令=モルディブ
 【コロンボAFP=時事】インド洋の島国モルディブの裁判所は7日、2度にわたる出廷命令に従わなかったとしてナシード前大統領の逮捕を警察に命令した。逮捕状には「法廷に出てくるまでナシード氏を拘束せよ」と指示されている。前大統領は権力乱用の罪に問われ、有罪なら3年の流刑となる可能性がある。(2012/10/08-01:06)

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5118チバQ:2012/10/09(火) 22:29:24
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121009/mcb1210090502013-n1.htm
チャベス氏4選も前途多難 ベネズエラ大統領選 インフレに健康問題2012.10.9 05:00
4選を果たしたチャベス大統領は国旗を手に拳を突き上げ、ミラフロレス宮殿(大統領官邸)に集まった支持者らの祝意に応じた=7日、カラカス(AP)【拡大】
 南米ベネズエラの大統領選は7日に投開票され、4選を目指していたチャベス大統領(58)が勝利した。1999年の就任以来、最も接戦となった選挙を制した。任期は6年。

 全国選挙評議会は同日夜(日本時間8日午前)、開票率90%の時点でチャベス大統領が54%を得票したと発表した。大統領は発表直後、ミニブログのツイッターで「愛する国民よ、ありがとう。ベネズエラ万歳」などと勝利宣言。45%を得票した対抗馬の主要野党統一候補、エンリケ・カプリレス前ミランダ州知事(40)は「国民の意思を尊重する」と敗北を認めた。

 今回の大統領戦は事実上、両氏の一騎打ちとなっていた。チャベス大統領は世界最大の石油埋蔵を活用して食料価格への補助や低価格住宅の供給、貧困地区での医療拡充といった措置を実施し、支持を集めてきた。だが、選挙戦では大統領との対立軸を鮮明にしたカプリレス氏が追い上げ、大統領は政府に欠点があったと謝罪に追い込まれる事態となっていた。

 ブラジルのランプレイア元外相は、3度のがん手術を受けたチャベス大統領の健康問題に関連して「後継者争いがすぐにも始まるだろう。チャベス氏の意中の後継者が誰なのか判然としないため、これは政権を不安定にする恐れがある」と述べた。

 ベネズエラのインフレ率は8月に18.1%を記録した。9カ月連続で低下したものの、年率換算ではブルームバーグが調査している102国・地域のうちベラルーシ、イラン、アルゼンチンに次ぐ高さだ。米ブルティック・キャピタル・マーケッツのアナリスト、キャサリン・ルーニー・ベラ氏は、チャベス氏が近く通貨ボリバルの切り下げに追い込まれるとの見方を示した。(ブルームバーグ Charlie Devereux)

5119チバQ:2012/10/09(火) 22:30:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121008-00000047-mai-int
<ベネズエラ>チャベス氏が4選 穏健左派の新人退ける
毎日新聞 10月8日(月)22時16分配信

 【カラカス國枝すみれ】南米最大の産油国ベネズエラの大統領選は7日投開票され、「21世紀の社会主義」建設の継続を主張した現職の反米左派ウゴ・チャベス大統領(58)が4選を決めた。穏健左派路線への移行と国際協調主義を呼び掛けたエンリケ・カプリレス前ミランダ州知事(40)は、得票率で約10ポイントの差で敗退した。チャベス氏は20年間の長期政権に臨む。

 選管の集計によると、開票率90%でチャベス氏の得票率は54.42%。カプリレス氏は44.97%だった。

 午後11時半、大統領府のバルコニーに現れたチャベス氏は、「我々は歴史的なゴールに到達した」と勝利演説。集まった群衆は「チャベスは去らない」と叫び、拳をつき上げて支持を示した。カプリレス氏は記者会見で「大統領を祝福したい」と敗北を認めた。

 チャベス氏は選挙戦で、石油収入を投入して貧困層支援を実施してきた14年間の実績を強調して支持を確保。治安の悪化などを批判して中間層や若者を引きつけたカプリレス氏の猛追をかわした。

 ただ、チャベス氏は昨年6月以降、2度にわたってがん手術を受けており、健康面で大きな不安が残る。

 一方、中南米で最も先鋭的な反米指導者が再選されたことで、左傾化の波は来年以降大統領選が実施される各国にも及びそうだ。

 ベネズエラ最大の貧民街がある北部ミランダ州ペタレの投票所では7日、投票したチャベス支持者のネルフィダ・アルマンサさん(49)が「チャベスは放置されていた我々が必要としていたものをくれた」と大統領を評価。治安悪化についても、地域リーダーのリリアナ・マレロさん(39)は「犯罪は誰が大統領になっても減らない」と語った。

 大統領の任期は来年1月10日から6年間。就任から4年以内に大統領が死亡した場合は再選挙が行われる。17年1月以降に死亡した場合は、副大統領が昇格し残りの任期を務める。
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5120チバQ:2012/10/09(火) 23:44:55
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2906685/9657155?ctm_campaign=txt_topics
麻薬密売組織セタスの最高指導者を殺害か、メキシコ軍
2012年10月09日 18:13 発信地:メキシコ市/メキシコ
【10月9日 AFP】メキシコ海軍は8日、米国との国境沿いで発生した銃撃戦で、度重なる虐殺行為で知られる麻薬密売組織セタス(Zetas)の最高幹部を殺害した可能性があると発表した。

 同軍の声明によると現在、最終的な検視結果を待っている状態だが、遺体はエル・ラスカ(El Lazca)の異名で知られるエリベルト・ラスカノ(Heriberto Lazcano)容疑者のものとみられるという。

 銃撃戦があったのは「麻薬戦争」の中心地であるコアウイラ(Coahuila)州。国境沿いの小さな町プログレソ(Progreso)で8日、「警ら中の海軍要員を小型爆弾と銃器で襲撃した容疑者2人が、銃撃戦中に死亡した」と発表された。銃撃戦後、軍部隊は、ロケット弾や小型爆弾12個の発射に用いられた発射筒を押収したという。

 ラスカノ容疑者は、分裂したセタスの最高幹部2人のうちの1人。メキシコの最重要指名手配被疑者で、逮捕につながる情報には260万ドル(約2億円)の懸賞金が掛けられていた。また米国も500万ドル(約3億9000万円)の懸賞金を掛けていた。

 メキシコでは2006年に軍による取り締まりが開始して以降、麻薬戦争で6万人が死亡したとされている。(c)AFP

5121チバQ:2012/10/09(火) 23:54:36
http://www.jiji.com/jc/p?id=20121008090758-0013425651&amp;n=1
議会解散、総選挙へ=クウェート
国営クウェート通信によると、サバハ首長は7日、機能不全に陥っていた国民議会の解散を命じる勅令を出した。憲法規定で60日以内に総選挙が行われる。写真は多数の議員がボイコットした同国議会=7月末 【EPA=時事】

5122チバQ:2012/10/10(水) 23:40:49
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20121010-OYT1T01190.htm?from=ylist
マフィアと癒着、市長と市議全員解任…イタリア

 【アテネ=末続哲也】イタリアのモンティ政権は9日、南部カラブリア州にあるレッジョカラブリア市(人口約18万)の市長と市議30人全員を、「地元マフィアに支配されている」として解任した。

 同国の地方自治体は汚職や放漫財政などの不祥事が相次いでおり、財政再建を急ぐモンティ政権が本格的な地方改革に着手した形だ。

 イタリアには、マフィア対策の一環として、マフィアとの癒着が確認された地方自治体の長や地方議会議員を中央政府が解任できる法律がある。

 地元メディアによると、同市は地元マフィア経営の企業と公共事業契約を結ぶなど、犯罪組織の資金源と化していた。新たな選挙が行われるまで、同市は伊政府に任命された代理市長が管轄する。

(2012年10月10日20時56分 読売新聞)

5123チバQ:2012/10/10(水) 23:44:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121010/erp12101011220001-n1.htm
「女王陛下」悩ます2人の007 スコットランド独立問題で3代目が初代を批判
2012.10.10 11:19 (1/3ページ)[海外芸能人]

3代目ボンドのロジャー・ムーア(AP)
 今月5日にシリーズ第1作の公開から50年を迎えたばかりスパイ映画「007」で、3代目ジェームズ・ボンド役を演じたロジャー・ムーア氏(84)が、初代のショーン・コネリー氏(82)にかみついた。コネリー氏が熱心に取り組んでいる英国からのスコットランド独立運動を痛烈に批判したもので、8日付の英紙タイムズが報じた。ともに女王陛下に忠誠を誓うボンド役を演じた2人のバトルは、英連合王国の分裂につながる独立運動の行方にも影響しそうだ。(SANKEI EXPRESS)

 「“先輩”のスコットランド独立の野望は、オーリック・ゴールドフィンガーがフォートノックスで核爆弾を爆発させようとして失敗したのと同じようなことになるだろう」

 タイムズ紙によると、ムーア氏は、タイムズ紙が主催した「チェルトナム文学祭」で公演。コネリー氏が主演したシリーズ第3作「007ゴールドフィンガー」で、悪役のたくらみが失敗に終わるストーリーを引き合いに出し、独立運動を批判した。

 コネリー氏は、スコットランドのエディンバラ出身。スコットランドの分離独立を主張するスコットランド国民党を支持し、腕に「スコットランド・フォーエバー(スコットランドよ、永遠に)」と入れ墨を入れるほどの独立論者だ。2000年にエリザベス女王からナイトの称号を与えられた際の授与式には、スコットランドの民族衣装であるキルト姿で現れ、物議を醸した。

 2008年8月の自身の誕生日に出版した自伝のタイトルも、スコットランド人であることを意味する「Being Scot」。スコットランドが文学やスポーツの分野で世界的に大きな影響を与えたことについて熱烈に語り、スコットランド魂をアピール。最近はバハマで暮らしており、「独立までは帰らない」と宣言していた。

 これに対し、ロンドン生まれのムーア氏は、「イングランド人であることに大いに誇りを持っている。いや、それは正確ではない。イングランド人といったが、(連合王国の)英国人の意味だ。英国人であることが誇りだ」と、英国が一つであることを強調。「ショーンはスコットランドの分離独立に尽力しているが、全財産を現金で引き出して、スコットランド銀行(RBS)とトラブルになったこともあるんだがね」と皮肉った。

 ムーア氏は「ショーンとケンカをするつもりはないよ。彼は大きいからね」と、おどけてみせたが、スコットランド独立運動は近年、徐々に拡大しており、生粋のイングランド人として看過できなくなったようだ。

 英連合王国はイングランド、スコットランド、ウェールズから成るグレートブリテンと北アイルランドで構成。スコットランドは1707年にイングランドと合併したが、スコットランド出身のトニー・ブレア政権時代の1997年に国民投票が行われ、議会が復活し、独立運動が活発化した。スコットランド国民党は勢力を拡大しており、2014年までに独立の是非を問う住民投票の実施を計画している。

 独立運動とともに、2人のボンドの争いが、女王陛下を悩ませているかもしれない。

5124チバQ:2012/10/10(水) 23:46:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121010/mds12101021280002-n1.htm
トルコ 世論うかがい出方模索 シリア砲撃から1週間
2012.10.10 21:27 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】トルコ南部のシリア国境付近で3日、同国からの迫撃砲弾でトルコ人5人が死亡した事件から1週間が過ぎた。内戦が続くシリアからは散発的に迫撃砲弾の飛来が続いており、トルコ側はそのたびに報復砲撃を実施、軍事的緊張は弱まっていない。

 シリア反体制派を支援しているトルコのエルドアン政権としては、世論の反応をうかがいながら、一連の事件をアサド政権弱体化に利用する方策を模索しているとみられる。

 トルコからの報道によると、同国軍の参謀総長は10日、「シリアからの砲撃が続くなら、さらに強い反撃に出る」と警告。同軍は同日までに、南東部ディヤルバクルの空軍基地に少なくとも25機のF16戦闘機を追加配備してにらみをきかせている。

 またトルコが加盟する北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は9日、両国の緊張緩和と呼びかけつつ、「必要なら(NATOとして)トルコを防衛する計画はある」と述べた。集団的自衛権の行使による介入の可能性をちらつかせ、シリア側を牽制(けんせい)した格好だ。

 ただ、そもそもの砲撃の経緯はなお、判然としない部分が多い。3日の砲撃についてトルコでは、アサド政権が4日、謝罪し再発防止を約束したと伝えられたが、シリアのジャファリ国連大使はその後、「原因を徹底調査する」と表明するにとどめた。「もともと政府は謝罪などしていない」(シリアの著名ジャーナリスト、ホルシド・デリ氏)という見方もある。

 そうした中、両国国境では5日以降も、シリア側からの迫撃砲弾の着弾とトルコの反撃が続発。アラブ系メディアでは、「アサド政権がトルコを挑発している」「トルコを軍事介入に導くために反体制派が仕掛けている」といった、相反する見方が飛び交っている。

 米国の海外向け放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報じた9月時点での世論調査によると、エルドアン政権によるシリア反体制派支援を支持しているのはトルコ国民の2割弱。

 最大野党の共和人民党(CHP)は「反体制派に一方的に肩入れしすぎだ」と批判を強めており、エルドアン首相が今後、本格的な軍事作戦に踏み切れば、世論の反発が噴出する可能性もある。好調な経済が減速する懸念もあり、同首相としても安易な紛争拡大は避けたいのが本音だ。

5125チバQ:2012/10/10(水) 23:48:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121010-00000112-mai-int
<フランス>富豪が次々ベルギー国籍を申請 増税逃れか
毎日新聞 10月10日(水)21時42分配信

 【パリ宮川裕章】フランスで、オランド社会党政権が掲げる富裕層への最高税率75%の所得税法案など増税政策を巡り、資産家や著名人の海外移住の動きがメディアで取り上げられ、「税逃れ」ではないかと話題になっている。いずれも税金との関係を否定しているが、オランド大統領は「愛国心」に訴えてフランス残留を求め、野党の右派・国民運動連合は「左派政権の政策の結果」と批判を強めている。
 発端はベルギー紙の9月初めの報道。フランス最高の富豪で高級ブランド「ルイ・ヴィトン」などを傘下に持つLVMHグループ会長のベルナール・アルノー氏(63)が、ベルギーへの二重国籍申請手続きを開始したとの内容だ。ベルギーは富裕層の税負担がフランスに比べて大幅に軽く、二重国籍取得はアルノー氏の移住の意思を示す証拠だとして、仏メディアは「税対策」に絡めて一斉に取り上げた。今月8日には作家のポルル・シュリゼール氏もベルギーへの移住計画を仏紙に明かした。

 仏社会党が導入を目指す新しい所得税案は、年間所得のうち100万ユーロ(約1億円)を超過する分に期間限定で75%課税するというもの。対象者は2000〜3000人とされる。ルモンド紙によると、アルノー氏の昨年の所得は国内最高の約1070万ユーロ(約10億7000万円)。新税が導入されれば所得の大半を納税することになる。アルノー氏は二重国籍申請の事実を認めたうえで「税を逃れる意図はない」と説明。「フランスで他の納税者同様、義務を果たす」と仏メディアに釈明しているが、真意は不明のままだ。

 オランド大統領はテレビ番組で「愛国心が必要だ」「高額所得者こそ範を示す必要がある」などと訴えた。だが右派・国民運動連合のフィヨン前首相は「現政権のばかげた政策の結果だ」と批判した。

 ただ、仏資産家のベルギー移住は過去にも多くの例がある。家電大手「ダルティ」グループ元最高経営者のベルナール・ダルティ氏ら大企業経営者が退職前後に移住したケースが目立つ。ベルギーでは資産税や株式売買への課税がないことも一因とみられている。ベルギー紙が報じたベルギー法律事務所の試算によると、ブリュッセルの高級住宅街には2000万〜3000万ユーロの資産を持つフランス人富裕層が約5000人居住しており、社会党政権が発足した5月の仏大統領選後、1000〜1500人が新たに移住するとみられている。

 フランスでは著名な株仲買人の英国移住なども話題になっている。ロンドンのジョンソン市長は8日、仏政権の財政政策を「フランス革命以来の暴挙」と形容し、「才能のあるフランス人を歓迎する」と発言した。欧州連合(EU)では加盟国の税制度の統一が議論になっており、仏共産党のボッケ上院議員は「(欧州各国の税制度の差は)もはや維持できない」とする報告書を発表している。

 ◇ベルギーへの国籍申請した主な富豪

ベルナール・ダルティ(家電大手「ダルティ」元最高経営者)

フィリップ・エルサン(メディアグループ「GHM」経営者)

ロフティ・ベラシンヌ(航空会社「リベルテ航空」元社主)

ジル・ペリソン(ホテル大手「アコール」グループ元最高経営者)

ユッグ・テタンジェ(シャンパン製造大手「テタンジェ」社主一族)

エリックエマニュエル・シュミット(作家)

5126名無しさん:2012/10/11(木) 15:12:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121011/amr12101114490009-n1.htm
チャベス氏当選を宣言 副大統領にマドゥロ外相
2012.10.11 14:48

 7日投開票されたベネズエラ大統領選で、全国選挙評議会は10日、現職の反米左翼チャベス大統領の当選を正式に宣言した。同氏の当選は4度目。チャベス氏は得票率約55%で約814万票を獲得、野党統一候補のカプリレス氏は約44%で約650万票だった。

 チャベス氏は同日、腹心のマドゥロ外相をハウア副大統領の後任に充てる人事を発表。マドゥロ氏は、チャベス氏が昨年6月にがん手術を受けて以降、後継者候補の1人と目されている。

 ハウア氏は12月の地方選で、カプリレス氏が再選を狙う首都圏のミランダ州知事選に出馬する見通し。(共同)

5127とはずがたり:2012/10/11(木) 19:34:51

ちょい前の記事

仏オランド政権に不協和音 危機対応、原発で緑の党が反発
2012.9.27 22:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120927/erp12092722320006-n1.htm

 【ベルリン=宮下日出男】フランスのオランド左派政権内に不協和音が目立ってきた。一角を担うヨーロッパエコロジー・緑の党が、欧州連合(EU)の新財政協定批准に反対する姿勢を強めているためだ。同党とは原発政策でもぎくしゃくしており、実際に批准に反対されれば、政権に打撃となりそうだ。

 新財政協定は、EU加盟27カ国中25カ国の財政規律強化を図る目的で、サルコジ前大統領がメルケル独首相と導入を主導。オランド大統領=写真=は当初、見直しを訴えたが、EUの成長戦略が決まり、容認に転じた。来月に批准のための議会審議が予定されている。

 これに対し、緑の党は22日の党の会合で批准に反対する方針を決定した。党幹部は、新財政協定は「サルコジ前政権時代の遺産」であり、批准への協力は「(大統領の)社会党との政権合意には含まれていない」と説明している。

 緑の党の協力がなくても政権は協定批准に必要な賛成票を確保できる見通し。だが、債務危機対応の柱となる政策をめぐり政権内から離反者が出れば、支持率が下落傾向にあるオランド大統領の指導力に対する、国内外の疑問は強まりかねない。

 原発政策をめぐっても、緑の党は8月に「原発は将来有望な産業だ」との社会党閣僚の発言を受け強く反発した。社会党が大統領選をにらんで緑の党と結んだ、電力の原発依存度を現行の75%から、2025年までに50%に引き下げるとする公約がほごにされかねないとの危機感があったためだ。すでに支持率が5割を割り込み、これ以上の下落に歯止めをかけたいオランド大統領はこの後、緑の党をなだめるかのように公約の確認を含む新たな環境・エネルギー政策を公表した。

 新財政協定について、政権側は緑の党に「連帯を示すよう求める」(政府報道官)としている。しかし、メディアでは「政策の根本的な方向性にかかわる」(仏紙ルモンド)として、緑の党が反対した場合、オランド大統領は同党出身の閣僚を更迭すべきだとの主張も出ている。

5128チバQ:2012/10/11(木) 22:43:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121011/amr12101111280007-n1.htm
フジモリ元大統領の恩赦を申請 病気悪化が理由
2012.10.11 11:27
 【ニューヨーク=黒沢潤】在任時の人権侵害などの罪で施設に収監されているペルーのフジモリ元大統領(74)について、長女のケイコ氏ら家族は10日、病気悪化を理由に法務省に対して恩赦申請を行った。ウマラ政権は時間をかけて可否を判断するとみられる。

 フジモリ氏は8月、5度目となる舌部の腫瘍切除手術を受けた後、9月中旬に激しい痛みを訴え、再び緊急入院していた。

 恩赦申請をめぐっては、有罪を認めることになりかねないことから当初、申請しない意向だったが、健康上の理由から、9月末に申請する方針へと転換した。

 恩赦を認めるべきかどうかは世論調査により、支持7割から支持4割まで国民の見方が割れている。

5129チバQ:2012/10/11(木) 23:42:50
http://www.asahi.com/international/update/1011/TKY201210110432.html
2012年10月11日18時45分
エジプト、新憲法草案を発表 大統領権限の縮小盛り込む
 【カイロ=石合力】エジプト革命後の新憲法づくりを進める憲法起草委員会は10日、議会に大統領訴追の権限を与えるなど、大統領権限の縮小を盛り込んだ憲法草案(第1案)を発表した。ネット上の公聴会などで今月中をめどに最終案をまとめ、11月中にも国民投票にかける方針だ。

 ムバラク前大統領が約30年間の統治で独裁的な体制を築いたことを踏まえ、草案では、大統領の任期を最長で2期8年とした。大統領による汚職や権力乱用があった場合、議会の3分の1の承認で罷免(ひめん)手続きを開始できる条項を盛り込んだ。3分の2の承認で罷免され、職務執行権限を失う。大統領を裁くための特別法廷も設置する。

 大統領が職務執行できなくなった場合の継承順位は首相、人民議会議長、上院議長の順に規定。ムバラク政権下で続いた「国家非常事態」(戒厳令)については、内閣の承認を必要とし、7日以内に議会で過半数の承認が必要になる。期間は6カ月以内、国民投票で認められた場合のみ、6カ月だけ延長できる。

5130チバQ:2012/10/11(木) 23:43:39
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2906859/9665114?ctm_campaign=txt_topics
プーチン大統領に柔道8段、国際連盟が授与
2012年10月11日 17:14 発信地:モスクワ/ロシア

【10月11日 AFP】柔道家として知られるロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領(60)に、柔道8段の段位が授与された。国際柔道連盟(International Judo Federation、IJF)が10日、明らかにした。プーチン大統領はIJFの名誉会長でもある。

 IJFのマリアス・ビゼール(Marius Vizer)IJF会長は、「プーチン大統領は、柔道の価値を高いレベルで体現している」とのコメントを発表した。8段の上には9段、10段があるが、存命の10段は世界でも数人しかいないとされる。(c)AFP

5131チバQ:2012/10/11(木) 23:45:29
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2012101100084
社民党、6年ぶりの高支持率=首相候補を好感−ドイツ
 【ベルリン時事】ドイツの調査機関フォルザが10日公表した世論調査結果で、最大野党・社会民主党の支持率が約6年ぶりに30%となった。9月末に財政政策に明るいシュタインブリュック前財務相を来年の連邦議会(下院)選挙の首相候補に決めたことが支持率上昇につながったとみられる。(2012/10/11-07:20)

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5132チバQ:2012/10/11(木) 23:46:20
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2012101100670
オバマ政権の対応に疑念=リビアの公館襲撃から1カ月−外交政策、大統領選の争点に
 【ワシントン時事】リビア・ベンガジの米領事館へのテロ攻撃から11日で1カ月。この間、政府内に現地の治安情勢に対する認識のずれがあったことが表面化し、事件の経過説明も二転三転するなどオバマ政権の対応に疑念が強まっている。11月の大統領選を控え、野党共和党のロムニー候補の陣営は事件を外交政策の新たな争点とする構えだ。
 現地公館の安全対策を担当していた当局者は10日、下院の公聴会で「情勢の悪化を踏まえて治安要員の確保を求めたが、拒否された」と証言。国務省高官が「増員を認める有効な情報がなかった」と反論する場面があった。
 オバマ政権は当初、事件をイスラム教を侮辱したビデオに対する抗議デモの延長線上にあったと説明し、攻撃をテロ組織アルカイダと関連がある「テロ」と断定したのは、発生から2週間以上が過ぎてからだった。公館前のデモがなかったことも最近判明した。
 カーニー大統領報道官は10日の記者会見で「事件は捜査中で、情報は常に変わっていく」と釈明したが、共和党はテロ対策や中東政策の失敗を覆い隠すために事件を矮小(わいしょう)化していると批判のトーンを高めている。
 オバマ政権の中東政策をめぐっては、シリア情勢の悪化を阻止できないほか、イラン核開発の対応ではイスラエルとの不協和音が生じている。(2012/10/11-16:58)

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5133チバQ:2012/10/12(金) 23:05:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121012/erp12101207270001-n1.htm
露、8年ぶり首長公選迫る 「ただの公的行事」批判
2012.10.12 07:23 (1/2ページ)

14日の知事選挙を控え、リャザンの目抜き通りには与党候補、カバリョフ氏のポスターばかりが目立っていた(佐々木正明撮影)
 ロシアで政治改革の一環として8年ぶりに復活した州知事を含む連邦構成体(日本の都道府県に相当)の首長選挙が14日に実施される。しかし、改革派や独立系候補には厳しい出馬条件が設けられており、与党や現職が有利である状況に変わりはない。投開票を待つモスクワ近郊のリャザン州では、野党関係者らから「公正な選挙が骨抜きにされている」「結果が決まったただの公的行事」などとの批判が出ている。(リャザン 佐々木正明)


クレムリン・フィルター独立系阻む


 モスクワ南東約200キロに位置する人口約115万人のリャザン州。14日に知事選の投票が行われる全土5州のうちの一つで、今年7月まで知事を務めた政権与党「統一ロシア」系候補、カバリョフ氏を含めた4人が立候補している。

 州都リャザンでは、カバリョフ氏以外の選挙ポスターやパネルはまず見あたらない。街の入り口の幹線道路にも、まるで「カバリョフの街」と言わんばかりの長さ15メートル強の巨大横断幕が掲げられている。独立系選挙監視団体ゴラス所属のイバノバさんは「地元紙もカバリョフ氏の報道ばかり。与党側は、社会福祉施設やバス停などの公的スペースを利用して、カバリョフ氏の宣伝をしている」と嘆く。

 地元企業のほとんどは「統一ロシア」を支持。14日は休日だが、あえて作業員を出勤させ、「強制的に」投票を促す取り組みも行われているという。

 プーチン政権は、知事を任命制から直接選挙で選ぶ制度を復活させたが、地方議員の5〜10%の署名を集めなければ候補者登録できないなどの「クレムリン(大統領府)・フィルター」を設けた。このため、地方に政治基盤を持たない独立系の多くの候補が出馬断念に追い込まれた。

 今年3月の大統領選挙で野党共産党は同州で20%強の投票を得た。しかし、地方議員は少ないため、知事候補の登録には手間取った。同州議会のマリューギン共産党議員は「今回の選挙は『統一ロシア』が策略をめぐらした選挙。公正な選挙ではない」と訴える。

 政権が「フィルター」を設けた理由について、政治評論家のアブドーニン氏は「クレムリンがコントロールできない知事が就任するのを恐れているから」と語る。知事は中央政府が予算化した地方の国家プログラムを仕切る。プーチン大統領を支持する企業にとって、政権が支配下に置く知事の方がくみしやすく「クレムリンの利権維持」のため、フィルターが必要なのだとも説明している。

【用語解説】ロシアの連邦構成体首長選挙

 プーチン大統領は中央集権を強化するため、2004年に州や共和国など全土に83ある連邦構成体の首長直接選挙を廃止。事実上の任命制を導入した。しかし昨年来の反政権デモの高まりを受け、当時のメドベージェフ大統領が首長の直接選挙を復活させることを公約。今年6月に施行された。

5134チバQ:2012/10/12(金) 23:11:59
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012101200786
EUにノーベル平和賞=和解、民主、人権で貢献

欧州議会の議事堂前に翻る欧州連合(EU)と加盟各国の旗=2006年4月、仏ストラスブール(AFP=時事) 【ロンドン時事】ノルウェーのノーベル賞委員会は12日、2012年のノーベル平和賞を、欧州連合(EU)に授与すると発表した。欧州は現在、ユーロ危機が泥沼化し不安定な状況にあるが、ノーベル賞委員会は「平和や和解に向けた成功裏の闘争という、EUが生んだ最も重要な成果」に目を向けるべきだと訴えた。
 同委員会は声明で「EUとその前身機関は60年以上にわたり、欧州における平和と和解、民主主義、人権の進展に貢献してきた」と評価。さらに「ドイツとフランスは70年間で3度、戦火を交えたこともあるが、今日では(統合により)両国の戦争は思いも寄らない」と強調し、このことは「しっかりと目的を持った努力と互いへの信頼構築を通じ、歴史上敵対してきた国々が密接なパートナーとなり得ることを示した」と称賛した。
 EUは第2次大戦後の1952年、フランス、西ドイツ(現ドイツ)、イタリア、ベネルクス3国の計6カ国で経済協力を目的に設立された欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)が前身。58年発効のローマ条約で欧州経済共同体(EEC)と欧州原子力共同体(EURATOM)が成立し、67年にこれら3機関が統合されて欧州共同体(EC)に。92年、欧州連合条約(マーストリヒト条約)が調印され、EU発足に至った。現加盟国は27カ国で、本部はベルギーの首都ブリュッセルにある。
 平和賞の賞金は800万スウェーデン・クローナ(約9500万円)で、12月10日にオスロで授賞式が行われる。(2012/10/12-20:20)

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5135チバQ:2012/10/13(土) 19:10:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121013-00000018-mai-int
<国連安保理>マリ軍事介入求め決議…過激派の北部制圧で
毎日新聞 10月13日(土)11時2分配信

 【ニューヨーク草野和彦】イスラム過激派に北部を制圧された西アフリカ・マリ政府の要請を受け、国連安全保障理事会は12日、北部奪回に向けた国際社会による軍事介入の「詳細で実行可能な勧告」を45日以内に提出するよう、国連事務総長に求める決議案を全会一致で採択した。

 イスラム過激派は、国際テロ組織アルカイダの北アフリカ組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」と連携しており、決議でもテロ組織の活発化に「重大な懸念」を表明。事務総長の勧告を受けて安保理が、マリ軍を支援する西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)部隊の派遣を承認する決議案の採決を行う。

 国連関係者によると、マリ軍2700人、ECOWAS部隊3300人の計6000人規模の展開が想定される。ただ、国際社会による財政支援の問題もあり、ロイター通信は部隊展開までに数カ月かかるとの各国大使の見方を伝えている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121013-00000045-mai-int
<マリ>西アフリカ諸国部隊を仏が支援へ…安保理介入決議
毎日新聞 10月13日(土)14時27分配信

 【ヨハネスブルク服部正法】国連安全保障理事会が12日、マリへの軍事介入に事実上道を開く決議案を全会一致で採択し、マリ北部を制圧するイスラム過激派の掃討作戦にフランスの後方支援を受けた西アフリカ諸国部隊が乗り出す構図が現実味を帯びてきた。
 マリでは、首都バマコで起きた軍事クーデターの混乱に乗じ、遊牧民トゥアレグ人の反政府組織とイスラム過激派が4月にマリ北部を制圧した。

 イスラム過激派は国際テロ組織アルカイダの北アフリカ組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」と連携。多数のアルカイダ戦闘員がマリ北部に流入していると見られる。周辺国でつくる「西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)」はテロ勢力の域内拡大を懸念して3000人規模の派兵を検討してきた。

 ECOWASの軍事介入を積極的に支持するのが、過去に西アフリカの広範囲を植民地とし、今も強い影響力を持つフランスだ。マリ北部がテロ組織の温床となる「(第二の)アフガニスタン化」(ルドリアン国防相)を懸念。オランド大統領はECOWAS介入時に後方支援に当たることを明言し、今回の決議草案もフランスが作成した。

 一方、9日付の仏紙ルモンド(電子版)によると、ゴードン米国務次官補(欧州・ユーラシア担当)は、フランスの軍事介入を米国が支援する意向を示唆した。米紙ワシントン・ポストによると、ホワイトハウスはAQIMへの攻撃を準備すべきか秘密裏に検討中。米当局は、米大使ら4人が死亡した先月11日のリビア・ベンガジ米領事館襲撃事件にAQIMが関与した疑いを持っている。

5136チバQ:2012/10/13(土) 19:11:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121013-35023024-cnn-int
マリで未婚の母のリスト作成か、虐待懸念高まる 石打ち・手足切断など
CNN.co.jp 10月13日(土)12時28分配信

(CNN) 西アフリカのマリ北部を支配するイスラム過激派が、未婚の母のリストを作成しており、彼女らに石打ち、手足の切断、処刑などの残忍な罰が科される懸念が高まっていることが明らかになった。

最近マリを訪れた国連のシモノビッチ事務次長補(人権担当)は、イスラム過激派が未婚の母や妊婦のリストを作成しているとの複数の報告を受けたとし、「これらの女性に残忍かつ非人道的な罰を科される危険がある」と述べた。

マリ北部の大部分を支配するイスラム過激派は、より厳格なイスラム法(シャリア)の適用を公約しており、地元過激派によると同法は婚外の男女関係を禁じているという。

そんな中、国連安保理は12日、これらの虐待行為や、過激派組織イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)などのテロ組織の活動を非難し、マリへの国際部隊派遣の準備に向けた決議案を全会一致で可決した。前日の11日、マリの首都バマコでは同国北部に国際部隊を派遣する動きを支持し、数千人がデモ行進を行った。

マリは3月に軍事クーデターが発生して混乱に陥り、5月にクーデターを起こした軍部が政権を文民政府に返還したが、不安定な状態が続いている。

地元のトゥアレグ族とイスラム過激派がクーデターの混乱に乗じてマリの北部を制圧したが、その数カ月後、アルカイダとつながりのある2つの組織がトゥアレグ族を打倒。現在、その2つの組織がフランスの国土面積に匹敵するマリ北部の3分の2を支配している。

西アフリカ諸国とマリの暫定政府は、国連安保理に北部を支配する過激派グループを追放するための軍事介入を承認するよう求めていた。

5137チバQ:2012/10/13(土) 19:11:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121013-00000027-asahi-int
「平和賞の品位汚した」 EU受賞に欧州各国から批判
朝日新聞デジタル 10月13日(土)16時2分配信

 【オスロ=伊東和貴】欧州連合(EU)のノーベル平和賞受賞が決まったことに、欧州各国で批判の声が相次いでいる。平和賞のおひざ元ノルウェーでは、市民らが選考委員長の辞任を要求。ギリシャでは「賞の品位を汚した」との声すら出ている。

 20以上の平和団体を束ねる「ノルウェー平和評議会」は声明で、EU域内の民意がEUの政策決定に反映されなくなり、社会格差の拡大が人権侵害を助長していると指摘。「政治的な賞」だとして、ノーベル賞委員会のヤーグラン委員長に辞任を迫った。

 ノルウェーは、前身の欧州共同体(EC)を含めるとEU加盟を国民投票で2度否決した。一方、元首相のヤーグラン氏はノルウェーの加盟を推進した親EU派で、それが「委員長の政治信条で決めた」(地元記者)との疑惑を招いている。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20121013-00000012-nnn-int
EUにノーベル平和賞 加盟国間で温度差も
日本テレビ系(NNN) 10月13日(土)9時7分配信

 今年のノーベル平和賞が12日に発表され、ヨーロッパ連合(EU)の受賞が決まった。歓迎の声が上がる一方、加盟国の間には温度差も出ている。

 授賞理由についてノルウェーのノーベル委員会は、「60年以上にわたって、ヨーロッパの平和や民主主義、人権の推進に貢献してきた」としている。

 EUは、ドイツとフランスなどが戦火を交えた第2次世界大戦の惨状を踏まえ、ヨーロッパの平和を実現することを理念に掲げていて、現在27か国が加盟している。

 EU・ファンロンパイ大統領は12日、フィンランド・ヘルシンキで、「ノーベル賞をいただき、平和を築く努力をしてきたことが認められ、誇りに思います」と述べた。フランス・オランド大統領も12日、セネガル・ダカールで、「(EUの取り組みは)20世紀の最も偉大な人類の冒険だ」と述べた。

 一方、ギリシャ問題などヨーロッパ発の経済不安が続く中での受賞に、ドイツ・メルケル首相は12日、「ユーロを強化することを忘れてはならない」と表明した。

 また、イギリスでは、キャメロン首相自身はコメントを出さず、BBCテレビが「このタイミングでの受賞は奇妙だ」と伝えるなど、加盟国間の温度差や疑問の声も出ている。

5138チバQ:2012/10/13(土) 19:12:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121013-00000109-san-bus_all
カナダ曲がり角 バブル兆候 日本の「いつか来た道」
産経新聞 10月13日(土)7時55分配信


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カナダのトロント中心部では高層ビルの建築が進む(写真:産経新聞)

 先進7カ国(G7)の中で、豊富な資源を背景に好調だったカナダの経済が曲がり角に来ている。中国系や中東系の富裕な移民が不動産投資を活発化。主要国が追加の金融緩和に踏み切る中、だぶついた資金も集まりやすくなり、バブル経済の兆候が見えてきたためだ。政府は不動産融資規制の強化で沈静化を目指すが、かつて日本が同様の規制強化でバブル崩壊を招いた状況にも似ており、かじ取りは難しい。

 北米ではニューヨークに次ぐ規模の金融街を抱えるトロント。市街には、建築中の高層ビルが目立ち、経済の勢いを感じさせる。カナダは2008年のリーマン・ショック後の痛手は少なく、実質国内総生産(GDP)は10年前半から回復基調に乗る。豊富な資源とその価格高騰が経済を下支えし、ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)など主要行は、収益の約3分の2を国内で稼ぐ堅実経営を誇る。「米国のような過剰投資に走る必要がなかった」(ヨーク大のジェームス・ダロック准教授)ためだ。

 一方で不動産投資が過熱。主要都市の住宅価格は、07年を100とした場合の昨年実績でトロント111、ケベック117と高騰している。家計の可処分所得に占める負債の比率は昨年、英米を抜き、危険水域とされる150%に上昇。30〜40代の多くが住宅を購入しているほか、積極的に受け入れている移民の富裕層が「買い手として台頭」(地元紙)してきたことが大きい。これにより土地価格が高騰した。

 ただ、カナダ銀行(中央銀行)は、急激な景気冷え込みを懸念し、利上げに踏み切れない。政府は、不動産融資規制の強化によるソフトランディングを目指しており、7月には08年以降で4度目となる規制を発表。不動産購入の頭金の最低価格を15%から20%に引き上げ、ローンの返済期間を最長30年から25年に短縮した。この規制を受けRBCは、「バブルは沈静化する」と予想している。

 だが、日本のバブル崩壊を招いたのも、1990年3月に日本の旧大蔵省(現財務省)が通達した不動産融資の総量規制が発端とされる。その後の日本のように、今後カナダでも物件がだぶつき、価格が急落する可能性は高い。実際バンクーバーの不動産販売額は8月、前年同月比で30・7%下落した。

 カナダも日本と同じバブル崩壊からデフレの道をたどるのか。「豊富な資源があり、消費意欲は米国並みに旺盛で、そうなるとは限らない」(米国系コンサルタント)との指摘もある。だが、日本とカナダが抱える課題は驚くほど似ている。金融機関の業務は国内に偏り、海外展開する力に乏しい。またカナダの平均寿命は81歳と高く、日本と同様に「高齢化」による社会保障費の増大も課題だ。非営利法人グローバルリスク研究所のマイケル・マイラ代表は「消費税の引き上げで対応するという日本を研究したい」と話すが、日本の「いつか来た道」をカナダがたどる可能性は少なくない。(藤沢志穂子)

5139チバQ:2012/10/13(土) 19:12:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121013-00000017-mai-int
<エジプト>大統領支持者と反対派が衝突、110人負傷
毎日新聞 10月13日(土)10時53分配信


拡大写真
モルシ大統領の支持派と反対派が衝突し、石を投げて抗議する人々=カイロ中心部のタハリール広場で2012年10月12日、AP

 【カイロ前田英司】昨年の民主化要求運動「アラブの春」を受けて誕生したエジプトのモルシ大統領の支持者と反対派が12日、カイロ中心部のタハリール広場で衝突し、国営メディアによると110人が負傷した。モルシ大統領の就任後、この種の大規模な衝突は初めてとみられ、独裁政権崩壊後のエジプト社会の不安定さを改めて露呈した。

【反米デモ】エジプトで4日連続 大使館一帯に催涙ガス

 タハリール広場にはモルシ大統領の支持者や反対派が数千人集まり、投石したり火炎瓶を投げつけ合ったりした。

 エジプトでは、新憲法の起草作業が進行中で、イスラム教の位置づけや大統領権限などで論争が激化。また、昨年の民主化闘争中にラクダに乗った暴徒を反体制派弾圧に駆り立てたムバラク前政権の幹部が今週、裁判で無罪判決を受け国民の不満が高まっていた。

5140チバQ:2012/10/13(土) 21:30:47
http://mainichi.jp/area/oita/news/20121013ddlk44010623000c.html
EU:ウクライナに政治囚解放を要求 早くも人権外交
毎日新聞 2012年10月13日 20時59分

 【ブリュッセル斎藤義彦】欧州連合(EU)は、ノーベル平和賞受賞決定後、初の人権外交として12日、ウクライナに政治囚解放を求める声明を発表した。声明では、今月末に行われる最高会議(国会)選挙の公正な実施とともに、収監中のティモシェンコ前首相が立候補できない状況を強く批判している。

 アシュトン外務・安全保障政策上級代表(外相)と、閣僚にあたるフューレ欧州委員(拡大、近隣国政策担当)は声明で、28日に行われるウクライナ最高会議選について「ウクライナの民主主義に信ぴょう性があるかどうかのリトマス試験紙となる」と警告。放送局が政権寄りの候補に偏った報道を行っていることに注意を促し、選挙管理委員会の透明性確保を求めた。

 そのうえで、職権乱用罪などで昨年から収監されているティモシェンコ前首相が立候補できない状況について「裁判そのものが国際基準に合致していない。繰り返し遺憾の意を表明する」と強く批判した。EUは今年8月、ティモシェンコ前首相の裁判を非難する声明を発表するなど、ウクライナのヤヌコビッチ政権に、政治囚である前首相を解放するよう圧力をかけている。

 アシュトン外相は受賞決定を機に、人権や民主主義を広めるEU外交を「たゆまず進める」としており、その第一歩となる。

5141チバQ:2012/10/14(日) 00:20:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121013/erp12101323370008-n1.htm
リトアニア、原発に逆風 14日に総選挙 日立製を推進の与党下野か
2012.10.13 23:33 (1/2ページ)
 【モスクワ=佐々木正明】東京電力福島第1原発の事故後、初めて日本のメーカーが関わる原発建設の是非を問う国民投票が14日、バルト三国のリトアニアで行われる。リトアニアは電力の6割以上をロシアの天然ガスに頼っており、現政権はロシアへの依存状態から脱却するため、原発新設の必要性を訴えている。国民投票の結果に拘束力はないが、同日行われる議会選挙では原発新設に慎重な野党が躍進する見通しで、計画に一定の影響を与える可能性がある。

 建設予定地は北東部ビサギナス。リトアニアでは旧ソ連時代、1986年に事故を起こしたチェルノブイリ原発と同型の原発が稼働していたが、2004年の欧州連合(EU)加盟と同時に閉鎖が決まった。

 しかし原発による「自国での電力確保」を目指す政府は今年3月、日立製作所と改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)の契約を結び、6月には議会の承認を得た。

 だが、与党第一党の「祖国同盟・キリスト教民主党」所属のクビリウス首相率いる連立内閣は08年のリーマン・ショック後の緊縮財政で国民の支持を減らしており、議会選をめぐる直近の世論調査で同党は野党・社会民主党に大きく引き離されている。

 原発建設をめぐる世論調査でも費用対効果や安全性から反対派が多数を占めるとの結果が出ている。

 一方、ロシアはリトアニアと隣接するロシア・カリーニングラード州とベラルーシで原発建設を進めている。クビリウス首相は、「これらの原発は国際的な安全基準を満たしていない。ロシアとベラルーシは欧州基準のストレステストも実施していない」と反発。リトニアの治安当局は、ロシアなどを念頭に「外国勢力の資金援助」で反原発キャンペーンが行われていると主張している。

5142チバQ:2012/10/14(日) 17:09:23
http://www.cnn.co.jp/world/35023037.html
ケニア議会、選挙にらみ議員「退職金」の法案可決 国民反発
2012.10.14 Sun posted at 15:53 JST
(CNN) アフリカ東部ケニアの議会(224議席)は14日までに、議員の「退職金」として1人当たり約12万米ドル(約936万円)を支給する条項を盛り込んだ財政関連法案を可決した。同国では来年3月、議会選挙が予定されている。

法案はソーシャルメディアなどを通じて国民の反発を招き、首都ナイロビの議事堂前では抗議デモが発生。「強欲なハイエナ」と書かれたプラカードを掲げたり、議事堂内に急ぐ議員に「泥棒」などの罵倒(ばとう)を浴びせたりした。

キバキ大統領は国民の怒りに応じる形で、法案への拒否権を表明。大統領府が出した声明で、憲法に反するものであり、現在の経済状況を考えればその余裕はないと述べた。人権団体によると、同国憲法では議会に議員の報酬額を定める権限を与えていない。

オディンガ首相や来年の大統領選で立候補を狙う議員の一部も法案に反対した。

議員の退職金の財源などは明らかになっていない。議会は会期の審議で10%の増税も求めていた。同国では最近、教師や医師による賃上げストが長期化していたが、政府は財源不足を理由に難色を示していた。

ケニア議員の月給は約1万ドルで免税の手当も毎月支給され、議員の報酬額としてはアフリカ大陸では最高水準。一方、平均的なケニア人の年収は約1800ドルとなっている。

同国では2007年に大統領選と議会総選挙が実施され、開票結果をめぐって部族間の権力闘争に伴う衝突が激化し、数百人が死亡する騒乱となっていた。ケニアでは政財界などの根強い汚職体質も問題になっている。

5143チバQ:2012/10/14(日) 17:10:44
http://mainichi.jp/select/news/20121014k0000e030128000c.html
モーリタニア:アブドルアジズ大統領が撃たれて軽傷
毎日新聞 2012年10月14日 11時21分

 アフリカ北西部モーリタニアからの報道によると、同国の政府閣僚は13日、アブドルアジズ大統領の車両を軍の警備隊が誤射、大統領が腕を撃たれ軽傷を負ったと述べた。首都ヌアクショットの軍病院で治療を受けており、命に別条はないという。

 原因は不明だが、軍警備隊が大統領の車両と知らなかったとの情報もある。現場はヌアクショットの北方約40キロの地点。大統領は砂漠地域から首都に戻る途中だった。(共同)

5144チバQ:2012/10/14(日) 23:06:49
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012101400173
大統領選、今ならサルコジ氏首位=オランド政権に失望広がる−仏世論調査
 【パリ時事】14日付のフランス日曜紙ジュルナル・デュ・ディマンシュは、今年4月に行われた仏大統領選を仮に同じ候補で今実施すれば、実際には落選した右派のサルコジ前大統領が第1回投票で首位に立ち、社会党のオランド大統領との決選投票も互角の争いになるとの世論調査結果を掲載した。景気や雇用の改善が遅れる中、オランド政権への失望が広がっていることを印象付けた。
 調査は世論調査会社IFOPが9〜12日、1607人を対象に実施。第1回投票での投票先にサルコジ氏を挙げたのは29.5%と、実際の選挙での得票率27.2%を上回った。オランド氏は28%で、選挙での28.6%を下回った。(2012/10/14-21:12)

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5145チバQ:2012/10/15(月) 20:24:44
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012101500474
「病床フジモリ氏」写真で波紋=恩赦実現へ圧力狙いか−ペルー

フジモリ元ペルー大統領とされる写真=元フジモリ派議員のツイッターより 【サンパウロ時事】在任時の人権侵害で有罪が確定し、収監されているフジモリ元ペルー大統領(74)が病床に伏しているとされる写真が公開され、波紋を呼んでいる。元大統領の家族は今月10日、健康悪化を理由に人道的恩赦を申請したばかり。政府に迅速な対応を促し、恩赦実現への圧力をかける狙いもありそうだ。
 写真はフジモリ氏支持者の元議員がツイッター上で公開。舌にできるがん性腫瘍の治療のため、フジモリ氏が医療施設に搬送される際に撮影したとされる。収監の長期化に伴い、高血圧やうつ病などで体重が激減したと伝えられるが、写真のフジモリ氏は白髪が増え、表情に往年の力もなく横たわっている。
 外交筋によれば、収監後のフジモリ氏はメディアの取材を断っており、こうした写真が流出するのは極めて異例。元大統領の病状に対しては、恩赦が必要なほど末期的症状なのかに賛否両論が出る中で、公開した元議員は「(病状に関する)うそを1000回聞くより、1枚の画像を見た方が有用だ」と主張。ただ、病気でやつれた姿の公開には「元大統領の尊厳を傷つける行為」との批判も噴出している。(2012/10/15-14:55)

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5146チバQ:2012/10/15(月) 20:26:20
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2012101500026
与党勝利、政権維持へ=モンテネグロ議会選
 【ベルリン時事】モンテネグロで14日、議会(定数81)選挙が行われ、選挙監視団体の集計によると、ジュカノビッチ前首相が率いる中道左派・民主社会党を中心とする与党連合が39議席を獲得し、小政党との連立で政権を維持する見通しとなった。(2012/10/15-09:17)

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5147チバQ:2012/10/15(月) 20:26:52
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2012101500021
新首相にゼイダン氏=リビア
 【エルサレム時事】リビア国民議会(定数200)は14日、新首相にアリ・ゼイダン氏を選出した。2週間以内に閣僚名簿を議会に提出する予定。AFP通信が伝えた。
 ゼイダン氏は同国の元外交官で、在インド大使館で勤務していた1980年に政権から離反し、それ以降は海外の人権団体などで活動していた。(2012/10/15-06:38)

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5148チバQ:2012/10/15(月) 20:28:58
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2012101500014
領空飛行禁止で報復合戦=トルコ・シリア対立激化
 【エルサレム時事】シリアとトルコの政府は14日までに、互いに相手国の航空機が自国領空を飛行するのを禁止した。双方とも対抗措置と主張しており、報復合戦となった。ロイター通信が伝えた。
 トルコは10日、モスクワ発ダマスカス行きのシリアの旅客機を強制着陸させ、積み荷の一部から旅客機に搭載するのは違法な「ロシア製の軍需品」を押収したと発表。反発したシリアがトルコ機の領空通過禁止で応じ、トルコも対抗した。
 今年6月には、トルコのF4戦闘機がシリア国境付近で墜落。トルコはシリア軍のミサイルで撃墜されたと主張し、緊張が高まった。
 その後も、内戦下にあるシリアの対トルコ国境付近で政府軍と反体制派との衝突が激化する中、シリア側からトルコへ迫撃砲弾が繰り返し着弾した。トルコはその都度、シリア領に砲撃するなど対立は激化している。(2012/10/15-05:57)

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5149チバQ:2012/10/15(月) 20:56:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121015/mds12101515000001-n1.htm
来年6月に新大統領選 チュニジア、議会選も
2012.10.15 14:59
 チュニジア国営TAP通信によると、チュニジア暫定内閣を率いるアンナハダなど連立3党は14日、昨年1月のベンアリ独裁政権崩壊を受けた新大統領を正式に決める大統領選と、議会選を来年6月23日に実施すると発表した。

 中東の民主化運動「アラブの春」の先駆けとなったチュニジアでは、昨年10月の制憲議会選でイスラム主義のアンナハダが勝利。新憲法草案が来月にも同議会に提示され、議論が本格化する見通しで、大統領選などは新憲法下で行う計画だ。(共同)

5150チバQ:2012/10/15(月) 21:23:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121015/erp12101521000003-n1.htm
平和賞授賞式、誰が代表? EUの“顔”めぐり議論
2012.10.15 20:58

EU首脳会議に出席したファンロンパイEU大統領(前列左から8人目)と各国首脳ら=6月、ブリュッセル(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】今年のノーベル平和賞にEUの受賞が決まり、授賞式に代表として誰を派遣すべきかが欧州で議論となっている。

 授賞式は12月10日、ノルウェーの首都オスロで開かれる。EUでは、首脳会議の常任議長を務めるファンロンパイ大統領と、EUの行政機関である欧州委員会のバローゾ委員長を派遣する方向で検討されている。

 これに対し加盟国で異論が出ている。大統領らは「賞は域内5億人の市民のもの」と評したが、大統領も委員長も加盟国の国民から選ばれず「市民の代表」とは言い切れないからだ。

 授賞理由のひとつは、民主主義発展への貢献。このため「官僚は適切ではない」(独野党関係者)として、加盟国の国民が議員を直接選ぶ欧州議会のシュルツ議長を推す声も上がる。

 議長自身は政策を実際に実行するバローゾ委員長を代表に推すが、「彼は私同様EUを代表している」とさりげなく自らの存在もアピールしている。

 平和賞は約60年の欧州統合の取り組みを評したが、貢献者として個人名を挙げていない。メディアには、27加盟国から国民1人ずつを代表に送れば「最も賞に魂が込められる」との意見も上がっている。

5151チバQ:2012/10/15(月) 21:23:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121015/erp12101520560002-n1.htm
露地方選で与党勝利 行政当局の「不正」指摘も
2012.10.15 20:55
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアで14日、プーチン大統領の5月の就任以降、初めての統一地方選が行われ、5つの知事選など主要選挙で与党「統一ロシア」が勝利した。ロシアで知事の直接選挙が行われるのは約8年ぶり。モスクワなど大都市部の反政権機運が地方には波及していないことに加え、行政当局側によるさまざまな“不正”も指摘されている。

 与党候補は5つの知事選で64〜78%を得票したほか、6つの地方議会選でも統一ロシアが第一党となっている。

 2004年に廃止された知事など連邦構成体首長の直接選挙は、昨年末にモスクワで反政権デモが相次いだのを受けて復活された。ただ、候補者は地方議員の5〜10%の署名を集めねばならないなど制約がある。

 選挙監視団体「ゴロス」は今回の地方選について、「さまざまな口実による候補者の排除やメディアを使った(不正な)選挙運動など、与党側には『行政手段』の乱用が見られた」と指摘。1人が複数回投票する「回転木馬投票」を含め約850件の不正情報が寄せられたとしている。

 極東ウラジオストク市議選の投票率が13%にとどまるなど、有権者には政治への倦怠(けんたい)感もみられる。

5152チバQ:2012/10/16(火) 22:31:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121016/mds12101621340002-n1.htm
イスラエル国会が解散 来年1月に総選挙 ネタニヤフ首相有利
2012.10.16 21:32 (1/2ページ)

15日、イスラエル国会に出席したネタニヤフ首相(共同)
 【カイロ=大内清】イスラエル国会(定数120)は16日未明、次期総選挙の実施時期を、任期満了の来年10月から1月22日に前倒しするとの政府案を可決し解散した。世論調査ではネタニヤフ首相率いる右派リクードが他党をリードしており、ネタニヤフ氏が政権を維持する可能性が高い。その場合、核兵器開発が疑われるイランへの強硬姿勢は維持され、頓挫しているパレスチナとの和平交渉も停滞が続くとみられる。

 国会で演説したネタニヤフ氏は「イランの核計画を軽視する者に、イスラエルを治める資格はない」などと語り、総選挙では外交・安全保障政策を主要争点に据える考えを示した。

 イラン問題では、単独攻撃も辞さない構えをとるネタニヤフ氏と、自制を促すオバマ米政権との間でぎくしゃくした関係が続いており、イスラエル国内では政府の外交政策を疑問視する声も少なくない。ネタニヤフ氏としては、総選挙で政権基盤の強化を図るとともに、自身の強硬姿勢への国民の信任を取り付ける狙いもある。

 与党側は総選挙前倒しの理由を、財政緊縮策をめぐる連立政権内の意見調整が難航し年末の期限までに予算を成立させる見通しが立たないためだと説明。世論調査が、連立政権を主導するリクードや「わが家イスラエル」、シャスなどの右派・宗教勢力の優勢を伝えていることも、解散を後押しした。

 一方、イスラエルでは昨年、物価上昇や家賃高騰に抗議する大規模デモが発生するなど、政府の経済運営に対する不満も高まっている。しかし、野党勢力は政権側に対し明確な対抗軸を打ち出せずにいるのが実情だ。2009年の前回選で第1党となった中道カディマは、今年5月に連立政権に参加したものの右派・宗教勢力との溝が埋まらぬまま約2カ月で離脱。党内の路線対立も噴出し、次期総選挙では大幅な議席減が予想されている。

 カディマ出身で、汚職疑惑により09年に退陣したオルメルト前首相のもと、中道・中道左派の結集を図る動きも出ているが、ネタニヤフ氏への対抗勢力となり得るかは不透明だ。

5153チバQ:2012/10/16(火) 22:35:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121015/erp12101522020006-n1.htm
分離独立派が大躍進 ベルギー統一地方選
2012.10.15 21:58

ベルギー統一地方選挙は「分離独立」を主張する中道右派の新フランドル同盟(N−VA)の大躍進が確実となった(AP)
 ベルギー統一地方選が14日投開票され、15日までの集計の結果、北部オランダ語圏フラマン地域の「分離独立」を主張する中道右派の新フランドル同盟(N−VA)の大躍進が確実となった。

 N−VAのデウェーフェル党首は14日夜、ベルギー連邦政府のディルポ首相に「国家制度改革」の交渉を始めるよう要求。首相は「地方選の結果により、国家制度を変える必要はない」と一蹴した。

 N−VAはベルギー第2の都市アントワープの市長選で勝利したほか、これまで基盤を持たなかった多くの地方議会で躍進した。

 今回の統一地方選は2014年の総選挙の前哨戦とみられていた。

 N−VAはベルギーを現在のフラマンとフランス語圏ワロン地域の「連邦国家」から、双方の自治権を拡大した「国家連合」に改革した上で、フラマンの独立を達成することを狙っている。(共同)

5154チバQ:2012/10/16(火) 23:33:10
http://mainichi.jp/select/news/20121017k0000m030036000c.html
スコットランド:独立是非を問う住民投票 14年末までに
毎日新聞 2012年10月16日 19時07分(最終更新 10月16日 22時56分)


英国(大ブリテンおよび北アイルランド連合王国)
拡大写真 【ロンドン小倉孝保】キャメロン英首相とスコットランド自治政府のサモンド首相は15日、スコットランド独立の是非を問う住民投票を2014年末までに実施することで合意した。自治政府の独立を問う住民投票は初。

 英国はイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4地域で構成される。スコットランドは1707年にイングランドと連合し、議会はロンドンの英国議会に一本化。その後、自治意識が高まり、1999年に独自議会と自治政府が発足した。

 昨年のスコットランド議会選で大勝したスコットランド民族党(SNP)は、英国からの分離独立を求めて住民投票の実施を主張。英政府と話し合いが続いてきたが、15日に両者がスコットランドで会談し、合意した。

 合意によると、(1)住民投票は14年末までに行う(2)設問は単純に独立の「賛成」「反対」を問う(3)16歳以上の男女に投票権を与える−−など。また、すべての人々が投票結果を尊重するとしている。来年2月に選挙委員会が準備を始め、同10月に投票法案をスコットランド議会に提出。サモンド首相は14年秋の実施を目指している。

 今回の合意で住民投票の実施は確定するが、最近の世論調査によると、スコットランドでは独立反対派が賛成派を上回っている。交渉で民族党は、「賛成」「反対」以外に「英国に帰属しながらより広範な自治権を持つ」などより幅広い問いかけを行いたい意向だったが、英政府側は質問を単純化することを求めて応じなかった。

5155チバQ:2012/10/16(火) 23:33:45
http://mainichi.jp/select/news/20121016k0000e030149000c.html
ロシア:イラクと関係強化 アラブの「足場」回復狙う
毎日新聞 2012年10月16日 10時26分(最終更新 10月16日 10時45分)

 【モスクワ大前仁】ロシアがかつての友好国イラクとの関係強化に乗り出した。03年のイラク戦争以降初となる兵器売却で合意したほか、油田開発でも積極的に参入するなどしている。「アラブの春」で親露政権だったリビアのカダフィ政権が倒れ、シリアのアサド政権も崩壊の危機に見舞われており、イラクで足場の回復に取り組んでいる。

 プーチン露大統領とイラクのマリキ首相は今月10日、モスクワ郊外で会談し、外交や貿易関係を拡大させることで合意。両政府が今年4〜8月に、3回にわたり総額42億ドル(約3300億円)の兵器売買契約を交わしていたことを明らかにした。ロイター通信は契約額がソ連崩壊後の外国向け兵器売却で、史上3位の高額になると報じた。

 ロシア・メディアによると、売却されるのは攻撃用ヘリコプター「ミル28NE」30機以上と、対空防御システム「パーンツィリS1」40基以上。イラクはソ連時代を通じて、ロシア製兵器の主要な輸出先だったが、米軍がイラクを占領下に置いた03年以降、市場から締め出されていた。

 中東・北アフリカでは、親露国だったカダフィ前リビア政権が昨年に崩壊したことに続き、アサド・シリア政権も存続の危機に直面。ロシア兵器産業への影響が指摘されていたところだっただけに、イラクとの合意は「反転攻勢」の一環となりそうだ。イラク側も兵器・装備面で米国依存を脱する意向があるとされる。

 ロシアはイラク戦争後、契約の凍結や見直しを強いられたイラクの油田開発でも、積極的に参入を始めた。ロシア国内2位の石油企業「ルクオイル」は09年、イラク南部の「西クルナ油田」の開発権を獲得。最近ではクルド自治区の油田開発への参加を図るロシア企業も出ている。プーチン大統領は首脳会談で「我が国の企業がイラクで活発に活動しているので、(イラク政府の)支援を仰ぎたい」と訴えていた。

5156チバQ:2012/10/16(火) 23:36:30
>>5152
http://www.asahi.com/international/update/1016/TKY201210160159.html
2012年10月16日12時28分
イスラエル国会が解散 予算案めぐり連立与党対立関連トピックスイラン総選挙[PR]

 【カイロ=山尾有紀恵】イスラエル国会(定数120)は16日、解散し、前倒し総選挙を来年1月22日に行うことを決めた。任期満了は来秋だったが、新年度予算案をめぐって連立与党内の調整がつかず、ネタニヤフ首相は解散に踏み切った。

 イスラエル紙ハアレツによると、ネタニヤフ氏は解散に先立ち演説し、経済問題や安全保障面での成果を強調。「100日以内に、建国以来最大の安全保障上の挑戦を誰が率いるか国民が決める」と述べ、イランの核開発問題などに立ち向かうリーダーには自らがふさわしいと強調した。

 イスラエルの総選挙は完全比例代表制で、任期は4年。現在は27議席を占める右派政党リクードを中心とする右派主導連立政権で、イスラエル各紙の世論調査では、リクードが第1党になるとの結果が出ている。

5157チバQ:2012/10/17(水) 21:56:17
>>2287
http://www.cnn.co.jp/world/35023191.html
ボスニア紛争のセルビア人指導者、潔白を主張 旧ユーゴ戦犯法廷
2012.10.17 Wed posted at 17:14 JST
(CNN) ボスニア紛争時のセルビア人政治指導者で、大量虐殺などの罪に問われているラドバン・カラジッチ被告(67)は16日、旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷での公判で、自身を「温厚で寛容な」人物と呼び、「いかなる犯罪も認めたことはない」と主張した。

カラジッチ被告は1990年代のボスニア紛争で「民族浄化」を指揮し、イスラム教徒約8000人が死亡したとされる「スレブレニツァの虐殺」や約1万人の死者が出た「サラエボ包囲」に関与したとして起訴されている。

公判では、虐殺を計画していたのはイスラム教徒やクロアチア人勢力だったと主張。「私はむしろ称賛を受けるべきだ」「戦争を避け、市民の苦難を避けるために全力を尽くした」などと述べた。これに対して傍聴席からは「うそつき」と声が飛んだ。

カラジッチ被告は95年に起訴されたが、10年以上にわたって逃亡生活を続け、08年にベオグラードで拘束された。公判は09年に始まったものの、被告は準備不足を理由に出廷を拒否した。弁護士をつけずに自ら弁護する形が認められ、10年3月に冒頭陳述にこぎつけていた。同法廷は、裁判が14年までかかるとの見通しを示している。同じくセルビア人勢力の指導者だったムラジッチ被告とともに、有罪となれば最も重い終身刑を言い渡される可能性がある。

5158チバQ:2012/10/17(水) 21:56:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121017/erp12101719180002-n1.htm
「発病」で引きこもり? プーチン氏叱責の閣僚更迭
2012.10.17 19:17
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアのプーチン大統領は17日、叱責を受けて職務不能の状態に陥っていたゴボルン地域発展相を更迭した。後任にはスリュニャエフ・コストロマ州前知事を任命した。5月のプーチン大統領就任後に閣僚が更迭されるのは初めて。内閣を率いるメドベージェフ首相の権威失墜と指導部内の派閥対立に拍車がかかる可能性がある。

 プーチン氏は先月19日、大統領令で命じた施策が次期予算案に反映されていないと激怒し、ゴボルン氏ら3閣僚を懲戒処分にした。報道によると、同氏はこれを受けて職務続行の意思をなくし、「発病」を理由に登庁していなかった。

 問題の大統領令は、プーチン氏が3月の大統領選で約束した“バラマキ公約”の実現を命じる内容。とはいえ、赤字回避との両立は困難とされ、政権内では限られた財源をめぐっても対立激化の兆しが出ている。

5159チバQ:2012/10/17(水) 22:01:49
http://www.asahi.com/international/update/1017/TKY201210170458.html
2012年10月17日19時44分
キューバ、海外渡航自由化へ 「人材流出防ぐ」と例外も

 キューバ政府は16日、国民が海外に出る際に義務づけていた出国許可の事前取得の手続きを廃止すると発表した。海外渡航の原則自由化といえる。来年1月14日から実施する。

 キューバでは現在、国民が出国する際、出国許可と訪問先からの招待状の事前取得を義務づけている。手続きの費用も約350ドルと負担が大きく、学術界や芸能界、市民から緩和を求める声が根強かった。

 今回の改正で、他国のビザさえあれば、海外渡航できるようになる。同時に、海外に亡命したキューバ人が帰国する際に義務づけていた事前申請も廃止する。

5160チバQ:2012/10/17(水) 23:05:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121017-00000106-jij-int
リビア旧反体制派が大量処刑=カダフィ氏四男殺害も濃厚―人権団体
時事通信 10月17日(水)16時53分配信

 【トリポリAFP=時事】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)幹部は17日、昨年10月にリビア中部シルトでカダフィ大佐が殺害された際、少なくとも66人に上る大佐側の人物が当時の反体制派に処刑されたことを示す証拠が見つかったと明らかにした。
 HRWはカダフィ大佐が死に至る直前の状況に関し、目撃者の証言や携帯電話の動画を基に調査報告書を作成した。反体制派は大佐の四男ムタシム氏を拘束した後、中部ミスラタに移送して同地で殺害した可能性が高いことも判明した。
 この幹部は「われわれの発見は、大佐が拘束前に攻撃を受けて死亡したとする(現在の)リビア当局の主張に疑問を投げ掛けるものだ」と指摘。HRWはリビア当局に対し、全面的な調査を行うよう繰り返し要請しているが、調査が実施されている形跡はないという。 
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5161チバQ:2012/10/19(金) 00:17:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121018/erp12101821370006-n1.htm
ロシア「堕ちた独立報道の雄」倫理はどこへ…TVの盗撮映像で反政権派捜査
2012.10.18 21:34 (1/2ページ)[ロシア]

NTVの盗撮番組がもとで疑惑の渦中に置かれ、11日、モスクワの捜査機関に出頭し報道陣に囲まれるウダリツォフ氏(右)(ロイター)
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアの連邦捜査委員会(SK)が政府系テレビ局「NTV」の盗撮番組をもとに野党勢力指導者の刑事捜査に乗り出し、報道の倫理そっちのけで捜査機関のお先棒を担ぐ同局への批判が高まっている。ソ連崩壊後の1990年代に「独立報道の雄」とされたNTVは今や、プロパガンダ(政治宣伝)機関以下の存在に堕してしまったようだ。

 SKは17日、大規模な騒乱を準備した疑いで、野党勢力「左派戦線」のウダリツォフ代表ら3人の取り調べを始め、関係先を捜索した。同氏は、モスクワで昨年末から断続的に行われてきた反政権デモの中心人物の1人。SKは、NTVが5日夜に放映した番組「抗議の解剖学2」で使われた盗撮映像を「証拠」に挙げている。

 問題の番組は、ウダリツォフ氏らが親欧米の隣国、グルジアの議員と面会している場面を隠し撮りした映像を用い、同氏らがグルジアのサーカシビリ大統領から資金援助を受けて全国的な反政権暴動を準備していると主張する内容だった。

 NTVは第1次プーチン政権の発足した翌年の2001年、国営企業の支配下に組み込まれ、政権による報道・言論統制の嚆矢(こうし)となった。近年のNTVは、政権が追い落としを図る政治家や反政権派に関するドキュメンタリー特番を流すことで知られている。

 盗撮・盗聴も多用され、3月放映の「抗議の解剖学1」では在露日本大使館の政務担当公使(当時)の隠し撮り映像が使われた。

 露経済紙「ベドモスチ」は18日付社説でNTV番組の信憑(しんぴょう)性に疑問を呈し、「ロシアでは誰も盗撮の適法性に注意を払わない」「今や報道機関はプロパガンダ集団であるのみならず、刑事事件の主導者である」と痛烈に批判した。反政権派では著名ブロガーのナワリヌイ氏も捜査対象となっており、政権側による圧力が強まっている。

5162チバQ:2012/10/19(金) 00:24:59
http://mainichi.jp/select/news/20121018k0000m030109000c.html
グルジア:野党連合代表を次期首相に指名
毎日新聞 2012年10月17日 22時58分

 【モスクワ大前仁】旧ソ連・グルジアのサーカシビリ大統領は17日、今月1日の議会選で勝利した野党連合「グルジアの夢」のイワニシビリ代表を次期首相に指名した。グルジアでは来年10月に予定されている大統領選後に首相と議会を中心とした政治体制へ移行するため、イワニシビリ氏が国政の中心を担うことになる。同国が91年に建国して以来、初めて民主的な権力移行が実現する形だ。

 21日に招集される新議会がイワニシビリ氏の率いる次期内閣を承認する予定。

5163チバQ:2012/10/19(金) 00:25:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121018-00000051-mai-cn
<ガーナ>中国人が金を違法採掘 環境破壊に地元住民反発
毎日新聞 10月18日(木)19時17分配信


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アシャンティ州の位置

 【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・ガーナで、中国人による違法な金採掘に対し住民の反発が強まっている。現地からの報道によると、中国人労働者は許可のないままブルドーザーなどで採掘して環境破壊を招いていると指摘される。AP通信などによると、ガーナ当局は最近、南部アシャンティ州の採掘現場で大規模な強制捜査を実施し、違法採掘にかかわった疑いで中国人約100人を拘束した。
 一方、在ガーナ中国大使館は今月11日に声明を出し、捜査時に中国人少年(16)が射殺されたことを明らかにした。ガーナ側は中国側に調査を約束した。

 ガーナは世界8位、アフリカで2位の金産出国で、金は主要収入源。米国などの大手鉱山会社が操業しているが、米ブルームバーグによると、全生産量の約3割はガーナ人労働者の手掘りなどによる小規模採掘で産出されている。外国人の小規模採掘参入は法律で禁じられている。

 しかし、ガーナ通信などによると、多数の中国人労働者が重機を用いて採掘し、農地や河川などを破壊している。買い主が中国人であることを知らずに、採掘用地を売却した事例もあるという。

 違法採掘と環境破壊に対する地元住民の反発は強く、7月中旬にはアシャンティ州内で抗議デモが発生。地元紙デーリー・グラフィックによると、中国人側がデモ参加者を追い払おうとして発砲する事態に発展した。

 中国英字紙チャイナ・デーリーによると、在ガーナ中国大使館は中国国民に対し関連法規を順守するよう呼びかけている。

 中国人がガーナに流入する背景には、近年の金の価格高騰があるとみられている。金価格(ロンドン市場)は過去5年間で1オンス=700ドル台から約1750ドル台へ2.5倍以上も急上昇した。

5164チバQ:2012/10/19(金) 22:26:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121019/mds12101920130002-n1.htm
カダフィ殺害1年 民兵の軍閥化進む
2012.10.19 20:09 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】リビアのかつての最高指導者カダフィ大佐が、内戦の末に殺害されてから20日で1年となる。カダフィ政権崩壊後で初めて民主的に選ばれた国会のもとでの新政権作りが難航する中、最近では、内戦中に大佐側に立った勢力と、旧政権と戦った民兵などとの間で激しい戦闘が発生。政府の統制が及ばないまま、民兵の軍閥化が進み、国造りの障害となる懸念も強まっている。

 14日に国会で新首相に指名されたアリ・ゼイダン氏は「最優先課題は軍・治安部隊の再編だ」と強調し、かつての反カダフィ派民兵の解体が進まない現状に危機感を示した。

 実際、17日には民兵の部隊が、首都トリポリ南方バニワリードを攻撃し、住民ら少なくとも11人が死亡。バニワリードはカダフィ大佐を支持していた部族の拠点。現在も旧政権関係者が多くかくまわれているとみられ、トリポリの暫定政府とは緊張関係にある。

 バニワリードの親カダフィ勢力には、カダフィ大佐を殺害した西部ミスラタの民兵を拉致し射殺したとの疑いがあり、今回の攻撃はその報復の可能性がある。

 内戦中、軍事介入したフランスなどが反カダフィ派に兵器を供与し、カダフィ政権側も市民に武器を配布したことなどから、今も大量の武器弾薬が出回り、民兵は軍事力を維持。利権争いからくる民兵同士のいざこざも後を絶たない。

 9月に東部ベンガジで米領事館が襲撃され米大使ら4人が死亡した事件では、国際テロ組織アルカーイダに近いとされるイスラム過激派組織アンサール・シャリーアの関与が取り沙汰されているが、内戦後も続く混乱は、テロ集団とも民兵ともつかない武装組織が暗躍する温床ともなった。

 暫定政府のもとで創設された国軍も、各地の民兵の寄せ集めで「統制がきかない」(外交筋)のが実態だ。バニワリードの攻撃には民兵と一緒に国軍の一部も参加していたとされる。

 一方、7月にカダフィ政権崩壊後初の総選挙で選出された国会では、部族や各政治勢力間の利害調整が難航、ゼイダン氏の前に首相指名を受けていたムスタファ・アブーシャグール氏は、組閣さえできないまま失職に追い込まれている。

 ゼイダン氏は近く閣僚名簿を国会に提出する見通しだが、順調に組閣にこぎ着けても、民兵組織を統制できるだけの強力な政権を作れるかは不透明だ。

5165チバQ:2012/10/19(金) 22:52:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121019-00000060-mai-int
<パレスチナ>ヨルダン川西岸で7年ぶり選挙…賛否両論
毎日新聞 10月19日(金)18時47分配信


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ほぼ7年ぶりとなる選挙を前に、投票の仕方を啓発するために街に張り出されたポスター=ヨルダン川西岸ラマラで2012年10月16日、花岡洋二撮影

 パレスチナ自治区ヨルダン川西岸で20日、地方議会選が実施される。選挙は7年ぶりだが、悲願の独立国家樹立に有益か賛否両論がある。中心都市ラマラで有権者と立候補者の思いを聞いた。【ラマラ(ヨルダン川西岸)で花岡洋二】
 ◇ガザ、東エルサレムでは実施されず

 パレスチナ人は、イスラエル占領下のヨルダン川西岸とガザに、東エルサレムを首都とした国家樹立を目指している。承認される見通しは立たないが、国家機能の整備は始まっている。地方選は、選挙実施や自治体運営の能力があることを内外に示すとの期待がある。

 しかし今回の選挙は、パレスチナ自治政府が一定の行政権を持つ西岸に限られる。自治政府と対立するイスラム原理主義組織ハマスが実効支配するガザと、イスラエルが併合した東エルサレムでは、実施されない。西岸にも多数の支持者がいるハマスは、立候補と投票のボイコットも決めた。このため、地方選が「分断を固定化する」との批判がある。

 ラマラ中心部は選挙ムードが強く漂う。候補者の顔写真や横断幕があちこちに掲げられ、投票方法を絵で説明する選管のポスターもある。CD店店主のサーメルさん(48)は、「あらゆる問題は、選挙を通じてでしか解決できない」。投票には行くという。家具店店主のフサムさん(49)は占領下の生活を嘆き、「まず無能な自治政府を変えないと。市議選に意味はない」。棄権するつもりだ。

 民間調査機関「アウラド」が9月下旬に行った世論調査では、有権者の72%が「投票する」と回答、「しない」の18%を大きく上回った。経済開発や雇用創出、行政サービスの効率化が、重要争点として挙げられた。

 地方政党「この市の息子たち」の事務所を訪れた。ムサ・ハディド代表(47)ら候補者とスタッフが、戸別訪問の手順を話し合っていた。運動員約300人と手分けし「有権者1万3000人全員と接触する」。公約は下水道整備、渋滞解消、情報公開などだ。

 党の支持母体は古くからの住民団体で、自治政府主流派組織ファタハのメンバーも加わる。ライバルは別のファタハ系政党と独立系政党だ。市議候補のタミ・ラフィディさん(36)は「生活に密着した問題は、許認可などで『占領』の問題に行き着く。選挙と運営に住民が関与すれば、将来的にはパレスチナ問題への取り組みに寄与する」と強調した。

 ◇パレスチナの選挙◇

 地方選は04年12月〜05年12月▽自治政府議長選は05年1月▽評議会(国会)選は06年1月−−に、ヨルダン川西岸とガザ両地区で実施されたのが最後だ。評議会選では、イスラム原理主義組織ハマスが、自治政府主流派組織ファタハに圧勝し、それが07年6月からの両地区の分裂統治につながった。10年と11年には自治政府が地方選の日程を発表したが、ハマスがボイコットを表明して延期した。地方議会選は過半数を獲得した党の代表が首長に就く。

5166チバQ:2012/10/19(金) 23:03:11
http://mainichi.jp/select/news/20121020k0000m030119000c.html
レバノン:首都で爆発…シリア情勢悪化が飛び火
毎日新聞 2012年10月19日 22時47分

 【カイロ前田英司】レバノンの首都ベイルートの中心部で19日、大きな爆発があり、地元メディアなどによると少なくとも8人が死亡、78人が負傷した。国営レバノン通信は、車爆弾が爆発したと報じた。犯行声明などは出ていないが、多宗派国家のレバノンでは、歴史的に関係の深い隣国シリアの情勢悪化が飛び火する形で、宗派間対立などが激化している。

 現場はベイルートのキリスト教徒が多く住むアシュラフィーエ地区。爆発の影響で数台の車が炎上し、付近の建物も大きな被害を受けた。CNNなどの中継映像によると、現場からは黒煙が高く立ち上り、武装した兵士が警備に当たっている。

 ベイルートでの大規模な爆発は08年以来とみられる。北部トリポリでは、シリア反体制派の主導勢力と同じイスラム教スンニ派と、シリアのアサド政権と同じイスラム教アラウィ派が対立を深め、銃撃戦などが散発し、死者も出ている。

5167チバQ:2012/10/20(土) 12:12:42
http://mainichi.jp/select/news/20121020k0000e030231000c.html
レバノン爆発:治安機関トップ死亡 反シリアのハッサン氏
毎日新聞 2012年10月20日 11時56分(最終更新 10月20日 12時05分)


レバノン・ベルイート中心部のアシュラフィーエ地区
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中心部アシュラフィーエ地区で起きた爆発で、燃え上がる車の火を消そうとする消防隊員=レバノンの首都ベイルートで2012年10月19日、ロイター
拡大写真 【カイロ前田英司】レバノンの首都ベイルート中心部で19日、自動車爆弾による大きな爆発があり、国内治安機関トップのウィサム・ハッサン氏を含む少なくとも8人が死亡、78人が負傷した。ハッサン氏は、隣国シリアの関与が疑われたハリリ元レバノン首相暗殺事件(05年)を追及した反シリア勢力。事件の背景には内戦状態に陥っているシリア情勢があるのは確実でレバノン国内の緊張がさらに高まるのは必至だ。

 現場はベイルートのキリスト教徒が多く住むアシュラフィーエ地区で、近くにはシリアのアサド政権と対立するキリスト教系政党の本部がある。爆発の影響で数台の車が炎上し、付近の建物も大きな被害を受けた。

 AP通信などによると、ハッサン氏は欧州から帰国したばかりで、現場を車で通りかかった際に自動車爆弾が爆発した。レバノンの国営メディアはハッサン氏殺害が狙いだったとの見方を伝えた。

 ハッサン氏はハリリ元首相暗殺事件を追及したほか、今年8月には複数の爆弾テロを企てたとしてサマハ元情報相を逮捕した。サマハ氏はレバノン政界でシリアのアサド大統領に最も近い人物の1人とされる。

 ハリリ元首相の息子で反シリアのイスラム教スンニ派政党「未来運動」を率いるサード・ハリリ党首は19日、事件の黒幕としてアサド大統領を名指しで非難した。レバノン各地でスンニ派教徒が道路を封鎖したり、タイヤを燃やすなどして事件に激しく抗議した。

 一方、シリアのゾウビ情報相は「テロリストによる卑劣な攻撃」と事件を批判。アサド政権の支援を受けるレバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラも「(レバノンの)治安を揺るがす陰謀に全政治勢力が団結して立ち向かわなければならない」と訴えた。

5168Gゼロとは:2012/10/20(土) 12:57:26
Gゼロ(G-Zero)とは、国際社会において、リーダー不在の状況を指す言葉。イアン・ブレマー(Ian Bremmer)氏が作り出した言葉。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/26820/1350699813/

5169チバQ:2012/10/21(日) 13:05:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121021-00000076-san-int
レバノン 爆弾テロ シリアの影、見え隠れ 諜報部門トップ死亡
産経新聞 10月21日(日)7時55分配信


【カイロ=大内清】レバノンの首都ベイルートで起きた自動車爆弾によるテロで、標的となり死亡した治安当局諜報部門トップのウィサム・ハサン准将は内戦の続く隣国シリアのアサド政権に敵対的だったとされることから、同政権の関与を指摘する声が出ている。ベイルートや北部トリポリ、南部シドンなどでは20日、イスラム教スンニ派住民が幹線道路を封鎖し准将暗殺に抗議。反アサド勢力と、アサド政権に近いシーア派組織ヒズボラなどとの緊張が高まる恐れもあり、情勢は流動化の様相を強めつつある。

 ◆アサド政権の宿敵

 レバノンは歴史的にシリアとの結びつきが深く、各政治勢力はアサド政権を支持するか否かを問わずシリアと何らかの利害関係があり、シリア情勢の影響を受けざるを得ない。多数の宗教・宗派が国内に混在するレバノンの微妙なバランスが揺らぐ懸念も出てきた。

 ハサン准将はラフィク・ハリリ元首相暗殺事件(2005年)の捜査を担当。事件ではアサド政権やその支援を受けるヒズボラが関与したとの疑惑が浮上していた。今年8月、アサド政権に近いサマハ元情報相がテロ計画に関与した疑いで逮捕された事件の捜査も指揮していた。アサド政権やその支持者にとっては宿敵ともいえる人物だ。

 今回の事件について、暗殺された元首相の息子でスンニ派政党「未来潮流」を率いるサード・ハリリ前首相は「アサド大統領の責任だ」と名指しで非難、ヒズボラ主導で親アサド色の濃いミカティ内閣の退陣を求めた。同氏はまた、すべてのレバノン人に21日、ベイルートで営まれる准将の葬儀への出席を呼びかけた。

 ミカティ首相は20日、スレイマン大統領に辞意を伝達。記者会見では慰留を受け入れて当面は首相職にとどまるものの、一定期間の後に辞任する考えを示した。ミカティ氏が辞任しても、新首相の指名をめぐり各政治勢力の綱引きが激化するのは必至で、事態がこじれれば政治空白が長期化する可能性もある。

 一方、アサド政権は19日の事件直後、いち早く「卑劣なテロ行為だ」との非難声明を発表した。自らに向けられる疑惑をかわす狙いがあるとみられる。

 シリア内戦が泥沼化する中、アラブ系メディアではこのところ、シリアでの政権崩壊が地域全体の不安定化を招くという国際社会の懸念をあおるため、政権側が意図的に周辺国に「危機の輸出」を図っている−との論調が目立っている。

【用語解説】レバノン

 人口426万人。イスラム教やキリスト教など18の宗教・宗派が存在するといわれる。第一次世界大戦後のフランス統治時代の人口調査をもとに、大統領をマロン派キリスト教、首相をイスラム教スンニ派、議長を同シーア派に割り振る「宗派主義」を採用。国会議席数も宗派別に決まっているが、現状を反映していないとの指摘も根強い。1975年、レバノンに拠点を置いていたパレスチナ勢力とマロン派との衝突を機に、各宗派の民兵組織などが入り乱れる内戦に突入。駐留シリア軍がマロン派を事実上鎮圧した90年まで続いた。

5170チバQ:2012/10/21(日) 13:05:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121020-00000049-mai-int
<シリア国境>難民ら「抜け道」往来 トルコ当局黙認
毎日新聞 10月20日(土)13時7分配信


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ロバの背に荷物を満載し、トルコ・シリア国境の抜け道を目指すシリア人難民=樋口直樹撮影

 蛇行する川岸のでこぼこ道を進むと、土ぼこりの先に小さな集落が現れた。「シリア領だ」。案内の男性が指した対岸の民家は、軒先に干した洗濯物の柄が分かるほど近かった。激しい戦闘が続くシリアと国境を接するトルコ南部ハジュパシャ村。両国を隔てる幅20メートル足らずのアシ川では、両岸を結ぶロープを頼りに裸の男たちが川を泳いで国境を行き来していた。難民らが検問所以外の「抜け道」を通る国境の往来はもはや「公然の秘密」となり、トルコ当局も黙認しているように見える。【アンタクヤ(トルコ南部)樋口直樹】

 「シリア側へ川を渡れると聞いたが……」。18日、村の入り口で中年男性に声をかけると、ジロリとにらまれた。取材目的を話すと、男性はこれから川を渡るシリア人難民を紹介してくれた。案内に従い、トルコ軍監視所の脇をすり抜けるように国境を流れるアシ川に向かった。

 案内の男性によると渡し場は、近辺だけで3カ所。私たちがのぞいた場所ではちょうど、裸の若者がロープを頼りにシリア側へ泳いで渡っている最中だった。向こう岸には大きなたらいのような小舟もあった。「抜け道」はシリアから逃れる難民のほか、シリア側に残る家族に食料を運んだり、家畜や畑の手入れをしたりするため行き来するのに使われる。負傷者の搬送路にもなっている。

 傷ついた仲間を担いで来たついでに買い物に来た「自由シリア軍兵士」を名乗るターリクさん(23)は、「激戦が続いた国境近くのアズマリン村から川を渡り、戦闘で負傷した仲間7人を運んだ」と話す。「川でぬれたシャツが乾いたばかりなのに、もう向こうへ戻らなければならない」と表情を引き締めた。

 「彼らの村まで歩いて1時間半だ。危険はない」。川沿いのハジュパシャ村から南西へ約30キロのギュウェチチ村に身を寄せるシリア人難民アッザートさん(32)は、ロバの背に衣類など山のような荷物をくくり付けてシリアに向けて村をたつ若者を見送りながらこう話した。山頂の村からは、谷を挟んで向こう側にシリア領が見渡せる。若者は山肌を覆うオリーブの木陰を拾い歩くように進んでいく。トルコ軍の陣地もあるが、山越えを阻止する動きは見られない。

 こうした「抜け道」は緊急時の人道的見地から事実上容認されている。しかし、入国管理や税関のチェックがおろそかになるため、イスラム過激派の越境や反体制派向け武器弾薬の密輸に使われる恐れも指摘されている。

5171チバQ:2012/10/21(日) 13:06:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121019-00000025-mai-int
<トルコ>砲撃響く中、一家総出で綿花摘み シリア国境
毎日新聞 10月19日(金)11時36分配信


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黒煙を上げるシリアのサルクイン近くで、綿花の収穫を急ぐトルコ人農家の人々=トルコ南部ハジュパシャ近くで2012年10月18日、樋口直樹撮影

 青く高い秋空の下で、真っ白にはじけた綿花が揺れる。18日、内戦下のシリアと国境を接するトルコ南部の村ハジュパシャへ近づくと、シリア側の隣村サルクインから幾筋もの黒煙が立ち上っていた。パンパン、ドン、ズドーン。シリア政府軍による攻撃のようだ。乾いた銃声と腹に響く爆発音に背を押されるように、トルコ人農家は一家総出で綿花摘みを急ぐ。「怖くても収穫は今しかできません」。スカーフ姿の若い女性は高鳴る心臓をなだめるように胸に手を合わせた。【アンタクヤ(トルコ南部)樋口直樹】

 道路から国境方面に広がる綿花畑へ足を踏み入れると、直径2メートル近くあるクレーターのような穴が目を引いた。「この畑だけで4カ所。シリア側からの迫撃砲弾が落ちた痕です」。監督役のチャポールさん(63)が説明した。「幸いにも着弾したのは全て夜中でした。昼間だったらどうなっていたことやら」と振り返る。

 小学生ぐらいの男の子数人を含む約30人が綿花を摘んでいる場所から国境まで1キロ。サルクインまではさらに約6キロ離れているが、その間にも小さな集落がある。近くのハジュパシャには17日も迫撃砲弾が落下。けが人は無かったが、周囲の丘に陣取るトルコ軍がすかさず迫撃砲で反撃した。道路沿いには迷彩色の装甲車も配置され、機銃はシリア領側をにらんでいる。

 トルコ、シリア関係は近年で最悪の状態にある。トルコ南東部アクチャカレで今月3日、シリア側から発射された迫撃砲弾で子供4人を含む住民5人が死亡した事件は、両国がそれぞれ相手の民間航空機の領空飛行を禁止する事態に発展。トルコは大量のシリア人難民を受け入れる一方、シリアの反体制派をてこ入れしている。

 今月末にはイスラム教の犠牲祭が巡ってくるが、チャポールさんは「今年もあちら(シリア側)へ行けそうにありません」と表情を曇らせる。トルコ・シリア間で09年9月にビザ(査証)無し渡航が実現して以来、国境を挟んで隣り合う村々は犠牲祭に合わせて大掛かりな相互訪問を始めたが、昨年3月にシリアで反政府デモが始まって以来中断したままだ。

5172チバQ:2012/10/21(日) 13:09:31
http://www.cnn.co.jp/world/35023343.html
英緊縮策に抗議の大規模デモ ロンドン市街を行進
2012.10.21 Sun posted at 09:42 JST

ロンドン(CNN) 英政府の緊縮策に抗議する大規模なデモが20日午後、ロンドンで行われ、市内には笛やクラクションの音が響きわたった。

デモ隊は「削減反対」「緊縮策は失敗だ」などのスローガンを掲げて市中心部を行進し、ハイドバークで集会を開いた。「キャメロン(首相)が英国を殺した」と訴えるプラカードもあった。

野党・労働党のミリバンド党首は演説で、政府の緊縮策は行き過ぎた支出削減により、一般の労働者に不当な負担をかけていると訴えた。一方で、労働党が政権を握ったとしても財政均衡を図る措置は避けられないと述べると、参加者からはブーイングが起きた。同党首は、労働党なら富裕層の増税などにより、貧困層の負担を軽減すると説明した。

英労働組合会議(TUC)のバーバー書記長は集会で「緊縮策は貧しい弱者を打ちのめすばかりで、成果も出ていない」「われわれが苦痛を受け入れれば景気は回復すると言われてきたが、実際には二番底に陥っている」と主張した。TUCは政府に、公務員給与の削減などに代わって経済成長や雇用創出に重点を置くよう求めている。

警察はデモ参加者の正式な人数を発表していないが、主催のTUCは実施に先立ち、数万人が参加するとの見通しを示していた。

この日はスコットランドのグラスゴー、北アイルランドのベルファストでも同様のデモが展開された。

5173チバQ:2012/10/21(日) 13:13:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121020/erp12102008550002-n1.htm
警官に「平民」発言 英閣僚級辞任
2012.10.20 08:54
 英国の閣僚級ポストである下院院内幹事長のアンドルー・ミッチェル氏(56)が、警官を「平民」呼ばわりしたとの批判を受け19日、同職を辞任した。

 ミッチェル氏は上流階級出身者が多い与党、保守党に属しており「政権の傲慢さが表れている」との声が上がっていた。支持率が低迷しているキャメロン首相にとっては一層の打撃となりそうだ。

 ミッチェル氏は先月上旬の内閣改造に伴い院内幹事長に就任したが、同月中旬、首相官邸の門を自転車に乗って通ろうとした際、門番の警官に自転車から降りるように言われ立腹。「平民め」「身分をわきまえろ」などと、ののしったとされる。

 同氏は「『平民』とは言ってない」と主張。ただ、不適切な発言をしたことは認め「(批判を受け)任務を全うできない」として辞任した。(共同)

5174チバQ:2012/10/21(日) 13:14:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121020/mds12102020200001-n1.htm
シリア関与説、レバノン諜報部門トップ爆殺 揺れるモザイク国家 
2012.10.20 20:17 (1/2ページ)

19日、レバノンの首都ベイルート中心部の爆発現場。壁面の崩落した建物が爆発の威力を物語る(AP)
 【カイロ=大内清】レバノンの首都ベイルート中心部で19日、治安当局諜報部門トップのウィサム・ハサン准将を含む8人が自動車爆弾で殺害される事件が発生、准将は内戦の続く隣国シリアのアサド政権に敵対的だったとされることから、アサド政権側の関与を指摘する声が出ている。

 レバノンは歴史的にシリアとの結びつきが深く、各政治勢力はアサド政権を支持するか否かを問わず、シリアと何らかの利害関係があり、シリア内戦の影響を受けざるを得ない立場にある。今回の事件が、多くの宗教・宗派で成り立つモザイク国家、レバノンの微妙な政治バランスをさらに揺るがす懸念もある。

 自動車爆弾が爆発したのはキリスト教徒が多いアシュラフィーエ地区。周辺にはがれきなどが散乱し、爆発のすさまじさをうかがわせた。

 ハサン准将は、アサド政権やその支援を受けるイスラム教シーア派組織ヒズボラの関与が疑われる、ラフィク・ハリリ元首相暗殺事件(2005年)の捜査を担当した。今年8月、アサド政権に近いサマハ元情報相がテロ計画に関与した疑いで逮捕された事件の捜査も指揮していた。アサド政権やその支持者にとって、宿敵ともいえる人物だ。

 事件を受け、暗殺された元首相の息子でスンニ派政党「未来潮流」を率いるサード・ハリリ前首相は、「アサド大統領の責任だ」と名指しで非難。未来潮流やイスラム教ドルーズ派の社会進歩党は、ヒズボラ主導で親アサド色の濃い内閣の辞任も求めている。ミカティ首相は20日、緊急閣議を招集し、対応策の検討を始めたが、反アサド勢力の納得を得る形で事態を収束させられるかは不透明だ。

 AP通信によると、ベイルートや北部トリポリ、南部シドンなどでは20日、ハサン准将暗殺に抗議するスンニ派のデモ隊が幹線道路を封鎖、ヒズボラ支持者らとの間で緊張が高まる恐れもある。

 一方、アサド政権は19日の事件直後、いち早く「卑劣なテロ行為だ」との非難声明を発表した。自らに向けられる疑惑をかわす狙いがあるとみられる。

 シリア内戦が泥沼化する中、アラブ系メディアではこのところ、シリアでの政権崩壊が地域全体の流動化を招くという国際社会の懸念をあおるため、アサド政権が意図的に周辺国に「危機の輸出」を図っている−との論調が目立っている。





 ■レバノンの宗教・宗派と内戦 イスラム教やキリスト教など18の宗教・宗派が存在するといわれる。第一次世界大戦後のフランス統治時代の人口調査をもとに、大統領をマロン派キリスト教、首相をイスラム教スンニ派、議長を同シーア派に割り振る「宗派主義」を採用、国会議席数も宗派別に決まっているが、現状を反映していないとの指摘も根強い。1975年、レバノンに拠点を置いていたパレスチナ勢力とマロン派との衝突を機に、各宗派の民兵組織などが入り乱れる内戦に突入。駐留シリア軍がマロン派を事実上鎮圧した90年まで続いた。

5175チバQ:2012/10/21(日) 13:14:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121020/erp12102020240004-n1.htm
「平民め!身分をわきまえろ」舌禍の英与党幹事長、辞職 政権に打撃
2012.10.20 20:23 (1/2ページ)

辞職した英与党保守党のアンドルー・ミッチェル氏(AP)
 【ロンドン=内藤泰朗】警察官を「平民」呼ばわりしたと批判されていた英与党の保守党幹事長、アンドルー・ミッチェル氏(56)が19日、辞職した。閣僚級政権幹部の辞任は、支持率が低迷するキャメロン政権には大打撃といえる。一方、英国の電力大手各社は来月から電気料金の大幅値上げを発表し、国民の反発を招いている。任期の折り返し地点に差し掛かったキャメロン政権への逆風は強まるばかりだ。

 “事件”は、ミッチェル氏が9月上旬の内閣改造で下院院内幹事長に就任して間もない同月中旬に起きた。首相官邸の門を自転車に乗って通ろうとした同氏は、門番の警官に自転車から降りるように制止され立腹。英メディアによると、警官に「平民め」「身分をわきまえろ」などと、口汚くののしった。

 その後、不適切な発言をしたことは認めたものの、ミッチェル氏は一貫し「『平民』とは言ってない」と主張。職務に支障はないとして辞職する意向はないと主張していた。しかし、19日夕方、突如、「(批判を受け)職務を全うできない」として辞任した。

 さらに、政権への逆風となっているのが電気料金の値上げだ。電力・ガス大手各社は今月中旬、グリーンエネルギーなどの導入に伴い、来月から6〜9%の値上げをすると発表した。

 しかし、電力・ガスの使用量が増大する冬を前にした値上げにより、一般家庭で年間100ポンド(約1万3千円)以上の負担増になるとの試算もある。この影響で消費者物価もさらに上昇するとみられ、政権のエネルギー政策への不満や批判が強まることは必至だ。

 最近の世論調査では、政権支持率は、最大野党の労働党支持率を10ポイント下回る33%にとどまっている。今回の“舌禍事件”やエネルギー価格の値上げは政権への一層の打撃となりそうだ。


 保守党には上流階級の出身者が多く、党幹事長の“平民”発言は、英国民が上流階級とそれ以外に分断されていると国民に印象づけてしまった。「政権の傲慢(ごうまん)さ」への批判は今後も強まるものとみられている。

5176チバQ:2012/10/21(日) 13:18:10


首相のお膝元で与党が苦戦 スペイン、21日に2自治州で議会選 
2012.10.20 20:34 (1/2ページ)

 【ブリュッセル=宮下日出男】債務危機に見舞われるスペインで21日、北西部ガリシア自治州と北部バスク自治州の両州議会選が実施される。ガリシアはラホイ首相のおひざ元だが、首相与党が苦戦。バスクでは分離独立を掲げる地域政党が躍進する見通しだ。来月に州議選を行う東部カタルーニャでも独立機運が高まる。危機で痛みを強いられる国民の不満が、地方から噴出している。

 ガリシアは保守系与党の国民党が過去約30年間の大半で政権を握ってきた自治州だ。国民党が75議席中39議席を獲得して過半数に届くとの世論調査もあるが、多くの有権者が投票先を決めていないともされる。

 ラホイ政権の度重なる緊縮策は各州の財政・経済にも影響を与え、国民の不満は極めて高い。首相がユーロ圏への新たな支援申請を躊躇(ちゆうちよ)していたのも、地元の選挙前に、政治的にマイナスイメージを与えたくなかったためだとされる。

 だが、国民党支持者の1人はロイター通信に「国民党は有権者から罰せられるだろう」と語っている。

 一方、バスクでは、独立急進派の3党が昨年結成した左派政党「ビルドゥ」が75議席中、20〜25議席を占め、第二党に躍り出る勢いだ。第一党を維持する見込みの穏健派、バスク国民党も自治権の拡大を目指す。

 バスクは、過去に反政府組織「バスク祖国と自由」(ETA)が分離独立を目指して武装闘争を繰り広げるなど、もともと独立運動が活発だ。だが、深刻な経済状況と中央政府への不満が、さらに「独立」への機運を高めている。

 11月25日に州議選を前倒ししたカタルーニャも同様だ。9月には独立を求める大規模デモが行われ、世論調査でも多くの住民が独立を支持。その是非を問う住民投票の実施を目指す動きも強まっている。

 国内総生産(GDP)の2割を占め、本来は裕福なカタルーニャだが、税収が中央政府に吸い上げられ貧しい地方に回される一方、自らも痛みを強いられるとの反感が住民には強い。こうした動きに、ラホイ首相は「経済危機に加え政治危機を招くのは最大の過ち」と警告している。

5177チバQ:2012/10/21(日) 13:18:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121020/erp12102020350005-n2.htm

ソース忘れた

5178チバQ:2012/10/21(日) 13:20:12
http://www.asahi.com/international/update/1020/TKY201210200569.html
2012年10月20日23時38分
マリ北部に軍事介入を協議 関係国「テロリストの天国」
 【ヨハネスブルク=杉山正】イスラム武装組織が制圧し、無政府化しているマリ北部への軍事介入などを協議する国際会合が19日、初めてマリ首都バマコで開かれた。国連安全保障理事会が今月、45日以内に国際部隊の派遣に向けた具体的な計画を策定するように求める決議を全会一致で採択したことを受けており、関係国を巻き込んだ国際紛争に突入する可能性が高まっている。

 会合には、国連やアフリカ連合(AU)の代表のほか、アフリカ、欧州各国の代表が出席。現地からの報道によると、マリのトラオレ暫定大統領は「1秒たりとも無駄にできない。時間との戦いだ」と、ただちに行動を起こすよう求めた。国連やAUは、常設の事務所をバマコに開設することを提案したという。

 マリ北部では、今年3月の軍部のクーデターに乗じてトゥアレグ族の反政府勢力が北部に侵攻し、翌月独立を宣言した。マリ国内の政治的混乱もあり、国際支援は遅延した。その間に、国際テロ組織アルカイダと連携するイスラム武装組織が勢力を拡大し、広大な土地が「テロリストの天国」と化している。

 軍事介入に積極姿勢を見せるのは、マリの旧宗主国のフランスで、今回の国連安保理の決議案も作成した。自国やヨーロッパへのテロの波及を危惧しているほか、現在6人のフランス人がマリ周辺でアルカイダ系組織に人質に取られている事情もある。

5179チバQ:2012/10/21(日) 17:50:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121021-00000010-mai-int
<エジプト>生活改善いまだ途上 モルシ大統領就任100日
毎日新聞 10月21日(日)14時0分配信

 【カイロ前田英司】昨年の民主化要求運動「アラブの春」で独裁体制が崩壊したエジプトで、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団出身のモルシ大統領が、就任して今月8日で100日を迎えた。「革命」の継続を訴えて生活の改善を約束していたが、専門家からは「達成率は10%程度」と辛口の批判が目立つ。政情の混乱で大打撃を受けた経済はいまだ再生途上で、米国偏重だったムバラク前政権とは一線を画す積極外交も見られるが、影響力低下は否めない情勢だ。
 「9月のインフレ率は過去10年で最低の6.3%だった」。モルシ大統領は就任から100日を前に、演説で成果を誇示した。だが、国民は生活の向上を実感できずにいる。7月以降、賃金アップを求める公共交通機関の職員や教員のストライキが続発し、今月に入ってからは北部の離村、タハシンの住民が行政への不満を爆発させて「独立」を宣言した。

 モルシ大統領は100日間の達成計画として▽治安改善▽交通渋滞の緩和▽燃料・食糧不足の解消−−などを掲げた。しかし、市民は今もガソリン購入に長い列を作り、値段も大きさも一定のはずのパンは「小さくなった」との声が絶えない。カイロ大学のアハマド・アベドラボ准教授は「公約解決は容易ではない。達成率は10〜15%だ」と指摘した。

 治安面では、独裁当時と変わらぬ強権姿勢も鮮明にしている。地元の人権団体によると、デモ隊に対する警官の実弾使用などで、この100日間に34人が死亡し、拷問も88件あったという。

 不安定な国内情勢により、海外からの投資や観光客も激減している。今年度の財政赤字は前年度比12.5%増の1350億エジプトポンド(約1兆7500億円)に達する見通しだ。モルシ大統領は国際通貨基金(IMF)に総額48億ドル(約3800億円)の融資を求めたが、それを受けるには国家予算の4分の1を占める「補助金事業」の見直しが求められる。大統領の支持層は低所得者が中心で、本格的な補助金の削減に着手すれば反発は免れず、支持基盤を揺るがしかねない。

 半面、モルシ大統領は「アラブの春」の後に国を暫定統治した軍政トップを電撃解任するなど、軍部との権力闘争では主導権を奪ってきた。湾岸諸国や中国、イラン、米国などを次々訪問、シリア情勢の仲介にも手を挙げ、「アラブの盟主」再生の野望をちらつかせる。

 しかし、地元シンクタンク「アハラム政治戦略研究所」のサイード・オケーシャ氏は、「今のエジプトにはシリア情勢に介入する余力などない。『言葉』だけなら前政権と同じだ」と分析している。

 【ことば】モルシ大統領

 草の根の慈善活動で社会に浸透するムスリム同胞団が出身母体。事実上、初めての自由投票が実現した今春の大統領選で当選し、軍出身者が歴代を占めたエジプトで初の文民大統領に就任した。ムバラク前大統領の側近だったシャフィク元首相との一騎打ちになった大統領選では「革命候補」として世俗派の支持も得たが、同胞団が国の「イスラム化」を図るとの不信は根強く、世俗派やリベラル派に反発がくすぶっている。

5180チバQ:2012/10/21(日) 17:51:24
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012102000182
次期政権でモンティ氏活用を=大統領職も考慮−伊最大野党党首

19日、演説のためジュネーブを訪れたイタリア最大野党、民主党のベルサニ党首 【ジュネーブ時事】イタリア最大野党で中道左派・民主党のベルサニ党首は19日、ジュネーブで取材に応じ、来春の任期満了で退任意向を示しているモンティ首相が「引き続き貢献する必要があるのは明白だ」と述べた。同党首はモンティ首相の続投には否定的だが、何らかの形で次期政権に関与し続けることが望ましいとの認識を示した。
 学者出身のモンティ首相は、財政健全化に向け矢継ぎ早の構造改革を断行、欧州連合(EU)内での評価が高い。ベルサニ氏は次期政権もモンティ氏に対する内外の信頼感を活用すべきだとの考えだ。
 モンティ氏をめぐっては、来春に任期満了を迎えるナポリターノ大統領の後任との観測が浮上。ベルサニ氏は「大統領は議会で決まるが、モンティ氏と(大統領職を含め)人事について協議する」と述べた。(2012/10/20-15:37)

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5181チバQ:2012/10/22(月) 22:44:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121022-00000082-mai-int
<パレスチナ>地方議会選 主要都市でファタハ敗北
毎日新聞 10月22日(月)20時56分配信

 【エルサレム花岡洋二】パレスチナ中央選挙管理委員会は21日、ヨルダン川西岸で20日に行われた地方議会選の暫定開票結果を発表した。自治政府主流派組織ファタハはラマラやナブルス、ジェニンなど主要都市で独立系会派などに敗北した。対立するイスラム原理主義組織ハマスが選挙参加を拒否し、ファタハに対する事実上の信任投票となったが、有権者の不満が反映された形だ。
 選管によると、投票率は55%で、04年から1年間、4回に分けて行われた最後の選挙の投票率(約73%)を大幅に下回った。ハマスの選挙ボイコットが原因とみられる。

 住民は高失業率や不況、上下水道などインフラ整備の遅れに不満を募らせている。パレスチナのマアン通信は「ファタハは失敗した」と報道。ファタハのメンバーでないパレスチナ解放機構(PLO)幹部のハナン・アシュラウィ氏は同通信の取材に「多くの有権者がファタハに罰を与えることを選び、独立系に投票した」と述べた。

5182チバQ:2012/10/22(月) 22:49:28
>>5176
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121022/erp12102222020003-n1.htm
スペイン地方選 バスクで独立派躍進、首相地元は勝利
2012.10.22 21:58

スペイン・バスク自治州ビルバオで、自治州議会選で第2党となったことを支持者らと祝うバルドゥの指導者(中央)=21日(AP)
 【ベルリン=宮下日出男】債務危機に見舞われるスペインで21日、北西部ガリシア、北部バスクの両自治州の州議会(定数はともに75)選挙が実施された。ラホイ首相が進める財政緊縮策への反発が国内で拡大する中、ガリシア州は中央政府与党の国民党が勝利し、バスク州では独立急進派の地域政党が初参戦で第二党に躍進した。

 現地からの報道では、ガリシア州では与党国民党が議席数を38から41に増やし、単独過半数を確保。同州は国民党の牙城で首相の地元でもあることから、敗北なら首相の政権運営への打撃は必至だった。

 債務危機では現在、欧州中央銀行(ECB)の国債買い支え支援をスペインが申請するかが焦点。首相は州議選への影響を考慮して判断を控えていたとされ、今後の動きが注目される。

 バスク州では独立急進派のバルドゥが21議席を獲得、第一党を維持した穏健民族派、バスク国民党の27議席に続いた。バルドゥは分離独立を目指す反政府組織「バスク祖国と自由」(ETA)との関係が指摘される。前回選挙後に連立政権を担ったバスク社会党と国民党は後退した。

 バスク州ではETAが昨秋に武装闘争終結を宣言後、初めての州議選。結果は経済悪化を受け自治拡大を求める声が強まっていることを示した。11月25日に州議選を行う東部カタルーニャ自治州でも自治拡大を要求する動きが広がっており、ラホイ首相には地方との関係が難題となっている。

5183チバQ:2012/10/22(月) 22:50:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121021/erp12102121310004-n1.htm
チェコ大統領選に日系人、オカムラ氏が出馬表明
2012.10.21 21:30

チェコ大統領選への出馬を表明したトミオ・オカムラ氏=撮影日不明(オカムラ氏提供・共同)
 19〜20日投票のチェコ上院選挙で同国の実業家トミオ・オカムラ氏(40)の当選が決まり、オカムラ氏は20日、来年1月に行われるチェコ大統領選挙への出馬を正式表明した。オカムラ氏は日本人の父とチェコ人の母を持ち、東京都出身。

 オカムラ氏は上院議員に当選した理由について、地元メディアに「人々が大掛かりな変革を求めていることの表れだ」と述べた。世論調査でオカムラ氏は大統領選の立候補予定者のうち、支持率で3位につけている。

 チェコのメディアによると、オカムラ氏は1990年代に東京からチェコの首都プラハに移った。日本食材店などの事業を展開する傍ら、チェコのテレビにも出演し、現地での知名度は高い。(共同)

5184チバQ:2012/10/22(月) 22:51:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121022/erp12102220550002-n1.htm
緑の党、州都の市長に 独で初めて
2012.10.22 20:55
 ドイツ南西部シュツットガルト市長選の決選投票が21日行われ、反原発を掲げる環境政党、90年連合・緑の党から立候補したフリッツ・クーン氏(57)が保守系無所属の対立候補を破り当選した。

 シュツットガルトはバーデン・ビュルテンベルク州の州都。ドイツ・メディアによると、緑の党の出身者が州都の市長に当選したのは初めて。

 シュツットガルトは自動車大手ダイムラーの本社を抱えるなど、ドイツの産業中心地の一つ。これまではメルケル首相の与党、キリスト教民主同盟出身者が約40年にわたって市長を務めていた。

 バーデン・ビュルテンベルク州では昨年3月下旬、東京電力福島第1原発事故後に行われた州議会選で緑の党が躍進。クレッチュマン氏が緑の党初の州首相に選出された。(共同)

5185チバQ:2012/10/22(月) 22:52:04
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121022/mds12102222170000-n1.htm
クウェートで衝突、100人以上が負傷 選挙法改正に反発
2012.10.22 22:16 (1/2ページ)

21日、クウェート市で選挙法改正に抗議してデモ行進する野党支持者ら(ロイター)
 【カイロ=大内清】ペルシャ湾岸の産油国クウェートで21日、サバハ首長が発表した選挙法改正に抗議する野党支持者ら数万人のデモがあり、一部が治安部隊と衝突、ロイター通信などが人権団体の集計として伝えたところではデモ参加者100人以上が負傷した。同国では、12月1日に国民議会(定数50)選挙が予定されているが、野党側はボイコットを呼びかけており、今後も不安定な政治状況が続くとみられる。

 保守的な湾岸地域にありながら、1960年代の独立当初から民主的な議会制度を導入してきたクウェートでは、首長によって任命される政府と議会との緊張関係が続いてきた。

 特にアラブ諸国の独裁政権が相次いで倒れた昨年以降は民主化機運が高まり、今年2月の議会選では改革志向の強いイスラム系を中心とする野党勢力が圧勝。6月に裁判所が議会解散を命じ、それ以前の、より親政府的な議会が復活したことで、野党勢力と政府との溝はさらに深まった。

 結局、サバハ首長は今月、議会を再解散し12月1日に議会選を実施すると発表した。ただ次期選挙では、各有権者が4人の候補者に投票できる従来の仕組みから、1人にしか投票できないよう法律が改正されたことから、野党側は「野党排除のための改正だ」と反発を強めている。

 複数人に投票できる制度はもともと、クウェートに色濃く残る部族社会の影響を抑えるために導入されたものだとされており、それがなくなれば、有権者は野党勢力よりも出身部族の代表者への投票を優先する可能性が高いためだ。

 21日のデモでは、選挙法改正反対や議会の権限強化を叫ぶデモ隊に対し、治安部隊側が催涙弾やゴム弾を発射、治安部隊側にも十数人の負傷者が出た。

5186チバQ:2012/10/22(月) 22:52:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121022/asi12102222290001-n1.htm
英国がインドの州首相と関係修復 次期インド首相視野に10年ぶり
2012.10.22 22:28

インドのグジャラート州のナレンドラ・モディ州首相
 【ニューデリー=岩田智雄】英国のビバン駐インド大使が22日、インド西部グジャラート州を訪れ、ナレンドラ・モディ州首相と会談した。英国は2002年に同州で起きた宗教抗争でのモディ氏の対応を非難し政治的接触を断ってきたが、約10年ぶりに関係を修復した。

 中央政府を担うシン首相が汚職問題や経済成長の鈍化で支持を落とす中、経済政策で評価の高いモディ氏が、最大野党インド人民党(BJP)の次期首相候補として頭角を現していることが背景にある。

 インド・メディアによると、両氏は約50分間、経済問題について協議したという。グジャラート州は、電力不足が深刻なインドにおいては豊富な電力があり、各国からの投資が相次いでいる。日本企業の中でも、インドの乗用車市場シェア1位のスズキが新工場を建設することを決めている。モディ氏は最近、日本や中国を訪問して企業にいっそうの投資を呼びかけており、こうした動きが英国を刺激した面もある。

 02年の抗争では、1千人以上のイスラム、ヒンズー両教徒が死亡し、英国人3人も犠牲になった。モディ氏について、米国も査証の発給を拒否している。

5187チバQ:2012/10/22(月) 23:09:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121022-00000078-mai-int
<イラン>保守派の内紛激化 来年の大統領選にらみ
毎日新聞 10月22日(月)20時39分配信

 米欧諸国による経済制裁で通貨暴落や物価上昇などが深刻化するイランで、政界内の権力闘争が激化している。来年6月の次期大統領選をにらみ、アフマディネジャド大統領とラリジャニ国会議長ら保守派同士が対立。膨大な石油利権につながる大統領の座を巡り、激烈な争いを展開している。生活困窮への不満が高まるなか、「国民不在」の内紛に、市民は怒りを募らせている。【テヘラン鵜塚健】
◇内輪の争い

 イラン国内では制裁強化の影響で外貨が減少し、昨年末、国内通貨が大幅に下落した。今年9月末にも再び急落し、政府が介入したが効果は見られず、対米ドル相場は1カ月間で約40%下落した。

 これに伴い物価も高騰し、ラリジャニ議長は「経済の混乱の8割は政府の責任だ」と大統領を厳しく批判。大統領は、米欧が制裁強化でイラン経済を混乱させ不安をあおる「心理作戦に訴えている」と反論。「危機打開のため、議長こそ政府に協力すべきだ」と逆襲した。イラン国会は今春の議員選挙で反大統領派が勢力を伸ばしており、大統領喚問の準備を進めているほか、一部議員は辞任を要求している。最高指導者ハメネイ師は今月10日、「国の指導者たちはののしり合いをやめ、協調すべきだ」と訴えた。

 かつて政府批判を強め保守派と対峙(たいじ)していた改革派は、ムサビ元首相らが自宅軟禁されるなど徹底的な弾圧を受けて衰退した。このため政権闘争はもっぱら保守派内での争いとなっている。

◇革命防衛隊の関与も

 保守派内の対立激化の背景には、イラン指導部を支える巨大な軍事組織「革命防衛隊」の「関与」もありそうだ。経済悪化に伴う抗議デモは当初、市民や商店主によるものと伝えられたが、ある革命防衛隊関係者は毎日新聞の取材に、「デモはうちの関係者が仕掛けたもので、大統領批判を強めるのが狙いだった」と指摘。デモの前後に起きた国内通貨の急落などについても「防衛隊が、保有する多額のドルを高値で売り抜けた」と明らかにした。

 革命防衛隊はアフマディネジャド大統領の出身母体で、かつては親密だった。だが大統領が次第にハメネイ師や周辺の宗教指導者らと距離を置き始めた。大統領は米欧に対し強硬路線一辺倒の現体制に行き詰まりを感じ、米欧諸国との関係回復を模索しているとされる。これに対し防衛隊側は「大統領は反イスラム的だ」と反発。ハメネイ師ら指導部は米欧との対決姿勢を曲げていない。

 来年6月の大統領選には、3選禁止の規定から、現在2期目のアフマディネジャド氏は出馬できず、側近のマシャイ大統領顧問を後継に据える可能性が高いとされる。ラリジャニ氏らハメネイ師に近い勢力はこれを警戒し、ラリジャニ議長のほか、ハダドアデル元国会議長やガリバフ・テヘラン市長らの名前も浮上している。

 イラン経済の改善には米欧との和解や制裁解除が不可欠だが、「大統領による対米欧関係改善の努力は政界内の足の引っ張り合いで失敗に終わった。今後も実現は難しい」(外交筋)との見方が有力だ。

 デモがあった市場で布地販売店を営むホスローさん(69)は「通貨暴落も物価高も、暴利をかせぐ業者や闇の勢力が関与しているはず。大統領だけに責任があるわけではない。市民生活と関係ない政治家同士の争いは、うんざりです」と語った。

5188チバQ:2012/10/22(月) 23:09:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121022-00000019-mai-int
<トルコ国境ルポ>シリア難民20万人 「世界は見ぬふり」
毎日新聞 10月22日(月)10時56分配信


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トルコ南部キリスのシリア人難民キャンプ。すぐ脇にはシリアとの国境検問所がある=樋口直樹撮影

 「アンタ、シーニイ(お前、中国人か)」。車を降りた途端、険しい目をした男たちにアラビア語で問い詰められた。内戦が続くシリアと国境を接するトルコ南部キリスのシリア人難民キャンプ。日本の記者だと知ると、男たちは手のひらを自分の頭に載せた。歓迎の意を表す仕草だ。シリア・アサド政権への制裁を拒む中国などへの不満の強さは、長期化する避難生活への不安の裏返しだ。トルコのシリア難民はキャンプ収容者だけで10万人を突破。全体で約20万人に達し、さまざまな問題が生じている。【キリス(トルコ南部)樋口直樹】
 ◇学校や無料の食料

 「ここはファイブスター(五つ星)キャンプだよ」。シリア北西部イドリブ近郊から逃げてきた男性教師、ムーサさん(40)はこう話す。フェンスで囲まれた敷地にはトイレ・シャワー完備のコンテナ型住居が配置され、診療所やマーケット、学校もある。基本的な食料は無料配布で、子供を含め1人に週20トルコリラ(約890円)も支給される。

 一方、キリスの国境検問所のシリア側では約6500人がトルコ入りの順番を待ちテント暮らしだ。現地で支援活動を行った日本の非政府組織(NGO)「難民を助ける会」の大西清人さんは「キャンプ外の難民には公的支援がなく、富裕層以外は生活が逼迫(ひっぱく)し医療や教育、雇用の不安を抱いている」と話す。

 ◇家賃高騰、治安悪化

 「貧しい私たちが裕福なシリア人を診療している。気分が悪いよ」。難民流入で人口が倍増した南部レイハンルの病院で、男性看護師(35)は声をひそめた。アパートを借り大都市イスタンブールへ買い物に出かける難民もいる。難民増は3倍とも言われる家賃高騰や治安悪化、地元民の雇用機会の減少も招いたという。

 宗派間のあつれきも表面化している。レイハンルがあるハタイ県には、アサド政権の母体であるイスラム教アラウィ派の住民も多数住む。彼らはトルコとシリアの対立には反対。スンニ派中心の難民流入で反アラウィ派機運が高まったため、反戦デモを繰り広げている。

 ◇「カネよりも武器」

 内戦の長期化は国際社会に対する難民の不信感も深めている。ハタイ県ギュウェチチの親類宅に身を寄せる女性教師、ラナさん(25)は「国際社会からは何の反応もない。私たちに必要なのはカネではなく武器なのです」。

 アサド政権による弾圧には欧米やトルコなどが制裁強化を求めるが、国連安保理常任理事国の中国やロシアは反対。欧米も軍事的な介入には消極的で、内戦終結に向けた道筋はまったく見えない。

 「世界が見て見ぬふりをしている間に、毎日100人も200人もの人々が殺されていることを忘れないでほしい」。ギュウェチチを離れる私の背を、ラナさんの悲痛な訴えが追いかけてきた。

5189チバQ:2012/10/22(月) 23:10:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121022-00000038-mai-int
<トルコ国境ルポ>若いシリア人夫婦、生きるため逃げる
毎日新聞 10月22日(月)14時55分配信


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国境を遮る鉄条網の裂け目から越境する子連れのシリア人夫婦=トルコ南部カラカムシュで10月21日、樋口直樹撮影

 小雨が煙る無人の荒野を子連れの若夫婦がさまよっていた。21日朝、内戦下のシリアと接するトルコ南部の小さな町カラカムシュ。国境を遮る鉄条網の向こう側で「抜け道」を探しあぐねるシリア人難民に、トルコ側から様子をうかがっていた別の難民たちが手ぶりを交え、大声で方向を伝え始める。「ちょっと待て。兵隊が来る」「今だ。もっとあっちに裂け目があるぞ」。ようやく国境線をまたいだ家族に祝福の声が降りかかった。「アッラー・アクバル(神は偉大なり)」
 トルコを目指すシリア難民にとって最大の障害は政府軍だ。反体制派勢力「自由シリア軍」が支配下に置く地域でさえ、頻繁に政府軍の空爆や砲撃にさらされている。ようやく国境にたどり着いても安心はできない。パスポートが無ければ原則的に難民キャンプに収容されるため、何らかの事情でキャンプ入りを避けたい難民は、トルコ当局の目をかすめて越境しなければならないからだ。

 シリア内戦の激化に伴い、トルコ国内に押し寄せた難民は約20万人に達する。だが、難民キャンプで暮らすのはこのうち半数だけだ。キャンプは難民の衣食住を満たしてくれるが、当局の監視下で見知らぬ者同士が窮屈に肩を寄せ合う生活を嫌う難民も多い。国境検問所や各地の「抜け道」では、疲れ切った難民の荷物を運び、車や宿を用意する「手配師」が暗躍している。

 場違いな雰囲気の黒い背広は、よそゆきの一張羅に違いない。依然として政府軍が強い影響力を持つ北部アレッポから逃げてきた男性は、まだ19歳だった。哺乳びんを抱えた1歳半の幼子と、頭からかかとまで黒い服で覆った妻のほかには、小さな手荷物しか持っていない。泥まみれの靴と硬く青ざめた表情が若い夫婦の困難な逃避行を物語る。

 家族の目的地は、カラカムシュから北西へ直線距離で70キロほど離れた百万都市ガジアンテップ。もうすぐ始まるイスラム教の一大行事「犠牲祭」を前に、親類の家に身を寄せるのだろう。国境を越えてからわずか5分ほどで迎えの車が現れた。妻子を乗り込ませると、それまで固く口を結んでいた男性にようやく笑顔が戻った。「ここに着いただけで十分です」【カラカムシュ(トルコ南部)樋口直樹】

5190チバQ:2012/10/22(月) 23:12:28
>>5166-5167>>5169>>5174
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121022-35023355-cnn-int
レバノンの国内対立激化、情報機関トップの死で反シリア勢力がデモ
CNN.co.jp 10月22日(月)10時1分配信

レバノン・ベイルート(CNN) レバノンの首都ベイルートで21日、自動車爆弾の爆発で19日に死亡した反シリアの情報機関トップ、ウィサム・ハッサン氏の葬儀が営まれた。首都中心部では、同氏の死に抗議する反政府デモが暴徒化して治安部隊と衝突し、多数の負傷者が出ている。

暴徒化したデモ隊は、親シリア路線のミカティ首相の辞任を要求して首相府に押しかけようとし、これを押しとどめようとする警官隊が催涙弾を使用、銃声が鳴り響いた。同国の国営通信によると、この衝突で多数の負傷者が出た。

小規模のデモはこの日遅くまで続いたが、政府当局者が平静を呼びかける中、こちらは平穏に推移した。しかし衝突の背景にある政治と宗派の根深い対立は収まっていない。

デモ参加者の多くはイスラム教スンニ派の反シリア勢力で、親シリアのレバノン政府とは長年の対立関係にある。反シリア勢力は、ハッサン氏の暗殺にはシリアのアサド大統領が絡んでいると主張、ミカティ首相が爆弾テロを阻止できなかったことに対して批判を強めている。

19日の爆発ではハッサン氏のボディーガード1人と、その場に居合わせた1人も死亡した。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121022-00000043-jij_afp-int
シリア情勢飛び火のレバノン、首都と第2の都市で衝突
AFP=時事 10月22日(月)21時9分配信

シリアのアサド政権軍と反体制派の衝突が波及している隣国レバノンの首都ベイルートで行われた反アサド政権デモで、治安部隊に投石する参加者(2012年10月21日撮影)。

【AFP=時事】シリアのアサド政権軍と反体制派の衝突が波及している隣国レバノンの首都ベイルート(Beirut)と第2の都市トリポリ(Tripoli)で、21日夜から22日朝にかけて、死傷者が出る衝突が発生した。

 シリアの反体制派の影響が濃いイスラム教スンニ派の牙城であるトリポリでは、バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)シリア大統領が属するシーア派の分派、アラウィ派との激しい衝突が発生。3人が死亡、26人が負傷した。

 また首都ベイルートでは、レバノン軍部隊が武装集団を追ってスンニ派地区のTariq Jdidehを捜索する中、6人が負傷した。負傷者の内訳はレバノン人4人、シリア人とパレスチナ人が各1人。自動小銃や対戦車ロケット弾の音が聞こえたが、軍は周辺への報道陣の接近を禁じており、銃撃をめぐる状況は明らかになっていない。

 ベイルートでは19日、自動車爆弾で8人が死亡し、86人が負傷する事件が発生。犠牲者の中にレバノン治安機関の情報部門トップで、反シリア勢力と関わりのあったウィサム・ハッサン(Wissam al-Hassan)氏が含まれていたことから、レバノン国内のスンニ派の間ではシリアのアサド政権による犯行だと非難する声が巻き起こっていた。

 ハッサン氏は、2005年に起きたラフィク・ハリリ(Rafiq Hariri)元首相暗殺事件を含むレバノン国内での事件へのシリアの関与を追及していた。

 平行してレバノンでは、シーア派原理主義組織ヒズボラ(Hezbollah)が大きな影響力を持つナジブ・ミカティ(Najib Mikati)政権の退陣を求める声も強まっている。またベイルートで衝突が起きたTariq Jdideh地区は、暗殺されたハリリ元首相一家の地元で、周辺では22日の衝突後、ハリリ親子支持者たちが武装し道路を封鎖するなどした。故ハリリ元首相の息子で野党党首のサード・ハリリ(Saad Hariri)元首相は現在、事実上の亡命生活を送っている。【翻訳編集】 AFPBB News

5191チバQ:2012/10/22(月) 23:12:52
http://mainichi.jp/select/news/20121022k0000m030086000c.html
レバノン:治安機関幹部の葬儀 反アサド政権デモの様相に
毎日新聞 2012年10月21日 22時23分(最終更新 10月21日 22時54分)

 【カイロ前田英司】レバノンの首都ベイルート中心部で21日、先の爆弾テロ事件で死亡した国内治安機関幹部ウィサム・ハッサン氏の葬儀があり、市民ら数千人が詰めかけた。レバノンの反シリア勢力は事件の背後にアサド・シリア政権がいると疑っており、葬儀はシリアを追及する抗議デモの様相を色濃くした。レバノンは歴史的なつながりからシリアの混迷に引きずり込まれ、反シリアと親アサド政権の対立が深刻化しており、今後も同様のテロ事件が頻発するのではないかとの懸念が広がっている。

 ハッサン氏は、シリアの関与が疑われた05年のテロで暗殺されたハリリ元レバノン首相が眠る「殉教者広場」に葬られる。参列者には、シリア反体制派のシンボルの旗を掲げる人も見られた。元首相の次男で反シリアのサード・ハリリ前首相は20日地元テレビで「(ハッサン氏殺害で)我々は治安の支柱を失った。今後も犠牲者が増えるのは間違いない」と述べた。

 レバノン治安当局は、ハッサン氏の爆殺現場の監視映像や過去1カ月の通話記録の提出を関係機関に求め、犯行に関与した人物の特定を進めている。

 レバノンのミカティ首相は事件を受けて辞意を表明したが、これ以上の政治的混乱を回避したいスレイマン大統領が慰留した。

5192チバQ:2012/10/23(火) 22:11:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121023/asi12102317360001-n1.htm
子のいない女性首相を揶揄? 豪の野党党首が謝罪
2012.10.23 17:34

12日、インドネシア・バリ島南部ジンバランでの追悼式典に出席したオーストラリアのギラード首相(手前左)とインドネシアのマルティ外相(ロイター)
 オーストラリアの野党党首が23日、地元テレビで政府の出産手当削減策を批判する際、子育て分野での「経験」が不足しているとの趣旨の発言をしたところ、子供のいない女性首相のギラード氏を皮肉ったとの見方が浮上。本人は個人攻撃ではないと釈明したが、すぐに首相への謝罪の意を示した。

 発言をしたのは最大野党の保守連合を率いるアボット氏で、ギラード氏は「多くの家族が懸命に家計をやりくりしていることは理解している」と反論した。ギラード氏は最近、アボット氏の態度が女性蔑視的などと国会で強く批判したばかりで、今回の発言もメディアの話題を集めた。

 ギラード氏は同国初の女性首相。男性のパートナーがいるが、子供はいない。(共同)

5193チバQ:2012/10/23(火) 22:13:17
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20121023-OYT1T01284.htm?from=ylist
なぜ実刑…日本の地震予知専門家、伊判決に衝撃

 東海地震の前兆現象を分析している「地震防災対策強化地域判定会」の阿部勝征(かつゆき)会長(東大名誉教授)は23日、イタリアで地震予知に失敗したとされる専門家ら7人が22日に実刑判決を受けたことについて、「大変びっくりしている。東海地震も予知できる可能性がある以上、最善の努力をしたい」と述べた。気象庁で23日開かれた判定会後の定例記者会見で質問に答えた。


 阿部会長は「自分や気象庁長官が実刑判決を受けたようなもの。研究者がなぜ実刑を受けなければならないのか、よくわからない」とし、「一般に地震予知は現時点では難しいが、原理的に不可能と証明されているわけではなく、チャレンジに値する重要な研究と思う」と続けた。

(2012年10月23日21時53分 読売新聞)

5194チバQ:2012/10/23(火) 22:18:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121023-00000008-jij-int
首相、ナイフで襲われる=フィンランド
時事通信 10月23日(火)0時37分配信

 【ロンドン時事】フィンランドからの報道によると、同国西部の町トゥルクで22日、カタイネン首相がナイフを持った男に襲われる事件があった。護衛が制止し、首相は無事だった。男は警察に連行された。
 襲撃の動機などは不明。首相は28日の地方選に向けて遊説中だった。

5195チバQ:2012/10/23(火) 22:32:04
http://www.afpbb.com/article/politics/2907792/9690434
インド法相の横領疑惑、「小額すぎて話にならず」と閣僚が弁護
2012年10月17日 11:31 発信地:ニューデリー/インド
【10月17日 AFP】約1000万円の横領疑惑が掛けられているインド法相について、同僚の閣僚から「着服額としては少なすぎて話にならない」という発言が飛び出し、物議を醸している。

 サルマン・クルシード(Salman Khurshid)法相には、自身が代表を務める障害者支援団体に割り当てられた政府資金710万ルピー(約1060万円)を横領した疑いが掛けられているが、本人は一貫して疑惑を否定している。

 インド紙タイムズ・オブ・インディア(Times of India)は16日、この疑惑に疑問を呈するベニ・プラサド・ベルマ(Beni Prasad Verma)鉄鋼相の発言を掲載した。

「クルシード法相が710万ルピーなど横領するわけがない。中央政府の大臣としては、あまりに小さな額だ。これが7億1000万ルピー(約10億6000万円)だったら本気にするが」

 同紙は併載した社説でこの発言について「極めて時機をわきまえず、言葉の選び方も不適切」と批判し、「一連の発言は、政治家階級で培われた腐敗に対する鈍感さを反映するものだ」と非難した。

 その後ベルマ鉄鋼相は発言の撤回を試み、「汚職はどの程度であれ、悪質な行為だ」と述べている。

 マンモハン・シン(Manmohan Singh)首相率いる現インド内閣ではこの2年間で横領をめぐる不祥事が相次ぎ、同国で最も深刻な政治問題の1つとなっている。民衆による抗議行動も巻き起こっており、前年にはインド独立の英雄マハトマ・ガンジー(Mahatma Gandhi)を模範とする社会活動家アンナ・ハザレ(Anna Hazare)氏が率いる街頭デモに数十万人が参加し、収賄や汚職のまん延に抗議した。(c)AFP

5196名無しさん:2012/10/24(水) 14:22:34
>>5193
多額の税金を乱費していながら、まったく予知が出来ない。
専門家ほどあてにならないのは、原子力で分かったはずだ。

5197チバQ:2012/10/24(水) 22:27:04
http://www.cnn.co.jp/fringe/35023489.html?ref=yj
貧しい人々の口から「ぜいたくな悩み」 風刺広告が大ヒット
2012.10.24 Wed posted at 12:10 JST

(CNN) 「ミント味のガムをかむと氷水が冷たすぎていやだ」「携帯電話の充電コードがベッドに届かなくていやだ」――先進国の人々がツイッターに書き込んだ「ぜいたくな悩み」を、貧困国の住民らが無表情で暗唱する。米NGO(非営利組織)が流す60秒間の広告ビデオが、インターネット上で大きな話題を呼んでいる。

このビデオは、途上国の飲料水確保に取り組む「WATERisLife(WiL)」が、活動への支援を呼びかける目的で公開した。先進国のぜいたくな悩みを意味する「FirstWorldProblems」のハッシュタグ付きで投稿されたツイートを、西半球で最も貧しい国のひとつであるハイチの住民の口から紹介している。

1人の男性がトタン屋根の小屋の前に立ち、「家が大きすぎて無線ルーターが2つ必要だ」と唱える。「洗濯機の中に服を入れたままにしておくとにおってくる」と話す少女の背後には、川の水で洗濯する女性の姿が見える。コンクリートの階段に座った少年からは「メードに小切手を書こうとしたら苗字を忘れた」というせりふ。それぞれの場面で、言葉と現実のギャップが際立つ。

ビデオの最後には「ぜいたくな悩みは悩みではない」という文字とともに、「きれいな水を必要としている人々へ届けるために寄付を」との呼び掛けが浮かび上がる。

世界の病気の原因の1位は不衛生な飲み水とされる。WiLによると、世界では水を媒介とした病気で毎日6500人が命を落とすという。

ビデオを制作した広告会社、DDBニューヨークの最高クリエーティブ責任者、マット・イーストウッド氏は「ツイートを書き込んだ人たちの面目をつぶすつもりはない。ただツイッターで不満をつぶやく前に、世界にはもっとはるかに重大な問題があることに思いをはせてほしいだけ」と話す。

動画共有サイトのユーチューブでは1カ月足らずのうちに閲覧回数が170万回を超え、「これまでぜいたくな悩みのツイートを面白がっていたのが申し訳ない」「自分がいかにわがままな甘ったれだったか、どんなに恵まれているかが分かった」といったコメントも書き込まれている。

5198チバQ:2012/10/24(水) 22:31:05
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2012102400107
政権派と反対派が大規模集会=「動乱の日」に舌戦−ハンガリー

23日、ハンガリー動乱から56年になるのに合わせてブダペストで開かれた政府側集会(AFP=時事) 【ベルリン時事】ハンガリーの民衆が旧ソ連の支配に抗議して蜂起した1956年の「ハンガリー動乱」が発生してから56年となるのに合わせ、ブダペストで23日、強権的な政策を次々と打ち出すオルバン政権の支持者と反政府派がそれぞれ大規模集会を開き、舌戦を繰り広げた。
 AFP通信によると、反政府集会には5万人以上が参加。バイナイ前首相は「現政権はハンガリーの民主主義を破壊した。国家は腐敗の道具と化した」と批判し、2014年に予定される総選挙に向け、野党勢力を結集する構想を掲げた。
 一方、ハンガリー通信によれば、政権側集会の参加者は15万人。オルバン首相は「わが国でできることとできないことについて、よそ者による口出しは受け入れられない」と述べ、同国の財政政策に懸念を示す欧州連合(EU)に反発した。(2012/10/24-07:25)

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5199名無しさん:2012/10/24(水) 23:40:01
http://mainichi.jp/opinion/news/20121023ddm003030116000c.html
クローズアップ2012:クラスター、遠い全廃 シリア、8カ所で使用確認
毎日新聞 2012年10月23日 東京朝刊

 内戦状態のシリアでクラスター爆弾が再三使われた疑いが、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW、本部・ニューヨーク)の調査で指摘された。スーダンなどで使用された疑いも今年、浮上しており、その危険性に改めて警鐘が鳴らされている。クラスター爆弾禁止条約(オスロ条約)に署名した加盟国は111に増え、使用に「罪悪感」(ノルウェー政府)が伴うようになった一方で、大量保有国の米露中は非加盟のままで、加盟国数も伸び悩む傾向にある。禁止条約の現状と課題を探った。【ブリュッセル斎藤義彦】

 ◇禁止条約、一定の効果
 「ヘリが低空飛行したかと思うと、爆弾が落ちてきた。二つに割れ、小・中学校の間に子爆弾がまかれた」。シリア中部タマネの住民は、今月9日にクラスター爆弾が市街地に投下された様子をHRWに生々しく語った。動画投稿サイトに寄せられたビデオには、住民が不発弾を不用意に触ったり、子供が不発弾で遊んだりする様子が映し出されている。

 爆弾は旧ソ連製で不発率が極めて高い。現在は死傷者は報告されていないが、不発弾は衝撃でいつ爆発するかわからず、時限爆弾のように時間がたってから住民を殺傷する危険性が高い。クラスター爆弾の残忍な特徴だ。

 今年7月にシリア軍が中部ハマ近郊で数発のクラスター爆弾を使用したことが、HRWの調査で指摘されていた。HRWは今月14日、新たに少なくとも8カ所での使用が確認されたと発表。国際社会の圧力が強まり、なりふり構わず反体制派を抑え込もうとするアサド政権のあせりとの見方もある。

 一度に多くの標的を殺傷できるクラスター爆弾は軍事的には「効率的」な兵器のため使用への誘惑が強い。今年前半、スーダンが南スーダンとの国境付近で使用した疑いを英紙などが報道。AP通信は、09年に終結したスリランカの反政府勢力掃討作戦で、スリランカ政府軍が使用したことを国連が内部文書で確認したと報じた。

 しかし、シリアやスリランカの政府は使用を強く否定。スーダンは今年9月にオスロで開かれたクラスター爆弾禁止条約締約国会議に非加盟ながら代表を派遣し、使用を否定したうえで加盟の意思表示をした。

 締約国会議で議長を務めたストーレ前ノルウェー外相は「禁止条約がなければ疑惑国が使用を否定することもない。たとえ非加盟でもクラスター爆弾の使用を疑われたくない。使用の政治的コストは高くなった」と禁止条約の効果を解説した。

 また、今回のシリアの疑惑は欧米主要メディアが一斉に報道し、「広く禁止された兵器を使った」(英BBC)とアサド政権を批判した。市街地への無差別空爆とともに、クラスター爆弾使用が政権の「非人道性」を示す一つの基準にもなっている。

5200名無しさん:2012/10/24(水) 23:40:55
 ◇加盟国数、伸び悩み 資金不足、安保上の懸念…
 クラスター爆弾禁止条約は、08年に94カ国が署名してスタートした。加盟国数は10年の発効時の108から111に増えたが、伸び悩む傾向にある。批准から8年以内の保有弾廃棄、10年以内の不発弾処理など条約の義務を果たすのに態勢が整っていないとの憂慮も、多くの国が加盟に二の足を踏む理由になっている。

 日本はポルトガルと今年9月まで加盟国拡大を担当。未批准国・非加盟国113カ国にアンケート調査し、92カ国から回答を得た。非加盟の5カ国が署名の用意があると回答したのを含め、26カ国が署名・批准に積極的だったのに対し、27カ国が批准の意思はあるものの「障害が残る」と答えた。残る39カ国は加盟の意思はないと述べ、安全保障上の懸念に加え、米露中など大量保有国が非加盟である条約の根本的欠点も指摘。また、廃棄のための資金が足りない点も示唆した。日本政府は「条約に加盟する意思はあっても、いくつかの国は人的資源や技術上の能力不足という問題に直面している」と今年9月の締約国会議で報告した。

 締約国会議では、カンボジアが条約加盟について「防衛への影響を考慮中」と述べ、苦悩をにじませた。カンボジアはタイと国境紛争を抱え、タイは11年にクラスター爆弾を使ったとされる。こうした課題を克服するため、オーストリアやスウェーデンが加盟国の保有弾廃棄支援に乗り出した。また日独仏はじめ24カ国が、不発弾除去などを支援している。

 一方、条約批准の際には米国など非加盟国との共同軍事作戦の扱いが壁となっている。今月8日に批准作業を終えたオーストラリアは、国内法でクラスター爆弾の使用や保有を禁じながら、禁止条約非加盟国と豪軍が共に行動する場合は例外とする規定を設け、豪州内での基地、航空機、艦船での保有や使用を認めた。

 禁止条約21条は、加盟国が非加盟国との共同作戦に参加することは認めているが、どこまで非加盟国の爆弾保有を許容するかは見解が分かれる。豪政府は「国内法は条約に合致する」としているが、非政府組織は太平洋重視を強める米軍に「オーストラリアが配慮した結果」と批判し、論争を呼んだ。カナダでも同様の論争が起きている。

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 ■ことば

 ◇クラスター爆弾禁止条約
 クラスター爆弾の使用、製造、保有を禁じる条約で、10年8月に発効。クラスター爆弾は数個から数千個の子爆弾を広範囲にまく。大量の不発弾が発生し、紛争後も多数の市民を殺傷している。日本は09年に批准した。

5201チバQ:2012/10/25(木) 00:04:38
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20121024-OYT1T01469.htm
露、国家反逆罪を拡大…民主化連携の遮断狙う

 【モスクワ=寺口亮一】ロシア下院(定数450)は23日、国の安全を脅かす重大な犯罪を摘発する「国家反逆罪」の適用対象を大幅に拡大することを柱とする刑法改正案を可決した。


 プーチン政権は、この法改正で、外国政府と国内の民主化勢力の連携を断ち切ろうとしている。

 この法案を提出したのは、ソ連時代に反体制派を弾圧し、諜報(ちょうほう)活動を担った国家保安委員会(KGB)が前身の連邦保安局(FSB)。採決では、与党・統一ロシアなどの賛成375に対し、反対は2にとどまった。政権寄りの中道左派・公正ロシアは棄権した。上院の承認とプーチン大統領の署名を経て近く成立する。

 プーチン政権は5月の発足以降、民主派勢力への圧力を強めてきた。今回の法案は、KGB出身のプーチン氏が率いる政権の強権体質と、欧米への不信感が投影されているとの見方が広がっている。

(2012年10月24日23時23分 読売新聞)

5202チバQ:2012/10/25(木) 22:30:04
http://mainichi.jp/select/news/20121026k0000m030063000c.html
シリア難民:避難先が拡大…隣国からエジプトなど遠隔地に
毎日新聞 2012年10月25日 20時20分

 【カイロ前田英司】内戦状態に陥ったシリア難民の避難先が、国境を接する周辺国からエジプトなど北アフリカ地域に拡大している。当初は戦闘を逃れて隣国に駆け込むのが大半だったが、より安全な遠隔地へと避難先を求めるようになったため。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は年内に難民総数が最大71万人に達すると見込み、4億8700万ドル(約390億円)が必要と訴えているが、国際社会の支援は約3割にとどまり、危機感を強めている。

 「働き口がなく子供の学費を払えない」。カイロに21日開設されたばかりの国連のシリア人難民登録所で、約1年前にシリア中部ホムスから家族5人でエジプトに逃れた男性(34)が嘆いた。親類宅に身を寄せ、避難時に持ち出した貯金で暮らしてきたが、長女(6)の学費まで手が回らず、難民登録することを決めた。「レバノンやヨルダンに逃げた親類もいるが、どこも厳しい話しか聞こえてこない。早くシリアに帰りたい」と語る。

 シリア反体制派を支援する国の航空会社がシリア路線を次々と運休する中、エジプトは直行便を維持する数少ない国の一つ。シリア人は査証(ビザ)なしで入国でき、最近ではダマスカス−カイロ便は常に満席の状態だ。

 UNHCRなどによると、エジプトにいるシリア人難民で実際に難民登録を済ませた人は約5400人だが、未登録を含めると推計15万人とみられ、避難の長期化に伴い、登録数の急増が予想される。エジプトに難民キャンプはなく、難民の正規就労も禁じられていることから、支援態勢の拡充が急務になっている。

 遠くエジプトまで避難民が押し寄せている背景には周辺国の政情不安がある。レバノンではシリアを巡る政界内部の対立が深まり、19日に対シリア強硬派の警察幹部が爆弾テロで殺害された。アサド政権の関与も指摘されており、クリントン米国務長官は24日、混乱が周辺国に飛び火することに懸念を示した。

 UNHCRの集計では、昨年3月にシリアの民主化闘争が本格化して以降、トルコ、レバノン、ヨルダン、イラクで難民登録したシリア人は27万人超、登録待ちを含めると約35万人に達する。加えて推計120万人がシリア国内で避難を強いられている。今後国外への避難民は急増するとみられ、パノス・ムンチス保護調整官は「支援を必要とする難民数は日々増えている。最大の懸念は資金援助の欠如だ」と話す。

5203チバQ:2012/10/25(木) 22:30:29
http://mainichi.jp/select/news/20121025k0000e030167000c.html
イタリア:ベルルスコーニ氏、首相返り咲きを断念
毎日新聞 2012年10月25日 13時03分(最終更新 10月25日 13時14分)


ベルルスコーニ前首相
拡大写真 【ローマ福島良典】イタリアのシルビオ・ベルルスコーニ前首相(76)は24日、来春予定されている総選挙での首相返り咲きを断念する意向を表明した。ベルルスコーニ氏は4度目の首相就任を目指すかどうかについて、これまで明確な態度を表明しておらず動向が注目されていた。

 ベルルスコーニ氏は自ら率いる中道右派政党・自由国民のウェブサイトに「首相(候補)には再出馬しない」との声明を載せた。だが、自分が経営するサッカーチーム、ACミランを引き合いに「ゴールを決めなければならない若い選手たちの傍らにとどまる」とも述べ、政界引退ではないことを示唆した。

 後継首相候補については、12月16日に開かれる予定の党内予備選で選出するよう提言した。ベルルスコーニ氏は昨年夏、党内穏健派のアンジェリーノ・アルファノ幹事長(41)を後継指名したが、党内右派から対抗馬立候補の動きがある。

 ベルルスコーニ氏は1994年に首相に初就任して以来、イタリア政界の寵児(ちょうじ)。08年5月に3度目の首相に就任したが、買春・汚職疑惑にまみれ、昨年11月、辞任に追い込まれた。現在、経済学者のマリオ・モンティ首相(69)が実務者内閣を率い、財政緊縮策を進めている。

5204チバQ:2012/10/25(木) 22:31:04
http://mainichi.jp/select/news/20121025k0000m030078000c.html
シリア国境:目立ち始めたクルド人 トルコは警戒強める
毎日新聞 2012年10月25日 00時26分(最終更新 10月25日 01時07分)


シリア国境の向こう側に広がるクルド人居住地域(後方)と相対するように配置されたトルコ軍部隊=トルコ南部ムルシットプナルで10月21日、樋口直樹撮影
拡大写真
クルド人居住地域
拡大写真 内戦下のシリアと接するトルコ南部の国境地帯。ユーフラテス川付近から東側へ入ると、独特のスタイルで頭をスカーフで覆った男たちの姿が目立ち始めた。クルド人だ。「国を持たない最大の民族」と呼ばれる人々の居住地域は、分離独立の動きを警戒するトルコ軍の増強で、重苦しい雰囲気に包まれていた。【ムルシットプナル(トルコ南部)で樋口直樹】

 「向こう側(シリア側)はクルド人が支配している。政府軍も反体制派もいないから落ち着いているよ」。わずか40戸余の小村ムルシットプナルで雑貨店を営むクルド人、ムハンマドさん(41)は国境の様子をこう話した。

 だが、目と鼻の先に駐屯しているトルコ軍部隊の話になると、途端に落ち着きなく机の掃除を始め、「軍はいっぱい来たけど問題はない」。微妙な政治問題に関わりたくないという少数民族の気持ちがにじみ出ていた。

 シリア北部のクルド人地域から政府軍が撤退し、クルド人組織「民主統一党」(PYD)が支配を始めたのは7月下旬。国境近くにクルド人の旗が立てられたことにトルコは危機感を抱く。PYDを、トルコからの分離独立を求め武装闘争を繰り広げる「クルド労働者党」(PKK)の分派と見ているからだ。

 雑貨店からトルコ軍基地へ向かうと、臨戦態勢の大型自走砲2門が現れた。砲口はいずれも、国境の向こう側のクルド人の街に向けられている。敷地内にはテントが所狭しと立ち、数十台の戦車や装甲車などが集結。18日には軍事演習も行われた。地元紙は「PYDの動きをけん制する狙いがあった」と分析する。

 トルコのダウトオール外相は今年8月、シリアのアサド政権がPKKに武器支援を行っていると非難。トルコ国会は今月初め、「外国での軍事行動」を認める法案を可決した。シリアでの作戦を想定したものだが、矛先はクルド人地域に向けられているように見える。

 03年のイラク戦争後、イラク北部のクルド人自治区は事実上の独立を得た。シリア北部のクルド人地域が同じ道を歩もうとする中、トルコ側に追随の動きが出れば地域の不安定化は避けられない。

 「トルコのクルド人は今のままが一番幸せ」。ムルシットプナル近くの街スルチで働くクルド人、タージェッティンさん(35)はこう話す。だが、街の中心部に配置された暴動鎮圧用の大型放水車は、トルコ政府とクルド人の危うい関係を象徴しているようだった。

5205チバQ:2012/10/26(金) 03:55:03
http://mainichi.jp/select/news/20121026k0000m030113000c.html
グルジア:新首相「1年半後に政界引退」
毎日新聞 2012年10月25日 23時14分(最終更新 10月25日 23時37分)

 【モスクワ田中洋之】グルジア議会は25日、今月1日の議会選で勝利した野党連合「グルジアの夢」を率いるイワニシビリ氏(56)の首相就任と新内閣を賛成多数で承認した。

 イワニシビリ新首相は来年10月のサーカシビリ大統領退任後、同国が議院内閣制に移行するのに伴い政治指導者となる。一方でイワニシビリ氏は24日、1年半後に政界を引退する考えを示し、波紋を広げている。

 イワニシビリ氏は25日の首相就任前の議会演説で、新内閣の優先課題に欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)加盟を掲げ、08年の軍事衝突で悪化したロシアとの関係改善に向けた対話も開始すると語った。

 大富豪のイワニシビリ氏は、議会選の前から「政治に関与するのは2〜3年間」と話しており、ビジネスに戻りたい意向が強いともいわれる。同氏は24日、「政界引退後も選挙公約に責任を持ち、市民の立場から積極的に関与する」と述べた。

 新内閣ではイタリアのサッカーチーム・ACミランの元選手、カハ・カラーゼ氏が副首相兼エネルギー相に起用された。

5206チバQ:2012/10/26(金) 04:09:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121025/amr12102511130003-n1.htm
人工中絶合法化、マリフアナ容認議論も ウルグアイ
2012.10.25 11:11
 南米ウルグアイの左派ムヒカ大統領は24日までに、妊娠初期の人工中絶を合法化する法案に署名し、法律が成立した。カトリックの影響が強い中南米で中絶が合法化されたのは、キューバとガイアナに次いで3カ国目。

 ウルグアイはリベラルな政策を進めており、同性愛者の事実婚が認められているほか、マリフアナ合法化の議論も国会で続いている。

 地元メディアによると、中絶合法化法案は17日に上院を通過し、大統領が22日に署名した。(共同)

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5209チバQ:2012/10/28(日) 21:49:10
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012102800088
大統領与党に審判=ティモシェンコ前首相の投獄後初−ウクライナ議会選

28日、ウクライナ・キエフで、夫人(左)と一緒に投票するクリチコ氏 【キエフ時事】ウクライナ最高会議(一院制議会、定数450、任期5年)選挙の投票が28日行われた。野党連合の旗手で親欧米派のティモシェンコ前首相(51)が職権乱用罪で禁錮7年の判決を受け、昨年末に収監されてから初の国政選挙。強権的と批判されている親ロシア派のヤヌコビッチ大統領(62)の与党・地域党が勢力を維持できるかが最大の焦点だ。
 選挙戦では、世界ボクシング評議会(WBC)ヘビー級王者のビタリ・クリチコ氏(41)が新党「改革のための民主同盟」(UDAR=ウダール)を率い人気が急上昇。「ウダール」はパンチの意味で、「台風の目」として注目されている。
 クリチコ氏はキエフ市内で夫人と投票。記者団を前に「野党指導者が投獄され、公正な選挙とは言えない」と政権を批判し、「国の未来のため闘い続ける」と表明した。
 小選挙区比例代表並立制で、即日開票され、28日深夜(日本時間29日朝)にも大勢が判明する見込み。与党が優勢とされる小選挙区の結果が連立協議を左右しそうだ。(2012/10/28-20:19)

http://mainichi.jp/select/news/20121029k0000m030032000c.html
ウクライナ:最高会議選投票始まる ボクサー新党に注目
毎日新聞 2012年10月28日 18時57分

 【モスクワ大前仁】旧ソ連のウクライナで28日、任期満了に伴う最高会議選(定数450、任期5年、小選挙区比例代表並立制)の投票が始まった。即日開票され、29日に大勢が判明する見通し。中央選管によると、21党が比例代表選に登録しており、4〜6党が議席を獲得する見込み。政権与党「地域党」の第1党維持が有力視されている一方で、人気ボクサーが設立した新党「改革のためのウクライナ民主連合(ウダール)」の躍進も予測されている。

5210チバQ:2012/10/28(日) 21:51:01
http://www.cnn.co.jp/world/35023652.html
ベルルスコーニ前伊首相に禁錮4年の有罪判決
2012.10.27 Sat posted at 09:57 JST

ローマ(CNN) ミラノの裁判所は26日、脱税の罪でイタリアのベルルスコーニ前首相(76)に対し禁錮4年の有罪判決を言い渡した。

ベルルスコーニ氏はテレビのインタビューで「受け入れ難い政治的判決」だとし、さらに「自分は司法による嫌がらせの被害者」と付け加えた。同氏は控訴すると見られる。

この事件は、ベルルスコーニ氏が所有するテレビ局グループ「メディアセット」が、購入した約3000本の米映画のテレビ放映権を水増し価格でグループ企業に売却する手口で多額の脱税をしたとされるもので、ベルルスコーニ氏の他に、メディアセットの幹部やスイス銀行のトップも関与したとされる。この判決が支持されれば、被告らには1000万ユーロ(約10億円)以下の罰金が科される。

しかし、イタリアの司法制度では、被告のベルルスコーニ氏らに2回の上訴が認められており、さらにこの事件は来年時効が成立するため、被告らは全員、服役を免れる可能性が高い。

ベルルスコーニ氏は昨年11月、イタリアの債務危機の最中に首相を辞任。同氏は脱税以外にも、横領、詐欺、収賄、買春などの容疑で起訴されたが、有罪判決を受けたのは今回が初めてだ。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012102800015
ベルルスコーニ氏、政界にとどまる意欲表明=モンティ政権支持の是非判断へ−伊

27日、イタリア・ミラノ郊外の邸宅で記者会見するベルルスコーニ前首相(AFP=時事) 【ジュネーブ時事】イタリアからの報道によると、脱税事件をめぐり有罪判決を受けたベルルスコーニ前首相(76)は27日、「政界にとどまる責務を感じる」と述べ、次期総選挙後も政治活動を続ける意欲を示した。
 ミラノ地裁は26日、前首相に禁錮4年(恩赦法により最大で禁錮1年に減刑)を言い渡したが、前首相は判決を強く批判。テレビ番組で「国民に(同じことが)起きないよう司法制度改革に向け政界にとどまるべきだと感じる」と訴えた。
 前首相は24日、来春にも行われる総選挙に「首相候補として出馬しない」と明言したばかり。ただ、下院議員として選挙に立つのかは依然、明確な態度を示していない。伊メディアは、前首相が上訴し審理を長引かせ、事件を時効に持ち込む作戦と分析している。
 ベルルスコーニ前首相はまた、27日の記者会見で「モンティ政権がイタリア経済の悪化スパイラルを招いた」と非難。自らが率いる最大与党「自由国民」が政権への支持を続けるかどうかを「数日中に判断する」と警告した。(2012/10/28-15:23)

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5211チバQ:2012/10/28(日) 22:20:52
http://mainichi.jp/select/news/20121029k0000m030042000c.html
インド:シン政権が内閣改造 新外相にクルシード氏
毎日新聞 2012年10月28日 19時32分

 【ニューデリー杉尾直哉】インドのシン政権は28日、内閣改造を行い、新任の閣僚7人と閣外相15人が就任した。うち10人が初めての就任。クリシュナ前外相(80)の後任にクルシード法相(59)が就いた。インドのメディアによると、新任者の多くは与党・国民会議派のラフル・ガンジー幹事長(42)に近い人物といい、「次期首相」と呼ばれるラフル氏色の濃い内閣改造となった。

5212チバQ:2012/10/28(日) 22:23:47
http://mainichi.jp/select/news/20121029k0000m030047000c.html
イタリア:財政緊縮策に抗議、15万人デモ行進…ローマ
毎日新聞 2012年10月28日 19時42分

 【ローマ福島良典】イタリアのモンティ政権が進める財政緊縮策を巡って27日、ローマで約15万人(労組などの主催者発表)による抗議のデモ行進が行われた。一部が警官隊と小競り合いになったが、大きな混乱はなかった。これに関連し、最大与党を率いるベルルスコーニ前首相(76)は27日、緊縮策が「景気後退の悪循環を招いている」と批判し、モンティ政権の不信任に動く可能性を示唆するなどイタリア政界をかく乱している。

 デモはモンティ政権発足から来月で1年になるのを前に実施。「モンティ政権を追い出せ」などの横断幕を掲げて行進した。参加した労組活動家のリュック・チボーさん(53)は「モンティ政権は増税で人々を圧迫している。社会のシステムを変え、富裕層や政治家が貧困層を助けるべきだ」と緊縮策への不満をあらわにした。

 一方、前首相はミラノでの記者会見で「モンティ首相の下では景気後退は終わらない」と指摘。自ら率いる中道右派政党・自由国民が「現政権への信任を取り下げる方が良いかどうかを数日中に決める」と述べた。

 下院第1党の自由国民が不信任を決めれば、モンティ内閣は総辞職を強いられ、来春予定の総選挙が前倒しされる公算が大きい。そうなれば政治空白を招き、モンティ政権下で沈静化した債務危機がぶり返す恐れがある。

 前首相は所有するメディアグループ絡みの脱税事件で26日に有罪判決を受けたばかりで、政権をけん制する思惑もあるようだ。次期総選挙で首相候補にはならないとしつつ「(判決は)判事の独裁。競技場(政界)に残り、司法改革に取り組む義務を感じている」と述べ、下院議員候補として再出馬する可能性を示唆した。

5213チバQ:2012/10/28(日) 22:25:18
http://mainichi.jp/select/news/20121026k0000e030173000c.html
イスラエル:右派2党が統一会派 来年1月に総選挙
毎日新聞 2012年10月26日 10時44分(最終更新 10月26日 11時15分)

 【エルサレム花岡洋二】イスラエル国会(定数120)の総選挙が来年1月に実施されるのを前に、右派リクード党首のネタニヤフ首相と極右政党「わが家イスラエル」党首のリーベルマン外相は25日、共同会見し、連立与党の両党が選挙で右派の統一会派を組むことで合意したと発表した。選挙は比例代表制で実施され、新会派が第1党になる可能性が高い。新会派を中心とした連立政権となれば、対イランや対パレスチナの強硬姿勢が強まる見通しだ。

 ネタニヤフ首相は会見で「イランの核武装やテロなど安全保障上の脅威と戦うための信任を有権者から得たい」と語った。

 議会第2党のリクード(27議席)と第3党のわが家イスラエル(15議席)の統一会派は、40〜45議席を獲得するとの世論調査がある。過半数には届かないため、現与党のユダヤ教超正統派政党シャス(11議席)などと選挙後に連立を協議する。

 第1党ながら低迷している中道のカディマ(28議席)や、躍進も予想される中道左派・労働党(8議席)などが、今回の発表を受けて中道・左派系の会派結成の可能性を探るのは確実だ。

5214チバQ:2012/10/28(日) 22:26:42
>>5209
http://mainichi.jp/select/news/20121028k0000m030015000c.html
ウクライナ:人気ボクサーの新党躍進確実視 28日投開票
毎日新聞 2012年10月27日 18時09分(最終更新 10月27日 18時25分)


党の候補(右)と支持者集会で訴えるクリチコ氏=キエフ市内で2012年10月25日、大前仁撮影
拡大写真 旧ソ連のウクライナで28日投開票される最高会議(国会)選で、人気ボクサーのビタリ・クリチコ氏(41)が設立した新党の躍進が確実視されている。04年の「オレンジ革命」を主導した民主派勢力と、10年に政権を「奪還」したヤヌコビッチ大統領(62)の保守勢力との対決構図は大きく変わりそうだ。有権者は腐敗防止などに取り組まない既成政党への不信感を募らせ「第3の勢力」を求めているようだ。【キエフで大前仁】

 投票日を3日後に控えた25日、キエフ南部で開かれた「改革のためのウクライナ民主連合(ウダール)」の集会に、身長約2メートルのクリチコ代表が姿を見せた。「ここは世界で最も汚職にまみれた国だ。汚職撲滅に取り組んでこなかった連中ばかりだ」と既成政治家の無策を批判し、改革の必要性を強調した。演説を終えると聴衆の中に入り、握手やサインに応じていた。

 ウクライナは国際会計企業の調査で「汚職がひどい国のワースト3」の一つに挙げられるなど、以前から賄賂の横行が問題視されてきた。特に現在のヤヌコビッチ政権が発足した後は、政界の多数派工作のために賄賂が乱発されるようになったといわれる。今年前半には、旧野党議員団が与党系会派へ「くら替え」した見返りに、1人当たり50万ドル(約4000万円)を受け取っていた疑惑が発覚した。

 ウダールは議会選の直前予測で2〜3位につけ、都市部を中心に支持を広げている。わずか2年半前に結成された党が勢いを得ているのは、かつて「オレンジ革命」の民主派勢力を支持していたが失望した有権者の「受け皿」となっている側面もあるからだ。

 「革命」の立役者だったユーシェンコ前大統領(58)とティモシェンコ前首相(51)は決裂し、多くのスタッフや支持者が両者の元を去った。一部は今回の選挙でウダールから立候補している。

 「革命」勢力から、急進的な民族主義政党「自由」へと支持対象を変えた有権者も少なくない。04年当時は目立たなかった「自由」だが、党員数を10倍以上の2万人以上にまで増やし、今回の選挙では初の議席獲得を狙える位置につける。今月中旬にキエフで開いた集会には3万人以上が参加。その一人で経済専門家だというマキシムさん(35)は「集会の雰囲気は落ち着いていたし、(汚職のない)新しい党である点がいい」と評価する。

 一方で、これらの政党が公約を実行できるのか懐疑的な見方をする有権者も多い。ウダールを支持するという41歳の男性は「既成の政治に対する『抗議』の意味合いを込めて投票する」と指摘。支持者は汚職撲滅への取り組みをしっかり見極めていく態度を取っている。

5215チバQ:2012/10/28(日) 22:34:04
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121028/erp12102801080000-n1.htm
リトアニア議会選 注視するバルト国家 ロシアの関与を指摘する声も
2012.10.28 01:05 (1/2ページ)
 【モスクワ=佐々木正明】国民投票で原発建設に反対の意思が示されたリトアニアで28日、議会(定数141)の一部小選挙区で決選投票が行われるが、その選挙結果を、同じバルト海沿岸のラトビアとエストニアが注視している。選挙後に発足するリトアニアの新内閣の顔ぶれが、バルト3国が共同で推進してきた原発計画の方向性を決めるからだ。

 リトアニアは同国北東部ビサギナスで計画している原発建設について日立製作所に建設事業権を与えている。この原発をめぐり、14日に実施された原発計画の是非を問う国民投票は、反対が63%に上った。結果に拘束力はないが、新政権が今後の政策の参考にするという位置づけとされる。

 同じく同日に行われた議会選では73議席が確定し、この原発計画に慎重とされる労働党、社会民主党が1、2位を占めた。野党が勝利し連立を組めば建設計画を撤回、または推進を遅らせる可能性が指摘されている。ただ、原発推進派の与党祖国同盟・キリスト教民主党は現時点で劣勢にあるものの、28日に実施される、残る67議席をめぐる決選投票で巻き返す可能性もある。

 リトアニア情勢を危惧するのが6年前から原発計画を協議してきたラトビアとエストニアだ。旧ソ連からの独立後も大半のエネルギー源をロシアの天然ガスに頼ってきたことから、原発建設でロシアへのエネルギー依存度を下げ、「真の独立を果たす」目的があるだけに、リトアニアの原発計画が崩れれば、長年取り組んできたエネルギー政策の変更を余儀なくされる。

 ラトビアのドムブロフスキス首相は14日の国民投票後に声明を出し、「この結果は原発計画の実施を阻害する要因になる」と指摘、他の閣僚も相次いで不安感を表明した。エストニアでもアンシプ首相が「原発計画が成功することを望んでいるが、この結果によりリスクは著しく増加した」と述べ、他の発電所の建設も視野に検討せざるを得ないとの考えを示した。

 一方、ラトビアのパブリクス国防相は国民投票後、短文投稿サイトのツイッターで「ロシアの願いが勝利を収めた」とつぶやいた。これは、バルト3国に原発が建設されれば、エネルギー支配が弱まるとして反発するロシアの存在を意識した発言だ。リトアニアでは国民投票前、ロシアが関与したとされる反原発キャンペーンの実態が報告されている。

5216チバQ:2012/10/28(日) 22:37:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121028/erp12102821240004-n1.htm
続投?大統領?財務相? 実務家モンティ首相の去就に関心
2012.10.28 21:21 (1/2ページ)

27日、イタリア北部ミラノ近郊で記者会見するベルルスコーニ前首相(AP)
 【ベルリン=宮下日出男】来春に任期を終えるイタリアのモンティ首相の去就に関心が集まっている。経済学者から就任して来月で1年。債務危機対応を担った手腕への評価は高く、続投の期待が高まるが、選挙の洗礼を受けない続投には反対も根強く、大統領など他の要職に置く案も浮上。一方、「痛み」を強いられる国民は、ベルルスコーニ前首相の脱税事件で深まる政治不信とも絡んで、複雑な心境のようだ。

 モンティ首相は昨年11月、同国への危機波及と与党内の混乱でベルルスコーニ前首相が退陣したのを受け就任。政治家のいない実務家内閣を発足させ、財政緊縮策や労働市場改革などを断行してきた。

 任期は来春の総選挙までで、首相自身は出馬を否定し、「引退」の意向を強調してきたため、政治家主導の次期政権下で改革が挫折するのではないかとの不安が、欧州連合(EU)や金融市場でくすぶっている。

 だが、モンティ首相は最近、「役立てる環境になるなら検討する」と続投を拒まない考えを表明。現時点では中道右派、中道左派ともに選挙後に安定政権を樹立できるか微妙で、発言は両陣営の協力態勢に必要な場合の続投を念頭に置いたものとみられる。

 財界では首相続投への期待は高く、企業経営者やエコノミスト対象のある調査では8割が支持。伊自動車メーカー・フェラーリのモンテゼーモロ会長は、経済悪化では例外的に続投を容認すべきだとの認識を示している。

 ただ、政界では選挙を経ない首相続投に否定的な意見も強く、来年5月に任期を終えるナポリターノ大統領の後任にモンティ首相を据える代案が浮上。象徴的立場に置くことで、国外に改革路線の継続をアピールできるという。

 また、英紙フィナンシャル・タイムズは、中道左派政権が樹立された場合、首相を財務相に充てる案が検討されていると報道。欧州諸国の信頼が厚い首相に欧州担当の閣僚も兼務させる可能性があるとしている。

 イタリアでは、過去約20年間で政権を3回握ったベルルスコーニ前首相が次期選挙で首相候補として出馬しない意向を表明。議会最大勢力で、自身が率いる保守系の自由国民の支持が低迷する中、首相への信任取り下げもちらつかせ、政界への影響力維持を図るが、脱税事件で実刑判決を受け、「ベルルスコーニは終わった」(伊経済学者)との見方が強い。

 国民の間では、27日にローマで数万人が抗議デモを繰り広げるなど、緊縮策への反発は強く、世論調査では約5割がモンティ首相続投に反対する。ただ、政治不信が高まる中、モンティ氏個人の支持率は4割以上で、他の政党党首を抜いて最も高い。

5217チバQ:2012/10/28(日) 22:46:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121028-00000010-jij_afp-int
カナダ人の使用言語、公用語以外が増加
AFP=時事 10月28日(日)12時54分配信

カナダ・ケベック州ミスタシニのクリー語が使われる地域にある、英・仏・クリーの3つの言語で書かれた交通標識(2011年4月21日撮影)。

【AFP=時事】カナダ統計局(Statistics Canada)が24日に公表した2011年の国勢調査データによると、同国では国民のおよそ5人に1人に当たる約663万人が、自宅で公用語(英語およびフランス語)以外の言語を使っていることが分かった。

 今回の調査結果によると、カナダでは人口の58%(約1922万5000人)が英語のみ、18.2%(約604万3000人)がフランス語のみを自宅で使用している。両方とも前回調査よりわずかに減少し、多言語を話すという人が増えた。

 英仏両方の公用語で会話ができるという人は、前回よりも35万人多い約579万5000人だった。これは、全人口の17.5%に相当し、2006年の前回の国勢調査時(17.4%)とほぼ同じ水準。

 前回の調査から話者の数が最も大きく増えたのはフィリピンのタガログ語で、2006年の17万人から64%増の27万9000人となった。その他、以下の7つの言語でも30%以上の増加がみられた。

 北京語(+50%)、アラビア語(+47%)、ヒンディー語(+44%)、クレオール言語(+42%)、ベンガル語(+40%)、ペルシア語(+33%)、スペイン語(+32%)。

 移民が自宅で使用する言語として多かったのは、1位から順に、パンジャブ語、中国語(北京語・広東語以外)、広東語、スペイン語、タガログ語、アラビア語、北京語、イタリア語、ウルドゥ語、ドイツ語だった。

 一方、イタリア語、ポーランド語、ギリシャ語の話者は減少している。これらの言語を母国語とするのは、大半が初期の移民の子孫だ。中国語の話者も減ったが、これは「中国語」を示す方法が変更されたため。今回の国勢調査から、中国語は「北京語」、「広東語」、「その他の中国語」から選択することになった。

 なお、60以上ある先住民の言語のいずれかを話す人は21万3000人以上おり、手話ができる人は約2万5000人だった。【翻訳編集】 AFPBB News

5218チバQ:2012/10/28(日) 23:05:41
http://www.asahi.com/international/update/1027/TKY201210270186.html
2012年10月27日19時19分
シリア停戦、数時間で事実上崩壊 戦闘死者140人超

 【ダマスカス=前川浩之】シリア各地でアサド政権軍と反体制派の戦闘や爆発が相次ぎ、26日には140人以上が死亡、27日も死傷者が出ている模様だ。国連とアラブ連盟の合同特別代表として仲介にあたるブラヒミ元アルジェリア外相の提案に基づき、26日は4日間の一時停戦が始まるはずだったが、初日に事実上、崩壊した。

 ブラヒミ氏は一時停戦を足がかりとして、和平の道筋を模索する姿勢を示していた。戦闘の継続で内戦は歯止めを失い、さらに泥沼化する様相を見せている。

 中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、戦闘が起きたのは首都ダマスカスやその近郊、中部ホムス、北部アレッポ、南部ダルアなど。

5219チバQ:2012/10/28(日) 23:22:34
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201210280097.html
'12/10/28
露大統領選3位の富豪が党首に 「第三極」目指す

 【モスクワ共同】今年3月のロシア大統領選で3位になった富豪ミハイル・プロホロフ氏が創設した新党「市民プラットフォーム」が27日、モスクワで党大会を開き、プロホロフ氏を党首に当たる党政治委員会委員長に選出した。タス通信などが伝えた。

 プロホロフ氏は選出に先立ち、憲法改正を含めた現在の政治、経済システムの見直しが必要だと指摘。プーチン政権与党や既存の野党と一線を画した「第三極」を目指すと表明し、2018年の次期大統領選出馬にも意欲を示した。

 党の最高意思決定機関である連邦市民委員会にはルイシコフ元下院議員や国民的歌手アーラ・プガチョワさんらリベラル系の著名人が名を連ね、新党は政界再編の台風の目になる可能性がある。

5220チバQ:2012/10/28(日) 23:28:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121027/erp12102707010000-n1.htm
チューリップ革命の旗手の息子が逮捕 汚職まみれの「王子」の結末は キルギス 
2012.10.27 07:00 (1/3ページ)[アジア・オセアニア]

 中央アジアのキルギスで、かつて圧倒的な権勢を誇ったクルマンベク・バキエフ前大統領の息子で、国際手配中だったマクシム氏(34)が10月、英ロンドン市内で逮捕された。同氏をめぐっては国内外での数々の汚職事件への関与や、キルギス国内での暴動を扇動した疑いが持たれている。早くから父親の後継者と見なされ、国民から「王子」と揶揄(やゆ)されるほどの放漫ぶりで知られたマクシム氏だが、その末路は極めて厳しいものになりそうだ。(黒川信雄)

 マクシム氏は10月12日、ロンドンの高級住宅街で逮捕された。AP通信によると、逮捕は米国からの身柄引き渡し要求に基づいて行われたという。マクシム氏は2010年にキルギスを脱出して英国に渡り、同国への亡命を求めていた。

 マクシム氏の父、バキエフ前大統領は05年、「チューリップ革命」と呼ばれるキルギスでの政変を指揮し、独裁的だった当時のアカエフ大統領を国外追放し、大統領に就任した。しかし就任後は自身も強権政治を行い、10年には旧ソ連のベラルーシに亡命を余儀なくされた。

 マクシム氏はそのバキエフ前大統領のもとで経済閣僚を務め、早くから父に「後継者」とみなされていたという。しかし父親の“虎の威”を借りた数々の汚職の疑いが持たれ、国民から強く嫌われていたという。

 さらにバキエフ政権崩壊直後に発生し、多くの犠牲者を出した南部での大規模な民族衝突事件をめぐっても、マクシム氏が背後で事件を扇動していた疑いが持たれている。事件後、マクシム氏は民間機で英国に逃亡した。

 バキエフ前大統領やマクシム氏が当初、自らの地位を維持することができた背景には、キルギスが米国に対しアフガニスタンでの対テロ作戦の輸送拠点を提供するなど、同国との良好な関係を築いていたからだとも指摘される。

 しかし、父子が追放され、キルギスも米国への基地提供を14年に終了すると宣言するなか、米国が彼らを“擁護”する意味は極めて薄くなったと指摘されている。米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、マクシム氏は英国逃亡後、米国の株式市場を舞台に数々のインサイダー取引を手がけ、巨額の富を不正に得ていた疑いが持たれている。さらに米軍に航空燃料を供給していたマクシム氏の所有企業が、約8千万ドルもの脱税をしていた疑いも浮上している。

 ただ、このタイミングでの逮捕劇の背景には、“マクシム氏を再び利用したい”と考える米国の意図があるとの指摘もある。

 マクシム氏は今後、米国に引き渡される見通しだが、キルギス当局も同氏を自国内で裁きたいとの考えがある。米紙ワシントン・タイムズは、14年以降の基地使用の延長を狙う米国がマクシム氏の身柄を確保することで、「同氏の持つ情報をキルギスとの交渉に利用する」狙いがあるとのキルギスの専門家の分析を紹介している。

 いずれにせよ、マクシム氏は「長期の懲役刑」を免れそうにない。ベラルーシで欧州最後の独裁者と呼ばれる同国のルカシェンコ大統領の保護下でひっそりと生活する父親同様、再び政治の表舞台に返り咲くことはなさそうだ。

5221チバQ:2012/10/28(日) 23:29:22
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121021/mds12102118010003-n1.htm
「反イスラム」容疑でっち上げ エジプト・サラフ主義者の告発戦術
2012.10.21 18:00 (1/3ページ)[エジプト]
 エジプトでここのところ、キリスト教の一派であるコプト教徒が、同国で多数派のイスラム教を侮辱したとして告発を受けるケースが相次いでいる。イスラム教の原点回帰を唱えるサラフ主義者がでっち上げた容疑で拘束を受ける事件も発生。イスラム圏各地で起きた反米デモのきっかけとなった反イスラム映画の制作者がコプト教徒だったことも、サラフ主義者らを勢いづかせている。(カイロ 大内清)

 9月26日、エジプト南部アシュート県にある中学校で社会科を受け持つコプト教徒の女性教諭について、教え子の男子生徒が学校側に苦情を申し立てた。その前日、女性教諭がイスラム初期の歴史に関する授業中に「イスラム教の預言者ムハンマドに対して侮辱的な説明をした」からだという。

 政府系紙アルアハラム(電子版)などによると、訴えを受けて学校側は、女性教諭を自宅待機とした上で、他の生徒たちから聞き取り調査を行った。その結果、男子生徒の訴えは「根拠がない」と判断され、女性教諭は社会科の担当を続けることになった。

 ところがその数日後、女性教諭は、イスラムを侮辱したとの容疑で警察に拘束される。男子生徒の父親が捜査当局に対し、正式な告発状を提出したためだった。地元でこの父親は、熱心なサラフ主義者として知られる人物だったという。

 弁護を担当した弁護士によれば、女性教諭は取り調べに対し、一貫して容疑を否認。捜査の過程では、男子生徒がそもそも、問題の授業があったとされる日に学校を欠席していたことが証明され、女性教諭は間もなく釈放された。容疑は、まったくのでっち上げだったというわけだ。

 コプト教徒がイスラム教を侮辱したとして告発を受けるケースは今、エジプトで頻発している。中部ソハーグ県では最近、コプトの男性教諭が同様の罪に問われ、裁判所内で襲撃される事件も起きた。

 同国でイスラム教を侮辱することは、有罪なら最長で禁錮5年の刑を受ける犯罪だ。しかし、侮辱にあたるかどうかの判断は主観的な部分が大きく、今回の女性教諭の場合のように、他人を陥れるために法律が悪用される恐れもつきまとう。

 エジプトでは昨年2月のムバラク政権崩壊後、サラフ主義者の活動が活発化した。教条主義的傾向の強いサラフ主義者の中には、他の宗教の信者や信仰心が薄いとみなされる人間を折伏(しゃくぶく)したり排除したりすることがイスラム教徒としての義務だと信じる者も少なくない。

 サラフ主義者がコプト教徒とイスラム教徒とのトラブルに介入し、暴力沙汰に発展することもある。イスラム圏各地での抗議行動のきっかけとなった反イスラム映画も、もともとはサラフ主義系のテレビ局が“発掘”し番組で紹介したものだった。

 こうした中、エジプト人の中には、サラフ主義者を腫れ物に触るように扱う人が増えている。

 今回の女性教諭の事件では、同僚の教師ら20人が男子生徒とその父親の訴えに同調し、学校側に女性教諭に対する非難を申し立てたという。理由は不明だが、サラフ主義者に目を付けられるのを恐れたためだとの指摘もある。

 宗教問題に詳しいエジプト人記者は「このような事件が続けば、誰もがサラフ主義者を怖がることになる。いつ告発されるか分からない状況では安心して暮らせなくなってしまう」と警告している。

5222チバQ:2012/10/28(日) 23:37:44
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121024/mcb1210240505025-n1.htm
印食糧配給制度の腐敗否定 食料相「管理不手際のレベル」2012.10.24 05:00
 インドのトーマス食料相は同国の貧困層向け食糧配給制度は腐敗してないと主張し、世界銀行や最高裁判所、報道機関が指摘するこうした問題を否定した。

 トーマス食料相はニューデリーの同相のオフィスでインタビューに応じ、貧困層向け食糧の約5〜10%がなくなっているものの、これは管理の不手際によるものだと述べた。

 世銀は政府のデータを基に2011年の報告書で、不明になっている割合を58%と指摘。不正利得や廃棄などがその理由だとした。最高裁の調査団は主要な複数の州で食糧配給制度がその使命を果たしていないとの結論を出した。最大1億6000万世帯分の食料が奪われているとみられている。

 トーマス食料相は、世銀の報告書について「気にしていない。ある種の行き届かない管理があるのは確かだが、警戒するような水準ではない」と語った。

 制度の腐敗に関する質問に対しては怒りをあらわにし「『腐敗』という言葉については同意できない」と断言し、突然30分間のインタビューを突然打ち切った。

 インドでは子供の半分、成人の5人に1人が栄養失調に陥っている。政府は今年度、小麦やコメといった食糧に過去最大の140億ドル(約1兆1200億円)を投じる。ブルームバーグが8月にまとめたデータは、汚職に関与した政治家や彼らの犯罪シンジケートが配給制度の食糧を奪い取っている実態を示した。(ブルームバーグ Andrew MacAskill、Mehul Srivastava)

5223チバQ:2012/10/29(月) 22:31:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121029-00000074-mai-int
<ウクライナ>与党が勝利…議会選、前首相の影響力低下
毎日新聞 10月29日(月)21時4分配信

 【モスクワ大前仁】旧ソ連のウクライナで28日投開票された最高会議(国会)選は、与党「地域党」が第1党の座を確実にして勝利した。ヤヌコビッチ大統領は15年の次期大統領選へ弾みをつけた。一方、ロシアや欧州連合(EU)との関係で難問を抱えており、選挙後も苦しい対応が続くとみられる。
 中央選管によると、開票率55.88%で、比例代表区(225議席)で地域党が34.71%、連立相手の共産党が12・88%を獲得。両党は小選挙区(225議席)と合わせて235議席前後を獲得、過半数を維持する見通し。

 野党側は「ティモシェンコ連合」が22.17%、人気ボクサーのクリチコ氏の新党「改革のためのウクライナ民主連合(ウダール)」が12.88%、急進的民族主義政党「自由」は8.52%を獲得。3党の議席は160前後の見通し。小選挙区の50区超で独立系や少数政党の候補が優勢となっている。

 15年の次期大統領選に向け、ティモシェンコ連合が地域党に大差をつけられ、党首のティモシェンコ前首相(職権乱用罪で服役中)の影響力低下が鮮明となった。国民的英雄のクリチコ氏への期待論もあるが、自身の政党は比例代表区暫定4位と伸び悩み、ヤヌコビッチ氏が有利な状況に立った。

 ヤヌコビッチ氏はユーシェンコ前政権時代に悪化した対露関係の改善と共に、EUとの関係拡大に取り組んできた。対露関係では、ロシア産天然ガス価格の値下げに応じる条件として、ロシアが軸となる経済機構「関税同盟」への加入を求められている。しかし、ウクライナにとって同盟への加盟は将来のEU加盟の障害になる可能性があり、「受け入れられない」(ラズムコフ・センターのオムリチェンコ研究員)状況で、価格交渉は停滞している。

 一方、EUと、昨年締結を目指したEU加盟の前提となる「安定連合協定」の交渉も進んでいない。EUがティモシェンコ氏への判決を「政治裁判」と批判しているうえ、「政権が経済改革に取り組んでいない要因も大きい」(同研究員)ためだ。

5224チバQ:2012/10/29(月) 22:32:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121029-00000157-jij-int
大統領与党、過半数維持へ=新党台頭で政局混迷も―ウクライナ議会選
時事通信 10月29日(月)20時49分配信

 【キエフ時事】28日投票のウクライナ最高会議(一院制、定数450、任期5年)選挙は29日までの開票で、ヤヌコビッチ大統領(62)の与党・地域党など連立与党が過半数を維持する見通しとなった。ただ、収監中のティモシェンコ前首相(51)の野党・ティモシェンコ連合「祖国」は後退したものの、現政権の強権手法や親ロシア政策が「反ヤヌコビッチ」の新党台頭を招き、不安定要素が加わった形。2015年の大統領選に向け政局は混迷を深めそうだ。
 定数の半分を選ぶ比例代表の中間集計(開票率50%)によると、得票率は連立与党の地域党が約35%、共産党が約15%で計5割に達した。残る半数を選ぶ小選挙区の中間集計(同12%)では、地域党だけで225議席中113議席を確保する勢いで、政権寄りの無所属候補を入れると小選挙区は与党の圧勝となる。 

http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201210290111.html
ウクライナ議会選は大統領与党が第1党へ、クリチコ新党も躍進2012年10月29日


10月29日、ウクライナで28日に最高会議選挙が行われ、ヤヌコビッチ大統領の与党「地域党」の第1党維持が確実な情勢。写真右は新党「改革のための民主同盟」党首で、ボクシングWBCヘビー級王者ビタリ・クリチコ氏。キエフで28日撮影(2012年 ロイター/Vasily Fedosenko)
 [キエフ 29日 ロイター] ウクライナで28日、最高会議選挙(国会、定数450)の投票が行われ、ヤヌコビッチ大統領の与党「地域党」の第1党維持が確実な情勢となっている。ただ、民族主義政党や世界ボクシング評議会(WBC)ヘビー級王者ビタリ・クリチコ氏率いる新党の躍進も目立っている。

 地域党のアザロフ首相は記者団に対し、「地域党が勝利したのは明らかだ。選挙は大統領の政策に対する信頼の表れだ」と勝利宣言。比例代表区では開票率28%の段階で、地域党が得票率36.8%でリードしている。

 また、地域党関係者は、残る小選挙区でも同党が3分の2以上の議席を確保し、議会の単独過半数を占める見通しを示している。旧ソ連のウクライナでは、これまで連立与党が政権を担ってきた。

 一方、民族主義政党の「自由」は比例区で7.5%を獲得し、議席獲得に必要な得票率を初めて超える勢い。出口調査では、収監中のティモシェンコ前首相のティモシェンコ連合「祖国」が2位、クリチコ氏率いる新党「改革のための民主同盟」(ウダール)は3位につけている。

5226チバQ:2012/10/29(月) 22:34:26
http://mainichi.jp/select/news/20121027k0000m030055000c.html
ウクライナ総選挙:「ボクサー新党」に勢い 2位争い展開
毎日新聞 2012年10月26日 20時40分(最終更新 10月26日 20時57分)

 【キエフ大前仁】旧ソ連のウクライナで28日、任期満了に伴う最高会議(国会、定数450)の選挙が行われる。ヤヌコビッチ大統領(62)の与党「地域党」が優勢だが、野党勢力では人気ボクサーが党首の新党が支持を広げ、その勢いが注目されている。

 台風の目になっているのは、世界ボクシング評議会(WBC)ヘビー級王者で国民的英雄のビタリ・クリチコ氏(41)が10年に設立した「改革のためのウクライナ民主連合(UDAR)」。UDAR(ウダール)はウクライナ語でボクシングの「一撃」を意味し、これが通称になっている。汚職撲滅を訴えて都市部や若者を中心に支持を集め、04年の民主化運動「オレンジ革命」の立役者として知られるティモシェンコ前首相(51)が率いる野党第1党「ティモシェンコ連合」と2位争いを繰り広げている。

 クリチコ氏は99年から3回にわたって世界王者の座に就き、今年9月にタイトルを保持したまま現役引退を表明したばかり。06年、08年にキエフ市長選に立候補したが落選し、目立った政治経験はない。だが、クリチコ氏を看板にした新党は官僚や他党出身の政治家を候補者に立て、「各分野の専門家をそろえた」(コバリチョク副党首)と強調。議会選の結果次第では、クリチコ氏が次期大統領選(15年)の有力候補に浮上するとの観測も出ている。

 これに対し、ティモシェンコ連合は、党首のティモシェンコ前首相が昨秋、職権乱用罪で実刑判決を受けて服役中。欧米諸国は政治的な不当判決だと批判しているが、看板党首が出馬できなくなったことが響き、議席減が避けられない状況だ。またティモシェンコ氏と並ぶ「オレンジ革命」の立役者でその後たもとを分かったユーシェンコ前大統領(58)が率いる「われらのウクライナ」は議席獲得に必要な得票率(5%)に届かず、全議席を失う公算が大きい。今回の選挙では「オレンジ革命」を支えた勢力の衰退が加速しそうだ。

 他の政党では、イタリアのサッカーチーム・ACミランなどで活躍した元選手のアンドリー・シェフチェンコ氏(36)が候補者に加わる「ウクライナ前へ」や、極右政党「自由」も議席獲得の可能性が指摘されている。

 だが与党の地域党が第1党を維持することは確実視され、現在の195議席から単独過半数(226議席以上)へ上積みを狙っている。最新の各種世論調査によると、地域党の支持率は22〜27%と他の野党勢力を大きく上回り、各地でインフラ整備を進めてきた政府の経済政策が支持されているとの見方もある。連立相手の共産党も一定の支持層を維持しており「議会与党は変わらない」(政治評論家のポグレビンスキー氏)とみられている。

 最高会議議員は任期5年。選挙は比例代表と小選挙区の並立制で行われる。

5227チバQ:2012/10/29(月) 22:36:26
>>5141>>5215
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20121029-OYT1T01203.htm?from=ylist
リトアニア第1党に反原発の野党・社民党

 【ベルリン=三好範英】バルト3国のリトアニアで28日、議会(定数141)選挙の第2回投票が行われ、14日実施の第1回投票結果と合わせ、野党の社会民主党が第1党となった。

 同党と労働党、「秩序と公正」の3党連立政権が発足する見通しだ。

 祖国同盟・キリスト教民主党主導の現クビリウス政権は、緊縮財政策が国民に不人気で政権交代を余儀なくされた。

 社民党は、日立製作所が受注の優先交渉権を獲得している同国東部に建設予定のビサギナス原発建設に反対しており、建設計画の行方は不透明になった。

(2012年10月29日20時33分 読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121029-00000522-san-int
日立製原発建設計画は見直しか リトアニア議会選挙、与党敗北で 
産経新聞 10月29日(月)11時42分配信

 【ビリニュス=佐々木正明】バルト3国のリトアニアで28日、議会(定数141)選挙の小選挙区決選投票(第2回投票)が行われ、社会民主党を筆頭とする野党3党が79議席の過半数を占め、新内閣を発足することが確実な情勢となった。中道右派の与党、祖国同盟・キリスト教民主党は第2党に転落する見込み。与党の敗北が確実となったことで、政府が推進してきた同国の日立製作所製による原発建設計画の見直しを迫られる可能性が出てきた。

 リトアニアでは14日、原発の是非を問う国民投票が行われ、反対が60派%を超えた。この結果は次期内閣が今後の政策の参考にすることになっている。リトアニアの原発計画は、東京電力福島第1原発事故後初の日本メーカーによる原発輸出計画として注目されてきた。

 28日の第2回投票は、第1回投票で当選者の出なかった67の小選挙区で上位2人による決選投票。与党率いる政府は祖国同盟・キリスト教民主党は2008年のリーマン・ショック以後、緊縮財政政策をとってきたが、議会選ではこれに反対するリベラル系野党の社会民主党と労働党が広く支持され、議席数を大きく伸ばした。

 議会第1党になる社会民主党はこれまでも、日立製の原発建設について、費用対効果の観点から政府に見直しを求めてきた経緯がある。だが連立を組む野党3党には原発建設について、立場の差異もあり、今後3党がどのような判断を下すかは微妙な情勢となっている。

5228チバQ:2012/10/29(月) 22:43:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121028/mds12102822080000-n1.htm
停戦後の死者280人 ブラヒミ氏、再び手詰まりに
2012.10.28 22:05 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】内戦の一時停戦が事実上破綻したシリアで28日、アサド政権側が首都ダマスカス近郊を爆撃したほか、反体制派も政権側に攻撃を加えた。同国の在外人権団体によると、少なくとも23人が死亡し、一時停戦が発効した26日以降の戦闘などによる死者は約280人となった。フランス通信(AFP)などが伝えた。調停役のブラヒミ国連・アラブ連盟合同特別代表は再び、打つ手のない状態に陥っている。

 今回の停戦に対する国際社会の期待はもともと、高くはなかった。それでもブラヒミ氏側が停戦にこだわったのは、イスラム教で争いを避けるべきだとされるイードルアドハー(犠牲祭、今年は26〜29日)を、対話での政治解決への契機にしたいとの、わずかな期待があったためだとみられ、「ダメでもともと」の一策だったといえる。

 実際、政権側と反体制派の主要武装組織「自由シリア軍」などは一応、停戦に合意したものの、自由シリア軍傘下にはない武装勢力は受諾を拒否。戦闘再開は時間の問題だった。

 アサド政権に対しては、後ろ盾のロシアやイランが今後も支援を続ける姿勢を示している。国連安全保障理事会ではロシアや中国が対シリア制裁決議採択に反対しており、政権側への武器輸出などを制限するのは難しい。湾岸アラブ諸国などによる反体制派への武器支援も同様だ。

 国内での戦闘で双方が決め手を欠く状況が続く中、国際社会はさらにその無力ぶりをさらけ出している。

5229チバQ:2012/10/29(月) 23:06:56
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201210290045.html
伊中道右派、モンティ政権への支持撤回の可能性=ベルルスコーニ氏2012年10月29日
10月27日、ベルルスコーニ前イタリア首相(写真)は、出身政党の「自由国民」などの中道右派がモンティ政権への支持を撤回する可能性を示唆した。ミラノ近郊で撮影(2012年 ロイター/Alessandro Garofalo)
 [ローマ 27日 ロイター] ベルルスコーニ前イタリア首相は27日、出身政党の「自由国民(PDL)」などの中道右派がモンティ政権への支持を撤回する可能性を示唆した。来年4月の総選挙を控えて政局が流動化する可能性が出てきた。

 ベルルスコーニ氏は数々のスキャンダルが明らかになり、首相辞任に追い込まれた。26日には、自分が所有するメディア企業に関連した脱税で禁固4年の判決を受けたが、なおPDLの顔と言える存在。

 ベルルスコーニ氏は27日の記者会見で「現政権のイニシアチブはリセッションのスパイラルの継続であるという事実を認識しなければならない」と発言。

 「選挙日程を踏まえ、現政権への支持を直ちにやめるか、それとも支持し続けるかを(中道右派)会派内で検討し、向こう数日の内に決定することになる」と述べた。ただ、具体的な期日は明らかにしなかった。

 モンティ首相は昨年11月、市場でイタリア不安が高まる中、首相に就任した。モンティ首相のテクノクラート内閣は中道左派、中道右派、中道派の支持を受けている。中道右派が支持を取り下げれば内閣は辞職を余儀なくされる。

 モンティ政権は国内総生産(GDP)の126%に上る公的債務の削減に向け、増税、歳出削減を進め、年金制度見直しや労働改革にも取り組んでいるが、ベルルコーニ氏は、モンティ政権がドイツの「覇権主義的」経済政策に追随していると批判した。

5230チバQ:2012/10/31(水) 01:29:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121030/erp12103021260003-n1.htm
リトアニア大統領が第3党の政権入り反対
2012.10.30 21:25
 【ビリニュス=佐々木正明】議会選後、新政権発足に向け協議が進むリトアニアで、グリバウスカイテ大統領が、第三党に躍り出た野党、労働党の連立政権参加に難色を示したことが波紋を広げている。

 大統領は選挙から一夜明けた29日、社会民主党のブトケビチュス党首と会談した際、選挙違反者が出たことなどを理由に、同党が労働党とともに連立内閣を組むことに、反対の意思を示した。しかし、ブトケビチュス党首は「人々は変化を望んでいる」として労働党が政権に入る方策について協議を進めている。地元メディアは、新政権発足は来月4日以降にずれ込むと報じている。

5231チバQ:2012/10/31(水) 01:31:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121030/asi12103000000000-n1.htm
“ガンジー王朝”の御曹司、入閣固辞 インド内閣改造 党勢固め優先
2012.10.29 23:59 (1/2ページ)
 【ニューデリー=岩田智雄】インドで数々の政治指導者を生んできた「ネール・ガンジー家」の御曹司で最大与党、国民会議派幹事長のラフル・ガンジー氏(42)が、28日にシン首相(80)が行った内閣改造で新閣僚に加わることを固辞した。国民会議派の次期首相候補と目されるラフル氏は、2014年の総選挙を閣僚経験のないまま迎える可能性が高まっている。

 ラフル氏の曽祖父は、インド独立後、初代首相を務めたジャワハルラル・ネール氏。祖母インディラ・ガンジー氏と父ラジブ・ガンジー氏も首相を歴任し、いずれも暗殺されている。母ソニア・ガンジー氏(65)は国民会議派の総裁と、ラフル氏の政治家としての毛並みは抜群だ。

 今回の内閣改造では、クリシュナ外相(80)の後任にクルシード法相(59)を横滑りさせるなど、「若手とベテランの組み合わせ」(シン首相)を重視した布陣となった。新顔の登用で、相次ぐ汚職疑惑で傷ついた内閣のイメージの刷新を図ったとみられる。ラフル氏の入閣について、シン首相は「何度も要請しているが、ラフル氏の意向は、党勢強化にある」と述べ、ラフル氏が受諾しなかったことを明らかにした。

 理由の一つは、今年初めに行われた地方選挙での国民会議派の惨敗だ。総選挙の前哨戦とされた北部ウッタルプラデシュ州の州議会選挙で、ラフル氏は陣頭指揮を執ったが敗北、「ラフル氏は当時のショックから、立ち直れていない」(観測筋)とされる。入閣により、ラフル氏が政府の“汚職にまみれた印象”に引きずられるのを嫌ったとの見方もある。

 いずれにしても、母親のソニア・ガンジー総裁はラフル氏以外の人物を自身の後継者に据える考えはないとされる。インド・メディアは、ラフル氏が近く、党内でより重要なポストに格上げされるとの見方を伝えている。

 内閣改造では、閣外相にラフル氏に近い若手も抜擢(ばってき)され、「ラフル氏が、内閣についてシン首相と議論することに無関心だった状態から脱却したのは初めて」(タイムズ・オブ・インディア紙)という。ラフル氏は党勢の立て直しを優先するとともに、党内での自身の影響力を強めることにも腐心しているようだ。

5232チバQ:2012/10/31(水) 01:37:40
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201210300084.html
イタリアの政局不透明感強まる、シチリア州で前首相派が敗北2012年10月30日
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10月29日、来年4月に総選挙を控えるイタリアでシチリア特別州の知事選が実施され、ベルルスコーニ前首相(写真)の中道右派「自由国民」が敗北した。ミラノ近郊で27日撮影(2012年 ロイター/Alessandro Garofalo)
 [ローマ 29日 ロイター] 来年4月に総選挙を控えるイタリアでシチリア特別州の知事選が実施され、ベルルスコーニ前首相の中道右派「自由国民」が敗北した。

 シチリアは、これまで自由国民の地盤だったが、知事選では反マフィアを掲げる中道左派候補の勝利が確実となった。既成政党を批判する「5つ星運動」も躍進した。

 投票率は約47%と低迷し、有権者が候補者に大きな魅力を感じていなかったことも浮き彫りとなった。

 イタリアでは27日、ベルルスコーニ前首相がモンティ政権の緊縮政策を批判、自由国民が現政権への支持を撤回する可能性を示唆した。その後、自由国民のアルファノ幹事長が現政権を引き続き支持する姿勢を示すなど、政局の混迷が深まっている。

 モンティ首相は29日、ベルルスコーニ前首相の発言について、脅威とはみなしていないと発言、4月の総選挙までの任期を全うする構えを示した。

 29日のユーロ圏債券市場では、イタリア政局の先行き不透明感を嫌気して、イタリア10年債利回りが5%台に上昇。ドイツ連邦債とのスプレッドは357ベーシスポイント(bp)となった。

 スプレッドは今月、欧州中央銀行(ECB)の金融危機対策を好感して313bpまで縮小していた。

5234チバQ:2012/10/31(水) 21:57:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121031-00000081-mai-int
<アフガン>14年4月に大統領選 カルザイ氏は退任
毎日新聞 10月31日(水)20時52分配信

 【ニューデリー杉尾直哉】アフガニスタンの独立選挙委員会(中央選管)は31日、カルザイ大統領の任期満了に伴う大統領選挙を14年4月5日に実施すると発表した。現在2期目のカルザイ大統領は、3選を禁じた憲法の規定により退任する。
 14年は駐留外国軍からの治安権限移譲完了と重なるため、カルザイ大統領は一時、大統領選の時期を1年程度前後にずらす可能性を示唆していた。予定通り14年の選挙実施が決まったのは、アフガン安定化を目指す米国などの強い要請があったためとみられる。

 また、次期大統領選の日程が決まったことで、中断している米国と旧支配勢力タリバンとの和平に向けた接触も再開へと向かう可能性がある。カルザイ大統領は武装解除などを条件にタリバンの政治復帰を歓迎する考えを示しており、米国も同様の考えとみられる。

 アフガニスタンでは01年10月に米軍などが攻撃を開始し、04年10月の初の大統領選でカルザイ氏が当選。09年8月の大統領選ではカルザイ氏側の不正疑惑が問題となり、カルザイ氏と米政府との関係が悪化した。

5235チバQ:2012/10/31(水) 22:05:09
>>5214>>5223-5226
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121031-00000063-mai-int
<ウクライナ議会選>民族主義政党が躍進 初の議席獲得
毎日新聞 10月31日(水)19時46分配信

 【モスクワ大前仁】10月末の旧ソ連のウクライナ最高会議(国会)選で、急進的な民族主義政党「自由」が初の議席獲得を決めた。人気ボクサーのビタリ・クリチコ氏が設立した新党「改革のためのウクライナ民主連合(ウダール)」と並んで、既存政党への不信感を強める有権者から支持獲得に成功した。
 議席数は未確定だが、「自由」は36議席前後を得る見通し。前回の07年議会選では1%未満だった得票率が今回は比例代表区で10%へ急伸。愛国主義的な傾向が強い西部の小選挙区でも議席を確定した。

 「自由」は91年に「ウクライナ社会国家党」として結成し、04年に現党名へ変更。かつてはナチス・ドイツのシンボルマークを使っていたが、その後に取りやめたという。現在は「ウクライナの権益が最も重要」と主張しながら、欧州連合(EU)との友好関係も唱えるなど、一定の柔軟姿勢も見せている。

 今回の選挙戦では排外的な主張を抑制する一方で、年金基金の拡充や中小企業の保護を訴えることで中道層からも一定の支持を得たとみられる。さらに、04年の民主化運動「オレンジ革命」で立役者となったユーシェンコ前大統領とティモシェンコ前首相が対立・決裂したことを受け、両者の支持勢力の一部が「自由」支持に回った。

 新党のウダールは汚職撲滅を主要テーマに掲げて都市部で支持を広げ、38議席前後を獲得する見通し。ウダールと「自由」は、野党第1党「ティモシェンコ連合」と政策連携を検討する方針だ。

 一方、ユーシェンコ前大統領が率いる野党「われらのウクライナ」は、「自由」などに支持層を奪われたことが響き、改選前の63議席すべてを失うことが確実となった。

5236チバQ:2012/10/31(水) 22:05:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121030-00000057-mai-int
<ウクライナ>最高会議選挙 国際監視団体が公平性を疑問視
毎日新聞 10月30日(火)19時18分配信

 【モスクワ大前仁】与党「地域党」が第1党の座を維持した旧ソ連・ウクライナ最高会議(国会)選挙をめぐり、全欧安保協力機構(OSCE)の選挙監視団は29日、野党指導者のティモシェンコ前首相=職権乱用罪で服役中=が出馬できなかったことなどから、公正な選挙が実施されなかったと批判した。
 監視団は「権力の乱用と多額の金銭の介在により、ウクライナにおける民主政治が後退した」と指摘。米国務省の報道官も買収や集計操作の疑惑があるとの見解を示した。

 ティモシェンコ前首相の弁護士によると、前首相は29日、選挙の不正を訴え、刑務所内でハンガーストライキを始めたという。一方、地域党を率いるヤヌコビッチ大統領の報道官は29日、公正な選挙が実施されたとの見解を発表し、選挙の正当性を強調した。

5237チバQ:2012/10/31(水) 22:16:41
>>526>>5186
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201210300135.html
焦点:頭角現す次期インド首相候補、過去の宗教暴動で傷も2012年10月30日
10月29日、多くのインド国民にとって、インド西部グジャラート州のナレンドラ・モディ首相が「時の人」となっている。11日撮影(2012年 ロイター/Amit Dave)
 [アーメダバード/アリナ(インド) 29日 ロイター] 多くのインド国民にとって、インド西部グジャラート州のナレンドラ・モディ首相(62歳)は「時の人」となっている。2014年に予定されている総選挙で、マンモハン・シン首相を倒す可能性のある野党インド人民党(BJP)の有力政治家として、にわかに注目が集まっている。

 グジャラート州をインドで最も高い成長を遂げている州の一つに躍進させた立役者として高く評価されていることがその理由だが、一方では、10年前にヒンズー教徒が多数のイスラム教徒を虐殺した宗教暴動を阻止しなかったとして批判されている人物でもある。

 モディ首相は12月に行われるグジャラート州の選挙で勝利し、4期目を務めると予想されているが、同州の選挙で大勝すれば、2014年の国政選挙でマンモハン・シン首相の有力な対抗馬になるとみられている。

 モディ首相が今月、選挙運動のため村々を訪れた際は熱狂的な群衆に取り囲まれ、「現人神」と称えられている彼を一目見ようと、行く先々で多くの人々が集まった。

 バスの中でインタビューに応じたモディ氏は「これだけ多くの人が集まっているのをご覧なさい」と自慢げに語った。各地では人々がモディ氏を見るため屋根に上り、盛んに手を振る姿が見られた。

 しかし、インド国内の多くの地域や海外では、モディ氏は2002年にグジャラート州で起きた宗教暴動と結びついた形で記憶されている。当局の発表では、暴動ではイスラム教徒を中心に1000人以上が死亡したとされているが、NGOや他のグループは、死者は2000人に達したと主張している。

 その結果、モディ政権は「犯罪政権」とみなされ、西側諸国から全く相手にされてこなかった。

 だが、そうした政治的な逆風とは裏腹に、汚職や官僚的体質が蔓延しているインドにおいてグジャラート州は効率的な行政機構を築き上げ、米フォードなど多くの西側企業から、投資先として熱い注目を集めるようになった。

 モディ首相の大きな影響力を裏づけるかのごとく、英国の駐インド大使が先週グジャラート州を訪問し、モディ首相と会談。それはモディ首相にとって、インドの政治リーダーの一人として認知される上で大きな前進となった。

 米政府は2005年にモディ首相が申請した旅行ビザの支給を拒否したが、今年になって米国のムンバイ総領事が公の場でモディ首相と同席。米国とモディ首相の和解を示す兆しとして注目された。

 モディ首相の将来は、グジャラート州の好調な経済を持続させ、多くのインド国民、特にイスラム教徒の不信感を払しょくできるかどうかにかかっている。

 政治アナリストのParanjoy Guha Thakurta氏は「モディ氏はインドの企業家らの大きな期待を集める可能性があり、彼らがインドの首相になってほしいと公言する唯一の人物だ」としながらも、「モディ氏はイメージを改めるためあらゆる手を尽くしているが、イスラム教徒を攻撃の標的とし、虐殺した時代の記憶を拭い去ることはできないだろう」と語っている。

 本人は強く否定しているものの、2002年の暴動の際、モディ首相はイスラム教徒虐殺を止めようとせず、むしろ密かに暴動を煽っていたと非難されている。

 当時、モディ政権の閣僚だったMaya Kodnani氏は、ヒンズー教徒に凶器を渡し、イスラム教徒攻撃をそそのかしたとして、禁固28年の刑を受けている。

5238チバQ:2012/10/31(水) 22:16:55
 <恨み忘れぬ性格>

 モディ政権の当局者や現地の企業関係者はモディ首相の人物像について、記憶力が優れ、細かなことまで関心を示し、比類ないほどのエネルギーや説得力を持っていると表現する。しかし、その一方で、復讐心が強く、いつまでも恨みを忘れず、反対派を容赦しない人物だと説明している。

 匿名を条件にインタビューに応じたある政府関係者は「もしあなたがモディ首相から嫌われていれば、あなたの未来はないだろう」と語った。

 モディ首相はグジャラート州北部の中流下位の家庭に生まれ、若いころは家族で切り盛りしているお茶の屋台で働いていたとされている。その後、ヒマラヤの山地を「神を求めて」放浪した後、現在の国政野党であるインド人民党(BJP)の理論的親団体であるヒンズー至上主義組織「Rashtriya Swayamsevak Sangh(民族奉仕団)」で頭角を現した。

 また、彼は禁欲的な生活スタイルやヨガ愛好者としても知られている。

 現地メディアによると、若い時に結婚歴があるとされているが、本人はそれを認めていない。

 <2ケタの経済成長>

 インドの政界でモディ首相に対する評価は日増しに高まっており、野党のインド人民党にとって、2014年の国政総選挙で与党の国民会議派を打倒する切り札となる可能性がある。

 モディ首相はロイターとのインタビューで「グジャラート州は自分が努力しなくとも投資家の信頼感を獲得できる状態になった。われわれの州は国内ばかりでなく、世界的にも大きな信頼感を勝ち得ている」と語った。

 実際、インド経済が急速に鈍化しているにもかかわらず、グジャラート州は2ケタの成長を遂げている。インドの大半の地域を苦しめている恒常的な電力不足も、グジャラート州では無縁だ。

 企業関係者は、モディ首相によってグジャラート州でのビジネスがスムーズに進むようになったと評価している。同州では、工場建設のための土地取得が順調に進むほか、インドの他の州で見られがちな官僚主義的対応による遅れが比較的少ないという。

 ティーグループを運営するWagh Bakriのマネジングディレクター、ラセシュ・デサイ氏は、モディ政権は工場拡大の申請を迅速に承認してくれたと指摘、「モディ首相に朝6時に会い、夜11時に再び会っても、全く同じ様子でいる。彼は疲れを知らないようだ」と語っている。

 もっとも、グジャラート州は以前からインド経済の牽引役を果たしてきたとして、同州の経済的成功はモディ首相の手柄ではないと指摘する向きもある。

 ただ、モディ首相を批判する人々ですら、グジャラート州に新規事業を勧誘し、大企業を誘致するため2年ごとに投資家向け会合を開いてきた首相の姿勢は評価に値するとしている。(Matthias Williams、Annie Banerji 記者;翻訳 長谷部正敬)

5239チバQ:2012/10/31(水) 22:31:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121031-00000023-mai-int
<ギリシャ首相>財政緊縮策は合意 破綻、当面回避へ
毎日新聞 10月31日(水)11時2分配信


 【ローマ福島良典】ギリシャのサマラス首相は30日、国際通貨基金(IMF)、欧州連合(EU)の欧州委員会、欧州中央銀行(ECB)との間で、ギリシャが315億ユーロ(約3兆2500億円)の支援を受ける条件となっている財政緊縮策について合意に達したとの声明を発表した。ギリシャの国庫は11月半ばに底をつくとされるが、それまでに合意内容通りに議会で承認されれば財政破綻は当面は回避される見通しとなった。

【観光資源が活路に】ギリシャ:債務危機克服へ 豊かな観光資源に期待

 緊縮策は歳出削減や最低賃金引き下げ、公務員削減が柱。声明でサマラス首相は「(交渉では)できる限りのことを行い、重要な改善を達成した」と譲歩を勝ち取った点を強調。「合意が(議会で)承認されず、国が混乱すれば、ギリシャ国民にとってさらなる苦しみとなる」と述べ、連立与党パートナーに合意承認を要請した。

 だが、サマラス連立政権の一角を成す「民主左派」は、合意では労働者の保護がないがしろにされているとして「交渉結果には合意できない。反対を貫く」と表明した。また、緊縮策への支持を示唆していた「全ギリシャ社会主義運動」も首相声明を「遺憾」と批判するなど与党内の足並みはそろっていない。

 政府は緊縮策を盛り込んだ13年度予算案を31日にも議会(300議席)に提出する予定。連立与党は計176議席で、サマラス首相の中道右派政党「新民主主義党」は127議席。11月11日に予定される予算案採決で民主左派(16議席)の反対に加え、全ギリシャ(33議席)から10人以上が「造反」すると予算案否決の事態となる。

 ギリシャへの融資は最大1300億ユーロの第2次支援策の一環。ユーロ圏は同12日の財務相会合で融資実施の最終判断を下す方針。

5240チバQ:2012/10/31(水) 23:14:56
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20121030-00000018-jnn-int
スタバ、「紅茶の国」インドでも人気
TBS系(JNN) 10月30日(火)8時50分配信

 アメリカの大手コーヒーチェーン「スターバックス」が紅茶の産地として有名なあの国でも人気を集めています。

 今や世界中で目にするスターバックスのおなじみの看板。行列を作っているのは、インドのムンバイにできたスターバックス1号店です。インドの財閥タタ・グループ傘下の企業と50%ずつ出資し、今月19日にオープンしました。

 「スターバックスは何度来ても飽きないね」
 「待ち時間だけが問題ね。ここのコーヒーはとてもいいわ」(客)

 今後、ムンバイではさらに2つの店舗をオープンする予定で、2013年には首都・ニューデリーにも店舗を出す計画だということです。(30日05:45)

5241チバQ:2012/11/01(木) 23:02:14
http://www.asahi.com/international/update/1101/TKY201211010599.html
2012年11月1日22時4分
リビア移行政府が発足 閣僚の人選めぐり武装市民デモも
 【カイロ=石合力】リビアからの報道によると、同国国民議会は10月31日、ジダン新首相が提出した閣僚名簿を賛成多数で承認した。新政権は、「カダフィ後」をになった暫定政府に代わる移行政府として発足し、憲法の制定作業などを進める。

 議会周辺では、旧カダフィ政権関係者が閣僚に含まれているとして人選に抗議する武装市民らのデモが起き、混乱が続いている。議会の広報担当官は、27閣僚のうち5閣僚について、旧政権との関わりなどを再調査すると約束した。

 外交官出身で人権弁護士のジダン氏は、閣僚の人選をめぐり、議会最大会派で、ジブリル前暫定首相が率いるリベラル派「国民勢力連合」とムスリム同胞団系の公正建設党と協議。カダフィ政権からの「革命」の拠点の一つとなった東部ベンガジなどの地域・部族バランスも考慮した。女性は2人が入閣した。

5242チバQ:2012/11/01(木) 23:02:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121101/mds12110119370004-n1.htm
リビア移行政権ひとまず発足 人事でなお綱引きも
2012.11.1 19:36
 【カイロ=大内清】リビアの国会は10月31日、新首相に指名されているアリ・ゼイダン氏が提出した閣僚名簿を賛成多数で承認した。これにより、新憲法制定などを経て本格政権が樹立されるまでの期間を担う移行政府がひとまず発足することになる。ただ、一部の閣僚については異議も出ており、今後も各政治勢力間の綱引きが続きそうだ。

 ゼイダン氏は閣僚名簿提出にあたり、「新内閣には、主要なすべての勢力の出身者が含まれる」と説明し、自身の後ろ盾であるリベラル派の第一会派「国民勢力連合」だけでなく、イスラム系勢力などにも配慮を示したことを強調した。

 カダフィ政権崩壊につながった昨年の内戦で反カダフィ派の拠点だった東部ベンガジからは国防相と内相として2人を起用、内戦の最激戦地だった西部ミスラタからは3人が入閣した。

 しかし、内戦後、国防省と内務省を事実上、掌握してきたのが西部の民兵部隊であることから、西部出身の議員らからは見直しを求める声が出ている。外相のアウジャリ駐米大使や、石油相のアルシ氏らについても、旧政権との関係などを理由に反発が出ているもようだ。

5243名無しさん:2012/11/01(木) 23:03:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121101/mds12110119370004-n1.htm
プーチン氏に健康不安説 外遊相次ぎ延期、公邸にこもる
2012.11.1 21:13

ロシアのプーチン大統領
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアのプーチン大統領(60)が10月以降の外遊を相次いで延期するなどし、健康面に不安が生じているとの見方が強まっている。露経済紙「ベドモスチ」は1日、プーチン氏には脊椎の古傷があり、フライトを控えていると報じた。「垂直の権力」と呼ばれる強権体制が築かれているロシアでは、プーチン氏の軽微な健康問題も内政・外交に影響を与える可能性がある。

 ベドモスチによると、プーチン氏は10月中旬から11月前半に計画されていたトルコとインドへの外遊をそれぞれ12月に延期した。11月9日に予定されていたブルガリア訪問も持ち越される見通し。旧ソ連トルクメニスタンでの独立国家共同体(CIS)首脳会議は当初の11月1日から12月5日へと変更された。

 プーチン氏が10月7日に故郷のサンクトペテルブルクで還暦を祝って以降、公式行事のためにモスクワ郊外の公邸を出たのは3度だけ。ベドモスチはクレムリン(大統領府)に近い筋の話として、プーチン氏が9月初旬、モーター付きハンググライダーで鶴と飛行するパフォーマンスを演じて以降、古傷の状態が悪化したと伝えた。

 プーチン氏は9月、極東ウラジオストクで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で足を引きずるように歩行。同月11日のパラリンピック選手への勲章授与式では、演台に寄りかかっている珍しい姿がテレビカメラに捉えられてもいる。

 柔道黒帯のプーチン氏は従来、精力的に国内視察や外遊をこなし、「強い指導者」を誇示するパフォーマンスでも知られてきた。最近のプーチン氏のスケジュールは異例ずくめといえ、今後も健康問題をめぐるさまざまな情報が飛び交うことになりそうだ。

5244チバQ:2012/11/01(木) 23:06:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121101-00000078-mai-int
<クウェート>首長批判のデモ激化 選挙法改正に反発
毎日新聞 11月1日(木)20時10分配信

 【カイロ前田英司】ペルシャ湾岸の産油国クウェートで、サバハ首長の国家統治を「独裁」と批判する反政府デモが激化している。12月1日に国民議会(定数50)選挙が予定されているが、野党勢力は首長の命じた選挙法改正に反発してボイコットを表明。10月31日には数千人が反政府デモに集まり、警官隊が催涙弾を使用する事態に発展した。昨年、中東の民主化要求運動「アラブの春」が波及した時は、潤沢なオイルマネーで国民をなだめてきたクウェート政府だが、再び国民の不満が噴出している。
 治安当局は、10月15日のデモでクウェートの政治体制を「独裁」と批判した野党指導者を29日、「首長侮辱」の容疑で逮捕した。AP通信によると、釈放を求める2000人以上の支持者が31日、クウェート市の拘置所前に押し寄せた。

 クウェートでは2月の国民議会選でイスラム系中心の野党勢力が圧勝したが、憲法裁判所が選挙を無効と判断して混乱した。サバハ首長は議会解散と12月の再選挙を決定。再選挙では、有権者が候補者4人に投票できた従来の選挙法を改正し、1人1票に絞った。これに対し、野党側は「(政府による)買収を容易にする」などと反発。10月21日に数万人が参加する大規模デモがあり、それ以来、政府は20人以上の集会を禁止していた。

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5248チバQ:2012/11/03(土) 13:49:13
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121102/mcb1211021600029-n1.htm
選挙権、16歳に引き下げ アルゼンチン 若者取り込む狙い2012.11.2 10:00

 南米アルゼンチン下院は10月31日、16歳から選挙権を行使できる法案を可決した。上院は既に通過しており、来年の国会議員選から導入される。高インフレなどでフェルナンデス政権の支持率が下がる中、政権支持者の比較的多い若者を取り込む狙いがある。

 アルゼンチンでは18歳から70歳の投票は義務。16、17歳は自由意思で投票できることになり、有権者数は100万人以上増える。中南米ではブラジルやキューバが16歳からの投票を認めている。

 来年の国会議員選では上院の3分の1と下院の半数を改選する。2期目のフェルナンデス大統領は3選禁止規定を廃止したい意向とされ、国会多数派確保を狙っている。(共同)

5249チバQ:2012/11/03(土) 22:11:25
>>5243
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121103-00000037-mai-int
<ロシア>プーチン大統領に健康不安説浮上
毎日新聞 11月3日(土)20時26分配信

 【モスクワ大前仁】ロシアのプーチン大統領に健康問題が浮上している。最近になって腰を痛め、外遊にも影響が出ている模様だ。大統領府は深刻な健康不安を否定しているが、自慢の「体力」に陰りが見え始めた。
 1日付露紙ベドモスチは、プーチン大統領がハンググライダーに乗って野生に返すツルを先導するパフォーマンスを行った後、古傷を痛めたと報じた。ロイター通信は大統領のコルセット姿が目撃されたと伝えた。

 大統領は10月初旬にパキスタンでのアフガニスタン情勢に関する首脳会議出席を取りやめるなど外交日程の変更が相次いでいる。ラオスで5日に始まるアジア欧州会議(ASEM)首脳会議にはメドベージェフ首相が代理出席するとの情報も流れている。また、最近はモスクワ郊外の公邸にとどまり公務をこなすことが多いという。

 ペスコフ大統領報道官は1日、大統領が古傷を抱えていることを認めつつ「執務を制限させるものではない」と強調。モスクワの交通渋滞を悪化させないため、公邸から大統領府への移動を極力控えていると説明した。

 大統領は10月に60歳を迎えたが、健康問題が長期化すれば求心力低下につながる事態も起こりそうだ。

5250チバQ:2012/11/03(土) 22:12:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012110300184
大統領の政敵排除、最高裁にも=長官弾劾開始−スリランカ

政敵排除に動くスリランカのラジャパクサ大統領=英ロンドン、6月6日撮影(AFP=時事) 【ニューデリー時事】スリランカのラジャパクサ大統領率いる与党連合が最近、政府に批判的な最高裁長官を「職務不適格」とみなし、議会で弾劾手続きを開始した。2009年の内戦終結後、中央政府の権限拡大を目指す大統領による新たな「政敵」排除とみられているが、司法の独立を脅かすとして批判も多い。
 対象とされたのは昨年5月に女性として初めて就任したバンダラナイケ長官。与党は1日、議員100人以上の署名を付した弾劾動議を議長に提出、今後、議会特別委員会と本会議で可決されれば弾劾が成立、長官は職を追われる。手続きは数カ月かかる見込みだが、可決必至の情勢だ。
 弾劾の直接的原因と目されるのが今年7月に政府が提出した国内各地の地方開発局の統合法案。ラジャパクサ政権は内戦時代の激戦地で復興が進む北部などの開発局を閉鎖し、中央集権化を図ろうとしたが、長官は地方の賛同が前提との判決を下し、待ったをかけた。
 在スリランカ外交筋は「以前にも反政府的判決に大統領は不満を抱いていたが、これで弾劾が決定的になった」と語る。(2012/11/03-16:04)

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5251チバQ:2012/11/03(土) 22:35:25
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date3&amp;k=2012110100560
講演で1億円超荒稼ぎ=野党首相候補、支持離れ懸念も−ドイツ

講演料をめぐって記者会見するドイツ最大野党・社会民主党のシュタインブリュック氏=10月30日、ベルリン(EPA=時事) 【ベルリン時事】来年秋のドイツ連邦議会(下院)選挙で、最大野党・社会民主党の首相候補となるシュタインブリュック前財務相が講演の謝礼として、過去3年間で計125万ユーロ(約1億3000万円)を受け取っていたことが明らかになった。同氏は次期政権の座をメルケル首相と争うが、庶民感覚と懸け離れた金額に、社民党内では主要な支持基盤である労働者の離反が懸念されている。
 シュタインブリュック氏は財務相退任後の2009年11月〜今年7月の間に行った89回の講演で、1回当たり平均1万4000ユーロ(約145万円)を受け取っていた。与党は「講演を主催した金融機関などとの近過ぎる関係」を指摘。下院議員でありながら、審議を欠席して講演を繰り返したことも問題視している。
 批判を受けた同氏は10月30日、緊急記者会見を開き、謝礼の詳細を公表するとともに、「講演では金融機関に批判的な話もした」と述べ、癒着を否定。また、講演のために下院の採決を欠席したのは「3年間で9回だけ」と説明した。(2012/11/01-14:31)

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5252チバQ:2012/11/03(土) 22:38:03
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2012110300177
「折り返し」の英連立政権=経済基調弱く、支持率低迷

保守党と自民党の連立政権を率いるキャメロン英首相=ロンドン、10月31日撮影(AFP=時事) 【ロンドン時事】保守党と自民党によるキャメロン英連立政権は11日、発足から2年半を迎える。両党の政策合意で「次回総選挙は下院任期(5年)の切れる2015年5月」となっており、11日は「折り返し地点」。景気回復の足取りは重く、支持率は低迷している。
 下院では10月31日、欧州連合(EU)予算削減を求める修正動議が保守党の右派議員ら50人以上の造反で可決された。動議自体は拘束力がないものの、キャメロン首相は「恥をかかされた」(英各紙)格好となった。
 この造反劇は保守党内でのキャメロン首相の影響力低下を示すもので、党内で右派を中心に首相への批判が強いことを改めてうかがわせている。
 保守党右派はEUに距離を置く政策のほか、(1)大幅減税(2)一段の歳出カット(3)労働者に有利な規則の廃止−など「サッチャー主義」的な政策で経済回復を実現するよう要求。結果的に政策上の相違のある自民党とたもとを分かつことになっても構わないとの立場だ。(2012/11/03-15:26)

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5253チバQ:2012/11/03(土) 22:39:25
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&amp;k=2012110300205
薄氏の弟、党規律委が調査か=軍高官らにも連座説−中国
 【香港時事】米国の中国語ニュースサイト・明鏡新聞網と多維新聞網は3日までに、3月に中国共産党重慶市委員会書記を解任された薄熙来氏の事件に関連して、党中央規律検査委員会がこのほど、同氏の弟である薄熙成氏に対する調査を開始したと伝えた。薄熙来氏の汚職などに関与した容疑とみられる。
 また、明鏡によると、軍総後勤部の劉源政治委員(故劉少奇・元国家主席の息子)と政府系複合企業・中信(CITIC)集団の元会長、王軍氏(故王震・元国家副主席の息子)も調査対象になっているという。
 薄熙来兄弟の父は元副首相の故薄一波氏。今回の調査対象とされる3人はいずれも「太子党」(高級幹部子弟)の有力者として知られる。(2012/11/03-16:50)

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5254チバQ:2012/11/03(土) 22:40:02
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012110300058
趙紫陽氏の写真、一時展示=後に撤去、胡耀邦氏だけに−党大会プレスセンター・中国

北京市内にある中国共産党大会プレスセンターに掲げられた胡耀邦元総書記(前列右)と趙紫陽元総書記(2列目右)が一緒に写った写真=2日撮影 【北京時事】8日に開幕する第18回中国共産党大会を控えて北京市内に1日開設されたプレスセンターに2日まで、1980年代の改革派リーダーで、その後相次ぎ失脚した胡耀邦、趙紫陽両元総書記(共に故人)が一緒に写った写真が展示された。胡氏を再評価する動きは進んでいるが、89年6月の天安門事件の際に失脚した趙氏はいまだ党内でタブー視されている。公の場に写真が登場するのは異例として話題となったが、3日になって趙氏の写っていない、胡氏が中心の写真に差し替えられた。
 関係者によると、写真は新華社が選んだとされるが、共産党筋は「党中央がきちんと審査して選ばれている」と指摘。趙氏の姿に気づかないはずはなく、「意図的なもの」(同筋)との見方もある。海外メディアが相次ぎ報道し、騒ぎになったため差し替えた可能性が高い。(2012/11/03-22:13)

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5255チバQ:2012/11/03(土) 22:47:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121103/mds12110309110000-n1.htm
ソマリアから撤収とウガンダ治安相 国連報告に反発
2012.11.3 09:10
 ロイター通信などによると、ウガンダのムカサ治安担当相は2日、ソマリアの平和維持活動(PKO)部隊など周辺国に派遣中のウガンダ軍を撤収させると記者団に述べた。国連の報告書で、ウガンダがコンゴ(旧ザイール)東部の反政府武装勢力を支援していると指摘されたことに反発した。

 ウガンダ軍は内戦状態が続くソマリアのPKO部隊の主力で、実際に撤収されれば同国の治安情勢に大きな影響が出る。

 10月に明らかになった国連の報告書は、コンゴ東部の北キブ州で4月に蜂起した反政府勢力に対し、ルワンダとウガンダが武器供給などの支援を行っていると指摘した。両国政府は報告書の内容を強く否定している。

 ウガンダからの報道では、ムババジ首相も1日に議会でソマリアを含む周辺国からの軍撤収を表明した。(共同)

5256チバQ:2012/11/03(土) 22:48:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121102/erp12110220100003-n1.htm
「強権」へ邁進 はらむ危うさ プーチン政権、発足から半年
2012.11.2 20:07 (1/2ページ)

 【モスクワ=遠藤良介】ロシアのプーチン大統領(60)が通算3期目の政権に就いてから間もなく半年となる。「リベラル化」に舵を切るとの観測も一部にあったが、政権は反体制派を標的とした抑圧的な新法を矢継ぎ早に制定するなど、一層の強権統治へと邁進(まいしん)した。ただ、都市部で成長する中産階層を中心に政権への不信はくすぶり続けており、プーチン氏の政権運営は依然、危うさをはらんでいる。

 プーチン氏の大統領再登板をめぐっては昨年末以降、モスクワで大規模な反政権デモが行われるなど反発が表面化。プーチン氏は5月の就任以降、「締め付け」でこれに応える姿勢を鮮明にしてきた。

 集会での「違反」に科す罰金の最高額は数百倍に引き上げられ、刑法にはメドベージェフ前政権で削除された「中傷罪」が復活。外国の資金援助を受けて「政治活動」に携わる非政府組織(NGO)はスパイとほぼ同義の「外国の代理人」と規定された。上院はこのほど国家反逆罪の適用範囲を、「敵対的な国際機関への協力」にまで拡大する法案も承認した。

 経済面では10月、露国営石油の「ロスネフチ」が英BP系子会社でロシア3位の「TNK−BP」を買収することで合意し、地下資源の国家管理が加速する流れともなっている。

 メドベージェフ首相ら政権内のリベラル派の影響力が低下する一方、ロスネフチのセチン社長(前副首相)をはじめ、強権主義と国家資本主義に傾倒するシロビキ(治安・特務機関出身者ら武闘派)が盛り返している形だ。

 一時は10万人以上が集結した首都の反政権デモは勢いを失い、反政権派は現時点で不満層の受け皿となり得ていない。ただ、プーチン体制への反発が蓄積されつつあるのも事実だ。

 有力シンクタンク「戦略研究センター」は、「合法的に政権を代えることは不可能だとの確信が社会の中で増している」とし、「最も現実的なシナリオは市民の大規模な不服従だ」と警告する報告書をまとめた。

 10月の統一地方選では主要選挙で与党「統一ロシア」が圧勝。ただ、極東ウラジオストク市議選の投票率が13%にとどまるなど、有権者の関心が極度に低かったことにも政治不信の深刻さが表れている。

 プーチン氏が大統領選で公約した巨額の財政支出も不安要因だ。軍需産業の支援から大学教員や医師の給与引き上げ、極東開発に至る大盤振る舞いで、すべて実現すると任期中の6年間で4兆8千億ルーブル(約12兆2900億円)の支出増になるとみられている。

 赤字予算の回避は困難とみられる上、石油価格が急落した場合には、政権が年金受給開始年齢の引き上げや増税、支出削減といった決断を迫られる可能性もある。限られた財源や利権をめぐってエリート層の派閥が対立を激化させる兆候も出ている。世界経済の行方が不透明感を増す中で、資源依存型の国家主導経済に伴うリスクは増す一方だ。

5257チバQ:2012/11/03(土) 22:51:02
>>5242
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121101/mds12110119370004-n1.htm

リビア移行政権ひとまず発足 人事でなお綱引きも
2012.11.1 19:36
 【カイロ=大内清】リビアの国会は10月31日、新首相に指名されているアリ・ゼイダン氏が提出した閣僚名簿を賛成多数で承認した。これにより、新憲法制定などを経て本格政権が樹立されるまでの期間を担う移行政府がひとまず発足することになる。ただ、一部の閣僚については異議も出ており、今後も各政治勢力間の綱引きが続きそうだ。

 ゼイダン氏は閣僚名簿提出にあたり、「新内閣には、主要なすべての勢力の出身者が含まれる」と説明し、自身の後ろ盾であるリベラル派の第一会派「国民勢力連合」だけでなく、イスラム系勢力などにも配慮を示したことを強調した。

 カダフィ政権崩壊につながった昨年の内戦で反カダフィ派の拠点だった東部ベンガジからは国防相と内相として2人を起用、内戦の最激戦地だった西部ミスラタからは3人が入閣した。

 しかし、内戦後、国防省と内務省を事実上、掌握してきたのが西部の民兵部隊であることから、西部出身の議員らからは見直しを求める声が出ている。外相のアウジャリ駐米大使や、石油相のアルシ氏らについても、旧政権との関係などを理由に反発が出ているもようだ。

5258チバQ:2012/11/03(土) 22:53:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121103-00000044-mai-int
<ギリシャ>脱税疑惑に大揺れ 富裕者リストに国民憤まん
毎日新聞 11月3日(土)20時51分配信

 【ローマ福島良典】欧州債務危機を巡り、待ったなしの財政再建に取り組んでいるギリシャが脱税スキャンダルで揺れている。スイスの銀行に資産を「避難」させていた富裕者のリストをすっぱ抜いた週刊誌報道をきっかけに、リスト掲載者の税務調査に乗り出さなかった歴代政権に対する国民の憤まんが爆発。追加融資を受ける条件となる財政緊縮策の国会採決を今月中旬に控え、サマラス連立政権への逆風が強まっている。
 週刊誌「ホットドック」が10月、ジュネーブの銀行に預金口座を持っているとされるギリシャ人2059人の未公開リストを報道。リストは10年にラガルド仏財務相(当時)からギリシャのパパコンスタンティヌ財務相(同)に手渡され、後に「ラガルド・リスト」と呼ばれた。ギリシャの元閣僚、財務省高官、実業家らが含まれ、リスト掲載者の07年時点の口座残高は合計約20億ユーロ(約2070億円)に達していたという。

 同誌のコスタス・バクゼバニス編集長(46)が10月28日に個人情報保護法違反容疑で逮捕されたことで内外の関心が高まった。編集長は1日の裁判で無罪となり、「富裕者リストがある一方、国民は(緊縮策による給料などの)カットに苦しんでいる」「政治は真実を隠してきた」との訴えが国民の共感を呼んだ。

 リスト掲載者が脱税していたとの証拠はないが、事態を重視した金融検察当局はパパコンスタンティヌ氏と、業務を引き継いだベニゼロス元財務相が税務当局にリスト掲載者の調査を命じたかどうかについての調べを開始。しかし、ストゥルナラス現財務相は「リストは財務省内から見つからなかった」と話している。

 ギリシャ支援を協議している他のユーロ加盟国に「徴税機能の不全」を見せつける格好となった。緊縮策を盛り込んだ13年度予算案採決を11日に控え、サマラス政権は連立維持が正念場の時に新たな火種を抱え込んだ。

 連立政権の一角を占める「民主左派」は労働者の権利が保護されていないとして反対を明言。「全ギリシャ社会主義運動」からも緊縮策支持の党方針に抗議して2人が離党するなど、連立政権の足元が揺らいでいる。

 ギリシャの会計検査院は1日、緊縮策に盛り込まれた年金のカットや受給開始年齢の引き上げが「憲法違反の可能性がある」との判断を下した。政権側は「可決を確信する」と強気だが、ギリシャの国庫は今月半ばにも底を突く見通し。「緊縮策が成立しなければギリシャ支援はとまる」(外交筋)と懸念する声も出ている。

 ◇今後の主な日程

11月7日 ギリシャ国会で緊縮策関連の構造改革法案採決

  11日 ギリシャ国会で13年度予算案採決

  12日 ユーロ圏財務相会合でギリシャ支援協議

  16日 ギリシャ短期国債の償還期限

5259チバQ:2012/11/03(土) 22:54:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121103-00000019-mai-int
<ナイジェリア>政府軍兵士たちが多数の若者射殺
毎日新聞 11月3日(土)18時46分配信

 【ヨハネスブルク服部正法】ナイジェリアからの報道によると、北東部マイドゥグリで1日、政府軍兵士たちが多数の若者らを射殺した。AP通信は死者数を40人以上と報じ、「民間人とみられる」としている。政府軍が、キリスト教会や政府機関などへのテロ攻撃を続けるイスラム過激派ボコ・ハラムの戦闘員と誤認して市民を殺害した可能性もある。マイドゥグリでは、先月8日にも30人以上の民間人が政府軍兵士によって射殺されたと報じられた。

5260チバQ:2012/11/04(日) 23:23:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121104/mds12110420250001-n1.htm
シリア反体制派、カタールで会合 「統一指導部」を協議
2012.11.4 20:24 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】内戦が続くシリアの反体制諸派の会合が4日、5日間の日程でカタールの首都ドーハで始まった。多くの反体制派組織が対アサド政権で共闘できずにいる中、オバマ米政権は、反体制派の代表と位置づけられてきた「シリア国民評議会」(SNC)に代わる新たな統一指導部の創設を呼びかけており、SNCなどがこれを受け入れるかが主要議題となる。

 AP通信などによると、米国は50人からなる新統一指導部構想を支持。著名な反体制政治家で今年夏にシリアを脱出したリヤド・セイフ氏らが提示したもので、実現すれば、SNCやSNCと協力関係にある主要武装組織「自由シリア軍」は新指導部の傘下に再編されることになる。

 米国務省のヌランド報道官は2日、「新指導部が発足すれば、国際社会は(反体制派に)より直接的な支援が可能になる」と、反体制派に結束を促した。

 反体制派を支援する米欧やトルコ、湾岸アラブ諸国などの国々は4月、SNCを「全シリア人の正当な代表」に承認した。昨年のリビア内戦で、「国民評議会」が反カダフィ派民兵をまがりなりにも統合し、カダフィ政権を崩壊に追い詰めた成功例が念頭にあったためだとみられる。

 しかし、国内に大きな基盤を持たない知識人やイスラム原理主義組織ムスリム同胞団を中心とするSNCはその後、機能不全に陥り、しばしば内部分裂も発生。自由シリア軍も、国内各地の民兵部隊を統制できない状況が続いていた。

 そうした中で、SNCに代わる新指導部構想が現実味を帯びてきたのは、シリア情勢が流動化の一途をたどっていることへの米欧の焦りの表れといえる。長くシリア国内で活動し、議員の経験もあるセイフ氏なら、アサド政権側と何らかの形で対話を進め得るという期待もあるとみられる。

 ただ、反体制派内での地位を維持したいSNCからみれば、米国がセイフ氏を後押しすることは「裏切り」であり、2日には「米国が分裂の種をまいている」と非難声明を出した。今会合で新指導部構想がまとまるかは不透明だ。

5261チバQ:2012/11/04(日) 23:23:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121104/mds12110420300002-n1.htm
コプト教の新教皇決まる 41年ぶり エジプト
2012.11.4 20:29

4日、エジプト・カイロのコプト教の大聖堂に掲げられた新法王となるタワドロス主教のポスター(AP)
 【カイロ=大内清】エジプトの首都カイロの聖マルコ大聖堂で4日、キリスト教の一派であるコプト正教の教皇(アレクサンドリア総主教)を選ぶ儀式が41年ぶりに行われ、北部ベヘイラ県のタワドロス司教(60)が第118代教皇に選出された。

 3月に死去したシュヌーダ3世の後継者を選ぶ儀式では、候補者3人の名前を書いた紙が用意され、信徒から選ばれた少年が目隠ししして1枚を選んだ。

 教皇は同国の人口の1割を占めるとされるコプト教徒を指導する。エジプトではイスラム原理主義組織ムスリム同胞団出身のモルシー大統領が政権を握り、イスラム勢力からコプトへの圧力が強まるとの危機感が信徒の間で広がっており、新教皇は政権側との交渉力も求められる。

 タワドロス司教は1975年にアレクサンドリア大を卒業した医師でもある。

5262チバQ:2012/11/05(月) 22:54:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121105-00000013-mai-int
<米大統領選>イラン市民も高い関心
毎日新聞 11月5日(月)10時34分配信

イラン政府主催の反米抗議デモ会場に掲げられた「私は米国を憎む」の横断幕。しかし、大半の市民は、米国との本格的な対立を望んでいない=テヘラン中心部で2012年11月2日、鵜塚健撮影

 【テヘラン鵜塚健】米大統領選(6日)を控え、核開発問題で米国と対立するイランの市民の間でも選挙の行方に関心が高まっている。制裁強化で問題打開を探る民主党のバラク・オバマ大統領(51)に代わり、強硬な共和党候補のミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(65)が勝てば、イラン攻撃の可能性が高まるとの見方があるためだ。

 音楽CD販売店を営むイマーンさん(32)は「イラクやアフガニスタンで戦争を続け問題もあるが、基本的には平和志向のオバマ氏の再選を願う」。経済制裁の影響で売り上げは落ちる一方だが、「ロムニー氏当選で戦争が近づくより、厳しい制裁の方がましだ」。

 石油会社勤務のアッバスさん(27)も「ロムニー氏が勝てば両国関係はさらにこじれ、戦争になるだろう」と警戒する。制裁でイランから外国企業が撤退し、既に石油関連事業は大幅に停滞。「これ以上の情勢悪化は望まない」と話し、オバマ氏再選後の関係改善を願う。

 地震学を学ぶ女子大生、サラさん(24)は「米国民は外交とは関係なく国内経済を重視し、ロムニー氏を選ぶのでは。その結果、イランへの姿勢が厳しくなるのが心配」。制裁の余波で学費や書籍代も値上がりし、学生生活も苦しい。米国との関係改善を望むが、「ロムニー氏、オバマ氏どちらが勝っても、イラン政府の姿勢が変わらないと問題は解決しない」と語った。

 一方、書店経営のアフマドさん(70)は「ロムニー氏は確かにイランに厳しく危険。しかし、米国民の戦争疲れや中露の反対もあり、当面は対イラン戦争は起きないのでは」と冷静な見方をした。

5263チバQ:2012/11/05(月) 23:49:21
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/accidents/2910736/9783239?ctm_campaign=txt_topics
元大統領らを再埋葬、遺体取り違えで ポーランド飛行機事故
2012年11月05日 19:18 発信地:ワルシャワ/ポーランド
【11月5日 AFP】2010年に当時のポーランド大統領、レフ・カチンスキ(Lech Kaczynski)夫妻らを乗せた政府専用機がロシア西部スモレンスク(Smolensk)で墜落し96人が死亡した事故で、犠牲者の遺体が取り違えられていた例が出ている。

 同事故の犠牲者の1人、リシャルト・カチョロフスキ(Ryszard Kaczorowski)ポーランド亡命政府元大統領も、他の犠牲者の遺体と取り違えられていたことが判明し、前月、すでに埋葬されていた別の墓地から遺体を掘り起こされ、3日に無事ワルシャワ(Warsaw)の墓地に再埋葬された。

 カチョロフスキ氏は第2次世界大戦中はロンドン(London)を拠点に活動し、ポーランドの共産党政権が崩壊する1989年まで続いたポーランド亡命政府の最後の大統領だった。

 9月にも、同じ飛行機事故で死亡したアンナ・バレンティノビチ(Anna Walentynowicz)氏の遺体が他の犠牲者のものと取り違えられていたことが確認されている。バレンティノビチ氏は1980年代のポーランドにおける反体制運動の象徴的存在で、「連帯(Solidarity)」の創設に関わった女性活動家だ。

 2010年4月10日の事故では、第2次大戦中にソ連によってポーランド人捕虜が大量虐殺された「カチンの森事件」から70年の追悼式典に向かうカチンスキ大統領らを乗せた政府専用機が、霧がたちこめていたスモレンスクに着陸しようとして墜落し、乗っていた96人全員が死亡した。

 操縦ミスや空港設備の老朽化が事故原因とされたが、ポーランド人のなかには、「宿敵」のロシアの陰謀と信じる者も少なくない。

 事故で死亡したカチンスキ大統領と一卵性双生児の保守系野党「法と正義」のヤロスワフ・カチンスキ(Jaroslaw Kaczynski)党首は、事故原因の究明をロシアに求めることを怠っているとして中道保守派の現政府を重ねて非難している。

 一方、ポーランドの検察当局は前週、事故機の残骸から爆発物が見つかったとの報道を否定している。(c)AFP

5264チバQ:2012/11/06(火) 21:58:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121106/erp12110621170004-n1.htm
露大統領が国防相解任、汚職事件引責 プーチン氏の威信に陰り
2012.11.6 21:15

モスクワで開かれた勝利の日の式典に出席したセルジュコフ国防相(左から2人目)とプーチン大統領(中央)=5月9日(AP)
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアのプーチン大統領は6日、軍改革の推進役として2007年2月から国防相の座にあったセルジュコフ氏を解任し、後任にモスクワ州のショイグ知事を任命した。セルジュコフ氏は国防省所管企業の巨額汚職事件で渦中にあり、その責任を取らせた形だ。他方、この更迭劇にはプーチン氏が捜査当局の動きを受けて腹心の解任を迫られたという側面があり、同氏の威信低下と政権内の派閥抗争激化を裏付けてもいる。

 国防省をめぐっては先月25日、連邦捜査委員会(SK)が、同省直轄の防衛関連持ち株会社「オボロンセルビス」などの強制捜査を開始。同社関係者が資産の不正売却で約30億ルーブル(約75億円)の損害を与えた疑いが持たれている。プーチン氏は6日、国防相解任について「客観的な捜査のためだ」と説明した。

 これに対し、軍事評論家のゴリツ氏は「プーチン氏がセルジュコフ氏を解任しようと思っていたのなら、こんな術策(刑事捜査)は必要ない。事件の背景には国家機構、おそらくは治安・特務系機関の中の反セルジュコフ勢力の陰謀がある」と指摘する。

 ロシアはセルジュコフ氏のもとで、人員削減や即応力向上を主眼とした大規模な軍改革を進めてきた。ゴリツ氏は「ロシアの官僚機構はこの一件で新たな段階に入った。何らかの“作戦”にプーチン氏の許可は必要ないと考えるようになったのだ」とし、「今回の更迭は軍改革の行方にも影響する可能性がある」と話している。

5265チバQ:2012/11/06(火) 22:00:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121106/mds12110614400002-n1.htm
国民評議会が議員倍増 シリア国内勢力を編入
2012.11.6 14:38
 シリア反体制派の有力連合体「シリア国民評議会」は5日、カタールの首都ドーハで開催中の会合で、総会参加資格を持つ議員を現行のほぼ倍の約420人に増やし、シリア国内の数十組織の活動家らに議席を割り当てる方針を賛成多数で決めた。

 在外シリア人中心の同評議会は、国内の反体制派と連携不足が批判されており、議員枠拡大により基盤の強化を図る。

 一方、同評議会に批判的な米国の後押しを受け、反体制活動家のリヤド・セイフ氏は新たな統一組織への統合再編を提案。新組織では50人で構成する指導部のうち国民評議会は15人にすぎず、影響力低下が必至で、開催中の会合では再編案への対応が焦点となっている。(共同)

5266チバQ:2012/11/06(火) 22:03:06
http://mainichi.jp/select/news/20121107k0000m030073000c.html
ウクライナ:議会選、一部やり直しへ
毎日新聞 2012年11月06日 20時21分

 【モスクワ大前仁】旧ソ連・ウクライナ中央選管は5日、10月末に行われた最高会議(国会、450議席、小選挙区比例代表並立制)選を巡り、5選挙区で集計できないとして最高会議の承認を得たうえで、やり直し選挙を実施する方針を表明した。タス通信によると、来年1月の実施が有力視されている。

 一方、野党側は不正疑惑が出ている他の8選挙区でも再選挙や再集計を求めており、抗議運動が広がる可能性も出ている。

 議会選は約99%開票の段階で、与党側の地域党と共産党が220議席前後を獲得する勢い。少数政党や独立系を取り込んで、過半数(226議席以上)の維持が有力視されている。野党会派を形成予定の3党の獲得議席は現時点で、180前後になる見込み。

5267チバQ:2012/11/06(火) 22:03:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121106/asi12110608290000-n1.htm
【日々是世界 国際情勢分析】
パキスタンの少女銃撃事件 過激派への非難高まる
2012.11.6 08:27 (1/2ページ)
 女性の教育を受ける権利を主張し、イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」を批判していたマララ・ユスフザイさん(15)がTTPに銃撃された事件について欧米メディアは大きく取り上げ、イスラム過激派に対する非難の声が高まっている。

 10月29日号の米誌ニューズウィークは昨年1月にイスラム教に対する冒涜(ぼうとく)罪を批判したとして、イスラム過激派の警護官に銃殺されたパキスタン・パンジャブ州のサルマン・タシール知事の娘でジャーナリスト、シェルバノ・タシールさんの記事を掲載している。

 タシールさんは「マララさんに対する攻撃が明らかにしたのは、教育に関わる闘いであるということだ」とし、「マドラサ(イスラム神学校)や聖職者が運営する宗教色の強い学校はイスラム過激派の繁殖地となっている。聖職者は批判的思考法を教えない。その代わりに彼らは憎悪を広める」とパキスタンにおける教育の問題点を示した。

 その上で、「良い教育カリキュラムを持った学校は批判的思考が永遠で普遍的であることを教えることができる。これこそがタリバンが最も恐れているものだ。批判的思考はテロリズムの影響力を弱めることができるからだ」と訴えた。

 10月20日号の英誌エコノミストは「パキスタン人は同国のタリバンに対し、前例のない怒りを言葉にしている」としながらも、「問題は政治、軍事そして宗教の指導者がマララさんのような勇気を持っているかどうかだ。大部分はパキスタンのタリバンを非難せずに攻撃を非難した」と報復を恐れ、公然とタリバンを非難できない現状を指摘した。

 一方で過激派に対し強硬的なスタンスを取るパキスタン軍のカヤニ将軍が病院でマララさんを見舞った際、「われわれは恐怖の前にひざまずくことを拒否する。われわれはどんな対価が支払われようと戦うだろう」と発言したことを紹介している。

 10月29日号の米誌タイムは「一人の少女がタリバンに立ち向かった。残りのパキスタン人は彼女と手を携えるか?」と題して、「みなマララさんについて嘆くが、マララさんと同じ境遇の少女たちを嘆く者はいない」というパキスタン・イスラム教徒連盟の政党幹部の声を載せ、「暴力と非難の応酬の連鎖が、彼女を銃撃した者たちへの決定打を打つことを難しくしている」とした。

5268チバQ:2012/11/06(火) 22:04:47
http://mainichi.jp/select/news/20121106k0000e030156000c.html
オランダ:親EU・労働党との連立で新内閣が発足 
毎日新聞 2012年11月06日 10時21分(最終更新 11月06日 10時38分)

 【ブリュッセル斎藤義彦】オランダで5日、第2次ルッテ内閣が発足した。ルッテ首相率いる中道右派の自由民主党と中道左派の労働党との連立内閣で、従来の欧州連合(EU)への批判的な姿勢を修正、投機取引を抑制するための金融取引税導入を決めた。オランダはドイツのメルケル政権の盟友として緊縮策を南欧に要求してきたが、親EUの労働党の政権参加で構図が変わる可能性がある。

 金融取引税は個人の取引を除くすべての金融取引に課税するもの。欧州債務危機の一因となった投機的な取引を抑制するため、先月、ユーロ圏17カ国のうち10カ国が欧州委員会に正式に参加を表明した。オランダが導入すれば11カ国になる。

 EUに懐疑的な極右・自由党が閣外協力し、保守系政党も参加した第1次ルッテ内閣(10〜12年)は金融取引税に反対していた。

 新内閣では、親EUの労働党のデッソルブルーム氏が財務相に就任。同党のティーマーマン外相が6日にブリュッセルを訪問するなど国際協調重視をアピールする。

 また新内閣は、外国人の麻薬使用を制限するため前政権が導入を決めていた登録制度を撤回。麻薬使用が可能な店に入る場合に、オランダの住民である証拠を示すだけの緩やかな規制に変更する。

5269チバQ:2012/11/06(火) 22:05:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121105/erp12110522480002-n1.htm
英のEU離れに苦慮 「懸念と失望」が交錯
2012.11.5 22:46 (1/2ページ)

キャメロン英首相(共同)
 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)が、「EU離れ」を強める英国に苦慮している。債務危機を受け、経済・財政に加えて将来的には政治も含めた統合強化を目指すが、こうした動きが逆に英国の孤立化を深めかねず、「英国のEU脱退」を危ぶむ声すら上がる。だが、英国抜きの欧州では国際社会における影響力低下が避けられず、英国との関係のあり方が課題となりそうだ。

 英国では先月末、膨張し続けるEU長期予算の削減を求める動議が与党議員の造反で可決され、現状維持を目指すキャメロン英首相にNOを突きつけた。ドイツのメルケル首相が7日にキャメロン首相と会い、善後策を協議するが、見通しは不透明だ。

 キャメロン政権は今、強まるEU懐疑論に押される形で、EUとの関係が国益にかなっているかどうかについて、政策ごとの検証を実施中だ。刑事司法分野の域内協力からの撤退検討も表明した。英はEU脱退を否定するが、欧州大陸側からは「『バイバイ』と言っているみたいだ」(ストゥッブ・フィンランド欧州相)との不満の声も漏れる。

 EUは債務危機の抜本的解決のため、経済・財政の統合を加速させている。英国はこの動きを歓迎するものの、銀行監督一元化を含む「銀行同盟」については不参加を表明。単一通貨ユーロ導入や大半の加盟国が参加する新財政協定と同じように、統合の動きに一線を画した。

 英国の銀行同盟不参加はロンドンの金融街シティーへの影響を考慮した判断だ。ただ、不参加でもユーロ圏で活動する英金融機関に影響を与える恐れがある。ユーロ圏17カ国のうち11カ国が導入を進める金融取引税でも、英側が不利益を受ける可能性が指摘される。

 しかし統合強化はEUにとって避けられない課題で、将来的には政治統合も見据えている。独仏など11カ国は9月、外交・安全保障の協力強化を図る提案を独自にまとめた。内容には欧州軍創設や、全会一致から多数決への意思決定方法の変更なども含まれた。

 これに対し、ヘイグ英外相は先月、ベルリンでの会合で「戦争と平和に関して多数決は考えられない」と反対。一方、ウェスターウェレ独外相は「一緒に進みたくない者がいても、他者の妨げにならない」と火花を散らした。

 フランスへの対抗上、EUで英国の影響力を必要としてきたドイツも最近はしびれを切らしつつあるとされる。だが、独紙フランクフルター・アルゲマイネは「英国抜きの欧州の外交交渉力は滑稽だ」として、英国との関係維持を図るべきだと主張している。

 一方、独ベルリン自由大学のトーマス・リッセ教授(政治学)は、「英国は過去10〜15年、EU内での影響力をほとんど失った。確かに英国の軍事力がなくては、欧州の外交・安保政策は考えられない。だが、大陸側の国々の英国への失望は大きく、すでに英国のEU脱退も恐れなくなっている」と指摘している。

5270チバQ:2012/11/06(火) 22:06:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121106/mds12110612080001-n1.htm
内相にムハンマド王子 サウジ
2012.11.6 12:06
 サウジアラビアのアブドラ国王は5日、アハメド内相に代え、ことし6月に死去したナエフ皇太子(当時)の息子で内務次官のムハンマド・ビン・ナエフ王子(53)を新内相に任命した。国営サウジ通信が伝えた。

 ムハンマド王子は、三十数年にわたり内相を務めたナエフ氏の下でテロ対策を指揮。2009年にはムハンマド王子の暗殺を狙った自爆テロが発生、国際テロ組織アルカイダ系の組織が犯行声明を出した。

 王子は、初代アブドルアジズ国王の息子であるアブドラ国王やサルマン皇太子らの次の「第3世代」に属する。内相に任命されたことで、同世代の有力者としてさらに地位を固めた。(共同)

5271チバQ:2012/11/06(火) 22:09:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121106-00000050-reut-int
アラファト氏の毒殺疑惑、今月末にも遺体掘り起こしへ
ロイター 11月6日(火)10時2分配信


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11月5日、毒殺疑惑が持たれているアラファト前パレスチナ自治政府議長の遺体が、今月26日にも死因の再調査のために掘り起こされることが外交筋の話で明らかになった。写真はアラファト氏の墓。ラマラで10月撮影(2012年 ロイター/Mohamad Torokman)

[ラマラ(ヨルダン川西岸) 5日 ロイター] 毒殺疑惑が持たれているアラファト前パレスチナ自治政府議長の遺体が、今月26日にも死因の再調査のために掘り起こされることが分かった。外交筋が5日明らかにした。

アラファト氏の毒殺疑惑は、スイス・ローザンヌの放射線物理学研究所による遺品鑑定で、放射性物質のポロニウムが極めて高いレベルで検出されたことから浮上。フランスの検察当局が8月、殺人事件として捜査を開始していた。

遺体の掘り起しに当たり、スイスの法医学専門家が既にヨルダン川西岸地区に入り、当局側と作業について協議しているほか、欧州の外交官によると、フランスの治安判事も月内に現地を訪れる予定だという。

アラファト氏は2004年10月、ヨルダン川西岸のラマラにある自治政府本部で倒れ、翌月に移送されたパリの軍事病院で死亡した。

5272チバQ:2012/11/06(火) 23:27:59
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012102602000092.html?ref=rank
入れ墨教授や日系人も チェコ大統領選
2012年10月26日 朝刊

 【ベルリン=宮本隆彦】チェコは来年1月、初めて国民の直接投票による大統領選挙を実施する。世論調査では、2人の首相経験者が有力視されるが、現地で著名な日系人実業家が支持率で3位に付け、全身が入れ墨で覆われた大学教授の芸術家も立候補の意思を示している。

 現地メディアが伝えた最新の世論調査によると、支持率トップは前首相のヤン・フィシェル氏で30・1%。二位は二〇〇二年まで四年にわたり首相を務めたミロシュ・ゼマン氏が21・9%で追う。

 三位は今月の上院選で初当選した日系人の実業家トミオ・オカムラ氏(40)の7・9%。東京都出身で、日本人の父とチェコ人の母を持つ。プラハで旅行会社の代表を務め、チェコ旅行業協会の副会長にも就いた。過去のテレビ出演で「この国の政治にはまったく満足できない」と語るなど政治への意欲をみせていた。二十五日に正式な出馬会見を開いた。

 異色候補として注目を集めるのがプラハの大学の演劇学科教授ウラジーミル・フランツ氏(53)。顔面を含む全身入れ墨で、宇宙人と見まがうほどの異形だが、「入れ墨は私が選んだ肌の色。人びとの寛容度が試される」と訴える。

 出馬には議員団の推薦か、十一月六日までに五万人の署名が必要。オカムラ、フランツ両氏には署名集めが最初の関門となる。

 大統領選は一月十一〜十二日に実施予定。二〇〇三年三月から二期十年務めたクラウス大統領の後任を決める。従来は議会が選出したが、政党政治への不信の高まりを受け、今回から国民の直接投票に変わった。チェコの大統領は強大な権限はないが、首相の指名などを通じて強い影響力を持つ。

5273チバQ:2012/11/07(水) 22:42:30
http://www.asahi.com/international/update/1105/TKY201211050427.html
2012年11月5日21時0分
ソマリア、21年ぶり新内閣 外相に初めて女性任命
 【ナイロビ=杉山正】アフリカ東部ソマリアのサーイド首相は4日、21年ぶりとなる正式政府の閣僚10人を発表した。

 外相には、同国史上初めて女性を任命した。就任するのは北部ソマリランド出身のアダン氏で、英国で長く生活をしてきた。

 内戦が続くソマリアは1991年から無政府状態になっている。9月にマハムード氏が議員の投票によって新大統領に選出され、翌10月にサーイド氏が首相に任命された。新内閣は議会の承認を受けた後に正式発足する。

5274チバQ:2012/11/07(水) 23:09:06
http://www.cnn.co.jp/world/35024091.html
マラウイ、同性愛禁止法を停止 撤廃案を採決へ
2012.11.06 Tue posted at 19:02 JST

(CNN) 国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(AI)は6日までに、アフリカ南東部マラウイで同性愛を禁止する法律が停止されたと伝えた。同法を撤廃するかどうかについて、議会で採決が予定されているという。

AIが同国法相の話として伝えたところによると、採決までの間、同法に基づく逮捕や起訴はできなくなる。AIのアフリカ南部担当者は法律の停止を歓迎し、「性的指向や性自認に基づく差別と迫害をなくすための第一歩になることを願う」と述べた。

マラウイでは同性愛が犯罪行為とみなされ、刑法で最大14年の刑が定められている。2010年には男性同士で挙式したカップルが逮捕され、国際社会から非難の声が上がった。2人の男性はその後赦免された。

今年就任したバンダ大統領は国際社会との関係改善に向け、同性愛禁止法の見直しを約束していた。

アフリカでは大半の国で同性愛が非合法とされている。

5275チバQ:2012/11/08(木) 23:10:08
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2012110800076
議会さぼってTV出演=与党議員、登院停止に−英
 【ロンドン時事】英与党・保守党に所属する女性下院議員が、議会会期中にもかかわらずテレビのリアリティー番組に出演するため出国、「不適切な行動」と批判を浴びている。保守党は7日までに同議員を登院停止とした。
 英メディアによると、この議員はナディーン・ドリス氏(55)。民放局の人気番組の出演でオーストラリアに渡った。この番組は有名人がジャングルで生活する様子を放映するもので、過去にサッチャー元首相の娘キャロル・サッチャーさんも出演している。
 ドリス氏は近く予定される複数の重要法案の採決を欠席する可能性が高い。英紙で「(同番組は)1600万人が視聴する。議員は議会で他の議員と話すより、一般の人たちが行くところに向かうべきだ」と弁明したものの、保守党内からも擁護する声は少ない。同党はドリス氏が帰国し次第、事情を聴く予定という。(2012/11/08-06:51)

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5276チバQ:2012/11/08(木) 23:12:04
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2012110800829
ゴルボルネ氏が出馬表明=地底から33人救出の元鉱業相−チリ大統領選

地底から救助された鉱山作業員マリオ・セプルベダさん(右)と半年ぶりに再会したゴルボルネ氏=2011年4月、サンティアゴ(AFP=時事) 【サンティアゴAFP=時事】南米チリのゴルボルネ前公共事業相(51)は7日、1年後に迫った次期大統領選出馬を表明した。ゴルボルネ氏は鉱業相だった2010年、作業員33人が地底に閉じ込められた鉱山落盤事故で、救出の陣頭指揮を執ったことで知名度が高い。(2012/11/08-19:44)

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5277チバQ:2012/11/08(木) 23:24:58
http://www.asahi.com/international/update/1107/TKY201211071020.html
2012年11月8日16時13分
チェコ大統領選に日系実業家出馬 東京出身、TVで人気

チェコの大統領選に立候補したトミオ・オカムラ(岡村富夫)氏=同氏事務所提供
 【ウィーン=喜田尚】来年1月に予定されているチェコ大統領選で6日、同国籍で日本生まれの実業家トミオ・オカムラ(岡村富夫)氏(40)が立候補を届け出た。国民が初めて直接投票する大統領選への日系人の出馬が、地元で話題となっている。

 日本人の父とチェコ人の母を持つ東京都出身。小学生の時に社会主義政権下のチェコスロバキアに移り住んだ。旅行業界の団体代表を務め、頻繁にテレビ出演。明快な発言に人気が集まり、早くから大統領候補に名前が挙がっていた。

 10月の上院選で初当選し、政界入りすると同時に大統領選に出馬表明。立候補には、下院議員20人以上か上院議員10人以上の推薦、あるいは有権者5万人以上の署名が必要だが、同氏は1カ月で約6万1500人の署名を集めた。

5278チバQ:2012/11/08(木) 23:39:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121108/asi12110808060000-n1.htm
パキスタン・アフガン 治安情勢を左右、高い関心
2012.11.8 07:06 [米国]
 【ニューデリー=岩田智雄】テロとの戦いが続くパキスタンとアフガニスタンでは7日、米大統領選の様子がメディアで刻々と伝えられた。次期大統領の政策は、両国の治安情勢を大きく左右しかねず、関心の強さがうかがわれた。

 パキスタンでは、アフガン国境付近で続くイスラム武装勢力への米無人機攻撃への反発が強まっている。ザルダリ大統領はオバマ氏再選を祝う声明を発表したが、同国ジオ・テレビの番組では、専門家から「政権2期目でも無人機攻撃が続く」といった分析や、「多くのパキスタン人は無人機攻撃に怒っており、オバマ氏の落選を望んでいた」といった声が聞かれた。一方、米国の支援が欠かせないアフガンでは、米軍主体の国際治安支援部隊(ISAF)が2014年末までに撤退する。アフガン大統領府は「カルザイ大統領は、両国関係をより強化したいと望んでいる」との声明を発表し、今後も米国が一定の役割を果たすことに期待をにじませた。

 カブール大のワディール・サフィ教授は産経新聞に「ブッシュ前米大統領は、ほとんど戦闘に集中していたが、オバマ氏は和平交渉を通じた問題解決の努力も始めている」と、イスラム武装勢力との和平の進展に期待。「ロムニー氏が大統領になれば米国はアフガンに強く関与する政策を取った。ISAF撤退も急がなかったのではないか」(ジャーナリストのサミ・ユーサフザイ氏)との意見もあった。

5279チバQ:2012/11/09(金) 20:36:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121108/erp12110820340001-n1.htm
ロシア革命95周年 社会の分裂映す新旧記念日 クレムリンは「政変」警戒
2012.11.8 20:33 (1/2ページ)

「革命記念日」の7日、外国企業の看板が目立つモスクワ市内を練り歩いた共産党支持者ら(遠藤良介撮影)
【モスクワ=遠藤良介】旧ソ連の誕生につながったロシア革命から95年となる7日、ロシア共産党の支持者がモスクワなど各地でデモ行進や集会を行い、「革命記念日」を祝った。第2期プーチン政権は2004年、11月7日を祝日から外したものの、共産党支持者はこれを認めていない。他方、新祝日とされた「国民統一の日」(11月4日)は近年、排外的なロシア民族主義者の示威行動で注目されるありさまだ。新旧記念日の光景は、国民統合の理念を欠いたロシア社会の分裂ぶりを映し出している。

 モスクワでは7日、赤旗や横断幕を手にした数千人の共産党支持者が中心部を練り歩き、革命95周年を祝った。同党のジュガーノフ党首は集会で「クレムリン(露大統領府)と政府には今も破壊者が居座っている。地下資源や主要経済分野の国有化なくして生産の近代化は不可能だ」と力説し、中国の高度経済成長を礼賛した。

 ソ連時代に最大の祝日だった「革命記念日」は1996年、新生ロシアのエリツィン初代大統領のもとで「合意と和解の日」と改称された。プーチン政権が2004年末にこれを廃し、新たに「国民統一の日」を設けた経緯がある。

 大国復活路線をひた走っていた当時の政権には、国民の評価を二分する「ソ連」や「革命」の概念から離れ、愛国心を鼓舞する狙いがあった。ウクライナの「オレンジ革命」を目の当たりにした政権が、大衆行動による政変から国民の目をそらす思惑もあったと指摘されている。

 ただ、共産党はソ連時代に郷愁を抱く中高年層を中心に根強い支持を誇り、下院で2割の議席を占める。政権に近いグループの利権占有や貧富の格差に反発する人々が、「唯一の組織的な反政権政党」との理由で支持している側面もある。

 政権は7日、クレムリン前の「赤の広場」で第二次大戦期の軍事パレードを再現する官製イベントを催し、やはり「革命」とは一線を画す姿勢を見せた。

 一方、新たな祝日「国民統一の日」は1612年の11月4日、ロシアの人民義勇軍がモスクワからポーランド軍を撃退したことにちなんでいる。だが、国民の間でこの祝日の認知度は低く、近年はむしろロシア民族主義の台頭を印象づける日と化している。

 モスクワ中心部では4日、最大2万人(主催者発表)の民族主義者が「ロシア人(民族)の行進」と称するデモを行い、移民排斥やプーチン政権打倒を叫んだ。政権は新たな祝日の制定当時、多民族の団結に基づく「国家主義」の浸透を念頭に置いていたものの、その外国敵視や大国路線が民族主義を勢いづける誤算となった。

5280名無しさん:2012/11/09(金) 20:37:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121109/amr12110912240006-n1.htm
貧困層からの支持根強いが…インフレ抗議、70万人デモ アルゼンチン、政権に反発
2012.11.9 12:20

8日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで、フェルナンデス政権に反発する大規模デモの参加者(ロイター)
 アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで8日、高インフレ率や治安悪化を抑制できていないフェルナンデス政権に反発する大規模な抗議デモが行われた。ロイター通信によると、市当局の概算で約70万人が参加した。

 主催者側によると、2001年末の事実上のデフォルト(債務不履行)宣言以降、最大のデモ。左派のフェルナンデス大統領は昨年10月の大統領選で再選を果たしたが、欧州経済危機のあおりを受け経済成長が減速し、支持率を30%台まで下げている。

 政権は経済減速に対応するため、保護主義的な政策を継続。外貨両替を規制し国民の反発を招いた一方で、手厚い貧困対策により貧困層からの支持は根強い。政府発表のインフレ率は年約12%だが実際は倍以上とみられ、国際通貨基金(IMF)は、正確な数値を公表しなければ制裁を検討する方針を示している。(共同)

5281チバQ:2012/11/09(金) 20:53:29
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2911249/9809825?ctm_campaign=txt_topics
アサド大統領、「進退は選挙で」「シリアで死ぬ」 露インタビューで発言
2012年11月09日 19:58 発信地:モスクワ/ロシア
【11月9日 AFP】シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領は、露テレビ局ロシア・トゥデー(Russia Today)とのインタビューで、自身の運命は選挙によってのみ決められると述べるとともに、シリアが内戦状態にあるとの認識を否定した。

 インタビューの中でアサド大統領は、自身が「大統領の座にとどまることができるか否か」が「最も関心の高い問題」となっているが、「(進退を)決める唯一の手段は投票箱を通じたもののみ」だと発言。また、シリア国内が分断されていることは認めるが「分断は内戦を意味しない」と述べた。

「数週間のうちに全て終わらせられる」などと述べる一方、諸外国が武装勢力を支援するならば戦いは長期化すると警告した。

 ロシア・トゥデーは8日にもこのインタビューの一部を抜粋して紹介しているが、そこではアサド大統領は亡命を勧める声が出ていることについて「私は誰かのあやつり人形ではない。シリアで生きシリアで死ぬ」と言い切り、亡命の可能性を否定している。(c)AFP

5282チバQ:2012/11/09(金) 22:16:07
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012110900888
参謀総長も更迭=大統領、軍改革アピール−ロシア

ロシアのゲラシモフ新参謀総長=2010年10月、ハノイ(EPA=時事) 【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領は9日、軍制服組トップのマカロフ参謀総長(63)を解任し、後任に中央軍管区司令官のゲラシモフ氏(57)を充てる大統領令に署名した。次官を含む国防省上層部も刷新した。
 プーチン氏は、国防省傘下の防衛企業持ち株会社を舞台とした巨額汚職事件の責任を問い、セルジュコフ国防相を更迭。自身の「忠臣」で国民にも人気の高いショイグ氏(前モスクワ州知事)を新国防相に据えており、人事刷新で軍改革を進める姿勢を示した形だ。(2012/11/09-19:10)

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5283チバQ:2012/11/09(金) 22:33:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121109-00000114-mai-int
<ロシア>大統領が参謀総長を解任 軍立て直しへ
毎日新聞 11月9日(金)22時9分配信

 【モスクワ田中洋之】ロシアのプーチン大統領は9日、ロシア軍のマカロフ参謀総長を解任し、後任にゲラシモフ中央軍管区司令官を任命した。大統領は国防省をめぐる汚職疑惑の責任を負わせる形でセルジュコフ国防相を6日に解任したばかり。制服組トップも刷新することで、軍の早急な立て直しを図る狙いがあるとみられる。

 プーチン氏は9日、ショイグ新国防相、ゲラシモフ氏と会談し、軍の再編と近代化を進め、衰退が目立つ国内軍需産業を振興するよう指示した。ゲラシモフ氏は参謀次長を経て、今年4月に同司令官に任命されていた。

 相次いで解任されたセルジュコフ、マカロフ両氏は軍管区の削減や業務の外部委託化を進めるなどソ連時代の古い体質が残る軍の改革に取り組んだ。しかし、一連の改革で巨額のカネが動き、国防省・軍に汚職がまん延。今回発覚した国防省関連企業オボロンセルビスをめぐる巨額詐欺事件の温床になったともいわれる。

 プーチン氏は側近のセルジュコフ氏を解任することで汚職対策に取り組む姿勢をアピールした形だが、文民出身の同氏の改革には軍内の保守派が抵抗してきただけに、軍改革にブレーキがかかることを懸念する声もある。

5284チバQ:2012/11/10(土) 09:05:08
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012111000076
人気急落、国政進出微妙に=重要課題で方向性示せず−ドイツ海賊党
 【ベルリン時事】ドイツで昨年後半から今年前半にかけて行われた各州議会選で相次いで議席を獲得し、ブームを巻き起こした新興政党・海賊党の人気に陰りが見えている。支持率の落ち込みが激しく、目標とする来年秋の総選挙での国政進出が微妙になってきた。
 海賊党はインターネットの利用規制緩和やネット上のプライバシー保護を主張。既成政党に不満を持つ有権者の票の受け皿となり、昨年9月のベルリン市(州と同格)議会選で州レベルで初めて議席を獲得すると、今年前半の3州議会選でも当選者を出した。
 州議選での躍進は全国レベルの支持拡大につながり、調査機関フォルザの4月の世論調査では支持率が13%に達し、二大政党に次ぐ人気を集めた。ところが、夏以降は急速に勢いを失い、支持率は総選挙で議席獲得に必要な得票率と同じ5%まで落ち込んだ。
 ベルリン自由大学のオスカー・ニーダーマイヤー教授(政治・選挙研究)は「海賊党はユーロ危機などの議論に参加してこなかった」と指摘。政治・経済の重要課題で明確な方向性を示せなかったのが人気急落の原因と分析している。(2012/11/10-07:04)

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5285チバQ:2012/11/10(土) 09:28:45
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20121010ddlk18070711000c.html
復興と銃声の国・レバノン:/1 首都ベイルートの今 おしゃれな店、街に活気 /福井
毎日新聞 2012年10月10日 地方版

 首都ベイルートの街角は、落ち着いた欧風の建物や高層の高級ホテルが並んでいた。洗練された雰囲気のカフェやバーのほか、マクドナルドやスターバックスもある。海岸沿いの通りは街の灯で夜中まで明るく、日付が変わってもたくさんの人でにぎわう。街は復興が進み、活気を取り戻していた。

 地中海に面し、南はイスラエル、北と東はシリアと接する中東の国、レバノン。アラブ人が約95%を占め、キリスト教とイスラム教など18宗派がある。

 1975年から15年続いた内戦は周辺国を巻き込み、死者は15万人以上とされる。内戦後も、6年前にイスラエルが侵攻し、ベイルートは一時、荒廃した。

    ◇

 夏休みを利用し、レバノンを旅した。ベイルートとは対照的に、北部の都市は内戦状態のシリアの影響で不安定な状況が続いていた。復興と緊張の間にあるレバノンの様子を報告する。【山衛守剛】

http://mainichi.jp/area/fukui/news/20121011ddlk18070626000c.html
復興と銃声の国・レバノン:/2 第2の都市トリポリへ 「危ないから行くな」 /福井
毎日新聞 2012年10月11日 地方版

 レバノン海岸線の諸都市は、紀元前から地中海貿易の拠点として栄えた。その面影を求め、レバノン第2の都市、トリポリに向かうことにした。ベイルートの北東約70キロの港町だ。

 ただ、トリポリはシリア内戦の影響を受けているという。シリアでは、政権の中枢を占めるイスラム教アラウィ派と、反体制派の中心となっているスンニ派の抗争が激化。トリポリでも両派の住民が対立しているらしい。

 ベイルート市街で乗り合いタクシーに乗り、トリポリ行きのバスが出るターミナルへ向かった。車内で隣の若い男性が声をかけてきた。トリポリに行くと告げると、「危ないから行かない方がいい。ほかにももっといい所がたくさんある」と、いくつか街の名を挙げた。

 それでもトリポリ行きはやめなかった。男性は一緒にタクシーを降り、ターミナルまで案内してくれた。その途中、男性は言った。「一つの国の中に美しい所も、危険な所もある。それがレバノンなんだ」【山衛守剛】=つづく

http://mainichi.jp/area/fukui/news/20121017ddlk18070639000c.html
復興と銃声の国・レバノン:/3 第2の都市トリポリ 日常の中に銃声響く /福井
毎日新聞 2012年10月17日 地方版

 バスを降りると、通りの食堂から肉の焼ける香ばしいにおいがした。街はアラブ語の旗や看板があふれ、車や人で騒然としている。

 レバノン第2の都市トリポリ。紀元前9世紀に地中海貿易を営んだフェニキア人の交易都市として栄え、その後はペルシャやローマ、十字軍、オスマン帝国などさまざまな支配者が統治した。旧市街地には今も各時代の史跡が残る。

 街を歩いていると、遠くから「タカタカタカタカタカ」と乾いた音が聞こえてきた。倉庫のシャッターを勢いよく開け閉めする音に似ている。機関銃の掃射音のようだ。

 目の前の風景とあまりにかけ離れていて、最初は何の音か分からなかった。子どもたちが走り回り、時間をもてあました男たちが談笑している。銃声以外は、日常そのものだ。

 複数の史跡が集まる旧市街の一角に向かった。掃射音が次第に大きくなっていった。【山衛守剛】=つづく

5286チバQ:2012/11/10(土) 09:29:50
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20121019ddlk18070491000c.html
復興と銃声の国・レバノン:/4 トリポリ旧市街東部 「安全な海の方へ」 /福井
毎日新聞 2012年10月19日 地方版

 トリポリ旧市街東部は史跡やモスクが点在し、その間にスーク(市場)が広がる。店が並ぶ通りは、迷路のようだ。

 史跡に向かうためスークの入り口にさしかかった時、椅子に腰掛けて雑談していた男たちに呼び止められた。1人が立ち上がり、アラブ語と片言の英語でまくし立てる。私が向かう方向を指さし、右手の人さし指と親指を立てて自分ののど元に当てた。「その先は危ない」ということらしい。確かに、ここに来るまでに、機関銃の音がだんだんと大きくなっていた。

 男たちは私のために椅子を出し、濃いエスプレッソを勧めた。私が小さな地図を広げると、男の一人が史跡の集まる一角にボールペンで×印を付け、危険な場所を示した。「行くなら安全な海の方へ向かえ」と言う。史跡とは反対の方角だ。

 私は男らと握手を交わし、やむなく海へ向かった。男たちは銃声を気にも留めず、再び雑談を始めた。【山衛守剛】=つづく

http://mainichi.jp/area/fukui/news/20121023ddlk18070657000c.html
復興と銃声の国・レバノン:/5 トリポリ海岸通り モデルガンで遊ぶ子ら /福井
毎日新聞 2012年10月23日 地方版

 トリポリ旧市街から西へ数キロ。海岸沿いの通りは陽気な雰囲気だ。男たちが水たばこを吸ったり、ビールを飲んだりしながら話に花を咲かせている。

 男の子たちの遊びが気になった。機関銃のモデルガンで撃ち合う姿をよく目にした。ベイルートでは見かけなかった光景だ。

 日が暮れて旧市街の宿に戻ると、機関銃の音は前日より多くなっていた。時折、「ズドーン」という重たい音がとどろく。テレビのCNNのニュースが、ジャーナリストの山本美香さんがシリアの銃撃戦で死亡したと報じた。

 レバノンのニュースに切り替わり、トリポリ旧市街で武装した男たちが撃ち合う様子が流れた。ホテルの東約1キロの場所だ。女性キャスターが言った。

 「シリア内戦が波及し、トリポリ旧市街でもイスラム教の宗派間で抗争があり、少なくとも5人が死亡しました」【山衛守剛】=つづく

http://mainichi.jp/area/fukui/news/20121025ddlk18070617000c.html
復興と銃声の国・レバノン:/6 旧市街東部、抗争現場へ 建物の壁、所々に弾痕 /福井
毎日新聞 2012年10月25日 地方版

 トリポリを離れ、ベイルートに戻ることにした。最後に、地元の人に「危ない」と引き留められた旧市街東部の抗争現場に向かった。人通りがなくなるまで歩こうと心に決めていた。

 意外に人の往来が多い。あちこちに反シリア派のレバノン政治家の肖像が掲げられ、緑、白、黒の3色帯の中央に赤い三つの星が並ぶシリアの旧国旗がはためく。シリアの反体制派が掲げる旗だ。

 建物の壁の所々に弾痕が残る。進むにつれて人影が減り、抗争現場の数百メートル手前で引き返した。

 バスの車内で出発を待っていると、屋根の開いたセダンが対向車線を飛ばして来る。2人の若い男が屋根から身を乗り出し、すれ違いざまに機関銃を「ダダダダダ」と空に向けて発砲した。目が合った隣席の男性は「やれやれ」というように肩をすくめた。【山衛守剛】=つづく

5287チバQ:2012/11/10(土) 09:30:31
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20121030ddlk18070641000c.html
復興と銃声の国・レバノン:/7 遺跡の街バールベック 国の不安定さ、飯の種に /福井
毎日新聞 2012年10月30日 地方版

 荘厳な古代ローマ建築で知られるレバノン屈指の観光地バールベック。1〜3世紀に建てられた石造りの神殿跡がある。

 ここもシリア内戦の影響を受けていた。夏の観光シーズンなのに、客はまばら。レバノンは度重なる内戦で一時は観光客が減少したが、客足は戻りつつあったという。シリア内戦の影響は深刻だ。

 通りで体格のいい男に土産店に引きずり込まれた。「古代の銀貨だ」と銀色の硬貨を見せる。「シリアのせいで客がさっぱりだ。貴重な物だが、生活のために安くても売りたい」と500ドルを要求する。断ると、値段は5分の1になった。

 「私は日本人が米国人よりもいいやつだと知っている。頼む」。妙な殺し文句だ。さらに半額以下になったところで、買った。

 おそらく本物ではないだろう。自国の「不安定さ」まで飯の種にするしたたかさに、何度荒廃しても立ち上がろうとするレバノンの底力を見た。【山衛守剛】=つづく

http://mainichi.jp/area/fukui/news/20121108ddlk18070655000c.html
復興と銃声の国・レバノン:/8止 ベイルートへ再び 笑顔で「また来いよ」 /福井
毎日新聞 2012年11月08日 地方版

 帰国の日が来た。ベイルートに戻り、再び街を歩く。欧州のような街並みの中心市街地から外れると、所々に弾痕だらけの廃虚があった。

 国立博物館の近くで、ダビデの星が入ったヘブライ語の表札の門を見かけた。敷地内に銃弾で破壊された墓石があり、燭台(しょくだい)の絵が彫られている。ユダヤ人の墓地らしい。

 レバノンにも多くのユダヤ人がいた。だが、1975年に起きた内戦が周辺国を巻き込んで泥沼化すると、次々と国外へ脱出した。ベイルートも幾度となくイスラエルに侵攻された。破壊された墓地に眠るユダヤ人は、どんな気持ちで戦争を見ていたのだろうか。

 夕方、ホテルでタクシーに乗った。運転手は無口だ。空港に到着して金を払うと、笑顔で「また来いよ」と言った。訪ねた街の先々で、何回も同じ言葉をかけられたことに気付く。この国は今も不安定な状況が続く。でも、みんないい人ばかりだった。「シュクラン」。お礼を言って握手し、空港の建物に向かった。【山衛守剛】=おわり

5288チバQ:2012/11/11(日) 17:10:03
>>5260>>5265
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121110/mds12111010180001-n1.htm
議長にキリスト教徒選出 シリア反体制派
2012.11.10 10:18

 シリア反体制派の有力連合体「シリア国民評議会」は9日、カタールの首都ドーハでの会合で、スポークスマンなどを務めてきたキリスト教徒のジョージ・サブラ氏を投票により新議長に選出した。

 ドーハにはカタールの招きで反体制各派が集まり、国民評議会に代わる統一組織結成の協議が続いている。イスラム組織の影響力が強すぎると批判されてきた評議会は、少数派のキリスト教徒を指導者に選んだことで中立性をアピールし、自らが統一組織を主導することを期待している。

 サブラ氏は評議会として3代目の議長。組織の透明性を高めるため初の投票を導入。総会議員約400人が約40人の指導部を選び、同指導部が議長を選出。一方、国内で反体制デモなどを展開している有力組織「地域調整委員会」は、改革が不十分だと評議会を批判し離脱した。(共同)

http://mainichi.jp/select/news/20121110k0000e030176000c.html
シリア:国民評議会が新議長選出 反体制派再編へ協議
毎日新聞 2012年11月10日 12時08分(最終更新 11月10日 12時13分)

 【カイロ前田英司】シリア反体制派の中核組織「シリア国民評議会」は9日夜、キリスト教徒のジョージ・サブラ氏(65)を新議長に選出した。反体制各派は4日以降、カタールの首都ドーハに集結して連携強化を探ってきたが、評議会の新体制が整ったことを受け、ようやく10日、詰めの協議に入る。

 評議会は引き続き反体制派の主導的役割を担う意向だが、米国は既に見切りをつけ、新たな統一組織の結成に傾いている。評議会は対応を迫られており、各派との協議の中で判断を示すとみられる。

 ロイター通信などによると、評議会のサブラ新議長は元高校教師で左派のベテラン活動家。首都ダマスカス郊外に生まれ、昨年3月に民主化闘争が本格化した後、シリアを出国。現在はトルコに滞在している。サブラ氏は議長選出後、記者団に「我々には武器が必要だ」と繰り返し、反体制派の連携欠如を理由に武器支援をちゅうちょする米欧に、方針転換を求めた。

 評議会は今回の体制刷新で反体制派の中核としての生き残りを図っている。しかし、亡命活動家やイスラム教スンニ派の原理主義組織「ムスリム同胞団」が主体の組織構成は従来と大差なく、シリア国内で活動する評議会傘下の主要組織「地域調整委員会」は9日、体制刷新が不十分だとして評議会を脱退した。米国はトルコを拠点に活動する評議会の限界を指摘し、シリア国内組織を軸とする反体制派再編を求めている。

 ドーハに集結した反体制各派には既に、米国の支持する活動家リアド・セイフ氏(66)が新たな統一組織の設立案を提示した。それによると、新指導部60人のうち評議会から参加できるのは22人前後にとどまり、評議会の影響力低下は必至だ。

5289チバQ:2012/11/11(日) 18:36:47
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121111/mcb1211111821011-n1.htm
女性の社会進出に反感? インドでレイプ事件急増、最下層の少女標的に (1/3ページ)2012.11.11 18:20
レイプ事件急増への抗議デモで、制止に入った警察隊に向け、怒りの声を上げる女性=10月15日、ハリヤナ州ロータク(AP)【拡大】

 インドでは、北部ハリヤナ州で被害者が焼身自殺するなどのむごたらしいレイプ事件が相次いで伝えられ、これまで議論されることすらまれだった、女性に対する暴力への問題意識が高まった。レイプ被害者は身分制度最下層の少女であることが多い。近年のレイプ事件の急増は、女性の社会進出が要因の一つだと指摘される。

 最下層の少女が標的

 ハリヤナ州はデリー首都圏に隣接しており、州内の町村はニューデリーからそう遠くないところにある。英BBCなどによると、9月9日、州内の小さな村で、16歳の少女が大勢の男たちに襲われ、3時間近くにわたり7人にレイプされた。少女はインドの身分制度カーストの最下層民ダリットの出身だった。「しゃべったら殺すぞ」と脅され、黙っていた。だが、男たちの1人がレイプの様子を携帯で撮影。村中に流され、被害者の父親の目に触れた。父親は9月18日、殺虫剤を飲んで自殺した。

 10月6日、別の村のやはり16歳のダリット出身の少女が、昼食を取ろうと畑から自宅に向かっていたところ、2人の男たちに別の家屋に連れ込まれ、レイプされた。もう1人の男が家屋の前で見張っていた。叫び声を聞いた父親が現場に駆けつけたときには、男たちの姿はなかった。住民らが集まってくると、少女はその場を逃れ、親戚(しんせき)の家へ行って灯油をかぶり焼身自殺した。センセーショナルな事件は全国的な話題となり、市民団体などが、暴力と取り締まり当局の無策に抗議の声を上げた。

原因はグラビア!?

 ハリヤナ州は保守的な土地柄で、多くの町村は昔からあるそれぞれの「評議会」が実質的に支配している。男性だけがメンバーになれ、カーストには厳格だという。評議会支配がレイプ多発の土壌を作っているとの指摘もある。評議会長老らのレイプ事件に対する認識はどんなものなのか。いくつかの発言が伝えられている。

 「最近は新聞や雑誌、テレビに半裸の女性が氾濫し、青年を堕落させた。これがレイプ事件の原因だ。ここはインド。欧州のようになってはならない」

 「私は女性は16歳までに結婚すべきだと考える。夫婦間の交渉で満たされればレイプ事件は起きない」。インドでは「幼児結婚」が広く行われ、国際的に問題視されている。

 インドの与党、国民会議派のソニア・ガンジー総裁(65)はハリヤナ州に赴き、「レイプ事件を強く非難する。罪を犯した者は厳しく罰せられるべきだ」と述べた。だが、国民会議派の地元幹部の認識は、評議会の長老たちとほとんど変わらないようだった。「レイプの90%は同意の上」と発言して、市民団体などの猛反発を買った。

女性の社会進出に反感も

 インドでのレイプの報告件数は2006年の1万9300件から11年には2万4600件に増えた。ハリヤナ州では同じ期間に608件から733件に増加している(州内で1日2件の届けがあったことになる)。

 被害者が声を上げるようになったことも一因とみられるが、米ニューヨーク・タイムズ紙は、専門家の話から女性の社会進出も要因の一つだと指摘している。経済成長に伴い、より多くの女性が高等教育を受け、仕事を持ち、伴侶を(親でなく)自分で決めるようになった。これに対し、自分たちの領域を侵されたと感じる一部の男性がストレスを募らせているというのだ。

 インドの市民団体は10月15日、ニューデリーに近い州内のロータクなどで、急増するレイプ事件への厳格な対応を求めてデモを行った。

(編集委員 内畠嗣雅(うちはた・つぐまさ))/SANKEI EXPRESS)

5290チバQ:2012/11/11(日) 20:39:59
>>5288
http://www.asahi.com/international/update/1110/TKY201211100348.html
2012年11月10日11時3分
国民評議会新議長にサブラ氏 シリア反体制派協議大詰め

 【ドーハ=村山祐介】シリア反体制派の有力組織、シリア国民評議会は9日、カタールの首都ドーハで会合を開き、キリスト教徒のジョージ・サブラ氏(65)を新議長に選出した。反体制各派との間で10日、移行政府樹立に向けた統一指導部づくりの詰めの協議に臨む予定だ。

 サブラ氏は議長就任直後、記者団に対し、「生き残る権利を支えて欲しい。我々には武器が必要だ」と国際社会に支援を訴えた。

 サブラ氏は元共産党幹部で、政府批判などで1987年以降、計8年間投獄された。アサド政権退陣を求める反政府デモに参加したことで2度拘束され、今年に入って国外に脱出、現在はパリに住む。高校教師の傍ら、アラブ版セサミストリートの台本など子供向けの執筆活動でも知られる。

5291チバQ:2012/11/12(月) 22:51:32
http://mainichi.jp/select/news/20121113k0000m030055000c.html
シリア:反体制派統一組織 外圧で内部対立うやむやに
毎日新聞 2012年11月12日 20時56分(最終更新 11月12日 21時13分)


反体制派を代表する新たな統一組織「シリア国民連合」の発足で合意し、記念撮影する各派代表者=2012年11月11日、ロイター
拡大写真 【カイロ前田英司】内戦状態にあるシリアの反体制各派は11日、カタールでの8日間にわたる協議の末、統一組織「シリア国民連合」を発足させた。反体制派の結束は泥沼化するシリア情勢の転機になり得るが、今回の合意は反体制派の連携欠如にいらだつ米国などの圧力で各派の対立をうやむやにした「妥協の産物」だ。反体制派は見返りに武装強化を求めており、国際社会の反応次第では「元のもくあみ」になる恐れもある。

 「我々は全シリア国民の自由と権利を追求している」。国民連合の議長に就任したイスラム教スンニ派の穏健派聖職者モアズ・ハティブ師(52)は11日、統一組織がシリアの唯一で正統な代表であると訴えた。カタールのハマド首相は会場に駆けつけて結束を称賛。米国も「今後の支援を楽しみにしている」(国務省)と歓迎した。

 しかし、国民連合の発足は一筋縄ではいかなかった。アサド政権打倒を急ぐ米国やカタールは反体制派の中核「シリア国民評議会」に見切りを付け、新たな統一組織への再編を迫った。国民評議会はキリスト教徒のジョージ・サブラ氏(65)を新議長に選出して生き残りにかけたが、圧力に押し切られて国民連合の傘下になった。

 一方、シリア国内の左派系組織で構成し、アサド政権との対話で打開を目指す「国民調整機構」は路線対立からカタールの協議に出席さえしなかった。

 国民連合は、シリア国内で戦闘を続ける反体制武装勢力も取り込み、「アサド後」の政権移行をにらんだ体制整備を目指す。トルコのダウトオール外相は11日、「もはや支援をちゅうちょする理由はない」と指摘し、反体制派の分裂を理由に武器支援を見送ってきた米欧に方針転換を促した。

 統一組織の実現を優先して主導権争いの矛を収めた国民評議会は、一連の協議の過程で再三、武装強化の必要性を強調している。国際社会が積極支援に転じなければ、不満が噴出するのは確実だ。

5292チバQ:2012/11/12(月) 22:51:58
http://mainichi.jp/select/news/20121112k0000e030100000c.html
シリア:反体制派が統一組織…暫定政府設置へ
毎日新聞 2012年11月12日 12時37分(最終更新 11月12日 12時57分)

 【カイロ前田英司】内戦状態に陥ったシリアの反体制各派は11日、カタールの首都ドーハでの会合で、反体制派を代表する新たな統一組織「シリア国民連合」の発足で合意し、イスラム教スンニ派の穏健派聖職者モアズ・ハティブ師(52)を議長に選出した。従来の中核組織「シリア国民評議会」は主導的立場に固執したが、米国やカタールの圧力で新組織の傘下に入った。

 AP通信によると、国民連合は各派の代表60人で構成。シリア国内で民主化闘争を行う組織や反体制勢力を取り込み、アサド政権の基盤であるイスラム教アラウィ派を含む各宗派・民族も内包する。今後、シリアを代表する「唯一の正統な代表」としての承認を国際社会に求め、アサド政権崩壊を見据えた「暫定政府」を設置する。

 議長に就任するハティブ師はシリアの首都ダマスカスにあるウマイヤド・モスク(イスラム礼拝所)の元指導者(イマーム)。穏健派とされ、反体制武装勢力への浸透が懸念されるイスラム過激派の歯止めとしての期待もあるようだ。副議長には統一原案を作成したリヤド・セイフ氏(66)ら2人が選ばれた。

5293チバQ:2012/11/12(月) 23:08:50
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012111200041
中道左派2氏が決選へ=財政再建が争点−スロベニア大統領選
 【ベルリン時事】任期満了に伴うスロベニア大統領選挙が11日行われ、いずれも中道左派のボルト・パホル前首相(49)が得票率40%で1位、現職のダニロ・トゥルク大統領(60)が36%で2位となり、12月2日の決選投票に進んだ。
 スロベニアは欧州債務危機が波及し、景気が悪化。政府の支持率は20%程度に低迷しており、ヤンシャ首相の中道右派与党が推した候補は得票率24%で落選した。(2012/11/12-07:30)

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5294チバQ:2012/11/12(月) 23:10:41
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2012111200035
マリへの部隊派遣で合意=西アフリカ諸国
 【アブジャAFP=時事】西アフリカのマリ北部をイスラム過激派が占拠している問題で、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)は11日、ナイジェリアの首都アブジャで首脳会合を開き、過激派を駆逐するため、3300人規模の部隊を派遣することで合意した。
 ECOWASは今月下旬か来月初旬に国連安保理から承認を得たい考えで、実現すれば、その後数日で部隊を現地に展開させる見通し。要員は主にECOWAS加盟国から出されることになる。ただ、首脳会合の声明は、依然として対話が危機解決の望ましい手段だとしている。(2012/11/12-06:57)

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5296チバQ:2012/11/12(月) 23:35:56
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012111202000044.html
シリア 反体制派が統一組織 政権打倒へ勢力再編
2012年11月12日 夕刊

12日、カタールの首都ドーハのホテルで記者会見するシリア国民連合のハティーブ議長=共同


 【カイロ=今村実】内戦状態のシリアの反体制派各勢力は十一日、カタールのドーハで、新組織「シリア国民連合」の設立に合意した。議長にイスラム教のイマーム(指導者)、ムアズ・ハティーブ氏(52)を選出。四分五裂の政治・軍事勢力の再編と統合を図り、暫定政府の樹立を目指す。AFP通信などが伝えた。

 合意では、アサド政権の打倒を掲げ、政権側との対話や交渉による解決は、拒否する方針を明確にした。

 また、最高軍事評議会を設置。国内で「自由シリア軍」などの名称で、指揮系統が別々に活動している反体制派武装勢力の一本化を目指す。

 「国民連合」は国際的な承認を得た上で、暫定政府を樹立し、アサド政権の崩壊後には、移行政府を創設するとの道筋も示した。

 議長のハティーブ氏は、首都ダマスカスの有名なモスク(礼拝所)のイマームだった。昨年以降、反体制運動を支援し逮捕されるなどし、約三カ月前に出国した。特定の勢力に属していないため、中立的な立場で各勢力のまとめ役を期待されたとみられる。

 反体制派は、これまで在外シリア人らでつくる「国民評議会」が代表格とされたが、国内組織との連携が不足するなど活動が停滞。米政府などが不信感を強め、各勢力の大幅な再編を求めていた。

5297チバQ:2012/11/13(火) 00:31:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121112/amr12111219070001-n1.htm
秋波と強硬路線と イラン、2期目オバマ政権に揺さぶり
2012.11.12 19:06 (1/2ページ)

イランの首都テヘランで記者会見するアハマディネジャド大統領=10月2日(AP)
 【カイロ=大内清】核兵器開発疑惑をめぐり米欧と対立するイランが、オバマ大統領が再選を果たしたばかりの米国に向けて、硬軟織り交ぜた動きをみせている。2期目に入るオバマ政権で、「対話」と「圧力」を両輪としてきた従来の対イラン政策に変化が生じるかに注目が集まる中、イラン側がさっそく揺さぶりをかけている格好だ。

 「米民主党のイランに対する立場は、イスラエルとは大きく異なる」

 フランス通信(AFP)によると、イラン内務省は米大統領選後の8日、オバマ民主党政権を肯定的に評価する異例の報告書を発表した。イラン単独攻撃も辞さない構えを示しているイスラエルと違い、オバマ氏は「外交に重心を置いている」と分析、経済制裁の面でも欧州よりむしろ穏健だとの見方を示した。

 米国がこれまでの対イラン制裁論議を主導してきた経緯を考えれば、今回の報告書は、イラン側が米国との関係改善に向けた秋波を送っているとも受け取れる内容だ。

 その一方でアフマディネジャド政権は核兵器製造の意図を否定し、核開発を放棄することはないと繰り返している。9日にはイラン国防省が、ペルシャ湾海域を飛行中の米無人機に、領海内に侵入したとして発砲したことを認め、同海域で徐々に強まっている米国の軍事的圧力には屈しないとの姿勢を強調した。

 ただ、イランでは欧米の経済制裁で景気が悪化しインフレが進行。これ以上、米国と対立を深めてさらに厳しい制裁を科せられる事態は避けたいのが本音だ。

 国際原子力機関(IAEA)は9日、イランとの間で、8月以降中断されている核協議を12月に再開することで合意したと発表した。イランとしては、オバマ氏の再選直後に先手を打って柔軟姿勢をみせることで、米欧との交渉につなげ、あわよくば制裁緩和に道筋をつけたいとのもくろみがありそうだ。

5298チバQ:2012/11/13(火) 22:38:18
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201211130105.html
情報BOX:南アフリカの主な政治的リスク2012年11月13日
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 [ヨハネスブルク 12日 ロイター] 南アフリカは、アパルトヘイト(人種隔離政策)廃止後、最も深刻な労働争議に見舞われている。12月にはズマ大統領が率いる政党アフリカ民族会議(ANC)の選挙が実施される予定で、大統領は目下、その選挙に注力している。

 12月のANCの選挙は、ズマ党首の再選が濃厚。また党首再選は、2014年の総選挙で大統領再選(任期5年)の布石を打つことになる。

 しかし、ズマ大統領の政策運営には批判の声が上がっており、格付け会社は、ズマ政権がアフリカ最大の経済規模を持つ南アフリカに長期的リスクをもたらしているとみている。同国経済にとって重要な資源産業で労働争議が続き、投資家の信頼感は低下、通貨ランドの対ドル相場は3年ぶり安値に落ち込んでいる。

 以下は、南アフリカの主な政治的リスク。

 <労働争議>

 ANCと、ANCと同盟関係にある黒人系労働団体、南ア労働組合会議(COSATU)はここ数年、賃上げによってストライキを防いできた。

 現在は収束しつつあるストライキは、現状維持に我慢できなくなった多くの労働者が、組合執行部が労務条件よりも政治的関係を重視していると感じていることを示す。労働者は、大幅な賃上げを要求し、組合執行部に賃金交渉に関与しないよう求めている。

 注目点:プラチナ部門から石炭部門への争議波及

 <「マリカナの虐殺」>

 8月16日にロンミンのプラチナ鉱山でストライキ中の労働者に警察官が発砲し、労働者34人が死亡する事件が起こった。事件の詳細が明らかになるにつれ、ズマ大統領が今年抜擢した警察長官をめぐる疑惑が生じ、政権を取り巻く環境は厳しくなっている。

 注目点:「マリカナの虐殺」と呼ばれる事件を受けた反ズマ派の政権批判

 <国有化>

 党首再選を目指すズマ大統領にとって、取り扱いの難しい問題が党およびCOSATUの左派勢力が求める資源セクターへの政府の影響力拡大。それは、投資家の信頼感を損ねる要因でもある。

 与党内では、石炭を「戦略的資産」と位置付けることや、経営不振の固定通信事業者テルコムを政府の管理下に置き、インターネットインフラ構築を政府主導で進めるよう求める声がある。

 注目点:業界の競争バランスを変えることになる国営資源会社に関する提案

 <外部環境:中国景気減速、欧州危機>

 中国は南アフリカにとって最大の貿易相手で、主要な資源輸出先である。アジア経済の減速は、南アフリカの成長鈍化や失業に結びつく可能性がある。

 債務危機に見舞われている欧州連合(EU)も南アフリカにとって重要な貿易相手で、経済の約15%を支える製造業製品の主要な輸出先である。

 注目点:ユーロの不安定な動きのランドへの影響

 <汚職>

 国際的な非政府組織、トランスペアレンシー・インターナショナルが毎年まとめている、汚職の認識度ランキング(上位ほど腐敗度が低い)で、南アフリカは2011年は64位。2001年の38位から順位を落とし、腐敗が進んでいることが示された。

 注目点:汚職や政府の政策に不満を持つ貧困層の抗議活動拡大。ANCを不安定化させる可能性がある。

5299チバQ:2012/11/13(火) 22:46:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121113-35024363-cnn-int
急進派がスフィンクスとピラミッドの「破壊」呼びかけ エジプト
CNN.co.jp 11月13日(火)11時44分配信

カイロ(CNN) 急進派のイスラム指導者がエジプトの民間テレビ局の番組に出演し、世界遺産にも指定されたピラミッドとスフィンクスは破壊すべきだと発言した。

発言の主はイスラム指導者のモーガン・ゴハリ氏。10日、エジプトの民間放送局ドリームTV2の番組に出演し、もし自分たちが実権を握れば、スフィンクスとピラミッドを躊躇なく破壊するだろうと語った。

同氏はまた、自分はアフガニスタンで2001年3月に、当時の支配勢力だったタリバーンとともにバーミヤンの大仏破壊に加わったとも公言している。

司会者はこの発言にショックを受けた様子で、「あの仏像と同じように、明日目が覚めたらスフィンクスとピラミッドが破壊されていることになると?」と3度にわたって同じ質問を投げ掛けた。

これに対してゴハリ氏は、「シャリア(イスラム法)に従えば、偶像はすべて破壊しなければならない」「崇拝されている、あるいは崇拝されている疑いのある偶像、地球上で1人でも崇拝者がいる偶像は、破壊する必要がある」と繰り返した。

別の出演者も「スフィンクスとピラミッドはエジプトだけのものではなく、人類にとっての遺産だ」と訴えたが、ゴハリ氏の態度は揺るがなかった。同氏の発言を受け、「今のうちにピラミッドに行っておこう」と呼びかけるブログも登場した。

CNNのベン・ウェデマン記者は、こうした発言がテレビで流れるようになった背景について、「熱狂の中で生まれたエジプト革命は、『パンドラの箱』のような様相を呈してきた」とし、希望だけでなく、急進主義や大衆扇動、犯罪、無秩序、恐怖などが入り混じり、誰も元に戻す術を持たないと解説している。

5300チバQ:2012/11/14(水) 22:24:01
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012111400505
支持率急落、政策で迷走も=仏オランド政権発足から半年

13日、パリのエリゼ宮(仏大統領府)で記者会見するオランド大統領(EPA=時事) 【パリ時事】フランスのオランド大統領が15日、就任から半年を迎える。ミッテラン政権以来17年ぶりの社会党大統領として期待を集めたが、景気や雇用の回復の遅れで支持率は急落。前政権が決めた付加価値税(消費税に相当)の税率引き上げを撤回後に一部復活させるなど、政策面での迷走も見られる。
 オランド大統領の支持率は、就任直後こそ60%前後だったが、10月末に公表されたTNSソフレス社の世論調査結果では36%に低下。同社調査による政権発足から半年時点の支持率としては、1981年発足のミッテラン政権以降で最低に落ち込んだ。(2012/11/14-14:52)

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5301チバQ:2012/11/14(水) 22:46:00
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121114/mcb1211141443030-n1.htm
足引きずり…プーチン氏の健康問題なし ロシア首相「全て順調」2012.11.14 11:42
ロシアのメドベージェフ首相は13日、柔道の練習で負傷したとされるプーチン大統領の健康状態について「全く問題ない」と述べ、深刻なものではないとの見方を示した。タス通信が伝えた。首相はフィンランド訪問を前にした同国メディアとの会見で「小さな(健康上の)問題は誰にでもある。幸い、彼(プーチン氏)は健康で、全て順調だ」と強調した。

 プーチン氏は9月に極東ウラジオストクで開催したアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の前後に、足を引きずるようにして歩く姿が目撃されていた。ペスコフ大統領報道官は柔道の練習中に負傷したと説明、深刻な状態ではないと強調したが、ロシア紙ベドモスチはプーチン氏が脊椎を痛め、医師の勧めで飛行機に乗る外遊を控えたため、外交日程に狂いが生じていると報じていた。(共同)

5302チバQ:2012/11/15(木) 00:37:20
http://www.cnn.co.jp/world/35024405.html
牛を巡る部族間対立で出動の警官に銃撃、38人死亡 ケニア北部
2012.11.14 Wed posted at 09:57 JST
ナイロビ(CNN) ケニア北部で14日までに、牛の群れを巡る部族間対立で出動した警官が自動小銃で撃たれ、目撃した負傷者らによると38人が死亡した。同国警察史上で最大規模の惨事とされる。

地元メディアは37〜42人が死亡したと伝えた。治安担当閣僚は死者数を発表していない。

この地域では遊牧民のサンブル族とトゥルカナ族が長年にわたり牛の奪い合いを繰り広げてきた。自動小銃を携行する牛飼いも珍しくなく、周辺住民は厳重な自衛態勢を敷いていている。

先月もトゥルカナ族がサンブル族を襲い、多数の牛を奪う事件が発生。ケニア政府が介入し、9日までに牛を返さなければ実力で対応するとトゥルカナ族に言い渡していた。トゥルカナ族側が応じなかったため、警察が出動した。

警官らは牛を取り戻す作戦を実行している時、武装したトゥルカナ族の一団から待ち伏せ攻撃を受けたという。

双方の指導者らはかねて政府に治安改善を要求し、警察は人員も武器も不足していると批判してきた。政府側は改善を約束し、部族間の和解に努めるとしている。

だが入院中の負傷者でサンブル族出身の人々からは、「サンブル族の土地からトゥルカナ族を強制的に排除するしかない」「仲間が攻撃にさらされている限り武器を置く気はない」との発言が相次いでいる。

5303モンクレール レディース:2012/11/15(木) 20:54:18
今日は〜^^またブログ覗かせていただきました。よろしくお願いします。
モンクレール レディース http://www.middleeastmanagers.com/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%AC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%B9-c-11.html

5304チバQ:2012/11/15(木) 23:15:01
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2012111500558
反緊縮ストに900万人=一部暴徒化で140人超拘束−スペイン
 【ジュネーブ時事】南欧4カ国で行われた反緊縮同時ゼネストの中心となったスペインで14日夕、首都マドリードで数十万人が加わった大規模デモが実施された。現地報道によると、スペイン全土で900万人がストに参加。一部が暴徒化し140人以上が拘束され、70人以上が負傷した。
 AFP通信によると、首都マドリード中心部の議会に近い広場ではラホイ政権による緊縮財政策に抗議する数万人規模の市民らが集結。「政府はわれわれの未来を奪っている」などと書かれた横断幕を掲げ、デモ行進した。(2012/11/15-14:57)

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5305チバQ:2012/11/15(木) 23:27:42
http://mainichi.jp/select/news/20121115k0000m030119000c.html
パレスチナ:ハマス軍事トップ死亡…イスラエル軍の爆撃で
毎日新聞 2012年11月15日 00時57分(最終更新 11月15日 07時30分)


イスラム原理主義組織ハマス軍事部門トップのアハマド・ジャバリ氏=ロイター
拡大写真 【エルサレム花岡洋二】イスラエル軍は14日、パレスチナ自治区ガザ南部を走行中の乗用車を空爆し、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの軍事部門「カッサム旅団」トップのアハマド・ジャバリ司令官ら少なくとも兵士2人を殺害した。軍とハマスが司令官の殺害を確認した。軍はガザの複数の標的を空爆、ハマスがロケット弾攻撃などで報復するのは確実で、ガザ情勢は一気に緊張が高まっている。

 イスラエル軍は声明で「ハマスの指揮系統を破壊するために作戦を実行した」と発表した。ガザ情勢を巡っては今月10日から3日間、ハマスなど武装組織がイスラエルに向けロケット弾など100発以上を撃ち込み、イスラエル軍兵士4人が負傷。これに対しイスラエル軍はガザを空爆し、住民ら7人を殺害したが、その後、両者の間で非公式な停戦合意が成立したとみられていた。

 イスラエルは来年1月に総選挙を控えており、安全保障問題を争点にしたいネタニヤフ首相が対ガザの強硬姿勢を強める可能性が指摘されていた。

5306チバQ:2012/11/15(木) 23:28:15
http://mainichi.jp/select/news/20121115k0000e030196000c.html
ガザ空爆:イスラエル軍が継続 死者は子供含め10人に
毎日新聞 2012年11月15日 12時42分(最終更新 11月15日 13時43分)

 【エルサレム花岡洋二】パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの軍事部門「カッサム旅団」トップの司令官を殺害したイスラエル軍は14日、ガザへの空爆を継続し、20カ所以上の軍事施設を爆撃した。ロイター通信によると、14日の死者は司令官をはじめ子供など計10人となった。イスラエル軍は、ハマスのロケット攻撃能力を破壊する作戦の開始だとして空爆の継続を表明。ハマスの反撃次第では、地上侵攻も辞さない姿勢を示した。

 ハマス当局によると、犠牲者の中には生後11カ月と6歳の子供2人が含まれる。ハマスはラジオ番組を通じて報復を宣言。イスラエル南部ベールシェバなど都市部にロケット弾約80発を発射した。死傷者はいない模様。

 ネタニヤフ首相は14日の会見で、「必要があれば作戦を拡大する用意がある」と述べ、地上侵攻の可能性を排除しなかった。一方、地元テレビに出演したイスラエル軍報道官は「現時点で地上侵攻する予定はない」と語った。

 イスラエル軍は戦闘機による空爆や地中海の艦船上からの砲撃で、ロケット弾の地下格納庫や発射施設などを攻撃したという。また、一部の歩兵部隊をガザ近くへ配備しており、地上侵攻に備えた態勢を取っている。

 昨年のリビア政権崩壊に伴い、ガザ地区にはエジプトのシナイ半島経由で旧リビア軍の武器が大量流入しているとの情報がある。今月10日以降、イスラエル領内にはガザからロケット弾が100発以上撃ち込まれ、緊張が高まっていた。

5307チバQ:2012/11/15(木) 23:30:04
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121115/erp12111510380002-n1.htm
クロアチア副首相が交通死亡事故で実刑、辞任 EU加盟控え
2012.11.15 10:37

クロアチアのチャチッチ副首相兼経済相(AP)
 クロアチアのチャチッチ副首相兼経済相は14日、自身が隣国ハンガリーで起こした交通死亡事故をめぐってハンガリーの裁判所から禁錮1年10月の実刑判決を言い渡され、同日辞任した。欧米メディアが伝えた。

 クロアチアは来年7月、欧州連合(EU)に加盟する予定で、チャチッチ氏は政府の財政基盤の強化に取り組んでいた。

 チャチッチ氏は2010年、ハンガリーの高速道路を走行中に他の車と衝突、2人が死亡する事故を起こした。判決によると刑期の半分を終えた段階で仮釈放される可能性があるという。(共同)

5308チバQ:2012/11/16(金) 00:45:52
http://mainichi.jp/select/news/20121116k0000m030106000c.html
ガザ空爆:憎悪の連鎖 響く砲声…現地ルポ
毎日新聞 2012年11月16日 00時11分(最終更新 11月16日 00時34分)


イスラエルに向けて発射されたロケット弾=パレスチナ自治区ガザ地区北部で2012年11月15日、ロイター
拡大写真 【ガザ(パレスチナ自治区)花岡洋二】イスラエル軍が14日にパレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの軍事部門「カッサム旅団」トップの司令官を殺害したのを契機に緊張が高まるガザ地区に15日、入った。

ハマスがイスラエル南部に向けて断続的にロケット弾を放ち、それをイスラエル軍が正確に捕捉して空中で迎撃する。ガザの空には、ロケット弾がはじけるパンパンという乾いた音が響いていた。

 15日早朝、エルサレム中心部からガザに入る検問所に向かった。イスラエルの当局者は外国人ジャーナリストにのみ入域を許可。約30人に対し、イスラエル軍による攻撃でガザ地区内で負傷した場合、軍の免責を認める宣誓書に署名するよう求めた。

 ガザに入ると、普段は人混みで渋滞する道も、スムーズに流れていた。街頭の人出もいつもより少ないが、買い物客や子供がぶらぶらと道を歩く姿も見えた。食料店には行列さえできている。

 ハマス側のロケット弾攻撃を迎撃する一方で、イスラエル軍はハマスの軍事施設などを目標にミサイルを撃ち込む。ドカン、ドカンと爆発音が腹に響く。落下地点と見られる付近からは、黒煙が立ち上った。時折、戦闘機が空を引き裂くように上空を通過する。

 ガザ市中心部で友人数人とたむろしていたアドナン・ジャバルさん(14)は爆音が響いた直後、「記者さん怖いの? 俺怖くないよ」と話しかけてきた。「イスラエルは俺たちを殺したのだから、ハマスは彼らを攻撃しなければいけない」。少年はそう言って、報復を支持した。

 AFP通信によると、14日からの戦闘でイスラエル側は市民3人が死亡、16人が負傷した。パレスチナ側では15日、イスラエル軍による攻撃で新たに7人が死亡した。

 イスラエルのネタニヤフ首相は15日、記者会見で「(市民を守るため)必要なことはどんなことでもやる」と断言。ハマス側の対応次第では、地上作戦への突入も辞さない姿勢を改めて示した。

5309チバQ:2012/11/16(金) 00:48:37
http://www.cnn.co.jp/world/35024503.html
ヨルダンで政府批判デモ、負傷者 国王打倒の異例の呼号も
2012.11.15 Thu posted at 18:35 JST
(CNN) 中東ヨルダンの首都アンマンで14日、ガソリン価格などの値上げに反発する住民ら数百人のデモが起き、排除を図る機動隊と衝突した。デモではアブドラ国王体制の打倒を求める異例のスローガンが呼号されるなど、政府への抗議活動が先鋭化していることを見せ付けた。

政府の汚職体質や貧困対策も糾弾するデモはアンマンの主要道路沿いにある地区で発生。機動隊は催涙弾や放水銃などを使って規制を図った。公共治安省によると、衝突などでデモ参加者14人が警官の発砲で負傷。建物なども損傷の被害を受けた。

警察はデモ参加者の男性1人を殴打して拘束。CNNの現場取材で私服姿の情報機関要員が警官隊に投石した若い男性2人を連行したことも確認された。

排除を受けた後、一部のデモ参加者が居残って警官隊とにらみ続け、国王打倒などを叫んだ。ヨルダンでは2010年12月以降、政府批判の抗議デモが散発的に発生し、議員や首相を非難し、政権刷新などを要求しているが国王が批判の的になったのは異例。国王を敵視する見方はまだ少数派だが、広がり始めているとの見方がある。

ヨルダンで国王を侮辱することは違法とされ、投獄も可能。これらの政府批判デモは、北アフリカや中東諸国に多発した民主化運動「アラブの春」で勢いをさらに増す結果ともなっている。

国内の政府批判の拡大を受け、国王は今年10月、議会を解散し年末の総選挙実施を命じた。ただ、今月13日、ガソリンやディーゼル油、灯油、食用油の値上げを発表、国民の不興を買っていた。同国は高失業率やインフレ高騰にも襲われている。

5310モンクレール:2012/11/16(金) 05:25:52
今日は よろしくお願いしますね^^すごいですね^^
モンクレール http://www.middleeastmanagers.com/

5311チバQ:2012/11/16(金) 22:24:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121116-00000096-mai-int
<ガザ地区>「娘も家も失った」 武力の応酬、傷つく市民
毎日新聞 11月16日(金)21時43分配信


拡大写真
イスラエルの空爆で死亡した6歳の少女ラナン・アラファトちゃんの写真を前に、思い出を語る父ユセフ・アラファトさん=パレスチナ自治区のガザ市で2012年11月16日、花岡洋二撮影
 【ガザ市(パレスチナ自治区)花岡洋二】「娘も家も失ってしまった」。イスラム原理主義組織ハマスとイスラエルの武力衝突が激化するなか、ガザ市内に住むユセフ・アラファトさん(30)が力なくつぶやいた。アラファトさんはイスラエル軍による空爆で次女を殺され、自宅も失ったという。

 イスラエル軍の激しい空爆が始まった14日夕、日雇い労働者のアラファトさんは仕事を終え、妻と1男2女が待つ自宅へと急いでいた。オリーブ園に囲まれた小さな平屋建ての自宅。あと数十メートルというところで、突然、爆弾が落ちてきた。長女マリアちゃん(11)が家から逃げ出してきた。すぐに近くに2発目の爆弾が落ち、マリアちゃんの体を吹き飛ばした。駆け寄って、幸運にも無事を確認した。

 次女のラナンちゃん(6)の姿が見えない。1時間かけてあたりのガレキを手当たり次第に掘り起こし、ラナンちゃんの小さな体を見つけた。全身が傷だらけで、病院に運び込んだが死亡が確認された。

 ラナンちゃんはアラファトさんが帰宅するたびに「飛びついてきた」。毎日、幼稚園での出来事を歌を交えながら報告してくれる。夕食を取って一緒に寝るのが日課だった。この日も居間で、アラファトさんの帰りを待ちわびていたという。

 「おしゃまで、おかしな子でした」。アラファトさんはそう言って、小さな笑みを見せた。長男ジャラル君(9)は泣きっぱなしで「ラナンはどこにいるの?」と死を受け入れられない様子だという。

 アラファトさんの自宅はなぜ空爆されたのか。周辺で聞くと、住民のうち2人が「近所の空き地からロケット弾が発射されていた」と語った。地元のジャーナリストによると、武装勢力は住宅街の中でも住民の許可なく次々と空き地や農地を移動し、ロケット弾を発射しているという。イスラエルが発射地点を狙い、結果的にその近くの民家が爆撃された可能性もある。

 アラファトさんが静かに言った。「娘を殺した兵士に向けてロケットを発射してほしい。でも(イスラエル側の)民間人を殺す必要はない。平和のための何か良い解決策があるはずだ」

5312チバQ:2012/11/16(金) 22:25:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121116-00000080-mai-int
<ガザ地区>エジプト首相が訪問 停戦仲介の糸口探る
毎日新聞 11月16日(金)20時54分配信

 【テヘラン鵜塚健、ガザ市(パレスチナ自治区)花岡洋二】イスラエル軍の大規模攻撃が続くパレスチナ自治区ガザ地区に16日、カンディール首相を派遣したエジプトのモルシ政権。表向きの目的は、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスへの「連帯」を示すことだが、停戦仲介の糸口を探る狙いもあったと見られる。戦闘の激化が続けば、エジプトも含め、昨年の民主化要求運動「アラブの春」で不安定化した中東諸国に争乱が飛び火する懸念があるからだ。

 ただ、カンディール氏の訪問中、イスラエル側がエジプトの要請で受け入れた一時停戦は、ガザからの攻撃が続いたこともあって実現せず、仲介の困難さを浮き彫りにした。

 エジプトのモルシ大統領は、ハマスの源流の穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が出身母体で、パレスチナ寄り。今回の軍事衝突でもイスラエルの空爆を「残虐な行為」と非難、14日に駐イスラエル大使を召還した。

 こうした対応は、ムバラク独裁政権が昨年2月に崩壊した後に台頭した親パレスチナのイスラム勢力などの国内世論に配慮する必要性も反映している。

 一方で、モルシ政権は79年にイスラエルと結んだ平和条約は維持する方向で、バランスを取りながら現実的な対外政策を模索している。これは、イスラエルの後ろ盾である米国からの13億ドルの軍事援助などが「革命」で弱体化した経済の回復に必須だとの判断からだ。オバマ米大統領は14日のモルシ氏との電話協議で、ガザ情勢沈静化のための働きかけを求めた。

 カンディール首相の派遣は、「連帯」を演出して親パレスチナ世論を納得させ、影響力を行使してハマスを抑え、イスラエルの攻撃強化をけん制する狙いがあると見られる。

 ただ、来年1月に総選挙を控えるイスラエルのネタニヤフ首相も、ハマスの攻撃が続く以上「国民を守る指導者」の看板は下ろせない。イスラエル紙ハーレツは、ネタニヤフ氏は対ハマス姿勢が「弱腰だ」と政界でたたかれていたと指摘。今回の作戦は野党勢力も評価しており、後には引けない状態になっている。

5313チバQ:2012/11/16(金) 22:25:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121116-00000524-san-int
テルアビブにロケット弾 イスラエル軍、地上侵攻も
産経新聞 11月16日(金)10時31分配信

 【カイロ=大内清】イスラエルからの報道によると、同国最大の商業都市テルアビブ周辺に15日、イスラエル軍が大規模空爆を実施しているパレスチナ自治区ガザ地区から3発のロケット弾が飛来した。ガザのロケット弾がテルアビブに届いたのは初めて。被害は出ていないが、イスラエル軍が攻撃阻止のためにガザへの地上侵攻などに踏み切る可能性もある。

 イスラエル軍は15日夜も激しい空爆を継続、フランス通信(AFP)によると、14日の空爆開始からの死者は19人に達した。

 ガザからのロケット弾は1発がテルアビブ南郊の町の空き地に、2発は海に落下したとみられる。ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスや、過激派イスラム聖戦が発射を認める声明を出した。

 現地テレビなどでは、ロケット弾が飛来した際、サイレンが鳴り響く中を多くの市民が建物内に避難したり両手で頭を覆って伏せたりする様子が映し出された。テルアビブが直接の攻撃対象となったのは、イラク軍のスカッドミサイルによる攻撃があった1991年の湾岸戦争以来。AP通信によると、イスラエルのテレビ局は同国軍が16日にガザへの地上侵攻を行う見通しだと報じた。

 こうした事態を受けバラク国防相は15日、3万人の予備役招集を承認。ネタニヤフ首相は、ロケット弾攻撃が停止されなければ「あらゆる必要な行動を取る」とハマスなどに警告した。

 一方、駐イスラエル大使を本国に召還したエジプトからは16日、カンディール首相がガザを訪問する。同国ではハマスと関係が深いイスラム原理主義組織ムスリム同胞団出身のモルシー大統領が政権を握っており、ハマスに有利な形での停戦などに道筋をつけたい考えとみられる。

5314チバQ:2012/11/16(金) 22:27:32
http://mainichi.jp/select/news/20121117k0000m030015000c.html
アラブの春:若者失業対策、教育充実を…国連開発計画局長
毎日新聞 2012年11月16日 18時57分(最終更新 11月16日 19時13分)


毎日新聞のインタビューに応じる国連開発計画アラブ局長のシマ・サミ・バホス氏=東京都千代田区のホテルで2012年11月16日、秋山信一撮影
拡大写真 来日中の国連開発計画(UNDP)アラブ局長のシマ・サミ・バホス氏が16日、東京都内で毎日新聞のインタビューに応じ、中東の民主化要求運動「アラブの春」の一因となった若者の失業問題について、「市場のニーズに応じた人材を輩出するような教育を充実させなくてはならない」と指摘した。

 バホス氏は、アラブの春について「政治、経済、社会の各分野で意思決定に加われずにいた国民の不満が、革命につながった。これまで軽視されてきた若者の失業問題に取り組む必要性をアラブ諸国に認識させた」との見解を示した。

 その上で「経済や雇用状況は常に変化しており、現実に適応した対策をとる必要がある」と述べ、対策として、日本も支援している職業訓練プログラムや中小規模の農家、事業者などを対象とした小口の金融サービスの拡充を訴えた。

 一方、アラブの春で独裁政権が倒れたエジプトやチュニジア、リビアで行われた国政選挙については「公正で透明性の高い選挙だった」と評価。欧米諸国などで、イスラム政党の躍進によって女性差別が進むことを懸念する声があることについては「(3カ国の)イスラム政党が女性の権利を制限しようとしているわけではない。仮に国民が望まない政策がとられれば、次の選挙で意思が表される」と述べた。

5315チバQ:2012/11/17(土) 13:59:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121116-00000024-mai-int
<ガザ空爆>第一の責任はハマス 市民の犠牲は遺憾…米政府
毎日新聞 11月16日(金)10時23分配信

 【ワシントン海保真人】緊迫するガザ情勢について、米国は第一の責任はハマスにあり、との立場だ。ホワイトハウスのカーニー大統領報道官は15日、「ガザからイスラエルに向けたロケット弾の集中砲撃を強く非難するとともに、罪のないイスラエルとパレスチナ市民の死傷を遺憾に思う」と語った。

 オバマ大統領はイスラエル軍によるハマス軍事部門トップの殺害を受けた14日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し、「イスラエルの自衛権への支持」を表明した。また同日、エジプトのモルシ大統領とも電話で話し、事態の沈静化と地域の安定のためエジプトが中心的役割を果たすよう求めた。

 米国はイスラエルの軍事攻撃を容認しつつも、必要以上の空爆や地上戦の展開は、パレスチナ市民の犠牲を増やすことになると懸念している。

5316チバQ:2012/11/18(日) 00:04:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121117-00000078-mai-int
<イスラエル>ガザに大規模空爆40人死亡 地上侵攻も準備
毎日新聞 11月17日(土)22時4分配信

 【ガザ市(パレスチナ自治区)花岡洋二】イスラエル軍は17日早朝(日本時間同日午後)からパレスチナ自治区ガザ地区への大規模な空爆を実施し、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの行政機関本部や治安施設、ハニヤ最高幹部の事務所など計約200カ所を破壊した。イスラエル軍は早ければ17日午後にも地上侵攻可能な態勢を整えており、地上戦に踏み切れば、約1400人が死亡した08年末から09年初めにかけての大規模軍事作戦以来となる。

 イスラエル軍による空爆は14日以降4日連続で、AP通信によると、これまでに計800カ所以上を爆撃、ガザの死者は子供を含め計40人、負傷者は300人以上に達した。一方、ハマスによるロケット弾攻撃は14日以降、計550発で、15日にイスラエルの民間人3人が死亡している。

 ハマスは16日、ロケット弾でエルサレム郊外のユダヤ人入植地などを攻撃。無人地帯で死傷者はなかった。これに対しイスラエル軍は17日早朝、広範囲な空爆を開始。無人の偵察機や攻撃機も投入し、ハマスの治安機関のほかエジプト側から兵器や物資を供給する地下トンネルなども破壊。大半が住宅密集地にあるため、周辺の民家も巻き込まれた。変電所も爆撃し、ガザ南部で広範囲な停電となり住民約40万人以上が影響を受けている。

 ハマスの主力兵器はロケット弾で、イスラエル軍は最新鋭の対空防衛迎撃システム「アイアンドーム」を配備。地元メディアによると、飛来するロケット弾の約半数を着弾前に撃ち落としている。

 オバマ米大統領は16日、エジプトのモルシ大統領に電話し、エジプトによる調停努力が奏功することを望むと伝えた。また、オバマ大統領はイスラエルのネタニヤフ首相とも電話で協議し、イスラエルの自衛権を改めて支持。そのうえで「イスラエルとパレスチナの一般市民が命を落としている」ことに遺憾の意を表明した。

5317チバQ:2012/11/18(日) 00:05:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121117-00000079-mai-int
<ガザ>やまぬ戦火、ガソリン欠乏 パン屋に長蛇の列
毎日新聞 11月17日(土)22時44分配信


小麦粉が手に入りにくくなったため、パン屋に並ぶアブデルカリームさん(手前左から2人目)ら=パレスチナ自治区のガザ市で2012年11月17日、花岡洋二撮影

 【ガザ市(パレスチナ自治区)花岡洋二】イスラエルの空爆が続くガザ市内では、長期戦を想定した住民が生活必需品のガソリンと小麦粉を買い占め、入手が極めて難しくなっている。卵など一部の生鮮食品は値上がりし、近い将来に生活を直撃しそうだ。

 給油所を17日朝に訪れた。イヤド店長(35)によると、イスラム原理主義組織ハマスの軍事部門トップが殺害された14日夕から住民が行列し、約1週間分の備蓄を3日間ほぼ徹夜で売り切った。1日の半分が計画停電するガザでは各家庭が発電機を備え、ガソリンは必需品だ。「補充の見通しはない」という。

 困り果てた顔のアベドラヒームさん(25)が入店してきた。「ガス欠で車が止まった。1リットル売ってくれ」。空きペットボトルを持っている。1カ月後に出産予定だった妻が14日夕、空爆の衝撃で産気づき入院した。容体が悪いとの連絡があり、病院に向かう途中だという。店長は「どこも売っていない」と説明し、自分の車から3リットルを抜いて渡した。「助け合いだ」と言い、代金を断った。

 パン屋にも、長蛇の列ができていた。アブデルカリームさん(24)は13人家族のためにパン4袋を買う。「普段はパンを焼くが、昨日は小麦粉が全く見つからなかった」

 ハマスが14日夕、便乗値上げ業者を通報するよう呼びかけたこともあり、燃料やパンなど統制価格の物資は値上がりしていない様子だ。だがアブデルカリームさんによると、空爆後に卵1箱(30個)を3割増しの17シェケル(約350円)で買わされた。市場の卵売り、ダルウィッシュさん(34)によると、空爆で鶏舎が被害を受け、入荷が大幅に減った。

 ガザは物資の輸入が原則としてイスラエルに管理されている。燃料などは一定量がイスラエルから入るが、南部のエジプト境界に設けられた地下トンネル経由の密輸への依存度が高い。この境界付近も激しく空爆され、品不足に拍車がかかっている。

5318チバQ:2012/11/18(日) 00:15:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121117/mds12111717130006-n1.htm
シエラレオネで大統領選 平和定着の試金石 結果発表は約10日後
2012.11.17 17:08

16日、シエラレオネの首都フリータウンの通りを歩く女性(AP)
 西アフリカのシエラレオネで17日、大統領選の投票が行われた。10年以上続いた内戦が2002年に終結して以来、3度目の大統領選で、民主主義や平和定着の試金石と見なされている。

 立候補者は9人だが、再選を目指す現職の与党、全人民会議党党首のコロマ氏と最大野党、シエラレオネ人民党候補のビオ氏が有力。

 前回07年の大統領選で当選したコロマ氏は、インフラ整備などの実績を強調。一方、軍出身で1996年に無血クーデターで一時、権力を掌握したビオ氏は、コロマ政権の汚職問題を批判し、当選すれば鉱業関係の全契約を見直すと主張している。

 最終結果の発表は約10日後の見通しで、当選に必要な55%の票を獲得する候補者がいなければ後日、決選投票が行われる予定(共同)

5319チバQ:2012/11/18(日) 00:17:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121117/mds12111700500000-n1.htm
ヨルダンのデモ、1万人規模「国王は去れ」
2012.11.17 00:48
 【カイロ=大内清】ヨルダンの首都アンマンで16日、燃料価格の値上がりに対する抗議をきっかけとした1万人規模のデモがあり、中東の衛星テレビ局アルジャジーラなどによると、デモ隊からは「アブドラ国王は去れ」「王政打倒」などの叫び声が上がった。国王批判がタブー視されるヨルダンで反王政デモが起きるのは極めて異例。

 同国では、アラブ各国に民主化デモが広がった昨年以降、デモが頻発し、昨年10月からの約1年間で首相が3人交代する不安定な状況が続いていた。ただ、その中でもデモ隊の要求は「政治改革」にとどまり、「体制変革」を求める声は表面化していなかった。

 今回のデモには、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団や左派などの野党勢力も参加、治安部隊との衝突で警官1人が死亡したほか、70人超が負傷した。王室支持派も対抗デモを行い、にらみ合いとなった。

5320チバQ:2012/11/18(日) 05:02:19
http://www.asahi.com/international/update/1118/TKY201211170790.html
2012年11月18日4時49分
ガザ地上戦へ緊迫 周辺国、イスラエルの空爆に反発
 【ガザ=山尾有紀恵、カイロ=石合力】パレスチナ自治区ガザへのイスラエル軍の空爆が激しくなっていることから、アラブ連盟(本部カイロ、22カ国・機構)は17日、緊急外相会合を開いた。「アラブの春」を経てエジプトでイスラム組織を母体とした政権が誕生するなど地域情勢は大きく変わった。地上戦の準備を進めるイスラエル軍がガザ侵攻に踏み切れば、反発を高める周辺国を巻き込み、事態はさらに流動化しかねない。

 ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの政府によると、これまでのパレスチナ人の死者は少なくとも40人、負傷者は430人。

 アラブ連盟筋によると、外相会合では「国際社会は国際的な平和と安全を守る責任がある」として、ガザを含むパレスチナの市民、指導部、土地、資源に対する国際的な保護を求める声明について協議する。一方、チュニジアのアブドルサラーム外相は17日、エジプト経由でガザ入りした。同日未明に爆撃された首相府跡などを視察し「イスラエルの行為は到底容認できない」と述べた。

5321チバQ:2012/11/18(日) 05:03:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121118-00000004-mai-int
<イスラエル>ガザからロケット弾飛来 最大都市テルアビブ
毎日新聞 11月18日(日)1時10分配信

 【テルアビブ(イスラエル中部)樋口直樹】イスラエル最大の商業都市テルアビブで17日午後4時半ごろ、パレスチナ自治区ガザ地区からのロケット弾攻撃を知らせるサイレンが鳴り響いた。イスラエル放送によるとロケット弾2発が飛来。1発はイスラエル軍の迎撃ミサイルで破壊され、残る1発は無人地帯に落下し、被害は無かった。遠いガザから襲いかかる長距離ロケットの恐怖にテルアビブの住民は大きな衝撃を受け、防空壕(ごう)などに避難する市民の姿が見られた。

 午後4時半、記者は移動中の車中で、ロケット弾の飛来を知らせるイスラエルラジオの緊急放送を受信した。この場合、走行中の車は緊急停止し、近くに防空壕がない場合、運転手や同乗者は適当な場所で伏せの姿勢をとることになっている。この日はユダヤ教の休日でもあり、普段はにぎやかな市街地も通行人はまばらだった。

 ガザ地区からテルアビブ中心部まで約65キロ。17日のロケット弾攻撃は3回目だ。テルアビブ東部で夫と幼い子供2人と暮らすダフナさん(34)は「こんなところまでロケットが飛んでくるなんて信じられない。小さな子供を抱えてどうしたらいいのか分からない」と困惑した様子だった。

5322チバQ:2012/11/18(日) 05:09:01
http://mainichi.jp/select/news/20121111mog00m030999000c.html
揺らぐイラン:制裁下の市民は/1 広がる格差 働く子供急増、高級外車は販売好調
2012年11月11日

 通行人でごった返すテヘラン中心部の「革命広場」。小学1年生のザフラーさん(13)は授業が終わると毎日ここへ「出勤」する。夕方まで売り歩くのは、14世紀のイランの大詩人ハーフェズの言葉を引用した人生占いだ。

 「最近はさっぱり売れないの」。1枚5000リヤル(約15円)。昨年この仕事を始めたころは1日20枚以上売れたが、今は10枚程度にとどまる。

 ザフラーさんはテヘラン南部に祖母(60)と暮らす。父は病死し、母は家を出たまま戻らない。昨年までは靴工場で1日12時間働いていた。借家の家賃は「家主にまけてもらっている」が、病弱な祖母の薬代が必要だ。しかし米欧諸国の制裁の影響で、医薬品が品薄になり価格が急騰。市民の財布のひもは固くなり、占いも売れなくなった。

 祖母の許しで今年ようやく小学校に入れたという。「勉強すれば、看護師さんになれるかな」。急に目を輝かせ、ペルシャ文字の練習をしたノートを見せてくれた。だが「市役所の人に見つかると怒られる」と写真の撮影は拒んだ。ティッシュやガムを売り歩く10歳前後の子供は広場周辺だけでも10人以上見かけた。

 イランのNGO「子供の権利保護協会」の推計では、働く子供は180万人。これまで大半はアフガン難民だったが、この1年間でイラン人の子供が急増したという。

 相次ぐ米欧の経済制裁で食料や医薬品が値上がりし、市民生活を圧迫。バヒドダストジェルディ保健相は10月15日、「高騰した医療費が原因で貧困層が増えた」と認めた。「公平と平等」「貧者の救済」を理念とし、欧米の「格差社会」を批判するイスラム国家が、自国の格差を認めるのは異例だ。

 半国営のイラン労働通信も10月21日、経済評論家の分析を紹介し「(必要最低限の生活以下の)絶対的貧困率が25〜32%に達し、格差拡大が進んでいる」と指摘した。

 一方、富裕層が多いテヘラン北部のアバサバード地区を訪れると、そこは外車展示場が点在する別世界だった。イランでは外車は輸入関税が100%で他国に比べ高額だが、地元紙によると、今年3月までの1年間に売れたドイツ高級車ポルシェは563台。外車ディーラーのマザヘリさん(32)によれば、売れ筋は20万〜40万ドル(1600万〜3200万円)のポルシェやベンツで、売り上げは年々上昇しているという。「制裁の影響? 富裕層には関係ないさ」。マザヘリさんが笑った。制裁により農業や鉱工業など生産活動が停滞する中、テヘラン市内では新銀行の店舗が次々と登場。設立には、政治家や軍が関与したとうわさされる。

 「利子をとるのはハラーム(宗教上の禁忌)」とするイスラム金融の原則と実態は遠く、銀行の事実上の預金金利は17%(1年定期)。住宅や事業者向けの貸出金利はさらに高い。富裕層は預金で潤い、借金が必要な庶民は苦しむという構図だ。最高指導者ハメネイ師は「資本主義は腐っている」と繰り返すが、そのひずみにイラン自身が苦しんでいる。

 「保護協会」理事のアリアクバルさん(42)が憤る。「米欧の経済制裁はイランの中間・貧困層を傷つけ、働く子供まで増やす。一方で、政府要人や富裕層には何らダメージを与えない。政府の支持者ではないが、意味のない制裁には反対だ」

     ◇

 イランの核開発問題を巡り6月末以降、原油を狙いうちにした米国、欧州の経済制裁が相次ぎ発動。9月末には現地通貨が暴落し、安定を誇ったイラン経済が本格的に揺らぎ始めた。制裁下のイランで市民の姿を追った。【テヘラン鵜塚健、写真も】=つづく

5323チバQ:2012/11/18(日) 05:09:48
http://mainichi.jp/select/news/20121113mog00m030004000c.html
揺らぐイラン:制裁下の市民は/2 苦悩する若者たち 高い失業率/大学で麻薬流行
2012年11月13日


仲間と作った録音スタジオで、取材に応じる男性。終始、伏し目がちだった 「生活は腐り、人々はただ神の名を呼ぶだけだ」

 「少しの希望と金はまだあるが、墓場まではあと2メートル」

 風刺を込めた自作のヒップホップを歌うのは、7月にイラン最高峰のテヘラン大を卒業したばかりの男性(22)だ。テヘラン西部のマンション一室に作ったスタジオに仲間と集まる。「ここで音楽に浸りながら大麻(マリフアナ)を吸う。最高さ」。戒律が厳しいイスラム国だが、麻薬は酒よりたやすく手に入る。イランでは麻薬もヒップホップも、同じように「違法」だ。

 男性は幼い頃から勉強熱心で、志望通りテヘラン大の文系学部に入学した。だが「授業は退屈だった。優秀な教員の多くが、イスラム体制に批判的とみなされ、追い出されたためだ」という。イランでは宗教心が強く、体制に忠実であることが就職や出世の必須条件。男性はそんな現実に絶望し、麻薬に逃避した。「同級生30人のうち就職できたのは、体制とコネのある10人ほど。残りのうちの7、8人は学生当時から僕と同じ麻薬中毒さ」。男性は伏し目がちに笑った。

 イラン統計センターによると、今夏の失業率は12・4%。若者(15〜29歳)に限ると24・8%に跳ね上がり、昨年比で2・3ポイント上昇した。だが実態はそれ以上だといわれる。イランの核開発疑惑に対する米欧の制裁で景気の悪化が加速し、優秀な学生ですら就職できない状況が続いている。

 イランでは09年6月の大統領選で、保守派のアフマディネジャド大統領が再選された。選挙結果に疑念を抱く改革派を支持した若者らは連日、数万人規模のデモを起こした。しかし治安部隊が徹底弾圧し、多くの学生が逮捕されると、運動は急速にしぼんだ。

 男性が振り返る。「米国、スウェーデン、マレーシア……。選挙後の3年間だけで親しい友達12人が国を去った」。イランは高等教育の水準は高いが、能力を生かす場は限られ、海外への「頭脳流出」が続いてきた。

 さらに制裁の影響で今年9月、イラン国内の通貨暴落により外貨が急騰。費用がかさみ、米欧との関係悪化でビザ入手も難しくなり海外留学は格段に難しくなった。「結局金とコネさ。努力しても報われない。イスラムが理想とする平等なんてどこにあるんだい」。男性は、はき捨てるように言った。

 イラン滞在16年のテヘラン大講師、清水直美さん(45)は男性のような若者世代をこう見る。「前回の大統領選でデモが弾圧されて以来、学生たちは急速に政治や社会に無関心、無気力になった。ただ、社会に不満を抱きながらも、産油国ならではの生活レベルを捨てられない。社会を本気で変えようとは考えていない」

 イラン社会特有の閉塞(へいそく)感に、制裁が追いうちをかける。「海外」への道は遠くなり、さりとて「アラブの春」のような熱狂も生まれない。「イランの頭脳」は、その活路を見いだせないまま困難の道をさまよっている。【テヘラン鵜塚健、写真も】=つづく

5324チバQ:2012/11/18(日) 05:10:30
http://mainichi.jp/select/news/20121114mog00m030001000c.html
揺らぐイラン:制裁下の市民は/3 アフガン難民「苦渋の選択」 保護に陰り
2012年11月14日


2歳の長女を抱え、途方に暮れるアフガン難民のバシールさん(右)。父親(左)も高齢で働けなくなった=テヘラン北部で2012年10月、鵜塚健撮影
拡大写真 テヘラン北部の山間に小さな住宅が密集するファラザード地区。「建設現場から声がかからなくなった。今月の家賃が払えるだろうか」。アフガニスタンからの難民、バシールさん(31)は子供を抱え、途方に暮れていた。

 アフガン西部ヘラートの出身。反政府勢力タリバンが町に入り込み治安が悪化した96年、イランに逃れ、2年後に父や弟らを呼び寄せた。テヘランでアフガン人女性と結婚。2人の子供も生まれ、家族11人で暮らす。「必死に働き、平和でそこそこ幸せだった。しかし、昨年から仕事が急激に減って苦しくなった」。9月にはイラン通貨が急落し、アフガン通貨に換算すると収入は2年前の3分の1になった。

 バシールさんが住むアフガン人居住地区では、この1年で少なくとも約40家族が母国に帰還した。2歳の長女と生後まもない長男を抱えるバシールさんも帰国を考えないではないが「もはやアフガンに頼れる親族はいないし、治安も心配」。子供の将来のため、豪州や北欧など「第三国」への難民申請も検討しているが、認められるケースはまれだ。

 79年のソ連侵攻、90年代後半からのタリバンによる実効支配、01年の米軍侵攻。アフガンが混乱するたび、イランとパキスタンは多くの難民を受け入れてきた。イラン内務省によると、昨年7月時点でアフガン難民約102万人を受け入れ、学校教育や医療を提供した。奨学金に支えられ、イランの大学を卒業したアフガン人はこれまでに1万3000人を数える。

 しかし、イラン政府が米欧の経済制裁下に置かれるにつれ難民の生活は変わった。政府の財政悪化に伴い、ガソリンや食料の価格高騰を抑止するための事業者への補助金は大幅に削減された。物価高が進み、イラン政府は生活支援のため国民に給付金を支給したが、難民は対象外となった。手厚い難民保護で知られてきたイランはいま、その「余裕」を失いつつある。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、イランでは11年、前年比120%増の難民約1万8667人が母国に帰還。今年もすでに8月時点で1万人を突破した。イランからトルコに密入国するアフガン難民も目立ち、数千人規模に達しているという。

 ベルナルド・ドイルUNHCR駐イラン代表は特に、アフガン難民の直面する「苦渋の選択」を強調した。「一般的には難民は母国に帰還するのが望ましい。だがアフガンは現在も情勢が不安定で、仕事や教育の機会も十分ではない。彼らは帰国しても生活の改善は望めない」。ドイル氏はイラン政府について「長い間、アフガン難民に寛容で、国際的義務を十分果たしてきた」と評価。むしろ米欧の制裁という「外的要因」が弱い立場の難民を追い詰めていく現状に「複雑な思い」を抱かずにはいられないという。【テヘラン鵜塚健、写真も】=つづく

5325チバQ:2012/11/18(日) 05:11:10
http://mainichi.jp/select/news/20121116mog00m030001000c.html
揺らぐイラン:制裁下の市民は/4 保守化とイスラム離れ 二極化、衝突の恐れ
2012年11月16日

 「米国に死を」「イスラム体制の敵は去れ」。今月2日、テヘラン中心部の旧米国大使館前で、数千人が気勢を上げて米国の星条旗を焼いた。イランと米国の対立を決定づけたといわれる米国大使館占拠人質事件(79年)から33年。「記念日」を祝う人々は体制に忠実な軍事組織「革命防衛隊」や民兵組織「バシジ」の関係者、あるいは比較的貧しい保守層の市民らだ。テヘラン北部に多く住む世俗派はむしろ「宗教指導者にだまされているだけ」と眉をひそめる。

 イランの保守層というと妄信的なイメージが付きまといがちだが、そうとは限らない。イラン北部ゴルガンの銀行に勤めながらテヘラン大大学院で学ぶメフディさん(28)は、多忙なスケジュールの合間をぬってコーランの勉強会に足を運ぶ。地域のバシジにも所属する。大学時代は読書会を主宰、西洋哲学や歴史を学び、「人生に必要な道徳や基準では、イスラム教こそ完璧だと確信した」。

 経済制裁で米欧との対立が深まるなか、メフディさんは「制裁という経済戦争、メディアを使った心理戦を仕かけているのは米欧のほうだ」と感じている。「対等」に渡り合う必要性も痛感し、英語の学習にも余念がない。

 だが、こうした保守化の波が地方を中心に広がる一方で、都市部や若者世代では「イスラム離れ」が加速している。きっかけは09年6月の大統領選後に起きた大規模抗議デモだ。当時大学生だった男性(25)はデモ現場でバシジに暴行され、友人約20人が逮捕された。「デモ参加者の大半は、身近な自由や民主化を求めていただけだ」。力で言論を封じ込める体制への不信。その後もイラン政府は米欧との対立を深め、制裁のツケを庶民に回してきた。「高校生まではイスラムを信じていたが、大学時代から無関心になった。今は宗教に憎しみさえ覚える」。10代のころ習慣だった礼拝や断食もやめた。

 来年6月の大統領選に向け、イラン政界では権力争いが過熱している。現職のアフマディネジャド大統領よりさらに保守的、宗教的な勢力が台頭する可能性は高く、近い将来の米欧との融和は考えにくい。

 サデグ・ジバカラム・テヘラン大教授(政治学)はそうした状況に危機感を募らせる。「今後も政治の保守化は続き、その流れについていく信仰心の強い市民と、無関心で世俗的な市民との二極化が一層進むだろう。双方は近いうちに、必ず衝突する」。経済制裁がイラン社会を分断し、その枠組みや人々の価値観までも揺さぶっている。【テヘラン鵜塚健、写真も】=おわり

5326チバQ:2012/11/18(日) 15:08:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121118-00000015-jij_afp-int
「歌うことは人類共通の権利」、騒乱のマリを逃れた女性歌手
AFP=時事 11月18日(日)14時45分配信


拡大写真
モロッコのM'hamid El Ghizlaneで、音楽フェスティバルに出演するファディマータ・ワレット・ウマルさん(中央)らマリの音楽グループ、タルティットのメンバー(2012年11月10日撮影)。

【AFP=時事】アフリカ西部マリの女性歌手、ファディマータ・ワレット・ウマル(Fadimata Walett Oumar)さんは、同国北部の砂漠都市トンブクトゥ(Timbuktu)で1月に音楽フェスティバルに出演したとき、それからわずか2週間後に騒乱が起き、マリを去ることになろうとは予想もしていなかった。

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 ウマルさんがリードボーカルをつとめる音楽グループ、「タルティット(Tartit)」はトンブクトゥ出身のマリ人10人が集まって1995年に結成された。これまで米国、カナダ、ブラジル、欧州、東アジアなど世界各地で演奏し、遊牧民トゥアレグ(Tuareg)人の伝統音楽を披露してきた。

 だが、今年初めの騒乱で、トンブクトゥを含む同国北部はイスラム過激派に制圧された。

「それで私たちはマリから追い出されることになったんです」と、ウマルさんはモロッコのサハラ(Sahara)砂漠にあるTaragalteでAFPに語った。マリのイスラム過激派が歌うことを禁じても、タルティットの音楽はすでに世界中に広まっていると、ウマルさんは自信を示す。

 タルティットはTaragalteで開催中の音楽フェスティバルにメインアクトとして参加している。このフェスティバルはトンブクトゥに捧げられたものだ。「この音楽フェスティバルに参加できて嬉しく誇りに思うし、とても力づけられる。けれど(トンブクトゥの)故郷や家族、自分の人生を思うと悲しくもなる」(ウマルさん)

 トンブクトゥでの1月の音楽フェスティバルの後、タルティットのメンバーはマリの首都バマコ(Bamako)に移動した。だがバマコで反トゥアレグ・デモが発生し、グループのメンバーたちは皆、2月の始めまでにマリ国外に逃れ、ブルキナファソやモーリタニアなどへ散り散りになった。

 その後、マリでは3月に発生した軍事クーデターに乗じ、反政府勢力が北部に拡大。北部は最終的に国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)と連携するイスラム系勢力に制圧された。

 バマコでは民族間対立による暴動が激化し、家屋や商店は焼かれ、ウマルさんの夫のいとこも殺害されたという。

「全てのマリの人たちが皆、同じマリ人なのだと認め合って、文化の違いを考えに入れながら共に生きてほしい。そうして何百年も暮らしてきたのだから」とウマルさんは訴える。

 マリではイスラムの教義を厳格に課すシャリア(イスラム法)が導入されている。音楽は禁じられ、女性にはベールの着用が強要され、イスラム神秘主義スーフィー(Sufi)の寺院は破壊されている。ウマルさんを含め、多くのマリの人々は、これはマリ文化に著しく背くものだと批判する。

「私たちマリ人の文化は音楽と強くつながっているのです。マリの文化は喜びの文化であり、家の中に閉じこもるような文化ではありません」と話すウマルさん。歌うことは人類共通の権利だと訴える。「トゥアレグ人にとって、歌うことは癒しでもあるのです。夜になれば皆で集まって歌う。これに代わるものなどありません」

 マリを逃れてからも、タルティットはポーランドやモーリタニアで演奏している。だが、メンバーが各地に分散した状態で、故郷トンブクトゥに帰ることも、再びそこで演奏がかなう日も今のところは見えていない。【翻訳編集】 AFPBB News

5327チバQ:2012/11/18(日) 22:28:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121118-00000008-maiall-int
<イスラエル>ガザ空爆 「アラブの春」で仲介役不在
毎日新聞 11月18日(日)9時13分配信

 【カイロ前田英司】イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ攻撃は、昨年の民主化要求運動「アラブの春」により、周辺国にイスラエルとの明確なパイプを持つ「仲介役」が不在の中で、激化の様相を強めている。米国はエジプトやトルコの調停に期待するが、両国はかつての親イスラエルの立場になく、ガザへの連帯に傾斜する。イスラエルは米国の理解を後ろ盾に攻撃を強めるが、「出口」を見誤れば泥沼化する恐れもある。

 今回の衝突は、ガザ側からの散発的ロケット弾攻撃に対し、イスラエル側が14日に大規模空爆を始めたことで激化した。

 エジプト国営の中東通信によると、モルシ大統領は一連のガザ攻撃を「あからさまな人権侵害」と非難。「エジプトは以前と違う。アラブ諸国とて同じではない」と指摘し、民主化闘争で倒れた親米・親イスラエルのムバラク前政権との違いをアピールした。ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは、モルシ大統領の出身母体であるエジプトの原理主義組織ムスリム同胞団の流れをくむ。

 一方、トルコのエルドアン首相は17日、エジプトを訪問。モルシ氏、カタールのハマド首長とガザ情勢を協議した。

 トルコは非アラブの地域大国としてイスラエルと良好な関係を維持していたが、イスラエル軍による前回08年末の大規模なガザ侵攻以降、対立が先鋭化した。トルコ紙ヒュリエト(電子版)によると、エルドアン首相は今回のガザ攻撃と来年1月に控えるイスラエル総選挙との関連を指摘し、「ネタニヤフ政権は(安全保障を支持獲得に)利用している」と批判した。

 エジプトのカンディール首相に続き、チュニジアのアブデッサラーム外相が17日、ガザを訪れて「イスラエルは地域情勢の変化を理解すべきだ」と訴えた。

5328チバQ:2012/11/19(月) 23:40:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121119-00000015-jij-int
反政府勢力が攻勢=国連部隊が攻撃―コンゴ東部
時事通信 11月19日(月)8時47分配信

 【ゴマ(コンゴ)AFP=時事】アフリカ中部のコンゴ(旧ザイール)で、反政府武装勢力「M23(3月23日運動)」が東部の主要都市ゴマに向けて侵攻、同国に展開する国連平和維持部隊は18日、ヘリコプターからM23の部隊に攻撃を加えた。しかし、M23はゴマの空港に迫っている。政府軍や住民はゴマから避難、治安悪化の懸念が強まっている。
 M23は同国の少数民族ツチ族系の反政府武装勢力、人民防衛国民会議(CNDP)の元兵士らで構成。2009年3月23日の政府とCNDPとの和平交渉が失敗したことを受け、結成された。
 今回の戦闘は、市民に残虐行為を行っているとして、国連と米国がM23のリーダーに制裁を科した2日後の15日から激化。国連安保理は17日、緊急の非公式協議を開き、侵攻をやめるよう求めた。

5329チバQ:2012/11/19(月) 23:41:52
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012111900452
中道左派に政権交代か=モンティ首相続投論も−来春の伊総選挙

イタリアのモンティ首相=5月、ローマ(AFP=時事) 【ジュネーブ時事】金融危機がイタリアを襲った昨秋、モンティ政権が正式発足してから18日で1年が経過した。来春の総選挙(上下両院)まで半年を切った。第1党の中道右派・自由国民が失速する中、最大野党の中道左派・民主党を軸とする新政権誕生の可能性が浮上している。ただ、モンティ首相続投待望論も根強い。
 前回2008年の選挙では、ベルルスコーニ前首相率いる自由国民を中心とした中道右派連合が上下両院で過半数を確保した。しかし、内部の主導権争いに加え、金融危機への対応に失敗。政権は11年11月に崩壊し学者出身のモンティ首相率いる救国政権を発足させ今に至っている。
 モンティ氏は緊縮財政、労働市場の規制緩和といった改革を断行し、危機深刻化を回避した。ただ、改革に伴う痛みへの不満は強い。これを受け民主党は「モンティ政権は緊縮策と共に不景気をもたらした」(ベルサニ党首)と訴え支持を拡大。汚職事件で支持率が15%に沈んだ自由国民に対し、民主党は32%と世論調査で首位を維持している。


イタリア最大野党の中道左派・民主党のベルサニ党首=2011年11月、ローマ(AFP=時事) モンティ首相は、来春の退任を明言してきたが、最近「国民の多くが続投シナリオを考えている」と発言、微妙に軌道修正し始めた。欧州連合(EU)内でモンティ氏の政治手腕への評価は高い。伊産業界からも「永久に首相にとどまるべきだ」(フィアット首脳)と絶賛され、続投待望論は広がっている。(2012/11/19-14:32)

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5330チバQ:2012/11/20(火) 21:39:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121120-00000080-reut-int
焦点:地上侵攻の先にある「苦悩」、イスラエルにジレンマ
ロイター 11月20日(火)14時54分配信

11月19日、イスラエルがガザの地上侵攻に踏み切ったとしても、ハマスとの衝突で生じている問題の長期的な解決策にはならないとみられる。写真はガザ境界に配置されたイスラエル軍の戦車部隊。17日撮影(2012年 ロイター/Ronen Zvulun)

[エルサレム 19日 ロイター] イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザへの空爆が続く中、イスラエルが地上侵攻に踏み切ったとしても、ハマスとの衝突で生じている問題の長期的な解決策にはならないとみられる。イスラエルは地上軍を派遣する前に、侵攻がもたらす可能性について熟考する必要がある。

【写真】イスラエルの空爆が続くガザ地区

ガザ空爆についてイスラエルは、同国へのロケット弾攻撃の阻止に必要な措置だとしている。しかし、人口が密集するガザへの攻撃は、軍事的にも外交的にも逆効果となる可能性もある。このことから、半分でも納得のいく合意をハマスから引き出せれば、ネタニヤフ首相は停戦を受け入れるだろう。

同国の外務・国防委員会のEinat Wilf議員はロイターに対し、「最終的な解決策が存在すると考えたことはない」と語った上で、「少なくともハマスが攻撃を中止するなど、理想的でなくても合理的な解決法にたどり着く可能性があれば、政府はそれを受け入れる」との考えを示した。

イスラエルと周辺地域にいつの日か平和が訪れるという「夢」は失われて久しく、イスラエル国民の大半は、国益を守るため同国軍が定期的に戦争を展開する必要があると考えているようにみえる。

イスラエルは2005年、ガザから軍部隊を撤退させ、入植地を撤去した。しかし、イスラエルの存在を認めない過激派による砲撃は続き、2008─09年に3週間にわたるガザへの大規模攻撃を実施。パレスチナ側の死者は民間人が大半を占める1400人以上に達した。一時的な攻撃中止はあったが、その後もガザからイスラエルへの砲撃は再開されている。

<ガザを「平坦化」>

19日までにイスラエル軍がガザで行った空爆は1350回に上る。犠牲者は約100人に達し、半数以上が民間人だ。

ネタニヤフ首相の支持者には、今こそガザを攻撃してハマスを排除する時だと主張する人物もいる。首相率いる右派リクードに所属するダニー・ダノン議員は「小規模な攻撃を続けて時間を稼ぐことも可能だが、いずれはハマス体制倒壊という最大の問題に取り組まなければならない」と強調。選挙を先送りにし、ハマス打倒を優先すべきだと述べた。また、シャロン元首相の息子でコラムニストのギラード・シャロン氏は、19日付のエルサレム・ポスト紙で「ガザ地区をすべて平坦化すべき」との強硬論を展開した。

もちろん、こうした提案をする軍事・情報当局者はおらず、彼らは軍事攻撃だけでガザの過激派を阻止することはできないと理解している。

イスラエル戦略担当省のYosef Kuperwasser氏は先月、記者団に対し「万一の場合にはガザでの攻撃拡大も可能だ。しかし、本質的な問題解決にはつながらない」と指摘。「テロリストを生み出す憎悪の植え付けという大きく深い問題がある」と述べた。

5331チバQ:2012/11/20(火) 21:39:51
<エジプトとイラン>

ネタニヤフ首相はガザだけでなく、エジプトとの将来的な外交関係や、核兵器開発疑惑を抱えるイランに与える影響も考慮して戦略を練る必要がある。

エジプトでは昨年、イスラム組織ムスリム同胞団出身のモルシ大統領が選出された。これまでの間、同国とイスラエルが1979年に締結した平和条約は固守されているが、ガザ侵攻によって情勢が変化する可能性もある。

一方、イランにとって中東情勢の緊迫化は恩恵につながる。同国の核兵器開発を警戒するネタニヤフ首相は、武力行使も辞さない構えを示している。イスラエルのヘルズリヤにある学際センター(IDC)のイラン専門家Meir Javedanfar氏は、「イスラエルのガザ地上侵攻はイランにとって大きな関心事」と述べ、その理由を国際社会でのイスラエルの地位が大きく損なわれるためだと説明。「ハマスとイランの戦争でイスラエルが勝利すべき分野は、(軍事力などの)『ハードパワー』でなく(政治的価値観などで影響力を行使する)『ソフトパワー』だ」との考えを示した。

国連総会では今月、パレスチナの資格を現在の「組織」から「オブザーバー国家」に格上げする決議案の採択が行われる。しかしイスラエルは強く反発しており、ガザ攻撃の展開にかかわらず、新たな和平交渉が実現するには長い時間がかかりそうだ。

イスラエルとパレスチナの間で行われた前回の直接交渉は、イスラエルによる占領地の入植活動をめぐって2010年に決裂した。

前出のWilf議員は、「交渉というのは、合意に至る可能性が高い場合にのみ行われるべき」と指摘。「問題解決に近づいているとは全く考えられない」と語った。

(ロイター日本語サービス 原文執筆:Crispian Balmer、翻訳:本田ももこ、編集:橋本俊樹)

5332チバQ:2012/11/20(火) 21:41:57
>>5328
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012112000986
反政府勢力が主要都市に進攻=緊張高まる東部−コンゴ

19日、コンゴ東部の主要都市ゴマで、砲弾や銃の音を聞き、逃げ惑う住民(AFP=時事) 【ロンドン時事】アフリカ中部コンゴ(旧ザイール)からの報道によると、同国の反政府武装勢力「M23(3月23日運動)」が20日、東部の主要都市ゴマに進攻した。2003年の内戦終結後で反政府勢力がゴマに入ったのは初めて。付近では政府軍との戦闘が行われているもようで、緊張が高まっている。
 AFP通信によると、M23の部隊は空港につながる主要道路を通ってゴマに入り、市中心部に向けて移動している。一方、ロイター通信は、M23のスポークスマンが20日午前にゴマを陥落させたと述べたと伝えた。M23がゴマ空港を占拠したとの情報もあるが、駐留する国連平和維持部隊は否定している。
 コンゴは1998〜2003年、地下資源の利権を狙う周辺各国が介入する大規模な内戦を経験、数百万人の死者を出した。資源が豊富な東部では、内戦終結後も武装勢力が活発に活動を続け、不安定な状況が続いていた。(2012/11/20-21:12)

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5333チバQ:2012/11/20(火) 21:43:08
>>813
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012112000985
元首相に禁錮10年=巨額賄賂受領−クロアチア
 【ベルリン時事】クロアチアのイボ・サナデル元首相(59)が汚職や職権乱用の罪に問われた裁判で、ザグレブの裁判所は20日、巨額の賄賂を受け取ったとして禁錮10年の有罪判決を言い渡した。(2012/11/20-21:12)

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5334チバQ:2012/11/20(火) 21:44:03
>>4276
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012112000289
仏最大野党、新党首にコペ氏=次期大統領選へ存在感

19日、パリの仏最大野党・国民運動連合(UMP)本部で、党首選勝利を受けて記者会見するジャンフランソワ・コペ氏(EPA=時事) 【パリ時事】フランス最大野党・国民運動連合(UMP)の党首選が18日行われ、党選挙管理委員会は19日、ジャンフランソワ・コペ幹事長(48)がフランソワ・フィヨン前首相(58)を下し当選したと発表した。UMPを実質的に率いてきたサルコジ前大統領が再選を目指した5月の大統領選で敗北。2017年の次期大統領選をにらんだ右派陣営の主導権争いで、コペ氏が存在感を高めることになる。(2012/11/20-11:06)

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5335チバQ:2012/11/20(火) 21:59:29
http://mainichi.jp/select/news/20121121k0000m030024000c.html
コンゴ:反政府勢力が侵攻 隣国ルワンダ軍事支援
毎日新聞 2012年11月20日 19時41分(最終更新 11月20日 19時59分)


 【カンパラ(ウガンダ)服部正法】コンゴ民主共和国で20日、反政府武装勢力「3月23日運動(M23)」が東部ゴマに侵攻した。AFP通信などが報じた。M23は今月中旬に東部・北キブ州各地で攻撃を開始。国連安全保障理事会は17日に戦闘停止を求める声明を出し、政府軍を支援する国連平和維持活動(PKO)部隊が18日にヘリコプターから攻撃したが前進は止められず、「非常に危険で憂慮すべき状況」(米国務省)に陥っていた。

 AFP通信によると、直近の戦闘で少なくとも民間人2人が死亡。国連は6万人が避難したと推計している。

 M23は3月末〜5月、政府軍の一部が離反して結成。国際刑事裁判所が戦争犯罪容疑で指名手配中のボスコ・ヌタガンダ将軍が主導し、国連などによると、隣国ルワンダとウガンダが対コンゴ武器禁輸安保理決議を破って軍事支援。両政府は支援を否定するが、欧米諸国はルワンダへの一部援助を停止する事態になった。潘基文(バンキムン)国連事務総長は17日、ルワンダのカガメ大統領に電話で事態沈静化に向けM23に影響力を行使するよう要請した。

 周辺国を巻き込んだ混乱に発展したのは、94年のルワンダ大虐殺が影を落とす。当時、多数派フツ人主体の政権などが少数派ツチ人ら80万人以上を虐殺した。ツチ系反政府組織が政権を取ると、虐殺に関与したフツ人はコンゴ(当時はザイール)で武装組織を結成。対抗してルワンダ新政権はコンゴ内ツチ系住民の武装を支援した。

 09年にコンゴのツチ系組織は国軍に編入されたが、結局はM23として離反した。カガメ政権にとってM23支援は、民族対立を背景に自らと同系のツチ人保護策であり、旧敵フツ系組織の反撃をけん制する手段だ。

 一方、「介入」の大きな動機として資源への野心が指摘されている。コンゴ東部は金やダイヤモンド、携帯電話用の金属タンタルなど鉱物資源が豊富だ。国連専門家はルワンダとウガンダが紛争に乗じて資源を奪い輸出して収益を得ていると指摘してきた。この地域に詳しい南アフリカ・ウィットウォーターズランド大のギルバート・カディアガラ教授は「ルワンダがコンゴの武装組織を支援するのは、資源獲得のためだ」と指摘している。

5336チバQ:2012/11/20(火) 22:00:33
http://mainichi.jp/select/news/20121120k0000e030191000c.html
ガザ・イスラエル:止まらぬ市民の犠牲 民家、学校に被害
毎日新聞 2012年11月20日 11時16分(最終更新 11月20日 11時27分)

 【ガザ(パレスチナ自治区)樋口直樹、エルサレム花岡洋二】イスラエル軍によるパレスチナ自治区への空爆や艦砲射撃は、対象を軍事施設に限定しているとの説明とは裏腹に、民家や学校などに被害が及ぶ事例が多数生じている。ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスがイスラエルに向け発射するロケット弾も、民家などへの着弾が相次いでいる。早期停戦を実現できない場合、双方の市民への被害増大は避けられない状況だ。

 ◇学校周辺に着弾…パレスチナ
 「新たな事態に備え、ハマスのメンバーから離れているように」。16日午後9時半ごろ、パレスチナ自治区ガザ市北部の技術者、バハティーティさん(62)の携帯電話にこんな文字メッセージが飛び込んだ。送信者はイスラエル軍当局。警告だと感じた。ガザを支配するハマスの軍事部門トップがイスラエル軍の空爆で殺害されたばかりだ。予想は的中。日付が替わると間もなく、自宅前の内務省関連施設に何発もミサイルが撃ち込まれた。

 「ここが狙われるとは。民政部門だけで、周りには学校もある」。バハティーティさんは19日、爆風で半壊した自宅の前で怒りに声を震わせた。隣接する公立小学校も焼け焦げ、巨大な穴がいくつも開いている。国連運営の近くの小学校も多くの窓ガラスが割れていた。

 空爆激化でガザ地区の全学校が休校になっており、子供たちにけがは無かった。

 ガザ市郊外のジャバリヤ・アルトゥワム地区では、空爆でイスラム系病院の窓ガラスが吹き飛ばされていた。標的は隣接する空き地。ロケット弾発射台が狙いとみられる。

 イスラエル軍は、ハマスなど武装組織によるロケット弾攻撃を防ぐため、14日から大規模空爆を実施。軍事・警察施設や幹部の直接攻撃だけでなく、関連施設や幹部宅も対象にしている。標的の重要度などにより付近の住民に警告を発したり、本格的な爆撃の前に破壊力の小さい「警告弾」を発射することもある。それでも民間人や無関係な民家、施設が巻き添えになるケースは数え切れない。イスラエル側は「ハマスが民間施設を隠れみのに攻撃している」と非難している。【ガザ市(パレスチナ自治区)樋口直樹】

 ◇民家は跡形なし…イスラエル

 「ウーッ」。不気味な空襲警報が鳴り響く。19日朝、ガザから約20キロ東にあるイスラエル南部オファキムに、ロケット弾が飛来したのだ。周囲にいた人々と走って、ガザとは反対側の建物の陰に隠れた。イスラエルの迎撃ミサイルが「シュー」と飛来し、「パン」とロケット弾を破壊した。次いで「ドン」と別のロケット弾の着弾音が聞こえた。

 一緒に隠れていたタル・ガブリエロフさん(23)が記者の腕を握り震えている。前日に直撃された民家を見たから、余計に怖いという。それでも「撃っている勢力を始末するために、空爆を続けるべきよ」と強がった。

 ロケット弾で破壊された民家を訪れた。鉄筋コンクリート作りの屋根には直径約1.5メートルの穴が開き、周辺にコンクリート片が散乱している。ロケット弾が直撃した時に屋内にいたガル・ゾハルさん(16)は「大きく揺れ、恐ろしかった」と振り返る。イスラエル軍の空爆による民家被害はガザでも生じているが「それは誤爆。ハマスは市民を狙っている」と憤った。

 イスラエル軍によると、ハマスのロケット弾は精度が低く軍事施設を狙う能力がないため市街地に向けて撃つ。15日には、集合住宅に直撃し3人が死亡。19日は南部アシュケロンの学校2校が建物などに被害を受けた。ガザから40キロ圏内は、生徒の安全を確保するため休校している。

 地元紙ハーレツが19日に公表した世論調査によると、空爆作戦を支持する国民は84%に達する。一方で、地上侵攻への支持は30%だ。ロケット弾発射を阻止する空爆には賛成だが、兵士が死ぬ地上戦への拒否感は根強い。

5337チバQ:2012/11/20(火) 22:00:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121120-00000002-jij_afp-bus_all
資源開発すれば遺跡破壊に、アフガニスタンのジレンマ
AFP=時事 11月20日(火)10時52分配信


拡大写真
アフガニスタンの首都カブールから約50キロ離れた、発掘中の4世紀の古代仏教都市メス・アイナク遺跡(2012年10月2日撮影)。

【AFP=時事】30年余にわたって戦火にあえいできたアフガニスタン――その乾燥した平原や山岳地帯の地下には、ともに長い歳月をかけて蓄えられた鉱物資源と歴史的遺産という2つの富が眠っている。今、繁栄と平和に満ちた未来を築こうとする同国は、資源開発を進めて経済的発展を目指すか、考古学的遺産を保存すべきかの選択の間で板挟みになっている。

タリバンに破壊されたバーミヤン遺跡でも新たに巨大仏像が見つかっている

 首都カブール(Kabul)から約50キロメートル離れた、4世紀の仏教都市メス・アイナク(Mes Aynak)遺跡。この地で、アフガニスタン政府は開発という道を選んだ。2007年、1150万トンの銅鉱石の採掘権を30年契約で手にしたのは、中国冶金科工集団公司(Metallurgical Group Corporation、MCC)だ。

■消えゆく「ポンペイより重要」な仏教遺跡

 実はメス・アイナク自体も銅鉱石を掘り出すためにできた共同体なのだが、古代の集落や寺院、仏像たちが新たな鉱山開発によって破壊されてしまう危機に、アフガニスタンを援助する国際社会が声を上げた。圧力を受けてアフガニスタン当局も動き、MCCにまず同地の遺跡発掘に出資することを要請した。

 メス・アイナク発掘プロジェクトを監督する「アフガニスタンにおけるフランス考古学調査団(DAFA)」のフィリップ・マルキ(Philippe Marquis)団長によれば、2013年半ばまでのMCCの出資額は計3000万ドル(約24億円)に上る。

 約4平方キロの遺跡では、50人ほどの考古学者と550人の作業員たちが発掘作業を進めている。これまでにたくさんの住居や寺院、小屋などが驚くほど素晴らしい保存状態で見つかった。発掘に参加しているイタリア人考古学者ロベルタ・マルツィアーニ(Roberta Marziani)氏は、母国の世界遺産を引き合いに出して言う。「ポンペイ(Pompeii)より重要な遺跡だ。規模ももっと大きい」

 マルキ団長によると、仏像も1000体以上発掘されているが、これは考古学的遺産の豊かなアフガニスタンでは珍しくない。ただ、「問題は仏像の発見ではなく、発掘した仏像の保存だ。アフガニスタンにはその仕組みが存在しない」。

 発掘作業は2013年末までに終了する。その後、この4世紀の町並みはコンピューター上にデータとしてのみ残され、実物は資源開発と引き換えに破壊されていく運命が待っている。現場で考古学者らを纏めるジャウィード・モフセンザダ(Jawed Mohsenzada)氏は悔しがる。「この遺跡が消失してしまうんだと思うたび、怒りがわく」

■国民のため選んだ経済発展

 しかし「メス・アイナク鉱山」は、アフガニスタン鉱工業省によれば年間3億2000万〜3億5000万ドル(約260億〜285億円)の収入が見込める事業だ。何千人という雇用を創出し、間接的に恩恵を受ける人は数万人にも及ぶだろうという。

 モサデク・ハリリ(Mossadeq Khalili)副文化相はこう述べている。「われわれは、過去を守りつつアフガニスタン国民に経済的な未来をもたらす銅山を開発するため、最善を尽くしている。政府には国を発展させる義務がある。他に選択肢はないのだ」 【翻訳編集】 AFPBB News

5338チバQ:2012/11/21(水) 23:06:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121121/erp12112114340001-n1.htm
女性の主教認めず 英国国教会が否決
2012.11.21 14:33
 英国国教会は20日開いた総会で、女性が主教に就任することを可能とする議案について投票を行い、否決した。英メディアが報じた。

 英国国教会は1992年に女性司祭の就任を認めることを決めたが、教区のトップである主教については女性を認めていない。「男女平等に反する」などとして10年以上論争が続いていたが、今回の否決で少なくとも今後5年間は現状が続く見通し。(共同)

5339チバQ:2012/11/21(水) 23:07:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121121/erp12112120340003-n1.htm
ロシアのNGO規制法施行 反プーチン抗議デモが背景、NGOは徹底抗戦の構え  
2012.11.21 20:34 (1/2ページ)
 【モスクワ=佐々木正明】ロシアで外国の資金援助を受け「政治活動」を行う非政府組織(NGO)をスパイと同義語の「外国の代理人」として取り締まる新法が21日、施行された。第3期プーチン政権発足後に制定されたデモ規制法や国家反逆罪の適用拡大などと同様に、反政権派の取り締まりを強化する政策に、活動家らは強く反発。人権擁護や民主化に大きく貢献してきたNGOと当局の衝突がさらに激化しそうだ。

 新法の制定をめぐっては、昨年12月の下院選不正疑惑に端を発した反政権運動の高まりが背景にある。プーチン体制維持に躍起になる与党保守派は、5月にプーチン氏が大統領に返り咲いた後、抗議デモを主導した活動家や野党政治家を標的とした政策を次々に繰り出し、言動の封じ込めを図っている。

 一方、NGOは、言論や集会の自由に反する政権の強硬的な態度にことごとく反旗を翻してきた。いずれのNGOも、10月に国内で活動を停止させられた米国際開発局(USAID)などのように欧米諸国からの支援を大きな活動資金としており、これまでの援助総額は50億ドル(約4千億円)にも上るとの報告もある。

 与党保守派はこうしたNGOの活動を、プーチン体制の転覆を狙う「内政干渉」と判断、東西冷戦時代に使われた「スパイ」を意味する言葉を用いて、NGOを取り締まる新法を制定した。違反団体には最大50万ルーブル(125万円)の罰金が科される。

 選挙監視団体「ゴラス」のリリア・シバノヴァ代表は、新法が定める「政治活動」の定義が明確ではないとした上で「外国からの資金援助は途絶えない」と主張する。当局から「スパイ」団体との指定を受けた場合は「憲法裁判所で争う」と徹底抗戦の構えだ。アムネスティ・インターナショナルなどの国際人権団体も新法は「ロシアの市民社会の発展を抑制するものだ」として非難している。

 今後、新法を盾に治安当局が団体の一斉弾圧に踏み切れば、ソ連崩壊で到来したロシアの民主化が大きく後退するのは必至だ。

5340チバQ:2012/11/21(水) 23:07:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121121/erp12112119350002-n1.htm
国会爆破テロを計画、ポーランド首相ら標的
2012.11.21 19:34
 ポーランド検察当局は20日、国会を爆破し、トゥスク首相ら政府要人を殺害するテロを計画した疑いで、大学研究者の男(45)を逮捕したと発表した。男は外国人排斥を支持する極右思想の持ち主で、調べに「この国は間違った方向に進んでいる」と供述、テロによる“社会変革”を目指したとみられている。昨年7月のノルウェーの連続テロで77人を殺害したアンネシュ・ブレイビク受刑者が爆発物の原料を購入したルートを捜査する過程で、男が浮上したという。同受刑者はインターネットでポーランドの会社から化学薬品を購入したことが明らかになっている。(共同)

5341チバQ:2012/11/21(水) 23:09:21
>>5335
http://mainichi.jp/select/news/20121121k0000e030166000c.html
コンゴ民主:武装勢力がゴマ市を制圧
毎日新聞 2012年11月21日 12時54分(最終更新 11月21日 13時06分)


コンゴ民主共和国東部ゴマ市で、市内を巡回する反政府武装勢力の兵士ら=2012年11月20日、ロイター
拡大写真 【カンパラ(ウガンダ)服部正法】アフリカ中部コンゴ民主共和国からの報道によると、東部の主要都市ゴマに侵攻した反政府武装勢力「3月23日運動(M23)」は20日午後、ゴマ市を制圧した。M23はルワンダが支援していると指摘されるが、ロイター通信によるとコンゴのカビラ、ルワンダのカガメ両大統領が20日午後、急きょウガンダの首都カンパラに入り、全面対決回避に向けた会談を21日に行うとみられる。

 AP通信などによると、20日午後にはゴマ市内でのM23と政府軍の戦闘は終わった模様で、M23の戦闘員が市内中心部に進軍してきたという。M23の報道官は空港なども掌握したと明かした。一方、コンゴ政府報道官は、M23とともにルワンダ軍兵士がゴマに入域していると非難している。

 M23は、ツチ人系の組織で、前身はコンゴ軍と戦闘を繰り返した反政府武装組織。09年にコンゴ政府と和平合意し政府軍に編入されたが、今年3月以降に離脱し、再びコンゴ軍との戦闘状態に入っていた。国連の専門家らは、M23が同じツチ人系が主導するルワンダと、ウガンダから支援を受けていると指摘するが、両国は否定している。

 ルワンダと国境を接するコンゴ東部は金やダイヤモンドが豊富だ。この地域に詳しい南アフリカ・ウィットウォーターズランド大のギルバート・カディアガラ教授は毎日新聞の取材に「ルワンダはこれまでも資源獲得目的で武装組織を支援してきた」と語り、ルワンダ軍とM23が連携しているとの見方を示した。

5342チバQ:2012/11/21(水) 23:11:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121121-00000027-mai-int
<ガザ>停戦合意持ち越し 「内通者」6人公開処刑 
毎日新聞 11月21日(水)11時52分配信



 【パレスチナ自治区ガザ市・樋口直樹】イスラエル軍機が残した飛行機雲の合間から、おびただしい紙片が降ってきた。「身の安全を守るため直ちに家を離れるよう求める」。20日午後3時過ぎ、パレスチナ自治区ガザ地区の北部一帯にまかれたイスラエル軍の避難勧告はその日の夜、「停戦間近」と伝えられながら翌日に持ち越されたイスラム原理主義組織ハマスとイスラエルによる停戦交渉の迷走ぶりを暗示していた。先行きの見えない不安の中、イスラエル軍に避難地区として指定されたガザ市中心部には避難民の波が押し寄せている。

【子供も犠牲に】ガザ地区:イスラエルの空爆、誤爆の可能性も

 ハマスのロケット弾攻撃に対し、イスラエル軍がガザ空爆を本格化してから1週間。約130人の死者を出したガザの住民は20日午後、停戦交渉の仲介役を務めるモルシ・エジプト大統領の「合意間近」の発言に胸をなで下ろした。だが、その直後にばらまかれたイスラエル軍の退避勧告で冷や水をかけられる。イスラエルが陸上部隊を送り出すとみられたためだ。

 異様な興奮状態に陥ったガザに、醜い事件も起きた。

 パン、パン、パン……。20日午後、ガザ市内を車で移動中、白昼の交差点で乾いた破裂音が響いた。拳銃を構えた覆面姿の男たちが小型バンから後ろ手に縛られた男たちを引きずり出し、頭に拳銃を向け何度も引き金を引いた。犠牲者は6人。遺体の上に乗せた大きな模造紙に、6人の名前や住所、「イスラエルの内通者として処刑した」とするハマス軍事部門の犯行声明が記されていた。

 「裏切り者を許すな」。瞬く間に集まった群衆の中には遺体を蹴りつけたり、引きずった者もいた。イスラエル軍の空爆が続く中、「内通者」の公開処刑によってイスラエルに対する民衆の憎しみをあおり立て、恐怖の力で体制に民衆を従わせようというのが狙いだ。

 夕闇が迫る中、北部地域を離れる人の波がガザ市内へ向かう。ほとんどの人は着の身着のままだ。イスラエル国境近くのベイトラヒヤからガザ市中心部の小学校へ一族30人で逃げてきたタクシー運転手(28)は「停戦で合意しても、守られたためしがない」と悲観的。

 「今夜9時から停戦」−−。地元ラジオ局の一報でほっとしたのもつかの間、すさまじい爆発音で凍り付いた。「こんな状況で停戦できるはずがない」。方々で怒りの声が上がる。

 エジプトが仲介するイスラエルとハマスによる停戦協議は結局、翌21日にずれ込んだ。日付が変わってからもガザで空爆による爆発音が鳴りやむことはなかった。

5343チバQ:2012/11/21(水) 23:11:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121121-00000107-mai-int
<ガザ>「停戦」一転、侵攻恐れ 避難所満杯、わずかな食料
毎日新聞 11月21日(水)22時12分配信

イスラエル軍の地上侵攻を恐れ、避難してきた家族の子供たち。教室の隅にはマットレスと毛布が積み上げられていた=ガザ市中心部の小学校で2012年11月21日、樋口直樹撮影

 イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの「停戦合意延期」から一夜明けた21日、ガザ地区北部ガザ市の学校はイスラエル軍の地上侵攻を恐れる避難民であふれていた。昨夜から避難所入りした人々は、夜通し続いたイスラエル軍の爆撃音で眠れぬ夜を過ごし、わずかな食料を分け合っていた。【ガザ市(パレスチナ自治区)樋口直樹】

【写真特集】イスラエル軍とハマスの戦闘激化

 「なぜ私たちはここに住めないのよ」。ガザ市ナセル地区で国連が運営する「ビーチ男子小学校」。子供の手を引いて校長室に怒鳴り込んできた中年女性に、避難民の受け入れを担当するアーデル・ソワンさん(44)はすまなそうな表情で答える。「もう空き教室がないんです。廊下でもよければ……」。教室数30のビーチ小学校は、約700人の避難民で既に満杯状態。ソワンさんは「停戦が実現しなければ、避難民はまだまだ増えるでしょう」と頭を抱えた。

 イスラエル国境に近い北部ベイトラヒヤで農業を営んでいるリヤード・アブタリマさん(30)は15日に自宅脇の空き地にミサイルが撃ち込まれ、その直後に近所の家に避難、20日から学校に移った。幼い子供たちの心の傷は深く、夜泣きを繰り返し、お漏らしをするようになった。「一晩中続いた爆撃ですっかり悲観的になってしまったよ」とアブタリマさん。親類のニダールちゃん(10)から「いつになったらマドラサ(学校)へ行けるの」と尋ねられ、答えに窮していた。

 イスラエル軍は20日午後、ガザ北部一帯の上空から避難勧告をばらまいた。地上侵攻の予兆とみた地元民は恐れをなし、直ちに避難を始めた。「わずかな食料しか持って来られませんでした。今朝の食事ですべてです」。同じくベイトラヒヤから6人家族で逃げてきた医師、ザイード・ラファットさん(39)は、おなかをすかせた2歳の我が子をあやしていた。「恐ろしくて家財道具を取りに戻ることもできません」と弱り切った表情だ。

 「災難はまだ始まったばかりなのです」。ソワンさんはこう言って、避難民の名簿作りを再開した。

5344チバQ:2012/11/21(水) 23:12:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121121-00000165-jij-int
択捉島に温泉施設、来年着工=韓国で泉質分析―ロシア企業
時事通信 11月21日(水)20時45分配信

 【モスクワ時事】ロシアの開発会社は21日、北方領土の択捉島に客室数50以上の温泉付き観光施設を建設するプロジェクトを明らかにした。サハリン州が進める内外の観光客誘致計画の一環で、北方四島でのこうした施設整備は初めて。来年5月にも着工し、2015年の開業を目指すという。地元通信社が伝えた。
 開発会社幹部によると、観光施設は択捉島の中心地・紗那(ロシア名・クリリスク)郊外の別飛(同レイドボ)南方の湖畔に計画され、建設中の新空港からは約4キロ。スキー、サイクリング、ヨット、ダイビングが体験できるほか、温泉については韓国に泉質分析を依頼し、効能が確認されたという。

5345チバQ:2012/11/21(水) 23:19:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2012112100014
G8、北アイルランドで開催へ=英
 【ロンドン時事】来年の主要8カ国(G8)首脳会議の議長国、英国のキャメロン首相は20日、次回のG8首脳会議について、北アイルランドのファーマナ州にあるリゾートで開催すると発表した。開催日は6月17、18の両日。北アイルランドで記者団に語った。
 ファーマナ州は北アイルランドにある6州の一つで、アイルランドと接する。州の面積の約30%を湖や河川が占めるなど自然豊かな土地とされる。
 キャメロン首相は「G8首脳会議の開催が北アイルランドにとって素晴らしいアピールの機会になると思う」と語った。(2012/11/21-00:36)

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5346チバQ:2012/11/21(水) 23:52:30
http://www.cnn.co.jp/fringe/35024647.html?tag=mcol;relStories
世界25億人がいまだトイレのない暮らし、深刻な身の危険も
2012.11.20 Tue posted at 12:08 JST
(CNN) 人が一生のうち平均3年間を過ごすというトイレ。しかし世界の人口の3分の1強に当たる25億人が、いまだに衛生的で安全なトイレのない生活を送っている――。「世界トイレの日」の19日、そうした現状を知ってもらい、世界トイレ危機の解決を促そうというキャンペーンが行われた。

英慈善団体のウォーターエイドによると、トイレがない地域はアフリカのサハラ砂漠以南とアジアの国が大半を占め、アジアの人口の半分以上は不衛生な環境に置かれているという。こうした地域の住民は、地面や川や道路脇などの屋外や、不衛生な施設などで用を足すほかない。

インドのマディヤプラデシュ州のスラム街に暮らす女性は、住民は近くの丘に行って用を足していると話し、「今は樹木がなくプライバシーを守れないので、夜になるのを待たなければならない。年寄りには厳しいし、大人の女性は性的暴行を受ける危険がある」と訴える。

今年の世界トイレの日では、特にこうした女性にとっての危険にスポットを当てた。ウォーターエイドによれば、女性は感染症の危険だけでなく、屋外で用を足すことにより、嫌がらせや暴行などの危険にもさらされる。

モザンビークに住む女性は、徒歩で15分ほどの距離にある橋を渡って茂みまで行かなければならないと語った。特に夜間は非常に危険で、女性や子どもが刃物で襲われて殺されたり、女性がレイプされる事件も起きているという。

さらに衛生面の問題も深刻だ。汚物を処理する下水施設がなければ、コレラや腸チフスなどの感染が広がる恐れがある。国連の統計によると、不衛生な環境が原因で死亡する人は年間270万人を超す。下痢性の疾患で死亡する途上国の乳幼児は、エイズとマラリア、はしかの死者を合わせたよりも多く、世界保健機構(WHO)の統計でも、下痢性疾患は5歳未満の幼児の死因として2番目に挙がっている。

世界銀行の推計では、こうした衛生問題の代償はアフリカ諸国で年間55億ドル、インドでは538億ドルにも上る。一方、世界トイレの日の推進団体によれば、衛生設備はコスト効率が極めて高く、1ドルの投資に対して5ドルの見返りがあるという。世界のトイレ危機の解決は、強力な政治的リーダーシップと、衛生インフラおよび教育への投資にかかっていると同団体は訴えている。

5347チバQ:2012/11/21(水) 23:54:24
http://www.cnn.co.jp/world/35024698.html
シリア反体制派とクルド人民兵が衝突、死者多数 トルコ国境の町
2012.11.21 Wed posted at 12:10 JST

イスタンブール(CNN) シリア北東部のトルコ国境沿いの町ラスアルアインで、最近この町を制圧したシリア反体制派とクルド人民兵部隊が衝突し、双方の戦闘員らが死亡した。死者の中には著名なクルド人指導者も含まれている。

ロンドンに拠点を置く反体制派のシリア人権監視団によると、クルド人側の地元指導者アベド・ハリル氏と民兵少なくとも4人が死亡。さらに反体制派武装組織、自由シリア軍(FSA)のメンバー14人が死亡したという。一方、シリア反体制派の地域調整委員会(LCC)は、クルド人民兵25人、FSAメンバー20人が死亡したと発表している。

ラスアルアインは約2週間前まで、アラブ人とクルド人、キリスト教徒が共存する比較的平穏な町だった。内戦状態に陥ったシリア各地からここへ避難する住民も多かった。だが今月8日に反体制派が攻め込み、小規模な政府軍部隊をわずか2日間で倒して町を制圧した。

戦闘から逃れようと、町の住民ら数千人が国境を越えてトルコ側へ逃れた。政府軍のヘリコプターや戦闘機が飛来して空爆を開始すると、脱出する住民の数はさらに膨れ上がった。

CNN取材班が16日に町へ入った時、中心部の市場はすでにがれきの山と化し、人影もまばらな状態だった。戦闘がさらに続くことを恐れて、商品の片付けを急ぐ店主の姿があった。

5348チバQ:2012/11/21(水) 23:55:24
>>5341
http://www.cnn.co.jp/world/35024685.html
ルワンダとの国境地帯も
2012.11.21 Wed posted at 10:08 JST
(CNN) アフリカ中部のコンゴ(旧ザイール)で、政府軍と交戦していた反政府武装勢力「M23」が20日、東部の主要都市ゴマと、隣国ルワンダとの国境地帯の一部を制圧した。地元の記者が明らかにした。

記者によると、M23はゴマの政府系ラジオ局を占拠し、政府庁舎や警察署などに立ち入っている。M23は15日から政府軍と激しい戦闘を続けていた。

国連の報道官は、ゴマには1500人の国連平和維持部隊が駐留し、空港を制圧しているが、状況は「危機的な段階」にあると説明。「報道によれば、M23は民間人を負傷させ、子どもや女性を拉致し、器物を破壊し、ジャーナリストや抵抗しようとする人を脅している」とした。

M23の広報は同日午後、ラジオ放送で「コンゴ革命軍」を名乗り、自分たちは人民を守るために来たと主張。軍や警察に対し、21日午前に同勢力の指導者と会って武器と制服を引き渡し、抵抗勢力に加わるよう要求した。加わらない者とは戦うことになると通告している。

現地の記者によれば、M23はゴマの警察本部で新メンバーの募集を開始したという。

国連などによると、ゴマにいた政府高官は近隣の南キブ州ブカブに脱出した。ゴマの自治体や、同地に駐留する国連平和維持軍とは連絡が取れていない。

国連によれば、ゴマのある北キブ州と南キブ州には合わせて6000人の国連部隊が展開しているといい、国連とアフリカ連合などの諸国はM23に対し、直ちに攻撃を中止するよう要求している。

フランスと英国も懸念を表明し、英外務省は、アフリカ担当相が危機打開に向け、ルワンダとコンゴ、ウガンダを訪問すると発表した。

紛争は同日、ルワンダにも飛び火した。ルワンダ外相によると、砲弾が同国に着弾して2人が死亡、数人が負傷している。

コンゴ東部は1994年のルワンダ大虐殺をきっかけに、同国のフツ人が虐殺の報復を恐れてコンゴに流入、治安が悪化していた。M23のメンバーは2009年の和平合意に基づき国軍に編入されたが、今年4月に離反していた。

非政府組織(NGO)の国際危機グループは、ゴマが制圧されれば市民が深刻な人権侵害の被害に遭う恐れがあると警告する。さらに、紛争が周辺地域に飛び火すれば、コンゴとルワンダが再び戦争状態に陥る可能性も指摘した。

国連などは、ルワンダがM23に武器や支援物資、兵員を供給していると非難。これに対してルワンダのカガメ大統領は、M23の支援は行っていないと再三にわたり否定している。

5349チバQ:2012/11/21(水) 23:57:16
http://www.afpbb.com/article/politics/2912315/9853199
モントリオールで100年ぶり、英語を母語とする市長が誕生
2012年11月17日 18:45 発信地:オタワ/カナダ

【11月17日 AFP】世界でパリ(Paris)に次いでフランス語話者が多いカナダ・モントリオール(Montreal)で16日、約100年ぶりに英語を母語とする市長が誕生した。

 新市長はマイケル・アップルバウム(Michael Applebaum)氏(59)。汚職疑惑のなか辞任したジェラルド・トランブレー(Gerald Tremblay)前市長の後任として、市議会議員らによる無記名投票で選ばれた。

 アップルバウム氏の母語は英語だが、フランス語も流ちょうに話すという。アップルバウム新市長は19日に就任し、2013年11月に予定されている次期選挙まで市長を務めることになる。

 380万人が暮らすモントリオールは、フランス語人口が大多数を占めるケベック(Quebec)州にある。(c)AFP

5350チバQ:2012/11/22(木) 00:49:38
>>5060
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE8AJ07120121120
25日にスペイン・カタルーニャ州選挙、分離・独立が争点
2012年 11月 21日 06:35 JST
[バルセロナ(スペイン) 20日 ロイター] スペインのカタルーニャ自治州は25日、州議会選挙を実施する。世論調査によると、市民の大半は分離・独立派の政党を支持する見通しで、そうなれば新指導者は独立を問う国民投票の実施に踏み切ることが可能になる。
カタルーニャがスペイン全体に占める経済規模は大きく、カタルーニャの独立機運の高まりは、スペイン債務危機に取り組むラホイ首相にとっては大きな脅威だ。

カタルーニャ州市民は最近まで、スペインにとどまりながら自治権の強化を模索していた。ところが債務危機のあおりでスペインがリセッション(景気後退)に陥る中、カタルーニャ市民の間では同州の税金が不当に使われているとの不満が高まっている。ドイツがギリシャなど南欧諸国への支援に反発しているように、カタルーニャ市民の多くは同州の税金が中央政府を通じて財政状況がより困難な他の自治州へと回っているとみている。

選挙で再選が見込まれているカタルーニャのマス首相は、9月に発生した独立を求める大規模デモを受け、独立支持に転向。4年以内の国民投票実施を公約に掲げる。

首相は週末、スペイン政府の影響を受ける「最後の首相になることを望む」とし、次期政権下では「スペイン政府がカタルーニャ州を滅ぼすことはもはやできない」と訴えた。

これに対し、ラホイ首相はカタルーニャ州市民に対し、長い月日を要する欧州連合(EU)加盟への再申請が必要になるなどと主張。国民党候補の応援に駆けつけた応援演説では「行き先のない片道切符は買うな」と警告している。

分離・独立推進派は、国民投票で圧倒的な支持を集めれば、スペイン中央政府は憲法改正を余儀なくされるとし、EUもカタルーニャ州の自決を尊重せざるを得ないとみている。

仮に独立した場合、カタルーニャ州は通貨ユーロを維持することはできても、早期に欧州中央銀行(ECB)に代表を送り込むことはおそらく不可能な見通し。

こうしたことから、エコノミストは分離・独立による短期的な経済的損失は極めて大きいと指摘している。

カタルーニャ市民には、独立に懐疑的な見方もある。ある企業幹部は、州内の大企業は分離・独立に関する見解を伏せていると明かした。支持すれば、他州の顧客からの反発を招く一方、反対を声高に唱えればカタルーニャでの業績が圧迫される恐れがあるためだという。

5351チバQ:2012/11/22(木) 01:29:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121122/erp12112200350000-n1.htm
独、極右政党の非合法化議論が再燃 極右側は先手も
2012.11.22 00:34
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツで極右政党の非合法化をめぐる議論が再び熱を帯びてきた。同党の地方組織元幹部がネオナチグループによる連続殺人事件に関与していたことが判明し、非合法化を求める声が高まっているためだ。ただ、政府には非合法化に失敗した過去があり、再度の失敗は“お墨付き”を与えることになりかねない。慎重論も根強いなか、極右政党が先手を打ち、裁判所に自ら合法性の判断を問う事態になっている。

 ドイツでは昨年、7年間にわたってネオナチ3人組がトルコ系住民ら計10人を殺害していた事件が発覚。犯行を見抜けなかった治安当局に批判が集まる一方、極右政党、ドイツ国家民主党(NPD)の地方組織元幹部が凶器入手を手助けしていたことが分かり、同党の非合法化の議論に火がついた。

 NPDは国政では議席を持たないが、ザクセン州など旧東独の2州の議会などに進出している。過激な民族主義的主張を掲げており、治安機関の連邦憲法擁護庁が動向を監視している。構成員は昨年時点で6300人。

 ドイツではナチス時代の反省から、民主的秩序を侵害する政党を連邦憲法裁判所の決定で禁ずることが可能。過去に共産党など2党に適用された。NPDも2001年に手続きが進められたが、政府側の証人や証拠が客観性や信用性を著しく欠いていると批判され、審理は中断された。

 再度の申請の是非について、政府は各州と12月に協議する予定。州側からは「NPDが暴力的な基礎を備えているのは明らかだ」と申請を支持する意見が多いものの、政府側は「失敗すればNPDの立場を強めることになる」(フリードリヒ内相)として、慎重な姿勢だ。

 だが、今月13日にはNPDが逆に「非合法」との批判が党の権利を侵害しているとして憲法裁判所に提訴したことが判明。自ら「合法」判断を仰いだ格好で、政府が有力な反証資料を提出するか、非合法化を申請しなければ、審理がNPDに有利に進む可能性があり、「非合法化の申請は待ったなしの状況だ」(南ドイツ新聞)との声も上がっている。

5352チバQ:2012/11/22(木) 20:27:09
http://mainichi.jp/select/news/20121123k0000m030023000c.html
コンゴ民主共和国:武装勢力をルワンダとウガンダが支援
毎日新聞 2012年11月22日 19時13分(最終更新 11月22日 20時16分)

 【ニューヨーク草野和彦】アフリカ中部コンゴ民主共和国情勢を調査していた国連の専門家グループの最終報告書が21日、公開された。報告書は、東部の主要都市ゴマを制圧した反政府武装勢力「3月23日運動(M23)」について、隣国ルワンダとウガンダによる軍事支援を明記。特にルワンダに関しては、「M23の指揮系統の頂点はルワンダのカバレベ国防相」として、関係の深さを指摘した。

 報告書によると、ルワンダ政府は安保理決議で定めた対コンゴ武器禁輸に違反し、M23に武器・弾薬を継続的に提供。またルワンダ軍は「M23の支援のためコンゴ内で活動している」だけでなく、「ルワンダ国内で復員軍人や市民らをM23の戦闘要員として集めている」という。

 ルワンダとウガンダは以前からM23への支援が指摘されてきたが、両国とも否定してきた。安保理は20日、M23の武装解除と外国の支援停止を求める決議案を採択。決議は軍事支援に関与した人物を経済制裁の対象にすることも警告しており、今回の報告書はその重要な判断材料となる。

 一方、ルワンダは来年1月から2年間、安保理の非常任理事国で、今後、コンゴ情勢を巡る安保理の協議に影響を与える可能性もある。またAP通信によると、ウガンダは報告書で名指しされれば、国連平和維持活動(PKO)に派遣している軍事要員の引き揚げを警告していたという。

5353チバQ:2012/11/22(木) 20:27:59
http://mainichi.jp/select/news/20121123k0000m030045000c.html
EU首脳会議:予算案で紛糾必至 英、増額に強く反発
毎日新聞 2012年11月22日 20時15分(最終更新 11月22日 20時22分)

 【ロンドン坂井隆之、ブリュッセル斎藤義彦】欧州連合(EU)の次期中期予算(14〜20年)を巡り、英国と他の加盟国との対立が激しさを増している。欧州委員会が前期(07〜13年)比増額予算を提示したのに対し、英国は強く反発し、全会一致の予算案で拒否権発動も辞さない構えを見せる。予算案は22日開幕するEU首脳会議で議論されるが、紛糾するのは必至で、長引けばユーロ危機をめぐる協調体制にも影を落としかねない。

 「増額にこだわるなら、決して賛成できない」。首脳会議前のテレビ出演で、キャメロン首相は強気の姿勢を強調した。

 EU予算は、加盟国の拠出金などを財源に、欧州委員会の運営費や農業補助金、域内新興国のインフラ整備などに充てられる。欧州委員会は今夏、「成長と雇用を促進する」として前期比5%増の総額1兆330億ユーロ(約107兆円)の予算案を提示したが、英国やオランダ、スウェーデンなどが自国の負担増になるとして反発している。

 特に英国は、拒否権も辞さない強硬姿勢を示している。ユーロ危機を背景に与党・保守党右派のEU加盟に懐疑的な勢力が台頭しているためで、10月末には下院が予算減額を求める決議を可決。キャメロン首相としても引くに引けない状況になっている。

 一方、フランス、スペインなどの南欧諸国やポーランドなどの東欧諸国は、農業補助金などの削減を警戒して予算増額を求めている。オランド大統領は「(補助金を)維持するため戦う」と宣言しており、ユーロ危機対策と同じ「南北間対立」の様相だ。

 英国は昨年以来、EUの新財政協定に参加せず、銀行監督機関の一元化にも背を向けるなど、統合を進めるユーロ圏諸国との距離が広がっている。首脳会議でファンロンパウ欧州理事会常任議長(大統領)は当初予算案を減額する修正案を提示する見込みだが、「キャメロン首相が一度拒否権を行使しないと、英国内は収まらない」(大陸側加盟国の交渉筋)との声もあり、妥協は容易ではなさそうだ。

5354名無しさん:2012/11/22(木) 20:28:32
http://mainichi.jp/select/news/20121122k0000e030177000c.html
ガザ:イスラエルは「抑止力」、ハマスは「外交得点」獲得
毎日新聞 2012年11月22日 10時51分(最終更新 11月22日 12時45分)

 【エルサレム花岡洋二】イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスが8日間の激しい戦闘の末に停戦合意した背景には、主導権を握るイスラエル軍が「抑止力の回復」という作戦目標の大半を攻撃初日の14日に達成していたことがある。一方のハマスはエジプトやトルコなどの政府高官がガザ入りして連帯を示したことで、外交的な得点を稼いだと判断し、停戦に応じた。

 イスラエルのネタニヤフ首相が21日夜の会見で語ったように、軍の作戦目標はハマスのロケット弾攻撃能力をたたき、「抑止力」を回復することにあった。前回の地上侵攻(09年1月)も同じ目標で、ハマスはここ数カ月でイスラエル南部へのロケット弾攻撃を強化。テルアビブやエルサレムまで届く射程70キロ以上のロケット弾も入手し攻撃能力を高めていた。軍は14日、ハマスの軍事部門「カッサム旅団」トップのジャバリ司令官を暗殺し、発射装置や貯蔵庫など数十カ所を破壊し、目標を達した。

 しかし政権はハマスの崩壊を望んでいない。ハマスはガザで、国際テロ組織アルカイダの流れをくむ、ハマス以上に過激な武装組織などを抑え込む役割を担っているからだ。イスラエルの周囲では、平和条約を結ぶエジプトとヨルダンで、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が台頭し、シリアは内戦状態にある。安全保障の不安が増す中でガザ情勢が流動化する事態は避けたかった。

 来年1月に総選挙を控えるネタニヤフ首相は、空爆で9割近い国民の支持を得た。しかし地上侵攻は自国兵士の死者を出した時に批判されるとの読みもあった。米欧も地上戦には反対し、「出口」を探していたといえる。

 ハマスも14日の暗殺などは大きな痛手だった。さらにガザ側での死者が160人に達し、停戦を求めざるを得ない状況に追い込まれていた。

 しかしテルアビブにもロケットを着弾させるなど「戦うポーズ」をパレスチナ人同胞に誇示できた。また16日のエジプトのカンディール首相に続き、20日にはアラブ連盟の加盟国外相やアラビ事務局長、トルコのダウトオール外相がガザに入り連帯を示した。長い目で見て外交的成果を得たのを機に停戦に応じた。

5355チバQ:2012/11/22(木) 20:29:16
http://mainichi.jp/select/news/20121122k0000e030176000c.html
ガザ:祝砲や花火の音が響く 空爆から解放されて喜び
毎日新聞 2012年11月22日 10時49分(最終更新 11月22日 12時47分)


イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの停戦合意を祝う車列。多数のハマス支持者が緑の旗を掲げて「勝利」を誇示した=パレスチナ自治区ガザ市中心部で2012年11月21日、樋口直樹撮影 【ガザ市(パレスチナ自治区)樋口直樹、エルサレム花岡洋二】パレスチナ自治区ガザ市では、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの停戦が発効した21日午後9時の直前まで、イスラエル軍の空爆が続いた。「停戦合意間近」と伝えられながら結局持ち越しになった20日の悪夢がよみがえる。9時を知らせた時計の針が、5分、10分と進み、20分を指したところで停戦を喜ぶ祝砲や花火の音が半月の夜空にはじけた。

 「神は偉大なり。勝者は我らだ」。モスク(イスラム礼拝所)のスピーカーからハマス支持者の絶叫が響き渡る。緑のハマス旗やパレスチナ旗を掲げた車の群れが、クラクションを鳴らしながら深夜のガザ市中心部を走り回る。圧倒的な軍事力を誇るイスラエルが停戦に応じたのは、ハマスの長距離ロケット弾を恐れたからだと信じられているからだ。

 冷めた見方も少なくない。ハマスの街頭演説を離れた場所で聞いていた技術者、マフムードさん(45)は「勝者など、どこにもいない」と反論。「停戦になって空爆がやんでも、イスラエルに境界線を管理され、国際的に孤立したガザの全体状況に変わりはない」と話す。それでも、穏健派のパレスチナ自治政府やイスラエルに比べ、ハマスの政治力が増したことは認めざるを得ないという。

 イスラエル軍の地上侵攻を恐れるガザ北部住民の避難先になっていたガザ市内の学校では、停戦の発効と同時に帰宅の準備が急ピッチで進んだ。ナセル地区で国連が運営する「ビーチ男子小学校」では、850人に上った避難民がマットレスや毛布を続々と運び出していた。家族9人で避難していた大学生のアルマンゼーさん(23)は「日常生活に戻ることが本当にうれしい」と話すが、幼い子供を抱えた両親やお年寄りの表情には安堵(あんど)よりも疲労の色がより濃く浮かんでいた。

 8日間の戦闘中、ガザから発射されたロケット弾の接近を知らせる警報が2度鳴ったエルサレム。海外からの観光客が激減し、停戦入りした21日夜も繁華街の人通りは少ない。ピザ店で働くトム・コーヘンさん(18)は「停戦はうれしいが、先にガザのテロリストを壊滅させるべきだった」と話す。3カ月後に徴兵される予定だが、「ガザに入ることも怖くない」と話す。

 画家のガブリエル・ベンイェフダさん(50)はハマスについて「ユダヤ人の殺害を目標とする組織が停戦を守るはずがない」と主張する。イスラエルのテレビ局が停戦合意前に実施した世論調査では、国民の約7割が現時点での停戦に「反対だ」と回答しており、強硬意見が目立つ。

5356チバQ:2012/11/22(木) 22:39:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121122/mds12112221280003-n1.htm
イスラエル・ハマス痛み分け 「アラブの春」が影響
2012.11.22 21:27 (1/2ページ)

21日、エジプト・カイロでイスラエルとハマスの停戦基本合意を発表するエジプトのアムル外相(右)とクリントン米国務長官のテレビ映像(AP=共同)
 パレスチナ自治区ガザ情勢は、イスラエルとガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスによる停戦合意で、イスラエル軍による地上侵攻はひとまず回避された。しかし、合意には当事者や関係国の思惑が入り乱れ、停戦の持続には危うさも潜んでいる。

【カイロ=大内清】イスラエルによるガザ地区への大規模攻勢は、2008〜09年の前回と違い、地上侵攻に至る前に外交的解決が図られた。停戦合意については、イスラエルとガザを実効支配するハマスがともに“勝利”を主張。イスラエルがハマスを圧倒した前回に比べ、痛み分けともいえる結果となった背景には、昨年以降、中東諸国を大きく揺さぶった「アラブの春」の影響がある。

 「テロ組織に高い代償を支払わせた」。停戦発効を受け、イスラエルのネタニヤフ首相は21日夜、軍事作戦の戦果を強調した。

 イスラエル軍は8日間の空爆で、ハマスの軍事司令部や武器密輸トンネルなどガザ内の約1500カ所を爆撃した。ハマスが保有するイラン製長距離ロケット弾も大部分を破壊。対空防衛システムがロケット弾撃墜に相当程度、威力を発揮し、市民の被害は最小限に抑えられた。

 にもかかわらず、ハマス側は「イスラエルは何一つ目的を達成できていない」と、強気の姿勢を示す。イスラエルが準備を進めていた地上侵攻を、アラブ各国との連帯で回避させた、との意識があるためだ。

 イスラエルは前回の大規模攻勢で、「一方的撤退」を宣言するまでの約2週間にわたり地上軍をガザに展開。約1400人が死亡し、ハマスは統治基盤に大打撃を受けた。だが今回は、空爆開始直後からアラブ各国の外相らが次々とガザを訪問しハマスへの支持を表明、地上侵攻に対する牽制(けんせい)ともなった。

 アラブの人々にはなおも強い反イスラエル感情がある。エジプトのムバラク前大統領などの親米穏健派政権が強権的な統治でその噴出を押さえ込んできたが、昨年初め以降の民主化デモの広がりで、独裁的な長期政権が相次いで崩壊。選挙を通じて選ばれた新政権は、民意の動向に配慮せざるを得なくなっている。エジプトのモルシー政権が、ハマス寄りの仲介姿勢を貫いたのはそのためだ。

 ネタニヤフ政権も「アラブの春」後の情勢を踏まえ、地上侵攻のリスクをギリギリまで見極め、来年1月に控えた総選挙への悪影響や、平和条約を結ぶエジプトとの関係悪化を避けるために、ひとまず踏みとどまったとみられる。

5357チバQ:2012/11/22(木) 22:39:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121122/erp12112221240004-n1.htm
EU予算協議、決裂も “緊縮”めぐる対立解けず
2012.11.22 21:23 (1/2ページ)
 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)加盟27カ国は22日、ブリュッセルで首脳会議を開き、2014〜20年の長期予算を協議する。債務危機で各国が緊縮財政に取り組む中、膨れるEU予算に英国などが“緊縮”を求める一方、自国の利害に絡む分野での支出削減につながることにフランスや東欧が抵抗。合意できるか予断を許さず、決裂すれば、EUの結束に疑問が高まりかねない。

 長期予算は単年度予算の基礎となる。EUは当初、現行(07〜13年)比で約5%増の約1兆ユーロ(約100兆円)を提案したが、比較的裕福で、EU予算への拠出金の負担が大きい英独などを中心とした欧州北部の加盟国が一斉に反発。1千〜2千億ユーロ規模とみられる削減を要求した。

 予算削減の急先鋒(せんぽう)は英国だ。与党保守党内でEU懐疑論が勢いを増す中、議会では予算の実質削減を要求する動議が可決された。キャメロン英首相は、首脳会議での拒否権行使もちらつかせる。

 EUのファンロンパイ大統領は今月中旬、予算を約800億ユーロ減額する修正案を提示したが、英国は「まだ削れる」(政府報道官)との立場を崩していない。だが、過度の強硬姿勢で会議を決裂させれば、英国の孤立化が一段と深まるとの懸念も強まっている。

 また、英国同様に単一通貨ユーロを導入していないスウェーデンも修正案に不満を示しており、合意形成への難関となっている。このため、妥協への圧力をかけるためにも、両国抜きの長期予算編成が可能か、EU内部で検討中とも報じられている。

 反発が上がるのは「緊縮派」からばかりではない。修正案で農業予算や開発資金が減額されたことに、補助金を通じ、これらの恩恵を受けるポーランドやポルトガルなど東欧や南欧が異議を唱えた。農業国として補助金を多く受けるフランスも連携し、「連帯と成長への行動を求める」(オランド仏大統領)として削減を拒否する姿勢だ。

 これらの国は、拠出金の負担に対し、補助金を受ける割合が低い英国など数カ国がEUから得る「払戻金制度」も批判しており、協議の火だねとなっている。

 加盟国の利害が複雑に絡む中、ファンロンパイ大統領は22日の会議前に各首脳との個別会談で妥協点を探り、会議で再修正案を示す考え。すでに23日までの会議日程の延長も取り沙汰されている。妥協策を模索するメルケル独首相は21日、「必要なら来年、再び協議しなければらない」と会議決裂に懸念を示した。

 予算協議での決裂は、EUが今後進める統合深化にも引きずる恐れがある。バローゾ欧州委員会委員長は首脳会議を「われわれの信頼に対する試金石だ」とし、各国に歩み寄りを呼びかけている。

5358チバQ:2012/11/22(木) 22:41:39
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2912867/9876249?utm_source=google&amp;utm_medium=news&amp;utm_campaign=recommend-rss
コンゴの反政府勢力M23、「全土掌握目指す」 大統領辞任も要求
2012年11月22日 08:16 発信地:ゴマ/コンゴ民主共和国

【11月22日 AFP】コンゴ民主共和国(旧ザイール)の反政府武装勢力「M23(3月23日運動)」のスポークスマンは21日、同国東部の主要都市ゴマ(Goma)を制圧した今、全土の掌握を目指していると述べ、ジョゼフ・カビラ(Joseph Kabila)大統領は辞任すべきだと主張した。

 M23は20日、大きな抵抗もなくゴマを制圧。その翌日、M23のスポークスマンはゴマのスタジアムに集まった群衆を前に行った演説の中で、「われわれはゴマで止まらない。ブカブ(Bukavu)、キサンガニ(Kisangani)、首都キンシャサ(Kinshasa)まで進む」と述べた。また同スポークスマンは、カビラ氏は選挙結果をめぐって紛糾した2011年の大統領選の正当な勝者ではないと非難し、大統領の辞任を要求した。

 コンゴとルワンダの首脳は20日、ウガンダの首都カンパラ(Kampala)で会談した。ウガンダのサム・クテサ(Sam Kutesa)外相はAFPに「カビラ大統領とルワンダのポール・カガメ(Paul Kagame)大統領は20日夜に2時間にわたって会談した」と述べ、話し合いは21日にも行われると付け加えた。クテサ外相によると、ウガンダのヨウェリ・カグタ・ムセベニ(Yoweri Kaguta Museveni)大統領の働き掛けに対し、両首脳は悪化しつつある情勢について協議することに同意したという。

 コンゴの騒乱で人道危機への懸念が増している。国連(UN)や人道支援団体の報告では、市民の殺害や拉致、市民に対する略奪や恐喝が行われているという。(c)AFP/Phil Moore

5359チバQ:2012/11/23(金) 00:08:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012112200809
「反乱」を阻止か=未明の首都、通りに戦車−スーダン
 【ハルツームAFP=時事】スーダンの政府系報道機関スーダン・メディア・センターは22日、スーダンの情報機関が「治安を乱そうとする計画を本日未明、阻止した」と報じた。計画は軍人と野党によって練られていたという。目撃情報によると、首都ハルツームの大通りを22日未明、複数の戦車が走行していた。
 一方、ビラル情報相は22日、この「計画」に絡み13人を逮捕したことを明らかにした。逮捕者には、2009年まで情報機関のトップを務め、バシル大統領の側近の一人とみられていたこともあるサラ・ゴシュ少将が含まれている。(2012/11/22-22:17)

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5360チバQ:2012/11/23(金) 00:12:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121122-00000104-reut-int
焦点:ガザ停戦でも消えない不信、「次なる衝突」に警戒も
ロイター 11月22日(木)18時43分配信


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11月21日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとイスラエルは停戦合意に至ったものの、両者の信頼が欠如していることが浮き彫りになっている。写真はガザ境界付近で撮影したイスラエル軍(2012年 ロイター/Yannis Behrakis)

[エルサレム 21日 ロイター] パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは、21日にイスラエルと合意した停戦を受け、まるで勝利を得たように祝福している。一方で、イスラエル側には慎重な見方もあり、両者の信頼が欠如していることが浮き彫りになっている。

8日間にわたる戦闘の末に停戦が成立し、ガザへの地上侵攻が回避されたことに、パレスチナとイスラエルは同じように安堵(あんど)する。しかし、この停戦がそれほど長続きしないとの予感も双方にあるようだ。

ある匿名のイスラエル政府高官は、現状について「懐疑的だ」と指摘。エジプトと米国が交渉を仲介したことに触れ、「停戦が崩壊した場合、われわれが強硬手段に出る正統な理由ができるということを彼らも分かっている」と語る。

ハマスは軍事部門トップを殺害されたほか、ガザのインフラや保有兵器に大きな被害を受けたが、それでもアラブ世界における評価は高まり、パレスチナにおける立場も改善している。

対するイスラエルは、敵に大きな打撃を与えたという事実を評価できるほか、イスラム勢力が率いるエジプトと協力する道を見い出し、対空防衛システム「アイアン・ドーム」でミサイル砲撃から自衛できることを示した。

イスラエル国防省の元幹部、マイケル・ヘルゾグ氏は「これが永続的な停戦になるという幻想は誰も持っていない。一時的であるというのは、誰の目にも明らかだ」と指摘。「ただ、うまく行けばかなりの期間続くチャンスはある」との考えを示した。

5361チバQ:2012/11/23(金) 00:12:32
<歓喜>

イスラエルとハマスが停戦に合意したことは過去にもあった。両者は2009年1月、約3週間にわたる交戦後、戦闘を停止することで合意した。

当時、ガザの一般市民は、死者が約1400人に上ったイスラエル軍による破壊的な攻撃と侵攻を引き起こしたとして、ハマスを非難した。3年後の今、その機運は一変し、何千人ものガザ市民が通りに出て、停戦に歓喜の声を上げている。

長年孤立してきたガザ地区だが、今回はイスラエル軍の戦闘機が空爆を続ける中、アラブ諸国の首脳らが相次ぎ訪問して連帯を表明。中でもエジプトは、ムバラク政権時代には考えられなかった敬意をもって、ハマスを支援した。

「ハマスはこれまで以上に強い立場にある」と指摘するのは、ガザ地区の政治アナリスト、タラル・オカル氏。同氏も停戦は恒久的なものではないとし、「パレスチナ側は、もう一戦に向けた準備をやめるべきではない」と述べる。

ハマスはイスラエルの存在を認めず、中東問題で外交的な解決を目指すパレスチナ自治政府のアッバス議長に批判的な立場を取ってきた。イスラエルの占領下にあるヨルダン川西岸を統治するアッバス議長は、欧米の後ろ盾を得てはいるものの、今回の攻撃では孤立し、ハマスがアラブ世界で信頼を高める姿を傍観することになった。

ガザ市民らの歓喜とは対照的に、イスラエル南部では数百人の市民が停戦合意を糾弾するデモを実施。短い戦闘停止の後に、自分たちが再びロケット弾の標的になることに懸念を示した。

総選挙を2カ月後に控える中、野党はガザ境界のイスラエル軍を侵攻させなかったことについて、ネタニヤフ首相を批判する。中道政党カディマ党首のシャウル・モファズ氏は、テレビ局へのコメントで「作戦のゴールは達成されなかった」と指摘。「イスラエル市民は軍がハマスを休戦に追い込むことを期待していた。モルシ(エジプト大統領)は今日、米国の後押しを受けてイスラエルを停戦に追い込んだ」と非難した。

一方で、ネタニヤフ首相はモルシ大統領との協力が可能なことを示し、エジプトとの関係を立て直した。さらに、不仲で知られるオバマ米大統領から一貫して支援を得て、両首脳の関係改善にもつなげた。さらに、14日に空爆を開始した際、攻撃目標を限定。ハマス打倒は目指さず、ガザのインフラを無能化することに専念した。

イスラエル軍は作戦完了を宣言したが、国民はそれを信じていないようだ。元国家安全顧問のギオラ・エイランド氏は「決定的な勝利ではなく、イスラエルが誇れる劇的なものは何もない。しかし、状況は適切に管理され、イスラエルがある程度の国際的支援を得られたことは明らかだ」と見る。

<アイアン・ドーム>

イスラエルにとって、今回の戦闘で最も大きな成果は対空防衛システム「アイアン・ドーム」だろう。イスラエル軍によると、同システムはパレスチナ側から発射されたミサイルを84%の正確さで迎撃。多数の死者が出ることを回避できたほか、強硬手段を求める圧力を減らすことに寄与したという。

外交・防衛委員会のメンバーであるカディマのヨハナン・プレスナー議員は、「アイアン・ドームがゲームチェンジャー(大変革をもたらすもの)であることを証明した」と語る。「しかし、イスラエルが攻撃する際、標的に対して正確に、注意深くなるほど、長期的な平穏を達成することは難しくなる。われわれが自制すればするほど、ハマスが払う代償は少なくなる」というデメリットも指摘する。

一方、ハマスが大きな損害を被ったのは事実だが、特にテルアビブやエルサレムに初めてミサイルを到達させるなど、ガザ市民に誇れる大きな成果も同時に手にしたと言える。

あるパレスチナ人男性は、停戦合意の歓喜に沸くガザで「イスラエルは再びわれわれに挑戦にしようと考えないだろう」と胸を張った。

しかし、こうした意見はほぼ確実に、次なる衝突の種を既にまくことを意味する誤った考えだろう。

(原文執筆:Crispian Balmer 、翻訳:橋本俊樹、編集:梅川崇)

5362チバQ:2012/11/23(金) 19:50:31
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012112300180
国名から「合衆国」削除を=米国依存の脱却アピール−メキシコ
 【サンパウロ時事】メキシコからの報道によると、カルデロン大統領は22日、同国の正式国名を「メキシコ合衆国」から「メキシコ」に変更するための法案を議会に送付する方針を明らかにした。名称に「合衆国」が含まれるのは、北側に隣接する米国と同じ。大統領には緊密な結びつきを想起させる呼称を改め、「地域大国」として対米依存から脱却する姿勢をアピールしたい思いがあるようだ。(2012/11/23-14:41)

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5363チバQ:2012/11/23(金) 19:50:55
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012112300238
コンゴ東部、情勢緊迫=強気の反政府勢力M23

22日、コンゴ東部ゴマ近郊の町サケから、戦闘を避け逃げる人々(AFP=時事) 【ロンドン時事】アフリカ大陸の中央に位置するコンゴ(旧ザイール)東部の主要都市ゴマが、反政府武装勢力「M23(3月23日運動)」に制圧された。M23は、ゴマから約1500キロ離れた「首都キンシャサにも進軍する」と強気の発言を続けており、事態の悪化が懸念されている。
 20日のゴマ制圧後、M23幹部カザラマ中佐は市内で群衆を前に「コンゴを解放する旅は今始まった。われわれは(ゴマ南方の)ブカブ、そしてキンシャサへと移動する」と宣言。ゴマでは政府軍兵士や警官約3000人がM23に投降した。
 M23は今春、政府軍を離反した一部勢力が結成した。隣国ルワンダを支配するツチ人系が大半を占め、国連は「ルワンダがM23を支援している」と非難している。
 ルワンダ政府はこれを否定しているが、M23を通じてコンゴ東部の制圧をもくろみ、同時に携帯電話やパソコンに不可欠なコルタンをはじめ豊富な地下資源の掌握を狙っていると見る専門家は多い。コンゴ東部には、1994年のルワンダ大虐殺を行ったフツ人の武装勢力が潜んでおり、ルワンダはこの勢力をつぶす思惑も持っている。(2012/11/23-16:29)

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5364チバQ:2012/11/23(金) 22:32:52
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012112300433
立ち小便注意した少女射殺=インド
 【ニューデリーAFP=時事】インドの首都ニューデリー中心部の住宅街で、集合住宅の入り口で立ち小便をしていた男(21)を注意した少女(17)が、逆恨みされ射殺された。警察が23日、明らかにした。
 事件があったのは21日夜。同じ建物の別の部屋で暮らす男は自宅に戻って銃を用意、少女の家に押し入り、少女に2発銃弾を浴びせたほか、少女の母親にも発砲し負傷させた。(2012/11/23-21:06)

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5365チバQ:2012/11/23(金) 23:02:16
http://mainichi.jp/select/news/20121124k0000m030089000c.html
パレスチナ:ハマスが台頭 ファタハら地位低下
毎日新聞 2012年11月23日 21時54分

 【エルサレム花岡洋二】パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとイスラエルの8日間の激しい戦闘と停戦を経て、パレスチナ内部で対立する主要組織の政治力学に変化が生じそうだ。ハマスがイスラエルと間接的に協議する座につく一方、非暴力でイスラエルとの和平交渉を求めてきたパレスチナ自治政府と、その主流派組織ファタハは相対的に地位を落とした。停滞する中東和平交渉の行く末が、一段と複雑化する可能性がある。

 ハマスとファタハはともに、イスラエルを占領国と位置づけている。しかし、パレスチナ解放に向け、ハマスは武装闘争を継続し、ファタハは和平路線を選んだ。その結果、イスラエルや米国はハマスを「テロ組織」に指定して関係を絶ち、ガザを封鎖。一方、イスラエルは、パレスチナ自治政府との和平交渉を断続的に行ってきた。

 停戦交渉では、エジプトの穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団を出身母体とするモルシ大統領の政権が、仲介役として重要な役割を担った。ムスリム同胞団とハマスは関係が強く、ハマスにとって、パレスチナ内での発言力を強めることに有利に働くとみられる。

 また、21日の停戦合意後、ハマスのメシャル最高幹部は停戦の条件としてガザ封鎖の解除に向けた協議を勝ち取ったとして実質的な「勝利」宣言をした。この「勝利」もハマスへの支持拡大につながっている。

 一方、中東和平交渉は10年9月に中断し、イスラエルのネタニヤフ首相がヨルダン川西岸へのユダヤ人入植住宅の建設を続けてきた。この間、ファタハが主導する自治政府の「無力」が目立ち、アッバス自治政府議長の求心力は落ちていた。今回の戦闘では、停戦に向けた仲介の役割はほとんど果たせなかった。戦闘中に「ガザ住民支持」の演説を行ったが、逆に「弱い」と批判された。

 ファタハが基盤とするヨルダン川西岸には多くのハマス支持者がいるが、普段はイスラエル軍や自治政府治安当局の締め付けで表立って活動できない。しかし、戦闘期間中、西岸で「ハマス支持」のデモが発生するなど、西岸でもハマスの支持が広がっている。

 ハマスとファタハは昨年5月、和解と統一政府樹立に合意し、協議を進めている。ハマスは今後、統一政府樹立に向けたファタハとの交渉で、より大きな役割を求めるとみられる。しかし、イスラエルがそうした統一政府の樹立には強く反発するのは必至だ。

5366チバQ:2012/11/24(土) 11:03:46
http://www.afpbb.com/article/politics/2913006/9883914?ctm_campaign=txt_topics
エジプト大統領が権限強化、独裁に懸念 野党は「ファラオだ」と批判
2012年11月23日 15:57 発信地:カイロ/エジプト

【11月23日 AFP】エジプトのムハンマド・モルシ(Mohammed Mursi)大統領は22日、大統領権限を大幅に強化する新しい憲法宣言を発表した。発表について野党からは、独裁につながる動きで、ホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)前大統領の長期政権を倒した民衆蜂起を台無しにするとの批判が出ている。

 ヤセル・アリ(Yasser Ali)大統領報道官はテレビ放送を通じて、「大統領は、革命を守るためにいかなる決定・措置も下すことができる」と述べ、また「大統領の決定や法令は絶対的なものであり、異議申し立てはできない」と発表。さらに、モルシ大統領の出身母体であるイスラム勢力が大半を占めているために、世俗派の野党から批判を浴びている憲法制定委員会についても、裁判所には解散命令を出す権限はないとしている。

 この発表について野党は、「クーデター」と非難しており、また翌23日の抗議行動を全国的に呼びかけた。ノーベル平和賞受賞者で有力な野党指導者のモハメド・エルバラダイ(Mohamed ElBaradei)前国際原子力機関(IAEA)事務局長は、マイクロブログのツイッター(Twitter)への投稿で「モルシ氏は今日、全ての国家権力を侵害しエジプトの新たなファラオ(王)に名乗りを上げた。革命(の達成)に向けた大きな問題であり、悲惨な結果をもたらしかねない」と批判した。(c)AFP/Jailan Zayan


http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012112402000082.html
大統領に強力権限 エジプト 司法制限、反発必至
2012年11月24日 朝刊

 【カイロ=今村実】エジプトのモルシ大統領の報道官は二十二日、大統領に強大な立法権を認める一方、対立している司法当局の権限を制限する大統領令を発表した。AFP通信などが伝えた。

 また、アブドルマジード検事総長を解任。民主化勢力や司法当局の猛反発は確実で、政情が再び、不安定となる可能性がある。

 エジプトは現在、議会が解散状態で、大統領が立法権を握っている。報道官は「大統領は民衆革命を守るためのいかなる決定、法制定も可能になる」と説明。さらに、大統領の制定した法律は絶対的で、異議申し立てはできないと宣言した。

 また、新たな憲法の制定に向けて作業中の委員会について、司法当局の解散権を破棄。憲法起草で、イスラム勢力の影響力の確保を狙ったとみられる。政権側は「国の機関を浄化し旧政権の基盤を取り壊すため」という。

 モルシ政権は、発足当初から、司法当局とのあつれきが目立っている。十月には、アブドルマジード検事総長の更迭を試みたが、司法当局の反発で失敗。今回、一気に巻き返しを狙ったとみられる。

 だが、民主化勢力の指導者らは「大統領はすべての国家権力を奪い、自らを新たなファラオ(古代エジプト王)に任命した」と批判。国営テレビによると、二十三日、抗議デモが各地であり、大統領の出身母体ムスリム同胞団の事務所に放火するなど一部が暴徒化した。

5367チバQ:2012/11/24(土) 11:04:21
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012112300072
新憲法制定へ権力集中=デモ暴徒化、政党事務所に放火−エジプト大統領

22日、エジプト・カイロの大統領府で、アブダッラー新検事総長(手前左)と対面するモルシ大統領(右)(AFP=時事) 【カイロ時事】エジプトのモルシ大統領は22日、新憲法制定や人民議会(国会)発足までの間、大統領権限を絶対化する憲法宣言を発表した。混迷する新憲法制定作業を速やかに進め、民衆運動「アラブの春」後の政治を安定させる狙いがあると主張しているが、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団出身の大統領の強権支配に改革派の国民は反発を強めている。
 国営テレビなどによると、23日のイスラム教の金曜礼拝後に各地で憲法宣言に抗議するデモがあり、一部で暴徒化。同胞団が母体のイスラム政党、自由公正党の事務所が、北部アレクサンドリアや北東部ポートサイド、イスマイリヤで襲撃されたり、火が放たれたりした。(2012/11/23-23:32)

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5368チバQ:2012/11/24(土) 11:05:13
>>5183>>5277
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012112300072
日系オカムラ氏、出馬認められず=提出署名の多くが無効−チェコ大統領選
 【ベルリン時事】チェコ内務省は23日、来年1月の大統領選挙への出馬を目指していた日系人実業家トミオ・オカムラ氏(40)の立候補を認めないとの判断を下した。陣営が集めた署名の多くが無効で、立候補に必要な数に達しなかったという。
 オカムラ氏は10月の上院選挙で初当選後、政界の腐敗一掃を訴えて大統領選出馬を表明。立候補に必要な有権者5万人分を上回る約6万2000人分の署名を集め、内務省に提出した。しかし、内務省によると、有効な署名は約3万6000人分にとどまった。(2012/11/23-23:12)

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5369チバQ:2012/11/24(土) 11:28:08
>>5366-5367
http://mainichi.jp/select/news/20121124ddm007030166000c.html
エジプト:「大統領決定覆せず」 権限強化新条項、世論は反発
毎日新聞 2012年11月24日 東京朝刊

 【カイロ前田英司】エジプトのモルシ大統領は22日、「憲法宣言」(暫定憲法)に大統領権限を強める新たな規定を追加し、裁判所が大統領の決定を覆すことはできないと定めた。次の人民議会選までの期限付きだが、選挙実施は新憲法の制定後で、早くて来春以降になる。大統領は解散中の議会の立法権を掌握しており、司法権にも切り込んだ形だ。エジプト各地では23日、新たな「独裁」と反発した市民らが抗議デモを繰り広げ、国営メディアによると、北部アレクサンドリアなどで与党事務所が襲撃される事態に発展した。

 モルシ大統領は23日、「エジプトのためにした決断だ」と改正の意義を訴えた。大統領報道官は「(昨年の民主化闘争で独裁体制を倒した)『革命』を守るため」と説明している。

 追加された規定はほかに、新憲法の起草期限を2カ月延長して来年2月に変更し、司法が起草委員会を解散させることはできないと定めた。また、民主化闘争時のデモ隊殺害などで罪に問われた前政権高官の裁判をやり直すことも盛り込んだ。終身刑(求刑・死刑)を言い渡されたムバラク前大統領も再審対象とみられる。

 世論はとりわけ、新憲法に関する決定に反発している。

 新憲法は起草委員会(100人)が草案を策定中だが、モルシ大統領の出身母体であるムスリム同胞団などイスラム勢力が過半数を占め、イスラム教の位置づけを巡る意見対立などから、委員の脱退が相次いでいる。

 また、起草委のメンバーは、先に司法判断で解散された人民議会が選出しており、裁判で正当性が争われている最中だった。大統領がイスラム系主導の新憲法の起草を「保護」したと映っている。

 昨年の民主化闘争を先導した若者グループ「4月6日運動」のアフィフィ氏(27)は「民主化に逆行した動きだ」と憤った。

5370チバQ:2012/11/24(土) 23:53:26
http://mainichi.jp/select/news/20121125k0000m030037000c.html
バチカン:新枢機卿6人の叙任式 いずれも欧州以外出身
毎日新聞 2012年11月24日 20時36分(最終更新 11月24日 21時04分)

 【ローマ福島良典】ローマ法王ベネディクト16世は24日、バチカンで新しい枢機卿6人の叙任式を開いた。いずれも欧州以外の出身で高位聖職者の地理的なバランスを取る法王の意向がうかがえる。

 枢機卿は法王を助ける顧問。今回新たに枢機卿となったのは米国、レバノン、インド、ナイジェリア、コロンビア、フィリピンの聖職者。6人とも80歳未満で、法王選挙権を持つ。レバノンからはキリスト教マロン派のベシャラ・ブトロス・アル・ライ・アンティオキア総大司教(72)が枢機卿に叙せられた。

 宗教の「モザイク国家」と呼ばれるレバノンでは大統領はマロン派、首相はイスラム教スンニ派、国会議長はイスラム教シーア派から選ばれるのが慣例になっている。

5371チバQ:2012/11/24(土) 23:54:10
http://mainichi.jp/select/news/20121125k0000m030036000c.html
ガザ:イランとエジプト ハマスを巡る綱引き続く
毎日新聞 2012年11月24日 20時34分(最終更新 11月24日 22時12分)

 【エルサレム樋口直樹、テヘラン鵜塚健】パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとイスラエルの停戦を受け、ハマスの軍事力強化に貢献したイランと、停戦の仲介役を果たしたエジプトの間でハマスを巡る綱引きが続いている。ハマスは、緊張関係にあるイランとエジプトを両てんびんにかけているが、停戦が崩れればイランへの依存度を増す可能性が高い。停戦の行方は、イラン・シリア包囲網の強化を目指す欧米の外交政策にも影響を与えることになる。

 「シオニスト政権(イスラエル)は、ロケット弾がテルアビブに到達するとは予想してなかっただろう」。イランの最高指導者ハメネイ師に近いラリジャニ国会議長は23日、イランの技術供与でつくられたハマスの長距離ロケット弾の威力を誇示した。イラン製「ファジル5」(射程75キロ)を模したロケット弾が、イスラエルの心臓部テルアビブへの攻撃を可能にしたことで、ハマスはイスラエルとの停戦で「勝利」を主張することができた。

 イスラエルと激しく対立するイランは、イスラエルの生存権を拒むハマスを資金、軍事両面で支援してきた。だが、昨年3月にシリア情勢が悪化すると、イスラム教シーア派に近いアサド政権を支持するシーア派国家イランと、同じスンニ派として反体制派に同情的なハマスの関係は冷却化。昨年のエジプト革命を経て、スンニ派のムスリム同胞団を母体とするモルシ政権が誕生すると、同じ同胞団系のハマスはエジプトへの傾斜を強めた。

 ところが、今回のガザ紛争でハマスはイランの軍事的な協力で面目を施した。一方、アサド政権の民衆弾圧に反対し、イランとも距離を保つエジプトは、平和条約を結ぶイスラエルや巨額の援助を受けている米国との関係を生かし、ハマスに影響力を行使。イスラエル軍のガザ地上侵攻を回避させる代わりに、ハマスによるロケット弾攻撃をやめさせることに成功した。

 核開発疑惑で孤立感を深めるイランは、ハマスをエジプトから引き離そうとしたが、停戦の実現によって失敗。ハマスを巡る綱引きの第1ラウンドはエジプト側に軍配が上がった格好だ。

5372チバQ:2012/11/24(土) 23:58:24
>>4870
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/121123/ent12112310340007-n1.htm
マドンナさんへの請求棄却 ロシア「同性愛宣伝」訴訟で
2012.11.23 10:29 [海外芸能人]

 ロシア第2の都市サンクトペテルブルク市の地区裁判所は22日、同市で8月に公演した米人気歌手マドンナさんや主催者に対し、未成年者に同性愛を宣伝しロシア正教信者の宗教感情を傷つけたなどとして3億3300万ルーブル(約8億8千万円)の損害賠償を求めた市民らの訴えを退けた。インタファクス通信が伝えた。

 裁判所は、公演の切符には未成年者は入場できないと明記されていたと指摘。原告の主張には根拠がないとした。

 原告側によると、マドンナさんは8月のコンサートで同性愛者の権利擁護を呼び掛け。ロシア正教の十字架を踏み付けたりした。8月に提訴したが、マドンナさんの代理人は出廷しなかった。

 マドンナさんは、モスクワの教会でプーチン大統領を批判するパフォーマンスをして逮捕された女性バンド「プッシー・ライオット」メンバーへの支持を公言、ロシア保守層の反発を招いていた。

 サンクトペテルブルクでは「未成年者への同性愛の宣伝」を禁じる条例が今年3月に発効。市民団体が8月にマドンナさんを条例違反として警察に告発した。(共同)

5373チバQ:2012/11/25(日) 00:01:01
>>5350
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121124/erp12112419240004-n1.htm
カタルーニャ分離独立が争点 25日に州議会選 スペイン、危機対応に影響も
2012.11.24 19:22

23日、スペイン・バルセロナでの選挙集会で、聴衆を背に演説するカタルーニャ自治州のマス首相。独立支持派の旗に混じって欧州連合の旗も掲げられた(AP)
 【ベルリン=宮下日出男】スペイン最大の経済規模を誇る東部カタルーニャ自治州の議会選挙(定数135)が25日行われる。欧州債務危機で経済が低迷する中、争点は分離独立の是非だ。住民には財政緊縮策を断行する中央政府への不満が高まっており、分離独立派の伸長次第では、スペイン政府の危機対応にも影響を与える恐れがある。

 同州はスペインの国内総生産(GDP)の約2割を占める一方、17自治州で最大の公的債務を抱え、中央政府に約50億ユーロ(約5300億円)の支援要請を余儀なくされた。独自の言語を持ち、独立志向の強い土地柄の上、「税金が他の地方のために使われている」との意識が独立機運を高めている。

 選挙は2年繰り上げて実施。中央政府が同州への徴税権委譲を拒否したことを受け、自治州のマス首相が決断した。首相は選挙に勝った場合、州の「自己決定」について住民に問うとして、分離独立の是非をめぐり住民投票を実施する意向を示している。

 世論調査では、マス首相の与党カタルーニャ同盟(CiU、現62議席)が60〜64議席を獲得し、第1党を維持する見通し。中央政府与党の国民党などが2位を争う。CiUは単独で過半数(68議席)を制すのは難しいが、他の独立推進派の小政党と合わせれば、過半数に届く可能性が高い。

 中央政府は独立を問う住民投票は憲法違反との立場で、独立派が勝利しても、すぐに独立が実現するわけではない。だが、スペインでは10月の北部バスク自治州の議会選でも独立急進派が躍進。ラホイ首相が地方の手綱を握るのが難しくなれば、財政緊縮策の実行にも影響し、金融市場の不安も高めかねない。

 欧州連合(EU)では、カタルーニャが独立した場合には再加盟手続きが必要との見解もあり、世論調査では「独立支持」が「不支持」を上回るが、加盟国の立場を失う場合の支持は大きく落ち込む結果も出ている。

5374チバQ:2012/11/25(日) 00:01:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121124/erp12112419220003-n1.htm
欧州で分離独立運動が活発化 債務危機で中央政府に不満 
2012.11.24 19:21

バルセロナで開かれた選挙集会で、カタルーニャ自治州とEUの旗がはためく中、演説するマス自治州首相=23日(AP)
 欧州各地ではスペインのカタルーニャ自治州だけでなく、分離独立の動きが活発化している。債務危機対応をめぐる中央政府への不満などが、独自の民族的、文化的意識と相まって独立機運を高めているとみられるが、実現への道筋が描けているわけではない。

 スペインでは10月、北部バスク自治州の議会選で、独立急進派の地域政党バルドゥが第2党に躍り出た。独自言語を持つなどカタルーニャ同様に独立意識が高く、過去には武装闘争も繰り広げられた。

 ベルギーでも10月の統一地方選で、北部オランダ語圏のフラマン地域の分離独立を狙う中道右派「新フランドル同盟」が躍進。南部フランス語圏のワロン地域との「連邦国家」から、緩やかな「国家連合」の実現を目指すが、将来的な独立も視野に入れるとされる。

 これらの地域に共通するのは、国内の他の地域よりも裕福な点。債務危機で、自分たちの富が貧しい地方に奪われているとの不満が独立機運に拍車をかける。

 英国ではケルト系の文化を持つ北部スコットランドが10月、独立の是非を問う住民投票の2014年実施で英政府と合意した。世論調査では経済的な影響を懸念する独立反対派が賛成派を上回るが、スコットランド行政府は北海油田の収入で経済的自立を図る考えだ。

 欧州統合の進展で各国が権限を欧州連合(EU)に委譲する中、中央政府の存在意義が薄れるとの見通しが、独立機運を後押ししているともされるが、独立後も加盟国の地位が維持される保証はない。(ベルリン 宮下日出男)

5375チバQ:2012/11/25(日) 00:03:06
>>5318
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121124/mds12112413580002-n1.htm
コロマ大統領が再選 シエラレオネ、選挙は平和裏に終了 
2012.11.24 13:56

シエラレオネ大統領選で再選されたコロマ氏=17日、首都フリータウン(ロイター)
 西アフリカ・シエラレオネの選挙管理委員会は23日、今月17日に実施された大統領選で、現職の与党、全人民会議党党首のアーネスト・バイ・コロマ氏(59)が再選されたと発表した。大統領職は1期5年、2期までで3選はない。

 5万人以上が犠牲になった内戦が2002年に終結して以来、大統領選は3度目。支持者同士の衝突も懸念されていたが、選挙は平和裏に終わり、大きな混乱は起きていない。

 選管によると、コロマ氏の得票率は58・7%で、当選に必要な55%以上の票を獲得した。次点は野党、シエラレオネ人民党候補のビオ氏で、得票率は37・4%。投票率は約87%だった。

 大統領選には9人が出馬。前回07年の大統領選で当選したコロマ氏は選挙戦で、インフラ整備などの実績を訴えた。(共同)

5376チバQ:2012/11/25(日) 00:06:49
>>3119で名前でてる人
http://www.afpbb.com/article/economy/2912381/9859747
大富豪のサウジ王子、カナダの高級ホテルを買収
2012年11月19日 15:55 発信地:リヤド/サウジアラビア

【11月19日 AFP】世界有数の富豪として知られるサウジアラビアのワリード・ビンタラール王子(Prince Walid bin Talal)が率いる投資会社、キングダム・ホールディング(Kingdom Holding)は17日、カナダの高級ホテル、フォーシーズンズ・トロント(Four Seasons Toronto)を2億ドル(約163億円)で買収したことを明らかにした。

 キングダム・ホールディングの広報によると、購入には手元資金7000万ドル(約57億円)を充てたほか、不動産を担保に1億3000万ドル(約106億円)の融資を受けるという。フォーシーズンズ・トロントにはスイートルーム42室を含む259室の客室がある。

 ワリード・ビンタラール王子は米シティバンク(Citibank)の大株主であるほか、ルパート・マードック(Rupert Murdoch)氏率いるニューズ・コーポレーション(News Corporation)株も保有している。米経済誌フォーブス(Forbes)の昨年の長者番付では世界第26位の富豪で、保有資産は約196億ドル(約1兆6000億円)とされている。(c)AFP

5377チバQ:2012/11/25(日) 02:13:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121123/erp12112300110000-n1.htm
サルコジ氏から聴取、違法献金疑惑で 仏
2012.11.23 00:07
 フランスのサルコジ前大統領(57)が違法な選挙資金を受け取っていた疑惑をめぐり、南西部ボルドーの予審判事は22日、サルコジ氏から事情を聴いた。

 サルコジ氏は2007年のフランス大統領選で、同国有数の富豪から違法な資金を受け取った疑いが持たれている。

 サルコジ氏は今年5月の大統領選決選投票でオランド現大統領に敗れ、政界第一線からの引退を表明していた。

 フランスでは昨年12月、シラク元大統領がパリ市長時代に関わった職員の架空雇用事件で、パリの軽罪裁判所から公金横領罪などで執行猶予付きの有罪判決を受けた。元大統領は健康状態を理由に控訴を断念、有罪が確定している。(共同)

5379チバQ:2012/11/25(日) 10:30:57
http://www.cnn.co.jp/world/35024818.html
エジプト大統領が「全権掌握」の布告、抗議デモが激化の様相
2012.11.24 Sat posted at 15:18 JST

カイロ(CNN) エジプトの首都カイロなど各地で23日、ムルシ大統領が前日発表したすべての大統領令は司法権限の対象外とする布告に反発する野党勢力らのデモが発生、ムバラク前政権を駆逐した革命の継続やムルシ氏の辞任を要求した。

デモ参加者は数千人規模とされ、警察との衝突も起きた。昨年2月のムバラク前政権打倒デモの主舞台となったカイロ中心部のタハリール広場などに結集したデモ参加者は24日朝も残り、抗議続行の構えを見せている。裁判所判事らの間ではすべての公判などを停止する全土でのストライキ計画が浮上している。

地元紙のコラムニスト、マムーン・ファンディ氏はCNNに対し、ムルシ氏の反対勢力は拡大し続けるだろうとし、大統領が1週間内に追放される可能性があると述べた。反対派は結束しており、相当なエジプト国民がムルシ氏から離反していると分析した。

ムスリム同胞団を支持基盤とするムルシ氏は今年6月、大統領選をへて就任。同国の議会は司法界との対立などを受けて解散状態にあり、大統領令はムルシ氏の権限が司法、行政、立法にまたがって大幅に強化されることを意味する。

ムルシ氏は22日、新憲法が決まるまで半年間、いかなる大統領令や法令も司法権限の対象外とすることを発表。また、昨年の反政府デモでの参加者殺害の容疑者への追及が不十分として検察幹部の解任も発表した。

同氏は23日、カイロの大統領府前で支持者に演説し、大統領令は国民の利益を踏まえた上での措置とし、政治的、社会的な安定を図るために必要と弁明した。

しかし、国際原子力機関(IAEA)の前事務局長で憲法党の党首でもあるモハメド・エルバラダイ氏はCNNに対し「前例がなく理解出来ない行動。ムバラク氏より権力を握っている」とし、「独裁者」と糾弾した。また、23日のデモには数百万人規模が加わったと推定した。

5380チバQ:2012/11/25(日) 11:31:43
http://www.cnn.co.jp/world/35024750.html
シリア激戦地で政府軍が病院を空爆、40人死亡か 反体制派発表
2012.11.22 Thu posted at 11:30 JST


(CNN) シリア内戦の激戦地となっている北部の商業都市アレッポで21日、負傷者らを収容していた病院が政府軍に空爆され、少なくとも40人が死亡したと、反体制派の指導者が発表した。

反体制派「ユシフ・アルアスマ」によれば、空爆は病院を標的として行われ、犠牲者には看護師2人も含まれるという。この病院は、アレッポの主要医療拠点の1つだった。

反体制派が公開した映像によると、患者や民間人、活動家らで混雑することの多い病院の正面ロビーが直撃されたとみられる。

反体制派でつくる地域調整委員会(LCC)によると、この日はシリア全土で108人が死亡した。

CNNはシリア国内での報道活動が制限されているため、政府側及び反体制派の主張を確認できていない。

5381チバQ:2012/11/26(月) 23:19:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121126/mds12112622360003-n1.htm
イスラエルのバラク国防相が政界引退へ 「政治、疲れた」
2012.11.26 22:35

会見で引退を発表するバラク国防相=26日、テルアビブ(AP)
 イスラエルのバラク国防相(70)は26日、記者会見し、来年1月の総選挙には出馬せず政界を引退すると発表した。バラク氏は政界引退の理由を「政治に関わるのに疲れた」などと説明している。バラク氏はネタニヤフ首相と並び、核兵器開発が疑われるイランに対する攻撃も辞さない強硬論者として知られ、同氏の引退は同国の対イラン政策に影響する可能性もある。

 バラク氏は、労働党の党首を務めていた昨年1月、ネタニヤフ連立政権からの離脱を求める党内の反対勢力との対立が深まったことから同党を割って出て新党「アツマウート(独立)」を結成、国防相として連立政権にとどまった。しかしアツマウートの支持率は伸び悩み、次期総選挙では苦戦も予想されていた。

 バラク氏はイスラエル軍で軍情報部トップや参謀総長を歴任。政界転身後の1997年に労働党党首に就任し、99年から2001年まで首相を務めた。首相時代の00年7月には、当時のクリントン米大統領の仲介でパレスチナ自治政府のアラファト議長と和平交渉を行い、合意寸前までこぎ着けたとされる。(カイロ 大内清)

5382チバQ:2012/11/26(月) 23:21:38
>>5338
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121126/erp12112622050002-n1.htm
「女性を主教にはしない」 英国国教会の判断に批判殺到
2012.11.26 22:02 (1/2ページ)
 【ロンドン=内藤泰朗】エリザベス女王をトップに頂く英国国教会が、長年議論を続けてきた女性の主教就任について否定する決定を下し、政府やメディア、教会内から「時代に逆行している」との批判を浴びている。英国国教会は同性婚を認めるか否かをめぐっても、政府と対立しており、来年就任する新しい大主教のもとで「変化」が起きるかどうか注目が集まっている。

 20日に行われた英国国教会総会は、女性が主教に就任することを可能にする議案について投票を行った。女性主教誕生には教会の規約改正が必要だが、その要件である3分の2の得票にわずかに足りず、議案は否決された。

 国教会は20年前、女性司祭は認めたが、教区のトップである主教については女性の就任を認めず、「男女平等に反する」などとして10年以上に及ぶ論争が繰り広げられてきた。

 キャメロン首相は翌21日の議会答弁で、投票結果に不満を表明し、「女性主教を誕生させることは、何年も前から必要だった」との立場を明確にした。

 国教会は現在、男女平等を義務付ける諸法の適用を免除されているが、報道によると、この特別措置を剥奪する法案が議会で議論される見通しだ。

 メディアでも「国教会の自殺」(ガーディアン紙)など厳しい論評が相次ぎ、国教会は世論を敵に回した形となっている。

 この事態に最高位聖職者のウィリアムズ・カンタベリー大主教は「女性主教問題が解決されない限り、国教会は信頼を失い続ける」と強い危機感を表明した。年末に退任するウィリアムズ大主教の後任、ウェルビー次期大主教も22日、ロイター通信に「女性主教は誕生する」と明言。改革を進める姿勢を示した。

 女性主教には賛成するウェルビー次期大主教だが、やはり英社会で大きな話題となっている同性婚については「男女の結婚こそが唯一神の認めた婚姻だ」とする教会の姿勢を固持し、反対するとみられている。

 英国では、世論の6割が同性婚を容認するとされ、政府も同性婚合法化に向けた動きを進めている。

 ウェルビー次期大主教は石油会社の役員を務めていたこともある異色の経歴の持ち主で、英メディアは「経済界での経験がさまざまな問題解決の中で生きてくるだろう」と指摘している。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/121109/erp12110922410001-n1.htm
英大主教にウェルビー氏
2012.11.9 22:41

9日、ロンドンで妻と共に写真撮影に応じるジャスティン・ウェルビー氏(ロイター)
 英政府は9日、英国国教会の最高位聖職者であるウィリアムズ・カンタベリー大主教の後任に英中部ダラムのジャスティン・ウェルビー主教(56)が決まったと発表した。英メディアによると、来年3月に就任予定。

 国教会の選考委員会での選出を経て、同日、国教会の最高権威者であるエリザベス女王が任命した。

 国教会は同性愛者の結婚や女性の主教を認めるかどうかで意見が分かれ、大主教の選考は長引いていた。ウェルビー氏は石油会社で働いた経験を持ち、国教会での経歴は浅め。同性愛者の結婚には反対だが、女性の主教には賛成とされる。(共同)

5383チバQ:2012/11/26(月) 23:22:25
>>5373
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121126/erp12112619350000-n1.htm
カタルーニャ州議会選、独立派が過半数維持 独立派与党後退も小党躍進
2012.11.26 19:33

25日、スペインのバルセロナで記者会見するカタルーニャ同盟(CiU)党首のマス自治州首相(右)(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】25日に投開票されたスペイン東部カタルーニャ自治州の議会選挙(定数135)は、分離独立を目指す与党のカタルーニャ同盟(CiU)が議席数を大幅に減らしつつも第一党を維持した。同じ独立推進派のカタルーニャ左翼共和派(ERC)が第二党に躍進したことから、独立派が過半数を制した。

 最終集計によるとCiUは62議席から50議席に減少。ERCが10議席から21議席に倍増し、議席を持たなかった独立推進派の統一進歩党(CUP)は3議席獲得した。独立反対派では、第二党のカタルーニャ社会党が8議席減の20議席、中央政府与党の国民党が1議席増の19議席。

 CiU党首のマス州首相は、勝利すれば分離独立の是非を問う住民投票を行うとの公約を掲げていた。

 ただ、CiUの勢力後退で住民投票の実施は困難になるとの見方もある。マス首相は独立機運を高めることで単独過半数確保を狙ったが、首相が進めた財政緊縮策への反発によって独立派支持票は同派小党に流れてしまった。マス首相は今後、ERCとの協力関係構築を模索するとみられるが、保守系のCiUとERCは政治的色合いが異なり協力できるか微妙だ。

 北部バスク自治州の議会選に続く分離独立派の躍進は、緊縮策への地方の強い不満の表れといえる。中央政府のラホイ政権は、債務危機対応で一段と難しいかじ取りを迫られる可能性がある。

5384チバQ:2012/11/26(月) 23:25:10
>>5180>>5329
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2012112600067
党首選、ベルサニ氏トップ=次期首相の有力候補−伊最大野党
 【ジュネーブ時事】イタリア最大野党の中道左派・民主党は25日、党首選を行い、国営テレビが報じた暫定結果によると、ベルサニ党首(61)がトップとなった。ただ得票は過半数に届かず、2位のレンツィ・フィレンツェ市長(37)と12月2日に決選投票に臨むが、再選は確実な情勢だ。
 来春に予定されている総選挙では、ベルルスコーニ元首相が実質的に率いる中道右派・自由国民が大敗し、民主党が第1党となる可能性が濃厚。ベルサニ氏は次期首相の有力候補となる。(2012/11/26-08:58)

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5385チバQ:2012/11/26(月) 23:25:39
>>5383
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2012112600023
独立派が過半数維持=左派躍進、不透明感も−カタルーニャ自治州議会選・スペイン

25日、スペイン・バルセロナのホテルで、カタルーニャ自治州議会選の結果を受けて演説する独立派の中道右派「集中と統一(CiU)」を率いるマス州首相(中央)(EPA=時事) 【パリ時事】スペイン東部カタルーニャ自治州議会(定数135)選挙が25日行われた。即日開票の結果、独立を掲げる左派「カタルーニャ左翼共和党(ERC)」が議席を倍増させ躍進。同じく独立派の中道右派「集中と統一(CiU)」は議席を大きく減らしたが第1党の座を守り、両党合わせて過半数を維持した。
 現地からの報道によると、CiUが選挙前の62議席から50議席に後退する一方、ERCは選挙前の10議席から21議席に伸ばし第2党となった。国政最大野党・社会労働党系のカタルーニャ社会党(選挙前28議席)は21議席、国政与党・国民党(同18議席)は19議席だった。
 CiUを率いるマス州首相は大勢判明後、支持者を前に演説し、「結果を見れば、われわれが政権を担い得る唯一の勢力であることは明らかだ」と政権維持に自信を表明。連携に向け他党と協議する考えを示した。
 景気低迷と雇用悪化で中央政府への反発が強まる中、マス州首相は政権を維持できれば4年以内に自治拡大に関する住民投票を実施すると公約し、選挙戦の過程で独立への機運が盛り上がった。ただ、独立派全体で見ると議席は伸びておらず、今回の選挙を受け独立への動きが本格化するかどうかは不透明だ。(2012/11/26-09:21)

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5386チバQ:2012/11/26(月) 23:36:57
>>5381
http://mainichi.jp/select/news/20121127k0000m030048000c.html
イスラエル:国防相が政界引退 再選厳しく「メンツ保つ」
毎日新聞 2012年11月26日 20時57分

 【エルサレム花岡洋二】イスラエルの元首相で現在の国防相、エフード・バラク氏(70)が26日、テルアビブの国防省で記者会見し、来年1月22日の総選挙に出馬せず政界を引退すると発表した。総選挙後の新内閣結成まで国防相を務める。世論調査では再選されない可能性が指摘されており、一部のイスラエル・メディアは引退理由を「メンツを保つため」と報じている。

 バラク氏は会見で「家族と過ごす時間を増やしたい」と語った。引退は以前から決めていたが、14日からのパレスチナ自治区ガザ地区への軍事作戦を遂行している間は、発表を延期したという。

 一方、バラク氏が党首を務める与党のアツマウート党は、比例代表制で行う総選挙で議席を獲得できない可能性も伝えられていた。

 アツマウートは、11年1月に中道左派の労働党が下野した際に、離脱した議員5人で結成した小党。アツマウートは今後、労働党を含め他党との合流などを検討するとみられ、選挙前の各党の離合集散は活発化しそうだ。

 バラク氏はイスラエル軍の元参謀総長で、労働党の党首として臨んだ99年5月の総選挙では、第1次政権の座にあったネタニヤフ氏(現首相)率いるリクード党に勝ち、同年7月〜01年3月に首相を務めた。00年7月に米国の調停で行ったパレスチナ自治政府のアラファト議長(当時)との和平交渉は、妥結寸前だったとされる。09年3月結成の第2次ネタニヤフ政権で国防相に就任。核兵器開発疑惑のあるイランを封じ込める外交政策やヨルダン川西岸へのユダヤ人入植住宅の新規建設などで主導的な役割を担った。

5387チバQ:2012/11/26(月) 23:37:44
http://mainichi.jp/select/news/20121126k0000e030178000c.html
エジプト:「強権」に反発、大統領派の事務所襲撃1人死亡
毎日新聞 2012年11月26日 11時51分(最終更新 11月26日 12時32分)

 エジプトのモルシ大統領が自らに超法規的な強権を付与したことに反発する集団が25日、北部ダマンフールで、大統領の出身母体であるイスラム穏健派ムスリム同胞団の事務所を襲撃、同胞団員1人が死亡、数十人が負傷した。中東の衛星テレビ、アルジャジーラなどが報じた。

 大統領は22日に改正憲法令を発布。新憲法下で議会が選ばれるまでの間、大統領令に一切の異議を認めないなどとする内容で、リベラル派はムバラク前政権下の独裁の再来として猛反発、同胞団など大統領を支持するイスラム勢力との間で緊張が高まっている。(共同)

http://mainichi.jp/select/news/20121127k0000m030031000c.html
エジプト:大統領と司法幹部が会談 「権限強化」反発続く
毎日新聞 2012年11月26日 19時59分

 【カイロ前田英司】エジプトのモルシ大統領は26日、自ら発令した権限強化への反発激化を収拾するため、司法機関を監督する最高司法評議会幹部と会談する。超法規的な強権化に一部の裁判官が25日にストライキを始めたほか、27日には大統領支持者と反対派の双方が大規模デモを計画し、再び衝突する恐れがある。エジプトの株価指数は25日、昨年の民主化闘争後では最悪の約10%安を記録し、社会は迷走の度合いを深めている。

 モルシ大統領は25日発表の声明で、権限強化は次の人民議会(国会)選挙までの時限措置で、長期独裁を敷いたムバラク前政権の影響力を排除するためだと改めて説明した。日本外務省筋によると、大統領は24日にカイロで飯村豊・中東和平担当特使と会談した際、「移行期には例外的な決定が必要なこともある」と話したという。

 エジプト法曹界には前政権の任命者が残留しており、モルシ大統領の狙いはその司法権限にメスを入れることとされる。判事らは「司法の独立を脅かす」と激しく反発するが、最高司法評議会側は権限強化の適用対象を国家主権に関わる重大事項に限ることで妥協点を探ろうとしている。

 これに対し、昨年の民主化闘争を先導した若者らは、モルシ大統領に完全撤回を要求して、闘争の「聖地」である首都カイロのタハリール広場で泊まり込みの抗議を続けている。有力政治家のエルバラダイ前国際原子力機関事務局長は、今春の大統領選でモルシ氏に敗れたリベラル系の主要候補者らと結集し、新たな政治団体「救国戦線」を発足させた。

5388チバQ:2012/11/26(月) 23:38:33
>>5383>>5385
http://mainichi.jp/select/news/20121126k0000e030184000c.html
スペイン:カタルーニャ自治州の州議会選「独立派」過半数
毎日新聞 2012年11月26日 12時39分(最終更新 11月26日 13時35分)

 【パリ宮川裕章】スペイン政府からの「分離・独立」が最大の争点となった東部カタルーニャ自治州の州議会選(定数135)が25日、投開票され、独立推進派のアルトゥール・マス州首相率いる与党「カタルーニャ集中と統一」(CiU)が第1党を維持した。同様に独立を掲げたカタルーニャ左翼共和党(ERC)も議席をほぼ倍増させ、第2党に躍進。両党合わせて「独立派」が過半数を占める結果となった。スペインでは税収の多い一部の州が、中央政府により多くの納税を求められていることから住民が反発。独立を求める動きが目立ち始めており、今後の展開が注目される。

 スペインでは北部バスク自治州でも先月、州議会選が実施され、独立を前面に掲げる第2党が議席を伸ばした。欧州に広がる経済危機を背景に、財政再建のため地方の財政規律強化を進めたいラホイ政権は、難しい政権運営を迫られそうだ。

 地元メディアによると、CiUは62議席から50議席に減少したが、ERCは選挙前の10議席から21議席に伸ばした。「独立派」の両党は計71議席となり、過半数を獲得した。

 CiU党首のマス州首相は開票後の演説で「我々が州政府を率いることのできる唯一の勢力だ」と強調。連立政権樹立に意欲を見せた。マス首相は選挙前、政権を維持した場合は4年以内に自治権拡大を問う住民投票を行うと公約していた。ただ、州独立には国の憲法改正が必要で、住民投票で支持を得たとしても、さらに多くの手続きが求められる。

 カタルーニャ自治州の州都はバルセロナ。人口は約750万人でスペイン全体の約16%だが、州内の総生産(GDP)は国全体の5分の1を占める。

 GDPが国内トップクラスにあることから、国に対しより多くの納税を求められている。このため財政赤字が累積し、州政府の債務残高は17州で最大の440億ユーロ(約4兆7000億円)に達している。

 住民は「我々の富が中央政府に搾取され、貧しい州に再配分されている」と反発。最新の世論調査では、住民の約半数が独立を「好ましい」と答えた。

5389チバQ:2012/11/27(火) 00:52:15
http://www.cnn.co.jp/world/35024840.html
スペイン・カタルーニャ州で議会選挙 与党が大幅後退
2012.11.26 Mon posted at 10:52 JST

マドリード(CNN) スペイン東部カタルーニャ自治州で25日、議会選挙(定数135)が実施された。記録的な投票率が報じられるなか、マス州首相率いる中道右派の与党「集中と統一(CiU)」が議席を大幅に減らす見通しとなった。

選管サイトによれば、開票率98%の時点でCiUは50議席と、改選前の62議席から大幅に後退。CiUは単独過半数の確保を目指していた。一方で、最大野党の「カタルーニャ左翼共和党(ERC)」が10議席から21議席に躍進した。

両党は経済政策などで隔たりがあるものの、ともに中央政府からの分離独立を主張する。マス首相は、選挙で勝利した場合、独立の是非を問う住民投票を実施すると表明していた。

同州はスペイン17自治州の中で最大の経済力を持ち、保健や教育のほか警察などの権限も認められている。住民らは中央政府に税金を支払うばかりで十分な恩恵を受けていないとの不満を募らせてきた。今年9月には州都バルセロナで独立を求める大規模デモが実施され、推定で州人口の2割に相当する約150万人が参加。マス首相はその後間もなく、2年繰り上げて選挙を実施することを決めた。中央政府側は、自治体のみの判断で独立を決めることは憲法で認められないとの立場を示している。

州政府が今月実施した世論調査では、住民の57%が独立を支持すると答え、1年半に比べ14%増、今年6月から6%増となった。

5390チバQ:2012/11/27(火) 02:03:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121126-00001585-yom-int
クウェート議会選、高まる緊張…国民の不満噴出
読売新聞 11月26日(月)23時46分配信

 ペルシャ湾岸のクウェートで12月1日、国民議会選(1院制、定数50)の投開票が行われる。

 反政府勢力が、政府に有利な選挙制度変更に反発し選挙のボイコットを決めた中、国民の間では政府の汚職やサバハ首長一族の支配に対する不満が噴出、世界有数の産油国は緊張感に包まれている。

 議会選には26日現在279人が立候補している。ボイコットを受け、政府派の圧勝は必至の情勢だ。

 今年2月、実施された国民議会選でイスラム主義や部族主義などの反政府勢力が34議席を獲得し、国政は機能不全に陥った。これを受け、サバハ首長は10月、議会を解散し、これまで各有権者が最大4人にまで投票できた選挙制度を1人1票に変更した。

5391チバQ:2012/11/27(火) 02:12:03
http://mainichi.jp/select/news/20121127k0000m020113000c.html
英中銀:総裁に初の外国人 カナダのカーニー氏
毎日新聞 2012年11月27日 01時10分

 【ロンドン坂井隆之】英国のオズボーン財務相は26日、イングランド銀行(中央銀行)のキング総裁(64)の後任に、カナダ中央銀行のカーニー総裁(47)を充てる人事を発表した。来年7月1日に就任する。

 来年6月に任期を迎えるキング氏の後任には当初、タッカー副総裁が有力視されていた。しかし、今年6月にロンドン銀行間取引金利(LIBOR)を巡る不正に巻き込まれ、事実上脱落。初の外国人総裁誕生となった。

5392チバQ:2012/11/27(火) 18:08:30
http://mainichi.jp/select/news/20121127k0000e030150000c.html
パレスチナ:「オブザーバー国家」に格上げへ 国連
毎日新聞 2012年11月27日 11時01分

 【ニューヨーク草野和彦】パレスチナの国連での地位を現在の「オブザーバー機構」から「オブザーバー国家」に格上げする総会決議案が27日に提出され、29日に採決される見通しとなった。パレスチナの国連代表部の広報担当者が26日、毎日新聞に明らかにした。複数の国連外交筋によると、決議案は賛成多数で採択される可能性が極めて高い。

 「国家」資格を取得すれば、国際刑事裁判所(ICC)など国際機関への加入が可能になる。パレスチナは、イスラエルを戦争犯罪で訴えることも視野に入れつつ、和平交渉を再開するよう圧力をかけるとみられる。

 ロイター通信などによると、決議草案は「パレスチナを国連のオブザーバー国家として認めることを決定」と明記。一方、独立国家パレスチナとイスラエルの2国家共存を目指し、「中東和平交渉の再開と加速」の必要性を強調している。また、国連加盟193カ国のうち、132カ国がパレスチナを国家として承認していることにも言及している。

 決議案は採決に出席・投票した加盟国の過半数の賛成で採択される。現在、バチカンのみが国連の「オブザーバー国家」資格を所持している。

 ICCの加入などに関する規定は「すべての『国』に開放」としている。そのためパレスチナが「機構」から「国」に格上げされると、加入が可能とされている。

 国連総会での採決は29日午後の予定で、パレスチナ自治政府のアッバス議長が演説する予定。

5393チバQ:2012/11/27(火) 18:08:52
http://mainichi.jp/select/news/20121127k0000e030140000c.html
リトアニア:新首相に日立製原発反対派 交渉は続ける意向
毎日新聞 2012年11月27日 10時26分(最終更新 11月27日 10時41分)


リトアニアの新首相に選出されたアルギルダス・ブトケビチュス氏=AP
拡大写真 【ベルリン篠田航一】日立製作所が原発建設を計画する旧ソ連・バルト3国のリトアニアで、建設に反対する中道左派・社会民主党のアルギルダス・ブトケビチュス党首(54)が新首相に選出され、地元紙は首相は「日立側と交渉を続ける」との意向で、建設の是非についての最終判断は示していないと報じた。

 新政権は12月中旬までにエネルギー政策などの政策綱領を発表する見通し。

 リトアニア議会は6月、東部ビサギナスに計画する新原発の建設について、日立との契約を承認。だが10月の議会選で、それまで原発建設を推進してきた保守系の連立与党が敗北し、原発建設に反対する社会民主党が第1党に躍進。労働党など計4党での連立政権樹立に合意し、11月22日に新首相が選出された。議会選と同時に実施された国民投票でも「建設反対」が6割に達していた。

 地元紙などによると、ブトケビチュス氏はこれまで、「ビサギナス原発は採算性が不透明」との理由で建設に反対。今後、議会で原発凍結に関して審議する方針という。一方で「この原発計画には反対だが、原子力の利用自体は反対ではない。将来的に別の場所で建設することもあり得る」と原発への理解も示している。

 明確に原発撤退を即断できない背景には、エネルギー自給率の低さがある。リトアニアは旧ソ連・チェルノブイリ原発と同型の老朽原発を09年に閉鎖し、現在は電力の7割をロシアからの輸入に依存。独自のエネルギー源確保が課題となっているためだ。一方で首相は電力需要への対応策として、液化天然ガス(LNG)ターミナル建設を急ぐ構想も示している。

5394チバQ:2012/11/27(火) 18:09:16
http://mainichi.jp/select/news/20121127k0000e030133000c.html
エジプト:大統領、司法の独立尊重を強調 幹部らと会談
毎日新聞 2012年11月27日 10時05分(最終更新 11月27日 10時26分)


アレクサンドリアでイスラム原理主義組織ムスリム同胞団の事務所に火を付けるなどし、抗議する反対勢力の人々=2012年11月23日、AP
拡大写真 【カイロ前田英司】エジプトのモルシ大統領は26日午後、大統領の権限強化に反発する最高司法評議会の幹部らと会談した。大統領の決定を裁判所が覆すことはできないと定めた「憲法宣言」について、適用範囲を国家主権に関わる決定のみとして司法の独立を尊重する考えを強調した。

 22日の宣言発令以来、エジプト各地で激しい抗議が続いており、大統領は一応の「譲歩」を示して事態打開を模索した。しかし、宣言の修正や撤回の考えはなく、反対派の怒りが収まる気配はない。

 会談はメッキ法相が仲介。モルシ大統領は司法機関を監督する最高司法評議会が事前に示していた「妥協案」を受け入れる形で、憲法宣言の適用範囲を限定する考えを示した。しかし、地元紙アルマスリ・アルヨウム(電子版)などによると、最高司法評議会側には大統領の対応に根強い不満があり「事態は何も解決していない」との声が漏れている。

 アリ大統領報道官は会談後、憲法宣言の発令について正当化するとともに、発令の目的についても改めて、改革の速度を上げ、民主的な政権移行を完遂するためだと説明した。

 モルシ大統領の出身母体の穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団は26日夜、さらなる緊張を避けるため、27日に予定していた大統領支持のデモを中止すると発表した。

 これに対し、反体制派は予定通り27日に大規模デモを敢行する方針。今春の大統領選に出馬して惜敗した左派の有力政治家サバヒ氏は26日、「大統領が憲法宣言を撤回するまで平和裏にデモを継続する」と宣言した。

5395チバQ:2012/11/27(火) 23:16:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121127/mds12112721520004-n1.htm
モルシー氏と司法界との協議決裂 憲法宣言、司法界に先手 エジプト 
2012.11.27 21:50 (1/2ページ)

 【カイロ=大内清】エジプトのモルシー大統領は26日夜、自身への司法の干渉を一切排除するとする憲法宣言を発布したことに反発する司法界の代表者らと会談、宣言撤回には応じず、協議は決裂した。世俗主義勢力を中心とする反モルシー派は27日も抗議デモを続け、治安部隊との衝突を繰り返した。また今回のモルシー氏の強権発動をめぐっては、ムバラク前政権関係者にも近い司法界による不穏な動きをモルシー氏が察知し先手を打ったとの見方が浮上している。

 モルシー氏の出身母体のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団など大統領支持派は27日、予定していた反モルシー派への対抗デモを中止した。ただ両派の緊張は緩んでおらず、市民の間では混乱拡大を懸念する声が高まっている。

 モルシー氏が自身に絶対的な権限を付与する憲法宣言の発布に踏み切った舞台裏について、26日付の独立系紙マスリユーンなどは、モルシー氏が今月上旬、公安機関から受け取った1通の報告書がきっかけとなったと報じている。

 そこには、12月2日に予定される最高憲法裁判所での裁判で、諮問評議会(上院に相当)と憲法制定委員会の解散が命じられる可能性が高いことが記されていたという。同評議会や憲法制定委は同胞団が多数派を握るだけに、実際に解散されればモルシー氏には大打撃となる。

 モルシー氏に批判的だった当時のマハムード検事総長が、裁判所と連動する形で、6月の大統領選での不正などを突破口に選挙結果を無効にすることや、同胞団幹部の訴追を画策していたとの報道もある。

 同胞団内部に詳しい同胞団系ニュースサイトの元編集長シャルヌビ氏によれば、モルシー氏と同胞団指導部は今月17日と22日に対応を協議。モルシー氏は22日夕、マハムード検事総長の更迭と憲法宣言の発布を発表した。その間、同胞団は検事総長に対し、前政権関係者への追及が甘いとの批判キャンペーンを展開し、モルシー氏の決定発表への地ならしを進めた。

 一方、モルシー氏と司法界の協議が決裂したことで、憲法裁が12月2日の判決を強行するとの見方も強まっており、モルシー氏に不利な判決が出れば、同胞団側の態度が硬化しさらに混乱が深まる可能性もある。反モルシー派のエルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長は26日、「モルシー氏は軍部の介入を招きたいのか」と宣言撤回を促した。

5396チバQ:2012/11/27(火) 23:23:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121127-00000023-jij_afp-int
コンゴの反政府勢力M23、ゴマ撤退を発表
AFP=時事 11月27日(火)19時33分配信
【AFP=時事】コンゴ民主共和国(旧ザイール)の反政府武装勢力「M23(3月23日運動)」は27日、制圧していた同国主要都市ゴマ(Goma)から撤退すると発表した。M23による20日のゴマ制圧は、新たな紛争の火種として懸念されていた。


 M23幹部のアントワーヌ・マンジ(Antoine Manzi)大佐は、政府との協議を開始するため、ゴマからM23戦闘員を撤退させる要請に応じると述べた。

 周辺諸国の首脳らはM23に対し、11月26日深夜までにゴマから撤退するよう通告していた。またコンゴ政府軍もM23に対し、武力による排除を警告していた。【翻訳編集】 AFPBB News

5398チバQ:2012/11/28(水) 00:38:18
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012112702000118.html
スペイン・カタルーニャ 新国家なお、道険しく
2012年11月27日 朝刊


 【カタルーニャ(スペイン)=野村悦芳】スペイン北東部カタルーニャ自治州で二十五日に実施された州議会選挙では、独立支持派が議席の三分の二近くを占め、独立への民意の高まりが明らかになった。独立派の第一党「集中と統一」は公約に掲げた住民投票を四年内に実施して独立の賛否を問う構えだが、実施へのハードルは高い。新国家樹立には課題が山積している。

 十二議席を失った集中と統一の党首マス州首相は「今後は他党の協力を求める」と述べ、独立派に連立を呼び掛ける姿勢を示した。

 日刊紙バンガルディア(電子版)によると、第二党に躍進した急進独立派「カタルーニャ左翼共和党」のジュンケラス党首は交渉に応じる方針。他の独立派二党も住民投票実施には賛成しており、少なくとも住民投票への協議は始まるとみられる。

 しかし、スペインでは国会の同意のない住民投票は認められておらず、国内総生産(GDP)の二割を占めるカタルーニャ州を失いたくない中央政府は「住民投票は違憲でクーデターに等しい」(ガルシアマルガリョ外相)と真っ向から批判し、応じない見通しだ。合憲性をめぐり訴訟に発展する恐れもある。

 住民投票で独立の民意が表明されたとしても、難関はさらにある。最大の問題は欧州連合(EU)に新国家が自動的には残れない可能性が高いこと。再加入には全加盟国の了承が必要だが、スペインの反対は必至だ。

 また、新国家にはスペインの巨額の債務を一部負担させるべきだという声も中央政府にはある。

 十七自治州最大の債務を抱えるカタルーニャは、国に既に約五十億ユーロ(五千三百億円)の支援を要請しており、これ以上の負担には耐えられそうにない。中央政府との摩擦がさらに過熱すれば、スペインの債務危機対策にも影響が出ることになる。

 <カタルーニャ州議会選挙結果> スペインからの分離独立を最大の争点に行われ、与党でマス州首相率いる中道右派の「集中と統一」など、独立支持の4党が定数135のうち87議席を占めた。

 集中と統一は12議席を失い50議席に大きく後退したが、第1党の座を守った。急進独立派のカタルーニャ左翼共和党が10議席から21議席に増え、第2党に躍進。両党で過半数を制した。

 独立に反対する勢力では、カタルーニャ社会党が8議席減の20議席、国政与党の国民党は1議席増で19議席だった。投票率は69・56%。

5400チバQ:2012/11/28(水) 01:54:13
http://mainichi.jp/select/news/20121126ddm007030142000c.html
イスラエル:ガザ攻撃停戦 与党会派の支持低下 「地上侵攻回避」影響か
毎日新聞 2012年11月26日 東京朝刊

 【エルサレム花岡洋二】23日発表の地元紙マーリブの世論調査によると、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとの停戦を受け、来年1月に国会(120議席)の総選挙を控えるイスラエルのネタニヤフ首相の勢いが失速している。首相率いるリクードなどの統一会派の獲得議席予想数は、戦闘前の調査(10月末)の43議席から37議席に減った。地上侵攻回避への失望が背景にあるとみられる。

 また、調査では「停戦を支持する」との回答は31%で、「作戦継続(地上侵攻)を支持する」の49%を下回った。ロケット弾攻撃にさらされ、ハマスに決定的な打撃を加える地上侵攻を期待した有権者にとって「停戦は受け入れがたい決定だった」(マーリブ紙)という。

 ただ、リクードと極右政党「わが家イスラエル」との統一会派が第1党(会派)になるとの予測に変化はなく、マーリブ紙はロケット弾攻撃が長い期間止まれば、支持も回復する可能性を指摘している。

5401チバQ:2012/11/28(水) 22:31:15
>>5334
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121128/erp12112818500007-n1.htm
仏野党党首選混迷 前大統領サルコジ氏の存在感高まる
2012.11.28 18:47 (1/2ページ)

 【ベルリン=宮下日出男】フランスの最大野党で保守系の国民運動連合(UMP)で、サルコジ前大統領の後継者選びをめぐる内紛が深刻化している。党首選ではコペ幹事長が僅差で勝ったが、対抗馬のフィヨン前首相が集計ミスを主張して再選挙を要求。党分裂も懸念される中、サルコジ氏が仲裁に乗り出すなど、再び存在感を高めている。

 18日の党首選では党員約18万人が投票し、98票差でコペ氏の当選とされたが、フィヨン氏は海外領土分の集計が不正確だと異議を唱えた。党調停委員会も26日に「コペ氏勝利」と判断したが、フィヨン氏は認めずに法廷闘争もちらつかせ、国会で別会派を結成する動きが表面化した。

 確執の背景には路線をめぐる対立がある。コペ氏は大統領選で極右支持層獲得のため、“右傾化”したサルコジ氏同様に移民に厳しい主張を展開。一方のフィヨン氏は保守中道寄りに軸足を戻すことを目指す。ある元閣僚は党内の亀裂を「これほど危険な状態は過去にない」と懸念する。

 UMPはもともとドゴール派の保守政党や中道勢力が結集した“寄り合い所帯”で、サルコジ氏の求心力で結束を保ってきた面がある。党の重鎮であるジュペ前外相も「解決策を示す権威があるのは彼だけだ」と表明。サルコジ氏は26日にフィヨン氏と会談し、党首選の再実施を提案するなど仲裁を始めた。

 党の行方が不透明感を増す中、2017年の次期大統領選に関する最近の世論調査では、フィヨン氏(24%)、コペ氏(15%)を上回る党支持層の52%がサルコジ氏の再出馬を支持。

 別の世論調査では、オランド大統領の支持率は3割台に落ち込んだ。大統領選での敗北後、政界の一線から身を引くとしたサルコジ氏が「復権」を図る好機でもある。仏メディアもサルコジ氏が再出馬の可能性を排除していないと報じる。

 ただ、07年大統領選の違法献金疑惑では、立件は当面見送られる方向となったものの、パキスタンへの潜水艦売却に絡む裏金疑惑などが今もくすぶり、当局が追及する可能性も残る。

5402チバQ:2012/11/28(水) 22:36:04
http://www.afpbb.com/article/politics/2913431/9902458
南ア大統領、再選願って先祖に祈とう 牛いけにえに
2012年11月27日 17:13 発信地:ヨハネスブルグ/南アフリカ
【11月27日 AFP】南アフリカのジェイコブ・ズマ(Jacob Zuma)大統領とその家族が、大統領の続投を祈願するために地元の村で行った伝統儀式で12頭の牛をいけにえにしたと、同国のメディアが26日に報じた。

 現地紙タイムズ(The Times)によると、地元クワズール・ナタール州(KwaZulu-Natal)ヌカンドラ(Nkandla)村の儀式では一族の長老が、12月に行われるアフリカ民族会議(African National Congress、ANC)の議長選においてライバル候補からズマ大統領を守り導くよう、先祖に祈とうしたという。また同国の日刊紙スター(The Star)は、出席者には牛の丸焼きと伝統的な醸造酒が振る舞われたと伝えている。

 タイムズ、スター両紙は1面に、ズマ大統領がヒョウ革でできたズールー(Zulu)戦士の装束を身にまとい、槍と盾を振り回している姿を掲載した。ANCの関係者はこの儀式には参加しなかった。

 ANCの次期議長選が迫る中、ズマ大統領支持者の一部はこの数か月間、鞍替えしてカレマ・モトランテ(Kgalema Motlanthe)副議長の支持にまわり、公然とズマ大統領の退陣を求めている。経済の停滞や高い失業率、汚職問題など喫緊の課題が目白押しの中、ズマ大統領はリーダーシップを問われて非難され、再選に向けて苦戦している。

 また今回儀式が行われたズマ大統領の地元のンカンドラ村には、警備システムに2千800万ドル(約23億円)を投じたとされる大統領の自宅があり、議論を呼んでいる。

 支持率の低迷にもかかわらず、政治評論家らはズマ大統領のANC議長再選を予想しており、また南アでは与党ANCが圧倒的優勢にあることから、2014年の大統領選でも必然的に再選されるだろうとみている。(c)AFP

5403チバQ:2012/11/28(水) 22:40:53
http://mainichi.jp/select/news/20121129k0000m030068000c.html
パレスチナ:格上げ採決、イスラエルと米国は静観の構え
毎日新聞 2012年11月28日 20時16分

 【エルサレム花岡洋二】パレスチナの国連での地位を、現在の「オブザーバー機構」から「オブザーバー国家」に格上げする総会決議案が27日、国連総会に提出された。採決を強硬に阻止しようとしてきたイスラエルと米国は、採決は不可避と判断し、静観する構えをみせている。

 自治区ガザ地区を実効支配し両国が「テロ組織」に指定するイスラム原理主義組織ハマスは、イスラエルとの戦闘と停戦をへて、パレスチナ内部で発言力を強めた。イスラエルや米国には、和平路線のアッバス議長の自治政府に代わってハマスが台頭する事態を避けたい狙いがある。アッバス議長に圧力をかけ、採決を断念させればパレスチナ内での議長の権威が失われ、自治政府の崩壊すら危ぶまれるため態度を軟化せざるを得なくなった。

 総会決議は、安全保障理事会の決議とは異なり、法的拘束力を持たず、国際世論が「将来のパレスチナ国家樹立」を支持することを示す政治的な意味合いが強い。また、パレスチナ側は、格上げされた場合に国際刑事裁判所(ICC)への加盟を計画。刑事裁判所にイスラエルによるヨルダン川西岸への入植活動などが「国際法違反」だと提訴する狙いがある。

 イスラエルや米国は当初、アッバス議長に対し採決の断念を求めていたが、決議案の採択は避けられないと判断。地元メディアによると、米国側がイスラエルのネタニヤフ首相に、決議案の文面を弱めることに重点をおく外交作戦に変更するよう提案。また、当初イスラエルが警告していた、採択された場合の報復措置についても緩和を求めた。

 イスラエルは「自治政府が崩壊すれば、その負担は私たちにのしかかる」(イスラエル外交筋)と判断。パレスチナ側に▽決議採択後にICCに加盟申請しない▽決議でヨルダン川西岸、ガザ、東エルサレムでの主権を宣言しない−−ことなどを確約させることで決着させようとしている。

5404チバQ:2012/11/29(木) 01:02:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121128/mds12112822520005-n1.htm
エジプト反政権デモ 軍部は沈黙、対立深まる
2012.11.28 22:52
 【カイロ=大内清】エジプトのモルシー大統領が自らに絶大な権限を付与する憲法宣言を発布したことに抗議する反モルシー派のデモは各地で28日も続いた。中東の衛星テレビ局、アルジャジーラによると、27日にはデモ参加者が推定20万人を超え、モルシー政権下で最大規模に発展した。

 首都カイロのタハリール広場では、治安部隊との衝突で1人が死亡し、宣言発布後の死者は3人となった。軍部が沈黙を守る一方、同国最大のイスラム原理主義組織、ムスリム同胞団を後ろ盾とするモルシー氏は宣言を撤回しない姿勢を崩さず、対立が深まっている。

 「モルシーは去れ」「ムルシド(同胞団の最高指導者)支配を倒せ」。27日夜、同広場には、モルシー氏や同胞団を非難する市民が続々と集まった。デモ隊には、今回の憲法宣言は同胞団指導部の意を受けたモルシー氏が同胞団支配を確立するために行ったものだ−との疑念が渦巻く。

 宣言発布後、モルシー政権からは補佐官少なくとも4人が辞任。閣内から、宣言を支持するか否かで「留保すべき部分がある」(メッキ法相)といった発言が飛び出していることも反モルシー派の勢いにつながっている。

 これに対し、同胞団報道官は「宣言後に大統領の支持率は90%に上がった」と主張し、一歩も引かない構えだ。同胞団などはイスラム教の金曜礼拝が行われる30日に対抗デモを予定しているが、さらなる衝突や混乱の引き金となる懸念もある。

 こうした情勢にあって注目されるのが軍部の動向だ。モルシー氏は8月、政敵のタンタウィ前国防相を電撃解任するなど、もともと同胞団を強く警戒する軍部の掌握に努めてきた。

 現在のところ軍部に目立った動きはないが、昨年1〜2月の民衆デモでは、軍部が当時のムバラク大統領に退陣を迫り事態収拾を図った経緯があるだけに、モルシー氏は、メンツを保ちつつ、軍の介入を受けかねない騒乱は回避する方策を探るという難しい立場に立たされている。

5405チバQ:2012/11/29(木) 19:59:03
http://mainichi.jp/select/news/20121130k0000m030015000c.html
イタリア:モンティ首相1年 2大政党は緊縮策批判強める
毎日新聞 2012年11月29日 18時22分(最終更新 11月29日 19時38分)


イタリアのマリオ・モンティ首相=2012年11月12日、AP 【ローマ福島良典】イタリアの経済学者、マリオ・モンティ首相(69)率いる実務者内閣が正式発足から今月で1年を迎えた。首相は卓越した行政手腕で債務危機のイタリアを立て直し、「10年にも相当する1年」(イタリア紙レプブリカ)と評価される。来年3月10日に総選挙が実施される見通しだが、財政安定の「頼みの綱」として引き続きの登板を求める声が絶えず、17日には市民団体が支持集会を開いた。一方、モンティ内閣の存続を望まない2大政党は揺さぶりを強めている。

 モンティ首相はイタリアへの投資呼び込みのため、18日からペルシャ湾岸産油国を歴訪中だ。最初の訪問国クウェートで「失われた10〜15年の後、イタリアの前途には成長の可能性がある」と指摘し、「統治者は成長、正義、腐敗・脱税との戦いを目指さなければならない」と、改革継続の必要性を強調した。

 政党政治の刷新を求める市民団体は17日、モンティ氏の進める改革を支持する約7000人の集会をローマで開催。イタリア自動車メーカー、フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長が「イタリアと欧州において、誰よりも再建に取り組めるのはモンティ氏だ」とエールを送った。

 モンティ首相の強みは元・欧州連合(EU)欧州委員の経歴と、内外の要職に味方がいることだ。特にナポリターノ伊大統領、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁の支持は大きい。両者らの後ろ盾を得て、年金制度や労働市場の改革、ぜいたく品への増税、歳出削減などの施策を相次いで打ち出した。

 「モンティ効果」で国債利回りは過去1年間で7%台から5%弱へと低下(価格は上昇)した。レプブリカ紙によると、欧州経済の安定を望むオバマ米大統領は再選後、モンティ氏に電話で「挑戦」に立ち向かうよう促したとされ、メルケル独首相も続投を支持しているという。

 だが、財政緊縮に伴う景気後退で「モンティ氏の掲げた成長促進戦略は失速した」との批判も国内では出ている。「痛み」を伴う緊縮策に国民の反発は強く、就任直後に60%台を記録した首相支持率は漸減している。

. 反緊縮世論を受け、中道右派政党「自由国民」のシルビオ・ベルルスコーニ前首相(76)は16日、「実務者内閣の1年は悲惨。欧州に押し付けられた経済政策を変えなければならない」と批判を繰り広げた。中道左派「民主党」のピエルルイジ・ベルサニ書記長(61)もモンティ内閣の存続には否定的だ。

 だが、世論調査によると、総選挙では2大政党のいずれも単独過半数を獲得できない見通し。その場合、選挙後の連立政権の首相にモンティ氏を据える選択肢が浮上する。モンティ首相は12日、「富裕税には反対ではない」と述べ、貧富の格差に敏感な民主党支持層に秋波を送った。今後、選挙後を見据えた駆け引きがイタリア政界で熱を帯びそうだ。

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5406チバQ:2012/12/01(土) 13:44:48
http://mainichi.jp/select/news/20121127ddm007030147000c.html
コロンビア:和平への道/上 国民の1割、紛争被害者
毎日新聞 2012年11月27日 東京朝刊

 約50年続く紛争を終わらせるため、コロンビア政府と反政府ゲリラ組織コロンビア革命軍(FARC)の和平交渉がキューバで行われている。コロンビアを訪れると、市民の反応は冷静だった。たとえ和平協定ができても平和は簡単にこない、とみているのだ。障害は何なのか。現地で探った。【ボゴタで國枝すみれ】

 ◇繰り返される殺人、闇に
 殺人、拉致、恐喝−−。和平交渉の懸案の一つは革命軍兵士が犯した罪をどう裁くかだ。被害者との和解は可能なのだろうか。

 グロリア・サラマンカさん(42)の次男ハイロさん(当時20歳)は06年、南部ナリニョ県サンチェスで消息を絶った。異変を感じ、離婚した夫と合流し自宅に向かった。残っていたのは懐中電灯一つ。

 「この子を知らない?」。写真を手に聞いて回ると、ある男が「革命軍に殺され川に投げ込まれた」という。「なぜ」と叫んだサラマンカさんを、男は小声で制した。「ここにはゲリラも極右民兵もいる。密告されれば私も殺される」

 息子に会いたい一心で、サラマンカさんは革命軍の基地を訪ねた。ハイロさんの腕時計を副官が使っていた。元夫は「私が息子に贈った時計だ」と叫んだ。追い出された2人は声をあげて泣いた。

 革命軍は「税」を取り立て、支払いを拒否した市民を殺す。ハイロさんも犠牲になったとみられる。今も遺体は見つからない。

 「息子の死を受け入れゲリラも許す」と話すサラマンカさん。だが、カウンセリングと安定薬が欠かせない。

 殺人や拉致事件のほとんどが闇に葬られる。「だから繰り返される」と考えるシヒフレド・ロペス弁護士(49)はすべてを開示するよう革命軍に求める。

 西部バジェデルカウカ県議会議員だった02年、他の11人と革命軍に拉致された。一人生き残り09年に解放されたロペス氏は、紛争の被害者こそ和平交渉に参加すべきだと主張する。「政府と革命軍だけでは、脚が2本しかない机だ。ゲリラの恩赦を決めるのは被害者であるべきだ」

 中部メタ県ウリベで08年地雷を踏み、左足を失ったレイネル・バルボサさん(26)は「恩赦して和平協定を結ぼう。被害者が増えるよりはいい」。

 紛争の構図は複雑で、85年以降の人権侵害事件の多くは軍や極右民兵が引き起こした。

 バルボサさんの故郷は革命軍の支配下。02年に軍が村民を攻撃、隣町では極右民兵による虐殺が起きた。バルボサさんは「武器を持つ者はみな、やりたい放題だった」と振り返る。

 政府は11年に新法を制定。12〜21年で約549億ペソ(約25億円)の予算を確保し、被害に応じ最高2200万ペソ(約99万円)の賠償金を支払う。来年からは、虐殺が起きた村などで集団心理療法を始める。

 社会心理ケアチームのリナ・ロンドンさん(30)は「生き延びるために他人を密告し住民同士が反目する村、恐怖で沈黙する村もある」。

 紛争の被害者は人口の1割。気の遠くなるような努力と莫大(ばくだい)な資金が必要だ。

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 ◇過去の交渉、数年で瓦解
 【メキシコ市・國枝すみれ】中南米最大の反政府ゲリラ組織コロンビア革命軍(FARC)とコロンビア政府の本格的な和平交渉が19日に始まったが、過去の交渉は数年で瓦解(がかい)しており先行きは不透明だ。

 革命軍は貧しい農民への農地と富の分配を求めて64年に創設された。政府軍、極右民兵との戦いで約60万人が犠牲となり、96年から昨年末までに約394万人が難民化した。

 サントス大統領は10年の就任時から、革命軍を攻撃しつつ対話窓口も開ける両面作戦をとった。ゲリラが信頼するベネズエラやキューバの政府と外交関係を改善。11年には投降ゲリラ兵の社会復帰制度を含む紛争被害者支援法を制定し、和平構築に向け土壌を整備してきた。

 一方、軍事的に劣勢の革命軍は交渉しか道はない。02年に2万人を擁し国土の3分の1を実効支配したが、政府が米国の資金援助で行った掃討作戦で弱体化し、現有兵力は約8000人。麻薬取引と身代金目的の誘拐で国民の支持も失った。

 交渉妥結の高いハードルに、信頼の欠如がある。84年の第1次和平協定締結後、革命軍は合法的に政界進出を図ったが、軍や極右民兵に当選議員ら1100人以上を暗殺された。

 政府も、前回の交渉で非武装地域を設定したところ、革命軍が麻薬取引で軍事力を増強させた経緯を忘れていない。紛争の根本原因である大土地所有者の農地占有問題も、解決していない。

5407チバQ:2012/12/01(土) 13:46:03
http://mainichi.jp/select/news/20121128ddm007030165000c.html
コロンビア:和平への道/中 貧困が生むゲリラ、社会復帰にも高い壁
毎日新聞 2012年11月28日 東京朝刊

 コロンビア政府との武装闘争を放棄したゲリラは、どう社会復帰するのか。

 元ゲリラ兵を支援する「再統合センター」は全国に29カ所ある。ボゴタの事務所は職業安定所のようだ。壁に「レストラン従業員」「警備員」などの求人情報がはりだされ、相談員が並ぶ。元ゲリラ兵たちは黙々と書類に記入していた。

 中部メタ県出身の女性、レイディ・エナオさん(23)は、幼いころから父親と一緒にコーヒー豆の原料となる赤い実を摘んだ。01年、コロンビア革命軍(FARC)に「いい生活ができる」と誘われ12歳で入隊した。

 密林の行軍、飢え−−。「家族に会えないのが、きつかった」。1年半料理係を務めたが、爆薬を受け取りに町に向かった男性ゲリラと一緒に逃げた。

 11年は1308人、今年は10月までに761人の革命軍ゲリラ兵が投降した。過去10年の累計は1万7611人に達する。だが、革命軍は新兵募集に困らない。中央政府の力が届かないへき地では「飢えるよりも、と親が子どもをゲリラに差し出す」(エナオさん)のが普通なのだ。政府統計(11年)では、農村部で1日の生活費が280円以下の貧困層は全体の46・1%だ。

 投降したゲリラは再統合センターで心理セラピーを受け、月約15万ペソ(約6800円)の生活支援金を受け取りながら職を探す。就学や職業訓練受講で支援金は2倍になる。紛争被害を受けた村での奉仕活動も義務だ。最終目標は「人間的な感情を取り戻し、他人と共存できる良き市民になること」だ。

 センター職員のマルタ・カラさんは「投降ゲリラの3割は読み書きができない。両親を知らず、名前すらない少年兵もいる」という。戦場心理の修正も容易ではない。警官や軍人を見て逃げようとする者も多い。

 技術や学歴がない元ゲリラ兵にとって就職は難題だ。差別もある。銃が扱いたくて、革命軍に次ぐ規模の左派ゲリラ民族解放軍(ELN)に15歳で入り、6年間戦闘したマニュエル・ゴンサレスさん(30)は「『ゲリラは信頼できない』と門前払いされたり、最低賃金すら払ってくれない雇用者もいた」という。

 武装解除と引き換えに減刑され、社会に統合されたはずの極右民兵が食い詰めて犯罪集団となった運命を、革命軍もたどる危険はある。コロンビア国立大学のアレホ・バルガス教授(政治学)は「貧困はコロンビアが抱える爆弾だ。解消しないと紛争は終わらず、別のゲリラが生まれるだけだ」という。【ボゴタで國枝すみれ】

5408チバQ:2012/12/01(土) 13:47:56
http://mainichi.jp/select/news/20121129ddm007030151000c.html
コロンビア:和平への道/下 解決見えぬ農地問題 ゲリラと政府「同床異夢」
毎日新聞 2012年11月29日 東京朝刊

 左派ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)と政府の和平交渉での最大の課題、そして将来も火種として残りそうなのが、農地問題だ。85年以降、紛争中に放棄されたり略奪されたりした農地は約600万ヘクタールに達し、約450万人が難民となり都市に流れ込んだ。

 南部プトゥマヨ県のインガ族自治区。02年、政府軍が来て石油会社の開発計画に反対する先住民指導者を暗殺し始めた。エデルミロ・インバチさん(43)は「軍に殺されるか、革命軍に入って戦うか、農地を捨て逃げるか。選択肢は三つしかなかった」と振り返る。

 指導者だった兄のエディルベルトさんは09年、革命軍に捕まった。石油会社はゲリラが要求した「通行税」の半額しか払わず、「残りは先住民に横取りされた」とうそを吹き込んでいた。疑惑を晴らした兄を解放する際、ゲリラは忠告した。「石油会社はお前を殺せば3億ペソ(約1350万円)払うと言ってたぞ。気をつけろ」。2カ月後、兄は極右民兵に殺された。

 石油会社社員と役人は軍に護衛されて去年も自治区に「視察」にきた。極右民兵の殺人も続く。首都ボゴタに逃げたインバチさんは「和平交渉? 何も変わらないだろう」と悲観的だ。

 政府は11年、土地返還法を成立させ、奪われた土地を農民に戻そうとしている。約2万6000人が計200万ヘクタールの返還を申請し、75人の専従判事が3600件を審議中だ。だが、5、6割は土地登記書がなく、本来の所有者判定は容易ではない。政府軍と極右民兵が農地を奪い、第三者に転売した例もある。革命軍が問題視する、人口の1%強が52%の農地を所有する大土地所有の実態は変わりそうにない。

 左派政治家だった父親を暗殺されたホセ・アンテケラ氏(29)は、和平交渉は「同床異夢」と指摘する。「革命軍は農地を取り戻して自給自足型の農村開発をしたい。政府は鉱山や石油パイプラインへの外国投資を拡大したい。両者は和平を求める点で一致しているが、動機は全く違う」。目指す開発の方向性が違うため、合意が破綻する可能性はある。

 さらに、革命軍指導部が和平に合意しても、配下部隊が従わない可能性もある。革命軍は部隊維持費に月30億ペソ(約1億3500万円)を使う裕福なゲリラだ。主要資金源のコカイン栽培の中心地である東南部の部隊は金も力もあり、妥協の必要性を感じていない。

 東部戦線で27年間戦った投降ゲリラ兵、ルイス・オルティスさん(46)は「多くは武器を捨てない。交渉は革命軍の存在を世に知らしめるための戦略だ」と断言した。【ボゴタで國枝すみれ】

5409チバQ:2012/12/01(土) 14:04:40
http://www.cnn.co.jp/world/35025068.html
パレスチナを「国家」に格上げ、国連総会が決議案採択
2012.11.30 Fri posted at 09:53 JST

ニューヨーク(CNN) 国連総会は29日、パレスチナ自治政府の参加資格を「非加盟オブザーバー組織」から「非加盟オブザーバー国家」に格上げする決議案を賛成138、反対9、棄権41の賛成多数で採択した。採決では米国やイスラエルが反対し、ドイツは棄権した。

国連の非加盟オブザーバー国家は、バチカンと同等の立場となる。パレスチナはイスラエルとの関係において、この新たな立場を活用したい考え。決議案の起草にはフランスやスペインなどの欧州諸国が協力した。

国連で国家として承認されても象徴的な意味合いにとどまるとの見方が大勢を占める。しかしパレスチナ自治政府のアッバス議長は「2国家の解決を救う最後のチャンス」と位置付けた。

一方、イスラエルのプローサー国連大使は同決議について、長年にわたる具体的な問題をほとんど無視したものだと批判、国連決議はイスラエルとパレスチナの直接的な交渉に取って代わることはできず、「この決議では和平の追求はできない」と語った。

ライス米国連大使は、決議によって「パレスチナの国家としての地位が確立したわけではない」と強調。パレスチナとイスラエルの双方に対し、前提条件なしの直接交渉を再開するよう促した。

国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は今回の決議について、「交渉再開がすぐに必要なことが示された。両当事者に対して、交渉による平和に向けて再び取り組むように要請する」と語った。

http://mainichi.jp/select/news/20121201ddm007030149000c.html
パレスチナ:「国家」格上げ 米、イスラエルとパレスチナの仲介役果たせず
毎日新聞 2012年12月01日 東京朝刊

 【ワシントン白戸圭一】米国はパレスチナのオブザーバー国家への格上げに反対し、「イスラエルとパレスチナの交渉でしか和平は実現しない」と交渉再開を双方に求めてきた。だが、オバマ政権とネタニヤフ・イスラエル政権の関係は冷却化しており、米国は交渉仲介者の役目を果たせなくなっている。

 オバマ大統領は10年9月に直接交渉を仲介したが、イスラエルが入植活動停止の延長に応じずに約1カ月で中断した。このためオバマ政権は、表向きはイスラエルとの同盟の重要性を強調するが、本音では「ネタニヤフ政権が交渉を頓挫させた」と考えている。

 米側の「本音」が暴露されたのは昨年11月の米仏首脳会談。ネタニヤフ首相を「うそつき」と呼んだサルコジ仏大統領(当時)に対し、オバマ大統領は「あなたは彼にうんざりだろうが、私は頻繁に彼の相手をしなければならない」と返答。会話は気付かぬ間にマイクに拾われ、仏メディアに報道された。

 イスラエル偏重だったブッシュ前政権の退場後、米国には「無条件のイスラエル支持は米国の国益を阻害する場合もある」との議論が出始めた。オバマ大統領は昨年5月の中東外交に関する演説で「友人には真実を告げることが重要だ。イスラエルも持続可能な平和のため大胆に行動しなければならない」とネタニヤフ政権に政策変更を求め、強い反発を招いた。

 今回の決議案採択を巡っては、バーンズ米国務副長官らがアッバス・パレスチナ自治政府議長に再考を求めたが、最終的には日本やフランスまで決議に賛成する事態となった。オバマ政権はパレスチナ、イスラエル双方に影響力を行使できず、政権2期目へ向け中東政策の抜本的立て直しが急務になっている。

5410チバQ:2012/12/01(土) 14:06:50
http://mainichi.jp/area/news/20121130ddf001030006000c.html
パレスチナ:国連総会「国家」決議 日本など138国賛成、米は反対
毎日新聞 2012年11月30日 大阪夕刊

 【ニューヨーク草野和彦】国連総会(加盟193カ国)は29日、パレスチナの国連での資格をこれまでの「オブザーバー機構」から「オブザーバー国家」に格上げする決議案を138カ国の圧倒的賛成多数で採択した。国連の「加盟国」ではなく、投票権はないが、国際社会の7割以上が「国家」と認めたことで、パレスチナ自治政府は独立国家実現への弾みとしたい考えだ。パレスチナ自治区は喜びに包まれたが、一方でイスラエルは反発しており、中断したままの和平交渉への影響が懸念される。

 賛成は日本や中国、ロシアなど。イスラエルや米国、カナダなど9カ国が反対、ドイツや英国など41カ国は棄権した。決議は、パレスチナに「国連のオブザーバー国家の地位」を与えることを決定。イスラエルによる占領が始まった67年の第3次中東戦争前の境界線を基本に、独立国家パレスチナとイスラエルの共存を実現する決意を確認した。その上で、和平交渉を再開・加速させることの「喫緊の必要性」を表明した。

 アッバス議長は昨年、国家としての国連加盟を申請したが、加盟審査を行う安保理で拒否権を持つ米国が反対し、頓挫した。そのため、安保理を経る必要がなく、総会で投票した国の過半数の賛成で決議案が採択される「オブザーバー国家」を目指した。パレスチナは「オブザーバー機構」ながら、98年の総会決議で、国連総会の一般討論への参加などの「特権」が認められてきた。

5411チバQ:2012/12/01(土) 14:07:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121201/mds12120110200005-n1.htm
イスラエルが入植決定 国連決議に報復措置、しぼむ和平機運
2012.12.1 10:20

ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地の建設現場で働くパレスチナ人労働者=2009年9月(ロイター=共同)
 【エルサレム=山口弦二】イスラエルのメディアは11月30日、占領地の東エルサレムとヨルダン川西岸の入植地に計約3千戸の入植者住宅を建設することなどを政府が決定したと伝えた。パレスチナの国連オブザーバー資格を「組織」から「国家」に格上げする国連総会決議が29日採択されたことへの報復措置。

 パレスチナ自治政府のアッバス議長は、決議が採択されれば直ちに和平交渉再開に応じるとしていたが、和平機運は早くも収縮しそうだ。

 占領地への入植活動は国際法違反とされる。パレスチナは西岸とガザ地区を領土とし、東エルサレムを首都とする国家の樹立を目指しており、パレスチナの和平交渉担当者アリカット氏は、入植決定は「(前日に決議を採択したばかりの)国際社会全体に対する挑戦だ」と強く非難した。

 報復措置はほかに、西岸の大規模入植地マーレアドミムと東エルサレムの間の「E1地区」などで入植者住宅数千戸を建設する計画の手続き開始も盛り込まれた。

 E1地区の入植は1990年代から検討されているが、アラブ人が多い東エルサレムを西岸から切り離し、西岸内でも南北を事実上分断することになるため「パレスチナ国家の樹立を困難にする」として米国が反対し、計画推進が見送られてきた経緯がある。

 パレスチナ和平交渉は2010年9月に再開したが、イスラエルが入植活動の継続に固執したためパレスチナが反発し、早々に頓挫した。

5412チバQ:2012/12/01(土) 14:10:33
>>5244>>5390
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&amp;k=2012113000567
野党不参加で政府派勝利へ=投票率焦点、12月1日に議会選−クウェート
 【カイロ時事】ペルシャ湾岸の産油国クウェートで1日、国民議会(一院制、定数50)の選挙が行われる。サバハ首長が率いる政府に有利とされた選挙法改正に反発する野党勢力は不参加を表明。政府支持派の勝利が確実だが、投票率が30%程度まで下がれば新議会の正統性は揺らぐとみられており、不安定な政局が続きそうだ。
 湾岸諸国の中では比較的民主化の進んだクウェートだが、政府と議会の対立が恒常化し、2006年6月以来5回目の議会選。今年2月の選挙では、イスラム系など野党勢力が勝利した。だが、選挙法に問題があったとして憲法裁判所は6月、当時の議会解散と前議会復活を命令。議員のボイコットでサバハ首長は10月に議会を解散した。(2012/11/30-14:53)

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5413チバQ:2012/12/02(日) 11:38:21
http://mainichi.jp/select/news/20121202k0000m030055000c.html
エジプト:モルシ大統領派が大規模デモ 野党集会に対抗
毎日新聞 2012年12月01日 20時46分(最終更新 12月01日 21時10分)

 【カイロ樋口直樹】新憲法の策定を巡り混乱が続くエジプトの首都カイロなどで1日、モルシ大統領の支持母体であるムスリム同胞団などが大規模なデモを行った。イスラム色の濃い新憲法に反対する前日の野党集会に対抗し、イスラム勢力を土台とする親大統領派の動員力の大きさを見せつけた。モルシ大統領は1日にも新憲法草案を承認し、国民投票で是非を問う構えだ。

 「モルシ万歳」「大統領の決定を支持しよう」。カイロ郊外にあるカイロ大学前であった親大統領派のデモ会場は、熱狂的なスローガンで包まれた。当初、デモはカイロ中心部のタハリール広場で計画されたが、テントを張って陣取る野党勢力との正面衝突を回避するため、急きょ場所が変更された。参加者は夜にかけて数万人に達する見通し。

 デモ会場にはムスリム同胞団のほか、イスラム原理主義色がより濃いサラフィ主義者らも多数参加。ジャーナリストのモハメッドさん(27)は「大統領が裁判所やメディアの妨害に屈せず、職務に専念できるよう応援にきた」と語った。参加者は今月中旬にも実施される見通しの国民投票で、世俗的でリベラルな野党勢力に勝利することを誓い合った。

 ムスリム同胞団のメンバーなど親大統領派が多数を占める憲法起草委員会は11月30日、新憲法の草案を採択したばかり。野党を中心に、イスラム法やイスラム聖職者の影響力拡大、「表現の自由」や「女性の権利」の制限などを懸念する声は大きい。野党は起草委での採決をボイコットし、街頭での示威行動で訴えている。

 2日には、モルシ大統領に批判的な最高憲法裁判所が憲法起草委の正当性などに判断を下す予定。

5414チバQ:2012/12/02(日) 17:16:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121202/erp12120215270004-n1.htm
野党の前首相優勢 スロベニア大統領選
2012.12.2 15:26
 スロベニアで2日、大統領選挙の決選投票が行われた。世論調査では、11月の第1回投票で首位に立った野党の中道左派、社会民主党のパホル前首相が、2位につけた中道左派で無所属の現職、トゥルク大統領を大きくリードし、優勢な状況だ。

 投票は即日開票され、大勢は2日深夜(日本時間3日朝)にも判明する見通し。

 スロベニア大統領の任期は5年。主に儀礼的な役割を担うが、スロベニアは2008年の世界的な金融危機の直撃を受けて財政再建が課題となっており、両氏とも緊縮財政の導入を掲げている。

 だが、国民の緊縮財政に対する反感は根強く、欧米メディアによると、首都リュブリャナでは11月30日、大規模な抗議デモが発生。デモ隊との衝突で複数の警察官が負傷した。(共同)

5415チバQ:2012/12/02(日) 21:59:06
>>4690
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121202-00000016-jij_afp-int
メキシコのペニャニエト新大統領就任、治安回復に決意表明
AFP=時事 12月2日(日)16時51分配信

【AFP=時事】メキシコで1日、制度的革命党(Institutional Revolutionary Party、PRI)のエンリケ・ペニャニエト(Enrique Pena Nieto)新大統領(46)が就任した。就任後ペニャニエト氏は、貧困対策と治安回復に取り組む決意を明言した。

 71年間政権を独占していたPRIは2000年の選挙で敗退し、今回12年ぶりに政権復帰を果たした。これに反対する勢力が就任式の最中、議会の内外で抗議活動を行い、騒然となる場面もあった。

 ペニャニエト氏はフェリペ・カルデロン(Felipe Calderon)前大統領から、中南米で第2の経済力を持つメキシコを引き継いだ。しかし国内では麻薬組織掃討のあおりで過去6年間に6万人超が死亡し、治安が悪化している。

 ペニャニエト氏は成長促進と貧困飢餓対策に加え、人口1億1000万人余りのメキシコ各地を恐怖に陥れた銃撃戦や斬首、誘拐などの犯罪撲滅を柱とする13項目の計画を発表。「わたしの政権の最初の仕事は治安回復だ」と述べ、包括的犯罪対策や刑法改正、懸案となっている犯罪被害者保護法案の成立を提案した。【翻訳編集】 AFPBB News

5416チバQ:2012/12/02(日) 21:59:45
http://www.afpbb.com/article/politics/2914503/9929091?utm_source=google&amp;utm_medium=news&amp;utm_campaign=recommend-rss
新憲法をめぐり混迷深まるエジプト、15日国民投票へ
2012年12月02日 13:28 発信地:カイロ/エジプト
【12月2日 AFP】エジプトのムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)大統領は1日、新憲法の最終草案の是非を問う国民投票を、今月15日に実施することを明らかにした。憲法案をめぐり、首都カイロでは大規模なデモが連日続いている。

 モルシ大統領が先月22日、大統領権限を大幅に強化する大統領令を発表して以降、国内では大統領に反発する野党など世俗派と、大統領を支持するイスラム勢力がともに大規模なデモを行っている。また、判事らも大統領に反対する立場から、ストライキを実施した。(c)AFP/John Davison

5417チバQ:2012/12/02(日) 22:02:14
>>5412
http://mainichi.jp/select/news/20121203k0000m030038000c.html
クウェート:国民議会選挙では政府支持派が圧勝
毎日新聞 2012年12月02日 20時01分

 【エルサレム花岡洋二】ペルシャ湾岸のクウェートで1日投開票された国民議会(1院制、定数50)選挙では政府支持派が圧勝した。サバハ首長の国家統治を「独裁」と批判した野党勢力が選挙のボイコットを呼びかけたため、投票率は2月の60%を大幅に下回る39%。野党勢力は選挙を無効として反政府デモの継続を宣言しており、議会の正当性などを巡る混乱が続きそうだ。AP通信などが報じた。

 2月の選挙で圧勝したイスラム系中心の野党勢力は今回、ボイコットを呼びかけて候補者を擁立しなかった。その結果、イスラム系(スンニ派)が4議席(前回23議席)と大幅に議席を減らした。一方でクウェート人の人口約120万人のうち約3割にとどまる少数派のイスラム教シーア派系が15議席(同7)、女性が3議席(同0)を得た。

 英BBC(電子版)によると、ボイコットを主導した連合組織「人民委員会」は選挙後「(議会は)クウェート人を代表しておらず、政治的な正当性を失った」と宣言。反政府デモは今後も続く見通しだ。

5418チバQ:2012/12/02(日) 22:03:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121202/mds12120218010001-n1.htm
【ジョークは語る】
「国営テレビで信用できるのはアザーンだけ」−エジプトの民主化グループ
2012.12.2 18:00 (1/2ページ)[エジプト]
 エジプトのムバラク前大統領が退陣した昨年2月、同国の国営テレビが「今後は公正な報道に努めます」とのテロップを流したことがある。デモの間、国営メディアは政権に不利なニュースを黙殺、もともと高くはない国民の信頼はさらに失われた。テロップは、「ムバラク後」の国営メディアの変化を予感させるもの−のはずだった。

 あれから1年9カ月。イスラム原理主義組織ムスリム同胞団出身のモルシー大統領の政権が誕生し、同国の政治状況は劇的に変化した。では、国営メディアはどうなのか。

 「国営テレビで信用できるのはアザーン(イスラム教の礼拝時間を知らせる呼びかけ)だけ」

 インターネット上の、民主化グループのページなどには最近、こんな書き込みが目立つ。正確なのは時間だけ、との辛辣(しんらつ)な皮肉だ。

 背景には、モルシー新政権やその後ろ盾の同胞団が、前政権を踏襲するかのようなメディア統制を進めているとの事情がある。

 今年8月、同胞団が多数派を握る諮問評議会(上院に相当)のメディア規制に関する委員会は、複数の政府系紙の編集幹部に同胞団に近い人物を任命。民間委員の著名ジャーナリストはこれに抗議して辞任した。

 9月には、モルシー大統領の政敵で、同大統領に電撃解任されたタンタウィ前国防相にインタビューした独立系紙が、印刷を委託する政府系紙に印刷を拒否される“事件”もあった。

 そして11月、モルシー氏は、自身に絶対的ともいえる権限を付与する憲法宣言を発布し、強権姿勢を鮮明にした。「モルシーはムバラクとどう違うかって? 眼鏡とひげだけさ」。反モルシー派からのこんな皮肉も、もはやジョークには聞こえなくなってきた。(カイロ 大内清)

5419チバQ:2012/12/03(月) 22:22:17
http://mainichi.jp/select/news/20121204k0000m030054000c.html
エジプト:大統領「強権」に反発 司法ストが拡大 
毎日新聞 2012年12月03日 21時20分

 【カイロ樋口直樹】新憲法の策定を巡り混乱が続くエジプトで、モルシ大統領の強権的な政治手法に反対する裁判官や検察官のストライキが拡大し、司法機能の著しい低下を招いている。昨年初めの民衆革命以来急増している犯罪事件をはじめ、離婚調停や経済事案などの審理にも重大な影響を及ぼす恐れが指摘されている。

 「エジプトは今、弱肉強食の無法国家になろうとしている」。カイロの弁護士、ナガルさん(32)は毎日新聞の取材に語った。「裁判官や検察官の職場放棄は訴訟当事者の利益だけでなく、社会的正義にも深刻な悪影響を及ぼす。犯罪者たちは罪を犯しても訴追され、裁判にかけられないことを知っているからだ」

 モルシ大統領は先月下旬、新憲法が制定されるまで、裁判所は大統領令を覆すことはできないとする「憲法宣言」(暫定憲法)を発令。これに反対する裁判官の全国組織は、全ての裁判所に無期限ストに入るよう呼びかけた。多くの裁判官や検察官がこれにならい、2日には最高憲法裁判所も審理を無期限で停止すると発表した。

 憲法裁は2日、大統領派が支配する憲法起草委員会の正当性などを審理する予定だったが、数千人の大統領支持者に建物を取り囲まれ、開廷できない事態に陥った。

 裁判官らのストライキは、新憲法草案の是非を問う15日の国民投票にも影響を及ぼしかねない。裁判官による監視無しに公正な国民投票は期待できないため、早くも国民投票の有効性を疑問視する声が上がっている。

5420チバQ:2012/12/03(月) 22:24:13
http://mainichi.jp/select/news/20121203k0000e030152000c.html
イラク:新生児の異常急増 04年以降
毎日新聞 2012年12月03日 11時12分(最終更新 12月03日 11時53分)

 【ロンドン小倉孝保】イラク中部ファルージャで米軍による激しい軍事作戦が行われた04年以降、障害児の出生割合が急激に高まっている可能性があることがわかった。イラクや米国の研究者らが国際医療科学誌に論文を発表した。爆弾などに含まれた毒性金属が母体を通して新生児体内に蓄積された可能性を指摘している。

 論文は「シュプリンガー」の9月16日号に米ミシガン大の環境毒素学者、サバビエアスファハニ氏やバスラ医科大のサバック講師ら6人が連名で発表した。イラクの戦争被害については南部バスラなどで劣化ウラン弾の影響が疑われる事例が報告されているが、ファルージャでの出生異常に関する科学的報告は初めてとみられる。

 2010年にファルージャ総合病院に出産や産後治療に訪れた計56家族を対象に1991年から2010年までの20年間について、夫婦のほか双方の親や兄弟など親族も含めた出産状況を聞き取ってまとめた。

 その結果、91年から20年間に生まれた新生児は計202人。91〜00年では新生児58人のうち障害があったのは1人(1.72%)、01〜03年では19人のうち2人(10.5%)だったのに対し、攻撃が激化した04〜06年では33人のうち10人(30.3%)、07年以降は92人のうち50人(54.3%)に障害があった。「04年以降」の障害児出生割合(48%)は「03年以前」(3.89%)の約12倍。主な障害は心臓疾患、神経系疾患などだった。

 また、新生児と両親の毛髪を分析した結果、障害を持つ新生児は障害のない新生児に比べ鉛含有量が5倍、水銀含有量が6倍だった。ウラン含有量に差はなかった。親の毛髪の鉛、水銀の含有量にも大きな差はなかった。

 障害児出生割合が高まった原因として、米軍が使用した爆弾などの毒性金属が水や食料から母体を通して新生児の体内に入った可能性を指摘している。爆弾や銃弾には、水銀や鉛などの毒性金属が含有されているという。

 ただ、ファルージャ総合病院で過去の出生記録が発見できず聞き取りで出生状況をまとめたため、過去にさかのぼるほど記憶違いが大きくなる可能性や、障害を持つ新生児の出生をより強く記憶している可能性もある。

 サバビエアスファハニ氏は毎日新聞に「論文は、ファルージャの人々が毒性金属に汚染され、出生異常割合が驚異的に高まっているていることを示した。障害児出生は今後も増える可能性があり広範囲な環境調査を急ぐべきだ」と述べた。米国防総省広報担当者は「ファルージャなどで米軍の武器に含まれる金属と障害児出生増加を関連付ける公式報告はない。我々は戦闘地域での人々の健康には常に最大の関心を持っている」と話している。

 【ことば】ファルージャ

 バグダッド西約50キロのイスラム教スンニ派の多い町。イラク戦争でフセイン政権が崩壊した03年4月直後から反米運動が起こり、04年3月には米国の民間軍事会社の武装社員4人が惨殺される事件が発生。米軍が4月に市内への入り口を封鎖して激しい軍事攻撃を行い、同年11月にもテロリスト掃討を名目にした攻撃で戦闘が激化した。詳しい犠牲者数は不明だが、計約3000人の住民が殺害されたとの情報がある。

5421チバQ:2012/12/03(月) 22:25:00
http://mainichi.jp/select/news/20121203k0000e030125000c.html
スロベニア大統領選:野党の前首相が当確
毎日新聞 2012年12月03日 09時57分(最終更新 12月03日 10時08分)

 スロベニア大統領選の決選投票の投開票が2日行われ、調査機関の出口調査によると、野党の中道左派、社会民主党のパホル前首相が得票率約67%と、中道左派で無所属の現職、トゥルク大統領を30ポイント以上リードし、当選を確実にした。欧米メディアが伝えた。

 パホル氏は同日、出口調査の結果を受け「新たな時代の始まりだ」と勝利宣言した。

 スロベニア大統領の任期は5年。主に儀礼的な役割を担うが、同国は08年の世界的な金融危機の直撃を受けて財政再建が課題となっており、同氏は緊縮財政の導入を訴えていた。(ウィーン共同)

5422チバQ:2012/12/03(月) 22:31:02
>>5417
http://www.asahi.com/international/update/1202/TKY201212020357.html
2012年12月2日18時55分
政府支持派圧勝、野党も「勝利宣言」 クウェート議会選
 【ドバイ=村山祐介】中東クウェートで1日にあった国民議会選(定数50、一院制)で、少数派のイスラム教シーア派の当選者が前回から倍増するなど、政府支持派が圧勝した。ボイコットした野党勢力は、投票率が従来の半分にとどまったとする独自集計を発表して「成功」を宣言。新議会の正統性を巡って、政府と野党勢力の対立が一段と深まる可能性がある。

 AFP通信などが2日報じた。選挙制度変更を巡る反発から、今年2月の選挙で34議席を占めたスンニ派イスラム主義者や部族代表ら野党勢力が不参加だったことで、前回7議席だった政府寄りのシーア派系が17人に急増。前回は全員落選した女性候補も3人が当選し、新顔が30人を占めた。

 一方、過去3回とも60%程度だった投票率について、情報省は約39%とする一方、野党勢力は独自集計で26.7%と主張している。外交筋の間では「分岐点とみられていた4割に近く、政府にはまずまずという水準」との見方が出ている。一方、野党勢力は新議会は信認を受けていないなどとして、デモや法廷闘争で選挙制度変更の撤回、再選挙を目指すとみられる。

5423チバQ:2012/12/03(月) 22:33:51
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012120300837
ウクライナ首相を解任=政権安定化狙いも−大統領
 【モスクワ時事】ウクライナのヤヌコビッチ大統領は3日、アザロフ首相をはじめとする全閣僚を解任する大統領令に署名した。大統領府が明らかにした。10月の最高会議(定数450)選で第1党となった大統領与党・地域党は連立政権を維持する見通しで、アザロフ氏らは新内閣発足まで職務を続ける。
 アザロフ氏は地域党の党首を務め、自ら首相辞任を表明したという。地域党は議席を改選前の195から185に減らす一方、プロボクサーのビタリ・クリチコ氏が率いる「ウダール」など新党の躍進を許しており、政権の安定化には顔触れの一新が必要と判断した可能性がある。(2012/12/03-20:30)

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5424チバQ:2012/12/04(火) 00:14:31
http://www.47news.jp/CN/201212/CN2012120301001146.html
首相候補にベルサニ書記長 伊民主党、総選挙に向け

【ローマ共同】来春予定されるイタリア総選挙に向けて、同国主要政党の一つ、民主党(中道左派)の首相候補を決める党内予備選の決選投票が2日行われ、地元メディアによると、ピエルルイジ・ベルサニ書記長(61)が中部フィレンツェのマッテオ・レンズィ市長(37)を破って勝利した。

 レンズィ氏は同日夜、ベルサニ氏に祝福の電話をかけて敗北を認めた。出口調査や中間集計によると、ベルサニ氏は6割以上を得票した。

 民主党は、先月30日発表の最新の世論調査で支持率30%と首位。しかし単独では上下院とも過半数を占めるのは難しく、総選挙では他の政党と連合を組まざるを得ない。

2012/12/03 07:52 【共同通信】

5425チバQ:2012/12/04(火) 21:41:24
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012120400873
「ロイヤルベビー」に歓喜=キャサリン妃、一時は不妊症説も

ウィリアム英王子(左)とキャサリン妃=10月9日、バートンアポントレント(AFP=時事) 【ロンドン時事】ウィリアム英王子(30)と妻キャサリン妃(30)の間に、第1子ができることになった。2011年の結婚直後から「ロイヤルベビー」誕生に周囲の期待は高まる一方だったが、妊娠がなかなか発表されなかったことから一時はキャサリン妃の不妊症説も浮上。待望のニュースに国中が喜びに沸いた。
 一般家庭出身のキャサリン妃は、スコットランドのセントアンドルーズ大学で王子と出会った。幼い頃から憧れていた「プリンス」との結婚を目指し、王子と同じ大学に進学したとのうわさも。交友関係が恋愛に発展、卒業後に一時別れたが、昨年4月に挙式するまでの2人の交際期間は10年近くに及んだ。結婚後、王子はメディアのインタビューでよく「子供がほしい」と話していた。
 懐妊の報に、キャメロン首相は簡易投稿サイトツイッターで「夫妻はすばらしい親になるだろう」とコメント。オバマ米大統領も祝意を述べた。王子が所属する空軍も「喜ばしいニュース」と表明した。BBC放送をはじめ、各メディアは懐妊の話題で持ち切りだ。(2012/12/04-14:22)

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5426チバQ:2012/12/04(火) 21:44:56
http://www.cnn.co.jp/world/35025230.html
シリア軍がサリン製造を準備か、米政府「重大な結果を招く」と警告
2012.12.04 Tue posted at 12:00 JST

(CNN) シリアのアサド政権が反体制派に対してサリンなどの化学兵器を使用する準備を始めたと伝えられたことを受け、オバマ米大統領は首都ワシントンの大学で3日に行った講演でアサド大統領に対し、「化学兵器の使用は一切容認しない。もしもこうした兵器を使用するという悲劇的な過ちを犯せば、重大な結果を招き、(アサド政権が)その責任を負うことになる」と警告した。

米当局者は、シリア軍が猛毒のサリンガス製造に使われる化学物質の合成を始め、反体制派や民間人への攻撃に使用される恐れがあると語った。米国は先週末にかけて、複数の筋からこの情報を入手したという。サリンは砲弾に装てんされて使用される公算が最も大きいとしている。

クリントン米国務長官も同日、「アサド政権が自国民に対して化学兵器を使用したことが確認された場合の対応について、詳細を語るつもりはない」「しかしそのような事態が発生した場合、我々は確実に行動を起こす」と言明した。

カーニー大統領報道官は同日、「政権が通常の手段では反体制派を制圧できなくなり、化学兵器の使用に踏み切る可能性があるとの懸念が強まっている」と語った。

これに対してシリアの国営テレビ局は外務省や軍関係者の話として、どのような事態になったとしても、国民に対して化学兵器を使用することはないと繰り返し強調している。

一方、国連は同日、不要不急の職員全員をシリアから直ちに出国させると発表した。国連の停戦監視団は、8月の時点でシリアから出国している。

5427チバQ:2012/12/05(水) 00:58:40
http://www.asahi.com/international/update/1205/TKY201212040929.html
2012年12月5日0時24分
メルケル首相、圧倒的多数で党首に再任 独与党党大会
 【ハノーバー(ドイツ北部)=松井健】ドイツのメルケル政権の与党・キリスト教民主同盟(CDU)は4日、独北部ハノーバーで開いた党大会で、メルケル氏を圧倒的多数で党首に再任した。メルケル氏は来年9月に予定される連邦議会選挙(総選挙)で3期連続の首相を目指す。

 メルケル氏は演説で失業者数の減少などを挙げて「私たちの政権はドイツ統一以降で最も成功した政権だ」と誇り、政権継続に強い意欲を示した。党首選の候補者はメルケル氏だけで、代議員の有効投票の97.94%の信任を得た。2000年以来党首を務めるメルケル氏への支持は圧倒的で、党大会では欧州危機や「脱原発」に伴うエネルギー政策の大転換などの懸案は議論にならず、総選挙に向けてメルケル氏の下での党の結束を誇示する場となった。

 最大野党の社会民主党(SPD)は9日に開く党大会で、シュタインブリュック前財務相を首相候補に選出する。同党は緑の党との連立で政権奪還を目指す。

5428チバQ:2012/12/05(水) 21:30:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121205-00000000-jij_afp-int
エジプト大統領府をデモ隊が包囲、大統領権限拡大や憲法草案に抗議
AFP=時事 12月5日(水)8時21分配信
【AFP=時事】エジプト・カイロ(Cairo)で4日、ムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)大統領の権限拡大に反発する多数のデモ隊が大統領府を取り囲んだ。


 デモ参加者らは大統領府から数百メートル離れた場所に張られていた有刺鉄線を切断して大統領府に向かった。警官隊は催涙弾を発射して対応したが最終的には後退し、デモ隊が大統領府を囲む塀にたどり着くのを許した。

 大統領府にたどり着いたデモ隊は「政権打倒」と叫びながらエジプト国旗を振り、ホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)前大統領の長期政権を倒した前年の「革命」を売り渡したとして、モルシ大統領の出身母体であるムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)を非難した。

 モルシ大統領は大統領府にいたが、警備関係者によると大統領は公務の会議を終えて予定通り大統領府を出たという。大統領府を包囲したデモ隊は午後11時(日本時間5日午前6時)近くになってようやく立ち去り始めた。

 地中海の港湾都市アレクサンドリア(Alexandria)やエジプト中部のソハーグ(Sohag)県でもモルシ大統領に対する抗議行動が行われた。

■憲法草案が政治的対立の焦点に

 モルシ大統領が11月22日に布告した大統領令によって大統領権限が拡大されたとともに、12月15日に新憲法の最終草案の是非を問う国民投票が行われることになったことを受けて、エジプトではストライキや暴力的な抗議行動が相次いでいる。

 リベラル派、左派、キリスト教徒は新憲法草案に反対しており、イスラム勢力と、おおむね世俗的な野党勢力の間で憲法は政治的・イデオロギー的な対立の焦点になっている。

 拡大する混乱について米国務省のマーク・トナー(Mark Toner)副報道官は「抗議行動参加に参加する人たちには平穏に抗議行動を行う環境が与えられているのだから、平穏に意思を表明して欲しい」と述べて自制を求めた。【翻訳編集】 AFPBB News

5429チバQ:2012/12/05(水) 21:32:21
http://mainichi.jp/select/news/20121205dde007030004000c.html
エジプト:大統領宮殿、数万人デモ 親モルシ派と緊張激化へ
毎日新聞 2012年12月05日 東京夕刊

 【カイロ樋口直樹】エジプトのモルシ大統領に辞任を迫る野党勢力は4日夜、首都カイロ郊外の大統領宮殿に向け、初めて大規模なデモ行進を行った。数万人もの人々が押し寄せた宮殿周辺では、警備の警官隊が正面衝突を避けたため、流血の事態には至らなかったが、親大統領勢力との一層の緊張激化は避けられない情勢だ。

 イスラム色の濃い新憲法の導入を急ぐため、裁判所の判断を一時的に無効化する「憲法宣言」(暫定憲法)を発令したモルシ大統領に対し、世俗派主導の野党勢力はカイロ中心部のタハリール広場で抗議行動を展開。新憲法の是非を問う15日の国民投票を前に、ヘリオポリスの大統領宮殿に向けた抗議の大行進に踏み切った。

 「体制崩壊を目指せ」「モルシは出ていけ」。午後6時過ぎ、数万人規模に膨れあがったデモ参加者の熱気は頂点に達した。宮殿前の道路をバリケードで封鎖していた数百人の警官隊は、ぐいぐいと押し寄せる人波にあっけなくのみこまれた。最高権力の象徴である宮殿に野党勢力がこれほど接近するのは極めて異例だ。

 「民主的な選挙で誕生した大統領であっても、独裁的なやり方は許されない」。コンサルト業のバドルさん(44)はこう声を張り上げた。初めてデモに参加した主婦のメルバットさん(54)は「大統領の強引なやり方にはもう我慢できない。手遅れになる前に声を上げるべきだと思った」と話す。男性中心で低所得者層の多い親大統領勢力の集会と異なり、野党側は中流階級以上が多く、現代風の若い女性やカップルの姿も目立つ。

 宮殿周辺の制限道路にまでデモ参加者が入り込むと、催涙弾の発射音が響き渡ったが、警官隊による組織的な実力行使は見られなかった。むしろ、盾や警棒を手に粛々と引き揚げる警官隊にデモ参加者から拍手が送られた。

5430チバQ:2012/12/07(金) 22:32:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121207-00000094-mai-int
<エジプト>野党再びデモ計画 大統領の強気姿勢に反発
毎日新聞 12月7日(金)21時38分配信

 【カイロ樋口直樹】エジプトのモルシ大統領に反対する野党勢力は7日、カイロ郊外の大統領宮殿に向け、再び抗議のデモ行進を計画している。モルシ大統領が6日夜の演説で、強権的な「憲法宣言」(暫定憲法)の撤回や新憲法案の是非を問う15日の国民投票の延期には応じない考えを表明したためだ。宮殿前には共和国防衛隊がバリケードを築いており、野党勢力が強引に近づこうとすれば衝突に発展する恐れもある。

 モルシ大統領は演説で、8日に野党を含む「国民対話」を実現したい考え。しかし、反大統領派中心人物の一人、エルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長は7日、対話拒否を呼び掛けた。AFP通信によると、野党連合「国民救済戦線」も同調。若者グループ「4月6日運動」は既に提案拒否を表明した。憲法宣言の撤回拒否など大統領の強気の姿勢に対し、野党支持者は不満を募らせており、7日午後、イスラム教の金曜礼拝の終了後、宮殿に向かう予定だ。

 大統領宮殿前では5日、イスラム勢力中心の親大統領派と世俗派中心の野党勢力が衝突、死者7人を出した。共和国防衛隊は6日、宮殿周辺に戦車などを配置し、両派の支持者を排除した。

 一方、モルシ大統領の支持母体の穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団は死者のうち6人が同胞団のメンバーだったと野党側を非難している。7日はイスラム教スンニ派の最高権威、カイロのアズハル・モスクで犠牲者の葬儀を行った。モスク周辺の群衆は「エジプトはムスリム(イスラム教徒)の国。世俗的にはならない」などと叫んだ。

 モルシ大統領は先月下旬、新憲法の導入を急ぐため、裁判所の判断を一時的に無効化する「憲法宣言」を発令。イスラム法の優越や「表現の自由」の制限、女性の権利の低下などが懸念される新憲法案を承認し、是非を問う国民投票を決めている。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121207-00000043-reut-m_est
エジプト大統領が国民対話を呼び掛け、反対派は提案拒否
ロイター 12月7日(金)10時20分配信


拡大写真
12月7日、エジプトのモルシ大統領は、新憲法の制定などをめぐって抗議の声が高まっていることを受けて国民対話の実施を提案。写真は放火された「ムスリム同胞団」の本部(2012年 ロイター)

[カイロ 7日 ロイター] エジプトのモルシ大統領は、新憲法の制定などをめぐって抗議の声が高まっていることを受けて国民対話の実施を提案したが、抗議グループ側はこの申し出を拒否した。

モルシ大統領は6日夜のテレビ演説で、新憲法制定をめぐる国民投票を今月15日に実施することを改めて強調。一方で、8日に抗議グループのリーダーらと対話を取り持つことを提案した。

しかし、同グループはこの申し出を拒否し、数千人のデモ隊が大統領府近くで靴を振るなどして抗議活動を行った。首都カイロにあるモルシ大統領の出身母体「ムスリム同胞団」の本部が放火されたほか、他の事務所も襲撃を受けた。

モルシ大統領は11月22日、自らの権限を一時的に拡大し、大統領決定が司法の審査を受けずに済む憲法令を発布。大統領支持派は、ムバラク前政権からの裁判官たちに改革の邪魔をさせないためにも必要な措置だと主張しているが、反対派は憲法令の撤回や国民投票の延期などを求めている。

6日には大統領の支援派と反対派が衝突し、7人が死亡、350人が負傷した。

5431チバQ:2012/12/07(金) 22:33:41
http://mainichi.jp/select/news/20121208k0000m030042000c.html
セルビア・コソボ:和解への歩み 直接対話、光と影
毎日新聞 2012年12月07日 20時11分(最終更新 12月07日 20時24分)

 欧州連合(EU、27カ国)は10日、「欧州に平和と和解をもたらした」功績でノーベル平和賞を受賞する。授賞理由の一つ「バルカン半島の和解」では戦火を交えたセルビアとコソボの首相同士の直接対話を10月から成功させた。EUの「平和構築力」を検証した。【コソボで斎藤義彦】

●首相対話実現

 「2時間、談笑しながらの夕食だった」。セルビアのダチッチ首相、コソボのサチ首相が先月、ブリュッセルで行った直接対話に同席したEU交渉筋は話す。EUのアシュトン外務・安全保障政策上級代表(外相)主導による対話は、今月4日に3回目が行われた。

 内戦でセルビアと戦ったサチ首相をセルビアのダチッチ首相は犯罪者呼ばわりする。しかし、ブリュッセルでは握手も交わし、共同の国境管理や高速道路建設計画で合意した。

 対話の動機はEU加盟だ。セルビアは3月に加盟候補国に認められた。セルビア交渉筋は「EUに入るためなら“犯罪者”とも話す」と意気込む。コソボも加盟の前提となるEUとの安定連合協定の来年締結を目指す。

●高まる民族主義

 コソボの首都プリシュティナ。町中が赤地に双頭のワシを描いた隣国アルバニア国旗であふれた。コソボ国旗はほとんどない。オスマントルコからアルバニアが独立を宣言し、先月28日で100年になったお祝いだ。当時の独立闘争は現在のコソボで始まったが、イタリアやドイツによる占領などで民族は国境線で分断された。

 コソボは独立で犠牲を払ったが、多数を占めるアルバニア人には「国を捨てアルバニアと統合するのが自然」と中年男性は話す。コソボ政府・欧州統合省のカサポリ副大臣も「将来の国のあり方に100%の保証はない」と統合に含みを残す。

 欧米は独立を求める市民に応えコソボを支えた。しかしその前提が崩れる可能性が出てきた。「国境線変更は認めない」とするEUとコソボ市民が対立する悲劇もありうる。

●苦悩するEU

 一方、少数派セルビア人が集住するコソボ北部ミトロビツァではセルビア国旗がはためく。この地域はセルビアに所属するとの主張だ。「セルビアのダチッチ首相はEU入りのために我々を裏切った」とセルビア国会議員でもあるジャクシッチ医師は話す。同医師が勤める病院や学校などはセルビア政府が維持する。直接対話でセルビアからの支援が切れ、コソボ政府にも見捨てられる不安がよぎる。「セルビア人は直接対話の被害者だ」とコソボ議会でのセルビア人代表・ミキッチ議員は孤立感を深める。

 「EUは去れ」。市内に抗議の落書きが見られる。EUはコソボの税関、警察を支援するが、ワード捜査官は「捜査の車もセルビア人地域に入れてもらえない」と嘆く。「EUはアルバニア人を偏重し、中立的でないと受け止められている」とEU加盟国高官は自己批判する。治安維持は北大西洋条約機構(NATO)頼りだ。

 米国の助けも大きい。クリントン米国務長官は10月末、アシュトンEU外相とセルビア、コソボを訪れ対話を促した。コソボを知る元米外交官は「旧ユーゴ紛争でEUは介入能力がなく米国に頼った。ようやくEUは力をつけた」と話す。

 夫の元大統領がボスニア紛争解決やコソボ空爆を主導した歴史から、クリントン長官はバルカン半島に「特別な関心」(米外交筋)がある。長官の退任に備え5日、ウェスターウェレ独外相の呼びかけで、ブリュッセルで同長官、アシュトンEU外相らがコソボ支援継続を確認した。EU外交筋は「私たちが生んだコソボを育てる責任がある」と話す。

5432チバQ:2012/12/07(金) 22:34:30
http://mainichi.jp/select/news/20121208k0000m030069000c.html
シリア:反体制派に少年兵 14〜16歳参戦
毎日新聞 2012年12月07日 21時28分

 【エルサレム花岡洋二】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(本部・ニューヨーク)は内戦状態のシリアでアサド政権と戦う反体制派の武装勢力が少年兵を使っているとの報告書を発表した。シリアも署名した「子供の権利条約」の選択議定書は、軍や武装勢力が18歳未満の少年少女を戦闘に参加させることを禁じているが、14〜16歳の少年が参戦した事例を確認したという。

 ヒューマン・ライツ・ウォッチが11月29日に発表した報告書によると、反体制派「自由シリア軍」の兵士として中部ホムスや南部ダルアーなどで活動した14〜16歳の少年5人から聞き取りをした。16歳の3人は武装して直接戦闘に参加。14歳と15歳の少年は、偵察や武器運搬を手伝ったという。

 うち16歳の一人は兄や親戚らと志願して加わり、「カラシニコフ銃を持ち、政府軍の検問所を襲って武器を奪った」と話した。証言者5人はいずれも、少年兵になった当時、学校に通っておらず、うち4人はフルタイムで働いていた。3人は読み書きができない。

 ヒューマン・ライツ・ウォッチは、社会的に立場の弱い階層の少年が兵隊になる傾向が強いと分析。ヨルダンの難民キャンプでの勧誘活動も確認した。

 報告書では反体制派組織「シリア人権違反記録センター」の調査も引用し、これまでに少年兵17人の死亡や多数の負傷が確認されたとした。また国連調査団も今年8月、少年兵動員の疑いを報告したが、自由シリア軍幹部は当時、「方針として少年兵は使っていない」と釈明したという。

 「子供の権利条約」の選択議定書は、戦闘の直接参加だけでなく、武器運搬なども禁じているという。シリアは03年に署名した。

 ヒューマン・ライツ・ウォッチは、「少年兵を使わない」ことを武装勢力が公に誓約することや、資金・武器の支援国が約束を守らせるよう、要求した。

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5433チバQ:2012/12/07(金) 22:37:06
http://mainichi.jp/select/news/20121207k0000m030051000c.html
シリア:首都ダマスカスの攻防戦が激化
毎日新聞 2012年12月06日 19時50分

 【エルサレム花岡洋二】内戦下にあるシリアで11月末から、政府軍と反体制派武装勢力による首都ダマスカスの攻防戦が激化している。首都に向けて攻勢をかける反体制派に対し、政府軍が空爆と砲撃で抗戦しているが、反体制派が勢いを増している。政府軍は市内への進攻を許せば形勢が逆転しかねず、対抗措置として化学兵器の爆弾搭載を終えたとの報道もある。戦火は隣国レバノンにも飛び火し、中東情勢は混とんとしてきた。

 AP通信などによると、反体制派はダマスカス郊外のイスラム教スンニ派系住民が多い町村や一部の軍施設を支配下に置いた。反体制派「自由シリア軍」の部隊報道官は5日、「ダマスカス進攻前にいくつかの戦略拠点を奪取している段階だ」と語った。市内では6日、車爆弾により1人が死亡するなど爆発事件も相次いだ。AFP通信によると、5日には全土で少なくとも53人が死亡。うち21人はダマスカス市内か近郊での犠牲者だった。

 政府軍は11月末から、反体制派が奪取したシリア中部のドゥーマやヤブルードを空爆。ダラヤなどでも地上戦が起きている。ダマスカス郊外の国際空港は政権側の支配下にあるが、戦闘は約3キロの地区まで迫った。エジプト航空などは先月29日から「危険」を理由に発着便を全てキャンセル。市内では軍病院を巡る戦いが起きた。

 ただ、現地からの報道では反体制派が「優勢」とされる。これに対し政府軍は猛毒のサリンの原料の化学物質を爆弾に搭載したと米NBCテレビが報道。空爆用とみられるが、まだ爆撃機には搭載されていないという。オバマ米政権はシリアのアサド政権が化学兵器を使用した場合、軍事行動も辞さない構えを見せており、緊迫している。

 今年7月、反体制派は首都進攻を目指したが政府軍に撃退され、主戦場は経済の中心地の北部アレッポなどに移っていた。研究機関ガルフ・リサーチ・センターのムスタファ・アラニ博士はAP通信に「反体制派は、ダマスカスで戦わない限り政権が崩壊しないことを理解し、進攻を目指す戦略をとるようになった」と解説した。

5434チバQ:2012/12/07(金) 22:38:04
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20121207-OYT1T01031.htm?from=ylist
ガーナ大統領選投票、事実上の一騎打ち…接戦か

【ヨハネスブルク=黒岩竹志】西アフリカのガーナで7日、大統領選と議会選の投票が行われた。


 大統領選は、与党「国民民主会議(NDC)」の現職ジョン・マハマ大統領(54)と、野党「新愛国党(NPP)」のナナ・アクフォアド氏(68)との事実上の一騎打ちで、接戦が予想される。開票結果は数日中に発表される見通しだ。

(2012年12月7日21時56分 読売新聞)

5435チバQ:2012/12/07(金) 23:38:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121207/erp12120708400004-n1.htm
モンティ政権ひやり 伊最大政党が“造反” 一時政界崩壊観測も
2012.12.7 08:39
 イタリア上下両院で6日行われたモンティ政権の信任投票で、政権を支持してきた中道右派政党、自由国民が棄権に回った。最終的に政権は両院で信任されたが、ベルルスコーニ前首相率いる最大政党の“造反”に、一時は政権崩壊の観測が高まった。

 自由国民のアルファノ幹事長は、政権への支持を取り下げた訳ではなく、政権の財政緊縮策に対する「明確な(不満の)サインだ」と強調。同党は来春予定される総選挙を前倒しして、2月の地方選挙と同時実施するよう求めており、これに慎重なナポリターノ大統領や政府との駆け引きに出たとの見方が強い。

 ベルルスコーニ氏は5日、自由国民の首相候補として来春予定される総選挙に出馬する可能性を示唆。パッセラ経済発展相が6日のテレビ番組でこれを批判したことも造反の引き金になったとみられる。(共同)

5436チバQ:2012/12/07(金) 23:41:32
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012120700054
ベルルスコーニ氏、再出馬へ=4度目の首相に挑戦−伊メディア

イタリアのベルルスコーニ前首相(中央)=4日、ミラノ(AFP=時事) 【ジュネーブ時事】イタリアのベルルスコーニ前首相(76)は6日、次の総選挙で首相への返り咲きを目指す考えを固めた。同国メディアが一斉に報じた。出馬の意向をめぐり発言が二転三転していたが、世論調査でリードする中道左派に対抗する中道右派勢力を結集し、4度目となる政権の座を狙う。
 議会最大勢力を握る中道右派・自由国民を率いるベルルスコーニ氏が首相候補として総選挙に出馬する方向となったことで、首相候補は党員の総意で選ぶべきだとするグループが反発するのは必至。自由国民が分裂する可能性もある。(2012/12/07-06:41)

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5437チバQ:2012/12/07(金) 23:43:22
>>5351
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012120700570
極右政党の非合法化へ一歩=来春にも審理開始−ドイツ
 【ベルリン時事】ドイツの全16州の州首相は6日、ベルリンで会合を開き、極右の国家民主党の非合法化を支持する方針で一致した。連邦参議院(上院)で14日に審議し、承認されれば連邦憲法裁判所に非合法化を申請する。ただ、非合法化に失敗すれば、同党の追認につながりかねないと危惧する声もある。メルケル首相は「連邦政府が非合法化の取り組みを支持するかどうかは来年3月までに決める」と慎重な姿勢を示した。
 憲法裁の審理が始まるのは来春の見通しで、秋の連邦議会(下院)選挙(総選挙)前に非合法化が実現するかは微妙だ。憲法裁は2001〜03年にも国家民主党の非合法化を審理したが、証言した党員が情報機関の情報提供者だったことが判明し、打ち切られた。
 ドイツでは11年11月、ネオナチの男女3人組が2000〜07年に各地でトルコ系住民ら10人を殺害した事件が発覚。同党関係者が協力した疑いが浮上し、非合法化の議論が再燃した。テューリンゲン州のリーバークネヒト州首相は「動かしがたい証拠がある」と非合法化に自信を見せた。(2012/12/07-15:09)

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5438旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/09(日) 10:07:50
伊モンティ首相、辞任へ=政権運営困難と判断か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121209-00000010-jij-eurp
 【ドーハ時事】イタリア大統領府は8日夜、声明を発表し、モンティ首相がナポリターノ大統領に辞意を伝えたと明らかにした。来年度予算、財政健全化に関する法案成立後、内閣総辞職する見込みだ。構造改革でイタリアは信頼を回復し、金融経済情勢が落ち着いていたが、首相辞任で政局が一気に流動化し、市場混乱の震源になる恐れが出てきた。
 議会最大勢力の中道右派「自由国民」は、同党を率いるベルルスコーニ前首相が昨秋に辞任に追い込まれた後、モンティ政権を支えてきた。だがモンティ氏の緊縮財政策などに反発を強め、6日の議会では信任投票をボイコット。同党が過半数を握る上院では危うく否決されそうになる事態に陥った。
 モンティ首相は8日、大統領と会談。発表声明によると、モンティ首相は自由国民のアルファノ幹事長が「モンティ政権の役割は終わった。秩序ある退陣が必要だ」と明言したことを「無条件の内閣不信任」と受け止めたと指摘。ベルルスコーニ氏が8日、首相返り咲きを目指し次期総選挙への再出馬を表明したことで、政権の安定運営が不可能になったと判断した模様だ。

5439チバQ:2012/12/09(日) 13:58:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121209/erp12120910250004-n1.htm
イタリアのモンティ首相が辞任へ 「役目終わった」予算成立後、与党に造反
2012.12.9 10:23

イタリアのモンティ首相=8日、フランス南部カンヌ(ロイター)
 イタリア大統領府によると、モンティ首相は8日夜、ナポリターノ大統領と会談し、議会で審議中の2013年予算などの成立後に辞任する意向を伝えた。これまでモンティ政権を支持してきたベルルスコーニ前首相率いる中道右派政党、自由国民が実質的に不信任の立場を示したことで、政権維持が困難と判断した。

 予算などは年末までに成立が見込まれており、大統領は首相辞任後に議会を解散する予定。憲法によると、総選挙は議会解散から70日以内に実施されるため、総選挙の日程は来年3月上旬ごろと予想される。

 自由国民は今月6日に上下両院で実施されたモンティ政権の信任投票を棄権。政権は辛くも信任されたが、自由国民のアルファノ幹事長は7日、政権を直ちに崩壊させる意図はないとしながらも「この政府の役目は終わった」と述べた。(共同)

5440チバQ:2012/12/09(日) 13:59:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121209/mds12120900240000-n1.htm

29カ所で同胞団襲撃、デモ激化のエジプト
2012.12.9 00:23
 モルシー大統領の権限強化や新憲法案をめぐり、抗議デモが激化しているエジプトで、モルシー氏の支持基盤のムスリム同胞団最高指導者バディア氏が8日、記者会見し、これまでに計29カ所の同胞団施設が襲撃を受けたことを明らかにした。

 11月22日の改正憲法令でモルシー氏が権限を強化して以来、モルシー氏の出身母体である同胞団は各地で標的となり、カイロの総本部が6日夜、群衆によって襲撃、放火されたほか、エジプト北部などの地方都市を中心に多くの施設が被害を受けている。

 バディア氏は、モルシー氏が広く呼び掛けている包括的対話を支持、諸勢力に暴力と破壊を非難するよう求めた。

5441チバQ:2012/12/09(日) 23:01:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121208/erp12120820100001-n1.htm
ロシアの「コサック」復権 政党結成、街頭巡回…愛国心高揚が狙い
2012.12.8 20:04

モスクワのベラルーシ駅前で、メディアの取材に答えるコサック警備隊のリーダー=11月27日(AP)
 【モスクワ=遠藤良介】帝政ロシア時代、辺境防備や領土拡張の先兵となった「コサック」を復権させる動きが目立ってきた。11月下旬にはコサック党と称する政党が結成されたほか、モスクワ中心部では「秩序維持」を目的としたコサックの街頭パトロールも始まった。政権は愛国心高揚などの狙いからコサック復興を支持しているが、ロシア民族主義やロシア正教の色彩が濃いコサックへの過度の肩入れは、民族間の関係悪化につながりかねないと懸念する声が出ている。

 コサック(原義は「自由の民」の意)は15世紀以降、農奴制を逃れた農民や没落貴族がロシア南部などの辺境で形成した独特の軍事集団。18世紀に入ると、帝政はコサックの自治を剥奪して従順な軍事的身分とし、シベリア、極東などの辺境に軍団を配置した。

 現代ロシアの「コサック」は、自らをコサックの子孫だと考えたり、コサックの価値観を受け入れたりしている人々だ。公認・非公認のさまざまな団体があり、一説には全土で700万人ともされる。モスクワの公認コサック団体でアタマン(頭目)を務めるザプラチン氏(55)は、「私たちはロシア民族の中の一集団だ。ロシア国家(主義)と先祖の伝統、ロシア正教という3つの原則に依拠している」と話す。

 プーチン大統領は今年9月、国家とコサックの協力関係を深めるとする「2020年までのコサック政策発展計画」を承認。11月にはコサックの新政党が結成され、政権は国内各地の公認コサック団体に属する約40万人を統一組織にまとめる方針も示している。

 共産政権下で解体されたコサックの再興運動はソ連崩壊期に起き、政府はコサック団体の登録や奉仕活動に関する法整備を進めてきた。ただ、ここにきてコサックの台頭が際立っている背景には、威信に陰りの見えるプーチン政権が、愛国主義の親政権勢力を新たに結集しようという政治的思惑がちらついている。

 半面、政権とコサックの接近には一部メディアで強い批判が出ている。特に、コサックに「秩序維持」の一端を担わせる街頭巡回については「国家による暴力の独占」という原則に反する−と指摘されている。コサック団体の中には軍事教練に力を入れているものも少なくないため、少数民族との衝突やコサックの「ギャング化」を懸念する識者もいる。

5442チバQ:2012/12/09(日) 23:03:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121209/erp12120907010003-n1.htm
【海外事件簿】
“殺人犯”格闘技王者釈放 くすぶるロシアの民族対立
2012.12.9 07:00 (1/3ページ)[海外事件簿]

27日、モスクワ市内の裁判所で行われた法廷審問で、弁護士に話しかけるミルザエフ被告(ロイター)
 ロシアで総合格闘技の元王者が殺人を犯した事件で、被告が極めて軽微な刑に処せられたことがロシア社会で波紋を広げている。被告はロシア連邦からの独立機運が高い北カフカスの出身で、軽微な刑で済んだのは同地域との摩擦を避けたい政府の意向が働いたとの見方があるためだ。事件が起きたモスクワなど大都市では北カフカスなど地方出身者への排斥運動が激しさを増しており、判決はその動きをさらに増幅させかねない。(黒川信雄)

 「恥を知れ!」

 11月27日、モスクワ市内の裁判所前に集まった民族主義活動家らはそう叫び、この日下された判決を非難した。クレムリン(大統領府)に隣接する赤の広場は、大規模な抗議デモを警戒し封鎖された。

 彼らの非難の矛先にあるのは、総合格闘技の元世界チャンピオンで、“黒い虎”との異名を取るラスール・ミルザエフ被告(26)と、彼が犯した殺人罪への刑罰の軽さだ。

 ミルザエフ被告は2011年8月、モスクワ市内のナイトクラブで当時19歳だった大学生を殴打。倒れた学生は、マンホールのふたに頭をぶつけ、数日後に死亡した。報道によると、学生はミルザエフ被告のガールフレンドを罵(ののし)ったため、彼の怒りを買ったという。

 しかしこの日の判決で、ミルザエフ被告は「すでに事件発生から裁判までの間拘束されたことで、刑期を終了している」とされ、即時に釈放された。原告側の弁護士は直ちに上訴すると表明した。

 事件直後、ミルザエフ被告は最長で15年の懲役刑に服する可能性があると指摘されていたが、検察側が刑期の短縮を求めた。学生に対して十分な治療が行われなかった可能性も浮上。裁判自体も手続き上のさまざまな問題などを背景に開始が大幅に遅れたという。

 不明瞭にも見える短い刑期に対し、ロシアでは「クレムリンの意向を反映したものだ」との見方がネット上などで広がっているという。

 ミルザエフ被告は、ロシア南部のダゲスタン共和国出身。ダゲスタンなど、ロシア連邦に属する北カフカス地方の共和国では独立を求める動きが活発で、イスラム過激派勢力によるとみられるテロも多発している。

 ロシア政府は武力を使った厳しい弾圧で独立運動を押さえ込む一方、同地域に対し巨額の補助金を拠出し、独立機運をそぐ戦術をとっている。ミルザエフ被告の刑が軽く済んだのも、そのような北カフカス地方への“配慮”が働いていると人々は見ているのだ。

 しかし、そのような北カフカスへの支援を他の地域のロシア人らは快く思っていない。さらに北カフカスの住民らは職を求めて大量にモスクワなど大都市に流入しており、それが既存の市民らとの軋轢(あつれき)を生んでいる。モスクワでは2010年にも、ロシア人サッカーファンが北カフカス出身者に殺された事件をめぐり、激しい暴動が起きた経緯がある。

 ロシアの大衆紙によると、死亡した学生の家族は法廷でミルザエフ被告に対し「ロシアの地でロシア人を殺した罪は、おまえの手から消えはしない」と被告を罵り、法廷を後にしたという。

5443チバQ:2012/12/09(日) 23:13:30
http://mainichi.jp/select/news/20121209k0000m030032000c.html
シリア:反体制派一体化 アルカイダ系切り離し狙う
毎日新聞 2012年12月08日 20時29分(最終更新 12月08日 20時58分)

 【エルサレム花岡洋二】シリア反体制派の各武装組織は7日、統合司令部を結成した。戦略の一体的構築が狙いで、政府軍との停戦を拒否するなど強硬派で国際テロ組織アルカイダ系とされる「ヌスラ戦線」を排除する狙いもある。ただ、戦闘力があるヌスラ戦線には一定の支持があり、反体制派の分断を招くおそれもある。

 ロイター通信によると、米国務省は反体制派有志国会合が開かれる12日にもヌスラ戦線をテロ組織に指定する。ヌスラ戦線は停戦や統合司令部参加を拒否し、「イスラム国家」を造ると宣言している。米政府はアルカイダとのつながりを指摘しており、反体制派から一線を画し、別組織の合流や武器の流出を防ぐ狙いがある。

 ただし、米紙ワシントン・ポスト(電子版)によると、ヌスラ戦線はリビアやイラクなどの戦闘経験者が含まれ、指揮系統が整い資金源もあり、前戦で戦い、戦果も上げているという。「戦闘員6000〜1万人は全体の7〜9%を占め、年初の1%から急増した」との報告もあり、反体制派でも評価する動きがある。

 反体制派は、アサド政権による少数派のイスラム教アラウィ派を中心とした世俗的な支配体制を覆そうとしている。主力はスンニ派のムスリム同胞団系などイスラム主義者で、ヌスラ戦線への拒否感は世俗派ほど強くはない。ヌスラ戦線の孤立化政策は反体制派内の溝を深めることにもなりかねないとの懸念もある。

5444チバQ:2012/12/09(日) 23:15:08
http://mainichi.jp/select/news/20121209k0000m030032000c.html
英王室:偽電話受けた看護師自殺 キャサリン妃容体漏らし
毎日新聞 2012年12月08日 00時56分(最終更新 12月08日 01時19分)

 エリザベス女王をかたった偽電話を受け、第1子を妊娠して入院していた英王室のキャサリン妃(30)の様子を誤って漏らしてしまった担当看護師が自殺した。英BBC放送などが7日伝えた。

 偽電話はオーストラリアのラジオ局DJがかけた。エリザベス女王のふりをして「私の孫娘と話させておくれ」などと病院に電話し、看護師は「体調は安定しています」などと話してしまっていた。キャサリン妃は6日退院した。【石原聖】

http://mainichi.jp/select/news/20121208k0000e030133000c.html
英国:看護師自殺、王室も深い悲しみ
毎日新聞 2012年12月08日 09時51分(最終更新 12月08日 20時45分)

 【ロンドン坂井隆之】第1子を妊娠した英王室のキャサリン妃(30)が入院していたロンドンの病院は7日、看護師が急死したと発表した。英メディアは自殺の疑いがあると報じており、ラジオ局がかけた偽電話と気づかずに妃の健康状態を漏らしてしまったことを苦にした可能性が高い。

 偽電話はオーストラリアのラジオ局のDJ2人が4日早朝、エリザベス女王とチャールズ皇太子のふりをしてかけた。急死した看護師が電話をキャサリン妃が入院する病棟に取り次ぎ、別の看護師が「体調は安定しています」などと答えてしまっていた。キャサリン妃は6日に退院した。

 英王室は「(キャサリン妃は)深く悲しんでいる」との声明を発表。病院も「看護師は、悪意の偽電話の犠牲者だ」とラジオ局を批判した。一方のラジオ局側は「深い悲しみを受けた」とコメント。電話をかけたDJについては、看護師の死亡の事情が明らかになるまで出演を見合わせることを明らかにした。

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5445チバQ:2012/12/09(日) 23:38:44
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012120900158
与野党衝突、2人死亡=各地で暴徒化−バングラデシュ

9日、バングラデシュ民族党(BNP)など野党勢力が抗議行動を行ったダッカ郊外で炎上するトラック(EPA=時事) 【ダッカAFP=時事】バングラデシュ各地で9日、与野党支持者が衝突、少なくとも2人が死亡した。野党は選挙管理内閣の下での総選挙の早期実施を求め各地で抗議活動を呼び掛けていた。
 首都ダッカでは、暴徒化した群衆に警察がゴム弾や催涙弾を撃ち込み解散を迫った。群衆からは警官隊に火炎瓶や爆発物が投げ付けられ、路上のバスや車が放火された。(2012/12/09-19:01)

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5446チバQ:2012/12/09(日) 23:39:16
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012120900186
イスラム過激派から要衝奪還=首都北方ジョウハル−ソマリア

ソマリア中部の要衝ジョウハルまで10キロの地点で、アフリカ連合(AU)に投降するイスラム過激派アルシャバーブのメンバー=9月、AU提供(AFP=時事) 【ナイロビAFP=時事】アフリカ連合(AU)ソマリア平和維持部隊(AMISOM)とソマリア軍は9日、首都モガディシオ北方約90キロに位置する中部の要衝ジョウハルをイスラム過激派アルシャバーブから奪還したと発表した。アルシャバーブも「戦略的理由でジョウハルを出た。ジョウハル内外の侵略者を追撃する」と撤退を確認、アルシャバーブ側に被害がないことを強調した。(2012/12/09-20:34)

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5447チバQ:2012/12/09(日) 23:41:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121209/amr12120914590002-n1.htm
チャベス氏、がん再発 後継初指名、病状深刻か
2012.12.9 14:57

8日、ベネズエラ・カラカスの大統領府で、十字架を手に、テレビ演説を行うチャベス大統領(AP)
 10月のベネズエラ大統領選で4選を決めた反米左翼、チャベス大統領(58)は8日、国営テレビでの演説で、がんが再発したことを表明し、後継候補として初めてマドゥロ副大統領を指名した。病状は深刻とみられ、チャベス氏は9日にあらためてキューバ入りし、治療を受ける。

 チャベス氏は大統領選前にがんの完治を宣言していたが、先月末、治療のためキューバ入りし、今月7日に帰国。検査の結果、がんの再発が確認されたという。チャベス氏は演説で「新たな選挙が行われる場合はマドゥロに投票してほしい」と支持者に呼び掛けた。

 チャベス氏は来年1月10日に4期目の就任式を迎える。法規定では、大統領が就任式前または就任後4年以内に死亡するなど職務不能状態に陥った場合、再選挙が行われる。ベネズエラ大統領の任期は6年。(共同)

5448チバQ:2012/12/10(月) 01:09:04
http://www.cnn.co.jp/world/35025495.html
伊のベルルスコーニ前首相、総選挙に出馬 引退宣言を撤回
2012.12.09 Sun posted at 14:31 JST
ローマ(CNN) 政界からの引退を一時表明していたイタリアのベルルスコーニ前首相(76)は8日、次期総選挙に出馬し首相の座を新たに目指すと表明した。自らのウェブサイトや交流サイト「フェイスブック」で述べた。

ベルルスコーニ氏はこの中で、自ら率いる中道右派の政党連合「自由の国民」は新たな指導者を探したが見出せなかったと主張。「絶望感もあるが、責任を感じて政治に戻る」とし、勝利を目指して総選挙に立候補すると強調した。

総選挙は来年3月から6月の間に予想されている。ベルルスコーニ氏の奔放な言動や発言の撤回は有名で、政界からの引退表明についてもその真意をいぶかる見方がくすぶっていた。

同氏は昨年11月、金融危機を受けて首相を辞任。この後、民間出身のモンティ首相が緊縮政策を掲げ、危機克服に努めていた。ただ、イタリアのナポリターノ大統領は8日、モンティ首相との会談後の声明で、首相は国家予算と財政安定化を図る法案が成立後、辞任する考えを示したと発表していた。「自由の国民」幹部は最近、モンティ氏の責務は終わったと述べていた。

イタリア有数の富豪でもあるベルルスコーニ氏は裁判で多数の係争を抱えていることでも有名で、今年10月には脱税で禁錮4年の有罪判決を受けていた。しかし、同国の司法制度では被告のベルルスコーニ氏らには2回の上訴が認められ、事件の時効が来年成立するため、被告ら全員が服役を免れる可能性がある。

ベルルスコーニ氏はまた、未成年少女の買春の罪でも起訴されている。

5449チバQ:2012/12/10(月) 01:09:40
http://www.cnn.co.jp/world/35025498.html
反体制派の自由シリア軍、「内紛」収める統合司令部で合意か
2012.12.09 Sun posted at 17:02 JST

シリアのアサド政権軍と戦う反体制派武装組織「自由シリア軍」は9日までに、同国の全県で文民、軍事両部門の指導者を任命することで暫定的な内部合意が得られたと発表した。

これら指導者を束ねる統合司令部的な役目を持つ全国規模の評議会を発足させる。評議会結成で一層の国際支援の取り込みなどを狙っているとみられる。

自由シリア軍はこれまで指揮系統などが異なる武装勢力の集合体とされ、内部結束に問題があるとの指摘があった。同軍の報道担当者によると、各勢力間の話し合いで文民、軍事両部門の評議会指導者を全県で任命することで7日に暫定合意した。

自由シリア軍によると、評議会の構成員数は新たに指名される参謀長と副参謀長を含め全土で計30人。評議会メンバーは全員シリア人で、多数が国内で闘争を続ける者としている。

同軍の報道担当者は、評議会結成は高等軍事評議会の発足へ向けた1歩とも説明した。評議会設立は、シリアの新たな反体制派統一組織「シリア国民連合」の誕生を受けた措置ともなっている。

国民連合は今年11月に発足し、支援物質などの受け皿となり、反体制各派を統合した軍司令部の上部組織になるとも期待されている。

国民連合については英国とフランスがシリア国民を代表する合法組織として認知。米国はモロッコで週内に開催されるシリア反体制派支援の有志連合の会合で正式認知へ向けた最初の措置を打ち出す見通し。会合にはクリントン米国務長官が出席する。

5450チバQ:2012/12/10(月) 20:46:55
>>5438-5439>>5448
http://mainichi.jp/select/news/20121210k0000e030085000c.html
イタリア:首相が辞意…政権維持困難、経済危機再燃の恐れ
毎日新聞 2012年12月10日 10時41分(最終更新 12月10日 11時55分)


 【ローマ福島良典】財政緊縮策を進めてきたイタリアのマリオ・モンティ首相(69)が8日、ローマでナポリターノ大統領と会談し、辞意を表明した。シルビオ・ベルルスコーニ前首相(76)の中道右派「自由国民」が緊縮策反対を理由に内閣不支持に動いたことから、政権維持は困難と判断した。来春に予定されていた総選挙は前倒しされる見通し。イタリアはモンティ氏率いる実務者内閣の下で市場や国際社会の信頼を回復してきたが、政局流動化で経済危機がぶり返す恐れがある。

 大統領府の声明によると、モンティ首相は大統領に対して、国会第1党の自由国民の離反を理由に「任期を全うすることはできない」と述べ、来年度予算案と財政健全化のための法案が年内に国会を通過次第、内閣総辞職をする意向を伝えた。総選挙は大統領が国会を解散してから70日以内に実施され、早ければ来年2月になる見通し。

 ベルルスコーニ前首相の辞任を受けて昨年11月に発足したモンティ内閣は、増税や歳出削減、年金支給開始年齢の引き上げなどの債務危機対策を進めてきた。だが、緊縮策の影響で景気後退が長引き、失業率が11.1%に達する中、「痛み」を伴う措置に国民の不満も募りつつある。

 自由国民はこれまでモンティ内閣を支えてきたが、「経済の歩みが好ましくない。モンティ内閣は終わりだ」(アルファノ幹事長)と6日、内閣信任案の国会採決を棄権。首相返り咲きを断念する考えを示していたベルルスコーニ氏は8日、適当な候補者が見当たらないとして自ら首相候補として総選挙に出馬する意向を表明した。

 最近の世論調査によると、自由国民は支持率13.8%で、中道左派「民主党」(支持率30.3%)や、コメディアンのベッペ・グリッロ氏(64)率いる市民団体「五つ星運動」(同19.7%)に大きく水をあけられている。ベルルスコーニ氏は保有企業の脱税疑惑で有罪判決を受け控訴中。影響力維持のために政界残留を選択したとの見方も出ている。

 民主党党首のピエルルイジ・ベルサニ書記長(61)はベルルスコーニ氏の動きを「無責任」と批判。元欧州連合(EU)欧州委員で経済学者のモンティ氏には、財政再建の「頼みの綱」として経済界を中心に続投待望論が広がっており、次期首相候補として総選挙への出馬を促す声が強まりそうだ。

5451チバQ:2012/12/10(月) 20:47:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121210/erp12121020250003-n1.htm
イタリア政局、欧州債務危機の不安材料の恐れ モンティ首相が辞意
2012.12.10 20:22 (1/2ページ)

 【ベルリン=宮下日出男】イタリアの政局が欧州債務危機の不安材料となる恐れが強まってきた。財政健全化を進め、国際社会や金融市場の信用の厚いモンティ首相が2013年の予算成立後に辞任すると表明。一方で危機対応をめぐり昨年、退陣に追い込まれたベルルスコーニ前首相が4度目の首相就任を目指す意向を示すなど、来年の総選挙を前に政治情勢は不透明感を増し、経済改革の後退も懸念されている。

 モンティ首相は8日、ナポリターノ大統領と会談。大統領府はその後、首相が「任務継続は不可能になった」として、議会で審議中の予算成立後に辞任する意向を大統領に伝えたとの声明を発表した。

 辞意のきっかけは、議会最大勢力で政権を支えてきた中道右派、自由国民の“造反”だ。ベルルスコーニ氏率いる同党は6日、上下両院で行われた信任投票で棄権。かろうじて政権は信任されたが、アルファノ幹事長は「政権の役割は終わった」と語り、首相は事実上の「不信任」と受け止めた。

 来年予算は年内に成立する見通し。首相の辞任により、来年3〜4月の実施が見込まれていた総選挙が前倒しされる可能性が高まっており、その場合、早ければ2月にも行われる。

 昨年11月に発足したモンティ政権は過去約1年間、累積債務が国内総生産(GDP)比約120%に上る財政の改善のため歳出削減などに取り組み、労働市場改革なども断行。同国への市場の信頼を回復させた。

 だが、来年も経済成長はマイナスの見込みで、失業率は過去最悪。国民の不満は強く、世論調査では、ユーロに懐疑的な主張や反緊縮を掲げる政治勢力「5つ星運動」が2位に台頭している。

 自由国民が信任投票で棄権に回ったのは、支持率が3位に低迷する中、こうした世論を取り込み党勢回復を図るためとみられる。8日には、モンティ首相への批判を強めるベルルスコーニ氏が従来の姿勢を一転させ、首相候補として総選挙に出馬する意向を示した。

 モンティ首相を支え、支持率が3割強で首位の中道左派の民主党は、首相候補のベルサニ書記長が基本的に改革路線を踏襲する考えを示すが、国民の「痛み」への配慮も示し、改革が確実に継続されるかは不透明さも残る。

 欧州連合(EU)のバローゾ欧州委員会委員長は9日、「選挙が改革の必要性に疑問を生じさせる口実となってはならない」と伊紙に語り、改革の後退に懸念を示した。

5452チバQ:2012/12/10(月) 20:53:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121210/mds12121015080001-n1.htm
コンゴ 反政府勢力ゴマ撤退 略奪、殺人… 戦闘逃れても不安続く
2012.12.10 15:07 (1/2ページ)

SANKEI_EXPRESS__2012(平成24)年12月9日付EX(16、17面(見開き))
 反政府武装勢力「3月23日運動(M23)」が11月20日から一時制圧したアフリカ中部のコンゴ(旧ザイール)東部の主要都市ゴマ。M23による略奪や殺人、性暴力が相次ぎ、市内や周辺は不穏な空気が漂う。東部は天然資源が豊富で、1990年代から隣国ルワンダなどが絡み紛争が繰り返されてきた。「いつ平和が来るのか」。戦闘を逃れた住民らは嘆いた。

 大量の機関銃やロケット弾、迫撃砲−。ゴマ周辺で見られたM23の数百人規模の戦闘員は、迷彩服姿で十分な武器を備えていた。周辺国の圧力を受けゴマ北方20キロ地点まで撤退したが、カザラマ報道官は「いつでもゴマに戻る用意がある」と強調する。

 ルワンダから武器供給を受けているとされるM23。コンゴ政府は否定するが、地元ジャーナリストは「過去の紛争と構図は同じ。ルワンダは資源利権や地域の覇権を狙っている」と指摘する。

 ≪食料・服・毛布 「平和が欲しい」≫

 「M23は政府軍施設から武器を多数奪った。軍幹部や市長の家も襲われ、何もかも略奪された」

 目撃した学生フローリー・クリムシさん(22)はこう明かした。国連平和維持活動(PKO)部隊の装甲車が警備していたが、武器略奪を止められなかったという。「国連部隊は何のためにゴマにいるのか」と憤った。

 ゴマ中心部では略奪を恐れる多くの店が営業をやめていた。2002年に付近の火山が爆発、溶岩で破壊された建物が何軒も残され、舗装道路はごくわずか。断続的に長年続く紛争も影響し、開発は進んでいない。

 ゴマや近郊の町サケでは多くの住民が、M23メンバーによる複数の市民の銃殺を証言。地元の病院医師によると、M23メンバーによる性的暴行事件も20件近く報告された。

 電気技師のカンバレ・キテンゲさん(38)は「やつらは撤退後も私服姿で紛れ込んでくるかもしれない」と不安がる一方、「若者は働き口がないから、金を出すM23に参加している」と指摘。政府が貧困や失業問題に十分取り組んでいないと批判する。

 M23が今年4月に蜂起した後、ゴマ周辺に設置された複数の避難民キャンプには大勢の住民が押し寄せた。「激しい銃声や爆発音が怖く、何も持たず子供や孫と逃げた」。11月後半にサケを逃れたスクジュア・バルメさん(52)は疲れた顔を見せた。

 数年前に別の反政府勢力と政府軍の戦闘が激化した際に続き、避難民生活は2度目。「食料も服も毛布も必要」と訴え、「平和が欲しい」とため息をついた。(ゴマ 共同/SANKEI EXPRESS )

5453チバQ:2012/12/10(月) 20:59:34
http://www.asahi.com/international/update/1210/TKY201212100276.html
2012年12月10日19時15分
ルーマニア総選挙、連立与党が圧勝の勢い 緊縮策を批判
 【ウィーン=喜田尚】ルーマニアで9日、総選挙があった。開票率80%を超えた段階で、前政権の緊縮策を強く批判したポンタ首相率いる連立与党の社会民主連合が約60%の得票率を占め、圧勝する勢いだ。

 今年4月まで政権を担った中道右派の政党連合(17%)を引き離した。ただ、経済再建のための追加融資をめぐって改革を求める国際通貨基金(IMF)との交渉を控え、厳しい政権運営を迫られる。

 また、ポンタ政権は発足後、中道右派出身のバセスク大統領が権限を越えて前政権の緊縮政策に関与したとして対立している。議会が一時、大統領の職務停止を決め、国民投票にまで持ち込まれた。バセスク大統領はポンタ氏を強く批判し続けており、政治の混乱がなお続く可能性がある。有権者の政治不信と9日の大雪で投票率は午後6時段階でも40%に達しなかった。

 ルーマニアは、2007年に欧州連合(EU)に加盟した。11年の1人あたりの国内総生産(GDP)は加盟国平均の49%と、ブルガリアに次いで低い。

5454チバQ:2012/12/10(月) 21:01:31
>>5447
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121210/amr12121020220003-n1.htm
チャベス氏、がん治療で急遽キューバ入り 副大統領を後継指名へ ベネズエラ
2012.12.10 20:19

8日、ベネズエラ・カラカスの大統領府で、十字架を手に、テレビ演説を行うチャベス大統領(AP)
 【ニューヨーク=黒沢潤】ベネズエラの反米左翼、チャベス大統領は9日、再発したがん治療のため急遽(きゅうきょ)、キューバに向かった。大統領はこれに先立つ8日、国営テレビでの演説でマドゥロ副大統領を後継者に指名すると発表。がん闘病を続けてきた大統領の容体はかなり悪化しているといわれ、政権運営に暗い影を落としている。

 チャベス大統領は昨年6月と今年2月の2回にわたり、キューバでがん摘出手術を受けた。10月の大統領選前に完全克服を宣言、4選を果たしたばかり。先月末から再び治療のためキューバ入りし、7日に帰国したが、再発が確認された。

 チャベス大統領は8日の演説で、「私が職務不能の状態となり、選挙が行われる場合、国民がマドゥロ氏に投票することを心から願う」と訴えた。

 マドゥロ副大統領は10月の大統領選後、外相から昇格したチャベス氏の“右腕”。強硬な反米主義者として知られ、対イラン、シリア、中国などの外交を主導してきた。妻も検察当局幹部として政界に影響力を持つ。

 チャベス大統領の4期目の就任式は、来年1月10日に予定されている。ベネズエラの憲法によれば、大統領が就任式前または就任後4年以内に死亡した場合、再選挙が行われる。大統領の任期は6年。

 再選挙となった場合、10月の大統領選でチャベス氏に敗れた主要野党統一候補のエンリケ・カプリレス氏とマドゥロ副大統領との対決が濃厚だ。

5455チバQ:2012/12/10(月) 21:06:53
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012121000092
現職マハマ氏が勝利=野党は「不正」訴え−ガーナ大統領選
 【ロンドン時事】西アフリカ・ガーナからの報道によると、ガーナ選挙委員会は9日、7〜8日に投票が行われた大統領選の結果を発表、現職マハマ大統領(54)が得票率50.70%で勝利した。対抗馬のアクフォアド元外相(68)は同47.74%だった。
 アクフォアド氏の野党・新愛国党(NPP)は結果発表に先立ち、マハマ氏の与党・国民民主会議(NDC)による不正を指摘する声明を発表。「アクフォアド氏が勝者であることを示す証拠がある」とした上で、票の再審査などを求めた。結果発表前、選挙委員会の建物近くにはNPPの支持者約300人が集まり抗議デモを展開、治安部隊が催涙ガスを発射するなど一時混乱が生じた。(2012/12/10-09:05)

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5456チバQ:2012/12/10(月) 21:08:53
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012121000517
前財務相を首相候補に選出=「中道左派連立目指す」−独社民党

9日、ドイツ・ハノーバーで開催された最大野党・社会民主党(SPD)大会で、次期総選挙の首相候補に選出されたシュタインブリュック前財務相(AFP=時事) 【ベルリン時事】ドイツの最大野党・社会民主党(SPD)は9日、北部ハノーバーで党大会を開き、来年秋の連邦議会(下院)選挙(総選挙)の首相候補に、内定していたシュタインブリュック前財務相を選出した。シュタインブリュック氏は投票で93.5%の信任を得た。
 シュタインブリュック氏は、メルケル首相のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)とSPDによる2005〜09年の大連立政権で財務相を務めた。同氏は演説で、「メルケル首相は(債務危機対策で)ドイツを欧州の中で孤立させた」と非難。総選挙では大連立政権の復活ではなく、90年連合・緑の党との中道左派政権の樹立を目指す考えを強調した。(2012/12/10-15:09)

5457チバQ:2012/12/10(月) 21:13:54
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2915878/9968238?ctm_campaign=txt_topics
賭けに負けた市長、サンタ姿で塔に登る
2012年12月10日 19:09 発信地:シュワバハ/ドイツ
【12月10日 AFP】ドイツ南部シュワバッハ(Schwabach)で8日、マティアス・テューラウフ(Matthias Thuerauf)市長がサンタクロース姿で教会の時計塔に登った。賭けの罰ゲームだという。

 市内のスポーツクラブが5か月間で500人の新規入会者を獲得できるか否かの賭けで、市長はできないほうに賭けた。ところが、527人が入会したため、市長の負けが決まったのだそうだ。(c)AFP/JUERGEN RAMSPECK/CITY OF SCHWABACH

5458チバQ:2012/12/10(月) 21:14:34
http://www.afpbb.com/article/politics/2915821/9966658
南アのマンデラ元大統領が入院、面会のズマ大統領「快適に過ごしている」
2012年12月10日 09:10 発信地:ヨハネスブルク/南アフリカ
【12月10日 AFP】南アフリカのネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元大統領(94)が8日、クヌ(Qunu)の自宅から首都プレトリア(Pretoria)の病院に搬送され、検査入院した。9日にマンデラ氏を見舞ったジェイコブ・ズマ(Jacob Zuma)大統領によれば、マンデラ氏は「適切な手当てを受けて快適に過ごしている」という。

 高齢のため体力の衰えが見られるマンデラ氏は2月にも腹痛のため検査入院しており、入院は今年になってから2回目。

 南ア政府はマンデラ氏の健康に関する懸念の払拭に努めているが、同氏の容体に関しては明らかにしていない。

 一方、医療専門家らは、マンデラ氏ほどの高齢者であれば、健康チェックのために適宜、検査入院することは何ら特別なことではないとの見解を示している。(c)AFP/Susan Njanji

5459チバQ:2012/12/10(月) 21:15:24
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2915826/9975064
AUとソマリア政府軍、アルシャバーブからジョワルを奪回
2012年12月10日 11:27 発信地:モガディシオ/ソマリア
【12月10日 AFP】アフリカ連合(AU)の平和維持部隊とソマリア政府軍は9日、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)とつながりを持つイスラム過激派組織アルシャバーブ(Shebab)の支配下にあったジョワル(Jowhar)を奪回したと発表した。ジョワルは首都モガディシオ(Mogadishu)から北に90キロの幹線道路沿いにある。

 アフリカ連合ソマリア・ミッション(African Union Mission in Somalia、AMISOM)の報道官は、アルシャバーブは部隊がジョワルに入る前に撤退していたため、ほとんど交戦することなくジョワルの治安を回復したとAFPに説明した。

 一方、アルシャバーブ側の報道官はAFPの取材に、「戦略的な理由」によってジョワルから撤退したことを認める一方で、撤退に際してアルシャバーブ側に死傷者は出ておらず、現在はジョワルの近郊に集結していると述べた。

 AMISOMの司令官は、ジョワル奪回はソマリアのヒーラーン(Hiraan)、シェベリ(Shabelle)川流域地方の治安改善に向けた大きな成果だと述べたが、アルシャバーブは一見したところソマリア政府の支配下にあると思われる農村地域で依然として活動し、自爆攻撃などのゲリラ攻撃を行っている。

 1991年に当時のモハメド・シアド・バーレ(Mohammed Siad Barre)大統領の追放を機に内戦状態に陥ったソマリアは、以来、有効な中央政府が存在しない状態が続いていた。

 だが今年9月に大統領に選出された学者出身の活動家ハッサン・シェイク・モハムド(Hassan Sheikh Mohamud)氏による政権が誕生し、汚職にまみれた暫定政府による統治に終止符が打たれた。(c)AFP

5460チバQ:2012/12/11(火) 22:30:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121211/mds12121117060001-n1.htm
暫定首相を軍が拘束 マリ、さらに混迷
2012.12.11 17:04

ニューヨークの国連本部で演説するマリ暫定政府のディアラ首相=9月26日(AP)
 西アフリカ・マリからの報道によると、同国軍兵士が10日夜、ディアラ暫定政府首相の身柄を拘束し、ディアラ氏は11日未明、国営テレビを通じて暫定政府の総辞職を表明した。拘束は3月に首都バマコで起きた反乱軍のクーデターを主導したサノゴ大尉の指示という。

 マリではクーデター後、イスラム過激派らが北部を制圧し、国土は事実上、南北に二分された。南部側では4月に議会議長だったトラオレ氏が暫定大統領に就任し暫定政府が発足したが、今回の事態で情勢はさらに混迷が深まった。

 拘束の理由は不明だが、最近、ディアラ氏と軍部の対立が深まっていたという。マリの過激派掃討を目的とする西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)の軍事介入計画にも影響を及ぼす恐れがありそうだ。

 軍関係者はロイター通信に対し「暫定大統領はその地位にとどまっており、クーデターではない」と述べた。(共同)

5461チバQ:2012/12/11(火) 23:12:17
http://mainichi.jp/select/news/20121212k0000m030058000c.html
エジプト:与野党「100万人デモ」へ
毎日新聞 2012年12月11日 20時35分

 【カイロ樋口直樹】エジプト新憲法案の是非を問う15日の国民投票を前に、モルシ大統領を支持するイスラム勢力と、イスラム色の濃い新憲法案に抗議する世俗派中心の野党勢力は11日夕(日本時間同日深夜)、首都カイロ郊外などでそれぞれ「100万人デモ」に突入する。両勢力の集合地は異なるが、移動中などに接触し、衝突に発展する可能性もある。カイロ郊外の大統領宮殿周辺にはバリケードが築かれ、デモ隊の乱入に備えている。

 両勢力の大規模デモに向けて緊張が高まる中、カイロ中心部のタハリール広場では11日未明、抗議の居座りを続ける野党支持者のテントが襲撃された。ロイター通信などによると、マスク姿の男たちがテントに向けて銃を発砲したり、火炎瓶を投げつけたりして、9人にけがをさせた。広場の野党支持者は、大統領支持派が野党のデモを妨害するために仕掛けたものだと反発しているという。

 野党側は11日午後、カイロ市内など数カ所の集合地から再び、郊外の大統領宮殿に向けて行進する。宮殿前では先週、与野党の衝突で死者7人、負傷者300人以上を出す惨事が起きたばかり。その後、共和国防衛隊が警備に就いたが、野党勢力のデモ隊に突破されるなど不安定な状況が続いた。国軍は与野党双方に暴力の停止と対話の再開を要求。9日深夜には、国軍に治安維持の強化を命じる新たな大統領令が施行された。

5462チバQ:2012/12/12(水) 22:45:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012121201050
小政党の議席獲得に道=3期目初の教書演説−ロ大統領

12日、モスクワで、年次教書演説を行うロシアのプーチン大統領(EPA=時事) 【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領は12日、クレムリンに上下両院議員を集めて年次教書演説を行い、政治改革や経済成長への指針を示した。この中で、大政党に有利な2007年からの現行の選挙制度を、小政党の議席獲得に道を開く旧制度に戻すことを提案した。
 プーチン氏の年次教書演説は、5月の大統領復帰後初めて。
 11年から続いた反政権デモを受けて野党勢力の改革要求に配慮。一方で国民の道徳心・愛国心に訴えることにも時間を割いた。通算3期目の任期6年を見据え、国内基盤の強化を重視したもようだ。日本を含めた外交関係に具体的な言及はなかった。
 プーチン大統領は「ロシアの民主主義は、外国の基準ではなく、自国の伝統に基づくべきだ」と強調、外圧による民主化を拒否した。その上で、下院選の小選挙区比例代表並立制の復活に踏み込み、今は認められない選挙時の小政党連合も形成できるよう「検討しよう」と述べた。(2012/12/12-21:16)

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5463チバQ:2012/12/12(水) 22:46:06
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2012121200135
「ドイツ寄り」「物事を単純化」=イタリア前・現首相、危機めぐり応酬
 【カイロ時事】「ドイツ寄りの(緊縮)策で危機を深刻化させた」「ギリシャのような財政危機を脱し、同時に急成長できる方法があるなら教えてもらいたい」。イタリアで首相返り咲きを目指すベルルスコーニ前首相と、辞意を示したモンティ首相が11日、金融危機回避に向けた改革をめぐり応酬を繰り広げた。
 ベルルスコーニ氏は民放番組で、欧州連合(EU)加盟国に財政規律の厳格化を求めるドイツを厳しく批判。モンティ氏が財政再建のために断行した大規模な歳出削減は、ドイツに追従した緊縮財政で景気悪化を招いたと攻撃した。
 また、イタリア国債への信用度を反映するドイツ国債との利回り格差は「政権を引きずり下ろすためのトリックだ」と断言。昨秋のベルルスコーニ政権崩壊を正当化するために利用されたと批判した。
 一方、モンティ首相は国営テレビで、ベルルスコーニ氏の批判を念頭に、「物事を極端に単純化したり、魔法のような解決策を見せる風潮が出ている」と反論。ポピュリズム(大衆迎合)の台頭で構造改革が後退しかねない事態に警戒感を示した。(2012/12/12-08:20)

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5464チバQ:2012/12/12(水) 23:14:12
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012121202000110.html
イタリア 改革路線継続か否か モンティ首相去就も注目
2012年12月12日 朝刊

 【パリ=野村悦芳】モンティ首相の突然の辞意やベルルスコーニ前首相の政権奪回に向けた出馬表明で、イタリア政界が混沌(こんとん)としてきた。来年二月にも実施される総選挙は、モンティ氏が進めてきた痛みを伴う改革路線を継続するか否かの分かれ道となる。

 AFP通信によると、モンティ氏は十一日、「(就任した)十三カ月前、国は極めて難しい状況だった。数年前に対策を取っていればよかったが」と前首相の手腕を批判した。九日の辞意表明でもベルルスコーニ氏が政権に反旗を翻したことを理由に挙げ政権が倒れる責任が同氏にあるとの認識を広めた。

 モンティ氏は次期総選挙への出馬について「今の段階では考えていない」と言葉を濁すが、手腕を高く評価する中道勢力や財界には首相候補として担ぎ出す動きが活発化している。モンティ氏を擁立する政党が現れれば30%超の支持が集まるとの世論調査もある。

 ただ本人は慎重だ。ベルサニ書記長を首相候補に擁し支持率首位を走る中道左派、民主党が改革継承を打ち出しており、競合して票が割れれば反対勢力を利する恐れが生まれる。このため次期大統領か経済閣僚に就任するとの見方も根強い。

 ベルルスコーニ氏率いる中道右派、自由国民の人気は15%と低迷するが、反緊縮策の新興勢力「五つ星運動」が支持率二位に浮上するなど不況や高失業率への国民の不満は高く、改革派の圧勝は約束されていない。

 一方、ベルルスコーニ氏は十一日のテレビで「ドイツ寄りの政策で経済を悪化させた」とモンティ氏を批判した。人気低迷で四回目の首相就任の可能性は低く、劣勢を覆すには反モンティの主張を強めるしかない状況だ。

5465チバQ:2012/12/12(水) 23:17:17
>>5460
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2916039/9980755
マリ暫定首相が辞任表明、軍兵士に拘束された後
2012年12月11日 19:15 発信地:バマコ/マリ
【12月11日 AFP】西アフリカのマリで11日、シェイク・モディボ・ディアラ(Cheick Modibo Diarra)暫定政府首相が、3月のクーデターを主導したアマドゥ・サノゴ(Amadou Sanogo)大尉の指令を受けた軍兵士に自宅で拘束され、数時間後に辞任を表明した。

 ディアラ暫定首相は国営放送ORTMで短い声明を発表。「私、シェイク・モディボ・ディアラは政権とともに辞任する」と述べた。辞任の理由については明らかにしていない。

 マリは、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)とつながりを持つイスラム武装集団が北部を掌握しており、実質的に国が二分された状態だったが、首相辞任でいっそうの混乱に陥ることになる。

 辞任発表の数時間前、首相の側近は、首都バマコ(Bamako)郊外のカチ(Kati)兵舎から来た軍兵士およそ20人に首相が拘束されたと語っていた。カチ兵舎は前のクーデターの際に拠点となった場所。「兵士らは首相を拘束するためにサノゴ大尉に派遣されたと言った」と同側近は語っていた。(c)AFP

http://www.cnn.co.jp/world/35025639.html
マリ暫定首相、国軍兵に拘束された直後に辞任表明
2012.12.12 Wed posted at 12:28 JST

(CNN) 西アフリカ・マリのシェイク・モディボ・ディアラ暫定首相が11日、国営テレビで突然辞任を表明した。暫定首相はこの前日、国軍兵によって自宅から連行され、身柄を拘束されていた。

マリでは3月に反乱軍のクーデターが発生し、イスラム武装勢力が台頭するなど政情不安が強まっている。

当局者によると、ディアラ暫定首相は10日に療養のためパリに向かう予定だったが、同日午後11時ごろ、武装した兵士がトラック3台で自宅に乗り付け、軍の本部に連行された。同本部では、3月のクーデターを主導したアマドゥ・サノゴ大尉に会ったという。

テレビ局関係者の話では、ディアラ暫定首相は11日午前1時ごろ、武装した兵士に放送局に連れて来られ、兵士が声明文を渡した。「(首相が読むのを)強要されていたかどうかはわからない」と関係者は語る。

ディアラ氏は「マリは歴史上最も困難な時期を経験している。何が起こるかわからない不安の中で、国民は自分たちが不幸な状況に置かれていると知っている。それが私が今日辞任する理由だ」と語った。

ディアラ氏の現在の居場所は不明だが、側近によると、まだ首都バマコにいると思われる。拘束された時点で負傷はしていなかったという。

陸軍の報道官は、ディアラ氏を拘束したのはサノゴ大尉の一派で、軍当局者の大部分は拘束について知らされておらず、現在の状況も不明だと話している。

同国は3月のクーデターで大統領が辞任し、独立運動を続けてきたトゥアレグ族の武装集団が政情不安に乗じて北部の一部を制圧。トゥアレグ族と、北部地域の3分の2を制圧している国際テロ組織アルカイダ系勢力との間で抗争も起きている。

5466チバQ:2012/12/12(水) 23:17:45
http://www.cnn.co.jp/world/35025646.html
英政府、同性婚合法化の法案発表 イングランドとウェールズで
2012.12.12 Wed posted at 13:06 JST

(CNN) 英国のミラー女性・機会均等担当相は11日、イングランドとウェールズで同性婚を合法化する法案を来年初めに提出すると発表した。

ミラー氏は「互いに愛し合い、誓い合うカップルの前に、国が立ちふさがってはならない」「法改正により、社会における結婚はより強固なものになり、現代的な生きた伝統であり続ける。すべての人にとって、より公平な社会も築かれる」と指摘した。

ただし、同性間の結婚式を望まない宗教団体に対して、式を取り行うよう強制することはしないとした。また、イングランド教会とウェールズ教会は、同性婚を禁じた教会の規定が改正されない限り、式を行うことは禁止される。

英国ではスコットランド議会で同性婚の合法化に向けた法制化が進む一方、北アイルランド議会は10月に、同性婚合法化の法案を否決している。

5467チバQ:2012/12/13(木) 23:02:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121213/mds12121321260006-n1.htm
国民投票乱用による「同胞団」支配を警戒 反モルシー派 
2012.12.13 21:24 (1/2ページ)
 エジプトの新憲法案の是非を問う国民投票で、世俗主義勢力を中心とする反モルシー派の根底にあるのは、モルシー大統領が新憲法を通じ、自らの母体であるムスリム同胞団による支配を確立しようとしているのではないか、との疑念だ。

 新憲法案はまず、大統領が国政の重要問題に関し、いつでも国民投票を実施する権限を持ち、その結果は司法を含む「あらゆる国家機関を拘束する」としている。

 民意がすべてに優先されるとの“理念”を強調したようにみえるが、反モルシー派や民主化勢力は「国民投票が乱用され、ポピュリズムに陥る危険性が高い」と批判。特に、組織力が強固な同胞団を通じてモルシー氏が大衆を動員し、司法や議会の監視機能を骨抜きにするとの懸念がある。

 自由や権利が制限されかねないとの批判も根強い。新憲法案では報道の自由について、裁判所の決定があれば、出版物の発行禁止や報道機関の閉鎖も可能だと規定、必要に応じて検閲も実施することができるとしており、独立系メディアは「恣意的な運用の余地がある」と反発を強めている。

 早くから関心が集まっていたイスラム法(シャリーア)の扱いについては、「シャリーアの諸原則を主要な法源とする」と、ムバラク前政権での旧憲法の表現を踏襲。国民の約9割がイスラム教徒で、同条文への表立った異論は少ないが、モルシー政権下で急速なイスラム化が進むという警戒感も指摘されている。

 一方で新憲法案は、モルシー氏が自らに絶大な権限を付与した憲法宣言を発布する中、急ピッチで承認された経緯があるだけに、反モルシー派は「そもそも正当性がない」との立場だ。

 国連人権高等弁務官事務所のピレー高等弁務官は、政権側の強引な手法に疑問を呈した上で、女性や宗教マイノリティの権利擁護などが明文化されていないなど「権利規定は旧憲法より弱まっている」と批判した。(カイロ 大内清)

5468チバQ:2012/12/13(木) 23:08:16
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2012121300095
ベルルスコーニ氏、返り咲き断念=モンティ首相に出馬提案?−伊
 【カイロ時事】来年のイタリア総選挙で首相返り咲きを目指すベルルスコーニ前首相(76)は12日、モンティ首相(69)が中道右派の首相候補として出馬を決断すれば、自身は身を引く用意があると語った。ただ「現時点では私が引き続き首相候補」とも述べ、発言の真意をめぐり臆測を呼んだ。
 AGI通信によると、ローマで開かれたイベントに出席したベルルスコーニ氏は「もしモンティ首相が(中道右派を)率いるなら、私は出馬しない」と明言。「自ら進んで出馬したのではなく、支持者が推したからだ」と釈明した。
 また、自らが率いる政党「自由国民」を軸とする中道右派連合の首相候補になるようモンティ氏に提案したと説明。ただ同氏は出馬意向を示さなかったという。
 その直後、「(中道右派の)首相候補は引き続き私だ」「(自由国民の)アルファノ幹事長が首相の有力候補だ」と発言が二転三転。伊紙はベルルスコーニ流の「ジョーク」として、同氏は出馬を断念しないとみている。(2012/12/13-07:03)

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5469チバQ:2012/12/14(金) 21:32:54
http://mainichi.jp/select/news/20121215k0000m030032000c.html
反プーチン:デモから1年 厳しい締め付けで退潮傾向に
毎日新聞 2012年12月14日 19時08分

 【モスクワ大前仁】ロシアで昨年12月の下院選不正疑惑を発端とした抗議デモの発生から1年がたった。野党勢力は15日に1周年のデモを予定しているが、政権の締め付けが厳しく、反プーチン運動は退潮傾向にある。

 「12人いた本部職員の4人が給与を受け取れずに辞めた。国内50カ所の事務所のうち20カ所を閉じている」。下院選の際、約7800件の不正行為を告発したロシア最大の選挙監視団体「ゴーロス(ロシア語で声の意味)」のメリコニャンツ副代表は、現状をこう説明した。

 00年に設立されたゴーロスは、最大約2100万ルーブル(約5600万円)の年間予算の7割を米政府の対外援助機関である米国際開発庁(USAID)の基金に頼ってきた。しかしロシア政府が9月、米側に基金の受け取り拒否を伝え、最大の資金源を止められた。下院選の不正行為を告発したことから、プーチン政権が「報復」したといえる。

 ゴーロスは現在、政府が提供する基金への申請を検討中という。数百万ルーブルの基金を得られれば活動の助けにはなるが、「独立性を保てるのか」(メリコニャンツ氏)と難しい判断を迫られている。

 ロシア政府はプーチン氏が5月に大統領復帰後、野党勢力の封じ込め策を続けてきた。6月にはデモ規定違反者への罰金の大幅引き上げを決定。外国から資金を受け取り政治活動を営む非政府組織(NGO)に対し、「外国の代理人」として登録し、報告を義務づける法律も定めた。治安部隊と衝突した5月のデモでは、参加者19人を「騒乱に参加した罪」などで起訴。被告1人が4年6月の自由剥奪(禁錮)刑の有罪判決を受けている。

 野党勢力は今春以降も大規模デモを開いてきたが、当初の熱気は戻らない。独立系世論調査機関レバダ・センターによると、昨年12月の時点で44%がデモを支持したが、10月には30%へ低下した。

 野党指導者のグトコフ元下院議員は「多くの国民が強権的な政府に服従することに慣れてしまっている」と指摘。野党側がプーチン氏の退陣を要求するだけで「建設的な提案を出さなかったため、中間層の支持を失った」(政治評論家のムーヒン氏)ことも原因とみられている。

 巻き返しを図る野党勢力の足並みも乱れている。野党勢力は10月、インターネット上などで8万人以上が参加した「選挙」を実施。ネムツォフ元副首相をはじめ野党活動家ら45人の委員を選んで「調整評議会」を設立した。評議会は来年9月のモスクワ州知事選などに独自候補擁立を検討しており、反プーチン層の受け皿を目指す。だが、著名ブロガーのナバリヌイ氏らが「平和革命」を唱える一方、グトコフ氏らが「政府との対話」を訴えるなど、評議会内部の路線対立が顕著になっている。

 15日の1周年デモについて、評議会はモスクワ市と協議してきたが、ルート変更を求める市当局と対立し、開催許可を得られていない。当日は無許可デモを強行する方針で、治安当局との衝突など混乱も懸念されている。

5470チバQ:2012/12/14(金) 21:41:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121214-35025752-cnn-int
ウクライナ議会、初日から乱闘で負傷者 首相指名持ち越し
CNN.co.jp 12月14日(金)11時30分配信

(CNN) 10月の議会選挙を受けて発足したばかりのウクライナ議会で、初日から殴り合いの乱闘が発生し、議員1人が耳を引き裂かれるけがを負った。騒ぎの影響で、この日に予定されていた首相と議長の指名は翌日に持ち越された。

乱闘騒ぎは12日、議員2人が政策を翻したとの疑念から、野党議員がこの2人の宣誓就任を阻もうとしたことが発端となって発生した。この騒ぎで議員1人が片耳を引き裂かれ、残る議員は議場から締め出された。一部始終は議会チャンネルで生中継された。

議場を締め出された野党スボボダ党の議員たちは、議場の扉を破り、入り口の金属探知機を破壊して乱入。机の上や議長席の上を歩き回ったり、同僚議員の頭を踏みつけるなどして暴れた。負傷者の数は公表されていない

騒ぎを受けてこの日の審議は中断し、13日に再開することで合意した。

同国はプロスポーツ選手出身の議員が多いうえ、法律で議員の不逮捕特権を認めていて警察が介入できないことから、議員同士の乱闘は日常茶飯事になっている。なお、ボクシング世界ヘビー級のタイトルを持つビタリ・クリチコ氏も政党党首を務めているが、この日の乱闘には加わらなかった。

10月の選挙では、ヤヌコビッチ大統領率いる与党の地域党が政権の座に就いた。

5471チバQ:2012/12/14(金) 22:07:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121214/mds12121409010000-n1.htm
【シリア内戦】
シリア東部で数万人孤立 医療支援届かず
2012.12.14 09:00
 内戦状態が続くシリアで緊急医療支援活動を行う国際組織「国境なき医師団」は13日までに、東部デリゾールで負傷者を含む市民数万人が支援を受けられず孤立しているとして、アサド政権に支援活動を認めるよう求めた。

 国連によると、国外に退避したシリア難民は80万人以上、国内で住居を追われるなど支援を必要とする市民は250万人に上る。戦闘が激しい地域には支援スタッフが入ることもできず、国連や非政府組織(NGO)は負傷者や病人の病状悪化に懸念を示している。国境なき医師団は11月末にデリゾール周辺を調査した。昨年3月の反政府デモ本格化以前は人口60万人だったデリゾールの中心部は現在、戦闘の激化で市民がほとんど移動できない状態という。

 シリア各地で医療施設がシリア軍の攻撃対象となり、医療器具や医薬品が不足。トルコやヨルダンなど近隣諸国からの調達も困難になっている。(共同)

5472チバQ:2012/12/15(土) 11:36:06
http://mainichi.jp/select/news/20121215k0000e030169000c.html
イスラエル:外相、起訴を受け辞職…信託義務違反罪
毎日新聞 2012年12月15日 10時39分

 【エルサレム花岡洋二】イスラエル司法当局は13日、職務上の背信行為があったとしてリーベルマン外相を信託義務違反罪で起訴すると発表した。外相は14日、「裁判で疑いを晴らす」として辞職を表明した。来年1月22日に実施される議会総選挙ではリーベルマン氏の加わる統一会派が第1党(会派)に躍進することが有力視されているが、事件で支持率を落とす可能性もある。

 地元メディアによると、リーベルマン氏は声明で、選挙前に無罪判決を勝ち取ると主張。しかし、選挙までの短期間で結審するのは難しく、刑を減軽する司法取引を求める可能性も指摘されている。

5473チバQ:2012/12/15(土) 11:36:27
http://mainichi.jp/select/news/20121215k0000e030175000c.html
イタリア:モンティ氏の動向に注目…総選挙か大統領か
毎日新聞 2012年12月15日 11時05分(最終更新 12月15日 11時14分)


ブリュッセルでの欧州連合(EU)首脳会議に出席するイタリアのモンティ首相(左)=2012年12月14日、ロイター 【ローマ福島良典】財政再建下のイタリアで辞意を表明した経済学者、マリオ・モンティ首相(69)の「次の一手」が注目されている。イタリア経済を立て直したモンティ氏の支持率は依然、5割弱と高く、左右の2大政党はモンティ氏を軸とする第三極が出現する可能性に警戒を強めている。

 市民団体や中道政党の間で、来年2月後半に前倒しされる総選挙に次期首相候補として、出馬の期待が高まっている。「次の一手」には、総選挙出馬のほか、首相指名権限のある大統領への就任も取りざたされ、12月下旬までに態度を鮮明にするとの観測が広がっている。モンティ氏は10日、「現内閣の残り時間に全力を注ぐ。(その後は)まだ決めていない」と述べるにとどめた。

 イタリア紙レプブリカによると、モンティ氏に出馬を働きかけているのは▽中道政党「キリスト教中道民主連合」のピエール・フェルディナンド・カシーニ党首▽イタリア自動車メーカー、フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長▽歴史学者のアンドレア・リッカルディ国際協力相ら。モンティ内閣の財政緊縮策や構造改革を支持する人々で、モンテゼーモロ氏は先月、モンティ氏支援の市民団体を旗揚げしたばかり。

 イタリアテレビが辞意表明後の10日に実施した世論調査によると、モンティ氏の支持率は45%。国外からもモンティ氏を推す声が上がっている。メルケル独首相は「モンティ内閣の改革を支持している」とエールを送り、11日付の英経済紙フィナンシャル・タイムズは社説で「モンティ氏が選挙に出馬すればイタリアにとって利益になる」と主張した。

 影響を受けるのは中道左派「民主党」だ。民主党は現在、政党支持率でトップを走っているが、モンティ氏が出馬すれば支持層の一部が流れるのは必至。民主党党首のピエルルイジ・ベルサニ書記長(61)は「モンティ氏は競争からは身を引くべきだ」と総選挙には出馬しないよう促している。

 一方、中道右派「自由国民」の首相候補として総選挙に出馬すると表明したシルビオ・ベルルスコーニ前首相(76)は11日、「モンティ政権下で経済は悪くなる一方だ」と指摘し、「ドイツ寄りの経済政策」を批判した。

5474チバQ:2012/12/16(日) 15:57:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121215/erp12121521080003-n1.htm
モスクワで無許可抗議集会 反政権派の退潮くっきり
2012.12.16 01:15
 【モスクワ=佐々木正明】ロシアの反政権勢力は15日、モスクワ中心部で無許可の抗議集会を行い、インタファクス通信によると参加者ら約40人が当局に一時拘束された。ただ、昨年末の与党側による下院選での大規模不正疑惑に端を発する反政権運動の勢いは衰えつつある。反政権派の内部では路線対立も表面化、一部のグループは当局を刺激するのは得策でないとして、不参加を呼びかけた。

 15日午後の集会では著名な反政権ブロガー、ナワリヌイ氏やテレビ司会者のサプチャク氏らが拘束された。警察によると参加者は約700人。ロイター通信は目撃者の話として約2000人が集まったと伝えた。

 プーチン政権の長期化に反対する勢力は、抗議のうねりが起きて今月で1年となるのを機に、露連邦保安局(FSB)本部庁舎周辺での抗議集会を計画。モスクワ市当局は交通に支障が出るとの理由で集会を許可しなかった。

 しかし、ナワリヌイ氏らは集会強行をネットなどで呼びかけ、治安当局は「不法者には相応の対応を取る」として、15日朝から周辺で厳重警戒に当たった。

 反政権勢力は3月の大統領選でプーチン氏が当選して以降、明確な目標を失い、集会の参加人数もかつての数万人規模から減少している。

 また、5月に発足したプーチン政権はデモ規制法制定などで締め付けを強めており、反政権派の中には「集会以外のやり方を考える必要がある」といった意見を持つ者も出てきた。

5475チバQ:2012/12/16(日) 18:11:07
http://www.asahi.com/international/update/1215/TKY201212150322.html
2012年12月16日11時3分
ロシアAPEC事業、不祥事だらけ 欠陥工事や不当支出
APECまでに建設が間に合わなかったウラジオストクのハイアットホテルの工事現場=西村大輔撮影


 【ウラジオストク=西村大輔】ロシア極東ウラジオストクで9月に開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)に伴う大規模開発をめぐり、さまざまな不祥事が発覚。高官の逮捕や解任が相次いでいる。

 会計検査院の調査によると、APEC関連の開発に投じられた資金は約6900億ルーブル(約1兆9千億円)。しかし、計画された67施設のうち、建設が間に合ったのは3分の1の23施設だけだった。欠陥工事や不当支出などによる損失は150億ルーブル(約400億円)以上に達した。

 例えば、APEC向けに発注された船は結局納入されず、前払い金1億1千万ルーブル(約3億円)も返還されていないことが判明。新国際空港とAPEC会場のルースキー島を結ぶ道路では、落石などきわめて危険な状態の場所が少なくとも2カ所見つかった。新空港の駐車場では、大雨対策がとられなかったために冠水する重大な設計ミスがあった。

5476チバQ:2012/12/17(月) 19:59:29
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121128/mcb1211281427035-n1.htm
閣僚候補の英会話力チェック リトアニア2012.11.28 14:27
 10月の議会選を受け、組閣作業が進むバルト3国の一つリトアニアで、グリバウスカイテ大統領が27日、政権を奪取した社会民主党など中道左派の閣僚候補者と面談した際、英会話力をチェックした。タス通信が報じた。

 下野する中道右派の議員らはこれまで、中道左派の政治家について、国際会議などでリトアニアを十分に紹介できる英語力があるのかと疑問を呈するなどしていた。(共同)

5477チバQ:2012/12/17(月) 20:09:22
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012121600061
新憲法案、賛成が優勢=国民投票初日の開票結果−エジプト

15日、エジプトの首都カイロで進む新憲法案の賛否を問う国民投票の開票(AFP=時事) 【カイロ時事】エジプト新憲法案の賛否を問う国民投票は15日深夜、首都カイロなど10県で締め切られ、開票作業が行われた。政府系紙アルアハラム(電子版)が16日伝えた非公式集計結果では、賛成票が56.5%となった。最終結果は残る17県での22日の投票後になるが、憲法案は承認される見通しが強まっている。
 モルシ大統領の出身母体であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団の主導で作成された憲法案に、リベラル系や少数派のキリスト教系コプト教徒は反発。反対票を投じるよう呼び掛けた主要野党の連合体「国民救済戦線」は、多くの選挙違反行為を理由に「不正投票」と非難しており、投票前から高まった緊張が今後も続く可能性が高い。
 最終結果が出た中部アシュート県では賛成76.08%、北東部シャルキーヤ県でも65.94%、南部アスワン県で76.65%、北シナイ県で78.06%と賛成票が大きく上回った。一方、カイロでは同胞団が創設したイスラム政党、自由公正党の集計で、反対票が56.9%となった。(2012/12/17-01:01)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012121701038
正義求め「革命続く」=国民投票後も混乱必至−エジプト

エジプトの「革命の聖地」タハリール広場を埋める反モルシ大統領派のテント=16日、カイロ 【カイロ時事】15日行われた新憲法案の是非を問う国民投票1回目の結果で賛成票が優勢になったのに対し、イスラム勢力主導の憲法制定に反発する野党勢力は16日、正義実現へ「革命は続く」と、モルシ政権への対決姿勢を強めている。「抗議の暴力は必要悪」との声もあり、2回目の投票を22日に控え、混乱の火種が残っている。(2012/12/17-17:42)

5478チバQ:2012/12/17(月) 20:14:40
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/international/427364.html
南ア、正副大統領が議長の座争う 与党全国大会が開幕(12/16 15:55)

15日、南アフリカ中部ブルームフォンテーンで、道路の分離帯に設置されたマンデラ元大統領のポスター
 【ブルームフォンテーン共同】南アフリカで白人政権時代、アパルトヘイト(人種隔離)政策と闘った現与党アフリカ民族会議(ANC)の全国大会が16日、結成の地である中部ブルームフォンテーンで開幕。20日までの会期中に議長(党首)選を行い、現職のズマ大統領と副議長のモトランテ副大統領が対決する。

 南アでは8月に起きた警官隊による鉱山労働者34人の射殺事件後、各地でストライキが頻発し経済が悪化、ズマ政権やANCへの批判が高まっている。また反アパルトヘイト闘争を率いたネルソン・マンデラ元大統領(94)が今月8日に入院し、国中に不安が広がる中での大会開幕となった。

5479チバQ:2012/12/17(月) 21:05:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012121701361
出直し選挙で与党候補全敗=仏下院
 【パリ時事】フランスで16日、国民議会(下院、定数577)の3選挙区で出直し選挙の決選投票が行われ、即日開票の結果、17日までにいずれも右派野党・国民運動連合(UMP)系候補が勝利を決めた。オランド政権与党の社会党と環境保護政党は全敗し、雇用悪化による政権批判の強さを改めて示した。(2012/12/17-20:18)

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5480チバQ:2012/12/17(月) 21:32:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121217-00000057-asahi-int
ベルルスコーニ氏、27歳女性と婚約 改心アピール?
朝日新聞デジタル 12月17日(月)18時50分配信

 【ローマ=石田博士】返り咲きを目指すと表明したばかりのイタリアのベルルスコーニ前首相(76)が16日、テレビのトークショーに出演し、27歳の一般女性と婚約した、と発表した。

 お相手は南部ナポリ出身のフランチェスカ・パスカレさん。年の差49歳だ。最近まで党職員として勤め、前首相の復権を願うサークルの創設者の1人でもあるという。前首相がオーナーのサッカークラブ・ACミランの試合を一緒に観戦しているところなどをメディアに撮影されていた。

 「やっと寂しさが薄れた。彼女は容姿も美しいが内面はもっと美しい」「彼女は僕をとても愛してくれるし、僕もそうだ。娘も認めてくれている」。前首相はのろけてみせた。

5481チバQ:2012/12/18(火) 22:41:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121218/erp12121820310004-n1.htm
仏最大野党、来年10月までに党首選やり直し
2012.12.18 20:28
 【ベルリン=宮下日出男】新党首選出をめぐり内紛状態にあったフランスの保守系最大野党、国民運動連合(UMP)は17日、党首選を来年10月までにやり直す見通しとなった。フランス通信(AFP)によると、11月の党首選を争ったコペ幹事長とフィヨン前首相が再選挙実施に合意した。

5482チバQ:2012/12/20(木) 22:15:14
http://www.asahi.com/international/update/1220/TKY201212200733.html
2012年12月20日20時24分
イラク大統領、ドイツに搬送 脳卒中の治療のため
 【カイロ=石合力】イラク大統領府によると、タラバニ大統領(79)は20日、脳卒中の治療のためドイツに搬送された。17日にイラク北部のクルド人自治政府と中央政府との係争地をめぐり、マリキ首相と会談。自治政府から代表団をバグダッドに招いて協議することに合意した後に倒れた。

 タラバニ氏は少数民族クルドの政治指導者で、イラク戦争後のシーア、スンニ、クルドの各政治勢力の和解を目指す象徴的な存在。2005年に移行政権の大統領に選ばれ、06年4月の正式政府発足でも大統領に選出された。

5483チバQ:2012/12/20(木) 22:34:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121220-00000058-mai-int
<アルジェリア>仏大統領が訪問 植民地支配に謝罪はなし
毎日新聞 12月20日(木)19時11分配信

 【パリ宮川裕章】フランスのオランド大統領は19日、1962年に仏から独立して50周年を迎えた北アフリカのアルジェリアの首都アルジェで記者会見し、130年以上にわたった植民地支配について謝罪する意思がないことを明らかにした。5月の仏大統領選前、謝罪について柔軟な姿勢を示していたため、アルジェリアでは期待が高まっていた。

 オランド大統領は会見で、1830年から続いたアルジェリア支配と独立戦争(54〜62年)について「過去の植民地支配」、「独立戦争の惨事」と述べたが、「悔恨の意や謝罪を表明するために、ここへ来たわけではない」と明言した。謝罪に反発する仏国内世論を考慮したとみられる。

 独立戦争休戦時の「エビアン協定」では「裁判で双方の責任を追及しない」と規定している。仏世論調査では35%が「謝罪すべきでない」と答え、「謝罪すべきだ」の13%を大きく上回っている。

 オランド氏訪問を前にアルジェリアでは主要紙や10政党が、仏の謝罪拒否の姿勢を非難し、謝罪を求めていた。一方、オランド大統領はブーテフリカ大統領と会談し、「対等なパートナーシップ」を掲げ、両国の経済関係強化に取り組む意向を示した。

5484名無しさん:2012/12/21(金) 03:54:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121221-00000185-yom-int
中国、人類滅亡唱える宗教組織信者800人拘束
読売新聞 12月21日(金)2時6分配信

 【広州=吉田健一】中国紙・南方都市報(電子版)など複数の中国メディアは20日、「12月21日に世界が滅亡する」との終末論を唱えている宗教組織「全能神」の関係者800人以上を中国当局が拘束するなどした、と伝えた。

 社会の安定を最重視する中国当局は、この組織が人類滅亡の日だとしている21日を前に取り締まりを強化している模様だ。

 全能神はキリスト教系宗教組織で、古代マヤ文明の暦に基づき、「2012年12月21日に世界が滅びる」との終末論を説く。破滅を免れるためには、「大きな赤い竜」と呼ぶ共産党を打倒し、全能神が統治する国家を樹立しなければならないと主張している。中国政府は全能神を「邪教」と認定している。

 報道によれば、青海省で信者400人以上が拘束されたほか、貴州省では357人が取り調べを受け、浙江省でも組織幹部ら58人が拘束された。福建省や内モンゴル自治区でも摘発が相次いでいる。

5485チバQ:2012/12/24(月) 01:19:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121223-00000004-asahi-int
イタリア上下院が解散 モンティ氏の首相続投が焦点に
朝日新聞デジタル 12月23日(日)1時32分配信

 【ローマ=石田博士】イタリアのモンティ首相の辞任を受け、ナポリターノ大統領は22日、上下院を解散した。総選挙は来年2月24、25両日の実施が有力視されている。経済学者のモンティ氏が改めて首相を目指すかどうかが焦点で、23日に態度を表明する予定だ。

 経済界や欧州連合(EU)、独仏などの各国首脳は、構造改革を進めたモンティ氏の手腕を高く評価し、続投を望む声が強い。ローマ法王庁(バチカン)も「腐敗を一掃し、政治に倫理がもたらされる」と、その政治姿勢を評価する。

 モンティ氏は昨年11月の首相就任の直前、大統領の権限で終身上院議員になった。大統領は、選挙による国民の信任を得ていないモンティ氏の首相続投は「モラルに反する」として、再登板しないよう求めている。また徴税の厳格化や増税で国民の不満は高まっており、世論調査では6割が続投に反対している。

5486チバQ:2012/12/24(月) 01:44:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121223/erp12122322390006-n1.htm
モンティ首相、不出馬表明 続投検討も示唆
2012.12.23 22:37

イタリアのモンティ首相(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】イタリアからの報道によると、21日に辞表を提出したモンティ首相は23日の記者会見で、来年2月の総選挙への不出馬を表明する一方、次期政権に求められた場合には首相続投も検討する考えを明らかにした。

 モンティ首相は自身が進めてきた改革路線継続のための政策綱領を発表。その上で「綱領を支持し、首相職に私を推す考えを進める政治勢力があれば、(協力を)検討する」と語った。

 経済学者出身の同首相をめぐっては、左右両派の二大政党が続投に反対する一方、経済界や中道勢力が擁立に向け動いていた。

5487チバQ:2012/12/24(月) 01:44:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121223/asi12122323080001-n1.htm
レイプ多発、不十分な捜査、処罰少なく インド怒りの抗議多発
2012.12.23 23:01 (1/2ページ)

レイプ事件に抗議し、暴れ回る市民ら=ニューデリー(AP)
 【ニューデリー=岩田智雄】インドで、頻発するレイプ犯罪に対する抗議運動が各地で起きている。22、23日には、首都ニューデリーのインド門広場でデモ隊と警官隊が衝突し、印メディアによると双方の100人以上が負傷した。高まる市民の怒りに、政府はレイプ犯に対する最高刑を終身刑から死刑に引き上げる法改正の検討を始めた。

 「レイプ犯をつるせ」「デリーに治安を」

 プラカードなどを手に学生主体の約1万人のデモ隊は22日、インド門広場で警察が設置したバリケードを突破し、大統領府に向かおうとして警官隊と衝突した。警察は催涙ガスや放水でデモ隊を排除した。23日も、双方は再び衝突した。

 抗議運動のきっかけは、16日夜にニューデリーで起きたレイプ事件だ。女子学生(23)が友人男性と私営乗り合いバスに乗ったところ、別の男に「こんな時間に何をしている」といいがかりをつけられた。その後、酒に酔った6人にレイプされ、鉄パイプで暴行を受けたうえ車外にほうり出された。女性は重体で腸を摘出する手術を受けた。犯人は全員逮捕された。

 インドでレイプ犯罪は多発しており、幼児が被害者となるケースもある。インド紙ヒンドゥスタン・タイムズによると、2010年は報告分だけでも2万2千件あり20年間で倍増した。

 インドでは伝統的に、女性が家にとどまることを求められてきたが、最近は女性の社会進出に伴い、夜間に繁華街を出歩く姿も増えた。こうした行動への根強い偏見や反発に加え、もともとある女性の人権を軽視する風潮もあり、女性が性犯罪に遭うリスクは高まっているようだ。

 レイプ事件の捜査が不十分なことも犯罪を助長しているとされる。同紙によれば、犯人が処罰されたケースは20年間で44%から26%に減った。背景には、被害者側が裁判に持ち込むまで警官に賄賂を要求されたり、取り調べで嫌がらせを受けたりするため、手続きを断念せざるを得ないことがある。

 今回の抗議デモでは、レイプ犯の量刑が軽いことが犯罪を誘発していると政府の対応を批判している。シンデ内相は22日、「極めてまれなケースになるが、効果的な処罰をするため、法改正に向けた迅速な対応を取る」と述べ、レイプ犯に極刑を科す法改正を行うことを示唆した。

 今回の抗議行動がここまで拡大したのは、被害者が中間層の女子学生で現場がニューデリー中心部だったため、社会問題に敏感で活動的な学生らの怒りに火がついたからだ。ただし、カースト下位層など社会的に弱い立場の女性の被害はこうした反響を呼ぶこともほとんどなく、相当数が泣き寝入りしているとみられる。

5488チバQ:2012/12/24(月) 01:50:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121221/erp12122122280010-n1.htm
露大統領「旧ソ連圏再統合」の野望 ウクライナ囲い込みに躍起 「天然ガス」で揺さぶり
2012.12.21 22:23 (1/3ページ)[ロシア]

21日、ブリュッセルで開かれたロシアEU首脳会議に出席するプーチン大統領(ロイター)
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアのプーチン大統領が重要課題に掲げている旧ソ連圏の再統合をめぐり、ウクライナを自国中心の「関税同盟」に取り込みたいロシアと、それに抵抗するウクライナの攻防が佳境に入っている。ロシアは豊富な天然ガスを武器にウクライナへの圧力を強めるが、欧州連合(EU)との関係も重視するウクライナは容易になびかない。旧ソ連諸国の一部がロシア離れを進めている中で、ウクライナの動向はプーチン氏の描く「ユーラシア連合」創設の野望を大きく左右する。

 「ソ連崩壊は20世紀最大の地政学的悲劇だった」。過去にこう語ってきたプーチン氏は、今年5月の大統領復帰にあたって旧ソ連圏再統合の構想を打ち出した。ロシアとベラルーシ、カザフスタンの3カ国で構成する「関税同盟」を拡大し、2015年頃には共通の経済・通貨政策をとる「ユーラシア連合」を発足させたい考えだ。

 旧ソ連でもキルギスやタジキスタンなど経済力の低い国は関税同盟に意欲的とされる。ただ、旧ソ連第2の大国であるウクライナが加わらねば地域統合の効果は乏しく、ロシアは同国の囲い込みに躍起だ。

 ロシアはまず、経済不振にあえぐウクライナがロシア産天然ガス価格の引き下げを求めているのを受け、関税同盟加入をその条件として突きつけている。一部専門家は、ウクライナが関税同盟に参加した場合、ロシア産ガスの価格が現行の1千立方メートルあたり400ドル超から対ベラルーシ並みの同160ドル台に引き下げられるとみている。

 ウクライナにはロシア産天然ガスの欧州向け幹線パイプラインが通っており、ロシアはウクライナの「中継国」としての発言力をそぐことにも熱心だ。ロシアは、EUに直結するバルト海底の新パイプライン「ノルド・ストリーム(北ルート)」を2011年11月に稼働させ、このほど黒海海底を経由する「南ルート」の建設にも着手した。

 ロシアのプーチン大統領は20日の記者会見で「ウクライナは戦略的過ちを犯した」とし、「もはやウクライナのガス輸送システムの存在自体が疑問視される」と高圧的に語ってみせた。

 だが、親露派とされるヤヌコビッチ・ウクライナ大統領もEUとロシアの“バランス外交”に利を見いだしたいのが本音で、関税同盟加入には慎重だ。親露派と国政を二分する親欧米派にも「主権と国益の喪失につながる」と強硬な反対論がある。今月18日にはヤヌコビッチ大統領が訪露を直前になって取りやめ、両国関係の緊張をうかがわせた。

 天然ガスを「政治的武器」として使うロシアの戦術が、自らの首を絞めるとの指摘もある。米国の「シェールガス革命」を受けて欧州市場には中東産の液化天然ガス(LNG)が流入し、近年はロシア産ガスのシェアが低下の一途をたどっている。その状況で新パイプライン「南ルート」の建設に乗り出したことについて、露経済紙ベドモスチは「自殺行為だ」と断じた。

5489チバQ:2012/12/24(月) 01:51:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121221/mds12122120200002-n1.htm
イスラエル総選挙まで1カ月 右派優勢 首相、入植推進で支持固め
2012.12.21 20:11 (1/2ページ)

イスラエルのネタニヤフ首相(ロイター)
 【カイロ=大内清】来年1月22日のイスラエル国会(定数120)議員選挙まで1カ月と迫った。ネタニヤフ首相率いるリクードと「わが家イスラエル」の右派連合の優勢が伝えられており、ネタニヤフ氏は、占領地・東エルサレムやヨルダン川西岸でのユダヤ人入植地建設を促進することで、一層の支持固めを目指す。パレスチナ自治政府側は強く反発しており、和平交渉再開はさらに遠のきそうだ。

 現地報道によると、エルサレム市は19日、パレスチナが将来の独立国家の首都に想定する東エルサレムで、新規入植地ギバトハマトスの住宅2600戸の建設を認めた。実際に着工されれば、1997年以降初めて、東エルサレムに新たな入植地が誕生する。

 17日には内務省が、東エルサレムの既存入植地の計画推進を承認。ネタニヤフ氏は「エルサレムは3千年間、ユダヤの首都だ」と強硬姿勢を鮮明にしている。

 一連の入植承認は、11月の国連総会でパレスチナが「オブザーバー組織」から「オブザーバー国家」に格上げされたことへの対抗措置であると同時に、選挙をもにらんだものだ。

 世論調査では、リクードとわが家イスラエルの右派連合が優勢を保ってはいるものの、議席数は現有42から35程度に減少する見込みだ。これに対し、支持を伸ばしているのが強硬な入植推進派の極右政党「ユダヤの家」(現有議席3)で、十数議席を獲得し第3党に躍進する可能性がある。

 19日付のイスラエル紙マーリブは、ネタニヤフ氏は入植を進めることでユダヤの家の支持層を取り込もうとしていると指摘。さらに、争点を入植や対パレスチナ関係に絞ることで、社会保障や失業といった問題から世論の関心をそらす狙いもあると分析した。

 イスラエルの入植計画には、非同盟諸国や西欧グループなどが相次いで反対声明を発表するなど、国際社会の反発は強い。パレスチナ側は安全保障理事会に計画阻止を訴えているが、イスラエルの後ろ盾である米国が静観する限り、入植をやめる実質的な手だてはないのが現実だ。

5490チバQ:2012/12/24(月) 01:53:11
>>5477
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&amp;k=2012122300011
エジプト副大統領が辞任=モルシ政権に打撃
 【カイロ時事】エジプト国営テレビによると、大統領府は22日、判事出身のメッキ副大統領が辞任したと発表した。イスラム勢力主導の新憲法制定に抗議して大統領顧問らが相次ぎ辞任しており、モルシ大統領にとっては新たな打撃となる。
 メッキ氏は声明で「正義や自由のため公平な職務に務めてきたが、判事としての私の特性に副大統領職は適さないとの結論に至った」と辞任理由を説明。11月7日に辞表を提出したが、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの攻撃など大統領の職務多忙を理由に受理されなかったという。(2012/12/23-01:48)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&amp;k=2012122300113
エジプト新憲法案を承認=賛成64%に−国民投票

22日、エジプトのギザの投票所で、国民投票第2回投票の開票作業を行う選管当局者(EPA=時事) 【カイロ時事】22日行われたエジプト新憲法案の是非を問う国民投票の第2回投票(最終)は、政府系紙アルアハラムが23日伝えた非公式最終集計によると賛成が71.43%に達した。第1回投票との合計では賛成64.01%で、憲法案の承認は確実となった。ただ、イスラム勢力主導の憲法制定に世俗派中心の野党勢力は反発しており、不安定な政情が続くのは必至だ。
 第1回投票では、賛成が約57%だった。投票率は全体で約32%。選挙管理委員会の最終結果発表は24日以降の見通し。新憲法制定後60日以内に人民議会(国会)選が行われる予定だ。モルシ大統領の支持母体イスラム原理主義組織ムスリム同胞団は、憲法制定を受けて立法作業を本格化させ経済再建などに取り組み、議会選での勝利を目指す。
 主要野党の連合体「国民救済戦線」は23日の記者会見で、多数の不正行為があったとの報告について選管に調査を要求、投票は無効だと主張した。憲法が制定された後でも改憲を求めていく構えで、与野党の対立で不安定な政局が続く可能性が高い。(2012/12/23-22:26)

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5491チバQ:2012/12/24(月) 01:54:55
http://mainichi.jp/select/news/20121224k0000m030081000c.html
エジプト:新憲法「承認」…国民投票、非公式集計
毎日新聞 2012年12月23日 22時58分(最終更新 12月23日 23時26分)

 【カイロ花岡洋二】エジプト新憲法案の是非を問う国民投票の第2回(最終)投票が22日締め切られ、開票された。政府系紙アルアハラム(電子版)は非公式集計をもとに、合計で賛成が64%に達し、新憲法案が承認されたと報じた。与野党ともに「賛成多数」を認めたが、野党勢力は反発しており、対立は続きそうだ。

 公式結果は24日にも発表される。アルアハラムによると、第2回は賛成が約71%、第1回も賛成は約57%に達した。2回目は賛成派が優勢の農村部が多く含まれていた。投票率は30%超。ムバラク政権打倒後の民主化の成否を占う重要な投票だったが、憲法制定により政情の安定化を願う有権者が多かったとみられる。

 新憲法案は、大統領の任期を再選無制限から2期8年までとするなど権力を制限し、主導したモルシ政権は「民主的」と強調。これに対し野党側は、イスラム色が強く少数者や女性の権利を侵害すると批判。野党勢力は投票所の不備や違法運動などの疑いがあるとして異議を申し立てると宣言。抗議デモが続くおそれもある。今後の焦点は2カ月以内に実施される人民議会選に移る。選挙後は人民議会が立法権を行使する。

5492チバQ:2012/12/24(月) 01:58:48
http://mainichi.jp/select/news/20121223k0000m030012000c.html
伊首相辞任:政治・経済危機の再燃も
毎日新聞 2012年12月22日 18時30分(最終更新 12月22日 19時25分)


首相を辞任したイタリアのモンティ氏=AP
拡大写真 【ローマ福島良典】イタリアのマリオ・モンティ首相(69)が21日に辞任したことで、モンティ政権下で着手された財政緊縮策と構造改革の命運は来年2月24日に実施される見通しの総選挙の結果に託された。失業率の上昇や景気後退を背景に反緊縮世論が強まる中、改革路線にブレーキがかかれば、政治・経済危機の再燃を招く恐れもある。

 昨年11月、シルビオ・ベルルスコーニ前首相(76)の辞任に伴い首相に就任したモンティ氏は実務者内閣を率いて、労働市場や年金制度の改革、歳出削減などの緊縮策を進めてきた。モンティ氏は「構造改革は緒に就いたばかり」と指摘しており、23日の年末記者会見で改革継続の必要性を訴えるとみられる。

 総選挙で勝利する可能性が高い中道左派「民主党」のピエルルイジ・ベルサニ書記長(61)はモンティ路線を踏襲すると言明しているが、民主党を支持する労働組合などには緊縮策への反対が根強く、改革履行には困難がつきまとう。

 一方、中道右派「自由国民」の首相候補として総選挙に出馬するベルルスコーニ氏は緊縮策を「ドイツ型経済政策」と批判し、減税などの人気取り策を主張している。政治団体「五つ星運動」を率いるコメディアンのベッペ・グリッロ氏(64)も「反ユーロ」を掲げて、若年層などに支持を広げている。

 モンティ政権の緊縮策で国債の利回りは低下(価格は上昇)したが、失業率は11%を突破。「痛み」を伴う改革に国民の不満が募っている。中道政党などはモンティ氏に続投を促しているが、世論調査によると、回答者の61%が反対している。

5493チバQ:2012/12/24(月) 01:59:10
http://www.asahi.com/international/update/1223/TKY201212230520.html
2012年12月23日18時52分
パキスタンで自爆テロ、州副首相ら9人死亡 現地報道
 【イスラマバード=中野渉】パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州ペシャワルで22日夜、連立与党の一角を占めるアワミ民族党の集会で、爆発物を身につけていた男が自爆し、党幹部のビロウル同州副首相ら少なくとも9人が死亡、17人がけがをした。地元メディアなどが伝えた。

 反政府武装勢力パキスタン・タリバーン運動(TTP)が犯行声明を出した。アワミ民族党は反TTPの立場を明確にしている。

5494チバQ:2012/12/24(月) 02:39:30
http://mainichi.jp/select/news/20121223ddm007030048000c.html
波立つイタリア:13年総選挙 首相辞任 構造改革、停滞の恐れ 緊縮策に国民不満
毎日新聞 2012年12月23日 東京朝刊

 【ローマ福島良典】イタリアのマリオ・モンティ首相(69)が21日に辞任したことで、モンティ政権下で着手された財政緊縮策と構造改革の命運は来年2月24日に実施される見通しの総選挙の結果に託された。失業率の上昇や景気後退を背景に反緊縮世論が強まる中、改革路線にブレーキがかかれば、政治・経済危機の再燃を招く恐れもある。モンティ首相の辞任を受け、ナポリターノ大統領は22日、議会を解散した。

 昨年11月、シルビオ・ベルルスコーニ前首相(76)の辞任に伴い首相に就任したモンティ氏は実務者内閣を率いて、労働市場や年金制度の改革、歳出削減などの緊縮策を進めてきた。

 モンティ氏は「構造改革は緒に就いたばかり」と指摘しており、23日の年末記者会見で改革継続の必要性を訴えるとみられる。

 総選挙で勝利する可能性が高い中道左派「民主党」のピエルルイジ・ベルサニ書記長(61)はモンティ路線を踏襲すると言明しているが、民主党を支持する労働組合などには緊縮策への反対が根強く、改革履行には困難がつきまとう。

 一方、中道右派「自由国民」の首相候補として総選挙に出馬するベルルスコーニ氏は緊縮策を「ドイツ型経済政策」と批判し、減税などの人気取り策を主張している。政治団体「五つ星運動」を率いるコメディアンのベッペ・グリッロ氏(64)も「反ユーロ」を掲げて、若年層などに支持を広げている。

 モンティ政権の緊縮策で国債の利回りは低下(価格は上昇)したが、失業率は11%を突破。「痛み」を伴う改革に国民の不満が募っている。

 中道政党などはモンティ氏に続投を促しているが、世論調査によると、回答者の61%が反対している。

5495チバQ:2012/12/24(月) 02:52:56
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/12/23/kiji/K20121223004835560.html
前大阪総領事が総選挙出馬 極右系ロックバンドメンバーで解任
 極右ネオファシスト系のロックバンドのメンバーだったため、更迭されたイタリアのマリオ・バッターニ前駐大阪総領事(46)が、来年2月のイタリア総選挙で右翼政党「デストラ」から出馬することが22日、分かった。ANSA通信が伝えた。

 上院の南部カンパニア州選挙区で同党比例名簿第1位に指名されたバッターニ氏は「非常に美しい挑戦になる」と当選へ意欲を示した。

 同氏は総領事就任前の2011年5月に開かれた極右の集会で、ネオファシストのバンドリーダーとして極右思想をたたえる内容の曲を歌っていたことが報じられ、ことし2月に解任された。(共同)
[ 2012年12月23日 07:59 ]

5496チバQ:2012/12/24(月) 11:47:48
http://mainichi.jp/select/news/20121224ddm007030065000c.html
波立つイタリア:13年総選挙 モンティ氏、首相続投意欲 改革構想発表「大連立必要」
毎日新聞 2012年12月24日 東京朝刊

 【ローマ福島良典】イタリアのナポリターノ大統領は22日、モンティ首相の辞任を受けて上下両院を解散した。これを受け政府は同日の閣議で来年2月24、25両日に総選挙を実施する日程を決めた。

 一方、経済学者のモンティ氏は23日、首相府での会見で総選挙後に誕生する新政権が実施すべき改革構想を発表。終身上院議員のため自らは選挙に出馬しないものの、「私の構想を支持する政党から首相候補となるよう要請があれば、検討する」と言明、新政権の首相として続投することもあり得ると表明した。

 モンティ氏は23日付イタリア紙レプブリカのインタビューで総選挙後に発足する新政権が100日以内に(1)腐敗対策の強化(2)国会議員数半減と選挙制度改革(3)自由競争促進と財政制度改革−−などを実施すべきだとの考えを示した。その上で、これらの変革を履行するためには「大連立が必要になる」としている。

 モンティ氏は昨年11月の就任以降、財政健全化に取り組み、市場の信頼を回復した。イタリア自動車メーカー、フェラーリのモンテゼーモロ会長や中道政党「キリスト教中道民主連合」のカシーニ党首ら中道勢力が首相続投を呼びかけ、欧州首脳も「モンティ改革継続」を求めている。

 ただ、総選挙で優勢が伝えられる中道左派・民主党が圧勝すれば、同党のベルサニ書記長が首相に就任する公算が大きく、モンティ氏の去就は選挙結果に左右されそうだ。

 世論調査の政党支持率は中道左派・民主党が31%でトップで、コメディアンのグリッロ氏の政治団体・五つ星運動(19%)、ベルルスコーニ前首相の中道右派・自由国民(16・5%)が続く。これらを除く中道勢力は9・3%だが、モンティ氏に首相続投を求める声が強く、モンティ氏が指導者として参加すれば15・1%に跳ね上がる。

5497チバQ:2012/12/24(月) 11:48:20
http://mainichi.jp/select/news/20121224k0000e030112000c.html
エジプト:新憲法案の国民投票 対立の根深さを露呈
毎日新聞 2012年12月24日 10時39分

 【カイロ花岡洋二】エジプト新憲法案は15、22両日の国民投票の結果、モルシ大統領の支持母体である穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団を支持する「改憲派」が、世俗派など野党勢力を推す「反対派」を抑え、承認が確実となった。国論は大きく分裂し、「国民的合意」にはほど遠い結果で、対立の根深さを露呈した。一方、民主化要求運動「アラブの春」が広がった中東諸国でも穏健派イスラム系組織が勢いを増しそうだ。

 地元メディアが報道した非公式集計によると、賛成は64%と6割台で、投票率も30%超にとどまった。民主化の今後を占う国民投票だが、大規模な市民によるデモが繰り返される政情不安が解消されるかは見通せない。

 国民投票の結果は中東に波紋を広げそうだ。2年前に「アラブの春」の出発点となったチュニジアでは、ムスリム同胞団に近いアンナハダ党が憲法制定議会で議席の約4割を占める第1党。来年2月の憲法制定を目指しているが、エジプト同様シャリア(イスラム法)の位置づけや女性の権利などの規定が争点だ。アンナハダのガンヌーシ党首側近のシュフーディ氏は23日、毎日新聞の取材に「新憲法案の承認は前向きな動きだ」と歓迎した。

 ヨルダンでは同胞団を中心に政治経済改革を求めるデモが断続的に発生。アブドラ国王は「政治改革」をアピールするため10月に下院を解散し来年1月23日の総選挙を決めたが、野党勢力の同胞団はボイコットを決めた。政府当局者はロイター通信に「選挙よりもデモで大きな影響力を行使できると考えている」と批判した。

 チュニジアやエジプトなどでは、組織化されていなかった世俗派の若者がインターネットなどを活用してデモへの参加を呼びかけ民衆革命に発展。政権が崩壊すると、組織化されていたイスラム系組織が台頭した。エジプトでは反モルシ派が国民投票実施を「新たな独裁」として反発しており、民主化への道のりはなお険しい。

5498チバQ:2012/12/24(月) 23:34:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121224-00000007-mai-int
<オマーン>初の地方選挙 民主化第一歩評価も実効性疑問も
毎日新聞 12月24日(月)15時5分配信

 【マスカット(オマーン)袴田貴行】アラビア半島東端のオマーンで22日、地方議員を選ぶ初の地方評議会選が投開票された。中東での民主化運動「アラブの春」を受け、国民の声を地方行政に届きやすくするとして実施された。「民主化への第一歩」との評価がある一方、実効性を疑問視する指摘もある。

 10年末からの「アラブの春」は政情の安定した同国にも波及し、賃上げなどを求める大規模デモが発生。内閣改造や雇用創出策に着手したカブース国王は地方評議会選実施も決めた。

 選挙には定員192人に対し1475人(うち女性46人)が立候補。内務省によると、当日有権者数は44万7551人で、即日開票の結果、全議席が決まった。

 首都マスカットの会社員、ワッサム・ムーサ・アルナジャールさん(39)は投票後、「インフラ整備や教育と福祉の充実など、地域の発展に住民の意思が反映される」と評価。北部サマイル州の無職、カウラ・ハッサン・アルアームリさん(23)は「女性の地位向上につながってほしい」と期待を寄せた。

 ただ地方評議会は各州に助言を行うだけで、立法権はない。専門家は「政府の民主化アピールという見方もできる。ただ18世紀から王朝が続くオマーンでは国民も民主化は求めても体制変換までは望んでいない。急な民主化はかえって危険」と指摘している。

5499チバQ:2012/12/24(月) 23:41:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121224-00000077-san-eurp
ユーロ危機 火種抱えての越年 統合深化、独の選挙待ち
産経新聞 12月24日(月)7時55分配信


拡大写真
欧州危機の経過(写真:産経新聞)

 【ベルリン=宮下日出男】欧州債務危機は金融市場の不安が大きく後退する中で年末を迎える。単一通貨ユーロの「崩壊」すら懸念されたが、応急措置がひとまず奏功。今後は財政統合など根本治療が課題となる。来年2月のイタリア総選挙など波乱要因もあり、ユーロの信頼回復に向け、気が抜けない局面は続く。

 「今年、多くを成し遂げた結果、自信を持って来年を迎えられる」(フランスのオランド大統領)。今月中旬の欧州連合(EU)首脳会議では、多くの首脳から安堵(あんど)の声が漏れた。

 ◆信頼回復への道

 2009年秋に始まった債務危機は、今年初め、イタリアの国債利回りが危険水準を超えるなど危機的状況に陥った。春にはギリシャの無秩序な債務不履行(デフォルト)を寸前で回避したが、5月の総選挙で同国政治が混迷。「ユーロ離脱」が現実味を増した。スペインでも金融・財政不安が高まり、銀行支援要請を余儀なくされた。

 ユーロ圏は待ったなしの状況下で対処に追われた。常設の金融安全網を前倒しで発足させ、危機国の銀行への直接資本注入にも合意。欧州中央銀行(ECB)による国債買い支え策が決まると、市場の動揺は静まり、凍結中のギリシャの支援継続も決まった。

 「どこかの国がユーロ圏を離脱する可能性はなくなった」。シンクタンク、欧州政策センターのヤニス・エマヌイリディス上席研究員は仏メディアに語る。

 ただ、これらの対策は対症療法の意味合いが強く、今後は危機再発防止の取り組みが欠かせない。

 ◆今後の波乱要因

 まずは南欧の着実な財政健全化の実施だ。経済回復が遅れ、失業率が過去最悪の中、国民の不満に配慮しつつ進めるのは容易でないが、踏み外せば、再び市場の不安を誘いかねない。イタリアでは2月24、25日の総選挙実施が決定。モンティ首相の改革路線が新政権に確実に受け継がれるか、国際社会は懸念している。

 また、ユーロの「欠陥」克服を目指す統合深化では今月、ユーロ圏の銀行監督一元化に合意したが、財政統合は先送りとなった。来秋に総選挙を控えるドイツが消極姿勢をとったためだ。

 従来、独仏が主導した危機対応はオランド大統領誕生で政治力学が変わり、渋るドイツの背中を仏伊などの南欧が押す形になった。だが、新たな取り組みは、ドイツの選挙後まで進められないとの見方も強い。

5500チバQ:2012/12/24(月) 23:42:11
http://mainichi.jp/select/news/20121225k0000m030044000c.html
モンティ氏:続投へ意欲 改革構想が波紋広げる
毎日新聞 2012年12月24日 20時06分(最終更新 12月24日 20時32分)

 【ローマ福島良典】イタリアのモンティ暫定首相が続投への意欲を表明した23日の記者会見が、イタリア政界に波紋を広げている。来年2月下旬の総選挙を2カ月後に控え、モンティ氏は、政治・経済危機を脱するための構造改革を続けるかどうか、左右の2大政党に「踏み絵」を迫った格好だ。

 モンティ氏が23日に発表した改革構想は「イタリアを変え、欧州を改革する」と題する政策文書。欧州統合の促進、ポピュリズム(大衆迎合主義)の排除、経済・政治の刷新、女性の地位向上−−など、イタリア社会に変革を求める内容になっている。

 モンティ氏は記者会見で不偏不党の立場を強調したが、内閣不支持に動いた中道右派・自由国民のベルルスコーニ前首相とアルファノ幹事長を手厳しく批判。その一方で、「労働組合によって労働(市場)改革にブレーキがかかった」と述べ、中道左派・民主党の党内左派や労組への不満も口にした。

 ベルルスコーニ氏はモンティ政権の存続を「悪夢」と表現。アルファノ氏は「選挙協力の余地はなくなった。モンティ氏が(中道勢力と)左派との連立の首相候補となるのは明らかになった」と別離を宣言した。だが、党内には「モンティ改革はイタリアのためになった」(フラティニ前外相)と続投を支持する声もあり、内部分裂を露呈している。

 一方、モンティ氏の続投を支持する自動車メーカー・フェラーリのモンテゼーモロ会長の陣営は「改革構想を支持する」と支援を表明。一方、モンティ氏の不満の矛先にもなった次期首相の座をうかがう民主党のベルサニ書記長は「構想は検討する」と慎重姿勢を崩さず、労組は「会見で貧困や福祉、社会正義に言及しなかったモンティ氏は左派の価値観に賛同していない」と批判した。

 各党は来年1月中旬に候補者リストと指導者名を提出しなければならず、モンティ改革構想の下にどれだけの政治勢力が結集するかどうかが焦点だ。

5501チバQ:2012/12/24(月) 23:57:24
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012122400019
ケニア首相が大統領選出馬へ

2013年3月投票のケニア大統領選への出馬を表明したオディンガ首相=10年5月、カイロ(AFP=時事) 【ナイロビAFP=時事】ケニアのオディンガ首相は22日、2013年3月4日投票の大統領選への出馬を表明した。07年の前回大統領選に出馬したムショカ副大統領が今回はオディンガ氏支持に回る。(2012/12/24-06:44)

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5502チバQ:2012/12/24(月) 23:57:44
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012122400016
略奪相次ぎ厳戒=アルゼンチン

21日、アルゼンチン・ロサリオの商店で略奪を行う人たち(AFP=時事) 【ブエノスアイレスAFP=時事】治安と景気の悪化が続くアルゼンチン各地で20、21日の両日、暴徒による略奪が相次いだ。政府は22日、警官数千人を全国各地に動員し、厳戒態勢を敷いた。(2012/12/24-05:49)

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5503えり:2012/12/25(火) 20:04:34
前代未聞

集スト被害者のデモ行進
http://www.youtube.com/watch?v=PlsDG7dTBVo&amp;feature=youtu.be

被害を認識出来なければ、被害にはなりえません。

単なる偶然で不幸の連鎖が起こっていると片付けられるでしょう。

潜在的な被害者が全国にたくさんいます。

5504チバQ:2012/12/25(火) 21:32:03
http://mainichi.jp/select/news/20121225k0000e030107000c.html
国連分担金:日本は大幅減…13〜15年 加盟国中最大
毎日新聞 2012年12月25日 10時40分(最終更新 12月25日 11時04分)

 【ニューヨーク草野和彦】国連総会は24日、加盟国の通常予算の新たな分担率を決定した。2013〜15年の3年間に適用されるもので、日本の分担率は10.83%となり、前回(10〜12年)から1.7ポイント減少した。米国(22%)に次ぐ2位の地位に変わりないが、減少幅は加盟国中で最大だった。一方、中国は前回比1.96ポイントアップと加盟国中で最大の上昇幅となり、分担率は5.15%となった。順位も8位から6位に上がっており、両国の経済力の変化を反映した形となった。

 ◇中国増加 経済力の変化反映
 分担率は3年ごとに見直され、各国の「支払い能力」に応じて決められる。国民総所得(GNI)の世界合計に対する各国の比率が基準となるが、途上国については対外債務や1人当たりGNIに応じた負担の割引制度が適用される。これに伴い、先進国は単純なGNI比よりも割高の負担となる。

 日本を含む先進国は、世界の経済情勢を反映した見直しを求めたが、中国など新興国が抵抗し、前回と同じ算定方式で交渉が決着した。GNI比だけで算定すると、中国は8.95%で2位となり、3位の日本の8.76%を上回っており、負担の割引制度による恩恵の大きさが分かる。

 一方、算定方法が現在と異なっていたとはいえ、日本の分担率は00年の20.57%をピークに下降を続けている。かつては米国を除く安全保障理事会常任理事国4カ国(英仏露中)の分担率の合計を日本単独で上回っていた。来年からの10.83%は80年代と同じ水準だ。国連外交筋は「国連での日本の存在感を示すためには今後、経済力だけではなく、人材や知恵を含めた総合力がますます、問われていく」と語った。

 分担率上位6カ国は次の通り。(カッコ内は前回の数字)

 米国22%(22%)▽日本10.83%(12.53%)▽ドイツ7.14%(8.02%)▽フランス5.59%(6.12%)▽英国5.18%(6.6%)▽中国5.15%(3.19%)

5505チバQ:2012/12/25(火) 22:03:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121225-00000059-mai-int
<プーチン露大統領>汚職追放に本腰 政権浮揚を図る狙い
毎日新聞 12月25日(火)19時45分配信

 【モスクワ田中洋之】ロシアのプーチン大統領が、社会に横行する汚職の追放キャンペーンに乗り出した。昨年来の「反プーチン」の機運がくすぶる中、国民の求める汚職対策に本腰を入れることで政権浮揚を図る狙いがあるようだ。ただ汚職摘発が権力争いに利用されている側面もあり、掛け声倒れに終わる可能性もある。

 「汚職はロシアの伝統だが、徹底的に根気強く闘わなければならない」。プーチン大統領は今月20日の内外記者会見で強調した。

 ロシアでは国防省関連企業の巨額詐欺事件を巡り11月上旬に大統領側近のセルジュコフ国防相が解任されたのを皮切りに、高官絡みの汚職疑惑が相次いで浮上。ウラジオストクで9月に開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の関連工事を巡る横領事件で地域発展省の前次官が逮捕され、スクリンニク前農相も別の横領事件への関与が取りざたされている。

 汚職が事実上放置されてきた中、一連の「反プーチン」デモを主導した著名ブロガーのナバリヌイ氏は政権の腐敗追及を掲げて脚光を浴びた。大統領としては汚職摘発の「実績」を上げることで野党勢力のお株を奪い、支持率向上につなげる意図がある。

 国際社会に汚職撲滅をアピールする狙いもある。世界の汚職を監視する非政府組織「トランスペアレンシー・インターナショナル」が今月発表した腐敗認識指数の国別ランキングによると、ロシアの「清潔度」は世界133位。深刻な汚職は経済近代化や外国投資呼び込みの障害となっているのが現状だ。

 ただ、セルジュコフ氏の国防相解任については、同氏が進めた軍改革に反対する勢力が追い落としを画策したもので、連邦保安庁(FSB)が事件の証拠集めに協力したといわれる。また、ロシアのグローバル問題研究所は、「汚職との闘い」で正当化された権力争いが激化し、予測不能な危険領域に入っていると指摘。疑惑の渦中にあるスクリンニク前農相と関係が近いメドベージェフ首相は来春にも解任される可能性があり、後任の有力候補として軍需産業を担当する保守派のロゴジン副首相を挙げた。

 野党指導者のルイシコフ元下院議員は地元紙に寄稿した論文で、ロシアは法執行機関にも汚職が広がっており、現在浮上している事件や疑惑は大半が立ち消えになると予測。「大統領の反汚職キャンペーンに望みはない」と切り捨てている。

5506チバQ:2012/12/25(火) 22:05:51
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012122502000097.html
インド、中国台頭けん制 ロシアと軍事強化一致
2012年12月25日 朝刊

 【モスクワ=原誠司】ロシアのプーチン大統領は二十四日、インドを訪問し、ニューデリーでシン首相らと会談した。会談では、ロシアによる原発建設や軍用機販売など安全保障面での協力推進で一致。インドはロシアとの軍事関係を強化させ、台頭する中国に対抗する姿勢をあらためて示したといえる。

 両国は国交樹立六十五周年を迎え、プーチン大統領は「軍事技術を中心に全ての分野で信頼関係が築かれている」と評価した。

 タス通信によると、インドは戦闘機スホイ30MKI四十二機(ライセンス生産)を十六億ドル(約千三百五十億円)で購入。軍用ヘリコプターのミル17B−5は七十一機を十三億ドルで購入することで合意した。

 さらに、ロシアは、戦闘機のライセンス生産拡大を認めるほか、インドの重要プロジェクトへの投資など経済協力に最大二十億ドルの資金を準備する方針という。

 この日の会談では、インド国内でのロシア製原発の建設推進も協議。インド南部のクダンクラム原発では来年一月に原子炉1号機、八月には2号機が稼働する予定で、さらに原子炉二基を増設するほか、新規の原発建設についても話し合われたとされる。

5507チバQ:2012/12/25(火) 22:08:46
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2917932/10027288
政府軍と戦う青春、シリア反体制派の少年戦闘員たち
2012年12月25日 14:29 発信地:アレッポ/シリア
【12月25日 AFP】シリアに住むサミール・クタニ(Samir Qutaini)君(17)は、成績が良かったことは一度もなかったため、学校を中退した。プロのサッカー選手になることを夢見ていたものの、結局は父親が営む携帯電話店で働くことになった。サミール君の人生は、先の見えない未来に向かって暗中模索するその他大勢の17歳とさほど変わらない。唯一の大きな違いは、サミール君が携帯電話を捨て、反体制派の戦闘員になるためにAK-47アサルトライフルを手にしたことだ。

「学校生活で懐かしく思い出すのは、友達とサッカーをしたことくらい。僕はセンターフォワード。ゴールを決められるからね」。サミール君の夢は、スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のスター選手、リオネル・メッシ(Lionel Messi)やアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)とプレーすることだった。

 少年の夢想は、近くで起きた爆発に遮られた。サミール君は銃を置き、小さなストーブで手を温める。今の自宅は、数か月続く砲撃や戦闘で荒廃した北部アレッポ(Aleppo)市内のサラヘディン(Salaheddin)地区にある、見捨てられた食料雑貨店だ。ここに潜伏する反体制派「自由シリア軍(Free Syrian Army、FSA)」の戦闘員と、その掃討に奮闘するバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権の兵士を除けば、同地区は無人の土地だ。

 東部イドリブ(Idlib)市に住む本当の家族のもとを数か月前に去って以来、サミール君が家族のように行動を共にしてきたのは、同じ10代が集まった少年グループだ。少年たちの心は全ての兵士の心がそうであるように、故郷に残してきたものの記憶や、戦闘の本質についての考え、生と死の激しいコントラストに満ちている。

 幼さが残る顔にスカーフを巻いた、グループ最年少のアブデル・ハデル・ゼイダン(Abdel Khader Zeidan)君(15)は、車の運転を法律で認められる年齢に達していないものの、「僕を年齢で判断しないでほしい。もう5か月も戦っているし、兵士を何人も殺した」と語る。通っていた学校は、2011年3月から4万4000人余りが死亡したとされる政府軍と反体制派との戦いの影響で閉鎖された。

「毎日テレビで罪のない人々が政府軍に殺されている様子を見ていたら、自分たちも殺されるのを家で待っていられなくなった。自分も戦おうと決めた日、両親が泣き始めたのを覚えている。家族には毎週会って自分は無事だと伝えているけど、母さんは別れ際にいつも泣くんだ」

 そばに座っている16歳のモハメド・オボリ(Mohammed Obori)君は、もぬけの空となった家で見つけたおもちゃの戦車で遊んでいる。電池はとうの昔に切れたままだ。「これは僕の幸運のお守り。どこにでも持っていって、退屈な時に遊ぶ」。父親は自宅があるイドリブ県で、既にFSAの戦闘員として活動していた。「戦闘員に志願して戦うよう勧めてくれたのは父さんだった」

 モハメド君は家族について考えたり、語ったりしないようにしている。その方が「戦闘に頭を集中できるから」だ。これまでに兵士5人を殺害したというモハメド君だが、自宅の暖かいベッドや、毎日のように食べているチキンやケバブ以外の料理が時々恋しくなるという。

5508チバQ:2012/12/25(火) 22:09:11
■戦いはまるでテレビゲーム、だが「やり直し」はできない

 グループ最年長で、最も経験豊富なマハムート・バサル(Mahmut Bassar)君(18)は、戦闘について多くを語ろうとしない。「誰かを殺したかどうかなんて分からない。そんなことはどうでもいい」とマハムート君。「やつらに向かって撃ったら、撃ち返されたことだけは分かっている。アラーは銃弾を導いてくれる」。「志願する前、銃に触ったことは一度もなかったし、そんなこと考えもしなかった」

 過去に政府支持派の民兵に拘束され、意識を失うまで暴行され所持品を全て奪われたとも語るマハムート君だが、良心が全て失われたわけではない。戦いが終われば復学し、将来は大学で薬学や看護など「社会に役立つこと」を学びたいという。

 今は戦闘参加に両親が反対している事実と折り合いをつけている。「両親が反対するのは当然のこと。僕は長男なので、殺されてほしくないんだ。でも、2人とも口には出さないけど、両親、特に僕と同じ年齢で蜂起に参加した父さんは、僕を誇りに思っている」。父親は1980年代に起きた現大統領の父親ハフェズ・アサド(Hafez al-Assad)前大統領に対する蜂起に参加したという。

 その後、ライフルをいつでも撃てるよう構えた少年戦闘員たちが記者と共に道路を歩いていた時、サミール君は戦闘についてこう語った。「そんなに悪いものじゃない。人は死んだりするけど、結局テレビゲームみたいなもの」。サミール君はシューティングゲーム「コール・オブ・デューティ(Call of Duty)」シリーズの熱烈なファンだ。「僕は(ゲームが)本当にうまいんだ。特に狙撃モードがね」

 ここでは10代の少年の空想が、現実の近代的な戦闘に姿を変えている。サミール君は、自分は実際に狙撃担当だと言う。拠点に戻ってからテレスコープ付きの銃を見せてくれたものの、主張が事実かどうかは分からなかった。

 しかし4人の中で最も分別のあるマハムート君は、テレビゲーム的な空想を全く持っていない。「(現実に)やり直しのチャンスはない。人生は一度だけだ」(c)AFP

5509チバQ:2012/12/26(水) 22:20:54
http://www.cnn.co.jp/world/35026244.html
強姦事件に対する怒り収まらず、官庁街の封鎖続く インド
2012.12.26 Wed posted at 11:42 JST

ニューデリー(CNN) インドの首都ニューデリーで集団強姦事件をきっかけとする抗議デモが激化し、官庁街の一帯を警察が封鎖する事態が25日も続いている。

集団強姦事件は16日に市内を走るバスの中で発生。被害者の23歳の女性は暴行を受けて重体となり、医師団は24日、容体が悪化していることを明らかにした。警察はこれまでに容疑者6人を逮捕している。

抗議デモは週末にかけて激化し、23日には警官隊との衝突も相次いで発生。警察は大統領邸や国会議事堂がある官庁街周辺にバリケードを張り巡らしてデモ隊を阻止したが、周辺地域では24日もデモが続いた。警察によると、デモ隊との衝突で負傷した警察官1人が25日に病院で死亡したという。

抗議デモに参加した学生たちは、特別議会を直ちに招集し、強姦の加害者に対して死刑を科すよう法改正を訴えた。参加者の1人は「首相の声明では納得できない。直ちに議会が招集され、性的暴行を厳正に処罰する法律が通過するまで抗議を続ける」と語気を強めた。

インドのシン首相は24日のテレビ演説で改めて平静を呼びかけるとともに、女性と子どもの安全を守ると表明している。

5510チバQ:2012/12/26(水) 22:22:06
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012122600454
反政府勢力、次々拠点を制圧=首都へ進撃か−中央アフリカ
 【バンギAFP=時事】中央アフリカ共和国の反政府勢力は25日、中部の拠点都市カガバンドロを制圧した。反政府勢力は12月上旬に攻勢を開始し、北部と東部の町を次々と占拠。23日には中部の拠点都市バンバリを陥落させており、首都バンギに向かって南西部への進撃をうかがっている。(2012/12/26-14:19)

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5511チバQ:2012/12/26(水) 22:23:31
>>5490-5491
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121226/mds12122611490000-n1.htm
賛成64%で新憲法案承認 エジプト、公式集計発表
2012.12.26 11:48
 エジプトの新憲法案の是非を問う国民投票に関し、投票管理委員会は25日、63・8%の賛成多数で新憲法案が承認されたとする公式結果を発表した。昨年2月のムバラク政権崩壊後の国家体制の新指針がようやく定まった。約2カ月後に人民議会選が行われる。

 ただ、投票率は32・9%にとどまった。新憲法に反対する反モルシ大統領派の連合体「救国戦線」は既に「不正があったのは明白で、われわれは戦いを続ける」とする声明を発表、投票結果に異議申し立てを行うと明らかにしている。

 投票は今月15日と22日に分けて全27県で実施された。登録有権者は約5200万人で、賛成は約1070万票、反対は約606万票だった。

 新憲法には「信仰の自由」や「機会均等」の原則が盛り込まれたが、男女同権や少数派キリスト教徒の十分な権利擁護は条文に明記されず、保守的なイスラムの価値観が反映された。(共同)

5512チバQ:2012/12/26(水) 22:24:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121226/erp12122618550004-n1.htm
メルケル首相に“死角”は? 来秋のドイツ総選挙 連立の枠組み、早や焦点 
2012.12.26 18:54 (1/2ページ)
 【ベルリン=宮下日出男】来秋に連邦議会(下院)選挙を迎えるドイツで、メルケル首相の続投を前提にした選挙後の連立の枠組みが早くも議論の焦点となっている。債務危機対応などで手堅いかじ取りを見せた首相への国民の信頼は厚く、3選に向け優位な情勢を保っているためだが、首相にも「死角」が決してないとはいえないようだ。

 首相は今月上旬の与党、キリスト教民主同盟の党大会で党首に再選された際、自由民主党との現連立政権を「ドイツ統一後で最も成功した政権」と強調した。

 危機対応で海外から批判を受けたメルケル首相も、ドイツ経済の堅調さを背景に、その手腕への国民の評価は高い。米誌が発表した今年の「最も影響力のある指導者」ではオバマ米大統領に続く第2位に入った。

 世論調査では「首相にふさわしい人物」として、ライバルの最大野党、社会民主党の首相候補、シュタインブリュック前財務相を10ポイント以上リード。姉妹政党のキリスト教社会同盟を合わせた政党支持率でも、首相率いる同盟は社民党を10ポイント前後引き離す。

 ただし、選挙戦は現連立与党陣営に、メルケル政権打倒で協力する社民党と90年連合・緑の党の陣営が挑む構図で、両陣営の支持率は拮抗(きっこう)し、野党2党陣営が数ポイントリードする調査結果もある。両陣営とも50%には届かず、過半数の議席獲得は困難視されている。

 このため国内では選挙後の連立の枠組みをめぐる議論が早くも活発化。過半数を確保する選択肢として2005〜09年に続き、同盟と社民党による大連立政権が最も有力視される。

 もう一つの枠組みとして最近浮上しているのが、保守系の同盟と環境保護などを掲げる緑の党による初の連立政権だ。肌合いの違いが目立つ両党も、メルケル首相による「脱原発」決定などを受け、政策協調の「壁」は低くなっているとの認識がその背景にある。

 ただ、ドイツでは得票率5%に届かない政党は議席を得られないため、低迷する自民党や一時の勢いが衰えた新興の「海賊党」が議席を確保できなければ、社民党と緑の党が得票率50%未満でも議会過半数を制することがありえる。

 当面、注目されるのは来年1月の北西部ニーダーザクセン州の州議会選挙。連邦政府の連立与党が政権を握る同州の選挙は総選挙の構図に似ており、前哨戦と位置づけられている。

5513チバQ:2012/12/26(水) 22:27:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121226-00000006-maiall-int
<プーチン大統領>汚職追放、実績作りに躍起 権力闘争、激化の懸念
毎日新聞 12月26日(水)10時29分配信

 【モスクワ田中洋之】ロシアのプーチン大統領が、社会に横行する汚職の追放キャンペーンに乗り出した。昨年来の「反プーチン」の機運がくすぶる中、国民の求める汚職対策に本腰を入れることで政権浮揚を図る狙いがあるようだ。ただ汚職摘発が権力争いに利用されている側面もあり、掛け声倒れに終わる可能性もある。

 「汚職はロシアの伝統だが、徹底的に根気強く闘わなければならない」。プーチン大統領は今月20日の内外記者会見で強調した。

 ◇高官の疑惑、噴出

 ロシアでは国防省関連企業の巨額詐欺事件を巡り11月上旬に大統領側近のセルジュコフ国防相が解任されたのを皮切りに、高官絡みの汚職疑惑が相次いで浮上。ウラジオストクで9月に開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の関連工事を巡る横領事件で地域発展省の前次官が逮捕され、スクリンニク前農相も別の横領事件への関与が取りざたされている。

 汚職が事実上放置されてきた中、一連の「反プーチン」デモを主導した著名ブロガーのナバリヌイ氏は政権の腐敗追及を掲げて脚光を浴びた。大統領としては汚職摘発の「実績」を上げることで野党勢力のお株を奪い、支持率向上につなげる意図がある。

 ◇世界の目も意識

 国際社会に汚職撲滅をアピールする狙いもある。世界の汚職を監視する非政府組織「トランスペアレンシー・インターナショナル」が今月発表した腐敗認識指数の国別ランキングによると、ロシアの「清潔度」は世界133位。深刻な汚職は経済近代化や外国投資呼び込みの障害となっているのが現状だ。

 ただ、セルジュコフ氏の国防相解任については、同氏が進めた軍改革に反対する勢力が追い落としを画策したもので、連邦保安庁(FSB)が事件の証拠集めに協力したといわれる。また、ロシアのグローバル問題研究所は、「汚職との闘い」で正当化された権力争いが激化し、予測不能な危険領域に入っていると指摘。疑惑の渦中にあるスクリンニク前農相と関係が近いメドベージェフ首相は来春にも解任される可能性があり、後任の有力候補として軍需産業を担当する保守派のロゴジン副首相を挙げた。

 野党指導者のルイシコフ元下院議員は地元紙に寄稿した論文で、ロシアは法執行機関にも汚職が広がっており、現在浮上している事件や疑惑は大半が立ち消えになると予測。「大統領の反汚職キャンペーンに望みはない」と切り捨てている。

5514チバQ:2012/12/27(木) 23:30:06
http://mainichi.jp/select/news/20121228k0000m030112000c.html
エジプト:ムバラク前大統領、病状悪化か 軍病院に移送
毎日新聞 2012年12月27日 23時20分(最終更新 12月27日 23時27分)

 【カイロ花岡洋二】ロイター通信は治安当局者の話として、エジプトの検察当局が27日、ムバラク前大統領を収監先のカイロ市内の刑務所施設から市南部の軍病院に移送する決定を下したと報じた。中東の衛星テレビ・アルアラビーヤは「体調が悪化したため」と伝えている。移送決定は診療結果に基づくものだが、内容や移送時期などは不明。

 約30年の独裁政権を敷いたムバラク前大統領は昨年2月、民主化要求運動「アラブの春」で権力の座を追われ、デモ隊殺害に関与した罪で終身刑判決を受け、収監された。今年6月に脳卒中を起こして軍病院に移されたが再び刑務所に戻っていた。

5515チバQ:2012/12/27(木) 23:30:46
http://mainichi.jp/select/news/20121228k0000m030112000c.html
シリア:移行政府樹立、双方に呼びかけ ブラヒミ特別代表
毎日新聞 2012年12月27日 21時14分(最終更新 12月27日 22時28分)

 【カイロ花岡洋二】ロイター通信によると、シリア情勢を調停しているブラヒミ国連・アラブ連盟合同特別代表は27日、訪問中のシリアの首都ダマスカスで会見し、大統領選などを実施するまでの間、シリア各派による移行政府を樹立するよう、アサド政権と反体制派の双方に呼びかけた。しかしアサド大統領が移行政府に関与すべきかには触れなかった。

 ブラヒミ氏は24日にアサド大統領と会談し、移行政府樹立を提案したとみられる。同氏は米露とも協議を継続し、両国は移行政府を樹立する方向で合意。しかしアサド大統領の退陣を求める米国と、政権を支持してきたロシアとの間で隔たりが残る。ブラヒミ氏はこの後、ロシアへ向かい、29日に米露当局者と話し合う。

5516チバQ:2012/12/27(木) 23:34:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121227/amr12122718050005-n1.htm
権限の一部を副大統領に委譲 闘病続けるチャベス大統領 ベネズエラ
2012.12.27 18:04

テレビ演説を行うチャベス大統領(AP)
 【ニューヨーク=黒沢潤】キューバでがんの闘病を続けるベネズエラのチャベス大統領(58)が今月上旬、予算権限など大統領権限の一部をマドゥロ副大統領に委譲していたことが26日、明らかになった。

 チャベス氏の容体は若干回復したと伝えられているものの、詳細は依然不明。1月10日に予定されている4期目の大統領就任式は延期されるとの見方が強まっている。

 AP通信などによると、委譲された権限は予算、資産没収、国家債務に関する権限。大統領がキューバに出国した2日前の8日に委譲されていたという。

 マドゥロ副大統領は24日、手術後に呼吸器感染症を起こして重篤との見方もある大統領について、「わずかに回復しており、歩けるようになった」と説明し、「(国民への)最高のクリスマスプレゼントだ」と強調した。しかし、手術後の写真は依然、公表されていない。

 1月の就任式をめぐっては、チャベス氏側近の国会議長が最近、「チャベス氏は10日に、ここ(ベネズエラ)にいないかもしれない」と述べており、参加は困難との見方が強い。

 ベネズエラの憲法では、大統領が職務不能や死亡などによる“完全不在”の場合、国会議長が職務を代行し、30日以内に再選挙が実施される。だが“暫定不在”の場合、副大統領が90日間職務を代行し、国会の同意でさらに90日間延長されることになっている。

 新政権はチャベス氏の回復を待って、就任式を行いたい意向だ。しかし、今年10月の大統領選でチャベス氏に敗北し、今月16日の州知事選でも大敗した野党側は、チャベス氏が就任式に出席できないのは「完全不在」にあたるとして、大統領選のやり直しを求めている。

5517チバQ:2012/12/27(木) 23:35:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121227/erp12122716180005-n1.htm
極右非合法化に反対も ドイツ、失敗なら存在是認
2012.12.27 16:17
 極右のドイツ国家民主党(NPD)の非合法化手続きが始まることになった。ネオナチによるトルコ系移民らの連続殺人事件で党関係者の関与が判明、批判が高まったためだ。ただ非合法化の申請は過去に一度却下されたことがある。再度の非合法化失敗はNPDの存在を是認する効果を持つ恐れがあり、申請に反対する意見もある。

 NPDは国政には進出していないが、二つの州議会で議席を持つ。移民排斥を主張し、前党首は独裁者ヒトラーを偉大な政治家と呼んで批判を浴びた。

 ドイツでは「民主的秩序を侵害する政党」の活動が禁じられ、連邦政府、連邦議会(下院)、連邦参議院(上院)が連邦憲法裁判所に非合法化を申請できる。参院は今月14日、申請を決定した。(共同)

5518チバQ:2012/12/27(木) 23:44:37
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2012122700664
パレスチナ、今後は「国家」「大統領」=駐日代表部が呼称変更要請

パレスチナ自治政府のアッバス議長=6日、ヨルダン川西岸ラマラ(AFP=時事) 駐日パレスチナ常駐総代表部は27日、11月の国連総会でオブザーバー国家への格上げが採択されたことを受け、日本のメディア各社に対し、今後はパレスチナ自治政府や自治区を「国」、自治政府議長を「大統領」と呼称変更するよう要請した。政府関係機関や旅行代理店などにも順次要請を行うという。 
 変更を求める手紙は26日付で、代表部のワリード・シアム代表名で送られた。それによると、全ての国連会議や出版物などで正式名称を「パレスチナ国」に変更するとの国連側の決定を受けた措置と説明している。(時事)(2012/12/27-16:32)

5519チバQ:2012/12/28(金) 01:12:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121225/amr12122508020002-n1.htm
シリア緊迫 頭を悩ます米国
2012.12.25 08:02 [米国]
 欧米の有力メディアが、シリア内戦の緊迫ぶりを相次ぎ伝えている。主戦場が首都ダマスカス周辺に迫ってきたようだ。そんななか、反体制派を支援する国々は12月12日、「シリアの友人」会合で、反体制派の統合組織「シリア国民連合」をシリア人の唯一の正統な代表と承認した。指導者に選ばれたハティーブ氏は14日付英紙フィナンシャル・タイムズ(アジア版)の会見記事で、アサド政権が大量破壊兵器を使用する事態になれば、「特に責任がある」とロシアを非難した。

 氏の批判の矛先は米国にも向けられた。内戦をめぐる国際社会の介入の時期や方法が適切でなかったとの考えを示唆し、「誤った国際的な方針が過激主義(の拡大)へと導いた」と述べた。

 「過激主義」とはシリアの反体制派、「ヌスラ(勝利)戦線」を指す。なぜ、この発言が対米批判なのかというと、米国は「国民連合」を信任する前日の11日、イラクのアルカーイダ系武装組織に近いという理由で彼らをテロ組織に認定したからだ。ヌスラ戦線はアサド政権側と対決する有力な武装組織とされる上、食料や燃料を与えて民衆の支持を広げてきたといわれ、米国の判断はシリアの人々の反感を招いたとの報道もあった。

 国際紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューン(アジア版)は12日付社説で、アサド政権崩壊後にヌスラ戦線がシリアの主要な政治勢力となることに懸念を示す一方、オバマ政権にも、影響力をどう行使するつもりなのかを指し示す「より鮮明な青写真」を見せるべきだと注文した。カタールやサウジアラビアなど、アサド政権の崩壊を望む国々による武器などの支援を通じてアルカーイダ系の勢力が権力を握れば、“アサド後”のシリアがテロ組織の温床になりかねない。

 軍事介入を避けつつ、友好国を背後から導く形で影響力を発揮する。そんな米国の手法について米紙ウォールストリート・ジャーナル(アジア版)は14日付社説で、カタールにリビアやシリアへの対処を委ねた結果、イスラム過激派の急速な武装強化という米国が望まない結果になったと評した。かといって、米国が手を引けば、だれかがその「空白」を埋めるだけだ。社説は結局、こうした姿勢が中東地域における米国の影響力の地盤沈下につながるとの見方を示唆した。2期目のオバマ政権にとってもシリアは重大なテーマだ。

5520チバQ:2012/12/29(土) 00:07:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121228/mds12122822280003-n1.htm
南ア大統領「犬を飼うのは白人の文化」 「人種差別だ」多くの反発
2012.12.28 22:27

南アフリカのズマ大統領
 南アフリカのズマ大統領が26日、犬をペットとして飼うことは「白人の文化」であり、アフリカ的でないと発言。インターネット上で動物愛好者らから批判が相次いでいる。地元メディアなどが28日までに伝えた。

 ズマ氏は、東部クワズールー・ナタール州での演説で、アフリカ人の若者世代が他の人種の生活様式を身に付けようとしていると指摘。犬を飼って散歩などに連れて行く行為は白人の文化とし、人間より犬を愛する人々は「人間性が欠けている」と語った。「髪をストレートにしても白人にはならない」とも述べた。

 これに対し、短文投稿サイト「ツイッター」などを通じ、ズマ氏に対して「黒人だが犬も愛している」「人種差別だ」などと多くの反発が出た。(共同)

5521チバQ:2012/12/29(土) 09:03:00
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012122900089
「モンティ党」旗揚げへ=改革勢力結集目指す−伊
 【ジュネーブ時事】イタリアのモンティ暫定首相(69)は28日、2013年2月24、25の両日投票の総選挙に向け、自らの政権で取り組んだ構造改革を支持する中道政党を軸とする政策連合を率いる考えを表明した。中道左派と中道右派の対決色が強まる中で、事実上の「モンティ党」を旗揚げし、「第三極」として対抗する。
 21日に首相を辞任したばかりのモンティ氏はこれまで、既に終身上院議員であり、次の総選挙に「首相候補として出馬しない」と述べてきた。しかし、出馬せずとも政界で引き続き指導的役割を果たす考えを明確にしたことで「首相続投」への意欲を強くにじませた。
 モンティ氏は28日、キリスト教中道民主連合(UDC)のカジーニ党首、自動車メーカー、フェラーリ経営トップのモンテゼモロ氏が設立した政治団体「未来のイタリア」の代表者らと約4時間会談した。全員がモンティ氏の改革手腕に期待を寄せる中道勢力で、会談終了後の記者会見でモンティ氏は「中道勢力を率いることで合意した」と表明した。(2012/12/29-08:42)

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5522チバQ:2012/12/29(土) 09:44:28
http://mainichi.jp/select/news/20121229k0000e030137000c.html
シリア:「移行政府」に望み アサド大統領の決断がカギ
毎日新聞 2012年12月29日 09時20分

 【カイロ花岡洋二】内戦が激化したシリア情勢を巡り、国際社会は、シリア各派による移行政府樹立を目指すブラヒミ国連・アラブ連盟合同特別代表の調停による政治的な解決に、かすかな望みをかけている。逆にアサド大統領が実権を譲らず、政府軍と反体制派が軍事的な決着をつけるまで混乱が続くとの見通しもある。鍵を握るのはアサド大統領の決断と、支持する大国ロシアの姿勢となりそうだ。

 今後の情勢は三つのシナリオが考えられる。第一のシナリオは、アサド大統領が実質的な退陣と「移行政府」樹立という調停案を受け入れるものだ。動きは活発化している。ブラヒミ氏は23日から首都ダマスカスに5日間滞在し、アサド大統領や反体制派と個別に協議。さらに29日と年明け早々に米露政府関係者と3者会談する日程も決まっている。

 調停案は6月、国連安全保障理事国やアラブ諸国、トルコなどがジュネーブで合意しながら、失敗した案と大きく変わらない。失敗は、ロシアが政権を支持し続け、安保理も機能不全に陥ったことにあるとされる。しかしその後に情勢が動き、ロシア政府高官からもシリア政権の交代を容認するような発言があり、注目される。

 情勢変化は、露・中を除く、欧米やアラブ諸国など100カ国以上が今月半ば、反体制派の統一機構「シリア国民連合」を「唯一の正統な代表」として承認したことだ。反体制派が先月末以降、首都ダマスカス中心部へ進攻しつつあり、戦闘でイスラム過激派が台頭したことをロシアも懸念している。

 第二のシナリオは「戦闘は終わらず、泥沼化する」(米オクラホマ大のジョシュア・ランディス教授)というものだ。人口の1割強の少数派ながら政権で中枢を占めるイスラム教アラウィ派の人々は「武器を手放せば、スンニ派中心の反体制派に家族ごと抹殺される」との恐怖にかられていて大統領が実権を譲る可能性は低いという。

 また政府軍の装備・戦闘能力は反体制派を上回り、スンニ派の富裕層・中産階級や、ドルーズ派、キリスト教徒ら少数派も、反体制派を積極的には支持していないという。一方、反体制派側にも停戦への動機づけが少ない。反体制派は自分たちが有利に戦況を進めていると考えており、このままアサド政権を倒し、実権を握りたいと考えている。また、アラウィ派への憎しみが高まっているのも、戦闘継続の要因となっている。

 第三は、安保理決議による「飛行禁止区域設定」や平和維持軍の派遣など、武力介入による解決だ。ブラヒミ氏も会見で、調停が失敗した場合の安保理決議の可能性に触れた。だがロシアが反対し、欧米も慎重なため、可能性はなお低そうだ。

 在英の反体制派組織「シリア人権観測所」によると、昨年3月に民主化要求デモの弾圧が始まってから、双方の死者は26日までに4万5000人に達した。AFP通信が報じた。
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5523チバQ:2012/12/29(土) 09:47:52
http://mainichi.jp/select/news/20121229k0000m010100000c.html
未来の党分裂:有権者「やっぱり」「がっかり」
毎日新聞 2012年12月28日 22時53分(最終更新 12月28日 23時22分)


首相官邸前のデモに参加し原発廃止を訴える人たち=東京都千代田区で2012年12月28日午後6時22分、宮間俊樹撮影
拡大写真 衆院選で、小選挙区と比例合わせて641万余りの票を獲得した日本未来の党が「分裂」を発表した。結党からわずか1カ月。党内から「成田離婚」と自嘲する声も上がったが、同党が掲げた「卒原発」などに共鳴し票を投じた有権者の思いはどうなるのか。28日夜、首相官邸前であった「脱原発」を訴える抗議行動の参加者からは「裏切られた」「がっかり」といった声が相次いだ。

 小雨の降る中でも「原発反対」のコールはやまない。「子供を守れ」「福島返せ」と書かれた手作りのプラカードがぬれても、脱原発を求める声は響き続けた。

 1人で参加したという相模原市の無職男性(59)は未来の分裂に「がっかりした。裏切られた思いだ」と話した。選挙から半月もたたないうちの分裂に「取った票をどう思っているのか」。

 結党後間もなく、嘉田由紀子氏が「小沢(一郎)さんを使いこなす」と言った時には「難しいのでは」と不安に思っていた。予感が的中し「やっぱりか」と感じたという。未来が受け取るはずだった政党交付金もほとんどを生活の党が引き継ぐ。「お金は小沢さんに渡してもいい。一からまたやり直して」と語った。

 父親に誘われて参加したという東京都世田谷区の会社員女性(37)も「しがらみを断ち切れなかった民主党にない新鮮さ」に期待し、未来に票を投じた。党の分裂に「これ以上細かく分かれたら、どこがどんな党なのか分からなくなる」と困惑する。「脱原発の声は上げ続けるが、どの政党にこれからは託せばいいのか……」と戸惑いを隠さなかった。

 「いずれ(分裂)すると思っていたけれど、これほど早いのかと驚きました」。そう話した江戸川区の女性会社員(42)は迷った末に小選挙区、比例とも未来に投票した。「嘉田さんに好感が持てた。原発ゼロまでのプロセスも明確だった。(分裂は)党内に脱原発の思いに対する温度差があったのだろう」

 杉並区の自営業女性(42)は「政治にはがっかりすることだらけ」とあきらめた表情。「原発事故を起こした国なのに、原発推進派が政権を取り、脱原発派は分裂した。私は自分のできることをやっていきます。これからも(脱原発を訴える)デモに通い続けるでしょう」と話した。

 小選挙区、比例ともに未来に投票したという北区の自営業、野口聡一さん(44)は「議席が稼げなければ別れると思っていた。小沢さんは今までも党を壊してきたし、亀井(静香)さんも癖がある。小沢さんのイメージは悪いが、もうちょっと議席を取れると思っていた。争点が原発の是非でなく、分散してしまった」と冷静に受け止めていた。

 一方、東京都町田市の会社員、梅沢義光さん(59)は結党時から疑問を抱いていた。「いろいろな思想、思惑を持った政治家が集まっていて、投票先に選べなかった」。昨年6月にインターネットで抗議行動やデモのことを知り、できる限り足を運んでいる。「政治家は結局、財界の言いなり。国会の外で声を上げ続けなければ、社会が国民の望まない方向に進んでしまう気がする」と強調した。【青島顕、安高晋、川崎桂吾、水戸健一】

5525チバQ:2012/12/30(日) 00:32:27
http://www.asahi.com/international/update/1229/TKY201212290468.html
2012年12月29日20時0分
伊・モンティ氏「政党連合率いる」 2月総選挙へ表明
 【石田博士】債務(借金)危機のさなかに首相に任命され、財政再建に取り組んだイタリアのモンティ氏が28日、2月の総選挙に向けて「政党連合のリーダー役を担う」と表明した。AP通信などによると、モンティ氏が掲げる構造改革を共通公約とし、上院で統一比例名簿をつくる。

 イタリア政界はこの20年ほど、ベルルスコーニ前首相が率いて中小企業経営者らを支持基盤とする中道右派と、労組が支える中道左派が軸になってきた。

 それぞれ、緊縮策を求める欧州連合(EU)と対立したり、規制緩和などの改革に消極的だったりすることが多く、モンティ氏は記者会見で「従来の左右の対立をイタリアは求めていない。欧州各国と密につながり、国を改革する基軸が必要だ」と語った。「金融危機は乗り越えた」とし、若年層の就職難や経済の低成長の克服を課題に挙げた。

5526チバQ:2012/12/30(日) 12:18:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121229/erp12122923240008-n1.htm
最高所得税率75%認めず 仏憲法会議、政権に打撃
2012.12.29 23:23
 【ベルリン=宮下日出男】フランスで法律の違憲審査などを行う憲法会議は29日、オランド政権が年間100万ユーロ(約1億1千万円)超の高額所得者に最高税率75%を課す税制について、違憲との判断を示した。オランド大統領が大統領選で公約に掲げた主要政策の一つだけに、政権にとって打撃となる。

 ロイター通信によると、判断は「75%課税」が税制の公平性を欠くと指摘。具体例として、夫婦いずれかの所得が100万ユーロ超なら課税対象になるが、ともにわずかでも下回れば対象外となり、高収入の夫婦が税制面で有利になる可能性があるとの問題点を挙げた。

 仏首相府は判断を受け、予算編成を見直す方針を表明した。来年の財政赤字削減目標達成への影響はないとしている。政権は財政健全化のため富裕層の課税強化に乗り出しているが、高額所得者の国外流出を招くとの批判もある。

5527チバQ:2012/12/30(日) 12:25:03
http://mainichi.jp/select/news/20121230ddm007030035000c.html
波立つイタリア:13年総選挙 「モンティ党」旗揚げ 中道結集、第三極を形成
毎日新聞 2012年12月30日 東京朝刊

 【ローマ福島良典】イタリアのマリオ・モンティ暫定首相(69)は28日、自らの政権で進めてきた構造改革と財政再建路線を支持する中道勢力を結集した政治集団を率いて、来年2月24、25両日の総選挙に臨む考えを明らかにした。終身上院議員であるモンティ氏自身は選挙には立候補しないが、首相続投に向けての事実上の「モンティ党」の旗揚げにあたる。左右の2大政党に対抗してモンティ氏を軸とする「第三極」が形成された格好で、選挙の混戦模様が深まるのは必至だ。

 モンティ氏は28日にローマで中道勢力指導者と約4時間会談した後、記者会見し、「新たな政治集団が生まれた」と宣言した。結集したのは▽自動車メーカー・フェラーリのモンテゼーモロ会長が創設した政治団体「未来のイタリア」▽中道政党「キリスト教中道民主連合」▽フィーニ下院議長率いる政党「イタリアのための未来と自由」▽カトリック系の「イタリア・キリスト教労働者協会」−−などの構造改革支持派。

 新政治集団はモンティ氏が23日に発表した改革構想に基づき、「イタリアのためのモンティ計画」と名付けた統一候補者リストで上院選挙に参戦する。下院選挙にも趣旨に賛同する政党の連合として臨む。モンティ氏は記者会見で「イタリアが必要としているのは伝統的な左右対立ではなく、欧州と改革に特化した政党連合だ」と述べ、第三極としての立場を鮮明にした。

 これにより選挙戦はピエルルイジ・ベルサニ書記長(61)率いる中道左派・民主党と、シルビオ・ベルルスコーニ前首相(76)の中道右派・自由国民の2大政党に「モンティ党」が挑む三つどもえの構図となる。ベルサニ書記長はモンティ陣営との将来的な連携の可能性を排除していないが、ベルルスコーニ氏は対決姿勢を強めている。

 世論調査では民主党が支持率約30%で首位に立ち、自由国民と、ベッペ・グリッロ氏(64)の政治団体・五つ星運動が10%台後半で2位争いを演じている。モンティ氏の参加で中道勢力は15〜20%に支持率を伸ばすとの調査結果もあり、モンティ氏は「相当の結果を出せる」と自信を示した。

 だが、国民の間には、モンティ内閣が進めた財政緊縮策への不満があり、エリート色の強い「モンティ党」が大衆の支持を得られるかどうかが焦点だ。

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 ■ことば

 ◇イタリア総選挙
 上院(任命制終身議員を除く選出議員定数315)、下院(定数630)とも、有権者が候補者個人でなく政党を選ぶ比例代表制。選挙後に発足する政権を安定させるため、両院とも第1勢力が総議席数の55%に達するように「ボーナス議席」が与えられる。下院議員でなくとも、大統領の指名により首相に就任できる。経済学者のモンティ氏は昨年11月の首相就任に先立ち、ナポリターノ大統領から終身上院議員に任命された。

5528チバQ:2012/12/30(日) 15:48:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121230/mds12123015410003-n1.htm
国民も新聞も一斉に批判 イラン大統領、唯一の女性閣僚を更迭 
2012.12.30 15:41

2009年9月、イラン国会の開会式に出席したバヒドダストジェルディ氏(左)(AP)
 イランのアハマディネジャド大統領が30日までに、唯一の女性閣僚、バヒドダストジェルディ保健相を更迭した。欧米の経済制裁の影響で供給不足に陥っている医薬品の輸入をめぐり、両者の間に対立があったことが背景とされる。

 国会議員や国民からは大統領への批判が集中。2013年6月の大統領選を前に政権のレームダック(死に体)化に拍車が掛かっている。29日付のイラン各紙は1面で、27日の保健相更迭を大きく報じた。

 核兵器開発疑惑をめぐり、欧米が対イラン制裁を強化した影響で、イランの経済は急激に悪化。医薬品輸入にも支障が出ている。保健相は医薬品不足のため、がんや血液疾患などの患者が苦しんでいると指摘。「高級車の輸入を支援する金はあっても、医薬品輸入に使う外貨はないのか」と批判していた。(共同)

5529チバQ:2012/12/30(日) 19:13:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121230/asi12123018350002-n1.htm
性的暴行被害の女子学生、インドで葬儀 シン首相ら遺体の出迎えも
2012.12.30 18:30
 【ニューデリー=岩田智雄】インドの首都ニューデリーで女子学生(23)が男6人にレイプされ暴行を受けて死亡した事件で、女子学生の遺体が30日未明、入院先だったシンガポールから空路、ニューデリーに到着した。葬儀も早朝に行われた。インドでは事件を機に、政府に性犯罪の対策や罰則の強化を求めるデモが各地で拡大しており、国民の怒りに敏感になっている政府は、シン首相らが遺体を出迎えるなど異例の手厚い対応を取った。

 PTI通信によると、遺体を乗せたエア・インディアの特別機は午前3時半に到着し、シン首相のほか最大与党、国民会議派のソニア・ガンジー総裁も出迎え、女子学生の家族に弔意を伝えた。遺体を乗せた車は警察の厳重な警備の中、ニューデリー市内葬儀場に運ばれた。葬儀はメディアをシャットアウトして営まれた。地元州政府の内相らも参列したという。

 30日付のインド各紙は女子学生の死を大きく伝え、ヒンドゥスタン・タイムズは、女子学生の父親が先祖伝来の土地を売って学費を工面し、勉学に優秀だった女子学生がこれから働いて、お金を返す決意だったなどとその人柄を伝えた。

5530チバQ:2012/12/30(日) 19:19:51
http://mainichi.jp/select/news/20121231k0000m030008000c.html
インド:レイプ惨劇、女性怒り…各地で抗議デモ
毎日新聞 2012年12月30日 19時13分

 【ニューデリー杉尾直哉】インドの首都ニューデリーで今月、女子医学生(23)が乗り合いバスに乗車中に男6人にレイプされたことから、性犯罪対策の不備に怒った市民らの抗議デモが国内各地で相次いでいる。

 女子学生は29日、搬送先のシンガポールの病院で多臓器不全で死亡。インド政界最高指導者で与党「国民会議派」のソニア・ガンジー総裁は「あなたの死を無駄にしない」と、異例の声明を出し、シン首相も市民に平静を呼び掛ける追悼声明を発表。国連の潘基文(バン・キムン)事務総長はインド政府に性犯罪防止の「緊急策」を訴えた。首都中心部では集会が禁止され厳戒態勢が敷かれる異常事態となっている。

 インドでは経済成長で女性の社会進出が進む一方、女性蔑視の風潮も根強い。強い権利意識を持つ中産層を中心に、性犯罪対策を怠ってきた政府への怒りが爆発した形だ。シン政権は14年の総選挙まで、中産層の抗議活動に直面しそうだ。

 29日夜、首都中心部に近い広場では、会社員や学生ら約3000人が集い、ろうそくを手に女子学生の死を悼んだ。「レイプ犯を死刑に」と連呼する人や、「性犯罪に無関心な政治が彼女を殺した」とのプラカードを掲げる人もいた。デリー大2年のラビ・プラカシさん(19)は「政府は我々の母や姉妹の安全を守れない」と話した。広場の周囲は警官隊が取り囲み、緊迫した雰囲気。付近の地下鉄10駅も閉鎖された。

 大統領府がある首都中心部では23日にデモ隊が警察と衝突し、催涙弾や放水で鎮圧される騒ぎとなった。

 報道によると、被害にあった女子学生は16日、友人の男性と映画を見た帰りに乗車した乗り合いバス内で男6人に暴行を受け、走行中のバスから放り出された。主犯とされるバス所有者の男ら容疑者全員は暴行などの疑いで逮捕された。女性の死亡を受け、警察は殺人容疑に切り替えて調べを進めている。

 インド内務省によると国内のレイプ事件は年間約2万件だが、実数は大きく上回るとみられる。北部パンジャブ州で11月起きた集団レイプ事件では、少女(17)が警察に被害を届けたが受理されず、加害者との結婚を求められ自殺した。

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5531チバQ:2012/12/30(日) 22:26:22
>>5472>>5489
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121230/mds12123020300004-n1.htm
イスラエル前外相起訴 選挙戦に影響も
2012.12.30 20:29

イスラエルのリーベルマン前副首相兼外相=2011年4月、エルサレム(ロイター)
 イスラエル検察当局は30日、職務上の義務を履行しなかったとして、信託義務違反罪で極右政党「わが家イスラエル」党首のリーベルマン前副首相兼外相=18日付で辞任=を起訴した。同国のメディアが伝えた。

 来年1月22日の総選挙に向け、「わが家イスラエル」はネタニヤフ首相の右派リクードと統一会派を組んで優位を保っているが、司法手続き次第では、リーベルマン被告は国会議員や閣僚への就任が危うくなる可能性がある。外相は現在、ネタニヤフ氏が兼務している。

 リーベルマン被告は2008年10月、駐ベラルーシのイスラエル大使(当時)から自身に対する収賄容疑などの捜査情報を得た上、その事実を公表しないまま、同大使が駐ラトビア大使に異動するのを後押ししたとして、信託義務に違反したとされる。収賄事件は不起訴となった。(共同)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2012123000103
前イスラエル外相起訴=総選挙に影響も
 【エルサレム時事】イスラエル検察当局は30日、リーベルマン前外相を背信行為などの罪で起訴した。イスラエル放送が伝えた。検察当局が今月中旬、起訴の方針を表明したことを受け、リーベルマン氏は外相を辞任した。リーベルマン氏は、ネタニヤフ首相の与党、右派リクードと統一会派を組む極右政党「わが家イスラエル」の党首として2013年1月の総選挙に出馬する意向。今回の起訴が選挙戦に影響を及ぼす可能性もある。(2012/12/30-19:46)

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5532チバQ:2012/12/31(月) 11:21:11
http://mainichi.jp/search/index.html?q=%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84&amp;r=reflink
ドイツ:極右政党「非合法化」の試み 地下潜伏の懸念も
毎日新聞 2012年12月31日 09時24分

 【ベルリン篠田航一】外国人排斥などを掲げるドイツの極右政党・国家民主党(NPD)の活動を「非合法化」する案を巡り、ドイツが揺れている。失敗した場合、逆に党の存在に「お墨付き」を与えてしまう懸念があるためだ。仮に非合法化に成功しても、活動を禁じられた党員が今度は地下に潜伏し、かえって社会不安が高まるとの見方もある。

 政党の非合法化については、政府、連邦議会(下院)、連邦参議院(上院)の3者が憲法裁判所に申請できるが、政府は「リスクがある話なので、13年3月ごろまでに判断したい」(メルケル首相)と慎重姿勢を崩していない。一方で上院は12月、賛成多数で申請を決め、意見は割れている。

 ドイツでは11年11月、極右ネオナチの男女3人組が00〜07年にトルコ系移民ら計10人を殺害していた事件が発覚。国家民主党の元幹部が拳銃などの凶器入手でこの3人に協力した疑いが浮上し、「党を活動禁止にすべきだ」との声が高まった。

 ドイツ基本法(憲法)は「民主的秩序を侵害する政党」の活動を禁じており、憲法裁は01〜03年にも同党の活動禁止について審理した。だが裁判の過程で、政府側の公安当局が同党に多数の「内通者」を送り込んでいた事実が判明。政府側が裁判所に提出した証拠の中に、内通者であることを隠して党員になりすました人物の証言も含まれ、証拠の客観性に疑問符がついたため、「公正な審理が不可能」として裁判が中止になった経緯がある。

 このため、再び非合法化の試みに失敗すれば、同党を勢い付かせるとの指摘が出ている。仮に国内で非合法化できても、「今度は同党が欧州人権裁判所(仏ストラスブール)に提訴する可能性がある」(ロイトホイサーシュナレンベルガー法相)とみられ、裁判長期化で同党の存在感が一層高まる懸念もある。

 アプフェル国家民主党党首は独メディアに「非合法化の動きは、言論・思想の自由の封殺」と話している。

 ◇国家民主党(NPD)
 反ユダヤ主義や外国人排斥を唱え64年結成。西ドイツが移民を多く受け入れ始めた時期で、反外国感情を持つ人々から支持を得た。東西ドイツ統一後は失業問題が深刻な旧東独地域で浸透、ザクセン州とメクレンブルク・フォアポンメルン州の東部2州の議会に議席を持つ。ボランティア活動にも力を入れる。党員約6000人。

5533チバQ:2013/01/06(日) 20:49:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130106/mds13010619580003-n1.htm
アサド大統領、約半年ぶりに公の場で演説 対決姿勢強調に失望広がる
2013.1.6 19:57 (1/2ページ)

6日、シリアの首都ダマスカスで演説するアサド大統領のテレビ映像(ロイター=共同)
 【カイロ=大内清】シリアのアサド大統領は6日、首都ダマスカスで演説し、「テロリストと交渉することはない」と、反体制派との戦闘を継続する考えを強調した。

 ブラヒミ国連・アラブ連盟合同特別代表が提示した内戦の政治決着に向けた調停案がどの程度、反映されるかが焦点だったが、反体制派との対話を拒む姿勢を示したことで国際社会には失望が広がりそうだ。一方、反アサド政権の急(きゅう)先(せん)鋒(ぽう)である隣国トルコでは5日、米国が地対空誘導弾パトリオットの配備を開始、“アサド包囲網”は着実に狭まっている。

 アサド氏の演説は昨年6月以来。アサド氏は、シリア内戦は「外部の敵による陰謀だ」などと従来の主張を繰り返す一方、「外部の敵に対抗するため、改革は重要だ」と述べ、政治改革を進める考えも示した。

 演説に先立ち、レバノンの親アサド系紙アフバールは、アサド政権指導層の話として、アサド氏が内戦終結に向け、反体制派との停戦▽国連の停戦監視団受け入れ▽新憲法起草委員会の設置▽「国民政府」の樹立▽大統領選と議会選の実施−の5項目を表明する可能性があると伝えていた。

 ブラヒミ氏は昨年12月にアサド大統領と会談した際、米国やアサド政権の後ろ盾であるロシアなどが合意した、停戦と政権移行期間を担う「挙国一致政府」の樹立を軸とした調停案を提示した。調停案の詳細は明らかにされていないが、ブラヒミ氏は、政権側が受諾さえすれば「国際社会の理解は得られる」と自信をのぞかせていた。

 ただ、反体制派武装勢力の多くは、あくまでも武力による政権打倒を目指しており、政権側が単に停戦を表明したとしても、受け入れられる可能性は低い。

 反体制派はここのところ、トルコ国境に近い北部の支配地域を徐々に拡大するとともに、政権のおひざ元である首都ダマスカス近郊のダラヤやジョバル地区にも拠点を確保。反体制派を後押しするトルコ南西部の空軍基地に、米国のパトリオットミサイルが配備されたことも政権側に対する強い圧力となっている。

 パトリオット配備は、トルコ南部に昨秋、シリア側から迫撃砲弾が相次いで着弾したことを受け、トルコ政府が北大西洋条約機構(NATO)に要請していた。トルコと国境を接するイランやロシアは、「地域の安定を損なう」と強く反発していた。

 米国は「パトリオットはあくまでも防衛目的だ」と強調しているが、シリア側から再び迫撃砲が撃ち込まれるといった事態になれば、地域の軍事的緊張が一気に高まる懸念もある。

 国連の推計によるとシリアでは2011年3月以降で約6万人が死亡、約50万人が国外に避難している。

5534チバQ:2013/01/06(日) 20:50:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130106-35026524-cnn-int
シリア大統領が演説へ 反体制派、空爆拠点の基地攻略間近か
CNN.co.jp 1月6日(日)15時26分配信

(CNN) 内戦が続くシリアの国営メディアは6日、アサド大統領が同日、最近の国内や地域情勢に関する演説を行うと伝えた。演説の詳しい内容は明らかでないが、内戦が始まって以降、同大統領が演説するのは異例。

一方、反体制派の武装組織は北西部イドリブ県での攻防で、反体制派が政府軍のタフタナズ空軍基地の大半を攻略するなどの戦果を収めたと主張した。基地を占拠すればアサド政権軍が優位に立つ空軍力を削ぐことになる。同基地への攻撃は4日目に入り、反体制派の戦闘員800人が対空砲や戦車を投入して攻撃、基地の7割を掌握したとしている。

基地には政府軍の兵士数十人と狙撃兵約30人が依然残って抵抗しているが、掃討は間近いとも述べた。

反体制派「地域調整委員会」によると、政府軍は同基地を周辺の町の反体制派勢力へのヘリコプター攻撃の出撃拠点として主に使っている。政府軍の戦闘機はタフタナズ基地にクラスター(集束)爆弾を投下、複数の建物を破壊しているという。同爆弾は、1発の爆弾が空中から多数の子爆弾をまき散らす兵器で殺傷能力が高い。

首都ダマスカスの反体制派武装勢力の指導者は、反体制派や民兵組織は政府軍戦闘機による空爆能力を最小化するためイドリブ県内の軍基地を標的にした攻撃を強めると述べた。タフタナズ基地への攻撃には、米国がテロ組織として指定したイスラム過激派「ヌスラ戦線」も加わっているという。

政権軍はダマスカスの南部郊外で過去数週間、食料や医薬品の供給を断ち切る措置に出ているとも述べた。注射器などの医薬品を運んでいる住民を見付けた場合、屋外で処刑しているとも語った。

地域調整委員会によると、シリア全土での戦闘などによる死者は5日だけで少なくとも79人。ダマスカス内外で35人、イドリブで18人などとなっている。国連はシリア内戦による死亡者はこれまで6万人を超したと報告している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130102-35026450-cnn-int
シリア内戦 2012年の死者数は4万人、今年はさらに増加か
CNN.co.jp 1月2日(水)12時42分配信

(CNN) シリアでは内戦が開始して以来の総死者数が4万6068人に上り、その約85%に当たる3万9520人が2012年に死亡した。英国に拠点を置くシリア人権監視機構(SOHR)が1日明らかにした。

11年の死者数は6548人で、全体の約14%に当たる。

シリア内戦の和平調停にあたっているブラヒミ国連・アラブ連盟合同特別代表は、13年は死者がさらに増える恐れがあると指摘する。代表は12月30日の記者会見で、「13年の死者数は2万5000人では済まず、10万人に達するだろう」と述べ、「死者数は急速に増加している」と懸念を表明している。

反体制派の地域調整委員会(LCC)によると、1日には少なくとも136人の死亡が確認されたという。

またSOHRは、年明け早々にシリアの8つの県で戦闘と砲撃が行われたとしている。最も激しい戦闘が見られたのは首都ダマスカスとその周辺、さらにすでに廃墟と化している北部アレッポだ。

アレッポの国際空港で30日に爆発が発生し、同空港は閉鎖された。現在、SOHRが犠牲者の有無や爆発の原因を調査中だという。

隣国トルコの難民キャンプでは、シリア難民が今も厳しい生活を送っている。13年の彼らの共通の願いは、アサド政権の崩壊と内戦の終結だ。

キャンプで暮らすあるシリア人女性は、食料用に道端の草を抜いていた。女性は「われわれが難民になったのはアサドのせいだ」とし、「彼は私の2人の子どもを殺し、われわれの家を破壊した」と語った。苦しい生活を送る彼女の唯一の願いは、祖国シリアへの帰国だという。

5535チバQ:2013/01/06(日) 20:57:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130105-00000516-san-n_ame
石油地図一変 「シェール革命」進む米国、エネルギー新時代に
産経新聞 1月5日(土)11時26分配信


 昨年、国際エネルギー機関(IEA)が発表したある予測が世界に衝撃を与えた。「シェール革命」の進む米国が2020年までに、サウジアラビアをしのぐ世界最大の産油国になるというのだ。政治的混乱が収まりつつあるイラクでも石油生産が急拡大するという。米国で石油輸入の大幅削減が視野に入る中、中東産石油の大半は経済成長が続く中国などアジアに向かう。こうした変化の兆しを受け、米国内では中東への関与を弱めるべきだとの議論も浮上。石油をめぐる世界の勢力図が大きく塗り変わろうとしている。

 「60年以上にわたって米国はペルシャ湾を警護してきた。だが、そのコストは過小評価されたままだ」

 昨年11月28日の米議会上院。シャヒーン議員(民主)は国防総省のエネルギー政策に関する審議で、石油の安定的輸入のために、油田やシーレーン(海上交通路)の防衛にかかる負担の大きさに噛みついた。

 米国は2011年、1日当たり約1130万バレルの石油を輸入し、そのうち17%程度は中東産だ。

 2010年末から始まった中東・北アフリカの民主化運動「アラブの春」やイランの核問題の緊迫化に伴う中東情勢の不安定化は、米国に「石油を継続的に調達することの難しさを示した」(シャヒーン氏)。

 そこにシェール革命が石油輸入の大幅削減に現実味を持たせたことで、米国内では巨額の費用を投じ人命を賭してまで中東の安定を守る必要があるのかとの疑問が広がっている。

 守る必要はない―となれば、中東安定のためには軍事力行使も辞さないとする1980年代以降の外交方針からの一大転換となる。

 全米アジア研究所(NBR)のハーバーグ氏は、中東の石油の最大の買い手が今後中国になることを踏まえ、「中国は米国が安全を保っているシーレーンにただ乗りしている」と指摘。専門家の中には、米国はペルシャ湾から空母を引き揚げ、中国に負担を求めるべきだとの声もある。

 だが、米国が中東に巨大な軍事力を展開してきた理由は、経済成長とガソリン消費拡大に見合うだけの石油を調達するというエネルギー政策上の理由ばかりではない。見逃してならないのは、ロシアの南側にある中東の地政学的な重要性だ。

 エネルギー問題の権威であるIHSケンブリッジ・エネルギー研究所のヤーギン会長は「米国はトルーマン政権以来、冷戦を通じて旧ソ連の影響力を中東から排除するのに努めてきた」と分析。米海軍大のレヴェロン教授も「米国が50年代からイランやサウジアラビアに介入してきたのは、石油へのアクセス確保とソ連の進出を阻止する狙いからだ」と同様の見方を示す。

 そして、中東の地政学的な重要性はソ連崩壊後の今も変わらず、むしろ強まっているとみる識者も多い。米有力シンクタンク、ランド研究所のクレーン博士は、アラブの春やイランの核問題に加え、イスラエルとパレスチナの紛争、国際テロ組織アルカーイダなど対テロ作戦の重要性を挙げ、「米国は今後も中東の安定確保に関与し続ける」と予測する。

 オバマ大統領も昨年12月19日付タイム誌のインタビューで、米国が外国産原油の輸入への依存を減らしていると指摘し、「このトレンドを維持すれば、中東や世界がどのようにあるべきかについてより自由に発言できる」と強調した。

 世界経済への影響の面からも、米国は簡単には中東から手を引けない。中東産原油の重要性はそうたやすく低下しないからだ。

 中東情勢が不安定化して石油価格が高くなれば、米国を含む世界中の経済活動に影響が及ぶのは確実で、米戦略国際問題研究所(CSIS)のカルーソ上級アドバイザーは「米経済と原油市場にとって中東の安定は今後も重要だ」と強調する。

 また、米国でのシェールオイルの生産予測が急激に上方修正される一方で、石油精製施設などのインフラ整備は追い付いておらず、中東産から米国産への石油シフトは言うほど容易ではないとの見方もある。

 中国が米国に取って代わって中東の安定を主導するとの一部指摘についても、中国にその能力があるのかどうか、また、たとえ能力があったとしても、中国にそれを任せていいのかという議論もある。

 「米国が引き続き(中東の安定確保に)役割を果たすことは中東産の石油に依存する国にとって悪くない話」(ヤーギン氏)で、米国だけの事情で中東から手を引こうというのは国際社会からも容認されないだろう。(ワシントン 柿内公輔)

5536チバQ:2013/01/06(日) 20:58:19
 【シェール革命】 地中の頁岩(シェール)と呼ばれる硬い岩盤に含まれる石油や天然ガスによってもたらされるエネルギー革命。シェールオイルやシェールガスの開発は難しかったが、高圧水で岩盤に亀裂を入れて取り出す「水圧破砕(フラッキング)」技術が確立されたことで採掘コストが下がり、開発しやすくなった。米国は岩盤の質に合わせて水に混ぜる化学物質の量を調整するなど、効率的な採掘のノウハウがあり、開発でも先行している。一方で、水圧破砕による地下水汚染などの公害問題も心配されている。

 ◆IEA予測

 国際エネルギー機関(IEA)が昨年11月に発表した2012年版のエネルギー展望によると、米国は20年までに石油生産量でサウジアラビアを抜いて世界一になり、20年代半ばまでトップを守る見通しだ。シェールオイル開発が拡大するためで、米国の石油純輸入量は35年になると、11年時の約3分の1(1日当たり340万バレル)まで減少する。米国ではシェールガス開発も進んでおり、15年には天然ガス生産量でもロシアを抜き世界一になる。

 イラクの石油生産量も11年の1日当たり270万バレルから、20年には610万バレルまで増え、米国、サウジアラビア、ロシアに次ぐ世界4番目の規模になる。生産量は35年には830万バレルまで増えるとされる。イラクは石油輸出国としても存在感を強め、IEAは30年代までにロシアを抜いて世界2位の輸出国になるとみている。

 IEAのファンデルフーフェン事務局長は「世界のエネルギーの構図は一変しようとしている」と指摘する。(小雲規生)

5537チバQ:2013/01/06(日) 20:58:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130106-00000524-san-m_est
イラク台頭“潜在力”ある産油国でも…拭えぬ政情不安
産経新聞 1月6日(日)13時33分配信


【特集 シェール革命 石油地図一変】(下)

 先月上旬、イラク南部の油田地帯バスラで開かれた石油・ガス関連企業による国際見本市は、ビジネスマンたちの熱気に包まれた。昨年で3回目という同見本市はこれまでで最大規模となり、40カ国から約350社が参加。各社のブースには掘削用機械などの見本のほか、自社の実績や技術を売り込むパンフレットが積まれ、イラクの石油産業の勢いを示した。

〔フォト&図解〕シェールガス採掘で地震誘発?

 イラクは1980年に始まったイラン・イラク戦争以降、湾岸戦争やイラク戦争など大規模な戦乱が相次いで石油開発が停滞してきたが、2008年ごろからマリキ政権の下で南部の油田開発が本格化。海外からの投資を引き寄せ、35年までの世界の石油生産の伸びの約45%はイラクが占めるとされるほどだ。

 米欧のみならず、中国やロシア、東南アジアなど世界各地の石油会社との間で契約した開発が軌道に乗っていることのあらわれで、現時点で「最も潜在力が高い産油国の一つ」(外交筋)とされる。

 日本勢もイラクへの進出を加速させている。大手商社の三菱商事は昨年10月、1990年の湾岸危機で撤退して以来初めての駐在員事務所をバスラに開設、原油採掘の際に副次的に発生する天然ガスを利用可能な形に精製するプロジェクトを展開する。精製されたガスは当面、イラク国内の発電や家庭用に回されるが、将来的には国際市場向けにも輸出する計画だ。

    ◇ ◇

 ただ、イラクでのビジネスのリスクは小さくない。多数派のイスラム教シーア派と、スンニ派との宗派対立が最も高まった2006〜07年に比べれば大きく減少したとはいえ、現在も国際テロ組織アルカーイダ系武装勢力などによるテロが頻発、フランス通信(AFP)によると、昨年11月だけで166人が死亡した。

 また、首都バグダッドの中央政府と、北部クルド人自治政府との間では、油田地帯の帰属などをめぐる緊張が横たわる。昨年11月中旬、燃料密輸業者を追っていたイラク軍部隊が、双方が支配権を主張する北部の町に入ったのをきっかけにクルド側と交戦し、少なくとも1人が死亡した。

 同様の事件は昨年8月にも発生。これまでは両者の間に立ってきた駐留米軍が11年末に撤退し、緊張が高まりやすい状況が生まれているとの指摘もある。

 クルド人自治政府は11年後半以降、米メジャー(国際石油資本)のエクソンモービルなどとの間で自治区内の鉱区開発で合意。イラク国内の地下資源はすべて中央政府が管理するべきだとするマリキ政権の反発を無視する形で、独自の石油開発を加速させる構えをもみせている。

 イラク戦争開戦から10年がたつとはいえ、同国では電力供給が需要の約半分にとどまるなど、再建はなお道半ばの状態だ。マリキ政権としても自治政府との本格的な衝突は避けたいのが本音とみられるが、資源管理は「主権」に関わる問題でもあるだけに、妥協は容易ではない。(カイロ 大内清)

5538チバQ:2013/01/06(日) 20:59:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130106-00000071-san-eurp
「シェールガス」欧州二分 資源確保…英・ポーランド開発促進 環境保全…仏なお禁止措置、独も慎重
産経新聞 1月6日(日)7時55分配信


 【ベルリン=宮下日出男】新型天然ガス「シェールガス」をめぐる欧州諸国の対応が割れている。開発を促進する英国やポーランドに対し、フランスなどは、採掘時に化学物質が使われることなどから環境への影響が大きいとして禁止措置を取る。しかし、これまでのエネルギー輸入国を輸出国に変える可能性を持つ「シェール革命」が世界で注目される中、エネルギーの安定的確保を目指す欧州も全体としての取り組みを迫られつつある。

〔フォト〕シェールガス採掘で地震誘発?

 フランス通信(AFP)によると、ポーランド政府は昨年11月、2020年までに総額1千億ズロチ(約2兆8千億円)をエネルギー部門に投資する計画を公表した。シェールガス開発には50億ズロチを充当。トゥスク首相は「大きな投資の始まりだ」と強調した。

 経済成長が続くポーランドは発電量の9割を石炭に依存し、天然ガスはロシアからの輸入に大きく頼る。欧州連合(EU)の環境目標達成と、ロシアへの依存脱却を同時に図るため、同国初の原発建設とともに、シェールガス開発はエネルギー政策の柱だ。

 国内消費量の「300年分」とされた推定埋蔵量は大きく下方修正され、米石油大手が撤退するなど試掘段階の開発は難航気味で原発とシェールガスの「二兎(にと)」を追うことに懸念も出るが、「エネルギーは政治の鍵」(トゥスク首相)との姿勢だ。

 英国も昨年12月、シェールガス開発を事実上、解禁した。11年に採掘現場付近で微小地震が発生し、採掘を暫定的に禁じていたが、「科学的調査」(英政府)の結果、姿勢を転じた。だが、欧州全体での開発の取り組みは概して低調だ。大量の水や化学薬品を使う採掘方法が環境に与える影響への懸念が大きいからだ。

 ポーランドと並び、欧州最大のシェールガスが眠るとされるフランスでは前政権に続き、オランド政権も開発を許可しない方針。ブルガリアなども禁止や暫定的禁止の措置をとり、ドイツも慎重だ。

 一方、ポーランドにとどまらず、ロシアへの天然ガス依存が高い欧州全体にとって、その供給源が多様化されることは魅力だ。開発に成功し、天然ガスの価格が下がれば域内経済の競争力強化も期待できる。

 欧州委員会のエッティンガー欧州委員(エネルギー担当)は、採算性などの問題で米国ほどの開発効果は見込めないとの見方を示す一方、代替エネルギーとしての潜在力にも注目。「環境への負担回避を前提に、このテーマに集中的に取り組む」との考えを示している。

【用語解説】シェール革命  地中の頁岩(シェール)と呼ばれる硬い岩盤に含まれる石油や天然ガスによってもたらされるエネルギー革命。シェールオイルやシェールガスの開発は難しかったが、高圧水で岩盤に亀裂を入れて取り出す「水圧破砕」技術が確立されたことで採掘コストが下がり、開発しやすくなった。米国は岩盤の質に合わせて水に混ぜる化学物質の量を調整するなど、効率的な採掘のノウハウを持ち、開発でも先行。一方で、地下水汚染などの問題も心配されている。

5539チバQ:2013/01/06(日) 21:00:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130105/asi13010520130004-n1.htm
印レイプ事件 死亡女性の友人男性が証言 「服もなく放置 病院到着まで3時間」
2013.1.5 20:13 [アジア・オセアニア]
 【ニューデリー=岩田智雄】インドの首都ニューデリーで女子学生(23)が男6人にレイプと暴行を受けて死亡した事件で、女子学生とともに無認可バスの中で暴行を受けて負傷した友人男性(28)が4日、地元テレビ局のインタビューに初めて応じ、2人とも犯人に服をはぎとられて路上にほうり出されたが誰も衣服を貸してくれず、病院に運びこまれるまで約3時間もかかったと証言した。

 男性が5日付のジー・ニューズ(電子版)に語ったところによると、男性は路上で通行人に助けを求めた際、車やバイクが速度を落としたが止まってくれず、見回り中の住民が警察に通報するまで25分かかった。警察が到着したのは解放から45分後で、その後も警察はどこの警察署が管轄するのかを決めるために時間を浪費し、病院に着いたのは、警察到着から2時間以上も後だった。その間、警察や病院内の人は誰も衣服を貸してくれず、シーツの切れ端を提供されただけだった。

 男性は、レイプ事件をめぐる抗議デモについて、ろうそくに火を灯しても人々の考え方は変わらないと批判。「道で助けを求めている人がいれば、助けなければならない」と訴えた。

 一方、PTI通信によると、警察はインタビューの放映がレイプなどの被害者の身元特定を禁じた法律に違反するとして、同テレビ局を訴追することを決めた。

5540チバQ:2013/01/06(日) 21:00:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130105/erp13010516370000-n1.htm
連合名「モンティと共に」 2月総選挙へ伊首相
2013.1.5 16:35 [選挙]

政党連合の名称とシンボルマークを発表するモンティ伊首相=4日ローマ市内(ロイター)
 イタリアの中道政党連合を率いて2月24〜25日の総選挙に臨むと表明したモンティ首相は4日、ローマで記者会見し「イタリアのためモンティと共に」とする政党連合の名称とシンボルマークを発表した。

 4日発表の世論調査では、民主党を中心とする中道左派連合が40%と優勢。モンティ氏率いる中道連合は12・6%と伸び悩んでおり、今後どれだけ中道左派連合に肉薄し、選挙後の政権運営に関与できるかが鍵となる。

 モンティ氏によると、下院では「キリスト教中道民主連合」「イタリアのための未来と自由」の2政党と、既存政党に属さないモンティ氏派のグループが政党連合「モンティと共に」の旗の下、個別の候補者名簿を掲げて争う。上院は同連合の統一候補者名簿を作り、選挙戦に臨む。両院とも選挙は比例代表制。(共同)

5541チバQ:2013/01/06(日) 21:02:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130104/mds13010421580002-n1.htm
スンニ派閣僚を強制捜査 イラク、対立激化か “調停役”大統領は不在 
2013.1.4 21:57 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】イラクで昨年末、少数派であるイスラム教スンニ派のイサウィ財務相宅などが治安部隊の急襲を受け、同氏のボディーガード多数が逮捕されるという事件が起きた。スンニ派勢力は、政権を主導するシーア派が強権姿勢を強めていると反発している。両派の調停役を果たしてきたクルド人のタラバニ大統領が病気治療で不在の中、対立激化に懸念が強まっている。

 現地からの報道によると、イサウィ氏宅や財務省が治安当局の捜索を受けたのは昨年12月21日。スンニ派中心会派のイラキーヤに所属するイサウィ氏は、約150人が「違法に拘束された」と主張、(政権を率いるシーア派の)マリキ首相がスンニ派を排除しようとしている、と非難した。首相側は、逮捕者は10人だとし、捜査は法にのっとったものだと反論した。

 イラクでは2011年12月にも、スンニ派でイラキーヤ所属のハシミ副大統領側が、要人へのテロ計画に関与したなどとして捜査を受けている。ハシミ氏はその後、首都バグダッドを脱出、現在は隣国トルコで事実上の亡命生活を送っており、昨年9月には欠席裁判で死刑が言い渡された。

 議会筆頭勢力のイラキーヤと、シーア派勢力の後押しを受けて実権を握るマリキ首相側との間に立ち、これまで政府としてのまとまりを保つ役割を果たしてきたのが、クルド人のベテラン政治家、タラバニ大統領だった。しかしタラバニ氏は12月17日、脳卒中で倒れ、治療のため渡独。回復しても、以前のような影響力は持てないのではないかともささやかれる。

 今回のイサウィ氏側への強制捜査はそうした最中の出来事だけに、政権側がタラバニ氏の不在を狙い、イラキーヤに圧力をかけている−との見方もある。

 中部ラマディやサマラなどスンニ派が多い地域ではこのところ、マリキ首相に抗議する住民ら数千人が幹線道路を封鎖するなど騒ぎが頻発。イラキーヤはマリキ氏の退陣を求めて一歩も引かない構えを見せており、宗派対立の再燃を懸念する声も出ている。

5542チバQ:2013/01/06(日) 21:03:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130103/mds13010319010002-n1.htm
エジプト財政深刻化 モルシー政権に新たな不安要因
2013.1.3 18:56 (1/2ページ)

2日、エジプトの首都カイロの外貨交換所で、下落が続くエジプト・ポンド紙幣を大量に差し出す市民(AP)
 【カイロ=大内清】エジプトの財政悪化が深刻化し、モルシー政権の新たな不安要因となっている。中央銀行は外貨準備が「危機的水準にある」と警告、通貨エジプト・ポンドは12月30日、対米ドルで史上最安値を更新した。円滑な政権運営には国際通貨基金(IMF)からの融資が不可欠だが、融資を得るための緊縮策を実施すれば国民からの反発を受けて政権基盤が揺らぐことになりかねず、大衆受けする政策を掲げて当選したモルシー大統領はジレンマに陥っている。

 エジプト中銀の発表によると、ムバラク前政権が崩壊した一昨年2月時点で、同国には過去最高水準となる約350億ドル(約3兆450億円)の外貨準備があった。しかし、政変後の混乱で主要産業の観光や海外からの投資が低迷し、2012年12月末時点で約150億ドルまで激減した。これは同国の総輸入額の3カ月分に過ぎず、対外債務の支払い停止も視野に入る“危険水域”に迫る水準だ。

 その上、11月にモルシー大統領が、自身に絶対的な権限を付与する憲法宣言を発布し反モルシー派との政治対立が激化したことを受け、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズは12月、エジプト国債の長期格付けを「B」から「Bマイナス」に引き下げた。

 政府は、外貨の持ち出し制限を厳しくするなど対症療法を実施しているが、企業などの間ではポンドを売って外貨を確保する動きが加速。為替相場では30日、1ドル=6・3ポンドと前日より1・8%低い最安値をつけた。

 待ったなしの財政事情が続く中、モルシー政権は11月、IMFとの間で48億ドルの支援で大筋合意している。しかし、エジプト側は12月、「不安定な政治状況」を理由に、交渉延期を申し入れた。背景には、支援と引き換えにIMFが求める財政改革を先延ばしにしたい思惑がある。

 モルシー氏の母体のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団は、慈善事業を通じ貧困層に浸透、モルシー氏自身も主食のパンの価格抑制などを大統領選の公約に掲げた。だが、財政改善のため、増税や、各種の生活必需品への補助金見直しを行えば、国民の不満が高まるのは必至。2カ月以内に人民議会(下院に相当)選が予定されるだけに、不人気な政策には踏み込みたくないというわけだ。

 政府は酒類やたばこ、ホテルなど、反発の少ない分野から増税に着手する方針とみられるが、「根本的な対策にはならない」(専門家)と指摘されている。

 こうした事情を熟知する反モルシー派は、議会選に向け、経済問題を重要争点に据えて反政府機運を盛り上げたい考えで、モルシー氏は一段と厳しい政権運営を迫られることになる。

5543チバQ:2013/01/06(日) 21:11:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130103/erp13010301130000-n1.htm
ムハンマドの漫画発売 仏風刺紙 イスラム教の目立った抗議なし
2013.1.3 01:12
 フランスの風刺専門週刊紙シャルリエブドは2日、イスラム教の預言者ムハンマドを漫画で描いた特別号「ムハンマドの生涯」を発売した。

 同紙はこれまでムハンマドの風刺画を掲載しイスラム教徒らの反発を受けたが、今回は目立った抗議などはない。フランス公共ラジオによると、編集責任者は「権威あるイスラム教の書物に書かれていることを漫画化しただけだ。内容そのものに(イスラム教徒が)反発することはないだろう」と話した。

 2日発売の特別号は「第1部」で、ムハンマドの前半生が描かれている。(共同)

5544チバQ:2013/01/06(日) 21:13:52
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013010600055
らんちき騒ぎで大使辞任=売春婦呼びパーティー−ホンジュラス
 【テグシガルパAFP=時事】中米ホンジュラスの外務省は5日、在コロンビア大使館で売春婦を呼んだクリスマスパーティーが開かれていたとして、駐コロンビア大使の辞任を発表した。
 ホンジュラスのメディアによると、問題のパーティーは昨年12月20日、大使の護衛を務める親友が開催。夜10時ごろから始まり翌朝5時近くまで続いたが、帰る段になって売春婦らが「報酬をもらっていない」と訴え、大使館のパソコンや携帯電話を盗んだり、大使らの机の上に排便したりする騒ぎになった。(2013/01/06-14:50)

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5545チバQ:2013/01/06(日) 21:18:46
http://www.cnn.co.jp/showbiz/35026517.html
仏俳優ドパルデューが富裕税反発で国籍放棄 ブリジット・バルドーも動物愛護で?
2013.01.05 Sat posted at 16:57 JST

(CNN) フランスの著名な俳優ジェラール・ドパルデュー氏は5日までに、フランス国籍を放棄し、友人でもあるロシアのプーチン大統領が大統領令で付与したロシア国籍を受け入れると発表した。ロシア通信が報じた。

ドパルデュー氏の行動については仏社会で賛否両論が出ているが、同国の有名な女優で動物保護の運動家でもあるブリジット・バルドーさんも、仏東南部リヨン市の動物園でのインドゾウ2頭の安楽死計画が実行されたらロシア国籍の取得を申請するとの考えを明らかにした。

バルドーさんは声明で、安楽死が行われれば「動物の墓地」にも等しくなる母国を去る決心を固めたと表明。オランド仏大統領に対し、ゾウ助命への介入を求めた。

ドパルデュー氏による国籍変更は、社会党政権を率いるオランド仏大統領が富裕層を狙った高率所得税への反発がきっかけ。実業家の富豪としても知られるドパルデュー氏は既にベルギーに移住し、昨年12月中旬にフランスの日曜紙ジュルナル・デュ・ディマンシュにエロー仏首相宛ての公開書簡を載せ、国籍返上を表明していた。

書簡の中では「多くの感情を共有しているフランス国民を愛し続けるだろう。成功や創造性、才能の処罰を信奉する政権のために私は国を出る」などと主張。本当の欧州人、世界の市民となるためフランスを去るとも語った。

財政再建を図るオランド大統領は年収100万ユーロ(約1億1500万円)を越える富裕層に75%の所得税を課す方針を表明。ロシア通信によると、同国の所得税は一律13%となっている。

ドパルデュー氏は、過去45年間にわたり計1億4500万ユーロの税金を支払い続けたとし、昨年は収入総額の85%に当たる所得税に応じたと述べた。

ロシア通信によると、ドパルデュー氏はロシア語習得を始めるとし、同国国民や歴史、作家、文化、思考の方法への愛情も明らかにした。同氏は以前、ロシアの帝政時代を題材にした映画に出演したこともある。父親は共産党員で、子どもの時にはモスクワのラジオ放送を聴取していたという。

プーチン氏によるロシア国籍の授与は、ドパルデュー氏が約2週間前、仏紙ルモンドの取材に他国から国籍付与の申し出があるとし、「プーチン(大統領)は既に私に旅券を贈ってくれた」と冗談を飛ばしたのがきっかけだった。

映画産業関連サイトによると、ドパルデュー氏は1967年以来、少なくとも195本の映画に出演してこれまで数々の賞を受け、ナイト爵位も贈られた。1990年の映画「グリーンカード」では米国での永住権を得るため米国人女性と結婚する役を演じた。

5546チバQ:2013/01/06(日) 21:19:53
http://www.cnn.co.jp/world/35026513.html
チャベス大統領の病状めぐりさまざまな憶測 米関与を懸念する声も
2013.01.05 Sat posted at 12:47 JST

ワシントン(CNN) ベネズエラのマドゥロ副大統領は4日、チャベス大統領は「(術後も)必死に病気と戦っている」とし、さらに大統領はこの機に乗じて権力を盗もうとする野党を非難していると述べた。しかし、副大統領はチャベス大統領の詳しい病状は語らなかった。

チャベス大統領は、3週間以上前に4度目のがん手術のためキューバに渡って以来、公の場に姿を見せていない。

ベネズエラのビジェガス情報相は3日、チャベス大統領は深刻な肺感染症に伴う合併症を発症したと発表した。大統領が患っているがんの種類や術後の予後については明らかにされていない。

そんな中、重病のチャベス大統領が果たして10日に予定されている4期目就任式に出席できるのかとの疑問の声が上がっている。さらに、万が一、大統領の職務遂行が不可能になった場合、米国が権力の移行に関与しようとするのではないかとの憶測も流れている。

国務省のヌーランド報道官は、米政府がベネズエラの野党とも交渉している事実を認めた上で、「ベネズエラ国内の政治的移行はベネズエラ国民の決定に基づくものでなければならない。米国が解決に乗り出すことはありえない」として、関与の可能性を否定した。

しかし、米国は2002年にベネズエラの野党や、チャベス大統領が一時的に権力の座から降りることになったクーデターに関与した人々と親密な関係にあった。米政府はクーデターへの関与を否定したが、ベネズエラ国民の多くがクーデターは米国がチャベス政権の転覆を狙って仕組んだものと考えている。

5547チバQ:2013/01/06(日) 21:24:24
http://www.mbs.jp/news/jnn_5224619_zen.shtml
ページ更新時間:2013年01月06日(日) 20時25分


■ 北アイルランドで英国旗掲揚めぐりデモ
 北アイルランドの主要都市、ベルファストで、イギリス国旗を市庁舎に一年中掲揚することを取り止めると市議会が決定したことに対し、抗議するデモ隊の一部が暴徒化し、多数の負傷者が出ています。

 警察車両に向かって瓶を投げつける暴徒化した男たち。燃え上がる車に放水する警察車両。発端は、先月3日、ベルファストの市庁舎に一年中、イギリス国旗を掲げることを取り止めると市議会が決定したことです。

 この決定に対し、プロテスタント系のイギリス擁護派は取り消しを要求。先月からデモを行っていて、クリスマス休暇が明けた今月3日に再開しました。これまでに警察官の負傷者は60人を超え、デモ隊の逮捕者も20人以上にのぼっています。

 イギリス領の北アイルランドでは、多数派のプロテスタント系住民がイギリスによる統治の存続を望む一方で、少数派のカトリック系住民はイギリスからの分離とアイルランドへの併合を要求。こうした宗派間・住民間の対立がおよそ30年に及ぶ中、過激派のテロなどによる犠牲者は3200人以上にのぼっています。

 1998年4月に和平合意が結ばれてからは比較的治安も安定していただけに、事態の更なる悪化につながらないか、懸念されています。(06日15:45)

5548チバQ:2013/01/06(日) 21:24:59
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2917769/9989144?ctm_campaign=txt_topics
北アイルランドで暴動3週間、英国旗掲揚中止が火種に
2012年12月21日 19:13 発信地:ベルファスト/英国

【12月21日 AFP】英国・北アイルランドで今月3日以降、英統治存続派のプロテスタント系住民(ロイヤリスト)による暴動や放火、機動隊とのにらみ合いが続いている。首府ベルファスト(Belfast)の市議会が3日、市庁舎での英国旗の常時掲揚を中止し、限られた日にだけ掲揚すると発表したのが発端だ。北アイルランドの宗派間対立が今なお続いていることが改めて浮き彫りになっている。

 市議会の発表以降、複数の議員事務所が放火され、女性警官の乗る車に火炎瓶が投げ込まれる事件も起きた。少なくとも4人の議員に殺害の脅迫状が届いたほか、19日には議員5人に宛てた銃弾5発が北アイルランド議会に送り付けられたことが明らかになった。ベルファスト北部キャリックファーガス(Carrickfergus)では市議会の議場にデモ隊がなだれこみ、市議らを脅す騒ぎもあった。

■「血染めの国旗守る」

 警察当局によると、一部の暴力事件の背後にはロイヤリスト系武装組織がおり、英国からの分離とアイルランドへの併合を求めるカトリック系住民(リパブリカン)との間で緊張が高まっている。1998年の包括和平合意が脅かされる事態にはならないと政治家らは口をそろえるが、路上で展開される光景は、宗派間の衝突が続いたかつての暗黒の時代を思い起こさせる。

 抗議行動に参加する人数は徐々に減少しているとみられる一方、英国への帰属意識が強固なロイヤリストたちは、ベルファスト市庁舎に再び英国旗ユニオンジャックが常時ひるがえるようになるまで毎夜、抗議行動を続けると宣言している。

 12日夜、ロイヤリストの拠点として知られるベルファスト西部のシャンキル・ロード(Shankill Road)でバリケードを築き機動隊と対峙していた1人は、AFPの取材に「あの旗は、われわれの血に染まっているんだ」と訴えた。

「父祖たちはあの(英国旗の)ために死んだ。われわれの旗が再び掲揚されるまで、抗議をやめることはない。この世の終わりまで続ける」

■減りつつあるプロテスタント人口

 デービッド・キャメロン(David Cameron)英首相は、暴力行為に訴えるロイヤリストたちについて「全く英国に忠実(ロイヤル)でもなければ、英国らしさのために立ち上がった人々だとも言えない」と非難。北アイルランド議会の指導者らと歩調を合わせた。ベルファスト市民の多くも、民主的に選ばれた市議会の決定を受け入れられない一部のロイヤリストが騒いでいるだけだと批判している。

 リパブリカン側は、市議会の多数派がロイヤリストでなくなった以上、市庁舎の英国旗掲揚を続けることはできないとの考えだ。

 ロイヤリストたちには今、北アイルランドの人口比でプロテスタント系が減少しているという厳しい現実が突きつけられている。前週発表された最新の人口調査では、ついにプロテスタント系住民が半数を割り込んだ。2011年までの10年間で、プロテスタント系人口が53%から48%に減少した一方で、カトリック系人口は45%まで増加している。

 ベルファストでも、プロテスタント系とカトリック系の住民比がほぼ並んだ。こうした中、市議会は市庁舎での英国旗の掲揚を年間17日だけに限定する決定を下したのだ。

「嫌な奴らだよ」と、カトリック系のあるタクシー運転手は抗議行動について語った。「あいつらはこの街を支配してると思っている。僕ら(カトリック系)がニ級市民だった昔は確かにそうだった。だが、もう違うんだ」

5549チバQ:2013/01/06(日) 21:25:34
■「英国らしさが削られていく」

「私たちは極めて分断された社会に生きている。一方はプロテスタント地区に暮らし、もう一方はカトリック地区に暮らしていて、公共の場所はいまだに取り合いになっている」と、クイーンズ大学ベルファスト校(Queen's University Belfast)アイルランド研究所のドミニク・ブライアン(Dominic Bryan)所長は語る。「労働者階級のプロテスタント系住民は、和平交渉を通じて最も損をしたと感じているといえる」

 和平交渉がリパブリカンに政治的権力を与えすぎたと考えるロイヤリストたちは、両者の間の緊張は何年もかけて高まってきたものだと主張する。市庁舎の英国旗掲揚問題は、最後の一押しに過ぎなかったのだ、と。

「彼ら(リパブリカン)は何年もかけて、われわれから英国らしさを削り取ってきたのさ」と、ロイヤリストの活動家ジム・ウィルソン(Jim Wilson)さんはAFPに語った。

 プロテスタント系の進歩統一党(Progressive Unionist Party、PUP)のビリー・ハッチンソン(Billy Hutchinson)党首は、プロテスタント系の若者たちの間に「高い失業率と社会からの孤立感」が広がっていることを指摘する。暴動を起こしている人々の多くは、こうした若者たちだ。

 ハッチンソン党首は若者たちに暴力に訴えることのないよう呼び掛けつつ、北アイルランド自治政府に参加するカトリック系政党にこそ「ロイヤリストのアイデンティティー」をこれ以上奪わないよう対策を取る責任があると主張している。(c)AFP


http://www.afpbb.com/article/sports/golf/golf-men/2918930/10053001?ctm_campaign=txt_topics
マキロイ、リオデジャネイロ五輪不参加を示唆
2013年01月04日 14:09 発信地:ロンドン/英国
【1月4日 AFP】男子ゴルフ世界ランキング1位のロリー・マキロイ(Rory McIlroy)は3日、2016年リオデジャネイロ五輪の不参加を検討していることを明らかにした。

 リオデジャネイロ五輪ではゴルフが初めて正式競技に採用されるため、北アイルランドのハリウッド(Holywood)出身のマキロイには、英国とアイルランドのどちらかで代表になる選択肢がある。

 英国放送協会(BBC)に対してマキロイは「とても難しい立場にいる」と話し、どちらの国も怒らせたくないとして五輪不参加を示唆した。

 マキロイは、「僕は北アイルランド出身で、英国とアイルランドにつながりがある。北アイルランド代表チームがあれば、僕は北アイルランド代表としてプレーしたい。どちらかの代表としてプレーすることになれば、もう一方の人たちを混乱させることになる。僕はこれら3つの選択肢をとても慎重に考慮している」と語った。(c)AFP

5550チバQ:2013/01/06(日) 21:46:24
http://mainichi.jp/select/news/20130107k0000m030042000c.html
イタリア:サッカー選手に人種差別的やじ 非難の声広がる
毎日新聞 2013年01月06日 19時45分(最終更新 01月06日 19時59分)

 【ローマ福島良典】サッカー・イタリア1部リーグ(セリエA)ACミランの黒人選手に人種差別的なやじを飛ばした相手チーム・サポーターの振る舞いに対して、イタリア内外で非難の声が広がっている。事件は欧州社会の一部に巣くう人種差別の根深さを浮き彫りにした形で、差別された選手らはサッカー当局者に対策の強化を求めている。

 やじの主な標的となったのはガーナ代表のACミランMF、ケビンプリンス・ボアテング選手(25)。3日にイタリア北部で行われた同国4部リーグ・プロ・パトリアとの親善試合で、猿の鳴き声をまねたやじを相手チーム側スタンドの観客から浴びせられたことに腹を立て、試合を途中放棄した。ACミランのチームメートも同調して退場した。

 警察当局はやじを飛ばした若者グループの一人(20)から事情を聴き、監視カメラのビデオ映像から他の5人を特定した。地元メディアによると、検察当局は、人種的憎悪を扇動した容疑で若者グループの刑事訴追手続きを進める方針。イタリア・サッカー連盟も独自調査を実施すると発表した。

 元フランス代表のリリアン・テュラムさんは伊スポーツ紙ガゼッタ・デロ・スポルトのインタビューで、退場したACミラン選手の行動を「人種差別との闘いにおいて大きな助けとなる」とたたえた。ACミラン会長のベルルスコーニ前伊首相は「こんなことが再び起きれば、国際試合であっても退場する」と警告した。

 欧州サッカー界では「労働市場の流動化・国際化」が進み、多くの黒人選手が活躍している。それに伴い、近年、類似の人種差別事件が相次いでおり、一般社会での差別助長につながると懸念が広がっている。元フランス代表のパトリック・ビエラさんは「サッカー当局者が立ち上がり、行動すべき時だ」と話すなど対応を求める声が高まっている。

 当のボアテング選手はドイツ紙ビルトのインタビューで「イタリアでプレーし続けるに値するかどうかを検討せざるを得ない」と述べ、今シーズン終了後の移籍もあり得るとの考えを示唆した。

5551チバQ:2013/01/06(日) 21:46:55
http://mainichi.jp/sports/news/20130104k0000e050123000c.html
サッカー:ACミラン、人種差別抗議し練習試合中止
毎日新聞 2013年01月04日 09時58分(最終更新 01月04日 11時38分)


相手サポーターの差別的なやじに抗議の身ぶりを見せるACミランのボアテング(右)=2013年1月3日、AP共同
拡大写真 サッカー、イタリア1部リーグ(セリエA)のACミランは3日、相手サポーターの人種差別的な応援に抗議し、同国4部リーグのクラブとの練習試合を途中で中止した。

 前半途中にガーナのボアテングが突然ボールを拾い上げ、差別的発言を繰り返していたサポーターに向けて蹴った。ボアテングはユニホームを脱ぎ捨ててピッチを後にし、ミランの他の選手もそれに続いた。

 ACミランのアレグリ監督は「ピッチを立ち去ったのは正しい判断だった。このような野蛮な行為が二度と起きないように願う」と語った。(共同)

5552チバQ:2013/01/06(日) 21:48:22
http://mainichi.jp/select/news/20130106k0000m030053000c.html
パレスチナ:ファタハ、ガザで初の集会 和解機運高まる
毎日新聞 2013年01月05日 19時43分

 【カイロ花岡洋二】パレスチナ自治政府主流派組織ファタハは4日、自治区ガザ地区で設立48周年記念式典を開き、支持者数万人が参加した。イスラム原理主義組織ハマスが07年6月にガザを武力制圧して以来、ガザでのファタハ集会は初めて。和解機運が高まっていることを示す象徴的な出来事といえる。

 パレスチナのメディアなどによると、集会にはファタハのラジューブ幹部らが出席した。アッバス自治政府議長は会場の大型画面を通じ「再び団結し、近く(イスラエルによる)占領を終結させよう」などと演説。支持者らは熱狂的に黄色いファタハ旗を振った。

 12月には自治政府がヨルダン川西岸でのハマスの大規模集会を許可していた。

 両組織は11年5月に基本合意した統一政府樹立協議を2週間以内にカイロで再開する。ロイター通信が仲介するエジプトの当局者の話として報じた。

 両者の接近は、パレスチナとの和平問題を抱えるイスラエルを難しい立場に置きかねない。イスラエルは「テロ組織」に指定するハマスとの交渉を拒否するが、パレスチナ側が「一体化」すれば、10年9月に中断した和平交渉の再開を求める国際社会の圧力が強まる可能性があるからだ。

 ファタハは内部対立を克服してイスラエルの揺さぶりを目指す。ハマスも、中東の民主化要求運動「アラブの春」に触発された住民の要求を受け占領終結による生活改善を模索する。昨年11月にはハマスがイスラエルとの戦闘で軍事力を示し、自治政府が国連で地位格上げに成功し、対イスラエル圧力強化で協調機運が強まった。

■パレスチナ内部対立と和解の経緯

06年1月 評議会選でハマスが圧勝

07年6月 ハマスがガザを武力制圧。ヨルダン川西岸はパレスチナ自治政府が統治。

10年9月 自治政府とイスラエルの和平交渉が中断

11年5月 ファタハとハマスが和解合意

12年11月 ハマスとイスラエルが戦闘、停戦。パレスチナの国連での地位が格上げ

  12月 ハマスが西岸で集会

13年1月 ファタハがガザで集会

5553チバQ:2013/01/06(日) 21:52:47
http://mainichi.jp/select/news/20130105k0000m030026000c.html
マリ:過激派分裂の可能性 一部が政府と交渉の構え
毎日新聞 2013年01月04日 18時37分(最終更新 01月04日 23時20分)


イスラム過激派支配地域
拡大写真 【ヨハネスブルク服部正法】イスラム過激派掃討のため国連安全保障理事会が周辺国の軍事介入を認めた西アフリカ・マリで、過激派の一部に軟化姿勢が見えてきた。マリの遊牧民主体の過激派「アンサル・ディーン」はマリ政府との交渉に応じる構えをみせ、敵対してきた遊牧民主体の世俗主義反政府組織との和解にも合意した。過激派が地元マリ人勢力と国際テロ組織アルカイダ系の外国勢力に分裂する可能性も出てきた。

 マリでは昨年3月に起きた軍事クーデターに乗じ、北部の遊牧民トゥアレグ人の世俗主義反政府組織「アザワド解放民族運動(MNLA)」とトゥアレグ人主体のイスラム過激派アンサル・ディーンが連携して4月に北部を制圧。アンサル・ディーンはアルカイダの北アフリカ組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」などと協力し、MNLAを北部の都市部から放逐し、過激派による支配を固めた。多数の外国人戦闘員が流入し、シャリア(イスラム法)に基づく統治が進んでいる。

 マリ北部がアルカイダの温床になることを懸念した周辺国グループ「西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)」は軍事介入を計画し、安保理は先月20日、3300人規模の部隊派遣を承認。軍事行動は今秋以降に始まる見通しだ。

 軍事介入圧力を高める一方、周辺国はアンサル・ディーンに対し、政府と交渉し、アルカイダと関係を断絶するよう呼び掛けた。隣国ブルキナファソの仲介による先月4日の会合ではマリ政府、アンサル・ディーン、MNLAの代表が国家分裂を防ぐことで一致。21日には隣国アルジェリアでの会合でアンサル・ディーンとMNLAが対立関係の解消などで合意した。交渉開始以降、アンサル・ディーン側からは、アルカイダとの一体化を否定する発言が出ている。

 マリの首都バマコの複数の情報筋によると、アンサル・ディーンの指導者イヤド・アグガリ氏がイスラム過激思想を持ったのは近年で、目的はトゥアレグ人社会や出身地の北部キダル地域での覇権にとどまり、国境を超えた「聖戦」を目指すAQIMとは方向性が異なるという。

5554チバQ:2013/01/06(日) 21:56:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130105/mds13010518050000-n1.htm
南北スーダン大統領が会談 国境問題など打開目指す
2013.1.5 18:03
 スーダンのバシル大統領と南スーダンのキール大統領は4日、エチオピアの首都アディスアベバで直接会談を始めた。ロイター通信などが伝えた。昨年前半、国境地帯で軍事衝突を繰り返した両国は同年9月、大統領会談で国境への非武装地帯の設定などで合意。しかし合意は履行されないままで、会談で事態打開を目指す。

 会談は5日も続く見通し。ただ南スーダン側が会談前に、国境地帯の自国領土をスーダン軍が空爆したと非難するなど、両国の対立は続いている。スーダンへの反発から昨年1月に停止した南スーダンの石油生産も再開されていない。

 南スーダンの首都ジュバには、国連平和維持活動(PKO)で陸上自衛隊部隊が展開している。(共同)

5555チバQ:2013/01/07(月) 21:57:02
>>5455
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130107/mds13010721470003-n1.htm
ガーナ大統領が就任宣誓 日本大使館の元現地職員
2013.1.7 21:46
 西アフリカのガーナで昨年12月に行われた大統領選で当選した与党、国民民主会議(NDC)の現職ジョン・ドラマニ・マハマ氏(54)が7日、首都アクラで就任宣誓した。任期は4年。

 日本外務省などによると、マハマ氏は1991年から95年まで、在ガーナ日本大使館で広報文化担当の現地職員として勤務した経験がある。

 マハマ氏は2009年1月に副大統領に就任。昨年7月、ミルズ前大統領の急死に伴い、大統領に昇格した。

 同大統領選でマハマ氏に接戦で敗れたアクフォアド元外相(68)の野党、新愛国党(NPP)は不正があったと主張、昨年12月28日に最高裁判所に異議を申し立てた。

 ガーナは約2年前に産油国となり、経済が急成長している。(共同)

5556チバQ:2013/01/07(月) 21:58:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130107/mds13010710290001-n1.htm
社会のイスラム化に不安 コプト教徒がクリスマス
2013.1.7 10:25

6日、カイロのタハリール広場で、コプト教のクリスマスイブを祝うコプト教徒とイスラム教徒ら(ロイター)
 AP通信によると、主にエジプトで信仰されているキリスト教の一派、コプト教の教徒らが6日夜、同国の首都カイロの大聖堂でクリスマスイブの深夜ミサに参加した。エジプトではイスラム組織出身のモルシ大統領が誕生し、コプト教徒は社会のイスラム化への不安を訴えている。

 コプト教徒はイスラム教を国教とするエジプトで、人口約8300万人のうち1割弱の少数派。将来への不安などから、エジプトを離れることを考えているコプト教徒もいるという。

 コプト教では1月7日がクリスマスに当たる。(共同)

5557チバQ:2013/01/07(月) 22:07:33
>>5554
http://www.cnn.co.jp/world/35026545.html
南北スーダン大統領が会談、油田地帯の扱いで暫定合意
2013.01.07 Mon posted at 12:21 JST
(CNN) アフリカ・スーダンのバシル大統領と南スーダンのキール大統領は6日、エチオピアの首都アディスアベバで行っていた会談を締めくくり、帰属が確定していない産油地帯の扱いに関する暫定的な取り決めで合意した。両国間では経済、石油、安全保障問題をめぐって緊張が高まり、一時は全面戦争寸前の状態にまで陥っていた。

今回の会談では、油田地帯アビエイの暫定統治と治安強化に向け、警察および統治機構の創設などで合意。また、アビエイ地区の帰属問題に関する最終決着を目指し、再度首脳会談を行うことでも合意した。

南スーダンは、約200万人の死者を出した数十年に及ぶ内戦を経て、2011年にスーダンから独立した。しかし独立直後から未解決の問題をめぐって両国の対立が激化し、昨年4月には全面戦争寸前の事態に陥った。

その後、9月の首脳会談で石油生産の再開で合意したが、アビエイの帰属については結論が出ていなかった。

5558チバQ:2013/01/07(月) 22:10:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130107/mds13010721480004-n1.htm
リビア議長、暗殺未遂 滞在先で銃撃、けがなし
2013.1.7 21:47
 リビア制憲議会のマガリエフ議長が3日に南西部セブハの滞在先で襲われる暗殺未遂事件に遭っていたことが分かった。建物が銃撃され、警備員3人が負傷したが、議長にけがはなかった。議長の報道官が6日、明らかにした。ロイター通信が報じた。

 議長は地元の当局者や地域の指導者らと会談するためにセブハを訪問していたという。

 リビアでは2011年8月にカダフィ政権が崩壊した後、内戦で出回った武器の回収が進んでいない。地域間抗争や部族間の衝突が絶えず、治安が安定しない状況が続いている。(共同)

5559チバQ:2013/01/07(月) 22:18:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130107-00000035-jij_afp-int
公式表記を 「パレスチナ国」に、アッバス議長が命じる
AFP=時事 1月7日(月)16時58分配信

パレスチナ自治区ヨルダン西岸のラマラで、「オブザーバー国家」格上げを祝い、風船で作った巨大なパレスチナの旗を掲げる人びと(2012年12月2日撮影)。

【AFP=時事】パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長は7日、自治政府が新規に発行する旅券(パスポート)、身分証、運転免許証、切手などの表記に「パレスチナ国(State of Palestine)」の名称を使うよう命じた。パレスチナ解放機構(PLO)の公式通信社、パレスチナ解放通信(WAFA)が伝えた。


 これまでパレスチナ自治政府が発行する公文書では「パレスチナ自治政府(Palestinian Authority)」の名称が用いられていた。パレスチナは昨年11月末、国連(UN)で「オブザーバー国家」に格上げされている。

 アッバス議長は、公文書における表記を改めることがパレスチナの国家としての足場を固めることにつながり、国家機関を設立して自治領の主権を確立できると述べた。同議長は既に前週、外務省と在外公館に対し外交書簡に「パレスチナ国」を使用するよう通達していた。【翻訳編集】 AFPBB News

5560チバQ:2013/01/07(月) 22:46:24
http://mainichi.jp/select/news/20130108k0000m030081000c.html
インド:レイプ死亡事件 被告5人が予備審理出頭も混乱
毎日新聞 2013年01月07日 21時02分(最終更新 01月07日 21時12分)

 【ニューデリー杉尾直哉】インドの首都ニューデリーで昨年12月に女子医学生(23)が乗り合いバス内で男6人にレイプされ死亡した事件で、ニューデリーの裁判所で7日、殺人や強姦(ごうかん)などの罪で起訴された被告5人の予備審理が開かれた。事件で被告が裁判所に出頭したのは初めて。

 地元メディアによると、多数の報道関係者らが裁判所内に殺到し、予審判事が退去を求める騒ぎとなった。今後の予審や公判で混乱を避けるため、被告を留置所から出さず、ビデオで裁判所と結んで審理が進められることになった。

 事件をきっかけに、性犯罪対策の不備に怒った市民らの抗議デモが全国で起き、シン首相らが平静を呼びかける事態となった。逮捕された6人のうち、未成年の少年(17)は少年法の規定により刑事訴追されず、少年法改正や、レイプ犯を死刑にするなど厳罰化を求める声が出ている。

 一方、被害女子学生の友人で、一緒にバスの中で暴行を受けて重傷を負った男性が4日、テレビのインタビューで「男たちは我々を裸にしてバスから放り出し、バスでひき殺そうとした。警察の車両が来たが、傍観しているだけで長い間路上に放置された」などと語った。男性は「警察が素早く適切な病院に搬送してくれれば女子学生は死なずにすんだ」と指摘した。デリー警察は「迅速に対応した」と否定したが、市民の間では警察への不信感が高まっている。

5561チバQ:2013/01/07(月) 22:48:16
http://mainichi.jp/select/news/20130108k0000m030022000c.html
イタリア総選挙:モンティ暫定首相「市民派」で運動本格化
毎日新聞 2013年01月07日 18時40分(最終更新 01月07日 19時06分)


中道勢力連合の政党「市民の選択 イタリアのためモンティと共に」の発表会見をするモンティ氏=ローマで2013年1月4日、ロイター
拡大写真 【ローマ福島良典】イタリア総選挙(2月24〜25日)に中道勢力連合を率いて臨むマリオ・モンティ暫定首相(69)がこれまでの中立姿勢から一転、首相続投を目指して選挙運動を本格化している。左右の2大政党と一線を画する形で政治刷新を訴え、短文投稿サイト・ツイッターを使って国民の質問に直接答えるなど「市民派」をアピールする戦術を取っている。6日には、国民に負担を強いている財政緊縮策を一部緩和する用意を表明した。

 モンティ氏は5日、ツイッターで寄せられた国民の質問に対し、次期政権の首相として取り組む優先課題に(1)弊害が指摘される選挙法の改正(2)成長促進のための女性の地位向上−−を列挙。左右の2大政党でなく中道政党と連合を組んだ理由について「市民社会と、厳選された政治家の同盟を築きたかった」と説明した。

 モンティ氏の参加によって選挙に「市民社会と政党政治」という側面が加わった。「キリスト教中道民主連合」「イタリアのための未来と自由」の中道2政党とタッグを組む形で下院選に臨む政治団体は「市民の選択 イタリアのためモンティと共に」。候補者は政治家ではない人物が選ばれる予定だ。モンティ氏自身は出馬せず、指南役を務める。

 モンティ陣営は政策面でも、緊縮策の打撃を受けている国民の家計に理解を示す場面が増えている。モンティ氏は6日のテレビインタビューで、緊縮策の一環として導入した不動産税の改正や、低所得層の所得税減税に応じる用意があると述べた。シルビオ・ベルルスコーニ前首相(76)による「経済悪化を招いた」との緊縮策批判に対抗した格好だ。

 モンティ氏は在任中、ベルルスコーニ氏の中道右派「自由国民」の反対で腐敗対策強化が思うように進まず、中道左派「民主党」の支持基盤である労組が労働市場改革にブレーキをかけたと左右の2大政党を批判。左右の対立軸に代わる「改革派」と「守旧派」の対立を選挙戦の構図として打ち出している。

 モンティ氏が選挙運動を開始したのに伴い、国民の支持率も上向いている。6日発表の世論調査によると、中道勢力連合の支持率はモンティ氏参戦前の約10%から14〜15%に急上昇した。支持率トップは依然として民主党(32〜33%)だが、自由国民(17〜19%)とモンティ陣営の追い上げを受けている。

5562チバQ:2013/01/07(月) 22:49:55
http://mainichi.jp/select/news/20130107k0000m030110000c.html
シリア大統領:反体制派との対話拒否 数日内に新和平構想
毎日新聞 2013年01月07日 00時27分(最終更新 01月07日 01時14分)


シリアの首都ダマスカスのオペラハウスで演説するアサド大統領=2013年1月6日、ロイター
拡大写真
シリアの位置
拡大写真 【カイロ小倉孝保】内戦に陥っているシリアのアサド大統領(47)は6日、首都ダマスカス市内で演説し、「暴力に加担し、外国勢力と関係のある組織とは対話をしない」と述べ、武装闘争を続ける反体制派との停戦交渉に応じない姿勢を示した。一方、行き詰まっている事態を打開するため、「国民和解の会議を開き、新憲法を起草して国民投票を行う」とする新和平構想を明らかにし、数日内に詳細を発表するとした。

 大統領はダマスカス市内のオペラハウスで約50分にわたって演説。「和平は西側諸国が武装組織への支援をやめなければ根付かない」と述べ、反体制武装勢力への金銭と武器の支援停止を、和平への第1条件に挙げた。

 大統領は反体制派について「西側の操り人形」「(国際テロ組織)アルカイダに率いられたテロリスト」「多くはシリア人ではない」といった強い表現で非難。政府軍の軍事行動を「国を守る戦い」としたうえで、国家総動員で排除すべきだと強調した。

 大統領が自らの考えを表明するのは昨年11月、露テレビとのインタビューで「私はシリアに生き、シリアで死ぬ」と亡命を拒否して以来。演説は、昨年6月初めの議会演説以来、7カ月ぶり。

 シリア国内では、反体制派の軍事攻撃が首都ダマスカス近郊にまで迫り、政府軍が空爆などで応戦している。一方、国連とアラブ連盟の合同特使を務めるブラヒミ特別代表が先月24日、ダマスカスでアサド大統領と会談し停戦に向け意見交換するなど、国際社会の停戦へ向けた努力が続いている。

 国連によると、シリア内戦での死者は6万人。50万人以上がレバノンやトルコなど周辺国に逃れている。

 ロイター通信によると、露・中を除く、欧米やアラブ諸国など100カ国以上が「シリアの唯一正統な代表」として承認する反体制派の「シリア国民連合」はこの日の演説について「外交努力を踏みにじるものだ」と非難した。

 ◇シリアの権力構造

 アサド大統領の出身母体は、イスラム教シーア派の一派とされるアラウィ派。全人口2000万人の1割強に過ぎないが、現大統領の父ハフェズ・アサド氏が大統領に就任した71年以降、政界、軍、治安機関の中枢をアラウィ派が押さえて実権を握り続け、人口の7割を占めるイスラム教スンニ派住民には根強い不満があった。弾圧で犠牲者が増えるにつれ反発が広がり、国連が任命した国際調査委員会は最新の報告書で、アサド政権と反体制派の戦闘が、イスラム教の宗派対立の様相を呈してきたと指摘した。

5563チバQ:2013/01/07(月) 22:50:55
http://mainichi.jp/select/news/20130107k0000m030114000c.html
シリア大統領演説:内外で狭まるアサド包囲網への危機感 
毎日新聞 2013年01月07日 00時48分(最終更新 01月07日 01時12分)


シリアの首都ダマスカスのオペラハウスで演説するアサド大統領=2013年1月6日、AP
拡大写真【カイロ小倉孝保】アサド・シリア大統領による6日の演説は、内外で狭まるアサド包囲網に対する危機感の表れだ。大統領は国民が団結してテロリストと戦うことで、シリアを防衛する必要性を強調したが、大統領の提案が、混乱に疲れ切った市民に響くとは考えにくいのが現状だ。

 大統領は演説で、武装闘争に参加する反体制派を「(国際テロ組織)アルカイダに率いられている」「犯罪者だ」と批判する一方、政治的に立場の違うグループとは積極的に話し合いに応じる姿勢を強調した。

 これは、今回の内戦の構造を、「長期独裁政権」対「民主化を求める反体制派」から、「シリア人」対「外国からのイスラム過激派」に転換することを狙ったものだ。シリアの現状について、中東の民主化運動「アラブの春」の過程にあるのではないとして「テロとの戦い」の必要性を強調したものといえる。

 実際、最近の戦闘では、アラブ諸国や欧州各国から過激なイスラム教徒が入り込んでいることが確認されている。しかし、それをことさら強調して事態を打開するには、今のシリアの危機は深刻すぎる。国内では、反体制派が首都近郊まで迫り、首都南郊のハラスタやダラヤで激しい戦闘が続いているほか、ダマスカス空港と市中心部を結ぶ主要道路周辺でも反体制派の攻撃が激化している。

 また、大統領は演説で、西側諸国の介入に深い嫌悪を表明しながら、アサド政権に理解を示すロシア、中国、イランを名指しして感謝の意を表明した。しかし、国際情勢をみると、仏英米やトルコは昨年11月以降、シリア反体制派組織「シリア国民連合」を正統な代表として承認するなど事実上、「アサド後」を見据えた動きが強まっている。

 約50分に及ぶ演説中、聴衆は何度も拍手をし、右手を高く振って大統領への忠誠を誓った。しかし、これはアラブの独裁政権下で、しばしばみられる動員された聴衆による反応である可能性が高い。

 大統領が国民に対し、「団結してテロリストと戦うべきだ」と鼓舞したところで、大統領の訴えが国民の団結につながるとは考えにくい。シリアに、権力に固執して小手先の打開策を模索する大統領の下で、市民の犠牲だけが増すという悲しむべき現状があることに変わりはない。

5564チバQ:2013/01/07(月) 23:21:53
領土と主権:第1部・独仏和解の現場から/1 フランス中部の村、ナチの虐殺に同胞協力
毎日新聞 2013年01月01日 東京朝刊

 ◇傷越え未来へ歩む 生存者「今のドイツ人に責任ない」
 尖閣諸島、竹島、北方領土−−。近隣諸国との領土を巡る摩擦が日本を揺さぶっている。領土と主権をめぐる国家間の対立をどう克服すべきか。世界各地の例を探るシリーズを、歴史的な和解を達成し、昨年ノーベル平和賞を受賞した欧州連合(EU)の礎となったドイツとフランスを舞台に始めたい。今月22日、独仏友好条約(エリゼ条約)締結から50年を迎えるのを前に、なお残る対立の遺産を克服しようと模索する住民らの思いを報告する。【オラドゥール(仏中部)宮川裕章、グランゼー(独東部)篠田航一】

 廃虚となった村に小雨が降り続ける。ロベール・エブラスさん(87)は、かつて自宅があった、がれきの山の前に立つ。母が子供たちの服を縫ったミシンが69年後の今も、焼け焦げた姿で横たわる。

 フランス中部オラドゥール村。ドイツ占領下の1944年6月10日、ハインツ・バート中尉らナチス親衛隊120人が突然現れ、男性住民を食糧倉庫に、女性と子供を教会に閉じ込めた。機関銃の一斉射撃と放火で、全人口に近い642人の命を奪った。19歳だったエブラスさんは、撃たれた住民の死体の下に隠れ、猛火とドイツ兵の目をかいくぐって脱出した。生存者は6人。エブラスさんは母と姉妹を失った。

 独側資料によると、村民が武器を隠しているなどの誤った情報が襲撃の理由だったとされる。廃虚は戦後、仏政府が史料として、そのまま残すことを決めた。村は隣接地に再建され、現在の人口約2200人のうち、虐殺事件前からの住民の家族は約50人とされる。

 戦争の傷は今なお仏社会に暗い影を落とす。襲撃したナチス部隊の中に、当時ドイツ領だった仏東部アルザス地方出身のフランス人がいたからだ。大半はナチスによる強制徴用で、「自らの意思に反して」のフランス語から「マルグレ・ヌ」と呼ばれる。53年の軍事法廷で13人が有罪判決を受けたが、恩赦で釈放されたことから両地域間に禍根を残した。99年、和解の象徴としてアルザス地方ストラスブール市からオラドゥールに贈られた彫像が破壊された。08年には、エブラスさんが出版した手記の中に13人が強制徴用であることを疑うような表現があるとして、アルザス住民らが訴訟を起こした。それでも両地域間では首長の相互訪問など交流が続く。

 99年に村に開館した虐殺記念館には毎年15万人以上が訪れる。そのうちドイツ人は500〜1000人。リシャール・ジェジエルスキ館長(57)は「事件を知るドイツの若者は少ない。事件の風化が心配だ」と語る。記念館は約5年前、ドイツの中高生を招く事業を始めた。

    ◇

 虐殺を指揮したハインツ・バートは戦後、旧東独の町グランゼーに身を隠し、07年に86歳で死去した。「81年に戦犯として逮捕されるまで、町の人は誰も過去を知らなかった。国営雑貨店で働き、愛想が良く、誰からも慕われていた」。生前を知るハインツディーター・シュミトケ牧師(56)が証言する。

 裁判でバートは「あれは戦争だった。仕方ない」と述べ、後悔の念を示さなかった。終身刑判決後、97年に体調不良を理由に釈放され、町に戻る。晩年は人付き合いを絶ち、息子2人も町を離れた。がんが進行し、死期を悟ったバートはある日、牧師を呼んで尋ねた。「私のような者も埋葬してもらえますか」。牧師がうなずくと、「匿名の埋葬にしてほしい。極右ネオナチらが墓を聖地化しないように。愚か者は我々だけで十分です」。そう言った。目に涙が見えた。

 葬儀の日、牧師は埋葬の言葉の中でバートの過去に触れた。逃げてはいけないと思ったからだ。「裁判中の言葉は知らない。だが死の直前、彼は確かに過去を悔いていた」。牧師はそう確信する。

 虐殺の生存者は、エブラスさんを含め2人になった。エブラスさんは記念館の依頼などで廃虚を歩き、訪問客に当時の体験を説明する。「今の若いドイツ人に責任はない。ただ悲劇が忘れ去られないよう、私は死ぬまで語り続ける」。領土を巡る争いが生んだ悲劇は今なおその傷痕を残す。だが戦後、人々は過去と向き合い、未来へと歩み続けている。=つづく

5565チバQ:2013/01/07(月) 23:22:28
 ◇独仏領土紛争の歴史
1871 プロイセン(ドイツ)が普仏戦争で勝利し、鉱物資源が豊富な仏東部アルザス・ロレーヌ地方を獲得

1919 第一次大戦に勝利したフランスがアルザス・ロレーヌを奪還

1923 仏が工業地帯の独西部ルール地方を占領(〜25)

1940 第二次大戦で独軍がパリ占領、再びアルザス・ロレーヌを支配

1945 ドイツ降伏

1950 シューマン仏外相が、資源の共同管理を提唱

1952 資源を仏・西独など6カ国で管理する欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)発足

1963 独仏友好条約(エリゼ条約)調印

1989 ベルリンの壁崩壊

1990 東西ドイツ統一

1993 欧州連合(EU)発足

1995 シェンゲン協定が発効し、独仏などで国境の旅券審査廃止

2002 独仏などで欧州共通通貨ユーロ流通開始

2003 独仏が米英主導のイラク戦争にそろって反対

2013 エリゼ条約50周年

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5566チバQ:2013/01/07(月) 23:23:34
http://mainichi.jp/select/news/20130103ddm007030066000c.html
領土と主権:第1部・独仏和解の現場から/2 歴史が翻弄、国境の街
毎日新聞 2013年01月03日 東京朝刊

 ◇反原発、草の根の連帯 両国の市民が集会
 ライン川を望むドイツ南西部ミュルハイムでは毎週月曜、対岸のフランス・フッセンハイム原発の運転停止を求める市民グループ「フッセンハイムを止めよう今!」が集会を開く。昨年最後の集会となった12月17日は約30人が集合。フランスからも会社員、ジル・バートさん(49)が30キロの道のりを自転車で駆け付け、仏語で「フェルモン(閉鎖しよう)!」と気勢を上げた。仏アルザス地方などライン川両岸は、独仏両国の領有争いに翻弄(ほんろう)されてきた。だが今、住民運動による協力が新しい絆を強めている。

 集会の輪の中に、ステッキを手にした老人がいた。ドイツ敗戦時、15歳だったアルトア・クルツさん(83)。間一髪で地雷の被害から生き延びた恐怖を忘れない。「戦時中を考えるとさまざまな感情がわく。でも戦後は、地域のためにそうした気持ちを乗り越えなくてはならなかった」。横でフランス人のバートさんがうなずく。

 アルザスの「戦後」は今も続く。「マルグレ・ヌ(自らの意思に反して)」と呼ばれるドイツ領時代に強制徴用されたアルザス・ロレーヌ地方出身のフランス人は約13万人に上り、第二次大戦で4万人以上が死亡・行方不明となった。当時の兵士らでつくる「強制徴用兵の会」などは、国内の一部で残る「裏切り者」の偏見をなくそうと活動を続け、孤児らがつくる「孤児の会」は親の身元の特定と国への賠償請求などの活動を行っている。

 そんな中、かつての紛争地の住民の交流を深める契機となったのは「原発」だった。

 70年に仏フッセンハイム原発の建設計画が持ち上がると、翌年のデモには近隣住民など1500人が参加。150人がライン川対岸のドイツ人だった。75年にはドイツ側の都市ウィールの原発建設予定地付近でも両国市民約3万人がデモを展開。地元の州首相は83年、独ウィール原発の建設中止を宣言した。

 この運動に参加したアルザス出身のフランス人、ジャンジャック・レティグさん(73)は「ドイツ人と一緒に抗議のための小屋を建て『友好の家』と名づけた。政治家よりも住民の友好の方が先行した」と当時を振り返る。レティグさんの両親はドイツ領時代に生まれてドイツ語で教育を受け、その後、フランス人になった。兄は仏領時代に生まれ、ドイツによる併合後に強制徴用された「マルグレ・ヌ」。家族は歴史に振り回されてきた。

 レティグさんは今、独仏両言語を話せる強みを生かして両国の環境保護運動の橋渡し役を務める。「戦争続きだった先祖を思うたび、過ちを繰り返してはならないという決意を新たにする」。戦禍を経験した草の根の連帯が、両国の友好を支えていく。【ミュルハイム(独南西部)篠田航一、コルマール(仏東部アルザス地方)宮川裕章】=つづく

5567チバQ:2013/01/07(月) 23:25:28
http://mainichi.jp/select/news/20130104ddm007030093000c.html
領土と主権:第1部・独仏和解の現場から/3 不名誉な歴史背負うビシー
毎日新聞 2013年01月04日 東京朝刊

 ◇「ナチス協力政権」崩壊から69年
 フランス中部ビシー市中心部の公園。脇に建つ白い6階建てのアパートに目を留める人は少ない。「ペタン元帥の執務室は3階。建物の前でみんなで元帥の歌を歌った」。近くに住むクロディ・ドゥバイアンクールさん(83)が、少女だった73年前を思い出す。建物の名は「オテル・デュ・パルク」。第二次世界大戦中、フィリップ・ペタン元帥が率いる通称「ビシー政権」が設置された場所だ。パリなど北部がドイツ占領下にあったフランスで、ドイツに協力しながら南部の「自由地域」を統治した。だがナチスに加担した不名誉な歴史から、市には当時を記録する資料館も記念施設もない。

 昨年10月、ビシーを巡る一本の法案が国民議会(下院)に提出された。起草者は地元選出のジェラール・シャラス下院議員(68)。「ビシー政権」の通称を公的文書で「ペタン独裁」に改めることなどを求める内容。「ビシーのイメージが悪化し、観光産業などが経済的損失を被ることを防ぎたい」と法案の意図を語る。

 クリストフ・ポムレ市議(48)は「ビシー」の名の不公正な使用をインターネットでチェックする。サルコジ前大統領が「ビシーがフランスを辱め、裏切った」と演説したことに抗議したこともある。

 1940年、対独戦に敗れたフランスは、第一次大戦の英雄ペタン元帥に全権を与え、ドイツと休戦条約を結んだ。厭戦(えんせん)ムードから国民に歓迎され「世論調査があれば支持率は90%を超えていたはずだ」と元薬剤師のジョルジュ・フリューリさん(87)は回想する。

 だが戦後、ユダヤ人移送への積極的関与などが明らかになると、「ビシー政権」は厳しい批判の対象となった。仏国立科学研究センターのアンリ・ルソー研究部長(歴史学)は「ユダヤ人迫害に協力したのは『ビシー政権』であり、一般国民ではなかったという物語をフランス人は信じたかった」と解説する。「ビシー政権」の名とともにビシーの町のイメージも悪化した。

 当時の政権に関する博物館の建設の是非を巡って、地元でも意見が分かれる。シャラス下院議員やポムレ市議らは「ビシー」と「ビシー政権」の混同をなくしたうえで、国と共同で博物館や資料館を作り、当時の研究の中心地になるべきだと主張。一方、クロード・マルレ市長は「過去より未来に目を向けるべきだ」との立場で態度を保留している。

 市内に住む映画監督のベルトラン・ドゥソリエさん(58)とポール・ミュクセルさん(42)は「住民があまりにも町の歴史を語らない」ことに危機感を持ち、市民や歴史家など50人以上の証言を集めて「フィリップ・ペタン」(10年)など2本のドキュメンタリー映画を製作した。「これからも歴史と記憶の関わり、変化をテーマに町を見守りたい」と語る。

 44年のペタン政権崩壊から69年。記憶を巡るビシーの迷いは続く。【ビシー(仏中部)宮川裕章】=つづく

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5568チバQ:2013/01/07(月) 23:26:51
http://mainichi.jp/select/news/20130105ddm007030103000c.html
領土と主権:第1部・独仏和解の現場から/4 実を結ぶ共通歴史教科書
毎日新聞 2013年01月05日 東京朝刊

 ◇自国の主張、客観視
 「教科書のグラフを見てみよう」。ベルリン南部の公立リュッカート・ギムナジウム(日本の中高一貫校に相当)。12年生(17、18歳)の歴史の授業で、独仏共通教科書「歴史−1945年以降の欧州と世界」を開き、フランク・アウグスト教諭(51)がフランス語で質問する。

 「戦後、フランスの移民の割合はほぼ一定なのに、ドイツでは60〜70年代に急増している。なぜかな」。「ドイツ(西独)の戦後復興が軌道に乗り、急激に労働力を必要としたのだと思います」などと12人の生徒が次々に答える。

 きっかけは03年1月、ベルリンで開かれた独仏友好条約(エリゼ条約)40周年記念行事だった。両国の高校生が共通教科書の発行を提案し、当時のシラク仏大統領、シュレーダー独首相が賛同。06年以降、各3巻の仏・独語版が、約8万部ずつ刊行されている。両国間には1930年代から共通教科書構想があり、第二次大戦後も歴史家や教育者が交流を深めてきた土壌もある。

 授業は討論中心で、近年は韓国の記者も「共通教科書を見たい」と取材に来るという。生徒のカタリナさん(17)は「両国政治家の演説が詳しく、互いの視点が分かる」と話す。「共通教科書は効果的」「でも政治家が決断したからできた。やはり最初は政治だ」。生徒同士の議論も白熱する。

 教科書は、資料が豊富なフランス流と、議論中心のドイツ流の教育を取り入れる。昨年2月、仏西部ボルドーで開かれた両国の高校のシンポジウムで、仏北部フェデルブ高校のマルタンさん(17)は「これまでの教科書がいかに仏側の視点で書かれていたかわかった」と感想を語った。

 共通教科書は、ドイツで語られることの少ないフランスでのユダヤ人迫害の事実や、フランスの教科書では通常触れられていない戦時中のドイツ国内でのナチスへの抵抗運動などにも言及している。戦後を扱う第3巻では、全17章中1章を「戦争の記憶」に充て、両国の戦争責任の受け止め方を証言や資料を基に考えさせる。「敗戦国は勝利を祝う側の式典に参加すべきか」などの設問もある。

 課題もある。独仏とも共通教科書は相手国の言葉を使う複数言語学級での使用が大半で、内容理解の前に言葉の壁が立ちふさがる。仏誌「歴史と地理」のユベール・ティゾン編集長(72)は「エリートしか使わないとの指摘や、独仏に重点が置かれ東欧の記述が少ないなどの批判もある」と語る。それでもボルドー教育委員会が11年、共通教科書を使う75校に実施したアンケートでは、7割以上の高校生がドイツの理解に役立ったと回答した。ティゾン編集長は話す。「教科書が誕生したこと自体、両国の対話の成果だ」

 ◇日中韓応用はハードル高く
 独仏共通教科書の日中韓3国への応用の可能性などについて、日本では静岡県立大国際関係学部の剣持久木准教授らのグループが中心になって研究を進めている。

 グループの中心メンバーで、仏ボルドーでのシンポジウムに参加した共立女子大国際学部の西山暁義准教授は「領土問題を抱える東アジアと異なり、独仏間では歴史認識が政治問題化することはほとんどない」と環境の違いを指摘し、「日中韓では、現在続く歴史共同研究を歴史教育の分野と連携させることが重要だ」と強調する。

 剣持准教授は「独仏共通教科書は、アイデアを出した生徒や現場の教育者らの『下からの意見』と、政治のリーダーシップの両方があって実現した。日本の場合、市民社会の意見を政治にくみ上げる回路が十分でないことと、中国、韓国と政府間で認識の一致点をみつけようとする努力が不足していることが課題だ」と語る。【ベルリン篠田航一、ボルドー(仏西部)宮川裕章】=つづく

5569チバQ:2013/01/07(月) 23:27:49
http://mainichi.jp/select/news/20130106ddm007030079000c.html
領土と主権:第1部・独仏和解の現場から/5 「スパルタ」か「助け合い」か
毎日新聞 2013年01月06日 東京朝刊

 ◇EU将来像、同床異夢
 オスロ市役所ホールで昨年末開かれたノーベル平和賞授賞式。ヤーグラン・ノーベル委員会委員長が欧州連合(EU)=27カ国、本部ブリュッセル=への授賞演説でドイツとフランスの関係を取り上げ「戦争と対立から平和と和解へと急速に変わった歴史上最も劇的な例」と称賛すると、メルケル独首相とオランド仏大統領はつないだ手を高く差し上げ、大きな拍手に応えた。

 第二次世界大戦後、長年の領土争いを克服して和解を進め、欧州統合の「モーター」であり続けた独仏。09年末からの債務危機を乗り越えたのも「欧州統合に責任感を持つドイツにフランスが寄り添ったから」(EU外交筋)との見方が有力だ。ドイツ連邦議会(国会)に反EUを唱える政党は存在しない。EU加盟国ではまれだ。フランスは国内に反EU勢力はあっても、強い権限を持つ大統領が統合に協力してきた。

 ただ、強固なはずの「モーター」も時にきしみを見せる。「同じ政策のはずなのに仏独の思いは全く違う」。あるEU加盟国の外交官は戸惑う。欧州債務危機では、財政赤字が膨らみ、破綻寸前になった加盟国をいかに救うかにEUは振り回された。これを繰り返さないため特別な予算を作る案が独仏から出された。

 しかしドイツが「財政規律を守る国が競争力を強化できる」(メルケル首相)よう特定のプロジェクトに対する期間限定の少額予算を想定するのに対し、フランスは助け合いを強調した「ユーロ圏予算」(オランド大統領)を夢見る。12月中旬の首脳会議では仏独の立場があまりに違い、合意文書には「連帯メカニズムを作る」とたった2行が記された。

 背景には、EUの将来像について独仏に「同床異夢」とも言える差異がある点があげられる。ドイツが規律を守る国の集合体、いわば「スパルタ教育の教室」のようなイメージを持つのに対し、フランスはあくまで連帯組織としてとらえる。ドイツは外相や財務相がたびたび統合強化を唱えるが、ドイツが追求する“厳格なEU”への支持は、他の加盟国の間で広がりを欠く。

 とはいえ、不協和音はあってもEUの基本政策を主導するのは独仏だ。「独仏は知らないところで物事を決めている。我々はメディアで知るだけだ」。12月中旬、ある小国の大使は独紙を見て不満をぶちまけた。独紙は「ユーロ圏の銀行監督制度創設で独仏が裏交渉で合意した」と報じ、その後のEU財務相会議は報道通りに合意した。

 仏外交筋は「仏独の差異は変わらない。だからEUを作った」と指摘し、こう続けた。「仏独が進めば批判され、何もしないと文句を言われる。仏独のモーターは常に動いている」【ブリュッセル斎藤義彦】=つづく

5570チバQ:2013/01/07(月) 23:28:40
http://mainichi.jp/select/news/20130107ddm007030038000c.html
領土と主権:第1部・独仏和解の現場から/6止 争乱と平和の基に
毎日新聞 2013年01月07日 東京朝刊

 ◇炭鉱の教訓、拡大願う
 ドイツ西部ルール地方エッセン市の郊外に、高さ55メートルの茶色い巨大な鉄塔が建つ。1930年代、1日1万2000トンという欧州最大の石炭採掘量を誇ったツォルフェライン炭鉱の跡地だ。コンパスのように斜めに2本の脚を伸ばした鉄塔は、かつて炭鉱労働者を地下深くまで運んだ昇降機だ。

 石炭が豊富なこの地方も、アルザス・ロレーヌ地方と同様、独仏間の紛争の舞台となった。第一次世界大戦に敗北したドイツは賠償金を払えず、業を煮やしたフランスは1923年、石炭などの現物取り立てを狙い、「ルール占領」を実施。ドイツ人はストで抵抗したが、インフレなど経済混乱を招き、ヒトラー率いるナチス台頭に道を開いた。

 資源が争いを生んだ反省から、戦後は地域の資源を共同管理する欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)が52年に発足。現在の欧州連合(EU)に発展し、欧州統合の基盤となった。「石炭はかつて黄金だった。そのせいで戦争が起きたが、戦後は平和を築く基になった。地元住民は今もこの炭鉱を誇りに思っています」。炭鉱を管理する財団の職員、ニコラウス・ゲオルガキスさん(39)は説明する。

 ベルリン・ブランデンブルク独仏協働研究所のマルティン・コープマン博士は「石炭と鉄の共同管理は和解の大きな要因となった」と話す。こうした独仏協調を今後は「東方に拡大すべきだ」と独誌に語るのは、74〜92年の18年間、ドイツ(西独)外相を務めたゲンシャー氏だ。「デュマ元仏外相ともよく話すが、今後は独仏にポーランドを加えた『3和音』が必要だ」と言う。独仏和解は「ほぼ安定」(コープマン氏)といえる状態に入ったため、次を目指すべきだとの姿勢だ。

 86年に閉鎖したツォルフェライン炭鉱は今、機械類を当時のまま保存した博物館になっている。「あの鉄塔が何と呼ばれているか、分かりますか」。ゲオルガキスさんが尋ねる。入り口の「巨大なコンパス」のことだ。「『エッセンのエッフェル塔』です。おかしいでしょう」。かつて争った敵国の首都パリのシンボル名を拝借し、地元住民は今、親しみを込めてそう呼んでいる。

 炭鉱跡は01年、世界遺産に指定された。コークス炉だった敷地は今、冬場はスケートリンクに生まれ変わる。かつては争乱のもととなった炭鉱のリンクに、市民の笑い声が響く。【エッセン(独西部)篠田航一】=おわり

5571チバQ:2013/01/07(月) 23:30:12
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013010102000092.html
国境 交錯の現場 (1)カシミール地方 家族引き裂く印パ対立
2013年1月1日 朝刊

「カシミールは一つ」と力を込めるムハンマド・スブハーンさん=パキスタン北東部アザド・カシミール特別州ムザファラバードで


 「果物がたくさん取れるいい季節を選んで訪ねたんだ」

 故郷に帰るのは六十二年ぶりだった。パキスタン北東部アザド・カシミール特別州の州都ムザファラバードから東へ、折り重なるように並ぶ二、三千メートル級の山々を縫って緑の中をバスは走った。州都から約五十キロのチャコティ村。バスから降り係官に許可証を見せ、谷にかかる橋を渡るとインド北部ジャム・カシミール州に入る。

 そこはムザファラバードで雑貨店を営むムハンマド・スブハーンさん(94)が生まれ育った土地。ひざまずき大地に口づけして「向こう(パキスタン)へ行ったことをお許しください」と祈りをささげたという。二〇一〇年七月のことだった。

 橋の下が、一九四九年以来、カシミール地方を二つの国に分断する停戦ラインだ。

 四七年にイスラム教徒中心のパキスタンがインドから分離独立すると、中間のカシミールの帰属をめぐって第一次印パ戦争が勃発。イスラム教徒のムハンマドさんは、攻め込んできたインド軍との戦いに加わり、命からがらパキスタン側へ逃げ込んだ。

 インド側に残してきた両親と妻の安否が分かったのは六〇年。父宛ての手紙が偶然届いて連絡が取れるようになったが、知らされたのは妻の病死だった。数年後に他界した両親の死に目にも会えずじまい。停戦ラインを「家族を引き裂く血塗られた境界線」とムハンマドさんは呼ぶ。

 印パ関係が改善され始めた二〇〇五年、分断家族の相互訪問のためバスが週一回運行を開始。約二万二千人が利用してきたが、申請から乗車まで半年以上かかる。

 インドは一二年十一月、〇八年のムンバイ同時テロの実行犯とされるパキスタン人の死刑を執行。パキスタンのイスラム武装勢力が報復を示唆するなど、核を持つ両国は緊張関係が続く。

 多民族・多宗教国家のインドは、カシミールの分離が他の民族の独立運動を刺激する事態を恐れている。一方、イスラム教徒の統合を目指すパキスタンは、イスラム教徒の多いカシミールを手放すわけにはいかない。

 「カシミールは一つ。分断する停戦ラインをなくし、独立したい」とムハンマドさん。アザド・カシミール州政府の閣僚アブドゥル・マージッド・カーン氏も「国連決議に従ってインドが住民投票で帰属を決めない限り問題は解消しない」と主張する。だが、インド政府は「カシミールは固有の領土」との立場を崩さない。

 アザド・カシミールでは今、独立への関心が薄い若者が増えている。生まれてからずっと停戦ラインが存在するためだ。「停戦ラインは国境。インド側へも行ったけど自分の国(パキスタン)がいいと思った」とナザム・シェークさん(22)。

 教育現場では、民族の言葉のカシミール語でなくパキスタンの国語ウルドゥー語で授業が進められる。独立運動に詳しい著述家ムハンマド・ファルク・ラハマーニ氏(71)は「カシミール問題そのものを知らない子供が多くなった」と指摘。「カシミール人」としてのアイデンティティー(自己認識)が失われつつある現状に危機感を抱く。

  (ムザファラバードで、寺岡秀樹、写真も)

 <カシミール紛争> 英植民地時代のインドでヒンズー教徒とイスラム教徒との対立が深まり、1947年にヒンズー教徒が多数派のインドと、イスラム教国のパキスタンとが分離して独立。英領インドに500余あった藩王国の一つカシミール藩王国は、イスラム教徒が多数派だったが、ヒンズー教徒の藩王がインドへの帰属を決意したことをきっかけに、第1次印パ戦争が勃発。49年に停戦ラインが引かれ、国連決議は帰属を住民投票で決めるべきだとした。両国は、65年、71年にも交戦した。

   ×  ×

 日本を取り巻く東アジアは、領土問題をめぐる緊張が高まってきた。ヒトとモノが交錯し、狭あいなナショナリズムでは人々の暮らしが立ちゆかないような世界各地の国境の現場を訪ね、対立を平和裏に解消する知恵を探った。

5572チバQ:2013/01/07(月) 23:30:58
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013010302000143.html
国境 交錯の現場 (2)中国・ミャンマー 対岸の「同胞」に支援の手
2013年1月3日 朝刊

中国語を学ぶカチン族の小学生たち=ミャンマー北部カチン州の難民キャンプで


 「タイヤン(太陽)、タイヤン…」

 トタン屋根しかない吹きさらしの教室に子どもたちの元気な声が響く。ミャンマー北部カチン州の難民キャンプで、中国人の男性ボランティアがカチン族の少年少女に中国語を教えていた。

 山あいにあるキャンプはほとんどが竹造りのバラック。わきを流れる小川の向こう岸は、中国雲南省の西端、徳宏タイ族ジンポー族自治州だ。

 両国をまたいで居住するカチン族は中国でジンポー族と呼ばれる。同自治州に住むジンポー族の女性(48)は難民支援でたびたびキャンプを訪れるが、近くの橋の国境ゲートでは係員が通行人の顔を見るだけ。「中国の兵士さえいなければ(出入境証の無い不法越境を)見逃してもらえる」

 二〇一一年六月、カチン州では少数民族の武装勢力「カチン独立軍(KIA)」とミャンマー政府軍の間で内戦が勃発。戦闘を逃れカチン州と雲南省との国境付近で避難生活を送る難民は約六万人といわれ、このキャンプには数十キロ圏内からの七千人以上が暮らす。もともと成年男性の多くは兵士に駆り出されており、住民の三分の一が未成年。山間部の大半はKIAの支配地域だけに、時折、銃を背負った兵士が行き交う。

 キャンプ内の市場では難民が栽培した野菜のほか、中国製やタイ製の日用品も並ぶ。ただ、国連などからの支援はままならず、「何とかコメだけは食べられる状態」とキャンプを運営するノ・オンさん(39)。KIAは、国外からの支援物資の輸送を政府が妨害していると非難する。

 ミャンマーのテイン・セイン政権は、欧米諸国との関係改善を図るため民主化政策を進め、昨年十一月には現職の米大統領として初めてオバマ氏を迎え入れた。だが、キャンプ周辺にはまだ欧米製品が入り込んでいる様子はない。

 難民の中には、中国の親戚や知人を頼って越境する人も少なくない。ただ、中国政府は「情勢が落ち着けば彼らはミャンマーへ戻る」(中国外務省)と主張。福祉や教育を受ける権利のある難民として認めていない。

 中国は、欧米諸国がミャンマーに厳しい経済制裁を科していた間も、石油・天然ガスのパイプライン建設を進めるなどミャンマーを重要な戦略パートナーと位置付ける。このため「中国は経済発展して強国になったものの、ミャンマー政府に気兼ねして何もしてくれない」とノ・オンさん。キャンプが内戦に巻き込まれる危険に備え、いざという時に対岸の中国へ逃れるため小川に置いた飛び石を中国の兵士に撤去された、と憤る。

 二つの国家のはざまで少数民族を支えるのは、「民族」や「宗教」の絆だ。

 カチン州は十九世紀末にプロテスタントが伝わり、住民にはキリスト教徒が多い。このため国内外のキリスト教徒が支援活動を続けており、ジンポー族の女性もその一人だ。中央政府から抑圧され、しかも国境で分断されて孤立してきた同胞たち。「同じキリスト教徒と思えば国境は関係ない」。女性は自分に言い聞かせるように語った。

  (カチン州の難民キャンプで、新貝憲弘、写真も)

 <中国・ミャンマー関係> ミャンマーの国軍関連企業と中国企業が2012年3月からミャンマー中部モンユワで始めた銅鉱山開発が、地元の反対で暗礁に乗り上げている。住民や僧侶らと警官隊との衝突を受け、ミャンマー政府は12月、最大野党党首アウン・サン・スー・チー氏をトップに調査委員会を設置。開発中止の可能性が浮上した。北部カチン州で中国企業が進めていたダム建設も工事は中断。資源・エネルギー面で協力してきた両国関係は曲がり角に来ている。

5573チバQ:2013/01/07(月) 23:31:24
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013010402000088.html
国境 交錯の現場 (3)ロシア・アムール州 中国人頼みに警戒感
2013年1月4日 朝刊

ロシア・ブラゴベシチェンスク市と中国・黒河市との間の氷結したアムール川を進むホーバークラフト(後方は黒河市)


 マイナス二〇度以下の寒風にさらされ、氷塊で覆われたアムール川。北岸のロシア極東アムール州ブラゴベシチェンスク市と、約五百メートル離れた対岸の中国黒竜江省黒河市を橋の代わりに結ぶホーバークラフトが、雪煙を巻き上げる。

 運航は十数分おき。片道わずか五分ほどで、短期滞在なら査証(ビザ)は不要。年に延べ約百十万人が行き交い、国境を越えて商品を持ち込む「担ぎ屋」も盛んだ。

 だが、ロシア側では中国人への風当たりが強まっている。

 「中国人抜きで農業を発展させたい」

 農業を営むソコロフスキーさん(49)は、今春造成が始まる「チギリンスキー農業パーク」用地できっぱりと口にした。

 国や州が進める「農業パーク」構想は、農場や研究所や加工販売施設を複合的に建設する計画。五十ヘクタールの用地整備だけで約一億二千万円かかる州最大の事業だ。地元のアダメンコ区長も「日本の農業技術を移転してほしい」と熱望。州などは昨夏、東京農工大の研究者や愛知県豊橋市の農家を視察に招待した。

 「中国外し」が語られる背景には、人と物の大量流入により極東が、「中国化」されることへの強い警戒感がある。

 遊休地に目を付けた中国人が農業労働者として流れ込み、現在ロシア全土で中国人の耕作面積は約四十万ヘクタール。土地そのものの生産力を度外視して無認可の農薬を大量に使う「収奪農法」を行っているとも批判される。

 「見てくれ。中国人が放り出したんだ」

 国から四百ヘクタールを借りたロシア人男性(47)の農場には、夏期に雇った中国人労働者の小屋やビニールハウス十数棟が放置されていた。ポリ袋が窓ガラス代わりに張られた小屋には、生活用品や干からびたキャベツが散乱。周囲には農薬とみられる褐色の液体が入ったドラム缶十数本が無造作に置かれている。男性は、国との二十年契約を打ち切らざるを得なかった。

 面積でロシア全土の三分の一以上を占める極東連邦管区の二〇一〇年の人口は約六百三十万。社会主義時代の集団農業体制が解体し、シベリアなど寒冷地への優遇措置も撤廃されて雇用環境は悪化。旧ソ連崩壊前に比べ、人口が約二割減少したとされる。

 このため、ロシア農民より二割高い月約五万三千円の給与を払っても中国人を雇う農場が少なくない。中国の農民をロシアへ送り込むビジネスを手がける黒河の中国人女性は「ロシアでは報酬が中国の十倍以上になる。農民が減るロシアにも利点があり、相思相愛の関係」と話す。

 しかし、ブラゴベシチェンスクでは「約二年前から中国人が市場や流通も管理し始めた」と別の農場主。危機感を強めた州は、今春から中国農民を受け入れない方針を決めた。理由についてゴレボイ州対外経済観光企業相は「中国人は税金を払わない」と強調する。

 ただ、街で売られる雑貨や食料の半分以上は対岸からの輸入品。農業の発展には労働者の確保も必要だ。「中国なくして生活は成り立たない」と地元経済誌のデルガチェワ記者。それでも住民には「基幹産業の農業を乗っ取られることへの拒否反応が強い」という。

 (ブラゴベシチェンスクで、原誠司、写真も)

<ブラゴベシチェンスク市と黒河市> 帝政ロシア時代の1900年にロシア軍による虐殺事件があり、中ソ対立が激化した1968〜69年に起きた両軍の軍事衝突の舞台の一つ。旧ソ連末期からは査証の相互免除などが進み、経済交流が拡大。一時は中ロ国境貿易の最大拠点となった。しかし、ロシアは2010年に違法移民取り締まりの強化を決めるなど、中国人の大量流入への警戒を強めている。

5574チバQ:2013/01/07(月) 23:31:43
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013010502000091.html
国境 交錯の現場 (4)英領ジブラルタル 返還要求 住民冷ややか
2013年1月5日 朝刊

英領ジブラルタル近くの漁場を指さすスペイン南部ラリネアの漁師フランシスコ・ゴメスさん。連日、ジブラルタルの沿岸警備当局から違法操業として警告を受けている


 「おれたちは今までのように魚が捕りたいだけだ。領土がほしいんじゃない」

 スペイン南部の小さな街ラリネア。漁師フランシスコ・ゴメスさん(50)は「漁のたびに、やつらの船に出て行けと脅されるんだ。あの辺りでね」と嘆く。指さす先は灰色のごつごつした巨大な岩山のような岬。ラリネアと「国境」を接し地中海に突き出す英領ジブラルタルだ。

 海沿いの道を進み検問所を過ぎると、英語があふれ、英国風二階建てバスが街を走る別世界。三百年にわたりスペインが返還を求める「欧州最後の植民地」でもある。

 この地をめぐる緊張は昨年急拡大した。きっかけは二〇一一年十一月のスペイン総選挙。政権に返り咲いた右派国民党は「植民地奪還」を鮮明にした。住民の選挙で選ばれたジブラルタル自治政府を認めず、インフラ整備や国境を越えて働く人々の労働環境をめぐって前政権が始めた自治政府との交渉をほごにした。スペイン艦船の「領海侵入」も急増。ジブラルタル側は、沿岸での操業を黙認していたラリネア漁船を報復のように追い出しにかかった。

 なぜ国民党政権は強硬な立場に出たのか。

 「経済危機です」とラリネア市の女性副市長アスンシオン・バランコさん。現政権は痛みを伴う緊縮策を次々に打ち出すが、「国民の不満をそらすため領土問題をあおっている」と自国政府への怒りを隠さない。

 ジブラルタル住民も態度を硬化させた。有志の団体「ジブラルタルの防衛者」が結成され、スペインへの抗議署名には約一万人が応じた。メンバーで、祖母が一九三〇年代のスペイン内戦を逃れてきたという会社員ギャレス・ジンジェルさん(26)は「英政府は欧州連合(EU)の国同士の問題を大きくしたがらない。スペインの現政権はあと三年は続くのでわれわれが抗議し続けなければならない」と決意を語る。

 スペインは六九年から約十三年間、国境を封鎖した過去がある。当時、ジブラルタルは生活物資が欠乏した。「あれを耐えて私たちは『ジブラルタル人』として一体になった。今さら求められてもスペイン人にはなれない」と葉巻店主ジョセフ・ナホンさん(83)。

 スペイン側からの通いの労働者も多く、スペイン語は幅をきかすが、公用語は英語。三万人近い住民は、スペイン系、イタリア系、英国系、ユダヤ系、アラブ系などが交じり合い、「ジブラルタル人」としてのアイデンティティー(自己認識)も形成されている。独立を願う住民もいる。

 地中海の対岸のモロッコ北部にも同様の領土問題がある。モロッコが再三返還を求めるスペインの飛び地セウタやメリリャだ。〇二年には両国が領有を主張する無人島にモロッコ軍が上陸。緊張が高まった。今のところ両国関係は平穏だが、いつまた火の手が上がるか予断を許さない。

 「問題を起こすのはいつも、ここから遠くに住んでいる人間なんだ」。漁師のゴメスさんは、マドリードの中央政府に矛先を向けた。  (ジブラルタルで、野村悦芳、写真も)

<ジブラルタルめぐる英スペイン関係> 昨年5月、スペインのソフィア王妃が英国のエリザベス女王の即位60年を祝う女王主催の昼食会を欠席。ジブラルタルをめぐる両国の対立が原因とされた。11月には、英政府がスペイン海軍による領海侵犯に正式に抗議するなど、緊張が続く。

 18世紀のスペイン王位継承戦争の最中に英国が占領。1713年のユトレヒト条約でスペインが正式に割譲した。その後の300年間にスペインは繰り返し奪還に向け動いたが、果たせずにいる。

5575チバQ:2013/01/07(月) 23:32:12
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013010602000092.html
国境 交錯の現場 (5)ブルガリア南部 ギリシャ企業 移転加速
2013年1月6日 朝刊

ギリシャからブルガリア南部マリコスティノボ村へ製菓工場を移転させたベルギディス社長


 真新しい工場は濃厚な甘い香りと静かな活気に満ちていた。

 「ギリシャに残っていたら、今ごろ倒産していたよ」。ギリシャ第二の都市テッサロニキから、北隣の国ブルガリアの南部、国境から程近いマリコスティノボ村へ製菓工場を移して十カ月。ギリシャ人社長のステファノス・ベルギディスさん(55)は迷いなく言った。

 ギリシャの財政危機による不況は、会社経営を直撃した。二〇一一年の売り上げは前年の三割に急落。追い込まれてすがったのはブルガリアの税金と人件費の安さだった。法人税はギリシャの20%(当時)に対して10%、人件費もほぼ半分で済み、生産コストを約三割削減できたという。「制度が違って助かった」。言葉に実感がこもる。

 地元の住民十五人を雇う工場は軌道に乗ったが、母国ギリシャの経済安定には「あと十年かかる」と悲観的だ。週末ごとにスズキの四駆で国境を越え、片道一時間半かけて家族が待つテッサロニキと工場を往復する生活が続く。

 欧州債務危機の出口が見えない中で、経済の混乱が収拾しないギリシャから企業が流出している。ブルガリア歳入庁によると、ブルガリアで法人税を納める全額ギリシャ資本の法人は一一年末で三千七百八十一社と前年末より約七割増えた。

 財政再建を図るギリシャで増税が繰り返されるのと対照的に、ブルガリアの税は低率で安定している。通貨レバのレートもユーロに対し固定され、為替リスクはユーロ圏のギリシャと変わらない。ギリシャ企業の国外移転は昨年、前年よりさらに加速したという。

 会社だけではない。

 マリコスティノボ村から北へ十五キロの小都市サンダンスキは、週末には買い物や食事を安く楽しもうと訪れるギリシャ人であふれ返る。多数のギリシャ企業を顧客に抱える地元の女性弁護士ロジッツァ・シメオノバさん(50)も「ギリシャ人は口では『困った』と言うけれど、全く困窮しているようには見えない」と不思議がる。

 両国とも欧州連合(EU)加盟国なので、パスポートでなく当局発行の身分証明書を係官に見せれば簡単に国境を通過できる。行列はほとんどできない。人の行き来が盛んなのも自然である。

 ブルガリアがEUに加盟したのは〇七年。近い将来には単一通貨ユーロの導入を目指す。欧州統合を深化させる重要なステップだが、ユーロ圏に加わるとギリシャなど債務危機国への支援義務も強まる。「なぜ私たちの税金で金持ちを助けなければならないのか」との不満がブルガリア国民の間にわだかまる。

 ベルギディスさんは言う。「ブルガリアはユーロに入らない方がいい。ギリシャと同じことが起きる。(突出した経済大国の)ドイツにあれこれ指図され、自分たちで何も決められなくなる」

 国境近くの町で、経済の「国境」をなくす試みに賛同する声は、ついに聞けなかった。

  (ブルガリア南部で、宮本隆彦、写真も)

 <ギリシャ財政危機> 2009年10月の政権交代で、前政権による財政赤字隠しが発覚。国内総生産(GDP)の4%程度とされた赤字が実際は12%超あり、ギリシャが借金を返せないのではとの不安が国際金融市場に広がった。国債価格は暴落し、資金調達で高い金利を強いられる悪循環となった。信用不安はスペインやイタリアに飛び火して欧州債務危機へと発展。金融支援を受ける南欧と、支援の条件として緊縮策を迫るドイツなどとの間できしみが生じている。

5576チバQ:2013/01/07(月) 23:32:42
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013010702000103.html
国境 交錯の現場 (6)米国・カナダ デトロイトへ2万人通勤
2013年1月7日 朝刊

米デトロイトに向かうトラックや乗用車で渋滞するカナダ南部ウィンザーの幹線道路。アンバサダー橋(中央奥)を渡ると、そこは米国だ


 車が国境の橋に差しかかると渋滞が始まった。カナダ南部オンタリオ州ウィンザーに住むウィリアム・スティーブンソンさん(63)の勤務先は隣国にある。米デトロイト近郊の自動車大手フォード・モーターだ。

 会社まで約二十五キロ。渋滞のひどい日には一時間半かかる。だが、頻繁に往復する人にはパスポート代わりに提示して越境できる「改良自動車免許証」も発行され、出入国審査の煩雑さはない。外国通勤が六年目に入ったウィリアムさんは「慣れるもんさ」と言ってのける。

 橋は民間企業が所有・管理する。通行料は乗用車が四ドル七十五セント(約四百十七円)、トラックは九ドル五十セント。ウィンザーから国境のデトロイト川を渡って通勤する人は推定で約二万人。橋の米側のたもとには免税ガソリン店があり、夕刻にはカナダへ帰宅する客でにぎわいを見せる。

 デトロイトの病院に勤める看護師カレン・カンパーナさん(39)は「外国で働いている感じはしないわね」と給油ノズルを愛車に差し込んだ。「デトロイトはウィンザー市民の裏庭。うちの子どもたちはデトロイトでホッケーとサッカーのチームに入っているわ」

 不満と言えば、米ドル建ての給与がカナダ・ドル高の影響で以前より目減りした感じがすること。それに渋滞ぐらいだ。

 デトロイトは米・カナダ国境にある唯一の大都市。地元の商工会議所によると、この国境の貿易量は年間約二千億ドル(約十七兆五千億円)。ベンジャミン・エルルカー上級副会頭(52)は「米・カナダの貿易全体の三分の一を占め、日米間の貿易量を上回る」と話す。

 物流の大半はデトロイト川に架かる「アンバサダー橋」を通る。近くに地下トンネルもあるが、道幅が狭く、大型トラックは通行できない。両岸の街を結ぶただ一つの橋に集中するトラックは一日三万台に迫り、乗用車も含む通行量は両国国境の橋で最も多い。

 一九九〇年代半ばから待望されていた二本目の橋の建設計画が、昨年十一月の米ミシガン州の住民投票で認められた。新しい橋は渋滞の緩和だけでなく、州内総生産を六億三千万ドル押し上げる経済効果があると試算される。米国、カナダ双方に工場を持つトヨタ自動車も「自動車や部品の輸送効率化につながる」と期待する。

 米国とカナダは、メキシコを交え九四年に発効した北米自由貿易協定など目に見えない国境の壁も低くしながら、貿易量を拡大し、相互の経済の依存度を深めてきた。米国が旗を振る環太平洋連携協定(TPP)にも、カナダは積極的だ。

 ウィンザー商工会議所のマット・マーチャンド会頭(45)は「世界中を探しても、こんなに人や物が行ったり来たりする国境はないのでは」と両岸経済の「一体化」を強調する。自身はデトロイト郊外に住む恋人に会いに米側へ頻繁に出掛ける。国境をまたぐデートが普通と違うのは「橋の通行料がかかることだけさ」と笑った。

 (デトロイトで、竹内洋一、写真も) =おわり

 <米・カナダ国境> 両国の国境は米アラスカ州を含めると全長9000キロ近い。2011年の貿易量は5960億ドルで、二国間で世界最多。互いに貿易相手国の1位を占める。人の行き来は1日に約30万人。オバマ米大統領とカナダのハーパー首相は11年12月に「国境を越えた行動計画」に合意。人や物の移動の円滑化を進めている。

5577チバQ:2013/01/08(火) 20:10:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130108/asi13010808020003-n1.htm
女性蔑視や性犯罪を軽視 インドの社会風潮へ強い非難 
2013.1.8 08:01 (1/2ページ)[アジア・オセアニア]
 インドの首都ニューデリーで女子学生(23)が男6人から暴行を受け死亡した事件をきっかけに同国内でレイプ犯罪への抗議デモが起きる中、海外メディアも相次いで事件を取り上げ、女性蔑視や性犯罪を軽視するインドの社会風潮へ強い非難の目を向けている。

 昨年12月30日の米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は、2011年にはインド国内で2万4206件のレイプ事件が警察に申告されたという国立犯罪記録局の数字を挙げながら「訴追されたレイプ犯の4分の1しか有罪になっていない」とし、インドの刑事司法制度の問題点を指摘している。

 インドではレイプ犯として有罪判決を受ければ、最高刑は終身刑と厳しい量刑が規定されているが、法廷の審理は加害者に有利に進められることが多く、逆に加害者よりも被害女性のほうが後ろ指を指されるなど辱められることも少なくないという。

 同紙は、保守色の強いインド・ハリヤナ州の与党、国民会議派の地元幹部の「申告されたレイプ事件の90%は合意の上」といった発言を取り上げ、「抗議デモはこうした女性の権利をないがしろにする人々への若い世代の幻滅が反映されている」と分析している。

 また同紙は「女性運動家の推計によれば、インド全体で4万〜10万件の未解決のレイプ事件がある」と紹介。インドの裁判の場合、裁判官不足など十分な体制が整えられていないため、「平均で15年」と審理に時間を要するという。同紙は「迅速な審理ができるレイプ事件の特別法廷をつくること」を提案している。

 同12月30日の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は「(レイプ犯)6人は殺人罪で訴追される」という警察当局の見解を示しながら、「有罪となれば、彼らは死刑になるかもしれない。あまりにも残忍な事件だったためインド社会に衝撃を与え激しい抗議を呼んだ」とした。

 さらに同紙は、「死刑は解決にはならないが、刑事司法制度に改革が必要とされてきた。それをきちんと整備しなければいけないが、政府も警察も何も方策を講じていない」というニューデリーにある名門デリー大学の女子学生(24)の嘆きを載せている。

5578チバQ:2013/01/08(火) 20:11:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130108/asi13010814110005-n1.htm
インド有名大が学費2倍に インフレで財政圧迫 中間層出身者は反発か
2013.1.8 14:09
 世界的に著名な経営者や研究者を輩出するインド工科大は7日、新年度から学費を現在より80%増の年間9万ルピー(約14万円)にすると決めた。インフレにより、施設運営費などが学校財政を圧迫しているため。

 2008年に学費を2倍にしたばかり。支援措置はあるが、年々増える中所得者層の家庭出身の学生には適用されず、反発が起きそうだ。

 全学生の約25%を占める年間所得45万ルピー以下の家庭出身の学生には、引き続き奨学金を支給する。伝統的な階級制度カーストの最下層出身者らも学費などを払う必要はないという。(共同)

5579チバQ:2013/01/08(火) 20:17:26
http://mainichi.jp/select/news/20130109k0000m030016000c.html
パキスタン:カシミール対立 インドとの衝突回避へ
毎日新聞 2013年01月08日 18時49分(最終更新 01月08日 19時58分)


カシミール地方
拡大写真 【ニューデリー杉尾直哉】インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方で両国軍が6日に衝突し、パキスタン兵1人が死亡した問題で、パキスタン外務省は7日、インドのイスラマバード駐在代理大使を呼び、正式に抗議するとともに再発防止を求めた。

 今回の衝突は、インド軍が実効支配線(停戦ライン)付近のパキスタン軍検問所を急襲するという異例の事態となった。しかし、パキスタン側が「再発防止」を訴えることで事件は収束に向かい、両国間の深刻な対立は回避される見通しとなった。

 両国が03年に停戦合意した後も実効支配線付近で散発的な銃撃戦が起きていた。過去2年間は両国とも関係改善に努め、昨年12月には両国民の相互訪問を促す査証(ビザ)発給手続きの簡素化が始まったばかりだった。

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5580チバQ:2013/01/08(火) 20:22:56
http://mainichi.jp/select/news/20130108dde007030008000c.html
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ドイツ:年収3000万円「首相は薄給」 野党首相候補発言が波紋 自身は4年で1.4億円報酬
毎日新聞 2013年01月08日 東京夕刊

 【ベルリン篠田航一】年収3000万円は少なすぎ?−−。今秋に連邦議会選(総選挙)を控えるドイツで、最大野党・社会民主党の首相候補、シュタインブリュック前財務相が「ドイツ首相の給料は少なすぎる」と発言し、波紋を呼んでいる。欧州債務危機対策として緊縮財政を唱えるドイツで、「高額報酬」を求める金銭感覚は痛手になりかねず、身内の同党のシュレーダー前首相までも「政治家の稼ぎが少ないと思う人は、別の仕事を探せばいい」と批判している。

 独誌フォークスによると、メルケル首相の年収は現在、25万1000ユーロ(約2900万円)。オバマ米大統領(約3700万円)よりは安いが、オランド仏大統領(約1800万円)やプーチン露大統領(約1000万円)よりは高給取りという。日本の総務省によると、首相給与は約2728万円。

 シュタインブリュック前財務相は独紙フランクフルター・アルゲマイネ日曜版のインタビューで昨年末、「職責の重さから考えると、ドイツの首相の給料は少なすぎる」と語った。一方で前財務相自身は09〜12年、企業などの講演料で計約125万ユーロ(約1億4000万円)の高額報酬を受け取っていたことが判明したばかりで、労働者の権利を擁護する中道左派陣営の首相候補としては「金銭感覚がまひ」などの批判が噴出している。

 世論調査機関フォルザの昨年末の調査では、社会民主党の支持率は27%で、メルケル首相のキリスト教民主・社会同盟の41%から差を付けられている。

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5581チバQ:2013/01/08(火) 20:33:58
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20130108-00000016-jijnb_st-nb
「リチャードジノリ」が倒産=陶磁器メーカーの老舗―イタリアクリップする時事通信 2013/1/8 07:13
 【ジュネーブ時事】イタリアからの報道によると、1735年創業の老舗陶磁器メーカー「リチャードジノリ」が7日、裁判所の破産宣告を受け倒産した。多額の負債に加え、金融危機で経営が悪化。身売り交渉も進展しなかった。
 ANSA通信によると、同社は昨年7月末に陶磁器の生産を停止。従業員約300人の扱いは未定としている。
 リチャードジノリの陶磁器は独特のデザインで日本でも人気が高く、全額出資子会社「リチャードジノリ・アジアパシフィック」(東京)が輸入・販売を手掛けている。

5582チバQ:2013/01/08(火) 21:41:03
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013010800061
伊中道右派、極右党と再連携=ベルルスコーニ氏、財務相候補も
 【ジュネーブ時事】イタリアのベルルスコーニ元首相(76)は7日のラジオ番組で、協力関係を解消していた極右政党「北部同盟」と自身が率いる中道右派「自由国民」が再び連携することで合意したと述べた。また2月24、25日の総選挙で、先に表明した首相候補ではなく財務相候補になる考えを示した。
 ベルルスコーニ氏はこの中で、政党支持率でリードする中道左派連合に対抗するため、同氏が率いる形で自由国民と北部同盟が連携すると説明。「(自由国民の)アルファノ幹事長が首相候補となり、わたしが財務相候補になる可能性もある」と明言した。(2013/01/08-06:56)

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5583チバQ:2013/01/08(火) 23:50:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130108/erp13010822230007-n1.htm
モンティ伊首相が攻勢 中道率い「左右」を批判
2013.1.8 22:22
 【ベルリン=宮下日出男】2月24、25日のイタリア総選挙で中道連合を率いるモンティ首相が攻勢をかけている。「第三極」として勢力拡大を狙う首相は従来の左右両陣営に対する批判を厳しく展開。自身が進めた財政緊縮策による国民の“痛み”にも配慮しつつ、メディアを駆使し、改革路線の継続を訴えている。

 「98%の政策で私と一致しない政府に仕えようとは思わない」。モンティ首相は4日の記者会見で、次期政権での閣僚就任でなく、あくまで首相続投を目指す考えを強調した。

 会見では、中道の小政党などで結成した政党連合「イタリアのためモンティと共に」の名称やロゴマークを発表。首相は連合を「政治の改善に役立てたい」とも語り、ベルルスコーニ前首相の自由国民を軸とする中道右派、民主党中心の中道左派という両大陣営と一線を画した。

 2日のラジオのインタビュー番組では、首相を批判しながら中道右派との連携を呼びかけたベルルスコーニ前首相について「有権者が私ほどに混乱しないよう願う」と皮肉り、返す刀で中道左派についても「過保護な労働市場を守ろうとしている」と指摘。両陣営で特に改革に反対する勢力を念頭に、批判を強めている。

 首相は昨年末、中道連合を率いる意向を表明したが、年明けからその動きは活発だ。テレビなどのメディアに頻繁に登場するだけではなく、短文投稿サイトのツイッターも活用。緊縮策への強い不満が強い中、低所得者層に配慮し、税負担緩和なども訴えている。

 最近の世論調査では、中道左派陣営が依然、4割近くの支持率で首位を保つ。中道右派は28%。7日には自由国民と北部同盟が前回総選挙に続き今回も連携することで合意。スキャンダルまみれのベルルスコーニ氏は首相候補にならないことになり、今後、巻き返しを図る。同氏は7日、勝利した場合、経済・財務相になる可能性を示唆した。

 これに対し、モンティ首相の中道連合の支持率は14〜15%。これまでより上昇したが、2割を超えるのは難しいともいわれ、厳しい情勢は続く。総選挙では中道左派が下院を制しても、制度の違いから上院で過半数を獲得できるかは微妙とされる。キャスチングボートを握り、次期政権への影響力を確保するためにも、今後、どれだけ支持を伸ばせるかが鍵となりそうだ。

5584チバQ:2013/01/09(水) 21:41:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130109/erp13010919540003-n1.htm
大統領VS首相 日立製原発に揺れるリトアニア
2013.1.9 19:52 (1/2ページ)

 稼働を停止したリトアニアの原発。隣接地に新原発「ビサギナス原発」の建設が計画されている=2012年6月(共同)
 【モスクワ=佐々木正明】日立製作所の原発建設計画があるリトアニアで、建設に否定的な意見が多数を占めた国民投票の結果をめぐり、政府要人の見解が真っ向から対立している。

 推進派のグリバウスカイテ大統領は、十分な情報が提示されないまま国民投票が行われ、「国民は騙(だま)された」と強調。計画撤回を主張するブトケビチュス新首相を牽(けん)制(せい)した。首相は3月までに建設の可否について明らかにするとしている。

 原発はバルト三国の共同プロジェクトで、リトアニア北東部ビサギナスに建設の予定。国民投票は、政策の参考にするとの位置づけで昨年10月に行われ投票率約53%で成立、否定派が6割超を占めた。

 大統領は昨年末、地元紙のインタビューで「原子力は最も安いエネルギーだ」と指摘。リトアニアは裕福でない上に資源もなく、風力や太陽光発電に過度に依存することは「楽観的すぎる」と強調した。

 大統領は国民投票についても、原子力以外の代替エネルギーのコストや、原発建設計画撤回後のエネルギー需給などの説明が不十分だったとし、「(原発否定派の)ロビイストの利益に結びついたプロパガンダが多かった。国民は騙された」と述べた。

 一方、原発建設に反対する与党・社会民主党党首のブトケビチュス首相は今月4日、「国民投票の結果に誰も異議を唱えることはできない」と発言。原発建設の是非を含めた新エネルギー戦略を3月中旬までに作成し、他のバルト諸国にも提示する方針を示した。

 ネベロビッチ・エネルギー相は7日、「(リトアニアは)エネルギーの6割を外部に頼っている」と指摘。原発建設計画にはバルト諸国が投資し、欧州委員会も支持しているとして、計画続行もあり得るとの見方を示した。

5585チバQ:2013/01/09(水) 21:42:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130109/mds13010919530001-n1.htm
UAE、ムスリム同胞団に警戒あらわ 「革命の輸出」懸念
2013.1.9 19:49 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】ペルシャ湾岸のアラブ首長国連邦(UAE)が、エジプトで政権を握るなど域内で影響力を強めているイスラム原理主義組織、ムスリム同胞団への警戒感をあらわにしている。昨年12月には同胞団員のエジプト人11人をスパイ容疑で逮捕し、両国関係が悪化した。同胞団が勢力を伸ばせば、いずれは自国をはじめとする湾岸の君主国家体制への脅威になるとの懸念がうかがえる。

 UAEのメディアによると、逮捕されたエジプト人11人はUAE国内に居住しながら、同国の軍事情報を違法に収集したなどの疑いが持たれている。これに対し、同胞団を出身母体とするエジプトのモルシー大統領は今月、同胞団幹部を派遣して釈放を要求。UAE側は「裁判なしで釈放はできない」と拒否した。

 湾岸諸国は1960年代ごろから、エジプト国内で弾圧の対象だった同胞団員を多く受け入れてきた。しかし、UAEはムバラク政権が崩壊した2011年2月を機に、同胞団への警戒感を鮮明にしてきた。UAEの主要首長国であるドバイのタミーム警察長官は、インターネット上で「同胞団崩壊は間近だ」といった発言を繰り返している。

 背景には、中東・北アフリカで独裁的な長期政権が相次いで倒れた「アラブの春」以降、各地に根を張った同胞団が君主制を中心とする多くの国で反政府活動を主導している事情がある。たとえば、ヨルダンでは同胞団系野党のデモが続いて政治が不安定化したほか、野党勢力と政府が対立するクウェートでも同胞団の影響が指摘される。

 究極的にはシャリーア(イスラム法)による統治を目指す同胞団には、君主制に否定的な者も多い。4日付のUAEの英字紙ナショナル(電子版)は、同国指導層には、同胞団が湾岸に「革命の輸出」を始めることへの恐怖がある−とする専門家の見方を伝えた。

 エジプトは現在、外貨準備が危機的水準に落ち込むなど、財政が極度に悪化している。湾岸地域でUAEとライバル関係にあるカタールは同じ君主制ながらもそうした状況を利用し、エジプト政府を財政的に支援したり企業買収を進めたりして、同国への影響力を強めている。

 エジプトのモルシー大統領としては、カタールへの依存度を下げるためにも投資元の国を多様化させたいだけに、UAEとの関係悪化は頭の痛い問題といえそうだ。

5586チバQ:2013/01/09(水) 21:47:56
http://www.afpbb.com/article/politics/2919349/10060008?ctm_campaign=txt_topics
カストロ氏の一言で始まった、チャベス大統領の闘病生活
2013年01月09日 15:44 発信地:カラカス/ベネズエラ

【1月9日 AFP】就任から10日で15年目になるベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領(58)のがんとの闘病生活を、ベネズエラ国民は気をもみながら見守っているが、チャベス氏のがん発見を導いたのはキューバのフィデル・カストロ(Fidel Castro)前国家評議会議長の簡単な質問だった。

 チャベス大統領は自分の病について公表した翌日の2011年7月1日にこう振り返っている。「フィデル(・カストロ前議長)の鋭い目を逃れる方法なんて見つからない。彼はまるで父親が子供に聞くように『どこが悪いんだ?どんな痛みだ?』と私に質問し始め…それから医師を呼び出して意見を求めた。彼(カストロ前議長)が世話してくれたんだ」

■カストロ前議長、チャベス氏の「主任医師」に

 チャベス大統領が政治における師と仰ぐカストロ前議長は、じきにチャベス氏の「主任医師」となり、キューバの首都ハバナ(Havana)でチャベス氏が受けた化学療法の何回かには付き添いもした。

 チャベス氏は長期にわたるがん治療を、これまでハバナ以外では受けていない。これについて社会学者のイグナシオ・アバロス(Ignacio Avalos)氏は、AFPの取材に「キューバ政府は(チャベス大統領に)、安全と政治的な情報管理という二つの根本的な事柄を保証してくれるからだ」と解説する。

 カストロ前議長から決定的な質問をされた際のキューバ訪問で、チャベス大統領はブラジルとエクアドルを歴訪した後、左ひざの痛みから杖をついてハバナに降り立った。それがカストロ前議長の目を引いた。検診の後、即座に二つの緊急手術が命じられた。骨盤膿瘍と、チャベス本人が「ほとんど野球のボール大」と表現したがん性腫瘍を除去するためだった。

■政治闘争のスローガンも楽観的に

 数週間のうちにベネズエラ国民は大統領の急激な変わりようを目にした。公の場への登場は減り、演説は短くなり、夜型の生活を朝型に切り替え、食生活はコーヒーを減らし果物を増やした。何よりもこの数年間、掲げてきた「祖国に社会主義を、さもなくば死を」という政治闘争のスローガンが、もっと楽観的な「われわれは生きる、われわれは克服する」という文句に置き換わった。

 しかし、これまでのところチャベス大統領の闘病生活の道のりは険しい。ユーモアを失うことはなかったが、2011年8月には化学療法の副作用で顔がはれ、頭部の毛が抜けた状態で公に姿を見せ、病を疑っていた国民たちも確信せざるを得なかった。

 同年10月、チャベス氏は病は治ったと宣言したが、その半年後には健康問題が再浮上し、最初と同様の部位の腫瘍を除去する手術を受けるためにキューバへ戻らねばならなかった。ハバナでは5クールの放射線治療を受けねばならず、滞在を延長したが、この治療の間、アカウントを開設したツイッター(Twitter)上でチャベス氏は盛んに発信した。

■「左手と片足を縛られたボクサー」

 再選によってさらなる任期6年を目指す大統領選の立候補届け出まで1週間と迫った2012年6月上旬には「がん克服宣言」をした。しかし展開されたのは、精力的なことで知られるチャベス氏にしては異例の控えめな選挙戦だった。さらに選挙は得票率55%で勝利し再選を果たしたが、選挙期間中に病気の影響を感じていたことを後になって明かし「放射線治療がなければやっていただろうことの10%」しかできなかったと述べた。また「実際のところ、私は左手と片足を縛られ、もう片方の足で飛び跳ねていたボクサーだった」とも語った。

 キューバで新たな検診を受けた後の前月8日、チャベス大統領はがんの新たな再発と、再びキューバで手術を受けなければならないことを発表した。状況の深刻さを示すかのように、チャベス氏は自分が職務を果たせなくなった場合に備え、自分の後継者にニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)副大統領を指名した。
 
 直近の手術の後、ベネズエラ政府はチャベス大統領が「深刻な肺感染症を発症した」と発表し、大統領の容体が不安視されている。術後は公の場に登場していないだけでなく、写真も発表されていない。政府は8日、10日に予定されていた就任宣誓の延期を発表した。(c)AFP/Ramon Sahmkow

5587チバQ:2013/01/09(水) 21:53:09
http://mainichi.jp/select/news/20130110k0000m030043000c.html
イラン:腎臓の闇売買が横行、違法手術も…借金苦背景に
毎日新聞 2013年01月09日 20時06分(最終更新 01月09日 21時18分)


血液型と電話番号(ペルシャ数字)を紹介し、腎臓提供を申し出る落書き=テヘラン中心部で、鵜塚健撮影
拡大写真 【テヘラン鵜塚健】米欧諸国による相次ぐ経済制裁で打撃を受けるイランで、腎臓売買が盛んになっている。イランは一定の条件下で腎臓売買が合法とされる異例の国だが、借金苦などで規定以上の高額で腎臓を売る人が相次ぎ、闇売買、違法手術が横行しているという。首都テヘラン市内には、血液型や携帯電話の番号が殴り書きされた場所が数カ所あり、切羽詰まった人々の悲痛な思いが感じ取れる。

 「健康診断を受けたばかりの30代。いい値段で売ります」。テヘラン中心部の「腎臓病患者支援慈善財団」の近くにある壁は、こんな誘い文句とともに血液型や携帯電話番号が記された数百人分の落書きと張り紙で埋め尽くされている。移植で有名な病院周辺など市内数カ所にも同様の落書きがあり、大半は20〜30代の若い男性だ。

 生体間の腎臓移植は日本では原則親族間に限られ、世界的にも売買を禁じる国が多い。しかし、イランでは売買は合法で、同財団が移植希望者と腎臓提供者をつなぐ。現在、価格は7000万リヤル(約22万円)に設定され、うち1000万リヤルは政府が移植希望者に補助する。

 しかし、路上の落書きで「買い手」を誘うのは、高額の報酬を求める闇の腎臓提供者たちだ。テヘラン東部の電気修理業の男性(26)は、事業資金や昨夏開いた結婚式のため友人や親類から多額の借金を重ねた。しかし、核開発問題に対する米欧の経済制裁などによる物価高で借金が返せない。数カ月前に路上に腎臓提供の張り紙をした。1億2000万リヤル(約38万円)程度で提供したいが、希望者からの連絡はない。「制裁下のイランではろくな仕事がない。(腎臓提供以外に)借金を返す方法がない。妻には内緒だ」とため息をついた。

 同財団によると、正規の腎臓移植は年平均1500件程度だったが、昨年度は2285件に増え、今年度も増加傾向だ。闇売買は不明な点が多いが、移植に詳しいジャーナリストのモザファリさん(51)によると「正規の移植を依頼すると実際の手術まで時間がかかり、闇売買に手を出す事例は多い。手術は誰も知らないような病院で行われており危険だ」と警告する。

 産油国で豊かさを誇ったイランは相次ぐ制裁で年々経済が疲弊し、昨秋からは急速な物価高騰、失業率上昇も進む。しかし、闇の臓器売買が社会問題化する中国や東南アジア諸国の極貧層は、イランには今もほとんど存在しない。それでも腎臓提供希望者が増える現状に、モザファリさんは「失業や借金などで絶望した若者たちが極端な反応を見せているのだろう。精神的に壊れたり、家族や周囲の同情を買ったりするためにやっている人も多いのでは」と分析する。

5588チバQ:2013/01/09(水) 21:54:02
http://mainichi.jp/select/news/20130109k0000e030151000c.html
米国:アフガン、14年末に撤収も 「駐留ゼロ」案を検討
毎日新聞 2013年01月09日 11時44分(最終更新 01月09日 12時38分)

【ワシントン白戸圭一】ホワイトハウスのローズ米大統領副補佐官(戦略広報担当)は8日、オバマ政権がアフガニスタン駐留米軍を14年末の戦闘任務終了時に完全撤収する「駐留ゼロ」案を検討していることを明らかにした。米軍のアフガン駐留を巡っては14年末以降の駐留規模が焦点になっており、米政府当局者が「駐留ゼロ」の可能性に公式に言及したのは初めて。

 オバマ米大統領は11日、アフガニスタンのカルザイ大統領と会談する予定で、今後の米軍撤収のペースや14年末以降の駐留規模について意見交換するとみられている。これに関する事前説明でローズ副補佐官は、14年末以降の駐留米軍をゼロにする可能性を記者団から質問され、「それは我々が検討している選択肢の一つだ」と明言した。その上で、政権内で「駐留規模に関してさまざまな検討が続いている」と述べ、オバマ大統領が今後数カ月以内に決定を下すとの見通しを示した。

 米軍は現在、約6万7000人が駐留している。昨年5月の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議では、今年夏までに米軍を中核とする国際治安支援部隊(ISAF)からアフガン国軍に治安権限を移譲し、14年末までに戦闘任務を終える予定が確認された。

 「駐留ゼロ」案が出る背景には米国の厳しい財政事情があるが、米国内には、アフガン情勢安定のため、ISAFの枠組みとは別に14年末以降も駐留を継続すべきだとの主張もある。米政府は昨年5月、アフガン政府と戦略協力協定を締結し、米軍が14年末以降もアフガン国内の施設を利用できる法的根拠を定めた。米主要メディアは14年末以降の駐留規模を3000〜1万5000人の間と予測している。

5589チバQ:2013/01/09(水) 21:54:45
http://mainichi.jp/select/news/20130109k0000e030132000c.html
エジプト:海外支援滞り経済混乱 政情不安拍車の恐れ
毎日新聞 2013年01月09日 10時47分(最終更新 01月09日 12時45分)


カイロ市内の株式取引所で、モニターを注視するトレーダー=ロイター
拡大写真 エジプトの通貨エジプトポンドが急落し、経済が混乱状態に陥っている。新憲法案などを巡る国内の対立激化で、海外からの投資や国際通貨基金(IMF)による支援が滞っていることが原因。カイロ市街では商品の値上がりや、銀行から預金が流出する動きも出てきた。国民生活の悪化が政情不安に拍車をかける恐れもあり、モルシ政権は苦境に立たされている。【カイロ小倉孝保、ロンドン坂井隆之】

 エジプトの外貨準備高は、ムバラク政権崩壊前の360億ドル(約3兆1000億円)から、昨年末には必要最低限の目安とされる輸入額3カ月分の150億ドルまで激減した。エジプト中央銀行は昨年末、「危機的水準」と警告し、個人や企業に投機的取引を控えるよう異例の呼びかけをした。これを反映して、通貨エジプトポンドは過去1カ月で6%も急落し、8日は1ドル=6.45エジプトポンドと史上最安値を更新した。

 小麦や燃料の大半を輸入に依存するエジプトにとっては、海外からの直接投資や観光が重要な外貨獲得手段。だが、11年2月のムバラク政権崩壊や、昨秋以降のモルシ大統領派と反大統領派の衝突などで社会混乱が高まり、海外からの資金流入が急減した。

 さらに、モルシ政権が国際機関からの支援受け入れに消極的だったことも外貨減少を招いた。昨年11月にはいったんIMFから48億ドル(約4200億円)の支援を受けることで合意したものの、政府がその後、「最終合意を延期した」と突然表明し、混乱に拍車をかけた。IMFは支援にあたって歳出削減や増税などの経済改革を要求しており、政情不安の中で国内の反発を招く改革に政府が二の足を踏んだとみられる。

 商店では輸入品を中心に一部商品が値上がりを始めており、「預金口座が凍結される」とのうわさから、銀行預金を全額引き出す動きも出始めた。物価上昇は低所得層の生活を圧迫し、政治の一段の不安定化につながるだけに、8日にカタールが総額25億ドルの金融支援を表明するなど、周辺諸国も懸念を強めている。

5590チバQ:2013/01/12(土) 00:09:50
http://mainichi.jp/select/news/20130111k0000m030040000c.html
パレスチナ:過去の和解推進で合意 ファタハとハマス会談
毎日新聞 2013年01月10日 19時14分

 【カイロ小倉孝保】パレスチナ自治政府の主流派組織ファタハのアッバス議長と自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの指導者、メシャル氏が9日、カイロで会談し、過去の和解合意内容の推進を加速することで合意した。両者の会談は約1年ぶり。

 ロイター通信によると、会談を仲介したエジプト政府の幹部は、「過去に合意した和解の枠組みをただちに実行に移すことで両者は合意した」と語った。

 ファタハとハマスは11年5月、統一政府樹立や1年以内の議会選挙実施などで合意したが、実現していない。今回も具体的な合意内容は明らかになっていない。

 両者は直接会談に先立ち、それぞれモルシ・エジプト大統領と会談した。

5591チバQ:2013/01/12(土) 00:11:12
http://mainichi.jp/select/news/20130112k0000m030012000c.html
マリ:イスラム過激派が政府軍要衝を制圧
毎日新聞 2013年01月11日 17時52分

 西アフリカ・マリからの報道によると、マリ北部を占拠するイスラム過激派の一つ、アンサル・ディーンが10日、マリ中部コンナを新たに制圧した。コンナはイスラム過激派と対峙(たいじ)するマリ政府軍の最前線基地があった要衝。政府側の最北の拠点都市モプティに過激派が迫る可能性も出てきた。AP通信によると、アンサル・ディーンの報道官は「政府軍をコンナから追い出した」と明言。政府軍兵士はコンナで交戦し政府軍が退却したと明かした。【ヨハネスブルク】

5592チバQ:2013/01/12(土) 00:11:49
http://mainichi.jp/select/news/20130112k0000m030034000c.html
モルディブ:レイプ被害少女 不倫でむち打ち刑の恐れ
毎日新聞 2013年01月11日 19時11分(最終更新 01月11日 19時38分)

 【ニューデリー杉尾直哉】インド洋のリゾートとして知られる島国モルディブで、義父に繰り返しレイプされて赤ちゃんも産んだ少女(15)が、他の男性と性的関係を持ったとして、不倫の罪に問われ、むち打ちの刑を受ける恐れがでている。過激なイスラム思想を反映したものだが、大統領府は裁判所に寛大な措置を求めている。

 AFP通信などによると、義父は、赤ちゃんを殺害して殺人容疑で逮捕され、少女の母親も殺害を手助けしたとして逮捕された。捜査の過程で少女が別の男性と関係を持ったことが判明したという。少女が有罪になれば、むち打ちか自宅軟禁の刑が言い渡される可能性がある。その場合、刑は少女が成人となる18歳に執行される。

 近年、モルディブではイスラム法が取り入れられ、不倫や婚前交渉には公開のむち打ち刑などが定められている。昨年9月には婚前交渉を認めた少女(16)がむち打ち刑を言い渡され、相手の男性は懲役10年となった。

 レイプ被害の15歳の少女について、ワヒード大統領の報道官は「大統領は司法プロセスに関与できないが、少女は恐ろしい犯罪の被害者として扱われるべきだ」と、司法当局に寛大な措置を訴えている。

5593チバQ:2013/01/12(土) 00:20:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130111/asi13011120540003-n1.htm
パキスタンでシーア派住民ら狙いテロ 政府の無策への批判高まる
2013.1.11 20:53

10日、パキスタン西部のクエッタで起きた爆弾テロ。地元12警察によると少なくとも12人の死者が出たという(AP)
 【ニューデリー=岩田智雄】パキスタン西部クエッタや北西部ミンゴラで10日、爆弾テロが発生し、AP通信などによると計120人が死亡した。テロによる1日の死者数としては最近数年間で最悪の規模。イスラム教スンニ派住民が多数派を占める同国で、少数派のシーア派住民が主な標的になった。シーア派へのテロは昨年から激化しており、政府の対策不備を指摘する声が高まっている。

 クエッタでは、娯楽施設内で自爆テロが発生。5分後には近くに止まっていた車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、現場にいた警官や記者も巻き込まれ、86人が犠牲となった。シーア派住民へのテロを繰り返しているスンニ派過激組織「ラシュカレジャングビ」が犯行を認めた。

 クエッタのシーア派住民の多くは100年以上前に隣国アフガニスタンから移住してきた少数民族ハザラ人の子孫だ。モンゴロイド系の容姿を持つため、容易に区別がつき、過去、何度も標的になっている。

 シーア派住民を狙ったテロでは、ハザラ人以外にも南部カラチや北部の住民が犠牲になっている。昨年4月に、ギルギット周辺で両派の対立が深まり外出禁止令が出され、観光客の邦人らが一時、ホテルから出られなくなった。昨年1年間で、全土で400人以上のシーア派住民が死亡する最悪の事態となっている。

 宗派対立が激化している原因について、パキスタンのシンクタンク、平和研究所のムハンマド・アミル・ラナ所長は11日、産経新聞の電話取材に「1990年代は、政府は過激派を殺害したり、両派の対話を呼びかけたりしていたが、最近は何の措置もとられていない」とザルダリ政権の無策ぶりを批判。ジャーナリストのイクラム・ホティ氏は、「パキスタンは国家として、社会的にも、治安面でも、財政的にも機能障害を起こしている」と述べ、物価高騰などによる社会不安が背景にあることに言及した。

 クエッタではほかに治安部隊を狙った爆弾テロで12人が死亡。一方、北西部ミンゴラではスンニ派の集会場で爆発が起き、22人が死亡した。

5594チバQ:2013/01/12(土) 10:16:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130112/mds13011209080001-n1.htm
仏軍、マリで空爆 暫定政府、全土に非常事態宣言
2013.1.12 09:06
 フランスのファビウス外相は11日、国軍とイスラム過激派の戦闘が激化している西アフリカ・マリで、フランス軍が空爆を実施したと発表した。マリからの報道によると、トラオレ暫定大統領は同日、全土に非常事態を宣言した。

 フランスのオランド大統領は「マリの(トラオレ暫定)大統領の支援要請に応え、西アフリカ諸国の支援も得て」軍事介入していることを認め、介入は「必要な期間続く」と述べた。

 マリでは、北部を掌握するイスラム過激派が暫定政府側の支配地域に南下して今週、戦闘が激化。国軍はフランス軍、セネガル軍などの支援を得て反攻していく方針とみられる。

 昨年3月の反乱軍のクーデター後、複数のイスラム過激派が北部を制圧、国土が事実上南北に分断された。国連安全保障理事会は昨年12月に軍事介入を認める決議を採択した。(共同)

5595チバQ:2013/01/12(土) 10:29:05
http://mainichi.jp/select/news/20130112k0000m030109000c.html
マリ:過激派掃討へ外国軍が展開開始
毎日新聞 2013年01月11日 22時05分(最終更新 01月12日 00時18分)

 【ヨハネスブルク服部正法、パリ宮川裕章】イスラム過激派掃討のため国連安全保障理事会が周辺国の軍事介入を認めた西アフリカ・マリに10日、外国軍部隊が到着し、軍事展開を開始した。AFP通信によると、マリ政府当局者は11日、「フランス軍を含む欧州部隊」と明らかにした。部隊の規模や拠点は明らかにされていない。

 マリからの報道によると、マリ北部を占拠するイスラム過激派の一つ、アンサル・ディーンが10日、中部コンナを新たに制圧した。コンナはイスラム過激派と対峙(たいじ)するマリ政府軍の最前線基地があった要衝で、政府軍の最北の拠点都市モプティに過激派が迫る可能性が出ている。イスラム過激派の攻勢を受け、マリ政府は国連と旧植民地宗主国のフランスに軍事支援を要請していた。

5596チバQ:2013/01/12(土) 10:45:04
http://www.cnn.co.jp/world/35026823.html
マリが全土に非常事態宣言 フランスは軍を派遣
2013.01.12 Sat posted at 10:00 JST

(CNN) 西アフリカ・マリのトラオレ暫定大統領は11日、同国北部を支配するイスラム武装勢力の脅威に対し、テレビを通して非常事態宣言を出した。これに先立ち、旧宗主国のフランスは同国への軍派遣を発表した。

フランスのオランド大統領は、マリが北部で「テロリスト」の攻撃にさらされ、国家の存続と国民や同国に滞在する仏国民らの安全が脅かされていると述べた。軍事作戦は「必要な限り続ける」としている。同時に、国連との協議に基づく国際法の枠内での介入だと強調した。

部隊の規模は公表されていないが、ファビウス仏外相によると作戦には空爆も含まれる。トラオレ大統領も非常事態宣言の発令に際し、フランス軍から空爆を含む支援を受けることを認めた。

フランスはこれまでアフリカ介入を縮小する方針を示し、マリへの直接介入も否定してきた。今回部隊の派遣に踏み切ったのは、マリ情勢に対する重大な懸念の表れとみられる。

マリでは昨年3月のクーデター後、国際テロ組織アルカイダ系のイスラム武装勢力が北部を制圧。イスラム法による厳格な支配体制を敷き、国際社会から批判を浴びている。国連安全保障理事会は昨年12月、マリの治安回復に向け、周辺諸国主導の支援部隊による1年間の作戦を認める決定を下した。

5597チバQ:2013/01/13(日) 00:42:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013011200266
仏軍の人質救出作戦失敗=兵士に死者も−ソマリア
 【パリ時事】フランス国防省は12日、アフリカ東部ソマリアでイスラム武装勢力アルシャバーブに拘束された仏情報機関の工作員の救出作戦が行われ、仏軍兵士1人が死亡、1人が行方不明となり、武装勢力側の17人を殺害したと明らかにした。人質救出は失敗に終わった。
 仏政府は救出を試みた人質を武装勢力が殺害したと発表したが、AFP通信によると、アルシャバーブは人質が生存しており2日以内に処遇を決めると表明。また、作戦で負傷した仏軍兵士1人を新たに拘束したと主張した。(2013/01/12-22:48)

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5598チバQ:2013/01/13(日) 00:42:40
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013011300005
ゼマン元首相が首位=シュワルツェンベルグ外相と決選投票へ−チェコ大統領選
 【ベルリン時事】チェコ大統領選挙は12日、2日目の投票が締め切られ、開票が行われた。開票率96.5%の段階で中道左派のミロシュ・ゼマン元首相(68)が得票率24.4%でトップ。22.9%で続く中道右派のカレル・シュワルツェンベルグ外相(75)とともに、25、26日の決選投票進出を確実にした。
 ゼマン氏は1998〜2002年に首相を務め、04年の欧州連合(EU)加盟に道筋をつけた。シュワルツェンベルグ外相は貴族出身で、中道右派の与党第2党「TOP09」の党首を務める。(2013/01/13-00:28)

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5599チバQ:2013/01/13(日) 00:47:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130112/erp13011219200004-n1.htm
英首相、EU脱退圧力に困った 米介入も裏目か?
2013.1.12 19:17 (1/2ページ)

キャメロン英首相(ロイター)
 【ロンドン=内藤泰朗】英国のキャメロン首相が、国内で高まる欧州連合(EU)からの脱退論と、英国のEU脱退を阻止すべく圧力をかける欧米諸国との間で、ジレンマに立たされている。政府内からも、EUへの権限集中が緩和されない限り脱退も致し方ないとの見方が出始めた。首相が今月22日に行うとされるEUについての重要演説の内容に注目が集まっている。

 英国におけるEU脱退論の高まりは、近年のユーロ危機や東欧圏からの移民の増大など、英国の国家主権を揺るがす事態が起きていることが背景にある。英国は銀行同盟の創設など最近の統合深化をめぐる協議でも一線を画し、孤立感を深めている。世論調査ではすでに、EU脱退派が過半数に達している。

 キャメロン首相は「脱退は国益に反する」と訴えてきたが、与党・保守党の強硬派は、来年にもEU脱退の可否を問う国民投票を実施するよう要求。2015年の総選挙後に国民投票を実施すると語っていた首相への突き上げはさらに厳しくなっている。

 一方、英国の最大の同盟国、米国のゴードン国務次官補(欧州問題)が訪英し9日、英メディアに「米国はEU内で英国が持つ発言力に期待する」と述べて脱退論を牽(けん)制(せい)。国民投票実施に懐疑的な立場を示した。

 米国にとっては、「価値観を共有する特別なパートナー」である英国を通じてEUやユーロ圏への政治的な影響力を保持したいとの思惑がある。だが、英保守系議員らが「米国は英国の内政に干渉をすべきではない」と猛反発。逆に国民投票の実施を急ぐべきだとの意見も出てきている。

 ただ、オズボーン英財務相はドイツ紙に対し、「英国はEUの加盟国であり続けたいが、そのためには、EUの改革が不可欠である」との考えを示した。英国側は司法や行政、労働政策などこれまでEU側に譲渡していた権限を取り戻さない限り、脱退論は収まらないとみる。

 しかし、EU側やドイツなどは「英国側の要求をのめば、それに続こうという国々が現れ、EU崩壊というパンドラの箱を開けることになりかねない」との危機感から、譲歩する姿勢は一切見せていない。

 英紙フィナンシャル・タイムズは10日付の社説で、80年代、欧州統一市場や統合拡大を主導したサッチャー元首相のように「キャメロン首相もEUで主導的な立場をとるべきだ」と主張。経済界も脱退の経済的な打撃はかなり大きいとしており、首相は、難しいかじ取りを迫られている。

5600チバQ:2013/01/13(日) 00:51:13
http://www.asahi.com/international/update/0112/TKY201301120335.html
伊、モンティ政権改革の継続は? 2月総選挙、各党始動
 【ローマ=石田博士】2月24、25日投票のイタリア総選挙に向け、各党・政党連合がいっせいに動き出した。焦点はモンティ政権が取り組んだ構造改革を継続するか否か。改革の継続をうたう民主党中心の中道左派が優位だが、上下院でねじれが生じる可能性もある。

 11日から、選挙に使う政党や政党連合のシンボルマークの届け出が始まった。投票は、印刷された各党のマークに印をつける仕組み。マークの届け出は、選挙戦の号砲だ。

 舌戦の主役はベルルスコーニ前首相、モンティ首相、民主党のベルサーニ書記長の3人。債務(借金)危機からの脱却を託されたモンティ氏の改革を引き継ぐという民主党が世論調査では首位を走るものの、危機のさなかに首相の座を追われたベルルスコーニ氏も「モンティ批判」を繰り返し、増税や失業率の上昇に不満を抱く人々の支持を集めて巻き返しつつある。

5601チバQ:2013/01/13(日) 00:56:53
http://mainichi.jp/select/news/20130113k0000m030065000c.html
ソマリア:仏、過激派からの工作員奪還に失敗
毎日新聞 2013年01月12日 23時40分

 【パリ宮川裕章】仏国防省は12日、アフリカ東部ソマリアで11日夜、イスラム過激派アルシャバブに拘束されていた仏情報機関の工作員の救出に失敗し、工作員と兵士1人が死亡、別の兵士1人が行方不明になり、過激派側17人が死亡したと発表した。オランド政権には痛手となりそうだ。

 国防省によると、工作員は対外治安総局(DGSE)所属の男性で、09年7月、ソマリアの首都モガディシオで活動中に拘束された。DGSEは11日夜〜12日未明、モガディシオの南方110キロの都市ブロマレルで工作員の救出作戦を実行したが、激しい交戦となり、失敗に終わった。国防省は「テロリストは3年半にわたり交渉を拒否し、非人間的な環境に置いた」と作戦実行の経緯を説明した。

 一方、AFP通信によると、アルシャバブは、この工作員が生存しており、2日以内に処遇を決めると表明。また別の負傷した仏兵士1人を拘束したと主張している。

5602チバQ:2013/01/13(日) 00:59:32
http://mainichi.jp/select/news/20130112k0000e030167000c.html
マリ:フランスが軍事介入 過激派侵攻で支援要請受け
毎日新聞 2013年01月12日 10時39分(最終更新 01月12日 22時47分)


 【パリ宮川裕章、ヨハネスブルク服部正法】イスラム過激派が北部を掌握している西アフリカ・マリに旧植民地宗主国のフランスが軍事介入した。周辺国に利権を持つフランスが過激派の南下を阻止し、マリが無政府化して「テロの温床」となる事態を回避する狙いだが、混迷するマリ情勢の打開につながる見通しは立っていない。

 現地からの報道によると、仏軍の空爆による支援などで、マリ政府軍は11日、イスラム過激派に一時制圧された中部の要衝コンナを奪還。一帯で戦闘が続いているものの、過激派の南進を食い止めている。過激派の進軍が続けば、コンナから約50キロの距離にある中部の主要都市モプティが危機にさらされる状況だった。

 ファビウス仏外相は11日の記者会見で、介入理由として▽約6000人の在留仏人の安全保護▽マリ政府、国連からの軍事支援要請▽イスラム過激派に拘束されているフランス人の解放−−などを挙げ、「過激派の進軍を阻止しなければ、全土を制圧され、アフリカ、欧州にとって脅威となる」と述べた。最も警戒するのが、混迷が深まり、国際テロ組織アルカイダ系のテロリストの拠点となって「第2のアフガニスタン」化することだ。

 フランスは、仏原子力大手アレバがマリの隣国ニジェールからウラン原料を輸入している。ニジェールの安全保障が脅かされた場合、電力の75%を原子力に依存するフランスの原子力政策に影響が出かねない。11年には旧植民地のコートジボワール内戦に介入しており、旧植民地宗主国としてアフリカでの影響力を保持したい思惑もある。フランスと関係が深いアフリカ諸国に政情悪化が広がらないようオランド政権としても手を打つ必要があった。

 一方、マリ政府が支援要請したのはコンナ陥落の衝撃からだ。コンナ近郊のモプティは北部奪還に向けた国軍の拠点。過激派の手に落ちれば周辺国の協力を得て過激派制圧に転じたい国軍の戦略は後退を強いられる。

 マリでは昨年3月のクーデターをきっかけに北部をイスラム過激派が支配。マリが「テロの温床」となることに危機感を強めた国連安全保障理事会は昨年12月、国際部隊による軍事介入を認める決議を採択したが、3300人規模の部隊が訓練を経て本格派遣されるのは今秋以降とみられ、当面は仏部隊が主力となる。

 過激派の主要組織でコンナを一時制圧したアンサル・ディーンは北部遊牧民が主体で、関係者によると、南部制圧に積極的とは考えにくいというが、国際テロ組織アルカイダの北アフリカ組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」の意向次第で南進の可能性もあり、混迷打開にはなお時間がかかりそうだ。

 ◇マリ共和国
 フランス植民地から、1960年に独立。最大民族のバンバラ人、遊牧民トゥアレグ人など23民族で構成され、人口は約1600万人、約8割がイスラム教徒。92年の民政移管後は民主主義が定着していたが、12年3月の軍事クーデターで混乱。リビアのカダフィ政権崩壊(11年8月)で、大佐の雇い兵だったトゥアレグ人戦闘員や武器が北部に大量に流入し、反政府組織が12年4月に北部独立を宣言。その後、地元のイスラム過激派や国際テロ組織アルカイダ系勢力が北部を掌握していた。

5603チバQ:2013/01/13(日) 10:26:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130113/mds13011308520001-n1.htm
非常事態のマリで仏軍攻撃 イスラム過激派に対抗
2013.1.13 07:30
 【ロンドン=内藤泰朗】西アフリカのマリからの報道によると、同国のトラオレ暫定大統領は11日、イスラム過激派アルカーイダ系民兵との戦闘が激化しているとして全土に非常事態を宣言、旧宗主国フランスの軍事支援を受けたマリ政府軍が同日、過激派が占拠する中部の戦略的要衝を奪還したと発表した。フランスのオランド政権による他国への軍事介入は初めて。

 フランス国防省の発表によると、フランス軍は12日も空からの攻撃を続けた。11日の作戦では、軍用ヘリのパイロット1人が銃撃を受け死亡、フランス軍は中部に地上部隊を派遣した。介入は過激派の攻勢を阻止するため暫定政府の要請に応じて行われ、「必要な期間続けられる」という。

 ロイター通信は12日、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)がマリ北部を支配する過激派を掃討するため、遅くとも週明けまでに合同軍を派兵することを決めたと報じた。

 マリでは首都バマコで昨年3月に起きたクーデターを機に、複数のイスラム過激派が北部を制圧。暫定政府の統治は南部に限られ、国土は事実上南北に分断されている。国連安全保障理事会は昨年12月、国際部隊による軍事介入を認める決議を採択したが、数日前から南部でも戦闘が激化。米国も仏軍の軍事介入に支持を表明した。

 フランスの軍事介入でマリ情勢は転機を迎えたが、国際部隊による本格介入は早くても今秋の見通し。混迷打開にはなお時間を要することになりそうだ。

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2013011301001008.html
マリ中部、過激派ら100人超死亡 
2013年1月13日 09時24分

 11日、チャドのフランス軍基地からマリに向かう準備をするミラージュ戦闘機のパイロット=フランス軍提供(AP=共同)


 【ナイロビ共同】西アフリカのマリ中部で11〜12日にフランス軍が実施した空爆やイスラム過激派とマリ軍との戦闘で、過激派やマリ軍兵士を含む100人以上が死亡した。ロイター通信が12日、マリ軍当局者や目撃者の話として伝えた。

 地域機構の西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)は12日、マリに対する即時の部隊派遣を許可した。ECOWASは兵力3300人の部隊派遣計画を昨年まとめており、ニジェールなどが12日、派兵を表明した。

 マリ北部を掌握するイスラム過激派は、数日前から暫定政府の支配地域に南下し、マリ軍との戦闘が激化。

5604チバQ:2013/01/13(日) 15:29:22
http://mainichi.jp/select/news/20130113k0000e030098000c.html
フォークランド諸島:英国とアルゼンチンの対立が再燃
毎日新聞 2013年01月13日 14時12分(最終更新 01月13日 14時23分)

 【メキシコ市・國枝すみれ】約30年前に南大西洋のフォークランド(アルゼンチン名・マルビナス)諸島の領有権を巡って戦った英国とアルゼンチンの対立が再燃している。同諸島の返還を迫るアルゼンチンに対し、英国は必要とあれば軍事力の行使も辞さない構え。島では3月に帰属を決める住民投票が予定されており、緊張は高まっている。

 フォークランド諸島はアルゼンチン沖にあるが、英国が1833年から実効支配し、住民の多くは英国系。1982年、アルゼンチンが奪取を目指して侵攻したが英国に反撃され、約2カ月半の戦闘の末に敗退した。この紛争で、アルゼンチン軍は649人、英軍は255人が戦死した。

 今回の対立再燃の直接のきっかけは3日、英国のガーディアン紙に掲載されたフェルナンデス・アルゼンチン大統領の公開書簡だ。「180年前、英国はアルゼンチンからマルビナス諸島を奪った」と訴え返還を迫る内容。アルゼンチン政府は同じ書簡を国連の潘基文(バン・キムン)事務総長にも提出した。

 一方、英国のキャメロン首相は「島民は自らの意思で(英国に所属することを)選択してきた」と反論し、帰属は島民が決めるべきだと主張する。英BBCテレビの取材に対しては「英国は世界5位の軍事予算を誇る」と話し、フォークランド諸島の領有権が脅かされた場合、必要ならば軍事力で対応する姿勢を示唆した。

 英国の大衆紙サンも「数百万の読者を代表して言う。(島に)手を出すな」と強い表現でフェルナンデス大統領に警告。「フォークランド諸島はアルゼンチンが建国される以前から英国のもので、アルゼンチンが所有したことは一度もない」と主張、大統領の歴史認識を批判した。

 アルゼンチン国民の一部は、サン紙の主張が掲載された英字紙や英国旗を燃やして怒りを示した。一方で、「国内問題から国民の目をそらすために領土問題を利用している」と英国側の大統領批判に理解を示す声もある。

 両国は90年に国交を回復している。しかし、2010年に英企業がフォークランド諸島沖で油田開発を始めたことでアルゼンチン政府が態度を硬化させ、「島を取り返すため政治、文化、外交などあらゆる手法で戦う」と宣言した。

 地元議会は紛争から30年の12年6月、帰属を問う住民投票の実施を決定。住民の大部分は英国系で、改めて英国への帰属を制度化する狙いがあるとみられる。

 ★フォークランド諸島 アルゼンチンの東約480キロの南大西洋上にある約200の島。総面積約1万2173平方キロで英国人約3000人が暮らす。スペインから独立したアルゼンチンが1820年にスペイン領だった同諸島の領有権を主張したが、1833年に英国が海軍を駐留させ実効支配を開始。1982年にアルゼンチンが侵攻したが英国に敗退した(フォークランド紛争)。近海に油田があるとされ、領土問題の一因になっている。

 ◇フォークランド諸島を巡る出来事
1820年 アルゼンチンが領有権を主張

1833年 英国が実効支配を開始

1982年 フォークランド紛争(4月2日〜6月14日)

1990年 英国とアルゼンチンが国交回復

1994年 アルゼンチン憲法改正、フォークランド諸島に対する主権を明文化

1995年 英首相とアルゼンチン大統領が紛争後初の会談。資源共同開発で合意

1998年 アルゼンチン大統領が訪英

2001年 英首相がアルゼンチン訪問

2007年 アルゼンチンが共同開発破棄

2010年 英企業が同諸島沖油田の調査

2012年 ウィリアム英王子を同諸島に派遣(2月)。周辺海域に英駆逐艦(4月)。アルゼンチンが石油採掘英企業に法的措置をとると決定(6月)

2013年 フェルナンデス・アルゼンチン大統領が島の返還求め意見広告。キャメロン英首相は領土交渉に応じない考え(1月)

5605チバQ:2013/01/13(日) 15:42:42
http://www.cnn.co.jp/world/35026841.html
ケニア議会が議員への退職金を「駆け込み」可決 大統領は拒否の構え
2013.01.13 Sun posted at 14:38 JST

(CNN) アフリカ東部ケニアのキバキ大統領は13日までに、今年3月に総選挙を控えた議会で駆け込みで可決されていた議員1人への11万米ドル(約979万円)の「退職金」支給や他の優遇措置を盛り込んだ法案を拒否する考えを示した。

議会議員は昨年10月にも同様の法案を成立させていたが、大統領は憲法に反する内容で財政的な余裕もないとして拒否権を発動していた。

再度の法案は今月10日、深夜の審議をへて可決されたもので、議員や家族への外交旅券の支給、死去した場合の国葬遂行、空港ラウンジを重要人物として利用出来る特権なども含めていた。

大統領府は12日の声明で法案の拒絶を表明し、検事総長に対し憲法に合致するよう法案内容を書き換え、議会議長に提出するよう指示した。ただ、この措置の後の対応については触れなかった。キバキ氏は次期大統領選に出馬しない。

ケニア議員の報酬額は、アフリカ大陸では最高水準にあるとされる。一方、平均的なケニア人の年収は約1800ドルとなっている。

議員への退職金支給などの特権はケニア国民の反発を招き、街頭での抗議行動も近く計画されている。昨年10月に法案が可決された際には、住民らが議事堂前に結集し、到着する議員に「泥棒」などの罵声(ばせい)を浴びせていた。議会はこの可決前、財源不足を理由に公務員の昇給要求を退けていた。

ケニアでは2008年に選挙が実施されたが、部族間の対立が先鋭化して数百人規模が死亡する騒乱となっていた。今年3月の選挙はそれ以来の国政選挙となる。

5606チバQ:2013/01/14(月) 02:52:20
>>5598
http://mainichi.jp/select/news/20130114k0000m030043000c.html
チェコ大統領選:決選投票 元首相と外相で25、26日
毎日新聞 2013年01月13日 22時00分(最終更新 01月13日 22時19分)

 【ウィーン樋口直樹】中欧チェコで11、12の両日、直接選挙制による初めての大統領選が行われた。開票の結果、中道左派のゼマン元首相(68)が得票率約24%でトップとなり、中道右派のシュワルツェンベルグ外相(75)が小差の約23%で2位につけた。得票率が50%を超える候補がいなかったため、今月25、26の両日に決選投票が行われる。

 欧州連合(EU)加盟国のチェコでは、「欧州統合懐疑派」の筆頭と目されるクラウス大統領(71)への不満が高まっていた。ゼマン、シュワルツェンベルグ両氏ともEUとの協調を掲げている。国民生活に直結する政治の実権は首相にあるが、大統領は国家元首として対外的な役割を果たすほか、軍最高司令官を兼任。下院の解散権を有し、内閣を任免する。

 欧州債務危機のあおりで中道右派のネチャス政権が財政緊縮策を進める中、社会的弱者の救済を訴えるゼマン氏は現政権の主要閣僚のシュワルツェンベルグ氏への批判を強めている。一方、旧共産党政権やロシア財界とゼマン氏のつながりを敬遠する動きも根強い。

5607チバQ:2013/01/14(月) 02:53:02
>>5603
http://mainichi.jp/select/news/20130114k0000m030037000c.html
マリ:周辺国も派兵へ 本格的戦闘に発展の恐れ
毎日新聞 2013年01月13日 21時28分(最終更新 01月13日 21時50分)


チャドのフランス軍基地でマリ出発に向けて準備をするフランス軍兵士ら=2013年1月11日、AP 【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・マリでイスラム過激派の南進を阻止するためフランスが軍事介入したのを受け、周辺国でつくる「西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)」は12日、ECOWAS部隊のマリへの即時派遣を決めた。今秋開始を予定していたイスラム過激派掃討を目的とした軍事作戦が大幅に前倒しされる見込みで、本格的な戦闘に発展する可能性が出てきた。

 フランスは軍事作戦を「イスラム過激派の南進を防ぐため」としており、限定的な介入にとどまると見られている。しかし、ECOWAS部隊は、過激派の北部からの掃討が目的で、戦闘が本格化する可能性が高い。イスラム過激派やアルカイダ勢力が支配する北部はサハラ砂漠が広がり、砂漠を熟知する相手に対する掃討作戦は長期化し、泥沼化する恐れもある。

 ECOWASのウエドラオゴ委員長は12日、「部隊の即時展開を認めた」との声明を出した。ロイター通信は、加盟国コートジボワールのクリバリー・アフリカ統一相が「(マリ)北部奪還(作戦)はすでに始まった。遅くとも月曜(14日)には部隊が到着し始めるだろう」と語ったと報じた。

 マリ北部を占拠しているイスラム過激派が10日に中部コンナを制圧した事態を受け、マリ政府からの支援要請により旧宗主国のフランスが11日、急きょ地上、航空部隊を派遣し、コンナを奪還した。国連安全保障理事会は昨年12月、ECOWAS部隊の軍事介入を承認し、部隊派遣が準備されてきた。しかし、具体的な展開計画などが固まっておらず、派遣には数カ月がかかるとされてきた。

 【ことば】西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)

 西アフリカの域内経済統合を進めるため、1975年に設立された地域協力機構で、15カ国が加盟している。域内の生活向上や経済発展のほか、経済統合の基盤となる政治的な安定の確保にも取り組んでいる。このため、加盟国が提供した軍、文民による「ECOWAS待機軍」を持ち、テロや安全保障への脅威が認められた場合に派遣している。ECOWASの活動は日本政府も無償資金協力などで支援している。

5608チバQ:2013/01/14(月) 02:53:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130114/erp13011401190001-n1.htm
仏、マリに3日連続空爆 周辺国も派兵へ
2013.1.14 01:17 (1/2ページ)

アフリカ中央部チャドの首都ヌジャメナでミラージュ戦闘機の出撃準備を行うフランス軍兵士ら。フランス軍が12日に画像を公開した(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】西アフリカのマリに軍事介入したフランスは13日、イスラム過激派武装勢力の攻勢を阻止するため、3日連続となる上空からの攻撃を行った。マリがイスラム過激派の手に落ちれば、国際テロ組織アルカーイダなどの拠点になりかねないとの懸念がある。周辺国ニジェール、ブルキナファソ、セネガルなども各500人規模の部隊派遣を決定。英国も輸送面での支援を表明するなど、マリの混乱収拾に向けた国際社会の動きが急になってきた。

 マリが加盟する西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)は13日、コートジボワールで19日に緊急首脳会議を開くと発表した。

 マリの旧宗主国で同国と関係の深いフランスのオランド大統領は12日、テレビ演説し、「テロとの戦いが唯一の目的」と軍事介入の正当性を強調した。ミラージュ戦闘機や攻撃ヘリなどを投入した仏軍の支援を受け、マリ軍は中部コナをイスラム過激派武装勢力から奪還。ロイター通信によると、イスラム過激派側の死者は100人を超えた。

 北部を制圧しているイスラム過激派には、主要な武装勢力として、「アンサール・ディーン」が含まれる。同勢力は、アルカーイダ系の「イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ組織(AQMI)」と関係が深いとみられている。リビア内戦時に流入した対空砲などで武装しているという。

 国際社会はマリがアフガニスタンのようにテロリストの拠点となることを強く懸念している。このため国連安全保障理事会は昨年12月、軍事介入を認める決議を採択。周辺国が部隊を派遣することになっていたが、本格稼働は今年9月になるとみられていた。

 ただ、フランスはマリやその周辺地域と経済的関係が深い。マリ滞在の仏人は約6千人に上るうえ、隣国ニジェールには原子力企業アレバが関わるウラン鉱山がある。マリ中部の要衝コナが陥落し、トラオレ暫定大統領側から軍事介入を要請されたオランド政権は、マリや周辺国の不安定化でフランスの国益が大きく損なわれるとみて即時の介入に踏み切ったもようだ。

 一方、軍事介入に対し、イスラム過激派はフランスへの反発を強めている。アンサール・ディーンは12日、「フランスはその対価を支払うことになる」と警告。オランド大統領はフランス内外の主要施設などに厳戒態勢を指示した。

5609チバQ:2013/01/14(月) 02:54:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130113/asi13011312010002-n1.htm
【鼓動】
レイプだけでない!嫉妬、報復…女性への凶行やまぬインド
2013.1.13 12:00 (1/5ページ)[アジア・オセアニア]

昨年12月29日、ニューデリー市内で、女性への暴力反対を訴えて行進する学生ら
 インドでは首都ニューデリーで昨年起きた残忍なレイプ殺人事件を受けて、性犯罪の防止や女性の人権尊重を訴える学生らが連日、政府への抗議デモを展開している。しかし、女性を標的にした悪質な犯罪はレイプだけではない。嫉妬や報復に狂った男が女性の顔面などに強力な酸をかけ、人生を破壊しようとする凶悪事件も多発している。被害者らは取り締まりの甘さに怒り、治療費の捻出に悲鳴を上げている。(ニューデリー 岩田智雄、写真も)

 インド南部カルナタカ州バンガロール近郊に住むジャヤラクシュミさん(35)が酒に酔った夫から顔面に酸を浴びせられたのは2003年のことだった。

 「夫はいつも私に暴力を振るい、カネを無心していた。ある晩、酒代ほしさに私の宝飾品を差し出すよう要求した。拒絶して、もう実家に帰るというと、私が再婚するつもりだと邪推した夫は、私に酸を浴びせて顔をめちゃくちゃにした」

 ジャヤラクシュミさんは、電話口でこう当時を振り返った。

 左目は光を失った。計8回の形成手術を受け、1回の手術費だけで4万ルピー(約6万4千円)かかった。それでも痛みは消えず、あと、最低4回の手術が必要だ。被害を警察に届け、夫は事件から4年後に逮捕された。懲役10年の刑を受け服役中という。

 バンガロールを拠点に、被害女性らを支援する非政府組織(NGO)「女性への酸攻撃反対運動」を設立したスシマ・バルマさんによれば、こうした犯罪は被害女性の顔を醜くし、残りの人生を破滅させようという動機によって起こされるケースが多い。交際を断られた男や報復心を燃やす夫、ストーカーらが犯行に及ぶ。

 過去、何人もの被害者の治療に当たってきた東部ジャルカンド州の医師、アナント・シンハさんは、「これまで診た患者の7〜8割は、病院から遠く離れた村に住んでいたために、治療を受けるまで24時間以上たっていた。こうした場合、失明したり、耳が聞こえなくなったりするケースが多い」と酸攻撃の深刻さを指摘する。また、「都会の私立病院なら、費用は一般的に100万〜150万ルピーかかり、庶民にはかなりの高額だ」と話した。

 インドには酸攻撃を取り締まる特別な法律はなく、正確な被害件数は分からない。英ロンドンを拠点にする国際酸生存者基金(ASTI)のジャフ・シャー氏によれば、酸攻撃を罰する法律がある隣国パキスタンでは報告されているだけで毎年150件の事件が起きており、実際の被害は約400件とみられる。人口が約7倍のインドでの件数は、こうした数字や被害報道から年間500〜1千件と推測されるという。

 被害に遭ったジャヤラクシュミさんにまだ救いだったのは、酸攻撃反対運動の裁判所への訴えが実り、カルナタカ州政府が被害者に20万ルピーの支援金を与えることを決めたことだった。

 ただし、こうした制度は全国的には広がっていない。ほとんどの被害者は自前で治療費を工面したり、ボランティアの医師の好意にすがったりしている。

 ソナリ・ムカジーさん(28)もその1人だ。大学生だった10年前、ジャルカンド州ダーンバードで男3人に酸を浴びせられた。日ごろから性的いやがらせを受けていたムカジーさんだが、ある日、これ以上の行動には法的措置を取ると告げると、就寝中に侵入してきた3人の凶行に遭った。

5610チバQ:2013/01/14(月) 02:55:10
 治療のために滞在しているニューデリー市内で取材に応じたムカジーさんは「両眼は光しかみえず、耳も右側は40%しか聞こえない。頭と首には皮下組織を再生させるための器具が入っている」と話す。

 公的な援助は一切なく、両親は土地や財産を売り払ってこれまで22回に及ぶ手術費を工面したが、追いつかない。手術は少なくともあと6回必要だという。

 思い悩んだムカジーさんは昨年11月、インドのテレビ局が放送するクイズ番組に出演し、賞金250万ルピーが贈られることになった。お金は今後の治療費に充てる予定だ。勇気を出して出演したムカジーさんに、多くのインド人が拍手を送っている。

 そんなムカジーさんにとって、いまなお許せないのは、3人の犯人は最長で4年半拘束されただけで保釈されたことだ。「たった5千ルピーの賠償金さえ、受け取っていない」と憤る。

 酸攻撃反対運動のバルマさんは、犯人の報復を恐れてひっそりと暮らす被害者もいるとし、「酸攻撃の罰則は現在、最高で10年の懲役だが、終身刑にし、保釈も認めないようにすべきだ。酸攻撃を取り締まる法律を一刻も早く成立させてほしい」と訴える。酸攻撃に使われる清掃やサビ落とし用の液体は誰でも容易に購入できることも問題で、強力な酸の販売を規制する必要性も強調している。

 ただし、バルマさんは、重要なのは「法が適正に運用されることだ」とも指摘する。パキスタンやバングラデシュでは、酸攻撃への処罰が強化されたものの、捜査が十分に行われておらず、「犯罪抑止にはほとんど効果を上げていない」としている。

 インドでは、レイプ事件も取り締まりの甘さが指摘されている。インド政府によると、11年に被害届があったレイプ事件は約2万4千件。この年の同事件の有罪率は26%しかなかった。

 経済では、昨年まで高成長を続け、新興国の一角として存在力を高めているインド。日本など外国企業の進出も加速している。その陰で、女性の人権を尊重する国民の意識はまだ低く、貧困層も多い。

 各地では、レイプだけでなく、酸攻撃や家庭内暴力に抗議するデモが連日続いている。

 全インド民主女性協会のアルビーナ・シャキルさんは「他国と競争していく上で、女性差別だけでなく、カースト制度、貧富の差などあらゆる分野の差別をなくしていかなければならない」と話す。ムカジーさんも「レイプや酸攻撃の被害者は、家に閉じこもっていてはだめ。団結して声を出して、政府を動かさなければ」と訴えた。

    ◇   ◇

 酸攻撃 製品加工、洗浄用などの強力な酸が使われる。英NGO国際酸生存者基金(ASTI)によれば、インド、パキスタン、バングラデシュ、カンボジアなど世界では年間約1500件が報告されており、被害者の8割が女性。4割が18歳未満の子供。カンボジアでは夫の不倫に怒った女性が加害者となるケースも多い。

5611チバQ:2013/01/14(月) 18:53:09
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2920504/10099362?ctm_campaign=txt_topics
仏軍、マリ北部を空爆 イスラム勢力は逃走
2013年01月14日 09:11 発信地:バマコ/マリ
【1月14日 AFP】フランス軍は13日、イスラム過激派が制圧していたマリ北部の主要都市ガオ(Gao)とキダル(Kidal)州でイスラム過激派の拠点を空爆した。

 マリ暫定政府によるイスラム過激派への攻撃を支援するため11日に軍事介入に踏み切ったフランスは介入3日目となる13日、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系の武装勢力のガオの拠点を空爆。キガリでは反政府勢力が弾薬や燃料を貯蔵していた場所を攻撃した。

 空爆にはラファール(Rafale)戦闘機、ミラージュ(Mirage)戦闘機、ガゼル(Gazelle)ヘリコプターが使用された。教師だというガオの住民は、空爆で拠点を破壊された武装勢力は1人残さずガオから逃走したと話した。

 10か月前からイスラム過激派の苛烈な支配下にある北部の砂漠都市トンブクトゥ(Timbuktu)では、住民の間で仏軍戦闘機の到来を心待ちにする声が聞かれた。

 国連安全保障理事会(UN Security Council)はフランスの要請を受けて14日にマリ情勢について協議する。一方、フランス国内ではイスラム過激派による報復に対する警戒態勢が取られている。(c)AFP/Serge Daniel

5612チバQ:2013/01/14(月) 19:36:23
マリ情勢まとめ
A:南部政権派 
B:南部軍事クーデター派 サノゴ大尉
C:北部独立派 アザワド解放民族運動
D:北部独立派(イラスム過激派) アンサル・ディーン  「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」とつながりあり

の4派対立と考えると整理できた気がする

1991年  :軍事クーデターにより、ムーサ・トラオレ大統領追放
2002年  :アマドゥ・トゥマニ・トゥーレが大統領に就任

2012年03月:軍事クーデターによりトゥーレ大統領が追放>>3989
      人反政府勢力「アザワド解放民族運動(Azawad National Liberation Movement、MNLA)」と
      交戦している兵士たちで、最近、政府の対応に不満を募らせていたことから
      リーダーと名乗るアマドゥ・サノゴ(Amadou Sanogo)大尉>>4007

2012年04月:トゥアレグ(Tuareg)人反政府勢力「アザワド解放民族運動(Azawad National Liberation Movement、MNLA)」は
      1日、同国北部の伝説的な砂漠都市ティンブクトゥ(Timbuktu)を掌握
      クーデター後にトゥアレグ人勢力は同国北部で勢力を急速に拡大し、すでにキダル(Kidal)や
      北部の軍司令部が置かれていたガオ(Gao)などいくつかの街を支配下に収めた。>>4050-4052

      北部の分離独立を求める遊牧民トゥアレグ人の武装組織「アザワド解放民族運動(MNLA)」と、
      トゥアレグ人のイスラム過激派「アンサール・ディーン」が反政府武装組織を形成  >>4070
      同過激派組織はシャリア(イスラム法)導入を求め、国際テロ組織アルカーイダ系勢力と関係があるとされる >>4084

      反政府勢力MNLAが北部独立を宣言>>4085

      クーデターを起こした軍部は6日、憲法を回復し、実権を文民政府に返還することを決めた
      暫定大統領にマリ議会のトラオレ議長が就任し、民主的な大統領選挙を実施するとしている。
      クーデターを首謀したサノゴ大尉らには恩赦が与えられるという。 >>4101

2012年05月:「アンサル・ディーン」世界遺産・トンブクトゥの霊びょう、破壊>>4250

2012年07月:過激派がまた墓破壊=マリの世界遺産都市>>4719

2012年10月:連安全保障理事会が12日、マリへの軍事介入に事実上道を開く決議案を全会一致で採択し、
      マリ北部を制圧するイスラム過激派の掃討作戦にフランスの後方支援を受けた西アフリカ諸国部隊が乗り出す>>5135

2012年12月:ディアラ暫定政府首相の身柄を拘束し、ディアラ氏は11日未明、国営テレビを通じて暫定政府の総辞職を表明
      拘束は3月に首都バマコで起きた反乱軍のクーデターを主導したサノゴ大尉の指示という  >>5460

2013年01月:過激派「アンサル・ディーン」はマリ政府との交渉に応じる構えをみせ
      アンサル・ディーンはアルカイダの北アフリカ組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」などと協力し、
      MNLAを北部の都市部から放逐し、過激派による支配を固めた。
      アンサル・ディーンの指導者イヤド・アグガリ氏がイスラム過激思想を持ったのは近年で、目的はトゥアレグ人社会や
      出身地の北部キダル地域での覇権にとどまり、国境を超えた「聖戦」を目指すAQIMとは方向性が異なるという。>>5553

      仏軍、マリで空爆 暫定政府、全土に非常事態宣言
      マリの(トラオレ暫定)大統領の支援要請に応え、西アフリカ諸国の支援も得て」軍事介入 >>5594

5613名無しさん:2013/01/14(月) 19:53:36
森元首相、北方領土の「3島先行返還」に言及

 自民党の森元首相は9日のBSフジ番組で、北方領土についてロシアのプーチン大統領が
「引き分け」による解決に言及していることに関し、「外務省は4島一括返還と言うが、
簡単に返すとは思えない。現実的なことをやる方がいい」と述べた。
 「引き分け」の意味については、択捉島と国後島の間に線を引く案を示し、「単純に線を
引けということになれば、こう引くのが一番いい」と語り、択捉島以外の3島の先行返還に言及、
4島一括返還にこだわらず、柔軟に対応すべきだとの考えを示唆した。

 森氏は安倍首相の要請を受けて2月に訪露し、プーチン大統領と会談する予定だ。森氏は
「会談で、大統領に『引き分け』の意味を聞きたい」とも強調した。

(2013年1月10日01時06分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130110-OYT1T00139.htm

5614チバQ:2013/01/15(火) 01:18:33
http://mainichi.jp/select/news/20130115k0000m030048000c.html
アラブの春2年:勢い失う民主化のうねり
毎日新聞 2013年01月14日 19時26分(最終更新 01月14日 23時55分)


チュニジア革命から2年を祝い国旗を振る人々=チュニジアの首都チュニスで2013年1月12日、ロイター
拡大写真 【カイロ秋山信一】中東の民主化要求運動「アラブの春」の先駆けとなったチュニジアのベンアリ政権崩壊から14日で2年が経過した。シリアでは内戦が泥沼化し、11年3月以降の死者は国連の推計で6万人を超えた。革命に触発されたエジプトやリビアなどでは独裁政権が崩壊し、民主国家への道を歩み始めたが、経済や治安の回復に手間取っている。中東各地を席巻した民主化のうねりは、一時の勢いを失っている。

 「2年前は武器をとらなくても、アサド政権が改革に踏み出してくれるのではないかと期待した。だが政権は銃を突きつけてきた」。12日、カイロで取材に応じた反体制派の統一組織「シリア国民連合」幹部のナブハーン氏は、こう嘆いた。シリア拠点の反体制派組織「地域調整委員会」などによると、13日も17人の子供を含む141人、14日は子供11人を含む少なくとも80人が死亡した。

 シリアでは、アサド政権と反体制派の戦闘が全土に拡大。国民連合によると、北部や南部の一部地域では反体制派が優勢だが、首都ダマスカスなど主要都市では一進一退の攻防が続いている。

 多数の市民の犠牲にもかかわらず、国際社会は一致した対応をとれずにいる。リビアでは国連安全保障理事会の決議に基づき、欧米が軍事介入に踏み切った。だがシリア問題では、武器を輸出するなど権益を持つロシアや中国の反対で、経済制裁決議さえ難しい。欧米やアラブ諸国など130カ国以上が「シリアの唯一正統な代表」として承認したシリア国民連合も、ロシアと中国は承認していない。

 アサド政権が保有しているとされるサリンなどの化学兵器が使用されれば欧米が軍事介入に踏み切ることもあり得るが、政権側は使用の可能性を明確に否定している。

 一方、革命が成功した国では、民主的な選挙が行われ、新憲法の制定などが進むが、課題も山積している。

 チュニジアやエジプトでは、アラブの春の一因となった若者の失業問題の解決がままならず、主要産業の観光業も革命以降の落ち込みから抜け出せていない。政治的にも、司法制度や人権政策を巡って、イスラム勢力と世俗勢力の対立が深まる。革命時に激しい武力衝突を経たリビアやイエメンでは、治安の回復も急務だ。

 ◇アラブの春
 チュニジアで11年1月、若者の抗議の焼身自殺を機に反政府デモが拡大しベンアリ長期独裁政権が崩壊、その後中東各地に飛び火した民主化運動。短文投稿サイト「ツイッター」などでデモや集会が呼び掛けられ、長年の抑圧に耐えかねた市民の怒りが広がった。エジプトやリビア、イエメンでも強権的な長期政権が倒れた。

5615チバQ:2013/01/15(火) 01:19:09
http://mainichi.jp/select/news/20130115k0000m030049000c.html
アラブの春2年:急激イスラム化に危機感 エジプト活動家
毎日新聞 2013年01月14日 19時30分

 【カイロ小倉孝保】「アラブの春」発生から2年になるのに合わせエジプトでムバラク前大統領追放を主導した若手民主活動家の一人、シャディ・ガザリハルブ氏(34)が毎日新聞のインタビューに応じ、地域の現状について「(穏健派イスラム原理主義組織)ムスリム同胞団がアラブ全域にイスラム帝国を築こうとしている」と指摘、急激なイスラム化に危機感を示した。

 ムスリム同胞団出身のモルシ大統領についてガザリハルブ氏は、「ムバラクでさえやらなかった司法への介入をやり権力を掌握した。広く国民の意見を反映する真の民主化は実現していない」と批判した。

 「アラブの春」で独裁者が去った国々でムスリム同胞団が勢力を拡大していることについて、「エジプトのムスリム同胞団であっても彼らの狙いは世界へのイスラム拡大で、エジプト国民のことを第一に考えているわけではない」と説明した。

 シリアで内戦が激化していることについては、「エジプトなど(シリア以外)のムスリム同胞団が戦闘員を派遣して、(世俗派の)アサド政権打倒のため戦っている」と述べ、シリアの問題に国外から介入すべきでないとの考えを示した。

5616チバQ:2013/01/15(火) 22:05:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130115/asi13011519480002-n1.htm
アシュラフ首相の逮捕命令 汚職事件関与疑い パキスタン最高裁
2013.1.15 19:46

パキスタンのアシュラフ首相(ロイター=共同)
 パキスタン地元メディアによると、同国最高裁は15日、汚職事件に関与した疑いがあるとして、アシュラフ首相らを逮捕するよう捜査当局に命じた。

 アシュラフ氏は、電力会社に便宜を図る見返りに現金を受け取り、ロンドンに不動産を購入した疑惑が持たれている。(共同)

5617チバQ:2013/01/15(火) 22:05:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130115/asi13011519550003-n1.htm
「革命」訴え数万人デモ パキスタン、総選挙控え混乱の恐れも
2013.1.15 19:49

15日、パキスタン・イスラマバードで演説するイスラム学者ムハンマド・タヒル・カドリ氏(AP=共同)
 【ニューデリー=岩田智雄】パキスタンの首都イスラマバードで15日、イスラム学者ムハンマド・タヒル・カドリ氏率いるイスラム教団体「コーランの道」のメンバーら数万人が反政府デモを行った。地元メディアによると、一部が警官隊と衝突し、投石するなどした。カドリ氏は、議会を解散し、軍が発言権を持つ暫定政権を作るよう「革命」を呼びかけており、今年行われる総選挙を前に、情勢が混乱する恐れもある。

 デモ隊は14日夜から15日朝にかけて東部ラホールから行進するなどして首都に入った。カドリ氏はデモ隊に、政府が要求を受け入れるまでデモを続けるよう呼びかけた。デモ隊に警官隊は催涙弾を発射し、双方に負傷者が出たもようだ。

 パキスタン政府は、カドリ氏の要求内容を「憲法に違反し、受け入れられない」としている。

 カドリ氏はこれまで、イスラム武装勢力の取り締まりや電力不足に対する政府の無策を非難しており、国民の中には同氏を支持する声もある。その一方で、軍の関与を主張していることへの反発も多い。カドリ氏が混乱に乗じた軍の干渉を誘発しようとしているとか、デモの背後に軍がいると疑う見方もあるが、同氏も軍も関係を否定している。

 パキスタンでは過去、何度も軍事クーデターで文民政権が倒れたり、軍の関与で議会が解散に追い込まれたりしている。現政府は今年3月、文民政権として初めて5年間の任期を満了する見通しになっている。

5618チバQ:2013/01/15(火) 22:07:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130115/erp13011519200005-n1.htm
グルジア新政権 露に急接近 190人の「政治犯」ら釈放 禁輸解除へ関係修復目指す
2013.1.15 19:19 (1/2ページ)

グルジア
 【モスクワ=佐々木正明】グルジアで15日までに、スパイ罪で実刑判決を受けたロシア人を含む190人の「政治犯」らが国会決議による恩赦で釈放された。昨年10月のグルジア議会選で大統領派の与党が敗れ、野党連合「グルジアの夢」が政権を事実上奪取したことで実現した。新内閣を率いるイワニシュビリ首相は2008年のグルジア紛争で悪化したロシアとの関係修復にも動き出しており、今月末に代表団をモスクワに派遣、特産品ワインなどの輸出禁止措置解除に向けて交渉を行う。

 恩赦措置は、「グルジアの夢」などが選挙公約として掲げていた。内閣発足後、立法手続きに入り、大統領が実権を握っていた04年から12年までに収容された「政治犯」をリスト化。今後、3千人を釈放し、約1万4千人の刑期を短縮することを決めた。

 国会は昨年12月に恩赦を決議したが、サーカシビリ大統領は「グルジアに政治犯はいない」「社会に重大な結果をもたらす」などとし、署名を拒否。国会は今月、再度審議を行って恩赦を決議し、国会議長の署名で発効した。第1弾の恩赦は13日に行われた。

 恩赦法の成否は、今秋に大統領を退くサーカシビリ氏とイワニシュビリ首相派の権力争いを見定める上でのバロメーターとみられていた。釈放された「政治犯」らは大統領の弾劾に向けても動き出したが、大統領派の巻き返しも予想される。

 一方、ロシアのプーチン大統領は、08年の軍事衝突を“主導”したサーカシビリ氏の対露強硬路線を改めるイワニシュビリ首相の新方針を歓迎。グルジアとの国交正常化へ前向きな姿勢を示している。

 06年以来、ロシア市場から締め出されているワインや果物はグルジアの主要輸出品であり、輸出禁止が解かれれば、首相が目指すグルジアの経済再生への一助となる。

 また、グルジアに隣接する南部ソチで14年に冬季五輪を開催するロシアにとってもグルジアとの関係修復は、五輪の安全確保を図る上で大きなメリットがある。

 ■グルジア紛争 2008年8月、グルジアからの分離独立を求める南オセチア自治州をめぐり、ロシアとグルジアが軍事衝突。後に、南オセチアやアブハジア自治共和国が独立を宣言、ロシアや南米ベネズエラなどが「国家」として承認した。欧米はグルジアの領土保全を優先し、独立を認めていない。

5619チバQ:2013/01/15(火) 22:14:45
http://mainichi.jp/select/news/20130116k0000m030097000c.html
伊総選挙:ベルルスコーニ氏買春疑惑 投票日前に判決か
毎日新聞 2013年01月15日 22時09分

 【ローマ福島良典】イタリア北部ミラノの地裁は14日、ベルルスコーニ前首相(76)に対する少女買春疑惑の公判で、間近に迫った総選挙を理由に公判延期を求めた前首相側の請求を棄却した。2月24、25両日の総選挙投票日前に1審判決が言い渡される可能性が出てきた。判決は選挙戦の行方に影響を与えそうだ。

 前首相は、10年にミラノ郊外の私邸で開いたパーティーに当時17歳だったモロッコ人女性ダンサーを招き、買春したとして、未成年者買春などの罪で起訴された。前首相は金銭贈与は認めているが、性的関係を持ったことはないと主張。ダンサーも性的関係を否定している。

 前首相の弁護人は「選挙運動で多忙のため出廷できない」と選挙が終わるまで公判を延期するよう求めたが、地裁裁判官は「政治活動は公判中断の理由にならない」と退けた。14日の公判にはダンサーも出廷したが、証言しなかった。弁護人は、前首相宅を訪れたことのある米俳優ジョージ・クルーニー氏らの証人尋問を求めた。

 公判は2月4日に結審の予定。有罪なら最高で禁錮15年の判決を受ける可能性がある。判決公判の日程は明らかになっていないが、前首相の弁護人は「判事は選挙前に判決を下したい意向で、法廷による選挙戦への重大な介入だ」と批判した。

 最新世論調査によると、前首相の中道右派連合は支持率首位の中道左派連合を猛追しており、数ポイント差に詰め寄っている。

 前首相は昨年10月、所有するテレビ局グループ「メディアセット」が絡む脱税疑惑の公判で禁錮4年の1審有罪判決(恩赦法に基づき禁錮1年に減刑)を受け控訴中。

5620チバQ:2013/01/15(火) 22:39:45
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013011500872
最高裁、首相の逮捕命令=宗教指導者のデモも、混乱必至−パキスタン

パキスタンのアシュラフ首相=2012年8月、イスラマバード(EPA=時事) 【ニューデリー時事】パキスタン最高裁は15日、電力事業をめぐる汚職容疑で捜査当局にアシュラフ首相の逮捕を命じた。首相の逮捕命令はパキスタンの歴史上極めて異例で、今後、最高裁による政権への圧力が再び強まる恐れがある。
 実際に拘束されるかは不透明だが、今春予定される総選挙への準備を進める与党パキスタン人民党(PPP)主導政権にとっては、思わぬ横やりが入った格好。パキスタンでは宗教指導者による大規模デモも進行中で、政治混乱が深まる可能性が高い。
 最高裁は2012年、ザルダリ大統領の過去の汚職疑惑への訴追作業を怠っているとして、大統領の右腕であるギラニ首相を法廷侮辱罪で有罪とし、6月に強制失職させた。後任のアシュラフ首相にも同様の措置を取る構えを見せたが、11月に首相が訴追手続きの開始に応じたため中断し、司法と政権の対立は収まったかに見えた。
 アシュラフ首相は水利・電力相時代に電力事業をめぐり賄賂を受け取った疑いがあり、就任時から捜査対象となる可能性があった。ただ、本人は疑惑を否定している。
 一方、パキスタンでは13日に東部ラホールを出発した宗教指導者タヒル・カドリ氏の反政府デモ隊が14日に首都イスラマバードに到着。15日には数万人規模の支持者が議会周辺に集結し、警官隊と衝突した。カドリ氏は16日もデモを続ける構え。(2013/01/15-21:58)

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5622チバQ:2013/01/17(木) 00:03:06
http://mainichi.jp/select/news/20130116k0000e030172000c.html
マリ:仏地上部隊が進攻 中部の武装勢力拠点奪還へ
毎日新聞 2013年01月16日 11時28分(最終更新 01月16日 16時23分)

 【パリ宮川裕章、ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・マリに軍事介入したフランスは15日午後、首都バマコなどに駐留中の仏地上部隊の中部方面への進軍を開始した。イスラム過激派勢力が奪取した中部ディアバルの奪還作戦などとみられる。一方、マリ政府はこれまで、過激派勢力に一時制圧された中部コンナを奪還したと説明していたが、ルドリアン仏国防相は15日の記者会見で「現状ではマリ軍の制圧下にない」と述べた。

 仏テレビは15日午後、バマコから北方へ向かう仏軍装甲車の車列を放映。AFP通信は複数の現地目撃者の話として「数百人規模のマリ政府軍、仏地上部隊がディアバル方向に向かっている」と報じた。またマリ現地政府関係者の話として「数百人規模のマリ、仏軍がディアバル南部のニオノを出発した」とも伝えた。バマコでは同日午後、約30台の仏装甲車が北方に向け移動するのが目撃された。

 仏国防省によると、仏軍は15日、ディアバルを空爆した。だが爆撃後も過激派勢力はディアバルにとどまり、現地政府関係者を人質に取っているとの情報もあり、地上戦が難航する可能性もある。

 一方、コンナの情勢について現地住民は仏ルモンド紙に対し、「マリ軍は市街から20キロ地点にとどまっている。過激派は周辺地域に身を隠し、食料を求めて時折街中に姿を現す」と語った。

5623チバQ:2013/01/17(木) 00:05:02
http://mainichi.jp/select/news/20130117k0000m030099000c.html
パキスタン:政権崩壊へ軍主導か 汚職疑惑で首相逮捕命令
毎日新聞 2013年01月16日 20時54分

 【ニューデリー杉尾直哉】パキスタン最高裁がアシュラフ首相の汚職疑惑が強まったとして15日に首相らの逮捕を命じたことで、内政が一挙に流動化する恐れがでてきた。首都イスラマバードでは、「腐敗した現政権の打倒」を訴える住民デモが14日から続き、その規模は16日現在で最大8万人にまで拡大。一部が警官隊と衝突した。一連の動きについて、「ザルダリ大統領が率いる与党・人民党政権を崩壊させるため、軍が背後で動いている」との観測も出ている。

 アシュラフ首相の前任のギラニ前首相は、米軍特殊部隊による国際テロ組織アルカイダのビンラディン容疑者殺害作戦(11年5月)を巡り、軍と激しく対立。11年秋にはザルダリ大統領が軍事クーデターを阻止するため米軍に協力を依頼するメモを作成したとの疑惑が表面化し、軍トップのキヤニ陸軍参謀長が徹底調査を求めるなど、さらに関係が悪化した。その後、ギラニ氏は最高裁に法廷侮辱罪で有罪を言い渡され、昨年6月に辞任に追い込まれた経緯がある。

 反政府デモの参加者は14日以降、首都中心部の議会近くの幹線道路を約1キロにわたり占拠している。今回、デモの広がりと時を同じくして突然の首相逮捕命令が出されたことについて、アシュラフ首相の側近、チョードリー氏はロイター通信に対し、「軍が黒幕だ」と指摘した。

 「軍主導」の臆測の裏付けとして挙げられているのが、デモを率いるイスラム教指導者のタヒル・カドリ氏の存在だ。カドリ氏は、99年のムシャラフ陸軍参謀長(当時、後に大統領)による軍事クーデターを支持し、02年の総選挙で下院議員に当選した。06年にカナダに渡り、欧米などに住むパキスタン人の間で影響力を保持してきたが、昨年末に突然、パキスタンに帰国。激しい政府批判の演説を繰り広げ、急速に支持を広げた。イスラマバードの政治アナリストは「確たる証拠はないが、軍がカドリ氏を利用して多数の住民をデモや反政府集会に動員している可能性は否定できない」と話した。

 パキスタンでは47年の建国以来、3度の軍事クーデターが繰り返され、国政の実権は軍が掌握しているといわれている。しかし、国際的な批判を考慮し、軍はあからさまな民政政権打倒は望んでいないともみられている。

 パキスタン北西部では今年に入り、米国による無人機空爆が少なくとも5回実施され、計約40人の武装勢力メンバーが殺害された。異例の攻撃激化に対し、通常であればパキスタン軍当局は「主権侵害」として激しく抗議するところだが、今回は沈黙を守っている。軍をめぐるさまざまな臆測が広がるなか、「表舞台に出るのを控えているのではないか」(別のアナリスト)との指摘もある。

5624チバQ:2013/01/17(木) 00:06:24
http://mainichi.jp/select/news/20130117k0000m030105000c.html
アルジェリア:武装勢力が3日本人拘束、10人安否不明
毎日新聞 2013年01月16日 21時10分(最終更新 01月16日 23時46分)

 【坂口裕彦、カイロ秋山信一、パリ宮川裕章、ヨハネスブルク服部正法】北アフリカのアルジェリア南部インアメナスで16日朝、天然ガス関連施設の外国人従業員らの居住区がイスラム武装勢力に襲撃され、日本政府によると、プラント大手「日揮」(本社・横浜市西区)の現地施設で勤務する日本人3人が拘束された。これとは別に10人の安否が不明という。一方、ロイター通信によると、フランス人を含む2人が死亡、日揮に勤務の日本人5人とフランス人、アイルランド人、アメリカ人、ノルウェー人の少なくとも9人が拉致された。国際テロ組織アルカイダ系の武装勢力が「(マリに軍事介入した)フランスや西側諸国への報復だ」との犯行声明を出した。これを受け日本政府は16日、官邸対策室を設置し、関係省庁による局長会議で対処方針を確認した。

 政府は16日夜、自民、公明両党が自民党本部で開いた与党対策本部の会合で「日本人3人が拘束された」と説明した。出席者によると、外務省から「アルジェリアには17人の日揮駐在員がおり、4人の無事を確認、3人が拘束された。残り10人の安否は確認中」との説明があったという。

 国営アルジェリア通信などによると、武装勢力は16日午前4時半ごろ、日揮が英石油大手BPなどと共同で天然ガス開発プロジェクトを行う地域を襲撃した。日本人らが拉致されたほか、警備員1人が殺害され、7人が負傷したとの情報もある。一方、アルジェリア紙エルワタン(電子版)は16日、日揮に勤務するフランス人2人と日本人1人が拉致されたと報じており、被害を巡る情報は錯綜(さくそう)している。

 日揮は石油や天然ガスプラントの設計などを手がける業界大手で、中東などでも数多くのプロジェクトを実施。アルジェリアでは1969年に製油所建設を受注して以来、40年以上にわたる事業展開の実績を持つ。事件を受けて、日揮は現場で働く関係者が事件に巻き込まれたことを明らかにした。BPは事件が起きたことは確認したが、詳細は公表していない。

 犯行声明を出したのは、アルカイダの北アフリカ組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」から分派した「イスラム聖戦士血盟団」で、アルジェリアと国境を接するマリ北部を拠点としている。マリでは、イスラム過激派が支配地域を拡大し、政府と対立。先週からフランス軍が政府軍を支援するために軍事介入し、イスラム過激派はフランス人に対する報復を警告していた。今回の拉致事件の背景には、こうした仏への反発があるとの見方もある。

 在アルジェリア日本大使館は、アルジェリアで日本人が拘束されたとの情報があり、「確認を進めている」としている。

 インアメナスはリビア国境に近く、石油や天然ガスなどが豊富なことで知られる。アルジェリアでは90年代に政府とイスラム原理主義組織の内戦が7年以上続いた。原理主義勢力はアルジェリアからマリ北部に流入し、AQIMを結成。マリ北部で外国人に対する身代金誘拐を資金源としてきたとされる。またリビアのカダフィ政権が11年に崩壊した後は、リビア内戦で使用された大量の武器がマリなどに流入したとみられている。

 ◇英BP「事件発生を確認」
【ロンドン小倉孝保】BPは16日、「アルジェリアのインアメナス・ガス田で今朝、安全上の事件が発生したことを確認した」と発表した。BPによると、このガス田はBPとアルジェリア国営の「ソナトラッチ」、ノルウェーの「スタトイル」の3社が共同事業体を作って運営している。出資比率はスタトイル50%、BP46%。

5625チバQ:2013/01/17(木) 00:08:34
http://mainichi.jp/select/news/20130117k0000m030151000c.html
アルジェリア拘束:マリへの仏軍介入への報復措置か
毎日新聞 2013年01月16日 23時58分

 【ヨハネスブルク服部正法、パリ宮川裕章】北アフリカ・アルジェリアで16日、イスラム武装勢力による日本人拘束事件が起きた。背景にあるのは、イスラム過激派が国土の半分以上を占拠する隣国マリの混迷だ。被害者にはフランス人が含まれており、仏軍によるマリ軍事介入へのイスラム過激派の報復措置との見方が出ている。

 マリでは昨年3月、首都バマコで政府軍反乱部隊によるクーデターが発生。中央政府の混乱に乗じて、アルジェリアに隣接する北部で反政府武装組織が攻勢を強め、同4月に北部を制圧し、「独立」を宣言した。

 「独立」を主導したのは北部の遊牧民による世俗主義武装勢力「アザワド解放民族運動(MNLA)」だったが、次第に増勢したイスラム過激派がMNLAを北部の都市部から放逐し、過激派による北部支配が固まった。

 過激派は大別すると▽北部遊牧民主体のアンサル・ディーン▽国際テロ組織アルカイダの北アフリカ組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」▽「西アフリカ統一聖戦運動(MUJAO)」−−の3組織。3組織は連携して北部支配を強化し、シャリア(イスラム法)の厳格な適用を進めている。

 AQIMなど武装勢力はこれまで身代金目的で欧米人らを誘拐。AQIMは07年にブーテフリカ・アルジェリア大統領を狙った爆弾テロを起こし、10年には拘束したフランス人の奪還作戦を実施した仏軍と交戦している。

 国際社会では、多数の外国人過激派の流入を受け、「テロの温床」となる「第2のアフガニスタン化」(ルドリアン仏国防相)の懸念が高まった。このため、マリ周辺国でつくる「西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)」は過激派を北部から掃討するため部隊派遣を決定。国連安全保障理事会が昨年12月、派遣を承認した。

 ところが今月10日に過激派が中部の政府軍の要衝を新たに攻略したのを転機に仏軍が過激派の南進阻止を目的に軍事介入。アルジェリア政府は13日、仏軍の領空通過を認め、14日までにマリとの国境を封鎖した。

 今回の拉致事件は仏軍が北部の過激派拠点を空爆するなど戦闘が激化し、過激派側がフランスに対する報復の声を強める中で起きており、フランス政府に対する反発が背景にあるとの見方が強まっている。

 アルジェリアは62年のフランスからの独立後、独裁政権とイスラム主義勢力の対立で内政が混乱し、結果的に過激派勢力の温床となった経緯がある。マリを拠点とするアルカイダ勢力は、この過激派が源流だ。米軍のイラク侵攻(03年)に反発し、国境を超える「聖戦」を主張するグループが隣国マリに拡大したとの見方もある。

 アルジェリアは世界有数の天然ガスや石油資源を抱える一方、日本企業による大型プロジェクト受注が相次いでいる。10年12月には日本の外相として初めて前原誠司外相(当時)が訪問し、連携強化を訴えていた。

 ◇アルジェリア、マリでのイスラム過激派を巡る動き
1992年1月

 アルジェリアでイスラム政権誕生を恐れた軍がクーデター。イスラム勢力が反発し、内戦突入

2003年3月

 米軍がイラクに侵攻。アルジェリアの原理主義者の一部がマリに流入

2011年8月

 「アラブの春」でリビア・カダフィ政権崩壊。外国人雇い兵と武器が大量にマリに流入し始める

2011年11月

 マリに帰還した元雇い兵らが「アザワド解放民族運動(MNLA)」を結成

2012年3月

 マリ政府軍反乱部隊がクーデターを起こす

2012年4月

 MNLAなどが北部全域を掌握し、北部「独立」を宣言

2012年7月

 イスラム過激派がMNLAを放逐し、北部支配を固める

2012年12月

 国連安全保障理事会が周辺国のマリへの軍事介入を承認

2013年1月

 フランスがマリに軍事介入

5626チバQ:2013/01/17(木) 00:09:32
http://mainichi.jp/select/news/20130117k0000m030080000c.html
イスラエル総選挙:ネタニヤフ首相、続投の公算大
毎日新聞 2013年01月16日 20時22分(最終更新 01月16日 20時31分)

 【エルサレム花岡洋二】イスラエル国会(定数120)の総選挙が22日、投開票される。ネタニヤフ首相の右派リクード党と、リーベルマン前外相の率いる世俗派極右政党「わが家イスラエル」による統一会派「リクード・わが家」が第1党となる見通しで、ネタニヤフ首相が続投する公算が大きい。パレスチナ自治区ガザ地区政策や対イラン戦略で強硬論が高まるなど世論の右傾化が目立つ中、従来の選挙で大きな争点となってきたパレスチナとの和平問題は、ほとんど語られていない。

 イスラエルでは中東の民主化運動「アラブの春」やイランによる核兵器開発疑惑、シリアの内戦化などを背景に、「脅威」が迫りつつあるとの危機感が高まっている。再選を目指すネタニヤフ首相や支持基盤拡大を狙う右派勢力は、こうした世論の動向をとらえ、安全保障政策の強化を前面に掲げる選挙運動を展開している。

 ネタニヤフ首相は昨年9月、国連での演説で、イランが13年夏には核兵器製造に必要なウラン濃縮の最終段階に入り、武力を使ってでも阻止すべきだと宣言した。パレスチナが国連での地位「格上げ」を得た問題でも、報復としてエルサレムの東側近郊への新たな入植住宅の建設計画を打ち出し、人気を維持してきた。

 統一会派のもう一方の担い手となる「わが家イスラエル」は党の「顔」であるリーベルマン前外相が先月、背信行為などの罪で起訴され、支持率を落とした。これに対し、宗教系の別の極右政党「ユダヤの家」が、その票を奪う形で大きく支持を伸ばしている。

 一方、中道左派の労働党は住宅施策などを通じた積極的な財政支出を訴え、第2勢力となりそうな勢いだ。しかしパレスチナ和平推進を公約とする中道の新党「ハトヌア(運動)」は低迷。前回09年の総選挙で第1党になった中道カディマは、現有28議席を全て失う可能性が指摘され、中道勢力の結集は難しい情勢だ。カディマは昨年5月、大連立に参加して2カ月で離脱したことなどから、支持を失った。

 大手世論調査機関のラフィ・スミス上級調査員は「中道・左派の党首には指導者としてイメージできる人物がおらず、選挙はネタニヤフ氏に対する事実上の信任投票となっていいる」と指摘する。

 選挙は比例代表制で、イディオト・アハロノト紙が11日に発表した世論調査に基づく予想議席数は次の通り。▽リクード・わが家=33▽労働=18▽ユダヤの家=14▽中道の新党「イエシュアティド(未来がある)」=11▽ユダヤ教超正統派「シャス」=10▽ハトヌア=8。

5627チバQ:2013/01/17(木) 22:17:49
http://mainichi.jp/select/news/20130117k0000e030221000c.html
アルジェリア拘束:人質事件多数関与…犯行声明組織トップ
毎日新聞 2013年01月17日 11時30分(最終更新 01月17日 12時09分)


 【ヨハネスブルク服部正法、パリ宮川裕章】北アフリカのアルジェリア南部イナメナスの天然ガス施設襲撃事件で、犯行声明を出したイスラム過激派組織「イスラム聖戦士血盟団」を率いるモフタール・べルモフタール氏は、アフガニスタン内戦に参加するなど戦闘経験が豊富で、多くの人質事件に関与したテロリストだった。仏メディアが伝えた。

 ルモンド紙によると、ベルモフタール氏はアルジェリア北部ガルダイア出身で、複数の別名を持つ。麻薬や武器の密輸で影響力を持ち、「密輸男爵」とも呼ばれる。91〜93年、アフガニスタン内戦に参戦。その後、アルカイダの北アフリカ組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」の一派でアルジェリアのイスラム過激派組織「サラフィスト布教戦闘集団(GSPC)」の創設者の一人となり、11年にニジェールで起きたフランス人拘束事件など多数の誘拐事件に関与した。

 だが、宗教的規律の厳しいアルカイダ組織の中で、薬物密売などで活動資金を得るなどしたため、AQIMから追放に近い形で離反したという。現在のメンバーは200〜300人と比較的小規模で、今回、ベルモフタール氏が天然ガス施設襲撃を現場で指揮しているかは、情報が錯綜(さくそう)している。

 襲撃事件で一時拘束された天然ガス施設の従業員はAFP通信に「武装勢力は、アルジェリアで拘束されているイスラム過激派100人の解放を要求している」と証言しており、大国フランスやアルジェリアを相手に存在感を示すことで、組織のイスラム過激派内での地位向上を狙う意図がある可能性もある。

5628チバQ:2013/01/17(木) 22:19:08
http://mainichi.jp/select/news/20130118k0000m030093000c.html
マリ:仏軍、軍事作戦を継続…中部、実戦部隊も集結へ
毎日新聞 2013年01月17日 21時08分(最終更新 01月17日 22時03分)

 【ヨハネスブルク服部正法、パリ宮川裕章】日本人らを拘束した国際テロ組織アルカイダ系武装勢力は、隣国マリのイスラム過激派に対するフランス軍の攻撃を止めるよう要求している。しかし、現地マリでは、要求の公表後も仏軍は軍事作戦を継続しており、中部の過激派の制圧地を巡り、戦闘激化が予想される。一方、マリ周辺国の実戦部隊がまもなく到着予定で、大規模な過激派掃討作戦の開始が近づいてきた。

 マリからの報道によると、仏地上部隊とマリ政府軍は、14日に過激派が新たに制圧した中部ディアバルの奪還作戦を進めている。周辺地域では、ディアバル方向に向かう多数の仏軍車両が目撃されており、ディアバルを包囲し、過激派に総攻撃をかけるとみられる。

 ディアバルは中部の主要都市セグーに近い。セグーと首都バマコは幹線道路で結ばれ、車で約3時間の距離にある。ディアバルが完全に過激派の手に落ちれば、首都も脅かされる。仏軍とマリ軍は、過激派の南下を食い止めるため、ディアバル奪還を至上命令としている模様だ。

 一方、当初は今秋以降の展開が予測されていた周辺国の部隊派遣も急ピッチで進み始めた。派遣を決めた「西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)」加盟国のうち、すでにナイジェリア空軍の技術部隊が現地入りした。実戦部隊の展開は17日から始まる見込みだ。

 ECOWAS部隊の主力となるナイジェリア軍部隊約900人が同日マリに入る予定。ロイター通信によると、ニジェール軍部隊約200人が国境地帯でマリ入りの最終準備を進めているほか、チャドが2000人規模の派遣を検討しているとの情報もある。アフリカ各国軍の介入の規模は当初の想定を超える可能性が強い。

 フランスは当初、過激派掃討作戦を展開する予定のECOWAS部隊への後方支援を担う意向で、実戦部隊の投入には否定的だった。しかし、過激派が10日に中部の別の主要都市モプティ方向へ南進したことなどを受け、急きょ実力行使に踏み切った経緯がある。そのため、ECOWAS部隊の本格展開後は、作戦主導権をECOWAS側に渡したい意向とみられる。

 ECOWAS部隊はこれまで内戦時のリベリアなどで平和維持活動に当たった実績がある。

5629チバQ:2013/01/17(木) 22:48:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130117/mds13011711420006-n1.htm
「サハラの海賊王」 リーダー、戦闘で片目失った伝説的な存在 
2013.1.17 11:40 [中東・アフリカ]

武装勢力による襲撃が起きたアルジェリア南東部イナメナスを示す標識=撮影日不明(ノルウェーの石油会社スタットオイル提供、ロイター)
 アルジェリア南東部で外国人を拘束しているグループのリーダーとみられるベルモフタール氏はハレド・アブル・アッバスの別名でも知られるアルジェリア人。1980年代のアフガニスタンでソ連との戦闘に加わるなど、数々の武装闘争に参加し、戦闘で片目を失った伝説的な存在だ。

 欧米メディアによると、ベルモフタール氏は多くの人質事件や麻薬の密売にも関わっており、専門家は「サハラの海賊王」と表現する。フランスの情報機関から「拘束不可能な人物」と呼ばれ、2007年にはアルジェリアの税関職員10人の殺害に関わったとして、アルジェリアの裁判所での欠席裁判で終身刑判決を受けた。

 しかし最近では組織内でも危険人物とみなされるようになり、2012年にAQMIを離れ、独自のグループを立ち上げた。また、宗教的なイデオロギーと金銭目的の犯罪のどちらに重きを置くかは状況によって変わるとの見方もある。

 一方、フランス通信(AFP)によると、「血盟団」と名乗るイスラム過激派武装勢力がモーリタニアのウェブサイトに犯行声明を掲載し、「フランス軍によるマリでの攻撃への大規模な反攻に成功した」と宣言。「我々の要求の達成が遅れれば、アルジェリアと人質の国に責任を負わせる。第1の要求はマリの人々への攻撃を止めることだ」とし、マリ国軍とフランス軍によるイスラム過激派への攻撃を批判した。

 ロイター通信によると、モーリタニアのANI通信は、このグループが別の声明で、拘束現場の周辺に爆発物を仕掛け、人質を解放しようとすれば「悲劇的な結末」に至るとしていると伝えた。また、マリに向かうフランス軍機の領空通過を認めたアルジェリア政府について、半世紀前の旧宗主国フランスに対する血塗られた戦争に加わった先人を「裏切った」と糾弾。アルジェリア政府がマリとの国境を封鎖したことも批判している。(小雲規生)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130117/mds13011707130002-n1.htm
進む南部の治安悪化 外国人女性誘拐も
2013.1.17 07:12
 拘束現場となったアルジェリア南東部イナメナスは、リビア国境に近い砂漠地帯。付近は4段階ある外務省の危険情報のうち上から2番目の危険度で、渡航延期が勧められている。

 外務省領事局海外邦人安全課によると、現地では武器や麻薬密売業者が活動しており、麻薬輸送の警護を収入源としている武装集団と治安当局がたびたび衝突。2011年2月には国境付近のアリデナでイタリア人女性旅行者がガイドらとともに誘拐される事件が発生するなど、アルジェリア南部の治安は悪化している状況にあるという。

 一方で、同国は世界有数の天然ガスや石油資源を抱えることでも知られている。最近注目を浴びるシェールガスの埋蔵も報告されており、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)によると、従来の天然ガスと合わせると北アフリカ最大の天然ガス埋蔵量だ。最近は日本企業によるプラントや高速道路などの大型プロジェクト受注も相次いでいる。

 なぜ事件は起きたのか。

 「アルジェリアは対日感情が悪い国ではない。フランス人も1人連れ去られている点が気になる。これが目標だったかもしれない」

 こう語るのは、アルジェリア事情に詳しい金沢大学国際学類の粕谷雄一教授(56)=アルジェリア文化=だ。アルジェリア南部と国境を接するマリ北部では、マリ国軍とそれをサポートするフランス軍が、イスラム武装勢力との戦闘を続けている。

 粕谷教授は「軍事介入したフランス軍がマリ北部の原理主義者の拠点とみられる地点を爆撃しており、特にフランスが標的にされている可能性がある。人質を取って交渉に利用することを狙っているのではないか」と指摘した。

5630チバQ:2013/01/17(木) 22:49:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130117/mds13011720200014-n1.htm
【アルジェリア邦人拘束】
武装勢力に屈せず、強硬な欧米にジレンマも 
2013.1.17 20:19 (1/2ページ)
 【ベルリン=宮下日出男、ワシントン=犬塚陽介】イスラム過激派武装勢力による外国人拘束事件は、テロの脅威が国際社会に拡大している現状を改めて浮き彫りにした。ただ、マリへの軍事介入停止などを要求する武装勢力に対し、フランスなど国際社会は屈するわけにいかない。一方で人質の安全確保のため関係国からは慎重な対応も求められており、ジレンマを抱えた格好だ。

 オランド仏大統領は16日、拘束事件について「アルジェリアが義務を果たしている」と語り、同国政府をはじめ、関係国とともに状況把握などに努めていることを強調した。

 フランスは「マリに安全が戻り、テロの脅威がなくなる」(オランド大統領)まで介入を続ける姿勢。マリが現地のイスラム過激派勢力の手に落ち、「テロの拠点」となれば、欧米が脅威にさらされる。そのため部隊撤収の選択肢をとることは不可能だ。

 複数の米国人が拘束されているオバマ米政権も事態打開に乗り出した。

 パネッタ国防長官は16日、拘束事件を「テロリストの行動」と断定し、要請があれば「必要かつ適切な、あらゆる措置をとる」と述べた。米CNNテレビによると、国防総省は人質救出作戦に備え、米アフリカ軍の主導で準備を進めている。イタリアやスペインに駐留する海兵隊や米本土の特殊部隊が待機しており、命令から4時間以内での展開が可能という。

 ただ、40人以上の人質の救出には大部隊の投入が必要で、作戦が複雑化するのも確実だ。米シンクタンク、中東研究所のウェイン・ホワイト氏は「拙速な軍事作戦は人命を危険にさらしかねない」と指摘。CNNも、救出計画の策定は不測の事態に備えたものにすぎないと報じている。

5631チバQ:2013/01/17(木) 22:50:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130117/mds13011720230015-n1.htm
【アルジェリア邦人拘束】
アラブの春2年 力を取り戻すイスラム過激派
2013.1.17 20:22 (1/2ページ)

16日、マリの首都バマコの空軍基地で、トラオレ暫定大統領周辺の警備に当たるマリ人兵士ら(ロイター)
 【カイロ=大内清】北アフリカのアルジェリアで日本人を含む約40人がイスラム過激派武装勢力に拘束された事件は、地域情勢が流動化している実態を鮮明に示した。アラブの独裁的な長期政権が相次いで倒れた「アラブの春」の発生からほぼ2年。域内各地の過激派はリビア内戦などで大量に出回った兵器で武装を強化している。「民主化」の結果、各地にイスラム勢力が主導する政権が誕生したことも、過激派が活動を活発化させやすい素地となっている。

 中東域内でのイスラム過激派の活動は、1980〜90年代にいったんピークを迎えた。しかし、ムバラク政権下のエジプトなど多くの国で厳しい摘発が行われ、基盤は縮小した。2001年の米中枢同時テロを起こした国際テロ組織アルカーイダはなお健在とはいえ、2000年代以降、研究者の間では「過激派は全体的には退潮傾向にある」とみられてきた。

 しかし、こうした状況は11年1月のチュニジア・ベンアリ政権崩壊に端を発する各地の政変で一変した。

 内戦の末にカダフィ独裁政権が崩壊したリビアでは、活動を活発化させたアルカーイダ系組織が昨年9月、米領事館を襲撃するなどテロ事件が頻発。リビアでは内戦中、フランスなどが反カダフィ派への武器供与に踏み切ったこともあり、大量に出回った武器は回収が進まぬばかりかアルジェリアやマリ、エジプトなど周辺国の過激派組織への武器供給源と化した。

 内戦が泥沼化するシリアでは、アルカーイダとの関係が取り沙汰される武装勢力が反体制派の一翼を担っている。アサド政権が倒れた場合、新政府内でこうした勢力をどう位置づけるべきか、深刻な矛盾に直面するのは間違いない。

 「アラブの春」が起きて以来、各地で抑圧されていたイスラム勢力は選挙で躍進を果たした。エジプトやチュニジアでは“穏健派”とされるイスラム原理主義組織、ムスリム同胞団系の政権の誕生に結びついた。

 これらの政権は表向き、過激なイスラム勢力とは一線を画す姿勢を示している。しかし、シャリーア(イスラム法)による統治というイデオロギーは共有しており、政権の支持基盤を維持する上でも強硬な態度に出にくいのが実情だ。治安機関の取り締まりや国境の管理が緩み、国をまたいで過激派の連携が広がっているとも指摘される。

 一方、エジプトでは最近、アルカーイダの指導者アイマン・ザワヒリ容疑者の実弟が頻繁にメディアに登場し、アルカーイダ思想の支持を表明するなど、過激派に対して寛容ともいえる風潮も生まれている。

 アラブの春は当初、この地域に平和的な民主化をもたらすと期待され、多くの国では実際に「自由」な空気が生まれた。結果的にはそれが過激派が力を盛り返す温床となった側面もあり、アラブ諸国はいっそう混迷の度を深めている。

5632チバQ:2013/01/17(木) 23:15:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130115/mds13011523500005-n1.htm
テロでスンニ派議員死亡 イラク中西部
2013.1.15 23:48 [紛争・クーデター]
 ロイター通信によると、イラク中西部アンバル州で15日、自爆テロがあり、連邦議会のイスラム教スンニ派の有力議員が死亡した。警察当局などの情報としている。

 同議員はイラクでは少数派のスンニ派の受け皿となっている政党連合「イラキーヤ」に所属している。作業員を装った男が議員に近づき、自爆したという。

 アンバル州では昨年12月以降、シーア派のマリキ首相に反対するデモが頻発。デモは各地に広がり、宗派対立激化の懸念が強まっている。(共同)

5633名無しさん:2013/01/18(金) 21:05:57
日揮 新たに邦人4人生存確認

「日揮」の幹部によりますと、会社に入った情報では、新たに日本人4人の生存が確認され、これで生存が確認された日本人は7人になりました。

1月18日 20時44分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130118/j67980110000.html

5634名無しさん:2013/01/18(金) 23:04:07
アルジェリア生存数
日揮社員
日本人は7/17
外国人は10/61

5635チバQ:2013/01/18(金) 23:30:55
http://mainichi.jp/select/news/20130118k0000e030222000c.html
アルジェリア拘束:関係国不満 英首相「深刻な事態」
毎日新聞 2013年01月18日 11時38分(最終更新 01月18日 13時28分)

 【ワシントン白戸圭一】多数の死傷者が出たアルジェリア軍による17日の人質救出作戦について、アルジェリア当局から事前通告を受けなかった関係国から不満の声が上がっている。人質の安全を最優先に求めてきた日米英の「頭越し」での作戦で、人質の出身国の首脳は「深刻な事態」(キャメロン英首相)と不快感を隠さない。

 キャメロン首相は報道官を通じ「事前に相談してもらうのが望ましかった」とアルジェリア政府の対応に不信感をにじませた。イスラム過激派による16日の襲撃で英国人1人が死亡している。ロイター通信によると、キャメロン首相は17日、アルジェリアのセラル首相に電話で「非常に憂慮すべき深刻な事態だ」と懸念を伝えた。

 米政府高官は17日、救出作戦実施を「事前に知らされていなかった」とAFP通信に明かした。米政府はアルジェリア当局に人質の安全を最優先にするよう求めたという。AP通信はオバマ政権が事件解決に向け米軍の支援を提案したが、アルジェリア政府が拒否したと報じており、テロ対策に対する考え方の違いも露呈した。

 こうした事態を受けオバマ米大統領とキャメロン首相が電話で人質事件の現状について意見交換した。キャメロン首相は18日に予定していた欧州連合(EU)との関係をめぐる演説を延期し事件対応にあたる意向。一方、フランスのオランド大統領も17日の演説で拘束事件について「ひどい状況になっている」と指摘。仏軍によるマリへの軍事介入について「介入はテロリストによる侵略行為を阻止するものだ」と述べ、正当性を強調した。

5636チバQ:2013/01/18(金) 23:33:06
http://mainichi.jp/select/news/20130119k0000m030047000c.html
アルジェリア拘束:アルカイダの広がりが浮き彫りに
毎日新聞 2013年01月18日 20時37分(最終更新 01月18日 20時39分)

 【ヨハネスブルク服部正法】国際テロ組織アルカイダから分派した武装勢力が北アフリカ・アルジェリアで起こした日本人らの拘束事件では、フランス軍が隣国マリでイスラム過激派に行っている軍事行動の停止を求める犯行声明が出され、アフリカで広範囲に広がるアルカイダ・ネットワークの存在が浮き彫りとなった。アルカイダやイスラム過激派はどのようにアフリカで拡大しているのか。

 現在のアフリカで過激派の流れを大別すると、▽北・西アフリカで活動するアルカイダの分派「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」とその連携組織▽西アフリカの大国ナイジェリアのボコ・ハラム▽東アフリカ・ソマリアで政府と交戦を続けるアルシャバブ−−の三つの大きな勢力がある。

 3組織は地域的・民族的な隔たりがある。元々各地で発達したが、今や、やすやすと国境を越えるようになっているようだ。

 米アフリカ軍(司令部・独シュツットガルト)のハム司令官は昨年6月、3組織が「協調的、連動的な動きをしようとしている」と述べ、強力深化の動きに強い懸念を表明。特にAQIMとボコ・ハラムの関係を「資金や(兵員の)訓練、弾薬などの面で両者の分かち合いが見て取れる」と指摘した。AQIMなどが制圧するマリ北部へのボコ・ハラム戦闘員の流入もたびたび報じられている。

 91年以降のソマリアの長期内戦下で勃興したアルシャバブは、10年7月にウガンダの首都カンパラで爆破テロを起こした。流入してきたアラブ系の戦闘員らが多数参加している。ボコ・ハラムは11年6月に、戦闘員がアルシャバブの下で訓練を受けたことを表明。アルシャバブは昨年2月にはアルカイダとの統合も宣言した。

 10年2月、ソマリア暫定政府のアリ外相(当時)は毎日新聞の取材に「アルシャバブはアルカイダの基本方針を踏襲し、その世界的なネットワークで動いている」と述べ、アルシャバブがソマリア一国のみの体制変革ではなく、国境を超えた「聖戦」思想を持っていると示唆した。

 AQIMは、元々は90年代のアルジェリア内戦で政府と戦ったイスラム原理主義者が源流だ。アルジェリア当局の取り締まりで弱体化したが、米ピッツバーグ州立大のスティーブン・ハーモン准教授の分析によると、米軍のイラク侵攻(03年)への反発から、「聖戦」を唱える組織内部の「国際派」が主導するようになり、マリに拡大、その後、AQIMを形成した。

 アフリカ各地に芽生えた過激組織が、「聖戦」を唱えるアルカイダという「触媒」によって結びついて強化され、広がっていると考えられる。

5637チバQ:2013/01/18(金) 23:33:30
http://mainichi.jp/select/news/20130118k0000e030219000c.html
アルジェリア拘束:政府、権威失墜恐れ強行策
毎日新聞 2013年01月18日 11時29分(最終更新 01月18日 12時40分)


 【パリ宮川裕章、ヨハネスブルク服部正法】アルジェリアの天然ガス関連施設でイスラム武装勢力が日本人を含む人質を拘束した事件で、アルジェリア軍は17日、ヘリコプターによる空爆など人質の犠牲を顧みない強行策に踏み切った。背景には、政府や軍が隣国マリから侵入した可能性のあるイスラム過激派勢力による事件で面目を失い、国内で権威が失墜するのを恐れたことがあるとみられる。また旧宗主国フランスへの複雑な心理も影響したとみられる。

 伏線は、仏軍が11日に隣国マリへ軍事介入したことを受け、アルジェリア政府が13日、仏軍の領空通過を認めたことにある。オランド仏大統領は昨年12月にアルジェリアを訪問し、マリ情勢について事前に協議しており、領空通過容認はその結果とみられる。だが、アルジェリア紙「リベルテ」が「政府が神聖不可侵の領土主権の侵害を許すとは誰も予想できなかった」と批判するなど、旧宗主国フランスに対する反感が混じった複雑な国民感情を刺激した。

 さらに、アルジェリア政府は14日にマリとの国境封鎖を宣言したが、イスラム過激派の武装勢力が天然ガス関連施設を襲撃した。武装勢力はアルジェリア政府によるフランスへの領空通過許可を批判する犯行声明を出して挑発した。アルジェリア内務省は「武装勢力はマリからでもリビアからでもない」と説明しているが、武装勢力は「マリ側から侵入した」とメディアを通して宣言した。仮にマリ側からの侵入だったとすれば、政府や軍は二重、三重に恥をかかされたことになる。

 90年代のアルジェリア政府とイスラム原理主義勢力の内戦は、約15万人の犠牲者を出した末に和解した。だが国境を超えた「聖戦」を唱える一部の原理主義者は、追われる形で隣国マリに流入、その後、国際テロ組織アルカイダの分派「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」として集結した経緯がある。

 これらのイスラム過激派がマリから大量に流入するなどして、アルジェリア国内で再び大規模なテロ活動を展開する事態になれば、アルジェリア当局にとっては「悪夢」だ。今回の人質事件発生後、アルジェリアの日刊紙「オラン」は「マリ国境付近での政府の安全宣言に対し、テロリストが大罪を達成」と報道。「エルワタン」紙は「南部での治安の悪化を軽視した政府の無責任」と指摘するなど、政府への批判が高まっていた。

5638チバQ:2013/01/18(金) 23:36:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130118/mds13011806580002-n1.htm
「テロに屈しない」非情の論理
2013.1.18 06:58 [紛争・クーデター]
 【カイロ=大内清】外国人拘束事件でアルジェリア政府は17日、ヘリコプターでの攻撃を含む軍事作戦に踏み切った。多数の人質がいるなかで躊躇(ちゅうちょ)なく非情な手段に出た背景に、同国では1990年代以降、イスラム過激派との戦いが繰り広げられてきたという事情がある。政府が人質の命を最優先にする弱腰の姿勢をみせれば、国内過激派を勢いづけることになりかねないとの判断があったとみられる。

 また、人質にはテロへの強硬姿勢を堅持する欧米諸国の出身者が多数含まれており、「テロに屈しない」との姿勢を示す限り、国際社会からの理解は得られるという冷徹な計算が働いた可能性もありそうだ。

 アルジェリアでは90年代初め、イスラム原理主義勢力のイスラム救国戦線(FIS)が選挙で大勝したものの、その後、軍部が実権を掌握してFISを非合法化するなどしてイスラム勢力を弾圧。99年にブーテフリカ現大統領の下で文民政権が復活してからも、FISから分派した武装勢力や、それを母体とする「イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ組織(AQMI)」などによるテロや外国人誘拐事件が相次いだ。

 こうした中、ブーテフリカ政権は過激派に恩赦を与えるなど融和策を打ち出す半面、米欧などと連携してAQMIへの対策を進めてきた経緯がある。

 今回の事件で、ウルドカブリア内相は当初から「テロリストと交渉はしない」と明言してきた。

 これに対し武装勢力側は、一部メディアに人質の肉声を流して軍に施設の包囲を解くよう求めるなど、政府が強硬策を打ち出しにくい世論の醸成を図った。政府側はこうした心理戦を意に介さず、軍事作戦を決行した形だ。

5639チバQ:2013/01/18(金) 23:36:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130118/amr13011821520004-n1.htm
米、悩ましい火種 放置できず転戦余力なし
2013.1.18 21:49

18日、中東の衛星テレビ、アルアラビーヤがアルジェリア国営テレビの映像として放映した人質事件の負傷者(共同)
 【ワシントン=犬塚陽介】アルジェリアの外国人拘束事件で、国際テロ組織アルカーイダの壊滅を目指すオバマ米政権は、アフリカ北西部で新たな紛争の火種を抱え込むことになった。アフガニスタンやイエメンを追われたテロ組織は、政情が不安定なマリなどに拠点を構築。アフガンからアフリカへの“転戦”は避けたいが、テロリストの「聖域化」を放置もできず、安全保障上のジレンマに陥りかねない状況だ。

 「マリやアルジェリアでの出来事は、より広範な戦略的課題があることを反映している」

 クリントン国務長官は17日、アフリカ北西部に浸透したテロ組織が同様の事件を繰り返す可能性を強調。アルカーイダ系の武装勢力「イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ組織(AQMI)」を「粉砕する」ため、関係国との連携を強化すると語った。

 昨年9月、リビアの米国領事館がテロ組織に襲撃され、駐リビア米大使ら4人が死亡。拘束事件もマリへの軍事介入に反発したAQMI関連組織の関与が指摘されており、アフリカ北西部での対テロ対策は「最優先事項の一つ」(クリントン長官)に浮上している。

 ただ、財政難の中でアフガンでの戦争を続ける米国に戦線拡大の選択肢はなく、マリでも仏軍を後押しするなど、友好国の協力に頼るしかないのが実情だ。ロイター通信によると、オバマ政権は同日、マリでイスラム過激派の掃討を続けるフランスの要請に応じ、仏軍部隊や軍用車両を空輸する限定支援を決めた。

 一方、外国人拘束事件では、アルジェリア政府から米国に武装勢力の制圧作戦の事前連絡はなかった。米メディアによると、アルジェリア政府は米軍による支援の申し出を拒否。各国が要請した「人質の安全優先」も無視された形だ。

 中東専門家はAP通信に対し、アルジェリアが「テロ攻撃への応酬に大量殺戮もいとわないのは周知の事実だ」と指摘する。米当局は無人機や偵察衛星で上空からの情報収集に当たっているが、長期戦略上も同国の協力が不可欠で、連携態勢の構築を迫られている。

5640チバQ:2013/01/19(土) 13:28:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130119-00000030-mai-int
<アルジェリア政府>厳しい情報管理に各国いらだち
毎日新聞 1月19日(土)13時22分配信

 【カイロ秋山信一】アルジェリア南部イナメナス近郊の天然ガス関連施設で起きたイスラム武装勢力による人質事件では、情報共有に極めて消極的なアルジェリア政府に各国がいら立ちを募らせている。対照的に、武装勢力は人質の状況などをアラブメディアを通じて発信、一定の売名は果たしている。

 16日の発生以来、アルジェリア政府幹部で事件に関し対外的な発言が報じられたのは、サイード情報相くらい。17日に国営テレビに出演したが、対テロ強行姿勢の主張が主で、日本を含む関係国が求めている人質の安否や死傷者数には触れなかった。ブーテフリカ大統領も一部関係国首脳と電話協議を行っている模様だが、記者会見での事件対応説明などは行っていない。

 17日に強行され、人質も含め多数の死傷者を出したと見られる「救出作戦」も、関係国への事前説明はない。キャメロン英首相は「事後に『他に選択肢はなかった』と連絡があっただけだ」と不快感をにじませた。

 地元メディアによると、日本人1人を含む負傷者9人が搬送された首都アルジェの病院も当局が監視。病院の担当者は18日、毎日新聞の電話取材に「何も話せない。(ガス開発担当の)エネルギー・鉱業省に聞いてほしい」とだけ話した。

 厳しい情報管理の背景として、対仏独立闘争を経験した同国の対外不信心理や、ガス田という国家戦略上重要な施設で発生したテロ事件ゆえの慎重姿勢などが指摘される。

 一方、武装勢力側は、確度は不明ながら、死傷者の情報を積極的に発信し、政府軍が軍事作戦を強行したことで多数の犠牲者が出たことを強調する戦術をとっているようだ。事件に関与したとみられる国際テロ組織アルカイダ系の武装組織「イスラム聖戦士血盟団」は、モーリタニアの複数の独立系通信社を通じて、犯行声明や各種要求を発信。事件現場からも電話などで取材に応じた。

 アルジェリア情勢に詳しいチュニジア・マヌーバ大学のアラニー教授(現代北アフリカ史)は「アルカイダはビンラディン容疑者の死後、活動が低調だった。今回の積極的な情報発信は存在意義を示す狙いがある」と指摘している。

5641チバQ:2013/01/19(土) 13:28:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130119-00000003-mai-int
<アルジェリア拘束>「テロに抗戦」徹底…救出強行
毎日新聞 1月19日(土)1時5分配信

 北アフリカ・アルジェリアの天然ガス関連施設でのイスラム武装勢力による人質事件。アルジェリア政府が関係各国にも知らせず発生翌日に「人命軽視」とも見える軍事制圧に踏み切った背景には、「テロとの戦い」で長期間混乱した同国の国情がある。国際テロ組織アルカイダ系の団体は、今回の事件も含め北アフリカ地域で外国人の誘拐や政府施設攻撃などを繰り返し、米欧も抑え込みに躍起だが成果は出ていない。「人命優先」を呼びかけた日本政府は、人質に関する情報収集すらままならない状況だ。

 ◇背景に混乱の歴史…「被害国」との温度差露呈

 「テロとの戦いには(テロリストとの)交渉も、中断もない。昨日も今日も明日も変わらない」。アルジェリアのサイード情報相は17日夜、国営テレビで、人質に多くの死傷者を出した軍事作戦を正当化した。人命尊重には最大限に配慮したとしながらも、「テロリストに対する徹底抗戦主義」から、強硬策を取らざるを得なかったと説明した。

 正確な情報を収集するため、武装集団に揺さぶりをかけるなどして時間かせぎをすることなく、なぜ性急な軍事作戦に訴えたのか。仏紙フィガロは「アルジェリア軍は、イスラム主義者との問題を解決するために武力を優先してきた」との分析記事を掲載した。

 1995年2月、イスラム過激派は収監中のアルジェの刑務所で暴動を起こした。アルジェリア軍は包囲し、過激派は「生命の安全確保」を求めたが、軍は強行突入。過激派81人を含む96人の収監者が死亡した。

 テロ問題に詳しい仏戦略研究所のジャン・リュック・マレ氏は仏メディアに「武力行使を優先した今回の人質事件は、アルジェリアに(フランスのようなさまざまな危機に柔軟対応する)対テロ部隊がないことが明らかになった」と指摘。元仏軍特殊部隊隊員のフレデリック・ガロワ氏は仏誌ヌーベル・オプセルバトゥールで、「アルジェリア軍の戦術、戦略は強硬策が基本で、犯行グループを(早期に)制圧し、テロリストにメッセージを送る必要があった。たとえ人質が全員死亡したとしても重大な関心事ではなかった」と分析した。

 作戦を巡っては、事件の舞台となったアルジェリアと、人質を取られた関係国の間の温度差も表面化した。事件への対処にあたり「人権、民主主義を優先する国と、容赦ない対応を取る国がある」(仏メディア)ためだ。関係国は作戦支援を申し出たとされるが、アルジェリアの主権に配慮せざるを得ない事情もあった。【ローマ福島良典、パリ宮川裕章】

5642チバQ:2013/01/19(土) 13:28:32
 ◇米のテロ対策行き詰まり…北・西アフリカ

 サハラ砂漠周辺の北・西アフリカ諸国では、アルジェリアを源流とするアルカイダ系テロ組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」を中心に、イスラム過激派の勢力拡大とテロ活動が活発化している。今回のアルジェリアの人質事件を見ても、01年の米同時多発テロ以降、米国が続けてきた軍事・民生両分野のテロ対策の行き詰まりは明らかで、2期目のオバマ政権は戦略練り直しを迫られている。

 アルジェリアの事件について、パネッタ米国防長官は18日、「我が国や国民に理不尽な攻撃を行う者の隠れがはない」と犯人を追及する姿勢を明示した。一方、AQIMの分派組織は犯行声明で、マリへのフランスの軍事介入に対する報復としている。だが、カーソン米国務次官補(アフリカ担当)は16日、「AQIMを打倒する必要がある」と述べ、フランスを支援する考えを強調した。米国は無人偵察機で得た情報を仏軍に提供し、輸送機の後方支援も検討。マリに部隊を派遣予定の西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)加盟諸国に軍事教官を派遣する方針だ。

 米国は同時多発テロ翌年の02年、サハラ砂漠周辺国でのイスラム過激派台頭の兆しに対し、マリ、チャド、ニジェール、モーリタニアの4カ国への軍事支援を強化する「汎(はん)サヘル構想」を開始。同構想は04年、「トランス・サハラ対テロ作戦構想」に発展解消し、アルジェリアも含む計10カ国に軍の訓練などを続けた。民生面では09年度に1億1125万ドルをマリに供与、トップドナーとなった。

 だが、マリ北部は昨年4月、AQIMも関与する形で「分離独立」し、リビアでは昨年9月に米領事館襲撃事件が発生。今回はアルジェリアで多数の外国人を巻き込む事件が起きた。ロイター通信によると、実行犯にはエジプト人やチュニジア人も含まれているとの情報もあり、国境を超えた「反欧米」の動きが広まっている。

 リビアのカダフィ政権崩壊時に多数の兵器が拡散し、過激派の戦闘力が強化されたとの指摘もある。議会調査局が昨年8月、米政府の戦略の見直しを提言する報告書を発表、米国内からもテロ対策の体制立て直しを求める声が出ている。【ワシントン白戸圭一】

5643チバQ:2013/01/19(土) 13:52:22
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130119/erp13011912000004-n1.htm
前ロシア国防相に迫る司法の手 止まらないスキャンダル暴露
2013.1.19 12:00 (1/3ページ)[海外事件簿]

ロシアのセルジュコフ前国防相
 ロシアのセルジュコフ前国防相(51)が、捜査当局により逮捕される可能性が高まりつつある。国防省傘下企業の巨額汚職事件の責任を取らされ解任されたセルジュコフ氏だが、今月11日に行われた参考人招致では供述を拒否。捜査当局は、前国防相の扱いを「参考人」から「容疑者」に切り替える可能性を示唆した。セルジュコフ氏は一介の家具屋から、プーチン大統領と親密な関係を築き絶対的な権力者にのし上がった「成功者」。しかし解任以降相次ぐスキャンダルの暴露は、ロシア政界の暗部を見せつけている。(黒川信雄)

 「捜査の過程でセルジュコフ氏の立場が変わる可能性は十分にある」

 現地紙によると、捜査当局のマルキン報道官はこう語り、証言を拒否し続けるセルジュコフ氏を参考人ではなく容疑者として捜査する可能性を強く示唆した。

 事件は、国防省傘下の防衛関連企業「オボロンセルビス」関係者が資産を不正に売却し、約30億ルーブル(約76億円)の損害を与えていたというもの。セルジュコフ氏は一昨年まで同社の会長を兼務していた。

 同事件がロシア社会で耳目を集めた背景には、セルジュコフ氏が事件に関与し逮捕された女性官僚(33)と深い関係を持っていたという事実がある。

 ロイター通信によると、女性の家が捜索された際、ドアを開けたのはバスローブ姿のセルジュコフ氏本人だった。女性はセルジュコフ氏の元部下で、家には膨大な数の宝飾品や高額な絵画などがあった。

 セルジュコフ氏は一介の家具販売業者から国防相にまで成り上がったという異例の経歴の持ち主だ。1990年代、セルジュコフ氏はサンクトペテルブルクの大学で、プーチン大統領と関係が深いとされるズプコフ元首相の一人娘と知り合い、その後結婚した。ズプコフ氏の助けもあり、セルジュコフ氏は同市の税務当局で高い役職を得るなど、とんとん拍子で出世した。

 そしてプーチン、ズプコフ両氏を追うようにモスクワに移り、ついには連邦税務庁長官に就任。07年に国防相の地位にまで上り詰めた。

 セルジュコフ氏は税務当局で勤務していた際、プーチン氏の政敵とされたオリガルヒ(新興寡占資本家)のホドルコフスキー氏逮捕などで重要な役割を果たしたといわれており、その功績で「プーチン氏の絶対的な庇護を受けられるようになった」(ロイター)などと言われる。

 しかし、国防相解任を前後して、ロシアメディアではセルジュコフ氏をめぐるスキャンダルが次から次へと暴露されている。今回の事件では、防衛関連企業が不正に売却した土地にセルジュコフ氏の別荘が建てられていたと報じられたほか、事件とは直接関係ないものの、セルジュコフ氏の親類が保有する別荘に向かう道路を、国防省の予算で建設した疑惑なども浮上している。

 プーチン氏が今回、これまで庇護においていたセルジュコフ氏の解任に踏み切った明確な理由は明らかではない。しかし英紙フィナンシャル・タイムズは、セルジュコフ氏と女性官僚の関係が、セルジュコフ氏の妻の父親であるズプコフ氏の激しい怒りを買い、プーチン氏に強い影響力を持つズプコフ氏の意向を受け、解任されたとの見方を伝えている。

 ズプコフ氏は現在、現在、ロシア国営ガスプロムの会長を務める。ただ彼もまた、サンクトペテルブルクにいた際に築いたプーチン氏との私的な関係をてこに、ロシア政界で出世したとみられている。

5644チバQ:2013/01/19(土) 13:58:35
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013011902000125.html
パキスタン 3月解散、総選挙へ 政権側譲歩でデモ終結
2013年1月19日 朝刊

17日、イスラマバードで、反政府デモの成果を祝うムハンマド・タヒル・カドリ氏の支持者ら=ロイター・共同


 【バンコク=寺岡秀樹】パキスタンの首都イスラマバードで、議会解散を求める数万人規模のデモを率いているイスラム学者ムハンマド・タヒル・カドリ氏は十七日、与党パキスタン人民党のメンバーらと協議し、三月の議会解散から総選挙までの暫定政府にカドリ氏が一定の関与をすることで合意した。政権側が譲歩を示したことで、カドリ氏は勝利宣言し、四日間にわたるデモを終えた。

 AFP通信などによると、双方は、三月十六日までに議会を解散し、総選挙を実施することや、公正・公平な選挙を実施するための選挙改革などでも合意。カドリ氏は暫定政府に軍が関与することを求めたが拒絶されたという。総選挙は当初、五月に予定されていた。

 カドリ氏は、議会の即時解散という最大の目標を達せられなかった。しかしデモ参加者に「われわれは合意に達した。今日はパキスタン国民の勝利の日だ」と呼びかけると、周囲は熱気に包まれた。

 カドリ氏は先月、長期滞在先のカナダから帰国し、議会の即時解散や、暫定政府への軍関与の要求を開始。背景には、カドリ氏はザルダリ政権と対立する軍と連携しているとの見方が強いが、双方とも否定している。

5645チバQ:2013/01/19(土) 17:40:58
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013011900052
ティモシェンコ氏「殺人関与」=終身刑も−ウクライナ検察
 【モスクワ時事】ウクライナのプションカ検事総長は18日、ティモシェンコ前首相がガス会社社長だった1996年、最高会議(議会)のシェルバニ議員殺害事件に関与した疑いがあるとする調査結果を発表した。
 当時のラザレンコ首相と共謀し、280万ドル(現在の約2億5000万円)で実行犯を雇ったと指摘した。有罪なら終身刑相当といい、政界復帰は絶望的となる。弁護士は事実無根と関与を否定している。
 ティモシェンコ氏は2011年、ロシア産天然ガス輸入契約をめぐる首相在任中の職権乱用罪で禁錮7年の判決を受けて投獄され、欧米諸国はヤヌコビッチ政権の「政治裁判」と批判していた。政権は「凶悪犯罪」で今後訴追することで、こうした批判をかわす狙いもあるとみられる。(2013/01/19-06:04)

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5646チバQ:2013/01/19(土) 22:01:57
http://www.afpbb.com/article/politics/2920893/10111993
暫定政府大統領が次期選不出馬を表明 、マダガスカル
2013年01月16日 09:18 発信地:アンタナナリボ/マダガスカル

【1月16日 AFP】約4年間にわたって政情不安が続くアフリカ南東部マダガスカルのアンドリー・ラジョエリナ(Andry Rajoelina)暫定政府大統領(38)は15日、今年5月に実施予定の次期大統領選挙に出馬しない意向を表明した。

 同大統領の政敵で南アフリカに亡命中のマルク・ラベロマナナ(Marc Ravalomanana)前大統領(63)もすでに「不出馬」の意向を示している。しかし、互いの陣営に寄せる不信感はぬぐい切れておらず、政情安定化までには、まだ曲折があるとみられる。

 ラジョエリナ大統領は15日、テレビを通じて演説し、その中で「2000万人の国民のために一身を犠牲にする」と述べ、次期大統領選への不出馬を宣言した。続けて同大統領は「選挙で選ばれる次期大統領に全権を引き渡し、民主的政権移譲を実現させる」とも強調した。

 野党指導者だったラジョエリナ氏は2009年3月、大統領退陣を求めるデモが暴徒化したなか軍の支援を受けて当時のラベロマナナ大統領を辞任に追い込んで実権を握った。しかし、欧州諸国をはじめとする国際社会から「正統な政権」とは認められず、経済制裁を受けるなど厳しい国家運営を強いられてきた。

 これに対し15か国で構成する南部アフリカ開発共同体(Southern Africa Development Community、SADC)などが現政権と前大統領陣営との仲介役を務めていた。今回の不出馬宣言について、レオニダス・テザプシディス(Leonidas Tezapsidis)駐マダガスカル欧州連合(EU)大使は、「なんであれ和平と鎮静化をもたらすならば喜ばしい」と述べた。大統領選の第1回投票は5月8日に行われる予定。

 しかし、ラベロマナナ陣営は「現大統領はSADCの勧告に従っただけで、正常化への本の一歩に過ぎず、やらねばならなことがまだある」と、今回の不出馬宣言を冷ややかに受け止めている。15日には大統領選に先立って議会選が実施されることも発表されたが、これについてラベロマナナ陣営は「ゲームの途中でルールを変えるようなもの」としており、暴力が再燃する可能性も大きい。

 ラベロマナナ前大統領はこれまでに数回、亡命先の南アフリカから帰国を試みたが、いずれも不成功に終わっている。(c)AFP/Gaelle Borgia

5647チバQ:2013/01/19(土) 22:08:01
http://mainichi.jp/select/news/20130120k0000m030064000c.html
マリ:介入のフランス軍苦戦…イスラム過激派の抵抗激しく
毎日新聞 2013年01月19日 21時14分

 【ヨハネスブルク服部正法、パリ宮川裕章】アルジェリア人質事件の引き金になった西アフリカ・マリのイスラム過激派武装勢力との戦闘で、軍事介入したフランス軍はマリ政府軍とともに、18日までに中部の二つの町を奪還したが、過激派の激しい抵抗に苦戦している。過激派の装備が予想以上に充実しており、住民の中に紛れるゲリラ戦術を採り始めていることが、仏軍・マリ軍苦戦の要因のようだ。

 支配争奪の焦点になっているのは、中部のディアバルとコンナ。マリ政府軍の最前線基地があったコンナを過激派が10日に制圧したことをきっかけに、過激派の南進に危機感を持った仏軍が11日に軍事介入した。

 苦戦の一つの要因は過激派の装備だ。中東の民主化運動「アラブの春」により、11年8月にリビア・カダフィ政権が崩壊し、政権側の大量の武器がマリなど近隣国に流れ込んだ。この武器が過激派の手に渡っていると考えられる。加えて、過激派側はこれまでもマリ北部などで欧州の観光客らをたびたび誘拐し、多額の身代金を得ているとされる。

 また、南米産コカインの欧州への密輸にも関わっているとされ、これらから得た潤沢な資金を武器に充てているとの見方がある。ルドリアン仏国防相は「過激派は重装備で極めて統制が取れている」と評した。

 さらに、一般市民の間に紛れ込み、攻撃を避ける戦術が、攻略を難しくしている可能性もある。AP通信によると、過激派はディアバルで、住民の家屋に入り込み、仏軍の標的になるのを避けていたという。マリ政府軍幹部はAFP通信に「過激派は少年兵を投入する一方、一般人を盾に使い攻撃を困難にしている」と証言した。国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は12歳以下の少年が従軍しているとの複数の目撃証言を得ており、過激派に対し少年兵の解放を求めている。

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5648チバQ:2013/01/19(土) 22:38:22
http://www.asahi.com/international/update/0119/TKY201301190239.html
2013年1月19日21時39分
メルケル首相の続投占う前哨戦 独州議選、20日投開票
 【ベルリン=松井健】ドイツ北西部のニーダーザクセン州で20日、州議会選挙が投開票される。メルケル首相の続投が問われる9月の連邦議会選挙(総選挙)と同じ構図で争われ、行方を占う重要な前哨戦として注目が集まっている。

 同州では、国政でも連立を組むキリスト教民主同盟(CDU)と自由民主党(FDP)の連立政権が州政府を握る。社会民主党(SPD)と緑の党が政権奪還を狙う構図は、総選挙と同じだ。この後、秋のバイエルン州まで大きな選挙の予定がないため、ニーダーザクセン州で勝った側が総選挙に向けて勢いをつけることになる。

 世論調査では長くCDUが第一党を維持する一方で、連立相手のFDPが議席獲得に必要な5%を割り込んでいたため、SPDと緑の党の勝利が見込まれていた。だが、投票直前になってFDPが復調し、接戦になっている。昨年の地方選で躍進した海賊党は勢いを失っており、議席獲得は難しいとみられている。

5649チバQ:2013/01/19(土) 22:44:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130119-00000076-mai-int
<マリ>介入のフランス軍苦戦…イスラム過激派の抵抗激しく
毎日新聞 1月19日(土)21時15分配信

 【ヨハネスブルク服部正法、パリ宮川裕章】アルジェリア人質事件の引き金になった西アフリカ・マリのイスラム過激派武装勢力との戦闘で、軍事介入したフランス軍はマリ政府軍とともに、18日までに中部の二つの町を奪還したが、過激派の激しい抵抗に苦戦している。過激派の装備が予想以上に充実しており、住民の中に紛れるゲリラ戦術を採り始めていることが、仏軍・マリ軍苦戦の要因のようだ。

 支配争奪の焦点になっているのは、中部のディアバルとコンナ。マリ政府軍の最前線基地があったコンナを過激派が10日に制圧したことをきっかけに、過激派の南進に危機感を持った仏軍が11日に軍事介入した。

 苦戦の一つの要因は過激派の装備だ。中東の民主化運動「アラブの春」により、11年8月にリビア・カダフィ政権が崩壊し、政権側の大量の武器がマリなど近隣国に流れ込んだ。この武器が過激派の手に渡っていると考えられる。加えて、過激派側はこれまでもマリ北部などで欧州の観光客らをたびたび誘拐し、多額の身代金を得ているとされる。

 また、南米産コカインの欧州への密輸にも関わっているとされ、これらから得た潤沢な資金を武器に充てているとの見方がある。ルドリアン仏国防相は「過激派は重装備で極めて統制が取れている」と評した。

 さらに、一般市民の間に紛れ込み、攻撃を避ける戦術が、攻略を難しくしている可能性もある。AP通信によると、過激派はディアバルで、住民の家屋に入り込み、仏軍の標的になるのを避けていたという。マリ政府軍幹部はAFP通信に「過激派は少年兵を投入する一方、一般人を盾に使い攻撃を困難にしている」と証言した。国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は12歳以下の少年が従軍しているとの複数の目撃証言を得ており、過激派に対し少年兵の解放を求めている。

5650名無しさん:2013/01/20(日) 11:28:31
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130120/plc13012002070002-n1.htm
【アルジェリア邦人拘束】
3つの課題浮き彫り (1)NSC(2)情報収集衛星(3)自衛隊派遣
2013.1.20 02:06 (1/2ページ)

アルジェリアのセラル首相との電話会談後、厳しい表情で記者団の質問に答える安倍晋三首相=20日未明、首相官邸(荻窪佳撮影)
 アルジェリアでの外国人拘束事件をめぐる政府の初動対応にミスはないとはいえ、3つの課題が浮き彫りになってきた。危機管理を最重要課題に掲げる安倍晋三政権だけに、「対応力に磨きをかける必要がある」(首相周辺)との声があがっている。

 「陣頭指揮を執り、政府一丸で対処していく」

 東南アジア歴訪から帰国し、2時間後の午前6時に開いた対策本部会合を終えると、首相は記者団に「政府一丸」を強調した。危機管理の局面で的確な意思決定を行うには、各府省の情報を首相に一元化する必要があるためだ。

 ただ、早くも「穴」がみえてきた。政府高官は「政務三役の危機対応マニュアルがない」と漏らす。府省ごとに「官僚用」の対応マニュアルはあるが、政務三役がどう動くかというマニュアルがないというのだ。これでは政務三役と首相・官房長官との意思疎通に支障を来しかねず、迅速な意思決定もままならない。高官は「国家安全保障会議(日本版NSC)が欠かせないと痛感した」と語る。

 日本版NSCは危機管理と外交・安保政策立案で首相主導を強めるため、米ホワイトハウスの組織をモデルに第1次安倍内閣で設置法を国会提出したが、廃案となった。首相は再提出に向け、法案の下敷きとして報告書をまとめる有識者会議を来月に再設置する。

 前回の有識者会議の報告書では情報収集・分析機能の強化も提言しているが、この点でも問題点が浮かび上がった。実は、現場の状況を把握する上で、政府が最も信頼しているのは米国の衛星情報だ。政府は今月27日に2基目のレーダー式衛星を打ち上げる予定で、成功すれば光学式3基と合わせ世界の特定地点を1日1回以上撮影することが可能になるが、別の高官は「数を増やし、質も高める必要がある」と話す。

 自衛隊による邦人救出も課題を抱える。小野寺五典防衛相は19日のテレビ東京の番組で「武器使用基準など制限がある」と述べた。

 自衛隊法では「在外邦人等の輸送」との規定があるが、安全が確保されている場合しか輸送できない。また、警護活動や陸上での輸送は任務として定めていない。小野寺氏は野党時代の平成22年、陸上輸送を可能とし、武器使用基準も緩和する同法改正案を国会提出しており、改めて法改正などを「検討する必要がある」との認識を示した。

(半沢尚久、岡田浩明)

5651名無しさん:2013/01/20(日) 11:29:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130120/mds13012001200003-n1.htm
アルジェリア強行突入 背景に対テロの「大義」と「メンツ」 
2013.1.20 01:18 (1/2ページ)[紛争・クーデター]

19日、アルジェリア南東部イナメナス上空を飛ぶアルジェリア軍ヘリコプター(ロイター)
 【カイロ=大内清】アルジェリアの外国人拘束事件で、日本や米欧各国がアルジェリア政府の強引な事件対応に疑問を呈していたにもかかわらず、同国軍が再び制圧作戦を敢行したのは、「テロとの戦い」の大義に加え、外国の圧力で方針転換することは国の「メンツ」にかかわるとの意地もあったからだとみられる。

 アルジェリア軍は17日、ヘリコプターでの爆撃を含む制圧作戦を展開したものの、犯行グループが人質を伴ってガス生産設備区域内に立てこもる事態を招いた。国際社会からは事前に連絡がなかったことなどへの不満が噴出、米欧の専門家らの間では施設の警備に当たっていたアルジェリア軍やテロ対策を担う同国情報機関の能力不足を指摘する声も上がっていた。

 いったん強硬策をとっておきながら、外国の批判を受けて方針転換したり、外国人の手を借りたりすることは、アラブの中でも「頑固者」が多いとされるアルジェリア人の心理では“恥”となる。アルジェリア側に、事件対応でメンツを失えば、同国内の過激派を勢いづかせてしまうとの危機感があったことは想像に難くない。

 また、現場の天然ガス施設は、同国のガス生産の約12%を賄うとされる。ほぼ唯一の外貨収入源の石油・ガス産業の中でも最重要施設の一つだけに、事態の長期化は避けたいとの事情もあったとみられる。

 実際、施設を運営する英メジャー(国際石油資本)BPは18日、職員を撤収させていく考えを示しており、そうなれば操業に影響が出る恐れもある。

 一方、施設を脱出したアルジェリア人従業員らの証言から、犯行グループが「異教徒を殺害するのが目的だ」と語っていたことなども明らかとなっている。武装勢力側が提示していたフランスの対マリ軍事介入の停止要求などが受け入れられる見込みもなかった。

 武装勢力が残る人質全員を処刑したとの現地からの報道もあり、アルジェリア側がもはや最終的な制圧まで時間を費やす必要はないと判断した可能性もある。

5652チバQ:2013/01/20(日) 21:00:35
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2013012001001527.html
ブルガリアで党首に銃突き付ける 
2013年1月20日 17時53分

 19日、ブルガリアの首都ソフィアで、少数民族のトルコ系政党「権利と自由運動」の党大会中に男に銃を突き付けられたドガン党首(左)(ロイター=共同)


 【ウィーン共同】ブルガリアで19日、少数民族のトルコ系政党「権利と自由運動」の大会中に男(25)が突然、演壇に上がり、報告を読み上げていたドガン党首の頭に短銃のようなものを突き付けた。ドガン氏は男を殴り付けて反撃、大会関係者らが男を取り押さえ、難を逃れた。AP通信などが伝えた。

 警察当局の調べによると、容疑者の男はトルコ系ブルガリア人。突き付けたのは、護身に使われるガス銃と判明した。ナイフも2本所持していた。動機は不明という。

 ドガン氏は1990年の同党設立時に党首に就任。今回の大会で党首を後任に譲ると発表する直前に襲われた。

5653チバQ:2013/01/20(日) 21:02:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130120/mds13012019370007-n1.htm
【アルジェリア人質事件】
国際社会の支援がカギ 隣国マリの安定化
2013.1.20 19:36 (1/2ページ)

戦車上に立つ仏兵士=20日、マリのニオノ(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】マリ北部を実効支配するイスラム過激派武装勢力掃討に向け、フランスやマリ周辺国が態勢構築を急いでいる。隣国アルジェリアの外国人拘束事件は、北・西アフリカに巣くうテロリストの脅威を世界に突きつけた。ただ、軍事作戦を担う周辺国には限界があり、マリの「テロの拠点化」を防ぐには、後方支援をはじめとした国際社会の関与が欠かせない。

 マリに部隊を送る西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)は19日、コートジボワールで緊急の首脳会議を開き、軍事作戦遂行のため、財政支援などを国際社会に求めた。同国のワタラ大統領は「さらなる国や機関がフランスやアフリカへ連帯を示すときがきた」と強調した。

 フランスの軍事介入を受け、マリ周辺国の部隊派遣準備は加速。その規模も、ECOWAS非加盟のチャドの2千人派遣などで、当初計画の3300人から5千人超に拡大する見通し。欧米も輸送支援に乗り出し部隊編成を急いでいる。

 ただ、部隊運用費用は年間2億ドル(約180億円)に上ると試算され、どう工面するかが課題だ。ECOWASだけでは難しく、作戦の主導権を早く譲り渡したいフランスも首脳会議に参加し、29日にエチオピアで開かれる支援国会合の成果に期待を示した。

 作戦遂行のための装備の不十分さも懸案となっている。ロイター通信は、セネガルでは武器弾薬の不足で部隊の派遣準備が遅れていると伝えた。武装勢力掃討で想定される砂漠地帯での戦闘も、チャド以外は装備・経験面で不足しているとされる。部隊の指揮に必要な通信システムも異なるため、関連装備提供の必要性が指摘されている。

 また、武装勢力掃討に成功しても、長期的にはマリ自身が国内の安定を維持できなければ、再び過激派の標的とされかねない。そのため、軍だけでなく政治や財政、司法分野などの支援も必要となる。英国の国際戦略研究所(IISS)は「周辺国の部隊が大挙して(マリに)配置されても、幅広い国際社会の関与は重要であり続けるだろう」としている。

5654チバQ:2013/01/20(日) 21:03:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130120/mds13012019140005-n1.htm
【アルジェリア人質事件】
人質少なくとも23人死亡 犯行グループ制圧終了
2013.1.20 19:13

19日、アルジェリア南東部イナメナスの空港を警備する軍の兵士ら(AP)
 【カイロ=大内清】アルジェリア南東部イナメナスの天然ガス関連施設で日本人らがイスラム過激派武装勢力に拘束された事件で、アルジェリア内務省は19日夜(日本時間20日早朝)、外国人を含む人質23人と犯行グループ32人の計55人が死亡したと明らかにした。

 アルジェリア軍は19日、犯行グループが人質とともに立てこもっていたガス生産設備区域に強行突入し制圧。16日の発生以来、十数カ国を巻き込んだ事件はさらなる流血による幕引きとなったが、外国人人質らの多くの安否は依然として分かっていない。

 内務省はこのほか、アルジェリア人685人、外国人労働者107人が解放されたことも発表。ただ、アルジェリアのサイード通信相は20日、「死者数が(23人から)増える恐れがある」と指摘した。

 内務省発表に先立ち、同国のセラル首相は安倍晋三首相と電話会談し、制圧作戦の終了を伝えるとともに邦人の安否確認への協力を約束した。アルジェリア政府から邦人の死亡情報が伝えられたとみられる。プラント建設大手「日揮」(横浜市)は20日、新たに外国人スタッフ41人の無事を確認したと発表したが、日本人10人、外国人7人の安否が不明だとしている。

 現地メディアは、19日の制圧作戦で日本人1人を含む外国人の人質7人と犯行グループの11人が死亡したと報道。AP通信は、アルジェリア軍が犯行グループから、機関銃やロケット発射装置、ミサイルなどを押収したと伝えた。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130119/mds13011900150001-n1.htm
【アルジェリア邦人拘束】
単独制圧に日米英は不信感 米部隊派遣は拒否
2013.1.19 00:12 (1/2ページ)[日米関係]

アルジェリアで人質となり、無事脱出したアイルランド人のスティーブン・マクフォールさん(右)と子どもたちの家族写真。4年前に撮影(ロイター)
 イスラム過激派武装勢力による外国人拘束事件で、アルジェリア軍は事件発生翌日の17日に制圧作戦に踏み切り、多数の犠牲者が出たと報じられている。アルジェリアが単独で敢行した作戦は、適切な準備とタイミングの下で実施されたのか。日米英など人質の出身国からは不信感や疑問の声が相次いだ。

 「彼ら(イスラム過激派武装勢力)は5台の小型四輪駆動車に人質を乗せて移動していた。そのとき、アルジェリア軍に行方を遮られた。軍は5台のうち4台を爆撃し、破壊した」

 残る1台に乗っていて辛くも窮地を逃れたというアイルランド人の男性が、故郷の家族を通じてロイター通信に証言した。

 上空からのヘリコプターによる爆撃に続いて、地上部隊が強行突入し戦闘は瞬く間に拡大。逃げ惑う人質で現場の天然ガス関連施設は極度の混乱に陥った。人質が過酷な状況に置かれた点からも、作戦は「救出」より「制圧」に重点を置いていたことがうかがえる。

 アルジェリアは長期に及ぶイスラム過激派武装勢力との戦いを通じ、「テロリストとは交渉しない」との姿勢を取ってきた。しかし、AP通信によると、同国は米軍が申し出た救出チームの派遣を断った上、4時間以内に展開可能な態勢を取った米海兵隊などの力も借りず、独自の作戦行動に固執した。

 多数の外国人を巻き込む深刻な事態にもかかわらず、なぜアルジェリアが単独で早期制圧に踏み切ったかの合理的な説明はない。拙速ともいえる作戦の開始については、対テロ戦で協調関係にある米英などにも告げられず、英国からは「事前に知らせてもらう方が望ましかった」(キャメロン首相の報道官)といった厳しい反応が出た。

 日本も18日、米英仏などと共同でアルジェリア政府に対し、現地情報の速やかな提供や人質の早急な安否確認を求めた。

 事件の舞台となった天然ガス施設は、首都アルジェから1千キロ以上離れたリビア国境近くで、軍が警備に当たる重要拠点だった。

 制圧作戦の開始から24時間以上が過ぎた日本時間18日深夜、国営アルジェリア通信は外国人の人質132人の半数以上が解放されたと報じた。とはいえ、予断を許さない事態が続いていることに変わりはない。

 ただ、アルジェリアのサイード通信相はこれに先立ち、「武装勢力が人質と周辺国に去ると主張したとき、襲撃命令が特殊部隊に下された」と述べ、作戦の正当性を強調していた。

 軍が施設を包囲するなど支配的に戦闘を進めていた段階で、人質が乗った車列を無差別に爆撃する必然性があったのだろうか。謎はなお残る。(佐藤貴生)

5655チバQ:2013/01/20(日) 21:10:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130120-00000011-reut-int
焦点:西アフリカが恐れる第二のアルジェリア事件、マリ情勢波及も
ロイター 1月20日(日)13時48分配信

[ダカール 18日 ロイター] アルジェリアのガス関連施設で、国際武装組織アルカイダと関連があるイスラム武装勢力が起こした人質拘束事件。フランスによるマリ軍事介入に反発する武装勢力は、この襲撃で一つの明確なメッセージを送った。それは「サハラ砂漠のどこでも攻撃を仕掛けられる」というものだ。

旧宗主国フランスはマリでのイスラム反政府勢力との戦闘に、態勢が整っていない西アフリカ諸国の軍部隊を協力させたい考えだが、それによって南部の小規模で脆弱(ぜいじゃく)な国々で同様の攻撃が発生する可能性があると、多くの専門家は見ている。

仏軍による攻撃から逃れたイスラム武装勢力は各地に拡散するとみられる。一部はマリにとどまりゲリラ的な戦闘を続ける一方、穴だらけの国境を抜けて既に急進主義的な組織が存在する国々へ渡る者もいるだろう。

「今回のことで、イスラム教徒の間でフランスへの不満が高まる可能性がある」。こう話すのは、セネガルの首都ダカールにあるモスクで午後の祈りを終えた青年アダマ・サール氏。「軍事介入には巻き添え被害が付き物で、無実の人たちが亡くなる可能性がある。それが人々を急進的にさせる」とも指摘する。

治安専門家はこれまで、西アフリカ一帯のイスラム過激派の脅威について、「ボコ・ハラム」が活動するナイジェリア以外は重視してこなかった。

その理由には、穏健なイスラム教スーフィー派が優勢であることや原理主義組織による攻撃があまりなかったことがある。

しかし、鉱業、石油、輸送、建設など多業種にわたる国際企業が活動を広げる同地域では、マリでの戦闘によって情勢が大きく変わりつつある。

マリ北部を制圧したアルカイダ関連の武装勢力は昨年、地方政府が主要組織の「アンサール・ディーン」に協議を持ち掛け、反政府勢力を分断しようと時間を浪費する間に、組織や人員の強化と再武装を行う時間を得た。

アフリカ諸国は今や、自国のイスラム急進派による脅迫を気にしながら、実質的に形骸化した国境線を行き来する武装勢力を追跡するという問題に直面している。

フランス政府はこれまで、アフリカ諸国によるマリへの軍派遣を支援すると明言する一方、イスラム教と対決する十字軍とみなされることを恐れて、自らの地上軍派遣は避けてきた。しかし、マリに入った仏部隊や装甲車の映像は世界に広がり、一部のイスラム教徒の感情を刺激している。

ワシントン近東政策研究所の研究員で、インターネット上のイスラム系フォーラムを監視するアーロン・ゼリン氏は、ネット上で議論される話題でマリがシリアを上回ったと指摘。

「こうした人たちの多くが、オンラインのチアリーダーのようだ」とした上で、「しかし、今回の件で個人がキーボードから離れ、代わりにAK47ライフルを取る可能性もある」と語った。

5656チバQ:2013/01/20(日) 21:10:44
<マリの隣国に募る不安>

イスラム武装勢力は、攻撃を仕掛けるなら、地域の主要国や欧米の利害がある場所を狙うと繰り返し主張してきた。アルジェリアの人質事件の犯行グループは事件がなお動く中、外国企業に新たな攻撃を行うとも表明した。

専門家が警戒するのは、1990年代にイスラム過激派と激しい戦闘を繰り広げた治安部隊が守るアルジェリアで攻撃を起こせるなら、部隊の装備と経験が不十分な西アフリカ諸国は、国際化を進めている武装勢力の前に無防備に見えるということだ。

アルジェリアの治安筋によると、同国での人質事件でこれまでに死亡した武装勢力の中にはエジプト、チュニジア、リビア出身者のほか、フランス人とマリ人も1人ずついたという。

マリ北部を制圧した武装勢力はその数カ月間で、アルカイダ系が少なかったサハラ以南のアフリカ諸国などから多くの兵士を集めたと、西アフリカの治安筋は明かす。

イスラム国ではあるが宗教的に寛容な隣国セネガルでは、ヌディアエ外相が今週、アルカイダが潜伏組織を編成したと発言。マリに500人の部隊を派遣する同国のサル大統領は全国民に向けて、外国人イスラム教徒の疑わしい活動を報告するよう呼び掛けた。

また、マリ西部と国境を接するモーリタニアでは、非宗教政党とイスラム政党がそろってマリ情勢から距離を置くよう訴えている。イスラム武装勢力がマリ北部を制圧する以前、モーリタニアはアルカイダの活動がこの地域で最も盛んな国だった。同国は、国内の軍施設や欧米関連施設への攻撃を受けて、マリ国境周辺にある武装勢力の拠点で急襲作戦を行っている。

与党幹部は、モーリタニアが「長年にわたる対テロ組織活動で既に高過ぎる対価を払ってきた」とし、一連の紛争に関与するつもりはないと明言。他方では、宗教学者らでつくるグループがマリからのイスラム過激派を保護せよと訴えている。

ガーナに拠点を置くコフィ・アナン国際平和維持訓練センターの専門家、クウェジ・アニング氏は「フランスは(マリから)過激派を追い出したい。しかし、どこへ追いやろうとしてるのか。モーリタニアやニジェールがトラブルになるかもしれない。ブルキナファソも脅威に直面するだろう」と予想する。

<危機迫るナイジェリア>

しかし、最も懸念されるのはナイジェリアだ。同地域で最大の石油埋蔵量と経済を持つ同国では、治安部隊が北部のボコ・ハラムとの戦闘で泥沼にはまり込んでいる。

ナイジェリア政府は、マリ介入で軍の関与を拡大させたくないという考えと、派遣によって自国と海外の武装勢力との関係を根絶できるのではという期待で揺れていたが、ジョナサン大統領は今週、1200人の部隊の第一陣を派遣した。

「彼らはイスラム勢力の問題を根本から断ち切りたいのだ」と言うのは、同国ラゴスのコンサルタント会社ファイナンシャル・デリバティブズのビスマルク・ルウェイン最高経営責任者(CEO)。同氏は「その問題は今炎上しかねないだけでなく、長期的には、不平等や統治力の弱さに関連するボコ・ハラムの問題も解決できなくなる」とも語る。

マリを含む西アフリカの多くの市民は総じてフランスの軍事介入を支持し、その一方で周辺諸国がマリ政府の支援に赴かなかったことを失策と考えている。

しかし、世界の最貧国とされるこうした国々では、日常生活を改善するための民主主義がうまく機能せず、それによりイスラム組織がより大きな役割を持つことにつながっている。湾岸地域出身の説教師らが広げた超保守的な宗派であるワッハーブ派も、この地域に入り込みつつある。

前出のアニング氏は、今回の軍事介入によって周辺地域が大幅に脆弱化するとの見方を示した上で、「マリから戦線が拡大することになるだろう」と警告した。

(ロイター日本語サービス 原文:David Lewis、翻訳:橋本俊樹、編集:梅川崇)

5657チバQ:2013/01/22(火) 00:01:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130121/erp13012121000001-n1.htm
独メルケル連立与党が僅差で敗北 総選挙の前哨戦
2013.1.21 20:58 (1/2ページ)

20日、ドイツ北部ハノーバーで、ニーダーザクセン州議会選挙の勝利を祝う社会民主党の候補ら(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ北部ニーダーザクセン州議会選挙が20日、投開票された。メルケル首相の保守系与党、キリスト教民主同盟(CDU)が第1党を維持したが、中道右派の連立政権与党2党は中道左派の野党2党に1議席差で敗れた。今秋に連邦議会(下院)選挙を控え、国政と同じ構図の今回の選挙は、その前哨戦と位置づけられており、3選を目指すメルケル首相には痛手だ。

 選挙は、国政同様に連立政権を組むCDUと自由民主党(FDP)に、最大野党の社会民主党(SPD)と90年連合・緑の党が挑む構図。暫定集計結果では、議席総数137のうち、CDUが54議席で第1党となったが、与党2党の68議席に対し、野党2党は69議席を確保した。

 CDUのマカリスター州首相は第1党としてSPDとの連立を視野に政権樹立を目指す考えを示したが、SPDは緑の党と政権を担う構え。このため、同州での政権交代はほぼ確実とみられている。

 人気が高いマカリスター州首相の支援にメルケル首相も尽力した。党勢低迷で議席獲得が危ぶまれたFDPは予想を大きく上回る結果となった。独メディアは、政権維持のためにCDUから票を回してもらったとも分析している。

 一方、SPDは下院選の首相候補、シュタインブリュック前財務相の不適切発言が問題になり、その影響が懸念されていたが、緑の党の躍進もあり、下院選へ弾みをつけた格好だ。

 下院選では、メルケル首相の支持率は高いものの、中道右派、中道左派の両陣営とも過半数をとれず、CDUとSPDによる大連立など枠組み変更の可能性が浮上している。今回の選挙結果を受け両陣営は対決姿勢を強めるとみられるが、行方は混とんとしそうだ。

5658チバQ:2013/01/22(火) 00:04:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130121-00000082-reut-eurp
独連立与党・自由民主党のレスラー党首は残留、辞任意向示すも
ロイター 1月21日(月)21時58分配信

[ベルリン 21日 ロイター] ドイツの連立与党の一翼を担う自由民主党(FDP)のレスラー党首(経済技術相)は、党首を辞任する意向を示したが、引き続き党首に留まることになった。

ただ9月の総選挙の対策委員長はブリューデレ党議員団長に一任することになった。

FDPの全国での支持率は2%程度に落ち込んでいたが、20日投開票されたニーダーザクセン州議会選挙では、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)への支持票を一部取り込んだこともあり、9.9%と予想以上の票を得ていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130121-00000034-jij-eurp
国政与党、僅差で敗北=下院選占う重要地方選―ドイツ
時事通信 1月21日(月)10時5分配信

 【ベルリン時事】ドイツ北部のニーダーザクセン州で20日、州議会選挙が行われ、国政と同様に連立を組む中道右派の与党2党が中道左派の野党2党に僅差で敗れた。中道右派と中道左派が対決する構図が今秋の連邦議会(下院)選と同じで、行方を占う重要選挙と位置付けられた地方選での敗北は、下院選で3選を目指すメルケル首相にとって大きな痛手となりそうだ。
 暫定集計結果によると、メルケル首相のキリスト教民主同盟(CDU)は第1党を維持したが、総議席137のうち、連立相手の自由民主党(FDP)との合計議席は68で、中道左派の社会民主党(SPD)と90年連合・緑の党の69を1議席下回った。SPDと緑の党は連立政権を樹立する見通し。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130121-00000012-reut-eurp
独ニーダーザクセン州議会選、1議席差で野党陣営が勝利
ロイター 1月21日(月)9時44分配信

[ハノーバー 20日 ロイター] ドイツのニーダーザクセン州議会選挙が20日投開票され、州選挙管理委員会によると、野党の社会民主党(SPD)と緑の党を合わせた得票率が46.3%となり、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)と、連立与党の一角を占める自由民主党(FDP)を合わせた得票率45.9%を上回った。

今回の選挙は9月に予定される総選挙の前哨戦と位置付けられており、メルケル政権の先行きに暗雲が立ち込めた形だ。

州選管によると、SPDと緑の党の野党陣営は、CDUとFDPの与党陣営を1議席上回った。FDPの得票率は9.9%となり、事前予想よりも2倍に支持を伸ばした。

結果はメルケル首相にとって逆風だが、ユーロ圏危機における指導力など首相個人に対する支持率は依然高い。FDPの予想外の健闘も、秋の総選挙にとって吉兆となる可能性がある。

SPDは選挙戦で首相候補であるシュタインブリュック前財務相の失言などで失速し、苦戦を余儀なくされていた。同氏は自身にも責任があることを認めているが、今回の選挙結果はSPDが依然総選挙で勝利することが可能であることを示したと強調。「今年政権交代の可能性があることを意味する」と述べた。

元ニーダーザクセン州首相でもあるSPDのガブリエル党首も「混乱時にこの結果なら、われわれは何でもできる」と述べた。

CDUは同州議会で最大政党の地位は維持したものの、地方選挙での敗北は13回連続となる。

予想外だったのはFDPの健闘。国政レベルで後退する同党は、今回の選挙で議席を確保できれば幸運と考えられていた。

世論調査は信頼できないことが明確になれば、総選挙で大連立よりも中道右派の連立政権の刷新を望むメルケル首相にとって追い風になる可能性がある。

*内容を追加します。

5659チバQ:2013/01/22(火) 00:04:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130121/asi13012121150002-n1.htm
「戦犯」に死刑判決 バングラデシュ
2013.1.21 21:14
 1971年にパキスタンからバングラデシュが独立した際の戦争犯罪を裁く同国の特別法廷は21日、パキスタン兵による残虐行為に加担した罪で、イスラム政党「イスラム協会」のアブル・カラム・アザド元幹部に本人欠席のまま死刑判決を下した。

 アザド元幹部は昨年、パキスタンに逃れたとされている。同特別法廷での「戦犯」に対する判決は初めて。

 アザド元幹部は当時、独立に反対していたイスラム協会の学生組織のメンバーで、パキスタン兵に協力して殺人やレイプなどを犯したとされる。(共同)

5660チバQ:2013/01/22(火) 00:07:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130120/mds13012022260012-n1.htm
【アルジェリア人質事件】
情報混乱はなぜ? 各国の対応に差
2013.1.20 22:25 (1/2ページ)

アルジェリアの人質事件で、砂漠の地平線に上がる煙のビデオ映像(AP)
 アルジェリアで日本人ら外国人多数がイスラム武装勢力に拘束された事件は、人質の数だけで約40人から約130人と大きな幅があった。なぜここまで情報の混乱を招いたのか。

 「日本人5人を含む6人拘束」。ロイター通信が一報を伝えたのは日本時間16日夕のことだ。英米人の拘束も明らかになり、武装勢力側が「41人を人質にした」と表明した。しかし国営アルジェリア通信は18日、「外国人は132人」と報じた。

 一つはアルジェリア政府が制圧作戦終了まで情報を秘匿し続けたことにあり、さらには現場施設の広大さも関係している。現場のプラントは東西1キロに及び、スタッフらの居住区とは3、4キロの距離がある。

 一方、犯行グループには施設で勤務していた者が協力していたとされ、どこに何が位置しているのかを把握していた様子がうかがえる。

 日揮の日本人スタッフは「銃声が聞こえ、部屋の外に出ないようにした」と話し、ベッドやトラックの下、天井裏に身を潜め、難を逃れた人もいた。700人近いアルジェリア人従業員が、17日夜のアルジェリア軍の攻撃開始でパニックに陥る中、武装勢力が外国人のほとんどを監視下に置いていたとは考えにくい。

 ただ、武装勢力が最後まで拘束していたとする7人は19日の軍の突入で全員死亡が伝えられ、同国政府が発表した人質の死者は少なくとも23人にのぼる。犯行グループが拘束していた人質の多くが犠牲になった可能性は否定できない。

 同国からの情報提供が限られる中でも日本と米英仏には、対応に差が出た。米英仏はいずれもテロへの非難を強調。米英仏は自国民の犠牲者を確認したことも発表した。日本は「被害者の安否確認」を最優先するとしながら、英国や日揮側を通じて情報を得るという受け身の対応に終始した。(桜井紀雄)

5661チバQ:2013/01/22(火) 00:18:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130121-00000030-mai-int
<仏国防相>マリ介入の仏軍「北進」…「全土奪還目指す」
毎日新聞 1月21日(月)12時43分配信


拡大写真
マリのイスラム過激派支配地域

 【パリ宮川裕章、ヨハネスブルク服部正法】フランスのルドリアン国防相は20日、仏テレビに出演し、西アフリカ・マリへの仏軍軍事介入の最終目標について、イスラム過激派が占拠する「北部の完全奪還」と明言した。当初、過激派の南進を阻止するための限定的作戦との見方を示していたが、大きく方針を転換した。過激派勢力の戦力が予想以上だったことや、マリ政府軍や周辺国の支援部隊の実力が不安視されることが方針転換の背景にあるとみられる。

【質問なるほドリ】マリへの軍事介入、なぜ?=回答・服部正法

 ルドリアン国防相はマリでの軍事目標について「わずかな地域も残さないマリ全土の完全な奪還」と発言。そのうえで「現在、展開しつつあるアフリカ軍が仏軍の介入を引き継ぐことを期待する」と述べた。

 マリでは昨年4月、北部を複数のイスラム過激派勢力が制圧。今月10日、南下し中部の要衝コンナも制圧したため、マリ軍から支援を要請された仏軍が介入に踏み切った。ところが過激派勢力は予想以上の重武装でゲリラ戦術を取るなどしており、戦闘はこう着状態に入りつつある。「西アフリカ諸国経済共同体(ECОWAS)」が支援部隊を派遣し始めたが戦力は未知数で、実戦経験豊富な過激派勢力を前に苦戦も予想される。

 オランド仏大統領はアルジェリアの人質事件を受け「仏軍の介入がさらに正当化された」と欧州各国などからの支援強化を訴えている。だが、この地域に権益の少ないドイツなど欧州他国は二の足を踏んでおり、本格的な軍事支援を決定するかは不透明だ。

5662チバQ:2013/01/22(火) 00:42:17
http://mainichi.jp/select/news/20130121k0000e030110000c.html
アルジェリア拘束:軍の強硬策…欧州、擁護へ転換
毎日新聞 2013年01月21日 10時59分(最終更新 01月21日 12時41分)


20日に地元テレビが放映した、アルジェリア南部イナメナス近郊で横倒しになり焼け焦げた車両。天井には多数の銃弾の痕が見える=AP
拡大写真 【ブリュッセル斎藤義彦】アルジェリアでのイスラム武装勢力による人質事件で、欧州からアルジェリア政府に理解を示す声が高まり始めている。アルジェリア軍による強硬策にいったんは戸惑いを見せ非難したものの、北アフリカでのイスラム過激派の予想以上の広がりに、アルジェリアを支持することが得策と判断したようだ。

 ◇過激派拡大、予想超え
 加盟国の国民が人質になり殺害された欧州連合(EU)のアシュトン外務・安全保障政策上級代表(外相)は20日の声明で、アルジェリア当局への「支持」を表明。「この事件は、北アフリカでの過激派による脅威を改めて示した」と分析、「国際社会のパートナーと協力し、テロとの戦いを続ける」と述べた。

 アルジェリア当局からの情報が少ないことに不満を募らせていたキャメロン英首相も20日、トーンを変え「アルジェリアの今事件への対応に疑問を持つだろうが、(人質の)死はテロリストの責任。アルジェリアが我々とともに働き、助けてくれたことを認めなければいけない」と感謝の言葉を述べた。またファビウス仏外相も「あれもこれもできたというのはたやすい。しかしアルジェリアはテロに対処しなければいけなかった」と擁護に回った。

 一昨年からの中東民主化運動「アラブの春」以降、欧州はアルジェリアとの関係強化にも取り組んでおり、昨年12月にはオランド仏大統領が訪問。植民地支配を巡る和解を目指した対話を行った。

5663チバQ:2013/01/22(火) 00:43:08
http://mainichi.jp/select/news/20130121k0000e030109000c.html
英首相:北アフリカでの対テロ戦、数十年続く…長期化示唆
毎日新聞 2013年01月21日 10時56分(最終更新 01月21日 11時15分)

 【ロンドン小倉孝保】アルジェリアの人質事件の作戦終了を受け英国のキャメロン首相は20日、英BBC放送に対し、北アフリカ地域での過激なイスラム主義者によるテロとの戦いは今後、数十年に及ぶ可能性があるとの認識を示した。

 キャメロン首相は、「世界の一部地域でテロの脅威が縮小している一方、北アフリカで私たちは過激なイスラム主義の拡大の脅威に直面している」とし、「今回の事件は長い戦いの始まりになる。その戦いは数カ月ではなく、数年から数十年続くかもしれない」と述べた。

5664チバQ:2013/01/22(火) 00:44:18
http://mainichi.jp/select/news/20130122k0000m030041000c.html
イスラエル総選挙:ネタニヤフ首相、続投濃厚か
毎日新聞 2013年01月21日 19時27分

 【エルサレム花岡洋二】イスラエル国会(定数120)の総選挙は22日、投開票される。ネタニヤフ首相の右派リクード党と、リーベルマン前外相率いる世俗派の極右政党「わが家イスラエル」とが組む与党統一会派「リクード・わが家」は「安全保障の強化」を掲げ、第1党となる見通しだ。また、「暮らし重視」を訴える中道左派の労働党が第2党となる勢い。ネタニヤフ氏が連立政権を組み、首相を続投する可能性が高い。

 選挙は比例代表制。イディオト・アハロノト紙が18日に発表した世論調査によると、主な政党の獲得議席予想は次の通り。リクード・わが家=32(現有42)▽労働党=17(8)▽中道「イエシュアティド(未来がある)」=13(新党)▽宗教系極右政党「ユダヤの家」=12(3)▽ユダヤ教超正統派「シャス」=11(11)▽中道「ハトヌア(運動)」=8(新党)

5665名無しさん:2013/01/22(火) 11:04:39
9条の会とか、護憲だとか言っている人たちの発言が聞こえませんねえ。

5666チバQ:2013/01/22(火) 23:41:53
http://mainichi.jp/select/news/20130121mog00m030029000c.html
語られない「和平」:イスラエル総選挙2013/上 右傾化進む世論
2013年01月21日


オシュリ・トゥビさんの自宅には右派勢力の宗教的な指導者であるラビ(ユダヤ教導師)の写真が掲げられている=イスラエル南部オファキムで2013年1月13日、花岡洋二撮影
拡大写真 ◇国際社会での孤立化と反比例
 「ネタニヤフ(首相)は、ガザを征服すべきだった」。パレスチナ自治区ガザとの境界から東約20キロにあるイスラエル南部オファキムの自宅で、高校教師のオシュリ・トゥビさん(32)が力を込めた。昨年11月、イスラエル軍はイスラム原理主義組織ハマスが実効支配するガザ地区を空爆した。だが、ハマスに決定的な打撃を与える地上侵攻には踏み切らなかった。トゥビさんは、その判断に強い不満を抱いた。

 当時、トゥビさんの住む周辺地区には、ガザ側からのロケット弾が散発的に着弾していた。半壊した民家もある。爆音に驚いたトゥビさんの長男(3歳)は、今も大きな音を怖がる。

 トゥビさんは、パレスチナ自治区を含むヨルダン川から地中海までの一帯を神がユダヤ人に与えた領土だと信じる「大イスラエル」主義の信奉者だ。もともとパレスチナ国家の樹立には反対で、今回の選挙では宗教系の極右政党「ユダヤの家」を支持することに決めた。22日投開票の国会(比例代表制、120議席)選挙に向け、初めて選挙運動にも参加。自宅の外壁には、巨大な横断幕を掲げている。

 「ユダヤの家」は、現有3議席を14議席前後にも伸ばす勢いだ。党首はイスラエル軍のエリート戦闘部隊出身のベネット氏。パレスチナ自治区ヨルダン川西岸の半分以上をイスラエルに併合すべきだと訴え、テレビ広告では、自ら「最も戦闘的な党」と売り込む。

 選挙は「強い首相、強いイスラエル」をスローガンに掲げるネタニヤフ首相のリクード党と、リーベルマン前外相率いる世俗派の極右政党「我が家イスラエル」が優勢だ。与党統一会派を結成し、「ユダヤの家」とも連立を組む可能性が高い。各党の比例名簿で上位を占めるのは、ヨルダン川西岸への入植を強く支持する候補者ばかりだ。

 最近の世論調査によると、自らを「右派」とする有権者は41%で、3年前の34%から急増している。名簿の顔ぶれは、こうした世論の動向を反映している。

 右傾化の背景には、何があるのか。ネタニヤフ首相が就任した09年3月以降、パレスチナ自治区や周辺国との関係は緊張度を増し、強硬策を取るイスラエルは孤立化を深めてきた。トルコからのガザ支援船をイスラエル海軍が襲撃した事件(10年5月)をきっかけに、かつての友好国トルコとは反目。11年末からの「アラブの春」の影響で、隣接するエジプトやシリアではイスラム勢力が台頭している。パレスチナは昨年9月に国連での地位を「格上げ」、イスラエルが報復措置として入植住宅建設を打ち出すと、欧米諸国は一斉に批判した。

 地域における孤立化と、国際社会への反発が促すナショナリズムの高揚。バルイラン大学のシュムエル・サンドラー教授は「(イスラエルは)生存のために戦っている」と述べ、右傾化を当然視する。だがその結果、過去20年の選挙で大きな争点となってきたパレスチナとの和平推進は、議論にさえのぼっていない。

     ◇

 「『和平』が争点とならない初めてのイスラエル選挙」(バルイラン大学、ゼエブ・カニン博士)。その背景を探る。【エルサレム花岡洋二、写真も】

5667チバQ:2013/01/22(火) 23:43:16
http://mainichi.jp/select/news/20130121mog00m030030000c.html
語られない「和平」:イスラエル総選挙2013/中 有権者、格差に不満
2013年01月21日


「生活重視」を約束する労働党の選挙ビラを配るアディ・ブルムさん(中央)=ヨルダン川西岸にある入植地ギバットゼエブで2013年1月11日、花岡洋二撮影
拡大写真 ◇「生活重視」支持広げる労働党
 イスラエルが占領するヨルダン川西岸。80年代にイスラエル政府が築いた入植地ギバットゼエブ中心部の商店街で、アディ・ブルムさん(25)は、労働党の選挙ビラを配っていた。住宅施策の改善や非正規労働者の権利向上など、「暮らし」重視の公約が並ぶ。

 取材で意見を聞いていると、右派リクード党の支持者というヨセフさん(80)が通りかかった。「労働党のラビン首相(当時)は(93年のオスロ合意で)アラブ人に土地を譲った裏切り者だ」。怒りにまかせて食ってかかる。だが、ブルムさんは反論しない。「高齢者の生活を支えてくれるのはどの党ですか」と、静かに問いかけた。

 68年に結成の労働党は、かつては和平推進を政策の柱に据えていた。だがパレスチナ解放機構(PLO)とのオスロ合意以後、ほとんど進展はみられず、選挙のたびに議席を減らしてきた。現在は党史上最低の8議席。しかし今回の選挙で、18議席前後を獲得し第2党に躍進する勢いを見せている。

 労働党がとらえたのは、イスラエル市民の間に高まる「不公平感」だ。政府は近年、公営企業の民営化に踏み切るなど、新自由主義的な経済路線へとかじを切った。だがその結果、貧富の格差は拡大。テルアビブなど都市部では、中・低所得者向けの住宅・賃貸価格が高騰した。「政府は安全保障にばかりカネを使う」。不満は高まり、11年夏には、「公平な社会の実現」などを求める市民が、数十万人という前代未聞の規模でデモ行進を繰り返した。

 労働党はこうした市民の怒りに「理解」を示し、安全保障ばかりに目を向ける右派を「市民不在」と攻撃。徹底的に生活や経済の改善を掲げることで、中・低所得層を中心に急速に支持基盤を広げている。

 昨年11月、ラジオ番組に出演したヤチモビッチ党首は、「労働党を左派と呼ぶのは間違いだ。党内にはタカ派もハト派もいる。常に議論を戦わせてきた中道政党だ」と強調した。「和平推進派」「中道左派」と呼ばれて久しい労働党だが、いまやそのイメージを払拭(ふっしょく)しようと躍起だ。

 テルアビブ大のアビアド・クラインベルグ教授が指摘する。「久しぶりに、(選挙で安全保障ではなく)社会経済問題を巡る議論が真剣に行われている」。「和平」より「生活」。その「現実路線」が、有権者をとらえている。【エルサレム花岡洋二、写真も】

5668チバQ:2013/01/22(火) 23:44:22
http://mainichi.jp/select/news/20130121mog00m030031000c.html
語られない「和平」:イスラエル総選挙2013/下 いら立つアラブ系
2013年01月21日

 ◇少数政党、排除され支持失う
 「4年前の総選挙は誰に投票したかな……」。イスラエル中部の町バカアルガルビアで農業を営むアラブ系住民、アベドアリ・カーダンさん(66)は、ふと宙をあおいだ。政治家にも選挙にも、希望を抱かなくなって久しいという。

 数日前の大雨で、農園近くの小川が氾濫した。丹精込めて育てた豆畑は、全滅した。

 付近では1991年にも、大洪水が起きた。以来、国や町に河川の護岸工事などを繰り返し求めてきたが、実現していない。「(イスラエル政府による)学校や道路、橋などのインフラ整備は、ユダヤ人の多く住む地域に比べて非常に遅く、ほとんど進んでいない。アラブ系議員が働いていないからだ」。政治への関心は薄れていった。

 イスラエルの有権者の2割弱は、カーダンさんのようにイスラエル国籍を持つアラブ(パレスチナ)系住民だ。

 アラブ系の政党の一つに「ハダッシュ」がある。イスラエル共産党主体で、イスラエルとパレスチナ解放機構(PLO)との和平を目指したオスロ合意(93年)では、双方とのつながりを持つ特異な立場を生かして仲介役も果たし、ラビン首相率いる与党労働党を閣外支援して存在感を示した。和平推進の仲介役を果たした功績が評価され、ラビン首相はアラブ系住民の生活・経済の改善に、積極的に取り組むようになった。

 だが、民間団体「アブラハム基金イニシアチブ」が昨年秋に発表したアラブ系有権者の政治意識調査によると、アラブ系議員に対する批判は強い。「社会・経済問題に労力を費やさない」「和平問題ばかり扱う」。有権者が「最優先の課題」にあげたのは、教育(24%)や貧困(同)、犯罪(16%)で、和平は12%にとどまった。

 アラブ系の政党や議員は、なぜ支持を失ったのか。「99年の総選挙が転換点だった」とイニシアチブのモハメッド・ダラウシェ共同代表は指摘する。96年に野党となった労働党は、アラブ系の支持も得て99年に返り咲いたが、アラブ系の政党を連立から外した。中道右派なども含めた、より横断的な連立を目指す労働党の戦略的判断だった。ダラウシェ共同代表は「ユダヤ人には、和平など重大決定にアラブ(系政党)を加える気がないのだと分かった」。

 その後も溝は深まった。2000年10月、パレスチナの第2次インティファーダ(民衆蜂起)支持デモで、アラブ系国民13人がイスラエル治安当局に殺された。アラブ系市民の投票率は99年の75%から3回の選挙で急落し、09年は53%。全体の平均65%を大きく下回った。

 労働党から3期連続当選し、科学・文化・スポーツ担当相などを歴任したアラブ系のガレブ・マジャドレ議員(59)が言う。「アラブ系議員は期待に応えていない」。自戒を込めた言葉だというが、和平に向けた取り組みの現状について問うと「私たちは少数者で、全てを背負えない。政権とパレスチナが取り組むべき課題だ」。にじむいらだち。和平を取り巻く現状を映し出していた。【エルサレム花岡洋二、写真も】

5669チバQ:2013/01/22(火) 23:46:07
http://mainichi.jp/select/news/20130122k0000e030172000c.html
マリ:フランス軍などが中部の二つの町を新たに奪還
毎日新聞 2013年01月22日 10時34分(最終更新 01月22日 10時48分)


マリのイスラム過激派支配地域
拡大写真 【バマコ(マリ南部)服部正法】西アフリカ・マリに軍事介入したフランス軍とマリ政府軍は21日、イスラム過激派が制圧していた中部の二つの町を新たに奪還した。一方、北部では、仏軍の空爆により過激派がいったん撤退した主要都市トンブクトゥに再び過激派が進入しているとの情報もある。

 イスラム過激派が14日に制圧した中部ディアバルでは仏地上部隊が展開。激しい戦闘の末、仏軍とマリ軍が管理下に置いた。さらに過激派が昨年9月以降占拠していた中部ドゥエンザにも仏軍とマリ軍が入った。仏軍側はすでに中部の要衝コンナを奪還しており、攻勢をかけている。

 ただ、過激派の戦闘員は激しい攻撃を受けて劣勢になると一般市民の中に紛れ込む戦術をとっていると指摘されている。北部の世界遺産都市トンブクトゥでは、仏軍の空爆を受けて過激派は撤退したものの、ロイター通信は21日、町中に再び過激派が姿を見せているとの地元住民情報を報じている。

 また、地元紙「レゼコー」によると、首都バマコや中部セバレといった政府管理下の都市で、イスラム過激派と疑われる人物が拘束されたとの情報を報じており、予断は許さない状況だ。

5670チバQ:2013/01/22(火) 23:46:39
http://mainichi.jp/select/news/20130122ddm001030045000c.html
長い戦争:テロ新前線/上(その1) 米に代わり欧州主導へ
毎日新聞 2013年01月22日 東京朝刊

 爆発で焼け焦げた車、天然ガス施設に埋められた対戦車地雷、弾痕に覆われた遺体。現場から流れ出した映像や情報は戦場さながらだった。アルジェリア南部イナメナス近郊でイスラム武装勢力が起こした人質事件。日本人人質7人の死亡が21日、確認された。

 「テロが世界的脅威であることを改めて示した出来事。数十年かけ鉄の意志で対処せねば」。自国民に犠牲が出たキャメロン英首相は、アルジェリア軍の武装勢力掃討作戦が終了した後の20日に断言。ラムズフェルド元米国防長官が「長く厳しい歩み」と呼んだテロとの戦いが、アフリカの地で再燃する。その最前線に、日本も巻き込まれた。

 「襲撃者は、異教徒にしか興味がない、やつらを殺すと言っていた」。人質だったアルジェリア人男性はロイター通信に証言した。犯行声明を出したのは「イスラム聖戦士血盟団」。国際テロ組織アルカイダの北アフリカ分派だ。01年米同時多発テロを引き起こしたアルカイダ本体は、米国に最高指導者ウサマ・ビンラディン容疑者を殺害され弱体化。だが、米ブッシュ前政権が主導した対テロ戦はアラビア半島や北アフリカで過激派を先鋭化させた。血盟団もその一つと言える。

 アルジェリアでの事件で犯行動機として挙げられたのは、イスラム過激派が北部を占拠した隣国マリに対するフランスの軍事介入だ。血盟団は20日、「マリに介入する全ての国で(アルジェリアと)同様の作戦を展開する」と宣言した。

 だが、フランスのルドリアン国防相も20日、「マリ全土の掌握がゴール」と述べ、イスラム過激派との対決姿勢を鮮明にした。

 イラクとアフガニスタンの対テロ戦争で疲弊した米国が後景に退くなか、英仏など欧州諸国が対テロ戦争第2幕を主導する構図が浮上している。事件の起点を求めて記者はマリに入った。【バマコ(マリ南部)服部正法】

5671チバQ:2013/01/22(火) 23:47:21
http://mainichi.jp/select/news/20130122ddm002030095000c.html
長い戦争:テロ新前線/上(その2止) 戦乱マリ、緊張の首都
毎日新聞 2013年01月22日 東京朝刊

 <1面からつづく>

 ◇「武装勢力、せん滅して」 恐怖知る市民、妥協許せず
 軍事介入したフランス軍とイスラム過激派の戦闘が続いている西アフリカ・マリに20日、入った。マリは、隣国アルジェリアで日本人も死亡した人質事件を実行したイスラム武装勢力の活動範囲にある。首都バマコには警察の検問所が多数あり、前回訪れた昨年8月に比べ緊張した空気だ。過激派の都市部潜入を懸念し、政府は不審者情報を寄せるよう市民に呼びかける。

 元金融業の男性、ウスマヌ・シッラさん(60)は、アルジェリアの事件で実行犯のイスラム武装勢力を排除し人質多数が死亡した作戦を支持する。

 「日本人や外国人が多数亡くなったのは悲しい。でも人質とテロリストを区別することは難しく、他に選択肢はなかったと思う。テロリストとは交渉の余地はないよ」

 武装勢力が要求したマリへの仏軍介入停止については、「介入を続けるべきだ。要求に耳を傾ければ必ず同じことが起きる。マリで彼らをせん滅しないと」。バマコへの過激派侵攻を恐れる一般市民には、交渉や妥協は受け入れがたいのが本音のようだ。

 街中にはフランス国旗が目立ち、北部を占拠する過激派の南進を阻止した仏軍への感謝の声があふれる。「ビブラ・フランス(フランス万歳)、ビブラ・オランド(仏大統領)!」

 マリは「穏健なイスラム教徒の国」(マリ・イスラム高等評議会のハリル事務局長)で、多くの国民はイスラム法の厳格な適用を進めるイスラム過激派に批判的だ。タクシー運転手、マドゥ・ケイタさん(41)は、「オランド氏は素晴らしい。ようやくゆっくり眠れるよ」と満面の笑みで語った。近所の人たちが2国旗を持って集まる。主婦のサルマタ・トゥーレさん(40)は「過激派が今にもバマコまで来るのではと心配だった。早く平和が戻ってほしい」。

 バマコの観光ガイド男性(35)によると、イスラム過激派が10日に中部の要衝コンナを新たに制圧したニュースが流れると、バマコ市内は騒然となった。コンナは中部の主要都市モプティまで幹線道路で約50キロ。侵攻への恐怖感が一気に高まった。「車のガソリンを満タンにして、逃げる準備をする人が続出した」。だが、11日に仏軍が空爆を実行したことで、ようやく安堵(あんど)感が広がった。過激派は14日に中部ディアバルを制圧。男性は「仏軍介入がなければ過激派は間違いなくバマコまで来た」と話した。

 仏軍は北部の過激派拠点などを空爆し、地上部隊も中部に展開。マリ政府軍と共にコンナを奪還し、ディアバルも21日に確保した。

 だが、仏軍の作戦が早期終結する保証はない。テロを力で抑え込む方針は、イラクやアフガニスタンで米国を「泥沼」に引き込み、テロを世界に広げた。エジプト・アハラム政治戦略研究所のイスラム組織専門家、モハメド・ファイエズ氏は「アルジェリアの事件こそテロ拡散の象徴的事例だ」と語る。犯行声明を出したイスラム過激派はマリ介入阻止の姿勢を崩していない。

 アジア経済研究所の武内進一・アフリカ研究グループ長(アフリカ政治)は「テロの背景には貧困などの問題があるとされ、軍事作戦だけでは対テロ戦争は成功しないだろう」と語った。【バマコ(マリ南部)服部正法】

5672チバQ:2013/01/22(火) 23:48:18
下がまだだった

5673チバQ:2013/01/22(火) 23:56:46
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/130122/cpd1301220503005-n1.htm
インド与党、党勢立て直し 次期総選挙の顔にガンジー家長男2013.1.22 05:00
 インド最大与党、国民会議派の副総裁に選出されたラフル・ガンジー氏(42)は21日までに党内での初演説に臨み、来年春までに行われる総選挙に向け、低迷する党支持率の巻き返しを図る意向を表明した。

 ラフル氏はインド政界の名門、ガンジー家の長男で、曽祖父はネルー初代首相。祖母のインディラ氏、父のラジブ氏もそれぞれ首相を務めた。汚職疑惑などで世論の怒りを買った国民会議派は、主要州での選挙に相次いで敗北。若いラフル氏を党のナンバー2に起用することでイメージの一新を図り、党勢を回復したい考えだ。

 ラフル氏は45分間の演説の中で、汚職を撲滅する必要性を強調するとともに、政府から地方への権限委譲を一段と進めるべきだとの見方を示した。

 ニューデリーのシンクタンク、ORFで政治アナリストを務めるサティシュ・ミスラ氏は今回の人事について、ラフル氏を前面に出して選挙戦に臨むという与党の明確な意思表示だと指摘。またラフル氏本人に関しても「自身の能力に対する不安を払拭し、選挙での勝利を経て首相の座に就く決意を固めたことがうかがえる」と述べた。(ブルームバーグ Abhijit Roy Chowdhury、Andrew MacAskill)

5674チバQ:2013/01/23(水) 23:25:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130123/amr13012314130006-n1.htm
ウクライナ前首相を支援 「釈放を」と米国務長官
2013.1.23 14:10

21日、キエフの大統領府前でティモシェンコ氏の支持者が抗議活動を行なった(AP)
 クリントン米国務長官は22日、職権乱用罪で実刑判決を受け服役中のティモシェンコ前ウクライナ首相に「米国はあなたの早急な釈放を支援している」などとする書簡を送った。ティモシェンコ氏が自身のウェブサイトで公表した。

 クリントン氏はさらに「ウクライナが現代的で繁栄した欧州の民主主義国になるという目標に到達するための援助を、米国はこれからも約束する」と強調し、強権的姿勢を強めるヤヌコビッチ政権や、ウクライナを自国の影響圏に一層引き込もうとするロシアのプーチン政権をけん制した。

 ティモシェンコ氏は同日、ウクライナ検察が1996年に起きた実業家の殺害に関与したとして18日に同氏を殺人罪で起訴したことについて、検察側の主張は「露骨なうそ」だと強調する声明を発表した。(共同)

5675チバQ:2013/01/23(水) 23:26:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130123/asi13012321560004-n1.htm
インド最大野党トップに前総裁
2013.1.23 21:55

インド人民党(BJP)の新たなトップに選出されたラジナート・シン前総裁(ロイター)
 インドの最大野党、インド人民党(BJP)は23日、ガドカリ総裁に代わる新たな党トップにラジナート・シン前総裁を選出した。シン氏は2009年以来の総裁復帰。

 シン氏は来年春までに行われる総選挙で、与党国民会議派からの政権奪回を目指す。(共同)

5676チバQ:2013/01/23(水) 23:27:22
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130123/mds13012319560006-n1.htm
ヨルダン下院選 同胞団ボイコット、親政府勢力の圧勝確実
2013.1.23 19:55

23日、下院選が行われたヨルダンの首都アンマンで家族の投票を助ける女性(ロイター=共同)
 【カイロ=大内清】ヨルダンで23日、下院(定数150)選が行われた。国王権限の縮小を求めるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下の「イスラム行動戦線(IAF)」など多くの政党は選挙をボイコットしており、親政府勢力の圧勝は確実な情勢だ。同胞団は「デモにより議会を早期解散に追い込む」と宣言していて、選挙後に政治混乱が深まる懸念がある。

 ヨルダンでは、2011年以降、中東・北アフリカで独裁的な長期政権が次々と崩壊した「アラブの春」で勢いづく同胞団などによる改革要求デモが続き、首相が相次いで交代する不安定な状況が続いていた。

 そうした中、アブドラ国王は、国王による任命制だった首相職を議会に諮問する形に変更することなどを決定、昨年10月に議会を解散し、選挙を通じて改革への支持を問うとしていた。

 だが、同胞団は「改革は不十分だ」と主張。選挙の区割りも同胞団に不利なものになっているなどとして選挙不参加を決めた。

 ヨルダンでは、地方部族を中心に王政支持派が大きな勢力を維持しているが、同胞団が支持基盤とする都市部では王政に反発する機運も高まっている。

5677チバQ:2013/01/23(水) 23:40:54
http://mainichi.jp/select/news/20130124k0000m030078000c.html
英国:EU離脱の国民投票 総選挙勝利なら実施…英首相
毎日新聞 2013年01月23日 20時57分(最終更新 01月23日 22時04分)


 【ブリュッセル斎藤義彦】キャメロン英首相は23日、ロンドンで演説し15年の総選挙で勝利した場合、欧州連合(EU)からの離脱を問う国民投票を行う意向を表明した。総選挙で保守党のマニフェスト(政権公約)にEUが英国に有利な改革を実施しない場合、離脱の是非を国民に問うと明記。政権継続が決まれば18年までに行う。

 首相は演説で非加盟のユーロ統合が深まる一方、英国は置き去りにされがちで国民のEUへの幻滅が「かつてなく高まっている」と指摘。EUが次に基本条約を改正する際「柔軟で開かれた」組織に改正する場合にのみ「国益が守られる」と述べた。具体的には司法統合や労働市場規制について英国に特別な地位を求める見通し。

 国民投票についてはオバマ米大統領が17日「強いEUの中の強い英国が大切だ」と再考を促し、メルケル独首相など他のEU諸国首脳らは離脱に反対する考えを表明している。大陸欧州と経済関係を強める英経済界は憂慮を表明。連立相手の自民党は親EUで15年までの任期中の投票実施を拒否した。最近の英紙世論調査では残留派が離脱派を上回っている。

5678チバQ:2013/01/23(水) 23:42:56
http://mainichi.jp/select/news/20130124k0000m030064000c.html
マリ:イスラム教指導者「仏軍事介入」評価 過激派阻止で
毎日新聞 2013年01月23日 20時19分(最終更新 01月23日 20時49分)


報道陣の取材に答えるディッコ師=マリの首都バマコで2013年1月22日、服部正法撮影
拡大写真 【バマコ(マリ南部)服部正法】フランス軍が軍事介入し、イスラム過激派と戦闘を続ける西アフリカ・マリで22日、イスラム教の主要団体「マリ・イスラム高等評議会」議長のマフムード・ディッコ師が首都バマコで緊急会見し、「フランスの軍事介入を高く評価する。今回の介入はイスラム教に反するものではない」との声明を出した。市民の間に過激派が拡散するのを阻止し、国民の結束を呼び掛ける宗教界の動きとみられる。

 ディッコ師は、マリ北部を制圧するイスラム過激派のうち、北部遊牧民主体のアンサル・ディーンについて「当初はイスラム教の布教で協力したが、反政府活動に転じてから関係を断った。話し合いによる解決が目指され、手を尽くしたが、現段階ではもう不可能だ」と指摘。「彼ら(過激派)はイスラム教を隠れみのにしているだけ」と強く批判し、仏軍に加え「他国の介入についても支持する」と明言した。

 ディッコ師は、国民の8割をイスラム教徒が占めるマリで、一般の民衆から尊敬を集めるイスラム教指導者として知られる。

5679チバQ:2013/01/24(木) 00:19:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130123/amr13012311270005-n1.htm
イスラエル総選挙 右派会派が最大勢力維持 ネタニヤフ首相が勝利宣言
2013.1.23 11:26
 【カイロ=大内清】イスラエル国会(定数120)議員選は22日夜、開票作業が行われ、ネタニヤフ首相率いるリクードと「わが家イスラエル」の右派統一会派が最大勢力の維持を確実にし、ネタニヤフ氏は23日未明、テルアビブで演説、「イスラエルを率いる3度目の機会を与えてもらい感謝する」と勝利宣言した。 核兵器開発疑惑のイランへの攻撃も辞さない強硬姿勢の同氏の首相続投は、イラン問題の外交的解決を目指すオバマ米政権との確執が深める可能性がある。

 また、パレスチナ問題でネタニヤフ氏は、占領地・東エルサレムやヨルダン川西岸でのユダヤ人入植地建設を加速させる考えを示しており、和平交渉の早期再開は期待できない状況だ。

 報道によると、リクードと「わが家イスラエル」は最大勢力を維持するものの、改選前の42議席を大きく下回る31議席にとどまる見込み。元テレビキャスターのラピド氏率いる中道の新党「イェシュアティド(未来がある)」が18−19議席で第2党に躍進。中道左派の労働党は17議席(改選前8)を、極右「ユダヤの家」は12議席(同3)をそれぞれ獲得しそうだ。

 イスラエルでは、失業率の高止まりなど政府の経済政策への不満が高く、選挙では経済問題を争点に掲げたイェシュアティドが躍進する要因ともなった。これに対しネタニヤフ氏はパレスチナ問題など安全保障問題を主要争点化。対イラン強硬派である自らを「強い指導者」としてアピールすることで支持をつなぎ止めた格好だ。


http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013012300056
ネタニヤフ首相が勝利宣言=右派過半数、新党躍進−イスラエル総選挙

23日、イスラエル・テルアビブのリクード本部で、支持者に手を振るネタニヤフ首相(中央)(AFP=時事) 【エルサレム時事】イスラエル総選挙(国会定数120、比例代表制)は22日夜、投票が締め切られた。選挙は予想外の接戦となり、地元テレビは出口調査の結果として、ネタニヤフ首相を支持する右派勢力が過半数の議席を辛うじて確保すると報じた。首相は23日未明、テルアビブで勝利を宣言。「新政権の最大の課題はイランの核武装を防ぐことだ」と訴え、続投に意欲を示した。
 出口調査によると、ネタニヤフ首相の与党リクードと極右政党「わが家イスラエル」の統一会派は31議席程度で第1党を確保。両党合わせた議席数は選挙前と比べて大きく減るものの、ネタニヤフ氏が連立政権樹立に向けた協議を主導する見通しとなった。これに宗教政党シャスや極右政党「ユダヤの家」などを加えた右派勢力の獲得議席は、61〜62程度とみられる。
 一方、中道・左派陣営では、元ジャーナリストのヤイル・ラピッド氏が率いる中道の新党イエシュ・アティド(未来がある)が18〜19議席に躍進し、第2党の座をうかがう。中道左派の労働党などを含め、全体で58〜59議席程度を見込む。投票率は約67%で過去2回を上回った。(2013/01/23-09:25)

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5680チバQ:2013/01/24(木) 00:20:19
http://mainichi.jp/select/news/20130124k0000m030095000c.html
イスラエル:右派、中道と連立協議…ネタニヤフ首相
毎日新聞 2013年01月23日 21時41分

 【エルサレム花岡洋二】22日に実施されたイスラエル国会(120議席)総選挙での勝利を受け、ネタニヤフ首相は23日、連立政権樹立に向けた協議を非公式に開始した。首相の右派リクード党とリーベルマン前外相率いる世俗派の極右政党「わが家イスラエル」が組む与党統一会派「リクード・わが家」が第1会派の座を維持。連立協議では、躍進した中道系新党「イエシュアティド(未来がある)」の動向がカギを握りそうだ。

 「リクード・わが家」の獲得議席は31議席(現有42)。リクード単独では21議席で史上最少議席での第1党となる。ペレス大統領は26日にもネタニヤフ氏を次期首相候補に指名し、組閣を命じる見通しだ。ネタニヤフ首相は、対パレスチナ問題などでの「強硬派」のイメージを和らげ、幅広い連立政権を組む狙いがある。勝利演説で「イランの核兵器開発を阻止するのが最大の課題だ」と述べる一方で、経済や徴兵の問題も優先課題に挙げた。ただし各政党のイデオロギー的な対立は大きく、協議は数週間かかる可能性もある。

 連立相手として注目されるのが、19議席で第2党に躍進した中道系新党「イエシュアティド」。兵役免除されているユダヤ教超正統派の宗教学校生の徴兵や住宅不足解消などを公約に掲げ、世俗的な中間所得者の支持を集めた。政権入りは否定しておらず、首相は23日未明、同党のラピード党首と電話協議した。

 「暮らし重視」を訴えた中道左派の労働党が15議席(現有8)で第3党になった。有権者が内政問題を重視した傾向がうかがえる。ただ、政権入りは否定している。前回09年の総選挙で第1党だった中道カディマは2議席にとどまった。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013012300902
イスラエル連立協議、難航の見通し=ネタニヤフ首相続投有力も弱体化

22日、テルアビブで、イスラエル総選挙の開票を受け、支持者に語り掛ける新党イエシュ・アティドのヤイル・ラピッド党首(EPA=時事) 【エルサレム時事】22日に投票が行われたイスラエル総選挙(国会定数120、比例代表制)の開票作業が23日、ほぼ終了した。出口調査ではネタニヤフ首相を支持する右派勢力が「過半数を維持」と報じられたが、開票率99.8%段階で右派と左派は60議席で同数。第1党維持を確実にしたネタニヤフ氏が連立協議を主導するとみられるものの、交渉は難航しそうだ。
 連立の組み合わせをめぐっては主に、(1)歳出削減(2)パレスチナ和平(3)ユダヤ教超正統派の徴兵問題−について各党の意見対立に直面するとみられる。極右政党「ユダヤの家」の台頭や中道の新党イエシュ・アティド(未来がある)躍進のあおりを受け、議席数を大幅に減らす与党リクードの求心力が低下し、各党の主張をまとめるのに手間取りかねない状況だ。(2013/01/23-23:11)

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5681チバQ:2013/01/24(木) 00:20:44
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130123/mds13012320550007-n1.htm
イスラエル総選挙 連立の枠組み焦点
2013.1.23 20:53

テルアビブのリクード本部で支持者に手を振るネタニヤフ首相=23日(ロイター)
 イスラエル総選挙で右派・宗教勢力と中道・左派勢力の議席が拮抗(きっこう)したことで、今後は、次期政権の連立枠組みの行方が焦点となる。ネタニヤフ首相は22日夜、「可能な限り広範な連立を組む」と、第二党の中道新党イェシュアティドを政権入りさせたい考えを示唆。これまでキャスチングボートを握ってきた宗教政党の影響力が相対的に低下すると見る向きもある。

 家賃高騰や高失業率が続くイスラエルではここ数年、都市部の若年層を中心に政府への不満が噴出し、政治不信も強まっていた。そんな中、今選挙でイェシュアティドのラピド党首は経済政策や政府機構の「変革」を掲げ、一躍、キングメーカーにのし上がった。

 これに対しネタニヤフ氏は、「アラブの春」で域内情勢が流動化していることや、昨年11月にパレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義勢力ハマスなどとの間で大規模な武力衝突が起きたことを利用し、安全保障問題を主要争点化。対イラン強硬派の自身を「強い指導者」だとアピールすることで支持をつなぎ留めた格好だ。

 イスラエルからの報道によると、今後の連立交渉はネタニヤフ氏の与党統一会派とイェシュアティドに極右「ユダヤの家」を加えた3者が軸となる見通しで、ネタニヤフ氏は22日夜の声明でラピド氏に向け、「イスラエルのために重要な仕事をするチャンスだ」と強調した。実際に連立が成立すれば、世俗的な国民からの不満が強いユダヤ教超正統派への優遇策などの見直しが進む可能性もある。

 ただ、イェシュアティドは中東和平を前進させるとの立場をとっているとはいえ、その優先順位は高くなく、次期政権の対パレスチナ政策はむしろ右傾化が進むとの見方もある。(カイロ 大内清)

5682チバQ:2013/01/24(木) 00:21:07
http://www.afpbb.com/article/politics/2922726/10155619
イスラエル総選挙、ネタニヤフ氏続投の公算 中道政党が躍進
2013年01月23日 08:49 発信地:テルアビブ/イスラエル
【1月23日 AFP】22日投開票のイスラエル総選挙(比例代表制、定数120)は、ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相率いる与党リクード(Likud)と極右政党わが家イスラエル(Yisrael Beitenu)の右派統一会派「リクード・わが家(Likud-Beitenu )」が過半数をわずかに超える議席を確保する見通しになった。

 イスラエルの主要テレビ局3社の出口調査によると、リクード・わが家が現有の42議席から減らして31議席を獲得する見通し。

 選挙戦で経済問題を訴えた中道政党のイエシュ・アティド(Yesh Atid、ヘブライ語で「未来がある」という意味)が予想外の強さを見せて18〜19議席で第2党に、中道左派の労働党が17議席で第3党になる情勢。第3党になると予想されていた極右宗教政党ユダヤの家(Jewish Home)は12議席にとどまるとみられる。

 イスラエルの制度では最多得票の政党が連立政権を組むとは限らないが、ネタニヤフ首相が次の政権を担うという見方が広がっている。投票締め切りの直後、ネタニヤフ首相は交流サイトのフェイスブック(Facebook)で有権者に感謝するとともに、「可能な限り幅広い連立政権」を作ると述べた。

 投票前の世論調査では一貫してネタニヤフ氏の続投が予想されており、専門家の間では次の政権は右寄りの姿勢を強めるという見方も出ていたが、出口調査の結果からは次期政権は中道右派になる可能性が高い。

 開票にはイスラエル兵が投じた票も含める必要があるため、最終結果が出るまでは1週間ほどかかる。(c)AFP/Fanny Carrier

5684チバQ:2013/01/24(木) 22:28:36
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013012400981
マリ武装勢力、分裂か=「新組織」は和平呼び掛け
 【パリ時事】マリ北部を実効支配するイスラム武装勢力の一角を占める「アンサール・ディーン」から分裂したと主張する一派が24日、声明を出し、和平交渉の用意があると表明した。AFP通信が報じた。フランスの軍事介入を受けて武装勢力側の足並みの乱れが深刻化し、分裂に至った可能性がある。
 「アザワド・イスラム運動(MIA)」を名乗るこの一派は、声明で「あらゆる形態の過激主義やテロを拒否する」と訴え、危機の平和的解決を望むと強調。マリ政府と仏政府に対し、北東部のキダルなどでの敵対行為を停止し、包括的対話に向けた和平機運をつくるよう呼び掛けた。(2013/01/24-21:11)

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5685チバQ:2013/01/24(木) 22:29:28
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013012400081

ヤギのゲリーに「無罪」=花食べた罰金4万円を撤回−豪
 【シドニーAFP=時事】オーストラリアの裁判所は23日、ヤギが花を食べたとして罰金を科せられたのは不当だと訴えていた飼い主の男性の主張を認め、「無罪」判決を言い渡した。
 男性は2012年8月、ヤギの「ゲリー」がシドニー現代美術館の外に植えられた花を食べたとして、警察から罰金440豪ドル(約4万円)を科せられた。
 判事はゲリーが花を食べていたことを認定したものの、「アイスクリームの方が食べたかったかもしれない」と述べ、男性が植物を荒らす意図を持ってヤギを美術館に連れてきたとは認められないと判断。ゲリーが裁判所の外で判決を待つ中、男性に科せられた罰金を撤回した。(2013/01/24-06:43)

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5686チバQ:2013/01/24(木) 23:09:20
http://www.afpbb.com/article/politics/2923004/10158760?ctm_campaign=txt_topics
イスラエル総選挙、右派と中道・左派が同数に 中道新党が躍進
2013年01月24日 08:04 発信地:エルサレム/イスラエル

【1月24日 AFP】イスラエルの選挙管理員会は23日、22日投開票の総選挙(比例代表制、定数120)の開票率99.5%の時点の結果を発表した。各党の議席を合計すると右派会派と中道・左派会派がそれぞれ60議席ずつ獲得する結果になった。

 ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相率いる右派統一会派「リクード・わが家(Likud-Beitenu)」が選挙前の42議席から11議席減らして31議席となった一方、中道政党のイエシュ・アティド(Yesh Atid)は19議席を獲得するという予想外の健闘を見せて第2党に躍り出た。

 イエシュ・アティドはわずか9か月前に元ジャーナリストのヤイル・ラピッド(Yair Lapid)氏によって旗揚げされたばかり。同氏は一夜にして政界の新星となった。

 イエシュ・アティドは宗教とは切り離した社会経済運営を主張して公平な兵役義務を支持するとともにパレスチナ和平交渉に前向きな姿勢を見せており、ネタニヤフ首相に穏健な経済政策と和平交渉への新たな取り組みを求めるものとみられる。(c)AFP

5687チバQ:2013/01/24(木) 23:09:46
http://www.afpbb.com/article/politics/2923219/10159433?ctm_campaign=txt_topics
インド極右政党が女性に護身用ナイフを配布
2013年01月24日 19:49 発信地:ムンバイ/インド
【1月24日 AFP】インドで昨年12月に起きた女子大学生に対する集団強姦殺人事件を受け、ヒンズー教至上主義を掲げるシブセナ(Shiv Sena)党は23日、ムンバイ(Mumbai)で開いた党大会で女性たちに護身用のナイフを配布した。

 シブセナ党は脅迫や騒乱を重ねてきたことで名高い政党だが、この日は昨年11月に死去したバール・タッカレー(Bal Thackeray)総裁の生誕日に当たることから、これに合わせて刃渡り7センチのナイフが党大会に出席した女性たちに配られた。

 ナイフの配布にあたって、シブセナ党ムンバイ支部長のアジャイ・チョーダリー(Ajay Chowdhary)氏は「野菜を切るように、あなた方に触れる者があれば、その者の手を切り落としてやりなさい」と女性たちに語りかけ、財布の中にナイフを入れて常に携帯するよう諭した。

 シブセナ党は、党が拠点を置くインド西部マハラシュトラ(Maharashtra)州で計2万1000本のナイフを女性たちに配布する計画だという。ムンバイはマハラシュトラ州の州都だ。
 
 首都ニューデリー(New Delhi)で前月に起きたバス車内で女子大学生(23)が男たちから集団で性的暴行を受けた事件で、インド全土に怒りの輪が広がるとともに、女性の身の安全が守られない社会に対する抗議行動も呼び起こした。この女子大学生はシンガポールの病院に搬送されたが死亡した。(c)AFP

5688チバQ:2013/01/24(木) 23:14:15
http://news.mynavi.jp/c_cobs/news/newsphere/2013/01/post-142.html
インド政界「御曹司」、党副総裁に任命 その実力とは?

  [2013/01/24]
インドの政権与党・国民会議派は、ラフル・ガンジー氏を党副総裁にすると発表。ラフル氏はインド政界の名門ガンジー家の長男で、ネルー初代首相の曾孫である。2014年に予定される次期総選挙で党を勝利に導くことに成功できれば、世界最大の民主主義国家の舵を握ることになる。

【ラフル氏の評価】
 ラフル氏は「人生をかけてインドの人々のために戦う」とコメント。しかし専門家らは、彼の力量に疑問を感じているとフィナンシャル・タイムズ紙は報じた。歴史学者のラーマ・チャンドラ・グーハ氏は「彼は一族のメンバーというだけ。現在も大臣としての業務を果たしていない。」と厳しく評価する。インド国民の半分は、まだ「ガンジ―家」というブランドで判断しているとも報じ、下層の国民に対するケアが行き届いてないという名門一族にありがちな弱点も指摘した。
 一方ニューヨーク・タイムズ紙は、ラフル氏を前面に推し出す利点として彼の若さを挙げた。シン現首相が80歳に対し、ラフル氏は42歳。インドの膨大な若者たちに訴え影響を与えることが狙いと見られていると報じた。

【母親の存在】
 ラフル氏の母親は政界の最高実力者と言われる国民会議派のソニア・ガンジー総裁。ニューヨーク・タイムズ紙はソニア氏の影響力について注目した。彼女は党内で蔓延する汚職事件に対して「根の深い悪意」があるとして党の腐敗を激しく批判し、党の一新を試みていると報じた。先日発生した女性の集団暴行事件に言及し、女性の権利を押し上げると約束。力強い発言で若者の士気を上げるとともに、若い息子のラフル氏を副総裁に任命することで若者たちに支持してもらおうという思惑があることを報じた。

【国民会議派の戦略】
 ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、国民会議派は2004年の選挙では、都市の繁栄によって多くの村の発展が取り残されているとして改革を主張し、議席を伸ばしたものの、具体的な成果は挙げられなかったと指摘した。次の選挙までに、若いラフル氏を起用することで党の一新を図ると同時に、都市部の中流階級の支持を得ようとしているようだと報じた

5689チバQ:2013/01/24(木) 23:35:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130124/mds13012408480004-n1.htm
「皮膚の色が薄い」 マリ軍兵士が遊牧民など33人処刑か 人権団体が調査要求
2013.1.24 08:46
 パリに本部を置く各国人権団体の連合体、国際人権連盟(FIDH)は23日、フランスが今月11日に軍事介入した西アフリカのマリで10日以降、マリ軍兵士が遊牧民のトゥアレグ人を含む33人を「処刑」したとして、調査を求める声明を出した。

 声明によると、33人が殺害された場所はマリ中部セバレやニオノの周辺など。過激派との関係を疑われたり、「皮膚の色が薄い」ことを理由に狙われたりしたという。

 マリ北部を掌握するイスラム過激派はアラブ人かトゥアレグ人が大半だが、マリ軍兵士や南部の住民は黒人が多い。

 マリ軍はコメントしていない。(共同)

5690チバQ:2013/01/24(木) 23:36:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130124/amr13012419130006-n1.htm
保護主義強めるアルゼンチン、国際社会で孤立
2013.1.24 19:11 (1/2ページ)

IMFから注文をつけられたアルゼンチンのフェルナンデス大統領(AP)
 【ワシントン=柿内公輔】保護貿易に走るアルゼンチンが欧米などとの摩擦を強めている。経済統計の不正操作疑惑が表面化し、デフォルト(債務不履行)危機も再燃。治安も悪化する中、経済の悪化を外圧に帰して求心力を維持したいフェルナンデス政権の思惑が背景に指摘される。

 国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は17日の記者会見で、アルゼンチンが実際より経済状況をよく見せかけるため経済統計を長年操作してきた疑いがあるとして、2月1日に理事会を招集し対応を協議するとした。

 たとえばアルゼンチンは2011年のインフレ率を9・5%と発表したが、民間エコノミストは「実際は20%を超えている」と指摘。ラガルド氏は昨年9月に「アルゼンチンにレッドカードを突きつける」と警告しており、堪忍袋の緒が切れた格好だ。

 スペイン石油大手レプソルは昨年12月、アルゼンチン政府を相手取り、世界銀行傘下の投資紛争処理機関に提訴した。アルゼンチンが昨年5月にレプソル子会社を突然国有化した問題が、両国の投資協定に違反すると主張している。

 またほぼ同時期にアルゼンチンは、外国製品の締め出しが狙いとされる輸入許可制度の見直しをめぐり、米国や欧州連合(EU)から世界貿易機関(WTO)に提訴されている。

 アルゼンチンは01年に経済悪化から国債利払いを停止してデフォルトに陥り、債務を大幅削減する債務再編を行った。だが、一部ファンドは同意せず、昨年11月にニューヨーク地裁が「アルゼンチンは債権者を平等に扱うべきだ」として約13億ドルをファンドに償還するよう命じた。裁判所はファンドへの支払いが済むまで、債務再編に応じた債権者への国債償還も禁止。アルゼンチン政府は控訴したが、格付け会社フィッチ・レーティングスは、アルゼンチン国債の格付けをデフォルトの可能性が高い「CC」に引き下げた。

 しかし、フェルナンデス大統領は「ハゲタカファンドには1セントも払わない。われわれは降伏しない」と一歩も引く様子はない。

 大統領が強気なのは、経済の悪化で政権の求心力が低下しているためだ。再選された2011年10月に6割を超えていた支持率は直近で20%台に低下。首都ブエノスアイレスなど各地で、政権に抗議するデモや商店の襲撃などが頻発している。

 危機感を強めるフェルナンデス大統領は「どんな圧力にも屈しない」と、保護主義を強めることで国民の不満を海外にそらし、政権基盤を安定させたい考えのようだが、各国の風当たりが強まる中、国際社会で孤立しかねない状況だ。

5691チバQ:2013/01/24(木) 23:37:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130124/mds13012417000006-n1.htm
【アルジェリア人質事件】
現地メディアは強硬策を支持一色 背景に内戦経験か
2013.1.24 16:59
 9人の日本人を含む多数の外国人が犠牲となったアルジェリア人質事件で、政府が犯行グループのイスラム武装勢力に取った強硬策について、国内メディアは全面支持一色の論調になっている。過去にイスラム武装勢力との長い内戦に苦しんだ経験が、こうした背景にあるようだ。

 国営アルジェリア通信によると、強硬策の正当性を主張したセラル首相の記者会見について、22日付の日刊紙「レクスプレシオン」が「すべての疑問は解消した」と指摘。「首相はアルジェリアが国を守る能力があることを証明した」と評した。

 フランス語紙「リベルテ」は22日、犯人グループが「現場のガス田施設を爆破しようとしていた。実行されれば数百人が死亡していただろう」とアルジェリア軍の作戦を擁護した。(共同)

5692チバQ:2013/01/24(木) 23:49:37
http://mainichi.jp/select/news/20130123ddm007030167000c.html
長い戦争:テロ新前線/中 対岸の脅威、現実化
毎日新聞 2013年01月23日 東京朝刊

 ◇財政懸念、英独及び腰
 「(国際テロ組織)アルカイダの分派はイエメン、ソマリア、北アフリカで成長している。安全保障をこれに合わせて考え直す必要がある」。英国のキャメロン首相は21日、下院で演説し、アルジェリア人質事件を受けて対テロ政策の重点を北アフリカ地域などに移す方針を表明した。

 アルジェリアの隣国マリで伸長するイスラム過激派を抑え込むため旧宗主国フランスが軍事介入。今回の事件はこれを理由にイスラム武装勢力が引き起こした。ドイツのメルケル首相も16日、「この地域のテロは欧州に対する脅威でもある」と指摘。欧州諸国は地中海の対岸で火を噴いた対テロ戦争「第2幕」に危機感を強めている。

 欧州連合(EU)は11年、マリを含むサハラ砂漠南縁地域の「安全保障・開発戦略」をまとめ、貧困や政府の弱体化でマリがテロリストの「聖域」になると指摘。「緊急課題はアルカイダによる欧州への攻撃やテロを阻止することだ」と警告していた。今回の人質事件は、まさにその予測が的中したといえる。

 事件にはもう一つの伏線がある。オランド仏大統領は先月アルジェリアを訪れ、ブーテフリカ大統領と会談。両国関係を「対等」とし、経済関係強化を約束した。地元紙「エル・ワタン」によると、その前後に仏軍がマリに介入する際の「アルジェリア領空通過許可の決定がなされた」。フランスが今回アルジェリア政権を一貫して支持したのはこうした「借りがあったから」(仏リベラシオン紙)との見方が大勢だ。

 フランスは、マリ情勢に加え、ウラン原料を輸入するニジェールの安全保障という点からも、両国に隣接するアルジェリアの支援が必要だった。一方のアルジェリアは植民地統治を巡ってフランスへの反感が残る中で、人権重視の左派政権がフランスに誕生したことを歓迎し、関係改善への機運が高まっていた。フランスとアルジェリアのこうした接近に、イスラム過激派が警戒を強めていた可能性が指摘される。

 英国やドイツなどはマリに軍事介入したフランスへの支援姿勢を打ち出し、欧州の結束を示そうとしている。だが債務危機が尾を引く中、財政を圧迫する本格的な地上部隊派遣に踏み切る余裕がないのも実情だ。

 キャメロン英首相は21日の演説で「英国は戦闘の役割を求めない」と仏軍支援にとどめる考えを表明。マリに輸送機を派遣したメルケル独首相も21日、ベルリンでオランド仏大統領との会談後、「両国には違う伝統があり、アフリカと関係が深いのはフランスだ」とさらなる支援要請をけん制した。EUは21日、マリに展開する部隊を財政支援する会議を来月5日に開催することを決めたが、「国際的なパートナー」と負担を分け合いたい苦しい事情が透けて見える。

 英国はアフガニスタンやイラクで「対テロ戦争」が泥沼化した苦い経験を持つうえ、ロンドン地下鉄・バス同時多発テロ(05年7月)の経験から、対テロ戦争が国内の一部イスラム教徒の怒りに火を付けることを懸念。今秋に総選挙を控えるドイツでは国民の約6割がマリ参戦に反対している。こうした国内事情も積極的な関与に二の足を踏ませている。

 「サヘル(マリなどサハラ砂漠南縁地域)のソマリア化、アフガニスタン化を避けることが肝心だ」。仏紙ルモンドは19日付の1面社説で「欧州諸国の行動」を促した。だが、各国の姿勢には微妙な温度差があり、結束した行動には踏み切れていない。【パリ宮川裕章、ロンドン小倉孝保、ベルリン篠田航一、ブリュッセル斎藤義彦】

5693チバQ:2013/01/24(木) 23:51:01

http://mainichi.jp/select/news/20130124ddm007030164000c.html
長い戦争:テロ新前線/下 カダフィ大佐の予言
毎日新聞 2013年01月24日 東京朝刊

 ◇脅威、北アフリカに
 「我々はリビアの革命で利益を得た。同志たちに告ぐ。当局に武器を返すな」。リビアの最高指導者カダフィ大佐の死亡確認から約3週間後の11年11月9日。メディアを通じリビアから流出した武器の入手を認めた男がいた。今回のアルジェリアの天然ガス関連施設人質事件で犯行声明を出した「イスラム聖戦士血盟団」指導者モフタール・ベルモフタール司令官だった。

 人質事件でアルジェリア当局が回収したロケット弾と自動小銃はカダフィ政権の武器庫から流出し、ミサイルは反カダフィ派が使用していたものと類似していたと米紙が報道した。カダフィ大佐は生前、自身の政権が崩壊すれば「(国際テロ組織アルカイダ指導者の)ビンラディンが北アフリカによみがえる」と「予言」していた。

 オバマ政権は11年2月に始まったリビア内戦で、イスラム過激派の手に武器が渡る事態を懸念し、反カダフィ派への武器供与を見送った。冷戦時代にアフガニスタンの反ソ勢力に提供した武器が、結果的にイスラム過激派の台頭につながった苦い経験があるからだ。

 一方、事実上の同盟国カタールによる反カダフィ派への武器提供は黙認した。だが、提供されたロシア製やフランス製の武器の一部はベルモフタール司令官らの手に渡り、オバマ政権も事実を把握していると米紙が伝えた。

 01年の米同時多発テロ後に始まったアフガニスタン戦争は、ベトナム戦争を超える米国史上最長の戦争となり、イラク戦争の死者と合わせた「対テロ戦争」の米国人死者は6500人に迫る。「アフガン後」の対テロ戦争で、大規模軍事介入に慎重になり、後景へと退く理由がここにある。

 カダフィ政権崩壊劇では英仏軍の後方支援に回り、カタール政府に反カダフィ派への武器供与を任せた。今度はベルモフタール司令官が拠点を構えるマリ北部への軍事攻撃で、再び他国部隊の裏方に徹する構えだ。

 パネッタ国防長官は昨年11月20日、ワシントン市内での講演で「世界の他の部位にがんが転移した」と述べ、イスラム過激派のテロの脅威がアフガニスタン、パキスタンから北アフリカへ移動しているとの認識を示した。

 米国は90年代初頭にソマリア派兵で失敗した経験もあり、オバマ政権にアフリカへの大規模軍事介入の意思はなく、アフリカ各国軍を訓練する米特殊部隊の増強を急いでいる。国防総省は現在の6万4000人を17年までに7万2000人に増やす方針だ。

 だが、アフリカは政情不安の国が多く、国境管理も緩い。武器供給や特殊部隊による現地軍の訓練には不安も付きまとう。昨年3月にマリで発生したクーデターの首謀者は、米特殊部隊の訓練を受けた経験があるマリ国軍の大尉だった。

 米国から欧州へと対テロ戦争の主導権が渡り、舞台もアフガンから北アフリカへと移った。しかし、米国内では警鐘も鳴る。人質事件では米国人3人の死亡が確認された。「米国の姿を消すことはできても、そうした政策は米国の国益に反する可能性がある」(米紙ニューヨーク・タイムズ)。米国のリーダーシップが問われている。【ワシントン白戸圭一、カイロ秋山信一】

5694チバQ:2013/01/26(土) 01:10:05
http://www.asahi.com/international/update/0125/TKY201301250494.html
2013年1月25日23時55分
王政支持派が大多数か ヨルダン下院選暫定結果
 【エルサレム=山尾有紀恵】ヨルダンの選挙管理委員会は24日夜、選挙法改正後初の下院選の暫定結果を公表した。当選者の多くは無所属として立候補しており、党派別内訳は明らかではないが、ロイター通信によると、王制を支持する部族出身者が大部分を占めたという。

 ヨルダンでは「アラブの春」以降、政府の腐敗や縁故主義、経済政策を批判するデモが散発的に起きており、国王は昨年、議会の権限強化を主眼とする選挙法改正を行った。新議会はこれまで国王の専権事項だった首相の任命にかかわるが、実態はあまり変わらなそうだ。

 選挙をボイコットしたイスラム組織ムスリム同胞団は「意味がない」として、さらなる法改正を求めるデモを呼びかけている。

5695チバQ:2013/01/26(土) 01:28:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130126/mds13012600340000-n1.htm
イスラエル連立交渉本格化 与党連合 過半数を死守
2013.1.26 00:33

23日、イスラエル中部テルアビブの与党統一会派本部で支持者らに手を振るネタニヤフ首相(中央)=ロイター
 【カイロ=大内清】イスラエルからの報道によると、同国選管当局が24日発表した国会(定数120)議員選挙の最終結果で、31議席を獲得したネタニヤフ首相率いる右派リクードと極右「わが家イスラエル」の統一会派の勝利が確定し、ネタニヤフ氏は同日、他党との連立協議を本格化させた。右派・宗教勢力中心だった連立を組み替え、第二党に躍進した中道の新党「イェシュアティド(未来がある)」を政権入りさせるかが焦点となる。

 軍兵士らの票が加算された結果、極右「ユダヤの家」が最終的に1議席増やして12議席を獲得、右派・宗教勢力が61議席でかろうじて過半数を維持した。投票率は67・8%で前回選挙(2009年)の65・2%をわずかに上回った。

 現地紙イディオト・アハロノト(電子版)によると、ネタニヤフ氏は24日、イェシュアティドのラピド党首と会談し外相か財務相のポストを提示。今後も協議を継続するとしているが、一応は和平推進派であるイェシュアティドとの隔たりは大きく、連立交渉は難航しそうだ。また、パレスチナとの「2国家共存」に否定的なユダヤの家などの政権入りも取り沙汰されている。

http://www.asahi.com/international/update/0125/TKY201301250222.html
イスラエル総選挙、右派が過半数 首相は連立工作を加速
 【エルサレム=山尾有紀恵】イスラエルの選挙管理委員会は24日、一院制国会(定数120、任期4年)の総選挙の最終結果を確定した。開票率99%の段階で11議席だった極右「ユダヤの家」が12議席になり、右派と中道・左派のバランスは61対59になった。議席獲得が危ぶまれた前回第1党の中道カディマは、辛くも2議席を確保した。

 それ以外の獲得議席は、リクード(右派)とイスラエル我が家(極右)の統一会派31▽イエシュ・アティド(中道)19▽労働党(中道左派)15▽シャス(宗教右派)11▽ユダヤ教統一律法党(宗教右派)7▽ハトヌア(中道)6▽メレツ(左派)6▽アラブ系11。

 イスラエル放送によると、リクードを率いるネタニヤフ首相は24日、第2党イエシュ・アティドのラピッド党首と2時間以上会談した。同党は閣僚の削減、和平交渉の再開などを連立参加の条件としており、交渉の行方は不透明だ。ネタニヤフ氏は、ユダヤの家のベネット氏や労働党のヤヒモビッチ氏ら各党首とも相次いで電話会談し、連立工作を加速させた。労働党とメレツは、連立不参加の意向を示している。

5696チバQ:2013/01/26(土) 16:02:34
http://www.cnn.co.jp/world/35027418.html
マリ軍が住民処刑か、武装勢力と関係疑い虐待 特定部族の殺害も
2013.01.26 Sat posted at 15:49 JST

マリ軍が住民処刑か、武装勢力と関係疑い虐待もマリ・バマコ(CNN) アフリカ西部のマリ紛争で人権擁護団体の国際人権連盟は26日までに、イスラム武装勢力の掃討に当たるマリ軍が武装組織とのつながりが疑われるなどの住民を虐待し、恣意的に処刑していることを確認したと報告した。

マリ軍は過去2週間、旧宗主国フランスの軍事介入や西アフリカ諸国の派兵を受け、攻勢に転じている。北部を制圧した武装勢力は首都バマコなどへ南進の構えを見せていたが、最近の戦闘では拠点を失い、退却が相次いだ。

フランスに本部がある国際人権連盟によると、マリ軍は交戦が起きた北部と南部の間の地域で多数の処刑を実施。現場は、セバレやモプティ、ニオノ各町などとなっている。処刑されたのはイスラム過激派との関係が疑われる者や武器を保有していた住民。軍の哨戒任務で身元証明出来なかった者や特定の部族の住民らも対象になったという。

連盟は、セバレではバス停留所や病院近くにあった軍キャンプ地で少なくとも11人が処刑されたと指摘。別の20人近くも犠牲者となり、事後に急いで埋められたとの信頼すべき情報もあるという。

ニオノ地方では、トゥアレグ族の2人が殺害されたほか、マリ中央部でも処刑があり、政府軍兵士が同族の民家を略奪したとの情報もある。

マリ軍の報道担当者は、国際人権連盟の主張についてコメントを拒否している。連盟は独立した調査委員会の迅速な設置や虐待行為の実態調査、当事者の処罰などを要求した。

5697チバQ:2013/01/26(土) 23:06:08
http://www.asahi.com/international/update/0126/TKY201301260038.html
2013年1月26日19時51分

革命2年、エジプトで大規模デモ 全土で10人死亡


「エジプト革命2周年」の集会では、ムルシ現政権に対する批判の声が上がった=25日夜、カイロ・タハリール広場、関根和弘撮影


エジプトの地図

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 【カイロ=関根和弘、石合力】エジプトでムバラク政権を倒した大規模デモの開始から2年となる25日、首都カイロなどで集会が開かれた。イスラム組織に支えられたムルシ政権に対し、権力の独占だとして反発するグループが各地で治安部隊と衝突し、計10人が死亡した。「エジプト革命」後、社会の分裂の深刻さをあらためて浮き彫りにした。

 カイロでは、2年前に多くの人々が泊まり込みでデモを続けた中心部タハリール広場に数万人が集まった。革命を主導した青年グループらに代わって、穏健派イスラム組織ムスリム同胞団がその組織力を発揮して権力を握るなか、「革命を盗むな」などとムルシ政権への不満を訴える声が目立つ。

 広場近くの内務省前では、反ムルシ政権派のグループが投石を繰り返したため、治安部隊が催涙弾を発射。大統領府前でもデモ隊に催涙弾が撃ち込まれ、混乱が広がった。デモは25日中にほぼ終わり、26日のタハリール広場、カイロ市内は平静を取り戻している。

5698チバQ:2013/01/26(土) 23:06:40
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201301250108.html
2013年1月25日18時3分
焦点:政治分裂に経済危機、エジプト革命2年も祝賀ムードなく
1月24日、エジプトでは独裁支配を続けたムバラク前大統領に対する抗議デモの発生から25日で2年を迎える。タハリール広場で撮影(2013年 ロイター/Mohamed Abd El Ghany)

 [カイロ 24日 ロイター] エジプトでは、独裁支配を続けたムバラク前大統領に対する抗議デモの発生から25日で2年を迎える。しかし同国は現在経済危機に直面し、政治は分裂状態に陥っている。前大統領は退陣したが、25日にはさらなる抗議デモが予定されている。自由選挙で選ばれたモルシ大統領に対するデモだ。

 モルシ大統領の反対勢力は、大統領と大統領の出身母体のイスラム組織「ムスリム同胞団」が、2年前の革命で掲げられた目的に背いたと批判、革命の中心地となったカイロのタハリール広場で25日に抗議デモを計画している。

 2年前にソーシャルメディアを活用してデモを計画した「4月6日運動」のアハマド・マーヘル氏は、「(1月25日を)祝うべき日とはみていない。この日は同胞団に対し、他の勢力が存在するということを示す新たな革命の波を起こす日になる」と述べた。

 同胞団側は25日にタハリール広場に支持者を向かわせない方針を示している。議会選挙が控えていることもあり、同胞団は25日に合わせ、貧困層の国民を支援する活動を予定。学校の改修工事、植樹、医薬品の提供、チャリティー・マーケットの開催を行うという。

 チュニジアのベンアリ政権に対する抗議デモに触発され始まったエジプトの革命は、リビアやシリアの反政府デモの発生にも影響を与えた。同胞団はエジプトでは長年非合法となっていたが、革命を経て政権を掌握した。

 革命から2年が経過したものの、エジプトは新大統領の選出時から続いている政治的混乱が引き起こした深刻な経済危機に直面している。ムバラク政権の崩壊という、エジプト国民を統一した目的意識は、現在では衝突に取って代わってしまった。世俗派やリベラル派は同胞団が国を支配しようとしていると批判。一方イスラム勢力は、反対勢力が民主主義を尊重していないと反論している。

 欧州外交評議会(ECFR)のイライジャ・ザルワン氏は「大規模なデモが多く発生し、市民の暴動も起こると予想する」とし、「(革命から)2年が経過した現在、エジプトには幻滅した雰囲気が漂っている」と述べた。

 <革命に「値しない」憲法>

 国民投票で承認された新憲法だが、25日に抗議デモを計画している左派やリベラル政党にとっては大きな不満の一つになっている。「4月6日運動」のマーヘル氏は「この憲法は革命を起こすに値しないものだ」と非難した。

 反対派は、新憲法が人権保護の面で不十分な内容であるほか、大統領に多くの特権を与えているなどと批判している。

 一方、大統領の支持者は批判内容が公平さを欠いていると指摘。情勢安定を図るために迅速な新憲法の制定は不可欠だったとし、反対勢力は抗議活動を続けることで状況を悪化させていると強調した。

 モルシ政権にとって、政治の分裂は経済問題への対処をより困難にさせている。大統領は昨年末、国際通貨基金(IMF)との間で成立した融資の原則合意を実施するための政策実行を延期した。

 同胞団は、2年前の革命の目的の多くが現在も達成されていないことを認識した上で、新憲法の制定や初の民間出身の大統領の選出など、これまでに大きな達成はなされてきたとみている。

 同胞団系の「自由公正党」 のスポークスマンは、国民には「日々の生活の生計を立てるということが重要で、彼らはエジプトの革命によってもたらされた変化を感じたいと考えている」とコメント。野党は要求内容を政策に表すことが必要だと述べた。

 (原文執筆:Tom Perry記者、翻訳:本田ももこ、編集:野村宏之)

5699チバQ:2013/01/26(土) 23:10:07
http://mainichi.jp/select/news/20130127k0000m030029000c.html
ロシア:グルジアとの関係修復へ 首脳、要人接触相次ぐ
毎日新聞 2013年01月26日 19時05分

 【モスクワ大前仁】08年に軍事衝突したロシアとグルジアの首脳や要人が今月下旬に相次いで接触しており、両国は関係修復に乗り出している。グルジアで昨秋に就任したイワニシビリ首相が歩み寄りを主導する一方で、ロシア政府も同国でサーカシビリ大統領の影響力が排除される動きを歓迎している。

 ロシアのプーチン大統領は23日にモスクワ近郊で、グルジア正教会の最高指導者イリヤ2世(総主教)と会談した。イリヤ2世はイワニシビリ首相のメッセージを伝え、この中で、イワニシビリ首相は関係改善に臨む姿勢を鮮明にした。

 スイスで開かれている世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席したイワニシビリ首相は24日、「ロシアとの関係を復興するために最善を尽くす」と言明。首相は23日にメドベージェフ露首相と接触しており、将来的な首脳間の協議に意欲を示す。

 ロシアは以前から親欧米路線を敷くサーカシビリ政権と対立してきた。両国は08年に軍事衝突をきっかけに国交を断絶したが、昨年12月に2国間協議を再開。近く2回目の協議を開く。ロシアは関係改善策の一環として、禁輸としているグルジア産ワインや飲料水の解禁を検討中。2月初旬にグルジアと専門家協議を予定するなど、政府間の接触も活発になってきた。

 グルジアでは昨年10月の議会選で、イワニシビリ氏が率いる野党連合が勝利したことを受け、サーカシビリ大統領の求心力が急落。首都トビリシでは今月20日、大統領に退陣を求める集会が開かれた。新政府も昨秋以来、サーカシビリ派高官を人権弾圧の疑いで相次いで逮捕し、大統領への圧力を強めている。

5700チバQ:2013/01/26(土) 23:10:57
http://mainichi.jp/select/news/20130126k0000e030229000c.html
マリ中部ルポ:「過激派は町ごと人質にした」
毎日新聞 2013年01月26日 11時43分(最終更新 01月26日 12時52分)


仏軍の空爆で破壊され、黒こげになったイスラム過激派のピックアップトラック。荷台には焼けただれた銃が載せられていた=マリ中部ディアバルで2013年1月25日、服部正法撮影
拡大写真
マリ中部ディアバルとイスラム過激派支配地域周辺の地図
拡大写真 【ディアバル(マリ中部)服部正法】黒こげのピックアップトラック、崩れ落ちたレンガ造りの建物から突き出した、ぐにゃりと曲がった鉄骨−−。フランス軍が介入しイスラム過激派との戦闘が続く西アフリカ・マリで25日昼(日本時間同日夜)、記者は仏軍とマリ政府軍が21日に奪還した中部ディアバルに入った。仏軍の空爆は精密で過激派のみをたたいたといい、解放に安堵(あんど)した様子の住民は口々に過激派支配の恐怖を語った。

 仏軍の介入は、日本人10人が死亡したアルジェリア人質事件で実行犯のイスラム武装勢力が動機として指摘。マリ情勢の推移は、懸念される再襲撃の可能性とも関連する。

 ディアバルはマリ有数の稲作地帯の中に位置する人口約1万5000人の小さな町だ。昨年からマリ北部を占拠してきたイスラム過激派は今月14日、突然南下してディアバルを制圧した。直後から仏軍が過激派を空爆し、マリ軍と共に地上部隊も派遣。19日ごろ過激派は撤退し、21日に両軍が管理下に置いた。

 過激派キャンプ地では、建物のトタン屋根が吹っ飛び壁が崩落している。近くには爆発炎上したとみられるトラックの残骸。荷台に焼け焦げた自動小銃が多数残り、辺りに弾薬が散乱している。

 町中の狭い路地にも黒こげのトラックが残る。住民によると、過激派が夜間走行中に仏軍機に攻撃された跡だ。近所の男性は「過激派2人が吹っ飛んで死んだ」と言う。

 「空爆で殺されたのは過激派だけ」。農家のウスマヌ・ディアロさん(58)は空爆の正確さを強調した。

 ディアロさんによると、イスラム過激派は北からトラックでやってきた。頭にターバンを巻き銃を構えた戦闘員約300人はマリ北部の遊牧民トゥアレグ人が多かったが、アラブ系や英語を話す黒人、「パキスタンから来た」と言う者も。

 戦闘員らは当初、「真のイスラムの教えを分かち合おう」などと主張。やがて屋内にとどまるよう命じ、自分たちも入り込んだ。「攻撃を受けないよう住民を町ごと人質にした」(ディアロさん)

 戦闘員の命令に従わない住民が銃殺されたとの情報もあった。過激派は北部でイスラム法を厳格に適用し窃盗容疑者の腕を切断している。恐怖にかられたディアロさんは17日、家族や友人ら22人で町を脱出、過激派撤退後に戻った。解放にほっとした様子だが「連中は物を壊し、すべてを奪っていった。農業を続けたいがカネがない」と表情を曇らせた。

 マリは人口の8割がイスラム教徒で、キリスト教徒は2%に過ぎないが、ディアバルには教会がある。過激派は屋根の十字架を引きずり下ろし、屋内の十字架を捨て、キリストを描いたポスターを切り刻んだという。

 3キロ離れた村に逃げたキリスト教徒のポール・ダッコさん(34)は「過激派は西洋に追随する者を殺すと聞いた。逃げなかったら殺されていたろう。これまでイスラム教徒とは何の問題もなかったのに」と悲しげだった。

5701チバQ:2013/01/27(日) 12:39:08
http://mainichi.jp/select/news/20130127k0000m030045000c.html
チェコ大統領選:欧州統合に向け路線修正へ 決選投票
毎日新聞 2013年01月26日 19時30分

 【ウィーン樋口直樹】中欧チェコで25、26の両日、大統領選の決選投票が行われた。野党を支持層とする中道左派のゼマン元首相(68)と、主要閣僚の中道右派のシュワルツェンベルグ外相(75)による接戦となった。欧州連合(EU)加盟国のチェコはクラウス現大統領の下、欧州統合に懐疑的な姿勢をとってきたが、ゼマン、シュワルツェンベルグ両氏ともEU協調路線への修正で一致している。

 欧州債務危機を背景に現政権が推し進める財政緊縮策などの是非が焦点。2週間前の第1回投票では、地方の低所得者層を中心とする緊縮策への強い反発が、社会的弱者の救済を訴えるゼマン氏を小差でトップに押し上げた。シュワルツェンベルグ氏は知識層や富裕層をターゲットに大々的なキャンペーンを展開し、巻き返しを図ってきた。

 決選投票は26日午後2時(日本時間同10時)の締め切り後、即日開票される。今回の大統領選は初めて直接選挙制で行われた。

 EU(27加盟国)は債務危機対策として財政赤字を規制する「財政規律条約」を作ったが、チェコの国家元首として対外関係を取り仕切るクラウス氏は、英国とともに不参加を決めるなど、欧州統合に慎重姿勢をとってきた。国民の間にはチェコの孤立化を懸念する声が高まっている。

 政治の実権は首相にあるが、大統領は対外的な役割を果たすほか、軍最高司令官を兼任。下院の解散権を有し、内閣を任免することができる。

5702チバQ:2013/01/27(日) 17:17:12
http://mainichi.jp/select/news/20130127k0000m030106000c.html
チェコ大統領選:中道左派の元首相が勝利 EU関係改善へ
毎日新聞 2013年01月27日 00時36分(最終更新 01月27日 02時39分)

 【ウィーン樋口直樹】中欧チェコで25、26の両日、大統領選の決選投票が行われ、即日開票の結果、野党を支持層とする中道左派のミロシュ・ゼマン元首相(68)が、中道右派のカレル・シュワルツェンベルグ外相(75)に勝利した。新大統領の就任は3月。任期は5年。欧州連合(EU)加盟国のチェコはクラウス大統領の下、欧州統合に懐疑的な姿勢をとってきたが、新大統領の選出でEU協調路線へ軌道修正する見通し。

 選管発表によると、全選挙区の99%で開票を終えた時点で、ゼマン氏の得票率は約55%。シュワルツェンベルグ氏は約45%。選挙では、欧州債務危機を背景に現政権が推し進める財政緊縮策などの是非が焦点だった。地方の低所得者層を中心とする緊縮策への強い反発が、社会的弱者の救済を訴えるゼマン氏の追い風になった。今回の大統領選は初めて直接選挙制で行われた。

 EU(27加盟国)は債務危機対策として財政赤字を規制する「財政規律条約」を作ったが、チェコの国家元首として対外関係を取り仕切るクラウス氏は、英国とともに不参加を決めるなど、欧州統合に慎重姿勢をとってきた。国民の間にはチェコの孤立化を懸念する声が高まっていた。

 政治の実権は首相にあるが、大統領は対外的な役割のほか、軍最高司令官を兼任。下院の招集・解散権や閣僚の任免権を有する。

5703チバQ:2013/01/27(日) 17:40:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130127/mds13012717260001-n1.htm
マリ政府軍と仏軍 北部の要衝を奪回
2013.1.27 17:23

26日、マリの首都バマコの空港で出発に向け準備するフランス軍の医療チーム(ロイター)
 【カイロ=大内清】フランス通信(AFP)によると、マリに地上部隊を派遣したフランス軍とマリ政府軍は26日、イスラム過激派武装勢力アンサール・ディーンなどの拠点である北部の要衝ガオを奪回した。両軍は、武装勢力側のもうひとつの拠点トンブクトゥに向け進撃を続けている。

 ガオは昨年春、マリ北部の独立を求める遊牧民トゥアレグ人の反政府勢力「アザワド解放国民運動(MNLA)」がアンサール・ディーンなどのイスラム過激派と連携し制圧、その後は過激派がMNLAを放逐し厳格なシャリーア(イスラム法)による支配を敷いていた。

 仏軍などがガオを奪回したことを受け、首都バマコに脱出していた行政当局者らが近くガオに帰還。今後の治安維持は隣国ニジェールやチャドの部隊が担うという。

 一方、アフリカ連合(AU)は27日、エチオピアの首都アディスアベバで首脳会議を開き、マリ情勢を協議する。AFPによると、各国はすでにマリに展開する多国籍軍への追加派遣を加速させることで一致しており、そのために必要な物資などの支援を国連に求めていく考えという。

5704チバQ:2013/01/27(日) 20:17:18
http://mainichi.jp/select/news/20130127k0000e030127000c.html
マリ情勢:地元ジャーナリスト「火種はアルジェリアから」
毎日新聞 2013年01月27日 10時54分(最終更新 01月27日 11時47分)


フランス軍が軍事介入し、イスラム過激派との戦闘が続く西アフリカ・マリで、政治・社会問題への鋭い分析が首都バマコ市民から厚く支持されるジャーナリスト、ジョセ・トラオレさん(50)は、フランスの軍事介入までに発展した戦闘について、アルジェリアから流れ込んできた原理主義者が原因だと話した。【バマコ(マリ南部)で服部正法】

 トラオレさんは、最大民族バンバラ人の言語バンバラ語による放送局「ラジオ・ニエタ(進歩)」の記者。事実追究の姿勢と権力にこびないスタイルが、リスナーから信頼感を得ている。

 トラオレさんは、イスラム過激派がマリ北部を制圧し、仏軍の介入に至った一連の動きについて「問題の根っこはマリにはない。問題は外からマリに移植され、幹となって表に出ているのだ」と、木に例え、天然ガスプラントで人質事件が起きた北隣のアルジェリアから火種が入り込んできたとした。

 トラオレさんが考える「根」は、アルジェリアでかつて一大勢力となったイスラム原理主義者たちを指す。90年代にアルジェリア国内で政府と内戦を戦った隣国の原理主義者たちについて「アルジェリアから追い出され、マリに来た。一方、マリ政府は交渉で解決しようとした。マリ政府は北部地域をコントロールする力も弱く、結局彼らが、はびこった」と分析する。

 外から移植されたものは他にもある。「アラブの春」でリビア・カダフィ政権が崩壊(11年8月)し、大量にリビアからマリに流入し、過激派側に渡った武器・弾薬だ。「彼ら(過激派)は、以前はそれほど強くなかったが、これらの武器で勢力が増した」と説明する。

 マリ国民は現在、仏軍介入について歓迎一色だ。長期戦となった場合、えん戦ムードなどから「反仏意識」が高まる懸念もあるが、「マリの状況はイラクやアフガニスタンとは異なる。マリで仏軍が戦っている相手はマリ人でなく(国際テロ組織アルカイダなどの)外国人たちだ」と、仏軍へのマリ市民の支持は継続するとの見方を示した。また、「マリ人が自分たちで解決するのが最善だが、マリの政治は機能していない。本当に心の底から仏軍介入を喜んでいるというわけではないが、仏軍介入以外の選択肢は我々に残されていなかった」と、軍事介入を支持した。その上で、マリからの過激派の掃討については「国連や米国などを含めた国際社会の協力があれば、最長でも1年あれば解決できるのではないか」と、早期収束に期待を込めた。

5705チバQ:2013/01/27(日) 20:20:02
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013012600273
首脳会談でも進展なし=対立解けない南北スーダン

25日、アディスアベバで、首脳会談に臨むスーダンのバシル大統領(左)と南スーダンのキール大統領(EPA=時事) 【アディスアベバAFP=時事】27日にアフリカ連合(AU)首脳会議が開かれるエチオピアの首都アディスアベバで25日、対立が続く南北スーダンの首脳会談が行われた。しかし、進展はなく、会談終了後、AUの会議に出席した南スーダンのキール大統領は「言葉より行動だ」とスーダンへのいら立ちを示した。(2013/01/26-18:48)

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5706チバQ:2013/01/28(月) 00:01:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130127/mds13012719410002-n1.htm
【アルジェリア人質事件】
「第2のビンラーディンになる」 首謀者のベルモフタール元幹部に
2013.1.27 19:40 (1/2ページ)

犯人グループを率いるとされるベルモフタール元幹部とみられる人物の画像(ロイター)
 【ロンドン=内藤泰朗】アルジェリア人質事件の首謀者とされる国際テロ組織アルカーイダ系武装勢力「イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ組織(AQMI)」のベルモフタール元幹部が今後、欧米との武力闘争を強め、イスラム過激派の指導的象徴として「第2のウサマ・ビンラーディン」になるとの見方が欧州の専門家らから出てきた。専門家らは、「イスラムの敵」である欧米に打撃を与え、過激派武装勢力の力を見せつけることが最大の目的だったとみている。

 「ベルモフタールは世界で最も危険な人物になった。過激派のシンボル的存在である『新しいウサマ・ビンラーディン』になった」。北アフリカ情勢を分析するロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)のジタ・スブラマニアム研究員は英BBC放送にこう語った。

 同研究員によると、米軍がビンラーディン容疑者を殺害する前から、アルカーイダ系の過激派武装組織は分裂していた。

 今回は身代金や仲間の解放が目的ではなく、「前代未聞の大規模事件を実行して全世界に彼らの力を見せつけ、過激派の間にも力を誇示することが最大の動機だった」と指摘。「これまでの彼らの攻撃パターンにはなかったもので、今後、同様の事件が起こる危険がある」と警告した。

 英インディペンデント紙も25日、「アルカーイダのニューフェース」と題した記事で、「フランス語を操るアルジェリア生まれのベルモフタールが新たな形でビンラーディンの闘争を受け継ぎ、イスラムの敵である欧米をくじく戦いを行うだろう」と強調した。

 同紙は、ビンラーディン容疑者が世界規模のイスラム国家建設を目標としていたのに対し、ベルモフタール元幹部はイスラム原理主義を侵食する欧

5707チバQ:2013/01/28(月) 01:04:39
http://www.asahi.com/international/update/0128/TKY201301270259.html
2013年1月28日0時17分

仏軍、世界遺産都市に到達 マリ、武装勢力が霊廟破壊
 【アブジャ(ナイジェリア)=杉山正】西アフリカ・マリに軍事介入しているフランス軍は27日、北部の世界遺産の都市トンブクトゥに到達した。ロイター通信が伝えた。

 トンブクトゥは昨年春以降、イスラム武装勢力「アンサル・ディーン」が支配し、厳格なイスラム法を住民に課していたほか、偶像崇拝だとして、歴史的なイスラム霊廟(れいびょう)群を破壊するなどしてきた。

 一方で、仏軍は前日の26日には、北部の拠点都市ガオを制圧。ガオは、首都バマコの北東約900キロにある。アルカイダと関係するイスラム武装勢力「西アフリカ統一聖戦運動(MUJAO)」が実効支配していた。ガオでは、仏軍が連日空爆をする一方、ニジェール国境ではニジェール軍やチャド軍が待機。武装勢力はガオに近いニジェールとの国境の橋を爆破するなどして抵抗していた。仏軍のガオ奪取に際して、武装勢力側に数十人の死者が出ているという。

5708チバQ:2013/01/28(月) 23:10:42
http://mainichi.jp/select/news/20130128k0000e030115000c.html
シリア情勢:露首相「アサド後」にらむ発言
毎日新聞 2013年01月28日 10時39分(最終更新 01月28日 12時54分)

 【モスクワ大前仁】ロシア首相府が27日公開した発言録によると、メドベージェフ首相はCNNテレビとの会見で、ロシアが支援しているシリアのアサド大統領について「毎日、毎週、毎月、権力を維持する可能性が小さくなっている」と述べた。約2年続く内戦でシリア反体制派が支配地域を広げている状況を受け、「アサド後」もにらむ姿勢を反映した発言とみられる。

 メドベージェフ氏はアサド大統領が紛争初期に政治改革に踏み切れなかった点を指摘。「穏健な反体制派を引き込むために早急に行動すべきだった。大きな過ちで致命的になるかもしれない」と厳しい見方を示した。

 さらに「我々の目的はアサド大統領や現政権を維持することではない。シリア国民により問題が解決されるべきだ」と言明。欧米や周辺諸国による介入の可能性をけん制した。メドベージェフ氏はアサド政権が倒された場合でも内戦が続く恐れがあると警告し、話し合いによる解決を訴えている。

 ロシア海軍は今月19日、ソ連崩壊後で最大規模といわれる演習を黒海と地中海で開始。シリアの地中海沿岸部タルタスに置く補給基地の権益維持を図る狙いもあるとみられる。一方で22日にシリア在住の一部自国民の避難作業も行っている。

5709チバQ:2013/01/28(月) 23:12:26
http://mainichi.jp/select/news/20130129k0000m030037000c.html
英国:EU離脱の国民投票、経済界に波紋広がる
毎日新聞 2013年01月28日 19時36分(最終更新 01月28日 19時43分)


英国のキャメロン首相=AP
拡大写真 【ロンドン坂井隆之】キャメロン英首相が欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票を17年末までに実施すると表明し、英経済界に困惑が広がっている。離脱なら非関税の自由貿易圏の恩恵を失い、ビジネスに深刻な支障が出るためだ。一方で国民投票を交渉材料にEUに規制緩和を促すことを期待する企業もある。

 「EUを離れる可能性があるだけで経済は混乱する。国民投票など必要ない」。英国に本拠を持つ広告代理店世界最大手WPPのソレル最高経営責任者は24日、スイスで開催中の世界経済フォーラムで警鐘を鳴らした。

 懸念するのは「EU離脱リスク」で企業が投資を手控える事態だ。貿易投資総省のカーン前長官は「今後5年間英国への投資は凍りつく。脅迫まがいのやり方は良い結果をもたらさない」と批判。米債券投資大手ピムコのエリアン代表も「英政府の借り入れコストも上昇するだろう」と長期的な政府の信用にもマイナスと警告する。

 一方、キャメロン首相が「国民投票に先だって、EUに規制改革を求める」と主張していることに期待感もある。英経済界には独仏主導で決定されるEUの労働規制などが「企業の手足を縛っている」との不満が根強い。

 24日には英企業55社のトップが合同で英タイムズ紙に「今はEUが変化するべき時」と首相の方針を支持する声明を発表した。ただ、「EU離脱そのものを支持する経営者はいない」(経済団体関係者)というのが実情で、国民投票実施を交渉材料に、規制面で英国にとっての特別待遇を勝ち取りたいとの思惑がにじむ。

 しかし、他の欧州諸国は冷ややかだ。ウェスターウェレ独外相は「自分の好きな政策だけ選ぶような『いいとこ取り』はできない」とけん制。メルケル独首相は「英国と話し合う用意がある」との姿勢を示すが、英国内でも「キャメロンは危険な賭けに打って出た」(エコノミスト誌)との声が上がっており、議論は続きそうだ。

5710チバQ:2013/01/28(月) 23:13:30
http://mainichi.jp/select/news/20130129k0000m030042000c.html
マリ:政府・仏軍、世界遺産都市トンブクトゥを制圧
毎日新聞 2013年01月28日 19時53分

 【バマコ(マリ南部)服部正法、パリ宮川裕章】西アフリカ・マリでイスラム過激派との戦闘を続けているフランス軍とマリ政府軍は28日、過激派の本拠地の一つ、北部の世界遺産都市トンブクトゥで空港を奪還した。仏メディアが報じた。トンブクトゥの住民は毎日新聞の電話取材に「町全体が解放された」と話しており、仏軍などは町をほぼ制圧した模様だ。

 仏テレビ「フランス24」によると、27日夜から28日未明にかけ、装甲車などの両軍地上部隊が空港を制圧、約250人の仏軍空挺(くうてい)部隊が市北部から展開した。仏航空部隊はこれまでの約2週間でトンブクトゥの過激派拠点に約30回の空爆を加えている。

 トンブクトゥ中心部の男性は28日朝、毎日新聞の取材に「行政府の建物など町の中心も仏・マリ軍が管理下に置いた。過激派は町から逃げていったと思う。解放を喜ぶ人たちが外に出て、物をたたいて音をかき鳴らしたり、バイクで走り回ったりしている」と話した。

 仏・マリ軍は27日、別の過激派本拠地、北部ガオを奪還したばかり。両軍は過激派の占拠する北部に進軍を続け、北部の過激派の本拠地3都市のうち2都市を、短期間で奪回したことになる。仏・マリ軍は、ガオ、トンブクトゥの奪還後は別の本拠地キダルに向かうとみられる。

 トンブクトゥは、サハラ砂漠交易の中継地で、イスラム文化の拠点都市として栄えた歴史的に重要な町。イスラム教指導者をまつった聖廟(せいびょう)などがあり、世界遺産都市として知られる。偶像崇拝の禁止に厳格な過激派は、町を制圧して以降、聖廟を破壊している。

5711チバQ:2013/01/29(火) 00:51:06
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013012800817
植物状態の元首相が反応=家族の写真に「脳が活動」−イスラエル
 【エルサレムAFP=時事】7年前に脳出血で倒れ、植物状態のままテルアビブ近郊の病院に入院しているイスラエルのシャロン元首相(84)が家族の写真に反応し、「脳の著しい活動」を見せた。米国とイスラエルの神経科学の専門家チームが明らかにした。(2013/01/28-20:31)

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5712チバQ:2013/01/29(火) 21:17:43
http://mainichi.jp/select/news/20130130k0000m030081000c.html
マリ:戦闘長期化の懸念 仏軍介入「補助的立場」を強調
毎日新聞 2013年01月29日 20時56分(最終更新 01月29日 21時07分)


フランス軍の到着を歓迎する住民。マリとフランスの国旗を上下につなげた旗を掲げて喜ぶ男性の姿(左)もあった=マリ北部トンブクトゥで2013年1月28日、AP
拡大写真 【パリ宮川裕章】西アフリカ・マリのイスラム過激派が占拠していた北部の世界遺産都市トンブクトゥを解放したフランス軍とマリ政府軍は29日、市内のパトロールを開始して治安維持を図ると共に、過激派の拠点である北部キダルへの進軍準備も進めた。オランド仏大統領は、「我々は戦闘に勝利しつつある」と強気な発言をする一方、「目的はアフリカ軍がマリの安定化を達成すること」とも述べ、仏軍があくまでアフリカ各国の補助的な立場で介入しているとの立場を強調した。仏国内ではキダル進軍を前に、本格的な地上戦と戦闘の長期化への懸念が高まっている。

 オランド大統領は28日の記者会見で「目的はマリにとどまることではない。(イスラム過激派が占拠する)北部へ向かうのはアフリカ諸国だ」と述べた。

 仏軍とマリ政府軍は29日までに過激派の拠点、ガオ、トンブクトゥを相次いで奪還。だが、キダル侵攻に向けては楽観論を戒める声が強まっている。

 仏政府は当初、マリへの軍事介入の目的を、過激派の南進食い止めに限定。だが、北部の制圧に目標を変更した。過激派を再結集させないとの戦術的理由や、援軍の西アフリカ諸国経済共同体(ECОWAS)部隊の到着が遅れていることなどが背景にある。

 戦費については、ルドリアン国防相は23日、介入開始から12日間で3000万ユーロ(約36億円)と見積もった。複数の仏軍事専門家は仏メディアに「戦闘状況次第で戦費は大きくかさむ可能性がある」と警告する。

 山岳地帯のキダルへは砂漠の悪路が続き、ゲリラ戦の可能性も待ち受ける。ファビウス外相は28日、仏テレビで「(戦闘の)泥沼化は望まない」と述べたが、「今後、進軍ペースが遅くなるのは確実」(フィガロ紙)との見方が大勢だ。

 18日の仏世論調査では65%が介入支持だが、28日の調査でオランド大統領の支持率は44%と低迷したまま。戦闘長期化は政権基盤を揺るがす恐れもある。

 ◇マリとは
 1960年にフランスから独立。人口約1600万人の8割がイスラム教徒。公用語は仏語。外交は非同盟を基本方針とし、米欧・アラブ諸国ならびに中国と良好な関係を保つ。11年8月のリビア・カダフィ政権崩壊後、雇い兵だったトゥアレグ人戦闘員と武器がマリ北部に流入。北部の分離独立を求める武装組織「アザワド解放民族運動(MNLA)」に加勢し12年1月以降、国軍と交戦を始めた。政権に不満を持つ軍部隊が同3月にクーデターを起こしトゥーレ大統領は辞任。混乱に乗じた反政府組織は同4月に北部独立を宣言した。

5713チバQ:2013/01/29(火) 21:28:08
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013012900068
ロシア極右党首、キャベツで受難=ウクライナで記者会見中

ロシア自由民主党のジリノフスキー党首=2012年2月(AFP=時事) 【モスクワ時事】ロシア極右・自由民主党のジリノフスキー党首がウクライナ・キエフで28日に記者会見中、女にザワークラウト(キャベツ漬け)を投げ付けられる騒ぎがあった。党首は過激発言で知られ、ウクライナの欧州連合(EU)統合論を批判していた。
 現地報道によると、女は記者席からキャベツ漬けを浴びせて「このウクライナ嫌いめ」と叫んだが、間もなく警備係に取り押さえられた。記者を装って会場に入った活動家とみられる。(2013/01/29-06:10)

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5714チバQ:2013/01/29(火) 21:28:55
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013012900048
オランダ女王が退位表明=皇太子、4月30日戴冠へ

28日、退位を表明したオランダのベアトリックス女王=オランダ放送協会(NOS)の映像(EPA=時事) 【ブリュッセル時事】オランダのベアトリックス女王(74)は28日、国民向けにテレビ演説し、4月に退位すると表明した。次期国王には女王の第1子で王位継承権第1位のウィレム・アレキサンダー皇太子(45)が即位する。戴冠式は4月30日に行われる予定。
 オランダの国家元首は前代、前々代も女王で、男性の国王は1890年に死去したウィレム3世以来となる。
 ベアトリックス女王は1938年、ユリアナ前女王の第1子として出生。80年に42歳で即位し、33年にわたり国民の厚い支持を得てきた。
 しかし、女王も今月31日には75歳の誕生日を迎えるため、若い世代に責任を託すにはふさわしい時期だと考え、退位を決断したという。演説で女王は「あなた方の女王でいることができた素晴らしい年月に受けた信頼に深く感謝している。皇太子とマキシマ妃は、新たな役割のための十分な用意ができており、わが国のため献身的に尽くすだろう」と語った。(2013/01/29-06:47)

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5715チバQ:2013/01/29(火) 21:32:38
http://mainichi.jp/select/news/20130129mog00m030002000c.html
英国:「EU離脱」に広がる困惑 経済界、貿易恩恵喪失を懸念
2013年01月29日

 【ロンドン坂井隆之】キャメロン英首相が欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票を17年末までに実施すると表明し、英経済界に困惑が広がっている。離脱なら非関税の自由貿易圏の恩恵を失い、ビジネスに深刻な支障が出るためだ。国民投票を交渉材料にEUに規制緩和を促すことを期待する企業もある。

 「EUを離れる可能性があるだけで経済は混乱する。国民投票など必要ない」。英国に本拠を持つ広告代理店世界最大手WPPのソレル最高経営責任者は24日、スイスで開催された世界経済フォーラムで警鐘を鳴らした。懸念するのは「EU離脱リスク」で企業が投資を手控える事態だ。

 貿易投資総省のカーン前長官は「今後5年間英国への投資は凍りつく。脅迫まがいのやり方は良い結果をもたらさない」と批判した。米債券投資大手ピムコのエリアン代表も「英政府の借り入れコストも上昇するだろう」と長期的な政府の信用にもマイナスと警告する。一方、キャメロン首相が「国民投票に先だって、EUに規制改革を求める」と主張していることに期待感もある。英経済界には独仏主導で決定されるEUの労働規制などが「企業の手足を縛っている」との不満が根強い。

 24日には英企業55社のトップが合同で英タイムズ紙に「今はEUが変化するべき時」と首相の方針を支持する声明を発表した。ただ、「EU離脱そのものを支持する経営者はいない」(経済団体関係者)というのが実情で、国民投票実施を交渉材料に規制面で英国にとっての特別待遇を勝ち取りたいとの思惑がにじむ。

 しかし、他の欧州諸国は冷ややかだ。ウェスターウェレ独外相は「自分の好きな政策だけ選ぶような『いいとこ取り』はできない」とけん制。英国内でも「キャメロンは危険な賭けに打って出た」(エコノミスト誌)との声が上がっている。

5716チバQ:2013/01/29(火) 22:02:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130129/mds13012908210003-n1.htm
【日々是世界 国際情勢分析】
アルカーイダ、再び
2013.1.29 08:21 (1/2ページ)
 邦人10人が犠牲となったアルジェリアの人質事件では、犯行グループの背景や国際政治への影響の分析は始まったばかりだ。日本では海外での邦人保護や企業のリスク管理の在り方への関心が高まった。一方、米メディアでは、2001年9月の米中枢同時テロを機に始まった国際テロ組織アルカーイダとの戦いとして事件を位置づける論調が相次いでいる。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(アジア版)は「アルカーイダ、再び」と題した21日付の社説で、事件をみれば「アルカーイダがいまだにわれわれとともにあり、米国の利益に対する直接の脅威であるという現実から目をそらすことはできない」と指摘した。米紙ワシントン・ポスト(電子版)も19日の社説で、事件は「米国への脅威だ」とした上で、首謀者とされる男が所属していた武装勢力「イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ組織(AQMI)」が、イスラム過激派武装勢力と連係してリビアでの米総領事館襲撃に関与し、フランスが軍事介入に踏み切ったマリでも活動していると強調した。社説はさらに、パネッタ米国防長官の証言を引用し、「アルカーイダが、まさにアルジェリアで起きたような作戦の拠点としてマリを利用することを懸念してきた」とマリ情勢について警鐘を鳴らした。

 その上で同紙は、米国はすでにマリでのイスラム過激派の伸長を防ぐために「何年も、何百万ドルもかけ、そして失敗してきた」と指摘。「今やAQMIを殲滅(せんめつ)するための軍事行動を全面的に支援すべきときだ」と、オバマ政権に仏軍への軍事協力を強化するよう求めた。

 これに対して英紙は、人質事件とアルカーイダとの関連は認めつつも、米国がアフガニスタンなどで行ってきた「テロとの戦い」の手法を取ることには慎重だ。サンデー・テレグラフ(電子版)は20日付の社説で、マリへの軍事介入について「AQMIとその同盟者は、不慣れな土地で標的となる西側部隊の大規模派遣を、これ以上ないほど見たがっているのだろう」と指摘。フィナンシャル・タイムズ(アジア版)も19、20日の分析記事で、北アフリカのイスラム過激派武装勢力は、個別の地域における背景を理解しなければ、「過去10年間の(米国の)戦闘を追体験するのか、という非難にさらされる危険を冒すことになる」と警告している。

5717チバQ:2013/01/30(水) 23:27:44
http://mainichi.jp/select/news/20130131k0000m030031000c.html
マリ:仏軍、キダルの空港制圧…過激派の本拠地
毎日新聞 2013年01月30日 20時17分(最終更新 01月30日 22時47分)

 【バマコ(マリ南部)服部正法、パリ宮川裕章】フランス軍とマリ政府軍がイスラム過激派と戦闘を続けている西アフリカ・マリで29日夜、過激派の本拠地、北部キダルの空港を仏軍が制圧した。仏軍は町中にも進攻している模様。仏・マリ両軍はこれまで過激派の本拠地を相次いで奪還している。キダルを制圧すれば過激派は主要都市部から一掃されたことになり、戦局は転機を迎える。

 AP通信などによると、仏軍機が29日夜にキダル空港に到着した。戦闘は起きていないという。仏軍報道官は、AFP通信に「一部の部隊が夜間、キダルに展開した」と認めた。

 仏軍のキダル進攻が始まる直前に、北部遊牧民によるイスラム教世俗主義武装組織が「キダルを制圧した」と発表した。これまでキダルを拠点としてきたイスラム過激派「アンサル・ディーン」などは仏軍進攻を前に、都市の攻防戦を避け、砂漠や山岳地帯に撤退した可能性がある。過激派が勢力を温存して撤退していれば、砂漠から都市部への攻撃と撤退を繰り返すゲリラ戦術を展開する恐れもある。

 仏・マリ両軍は21日までに、過激派が制圧した中部の要衝3カ所を奪回。その後、27日にガオ、28日にトンブクトゥの過激派拠点2都市を相次いで奪還。残る拠点キダルの攻略作戦に着手していた。

5718チバQ:2013/01/30(水) 23:28:45
http://mainichi.jp/select/news/20130131k0000m030027000c.html
カシミール:印パ、緊張解けず…「攻撃自制」合意
毎日新聞 2013年01月30日 19時53分(最終更新 01月30日 22時19分)


インド北部ジャム・カシミール州スリナガルの北方約130キロにある実効支配線付近で、有刺鉄線沿いに巡回するインド軍兵士=2013年1月17日、AP
拡大写真 【ニューデリー杉尾直哉】インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方で今月相次いだ両国軍の衝突は、両軍が「攻撃自制」に合意し、一応の収束をみた。突然起こった衝突だが、現地住民は、現場レベルの軍事的な緊張は昨秋から高まっていたと証言する。両政府は信頼醸成に努めていたが、双方とも対処を怠ったことが今回の深刻な衝突につながった可能性がある。

 ◇信頼醸成は水の泡
 「全ての始まりは、インド軍が昨年10月に設置した夜間監視用の照明だった」。実効支配線から約5キロインド側に入った村の男性(26)は毎日新聞の電話取材にそう証言した。パキスタン側の住民が実効支配線を越えてインド側に侵入する例が繰り返され、「パキスタンのスパイだ」と警戒したインド軍が実効支配線近くに設置したという。

 パキスタン軍は「照明設置は03年の停戦合意違反」と訴えたが、インド軍は撤去しなかった。その後、パキスタン軍側から拡声機で「住民は実効支配線付近から退去せよ」との警告が繰り返されるようになり、12月に威嚇砲撃が始まったという。インド側も応戦するようになり、1月6日の交戦でパキスタン兵に死者が出た。

 一連の交戦でインド兵2人が死亡、パキスタン側はパキスタン兵5人が死亡したと主張している。取材に応じた男性を含め、実効支配線近くに住んでいた住民の多くは村を離れ、ジャム・カシミール州の中心都市スリナガル(夏季の州都)などに避難したままだ。

 一連の交戦の最中、パキスタン側は「対話路線の継続」(カル外相)を訴えた。だが、死亡したインド兵の遺体の頭部が切断されたことにインド側は衝撃を受けており、和平積極派として知られるインドのシン首相すら「パキスタンとはこれまで通りの付き合いはできない」と述べたほどだ。

 交戦後、信頼醸成策として08年10月に始まった実効支配線越えの貿易が一時中断した。両軍は16日に「攻撃自制」で合意したが、両政府とも相手軍の「越境攻撃」を非難する姿勢を崩していない。スリナガルの人権活動家、ムハンマド・シディク・カーン氏(34)は、「政府間の緊張が解きほぐされていない。我々カシミール住民は、いつまた戦闘が始まるかとおびえている」と話した。

 ◇カシミール紛争◇

 インド、パキスタン、中国によって分断されているカシミール地方の領有権を巡る紛争。1947年、英国領から分離独立したインドとパキスタンがカシミール地方の領有権を主張し、第1次印パ戦争が勃発。49年1月、国連決議で停戦が実現したが、その後、両国は度々、戦火を交えている。

5719チバQ:2013/01/30(水) 23:29:28
http://mainichi.jp/select/news/20130130k0000e030227000c.html
アルジェリア事件:武装勢力大半30代以下 失業者勧誘か
毎日新聞 2013年01月30日 15時00分

 【アルジェ秋山信一】アルジェリア・イナメナスの天然ガス関連施設で起きた人質事件で、アルジェリア軍によって殺害されたり拘束されたりしたイスラム武装勢力メンバー32人のうち、20代〜30代前半が少なくとも27人を占めることが29日、治安関係者への取材で分かった。国籍別ではチュニジアとエジプトが3分の2を占めていた。武装勢力が、北アフリカを中心とする多国籍の若者を中心に構成されていた実態が判明した。

 アルジェリア政府は当初、武装勢力の構成について、8カ国32人と発表していた。

 治安関係者によると、拘束された3人のメンバーの供述などから、年齢が判明したのは28人で、20代が20人、30代が7人、50代が1人だった。国籍別では、チュニジア10人、エジプト9人、アルジェリア4人、カナダ、マリ、モーリタニア各2人、ニジェール1人が確認されたという。

 チュニジアやエジプトの若者が多数を占めた背景には、中東や北アフリカでの深刻な失業問題が指摘される。新規雇用が人口の増加に追いついておらず、失業率が軒並み10%を超えている。失業問題に対する若者の不満は、民主化要求運動「アラブの春」の一因ともなった。イスラム過激派は失業中の若者を勧誘して、勢力を伸ばしているとされ、今回の武装勢力も同様の手法でメンバーを集めた可能性がある。

 人質事件での一連の軍事作戦では、武装勢力のうち29人が軍に殺害された。治安当局は、アルジェリア人2人、チュニジア人1人を拘束し、事情聴取を進めている。

5720チバQ:2013/01/31(木) 22:23:30
http://mainichi.jp/select/news/20130131ddm007030041000c.html
波立つイタリア:13年総選挙 投開票迫る コメディアン新団体「五つ星運動」旋風 ネット主体の政治「金権体質を打破」
毎日新聞 2013年01月31日 東京朝刊

 ◇若者中心、支持率が急伸
 イタリア総選挙(2月24〜25日投票)まで1カ月を切った。中道左派連合、中道右派連合と、モンティ暫定首相の中道勢力連合が三つどもえの選挙戦を繰り広げる中で、コメディアンのベッペ・グリッロ氏(64)の創設した政治団体「五つ星運動」が15%前後の支持率を維持し、主要勢力を脅かす「台風の目」になっている。ブログで情報を発信し、候補者をインターネット投票で選ぶなど、ネット中心の活動が特徴だ。「カネのかからない選挙・政治」を訴えて既成政党に対する国民の不満を吸収し、若年層を中心に支持を広げている。【ポメツィア(イタリア中部)で福島良典】

 ローマの南約15キロに位置する人口約6万人のベッドタウン・ポメツィア。中心部の「独立広場」の特設ステージに登ったグリッロ氏は、こげ茶のカジュアルコートに白いマフラー姿。歯に衣(きぬ)着せぬ演説に、約1000人の支持者が沸いた。

 「この国(イタリア)は破産し、ないも同然だ」「指示を出す連中(政治家)をテレビで見ていても未来はない。国を立て直そう」。まくしたてるグリッロ氏に群衆が「そうだ」と応える。選挙集会というよりも、歌手と聴衆が一体化するコンサート会場のようだ。

 五つ星運動は、グリッロ氏と参謀役にあたるジャンロベルト・カサレッジオ氏の、04年の出会いがきっかけだ。グリッロ氏のブログに集うファンをカサレッジオ氏が政治集団に育て上げ、09年に旗揚げした。昨年5月のイタリア北部パルマ市長選で勝利、昨年10月のシチリア州議会選でも第1勢力となるなど地方選で快進撃を続けた。

 総選挙の候補者は支持者によるネット投票で選んだ。「これこそが真の民主主義だ」。グリッロ氏の口調が熱を帯びる。「スポーツのチャンピオンも、政治家の息子も、著名な判事もいない。いるのは普通の人たちだ」。集会での発言はネットで中継され、全国の支持者が視聴する。

 最大の武器は「既成政党の金権体質批判」だ。イタリアではベルルスコーニ前首相ら政治家のスキャンダルが相次ぎ、国民の政治不信が深刻化している。五つ星運動は「議員報酬は月額5000ユーロ(約60万円)まで」を公約に掲げている。

 集会に参加したエレオノラさん(24)は、大学卒業後も定職に就けずアルバイト暮らしだ。「月1000ユーロの失業手当」を約束するグリッロ氏に期待している。財政緊縮策の影響で若者の失業率は37・1%。「政権党が左右で交代しても何も変わらない。五つ星運動は『何をしたいか』が分かりやすい」と支持理由を語る。経済危機に乗じて政党政治批判を繰り広げるグリッロ氏を他陣営は「ポピュリスト(大衆迎合主義者)」と批判する。だが、本人は「市民代表」としてのポピュリストを自任し、既成政党とは一線を画する戦術を取っている。

 ◇銀行巨額損失、既成政党に逆風
 イタリア政府の支援を受ける国内3位の銀行が無謀なデリバティブ(金融派生商品)取引で巨額損失を出したことが明るみに出て、スキャンダルに発展している。銀行と関係の深い中道左派・民主党や、公的資金注入を認めたモンティ暫定首相にとっては「逆風」となっている。

 問題となっているのはイタリア中北部シエナに本店のあるモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行。1472年に創設され、「世界最古の銀行」と呼ばれている。シエナは民主党の地盤で、銀行の最大株主は民主党関係者が仕切る団体だ。

 銀行は経営不振で資金不足に陥り、昨年、約39億ユーロ(約4800億円)の公的資金注入を政府に申請し、承認された。だが、デリバティブ取引などで最大7億2000万ユーロ(約880億円)の損失を計上する可能性があることが今月、明らかになった。中道右派・自由国民のレオーネ議員は「我々のポケットから救済資金を出した」とモンティ氏を批判。「五つ星運動」のグリッロ氏は「政党と銀行を一体化させた」と民主党を攻撃し、シエナ銀行国営化を主張している。

 スキャンダル発覚後の支持率世論調査によると、中道左派連合(33・8%)、中道右派連合(27・6%)、中道勢力連合(14・1%)が支持を減らし、「五つ星運動」(15・8%)が伸ばしている。

5721チバQ:2013/01/31(木) 22:50:37
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130131-OYT1T00221.htm
ボリショイ・バレエ、渦巻く醜聞…襲撃・脅迫も

 【モスクワ=寺口亮一】世界屈指の名門バレエ団で、日本でも人気のロシアのボリショイ・バレエ団が醜聞に揺れている。


 元トップダンサーで、芸術監督のセルゲイ・フィーリン氏(42)が襲撃され、バレエ団の関係者による内部犯行説が浮上。華やかな舞台の裏に渦巻くねたみが明るみに出て、ファンを失望させている。

 事の発端となったフィーリン氏の襲撃は1月17日夜に起きた。同氏は自宅近くで顔などに強酸性の液体をかけられ大やけどを負った。右目は失明の危険もあったが、数度の手術により視力はある程度回復する見通しで、同氏は復帰に意欲を示している。しかし、犯人はまだつかまらない。

 事件についてフィーリン氏は、大衆紙コムソモリスカヤ・プラウダとのインタビューで「犯行は自分の仕事と関係あると思う」と述べ、襲撃されるまで何度も脅迫を受けていたことを明らかにした。身辺に危険を感じ、昨年12月にはボリショイ劇場側に「保護と支援」も求めていたという。

 警察も、配役をめぐる怨恨(えんこん)など、バレエ団の運営に絡んだ犯行の可能性があるとみて捜査している。インターファクス通信によると、バレエ団の現トップダンサー、ニコライ・ツィスカリーゼ氏(39)を含む複数の団員が事件の参考人として事情聴取を受けた。

(2013年1月31日07時37分 読売新聞)

5722チバQ:2013/02/02(土) 00:36:30
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013020100708
大統領候補、撃たれる=負傷で選挙延期も−アルメニア

1日、エレバンの病院で治療を受けるアルメニア大統領選の候補パルイル・ハイリキャン氏(AFP=時事) 【モスクワ時事】アルメニアからの報道によると、2月18日の大統領選に出馬している野党党首パルイル・ハイリキャン氏(63)が1月31日深夜、首都エレバン中心部で帰宅中に銃撃された。胸部を撃たれたものの、命に別条はない。
 ただ、ハイリキャン氏が選挙戦に復帰できない場合、憲法規定に従って大統領選が2週間延期される可能性もある。選挙には計8人が立候補しているが、現職サルキシャン大統領の再選が有力視されている。(2013/02/01-16:31)

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5723チバQ:2013/02/02(土) 01:03:40
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2924859/10192974?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=detail&amp;utm_campaign=must_read
世界遺産都市トンブクトゥの古文書、大半が無事 マリ情勢
2013年02月01日 13:09 発信地:ヨハネスブルク/南アフリカ
【2月1日 AFP】西アフリカのマリでイスラム武装勢力から解放された世界遺産都市トンブクトゥ(Timbuktu)にあった貴重な古文書や書物の大半は昨年、武装勢力に街が制圧された時点で秘密裏に安全な場所へ移動させられていたことを1月30日、学芸員たちが明らかにした。

 南アフリカ政府の後援で同国ケープタウン大(University of Cape Town)がマリで運営する研究センター「トンブクトゥ文書プロジェクト」のシャミル・ジェッピー(Shamil Jeppie)所長によると、古文書2万点以上が昨年5月に同センターから持ち出され、首都バマコ(Bamako)などに隠されていた。センターにあった古文書の90%以上が救われたという。

 マリに軍事介入したフランス軍がトンブクトゥに進軍した中、撤退するイスラム勢力が古文書を焼き払うなどしていった可能性が懸念されていた。トンブクトゥで知性や精神性が発展した黄金時代を象徴する遺産だった数世紀前の寺院の多くは、すでにイスラム反政府勢力によって破壊されている。(c)AFP/Susan Njanji-Matetakufa

5724チバQ:2013/02/02(土) 12:31:41
http://mainichi.jp/select/news/20130202k0000e030220000c.html
エジプト:大統領宮殿に火炎瓶、数千人デモ、1人死亡
毎日新聞 2013年02月02日 11時25分(最終更新 02月02日 11時42分)


大統領宮殿前で抗議するデモ参加者ら=首都カイロで2013年2月1日、AP
拡大写真 【カイロ秋山信一】エジプトの首都カイロにある大統領宮殿前で1日、モルシ大統領に抗議する数千人規模のデモがあり、暴徒化したデモ隊の一部が宮殿内に火炎瓶を投げ入れた。治安部隊は放水や催涙弾で応戦し、アルアハラム紙(電子版)によると、デモ隊の1人が死亡し、数十人が負傷した。ムバラク政権を倒した1月25日の革命記念日前後から激化しているデモに対して、31日には与野党の政治勢力が一致して暴力を非難したが、一部では暴動が続いた。経済の低迷を背景に、政権への不満はくすぶっており、治安の悪化が懸念されている。

 宮殿前では、イスラム教恒例の金曜礼拝後、モルシ大統領の辞任を求めるデモが始まった。一部が暴徒化して宮殿に火炎瓶や石を投げ込んだ。主要野党連合「国民救済戦線」は1日夜、「我々は大統領宮殿前での暴力とは無関係だ。大半の国民の要求を無視している大統領に責任がある」との声明を発表した。大統領府も声明を発表し「断固たる措置を取る」と警告。デモ隊に対し治安部隊は催涙弾や放水で対抗した。

 カイロ中心部のタハリール広場でもモルシ政権の打倒を呼びかける数千人規模のデモがあった。国民救済戦線が前日、大統領の出身組織である穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団などと協議し、暴力を非難する文書に署名したこともあり、治安部隊との衝突は起きなかった。

 反政権デモは非常事態宣言が出されている北東部ポートサイドなどでもあった。またムスリム同胞団などは、衝突を避けるため、政権支持のデモは行わなかった。

 一連の反政権デモは1月24日にカイロで、治安部隊とデモ隊が衝突したことを契機に激化。これまでに約60人が死亡した。野党側は当初、政権側との対話を拒否していたが、死者の増加を受けて対話に応じた。ただ野党側は、昨年12月に施行された新憲法について、女性の人権や表現・信教の自由が保障されていないとして反発を続けており、与野党融和の見通しは立っていない。

5725チバQ:2013/02/02(土) 12:32:26
http://mainichi.jp/select/news/20130202k0000e030222000c.html
マリ:「過激派に協力」…黒人が遊牧民標的に 略奪相次ぐ
毎日新聞 2013年02月02日 11時33分(最終更新 02月02日 12時04分)

 【バマコ(マリ南部)服部正法】フランス軍とマリ政府軍がイスラム過激派から奪還した西アフリカ・マリ北部トンブクトゥで、黒人などの地元住民が北部遊牧民のトゥアレグ人やアラブ人の商店を襲い、商品を略奪する事件が相次いでいる。過激派への協力者とみなして襲撃しているとみられ、民族間対立の激化が懸念される。

 イスラム過激派が昨年以降占拠してきたマリ北部に仏・マリ両軍が進攻。27日にガオ、28日にトンブクトゥと相次いで過激派の拠点都市を奪還した。29日夜には最後の拠点主要都市キダルの空港を仏軍が制圧した。

 襲撃が目撃されたのは、仏・マリ軍がトンブクトゥを奪還した直後から。トゥアレグ人は北部で武装勢力を率いる民族で、テロ戦闘員に多いアラブ人とともに標的になっている。

 昨年3月の軍事クーデターに乗じトゥアレグ人世俗主義武装組織「アザワド解放民族運動(MNLA)」がイスラム過激派とともに北部を制圧した。過激派の主要グループ「アンサル・ディーン」もトゥアレグ人を主体に構成。国際テロ組織アルカイダの北アフリカ組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」のアルジェリア人戦闘員など多数のアラブ人も流入。地元住民のトゥアレグ人らへの「憎悪」は各地で広がっている。

 過激派にいったん制圧された後、仏軍などに奪還された中部ディアバルの男性ウスマヌ・ディアロさん(58)は毎日新聞の取材に、一連の混乱は「トゥアレグ人に責任がある。我々(黒人)は、違いがある個々の民族を尊重し認めてきた。しかしトゥアレグ人は私たちを認めようとしない。もう共には暮らせない」と話した。

5726名無しさん:2013/02/02(土) 14:23:12
ロシアに対する日本人のイメージはあまり良くないが、ロシアの「日本好き」は本物らしい。
31日付朝日新聞は、ロシア極東地域の親日ぶりについて紹介している。
以下は、主な内容。

 ロシア極東部の沿海地方で行われた国別好感度の調査によれば、最も愛着を感じる国は日本だと
答えた人が40%で首位。中国の16%、韓国の15%に大差をつけた。
 沿海地方議会のゴルチャコフ議長は、パートナーシップを深めたい国について「日本、次に韓国、
中国。現実は逆で、我々と積極的に働こうとしているのは中国、次に韓国、その後が日本。この順番を
変えられれば良いと思う」と語った。
 ウラジオストクでは日本車が大人気で、街を走る車の9割を占める。昨年9月には現地の組立工場で
マツダ車の生産が始まり、2月からはトヨタ車の生産も始まる予定。
 日本産のリンゴは中国や米国産に比べて6〜7倍高いものの、甘くて大きいため大人気。福島原発事故後も
市民は日本製品への信頼は揺らいでいない。

 このように、ロシア極東地域の人々の日本への信頼はとても篤い。日本の経済的成功が、開発中の
極東地域の人々にとって、ある意味で「坂の上の雲」と捉えられているといえよう。親日家で知られる
ロシアのプーチン大統領も極東地域の開発に力を入れており、日本企業の進出にラブコールを送っている。

 しかしながら、内閣府の調査では、ロシアに「親しみを感じる」とする日本人は13.4%、「親しみを
感じない」とする者の割合が82.9%となっている。旧ソ連時代の敵対国の意識がまだ続いているのだろう。

>>2に続く

ソース   The Liberty Web 2013年1月31日
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5553


>>1の続き

 ただ、実際にロシアでビジネスを行う日本人からは、「許認可に手間はかかるが意図的に悪さを
仕掛けられたことはない」「日本に対して非常に尊敬の念も持っている」「進出した人は、かなりの人が
うまくいっている。(ロシアビジネスに)出てこない人たちをどう励ますか」との声があがっている
(日本貿易会月報2012年3月号)。

 日本企業は現在、数多く中国に進出しているが、中国は尖閣諸島周辺の領海・領空侵犯を繰り返し、
反日デモが激化するなど、日本を挑発している。仮に日中間で有事が起こった際、現地の日本企業が事実上の
「人質」にとられ、日本の防衛行動を牽制される可能性もある。

 反日教育を続ける中国や韓国に「片想い」の企業進出をするよりも、日本にラブコールを送ってくれる
親日国でのビジネスチャンスに目を向けていく必要もあるのではないか。(晴)

5727チバQ:2013/02/02(土) 23:50:58
http://www.afpbb.com/article/politics/2924853/10192226
議会はきれいに使いましょう!汚職議員に「お掃除セット」で抗議
2013年02月01日 12:51 発信地:ブラジリア/ブラジル
南米ブラジル首都ブラジリア(Brasilia)の国会議事堂前に1月30日、ほうきとバケツ、雑巾が81組ずつ並べられた。

これは、同国リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)を拠点に展開する「リバー・オブ・ピース(River of Peace)」運動によるデモ。81という数字はブラジル連邦議会上院の議員定数で、並べられた「お掃除セット」は「腐敗した議会を掃除せよ」というアピールを意味している。

ブラジル議会上院は今週、上院議長の選出を控えているが、最有力候補のレナン・カリェリオス(Renan Calherios)議員には数々の汚職疑惑が指摘されている(2013年1月30日撮影)。(c)AFP/PEDRO LADEIRA

5728チバQ:2013/02/02(土) 23:55:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130202-00000008-jij_afp-int
「冗談で立候補したら選ばれた」、英国教会の次期トップが告白
AFP=時事 2月2日(土)10時58分配信



英国教会の最高位聖職者であるカンタベリー大主教の後任に決まったジャスティン・ウェルビー主教(2012年11月9日撮影)。
【AFP=時事】冗談のつもりで立候補したら、英国国教会(Church of England)の最高位職、カンタベリー大主教(Archbishop of Canterbury)に選ばれてしまった――。昨年12月に退任したローワン・ウィリアムズ(Rowan Williams)大主教の後任に決まった英ダラム(Durham)のジャスティン・ウェルビー(Justin Welby)主教(56)が、4日の任命式を前にこんな裏話を披露した。


 イングランド中部ノッティンガム(Nottingham)近郊のトレントビンヤード(Trent Vineyard)教会で1月27日に行われたインタビューでウェルビー主教は、自分のことを「ごくありふれた普通のキリスト教徒に過ぎない」と評価。ウィリアムズ氏退任に伴う次期大主教の選考に応募するよう推挙されたときも、主教になってまだ7か月の自分が立候補するなど「ばかげている」と思ったという。

 世界に信徒8000万人を抱える英国教会の精神的主柱であるカンタベリー大主教の候補者は5人。ウェルビー主教は応募したときについて、次のように語った。

「立候補の意思表明書には、もし大主教に任命されたらあれをやります、これもやりますと書き連ねました。そして一番最後に、こう書いたんです。『私は、この文章を楽しみながら書いています。選考委員の皆さんにも楽しく読んでいただけることを願っています。でも、まあ正直に言うと、これは冗談です。なぜなら、主教になってわずか7か月しかたっていない人間をカンタベリー大主教に任命するなど、全くもってばかげたことだというのが自明だからです。どうか正しい選択をしてくださるよう、祈っております』」

 トレントビンヤード教会のウェブサイトに掲載されたインタビューの中でウェルビー主教は、「私は大主教として、多くの人々をがっかりさせてしまうでしょう。英国国教会というのは非常に人間的なものなんです。そして私も、ごくごく普通のキリスト教徒にすぎません」と述べている。

 ウェルビー主教は、ケンブリッジ大学(Cambridge University)を卒業後、石油会社に11年勤務し役員も務めた経歴の持ち主。1月30日、カンタベリー大主教の公邸であるロンドン(London)のランベス宮殿(Lambeth Palace)に居を移しており、2月4日にセントポール寺院(St Pauls Cathedral)で法的な大主教任命を受ける。第105代カンタベリー大主教の就任式典は、3月21日に英南東部にあるカンタベリー大聖堂で行われる。【翻訳編集】 AFPBB News
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5729チバQ:2013/02/03(日) 09:29:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130202-00000077-mai-eurp
<ドイツ>与党、緑の党と連立案浮上 脱原発で対立解消
毎日新聞 2月2日(土)20時33分配信
 【ベルリン篠田航一】今秋に連邦議会(下院)選を控えるドイツで、3選を目指すメルケル首相率いる保守系会派キリスト教民主・社会同盟が、環境政党・緑の党と国政で初の連立を組む可能性が浮上している。民主・社会同盟は原発推進派だったが、福島第1原発事故後に「脱原発」へと転換を図り、緑の党との「垣根」が低くなっていた。現状では保革両陣営とも過半数の議席確保は微妙な情勢で、早くも選挙後の政権枠組みを巡る議論が熱を帯び始めている。

 緑の党は98〜05年に社会民主党と左派連立政権を樹立した。現在は野党だが、福島事故後に国内で高まった「反原発」世論に乗り、同党出身の初の州首相が11年に誕生するなど存在感を増している。

 世論調査によると、民主・社会同盟の支持率は昨秋から40%前後で推移し、05年以来の高水準が続いている。欧州債務危機に手堅く対処するメルケル首相への評価は高く、約7割が首相の仕事に「満足」と答えた。一方、現在の連立相手である保守系の自由民主党は議席獲得に必要な5%も危うい状況で、連立相手となる可能性は低いとみられる。

 これに対し、野党側は中道左派・社会民主党の支持率が25%前後にとどまり、緑の党の約15%と合わせても過半数には遠く及ばない。

 このため、単純に合計すると50%を超すとみられる民主・社会同盟と緑の党の連立案が浮上し始めている。民主・社会同盟は最大野党、社会民主党との2大政党による「保革大連立」を旧西独時代も含め過去2回経験しているが、「大所帯」同士の連立政権はかじ取りが難しいとされる。より小規模な緑の党と組む方が、政権運営は容易だとの見方がある。

 緑の党では昨年11月、保守色が強いカトリン・ゲーリングエッカート氏を「党の顔」となる首相候補の一人に選び、政権党との連立に向けた環境を整えつつある。

 双方の党内には連立に異論を唱える声も根強いが、社会同盟のゼーホーファー党首は「現在の自由民主党との連立が不可能となれば、他党との連携を模索すべきだ」と発言、緑の党との連立を意識したかのような表現を使い始めている。緑の党からも「野党に安住するのは有権者が受け入れない」(ヤネチェク同党バイエルン州代表)と政権入りに意欲的な声が聞かれる。

5730チバQ:2013/02/03(日) 17:02:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130203/amr13020316100002-n1.htm
新指導部の顔触れに注目、キューバで国会議員選
2013.2.3 16:09

 キューバで3日、人民権力全国会議(国会)議員選が行われる。選挙から45日以内に集団指導機関である国家評議会のメンバーも改選され、再任が確実な同評議会のラウル・カストロ議長(81)とともに新体制の顔触れに注目が集まる。

 キューバは政府幹部の高齢化が深刻。2008年に就任した議長は世代交代を促すため政府幹部職の在任期間を10年に制限すると表明、次の5年間が最後の任期となる可能性が高い。主要ポストに若手が登用されるかがポイントとなる。

 国会議員選は事実上の信任投票で候補者全員が当選する見通し。任期は5年。選挙から45日以内に開かれる国会で、新たな議員の中から国家元首である国家評議会の議長や第1副議長、5人の副議長が選ばれる。

 国会議員の候補612人の名簿は昨年12月に発表された。病気のため08年に退任した実兄のフィデル・カストロ前議長(86)も名前を連ねた。(共同)

5731チバQ:2013/02/03(日) 19:10:16
1282 名前:チバQ 投稿日: 2013/02/03(日) 19:09:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130131-00000541-sanspo-socc
日本人FW、激しい人種差別を理由に退団
サンケイスポーツ 1月31日(木)19時22分配信

 サッカーのスロバキアリーグ、MSKリマフスカ・ソバタ所属の日本人FW中村祐輝(25)は30日、自身のブログで「人種差別的なことを受けて生活できなくなり帰国しました」と綴り、チームを退団したことを明かした。

 ブログによると、中村は9月にすでに帰国しており、サポーターから人種差別の標的にされ、中には彼らに加勢するチームメートがいたことも明かした。「試合前、後にはサポーターから鬼の形相で自分の名前だけ叫ばれて、中指を立てられ…チームメイトは誰も助けてくれない。そこに加担するかのような選手もいました」と克明に記している。

 さらに「チームに脅迫みたいなものが来てしまい責任を持てない」とクラブから説明があったことも語っている。

 中村は国士舘大学卒業後にルーマニアのクラブでプレー。12年にチェコリーグ、ビクトリア・ジジュコフに移籍し、同8月からリマフスカ・ソバタにレンタル移籍していた。

 日本選手に対する人種差別をめぐっては11年8月、当時ベルギーリーグ、リールス所属だった日本代表GK川島永嗣(29)=現スタンダール・リエージュ=が、ゲルミナル・ベールショット戦で敵サポーターから福島での原発事故を連想させる「カワシマ、フクシマ!」の野次を浴び、川島自ら主審に抗議して試合を一時中断させる騒動があった。

 サッカー界では人種差別問題がはびこっており、国際サッカー連盟のゼップ・ブラッター会長(76)は対策の一環として、差別行為があったチームの勝ち点を剥奪するなどの処分を検討している。

5732チバQ:2013/02/04(月) 19:55:06
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201302040096.html
2013年2月4日18時13分
パラグアイ大統領選の候補者死亡、選挙活動の移動中にヘリ墜落
2月3日、パラグアイ北部で2日夜にヘリコプターが墜落し、搭乗していた大統領選の立候補者オビエド氏が死亡した。写真は同氏の選挙ポスター。アスンシオンで撮影(2013年 ロイター/Jorge Adorno)


 [アスンシオン 3日 ロイター] パラグアイ北部で2日夜、ヘリコプターが墜落し、搭乗していた大統領選の立候補者リノ・オビエド氏(69)が死亡した。

 同国の大統領選は4月に行われる予定で、選挙活動の移動でヘリに搭乗していたオビエド氏は、悪天候のなか首都アスンシオンに戻る最中だった。警察は3日、墜落したヘリの残骸から同氏の遺体を収容した。

 元軍人のオビエド氏は、独裁政権を終わらせた1989年のクーデターに関与しており、遺体が収容された3日はこのクーデターから24年を迎える節目の日だった。また同氏は、90年代にも国家転覆を画策したとして禁錮10年の判決を受けていた。

 世論調査によると、オビエド氏の支持率は大統領選の立候補者の中で4番目か5番目に高かった。

5733チバQ:2013/02/04(月) 20:03:59
http://www.asahi.com/international/update/0204/TKY201302040133.html
2013年2月4日15時10分
93年から議長のアラルコン氏引退 キューバ国会議員選
 【サンパウロ=岩田誠司】キューバの国会にあたる人民権力全国会議の総選挙が3日、実施された。議員定数と同じ612人が立候補しており、全員が当選する見込み。キューバ革命を経験し、1993年から同会議の議長を務めてきたアラルコン氏(75)は出馬しなかった。開票結果は4日にも発表されるとみられる。

 アラルコン氏の引退で、革命に参加した候補者は、フィデル・カストロ前国家評議会議長(86)を含む22人となる。候補者全体の平均年齢は48歳で、革命後に生まれた世代が約8割となった。

 人民権力全国会議は2月末に招集され、国権の最高機関である国家評議会のメンバーと議長が選ばれる見通しとなっている。

5734チバQ:2013/02/04(月) 20:09:02
http://mainichi.jp/select/news/20130205k0000m030062000c.html
イタリア総選挙:金融スキャンダルで民主党支持率に陰り
毎日新聞 2013年02月04日 20時03分

 【ローマ福島良典】イタリア総選挙(2月24〜25日)を3週間後に控え、経営不振に陥って公的資金投入を受けた大手銀行の金融スキャンダルが拡大し、政界に波紋を広げている。検察当局が捜査に着手する中、銀行と関係の深い中道左派・民主党の支持率に陰りが見え、大型減税を打ち出したベルルスコーニ前首相(76)の中道右派連合の追い上げを許している。支持率が伯仲し、上下両院で異なる会派が過半数を占める「ねじれ国会」となれば、新政権の基盤が弱体化するのは必至だ。

 イタリア3位のモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行の乱脈経営が1月下旬に明るみに出たのが発端。07年の中堅銀行アントンベネタ買収や、06〜09年のデリバティブ(金融派生商品)取引で最大7億2000万ユーロ(約900億円)の巨額損失を出す見通しだ。デリバティブ取引の相手方は野村ホールディングス、ドイツ銀行、米JPモルガン。

 地元メディアによると、検察当局は(1)シエナ銀行の当時の経営陣によるインサイダー取引や市場操作(2)アントンベネタ買収での贈収賄(3)イタリア銀行と規制当局のシエナ銀行に対する監督不行き届き−−の有無を調べている。今週、旧経営陣の関係者約10人から事情を聴くという。

 シエナ銀行が本拠を置くイタリア中北部シエナはベルサニ書記長(61)率いる民主党の牙城。民主党は銀行経営にも株主団体を通じて関与してきた。中道右派連合に属する北部地域政党「北部同盟」のマローニ党首は3日、「民主党は真相を解明すべきだ」と責任を追及した。

 約39億ユーロ(約4900億円)もの政府支援を受けるシエナ銀行のスキャンダルに国民の不満が募り、中道右派連合に有利に働いている。勢いに乗るベルルスコーニ氏は3日、北部ミラノの集会で「生涯最後の選挙戦に臨む」と宣言し、モンティ暫定首相(69)の下で導入された固定資産税の廃止と納税分還付などの政策を発表した。

 2日付イタリア紙の世論調査によると、自由国民と北部同盟を中心とする中道右派連合は支持率を27・8%に伸ばし、民主党率いる中道左派連合(32・8%)との差を5ポイントにまで縮めた。既成政党批判を展開する政治団体「五つ星運動」も国民の不満を吸収して支持率18%に台頭している。モンティ氏の中道勢力連合は14・2%と伸び悩んでいる。

 ◇中道左派連立政権誕生の公算大

 ミラノ大学のアルベルト・マルティネッリ名誉教授(政治学・社会学)

 総選挙では民主党のベルサニ書記長率いる中道左派連立政権が誕生する公算が大きい。だが、下院では過半数に達しても上院では取れない可能性があり、モンティ暫定首相(69)の中道勢力連合と組むことになるだろう。

 新政権ではモンティ内閣の財政緊縮策が継続されるが、より経済成長に力点を置いた措置が取られるだろう。国際投資家はモンティ氏が新政権でなんらかの役割を果たすことを期待しており、重量級の経済相や外相などに就く可能性がある。

 「五つ星運動」はきちんとした政策は持っておらず、ポピュリスト(大衆迎合主義者)的なメッセージを送るだけだが、彼らが展開している政党批判は正しい。五つ星運動はイタリア政党政治の旧弊の産物なのだ。

5735チバQ:2013/02/04(月) 20:38:10
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013020400013
新内閣の陣容発表=中央アフリカ
 【バンギAFP=時事】1月に反政府勢力との間で和平合意が成立した中央アフリカ共和国のチャンガイ首相は3日、合意に基づき発足する統一政府の内閣人事を発表した。国営メディアが報じた。財務相はチャンガイ首相が兼務するほか、国防相兼副首相には反政府勢力「セレカ」のジョトディア代表が就任。複数の主要ポストに野党や反政府勢力の幹部が名を連ねている。
 中央アフリカは、反政府勢力が2012年12月に攻勢を強め不安定化したが、周辺国の仲介で13年1月に統一政府を樹立する和平合意に至った。(2013/02/04-01:19)

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5736チバQ:2013/02/04(月) 20:40:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130204/asi13020420130001-n1.htm
豪安保戦略、抱えるジレンマ 日米との同盟深化も…最大貿易国・中国に配慮
2013.2.4 20:12 (1/2ページ)
 【シンガポール=青木伸行】オーストラリアのギラード政権は4日までに、国防の指針である初の「国家安全保障戦略」を策定した。主に中国の脅威を念頭にした米国や日本との軍事協力、サイバー攻撃への対応強化などが柱だ。ただ、対中脅威認識に関する記述は極めて抑制的で、最大の貿易相手国である中国が、「二律背反の存在」(国防省幹部)であることも印象づけている。豪州国内には対中政策との絡みで、日本との協力強化に水を差す論調も一部にみられる。

 国家安全保障戦略は戦略環境の基本認識として、オバマ米政権と同様、安保の中心軸はアジアに移行したと指摘している。

 米国との同盟関係強化では、合同訓練や「防衛貿易協力条約」、新型電子戦機の取得などを通じ相互運用性を高め、米海兵隊のローテーション展開などを支援することなどを掲げている。日本とは「日米豪3カ国の協力を通じ、包括的な戦略を構築する」など、主に“日米豪トライアングル”の観点から、協力を深化させる方針を示している。

 一方、中国に関する記述は、(1)軍事的な発展は経済成長の結果であり、自然なことだ(2)急速な軍備の近代化はある程度、地域の不確実性を高め、海洋の領有権争いを悪化させている(3)影響力を地域の平和と安定に活用するよう、中国に促す(4)豪州は中国との経済、政治、戦略対話の構築を追求する−などである。

 こうした「穏便」ともいえる表現は、豪中の相互貿易が1200億豪ドル(約11兆6千億円)にのぼる中、「中国を敵に回したくないし、現時点で中国は敵でもない。米国か中国かの選択ではない。中国を刺激しないよう細心の注意を払っている」(国防省幹部)という、実情と本音の反映だといえるだろう。

 しかし、野党・自由党のトニー・アボット党首は「中国に強い安保上の懸念を表明し、圧力をかけるべきだ」と批判する。

 日本との協力強化については、元国防副次官のヒュー・ホワイト氏が「東京(日本)が豪州との緊密な関係に大きな関心をもっているのは、中国ゆえだ。豪州の戦略的利益は日本とはまったく異なる。尖閣諸島(沖縄県)をめぐり日本を支援するために、豪州は中国と戦争をするのか」と、異論を差し挟んでいる。

 これに対し、豪戦略政策研究所のピーター・ジェニングス所長は、「より『普通の日本』を促すべきだ。(地域の)リスクは(日本の)再軍備にあるのではなく、(日本が)地域の安全保障に強い影響力をもてないことにある」と反論。オーストラリア国立大学のジョン・ブラックスランド教授も「日本は中国に対する均衡戦略において、不可欠な存在だ」と強調する。

5737チバQ:2013/02/04(月) 20:41:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130204/erp13020419210002-n1.htm
スペイン首相に不正資金疑惑 辞任求める声も
2013.2.4 19:16 (1/2ページ)

不正資金疑惑が浮上したスペインのラホイ首相
 【ベルリン=宮下日出男】スペインのラホイ首相が党への企業献金から不正に資金を受け取っていた疑惑が浮上した。首相は否定しているが、政府の緊縮財政などで痛みを強いられる国民の不満が高まっているさなかのスキャンダル疑惑だけに、野党や国民からは首相の辞任を求める声も強まっている。

 疑惑は、保守系与党の国民党が建設会社を中心に企業から受領した献金が、首相を含む党幹部らに不正に渡っていたとの内容。主要紙パイスが1月末、党会計担当者が保管していた手書きの明細書の写真とともに報じ、発覚した。

 報道によると、首相には1997年から2008年まで年間約2万5千ユーロ(約300万円)が支払われていたとされ、総額が30万ユーロ超に上る可能性もあるという。会計担当者は、09年までに約2200万ユーロの資金をスイスの銀行口座に隠していた疑惑で、すでに当局が捜査している。

 首相らに渡ったとされる献金も適正に申告処理されていれば、違法ではない。党側は1日に緊急会合を開き、疑惑を全面否定。党首でもあるラホイ首相は「無申告の金を受け取ったことも、分配したこともない」と述べ、自身の所得・資産を公開すると確約した。

 ラホイ首相は11年末の就任後、不動産バブル崩壊後の金融・財政不安解決のため、増税などによる財政健全化に取り組むが、経済低迷で高失業率などに悩む国民の政権への不満は強い。

 このため野党は「信頼される政府が必要だが、この政権はそうではない」と批判。国民の間では抗議デモが起き、インターネット上の辞任要求の請願の賛同者は75万人超に上る。疑惑で政権運営や財政健全化策に支障をきたせば、沈静化に向かう債務危機の新たな不安材料にもなりかねない。

5738チバQ:2013/02/05(火) 22:52:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130204-00000072-mai-eurp
<イタリア総選挙>金融スキャンダルで民主党支持率に陰り
毎日新聞 2月4日(月)20時3分配信

 【ローマ福島良典】イタリア総選挙(2月24〜25日)を3週間後に控え、経営不振に陥って公的資金投入を受けた大手銀行の金融スキャンダルが拡大し、政界に波紋を広げている。検察当局が捜査に着手する中、銀行と関係の深い中道左派・民主党の支持率に陰りが見え、大型減税を打ち出したベルルスコーニ前首相(76)の中道右派連合の追い上げを許している。支持率が伯仲し、上下両院で異なる会派が過半数を占める「ねじれ国会」となれば、新政権の基盤が弱体化するのは必至だ。

 イタリア3位のモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行の乱脈経営が1月下旬に明るみに出たのが発端。07年の中堅銀行アントンベネタ買収や、06〜09年のデリバティブ(金融派生商品)取引で最大7億2000万ユーロ(約900億円)の巨額損失を出す見通しだ。デリバティブ取引の相手方は野村ホールディングス、ドイツ銀行、米JPモルガン。

 地元メディアによると、検察当局は(1)シエナ銀行の当時の経営陣によるインサイダー取引や市場操作(2)アントンベネタ買収での贈収賄(3)イタリア銀行と規制当局のシエナ銀行に対する監督不行き届き−−の有無を調べている。今週、旧経営陣の関係者約10人から事情を聴くという。

 シエナ銀行が本拠を置くイタリア中北部シエナはベルサニ書記長(61)率いる民主党の牙城。民主党は銀行経営にも株主団体を通じて関与してきた。中道右派連合に属する北部地域政党「北部同盟」のマローニ党首は3日、「民主党は真相を解明すべきだ」と責任を追及した。

 約39億ユーロ(約4900億円)もの政府支援を受けるシエナ銀行のスキャンダルに国民の不満が募り、中道右派連合に有利に働いている。勢いに乗るベルルスコーニ氏は3日、北部ミラノの集会で「生涯最後の選挙戦に臨む」と宣言し、モンティ暫定首相(69)の下で導入された固定資産税の廃止と納税分還付などの政策を発表した。

 2日付イタリア紙の世論調査によると、自由国民と北部同盟を中心とする中道右派連合は支持率を27.8%に伸ばし、民主党率いる中道左派連合(32.8%)との差を5ポイントにまで縮めた。既成政党批判を展開する政治団体「五つ星運動」も国民の不満を吸収して支持率18%に台頭している。モンティ氏の中道勢力連合は14.2%と伸び悩んでいる。

 ◇中道左派連立政権誕生の公算大

 ミラノ大学のアルベルト・マルティネッリ名誉教授(政治学・社会学)

 総選挙では民主党のベルサニ書記長率いる中道左派連立政権が誕生する公算が大きい。だが、下院では過半数に達しても上院では取れない可能性があり、モンティ暫定首相の中道勢力連合と組むことになるだろう。

 新政権ではモンティ内閣の財政緊縮策が継続されるが、より経済成長に力点を置いた措置が取られるだろう。国際投資家はモンティ氏が新政権でなんらかの役割を果たすことを期待しており、重量級の経済相や外相などに就く可能性がある。

 「五つ星運動」はきちんとした政策は持っておらず、ポピュリスト(大衆迎合主義者)的なメッセージを送るだけだが、彼らが展開している既成政党批判は正しい。五つ星運動はイタリア政党政治の旧弊の産物なのだ。

5739チバQ:2013/02/07(木) 00:11:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130206/erp13020622130002-n1.htm
あと1年 国の威信かけ突貫工事、“プーチン流”に地元反発も
2013.2.6 22:10 (1/2ページ)

ソチ冬季五輪開幕まで7日であと1年となるのを前に、ロシア・ソチの空港に大きな五輪マークがお目見えした(共同)
 【ソチ=遠藤良介】ロシアが南部ソチで初めて自国開催する冬季五輪まで、7日でちょうど1年となった。プーチン大統領が2期目の2007年、会場建設をほぼゼロから行う壮大な計画を打ち出し、招致に成功した。現地では国の威信をかけた突貫工事が進められているものの、インフラ整備は全体的に遅れが目立ち、地元住民の意識とはかけ離れた巨大事業には不満の声も多く聞かれた。

 夏場の保養地として知られた黒海沿岸のソチ(人口約36万人)が急激な変貌を遂げている。郊外のアドレル地区では海岸沿いにスケート競技のスタジアム群が出現。約40キロ離れた山間部、クラスナヤ・ポリャーナ地区にはスキー競技施設やリゾート・ホテルが設けられ、同地区への鉄道敷設も急ピッチで進む。

 「ソ連という超大国の崩壊で人々は傷つき、国民を束ねる理念も失われた」。地元ジャーナリストのチトフ氏(36)はこう話し、「プーチン氏は五輪開催で大国の復活をアピールし、国民を束ねようと考えたのだ」と指摘する。

 五輪会場の建設を担う国策企業「オリンプストロイ」によれば、すでに競技会場はほぼ完成し、通信関連の整備とテスト大会の開催を並行して行っている段階。同社では「競技施設は全て国際水準に合致するものだ」と胸を張る。

 ただ、国家主導の大事業には非効率と腐敗がつきもので、競技施設以外では工事の遅れも目立つ。開会式などが行われる中央スタジアムはいまだ骨組みの段階で、周辺は陥没だらけの泥道だ。新設予定のホテル43軒のうち24軒は、五輪に間に合わない恐れがあると指摘されている。

 ソチ五輪の総費用が当初予定の5倍にあたる1兆5千億ルーブル(約4兆6900億円)に膨らみ、夏冬を通じた五輪史上で最高額となることも確実になった。

 プーチン流の“突貫五輪”で生活が一変した住民も多い。鉄道トンネルの建設予定地から家族が立ち退きを命じられたというブロフキナさん(48)は、「買ったばかりのアパートが当局側の査定で購入額の半分と評価された。こんな不公平なことはない」と憤りを隠さない。

 ソチ郊外のロー地区では、住民のクラフチェンコさん(53)が自宅裏手に出現した21ヘクタールの産業廃棄物の集積場に頭を悩ませていた。「あらゆる産廃が雑然と捨てられ、汚染水が約700メートル先の海に流れている。行政府から閉鎖命令を勝ち取ったが、まだ産廃搬入が続いている」という。

 ソチでは今も下水処理施設のない地域が多く、停電や断水も頻発する。地元住民には、五輪開催のメリットがなかなか見えてこないのが実情のようだ。

5740チバQ:2013/02/07(木) 00:21:01
http://mainichi.jp/select/news/20130207k0000m030057000c.html
エジプト:「露出衣装」も政権皮肉の材料に
毎日新聞 2013年02月06日 20時30分(最終更新 02月06日 23時35分)

 【カイロ秋山信一】エジプトのモルシ大統領の出身組織である穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の政党が参加した会議の関連イベントに、露出が多い衣装の女性歌手が出演したことがエジプトで話題になっている。インターネット上には動画がアップされ、「これが同胞団の目指す社会」などと皮肉るコメントがついている。経済の低迷を背景に反政権デモが激化する中、市民はネット上でも政権の“揚げ足取り”でストレスを解消しているようだ。

 会議は1月22日、エジプト東部にある紅海沿いのリゾート地ハルガダで開かれた。地方政府やロシアのメディアなどが共催し、同胞団系の自由公正党などの政党や観光関連団体が参加して、観光振興について協議した。

 問題となっているのは、会議後に開かれたパーティー。レバノン人の女性歌手が、上半身の露出が多いミニスカート姿でステージに立った。ステージ後方には会議に参加した団体のロゴマークが並んでいたが、その中に自由公正党のロゴが含まれていたことから話題になった。

 1月下旬にインターネットの動画投稿サイトで紹介されると、フェイスブックなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて広がった。モルシ大統領がステージで女性歌手と共演しているかのような合成写真も出回り、「シャリア(イスラム法)に反しない範囲でやってください」などと風刺している。

 イスラム教の聖典コーランには、女性は人前で肌をさらさないような服装をするよう求める記述がある。自由公正党の報道担当者は毎日新聞の取材に「党の関係者は会議後、帰った。イベントとは関係がない」と話した。

 エジプトでは若者を中心にSNSの利用は定着しており、ムバラク前政権を崩壊に追い込んだ中東の民主化要求運動「アラブの春」でも、民主化勢力が連帯する手段として注目された。

5741チバQ:2013/02/07(木) 00:22:31
http://mainichi.jp/select/news/20130206k0000e030149000c.html
エジプト:スンニ派指導者、訪問のイラン大統領に苦言
毎日新聞 2013年02月06日 10時42分(最終更新 02月06日 12時21分)


記者会見に臨むイランのアフマディネジャド大統領(前列左から2人目)とアズハル総長のタイエブ師(同右から2人目)=エジプトの首都カイロで2013年2月5日、秋山信一撮影
拡大写真 【カイロ秋山信一】イランのアフマディネジャド大統領は5日、イラン首脳としてイスラム革命(79年)後初めてエジプトを訪問し、首都カイロでイスラム教スンニ派の最高権威機関アズハルの総長タイエブ師と会談した。シーア派が大多数を占めるイランについて、タイエブ師から「スンニ派の権利が保障されていない」などと苦言を呈され、エジプトとの関係改善を狙うアフマディネジャド大統領は出はなをくじかれた格好だ。

 アフマディネジャド大統領は5日、カイロ国際空港で、エジプトのモルシ大統領の出迎えを受けた。午後にはタイエブ師と約2時間、会談した。

 アズハルによると、アフマディネジャド大統領は会談で「私は宗教学者ではないが、宗派の違いを超えたイスラムの統合について話したい。我々は今、統合を果たす義務を感じている」などと呼びかけた。

 これに対して、タイエブ師は「エジプトはスンニ派が多数の国だ。シーア派の拡大は望まない」と断言。さらに「(シーア派が多数を占める)バーレーンを含めたアラブ諸国の内政に、他国が干渉すべきではない」と述べ、中東での影響力拡大を狙うイランをけん制した。さらに内戦が続くシリア情勢についても「これ以上の流血を避けるため、速やかな行動が必要だ」と述べ、アサド政権擁護を続けるイランにくぎを刺した。

 会談後の記者会見で、大統領はなおも「エジプトとイランは歴史的に結びつきが強い。今回の訪問が2国間の新たな始まりとなるよう願っている」と友好姿勢を示したが、タイエブ師は「イスラムの統合には取り除くべき障壁が多い」と述べるにとどめた。

 エジプトがイスラエルとの和平路線をとった79年以降、イランとエジプトの関係は冷え切っていた。だが11年のムバラク政権崩壊以降は、シリア情勢を巡る対立などを抱えながらも、関係改善を模索している。アフマディネジャド大統領は6日にイスラム協力機構(OIC)の首脳会議に出席し、モルシ大統領とも会談する。

5742チバQ:2013/02/07(木) 00:29:02
http://www.asahi.com/international/update/0206/TKY201302060541.html
2013年2月6日23時35分
ドイツ教育相の博士号を剥奪 33年前の論文盗用で
 【ベルリン=松井健】ドイツのデュッセルドルフ大学哲学部の学部評議会は5日、アンネッテ・シャバーン教育・研究相の33年前の博士学位請求論文に盗用があったとして、博士号を剥奪(はくだつ)することを決めた。シャバーン氏は盗用を否定しているが、今年9月の総選挙を前に、メルケル首相の信頼が厚いシャバーン氏をめぐる与野党の争いが激化するのは必至だ。

 同評議会は、シャバーン氏が1980年の博士学位請求論文「人間と良心」で「自らのものではない思考を組織的、意図的に」使ったと判断した。ネット上で指摘があり、大学側が調査していた。シャバーン氏は「不注意なミス」を認めたが、盗用の意図は否定。野党が求める教育相辞任の意思もないとしている。メルケル政権ではグッテンベルク前国防相も2011年に博士論文盗用で政界引退に追い込まれた。

5743チバQ:2013/02/07(木) 22:39:27
http://mainichi.jp/select/news/20130207k0000e030145000c.html
チュニジア:制憲議会を解散し選挙へ 野党党首暗殺で混迷
毎日新聞 2013年02月07日 10時10分(最終更新 02月07日 12時01分)


 【カイロ秋山信一】チュニジアのジェバリ首相は6日夜、テレビ演説し、近く制憲議会を解散し、選挙をする方針を明らかにした。選挙までは、実務家による暫定内閣が政務にあたる。6日に野党指導者が自宅前で射殺され、反政権デモが起きるなど、与党への反発が強まったことを受けての判断とみられる。中東の民主化要求運動「アラブの春」の先駆けとなり、比較的安定していたチュニジアだが、にわかに混迷の度合いが増してきた。

 ジェバリ首相は演説で「内閣改造に関する政党間協議が不調に終わった。小規模な実務家内閣を作り、なるべく早期に選挙を実施する」と説明した。

 チュニスでは6日朝、少数政党「民主愛国党」のベルイード党首が自宅前で何者かに撃たれて死亡した。ベルイード氏は、イスラム原理主義組織への対策が不十分として、連立与党の最大勢力である穏健派イスラム政党アンナハダを批判していた。野党勢力は暗殺事件にアンナハダが関与した疑いを指摘したが、アンナハダは否定する声明を発表した。

 事件後、チュニジア各地で反政権デモが発生し、チュニスではアンナハダ本部が放火された。内務省によるとデモ隊との衝突で警察官1人が死亡した。

 チュニジアでは11年1月にベンアリ独裁政権が崩壊。10月の制憲議会選挙でアンナハダが第1党となり、中道政党などと連立与党を組んだ。しかし新憲法の制定は遅れており、最近では連立パートナーがアンナハダ出身の閣僚の交代を求めたため、連立内で協議を続けていた。

5744チバQ:2013/02/07(木) 22:40:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130207/mds13020701220000-n1.htm
チュニジア 世俗派指導者暗殺? 抗議デモ、治安部隊と衝突
2013.2.7 01:21 [政変・反政府デモ]
 【カイロ=大内清】チュニジアの首都チュニスで6日、世俗派野党指導者で弁護士のショクリ・ベルイード氏が自宅前で何者かの銃撃を受け殺害された。同氏の弟はフランス通信(AFP)に「兄は暗殺された」と語った。世俗派と対立するイスラム勢力による犯行の可能性がある。

 2011年1月のチュニジア政変を機に中東・北アフリカの独裁的な長期政権が次々と倒れる中、域内各地では、それまで強権で押さえ込まれてきた過激派を含むイスラム勢力が活動を活発化させ、世俗派と敵対するケースが目立っている。今回の事件は、「アラブの春」後の政治混乱がさらに暴力化しかねない懸念を浮き上がらせた格好だ。

 事件についてチュニジアのジェバリ首相は6日、「革命に対する暗殺だ」と非難。首相の出身母体であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の政党、アンナハダの指導者ガンヌーシ氏も、ベルイード氏殺害犯が「国に血の海を作ろうとしている」と述べた。ベルイード氏の親族は同党が黒幕だと主張しているが、ガンヌーシ氏は否定した。

 事件を受け、チュニスなどでは世俗派が抗議デモを行い治安部隊と衝突、一部はアンナハダの事務所などを襲撃した。チュニジアでは政変後の経済低迷で不満が噴出しやすい状況にあるほか、政府にシャリーア(イスラム法)導入を求める急進的イスラム勢力の集会も頻発しており、混乱が長期化する恐れもある。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130207/mds13020721080007-n1.htm
チュニジア内閣改造へ 暗殺事件受けガス抜き
2013.2.7 21:07

6日、チュニジアの首都チュニスで、警官隊と衝突するデモ隊(ロイター)
 【カイロ=大内清】世俗派野党指導者ベルイード氏の暗殺事件を受け、チュニジアの首都チュニスなどでは7日、世俗派が抗議ストを呼びかけた。これに先立つ6日夜、ジェバリ首相は実務家を中心とした内閣改造を行うと表明した。

 議会第1党で政権を主導するイスラム原理主義組織ムスリム同胞団系のアンナハダへの不満を緩和する狙いがあるとみられるが、時期は明示せず、混乱収拾につながるかは不透明だ。

 テレビ演説したジェバリ首相は、早期に議会を解散し総選挙を実施する考えも示した。ただ、選挙では組織力で勝るイスラム勢力が有利ともいわれるだけに、解散時期をめぐって世俗派との綱引きが続きそうだ。

 世俗派のデモ隊は、暗殺事件はアンナハダなどのイスラム勢力の仕業だと非難。チュニスでは6日、デモ隊から投石を受けた警官1人が死亡した。

5745チバQ:2013/02/07(木) 23:27:25
http://www.cnn.co.jp/world/35027917.html
イラン大統領に靴の「歓迎」 30年ぶりのエジプト訪問で
2013.02.07 Thu posted at 09:36 JST

カイロ(CNN) イランのアフマディネジャド大統領が訪問先のエジプトで、靴を投げつけられる事件があった。イスラム社会で靴を投げるのは、相手を強く侮辱する行為。イランの大統領がエジプトを訪問するのは約30年ぶりだった。

トルコのアナドル通信は、エジプトの首都カイロで支持者に囲まれてにこやかに握手を交わしていたアフマディネジャド大統領に対し、男が靴を投げつける映像を公開した。エジプトの検察によれば、靴を投げた男は数人いたという。

男のうち1人は、「おまえは私たちの兄弟を殺した」と叫んでいた。アナドル通信は、この男が投げた靴は警備員に当たったと伝えている。

検察は、この事件にかかわったとしてイスラム教スンニ派のサラフィ主義の男4人を拘束した。4人は500エジプトポンド(約7000円)を払って保釈されている。

サラフィ主義はスンニ派の教えに従い、シーア派がエジプトで政治活動を行うことに反対している。イランに対しては、スンニ派が多数を占めるエジプトで、シーア派に資金を供給してシーア派の教えを広めていると非難していた。

アフマディネジャド大統領はカイロでスンニ派の最高権威機関アズハルを訪問したほか、シーア派にゆかりの深い歴史的建造物のアルフセイン・モスクを訪れたと伝えられている。

5746チバQ:2013/02/08(金) 00:37:49
http://mainichi.jp/select/news/20130208k0000m030147000c.html
チュニジア:与党も首相案に反対 混乱広がる
毎日新聞 2013年02月07日 23時35分(最終更新 02月08日 00時10分)

 【カイロ秋山信一】チュニジア連立政権の最大与党である穏健派イスラム政党アンナハダのジャラシ副党首は7日、ジェバリ首相(同党出身)が6日に表明した実務者内閣の創設と早期の制憲議会選の実施に党として反対する方針を明らかにした。主要野党は制憲議会をボイコットするとして与党側を揺さぶっており、アンナハダに批判的な野党指導者の暗殺に端を発した混乱が政界にも広がっている。

 ジャラシ副党首は党のウェブサイトを通じて、首相案について「党の意見を聞かずに表明したもので、党としては同意できない」と述べた。アンナハダは11年10月の制憲議会選で第1党となり、中道政党などと連立政権を組んでいる。首相の出身政党から異論が出たことで、政権与党の混乱を露呈した格好だ。

 一方、世俗派野党連合「人民戦線」などは、首相案を大筋で歓迎し、憲法草案を策定中の今議会はボイコットする方針を明らかにした。

 チュニジアでは6日、少数政党の野党「民主愛国党」のベルイード党首が自宅前で射殺されたことを契機に、首都チュニスなどで大規模な反政権デモが発生。チュニスや南部ガフサでは7日もデモ隊と警官隊が衝突した。また労働組合は8日にゼネストを行うことを決めた。

5747チバQ:2013/02/11(月) 12:23:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130210/erp13021000220000-n1.htm
論文盗用の独教育相が辞任 3選目指すメルケル首相に打撃
2013.2.10 00:20

9日、ベルリンで記者会見に臨むドイツのメルケル首相(右)と、教育相を辞任したシャバン氏(ロイター)
 論文盗用を理由に哲学の博士号を剥奪されたドイツのシャバン教育相が9日、辞任した。ドイツのメディアが伝えた。シャバン氏はメルケル首相の側近の一人で、今年秋に予定される連邦議会(下院)選を経て3選を目指すメルケル氏にとって打撃になりそうだ。

 ニーダーザクセン州政府で科学相を務めるワンカ氏が後任に就く見通し。シャバン氏は「職務に支障をきたしてはならない」と辞任の理由を語る一方、「論文を盗用したことも、ごまかしたこともない」と訴えた。

 シャバン氏は1980年に「人間と良心」をテーマにした論文で博士号を取得。昨年4月にインターネット上で盗用疑惑が取りざたされ、デュッセルドルフ大学が調査。出典を明示せず、他人の論文を引用した箇所が多数あったとして盗用を認定、大学が博士号の剥奪を発表した。(共同)

5748チバQ:2013/02/11(月) 12:24:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130210/mds13021011480001-n1.htm
チュニジア首相 内閣改造失敗なら辞任
2013.2.10 11:46

チュニジアの首都チュニスで行われた与党アンナハダ支持のデモに参加した人々=9日(ロイター)
 チュニジアのジェバリ首相は9日、フランスのテレビ局に対し、野党指導者暗殺事件後の政治危機収拾に向け、党派色を排除した少人数の実務型への内閣改造を行うと表明、失敗したら首相を辞任するとして実現に強い決意を示した。

 ジェバリ氏が所属する与党第1党のイスラム政党アンナハダは、内閣は実務型でなくアンナハダが主導すべきだと主張し、党内不一致が露呈している。他の連立与党や野党の多くはジェバリ氏の方針を支持している。

 ジェバリ氏は「私は祖国を救う義務を感じている」と述べ、国内を二分するイスラム、世俗両勢力の対立激化を避けるため、実務型内閣が必要だと強調。アンナハダ出身者が現在務めている内務、法務、外務の重要ポストを含む全ての閣僚が、政党に所属しない人物であるべきだと述べた。(共同)

5749チバQ:2013/02/11(月) 12:24:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130210/erp13021017320004-n1.htm
ベルルスコーニ前首相陣営が猛追 モンティ首相は中道左派揺さぶり イタリア総選挙
2013.2.10 17:22

7日、ローマ市内での政治集会で笑顔をみせるベルルスコーニ前首相
 【ベルリン=宮下日出男】今月24、25日投票のイタリア総選挙まで2週間を切った。モンティ政権による経済・財政改革路線継承の是非が争点だが、ベルルスコーニ前首相率いる中道右派が大衆迎合的な政策を打ち出し、リードする中道左派を猛追。モンティ首相の中道連合は支持率が伸び悩む一方、新政権樹立でキャスチングボートを握る公算が高まっている。

 ベルルスコーニ前首相は3日の選挙集会で住宅課税を廃止し、納めた税金も払い戻す考えを表明した。モンティ首相が導入した同税は国民に不人気で、前首相は「国の過ちに対する償いだ」と強調。9日には自陣営内でも意見の割れる未納入の税金の支払い免除も主張。「改革疲れ」した有権者の取り込みを狙う。

 選挙前最後の各種世論調査によると、民主党のベルサーニ書記長率いる中道左派が平均支持率34・7%で首位。中道右派は29%で、一時10ポイント以上あった差を5ポイント台にまで急速に縮めた。モンティ首相の中道連合は13・6%で、反緊縮派の政治勢力「5つ星運動」(16%)にも後れをとる。

 この結果、中道左派は首位の政党連合が自動的に過半数を得る下院で勝利が確実視される一方、仕組みの異なる上院では、中道右派の支持率上昇で、過半数獲得は困難との予測が大勢。イタリアでは上下両院の権限に大きな差がなく、安定政権をつくるには、上院で中道連合などの協力を得るのが不可欠とされる。

 ベルサーニ書記長はこのため、改革路線継続を訴えるとともに、「得票率が49%なら、モンティ首相含む他勢力に頼る用意がある」と秋波を送る。だが、これに対してモンティ首相は中道左派内の反緊縮派の小党との連携解消を要求。「われわれに関心があるなら、ベルサーニ氏は取捨選択せねばらない」と強気の態度で揺さぶりをかけている。

5750チバQ:2013/02/11(月) 12:25:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130210/asi13021019260000-n1.htm
スイス当局、審理再開を拒否 ザルダリ政権有利に パキスタン大統領汚職問題
2013.2.10 19:24 (1/2ページ)
 【ニューデリー=岩田智雄】パキスタンのザルダリ大統領の汚職問題をめぐり、パキスタン当局者は10日、汚職事件の舞台となったスイスの司法当局が審理再開を拒否したと明らかにした。汚職追及を進めるためパキスタン最高裁がスイスでの審理再開を求めるよう命じ、これに反発するザルダリ政権との間で対立が深まっていたが、スイス側の判断で、大統領は追及をかわす結果となった。

 パキスタン法務省のアバシ事務官は産経新聞の取材に「スイス当局は、大統領に免責特権があると認めた」と述べた。

 この汚職問題は、1990年代にザルダリ氏と妻の故ブット元首相がスイスの銀行を使って1200万ドルの資金洗浄をしたというもの。2007年、当時のムシャラフ大統領は政権の弱体化からブット氏らの汚職に対する訴追を取り下げる国民和解令を出し、ブット氏は事実上の亡命生活を終えて帰国を果たした。

 その後こうした「政治上の手打ち」に最高裁が違憲判断を下し、ブット氏の暗殺後、大統領に選出されたザルダリ氏に対し、08年に凍結されたスイスでの事件審理を再開する手続きを進めるよう政府に命じた。

 政府は大統領には免責特権があるとして拒否。スイスに審理再開を求める手紙を送らなかったギラニ首相(当時)は昨年、最高裁から法廷侮辱罪で有罪判決を受け失職した。後任のアシュラフ首相は命令を受け入れ、昨年10月にスイスに手紙を送っていた。

 パキスタンでは来月以降、下院選挙が予定されているが、汚職問題の決着は、ザルダリ氏が共同総裁を務める与党パキスタン人民党(PPP)に追い風となる。ただし、物価高騰や電力不足に国民の不満は根強く、9月に任期を終える同氏が再選できなければ、免責特権を失う可能性もある。

5751チバQ:2013/02/11(月) 12:26:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130210/mds13021023020007-n1.htm
チュニジア中道第二党が連立離脱か 閣僚引き上げ、与党に圧力 ロイター通信報道
2013.2.10 23:01
 ロイター通信は、チュニジアのマルズーキ大統領の出身政党である与党第二党の中道左派「共和国評議会(CPR)」が10日、野党指導者暗殺事件への対応としての内閣改造が実現していないことを理由に、内閣から同党の閣僚を引き上げたと報じた。連立離脱とみられるが、正式発表はしていない。

 事実なら、内閣改造に抵抗している与党第一党のイスラム政党アンナハダに対して譲歩を迫る圧力となる。連立政権崩壊につながれば政局混迷が深まりそうだ。

 一方、ジェバリ首相は9日、フランスのテレビ局に対し、野党指導者暗殺事件後の政治危機収拾に向け、党派色を排除した少人数の実務型への内閣改造を数日以内に行うと表明、失敗すれば首相を辞任するとして実現に強い決意を示した。(共同)

5752チバQ:2013/02/11(月) 12:27:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130211/mds13021109170002-n1.htm
マリ北部の奪回都市で過激派と銃撃戦 仏軍ヘリ出動
2013.2.11 09:16

10日、マリ北部ガオで、イスラム過激派との銃撃戦で身を伏せるマリ軍兵士(AP=共同)
 西アフリカ・マリ北部の要衝都市ガオの中心部で10日、イスラム過激派とマリ軍との間で激しい銃撃戦が起きた。マリに軍事介入中のフランス軍のヘリコプターも出動した。AP通信などが伝えた。被害の詳細は不明。

 フランス軍とマリ軍は先月26日、過激派からガオを奪回。ただ8、9両日にガオの検問所で自爆テロが起きるなど、過激派はゲリラ攻撃を強めている。

 ガオは昨年来、過激派の一派「西アフリカ統一聖戦運動(MUJAO)」に制圧されていた。MUJAOは8日の自爆テロで犯行を認め、攻撃継続を予告していた。

 フランス軍の介入後、過激派はマリ北部の拠点都市から次々と撤退。過激派の幹部らはアルジェリア国境付近の山岳地帯に逃れたとみられ、フランス軍が掃討作戦を続けている。(共同)

5753チバQ:2013/02/11(月) 12:44:05
http://mainichi.jp/select/news/20130209k0000m030032000c.html
エジプト:反セクハラ運動が活発化 集団強姦事件契機に
毎日新聞 2013年02月08日 19時05分(最終更新 02月08日 19時24分)


 【カイロ秋山信一】エジプトで1月下旬に起きた集団強姦(ごうかん)事件を契機に、女性に対するセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)に抗議する運動が活発化している。背景には治安を掌握できないモルシ政権への強い不満があり、政権が女性の政治参加を阻むため、意図的にセクハラを黙認しているとの疑念まで生んでいる。国連は女性への暴力に懸念を表明し、政権に対策をとるよう求めた。

 「私たちは恥をかいた」「自由と公正はどこにいった」。6日午後4時、カイロの旧市街に集まった約200人の女性がシュプレヒコールを上げた。通りかかった中年男性が「夜に出歩く女性が悪いんじゃないか」と因縁をつけると、大学2年のラナ・ラシードさん(19)は「私たちには安全を求める権利がある」と大声で言い返した。

 人権活動家らが企画したデモには、フェイスブックなどを通じて参加者が集まった。きっかけはカイロのタハリール広場付近で1月25日夜、反政権デモの最中に起きた集団強姦事件だった。治安部隊は当時、デモ隊との衝突を避けるため、広場にはいなかった。

 被害女性は地元テレビの取材に「友達とタハリールにいたら、30代くらいの男たちに突然囲まれ、私だけが取り残された。怖くてずっと目を閉じていた。悪夢だった」と恐怖を語った。地元メディアによると、25日だけで約20人が体を触られるなどの被害にあったという。

 企画者の一人であるラシードさんは「モルシ政権は何も対策をとらない。女性への敬意がない」と話した。インテリアデザイナーのマハ・ガルバーウィさん(55)は「女性は社会を動かす原動力なのに軽視されている」と男性中心の社会構造を批判。大学2年の男性、ムスタファ・フリオさん(20)は「革命では女性が大きな役割を果たした。女性を反政権運動に参加させないために政権が暴力を放置している」と政権を非難した。

 こうした状況を受けて、女性の地位向上を目指す国連組織「UNウィメン」のバチェレ事務局長は1月31日に声明を発表し、「タハリール広場で起きた性犯罪事件など女性への暴力に対して、強く懸念している」と述べ、政権に治安確保や人権擁護を求めた。また若者グループなどが「反セクハラチーム」などを結成し、デモ会場を独自に巡回する動きも出ている。

 エジプトでは普段から混雑するバスなどで痴漢などの性犯罪が多発している。08年の女性団体の調査では、エジプト人女性の83%が言葉や身体的なセクハラを受けた経験があり、男性の62%がセクハラをしたことがあると答えた。11年にムバラク前政権を崩壊に追い込んだデモでは、取材中の米国人女性記者が強姦される事件が起きた。

5754チバQ:2013/02/11(月) 12:45:31
http://mainichi.jp/select/news/20130209k0000m030061000c.html
チェルケス人:シリア戦火逃れ 北カフカス帰郷相次ぐ
毎日新聞 2013年02月08日 20時31分(最終更新 02月08日 23時43分)

 内戦状態が続くシリアから、ロシアの北カフカス地方に移り住むチェルケス人が急増している。中東などに広範なコミュニティーを持つチェルケス人にとって北カフカスは、1世紀半前に帝政ロシアの圧迫で離れざるをえなかった「民族の故郷」。シリアの戦火が帰還の機運を高めている形だ。

 シリアの首都ダマスカスで技師として働いていたショウカットさん(68)は昨年春、妻イプティサムさん(63)、36歳と31歳の息子2人と北カフカスにあるカバルジノ・バルカル共和国の首都ナリチクに移住した。一家が暮らすのは、ソ連時代に建てられたサナトリウム(保養施設)の一室。施設はシリアからの帰還民に提供されており、現在38部屋に56人が滞在している。

 「曽祖父が今のシリアに逃れた。父から北カフカスが故郷であることを聞き、いつか戻りたいと思っていた。シリア情勢の悪化で帰還を決断した」とショウカットさん。仕事はまだ見つかっていないが、地元の人が食事などを支援してくれており、「不自由はしていない」と話す。

 在外チェルケス人の受け入れ支援のため08年に設立された地元の市民組織「前衛」によると、中東に住むチェルケス人の北カフカス移住はソ連崩壊前後から見られるようになり、年に100人程度が入ってきていた。だが、内戦激化に伴うシリアからの移住者が急増し、最も多いカバルジノ・バルカル共和国では昨年だけで約500人にのぼった。移住者は近隣のカラチャイ・チェルケス、アディゲ両共和国にも来ている。シリアでは今も約2000人のチェルケス人が帰還を希望しているという。

 しかし、移住後の環境は厳しい。「前衛」の代表でシリアからナリチクに移住したアフマド・スタシュさん(39)によると、帰還者はロシア語が話せず、日常生活や職探しで苦労するケースが多い。特に技能労働者はロシア語ができないと就労できず、「前衛」ではロシア語教室を開いてサポートしている。

 また、ロシア政府は国外のチェルケス人を「同胞」と認定していない。このため、ソ連崩壊で独立した共和国に住む「同胞」ロシア人が本国に移住する場合に受けられる公的支援を得られない。通常の外国移民と同じ扱いとなり、毎年の受け入れ枠が制限されている。居住許可に煩雑な行政手続きが必要で、さらに市民権を取るには最低5年かかるという。

 政権側がチェルケス人の受け入れに消極的な理由として、中東のイスラム過激主義や、逆に「アラブの春」のような民主化運動がロシアに広がることを警戒しているともいわれる。在外チェルケス人組織の一部は、来年2月にロシア南部ソチで開かれる冬季五輪について「1864年に帝政ロシアによるチェルケス人大虐殺が起きた場所だ」として反対しており、政権は神経をとがらせている。

 これに対し、スタシュ代表は「シリアのチェルケス人でアサド政権支持または反体制派支持の人はごく少数で、9割は政治的に中立だ」と話す。シリアの内戦が泥沼化するなか、「チェルケス人はロシアを唯一の『庇護(ひご)者』としてみている。政府は我々の声をもっと聞いてほしい」と積極的な支援を求めた。【ナリチク(ロシア南部)田中洋之、写真も】

 ◇チェルケス人とは
 北カフカスの先住民で、19世紀にカフカス征服を進めた帝政ロシアの迫害を受け、多くが当時のオスマントルコ領内に逃れた。主にイスラム教を信仰する。現在ロシアに78万人が住み、国外ではトルコ(約400万人)、ヨルダン(約12万人)、シリア(約9万人)のほか米国やドイツなどに計500万人以上が暮らしているといわれる。

5755チバQ:2013/02/11(月) 12:47:07
http://mainichi.jp/select/news/20130209k0000e030156000c.html
マリ:仏が北部キダル制圧に慎重 別の武装組織の管理下に
毎日新聞 2013年02月09日 11時17分(最終更新 02月09日 11時32分)

 【ヨハネスブルク服部正法、パリ宮川裕章】西アフリカ・マリでイスラム過激派の拠点都市を次々と奪還してきたフランス軍が、最後の主要拠点都市キダルで制圧に慎重姿勢を見せている。イスラム過激派とは別の反政府武装組織がキダルを管理下に置いたことを宣言し、仏軍との交渉・協力姿勢を見せているためだ。仏軍の姿勢に対し、武装組織を過激派と同一視するマリ世論からは、反発も出始めている。

 マリ北部を占拠していたイスラム過激派に対し、仏軍は先月11日にマリに軍事介入して以降、北部拠点を相次いで奪還。残る拠点都市キダルの空港を同29日夜に制圧した。

 キダルではイスラム過激派は撤退した模様だが、代わって遊牧民トゥアレグ人の世俗主義反政府武装組織「アザワド解放民族運動(MNLA)」が制圧を宣言し、仏軍に協力姿勢を示した。ルドリアン仏国防相は仏テレビに対し、キダルが仏軍や周辺国チャド軍の管理下にあるとしながら、仏軍はMNLAとは「機能的な関係にある」と、協力関係を認めた。

 仏側の慎重姿勢の背景には、フランス人の人質救出問題などが複雑に絡む。仏国防省は、マリ北部などで過激派に拉致された仏人7人が、キダル周辺の山岳地帯で拘束されているとの情報を得ている。MNLAは3日、過激派2幹部をアルジェリア国境付近で拘束したと発表。人質に関する有力情報を持つ可能性のある幹部の身柄を交渉材料に使いつつ、仏政府に協力態勢の構築を呼びかけているとみられる。

 一方、マリ国民の多くはフランスとMNLAの協力に反発を強めている。マリ北部の混乱は、MNLAの北部制圧で始まった経緯があるためだ。MNLAはその後、イスラム過激派に放逐されたが、双方にはトゥアレグ人が多く含まれ、マリの多数派の黒人の中にはトゥアレグ人自体への不信感が高まっている。1面に「MNLAとの交渉 ノー!」の大見出しを掲げる地元紙もある。バマコの男性(35)は毎日新聞の取材に「(軍事介入について)歓迎一色だったバマコ市民のフランスへの気持ちが変わりつつある」と指摘した。

5756チバQ:2013/02/11(月) 12:47:53
http://mainichi.jp/select/news/20130209k0000m030116000c.html
マリ:仏軍、北部山岳地帯到達 過激派は拠点で自爆テロ
毎日新聞 2013年02月09日 01時15分(最終更新 02月09日 08時46分)

 【ヨハネスブルク服部正法、パリ宮川裕章】西アフリカ・マリのイスラム過激派と戦闘を続けるフランス軍とチャド軍は7日、マリ北部キダルから160キロ北の山岳地帯にある都市アグロックに到達した。多数の過激派勢力が潜伏しているとみられる。一方、過激派は仏軍、マリ軍が奪還した拠点都市ガオ周辺で自爆テロなどで奇襲する戦術を取り始めており、ゲリラ戦の様相を強めつつある。仏軍などは奪還した都市の警備強化を急いでいる。

 マリ軍幹部はAFP通信に、仏・チャド軍部隊が7日夜、アグロックの巡回活動に入ったと明かした。仏軍報道官によると、仏航空部隊は数日間にわたり空爆を繰り返している。一方、ロイター通信によると、ガオの北約100キロにあるマリ軍の検問所で8日、バイクによる自爆テロがあり、兵士1人が軽傷を負った。

 仏軍とマリ軍は1月27日にガオを奪還したが、過激派は都市部になお潜入している可能性が指摘されている。仏軍報道官は7日、「ガオの治安確保作戦を現在展開中だ」と述べ、ゲリラ戦術への警戒強化を示唆した。

5757チバQ:2013/02/11(月) 12:49:01
http://mainichi.jp/select/news/20130211mog00m030001000c.html
魔女狩り:20歳女性が焼き殺される パプアニューギニア
2013年02月11日

 ◇現場で警官も制止できず
 【ジャカルタ佐藤賢二郎】南太平洋・パプアニューギニア西部の山岳部にあるマウントハーゲンで6日、他人の子供を魔術で殺したとして20歳の女性が群衆に焼き殺された。同国は魔術を違法としているが、魔術を信じる風潮が残り「魔女狩り」が後を絶たない。国連人権高等弁務官事務所は同国政府に「このような犯罪を止め、加害者を裁き、国際法に従って迅速かつ公平な調査を実施する」よう求めた。

 AP通信などによると、きっかけは5日に病院で病死した男児(6)の親族が、ケパリ・レニアータさん(20)という女性の魔術で殺されたと主張したこと。レニアータさんは翌朝、子供を含む多数の住民環視の中、服をはぎ取られ、焼きごてを当てられた。縛られたままガソリンをかけられ、ごみやタイヤの山の上で火を付けられ焼死した。

 警察官がいたが、制止できず、誰も逮捕できていない。レニアータさんの夫も容疑者に含まれているとされるが、男児の親族との関係は不明。レニアータさんが殺害を認めたとの情報もある。

 約800の部族から成るパプアでは精霊信仰が残る。政府は71年に法律で魔術を禁じたが、人口の8割は今も信じているとされる。マウントハーゲンでは09年にも若い女性が火あぶりにされた。一方、貧困によるストレスが魔術を口実にした弱者攻撃の要因になっているとの指摘もある。

5758チバQ:2013/02/11(月) 12:57:54
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&amp;k=2013021000139
出ていけフランス!=今度は与党側がデモ−チュニジア

9日、チュニスで行われた反フランスのデモ(EPA=時事) 【チュニスAFP=時事】「出て行け、フランス」「フランスにはうんざり」「植民地には戻らない」。野党指導者暗殺で反政府デモが起きていたチュニジアで9日、一転して与党の穏健派イスラム政党アンナハダ支持者による反仏デモが起きた。
 殺された野党指導者はチュニジア政界世俗主義の筆頭格で、バルス仏内相は暗殺を「イスラム主義者のファシズム」によるものと非難していた。これに怒ったアンナハダ支持者3000人以上がチュニス中心部に集結し「フランスの干渉」を許すなと気勢を上げた。(2013/02/10-18:19)

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5759チバQ:2013/02/11(月) 13:03:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date4&amp;k=2013020800730
「パルマ公」名乗るな=疑惑の王族に地元反発−スペイン

カルロス・スペイン国王の次女の夫である「パルマ公」ウルダンガリン氏=1月27日、バルセロナ(AFP=時事) 【マドリードAFP=時事】地中海にあるスペイン領マジョルカ島の中心都市パルマデマジョルカ市が、カルロス国王に対し「パルマ公」の称号を娘婿に使わせないよう求めている。国王の次女クリスティーナ王女の夫イニャキ・ウルダンガリン氏には現在、横領と脱税疑惑が浮上中。さらに1月になり「パルマ公」をスペイン語の性的隠語になぞらえた電子メールを王宮職員に送っていたことが報道で暴かれ、パルマ市民の堪忍袋の緒が切れた。
 パルマ市報道官は、本来「パルマ公」はクリスティーナ王女のもので「婿殿とは関係ない。使わないでもらいたい」と訴える。相次ぐ醜聞で「子供にまねさせたくない振る舞いと無思慮が市名と一緒に報じられている」と嘆く。市議会は市内の「パルマ公通り」の改名も決めた。(2013/02/08-16:54)

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5760チバQ:2013/02/11(月) 20:51:52
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013021100210
ローマ法王、28日に退位=高齢が理由、後継者決定まで空席−バチカン

ローマ法王ベネディクト16世=6日、バチカン市(AFP=時事) 【ジュネーブ時事】ローマ法王ベネディクト16世(85)は11日、声明を出し、高齢を理由に28日午後8時(日本時間3月1日午前4時)をもって退位する考えを表明した。バチカン(ローマ法王庁)が明らかにした。欧州メディアが11日、一斉に伝えた。
 ロイター通信によると、退位はローマ法王自らの意思で決めた。退位が持つ「意味の重さは十分分かっている」とも法王は強調している。バチカンによると、後継者が決まるまで法王の座は空席となる。ただ、空席の期間は「できる限り短くする」方針という。(2013/02/11-20:32)

http://www.asahi.com/international/update/0211/TKY201302110235.html
2013年2月11日20時20分
ローマ法王、退位を表明か 地元通信社が報道
 【ローマ=石田博士】ANSA通信は11日、第265代ローマ法王ベネディクト16世(85)が、28日に退位をする意向を表明した、と伝えた。事実とすれば、法王は原則として終身制であり、辞任は極めて異例だ。高齢の法王は循環器系の持病があるとされ、自らの意思が鮮明なうちに後継者に責務を託すことを決断した可能性もある。

 同通信によると、法王は「職務を重荷と感じるようになり、長い間考えてきた」などと語っているという。

5761チバQ:2013/02/11(月) 23:45:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130211/erp13021122180001-n1.htm
ローマ法王が28日に退位 高齢理由「自己意思で」600年ぶり 3月末までに新法王選出へ
2013.2.11 22:13 [欧州]

2005年4月、バチカンのサンピエトロ広場で、ローマ法王の就任式に臨むベネディクト16世(ロイター=共同)
 【ベルリン=宮下日出男】イタリアからの報道によると、ローマ法王ベネディクト16世(85)は11日、枢機卿会議で今月28日で法王を退位する意向を表明した。高齢で法王の職務の重責を果たせなくなったことが理由としている。法王は事実上の終身職であり、存命中の退位は極めて異例。「自己の意思による退位」は1415年のグレゴリウス12世以来、約600年ぶりとみられる。

 ローマ法王庁(バチカン)報道官は3月末の復活祭までに新法王が選出されるとの見通しを示した。

 ベネディクト16世はこの日の枢機卿会議で、「神の前で繰り返し検討したが、高齢により、私の力は職務遂行にふさわしくないとの確信を得た」と述べ、退位の意向を伝達。後任選出のための法王選挙(コンクラーベ)の開催を要請した。

 ベネディクト16世はドイツ・バイエルン州出身。ミュンヘン大などで哲学や神学を修めた。1977年に枢機卿、81年に法王庁教理省長官に。2005年4月2日、先代のヨハネ・パウロ2世が死去した後、同19日、コンクラーベで第265代の法王に選出された。法王はローマ・カトリック教会の最高位者であり、バチカン市国の元首でもある。

 ベネディクト16世の法王就位後の法王庁をめぐっては、2012年1月以降、公共事業をめぐる不正などを示す内部文書が相次いでメディアに漏洩(ろうえい)し、「バチリークス」と呼ばれた。法王の身の回りの世話をしてきた男が昨年5月、機密書類を盗んだ容疑で逮捕され、10月に禁錮18月の判決を受けた。一連の騒動は、法王庁内部の権力闘争の結果との臆測を呼んでいた。

5762チバQ:2013/02/11(月) 23:46:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130211/erp13021122440002-n1.htm
教会の利益考え判断 退位、近現代では例なし
2013.2.11 22:42

枢機卿会議で退位を表明するローマ法王ベネディクト16世=11日、バチカン(AP)
 ローマ法王ベネディクト16世(85)が11日、突然退位の意向を表明した。歴代法王の中には過去に任期途中で引退した例もあったが、実質的に終身制の法王の退位は近現代では例がない。高齢のため職務遂行に限界を覚え、カトリック教会全体の利益を考えて身を引いたとみられる。

 過去にはローマとフランス・アビニョンに法王庁が分裂し、法王が3人乱立していた時代に、分裂解消に伴って1415年、グレゴリオ12世が退位に同意。法王が任期途中に引退するのはこれ以来とみられる。

 前法王ヨハネ・パウロ2世は晩年、パーキンソン病を患い、職務遂行が困難になったが2005年に亡くなるまで法王職にとどまった。前法王の困難な状況を間近で目撃したベネディクト16世は以前から、職務を果たせない健康状態になったら辞める意向を示唆していた。(共同)

5763チバQ:2013/02/12(火) 21:49:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130212/erp13021210300002-n1.htm
【ローマ法王退位】
伝統価値重視の法王、難しい舵取り
2013.2.12 10:28 (1/2ページ)

 【ベルリン=宮下日出男】ローマ法王ベネディクト16世(85)が11日、在位期間わずか約8年で退位することになった。カトリックの伝統的価値を重んじた法王はこの間、その信仰の再活性化に努めた。ただ、価値観が多様化する国際社会で保守的な発言が批判を招いたこともある。カトリック教会内部の醜聞にも見舞われ、難しいかじ取りを迫られた。

 法王が同日の枢機卿会議で退位表明したことを受け開かれたローマ法王庁(バチカン)の記者会見。報道官は「われわれも驚いている」と率直に語り、法王本人の決断であることを強調した。

 ただ、法王の退位決断に伏線がなかったわけではない。法王は2010年に出版された本で「体力的、心理的、精神的」に限界であれば引退する考えを示唆。一昨年秋頃からはサンピエトロ大聖堂のミサで車輪付きの台座で移動する姿がみられるようになり、体力の衰えも指摘されていた。

 出身国ドイツのミュンヘン大学などで哲学と神学を学び、大学教授として神学や教義を教えもした。1981年以降、法王となるまでは教義に関する業務を担う教理省長官を務め、教義に厳格な姿勢で知られた。

 法王は在任中も家族や生命を重視するカトリックの伝統的価値観を堅持し、中絶や同性婚、安楽死に反対する一方、昨年末には短文投稿サイト「ツイッター」で信者と交流を始めるなど、その信仰の一段の普及に力を注いだ。

 また、ユダヤ人全体がイエス・キリストの死に対する責任を負うとの見解を否定し、ユダヤ教との関係改善にも寄与。ロシアとの外交関係も樹立させ、東方正教会とカトリック教会の歴史的な和解に向けた動きとして注目された。

 ただ、「学者的」(現地筋)ともされる言動が、保守的な姿勢と相まり誤解を招くこともあった。06年にはイスラム教の教えを「邪悪」とする歴史上の発言を引用し、イスラム社会が反発。エイズウイルス(HIV)感染防止目的のための避妊具使用を否定し、批判を浴びたこともある。

 聖職者による未成年者への性的虐待事件も相次ぎ発覚し、対応が批判されもした。昨年、法王庁の内部文書が流出した事件では元執事が有罪判決を受けた。法王庁内部の権力闘争もささやかれ、前法王ヨハネ・パウロ2世に比べて「カリスマに欠ける」ともされた法王の心労が重なっていた可能性もある。

5764チバQ:2013/02/12(火) 22:03:04
http://mainichi.jp/select/news/20130213k0000m030058000c.html
マリ:北部拠点都市で過激派の反撃続く ゲリラ戦本格派へ
毎日新聞 2013年02月12日 20時43分

 【ヨハネスブルク服部正法、パリ宮川裕章】フランス軍などがイスラム過激派から奪還した西アフリカ・マリ北部の拠点都市ガオで先週末、自爆テロや市中心部のマリ政府軍への攻撃が相次いだ。仏軍とマリ軍が一帯を管理下に置いて混乱は収束した模様だが、過激派はゲリラ戦術を本格的に開始したと見られ、今後も都市部でテロ攻撃などが続く可能性が高まってきた。

 AP通信などによると、ガオ北郊にあるマリ軍の検問所で8日、バイクによる自爆テロがあった。自爆したのは18歳のアラブ系の少年で、地元住民らは、少年がガオ市内の過激派の隠れ家にしばらく住んでおり、そこにはアルジェリア人質事件の際、犯行声明を出した「イスラム聖戦士血盟団」のベルモフタール司令官らも滞在していたと指摘している。翌9日にも同じ検問所でアラブ系と見られる男が自爆し、政府軍兵士1人が負傷した。

 10日には過激派の一団がガオの中心部に侵入し、マリ軍を攻撃して戦闘となった。AFP通信によると、この戦闘で少なくとも過激派戦闘員2人、住民3人が死亡した。

 11日に仏軍が市内の過激派拠点を空爆し、周辺を制圧した模様。自爆テロとマリ軍への攻撃についてはいずれも、ガオを占拠していた過激派の一派「西アフリカ統一聖戦運動(MUJAO)」が実行を表明している。MUJAOはニジェール川をボートなどで渡り、ガオに侵入したとみられるという。

 マリ北部は昨年からイスラム過激派に占拠されてきたが、先月11日に仏軍が軍事介入し、仏軍とマリ軍が北進。同27日にガオ、同28日にトンブクトゥと北部の過激派拠点都市を次々奪還してきた。しかし、この奪還過程で戦闘はほとんどなく、過激派は都市部から早々に撤退していた。このため、戦力を温存した過激派がテロ攻撃や奇襲と撤退を繰り返すゲリラ戦術をとる可能性が指摘されていた。ガオでの一連の攻撃は、このゲリラ戦の開始をうかがわせるもので、今後別の都市にも波及する恐れもある。

5765チバQ:2013/02/12(火) 22:04:01
http://mainichi.jp/select/news/20130212k0000e030063000c.html
ローマ法王:スキャンダルの中 開かれた教会実現に腐心
毎日新聞 2013年02月12日 11時06分(最終更新 02月12日 13時48分)


虐殺の犠牲者追悼のためポーランドのアウシュビッツ強制収容所跡地を訪れたローマ法王ベネディクト16世=2006年5月、AP
拡大写真 【ローマ福島良典】11日に退位の意向を表明したローマ法王ベネディクト16世は、バチカン(ローマ法王庁)がスキャンダルに揺れる中で退場の道を選んだ。保守的な考えを前面に打ち出す一方で、他宗教との対話やITを活用した情報発信を通じて「開かれた教会」の実現にも腐心した法王だった。

 法王デビューはつまずきから始まった。即位の翌06年にドイツの大学で講演した際、イスラム教の預言者ムハンマドが「邪悪と残酷さをもたらした」とのビザンチン帝国皇帝の言葉を引用、「ジハード(聖戦)は神に反する」と述べ、イスラム世界の反発を招いた。

 だが、その後、イスラム諸国との関係改善に乗り出し、トルコ訪問ではモスク(イスラム礼拝堂)を訪れ、大歓迎を受けた。09年にはロシアとバチカンの外交関係を樹立し、11世紀に分裂した東方正教会との和解に道筋を付けた。

 先代のヨハネ・パウロ2世に比べ、カリスマ性に欠けると言われてきた法王。バチカン高官は両者の相違について「ポーランドの純粋なカトリック社会で育った前国王に比べ、プロテスタントなどの信徒が多いドイツ出身の現国王は他宗教のことを気にかけてきた」と指摘する。

 ベネディクト16世を知る人々は法王の人柄を「優しい」「礼儀正しい」と形容する。海外からの訪問者は丁重にもてなすのが通例だ。カトリック教会の聖職者による未成年者の性的虐待が欧米で明らかになった事件では「教会内の罪」に立ち向かう必要性を強調し、被害者に謝罪した。

 だが、スキャンダルへの対応では法王の優しさが「あだ」となるケースもあった。バチカンの秘密文書を持ち出して有罪判決を受けた元執事に昨年末のクリスマス前に恩赦を与えた際には、バチカン内部からも「恩赦の必要はないのでは」と疑問の声が出た。

 最近では現代社会のあり方に警鐘を鳴らす場面が目立った。同性愛者同士の「結婚」を通常の結婚と同列視することに異を唱える立場を堅持。また、ツイッターでの情報発信を始める一方、ハイテク社会を生きる現代人が陥りがちな自己中心主義を批判するなど、グローバル化時代への対応に苦慮するバチカンの姿も浮き彫りになった。

5766チバQ:2013/02/13(水) 23:31:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130213/erp13021309310002-n1.htm
元大統領に禁錮24年 キルギス政変流血で訴追
2013.2.13 09:29
 2010年のキルギス政変で流血を招いた責任があるなどとして訴追されていたバキエフ元大統領に対し、首都ビシケクの軍事法廷は12日、職権乱用罪で禁錮24年の判決を言い渡した。大統領警護隊を率いた元大統領の弟は計画殺人罪などで終身刑。タス通信などが伝えた。

 2人はベラルーシに亡命しており、共に欠席裁判だった。同国はこれまで身柄引き渡し要請に応じていない。罪状の詳細は明らかにされていない。弟は元大統領とたもとを分かち、野党入りしようとした元大統領府長官の殺害を命じた罪で起訴されていた。

 10年4月7日、強権姿勢を強めていたバキエフ氏の政権に抗議する野党勢力のデモ隊と警護隊が衝突。タス通信によると警護隊の発砲などで同日、97人が死亡し、約500人が負傷した。その後、同政権は崩壊した。(共同)

5767チバQ:2013/02/14(木) 20:00:48
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130214/mcb1302140503009-n1.htm
伊前首相、快進撃ブレーキも 法王譲位でかすむ選挙戦2013.2.14 05:00

 ローマ法王ベネディクト16世が譲位を表明したことを受け、今月下旬のイタリア議会選挙を控え快調に支持を伸ばしていたベルルスコーニ前首相の躍進にブレーキがかかる可能性が高まっている。法王譲位が国内報道を独占してしまい、前首相の強みであるメディアでのキャンペーンが思うに任せないからだ。

 政治論説家のルイージ・クレスピ氏は「選挙キャンペーンは2月1日午前11時46分に幕を閉じた」と解説した。これはベネディクト16世が譲位を表明した時間。

 2月24、25日の投票日まで2週間弱の時期に、新聞やテレビは600年で初めての法王譲位のニュース一色になり、選挙戦はかすんでしまった。法王庁の発表は世論調査が禁止期間に入った2日後だったため、影響は推し量りにくいが、ローマのルイス・ギド・カルリ大学のジョバンニ・オルシナ教授は「ベルルスコーニ氏は得票数を伸ばすためにメディアへの幅広い露出を必要としている。今日選挙が行われれば同氏は負けるのではないか」と分析。「メディアが別の話題で多忙だという事実は確実に同氏に不利だ」と話した。(ブルームバーグ Chiara Vasarri)

5768チバQ:2013/02/15(金) 22:19:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130214/mds13021421460007-n1.htm
マリ武装勢力、反攻強める 自爆テロやゲリラ戦術 仏の介入から1カ月
2013.2.14 21:45
 【ベルリン=宮下日出男】フランスがイスラム過激派武装勢力掃討のため軍事介入した西アフリカ・マリで、武装勢力が自爆テロやゲリラ戦術を駆使して反攻を強めている。軍事介入から1カ月以上が経過、これまで北部奪回で成果を挙げてきた仏軍だが、反撃が本格化すれば、「出口戦略」にも影響を及ぼしかねない。

 カナダのベアード外相は12日、「アフガニスタンのような所に踏み入るつもりはない」と強調。仏軍に輸送機を提供するものの、マリに部隊を派遣する考えを否定した。外相の念頭には、仏軍とマリ軍が制圧したはずの拠点都市で、最近強まっている武装勢力の反撃に対する懸念がある。

 北部の要衝ガオでは町境の検問所付近で8、9日の2日連続で自爆テロが発生し、10日にはマリ軍と武装勢力が衝突。北部の拠点都市の奪回後、初の大規模な市街戦となり、少なくとも武装勢力3人、民間人3人が死亡した。

 ロイター通信によると、武装勢力は自爆テロの混乱を突き、ガオに侵入。警察施設に潜んだ上、マリ軍を急襲した。武装勢力の「西アフリカの唯一神と聖戦運動(MUJAO)」が攻撃を認め、さらに攻撃を継続する声明を出した。

 仏軍は現在、アルジェリア国境に近いテッサリトを制圧し、武装勢力が潜伏するとされる付近の山岳地帯の捜索にあたる。だが、武装勢力のガオ襲撃は戦線拡大の一方で、後方拠点を守る困難さを示した。自爆テロ前にはガオ郊外で過激派が仕掛けたとみられる地雷が爆発し、民間人が犠牲となっている。

 フランスは3月にも7千人のマリ駐留部隊を縮小させたい考えで、オランド仏大統領は「テロリストに占領されている町はなく、本格的な攻撃能力を持つ集団もいない」と強調する。だが、軍事作戦を引き継ぐマリ周辺国部隊の準備はまだ整っておらず、仏軍がゲリラ戦に引きずり込まれる恐れも否定できない。

 南アフリカのシンクタンク、安全保障研究所のジャッキ・シリアス所長は「武装勢力は弱点を見つけてくる。今後の反撃は一段と複雑で厄介になってくるだろう」との見解を示している。

5769チバQ:2013/02/15(金) 22:22:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130215/erp13021516090003-n1.htm
隕石落下、100人超負傷 ロシア・ウラル地方
2013.2.15 16:09 [自然災害]
 ロシア非常事態省などによると、ウラル地方チェリャビンスク州で15日午前9時20分(日本時間午後0時20分)ごろ、隕石が落下し、学校のガラスを割るなどして100人超が負傷し、病院で手当てを受けた。重傷者はおらず、死者の情報はない。

 地元住民によると、同州の上空で閃光が光った後に5、6回の爆発音が聞こえたため、一時は「飛行機が上空で爆発したのか」「ミサイルが飛んで来たのか」などと騒ぎになったという。

 非常事態省は地元住民に対し、パニックに陥らないように呼び掛けた。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130215/erp13021517490005-n1.htm
恐怖に立ちすくむ住民 爆風と震動、大混乱
2013.2.15 17:36

 轟音(ごうおん)とともにウラルの空が激しく明滅した。白煙の帯が大蛇のようにうねる。突然、隕石が落下したロシア南部チェリャビンスクの住民は15日、何が起きたか分からず恐怖に立ちすくんだ。

 爆風が大気を激しく震動させた。ガラスが割れる音と悲鳴が交錯した。ロシアのテレビは割れたガラスの破片で首筋を切り、血まみれとなった男性の姿を映し出した。病院には手当を求める人々が押し寄せ、街は大混乱に陥った。

 朝の通勤時間だったため、外にいた多くの住民が閃光を浴びた。

 ロシアのメディアは当初「飛行機が空中爆発した」と至急報で伝えた。「ミサイルか」。隕石落下と判明するまで、さまざまなうわさが飛び交い、人々は不安感を募らせた。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130215/erp13021520470009-n1.htm
朝の始業時間時、百万都市を襲う 氷点下の街で窓ガラス割れ 流言飛語も
2013.2.15 20:42

 冬の空が一瞬真っ白になり、大地が揺れるようなごう音が響いた。大気が激しく振動し窓ガラスが一斉に砕けた。ロシア南部のチェリャビンスク州に15日に突如落下した隕石は、始業時間帯の百万都市を大混乱に陥れた。

 目がくらむような球状の光が低い空を高速で走り、青い空に白い煙が二筋、三筋と太く尾を引いた。

 ロシアのテレビは、ガラスの切り傷で血まみれになった市民の映像を映し出した。この日のチェリャビンスクは氷点下10度近く。破れた窓ガラスから凍るような空気が吹き込んだ。

 けが人は各地で計約500人。命にかかわる傷を受けた住民はいないもようだが、予想もしなかった天変地異で、ロシア鉄鋼業の中核を成す工業都市は一時まひ状態に。

 「夜にまた隕石が降ってくる」。さまざまな流言飛語がインターネット上を飛び交った。チェリャビンスク州のユレビッチ知事はテレビで、市民に落ち着くよう求めたが、人々の動揺は終日続いた。(共同)

5770チバQ:2013/02/15(金) 22:26:33
http://mainichi.jp/select/news/20130216k0000m030039000c.html
キプロス大統領選:17日投開票 経済再生策が争点
毎日新聞 2013年02月15日 18時46分

 【エルサレム花岡洋二】地中海に浮かぶキプロス共和国(ギリシャ系)で17日、任期満了に伴う大統領選が投開票される。債務危機に直面するキプロスは、欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)に金融支援を要請しており、支援の前提となる経済再生策が争点となっている。

 立候補者は11人で、即日開票の結果、過半数に達する候補がなければ、上位2人による決選投票が24日に実施される。最大野党の右派・民主運動党のアナスタシアディス党首(66)▽与党の左派・労働人民進歩党が推す無所属のマラス元保健相(45)▽無所属のリリカス元外相(52)−−の3人が有力だ。中でもアナスタシアディス氏が優勢で、第1回投票で当選する可能性もある。

 小国キプロスは、経済的な依存度の高いギリシャの経済危機のあおりで金融危機に陥り、昨年6月、EUなどに支援を要請。昨年末、銀行部門に資本注入して政府を財政支援することでほぼ合意に達したが、キプロスの再生計画など条件の最終決定は新政権樹立後に持ち越された。

5771チバQ:2013/02/15(金) 22:27:07
http://mainichi.jp/select/news/20130216k0000m030025000c.html
ローマ法王:バチカン内紛、後継選びに影響も
毎日新聞 2013年02月15日 18時22分(最終更新 02月15日 20時56分)

 【ローマ福島良典】退位を表明したばかりのローマ法王ベネディクト16世(85)が「お膝元」であるバチカン(ローマ法王庁)の内部対立をいさめ、キリスト教カトリック界に波紋を広げている。専門家の間では、法王庁を舞台に展開されてきたイタリア人枢機卿間の権力闘争を指しているとの見方が有力だ。内紛の根深さが退位理由の一つとの観測も浮上しており、3月中旬の次期法王選びにも影響を与えそうだ。

 法王は13日にバチカンのサンピエトロ大聖堂でキリストの受難をしのぶ「灰の水曜日」のミサをささげた際、「教会の一体性を損なう罪」「教会内の分裂」に警鐘を鳴らし、「自己中心主義と内部対立」を克服するよう呼びかけた。

 バチカン日刊機関紙オッセルバトーレ・ロマーノの副編集長を長年務めたジャン・フランコ・スビデルコスキー氏(76)は14日、毎日新聞の取材に、法王の批判は法王庁国務長官(首相)のタルチジオ・ベルトーネ枢機卿(78)と、前国務長官のアンジェロ・ソダーノ首席枢機卿(85)の対立に向けられていると見方を示した。

 国務省は法王庁の最高行政機関で、法王を補佐し、バチカン統治にあたる。ソダーノ氏は1991年から前法王ヨハネ・パウロ2世の懐刀として約15年間、国務長官を務めた。代わって2006年9月に長官に就任したベルトーネ氏は国務省からソダーノ氏に近い人物を追放したという。

 ベルトーネ氏に対しては近年、スキャンダルへの対応のまずさなどに不満を抱く聖職者から辞任を求める声が出ていた。昨年、法王あての内部告発文書が漏えいした事件は、反感を抱くグループによる「ベルトーネ氏追い落とし」が狙いではないかとの観測が流れた。

 ベルトーネ、ソダーノ両氏は3月中旬の法王選挙会議(コンクラーベ)に向けカギを握る人物でもある。ベルトーネ氏は法王空位期間を取り仕切る「カメルレンゴ」として法王代理を務め、ソダーノ氏は枢機卿団の議長としてコンクラーベの準備にあたる。

 イタリア紙レプブリカによると、両氏は法王選挙権のある有力枢機卿との接触を始めているという。イタリア人の後継候補として名前が取りざたされているイタリア司教協議会会長のアンジェロ・バニャスコ・ジェノバ大司教(70)はベルトーネ氏と対立していることで知られている。

 イタリア紙コリエレ・デラ・セラは内部対立を批判した法王発言について「コンクラーベに向けたメッセージ」と解釈しており、法王はイタリア人枢機卿間の仲たがいに苦言を呈した形だ。

 ■ローマ法王の退位までの日程■

15日 バセスク・ルーマニア大統領と会見

16日 ペレスモリナ・グアテマラ大統領と会見

17日 1週間の黙想会スタート

18日 モンティ伊暫定首相と会見

23日 ナポリターノ伊大統領と会見

24日 最後の「アンジェラスの祈り」の集い

27日 サンピエトロ広場で最後の一般謁見

28日 枢機卿らにあいさつ後、ヘリコプターでローマ近郊の離宮に移動。午後8時(日本時間3月1日午前4時)で法王職を終え、空位期間開始

5772チバQ:2013/02/15(金) 22:27:38
http://mainichi.jp/select/news/20130215k0000e030222000c.html
ロシア:ウラルで隕石が爆発・落下 700人以上負傷
毎日新聞 2013年02月15日 16時39分(最終更新 02月15日 22時04分)


飛来した隕石と思われる物体の痕跡=ロシア・チェリャビンスクで2013年2月15日、AP
写真特集へ 【モスクワ田中洋之】ロシア非常事態省などによると、同国ウラル地方チェリャビンスク州付近で15日午前9時20分(日本時間午後0時20分)ごろ、隕石(いんせき)が大気圏内で爆発し、落下した。物体が音速よりも速く動く際に生じる「衝撃波」により、ガラスが割れたり建物壁面がはがれたりして、子供159人を含む725人以上が負傷、うち112人が入院した。死者の情報はない。内務省によると、隕石の破片は同州の3カ所に落下し、うち二つが発見された。被害の全容は不明だが、隕石落下で数百人規模の負傷者が出た前例はないという。

 タス通信によると、破片の一つは同州のチェバルクリ湖付近に落下したとみられ、軍関係者が直径約6メートルの穴を発見したという。付近の放射線レベルは正常という。

 隕石は直径10メートル近かった可能性もある。AP通信によると、ロシア科学アカデミーは隕石の重さを10トンと推定。時速5万4000キロ以上で大気圏に突入し、高度30〜50キロで砕けたと分析している。

 非常事態省によると、隕石は中央アジア・カザフスタン上空からウラル地方に向かって北西の方向に飛んだという。インタファクス通信によると、チェリャビンスク州当局者は隕石の一部が中部チェバルクリから約1キロ離れた貯水池に落下したとみられると公表した。

 地元メディアによると、チェリャビンスク州の六つの居住地にある病院や幼稚園、学校を含む約300棟の建物でガラスが割れた。

 ロシア国営原子力企業ロスアトムなどによると、ウラル地方には使用済み核燃料再処理工場があるが、影響は出ていないという。

 地球には小惑星(直径45メートル、推定重量13万トン)が接近中で、日本時間16日未明に高度2万7700キロ付近のインド洋上空を通過する見通し。今回の隕石落下とは関係ないとみられる。

5773チバQ:2013/02/16(土) 09:07:09
http://mainichi.jp/select/news/20130216ddm007030142000c.html
ロシア:隕石落下 大統領が陣頭指揮 政権批判発展防ぐ狙い
毎日新聞 2013年02月16日 東京朝刊

 【モスクワ大前仁】ロシア南部ウラル地方のチェリャビンスク州周辺での隕石(いんせき)落下を受け、ロシア政府は15日、被害状況の把握を急ぐとともに、早期復旧に当たる姿勢を鮮明にしている。国内では1年前の大統領選当時の抗議運動が収まったが、プーチン大統領の支持基盤が以前ほど強くないことから、対応の遅れで政権批判が生じる事態を恐れているようだ。

 プーチン大統領は15日午後、プチコフ非常事態相に「専門家を現地に派遣し、何が起きたのか調査すべきだ」と指示。電力や電信施設を中心にして被害状況を把握するよう求めた。プチコフ氏も、家屋を壊された住民の早期帰還を目指し、復旧作業に力を入れる意向を示した。

 プーチン氏は首相時代の2010年夏、国内で森林火災が広がった際に消火作業に加わるなど、災害時の陣頭指揮に当たることが多い。モスクワでは15日夕に主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が開幕。プーチン氏はG20に先立ち、参加国の財務相らと会見し、その後、隕石問題への取り組みを本格化させた。

 タス通信によると、内務省はチェリャビンスク州、クルガン州、スベルドロフスク州、サラトフ州に対策本部を設置した。隕石が再び落下する事態も想定し、予防策などを検討するとみられる。

 東シベリアを訪問中のメドベージェフ首相も事故に言及。「我々が地球上の問題にも取り組まなければならないことが示された」と述べた。首相とロゴージン副首相は18日に対策を協議する予定。

 ロシア国内では反政権デモが勢いを失った一方で、プーチン氏の支持率も下落する傾向にある。ロシアでは自然災害が起きた際、政府や地方自治体の不備や対応不足が露呈されて批判が広がる例が少なくない。昨年まで国民人気が高いショイグ氏(現国防相)が非常事態相を務めていたが、政権内に「災害対策の顔」がいないことも不安材料となりうる。

5774チバQ:2013/02/17(日) 10:58:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130217/asi13021708420000-n1.htm
与党第3党が連立離脱 パキスタン
2013.2.17 08:41
 パキスタンの連立政権第3党の統一民族運動(MQM)は16日、拠点としている同国最大都市の南部カラチで政権が治安維持に失敗したなどとして、パキスタン人民党(PPP)主導の連立政権から離脱すると明らかにした。

 MQMはこれまでにも連立与党から離脱や復帰を繰り返している。PPPはパキスタン・イスラム教徒連盟クアイディアザム派=PML(Q)=とも連立を結んでおり、連立政権はMQMの離脱後も議会で過半数を維持するため、影響は限定的とみられる。

 カラチは近年暴動が頻発しており、治安改善の兆しは見えていない。(共同)

5775チバQ:2013/02/17(日) 10:59:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130217/erp13021707010001-n1.htm
【鼓動】
厳しい生活「祖国」発展 道半ば セルビア系と進まぬ和解 コソボ
2013.2.17 07:00 (1/5ページ)

首都プリシュティナ中心部の繁華街に立つクリントン元米大統領の像
 アルバニア系住民が主体のコソボがセルビアから独立を宣言し、17日で丸5年を迎える。国民は激しい闘争を経てようやく「祖国」を手にしたが、生活の向上には高い壁が立ちはだかり、少数派セルビア系住民との“和解”も進んでいない。国民が胸に描く「独立国家」としての発展は道半ばだ。(プリシュティナ 宮下日出男、写真も)

 1月下旬の日曜日、クリントン元米大統領の像が立つ首都プリシュティナの繁華街は、多くの人でにぎわっていた。

 一角の女性用服飾店では、ひっきりなしに訪れる客の応対をしながら、ガスマン・イメラルダ店長(36)は「独立したおかげで、自由に(商売ができるように)なった」と笑顔を見せた。

 コソボ独立をめぐる紛争では北大西洋条約機構(NATO)が空爆を実施、当時のユーゴスラビア連邦(現セルビア)軍を撤退させた。その空爆を主導したのがクリントン氏。当然、コソボでは感謝の気持ちが強い。店名に、クリントン夫人(前米国務長官)の名前「ヒラリー」を選んだイメラルダ店長は「コソボがあるのは米国のおかげ」と語る。

 市内各所では真新しいマンションなどが目立ち、ビルや高速道路の建設現場で槌音が響く。「インフラも改善され、団地も多くなった。少しずつ良くなっている」。繁華街を家族で訪れた電力会社社員のアルメンド・ガシさん(30)も明るい表情を見せた。

 国際通貨基金(IMF)によると、2009〜12年のコソボの経済成長率は年平均約4%。世界銀行は昨秋、ビジネス環境に関する各国ランキングで、コソボの順位を前年の126位から98位に引き上げた。

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 ただ、発展の実感は多くの国民に共有されているわけではないようだ。プリシュティナ近郊のドブロシュツォフ村で家族9人で暮らす電気技師のアレイ・シェイホさん(48)は、「発展の恩恵を受けているのは一部の金持ちだけだ」とやるせない思いを吐露した。

 世帯収入は月額約400ユーロ(約5万円)。野菜などは自給自足しているが、生計を支えるのは米国の親類からの年間3千〜4千ユーロの仕送りだ。長男の大学費用、自宅別棟の建築費用も親類が負担。大学に籍は置くものの、学費を出せず通っていない次男(20)は「これ以上、親類に迷惑をかけられない」と肩を落とす。

 シェイホさん一家の生活は例外ではない。国連機関の報告によると、コソボでは国外の親類らの送金に全世帯の25%が依存。総額は国内総生産(GDP)の最大16%に相当するとされる。独立しても欧州最貧国の一つである苦しさは続く。

 同時にコソボの発展に影を落とすのが汚職だ。国内開発を進める中、公共事業発注や公営企業民営化などをめぐる政治家・官僚と企業側の癒着は絶えない。

 汚職疑惑を追及する非政府組織(NGO)「チョフー(目覚めろ)」の共同設立者、アブニ・ゾギアニ氏は「民主主義国家としての未成熟さが、腐敗蔓(まん)延(えん)の背景にある」と分析する。

 若者の失業率が7割超とされる中、雇用創出には外国からの投資が不可欠。だが、増加傾向にあった投資も昨年は減少したと伝えられる。シンクタンク「コソボ政策開発研究所」のイリル・デダ所長は、「汚職が原因だ。外国投資家を(国外に)追いやってしまった」と指摘している。

5776チバQ:2013/02/17(日) 10:59:40
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 プリシュティナから北東へ車で約40分。セルビアとの国境の町メルダレの検問所では、コソボとセルビア当局者が、行き交う車両の管理業務に当たっていた。検問所の共同管理は欧州連合(EU)の仲介で昨年末から4カ所で始まり、メルダレはその1カ所だ。

 従来、国境を挟んで両国にあった検問所をまとめ、1つの建物で両国がそれぞれ入国者のみを扱う計画だった。しかし実際には、それぞれが事務所を建てて出入国者を管理している。拭えない不信感をうかがわせるが、シュルゼン・オスマナイ所長は「北部の検問所に比べれば、はるかに機能している」という。

 コソボ北部では、独立を受け入れないセルビア系住民が多く暮らす。メルダレ同様に共同管理となった北部2カ所の検問所をめぐっては、セルビア系住民が往来を妨害するなどトラブルもあり、コソボ側の担当者はEUの支援部隊に警護されて現地に向かう状況だ。

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 「今日は向こう側に行かない方がいい」

 北部ミトロビツァを流れるイバール川にかかる橋の前で地元警官が忠告した。橋を渡った北側はセルビア系住民の居住区で、この日はコソボとセルビア両当局が関税の取り扱いで合意したことへの抗議集会が開かれ、緊張が高まっていた。コソボ独立を認めないセルビア系住民には、関税の支払いは受け入れられない。

 この「分断の街」では、アルバニア系住民が北側地区に行かないようにする一方、セルビア系住民は橋を渡り、街中に買い物などにやってきてトラブルになることもあるという。

 思い切って、橋の向こう側に行ってみた。通りにはセルビア国旗がはためき、抗議集会が開かれている広場はセルビア系住民で埋め尽くされていた。

 集会に参加した警備員、マルコ・ラトビッチさん(30)は「コソボはここを自分たちの物にしようとしているが、セルビアの土地だ」と憤る。「対立の解決策は?」という記者の問いには、こう言い切った。

 「この地がセルビアに戻ることだ。みんながそう思っている」

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 コソボ共和国 人口は約170万人で、アルバニア系住民が約92%を占め、セルビア系住民は約5%。公用語はアルバニア語とセルビア語。主な宗教はイスラム教、セルビア正教。面積は1万908平方キロで岐阜県とほぼ同じ。主要産業は農業。欧州連合(EU)に加盟していないが、独自に公式通貨としてユーロを導入している。

 第二次大戦後はユーゴスラビア連邦セルビア共和国(当時)の自治州だったが、1998年に独立を目指すアルバニア系武装組織と、セルビア治安部隊との戦闘が本格化し、北大西洋条約機構(NATO)が空爆を実施。その後、国連の暫定統治下に置かれた。

 2008年2月17日にセルビアからの独立を宣言。現在、欧州諸国や米国、日本など96カ国が国家承認しているが、セルビアやセルビアの友好国ロシアのほか、中国などは独立を認めていない。今月6日、セルビアとコソボの両国大統領が初会談し、関係正常化に向けて意見交換した。

5777チバQ:2013/02/17(日) 11:05:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013021600191
中道左派、逃げ切りか=ベルルスコーニ勢肉薄−伊総選挙まで1週間
 【ジュネーブ時事】24、25の両日、上下両院を改選するイタリア総選挙の投票まで1週間となった。終盤の選挙情勢では「モンティ首相(69)が取り組んだ構造改革路線の継承」を掲げる中道左派連合が両院でリード。減税など「改革の痛み緩和」を訴えるベルルスコーニ元首相(76)率いる中道右派連合が猛追している。
 イタリアでは投票日の15日前から世論調査結果の公表が禁止される。主要メディアが選挙期間中で最後となる8日に公表した調査結果によると、民主党党首(書記長)のベルサーニ氏(61)を軸とした中道左派の支持率は平均34.7%。中道右派は15ポイント程度の差で引き離されていたが、ベルルスコーニ氏が不動産税廃止と納税分の現金還付をぶち上げると同29.3%に急伸した。(2013/02/16-14:56

5778チバQ:2013/02/17(日) 11:06:43
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2013021600192
軍・政権の内部対立が背景=武装集団、日本人を敵視か−アルジェリア人権活動家

インタビューに応じる人権団体「アルカラマ(尊厳)」のムラード・ディナ事務局長=14日、ジュネーブのアルカラマ本部 【ジュネーブ時事】スイス・ジュネーブに拠点を置く人権団体「アルカラマ(尊厳)」事務局長で、アルジェリア出身のムラード・ディナ氏(51)は、日本人10人が犠牲になったアルジェリア南東部イナメナスの人質事件について、政権や軍の内部対立が背景にあり、一部の勢力が特定グループの失脚を図るため事件の発生を許した疑いがあるとの見方を明らかにした。16日までに時事通信のインタビューに応じ、語った。
 ディナ氏は、犯行グループと国際テロ組織アルカイダとのつながりは薄く、隣国マリへのフランスの軍事介入停止だけが動機ではないと指摘。事件には、軍が実権を握った1992年以降の政治権力闘争など「根深い背景がある」と語った。
 さらに過去の内乱でも反体制派に攻撃されなかったガス施設へのテロが起きたことは、「(施設を守る)軍の上層部に問題が生じていることを示す」と強調。「事件に一部の軍、治安部隊の関与が疑われている」とし、政権や軍部の特定グループ失脚を狙い、一部治安部隊などが武装勢力を支援、あるいは攻撃を意図的に許した可能性があると分析した。
 日本人犠牲者が多かった点については、外国人を狙えば問題が大きくなり、政権や軍の対立グループを揺さぶることができる上、日本人は「(対立グループの)支援者」として敵視された可能性があると指摘。「外国人を標的としたテロ事件は再発する恐れがある」と懸念を示した。
 また、軍上層部は旧ソ連軍でテロ対策訓練などを受けたとし、多数の人質が犠牲になった今回の救出作戦と、ロシア特殊部隊によるモスクワ、北オセチア共和国での人質事件での制圧作戦との類似性を説明。アルジェリア軍が人質の人命を優先することは「あり得ない」と断言した。(2013/02/16-15:00)

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5779チバQ:2013/02/17(日) 12:00:02
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201302150070.html
2013年2月15日16時33分
焦点:「アラブの春」から2年、独裁者が消えて進む分裂
2月14日、民主化運動「アラブの春」から2年。当時の中東や北アフリカを包んだ高揚感は、今や遠い彼方に忘れ去られようとしている。写真はチュニジアの与党アンナハダの支持者たち。首都チュニスで9日撮影(2013年 ロイター/Zoubeir Souissi)


 [チュニス 14日 ロイター] 民主化運動「アラブの春」から2年。当時の中東や北アフリカを包んだ高揚感は、今や遠い彼方に忘れ去られようとしている。

 チュ二ジアで火がついた民主化要求デモは、エジプトに波及してムバラク政権の崩壊をもたらし、リビアでは内戦状態に陥った後、カダフィ独裁政権に幕が下りた。バーレーンにも飛び火したほか、イエメンでは33年に及んだサレハ政権が退陣した。シリアでは今も政府軍と反体制派の内戦状態が続く。

 しかし、独裁政権が倒れた国の政治移行はいばらの道であり、権力闘争や宗派間の争いを招いているほか、経済の低迷や社会の混乱は続き、イスラム過激派に新たな台頭の機会を与えている。

 リビアからの武器や兵士の流出は、隣国マリの国情不安定化という予期せぬ副作用ももたらした。

 スンニ派とシーア派の争いは、親米スンニ派サウジアラビアと反米シーア派イランが対立する構図から、地域全体に広がりを見せている。

 バーレーンでは、シーア派が主導する反政府デモの弾圧にサウジ当局が協力した。シリアでは、反体制にはスンニ派が多いが、アサド大統領はシーア派を源流に持つアラウィ派の出身だ。

 中東市民の多くは、アラブの春で言論の自由を獲得したことに誇りを持つが、独裁政権崩壊後の権力の空白状態を埋め、警察国家を民主主義の法治国家につくり変えるのは予想以上に難しいことが証明されつつある。

 <雇用と尊厳>

 失業、貧困、物価の上昇。チュニジアやエジプトで民主化運動に勢いを与えていたのはこの3重苦だが、アラブの春の混乱で中東経済は観光業低迷や外国資本流出などの打撃を受け、いまだに苦境を抜け出せていない。

 チュニジアの首都チュニスでロイターの取材に応じた無職の若い男性は、「われわれの基本的な要求は仕事と尊厳だが、イスラム政党が支配する今は両方ともない」とし、「彼らにわれわれの革命のゴールを達成できるとは到底思えない」と語った。

 チュニスでは先週、野党「民主愛国党」の指導者ショクリ・ベライド氏が自宅前で暗殺され、大規模な抗議デモが各地で発生するなど、アラブの春以降で最も深刻な混乱に陥った。

 ただ、チュニジアをはじめ、政治的移行の初期段階にある中東国家のこうした混乱は、想定の範囲内なのかもしれない。

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチのエリック・ゴールドステイン氏は「こうした革命は長期的視点を要する。完全に機能する民主主義国家に2年で生まれ変わると考えるのは現実的ではない」と指摘。「重要なのは、25年に及ぶ独裁政権と恐怖支配が政治状況をどれほどゆがめたか過小評価しないことだ」と語る。

5780チバQ:2013/02/17(日) 12:00:22
 <期待と現実>

 エジプトの「ムスリム同胞団」やチュニジアの「アンナハダ」など、よく組織化されたイスラム政党は、独裁政権崩壊後に行われた選挙で勝利したが、複雑な経済の運営や、不安定さを増した社会を統治する難しさに直面している。

 アンナハダの指導者ラシド・ガンヌーシ氏は、今週ロイターの取材に「国民は革命でも生活は変わらなかったと感じて怒っている」と語り、ベンアリ政権の崩壊で高まった国民の期待に応えることの難しさを認めた。

 アンナハダなど穏健派イスラム政党は、新憲法により厳格なイスラムの教義を盛り込もうとする超保守派サラフィーからの圧力にもさらされている。サラフィーの一部は、自分たちの目標追及には暴力も辞さない構えだ。昨年9月にリビアのベンガジで発生した米領事館襲撃事件などは、そうした危険が増していることを物語っている。

 過去2年の政治的混乱に関する現地活動家たちの声を拾うと、あくまで個人的な見解ではあるものの、アラブの今の世界が透けて見えてくる。

 エジプトのリベラル活動家アブデルラーマン・マンスール氏は、イスラム政党はムバラク政権の責任を追及せず、暫定軍事政権からの完全民主化移行にも失敗したと指摘。2年前の反政府デモにも関わったという同氏は「それどころか彼らは、権力争いに明け暮れ、他の政治勢力を隅に追いやった」と語る。

 イスラム活動家のサミール・ウィサミー氏は、ムバラク政権の崩壊と自由かつ公正な選挙の実施は大きな進歩だったとした上で、「内務省の説明責任の欠如とこの国を苦しめている暴力の連鎖」を嘆いた。

 <シリアの苦悩>

 ムバラク政権崩壊後の混乱で数百人が死亡したエジプトだが、シリアに比べれば状況ははるかにましだ。国連人権高等弁務官のナビ・ピレイ氏は先に、内戦状態が続くシリアでは、死者数が7万人に近づいているとの見方を示した。

 シリアから国外脱出した反体制活動家のファワズ・テロ氏は、アサド政権の「暴挙」と国際社会の無為で多くの人命が失われているのは悲しいことだが、最も失望しているのは、反政府側にリーダーシップや政治的見識、管理能力が欠けていることだとため息をつく。

 甚大な人的被害が出たシリア内戦の結末がどうなるかは、まったく見通すことができない状況だ。自由と尊厳を求めて市民が立ち上がった他の国がこの先どうなるのかも、誰にも分からない。

 カーネギー国際平和財団のネーサン・ブラウン氏は、アラブの春で独裁政権は倒れたものの、「最終的な政治体制に関する秩序立った考えはなく、望ましい政治体制構築は予想よりはるかに難しい」と語る。

 「最大の障害は、エジプトとチュニジアという2年前に最も前途有望だった国でさえ、さまざまな派閥に分裂が進み、隔たりを埋めることができず、共通の言葉を見つけることさえできないことだ」。

 (原文執筆:Alistair Lyon、翻訳:宮井伸明、編集:伊藤典子)

5781チバQ:2013/02/17(日) 18:20:28
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013021700082
政権交代の観測強まる=パキスタン総選挙、今春実施
 【ニューデリー時事】パキスタンで5月に予定される国民議会(下院、定数342)選挙に向けた各党の準備作業が本格化し始めた。今回はザルダリ大統領(57)率いる最大与党パキスタン人民党(PPP)が、文民政権として初の任期5年を全うする節目の選挙。だが、表面的な安定とは裏腹に、経済失速や汚職疑惑でPPPへの国民の失望感は増大、政権交代の観測が強まっている。
 3月に下院が解散され選挙管理内閣が発足する見通しで、投票日は5月前半とみられている。選挙戦では国際社会の関心事であるテロ問題よりも、低空飛行を続ける経済の再生が争点になりそうだ。
 第1党に有力視されるのがシャリフ元首相(63)の最大野党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)。1月の米政府系機関の調査では支持率32%でトップとなった。ただ、「PML−Nが人気を得たというより現政権への失望が大きい」(地元記者)のが実情のようだ。党幹部は、慢性的エネルギー不足などザルダリ政権の失政が有権者の怒りを買ったと指摘。「わが党は単独過半数を獲得する」と余裕を見せた。
 また、クリケットの元スター選手イムラン・カーン氏(60)率いる正義行動党も、「清廉なイメージ」(側近)で若者を中心に支持が拡大中。カーン氏は取材に「過去5年で物価は倍になり失業者も激増した」と現政権の経済政策を批判した上で、第1党を目指す考えを明らかにした。
 一方、与党PPPも強気の姿勢を崩さない。2012年にはザルダリ大統領の汚職疑惑に絡み首相が最高裁から有罪判決を受け失職、党のイメージも低下した。だが、党幹部ブハリ氏は「現政権でむしろエネルギー事情は改善した」と実績を強調、あくまで政権維持を狙う考えを示した。
 これ以外にも、「核開発の父」カーン博士(76)の新政党、パキスタン守護運動が注目されている。党幹部は「草創期の政党だが、確実に議席を確保し連立に絡みたい」と意欲を見せている。(2013/02/17-14:43)

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5782チバQ:2013/02/17(日) 21:42:52
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130217-OYT1T00648.htm?from=ylist
パキスタン宗派対立、また爆弾テロ80人死亡

 【イスラマバード=横堀裕也】パキスタン南西部バルチスタン州の州都クエッタで16日、イスラム教シーア派を狙った爆弾テロがあり、地元メディアなどによると子供や女性を含む少なくとも80人が死亡、175人が負傷した。


 国際テロ組織アル・カーイダやアフガニスタンの旧支配勢力タリバンとの対テロ戦争の最前線となってきた同国で激化する宗派間対立は、ザルダリ政権を一層、不安定にしている。

 現場はシーア派居住地区の市場で、トラクターに仕掛けられた爆弾が爆発した模様だ。アル・カーイダとの連携が指摘されるイスラム教スンニ派過激組織「ラシュカレ・ジャングビ」が犯行を認めた。

 クエッタでは、1月にも同組織による爆弾テロでシーア派住民90人近くが死亡した。全国に広がった抗議デモを収束させるため、ザルダリ大統領は、同州のレイサニ州首相を更迭し、マグシ知事を州行政の最高責任者にすると発表したばかりだった。

(2013年2月17日20時49分 読売新聞)

5783チバQ:2013/02/18(月) 18:27:40
http://mainichi.jp/select/news/20130218dde007030009000c.html
エクアドル大統領選:コレア氏が3選 中低所得層支持、10年の長期政権へ
毎日新聞 2013年02月18日 東京夕刊

 【メキシコ市・國枝すみれ】南米エクアドルの大統領選は17日、投開票が行われ、反米左派の現職ラファエル・コレア氏(49)が得票率58%で勝利し、3選を決めた。コレア氏は首都キトの大統領府前で、集まった支持者らに「勝利はあなたたちのものだ。誰にも革命は止められない」と演説し、勝利宣言した。

 選挙管理事務所の暫定開票結果(開票率30%)によると、コレア氏の得票率は58%で、銀行元頭取、ギジェルモ・ラソ氏の24%を大きく引き離した。

 コレア氏は07年に就任し、憲法改正後に行われた09年の選挙で再選された。

 今回の当選でさらに4年の任期が加わり、計10年の長期政権となる。豊かな石油収入を政府で管理し、最低賃金の引き上げや貧困層の生活支援など社会福祉事業を拡大。中・低所得層を中心に支持を固めた。

 コレア氏は反米左派で知られるベネズエラのチャベス大統領やボリビアのモラレス大統領らと親交が深い。

5784チバQ:2013/02/18(月) 18:28:18
http://mainichi.jp/select/news/20130218k0000e030120000c.html
イタリア:中道左派連合が優位…24、25日総選挙
毎日新聞 2013年02月18日 07時56分

 【ローマ福島良典】イタリア総選挙(上下両院)は24、25両日の投票まで1週間となった。モンティ首相(69)の財政改革路線が継続されるかどうかが焦点。改革継続を掲げるベルサーニ民主党書記長(61)率いる中道左派連合がリード、大型減税による緊縮策緩和を訴えるベルルスコーニ前首相(76)の中道右派連合が追う構図だ。選挙戦中に大企業のスキャンダルが相次いで表面化、政治不信に拍車をかける形となっている。

 イタリアでは投票の15日前から世論調査結果の公表が禁じられており、最後となる8日公表の平均値によると、中道左派連合が支持率34.7%で首位を保ち、中道右派連合が29%で追う。ベッペ・グリッロ氏(64)の新興政治集団「五つ星運動」は16%で3位に付け、モンティ氏率いる中道勢力連合は13.6%で伸び悩んでいる。

 中道左派連合は下院では過半数を確保できる見通しだが、上院で過半数割れとなる可能性がある。安定政権樹立を目指すベルサーニ氏は「反ベルルスコーニ」を旗印にモンティ氏に選挙後の連立を呼びかけている。ただ、中道左派連合には緊縮策反対グループもおり一枚岩ではない。

 イタリアでは最近、銀行の乱脈経営、石油・ガス大手の関連会社や航空防衛機器大手企業の贈賄疑惑が表面化。1990年代に「タンジェントポリ」(イタリア語で「袖の下都市」の意)と呼ばれる汚職事件が相次いだことから、モンティ氏は「新たなタンジェントポリだ」とイタリア社会の汚職体質を批判している。

 ◇イタリア総選挙
 有権者が候補者個人ではなく、政党を選ぶ比例代表制で実施する。全国区の下院(定数630)では、得票率第1位の政党・政党連合に定数の最低54%にあたる340議席を保証。上院(任命制終身議員を除く選出議員定数315)は20ある選挙区ごとに割り当てられた定数の55%を最多得票の政党・政党連合に与える。少数政党の乱立を防ぎ、選挙後に発足する政権を安定させる狙いがある。しかし、上下両院は同等の権限を持つ一方、選挙の仕組みが違うため、最大勢力が異なる「ねじれ」が生じる可能性がある。

5785チバQ:2013/02/18(月) 18:33:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130218/erp13021815400005-n1.htm
【ロシア隕石落下】
ガラス在庫、需要の半分 被災州で不足深刻
2013.2.18 15:39

隕石爆発の衝撃波でガラス張りのドアが壊れ、ベニヤ板で応急処置されたロシア・チェリャビンスク市のスポーツ用品店。ガラス不足が深刻化している=17日(共同)
 上空で隕石が爆発し、多数の窓ガラスが割れたロシア・ウラル地方チェリャビンスクでは建物の修理が進む半面、ガラス不足が深刻化している。非常事態省は17日夕、チェリャビンスク州で必要なガラスは計約19万平方メートルだが、州内には現在、その半分しか在庫がないと発表した。

 そのため、数百キロ離れたチュメニ州などからガラスを運び込んだり、プラスチック板で代用したり、不要不急のガラスを窓ガラスに転用する人も。州都チェリャビンスク市ではここ数日、氷点下15度前後に冷え込むとみられ、住民は窓をふさぐことに全力を挙げている。

 非常事態省によると、同州での被害は17日までに、住宅3724棟、教育施設671棟、医療保健関係施設235棟など計4715棟に達した。同省は既に4割近くのガラス修理を終えたとしている。(共同)

5786チバQ:2013/02/18(月) 21:59:20
厳重に抗議じゃ!!!!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130218-00000029-jij_afp-int
「ドラえもん」が放送禁止に、母国語習得に悪影響 バングラデシュ
AFP=時事 2月18日(月)14時58分配信

【AFP=時事】バングラデシュで、日本のアニメ「ドラえもん」のテレビ放映が禁止された。番組がヒンディー語版で放映されており、子供たちの母国語のベンガル語習得がおろそかになる恐れがあるためという。


 ハサヌル・ハク・イヌ(Hasanul Haque Inu)情報相は14日の議会で、同国内での「ドラえもん」放映禁止を関係放送局に公式に通達したことを明らかにし、「政府は『ドラえもん』が子供たちの教育に支障をきたすことを望んでいない」と説明した。

 禁止に先立って複数の地元紙は、「ドラえもん」を熱心に視聴する子供たちがベンガル語ではなくヒンディー語で会話をしている点に懸念を表明し、番組の放送禁止を呼び掛けていた。また、与党議員からも、海外のアニメ作品の放映に際してはベンガル語版だけを認可するよう求める声が出ていた。

 バングラデシュでは衛星放送を通じて隣国インドのヒンディー語の番組が視聴でき、国内の数百万世帯でベンガル語の番組より人気が高い傾向があることから、自国の文化に影響が出かねないとして政府が非常に神経をとがらせている。

 ドラえもんは2008年、日本文化を海外に広める役割を担う外務省の「アニメ文化大使」の初代大使に任命されている。【翻訳編集】 AFPBB News

5787チバQ:2013/02/18(月) 22:09:02
http://mainichi.jp/select/news/20130219k0000m030076000c.html
ロシア隕石落下:ブーム来た…見物客殺到、ツアー計画も
毎日新聞 2013年02月18日 21時13分(最終更新 02月18日 21時57分)


チェバルクリ湖で隕石が落下した場所をバックに記念撮影する人たち=2013年2月18日午後1時44分、田中洋之撮影
拡大写真 【チェバルクリ(ロシア中部)田中洋之】隕石(いんせき)落下が確認されたロシア・チェリャビンスク州のチェバルクリ湖は18日、多くの見物客や報道陣が訪れ、「隕石ブーム」に沸いている。日本の旅行会社は隕石落下場所の見物ツアーの募集を開始。ソ連時代から閑静な保養地だった湖は、隕石によって世界中に知られる存在になろうとしている。

 ◇落下地点のロシア・チェバルクリ湖
 「(隕石落下でできた)穴は思ったほど大きくない。でも湖面の氷を突き破ったのだから相当大きな衝撃だったのだろう」。10キロほど離れた村から見物に来たセルゲイさん(50)と妻ガリーナさん(50)は驚いた様子だった。湖の近くに住むイーゴリさん(44)は「衝撃波で負傷した人は大変だったが、隕石は貴重な観光資源となるのでは」と話した。

 湖は人口約4万3000人のチェバルクリ市の西にあり、南北約5キロ、東西約4キロの大きさ。落下地点は湖岸から2キロほど離れており、氷雪の上を歩いて20分ほどかかるが、隕石確認の報道を受け多くの人が訪れるようになった。

 直径8メートルほどの穴にはその後の寒さで氷が再び張り始めた。穴は暖かくなって氷が解けると消失するため、冬季限定の「クレーター」という希少価値も人気理由となっているようだ。

 ロシア方面を扱う日本の旅行会社「ユーレックス」(本社・東京)は18日、隕石落下場所を見るツアーの募集を始めた。日本からモスクワまたは極東経由でチェリャビンスクに入り、車でチェバルクリ湖などを訪れる3〜4日間の日程。担当者によると、既に数件の問い合わせが来ているという。

 チェバルクリ市はチェリャビンスク州の州都チェリャビンスクから西方約80キロにあり、ソ連時代から保養地として知られていた。

 一方、湖の氷上に落ちた黒い破片を隕石と断定したロシア科学アカデミー隕石委員会のビクトル・グロホフスキー委員は18日、インタファクス通信に対し、隕石の大部分はいまだ湖底に残り、大きさは最大60センチと推定されると話した。

5788チバQ:2013/02/18(月) 22:29:55
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130218-OYT1T01147.htm?from=ylist
キプロス大統領選、与野党過半数届かず決選へ

 【カイロ=田尾茂樹】地中海の島国キプロスの大統領選の投開票が17日に行われ、保守系野党・民主運動党(DISY)のニコス・アナスタシアデス党首(66)が得票率45・5%で1位となった。


 当選に必要な過半数には届かず、得票率26・9%で2位だった与党・労働者進歩党(AKEL)のスタブロス・マラス前保健相(45)との決選投票が24日に行われる。

 選挙は、ギリシャ債務危機で深刻な打撃を受けた経済の再建に向けた、欧州連合(EU)などからの金融支援の受け入れの是非が争点。アナスタシアデス氏は支援受け入れで早期合意を主張し、マラス氏は支援と引き換えにEUなどが求める財政緊縮策に反発している。支援策への反対派で、得票率24・9%で3位だった無所属リリカス元外相の支持票取り込みが決選投票の焦点となる。

(2013年2月18日19時56分 読売新聞)

5789チバQ:2013/02/19(火) 21:27:44
http://mainichi.jp/select/news/20130219k0000e030156000c.html
チュニジア:実務者内閣の設立を断念…ジェバリ首相
毎日新聞 2013年02月19日 10時40分(最終更新 02月19日 10時46分)

 【カイロ秋山信一】ロイター通信によると、チュニジアのジェバリ首相は18日、政党色のない実務者内閣の設立を断念すると発表した。主要政党の支持が得られなかったとしたうえで、19日にマルズーキ大統領と会談し、今後の方針を協議することを明らかにした。

 チュニジアでは、与党第1党のイスラム政党アンナハダを厳しく批判していた野党指導者ベルイード氏が今月6日に自宅前で射殺された事件を機に、反政府デモが活発化。首相は実務者内閣を作り、早期に議会選を実施する考えを示していた。

 だが首相の出身政党でもあるアンナハダなどは首相の提案を拒否し、政治家を起用して内閣改造を行うべきだと主張。首相は「提案が認められなければ辞任する」と話していたが、18日は進退については直接、言及せず「政府を作る努力は続ける」と述べるにとどまった。

 与党側は、政治的な混乱を避けるため、野党も含めて、より広範な連立内閣を目指すとみられる。

5790チバQ:2013/02/19(火) 21:37:56
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201302190043.html
2013年2月19日10時43分
イタリア総選挙で「五つ星運動」に勢い、最大の不確定要素に
2月18日、総選挙を24─25日に控え、イタリアではコメディアンで人気ブロガーのグッペ・グリロ氏が率いる市民運動で既成政党に異議を唱える「五つ星運動」の勢いが増している(2013年 ロイター/Giorgio Perottino)

 [ローマ 18日 ロイター] 総選挙を24─25日に控え、イタリアではコメディアンで人気ブロガーのグッペ・グリロ氏が率いる市民運動で既成政党に異議を唱える「五つ星運動」の勢いが増している。

 投票日の2週間前から世論調査の発表は禁じられているが、複数の専門家によると、この間急速に支持を拡大しているのはグリロ氏の勢力のみとみられている。

 世論調査が禁止となる時点での「五つ星運動」の支持率は約16%。ベルサニ氏が率いる中道左派は約35%、ベルルスコーニ前首相率いる中道右派は約30%だった。

 ただアナリストによると、「五つ星運動」はこの1週間で支持を急拡大。主要政党が汚職絡みのスキャンダルに翻弄される中、主にベルルスコーニ陣営から支持を奪うかたちとなっている。12月に政治の場に復帰して以来支持を拡大してきた同氏の勢いを失速させる見通しだ。

 投票日が近付いてからの「五つ星運動」の支持拡大は、グリロ氏が選挙で最大の不確定要素となる可能性を示している。

 同氏は主要政党との連立は否定しているが、選挙後の議会勢力図と新政権の安定多数確保で決定的な役割を果たす公算が大きい。

 「五つ星運動」がベルルスコーニ陣営の票を奪って躍進し、中道左派が明確な勝利をおさめるなら、安定的な政権樹立が期待できる。ただ、選挙制度がより複雑な上院では結果が混乱する可能性もある。

 専門家によると、政権を狙う2大陣営の支持率の差はほとんど変化がない。モンティ暫定首相の率いる中道穏健派は4位にとどまりながらも支持が後退しつつある。

 「五つ星運動」の支持拡大は顕著で、16日夜トリノでのグリロ氏の演説には、寒さの中3万人が耳を傾けた。

 あるアナリストは「国の運営に対する国民の強い不満と不信感がグリロ氏の人気の源だ」と指摘した。

5791チバQ:2013/02/19(火) 21:40:56
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/130219/cpd1302190503012-n1.htm
伊総選挙、浮動票獲得が焦点 24、25日投票 減税やEU批判審判2013.2.19 05:00
 今月24、25日に総選挙を控えたイタリアでは、4人の有力候補がテレビ出演や全国遊説を繰り広げている。減税方針や欧州連合(EU)批判について、有権者の判断を仰ぐことになる。

 欧州債務危機で同国政界の既成勢力図が崩れてから初めてとなる今回の選挙では、最終週まで支持政党を決めない浮動票が2割に上ると世論調査会社は分析しており、各党には得票率を伸ばす余地が残っている。ただ、勝利政党が決まらず結論の出ない選挙結果となれば、2回目の投票が必要になり、政治の行き詰まりを招きかねない。

 ベルルスコーニ前首相は18日に激戦となっている北部ロンバルディア州の州都ミラノ入り。同氏は50億ドル(約4700億円)余りの不動産税還付金分配を公約に掲げている。最大のライバルで支持率でリードする民主党のベルサニ党首は南部カラブリア州で遊説。

 両氏の対決を複雑にしているのが、モンティ暫定首相と人気コメディアンのベッペ・グリッロ氏。モンティ氏はベルサニ陣営や、ベルルスコーニ氏を支持する勢力の両方との連携の可能性を残し、新政権の発足で影響力を持つ立場を狙う。グリッロ氏は提携の可能性は排除している。

 シティグループのエコノミスト、ジアダ・ジアニ氏は先週の調査リポートで、選挙の行方について「極めて不透明。投票の小さな動きも上院の議席配分で大幅な変動につながり得る」と指摘した。8日に公表されたSWGインスティチュートの調査では、ベルサニ氏の支持率は33.8%、ベルルスコーニ氏は27.8%、グリッロ氏は18.8%、モンティ氏は13.4%。(ブルームバーグ Andrew Frye)

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5792チバQ:2013/02/20(水) 23:10:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130220-00000100-mai-m_est
<チュニジア>ジェバリ首相が辞意 実務者内閣設立できず
毎日新聞 2月20日(水)22時0分配信

 【カイロ秋山信一】チュニジアのジェバリ首相は19日、首都チュニスで記者会見し、辞意を表明した。野党指導者の射殺事件後、実務者内閣の設立と早期の議会選実施を提案し「実現できなければ辞任する」と表明していたが、与党の同意を得られず、実務者内閣を設立できなかった。今後はマルズーキ大統領が新首相を指名する。

 ジェバリ氏は大統領から首相に再指名された場合の対応について「選挙や憲法制定の時期について確認を得ることが条件になる」と述べ、含みを残した。

 6日に与党のイスラム政党批判で知られていた野党指導者が自宅前で射殺。反与党デモが一時活発化し、治安の悪化が懸念されていた。ジェバリ氏は射殺事件直後、実務者内閣の設立と早期の議会選実施を提案していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130220-35028464-cnn-int
チュニジア首相が辞任、組閣に失敗 政情不安続く
CNN.co.jp 2月20日(水)10時17分配信

(CNN) 北アフリカ・チュニジアのジェバリ首相が19日、辞任した。国営テレビは、同首相が実務者内閣の設置に失敗したため、辞表を提出したと伝えた。

ジェバリ首相は先週、CNNとのインタビューで、内閣改造案が支持を得られなければ辞任すると表明。18日には、マルズーキ大統領と会談して「あらゆる可能性を協議する」と話していた。

穏健イスラム主義与党ナハダがジェバリ氏に再び組閣を求める可能性もあるが、別の首相を立てることも考えられる。

同国では今月6日、与党批判の急先ぽうに立っていた野党指導者のショクリ・べライド氏が殺害された。これに対して首都チュニスでは数千人が抗議デモを展開し、ジェバリ首相の辞任を要求。首相は実務型への内閣改造と選挙の実施を表明していた。

5793チバQ:2013/02/20(水) 23:10:59
http://mainichi.jp/select/news/20130221k0000m030048000c.html
インド:2日間のゼネスト始まる 各地でデモ隊が暴徒化
毎日新聞 2013年02月20日 20時01分(最終更新 02月20日 21時10分)


ゼネスト初日の20日、インド・ニューデリー郊外のウッタルプラデシュ州で、消防車を破壊するデモ隊=2013年2月20日、AP 【ニューデリー杉尾直哉】インド政府の経済自由化政策に抗議する2日間のゼネストが20日、首都ニューデリーと西部の商業都市ムンバイを除くインド全土で始まった。交通機関や銀行、商店が軒並み営業を停止し、各地でデモ隊が暴徒化して混乱が広がった。

 ゼネストは、シン政権が昨年発表した小売業への外国資本参入解禁や最近の燃料値上げ政策に抗議するため、労組団体が呼び掛けた。民放NDTVなどによると、北部ハリヤナ州アンバラでは、労組幹部が、ストを無視して車庫から出ようとした路線バスを制止しようとしてひかれて死亡。怒った労組メンバーらが警察の車両などを破壊し、多数の警官が出動して鎮圧した。

 首都郊外の工業地帯のウッタルプラデシュ州ノイダでは、暴徒化したデモ隊が工場を襲撃、路上の車両に放火した。日本企業が襲撃されるなどの情報はない。

 労組が強い影響力を持つ東部の西ベンガル州などでは交通機関や商店が完全に営業を停止し、住民生活に大きな影響が広がった。ニューデリーとムンバイでは金融機関や交通機関は通常通り営業した。2日間のストによる経済的な損失は最大約3500億円と試算されている。

5794チバQ:2013/02/20(水) 23:11:35
http://mainichi.jp/select/news/20130221k0000m030094000c.html
ブルガリア:内閣が総辞職 電気料金値上げ反対デモ拡大で
毎日新聞 2013年02月20日 22時50分

 【ウィーン樋口直樹】東欧ブルガリアの中道右派ボリソフ首相は20日、内閣総辞職を表明した。電気料金の値上げに反発し、電力会社の国有化を求めるデモが全国に波及していた。

 ロイター通信によると、電気使用量が増加する冬の到来とともに、昨年7月に実施した電気料金の13%値上げが国民生活を圧迫。年金支給額の凍結など、ボリソフ政権が進める財政緊縮策と相まって、国民は不満を募らせていた。

 首相は電力を依存しているチェコに本拠を置く中欧最大の電力会社CEZの認可を取り消す方針を表明し、混乱の収拾を図ろうとしている。しかし、CEZはボリソフ政権が電力供給問題を政治的に利用しているとして、認可の取り消し方針に反発。ブルガリアとチェコの外交関係に影響を及ぼす可能性も出ている。

5795チバQ:2013/02/20(水) 23:13:58
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201302200079.html
伊ベルルスコーニ前首相復帰の可能性、メルケル独首相には悪夢に
 [ベルリン 19日 ロイター] イタリア総選挙が24─25日に迫る中、中道右派を率いるベルルスコーニ前首相が影響力を持つだけの支持を得られるかどうかは定かではないが、ドイツのメルケル首相にとっては復帰の可能性が論じられることさえ、悪夢がよぎるようなものだ。

 イタリアを債務危機に追いやったのはベルルスコーニ氏とその政党だと投資家が批判するだけでなく、ベルルスコーニ氏とメルケル首相のそりが合わないというのも公然の秘密。

 メルケル首相はイタリアの総選挙を前に口を閉ざしている。ただし、ウェスターウェレ外相は南ドイツ新聞に対し、「もちろんイタリアの選挙には関与しないが、新政権を樹立するのが誰でも、欧州統合の道筋と必要な改革が維持されることが重要だ」と述べた。

 同外相は連立与党の一角を占める自由民主党(FDP)のメンバー。メルケル首相の報道官も19日、ウェスターウェレ外相が示した見解は政府内で共有しているものだと述べた。

 選挙前の禁止期間に入る前に公表された最新の世論調査では中道左派がベルルスコーニ氏の中道右派をリードしているが、約3分の1の浮動票も存在する。

 投資家はベルルスコーニ氏が何らかの形で政に参加することになれば、モンティ首相が推進した改革の足を引っ張ることになりかねないと懸念している。

5796チバQ:2013/02/20(水) 23:18:07
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5262019.html
イスラエル、元外相をパレスチナとの和平交渉担当に
 連立政権を作るために各党と交渉中のイスラエルのネタニヤフ首相は、中道政党を率いるリブニ元外相を法相、兼パレスチナ自治政府との交渉担当にすると発表しました。和平交渉に前向きとの姿勢をアピールする人事と見られます。

 ネタニヤフ首相は19日、リブニ元外相が先月の選挙の前に設立した中道政党「ハトヌア」が連立に加わると発表、リブニ元外相を、法相、兼パレスチナ自治政府との和平交渉担当にすると述べました。過去にも和平交渉を担当した経験を持つリブニ元外相は選挙戦で、交渉の停滞を招いたネタニヤフ首相のパレスチナ政策を強く批判していました。

 地元紙ハアレツによれば、「ハトヌア」は今回、連立政権に加わる条件として対パレスチナ交渉担当のポストを要求していたということですが、ネタニヤフ首相側も、この人事で「和平交渉を進展させる用意がある」とアピールする狙いがあるものと見られます。(20日08:36)

5797チバQ:2013/02/21(木) 23:16:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130220-00000096-reut-eurp
ブルガリア内閣が総辞職、緊縮財政に対する国民反発受け
ロイター 2月20日(水)17時32分配信



2月20日、ブルガリアのボリソフ首相(写真)は、緊縮財政や電気料金の値上がりに対する国民の批判を受け、内閣が総辞職した、と明らかにした(2013年 ロイター)
[ソフィア 20日 ロイター] ブルガリアのボリソフ首相は20日、緊縮財政や電気料金の値上がりに対する国民の批判を受け、内閣総辞職を発表した。

首相はこれまで、財務相の解任、電力料金引き下げや外資系企業に厳しく臨む方針を示し、国民の不満を解消しようとしたが、19日も抗議行動が続いていた。

エネルギーコスト上昇、電力事業の専売制、低い生活水準で国民の不満は高まっており、19日に抗議デモでは警官隊と衝突し、25人が負傷、病院に運ばれた。

首相は「警察官が国民を殴っているような状況で政府に参加しない」と語った。

7月に予定されている議会選を繰り上げ実施するかどうか言及しなかった。

ボリソフ首相は、チェコが本拠のCEZ<CEZP.PR>への配電認可を撤回する方針を示しており、チェコと対立する可能性がある。

*情報を追加して再送します。

5798チバQ:2013/02/21(木) 23:16:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130221-00000067-reut-eurp
焦点:イタリア総選挙、結果にかかわらず改革困難か
ロイター 2月21日(木)15時25分配信



2月20日、24─25日のイタリア総選挙は、どの政党が勝利しても厳しい改革の断行は難しそうだ。写真は7日、テレビ番組に登場したイタリア政治家の人形たち。左上から時計回りで、中道右派のベルルスコーニ前首相、中道左派のベルサニ民主党党首、人気コメディアンのグッペ・グリッロ氏、モンティ暫定首相。(2013年 ロイターTony Gentile)
[ローマ 20日 ロイター] 24─25日のイタリア総選挙は、どの政党が勝利しても政権基盤は弱く、経済の競争力強化につながる厳しい改革の断行は難しそうだ。総選挙前最後の世論調査結果によると、今回の総選挙では上下両院とも、中道左派連合がモンティ暫定首相の中道穏健派と連携し、過半数議席を確保する可能性が高い。

政治リスク専門コンサルティング会社ユーラシアも、このシナリオの確率を50%─60%とみている。

市場でも、総選挙への懸念は浮上していない。2011年に6%を超えた10年国債利回りは現在4.4%付近。国内株式市場も年明け以降、概ね他の欧州株と同じ値動きをみせている。

ただ、市場が想定する選挙結果は2月上旬の世論調査に基づいている。イタリアでは投票直前の世論調査の公表が禁止されており、国内では、汚職や景気低迷に不満を持つ有権者が、予想外の投票行動をとる可能性があるとの見方が出ている。

同国では公的資金で救済を受けた大手銀行モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナでデリバティブ絡みの損失が発覚。世論調査で支持率トップの中道左派は、同行との関係が深く、今回の不祥事が支持率低下の一因になるとみられる。

モンティ暫定首相が率いる中道穏健派は、厳しい緊縮財政への批判が出るなか、世論調査で4位と低迷している。

<グリッロ氏が「台風の目」>

専門家が引用した私的な調査によると、選挙戦終盤で支持を伸ばしているのが、人気コメディアンのグッペ・グリッロ氏が率いる市民運動「五つ星運動」だ。同氏は選挙カーで全国を遊説するほか、インターネットを中心に自身のブログで既成政党を批判している。

ミラノのある銀行関係者は匿名を条件に「グリッロ氏が台風の目だ。同氏が勝つことはないだろうが、中道左派のベルサニ民主党党首や、モンティ暫定首相の得票が減り、盤石な政権づくりが難しくなる」と述べた。

同国の選挙法では、下院で最多議席を確保した政党が、得票率にかかわらず、自動的に総議席の55%を確保できるが、上院は地域ごとに票の上乗せが行われる。

世論調査機関によると、上院の接戦地区は一部だが、中道左派が上院で過半数を確保できない事態は十分考えられるという。

グリッロ氏の「五つ星運動」が躍進すれば、既成の政治に抵抗する経験の浅い新人議員が増え、議会がこう着状態に陥る恐れもある。

一部の専門家は「五つ星運動」の得票率が20%を超えると予想。中道左派のベルサニ氏とモンティ暫定首相が連携しても、上院で過半数を確保できない可能性がある。

コンサルティング会社ユーラシアは、このシナリオの確率を20%─30%としている。

ある外交筋は「五つ星運動が安定源になるとは思えない。連立政権に参加することはないだろう」と述べた。

グリッロ氏自身は、1981年に交通事故で3人を死亡させた過去があり、同運動の規定で出馬は見送っている。

5799チバQ:2013/02/21(木) 23:17:19
<「大連立」なら市場に不安>

北部の自治権拡大を主張する北部同盟も、現政権を厳しく批判している。世論調査の得票率は全国で5%前後。同党幹部は中道右派と連携して、中道左派の勢力拡大阻止を目指す考えを示している。

専門家は、五つ星運動と北部同盟の躍進で、中道左派とモンティ暫定首相が過半数を確保できなかった場合、左派と右派の「大連立」が実現する可能性が高いと指摘している。

この場合、中道右派のベルルスコーニ前首相が新政権で要職を担い、モンティ暫定首相は政権への参加を見送る可能性が高く、市場に不安が広がるとみられている。

ベルルスコーニ前首相が率いる中道右派は、手馴れた選挙戦略や、前首相が多くの民放テレビ局を傘下に収めていることから、この1カ月で支持を伸ばしているが、勝利には至らないとの見方が多い。

ある外交官は「次期政権も目標達成に四苦八苦し、経済は精彩を欠くことになる可能性が高い。この国には新しい指導者が必要だ」と述べた。

<中道左派は4党連合、モンティ氏も3党連合>

ベルサニ氏が率いる中道左派連合は、旧共産主義者でプーリア州知事のニキ・ベンドラ氏のほか、キリスト教左派、社会主義者、中道派などが参加する4政党で構成されている。

世論調査の結果通り、単独で過半数を確保できなれば、モンティ氏が率いる中道穏健派との連携が不可欠となる。ただ、中道穏健派も3政党の連合だ。

市場関係者は、政治的な色合いが異なる7つの政党から成る政権がイタリアに必要な厳しい改革で合意できる可能性は非常に低いと分析している。

ある銀行関係者は「ベルサニ、モンティ、ベンドラの各氏で構成する政権が樹立されれば、話し合うばかりで何も決まらないだろう。ベルサニ氏とベンドラ氏の改革能力はゼロに近い」と述べた。

ある欧州の外交官は「イタリア経済は過去20年間、一貫して下降してきた。今回の選挙でその流れを変えるのは難しい。イタリアの再出発につながる改革は、実現できないだろう」と述べた。

(Michael Stott 記者;翻訳 深滝壱哉 編集 吉瀬邦彦)

5800チバQ:2013/02/22(金) 20:16:37
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013022200524
ベルルスコーニ勢が波乱要因=中道左派は伸び悩み−24日から伊総選挙
 【ローマ時事】構造改革の是非を争点に上下両院を改選するイタリア総選挙が24、25日、行われる。イタリア発の経済危機再燃の恐れを占う審判となる。中道左派連合は逃げ切りを目指すが、ばらまき政策を掲げるベルルスコーニ元首相(76)率いる中道右派連合の動向が波乱要因だ。
 投票日直前の政党支持率調査は公表が禁じられているが、最後に公表された調査(2月8日)では民主党党首ベルサーニ書記長(61)の中道左派が約34%で首位。ベルルスコーニ氏が設立した政党、自由国民を軸とする中道右派が約5ポイントの差に迫っている。
 ただモンティ政権の改革路線を掲げる中道左派は「終盤で勢いを失っている」(専門家)との観測が浮上。モンティ氏(69)率いる中道連合も、これまでの改革に伴う深刻な景気悪化が響き、直近の支持率は4位と低迷している。(2013/02/22-14:16

5801チバQ:2013/02/22(金) 20:26:37
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013022202000128.html
二大政党 切り崩し イタリア総選挙 支持率3位増す存在感
2013年2月22日 朝刊

 【パリ=野村悦芳】二十四、二十五日に投票が迫ったイタリア総選挙で、毒舌の人気コメディアン、ベッペ・グリッロ氏(64)率いる新興政治勢力「五つ星運動」が存在感を強めている。社会の不満をあおり、大衆迎合型の政策を掲げるポピュリズム色の濃いスタイルで人気を集め、支持率三位で選挙戦最終盤を迎えた。左右二大政党連合のどちらを切り崩すかで選挙結果が大きく左右されそうだ。

 ロイター通信がまとめた最終の世論調査で、五つ星運動の支持率は16%に達した。民主党のベルサーニ書記長を首相候補とする中道左派連合(34・7%)、ベルルスコーニ氏率いる中道右派連合(29%)に次ぐ三位で、モンティ首相の中道連合(13・6%)を上回り、上下院で計百議席も望める位置に付けた。

 運動は四年前にグリッロ氏が開始した。総選挙では「腐敗した政治家たちを一掃しよう」と既存政党を痛烈に批判しながら、ユーロ圏離脱の検討や緊縮反対を訴え、景気低迷に苦しむ人々をひきつけた。

 候補者には政治の素人が含まれ、公約の実現性も疑問視されるが、伸び悩む他党を尻目に、大規模集会を次々に成功させて上り調子で選挙戦を終えようとしている。

 焦点は五つ星運動が躍進した場合、同じポピュリズム型のベルルスコーニ氏の支持層を食うか、銀行絡みのスキャンダルが波及した民主党の票を侵食するか。どちらになるか読めない状況だが、ベルサーニ書記長は「彼らが勝てばわが国はギリシャのようになる」、ベルルスコーニ氏は「(グリッロ氏は)民主主義にとって危険だ」と述べ、過去にないタイプのライバルの台頭に警戒を強めている。

5802チバQ:2013/02/23(土) 02:36:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130222/erp13022222140003-n1.htm
24日からイタリア総選挙 改革継続か否か 揺れる国民、3割が棄権・未定
2013.2.22 22:12 (1/3ページ)

左から、イタリアのモンティ首相(共同)、ベルルスコーニ氏、ベルサーニ氏(ロイター)
 【ローマ=宮下日出男】イタリア総選挙の投票が24、25日に迫った。モンティ政権の経済・財政改革の継承の是非が争点となる中、首相の手腕に国の再生を託す声がある一方、「痛み」を強いられ、経済低迷にあえぐ国民には改革への反発も強い。投票態度を決められないという有権者も多く、国民の心境は複雑なようだ。

 「とても重要な選挙だ。本当に国のためになることをやる人を選ばなくてはならない」。ローマ市内でタバコ店を営むジョバンニ・コッポーニさん(58)はこう語り、モンティ首相率いる中道連合を支持した。

 一昨年秋、債務危機が波及する中で誕生したモンティ政権は労働市場改革や緊縮財政を断行し、金融市場の信頼を回復した。増税負担が重くのしかかるが、コッポーニさんは「歯を食いしばってやったことをやめたら、元のもくあみだ」と懸念する。

 しかし6四半期連続でマイナスの成長で今年も回復は見込めない。失業率11%は過去最悪水準。若者では36%に上る。そんな状況下ではコッポーニさんのように「改革断行」に理解を示す人々は多くないようだ。

 「経済は最悪。モンティ(首相)にはノーよ」。無職、ソピアール・バルバラさん(30)は憤る。

 昨年のクリスマス時期、友人の雑貨店を手伝うと、客の少なさに驚いた。「みんな困っている」と語るバルバラさんは、一部税金の返還を掲げる中道右派連合のベルルスコーニ前首相に期待する。国際社会は改革挫折を懸念するが、「どう思われるかは関係ない」。

 経済学者出身のモンティ首相は、そもそも危機打開のための“緊急登板”で、政権は閣僚に政治家のいない「実務家内閣」だった。そのため、「もう政治家に戻すべきだ」(84歳主婦)との声も上がっている。

 ただし最近も、優勢に選挙戦を進める中道左派連合のうち、中核政党でベルサーニ書記長率いる民主党と関係の深い主要銀行の放漫経営をめぐるスキャンダルが浮上、国民の政治不信が再び高まる気配もある。ある若手の男性弁護士(27)は、既存政党批判を展開する市民参加型の政治勢力「五つ星運動」に、「抗議の一票を投じる」と語る。

 19日に現地メディアが伝えた調査結果によると、有権者の約3割がまだ投票先未定か、棄権を検討中。投票するか迷っているという失業中の男性(50)は「誰がこの国を変えてくれるのかわからない」と戸惑いを見せた。





 【イタリア総選挙】24、25の両日実施され、上院(終身議員を除く定数315)と下院(定数630)をめぐる戦いとなる。モンティ首相の改革路線が次期政権に継承されなければ、債務危機が再燃しかねず、国際社会も注目している。

 最後の公表となった今月8日の世論調査では、民主党のベルサーニ書記長率いる中道左派連合が34%で優勢。だが、自由国民のベルルスコーニ前首相の中道右派連合も猛追し、その差は5ポイント程度に縮まった。コメディアンのベッペ・グリッロ氏の「五つ星運動」が16%で、モンティ首相の中道連合(13%)は低迷。

 下院では改革継続を掲げる中道左派連合の過半数獲得が確実視されるが、選挙制度が異なる上院では過半数獲得が困難ともされる。このため、中道左派連合とモンティ首相が次期政権発足のために連携せざるを得ないとの見方も強い。

5803チバQ:2013/02/23(土) 02:38:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130221/erp13022119360004-n1.htm
森・プーチン会談 四島の主権確認目指し 鍵握る対中関係の行方
2013.2.21 19:34 (1/2ページ)[ロシア]
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアのプーチン大統領は北方領土問題について、「平和条約の締結後に色丹、歯舞を引き渡す」とした日ソ共同宣言(昭和31年)を軸に決着させる考えを変えていない。プーチン政権の超長期化も予想される中、安倍政権には同共同宣言に立脚しつつもそれを克服し、「北方四島の主権確認」につなげていく具体的方策が求められている。

 日露の外交当局は「イルクーツク声明」(平成13年)にいったん立ち返ることが交渉再活性化の前提になるとみている。同声明は、(1)日ソ共同宣言が「交渉の出発点を記した基本的文書」(2)国後、択捉を含む四島の帰属問題を解決する−と明記し、日露の思惑を両立させているからだ。

 ただ、同声明の署名に伴って浮上した「2島先行返還論」(同時並行協議)には日本国内の反対論も強く、この線の交渉はいったん頓挫した。平成10年の「川奈提案」のように、四島に対する日本の「潜在的主権」の確認を求める論法も「ロシア人の領土観とは相いれない」(露識者)という難しさがある。

 今後の日露交渉で鍵を握るのは中露関係の行方だ。ロシアは急速に国力を増す中国への警戒心を強めており、極東・東シベリアの開発を急がねば、この地域が中国の人とモノ、カネに席巻されるとの危機感を抱く。プーチン政権が対中牽制(けんせい)や極東開発を視野に、日本との良好な関係を望んでいるのは間違いない。

 しかし、ロシアにとって中国との関係は「死活的に重要」(外交筋)であり、現時点の「日本」は安定的な中露関係があっての存在だ。ロシアは当面、石油・天然ガス輸出などを通じた実利的な面で日本との関係拡大を図り、その中で領土問題の落としどころを慎重に探っていくとみられる。

5804チバQ:2013/02/23(土) 03:18:37
http://mainichi.jp/select/news/20130223k0000m030070000c.html
フランス:「格安新幹線」運行へ…航空機に対抗
毎日新聞 2013年02月22日 21時31分(最終更新 02月22日 21時39分)


2013年4月から運行開始する仏「格安新幹線」=仏国鉄SNCF提供
拡大写真 【パリ宮川裕章】フランス国鉄は19日、仏新幹線TGVから一等車などを取り除き、パリ近郊都市から発着することで料金を最大約3分の1に値下げした「格安版新幹線」を運行すると発表した。4月からパリ近郊都市マルヌラバレ−南部主要都市マルセイユ間で始める。TGVが営業開始した1981年以来、初めての試みで、航空機などとの価格競争に参戦する。

 仏国鉄によると、TGV全460編成中4編成を格安列車として改装。通常は8両編成中3両ある座席数の少ない一等車のほか、ビュッフェ車両も取り除き、8両全てに2階建て車両を利用することで客席数2割増を実現する。また高額の路線使用料金が発生し、混雑のため運行本数も制約されるパリ中心部の駅への発着を回避。中心部から鉄道で約40分のマルヌラバレ駅を使用してコストを大幅削減する。速度は通常のTGVとほぼ同等で、マルセイユまで約3時間15分で結ぶ。

 料金は時期や予約の状況により変動するが、マルヌラバレ−マルセイユ間で最安で25ユーロ(約3100円)。TGVのパリ−マルセイユ間通常料金72ユーロの約3分の1だ。両都市間はエールフランスの航空機料金が50ユーロで、TGVの割高感が指摘されていた。

 仏国鉄は、主に若者や家族連れをターゲットに巻き返しを図るという。

5805チバQ:2013/02/23(土) 04:37:57
http://mainichi.jp/select/news/20130218ddm007030059000c.html
問われる「国家」:イタリア総選挙/1 経済優先、政令で「公害放置」
毎日新聞 2013年02月18日 東京朝刊

 煙突から上る煙が入道雲のように膨らむ。イタリア南東部タラントにある製鉄会社「イルバ」の工場。「住宅地の目と鼻の先に巨大な工場がある」。欧州最大の製鉄工場を見下ろす共同墓地ビルの屋上で、工員のビンチェンツォ・クルチョさん(31)が煙を指さす。

 工場に隣接するタンブーリ地区。グラツィエラ・ルミノさん(74)は昨年3月、夫のジョゼッペ・コリジさん(64)を肺がんで亡くした。30年勤めたイルバを1990年代に早期退職。発症から約1カ月での他界だった。

 「肺腫瘍でさらに一人死亡 タラント(タンブーリ)で2012年3月8日」。アパートの外壁にはコリジさんの遺志で、そう刻まれたプレートが掲げられている。会社への抗議と、「公害死」を通行人に知ってもらいたいとの思いからだ。

 「父は鉄、石炭を扱う高温作業区で働いていた。アスベストと隣り合わせの仕事だった」と娘のサブリーナさん(37)。だが、因果関係が不明として労災認定されず、現在、異議申し立て中だ。

 アパートの窓枠には工場が排出する鉄鉱石や石炭の粉じんがたまり、近くの建物の外壁はピンク色に変色している。風の強い日には窓を開けられない。「工場の中に住んでいるようなもの」(サブリーナさん)だ。

 過去の調査結果によると、タラントの肺がん死亡率は近隣自治体よりも3割高いという。イルバはがんとの関連を否定するが、小児科医のアンナ・マリア・モスケッティさん(57)は「タンブーリ地区では小児がんや子供の呼吸器疾患が増えている」と指摘する。

 司法当局は昨年、イルバが環境基準を守らず、住民に健康被害を及ぼしているとして溶鉱炉の閉鎖を命令、約10億ユーロ(約1240億円)相当の鉄を差し押さえた。だが政府は昨年11月、30億ユーロ(約3720億円)に上る3年計画の粉じん対策などを条件に操業継続を認める政令を出した。

 イルバはイタリア全体の約3割にあたる年間850万トンの鉄を生産し、1万2000人を雇用する大企業。工場閉鎖はイタリア経済に90億ユーロ(約1兆1165億円)の影響を及ぼすとされ、景気後退下、政府は産業と雇用維持に配慮した形だ。

 「政令は住民でなくイルバを救済するもの。政府は法律を破るマフィア同然だ」。サブリーナさんが憤る。イルバの公害は長年にわたる「政治の怠慢」の象徴でもあり、モスケッティ医師は「政治にも責任がある」と、手をこまねいてきた歴代政権の対応を批判する。

 ルミノさん、サブリーナさん母娘は24〜25日投票のイタリア総選挙を棄権する考えだ。「現状容認になるので棄権が好ましくないのは分かっているが、約束を守ってくれる政治家はおらず、政府は信じられない」(サブリーナさん)からだ。

 クルチョさんも「既成政党はごめんだ。自分たちのことを政治家に託したくない」と棄権組だ。イルバ同僚のサルバトーレさん(50)は、既成政党批判を繰り広げている新興政治団体「五つ星運動」に投票するという。

 「おカネがないので引っ越しできないが、デモなどを通じて子供たちを守る戦いを続けていく」とサブリーナさん。「自分たちを守ってくれない国」の現状を目の当たりにして、民意の中に政治不信が根を張っている。

    ◇

 1週間後に迫ったイタリア総選挙。欧州債務危機の影響が尾を引く中、国民は政治に何を期待し、どんな政府を選ぼうとしているのか。イタリアが抱える課題を探る。【タラント(イタリア南東部)福島良典】=つづく

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 ■ことば

 ◇イルバを巡る論争
 イルバの公害問題は司法当局と行政府の対応の違いを浮き彫りにした。市民の間でも「環境保護か、雇用確保か」の利害対立構図を生み出した。調査会社SWGの世論調査によると、「雇用危機回避のため」などの理由で回答者の73%がタラント工場の操業継続を求め、「閉鎖すべきだ」は27%だった。

5806チバQ:2013/02/23(土) 04:38:35
http://mainichi.jp/select/news/20130219ddm007030044000c.html
問われる「国家」:イタリア総選挙/2 将来に絶望、頭脳流出
毎日新聞 2013年02月19日 東京朝刊

 ◇「失業者俳優」に職、人生変わる
 ステージ上の男たちがスポットライトの中、ズボンを脱ぎ捨てる。体当たりの演技に拍手が上がる。ローマのシスティーナ劇場で上演されたミュージカル「フル・モンティ」。俳優の一人で、男性ストリッパー役のマルコ・セラフィーニさん(38)は、コミカルな動きで観客を沸かせた。

 作品の舞台は、かつて鉄鋼業で栄えた英国北部シェフィールド。不況のために解雇され、失業した元工員たちが、なんとか仕事にありつこうと男性ストリッパーになるまでを描いた映画を元にした作品だ。

 物語はセラフィーニさんの半生と重なる。イタリア北部トリノの電気部品工場で働いていたが、失業。2000年代後半から理髪用品を扱う商売を始めたものの、経済危機に見舞われ、昨年5月に再び無職となった。「求職の履歴書を送ってもなしのつぶてで、絶望のどん底だった」

 財政再建のための緊縮策が進められてきたイタリア。国際市場の信用は取り戻したが、長引く景気後退で失業問題が深刻になっている。失業中だったセラフィーニさんは昨年12月、「失業者俳優」の公募を知り、オーディションを受けた。

 セラフィーニさんを起用したマッシモ・ロメオ・ピパロ監督(45)は「失業はイタリアにとって重大な問題だ。観客が『実際の自分たちの暮らし』の一部を垣間見ることができるよう、舞台にできるだけ現実味を出したかった」と説明する。

 就職難は卒業を控えた大学生たちにとっても深刻な悩みだ。ローマ大学文学部に通うアンナ・ジュリア・マッキアレッリさん(21)は「イタリアでは職を探すのが難しい。米国に行って仕事を見つけたい」と打ち明ける。

 頭脳流出問題に詳しいジャーナリストのセルジョ・ナバ氏(37)は「年間5万〜6万人のイタリア人が海外に移住しているとの統計があるが、実態は約2倍とみている。半数は働き盛りの20〜40歳だ。若者たちは国の将来に絶望している」と指摘する。総選挙(2月24〜25日投票)については「聞こえてくるのは国の将来をどうするかでなく、カネ(税金)が戻ってくるかどうかといった目先の話ばかりだ。頭脳流出に歯止めをかけ、人材を有効に活用できなければ、イタリアの衰退は運命づけられている」と警鐘を鳴らす。

 1月にローマで始まったミュージカル「フル・モンティ」の公演は、総選挙をはさんで4月まで国内主要都市を回る。俳優という職を得たセラフィーニさんは「絶望から抜け出し、人生が変わった。専門学校に入って本格的な俳優を目指したい」と言う。ピパロ監督は「『政治が何かしてくれるのを待たず、自分を信じて人生を切り開こう』とのメッセージを伝えたい」と語り、イタリアに明るさを取り戻したいと願っている。【ローマ福島良典】=つづく

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 ■ことば

 ◇イタリアの失業率
 昨年12月時点の政府統計によると、失業率は99年以来最悪水準の11・2%で、欧州連合(EU)加盟27カ国で10番目に高い。15〜24歳の若年層では36・6%に上り、モンティ内閣が発足した一昨年11月の30・1%から6・5ポイント増加。選挙戦では各党とも失業対策、若者雇用促進などを公約に掲げている。

5807チバQ:2013/02/23(土) 04:39:08
http://mainichi.jp/select/news/20130220ddm007030065000c.html
問われる「国家」:イタリア総選挙/3 不景気、外国人を直撃
毎日新聞 2013年02月20日 東京朝刊

 ◇難民や移民、職なく脱出も
 午後7時すぎ、ローマの東はずれにある8階建ての元大学校舎ビルに男たちが三々五々、「帰宅」してくる。祖国の戦火や混乱を逃れてイタリアに入国したものの、住むところが見つからず、ビルに居着いた難民たちだ。

 住民はアフリカ東部のエチオピア、エリトリア、スーダン、ソマリアの4カ国の出身者約800人。町内会長役のスーダン人、バハラ・アブダラさん(29)によると、全員が政治難民と認定されているが、当局の支援はないという。

 校舎用ビルに暖房はなく冷え込みが厳しい。インフルエンザ患者もいる。トイレは一つの階に二つしかない。電気や水道が止まることもある。住民のうち約100人が路上の物売りや塗装工として働いているが「不安定な闇労働で、2〜3カ月でクビになってしまう」(アブダラさん)。

 06年から住民支援にあたる非政府組織(NGO)「世界の市民」のアンジェロ・パトリアルカさん(43)は、「政府は難民認定は簡単に出すが、後はほったらかしだ」と語る。有志の医師らが毎週、ビルを訪れ、健康相談に応じている。

 住民の一人、ヒズバウィさん(32)は08年にエリトリアを脱出、リビアから地中海をボートで渡り、伊ランペドゥーサ島を経てローマに到着した。「以前は物売りをしていたが、1年前から仕事がない」と嘆く。

 地中海に面するイタリアは、欧州を目指す移民や難民が最初に到着する「玄関口」だ。総選挙で支持率首位の中道左派・民主党は、移民統合推進を訴え、イタリアで生まれた外国人の子供に市民権を付与することを公約に掲げる。背景には、イタリア経済への外国人労働力の貢献がある。ローマ大学のアントニオ・ゴリーニ名誉教授によると、外国人労働者はイタリアの国内総生産(GDP)の約7%を生み出してきた。

 だが、南欧を襲った債務危機による景気の冷え込みは、外国人労働者を直撃した。もともと欧州北部や英国への志向が強かった難民や移民の間では、「脱イタリア」の動きも表面化している。ゴリーニ名誉教授は「イタリアのような少子化社会では外国人労働者が必要だ。だが、イタリアでは高齢者の世話をする外国人の数が減っている。経済危機で家計収入が減り、雇えなくなったためだ」と指摘する。

 一方、中道右派・自由国民のベルルスコーニ前首相(76)は「左派は不法移民に対してイタリア国境を開放したがっている」と民主党の構想を批判し、国民の危機感をあおっている。景気後退下、外国人労働者に冬の風が吹き付けている。【ローマ福島良典】=つづく

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 ■ことば

 ◇イタリアの外国人
 イタリアに暮らす外国人は総人口(約6085万人)の1割弱にあたる約457万人(2011年)。出身国別ではルーマニア(21・2%)、アルバニア(10・6%)、モロッコ(9・9%)、中国(4・6%)、ウクライナ(4・4%)が上位を占める。労働力人口の10・2%が外国人労働者だが、失業率はイタリア人よりも高い。

5808チバQ:2013/02/23(土) 04:39:41
http://mainichi.jp/select/news/20130221ddm007030135000c.html
問われる「国家」:イタリア総選挙/4 政府に不信、独立宣言
毎日新聞 2013年02月21日 東京朝刊

 ◇「見捨てられた村」緊縮策に反旗
 ローマから東に車で約2時間半、つづら折りの山道を進むと、ラツィオ州フィレッティーノ村が姿を現す。人口わずか590人。小さな商店や食堂が山肌に張り付くように建つ。雪がちらつく通りに人影はまばらだ。

 イタリアが債務危機に揺れていた一昨年8月、村は一躍、有名になった。「財政緊縮策の一環として人口1000人以下の村を統合する」との政府方針に当時のルカ・セラッリ村長が反旗を翻し、イタリアからの「独立」を宣言したためだ。

 掲げた名前は「フィレッティーノ公国」。「独立」のシンボルに国旗を作り、おもちゃの独自通貨「フィオリト」を印刷した。地元出身の妻を持つ弁護士の元国会議員を「君主」に迎え、30人の「議員」と15人の「閣僚」を任命。国内外のメディアが詰め掛けた。

 「独立宣言はいわば私たちが仕掛けたゲーム。狙いは海外メディアの関心を集めて観光客を呼び込み、村民の暮らしを良くすることだった」。「公国君主顧問」の食堂店主、パオロ・チェロッキさん(69)が解説する。

 「豊かな水資源を生かして、自治権を強めたい」という思いもあった。フィレッティーノはローマへの水の主要供給元。村はローマ市当局に水供給の「見返り」として道路改修費の補助や村民の雇用などを求めた。水の売却先としてカタールにも接触したという。

 だが、「独立」の夢はしぼんだ。見込んだ観光客ラッシュは起こらず、セラッリ村長は村議会の支持を失い辞任。現在は事実上、村長不在のため、観光収入源のスキー場は閉鎖中だ。「見捨てられた村さ」と地元住民の一人がつぶやく。

 村の小学校では6歳から10歳まで14人の児童が一つの教室で授業を受ける。教師のマリア・カルメラ・タルディオラさん(58)は「私はまずイタリアの市民。子供たちにもそう教えている」と「独立」には懐疑的だが、中央政府への不信感は根強い。「この村は中央政府から十分な支援を受けていない。政治家の公約は破られてばかり。総選挙(24〜25日投票)でどの党に投票するかは考えているところ」と話す。

 5月には村長選挙があり、独立反対派の候補が名乗りを上げている。セラッリ前村長に再出馬を働きかけているチェロッキさんらは「反対派は『村の活性化』という公国構想の狙いを理解していないだけ」と主張する。

 もともと地方の独立志向が強いイタリアが国家として統一されたのは百数十年前にすぎない。フィレッティーノの独立構想は今もなお、「国の役割とは何か」という問いをイタリアに突き付けている。

【フィレッティーノ(イタリア中部)で福島良典】=つづく

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 ■ことば

 ◇イタリアの地方行政
 地方自治体として20の州、110の県、8092のコムーネ(市町村に相当)がある。州のうちアルプス地方3州と、地中海に浮かぶシチリア、サルデーニャ両州の計5州は「特別州」と呼ばれ、強い自治権を持つ。イタリアでは90年代以降、地方分権が進められてきた。総選挙では「コムーネ」の再編や「県」の廃止を掲げる政党もある。

5809チバQ:2013/02/23(土) 04:40:15
http://mainichi.jp/select/news/20130222ddm007030177000c.html
問われる「国家」:イタリア総選挙/5止 根強い保守風土
毎日新聞 2013年02月22日 東京朝刊

 ◇欧州で広がる同性婚、認められず
 土曜日深夜、ローマ南部にあるナイトクラブに「カップル」が集まる。ホールでは、大音響の音楽に合わせて踊る若者の姿。他のクラブと異なるのは同性愛者用であることだ。入り口には総選挙(24〜25日投票)と同時実施の地方選に出馬している同性愛者候補のチラシが置かれている。

 経営者は女性同性愛者のアンナ・キアラ・マリニョリさん(58)。18歳の時に同性愛者であることを母親に打ち明けた。かつてイタリア初の女性専用クラブをローマに開いた経歴の持ち主。今はクラブ経営の傍ら、中学校の体育教師としても働いている。

 「同性愛者は『社会に認めてもらえない』という悩みを抱えている。パートナーに病院で付き添うことができるなど、人間として当然の権利を認めてもらいたい」。総選挙では同性愛者のニコラ・ベンドラ党首率いる「左派環境自由党」に投票するという。世論調査でリードする「中道左派連合」の一角を占め、選挙後は政権与党になる公算が大きい。

 欧州では近年、同性愛者同士の結婚を認める動きが拡大。スペイン、オランダ、ベルギーなど8カ国がすでに同性婚を認め、フランス国会では同性婚法案が審議されている。だがイタリアでは同性婚は認められていない。

 「バチカン(ローマ法王庁)があるためだ。イタリアでは、子供の頃から人々にキリスト教カトリックの保守的な考えが染み付いている」とクラブの受付担当、アレッシオ・ファスーロさん(41)が解説する。生命や家族の価値観を重視するバチカンは同性カップルを男女の夫婦と同等に扱うことに異を唱えている。

 総選挙で民主党のベルサーニ書記長が率いる中道左派連合が勝利した場合も、政権安定のためにはモンティ暫定首相の中道勢力連合の協力が必要になる。だがモンティ氏は「家族は男女で作られる」という考えの持ち主だ。ベンドラ氏との共存は可能なのか。

 「ベンドラ氏が同性婚容認を急げば、新政権の土台が揺らぐ」。エコノミストのジョゼッペ・ペニッシ氏が予測する。ミラノ大学のアルベルト・マルティネッリ名誉教授は「ベルサーニ氏にとって上院におけるモンティ陣営の重みは大きい。ベンドラ氏の方が切り離しやすい」と見る。

 同性愛者用クラブを経営するマリニョリさんに新政権への注文を聞くと「私が首相なら(同性婚を認めないような)モンティ陣営とは組まないわ」との答えが返ってきた。同性婚問題はイタリア政治・社会における保守風土の根深さを測るリトマス試験紙になりそうだ。【ローマ福島良典】=おわり

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 ■ことば

 ◇イタリアの同性愛者
 世論調査によると、回答者の62・8%が「同性愛者が男女の夫婦と同等の権利を持つこと」に同意、43・9%が同性婚を支持。だが、同性カップルが養子を持つことには反対意見が多い。同性愛者向けメディアによると、総人口(約6085万人)のうち約100万人が同性愛者または両性愛者。

5810チバQ:2013/02/24(日) 14:03:55
>>5771
http://mainichi.jp/select/news/20130224k0000e030091000c.html
ローマ法王:16世退位表明は内紛背景か 伊記者語る
毎日新聞 2013年02月24日 09時40分

 【ローマ福島良典】バチカン(ローマ法王庁)の内情に精通するイタリア人ジャーナリストのジャンルイージ・ヌッツィ記者(43)が毎日新聞のインタビューに応じ、法王ベネディクト16世の退位表明(11日)の背景に、バチカン秘密文書漏えい事件として噴出した法王庁の内紛があったとの見方を示した。

 昨年前半に表面化した漏えい事件は「バチリークス」と呼ばれ、バチカンを揺るがすスキャンダルに発展した。腐敗や内部対立を告発するバチカン高官の法王あて私信などを法王の元執事が持ち出してヌッツィ氏に手渡し明るみに。元執事は有罪判決を受けたが、法王から恩赦を受けた。

 ヌッツィ氏は「(法王の決断には)文書が漏えいしたこと自体よりも、文書の内容が影響した」と指摘、法王庁の内紛が退位の背景にあったとの見方を示した。漏えい事件が起きたのは「法王庁の現状に(元執事だけでなく)何人かの聖職者が懸念を深めていたことの表れだ」と述べた。

 法王は公式の退位理由として高齢や体力の衰えを挙げているが、13日のミサでは教会内部の「自己中心主義や内部対立」や「権力志向」をいさめた。ヌッツィ氏は発言に関して「法王庁に巣くう根深い問題として注意を向けた」と分析した。

 バチカンで法王の置かれていた状況についてヌッツィ氏は「法王と(バチカンの政府にあたる)国務省の間には距離があった」と述べ、法王が孤立感を深めていたと語った。

5811チバQ:2013/02/24(日) 14:06:16
>>5757
http://mainichi.jp/select/news/20130224k0000m030047000c.html
パプアニューギニア:「魔女狩り」殺人で住民2人を逮捕
毎日新聞 2013年02月23日 21時30分(最終更新 02月23日 23時05分)

 【ジャカルタ佐藤賢二郎】パプアニューギニア西部マウントハーゲンで他人の子供を魔術で呪い殺したとして20歳の女性が焼き殺された「魔女狩り」事件で、警察は23日までに殺人容疑で住民2人を逮捕した。豪AAP通信が伝えた。

 地元メディアによると逮捕されたのは33歳の男と28歳の女で、病死した男児の親族。警察は事件後、住民約40人を事情聴取し、事件への関与を調べていた。警察幹部は「今後も別の人物が関与した証拠や情報があれば逮捕する」と話している。

 マウントハーゲンでは6日のこの事件後も、8歳の女児を魔術で殺したと疑われ、拷問の末に火あぶりにされそうになった高齢の女性2人が警察に保護されている。

5812チバQ:2013/02/24(日) 14:12:35
http://mainichi.jp/select/news/20130224ddm007030168000c.html
波立つイタリア:13年総選挙 各党、最後の舌戦 情勢混とん、政治不信浮き彫り
毎日新聞 2013年02月24日 東京朝刊

 【ローマ福島良典】イタリア総選挙(上下両院)に参加する政党・団体の首脳が22日、投票日(24、25両日)を前に最後の舌戦を繰り広げた。既成政党批判を繰り広げる政治団体「五つ星運動」がローマで80万人規模(主催者発表)の大群衆を集め、政治不信と財政緊縮策への反発の強さを浮き彫りにした。

 五つ星運動のベッペ・グリッロ氏(64)は22日、ローマ中心部で開いた大規模集会で「イタリアを浪費した政治家は家に帰れ。新しい時代の始まりだ」と述べ、下院(定数630)での100議席獲得を目指す考えを示した。選挙戦中に表面化した政財界スキャンダルが五つ星運動への追い風となり、国民の不満を吸収して勢力を伸ばしている。

 中道右派連合のベルルスコーニ前首相(76)は健康上の理由で南部ナポリの集会を欠席したが、テレビ番組で民主党のベルサーニ書記長(61)と中道勢力連合を率いるモンティ暫定首相(69)を「権力亡者で公共の敵」と批判。中道右派政権が樹立されれば自らは首相でなく、経済相に就任すると述べた。

 これに対して、ベルサーニ氏はテレビ番組やローマでの集会で自らを「改革者」「正直者」と売り込み、モンティ氏は北部フィレンツェの集会で「選挙は大衆迎合主義者と改革者の間の戦いだ」と位置づけ、「イタリア再生」を呼びかけた。

 反緊縮世論や政党政治不信の高まりで、選挙の混戦と政局不安定化が予想される。

 このため、国際投資コンサルタント会社の役員らがイタリア入りして世論調査会社と接触、最新選挙情報の収集にあたっているという。

5813チバQ:2013/02/24(日) 14:14:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130223/erp13022321140002-n1.htm
イタリア、経済改革「否定」派が猛追か 総選挙24日から投票
2013.2.23 21:08 (1/2ページ)

 選挙集会で支持者の若者らに囲まれるイタリアのベルサーニ民主党書記長(左から3人目)=22日、ローマ(共同)
 【ローマ=宮下日出男】イタリア総選挙の投票が24日、モンティ政権による経済・財政改革路線継承の是非を争点に始まる。改革継続を掲げる中道左派連合が安定政権樹立のため、下院だけでなく、上院も制することができるかが焦点だが、情勢は混沌(こんとん)としており、改革継続が否定される結果となれば、欧州債務危機の再燃を招く恐れもある。

 最後に公表された8日の世論調査では、民主党のベルサーニ書記長率いる中道左派が、ベルルスコーニ前首相の中道右派連合を支持率で約5ポイント引き離していた。猛追する前首相の陣営はさらに差を縮めた可能性が指摘されるが、中道左派がまだリードを保っているとみられている。

 「第三極」を目指してモンティ首相が立ち上げた中道連合は、新興の政治勢力「五つ星運動」にも後れをとる。改革への国民の不満だけでなく、「選挙戦でも有権者とのコミュニケーションに問題があった」(ローマ大学のロレッラ・チェルドローニ准教授)のが響いたともされる。

 下院(定数630)では第一党に55%の議席が保証されるため、中道左派の勝利が確実視されるが、仕組みの異なる上院(定数315)では中道左派の過半数の議席獲得は微妙な情勢。上院は下院と同等の権限を持つことから、安定政権樹立のため、中道左派はモンティ首相陣営の協力が必要になるとみられる。

 ただ、選挙戦終盤には中道左派と関係の深い主要銀行や防衛関連企業のスキャンダルが浮上。既存体制批判を強める五つ星運動が再び勢いづいているともされている。

 また、数々のスキャンダルでイメージが低下した前首相だが、世論調査に表れていない支持層もいるとされ、中道右派の票が伸びる可能性は否定できない。

 この結果、中道左派がモンティ首相陣営と合わせても上院で過半数に届かなければ、政治情勢が混迷する恐れがある。改革路線が挫折すれば、金融市場の混乱が再燃しかねないため、「前首相はイタリアを混乱させた。有権者は正しい選択を行うと信じる」(シュルツ欧州議会議長)と“警告”する声も上がっている。投票は25日午後3時(日本時間午後11時)に締め切られ即日開票される。

5815チバQ:2013/02/25(月) 21:37:26
http://mainichi.jp/select/news/20130225k0000e030119000c.html
シリア難民:レバノンへ越境 受け皿なく善意頼み…ルポ
毎日新聞 2013年02月25日 07時38分

 【アルサル(レバノン北東部)秋山信一】「シリアに帰りたい」。長女のタマムさん(10)がつぶやいた。レバノン東部に広がるベカー高原の街アルサル。内戦が続くシリアの中部ホムスなどからの難民が急増しているが、国際機関の支援は行き届かない。ホムスから標高1000メートル超の山を越え、徒歩で48時間。母親(27)と子供5人は建設中の民家に逃げ込み、近隣住民が与えた直径30センチの薄いパンを分け合っていた。

 一家はホムス近郊の村に住んでいた。1カ月前、戦闘の激化で父親(35)が肩などを負傷。食料調達が不可能になり、父親は「生き残るため」、母子6人にレバノン行きを命じたという。16日、住み慣れた家を出た。1歳の弟は母親が抱き、タマムさんが3歳の弟の手を引く。8歳の次女と5歳の長男も含め、全員が裸足にサンダル姿。途中、路上で夜を明かし、2日後にたどりついた。

 10畳ほどの部屋は、つっかい棒でつるされたカーペットがドア代わり。窓ガラスがなく、風をしのぐため取り付けたビニールシートから太陽の光がわずかに差し込む。昼間でも薄暗く、気温は15度だがもっと寒く感じる。

 近くの住民が同情し、小さなカーペットとマットレス、3枚の毛布を与えてくれた。体を寄せ合い、暖を取る。

 レバノンでは昨夏以降、シリア難民が急激に増えている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、昨年2月末時点では7435人だったが、21日現在では25倍以上の19万5098人。52%は17歳以下の子供で、登録待ちも含めると総数は30万人を超える。

 だが、支援は十分とは言えない。国際NGO、国境なき医師団(MSF)が昨年12月に行った調査によると、約25%が国際機関などからの「支援を全く受けていない」、65%が「家族を養うには不十分」と答えた。栄養状態の悪化や感染症の拡大も懸念され、MSFレバノンの責任者ファビオ・フォルジオーネさん(36)は「総合的な援助が受けられる難民キャンプがない」と指摘する。

 レバノン政府はキャンプの設置には消極的だ。キリスト教など18以上の宗派が混在する社会だけに、イスラム教徒が増えれば、宗派バランスが一気に崩れかねないからだ。

 「お父さんに会いたい」。笑顔の中で、時折寂しげなまなざしを見せるタマムさんら。何度もせき込んでいた。

5816チバQ:2013/02/25(月) 21:38:51
http://mainichi.jp/select/news/20130225k0000e030166000c.html
キューバ:革命後世代が要職に ナンバー2に52歳抜てき
毎日新聞 2013年02月25日 12時28分(最終更新 02月25日 13時14分)
 キューバの人民権力全国会議(国会)は24日、国家元首である国家評議会議長にラウル・カストロ氏(81)を再任、ナンバー2の第1副議長には閣僚評議会(内閣)のミゲル・ディアスカネル副議長(52)が抜てきされた。

 革命に直接関わった世代が要職を占めてきたキューバで、第1副議長に革命後の世代が就任するのは初めて。

 ラウル・カストロ議長は演説で、今後5年を最後の任期として引退する考えも表明。1959年のキューバ革命以来、フィデル・カストロ前議長(86)と共に兄弟で率いてきた社会主義国キューバは大きな節目を迎える。(共同)

http://www.asahi.com/international/update/0225/TKY201302250212.html
2013年2月25日17時19分

キューバのラウル議長、5年後退任明言 世代交代の波

 【サンパウロ=岩田誠司】キューバで24日、総選挙後初の人民権力全国会議(国会)が開かれ、元首にあたる国家評議会議長にラウル・カストロ氏(81)が再任された。同氏は「今回が最後の任期となる」と述べて5年後の退任を明言。社会主義を維持しつつ世代交代を進める姿勢を鮮明にした。

 この日、ナンバー2にあたる国家評議会第1副議長には、1960年生まれのミゲル・ディアスカネル氏(52)が選ばれた。59年のキューバ革命後に生まれた世代が同ポストに就くのは初めて。ラウル氏は「ゆるやかに(権力の)委譲を進めつつ国の方向性を定めるステップだ」と述べ、次世代を担う人材育成を進める重要性を強調した。

 ディアスカネル氏は、元エンジニアで、大学教授や出身地のビジャクララ県共産党第1書記などを経て、2012年から閣僚評議会副議長に就任。最近、国内外の行事に出席することが多く、次世代のリーダー候補と見られてきた。

5817チバQ:2013/02/25(月) 22:31:53
http://mainichi.jp/select/news/20130225dde007030034000c.html
波立つイタリア:13年総選挙 「ベルルスコーニはもうたくさん」 肌あらわ、女性団体抗議
毎日新聞 2013年02月25日 東京夕刊

 【ローマ福島良典】総選挙の投票が始まったイタリアで24日、北部ミラノの投票所に女性権利団体のメンバー3人が潜入、上半身の衣服を脱ぎ、少女買春疑惑で公判中のベルルスコーニ前首相(76)に抗議する一幕があった。

 投票に訪れたベルルスコーニ氏が報道陣の前に姿を見せた際、3人は「シルビオ(ベルルスコーニ前首相)はもうたくさんだ」などと書かれた上半身をあらわにし、叫び声を上げた。現場で警官に取り押さえられ、警察署に連行された。

 ANSA通信によると、3人は08年にウクライナで設立された女性権利団体のメンバー。20〜25歳のフランス人1人とウクライナ人2人だという。ベルルスコーニ氏は10年に私邸で開いたパーティーに当時17歳だったモロッコ人女性ダンサーを招き、買春したとして起訴され、公判中。

 総選挙の投票は25日までの2日間。ベルルスコーニ氏の中道右派連合は、中道左派連合を猛追している。

5818旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/02/26(火) 19:51:37
イタリア総選挙結果,中道右派・五つ星運動が予想以上の健闘。
下院はプレミアムで緊縮派が過半数を確保も,上院は過半数を得られそうな勢力なし。
こりゃ再選挙ですかねぇ……

下院(630)
 中道左派連合(29.5%)340議席 民主292 左派環境37 他11
 中道右派連合(29.1%)124議席 自由国民97 北部同盟18 他9
 モンティ連合(10.5%)045議席
 ☆五つ星運動(25.5%)108議席
上院(選挙分315,他に終身議員7)
 中道左派連合(31.6%)113議席 民主105 左派環境7 他1
 中道右派連合(30.7%)116議席 自由国民98 北部同盟17 他1
 モンティ連合(09.1%)018議席
 ☆五つ星運動(23.8%)054議席

5819チバQ:2013/02/26(火) 20:20:16
http://www.afpbb.com/article/politics/2931168/10337933?ctm_campaign=txt_topics
イタリア総選挙、上院で過半数の勢力なし 行き詰まる政局
2013年02月26日 15:37 発信地:ローマ/イタリア
【2月26日 AFP】イタリアの総選挙はほぼ全ての開票作業が終了し、下院ではピエルルイジ・ベルサニ(Pier Luigi Bersani)氏が率いる民主党(PD)などの中道左派連合が過半数の議席を獲得することになった。26日、内務省が発表した。

 開票率99.9%の時点で、下院の得票率は中道左派連合が29.55%となり、29.18%だったシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)前首相が党首を務める自由国民(PDL)などの中道右派連合をわずかに上回った。規定により、最も多くの票を得た中道左派連合が下院で過半数の議席を取ることになった。

 反緊縮財政を掲げた元コメディアンのベッペ・グリッロ(Beppe Grillo)氏が率いる新興勢力「5つ星運動(M5S)」は、下院の政党単独の得票率で民主党の25.41%を上回る25.55%となり、イタリア第3の政治勢力に躍り出るという衝撃的な結果になった。専門家らは、緊縮財政に疲れた欧州の他の国にも影響を与えると予測している。

 一方、上院で過半数を取った勢力はなかった。イタリアでは新政権の発足に上下両院の信任が必要となるため、現状では政権樹立の見通しが立たない情勢になっており、民主党幹部からは数か月以内の再選挙の実施や、何らかの形で5つ星運動と連携するといった話も出ている。(c)AFP

5820チバQ:2013/02/26(火) 20:21:02
http://mainichi.jp/select/news/20130226dde001030002000c.html
イタリア総選挙:安定政権困難 危機再燃の恐れ
毎日新聞 2013年02月26日 東京夕刊

 【ローマ福島良典】イタリア総選挙(上下両院)は25日、開票され、内務省の集計結果(開票率100%)によると、モンティ暫定首相(69)の財政再建路線の継続を掲げる中道左派連合が下院(定数630)で過半数の340議席を獲得した。だが、上院(終身議員を除く選出議員定数315)は過半数を大きく下回る。長期安定政権の樹立は困難になり、政治空白により、モンティ氏が着手した緊縮策や構造改革が失速、経済危機が再燃する可能性がある。反緊縮派の台頭でイタリアの信用が揺らぎ、ユーロ圏全体に影響を及ぼす恐れもある。

 在外選挙区などを除く当日開票分の内務省集計によると、下院はベルサーニ民主党書記長(61)率いる中道左派連合が得票率29・54%で首位。第1勢力に与えられる「ボーナス議席」を得て定数の約54%にあたる340議席を確保した。

 ベルルスコーニ前首相(76)の自由国民を軸とする中道右派連合が124議席(得票率29・18%)で続き、既成政党批判を展開するコメディアン、ベッペ・グリッロ氏(64)の政治団体「五つ星運動」は108議席(25・55%)と躍進。モンティ氏の中道勢力連合は45議席(10・56%)。

 上院は中道左派連合113議席(31・63%)▽中道右派連合116議席(30・72%)▽「五つ星運動」54議席(23・79%)▽中道勢力連合18議席(9・13%)。上院は下院と異なり、ボーナス議席が20の州(選挙区)ごとに配分される仕組みで中道左派連合は財政再建路線で一致するモンティ陣営と合わせても131議席で過半数には達しない。

 ナポリターノ大統領はベルサーニ氏にまず組閣を命じるとみられる。ベルサーニ氏は「微妙な情勢だが、責任を持って事にあたる」と述べ、各党と連立協議に入る用意を表明した。モンティ氏は「役割を果たす」と協議に応じる姿勢を示した。

 両院は同等の権限を持つため、政権安定には、中道左派連合が中道右派連合または「五つ星運動」と「大連立」を組むのが望ましいが、緊縮策や欧州政策で意見の隔たりが大きく連立協議は難航が予想される。

 一方、ベルルスコーニ氏は反緊縮色を強め、ユーロ離脱の可能性も排除しない考えを示しており、「五つ星運動」はユーロ残留の是非を問う国民投票の実施を主張している。このため、中道左派連合と連立を組むには障害が多い。

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イタリア総選挙:安定政権困難 危機再燃の恐れ
毎日新聞 2013年02月26日 東京夕刊

 有権者は約5000万人。投票率は約75・2%で前回08年の約80・5%を下回った。

==============

 ◇イタリア総選挙の開票結果(議席数、カッコ内は得票率%)
        上院         下院

中道左派連合 113(31.63) 340(29.54)

中道右派連合 116(30.72) 124(29.18)

五つ星運動   54(23.79) 108(25.55)

中道勢力連合  18( 9.13)  45(10.56)

 内務省発表(開票率100%、議席数は在外選挙区などを除く)

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5821チバQ:2013/02/26(火) 20:22:31
http://mainichi.jp/select/news/20130226k0000e030141000c.html
イタリア総選挙:「五つ星運動」躍進 政治不信の受け皿に
毎日新聞 2013年02月26日 09時56分(最終更新 02月26日 12時11分)


北部ジェノバの投票所で、投票前にメディアに囲まれる「五つ星運動」のグリッロ氏(中央)=2013年2月25日、ロイター 【ローマ福島良典】25日開票のイタリア総選挙で既成政党批判を繰り広げてきたコメディアン、ベッペ・グリッロ氏(64)の政治団体「五つ星運動」が上下両院で大躍進した。国政初挑戦で事実上の「勝利」を収め、国民の間に蓄積する政治不信の根深さを浮き彫りにした形だ。インターネット主体の活動で若年層を引き付ける「五つ星運動」はイタリア政局の行方を左右する新興勢力になる。

 「内向きの政党はこれまで国民の利益を考えてこなかった。イタリアをダメにする政治家に、国民は堪忍袋の緒が切れたのだ」。ローマ中心部のホテルに設置された選挙拠点で、「五つ星運動」活動家のアレッサンドロ・カナリさん(37)が興奮気味に語った。

 イタリア政治は近年、スキャンダルの連続だった。一昨年11月に退陣した中道右派・自由国民のベルルスコーニ前首相(76)は創業したメディア企業絡みの脱税で有罪判決を受け、少女買春疑惑で公判中。最近では、中道左派・民主党に近い銀行の巨額損失隠しが表面化した。

 中道左右両陣営がすねに傷を持つ中、グリッロ氏の「政治家は退場せよ」との叫びが、若者を中心とする有権者の心をつかんだ。専門家の間からも「五つ星運動には間違った政策もあるが、発信する『政治家不信』は正しい」(アルベルト・マルティネッリ・ミラノ大学名誉教授)との指摘が出ていた。

 選挙運動中、「五つ星運動」は既成政党による金権・利権政治を批判し、「議員報酬は月額5000ユーロ(約60万円)まで」を公約に掲げた。インターネットを最大限に活用する政治手法で「カネのかからない選挙・政治」を有権者にアピールしたことも斬新に響いた。

 だが、新興市民団体ゆえに組織が脆弱(ぜいじゃく)で、政策立案能力に乏しく、国政進出にあたって準備不足である点は否めない。ユーロ残留の是非を問う国民投票の実施や、固定資産税の撤回など大衆迎合的な公約も目立つ。「どの政党とも連合は組まない」(参謀役のジャンロベルト・カサレッジオ氏)方針で、支持者の声を国政に反映させることができるかは不透明だ。

5823チバQ:2013/02/26(火) 20:40:15
http://mainichi.jp/select/news/20130226ddm007030140000c.html
イタリア総選挙:世論分裂、鮮明に 財政緊縮策や利権巡り
毎日新聞 2013年02月26日 東京朝刊

 【ローマ福島良典】24、25の両日実施されたイタリア総選挙(上下両院)は、モンティ暫定首相(69)が進めた財政緊縮策や、利権政治を巡る世論の分裂を浮き彫りにした。イタリアの国際的な信用回復を望む有権者は改革路線を取る中道左派連合やモンティ陣営を支持。緊縮策や政治の停滞に不満を抱く層はそれぞれ、ベルルスコーニ前首相(76)の中道右派連合や、ベッペ・グリッロ氏(64)の政治団体「五つ星運動」に投票する傾向が見られた。

 ローマ中心部の小学校で友人と一緒に投票を済ませたローマ大大学院生のファビオ・ポロリさん(27)は上下両院ともベルサーニ書記長(61)の中道左派・民主党に入れた。だが、「国政を企業経営のように考えている」モンティ陣営との連立には反対だ。友人の中には「『ゼロからのスタート』を呼びかけるグリッロ氏の支持者もいる」と明かす。

 年金生活者のマリオ・ドッツィさん(70)は「下院は民主党、上院はモンティ陣営」と票を分けた。「私利のために政界入りしたベルルスコーニ氏はもうごめん」と語り、「復活阻止」のため票を投じた。「首相には(ベルサーニ氏より)線が太いモンティ氏が就いてほしい」と願っている。

 一方、画家・彫刻家のマッシモ・リバディオッティさん(53)は「政治家の退場」を訴えるグリッロ氏の破壊力に期待した。「左右両陣営で問題をたらい回しにしてきた政界の『パンドラの箱』を開けてほしい」からだ。環境保護に「五つ星運動」が理解を示している点も考慮に入れた。

 ベルルスコーニ氏は選挙戦で大型減税などの人気取り策を打ち出し、中道右派連合の支持率を引き上げた。支持者のマリア・ピア・ベッティさん(72)は「イタリアを救えるのはベルルスコーニ氏しかいない。私生活のスキャンダルには関心はない」と語る。選挙には景気後退と失業増が影を落としている。緊縮策の影響などで昨年12月時点の失業率は11・2%を記録している。

5824チバQ:2013/02/26(火) 20:47:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130226/erp13022610350006-n1.htm
改革疲れの国民、大衆迎合にひかれる
2013.2.26 10:33

ベルルスコーニ氏(ロイター)
 【ローマ=宮下日出男】イタリア総選挙では、モンティ政権の緊縮・改革路線継続に反対するベルルスコーニ前首相の中道右派連合と政治勢力「五つ星運動」が事前予想を上回る勢いをみせた。その背景には、経済低迷下で「改革疲れ」が著しい国民が大衆迎合的な訴えに引きつけられたことがある。

 選挙戦終盤には中道右派と五つ星運動の猛追が伝えられたが、改革継続を目指す中道左派は上院で過半数を逃しても、モンティ首相の中道連合と合わせて多数派形成できるとの予測が大勢だった。だが、実際には上院でだけではなく、下院でも苦戦。五つ星運動の得票率は最大2割との予想を大きく上回った。

 ベルルスコーニ氏に対しては、相次ぐスキャンダルのため国民の拒否感は強かった。だが、前首相はモンティ政権が導入した住宅税の廃止と既払い分の税金還付など「ばらまき」的な政策を訴えることで巧みに逆境をはね返した。

 既存体制の打破を掲げる五つ星運動は、リーダーでコメディアンのベッペ・グリッロ氏のカリスマ性のほか、一般市民から候補者を選ぶなどした「新鮮さ」が政治不信の強い国民の心を引きつけた。選挙前には主要銀行のスキャンダルも浮上。五つ星運動は一段と弾みをつけ、中道左派の支持層も流れたとみられる。

 債務危機は表明上、沈静化しているが、欧州の経済回復が遅れる中、国民の痛みが続いていることが選挙で表面化したといえる。

5825チバQ:2013/02/27(水) 22:41:09
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013022702000120.html
欧州動揺 独、路線変更を懸念 仏「成長促す取り組み必要」
2013年2月27日 朝刊

 【ロンドン=有賀信彦】欧州債務危機を再燃させかねないイタリア総選挙の結果に、ユーロ圏諸国に衝撃が走った。

 「ユーロ圏全体に影響する事態で、非常に憂慮している」。ロイター通信によると、スペインのガルシアマルガリョ外相は二十六日、マドリードでイタリアの政局への懸念を記者団に語った。さらに「イタリアにとっても欧州にとっても、どうにもよくなりようのない方向への急展開だ」と戸惑いを見せた。

 ユーロ圏の財政緊縮路線をリードするドイツでは、レスラー経済技術相が同日、「イタリアは、既に取り組んでいる財政改革や競争力強化などの構造改革を続ける以外に選択肢はない」との声明を発表。いかなる政権が発足しようと、路線の変更は認めがたいとの強い姿勢を示した。

 ウェスターウェレ外相は同日、「イタリアの政治家は、改革と緊縮が必要だと理解しているはずだ。すみやかに行動能力のある政府をつくるよう望む」と述べ、同国が政局混迷から早く抜け出すよう要請。「欧州債務危機の克服に向け、私たちは同じボートに乗っている。イタリアだけでなく欧州全体のためだ」と呼び掛けた。

 一方、経済成長策への転換が欧州債務危機克服には必要との立場のフランスでは、モスコビシ経済・財政相が同日、ロイター通信に「(政局混迷を)心配なのは間違いないが、イタリアと欧州には、経済成長という別の観点からの取り組みが必要だ」と述べた。

5826名無しさん:2013/02/27(水) 23:11:31
首相4月下旬にもロシア訪問で調整
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20130227/k10015813411000.html
外務省は、北方領土問題などを巡って意見を交わすため、安倍総理大臣が4月下旬にもロシアを訪問して、プーチン大統領と首脳会談を
行う方向で調整していることを明らかにしました。
日ロ両政府は安倍総理大臣の年内のロシア訪問に向けた調整を進めていて、プーチン大統領は、先週、ロシアを訪れていた森元総理大臣と
会談した際、「訪問を心待ちにしている。両国関係の発展のよいステップになることを期待している」と述べ、期待感を示しました。
こうしたなか、外務省の担当者は27日午前、民主党の会合に出席し、安倍総理大臣のロシア訪問の時期について「大型連休という可能性も
含めて、現在調整中だ」と説明し、北方領土問題などを巡って意見を交わすため、安倍総理大臣が4月下旬にもロシアを訪問して、プーチン
大統領と首脳会談を行う方向で調整していることを明らかにしました。

5827チバQ:2013/02/27(水) 23:20:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130227/mds13022700420000-n1.htm
議会選ボイコットを表明 エジプト反大統領派連合
2013.2.27 00:41
 中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、エジプトの反モルシ−大統領派の連合体「救国戦線」は26日、4月下旬から実施される人民議会(国会)選挙をボイコットすると表明した。

 救国戦線を率いるエルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長が「選挙法が不公平だ」としてボイコットを呼び掛けていた。主要野党が不参加となれば、選挙が成り立たなくなる恐れもあり、モルシ−氏側に圧力をかける狙いとみられる。

 議会選は地域別に4回に分け、約2カ月にわたって実施される。投票日は(1)4月22、23日(2)5月11、12日(3)5月28、29日(4)6月15、16日。(共同)

5828チバQ:2013/02/27(水) 23:36:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130227-00000085-san-eurp
国民は緊縮路線拒否 ベルルスコーニ氏存在感
産経新聞 2月27日(水)7時55分配信

 イタリア総選挙では、スキャンダルが相次いだベルルスコーニ前首相(76)が劣勢をはね返し、その存在感を改めて誇示した。既存政治の批判を展開する政治勢力「五つ星運動」も予想以上の大躍進。多くの有権者が両陣営の大衆迎合的な訴えにひかれた結果でモンティ政権の緊縮・改革路線に対する国民の疲弊感の強さを映し出した。

 中道右派の中心政党で前首相率いる自由国民のアルファノ幹事長は25日夜、「前首相の勝利への信念がもたらした結果だ」と選挙での善戦を満足げに評価。「選挙前に『前首相は終わりだ』と考えていた人は考え直さなくてはならない」とも強調した。

 ◆税金還付追い風

 一昨年秋、債務危機の波及で退陣を余儀なくされた前首相は昨年末、モンティ首相への信任を撤回。首相辞任の引き金を引くとともに、首相返り咲きを目指す意向を示した。しかし、当時の前首相陣営の支持率は中道左派に大きく引き離され、前首相の政界への影響力は弱まったというのが大方の見方だった。

 過去約20年間で3度首相職を経験した前首相も未成年者買春事件などスキャンダルが相次ぎ、今では国民の拒否感も強い。

 だが、こうした逆風の中で前首相は、モンティ首相やドイツのメルケル首相の批判を繰り返し、「ばらまき」的な政策を掲げることで、改革疲れする有権者の心理を巧みにとらえた。特にモンティ政権が導入し、国民の強い不評を買っていた住宅税を廃止し、既払い分の税金を還付する公約は効果が大きかったとされる。

 改革継続を目指す中道左派やモンティ首相の中道連合を支持できず、政治経験のない五つ星運動にも不安を持つ有権者にとって明確に「痛み」の緩和を主張した前首相は「欠点はあるが最善の選択」(65歳女性)でもあった。専門家は「税金還付は現金収入の少ない層に魅力的だった」と指摘する。

 ◆新興勢力も台頭

 一方、五つ星運動はリーダーでコメディアンのベッペ・グリッロ氏(64)のカリスマ性のほか、インターネットで一般市民から候補者を選ぶなどした「新鮮さ」が政治不信の強い国民を引きつけた。イタリアのユーロ残留の是非を国民投票で問うなど過激な公約を掲げる。既存の政治勢力と距離を置く方針だが、メンバーの多くは政治の素人で実行力などは未知数だ。イタリア紙レプブリカは26日、「イタリアは統治不能になった」と報じた。(宮下日出男)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130227-00000099-san-eurp
イタリア総選挙 中道左派 上院「議席配分制」に泣く
産経新聞 2月27日(水)7時55分配信

 【ローマ=宮下日出男】26日に開票結果が判明したイタリア総選挙で、緊縮・改革路線継続を掲げ下院を制した中道左派連合が上院で獲得議席数で過半数を大きく下回った背景には、重要選挙区で相次ぎ敗北したことがある。上院は下院と異なり、一部地域の結果が全体の議席数に大きな影響を与える仕組みが採用されているためであり、選挙では同国の複雑な選挙制度にも焦点があてられた。

 内務省が開票作業を開始後、随時公表した暫定集計では、全体の得票率では中道左派がベルルスコーニ前首相率いる中道右派連合を上回るにもかかわらず、獲得議席数では一時、中道右派が中道左派を逆転する場面もあった。上下両院で議席配分制度が異なるためだ。

 下院では、全国集計で得票率トップの陣営に過半数の議席が保証される仕組みだが、上院では州単位の20選挙区ごとに得票率首位の陣営に対し、各選挙区の定数の過半数が保証される。このため定数の大きい選挙区の動向が上院全体の行方を大きく左右する。

 今選挙でも北部の大都市ミラノを抱えるロンバルディア(定数49)、南部カンパニア(同29)など4州を中心とした情勢に伊メディアは注目し、事前の予想を報じた。上院で明確な「勝者」が出なかった要因には政治勢力「五つ星運動」の予想以上の躍進もあるが、中道左派がこの4州で全敗したことも響いている。

 現行制度の導入は2005年、ベルルスコーニ前首相が政権にあった時代。06年の総選挙を控え、苦戦が予想された政権が敗北を最小限に抑えるのを狙ったともいわれ「最悪の選挙制度といわれていた」(現地ジャーナリスト)という。

 モンティ政権下で選挙制度の改革が試みられたが、各陣営の調整がつかず、今回の総選挙でも現行制度が維持された。

5829チバQ:2013/02/27(水) 23:37:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130227-00000025-jij-eurp
総選挙の開票結果確定=伊
時事通信 2月27日(水)9時6分配信

 【ローマ時事】イタリア内務省は26日、総選挙の最終開票結果を発表した。上院(定数315、終身議員を除く)は、中道左派連合123、中道右派連合117、新興勢力「五つ星運動」54、中道連合19、その他2。下院(定数630)は、中道左派連合345、中道右派連合125、五つ星運動109、中道連合47、その他4。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130227-00000011-mai-eurp
<イタリア総選挙>民主党、五つ星運動と協力の用意
毎日新聞 2月27日(水)10時16分配信



ローマの党本部で記者会見する中道左派・民主党のベルサーニ書記長=2013年2月26日、AP
 【ローマ福島良典】イタリア総選挙(上下両院)で上院過半数割れに追い込まれた中道左派・民主党のベルサーニ書記長(61)が26日、ローマの党本部で記者会見し、政治改革を実現するため、両院で躍進した政治団体「五つ星運動」と協力する用意を示唆した。

 ベルサーニ氏は上下両院で「ねじれ」状態となったことから「選挙に勝利したとは言えない」と不振を認め、国民の間に広がる政治不信と景気後退、若者の失業、緊縮策に対する拒否反応が原因と分析した。

 連立協議にあたり国会改革や腐敗対策などを優先項目に掲げると明らかにした上で、「国と子供たちのために何をしたいのか説明してほしい」と「五つ星運動」創設者のベッペ・グリッロ氏(64)に呼びかけた。

 民主党を中心とする中道左派連合は下院最大勢力だが、単独では「五つ星運動」が最多得票した。このため、ベルサーニ氏は下院議長を「五つ星運動」から出すのが適当との考えを示した。

 中道左派連合が「五つ星運動」と組めば上院でも過半数に達して「ねじれ」状態を解消し、安定政権を樹立することができる。ただ、両陣営の連立には乗り越えなければならない障害が多い。

 まず、グリッロ氏は政策ごとの閣外協力の用意を示しているが、ベルサーニ氏は「五つ星運動」の本格的な政権参加を連立条件として想定している。また、親欧州の立場のベルサーニ氏はグリッロ氏の反ユーロ姿勢に警戒感を抱いている。

 ANSA通信によると、ナポリターノ大統領は3月15日に下院を招集しており、ベルサーニ氏は3月後半までの連立合意を目指すとみられる。ベルサーニ氏はベルルスコーニ前首相(76)の中道右派・自由国民と「大連立」を組む可能性は否定した。

5830チバQ:2013/02/27(水) 23:39:21
http://www.afpbb.com/article/economy/2931242/10358093?ctm_campaign=txt_topics
イタリア総選挙による政局の行き詰まり、欧州に衝撃広がる
2013年02月27日 07:51 発信地:ローマ/イタリア
【2月27日 AFP】ユーロ圏にとって非常に重要な選挙とみられていた先日のイタリア総選挙では、明確な勝者が出ず、緊縮財政に反対するポピュリスト政党が衝撃的な躍進を果たし、同国の政局は行き詰まった。これを受け、世界市場は混乱し、欧州全土に警戒が高まっている。

 下院ではピエルルイジ・ベルサニ(Pier Luigi Bersani)民主党(PD)党首率いる中道左派連合が僅差で勝利したが、上院では過半数を獲得した勢力がなかった。この選挙結果を受け、イタリア株式市場は急落、借入金利は急増した。

 さらに、ユーロ圏第3位の経済大国イタリアの政局の先行き不安を嫌気し、欧州、アジア、米国の株式市場も下落した。政治アナリストらは、不安定な連立政権が成立するか、再選挙が数か月以内に行われるかのどちらかだと予想している。

 一方、元コメディアンのベッペ・グリッロ(Beppe Grillo)氏率いる大衆派「5つ星運動(M5S)」は緊縮財政や不況への抗議票を確実に集め、下院での得票率が25.5%に上るなど大躍進を遂げた。(c)AFP/Dario THUBURN

5832チバQ:2013/02/27(水) 23:45:50
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&amp;k=2013022700901
観光立国に衝撃=地元紙軒並み一面トップ級−エジプト熱気球墜落

エジプト・ルクソールの熱気球が墜落した現場で花をささげる地元自治体関係者ら=27日(AFP=時事) 【カイロ時事】「ルクソールの空で惨劇」「観光客巻き込む恐怖の事故」。日本人4人を含む19人が死亡したエジプト南部ルクソールで起きた熱気球墜落事故で、地元各紙が軒並み一面トップ級で報じるなど、観光業に大きく依存する国民に激しい衝撃を与えた。
 シュルーク紙は「新たな惨劇」との見出しで、鉄道事故や高層住宅崩落などが頻発するエジプトの惨状を憂慮した。ワタン紙は「気球すらも燃え上がる」と報じ、ムバラク政権崩壊後の政情不安で反体制デモが続き、経済や治安の悪化にいら立ちを強める国民感情を重ね合わせた。(2013/02/27-19:32)

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/02/27/kiji/K20130227005286160.html
「外国人がいなくなる」と悲鳴 気球墜落事故 ルクソール観光に打撃
 日本人観光客4人を含む19人が犠牲になったエジプト南部ルクソールの気球墜落事故は、地元の観光業に打撃を与えそうだ。ムバラク政権崩壊後の政情不安で減少した観光客が少しずつ戻り始めてきた矢先の事故。観光業者は「外国人客がいなくなる」と悲鳴を上げている。

 旅行会社に勤めるアブデルラヒム・ワキルさん(41)は「今回の事故で当局は気球ツアーを中止にした。期間は数カ月か、もしかすると数年かもしれない」とため息をついた。

 気球ツアーは、ナイル川を挟んで点在する広大な遺跡群を上空から見下ろせることで評判を呼んでいた。関係者によると、大手旅行会社は安全上の理由から気球ツアーを旅程に組み込むのを控えていたが、観光客はホテルなどで申し込めるため、参加者は絶えなかったという。

 事故が起きた26日に日本人客を連れてルクソール入りした添乗員の日本人男性(63)は、2011年のエジプト政変の時期に比べれば「エジプト旅行のキャンセルは少ないのではないか」と予測。一方で、奇岩で知られるトルコのカッパドキアなど、気球ツアーが人気を集めるほかの観光地への影響に懸念を示した。(共同)
[ 2013年2月27日 15:45

5833チバQ:2013/02/27(水) 23:59:47
http://www.cnn.co.jp/world/35028807.html
ベネディクト16世、退位後は「名誉法王」に 枢機卿がローマ入り
2013.02.27 Wed posted at 10:10 JST

ローマ(CNN) ローマ法王庁(バチカン)は26日、ローマ法王ベネディクト16世(85)の退位後の肩書きが「名誉法王」になると発表した。一方、次期法王の選出に向け、ローマには既に枢機卿が集まっている。

ベネディクト16世は28日で退位する。ローマ法王庁の報道官によると、ベネディクト16世の名は退位後も使用し、「聖下」という敬称も変更しない。

27日に予定されている最後の一般謁見では、入場券5万枚が配布された。さらに多くの信者が詰めかける可能性もある。ベネディクト16世は「ポープモービル」と呼ばれる専用車でサンピエトロ広場を巡った後、信者の前で演説する。

最終日の28日は午前中に枢機卿との会議を済ませた後、午後にヘリコプターで、ローマ近郊のカステル・ガンドルフォにある別荘に向かう。教会の鐘が鳴らされ、ベネディクト16世は最後にもう1度、バルコニーに姿を見せて信者らに別れを告げる。

公務終了時刻の同日午後8時、法王の警護に当たってきたスイス衛兵はカステル・ガンドルフォを離れ、バチカン警察と交代する。

ベネディクト16世は、バチカンにある修道院の修復がこの春の終わりごろに完了するまで別荘に滞在する。

赤いマントは白い聖職者用の平服に着替え、赤い靴に代わって、昨年のメキシコ訪問時に贈られた茶色の靴を履く見通し。法王の象徴の「漁師の指輪」は、法王の紋章とともに破壊される。

一方、報道官によれば、枢機卿の総会が3月1日に招集され、次期法王を選出する「コンクラーベ」の日程を決める協議に入る。コンクラーベの日程は未定。

5834チバQ:2013/02/28(木) 00:00:38
http://www.cnn.co.jp/world/35028760.html
コンゴと周辺諸国が和平協定に調印 国連事務総長も出席
2013.02.26 Tue posted at 12:44 JST

(CNN) アフリカ中部コンゴ(旧ザイール)の和平を目指し、同国と周辺諸国が結んだ協定の調印式が24日、エチオピアの首都アディスアベバで行われた。式典には国連の潘基文(パンギムン)事務総長も出席した。

同国東部では、政府軍と反政府武装勢力「M23」の戦闘が続き、大量の避難民が出ている。協定は、コンゴの領土と主権を守るために各国の協力を求める内容。ウガンダ、ルワンダなど近隣諸国が参加したが、武装勢力は加わっていない。

潘事務総長は、協定が「コンゴと周辺諸国の国民に平和と安定の時代をもたらすことを強く望む」と述べる一方、これは対応策の始まりにすぎないとして、「継続的な関与」を呼び掛けた。

南アフリカのズマ大統領も、コンゴを「泥沼」から救うための一歩になると期待を表明。国連部隊をコンゴ東部に派遣する案に言及した。

協定の調印は先月予定されていたが、「手続き上の問題」(潘事務総長)により延期された。コンゴは、ルワンダ虐殺の後に報復を恐れたフツ族難民が大量に流入した1990年代以降、周辺諸国を巻き込んだ内戦を繰り返してきた。M23は、政府軍から離反したツチ族兵士らが昨年4月に結成した。

5835チバQ:2013/02/28(木) 00:12:45
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130226-OYT1T01092.htm
司祭らに「関係」迫る?英枢機卿が大司教職辞任

 【ロンドン=佐藤昌宏】英カトリック教会最高位のキース・オブライエン枢機卿(74)は25日、スコットランドのセントアンドルーズ、エディンバラ大司教職を辞任した。


 理由は明らかにされていないが、1980年代に複数の司祭らに「不適切な関係」を迫った疑いなどが浮上していた。

 オブライエン枢機卿は、ローマ法王ベネディクト16世の後任を選ぶバチカンでの法王選出会議(コンクラーベ)に英国からただ一人、出席する予定だったが、辞任声明で「メディアの注目が次期法王より、私に集まるのは望ましくない」として、出席見送りを表明した。

 英国は、16世紀に国王ヘンリー8世がカトリック教会に反発して創設した英国国教会を国教としており、カトリック教徒は全人口の9%前後とされる。

(2013年2月26日19時44分 読売新聞)

5836チバQ:2013/02/28(木) 22:14:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130228-00000033-jij-eurp
首相不信任案を可決=政権交代へ―スロベニア
時事通信 2月28日(木)9時16分配信

 【ベルリン時事】スロベニア国民議会(下院)は27日、汚職疑惑が浮上したヤンシャ首相に対する不信任決議案を可決した。中道右派政権を率いた同首相の解任が決定。第1党の中道左派野党「積極的なスロベニア」のブラトゥシェク党首(42)が初の女性首相に就任する見通し。
 スロベニアは1991年の独立後、最悪の政治・経済危機に直面している。ブラトゥシェク氏は下院で、経済再建に全力を挙げる考えを示した。
 1月に汚職の疑いが発覚したヤンシャ首相は疑惑を否定し、与野党の辞任要求を拒否。このため、与党各党は次々と連立を離脱し、「積極的なスロベニア」が不信任案を提出した。

5837チバQ:2013/03/02(土) 02:25:43
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013030100880
中道左派「大連立」を拒否=不透明感強まり再選挙も−伊

イタリアのベルサーニ民主党党首=2月26日、ローマ(AFP=時事) 【ローマ時事】2月25日開票のイタリア総選挙で一応の勝利を収めた中道左派連合を率いるベルサーニ民主党党首(61)は1日付の伊紙レプブリカとのインタビューで、ベルルスコーニ元首相(76)が主導する中道右派連合との「大連立」を拒否する姿勢を明らかにした。中道左派は下院で勝利したが、上院では過半数に届かなかった。安定政権樹立に向けた連立などの枠組みが見えなくなり、政治に不透明感が強まってきた。
 ベルサーニ党首は「大連立の考えは存在しないし、今後存在することもない」と言い切った。ベルルスコーニ氏は選挙後、中道左派との大連立の可能性に言及していた。(2013/03/01-19:22)


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130228-00000046-mai-eurp
<イタリア>「五つ星運動」が連携拒否 中道左派打診に
毎日新聞 2月28日(木)14時56分配信

 【ローマ福島良典】イタリア総選挙(上下両院)で躍進した政治団体「五つ星運動」の創設者、ベッペ・グリッロ氏(64)は27日、中道左派・民主党からの連携の打診を一蹴した。だが、これに対して支持者から「無責任」などと批判が噴出、足並みの乱れを露呈する事態になっている。

 民主党のベルサーニ書記長(61)は26日、グリッロ氏との連携を念頭に国会改革、腐敗対策、選挙制度改革などを提案したが、グリッロ氏は27日、「不作法な提案」と批判。さらにベルサーニ氏について「ストーカー政治家」とこき下ろした。

 連立打診を袖にされたベルサーニ氏は「言いたいことがあるなら、侮辱を含め、国会で話すのが筋。各人が責任を果たすべきだ」と反論した。

 こうしたやり取りを受け、「五つ星運動」の支持者はグリッロ氏のブログに「真剣にやってくれ」などと投稿し、グリッロ氏に再考を促した。

5838チバQ:2013/03/02(土) 02:26:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130228-00000112-san-eurp
左派、「五つ星」と連携か 伊政権 左右連立の声も
産経新聞 2月28日(木)7時55分配信

 【ローマ=宮下日出男】イタリア総選挙後の安定政権樹立が不安視される中、連立の模索などさまざまな動きが始まった。辛勝した中道左派連合が多数派形成のため、躍進した新興政治勢力「五つ星運動」の取り込みに動くとの見方がある一方、中道右派連合のベルルスコーニ前首相は中道左派との大連立の可能性を示唆。再選挙実施を主張する声も出ているが、いずれもハードルは高そうだ。

 中道左派のベルサーニ民主党書記長は26日の記者会見で、「われわれは首位だが、勝ったのではない」と強調した。中道左派は下院で過半数の議席を確保。上院で最終的に第一党になったが、過半数には届かず、政権樹立には他陣営の協力が不可欠となった。

 中道左派としては、3月中旬に予定される初議会招集までに上院で多数派を確保したいところ。陣営内には五つ星運動の議員への切り崩しや政策ごとの連携を主張する声も出てきている。

 これに対し、五つ星運動のリーダー、グリッロ氏は26日、「われわれの政策と一致する提案があれば、検討する」と語ったが、どの陣営とも連立政権を組む考えを基本的には否定した。

 一方、ベルルスコーニ氏は同日、モンティ首相を排除したうえで、中道左派と連立政権を組む可能性をほのめかした。中道左派・右派は緊縮策をめぐって対立する立場にあるが、モンティ政権を緊急対応として共に支えてもいた。

 だが、中道左派には「国の惨事に責任がある者とは連携できない」(民主党幹部)と否定的な意見も根強い。グリッロ氏も「(両派の連立を)われわれは邪魔する」と息巻く。

 中道左派では他陣営と選挙制度を改正して再選挙に臨む案もささやかれるが、伊紙コリエレ・デラ・セラは「グリッロ氏の目的は再選挙に持ち込み、成功を確実にすることだ」とし、むしろ五つ星運動を利することへの懸念を示した。

 金融市場では選挙前、改革継続を目指す中道左派とモンティ首相の中道連合による連立政権への期待が強く、ベルサーニ氏も協力を視野に入れていた。だが、選挙の結果、「イタリアと欧州を救った」と国際社会で評価されるモンティ氏が次期政権に関与するのは難しくなっている。

 ユーロ圏3位の経済大国イタリアの政局を他の欧州諸国も注視しており、ドイツのウェスターウェレ外相は「重要なのは、機能する安定政権を迅速に樹立することだ」と述べた。

5839チバQ:2013/03/02(土) 02:28:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&amp;k=2013030100104
アルカイダ系司令官を殺害=北アフリカ拠点組織−マリ
 【カイロ時事】アルジェリアのテレビ局アンナハルは28日、北アフリカの国際テロ組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」のアブデルハミド・アブゼイド司令官がマリ北部の山岳地帯で、フランス・チャド両軍の掃討作戦で殺害されたと報じた。
 ロイター通信によると、司令官は25日に約40人のイスラム武装勢力と共に殺された。司令官は20人以上の西側諸国出身者を誘拐し、巨額の身代金をAQIMにもたらしたほか、英仏人の処刑にも関与したとみられている。(2013/03/01-07:19)

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5840チバQ:2013/03/02(土) 02:34:06
http://mainichi.jp/select/news/20130302k0000m030025000c.html
バングラデシュ:野党副総裁死刑判決で暴動、42人死亡
毎日新聞 2013年03月01日 18時52分(最終更新 03月01日 20時06分)


バングラデシュの首都ダッカで起きた暴動で、「イスラム協会」の活動家を警棒を使って捕らえる警察官=2013年2月28日、ロイター
拡大写真 【ニューデリー杉尾直哉】バングラデシュ独立戦争(71年)の際の戦争犯罪を裁く法廷で2月28日、起訴されていた野党「イスラム協会」(JI)のデルワル・フセイン・サイーディ副総裁(73)が大量殺害やレイプ、略奪などの罪で死刑判決を受けた。これに反発したJI支持者が首都ダッカなど国内10カ所以上で政府庁舎やヒンズー教寺院に放火するなど暴徒化し、AP通信などによると、警察との衝突で警察官6人を含む42人が死亡、約300人が負傷した。

 バングラデシュは、パキスタンからの独立戦争の際に内戦状態となり、300万人が死亡、20万人の女性がレイプされたとされる。戦争犯罪法廷は10年に与党アワミ連盟を率いるハシナ首相が設置し、独立に反対していたJI党員ら12人が起訴された。今年1月以降、サイーディ副総裁ら党指導者2人に死刑、もう1人の党員に無期懲役が言い渡された。残る9人の被告の判決も今後出る見通しで、暴動が広がる恐れがある。

 政府は1日、首都に治安部隊1万人を追加配備し、厳戒態勢を敷いた。戦犯法廷について、JIなど野党側は「野党をつぶすための政治弾圧」と反発し、国際人権団体からも「証人が当局に証言を強制された」などとして批判が出ている。

5841チバQ:2013/03/02(土) 02:35:32
http://mainichi.jp/select/news/20130302k0000m030107000c.html
ケニア:4日に大統領選 正副首相が激しい争い
毎日新聞 2013年03月01日 21時45分

 【ヨハネスブルク服部正法】東アフリカの地域大国ケニアで4日、任期満了に伴う大統領選が実施される。オディンガ首相(68)とケニヤッタ副首相(51)が激しいトップ争いをしており、1回の投票では決まらず、来月の決選投票に持ち込まれる可能性が高まっている。

 同じく大接戦だった前回(07年)は、開票結果を巡り大規模な暴動が発生、上位候補の出身民族同士の衝突にも波及し、1000人以上の死者を出す事態となった。その後、国民間の和解を進めてきたが、対立再燃への懸念は完全には払拭(ふっしょく)されていない。

 8人が立候補し、投票終了後48時間以内に結果が判明する見通し。1位候補が有効投票数の過半数に届かない場合などは、上位2候補による決選投票が4月に実施される。多くの世論調査で、オディンガ、ケニヤッタ両氏とも40%台の支持と、僅差になっている。

 07年選挙では、再選を狙うキバキ氏(現大統領)と対立候補のオディンガ氏の事実上の一騎打ち。当初はオディンガ氏の大差リードが伝えられたが、最終的にキバキ氏の逆転勝利が発表された。オディンガ氏支持者らは暴徒化してキバキ氏の出身民族キクユ人を襲撃し、逆にキクユ人側もオディンガ氏の出身民族ルオ人を襲うなど、各地で報復の連鎖が見られ、多数の犠牲者が出たほか、60万人以上が国内避難民となった。アナン前国連事務総長らの調停で、キバキ大統領−オディンガ首相の連立政権が発足し、現在に至っている。

5842チバQ:2013/03/02(土) 02:36:47
http://mainichi.jp/select/news/20130202k0000m030188000c.html
マリ:世界遺産都市の古文書救出 秘密裏に移送
毎日新聞 2013年02月02日 02時30分(最終更新 02月02日 02時42分)

 【バマコ(マリ南部)服部正法】フランスが軍事介入した西アフリカ・マリ北部の世界遺産都市トンブクトゥの研究所に保管され、イスラム過激派による破壊が懸念されていた歴史的に貴重な古文書の約6割が、南部の首都バマコに秘密裏に移送済みだったことが1日分かった。マリ政府当局者が毎日新聞の取材に古文書を公開した。当局者によると、移送後のメディアへの公開は世界で初めて。

 古文書は、所蔵元のアフメド・ババ高等教育・イスラム研究所(マリ政府管轄)のアブドゥルカドリ・マイガ所長が公開。金属製衣装箱約30箱に納めた約2万5000点がバマコ市内に保管されている。

 古文書は最古のものが13世紀ごろとされる。主にアラビア文字で書かれ、イスラム教や天文学、医学など幅広い分野に及び、当時の学術水準を示す極めて貴重な内容で「世界のかけがえのない遺産」(マイガ所長)だ。

 ◇トンブクトゥと古文書
 トンブクトゥは古来、サハラ砂漠の貿易中継地として栄える一方、15世紀ごろにはイスラム神学校が100校以上あり、イスラム研究が隆盛した学術都市だった。古文書は家庭に散逸していたものも多く、収集・保存を目的に「アフメド・ババ高等教育・イスラム研究所」が1973年に発足した。

http://mainichi.jp/select/news/20130202k0000m030189000c.html
マリ古文書救出:2万5000点、粉ミルクや米の袋で隠し
毎日新聞 2013年02月02日 02時30分

 【バマコ(マリ南部)服部正法】イスラム過激派が支配する街で、ひそかに続けられた古文書救出作戦。交易商人の手助けで世界的に貴重な遺産の多くは安全地帯に届いていた−−。世界遺産であるマリ北部の都市トンブクトゥから移送されたアフメド・ババ高等教育・イスラム研究所所蔵の古文書は約2万5000点に及ぶ。アブドゥルカドリ・マイガ同研究所長が毎日新聞の取材に作戦の詳細を語った。

 マリ北部は昨年4月、世俗主義の反政府武装組織やイスラム過激派が制圧した。5月以降、偶像崇拝の禁止に厳格な過激派が、トンブクトゥにあるイスラム教指導者の聖廟(せいびょう)を破壊。7月には世俗主義組織を北部の各都市部から追い出し、支配を固めた。

 マイガ所長によると救出作戦は昨年7〜10月に実施した。バマコに避難していた研究所員らが約1200キロ離れたトンブクトゥに潜入。街中をパトロールする過激派戦闘員の目を避けながら、深夜などに研究所から徐々に文書を回収した。

 最終的には、研究所が所蔵する古文書約4万5000点のうち、旧棟に保存されていた約2万5000点を運び出すことができた。

 だが、南アフリカ政府の支援で建てられた新棟は過激派が放火し、約2万点の所蔵文書の多数が焼失・破損した可能性があるという。

 反政府武装組織やイスラム過激派は旧棟にはあまり関心を払わなかった。マイガ所長は「建物が古くて、汚い感じがしたからだろう」と言う。おかげで古文書は難を逃れたとも言えそうだ。

 古文書は衣装箱に入れ、複数回に分けてバマコ行きのバスやトラックで運んだという。移送には、トンブクトゥとバマコの間でさまざまな商品を取引する交易商人の助けを借りた。商人は文書入り衣装箱の上に、粉ミルクや米の袋など実際の取引商品を載せてカムフラージュした。到着を待ち構えた研究所員らがバマコで受け取った。

 マイガ所長は「大きな危険を伴う作戦だった」と振り返る。イスラム過激派は1月に軍事介入したフランス軍とマリ政府軍の共同作戦を受けトンブクトゥから撤退した。

5843チバQ:2013/03/02(土) 02:37:53
まずは、ビザ省略を・・・
http://mainichi.jp/select/news/20130228k0000e030186000c.html
ロシア極東開発相:アジアを重視 日本の協力に強い期待
毎日新聞 2013年02月28日 12時12分(最終更新 02月28日 12時55分)


日本・ロシアフォーラムであいさつするヴィクトル・イシャエフ極東開発担当大臣兼極東連邦管区大統領全権代表=東京都内のホテルで2013年2月28日、武市公孝撮影
拡大写真 ロシアのイシャエフ極東開発相は28日午前、東京都内で開かれた「日本・ロシアフォーラム」(毎日新聞社、ロシスカヤ・ガゼタ紙主催)で講演し、「ロシアの経済発展の底力となるアジア太平洋地域へ、開発のベクトルを向けることが非常に重要だ」と述べ、エネルギー開発などで日本の協力に強い期待を表明した。安倍晋三首相はメッセージを寄せ、「日露関係の発展は最優先課題の一つだ」とし、北方領土問題への取り組みと両国の経済関係の強化に意欲を示した。

 イシャエフ氏は講演で約500人の出席者を前に「旧ソ連時代からロシアの発展の方向性は西(欧州)を向いていたが、現在は世界経済の発展の中心が東(アジア)に向き、ロシアの方向性は変更されている。日本との協力は私たちの経済政策の非常に重要な位置を占める」と強調。極東のインフラ整備やパイプラインなどのエネルギープロジェクト、ハイテク分野などを挙げて相互協力の必要性を訴えた。

 首相はエネルギー分野に関して「供給源の多角化を通じ、我が国の低廉で安定的なエネルギー調達に資する」と指摘。北方領土問題では「四島の帰属問題を解決して平和条約を締結する基本方針の下、粘り強く取り組む」とし、4月末のロシア訪問と日露首脳会談に意欲を示した。

 この後、森喜朗元首相が講演した。森氏は首相特使としてプーチン大統領と21日にモスクワで会談。森氏は北方領土問題でのプーチン氏の「引き分け」発言について「解決策があるのかどうかはこれから両国が知恵を出すことに尽きる」と述べ、日露首脳会談の際に両首脳が双方の外務省に解決策の検討を指示するよう、プーチン氏に提案したとした。

 プーチン氏は会談で、日露のエネルギー協力を協議するため、エネルギー相らを3月に日本へ派遣する計画を示したという。

 朝比奈豊・毎日新聞社社長は「日露は将来、最も大きな可能性を秘めた2国間関係の一つだ。お互いの強みと弱みが補完関係にある」とし、フォーラムの意義を訴えた。

 ロシスカヤ・ガゼタのパーベル・ネゴイツア社長は「普通の国民同士がお互いをよく知ることが重要だ。両紙が今後も努力して両方の国民の理解を深め、露日両国の接点がたくさん見つかり、それがさらに伸びていくことを期待している」と述べ、次回フォーラムのロシア開催にも期待を寄せた。午後はテーマごとに四つの分科会が開かれる。【松尾良、影山哲也】

5844チバQ:2013/03/02(土) 02:47:34
http://mainichi.jp/select/news/20130301k0000e030172000c.html
ローマ法王:ベネディクト16世退位 法王選挙会議へ
毎日新聞 2013年03月01日 10時31分(最終更新 03月01日 12時23分)


2月28日、ローマ郊外のガンドルフォ城のバルコニーから手を振ってお別れをするベネディクト16世=ロイター
拡大写真 【ローマ福島良典】世界約12億人のキリスト教カトリック信徒の頂点に立つローマ法王ベネディクト16世(85)が2月28日午後8時(日本時間3月1日午前4時)、退位した。バチカン(ローマ法王庁)は法王不在の空位期間に入り、次期法王は、今月前半に開かれる法王選挙会議(コンクラーベ)で選出され、第266代法王として即位する。後継にはイタリアや欧州のほか、ブラジルなど中南米からの候補も有力視されている。

 約2000年に及ぶカトリック史上、生前に退位した法王は約600年ぶり。ベネディクト16世は28日午後5時すぎ、バチカンをヘリコプターでたち、ローマ郊外にある離宮・ガンドルフォ城に移動した。バチカンのサンピエトロ広場では集まった信徒らがヘリコプターに手を振り、ローマ市内の教会の鐘が一斉に鳴り響いた。

 ベネディクト16世は信徒に「友情と思いやりに感謝する。これから私は法王でなく、一巡礼者だ」と最後の別れを告げた。午後8時をもって、公文書を承認する際に使う金製の指輪印「漁夫の指輪」が無効にされ、バチカンのスイス人衛兵が城の扉を閉めて立ち去り、約8年間に及んだベネディクト16世時代が幕を閉じた。空位期間中はタルチジオ・ベルトーネ枢機卿(78)が法王代理を務め、ミサの祈りから法王の名前が省かれる。

 ベネディクト16世はドイツ生まれ。法王庁教理省長官、首席枢機卿を務めた後、05年4月のヨハネ・パウロ2世死去に伴うコンクラーベで法王に選出された。今年2月11日、高齢と体力の衰えを理由に退位を表明した。

 法王に次ぐ聖職者である枢機卿による次期法王を選ぶ秘密投票のコンクラーベは、バチカンのシスティーナ礼拝堂で3月10日前後に開かれる予定。新法王は、3月24日から始まる「聖週間」までに選出される見通し。ベネディクト16世は退位表明後、「教会内部の分裂・対立」を戒めており、次期法王にとってバチカン改革が焦眉(しょうび)の急となる。

5845チバQ:2013/03/02(土) 18:58:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130302/mds13030209020001-n1.htm
スンニ派財務相が辞意 イラク、首相は拒否
2013.3.2 09:01
 イラクのイサウィ財務相は1日、中西部アンバル州でイスラム教スンニ派住民が開いた反政府集会で演説し「辞任を発表する」と述べた。地元メディアが報じた。イサウィ氏は昨年12月に自分の警備員がテロ容疑で当局に拘束され、シーア派のマリキ首相批判を強めていた。

 しかし、マリキ氏の事務所は、イサウィ氏に関して「財政、行政上の不正行為」の捜査が終わっていないとして辞任は受け入れられないとの立場を示した。「不正行為」の詳細は明らかにしなかった。

 イラクのスンニ派政治勢力はマリキ氏が同派を排除して独裁を図っていると批判し、各地で反政府デモを続けている。スンニ派のハシミ副大統領(国外逃亡中)は昨年、暗殺関与の罪で死刑判決を受けた。(共同)

5846チバQ:2013/03/02(土) 19:02:43
>>5721
http://mainichi.jp/select/news/20130302k0000e030209000c.html
ボリショイ・バレエ団:深い闇 監督に硫酸、内部抗争…
毎日新聞 2013年03月02日 12時06分(最終更新 03月02日 12時28分)


赤く腫れた顔面が痛々しいフィーリン氏=モスクワで2013年2月4日、ロイター
拡大写真 バレエの殿堂といわれるロシア国立ボリショイ劇場が、スキャンダルで揺れている。バレエ団の花形監督が劇薬を浴びせられ重傷を負ったのに続き、内部抗争も発覚。華やかな舞台の裏に潜む闇が広がっている。【モスクワ大前仁】

 ボリショイ・バレエ団のセルゲイ・フィーリン芸術監督(42)がモスクワの自宅前で顔を覆った男に顔面や頭部に硫酸をかけられ、大やけどを負ったのは1月中旬の深夜。数回にわたり皮膚や目の手術を受け、心配された失明の危機を逃れた。しかし、スターダンサー出身で美男子のフィーリン氏が頭や首に包帯を巻き、頬を腫らした痛々しい姿は国内外に衝撃を与えた。

 フィーリン氏は事件後のインタビューで「誰に襲われたのか察しはつく。犯行は私を職から遠ざけ、ボリショイを傷つける狙いだ」と関係者の関与を示唆。地元メディアなどによると、疑いの目を向けられているのはバレエ団トップダンサーのニコライ・チスカリーゼ氏(39)だ。フィーリン氏と監督の座を争い、運営方針でも対立が伝えられていた。チスカリーゼ氏は「事件を口実にして、自分を排除しようとしている」と反論。フィーリン氏がバレエ団の若返りを試みていたことから、配役をめぐる怨恨(えんこん)説も根強い。

 一方で、なかなか容疑者が逮捕されないことから、他のトラブルが原因とする臆測が後を絶たない。1月下旬には何者かがインターネット交流サイト「フェイスブック」のフィーリン氏のページに侵入し「ボリショイが一般向けの切符販売を制限し、ダフ屋に横流ししている」と書き込んだ。同氏は疑惑への関与を否定したが、近年はボリショイの切符入手が難しくなっていることから、謎の書き込みは劇場に対する不信感をあおる形になった。バレエ界では「女性問題をめぐるトラブルなのだが、あまりにも格好が悪いので内部紛争を装っている」とのうわさも流れている。

 創立237年のボリショイはロシア国内で「特別な劇場」といわれるが、ここ数年はゴタゴタが目立つ。11年秋に本館の修復工事を終えたが、総工費が当初見積もりを50億ルーブル(約150億円)以上も上回り、資金流用の疑惑が取りざたされた。同年の監督交代の際には、有力候補が同性愛者と疑われるような写真をインターネット上に流され、辞退に追い込まれる“事件”が起きた。

5847チバQ:2013/03/02(土) 19:03:03
 昨夏にボリショイを退団した元日本人ダンサーの岩田守弘さん(42歳、現ロシア国立ブリャート歌舞劇場バレエ団芸術監督)は古巣の醜聞について、ダンサー間の配役争いを描いた米映画になぞらえ、「まるで『ブラック・スワン』の世界だ」と嘆く。

 事件後のボリショイは一部演目を変更したが、人気の「白鳥の湖」などで満席が続く。ソ連時代には共産党幹部と結婚し、自らの影響力の維持を図るバレリーナもいたという名門バレエ団。観客は醜聞を知りながら「全ての面で普通の尺度で測れないバレエ団」(岩田さん)にひかれているようだ。

5848チバQ:2013/03/02(土) 19:04:13
>>5839
http://mainichi.jp/select/news/20130303k0000m030019000c.html
マリ紛争:アルカイダ分派の幹部殺害 チャド大統領発表
毎日新聞 2013年03月02日 18時44分

 【ヨハネスブルク服部正法】アフリカ中部チャドからの報道によると、同国のデビ大統領は1日、西アフリカ・マリでイスラム過激派掃討作戦を行っているチャド軍が、国際テロ組織アルカイダの分派「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」の最高幹部の一人を殺害したと発表した。

 殺害されたのはアブデルハミド・アブゼイド司令官。事実ならAQIMの今後の動きに大きな影響が出そうだ。1月のアルジェリア人質事件で犯行声明を出した「イスラム聖戦士血盟団」のベルモフタール司令官は、AQIMの元幹部だった。

 殺害の日時や場所など詳細は明らかになっておらず、チャド軍と共にマリ北部で過激派掃討作戦を行うフランスは、これまでのところ確認も否定もしていない。チャド軍が展開するアルジェリア国境近くの山岳地帯の可能性が高い。

 AQIMは、アルジェリアのイスラム原理主義者らがマリに拡大して形成した組織。欧米観光客らの誘拐で得た身代金や欧州への麻薬運搬などに関与して得た資金を、武器購入などに充てているとされる。昨年4月以降、他のイスラム過激派と共にマリ北部の広範囲を支配下に置いたが、今年1月に始まった仏軍などの軍事介入を受け都市部から撤退し、山岳地帯などで抵抗を続けている。

5849チバQ:2013/03/02(土) 19:05:05
>>5841
http://mainichi.jp/select/news/20130303k0000m030023000c.html
ケニア:4日大統領選 首相と副首相で決選投票か
毎日新聞 2013年03月02日 18時52分

 【ヨハネスブルク服部正法】東アフリカのケニアで4日、任期満了に伴う大統領選が実施される。オディンガ首相(68)とケニヤッタ副首相(51)が激しいトップ争いをしており、1回の投票では決まらず、来月の決選投票に持ち込まれる可能性が高まっている。

 同じく大接戦だった前回(07年)は、開票結果を巡り大規模な暴動が発生、上位候補の出身民族同士の衝突にも波及し、1000人以上の死者を出す事態となった。その後、国民間の和解を進めてきたが、対立再燃への懸念は完全には払拭(ふっしょく)されていない。

 8人が立候補し、投票終了後48時間以内に結果が判明する見通し。1位候補が有効投票数の過半数に届かない場合などは、上位2候補による決選投票が4月に実施される。多くの世論調査で、オディンガ、ケニヤッタ両氏とも40%台の支持と、僅差になっている。

 07年選挙では、再選を狙うキバキ氏(現大統領)と対立候補のオディンガ氏の事実上の一騎打ち。当初はオディンガ氏の大差リードが伝えられたが、最終的にキバキ氏の逆転勝利が発表されたため、オディンガ氏の出身民族ルオ人と、キバキ氏の出身民族キクユ人が衝突。各地に報復の連鎖が広がり、多数の犠牲者が出たほか、60万人以上が国内避難民となった。アナン前国連事務総長らの調停で、キバキ大統領−オディンガ首相の連立政権が発足していた。

 ケニヤッタ氏は、キバキ大統領と同じキクユ人。国際刑事裁判所(ICC)から前回大統領選後の暴動に関して間接的な加害責任を問われ、訴追されている。ケニヤッタ氏は容疑を否定している。

5850チバQ:2013/03/03(日) 10:09:04
http://mainichi.jp/select/news/20130303ddm007030110000c.html

インド:首都の学校内で少女を暴行 容疑者逃走、暴徒10人拘束
毎日新聞 2013年03月03日 東京朝刊

 【ニューデリー杉尾直哉】インドの首都ニューデリーの学校で小学2年生の少女(7)が2月28日、男に乱暴された。これに怒った住民約500人が1日、少女が手当てを受けた病院の周辺で暴徒化。警察隊と衝突し、約10人が負傷した。

 地元紙などによると、少女は校舎内で男に手足を縛られ「殺すぞ」と脅されて襲われた。容疑者は逃走している。少女の命に別条はないが、「病院で死亡」とのうわさが広がり、怒った住民が病院内を荒らしたり、周辺の路線バスなど車両を破壊したりした。警察は器物損壊などの容疑で約10人を拘束した。

 インドでは昨年12月にニューデリーの女子学生が走行中のバス内で乱暴され、その後死亡したことから全国で抗議デモが起こった。この事件では男5人が強姦(ごうかん)や殺人罪で起訴されて公判中。事件の反響の大きさから政府は死刑も適用できるように厳罰化したが、その後も同様の事件が後を絶たず、国民の不満が高まっている。

5851チバQ:2013/03/03(日) 10:11:01
http://mainichi.jp/select/news/20130303ddm007030098000c.html

レバノン:シリア内戦飛び火 スンニ派武装化の動き、ヒズボラに対抗
毎日新聞 2013年03月03日 東京朝刊

 レバノンの有力なスンニ派聖職者アハマド・アシール師が、南部サイダで毎日新聞のインタビューに応じ、シーア派武装組織ヒズボラに対抗するため、スンニ派住民らに武装組織設立の動きがあることを明らかにした。アシール師は「ヒズボラのシリア内戦への介入が、シリアの一般市民に同情的な若者たちを刺激している」と指摘。アシール師の発言は、シリア内戦の波及が懸念されるレバノンが一触即発の状態にあることをうかがわせた。【サイダ(レバノン南部)で秋山信一】

 レバノンでは、内戦状態のシリアのアサド政権支持者が多いシーア派と、反体制派に同情的なスンニ派の緊張が高まり、衝突も散発している。

 アシール師は昨年11月にサイダでシーア派とスンニ派の住民間で衝突が起き、3人が死亡した事件に触れ、「武装には反対だが、相手が殺しに来るなら、我々は自衛する」と強調。シリアの混乱がレバノン国内に飛び火する懸念も高まっており、サイダなどで「レジスタンス部隊」と称して、スンニ派の若者らが武装する動きが加速しているとした。部隊の規模については「統一組織があるわけではなく、明確な数字はない」と述べた。

 また、イランの強い影響下にあるヒズボラについて「イランの国策に沿って、シリアに戦闘員を送りアサド政権を支援している。内戦に介入すべきではない」と非難。「レバノン人は内戦(1975〜90年)で苦い教訓を得た。他の価値観や信念に敬意を払うことで、(宗派が違っても)共生することができる。だがヒズボラやイランが(シリア)市民の殺害を続ければ、レバノンの平和は保証できない」と述べた。アシール師は、ヒズボラの武装解除を求めて首都ベイルートで座り込み運動をするなど、反ヒズボラの象徴的存在として知られ、国内で存在感が高まっている。

==============

 ■ことば

 ◇レバノン
 キリスト教とイスラム教、ユダヤ教の計18宗教・宗派が入り組み、人口構成(99年推定)はイスラム教シーア派が最多の34%、次いでスンニ派が20%。キリスト教マロン派19%。大統領をキリスト教マロン派から選出し、首相をイスラム教スンニ派、国会議長をシーア派から選ぶ。75年の内戦勃発後、シリア軍はレバノンへ進駐し、実効支配を開始。05年のハリリ・レバノン元首相暗殺事件を機に国際的な圧力が強まり、駐留軍を完全撤退させたが、今も関係は深い。

5852名無しさん:2013/03/03(日) 13:43:47
イラン・イラク戦争中の1985年、テヘランに取り残された日本人215人を救出した
トルコ航空機の元機長、オルハン・スヨルジュさん(87)が先月24日、イスタンブールで死去した。
トルコと親交のある和歌山県が1日、発表した。在イスタンブール日本総領事館によると、病死とみられる。

イラクがテヘラン空爆を開始した際、日本の航空機が就航しておらず、脱出のために
空港に押し寄せた在留日本人が孤立。トルコ政府が救出のため特別機2機を派遣した。
スヨルジュさんはこのうち1機の機長。その功績で06年、旭日小綬章を受章した。【岸本桂司】
http://mainichi.jp/select/news/20130302k0000m030115000c.html

トルコ軍艦遭難慰霊碑を訪れて献花したオルハン・スヨルジュ元トルコ航空機長(左から2人目)
=2011年3月27日、山本芳博撮影
http://img.mainichi.jp/mainichi.jp/select/images/20130302k0000e030158000p_size5.jpg

5853チバQ:2013/03/03(日) 17:40:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130303/erp13030311070001-n1.htm
数十万人が反緊縮デモ 大増税のポルトガル
2013.3.3 11:05

2日、ポルトガル・ポルトで行われた、政府の緊縮策に抗議するデモ(AP=共同)
 経済危機に伴う政府の緊縮策が続くポルトガルで2日、全国的に大規模な反緊縮デモが行われ、主催者によると数十万人が参加した。ロイター通信などが伝えた。ポルトガルは欧州連合(EU)などから総額780億ユーロ(約9兆5千億円)の支援を受け財政再建中。ギリシャなどほかの財政危機国に比べると、これまで大規模デモは少なかったが、今年になってさらなる大幅増税が打ち出され、国民の不満が募っている。

 2日はリスボン中心部の大通りをデモ行進の市民らが埋め、緊縮策を求めるEUなどへの抗議や、現政権の退陣を訴えた。ポルトガルは今年もマイナス成長が見込まれ、景気後退が3年目に突入する見通しで、国民生活は苦境が続く。

 欧州では、2月に実施されたイタリア総選挙で反緊縮を唱える勢力が躍進するなど、市民の間で緊縮路線への不満が高まっている。(共同)

5854チバQ:2013/03/03(日) 17:57:14
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130303-OYT1T00251.htm
英で反EUの右派台頭…2大政党に次ぐ支持率

 【ロンドン=佐藤昌宏】英国のキャメロン首相が欧州連合(EU)加盟継続の是非を問う国民投票を2017年までに実施すると表明する中、EU離脱を主要政策に掲げる右派政党「英国独立党(UKIP)」が有力な政治勢力として台頭しつつある。


 2月28日の下院補欠選挙では、2大政党の保守、労働両党を抜いて得票率2位となり、最新の全国世論調査でも2大政党に次ぐ単独3位に浮上した。

 「結果はまぐれではない。何かが変わりつつあるのだ」――独立党のナイジェル・ファラージ党首(欧州議会議員)は1日、南部ハンプシャー州で行われた今回の補選の結果を総括した。

 同選挙区での同党候補の得票率は、10年5月の下院選では3・6%。今回は27・8%まで伸ばし、当選した与党第2党・自由民主党の候補に4・26ポイント差まで迫った。独立党は昨年11月の下院補選でも6選挙区中2選挙区で2位に着けた。

(2013年3月3日12時14分 読売新聞)

5855チバQ:2013/03/04(月) 00:22:43
http://mainichi.jp/select/news/20130304k0000m030064000c.html
イスラエル:組閣期限を延長 政策調整できず
毎日新聞 2013年03月03日 20時35分(最終更新 03月03日 21時10分)

 【エルサレム花岡洋二】イスラエルのペレス大統領は2日、ネタニヤフ首相の要請に応じ、新しい連立政権を組閣するための期限を14日間延長した。新しい期限は今月16日となり、ネタニヤフ氏にとっては法定の最終期限。ユダヤ教超正統派の宗教学校生の兵役免除問題やパレスチナとの和平交渉など重要な政策課題を巡る政党間の公約の違いが障害となり、調整が難航している。

 16日までに組閣できない場合、ペレス大統領は別の議員に組閣を指示する。それでも組閣できない場合は、再選挙が実施される可能性もある。

 1月下旬にあった国会(120議席)の総選挙ではネタニヤフ氏率いる右派リクード党と、極右政党「わが家イスラエル」の統一会派が31議席を獲得して第1勢力となり、議員82人に推される形でネタニヤフ氏が連立協議を始めた。当初の期限28日以内に、多数を確保して組閣することができなかった。

5856チバQ:2013/03/04(月) 22:55:03
>>5849
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130304/mds13030412430008-n1.htm
正副首相が接戦 ケニア、大統領選で厳戒
2013.3.4 12:41
 東アフリカ・ケニアで4日、大統領選の投票が行われた。8人の立候補者のうち、ライラ・オディンガ首相(68)とウフル・ケニヤッタ副首相(51)が接戦を繰り広げており、両者が上位2人による4月11日の決選投票に進む可能性が強まっている。

 前回2007年末の大統領選では結果をめぐって大暴動が起き、千人以上が犠牲となった。再発防止のため、全国に約9万9千人の治安部隊要員が派遣され、厳戒態勢下での選挙となった。

 2期約10年務めた現職キバキ氏の任期満了に伴う大統領選。同氏は憲法の3選禁止規定に従い退任する。暫定結果は投票終了後、48時間以内に発表される予定。登録有権者数は18歳以上の約1430万人。(共同)

http://www.afpbb.com/article/politics/2932212/10383590
ケニア大統領選、衝突で警官5人死亡 07年選挙後は暴動に発展
2013年03月04日 20:13 発信地:ナイロビ/ケニア

【3月4日 AFP】】ケニアで4日、大統領選の投票が行われ、大勢の有権者が明け方前から投票所に列を作った。暴動に発展した前回大統領選から5年ぶりの選挙となったが、今回の選挙でも、すでに警察官が発砲されて死亡する事件が発生している。

 接戦となっている選挙はケニアにとって重要な試金石となるみられている。指導者らは2007年から08年にかけて約1100人が死亡した大統領選後の暴動を再び起こさないことを誓っているが、選挙監視団は選挙が新たな衝突を生む危険性を繰り返し指摘してきた。

 ケニア第2の都市モンバサ(Mombasa)では、分離独立派とされる武装集団が投票所の開場前に警察官を襲撃し、警察官5人が死亡した。ケニア警察庁のデビッド・キマイヨ(David Kimaiyo)長官は「モンバサ共和評議会(Mombasa Republican Council、MRC)とみられる集団と衝突し、双方に死者が出た」と語った。

 だが、襲撃事件の発生にもかかわらず、市内の投票所は有権者で大混雑となった。「私たちは心配していない。私たちは投票する」と、幼稚園に設置された投票所の列に並びながら有権者の1人は語った。

 2007年の選挙後、最大規模の民族衝突が起きた首都ナイロビ(Nairobi)の貧困地区キベラ(Kibera)では、投票開始が1時間近く遅れ、投票所には数千人が並んだ。

 今回の総選挙はケニア史上最も複雑な選挙だ。有権者は大統領、国会議員、知事など合計6つの投票を行う。登録有権者は1430万人で、投票所は全国3万か所が設置される。

 選挙はライラ・オディンガ(Raila Odinga)首相とウフル・ケニヤッタ(Uhuru Kenyatta)副首相が接戦を繰り広げている。だが、ケニヤッタ副首相とウィリアム・ルト(William Ruto)副大統領候補は国際刑事裁判所(ICC)に提訴されており、ケニヤッタ氏が勝利した場合には、大統領就任後も裁判で長時間拘束される可能性がある。(c)AFP/Peter Martell

5857チバQ:2013/03/04(月) 22:58:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130304/mds13030400570001-n1.htm
【アルジェリア人質事件 首謀者殺害】
過激派跋扈する北・西アフリカ
2013.3.4 00:56 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】マリ北部に派兵しているチャドがベルモフタール元幹部の殺害を発表した。だが、北・西アフリカでは多くのイスラム過激派組織が跋(ばっ)扈(こ)している。マリでの掃討作戦が過激派押さえ込みに直結する可能性は低く、各地で報復攻撃やテロが活発化する恐れもある。

 フランスが1月に軍事介入して以降、マリ北部には仏軍のほかチャドやニジェールなど周辺国部隊が展開、アンサール・ディーンなど過激派武装勢力は都市部から撤退し、ゲリラ戦を中心に抵抗を試みている。

 過激派にとり、国際的な注目が集まるマリ北部は一躍、「ジハード(聖戦)」の最前線となったといえ、ナイジェリアのボコ・ハラムやソマリアのアッシャバーブなど国際テロ組織アルカーイダの思想に共鳴する域内外の過激派が流入しているとの指摘もある。

 そうした中、アルジェリア人質事件でベルモフタール元幹部の指示を受けた犯行グループが多数の外国人を殺害したことは「他の組織への刺激となった」(エジプトのイスラム過激派専門家)とみられている。

 事件後の2月には、ナイジェリア北部で外国人7人がイスラム武装組織に誘拐される事件が発生。北・西アフリカ地域では各国の国境管理が脆(ぜい)弱(じゃく)なことも、過激派が活動しやすい土壌となっている。

 この地域の過激派の中で「イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ組織(AQMI)」は最大規模とされるが、その実態は、ライバル関係にある多くのグループがゆるやかに結びついた一種の連合体とみられている。チャド政府が1日に発表したアブーゼイド司令官殺害が事実だったとしても、別の指導者が後釜に座って組織が維持される可能性が高い。

 AQMI内で存在感を示し、主導権争いを有利に進めるために各グループがテロを活発化させることも考えられ、予断を許さない状況が続きそうだ。

5858チバQ:2013/03/04(月) 23:03:05
http://mainichi.jp/select/news/20130305k0000m030010000c.html
バチカン:コンクラーベは10日前後から 後継法王選出へ
毎日新聞 2013年03月04日 18時15分(最終更新 03月04日 22時54分)

 【ローマ福島良典】ローマ法王ベネディクト16世の後継法王選出のための一連の会合が4日、バチカン(ローマ法王庁)で始まった。80歳未満の枢機卿による法王選挙会議(コンクラーベ)は3月10日前後から開かれる見通し。だが既に、有力者がひいきの枢機卿を推す選挙運動が本格化しており、中南米などの枢機卿を支持するグループの動きが活発になっている。

 枢機卿団は4日午前9時半(日本時間同日午後5時半)から枢機卿会議を開き、コンクラーベの日程調整に入った。次期法王が24日からの「聖週間」に余裕をもって臨めるよう3月中旬までにコンクラーベを終えたい意向とみられる。

 会議開始によって事実上、次期法王レースの火ぶたが切られた。コンクラーベに参加できない80歳以上の枢機卿が会議を使って、自分の推す枢機卿の支持者を集めるなど、影響力を行使するためだ。

 イタリア紙スタンパ(電子版)によると、会議議長のソダーノ首席枢機卿(85)らイタリア人枢機卿団の一部はブラジルのオディロ・ペドロ・シェレル・サンパウロ大司教(63)の推挙運動を始めているという。見返りにイタリア系枢機卿を法王庁国務長官(首相)に充てるよう打診しているとされる。

 後継法王候補としてだけでなく、国務長官候補としても名前が挙がっているのが、イタリア系アルゼンチン人のレオナルド・サンドリ枢機卿(69)だ。


ローマ市内に張られた、法王選挙会議(コンクラーベ)でピーター・コドボ・アピア・タークソン氏への投票を呼び掛けるポスター=2013年3月1日、ロイター
拡大写真 一方、アフリカ勢の先頭走者はガーナのピーター・コドボ・アピア・タークソン枢機卿(64)だ。ローマ市内には「コンクラーベではタークソンに投票を」と呼びかける選挙ポスターがお目見えした。ポスターはイタリア総選挙用の掲示板に支持者が張ったと見られる。

■バチカンの今後の日程■

4日   枢機卿会議スタート

10日前後 コンクラーベ開始

中旬   次期法王選出

24日   聖週間スタート

31日   復活祭

5859チバQ:2013/03/05(火) 20:44:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130304/mds13030423530011-n1.htm
ケニアの命運左右する大統領選 東アフリカ最大の経済国に関心 決選投票か
2013.3.4 23:51 (1/2ページ)

4日、ケニア・キアンブ県の投票所で投票するウフル・ケニヤッタ副首相(共同)
 【ロンドン=内藤泰朗】東アフリカ最大の経済規模を誇るケニアで4日、大統領選の投票が行われた。前回2007年末の大統領選後には、民族対立を背景にした大暴動で千人以上が犠牲となったが、今回も暴力や脅迫が横行しており、緊張が高まっている。周辺国は「ケニアの命運を左右する重大な選挙」(英BBC放送)の結果に高い関心を寄せている。

 ケニアの首都ナイロビからの報道では、2期約10年務めた現職キバキ氏の任期満了に伴う大統領選には8人が立候補。オディンガ首相(68)と初代大統領の息子のケニヤッタ副首相(51)が接戦を繰り広げ、両者が上位2人による4月11日の決選投票に進む可能性が強まっている。

 暫定結果は投票終了後、48時間以内に発表される予定。登録有権者数は約1430万人。

 ケニヤッタ氏は、自身の副大統領候補のルト元高等教育相らとともに、前回選挙後の暴動を首謀したとして国際刑事裁判所(ICC)に訴追されている。両者とも関与を否定しているが、オディンガ氏は「対立陣営が有利になる不正が行われている」と警告、緊張の種は消えていない。

 前回は民族間の大暴動に発展し、約50万人の国内避難民が発生。周辺国の物流や経済にも混乱が生じた。今回は暴動の再発防止のため、全国に約10万人の治安部隊要員が派遣され、厳戒態勢下での投票となった。

 しかし、ロイター通信によると、4日の投票開始前後に、南東部モンバサ近郊などで警察官らが襲撃され、少なくとも15人が死亡した。これを受け、当局はモンバサに警察官400人を増派した。

 今回の選挙は、大統領の権限縮小などを記した10年8月発効の新憲法に基づく初の大統領選で、新憲法で上下二院制に変更された国会議員選も実施された。

5860名無しさん:2013/03/05(火) 20:45:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130305/erp13030513430005-n1.htm
実務者内閣なら協力か イタリア草の根勢力
2013.3.5 13:41

イタリア総選挙で、議会第3勢力に躍進した草の根勢力「五つ星運動」リーダーのグリッロ氏=2月22日、ローマ(ロイター=共同)
 イタリア総選挙で議会第3勢力に躍進した草の根勢力の「五つ星運動」は4日、ローマ市内で議員総会を開き、他党とは協力しない姿勢を改めて確認した。一方でクリミ上院議員団長は総会後の会見で、政治家以外の首相を据えた実務者内閣が発足した場合は「(協力を)検討する」と含みを持たせた。

 総選挙では上院で過半数を占めた勢力がなく、第1勢力となった中道左派連合が政権を発足するには五つ星運動の協力が不可欠。しかし、リーダーのグリッロ氏は総会で「われわれの道を行く」と述べ、中道左派との議会協力を否定した。

 ただ、クリミ団長は記者団の質問に、ナポリターノ大統領から実務者内閣の提案があった場合には「様子を見る」と述べた。同国では2011年11月にベルルスコーニ内閣が債務危機などの影響で崩壊した際、経済学者のモンティ氏を首相とする現在の実務者内閣が発足した前例がある。(共同)

5861チバQ:2013/03/06(水) 22:18:52
http://mainichi.jp/select/news/20130306k0000e030121000c.html
ベネズエラ:チャベス大統領が死去 反米左派政権の代表格
毎日新聞 2013年03月06日 07時39分(最終更新 03月06日 11時47分)

 【ブエノスアイレス國枝すみれ】反米左派政権の代表格だった南米ベネズエラのウゴ・チャベス大統領が5日、首都カラカスの軍病院で死去した。マドゥロ副大統領がテレビを通じて、同日午後(日本時間6日午前)発表した。58歳だった。2011年からがんと闘い、昨年の大統領選で4選を果たしたが、12月にキューバで手術を受けた後、健康状態が悪化していた。

 憲法の規定で30日以内に大統領選が行われるが、14年間権力を握ってきたチャベス大統領の死で、ベネズエラは大きな転換点を迎える。選挙は後継指名を受けたマドゥロ副大統領と、昨年10月の選挙で出馬した野党統一候補との争いになるとみられる。

 チャベス大統領は11年6月、訪問先のキューバでがんの手術を2度受け、さらに12年2月にも腫瘍を摘出。同年10月に大統領選で勝利したが、12月に再発が判明。マドゥロ副大統領を正式後継者に指名したうえで、4度目の手術に臨んだ。

 98年12月の大統領選で当選したチャベス大統領は「21世紀の社会主義」を掲げ、石油歳入をもとに貧困対策を大幅に拡充して貧困層から熱烈な支持を得た。一方で、ばらまき財政を批判する財界や保守系マスコミと激しく対立した。

 外交面では、キューバのカストロ前国家評議会議長と並ぶ反米の急先鋒(せんぽう)。ブッシュ前米大統領を「悪魔」と呼ぶなど、歯に衣(きぬ)を着せない批判を繰り返した。

 自国の石油を提供することで、キューバ、ニカラグア、アルゼンチン、ボリビアなど中南米の左派政権を支え、核開発を巡って米国と対立するイランのアフマディネジャド大統領や、11年に殺害されたリビアの最高指導者カダフィ大佐とも友好関係を保った。

 米国の覇権主義と市場経済至上主義に対抗して、米州ボリバル同盟(ALBA)を創設し、南米独自の経済発展を目指した。また、11年12月には、米国主導の米州機構(OAS)に対抗する形で、米国、カナダを除いてキューバを含めた中南米カリブ海諸国共同体(CELAC)を設立、第1回会合をカラカスで開催した。

5862チバQ:2013/03/06(水) 22:21:45
http://www.cnn.co.jp/world/35029153.html
貧者の味方か民主主義の破壊者か チャベス大統領の業績を振り返る
2013.03.06 Wed posted at 18:17 JST

(CNN) 南米ベネズエラのチャベス大統領の死去が公表される数時間前、マドゥロ副大統領は、チャベス大統領がかかった病は外国人によるものだと繰り返し述べた。そして、副大統領は野党を「国の敵」と呼んだ。これを見ると、マドゥロ副大統領はチャベス時代の主要な遺産の一つである分裂と罪の転嫁を口にしたことになる。

チャベス大統領は、しかし、富裕層と貧困層の間の敵意、あるいは、左派と右派の間の敵意以上のものを残した。

中南米の貧困層の窮状が政治上の優先課題となる際に重要な役割を果たしたのはチャベス氏だった。

それはまるで、米大陸の襟首をつかまえて「お前は貧困と戦わなければならない」と叫んだようなものだった。そして、米大陸はその声に耳を傾けた。

チャベス氏の新社会主義に猛烈に反対した人々でさえ、経済的な不平等は喫緊の対応を必要としていると認識した。

チャベス氏が政権の座に就いて数年の後、中南米の幾つもの国で、積極的な反貧困政策が導入され、素晴らしい成果を収めた。

チャベス氏もベネズエラの多くの貧しい人々の生活を改善し、不平等の緩和に大きな役割を果たした。しかし、この過程で、チャベス氏はベネズエラの民主主義を深く傷つけ、権威主義を確立した。このやり方は他の独裁者に模倣され、多くの国々で民主主義に害を与えた。

チャベス氏は、反米主義や野党に対する抑圧によって国内で人気を高めた。2002年にクーデター未遂が起きた際には、チャベス氏は、これが米国の支援によるものだと指摘した。チャベス氏は、「悪魔」のブッシュ米大統領(当時)の後で国連総会の壇上に上ったとき「硫黄のにおいがする」と発言し、世界中のメディアから注目を集めた。チャベス氏はまた、イラン政権とともに反米路線を行う主要な人物でもあった。キューバのカストロ政権に対しても支援を行い、リビアの故カダフィ大佐やシリアのアサド大統領など「米国の敵の味方」という姿勢をはっきりと打ち出した。

チャベス氏は住宅や医療に関する社会保障制度を整備し、貧しい人々が食べられるよう支援した。生活水準を引き上げ、何百万人もの支持者を元気付けた。熱烈な支持は富裕層や「米帝」に対する攻撃を定期的に繰り返すことでかきたてられた。

しかし、「21世紀の社会主義」や「ボリバル革命」といった伝統的ではない経済政策は、経済活動を阻害し、経済成長や経済的繁栄は他の中南米諸国の下を行った。こういった主張は揺るぐことはなく、チャベス時代は様々な産業が国有化され、重要な石油業界も専門家ではなく政治的な支持者の手に渡った。豊富な石油資源を有するベネズエラは、より大きな成長を遂げてもおかしくないはずだった。

経済上の遺産は、高いインフレ率や慢性的な品不足、枯渇した投資だ。ベネズエラ経済は成長した。しかし、ペルーやブラジル、パナマよりも成長率は低く、本来の成長率よりも低かったかもしれない。

政治面でいえば、チャベス氏は貧困層に力を与え、これまで富裕層によって管理されてい制度のなかで自分たちが重要な存在だと感じるようになった。しかし、チャベス氏はやがて、その制度に手を加え、民主主義は疲弊した。

5863チバQ:2013/03/06(水) 22:22:17
チャベス氏は1992年のクーデターでは権力を握ることに失敗した。その後、99年に選挙で勝利して大統領の座に就いた。そして、死去するまで権力を維持し続けた。

チャベス氏は、政権の座に就くとすぐ、制憲議会を召集した。新憲法では、大統領は2期までとされた。チャベス氏は再び選挙を実施して再選を果たすと、それを2期目の始まりとした。2006年に3選されると、チャベス氏は、再選の上限を撤廃するための国民投票を呼びかけ、30年まで大統領でい続けると語った。チャベス氏は昨年の大統領選で4選を決めた。死が訪れなければ、チャベス氏は永遠に大統領であり続けたかもしれない。

選挙制度の操作は、チャベス主義が残した最も致命的な遺産の一つだろう。例えば、ニカラグアでは、オルテガ大統領がチャベス流のやり方を受けついだ。同国の憲法は大統領の再選を禁じているが、最高裁は法の下の平等に反するとして無効との判断を示している。

他の中南米諸国の大統領もチャベス氏の大衆迎合的で非民主的なスタイルをまねて、野党を抑圧したり、メディアを規制したり、司法制度を傷つけたりしている。

国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は、チャベス氏が大統領を務めた14年間で、民主的な自由度が一貫して後退し続けたと指摘。HRWは「チャベス氏とその支持者が彼らの政治課題に介入するベネズエラ人を脅迫したり罰したりするための自由裁量を政府に与えるシステムを構築した。これにより、裁判官やジャーナリスト、人権活動家に対する危険がますます大きくなった」と結論付けている。

チャベス氏とその支持者は、民主主義的な正当性を主張し続け、実質的なあらゆるレベルで権力を握った。チャベス氏らは、野党にも活動を許したが、米国と同様に国家の災難に対する非難を浴びせる対象となった。

司法制度は特に政府の道具となり、犯罪率が跳ね上がり、殺人事件の発生率が過去に例のない水準にまで上昇し、多くの犯罪が未解決となる中でも、政治的な目的に使われた。政府は犯罪に関する統計を取ることをやめた。しかし、民間組織の統計によれば、チャベス氏が政権の座に就いて以来、11万8000件を超える殺人事件が発生している。専門家によれば、政治制度の問題の一つは、他の政府機関と同じように、専門的というよりは政治的になってしまったことだという。

チャベス氏は批判的な報道を差し止め、情報公開を抑圧し、反体制派のメディアの一部に対して放送免許の更新を拒んだ。

中南米では最近、チャベス主義の訴求力は低下している。対立をあおらず、より民主的で、より効果的なやり方が主流となりつつある。

ベネズエラでは、チャベス氏が舞台から去り、いくつもの疑問が浮かんでいる。

チャベス氏の支配の激しさはベネズエラに危険な分断を残した。ベネズエラは社会的、経済的に深刻な問題に直面している。マドゥロ副大統領による非難の言葉は、火に油を注ぐものだ。

チャベス氏は、貧しい人々が力をつけ社会が分断された国から去った。チャベス氏は、自身が示したものとは別の選択肢がかつてないほど魅力的に見える大陸を後に残し旅立った。





本記事は、フリーダ・ギティス氏による特別寄稿です。ギティス氏は米紙マイアミ・ヘラルドや米誌ワールド・ポリティクス・レビューのコラムニストです。

5864チバQ:2013/03/06(水) 22:22:52
http://mainichi.jp/select/news/20130306dde007030028000c.html
チャベス・ベネズエラ大統領死去:「独裁」「保護者」評価二分 貧困層が支持
毎日新聞 2013年03月06日 東京夕刊

 【ブエノスアイレス國枝すみれ、ロサンゼルス堀山明子】「貧者の保護者」「ばらまきの独裁者」。相反する評価の狭間(はざま)で14年にわたりベネズエラを率いた反米社会主義のカリスマ指導者・チャベス大統領は5日、1年9カ月にわたったがんとの闘いに敗れた。支持者らは街頭で涙を流してその死を悼み、批判勢力は1カ月後の選挙をにらみ国民の反応を見守った。

 「最も悲しい情報が入った」。チャベス氏の死を悲痛な面持ちのマドゥロ副大統領が発表。混乱を避けるため軍と警察を配備したとも述べた。

 「大統領は永遠だ!」。地元メディアによると、首都カラカス中心部ボリバル広場などには市民が続々と集まり大統領の名前を叫んだ。豊富な石油収入で推進された貧困層対策の恩恵を受けた「チャビスタ」と呼ばれる人々が中心だ。

 一方、批判勢力はおおむね静かに状況の推移を注視している模様だ。昨年10月の大統領選を野党統一候補として戦ったカプリレス氏はインターネットで哀悼の意を示し、「ベネズエラの家族は一つ」と団結を呼びかけた。

 内陸部バリナス州サバネタの貧しい教員夫婦の家庭に54年に生まれたチャベス氏は、75年に陸軍士官学校を卒業後、シモン・ボリバル大学大学院で政治学を学んだ。中南米の反植民地指導者ボリバルの「人民に最大限の幸福を与えるのが最良の政府」との主張を信奉。「社会正義実現のため市民は少数支配階級に反逆すべきだ」と考えるに至った。

 92年にクーデターを起こし逮捕されたが、94年に恩赦され政界入り。貧困層のための民主化革命を掲げて98年大統領選で勝利した。02年4月、反チャベス派のクーデターが起きたが、貧困層が各地で蜂起し復権。憲法改正で強大な権力を持つに至り、晩年は「独裁」批判も強まった。

 がん治療で何度も危機を乗り越えたが、昨年12月には「私に何か起きたら君たちはマドゥロ副大統領を大統領に選べ」と言い残した。心情も吐露した。「どんな苦しい人生でもいいから生かしてください。この国のためにやることがたくさんあるんだ」

 革命のために走り抜けた人生は、最後は娘たちと側近に囲まれて終わった。

5865チバQ:2013/03/06(水) 22:23:28
http://mainichi.jp/select/news/20130307k0000m030018000c.html
米国:ベネズエラ大統領選の行方注視 チャベス氏死去で
毎日新聞 2013年03月06日 18時30分(最終更新 03月06日 18時31分)

 【ワシントン白戸圭一】オバマ米政権は、反米左派諸国の「盟主」だったベネズエラのチャベス大統領の死去を受けて行われる大統領選の行方を注視している。現体制に不満を抱いてきた野党勢力が勝利すれば、両国関係の改善が進み、中南米で低下の一途だった米国の指導力を回復するきっかけになると考えているからだ。

 チャベス氏の容体悪化が伝えられた5日、米国務省のベントレル報道部長は記者会見で、今後30日以内に行われるベネズエラ大統領選について「自由で公平である必要がある」と述べた。米政府は「自由で公正な選挙」で野党候補が勝利すれば、ベネズエラを軸とする中南米の反米左派諸国の結束にくさびを打ち込めると考えているとみられる。

 ベネズエラの政策転換を待ち望む米国の心理は、歴史的には「裏庭」視してきた中南米全域における影響力低下の裏返しだ。

 米国は94年、米南部マイアミにキューバを除く米州34カ国の首脳を集めて米州首脳会議の枠組みを創設し、米主導の中南米秩序の形成を目指した。だが、キューバの出席に米国だけが反対し続けた結果、昨年4月にコロンビアで開催された第6回会議は、チャベス氏、エクアドルのコレア大統領、ニカラグアのオルテガ大統領ら米州ボリバル同盟(中南米8カ国)の首脳が相次いで欠席。空洞化が浮き彫りになった。

 米州ボリバル同盟は、チャベス氏とキューバのフィデル・カストロ国家評議会議長(当時)らが04年に設立した反米左派の国家同盟で、米中心の秩序形成に公然と反旗を翻している。

 米国内では保守派を中心に、チャベス氏の死去を機にボリバル同盟を弱体化させるべきだとの意見が根強い。だが、中南米33カ国は11年12月、中南米カリブ海諸国共同体(CELAC)を「米国抜き」で発足させるなど独自の地域統合を進めており、事態が米国のもくろみ通りに進む保証はない。

5866チバQ:2013/03/06(水) 22:24:24
http://mainichi.jp/select/news/20130307k0000m030044000c.html
チャベス大統領死去:反米左派諸国に大きな不確実性
毎日新聞 2013年03月06日 19時52分(最終更新 03月06日 20時12分)


ベネズエラの首都カラカスで「私たちもチャベスのようになろう」「忘れてはいけない」と書かれたポスターを掲げる女性支持者ら=2013年3月5日、AP 【ブエノスアイレス國枝すみれ】反米左派政権の代表格で、がんの治療を受けていたベネズエラのチャベス大統領は5日、首都カラカスの病院で死亡した。58歳だった。チャベス氏の死は、同国や中南米の反米左派諸国の先行きに大きな不確実性をもたらすことになる。30日以内に行われる大統領選の結果次第では、豊富な石油収入を元にした国内外での政策が、大きく変更される可能性があるためだ。

 選挙は、後継指名を受けたマドゥロ副大統領(50)と、昨年10月の大統領選で野党候補として敗れたエンリケ・カプリレス・ミランダ州知事(40)の戦いになるとの見方が現時点では有力だ。

 ロイター通信によると、最近の世論調査では、「チャベスの後継者」としてマドゥロ氏有利の結果が出た。石油収入還元政策で生活が改善した貧困層の親チャベス感情の反映だ。

 一方、カプリレス氏も敗れたとはいえ前回選挙で約45%を得票。06年の選挙でも反チャベス票は400万を超えた。貧困層重視や企業国有化、政府の腐敗や犯罪激増などへの富裕層、中間層の不満は根強い。「カリスマ指導者」だったチャベス氏亡き後、選挙は接戦になる可能性がある。

 マドゥロ氏はチャベス路線継承が確実視されている。野党候補が勝利した場合、中南米カリブ地域の反米左派政権に対する石油などの援助は、大幅に刈り込まれる見通しだ。そうなれば、キューバやニカラグアは深刻な経済危機に直面する。

 05〜11年、チャベス政権は世界40カ国以上に820億ドル(約7兆6600億円)に及ぶ経済支援を行った。キューバは285億ドル、ニカラグアは97億ドルと突出している。

 ベネズエラの支援が途絶えれば、90年代前半にソ連が崩壊して石油輸入が途絶え、経済が大幅に縮小して餓死者も出た状況に後戻りしかねない。

 キューバ政府は数年前から首都ハバナ沖の海底油田開発を積極化しているが、試掘の結果は思わしくない。

 中米ニカラグアのオルテガ政権は、ベネズエラの支援を原資に貧困層対策を拡充し公共料金を低く抑えて、支持層を固めてきた。ベネズエラの支援途絶は政権の危機に直結することになる。

5867チバQ:2013/03/06(水) 22:36:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130306/amr13030608470001-n1.htm
死去のチャベス大統領、独裁者批判の中、4選 後継争いは一騎打ち
2013.3.6 08:47 (1/2ページ)[南北アメリカ]

死去したベネズエラのチャベス大統領(ロイター
 【ニューヨーク=黒沢潤】5日、死去したベネズエラのチャベス大統領は1954年、同国のバリナス州サバネタの教師の一家に生まれた。陸軍中佐だった92年にクーデターを企てたが失敗し、2年間投獄された。恩赦で出獄した後、従来の2大政党の枠組みを批判し、政党「第5共和国運動」を創設。貧者救済を訴えて臨んだ98年の大統領選で大勝した。

 チャベス氏は2002年4月、軍などのクーデターで一時失脚。しかし、貧困層らチャベス支持派の抗議行動が起き、大統領の座に返り咲いた。

 02〜03年のゼネスト、04年の大統領罷免を求める国民投票などを乗り越え、野党が選挙をボイコットした05年の議会選では与党連合が全議席を占めた。

 06年末の大統領選では圧勝した。09年、大統領の再選制限を撤廃する憲法改正の是非を問う国民投票が賛成55%で承認され、独裁者の道を突き進んでいると手厳しく批判された。12年10月の大統領選では接戦の末、4選を果たした。

 チャベス大統領の死去に伴い、マドゥロ副大統領が当面、職務を臨時代行することになる。チャベス氏はマドゥロ氏を後継者として指名しており、今後、30日以内に行われる大統領選では、マドゥロ氏と、前回大統領選で敗北した野党統一候補、カプリレス・ミランダ州知事の対決になるとみられる。

 マドゥロ氏が当選した場合、豊富な石油資源を背景にキューバやニカラグア、ボリビア、エクアドルといった反米の中南米諸国を束ね、チャベス氏同様、米国に激しく敵対するとみられる。ただ、マドゥロ氏は、06年9月の国連総会演説で、ブッシュ前米大統領を「悪魔」と呼ぶなど、独特の反米パフォーマンスで知られたチャベス氏ほどのカリスマはなく、反米同盟の勢いは衰えるとの見方が強い。

 一方、カプリレス氏は対米関係改善を目指す。カプリレス氏当選の場合、中南米諸国の反米勢力は「空中分解」を余儀なくされ、地域情勢が劇的に変わるのは確実だ。

5868チバQ:2013/03/06(水) 23:27:22
http://newsphere.jp/world-report/20130306-3/
33万票の無効票、なぜ?どうなる?ケニア大統領選

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Wed. March 6, 2013
海外の報道No comments記事保存
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 ケニアの大統領選で、33万票におよぶ無効票の扱いが問題になっている。

 1400万強の投票数に対し、5日夜になってもまだ開票率は40%あまりだが、目下のところ、ケニヤッタ副首相が得票率53%でトップ、オディンガ首相が42%で追っている状況だ。ただ、今後はオディンガ氏の地盤が多く開票されてゆくこともあり、接戦と言える。
 こうした状況下で、選挙管理委員会は急遽、33万票の無効票も投票総数に加えられるべきとの声明を発表した。憲法解釈に従えば「有効投票総数」ではなく「投票総数」の50%を得た候補がいなければ決選投票になる、というのだ。これにより勝利が不確実になったケニヤッタ陣営は、「ケニヤッタを勝たせたくない」外国の圧力に屈した発表だとして反発。オディンガ陣営は成り行きを注視している模様だ。

 では、そもそもなぜ無効票が33万票(開票数の6%以上)にも達したのか。理由について選挙管理委員会は調査中としている。ただし各紙は、今回の選挙が大統領選や議員選など6種類もの統一選挙であり、投票箱の入れ間違いが頻発したのではないかと報じている。夜10時になっても有権者の行列をさばききれていない投票所もあったと伝えられている。またフィナンシャル・タイムズ紙は、2004年米国大統領選挙で問題になったパンチ式の投票用紙を引き合いに出した。

 今回の投票自体は概ね平穏に進んだとされるが、懸念も残る。
 2007年12月の前回大統領選では、不正投票の訴えが暴動に発展し、1000人以上が死亡した。このとき出馬していたオディンガ氏は「勝利を騙し取られた」と主張しており、一方でケニヤッタ氏などが「殺人ギャングを展開した」として国際刑事裁判所に訴追されている。これを受けてウォール・ストリート・ジャーナル紙は、ケニヤッタ氏が勝利するようなら、西側諸国からのケニアの評判に関わると評した。ニューヨーク・タイムズ紙も、オディンガ氏の地盤で再び騒乱が起こることを危惧している。
 背景として、ケニアではいまだに政策よりも出身部族が投票の決め手となっており、有権者は選挙後の民族的報復を恐れてもいると解説されている。ケニヤッタ陣営は多数派のキクユ族などから成り、オディンガ陣営はそれより少数派のルオ族などから成る。

5869チバQ:2013/03/06(水) 23:29:20
http://www.afpbb.com/article/politics/2932503/10390287?ctm_campaign=txt_topics
接戦のケニア大統領選、ケニヤッタ副首相がリード
2013年03月06日 14:56 発信地:ナイロビ/ケニア
【3月6日 AFP】ケニア大統領選挙は5日、開票作業が行われ、人道に対する罪で国際刑事裁判所(ICC)に訴追されているウフル・ケニヤッタ(Uhuru Kenyatta)副首相がライバルのライラ・オディンガ(Raila Odinga)首相をわずかにリードしている。

 2007年の大統領選では、選挙結果をめぐって流血の部族間抗争が起き、1100人以上が死亡、60万人以上が避難生活を余儀なくされた。オディンガ首相は、5年前の大統領選で勝利を盗まれたと主張している。

 4日の選挙で国民は平穏に投票したが、最終結果にどのような反応が起きるかが地域大国ケニアの安定にとって鍵となる。現地有力紙デイリー・ネーション (Daily Nation)は、「今回の選挙は転換点となるものであり、その結果はわが国が文明国家として前進するかどうかを決定する」とし、すべてのケニア人は「選挙結果を受け入れる用意」を持たねばならないと述べている。

 投票終了24時間後に全投票所約3万2000か所の40%からナイロビ(Nairobi)の全国集計センターに送られてきた部分開票の結果、登録有権者数1430万人のうち、これまで500万票が有効票として集計された。

 現地時間5日午後5時15分(日本時間同午後11時15分)現在、ケニヤッタ副首相の得票率は有効投票の53%で得票数は約270万票。一方オディンガ首相は同41%の212万票だが、その差はまだ容易に覆る可能性がある。

 また無効票は投票総数の5%にあたる32万票と驚くほどの数に上り、第3位につけているムサリア・ムダバディ(Musalia Mudavadi)副首相の現時点の得票率である3%未満を上回っている。(c)AFP

5870名無しさん:2013/03/07(木) 03:22:58
ロリ画像掲示板

http://d4u88bqk.seesaa.net/

5871チバQ:2013/03/07(木) 21:30:58
http://mainichi.jp/select/news/20130307ddm007030039000c.html
チャベス・ベネズエラ大統領死去:革命夢見たカリスマ
毎日新聞 2013年03月07日 東京朝刊

 5日、58歳で死去したベネズエラのウゴ・チャベス大統領。国内では貧困層の支持を集め、国際的には物議を醸す言動で注目され続けた「カリスマ指導者」の軌跡を追った。

 内陸部バリナス州サバネタの貧しい教員夫婦の家庭に1954年に生まれ、「おばあちゃん子」だったというチャベス氏。7歳の時に「大統領になりたい」と夢を語っていたという。野球好きで、高校卒業後、野球部に強い選手が集まるという理由もあり陸軍士官学校に進学。75年に卒業、陸軍に入隊し、空挺(くうてい)部隊に勤務した。

 左翼活動家の兄や友人の影響で社会主義に共感。82年に軍隊内地下組織を結成し、中南米の反植民地指導者ボリバルの主張を信奉して「社会正義実現のための革命」実現を目指すようになった。

 89年に首都カラカスで発生した貧困層蜂起で陸軍が発砲、多数の死傷者が出たことに衝撃を受け、中佐だった92年にクーデターを起こしたが投獄。94年に恩赦され政界入りした。貧困層のための民主化革命を掲げ98年大統領選に出馬、富裕層や労組幹部への富の集中に不満を持つ層の圧倒的支持で勝利した。

 貧困層のための無料診療制度や農地の農民への分配などを導入。輸出の9割以上を占める石油を扱う公団への統制強化など社会主義路線を突き進んだ。

 このため反政府運動が激化。02年4月には軍クーデターで短期間監禁されたことも。

 晩年は「独裁」批判も強まり、09年の国民投票で再選制限撤廃の改憲案が承認された。

 キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長とは師弟的な関係。米国と距離を置く中南米諸国やイラン、ロシア、中国と友好関係を結んだ。06年の国連総会では当時のブッシュ大統領に反発し「悪魔がやってきた。米帝国主義に抗して立ち上がる」と演説したりもした。【石原聖】

==============

 ◇チャベス氏の足跡
1954年   教師の家庭に6人兄弟の次男として生まれる

  92年   陸軍中佐時代にクーデター首謀。投獄される

  94年   恩赦により釈放、政界入り

  98年   大統領選で初当選

  99年   新憲法制定を主導、連続再選を可能に

2000年   憲法改正に伴う大統領選で再選

  02年   反チャベス派クーデターで拘束、2日で復帰

  04年   罷免の是非を問う国民投票で過半数が反対

  06年   国連総会でブッシュ米大統領(当時)を「悪魔」と非難。大統領選で3選

  09年   再度の国民投票で再選制限を撤廃する改憲案承認。訪日し、麻生太郎首相(当時)と会談

  11年6月 がん摘出後、国民にがんを告白

  12年2月 がん再手術

  10月   大統領選で4選

  12月   がん再発、マドゥロ副大統領を後継指名

  13年1月 4期目の就任式欠席

   3月5日 死去

5872チバQ:2013/03/07(木) 21:40:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130307/amr13030709580004-n1.htm
【チャベス氏死去】
権力移譲へ闘い本格化 ベネズエラ、近く大統領選
2013.3.7 09:55

ベネズエラのチャベス大統領が亡くなったカラカスの病院の外で泣く支持者=6日(AP)
 ベネズエラのチャベス大統領が5日死去し、政府が30日以内に大統領選を行う方針を表明したことで、後継者のマドゥロ副大統領(50)と、統一候補擁立を目指す野党側の動きが加速。約14年続いたチャベス政権からの権力移譲に向け、混乱の中、新たな闘いが本格化する。

 野党側は昨年10月の大統領選でチャベス氏を相手に善戦したカプリレス・ミランダ州知事(40)が再び統一候補となる可能性があるが、強いカリスマ性を誇ったチャベス氏の死去直後の選挙だけに、同情票を集めるマドゥロ氏との一騎打ちは不利な展開となりそうだ。

 チャベス政権下で副大統領や外相を歴任したマドゥロ氏はチャベス氏の演説や会見の場で寄り添い、懐刀として活躍。ただ、チャベス氏のように聴衆を魅了するほどの演説能力はなく、チャベス氏ががん闘病生活に入る前は表に立って話す機会も少なかったことから、国民からの人気は高くない。(共同)

5873チバQ:2013/03/07(木) 22:35:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130307/erp13030722200008-n1.htm
ベルルスコーニ前首相に禁錮1年、捜査情報漏えい罪
2013.3.7 22:19

イタリアのベルルスコーニ前首相(AP)
 ANSA通信によると、イタリア北部ミラノ地裁は7日、捜査上の秘密情報を漏えいした罪で、ベルルスコーニ前首相に求刑通り禁錮1年を言い渡した。前首相は控訴するとみられ、直ちに収監されることはない。

 前首相の弟パオロ・ベルルスコーニ氏が経営する日刊紙ジョルナレは2005年12月31日付で、捜査当局がインサイダー取引容疑などで捜査していた大手保険会社の幹部と、当時の野党の有力下院議員とが親しげに話す電話の盗聴内容を掲載。検察側は、前首相が野党の評判を落とすために盗聴記録の公表に加担したと指摘していた。

 地裁はパオロ氏にも禁錮2年3月(求刑禁錮3年3月)を言い渡した。イタリアの刑事裁判では通常、判決理由は後日開示される。

 未成年者買春罪などで数々の刑事裁判を受けているベルルスコーニ氏だが、先月の総選挙では中道右派連合を率いて上下院で第2勢力となり善戦した。(共同)

5874チバQ:2013/03/08(金) 23:00:36
6171 :チバQ:2013/01/30(水) 23:10:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130129-00000012-nna-eurp
【英国】バーミンガム以北のルート発表:高速鉄道HS2、5駅を建設へ
NNA 1月29日(火)9時0分配信

 政府は28日、ロンドン〜バーミンガム間の高速鉄道「ハイスピード2(HS2)」の延伸区間2路線について、具体的な建設ルートを発表した。バーミンガムから北へY字型に延び、リーズとマンチェスターがそれぞれ終着駅となる。オズボーン財務相はBBCに対し、「HS2がイングランド北部と中部の成長に向けた原動力となる」と期待感を示した。
 延伸区間はバーミンガムの北郊リッチフィールド(Lichfield)で2方向に分かれる。北西に延びる路線にはマンチェスターとマンチェスター空港の2駅が、北東に延びる路線にはイーストミッドランズ地方のトートン(Toton)、シェフィールド、リーズの3駅が設けられる。工事は2020年代半ばに開始され、2032〜33年ごろに完成する予定。
 最高時速250マイル(402キロメートル)の列車が走ることで、完成後の最短所要時間は、ロンドンからマンチェスターまでが現在の2時間8分から1時間8分に、リーズまでが2時間12分から1時間22分へと大幅に短縮される。
 最終的な建設ルートは来年末までに決定される。なおHS2とヒースロー空港との接続線については、今回は発表が見送られ、政府の空輸政策が示される2015年以降に方針が明らかになる見通しだ。
 パトリック・マクローリン運輸相は、HS2延伸の意義を「移動時間が短縮されるだけでなく、輸送能力が大幅に増強される」と説明。列車は常に混み合っており、利用客数も急激に増えていることから、英北部とロンドンをつなぐHS2は混雑緩和に寄与すると話している。
 
 ■建設反対の意見はやまず
 
 HS2をめぐっては現在、70以上の団体が反対運動を行っている。その根拠はさまざまだが、代表的な圧力団体の1つ「ストップHS2」は、HS2が完成しても恩恵を受けるのはロンドンだけと主張、従来の鉄道と比べ費用対効果も低いと指摘している。
 HS2建設の第1段階で着手するロンドン〜バーミンガム間の沿線住民に対する住宅補償をめぐる交渉期間は、あさって31日に終了する。運輸省は昨年10月、同線工事に伴い取り壊しや移転が必要となる住民への補償内容を発表した。取り壊す必要がある338戸を含め、予定されるルートの両側60メートル以内にある持ち家は政府が買い取りを約束する。鉄道計画による下落前の時価のほか、4万7,000ポンドを上限に10%の補償を上乗せする方針を示している。


6172 :チバQ:2013/01/30(水) 23:10:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130130-00000078-mai-bus_all
<英国>時速400キロ新高速鉄道…日本企業も大きな商機
毎日新聞 1月30日(水)20時48分配信

 【ロンドン坂井隆之】英国政府は新高速鉄道「ハイスピード2(HS2)」の建設計画を発表した。欧州トップの最高時速400キロで走行し、総延長距離約565キロ、総工費327億ポンド(約4兆6430億円)の大型事業となる。英国の高速鉄道を巡っては、日本の日立製作所が既設区間の車両製造や整備を受注しており、日本企業にとっても大きな商機だ。

 HS2は17年ごろ着工し、32〜33年開通を目指す。ロンドン・ユーストン駅からバーミンガムを経由して中部のマンチェスターとリーズをつなぐY字形の路線で、ロンドン−マンチェスター間を1時間短縮し、1時間8分で結ぶ。英政府は欧州大陸とロンドンを結ぶ整備済みの「HS1」とつながることで、「地域経済が活性化し経済成長のエンジンになる」(キャメロン首相)と期待する。

 日立は、04年にHS1の車両174両の製造を受注した他、在来線の車両更新に伴う596両の製造も12年に受注しており、「当社にとっても前向きな話」(日立ヨーロッパ)と受注を目指す。新幹線技術の輸出を目指すJRも受注の候補に挙がりそうだ。ただ、一部議員や沿線地域からは、採算性や環境破壊への批判も出ており、計画通り実現するかは15年の下院選挙の結果にも左右されそうだ。

5875チバQ:2013/03/08(金) 23:03:35
http://mainichi.jp/select/news/20130309k0000m030028000c.html
バチカン:後継法王選び 地域対抗戦の様相に
毎日新聞 2013年03月08日 18時59分(最終更新 03月08日 19時52分)


次期ローマ法王を選出するコンクラーベの準備にバチカンに到着したフィリピンの枢機卿たち。欧州以外から法王を出そうと連携する動きがあり、アジア組がキャスチングボートを握る可能性もある=2013年3月6日、AP
拡大写真 【ローマ福島良典】2月末で退位した第265代ローマ法王ベネディクト16世(85)の後継選びが地域対抗戦の様相を呈し始めている。米国など欧州以外の枢機卿グループが連携を模索する動きを見せているためだ。背景には、一連のスキャンダルに対するバチカン(ローマ法王庁)の隠蔽(いんぺい)体質への不満があるとされ、近く開始される法王選挙会議(コンクラーベ)に影響を与えそうだ。

 コンクラーベ準備のため4日からバチカンで開かれている枢機卿会議に影を落としているのは、ベネディクト16世の元執事が秘密文書を漏えいした事件(バチリークス)だ。イタリア紙は事件を巡る内部調査でバチカン内部の同性愛者勢力の存在や不透明な資金運用が明らかになったと報じており、米国の枢機卿は記者会見などを通じて、内部調査結果を説明するよう法王庁に圧力をかけてきた。

 一方、神学生に対する性的虐待で告発されている英スコットランドのオブライエン枢機卿(74)の素行について、バチカンが以前から知っていたとの疑いが浮上している。オブライエン枢機卿は当初、虐待を否定していたが、枢機卿会議開幕直前の今月3日になって「ふさわしくない性的行為」があったと認め、謝罪した。

 スキャンダル対応でバチカンが守勢に立たされる中、ANSA通信によると、米国の枢機卿11人は「非欧州人法王」の選出を目指して動いているという。ANSA通信が消息筋の話として報じたところによると、米国勢はブラジル枢機卿団と、欧州勢に対抗するための候補者擁立での同盟形成を視野に水面下で接触しているという。

 米国枢機卿団は「超大国出身の法王は世界に精神的なメッセージを伝えるのに苦労することになる」(ワシントン大司教)として自国からの次期法王選出には慎重だ。このため、米国の「裏庭」にあたる中南米グループや、同様に欧州以外からの法王選出を望んでいるとされるアフリカ勢との連携を模索している模様だ。

 コンクラーベに参加するのは法王選挙権のある80歳未満の枢機卿115人で、法王選出には3分の2以上の支持が必要。北米(14人)、中南米(19人)、アフリカ(11人)が手を組めば44人となり、イタリア(28人)を中核とする欧州組(60人)に対抗する勢力となる。欧州組は一枚岩ではなく、アジア(10人)がキャスチングボートを握る可能性もある。

5876チバQ:2013/03/08(金) 23:04:51
http://mainichi.jp/select/news/20130308dde007030037000c.html
ケニア大統領選:不穏、結果改ざん疑惑 暴動再来、市民恐れ
毎日新聞 2013年03月08日 東京夕刊

 【ナイロビ服部正法】4日に投票が行われた東アフリカ・ケニアの大統領選は7日現在、依然最終的な集計結果の発表に至っていない。途中の開票状況でケニヤッタ副首相にリードを許しているオディンガ首相の陣営は同日、開票状況について「投票結果が改ざんされた疑いがある」として、開票作業の中断を求める声明を公表した。ケニアでは前回07年の大統領選直後、結果に不満を抱いた民衆が暴動を起こし、1000人以上が死亡した経緯がある。開票の遅れやトップ争いを展開する候補陣営の「改ざん疑惑」の指摘は、民衆の不安や不満を広げる恐れもある。

 地元紙デーリー・ネーション(電子版)によると、7日夜現在の開票状況で、得票率はケニヤッタ氏約50%、オディンガ氏約46%と僅差。投票総数の過半数にいずれの候補も達しない場合は上位2候補による決選投票が行われることになる。当初、投票締め切り後48時間以内に大勢が判明すると思われていた。

 ナイロビは7日現在平穏だが、中心部は普段に比べ車の数や人通りが少ない状態だ。ケニア人ジャーナリストによると、多くの市民が投票結果を注視しているうえ、暴動発生なども恐れて自宅待機しているためという。

 前回選挙では、当初オディンガ氏の大差リードが伝えられたが、最終的にキバキ氏(現大統領)の勝利が発表され、オディンガ氏の出身民族ルオ人がキバキ氏の出身民族のキクユ人を襲撃するなどし、報復の連鎖が全国に広がった経緯がある。

5877チバQ:2013/03/08(金) 23:15:32
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013030802000136.html
伊政局いまだ袋小路 中道左派「五つ星」と交渉不調
2013年3月8日 朝刊


 【パリ=野村悦芳】連立協議が難航しているイタリア政局は七日、総選挙から十日を迎えても袋小路から抜け出す道が見つかっていない。最大勢力の中道左派連合は大躍進した新興の「五つ星運動」に協力を求めるが、反応は芳しくない。モンティ内閣に続く非政治家の実務者内閣をつくり危機をしのぐ案も浮上した。

 中道左派を率いるベルサーニ民主党書記長は六日、新政権づくりに向けた政策を発表した。議員数や議員報酬の削減など五つ星運動が重視する主張を取り込み、五つ星運動に協力を求める姿勢を鮮明にした。

 ベルサーニ氏は「国に対する責任を持つべきだ」と迫るが、五つ星運動を率いるコメディアン、グリッロ氏は基本的に他党との協力を拒む方針を変えていない。新内閣発足には上下院で信任が必要。このままなら、中道左派が過半数を逃した上院で信任が得られない。ただ、五つ星運動支持者の間で、中道左派との協力を支持する声が大きくなっているのも事実で、中道左派の案を受け入れる余地は残されている。

 一方、民主党内部では、五つ星運動に見切りを付けて、ベルルスコーニ前首相の中道右派連合と大連立すべきだという意見が出始めた。実現の可能性はあるが、政敵同士の握手は国民の反発を招き、既存政党を徹底批判する五つ星運動を勢いづけるとみられる。

 ロイター通信によると、十五日招集予定の議会を前に、ナポリターノ大統領は事態打開に向け、実務者内閣の検討を始めた。首相候補にイタリア中銀のビスコ総裁らの名前が取りざたされている。

 この場合も政治基盤が弱いため安定政権は望めそうにない。暫定政権をつくり、秋にも再び総選挙を実施するというシナリオもささやかれ始めているが、問題は再選挙になっても、安定政権が生まれる保証がないこと。五つ星運動の再躍進も十分考えられる。

5878チバQ:2013/03/08(金) 23:18:27
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130308/mcb1303080503021-n1.htm
混迷選ぶイタリア 欧州危機再び (1/3ページ)2013.3.8 05:00
 イタリアの議会選挙は、ユーロ圏とイタリア自身にとって最悪の結果になったかもしれない。ユーロ圏3位の経済大国が数カ月以内に国際的な支援を必要とする危険が今や現実味を帯びてきた。しかも救済を要請し、条件を交渉する政府は事実上不在となる見通しだ。疑いがあるといけないのではっきり言うが、ユーロ圏の危機が戻ってきたのは明らかだ。

 イタリアの政治制度では、政府が何を行うにも上下両院の支持を必要とするが、民主党のベルサニ党首を中心とする中道左派も、ベルルスコーニ前首相率いる中道右派陣営も両院で過半数を確保できなかった。

 イタリアがユーロ圏に残留すべきかどうかを問う国民投票を求めているベッペ・グリッロ氏の「五つ星運動」が25%の票を獲得し、主要な政治勢力に台頭したことはさらに気掛かりだ。

 ◆4つのシナリオ

 いずれの政党連合も安定多数を確保できない結果を金融市場は織り込んでいなかったため、イタリア資産の価格は選挙後に急落したが、それが今後も続き、同国の借り入れコストを押し上げる可能性が高い。イタリアでは再選挙の実施がほぼ確実であり、いつ行われるかだけの問題だ。政権発足に向けて4つのシナリオが考えられる。

 モンティ暫定首相が率いる中道勢力と、緊縮路線継承を約束するベルサニ氏の中道左派が上院で過半数に届かないまま少数連立政権を樹立し、ベルルスコーニ陣営が特定の法案通過と引き換えにこれを支持するというのが最初のシナリオだ。抜け目ない不安定な駆け引きであり、ベルルスコーニ氏は思い通りにならないと感じた途端に支持を撤回することが予想される。

 中道左派と中道右派による大連立が2つ目のシナリオだが、ベルサニ氏の盟友である「左翼・エコロジー・自由」(SEL)のベンドラ党首が既にその可能性を否定。3つ目のシナリオであるベルルスコーニ陣営と五つ星運動との連携は、実現の確率が最も低い。

 最後に想定されるのが、ベルサニ氏の中道左派とモンティ氏の中道勢力に五つ星運動が加わるシナリオだ。グリッロ氏は選挙戦を通じて、既存の他の政党と連携しないと公言しており、この約束を守るかもしれない。しかし、グリッロ氏が心変わりしたとしても、ベルサニ氏とモンティ氏が構造改革と緊縮策を推進するのを黙って傍観しているとは考えられず、この枠組みも不安定なものになるだろう。

 これらの想定される連立政権は、債券市場のほか、イタリアが救済を要請する場合に債権者となるドイツや国際通貨基金(IMF)、そして欧州中央銀行(ECB)が望むような歳出と雇用市場、製品市場の改革実行が政治的に不可能という点で共通しており、いずれの枠組みもすぐ崩壊することが予想される。

 イタリアでは議会を解散し、再選挙を実施する権限のあるナポリターノ大統領の任期満了が近づいており、後継者選出のために議会を招集する必要がある。再選挙を行うには、議会が新大統領を選ばなければならない。新議会はまた、選挙法の改正を目指す可能性が高く、これは中道左派と中道勢力、五つ星運動が一時的に連携すれば、成立はかなり容易なはずだ。

5879チバQ:2013/03/08(金) 23:18:51
 ◆重い「緊縮疲れ」

 イタリアの債務は国内総生産(GDP)の126%に達し、このうち2730億ユーロ(約33兆円)相当の償還期限が年内に訪れる。新大統領を選び、選挙法を改正し、再選挙を実施して新政権を発足させるには時間がかかる。投資家の間ではこの間、イタリアの債務返済能力をめぐる懸念が高まるだろう。

 イタリアの有権者は、自国の債務安定に必要な改革を実行できる政権に実権を委ねることを拒んだだけではない。約半数が反緊縮を主張する勢力に投票した。イタリアの「緊縮疲れ」は明らかに症状が重い。

 イタリア国債の購入はリスクを取ってまで購入する価値はないと投資家が判断し、イタリアが債券市場から締め出されるような場合、政府は通常であれば、ユーロ圏の恒久的救済基金である欧州安定メカニズム(ESM)に支援を要請し、ECBの国債購入プログラム「アウトライト・マネタリー・トランザクション」(OMT)を利用することも可能だ。

 だが、これらのメカニズムの適用を受けるには、これまで推進してきた以上に厳しい構造改革と財政目標の受け入れがイタリア政府に求められる。発足した政府がこれまでの改革を前進させることさえおぼつかないとすれば、信頼できる形でより厳しい改革を約束することなど不可能だ。救済条件の不在は、ESMとECBの国債購入へのアクセス不能を意味し、市場から締め出される場合には、イタリアはデフォルト(債務不履行)に直面する恐れがある。

 イタリアで再選挙が行われるまでには、これだけの重大なリスクが存在する。再選挙では、ベルルスコーニ前首相の陣営、さらに悪いケースでは、五つ星運動が過半数を獲得することすらあり得る。厳しい試練がイタリアとユーロ圏に今後何カ月も続くことは間違いない。(コラムニスト Megan Greene)

                   ◇

 Megan Greeneは、マベリック・インテリジェンスのチーフエコノミストで、ワシントンのアトランティック・カウンシルの上級研究員を務めるブルームバーグ・ビューのコラムニストです。このコラムの内容は同氏自身の見解です。

5880チバQ:2013/03/08(金) 23:21:51
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130308/fnc13030821560026-n1.htm
【ルピーの世界】
新幹線を売り込め 日本勢が官民一体でトップセールス 
2013.3.8 21:52 (1/2ページ)

日本側が出品した高速鉄道の模型を前に話し合うセミナー出席者=インド西部のアーメダバード(岩田智雄撮影)
 インドで高速鉄道の整備構想が進んでいる。ニューデリーやムンバイなど主要都市を走る7路線が計画されており、日本やフランス、スペインなどが売り込みにしのぎを削る。こうした中、最優先で整備される予定の路線の起点となる西部グジャラート州アーメダバードで、日本政府は2月に「インド高速セミナー」を開き、政府や企業の幹部がトップセールスで売り込みを図った。

 ■安全・環境アピール

 「開業以来、乗客の死傷者がゼロ。環境性にも優れている」。2月11日のセミナーで、梶山弘志国土交通副大臣はインド側に新幹線の魅力を訴えた。会場にはインド政府やグジャラート州の幹部が出席し、川崎重工業の大橋忠晴会長やJR東日本の石司(せきじ)次男副社長らが熱弁を振るった。

 インドの高速鉄道計画は2009年に発表された。現在、プネ−ムンバイ−アーメダバード(約680キロ)やデリー−アグラ−ラクノー−バラナシ−パトナ(約1千キロ)など7路線が計画され、20年までに4路線の事業化を目指す。

 路線ごとに事前事業化調査が進行中で、アーメダバード路線は仏企業が受注した。事業費は6千億〜7千億ルピー(約1兆〜1兆2千億円)規模とされる。今後は正式な事業化調査を経て、事業の発注が行われる。

 日本は、アーメダバード路線の本工事を落札しようと巻き返しに懸命だ。日本は、グジャラート州が企業誘致のために開く投資イベントの提携国であり、同州には日本企業専用の工業団地建設が進められるなどの追い風もある。

 インドのナレンドラ・モディ州政府首相はセミナーで講演し「グジャラート州はここ数年、インドと日本の将来の協力に向けて日本の信頼を得るために多大な貢献をしてきた」と述べた。モディ氏は国内最大野党、インド人民党(BJP)の連邦政府首相有力候補の一人で、スピーチは日本側関係者を喜ばせた。

 インドの与党、国民会議派を率いるシン首相も昨年11月にカンボジアで行われた野田佳彦首相(当時)との会談で、日本の新幹線システムの採用を念頭に両国間で具体的な協議を進めていくことで一致した。

 ■電力、テロなど課題

 ただ、インドで高速鉄道構想を具体化させるには、課題も山積している。セミナーでは、インド鉄道省当局者が、資金確保の難しさを強調した。国内では高速鉄道の建設よりも貧困層の生活向上が先だとする世論も根強い。インドは慢性的な電力不足状態にあり、新幹線を走らせるための電力の安定供給の難しさが指摘されており、原発の増設など社会インフラの整備も必要となる。

 さらに「テロの懸念」もある。グジャラート州を含むインド各地では、イスラム教とヒンズー教などの宗教間の対立による虐殺事件やイスラム過激派によるテロが相次いでいる。新幹線が高速運転から停止するのに4キロの走行が必要で、もし線路を爆破されれば、大規模な事故になりかねない。(アーメダバード 岩田智雄)

5881チバQ:2013/03/08(金) 23:25:07
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013030802000135.html
エジプト気球墜落から10日 キャンセル続々 観光追い打ち
2013年3月8日 朝刊

観光客が激減したカイロ市内の観光市場ハーン・ハリーリの土産物店


 エジプト中部ルクソールで日本人四人を含む外国人観光客十九人が死亡した熱気球の墜落事故は八日、発生から十日を迎える。ルクソールの男性ガイドは「日本人は安全面に敏感。すでに予約キャンセルが相次いでいる」と明かす。エジプトは観光業の低迷が続けば、経済不振がさらなる政情不安を招きかねない事態となっている。 (カイロで、宮本隆彦、写真も)

 二〇一〇年に千四百五十万人だったエジプトの観光客は、一一年に九百八十万人に急減し、一二年も千百五十万人にとどまった。一一年二月のムバラク独裁政権崩壊とその後の政情不安が原因だ。

 カイロ郊外の観光地ピラミッド前。「客数は以前の十分の一。戻り始めた客足が気球事故で止まるかもしれない」。ラクダに乗せる観光客を待ちながらサイード・ハニさん(37)は不安顔だ。

 世界旅行ツーリズム協議会の一二年のデータでは、エジプトの観光業は国内総生産(GDP)の15%、雇用の13%を占める経済の柱で、その低迷は経済不振に直結する。

 財政破綻を避けるため国際通貨基金の融資が頼みの綱だが、融資条件とされるガソリンやパンへの補助金削減に手を付ければ、民衆の不満が高まり、デモの頻発など政情悪化、さらに観光客を遠のかせる負の連鎖が起きかねない。

 ザーズーア観光相は四日、日本メディア向けの会見で「事故は単発で特別なもの」と強調した。観光産業の総点検を進めていると説明して、安全への懸念を拭い去ろうと必死だった。

5882チバQ:2013/03/08(金) 23:28:57
http://mainichi.jp/select/news/20130302ddm007030084000c.html
法王引退:/上 「欧州偏重」後任選び バチカン、問われる改革力
毎日新聞 2013年03月02日 東京朝刊

 ドイツ出身のローマ法王ベネディクト16世(85)がバチカンで最後の一般謁見を行った2月27日、サンピエトロ広場にイタリア人修道女、マリア・クリスティナさん(75)の姿があった。

 「イタリア人や欧州出身者でなく黒人であっても、次の法王は神に選ばれた正しい人であることが重要です」。大型スクリーンのベネディクト16世を見つめるクリスティナさんは手を合わせて祈りをささげた。

 ベネディクト16世の退位を受け、法王不在となったバチカン。人々の関心は3月前半にも開かれる法王選挙会議(コンクラーベ)で誰が次期法王に選ばれるかに移りつつある。

 「中南米から法王が選ばれたらうれしい」。バチカン公認のマリアをまつるメキシコ市近郊のグアダルーペ寺院で、オズワルド・エルナンデスさん(25)が期待を口にする。

 世界約12億人のキリスト教カトリック信徒の4割強が中南米に暮らす。バチカンにとって「カトリックのコンテナ」と呼ばれる重要地域だ。本家・欧州は信徒人口の点からすれば約24%にすぎない。

 だが、カトリックには長年にわたる欧州中心主義の歴史がある。コンクラーベで次期法王を互選で決める80歳未満の枢機卿115人のうち欧州出身者は過半数の60人。中でもバチカンのお膝元イタリアの有資格者は28人と1カ国では最大勢力だ。

 「コンクラーベの構成はカトリック教会の地政学的な現状を反映していない。欧州偏重で、バランスが取れていない」。バチカン日刊機関紙オッセルバトーレ・ロマーノ元副編集長のジャン・フランコ・スビデルコスキー氏(76)が指摘する。

 「パパビリ」と呼ばれる法王候補にはアルゼンチンのレオナルド・サンドリ枢機卿(69)ら非欧州勢の名前も取りざたされている。だが、有力視されているのはアンジェロ・スコラ・ミラノ大司教(71)らイタリア組だ。

 ブラジルのオディロ・ペドロ・シェレル枢機卿(63)は「(法王選出に)出身地や年齢は大きな問題ではない」と語る。だがスビデルコスキー氏は「今の教会は世界規模に広がっている。大西洋を渡る時だ」と“脱欧州”の必要性を説く。

 後継法王の出身地はベネディクト16世が果たせなかったバチカン改革とも無関係ではない。「ローマから遠く離れるほど教会の純粋な本質を感じ取れる。非欧州法王を選べば改革の用意を示すことになる」(スビデルコスキー氏)からだ。

 「(国民の選挙で指導者が選ばれる)民主主義なら中南米だが、教会は民主主義ではないから」。サンピエトロ広場で祈りの集いに参列したブラジル人留学生のルシアナ・プリコリ・ビレラさん(33)が語る。

 カトリック教会は欧州中心主義のくびきから自らを解き放つことができるのか。ベネディクト16世による異例の生前退位に伴う法王交代にあたり、バチカンの改革力が問われている。【ローマ福島良典、メキシコ市・國枝すみれ】

5883チバQ:2013/03/08(金) 23:30:10
http://mainichi.jp/select/news/20130303ddm007030121000c.html
法王引退:/中 スキャンダル、傷深く
毎日新聞 2013年03月03日 東京朝刊

 第265代ローマ法王ベネディクト16世(85)が法王として最後の1日をバチカン(ローマ法王庁)で過ごした2月28日。法王庁から約200メートル離れたホテルで米国人のデビッド・クロヘシーさん(56)が記者団を前にしていた。

 米市民団体「神父による虐待被害者の会」の事務局長。自らも10代の頃に神父から性的虐待を受けたと主張している。28日の記者会見ではバチカンが「子どもの権利条約」に違反しているとして国連に介入を呼びかけた。

 ベネディクト16世の治世は、神父による性的虐待スキャンダルのさなかに幕を開けた。ベネディクト16世はメキシコ人神父の虐待疑惑で特別調査を命じ、米欧の被害者と面会して謝罪するなど火消しに努めた。だが、クロヘシーさんは「口先だけだ」と手厳しい。

 スキャンダルは次期法王選びにも影を落としている。「神学生に不適切な接触をした」との報道を受け、英国のオブライエン枢機卿(74)が2月25日、法王選挙会議(コンクラーベ)を欠席すると表明。被害者団体は、ロサンゼルス大司教時代に虐待隠蔽(いんぺい)に関わったとされる米国のマホーニー枢機卿(77)にも参加しないよう圧力をかけている。

 カネや利権にまつわる闇も深い。資金の調達と管理を行う宗教事業協会(通称バチカン銀行)には資金洗浄(マネーロンダリング)疑惑が絶えず、昨年5月にはゴティテデスキ総裁(当時)が「不適切な業務遂行」を理由に解任された。イタリア銀行は、法王庁の資金洗浄対策が生ぬるいとして、新年から1カ月半、バチカン博物館などでのクレジットカード決済を禁止した。

 イタリア人ジャーナリストのジャンルイージ・ヌッツィ氏(43)は「バチカン銀行に政治家やマフィアが口座を持つのは難しいはずなのに、神父や修道女が隠れみのとなって口座を開いている」と問題点を指摘する。「聖職者が系列業者に法王庁の改修工事を任せるケースは日常茶飯事」と語る関係者もいる。

 ベネディクト16世は退位表明後、教会内に巣くう「利己主義」に警鐘を鳴らした。性的虐待を追及するクロヘシーさんは「カトリック教会は一種の『君主制』。世論の圧力に応える必要がなく、司教は何でも隠蔽できる権限を持っている。スキャンダルの根は同じで、秘密主義で自己保身的な制度にある」と指弾する。

 メキシコ人信徒のロへリオ・ロドリゲスさん(60)は「教会はスキャンダルまみれ。裸足で歩いている人がいるのに、法王は金色の衣装をまとっている。新しい法王も教会を変えるのは無理だろう」とあきらめ顔だ。

 「バチカンから届くのは醜聞ばかりで世界のカトリック教徒は道に迷っている。次期法王は信徒に希望の光を提供しなければならない」と法王庁元職員。教会の再生は3月半ばにも選ばれる新法王の双肩にかかっている。【ローマ福島良典、メキシコ市・國枝すみれ】

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5884チバQ:2013/03/08(金) 23:30:58
http://mainichi.jp/select/news/20130304ddm007030070000c.html
法王引退:/下 同性婚、容認は困難
毎日新聞 2013年03月04日 東京朝刊

 今年1月13日、バチカン(ローマ法王庁)のサンピエトロ広場で開かれた日曜の祈り。ベネディクト16世(85)が広場を見下ろす窓から祈りをささげると、突然、4人の女性が上半身裸となり、キリスト教カトリック教会の「同性婚反対」を糾弾し始めた。

 4人は反宗教を掲げるウクライナの女性権利団体「フェメン」のメンバー。ベネディクト16世が昨年12月、欧米で広がる同性婚容認の動きについて「男女間の結婚を脅かし、正義と平和を損なう」と発言したことへの抗議行動だった。

 活動家のアレクサンドラ・シェフチェンコさん(24)は「同性婚の犯罪扱いに抗議した。そもそも、バチカンは教義で男性と女性を平等に扱っていない」と批判する。退位表明翌日の2月12日、フェメンのメンバーはパリのノートルダム寺院で「法王はもうたくさん」と雄たけびを上げた。

 家族や生命の価値を重視するバチカンにとって越えられない一線は同性婚、人工妊娠中絶、安楽死だ。いずれも神の摂理と自然に反する行為とみなされる。ベネディクト16世も「人類への脅威」(同性婚)、「人権ではなく、社会の傷だ」(中絶)、「苦しみの偽りの解決」(安楽死)と反対を唱えてきた。

 「ローマ法王庁に同性愛者ロビー、バチカンにショック走る」−−。2月22日、イタリア紙レプブリカの1面に衝撃的な記事が載った。ベネディクト16世が退位を決断した背景に「バチカン内に禁じられているはずの同性愛者ロビー(勢力)がおり、不適切な影響を及ぼしている」と指摘した内部調査報告書があったという内容だ。

 法王庁首相に相当するベルトーネ国務長官(当時)は「コンクラーベ(法王選挙会議)を控え、誤報が流布するのは嘆かわしい」とメディアを批判する異例の声明を発表した。だが、同性愛者支持者は「カトリック教会は少年をレイプする一方で同性愛勢力を抱えていた」(シェフチェンコさん)と受け止めている。

 個人の自由な振る舞いから、女性や同性愛者など社会的弱者の擁護へと、人権の概念は社会と時代の移り変わりと共に拡大している。だが、約2000年の歴史と伝統を持つカトリック教会が方向転換するのは容易でなく、ベネディクト16世の後継法王もやみくもにかじを切ることはできない。

 「次期法王が離婚した者の再婚を容認する可能性はあるが、他は難しい」。バチカン日刊機関紙オッセルバトーレ・ロマーノのジャン・フランコ・スビデルコスキー元副編集長(76)が指摘する。バチカン関係者は「同性婚、中絶、安楽死への反対は誰が法王になっても変わらない」と予言する。

 次期法王の前には、カトリックの保守的な教義が厳然と立ちはだかっている。【ローマ福島良典】

5885チバQ:2013/03/09(土) 17:28:15
http://www.cnn.co.jp/world/35029300.html?tag=top;topStories
ICC訴追の副首相が当選か、ケニア大統領選の暫定開票結果
2013.03.09 Sat posted at 15:31 JST
(CNN) 今月4日に実施された任期満了に伴うアフリカ東部のケニア大統領選で、地元テレビ局は8日、有力候補だったウフル・ケニヤッタ副首相が50.03%の得票率を獲得したとの暫定開票結果を伝えた。

これが事実なら過半数を上回る支持票を得た副首相は決戦投票を待たずに当選を決めたことになる。選挙管理委員会は正式な開票結果を9日朝に発表する見通し。

CNN系列の地元のテレビ局2局によると、暫定開票結果ではケニヤッタ氏の対抗馬だったライラ・オディンガ首相の得票率は43.3%。今回の大統領選ではこの2氏の事実上の一騎打ちとなっていた。

ケニヤッタ氏は2007年の前回大統領選に伴う部族間の衝突への関与で国際刑事裁判所(ICC)から訴追されている。当選が決まれば国際社会とのあつれきも生まれそうだが、同氏は衝突への関与を否定している。

また、ICCの訴追は大統領としての職務遂行に支障を与えないとの考えも示していた。前回大統領選では有力候補者が属する部族間の衝突や暴動が発生、1200人以上が死亡し、数十万人規模が避難を強いられる1963年の英国からの独立以降、最悪の国内騒乱となっていた。

オディンガ氏陣営は7日、改ざんの恐れや正当性に欠けるとして開票結果の中止を要求していた。選管は大統領選に適用された電子投票システムの機能障害を受け、手作業での開票を強いられていた。

ケニヤッタ氏は、同国の初代大統領の息子。

5886チバQ:2013/03/10(日) 09:15:11
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013031002000125.html

ケニア大統領に副首相 「暴動首謀者」ICC訴追
2013年3月10日 朝刊

 【ロンドン=有賀信彦】アフリカ東部・ケニアで四日に投票のあった大統領選で、選挙管理委員会は九日、公式開票結果を発表し、初代大統領ケニヤッタ氏の息子ウフル・ケニヤッタ副首相(51)が得票率50・07%で過半数に達し、初当選を果たした。最大部族キクユ族出身の同氏は「大統領として(部族の違いに関係なく)公平にすべての国民に仕える」と勝利宣言した。

 ルオ族のオディンガ首相(68)は43・3%で及ばなかったが、選挙結果を受け入れず、法的措置を取る意向を表明した。

 大統領選には八人が立候補したが、事実上、両氏の一騎打ちとなった。ロイター通信によると、有権者数は約千四百三十万人で投票率は約86%。ケニヤッタ氏は全体投票数の過半数をわずか約八千四百上回る票を獲得し決選投票を回避した。

 これに対し、オディンガ氏は「開票結果が改ざんされた証拠がある」として、開票作業のやり直しを求めて法廷闘争に臨む。

 ただ、二〇〇七年の前回大統領選では、結果をめぐって暴動が起きて約千二百人が死亡した経緯があり、「街頭での抗議活動は控え、法廷闘争だけにとどめる」としており、同氏は支持者に冷静に対応するよう呼び掛けている。

 また、ケニヤッタ氏は前回大統領選後の「暴動の首謀者」として、人道に対する罪で国際刑事裁判所(ICC)に訴追され、七月にも審理が始まる。国内のイスラム武装勢力掃討には欧米諸国との協力関係が不可欠だが、人権問題は欧米との新たな外交問題になりかねない。良好な関係を保ってきた日本との外交に影響する可能性もある。

 <ウフル・ケニヤッタ氏> 1961年10月、ケニアの首都ナイロビ生まれ。故ケニヤッタ初代大統領の息子。米アマースト大で政治学などを専攻。卒業後、ビジネスマンを経て、90年代に政界入り。99年にケニア観光局長。2002年の大統領選に出馬し、落選。08年に副首相兼貿易相、09年に副首相兼財務相に就いたが、12年に財務相職は辞任。 (共同)

5887チバQ:2013/03/10(日) 09:17:31
http://mainichi.jp/select/news/20130310k0000m030057000c.html
ケニア大統領選:ケニヤッタ氏当選を発表、対立陣営は反発
毎日新聞 2013年03月09日 20時43分(最終更新 03月09日 23時19分)

 【ナイロビ服部正法】開票が進んでいた東アフリカ・ケニアの大統領選で、同国の選挙管理委員会は9日、ウフル・ケニヤッタ副首相(51)が当選したと発表した。しかし、接戦を展開してきたオディンガ首相(68)は敗北宣言せず結果を受け入ない構えで、混乱する恐れが出てきた。

 選管が発表した最終集計結果によると、ケニヤッタ氏の得票率は50.07%で、過半数に達した。オディンガ氏の得票率は約43%。同選挙では、得票数トップの候補が過半数の得票率とならない場合は、決選投票を行うことが定められており、当初、決選投票に持ち込まれる公算が大きいと思われていた。

 オディンガ氏は選管最終発表後の会見で、開票結果の妥当性を法廷で問う姿勢を示した。オディンガ氏の陣営は開票途中の7日、「投票結果が改ざんされた疑いがある」として開票作業の中断を主張していた。

 07年の選挙では、当初オディンガ氏の大差のリードが伝えられていたが、最終的にキバキ氏(現大統領)の逆転勝利が発表された。このため、結果に不満を持つオディンガ氏の出身民族ルオ人の一部などがキバキ氏の出身民族キクユ人を襲うなどした。各地に報復の連鎖が拡大して、1000人以上が死亡、60万人以上が国内避難民となる事態となった。

 ケニヤッタ氏は、初代大統領ジョモ・ケニヤッタ氏の息子。自身の出身で最大民族のキクユ人と、副大統領候補ルト氏の出身民族カレンジン人を中心に支持を固め、当初優勢が伝えられていたオディンガ氏を急追し、逆転した形だ。

 ケニヤッタ氏とルト氏は共に、前回07年の大統領選直後に起きた暴動を巡り、間接的な加害責任を問われ国際刑事裁判所(ICC)から訴追されており、公判対策などで政治が停滞する可能性もある。

 ナイロビ郊外のケニヤッタ氏の選対本部にはこの日、イメージカラーの赤いTシャツなどを身に着けた1000人規模の支持者らが集まった。当選が知らされると大きな歓声が会場を包んだ。男性支持者のボンファス・ラガトゥさん(25)は「外国勢力はウフル(ケニヤッタ)を排除したかったかもしれないが、私たち自身が彼らをリーダーとして選んだ」と、ICCの「干渉」を批判した。自身はキクユ人で夫がカレンジン人のマーガレット・ヌデグワさん(40)は「オディンガが当選したらキクユ人は都会から田舎に追いやられてしまうのでないかと思っていたので(ケニヤッタ勝利で)よかった」と感想を話した。

5888チバQ:2013/03/10(日) 09:20:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130309/amr13030921190008-n1.htm
米国も下院議員ら参列 チャベス氏葬儀 暫定大統領選出に野党から「詐欺まがいだ」
2013.3.9 21:17 (1/2ページ)[米国]

8日、チャベス大統領の遺体が安置されているベネズエラの首都カラカスの軍士官学校には、大統領に最後の別れを告げようと支持者らが集まった(ロイター)
 【ニューヨーク=黒沢潤】5日に死去した南米ベネズエラのチャベス大統領の国葬が8日、首都カラカスで営まれた。中南米の反米諸国など50カ国以上から代表団が出席、最後の別れを告げた。

 葬儀にはキューバのラウル・カストロ国家評議会議長、ベラルーシのルカシェンコ大統領、イランのアフマディネジャド大統領ら約30人の外国首脳も参列。シリアのアサド大統領は惜別のメッセージを寄せ、ベネズエラと対立する米国も下院議員らを参列させた。

 一方、チャベス氏の死去後、ベネズエラ政府が相次いで憲法を無視して手続きを進めていることに野党側から反発が起きている。

 同国憲法は大統領が死去した場合、国会議長が暫定大統領に就くと規定している。しかし、チャベス氏が生前に後継者に指名していたマドゥロ副大統領が暫定大統領に就任した。

 憲法は、副大統領を務めた人物が次期大統領選に出馬する際、いったん辞職することも規定しているが、“チャベス一派”が牛耳る最高裁判所は8日、マドゥロ氏の暫定大統領就任と、辞職なしの大統領選出馬を容認する裁定を下した。

 政府の横暴に対し、昨秋の大統領選で惜敗した野党統一候補のエンリケ・カプリレス・ミランダ州知事(40)は、「詐欺まがいだ」と指弾している。

 チャベス大統領の遺体は防腐処理され、首都カラカスの革命博物館内にレーニンや毛沢東と同じように保存される予定だ。ところが、政府内では19世紀の南米独立の英雄、シモン・ボリバルの墓がある国立神殿へと、遺体を早々に移す計画もささやかれている。憲法はいかなる人物でも死後25年以内に同神殿に埋葬することを許可していない。

 このほか、政府はマドゥロ暫定大統領の就任式を国会議事堂ではなく、チャベス氏の国葬が営まれた軍士官学校で実施する計画を推し進めていた。

 「軍が政治に関与する、あしき前例となる」(野党報道官)との非難を受けて再考が決まったが、野党側は、政府が政権交代阻止に向け「次なる手」を打つのでは−と警戒している。

5889チバQ:2013/03/10(日) 09:23:39
http://www.asahi.com/international/update/0310/TKY201303100012.html
2013年3月10日9時11分
法王選挙「本命候補なし」 12日からコンクラーベ

 【ローマ=石田博士】約600年ぶりの存命中の退位となった前ローマ法王ベネディクト16世の後任を決める秘密選挙「コンクラーベ」が12日から始まる。様々な問題で揺れる巨大組織を担えるのは誰か。世界中の注目が集まる中、「審判の日」が迫る。

 投票権を持つのは80歳未満の枢機卿で、115人が参加する。フレスコ画「最後の審判」で知られるシスティーナ礼拝堂で、3分の2超の77票以上を得る人が出るまで投票を繰り返す。

 約11億の信者を擁するローマ・カトリック教会は、聖職者による性的虐待や、汚職などを告発した内部文書の流出が表面化した。性的虐待の被害者団体は、事態の隠匿に関わったなどとされる法王庁(バチカン)幹部ら12人を「法王になるべきでない」と名指しで批判している。各国のメディアは「本命候補なし」などと伝える。

5890チバQ:2013/03/10(日) 09:29:17
http://mainichi.jp/select/news/20130310ddm007030182000c.html
NEWS25時:チュニジア 閣僚名簿を発表
毎日新聞 2013年03月10日 東京朝刊

 チュニジアでマルズーキ大統領から新首相候補に指名されたラライズ内相が8日、首都チュニスで記者会見し、閣僚名簿を発表した。制憲議会の承認を経て新内閣が発足する。ラライズ氏は憲法制定を急ぎ、今年11月までに国会選挙を実施する考えを表明。2月の野党指導者殺害事件に端を発した政治混乱はひとまず終息する見通しだが、財政の悪化への対応によっては国民の不満が再び高まる恐れもある。組閣作業は与党アンナハダの思惑通りには運ばなかった。野党との連立交渉に乗り出したが、閣僚の選定を巡って交渉は決裂。中道左派政党などとの3党連立政権を維持する形となった。【カイロ】

5891チバQ:2013/03/11(月) 00:24:53
http://mainichi.jp/select/news/20130311k0000m030035000c.html
フォークランド諸島:帰属問い住民投票 「英領維持」優勢
毎日新聞 2013年03月10日 19時04分(最終更新 03月10日 22時12分)

 【スタンリー(英領フォークランド諸島)國枝すみれ】英国とアルゼンチンが領有権を主張する南大西洋の英領フォークランド諸島(アルゼンチン名マルビナス)で10日、帰属を問う住民投票が始まる。11日まで行われ、同日夜に結果が判明する見通し。住民約2600人の多くは英国系で、圧倒的多数が英領維持を支持するとみられる。

 島の有権者約1600人が「フォークランドが英領であり続けることを望むか」という質問にイエスかノーで答える。首都スタンリーでは9日、英領支持派住民が「賛成」を意味する「YES」の文字を車で作った。フォークランド政府を代表するジャン・チーク氏(65)は「8世代にわたって島に住んでいる。世界に島民の意思を示せる機会」と話した。

 フォークランド諸島を巡っては、10年に英国が島北部で石油開発を開始して以降、英国とアルゼンチンとの緊張が高まっている。

 協議のため英国を訪問していたアルゼンチンのティメルマン外相は今年1月、島の政府代表が2国間交渉に参加することを理由に交渉を拒否した。

 英領維持の場合、アルゼンチンは投票結果を認めない姿勢で、領有権問題は続く見通し。チーク氏は「アルゼンチンは国民の目を(インフレや債務などの)国内問題からそらすために島を利用している」と批判した。

 フォークランド諸島は1833年から英国が実効支配。英国が防衛と外交を担当する。1982年にアルゼンチンが侵攻したが、英軍に反撃され敗退した。

5892チバQ:2013/03/11(月) 00:25:41
http://mainichi.jp/select/news/20130311k0000m030026000c.html
ヨルダン:エンスール首相再任
毎日新聞 2013年03月10日 18時49分

 ロイター通信によると、ヨルダンのアブドラ国王は9日、声明を出しアブドラ・エンスール首相(74)を再任した。国王は中東の民主化要求運動「アラブの春」の広がりを受けて政治改革を進めており、その一環で初めて下院の多数決に基づく推薦を受け任命した。首相は議会と協議して組閣する。ヨルダンは昨年度の財政赤字が国内総生産(GDP)の約8%に上り、燃料・電気料金の値上げや補助金削減など経済改革を迫られる。約35万人のシリア難民流入で水・住宅の不足への対応も急務だ。【エルサレム】

5893チバQ:2013/03/11(月) 00:26:23
http://mainichi.jp/select/news/20130311k0000m030025000c.html
ケニア大統領:当選の副首相、ICC訴追 収監の可能性も
毎日新聞 2013年03月10日 18時48分

 【ナイロビ服部正法、ブリュッセル斎藤義彦】東アフリカのケニア大統領選で、国際刑事裁判所(ICC)に訴追されているケニヤッタ副首相(51)の当選が発表されたことで今後、現職国家元首として初めてICCで有罪判決を受け、収監される事態も想定される。ケニアをイスラム過激派との戦いの拠点と位置づける米国はケニヤッタ氏が当選する事態に警告を発してきただけに、今回の当選は欧米を悩ませることになりそうだ。

 選挙結果について、ケリー米国務長官は9日、ケニア国民を祝福する声明を発表した。ただ、内心は複雑だ。 ケニヤッタ氏は、副大統領候補のルト氏とともに、07年の大統領選直後に発生し、全体で1000人以上が死亡した暴動を巡り、間接的な加害責任があるとの疑いで「人道に対する罪」でICCに訴追されている。

 公判はケニヤッタ氏が7月、ルト氏が5月に開かれる予定で、カーソン米国務次官補は2月、名指ししないもののケニヤッタ氏当選なら「(重大な)結果を招く」と警告。英国も外交関係の縮小を示唆してきた。

 当選が決まった9日、ケニヤッタ氏の選対本部では支持者らが「オバマ(米大統領)よ、これが民意だ」「オカンポ(訴追したモレノオカンポICC主任検察官)、恥を知れ」などとシュプレヒコールを上げた。支持者らには国際社会への不信感があり、ある男性支持者は「自分たちで指導者を選んだ」と胸を張った。

 ケニヤッタ氏が有罪、収監の事態になればケニア国内でICCに対し「政治介入」との批判が高まるのは必至。ケニアは海賊対策やソマリア安定にも欠かせない拠点で、国際社会は混乱を避けたいのが本音だ。

5894チバQ:2013/03/11(月) 00:52:48
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130310/k10013098191000.html
ケニア大統領選 混乱拡大懸念
3月10日 20時41分 K10030981911_1303102339_1303102355.mp4
東アフリカのケニアの大統領選挙は、副首相のケニヤッタ氏の当選が発表されましたが、対立候補の支持者らは、「不正があった」として反発を強めていて、一部で警察との衝突が起きるなど、混乱の拡大が懸念されます。

今月4日に投票が行われたケニアの大統領選挙は、首相のオディンガ氏と、副首相のケニヤッタ氏の事実上の2人の争いとなり、開票作業が大幅に遅れていましたが、9日、ケニヤッタ氏の当選が発表されました。
この結果に対し、オディンガ氏の支持者らは反発を強めていて、地元メディアによりますと、西部のキスムでは、暴徒化した人々が警察と衝突したということです。
また、首都ナイロビ西部のキベラ地区でも、9日夜、オディンガ氏の支持者らが集まり、車を壊すなど暴徒化したため、多数の警察官が投入される事態になったということです。
オディンガ氏の陣営は、今回の選挙で、「不正があった」として、裁判所に異議申し立てを行う構えで、支持者の1人は、「開票作業は不透明で、不正があったのは明らかだ。このままでは納得できない」と話していました。
ケニアでは、前回、2007年の大統領選挙のあと、選挙結果を巡る支持者どうしの衝突で、1100人以上が死亡していることから、今後、混乱の拡大が懸念されます。

5895お客様!:2013/03/11(月) 01:16:04
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5896チバQ:2013/03/11(月) 21:02:57
http://mainichi.jp/select/news/20130312k0000m030049000c.html
バチカン:現地紙も予想割れ…12日からコンクラーベ
毎日新聞 2013年03月11日 19時54分(最終更新 03月11日 20時20分)

 【ローマ福島良典】ローマ法王ベネディクト16世(85)の後継を選ぶ法王選挙会議(コンクラーベ)が12日、バチカンで始まる。スキャンダルでバチカンが揺れる中、選挙に参加する枢機卿の多くは10日、ローマ各地の教会で日曜日のミサをささげ、「困難な時代」を乗り越えることのできる法王が誕生するよう祈った。

 コンクラーベの舞台となるバチカンのシスティーナ礼拝堂の内部には選挙用の床や机が設置され、法王選出の合図となる白煙を出す煙突が屋根に取り付けられた。選挙は80歳未満の枢機卿による互選。今回は115人が参加し、3分の2以上(77票以上)の支持で法王が選出されるまで投票が繰り返される。

 イタリア紙レプブリカによると、現時点で優位に立っているのは115票中35〜40票を固めたとみられるイタリアのアンジェロ・スコラ・ミラノ大司教(71)。ブラジルのオディロ・ペドロ・シェレル・サンパウロ大司教(63)が25〜30票、カナダのマルク・ウエレット枢機卿(68)が10〜15票で続いているという。

 一方、イタリア紙コリエレ・デラ・セラは専門家の総合評価として米国のショーン・パトリック・オマリー・ボストン大司教(68)を次期法王の筆頭候補に挙げた。大司教は数十人の報道陣が詰め掛けたローマ中心部の教会で「コンクラーベを控えたこの日曜日は特別だ。精霊が教会を照らし、信仰をより確かなものとする新しい法王が選ばれるよう祈ろう」と語った。

 バチカンを巡っては近年、神父らによる子どもらへの性的虐待事件が相次ぎ、資金調達・管理にあたるバチカン銀行の不透明な資金運用や、法王庁の内紛も表面化。コンクラーベ準備のため4日から開かれた枢機卿会議では、スキャンダルの詳細を説明するよう求める米国枢機卿団と、情報を出し渋る法王庁側の対立が露呈した。

5897チバQ:2013/03/11(月) 21:04:12
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013031102000127.html
次期法王 本命不在 あすからコンクラーベ
2013年3月11日 朝刊


 【パリ=野村悦芳】ローマ法王ベネディクト十六世(85)の退位に伴う、法王選挙「コンクラーベ」が十二日に迫った。二〇〇五年の前回にも増して本命不在とされる中、欧州メディアはイタリア人のスコラ枢機卿(71)ら数人を有力候補として挙げている。カギとなりそうなのが権威失墜の危機にある法王庁(バチカン)の改革に対する姿勢。改革重視派か慎重派かが重要な投票の軸になっている。

 投票権を持つ枢機卿は四日からバチカンで新法王にふさわしい人物像について連日検討を重ねている。フランス人枢機卿はAFP通信に対し、すでに六人前後に候補が絞り込まれたと語っている。

 イタリア紙レプブリカは、ミラノ大司教のスコラ枢機卿が、より透明な法王庁の運営を求める米国の枢機卿らの支持を集めており、改革派の筆頭候補になっていると報じた。法王候補の一人で、教会の権威主義を批判してきたオーストリア人のシェーンボルン枢機卿(68)もスコラ枢機卿を支持しているという。

 一方で、急進的な改革に対抗するイタリア人グループは、サンパウロ大司教のシェレル枢機卿(63)を推していると報じている。このほか、カナダ人のウエレット枢機卿(68)も有力候補の一人とみられる。

 ベネディクト十六世の約八年間で、聖職者による子どもの性的虐待問題が世界各地で深刻化し、法王庁の金銭スキャンダルや内部抗争も暴露された。特にバチカン以外にいる枢機卿の間で、法王庁に対する不満や浄化を求める声が高まり、今回の選挙に大きな影響を与えている。

 このほか、同性婚や中絶などを認めない伝統的姿勢をめぐる保守派、リベラル派の対立軸も存在。アジアやアフリカなど欧州外から新鮮なイメージの法王を選ぶ動きもあり、複雑に絡まった要素が投票の行方を分かりにくくしている。投票をめぐる駆け引きや話し合いはコンクラーベ開始後も続くとみられる。

5898チバQ:2013/03/11(月) 21:14:04
http://www.afpbb.com/article/politics/2933334/10417406?ctm_campaign=txt_topics
オバマ大統領の異母兄、ケニアの州知事選で惨敗
2013年03月11日 10:05 発信地:キスム/ケニア
【3月11日 AFP】「世界最強の権力者」を異母弟に持つマリク・オバマ(Malik Obama)氏は、弟の威光も及ばなかったのか、ケニアで最近行われた州知事選挙で無残に大敗を喫した。

 バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領の異母兄にあたるマリク・オバマ氏(54)が、西ケニア地元地区の州知事選で獲得した得票数は、最終当選者と約14万票差の、わずか2792票だった。

 エコノミスト・金融アナリストを自称する、身長180センチを優に超える大男のオバマ氏は、地元のへき地には、米国政府とのつてを利用して発展をもたらしたいと選挙遊説中にAFPに語った。

「わが住民には米国政府に直結したつてがあるのに、地元のつながりだけで満足するはずがないだろう」(オバマ氏)

「ここにもオバマ、そこにもオバマ」(Obama here, Obama there)をスローガンに掲げて選挙運動を行っていたオバマ氏は、マクドナルド(McDonald's)のようなチェーン店を地元で展開して、ゆくゆくは大統領選に立候補したいと夢を語っていた。

 オバマ氏は10日、記者からの電話には応じなかった。有権者にわずかなお金を握らせて集会に参加させるのは、ケニアの選挙戦ではよく使われる手だが、それを威勢よく拒否してみせたことが招いた結果に衝撃を受けていたのかもしれない。

 一方でオバマ大統領は、オランダ・ハーグ(Hague)の国際刑事裁判所(International Criminal Court、ICC)に訴追されている、ケニアの次期大統領に選出されたウフル・ケニヤッタ(Uhuru Kenyatta)副首相(51)への対応をめぐって、外交上の問題に発展する恐れに直面している。(c)AFP

5899チバQ:2013/03/11(月) 21:17:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130311/erp13031110080002-n1.htm
野党、労働党が勝利 マルタ総選挙
2013.3.11 10:05
 地中海の島国マルタで9日、総選挙が実施され、AP通信によると、10日夜までの開票の結果、野党の労働党が約55%の得票で勝利を決めた。与党、国民党は得票約43%で、ゴンジ首相は敗北宣言した。

 11日に労働党のムスカット党首が新たな首相に就任する見通し。労働党政権発足は約15年ぶり。

 同国議会(一院制)では昨年12月、2013年度予算案が与党議員の造反により否決され、ことし1月に議会が解散。総選挙が数カ月、前倒しで実施された。(共同)

5900チバQ:2013/03/11(月) 21:19:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130311/asi13031112120000-n1.htm
インド女子学生レイプ事件の主犯格の被告が自殺
2013.3.11 12:11 [アジア・オセアニア]
 【ニューデリー=岩田智雄】インドの首都ニューデリーで昨年、女子学生=当時(23)=が集団レイプされて死亡した事件で、殺人罪などで起訴されていた被告5人のうち、主犯格のラム・シン被告が11日早朝、収容施設内で首をつって自殺した。インドメディアが伝えた。

 インドではこの事件をきっかけに政府に性犯罪の厳罰化や対策強化を求める声が強まり、各地で抗議デモが起きた。政府は2月、レイプ犯罪の最高刑を死刑にするなど刑法改正の政令を発効させた。

 シン被告ら5人と少年1人は昨年12月16日、走行中のバスの中で女子学生をレイプし、鉄パイプなどで激しい暴行を加えた後、女性の友人の男性とともに路上に放置したとして逮捕された。女子学生はシンガポールに搬送され治療を受けていたが、約2週間後に死亡した。

 シン被告は、犯行の現場となった無認可私営バスを運転しており、事件を主導したとみられていた。

 少年に対しては別の司法手続きが行われている。

5901チバQ:2013/03/11(月) 22:08:47
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013031100440
次期法王選び、五里霧中=欧州以外の出身者に待望論−コンクラーベ、12日開始
 【ローマ時事】カトリック教会の最高位聖職者である次期ローマ法王を決める選挙会議「コンクラーベ」が12日に始まる。およそ1300年ぶりに非欧州出身者が選ばれるかどうかが注目される中、ブラジルのシェレル枢機卿(63)、アフリカ・ガーナのタークソン枢機卿(64)らが有力候補と報じられている。これに対し、欧州出身では、イタリアのスコラ枢機卿(71)の名前が挙がっており、法王選びは五里霧中の状況だ。
 コンクラーベは、ミケランジェロの天井画「最後の審判」で知られるバチカン(ローマ法王庁)のシスティーナ礼拝堂で行われる。80歳未満の枢機卿115人が参加。初日の12日は午後に1回投票。3分の2(77票)超で決まるまで、13、14日も午前と午後に2回ずつ投票を繰り返す。それでも選出できない場合、1日を置いた16日に7回投票する。まだ決まらなければ、もう一度7回投票し、さらに決定できなければ上位2人による決選投票となる。(2013/03/11-14:18)

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5902チバQ:2013/03/12(火) 20:47:11
>>5604>>5891
http://mainichi.jp/select/news/20130312dde007030066000c.html
フォークランド:「英領維持」99.8%−−住民投票
毎日新聞 2013年03月12日 東京夕刊

 【スタンリー(フォークランド諸島)國枝すみれ】英国とアルゼンチンが領有権を主張する南大西洋の英領フォークランド(アルゼンチン名マルビナス)諸島で11日、英国への帰属の是非を問う住民投票の開票が行われ、英領維持への支持が99・8%と圧倒的多数だった。アルゼンチンは反発を強めており、緊張は続きそうだ。

 住民投票は、「フォークランド諸島が英領であり続けることを望むか」という質問に「はい」「いいえ」で答える形式。政府庁舎で開票作業が行われた。

 集計が終わると、フォークランド政府を代表するヘイウッド総督は「島民は民主的に、明確に意思を示した。アルゼンチンは我々の声が世界に届くのを止めることができない」と話した。銀行員のボニータ・グッドウィンさん(37)は「私たちは英国人だから当然」と誇らしげに話した。

 1833年から島を実効支配する英国は、住民の意思を理由にアルゼンチンの返還要求を拒んでおり、初めて住民の意思を明確にした住民投票を最大限に利用すると見られる。一方、領土問題は2国間の問題との立場をとるアルゼンチンは、フォークランド政府の存在を認めておらず、住民投票に法的効力はないと主張している。

 ◇我々は島生まれの英国人。騒いでも変わらない 高まる反アルゼンチン意識
 フォークランド諸島では、近年の摩擦再燃で反アルゼンチン意識が高まっていた。82年のアルゼンチン侵攻を体験した世代はもちろん、人口の5%を占めるチリ移民の子孫を含め英国支持が圧倒的だ。

 投票所を訪れる島民の多くは車に英国旗やフォークランドの旗を掲げていた。ジョン・モリソンさん(41)は「我々は島生まれの英国人だ」と言う。気温6度の寒さの中「イエス、イエス、イエス」と大書したTシャツ一枚を着たシビー・サマーズさん(55)は「アルゼンチンがいくら騒いでも何も変わらない。かえって我々の(英領維持の)確信を強めるだけだ」と話す。

 アルゼンチンは、英国旗や、英国旗を含むフォークランドの旗をつけた船舶の入港を拒否し、島の経済封鎖をもくろむ。島は生活品のほとんどを英国から輸入し、野菜は週1便の飛行機でチリから空輸している。漁業で年2億ポンド(約285億円)の収入がある島にとって支障はあまりない。

 一方、英領維持で熱狂する島民の様子に驚くアルゼンチン人もいた。フォークランド紛争の帰還兵で、島で死んだ仲間の慰霊のために訪れた元兵士グスタボ・ヒメネスさん(50)は「我々の立場とは違うけれど、島民が意見をいう権利を尊重する」と話した。ヒメネスさんは、戦死者が埋葬された二つの墓地を訪れ、英国、アルゼンチン両国の戦死者を悼むつもりだ。【スタンリー國枝すみれ】

5903チバQ:2013/03/12(火) 21:40:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130312/erp13031200580000-n1.htm
本命なき後継法王選び コンクラーベ、12日開始
2013.3.12 00:57 (1/2ページ)

 バチカンで「灰の水曜日」のミサを執り行うローマ法王ベネディクト16世=2月13日(ロイター=共同)
 【ローマ=宮下日出男】新ローマ法王選出のための「コンクラーベ」(法王選挙会)が12日始まる。約600年ぶりの法王生前退位という突然の事態を受け、本命候補は不在との見方が強い。イタリア人候補が注目される一方、「非欧州」の法王誕生を模索する動きもあるようだ。教会改革への思惑も絡み、すんなりと決まるかは不透明だ。

 枢機卿らは8日、バチカンで開いた会議でコンクラーベについて決めたが、それまで連日、新法王に求める“姿”についても意見交換した。その結果、「混戦」とされる後継選びについて「少しはっきりしてきた」と語る枢機卿も出てきた。

 メディアが有力候補として注目する一人は、イタリアのミラノ大司教、スコラ枢機卿(71)。ミラノ大司教とともに重要ポストのベネチア総大司教を歴任しており、前世紀にはいずれかの職務を経験した法王が多かったからだ。

 法王職はポーランド出身で先々代の故ヨハネ・パウロ2世が就くまで400年以上、イタリア人が占めてきた。続く前法王、ベネディクト16世もドイツ人だったため、イタリア人に戻ることへの期待も大きい。

 ただ、未成年者への性的虐待問題や法王庁の内部文書流出事件で教会の信頼が揺らぐ中、教会のイメージ刷新のため欧州以外からの法王選出を望む声も強い。その候補には、ブラジルのサンパウロ大司教、シェレル枢機卿(63)、カナダ出身の法王庁司教省長官、ウエレット枢機卿(68)が取りざたされている。

 世界約12億人のカトリック信者は現在、4割超を中南米が占め、信者の増加はアフリカが最も著しい。「非欧州」からの選出への期待にはこうした背景もある。北米の枢機卿らはこのため、中南米やアフリカ勢の協力確保に動いているとも報じられている。

 ただし、後継を選ぶ基準は出身地域だけではない。法王庁内部の「権力闘争」もささやかれる中、法王庁との関係が薄い人物を望む声もある。コンクラーベに参加する枢機卿全115人が保守派の前2代の法王に選ばれており、保守路線は続くとの見方は強い。その一方で、改革志向の法王誕生を目指す動きもある。

 このほか、ウィーン大司教のシェーンボルン(63)、法王庁正義と平和評議会議長を務めるガーナのタークソン(64)、アルゼンチン出身の東方教会省長官、サンドリ(69)の各枢機卿らも浮上している。

 選出には3分の2超となる77人の枢機卿の支持が必要。ハードルは高く、コンクラーベが長引けば、有力候補としてさほど予想に上っていない枢機卿が選ばれる可能性もあるとみられている。

 投票は初日1回、2、3日目に午前午後各2回ずつ計9回行われる。決まらなければ、1日おいて7回投票。計30回やっても未決なら、決選投票となる。ベネディクト16世は前回2005年の際、4回目の投票で選出された。決まれば、システィーナ礼拝堂の煙突から白煙が上る。

5904チバQ:2013/03/12(火) 21:41:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130312/mds13031207220000-n1.htm
クーデター未遂で10人拘束 マラウイ、前大統領弟ら
2013.3.12 07:21
 アフリカ南部マラウイの警察当局は11日、ムタリカ前大統領が昨年4月に心臓発作で急死した後にクーデターを実行しようとした疑いで、閣僚ら少なくとも10人を拘束した。地元メディアなどが伝えた。

 前大統領が後継者にしようとしていた弟のムタリカ前外相も拘束された。南部ブランタイアでは、前大統領らの支持者と警官隊が衝突した。

 報道によると、前外相らは前大統領の急死後、軍幹部に政権奪取を持ち掛けたが拒否されたという。急死の2日後、前大統領と対立していたバンダ副大統領が憲法の規定に沿って昇格し、同国初の女性大統領となった。(共同)

5905b:2013/03/12(火) 22:34:06
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スリランカ政権の人権侵害に強まる批判
2013.3.13 21:43 (1/2ページ)
 【ニューデリー=岩田智雄】スリランカのラジャパクサ政権の少数民族などに対する人権侵害を批判する声が高まっている。米国はジュネーブで開催中の国連人権理事会(UNHRC)の会合に、スリランカに説明と行動を求める決議案を提出する構え。主要援助国であるインドでは議会で与党連合内からラジャパクサ政権に断固とした姿勢を求める声があがり、紛糾する事態になっている。

 スリランカでは、2009年に少数民族タミル人反政府武装勢力タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)との内戦が終結した。国連専門家パネルは11年4月、内戦の最終段階で双方が市民を無差別殺害した疑いが強いと発表。12年3月の国連人権理事会の会合では、スリランカで起きた重大な人権侵害の疑いに政府は十分応えていないとして、スリランカ政府に行動と説明を求める決議案が米国やインドなどの賛成で採択された。

 今月22日まで開催されている同理事会の会合にも改めて決議案が提出される見通しで、スリランカ紙ミラー(電子版)によれば、7日に決議案の草案が理事国に示された。草案は前回と同様の内容に加え、現在も超法規的殺害や拷問をはじめ、人権活動家やジャーナリスト、司法の独立などへの脅迫や報復の報告が続いていることに懸念を表明している。

 スリランカではこれまで、解放のトラの指導者の12歳の息子が内戦終結時に軍によって処刑されたとの疑惑が浮上しているほか、政権の意思にそぐわない判断を下した最高裁長官が国会で弾劾され、大統領に解任される事態になっている。政府を批判していた記者が何者かに殺害される事件も発生した。

 インドの議会では7日、タミル人に同情的な与党連合内政党などが政府に国連人権理事会で賛成票を投じるよう求め、煮え切らない政府側の答弁に抗議して退席する事態になった。またタミル人が多く住む南部タミルナド州の州政府首相は先月、同州チェンナイで7月に実施が決まっていたアジア陸上選手権について、スリランカ選手団は受け入れられないとして開催を拒否した。

 スリランカでは今年11月、英連邦首脳会議が開かれる予定だが、英国の議員や識者からはスリランカでの開催に反対する声も上がっている。

 スリランカへの最大の援助国は10年時点で、港湾整備などを支援する中国がトップ。以下、インド、日本と続いている。ラジャパクサ大統領は12日から日本を訪れており、14日には安倍晋三首相との会談も予定されている。

5908チバQ:2013/03/13(水) 22:08:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130313/mds13031308480001-n1.htm
通学率6%、心の傷も深刻 内戦シリアの子供たち
2013.3.13 08:46 [政変・反政府デモ]

12日、シリアのラッカで、シリア軍による空爆でできたとされる穴を見る子供ら(ロイター)
 国連児童基金(ユニセフ)は12日、シリアの内戦が子供の教育や健康に影を落とし、北部アレッポでは6%しか学校に通えない状態になっているほか、家族や友達が目の前で殺されることによる心の傷も深刻だとする報告書を公表した。

 反体制デモが始まって2年になることを受け、シリアの子供と、周辺国にいるシリア難民の子供の状況をまとめた。それによると、水道設備が破壊されたため水を使える人口が内戦前の3分の1になり、衛生状態が悪化して皮膚病や呼吸器疾患が増えている。

 学校の5分の1は破壊され、避難所に転用されており、残った施設に子供が集中して1教室に100人という状態も発生した。心の傷は殺害場面の目撃や、家族と離れ離れになったり、砲撃の爆音によって恐怖を感じ続けたりすることでも引き起こされている。

 シリア国内では400万人が緊急人道援助を必要とし、その約半数が子供。5歳未満は54万人に上る。(共同)

5909チバQ:2013/03/13(水) 22:24:10
http://mainichi.jp/select/news/20130313k0000m030108000c.html
バチカン:改革派と法王庁派争う…コンクラーベ始まる
毎日新聞 2013年03月13日 00時53分(最終更新 03月13日 01時06分)

 【ローマ福島良典】第265代ローマ法王ベネディクト16世(85)の2月末の退位に伴い、次期法王を選ぶ法王選挙会議(コンクラーベ)が12日、バチカン(ローマ法王庁)で始まった。ベネディクト16世が最有力候補だった前回(05年)と違って今回は本命不在。スキャンダル続きのバチカンの刷新に取り組む改革派法王が誕生するか、現状維持を望む伝統派の推す候補が法王の座に就くかが焦点だ。人選は今後のバチカンとキリスト教カトリック教会の針路を左右する。

 コンクラーベに参加する80歳未満の枢機卿115人は12日、バチカンのサンピエトロ大聖堂でミサをささげた後、システィーナ礼拝堂に移り、第1回投票の手続きに入った。1回の投票で決まらない場合、13日以降は午前2回、午後2回の計4回投票が実施される。3分の2以上(77人以上)の支持を得た者が法王に選出される。

 枢機卿団のトップであるソダーノ首席枢機卿(85)はミサで「我々は各自、後継法王に協力しなければならない」と述べ、カトリック教会の「団結」を呼びかけた。ベネディクト16世が「教会の内部対立」に警鐘をならしていたことを念頭に置いた発言とみられる。

 ベネディクト16世の在位中、神父らによる児童性的虐待事件や、バチカン銀行の資金洗浄(マネーロンダリング)疑惑などバチカンを巡るスキャンダルが相次いで噴出。ベネディクト16世は組織運営の透明性向上に努めたが、法王庁内の抵抗に遭っていたとされる。このため、バチカン改革に対する取り組み姿勢が法王選挙の対立軸として浮上している。

 スキャンダルの真相究明や腐敗対策を推進したいのが改革派。候補は▽性的虐待を批判してきた米国のオマリー・ボストン大司教(68)▽弁舌にたけた米国のドーラン・ニューヨーク大司教(63)▽宗教間対話を進めてきたイタリアのスコラ・ミラノ大司教(71)▽カナダのウエレット枢機卿(68)ら。

 これに対し、法王空位期間中、法王代理の「カメルレンゴ」を務めているベルトーネ法王庁前国務長官(78)ら、バチカンにおける権限や組織の現状維持を望む法王庁派は、ブラジル出身ながら、法王庁での経験が長いシェレル・サンパウロ大司教(63)を支持しているという。

 第264代法王ヨハネ・パウロ2世の死去に伴う05年4月の前回コンクラーベでは、有力枢機卿の後押しするベネディクト16世が第1回投票で参加者(115人)の半数近い47票を得て流れに乗り、第4回投票で84票を獲得して当選を決めたとされる。だが、今回は飛びぬけた候補が見当たらず、改革派、法王庁派の両陣営とも選出に必要な3分の2の支持を固め切れていない模様で、混戦が予想されている。

5910チバQ:2013/03/13(水) 22:27:57
http://mainichi.jp/select/news/20130314k0000m030053000c.html
バチカン:コンクラーベ 米国の枢機卿団が存在感増す
毎日新聞 2013年03月13日 20時40分(最終更新 03月13日 22時03分)
 【ローマ福島良典】第265代ローマ法王ベネディクト16世(85)の後継を選ぶため12日からバチカンで開かれている法王選挙会議(コンクラーベ)で米国の枢機卿団が存在感を増している。背景には、米国におけるキリスト教カトリック信徒人口の増加がある。選挙結果にかかわらず、次期法王はバチカン運営にあたり、改革を求める米国勢の意向に配慮せざるを得ない状況になりそうだ。

 現在のバチカンにとっての課題は(1)神父らによる性的虐待や、バチカン銀行の不透明な資金運用などのスキャンダルの真相解明(2)スキャンダルや内部対立で傷ついた法王庁の権威と信頼の回復−−だ。世論の圧力もあって米国聖職者はこれら2点でのバチカン改革を目指している。

 コンクラーベ参加の枢機卿115人のうち米国人は11人で、28人のイタリア勢に比べ少数派だ。だが、米国枢機卿団はコンクラーベ準備の枢機卿会議で独自に記者会見を開いてスキャンダルで揺れるバチカンが透明性を高める必要性を訴えた。

 ドーラン・ニューヨーク大司教(63)は8日のブログで「枢機卿会議の議論の多くは福音伝道に関することで、バチカンの腐敗や性的虐待、資金問題も話題には上ったものの、中心議題にはならなかった」と不満げに内幕を明かした。

 コンクラーベ開始にあたりドーラン大司教とオマリー・ボストン大司教(68)が後継法王候補に急浮上した。ボストン大司教区のメディア担当者、スコット・ランドリー氏は「2カ月前には米国人の法王候補は取りざたもされなかったが、今ではイタリア人も米国人候補を話題にするようになっている」と様変わりぶりを指摘する。

 背景には、先進国の中で北米(米国、カナダ)におけるカトリック教徒人口の伸びが本家の欧州を大きく上回っている事情がある。インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙によると、1970〜2010年の欧州のカトリック教徒の増加率は8%なのに対して、北米では49%の高率を記録している。

 イタリア誌レスプレッソのバチカン専門記者、サンドロ・マジステル氏(70)は「米国人口の4分の1にあたる約7500万人がカトリック教徒で、ヒスパニック系の信徒も多い。米国は『教会再生』の象徴になっており、それが、米国勢が(次期法王選びで)主要な役割を果たしている理由だ」と解説する。

5911チバQ:2013/03/13(水) 22:56:50
http://mainichi.jp/select/news/20130313dde007030002000c.html
EU:委員長、直接選挙 債務危機不信返上狙う−−来年5月
毎日新聞 2013年03月13日 東京夕刊

 【ブリュッセル斎藤義彦】欧州連合(EU)の内閣にあたる欧州委員会は12日、来年5月に行われる欧州議会選挙で、各会派が「首相」にあたる欧州委員会委員長候補をたてて選挙戦を戦い、事実上の直接選挙を実施するよう求めた。これまで欧州委員長は加盟国首脳の交渉で決めてきた。しかし、債務危機でEUへの不信が高まり、EU機関の正統性に疑問が強まっているため、事実上の直接選挙で信用回復を図る。

 来年5月に予定される欧州議会選挙(任期5年)は、基本条約「リスボン条約」が09年に発効して初めての選挙。同条約では欧州議会による欧州委員長の選出が初めて導入された。委員長候補は手続き上、欧州議会の選挙結果を受け、首脳会議が推薦する。

 欧州委は12日の会見で、条約を実践するため、(1)欧州議会の各会派が、だれを欧州委員長候補にするかを明らかにする(2)各国の政党が欧州議会会派への所属を選挙民に示す(3)欧州で投票日を統一する−−よう求めた。

 欧州議会選挙では従来、加盟国の政党が各国で独自に選挙戦を行い、欧州議会で主義主張により会派を作ってきた。会派は保守の「欧州人民民主党」▽中道左派の「欧州社会・進歩連盟」▽自由主義政党の「欧州自由民主連盟」▽環境政党などの「緑の党・欧州自由連盟」−−に大別される。

 中道左派では、シュルツ現欧州議会議長を委員長候補に推す声が強く、保守では、ラガルド国際通貨基金専務理事の名がとりざたされている。

 シェフチョビッチ欧州委副委員長(組織担当)は「これまで、欧州委は欧州市民に見えない形で選ばれていると批判されてきた。これでオープンで民主主義的なプロセスになる」と述べた。

5912チバQ:2013/03/14(木) 21:58:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130314/mds13031421180002-n1.htm
黒柳さん、南スーダン入り 貧しい子どもの現状視察へ
2013.3.14 21:17

14日、南スーダンの首都ジュバの国際空港に到着した黒柳徹子さん(共同)
 国連児童基金(ユニセフ)親善大使で女優の黒柳徹子さんが14日、2011年7月に独立した南スーダンの貧しい子どもらの現状を視察するため同国の首都ジュバに到着した。20日まで滞在し、ジュバや南西部の西エクアトリア州の病院や学校などを訪れる。

 南スーダンは20年以上の内戦を経てスーダンから分離独立。内戦の影響でインフラや医療体制が整っておらず、妊産婦の死亡率が極めて高い。教育を受けられない子どもも多い。

 黒柳さんは内戦中の1993年にもジュバを訪問した。今回、国連平和維持活動(PKO)でジュバのインフラ整備に当たる陸上自衛隊部隊の作業現場も視察する予定。(共同)

5913チバQ:2013/03/14(木) 21:59:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130314/asi13031420340003-n1.htm
ベジタリアンに魚料理 日本航空に損害賠償命令 インド
2013.3.14 20:33
 【ニューデリー=岩田智雄】米サンフランシスコから成田を経由してインドのデリーへ向かう日本航空の機内で菜食主義者のインド人夫婦が魚料理の機内食を出されたとして裁判所に提訴し、デリー州消費者裁判所は14日までに、日本航空側に損害賠償金など計3万5千ルピー(約6万2千円)を支払うよう命じた。

 問題が起きたのは2005年1月の東京、デリー間のフライト。ニューデリー裁判所は09年に同様の命令を出したが、日本航空側が「夫婦の娘から非菜食の料理にするよう電話で求められた」として控訴。

 デリー州消費者裁判所は2月27日、日本航空側が娘の電話番号を提出できなかったなどとして、ニューデリーの裁判所の判断を支持した。日本航空ニューデリー支店は、「判決内容を受け取っていないのでよくわからない」としている。

5914チバQ:2013/03/14(木) 21:59:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130314/mds13031414300000-n1.htm
イスラエル、中道右派政権発足へ 連立協議合意
2013.3.14 14:29

13日、イスラエルのテルアビブ近くでスピーチするネタニヤフ首相(ロイター=共同)
 1月のイスラエル総選挙後、連立協議を進めていた右派リクードのネタニヤフ首相は13日、第2党に躍進した中道新党イェシュアティド(未来がある)などと連立政権を組むことで合意した。イスラエルメディアが報じた。

 14日にも合意文書に正式調印、近く国会の承認を経て中道右派の新政権が発足する見通しとなった。中道政党が参加する新政権が発足すれば、イラン核開発やパレスチナ問題で強硬姿勢だったネタニヤフ首相が軟化する可能性もある。

 連立には、公約の第一に和平推進を掲げるリブニ党首の中道新党ハトヌア(運動)も加わる見通しで、パレスチナ和平の進展を期待する声もある。一方でパレスチナ国家樹立を否定するベネット党首の極右「ユダヤの家」も参加。右派と中道の主張には隔たりがあり、連立政権の不安定要素となる恐れもある。(共同)

5915チバQ:2013/03/14(木) 22:02:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130313/asi13031323100004-n1.htm
駆け落ちの兵士、石打ちで公開処刑 パキスタン
2013.3.13 23:08 [アジア・オセアニア]
 ロイター通信は13日、パキスタン北西部の部族地域クラム地区で、10代後半の地元女性と駆け落ちしようとした疑いのある同国軍の男性兵士が、部族長老の決定で石打ちにより公開処刑されたと報じた。

 決定を下した長老は「(兵士が)部族の慣習を侮辱した」と指摘している。部族地域では連邦政府の刑法ではなく、長老会議による紛争解決を認める独自の辺境刑法が適用されている。

 地元関係者によると、兵士(27)は昨年、クラム地区にある女性(19)の自宅近くの検問所に配置され、2人は恋に落ちたとされる。女性が家出し、兵士と会っているのを住民が目撃し、長老会議が処刑を決定した。女性も拘束され、長老が処刑を決めたが実施されたかどうかは不明。(共同)

5916チバQ:2013/03/14(木) 22:06:59
http://mainichi.jp/select/news/20130314k0000m030136000c.html
バチカン:新法王にフランシスコ1世 初の中南米出身
毎日新聞 2013年03月14日 04時22分(最終更新 03月14日 17時44分)

 【バチカン福島良典】ローマ法王ベネディクト16世(85)の退位に伴いバチカン(ローマ法王庁)で開かれていた法王選挙会議(コンクラーベ)は13日夜(日本時間14日未明)、アルゼンチンのホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿(76)を後継の第266代法王に選出した。法王名はフランシスコ1世。中南米出身の法王は初めて。新法王はスキャンダルで失墜したバチカンの権威の回復と、内部対立できしむ法王庁の立て直しに取り組む。

 欧州以外の地域から法王が誕生するのは第90代法王のシリア人グレゴリウス3世(在位731〜741年)以来1272年ぶり。

 法王は世界約12億人のキリスト教カトリック信徒の頂点に立つ最高位聖職者。フランシスコ1世は選出後、バチカンのサンピエトロ大聖堂のバルコニーから集まった信徒に「司教と人々による友愛と信頼の旅を始めよう」と呼びかけた。19日に法王として最初のミサをささげる。

 フランシスコ1世は世界のカトリック教徒の4割が暮らす中南米の期待を背負ってバチカンの運営にあたる。また、歴代法王の中で初めてのイエズス会出身者。

 バチカンが聖職者による性的虐待や不透明な資金運用などのスキャンダルで揺れる中、コンクラーベではバチカン刷新を目指す改革派の法王が誕生するか、体制の現状維持を望む伝統派が選ばれるかが注目された。穏健派とされるフランシスコ1世が両陣営の支持を取り付けた格好だ。

 ベネディクト16世は高齢による体力の衰えなどを理由に2月28日に退位。在位期間は約8年間で、前任のヨハネ・パウロ2世の約26年半の3分の1未満だったため、今回はより若い法王の誕生を予測する声もあった。

 コンクラーベには世界48カ国から、選挙資格のある80歳未満の枢機卿115人が参加し、バチカンのシスティーナ礼拝堂で12日から法王選挙にあたっていた。コンクラーベは通例、法王死去後に開かれるが、今回はベネディクト16世の存命中に開催され、12日の開始から2日目、第5回投票でのスピード選出となった。

5917チバQ:2013/03/14(木) 22:11:53
http://mainichi.jp/select/news/20130314k0000e030171000c.html
新法王選出:「脱欧州」の一歩 バチカン、改革姿勢示す
毎日新聞 2013年03月14日 12時25分(最終更新 03月14日 17時43分)


新法王に選出され、サンピエトロ大聖堂のバルコニーに姿を見せたフランチェスコ1世(中央)=AP
拡大写真 【バチカン福島良典】キリスト教カトリックの総本山であるバチカン(ローマ法王庁)は、新法王にアルゼンチン出身のフランシスコ1世(76)を選出し、「脱欧州」の一歩を踏み出した。ベネディクト16世の退位でバチカンの内部対立が表面化する中、貧者救済の原点に立つフランシスコ1世に教会再生の望みが託された形だ。長年にわたる欧州中心主義のくさびから自己を解き放ったことで、バチカンは改革に乗り出す用意を内外に示したと言える。

 フランシスコ1世は法王選挙会議(コンクラーベ)直前までの有力候補に入っておらず、法王選出は「大きな驚き」(元法王庁職員)を持って受け止められた。有力候補とされていたイタリアのスコラ・ミラノ大司教(71)、ブラジルのシェレル・サンパウロ大司教(63)らの間で枢機卿(115人)の票が割れた結果、白羽の矢が立ったとみられる。

 初の中南米出身法王が誕生した背景には、カトリック教徒人口の点からの欧州の地盤沈下と中南米の隆盛がある。本家・欧州で若者のキリスト教離れが進む中、バチカン関係者の間では、世界約12億人のカトリック教徒の4割が暮らす中南米からの法王誕生は「時間の問題」と受け止められていた。

 それを阻止していたのは、法王庁に脈々と流れてきた欧州中心主義の伝統だ。今回のコンクラーベでも参加した枢機卿115人のうち過半数の60人が欧州出身者で、カトリック教徒の地理的分布とは釣り合わない欧州偏重色が残っていた。

 だが、今回のコンクラーベは、秘密文書漏えい事件(バチリークス)で法王庁が揺れる中で実施された。ベネディクト16世が退位間際、バチカン内紛を戒めたことが間接的に新法王選出に影響を及ぼした可能性がある。組織や権限の現状維持を望む一派が守勢に立たされ、バチカン改革を求める米国枢機卿団の声が通りやすくなったためだ。

 バチカンでは78年にポーランド出身のヨハネ・パウロ2世がイタリア人以外で455年ぶりに法王の座に就き、「脱イタリア」を果たした。今回、法王のバトンが欧州から中南米に渡ったことで「世界に広がる教会」の実態をより反映したバチカンになる。新法王が歴史的な転換点を具体的な教会改革につなげることができるかどうかが焦点だ。

5918チバQ:2013/03/14(木) 22:14:43
http://mainichi.jp/select/news/20130315k0000m030060000c.html
新ローマ法王:教会改革、欧州に託さず 新興国の隆盛象徴
毎日新聞 2013年03月14日 20時55分(最終更新 03月14日 21時31分)


新ローマ法王フランシスコ1世をあしらったアルゼンチン国旗を掲げて喜ぶ信徒たち=アルゼンチンの首都ブエノスアイレスのメトロポリタン大聖堂で2013年3月13日、AP
拡大写真 世界で約12億人の信徒を抱えるキリスト教カトリック教会に、初めて中南米出身のローマ法王が就任する。アルゼンチン出身のフランシスコ1世(76)の誕生は、先進国の地盤沈下と新興国の隆盛という「北低南高」の国際情勢の変動を反映したものだ。総本山であるバチカン(ローマ法王庁)には、新興・途上国の教会支援を通じてバチカンの地歩を固め直す戦略的な狙いがある。【ローマ福島良典、メキシコ市・國枝すみれ、朴鐘珠】

 「枢機卿たちは地球の果てまで(法王を)探しに来たようだ」。サンピエトロ大聖堂のバルコニーでフランシスコ1世は、歓喜に沸く信徒らの笑いを誘った。欧州出身者がトップに君臨してきたカトリック教会にとって約1300年ぶりの他地域出身の法王だ。

 欧州出身枢機卿が過半数を占める法王選挙会議(コンクラーベ)の参加者の中でさえ、「もう欧州には任せておけない」という声が多数派になったことを意味する。バチカン日刊機関紙「オッセルバトーレ・ロマーノ」の元副編集長、スビデルコスキー氏は「法王の座が初めて大西洋を越えたのは大変な出来事だ」と指摘する。

 中南米のカトリック人口は、全世界の4割に当たる約4億8000万人。アルゼンチンは9割以上、ブラジルは約7割、メキシコは約8割がカトリック教徒だ。熱心な信者は収入の1〜2割を教会に献金し、教会は最大の集金・集票組織として政治も支配してきた。

 新法王は自らの出身地である中南米を足がかりに、聖職者による性的虐待や資金洗浄疑惑など、スキャンダル続きで権威が揺らぐ教会の再生に取り組むことになる。「南」の一般信徒とバチカンの間の距離を縮め「開かれた教会」への布石となる可能性もある。

 ◇深刻な信徒離れ
 コロンビアのジャーナリスト、カロリーナ・マルティスさん(27)は「中南米出身の法王なら、貧困、飢餓、暴力といった中南米が抱える社会問題に取り組んでくれると人々は期待している。巨大な政治権力を持つ法王なら国際政治で影響力を発揮できるとの希望がある」と説明する。

 一方で、これまで教会がこうした問題を解決できなかったことから、最重要地域であるはずの中南米でもカトリック離れが始まっている現実がある。教会を富と権力、腐敗の象徴とみなし、「キリストは信じるが教会は信じない」と考える信者も多い。貧者救済などを掲げた他宗教・宗派への信徒流出が後を絶たず、バチカンとしてもテコ入れが急務だ。

 教会が伝統的に反対してきた妊娠中絶手術や避妊、同性愛者同士の結婚も、次第に無視できない問題となりつつある。中南米でも都市部では、妊娠中絶や同性愛結婚の合法化を求める世論が高まっている。合法化を阻止するために政治圧力をかける教会への反発もある。

 アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの中心部にある教会前に集まった市民約500人は、新法王選出の発表と同時に「フランシスコ、世界はあなたを愛している」と叫んだ。だが新法王が目に見える教会の変革に取り組まなければ、こうした熱狂が急速に冷めていく可能性もある。

5919チバQ:2013/03/14(木) 22:15:15
http://mainichi.jp/select/news/20130315k0000m030065000c.html
新ローマ法王:対立の末、穏健派選出 改革、伝統両派支持
毎日新聞 2013年03月14日 21時14分

 【ローマ福島良典】スキャンダルと権力闘争に揺れるバチカン(ローマ法王庁)は13日、新法王フランシスコ1世(76)の選出を祝い、カトリック教会の再生に向けた「団結」を演出した。法王庁を刷新したい改革派と、組織の現状維持を望む伝統派の双方に受け入れ可能な穏健派を選び、対立にとりあえず終止符を打った側面が強い。初の中南米出身法王の誕生で新風が吹き込まれるが、長い歴史を持つ法王庁の方向転換は容易ではない。

 フランシスコ1世という法王名が由来する中世のイタリア・アッシジの聖人フランシスコは「荒れ果てた私の家を修理してほしい」とのイエス・キリストの声を聞いたと伝えられている。このため、教会関係者の間では「名前はバチカンを内部から変えようという新法王の決意の表れ」と受け止められている。

 今回の法王選挙会議(コンクラーベ)では、米国枢機卿団などの改革派と、イタリア人枢機卿団の一派ら法王庁派の対立が表面化。改革派候補のスコラ・ミラノ大司教(71)と、法王庁派の推すシェレル・サンパウロ大司教(63)の争いがこう着し、「第3の候補が浮上した」(イタリア紙コリエレ・デラ・セラ)との指摘もある。

 バチカンから遠いアルゼンチンで教会活動に従事してきたフランシスコ1世は法王庁派ではなく改革派寄り。イタリア紙レプブリカはベルトーネ法王庁前国務長官(78)ら法王庁を牛耳ってきた「イタリア人枢機卿の敗北」と分析した。

 ただし、フランシスコ1世は教義解釈の点では家族や生命の価値観を重視する立場を取っており、10年にアルゼンチン国会が同性婚を認める法案を可決した際には「神の計画を破壊しようという試みだ」と非難。コンクラーベでは保守派枢機卿の支持も取り付けたとみられる。

 前途には課題が山積している。資金の調達・管理にあたるバチカン銀行の運営健全化、神父らによる性的虐待問題で失墜した教会の権威回復、神父不足の手当てなどだ。フランシスコ1世が法王庁幹部出身でないのはバチカンの風通しを良くする上で強みだが、組織の内情に疎い点は弱点にもなり得る。法王庁内部に立て直しのための足場を築けるかどうか手腕が問われる。

5920チバQ:2013/03/14(木) 22:15:40
http://mainichi.jp/select/news/20130315k0000m030066000c.html
新ローマ法王:「フランシスコ」謙虚な人柄、名に反映
毎日新聞 2013年03月14日 21時17分

 「私たちのようにバスに乗って、街を歩き、貧困について語る。人々に近い存在です」。第266代ローマ法王に選出されたフランシスコ1世の人柄をブエノスアイレス出身のドロリスさん(44)はそう形容する。

 イタリア人移民の両親のもと、5人きょうだいの1人として1936年にブエノスアイレスで生まれた。父は鉄道員、母は主婦という中流家庭。若い頃に肺を患い、片肺を摘出している。

 布教と清貧を旨とするイエズス会に21歳で入会した。01年に枢機卿になった後も専用の邸宅に引っ越さず、小さなアパート暮らしを続けた。生活の足にはバスや地下鉄といった公共交通機関を使い、食事も自炊するなど質素な生活ぶりだった。

 司祭叙階は32歳で、聖職者としては「遅咲き」に属する。だが、持ち前の謙虚さで周囲の支持を集め、4年後にはイエズス会のアルゼンチン管区長に選出された。毎週日曜にはブエノスアイレスの貧民街でミサを開いた。バチカンの聖職者が着用する華美な衣装を嫌い、地味な色づかいの服装を好んだ。報道陣の前で多くを語ろうとせず、できるだけ目立たぬよう努めていた。

 法王名は13世紀初めにフランシスコ修道会を創立したイタリア・アッシジの聖フランシスコにちなむ。イエズス会とは異なる会派を象徴する名前で、フランシスコ会の神父は「この名前を選んだのは(聖フランシスコが体現している)謙遜と素朴さの表れだ」と解説する。

 2位となった05年の前回法王選挙会議(コンクラーベ)では、自分を支持しようとした枢機卿に対して、ベネディクト16世に投票するよう懇願したと言われている。

 未婚の母やエイズ患者に手を差し伸べて社会正義の象徴となる一方で、妊娠中絶や避妊に反対する保守的な立場をとる。アルゼンチン政府が10年に同性愛結婚を合法化した時は「神の計画を壊す試み」と批判した。アルゼンチンの歴史家エルサ・ブルソネ氏(58)は「(保守と改革の)両面性を持つ」と分析し、「バチカンがどちらの側面をみて選んだのか分からないが、私は改革を推進する側面を支持したい」と話した。

5921チバQ:2013/03/14(木) 22:18:16
http://www.mbs.jp/news/jnn_5281150_zen.shtml
グリーンランド議会選で野党勝利、外資に警戒感
 デンマークの自治領・グリーンランドで議会選挙が行われました。石油やレアアースなどの資源開発の行方が争点となり、中国人など外国人労働者の急激な流入に警戒感を示す野党が勝利しました。

 12日に投票が行われた議会選挙では、野党・進歩党が31議席のうち14議席を獲得しました。一方、与党のイヌイット友愛党は11議席にとどまり、進歩党の党首エレカ・ハモンド氏がグリーランド史上初めての女性首相となる見込みです。

 グリーンランドでは、温暖化で氷が解けた結果、石油やレアアースなどの資源開発に外国資本が相次いで参入しています。選挙戦で、野党・進歩党は今の政権について、中国などから低賃金の労働力を受け入れられるようにする法案を性急に成立させたなどと批判。外国の企業に対する課税強化も主張し、外国資本の急激な流入に警戒感を持つ有権者からの支持を集めました。

 しかし、進歩党は外国資本による資源開発自体は推進する立場で、ハモンド党首は歳入の増加をテコにデンマークからの独立を目指しています。(14日17:38)

5922チバQ:2013/03/14(木) 22:21:19
http://mainichi.jp/select/news/20130315k0000m030081000c.html
イスラエル:極右も参加で連立合意 和平進展厳しく
毎日新聞 2013年03月14日 22時04分

 【エルサレム花岡洋二】イスラエルのメディアによると、右派政党「リクード」党首のネタニヤフ首相は、1月の総選挙で第2党に躍進した中道新党「イエシュアティド」など3党と連立政権を組むことで合意した。14日夜に合意文書に署名した後、国会の承認を経て18日にも第3次ネタニヤフ政権が発足する。パレスチナ国家の樹立に反対する宗教的な極右政党「ユダヤの家」が連立に加わるなど、中東和平の進展はなお厳しい情勢だ。

 連立には「ユダヤの家」と中道新党「ハトヌア」が加わり、4党派で構成。定数120のうち68議席を占める。イエシュアティドのラピード党首が財務相に、ユダヤの家のベネット党首が通産相に就任する。両氏は兵役免除されているユダヤ教超正統派の宗教学校生の徴兵を進めると公約しており、新政権の優先課題となりそうだ。

 中東和平を巡っては、ベネット氏が先月、国会で「神の地に別の国を樹立する余地はない」と演説し、パレスチナ国家樹立に反対する意思を明確にした。国防相には占領地・ヨルダン川西岸へのユダヤ人入植政策推進派のヤアロン元軍参謀総長(リクード)が就く見通し。外相はネタニヤフ首相が兼任するとみられ、強硬派が多い。

5924チバQ:2013/03/15(金) 21:17:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130315/erp13031507220001-n1.htm
【ローマ法王選出】
信頼回復へ 急ぐ教会 官僚統治、課題に
2013.3.15 07:19 (1/2ページ)[欧州]

13日、システィーナ礼拝堂の煙突から上がった「法王決定」を示す白い煙 (AP)13日、サンピエトロ広場で、大聖堂のバルコニーに現れたフランシスコ1世を祝福する信者ら。新法王の出身地アルゼンチンの国旗も見える (AP)
 【バチカン市=宮下日出男】初の米大陸出身のローマ法王フランシスコ1世の誕生を受け、世界12億人の信者を抱えるカトリック教会は新たな船出を迎える。最大の課題はスキャンダルで揺らぐ教会の信頼回復。聖職者の性的虐待問題やバチカン(法王庁)改革などへの対応を求める声は高まっており、「聖座」のかじを取る新法王には荒波が待ち受ける。

 「勝ったのは改革派」。伊紙レプブリカは14日、新法王選出についてバチカン改革を求める枢機卿らの勝利と分析。新法王になるアルゼンチン出身のベルゴリオ枢機卿には、改革を求める米大陸など欧州出身以外の枢機卿の多くの支持が集まったと指摘した。

 コンクラーベ(法王選挙会)では、改革派が推すイタリア・ミラノ大司教のスコラ枢機卿とバチカンの「官僚」らが支持するブラジル・サンパウロ大司教、シェレル枢機卿の戦いとみられた。ただ、シェレル氏の得票は予想より低く、バチカン中枢部の大半を占めるイタリア人であることに抵抗感を持たれたとされるスコラ氏も選出に必要な77票に届かず、ベルゴリオ氏が浮上したという。

 改革派と官僚派の対立はコンクラーベ開催前から日程調整などをめぐり深まっていた。改革派の勝利は刷新への前進ともいえる。

 ただ、その前途には多くの課題が立ちはだかる。性的虐待の被害者団体はコンクラーベ前、その対応をめぐり法王となるべきでない枢機卿12人を公表するなど、教会に対する強い不信を表明した。

 バチカンをめぐっても、不透明な運営が問題視される財政管理組織「宗教事業協会」(通称バチカン銀行)への対応が不可欠。最近では昨年の内部文書流出事件に続き、さらなる腐敗を告発するとの匿名の法王庁関係者の話を伊メディアが報じ、教会は揺れた。

 重視されるのはバチカン内の「官僚組織」に対する統治力だが、バチカン内での経歴が長いベネディクト16世もその掌握には大きな困難を抱えていたとされ、歴史を持つ閉鎖的な世界に「変革」をもたらすのは容易ではない。

5925名無しさん:2013/03/15(金) 23:03:45
【ソウル時事】韓国の聯合ニュースは15日、軍消息筋の話として、北朝鮮軍が同日午後、日本海側の公海上に
地対地ミサイル「KN02」と推定される短距離ミサイル2発の発射実験を行ったと伝えた。
 日本海側で行っている訓練の一環で、消息筋は、近く行われる見通しの陸海空の「国家的」統合訓練ではなく、
各部隊単位の訓練のもようだとみている。訓練や短距離ミサイル発射は、11日から始まった米韓合同軍事演習
「キー・リゾルブ」に対抗したものとみられる。


jiji.com: 2013/03/15-22:01
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=20130

5926名無しさん:2013/03/16(土) 08:54:14
台湾、TPPへ参加希望表明 米と6年ぶり経済協議


 【台北=村上太輝夫】米台間の貿易投資枠組み協定(TIFA)に基づく経済協議が10日、台北で開かれた。
台湾側は米国が主導する環太平洋経済連携協定(TPP)への参加希望を正式に表明するとともに、
米台自由貿易協定を検討したいとの意向を示した。

 協議後の記者会見で米国通商代表部のマランティス次席代表は
「TPPは我々が招待するものではない」と述べ、台湾側の自由化努力を促した。

 TIFAの協議は2007年7月を最後に、米国産牛肉の輸入をめぐる対立で中断していた。
再開は馬英九(マーインチウ)政権の対米重視姿勢を象徴するものでもある。

asahi.com http://www.asahi.com/international/update/0310/TKY201303100110.html

5927チバQ:2013/03/17(日) 22:49:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130317/erp13031721560004-n1.htm
伊、上下院議長決まる 選出難航で2日目に
2013.3.17 21:53

16日、ローマのイタリア上院で、議長に選出されたピエトロ・グラッソ氏(ロイター)
 総選挙後の政局混迷が深まっているイタリアで16日、いずれの勢力も過半数に達していない上院で難航の末、最大勢力・中道左派連合から民主党のピエトロ・グラッソ議員が議長に選出された。これに先立ち、下院議長も中道左派から選ばれ、議会招集2日目で両院トップが決まった。ただ、中道左派を中心とした政権発足は依然危ぶまれている。

 招集初日の15日の投票では上下両院議長とも決まらず、いずれも通算4回目の投票でようやく決着した。総選挙で第3勢力に躍進した草の根組織「五つ星運動」は他党との連携を拒否しているが、上院議長選出の最後の投票では一部の票がグラッソ氏に流れたとみられている。(共同)

5928チバQ:2013/03/17(日) 22:50:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130317/asi13031710050001-n1.htm
文民政権、初の任期満了 パキスタン、総選挙へ
2013.3.17 10:03

16日、パキスタン南部カラチで、アシュラフ首相のテレビ演説を聞く人々(AP=共同)
 パキスタン下院は16日、5年間の任期を満了し、解散した。軍事政権が断続的に続いてきた同国で、文民政権が任期を全うしたのは初めて。60日以内に実施される総選挙に向け、近く選挙管理内閣が発足、選挙管理委員会が投票日を正式決定する。

 パキスタン人民党(PPP)主導の連立政権は、ザルダリ大統領やアシュラフ首相が最高裁から汚職疑惑を追及されており、軍とも対立を深めたことで求心力が著しく低下していたが、かろうじて任期を乗り切った。

 国内ではイスラム武装勢力によるテロが相次ぎ、治安は改善しないまま。深刻な電力不足を抱え、経済も低迷するなど内政課題が山積しており、PPPは次期総選挙で苦戦を強いられそうだ。(共同)

5929チバQ:2013/03/17(日) 22:53:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130316/asi13031618000002-n1.htm
【国際情勢分析 岩田智雄の目】
スリランカ政権に強まる人権侵害批判
2013.3.16 18:00 (1/4ページ)[国際情勢分析]

12日、東京都日野市の多摩動物公園で開かれたスリランカゾウ2頭の寄贈・歓迎式典に出席したスリランカのマヒンダ・ラジャパクサ大統領(左)とシランティ夫人。大統領は国内外で人権侵害批判にさらされている(AP)
 12日から4日間の日程で訪日したスリランカのマヒンダ・ラジャパクサ大統領(67)に対し、スリランカ国内をはじめ欧米諸国の間で少数民族などへの人権侵害を批判する声が高まっている。米国はジュネーブで開催中の国連人権理事会(UNHRC)の会合に、スリランカに説明と行動を求める決議案を提出する構えを見せており、内戦で行方不明になった市民の家族らは、人権理事会に対し、スリランカ政府に圧力をかけるよう求めている。

 

■内戦終結時に無差別殺害


 スリランカでは、2009年に少数民族タミル人の反政府武装勢力「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」との内戦が終結した。国連専門家パネルは11年4月、内戦の最終段階で双方が市民を無差別殺害した疑いが強いと発表した。12年3月の国連人権理事会の会合では、スリランカで起きた重大な人権侵害の疑いに政府は十分応えていないとして、スリランカ政府に行動と説明を求める決議案が米国やインドなどの賛成で採択された。

 今月22日まで開催されている人権理事会の会合にも改めて決議案が提出される見通しで、スリランカ紙ミラー(電子版)によれば、7日に決議案の草案が理事国に示された。草案は前回と同様の内容に加え、現在も超法規的殺害や拷問をはじめ、人権活動家やジャーナリスト、司法の独立などへの脅迫や報復の報告が続いていることに懸念を表明している。

 AP通信によると、内戦の最終段間で行方不明になった市民の家族の会は13日、国連人権委員会に向けてラジャパクサ政権により強い圧力をかけるよう求める書簡を送った。

 

■行方不明者は6万人超か


 家族の会の代表、ブリット・フェルナンド氏は、昨年の決議では内容が甘く、何の結果ももたらさなかったとして、強い不満を表明した。フェルナンド氏は行方不明者の数は6万人に上ると主張しているが、スリランカ政府は行方不明者は1人もいないと強弁している。

 スリランカではこれまで、解放のトラの指導者で内戦終結時に殺害されたベルピライ・ブラバカラン議長(1954〜2009年)の息子(12)が、軍によって処刑されたとの疑惑が浮上しているほか、政権の意思にそぐわない判断を下した最高裁長官が国会で弾劾され、大統領に解任される事態になっている。政府を批判していた記者が何者かに殺害される事件も発生した。

5930チバQ:2013/03/17(日) 22:53:50
 隣国、インドの議会では7日、タミル人に同情的な与党連合内政党などが政府に国連人権理事会で賛成票を投じるよう求め、煮え切らない政府側の答弁に抗議して退席する事態になった。またタミル人が多く住むインド南部、タミルナド州のJ・ジャヤラリタ州政府首相(65)は先月21日、タミルナド州チェンナイで7月に実施が決まっていたアジア陸上選手権について、スリランカ選手団は受け入れられないとして開催を拒否。スリランカへの反発が強まっている。

 

■英連邦内でも反発


 スリランカでは今年11月、かつて大英帝国に属した地域が対等な立場で作る英連邦の首脳会議が開かれる予定だが、英国の議員や識者からはスリランカでの開催に反対する声も上がっている。

 ロンドン大学のジェームズ・マノール教授はインド紙インディアン・エクスプレスへの寄稿で、「英連邦はいくつもの一党支配国家の指導者に開かれた複数政党制を取り入れるよう説得し、選挙で敗れた指導者が権力にしがみつかないようにしてきた。こうした称賛すべき実績が無駄にされそうだ」として開催地の変更を求めた。

 スリランカへの最大の援助国は10年時点で、港湾整備などを支援する中国がトップ。以下、インド、日本と続いている。

  ◇

 スリランカ インドの南に位置する島国で、人口2105万人(2011年)。旧称・セイロン。仏教徒が約70%。仏教徒中心のシンハラ人と少数派ヒンズー教徒中心のタミル人の紛争が、1983年ごろから政府軍と反政府武装組織「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」の内戦に発展。2005年に就任したマヒンダ・ラジャパクサ大統領が強硬路線を取り戦闘が激化、政府軍がLTTEの拠点を陥落させ、09年5月に内戦が終結した。国連推計では、内戦で民間人多数を含む8万〜10万人が死亡した。

(いわた・ともお ニューデリー支局)

5931チバQ:2013/03/17(日) 23:08:55
>>5928
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130317-35029611-cnn-int
「亡命」のパキスタン前大統領、総選挙出馬を宣言 帰国も
CNN.co.jp 3月17日(日)15時49分配信

(CNN) 英国などで事実上の亡命生活を送っていたパキスタンのペルベズ・ムシャラフ前大統領は16日、今月24日に帰国し、自ら結成した新党を率いて5月に予定される議会総選挙に臨む考えを明らかにした。政治活動の本格的な再開を宣言した形となっている。

前大統領はブット元首相暗殺事件への関与などが疑われ、大統領を退任した2008年以降、ロンドンやドバイなどに生活拠点を置いてきた。パキスタン当局は昨年8月、ムシャラフ氏の資産没収や銀行口座凍結の措置にも踏み切った。地元メディアによると、検察当局者などは同氏が帰国すれば即座に逮捕されると主張している。

ムシャラフ氏の帰国に対する国民の反応や現政権の対応は明らかでない。

同氏は声明を発表し、民間航空会社の便でパキスタン・カラチに帰国し、支持者5万人が参加する集会に出席すると述べた。この集会には、米国やカナダ、英国、アラブ首長国連邦(UAE)に居住するパキスタン人200人以上も加わるとしている。

07年に起きたブット元首相暗殺事件では、当時のムシャラフ大統領がブット氏が多数の脅迫などを受けていたにもかかわらず十分な警護を講じなかったとの批判が生まれていた。ムシャラフ氏は暗殺事件への関与を否定している。

同氏は、陸軍参謀長時代の1999年、クーデターを起こして政権を奪取し、大統領に就任していた。

http://mainichi.jp/select/news/20130318k0000m030063000c.html
パキスタン:総選挙へ…下院の任期満了、文民政権で初
毎日新聞 2013年03月17日 20時15分

 【ニューデリー杉尾直哉】パキスタン下院(定数342)は16日、5年間の任期を満了し解散した。1947年の建国以来、3度の軍事クーデターを繰り返しており、文民政権で任期満了したのは初めて。近く総選挙が実施される。与党・パキスタン人民党主導の現内閣も総辞職したが、暫定首相選定まで留任するアシュラフ首相はテレビ演説で「我々は民主主義の基礎を固めた。今後、誰も民主主義を傷つけることはできない」と語った。

 ザルダリ大統領率いる人民党政権を巡っては、政治腐敗への批判が強い。昨年6月、大統領の過去の腐敗問題に絡んでギラニ前首相が辞任。後任のアシュラフ首相も今年1月、自身の過去の汚職疑惑に絡んで最高裁が逮捕命令を出していた。人民党政権は、度重なる政権崩壊の危機を綱渡りで乗り切ってきたというのが実情だ。

 一方、今年1月に大規模な反政府デモを主導したイスラム教説教師カドリ氏は17日、自身が率いる政党「パキスタン人民運動」の政治集会を開き、選挙活動を始めた。カドリ氏は政権と対立を深める軍の支援を受けた人物とされ、人民党と野党パキスタン・イスラム教徒連盟の2大政党を脅かす勢力になるかが注目される。

 事実上、国外に政治亡命しているムシャラフ前大統領(前陸軍参謀長)も選挙に出馬するため月内の帰国を宣言している。帰国すれば、過去の住民弾圧などの事件に絡んで逮捕され、混乱を招くおそれがある。

5932チバQ:2013/03/17(日) 23:15:12
http://mainichi.jp/select/news/20130317ddm007030147000c.html
シリア:内戦、混迷深まる 市民抗議から2年 死者7万、難民110万
毎日新聞 2013年03月17日 東京朝刊

 【カイロ秋山信一】シリアのアサド政権に対する市民の抗議活動が本格化してから15日で2年を迎えた。政権側と反体制派の内戦による死者は推計7万人、登録待ちを含めた難民数は110万人を超えた。内戦の混乱に乗じて国際テロ組織アルカイダ系の武装組織が勢力を伸ばすなど戦況は混迷している。

 「今のシリアの子供たちが“失われた世代”になる恐れは日に日に高まっている」。12日に公表された国連児童基金(ユニセフ)の報告書で、レーク事務局長はシリアの子供たちが置かれた苦境について警告した。

 都市部での攻防が激化した昨夏以降、死者も急増している。国連人権理事会が任命した独立調査団によると、政府軍は反体制派が勢力を伸ばす北部の主要都市アレッポなどをミサイルで攻撃。調査では、政府軍だけでなく反体制派の虐殺事例も報告された。反体制派は内戦後を見据えた暫定政府の首相選出を今月2度延期するなど足並みの乱れが続く。

 内戦は周辺国も巻き込んでいる。一方、米欧諸国は、アサド政権への非難を強めつつも「テロ組織に兵器が渡る恐れがある」として、軍事支援には慎重な姿勢だ。

5933チバQ:2013/03/17(日) 23:15:38
http://mainichi.jp/select/news/20130317ddm007030144000c.html
ケニア大統領選:次点の首相陣営、選挙結果異議を申し立て
毎日新聞 2013年03月17日 東京朝刊

 【ヨハネスブルク服部正法】東アフリカ・ケニアの大統領選でケニヤッタ副首相(51)の当選が発表された開票結果について、次点のオディンガ首相(68)の陣営が16日、最高裁に異議申し立てをした。2週間以内に裁定が下る見込み。選挙結果が無効となれば60日以内に再選挙が行われる。

 ロイター通信によると、異議申し立てに伴い、オディンガ氏の支持者ら約100人が最高裁周辺に集結し、警官隊が催涙ガス弾を発射した。ケニアでは07年の前回大統領選で、当初オディンガ氏の大差リードが伝えられたが、キバキ氏(現大統領)の当選が発表された。オディンガ氏の出身民族ルオ人がキバキ氏の出身民族キクユ人を襲撃するなどして、全国で1000人以上が犠牲となった。

5934チバQ:2013/03/17(日) 23:17:10
http://mainichi.jp/select/news/20130317ddm007030138000c.html
武器貿易条約:移転規制、再び攻防 18〜28日、国連会議 支持派分裂のまま
毎日新聞 2013年03月17日 東京朝刊

 【ニューヨーク草野和彦】通常兵器の移転を包括的に規制する初の国際的な取り決めを目指す武器貿易条約(ATT)の最終国連会議が18〜28日、国連本部で開かれる。昨年7月の会議では交渉が決裂。仕切り直しの今会議を前に潘基文(バンキムン)事務総長は14日の声明で「政治的意思の結集」を呼びかけたが、条約支持派内で意見が割れ、厳しい交渉が予想される。

 ATTは、戦闘や犯罪で使用される通常兵器の移転について輸出入の明確な基準を作ることが目的。前回会議の最終議長案では、戦車や戦闘機など大型兵器7種類と小型武器を移転の規制対象と明示した。戦争犯罪、大量虐殺につながる移転を禁止し、国際人道法や国際人権法違反のリスクがある場合も一定の条件付きで輸出を許可しないとした。

 今回もこの案が議論のたたき台となる。だが、前回の交渉が頓挫する要因の一つとなった支持派内の分裂は、解消されていない。

5935チバQ:2013/03/17(日) 23:19:27
http://mainichi.jp/select/news/20130316dde018030022000c.html
バチカン再生:ローマに来る代わりに貧しい人にお金を フランシスコ1世、就任式への渡航自粛を呼びかけ
毎日新聞 2013年03月16日 東京夕刊

 【ローマ福島良典】「おカネがかかるから、ローマには来ないで」。バチカン(ローマ法王庁)報道官は15日、新ローマ法王に選出されたフランシスコ1世(76)が出身国アルゼンチンの聖職者や信者に対して、19日の就任式に出席するために渡航しないよう依頼したことを明らかにした。

 報道官によると、フランシスコ1世は選出された13日夜、アルゼンチンの駐バチカン大使に電話をかけ、「司教や信者が高価な長旅をして(ローマに)会いに来る必要はない。代わりに貧しい人々にそのおカネを与えて」と述べたという。

 フランシスコ1世はアルゼンチンでの質素な暮らしぶりと、貧者に救済の手を差し伸べていたことで知られている。選出後に公用車に乗らず、他の枢機卿と小型バスで宿舎に戻るなど“庶民派”ぶりが話題になっている。

http://mainichi.jp/select/news/20130316dde018030018000c.html
バチカン再生:コンクラーベ、新法王票は90票超 「3分の2」大きく上回る
毎日新聞 2013年03月16日 東京夕刊

 【ローマ福島良典】15日付イタリア紙コリエレ・デラ・セラは新ローマ法王フランシスコ1世(76)が法王選挙会議(コンクラーベ)で、選出に必要な参加枢機卿115人の3分の2を大きく上回る90票以上を獲得して選出されたと報じた。

 アイルランドのブラディ・アーマー大司教の話として伝えた。投票の際、フランシスコ1世の得票が選出に必要な77票に達すると会場から拍手が起きたという。

 コリエレ・デラ・セラ紙によると、コンクラーベに先立つ準備会合で、イタリア人枢機卿団の有力者は、「身内」のスコラ・ミラノ大司教(71)を推さないことで一致したという。スコラ大司教を排除したいイタリア勢と、「米州法王」を望むドーラン・ニューヨーク大司教ら米国枢機卿団の間で「合意」が成立した結果、フランシスコ1世の選出に結びついたと分析している。

http://mainichi.jp/select/news/20130317k0000m030066000c.html
新ローマ法王:「貧者のための教会を」報道陣数千人と会見
毎日新聞 2013年03月16日 22時44分(最終更新 03月16日 22時58分)


世界各国から集まった報道陣とバチカンのホールで会見したフランシスコ1世=2013年3月16日、福島良典撮影
拡大写真 【バチカン福島良典】新ローマ法王に選出されたフランシスコ1世(76)は16日、バチカンで世界81カ国から集まった報道陣数千人と会見し、「つつましい、貧者と共にある、貧者のための教会」を目指す考えを表明した。13日の選出以来、メディア関係者と公に面会するのは初めて。

 フランシスコ1世は13日夜の選出時、隣席のブラジル人、クラウディオ・フンメス枢機卿(78)から「貧しい人々のことを忘れないでほしい」と言葉をかけられたエピソードを紹介。清貧の修道会を創立した中世イタリア・アッシジの聖人フランシスコに思いをはせ、貧者に寄り添うために法王名を選んだことを明らかにした。

 また、前任のベネディクト16世(85)の退位以来の報道陣の仕事をねぎらい、「メディアは現代史を世界に伝えるために極めて重要だ」と指摘。「教会は(メディア同様に)真、善、美を伝えるために存在する」と述べ、情報発信を重視する方針を明らかにした。

 新法王は14日、同じイエズス会メンバーであるバチカン(ローマ法王庁)広報局長のロンバルディ神父と面会して、広報方針を協議。近年、聖職者による性的虐待事件や資金洗浄疑惑などのスキャンダルで権威失墜を招いたキリスト教カトリック教会の総本山として、広報戦略に注力する姿勢を示している。

 フランシスコ1世は17日に選出後初の日曜の祈りの集いを開き、19日にサンピエトロ広場で各国首脳が参列し就任式が行われる。

5936チバQ:2013/03/17(日) 23:24:21
http://www.asahi.com/international/update/0316/TKY201303160411.html
サマワ、あふれる選挙ポスター イラク戦争開戦10年

 【サマワ(イラク南部)=石合力】20日でイラク戦争開戦から10年となる。戦後の復興支援活動で陸上自衛隊が駐留していた南部ムサンナ州サマワに入った。4月にある地方議会選挙のポスターが街中にあふれていた。女性の多くが全身に黒い服(アバヤ)をまとう土地柄だけに女性候補にはポスターに顔写真を出さない人もいる。

 今も自爆攻撃などが起きる首都バグダッドなどと比べ、サマワを含むイラク南部の治安は安定している。市内各所で軍の検問はあるが、緊張感は見られず、商店街は夜遅くまで買い物客らでにぎわっていた。「いま大事なのはインフラ整備。自衛隊の復興活動には感謝している」。買い物客らに投票を呼びかけていた与党ダワ党の候補者ラスール・ラーディさん(65)はそう語った。

■日本企業の進出に期待

 自衛隊がサマワに駐留していた当時、市民の間では「日本の支援でサマワは東京になる」という過大な期待もあった。今、「支援活動の規模は日本の国力に比べてあまりにも小さく、駐留後も電力や道路などの事情はほとんど改善しなかった」という声も聞く。

5937チバQ:2013/03/17(日) 23:26:34
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&amp;k=2013031600202
薄れる記憶、負の遺産=イラク戦10年、厳しい評価

米ワシントン郊外のアーリントン国立墓地で、イラク、アフガニスタン両戦争の戦死者の墓を訪れたオバマ大統領=2012年11月(AFP=時事) 【ワシントン時事】米国がイラク戦争に踏み切ってから、19日(日本時間20日)で10年を迎える。オバマ大統領は2011年12月、イラク戦の終結を宣言。米国では、イラク戦への関心は薄れつつあるが、米軍約4500人の犠牲者と3万人以上の負傷者を出し、8200億ドル(約78兆円)を超える戦費を費やした戦争に対し、「誤りだった」「価値はなかった」との厳しい評価が目立つ。
 ギャラップ社の調査によると、イラクの治安が悪化していた07年2月の調査では、「米国が直面する最も重要な問題」として、38%がイラクを挙げたが、最新の調査では1%程度だ。
 NBCテレビなどが今年1月に行った調査では、イラク戦争は価値があったかとの問いに、59%が「価値なし」と回答。「イラクへの派兵は誤りだったと思うか」との質問では、イエス(52%)がノー(31%)を大きく上回った。
 米国民がイラク戦争に厳しい目を向けるのは、「誤った大義」に基づく武力行使だったことに加え、巨額の戦争関連費が深刻な財政赤字をもたらした大きな要因となったためだ。
 ブッシュ前大統領は、フセイン政権(当時)による大量破壊兵器の脅威を理由に武力行使に踏み切ったが、イラクに大量破壊兵器が存在せず、当時は開発も行われていなかったことが判明。米国の国際的威信は大きく傷ついた。(2013/03/16-15:41)

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5938チバQ:2013/03/17(日) 23:57:30
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130317/mcb1303171036003-n1.htm
英人気政治家、ボリス市長の半端ない「自転車王国」プラン2013.3.17 10:35

 金髪のボサボサ頭がトレードマークの英国の人気政治家、ボリス・ジョンソン・ロンドン市長(48)が、ロンドンを「世界でも最も魅力的なサイクリストの街にする」とぶち上げ、話題となっている。

 自らも自転車で通勤する市長が先週明らかにした計画では、自転車専用の高速レーンや橋を建設、裏道から「静かな道」を経由して中心部の専用レーンに行けるよう、10年かけて数百キロに及ぶ道路を整備しようというものだ。

 予算総額は9億1300万ポンド(約1310億円)というから半端ではない。総延長24キロの欧州一長い専用レーンもできるという。

 「自転車に乗り換えれば交通渋滞も減り、人々に力を与え、健康にもいい。より幸せにもなる。すでに多くの人がそのことを実感している。重要なのはより安全にすることだ」

 そう語る自転車好きの市長は、ロンドンで自転車の共有システムを設けて自転車ブームをもたらした。だが、車道を走らなければならない自転車に関わる事故は毎年増大し、「安全」を高めることが急務だった。

 英国は昨年、自転車レースの最高峰ツール・ド・フランスで初優勝を飾るなど追い風が吹いている。ロンドンを自転車王国に大改造するボリスの「破天荒な夢」が、どう実を結ぶか注目したい。(内藤泰朗)

5939チバQ:2013/03/18(月) 01:00:26
http://www.afpbb.com/article/politics/2934103/10433393
「大使出国させるな」、保釈兵士逃亡でインド・イタリア間に確執
2013年03月15日 20:56 発信地:ニューデリー/インド

【3月15日 AFP】インド内務省は15日、同国駐在のイタリア大使を出国させないよう、国内各地の空港当局に警戒態勢を命じた。殺人事件の被告として裁判にかけられていたイタリア人兵士2人が、保釈中にイタリアへ帰国したままインドへ戻っていない事態をめぐり、両国関係は今週に入って緊張の度合いを高めている。

 インド内務省筋によると、同省は15日、出入国管理当局に対し、イタリアのダニエレ・マンチーニ(Daniele Mancini)駐インド大使を「無断で出国させないよう注意せよ」とファックスで通達した。インド最高裁判所が同日、この問題をめぐる次回審問が行われる18日までマンチーニ大使の出国を禁じる命令を出したことを受けた処置という。

■発端はタンカー護衛中の事件

 事態の発端となったのは、昨年2月にイタリア海兵隊の兵士2人がインド沖で、インド人漁船員2人を射殺した事件。この海兵隊員らはイタリア船籍の石油タンカーを護衛中で、近づいてきた漁船を海賊と誤って撃ったと主張している。

 事件の裁判は当初、インド・ケララ(Kerala)州の地方裁判所で始まったが、その後インド最高裁へ移され、特別法廷の設置が命じられた。しかし、マッシミリアーノ・ラトーレ(Massimiliano Latorre)被告とサルバトーレ・ジローネ(Salvatore Girone)被告の2人は、今年2月末に行われたイタリア総選挙で投票するため4週間の保釈を認められて帰国したまま、現在もインドへ戻っていない。

 イタリア外務省は18日、両国間の「外交論争」を考慮し、保釈期間が過ぎても両被告はインドに戻らないと発表した。イタリア政府は、銃撃は国際水域でイタリア船籍の船舶をめぐって起きたものであり、海兵隊員2人はイタリアで裁かれるべきだと主張している。これに対しインドは、自国領海内で起きた殺人事件だと反論している。

■悪化する両国関係、「バナナ共和国扱い」の批判も

 両国の関係は、イタリアの軍用ヘリコプター12機、総額7億4800万ドル(約720億円)規模をインドが購入する取引をめぐる汚職疑惑が持ち上がっていることでも悪化しており、インド政府は契約の破棄さえちらつかせている。

 マンチーニ大使は12日、インド外務省に呼ばれ、海兵隊員2人の身柄を直ちにインド側に引き渡すようランジャン・マタイ(Ranjan Mathai)外務次官から要請された。インド各紙の報道によれば、マンチーニ大使は最高裁で引き渡しを個人的に保証したため、2人が戻らなければ国外追放される可能性もある。

 海兵隊員をインドへ戻さないというイタリア政府の発表に対しインドの主要野党、インド人民党(Bharatiya Janata Party、BJP)は、「イタリアはインドを『バナナ共和国』扱いしている」と強い非難を表明した。インド国内では政府の対応に怒りが広がっており、マンモハン・シン(Manmohan Singh)首相の人形を燃やすなど激しい抗議も起きている。

 こうした強い反発を受け、普段は穏健なシン首相も13日、「(イタリアが)自分たちの約束を守らなければ、わが国とイタリアの関係に重大な結果を引き起こすだろう」と述べた。

■インドは一歩も譲らず

 マンチーニ大使は「両国はともに成熟した民主主義国であり、これらの困難を克服できると確信している」と述べているが、事件が起きたケララ州のオーメン・チャンディ(Oommen Chandy)州知事の「いかなる譲歩もあり得ない。海兵隊員たちはインドで裁判を受けるべきだ」という言葉がインド側の姿勢を代表している。

 インドPTI通信(Press Trust of India)によれば、チャンディ知事は「外交上の地位を利用して、相手の国の最高裁をだます国などあるものだろうか。イタリアがもしも約束を守れないならば、外交上の悲劇となるだろう」と非難している。(c)AFP

5940チバQ:2013/03/18(月) 01:01:32
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2934245/10449156
スイス人女性が集団レイプ被害に、インド
2013年03月17日 11:03 発信地:ボパール/インド
【3月17日 AFP】インドの警察当局は16日、同国を旅行していたスイス人女性(40)が、同国中部のマディヤプラデシュ(Madhya Pradesh)州の森林でキャンプ中、複数の男に性的暴行を受けたと発表した。

 この女性は夫と共にタージマハル(Taj Mahal)があるインド北部のアグラ(Agra)を目指して自転車で旅行中だった。15日夜、棒を手にした7、8人の男が現れ、女性に性的暴行を加えた上、夫婦から金品を奪った。

 地元の警察官がAFPに語ったところによると、男らは夫を縛り上げ、目の前で妻に性的暴行を加えた。さらに、現金1万ルピー(約185ドル)と女性の携帯電話を奪ったという。(c)AFP/Sanjay Sharma

5941チバQ:2013/03/18(月) 19:35:13
http://mainichi.jp/select/news/20130319k0000m030026000c.html
イラク:ボラニ前内相 政治的混乱でマリキ政権を非難
毎日新聞 2013年03月18日 19時27分(最終更新 03月18日 19時32分)


バグダッドで毎日新聞のインタビューに応じるイラクのボラニ前内相=2013年3月17日、秋山信一撮影
拡大写真 【バグダッド小倉孝保、秋山信一】イラクのボラニ前内相が17日、バグダッドで毎日新聞のインタビューに応じた。イラクでは10年12月の第2次マリキ政権発足後も与党間の調整がつかず、2年以上経過した今も、治安に関係する内相や国防相を首相が兼任する事態が続いており、ボラニ氏は「政治対立が治安の改善を妨げている。重要ポストの空白状態が続けば、再び治安は悪化する」とマリキ政権を非難した。

 ボラニ氏はイラクの治安状況について「最善とは言えないが許容範囲になった」と表現。内相在任時(06〜10年)に警察官の訓練や警察施設の整備を進めたことを強調した。一方で、「治安の回復には経済や市民生活の改善も必要だ」と指摘。インフラや教育、医療機関の機能回復が十分ではなく、国民の生活への不満が宗派対立につながっているとの見方を示した。

 イラク側への影響が強く懸念されている隣国シリアの内戦については、「国際社会が圧力をかけて対話で解決するしかない。軍事衝突が続けば、宗派対立が激化し、イラクと同じ問題を抱えることになる」と警告。イラクからイスラム過激派の戦闘員や武器がシリアに流入していると指摘されていることに関連し、国際社会の監視の下で、シリアとの国境に非武装地帯を設ける必要があるとの認識を示した。

 ボラニ氏は第1次マリキ政権で約4年半、内相を務めた。

5942チバQ:2013/03/18(月) 19:36:42
http://mainichi.jp/select/news/20130318k0000m030109000c.html
イラク戦争10年:宗派対立、和解の動き
毎日新聞 2013年03月18日 02時30分(最終更新 03月18日 02時33分)


集会で宗派対立の解消を訴えるシーア派指導者のアハマド・クバンチ師。立ち見が出るほど盛況だった=2013年3月15日、秋山信一撮影
拡大写真
バグダッドの中心街にある書店の店主モハマド・ダハシュさん(右)。通りにはにぎわいが戻ってきた=2013年3月15日、秋山信一撮影
拡大写真 イラクへの米軍侵攻から10年を経て暴力の影は一時期より薄まったが、多数派のシーア、少数派スンニの両派は衝突を続ける。その裏に政治的動機や周辺諸国の思惑があると市民は感じている。対立に人々が疲れを感じる中、和解を訴える宗教指導者も少なくない。【バグダッド小倉孝保、秋山信一】

 ◇争いより尊厳と自由が大事
 首都から米兵の姿は消え、我が物顔で走り回った米軍車両もない。中心部で15日、開かれた金曜青空書籍市。本を求める人で大混雑だ。04年ごろから続発した対米爆弾テロで一時は人が消えたが、96年から店を開くモハマド・ダハシュさん(47)は「治安改善で人出はフセイン政権時代(79〜03年)に戻った」と喜ぶ。

 政権崩壊後の騒乱は当初、反米武装攻撃が主だった。06年2月に中部サマラでイスラム教シーア派聖廟(せいびょう)が爆破され宗派対立が激化。09年以降も毎年、5000人前後の民間人が犠牲になっている。

 スンニ派住民の多いバグダッド西部ヤムルーク地区。16日昼、市民約20人がスンニ派イスラム指導者、メヘディ・スマイダエ師を囲んでいた。生活の不安や政府への要望を訴えている。スマイダエ師は強硬反米イスラム指導者だった。テロを指示したとして04年に逮捕され5年間拘束。釈放後シリアに逃れ、11年の米軍撤退後に戻った。

 今は、シーア派との和解を主張する。シーア派聖職者と協力しテロ容疑で逮捕された市民の釈放も求める。「転向」でスンニ過激派から狙われたこともある。それでも、「長年、私たちは共に暮らしてきた。和解は実現できる」と前向きだ。

 スマイダエ師は宗派対立を「米軍が残した混乱」と見る。スンニ派と敵対し、シーア派政治家を重用したためだという。さらに、「イランやトルコが、自国の利益を拡大するためイラクの宗派対立を利用している」と指摘する。

 一方、イスラム社会がより寛容になることで宗派の溝が埋まると訴えているのが、シーア派聖職者のアハマド・クバンチ師だ。バグダッドの文化センターで15日開かれた講演には、共産党支持者やキリスト教徒など、イスラム宗派対立に疲れた市民が詰めかけた。

 「女性がヘジャブ(頭髪を隠すスカーフ)をしないのも自由、酒場を開くのも自由。イスラムが関与すべきではない」と語ると聴衆から拍手が起こった。

 長女と講演を聴きに来た40代の銀行員、レイラ・ムフムードさんは「宗派より、人間の尊厳や自由が大事なはず」と語る。エンジニアだった父親はフセイン政権時代に連行され、理由も明らかにされずに処刑された。旧政権崩壊で「自由になれる」と期待したが、今は「宗教を言い訳にした対立が、市民の自由や尊厳を踏みにじっている」。匿名を条件に取材に応じた大学教授の男性(44)は「市民は過激な宗教思想に嫌気が差している」と話す。男性は「イラクが立ち直るには宗派対立を克服し、国民国家として団結しなければ」と語気を強めた。

 16日、バグダッドのフィルドス広場を歩いた。米軍がフセイン大統領像を引き倒し、政権崩壊を印象付けた場所だ。旧政権崩壊直後、若者たちが建てた自由を象徴する像も政府が撤去し、石の台座が寂しく残る。荒れた広場は、この国が直面する再建の困難さを象徴するかのようだった。

5943チバQ:2013/03/18(月) 19:41:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130318/erp13031819160004-n1.htm
難航する政権発足 伊大統領、調整へ…展望は開けず
2013.3.18 19:14
 【ベルリン=宮下日出男】総選挙後の政権発足が難航するイタリアで、ナポリターノ大統領が週内に首相指名のための調整を開始し、膠(こう)着(ちゃく)状態打開に向けた交渉が本格化する。だが、上下両院で第一党の座を占める中道左派連合が多数派を確保できる展望は開けておらず、選挙から約3週間がたっても政局が安定する兆しは見えない。

 上下両院は15日に総選挙後初の議会を招集。16日にそれぞれ中道左派から議長を選出した。議長選出は大統領の首相指名に向けた前提となる作業。大統領は20日に首相指名に向け各陣営との協議に入る予定。

 中道左派は下院で過半数を占めるが、上院では過半数に達していない。中道左派を率いる民主党のベルサーニ書記長はベルルスコーニ前首相の中道右派連合との連携を拒む一方、第3勢力に台頭した政治勢力「五つ星運動」の協力取り付けを模索。五つ星寄りの政策を提案したり、議長選で五つ星の候補を担ぐことも検討したりしてきた。

 だが、既存勢力との協力を拒否する五つ星のリーダー、グリッロ氏はかたくなで、ベルサーニ氏の戦略は失敗した。上院で議長選を制したのは多数の棄権が出たおかげで、五つ星から中道左派の議長候補に投票する議員も出たが、政権発足に必要な信任を得られる見通しは立っていない。

 ナポリターノ大統領は17日、この状態に「困難な状況だ」と表明。再選挙による混迷の長期化は避けたいとされる一方、モンティ政権のような実務家内閣で選挙制度を改革後、再選挙を行う可能性があるとも伝えられる。16日にはモンティ首相に次期政権発足までの続投を要請した。

 ただ、ナポリターノ大統領は5月半ばに任期を終えるため、現在は議会を解散できない。再選挙の場合は新大統領が選ばれた後になり、政治混迷の長期化は避けられない。また最新の世論調査では五つ星が支持率で民主党を上回っており、再選挙に踏み切っても混迷が解消される保証はない。

 別の世論調査では、五つ星の支持者の73%が再選挙回避を望み、約6割が中道左派政権に閣外協力にすることを容認しているが、グリッロ氏は「今は戦時中。死ぬなら次の選挙の戦いで死ぬ」と強気の姿勢だ。

5944チバQ:2013/03/18(月) 21:37:18
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130318-OYT1T00018.htm?from=ylist
投票4回繰り返した末に決まった伊上下両院議長

 【ローマ=末続哲也】イタリア上下両院は16日、議長選出の投票を15日以降4回繰り返した末、両院とも議会第1勢力の中道左派連合から議長を選んだ。


 これを受けて、ナポリターノ大統領は20日に政権発足の可能性を探るため、両院議長や各党指導者との協議に入れる見通しとなった。

 2月の総選挙では中道左派連合が下院で過半数を獲得したが上院では過半数に届かなかった。主要3陣営の連立交渉は不調に終わり、政権発足は大統領と議長らの協議に委ねられた格好になっている。

 ただ、ナポリターノ大統領の任期は5月中旬に終わるため、4月には両院議員と地方代表が大統領改選を行う。

 新政権の発足は大統領改選後まで持ち越される可能性もあるが、改選後も打開策が見いだせない場合は、再選挙実施の可能性が一気に強まる。

(2013年3月18日07時33分 読売新聞)

5945チバQ:2013/03/19(火) 23:01:58
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013031900172
暫定首相にヒット氏選出=在米のビジネスマン−シリア反体制派
 【イスタンブールAFP=時事】シリア反体制派の連合体「国民連合」は18日、トルコのイスタンブールで開催していたメンバーによる会合で、ガサン・ヒット氏を暫定政府の首相に選出した。国民連合は、シリア国内の反体制派支配地域で暫定政府の発足を目指している。
 ヒット氏は長く米国で暮らしていたビジネスマン。テキサス州の通信技術企業の幹部を務めていたが、2012年11月に「シリアの革命に参画する」ため職を辞した。敬けんなイスラム教徒としても知られ、シリア向けの慈善活動を行っている。(2013/03/19-09:39)

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5946チバQ:2013/03/19(火) 23:11:05
http://mainichi.jp/select/news/20130319ddm008020145000c.html
キプロス:混乱拡大 預金に課税方針、取り付け騒ぎ
毎日新聞 2013年03月19日 東京朝刊

 【ロンドン坂井隆之】先週末に欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)から100億ユーロ(約1兆2000億円)の金融支援を受けることで合意したキプロスで、混乱が拡大している。支援の条件として銀行預金者に一律課税する方針を発表したため、預金者が現金自動受払機(ATM)に殺到しているためだ。キプロス政府は銀行休業日の18日中に実施予定だった課税法案の採決を議会の反発のため19日に延期し、その間銀行の休業を継続する方針。法案が否決されれば混乱に拍車がかかる恐れがある。

 キプロスは、不良債権で経営危機に陥った銀行救済のため、EUとIMFに支援を要請。支援を受ける見返りに預金者にも総額56億ユーロの負担を求めることでEU側と合意し、アナスタシアディス大統領は16日未明、10万ユーロ超の預金に9・9%、それ以下の預金に6・75%の税金を課す方針を決めた。

 だが、課税が伝わるとATMから預金を引き出す動きが広がった。ATMでの1日の引き出し額は制限されているものの、複数のATMでは現金が枯渇。現地報道によると、引き出し可能なATMを求めて預金者が殺到するなど、混乱が生じている。銀行が長期間封鎖されることへの懸念も引き出しに拍車をかけている模様だ。

 キプロス政府は当初17日に必要な法案を議決する予定だったが、議会にも反発が広がったため、議決をいったん18日午後に延期。10万ユーロ以下の預金課税を減免する修正案を提示したが調整が難航し、19日に議決を再延期した。19日に銀行業務を再開すると預金者が窓口に殺到することが予想されるため、国営放送は「銀行の休業を継続する」と報じている。アナスタシアディス大統領は「法案が否決されれば国内2大銀行は破綻する」と警告しているが、大統領の与党は少数派のため可否は不透明だ。

5947チバQ:2013/03/19(火) 23:11:48
http://mainichi.jp/select/news/20130320k0000m020061000c.html
キプロス:預金への一律課税などで混乱続く
毎日新聞 2013年03月19日 21時24分(最終更新 03月19日 22時11分)

 【ロンドン坂井隆之】預金への一律課税を巡って銀行の閉鎖が続いているキプロスは19日夕(日本時間20日未明)、課税に必要な法案の採決を議会で行う。政府は低額預金者の負担を減免する修正案を示して法案成立を目指しているが調整は難航しており、再度の延期の可能性もある。否決されれば欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)からの100億ユーロ(約1兆2300億円)の金融支援が困難になり、銀行破綻などの危機に発展しかねない。

 キプロスのアナスタシアディス大統領は、10万ユーロ以下の預金にも一律6.75%課税するとしていた当初の方針を転換し、税率を減免する方向で議会と調整している。ただ、EUとIMFは支援の条件としてキプロスの預金者に総額58億ユーロの負担を求めており、キプロス政府としては思い切った負担軽減策は難しい情勢だ。政府の報道担当者は19日のラジオ放送で「現状では可決は難しい」との見通しを示した。

 このためアナスタシアディス大統領は18日から19日にかけてドイツのメルケル首相と電話協議し、金融支援の増額を求めた模様だが、ユーロ圏側は「増額は現実的ではない」(フランス)との姿勢を崩していない。大統領は支援を巡ってロシアのプーチン大統領とも電話協議を行った模様で、ぎりぎりの調整が続いている。

 そもそもキプロスが破綻もしていない銀行の預金者から負担を求める異例の措置を取った背景には、ドイツなど支援国側の強い圧力がある。キプロスの銀行資産はロシアなど海外からの預金で国内総生産(GDP)の8倍に達し、ロシアの資金は約310億ドル(約2兆9450億円)あるとされる。不正なマネーロンダリング(資金洗浄)に使用されているとの疑惑も根強い。このためドイツは「安易な救済は納税者の理解を得られない」として、預金者の負担にこだわった。

 だが、課税によって自国の富裕層が大きな負担を迫られるロシアのプーチン大統領は18日、報道官を通じて「(課税は)不当で危険だ」と強い不満を表明した。法案修正には国際社会との調整も余儀なくされ、問題をさらに複雑にさせている。

 ◇キプロスとは…
 トルコの南の地中海東部に位置する島国。面積は四国の約半分で、74年のトルコの侵攻によって現在も北部がトルコによる実効支配を受けている。同地域を除く人口は86万人。04年にEUに加盟、08年にユーロを導入した。毎年200万人の旅行者が訪れる観光業と海運業に加え、法人税が10%とEUで最も低い税率であることなどから金融業が盛んで、国内の銀行資産は国内総生産の約8倍とEU平均の3.5倍を大きく上回る。09年のギリシャ債務危機で、ギリシャ国債を大量に保有していた銀行の経営が悪化したため、昨年6月にEUとIMFに支援を要請した。11年にはロシアからも支援融資を受けている。11年のGDP成長率は0.5%、失業率は7.4%。

5948チバQ:2013/03/19(火) 23:14:02
http://mainichi.jp/select/news/20130319k0000e030157000c.html
イスラエル:第3次ネタニヤフ政権発足 対イラン優先課題
毎日新聞 2013年03月19日 10時38分(最終更新 03月19日 10時53分)


記念撮影の後で、新政権の閣僚に話しかけるイスラエルのネタニヤフ首相(中央)とペレス大統領(中央左)=エルサレム2013年3月18日、AP
拡大写真 【エルサレム花岡洋二】イスラエル国会(定数120)は18日、ネタニヤフ首相が提出した組閣名簿を賛成多数で承認し、同氏の第3次政権が発足した。連立政権は右派と極右、中道の計4党・会派の68議席で構成される。核兵器開発疑惑のあるイランへの対処が優先課題となりそうだ。

 10年9月から中断しているパレスチナとの中東和平交渉を巡り、中道系2党が再開を求めているが、右派・極右政党は消極的で、進展は厳しい状況だ。

 ネタニヤフ首相は18日、国会で演説。イランの核兵器開発やレバノンのシーア派民兵組織ヒズボラのミサイル入手を念頭に「あらゆる手段を駆使し、敵対的組織の武装強化を阻止する」と宣言した。

 ネタニヤフ首相は、20日にイスラエルを訪問するオバマ米大統領との会談を控えている。会談では、イランによる核開発の「レッドライン(越えてはならない線)」が議題の中心となる見通しだ。

5949チバQ:2013/03/19(火) 23:15:46
http://mainichi.jp/select/news/20130319k0000e030181000c.html
イラク:虐殺・拷問史学んで…首都に旧政権人権侵害博物館
毎日新聞 2013年03月19日 11時29分(最終更新 03月19日 12時26分)


バグダッドの旧政権人権侵害博物館で、幼い子供の犠牲について説明するリヤド館長=2013年3月18日午後1時、小倉孝保撮影
写真特集へ 【バグダッド小倉孝保、秋山信一】イラクで旧政権による人権侵害の記録を残し、次世代に引き継ぐ取り組みが始まっている。人権省は昨年9月、虐殺や拷問の記録を集めた初の博物館を開き、小中学生らが見学に訪れている。フセイン政権崩壊から10年、旧政権の人権侵害も「歴史」になりつつある。

 旧政権人権侵害博物館はバグダッド中心部の通称「グリーンゾーン」(旧米軍管理区域)にある。フセイン政権(79〜03年)はクルド人やイスラム教シーア派教徒を中心に、反政府活動が疑われる者と家族を大量虐殺し、多くを生き埋めにした。03年4月9日の政権崩壊後にイラク全土で確認された大規模墓地は少なくとも180カ所。約50カ所が掘り起こされ、1カ所あたり数百〜数千の遺体が見つかっている。

 大規模墓地に関する展示では、遺体とともに掘り起こされた衣類やイスラム教の聖典コーラン、入れ歯、くし、スプーン、時計などの遺品が並べられている。子供用の小さな衣類やおしゃぶりも展示され、旧政権の徹底した虐殺の様子が伝わってくる。

 旧政権庁舎から押収された人権侵害の証拠書類も展示している。北部アンファルで起きたクルド人虐殺事件(88年)に関して「あらゆる生命の存在を許すな」と記された政府の命令書や、野党の弾圧、公務員と外国人との結婚を禁止するフセイン大統領自身の署名のある書類も展示されている。また、反政府活動家に対する拷問の様子を再現した人形の展示もある。

 女性館長のサバハ・リヤドさん(46)は「サダム(フセイン大統領)による恐怖政治はイラク史の一部です。あの時代に、どうやって市民が殺されたのかを次世代に知ってもらい、人権の大切さを感じてほしい」と話す。

 博物館には3月前半だけで約400人の子供たちが見学に来た。彼らの多くは自身の記憶にない残酷な歴史に恐怖の表情を浮かべるという。今後はグリーンゾーン外での別館建設や、移動博物館の計画もある。

5950チバQ:2013/03/19(火) 23:25:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130319/erp13031914460001-n1.htm
権威の指輪は金メッキ 質素好む新法王、伝統破り
2013.3.19 14:40 [欧州]

ローマ法王ベネディクト16世(当時)が就任式ではめた「漁師の指輪」=2005年4月(ロイター)
 【ローマ共同】ローマ法王庁(バチカン)報道官は18日、フランシスコ新法王が19日の就任ミサで身に着ける権威の象徴の指輪が伝統的な金製ではなく、金メッキを施した銀製であることを明らかにした。「質素な教会」を目指す法王が華美な印象を避けるために選んだとみられる。

 指輪は「漁師の指輪」と呼ばれ、キリストの弟子の聖ペテロなどが描かれてきた。聖書によると、ペテロは漁師だったが、キリストから「今から後、あなたは人間をとる漁師になる」と言われて弟子入りした。

 ペテロは初代法王となったため2代目以降の法王はペテロの後継者とされる。新たに選出された法王は、自身のためにつくられた新しい「漁師の指輪」を就任式で初めて身に着けるのが習わし。新法王が選んだのは、イタリア人彫刻家がデザインしたものという。

5951チバQ:2013/03/20(水) 22:56:08
http://mainichi.jp/select/news/20130321k0000m030089000c.html
イラク開戦10年:過熱する原油争奪戦
毎日新聞 2013年03月20日 22時49分

 米国の侵攻から10年を迎えるイラクが、オイルブームにわいている。フセイン政権時代、経済制裁のためほぼ手つかずになっていた膨大な油田の権益が、海外企業に開放され始めているためだ。テロの危険やインフラ整備の遅れなど課題は多く残るものの、50兆円規模とされるビジネスを狙って日本企業も相次いで再進出しており、国際的な争奪戦の様相になりつつある。【赤間清広、ロンドン坂井隆之】

 「イラクの原油が、世界のエネルギー市場の安定に貢献する」。昨年10月、国際エネルギー機関(IEA)は年次の見通しでイラクを特集し、その潜在力を高く評価した。

 イラクは世界5位の1430億バレルの原油埋蔵量を持つ。03年のイラク戦争で生産量は1日あたり130万バレルまで低下したが、12年には300万バレルに回復。IEAは35年には830万バレルまで拡大すると予測する。世界の需要は中国、インドなどの成長で35年までに540万バレル増えることが見込まれており、IEAチーフエコノミストのビロル氏は「イラクが世界の成長を支える供給拠点になる」と予測する。

 また、イラクの油田の位置は大半が確認済みで、米国のシェールガスのような高度な採取技術も必要ないため、採掘コストがシェールガスの4分の1〜10分の1程度で済む。原油市場関係者は「採掘コストの低い原油は世界でほぼ取り尽くされており、ほとんど手付かずのイラクの原油は極めて貴重だ」(英原油アナリスト)と指摘する。

 このため昨年5月までに4次にわたって実施された国際入札では、英BPなど欧米石油メジャーに加え、中国、ロシア、トルコ、マレーシアなど新興国企業も数十社が参戦。世界第2位の埋蔵量を持つルメイラ油田など、南部中心に12の油田を開発する権利が落札された。IEAは油田の開発や輸送のためのパイプライン建設などの関連投資全体で今後10年で5300億ドル(50兆3500億円)に達すると予測しており、各国企業がビジネスチャンスを求めて首都バグダッドなどに事務所開設を急いでいる。

 ただ、バグダッドをはじめテロが各地で頻発している上、外国人を狙った誘拐などの犯罪も多く、企業の警備コスト負担は大きい。電力供給や道路などのインフラも十分ではない上、資源開発も国有企業との合弁事業の形でしか認められておらず、政府の方針に左右されるリスクもある。民間調査団体イラク・エネルギー・インスティテュートのジャファー氏は「今後も生産を伸ばしていくためには、政府の汚職や官僚主義的な規制を改め、必要なインフラ投資を進めることが不可欠だ」と指摘する。

5952チバQ:2013/03/20(水) 22:56:23
◇日本も南部で6月までに生産開始
 政情不安で長く停滞していた日本企業のイラク進出が再び活発化しつつある。世界有数の石油資源に加え、戦争で荒廃した道路や発電所などインフラ需要が高まっているためで、商社各社が現地事務所を増強するなどビジネスが広がっている。

 日本企業は80年代まで、イラク国内で石油プラントの建設など積極的に事業を展開。しかし、湾岸戦争やイラク戦争の影響で拠点撤退が相次ぎ、低迷期が続いていた。

 日本企業の再進出が本格化したのは5年ほど前。イラク国内は、治安が徐々に改善してきたことに加え、原油の輸出で得た資金を国内のインフラ整備に注ぐことで経済成長を実現。自動車、日用品などの輸入も急増しており、中東有数の消費市場としても存在感を増している。

 イラク国内では現在、日本企業が参画する複数の資源・インフラビジネスが進行中。資源開発大手の石油資源開発は、イラク南部のガラフ油田での商業生産を6月までに開始する。日本の自主開発油田としては、イラク戦争後初の原油生産で、同社は1日最大23万バレルの生産を予定している。国内の石油消費量の5%程度を賄える規模で、原発の操業停止で火力発電需要が高まる中、燃料の安定供給につながると期待されている。

 三菱商事も英・オランダ国際石油資本(メジャー)ロイヤル・ダッチ・シェルと合弁で、天然ガスの回収事業に着手中だ。イラク南部にある三つの油田で原油生産時に出るガスを集め、液化石油ガス(LPG)などに再処理する計画で、近く操業がはじまる。

 市場開拓に向けた動きも出はじめた。日本貿易振興機構(ジェトロ)は昨年11月、イラク最大の国際見本市に89年以来、23年ぶりとなる日本パビリオンを出展、日本製品の品質の高さをアピールした。

 ただ、イラク国内では依然、一部でテロなどが頻発しており「警備会社と契約するなど相応の安全対策を講じる必要がある。現地スタッフや地元企業を通じたビジネスをしているケースが多く、日本人の常駐者はまだ少ない」(ジェトロ)。いち早く現地に進出している欧米勢や中国、韓国企業に先行を許しているのが実情だ。

5953チバQ:2013/03/20(水) 22:56:41
http://mainichi.jp/select/news/20130321k0000m020088000c.html
欧州債務問題:キプロス預金課税法案否決で再燃の兆し
毎日新聞 2013年03月20日 22時42分

 キプロス議会が19日、ユーロ圏からの金融支援の条件だった預金課税法案を否決したことで、欧州債務問題への懸念が再燃しはじめた。同日のニューヨーク外国為替市場では、円相場が一時、約2週間ぶりの円高・ユーロ安水準となる1ユーロ=121円台をつけるなど、安全資産とされる円が買われた。市場関係者は「問題解決が遅れれば、さらにユーロが売られ、世界的な株安や円高が進みかねない」と警戒している。

 ニューヨーク外国為替市場の円相場は19日午後5時現在、前日比77銭円高・ユーロ安の122円55〜65銭だった。株式市場のダウ工業株30種平均は、住宅着工件数が市場の予想より良かったことが好感されたが、「キプロスの不安が水を差して上値が重くなった」(外国銀行)ことで小幅の反発にとどまり、前日比3.76ドル高の1万4455.82ドルで取引を終えた。

 ユーロ圏は、財政再建を進めるキプロスに最大100億ユーロの金融支援をする条件として預金課税などを求めていた。キプロス議会の法案否決で、キプロス国内の全銀行の休業が続くなど、金融不安が増す恐れも出てきた。

 キプロスの国内総生産(GDP)はユーロ圏全体の0・2%程度と小さいが、心配されるのは同じユーロ圏内で債務問題を抱えるスペインやイタリアなどへの不安の拡大だ。BNPパリバ証券の中空麻奈(なかぞらまな)チーフクレジットアナリストは、今回の否決で日米など世界的に続いていた株高が一服する可能性があるといい、「キプロス問題の解決が遅れればスペインやイタリアでの銀行預金の流出などに波及しかねず、問題が深刻化してしまう」と指摘している。【竹地広憲】

5954チバQ:2013/03/20(水) 23:08:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130320/asi13032022170001-n1.htm
レイプ事件相次ぐインド 厳罰後も後絶たずデモ大規模化
2013.3.20 22:12 (1/2ページ)[アジア・オセアニア]

スイス人の女性旅行者への集団レイプ事件に絡み、インド中部マディヤプラデシュ州ダティアの裁判所に出廷する容疑者6人(ロイター)
 インド中部マディヤプラデシュ州で今月15日、夫と旅行中だったスイス人の女性旅行者(39)が集団レイプされた事件で18日、事件に関与したとされる容疑者6人が州内ダティア地区の裁判所に出廷した。インドでは昨年12月、首都ニューデリーで女子学生がバス内で男6人に集団レイプされ死亡する事件が発生して以来、凶悪なレイプ事件が各地で頻発。レイプ犯に死刑を適用する刑法改正も実施したが、凶悪な性犯罪が減る気配は一向にない…。(SANKEI EXPRESS)

 「われわれは法と秩序の崩壊に抗議します。わが州は強制売春や女性に対する犯罪の最多発生国となっています」

 今回の集団レイプ事件が起きたマディヤプラデシュ州の野党議員は、18日に開いた抗議集会でこう怒りを露わにし、警察・司法行政などの責任者である州内務相の辞任を要求した。

 この州では今年1月、休暇で観光に来ていた韓国人の女子学生が、宿泊先のホテルのオーナーの息子にレイプされ違法薬物を投与される事件が起きたばかりだ。

 米CNN(電子版)やフランス通信(AFP)、米国際報道サイト、グローバル・ポストなどによると、この日、顔を黒い布で隠し、出廷した6人の男性は地元部族の出身で20歳〜25歳の若者だ。内訳は5人が20代の農業従事者で、残る1人(19)は17日、隣の州で一晩拘束された後、裁判所があるダティア地区に身柄を移されていた。

 地元警察の説明では、集団レイプの罪で起訴されるのは4人のみで、有罪になれば10年以上の禁錮刑が科される。残り2人については被害者が「犯行現場にいただけ」と証言したため罪に問われないという。

 しかし6人は、被害者とその夫(30)からノートパソコンや携帯電話、現金1万ルピー(約1万8000円)を奪った「強盗罪」で全員起訴される。

 凶悪な事件に遭遇したスイス人夫婦は2月にインド入りし、北部の観光地タージ・マハルなどを訪問した後、自転車でこの州を旅行中の15日、森の中でキャンプしていた際、集団レイプの被害に遭った。現地メディアは犯人たちのうち1人は散弾銃で武装していたと報じた。被害者夫婦は治療を受け、現在、ニューデリーで大使館が保護している。

 多発する凶悪レイプ事件を受け、政府の対策の甘さを糾弾する抗議デモが大規模化するなか、事態を重視したプラナブ・ムカジー大統領(77)は今月3日、レイプ犯罪の最高刑を死刑にするなど性犯罪に厳罰を科す刑法改正の政令に署名。新法が施行された。

 新法では、レイプ犯罪の最低刑期をこれまでの7年から20年に引き上げたほか、被害者を殺害したり、意識不明の状態にしたケースで死刑を適用する。さらに、近年増えるストーカー罪なども新設した。

 とはいえ欧米では、インド社会に根強く残る家父長制と女性蔑視に原因があると指摘するメディアもあり、厳罰化の効果を疑問視する声も少なくない。実際、AFPによると、一昨年のインドでのレイプ事件2万4206件中、有罪はわずか26%だったという。

5955チバQ:2013/03/20(水) 23:09:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130320/erp13032013590003-n1.htm
「ベール」で解雇は無効 仏最高裁
2013.3.20 13:56
 フランスの破棄院(最高裁)は19日、パリ郊外の私立保育園で2008年にイスラム教徒のベールを勤務中に着用したことを理由に女性保育士が解雇されたことについて「信仰を理由にした差別」とし、解雇処分を無効とする決定を下した。フランス公共ラジオなどが伝えた。

 一審の労働裁判所と二審の控訴院は、公共の場所に宗教色のあるものを持ち込んではならないという原則を理由に処分は正当としていた。しかし破棄院は、民間企業などではこの原則に基づいて従業員を処分することはできないとの判断を示した。

 フランスは憲法で政教分離をうたっており、公共の施設を「非宗教」とする原則が重視されている。バルス内相は決定に対し「政教分離の原則を問題視することになり残念だ」と話した。(共同)

5956チバQ:2013/03/20(水) 23:32:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130320-35029749-cnn-int
バングラデシュのラーマン大統領が死去
CNN.co.jp 3月20日(水)21時26分配信

(CNN) バングラデシュのジルル・ラーマン大統領が20日、シンガポールの病院で死去した。

ラーマン大統領は今月10日、肺感染症の治療のため同病院に入院していた。

バングラデシュは議会民主制で、大統領は象徴的な存在とされている。

5957チバQ:2013/03/20(水) 23:53:33
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013032000512
極右政党の非合法化を支持=ドイツ政府
 【ベルリン時事】ドイツ政府は20日の閣議で、外国人排斥や反ユダヤ主義を掲げる極右の国家民主党(NPD)の非合法化を支持する方針を決めた。
 州政府代表で構成する連邦参議院(上院)は昨年12月、NPDの非合法化を連邦憲法裁判所に申請することを決めた。フリードリヒ内相は記者団に対し、情報を提供し、非合法化に向けて協力する考えを示した。(2013/03/20-22:47)

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5958チバQ:2013/03/21(木) 19:50:58
http://mainichi.jp/select/news/20130321mog00m030006000c.html
イラクは今:イラク戦争開戦10年 「侵略の日、記念にならぬ」 テロ恐れ、聖廟は閑散
2013年03月21日


イラクの首都バグダッド・カドミヤ地区のイスラム教シーア派聖廟。19日の連続爆発事件の影響で、モスク前の人通りは普段のわずか「1、2割」(地元の人)だった=2013年3月19日、秋山信一撮影
拡大写真 【バグダッド小倉孝保、秋山信一】死傷者250人以上を出したバグダッドの多発爆弾テロ現場の一つカドミヤ地区を19日夜(日本時間20日未明)、訪れた。普段夜中まで参拝客で混雑するイスラム教シーア派の聖廟(せいびょう)周辺は閑散としていた。イラク戦争開戦から20日で10年。市民は続くテロに怒りを強める。

 カドミヤ地区のシーア派聖廟近くには礼拝者用の大型駐車場が多いが、自動車爆弾を警戒し閉鎖。聖廟に向かう通りの入り口の検問所には過去の爆弾テロで犠牲になった兵士の遺影が掛かっている。

 聖廟への大通りに入っても人影はまばら。チャイ(紅茶)売りのムルタダさん(22)は「人通りは普段の1、2割。商売あがったりさ」と嘆いた。

 カドミヤ地区にあるのはバグダッドで最も有名なシーア派聖廟で、イランからも巡礼に訪れる人が多い。聖廟前通りの両側には飲食店や土産物屋が並ぶが、従業員は暇をもてあまし活気はない。

 聖廟の前にも大型検問所があり、携帯電話やカメラの持ち込みは禁止。治安責任者のウサム・ジェイサニさん(32)は、連続テロについて、「テロは憎しみをあおりイラクを分裂させようとする過激派の仕業。許せない」と語気を強めた。

 イラクでは4月に地方議会選挙が予定されていたが、政府は19日、安全が確保できないとしてスンニ派が多い北西部2州で選挙を最大6カ月延期すると発表。シーア派閣僚の一部は治安政策に抗議して閣議をボイコットすることを決めた。

 20日、イラクでは特別な行事は行われなかった。市民にとりフセイン政権からの解放に当たる「4月9日」こそ祝うべき日との考えがあるためだ。警官のオマム・ムハンマドさん(33)は言う。「3月20日は侵略された日。記念にはならない」

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5959チバQ:2013/03/21(木) 19:54:12
http://mainichi.jp/select/news/20130321ddm008020046000c.html
イラク:原油、争奪戦 豊富な埋蔵量、採掘コスト低く
毎日新聞 2013年03月21日 東京朝刊

 米国の侵攻から10年を迎えるイラクが、オイルブームにわいている。フセイン政権時代、経済制裁のためほぼ手つかずになっていた膨大な油田の権益が、海外企業に開放され始めているためだ。テロの危険やインフラ整備の遅れなど課題は多く残るものの、50兆円規模とされるビジネスを狙って日本企業も相次いで再進出しており、国際的な争奪戦の様相になりつつある。【赤間清広、ロンドン坂井隆之】

 「イラクの原油が、世界のエネルギー市場の安定に貢献する」。昨年10月、国際エネルギー機関(IEA)は年次の見通しでイラクを特集し、その潜在力を高く評価した。

 イラクは世界5位の1430億バレルの原油埋蔵量を持つ。03年のイラク戦争で生産量は1日あたり130万バレルまで低下したが、12年には300万バレルに回復した。IEAは35年には830万バレルまで拡大すると予測する。世界の需要は中国、インドなどの成長で35年までに540万バレル増えることが見込まれており、IEAチーフエコノミストのビロル氏は「イラクが世界の成長を支える供給拠点になる」と予測する。

 また、イラクの油田の位置は大半が確認済みで、米国のシェールガスのような高度な採取技術も必要ないため、採掘コストがシェールガスの4分の1〜10分の1程度で済む。原油市場関係者は「採掘コストの低い原油は世界でほぼ取り尽くされており、ほとんど手付かずのイラクの原油は極めて貴重だ」(英原油アナリスト)と指摘する。

 このため昨年5月までに4次にわたって実施された国際入札では、英BPなど欧米石油メジャーに加え、中国、ロシア、トルコ、マレーシアなど新興国企業も数十社が参戦。世界第2位の埋蔵量を持つルメイラ油田など、南部中心に12の油田を開発する権利が落札された。IEAは油田の開発や輸送のためのパイプライン建設などの関連投資全体で今後10年で5300億ドル(50兆3500億円)に達すると予測しており、各国企業がビジネスチャンスを求めて首都バグダッドなどに事務所開設を急いでいる。

 ただ、バグダッドをはじめテロが各地で頻発している上、外国人を狙った誘拐などの犯罪も多く、企業の警備コスト負担は大きい。電力供給や道路などのインフラも十分ではない上、資源開発も国有企業との合弁事業の形でしか認められておらず、政府の方針に左右されるリスクもある。

 民間調査団体イラク・エネルギー・インスティテュートのジャファー氏は「今後も生産を伸ばしていくためには、政府の汚職や官僚主義的な規制を改め、必要なインフラ投資を進めることが不可欠だ」と指摘する。

5960チバQ:2013/03/21(木) 19:54:23
 ◇日本は6月生産開始 安全対策、なお重い負担
 政情不安で長く停滞していた日本企業のイラク進出が再び活発化しつつある。世界有数の石油資源に加え、戦争で荒廃した道路や発電所などインフラ需要が高まっているためで、商社各社が現地事務所を増強するなどビジネスが広がっている。

 日本企業は80年代まで、イラク国内で石油プラントの建設など積極的に事業を展開。しかし、湾岸戦争やイラク戦争の影響で拠点撤退が相次ぎ、低迷期が続いていた。

 日本企業の再進出が本格化したのは5年ほど前。イラク国内は、治安が徐々に改善してきたことに加え、原油の輸出で得た資金を国内のインフラ整備に注ぐことで経済成長を実現。自動車、日用品などの輸入も急増しており、中東有数の消費市場としても存在感を増している。

 イラク国内では現在、日本企業が参画する複数の資源・インフラビジネスが進行中。資源開発大手の石油資源開発は、イラク南部のガラフ油田での商業生産を6月までに開始する。日本の自主開発油田としては、イラク戦争後初の原油生産で、同社は1日最大23万バレルの生産を予定している。国内の石油消費量の5%程度を賄える規模で、原発の操業停止で火力発電需要が高まる中、燃料の安定供給につながると期待されている。

 三菱商事も英・オランダ国際石油資本(メジャー)ロイヤル・ダッチ・シェルと合弁で、天然ガスの回収事業に着手中だ。イラク南部にある三つの油田で原油生産時に出るガスを集め、液化石油ガス(LPG)などに再処理する計画で、近く操業がはじまる。

 市場開拓に向けた動きも出はじめた。日本貿易振興機構(ジェトロ)は昨年11月、イラク最大の国際見本市に89年以来、23年ぶりとなる日本パビリオンを出展、日本製品の品質の高さをアピールした。

 ただ、イラク国内では依然、一部でテロなどが頻発しており「警備会社と契約するなど相応の安全対策を講じる必要がある。現地スタッフや地元企業を通じたビジネスをしているケースが多く、日本人の常駐者はまだ少ない」(ジェトロ)。いち早く現地に進出している欧米勢や中国、韓国企業に先行を許しているのが実情だ。

5961チバQ:2013/03/21(木) 19:56:12
http://mainichi.jp/select/news/20130321ddm007030105000c.html
ケニア大統領選:民族対立はらむ 07年1000人超死亡/今回混乱少なく
毎日新聞 2013年03月21日 東京朝刊

 ◇07年「報復連鎖」1000人超死亡 今回「和解が成立」混乱少なく
 東アフリカ・ケニアの大統領選は9日、ウフル・ケニヤッタ副首相(51)の当選が発表された。だが、接戦を演じたライラ・オディンガ首相(68)の陣営は、開票結果の改ざんの疑いなどを指摘して最高裁に提訴した。ケニアでは07年の前回大統領選直後に開票結果への不満から大暴動が発生し、1000人以上が死亡。今回も最高裁の裁定次第では混乱する可能性がある。前回はなぜ暴動が起きたのか。今回の違いは何か。答えを求めて、多数の犠牲者が出た地域を訪ねてみた。【ケニア西部リフトバレー州で服部正法】

 首都ナイロビから車で5時間近く、リフトバレー州西部の主要都市エルドレットに近いキアンバ村。穏やかな田園地帯で、激しい暴力の現場だったと想像するのは難しい。

 07年の選挙では、中間開票結果でオディンガ氏が現職のムワイ・キバキ大統領を大差でリード。ところが最終的にキバキ氏の当選が発表され、混乱が始まった。オディンガ氏の出身民族ルオ人がキバキ氏の出身民族キクユ人を襲撃し、報復の連鎖が拡大。60万人以上が避難民になった。

 キアンバ村では、最終結果発表の2日後の08年1月1日、キクユ人が避難していたキリスト教会に、オディンガ氏支持のカレンジン人が放火し、女性や子供を含む30人以上が焼死した。跡地には犠牲者を弔う木製の十字架が並ぶ。

 両民族対立の背景には、選挙とは別の複雑な事情もあった。

 ケニアは44民族からなる多民族国家で、キクユ人は人口の22%を占める最大民族。だが、エルドレット周辺は元々カレンジン人の集住地域だった。キクユ人のジョモ・ケニヤッタ初代大統領(故人)は独立後、白人農場主が所有していた土地に、多数のキクユ人を入植させた。得られると思っていた土地を取り上げられた形のカレンジン人側には、今も不満がくすぶる。

 キアンバ村のキクユ人農家、デビッド・キヌチアさん(40)はカレンジン人の攻撃について「土地問題が大きな要因。カレンジン人は『キバキが当選しようがしまいが、キクユ人を追い出す』と選挙前から警告し、武器も豊富に備えていた」と話す。事実なら、選挙に乗じた計画的襲撃と言える。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチも、地域指導者が計画・扇動し、武器購入資金を提供した疑いを指摘する。

 だが、カレンジン人側の言い分は全く違う。キアンバ村周辺に住む40代の男性と30代の妻は「同胞が襲撃される映像をテレビで見て怒り、やり返したのだと思う。土地問題とは関係ないし、武器が配られたこともない」。

 それでも、今回の大統領選については「対立はもはやない」との見方で両民族は一致する。ケニヤッタ氏はケニヤッタ初代大統領の息子。副大統領候補のウィリアム・ルト氏(46)はカレンジン人。共闘関係ができ一時的な「和解」が成立したとも言える。

 さらに、各候補者らが平和な選挙の実施を訴えたことも奏功したようだ。キクユ人のジョイス・ヌジェリさん(37)は「指導者同士の和解を見て、緊張は静まった」。カレンジン人のダンカン・キプロノさん(20)も同意見だ。

 ケニアでは、政治指導者の一般市民に対する影響力が強い。今回の選挙結果が出た9日、敗北したオディンガ氏を支持するルオ人が多い西部キスムでは、不満を持った支持者らが投石を始め、警官隊が催涙ガス弾を発射したが、事態は一転して収束。直後に会見したオディンガ氏が、冷静な対応を訴えたためと現地では見られている。

 だが、民衆が指導者に追従しやすい状況は、裏を返せば、指導者の扇動的な発言で火がつく危険性をはらんでいる。

5962チバQ:2013/03/21(木) 22:20:04
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130321/asi13032115450002-n1.htm
一騎打ちのはずが…低支持率のギラード首相が留任へ
2013.3.21 15:42

オーストラリアのギラード首相
 オーストラリアのラッド前首相は21日、同日実施予定の与党労働党の党首選に立候補しない考えを表明した。党首選は現党首のギラード首相とラッド氏の一騎打ちになるとみられていたが、他に立候補者がいなかったため、ギラード氏が党首の座を維持し、首相にとどまることになった。

 労働党内では、低支持率に苦しむギラード氏への不満が噴出。同氏は21日、ラッド氏陣営の圧力に押される形で党首選実施に踏み切る考えを示していた。

 しかし、ラッド氏は圧倒的支持が得られていないとして出馬を辞退。党内に決定的な亀裂が入る事態は避けられたが、9月の総選挙を控え、党内に火種がくすぶっていることも浮き彫りにした。(共同)

5963チバQ:2013/03/21(木) 22:20:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130321/erp13032120200005-n1.htm
IMFトップの職権乱用疑惑が再燃、仏財務相時代の容疑で家宅捜索
2013.3.21 20:14

IMFのラガルド専務理事(AP)
 【ワシントン=柿内公輔】国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事の“古傷”が再燃した。フランスの司法当局は20日、仏財務相時代の職権乱用疑惑でラガルド氏のパリの自宅を捜索。ラガルド氏は潔白を訴え、IMFも「身体検査」に問題はなかったとするが、波紋を広げそうだ。

 捜索を報じた欧米メディアによると、ラガルド氏は仏財務相時代の2007〜08年に、仏実業家が元国営銀行クレディ・リヨネを相手取り株式投資の損失補填(ほてん)を求めた訴訟に不正に介入し、実業家に有利な調停に導いた疑いが持たれている。

 ラガルド氏の弁護人は「犯罪行為に関与していないことが(捜索で)はっきりするはず」と強気だ。ただ、当局は職権乱用疑惑が強まり捜索に踏み切ったとされる。最近は捜査の動静がほとんど伝えられず、疑惑が沈静化した感もあったが、ラガルド氏の身辺がまた騒がしくなりそうだ。

 ワシントンが本部のIMFにも動揺が広がった。ライス報道官は要請したメディアにのみ声明を配布。「理事会は、専務理事の選出前に(疑惑を)協議し、職責を果たせると確信した」と強調するが、事件については、「当局が捜査中で、コメントすることは不適切」と歯切れが悪い。

 前専務理事の不祥事で就任したラガルド氏は、IMF改革に取り組んでいる最中。IMFはキプロスの金融不安など欧州債務危機への対応に積極的にかかわり、来月には総会も控える。あるIMF関係者は「“長期戦”を覚悟している」とこぼすが、トップが抱え込む火種に周囲がおびえる状況が続きそうだ。

5964チバQ:2013/03/21(木) 22:39:39
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MJWBXP6S972I01.html
インド与党会派DMK、連立政権離脱へ−シン首相には痛手
  3月19日(ブルームバーグ):インドのシン首相率いる連立政権を支えてきたドラビダ進歩同盟(DMK)が、同政権への支持を撤回すると発表した。スリランカの戦争犯罪問題をめぐる対立が原因。1年後に総選挙を控えたシン政権にとっては痛手となる。

連立与党9会派のうちの1つであるDMKは定員545人の下院で18議席を占める。DMKの連立離脱に伴い、シン政権は過半数に44議席足りなくなる。DMKが基盤とするインド南部の州はスリランカのタミル人と文化・宗教的な結び付きがある。

5965チバQ:2013/03/22(金) 19:45:19
http://mainichi.jp/select/news/20130322dde007020002000c.html
キプロス:銀行再編で財源調達 分割・合併法案、議会提出へ
毎日新聞 2013年03月22日 東京夕刊

 【ニコシア(キプロス)坂井隆之】金融危機に陥っているキプロス政府は21日、政府が銀行に対して会社の分割や合併を命令できる銀行再編法案を議会に提出する方針を決めた。経営危機が深刻化している国内第2位のライキ銀行の不良資産を切り離して別の組織に移し、残った優良部門を首位のキプロス銀行に吸収させる方針とみられる。これにより、ライキ銀の救済費用を圧縮することを目指す。

 また、キプロス議会各党は同日、国有資産の売却益などを活用した金融危機克服のための基金「連帯基金」の設立で合意。同国政府は再編法による銀行救済コスト圧縮と併せて、欧州連合(EU)などが同国支援の条件としている銀行預金者への課税に代わる財源調達策としたい考えだ。

 キプロス支援をめぐっては、欧州中央銀行(ECB)が21日、同国が25日までにEUや国際通貨基金(IMF)と支援策で合意できなければ、同国の銀行への緊急融資を打ち切ると通告。ECBの融資支援無しには、同国の銀行の多くが即座に破綻する恐れがある。

 銀行再編法案について、キプロス中央銀行のデメトリアデス総裁は「ライキ銀行の破綻を回避するためのものだ」と説明している。しかし、労働条件の悪化などを懸念する銀行の労働組合員ら約1000人が21日夜、議会前に詰め掛け、銀行再編に反対する抗議活動を展開。警官隊と衝突するなど混乱している。

5966チバQ:2013/03/22(金) 22:38:44
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013032200684
ギラード豪政権、3閣僚が辞意表明=党内不和露呈

21日、キャンベラで、党首続投を決め記者会見するオーストラリアのギラード首相(AFP=時事) 【シドニー時事】オーストラリアのギラード政権の3閣僚が22日、党首交代論をめぐる問題から辞意を表明した。いずれもラッド前首相の支持派。9月の総選挙を前に支持率が低迷する与党労働党内で、ギラード派とラッド派の亀裂が露呈する形となった。
 辞任したのはファーガソン資源・エネルギー相兼観光相、ボーウェン高等教育・技能・科学・研究相、カー福祉担当閣外相の3人。
 労働党内には、選挙への危機感から、ギラード首相に代えてラッド氏への党首交代を求める声が根強い。21日には党の重鎮クリーン地域開発・地方行政相兼芸術相が党首交代論に決着をつけようと党首選を要求するに至った。
 ギラード首相はすぐさまこれに応じたが、ラッド氏は「過半数の支持が得られる状況にない」と判断、出馬を見送り、ギラード首相は対抗馬のいない状況で難なく続投を決めた。クリーン氏は21日のうちに罷免された。(2013/03/22-16:23)

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5967チバQ:2013/03/22(金) 22:54:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130321/mds13032123390005-n1.htm
クルド指導者が武装闘争放棄宣言 トルコ政府との30年ぶりの抗争終結に期待 
2013.3.21 23:35

オジャラン受刑者(ロイター=共同)
 【カイロ=大内清】クルド人国家の樹立を求めてトルコ政府に対する武装闘争を展開してきたクルド労働者党(PKK)の指導者アブドラ・オジャラン氏(国家反逆罪などで服役中)は21日、獄中から声明を出し、武装闘争の放棄とPKKメンバーのトルコ領内からの退去を宣言した。トルコのギュレル内相は同宣言を歓迎。29年続いたPKKとトルコ政府との抗争終結につながる期待が高まっている。

 オジャラン氏の声明は、トルコ南東部ディヤルバクルで行われたクルド人の新年を祝う集会で、数十万人を前に読み上げられた。その中でオジャラン氏は「武器ではなく政治の段階にきた」と述べ、今後は合法的にクルド人の権利拡大などを目指す考えを表明した。

 PKKは1978年にオジャラン氏が創設し84年から武装闘争を開始、政府軍との戦闘やテロでこれまでに4万人以上が死亡している。オジャラン氏は99年に拘束されて死刑判決を受け(後に終身刑に減刑)、現在はマルマラ海の刑務所に収監されている。

 トルコからの報道によると、昨年以降、同国の情報機関とオジャラン氏との間で和解交渉が本格化。エルドアン首相は今後、クルド人の権利拡大に向けた憲法改正などの動きを加速させるとみられる。

 ただ、PKKとの和解については、国内の保守層の反発が強く、最近は与党・公正発展党に対する襲撃事件なども起きている。武装解除が順調に進むかなど不透明な部分も多い。トルコのイスタンブールは2020年夏季五輪開催を東京などと争っている。

5968チバQ:2013/03/22(金) 22:57:35
http://mainichi.jp/select/news/20130322dde007020002000c.html
キプロス:銀行再編で財源調達 分割・合併法案、議会提出へ
毎日新聞 2013年03月22日 東京夕刊

 【ニコシア(キプロス)坂井隆之】金融危機に陥っているキプロス政府は21日、政府が銀行に対して会社の分割や合併を命令できる銀行再編法案を議会に提出する方針を決めた。経営危機が深刻化している国内第2位のライキ銀行の不良資産を切り離して別の組織に移し、残った優良部門を首位のキプロス銀行に吸収させる方針とみられる。これにより、ライキ銀の救済費用を圧縮することを目指す。

 また、キプロス議会各党は同日、国有資産の売却益などを活用した金融危機克服のための基金「連帯基金」の設立で合意。同国政府は再編法による銀行救済コスト圧縮と併せて、欧州連合(EU)などが同国支援の条件としている銀行預金者への課税に代わる財源調達策としたい考えだ。

 キプロス支援をめぐっては、欧州中央銀行(ECB)が21日、同国が25日までにEUや国際通貨基金(IMF)と支援策で合意できなければ、同国の銀行への緊急融資を打ち切ると通告。ECBの融資支援無しには、同国の銀行の多くが即座に破綻する恐れがある。

 銀行再編法案について、キプロス中央銀行のデメトリアデス総裁は「ライキ銀行の破綻を回避するためのものだ」と説明している。しかし、労働条件の悪化などを懸念する銀行の労働組合員ら約1000人が21日夜、議会前に詰め掛け、銀行再編に反対する抗議活動を展開。警官隊と衝突するなど混乱している。

5969チバQ:2013/03/23(土) 11:17:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130323/mds13032308480002-n1.htm
レバノン首相が辞任発表 シリア情勢が波及
2013.3.23 08:47 [政変・反政府デモ]

ベイルートで辞任を発表するレバノンのミカティ首相=22日(AP)
 レバノンのミカティ首相が22日、ことし6月に予定される総選挙に向けた選挙法改正などをめぐる国内対立を理由に、辞任すると発表した。

 レバノンは歴史的にシリアの強い影響下にあり、レバノンの親、反シリア勢力の対立激化が辞任の背景にあるとみられる。(共同)

5970チバQ:2013/03/23(土) 11:26:58
http://mainichi.jp/select/news/20130323k0000e030200000c.html
パキスタン:ムシャラフ前大統領が帰国へ 総選挙参加で
毎日新聞 2013年03月23日 11時15分

 【ニューデリー杉尾直哉】パキスタンの前大統領で事実上国外亡命中のペルベズ・ムシャラフ氏(69)は22日、パキスタン総選挙(5月11日投票)に参加するため今月24日に帰国する考えを表明した。ムシャラフ氏を支持する政党「全パキスタン・イスラム教徒連盟」が、「国の繁栄のためにもう一度仕事をしたい」とのムシャラフ氏のビデオメッセージを公表した。

 これに先立ち、南部カラチの高裁は22日、ブット元首相暗殺事件(07年)などでムシャラフ氏に出されている3件の逮捕命令を10日間猶予する決定を出した。帰国後、即逮捕を避けたいムシャラフ氏側が不逮捕を申請し、認められた。ムシャラフ氏は今後、裁判所の出廷命令に応じ、無罪を主張する構えだ。

 だが、高裁決定を最高裁が覆す可能性があるほか、米国の「対テロ戦争」に協力してきたムシャラフ氏が、国内の武装勢力に暗殺される危険もある。パキスタン国民の多くはムシャラフ氏を「過去の人」とみており、選挙への影響力は限定的との観測が強い。

5971チバQ:2013/03/23(土) 11:28:44
http://mainichi.jp/select/news/20130323ddm008020096000c.html
キプロス:銀行閉鎖 現金払底、街覆う不安 相次ぐ休業 「まるで戦時」
毎日新聞 2013年03月23日 東京朝刊

 【ニコシア(キプロス)坂井隆之】16日から銀行閉鎖が続くキプロスでは、市民の我慢は限界に近づきつつある。首都ニコシアの中心市街地は、人の通りもまばらで、資金繰りを絶たれてシャッターを閉ざした店舗も目立つ。経済の血液である金融が停止した街は、じわじわと破綻に向けて追い込まれているようにも見える。

 「ユーロに加入したら全て良くなると言われたが全部うそだった。ドイツのいいなりになるのはもうたくさんだ」。ニコシアの目抜き通り「リドラス通り」でみやげ物店を営むトロコーディスさん(42)は閑散とした店内で、力なく語った。

 経営悪化の銀行が融資を絞り込んだため、通りにあった店舗はこの数カ月で次々に閉店。大手銀行に勤めるトロコーディスさんの妻も数カ月前に解雇されたといい、店でも5人ほどいた店員を1人に減らした。銀行閉鎖後は客足がほとんど途絶え、「状況は悪くなる一方だ。明日どうなるのか誰にもわからない」と首を振った。

 銀行店舗に併設の現金自動受払機(ATM)には、十数人の列ができていた。1日あたり数百ユーロ(数万円)の引き出しが可能だが、現金が底を突き停止中のATMが目立つ。公共事業がストップし現在失業中という建築士のエムレさん(36)は、「みんな不安なので現金を手元に置きたい。使うのも怖いので、ひたすら家でニュースを見たり仲間と電話で情報交換したりしている。まるで戦争だ」と暗い表情で話した。

 ニコシア市内では銀行閉鎖で手形の決済や送金も不可能となったため、大半の企業が休業し、車通りも激減している。「現金が無ければ仕入れもできない」(雑貨店の女性)と商品を投げ売り同然に値引きする商店も多い。ガソリンスタンドは20日から、クレジットカード使用お断りの掲示を出した。業界は「手形での取引ができないので、現金が必要。ガソリンの供給は十分行われている」(ガソリンスタンド協会)と強調するが、電気やガス供給を全て海外に頼るキプロスでは、エネルギー途絶への不安も広がっている。

 キプロス政府は小口の預金も含めて全預金者に課税するとしていた方針を撤回し、銀行の再編や国有財産の売却で欧州連合(EU)などの支援の条件である58億ユーロの自前資金を賄う方針。議会の了承を取り付け、国家の破綻をぎりぎりで回避したい考えだ。だが、国内2位の大手行が破綻処理されるとのうわさから、21日夜には労働組合員ら1000人が議会に押し寄せ、武装警官隊ともみあいになるなど混乱は拡大した。

 プラカードを手に抗議に参加した銀行員の男性(46)は「銀行閉鎖以来、何の情報も与えられず家に待機している。政府がやろうとしているのは3000人の新たな失業者を作ることだ」と怒りをぶちまけた。

 欧州では「このままでは信用不安が域内に広がる。一刻も早い収束が必要だ」(欧州銀行連盟のクラウセン会長)と危機感が強まっている。国内最大手のキプロス銀行は21日、「(政府の)次の行動が、救済か破滅かを決める」との声明を出し、支援策の早期の決定を求めた。

5972チバQ:2013/03/23(土) 11:30:51
http://mainichi.jp/select/news/20130323ddm007030152000c.html
中露首脳会談:中国、露と蜜月演出 力関係変化、思惑に違い
毎日新聞 2013年03月23日 東京朝刊

 中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は22日の会談で、戦略的パートナーシップの強化をアピールした。中露は「数世紀にわたる歴史で最良の関係にある」(プーチン大統領)とされ、習主席の初外遊という機会を利用して両国の「蜜月ぶり」を演出した形だ。ただ、中国の台頭に伴う力関係の変化もあり、利害や思惑の違いも見え隠れしている。

 ◆中国

 ◇失点防ぎ成果強調
 「私たちはいつも打ち解けた態度でお互いに接しているという印象がある。性格が合っている。我々は良い友人だ」。22日のプーチン氏との首脳会談。国家主席に選出されてから約1週間でロシア訪問を果たした習氏は、副主席時代に2回会っているプーチン氏への個人的な親しみを込めながら両国関係の良好さをアピールした。ただ、表情はややこわ張っていた。

 尖閣諸島の問題や南シナ海の領有権問題などで日米は今後も中国と対立することが確実だが、ロシアは「(シリアなど)合法的な政権の転覆に反対するなど重要問題での見解が同じか近い」(上海交通大学の王少普教授)。訪露は「東と南の海に出たい中国に北(ロシア)と難題を抱える余裕はなく、ロシアとの関係を確実なものにして日米に臨むためでは」(日中関係筋)との見方が強い。

 外遊先で「冒険」をしない理由には国内事情もある。中国は今後2桁の経済成長率は期待できず、かつての勢いは失いつつある。貧富の格差や官僚腐敗に対する国民の不満も高止まりの状態で、習氏自身が「薄氷を踏み、深いふちをのぞき込むような自覚が求められる」と表現するほどだ。失点になりにくいロシアを選ぶことで成果をアピールし、新政権のスタートを切りたいとの思惑も見える。

 10年に胡錦濤国家主席(当時)はメドベージェフ大統領(同)と第二次世界大戦中の対日共闘をアピールする共同声明を発表し、ロシアとの連携を演出した。習氏も今回の首脳会談を通して「第二次大戦の成果を共に守る」考えで、尖閣諸島問題を抱える日本をけん制する狙いもあるとみられる。だがプーチン大統領は北方領土問題の解決に意欲を示すなど日本との関係強化に動いており、習氏の思惑通りには進まない可能性もある。

 中国は近年、ロシアとの経済関係を強化してきた。昨年輸入した原油の1割にあたる2433万トンがロシアからだ。一方、米国の「シェール革命」の影響で欧州諸国が石油・ガスの対ロシア依存を減らす中、ロシアとの価格交渉では強気の姿勢を続けている。上海社会科学院の李立凡氏は中国紙に「中国は優位な立場だが、ロシア側には中国の極東地域の拡大を警戒し、中国依存を減らすべきだとの意見もある」と指摘する。

 米メディアによると、習氏は中国共産党の幹部子弟向け学校に通った際、ロシア語を学んだ。今回の訪問で披露するために復習したといい、新しい指導者として「親ロシア派」をアピールしたい考えとみられる。【モスクワ隅俊之】

5973チバQ:2013/03/23(土) 11:31:05
 ◆ロシア

 ◇依存拡大に警戒も
 「21世紀のロシア発展のベクトルは東にある」としてアジアに軸足を移しつつあるプーチン大統領は、国境を接する中国との経済・エネルギー分野での関係を重視している。

 ロシアのノワク・エネルギー相は今月16日、東シベリアから太平洋への石油パイプラインの支線を使った中国への原油輸送量を、現在の年1500万トンから最大2200万トンに増強できると表明。中国の需要増に応じる考えを示した。

 また、ロシア政府系天然ガス企業ガスプロムと中国国営の中国石油天然ガス(CNPC)は2月末、ロシア産天然ガスを極東経由で中国に供給する契約の交渉を年内に終わらせることで合意した。双方はこれまでガスの価格を巡り対立していたが、国際的なガス価格の下落で妥協の環境が出てきたとみられる。

 ロシア政府は21日の閣議で、極東発展に向けた総額10兆ルーブル(約30兆円)超の国家プログラムを基本策定した。政府支出のほか民間投資も想定しており、実現には経済成長を続ける中国の参入が欠かせない。プーチン大統領は昨年2月に発表した外交政策論文で、「中国経済の発展は脅威ではなく、チャンスだ。中国の潜在力をシベリア極東の経済新興に役立てるべきだ」と述べた。中露間の昨年の貿易額は875億ドルで07年より倍増。今年は1000億ドルの大台に乗る見通しで、中国はロシア最大の貿易相手国としての地位を強めている。

 一方、ロシアでは台頭する中国への警戒感も確実に高まっている。人口減少が続く極東シベリアに対する中国からの「人口圧力」は強まっており、極東が中国に「のみ込まれる」ことへの懸念は大きい。「中国はロシアから資源を買ってくれるが、極東の近代化に向けた投資には消極的だ」(ズボフ下院議員)という不満も出ている。

 またロシアは、日本と中国が対立する尖閣諸島問題で中立の姿勢を保っている。これも日中間の紛争に巻き込まれたくないとの判断と、中国の領土要求が将来的にロシア極東に波及することを警戒しているとみられる。

 ズボフ議員は「中国はロシアをどこか見下しており、ロシアの対等なパートナーにはなりえない。極東発展に必要な技術をもたらしてくれるのは日本、韓国、米国だ」と話す。外交評論家のタブロフスキー氏も「拡張する中国への依存を高めないため、政策のベクトルを多様化する必要がある」と指摘する。【モスクワ田中洋之】

5974チバQ:2013/03/24(日) 00:33:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130323/erp13032321230004-n1.htm
プーチン露政権 対中と対日のバランスに腐心 北方領土交渉は視界不良
2013.3.23 21:19 (1/2ページ)

モスクワのクレムリンでの調印式で、文書を交換するロシアのプーチン大統領(右)と中国の習近平国家主席=22日(ロイター)
 【モスクワ=遠藤良介】中国の習近平国家主席とロシアのプーチン露大統領が22日に署名した共同声明に、「核心的利益」をめぐる協力が盛り込まれ、中露が日本や米国を念頭に、領土や安全保障に関わる問題で連携する構図が浮き彫りになった。ただ、今回の声明には、「反ファシズム」など中国側の目指した対日歴史認識についての記述はない。急速に国力を増す中国に警戒感を抱き、日本など他のアジア諸国との関係も強化しようと腐心するロシアの姿も透けて見える。

 日本では最近、中国を警戒するロシアが日本に接近し、北方領土交渉の進展につながると期待する論調が目立っていた。今回の共同声明が示すのは、ロシアにとって4千キロ超の国境を接する中国との関係が死活的に重要であり、現時点では「領土交渉の先行きを決して楽観すべきではない」(ロシアの識者)という現実だ。

 習氏の訪露に合わせ、ロシアが中国向けの年間石油供給量を現在の1500万トンから段階的に約3倍の4600万トンに引き上げることでも両国は合意した。ロシアは欧州経済の低迷などを受けて石油・天然ガスのアジア諸国への販路拡大を進めており、資源確保を急ぐ中国とのエネルギー協力は大きく前進する。

 

 他方、急速に国力を増す中国に危機感を抱くロシアが、極東・東シベリアの開発を急がなければ中国の人、モノ、カネに席巻されるとの潜在的恐怖すら感じていることも事実だ。ロシアは日本など中国以外のアジア諸国とも関係を強化し、中国とのバランスをとる必要があると考えている。

 そうしたプーチン政権の立場を反映してか、2010年9月に当時のメドベージェフ大統領と胡錦濤国家主席が署名した共同声明と異なり、今回は第二次大戦の歴史認識には触れなかった。パトルシェフ露安全保障会議書記は昨年10月に訪日した際、沖縄県・尖閣諸島をめぐって「わが国がどちらかの側に立つことはしない」と言明してもいる。

 習氏の訪露では石油供給の拡大が決まる一方、長年の交渉が続くロシア産天然ガスの輸出についてはまたも合意が見送られた。ロシアには中国だけに向かうパイプラインを敷設することで、中国に価格決定権を握られることへの懸念が強いことが背景にある。

 中露と日本を軸とするパワーゲームはまだ緒に就いたばかりであり、米国や韓国も絡むその行方には流動的要素が多い。

5975チバQ:2013/03/24(日) 00:34:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130322/erp13032223120008-n1.htm
「摩擦のタネ」深入りに警戒感 ロシア
2013.3.22 23:11 (1/2ページ)
 【モスクワ=佐々木正明】プーチン大統領が「両国関係は歴史上、最も良好」と評せば、習近平国家主席が「最重要戦略パートナー」とうたう中露関係だが、両国の利害関係は複雑に絡み“同床異夢”の状態が目立ってきている。プーチン政権は中央アジアに伸長(しんちょう)する中国を警戒する一方、周辺国と軋轢(あつれき)を抱える中国の現状を冷静に分析。資源取引や米国への対抗など、部分的な協力深化にとどめ、国益維持のため中国を活用しようとしている。

 習主席の初訪問先がロシアになったことに、中国側ではその意義が強調されているが、ロシアの専門家の間では、中国への深入りリスクが強調されている。

 昨年5月、大統領に就いたプーチン氏は初訪問先に中国を選ばず。「対米関係の先鋭化でロシアとの友好強化を急いでいる」(露有力誌ブラスチ)と習政権は心中を見透かされている。

 中央アジアではインフラ整備などの大型援助で中国の影響力が高まり“脱ロシア”が進行。一方、露国営企業ガスプロムは、南シナ海で中国と領有権を争うベトナムと鉱区開発計画を進め、中国を刺激している。

 プーチン氏が自ら認める中国との「摩擦のタネ」は極東アジアでバランスを欠く軍事面にも及んでおり昨年、露海軍は初めて、米海軍主導の環太平洋合同軍事演習「リムパック2012」に正式参加。増強する一方の中国軍を牽制(けんせい)した。

 外交筋によれば、ロシアの対中警戒感は昨年から顕著になった。昨年10月にパトルシェフ露安全保障会議書記が来日し、日本と安保面での協力強化を約束したことに「中国高官は不快感を示した」という。

 ロシアは石油・天然ガス収入の低下を避けるため、供給を欧州からアジアに移そうとしている。資源開発が進む露極東地域での対中バランサーとして日本の役割は再認識され始めている。

 国際平和財団カーネギー・モスクワセンターのトレーニン所長は「自国権益のための中国との関係の重要性をプーチン政権はよく理解している」とし、欧米との利害関係を調整する際の“カード”として「中国との関係を利用しようとするだろう」と述べている。

5976チバQ:2013/03/24(日) 00:51:33
http://mainichi.jp/select/news/20130324k0000m030045000c.html
イタリア:中道左派が連立協議…組閣難航は必至
毎日新聞 2013年03月23日 21時51分(最終更新 03月23日 22時40分)


ローマの大統領宮殿で、ナポリターノ大統領と会談後に記者会見するベルサーニ民主党書記長=2013年3月22日、ロイター
拡大写真 【ローマ福島良典】債務危機再燃の不安を抱えるイタリアの組閣作業が始まった。ナポリターノ大統領は22日、2月下旬の総選挙(上下両院)で下院多数派となった中道左派連合のベルサーニ民主党書記長(61)に組閣を要請。ベルサーニ氏は政権樹立を目指して連立協議を開始する。だが上院では過半数割れの「ねじれ」状態で他党との連立合意のめどは立っておらず、協議は難航が予想される。協議不調なら、緊急避難的に選挙管理内閣が作られ、今夏にも再選挙になだれ込む可能性が大きい。

 ベルサーニ氏は組閣要請受諾後、構造改革を実現するための政権作りを目指す考えを強調した。23日に市民団体代表と会談後、25日から各党との協議に入り、28日に大統領に協議の成否を報告する見通しだ。合意が成立すれば、ベルサーニ氏は大統領に閣僚名簿を提出し、10日以内に両院で信任を得る。

 ベルサーニ氏は、総選挙で下院第2勢力となったベルルスコーニ前首相(76)の中道右派連合との「大連立」は避けたい意向だ。このため総選挙で躍進した新興政治団体「五つ星運動」のベッペ・グリッロ氏(64)に連立参加を呼びかけているが、グリッロ氏は同調していない。

 総選挙で、中道左派連合は下院(定数630)の多数派になったが、上院(選出議員定数315)では過半数に届かない「ねじれ」状態となった。このため15日に総選挙後初めて招集された上下両院では、議長選びに手間取った。16日、下院は左派環境自由党のラウラ・ボルドリーニ議員(51)=前国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)広報官、上院はマフィア犯罪摘発を進めてきた元判事で民主党のピエトロ・グラッソ議員(68)をそれぞれ選出したが、上院議長選では「五つ星運動」の一部議員が事前の取り決めに反して民主党のグラッソ氏に投票し、足並みの乱れが露呈した。

 ベルサーニ氏が組閣できない場合、大統領は他党党首やグラッソ上院議長に組閣を要請するとみられる。だが選挙のしこりもあって、連立協議が成功する保証はない。

5977チバQ:2013/03/24(日) 00:55:45
http://mainichi.jp/select/news/20130323dde018030037000c.html
シリア:EU、反体制派への武器供与後退 米の懸念受け
毎日新聞 2013年03月23日 東京夕刊

 【ダブリン斎藤義彦】欧州連合(EU)の外相会議が22日、アイルランド・ダブリンで開かれ、内戦状態に陥っているシリアに対し、武器禁輸制裁を解除して反体制派に武器を供給する案について、英仏が単独での武器提供を急がない姿勢を見せ、武器禁輸解除論は後退した。オバマ米大統領の武器供与への懸念や、イスラエルに及ぼす安全保障上の悪影響があるとみられる。

 ヘイグ英外相は22日、単独での武器給与について「英仏の取る選択肢の一つ」と述べたものの「EU内で合意を維持することに力点を置きたい」と述べた。今月中旬にはキャメロン英首相やオランド仏大統領が、EUが武器禁輸解除で合意できない場合は単独供給も辞さない姿勢を見せていたのと比べ、大幅に後退した。

 EUは米側ともシリアの反体制派への武器供与について協議しているが、オバマ大統領が22日、シリアが新たにイスラム過激派の拠点になることに懸念を表明。20日にはイスラエルのネタニヤフ首相もシリアの武器が「テロリスト」に渡ることへの憂慮を示した。

 外交筋によると、武器禁輸解除論が後退した背景には、武器が反体制派から拡散し、イスラエルの安全を脅かす事態への懸念があるという。参加した外相はレバノンのシーア派民兵組織ヒズボラや、シリア国内のイスラム過激派が地対空の攻撃能力を獲得すれば、事態がかえって悪化すると指摘した。

 EUのシリアへの制裁は武器禁輸だけでなく民生面の制裁も含めたパッケージになっており、5月末の期限切れまでに「新たな形の制裁」(外交筋)を全会一致で決めなければ、渡航禁止や資産凍結などが解除される可能性もある。

5978チバQ:2013/03/24(日) 00:57:12
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130323-OYT1T00743.htm?from=ylist
レバノン、内閣総辞職…組閣協議は難航必至

 【カイロ=田尾茂樹】レバノンのミカティ首相は23日、スレイマン大統領に辞表を提出し、内閣が総辞職した。


 大統領は各会派と協議の上で首相候補を指名、組閣を要請するが、シリア内戦の余波で、親シリアのイスラム教シーア派組織ヒズボラと反シリアの野党勢力との対立が深まっており、協議の難航は必至。政治空白による政情不安定化が懸念される。

 レバノンからの報道によると、ミカティ氏が辞任した背景に、6月に予定される議会選を前に、閣内多数派のヒズボラとの対立が激化した点があるとみられる。自らに有利な選挙法改正を目指すヒズボラは、選挙手続きを遅らせるために選挙監視組織の設置を拒否した上に、ヒズボラと距離を置く「国内治安部隊」トップの任期延長に反対した。

(2013年3月23日22時27分 読売新聞)

5979チバQ:2013/03/24(日) 10:16:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130324/mds13032409280001-n1.htm
反政府勢力、首都に進撃 中央アフリカ
2013.3.24 09:27
 中央アフリカからの報道によると、反政府勢力「セレカ」が23日、首都バンギ北部に進撃、政府軍との間で戦闘が起きた。セレカはボジゼ大統領の退陣を要求、首都中心部の大統領府を目指しているという。

 ロイター通信によると、旧宗主国のフランス軍部隊が展開して首都の空港を確保した。

 セレカは昨年12月に武装蜂起し、中央アフリカ北部や中部の多数の都市を掌握。今年1月に政府と停戦に合意したが、合意項目が守られていないとして最近、再び攻撃を始めた。

 セレカは今回の戦闘で、政府軍のヘリコプターを撃墜したとしている。

 中央アフリカでは2005年から北部で複数の反政府勢力と政府軍の戦闘が続き、07年以降、和平合意が結ばれた。セレカはこれらの武装勢力から分派した組織の連合体で、合意で約束された資金支援などの履行を要求して蜂起した。(共同)

5980チバQ:2013/03/24(日) 10:17:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130324/erp13032409320003-n1.htm
ロシアの実業家、B・ベレゾフスキー氏死去
2013.3.24 09:29 [ロシア]

ボリス・ベレゾフスキー氏=2012年1月(ロイター)
 ボリス・ベレゾフスキー氏(ロシアの実業家)23日にロンドン郊外の自宅で死去、67歳。顧問弁護士は国営テレビに自殺と語った。

 ソ連崩壊後のロシアで自動車会社「ロゴバス」を基盤に台頭した新興財閥を率いた。エリツィン政権下で政治的影響力を強め、安全保障会議副書記、下院議員などを歴任した。プーチン大統領と対立、横領容疑などで刑事責任を問われ、2000年に英国に亡命した。亡命後もプーチン批判を続けた。(共同)

5981チバQ:2013/03/24(日) 18:53:52
>>5979
http://www.cnn.co.jp/world/35029894.html
フランス、中央アフリカ共和国に軍事介入 首都空港を確保
2013.03.24 Sun posted at 15:06 JST

(CNN) フランス政府は23日、アフリカ中部の中央アフリカ共和国の首都バンギにある空港を仏軍兵士約150人が確保したと発表した。反政府勢力が首都進攻の動きを見せ、ボジゼ大統領の政権転覆の恐れが生じたための対抗措置。

空港制圧で武装勢力の抵抗はなかったとしている。同共和国の旧宗主国である仏は国際社会に対しボジゼ政権の崩壊を防ぐため介入を要請。仏外務省によると、23日には国連安全保障理事会の緊急招集を要請した。

安保理はこれより前、反政府勢力のバンギ進攻への強い懸念と中央アフリカ共和国の安定を損ねるいかなる試みも非難する声明を発表。全当事者に対し敵対行為の即時中止も求めた。

同共和国北部に拠点を築く反政府勢力セレカは昨年12月、政府が和平協定を踏みにじったとしてボジゼ大統領の退陣を要求すると共に攻勢を開始。数週間で複数の町を支配下に置き、首都進攻の構えを強めた。

中央アフリカ共和国紛争に関する潘基文(パンギムン)国連事務総長の特別代表によると、セレカとボジゼ政権は今年1月、新たな和平協定や統一政府の樹立に合意した。大統領や新たに任命される首相、閣僚は次期選挙に出馬しないことでも合意した。

ただ、セレカはその後、政府が約束を順守しないとして非難、攻撃を再開していた。

仏は今年1月、イスラム過激派武装勢力の伸張を押さえるためにアフリカ西部のマリ紛争にも武力介入し、軍事作戦を依然続行している。仏はマリの旧宗主国。

5982チバQ:2013/03/24(日) 18:54:11
http://www.cnn.co.jp/world/35029888.html?tag=mcol;relStories
英女性、レイプ恐れベランダ沿いにホテル脱出 インド
2013.03.23 Sat posted at 16:38 JST

(CNN) 女性の性的暴行事件が相次ぎ抗議行動が多発するインド北部アグラの警察当局は23日までに、ホテル経営者が観光旅行中の英国人女性の部屋に入ろうとしたため女性が自室からベランダ沿いに1階下に下りて逃げる騒ぎがあったと述べた。

地元警察幹部は当初、CNNの取材に対し、経営者はレイプ未遂の疑いがあると述べたものの、女性は嫌がらせの苦情のみを申し立てたと述べた。経営者は女性を襲う意図はなかったと否定したが、逮捕された。

女性を検診した医師によると、ベランダからベランダへ逃げる際、女性に骨折などのけがはなかった。女性は単独で旅行していたが滞在日程を繰り上げて、帰国したという。

地元警察によると、経営者は前もって予定していたマッサージを女性に行うため部屋を訪れたと供述。ドアをノックし続け、マッサージの事を告げたが、女性はドアに鍵を掛け、ベランダから部屋を脱出したという。

インドではこのところ、女性のレイプ事件が多発。先週には同国中部ダティア地区で起きたスイス人の女性観光客に対する暴行事件で男の容疑者5人が逮捕されていた。5人は犯行を自供していた。

また、昨年12月には首都ニューデリーのバス内で23歳女性の集団レイプ事件が発生、インドや国際社会に衝撃を与えていた。この被害者はシンガポールの病院に運ばれたもの暴行で受けた傷が原因で死亡した。

5983チバQ:2013/03/24(日) 20:29:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130324/erp13032419420006-n1.htm
また英で反プーチン派死亡 ベレゾフスキー氏の死因は?
2013.3.24 19:40 (1/2ページ)

ボリス・ベレゾフスキー氏=2012年1月(ロイター)
 【ロンドン=内藤泰朗】ロシアのプーチン大統領を厳しく批判し、英国で亡命生活を送る露大富豪ボリス・ベレゾフスキー氏(67)がロンドン郊外の自宅で死亡しているのが23日見つかった。英国では昨年11月にも、露政権幹部らの大規模汚職疑惑を暴露した亡命ロシア人実業家が不審死を遂げた。反プーチン派の有力者たちの相次ぐ突然の死は両国関係に微妙な影を落としそうだ。

 英BBC放送によると、ベレゾフスキー氏の遺体はロンドン西部40キロほどのアスコットの自宅で23日夕、発見された。警察が死亡原因を調べている。

 ベレゾフスキー氏は1990年代、ソ連崩壊後の大混乱期に自動車販売で財をなし、ロシア最大のテレビ局や航空最大手アエロフロートのほか、石油会社までも手中に収めるなど、「エリツィン大統領(故人)の金庫番」と呼ばれ、最も影響力のある政商だった。

 しかし、エリツィン氏の後継者であるプーチン氏とは対立した。「命に危険がある」として、所有ロシア企業株を売却し、2000年に英国に亡命。06年に放射性物質ポロニウム210で毒殺された反プーチン派の元ソ連国家保安委員会(KGB)中佐、リトビネンコ氏とも緊密に連絡をとっていた。同氏も同じ英国亡命者で、露政権幹部の汚職の実態などを調査していた。

 ベレゾフスキー氏は昨年夏、親プーチン派の大富豪で、英サッカー名門チェルシーのオーナーのアブラモビッチ氏を相手取り、ロンドンで30億ポンド(約4315億円)の巨額損害賠償請求訴訟を起こしていた。しかし判事がベレゾフスキー氏の証言が「まったく信頼できない」と言明するなどして敗訴が確定。借金がかさんでいたという。

 また、ロシア大統領報道官は死亡の報を受け、ベレゾフスキー氏が数カ月前、プーチン氏に謝罪し、帰国許可を求めていたと語った。だが、確認はされていない。

 英国では昨年11月、亡命ロシア人実業家ペレピリチヌイ氏が44歳の若さで突然死。死因は当初、「心臓まひ」とされた。しかしBBCによると、同氏は健康に問題はなかったが、プーチン政権幹部の汚職に関係する証拠書類を英国やスイスの捜査当局者に提供したことに加え、投資案件でロシア保安当局者に莫(ばく)大(だい)な損失を負わせて命を狙われていた。このため、捜査当局は、毒殺の疑いがあるとして再び調査を行っている。

 また、リトビネンコ暗殺事件以降、プーチン政権を批判する在英亡命ロシア人が襲撃などを受けるケースが増えている。「襲撃の対象」をまとめた名簿も存在しているといい、亡命ロシア人は外界との接触を極力しないなど警戒を強めている。

5985チバQ:2013/03/24(日) 21:22:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130324/erp13032419520007-n1.htm
キプロス市民「信用できるのは現金だけ」 繁華街は閑古鳥
2013.3.24 19:50 [海外経済]

首都ニコシア中心部の銀行ATMで現金を確保しようとする市民=24日(大内清撮影)
 【ニコシア=大内清】キプロス財政危機への欧州連合(EU)ユーロ圏諸国からの支援をめぐる折衝が続く中、銀行預金の引き出しが制限されている同国では、市民が現金確保に躍起となっていた。

 キプロスのラルナカ国際空港。同国の空の玄関だが、銀行が臨時休業しているため、非ユーロ圏からの旅行者らは外貨をユーロに両替できず途方に暮れていた。

 記者(大内)も、いくつかの売店で特に必要もないものを米ドルで購入し、お釣りをユーロでもらうことでやっと市内への交通費を入手できた。

 24日、首都ニコシア中心部の繁華街では多くの店がシャッターを下ろし、レストランでは閑古鳥が鳴いていた。「週末はいつも人でいっぱいなのに今は誰もお金を使いたがらない」。レストラン店員のステファノスさんはため息をついた。

 預金課税を条件とした財政支援策を打ち出したEUへの恨み節も漏れる。連日、複数の現金預払機(ATM)を回ってお金を引き出しているという年金生活者のヘレンさんは「EUはキプロスを破壊しようとしている」と憤慨、支援を拒絶したロシアにも「幻滅した」という。

 各銀行は26日にも営業を再開する見通しだが、取り付け騒ぎが再燃する恐れもある。クレジットカードや小切手を受け付けない店が増える中、ホテル従業員のペトロスさんは「政府や銀行は信用はできない。信用できるのは現金だけだ」と語った。

5986チバQ:2013/03/24(日) 21:26:22
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013032400122
支援交渉、最終局面に=最終期限は目前−キプロス
 【フランクフルト時事】キプロス政府と欧州連合(EU)ユーロ圏諸国による金融支援をめぐる交渉は24日、最終局面を迎えた。アナスタシアディス同国大統領は同日朝、与党幹部やサリス財務相を伴い、EU本部のあるブリュッセルへ出発。支援承認の最後の機会になるとみられる同日夜(日本時間25日未明)からのユーロ圏財務相会合の開催まで、焦点である銀行預金課税法案の内容などをめぐり、ぎりぎりの交渉を続ける方針だ。
 欧州中央銀行(ECB)は、支援合意が達成されなければ25日を最後にキプロスへの資金供給を停止すると警告。供給が停止すれば金融部門は崩壊し、最悪の場合はユーロ圏離脱を強いられる可能性もある。こうした事態を回避するには、財務相会合での支援合意が必須だ。(2013/03/24-21:16)

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5987チバQ:2013/03/24(日) 21:27:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013032400151
反政府勢力、首都を制圧=大統領は国外脱出−中央アフリカ

中央アフリカ共和国のボジゼ大統領=1月8日、バンギ(AFP=時事) 【ロンドン時事】中央アフリカ共和国の大統領報道官は24日、首都バンギが反政府武装勢力に制圧されたことを明らかにした。ボジゼ大統領は同日、隣国コンゴ(旧ザイール)に脱出した。ロイター通信が報じた。
 報道官によると、反政府勢力はバンギにある戦略上重要な拠点を全て支配下に置いた。大統領補佐官はボジゼ大統領について、反政府勢力が大統領府に向かったのを受け、ウバニュイ川を渡ってこの日朝、コンゴに逃れたと述べた。
 反政府勢力は23日、北方から首都に進攻。政府軍と激しい戦闘を展開し、首都への送電を担う発電所などを奪取した。戦闘は24日早朝からさらに激しさを増し、各地で銃声や爆発音が響いていた。(2013/03/24-19:27)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013032400017
反政府勢力が首都に進攻=大統領辞任を要求−中央アフリカ
 【ロンドン時事】AFP通信などによると、中央アフリカ共和国の反政府勢力報道官は23日、数百人の反政府勢力部隊が首都バンギに進攻したことを明らかにした。反政府勢力は政府軍に戦闘中止を呼び掛けるとともに、ボジゼ大統領に辞任を求めた。
 首都ではこの日、反政府勢力と政府軍との戦闘が発生。銃声が響いており、国連当局者によれば、住民はパニックに陥っている。反政府勢力報道官は政府軍のヘリコプター1機を撃墜したと述べるとともに、部隊が大統領府に向かっていると強調した。反政府勢力は発電所も支配下に置き、首都への送電を停止したという。
 この事態を受けて旧宗主国フランスは国連安保理に緊急協議開催を要請。一方で、バンギの空港の安全を確保するため、部隊を派遣したとの情報もある。(2013/03/24-06:25)

5988チバQ:2013/03/24(日) 22:47:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130324/mds13032421520003-n1.htm
中央アフリカ、武装勢力が首都制圧 大統領は脱出か
2013.3.24 21:51

中央アフリカ・バンギの大統領府で報道陣に答えるボジゼ大統領=1月(AP)
 【ロンドン=内藤泰朗】中央アフリカからの報道によると、同国の反政府武装勢力、セレカは24日、政府軍と戦闘の末、首都バンギ全域を制圧した。ボジゼ大統領は隣国コンゴ(旧ザイール)に脱出したという。大統領報道官ら政府当局者が明らかにした。

 ロイター通信によると、中央アフリカ北部や中部を支配し、大統領の退陣を求めているセレカは23日、首都に進撃を開始。政府軍との戦闘は起きたものの、わずか1日で首都中心部の大統領府や発電所などを占拠した。ただ、首都の空港は旧宗主国のフランス軍部隊が展開して確保したという。

 この事態を受け、フランスは国連安全保障理事会に緊急協議の開催を要請した。

 セレカは昨年12月から攻勢を開始。首都に迫ったところで周辺国などが仲介し、今年1月、統一政府を樹立するなどの和平案に合意したが、大統領が政治犯の釈放などの合意を履行していないとして不満を示していた。ボジゼ氏は2003年の軍のクーデターで大統領となっていた。

 同国は、ダイヤモンドやウラン、金などの鉱物資源に恵まれているが、アフリカの最貧国のひとつとなっている。

5989チバQ:2013/03/24(日) 22:50:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130324/mds13032422250004-n1.htm
シリア反体制派議長が辞任 内部対立原因か
2013.3.24 22:23
 シリア反体制派の統一組織「シリア国民連合」のハティーブ議長が24日、インターネット交流サイト「フェイスブック」で辞任を表明した。内部対立が原因とみられる。

 国民連合内の穏健派で、アサド政権側との対話を模索したハティーブ氏の辞任で、政治解決の可能性はさらに遠のいた。内戦で反体制派の武装勢力が支配地域を広げているが、政治的に依然結束できず、アサド政権崩壊時の受け皿づくりが進まない現実も露呈した。

 国民連合は今月19日、シリア国内の反体制派支配地域で活動する「暫定政府」の首相として、反体制運動の実績に乏しいヒート氏を選出。連合内のリベラル派から「(イスラム組織)ムスリム同胞団や湾岸諸国から押し付けられた人物」と批判が出ていた。(共同)

5990チバQ:2013/03/25(月) 20:43:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013032500743
反体制派、アラブ連盟に参加か=シリア政府に代わり、首脳会議で
 【カイロ時事】アラブ連盟高官は25日、カタールの首都ドーハで26、27両日に開催されるアラブ連盟首脳会議で、シリア反体制派連合体「国民連合」に対し、資格停止となっているシリア政府の代わりに連盟に参加することを容認するとの見通しを示した。AFP通信が伝えた。
 アラブ連盟は、国民連合がヒット暫定首相を選出するなどアサド政権に代わる政治的な基盤を持つ組織になったと判断した。ただ、国民連合はハティブ議長が辞任を表明、足並みの乱れも表面化しており、アラブ連盟への参加により基盤強化につながるかは不透明だ。(2013/03/25-19:14)

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5991チバQ:2013/03/25(月) 20:44:30
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013032500414
新資源相にグレイ氏=政変未遂受け内閣改造−豪州
 【シドニー時事】オーストラリアのギラード首相は25日、内閣を改造し、資源・エネルギー相兼観光相兼小企業相にグレイ特別国務閣外相を昇格させた。与党労働党内で最近、半年後の総選挙への危機感を背景に政変未遂劇があり、一部閣僚ポストが罷免や辞任で空席になっていた。
 地域開発・地方行政相はインフラ・運輸相のアルバニーズ氏が兼務。高等教育・技能・科学・研究相はエマーソン貿易相の担当に追加され、クレア内務相が閣外から閣内に昇格した。(2013/03/25-14:45)

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5992チバQ:2013/03/25(月) 20:45:25
>われわれに必要なのは同性婚ではなく仕事だ

それとこれは別の話では…?
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013032500033
同性婚反対で30万人デモ=警官隊と衝突、拘束者も−パリ

24日、パリのシャンゼリゼ大通りで、同性婚合法化反対を叫ぶデモ参加者(AFP=時事) 【パリ時事】フランスのオランド社会党政権が進める同性婚合法化に反対するデモが24日、パリで行われ、警察の推計で約30万人が参加した。仏メディアによると、主催団体は参加者が140万人に達したと主張している。
 デモ参加者の一部は24日夜、行進が許可されなかった目抜き通りのシャンゼリゼ大通りにも集結。警官隊が催涙ガスを発射するなどして解散させる騒ぎが起きた。バルス内相はAFP通信に、数十人を拘束したと明らかにした。
 オランド大統領が選挙公約に掲げた同性婚合法化に対しては、中道右派野党やカトリック教会が強く反対している。失業率が10%を超える雇用悪化を反映し、デモ参加者は「われわれに必要なのは同性婚ではなく仕事だ」などと書かれた横断幕を掲げ、市街地を練り歩いた。(2013/03/25-07:41)

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5993チバQ:2013/03/25(月) 20:51:09
http://mainichi.jp/select/news/20130325k0000e030185000c.html
イラク:原油高騰で経済活況 高級家具・車販売好調
毎日新聞 2013年03月25日 11時48分(最終更新 03月25日 12時34分)


イラクの首都バグダッドにある高級家具店「アラミーヤ」。若いカップルなどが次々と来店していた=2013年3月21日、秋山信一撮影
拡大写真 米英が主導し、フセイン政権を崩壊させたイラク戦争から10年たつイラクでは、テロや宗派対立がやまない一方、原油価格の高止まりを背景に経済が好調だ。バグダッドでは高級家具や高級車が飛ぶように売れ、この10年で売り上げが20倍に伸びたという店もある。だが経済成長の恩恵に浴さない貧困層には不満もくすぶっている。【バグダッドで小倉孝保、秋山信一】

 休日の21日、バグダッド中心部の高級家具店「アラミーヤ」には若いカップルや家族連れが次々に来店した。3階建ての店内には、トルコや中国などからの輸入ソファやベッドが並ぶ。「開店から2年で売り上げは5割増しです」。販売責任者のハサンさん(28)は誇らしげだ。

 テーブルと椅子2脚のセットが300〜500ドル(約2万8500〜4万7500円)、細かい刺しゅうが施されたベッドは3000〜4000ドルだ。イラクの通貨はイラク・ディナールだが、高級輸入品などは米ドル価格で取引される。

 客層は高収入の公務員が多く、中には1カ月ごとに古い家具を売り、新しい家具を買う常連客もいるという。ハサンさんは「ビジネス環境はどんどん良くなっている。先行きも明るい」と話す。唯一の懸念は治安状況だ。爆弾テロがあった19、20両日はほとんど客がなかったという。

 高級車や金細工などアクセサリーの売れ行きも好調だ。自動車販売店「アダイヤール」では、トヨタのランドクルーザーや米クライスラーのジープなど1台数万ドルの高級車が月40〜50台売れる。大半は米ドルの現金払い。売り上げは中古車販売店をしていた10年前の20倍以上だ。

 数日前に三菱パジェロを購入したという、公務員のハサン・レフタさん(35)は「金細工職人の父親が最近、兄弟5人にそれぞれ車を買ってくれた」と話す。

 一方、貧困層の生活はなお厳しい。バグダッドでは、国連の経済制裁下にあった90年代から、輸入古着を扱う店が貧困層の生活を支えてきた。しかし、政府は昨年12月、近く古着輸入を禁止すると発表。政府は感染症予防のためと説明しているが、市民には「国民が豊かになって古着を必要としなくなったと政府が判断したのだろう」との見方が広がる。

 バグダッド中心部で古着・古靴店を開くアブ・アリさん(37)は、「まだ古着しか買えない人は多い。政府は貧困層を切り捨てようとしている」と不満げだ。2週間に1度は古着を買いに来る女性公務員、アファーフさん(45)は「(バグダッドの古着店には)安くて良い商品が多い。経済は好調でも、お金持ちは一部でしょう」と古着店の必要性を訴えた。

 イラクで富裕層の消費が伸びている背景には、石油生産を柱とした経済の復興がある。国際通貨基金(IMF)によると、イラクの経済成長率は06年からプラスに転じ、12年はイラク戦争開戦後最高の推定10.17%を記録。今後も10%前後の高成長が続くと予測されている。

5994チバQ:2013/03/25(月) 20:58:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130325/amr13032508550000-n1.htm
期待高めたオバマ氏の中東歴訪 失望と背中合わせの危うさも
2013.3.25 08:49 (1/2ページ)

中東歴訪を終えてワシントンに戻ったオバマ米大統領=23日、ホワイトハウス(ロイター)
 【ワシントン=犬塚陽介】オバマ米大統領は23日、2期目初の外国訪問となった中東歴訪を終え、帰国した。イランの核問題ではイスラエルの自制を引き出し、外交解決を優先する方針を確認した。中東和平ではイスラエルとパレスチナの溝が埋まらぬ中、演説で双方の民衆に対し、交渉再開への支持を求める“荒業”を繰り出して喝采を浴びたが、米国の指導力への期待が高まる「副産物」も生んでおり、経過次第では希望が失望へと急変しかねない危うさも残した。

 「敵同士の和平を仲介する前に、まずは米国の友人(イスラエル)が自分を信頼しなければならないことを認識したようだ」

 米紙ウォールストリート・ジャーナルは22日付社説で、中東歴訪の最大の成果は、オバマ大統領の変化にあったとの見方を示した。

 2009年6月の中東歴訪では、エジプトを訪れてイスラム社会との融和を唱えながら、隣国のイスラエルを素通りし、同盟国の不信と疑念を買ったが、今回はイスラエルを真っ先に訪問して挽回をはかった。

 焦点だったイランの核開発で、オバマ大統領は「全ての選択肢を排除しない」とした上で、外交解決の重要性を強調。ネタニヤフ首相も米国と「評価を共有している」と歩調を合わせており、外交解決の優先を追認させた形だ。

 米国の中東専門家の間ではイランが経済制裁で苦境に直面する状況で、オバマ政権が直接対話を呼びかけ、外交解決に乗り出すとの見方が勢いを増している。

 特にイランで大統領選が実施される6月前後が転換点になることが取り沙汰されており、イスラエルの自制を追い風に核問題が動き出す可能性がある。

 一方、国内外で高い評価を得たのが、エルサレムで約2千人の若者を前に行った演説だった。

 オバマ大統領はイスラエル、パレスチナの双方に譲歩を求めた上で「人々が求めなければ、政治指導者はリスクを冒さない」と民衆に呼びかけ、自身の選挙演説のように「チェンジ(変化)を自ら創造しなければならない」と交渉再開を政府に求めるよう促した。

 具体的な提案よりも信頼醸成を優先させた演説内容には、米紙ニューヨーク・タイムズが「雄弁で政治的な機敏さ」を示したと歓迎し、イスラエル紙ハアレツ(電子版)も「愛のムチ」になったと好意的に受け止めている。

 ただ、外交問題評議会のリチャード・ハース会長はCNNテレビに対し、演説で大統領が和平仲介を主導するとの期待感が「飛躍的に高まった」と指摘。指導力を発揮できなければ批判が再燃する可能性が高く、もろ刃の剣になりかねないと警告した。

5996チバQ:2013/03/26(火) 19:11:34
http://mainichi.jp/select/news/20130326dde007030022000c.html
BRICS首脳会議:開幕へ 「開発銀」発足が焦点
毎日新聞 2013年03月26日 東京夕刊

 【ダーバン(南アフリカ東部)服部正法】ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国(BRICS)首脳会議が26日、南ア東部ダーバンで始まる。27日までの会期で、発展途上国のインフラ整備などを援助する「BRICS開発銀行」の発足が決定するかなどに注目が集まっている。

 BRICS開発銀行は昨年3月、ニューデリーで開かれた前回首脳会議で、発足の検討が決まった。BRICS各国が出資し、発展途上国の開発事業に対し資金融資を行う計画。また、5カ国は、金融危機などの緊急時に活用できる外貨準備の共同基金の創設も検討しており、会議の焦点の一つになっている。これらの計画が具体化すれば、従来、世界銀行や国際通貨基金(IMF)が担ってきた欧米型の途上国援助の枠組みや金融システムが変わる可能性も指摘される。

5997MCM リュック:2013/03/27(水) 17:03:45
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5998チバQ:2013/03/27(水) 21:56:55
http://mainichi.jp/select/news/20130327k0000e030211000c.html
新ローマ法王:清貧の原点はスラム…通いつめ十数年
毎日新聞 2013年03月27日 12時14分(最終更新 03月27日 13時24分)


新ローマ法王がかつて通ったブエノスアイレス南部ビジャソルダティ地区=國枝すみれ撮影
拡大写真 他の枢機卿と一緒のバスに乗り、ホテルの宿泊費を自ら支払うなど選出早々、型破りの行動で注目を浴びるフランシスコ新ローマ法王(76)。そもそも、いかなる人物なのか。出身地のアルゼンチンを訪れた。【ブエノスアイレス國枝すみれ】

 新法王となったホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿はコンクラーベ(法王選挙会議)出席のためブエノスアイレスをたつ際、旅行かばんを手に「すぐ帰ってくるからね」と言い残した。自分が選ばれるとは思っていなかったのだ。仕事部屋のカギも携帯し、そのドアは閉まったままだ。

 大聖堂のすぐ横で他の神父たちと台所共有のアパートに暮らす。自室は一つでベッド、机、椅子、整理ダンスしかない。ブエノスアイレス大司教区で6年間部下だったフェデリコ・ワルス氏(32)は「本当に質素な方。自動車も携帯電話も持たず、新聞も靴下も自分で買う。いただいた贈り物は全て貧しい人にあげる。大好物のチョコレートぐらいは食べたかもしれませんが」と証言する。

 生家はブエノスアイレスの中産階級が住むフローレス地区に残る。4軒隣には11歳のころ「結婚したら赤い屋根の白い家に住もうね」とラブレターを書いた初恋の相手が今も暮らす。

 だが「貧しい者のための貧しい教会」を目指す法王の原点は、隣接するビジャソルダティ地区のスラム街にある。十数年間、電車と地下鉄を1時間乗り継ぎ、ふん尿の臭いが漂う道路を歩いて通い、ホームレスや不法外国移民の生活向上に尽力した。住民のスサナ・ビジャビセンシオさん(60)は「車で送るといっても断って歩いて帰られる。私の堅信式(入信の儀礼の一つ)も執り行ってくれた」と言う。97年に建てた礼拝堂の名称は「聖フランシスコ・アシス」。「必要なのは愛と平和だけ」と一切の所有を拒否した13世紀イタリア・アッシジの聖フランシスコにちなんだ。法王名にも選んだ聖人だ。ただし保守派として、貧困層のために武器を取る聖職者も出した「解放の神学」とは一線を画す。

 「枢機卿(カルデナル)」と呼ばれるのを嫌がる。あいさつは「神父(パドレ)と呼んでくれ」で始まり、「私のために祈ってください」で結ぶ。仲間の神父の誕生日には祝福の電話を入れ、南米で広く飲まれるマテ茶を信者と同じストローで回し飲みした。

 神父の性的虐待スキャンダル、バチカンの内紛……課題は山積している。小説「逆さの十字架」でカトリック教会の偽善を暴いた作家のマルコス・アギニス氏は「教会は大改革が必要なことを認識している」と言い、ベルゴリオ枢機卿が法王に選ばれたのは(1)欧州人でない(2)性的虐待問題が火を噴く北米大陸と無関係(3)アフリカの宗教と混在し過ぎたブラジルを除く(4)前法王と違って強いメッセージと存在感を出せる人物−−との観点からと分析。「人当たりは柔らかいが信念は強固。同性愛者の教会婚は認めないが、シビルユニオンと呼ばれる一定の法的保護は認めるだろう。妊娠中絶反対の立場は維持する一方、離婚、避妊、神父の妻帯は許す可能性がある」と推測する。

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5999チバQ:2013/03/27(水) 21:58:44
http://mainichi.jp/select/news/20130327dde007030003000c.html
BRICS首脳会議:開幕 アフリカ、中国に批判 援助見返りに資源獲得は「新植民地主義」
毎日新聞 2013年03月27日 東京夕刊

 【ダーバン(南アフリカ東部)服部正法、北京・工藤哲】ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国(BRICS)首脳会議が26日夜(日本時間27日未明)、南ア東部ダーバンで始まった。発展途上国支援の「BRICS開発銀行」の設立に合意できるかが焦点。一方、会議に先立ち、中国の習近平(しゅうきんぺい)国家主席は同日、南アのズマ大統領と会談し「中国はアフリカのインフラ建設や安全協力、平和発展を実現するために貢献することを希望する」と述べた。支援をさらに強化する姿勢だが、最近はアフリカの要人から中国のやり方に批判も上がり始めている。

 中国は2011年までの5年間でアフリカへの直接投資額を約6倍に増やし31億7314万ドル(約2993億円)となった。欧米の援助に比べ「中国は必要な投資を持ってきてくれる」(ルワンダのカガメ大統領)と評価する声がこれまで多かった。

 だが、援助や投融資の見返りに資源などを獲得する中国の手法に対し、最近は批判も出始めた。ナイジェリア中央銀行のサヌシ総裁は今月、英紙に「アフリカ人は中国との『恋愛』の現実に目覚めるべき時だ。中国は1次産品を持って行き、工業製品を我々に売る。これは植民地主義の本質だ」と辛辣(しんらつ)に評した。

 また中国企業のインフラ整備技術なども問題視されている。ボツワナのカーマ大統領は先月、中国企業による発電所工事の遅れを巡り、南ア紙に「我々は中国企業によって何度か痛い目に遭ってきた」と不満を述べた。

 一方、北京紙「京華時報」は26日付で、中国外務省の廬沙野(ろさや)アフリカ局長が、中国の対アフリカ外交が欧米諸国などで「新植民地主義」と批判されていることについて「中国とアフリカの協力が大きな成果をもたらしたため、国際的に関心を呼び、欧米諸国のメディアが嫉妬している」と発言したと伝えた。さらに盧局長は「アフリカが発展できない状態は欧米諸国の植民統治と不合理な国際経済秩序によって形成されたもので、欧米先進国はアフリカのこうした状態に責任を負うべきだ」と語った。

6000チバQ:2013/03/27(水) 21:59:32
http://mainichi.jp/select/news/20130328k0000m030053000c.html
レバノン:首相辞任で治安不安定化の恐れ
毎日新聞 2013年03月27日 19時26分(最終更新 03月27日 19時51分)

 【カイロ秋山信一】内戦が続くシリアの隣国レバノンで、6月に予定されている総選挙を前に政局が混乱している。シリアのアサド政権に近いイスラム教シーア派組織ヒズボラとの対立からミカティ首相が23日に突然辞任。シリア内戦の影響で、親アサドのアラウィ派住民と、反アサドのスンニ派住民の衝突も散発しており、政治空白が続けば、治安がさらに不安定化する恐れがある。

 「政治対話を始め、救国政府を作ることが重要だ」。ロイター通信によると、ミカティ首相は辞任後、短文投稿サイト「ツイッター」の自身のアカウントにそう書き込んだ。だが対シリア政策や選挙区の区割りなどを巡って与野党勢力は激しく対立しており、早期の政府樹立は困難との見方が強い。

 2年前に発足したミカティ内閣は、国軍を上回る軍事力を背景に影響力を強めるヒズボラの後押しを受けていた。だが、6月予定の総選挙を前に、ヒズボラは選挙監視組織の設置や、治安部隊トップの任期延長に反対し、ミカティ首相と対立。首相が辞任に追い込まれた。シリア情勢を巡って、イランとともにアサド政権を支えるヒズボラと、戦闘の波及を避けようとする首相の間に温度差もあった。

 レバノンではシリア内戦が飛び火する事態も起きている。北部トリポリでは昨年以降、親アサドのアラウィ派と反アサドのスンニ派住民の銃撃戦が散発し、死者も出ている。さらにシリア軍が今月中旬、国境付近のレバノン領内を空爆するなど、戦闘が直接波及する例も出てきた。こうした中、政治空白が治安悪化につながるとの懸念が強まっている。

 【ことば】レバノン

 レバノンは、05年までシリア軍が駐留するなど、長年シリアの実質支配を受けてきた。だが05年2月にハリリ元首相が暗殺され、シリアの関与が疑われると、親シリアと反シリアの政治勢力が激しく対立。09年にいったんは挙国一致内閣ができたが、暗殺事件を巡る国際特別法廷での訴追に反発するヒズボラなどが11年に政権を離脱。同年6月、ヒズボラ系の閣僚が多数を占めるミカティ政権が発足した。

6001チバQ:2013/03/27(水) 22:10:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130327/erp13032721250008-n1.htm
「次はだれ?」在英の亡命ロシア人戦々恐々 プーチン氏政敵の死に「自殺ありえない」
2013.3.27 21:24 (1/2ページ)

ボリス・ベレゾフスキー氏=2012年1月(ロイター)
 【ロンドン=内藤泰朗】「次の標的は誰なのか」−。プーチン・ロシア大統領の政敵となり英国に亡命したロシア人大富豪ベレゾフスキー氏(67)の死が、在英亡命ロシア人の間に恐怖を広げている。露政権の「裏切り者」たちが次々死亡しているためだ。今年予定されるロシア連邦保安局(FSB)元幹部リトビネンコ中佐毒殺事件の死因審問の行方にも暗雲が立ちこめてきた。

 警察当局のこれまでの調べでは、ベレゾフスキー氏は23日、ロンドン近郊の自宅バスルームで死亡しているのをボディーガードに発見された。警察は、首にあざがあったことや争った形跡のないこと、家族らの証言から同氏が巨額賠償請求訴訟で敗訴して鬱状態にあったことなどを根拠に、自殺の可能性を指摘した。

 しかし、英紙ガーディアンによると、同氏はプーチン氏とロシア政府にとって毒のような存在であり、同氏を知る関係者はいずれも、自殺はありえないとの見方を示しているという。多くの反体制派亡命ロシア人が不審死したり、襲撃を受けたりするのは偶然ではないとの主張だ。

 反体制派ロシア人を取材する同紙モスクワ特派員も、ロシア当局の尾行や事情聴取などの嫌がらせを受けたという。

 さらに、同紙は、プーチン大統領の出身母体であるソ連国家保安局(KGB)が、検視では特定が困難な数多くの暗殺法を考案しているとの元KGB要員の証言を載せ、心臓まひを引き起こす具体的な薬品名や暗殺の手口まで紹介した。

 プーチン大統領の報道官は、ベレゾフスキー氏が数カ月前に(プーチン氏と対立した)自らの過ちを許してほしいとする内容の手紙を送ってきたと述べていたが、関係者はそうした事実はないと否定し、「ロシア政府の情報操作だ」と非難したという。

 ロンドンでは、2006年11月に放射性物質ポロニウム210を飲まされて毒殺されたリトビネンコ中佐暗殺事件に、ロシア政府が関与しているか否かを調査する死因審問が5月に再開されることが決まっていた。しかし、今月になって10月まで延期されることが決まった。

 ロシア政府からの協力が得られないためだとしているが、民間有志が主導し、英政府が協力する形の審問には巨額の費用がかかる。ベレゾフスキー氏は生前、審問にかかわる費用への協力を表明していたとされ、同氏の死で、審問再開はさらに難しくなる恐れも指摘され始めた。

6002チバQ:2013/03/27(水) 22:11:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130327/erp13032720490006-n1.htm
英最大野党揺るがす兄弟“確執” 前外相が議員辞職へ
2013.3.27 20:41

「兄」のデービッド・ミリバンド元英外相(AP)
 【ロンドン=内藤泰朗】英外相を務めた最大野党、労働党のデービッド・ミリバンド議員(47)が27日、辞意を表明した。同氏は弟のエド・ミリバンド労働党党首(43)の下には戻らないとしており、大物兄弟政治家の“確執”は同党の未来に影を落としている。

 英BBC放送によると、デービッド・ミリバンド氏は議員辞職後、ニューヨークに本部がある慈善団体、国際レスキュー委員会の新代表に就任し、政界には戻らないという。

 ブラウン労働党政権下で史上2番目に若い外相として注目を集めたミリバンド氏は2010年9月の党首選で労組の支援を受けた弟に敗北。弟が率いる同党の「影の内閣」には、考え方が違うとして加わらなかった。

 ミリバンド氏は、弟と仕事をすることで日々起きる「安っぽいドラマ(対立のこと)」を避けるために、政界の最前線から「身を引くのが正しいことだ」と語っていた。労働党の中からは早くも「非常に有能な人材を失うことは(党にとって)大きな打撃だ」との反応が出ている。

 英国の各政党は2015年の総選挙に向け、すでに選挙準備態勢に入っており、現段階で支持率トップの労働党にどのような影響が出るのか注目されている。

6003チバQ:2013/03/27(水) 22:24:53
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013032700094
外交通ロシア議員が辞職=イスラエル二重国籍批判受け
 【モスクワ時事】ロシア上院の外交副委員長を務める政権与党「統一ロシア」議員が、イスラエル市民権も持っていたことが判明し、26日に辞職した。対外情報機関モサドを抱えるイスラエルと、ロシア外交機密に接する議員とのつながりが懸念されたためだ。
 議員はユダヤ系富豪ビタリー・マルキン氏で、米経済誌フォーブスによると保有資産6億ドル(約565億円)。ロシア・プレミアリーグ「アンジ」オーナー、ケリモフ議員と共に「ロシアで最も裕福な上院議員」と言われる。(2013/03/27-07:03)

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6004チバQ:2013/03/27(水) 22:25:20
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013032700090
伊外相、抗議の辞任=海兵隊員のインド送還で
 【ジュネーブ時事】イタリアのテルツィ外相は26日、インド沖で任務中に漁民を殺害した海兵隊員2人をイタリア政府が送還し、裁判を受けさせることを決めたことに抗議し、辞任を表明した。
 ANSA通信によると、外相は議会で「この40年間持ち続けてきたイタリア国家、軍、外交に対する誇りは守られるべきだ」と主張。海兵隊員2人の安全を守れなかった政府決定に強く反発した。(2013/03/27-06:53)

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6005チバQ:2013/03/28(木) 19:09:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130327/erp13032722560009-n1.htm
イタリア、中道左派の組閣交渉は頓挫
2013.3.27 22:56

ベルサーニ伊民主党書記長(AP)
 【ベルリン=宮下日出男】2月のイタリア総選挙で上下両院の第1党となった中道左派連合のベルサーニ民主党書記長は27日、第3勢力の政治勢力「五つ星運動」の代表者と会談し、政権発足への協力を要請した。だが、五つ星は拒否。中道左派による組閣交渉は事実上、頓挫した。

 ベルサーニ氏は22日にナポリターノ大統領から組閣交渉を委任された。ベルルスコーニ前首相の中道右派連合とも26日に交渉したが、合意できなかった。ベルサーニ氏はスキャンダルの多いベルルスコーニ氏との協力に否定的だった。

 ベルサーニ氏は28日に大統領に交渉結果を報告。事態打開のため、大統領がモンティ首相のように政治家以外の人物に組閣を要請する可能性も浮上している。

 イタリアでは総選挙で中道左派が下院で過半数の議席を制したが、上院で過半数に届かず、政局が混迷。債務危機再燃の火種になることが懸念されている。

6006チバQ:2013/03/28(木) 19:14:37
http://mainichi.jp/select/news/20130328ddm002030093000c.html
BRICS首脳会議:開発銀行、発足へ 5カ国基本合意、詳細決まらず
毎日新聞 2013年03月28日 東京朝刊

 【ダーバン(南アフリカ東部)服部正法】ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国(BRICS)首脳会議は27日、南アフリカ東部ダーバンで、発展途上国支援を目的とする国際金融機関「BRICS開発銀行」の発足で基本合意した。計画が具体化すれば、世界銀行や国際通貨基金(IMF)が担ってきた欧米主導の途上国援助の枠組みや金融システムが変わる可能性がある。

 会議終了後、記者会見したホスト国・南アのズマ大統領は「我々はBRICS開発銀行の設立に向け、公式協議に入ることを決めた」と話した。具体的な運営方法などに関する言及はなく、詳細は決まらなかった模様だ。

 BRICS開発銀行は、5カ国が出資し、途上国のインフラ整備などに対し資金を融資する計画で、昨年3月にニューデリーで開かれた前回首脳会議で、発足を検討することが決まっていた。

 詳細が決まらなかった背景には、BRICSの枠組みを通じて新興国の発言権拡大を目指す中国と、中国の勢力拡大を警戒するインド、ロシアなどの思惑の違いがあったとみられる。BRICS各国も、08年のリーマン・ショック後に経済成長が急減速。世界経済のけん引役として期待されたほどの輝きはない。銀行創設で新興国の協調をアピールしつつも、同床異夢の内実も浮き彫りとなった。

 また、会議では金融危機などの緊急時に活用できる1000億ドル(約9兆4200億円)規模の外貨準備の共同基金をスタートさせる方向で一致した。

6007チバQ:2013/03/28(木) 22:45:48
http://www.asahi.com/international/update/0328/TKY201303280293.html
マンデラ元大統領、再び入院 肺の感染症の治療続く
 【ヨハネスブルク=杉山正】南アフリカ大統領府は28日、ノーベル平和賞受賞者のネルソン・マンデラ元大統領(94)が肺の感染症のため入院したと発表した。27日深夜から病院で治療を受けているという。

 マンデラ氏は、2010年に南アで開催されたサッカーのワールドカップ(W杯)以降、公の場には姿を見せていない。昨年12月にも肺の感染症などのため約3週間入院している。

6008チバQ:2013/03/29(金) 21:17:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130329/erp13032910420002-n1.htm
連立協議不調、再選挙の可能性も 伊中道左派
2013.3.29 10:41

28日、ローマで記者会見に向かうイタリアのベルサーニ民主党書記長(右)(ロイター)
 イタリアの新政権発足に向けナポリターノ大統領から連立交渉を委任されていた議会最大勢力、中道左派連合のベルサーニ民主党書記長は28日、大統領に連立協議が不調に終わったことを報告した。これを受けて大統領は「(今後の)可能な展開を速やかに模索する」との声明を発表した。

 大統領は29日、再び各政党の代表らと会談する。ANSA通信によると、別の人物に連立交渉を要請する必要があるのかどうかを会談を通じて見極める。民主党側はベルサーニ氏が「連立交渉をあきらめたわけではない」と強調したが、事態打開は極めて難しい。

 2月の総選挙で中道左派は上院で過半数を取れず、政権発足には他党との連立が不可欠。連立協議が調わなければ、再選挙実施の公算が大きくなる。そうなれば、キプロスの金融問題で再燃の兆しが出ている欧州債務危機の別の火だねとなる可能性もある。(共同)

6009チバQ:2013/03/29(金) 21:18:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130328/erp13032822410006-n1.htm
キプロス戦々恐々 「ロシアマネー」逃避の可能性
2013.3.28 22:37 (1/2ページ)

28日に営業を再開したニコシアの銀行支店前。預金者らは心配そうに順番を待ったが、開店当初は大きな混乱もなかった(AP)
 欧州債務危機再燃の火種になると懸念されたキプロス問題は、欧州連合(EU)ユーロ圏諸国の支援と引き換えにキプロスの大手2銀行を破綻処理することなどで一応は収束への方向性を見いだした。だが、肥大化した同国の金融セクターを支えてきた外国資本、特に「ロシアマネー」は今後、一斉に逃避を始める可能性が高く、住民らは戦々恐々としている。

 ビーチリゾートで知られるキプロス南部リマソル。ロシアで人気が高く、夏には海岸沿いの高級ホテルや別荘に多くのロシア人が集まる。ロシア雑貨店やロシア富裕層向けの資産管理会社なども多い。地元住民は皮肉を込め、この町を「リマソルグラード」と呼ぶ。

 EUの中でも法人税率が低いキプロスには、多くの露企業が「節税」のための拠点を置いてきた。地元英字紙キプロス・メールなどによると、今年1月の同国内の銀行預金のうちEU圏外からの190億ユーロ(約2兆2890億円)のほとんどは露企業や個人の資産だとみられており、中には資金洗浄を目的としたものも含まれるとされる。破綻処理などが決まった大手2行で全額保護対象とならない10万ユーロ超の大口預金者の多くもロシア人だ。

 「キプロスには悪いが、もう誰もこの国を信用しないだろう」。リマソルで暮らして3年というロシア人ビジネスマン、アレクサンドルさんは、今後は問題の2行以外だけでなくキプロス全土で露資本の逃避が加速すると予測する。

 ロシアと、ギリシャ系が大多数のキプロスは、どちらも東方正教会系のキリスト教に属することから国民同士の親近感が強いといわれてきた。これまでは、その文化的背景に加え、キプロスが推進してきたオフショアビジネスがロシア富裕層の利害と一致したことで、キプロスにロシアマネーが流れ込んだ。だが、ここにきてロシアのキプロス離れが進めば、産業が脆弱(ぜいじゃく)な同国経済がさらなる打撃を受けるのは必至だ。

 リマソルの業者らからも悲鳴が上がる。タクシー運転手のエラクレスさんは「ロシア人はどんどんお金を使ってくれたが、これからはどうなるか」と不安を漏らす。同時に、「ロシアはキプロスのおかげでもうけてきたのに、見捨てるのはあっという間だ」と憤りをあらわにした。(リマソル=キプロス南部 大内清)

6010チバQ:2013/03/29(金) 21:18:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130328/erp13032822420007-n1.htm
キプロス、13日ぶり銀行再開 市場の不安は根強く
2013.3.28 22:37

28日、営業再開したキプロス・ニコシアの銀行で現金を引き出した男性(共同)
 【ベルリン=宮下日出男】ユーロ圏からの金融支援策が決まったキプロスで28日、国内銀行の営業が13日ぶりに再開した。政府は取り付け騒動や国外への急激な資金流出などの混乱の回避のため、資金の移動規制を講じた。一方、国の金融破綻は免れたが、大口預金者に負担を強いる前例のない支援策に、金融市場では余波も広がっている。

 キプロス政府の発表によると、国内での現金引き出しを1日300ユーロ(約3万6千円)に制限し、小切手の現金化は禁止される。渡航者の現金持ち出しは1千ユーロ、海外でのクレジットカード利用は1カ月5千ユーロを上限とし、海外口座への資金移動も商業目的などの例外を除き原則禁じた。期間は4日程度の見込み。

 キプロスでは16日以降、銀行が営業停止。自動現金預払機(ATM)での引き出しも制限され、国民生活や経済活動に大きな影響が出ていた。政府は営業再開時に懸念される資金の大量流出の防止を図りながら、早期の正常化を目指す。

 ただ、ユーロ導入国による資本の移動規制は前例がない。一定期間とはいえ、キプロスを事実上、「ユーロ圏から切り離す」(専門家)ともいえる措置が、域内の資本移動の自由を保証した欧州連合(EU)の規定に抵触しかねないとの懸念も出ている。

 一方、金融市場では100億ユーロ(約1兆2千億円)の支援策合意後も不安定な状況が続く。ユーロ圏財務相会合のデイセルブルム常任議長が「金融部門のリスクを公的に負担するのは正しくない」と述べたことなどを受け、大手銀行の破綻・再編で預金者が負担を強いられる支援策が今後、危機国救済のモデルになると受け止められたためだ。

 ユーロ圏では支援への公金投入に不満が高まっている。導入を目指す金融機関の共通破綻処理制度では大口預金者に負担を求めることも検討中。議長は発言を修正したが、「危機対策の著しい転換」(国際金融協会)との不安は残っている。

6011チバQ:2013/03/29(金) 21:19:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130328/erp13032822470009-n1.htm
キプロス銀行再開 静観のロシア、EUと大きなしこり残る
2013.3.28 22:44 (1/2ページ)

28日、ニコシアの銀行支店前で、営業再開を待つ預金者ら。この日は、6時間の営業が予定され、13日ぶりの開店当初は大きな混乱は見られなかった(AP)
 【モスクワ=遠藤良介】キプロスの預金総額の3分の1は「ロシアマネー」とされ、ロシア政府や市場の関係者は28日の銀行再開を慎重に見守った。当初、EUユーロ圏諸国の預金課税方針に強く反発したロシアは、ここにきて新救済策を受け入れる方針に転じた。ただ、今回のキプロス危機では“大口債権者”のロシアが何ら主導的役割を果たせず、EUとの間には大きなしこりが残る形になった。

 ロシアマネーはソ連崩壊後の1990年代、国有資産民営化などに乗じて莫大(ばくだい)な財をなしたオリガルヒ(新興寡占資本家)が、タックスヘイブン(租税回避地)のキプロスに資産を移したことに由来する。その後もロシアの企業や個人にとって、金融監督の甘いキプロスはユーロ圏との取引や「節税」の面で重宝する存在だった。

 昨年はロシアの対外投資額の約4分の1がキプロスに流れ、ロシアにとってキプロスは最大の直接投資国の1つでもある。ドイツなどはロシアマネーの多くがマネーロンダリング(資金洗浄)に絡んでいるとみており、それがキプロスに対して強い態度で臨んだ理由でもあった。

 同じ東方正教の国として文化的に近いロシアとキプロス。冷戦時代には、旧ソ連国家保安委員会(KGB)が西側や中東情報収集の拠点として重視した。今回のキプロス支援をめぐっても、当初、ロシアは地政学的観点からEUへの対抗姿勢を見せた。

 「不当かつ素人じみた、危険なものだ」。ユーロ圏諸国が16日、銀行預金への課税を支援条件に打ち出した際、ロシアのプーチン大統領はこう強く反発した。だが、大手2銀行の整理・再編などを柱とした新たな支援策については同意し、ロシアが2011年にキプロスに融資した25億ユーロ(約3009億円)の返済条件も見直す方針だ。

 ロシア由来のキプロス預金はロシアの国内総生産(GDP)の1%程度で、ロシア経済の根幹を担う国営大企業などへの影響は最小限にとどまる。また、ロシア政府自身が巨額の資本逃避に頭を悩ませてきた事情も、態度を軟化させた背景にはある。

 しかし、今回の支援をめぐってロシアは完全にEU側の協議から外され、キプロスがロシアに求めた独自の支援策でも合意できなかった。大量のロシアマネーは他のオフショア市場に流れるとみられ、それとともにキプロスへのロシアの影響力が低下するとの指摘もある。

6012チバQ:2013/03/29(金) 21:36:03
http://mainichi.jp/select/news/20130329ddm007030174000c.html
イタリア:連立、手詰まり 中道左派、少数政党支持に望み
毎日新聞 2013年03月29日 東京朝刊

 【ローマ福島良典】2月下旬のイタリア総選挙(上下両院)で最大勢力となった中道左派連合のベルサーニ民主党書記長(61)は28日、新政権樹立のための連立協議を終えた。同日夕、ナポリターノ大統領に結果を報告する。主要政党・団体との協議で連立合意をまとめられず、手詰まり状態に陥っている。

 中道左派連合は下院(630議席)で多数派だが、上院(319議席)では過半数割れの「ねじれ」状態のため、安定政権の樹立が困難になっている。イタリアの政治混乱が長引いたり、再選挙が避けられない状況になったりすれば、欧州信用不安の新たな火種となる恐れがある。

 ベルサーニ氏は27日夜、「変革のための政権樹立」の必要性を各陣営に呼びかけ、少数政党の支持を得て上院で多数派を形成する可能性に最後の望みを託している。ベルサーニ氏による多数派工作が失敗した場合、大統領は他の指導者に組閣を要請する見通し。

 総選挙で第3勢力に台頭し、既成政党批判を繰り広げている新興政治団体「五つ星運動」の代表は27日、政党指導者でない首相候補であれば協力する用意を示唆した。イタリアメディアによると、政治家以外の候補としては、モンティ実務者内閣のカンチェリエリ内相(69)らの名前が取りざたされている。

6013チバQ:2013/03/29(金) 21:37:13
http://mainichi.jp/select/news/20130329k0000e030202000c.html
イタリア:連立協議が物別れ 大統領が直接介入へ
毎日新聞 2013年03月29日 10時53分(最終更新 03月29日 10時59分)


ナポリターノ伊大統領との会談後、大統領宮殿内を歩くベルサーニ民主党書記長=ローマで2013年3月28日、AP
拡大写真 【ローマ福島良典】イタリアの上下両院第1勢力で中道左派連合のベルサーニ民主党書記長(61)は28日夕、新政権樹立のための他党・団体との連立協議が物別れに終わったとナポリターノ大統領(87)に報告した。大統領が29日に各陣営代表と会談し、こう着状態の打開を目指して直接介入する。安定政権樹立のめどは立っておらず、再選挙が避けられなくなる可能性もあり、信用不安の再燃を招く恐れもある。

 ベルサーニ氏は記者会見で「受け入れられない妨害や条件があった」と不調の理由を説明した。協議では第3勢力の政治団体「五つ星運動」創設者のベッペ・グリッロ氏(64)がベルサーニ氏に対する個人攻撃を繰り広げ、ベルルスコーニ前首相(76)の第2勢力・中道右派連合は協力条件として、5月半ばに任期が切れる大統領のポストを要求した。

 大統領府は28日夜、ナポリターノ大統領が「政治状況の打開策を個人的に見定めるための措置を速やかに取る」と発表した。大統領には首相を任命する権限があり、連立合意がまとまらない場合、主要陣営に受け入れ可能な民間人を首相に据えて緊急避難的に内閣を作ることもできる。

 過去には1993年にイタリア銀行(中央銀行)のチャンピ総裁が首相に就任した例などがある。ベルルスコーニ前首相の辞任を受けて11年11月に発足したモンティ政権は政治家が一人もいない実務者内閣で、財政緊縮策によりイタリア経済を立て直した。

 イタリア紙コリエレ・デラ・セラによると、中道右派連合はモンティ内閣のカンチェリエリ内相(69)が首相を務める政権を視野に入れているという。既成政党批判を武器に総選挙で台頭した「五つ星運動」はベルサーニ氏以外の首相候補であれば受け入れる用意を示している。

 イタリア国会は下院(630議席)では中道左派連合が多数派だが、上院(319議席)で過半数を占める政治勢力がいない「ねじれ」状態になっている。各陣営は緊縮策や汚職対策、ユーロ問題などの基本政策で意見の隔たりが大きく、政局が安定する保証はない。

6014チバQ:2013/03/29(金) 21:38:53
http://mainichi.jp/select/news/20130329k0000e030239000c.html
南スーダン:病院ベッド一つに子供3人 医療・教育が荒廃
毎日新聞 2013年03月29日 12時41分(最終更新 03月29日 13時41分)


 ユニセフ(国連児童基金)親善大使の黒柳徹子さん(79)が今月訪れた「世界で最も新しい国」南スーダン。2005年まで20年以上続いた内戦で教育や医療の整備が遅れ、独立から1年8カ月たった今も、子供たちは大きな影響を受けていた。小学校を修了する子供の割合は約1割。小児病棟はベッド一つに入院治療が必要な子供たち3人がいるという状態だった。【南スーダン・ジュバで福島祥】

 ストリートチルドレンやスラムに住む少女のため首都ジュバに設けられた支援施設「CCC」。42人が施設から学校に通ったり、職業訓練に励んだりしていた。

 ナダ・マディちゃん(10)は約4年前に入所した。「ママに学校に行きたいとお願いしたけど、お金がないからと言って聞いてくれなかった」。やがて母親は家を出て行き、ナダちゃんは保護された。ユニセフ現地事務所によると南スーダンでは、8年制の小学校の1年生段階では統計上、「行きそびれた」年配の子供たちも入るため、09年のまとめでは就学率145%。だが3年生で85%に落ち、修了(卒業)時にはわずか8%になる。

 内戦終結後の帰還民の教育は大きな課題になっている。ジュバにある帰還民の一時定住地「ウェイステーション」では、国連がテントを設け、アルファベットなどを教える一方、地雷を見つける方法など「生き抜く知恵」も伝えていた。

 3〜13歳の5人の子供を連れたシングルマザー、メダリノ・ダニエルさん(29)は古里を目指してスーダンを出てきたが、「故郷に戻っても安心して暮らせる場所があるか分からない。とにかく子供に教育を受けさせたい」。だが、支援が必要なのはウェイステーションの外でも同じ。内戦の傷痕で医療整備も遅れたままだ。ユニセフによると、5歳未満児の死亡率は改善傾向にあるが、いまだに9人に1人の子供が5歳の誕生日を迎えることができない。


 首都中心部を離れると医師不足はさらに深刻なようで「100キロ離れた街から来た」「バスで6時間かけてやってきた」などと訴える母子が何組もいた。


 病院の説明では、約100床のベッドの占有率は「300%」。複数の子供が同じベッドを使うなどしてしのぐ。日中は多くの親子が中庭に出て敷物の上で休んでいた。小児科医はわずか2人。他に看護師ら約50人で月に2000〜2500人の患者に対応する。男性医師(59)は「雨期(4〜10月)に入ればマラリア患者が増え、病院に来る子供の数はより多くなる。医師や看護師ら訓練されたスタッフの不足が深刻だ」と訴えた。

6015チバQ:2013/03/29(金) 22:21:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130329/erp13032922110008-n1.htm
イタリア組閣失敗 続く「欧州の苦悩」
2013.3.29 22:09 (1/2ページ)

イタリアのナポリターノ大統領
 【ベルリン=宮下日出男】2月下旬のイタリア総選挙後、組閣交渉を委ねられた中道左派連合のベルサーニ民主党書記長が28日、ナポリターノ大統領に交渉失敗を伝えた。大統領は行き詰まりの打開策を模索するが、展望はみえない。ユーロ圏はキプロスの金融破綻を押さえ込んだが、債務危機の沈静化は圏内第3位の経済大国イタリアの政局安定化に委ねられた格好だ。

 ベルサーニ氏は28日、大統領と会談し、ベルルスコーニ前首相の中道右派連合や第三勢力に台頭した政治勢力「五つ星運動」との6日間に及ぶ交渉の結果を報告。その後、「ここ数日の取り組みはよい結果を生まなかった」と表明した。

 中道左派は下院で過半数の議席を制したが、上院では第一党でも過半数に届かない。政権発足には両院の信任が必要で、他党の協力は不可欠。ベルサーニ氏は醜聞まみれの前首相との連携を拒み、五つ星の取り込みを狙ったが、既存政党との協力を拒否する五つ星の姿勢は変わらなかった。

 大統領は29日、各党代表者と個別に再び会談し、政権発足への協力を改めて説得するほか、他の打開策を探る。ただ、ベルサーニ氏が「この状況で政権を担いたいと思うのは正気でない人だけ」と漏らしたようにハードルは高い。

 大統領は現状での再選挙は回避したい意向。中道左派や政治家以外から幅広い支持を得られる別の首相候補を立てる可能性も指摘される。大統領の取り組みが挫折すれば再選挙の公算が大きくなるが、「ねじれ」状態を生みやすい現行の選挙制度のままでは同じ結果になるとの懸念は消えない。

 ユーロ圏ではキプロスの支援策がまとまり、同国の金融破綻を当面回避したばかり。ただ、キプロスの影響があったとはいえ、イタリアが27日に入札を実施した5年物国債の利回りが昨年10月以来の水準に上昇。欧州委員会が同日公表した3月のユーロ圏の景況感もマイナスに転じた。

 ユーロ圏17カ国の域内総生産(GDP)の0・2%にすぎないキプロスと、圏内3位の経済規模のイタリアでは圏内や世界に与える影響は比較にならない。市場は「ユーロ圏にとり本当に重要なのはイタリアだ」(独専門家)とし、政局混迷とモンティ政権の改革路線の行方を注視している。

6016チバQ:2013/03/29(金) 23:04:59
http://mainichi.jp/select/news/20130327ddm007030128000c.html
さまよえる人々:シリア内戦と難民/上 心に傷負う子どもたち
毎日新聞 2013年03月27日 東京朝刊

 ◇隣国レバノンに逃れても食糧不足、衛生状態も劣悪
 コンクリートの床に敷いた薄いカーペットの上で祖母(48)に寄りかかりながら、ラムダン・ムハンマドさん(25)の長男マーヘルくん(1)はぐったりしていた。「ここに着いてから、ずっとこんな様子だ」。父の視線は不安に満ちている。同行した国際NGO国境なき医師団(MSF)のスタッフは「早く診てもらった方がいい」。だが、ムハンマドさんは「病院の場所も分からないし、お金もない。どうしたらいい」と途方にくれた。【アルサル(レバノン東部)で秋山信一】

 マーヘルくん一家5人は、内戦下のシリア中部ホムス近郊から逃げてきた。2日かけて山を越え、レバノン東部アルサルにたどり着いたばかりだ。2月下旬の気候は厳しく、身を寄せた建築中の家の一室は夜には0度近くまで下がる。近隣住民にもらった毛布2枚に全員がくるまって眠る。次男モラードくんは生後6カ月。「他の難民に食べ物を分けてもらっている状態で、妻もいつお乳が出なくなるか……」。ムハンマドさんのため息は深い。

 国連集計で110万人を超えたシリア難民のうち、レバノンには登録待ちも含め37万人以上が暮らすが、半数以上が子どもだ。

 国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」の現地スタッフ(35)は「子どもたちは深い心の傷を負っている」と話す。「親戚の遺体を見た」「近所の人が撃たれた」。慣れてくると、そんな経験を心の中からはき出すように語る子もいるという。

 マーヘルくんと同じ建物で生活するタマムさん(10)は「シリアでは空爆や砲撃があると、家の中で耳をふさいでいた」。戦闘で1年半以上も学校に通えず、小学5年生の年齢だが「まだ3年生なの」と寂しげだ。

 「シリアの子どもたちが、失われた世代になる危険は日々高まっている」。ユニセフ(国連児童基金)は3月の報告書で警告した。だが、国際社会の反応は鈍く、支援資金の確保率はわずか2割だ。

 MSFが昨年12月にレバノンで行った調査によると、シリア難民の半数以上は車庫や廃屋などで生活。衛生状態は悪く、呼吸器の感染症や皮膚病のまん延が懸念されている。

 アルサルにあるMSFの難民向け診療所で、医師ラビアさん(30)が患者の写真を見せてくれた。へそにできた直径5センチほどの丸い腫れ物で皮膚病の疑いがある。「子どもの患者も多い。感染は広がる一方だ」。診療所の待合室では、15人の子どもたちが診察を待っていた。

     ◇

 11年3月にシリアのアサド政権と反体制派の衝突が始まってから2年。国連推計で7万人超が死亡した内戦に終息の兆しは見えず、難民も急増している。隣国レバノンに逃れた人々の証言を通して、内戦の波紋を追った。=つづく

6017チバQ:2013/03/29(金) 23:05:45
http://mainichi.jp/select/news/20130328ddm007030205000c.html
さまよえる人々:シリア内戦と難民/中 追われるアラウィ派
毎日新聞 2013年03月28日 東京朝刊

 ◇「政権支持」、反体制派の略奪受け
 「お客さん、その靴を磨かせてよ」。レバノンの首都ベイルートで、シリア人のマーディー・ジュネーさん(15)が道行く人に声をかけていた。靴を載せてもらう木製の四角い台にクリームやブラシを収納して動く。多い時には1日5人の客を取り、約10ドル(約950円)の稼ぎになる。

 ジュネーさんはシリア北部アレッポ出身で、アサド大統領と同じイスラム教アラウィ派だ。アラウィ派は人口の約1割の少数派だが、現政権支持派が多いとされる。今年1月、反体制派武装組織「自由シリア軍」がアレッポの自宅近くに進軍してきた。外出先で父親(40)が戦闘に巻き込まれ、肩を銃で撃たれた。近所で「アラウィ派は殺される」とのうわさが広がり、両親や兄弟ら一家7人はバスで逃げ出した。

 1月下旬から一家はベイルート郊外の6畳2間のアパートで暮らす。手続き方法が分からず、難民申請はしていない。家計はジュネーさんと建設作業員の兄(20)が支えるが、家賃(月300ドル)と食費で手いっぱいだ。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に登録されたレバノンのシリア難民は約37万人(申請中も含む)で、未申請者を含めるとさらに多いとみられる。昨年12月に国境なき医師団(MSF)がシリア難民ら2124世帯を調査したところ、約40%は難民申請をしていなかった。

 申請率が低い一因は受け入れ態勢にある。レバノンに公式な難民キャンプはない。18以上の宗教・宗派が混在し、政府は宗派バランスを崩しかねないシリア難民の大量流入や定住化を警戒しているのだ。パレスチナ難民の流入が70〜80年代の内戦を招いた歴史も受け入れを慎重にさせる。それでも毎週数千人の難民が流入している。

 ジュネーさんは最近、知人から電話で、アレッポの自宅が反体制派兵士らに略奪されたと聞いた。反体制派には、アラウィ派を敵視するイスラム教スンニ派の過激派も存在する。彼らには、同じスンニ派の国外組織が武器や資金を供給しているとの情報もある。「宗派間紛争」の色彩を強めるシリア内戦。その影響で、レバノンでも北部トリポリを中心にスンニ派とアラウィ派の衝突が続く。

 「反体制派は突然やってきて僕らの生活を壊した。バシャール(アサド大統領)を支持しているだけで、ひどい目に遭うのはおかしい」。ジュネーさんは語気を強めた。【ベイルートで秋山信一】

6018チバQ:2013/03/29(金) 23:06:42
http://mainichi.jp/select/news/20130329ddm007030173000c.html
さまよえる人々:シリア内戦と難民/下 「故国は血に染まった」
毎日新聞 2013年03月29日 東京朝刊

 ◇混乱に嫌気、外国に活路求める
 レバノンの首都ベイルート中心部にシリア資本の建設会社がある。従業員約200人の大半はシリア人。争いの種になるため、社内でシリア内戦の話は厳禁だ。「会社も自分も、今はレバノンで食べていくしかない」。設計士のマフムード・ハッダールさん(27)はそう語る。

 11年3月に始まったアサド政権と反体制派の衝突で多くの若者が国を離れた。ダマスカス出身のハッダールさんは11年7月に大学を卒業したが、知識を生かす仕事はなかった。卒業直後、空軍情報機関に拘束された。人違いだと分かったのは2日後。「惨めな経験だった」とだけ語った。

 故国に嫌気が差し、アラブ首長国連邦(UAE)で仕事の内定を得たが、就労ビザは出なかった。「シリア人だからでは」と感じた。レバノンでは大学の先輩の家に寄宿し、5〜6社の面接を受けたが「待って」と言われるだけだった。

 半年前、今の会社に入れた。建設作業員として働く弁護士の友人もいる。「内戦で人生が狂った」。ハッダールさんの声は暗い。

 人口約400万人のレバノンの失業率は内戦前から10%近く。30万人以上のシリア人が流入し求人は減った。特に専門職は就職が難しい。一方、非政府組織(NGO)関係者によると単純労働に就くシリア人は増加。月給400ドルのレバノン人を解雇し月60ドルでシリア人を雇った農場もある。

 ダマスカスの美術大学の教師だったイタブ・フレイブさん(58)。講座の約40人の学生は内戦の激化とともに減り、2月には3人になった。アサド政権側、反体制派に分かれて戦う教え子もいる。「本当に憂鬱」と嘆く。

 職場では学長がアサド政権への忠誠を強く求め、中立さえ許されない雰囲気。「このままでは芸術家としての感覚がまひする」。大学を辞め国外に出た。

 レバノンは今、シリアと海外をつなぐ中継地点でもある。シリアの外国公館の大半は国外に退去したため、ビザなしで半年間滞在できるレバノンで、他国の滞在許可を取得する事例が増えている。

 国境の往来は今も盛んだ。ベイルートとダマスカスの間の検問所では、シリアから避難してくる家族もいれば、レバノンで余暇を楽しみシリアに戻るビジネスマンもいた。

 フレイブさんはチュニジア大使館でビザを申請した。チュニスで個展を開き、友人が住む米国に向かおうと考える。「私は故国を愛している。けれど、シリアは血の赤に染まってしまった」【ベイルートで秋山信一】

6019チバQ:2013/03/30(土) 00:31:06
http://www.asahi.com/international/update/0329/TKY201303290046.html
2013年3月30日0時3分
新法王「洗足の儀式」 少女もイスラム教徒も
ローマ郊外の少年院で少年らの足を洗うフランシスコ法王=ロイター
 【ローマ=石田博士】ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は28日、ローマ郊外の少年院を訪れ、復活祭前の「洗足の儀式」にのぞんだ。法王が足を洗った12人には少女2人が含まれ、うち1人はイスラム教徒だった。法王によるこの儀式に女性が含まれるのは初めて。「保守派」には波紋が広がっている。

 イエスが十字架に架けられる前日の最後の晩餐(ばんさん)で、弟子12人の足を洗ったという故事に基づく。法王は、ひざまずいて一人ずつの足を洗い、口づけした。

 伝統的には、バチカンのサンピエトロ大聖堂などで開かれる儀式。法王が足を洗う相手はみな男性で、聖職者が多かった。イエスの弟子がみな男性だったためで、これは、カトリックが聖職者を男性に限る理由でもある。

http://www.cnn.co.jp/world/35030157.html
フランシスコ法王、少年院でミサ 罪犯した若者の足洗う
2013.03.29 Fri posted at 12:10 JST

(CNN) ローマ法王フランシスコはイースター(復活祭)を前にした「聖木曜日」の28日、ローマ市内にある少年院で「主の晩餐のミサ」をささげ、罪を犯して収容されている少年少女の足を洗った。

ミサはローマのカサル・デル・マルモ少年院で行われ、法王は少年少女の足に水を注ぎ、白いタオルでぬぐってキスをした。

主の晩餐のミサはこれまでローマ大司教の聖堂であるサンジョバンニ・インラテラノ大聖堂で行われるのが慣例だった。フランシスコ法王はこれを少年院で行うことで、また1つ慣例を破ったことになる。ローマ法王庁によると、法王は極めて質素なミサを強く希望したという。

少年院の入所者から法王へは、院内の作業で作った木製の十字架と膝つき台を贈呈。フランシスコ法王はイースターの卵と、ハトの形をしたイタリアの伝統菓子を全員に配る。

同少年院には14〜21歳の約50人が収容されている。法王が足を洗う若者は、さまざまな国や宗教の入所者の中から選ばれ、女性2人とイスラム教徒2人が含まれていた。

この日午前にサンピエトロ大聖堂で行われたミサには、フランシスコ法王と共に枢機卿や司教など2000人以上と、カトリック信者1万人以上が参列した。

6020チバQ:2013/03/30(土) 00:31:39
http://www.cnn.co.jp/world/35030157.html
新法王フランシスコの2つの顔
The Two Faces of Pope Francis

控えめで人間的な語り口調で人々を魅了したフランシスコ1世に立ちはだかる課題

2013年03月29日(金)13時17分
クリストファー・ディッキー(パリ支局長)
[2013年3月26日号掲載]

 ヨーロッパ以外からは約1300年ぶり、中南米出身者としては初のローマ法王(教皇)が先週誕生した。フランシスコ1世として世界のカトリック教徒12億人を導くのは、アルゼンチン出身のホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿(76)だ。

 フランシスコ1世はバチカンのサンピエトロ大聖堂のバルコニーから群衆に向かって、仲間の枢機卿たちが「世界の果て」まで来て私を見つけてくれたと語った。新法王は、世界各国で教育機関を運営する男子修道会のイエズス会に属している。イエズス会からの法王選出も初めてのことだ。

 ドイツ出身の前法王ベネディクト16世は高齢を理由に先月退位したが、彼を選出した8年前のコンクラーベ(法王選挙)でも、メディアはベルゴリオを有力候補と伝えていた。

 しかしベルゴリオは05年のインタビューで、官僚組織であるローマ法王庁で暮らすのは避けたいと語っていた。「法王庁にいたら死んでしまう。私の人生はブエノスアイレスにある。私の教区の人々がいないと、彼らの悩みに答えないと、毎日何かが欠けていると思う」

 まさに聖人の語り口だ。新法王の控えめで人間的な口調は、彼が何者かほとんど知らなかった何万人もの群衆を魅了した。新法王は雨の中を何時間も待っていた人々に、「こんばんは」と呼び掛けた。自分はあなた方のために祈る、そしてあなた方も自分のために祈ってほしいと語った。前法王が無味乾燥な学者肌だっただけに、新法王の温かい言葉は人々の心を捉え、そのカリスマ性を感じさせた。

「汚い戦争」に加担か?
 ただ新法王が引き継ぐのはスキャンダルまみれの組織だ。欧米諸国では、カトリック神父による子供への性的虐待が次々と明るみになっている。失墜した教会への信頼を取り戻さなければならない。指摘されている法王庁の不正会計問題や、マネーロンダリング(資金洗浄)の疑惑にも対処する必要がある。

 中南米諸国が新法王にかける期待は大きい。彼は、貧困から抜け出し希望をつかみつつある、さらには世界での影響力を高めようとしている中南米地域の代表となる存在だからだ。

 フランシスコ1世の公式記録には倫理や金銭にまつわる汚点はないが、ダークな部分がないわけでもない。

 70〜80年代、アルゼンチンの軍事政権が市民弾圧を行った「汚い戦争」の時代、ベルゴリオはイエズス会アルゼンチン管区の区長を務めていた。共産主義のシンパと考えられて弾圧された人たちの中には、貧しい民衆を救済する左翼運動を行う聖職者が大勢含まれていた。なかでも秘密組織に逮捕されて監禁・拷問された2人のイエズス会士は後にベルゴリオに「密告された」と語った。

 一方、ベルゴリオの擁護者は、大勢が殺害されたのに、2人が助かったのは、彼らを救うためにベルゴリオが奔走したおかげだと主張する。

 教会における女性の役割、同性婚、性的虐待の問題についてのベルゴリオの見解は、ベネディクト16世やその前任ヨハネ・パウロ2世と同じく保守的だ。彼を新法王に選出した枢機卿114人はすべて、この2人の元法王に任命されている。

 とはいえ法王となった今、フランシスコ1世は神のしもべであると同時に導き手でもある。法王庁は用心したほうがいい。信者12億人の新法王への期待は大きいのだから。

6021チバQ:2013/03/30(土) 00:32:21
http://www.cnn.co.jp/world/35030094.html
新ローマ法王、豪華公邸には入居せず 当面はホテル暮らし
2013.03.28 Thu posted at 12:35 JST

ローマ(CNN) 新ローマ法王フランシスコは、前任のベネディクト16世など歴代法王が使っていた公邸には当面の間入居せず、バチカンのホテルの簡素な部屋に滞在することを決めた。ローマ法王庁の広報が28日までに明らかにした。

広報によると、法王の公邸はバチカン宮殿の最上階にあり、新法王が入居する準備も整っていた。しかしフランシスコ法王は当面の間、2週間前に法王選挙のコンクラーベが行われた時から滞在しているカサ・サンタマルタの部屋にとどまることにしたという。

カサ・サンタマルタはサンピエトロ大聖堂の近くにあり、コンクラーベに出席した枢機卿全員が滞在していた。法王は今後もほかの枢機卿らとともに、ミサなどの活動に出席することになる。

バチカン宮殿の公邸は、入居はしないものの、オフィスとしては利用し、会議などの執務を行っているという。

法王は簡素な生活を望む謙虚な姿勢で知られ、アルゼンチン・ブエノスアイレスの大司教だった当事から、豪華な公邸に入居することを拒んで簡素な集合住宅で暮らし、バスで通勤していた。

6022チバQ:2013/03/30(土) 00:32:53
http://www.cnn.co.jp/world/35030088.html
シリア反体制派、初めての「大使館」を開設 カタール首都に
2013.03.28 Thu posted at 11:47 JST

(CNN) シリア反体制派の統一組織「シリア国民連合」は27日、カタールの首都ドーハに大使館を開設した。広報によればパリやロンドン、ワシントンでも「大使」が活動しているが、建物を備えた大使館はこれが初めてとなる。

昨年閉鎖されたアサド政権の大使館をそのまま引き継いだという。これに先立つ26日、アラブ連盟はシリア国民連合に同連盟の首脳会議への出席を認めていた。

アサド政権は、アラブ連盟のこうした動きに反発。「正統性のない」組織を認めることは同連盟の憲章に違反すると非難した。ロシアの国営RIAノーボスチ通信によれば、シリア国民連合のアラブ連盟首脳会議への参加については、ロシアも反対の姿勢を示したという。

6023チバQ:2013/03/30(土) 09:37:45
http://mainichi.jp/select/news/20130330ddm007030098000c.html
イタリア:海兵隊員、インド漁船誤射 兵士引き渡し、伊で波紋 外相が政府批判
毎日新聞 2013年03月30日 東京朝刊

 【ローマ福島良典】インド沖で昨年、海賊取り締まり中のイタリア海兵隊員がインドの漁船を誤射した事件が、政治混乱の続くイタリア国内で波紋を広げている。海兵隊員をインドに引き渡した政府決定を不服としてテルツィ外相(66)が3月末に辞任する事態に発展したためだ。イタリアでは総選挙を受けた連立協議が難航しており、中継ぎ役のモンティ暫定内閣は足元を揺さぶられた形だ。

 事件は昨年2月にインド南部沖で発生。イタリア船籍タンカーを護衛中の海兵隊員2人が近づいてきた漁船を海賊と間違え銃撃、インド人漁師2人が死亡した。殺人罪で裁判を進めてきたインド側に対して、イタリア側は最近まで「公海で起きたため、インドの管轄外」と主張してきた。

 イタリアは総選挙を理由に一時帰国中の2人をインドに戻さないと表明し外交問題に発展したが、今月21日に引き渡しに応じ幕引きした形だった。イタリア政府はインド側から死刑に処さないとの保証を得たためと説明していた。だが、テルツィ外相は26日、国会で異例の政府批判を繰り広げ、辞任を表明。暫定外相を兼務したモンティ氏は「引き渡さなければインドなどから制裁を受ける恐れがあった」と説明した。

 ◇強硬論が背景、インド「勝利」
 【ニューデリー杉尾直哉】イタリア海兵隊員2人の引き渡しをインドのシン首相は歓迎し、メディアも「インド外交の勝利」(ヒンズー紙)などと沸き立った。いったん、「戻さない」と発表したイタリア側の突然の方針転換については、インドの軍需産業を含めた経済利益を失いたくないためとの観測が強い。

 一連の騒ぎでは、シン首相が「重大な結果なしではすまされない」と報復の構えを見せ、政治家からは「イタリアをインド市場から締め出せ」との強硬論も出ていた。シン政権には妥協できない事情があった。与党「国民会議派」のソニア・ガンジー総裁が、婚姻によりインド国籍を持つイタリア人でもあることから、野党側から「イタリアによるインド支配の陰謀」との非難もあり、来年の総選挙を念頭に、政権側が弱さを見せるわけにはいかなかった。

6024チバQ:2013/03/30(土) 09:53:53
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013032900812
ムシャラフ氏に靴投げ=ブッシュ氏に続き−パキスタン
 【ニューデリー時事】5月のパキスタン総選挙参加のため最近約4年ぶりに帰国したムシャラフ前大統領が29日、南部カラチの高等裁判所に出廷した際、男に靴を投げられるハプニングがあった。
 靴投げといえば2008年にブッシュ米大統領(当時)がイラク人記者から受けた事件が有名だが、ムシャラフ氏は大統領在任中、ブッシュ政権の対テロ戦に協力。パキスタン国民の間には反米思想も根強く、ブッシュ氏の事件をまねた可能性がある。
 地元メディアの映像によれば、ムシャラフ氏は帰国前に得た不逮捕権の延長を申請するため裁判所を訪れ、護衛に囲まれて通路を歩行中、前方から靴が飛んできた。靴は当たらなかったもようだが、警察は投げた男を拘束。男は弁護士との情報がある。(2013/03/29-20:30)

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6025チバQ:2013/03/30(土) 23:12:32
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013033000102
ドイツに反ユーロ新党=総選挙結果左右も
 【ベルリン時事】経済規模が欧州最大で、債務危機の克服に向け重要な役割を担うドイツに、欧州単一通貨ユーロからの離脱と旧通貨マルクへの回帰を掲げる新党が現れた。9月の連邦議会選挙(総選挙)での議席獲得は微妙な状況だが、与野党が接戦を展開する中、危機国支援に不満を持つ、ユーロに懐疑的な有権者の票が流れれば、選挙結果を左右するのは必至だ。
 新党は2月に結党した「ドイツのための選択肢」。「現在のユーロ危機対策は銀行や個人投資家の利益にしかなっていない」と主張し、支援者には著名なエコノミストや実業家、ジャーナリストが名を連ねる。(2013/03/30-15:12)

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6026チバQ:2013/03/31(日) 01:57:58
http://mainichi.jp/select/news/20130331k0000m030053000c.html
イタリア:ナポリターノ大統領 政治危機脱却で調整継続
毎日新聞 2013年03月30日 21時56分(最終更新 03月30日 22時55分)


イタリアのナポリターノ大統領=藤井太郎撮影
拡大写真 【ローマ福島良典】イタリアのナポリターノ大統領(87)は30日、2月下旬の総選挙(上下両院)以降の政治の混乱解消に向けた各党との協議結果を踏まえ、政治危機からの脱却を目指して調整を継続する考えを表明した。29日の協議では新政権の枠組みを巡る各陣営の主張の隔たりが縮まらず、こう着状態を打開できなかった。政治の機能不全が露呈した形で、再選挙になだれ込む可能性も浮上し、信用不安再燃への懸念が強まっている。

 ナポリターノ大統領は30日、「最後まで国に貢献する」と述べ、5月15日の任期切れまで職務を果たす考えを強調した。大統領が民間人や大物政治家を首相に任命して政権樹立を目指すか、任期切れを待たずに辞任し、後任大統領に政治危機の収拾を託すかが注目されていた。

 ナポリターノ大統領は今後、政権担当能力のある2つの政治グループを指名し、手詰まり状態を脱して、構造改革を実行するための方策について協議する。モンティ暫定首相(70)の実務者内閣が次期政権樹立までの中継ぎ役を果たす。

 29日の協議でベルルスコーニ前首相(76)の中道右派連合、モンティ氏の中道勢力連合は主要各党が参加する「大連立」を主張した。だが、上下両院第1勢力でベルサーニ民主党書記長(61)が率いる中道左派連合は中道右派連合との連立を拒否。ベッペ・グリッロ氏(64)の政治団体「五つ星運動」も他党が主導する政権は受け入れない立場を伝えた。

 このため、現状では政権樹立のための連立合意の成立は不可能。イタリア紙レプブリカによると、ナポリターノ大統領は「解決策が見つからなければ、新大統領のもとで選挙をする必要がある」と辞任の用意を示唆していたという。連立協議で中道右派連合は自陣営から次期大統領を出すよう求めていた。

 総選挙では中道左派連合が下院(630議席)で多数派となったが、上院(319議席)では過半数割れに追い込まれ、「ねじれ」状態が出現。このため連立協議が難航、大統領から組閣要請を受けたベルサーニ氏は28日、協議決裂を報告。ナポリターノ大統領が調整に乗り出していた。

6027チバQ:2013/03/31(日) 02:31:42
http://www.cnn.co.jp/world/35030108.html
国連「150万人に支援必要」、病院の略奪相次ぐ 中央アフリカ
2013.03.28 Thu posted at 15:36 JST

(CNN) 反政府武装勢力が首都に進軍し大統領が国外に脱出する事態となった中央アフリカで、医療機関への略奪が横行するなど混乱が続いている。国連は28日までに、同国で支援を必要とする人は150万人に上り、今後さらに増加する恐れがあると発表した。

国際援助団体の「国境なき医師団(MSF)」は、首都バンギなどでMSFの複数の施設が襲われたと発表。バンギでは治安の悪化のほか、略奪犯や武装勢力を恐れて重傷者が医療機関を受診できない状態が続いているという。国連関連の事務所も略奪の被害に遭った。

国連は26日、中央アフリカで150万人が支援を必要としていると発表。援助関係者の活動が制限された場合にはこの数はさらに増える見込みだという。

国連安全保障理事会は今回の政変を受け、「一般市民への暴力や性的暴力、性差に基づく暴力、子供を兵士にするなど、人道や人権に関する国際法を侵害している者たちは責任を追及されなければならない」との声明を発表した。

反政府武装勢力の連合体「セレカ」は24日、首都バンギに侵攻。ボジゼ大統領は隣国カメルーンに脱出した。セレカの指導者は自らが暫定大統領に就任すると発表した。

中央アフリカでは1960年の独立以降、クーデターが繰り返されてきた。ボジゼ大統領も2003年のクーデターで政権の座に就いた。大統領は05年と11年の選挙で勝利したものの、反政府武装勢力の活動は活発で、国土全体を掌握するには至らなかった。

1月に政府とセレカは停戦のほか、ボジゼ大統領の下で統一政権を作ることで合意。セレカはその後、大統領が停戦協定を破ったと主張し、同国北部の拠点から首都に向けて進軍した。

6028チバQ:2013/03/31(日) 02:38:31
http://www.afpbb.com/article/economy/2936382/10518783?ctm_campaign=txt_topics
モナコが埋め立て地建設を計画、領土3%拡大
2013年03月30日 17:45 発信地:モナコ
【3月30日 AFP】モナコ公国のアルベール2世(Prince Albert II)公は29日、地中海に向かって約6ヘクタールの埋め立て地を建設し、領土の面積を拡大する計画を明らかにした。

 地元紙モナコ・マタン(Monaco Matin)とのインタビューで同公は、「2008年以降に寄せられた様々な提案について検討した結果、公国の東側を埋め立てる工事に着手することを決定した」と述べた。

 新たな計画の対象となるのは、コンベンションセンターの「グリマルディ・フォーラム(Grimaldi Forum)」近くの海域で、埋め立てにより、同国の領土は約3%拡大することになる。

 モナコは2008年末、約3000人が居住可能な住宅地を造成する目的で予定していた12ヘクタールの埋め立て地建設を断念した。世界的な金融危機が理由とされたが、計画海域が海洋保護区に近かったことから、環境保護団体が激しく反発する恐れもあったとみられている。

 アルベール2世公は今回の計画について、「これから策定する厳格な環境保護規則に従って、埋め立て地が建設、利用されるよう注視していく」との考えを示した。

 同国はこれまでにも、カジノ建設を目的とした大規模な埋め立て工事を実施してきた。こうして作られたカジノのほか、個人から所得税を徴収しない同国の政策が、世界の富裕層をモナコに呼び込む主な要因となっている。(c)AFP

6029チバQ:2013/03/31(日) 10:41:35
http://www.afpbb.com/article/politics/2936406/10521133?ctm_campaign=txt_topics
ケニア最高裁、ケニヤッタ氏の大統領当選を確認
2013年03月31日 07:30 発信地:ナイロビ/ケニア
【3月31日 AFP】ケニアの最高裁判所は30日、今月4日投票の大統領選でウフル・ケニヤッタ(Uhuru Kenyatta)副首相(51)が当選したことを確認する判断を下した。大統領選挙で負けたとされた対立候補が選挙に不正があったとして選挙のやり直しを求めていた。

 6人の最高裁判事は、大統領選を公正で信頼できると判断し、ケニヤッタ副首相とウィリアム・ルト(William Ruto)副大統領候補の当選の有効性を全員一致して認めた。ウィリー・ムトゥンガ(Willy Mutunga)最高裁長官は、「大統領選挙は、憲法および関連する全ての法律の条項に従って、自由で公正、かつ透明性のある確かな方法で行われた」と述べた。ケニヤッタ副首相は4月9日に大統領に就任する予定。

 ケニヤッタ副首相の主な対立候補だったライラ・オディンガ(Raila Odinga)首相は、最高裁の決定内容すべてに同意できるとは言い難いものの、自身の憲法への絶対的信頼は揺るがないと語り、最高裁の判断を受け入れると表明した。

 一方、オディンガ首相を支持する人々は、最高裁の判断は不当だとして各地で抗議行動を行った。AFPの特派員によると、ケニア西部キスム(Kisumu)では、抗議する人々が道路を封鎖。火を放ったり投石したりするなどして警官隊と衝突し、少なくとも2人が銃弾を受けて負傷した。(c)AFP/Helen VESPERINI

6030チバQ:2013/03/31(日) 22:07:44
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013033100214
刑務所でナイトクラブ開業=囚人やりたい放題−ベネズエラ
 【カラカスAFP=時事】カリブ海に浮かぶベネズエラ北部マルガリータ島にある刑務所内に、囚人らが勝手にナイトクラブを開業、家族や友人を招き盛大なパーティーを開いていたことが分かった。ベネズエラ紙ウニベルサルが30日伝えた。
 招待状はネットを通じて出され、当日はストリッパーも出演した。政府当局筋によると、28日夜に始まったパーティーは翌早朝に終わった。
 NGOによると、犯罪発生率世界一ともいわれるベネズエラの刑務所は定員1万6500人に対し、3倍の4万8000人が収監されている。数で勝る収監者が、賄賂と脅迫で刑務官から刑務所の支配権を奪っている所が少なくない。無法地帯と化した刑務所内では殺人も後を絶たず、2012年だけで殺された囚人は600人近い。(2013/03/31-20:52)

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6031チバQ:2013/03/31(日) 22:08:08
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013033100200
和解委員会トップにソコナ氏=国家再建へ新プロセス−マリ

30日、マリ北部ガオで積み上げられた、武装勢力から押収された兵器(AFP=時事) 【パリ時事】西アフリカ・マリのトラオレ暫定大統領は30日、民族融和のため設置した「対話・和解委員会」の委員長に、閣僚や駐フランス大使を歴任したモハメド・サリア・ソコナ氏を指名した。4月からは欧州連合(EU)による政府軍の訓練も本格始動する。イスラム武装勢力による北部占領で分断状態に陥ったマリは、仏軍介入を経て国家再建に向けた新たなプロセスに入る。
 現地からの報道によると、対話・和解委員会の第1副委員長には女性団体代表、第2副委員長には遊牧民トゥアレグ人の代表が指名された。AFP通信は、正副委員長を除く30人の委員が週明け以降明らかにされると伝えている。(2013/03/31-20:19)

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6032チバQ:2013/04/01(月) 22:36:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130401/erp13040121440004-n1.htm
歴史的撤退めぐり議論 英軍、独から70年ぶりに完全撤退へ
2013.4.1 21:43 (1/2ページ)
 【ロンドン=内藤泰朗】第二次大戦後、70年近くもドイツに駐留してきた英国軍について、英国のハモンド国防相が先月、完全撤退させる方針を打ち出して議論を呼んでいる。国防費削減が最大の理由だ。英国では「戦後期の終焉(しゅうえん)」「歴史的な撤退」などといわれているが、駐留英軍に経済的に依存してきたドイツの地元では、「戦後最大の激震」と深刻に受け止める声も出ている。

 戦勝国の英国は戦後、占領軍としてドイツでの駐留を開始。米ソ両超大国による東西冷戦の終結後も駐留し続けた。英BBC放送によると、ドイツ駐留英軍は最大時には15万人までふくれあがった。冷戦時代も5万人規模を維持し、冷戦終結後も2万人程度が駐留してきた。

 在外英軍としては最大規模を誇ってきたが、英国の国防費の大幅削減のために当初の予定を1年早め、2019年までに完全撤収するという。

 英紙インディペンデントによると、現在の計画では駐留英軍1万5500人のうち、1万1千人が16年までに帰還し、残りが19年までに撤退する。家族も合わせると計約3万4千人が本国に戻ることになる。

 ハモンド国防相は、撤収で年間2億4千万ポンド(約341億円)の駐留経費を節約する一方、母国に戻る将兵約1万人とその家族のための住宅建設費などとして約18億ポンド(約2560億円)を投資する計画も発表。国防費削減の一方で、テロなど新たな脅威への対処能力は維持する意向だ。

 しかし、同紙によると、英軍が駐留するドイツ北部のベルゲン市は激震に見舞われている。同市では地域経済の3分の1を英国兵やその家族らの消費に依存しているからだ。

 同市のプロコップ市長は「英軍は占領軍として駐留を始めたが、パートナーとなり、いまや私たちの一部分となった。どれほどの影響が街に出てくるのか、想像だにできない」と頭を抱える。英軍撤退後の街づくりを再構築する必要に迫られている。

 さらに、英軍の関連施設で働いてきたドイツ人らの再雇用及び年金の問題や、英空軍が引き起こした環境破壊の処理など、複雑な問題が山積しており、英独両国は今後の対応をめぐり議論となっている。

6033チバQ:2013/04/01(月) 22:37:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130320/asi13032022170001-n1.htm
レイプ事件相次ぐインド 厳罰後も後絶たずデモ大規模化
2013.3.20 22:12 (1/3ページ)[政変・反政府デモ]

スイス人の女性旅行者への集団レイプ事件に絡み、インド中部マディヤプラデシュ州ダティアの裁判所に出廷する容疑者6人(ロイター)
 インド中部マディヤプラデシュ州で今月15日、夫と旅行中だったスイス人の女性旅行者(39)が集団レイプされた事件で18日、事件に関与したとされる容疑者6人が州内ダティア地区の裁判所に出廷した。インドでは昨年12月、首都ニューデリーで女子学生がバス内で男6人に集団レイプされ死亡する事件が発生して以来、凶悪なレイプ事件が各地で頻発。レイプ犯に死刑を適用する刑法改正も実施したが、凶悪な性犯罪が減る気配は一向にない…。(SANKEI EXPRESS)

 「われわれは法と秩序の崩壊に抗議します。わが州は強制売春や女性に対する犯罪の最多発生国となっています」

 今回の集団レイプ事件が起きたマディヤプラデシュ州の野党議員は、18日に開いた抗議集会でこう怒りを露わにし、警察・司法行政などの責任者である州内務相の辞任を要求した。

 この州では今年1月、休暇で観光に来ていた韓国人の女子学生が、宿泊先のホテルのオーナーの息子にレイプされ違法薬物を投与される事件が起きたばかりだ。

 米CNN(電子版)やフランス通信(AFP)、米国際報道サイト、グローバル・ポストなどによると、この日、顔を黒い布で隠し、出廷した6人の男性は地元部族の出身で20歳〜25歳の若者だ。内訳は5人が20代の農業従事者で、残る1人(19)は17日、隣の州で一晩拘束された後、裁判所があるダティア地区に身柄を移されていた。

 地元警察の説明では、集団レイプの罪で起訴されるのは4人のみで、有罪になれば10年以上の禁錮刑が科される。残り2人については被害者が「犯行現場にいただけ」と証言したため罪に問われないという。

 しかし6人は、被害者とその夫(30)からノートパソコンや携帯電話、現金1万ルピー(約1万8000円)を奪った「強盗罪」で全員起訴される。

 凶悪な事件に遭遇したスイス人夫婦は2月にインド入りし、北部の観光地タージ・マハルなどを訪問した後、自転車でこの州を旅行中の15日、森の中でキャンプしていた際、集団レイプの被害に遭った。現地メディアは犯人たちのうち1人は散弾銃で武装していたと報じた。被害者夫婦は治療を受け、現在、ニューデリーで大使館が保護している。

 多発する凶悪レイプ事件を受け、政府の対策の甘さを糾弾する抗議デモが大規模化するなか、事態を重視したプラナブ・ムカジー大統領(77)は今月3日、レイプ犯罪の最高刑を死刑にするなど性犯罪に厳罰を科す刑法改正の政令に署名。新法が施行された。

 新法では、レイプ犯罪の最低刑期をこれまでの7年から20年に引き上げたほか、被害者を殺害したり、意識不明の状態にしたケースで死刑を適用する。さらに、近年増えるストーカー罪なども新設した。

 とはいえ欧米では、インド社会に根強く残る家父長制と女性蔑視に原因があると指摘するメディアもあり、厳罰化の効果を疑問視する声も少なくない。実際、AFPによると、一昨年のインドでのレイプ事件2万4206件中、有罪はわずか26%だったという。

6034チバQ:2013/04/01(月) 22:40:46
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2936709/10525529?ctm_campaign=txt_topics
性的暴行事件相次ぐインド、女性観光客が激減
2013年04月01日 19:41 発信地:ニューデリー/インド
【4月1日 AFP】性的暴行事件が相次いで報じられたインドで、同国を訪れる外国人女性観光客が激減している。インド商工会議所連合会(ASSOCHAM)の調査で1日までに分かった。

 ASSOCHAMは国内各地の観光関連会社1200社を対象に調査を実施した。発表された調査結果によると、インドを訪れる外国人観光客の総数も、昨年比で25%減少しており、観光客はマレーシアやタイを旅行先に選んでいたという。

 昨年12月にニューデリー(New Delhi)で起きた、23歳のインド人女子学生が男6人にバスの中でレイプされ死亡した事件をめぐっては、同国における女性への扱いに対して非常に厳しい視線が向けられた。この事件以降も、インドでは複数の性的暴行事件が大々的に報じられ、中でも中部マディヤプラデシュ(Madhya Pradesh)州では事件が相次いだ。3月にはスイスの自転車愛好家が集団レイプされる事件が起き、また1月にも韓国人の女性観光客が滞在先のホテル所有者の息子に薬物を投与され、レイプされたことが伝えられている。

 これら一連の事件を受け、「インドを訪問する女性旅行者の安全について懸念が持ち上がった」と、ASSOCHAMのD.S.ラワト(D.S. Rawat)事務局長は語った。

■「観光客数は増加している」とインド当局

 一方、インド観光当局は、2013年初頭にインドを訪れた外国人観光客の数は増加傾向にあると発表している。3月の統計はまだ出ていないものの、当局によると今年2月の観光客数は昨年同月と比べて1.6%の増加だったとした。

 インドの観光業界団体、インド観光事業連合(Indian Association of Tour Operators、IATO)の事務局長も、ASSOCHAMが報告している観光客減少の規模に疑問を投げかけている。だが、一部の旅行客からは不安の声が上がっていることも事実とした。(c)AFP/Rachel O'Brien

6035チバQ:2013/04/01(月) 22:41:08
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2936591/10508983?utm_source=afpbb&amp;utm_medium=detail&amp;utm_campaign=must_read
パリで狙われる中国人観光客たち、犯罪被害が急増
2013年04月01日 14:27 発信地:パリ/フランス
【4月1日 AFP】仏パリ(Paris)で、中国人観光客を狙った犯罪が急増している。ショッピングなどでフランスを訪れる中国人は年間100万人を超えるが、中国人からすれば「光の都」の輝きも陰るような事態に、中国人観光客の数が低下しかねないと危惧する声も出ている。

 パリで中国行きおよび中国からのツアーを専門に扱う旅行会社のジャンフランソワ・チョウ(Jean-Francois Zhou)代表によれば、過去1年に中国人観光客が襲われる事件は、ほぼ毎日起きている。

■多額の現金所持が一因か

 3月20日にも、パリのシャルル・ドゴール空港(Charles De Gaulle)に到着したばかりの中国人団体観光客23人が、レストランでパスポートや航空券、現金などを強奪される事件が起きたばかり。さらに引率者は顔面を負傷している。

チョウ氏によれば、特に中国人が狙われるのは巨額の現金を所持しているからだという。なかにはショッピング用として2万ユーロ(約240万円)を現金で持ち歩く観光客もいるという。

 チョウ氏はAFPの取材に「事態は非常に深刻だ。中国人観光客が襲われる事件が続けば、われわれは大きな代償を払うことになるだろう」と警鐘を鳴らす。

 チョウ氏によれば昨年10月のある日には、約10人の中国人観光客が犯罪の被害にあった。その多くはパリ中心部にあるルーブル美術館(Louvre museum)で狙われている。

 今年2月には、渋滞にはまった中国人向けツアーバスの窓ガラスが割られハンドバッグなどが強奪される事件があった。中国人が狙われる事件はパリ市内の4つ星高級ホテルでも起きているという。

 在仏中国大使館の職員も、昨年からパスポートの盗難など中国人観光客からの被害届提出が増加していると認める。

■中国人の反応はさまざま

 こうした事態を受け、地元中国でも江蘇(Jiangsu)省の旅行当局が、海外を旅する心得として、多額の現金は持ち歩かない、現金や貴重品を人前で見せない、観光地で安易に見知らぬ人物と話さない、所持品から目を離さないなどの注意喚起を中国版マイクロブログサイト「新浪微博(Sina Weibo)」上で行っている。

 中国のインターネット上でもさまざまな議論が飛び交っている。「中国人の尊厳を侵害するものだ」「仏政府には納得のいく説明と、犯人の厳重な処罰を求める」など厳しい意見もあれば、「先進国の暗部を示す出来事」と一歩踏み込んだ意見や、「中国人は観光地で目立ちすぎる」「金に糸目をつけずに買い物をし、大金を持ち歩く。身に着けた宝石を見せびらかしたりもする。もっと目立たないようにすべき」など中国人に自省を促す意見もみられる。

 一方、パリで中国語の情報ウェブサイト「YouParis.com」を運営するレンライ・ジュー(Renlai Zhu)氏は、パリでの事態を大げさに騒ぎすぎだと話す。「確かにパリで盗難や強奪事件は増えている。でも、それはスペインやローマだって同じだ」(c)AFP/Audrey Kauffmann

6036チバQ:2013/04/01(月) 22:43:44
http://mainichi.jp/select/news/20130401ddm007030014000c.html
ジンバブエ:大統領選、7月にも ムガベ政権、是非問う 政治緊張、解消なるか
毎日新聞 2013年04月01日 東京朝刊

 ◇新憲法案を国民が支持
 アフリカ南部ジンバブエで大統領の権限縮小や任期制限を柱とする新憲法案が3月中旬の国民投票で承認され、次期大統領選・議会選が7月にも実施される見通しとなった。前回選挙(08年)ではムガベ大統領支持派の野党支持者弾圧で大混乱し、国際的批判も浴びたジンバブエ。独立以来33年間国を率い、独裁的傾向も指摘されるムガベ政権の是非を再び問う激しい選挙戦が近づきつつある。【ヨハネスブルク服部正法】

 新憲法は、ムガベ大統領の布告などを経て発効する。大統領令の布告に閣僚の過半数、非常事態令布告や議会解散には議員の3分の2の同意が必要になるなど、大統領の権限を制限。任期も最長で2期10年に抑えている。任期制限の適用は次期大統領からのためムガベ氏の出馬は可能だ。

 同国選管が3月19日に発表した同16日実施の国民投票の結果によると、投票総数の9割以上の圧倒的多数が賛成票だった。新憲法案の承認は次回国政選挙の前提で、選挙実施に向けた主要な政治的手続きの一つが完了したことになる。

 首都ハラレ市内の商店主、エノック・ムハシュさん(47)は国民投票の結果が出た直後、毎日新聞の取材に「選挙が今年中に行われ、政治的緊張が終結してほしい」と、今後への期待を語った。

 ムハシュさんが懸念する「政治的緊張」とは、ムガベ大統領が率いる与党「ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU−PF)」と、旧野党で現在は連立政権を組む「民主変革運動(MDC)」の対立だ。その高まりは、08年の大統領選挙にさかのぼる。

 第1回投票では、MDCのツァンギライ議長が得票率48%で、同43%のムガベ氏を上回った。だが、大統領派がMDC支持者らを激しく弾圧して多数の死者や避難民が出て、ツァンギライ氏は決選投票から撤退。ムガベ氏が決選投票で当選して就任を強行し、国際社会から非難を浴びた。

 その後、ジンバブエに強い経済的影響力を持つ南アフリカの仲介で、与野党が新たな憲法制定後の選挙実施などで合意して連立政権を樹立、ツァンギライ氏が首相に就任し、政治的混乱の収束が始まった。

 次回大統領選・議会選は、7月実施説が浮上している。再びムガベ氏とツァンギライ氏の接戦となる公算が大きく、過熱が予想される。最近、警察が人権・市民団体などの事務所を家宅捜索したり活動家らを拘束したりする例が頻発しており、選挙をにらんだ政権側による圧力強化の可能性もある。

 ツァンギライ氏とMDCの勝利を予想する意見がある一方、連立参加後のMDCの政権運営などに対する不満の声があるとも指摘され、MDCの人気急落を示す世論調査結果もある。一方、ムガベ氏は89歳と高齢だが、世論調査ではZANU−PF支持率の上昇も見られる。

 ムガベ氏は1980年の独立以来、ジンバブエを率いている。当初は、英植民地時代から少数の白人が4〜5割を所有していた耕作地を黒人に再配分しつつ白人との融和も進め、堅実な経済成長を実現。ジンバブエは農業生産力の高さから「アフリカの穀物庫」と呼ばれた。だが、徐々に独裁傾向を強め、2000年に白人農家の土地強制収用を開始。支援国からの援助が途絶え経済は崩壊状態に陥った。こうした中で高まった「反ムガベ」の機運が、08年選挙の対決基調をもたらした側面もある。

 ジンバブエではダイヤモンド鉱山から上がる国庫収入が、目標額を大きく下回っており、大統領派の流用を指摘する声もある。国際NGO「グローバル・ウィットネス」(本部・ロンドン)は、ダイヤ収入が次回選挙時に反大統領派の弾圧の資金源となる可能性にも言及している。

6037チバQ:2013/04/01(月) 22:44:33
http://mainichi.jp/select/news/20130401ddm007030094000c.html
ロシア:NGO次々捜索 プーチン批判封じる狙い
毎日新聞 2013年04月01日 東京朝刊

 【モスクワ大前仁】ロシア政府が、外国から資金援助を受ける国内の非政府組織(NGO)の事務所を相次いで捜索するなど本格的な規制に乗り出した。昨年3月の当選から1年が経過したプーチン大統領への批判的な言動を封じる狙いだが、欧米諸国の批判を呼んでいる。

 露連邦検察庁などは3月下旬、国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」や、ロシアの人権団体「メモリアル」の事務所を予告なしで訪問。昨年11月に外国の基金を受け取り「政治的な活動」を行うNGOに対し、「外国の代理人」として登録し、活動報告を義務づける法律が施行されたことから、書類の提出などを求めた。

 ロシアメディアなどによると、100近くの団体が過去1カ月で捜索を受けた模様だ。

 一方で、プーチン大統領は3月30日、市民社会の発展などに貢献しているNGOを対象に、総額約30億ルーブル(約90億円)の支援を拠出する大統領令に署名。NGOが政権の意向に従って活動する場合は援助していく方針を示した。

 一連の動きについて米国務省のヌーランド報道官は3月28日、「前例のない検査を深く憂慮している」と指摘し、さまざまなチャンネルを利用してNGO支援を模索していく意向を表明した。ドイツも自国の関係するNGOが対象となったことから、ロシアに抗議している。

 プーチン大統領は11年末の下院選を発端にした反政権運動について、欧米諸国が支援したと糾弾し、米国から支援を受けていた国内のプログラムを昨秋、相次いで閉鎖した。

6038チバQ:2013/04/01(月) 22:47:27
http://mainichi.jp/select/news/20130401dde007030003000c.html
ドイツ:脱ユーロ新党 「危機」対応に不満、総選挙に影響も
毎日新聞 2013年04月01日 東京夕刊

 【ベルリン篠田航一】9月に連邦議会選(総選挙)を控えるドイツで、欧州共通通貨ユーロからの脱退と旧通貨マルクへの回帰を訴える新党が結成された。経済大国ドイツでは、自らの税金が財政危機国支援に次々に使われることへの不満も根強く、2月の世論調査では3割超がマルク復活を望んでいる。新党はユーロ問題にほぼ特化しているため、国政での議席獲得に必要な「得票率5%以上」を達成できるかは微妙だが、ユーロに懐疑的な票が流れれば、選挙の「台風の目」になる可能性もある。

 新党は「ドイツのための選択肢」。党名には「ユーロ維持こそ唯一の選択肢」と言い続けるメルケル首相への反発の意味も込められている。有力紙フランクフルター・アルゲマイネの元編集者、ドイツ産業連盟の元会長、実業家や学者ら約5000人が支援者に名を連ね、2月に結成された。4月中に正式な党大会を開催する。

 ドイツには現在、ユーロ脱退を掲げる主要政党はなく、新党の広報担当ベルント・ルッケ氏は独誌に「ユーロは欧州を崩壊させている。だがユーロを批判する政党がドイツにないのは、まるで思想統制のようだ」と語る。

 9月の総選挙では、メルケル首相率いる連立与党の中道右派陣営に、野党の中道左派陣営が挑む構図。だが両陣営とも現段階では過半数確保は難しい見通しで、この「脱ユーロ新党」の得票次第で選挙結果が左右される可能性もある。新党の基盤は保守層が多いため、保守系与党のキリスト教民主・社会同盟のフォルカー・カウダー議員団長は「ドイツの豊かさは、団結した欧州の上に成り立っている。この新党が有権者を説得できるとは思えない」と述べ、「保守票切り崩し」に危機感を強めている。

 イタリアでは2月の総選挙で反ユーロ姿勢の新興政治団体が第3勢力に躍進した。

6039チバQ:2013/04/01(月) 22:48:20
http://mainichi.jp/select/news/20130402k0000m030037000c.html
イタリア:賢人会議に異論噴出 政治危機克服は前途多難
毎日新聞 2013年04月01日 19時18分

 【ローマ福島良典】イタリアのナポリターノ大統領(87)が、2月の総選挙以降続く政治危機を克服するために設置した賢人会議に対して、主要政党・団体から「問題先送り」などと早くも異論が噴出している。賢人会議は2日から始動し、大統領に政治・経済改革策を提示する予定だが、前途は多難だ。

 大統領が30日に指名した賢人会議のメンバーは有識者5人、政治家5人の計10人で構成。政治、経済の2部会に分かれ、政治部会は選挙制度や国会の改革、経済部会はモンティ実務者内閣下で進められてきた財政緊縮策の修正などを討議する。しかし、緊縮策や欧州政策を巡る各党の立場には隔たりが大きく、賢人会議が提示する政策を各党が受け入れるかは不透明だ。

 上下両院第1勢力でベルサーニ民主党書記長(61)が率いる中道左派連合は賢人会議に全面協力の姿勢を示している。だが、ベルルスコーニ前首相(76)の第2勢力・中道右派連合は「賢人会議は問題を解決しない。中道左右両陣営の大連立が政権樹立のための唯一の解決策」と指摘している。

 また、総選挙で台頭した第3勢力の新興政治団体「五つ星運動」創設者のベッペ・グリッロ氏(64)はブログで「まやかしの交渉人や仲介者は必要ない」と賢人会議不要論を展開。新政権が樹立できなくても、「見切り発車」的に国会で選挙制度改革などを進めるべきだと主張した。

 賢人会議のメンバー10人が全員男性であることにも疑問の声が上がっている。イタリア紙コリエレ・デラ・セラは「いつもながら女性がいない」と指摘、女性議員は「賢人会議が社会の構成を反映していないのは遺憾だ」と批判した。総選挙の結果、女性議員の割合は改選前の約20%から約31%に増加した。

6040チバQ:2013/04/01(月) 22:49:59
http://mainichi.jp/select/news/20130402k0000m030049000c.html
エジプト:財政立て直しに苦慮 「第2の革命」懸念も
毎日新聞 2013年04月01日 19時37分(最終更新 04月01日 21時23分)


エジプトの首都カイロ中心部のガソリンスタンドで、軽油の到着を待つミニバスの運転手ら=秋山信一撮影
拡大写真 【カイロ秋山信一】中東の民主化運動「アラブの春」で独裁政権が倒れたエジプトが、財政立て直しに苦慮している。国際社会は、財政支援の条件として食料品や燃料の補助金削減を要求。しかし、補助金を削減すれば物価上昇を招き、政府への反発が強まる可能性もあり「第2の革命」を懸念する声も出ている。

 「軽油を自宅に買いだめすると、火災を起こす危険が高いのでやめるように」。エジプト政府は3月、異例の声明を出して国民に注意を呼びかけた。エジプトでは1月以降、軽油の供給不足が続き、ガソリンスタンドの前にトラックやバスの車列が目立つようになった。緊急時に備えて、ポリタンクに軽油を入れて持ち帰る客も多い。20リットルあたり、30ポンド(約410円)の軽油が、闇市場では50〜60ポンドで取引されている。

 供給不足の背景には、政府の財政悪化がある。ムバラク前政権時代から政府は補助金で軽油や食料品の価格を低く抑えてきた。だが2011年のムバラク前政権崩壊後、治安への不安から主要産業の観光業収入が低迷。2月末の外貨準備高は約135億ドル(約1兆2700億円)まで下落。エジプト中銀が「危機的水準」とした昨年末の150億ドルからさらに減少した。そのため、軽油の輸入や補助金に充てる予算も不足している。

 財政立て直しのため、政府は国際通貨基金(IMF)から総額48億ドルの支援を受ける交渉を続けている。だが支援の条件として、補助金削減などの財政改革を突きつけられ、交渉は難航している。

 政府は歳出削減策として、発電や食品製造など一部の業種を除く工業用の燃料の値上げを決定。節電のため、カイロ国際空港は6月以降、1日4時間休業することも決めた。だがエコノミストの間では、市民生活に直結するパンやガソリンの補助金削減も不可避との見方が強まっている。歳出削減策が国民の不満を高めるのは必至で、人民議会(国会)選挙を控えるモルシ政権はジレンマに陥っている。

 エコノミストのイブラヒム・マンスール氏は「政府は、財政改革に必要な負担や将来の経済活性化策を国民にきちんと示すべきだ。国民の理解を得ずに生活状況の悪化だけが続けば、食糧難などへの不満から第2の革命につながることもあり得る」と指摘している。

6041チバQ:2013/04/02(火) 20:27:42
http://mainichi.jp/select/news/20130402mog00m030001000c.html
イタリア:欧州中銀総裁が電話で説得 大統領、辞任思いとどまる
2013年04月02日

 【ローマ福島良典】1本の電話が欧州危機再燃を救った? 政治危機に直面しているイタリアのナポリターノ大統領が30日に辞任を思いとどまったのは、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁から電話で説得されたためだったと31日付イタリア紙コリエレ・デラ・セラが報じた。

 キプロス金融危機への対応で一息ついたばかりのドラギ氏は30日朝、辞任の意向を伝えるイタリア紙を読んで大統領に電話をかけ、「船(イタリア)から最後のかじ取り(大統領)もいなくなったとの印象を外国の投資家に与えてしまう」と再考を促したという。

 イタリアは上下両院が「ねじれ」状態で政治が機能せず、モンティ暫定内閣は新政権ができるまでの「中継ぎ」にすぎない。その上、国家元首の大統領まで辞任すれば、復活祭明けの市場が大荒れになると懸念したためだ。

 ドラギ氏はECB総裁になるまでイタリア銀行(中央銀行)の総裁を務めており、大統領とは旧知の間柄。説得を受け、大統領は「最後の日(任期切れの5月15日)まで職務を果たす」と述べ、賢人会議を設置して危機回避を目指す考えを明らかにした。

6042チバQ:2013/04/03(水) 12:06:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130403-00000031-reut-m_est
イスラエル軍がガザ空爆、昨年11月の停戦合意後初めて
ロイター 4月3日(水)8時31分配信

[ガザ 2日 ロイター] イスラエル軍は2日、パレスチナ自治区ガザを空爆した。昨年11月の停戦合意後、イスラエル軍による同様の攻撃は初めて。ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスと、イスラエル軍の双方が明らかにした。

ハマス側は声明で「ガザ北部の空き地が爆撃されたが、けが人はいなかった」と表明。イスラエル軍報道官はガザで攻撃があったことは認めたものの、詳細な説明は避けた。

イスラエル軍によると、これに先立つ2日には、パレスチナ側がイスラエルに向けてロケット3発を撃ち込んだ。2発がガザに着弾し、1発がイスラエル南部の空き地に着弾したものの、被害やけが人はいなかったという。

パレスチナ側でロケットを発射したと表明したグループはいない。

イスラエルとハマスは昨年11月、8日間にわたる軍事衝突の末、停戦で合意。この衝突でパレスチナ人170人、イスラエル人6人が死亡した。

6043チバQ:2013/04/03(水) 20:37:41
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013040300061
隠し口座で前予算相訴追=仏
 【パリ時事】フランスのカユザック前予算担当相が閣僚就任前、税金逃れのため国外に隠し口座を持っていたとされる疑惑で、仏捜査当局は2日、脱税隠匿容疑で刑事訴追した。一貫して疑惑を否定していたが、仏各メディアによると、2日になって当局に隠し口座の存在を認めたという。(2013/04/03-05:46)

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6044チバQ:2013/04/03(水) 20:45:41
http://mainichi.jp/select/news/20130403ddm007030107000c.html
イタリア:賢人会議始動 今月中旬までに改革案
毎日新聞 2013年04月03日 東京朝刊

 【ローマ福島良典】イタリア政治危機の解決を目指してナポリターノ大統領が設置した賢人会議が2日、新政権樹立の土台となる改革政策の立案作業に着手した。4月中旬までに作業を終え、大統領に報告する見通し。

 有識者と政治家の計10人で構成する賢人会議には、ベルルスコーニ前首相の中道右派連合から「時間の無駄」との指摘が出ている。また新興政治団体「五つ星運動」は、所属メンバーが賢人会議に選ばれなかったことを批判している。

 2日付イタリア紙コリエレ・デラ・セラによると、こうした批判に対して大統領は「ばかげた反応であり、理解できない」と反論。「各党から見捨てられ、独りぼっちにされた気分」「7年の任期中で最悪の時期だ」と失望を表明したという。

 大統領の任期は5月15日まで。総選挙(2月24〜25日)後の連立協議決裂を受け、一時、前倒し辞任を検討したとされる。憲法で「任期末の6カ月間は国会を解散しない」と定められているため、解散権を持つ後任に政治危機収拾を託したい考えだったとみられる。

6045チバQ:2013/04/03(水) 20:48:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130403/mds13040305380000-n1.htm
ガザで男女共学禁止 ハマス、進むイスラム法統治 パレスチナ
2013.4.3 05:35
 【カイロ=大内清】イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区で1日、新しい教育法が施行され、キリスト教系などの私立を含む全学校で9歳以上の男女が一緒の教室で勉強することが禁じられた。ハマスが目指すシャリーア(イスラム法)による統治に向けた動きの一環とみられる。

 ロイター通信などによると、同法により、ガザ内の学校では男女の教室を分けるよう義務づけられるほか、男性教師が女子生徒に教えることも禁じられる。イスラム教徒が大多数のガザではすでに多くの学校が男女別学なため、住民から大きな異論は出ないとみられるが、世俗的な人権団体などからは「法規制によってガザのハマス化をさらに進めている」と反発も出ている。

 ハマスはガザを掌握した2007年以降、女子生徒のスカーフ着用義務化や、男女交際の取り締まりを強化。ハマスを「テロ組織」とみる米欧からは人権侵害にあたるとの批判もある。

 パレスチナが、ハマス支配のガザと、主流派ファタハが統治するヨルダン川西岸とに分裂している中、ガザ単独で新法を施行したことは、ファタハの反発を招き、今後の和解協議の障害となる可能性もある。

6046チバQ:2013/04/03(水) 23:39:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130403/erp13040322420003-n1.htm
クリスティーナ王女に出頭命令、夫の汚職疑惑で 五輪招致にも影響か スペイン地裁
2013.4.3 22:41

スペインのクリスティーナ王女(ロイター)
 【ロンドン=内藤泰朗】スペインのクリスティーナ王女が夫ウルダンガリン氏のスポーツイベント開催に絡む収賄疑惑に関して同国の裁判所に証人として出廷を命じられていることが3日明らかになった。英BBC放送が伝えた。同国国王直系の子孫が裁判所に召喚されるのは初めてという。

 スペインは、2020年夏季五輪のマドリード招致に向けて王室が先頭に立って走っており、王位継承権第7位の王女の裁判所召喚が今後の招致活動に微妙な影響を及ぼす可能性も指摘されている。

 王女は今月27日、同国東部の地中海に浮かぶバレアレス諸島の地方裁判所に出頭を命じられているが、夫は容疑を否定。王女と夫は同国代表選手として五輪に出場した経験がある。

6047チバQ:2013/04/03(水) 23:56:27
http://www.afpbb.com/article/economy/2936937/10529126

6048チバQ:2013/04/03(水) 23:56:52
http://www.afpbb.com/article/economy/2936937/10529126
キプロス財務相が辞意表明、金融危機の原因調査に協力のため
2013年04月03日 15:37 発信地:ニコシア/キプロス

【4月3日 AFP】キプロスのミハリス・サリス(Michalis Sarris)財務相は2日、同国のライキ銀行(Laiki Bank)の調査への協力を理由に辞意を表明した。サリス氏は昨年まで、同行の会長を務めていた。

 キプロスでは、ユーロ圏などからの支援がなければ財政破綻の寸前という状況に至った原因を究明するための調査が同日から始まったが、ライキ銀行が抱えた巨額の不良債権も大きく影響したとされている。

 一方、キプロス政府と金融支援を実施する欧州連合(EU)などとの支援条件に関する交渉も同日、サリス財務相の辞任表明に先立ち終了した。クリストス・スティリアニデス(Christos Stylianides)政府報道官によると、キプロスはこれにより、100億ユーロ(約1兆2000億円)の支援を受ける道が開かれた。

 報道官は、「支援実施の前提条件となる覚え書きの作成を完了した」と述べ、さらに「キプロス経済にかかる圧力を緩和するため、財政再建策の実施期間は2年延長され、2018年までとなった」と説明した。

 なおキプロス沖には未開発の天然ガス資源があるが、同報道官によると、キプロスは「天然ガス田の計画、探査、(天然ガスの)販売から得られる収入の管理を自ら行う権利を維持した」という。(c)AFP/Charlie Charalambous

6049チバQ:2013/04/04(木) 20:19:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130404/mds13040410420001-n1.htm
「博物館建設に寄付を」革命で外貨激減のエジプト、外国人観光客に
2013.4.4 10:39

エジプト・ギザの大エジプト博物館の建設現場で取材に応じるアリ文化財担当国務相(左)とザアゾウ観光相(右)=3日(共同)
 エジプト政府は、首都カイロ郊外ギザのピラミッド近くに日本の支援で着工した「大エジプト博物館」の建設資金が不足しているとして、国内のホテルに宿泊する外国人観光客に1泊1ドルの寄付を募ると発表した。近く実施するという。

 建設を所管するアリ文化財担当国務相は記者会見で「革命後、観光客が減り歳入が激減した。私たちには建設資金がない」と強調。寄付は任意だが、同席したザアズーア観光相は「1年間で少なくとも5千万ドル(約46億円)は集まる」との見通しを示した。

 エジプトでは2011年のムバラク政権崩壊後、社会の混乱が続き外貨不足が深刻化。経済危機が観光の目玉となる博物館の資金繰りにも影響を与えた形だ。

 総工費は約630億円(着工時想定)で、うち日本が円借款で約350億円を供与。昨年3月に着工した。老朽化した博物館などから展示物を引き継ぎ、ツタンカーメンの「黄金のマスク」をはじめ約10万点を収蔵する予定。(共同)

6050チバQ:2013/04/04(木) 20:38:33
http://mainichi.jp/select/news/20130404ddm007030175000c.html
シリア:国家分裂の様相 内戦開始後最悪、3月の死者6000人
毎日新聞 2013年04月04日 東京朝刊

 【カイロ秋山信一】内戦が続くシリアで反体制派が支配地域を拡大している。3月に北部ラッカを攻略し、初めて主要都市を制圧した。一方、アサド政権は首都ダマスカス中心部や西部に強固な地盤がある。また北東部のクルド人勢力が独自に支配する地域も出てきた。首都ダマスカスや北部アレッポなど主要都市では激しい攻防が続き、3月の死者数が内戦開始後最悪となるなど内戦終結の兆しは見えず、国家分裂の様相さえ見せている。

 在英の反体制派組織「シリア人権観測所」によると、3月の死者数は6005人で、武力衝突が本格化した11年3月以降では最悪となった。3分の1は戦闘員以外の市民で、約300人が子供だという。観測所の統計で3月までの死者数は6万2554人に上るが、観測所のアブドルラフマン代表は「確認できない事例も含めれば約12万人と推定している」と述べた。

 都市部での攻防が激化した12年夏以降、死者数は増加の一途だ。郊外からダマスカスやアレッポに進撃する反体制派に対し、政府軍は空爆やミサイル攻撃で応酬。反体制派はサウジアラビアなどの支援で装備を強化しているとみられる。

 シリア国内外の複数の反体制活動家によると、ダマスカスでは政権側が中心部を掌握。アサド大統領と同じイスラム教アラウィ派が多い西部のラタキアやタルトスなども政権側が支配している。

 一方、大都市郊外では反体制派が支配地域を拡大し、都市部攻略の拠点としている。アレッポや中部ホムス、東部デリゾールなどでは政権側と反体制派が拮抗(きっこう)。都市部の攻防が内戦の行方を占うとみられている。

 反体制派には国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派も加わっている。米戦争研究所によるとイスラム勢力は支配地域でイスラム法の裁判機構を設置。反発する住民のデモも起きているという。

 イスラム勢力は、アフガニスタンなどで戦闘経験のある外国人兵士が多く戦闘の中心だ。だが反体制派の統一組織「シリア国民連合」とは目指す国家像が異なり、将来的な対立が懸念される。

 クルド人勢力も東部や北部の一部地域を支配している。隣接するイラクにはクルド人自治区があり、トルコ側にもクルド人が多い。トルコでは分離独立運動を続けてきたクルド労働者党(PKK)が3月に武装闘争停止を宣言したが、シリアでのクルド人支配拡大は周辺国を巻き込んだクルド国家建設の動きにつながる可能性もある。

6051チバQ:2013/04/04(木) 22:02:46
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2936882/10529135?ctm_campaign=txt_topics
神聖なウシが取り締まり対象に、交通事故招く ネパール
2013年04月04日 18:06 発信地:カトマンズ/ネパール
【4月4日 AFP】国民の大多数がヒンズー教徒のネパールの首都カトマンズ(Kathmandu)で、神聖視されているウシたちが、むしろ交通事故や渋滞の原因となっているとして、警察が路上のウシの「取り締まり」対策に乗り出した。

 カトマンズの路上をうろつくウシたちは、ごく日常的な光景だ。道路脇のゴミの山から食べ物をあさるウシたちも、よく見かける。

 カトマンズ首都交通警察のパワン・ギリ(Pawan Giri)広報担当は、AFPの取材に「迷いウシたちが、カトマンズの道路で大いに迷惑な存在になっている。事故の原因となるだけでなく、道を汚したりもする。運転手がウシをよけようとして、他の車に衝突する事故も頻繁で、そのせいで交通渋滞が起きている」と語った。取り締まりで警察が保護した迷いウシを引き取るには、飼い主は約60ドル(約5600円)の罰金を支払わなければならないという。

 交通警察当局によれば、1日に取り締まりを開始して以来、これまでに18匹のウシが身柄を「確保」された。今後も数週間、迷いウシの取り締まりを続ける方針だという。

 ヒンズー教でウシは豊穣の女神ラクシュミの化身とされる。このため、ヒンズー教人口が大多数のネパールでウシは神聖視される存在だ。連邦共和制への移行で2008年に王政は廃止され、ネパールはヒンズー教王国ではなくなった。だが地方などでは今もなお、ウシを殺したとして人々が当局に拘束される事例が常態化している。

 ネパールでは現在もウシの殺処分は違法で、有罪になれば最高で禁錮12年の刑が言い渡される。(c)AFP

6052チバQ:2013/04/04(木) 22:52:02
http://www.asahi.com/national/update/0403/TKY201304020473.html?ref=com_rnavi_arank
2013年4月4日2時10分
震災後の義援金、米と台湾が最多 最貧国30カ国からも
海外から日赤への義援金
 東日本大震災後、海外から日本赤十字社に寄せられた義援金の額を、日赤が国・地域別にまとめた。昨年末時点で米国、台湾が29億円を超え1、2位。一方で最貧国30カ国からも支援があった。全体では179カ国・地域から計227億円にのぼる。

 今回日赤が集計した義援金は自治体を通じて被災者の支援にあてられるもので、日赤の活動にあてられる救援金とは異なる。

 台湾と国交はないが、政府は「破格の支援を受けた」(菅義偉官房長官)として、先月の震災追悼式に参加した代表を他国と同様に扱った。中国からの義援金は約9億円で5位。香港とあわせると約16億円で、タイに次ぎ4位になる。

 国連が認定する後発開発途上国(最貧国)49カ国のうち30カ国からも計約6億円が集まった。多い順にバングラデシュ1・6億円、アフガニスタン1億円、ブータンや東ティモールからも9千万円を超えた。アフリカも17カ国にのぼる。

 最貧国からの義援金の背景について、日赤は「日本からの途上国援助(ODA)や過去の自然災害支援への感謝もあるのではないか」と説明している。現地の日本人による支援も含まれるかもしれないという。

 海外からの義援金は国内で集まった分とともに、被災した15都道県に配分されている。日赤の義援金受け付けは来年3月末まで。

6053チバQ:2013/04/06(土) 16:56:33
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013040600087
「救急車タクシー」横行=2万円弱で渋滞回避−モスクワ
 【モスクワ時事】交通渋滞が慢性化するロシア・モスクワで、外装が救急車そっくりのタクシーが営業している実態が判明した。上客は官僚や企業家とされ、その公共心の欠如に怒りの声が上がっている。交通警察が取り締まりを強化したが、本物の救急車が停車を求められる弊害も懸念されている。
 イズベスチヤ紙によると、青い回転灯とサイレンが付いた緊急車両を装って優先通行するのが「売り」で、料金は1時間6000ルーブル(約1万8000円)から。インターネット上に「救急車タクシー」と堂々と広告を掲載していたことなどから発覚した。(2013/04/06-07:10)

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6054チバQ:2013/04/06(土) 17:14:21
http://mainichi.jp/select/news/20130406dde018030050000c.html
イタリア:政局、38歳が台風の目 若者に人気・民主のフィレンツェ市長、ベルルスコーニ氏との大連立提唱
毎日新聞 2013年04月06日 東京夕刊

 【ローマ福島良典】2月下旬の総選挙から40日以上も新政権が発足できないイタリアで、上下院で第1勢力の中道左派・民主党の若手指導者、マッテオ・レンツィ・フィレンツェ市長(38)が政局の行方を左右する「台風の目」になりつつある。所属政党の党首のベルサーニ書記長(61)の方針に異を唱え、ベルルスコーニ前首相(76)の中道右派・自由国民との大連立を提唱し始めたためだ。

 イタリアでは政治危機克服のためナポリターノ大統領(87)が賢人会議を設置し、新政権作りの土台となる構造改革政策の取りまとめを急いでいる。だが、レンツィ氏は3日の会合で「時間を浪費する政治状況が続いている」と批判。4日には、ローマ法王が交代したバチカンを引き合いに出して「教会でさえ、もっと迅速に体制を整えることができた」とイタリア政治の機能不全を皮肉った。

 レンツィ氏は、民主党の首相候補を決める昨年12月の予備選で、党内左派のベルサーニ氏に惜敗した党内右派のホープ。連立協議でベルサーニ氏がベルルスコーニ陣営との大連立を拒み続けていることに業を煮やし、「自由国民と(連立)合意を作るか、さもなくば選挙だ」と二者択一を迫った。早期再選挙を視野に「天下取り」に名乗りを上げたとの見方もある。若者に人気があり、自由国民と新興政治団体「五つ星」の支持層を切り崩せるとみられている。

 レンツィ氏の批判に対して、ナポリターノ大統領は4日、「時間を浪費しているとは思わない」と反論した。

 党内の足並みを乱されたベルサーニ陣営も「レンツィ氏がベルルスコーニ氏と連立を組みたいならご自由に」と不快感を表明している。

6055チバQ:2013/04/06(土) 17:30:22
http://mainichi.jp/select/news/20130405ddm007030168000c.html
新ローマ法王:新スタイル イタリア語でミサ/豪華居室使わず “らしからぬ”行動に「親しみやすい」「大衆迎合だ」
毎日新聞 2013年04月05日 東京朝刊


バチカンのサンピエトロ広場で、一般謁見に参列したキリスト教カトリック信徒に手を振るフランシスコ新ローマ法王=3日、福島良典撮影
拡大写真 【ローマ福島良典】フランシスコ新ローマ法王(76)がキリスト教カトリックの伝統を覆す型破りな言動で、古色蒼然(そうぜん)としたバチカン(ローマ法王庁)に新風を吹き込んでいる。一般の信徒やメディアには「親しみやすい法王」として好意的に受け止められているが、保守系とされるキリスト教関係のインターネットサイトでは「カトリックのトップであることを忘れないで」「大衆迎合は時間の無駄」と注文を付ける声も出始めている。

 キリスト教史が専門のローマ第3大学のロベルト・ルスコニ教授(66)は、フランシスコ法王が選出されて以降「法王」を名乗らず、一貫して「ローマ司教」という呼称を使っている点に注目する。「カトリック界では近年、法王の力が強くなってきた。他の司教と対等な『ローマ司教』の呼称に固執することで、フランシスコ法王は教会改革の姿勢を示そうとしているのではないか」と推測する。

 「法王らしからぬ法王」ぶりを行動でも示している。前任のベネディクト16世(85)の退位後、サンピエトロ広場に面する法王用の豪華な居室の修繕が終わっても引っ越さず、バチカン内の離れの別棟で暮らし、朝晩には他の枢機卿と言葉を交わしているという。ミサの説話ではラテン語ではなく、一般信徒に理解しやすいイタリア語を使う。

 報道陣との会見(3月16日)では「非カトリック教徒や無神論者に配慮」してカトリック流の祝福をやめ、無言で祈りをささげた。イエス・キリストの最後の晩さんにちなむ宗教儀式の洗足式(3月28日)をバチカンの大聖堂ではなく、ローマ市内の少年院で行い、法王として初めて女性の足を自ら洗い、口づけした。4月3日の一般謁見では「女性の役割」を強調した。

 こうした革新的な振る舞いに対して、「ラテン語によるミサ」というキリスト教サイトは3月27日、「法王用の居室をバチカン博物館に収容しないよう願うばかりだ」と皮肉った。また、フランシスコ法王が3月23日にローマ郊外の離宮にベネディクト16世を訪ねた際、礼拝堂で並んで祈りをささげる写真が公開されたことも物議を醸し、イタリア紙に「誰が法王なのか」との投稿が掲載された。

 これに対して、バチカン報道官はフランシスコ法王の「正統性」をアピールするのに躍起だ。洗足式で女性の足を洗った件について「(少年院に収容されている)少女だけが除外されるのはむしろ不自然」と弁明。フランシスコ法王が4月2日、信奉者の多いヨハネ・パウロ2世、保守派法王として知られた257代法王ピオ10世の墓で祈ったのは「歴代法王と精神的に深くつながっていることの表れだ」と強調した。

6056チバQ:2013/04/06(土) 17:33:34
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013040601001151.html
隣国大統領を「ばあさん」と侮辱 ウルグアイ、火消しに躍起
2013年4月6日 10時53分

 アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで、文化センター開館の催しで言葉を交わすムヒカ大統領(左)とフェルナンデス大統領=2011年2月(AP=共同)


 【リオデジャネイロ共同】南米ウルグアイのムヒカ大統領(77)が4日の記者会見でマイクのスイッチが入っていることに気付かず、隣国アルゼンチンのフェルナンデス大統領(60)を「ばあさん」と呼ぶ侮辱発言をした。アルゼンチン政府は5日までに抗議の声明を発表、ムヒカ氏は火消しに追われている。

 ムヒカ氏は記者会見場で、隣の政府高官に小さな声で「片方の目が見えない男より、あのばあさんの方がひどい」「ばあさんは頑固だ」と発言。率直な発言で知られ、国民の人気が高いが、口が過ぎた形。地元紙に「アルゼンチンのことを言ったわけではない」と否定するなど苦しい釈明を続けている。

6057チバQ:2013/04/06(土) 17:52:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130405/erp13040508190001-n1.htm
75%課税に仏サッカー界激震 人気選手流出、クラブ経営直撃の懸念
2013.4.5 08:18
 【ベルリン=宮下日出男】フランスのオランド大統領が導入を目指している「75%課税」が、同国のプロサッカー界に波紋を広げている。税率75%は年100万ユーロ(約1億2千万円)を超える高額所得が対象だが、政府は個人ではなく給与を支払う企業から徴収する考えで、高年俸の選手を抱えればクラブの負担が膨らむ可能性がある。クラブ側からは人気選手の国外流出を招いたり、中小規模のクラブ経営に影響が出たりしかねないとの懸念が出ている。

 「75%課税」は昨年の大統領選時の目玉公約。財政健全化のため2年間に限り実施する予定だが、個人所得への課税方式では「公平性を欠く」として、昨年末に違憲と判断された。これを受けて大統領は3月、雇用者側に相当額を納税させる制度に変更。75%課税の実現にこだわる考えを示した。

 新制度について、同国サッカー連盟のグラエット会長は仏紙に、「プロのサッカークラブは中小企業であり、影響は受けない」とし、対象外であるとの認識を明かした。仏政府はこれに対し、「100万ユーロ超の給料を払う企業にはすべて適用される」として、例外を設けない考えだ。

 ロイター通信によると、スタープレーヤーのイブラヒモビッチ選手らを擁するパリ・サンジェルマンのケライフィ会長は人気選手の流出を念頭に、「仏リーグの世界的な地位にとってよくない」と懸念を表明。資金の潤沢なクラブはともかく、経営規模が比較的小さいクラブからは「税金を払えない」(オリンピック・マルセイユ)との悲鳴も上がっている。

6058チバQ:2013/04/06(土) 18:00:02
http://www.cnn.co.jp/travel/35030471.html
イラクが目指すバビロン復興、世界的観光名所になるか
2013.04.05 Fri posted at 15:41 JST

(CNN) 巨大城壁や空中庭園の伝説で知られ、世界7不思議に数えられるメソポタミアの古代都市バビロン。イラク政府は遺跡観光を再開し、いずれ世界中から観光客を呼び込みたい意向だが、遺跡の発掘や修復はほとんど進んでいない。

約4000年前に築かれたバビロンは、人類最古級の文明が栄え、記述や文学の発祥の地になったと言われている。首都バグダッドからは約85キロ、車で約2時間の距離にある。イラク政府は数年前から観光客の受け入れを再開したが、まだ訪れる人はごくわずかだ。

今のバビロンに古代の繁栄の面影はない。かつてのサダム・フセイン政権下で「発掘」や「修復」作業が行われたが、それが遺跡にダメージを与えたと考古学者はいう。

地元の考古学者によれば、1980年代前半に行われた大がかりな再生プロジェクトで、当時のフセイン大統領は、宮殿の遺跡の上にレプリカの宮殿を建設する作業に着手。レンガには「サダムによって建設」などの文字を刻ませた。湾岸戦争後はさらに、自分のための宮殿を遺跡の上に建造させたという。

この宮殿は、2003年にイラクに侵攻した米軍が占領した。その名残りで今でもバビロンにはバスケットボールのゴールが残り、米軍が残した有刺鉄線は2500年前のライオン像に張り巡らされて、観光客がよじ上るのを防いでいる。

20世紀初頭には欧州の考古学チームが紀元前575年に建設されたといわれるイシュタル門を発掘しているが、本物はドイツ・ベルリンの博物館にあり、バビロンにあるのは複製品だ。

これまでに発掘された古代都市はまだ2%のみ。周囲には石油のパイプラインが走り、未発掘の歴史遺産に危機が迫っている。

6059チバQ:2013/04/06(土) 21:53:33
>>5581
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20130406-OYT1T00733.htm?from=ylist
グッ チ、破産したジノリに16億円で買収を提案

 【ローマ=末続哲也】イタリアの高級ブランド「グ ッチ」は5日、1月に破産した同国の代表的な高級磁器メーカー「リチャードジノリ」に1300万ユーロ(約16億円)で買収を提案したと発表した。


 グ ッチ側は、1735年創業の老舗として知られる「ジノリ」のブランドと、同社従業員約230人の雇用を守る再建計画を示しているという。

 両社とも本社は伊中部フィレンツェ県にある。リチャードジノリの高級洋食器は日本でも人気が高いが、世界的な経済悪化の影響で負債が膨らみ、1月に裁判所の破産宣告を受けた。

(2013年4月6日18時26分 読売新聞)

6060チバQ:2013/04/06(土) 21:55:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130406/mds13040621110001-n1.htm
レバノン新首相にサラーム氏指名
2013.4.6 21:10
 【カイロ=大内清】レバノンのスレイマン大統領は6日、3月に辞任したミカティ前首相の後任に元文化相のタンマーム・サラーム氏を指名し、組閣を命じた。

 サラーム氏は、宗派間の権力配分を規定した同国の宗派主義に基づき、イスラム教スンニ派から選ばれた。ハリリ元首相を中心とする反シリアの「3月14日連合」に近いとされるが、今回の首相指名では、同連合と対立する親シリアのシーア派組織ヒズボラなどからの支持も受けており、今後の組閣で両勢力のバランスをどう取るかが課題となる。

6061チバQ:2013/04/06(土) 22:15:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130404-00000033-jij_afp-bus_all
「週7500円で生活してみろ」、英閣僚に37万人が要求
AFP=時事 4月4日(木)15時22分配信



英ロンドンダウニング街10番地の首相官邸に到着したイアン・ダンカン・スミス雇用・年金相(2012年5月15日撮影、資料写真)。
【AFP=時事】1週間53ポンド(約7500円)で生活できると証明してみせて――。福祉関連予算の削減を進める英政府の閣僚にこんな要求を突き付けたオンライン署名運動が、2日間で37万人の賛同者を集めている。


 やり玉に挙がっているのは、保守党のイアン・ダンカン・スミス(Iain Duncan Smith)雇用・年金相。2日に放送された英国放送協会(BBC)のラジオ番組で、週53ポンドで暮らしているという市場の露天商の話に対し、「もしそうしなければならないなら、私もそうする」と答えた。

 これが発端で、今週から施行される与党の福祉削減策への批判が噴出。ダンカン・スミス雇用・年金相の発言を知ったあるミュージシャンがオンライン署名募集サイト「change.org」に立ち上げた、主張を実証してみせるよう要求する署名運動には、3日までに37万人が署名した。

 署名運動では、年13万4500ポンド(約1900万円)の給与を返上して、最低1年間は週53ポンドで生活するよう同相に求めている。手取りで週あたり約1581ポンド(約22万5000円)にもなる現在の収入を97%カットすることで、保守党が掲げる「We are all in this together(皆ともに頑張ろう)」の標語の意味が実感できるだろうとしている。

 これに対し、保守党党首を務めた経験もあるダンカン・スミス氏は、自らの選挙区であるロンドン北東部の地元紙に、自分も人生で2回失業した経験があり「ぎりぎりの生活」がどんなものかは良く知っていると反論。署名運動について「単に目立ちたいだけ。もっと重要で、我々が懸命に取り組んでいる福祉改革から国民の関心をそらしてしまう」と批判した。

 ちなみにダンカン・スミス氏は貴族階級の女性と結婚し、17世紀に建てられた邸宅に住んでいる。【翻訳編集】 AFPBB News

6062チバQ:2013/04/06(土) 23:19:51
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/04/05/kiji/K20130405005549130.html
ポルトガル 議会対策相が辞任、学位不正取得疑惑受け
 ポルトガル政府は4日、ミゲル・ヘルバス議会対策相の辞任を発表した。大学の学位を不正に取得したとの疑惑が持ち上がっており、政府が調査に乗り出したとも報じられていた。

 ヘルバス氏はコエリョ首相の側近として知られる。厳しい財政緊縮策を進め、国民からの不人気に苦しむコエリョ政権にとっては一層の打撃となりそうだ。

 地元メディアによると、ヘルバス氏は辞任理由について「職務を続けていく気力がなくなった」と説明している。(共同)
[ 2013年4月5日 07:52 ]

6063チバQ:2013/04/07(日) 08:39:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130407/erp13040708110003-n1.htm
仏大統領に逆風強まる/閣僚脱税疑惑など浮上
2013.4.7 08:06
 【ベルリン=宮下日出男】フランスのオランド大統領の周辺でスキャンダルが浮上し、大統領への逆風が強まっている。前閣僚が脱税の疑いで刑事訴追された上、政府の対応をめぐり批判が噴出。タックスヘイブン(租税回避地)を使った大統領選挙時の関係者の事業にも不審の目が向けられ、仏メディアは昨年5月の就任後、「最大の政治危機」と報じている。

 訴追されたのはカユザック前予算担当相。税逃れのためにスイスの銀行に隠し口座を持っていたとして、司法当局が2日、脱税隠匿容疑で訴追を発表した。疑惑は昨年末から報じられ、カユザック氏は否定していたが、捜査本格化を受け3月19日に辞任。訴追が決まると、隠し口座に60万ユーロ(約7600万円)を預けていたことを一転して認めた。

 予算担当相は脱税対策の担当者だけに衝撃は大きい。オランド大統領は「カユザック氏は大統領や首相、仏国民をだましていた」と、政府がカユザック氏をかくまっていたとの見方を否定したが、保守系最大野党、国民運動連合(UMP)は「知らなかったなら、大統領はばか正直だ」(コペ党首)と批判。予算担当相を監督する立場のモスコビシ財政相の辞任や内閣改造を求め、責任追及を強めている。

 さらに4日には仏紙ルモンドが、昨年の大統領選時の大統領陣営の会計担当者が、タックスヘイブンとして知られる英領ケイマン諸島に会社を設立し、株式を保有していると報道。担当者は税逃れなど「不正はない」と説明したが、前予算担当相の疑惑の渦中にある政権に追い打ちをかけた。大統領は同日、「私は知らないが、税法違反なら責任をとらせる」と表明した。

 不正献金疑惑などが取り沙汰されるサルコジ前大統領に対し、オランド大統領は「潔癖さ」をアピールしてきただけに金銭に絡む問題は大きな痛手だ。経済低迷や高失業率に改善がみられず、国民の不満が高まる中、最新の世論調査では大統領支持率が27%にまで低下。メディアは「擁護できない」(仏紙パリジャン)とも報じている。

6064チバQ:2013/04/07(日) 08:46:21
http://www.asahi.com/international/update/0406/TKY201304060100.html
2013年4月6日18時4分
新法王「性的虐待に断固対応」 司教会にも対応求める

 【ローマ=石田博士】ローマ法王庁(バチカン)は5日、聖職者による子どもへの性的虐待問題について、フランシスコ新法王が「断固とした対応をとる」と表明したことを明らかにした。

 法王庁の声明によると、法王はこの日、バチカンのゲルハルト・ミュラー教理省長官と会談した。カトリックの教義を担う長官に対し、法王は、性的虐待の被害者を保護するとともに、罪を犯した者に厳正な法的手段をとることを求めた。さらに、各地のカトリック司教会が指導的な立場でこの問題に関わるよう求めた。

 性的虐待問題の被害者団体「SNAP」(本部・米国)によると、被害者は世界65カ国で1万2千人以上にのぼる。前法王ベネディクト16世は対応に乗り出し、被害者に直接謝罪するなどしたが、法王就任前の教理省長官時代に事件を把握しながら加害者の神父の処分を見送っていたなどの批判を浴びた。

6065チバQ:2013/04/07(日) 08:47:23
http://www.asahi.com/international/update/0406/TKY201304060277.html
2013年4月6日21時44分
レバノン新首相にサレム元文化相 権力空白回避が焦点
 【カイロ=石合力】レバノンのスレイマン大統領は6日、3月に内閣総辞職したミカティ前首相の後任の首相にタンマーム・サレム元文化相を指名すると発表した。内戦下の隣国シリアの影響で宗派対立と治安の不安定化が深まるなか、組閣と総選挙の実施で権力の空白状態を回避できるかが焦点となる。

 サレム氏は、父親も首相を務めたイスラム教スンニ派の名家出身。欧米諸国やサウジアラビアの支援を受ける反シリアのハリリ元首相派系の野党勢力が擁立した。衛星放送アルジャジーラなどによると、前任ミカティ氏を支援した親シリアのシーア派組織ヒズボラも容認する見通しだが、組閣の人選が各派の承認を得るには数カ月かかるとの見方も出ている。総選挙は6月に予定されているが、選挙制度をめぐる対立などから実施のめどは立っていない。宗教モザイク国家レバノンでは1975年から約15年間、内戦が続いた後、大統領はキリスト教マロン派、首相はイスラム教スンニ派、議会議長はシーア派から選出し、権力均衡を図っている。

6066チバQ:2013/04/07(日) 08:49:04
http://www.asahi.com/international/update/0402/TKY201304020312.html
2013年4月2日20時21分
勝手に刑務所ディスコ開業、受刑者ら大騒ぎ ベネズエラ
 【サンパウロ=岩田誠司】カリブ海に浮かぶベネズエラ領マルガリータ島の刑務所で、受刑者たちがディスコを「開業」、友人らを招いて大騒ぎをしていたことがわかった。地元紙ウニベルサルなどが報じた。

 受刑者たちは「来る木曜、島が揺れる」と、スマートフォンからツイッターなどで家族や友人らに参加を呼びかけた。詳細は明らかになっていないが、刑務所に600人規模の会場を設け、音響や照明システムも用意したらしい。ストリップショーもあるとの触れ込みだったが、実際に行われたかは不明。

 ベネズエラは世界有数の産油国だが、多くの刑務所で受刑者の過剰収容や職員の汚職が指摘されている。銃器や薬物、酒など禁制品の持ち込みも横行し、無法状態の施設も多いという。

 地元NGOによると、2012年は全国の刑務所内の抗争や暴動で約600人の死者が出ており、野党側は「石油収入で外国の支援ばかりしており、国内の治安改善はおろそかにされている」と批判している。

6067チバQ:2013/04/07(日) 22:27:57
>>6058
カンボジアのアンコールワットだって観光地として復活できた(行ったことないけど)、イラクだって10年もすれば一大観光地になると信じたい

6068チバQ:2013/04/07(日) 23:29:47
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013040700082
南ア、中央アフリカで誤算=ボジゼ政権守れず−ズマ大統領、屈辱の展開

中央アフリカ共和国に展開する南アフリカ軍=1月10日、バンギ(AFP=時事) 【ロンドン時事】反政府勢力がボジゼ政権を倒した中央アフリカ共和国をめぐり、南アフリカのズマ大統領が苦しい立場に追い込まれている。ボジゼ大統領を支えるため南ア軍を派遣しながら失敗に終わった。そもそも「なぜ派遣したのか」と責任を問う声にズマ大統領は釈明できていない。
 両国は舞台裏で、中央アフリカの石油、ダイヤモンド、金の開発利権を南ア企業に与える見返りに「ボジゼ大統領の護衛」として南ア軍を派遣する密約を結んでいたもようだ。(2013/04/07-14:45)

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6069チバQ:2013/04/07(日) 23:30:10
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013040700036
ギニアビサウの「麻薬王」を逮捕=米国がおとり作戦=

ギニアビサウの麻薬王、ナチュト少将=2010年4月、ビサウ(EPA=時事) 【ビサウ、ニューヨークAFP=時事】中南米からの麻薬をアフリカ大陸に運び込み、欧米に売りさばく中継点となっている西アフリカのギニアビサウで、長く「麻薬王」として君臨してきたジョゼ・アメリコ・ブボ・ナチュト少将が、米国の秘密作戦で逮捕され、米国に連行された。
 少将はギニアビサウの元海軍トップ。これまでもクーデターや反乱に関わってきた。米検察当局によると、米麻薬取締局(DEA)が2012年8月から仕組んでいたおとり捜査に引っ掛かり、ギニアビサウから約1000キロ離れたカボベルデ沖の公海まで船に乗って出てきたところを、船上で2日、仲間4人と共に逮捕された。カボベルデ当局の協力を得て米国に移送、5日にニューヨークで収監された。(2013/04/07-09:54)

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6070チバQ:2013/04/07(日) 23:49:38
http://mainichi.jp/select/news/20130407k0000e030125000c.html
露大統領選:反プーチンブロガー出馬へ 潔白もアピール?
毎日新聞 2013年04月07日 10時23分(最終更新 04月07日 10時31分)


アレクセイ・ナバリヌイ氏=AP
拡大写真 【モスクワ田中洋之】ロシアの著名ブロガーで、プーチン政権に対する一連の抗議行動を主導してきたアレクセイ・ナバリヌイ氏(36)が18年の次期大統領選に立候補する考えを表明し、波紋を広げている。ナバリヌイ氏は巨額の横領罪で起訴されており、今月17日に行われる裁判を前に自らの無実と事件の「政治性」をアピールする狙いがある。

 ナバリヌイ氏は4日、ロシアの独立系民間テレビ局「ドーシチ」に出演し、「大統領になって国の統治システムを変えたい」と述べた。

 自分のブログで政権の汚職を追及するキャンペーンに取り組んでいたナバリヌイ氏は11年12月の下院選や12年3月の大統領選で大規模な「反プーチン」市民運動を主導。民間世論調査機関「レバダ・センター」の調査によると、11年4月時点で6%だったナバリヌイ氏の知名度は、先月末には37%に伸びた。

 ナバリヌイ氏は昨年夏、中部キーロフ州の知事顧問を務めていた09年に公的企業からの木材の横領に関与し州政府に1600万ルーブル(約4800万円)の損害を与えたとして起訴された。有罪となれば最長10年の禁錮刑が科せられる。ナバリヌイ氏や野党勢力は「(事件は)反政府運動への締め付けを狙った政治的動機によるものだ」と批判している。

6071チバQ:2013/04/07(日) 23:59:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130407/mds13040722390002-n1.htm
「第2の革命」へ エジプト民主化グループ かつて支持したモルシー政権に反旗
2013.4.7 22:38 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】エジプトのムバラク前政権崩壊につながる民衆デモを主導した民主化グループ、「4月6日運動」が6日、モルシー政権打倒のデモを呼びかけて各地で治安部隊と衝突、地元報道によると数十人が負傷した。この日はキリスト教徒とイスラム教徒の衝突で5人が死亡する事件も発生。経済、治安情勢の悪化が進むなか、モルシー大統領への批判が日に日に高まっている。

 4月6日運動は、2011年初めの反ムバラクデモでインターネットを通じて高い動員力を発揮。昨年6月の大統領選では、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団出身のモルシー氏を支援した。

 しかし、4月6日運動を主導するマーヘル氏は、「モルシーは旧政権と同じように市民を抑圧している。支持は誤りだった」とし、モルシー政権打倒による“第2の革命”に舵を切ると宣言した。他の世俗的な反モルシー派勢力も合流、世俗勢力とイスラム勢力の対立構図をさらに鮮明化させかねない状況だ。

 エジプトでは昨年末以降、外貨準備が3カ月分の輸入額を切る水準に落ち込むなどして通貨価値が下落、ヤミ両替が横行する事態となった。政府は財政難に対応するため一部補助金の削減に踏み切っており、市民には旧政権を懐かしむ声も強い。

 政府はまた、今夏の電力需要を満たすだけの発電用燃料を確保できないと予測しており、暑さが本格化する6月ごろを念頭に、「政権危機説」を唱えるメディアもあらわれた。

 これに対しモルシー政権は、政府に批判的なメディアへの締め付けを厳しくするなど、強権姿勢に拍車がかかっている。

 政治混乱が続くことで経済が悪化する悪循環を懸念する市民も多く、政権への不満が直接的な抗議行動に結びつくかは不透明だ。ただ、反ムバラクデモのシンボル的存在だった4月6日運動が反政権の旗幟を鮮明にしたことで、反モルシー派が勢いづいて衝突の連鎖につながる可能性もある。

6072チバQ:2013/04/08(月) 00:03:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130407/amr13040718000003-n1.htm
囚人がストリップ嬢とマリファナパーティー ベネズエラの刑務所 ナイトクラブも運営
2013.4.7 18:00 (1/3ページ)

1月26日、暴動で多くの死者を出したベネズエラの刑務所では、家族らが抗議の声を張り上げた(ロイター)
 カリブ海に浮かぶベネズエラ北部マルガリータ島の刑務所で、服役囚がナイトクラブを勝手に開業し、家族や友人を招いてパーティーを開催していたことが明らかになった。ストリッパーも交えたドンチャン騒ぎにあきれる声も多いが、囚人による「やりたい放題」は恒常化しているようだ。背景には、治安の悪化でベネズエラ国内の刑務所が過密状態にあり、刑務官へのわいろや暴力がはびこっているという、笑えない実態がある。無法地帯と化した刑務所内では、毎年数百人が殺害されるなど、事態は深刻だ。(吉村英輝)

 パーティーの招待状は、ネット上に堂々と流されたという。AFP通信が地元紙ウニベルサルの報道を伝えたところでは、催しは刑務所内で「ヨット・クラブ」と呼ばれるナイトクラブ施設で開かれた。「プロフェッショナルな音響と、まぶしいばかりの照明、快適なエアコン、そしてストリップ嬢、いけない女の子たち、あらゆるオモチャ」を用意して、真夜中の宴会は大々的に幕を開いた。

 パーティーには囚人の友人や家族が招待され、政府当局は非公式ながら、パーティーが木曜の夜から金曜の朝にかけ行われたことを認めている。

 マルガリータ島の刑務所は、ゲートに緑色の制服姿の隊員が立ち、監視塔からは狙撃手がにらみをきかせるなど、外見からは他の刑務所と変わらない。だが、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、2000人以上が収監されている同刑務所内に一歩踏み込めば、カリブ海に浮かぶほかのリゾートと変わらぬ光景があらわれ、「囚人たちは脱獄以外なら何でもできる」ほど風紀は緩んでいるという。

 外部から訪れたビキニ姿の女性が、カリブの日差しの中プールで戯れ、マリフアナのにおいが漂う。男女が密集したクラブからは、ヒップホップ調の音楽が流れる。囚人と彼らが招待した客たちは、闘鶏場で歓声を上げる。塀の中の風景は、こんな感じだ。

 もっとも、この刑務所がこんな穏やかな空気に包まれているのは、マルガリータ島が持つ特殊事情がありそうだ。この島は、カリブ海諸国や米国へ非合法ドラッグを密輸する拠点となっている。そのため囚人の多くは麻薬などの密輸関係者。これまで金持ちとして暮らし、今もひそかに儲けている囚人が多い。

 そんな囚人たちは、ウイスキーをすすりながらプールサイドでバーベキューに興じ、監房にはエアコンや衛星テレビも備わっている。囚人が勝手につけたものだ。所内では、面会に訪れた妻や恋人と過ごし、刑務所に4つあるプールでは囚人の子供たちが楽しく水遊び。女性用の収監施設との行き来も自由で、刑務所内でロマンスが生まれることももちろんある。

 刑務所内では、囚人による“ビジネス”も盛んだ。外部からは多くの人間が非合法ドラッグを求めて訪れ、監房わきの通路でマリフアナやコカインを吸引する。所内の闘鶏場ではギャンブル収入が囚人たちを潤している。パーティー開催資金も潤沢というわけだ。

 このためか、刑務所からの脱獄は極めてまれだという。もっとも、脱獄すれば監視中の隊員に射殺されるというリスクもある。また、塀の中の方が過去や現在の麻薬取引などをめぐって敵の多い外部世界より「安全」という説明も説得力がある。

 ただ、塀の内側は「快楽と暴力が織り交ぜとなった超現実的な空間」(ニューヨーク・タイムズ)で、必ずしも「楽園」ではない。

 マルゲリータ島の刑務所内の権力は、刑務官ではなく囚人のリーダー格が握り、武装もしている。軍隊生活が長く、コカインの密輸で投獄されたある囚人は「自分でも見たことのないような銃やマシンガンがこの刑務所にはある」とニューヨーク・タイムズに証言している。

 統制が効かず治安が悪化しているベネズエラの刑務所内の実態は、その殺人認知件数が如実に物語っている。

 ベネズエラの犯罪率は高く、世界でも最悪の水準。このため、国内に30カ所以上ある刑務所は規定を超える収容者と暴力に悩まされており、2012年だけで600人近い囚人が命を落とした。NGOによると、ベネズエラの刑務所には、定員1万6500人に対して、3倍の4万8000人が収監されているという。実に、囚人の1%以上が毎年、刑務所内で殺害されている計算だ。

6073チバQ:2013/04/08(月) 00:03:39
 こうした劣悪な環境に、囚人たちの不満は募り、暴動も頻発する傾向にある。

 ベネズエラ西部バルキシメトの刑務所では、今年1月25日、服役囚らによる暴動で、鎮圧に当たった当局者を含む58人が死亡、100人以上が負傷した。当局による所持品検査への反発が引き金だったという。

 地元紙のウニベルサル(電子版)によると、この刑務所は1999年、ベネズエラが人権に配慮した国家プロジェクトにより「モデル刑務所」として立ち上げた。野球関連の製造工場を所内に設け、服役囚の職業訓練と収入確保、そして出所後の就職にも役立てようとしたが、工場が稼働したのは1年間だけだったという。

 はっきりした原因は不明だが、刑務所内の秩序が崩壊し、「6つのギャング集団が形成され、ローマ時代の格闘場さながらの暴力の場となった」ことで工場どころではなくなったようだ。あらゆる武器もはびこって暴力が吹き荒れ、大暴動と刑務官を含む大勢の犠牲者を出す事態に発展したとみられている。

 ベネズエラでは、長く反米左翼政権を維持してきたチャベス氏が死去。カリスマ性ある後継者も見当たらず、さらなる治安悪化とそれに伴う刑務所内の混乱に拍車がかかる懸念が高まっている。

6074チバQ:2013/04/08(月) 00:42:54
http://www.cnn.co.jp/world/35030284.html?google_editors_picks=true
外国人観光客がバスの中でレイプ被害 W杯開催地のリオ
2013.04.02 Tue posted at 11:34 JST

ブラジル・サンパウロ(CNN) ブラジルの警察当局は2日までに、リオデジャネイロでミニバスに乗車した外国人観光客がレイプや強盗などの被害に遭ったと発表した。リオは2014年のサッカー・ワールドカップ(W杯)と16年の夏季五輪の開催地。今回の事件で改めて治安面の不安が浮き彫りになっている。

警察によると、被害者の男女2人は3月30日にリオデジャネイロの海岸に面したコパカバーナ地区でミニバスに乗車したところ、続いて乗り込んできた男3人がほかの乗客全員を降車させ、女性をレイプして所持品を奪うなどした。2人から盗まれたクレジットカードは数時間のうちに、リオデジャネイロ内外の複数箇所で使用された。

警察は被害者の身元や国籍を公開していない。一方、米国務省当局者は1日、被害者の女性は米国人だったと明らかにした。米領事館がこの女性に接触し、支援に当たっているという。

地元紙によれば、男性は手錠をかけられて暴行され、女性は繰り返しレイプされた。2人は6時間後に、現場から約50キロ離れた場所に放置されたという。

警察は、この事件に関連して20歳と22歳の男を逮捕し、3人目の男の行方を追っている。1週間前に起きたレイプ事件のブラジル人被害者も、同じ男たちに暴行されたと訴えているという。

リオデジャネイロはW杯や夏季五輪に向けてさまざまなイベントが予定されており、麻薬組織絡みの犯罪の温床だったスラム街で警察と軍が一斉検挙を行うなど、全市を挙げて犯罪撲滅運動を展開していた。

6075チバQ:2013/04/08(月) 00:43:37
http://www.cnn.co.jp/world/35030512.html
インドでまたレイプ事件か、英女性が死亡 オランダ人逮捕
2013.04.07 Sun posted at 14:23 JST

(CNN) インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方のインド側支配地の警察は6日、観光旅行していた24歳の英国人女性の遺体が6日未明、住宅用のボート内で見つかったと述べた。

地元警察はこのボート内に滞在していたオランダ人の男性旅行客を逮捕した。女性が滞在していた部屋のドアは壊されており、殺害される前にレイプされた可能性があるとしている。検視して調べる方針。

容疑者は逃走を企てたが、カシミール地方のインド側の中心都市スリナガルから南へ離れた町で拘束された。容疑者は旅券以外の所持品を全て捨て、逃げていたという。

インドではここ数カ月間、女性のレイプ事件が多発し、抗議行動が続発している。先月には中部ダティア地区でスイス人の女性観光客に対する暴行事件が発生。昨年12月には首都ニューデリーのバス内で23歳女性の集団レイプ事件が起き、インドや国際社会に衝撃を与えていた。この被害者はシンガポールの病院に運ばれたもの暴行で受けた傷が原因で死亡していた。

6077チバQ:2013/04/08(月) 22:25:22
>同元首相の経済政策は二度の不況、失業率の上昇という苦しみを伴ったが、一部修正されて労働党のトニー・ブレア、ゴードン・ブラウン両政権に受け継がれ

メージャー・・・

6079チバQ:2013/04/08(月) 23:05:24
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013040800096
与野党双方が勝利宣言=モンテネグロ大統領選混乱
 【ベルリン時事】欧州連合(EU)加盟を目指すモンテネグロで7日、大統領選挙が行われた。ジュカノビッチ首相の与党・民主社会党が推すブヤノビッチ大統領と野党が擁立したラキッチ元外相の一騎打ちで、両者がいずれも勝利宣言。元首を決める選挙の混乱は、EU加盟に悪影響を及ぼす可能性もある。
 3選を目指すブヤノビッチ氏は、得票率51.3%対48.7%で勝利したと主張。これに対し、ラキッチ氏側は不正があったと訴え、50.5%対49.5%で同氏が勝ったと強調した。(2013/04/08-09:25)

6080チバQ:2013/04/08(月) 23:23:11
http://mainichi.jp/select/news/20130408ddm007030015000c.html
ロシア:ベネズエラを注視 14日大統領選、権益維持に懸念 次期政権「親露」修正観測も
毎日新聞 2013年04月08日 東京朝刊

 【モスクワ大前仁】反米左派勢力の代表格だった南米ベネズエラのチャベス前大統領が死亡したことを受け、今月誕生する次期政権の外交路線が注目されている。友好国の一つロシアはベネズエラで軍事や資源開発分野の権益を築いてきたが、今後も維持できるのか懸念を強めている。

 今月14日に実施するベネズエラ大統領選では、マドゥロ暫定大統領と野党政治家カプリレス氏が対決する見通し。マドゥロ氏がチャベス路線の継承を掲げる一方で、昨年の大統領選にも出馬したカプリレス氏は、対露関係など外交路線の修正を唱えている。

 ベネズエラは南米最大の原油輸出国だが、ばらまき型の政策を続けた結果、財務状況が悪化し、11年の原油生産量も故チャベス氏が大統領に就いた99年比で13%低下した。そのため、現時点で優勢とみられているマドゥロ氏が当選した場合でも、財政と原油産業を立て直す狙いから、米国へ接近を図り、親露路線を修正していくとの観測も出ている。

 ベネズエラは米国から武器禁輸措置を受けた対抗策として、ロシアと累計110億ドル(約1兆円)の兵器売買契約を締結するなど、ロシア製兵器の主要輸入国となった。

 しかし露紙コメルサントは、軍人出身の故チャベス氏が兵器購入を独断的に決定してきた点を取り上げ「今後も軍事協力を続けられるのかは確かでない」と指摘。野党候補のカプリレス氏もロシア製兵器を購入しない考えを示す。

 ベネズエラの資源開発では、ロシア企業4社が油田開発へ合計約360億ドルの投資を検討しているが、「どちらの候補が大統領に就くのかにより、計画が変わる恐れもある」(エネルギー業界筋)ともいわれている。

 危機感を抱くロシアは故チャベス氏の3月8日の国葬に、「プーチン大統領の最側近」といわれるセチン前副首相(現国営石油企業ロスネフチ社長)ら要人と閣僚を派遣。セチン氏はマドゥロ氏と会談し、「これまで以上に緊密に協力していく」と関係維持を呼びかけた。

6081チバQ:2013/04/08(月) 23:24:38
http://mainichi.jp/select/news/20130408ddm007030017000c.html
エジプト:岐路の若者運動 設立5年、革命の熱気消え デモ暴力化、国民嫌悪感
毎日新聞 2013年04月08日 東京朝刊


エジプトの若者グループ「4月6日運動」のロゴマークの入った横断幕などを掲げながら行進するデモ参加者ら。参加者は少なく、盛り上がりに欠けた=首都カイロで2013年4月6日、秋山信一撮影
拡大写真 【カイロ秋山信一】2011年のエジプト民衆革命の原動力となった若者グループ「4月6日運動」が、活動開始から5年となる6日、首都カイロでデモを行った。革命後も民主化の推進を求めるデモを続けているが、政党結成など政治に直接的に参加する動きはなく、6日のデモも革命時とは比較にならない小規模なものだった。暴力を伴うことが増えたデモへの嫌悪感が国民に広がっており、デモ主体の運動は岐路に立っている。

 6日夕(日本時間6日深夜)、カイロ中心部に、4月6日運動が計画した反モルシ政権デモの参加者が集まっていた。「革命を盗んだのを覚えているか。忘れているなら、思い出させてやる」。メンバーが政権批判の雄弁をふるうと、参加者が「ダウン、ダウン、(モルシ)政権」とシュプレヒコールを上げた。

 だが集合時間に集まったのは約300人。数万人が広場に結集してムバラク前政権を倒した2年前の熱気とはほど遠かった。参加者も変化を実感しているようで、サイード・ファトヒさん(25)は「周りの人々は、デモにはうんざりしているように感じる」と力なく話した。

 4月6日運動は08年、若者らがインターネットの会員制交流サイト「フェイスブック」上で組織した。グループ名は4月6日に賃上げを要求するストライキを呼びかけたことに由来する。11年の革命後も、暫定統治した軍最高評議会や、12年6月に就任したモルシ大統領に対して、少数派や女性の人権尊重、民主的な憲法の制定などを求めてデモを続けてきた。

 だが革命後はデモ中の暴力などが増えた。メンバーらによると、12年夏ごろからデモ中に女性が性的嫌がらせをされたり、盗難が起きたりするなどの事件が増えたという。治安部隊との衝突も増え、今年1〜2月の一連の反政権デモでは約70人が死亡した。4月6日運動はこうした暴力への関与を否定しているが、暴力の停止を呼びかけても止められないなど、自ら企画したデモを制御できていないのも事実だ。

 一方、デモ以外の政治活動は低調だ。昨年の大統領選や人民議会(国会)選に候補者を擁立せず、現時点では政党結成の動きもない。広報担当のハリド・マスリ氏は「完全な民主システムができるまで、監視の立場を続ける」と説明する。

 だが国民の間では、他の野党指導者らと同様に「批判はするが、建設的ではない勢力」との見方が増えている。昨年の人民議会選でも、グループを離れて立候補した元メンバーは軒並み落選した。6日のデモを遠巻きに見ていた無職、ガマル・アハマドさん(60)は「デモをしても意味はない。破壊や混乱をもたらすのは神の意思にも反している」と話した。

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6082チバQ:2013/04/08(月) 23:25:34
http://mainichi.jp/select/news/20130408k0000e030135000c.html
エジプト:コプト教徒とイスラム教徒が衝突、6人死亡
毎日新聞 2013年04月08日 10時19分(最終更新 04月08日 14時46分)

 エジプトの首都カイロと近郊の町で5日夜から7日にかけ、キリスト教の一派であるコプト教徒とイスラム教徒が衝突し、地元メディアによると計6人が死亡、多数が負傷した。両教徒の衝突拡大が懸念されている。

 カイロ近郊の町ホスースで5日、コプト教徒の子どもがイスラム教関連施設の壁にナチス・ドイツの「かぎ十字」を描いていたことをきっかけにコプト、イスラムの両住民が衝突し、5人が死亡。このうちコプト教徒4人の葬儀が7日、カイロのコプト教会で行われ、参列者が外に出てデモを始めたところ周辺のイスラム教徒が投石や発砲するなどし、1人が死亡した。(共同)

6083チバQ:2013/04/08(月) 23:27:51
http://mainichi.jp/select/news/20130409k0000m030074000c.html
サッチャー氏死去:改革の断行 英国の貧富の格差拡大も
毎日新聞 2013年04月08日 21時34分(最終更新 04月08日 22時22分)


首脳会談を前に握手するサッチャー英首相(右)と海部首相=東京・迎賓館で1989年9月20日
拡大写真 【ロンドン小倉孝保】「鉄の女」と呼ばれたマーガレット・サッチャー英元首相の死は、英国が推進した新自由主義経済の終焉(しゅうえん)を印象付けた。労働組合と対決し、福祉を切り捨てることによって「英国病」を克服し、英国経済を再び成長軌道に乗せたが、その反動で英社会は貧富の格差が拡大するなど矛盾が噴出している。

 英国は産業革命とその力による植民地の拡大でビクトリア朝時代に繁栄を享受し、長く世界で最も豊かな国だった。そのため、国民の高福祉を実現し、労働者の権利を尊重させてきた。

 しかし、20世紀の2度の世界大戦で英国の富は極度に減少した。特に、第二次世界大戦では、ナチス・ドイツによってロンドンまでも空襲され、国土は荒廃した。また、第二次世界大戦後は民族独立の機運が高まり、インドを契機に英国は次々と植民地を失った。それにもかかわらず、労働組合は従来通りの権利を要求し、国民は高福祉を満喫した。国は当然、疲弊した。

 そうした中、改革を断固実行したのがサッチャー氏だった。女性初の首相となったサッチャー氏は抵抗勢力を世論の支持ではね返し思い切った改革を断行した。そのため、英国経済は回復軌道に乗り、その後のブレア労働党政権の経済回復につながっていく。

 しかし、その改革の断行による矛盾が噴き出しているのが現在の英国である。金融の自由化で資金はロンドンに流れ込んだものの、その利益に浴する層はごく一部に限られ、貧しい層の生活は厳しくなった。こうした貧しい層の不満が蓄積していることは2011年夏のロンドン暴動で明らかになった。英国は今、経済、社会、さまざまな面でサッチャー氏が作った矛盾との戦いに多くのエネルギーを費やしているのが現状である。

6085チバQ:2013/04/08(月) 23:34:24
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130408/fnc13040823210018-n1.htm
【サッチャー元首相死去】
日本の金融改革にも影響 証券ビッグバン進める
2013.4.8 23:19

1982年9月、東京・内幸町の日本記者クラブで記者会見するサッチャー英首相
 サッチャー元英首相は1986年10月、英国証券市場の大改革「ビッグバン」を実行し、地盤沈下しつつあったロンドン市場を「世界の一大金融センター」として復活させた。規制緩和による金融市場の活性化を目指した日本の橋本政権による金融制度改革にも大きな影響を与えた。

 橋本政権は90年代後半、サッチャー政権の成功体験にならい、「日本版ビッグバン」を提唱した。金融業界を横並びで保護する「護送船団方式」と呼ばれる旧来型の金融行政から脱皮し、銀行や証券の相互参入のほか、各種手数料や金利の自由化などの規制を緩和する日本の金融改革の手本になった。

 またサッチャー元英首相は、ブリティッシュ・テレコム(BT)などの国有企業の民営化を実現し歳出の削減を進めた。これは特殊法人見直しや郵政民営化を強力に推進した小泉純一郎元首相による「小泉改革」の原型となったとされる。

6086チバQ:2013/04/09(火) 00:09:55
http://www.afpbb.com/article/politics/2937681/10551752
ウクライナ大統領、ティモシェンコ前首相に近い野党政治家に恩赦
2013年04月08日 11:51 発信地:キエフ/ウクライナ
【4月8日 AFP】ウクライナのビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)大統領は7日、有罪判決を受け服役していたユーリー・ルツェンコ(Yuriy Lutsenko)元内相(48)ら6人に恩赦を与えた。ルツェンコ氏は服役中のユリヤ・ティモシェンコ(Yulia Tymoshenko)前首相に近い人物。

 ウクライナ北部の収監施設を出たルツェンコ氏は、妻や友人たちの出迎えを受けた。2010年に逮捕されたルツェンコ氏は職権乱用罪と公金横領罪で有罪判決を受け、2014年末まで服役することになっていた。収監施設前に集まった報道陣を前にルツェンコ氏は、ティモシェンコ氏との面会を求め、今後も政界での活動を続けると語った。

 2010年の大統領選でヤヌコビッチ氏に敗れたティモシェンコ前首相は、首相在任中にロシアとのガス売買契約に関連して職権を乱用したとして2011年に禁錮7年の刑を受けて服役中。7日はゲオルギー・フィリプチュク(Georgy Filipchuk)元環境相も恩赦を受けたが、ヤヌコビッチ大統領は以前からティモシェンコ前首相の恩赦は否定しており、今回の恩赦令でもティモシェンコ氏への言及はなかった。

 今回の恩赦は、欧州連合(EU)と野党勢力からの圧力を受けたもの。米国はティモシェンコ前首相とルツェンコ氏の収監を強く批判し、EUは前首相らが釈放されるまでウクライナとの重要な貿易協定の調印を拒否している。(c)AFP

6087チバQ:2013/04/09(火) 00:11:54
http://mainichi.jp/select/news/20130409k0000m020117000c.html
サッチャー氏死去:小さな政府志向 日本の経済政策に影響
毎日新聞 2013年04月08日 23時57分

 ◇安倍首相「尊敬すべき政治家」
 8日死去した元英国首相のマーガレット・サッチャー氏は、公営企業の民営化など「小さな政府」を志向する経済政策を断行し、労働争議などで競争力を失った英国経済を復活させる道筋を付けた。サッチャー氏の経済政策は、日本の国鉄民営化など諸外国にも大きな影響を及ぼした。

 首相就任当時、英国は炭鉱など競争力を失った産業の入れ替えが進まず、国際競争力が低下。サッチャー氏は労働争議の規制など雇用改革に踏み切り、労働組合の勢力をそいで不採算炭鉱の閉鎖に着手したほか、電力事業など公営企業の分割・民営化を進めた。

 一連の改革は、市場原理の導入で効率化を図る狙いで、当時の英国経済を活性化させたとの評価は高い。ビッグバンと呼ばれる金融証券部門の自由化は他国の金融制度改革の先駆けとなった。一方で、自国の証券会社などが弱体化し、米欧の大型証券に席巻される「ウィンブルドン現象」も招いた。医療など福祉が弱体化したとの指摘もある。

 こうした経済政策は、米欧や日本の政策当局にも影響を与えた。米国では、規制緩和や歳出削減を柱とするレーガン大統領(当時)の経済政策「レーガノミクス」に結実。日本では、中曽根康弘首相(同)が国鉄や電電公社を分割・民営化し、現在のJRやNTTグループに転換させた。欧州の一部で行われた雇用規制の緩和も、その源流は「サッチャリズム」にあると言える。

 サッチャー氏と親交のあった中曽根氏は8日、「第二次世界大戦後、自由世界で米国のレーガン大統領とともに記憶されるべき政治家だった。共産主義の旧ソ連に対抗し、自由世界の団結を訴えた傑出した政治家だった」とするコメントを発表。「日本企業がトルコで仕事を取った時、先進国首脳会議(サミット)の会合で『あれは欧州企業が取るべき範囲だ』と私に告げに来たことを思い出す」と強気の姿勢だったサッチャー氏をしのんだ。

 安倍晋三首相は「意志の力を身をもって示した偉大なリーダーであり、国家国民のためにすべてをささげた尊敬すべき政治家であった」とのコメントを発表した。【葛西大博、ロンドン坂井隆之】

6088チバQ:2013/04/09(火) 21:52:28
http://mainichi.jp/select/news/20130409ddm007030096000c.html
セルビア:コソボ問題、EU仲裁案を拒否
毎日新聞 2013年04月09日 東京朝刊

 【ウィーン樋口直樹】セルビアのブチッチ副首相は8日、セルビア系住民が多数を占めるコソボ北部の地位交渉で、欧州連合(EU)の仲裁案を拒否すると述べた。ロイター通信が伝えた。交渉が暗礁に乗り上げたことで、セルビアのEU加盟交渉に遅れが出る可能性が強まった。副首相は仲裁案について「我々の基本的な利益を認めておらず、署名すべきではない」と述べた。

6089チバQ:2013/04/09(火) 21:55:51
http://mainichi.jp/select/news/20130409k0000e030204000c.html
サッチャー氏死去:哀悼も批判も…分かれる英国世論
毎日新聞 2013年04月09日 13時04分(最終更新 04月09日 13時53分)


8日、サッチャー元英首相死去の報を受け、ロンドンの自宅前で死を悼む保守党支持グループ=ロイター
拡大写真 【ロンドン小倉孝保】マーガレット・サッチャー元首相の死去(8日)について、英テレビなどは特別番組に切り替え各界からの哀悼の声を伝えた。一方、インターネットなどでは、「最良のニュースだ」といった意見も相次ぎ、業績への評価が極端に分かれるサッチャー氏らしい最後となった。

 BBC放送はサッチャー氏死去のニュースが飛び込んだ直後から、この関連ニュースを継続して報道。キャメロン英首相やオバマ米大統領ら内外からの哀悼の声を報じた。

 また、元首相のかつての側近や元首相を取材したジャーナリストなどが、強力なリーダーシップで英国経済を衰退の危機から救い、国際社会での英国の地位を押し上げたと、その業績を評価した。

 一方、インターネット上には、サッチャー氏死去を歓迎するページが設置され8日夕方までに約20万人がアクセスした。ある労働組合員がツイッターでパブでの祝賀パーティーへの参加を呼びかけたほか、元炭鉱労働者はフェイスブックに「人生で最良の日だ」と書き込んだ。

 また、テレビの中継でも、涙を浮かべながら悲しむお年寄りの女性が紹介された後、「サッチャーが私の街をぶちこわした。私は彼女の死を歓迎する」と答える男性が登場するなど意見は二分した。良かれあしかれ、英国でこれほど国民に愛され、これほど国民に憎まれた指導者は少ない。

6090チバQ:2013/04/09(火) 21:57:11
http://mainichi.jp/select/news/20130410k0000m020035000c.html
ポルトガル:健全化窮地 財政緊縮策に違憲判決
毎日新聞 2013年04月09日 19時54分(最終更新 04月09日 20時13分)

 【ロンドン坂井隆之】欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)の支援を受けて財政再建途上のポルトガルが、窮地に立たされている。日本の最高裁にあたる憲法裁判所が、政府の財政緊縮策の一部について違憲判決を出し、計画の修正を迫られているためだ。コエリョ首相は「国家の緊急事態」と宣言し、新たな緊縮策を検討する考えだが、キプロス問題などに続き、欧州はまた新たな難題を抱え込んだ形だ。

 憲法裁判所が5日に出した判決は、ポルトガル政府が13年に導入する財政緊縮策9件のうち、公務員を対象としたボーナス削減など4件について「差別的で不公平」として憲法違反とする内容。これらの政策を実施できない場合、政府は13億ユーロ(約1680億円)の別の緊縮策を導入するか、ユーロ圏などに支援を要請する必要が生じる。

 ポルトガルは既に支援決定時に定めた財政健全化計画の達成期限を2度も延期しており、欧州委員会は7日、「合意した目標は堅持すべきだ」と自助努力を求める声明を出した。コエリョ首相は「(新たな支援要請を)回避するため全力を挙げる」として社会保障費などの削減で代替財源を生み出す考えだが、国民に新たに痛みを強いる政策への世論の反発は必至。緊縮策に批判的な野党は首相の辞任を要求しており、政局が不安定化する恐れもある。

 11年5月に総額780億ユーロの支援決定を受けたポルトガルは、財政赤字の国内総生産(GDP)比を15年までに3%以下(12年は6.4%)にする目標を掲げ、13年度予算は50億ユーロの緊縮策を盛り込んでいる。ポルトガル国債の利回りは足元はほぼ判決前の水準を維持しているものの、格付け会社フィッチ・レーティングスは8日、「政治的不透明性が、格付けに圧力をかける恐れがある」として格付けを引き下げる可能性があると警告しており、政府は早期の対応を迫られている。

6091チバQ:2013/04/09(火) 22:06:21
http://www.asahi.com/international/update/0409/TKY201304090356.html
2013年4月9日21時6分
旧ユーゴのモンテネグロ大統領選 選管、現職当選と発表

 【ウィーン=喜田尚】旧ユーゴスラビアのモンテネグロの大統領選で同国の選挙管理委員会は8日夜、与党が推す現職のブヤノビッチ氏が得票率51・2%で当選したと発表した。野党が推した元外相レキッチ氏陣営は選挙に不正があったと主張している。

 選挙管理委員会によるとレキッチ氏の得票率は48・8%。同氏は7日の投票終了後、50・5%を獲得したとして勝利宣言していた。

 人口62万人のモンテネグロは昨年欧州連合(EU)への加盟交渉が始まり、6月に加盟するクロアチアに続くEU加盟を目指している。ブヤノビッチ氏は強い影響力を持つジュカノビッチ首相の盟友。ジュガノビッチ政権の腐敗を批判したレキッチ氏の善戦や選挙結果をめぐる論争で政治の混乱も予想され、加盟交渉への影響が懸念されている。

6092チバQ:2013/04/09(火) 22:15:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130409/erp13040908170004-n1.htm
【サッチャー元首相死去】
葬儀は来週、各国要人の弔問外交も
2013.4.9 08:16

マーガレット・サッチャー元首相の像の前にたたずむ少年=8日、ロンドン・ギルドホール美術館(ロイター)
 サッチャー元英首相の死去を受け、英首相官邸は8日、葬儀が来週行われる見通しであることを明らかにした。サッチャー氏は冷戦終結などに当たり国際的に大きな影響力を行使した人物だけに、各国の要人が集まり、弔問外交が展開されることになりそうだ。

 葬儀は国葬並みの規模で行われ、英首相官邸は「サッチャー氏とつながりのあるさまざまな人々を幅広く招待する」と表明。日本政府も首相経験者を軸に特使の派遣を検討している。

 サッチャー氏のひつぎは葬儀前日に国会議事堂の建物内にある礼拝堂に運び込まれ、当日は約2・5キロ離れた葬儀会場のセントポール大聖堂まで運ばれる。一般の人は大聖堂での葬儀に出席できないが、テレビ放送される予定。遺体は近親者のみが立ち会って火葬される。後日、元英紙記者による本人公認の伝記も出版されるという。(共同)

6093チバQ:2013/04/10(水) 23:11:13
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013041000638
最大野党、政権奪取か=総選挙まで1カ月−パキスタン
 【ニューデリー時事】5月11日投票のパキスタン国民議会(下院、定数342)選挙まで1カ月に迫った。2008年の前回選挙で圧勝したザルダリ大統領率いる与党パキスタン人民党(PPP)は苦戦が伝えられる一方、経済政策を中心にPPPの「失政」を攻撃するシャリフ元首相の最大野党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)の支持率が急伸。同党を核とした連立政権が誕生する可能性が出ている。
 08年に第一党となったPPPは、軍事クーデターで9年間政権を握り独裁批判も出ていたムシャラフ大統領(当時)の弾劾手続きを開始。ムシャラフ氏を退陣に追い込み、民主主義の勝利を内外に誇示した。だが、PPPは今回、文民政権として初の任期5年を全うした節目にもかかわらず、ザルダリ大統領らの汚職疑惑に加え、インフレや失業率の高止まりなど経済低迷により国民の支持離れが加速している。
 PML−Nはこのような与党逆境を尻目に党勢を拡大。「まともな政府なら現在のパキスタンの苦悩はなかった」(シャリフ元首相)などとPPPを猛烈に批判し、有権者取り込みに成功しつつある。(2013/04/10-16:00)

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6094チバQ:2013/04/11(木) 20:46:48
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013041100076
軍要職からサレハ氏長男解任=権力基盤強化−イエメン大統領
 【カイロ時事】イエメン国営テレビによると、ハディ大統領は10日、サレハ前大統領の長男アフマド・サレハ共和国防衛隊司令官を解任し、駐アラブ首長国連邦(UAE)大使に転出させる人事を発表した。前大統領派と大統領派に割れる軍を掌握し、権力基盤を強化するのが狙い。(2013/04/11-06:35)

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6095チバQ:2013/04/11(木) 21:01:28
http://mainichi.jp/select/news/20130412k0000m030017000c.html
イタリア:「ピザの8日後払い」復活
毎日新聞 2013年04月11日 18時36分

 【ローマ福島良典】イタリア南部ナポリに不景気で冷え込む庶民の懐に配慮し、ピザを「付け」で売る店が登場した。手持ちのお金がなくても「食べたい時に食べてもらう」粋な計らい。1930〜60年代にナポリの下町にあった貧困者向けの「ピザの8日後払い」制度を復活させた。代金は1週間後でよい。

 ビットリオ・デ・シーカ監督の映画「ナポリの黄金」(1954年)には、女優ソフィア・ローレン演じるピザの売り子が「8日後払いだよ」と、客寄せの口上を述べる場面がある。

 ナポリでは最近、男が子どもに食べさせるためにピザ4枚を盗む事件があった。それを知った店主が付け制度の再開を思い立ったという。店主は「イタリア南部は経済危機で最も打撃を受けている。人々が連帯し、ナポリっ子を信じる時だ」と話している。

 コーヒーを飲む小銭も持たない貧困者に喫茶店の客が「一杯おごる」習慣も復活しているという。

6096チバQ:2013/04/11(木) 21:02:32
http://mainichi.jp/select/news/20130412k0000m030016000c.html
中央アフリカ共和国:「暫定政権」周辺国認めず 政情混迷
毎日新聞 2013年04月11日 18時32分

 アフリカ中部・中央アフリカ共和国で3月末に首都バンギを制圧した反政府武装勢力の連合体「セレカ」の指導者が一方的に大統領就任を宣言し、「暫定政権」発足を既成事実化しようとしている。周辺国などはこれを認めておらず、政情は混迷を深めている。【ヨハネスブルク服部正法、パリ宮川裕章】

 セレカのバンギ侵攻を受けボジゼ大統領は3月24日に国外に脱出。セレカ指導者のミシェル・ジョトディア氏は自身の暫定大統領就任や3年以内の選挙実施、新たな閣僚名簿などを発表した。

 だが、アフリカ連合(AU)は政権奪取を認めず、中央アフリカの参加資格の停止を決めた。米国もセレカには「正統性がない」と非難している。

 周辺国首脳らは今月3日、中央アフリカの隣国チャドの首都ヌジャメナで緊急会合を開催。ロイター通信によると、ジョトディア氏の大統領就任を認めないことを確認し、18カ月以内の選挙の実施や、国内各政治勢力が結集して選挙までの統治を担う暫定評議会の設置を求めた。

 ジョトディア氏側は6日、暫定評議会設置による暫定大統領選出などに同意したが、先行きは不透明だ。

 中央アフリカの旧宗主国フランスは、治安維持活動支援の一環として現地に駐留する250人の仏軍に300人を増派した。

 だが、任務は現地在住の自国民1200人の安全確保に限定。内政不介入の姿勢で暫定政権への支持も表明していない。仏が慎重姿勢である理由は▽1月に軍事介入した西アフリカのマリより周辺地域の仏権益が少ない▽イスラム教徒人口が少なくイスラム過激派の温床となる可能性が低い−−などだ。

 中央アフリカは1960年の独立以降クーデターが頻発し、政情不安が恒常化している。ダイヤモンドやウランなどの鉱物資源があるが、国連の人間開発指数で最低位レベルの低開発国。

 05年にジョトディア氏が率いる組織などが北部で反政府武力闘争を開始。各組織は07年に政府と和平合意したものの、昨年12月セレカとして再蜂起し、北部の諸都市を制圧。今年1月に政府とセレカは連立政権を樹立したが後に決裂した。

 一方、セレカが少年兵を戦わせている疑惑も浮上している。南アフリカ紙「サンデー・タイムズ」は先月31日付で、セレカと交戦した中央アフリカ派遣南ア軍兵士の話として、殺害したセレカ戦闘員に少年が含まれていたと報じた。事実なら、セレカに対し国際的批判がさらに高まるのは必至だ。

6097チバQ:2013/04/11(木) 21:03:15
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2938156/10565390
中央アフリカ・ボジゼ大統領の邸宅から2人の白骨遺体
2013年04月11日 07:07 発信地:バンギ/中央アフリカ
【4月11日 AFP】 3月の反政府勢力によるクーデターで国外に逃れた中央アフリカのフランソワ・ボジゼ(Francois Bozize)大統領の邸宅が略奪され、ガレージの床の下から2体の白骨化した遺体が見つかった。

 首都バンギ(Bangui)近郊の大統領公邸を案内した反政府勢力セレカ(Seleka)のメンバーは、「(政権打倒後の)8日、車2台を回収するため私が邸宅に戻った時には既に略奪されていた」と話し、「略奪者はダイヤモンドや金を期待していたのだろうが、ガレージで2つのタイルを持ち上げた彼らが目にしたのは2体の骸骨だった」と説明した。

 白骨遺体はガレージの奥の、四角いタイルの下の深さ2メートルのくぼみの中にあったという。案内したセレカのメンバーは、「骸骨を見たが、肉はなく骨だけだった。死亡してから少なくとも数か月、あるいはそれ以上たっていたのではないか」と語り、略奪は3月24日の反政府勢力によるバンギ制圧以前に行われたと述べた。 (c)AFP/Patrick FORT

6098チバQ:2013/04/11(木) 22:06:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130411/erp13041110430002-n1.htm
「鉄の女」に毒舌の別れ 英国流の特別議会
2013.4.11 10:40

ロンドンの英特別議会でスピーチするキャメロン首相(中央)=10日(ロイター)
 8日死去したサッチャー元英首相を追悼するための特別議会が10日、招集され、議員らはユーモアと毒舌交じりの英国流スピーチで「鉄の女」と呼ばれた歴史的宰相に別れを告げた。

 サッチャー氏の命令で慌ただしく働く側近に、同僚が「ローマは一日にして成らず」と落ち着いて仕事をするよう忠告したところ、側近は「ローマをつくったのはサッチャーじゃなかったからな」。何事にも性急なサッチャー氏の下で働く身の上を嘆いたエピソードで議場を沸かせた。

 各党の議員も次々とスピーチに立ち特別議会は7時間以上に及んだ。閣僚に対する厳しい要求で知られたことを指摘したベテラン議員は「サッチャー氏に会った私の妻は、彼女の感じの良さに魅入られた」と振り返りながら、「閣僚との関係は決してそうではなかったよ」と真顔で語り、笑いを誘った。サッチャー氏の強硬な労働組合対策などに今も反発する労働党議員の多くは欠席した。(共同)

6099チバQ:2013/04/12(金) 23:33:56
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013041200932
ウルフ前大統領を在宅起訴=映画制作者から収賄−ドイツ
 【ベルリン時事】ドイツ北部ハノーバーの検察当局は12日、汚職疑惑が浮上して昨年2月に辞任したウルフ前大統領(53)を収賄罪で在宅起訴した。ドイツの元首である大統領経験者の起訴は初めて。
 前大統領はニーダーザクセン州首相だった2008年9月、南部ミュンヘンを訪問した際、滞在費や飲食費を映画制作者に肩代わりさせ、見返りとして映画配給を支援したとされる。映画制作者も贈賄罪で起訴された。前大統領は無罪を主張している。(2013/04/12-21:15)

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6100チバQ:2013/04/12(金) 23:35:53
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013041200621
チャベス氏後継者「戦い続ける」=大規模集会、赤く染まる−ベネズエラ

11日、南米ベネズエラの首都カラカスで行われた大規模集会で、熱狂的な支持者に迎えられるマドゥロ暫定大統領(左上) 【カラカス時事】南米ベネズエラのマドゥロ暫定大統領は11日、大統領選挙を3日後に控え、首都カラカスで大規模集会を開き、「(故チャベス大統領の)遺志を継ぎ、戦いを続ける」と訴えた。会場をシンボルカラーの赤色のTシャツやバンダナで染めた数万人の支持者は「チャベスは生きている」と声をからした。
 会場のステージで、チャベス氏をたたえる音楽が流れるたびに、支持者らは熱狂し、歓声を上げた。カラカス市に住む中学校教師イタリアさん(55)は「マドゥロ氏には、チャベス氏が力を入れた貧困者向け政策を続けてほしい」と興奮した口調で話した。
 チャベス氏から後継者に指名されたマドゥロ氏はステージに立ち、貧困地区での医療無償化、低所得者向けの住宅整備などを進めると宣言し、支持者らの喝采を浴びた。(2013/04/12-15:55)

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6101チバQ:2013/04/12(金) 23:37:39
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013041200090
次期事務局長候補、5人に=アフリカは外れる−WTO
 【ジュネーブ時事】8月末に退任する世界貿易機関(WTO)のラミー事務局長の後任に立候補した9人のうち、韓国の朴泰鎬・通商交渉本部長、インドネシアのマリ・パンゲストゥ前貿易相ら5人が1次選考で残った。途上国出身として期待されたアフリカの2人は外れた。関係者が11日、明らかにした。
 アジア出身の2人以外に残ったのは、ブラジルのロベルト・アゼベドWTO担当大使、メキシコのエルミニオ・ブランコ元商工振興相、ニュージーランドのティム・グローサー貿易相。
 今後、さらに絞り込み、5月末までに次期事務局長を内定する。選抜は投票を行わず、加盟159カ国・地域によるコンセンサスで決める。(2013/04/12-06:57)

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6102チバQ:2013/04/13(土) 00:11:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130412/erp13041200510001-n1.htm
スロベニア、危機の懸念強まる
2013.4.12 00:49
 【ベルリン=宮下日出男】ユーロ圏の小国スロベニアが財政危機に陥るとの懸念が強まっている。多額の不良債権を抱える金融部門への不安があるためで、キプロス金融危機の余波もあり、国債利回りは高止まりしている。政府は否定するが、ユーロ圏による「6番目の救済国」になるとの観測もくすぶっている。

 債務危機対策として加盟国の経済財政を監視する欧州連合(EU)の欧州委員会は10日、スロベニアに対して「金融部門のリスクが大きい」と警告。金融部門を支える政府も資金調達が難しくなりつつあるとし、緊急の対策を求めた。

 スロベニアは2007年に中東欧で初めてユーロを導入したが、債務危機や緊縮財政で経済が低迷。政治家とのつながりも指摘される国営の主要銀行が多額の不良債権を抱えた。

 不良債権の規模は国内総生産(GDP)の約2割で、政府は必要な資本注入額はGDP比3%の10億ユーロと試算する。だが、経済協力開発機構(OECD)は9日公表の同国経済に関する報告書で「もっと必要かもしれない」とし、存続が難しい銀行の整理も検討する必要性を指摘した。

 ただ、金融部門が肥大化したキプロスと異なり、スロベニアの金融部門の資産規模はGDPの1・4倍で、ユーロ圏平均の半分以下。政府は支援要請を否定し、OECDも「すぐに救済が必要になることはない」との見解を示す。

 だが、市場では同様に金融部門の問題を抱えたキプロス危機の影響でスロベニアの国債利回りが上昇。9日の新規国債発行では政府目標額に届かず、10年物国債利回りは再び6%を超えた。今後の国債償還への不安は根強く、金融業界からは欧州安定メカニズム(ESM)の予防措置活用を求める声も上がっている。

6103チバQ:2013/04/13(土) 00:18:03
http://mainichi.jp/select/news/20130412k0000e030216000c.html
ナイジェリア:「仕事あれば故郷に」 旧都に100スラム
毎日新聞 2013年04月12日 14時14分(最終更新 04月12日 16時45分)


ゴミ捨て場にできたスラムを歩く子どもたち=ナイジェリアのラゴスで2013年4月11日午後1時44分、町田結子撮影
拡大写真
拡大写真 「ダストビン」(ごみ箱)と呼ばれるスラムがあるナイジェリアの旧都ラゴス南部・ジュグンレ地区。経済発展から取り残された市民は、ごみ捨て場に住んでいた。

 都市の名前の由来にもなったラグーン(潟湖)から西に約7キロ。足元はごみで埋め尽くされ、むせるような暑さの中で異臭が鼻をつく。そんな場所に粗末なトタン屋根のバラック小屋が連なる。食料品などを並べて「商店」として営業する小屋もある。

 妻と4人の子どもと暮らすモハメッド・フセインさん(37)は17年前に同国中西部ナイジャー州から移り住んだ。日雇いの運転手で月収は1万6000ナイラ(約1万円)程度。「好きでここで暮らしているわけじゃない。故郷に仕事があれば帰りたいよ」と嘆く。

 アフリカ最大の産油国であるナイジェリアは、石油輸出国機構(OPEC)加盟国の中でも7位の産油量を誇る。国家歳入の7割を石油関連産業に依存しており、貿易では輸出総額の9割を石油産業が占めている。

 油井発見から約半世紀。石油依存が進んで一大産業だった農業は縮小し、職を求める人々は富と金が集まる都市に流入し続けた。だが、都市部の雇用機会は限定的。安定した収入を得られない低所得者層は劣悪な環境に集中した。ダストビンはその典型だが、ラゴスには同様のスラムが100以上あるという。ちょうど今、衛生状態が悪化する雨期に入ろうとしている。

 11日午後(日本時間同日夜)、日本ユニセフ協会大使のアグネス・チャンさん(57)はこの地区を巡り、「こういった環境は乳幼児の死亡率を上げる一因。人々がここから脱出できるような支援が必要だ」と訴えた。【ラゴス町田結子】

6104チバQ:2013/04/13(土) 01:10:23
http://www.afpbb.com/article/politics/2938385/10568619?ctm_campaign=txt_topics
賭けに負けたカナダ外相、米国務長官にビール贈呈
2013年04月12日 16:50 発信地:ロンドン/英国
【4月12日 AFP】女子アイスホッケー大会で米国とカナダどちらのチームが勝つかを賭け、ジョン・ケリー(John Kerry)米国務長官に負けてしまったカナダのジョン・ベアード(John Baird)外相は11日、ケリー長官にカナダ産ビール1ケースを手渡した。

 ベアード外相は「カナダの女子チームは非常に素晴らしいプレーを披露したが、残念ながら米国の友人たちを相手に勝利を成し遂げることはできなかった」と述べながらケリー長官に、カナダ産ビール、モルソン・カナディアン(Molson Canadian)のケースを手渡した。さらに在カナダ米国大使館の職員たちにオンタリオ(Ontario)州バンクリーク・ヒル(Vankleek Hill)産のビール、ボーズ(Beau's)1ケースも贈った。

 両外相が賭けていたのは9日に行われた「女子アイスホッケー世界選手権(International Ice Hockey Federation Women's World Championship)2013」の米国とカナダの1戦で、試合は米国が3-2で勝利した。

 一方、米国産ビール、サミュエル・アダムズ(Samuel Adams)を賭けていたケリー長官は「とてもとても嬉しい。米国チームの勝利に非常に喜んでいるが、偉大なカナダの友人たちと両国の並外れたアスリートたちにも乾杯したい」と応じた。

 両者は11日に英ロンドンで閉幕した主要8カ国(G8)外相会合に出席していた。ビールの贈呈数時間後に韓国へ向かおうとしていたケリー長官は、すぐにはビールに手を付けないと約束した。(c)AFP

6105チバQ:2013/04/13(土) 01:15:08
http://www.afpbb.com/article/entertainment/music/2938190/10560029
英音楽チャート1位に「悪い魔女は死んだ」、サッチャー氏死去で
2013年04月11日 19:18 発信地:ロンドン/英国
【4月11日 AFP】「鐘を鳴らせ!悪い魔女は死んだ(Ding Dong! The witch is dead)」――。米映画『オズの魔法使い(The Wizard of Oz)』のこの挿入歌が、マーガレット・サッチャー(Margaret Thatcher)元英首相の死去後、英音楽ダウンロードチャートのトップに躍り出た。

 映画の中で主演のジュディ・ガーランド(Judy Garland)たちが合唱するこの歌は、1939年にリリースされたもの。9日、英国内における米アマゾン(Amazon)の音楽配信サービスで突如、ダウンロード数1位に上がった。

 ジャズ歌手エラ・フィッツジェラルド(Ella Fitzgerald)によるカバー・バージョンも、アマゾンで4位につけたほか、米アップルの音楽配信サービス「iTunes」では英国内のボーカル曲部門の販売数トップになった。

 脳卒中のため8日に87歳で死去したサッチャー元首相が英国社会に残した「遺産」に対し、音楽ファンたちが下した「裁き」がチャートに反映された形だ。背景には、米SNSフェイスブック(Facebook)上で「英国を分断した元首相の死を祝おう」という呼び掛けが広がったことがある。

 全英の音楽販売データをまとめるオフィシャル・チャーツ・カンパニー(Official Charts Company)は、「英国の音楽ファンの悪趣味なユーモアセンス」に後押しされてこの勢いが続けば、「鐘を鳴らせ!悪い魔女は死んだ」は8日〜14日の週間チャートでもトップ40入りするだろうとの予測を示している。(c)AFP

6106チバQ:2013/04/13(土) 10:08:38
http://mainichi.jp/select/news/20130413ddm007030161000c.html
エジプト・イラン:直行便、10日で停止 宗派の壁、いまだ厚く
毎日新聞 2013年04月13日 東京朝刊

 ◇「エジプトにシーア派いらぬ」スンニ派抗議
 【カイロ秋山信一、テヘラン田中龍士】1979年のイラン革命後に断交したエジプト−イラン間を結ぶ民間航空の直行便が3月30日に約34年ぶりの運航再開を果たし、イスラム教スンニ派が主流のエジプトとシーア派国家イランの関係改善の加速を示す展開として注目された。しかし、シーア派の影響力拡大を懸念する一部強硬派の暴動がエジプトで発生し、再開からわずか10日目の8日、当面運航停止の見通しに。長年緊張関係にある両派の歩み寄りの難しさが、改めて浮上した。

 両国の関係は、昨年6月にエジプトのモルシ政権が発足してから改善が続いていた。昨年夏にモルシ大統領、今年2月にはアフマディネジャド大統領が相手国を訪れた。中東1、2位の人口を擁し一定の政治力も持つ両国が連携すれば、地域の勢力バランスが塗り替わる可能性も潜む。

 運航再開は、10年10月の合意がエジプト・ムバラク前政権の崩壊で頓挫したが、関係改善が進む中で再合意し、エジプトの航空会社「エア・メンフィス」の運航にこぎ着けた。3月31日、エジプト南部アスワンの空港に50人以上のイラン人客が到着。今後、南部を中心にイランからの観光客が期待された。

 ところが、宗派の違いが壁となった。今月5日、運航再開に反対するスンニ派強硬派の群衆がカイロのイラン外交官宅を取り囲み、「エジプトにシーア派はいらない」などと叫びながら抗議。エジプト観光省報道官は8日、ロイター通信に6月中旬までの運航停止を決めたと述べた。

 スンニ派が国民の約9割を占めるエジプトでは、シーア派国家イランとの関係改善に慎重な声もある。「シーア派拡大は望まない」。スンニ派の最高権威タイエブ師は、2月に訪れたアフマディネジャド大統領にくぎを刺した。一方、11年の革命後、治安への不安から外国人観光客が激減し今年1月は約90万人で2年前の約8割。人口約7500万人のイランへの期待は大きい。

 イランは核開発問題で経済制裁を受け国際社会で孤立しつつある。エジプトと歩み寄って対立する米欧をけん制し、イスラム圏での存在感を高める思惑があるとみられる。イランのメヘル通信によると、テヘランのエジプト外交官宅に8日、地元の学生らが集まり「われわれは一つ」などと呼びかけ、協調の証しとして外交官に花束を渡したという。

 スンニ派とシーア派は教義の違いなどから緊張関係にあり、イラクでは06〜07年に両派の紛争で内戦状態となった。シリア内戦でも、アサド大統領の出身母体であるシーア派系アラウィ派の軍幹部や民兵がスンニ派主体の反体制派と激しい戦闘を展開。シーア派のイランが政権側を、スンニ派のサウジアラビアやカタールが反体制派を支援する構図だ。

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 ■ことば

 ◇エジプトとイラン
 1979年2月、イランではシーア派指導者のホメイニ師が主導した革命で王政が崩壊した。亡命したパーレビ国王はエジプトが受け入れた。さらにエジプトは79年3月にイスラエルと平和条約を締結。革命後のイラン政府はイスラエルを敵視していたため、80年に国交を断絶した。親米・イスラエル路線を続けたムバラク前政権下で関係は冷え込んでいたが、核問題を巡る西側諸国の経済制裁で孤立を深めるイランがエジプトに接近。11年のエジプト革命後は、大統領が断交後初めて相互に訪問するなど関係改善が進んでいる。

6107チバQ:2013/04/13(土) 10:09:24
http://mainichi.jp/select/news/20130413ddm007030163000c.html
マリ:大統領選に暗雲 仏軍撤収開始、治安悪化止まらず
毎日新聞 2013年04月13日 東京朝刊

 【パリ宮川裕章、ヨハネスブルク服部正法】イスラム過激派が北部を制圧した西アフリカのマリにフランスが軍事介入して11日で3カ月。仏政府は過激派の勢力拡大阻止など当初目的を達成したとして段階的な部隊撤収を開始した。だが治安の悪化や南北の民族対立などから、7月に予定される大統領選挙の公正な実施を危ぶむ声も出ている。

 「一つの民主国家に二つの軍隊はあり得ない」。ファビウス仏外相は5日、マリの首都バマコを訪れ、北部の遊牧民トゥアレグ人が組織する世俗主義反政府組織「アザワド解放民族運動(MNLA)」の武装解除の必要性を強調した。

 マリでは昨年3月、MNLAがイスラム過激派と連携して攻勢を強め、北部を制圧して独立を宣言した。一度はイスラム過激派に都市部から排除されたが仏軍介入後に戻り、現在は北部の拠点都市キダルを実質的に占拠しているとみられる。仏軍とは協力関係にあるが、マリ暫定政府や南部の住民からは混乱の張本人とみられ、国家再分裂の火種だ。

 一方、7月の大統領選に向けたハードルも高い。北部ガオなどでは過激派のテロが相次ぎ、治安悪化で投票に支障が出る可能性がある。仏軍は兵力約4000人を7月に約2000人に縮小する計画だが、任務引き継ぎを目指すアフリカ各国軍などの訓練が選挙に間に合うかも不明だ。仏国立科学研究センターのアンドレ・ブルジョ名誉研究部長は「公正な選挙を行うには、国内外に避難した約50万人の投票実現も課題」と見る。

 一方、ロイター通信によると、国連の潘基文(バンキムン)事務総長は最近の報告書で、マリの過激派が近隣国の西サハラに拡散する可能性にも触れており、紛争の拡大も懸念されている。

6108チバQ:2013/04/13(土) 10:10:18
http://mainichi.jp/select/news/20130413ddm007030167000c.html
グルジア:対露衝突の「真相究明」へ 大統領の尋問も
毎日新聞 2013年04月13日 東京朝刊

 【モスクワ田中洋之】グルジアで2008年8月に起きたロシアとの軍事衝突の真相究明に向けた動きが出ている。対ロシア関係の改善に取り組むイワニシビリ首相が主導し政敵であるサーカシビリ大統領の「開戦責任」が問われる可能性もある。

 イワニシビリ首相は10日の会見で、軍事衝突について「(真相は)今なお霧に包まれている」と述べ、調査の必要性を強調。さらに「ロシア軍が国境を越えて(南オセチアに)侵入する前に、グルジア軍が軍事行動を始めたのは全く正当化できない」とサーカシビリ大統領の当時の対応を厳しく批判した。

 サーカシビリ大統領はこれまで「軍事行動はロシア軍の侵攻への対抗だった」と説明してきたが、首相は大統領を尋問する可能性に言及した。

 アラサニア国防相も10日、当時の軍事作戦に関する軍内部の調査を始めると表明。首相率いる与党「グルジアの夢」が多数を占める国会でも真相解明に向けた特別委員会設置の動きがあり、サーカシビリ大統領は苦しい立場に追い込まれた。

 昨年秋に就任したイワニシビリ首相は軍事衝突で断交したロシアとの関係正常化に取り組んでおり、ロシアが06年に導入したグルジア産ワインの禁輸措置を解除するなど進展を見せている。

6109チバQ:2013/04/13(土) 11:24:19
http://mainichi.jp/select/news/20130413k0000e030177000c.html
シリア:国連を舞台に駆け引き アサド政権vs反体制派
毎日新聞 2013年04月13日 10時47分

 【カイロ秋山信一】内戦が続くシリアで、アサド政権と反体制派が国連を舞台に駆け引きを活発化させている。アサド政権は反体制派による化学兵器使用に関する調査や、反体制派内のアルカイダ系テロ組織への制裁を国連に求める。一方、反体制派はアラブ連盟に続き、国連でも代表資格を得ようと米国事務所の設立を進める。ただ、双方とも国際社会で支持を得るには決め手を欠いている。

 「シリアの(反体制派)武装勢力がアルカイダと関係していることが実証された」。シリア外務省は11日、国連安全保障理事会へ国内にいるアルカイダ勢力の資産凍結などを求める書簡を送った。

 反体制派内のアルカイダ系組織「ヌスラ戦線」の指導者を名乗る人物が10日、インターネット上でアルカイダの指導者ザワヒリ容疑者に忠誠を誓った。

 これを受けての措置。アサド政権は2011年3月の武力衝突開始以来、反体制派を「テロリストグループ」と呼んでおり、この主張を強める材料となった。

 政権は3月に北部アレッポで化学兵器の使用が疑われる攻撃があった際も国連に調査を要求。シリアの代表として活動できる国連で、自らの正当性を強調しようと躍起だ。ただ、国連が他の事例も含めてシリア全土での調査を求めたのに対し、「シリアの主権侵害のたくらみだ」などと拒否。国連を利用しようという面は否めない。

 一方の反体制派は、3月に統一組織「シリア国民連合」がアラブ連盟のシリア代表として正式に承認され、カタールに初の大使館も開いた。国際社会でのさらなる地位向上を狙って国連の代表権も要求しており、米ニューヨークやワシントンに連絡事務所の設置を進めている。

 ただ、反体制派は一枚岩ではなく、西側諸国から信頼を集めているとは言い難い。また「ヌスラ戦線」などイスラム過激派の存在が、欧米からの武器供与の障害となる一方、実戦では貴重な「戦力」というジレンマも。

 既に国連加盟国の過半数を超える100カ国以上からシリアの正統な代表としての承認を受けており、国連での代表資格獲得も可能との見方は強い。しかし、アサド政権を擁護するロシアやイランの反発は必至だ。国連の代表資格を得ても内戦終結にはまだ遠い道のりがありそうだ。

6110チバQ:2013/04/13(土) 17:18:06
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013041300225
アイルランド、支援脱却へ弾み=EU返済猶予で「成功例」に
 【ロンドン時事】欧州連合(EU)は12日、アイルランドの首都ダブリンで開催した財務相会合で、同国とポルトガルに対する緊急融資の返済期限延長で基本合意した。両国の債務危機克服の取り組みを評価したもので、特に金融市場からの信認回復が進むアイルランドは年内の支援枠組みからの脱却に大きく弾みがついた。一方でEU当局も、アイルランドを「成功例」として、他の一部EU諸国が直面している債務危機の克服につなげたい考えだ。(2013/04/13-14:51)

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6111チバQ:2013/04/13(土) 20:19:44
>>6105
このニュースに連れられて映画館で
オズ始まりの戦いをみてきました。
(サッチャーまるで関係なし)

6112チバQ:2013/04/13(土) 22:14:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130413/amr13041321280009-n1.htm
後継候補が優勢維持 ベネズエラ大統領選、「チャベス人気」衰えず
2013.4.13 21:24 (1/2ページ)

カラカス市内では、チャベス氏のポスターがマドゥロ候補のポスターより上に掲げられている(黒沢潤撮影)
 【カラカス=黒沢潤】チャベス氏の死去を受けて14日に投開票される南米ベネズエラの大統領選は、後継者のマドゥロ暫定大統領(50)が優勢のまま選挙戦を終えた。ただ、首都カラカスで目についたのは、マドゥロ氏でも、野党統一候補のカプリレス・ミランダ州知事(40)でもなく、チャベス氏のポスターばかり。3月5日に死去した同氏への追悼ムード一色の中、実質、「チャベス対カプリレス」となった大統領選は投票日を迎える。

 「チャベス氏、生きている! 生きている!」

 チャベス氏の棺が置かれているカラカス市内の革命博物館。弔問のため並んでいた大勢の来場者の間から突然、地鳴りのような声が沸き起こった。ベネズエラ南部からバスを乗り継いで15時間かけてやって来たチャベス氏の支持者たちだ。

 死後1カ月以上たった今なお、国内ではチャベス人気が衰える様子はない。

 今回の選挙は、チャベス政権を外相、副大統領として支えたマドゥロ氏と、昨秋の大統領選でチャベス氏に敗れたカプリレス氏の一騎打ち。マドゥロ氏は公約としてチャベス氏同様、反米路線や、豊富な石油資源をもとにした無償住宅提供など貧困層へのバラマキ政策を掲げる。対するカプリレス氏は国際協調路線と市場経済重視の立場を取る。

 しかしカラカスの目抜き通りには、赤いベレー帽に軍服姿の活力あふれるチャベス氏のポスターや、オバマ米大統領の「YES、WE CAN」をまねたとされる「PODEMOS」(スペイン語で「私たちにはできる」の意)の標語とチャベス氏の顔を大写しにしたポスターが多い。

 与党統一社会党員のヘズース・ピニョ氏(58)は「今回の選挙は『カプリレス対マドゥロ』の構図ではない。あくまで『カプリレス対チャベス』なのだ」と言い切る。

 マドゥロ氏陣営はこうしたチャベス人気をなりふり構わず利用し勝利を目指す作戦だが、カラカス中央大1年のリカルド・リーバニさんは「ビジョンを持ち、政治を真に理解する人物こそ大統領にふさわしい」とカプリレス氏を支持する。

 治安改善を望むという同大の女子学生アンヘリカ・カベーサさん(18)は「チャベス氏ですら治安改善ができなかったのに、資質のないマドゥロ氏にできるはずがない。カプリレス氏が当選すれば、この国は変わるはずだ」と訴えた。

     ◇

 ■ベネズエラ大統領選 人口約3000万人で有権者約1890万人。電子投票で即日開票され最多得票者が当選する。大統領任期は6年で再選制限なし。今回は3月に死去したチャベス氏の任期を補完するため、任期は2019年1月まで。(共同)

6113チバQ:2013/04/13(土) 22:15:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130413/erp13041310360002-n1.htm
ロシア大統領年収1800万円
2013.4.13 10:35

ロシアのプーチン大統領(ロイター)
 ロシアのプーチン大統領ら政権幹部が12日、2012年の年収と資産を公開した。大統領は年収約580万ルーブル(約1800万円)で、11年の約370万ルーブルを大きく上回った。

 資産としては1500平方メートルの土地や、それぞれ約154平方メートル、77平方メートルの二つの住居、駐車場、自家用車などを公開した。ロシアでは税務当局も大統領の事実上の支配下にあるため、要人の収入や資産を客観的に検証することはできない。メドベージェフ首相の年収も約580万ルーブルだった。(共同)

6114チバQ:2013/04/13(土) 22:17:26
http://www.asahi.com/international/update/0413/TKY201304130259.html
2013年4月13日21時21分

イタリア「賢人会議」、選挙制度改革案など答申
 【ローマ=石田博士】イタリアのナポリターノ大統領に招集された政財界のエキスパート10人による「賢人会議」は12日、選挙制度などの改革案をまとめた。実質一院制の導入を求め、国会議員の定数の大幅削減も提案している。

 イタリアは、2月末の総選挙で中道左派連合が下院を制したものの、上院で過半数を占めることができなかった。国会の上下両院の信任がなければ内閣が発足できないため、「政治不在」が続いている。

 賢人会議の案は「ねじれ解消」のために、「政治を担うのは下院」と明確化し、下院の信任が得られれば内閣が発足できるとした。現行の選挙制度は比例代表制だが、小選挙区と比例代表をあわせた形が望ましいとしている。また上院は州知事や各州議会の代表で構成する。議員定数は、下院を630から480に、上院を315から120に削る。

6115チバQ:2013/04/13(土) 23:03:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130413-00000062-mai-m_est
<エジプト>ムバラク前大統領の差し戻し審、波乱の幕開け
毎日新聞 4月13日(土)19時38分配信



差し戻し審の後、ヘリコプターでカイロ南部の軍病院に戻るムバラク前大統領(中央)=2013年4月13日、AP
 【カイロ秋山信一】2011年のエジプト民衆革命でデモ隊の殺害に関与した罪などに問われた前大統領、ホスニ・ムバラク被告(84)の差し戻し審の初公判が13日、カイロ郊外の警察学校の特設法廷で開かれ、ムバラク被告も出廷した。ムバラク氏が公の場に姿を現したのは約10カ月ぶり。だが公判は冒頭で判事団が審理を担当することを拒否すると表明し、閉廷した。今後は裁判所が別の判事団を任命するが、差し戻し審は波乱の幕開けとなった。

【エジプト大統領風刺で】人気テレビ司会者を逮捕

 ムバラク被告はデモ隊の殺害に関与した罪などに問われ、昨年6月に1審で終身刑判決を受けた。だが上訴審は今年1月、審理を1審に差し戻す決定を出した。

 13日の差し戻し審では冒頭、ムスタファ・ハサン裁判長が審理を担当しないと表明し、理由は述べずに退廷した。エジプトの司法専門家によると、エジプトの判事には審理を拒否する権利があるという。ハサン裁判長は、革命時にデモ隊が集結したタハリール広場にラクダの一群が乱入した事件で、ラクダを意図的に乱入させたとされたムバラク前政権幹部の審理を担当し、幹部らを無罪にしたため批判を受けたことがあった。

 カイロ南部の軍病院に入院しているムバラク被告は13日、ヘリコプターで警察学校に搬送され、ベッドに横たわった姿で出廷。法廷ではサングラスをかけ、ケージで囲われた被告席から傍聴席に何度も手を振る余裕を見せた。
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6116チバQ:2013/04/14(日) 10:36:47
http://www.asahi.com/international/update/0414/TKY201304140015.html
2013年4月14日10時20分
パレスチナ首相が辞任 財政運営など巡り孤立
 【エルサレム=山尾有紀恵】パレスチナ自治政府のファイヤド首相が13日、辞任した。自治政府の財政運営などを巡り、内外の不満を抑えきれなくなったのが一因。イスラエルとパレスチナの和平交渉再開を目指す米国は近く、パレスチナの経済状況改善に向けた新提案を出す予定だが、ファイヤド氏の辞任で遅れが出る可能性がある。

 自治政府筋によると、アッバス議長は同日夜のファイヤド氏との会見で、一度は慰留したが、最終的には辞任を承諾した。ファイヤド氏は新首相指名までは職務を続ける。

 国際通貨基金(IMF)での勤務経験があるファイヤド氏は、手堅い財政運営で欧米諸国の信頼が厚い。2007年にイスラム組織ハマスがパレスチナ自治区ガザを武力制圧して自治区が分裂した後、自治政府の首相に指名され、パレスチナ国家建設を前提とした社会基盤の整備や、内部の汚職撲滅などを進めた。

 だが、無党派のファイヤド氏に自治政府の権限が集中していることに対し、アッバス氏率いる主流派ファタハからは不満が噴出。財務相の人事を巡ってアッバス氏とも対立し、ファイヤド氏は孤立していた。一方、パレスチナの国連加盟を目指す動きなどにイスラエルが制裁措置をとり、自治政府職員の給与支払いがたびたび滞った。自治区では、ファイヤド氏の辞任を求めるデモも発生していた。

6117チバQ:2013/04/14(日) 10:43:31
http://mainichi.jp/select/news/20130414ddm007030186000c.html
ベネズエラ大統領選:チャベス氏、死後も求心力 元側近・マドゥロ氏リード
毎日新聞 2013年04月14日 東京朝刊

 【カラカス國枝すみれ】南米ベネズエラで14日、反米左派のチャベス大統領の死去(3月5日)に伴う大統領選が行われる。元側近のニコラス・マドゥロ暫定大統領(50)がチャベス氏のイメージを利用し支持基盤を固め、野党統一候補のエンリケ・カプリレス氏(40)の追い上げを阻止しようとしている。

 カラカス市内の貧困地区に、チャベス氏のひつぎを安置した軍施設があり、1日に数千人の市民が訪れる。施設を案内する軍人はチャベス氏の人生を紹介後、「マドゥロに投票しよう」と声を張り上げた。主婦のミリアム・ベルガラさん(56)は「チャベスは貧困と圧政から我々を解放してくれた。この戦いは続けなくてはいけない」とマドゥロ氏に投票する決意を語った。

 住民はほこらを建て、チャベス氏を「聖人」として祭る。毎日ほこらを掃除し、チャベス氏の胸像にコーヒーと水を供えるエリザベス・トレスさん(48)は「チャベスは我々にとって、愛、光、すべてだった」と話した。

 貧困地区の市民は、チャベス氏の死後も強い思慕の情を抱いており、与党はチャベス氏の写真などを使って崇拝者の取り込みを図る。マドゥロ氏がチャベス氏の死後、11日までに「テレビやラジオでチャベス氏を意味する言葉を7255回発した」と指摘するウェブサイトもある。

 一方、野党候補のカプリレス氏は「(チャベス氏が進めた)社会事業は削減しない。全国民の給与を40%上げる」と公約し、反チャベス票以外の貧困層の取り込みも図っている。3月中旬の世論調査では、マドゥロ氏の支持率は49%で、カプリレス氏の35%を上回っているが、チャベス氏の死去直後に比べて差は縮まっている。

6118チバQ:2013/04/14(日) 10:49:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130413/erp13041323360009-n1.htm
法王庁改革へ提言グループ 法王フランシスコが8人指名
2013.4.13 23:35
 ローマ法王庁(バチカン)は13日、法王庁改革などについて提言を受けるために法王フランシスコが8人の枢機卿からなるグループを指名したと発表した。近年、数々のスキャンダルに見舞われてきた法王庁の改革は、新法王の大きな課題の一つとされてきた。

 8人は世界各地から選ばれた枢機卿で、他にイタリア人の司教1人が事務局長を務める。初会合は10月1〜3日に予定されている。

 法王庁は世界各地で発覚した聖職者による未成年者らへの性的虐待や、権力闘争が背景とされる内部文書流出などのスキャンダルで組織改革の必要性が叫ばれてきた。(共同)

6119チバQ:2013/04/14(日) 14:01:42
>>6112
ベネズエラ
電子投票なのか....

6120チバQ:2013/04/15(月) 20:31:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130415/amr13041514400001-n1.htm
ベネズエラ大統領選、チャベス氏後継のマドゥロ氏勝利 反米・バラマキ路線継承
2013.4.15 14:25

大統領選当選を果たし、支持者に向けてVサインするマドゥロ暫定大統領=14日、カラカス(ロイター)
 【カラカス=黒沢潤】チャベス氏の死去に伴う南米ベネズエラの大統領選挙の投開票が14日行われた。中央選挙管理委員会によれば、チャベス氏の後継者であるマドゥロ暫定大統領(50)が野党統一候補のカプリレス・ミランダ州知事(40)を破り、初当選を果たした。国内では貧困層へのバラマキ政策、外交では反米主義を推し進めた“チャベス路線”が継承されることになる。

 中央選管によれば、マドゥロ氏の得票率は50・66%、カプリレス氏は49・07%だった。

 マドゥロ氏にチャベス氏ほどのカリスマ性はなく、チャベス氏の“弔い合戦”の様相を呈した今回の選挙で、辛うじて同情票を獲得し勝利した形。

 元バス運転手、労働組合幹部を経て政界入りしたマドゥロ氏はチャベス氏側近として長らく仕え、昨年秋まで約6年間外相を務めた。3月5日にチャベス氏が死去した後は、暫定大統領に就任していた。

 マドゥロ氏は豊富な石油資源をもとに、貧困層への住宅無償提供や医療無料化など、「21世紀の社会主義」をスローガンに掲げたチャベス路線を踏襲する方針。

 外交面では、日量10万バレルの石油を特恵価格で輸出しているキューバとの関係を継続するほか、核開発を進めるイランやシリア、ベラルーシとの関係も堅持する。反米路線も継承され、カプリレス候補が公約していた対米関係改善の可能性は遠のいた。

6121チバQ:2013/04/15(月) 20:42:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130415/erp13041508070000-n1.htm
ドイツで「反ユーロ新党」結成大会 マルク再導入求める
2013.4.15 08:05

ベルリンで、新党「ドイツのための選択肢」の代表に選出されたハンブルク大学のルッケ教授(右)ら=14日(ロイター)
 ドイツで欧州単一通貨ユーロに反対し旧通貨マルクの再導入を求める新党「ドイツのための選択肢」が結成され、初の党大会が14日、ベルリンで開かれた。2月の結成にもかかわらず党員数は約7500人。欧州債務危機で他のユーロ圏諸国の救済の際、最大の負担を強いられるドイツの有権者の不満が表れた形だ。

 ドイツでは9月に連邦議会(下院)選が行われ、議席を獲得するには5%以上の得票率が必要で、同党が超えられるか微妙な情勢。

 同党は経済学者や実業家、ジャーナリストらが中心になって結成された。この日の党大会には約1500人が出席。党の綱領を採択し秩序あるユーロ圏の解消のほか、財政危機に陥った他のユーロ圏の国の支援は税金でなく、銀行や大口の投資家らに負担させることで賄うよう求めた。

 ハンブルク大学のベルント・ルッケ教授ら3人を代表に選出。ルッケ氏は「ユーロ導入は歴史的な誤りだ」と述べた。(共同)

6122チバQ:2013/04/15(月) 23:19:50
http://mainichi.jp/select/news/20130416k0000m030060000c.html
ベネズエラ:大統領選、再集計へ…後継「当選」に異議
毎日新聞 2013年04月15日 21時40分(最終更新 04月15日 22時20分)


会見で、再集計を要求するエンリケ・カプリレス氏=カラカスで2013年4月15日、AP
拡大写真 【カラカス國枝すみれ】南米の産油国ベネズエラで14日、強硬な反米左翼政策で知られたチャベス前大統領の死去に伴う大統領選挙の投開票が行われ、全国選挙評議会は開票率99.12%の段階で、与党・統一社会党のニコラス・マドゥロ暫定大統領(50)が50.66%を得票し当選したと発表した。しかし、49.07%を獲得した野党のエンリケ・カプリレス氏(40)は15日未明の記者会見で、集計作業で不正があったと主張し「全票が確認されるまで結果を認めない」と再集計を要求。同評議会は一部票の再集計を行う方向だ。

 有権者は約1880万人で投票率は78.71%に達したが、両者の差はわずか1.59ポイントで票数にして約23万票だった。

 地元紙記者によると、カプリレス氏支持派が多い西部メリダ、タチラ両州で軍と市民が衝突したとの情報もある。再集計を行う同評議会はチャベス派が多く、結果の公正さには疑問の声もある。混乱が拡大すれば、強力な指導者だったチャベス氏を失った政権は急速に求心力を失う可能性もある。

 今回の選挙戦で、マドゥロ氏はチャベス政権の貧困層支援策などの継続を強調。カリスマ的な「父」チャベス氏に忠誠を誓う「息子」のイメージを売り込んだ。チャベス氏は初就任時の1999年から5000億ドル(約49兆円)を社会福祉事業に投入。「チャビスタ」といわれる熱狂的支持者を獲得していた。

 一方、ばらまき政策で1047億ドル(2012年末)に達した債務の急増や年率20%超のインフレ、「南米最悪」の治安悪化などに対し、富裕層や一般市民に不満が拡大。昨年10月の大統領選でチャベス氏に投票した大学生アレクシス・ニロさん(20)は「マドゥロ氏には大統領の資質が足りない」とカプリレス氏にくら替えした。カプリレス氏は経済や治安の悪化を批判し「変革」を主張。「活動開始が遅れた」(政治アナリストのジョン・マグダレノ氏)が終盤で猛追した。

6123チバQ:2013/04/16(火) 20:45:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130416/amr13041611250012-n1.htm
ベネズエラ大統領選 マドゥロ氏当選宣言に野党支持者が反発、治安部隊と衝突
2013.4.16 11:23

15日、ベネズエラの首都カラカスで、治安部隊とにらみ合う野党支持者ら(AP=共同)
 ベネズエラ全国選挙評議会は15日、14日の大統領選で勝利したチャベス前大統領の後継者マドゥロ暫定大統領の当選を正式に宣言した。15日午後、結果を認めない野党支持者数千人が首都カラカス中心部にある同評議会に向けて高速道路を行進中、治安部隊と衝突。催涙弾と投石や放火の応酬となった。

 僅差で敗れた野党候補カプリレス氏は、再集計を求め当選宣言に反発する一方、支持者には平和的な抗議活動を行うよう求めた。市民らは一斉に車のクラクションを鳴らし、鍋をたたくなどして抗議。野党側は独自集計で約30万票差で勝ったとして全票を集計し直すよう要求しており、当面は混乱が続きそうだ。

 米国やスペインも再集計を要請したが、同評議会のルセナ委員長は「内政干渉だ」として拒絶。マドゥロ氏も記者会見で抗議を取り合わずに再集計を拒否する意向を示した。(共同)

6124チバQ:2013/04/16(火) 20:56:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130416/erp13041609050001-n1.htm
北方領土に“同盟国”企業が続々進出 外国企業に制裁を
2013.4.16 09:04 (1/2ページ)[ロシア]
 ロシアが不法占拠する北方領土での地熱や風力などの発電事業を、あろうことか米国系の企業が次々と受注していることが明るみに出た。なぜ、こんなことがまかり通るのか、との思いを禁じ得ない。(フジサンケイビジネスアイ)

 問題となっているのは、米アラバマ州に本社を置く「タイガー・マシナリー」の傘下企業「サハリン・マシナリー」。米建設機械大手「キャタピラー」の公式ディーラーである。サハリン・マシナリーは国後島の古釜布(ロシア名ユジノクリリスク)郊外に計画されている地熱発電所の建設を請け負い、現地での工事に着手。国後島・泊(同ゴロブニノ)での風力発電所建設も受注して関連設備の製造に入ったほか、昨年9月に稼働を開始した択捉島・別飛(同レイドボ)のディーゼル発電所を建設していたことも明らかになった。

 北方領土を事実上管轄するサハリン(樺太)州の当局者によれば、択捉島にも地熱発電所を建設する計画があり、複数の外国企業が受注の意思を伝えてきているという。

 言うまでもなく、北方四島は1945年8月、日ソ中立条約を侵犯して対日参戦したソ連が、終戦後のどさくさにまぎれて不法に占拠した日本固有の領土。したがって、ロシアがインフラ整備を通じて実効支配の固定化を図ること自体が容認できない。さらに第三国の企業、まして同盟国である米国の企業が、ロシア管轄下でそれに加担しているのは極めて重大な事態と言うべきだ。日本外務省はサハリン・マシナリーに対し「ロシアの管轄権を前提にした形で第三国が経済活動に従事するのはわが国の立場と相いれない」と抗議した。

 だが、こうした第三国企業の活動を止める実効性のある手立てを、現時点でわが国は持ち合わせていないのが実情だ。過去には韓国企業が択捉島の港湾工事に加わり、中国人や北朝鮮人の労働者は建設や農業の現場に流入し続けている。サハリン・マシナリーも「事業は継続する」と日本の意向は意に介さない姿勢だ。

 そこで提案したいのは、北方領土での経済活動に加わる第三国の企業や関係者に、日本への入国禁止といった制裁措置を科すことだ。きちんと新法を制定し、国内外に広く日本の立場を知らせればよい。外務省はこれまでも択捉島を拠点とする財閥「ギドロストロイ」の幹部にビザ(査証)発行を拒否しており、難しいことは何らないと思われる。

 ロシア政府は「クリール諸島(千島列島と北方四島)の社会経済発展計画」(2007〜15年)に基づき、280億ルーブル(約826億円)の予算規模で北方領土のインフラ整備を加速させている。各種の事業に中国や韓国の企業を巻き込もうと、サハリン州が積極的な誘致活動を行っている現実もある。

 やるべきことはやっておかないと、北方領土交渉が一層難しいものとなるのは目に見えている。(産経新聞社モスクワ支局 遠藤良介)

6125チバQ:2013/04/16(火) 21:09:09
http://mainichi.jp/select/news/20130417k0000m020077000c.html
キプロス:財政危機1カ月、国民生活の安定遠く
毎日新聞 2013年04月16日 20時59分

 【ロンドン坂井隆之】国内銀行の経営危機と、財政危機に苦しむキプロスが、銀行預金への強制課税を発表し、混乱を引き起こしてから16日で1カ月が経過した。欧州連合(EU)とIMF(国際通貨基金)による金融支援を取り付けたものの、預金の引き出し制限は継続中で、国民生活の混乱は続く。再建策の一環で中央銀行が保有する金準備を売却する案が明らかになったことで金相場の急落を引き起こすなど、安定にはほど遠い状況だ。

 EUなどから100億ユーロ(約1兆2700億円)の支援を受けるため、キプロス政府も130億ユーロを自己負担する。このため、国内1、2位の銀行を破綻処理するなどして、10万ユーロ超の預金の6〜8割程度を強制的にカットすることになった。

 政府は先月28日に銀行の営業再開を認めたものの、資金の大量流出を防ぐため、1日の引き出し額の上限を300ユーロ以下とする措置を継続。国外への送金は1日あたり2万ユーロ、現金の海外持ち出しも2000ユーロに制限しており、「ビジネスに深刻な支障をきたしている」(企業関係者)。キプロス政府は13年の国内総生産(GDP)成長率を、当初見込みのマイナス3.5%から同13%に悪化するとの予測を示しており、経済活動の停滞が重くのしかかっている状態だ。

 政府は130億ユーロの自己負担を賄うため、キプロス中銀が保有する4億ユーロ相当の金準備の売却を検討中。市場では「他の南欧諸国でも財政再建のため金準備を売却する可能性がある」との臆測を招き、国際金相場の急落を招いた。長引く経済停滞で南欧諸国の信用不安に火が付きやすい状態が続いており、ユーロ圏にとってキプロスは引き続き頭の痛い問題になっている。

6126チバQ:2013/04/16(火) 21:48:18
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013041600588
独首相、3選でも2年で退任?=政府は「任期全う」と否定
 【ベルリン時事】ドイツのメルケル首相が9月の連邦議会選挙(総選挙)で3選を果たしても、4年の任期を全うせず、2年で退任するとの観測が浮上し、政府が否定に躍起となっている。
 早期退任説は大衆紙ビルトのコラムニスト、ニコラウス・ブローメ氏がメルケル首相に関する新著の中で取り上げた。
 それによると、メルケル首相は側近に対し、首相を務めるのに適切な期間は「最大10年」と語ったという。同首相は3選されれば2015年11月に就任10年を迎える。また、メルケル首相は選挙の敗北や党内の指導力低下ではなく、自分の意思で退任する戦後初の首相となることを切望。こうした状況から、ブローメ氏は15年の退任を予想した。(2013/04/16-15:22)

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6127チバQ:2013/04/17(水) 20:09:31
http://mainichi.jp/select/news/20130418k0000m030021000c.html
ボストン爆破テロ:ロシア、ソチ五輪控え警戒強める
毎日新聞 2013年04月17日 18時17分

 【モスクワ田中洋之】米ボストン・マラソン連続爆破テロ事件を受け、来年2月にソチ冬季五輪を控えるロシア当局が警戒を強めている。ソチは政治的に不安定な北カフカス地域に隣接しており、プーチン大統領の威信をかけたソチ五輪で、テロをいかに封じ込めるかが最大の課題となっている。

 ロシアのムトコ・スポーツ相は16日、ボストンの事件について「(ソチ五輪を開く)ロシアにとって深刻な合図だ」と懸念を示した。ロシア内務省は同日、「ソチ五輪の安全対策は国家の優先課題だ」とする声明を発表。6月1日からソチ市内でテロ対策を強化する。すでに今月1日から国内の主な鉄道駅でX線による乗客の荷物検査を行い、ソチ五輪に向けた公共交通機関の安全対策に乗り出していた。

 ロシアでは今年7月に中部カザンでユニバーシアード大会、8月にはモスクワで世界陸上大会が開かれる。当局は「著名な国際スポーツイベントがテロの標的になる可能性がある」と監視を強める。

 内務省によると、北カフカスでは約40組織600人のイスラム系武装勢力が活動しており、今も襲撃事件などが散発している。

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6128名無しさん:2013/04/17(水) 20:10:30
http://mainichi.jp/select/news/20130418k0000m030045000c.html
パキスタン:「イスラム教徒連盟」躍進か 来月総選挙
毎日新聞 2013年04月17日 19時33分

 【ニューデリー杉尾直哉】パキスタン総選挙(5月11日投票)まで1カ月を切った。同国は1947年の建国以来3度のクーデターが起き、今回初めて投票で政権移行の実現が見込まれる歴史的選挙。前回選挙(08年)で第1党となり、5年間政権を維持した「人民党」は、経済政策の失敗や腐敗ぶりから支持を失った。このため、野党第1党でナワズ・シャリフ元首相が率いる野党「イスラム教徒連盟」の躍進が予想されている。

 シャリフ氏は、首相だった99年当時、ムシャラフ陸軍参謀長(後に大統領)を解任したことから軍事クーデターを招き、失脚した。国政・外交の実権を握るとされる軍から強い不信感を持たれており、復権した場合は軍がけん制に動く可能性がある。

 また、自由選挙を認めない武装勢力「パキスタン・タリバン運動」が政治集会への攻撃を繰り返している。16日には、北西部ペシャワルで、反タリバンの政党「アワミ民族党」の集会で自爆攻撃があり、9人が死亡、50人以上が負傷した。

 一方、政治亡命先の中東ドバイから先月帰国し、出馬を予定していたムシャラフ前大統領は16日、ペシャワル高裁に出馬申請を取り消された。

 大統領だった07年当時に非常事態を宣言し、これが最高裁に「違憲」と判断されたことが問題視された。ムシャラフ氏は最高裁に上告する構えだが、高裁決定が覆る可能性は低く、事実上出馬の道を断たれた。

 今年1月に大規模な反政府集会を開いて人民党政権を揺るがしたイスラム教説教師、カドリ氏の動きも注目されている。カドリ氏は軍との関係も取りざたされている。

 選管当局は、50人以上の現職議員(地方議会を含む)の出馬申請を「学歴詐称」などの理由で却下した。人民党のアシュラフ前首相も「権力乱用」を理由に出馬申請を取り消された。カドリ氏の支持者たちは「腐敗一掃を求めるカドリ氏の訴えが効いた」と受け止めている。

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6129チバQ:2013/04/17(水) 21:43:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130417/erp13041708440001-n1.htm
旧ユーゴ「チトー金庫」から金塊30キロ、宝石149個! 死後30年眠ったまま
2013.4.17 08:39 [欧州]
 セルビア当局は16日までに、旧ユーゴスラビアの故チトー元大統領が残した金庫を開け、金塊と砂金計約30キロや、ユーゴスラビア王国のカラジョルジェビッチ王家が所有していたダイヤモンドなどの宝石計149個を見つけた。セルビアのメディアが伝えた。

 金塊などは1980年のチトー元大統領の死後、国立銀行の金庫で30年以上、眠ったままだった。ほかにも金貨約2700枚や貴金属製品約250個、現金約2万6千米ドルなどが見つかった。

 金塊などの出所は不明だが、地元メディアによると、チトー元大統領ら旧ユーゴ指導部が金庫内に取り置き、緊急時に使えるようにしていた可能性がある。時価総額は明らかでない。

 ユーゴスラビア王国は第2次世界大戦でドイツに降伏。チトーが指導するパルチザンが国土を解放し、45年11月に旧ユーゴが成立した。(共同)

6130チバQ:2013/04/17(水) 21:44:22
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130417/erp13041720520002-n1.htm
【サッチャー氏葬儀】
英女王も参列、チャーチル以来
2013.4.17 20:51

17日、ロンドンで、砲車に載せ運ばれるサッチャー元英首相のひつぎ(AP)
 【ロンドン=内藤泰朗】マーガレット・サッチャー元英首相の葬儀が17日、ロンドンのセントポール大聖堂でエリザベス女王も参列して営まれた。女王の列席は、第二次大戦で英国を勝利に導いたチャーチル元首相の葬儀(1965年)以来。参列者らは、英国と世界を大きく変え、歴史にその名を刻んだ「鉄の女」との最後の別れを惜しんだ。

 サッチャー氏の遺体が納められたひつぎは16日、国会議事堂内の礼拝堂に運ばれ、遺族ら追悼行事を行った。ひつぎは「民主主義の殿堂」で一夜を明かし、17日午前10時に霊柩車(れいきゅうしゃ)で議事堂を出発。砲車に移され、騎馬隊の先導で大聖堂まで約1キロの道を葬列が行進した。

 葬列には、同氏が派兵を決めた1982年のフォークランド紛争に従軍した兵士らを含め、軍から約800人が参加。沿道は多くの市民で埋まり、街は荘厳な追悼ムードに包まれた。

 国葬並みの扱いとなった葬儀には、英国政府の閣僚やブレア元首相らのほか、チェイニー前米副大統領、日本の森喜朗元首相ら各国の要人ら2千人超が出席。米ボストンの爆弾テロをふまえ、英警察当局は厳戒態勢を敷いた。

6131チバQ:2013/04/17(水) 21:44:44
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130417/erp13041720560003-n1.htm
【サッチャー氏葬儀】
「今こそサッチャリズムを」 真価問われる自由主義
2013.4.17 20:55 (1/2ページ)

軍の砲車に載せられてセントポール大聖堂に向かうサッチャー元英首相のひつぎ=17日、ロンドン(AP)
 【ロンドン=内藤泰朗】英国はもとより世界中の保守政治家に影響を与え、国葬級の葬儀で送られた「鉄の女」サッチャー氏。英国では死去後、その評価をめぐって世論を二分する議論が巻き起こった。高福祉で肥大化した政府を「小さな政府」に転換し、規制緩和を進めて労組を切り崩した「サッチャリズム」が、現代でもなお議論のテーマであり続けていることを示している。

 英誌エコノミスト(4月13日号)は、サッチャー氏を「自由の闘士」と呼び、「個人に自由が与えられなければ、国が偉大な国家になることはないと考えていた」と紹介。その上で、「世界は経済自由主義の理念から、危険なほど離れる方向へと動いている」と警告し、「サッチャリズムの必要性は薄れるどころか、これまで以上に高まっている」と強調した。

 ただ、サッチャリズムは多くの敵も生み出した。解体を余儀なくされた労働組合の関係者にとっては、自分たちの生活を破壊した「敵」に当たる。サッチャー氏の改革こそが現在の「強欲で不道徳な金融機関を生み、経済危機の種をまいた」との批判もある。

 死去後には、サッチャー氏を「弱者を切り捨てた魔女だ」と批判する左翼団体などが英国各地で集結し、一部は暴徒化して逮捕された。17日にも、ロンドンなどで抗議活動が行われた。

 サッチャリズムがなければ「ビッグバン」と呼ばれる金融改革も実現せず、過剰な借金による個人負債と銀行救済に苦しむこともなかった。しかし、英国経済が国家の管理下で泥沼状態に陥った可能性が高いことも疑いない事実といえる。

 国民の信頼を得ているエリザベス女王(86)は、葬儀に「特別な思い」(英メディア)を抱いて参列したといわれる。ただ、英国を分断した世論に和解をもたらすまでには至らなかったようだ。

 しかし、サッチャー氏に近い政治家は「妥協しない姿勢から“敵”をつくってもめげないのが彼女の偉大なところだ。自由こそが重要だと考えていた彼女は、反対派の人たちが自分の死を喜んでいるのをみたとしても、彼らが法を守っている限り、まったく気にしないだろう」と指摘した。

 新興国のみならず、先進国でも国際的な金融危機の影響で、経済活動への国の関与が増大している。サッチャー氏が希求した自由主義の真価が、いまなお問われ続けている。

6133チバQ:2013/04/17(水) 22:02:53
http://www.afpbb.com/article/politics/2939127/10593191
パキスタン裁判所、ムシャラフ前大統領の総選挙出馬を認めない決定
2013年04月17日 07:03 発信地:イスラマバード/パキスタン
【4月17日 AFP】パキスタンで5月11日に行われる総選挙について、同国の裁判所は16日、ペルベズ・ムシャラフ(Pervez Musharraf)前大統領(69)の立候補を認めない決定を下した。

 ムシャラフ氏は先月末に亡命先から帰国し、4つの選挙区で立候補を届け出た。認められたのはパキスタン北部の町チトラル(Chitral)のみだったが、これについて弁護士グループが異議を申し立てていた。

 裁判所は16日、ムシャラフ氏は大統領在任中の2007年に憲法に違反する行為を行ったとして、チトラルでの立候補承認を覆す決定を下した。ムシャラフ氏陣営は最高裁に上訴する方針。

 しかし、ムシャラフ氏は2007年のベナジル・ブット(Benazir Bhutto)元首相暗殺事件への関与が疑われているほか、同じ2007年に最高裁長官を解任したムシャラフ氏に対する最高裁の姿勢も厳しいことから、政界復帰は難しいという見方も出ている。(c)AFP/Sami Zubeiri

6134チバQ:2013/04/17(水) 22:03:34
http://www.afpbb.com/article/politics/2938994/10580842
割れるサッチャー氏の評価、世界の女性指導者たちの反応は
2013年04月16日 10:57 発信地:ロンドン/英国
【4月16日 AFP】8日に死去した英国のマーガレット・サッチャー(Margaret Thatcher)元首相は、欧州初の民主的に選ばれた女性首脳だった。だが「鉄の女(Iron Lady)」と評されたサッチャー氏は、世界の女性政治家たちに世代を超えて刺激を与えた一方、苛立ちの元にもなった。その評価は割れている。

■「お手本にはしなかった」

「私は、彼女から何かを学んだだろうか。答えはノーだ」。1981年にノルウェー初の女性首相に就いたノルウェー労働党のグロ・ハーレム・ブルントラント(Gro Harlem Brundtland)氏は、形式的な追悼の言葉を述べつつ、同時代に共に一国の首脳となったサッチャー氏を手本としたことは一度もないと言い切る。

 ブルントラント氏はAFPの電子メール取材に対し、自身の政治スタイルを確立したのはサッチャー氏が英首相に就任する前だったと答えた。

 サッチャー氏もブルントラント氏も、男性が独占してきた政界の「ガラスの天井」を突き破った女性だ。だが、2人の間に共通点はほとんどない。ブルントラント氏が福祉国家に深く根差した左派政治家だったのに対し、サッチャー氏は自由主義を擁護する保守派だった。そして、ブルントラント氏の政治手法がコンセンサス(合意構成)を重視したものだったのに対し、サッチャー氏は抵抗勢力との衝突をも辞さなかった。

■「フェミニズムは毒」、女性登用に無関心だったサッチャー氏

 女性運動を強く支持してきたブルントラント氏が1986年に閣僚の約半数が女性という画期的な内閣を組閣したころ、北海を隔てた英国でサッチャー氏は「フェミニズムは毒」と語っている。

 ブルントラント氏は回想する。「女性閣僚を増やすつもりはあるのかと尋ねてみたが、サッチャー氏はまるでこの問題に関心がないようで、英議会には閣僚に抜擢できるほど有能な女性はほとんどいない、と答えただけだった」「彼女は保守党の党首でもあり、多くの分野で男女平等を率先して推進できる立場にあったのに、彼女にはピンと来ないようだった」

 11年間に及んだ首相在任中、サッチャー氏が身近に置いた政治家は男性ばかりで、女性は英史上初の女性上院議長となったジャネット・ヤング(Janet Young)氏ただ1人だった。

■女性政治家に「道開いた」

 もちろん、当時の女性政治指導者の中には、たとえ政治的立場は違っても、女性に政治家への道を切り開いた人物としてサッチャー氏を評価する人も少なくない。

 1991〜92年に仏首相を務めた仏社会党のエディット・クレッソン(Edith Cresson)氏は、サッチャー氏について「自分が求めるものを確実に知っていた」確固たる信念を持った指導者で、刺激を受けたと語る。

 クレッソン氏は、北アイルランドの刑務所で反政府武装組織「アイルランド共和軍(IRA)」の活動家たちが続けていた抗議のハンガーストライキをサッチャー氏が止めようとせず、活動家たちが死亡する結果を招いた事件に触れ、同氏の政治手法に何度か行き過ぎがあったというのは「正当な批判」だと指摘しつつ、政治の世界では「対話を求めるのか、それとも結果が欲しいのかをはっきり認識する必要がある」とも述べた。

 1993年にカナダの首相に就任し、北米初の女性首脳となったキム・キャンベル(Kim Campbell)氏が抱くサッチャー氏の印象は、さらに輝かしいものだ。キャンベル氏は米公共テレビPBSで、「まさに彼女は、他の国でも女性がリーダーを務められると証明してくれた人だ」とべた褒めした。

■女性の歴史を変えたか

 キャンベル氏はまた、サッチャー氏は「毅然とした態度を取るなら女性らしくあることは無理だ、とか、国を率い国民を戦場に送る心づもりがあるような人物は、本当の女性ではあり得ない、などといった固定観念」を打ち砕いたとも評価している。

「私たちは多かれ少なかれ、彼女に恩義があると思います。しかも彼女にはお手本とする女性はいなかったのですから」(キャンベル氏)

 サッチャー氏の退陣から20年を経て、各国の女性指導者の間には感傷も見受けられる。

 ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相は、「女性が民主主義政治体制のトップに就くことが普通ではなかった時代に、彼女は後進の女性たちに前例を作ってくれた」と語った。

 オーストラリアのジュリア・ギラード(Julia Gillard)首相も、サッチャー氏は「女性の歴史を変えた」と評価している。(c)AFP

6135チバQ:2013/04/17(水) 22:04:44
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/130417/cpd1304170502005-n1.htm
イタリア新大統領選び混迷 民主党後任指名めぐり分裂状態2013.4.17 05:00
 イタリア議会は18日に新大統領の選出を開始する。

 イタリア下院の発表によると、上下両院議員全てと一部の地方代表を含む1007人の選挙人が18日午前10時(日本時間同午後5時)にローマで合同会議を開き、投票を始める。最大政治勢力の民主党はナポリターノ大統領の後任指名をめぐり分裂したままの状況。

 伊大統領は政治の危機的状況を除いておおむね形式的な元首にすぎない。ただ、2月24〜25日の総選挙では上下両院で多数派が異なるねじれ状態となったため、次期大統領は新政権発足に向けて新たに取り組み、年内の2回目の総選挙を回避する必要がある。

 昨年12月に民主党を含む中道左派連合の首相候補指名選挙でベルサニ党首に敗れたフィレンツェのレンツィ市長は14日、アンナ・フィノッキアーロ氏を含む民主党の一部候補を批判。ANSA通信によると、フィノッキアーロ氏は15日に同市長の発言について「お粗末」だと述べ、同市長は「指導的政治家には決してなれない」と語ったという。

 ベルルスコーニ前首相は13日のスピーチで、自身が率いる自由国民はレンツィ市長に近い民主党の一部に支持されているプローディ元首相の選出に反対すると表明。15日付の伊紙メッサジェロによると、自由国民はボニーノ元欧州委員を支持する可能性があるという。

 7年の任期が5月15日に満了するナポリターノ大統領は先週、イタリアの政局行き詰まりの打開は後任に委ねられると発言していた。(ブルームバーグ Lorenzo Totaro)

6136チバQ:2013/04/18(木) 19:02:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130418/erp13041812000004-n1.htm
イタリア大統領候補、元上院議長で左右両陣営が合意
2013.4.18 11:58
 【ベルリン=宮下日出男】総選挙後の新政権樹立が難航するイタリアの議会第1勢力、中道左派連合と第2勢力の中道右派連合は17日、ナポリターノ大統領の任期満了に伴う次期大統領選でフランコ・マリーニ元上院議長(80)を推すことで合意した。大統領選は上下両院と州代表による合同会議で18日始まる。

 二大陣営が新大統領選びで歩み寄ったことで、新政権樹立に向けた事態打開の可能性も出てきた。ただ、中道左派を率いるベルサーニ民主党書記長は、ベルルスコーニ前首相の中道右派との連立を拒否しており、予断は許されない。

 大統領選出には1007人が集まる合同議会で3分の2超の得票が必要。4回目の投票以降は過半数で可能。両陣営で3分の2の得票は可能だが、中道左派にはマリーニ氏選出に反対する議員もおり、波乱が起こる恐れも否定できない。

 イタリアでは、2月の総選挙でどの陣営も単独で政権を発足させる勢力を確保できず、ナポリターノ大統領の仲裁も失敗。ただ、5月15日に任期満了となる大統領は再選挙のための議会解散はできず、再度の仲裁や再選挙など事態打開の試みは新大統領就任後に持ち越される可能性がある。

6137チバQ:2013/04/18(木) 20:59:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130418/asi13041820360001-n1.htm
ムシャラフ前大統領に逮捕命令
2013.4.18 20:35

党綱領を手に敬礼するパキスタンのムシャラフ元大統領=15日(ロイター)
 【ニューデリー=岩田智雄】事実上の亡命生活を終えてパキスタンへの帰国を強行したムシャラフ前大統領に対して、イスラマバードの高裁は18日、ムシャラフ氏が大統領だった2007年に判事を解任、拘束した事件で逮捕命令を出した。ムシャラフ氏はこの後、自宅へ戻ったが、裁判所から出国禁止措置がとられているため国外逃亡は難しく、窮地に立たされた。

 ムシャラフ氏は07年、憲法に違反して非常事態を宣言し、当時の判事らを解任、自宅軟禁下に置いたとされるほか、同年に起きたブット元首相暗殺事件で十分な警備態勢を取らなかった罪などを問われている。

 先月、アラブ首長国連邦のドバイから空路でパキスタン南部のカラチに到着する数日前に裁判所がムシャラフ氏に対する逮捕前の保釈を認め、帰国後にも保釈期間が延長されてきたが、裁判所は18日、この日で期限切れとなる判事解任、拘束事件での保釈期間の延長請求を却下した。

 ムシャラフ氏はこの後、イスラマバードの自宅に逃げるようにして戻り、側近は最高裁に不服申し立てをすると明らかにした。ムシャラフ氏がただちに逮捕されるかどうかは不明なものの、逮捕されれば、警備が厳重な自宅に軟禁される可能性が高い。

 ムシャラフ氏は5月11日に行われる下院選で4選挙区に重複立候補し、全選挙区で失格とされた。ムシャラフ氏は不服申し立てを行うとしていたが、逮捕命令により失格を覆すのは極めて困難になった。

6138チバQ:2013/04/18(木) 20:59:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130418/mds13041812140003-n1.htm
6カ月乳児までレイプ被害 コンゴの惨状、国連高官が指摘「想像しがたい」
2013.4.18 12:13 [中東・アフリカ]
 国連で紛争地の性暴力問題を担当するバングラ事務総長特別代表は17日に安全保障理事会で報告し、武装勢力による混乱が続くコンゴ(旧ザイール)では6カ月の乳児もレイプ被害を受けていると指摘した。国際社会が紛争解決に取り組む際、性暴力にも対処するべきだと訴えた。

 バングラ氏が視察したコンゴの集落では昨年、6〜12カ月の乳児11人が民兵組織「マイマイ」にレイプされたという。バングラ氏は「このような残虐行為ができる人がいるとは想像しがたい」と非難した。

 バングラ氏は性暴力の被害者に対し、健康面、心理面、法律面で支援が必要だと指摘した。また「紛争地での性暴力が容認されることはない」との明確なメッセージを安保理から出すべきだとした。(共同)

6139チバQ:2013/04/18(木) 21:01:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130418/erp13041819440006-n1.htm
伊大統領選始まる 二大陣営、候補統一合意も予断許さず
2013.4.18 19:42 (1/2ページ)

投票するベルルスコーニ元首相=18日(AP)
 【ベルリン=宮下日出男】5月15日に任期満了となるイタリアのナポリターノ大統領の後任を選ぶ大統領選挙が18日始まった。17日には議会第1勢力の中道左派連合と第2勢力の中道右派連合がフランコ・マリーニ元上院議長(80)を推すことで合意。2大陣営の歩み寄りで、2月の総選挙以降続く政治混迷の打開の可能性も出てきたが、予断できない状況は続く。

 イタリアの大統領は象徴的な役割を担うが、政治の混乱時に仲裁するなど一定の影響力がある。両院解散権や首相指名権も持ち、その人選は総選挙以降、新政権樹立が難航する膠着(こうちゃく)状況打開の鍵を握る。

 大統領選は上下両院議員と20州代表の計1007人による合同会議で実施。選出には3分の2超の得票が必要で4回目以降の投票では過半数で可能。民主党のベルサーニ書記長率いる中道左派とベルルスコーニ前首相の中道右派で必要な票は確保できるとみられる。

 ただ、中道左派では一部のグループがマリーニ氏に反対姿勢。前首相との協力に難色を示す議員もいる。世論調査の支持率で中道右派に超された中道左派ではベルサーニ氏への不満が表面化しており、造反が出て次期大統領がすんなり決まらない恐れもある。

 また、ベルサーニ氏が前首相と協力したのも、狙いは「挙国一致」の選出により次期大統領の権威を保つことにあるとされ、ベルサーニ氏が拒否してきた左右両陣営の連立政権につながるかは不明。新たな組閣の試みは次期大統領就任後に持ち越されるとみられ、さらに打開できない場合は次期大統領が解散・再選挙を判断する可能性がある。

 一方、総選挙で第三勢力に躍進した五つ星運動は左派系の元下院議員、ステファノ・ロドタ氏(79)を候補に立てる方針。

6140チバQ:2013/04/18(木) 21:07:36
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013041800060
働かざる閣僚、退場を=プーチン氏叱責映像流出−ロシア

16日、訪問先のロシア南部カルムイキア共和国の首都エリスタで、会議に臨むプーチン大統領(AFP=時事) 【モスクワ時事】仕事をしないなら辞めてもらう−。ロシアのプーチン大統領が非公開の会議で閣僚を厳しく叱責する映像が17日にインターネットメディアに流出し、物議を醸している。プーチン氏は5月に大統領復帰1年を迎えるが、公約実現の遅れにいら立ちを隠せないようだ。(2013/04/18-05:58)

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6141チバQ:2013/04/18(木) 21:16:27
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013041800556
ムシャラフ前大統領に逮捕命令=政治生命の危機−パキスタン
 【ニューデリー時事】パキスタンの首都イスラマバードの高裁は18日、ムシャラフ前大統領に従来認めていた不逮捕権付与を拒否し、警察に逮捕を命じた。制度上は最高裁が決定を覆すことが可能だが、その公算は小さく、前大統領が身柄拘束される可能性が高まっている。
 2008年に大統領を辞任後、国外で約4年間事実上の亡命生活を続けたムシャラフ氏は今年5月の総選挙での政界復帰を目指し3月に帰国したばかり。同氏は既に政治的影響力を失っているため、逮捕による政治混乱は限定的とみられる。ただ、軍トップや国家元首の大統領経験者が身柄拘束されれば極めて異例の事態で、ムシャラフ氏は政治生命を絶たれることになる。
 ムシャラフ氏はブット元首相の暗殺事件など在任中に関与したとされる複数の事件で逮捕状が出ており、帰国前から逮捕の可能性が指摘されていた。だが、一部の事件で裁判所が不逮捕権を認めたため帰国を強行した。(2013/04/18-18:18)

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6142チバQ:2013/04/18(木) 23:09:18
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130418-OYT1T01361.htm
伊大統領選、2大勢力合意に中道左派若手が反発

 【ローマ=末続哲也】2月下旬の総選挙後、政権発足のめどが立たないイタリアで18日、ナポリターノ大統領(87)の任期切れに伴い、上下両院議員・各州代表計1007人による大統領選が始まった。


 1回目の投票では、中道左派重鎮で中道色の強いフランコ・マリーニ元上院議長(80)が過半数を超す521票を得たが、中道左派から造反が相次ぎ、当選に必要な定数の3分の2(672票)に届かなかった。これを受け、2回目の投票に入った。当選には、1〜3回目の投票は定数の3分の2の得票が必要だが、4回目以降は過半数(504票)で可能となる。

 伊紙レプブリカによると、最大勢力・中道左派を率いるベルサーニ民主党党首と第2勢力・中道右派を率いるベルルスコーニ前首相が17日、マリーニ氏を推すことで合意。モンティ首相率いる第4勢力・中道陣営もマリーニ氏支持に回った。だが、中道左派内では、若手実力者マッテオ・レンツィ・フィレンツェ市長派らが、「(新鮮味のない)前世紀の候補だ」などと猛反発した。中道左派、中道右派、中道陣営は全定数のうち計835票を握っていた。

 一方、第3勢力の五つ星運動が推す左派系のステファノ・ロドタ元下院副議長(79)は、1回目投票で同党員数(162票)を超す240票を得て2位だった。

(2013年4月18日22時48分 読売新聞)

6143チバQ:2013/04/19(金) 18:31:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130419/mds13041912580001-n1.htm
物資不足シリア「手術に麻酔使えず」国連高官
2013.4.19 12:57
 国連人道問題調整室(OCHA)のエイモス室長は18日、シリアの現状を安全保障理事会で報告、北部アレッポで「極度の破壊」と物資不足により医療が困難になり、外科手術が麻酔なしで執刀されていると述べ、人道援助強化を訴えた。

 また同地域の大半では水道設備が使えないと指摘。ごみが大量に放置され、夏には疫病の危険が高まりコレラ発生の恐れさえあると緊急対策の必要を強調した。

 国連などの人道支援要員がシリア国内の政府検問所を通るには2省庁からの許可証明を求められ「官僚機構に阻まれ」ているほか反体制派の検問所もあると述べた。

 これを受け安保理は18日夕、シリアの政府や反体制派など各当事者に対し人道支援要員の自由な通行を認めるよう求める議長談話を出した。(共同)

6144チバQ:2013/04/19(金) 18:38:49
http://mainichi.jp/select/news/20130419ddm007030125000c.html
パキスタン:ムシャラフ氏逮捕を高裁命令 軍反発で混乱恐れ
毎日新聞 2013年04月19日 東京朝刊

 【ニューデリー杉尾直哉】パキスタンのムシャラフ前大統領(前陸軍参謀長)が2007年に宣言した非常事態に関連し、首都イスラマバードの高裁は18日、ムシャラフ氏の逮捕を命じた。高裁法廷に出廷していたムシャラフ氏は、自分の警護官に守られて裁判所から逃走し、首都郊外の自宅に逃げ込んだ。

 逃走を手助けした警護官は、武装勢力に命を狙われているムシャラフ氏の護衛のため、国防省が任命した現役の兵士ら3人。元軍トップのムシャラフ氏の逮捕を避けようと、逃走の背後で軍が動いた可能性がある。裁判所が政府に逮捕執行を強硬に求めれば、軍と裁判所の対立など混乱を招く恐れがある。

 ムシャラフ氏は08年に大統領弾劾の動きを受けて辞任に追い込まれ、09年4月に出国してから中東・ドバイなどで事実上の政治亡命生活を送っていた。07年11月の非常事態宣言や同年12月のブット元首相暗殺事件などを巡り3件の逮捕状が出され、帰国すれば逮捕される可能性があった。

 だが、裁判所に逮捕猶予を認められたため先月24日、約4年ぶりに帰国。パキスタン総選挙(5月11日投票)を通じての国政復帰を目指した。しかし、16日に下院への立候補申請を却下され、出馬できなくなった。

 イスラマバード高裁は、非常事態の際にムシャラフ氏が約60人の裁判官を自宅軟禁下に置いたことが国家反逆罪に当たるかどうかを審理していた。この日、ムシャラフ氏の逮捕を命じた判事は当時、自宅軟禁下に置かれた一人だった。

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6145チバQ:2013/04/19(金) 20:57:54
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013041900575
ムシャラフ前大統領軟禁=長期化なら政界復帰困難−パキスタン
 【ニューデリー時事】3月に約4年間の事実上の亡命生活を終えてパキスタンに帰国したムシャラフ前大統領が19日、首都イスラマバードの地裁から、2日間の自宅軟禁処分を言い渡された。ムシャラフ氏に対しては、他の多くの裁判所も処分を出す見通しで、軟禁が長期化した場合、同氏の政界復帰は極めて困難になる。
 この日の地裁決定は、ムシャラフ氏による2007年の判事大量解任事件をめぐり、イスラマバード高裁が18日に出した逮捕命令を受けた措置。警察によれば、地裁に出廷した同氏は身柄を拘束され、首都郊外の自宅に移送された。(2013/04/19-19:12)

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6146チバQ:2013/04/19(金) 20:58:59
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013041900569
反大統領派が首都で大規模デモ=「経済失策」と100万人−アルゼンチン

18日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで大統領への抗議デモをする人々(AFP=時事) 【サンパウロ時事】南米アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで18日、フェルナンデス大統領の経済政策やメディア改革に抗議する大規模デモが行われた。野党政治家も加わり、主催者によると参加者は100万人規模に上ったという。
 世界有数のインフレに悩まされるアルゼンチンでは、年率約25%の物価上昇が国民生活を圧迫しており、参加者はフェルナンデス大統領の経済政策への対応が「傲慢(ごうまん)だ」と批判した。(2013/04/19-14:26)

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6147チバQ:2013/04/19(金) 21:03:42
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013041900562
21日にパラグアイ大統領選=監視団受け入れ、民主選挙アピール

パラグアイ大統領選の野党候補カルテス氏=17日、フェルナンドデラモラ(EPA=時事) 【サンパウロ時事】任期満了に伴う南米パラグアイの大統領選が21日に行われる。2012年のルゴ大統領=当時=の弾劾・罷免をきっかけに地域での孤立を深める同国は、大規模な監視団を受け入れる。新大統領の民主的選出をアピールし、国際社会復帰に向けて弾みをつけたい考えだ。
 同日は、副大統領選や地方議会選も実施される。即日開票され、同日夜(日本時間22日午前)にも大勢が判明。新大統領の任期は5年で、大統領就任式は8月15日に行われる。
 中央選管が欧州連合(EU)や米州機構(OAS)などから受け入れる選挙監視団は約500人。前回大統領選の倍近い規模となる。在外投票も初めて実施する。(2013/04/19-14:14)

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6148チバQ:2013/04/19(金) 21:06:12
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013041900074
決着2日目以降に=中道左派が分裂−伊大統領選

18日、イタリア大統領選で票を投じる中道左派のベルサーニ民主党書記長(AFP=時事) 【ジュネーブ時事】2月の総選挙後も新政権が発足しないイタリアの上下両院議員らは18日、次期大統領を選ぶ投票を始めた。有力候補のマリーニ元上院議長(80)は、最大勢力の中道左派連合が分裂したことで、2度の投票でも決まらなかった。結論は19日以降に持ち越され、政局安定は不透明になってきた。(2013/04/19-06:02)

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6149チバQ:2013/04/19(金) 21:43:04
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130419/erp13041920050003-n1.htm
中道左派、一転してプローディ元欧州委員長擁立 イタリア大統領選
2013.4.19 20:04
 【ベルリン=宮下日出男】イタリア大統領選をめぐり、議会最大勢力の中道左派連合の中核である民主党は19日、プローディ元欧州委員会委員長を推す方針を決めた。大統領選は同日、2日目の投票が始まったが、プローディ氏のライバル、ベルルスコーニ前首相率いる第二勢力の中道右派は反発を強めている。

 中道左派と中道右派はマリーニ元上院議長を次期大統領に推すことで合意していたが、上下両院議員らによる合同会議での18日の第1回投票で中道左派から多くが造反。マリーニ氏は首位だったが、選出に必要な3分の2の得票を大きく割った。

 造反は中道左派にくすぶる、中道右派との協力やマリーニ氏自身への反対が理由。中道左派は戦略を練り直し、陣営の分裂回避を図った形だ。

 大統領選では、18日の第2回投票で中道左派・右派とも白票を投じ、19日の第3回投票でも決まらない見通し。だが、同日の4回目以降は過半数の得票で決まるため、単独で過半数に届かない中道左派の多数派工作の可否が焦点となる。

 イタリアでは2月の総選挙後、新政権樹立が難航しており、首相指名権や両院の解散権を持つ大統領の人選は事態打開の鍵を握る。

6150チバQ:2013/04/19(金) 22:14:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130419/asi13041921570003-n1.htm
ウィキリークスのアサーンジ容疑者、オーストラリア上院選出馬狙う
2013.4.19 21:57
 【シンガポール=青木伸行】内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者、ジュリアン・アサーンジ容疑者が9月に実施されるオーストラリア連邦議会選挙への出馬を狙っている。連邦議員となり司直の手を逃れ、帰国し「自由の身」となる思惑のようだ。だが、直近の世論調査では「当選困難」との結果が出ており、出馬自体の成否も含め見通しは明るくはない。

 米外交公電など機密文書を暴露し、スウェーデンでの性犯罪容疑により英国で逮捕されたアサーンジ容疑者は昨年6月以降、スウェーデンへの身柄移送を前に政治亡命を求め駆け込んだロンドンのエクアドル大使館に、留まり続けている。

 オーストラリア出身のアサーンジ容疑者は上院選挙に出馬する意向を示し、容疑者の父親らがすでに、ウィキリークス党を立ち上げている。政党としての登録に必要な500人以上の党員も集めたとしている。

 候補者は上院選に絞りビクトリア、ニューサウスウェールズ、ウエスタンオーストラリアの3州に擁立するとしている。

 アサージン容疑者はビクトリア州から出馬する方向で、その狙いを「(当選すれば)スウェーデンでの性犯罪容疑は瓦(が)解(かい)する。米司法省も外交問題となることを望まないだろう」と語っている。連邦議員になれば性犯罪容疑の訴追も機密文書暴露に対する米国の捜査も難しくなるだろうというわけだ。

 だが、米調査会社ニールセンが11〜13日に実施した世論調査では、ビクトリア州でのアサーンジ容疑者への支持率はわずかに15%。全国でもウィキリークス党ヘの支持率は13%にすぎず、複数の政治アナリストは「当選の可能性は万に一つ」と口をそろえている。

 それ以前に、オーストラリア政府がアサーンジ容疑者の出馬を認めるのかどうか、という不確定要素が残っている。仮に出馬したとしても、英政府はアサーンジ容疑者がエクアドル大使館の外に一歩でも出れば、身柄を拘束する構えで、インターネットなどを通じた遠隔からの選挙運動を強いられることになりそうだ

6151チバQ:2013/04/19(金) 23:40:33
http://mainichi.jp/select/news/20130420k0000m030105000c.html
伊大統領選:プロディ元首相を擁立 中道左派が一致
毎日新聞 2013年04月19日 22時13分(最終更新 04月19日 22時23分)

 【ローマ福島良典】イタリアの中道左派政党・民主党は19日、5月15日に任期が切れるナポリターノ大統領(87)の後任候補に欧州連合(EU)の元欧州委員長のロマーノ・プロディ元首相(73)を擁立することを決めた。

 中道右派との統一候補だったフランコ・マリーニ元上院議長(80)が18日の上下両院合同会議で選出に必要な支持を得られなかったため、候補を差し替えた。19日の合同会議での選出を目指す。

 両院第1勢力・中道左派連合を率いるベルサーニ民主党書記長(61)は第2勢力・中道右派連合のベルルスコーニ前首相(76)とマリーニ氏への候補一本化で事前に合意していた。だが、「密室合意」に中道左派連合の若手議員らが造反。マリーニ氏は18日に行われた2回の投票で選出に必要な3分の2以上の得票に届かなかった。

 このため、ベルサーニ氏は19日、民主党の緊急会合を開き、同党主流派だけでなく、中道左派連合の造反組も支持するプロディ氏の擁立を全会一致で決めた。プロディ氏は、第3勢力の新興政治団体「五つ星運動」が実施したインターネット投票でも8位に入っており、賛同者が出る可能性がある。

 だが、ベルルスコーニ氏は政敵にあたるプロディ氏の選出には反対の立場だ。中道右派連合は民主党の方針転換によって裏切られた形で、「国家分裂を招く」と反発。中道右派連合は、中道勢力連合を率いるモンティ暫定首相(70)の推す女性のアンナ・マリア・カンチェリエリ内相(69)を支持する可能性を示唆している。

 プロディ氏は1996年、中道左派連合「オリーブの木」の総選挙勝利に伴い首相に就任。欧州共通通貨ユーロの誕生期にあたる99〜2004年にEU欧州委員長を務めた後、06年にイタリア首相に返り咲いた。

6152チバQ:2013/04/19(金) 23:56:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130419/amr13041923040016-n1.htm
右派伝統政党が復活へ 21日にパラグアイ大統領選
2013.4.19 23:02

取材に応じるコロラド党の大統領選候補カルテス氏=17日、パラグアイ・アスンシオン(共同)
 昨年6月、中道左派のルゴ前大統領の弾劾で周辺国から反発を受け南米の関税同盟、南部共同市場(メルコスル)を加盟資格停止となっているパラグアイで21日、大統領選が行われる。中南米ではベネズエラのチャベス前大統領登場後に各国で左傾化が進んだが、中道右派の伝統政党擁立候補が当選する見通し。

 ルゴ政権発足前に約60年間政権を維持した伝統政党、コロラド党の実業家カルテス氏(56)と、別の伝統政党、真正急進自由党(PLRA)のアレグレ前上院議員(50)との事実上の一騎打ち。世論調査ではカルテス氏がわずかに優勢。

 両党とも中道右派で外資導入による経済成長維持が公約。メルコスルは、大統領選後に加盟資格復活を協議する方針だ。カルテス氏は共同通信に対し「自由市場は発展に不可欠で、早急に復帰を目指したい」と話した。(共同)


http://sankei.jp.msn.com/world/news/130204/amr13020414230004-n1.htm
ヘリ墜落、大統領候補死亡 3人搭乗 パラグアイ
2013.2.4 14:14
 南米パラグアイからの報道によると、同国北部で2日、4月に行われる大統領選に野党、倫理市民連合党から立候補していたリノ・オビエド氏(69)とボディーガードを乗せたヘリコプターが墜落し、3日までに操縦士と合わせて3人全員の死亡が確認された。

 操縦士が航空当局に、悪天候を避けるため飛行ルートを変更すると無線で連絡した後、消息が途絶えた。オビエド氏は選挙運動のため移動中だった。

 オビエド氏は元陸軍司令官。クーデターが繰り返された1980〜90年代にたびたび政権転覆に関与し、一時は国外に亡命した。恩赦を受けた後に保守派の政治家となり、2008年の大統領選にも出馬して落選した。(共同)

6153チバQ:2013/04/20(土) 10:51:33
http://mainichi.jp/select/news/20130420ddm007030141000c.html
ロシア:北カフカス地方にあるダゲスタン共和国の議会、首長公選制廃止
毎日新聞 2013年04月20日 東京朝刊

 【モスクワ田中洋之】ロシア南部の北カフカス地方にあるダゲスタン共和国の議会は18日、首長を住民が直接選ぶ公選制を廃止した。大統領が指名する候補者3人の中から議会が選出する。地方首長の公選制は、プーチン大統領が2日に公選制を廃止できる法律に署名。ロシア連邦を構成する83自治体で、初めてダゲスタンが公選制の廃止を決めた。

6154チバQ:2013/04/20(土) 10:57:41
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013042000067
プローディ氏選出失敗=中道左派のベルサーニ氏辞意−伊大統領選

イタリアのベルサーニ民主党書記長=3月28日、ローマ(AFP=時事) 【ジュネーブ時事】イタリアの上下両院議員らは19日、5月中旬に任期満了となるナポリターノ大統領(87)の後任を決める選挙を続け、4回目となる投票を行った。しかし、議会最大勢力の民主党が擁立したプローディ元首相(73)の選出に失敗、ベルサーニ書記長(61)は辞意を表明した。大統領選をめぐる混乱は、中道左派連合トップの辞任劇に発展、混乱長期化は不可避の情勢だ。
 地元紙によると、ベルサーニ氏は党議員会合で大統領候補に決めたプローディ氏が選出されなかったことを問題視。「4人に1人が裏切り者である状況は受け入れ難い」と強い不満を表明した。
 4回目以降の投票は過半数(504票)の得票で当選者が決まる。しかし、民主党を軸とした中道左派は造反が続出。プローディ氏は395票と過半数に100票以上も届かない惨敗だった。(2013/04/20-06:59)

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6155チバQ:2013/04/20(土) 11:01:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130420/erp13042001400003-n1.htm
北カフカス、テロ温床に懸念 ソチ五輪対策も急務
2013.4.20 01:38 [テロ]
 【モスクワ=遠藤良介】ボストン爆弾テロ事件の容疑者がロシア南部チェチェン共和国近辺の出身だと報じられたことで、国際社会で同共和国などロシアの北カフカス地方が国際テロリストの温床となることへの懸念が強まる可能性がある。同地方では、ロシアとの2度の独立戦争を経たチェチェン共和国の情勢が比較的安定した一方、周辺に拡散した武装勢力がイスラム色を強め、国際テロ組織アルカーイダとの関係を深めているとも指摘されている。

 プーチン露大統領は第2次チェチェン戦争(1999〜2002年)の終結後、チェチェン共和国の強権統治を独立派ゲリラ出身のカディロフ首長に委ね、テロリスト掃討作戦を強化した。連邦から巨額の復興資金をつぎ込んだこともあり、同共和国でのテロは急減した。その一方で武装勢力はイングーシやダゲスタンなど北カフカス地方一帯に広がり、かつての「チェチェン独立強硬派」からは変質した。

 10年3月のモスクワ地下鉄爆破など近年のロシアでのテロの背後にはイスラム武装勢力「カフカス首長国」を率いるドク・ウマロフ容疑者の存在が指摘され、同容疑者は露南部から中東に至る「イスラム帝国」の建設を掲げている。プーチン政権は、北カフカスの武装勢力とアルカーイダが連携しているとも強調してきた。

 ボストン爆弾テロの容疑者像については情報が錯綜(さくそう)している。ただ、露高等経済大のシュキヤイネン教授は「アルカーイダは統一的組織でなく、グループの一つがロシア住民から構成されていることは大いにあり得る。チェチェン人テロリストが米国にいても驚くに値しない」と話す。

 北カフカスへのアルカーイダ浸透についてはそれを示す材料がある半面、「力一辺倒」で過激派掃討を進める政権による自己正当化の思惑もちらつく。来年2月には北カフカスのソチで冬季五輪が予定されており、政権には同地方での貧困や腐敗の根絶といった根本的な政策を求める声も強い。

6156チバQ:2013/04/20(土) 17:56:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013042000255
イラクで地方議会選=マリキ首相3期目へ前哨戦
 【カイロ時事】イラクで20日、地方議会選挙の投票が行われた。2011年末の米軍撤退後の初選挙。14年の連邦議会選に向け、3期目を目指すとみられるイスラム教シーア派のマリキ首相にとっては前哨戦となり、政治基盤を強化できるかも焦点だ。
 AFP通信によると、有権者数は推定約1380万で、378議席に対して候補者8000人以上が出馬した。国内多数派のシーア派が有利な展開となりそうだ。選挙は、スンニ派のデモが続いた西部アンバル州や北部ニネベ州、帰属争いにより選挙関連法案が未整備の北部キルクーク州のほか、クルド自治区3州では別日程で行われる見通し。(2013/04/20-16:29)

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6157チバQ:2013/04/20(土) 17:58:25
http://www.cnn.co.jp/world/35031119.html
伊の新大統領選出が難航、選挙後の政治危機打開にめどなし
2013.04.20 Sat posted at 16:00 JST

ローマ(CNN) イタリア議会は20日までに、新たな大統領を選出する選挙を4度実施したが、規定の得票数を獲得した候補者が出ない混乱が続いている。今年2月の総選挙で与野党間の勢力が均衡、新政権発足がままならない政界の混迷を反映している。

今月18日から始まった新大統領選出の投票の5回目は20日朝に予定されている。投票には上下両院議員と各州代表合わせた計1007人が参加。3分の2の支持票を得て当選となる。

大統領の任期は7年。現職のナポリターノ氏は5月15日に任期切れとなる。

大統領職の大半は儀礼的な性格が強いが、議会の解散権や新首相の指名、組閣要請などの権限を持ち、政治危機の際には主導権の発揮を迫られる。ただ、憲法規定により、任期終了の半年前になると議会解散権を失う。今回の政治危機で、議会は新大統領の速やかな選出を迫られる結果となっている。

6158チバQ:2013/04/20(土) 18:00:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130420/erp13042015010005-n1.htm
セルビアとコソボ、関係正常化へ合意「EUへの道阻害しない」
2013.4.20 14:55
 【ベルリン=宮下日出男】セルビアのダチッチ首相とコソボのサチ首相は19日、両国の関係正常化に向けた欧州連合(EU)の仲裁案に基本合意した。両国のEU加盟に道を開く内容で、旧ユーゴスラビア紛争以来、対立を続けていた両国の関係改善に向け大きな前進となる。

 合意内容は明らかにされていないが、ロイター通信によると、両国は「互いにEUへの道を阻害しない」ことで一致した。コソボの国家承認を拒否するセルビアが、コソボのEU加盟を認めた形。コソボ北部のセルビア系住民には警察や裁判も含め限定的な自治権が認められたとしている。

 両国は最終合意するか、22日までにEU側に回答する。最終合意に達すれば、セルビアのEU加盟交渉開始も早期に決定されるとみられ、コソボもEU加盟を目指す取り組みを加速させるとみられる。

 EUが仲介する首相同士の直接協議は昨秋から続けられた後、物別れに終わった今月上旬の協議が最後とされていたが、協議が再開されていた。

 コソボはかつて旧ユーゴスラビア連邦セルビア共和国の一部だったが、民族対立が激化し、北大西洋条約機構(NATO)軍がセルビアを空爆。コソボは2008年に独立を宣言した。

6159チバQ:2013/04/20(土) 18:01:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130420/asi13042015460001-n1.htm
中国軍がインド側に越境、両者がにらみ合う カシミール地方
2013.4.20 15:46
 【ニューデリー=岩田智雄】インドのPTI通信は19日夜、情報筋の話として、インドと中国、パキスタンが領有権を争うカシミール地方で中国軍が中印の実効支配線を越えて駐屯地を設置したと伝えた。20日付のインド主要紙も同様の内容を報じた。

 PTIによれば、中国軍の小隊が15日、印北部ジャム・カシミール州の中印実効支配線を越えてインド側に約10キロ侵入し、テントを設営した。インドも国境警備隊が中国軍の駐屯地から約300メートルの場所に野営地を設置し、両者がにらみ合う形になった。インドは中国に協議を呼びかけているが、19日時点で返答はないという。

 インド軍報道官は、「実効支配線の認識の違いによるものだ」と説明し、「手順にのっとり、平和的に解決される」と述べた。

6160チバQ:2013/04/20(土) 18:08:50
>>6158
http://mainichi.jp/select/news/20130420dde018030050000c.html
セルビア:コソボ独立「追認」 EU加盟へ関係改善
毎日新聞 2013年04月20日 東京夕刊

 【ブリュッセル斎藤義彦】欧州連合(EU)の仲介で関係正常化に向けた首脳同士の直接交渉を昨年10月から行っていたセルビアとコソボは19日、「EU加盟への道をお互いに阻止しない」ことを含む15条項で合意した。セルビアはコソボを国家として承認していないが、コソボが一方的に独立を宣言している現状を事実上、追認する。ただ、正常化の最大の障害であるコソボ北部の少数派セルビア人地域の扱いはあいまいなままで、合意の実行には困難が伴う。

 セルビア側は国内の協議を経て22日に正式に態度表明する。セルビアは昨年、EU加盟候補国になっており、今回の合意により、6月のEU首脳会議で加盟交渉開始を認められる見通し。

 セルビアの自治州だったコソボは内戦や99年の北大西洋条約機構(NATO)によるコソボ空爆などを経て、08年に一方的に独立を宣言した。

 報道やEU当局によると、合意はコソボとセルビアが、EU加盟を目指す双方の政策を容認する。コソボ政府は19日、「独立が承認された」と強調した。

 コソボ北部のセルビアに隣接する地域には約5万人のセルビア人が集住する。現在、セルビア政府により、自治機関や学校、病院などが運営されており、関係正常化の最大の障害になっていた。

 合意はセルビア人地域がコソボ政府の統治下に入ることを認める代わりに、医療、教育、司法、警察分野でセルビア人による自治を尊重。セルビア政府は、コソボ北部が独自の政府や議会を持つ共同体になると説明しているが、EU当局者は「自治権獲得ではない」とし、扱いはあいまいだ。EU内では5カ国がコソボを承認していないがEUは全加盟国が承認したうえで双方をEUに加盟させることを最終目標にしている。

6161チバQ:2013/04/20(土) 18:09:29
http://mainichi.jp/select/news/20130420dde018030037000c.html
イタリア:ベルサーニ氏辞任へ 大統領後任選出失敗で
毎日新聞 2013年04月20日 東京夕刊

 【ローマ福島良典】2月の総選挙(上下両院)から政治混乱が続くイタリアで、両院第1勢力の中道左派連合を率いるベルサーニ民主党書記長(61)が19日、5月15日に任期が切れるナポリターノ大統領(87)の後任選出に失敗した責任を取って辞任すると表明した。指導力不足と後手後手の対応で党分裂の危機を招いたのが原因。主要政党の党首辞任で政党政治の金属疲労が露呈し、既成政党批判を展開する新興政治団体「五つ星運動」への新たな追い風が生まれた。

 両院と州代表の合同会議(1007人)は19日、4回目の投票を行ったが、ベルサーニ氏が擁立した欧州連合(EU)の元欧州委員長のプロディ元首相(73)は395票で、選出に必要な過半数(504票以上)に届かなかった。プロディ氏は「この結果を招いた人物は責任を取るべきだ」とベルサーニ氏の辞任を求めていた。

 ベルサーニ氏に対しては18日、マリーニ元上院議長(80)擁立で第2勢力・中道右派連合のベルルスコーニ前首相(76)と「密室合意」を結んだことに党内若手の反発が噴出。ベルサーニ氏は党内融和を狙って担ぎ出したプロディ氏に中道左派連合の支持を集め切れなかったことで、大統領候補を引き受けた2人の先輩の顔に泥を塗った形となった。

 ベルサーニ氏は2009年に書記長に就任、今年2月の総選挙では思うような結果を出せなかった。新書記長の筆頭候補は昨年12月の予備選でベルサーニ氏に惜敗した若手指導者のレンツィ・フィレンツェ市長(38)。

6162チバQ:2013/04/20(土) 23:42:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130420/erp13042023180007-n1.htm
イタリア大統領が再選へ 中道左派トップは辞意
2013.4.20 23:17

イタリアのナポリターノ大統領
 【ベルリン=宮下日出男】イタリアの議会最大勢力の中道左派連合を率いる民主党などは20日、次期大統領選びをめぐる混迷打開のため、5月に任期満了を迎えるナポリターノ大統領(87)に続投を要請した。大統領は要請を受諾した。上下両院議員らによる合同議会では同日、通算6回目の投票が始まり、大統領は再選される見通しだ。

 大統領は20日、中道左派を率いる民主党のベルサーニ書記長や第2勢力、中道右派のベルルスコーニ前首相、中道連合のモンティ首相と個別に会談。大統領はこれまで高齢のため続投に難色を示していたが、「国民に対する責任を引き受ける」との声明を発表し、続投要請を受け入れた。

 合同会議での投票では3回目までは3分の2超の得票が選出に必要だったが、4回目以降は過半数で当選者が決まる。大統領は総選挙後の新政権樹立の仲介で失敗したが、各陣営の続投要請を受け入れたことで、新政権ができない異常事態の早期解消につながる可能性もでてきた。

 一方、ベルサーニ氏はこれに先立つ19日、大統領選出後の辞意を表明した。中道左派は19日の投票でプローディ元欧州委員会委員長を推したが、大量の造反が出て必要な得票に届かず、選出に失敗した。中道右派との統一候補の当選に失敗した18日に続く造反劇で、混乱の責任をとる。

6163チバQ:2013/04/21(日) 10:26:22
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013042100006
ナポリターノ大統領続投=初の再選、中道左右が支持−政権樹立なお不透明・伊

イタリアのナポリターノ大統領=3月22日、ローマ(AFP=時事) 【ジュネーブ時事】次期大統領選挙で混乱が続いていたイタリアの上下両院議員と各州代表は20日、現職のナポリターノ大統領(87)の続投を決めた。中道左右二大勢力が支持し、18日の大統領選開始から3日目となる6回目の投票で決着した。選挙の長期化は回避できたものの、新政権ができない現状を打開できるかどうかはなお不透明だ。
 ナポリターノ氏は過半数(504票)を大きく超える738票を獲得。大統領の再選は1948年の憲法制定後初めて。任期は7年間だが、高齢なため政治安定化へ一定のめどが立った時点で退任するとみられている。
 議会最大勢力の中道左派連合を率いるベルサーニ民主党書記長(61)、第2勢力の中道右派連合を主導するベルルスコーニ前首相(76)は6回目の投票に先立ち、ナポリターノ氏に混乱収拾へ続投を要請。同氏は「国家への責任」があるとし、受け入れを決断した。(2013/04/21-06:08)

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6164チバQ:2013/04/21(日) 10:56:10
http://mainichi.jp/select/news/20130421ddm007030107000c.html
セルビア・コソボ:セルビア系に失望感 コソボ独立追認、住民間で緊張も
毎日新聞 2013年04月21日 東京朝刊

 【ウィーン樋口直樹】民族紛争の後遺症を引きずるセルビアとコソボが19日、関係正常化に向け基本合意した。欧州連合(EU)の強力な仲裁を受け、EU加盟を悲願とするセルビアがコソボの独立「追認」で押し切られた格好だ。一方、コソボ北部に取り残されたセルビア系住民は母国に対する失望感とコソボ政府への反発を強めており、アルバニア系住民との間で緊張が高まっている。

 基本合意の狙いは、約5万人のセルビア系住民が実効支配するコソボ北部をセルビア本国から切り離し、アルバニア系のコソボ政府の統治下に組み込むことにある。具体的な合意内容は未公開だが、セルビアからの報道によると、コソボのセルビア系住民には警察・司法分野の人事などで一定の権利が認められるものの、あくまでコソボの警察・司法体系の枠内にとどまることが明記されているという。

 旧ユーゴスラビアの盟主だったセルビアは、自国の一自治州だったコソボの分離独立を承認していない。だが、欧米の軍事介入でコソボから撤退し、国際社会で孤立し経済的に行き詰まった現状を打開するため、EUへの加盟を熱望している。コソボにとっても、国際社会での地位向上にセルビアとの関係修復は不可欠だ。

 EU側にも、コソボにセルビア系住民による「国家内国家」が定着することに危機感があった。同じく旧ユーゴから独立したボスニア・ヘルツェゴビナが、セルビア系住民に独自の共和国設立を認めたため、いまだに国家の一体性を保てずにいることへの反省からだ。

 一方、コソボ北部のセルビア系自治体トップらは、当事者の頭越しに決められた基本合意について「受け入れられない」と猛反発。週明けに大規模な住民集会を開き、独自路線を探る構えだ。アルバニア系住民の間にも北部の自治拡大に反対する動きがある。

6165チバQ:2013/04/21(日) 19:00:59
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130421/plc13042109000002-n1.htm
太平洋島嶼国の軍支援へ 政府、災害分野で人材育成 中国に対抗の狙いも
2013.4.21 08:00
 政府が太平洋島嶼(とうしょ)国のパプアニューギニア、トンガ両国軍に対し、安全保障分野の能力構築支援を行う方向で検討していることが20日、分かった。自然災害分野の人材育成が柱で、オーストラリア政府とも連携して具体的な支援内容を詰める方針。この地域で影響力を増す中国に対抗する狙いもある。





 津波被害などの自然災害に備えた自衛隊の編成や教育・訓練体制についてノウハウを伝える内容が有力。両国の政府や軍と詳細を詰め、平成25年度事業に盛り込むことを目指す。

 能力構築支援は22年に改定された防衛計画大綱に盛り込まれ昨年から実施。昨年度はインドネシア、ベトナムなど5カ国が対象だった。25年度予算案では24年度予算から7千万円増の2億3千万円を計上し、対象国拡大に向けたニーズ調査も行う。

 日豪両政府は昨年9月、森本敏防衛相(当時)と来日したスミス国防相が能力構築支援の連携で合意。すでに東ティモールでは現地レベルで調整を行っているほか、日豪両政府間の人材交流も進めている。パプアニューギニアとトンガを対象とした事業でも日豪連携に向けた調整を進める。

6166チバQ:2013/04/21(日) 21:54:12
http://mainichi.jp/select/news/20130422k0000m030033000c.html
イタリア:政界、機能不全露呈…大統領、調整役として再選
毎日新聞 2013年04月21日 21時05分(最終更新 04月21日 21時20分)

 【ローマ福島良典】5月15日に任期切れを迎えるイタリアのジョルジョ・ナポリターノ大統領(87)が20日、上下両院合同会議で再選された。大統領再選はイタリア史上初。迷走した次期大統領選びは開始から3日目で決着し、政治混乱の長期化の回避に向けた環境が整った。だが一時は高齢を理由に引退を表明したナポリターノ氏の後任を選出できなかった主要政党が、調整役としての残留を求めて泣きついた形で、政党政治の機能不全を露呈する結果となった。

 中道左派政党・民主党、中道右派連合、中道勢力連合の3陣営がナポリターノ氏を擁立し、20日午後に実施された合同会議(1007人)の6回目の投票で、選出に必要な過半数の738票を得た。新興政治団体「五つ星運動」が推すステファノ・ロドタ元個人情報保護庁長官(79)は217票だった。選出後、ナポリターノ氏は「この難局にあたり、イタリアの国家機構を強化するために皆が責務を果たさなければならない」と述べ、各党に新政権樹立への協力を求めた。ナポリターノ氏は22日夕に下院で宣誓式に臨み、政治危機の克服に向けての対処方針を表明する見通し。

6167チバQ:2013/04/21(日) 21:56:00
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013042100101
大統領選の投票開始=与野党候補が一騎打ち−パラグアイ

パラグアイ大統領選で事実上一騎打ちの戦いを繰り広げるエフライン・アレグレ氏(左)とオラシオ・カルテス氏(AFP=時事) 【アスンシオン時事】南米パラグアイで21日、任期満了に伴う大統領選の投票を開始した。11人が出馬する中、事実上、与野党候補者が一騎打ちの構図。前回選挙で約60年ぶりに野党に転落したコロラド党が政権を奪還できるかが争点だ。
 副大統領選、議会選も合わせて行われ、即日開票される。新大統領の就任日は8月15日で、任期は5年。(2013/04/21-21:17)

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6168チバQ:2013/04/21(日) 21:56:30
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013042100197
11年ぶり、亡命終え帰国=政変で追放の元大統領−マダガスカル

18日、亡命を終えアンタナナリボ郊外の空港に到着したマダガスカルのラチラカ元大統領(中央)(AFP=時事) 【アンタナナリボAFP=時事】2002年、政争に敗れフランスに逃れていたアフリカ東岸沖の島国マダガスカルのラチラカ元大統領(76)が亡命を終え帰国した。18日に母国の土を踏みしめ「11年もいなかったのか」と感慨を込め語った。
 ラチラカ氏は1975年以来、一時期を除き20年以上も大統領だった。01年の大統領選でラベロマナナ前大統領と戦い、双方が勝利宣言。国は南北に分裂した。
 国を追われたラチラカ氏には欠席裁判で重労働や禁錮刑が言い渡された。しかし、09年にラベロマナナ政権が倒され、現大統領は帰国を呼び掛けていた。(2013/04/21-18:55)

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6169チバQ:2013/04/22(月) 21:09:23
http://www.afpbb.com/article/politics/2940007/10622597?ctm_campaign=txt_topics
パラグアイ大統領選、野党のカルテス氏が当選
2013年04月22日 17:28 発信地:アスンシオン/パラグアイ
【4月22日 AFP】パラグアイ大統領選挙が21日、投開票され、野党コロラド党(Colorado Party)から立候補した実業家のオラシオ・カルテス(Horacio Cartes)氏が当選した。選挙管理委員会が同日、発表した。(c)AFP


http://mainichi.jp/select/news/20130422k0000e030153000c.html
パラグアイ:新大統領に中道右派カルテス氏
毎日新聞 2013年04月22日 12時46分(最終更新 04月22日 14時52分)

 南米パラグアイで21日、大統領選が行われ、選挙管理当局の発表によると、中道右派コロラド党のオラシオ・カルテス氏(56)が約46%を得票、当選した。2008年の前回大統領選で約60年ぶりに野党に転落した同党が政権に復帰する。

 中南米では近年、左派政権が多く誕生し、パラグアイでも前回は左派のルゴ氏が当選していた。

 カルテス氏は「国民全員に信頼してもらえるよう働く」と勝利宣言した。現与党、真正急進自由党(PLRA)のアレグレ前上院議員(50)は得票率約37%で、敗北を認めた。(アスンシオン共同)

6170チバQ:2013/04/22(月) 22:06:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130422/asi13042220580001-n1.htm
新大統領にハミド国会議長 バングラデシュ
2013.4.22 20:57
 バングラデシュの選挙管理委員会は22日、次期大統領にアブドル・ハミド国会議長(69)の就任が決まったと発表した。ハミド氏はラーマン大統領が3月に病死した後、大統領代行を務めていた。

 バングラデシュの大統領は国会(一院制)の議員による投票で議員の中から選ばれるが、与党アワミ連盟(AL)のベテラン政治家のハミド氏以外に立候補の届け出がなかった。任期は5年で、就任式の日程は未定。

 大統領は国家元首だが、議院内閣制のバングラデシュでは、政治的実権は首相が握っている。(共同)

6171チバQ:2013/04/22(月) 23:18:01
http://mainichi.jp/select/news/20130423k0000m030069000c.html
ナイジェリア:政府軍と武装組織交戦 市民も多数犠牲に
毎日新聞 2013年04月22日 20時29分

 【ヨハネスブルク服部正法】AP通信によると、西アフリカ・ナイジェリア北東部バガで19日、政府軍とイスラム過激派「ボコ・ハラム」とみられる武装組織が交戦、21日までに少なくとも185人が死亡した。一般市民も巻き込まれ、犠牲になったとみられる。

 バガはチャド、カメルーンとの国境地帯に位置し、チャド湖に面した漁業の町。AP通信が報じた軍高官の話によると、ボコ・ハラムが立てこもったモスク(イスラム礼拝所)を軍が包囲、ボコ・ハラム側は機関銃やロケット砲で応戦した。

 ボコ・ハラムはナイジェリア北部を中心に、キリスト教会や政府機関へのテロ攻撃を続ける過激派で、フランス軍が軍事介入して掃討作戦を続けるマリのイスラム過激派との連携も指摘される。ナイジェリアでは2009年以降、ボコ・ハラムの攻撃による犠牲者が1000人を超えている。

 一方、政府軍によるボコ・ハラム鎮圧作戦も苛烈になっている。ボコ・ハラムの本拠地である北東部マイドゥグリでは昨秋、政府軍による多数の民間人射殺が報じられており、巻き添えになった可能性もある。

6172チバQ:2013/04/22(月) 23:19:23
http://mainichi.jp/select/news/20130422dde007030012000c.html
イタリア:「大連立」強まる 大統領再選で中道3陣営
毎日新聞 2013年04月22日 東京夕刊

 【ローマ福島良典】イタリア史上初めて再選されたナポリターノ大統領(87)は22日、下院で宣誓式に臨み、新政権樹立に向けての手続きに着手する。再選決定により、新政権の枠組みは、ナポリターノ氏の続投を支持した中道左派政党・民主党、中道右派連合、中道勢力連合の3陣営による「大連立」となる可能性が高まった。

 大統領任期は7年だが、ナポリターノ氏は「新政権を発足させ、懸案の選挙制度改革を実施した段階で退任する」(エコノミストのジュゼッペ・ペニシ氏)との見方が有力だ。ナポリターノ氏の発案で設置された賢人会議がまとめた構造改革政策案が新政権の土台となる。イタリア各紙によると、首相候補にはエンリコ・レッタ民主党前副書記長(46)、ジュリアーノ・アマート元首相(74)の名前が挙がっている。

 ナポリターノ氏の再選は、上下両院第1勢力・中道左派連合を率いるベルサーニ民主党書記長(61)が身内の造反に遭い、次期大統領選出に失敗したことに伴う窮余の策。第3勢力「五つ星運動」の創設者、ベッペ・グリッロ氏(64)は21日、ローマで記者会見し、3陣営合意による再選を「悪賢い大クーデター」と非難した。支持者は20、21の両日、ローマで、ナポリターノ氏の再選に抗議するデモを繰り広げた。建築家のパオラ・ジャノッネさん(64)は「民主主義に反する」と批判した。

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 ■ことば

 ◇イタリア大統領
 イタリアの国家元首。「国家統一」の象徴であり、軍最高司令官。大統領の政治権限が強い米国やフランスに比べ、儀礼的な役割が大きいが、上下両院の解散、首相・閣僚の任命、国民投票実施の権限を持つ。政治危機に際しては調整役を果たすが、任期末の半年間は国会解散権を行使できない。上下両院議員と州代表で構成する合同会議で選出される。被選挙権があるのは50歳以上のイタリア国民。

6173チバQ:2013/04/22(月) 23:21:00
http://mainichi.jp/select/news/20130422ddm007070066000c.html
街角から:「マンデラを継ぐ男」の面影 南アフリカ・ボクスブルクで服部正法
毎日新聞 2013年04月22日 東京朝刊

 南アフリカでは最近、国父とも言えるネルソン・マンデラ元大統領(94)の入院を国中が心配した。マンデラ氏が無事退院した直後、今度は「マンデラを継ぐ男」と目されながら、民主化実現を見ることなく逝った、一人の黒人男性を惜しむ声があふれた。

 クリス・ハニ氏、享年50。1993年4月10日、自宅前で白人極右に暗殺された。アパルトヘイト(人種隔離)体制の終えん期。黒人政権誕生の直前で、マンデラ氏率いる解放組織「アフリカ民族会議(ANC)」と白人政権などが民主化に向けた交渉を行い、世界が注視していたころだ。ハニ氏はANC軍事部門のトップや南ア共産党書記長も務めた。強い意志に雄弁を備え、そのカリスマ性が人々を引きつけた。

 没後20年とあって、南ア紙は命日の前後にハニ氏を回顧する記事を競うように載せ、大勢が追悼式典に足を運んだ。彼の人となりを知りたくて、自宅があったヨハネスブルク郊外のボクスブルクを訪ねてみた。

 「彼は共産主義者で私は資本主義者。意見は異なるが違う考えを排除するところがまったくない人だった。気さくで、誰をも受け入れて耳を傾ける寛容さがあった」。暗殺現場にも駆けつけた近所に住む黒人男性で会社重役のマイケル・モフォケンさん(41)は振り返る。彼が生きていたら南アはどうなったろう。「予測は難しいけど汚職は今より減ったろうね。とても規律を重んじ、常に貧しい人に寄り添う人だったから」

 民主化から19年、汚職多発で与党ANCの栄光は色あせ、富裕層と貧困層の経済格差は依然大きい。人々が今もハニ氏に魅せられるのは、その面影に民主化当初の理想を見るからかもしれない。

6174チバQ:2013/04/22(月) 23:28:58
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013042200027
犬猫2000匹処分「待った」=冬季五輪のロシア・ソチ

冬季五輪が開催されるロシア・ソチ市内の野良犬=4月18日(AFP=時事) 【モスクワ時事】2014年2月に冬季五輪を控える黒海沿岸のロシア南部ソチで、市当局が野良犬・猫計2000匹以上を処分する方針を発表、動物愛護団体などから「待った」が掛かった。ロシアの狂犬病問題が背景にあり、事情は単純ではないようだ。
 ソチ市当局はこのほど、野良犬・猫の「捕獲、選別、処分」の委託業者を170万ルーブル(約520万円)で公募すると発表。13年から15年にかけ、推計2028匹を処分する内容で、市民らを巻き込んだ抗議デモに発展した。
 ただ、ロシアはいまだ狂犬病発生地域。五輪開催中に世界各国から押し寄せる外国人観光客を感染から守る必要に迫られている。プーチン大統領から秋田県の佐竹敬久知事に寄贈されたシベリア猫が、検疫のため成田空港に半年間留め置かれた例は記憶に新しい。
 地元選出のある下院議員は「(狂犬病の疑いがある)動物を路上にのさばらせるべきではない。われわれは国際社会に対する責任がある」と衛生対策の重要性を指摘。批判や提案を受け、ソチ市当局は動物愛護団体と協力して「シェルター」を設置し、野良犬・猫を隔離する方向だ。(2013/04/22-06:13)

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6175チバQ:2013/04/23(火) 18:35:53
http://mainichi.jp/select/news/20130423k0000e030186000c.html
英国:改正王位継承法案が可決 男女の別なく長子優先
毎日新聞 2013年04月23日 10時27分

 英議会は22日、性別に関係なく長子を優先する改正王位継承法案を可決した。7月に生まれる予定のウィリアム王子とキャサリン妃の第1子から対象となる。

 従来の王位継承法では、ウィリアム王子夫妻の第1子が女児で、後から男児が生まれた場合、男児が王位継承順位で追い越すことになっていた。男女同権の流れを受け、キャメロン首相が2011年10月に改正を表明していた。

 クレッグ副首相は22日、可決を受け「歴史的な瞬間だ。何世紀にもわたる性差別を終わらせる手続きを取った議会を誇りに思う」との声明を発表した。(ロンドン共同)

6176チバQ:2013/04/23(火) 21:33:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013042300946
イタリア大統領、連立政権樹立へ再協議=首相候補にアマート氏浮上
 【ジュネーブ時事】異例の続投となったイタリアのナポリターノ大統領(87)は23日、新政権発足に向け各政党連合などと再調整に入った。議会第1勢力の中道左派連合、第2勢力の中道右派連合の大連立政権を想定しているとされる。次期首相の有力候補としてジュリアーノ・アマート元首相(74)らの名前が挙がっている。(2013/04/23-21:08)

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6177チバQ:2013/04/23(火) 21:37:27
http://mainichi.jp/select/news/20130424k0000m030078000c.html
伊大統領:改革怠った政党「無責任」 就任演説でしかる
毎日新聞 2013年04月23日 21時08分(最終更新 04月23日 21時31分)


イタリアのナポリターノ大統領=藤井太郎撮影
拡大写真 【ローマ福島良典】「対立や優柔不断、損得勘定、策略のせいで改革が進んでいない」−−。イタリアのナポリターノ大統領(87)が22日の2期目の就任演説で、長年にわたって改革を怠ってきた政党を「無責任だ」としかる一幕があった。

 高齢での2期目就任は「私の体力には厳しいテスト」と述べながらも、「次期大統領を選出できないという危機に際して、要請を断れなかった」と続投受諾の理由を明かした。

 だが、前国会で懸案の選挙制度改革が実現できなかった点について「許しがたい」と各党の怠慢を批判。「(各党が)聞く耳を持たないのであればちゅうちょすることなく、けりをつける」と警告、構造改革の実施で各党の協力が得られなければ辞任する構えを示した。

 一方、街頭デモで既成政党批判を繰り広げる政治団体「五つ星運動」には「成果をもたらす道は『広場』と『国会』の対立ではない」と指摘、国会運営への参加を呼びかけた。

 大統領は23日、新政権の早期樹立を目指して各陣営との協議を開始した。首相候補には中道左派・民主党の若手指導者、レンツィ・フィレンツェ市長(38)が急浮上している。

.

6178チバQ:2013/04/23(火) 22:30:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130423/mds13042310290000-n1.htm
クルドの夢 女性兵士が守る シリア内戦 自治権獲得目指す
2013.4.23 10:25 (1/3ページ)
 シリアが内戦状態に陥ってから2年余り。犠牲者はすでに7万人を超えたとされるが、先月来、北部を中心に女性兵士の姿が目立つようになった。アサド政権の動揺を自治権確立の歴史的好機と捉え、居住地区の守りを固めて将来の独立国家を夢みるクルド人の女性たちだ。クルド人が多く住むアレッポのシェイク・マクスード地区でカラシニコフ銃を手にした女性兵士(28)はフランス通信(AFP)に、「クルディスタン(クルド人の地)では、戦いにおいて男も女もない。女も銃を取り、戦車に乗るのは当たり前のこと」と語った。

「アサド政権崩壊望む」

 シリア北部のカミシリにあるクルド人居住区では今、民族的な高揚感が漂っている。黄、赤、緑のクルド旗やトルコのクルド独立運動指導者、アブドゥラ・オジャラン氏(65)=終身刑で服役中=の写真があちこちで掲げられている。アサド政権が強固だった2年前なら、オジャラン氏の写真を掲げれば、分離独立派とみなされ死刑になったところだ。

 内戦後、クルド人たちは、政府軍とも反政府武装勢力と距離を置いてきた。強権的なアサド政権の崩壊を望みつつも、政権打倒後はシャリア(イスラム法)に基づくイスラム国家の創設を目指す志向が透けて見える反政府武装勢力を警戒したからだった。しかし、今年2月、反政府武装組織「自由シリア軍」との間で、クルド人勢力は相互に攻撃することをしないと確約する協定を結んだ。内戦の勝敗を見据え、自衛のために結んだ協定である。

 しかし、これを受けて、アサド政権側からのクルド人居住地区への攻撃が激化し、防衛のために女性たちも立ち上がったのだった。カミシリやアレッポで守備を固めるクルド人たちの20%以上は女性だ。

 「自由への経験」

 28歳のエンギゼックさんは「伝統的にクルド人社会では男女は何にでも平等。女性も男性と同じ軍事教練を受け、戦闘中は分け隔てなく生活もともにする」と話す。さらに「結婚は望まない。今は自治と自由が欲しいだけ」とも語った。

 18歳のムンタスさんは「武器を持っての戦いは、私たちにとって『自由への経験』なの」と言い切った。

 女性兵士たちは、アサド政権崩壊後の自治権獲得を目指しているが、道は平坦ではない。

 41歳の男性兵士は、「自由シリア軍は勝利の暁には、協定を反故にして私たちに攻撃を仕掛けてくるかもしれない。自治は自分たちで戦い取るしかない」と憂慮の言葉を口にした。


クルド人


 トルコ、イラク、イラン、シリアにまたがる山岳地帯などに住む少数民族。総人口は、推定1800万人のトルコを筆頭に合計3000〜3800万人とされるが正確な数字はない。「国家を持たない最大の民族」と称されるが、各国では少数派。シリアでは北部のカミシリやアレッポを中心に約200万人(全人口の9.6%)が居住する。

6179チバQ:2013/04/23(火) 23:11:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130423/erp13042321560005-n1.htm
ロシア、日本人から雑誌押収 北方領土を日本領と図示 ユジノサハリンスクの空港
2013.4.23 21:55
 ロシア極東サハリン州のサハリン税関は23日、州都ユジノサハリンスクの空港の荷物検査で今年1月末、北方領土が日本の領土と地図で示された雑誌2冊を日本人男性から押収したと発表した。

 同税関は「政治宣伝の資料はロシアの政治的利益を害するもので、持ち込みが禁止されている」と説明。今月18日に行政罰に向けた手続きを開始、雑誌は返還せず廃棄処分される見込みという。

 男性はサハリンから札幌に空路で帰国する際、雑誌を押収された。ユジノサハリンスクの日本総領事館は「事実関係を確認中」としている。

 同空港では昨年3月にも、北方領土のロシア人島民と日本人の元島民らが相互に行き来する「ビザなし交流」についてロシア側と協議する日本側代表団が、日本外務省発行の北方領土問題の啓発資料などを押収された。(共同)

6180チバQ:2013/04/24(水) 22:12:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130424/asi13042420460002-n1.htm
パキスタン総選挙 タリバン運動の攻撃が激化
2013.4.24 20:45 (1/2ページ)

16日、パキスタン北西部ペシャワルの自爆テロ現場で作業にあたる救助隊員と壊れた車両(ロイター)
 【イスラマバード=岩田智雄】パキスタンで5月11日に行われる下院の任期満了に伴う総選挙を前に、イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」による政党関係者らへの攻撃が激しさを増している。標的にされているのはタリバン運動を強く批判する世俗主義3政党で、自爆テロ攻撃などを受け、事務所の閉鎖や選挙運動の中止を余儀なくされている。

 少数民族パシュトゥン人中心の世俗主義政党、アワミ民族党(ANP)の事務局長で、南部カラチで立候補しているバシル・ジャン氏のもとに23日、タリバン運動から新たな脅迫状が届いた。「民主主義とイスラム教は両立しない。選挙に参加した者には深刻な結果がもたらされる」との内容だ。その後、脅迫状に書かれた携帯電話の番号から脅迫電話もかかってきた。

 イスラム過激派への軍事作戦を支持しているアワミ民族党は、テロの最大の標的にされている。16日には北西部ペシャワルで選挙運動中に自爆テロがあり、市民や警官16人が死亡した。ジャン氏も昨年8月に手投げ弾などで襲撃された。過去にテロで犠牲になった党関係者は700人以上で、今回の選挙では、活動拠点のペシャワルやカラチで50以上の事務所が閉鎖に追い込まれた。

 ジャン氏は「私は暗殺リストのトップ10に入っており、選挙区では過激派メンバーがうろついている」と話す。アワミ民族党には街頭での運動ができなくなり、代わりに主張を記録したDVDを配る候補者もいる。

 タリバン運動に狙われているのはこのほか、選挙運動の一部中止などを決めた最大与党パキスタン人民党(PPP)とカラチを拠点とする統一民族運動(MQM)だ。パキスタン紙ドーンによれば、カラチの統一民族運動の事務所では23日夜、爆弾が爆発し、職員ら5人が死亡、15人が負傷した。統一民族運動の最近の死者は、候補者1人を含む25人に上り、カラチの全事務所が閉鎖された。

 統一民族運動幹部のファイサル・サブズワリ氏は爆発前、産経新聞に、「過激派には屈しない」と怒りをあらわにし、敵対してきたアワミ民族党と過激派対策で連携する意向を示した。

 一方、タリバン運動は、選挙でこれまで優位に戦いを進めているパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)を率いるシャリフ元首相を和平調停者の1人としている。シャリフ派はこれまでタリバン運動に活動を妨害されることはほとんどないようだ。

 しかし、政治・軍事アナリストのタラト・マスード氏は「タリバン運動は政府と和平を結ぶつもりは毛頭ない。シャリフ派を区別するのは、主要政党間に亀裂を入れようとする戦略だ」と指摘している。

6181チバQ:2013/04/24(水) 22:13:04
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130424/asi13042411410000-n1.htm
前大統領の罪問う動き拡大 パキスタン「赤いモスク」籠城事件で殺人訴追も
2013.4.24 11:41 (1/2ページ)

パキスタンのムシャラフ前大統領(AP)
 【イスラマバード=岩田智雄】最高裁判事らの解任、拘束事件で逮捕されたパキスタンのムシャラフ前大統領に対し、罪を問う動きが拡大している。ムシャラフ氏が大統領だった2007年にイスラマバードのモスク(イスラム教礼拝所)で100人余りが特殊部隊に殺害された事件で、判事を長とする調査委員会が、同氏を殺人容疑で訴追すべきだとする報告書を最高裁に提出した。遺族らは改めてムシャラフ氏への厳しい裁きを求めている。

 このモスクは、建物の色から「赤いモスク」と呼ばれた「ラル・マスジード」。イスラム原理主義勢力に近い思想を持つとされたマドラサ(イスラム神学校)の神学生らが立てこもり、7日後に治安部隊が突入して武力鎮圧した。

 21日付のパキスタン紙ドーンによれば、調査委員会は報告書で、当時大統領だったムシャラフ氏ら政権幹部を殺人罪で起訴すべきだと指摘し、同氏らに損害賠償金を支払うよう求めた。

 ムシャラフ氏のスポークスマン、モハンマド・アムジャド氏は産経新聞に「ムシャラフ氏が殺害を指示したのではない。内務省や警察の管轄だ」としているが、調査委員会は、「大統領らが知らなかったと容易に結論付けることはできない」と指摘している。

 01年の米中枢同時テロ後、当時のブッシュ米政権のテロとの戦いに協力したムシャラフ氏は、イスラム過激派を厳しく取り締まり、国内のイスラム勢力から命を狙われるなど強い反発を受けた。政権末期には、首都イスラマバードでも過激派の行動が活発化した。赤いモスク事件では、モスクに武装して籠城した神学生らだけでなく、女性を含む多くの市民も巻き添えとなり、少なくとも100人が死亡したとされている。

 赤いモスクは事件後、「政府が赤は流血をイメージさせると指摘した」(モスクのスポークスマン)ため、白く塗り替えられたが、ムシャラフ氏の大統領辞任と国外脱出後、少しずつ赤く塗り替えられ、現在は元の赤色になっている。門には当時、特殊部隊に殺害された指導者のガジ師やその母の名が付けられ、以前の状態に回帰させようとの動きが加速した。

 事件当時、モスクに妹を迎えに行き殺害された男子神学生(16)の父親、ナザル・フセイン氏は、「ムシャラフはなぜ、まだ罰を受けずにVIPのように扱われているのか。最も厳しい裁きを受けるべきだ」と声を荒らげた。

 ムシャラフ氏は逮捕後、一時、警察の宿泊施設に移されたが、すぐに自宅軟禁下に戻された。ムシャラフ氏は、判事拘束事件を含め、ブット元首相暗殺事件などに関連した3つの事件で罪に問われており、07年に出した非常事態宣言についても、最高裁で国家反逆罪に問うための審議が続けられている。

6182チバQ:2013/04/24(水) 22:22:22
http://mainichi.jp/select/news/20130425k0000m030076000c.html
伊大統領:新政権の組閣を要請 政治混乱終止符へ
毎日新聞 2013年04月24日 20時56分(最終更新 04月24日 21時39分)


イタリアのナポリターノ大統領=AP
拡大写真 【ローマ福島良典】イタリアのナポリターノ大統領は24日、中道左派・民主党のエンリコ・レッタ副書記長(46)に新政権の組閣を要請した。大統領続投を支持した民主党、中道右派連合、中道勢力連合の3陣営による大連立政権が発足する見通し。これにより、2月総選挙以降、続いていた政治混乱に終止符が打たれる。

 レッタ氏は25日に各党との連立協議を終え、大統領に閣僚名簿を提出する。中道右派・自由国民のアルファノ幹事長(42)の副首相就任、ダレーマ元首相(64)またはモンティ暫定首相(70)の外相起用が予想されている。

 ナポリターノ大統領によって設置された賢人会議が12日にまとめた構造改革案が新政権の政策指針となる。レッタ氏は要請受諾後、「国に役立つ政府」を作り、失業対策、国会改革に優先的に取り組む考えを示した。

 レッタ氏は1999〜2001年に産業相を務めた。今回の大統領選出を巡る混乱で責任を取り辞任を表明したベルサーニ書記長(61)と共に民主党執行部から退く意向を示していた。

 民主党の若手は首相候補としてレンツィ・フィレンツェ市長(38)を支持していたが、イタリア紙レプブリカによると、自由国民のベルルスコーニ前首相(76)が難色を示したという。もう一人の候補、ジュリアーノ・アマート元首相(74)には中道右派連合メンバーの地域政党「北部同盟」が反対していた。

 ベッペ・グリッロ氏(64)の新興政治団体「五つ星運動」は野党に徹する。民主党と連合を組んで総選挙に臨んだ左派政党「左派環境自由党」も政権参加を見送る方針だ。

 イタリアでは2月下旬の総選挙(上下両院)で両院の「ねじれ」状態が生まれたため、連立協議が暗礁に乗り上げ、2カ月近く新政権を樹立できない状態が続いていた。

6183チバQ:2013/04/24(水) 22:23:52
http://mainichi.jp/select/news/20130425k0000m030026000c.html
インド:国境に人民解放軍「居座り」1週間 兵を対峙
毎日新聞 2013年04月24日 19時09分(最終更新 04月24日 19時29分)

 【ニューデリー杉尾直哉】インドのメディアによると、インド北部ジャム・カシミール州北東部の中国との国境地帯で、中国人民解放軍兵士約30人が今月15日から野営を続けている。インド軍は「インド領内に約10キロ入っている」と「領土侵犯」を主張し、中国軍野営地から約200メートル離れた場所に同数のインド兵を野営させて対峙(たいじ)している。

 現場では、インド側の呼びかけで18日と23日の2回、両軍代表が緊張緩和へ向けて協議したが、進展はなかった。これまで中国軍は、インド側から「越境」の指摘を受けるとただちに撤退していたというが、今回は中国軍の「居座り」が1週間以上に及んでいる。

 インド外務省は「外交による平和解決」(アクバルディン報道官)を訴えているが、中国側が撤退を拒否しており、解決には時間がかかりそうだ。これまで銃撃戦などの情報はない。

 中国外務省の華春瑩(かしゅんえい)副報道局長は22日の会見で、中国軍の「越境」自体を否定。だが、23日の会見では「(中印両国の)歴史が残した(国境)問題を平和的な交渉で解決すべきだ」と述べ、インド側は「態度を軟化させた」(ヒンズー紙)と受け止めている。

 中印間は国境が画定しておらず、1962年の「中印国境紛争」では両軍が国境全域で衝突し、インド軍が敗北した。その後、領土画定の協議を続けているが、実効支配線(停戦ライン)すら両国間で認識が食い違っている。

 インドのメディアによると、中国軍は昨年「領土侵犯」を約400回繰り返し、今年も100件起きた。だが、中国との関係を悪化させたくないインド側は、冷静な対応に努めており、個々の「侵犯」の事例も報道されてこなかった。

6184チバQ:2013/04/24(水) 22:28:33
http://www.asahi.com/international/update/0424/TKY201304240524.html
2013年4月24日21時59分
イタリア、大連立政権誕生へ 首相に中道左派・レッタ氏

 【ローマ=石田博士】イタリアのナポリターノ大統領(87)は24日、第1党である中道左派・民主党のエンリコ・レッタ副書記長(46)を首相に指名し、組閣を要請した。ベルルスコーニ前首相率いる第2党の中道右派「自由の国民」などとの「大連立」政権となる見通しだ。

 2月末の総選挙の後、新内閣が発足できなかったイタリアの混迷はひとまず収拾に向かいそうだ。

 レッタ氏は大統領との会談後、「大きな責任を感じる。若年層の失業対策と政治改革にまず取り組み、失われた政治の信頼を取り戻したい」と述べた。25日から各党代表と会う。組閣後、上下両院の信任を受ける。

6185チバQ:2013/04/25(木) 19:58:37
http://mainichi.jp/select/news/20130426k0000m030051000c.html
イタリア:新首相指名のレッタ氏、連立協議を開始
毎日新聞 2013年04月25日 19時37分

 【ローマ福島良典】イタリア新首相に指名された中道左派・民主党のエンリコ・レッタ副書記長(46)は25日、新政権の樹立に向けて各党との連立協議を開始した。レッタ氏は財政緊縮策の見直しを打ち出しており、雇用・成長重視への転換が図られる見通しだ。

 レッタ氏は24日の記者会見で若年層の失業対策に重点的に取り組む姿勢を示した。連立パートナーとなる中道右派・自由国民も、緊縮策の一環として導入された資産税の撤回を求めている。

 レッタ氏は大連立政権の樹立を目指しており、政権参加の用意を示している自由国民、中道勢力連合だけでなく、新興政治団体「五つ星運動」とも話し合う予定。

 イタリア紙によると、緊縮策を担当する経済・財務相の候補にはサッコマンニ・イタリア銀行副総裁、パドアン経済協力開発機構(OECD)事務次長ら、労相にはキアンパリノ前トリノ市長の名前が取りざたされている。

6186チバQ:2013/04/25(木) 19:59:01
http://mainichi.jp/select/news/20130426k0000m030046000c.html
シリア:世界遺産のモスク尖塔破壊 戦闘続くアレッポで
毎日新聞 2013年04月25日 19時31分

 【カイロ秋山信一】内戦が続くシリア北部アレッポで、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産「古代都市アレッポ」に含まれるウマイヤド・モスク(イスラム礼拝所)のミナレット(尖塔(せんとう))が破壊されたことが判明した。

 反体制派が24日にインターネットの動画サイトに投稿した映像によると、尖塔は跡形もなく、モスクの敷地内にはがれきが山積みになっていた。反体制派は政府軍が砲撃で破壊したと主張。一方、国営シリア・アラブ通信は、反体制派に加わっている国際テロ組織アルカイダ系のヌスラ戦線が爆破したと報じた。

 ウマイヤド・モスクは715年に完成したが、モンゴル帝国の侵入などで破壊と再建が繰り返された。ユネスコによると、完成当時の設備はほとんど残っておらず、高さ45メートルの尖塔は11世紀に建設されたものだという。

6187チバQ:2013/04/25(木) 21:41:12
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013042500613
金融危機前の与党復活か=総選挙27日投票−アイスランド

アイスランドのシグルザルドッティル首相(左)を迎える欧州連合(EU)のバローゾ欧州委員長=2010年2月、ブリュッセル(AFP=時事) 【ロンドン時事】2008年のリーマン・ショックで大打撃を受け欧州経済危機の口火を切った格好のアイスランドで27日、総選挙(一院制、定数63、任期4年)の投票が行われる。危機から4年半。アイスランド経済は立ち直り始めているものの、まだ市民の閉塞(へいそく)感は強い。世論調査では現政権の支持は低迷、危機前のバブル経済を推進した野党の独立党と進歩党が政権を奪回する勢いだ。(2013/04/25-16:05)

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6189名無しさん:2013/04/25(木) 23:07:00
バングラデシュの首都ダッカ近郊で24日起きた商業ビル崩壊で、救助当局者は25日、死者が180人、
負傷者が約1000人に達したと明らかにした。安否不明を含めて1000人以上ががれきの中に取り残されている恐れがあり、
死傷者がさらに増えるのは必至だ。

軍や警察などによる救出活動は大量のがれきに阻まれ難航。政府は25日を服喪の日とした。

崩壊原因について地元当局は、違法建築に加え、ビルに入っていた複数の縫製工場の経営者が安全を軽視したことによる人為的な複合事故との見方を強めた。
AP通信などによると、地元当局者は、崩壊した8階建てビルは、6階以上が違法に建て増しされていたと指摘。
銀行や商店なども入るビルには崩落当時、5つの縫製工場が入り、約3千人が働いていた。工場従業員の多くは女性だったとみられる。

従業員らの証言によると、事故前日にビルに複数の亀裂が見つかり、従業員らが屋外に避難したが、
経営者側は24日も通常通りの勤務を従業員に指示していたという。
違法建築についても、警察が建て増しなどに携わった関係者の捜査を始める方針。

工業用地が少ないバングラデシュでは、ビルを建て増しして工場を確保するのは一般的だが、建物の安全対策が不十分なケースも多い。
同国の縫製産業には近年、安価な労働力を目当てに外国企業が進出。衣料品の輸出総額は全体の約8割を占めている。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20130425-OHT1T00150.htm

6190チバQ:2013/04/27(土) 00:21:20
http://mainichi.jp/select/news/20130427k0000m030077000c.html
マリPKO:安定化へ課題多く
毎日新聞 2013年04月26日 22時26分

 【ヨハネスブルク服部正法】国連安全保障理事会が25日、西アフリカ・マリの安定化を目指し、平和維持活動(PKO)部隊を創設する決議案を全会一致で採択した。マリ北部では、軍事介入したフランス軍やマリ政府軍などの掃討作戦でイスラム過激派が都市部から追い出されたが、安定化に向かうかは依然、不透明な状況だ。

 PKO部隊への引き継ぎを前に仏軍は今月、部隊撤収を開始。約2000人を派兵して仏軍と共に北部山岳地帯などで過激派と激しく交戦してきたチャドのデビ大統領も「チャド軍にはゲリラ戦を戦う技量はない」として、部隊撤収の意向を表明した。

 チャド軍がPKO部隊に参加する可能性は否定できない。だが、戦力や実戦経験が豊富で、過激派掃討作戦の主力を担ってきた仏・チャド軍が撤収を進める一方、過激派が住民の間に隠れるなどして攻撃と撤退を繰り返すゲリラ戦術を強めた場合、十分な治安維持が可能か不安が残る。

 マリ暫定政府はPKO部隊発足直後の7月に大統領選と議会選を実施する方針だが、国内外への避難民・難民は40万人以上とみられる上、北部の都市部で過激派の攻撃が散発的に発生しており、選挙時の混乱も予想される。また、イスラム過激派が放逐された後、北部キダルを事実上管理下に置いた遊牧民トゥアレグ人の世俗主義反政府組織「アザワド解放民族運動(MNLA)」は、選挙前の武装解除というフランスの要請を拒否した。

6191チバQ:2013/04/27(土) 00:25:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130426/erp13042622380006-n1.htm
チャーチル元首相、お札に 英、政治家は異例
2013.4.26 22:36

英イングランド銀行(中央銀行)が発表した新しい五ポンド紙幣に描かれたチャーチル元首相(ロイター=共同)
 英イングランド銀行(中央銀行)は26日、2016年から流通を開始する次期五ポンド(約760円)紙幣の肖像にチャーチル元首相を採用すると発表した。

 英国の紙幣には現在、進化論を提起したチャールズ・ダーウィンや経済学者のアダム・スミスが採用されており、政治家は異例だ。現在の五ポンド紙幣には、19世紀に活躍した女性人権活動家エリザベス・フライの肖像が使われている。

 チャーチル氏は1940〜45年と51〜55年に英首相を務め、65年に死去した。ナチス・ドイツとの戦争を勝利に導いた指導者として歴代の首相の中でもひときわ高い人気を誇る。(共同)

6192名無しさん:2013/04/30(火) 21:09:31
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6193名無しさん:2013/05/05(日) 11:19:50
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6194旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/05/05(日) 17:16:26
反EUの右派政党、議席10倍に…英統一地方選
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130504-OYT1T00749.htm?from=ylist
【ロンドン=佐藤昌宏】英国で2日に統一地方選が行われ、3日夕(日本時間4日未明)までに開票が終了した。
 欧州連合(EU)離脱などを掲げる右派政党「英国独立党(UKIP)」が、地方議会の議席を10倍以上増やす躍進を見せる一方、キャメロン首相率いる与党第1党・保守党は議席を2割以上減らして大敗した。
 改選されたのは、イングランド地方とウェールズ地方の計35議会。独立党は、議席を改選前の14から147に伸ばした。
 保守党は過半数を握る議会が改選前の28から18に減少。議席数は改選前の1451から1116に減った。失った票の多くは、政策の一部が重なる独立党に流れたとみられる。
(2013年5月4日23時32分 読売新聞)

英下院副議長、レイプ容疑で逮捕=男性2人に暴行か
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013050500017
 【ロンドンAFP=時事】英国のナイジェル・エバンス下院副議長(55)が4日、20代の男性2人に対するレイプや性的暴行容疑で警察に逮捕された。地元メディアが伝えた。
 エバンス副議長はキャメロン首相率いる与党・保守党に所属。2010年、「うそをつくのに疲れた」として、自身が同性愛者であることを公表していた。(2013/05/05-06:36)

6195チバQ:2013/05/06(月) 00:07:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130505-00000006-mai-int
<ローマ法王>新旧の2人がバチカンで「共存」 影響は
毎日新聞 5月5日(日)10時43分配信



就任式典で集まった人々に応えるフランシスコ新ローマ法王=2013年3月19日、AP
 【ローマ福島良典】高齢を理由に今年2月末に退位し「名誉ローマ法王」となったベネディクト16世・前法王(86)が2日、滞在先のローマ郊外の離宮からバチカンに戻った。フランシスコ現ローマ法王(76)と同じバチカン内で暮らすことになり、新旧法王の「共存」がカトリック教会にどのような影響を及ぼすかが注目されている。

 ベネディクト16世はヘリコプターでバチカンに到着後、フランシスコ法王の出迎えを受けた。今後、バチカン内の元修道院で秘書ら少人数の側近と共に引退生活を送る。フランシスコ法王の宿舎や執務室から数百メートルしか離れていない。

 フランシスコ法王は3月23日に離宮を訪れ、ベネディクト16世と面会した。面会時には離宮の礼拝堂で2人並んで祈る写真が法王庁から公表されたが、2人そろって信徒の前に姿を現すことはなかった。今回のバチカン到着でも2人が握手する写真のみ公表された。

 新旧法王の「共存」がカトリック教会の分裂や法王の権威に影響を与えかねないとの懸念について、キリスト教会史が専門のロベルト・ルスコニ・ローマ第3大学教授は「焦点はベネディクト16世が目立たない隠とん生活を送るかどうかだ」と指摘する。

 イタリア誌レスプレッソのバチカン専門記者、サンドロ・マジステル記者は「ベネディクト16世は慎み深い人物で、完全に引退するだろう」と予測、「フランシスコ法王の人気は高く、『2人の法王』が教会統治にあたっているとの印象は与えていない」と語る。

6196チバQ:2013/05/06(月) 00:14:21
>>549-559あたり
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201304/2013042800059&amp;rel=y&amp;g=int
年ぶり政権交代=総選挙で野党2党が躍進−アイスランド

27日、レイキャビクで、インタビューに応じるアイスランドの野党、独立党のベネディクトソン党首(AFP=時事) 【ロンドン時事】27日投票のアイスランド総選挙(一院制、定数63)は28日、開票が終了し全議席が確定、最大野党の独立党と野党第2党の進歩党が躍進し、両党で過半数の38議席を獲得した。一方、連立与党の社会民主同盟と左翼環境運動は議席を半減させた。2008年の金融危機以降、現政権が進めてきた緊縮財政への強い批判が示された格好で、4年ぶりに政権交代する。
 最終結果によると、独立党(改選前16議席)と進歩党(同9議席)は共に19議席を獲得。両党は連立政権を樹立する見通しで、07年まで「金融立国」を推進してきた両党が再び、国のかじ取りを担うことになる。(2013/04/29-00:37)

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6197チバQ:2013/05/06(月) 00:18:31
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201304290011.html
2013年4月29日15時53分
アイスランド議会選、中道右派の野党が勝利し政権交代へ
 [レイキャビク 28日 ロイター] アイスランドで27日に行われた議会選挙では、緊縮財政や債務拡大に対する国民の不満を背景に、政権与党の社会民主同盟が敗北し、中道右派の野党が勝利した。

 最終結果によると、1980─2009年の間政権を担ってきた野党独立党の得票率は26.7%で、全63議席中19議席を確保した。また、独立党とこれまで何度も連立を組んだ進歩党の得票率は24.4%で19議席を獲得した。

 これに対し、与党の社会民主同盟の得票率は12.9%にとどまった。

 野党各党は28日、政権樹立に向けた協議を始めた。

 独立党のベネディクトソン党首は28日「2党での連立政権が最良の結果だ。今後の難しい決定に対応できる最も強力な政府になる」と述べた。

 アイスランド大学の政治学教授Olafur Hardarson氏は「独立党と進歩党が連立を組む可能性が一番高い。他のシナリオもあり得るが、可能性は非常に低い」と述べた。

 独立党と進歩党はこれまで長年にわたり政権を担い経済の自由化を進めたが、2008年に金融危機が発生し、不動産価格が大幅に下落、失業率が急上昇した。2009年からは社会民主同盟などが連立を組んでいたが、増税や家計債務負担増加に対する国民の不満が拡大していた。


http://www.afpbb.com/article/politics/2941334/10656960?ctm_campaign=txt_topics
アイスランド総選挙、中道右派の野党が勝利 政権返り咲きへ
2013年04月29日 11:25 発信地:レイキャビク/アイスランド
【4月29日 AFP】アイスランドの総選挙は28日に最終結果が発表され、中道右派の野党が勝利した。投票率は83.3%。投票総数19万4000票近くのうち、独立党(Independence Party)と進歩党(Progressive Party)で過半数を占め、国を経済破綻寸前に追い込んだ政治責任を問われて2009年に失脚した独立党が再び政権に返り咲く見通しとなった。

 独立党の得票率は26.7%で19議席を確保。進歩党も24.4%で同じく19議席を得た。これに対し与党・社会民主同盟(Social Democratic Party)の得票率は12.9%、獲得議席は9議席で、前回選挙で得た議席を半数以下に減らした。同党と連立を組む左翼環境運動(Left-Green Movement)も得票率10.9%、獲得議席はわずか7議席で、4年にわたった左派連立与党による緊縮政治に疲れ切ったアイスランド国民が、右派の独立党や中道農民政党の進歩党に政権をたくすことを選んだ形となった。

 オラフル・グリムソン(Olafur Grimsson)大統領は同日、選挙結果を受けたヨハンナ・シグルザルドッティル(Johanna Sigurdardottir)首相の辞意を受け入れたと発表。組閣に向けて29日から全党首との会談に臨むと語った。

 テレビ討論に出演した独立党のビャルニ・ベネディクトソン(Bjarni Benediktsson)党首(43)は、最多得票した政党は独立党であり「われわれは政府を率いる構えだ」と述べ、進歩党との連立を模索する考えを示した。

 だが、社会民主同盟などの左派政党は、グリムソン大統領から組閣の指名を受けるのは復活を果たした進歩党のシグムンドル・デービッド・グンラウグソン(Sigmundur David Gunnlaugsson)党首となるだろうと主張している。

 連立政権の樹立までには数日を要する見通しだ。

 独立党と進歩党はともにアイスランドのEU加盟に反対する立場であることから、両党の勝利により同国のEU加盟交渉は立ち消えとなる可能性がある。(c)AFP/Hugues HONORE

6198チバQ:2013/05/06(月) 01:31:53
>>6194
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130505-00000066-san-eurp
反移民、反EU…英「政界の転換点」に 地方選で独立党躍進、既存政党は危機感
産経新聞 5月5日(日)7時55分配信

 【ロンドン=内藤泰朗】英国の地方選挙で、欧州連合(EU)からの脱退と反移民を掲げる右派の小規模政党、英国独立党(UKIP)が躍進し、英政界に衝撃が走っている。UKIPが支持率で第3党にのし上がったことで、総選挙を2年後に控えるキャメロン政権が各種政策の修正を余儀なくされる可能性もある。

 2日実施の地方選は35地方自治体の行政運営に携わる評議員約2300人を選ぶもので、国政に直接、影響はない。しかし、BBC放送は総選挙を占う前哨戦と位置づけられた今回の選挙が「英政界の転換点」になったと指摘した。

 UKIPの主張は非現実的だとみていた与党保守党は惨敗に見舞われた形で、キャメロン首相は3日、「多くの国民が選んだ政党(UKIP)を誹謗中傷することはよくない」と述べて対応策の検討を約束、危機感をあらわにした。

 地方選でUKIPは約18倍増となる147人が当選、出馬した自治体で平均25%の票を獲得した。支持率でも、伸び悩む最大野党の労働党(29%)、保守党(25%)に次ぐ23%に急上昇し、保守党と連立与党を組む自由民主党(14%)を大きく上回った。

 UKIPのファラージュ党首は3日、「英国の政治が本当に大きく転換した結果だ」と満面の笑顔で語った。2015年に予定される総選挙での初議席獲得に向け、大きな足掛かりを得た格好だ。

 英国では長引く経済の停滞への不満を背景に、「移民に仕事を奪われた」「無料の医療や生活保護など社会保障のただ乗りは許されない」などと、反移民の声が高まっていた。UKIPは反移民の保守層に加え、「裕福なエリート集団」という印象がある現政権に対する低所得者層の反発を背景に躍進を果たした。

 キャメロン首相は、最も大きな移民の流入元であるEUへの残留の可否を問う国民投票を17年末までに行う方針を表明している。

 今後は反EUの議論を牽引するUKIPの懐柔などの動きを加速させざるを得ず、左派の自民党と連立を組んでいる中道寄りの現在の路線や移民政策、対EU関係などをめぐり、政策の議論が活発化しそうだ。
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6199チバQ:2013/05/06(月) 02:13:33
>>6180
http://www.afpbb.com/article/politics/2942086/10685567
パキスタン選挙の候補者が射殺される、3歳の息子も巻き添え
2013年05月04日 10:28 発信地:カラチ/パキスタン
【5月4日 AFP】歴史的な総選挙を来週に控えたパキスタンで3日、カラチ(Karachi)市内のモスク(イスラム礼拝所)で礼拝を終えた立候補者の男性が銃撃を受け、一緒にいた3歳の息子とともに死亡した。警察当局が発表した。

 選挙運動中の国会議員候補が殺害されたのはパキスタン史上初めて。選挙運動はイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(Tehreek-e-Taliban Pakistan、TTP)」の脅迫や攻撃で妨害されており、AFPの集計によると4月11日以降、63人が殺害された。

 5月11日に予定されている国会・州議会選挙は、同国で初めて文民政府が任期を満了し、選挙で政権を引き渡す機会となる。パキスタンはその歴史の半分を軍部に支配されてきた。

 警察関係者がAFPに語ったところによると、殺害された立候補者は、息子と一緒に金曜日の礼拝を終えてモスクから帰る途中、オートバイに乗った武装集団から銃撃を受けた。

 TTPの報道官はAFPの電話取材に対し、犯行を認め、同立候補者が所属していた非宗教政党「アワミ民族党(Awami National Party、ANP)」と、同党と与党連合を組んでいた「パキスタン人民党(Pakistan People's Party、PPP)」、「ムータヒダ民族運動(Muttahida Qaumi Movement、MQM)」に対して今後も攻撃を行うと述べた。

 今回の事件により、選挙が候補者殺害のために延期される選挙区は計3区となった。(c)AFP/Ashraf Khan

6200チバQ:2013/05/06(月) 02:19:11
>>6194>>6198

6201チバQ:2013/05/06(月) 02:20:46
>>6194>>6198

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013050402000106.html
英国 総選挙の前哨戦 与党 地方選で惨敗
2013年5月4日 朝刊

 【ロンドン=石川保典】二日に投票された英国の州議会などの地方選で、国会与党の保守党が惨敗した。欧州連合(EU)離脱を主要政策に掲げる英独立党(UKIP)が躍進し、保守票を奪ったのが要因。支持率が低迷するキャメロン政権は、二年以内に行われる総選挙を前に、一層厳しい政権運営を迫られそうだ。

 地方選は、イングランドの二十七州を含む三十六自治体の議会で行われた。スコットランドやロンドンなどの大都市圏は含まれていない。多くの選挙区では三日に開票され、改選数は二千三百九十二。

 英BBC放送によると、三日午後四時半(日本時間四日午前零時半)現在、三十二カ所で開票が終了し、UKIP(現十六議席)は百四十四議席を獲得。得票率は平均で25%にのぼり、二州で野党第一党になった。前回の二〇〇九年に惨敗した労働党も二百六十増やし四百三十三議席に。

 保守党(現千四百五十二議席)は全体数で第一党を維持しているものの、三百二十減らし千七十六議席。十州で過半数を割った。国会の下院で同党と連立政権を組む中道左派の自民党(同四百八十一議席)も百六減らした。

 保守党惨敗の背景には、経済の長期低迷に加え、前労働党政権の移民政策でEU加盟国から押し寄せた移民に、国民の税金で医療や福祉が提供されているのは不公平だと主張する保守層のいらだちがあるとみられる。

 一方、EU離脱や移民受け入れの五年凍結を掲げるUKIPのナイジェル・ファラージ党首は「有権者は既成政党にノーを突きつけ、英政界地図は劇的に変わった」と述べた。

 保守党のマイケル・ゴーブ教育相は、敗北による「キャメロン降ろし」を「ばかげている」とBBCに否定したが、党内右派で顕在する動きに拍車がかかる可能性がある。

 また党が右傾化を強めれば、親EUで移民受け入れにも寛容な自民党との連立政権が不安定になる恐れがある。

6202チバQ:2013/05/06(月) 15:58:32
http://www.afpbb.com/article/politics/2942327/10684927
「報道の自由の敵」、パリに勢ぞろい 世界報道自由デー
2013年05月05日 19:19 発信地:パリ/フランス
【5月5日 AFP】世界報道自由デー(World Press Freedom Day)の3日、仏パリ(Paris)に拠点を置く国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団(Reporters Without Borders、RSF)」が選んだ「報道の自由の敵」の大型ポスターがパリの街中に掲示された。

 そろい踏みしたのは、中国の習近平(Xi Jinping)国家主席、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)第1書記、イランのマフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領など。全員が怒りを表すようなジェスチャーをしている。(c)AFP

6203チバQ:2013/05/06(月) 16:00:31
>>5757>>5811
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2941898/10673647
パプアニューギニア、死刑復活へ 「魔術法」は廃止
2013年05月02日 14:36 発信地:シドニー/オーストラリア
【5月2日 AFP】南太平洋パプアニューギニアのピーター・オニール(Peter O'Neill )首相は1日、暴力犯罪の撲滅には厳罰が必要だとして、死刑の復活や強姦(ごうかん)罪への終身刑の適用など、現行法を改正する方針を閣議決定したと発表した。また、物議を醸していた魔術の使用を禁じる「魔術法」を廃止するほか、麻薬やアルコール絡みの犯罪を厳罰化するという。

 今回の法改正の焦点は、これまで国家反逆罪、海賊行為、故意の殺人に限られていた死刑の適用範囲を拡大することだ。パプアニューギニアでは1954年以降、死刑は執行されていない。改正後の死刑の方法としては、「薬物注入や電気椅子より人道的で安価だ」として、銃殺刑を検討しているという。

 また、「魔術法」廃止に伴い、今後は魔術を行ったことを理由にした「処刑」行為は、通常の殺人と同様に裁かれることになる。1974年に制定された「魔術法」は、敵を陥れるために悪用されているとして国際社会が撤廃を求めていた。

 パプアニューギニアでは今年に入ってから、魔術で殺人を行ったとして20歳の女性が火あぶりにされたり、高齢女性が斬首される事件が発生。外国人女性を標的とした集団レイプが相次ぐなど、女性が犠牲となる事件が頻発している。世界各地の人権団体などから改善を求めて100を超える請願書がパプアニューギニア政府に寄せられていた。

6204チバQ:2013/05/06(月) 16:09:16
>>3524とか
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130505/erp13050522090005-n1.htm
強まる「手の統治」 プーチン大統領就任1年 国民運動体“再旗揚げ”へ
2013.5.5 22:08

テレビを通じ国民と対話するロシアのプーチン大統領=4月25日、モスクワ(ロイター=共同)
 【モスクワ=遠藤良介】7日で就任から1年を迎えるプーチン・ロシア大統領を支持する国民運動体「全露人民戦線」が、6月11、12日に“再旗揚げ”の創立大会を開き、本格的に始動する計画であることが明らかになった。都市部を中心に反政権機運や国家機構への不信感がくすぶる中、プーチン氏は人民戦線のテコ入れにより、「政府や政党を超越した指導者」として権力を保持する思惑だ。

 人民戦線幹部のルイサコフ下院議員によると、人民戦線は近く公式の社会団体として国に登録し、各地方の事務組織も整える。6月の創立大会では指導部選出や規約の承認を行い、代表にはプーチン氏自身が就任する見通しだという。

 人民戦線は2011年5月に創設された。労働組合や経営者団体など約1600の組織を包含。同運動体の発足は当時のメドベージェフ大統領(現首相)が大統領再選出馬を断念した理由のひとつともされたが、12年3月の大統領選以降は活動が滞っていた。

 ルイサコフ氏は「人民戦線はプーチン氏の中期的なプロジェクトだ。プーチン氏と市民社会の意思疎通を可能にし、具体的な問題を解決していく」とし、「人民戦線とプーチン氏の定期的な会合が行われることになるだろう」と語った。

 通算3期目のプーチン大統領は依然、60%超の支持率を維持。だが、その支持基盤は、地方住民や公務員、国営企業の従業員といった層に偏り、大都市部では政権長期化への不満が根強い。選挙不正疑惑や議会のスキャンダル、深刻な汚職などにより、「国家制度全般への不信感」(社会学者)も強まっている。

 このため、プーチン氏は政府や議会、政党など既存の国家機構とは一定の距離を置き、“国父”のような存在として支持基盤の強化・刷新と権力保持を図るものとみられている。

 プーチン氏の介入なくしては地方レベルの問題も解決できない政治の機能不全は、「システムの統治」と対比して「手の統治」と揶揄(やゆ)される。人民戦線の重視はこの傾向に拍車をかけることにもなりそうだ。

6205チバQ:2013/05/06(月) 16:10:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130505/mds13050509590000-n1.htm
イラク地方選 マリキ首相派が7州で勝利
2013.5.5 09:58
 イラク選挙管理当局は4日、地方議会に当たる州評議会の選挙結果を発表した。投票が行われた12州のうち、過半数の7州でイスラム教シーア派のマリキ首相が率いる政党中心の会派が勝利した。AP通信などが報じた。

 マリキ氏が支持を失っているとの見方もあったが、同会派は首都があるバグダッド州など7州で第1党の座を獲得し、1州では他派と同数で第1党となった。過半数の議席を得た州はなかった。

 イラクでは昨年末からマリキ政権がスンニ派の排除を図っているとして、スンニ派住民による反政府デモが活発化している。政治の混乱が続き、宗派間抗争の懸念も浮上しており、来年の連邦議会(国会に相当)選挙は予断を許さない状況だ。

 投票は4月20日、全18州のうち、北部のクルド人自治区などを除いた12州で実施された。投票率は約51%。前回2009年1月の評議会選では、マリキ氏派が圧勝し、影響力を拡大した。(共同)

6206チバQ:2013/05/06(月) 16:12:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130504/erp13050418010005-n1.htm
ボストン爆弾テロ 容疑者の出身地、ロシア南部の現実 “戦争”は終わらない 
2013.5.4 18:00 (1/2ページ)[海外事件簿]

1日、ダゲスタン共和国の首都マハチカラで発生した爆発事件現場を調べる警官ら(AP)
 米ボストン爆弾テロ事件の容疑者の出身地として世界的な注目が集まったロシア南部・北カフカス地方。同地方のチェチェン共和国での戦争は2002年に終結したが、チェチェンや周辺の共和国では現在も依然としてテロ事件が相次ぐなど危険な状況が続いている。事件から半月の間だけでも、容疑者の両親が住むダゲスタン共和国では、連日のように凶悪事件が発生していた。

(黒川信雄)

 ボストン爆弾テロ事件が発生した15日、ダゲスタンの首都マハチカラでは、林業分野の行政関係者が殺害されていた。

 殺されたのは、ダゲスタン林業委員会のオマルガジェフ副議長。何者かが市内の大通りで副議長の頭をピストルで撃ち抜き、副議長は即死したという。

 18日、ロシアの対テロ委員会は、ダゲスタンのギムルイ村付近で、武装集団に対する鎮圧作戦が行われている事実を明らかにした。集団は10人以上で銃や手榴弾、通信機器などを所有し、ロシアの連邦保安局と内務省の部隊と激しい戦闘を続けていると報じられた。

 20日には、ダゲスタンのスレイマン・スタルスキー地区の警察幹部の車両を狙った爆弾テロが発生した。道路に仕掛けられた爆弾が爆発したという。同幹部は無事だった。

 5月1日には、路上に設置されていた爆弾が爆発し、15、16歳の少年2人が死亡、2人が重傷を負う事件が発生した。露紙コメルサント(電子版)によると、現場はショッピングセンターに近く、無差別殺人を狙ったテロ事件の可能性もある。負傷者の1人も後ほど死亡した。

 旧ソ連崩壊後にロシアからの独立を目指したチェチェンでは、ロシアが2度にわたり軍事介入を行い、独立勢力を押え込んだ。その後ロシアは巨額の復興資金をつぎ込み、チェチェン国内での大規模な抵抗は沈静化した。

 しかしイスラム系武装勢力は隣接するダゲスタンやイングーシ共和国など周辺地域に分散し、地域は不安定化。武装勢力によるゲリラ攻撃や自爆テロ事件などが多発している。チェチェンの武装勢力も、主要メンバーをロシアの掃討作戦で失ったにもかかわらず、依然としてロシアに対抗する姿勢を崩していない。

 日本政府は現在、ダゲスタン、チェチェンなどに対し「渡航の延期」を勧告するなど、同地域の情勢に強い懸念を示している。北カフカスには、来年2月に冬期五輪が開催されるソチ市も含まれており、五輪におけるテロ発生の懸念も高まりつつある。

6207チバQ:2013/05/06(月) 16:12:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130504/mds13050414540001-n1.htm
シリア内戦にヒズボラ介入 宗派抗争の構図鮮明に
2013.5.4 14:48 [政変・反政府デモ]

4月12日、シリア国境に近いレバノン北東部で、イスラム教シーア派組織ヒズボラの支援を受けた武装グループ(AP=共同)
 シリア内戦に、アサド政権を支持するレバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラが介入し、一部で政権側の戦闘の主力になっている。中部ホムス近郊のレバノン国境地帯では戦闘が激化。対立するレバノンのスンニ派指導者の一部が信徒にジハード(聖戦)への参加を呼び掛けるなど、宗派抗争の構図が鮮明になっている。

 15年に及ぶ内戦の歴史を持つレバノンを巻き込んだシーア派とスンニ派の宗派抗争が本格化すれば、地域の不安定化の加速は避けられない。

 欧米メディアによると、政権側は最近、反体制派勢力下のホムス近郊クサイルに攻勢を掛けた。周辺は首都ダマスカスと地中海の海軍基地をつなぐ要衝。4月21日には最大規模の戦闘があり、政権側は一部の村を奪還した。(共同)

6208チバQ:2013/05/06(月) 16:14:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130502/mds13050221510001-n1.htm
ソマリア情勢劇的改善 国連現地代表が会見
2013.5.2 21:50
 ソマリアで活動する世界食糧計画(WFP)など国連3機関の各現地事務所代表が2日、都内で記者会見し、昨年正式政府が発足して以降「ソマリア情勢は劇的に改善している」との認識を示した。一方「治安が非常に脆弱な状況に変わりはない」として、継続的な支援の必要性を訴えた。

 WFPソマリア事務所のポレッティ代表は「ソマリアは、戦争や難民、干ばつなど悪い話で世界から注目を集めていたが、情勢改善により、良い面で注目される機会が訪れた」と述べた。

 国連児童基金(ユニセフ)ソマリア事務所のカーン代表は「(政治などが)良い方に向かっている今こそ、人的、経済的資本に投資する時だ」と指摘、支援の一層の強化を求めた。

 会見には国連食糧農業機関(FAO)の事務所代表も出席した。(共同)

6209チバQ:2013/05/06(月) 16:15:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130502/asi13050208060002-n1.htm
和平評議会幹部殺害される アフガン南部で爆発
2013.5.2 08:05
 アフガニスタン南部ヘルマンド州で1日、乗用車が走行中に道路脇の爆弾が爆発、地元当局者によると、同国政府の反政府武装勢力タリバンとの交渉窓口「高等和平評議会」のヘルマンド州支部長ワリ・カーン氏ら3人が死亡、4人が負傷した。

 犯行声明は出ていないが、アフガンではタリバンが当局者に対する爆弾テロを続けている。ヘルマンド州はタリバンの活動が活発。(共同)

6210チバQ:2013/05/06(月) 18:32:43
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2937521/10548235?ctm_campaign=txt_topics
電子チケットCM 、トラック運転手と同性愛者団体から集中砲火
2013年04月11日 15:25 発信地:アテネ/ギリシャ
【4月11日 AFP】ギリシャの主要紙タネア(Ta Nea)は6日、トラック運転手と男性同性愛者の両方を侮辱する内容だと指摘された電子チケット会社のコマーシャルの放映が中止されると報じた。
 
 4月に入り放映が開始されたこのコマーシャルは、伊トリノ(Turin)を目指す若いヒッチハイカーが貨物トレーラーに乗り込む設定。トレーラーのドアが閉まると運転手が電気のスイッチを入れる。すると車の奥でクマのぬいぐるみと枕が置かれたピンク色の寝椅子にネオンが付き、運転手がヒッチハイカーに向かって思わせぶりにキスを飛ばす。コマーシャルは「安上がりな旅をして、高くつくのがいいですか?」の台詞で終わる。

 このコマーシャルについて運送業界団体は、広告主のエアファストチケット(AirFastTickets)に対し非難声明を発表し「ギリシャのトラック運転手を理由なく残酷にばかにしている。貴社の名前やウェブサイトよりもずっと長く視聴者の記憶に残る侮辱を作り出した」と糾弾している。
 
 また同国の代表的な同性愛者団体「ギリシャ・ゲイ・レズビアン連合(Greek Gay and Lesbian Community、OLKE)」も、このコマーシャルは男性同性愛者を型にはめるものだと非難し、「男性同性愛者が、無邪気な若者を誘惑しようとする、よこしまでセックスにとりつかれた人間のように描かれている。またしても、商品の宣伝をするために同性愛嫌悪や固定観念にすがるという安易な方法が選択されている」と批判した。

 エアファスト側はコマーシャルを作り直したが、それでもトラック運転手たちは納得していない。新しいバージョンでは、座席の後ろにどくろと電気のキャンドルがあり、運転手がカルパチア山脈を越えて行こうと言う。

 ギリシャ・トラック運転手組合の代表、アポストロス・ケナニディス(Apostolos Kenanidis)氏は「新しいコマーシャルでは、我々が死体愛好家みたいだ。これについても苦情を訴えたい」と述べた。(c)AFP

6211チバQ:2013/05/06(月) 18:38:59
http://www.asahi.com/international/update/0505/TKY201305040355.html
2013年5月5日1時30分
カルザイ大統領、隣国パキスタン念頭に過激発言連発
 【イスラマバード=武石英史郎】アフガニスタンのカルザイ大統領は4日、首都カブールで記者会見し、反政府武装勢力タリバーンに対し、「アフガンの本当の敵に銃を向けるべきだ」と呼びかけた。最近、関係が悪化している隣国パキスタンを念頭に置いた発言とみられる。

 両国は国境監視所の設置をめぐるトラブルから1日、治安部隊同士が約5時間にわたり交戦し、アフガン側の国境警備隊員1人が死亡。アフガン各地でパキスタンに対する大規模な抗議デモが起きた。カルザイ氏はこの事件に触れ、「タリバーンは祖国を破壊するのではなく、国土を守り殉教した若者とともに立つべきだ」と述べた。

 カルザイ氏は、1893年に英領インドとアフガンとの間に引かれた現在のパキスタンとの国境線「デュアランド・ライン」についても「国境として認めない」と宣言した。パキスタンが反発する可能性がある。

6212チバQ:2013/05/06(月) 18:39:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130505/mds13050522030004-n1.htm
化学兵器使用疑惑 動くかシリア内戦
2013.5.5 22:01 (1/3ページ)[政変・反政府デモ]

 内戦が続くシリアでアサド政権が化学兵器を使用した疑いが強まり、「外交的解決策が最良の道」としてきたオバマ米政権を揺さぶっている。週内にはケリー国務長官が、アサド政権の後ろ盾となっているロシアを初訪問し、事態打開に向けた協力を迫る。シリアへの軍事介入に消極的な米国が、ロシアからどこまで具体的な協力を引き出せるか注目される。

■米国、避けたい「新たな戦争」

 【ワシントン=犬塚陽介】「化学兵器使用はゲームチェンジャー(状況を一変させること)になる」

 4月30日の記者会見で、オバマ大統領はアサド政権にこう警告を放った。

 化学兵器の使用を「レッドライン(越えてはならない一線)」と繰り返してきた大統領の一言に会見場は色めき立ったが、「軍事行動を意味するのか」と問われた大統領は「可能な選択肢を再考しなければならないという意味だ」とすぐさまトーンを弱めた。

 イラク戦争を終結し、アフガニスタンでの戦争が最終局面にある米国は、イスラム社会で新たな戦争に打って出る選択肢は避けたいのが本音だ。

 飛行禁止区域設定などの限定介入は可能だが、シリアの防空能力は高いうえ、陸上部隊の投入がなければ戦況を変えるまでには至らない。

 国防総省によると、内戦の犠牲者の9割は銃撃や砲撃で死亡しており、飛行禁止区域を設定する“形式的”な介入で「(アサド政権崩壊を)成し遂げられるかは疑問」(デンプシー統合参謀本部議長)との見方が支配的だ。

 このため、「外交的解決」の道筋としてオバマ政権が力を入れるのがロシアの懐柔だ。シリア沿岸に海軍補給基地を持つロシアは、米国が作戦立案を主導したリビア型の多国籍軍による軍事介入を警戒、国連安全保障理事会の制裁決議案には中国と協調して拒否権を3度行使した。

 ケリー長官はアサド政権が使用する兵器は「ロシアからも流入している」と繰り返し批判。反体制派への武器供与の検討もロシアを牽(けん)制(せい)する狙いがある。

 ロシア側の発表によると、ケリー長官は7、8日にモスクワを訪問する予定で、アサド政権に対する国際社会の圧力が強まる事態を見越し、ロシアに協調を求める。米露両大統領は6月に首脳会談を行う予定で、まずはケリー長官がプーチン大統領に対応を迫る見通しだ。

■アサド政権、足元見透かし攻勢継続

 【カイロ=大内清】アサド政権はシリア問題に深入りしたくない米国のためらいを見透かし、反体制派への攻勢を今後も続けるとみられる。

 シリア内戦ではこれまでに7万人以上が死亡、国外に脱出した難民は200万人に上るとされる。反体制派は北部を中心に支配地域を拡大しているものの、政権側は北部の最大都市アレッポや首都ダマスカス周辺の要所を維持。現時点で戦局に大きな変化をもたらし得るとすれば「外国からの本格的な軍事支援や介入しかない」(外交筋)とみられている。

 シリアと同様、反政府デモが政権側と反体制派との戦闘に発展した2011年のリビア内戦では、英仏を中心とする北大西洋条約機構(NATO)が軍事介入に踏み切ったのを機に、一気に政権崩壊が進んだ。

 装備面で劣るシリア反体制派の基本戦略も、国際社会に訴えかけてその後押しを最大限に引き出す点にある。ただ、反アサドの急先鋒(せんぽう)であるカタールなどの肝いりで昨年11月に結成された統一組織「シリア国民連合」は相次ぐ内紛で未熟さを露呈しているほか、反体制派内には国際テロ組織アルカーイダに共鳴する勢力も混在しており、「アサド後」の十分な受け皿とはなっていないのが現実だ。

 対するアサド政権は、外国の軍事介入を回避しつつ、周辺国からの義勇兵流入が続いている反体制派に打撃を与え、支配地域を維持することに主眼を置く。

 3月の北部アレッポ周辺でのサリンの使用が事実だと証明されれば、それは、国際社会、とりわけ米国がどこまでアサド政権側の兵器使用を“許容”するかを瀬踏みする意味合いをも含んでいたとみられる。

 アサド政権側が、米国の軍事介入は当面ない、と判断すれば、化学兵器を使用する心理的なハードルが下がる恐れもある。

6213チバQ:2013/05/06(月) 18:41:03
http://mainichi.jp/select/news/20130505k0000e030107000c.html
プーチン大統領:復帰1年 長期政権、飽きられ
毎日新聞 2013年05月05日 10時32分(最終更新 05月05日 10時46分)
 【モスクワ田中洋之】ロシアでウラジーミル・プーチン氏(60)が大統領に復帰してから7日で1年。内政・外交など国のかじ取りに絶大な権威をふるう一方、支持率は「長期低迷」の傾向が続いている。メドベージェフ首相の解任説もくすぶり、政権の先行きに不安定材料もうかがえる。

 ◇「マッチョ」から、穏やかな賢人に?
 4月25日、11回目となる恒例の国民対話集会に臨んだプーチン大統領は、全国から寄せられた計85の質問に答え、所要時間は4時間47分と過去最長を記録した。昨年秋に浮上した健康への懸念を払拭(ふっしょく)し、内外全ての問題に精通していることを改めてアピールした形だ。ただ、体を張った派手なパフォーマンスは最近影を潜めている。還暦を迎えたことで「従来の『マッチョ』(男性的な力強さ)から、穏やかな賢人にイメージ転換を図っている」(独立新聞)との見方がある。

 民間世論調査機関のレバダセンターによると、かつて9割近くあった大統領の支持率は政権長期化による「飽き」などで近年は60%台で推移している。側近のセルジュコフ前国防相をはじめ政府高官らの汚職疑惑が相次ぎ、好調だった経済も減速傾向が目立つなか、人気のV字回復につなげる展望は見いだせていない。

 大統領復帰前に国内で高まった反政府運動は、デモ規制など政権側の締め付け強化で沈静化している。ただ野党勢力は復帰1年に合わせて5、6日にモスクワなどで抗議集会を開く計画で、「反プーチン」は社会の底流でくすぶっている。

 大統領は最近、旧ソ連時代に経済、芸術分野の功労者らに贈った「労働英雄」の称号を復活させ、歴史教科書の統一や学校での制服着用の義務化などの政策を打ち出した。保守色の強い路線で国民統合を図る狙いだが、逆に自由を求める市民社会の離反を招いている側面もある。

 またプーチン大統領はメドベージェフ首相率いる政府に対し「国民の生活改善などで成果を上げていない」と不満を持っているとされる。先月の国民対話で大統領は「ある大臣や全閣僚の解任を求める声は聞いているが、(大統領復帰後に発足した)政府はまだ1年も仕事をしていない」と述べ、現時点での更迭を否定した。しかし経済・社会情勢がさらに悪化した場合、責任を取らせる形でメドベージェフ首相の解任に踏み切るとの観測は消えていない。

 メディアでは後任の首相候補として、クドリン前財務相やロゴジン副首相、ソビャーニン・モスクワ市長などの名前が取りざたされている。

6214チバQ:2013/05/06(月) 18:41:35
http://mainichi.jp/select/news/20130506k0000e030154000c.html
カシミール:国境地帯で対峙、中印両軍が撤退
毎日新聞 2013年05月06日 15時44分(最終更新 05月06日 16時00分)

 【ニューデリー杉尾直哉】中国人民解放軍がインド北部ジャム・カシミール州の国境地帯に先月15日から約30人の部隊を野営させ、インド軍部隊と対峙(たいじ)していた問題で、両軍部隊は5日夜、それぞれ撤退した。ヒンズー紙などによると、両軍代表が5日協議し、撤退に合意した。両軍の対峙は3週間で収束した。

 インド側は「中国軍はインド領内に約10キロ入っている」と主張したが、中国側は「領土侵犯」を否定し、両国間の外交問題となっていた。インドのメディアによると、インド政府は、今月9日のクルシード外相の中国訪問を中止することを検討していたが、中国軍撤退を受け、外相訪中は予定通り実施されることになった。また、今月20日の李克強・中国首相のインド訪問も予定通り行われる見通しとなった。

6215チバQ:2013/05/06(月) 18:45:35
http://mainichi.jp/select/news/20130430k0000e040150000c.html
パレスチナ・ガザ地区:「敵」の言葉学ぶ子供たち
毎日新聞 2013年04月30日 13時52分(最終更新 04月30日 14時13分)


ヘブライ語の授業を受けるガザ地区の生徒たち=2013年4月18日午後2時45分、大治朋子撮影
拡大写真
ガザ地図
拡大写真 ◇ハマスが学校でヘブライ語授業
 パレスチナ自治区ガザ地区の一部の学校で、イスラエルの言語であるヘブライ語の授業が行われている。ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスが昨年秋から始めた「試験的プログラム」だが、規模を拡大する方針だという。「敵の考え方を知り、ガザを守るため」と教諭らは教えるが、生徒たちは授業を楽しみ、「将来の夢」さえ抱いている。【ガザ市(パレスチナ自治区)で大治朋子】

 ガザ市内にあるハサン・サラマ校。「なぜ私たちはヘブライ語を学ぶのでしょう」。9年生(日本の中学3年に相当)のクラスで教諭がヘブライ語で問いかけると、女子生徒たちが声をそろえてヘブライ語で答えた。「敵を知り、私たちの国を敵から守るためです。イスラエルは私たちの土地を占領しても、私たち(人間)を占領することはできない」

 ガザ地区は1967年の第3次中東戦争でイスラエルに占領され、ヘブライ語教育が義務付けられた。だが93年のパレスチナ暫定自治宣言(オスロ合意)で大半がパレスチナ自治区の管理下となり、公立校でのヘブライ語授業は廃止された。ただ、当時は100万人以上の住民が日帰りでイスラエルで働き、多くがヘブライ語を話した。しかしイスラエルによる07年のガザ封鎖措置以降、ガザを一度も出たことのない市民が増え、ヘブライ語を話す人は現在、約5万人にまで減少しているという。

 ハマスのアンナジャー国際広報部長によると、ヘブライ語授業は、現在ガザにある公立校400校のうち、16校の9年生全員と10年生の一部希望者に試験的に実施している。「必要性と需要を考えて、フランス語からヘブライ語への移行を試みている」という。

 投石などを理由に、生徒がイスラエル治安当局に逮捕されることも多く、「権利を主張する必要がある」。ガザではイスラエルのテレビなども受信可能で、「彼らが我々との戦争をどう報じているかを知ることも重要だ」と話す。教育省の授業プログラム部門を統括するアナハラ代表は、「生徒の関心が強いので、対象の学校や学年の拡大を検討中だ」と話した。

 授業では「敵の言葉」と強調されるが、ハサン・サラマ校の9年生、ヌール・ルドワンさん(15)は取材に対し、「アラビア語に似ているから分かりやすいし楽しい」と笑顔で語った。同級生のナディーン・アルシさん(15)は、「イスラエルに行くことはできないけれど、言葉を学ぶとその国を旅しているような気持ちになる。いつかイスラエルで、ヘブライ語を話せるアラブ人として仕事をしたい」と話した。

6216チバQ:2013/05/06(月) 18:46:34
http://mainichi.jp/select/news/20130501k0000m030129000c.html
オランダ:「寛容と自由」伝統守れるか 新国王に課題
毎日新聞 2013年04月30日 22時55分(最終更新 05月01日 00時43分)

 【アムステルダム斎藤義彦】30日に即位したオランダのウィレム・アレクサンダー新国王(46)は欧州債務危機を背景に移民排斥など過激主義に陥りやすい社会と向き合い、いかに「寛容と自由」という伝統的価値観を守るかという課題に直面している。王室の政治関与を制限する動きもあり民主主義と王室の共存という先進国の王室共通の問題にも向き合わざるをえない。

 30日、ベアトリックス女王(75)はアムステルダムの王宮で退位宣誓書に署名。国王は市内の新教会で即位宣誓を行った。

 女王は同性婚も許容し、極右の台頭に不快感を示し欧州統合を支持してきた。ルッテ第1次内閣(2010年)に極右・自由党が閣外協力し政権入りした際に難色を示した。一方、欧州債務危機で優等生だったオランダも、不景気や高齢化で財政赤字が拡大。国民には福祉カットなど緊縮財政に不満も強く、欧州連合(EU)への批判や移民への嫌悪感も高まり、王室が政治に関わり過ぎるとの批判も根強い。

 現政権党の労働党などが国王の政治権限を縮小する法案を準備。連立政権作りの際、国王が調停者を指名する慣例だったが、昨年、議会が独自に指名するよう変わった。新国王はこれらを意識して即位式での演説で「今、多くの人が苦難に陥っており、助け合う必要がある。政府と市民の信頼を強化したい。私たちの力は世界に開かれていることだ」と述べた。

 王室に詳しいクース・ハウイセン博士(歴史学)は「女王は中立を貫き、極端な思想を抑制し社会を安定させた。一方、寛容や自由は女王など上流層の価値観で、不安を募らせる庶民と隔たりがあった。庶民的とされる新国王は新たな役割を見いだすだろう」と話す。

6217チバQ:2013/05/06(月) 18:56:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130504/erp13050408070000-n1.htm
【日露首脳会談】
露側、平和条約に関心薄く 北方領土なおざり懸念
2013.5.4 08:05 (1/2ページ)
 【モスクワ=遠藤良介】安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領による4月29日の首脳会談について、露主要紙では経済関係のみが報じられるなど、平和条約締結交渉の再開で合意したことには関心が薄い。有力識者からは、領土問題の有無にかかわらず経済協力を得られるとの“平和条約不要論”も聞かれる。安倍政権は今回、経済や安全保障など全般的な日露関係拡大を優先させたが、北方領土問題解決に向けたロシア側の意欲には疑問符がつく。

 平和条約交渉の再開合意について、主な中央紙では国営ロシア新聞と政権派のイズベスチヤだけが報じた。有力経済紙のコメルサントとベドモスチは、日本への天然ガス供給に関する記事を掲載しただけだ。

 国営テレビ「ロシア24」が首脳会談後に放送した討論番組では、パノフ元駐日大使が「平和条約が存在しないことで日露関係が妨げられていることはない」と発言。旧ソ連が領土問題の存在を否定していた1970年代にも極東で日ソの共同事業が進んだとし、「日本ほど極東に投資してきた国はない」と述べた。

 同テレビはまた、日本の主要紙は「双方の立場を考慮せねば領土問題を解決できないと確信している」などと伝え、日本メディアの態度“軟化”を指摘した。

 ロシアは従来、「経済などあらゆる分野で関係を深めれば領土問題の解決策も見つかる」とし、「領土問題が前面に出ない環境づくり」を主張してきた。首脳会談をめぐるロシア側の報道は、日露関係がロシアのシナリオに沿って動き、領土問題がなおざりにされかねない印象を与える。

 安倍・プーチン会談で採択された共同声明には、「過去の全ての諸文書・諸合意に基づいて平和条約交渉を進める」と記された。

 だが、前出の討論番組で言及されたのは、平和条約の締結後に色丹、歯舞の2島を引き渡すとした「日ソ共同宣言」(56年)だけ。「法と正義」の原則で「4島の帰属問題」を解決するとした東京宣言(93年)などには触れられなかった。

 プーチン氏が平和条約交渉再開に同意した背景には、中国の台頭に危機感を抱く政権が、日本の資金や技術を取り込んで極東地域の開発を急ぎたいという思惑がある。米国の「シェールガス革命」で資源大国ロシアの地歩は揺らいでおり、政権は日本などアジア諸国への石油・天然ガス輸出の拡大にも躍起だ。

 ただ、人口の希薄な極東は市場規模が小さく、民間企業が純粋な商業ベースで参入できる分野は多くない。ロシアが積極的に持ちかけている資源・エネルギー関連の共同事業にしても、「ロシアが日本の需要や世界の動向を誤解し、前のめりになっている」(商社筋)との側面が強い。

 極東開発など本格的な経済協力には国レベルの戦略や支援が必要で、その土台として、北方領土問題の解決による真の信頼関係が欠かせない−。このことをどこまでロシアに理解させられるかが、今後の北方領土交渉の成否を握る。

6218チバQ:2013/05/06(月) 18:57:17
>>6194
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130506-00000049-jij_afp-int
英下院副議長に男性への性的暴行容疑、「ぬれぎぬ」主張
AFP=時事 5月6日(月)18時52分配信
【AFP=時事】英議会で与野党を超えて高い信頼を得ているナイジェル・エバンス(Nigel Evans)下院副議長(55)が4日、男性2人に対する性的暴行の容疑で警察の取り調べを受け、議員らの間に戸惑いが広がっている。同性愛者であることを公表しているエバンス副議長は5日、「全くのぬれぎぬだ」と容疑を否認する声明を発表。自分を告訴した男性2人について「友人だと思っていたのに」と述べた。

 デービット・キャメロン(David Cameron)首相率いる保守党(Conservative Party)に所属するエバンス氏は、イングランド北西部ランカシャー(Lancashire)州リブルバレー(Ribble Valley)選挙区選出の議員で、3人いる英下院副議長の1人。ジョン・バーコウ(John Bercow)下院議長の不在時には議長役を務める。2010年に「偽りの人生に疲れた」として、同性愛者であることを公表した。

 ところが英メディアは5日、エバンス氏が20代の男性2人のうち1人を強姦し、もう1人に性的暴行をはたらいた疑いで4日に逮捕され、取り調べを受けたと伝えた。

 ランカシャー州警察当局は、男性2人に対するレイプと性的暴行の容疑で55歳の男性を逮捕し、その後6月19日までの期限で保釈したことを認めた。警察によると、容疑は同州ペンドルトン(Pendleton)で2009年7月と13年3月に起きたとされる性的暴行に対するものだという。ペンドルトンはエバンス氏が在住する村だ。

 エバンス氏は5日、自宅前で嫌疑を否認する声明を発表。「昨日、2件の告訴状に関して警察から事情聴取された。1件は4年も前の出来事についてで、告訴人は私が良く知っている2人の人物だ。私は昨日まで、彼らを友人だと思っていた」と説明した。

「告訴事実は全くのぬれぎぬだ。(告訴人2人のうち)1人とはずっと交流があり、つい先週にも会ったばかりで、2人がなぜ私を訴えたのか、皆目分からない」(エバンス氏)

 エバンス氏の代理人によると、同氏には副議長職も議員も辞任する意思はないという。

■同僚議員は驚愕

 事件を受け、与党・保守党には激震が走った。

 ウィリアム・ヘイグ(William Hague)外相は、衛星放送スカイニューズ(Sky News)テレビで「正当な指摘として、また長年の友人として、エバンス氏が非常に評判の良い人物で、議員としても副議長としても尊敬を集めているということをはっきり言っておきたい」と擁護した。

 一方、フィリップ・ハモンド(Philip Hammond)国防相は、エバンス氏にとって「慎重を要する重要な役職」に就いたままで性的暴行容疑をはらす闘いを続けるのは「非常に難しいだろう」との見方を示している。【翻訳編集】 AFPBB News

6219チバQ:2013/05/06(月) 18:58:32
http://www.cnn.co.jp/fringe/35031641.html
仏大統領府、高級ワイン1200本を競売に 経費節減で
2013.05.03 Fri posted at 16:10 JST

(CNN) パリの競売会社ドゥルオーは3日までに、エリゼ宮(大統領府)所蔵の高級ワイン約1200本を今年5月末の競売に出品すると発表した。歴代の大統領が晩さん会などに出した銘柄を含む。

仏政府は他の欧州諸国と同様、緊縮財政を強いられており、今回のワイン放出は財源ねん出努力の一環。今後はより廉価なワインを揃えるとしている。

競売に出されるのは、エリゼ宮が保有するワインの総本数の1割。出品のワインの多くはボルドーやブルゴーニュが産地だという。

競売では、ワインマニアが100ユーロ(現在の為替相場では約1万2800円)以下でこれらの高級ワインの多くを入手出来る機会となる。競売での価格幅は15ユーロから2200ユーロになる見通し。

ドゥルオーは、ワインの競売の売上高は25万ユーロに達すると予想している。仏の財政赤字は現在、1000億ユーロに膨らんでいる。

欧州諸国の政府が経費削減を狙って所蔵ワインの売却に踏み切ったのは今年になって2例目。英国政府は3月、競売商クリスティーズと組んでワインを出品し、7万5000ポンドの売上金を得ていた。現在の為替相場では約1163万円相当だが、外国の賓客をもてなす費用の一部に充てると説明していた。

6220チバQ:2013/05/06(月) 19:00:20
http://www.cnn.co.jp/world/35031500.html?tag=mcol;relStories
「アラブの春」は今 5つの兆候が示す中東の変化
2013.05.05 Sun posted at 18:00 JST

ヨルダン・アンマン(CNN) 先入観は忘れ、固定観念も消し去ろう。少なくとも今は。

過去数十年間、中東の様々な国を訪れ、大昔に時計の針が止まったかのような場面を数多く見てきた。だが、以下に挙げる5つの兆候が示すように、長い歴史を持つ中東は今、驚くような変化を遂げつつあるのだ。



1.政治や宗教よりもラテンダンス

政治や宗教の影響は今でも非常に大きい。また、ヨルダンは、アラブでは近代化の先頭に立っている。それでも、イデオロギーや宗派間の対立よりも、タンゴやサルサといったラテンダンスの方が多くの人にとり重要だという事実は驚きだろう。

ヨルダンの首都アンマンのナイトクラブは夜になると、流行のファッションで身を包んだアラブ人の若者であふれるが、政治への関心が低い者も多い。

大きな音楽の中で、若者たちが巧みに踊り、ほおにキスをするあいさつを交わしながら男女が陽気に交流するナイトクラブのシーンは、一見政治とは無縁だ。しかし実際は、近代的で世俗的、さらには非宗教的な中東が切望されているというサインなのだ。



2.ユーモアが政治の強力な武器に

民主化運動「アラブの春」以降、中東では、イスラム組織「ムスリム同胞団」が主要選挙のほとんどで勝利を収めており、リベラル派には、有効な選挙運動の展開さえも困難なようだ。

しかし、近代化推進派は新しい戦術を発見した。イスラム原理主義者に選挙で勝てないならば、彼らを笑い飛ばせばいいのだ。

特にエジプトなどでは、効果的に対抗しているようだ。風刺作家やコメディアンが、宗教的権威を擁護する神聖な雰囲気を否定し、インターネット上のツイッターや動画投稿サイト「ユーチューブ」なども駆使して非常に大きな支持を集めており、聖職者や権力者にとり大きな脅威となっている。

そのために中東各国で抑圧され、イスラム教や大統領などを侮辱した容疑で逮捕されることもあるが、逮捕によりさらに人気が高まるという皮肉な結果にもなっている。



3.米大統領の訪問にも高まらない関心

オバマ米大統領が3月にアンマンを訪問したが、大半の人はほとんど関心を示さなかった。オバマ大統領を乗せた車列が街中を走っても、抗議する人もいなかった。レストランから好奇のまなざしで大統領を眺める人はいても、街の活気のなさについて大統領を責めるものはいなかっただろう。米国はもはや、良い意味でも悪い意味でも、かつてのように畏怖の念を抱かれる存在ではなくなった。

中東における「米国の陰謀」論や、シリアへの不介入やイスラエル寄りの姿勢への批判も存在はするが、強烈だった米国への関心が過去のものとなったのは明らかだ。



4.「イスラエルが諸悪の根源」という主張は後退

イスラエルに対する強い敵意はまだ広く残るが、イスラエルが、中東の問題の全ての原因だとはもう考えられてはいない。

イスラエルへの責任転嫁に熱心だった独裁者たちが打倒されてから時間もたち、(望まれてはいるが)パレスチナ国家の樹立や、イスラエルの排除が、中東地域の諸問題の改善や宗派間対立の解消につながるとの見方は非常に少ない。

イスラム原理主義政党が呼びかけたアンマンでの「反イスラエル百万人大行進」に集まったのは300人程度だった。



5.国王も民主主義を求めている

アラブの春は、人々が望んでいたような展開とはなっていないし、一部の国では変革に対する圧力も弱まっている。それでも、改革を求める声はやんではいない。

ヨルダンなどのアラブの王制国家では、国王の側からも民主主義や立憲君主制へ向かう動きが出ている。



中東諸国は全て同じではなく、抗議活動が日常化する中で今後の変化は見通しにくい。しかし、これまでの固定観念や先入観は間違っているといえる。アンマンのナイトクラブでサルサを踊る若者に聞いてみればすぐに分かることだ。



本記事は、米マイアミ・ヘラルド紙などの国際問題コラムニストで、CNNのプロデューサーと記者の経験もあるフリーダ・ギティス氏によるものです。

6221チバQ:2013/05/06(月) 19:29:46
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201305/2013050200983
極右議員、アテネ市長に暴行未遂=「慈善事業」不許可に反発−ギリシャ
 【ジュネーブ時事】ギリシャからの報道によると、極右政党「黄金の夜明け」の国会議員が2日、同党による「慈善事業」の開催を不許可とした首都アテネの市長に反発し、襲おうとしたが失敗、警備員に取り押さえられた。議員は銃を所持していたという。
 同国紙カティメリニによれば、同党のイェルメニス議員が庁舎で開かれていた子供のイベントに出席していた市長を襲おうとした。その際近くにいた女の子がけがをしたという。
 黄金の夜明けはこの日、議会前のシンタグマ広場で、貧しいギリシャ人だけに限った食料配給チャリティーを無許可で開こうとした。しかし市長は「イベントは人種差別的で違法」と非難。広場に集まった党支持者ら約100人を解散させるため、警察が催涙ガスを使う騒ぎになっていた。(2013/05/02-23:40)

6222チバQ:2013/05/06(月) 19:32:07
>>6196-6197
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013050600189
アイスランド保守系2党が連立協議開始=グンラウグソン首相誕生か

アイスランド総選挙で勝利した進歩党のグンラウグソン党首(左)と独立党のベネディクトソン党首=4月28日、レイキャビク(AFP=時事) 【レイキャビクAFP=時事】4月27日投票のアイスランド総選挙(定数63)で勝利した保守系の進歩党は5日、同じ保守系の独立党と連立協議を開始した。両党が確認した。
 総選挙での得票率は、26.7%だった独立党が、24.7%の進歩党を上回った。獲得議席は両党とも19議席ずつ。本来なら得票率上位の独立党の党首が首相に指名されるが、グリムソン大統領は選挙後、改選前の9議席から大きく勢力を拡大した進歩党の躍進を評価し、進歩党のグンラウグソン党首(38)に組閣を指示した。
 独立党も改選前の16議席から積み増し、首相職にも意欲を示してきたが、ベネディクトソン党首(43)は選挙後、同国テレビに対し「連立協議合意に向け難しいことは特に何もない」と発言、政権獲得を優先しグンラウグソン首相誕生を容認する構えを示した。(2013/05/06-15:56)

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6223チバQ:2013/05/06(月) 22:18:24
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130501/mcb1305011226013-n1.htm
欧州、再び「脱緊縮」の機運 独の姿勢に「ジコチュー」批判も (1/2ページ)2013.5.1 08:25
. 【ベルリン=宮下日出男】債務危機に陥った欧州で、財政緊縮路線に対する逆風が再び強まっている。イタリア新政権は「脱緊縮」を掲げ、欧州連合(EU)も緊縮路線の「限界」を訴える。長引く経済低迷が域内の人々の生活に及ぼす不安も強まっており、早期の回復を図るには緊縮緩和が必要との認識が広がっているためだ。

 モンティ前政権が緊縮策を進めてきたイタリアでは4月29日、レッタ新首相が所信表明演説で経済成長重視への路線転換を表明。前政権が導入した不動産税や、実施予定だった付加価値税引き上げを停止するとした。

 レッタ氏は「欧州が今までと異なる決断を下せば、私たちの運命は望む通りになる」と、EU全体での路線転換を図る考えも強調。協議のため30日からドイツなど欧州歴訪を始める。

 「脱緊縮」の動きはEU内にとどまらない。2008年の金融危機後に財政緊縮策を進めてきたアイスランドでは4月27日の総選挙で与党が敗北、脱緊縮を掲げた野党陣営が勝利した。野党はEU加盟にも消極的で、EUと距離を置く可能性がある。

 債務危機では昨年、財政緊縮偏重に批判が集中し、EUは経済成長と均衡を図る方針に転換した。この結果、ユーロ圏の12年の財政赤字は改善したが、南欧などで過去最悪水準の失業率が続き、経済成長率予測も下方修正されるなど、回復の兆しは見えない。

 欧州委員会のバローゾ委員長は4月、「緊縮策は原則的に正しいが、限界だ」と表明した。米国のルー財務長官も4月の欧州歴訪時に「消費刺激策は有益だ」とし、経済成長を促す一段の対応を求めた。金融市場も最近は、財政規律の緩みより経済低迷の深刻化を懸念しているとされる。

 専門家は、ギリシャでは緊縮策を発端とする医療サービスの質の低下により、自殺や精神疾患、感染症の件数が増加したと指摘。イタリアでも過去4年で自殺者が2〜3割増え、その多くが失業者や自営業者たちだと報告されている。

 これに対し、ドイツではショイブレ財務相が「危機の原因は債務だ」と反論、財政規律を緩める路線への反対姿勢を改めて表明した。フランスでは、与党社会党が内部文書でメルケル首相ら独側の姿勢を「自己中心的な非妥協性」と批判したことが判明。文言は後に修正されたが、ドイツへの不満の高まりが再び目立ってきている。

6224チバQ:2013/05/06(月) 22:31:55
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201304300077.html
2013年4月30日14時13分

焦点:イタリアは総選挙の余波で世論の支持に変化、勝者と敗者が明確に
4月29日、イタリアの中道左派勢力は5カ月前まで世論調査で15ポイントのリードを得ていたが、今では状況が180度転換した。異例の混乱は2月の総選挙の力強い余波の結果だ。写真はベルルスコーニ元首相。ローマで3月撮影(2013年 ロイター/Stefano Rellandini)

 [ローマ 29日 ロイター] イタリアのベルルスコーニ元首相のライバルである中道左派勢力は5カ月前まで、世論調査で15ポイントのリードを得ていたが、今では状況が180度転換した。

 中道左派は党内が分裂し、ベルルスコーニ氏は世論調査で5─8ポイントリードしている。異例の混乱は、「五つ星運動」が政治家への多大な抗議の票を得て、25%の得票率で議会の第3勢力へと躍進した2月の総選挙の力強い余波の結果だ。

 レッタ新政権が正式発足に向かう今、イタリア政局の混迷期の勝者と敗者がはっきりとしてくる可能性がある。

 勝者の1人はベルルスコーニ氏。ベルルスコーニ氏は昨秋の状況とは一転、レッタ新政権に強い影響力を持つ。

 数多くのスキャンダルにもかかわらず、長く首相を務めたベルルスコーニ氏の卓越した政治的手腕は、中道左派を率いていたベルサニ氏とは対照的だ。

 ベルルスコーニ氏は総選挙以降、一貫して大連立が唯一の方法だと主張、選挙後の2カ月にわたる行き詰まりを打開するための手段として、ナポリターノ大統領の再選を強く推した1人でもある。

 レッタ新政権の副首相に起用されたのは、ベルルスコーニ氏の側近のアンジェリノ・アルファノ氏。政権の生死を分ける実質的な権限を有し、不動産税の廃止を柱とした中道右派の政策を推し進める強い影響力が与えられることになった。

 29日の所信表明演説でレッタ氏は、6月の不動産税徴収を取り止めることを表明、要求に対し早速賛同の意を示した。

 コメンテーターのセルジオ・ロマーノ氏はロイターに対し「ベルルスコーニ氏は政権を日ごとにむしばむことができる」と述べた。

 ただし、その力は無条件ではない。ベルルスコーニ氏は、自政党内強硬派からの再選挙即時実施を求める強い圧力に抵抗している。2月の総選挙では中道左派が僅差で勝利したものの、単独で政権運営ができるほどの支持を得ておらず、現行の選挙法で選挙を実施した場合に、これと同様の状況に追い込まれる可能性があるためだ。

 さらにベルルスコーニ氏は政治家らしい、自制と責任のイメージを醸し出そうという意図があるようだ。コメンテーターのロマーノ氏によると、ナポリターノ大統領が7年の任期を全うする可能性が極めて低い中、ベルルスコーニ氏は次期大統領になる野望を諦めていない。

6225チバQ:2013/05/06(月) 22:32:18
 <ベルサニ氏が最大の敗者>

 最大の敗者が民主党を率いてきたベルサニ氏であることは疑う余地がない。ベルサニ氏は総選挙前の大幅リードを守れず、繰り返しの拒否にもかかわらずグリッロ氏との連立樹立を押し通そうとした。

 ベルサニ氏が抱えていた問題は、中道左派の分裂を招いた主な原因でもある。勢力内の左派は長年の政敵であるベルルスコーニ氏と手を組むことを容認できず、レッタ新政権に対しては譲歩する姿勢がみられるものの、いつでも分裂する可能性があるとも言える。

 最大の勝者はナポリターノ大統領だ。ジョンズ・ホプキンス大学のジャンフランコ・パスキーノ教授はロイターに対し、「ナポリターノ大統領は断固とした行動を取ってきた。彼ではなかったら、憲政の主要な危機に陥っていたかもしれない」と指摘した。

 ナポリターノ大統領は1週間前の就任演説で、議員らを厳しく非難し、もし責任ある行動を取らず、政権を樹立しなければ辞任する姿勢を鮮明にした。

 2月の選挙でのグリッロ氏の圧倒的な成功は、典型的な政治家にとっては依然として脅威ではあるものの、選挙以降は影響が薄れてきている。

 軽率で扇動的な声明など、一連の行動が支持低下につながった可能性があり、既存政党による信頼できる政権発足も逆風となるようだ。

 ジョンズ・ホプキンス大学のパスキーノ氏は「グリッロ氏は敗北に向かっている。彼が持つ議会での力を極めて巧みに利用してきたというわけではなく、支持を失いつつある」と述べた。

 レッタ氏の成功も、グリッロ氏の支持をさらに脅かすものかもしれない。

 レッタ氏はあまり脚光を浴びることはなかったが、民主党内の右派からは尊敬を集め、新政権は有権者の変化を求める声の多くに応じられるようだ。

 イタリアの首相としてはこれまでで3番目に若く、閣僚の顔ぶれも平均年齢が53歳と、これまで多くの政権とは対照的。また21人のうち、過去最多の女性7人が閣僚入りした。閣僚の知名度も低く、腐敗した政治上の「カースト制度」が支配的になっている状況の打開を求める有権者の要求に見合っている。

 コメンテーターのロマーノ氏は「グリッロ氏の票は借りてきた票、抗議の票、誰かへの反対票だと確信している。もし政権運営がうまく運んで、状況が改善し、失業率のトレンドが変わり、レッタ氏の支持が拡大すれば、グリッロ氏の票は逃げていく」と指摘した。

 (Barry Moody記者;翻訳 青山敦子;編集 佐々木美和)

6226チバQ:2013/05/06(月) 22:34:14
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130428-OYT1T00807.htm?from=ylist
イタリア大連立発足、レッタ氏が組閣名簿提出

. 【ローマ=末続哲也】イタリアの首相候補に指名された議会第1勢力・中道左派の中核政党「民主党」のエンリコ・レッタ副党首(46)は27日、他陣営と連立政権の樹立で合意し、組閣名簿をナポリターノ大統領に提出した。


 レッタ氏と閣僚らはこれを受け、28日に就任宣誓を行い、新政権を発足させた。2月下旬の総選挙後、新政権を発足できず約2か月間続いた政治空白は解消された。

 上下両院では29日にも新内閣承認のための信任投票が行われる。新政権与党は議席の7割以上を占め、信任は確実視されている。

 新内閣は、ベルルスコーニ元首相率いる第2勢力・中道右派の中核政党「自由の人民」や、第4勢力・中道陣営などと大連立を組んだ。閣僚21人の平均年齢はモンティ前政権より11歳若い53歳。初の女性外相を含め、女性7人を閣僚に起用した。副首相兼内相には、ベルルスコーニ氏の側近アンジェリノ・アルファノ「自由の人民」幹事長(42)を充てた。

(2013年4月28日22時53分 読売新聞)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130428/erp13042822310006-n1.htm
イタリア大連立政権が発足 1年5カ月ぶり政治家内閣 元首相の協力カギ
2013.4.28 22:30 (1/2ページ)
 【ベルリン=宮下日出男】イタリアのレッタ新首相(46)が率いる内閣は28日、就任宣誓式を行い発足した。同国では債務危機の渦中に実務家内閣が緊急登板したが、左右二大政党中心の連立政権誕生で国のかじ取りは再び政治家の手に委ねられた。総選挙後2カ月以上続いた政治空白は解消されたが、政治を機能させるにはこれからが正念場となる。

 政権にはレッタ氏の中道左派・民主党とベルルスコーニ元首相の中道右派・自由国民、モンティ前首相の中道連合が参加。自由国民からは元首相の側近であるアルファノ幹事長が副首相兼内相として入閣し、重要ポストの経済・財務相にサッコマンニ・イタリア銀行副総裁、外相にボニーノ元欧州委員が就任した。

 新内閣は重鎮政治家の起用を避けた結果、国民に新鮮さをアピールできる人選となった。女性も全閣僚21人中3分の1を占めた。

 同国では2011年11月、債務危機の影響などでベルルスコーニ政権が崩壊した後、政治家が閣僚にいないモンティ政権が経済・財政改革を断行、危機波及を阻止した。レッタ内閣発足により実務家内閣は正式に退陣し、約1年5カ月ぶりに政治家が政権を担う。

 ただ、2月の総選挙後、対立する主要陣営が協力できず、2カ月以上も政権をつくれなかった混乱は、同国政治の深刻な機能不全ぶりを示した。ナポリターノ大統領の強い指導力で政権発足にこぎ着けたが、不安定要因が解消されたわけではない。

 下院最大勢力の民主党ではベルルスコーニ元首相との協力への反発は依然強い。29日にも実施される議会の信任投票で、大統領選同様に造反者が出ることが懸念されている。その場合、レッタ首相は出だしから身内に足を引っ張られることになる。

 元首相の出方も不透明だ。一時は政治的影響力を失ったとされたが、今では政治混乱の一番の「勝者」といわれる。協力姿勢がいつまで続くかは予断できず、1年ほどで再び総選挙になるとの見方もくすぶっている。

6227チバQ:2013/05/06(月) 22:35:13
http://www.afpbb.com/article/politics/2941218/10654502?ctm_campaign=txt_topics
イタリア、新閣僚名簿を発表 ようやく新内閣発足へ
2013年04月28日 15:42 発信地:ローマ/イタリア
【4月28日 AFP】イタリアの首相に指名された中道左派のエンリコ・レッタ(Enrico Letta)前民主党副書記長は27日、新政権の閣僚名簿を発表した。景気後退に見舞われているイタリアは、2月の総選挙から2か月も新政権を樹立できずにいたが、右派・中道・左派からなる大連立政権がようやく発足する見通しになった。

 レッタ氏はシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)元首相の側近、アンジェロ・アルファーノ(Angelino Alfano)氏を副首相兼内相に指名し、右派との連携姿勢を示した。しかし、ベルルスコーニ氏に批判的な勢力は、ベルルスコーニ氏が裏で権力を握ることにつながると批判している。

 経済財政相には、イタリアの中央銀行のファブリツィオ・サッコマンニ(Fabrizio Saccomanni)副総裁が起用された。国際社会の注目が集まる中、ユーロ圏第3位の規模を持つイタリア経済を、この20年間で最悪と言われる不況から脱却させる任務を負う。

 外相には、前欧州委員会委員で人権活動家のエンマ・ボニーノ(Emma Bonino)氏が任命された。前政権で内相だったアンナ・マリア・カンチェリエリ(Anna Maria Cancellieri)氏は法相に起用された。レッタ氏は、女性閣僚が目立つ内閣になるだろうと話している。

 新内閣は28日に宣誓式を行って正式に発足する予定。レッタ氏は、政権発足後は失業問題に取り組むと同時にマリオ・モンティ(Mario Monti)前首相が行った緊縮財政から方向転換して、不況による社会問題に速やかに取り組みたいと語った。(c)AFP/Ella Ide

6228とはずがたり:2013/05/07(火) 18:45:58

プーチン氏支持 国民運動体が本格始動へ 政府・政党超え、権力保持狙う
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20130506073.html
2013年5月6日(月)08:34
 【モスクワ=遠藤良介】7日で就任から1年を迎えるプーチン・ロシア大統領を支持する国民運動体「全露人民戦線」が、6月11、12日に“再旗揚げ”の創立大会を開き、本格的に始動する計画であることが明らかになった。都市部を中心に反政権機運や国家機構への不信感がくすぶる中、プーチン氏は人民戦線のテコ入れにより、「政府や政党を超越した指導者」として権力を保持する思惑だ。

 人民戦線幹部のルイサコフ下院議員によると、人民戦線は近く公式の社会団体として国に登録し、各地方の事務組織も整える。6月の創立大会では指導部選出や規約の承認を行い、代表にはプーチン氏自身が就任する見通しだという。

 人民戦線は、2011年5月に創設された。労働組合や経営者団体など約1600の組織を包含。同運動体の発足は当時のメドベージェフ大統領(現首相)が大統領再選出馬を断念した理由のひとつともされたが、12年3月の大統領選以降は活動が滞っていた。

 ルイサコフ氏は「人民戦線はプーチン氏の中期的なプロジェクトだ。プーチン氏と市民社会の意思疎通を可能にし、具体的な問題を解決していく」とし、「人民戦線とプーチン氏の定期的な会合が行われることになるだろう」と語った。

 通算3期目のプーチン大統領は依然、60%超の支持率を維持。だが、その支持基盤は、地方住民や公務員、国営企業の従業員といった層に偏り、大都市部では政権長期化への不満が根強い。選挙不正疑惑や議会のスキャンダル、深刻な汚職などにより、「国家制度全般への不信感」(社会学者)も強まっている。

 このため、プーチン氏は政府や議会、政党など既存の国家機構とは一定の距離を置き、“国父”のような存在として支持基盤の強化・刷新と権力保持を図るものとみられている。

 プーチン氏の介入なくしては地方レベルの問題も解決できない政治の機能不全は、「システムの統治」と対比して「手の統治」と揶揄される。人民戦線の重視はこの傾向に拍車をかけることにもなりそうだ。

6229とはずがたり:2013/05/07(火) 18:46:11

反プーチン・デモに8000人=大統領復帰1年―ロシア
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-130507X663.html
2013年5月7日(火)07:45

 【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領の通算3期目就任1年(7日)を控えた6日夜、首都モスクワの広場で大規模な反政権デモが行われた。警察当局によると、約8000人が参加。覆面や火気使用を理由に6人が拘束されたが、大きな混乱はなかった。

 当初計画は最大3万人で、野党勢力は警察発表を大幅に超えたと主張している。参加した40代男性は「こんな抑圧体制の下では暮らせない。北朝鮮と同じだ」と政権批判を鮮明にした。

 参加者はプーチン大統領退陣の他、2012年5月6日のデモでの警官隊と衝突事件をめぐる拘束者・受刑者の釈放を要求。デモの罰則強化で過激なプラカードは姿を消したが、「ロシアは自由になる」などと気勢を上げた。また、反政権ブロガーのナワリヌイ氏がマイクを持つと、参加者から「彼こそが大統領」と歓声が湧き起こった。 

「ロシアを自由な国に」就任1年を前にモスクワで反プーチン集会
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20130507522.html
2013年5月7日(火)11:07

 【モスクワ=佐々木正明】就任から丸1年を迎えるロシアのプーチン大統領を批判する抗議集会が6日、治安部隊が警護する中、モスクワ中心部で開かれ、集まった反政権派の人々が「ロシアは自由な国になるべきだ」などと気勢をあげた。地元メディアによると、マスクをして集会に参加するなど違反行為があったとして6人が拘束された。

 集会は、昨年5月7日のプーチン氏の大統領就任の前日に、治安部隊とデモ隊が衝突し、多数の逮捕者が出たのと同じ広場で行われ、警察の発表で約8千人が集結。野党勢力指導者のネムツォフ元第一副首相は、憲法の改正やデモ隊逮捕者の釈放などを訴えた。

 プーチン政権はこの1年で、デモ規制法の罰則を強化するなど反体制派の封じ込めを図っており、かつて数万人規模だった抗議デモの参加者は圧倒的に少なくなっている。

6230チバQ:2013/05/07(火) 22:58:01
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013050600265
反体制派がサリン使用か=病院関係者ら聞き取り−シリア人権調査団
 【ジュネーブ時事】国連人権理事会が設置したシリア情勢に関する独立調査団のデルポンテ氏は6日までに、シリアの反体制派が神経ガスのサリンを使用した疑いがあるとの見解を示した。スイスのメディアに語った。米政府はアサド政権が化学兵器を用いた可能性があるとの見方を示しているが、反体制派による使用疑惑も浮上した。
 デルポンテ氏は、調査団がシリアに隣接する国で医師を含む病院関係者らに聞き取りを行ったと説明。「新たな証言などで詳細を確認する必要があるが、現時点でサリンガスを使用したのは反体制派だ」と明言した。ただ、シリアが調査団の入国を認めていないため、デルポンテ氏は「調査完了にはほど遠い」とも述べた。
 一方、調査団はその後声明を発表、「シリアでいかなる勢力によっても化学兵器が使用されたとの決定的証拠は見つかっていない」と述べ、デルポンテ氏の発言から軌道修正を図った。
 調査団は6月3日の人権理でシリア情勢について報告するとしている。(2013/05/07-01:28)

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6231チバQ:2013/05/07(火) 22:59:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013050700627
中立性欠くと被告側抗議=ネオナチ裁判、最初から波乱−ドイツ
 【ベルリン時事】ドイツ各地でトルコ系住民ら10人を殺害したとして起訴されたネオナチ組織の女ベアーテ・チェーペ被告(38)の初公判が6日、ミュンヘン上級地方裁判所で開かれた。被告側は裁判官が中立ではないと抗議。公判は14日まで中断され、波乱の幕開けとなった。
 被告は「国家社会主義地下運動」を名乗る男女3人組の1人で、2000年から07年にかけ、10人を殺害したとされる。警察は当初、事件を移民間の抗争として捜査していた。しかし、11年11月に銀行強盗に失敗したメンバーの男2人が死亡した後、アジトを捜索したところ、殺害現場を撮影したDVDや使用した拳銃が見つかり、犯行が発覚した。
 被告側は、入廷の際に被告側だけ身体検査を求められたことに不満を表明。裁判官は公平ではないと主張した。(2013/05/07-16:33)

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6232チバQ:2013/05/07(火) 23:00:55
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013050700630
部隊撤収、「一時休戦」=カシミール、対立長期化か−インド、中国
 【イスラマバード時事】インドと中国が4月以降、領有権を争うカシミール地方の実効支配線を挟んでにらみ合いを続けていた問題で、両国軍は7日までに互いに部隊撤収を開始し、対立はひとまず収束する見通しとなった。ただ、支配線をめぐる認識の差異は埋まっておらず、「一時休戦」が実情のようだ。インドは中国が今後、国境問題で強硬姿勢に出かねないと警戒を強めている。(2013/05/07-16:40)

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6233チバQ:2013/05/07(火) 23:01:20
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013050700676
候補者登録始まる=改革派の出馬困難か−イラン大統領選
 【カイロ時事】6月14日に投票が行われるイラン大統領選の立候補者登録が7日、始まった。受け付けは11日までの5日間。改革派の立候補が認められるかが焦点だが、2009年の前回大統領選で起きた混乱の再発を恐れる当局が改革派の出馬登録を認めず、選挙から排除するのではないかとの見方が強まっている。
 前回大統領選では、改革派候補者のムサビ元首相らが、再選された保守強硬派のアハマディネジャド大統領陣営が不正を働いたと主張。体制側は改革派を弾圧し、流血の事態に発展した。ムサビ氏は現在も自宅軟禁下にあり、今回の出馬は絶望視されている。(2013/05/07-17:25)

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6234チバQ:2013/05/07(火) 23:01:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013050700770
英連邦首脳会議欠席へ=公務削減の一環−エリザベス女王
 【ロンドン時事】英王室は7日、エリザベス女王(87)が今年11月にスリランカで予定される英連邦首脳会議を欠席し、代わりにチャールズ皇太子が出席すると発表した。王室報道官は理由として、女王の海外公務の見直しを行っていることを明らかにした。
 英連邦は英国の旧植民地をはじめ54カ国が加盟。2年に1回開催される首脳会議は旧宗主国の英国として重要な行事だ。女王は1973年(カナダ開催)以降、毎回出席しており、前回(2011年)のオーストラリアでの会議にも夫のフィリップ殿下と共に元気な姿を見せていた。
 英国からスリランカまでは飛行機で長時間の移動が必要で、王室報道官は「長距離移動が必要な女王による海外公務を再検討中」と強調した。女王は今年3月、胃腸炎のため入院し、一部公務をキャンセルするなど健康が優れない時期があった。
 エリザベス女王は1990年代から公務の一部をチャールズ皇太子に任せる措置を取っている。今後も高齢の女王の公務負担を減らす必要から、皇太子が代わりを務める機会が増える見通しだ。(2013/05/07-18:42)

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6235チバQ:2013/05/07(火) 23:02:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013050700952
スペイン王女に出頭求めず=夫の公金横領疑惑で予審判事
 【パリ時事】スペインのフアン・カルロス国王の次女、クリスティーナ王女(47)が夫の公金横領疑惑への関与が取り沙汰されていた問題で、捜査担当の予審判事は7日、従来の方針を覆し当面は王女に出頭を求めないことを決めた。現地メディアなどが報じた。
 クリスティーナ王女の夫で元ハンドボール選手のイニャキ・ウルダンガリン氏は、会長を務めていた非営利団体を通じ、地元政府から資金を不正に取得した疑いで捜査を受けている。予審判事は4月、王女も不正を知っていた疑いがあるとし、刑事責任を問われ得る重要参考人としての出頭を命令。検察当局や王女本人が異議を申し立てていた。(2013/05/07-22:49)

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6236チバQ:2013/05/07(火) 23:08:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130507/erp13050711070001-n1.htm
「ロシアを自由な国に」就任1年を前にモスクワで反プーチン集会
2013.5.7 11:03

6日、モスクワ市内の広場で開かれた反プーチン政権集会の参加者(共同)
 【モスクワ=佐々木正明】就任から丸1年を迎えるロシアのプーチン大統領を批判する抗議集会が6日、治安部隊が警護する中、モスクワ中心部で開かれ、集まった反政権派の人々が「ロシアは自由な国になるべきだ」などと気勢をあげた。地元メディアによると、マスクをして集会に参加するなど違反行為があったとして6人が拘束された。

 集会は、昨年5月7日のプーチン氏の大統領就任の前日に、治安部隊とデモ隊が衝突し、多数の逮捕者が出たのと同じ広場で行われ、警察の発表で約8千人が集結。野党勢力指導者のネムツォフ元第一副首相は、憲法の改正やデモ隊逮捕者の釈放などを訴えた。

 プーチン政権はこの1年で、デモ規制法の罰則を強化するなど反体制派の封じ込めを図っており、かつて数万人規模だった抗議デモの参加者は圧倒的に少なくなっている。

6237チバQ:2013/05/07(火) 23:12:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130507/mds13050723050001-n1.htm
エジプトで内閣改造 経済混乱の打開は困難か
2013.5.7 23:04
 中東通信などによると、エジプトのモルシー大統領は7日、経済悪化への政府の対応に批判が高まったことを受け、財務相ら9閣僚を交代させる内閣改造を実施した。しかし、野党勢力が求めていたカンディール首相の更迭と挙国一致内閣樹立には応じず、経済、政治の混乱打開につながる可能性は低い。

 交代したのは、経済立て直しの鍵となる国際通貨基金(IMF)融資の交渉を担当する財務相のほか、計画・国際協力相、法相、石油鉱物資源相ら。モルシー大統領は1月にも10閣僚を交代させる内閣改造を実施していた。

 エジプトでは革命後の経済の混乱により外貨準備高が危機的な水準に低下し、通貨エジプトポンドも対ドルで大幅に下落。物価高騰や燃料不足を招き、国民の不満が高まっている。(共同)

6238チバQ:2013/05/07(火) 23:23:25
http://mainichi.jp/select/news/20130508k0000m030044000c.html
欧州:財政再建より成長…「脱緊縮」の波 警戒の声も
毎日新聞 2013年05月07日 20時09分

 【ロンドン坂井隆之】欧州に「脱緊縮」の波が押し寄せている。4月末成立したイタリアのレッタ内閣が、モンティ暫定内閣の下で進められてきた財政再建路線の修正を表明したほか、国際通貨基金(IMF)などこれまで緊縮路線を主導してきた機関も成長重視に傾きつつある。金融市場の関心が債務問題から景気の動向にシフトしつつあることが背景にあるが、ドイツなどからは、改革姿勢や財政規律が緩むことを警戒する声も出ている。

 欧州各国は、2009年10月のギリシャに端を発する債務危機が深刻化する中、市場の信頼をつなぎとめるため緊縮策を相次いで導入した。だが、イタリアは2月の総選挙で「反緊縮」を掲げる政党が躍進。これらの政党も加わる大連立政権が成立した結果、レッタ首相は前政権が導入を決めた60億ユーロ(約7800億円)規模の増税策の撤回を決めた。スペインも先月下旬、財政赤字を国内総生産(GDP)の3%以下に抑えるユーロ圏の財政再建目標の達成期限を14年から2年延長。フランスやオランダも目標達成を来年以降に先送りする方針だ。

 こうした動きの背景には、不況からなかなか抜け出せないことへの各国の不満がある。ユーロ圏の3月の失業率は12・1%と過去最悪を更新。ギリシャやスペインは4人に1人が失業しており、国内の「反緊縮」の波は一段と強まっている。

 一方で、欧州中央銀行(ECB)による金融安定化策の導入や世界的な金融緩和で、各国の長期金利は安定水準で落ち着いており、「市場の関心は、いつ欧州が成長軌道に戻るか」(在英大手証券)に移りつつある。これを反映して、欧州委員会のバローゾ委員長は4月下旬、「緊縮策は限界に達している」と表明。IMFのラガルド専務理事も「財政健全化は各国の状況にあった柔軟な進め方が必要」として柔軟姿勢を鮮明にしている。

 これに対し、ドイツのショイブレ財務相は「危機の原因は財政規律ではない」と緊縮の徹底を主張。ドラギECB総裁も「(緊縮緩和を訴える首脳は)危機に陥った原因を思い出すべきだ」と述べ、改革努力が緩むことに懸念を示す。

 欧州三井住友銀行の山口曜一郎シニアエコノミストは「成長への配慮は必要だが、フランスやイタリアのように経済・行政の効率化が進んでいない国の改革が中途半端に終われば、長期的には問題が大きい」と指摘する。

6239チバQ:2013/05/07(火) 23:25:58
http://mainichi.jp/select/news/20130508k0000m030028000c.html
インドネシア:自由パプア運動が英国に事務所 波紋広がる
毎日新聞 2013年05月07日 19時07分

 【ジャカルタ佐藤賢二郎】インドネシアから東部パプアの分離・独立を求める武装組織「自由パプア運動(OPM)」が先月末、英国内に事務所を開設した。これを受け、インドネシア政府が英国政府に対し、友好関係に影響すると強く抗議するなど、波紋が広がっている。

 事務所は、英国で暮らすパプア人亡命者らが大学街のあるオックスフォード市に開設。4月28日の開所式典には地元市長や国会議員も出席した。

 パプアでの独立運動に神経をとがらせるインドネシア政府はこれに強く反発。マルティ外相は6日、ジャカルタ駐在の英国大使を呼んで「強い懸念」を伝えた。ユドヨノ大統領は7日、自身のツイッターに「OPM事務所の開設に拒絶と不快感を表明する。両国関係を阻害する出来事だ」と投稿した。

 英国大使は書面で「我々はインドネシアの領土保全を尊重し、パプアの独立を求める声を支持しない」と表明し、一線を画した。

 パプアでは今も治安部隊による独立派に対する弾圧が続き、4月30日には警察がデモ隊に発砲。2人が射殺された。国連のピレイ人権高等弁務官は今月2日、「パプアでは表現の自由の抑圧と過度な暴力の行使が続いている」と批判している。

 インドネシアでの分離・独立運動では、過去にスマトラ島北部アチェ州の独立派武装組織「自由アチェ運動(GAM)」がスウェーデンの首都ストックホルムに「亡命政府」を樹立し、海外から独立運動を支援した。

6241チバQ:2013/05/08(水) 22:22:41
http://mainichi.jp/select/news/20130509k0000m030095000c.html
ロシア:副首相を解任…首相進退につながる可能性も
毎日新聞 2013年05月08日 22時02分

 【モスクワ田中洋之】ロシアのプーチン大統領は8日、スルコフ副首相兼官房長官を解任した。スルコフ氏はプーチン氏が前回の大統領時代から政権中枢で内政やイデオロギー面を支えてきた。プーチン大統領は3期目就任から丸1年の7日に開いた会合で政府の活動全般を批判しており、今回の解任劇はメドベージェフ首相の進退問題につながる可能性もある。

 ペスコフ大統領報道官は副首相解任について「本人の希望」であり、「大統領令を実行できなかったことに関係する」と述べた。イノベーション分野などを担当するスルコフ氏は7日の会合で、1年前の大統領令で示された課題200件のうち約50件が実行できていないと表明していた。

 スルコフ氏は銀行勤務などを経て1999年に大統領府入り。プーチン大統領1、2期目に大統領府副長官としてロシア型の「管理された民主主義」を提唱し、プーチン政権支持の若者組織「ナーシ」を創設した。

6242チバQ:2013/05/09(木) 00:07:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130508/amr13050822580009-n1.htm
シリア内戦 政治解決路線再び 対話の枠組み構築が焦点
2013.5.8 22:57 (1/2ページ)

8日、モスクワで記者会見するロシアのラブロフ外相(右)とケリー米国務長官(AP)
 【カイロ=大内清】米露両国が7日、シリア問題に関する国際会議の開催で合意したことで、国際社会は、頓挫していた「政治解決」路線を再び模索することになった。今回の合意でも言及されている「移行政府」樹立には、アサド政権と反体制派双方の納得を得る必要があり、今後は国際社会が両者を含んだ対話の枠組みを構築できるかが大きな焦点となる。

 「国際会議は現実的ではない。アサドに時間を与えるだけだ」。反体制派の統一組織「シリア国民連合」の幹部アフマド・ラマダン氏は8日、今回の合意への不満をあらわにした。

 昨年6月のジュネーブ合意に際し当時のクリントン米国務長官は、政権移行プロセスにはアサド大統領の退陣を含むとの認識を明確に示した。しかし、ケリー国務長官は今回、「(アサド氏が退陣すべきかどうかは)私が決めることではない」と、ロシア側に譲歩して立場を弱めたとも取れる発言をしている。

 こうした米国の微妙な変化の背景には、シリア内戦の泥沼に絡め取られることへの警戒感がある。

 ジュネーブ合意で米露は、暴力停止と移行政府樹立に向けた工程表を承認したものの、その後の戦闘激化で合意は有名無実化。あくまで武力での政権打倒を目指す反体制派は、米欧に兵器供与や軍事介入の要求を強めている。

 これに対しオバマ米政権は、軍事支援の是非についてはあいまいな態度をとる一方、ロシアを排除した「シリアの友人会合」などの枠組みを通じて反体制派を育成し、「アサド後」のシリア安定化を図る戦略をとってきた。

 しかし、反体制派は現在に至るまで一本化できず、国際テロ組織アルカーイダに共鳴する勢力も台頭。出口の見えない状況が続く中、米国としては、内戦への深入りを避けるためにもアサド政権に影響力を持つロシアに協力を求めざるを得なかったといえる。

 ただ内戦の両当事者、特に反体制派は対話路線をかたくなに拒否している。米国が方向転換を促しても政治解決に向けた機運が高まるかはなお不透明だ。

6243チバQ:2013/05/09(木) 00:12:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130508/erp13050810090003-n1.htm
プーチン露大統領、復帰1年 抑圧と迎合、危うい安定
2013.5.8 10:06 (1/2ページ)[ロシア]

プーチン露大統領
 ■反政権運動退潮も不満鬱積

 【モスクワ=遠藤良介】ロシアの最高実力者、プーチン氏が通算3期目の大統領に就任して7日で丸1年となった。プーチン氏はこの間、反政権派に対しては抑圧、自らの支持基盤である地方の保守層にはバラマキと硬軟両様の政策で臨み、「安定」を確保している。だが、プーチン氏の後継候補が一向に見えず、都市部を中心に反政権機運が鬱積している現状には、政権の中長期的な行方を読めない危うさがある。

 「プーチンは泥棒だ」「自由なロシアを」−。6日、厳戒態勢のモスクワ中心部で行われた反政権デモ。主催者発表で約3万人が集結し、プーチン退陣や政治犯の釈放を求めた。

 だが、プーチン氏の就任前にはデモが最大10万人超まで膨らんでいただけに、反政権運動の退潮は明白だ。反政権派指導者の1人、ポノマリョフ氏は「統一的なリーダーや政策を欠き、当時の(大衆の)エネルギーを生かせなかった」と顧みる。

 プーチン氏は就任後、大都市部の中産階層に高まった反政権機運に「締め付け」で応じた。集会に関する「違反」の厳罰化や非政府組織(NGO)の統制強化など、反政権派や市民団体を萎縮させる新法を相次いで制定。3月には著名人権団体を含む数十のNGOが捜査当局による一斉捜索を受け、反政権派の有力ブロガー、ナワリヌイ弁護士は横領容疑などで起訴された。

 他方、保守層の支持固めを狙った大衆迎合的な姿勢も鮮明だ。医師や教員の給与引き上げ、軍需産業支援といったバラマキ公約を全て実現すると、任期の6年間で4兆8千億ルーブル(約15兆3千億円)の支出増になるとみられている。欧米への強硬姿勢にも保守層を意識している側面がある。

 「プーチン氏を支持している中核は、政権の統制下にある主要テレビから情報を得ている地方住民や、国家予算に生活を依存している人々だ」。独立系世論調査機関「レバダ・センター」のボルコフ氏はこう分析し、「プーチン氏は当面、この層の“忠誠”を確保できるだろう」と話す。

 しかし、60%を超えるプーチン氏の支持率も長期的には低落傾向にある。大統領選後、目標を失った反政権派は分裂と迷走を続けているが、6日のデモが示したように、政権への不満はくすぶり続けてもいる。

 ボルコフ氏は「国民の不満や怒りが一定限度を超え、何かのきっかけさえあれば、現在の安定は容易に崩れうる」とも指摘する。

 最大の不透明要素は経済だ。昨年の資本流出はビジネス環境の悪化を背景に568億ドル(約5兆6300億円)に達し、今年の経済成長は主要新興国で下位の3%強にとどまる見通し。政権のバラマキ支出に国際石油価格の急落などが重なった場合の打撃は大きい。

 プーチン氏の後継者も政権批判の受け皿も見えず、議会や選挙、司法など国家システム全般への不信感は増している。いつか来る政権交代の形は、まだ全く予測できないのが現実だ。

6244チバQ:2013/05/09(木) 00:20:43
http://mainichi.jp/select/news/20130509k0000m020107000c.html
WTO新体制:存在意義示す正念場
毎日新聞 2013年05月08日 22時50分(最終更新 05月08日 22時59分)

 世界貿易機関(WTO)の次期事務局長に決まったブラジルのロベルト・アゼベド氏は、159カ国・地域による複雑な利害対立で機能停止状態に陥った多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の再構築に取り組むことになる。ただ、米国や欧州など主要貿易プレーヤーはWTOでの交渉に見切りをつけて個別の地域貿易協定に軸足を移しつつあり、WTOの存在意義が問われている。【大久保陽一、ロンドン坂井隆之】

 WTOのドーハ・ラウンドは2011年に一括合意を断念し、交渉は事実上棚上げ状態だ。原因は、日米欧など先進国が農業で、中国など新興国側が工業で自国産業保護を主張したほか、加盟国の多数を占める途上国が大幅な優遇措置を求めたことなどで、利害が鋭く対立したためだ。近年は、WTOの形骸化と並行する形で、主要国は地域レベルの貿易協定交渉を加速させている。

 次期事務局長に選出されたアゼベド氏は「FTA(自由貿易協定)が先行すれば、多角的貿易体制は取り戻せなくなる」として、12月にインドネシア・バリ島で開かれる閣僚会議で打開の糸口を探る構えを強調した。

 ただ、2国間や地域の貿易協定の動きは加速する一方だ。今年2月には、世界の国内総生産(GDP)の半分を占める米国と欧州連合(EU)がFTA締結に向けて交渉を始める意向を表明。成長著しいアジア・太平洋地域では、日本も交渉参加を表明した環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉が進む。

 先進国がFTAなどを優先するのは、開発途上国への配慮を要求され、より多くの妥協を迫られかねない多角的交渉より、主要貿易国間のルール作りを優先しているためだ。しかし、途上国が貿易圏から締め出されかねずWTOの存在意義が問われる状況といえる。

 第二次世界大戦後に始まった多角的貿易交渉の枠組みは、世界共通ルールの下で自由貿易を活発化させ、世界経済の発展につなげることが目的。95年に設立されたWTOは、交渉対象をサービス取引や知的財産保護などにも広げたほか、貿易紛争の仲裁機能なども拡充していた。01年に始まったドーハ・ラウンドでは、鉱工業、農業、サービスといった分野の一括合意を目指していた。

 「バリで成果が出せなければ、WTOの交渉にわざわざ労力を使う政府はいなくなる」(在英外交関係者)という崖っぷちの状況だ。アゼベド氏の手腕が試される。

6245チバQ:2013/05/09(木) 01:28:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130508-00000035-reut-eurp
12年のドイツ移民、南欧からの流入で約20年ぶりの伸びに
ロイター 5月8日(水)9時2分配信

[フランクフルト 7日 ロイター] ドイツ連邦統計局が7日発表した2012年のドイツへの移民の数は108万1000人と、前年比13%増加した。これは1995年以降で最大。スペインやイタリア、ギリシャといった南欧諸国からの流入が背景にある。

連邦統計局は「金融・債務危機に見舞われた欧州連合(EU)諸国からの移民の増加が特に大きい」と指摘。スペイン、ギリシャ、ポルトガル、イタリアからの移民数の伸びは前年比で40─45%増となった。

ただしこれらの国を合わせた移民数は、依然としてポーランドとルーマニアからの移民数をはるかに下回った水準にある。

ドイツの失業率は6.9%で、東西統一以降の最低水準をわずかに上回る水準を維持。一方、スペインやギリシャでは4人に1人以上が就業していない状態で、若年層の失業率は60%近くとなっている。

6246チバQ:2013/05/09(木) 01:29:29
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE93O05920130425?rpc=122
焦点:欧米にひそむ「過激派の芽」、イスラムになびく若者たち
2013年 04月 25日 17:58 JST
[ロンドン 23日 ロイター] 今月15日に米ボストン・マラソンで起きた爆破事件は、チェチェン系移民の兄弟が犯行を起こしたとみられている。一方、カナダでもモントリオール大学博士課程の留学生が、列車脱線を企てた容疑で逮捕されたことが22日分かった。
この1週間、北米で相次いだ2つの事件は、当局が10年以上にわたって立ち向かってきた一つの問題に共鳴する。それは、欧米の移民社会に暮らすごく少数の男性たちが、なぜイスラム過激派になびくのかという問題だ。

英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)のテロ対策専門家ラファエロ・パンツッチ氏は、多くの事件の動機解明には、政治や宗教的な側面とともに、心理学と社会学的な分析も必要だと指摘。「通常、動機は国境を越えたものであると同時に、個人的なものでもある」と述べ、犯罪にかかわる理由が複雑に絡み合っていると指摘する。

若い男性たちの中には、社会で活躍できないと感じたりした場合、自分の無力さを感じる者もいる。「確かな法則ではないが、おおまかに言うと、40歳以下のイスラム教徒男性にそうした傾向がある。最近は女性のケースも見られる。普通、彼らを仲間に取り込むための接触のようなものがある」とパンツッチ氏は語る。

中には、海外旅行中にイスラム過激派と出会ったという例もあっただろう。ボストンの爆破事件を捜査する当局は、警察との銃撃戦の末に射殺された兄のタメルラン・ツァルナエフ容疑者(26)について、そうした可能性を調べている。

弟のジョハル容疑者(19)にも、こうした傾向は一部当てはまる。周囲から好感を持たれ、事件を起こすなど想像しがたいという点だ。

「世界的ジハード(聖戦)」に引き込まれた英国人のオマル・シェイクを例に見てみよう。ロンドン北部の学生で、パブでの腕相撲や友達とのチェスを愛していた。学生時代の一部をパキスタンで過ごし、優秀な成績を挙げてハーバード大学に入学することを夢見ていた。

シェイクのクラスメートで、現在ロイターの記者であるダニエル・フリンは、シェイクについて「多くの点でとても感じがよかった」と振り返り、「けんかはほとんどしなかったが、する時は他人のために戦った。もし年下の学生がいじめられていると、彼らのために立ち上がった」と述懐する。

6247チバQ:2013/05/09(木) 01:30:21
そのシェイクは2002年にカラチで起きた米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのダニエル・パール記者の誘拐・殺害事件に関与したとして有罪となり、現在パキスタンで服役中だ。
昨年、フランス南西部トゥールーズのユダヤ人学校などで7人が死亡した銃撃事件の容疑者で、警察に射殺されたアルジェリア系フランス人のモハメド・メラ(当時23)もそうした1人だろう。貧しい町であまり恵まれない家庭環境に育ち、軽犯罪歴があり、モスクに行くよりナイトクラブに出かけるタイプだった。

当初は組織に属さなない「一匹狼(ローンウルフ)」とされていたが、仏警察のその後の発表で、メラがアフガニスタンとパキスタンに旅行していたこと、2010年に少年に斬首場面のビデオを見せたとの疑いで情報機関に取り調べを受けていたことが分かった。

最近では今年2月、英バーミンガム出身の男3人が大規模攻撃を企てたとして有罪となった事件がある。検察は、2005年7月7日に52人が死亡したロンドンの爆破事件以来の被害になる可能性があったと指摘。被告らは若いパキスタン系移民で、2011年に米無人機による攻撃で死亡したイエメン系米国人のアンワル・アウラキ師や同師が作った雑誌「インスパイヤ」に影響を受けていた。

ロンドン爆破事件の実行犯と同様、彼らも訓練のためにパキスタンを訪れていた。しかし、ロンドン事件の自爆犯4人と違い、彼らは帰国後にパキスタンからの支援がほとんどなかった。欧米の情報機関当局者によると、国際武装組織アルカイダはもはや、遠くの国から事件の指示を出す能力を失っているという。

<民族紛争から世界的聖戦へ>

欧米の安全保障当局が長年懸念しているのは、自国の移民コミュニティーに暮らす市民が海外に出掛け、祖国でイスラム系組織の最前線に接触する可能性だ。

過去には、英国の大規模なパキスタン系コミュニティー出身の市民がインドとのカシミール紛争に取り組むパキスタンの組織に引き込まれ、その後、より国際的な反欧米イデオロギーを持つアルカイダに接近するというケースがあった。研究者らの間でこうしたルートは「カシミール・エスカレーター」と呼ばれている。

ボストン爆破事件のツァルナエフ兄弟は、1990年代に第一次・第二次チェチェン紛争を見て育ち、その後、ロシア南部にイスラム過激派が拡大するのを目の当たりにしたのだろう。
カーネギー国際平和財団のスティーブン・タンケル客員研究員は、「これまでの情報では、祖国を離れた若者であるタメルラン・ツァルナエフ容疑者は不満を抱え、周囲に馴染めず、不幸な人生を送っていたとみられる。そして、過激かつ過度に単純化したイデオロギーの中に、自分の問題への慰めや説明を求めたようだ」と分析する。

さらに、「そのイデオロギーは、米国での自分の不幸や失敗を誰かの責任にする形で説明するだけでなく、おそらく彼にとって神話化された祖国で苦しむ人たちと彼を結び付けた。もしそうなら、これまでにも同じようなケースはあった」と述べる。

欧米各国が、情報活動での協力や国内監視、警察活動を通じて破壊工作に関する経験を得ていたなら、若者をジハードに引き込む論理にも少しはうまく対処できるようになっていただろう。

6248チバQ:2013/05/09(木) 01:30:38
英政府の対テロ担当高官であるスチュワート・オズボーン氏は先月、「9.11(米同時多発攻撃)や7.7(ロンドン爆破事件)のような大規模で周到に用意された攻撃は、計画するのがますます難しくなってきた」と指摘。一方で、「アルカイダの指導者には『(大規模攻撃が)できなければ、どんな攻撃でも、どういう規模でも有用だ』などと言う者もいるはずだ」と話した。

新しい世代も育ちつつあると言うのは、米国留学やロンドンで生活した経験を持つパキスタン紙「ドーン」のコラムニスト、フマ・ユサフ氏。この世代は、母国の都市化や移住による一家離散で家族、民族、種族、言語に関するアイデンティティーと切り離された上、西洋化された無宗教層にも共感できないでいるという。

ユサフ氏によると、彼らは保守的で、不平等を経験し、アイデンティティーが欠落し、過激派の論理以外には政治的な表現を見い出せないという。

前出のパンツッチ氏は、アフガンやイラクでの戦争も、もともと存在した問題を加速させたと指摘する。

「おそらく9.11以降の戦争によって、欧米がイスラム教徒に関心を持たないだけでなく、イスラム教徒を殺害しようと積極的に世界に出向いているという論理が本当だと信じやすくなった」と見る。
こうした考え方は、バーミンガムでの活動家らとの会話からも裏付けられる。彼らは、2011年にウサマ・ビンラディン容疑者が米部隊に殺害された後、アルカイダが今日的な意味を持たないと考えていたほか、自分たちは暴力に興味がないと強調し、退廃的で堕落した欧米に対して立ち上がる必要があるとも話した。

1人の若者は、バーミンガム近郊にあるアラムロックのカフェで「アルカイダは滅んだ」と語り、「これはイスラム教の闘争ではなく、腐敗や帝国主義、シオニズム(ユダヤ主義)に対する世界の闘争だ」と訴えた。

(ロイター日本語サービス 原文:Myra MacDonald、翻訳:橋本俊樹、編集:宮井 伸明)

6249とはずがたり:2013/05/09(木) 14:09:48

プーチン大統領側近、スルコフ副首相が解任
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20130508575.html
2013年5月8日(水)20:02

 【モスクワ=佐々木正明】ロシアのスルコフ副首相兼官房長官が8日、解任された。「一身上の都合」として自ら辞任を申し出て、同日付でプーチン大統領が解任の大統領令に署名した。

 プーチン大統領の1期目から重用されてきたスルコフ氏は裏方の仕切り役で、表に出ないその政治手法に「灰色の枢機卿」とも呼ばれた。国家主権の維持は個人の自由より優先されるとする「主権民主主義」を唱えるなど、プーチン体制を理論面などから支えてきた。

 理由について、モスクワ郊外で進むロシア版シリコンバレー構想「スコルコボ」計画絡みとの見方もある。先に発覚した汚職事件をめぐり、スルコフ氏は検察側と対立していた。スコルコボはメドベージェフ首相肝いりの国家事業。スルコフ氏は3年前から関わり、「ロシアで最も透明性の高い計画の1つだ」と擁護していた。

 また、プーチン大統領は3期目の就任から丸1年となった7日、政府閣僚を集めた会合で、選挙公約の遅れを叱責。スルコフ氏は「70%は要求通り遂行している」などと周囲に不満を漏らしていたという。

 スルコフ氏は2011年12月の下院選後、反政権デモが続く中で大統領府第1副長官から副首相に事実上更迭されていた。

ロシア:副首相を解任…首相進退につながる可能性も
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20130509p1500m030095000c.html
2013年5月8日(水)22:06

 ロシアのプーチン大統領は8日、スルコフ副首相兼官房長官を解任した。スルコフ氏はプーチン氏の前回の大統領時代から政権中枢で内政やイデオロギー面を支えてきた。7日で3期目就任1年となったプーチン大統領は政府の活動全般を批判しており、今回の解任劇がメドベージェフ首相の進退問題につながる可能性もある。

6250チバQ:2013/05/10(金) 00:05:01
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013050901072
前首相の息子、誘拐される=選挙戦中のパキスタン

パキスタンのギラニ前首相の息子アリ・ハイデル・ギラニ氏(AFP=時事) 【ムルタン(パキスタン)AFP=時事】総選挙の投票まで2日に迫ったパキスタンで9日、ギラニ前首相の息子で、与党パキスタン人民党(PPP)から州議会議員に立候補していたアリ・ハイデル・ギラニ氏(27)が誘拐された。犯行声明は出ていない。
 地元警察によると、事件が起きたのは東部パンジャブ州の都市ムルタン郊外。犯行集団は、オートバイと車に乗り、銃で武装していた。誘拐時に銃撃戦となり、アリ・ハイデル氏の秘書が死亡、5人が負傷した。(2013/05/09-23:06)

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6251チバQ:2013/05/10(金) 00:11:14
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013050900547
中道右派躍進、政権交代か=11日に総選挙−パキスタン
 【イスラマバード時事】パキスタンで11日、任期満了で3月に解散した国民議会(下院、定数342)の選挙が実施される。ザルダリ大統領率いる中道左派の最大与党、パキスタン人民党(PPP)は経済低迷や汚職疑惑で支持率が急落。その支持層を取り込み、選挙戦を終始リードするのがシャリフ元首相を擁する中道右派の最大野党、パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)だ。地元メディアの予測では同党主導の連立政権の誕生が最も確率が高いとみられている。
 また、クリケットの元スター選手イムラン・カーン氏の右派政党パキスタン正義運動(PTI)も終盤にかけ勢力を拡大。「ダークホースから侮れない勢力に成長した」(地元紙)と第2党を予測する見方もある。(2013/05/09-14:32)

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6252チバQ:2013/05/10(金) 22:33:53
http://mainichi.jp/select/news/20130511k0000m030044000c.html
パキスタン総選挙:元首相、返り咲き濃厚 現政権支持失い
毎日新聞 2013年05月10日 19時56分(最終更新 05月10日 21時19分)

 【イスラマバード杉尾直哉】任期満了に伴うパキスタン総選挙は11日、投開票される。下院の「国民議会」(定数342)と四つの州議会選挙が行われる。2008年の前回総選挙で勝利した与党・人民党は、ザルダリ大統領(57)を含む指導者の腐敗や、経済政策の失敗から国民の支持を失っている。このため、ナワズ・シャリフ元首相(63)率いる最大野党・イスラム教徒連盟の勝利が予想されている。大勢判明は12日朝(日本時間同)の見通し。

 これまで3度の軍事クーデターが繰り返されたパキスタンで、文民政権の任期満了で選挙が実施されるのは、1947年の建国以来初めて。

 だが「民主選挙は反イスラム的」と主張する国内武装勢力「パキスタン・タリバン運動」が、投票日当日に投票所などを狙ったテロ攻撃を予告しており、治安面で大きな不安を抱えたまま選挙を迎える。4月以降、候補者や選挙集会へのテロ攻撃が相次ぎ、すでに90人以上が死亡。下院候補者が殺害された選挙区も複数ある。

 3度目の首相就任が予想されるシャリフ氏は、99年に軍トップのムシャラフ陸軍参謀長(当時。後に大統領)を突然解任。これにより軍事クーデターを招いた。パキスタンの外交や治安政策の実権を握るとされる軍が、今でも憎悪する人物といわれる。

 また、シャリフ氏率いるイスラム教徒連盟も腐敗政党と目されている。こうしたことから、シャリフ氏が首相に返り咲いた場合、内政が不安定となる可能性がある。

 第2党をうかがうのは、クリケットの元パキスタン代表チーム主将のイムラン・カーン氏(60)が率いる野党「正義のための運動」だ。

 現在、同党は下院に議席を持たないが、カーン氏は人民党とイスラム教徒連盟の2大政党を批判することで若者らの間で人気を集めてきた。カーン氏は、米国がパキスタンで実施してきた無人機空爆を批判するなど、反米的な姿勢を示しており、軍が協力しやすい人物ともみられている。

 今回の選挙で政治復帰を目指し、3月に政治亡命先の中東ドバイから帰国したムシャラフ前大統領は、ブット元首相暗殺事件(07年)などへの関与疑惑から立候補を認められず、自宅軟禁下に置かれている。さらに、裁判所に「終身立候補禁止」を言い渡され、ムシャラフ氏が率いる新党「全パキスタン・イスラム教徒連盟」は、抗議の選挙ボイコットを決めた。

 下院選挙では、定数342のうち272議席が選挙区で選ばれる。残る70議席は比例代表により、女性や少数民族に議席が割り当てられる。中央選管によると、有権者は約8600万人。

 ◇腐敗根絶に期待…野党集会に5万人
 【イスラマバード杉尾直哉】パキスタン総選挙で台風の目となっているイムラン・カーン氏(60)率いる野党「正義のための運動」が選挙戦最終日の9日深夜(日本時間10日未明)、首都イスラマバードで最後の政治集会を開いた。支持者約5万人が参加。「腐敗政治の終結」を求める声は、大きなうねりとなっている。

 カーン氏は今月7日、東部ラホールで開かれた政治集会で、演台に上がろうとして転落し、重傷を負った。この集会では、入院先の病院と会場を回線でつなぎ、映像で「今こそパキスタンを変えるとき」と訴えた。カーン氏は選挙戦中にけがしたことで、回復を願う人々の同情を急速に集めている。

 【ことば】パキスタン総選挙

 ムシャラフ陸軍参謀長の無血クーデター(1999年)以来、今回が3度目の総選挙。クーデターで政権を掌握したムシャラフ氏は2001年6月、大統領に就任。02年10月に軍政下で行われた総選挙ではムシャラフ支持派が勝利した。ムシャラフ氏は07年の大統領選で当選した後、兼務していた陸軍参謀長を辞任。文民として大統領に就任し、8年ぶりに「民政」が復活した。08年2月の前回選挙は公正に行われたとされ、第1党の人民党を率いるザルダリ氏が大統領となった。

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6253チバQ:2013/05/10(金) 22:38:07
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013051002000132.html
パキスタン あす総選挙 野党勢い 政権交代か
2013年5月10日 朝刊

 【バンコク=杉谷剛】パキスタン下院(定数三四二、任期五年)の選挙が十一日、投開票される。軍事クーデターが繰り返されてきたパキスタンで、文民政権の任期満了による初の歴史的な選挙となり、民主体制の試金石として注目される。与党批判の高まりからナワズ・シャリフ元首相率いる最大野党「イスラム教徒連盟シャリフ派」が支持を広げ、政権交代の可能性が高まっている。

 選挙戦ではザルダリ大統領が率いる与党第一党の「パキスタン人民党」が苦戦を強いられている。大統領や閣僚の汚職疑惑に加え、混迷する経済や対米関係に批判が大きい。中でも物価高や高い失業率に有権者の不満が積もり、解散前の百二十五議席を維持するのは不可能な情勢だ。

 政権批判の受け皿となっている「シャリフ派」(解散前九十二議席)は、一九九〇年代に二度首相を務めたシャリフ氏が権力の刷新を前面に打ち出し首相返り咲きを狙う。九九年の軍事クーデターで失脚しており復権すれば軍との間で対立や緊張が高まる恐れがある。

 無党派層の支持を中心に追い上げているのが元クリケット界のスーパースター、イムラン・カーン氏率いる野党「パキスタン正義運動」だ。国民的人気を誇るカーン氏は汚職撲滅や対米関係の見直しを掲げ、急速に支持を集め、台風の目になっている。人民党が敗れれば連立政権入りが現実味を帯びてくる。

 一方、選挙戦が本格化した四月以降、連立与党三党の候補者や事務所を狙ったテロが各地で続発、AFP通信によると、百人以上が死亡した。反政府武装勢力パキスタンのタリバン運動(TTP)の犯行とみられ、三党はテロの警戒から集会や演説が思うようにできず、選挙戦に大きな影響が出ている。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130510/asi13051000020000-n1.htm
政権交代焦点 パキスタン、11日に総選挙 野党シャリフ派優勢か
2013.5.10 00:01
 【イスラマバード=岩田智雄】パキスタンで下院の任期満了に伴う総選挙が11日、行われる。文民と軍の統治を繰り返してきた同国で下院は今年3月、建国以来初めて任期を満了した。選挙では文民による政権交代が行われるかどうかが焦点だ。各地ではイスラム武装勢力によるテロが頻発し、民主政治の行く手に立ちはだかっている。

 パキスタンは二院制で、下院の議席数は小選挙区制の一般272と、比例代表で選出する女性枠60、非イスラム教徒枠10からなる342が定数。任期は5年。

 最大与党だったザルダリ大統領率いる中道左派のパキスタン人民党(PPP)に、中道右派の最大野党だったシャリフ元首相が率いるパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)が挑む構図だ。

 物価高やエネルギー不足、汚職問題で人民党政権への国民の不満は強く、2月の世論調査では、支持率でシャリフ派が41%と人民党の17%を引き離した。

 シャリフ氏は経済の立て直しのほか、イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」との対話を訴えている。8日の英BBCのインタビューでテロとの戦いからの撤退について問われ、「そうしなければならない」と答えた。シャリフ派が勝利すれば同氏が3回目の首相に返り咲く可能性が高いが、過半数獲得は難しく連立協議が必要になると予測される。

 加えて、クリケットの元スター選手、カーン氏率いる野党パキスタン正義運動(PTI)が第三極として、若者を中心に支持層を拡大している。2月の世論調査では14%の支持率だった。カーン氏は「米国への隷属からの脱却」や腐敗根絶を訴えている。

 タリバン運動はシャリフ氏を対話相手の1人だと表明し、人民党など旧与党、世俗主義の3党をテロの標的にしてきた。過去1カ月間で約100人がテロで死亡し、南部カラチの選挙区では投票が延期された。また、現地の報道では9日、州議会選の候補者であるギラニ元首相の息子が拉致されるなど、波乱含みの情勢が続いている。

6254チバQ:2013/05/10(金) 22:38:54
http://www.cnn.co.jp/world/35031795.html
首相有力候補が遊説先で転落、脊椎骨折 パキスタン
2013.05.08 Wed posted at 19:20 JST

イスラマバード(CNN) 11日に総選挙を控えるパキスタンで7日、次期首相の有力候補とされる元クリケット選手のイムラン・カーン氏が遊説先のフォークリフトから転落し、脊椎(せきつい)の2カ所を骨折するけがを負った。

カーン氏は選挙前の8日間に国内50カ所を回る計画で、北部ラホールを訪れていた。集会会場のステージに上がるために乗っていたフォークリフト上でバランスを崩したとみられ、約6メートルの高さから転落。機材から突き出た金属製の棒に頭を打ちつけた。同行していた警護要員2人も同時に転落したが、軽傷だった。

カーン氏を診察した医師によると、神経に損傷はない。本人は入院先の病室から、有権者らに投票を呼び掛けているという。

対立候補のナワズ・シャリフ元首相はこの知らせを受け、選挙運動の延期を決めた。

総選挙では同国初の民主的な政権移行が実現する見通しだが、選挙期間中に政党本部や集会会場を狙ったとみられる爆弾事件が続発。このうち数件でイスラム武装勢力タリバーンが犯行声明を出している。

6255チバQ:2013/05/10(金) 22:39:56
http://news.livedoor.com/article/detail/7661692/
パキスタン元首相の息子誘拐、総選挙でテロ激化
読売新聞2013年05月10日00時27分
. 【イスラマバード=丸山修】11日に投開票されるパキスタン総選挙(下院、定数342)で、世俗派の政党や候補者を標的としたテロや暴力行為が激しさを増している。

 治安への不安から公正な選挙の実施を危ぶむ声も出ており、治安当局は選挙当日、候補者や投票所への警備を強化するなど厳戒態勢を敷く方針だ。

 地元テレビ局「ジオ」によると9日、中部ムルタンで開かれていた与党「パキスタン人民党」の選挙集会でギラニ元首相の息子が武装集団に誘拐された。北西部ペシャワルでは無所属候補の事務所が爆破された。

 独立系調査機関「パキスタン平和研究所」によれば、イスラム武装勢力が候補者や政党事務所など選挙関係者を狙ったテロは4月に56件発生し、81人が死亡、348人が負傷した。5月に入っても武装勢力によるテロは連日起きている。

 主な標的となっているのは、ザルダリ政権の連立与党としてイスラム武装勢力の掃討作戦を後押ししてきた人民党、ムータヒダ民族運動、アワミ民族党の世俗派3党。テロの大半が武装勢力「パキスタン・タリバン運動」(TTP)の犯行とされ、対テロでTTPと敵対する各党に打撃を与える狙いは明白だ。ロイター通信によるとTTPは、「民主主義と称する異教徒の制度は認めない」として、選挙当日に全国で自爆テロを決行すると予告した。

6256チバQ:2013/05/10(金) 23:13:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130510/asi13051022580006-n1.htm
パキスタン総選挙 テロ激化のペシャワル 命がけSNSで運動
2013.5.10 22:55 (1/2ページ)

9日、パキスタン・ラホールでの集会で演説するナワズ・シャリフ元首相(AP)
 【ペシャワル(パキスタン北西部)=岩田智雄】11日のパキスタン総選挙を前に、イスラム武装勢力によるテロが激しさを増している。主な標的は武装勢力掃討作戦に協力的だった政党の関係者で、この1カ月で100人以上が犠牲となった。武装勢力の拠点に近い北西部カイバル・パクトゥンクワ州の州都ペシャワルでは、街頭演説もままならない候補者らが、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などを駆使した戦いを最後まで行った。

 ペシャワル市内にあるアワミ民族党(ANP)の党本部。分厚い壁と厳重な警備に守られた建物は要塞を思わせる。与党連合の一角として武装勢力への軍事作戦を支持してきた民族党は、「パキスタンのタリバン運動(TTP)」のテロの標的になってきた。

 下院選と各州議会選が行われる今回の選挙では、民族党の多くの候補者が街頭での選挙運動を断念、SNSやDVDなどを使った運動を余儀なくされた。

 前州情報相で、州議会選に立候補している民族党のミアン・イフティカル・フセイン氏(55)は「党内にテロに屈する者は一人もいない。しかし、街頭で運動をすれば、支持者を危険にさらすことになる」と苦しい胸の内を明かした。

 フセイン氏は3年前、タリバン運動に一人息子(29)を殺害された。その葬儀に出席した際にも自爆テロ犯の襲撃を受け、親類らが殺害された。

 約900枚配ったDVDには、フセイン氏が息子の墓地の前で祈りをささげている様子が収録されている。映像でフセイン氏は、「みなさんや子供たちをテロリストから救うために身を投じたい」と訴えている。スカイプ(インターネット通話)や電話を通じた集会への演説は40回以上こなし、フェイスブックやツイッターでも支持を呼びかける。

 ペシャワルには4つの下院選挙区があり、最大与党だったパキスタン人民党(PPP)と民族党が選挙前まで2議席ずつを分け合い、州議会では民族党が第1党だった。

 タリバン運動は、根城にしている部族地域の玄関口、ペシャワル周辺で両党を狙ったテロ攻撃を強めている。警察によれば、パキスタン全土では、この1カ月間で選挙に関連したテロで113人が死亡し、半数以上の60人以上がカイバル・パクトゥンクワ州で犠牲になった。タリバン運動は9日、投票日の11日に各地で自爆テロを実行するとの声明を発表した。

 州選挙管理委員会によれば、投票日には州内だけで10万人以上の治安部隊が展開し、投票所になる学校などで警備に当たるという。

 ソノ・カーン・バローチ州選管委員長は「私たちは他の場所へ行くことはできず、テロに立ち向かうしかない」と決意を語った。

6257チバQ:2013/05/10(金) 23:13:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130510/mds13051022410003-n1.htm
コプト法王がバチカン訪問 40年ぶり、ローマ法王歓迎
2013.5.10 22:40
 キリスト教の一派、エジプトのコプト正教会の法王タワドロス2世が10日、バチカンでローマ法王フランシスコと会談した。コプト正教会の法王がバチカンを訪問するのは約40年ぶり。

 ローマ法王庁などによると、法王フランシスコは「きょうの訪問は両教会の友情と兄弟愛の絆を強める」と歓迎し、タワドロス2世と共に祈りをささげた。タワドロス2世も法王をエジプトに招待した。

 コプト正教会の前法王、シェヌーダ3世は1973年にローマ法王パウロ6世をバチカンに訪問し、両教会間の対話に関する共同声明に署名した。2000年にはローマ法王ヨハネ・パウロ2世がシェヌーダ3世とカイロで会談している。

 コプト教徒はイスラム教を国教とするエジプトで、人口の10%程度を占める少数派。5世紀に教義上の相違からローマ法王庁とたもとを分かった。(共同)

6258チバQ:2013/05/10(金) 23:16:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130510/mds13051021330002-n1.htm
前国会議長が立候補届け出 イラン大統領選
2013.5.10 21:32
 イランのハダドアデル前国会議長が10日、6月14日に投票が予定されている大統領選への立候補届け出を行った。国営イラン通信などが伝えた。

 ハダドアデル氏は、最高指導者ハメネイ師の顧問、ベラヤチ元外相とガリバフ・テヘラン市長の3氏で「1+2」と呼ばれるグループを結成。いずれもハメネイ師に近い立場で、現時点では有力候補に挙げられている。最も当選の見込みがあると判断した1人が出馬、他の2人が支援に回る計画とされるが、ハダドアデル氏は「最終的な決断は護憲評議会の審査終了後になる」と述べており、残る2人も届け出を行うとみられる。

 一方、改革派のアレフ元第1副大統領も10日に立候補を届け出た。しかし、2009年の前回大統領選後の混乱を受け、改革派は当局から弾圧されており、アレフ氏が立候補の資格審査を通るかは不明。立候補届け出は11日まで。(共同)

6259チバQ:2013/05/10(金) 23:31:26
http://mainichi.jp/select/news/20130511k0000m030062000c.html
仏大統領:自動車工場閉鎖の街 支持者らに広がる失望 
毎日新聞 2013年05月10日 20時38分

 パリに隣接するセーヌサンドニ県は低所得者層が占める割合が仏国内で最も高く、昨年の大統領選でオランド氏の得票率が全国の51%を大きく上回る65%を記録した。だが1年後、自動車工場の閉鎖が決まった労働者の街では大統領への期待が失望に変わっていた。【オルネースーボワ(フランス北部セーヌサンドニ県)で宮川裕章】

 県北東部オルネースーボワ市の低所得者向け団地。1階部分の店舗にはイスラム教徒向けの食料品店や洋服店が並び、近くにはアフリカ系移民向けの専用住宅が建つ。

 昨年オランド氏に投票した警備会社社員、ムラド・ウアリドさん(23)は「政治家が約束を守らないことがまた分かった。今は支持したことを後悔している」と話す。会社の緊縮策で超過勤務が減り、サルコジ政権時代に1800ユーロ(約23万4000円)だった月収が今は1200ユーロだ。

 自動車大手プジョー・シトロエン・グループ(PSA)は昨年7月、市内にある工場の閉鎖計画を発表した。欧州経済の低迷から昨年の決算で過去最大の50億ユーロ以上の赤字を計上し、国内8000人規模の人員削減など経営合理化策を打ち出した一環だ。オランド氏は当初「人員削減は受け入れられない」としていたが、政府は最終的にPSAグループへの金融支援策を発表する一方、人員削減策は容認した。

 PSAは拡大する中国市場に販売の重点を移しつつある。オルネースーボワでは約3000人の労働者が退職や配置転換で街を去ることになる。工場に勤務するアメド・サアディさん(41)は「政府と会社側が共謀しているように見えた。社会党はもはや労働者ではなく経営者のための政党だ」と憤る。

 1日のメーデー。パリのバスティーユ広場で工場閉鎖に反対するデモの先頭に立った労働組合CGTのジャンピエール・メルシエ書記長は「労働者を守れないようではサルコジ前政権とどこが違うのか」と切り捨てた。

 社会党政権は4月、同性結婚を容認する法案を成立させ、左派的な「平等」の価値に訴え支持回復を狙っている。だがサアディさんは「同性婚法に時間をかける余裕はなかったはずだ。最優先なのは雇用。オランド大統領はそのためだけに選ばれたはずだ」と不満をぶつけた。

6260チバQ:2013/05/11(土) 12:52:46
http://mainichi.jp/select/news/20130511ddm007030063000c.html
オランド仏大統領:就任1年 経済停滞で支持率低迷
毎日新聞 2013年05月11日 東京朝刊

 【パリ宮川裕章】昨年5月のフランス大統領選で、「経済成長重視」「雇用拡大」を訴え、緊縮財政路線のサルコジ前大統領を破って17年ぶりの社会党政権を実現したオランド大統領(58)が15日、就任1年を迎える。だが経済は回復せず支持率は史上最低水準の25%に落ち込んでいる。6月6日に仏大統領としては17年ぶりの国賓として訪日、エネルギーや安全保障分野での協力について安倍晋三首相と会談する予定だが、日仏関係強化に加えて経済分野での実質的成果も求められている。

 「改革はいずれ実を結ぶが時間がかかる」。オランド氏は当選から1年に当たる6日の演説で釈明した。

 就任時、中小企業への投資拡大などで経済成長と雇用増加を実現する方針を示したが、当初1・7%を見込んだ今年の経済成長率予測を2月に0・8%に下方修正。失業者も就任時より約1割増の322万人に達した。

 仏政府は昨年11月、企業の競争力強化を狙い、3年間で計200億ユーロの法人減税策を発表。税収減を補うため日本の消費税にあたる付加価値税の税率を引き上げ、国民には「変節」と映っている。パリ政治学院のジェラール・グランベール名誉教授は「低支持率の最大の要因は雇用状況の悪化。社会党内の政策協議に時間をかける統治手法も指導力、権威の不足とみられている」と分析し、「今後は労働市場改革など構造的な課題の早期克服に取り組むことが重要だ」と指摘する。

 オランド氏は6日、「再生可能エネルギーや健康、インフラ、新しいテクノロジーに重点投資する」と経済再生に意欲を見せた。企業の解雇規制の緩和などを盛り込んだ労働市場改革法案は既に下院を通過し、上院で審議中だ。だが経済協力開発機構(OECD)はフランスの今年の経済成長率を政府予測より大幅に低い0・1%と見込み、政策の即効性には慎重な分析をしている。

6261チバQ:2013/05/11(土) 12:55:53
http://www.afpbb.com/article/politics/2943380/10723157?utm_source=google&amp;utm_medium=news&amp;utm_campaign=recommend-rss
パキスタン選挙前日、攻撃相次ぎ10人死亡 タリバンは脅迫強める
2013年05月11日 10:58 発信地:イスラマバード/パキスタン
【5月11日 AFP】文民政権の任期満了によるパキスタン初の歴史的総選挙を翌日に控えた10日、同国各地で候補者などを狙った攻撃が相次ぎ、10人が死亡した。一方、同国のタリバン(Taliban)系イスラム武装勢力は、有権者に投票のボイコットを求める脅迫を強めている。

 投票は現地時間の11日午前8時(日本時間同日正午)に始まり、午後5時(同午後9時)に終わる。8600万人以上の有権者が、国会議員342人、そしてカイバル・パクトゥンクワ(Khyber Pakhtunkhwa)、パンジャブ(Punjab)、シンド(Sindh)、バルチスタン(Baluchistan)の4州の州議会議員を選出する。

 4月中旬以降、政治家と政党への攻撃で殺害された人はAFPの集計で127人に上り、パキスタン人権委員会(Human Rights Commission of Pakistan、HRCP)は、同国史上最も暴力に満ちた選挙だと指摘している。

 イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(Tehreek-e-Taliban Pakistan、TTP)」のエフサヌッラー・エーサン(Ehsanullah Ehsan)広報担当は、「現体制に対する反乱として、TTPは5月11日に複数の行動を計画しており、自分の命を守りたければ投票所から離れているよう人々に訴える」と述べた。

 カラチ(Karachi)では10日、シンド州議会選挙の立候補者1人が支持者2人とともに射殺された。

 バルチスタン州の州都クエッタ(Quetta)南方のマストゥング(Mastung)地区では、投票用紙を運んでいた武装護衛付の車列を武装集団が襲い、警備員2人が死亡した。

 北西部では、北ワジリスタン(North Waziristan)の主要都市にある複数の政党の事務所近くでオートバイ爆弾が爆発、4人が死亡、15人が負傷した。アフガニスタンとの国境沿いにある同地域は、タリバンと国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の関連武装集団の主要拠点となっている。

 スワビ(Swabi)北西部では非宗教政党「アワミ民族党(Awami National Party、ANP)」の事務所近くで爆弾が爆発し、警察によると1人が死亡、3人が負傷した。

 10日に起きた一連の攻撃の犯行声明は出されていない。(c)AFP/Sajjad Tarakzai

6262チバQ:2013/05/11(土) 17:43:29
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013051100233
「変革」求め、投票所に列=生活改善、腐敗脱却が焦点−パキスタン総選挙
 【ラホール(パキスタン)時事】パキスタン総選挙が実施された11日、東部の主要都市ラホールでは気温が40度に近づく中、政治に「変革」を期待する市民が各地の投票所に長蛇の列をつくった。
 「物価は倍に跳ね上がり、借金も増える一方だった」。主婦ファルザーナ・アシムさん(42)は5年間政権を担った与党パキスタン人民党(PPP)をこう批判する。「とにかく生活を改善してほしい」との願いを込め、今回は最大野党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)に票を投じた。
 公務員ムハンマド・ガファールさん(48)もPML−N支持者の一人。「PPP政権下では停電がより頻繁に起き、生活は最悪だった」と語る。地方政府の与党としてラホール市内に高速バス輸送システムを導入し、渋滞緩和に貢献したPML−Nの実行力に期待を寄せる。
 一方、パンジャブ大の学生ビラル・アワイスさん(19)は「新しい政治」を求め、クリケットの元スター選手イムラン・カーン氏率いるパキスタン正義運動(PTI)に投票した。「古い政党では腐敗はなくならない。国民は大きな変化を望んでいる」と力を込める。
 イスラム武装勢力がテロを予告する中、ラホール中心部の各投票所では自動小銃などで武装した警官20〜30人が警戒に当たった。投票所がある大学構内では、鉄製の門の前でボディーチェックも行われ、物々しい雰囲気が漂った。(2013/05/11-17:26)

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6263チバQ:2013/05/11(土) 17:44:04
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013051100058
与党失速、最大野党躍進か=当局厳戒もテロ、10人死亡−パキスタンで総選挙実施

11日行われたパキスタン国民議会選挙で、投票する女性=イスラマバード(AFP=時事) 【イスラマバード時事】パキスタン国民議会(下院、定数342)選挙が11日、実施された。投票は同日午後5時(日本時間同9時)に締め切られ、即日開票される。停滞する国家経済の再生を旗印にするシャリフ元首相率いる中道右派の最大野党、パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)が第1党を確保するとの見通しが有力。圧勝すれば同党を核とした連立が誕生し、シャリフ元首相が首相に返り咲く可能性が高まる。
 過去何度も軍事クーデターが起きたパキスタンで、下院が任期5年を満了して選挙が行われたのは初めて。大勢判明は12日午前(同12日昼)とみられている。
 今回の選挙戦では反政府勢力「パキスタン・タリバン運動(TTP)」によるテロが頻発し、過去1カ月間で候補者ら100人以上が死亡した。治安当局は11日、投票所などに60万人以上の部隊を派遣して厳戒態勢を敷いたが、各地で爆弾テロが発生。地元警察によれば、南部カラチでは10人が死亡したほか、北西部ペシャワルでも7人が負傷した。
 5年の任期を全うしたザルダリ大統領の最大与党パキスタン人民党(PPP)は大きく議席を減らす見込み。PPP政権はインフレや失業率増加など経済低迷に加え、大統領の汚職疑惑もあり逆風にさらされていた。(2013/05/11-17:06)

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6264チバQ:2013/05/11(土) 18:13:17
http://mainichi.jp/select/news/20130511dde018030006000c.html
リビア:反カダフィ派、省庁包囲 前政権一掃求め
毎日新聞 2013年05月11日 東京夕刊

 【カイロ秋山信一】リビアの首都トリポリで4月下旬以降、反カダフィ派の武装勢力が政府庁舎を包囲し、一部の行政機能が停止している。武装勢力は、現在も政府に残っているカダフィ前政権の高官経験者の追放と内閣の交代を要求。「アラブの春」による民主化に逆行し、武装勢力の脅迫に国政が振り回される異常事態となっている。

 ロイター通信などによると、武装勢力は4月28日、20台以上のピックアップトラックに分乗し、「カダフィ前政権の当局者が今も残っている」として外務省や内務省を襲撃した。外務省は包囲され、業務を停止。さらに30日以降は法務省も数十人の男に包囲され、機能停止に陥った。重武装した武装勢力を武力で排除しようとすれば、首都中枢の混乱は避けられず、政府は対応に苦慮している。

 武装勢力は議会に対して、現在の政府に残っている前政権高官の追放法案を可決するよう要求。ゼイダン首相やマガリエフ議長も追放対象になる可能性があり、審議は長引いていたが、議会は5日、圧力に屈する形で法案を可決。議会内の委員会で、追放対象者の基準を決めることになった。だが武装勢力は、さらに内閣の交代などを要求し、包囲を続けている。

 バルガシ国防相は7日、「武力によって左右される政治など受け入れられない」として辞意を表明。ゼイダン首相の慰留に応じて辞意を撤回したが、混乱収拾の見通しは立っていない。

 リビアでは内戦後、政府による武器の回収が進まず、武装した部族勢力や民兵組織が治安への脅威となっている。昨年9月には東部ベンガジの米領事館が武装集団に襲撃され、当時の駐米大使が殺害された。さらに今年4月にもトリポリのフランス大使館前で自動車爆弾が爆発するなど、治安が不安定な状態が続いている。

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 ■ことば

 ◇リビアの混乱
 中東の民主化要求運動「アラブの春」の影響で、2011年8月、40年以上にわたり独裁を続けたカダフィ政権が崩壊、10月にカダフィ大佐が殺害された。その後、武装した部族勢力や民兵組織による衝突やテロ攻撃が頻発。カダフィ政権や反カダフィ派の武器が国外に流出し、内戦が続くシリアにも武器流入が続いているとみられる。

6265チバQ:2013/05/12(日) 07:24:23
>>6258
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013051200004
ラフサンジャニ師が立候補登録=適格審査が焦点に−イラン大統領選
 【カイロ時事】6月14日に投票が行われるイラン大統領選の立候補者登録が11日、締め切られた。米欧との核協議を担当するジャリリ最高安全保障委員会事務局長ら保守派が有力視される中、締め切り直前の段階で、2009年の前回選挙で弾圧された改革派に理解を示す元大統領のラフサンジャニ師が名乗りを上げた。
 立候補者登録受け付けは7日に始まり、イランからの報道によると、450人以上が登録を済ませた。ほかに登録した有力者は、ガリバフ・テヘラン市長、レザイ元革命防衛隊司令官、ハダドアデル前国会議長らいずれも保守派。改革派は有力候補を擁立できなかったが、重鎮のハタミ前大統領がラフサンジャニ師を支持する考えを示している。(2013/05/12-00:41)

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6267チバQ:2013/05/12(日) 07:32:46
http://mainichi.jp/select/news/20130512k0000m030045000c.html
パキスタン総選挙:全国でテロや銃撃戦 17人が死亡
毎日新聞 2013年05月11日 20時29分(最終更新 05月12日 01時21分)


爆弾テロが発生した「アワミ民族党」の事務所=パキスタン南部カラチで2013年5月11日、AP
拡大写真 【イスラマバード杉尾直哉】パキスタン下院「国民議会」(定数342)選挙の投票が11日、行われた。1947年の建国以来、初めての文民政権の任期満了に伴う選挙だが、最大都市の南部カラチで爆弾テロが起きるなど全国でテロや銃撃戦が相次ぎ17人が死亡した。ザルダリ大統領の最大与党・人民党が劣勢で野党が第1党となる勢いで、大勢判明は12日の見通し。

 カラチでは、与党系の政党「アワミ民族党」の事務所などを狙った爆弾テロが2カ所で相次ぎ、党員11人が死亡、約40人が負傷した。また乗り合いバスを狙った爆弾テロで、乗客ら6人が負傷した。さらに準軍事組織のパトロール部隊を狙った自爆テロがあり、兵士ら少なくとも3人が死亡した。北西部ペシャワルの投票所では、何者かが手投げ弾を投げ込み、4人が負傷した。一連の攻撃は、「パキスタン・タリバン運動」などイスラム過激派による犯行とみられる。

 西部バルチスタン州バルカンでは、投票所にロケット弾が撃ち込まれ、数人が負傷した。バルチスタン独立派武装勢力の犯行とみられる。同州と東部パンジャブ州で政争による銃撃戦が起き、計6人が死亡した。テロによる候補者殺害や治安事情悪化のため、カラチなど4選挙区で投票延期となった。また、多くの投票所で有権者が投票を終えることができなかったため、投票締め切りが1時間延長となった。

 下院選では、ナワズ・シャリフ元首相率いる最大野党・イスラム教徒連盟と、クリケットの元パキスタン代表チーム主将、イムラン・カーン氏の野党「正義のための運動」の事実上の一騎打ちの様相となっている。

 首都イスラマバードの投票所で、与党・人民党幹部の私邸で長年、使用人として働いてきた男性(54)は、「人民党政権の5年間で経済は破綻し、生活も疲弊したので野党に投票した。しかし、カーン氏派が躍進すれば、多数党による連立でしか政権が作れず、政治混乱が続くのではないか」と話した。

6268チバQ:2013/05/12(日) 07:33:39
http://mainichi.jp/select/news/20130512k0000m030090000c.html
パキスタン総選挙:「ボイコットを」反シャリフ派がデモ
毎日新聞 2013年05月11日 22時33分

 【イスラマバード杉尾直哉】パキスタン総選挙の投票が行われた11日、首都イスラマバード中心部では、約3000人の住民が「腐敗した選挙をボイコットせよ」と訴え、座り込みのデモを展開した。今年1月に首都で数万人規模の反政府デモを行い、人民党政権を揺るがしたイスラム教説教師カドリ氏の支持者たちだ。

 カドリ氏は、パキスタン軍が背後で支えているといわれている。カドリ氏自身は、最近は沈黙していたが、選挙の行方によっては、大規模な抗議デモを再び展開し、新政権を揺るがす存在として台頭する可能性がある。

 カドリ氏のスポークスマンのオマル・リアズ・アッバシ氏は毎日新聞に対し「選挙結果がシャリフ元首相派圧勝となれば、不正による選挙でしかない。その際は、抗議デモで選挙結果を無効にする。そのため、(野党『正義のための運動』を率いる)イムラン・カーン氏と協力する可能性もある」と語った。

 シャリフ元首相は1999年にムシャラフ陸軍参謀長(当時。後に大統領)を突然解任したことから軍事クーデターを招き、今でも軍側から憎まれているといわれている。「腐敗一掃」を訴えるカーン氏は、カドリ派と近い立場にある。

6269チバQ:2013/05/12(日) 08:10:52
イラン大統領
ハネメイ:81-89年 →最高指導者に
ラフサンジャニ:89-97年
ハタミ:97-05年
アフマディネジャド:05-13年

6270チバQ:2013/05/12(日) 19:04:05
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013051200083
ラフサンジャニ師、最後の挑戦=「ハメネイ派」に挑む−イラン大統領選

11日、テヘランでイラン大統領選の立候補者登録を行ったラフサンジャニ師(EPA=時事) 【カイロ時事】6月14日投票のイラン大統領選で、1989年から97年まで2期にわたって大統領を務めたラフサンジャニ師が11日、出馬を見送るのではないかとの観測が強まる中、締め切り直前に立候補者登録を行った。かつて最高指導者の故ホメイニ師に次ぐナンバー2として権勢を振るった大物政治家だが、78歳と高齢で、今回の選挙が政界最後の挑戦になる可能性が高い。
 ラフサンジャニ師は79年のイラン・イスラム革命以降、体制を中枢で支えてきた保守派だが、大統領在任中に米欧との関係改善を模索するなど、革命のイデオロギーに固執しない現実的な政策を志向する穏健派としても知られる。
 ホメイニ体制下では、ホメイニ師後継の最高指導者ハメネイ師より強い影響力を誇った時期があり、両者の関係は微妙だ。一方、今回選挙でほかに立候補を届け出たガリバフ・テヘラン市長やハダドアデル前国会議長らはハメネイ師に近い。選挙になれば、ハタミ前大統領ら改革派の支持を取り付け、「ハメネイ派」に挑む形となる。(2013/05/12-14:25)

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6272チバQ:2013/05/12(日) 19:13:36
http://www.afpbb.com/article/politics/2943537/10728707
パキスタン国民議会選挙、最大野党率いるシャリフ元首相が勝利宣言
2013年05月12日 09:20 発信地:ラホール/パキスタン
【5月12日 AFP】パキスタンの国民議会(下院)選挙(定数342)は11日に投開票が行われ、最大野党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(Pakistan Muslim League-Nawaz、PML-N)を率いるナワズ・シャリフ(Nawaz Sharif)元首相が勝利宣言をした。

 非公式の暫定結果によると、1999年の軍事クーデターで首相の座を退いたシャリフ氏が驚異の返り咲きを果たし、首相として次期政権を作る見通しだ。投票はタリバン(Taliban)系イスラム武装勢力が投票日の攻撃を予告し、投票日当日に24人の死者を出す中で行われたが、選挙委員会によると投票率は1977年以降で最も高い60%程度に達した。

 一方、シャリフ氏のライバルで元クリケット選手のイムラン・カーン(Imran Khan)氏が率いる「パキスタン正義運動(Tehreek-e-Insaf)」は、政治汚職をなくすと訴えて中間所得層と若者の支持を集めたが、今回の投票では敗北を認めた。カーン氏は同国北西部の次の地方選で勝利することを誓った。

 今回の選挙は、3度の軍事クーデターと4人の軍出身者による配者が続いたパキスタンで初めて選挙で選ばれた文民政権が任期を満了し、選挙を通じて次期政権に権力を渡す歴史的なものとなった。

 選挙戦では不振が続いているパキスタン経済、1日に20時間も停電することがあるエネルギー問題、米国主導の「テロとの戦い」への協力、慢性的な汚職、強く求められている開発の問題などが争点になった。

 非公式の途中結果によると、172議席の単純多数を単独で占める政党はない見込みで、連立政権樹立に向けた政党間協議は長引くと予想される。(c)AFP/Damon Wake

6275チバQ:2013/05/13(月) 23:39:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130513/asi13051308100001-n1.htm
新政権の閣僚選定へ パキスタン元首相
2013.5.13 08:09
 11日投開票のパキスタン下院選で第1党が確実となった野党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派=PML(N)=を率いるナワズ・シャリフ元首相(63)は12日、東部ラホール郊外の自宅で、党幹部と新政権の閣僚選定の作業を進めた。地元民放ジオ・テレビが報じた。

 それによると、財務相や水利・電力相など主要閣僚の人事を詰めた。元首相の弟で中部パンジャブ州首相を務めたシャバズ・シャリフ氏は「ナワズ氏が首相になる」と話している。

 一方、選挙運動中にリフトから転落して負傷した野党パキスタン正義運動(PTI)のイムラン・カーン党首は入院先の病院で、過去最高水準の60%程度とされる投票率を評価した上で「不正投票があった可能性もある」とするビデオ声明を発表した。惨敗した与党パキスタン人民党(PPP)のザルダリ大統領は、選挙結果についてコメントしていない。(共同)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013051302000120.html
パキスタン総選挙 元首相派が第1党確実 対米協力見直しも
2013年5月13日 朝刊

 【イスラマバード=杉谷剛】パキスタンで十一日に行われた下院(定数三四二)総選挙で、最大野党「イスラム教徒連盟シャリフ派」が改選前の九十一議席を大きく上回り、第一党を確実にした。地元メディアの十一日夕までの集計で百二十議席以上を獲得。一九九〇年代に二度首相を務めたナワズ・シャリフ党首(63)の首相返り咲きが濃厚になった。

 シャリフ氏は十一日深夜に地元の東部ラホールで勝利演説し、「国家の危機を脱するためすべての政党に対話を求める」と述べ、連立政権の意向を示した。

 若者や無党派層を中心に支持を急拡大したクリケットの元スター選手イムラン・カーン氏(60)率いる「パキスタン正義運動」は、議席ゼロから一気に三十議席以上を獲得し第二位をうかがう勢い。今後、議会で一定の影響力を持つことになる。

 ザルダリ大統領(57)の与党パキスタン人民党は改選前の百二十四議席の三分の一程度にとどまるとみられ、大敗を喫した。このため大統領の五年の任期が切れる今年九月に、国会議員らによる投票で新大統領が選ばれる可能性が高まった。

 ザルダリ政権は米国の対テロ戦争に協力して国内に潜伏するイスラム過激派の掃討作戦を続けてきたが、米無人機による民間人への誤爆がやまず、国民の批判が強まっていた。

 「シャリフ派」は現政権を米国とべったりと批判。「正義運動」も対米政策を見直して過激派との対話による解決を目指すと主張しており、新政権は米国の戦略にも影響を与えそうだ。

http://www.afpbb.com/article/politics/2943649/10731314?ctm_campaign=txt_topics
パキスタン総選挙、シャリフ氏が連立協議へ
2013年05月13日 07:33 発信地:ラホール/パキスタン
【5月13日 AFP】11日投票のパキスタンの国民議会(下院)選挙(定数342)で勝利を確実にした最大野党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(Pakistan Muslim League-Nawaz、PML-N)を率いるナワズ・シャリフ(Nawaz Sharif)元首相(63)は12日、新政権樹立へ向けた協議に入った。

 地元メディア各社によると、PML-Nは小選挙区272議席のうち最大で130議席近くを獲得すると予測されている。ただし単独で絶対多数には届かないため、連立協議が必要となる見込みだ。

 汚職の根絶を訴えて若者の支持を集めた、クリケットの元スター選手イムラン・カーン(Imran Khan)氏が率いる「パキスタン正義運動(Tehreek-e-Insaf)」は25〜30議席程度を獲得し、選挙前の与党だったパキスタン人民党(Pakistan People's Party、PPP)とほぼ並ぶ見込みだ。

 経済の立て直しとタリバン(Taliban)系イスラム武装勢力との戦いなどが新政権にとって大きな課題になる。シャリフ氏はタリバンとの和平交渉に前向きな姿勢を見せる一方、米国による無人機攻撃についてはライバルのカーン氏ほど批判的ではなく、米政府にとっては協力できる現実主義者と見られている。(c)AFP/Damon Wake

6276チバQ:2013/05/13(月) 23:40:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130512/asi13051223500005-n1.htm
対米と武装勢力との和平、舵取り困難 パキスタン総選挙
2013.5.12 23:48 (1/2ページ)[米国]

11日、パキスタン東部ラホールの投票所に到着し、手を挙げて支持者に応えるナワズ・シャリフ元首相(ロイター=共同)
 【イスラマバード=岩田智雄】パキスタンの総選挙は野党、パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)が勝利を収めた。イスラム武装勢力のテロや米無人機による空爆が相次いで治安への不満が高まる中、首相就任が確実となった同党を率いるシャリフ元首相は、対米関係に配慮しながらイスラム武装勢力との和平を探る難しいかじ取りを迫られる。

 「わが党にチャンスを与えた(イスラム教の神)アラーに感謝する」

 シャリフ氏は11日深夜、東部ラホールでの演説で勝利を宣言し、支持者らは歓喜に沸いた。

 しかし、行く手には難題が山積している。アフガニスタン国境に近い部族地域などには、当局へのテロを行うイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」や、この組織と同盟関係にありアフガンで対米テロを繰り返すイスラム原理主義勢力タリバンが潜伏している。

 米国は武装勢力に無人機を使った攻撃を行い、無実の市民も巻き込まれてきた。前政権のパキスタン人民党(PPP)や軍は抗議してきたものの、先月、軍と米国の間に無人機攻撃を認める密約が存在したことが米紙に報道された。

 こうした世論をふまえ、シャリフ氏は対テロ戦での米国への協力を見直す考えを示唆したほか、タリバン運動の交渉可能な勢力と対話による和平を図る方針を示しており、これが今回の勝利の一因となった。

 躍進したパキスタン正義運動(PTI)の総裁でクリケットの元人気選手のカーン氏は、米無人機の撃墜にまで言及していた。特にアフガンと国境を接する北西部カイバル・パクトゥンクワ州で下院選とともに実施された州議会選では議席ゼロから一気に第1党に躍り出ており、国民の不満を象徴する結果となった。

 ただ、シャリフ氏にとって、「対米外交で取り得る選択肢は限られている」(政治・軍事アナリストのタラト・マスード氏)のが現状といえる。パキスタンは米国の巨額の軍事・経済支援に頼っているほか、経済立て直しのため国際通貨基金(IMF)への支援要請は待ったなしの状態にあるからだ。「対テロ戦での協力見直しは選挙前の国民向けメッセージ」(専門家)との見方もあり、シャリフ氏は今後、現実的な対米政策を取りつつ、タリバン運動との和平交渉の道を探ることになりそうだ。

6277チバQ:2013/05/13(月) 23:44:20
http://www.cnn.co.jp/world/35031949.html
イラン大統領選、686人が立候補届け出
2013.05.13 Mon posted at 11:23 JST

(CNN) 6月に実施されるイラン大統領選の立候補受け付けが締め切られ、国営テレビによると計686人が立候補を届け出た。

立候補を届け出たのは、アフマディネジャド大統領が推す側近のモシャイ氏、元大統領のラフサンジャニ氏など。これまで2期を務めたアフマディネジャド大統領は、連続3選を禁じる規定のため出馬できない。

専門家によると、モシャイ氏はアフマディネジャド大統領の後継として対外強硬路線を保ち、宗教指導部と距離を置く姿勢も共通する。

ただ、立候補者については最高指導者ハメネイ師が実験を握る護憲評議会が審査を行うことから、アフマディネジャド大統領を支持する「逸脱派」の候補者は承認されない可能性があるという。

一方、ラフサンジャニ氏は1989〜97年に大統領を務めアフマディネジャド大統領に対しては対立姿勢を貫いてきた。2009年の大統領選後には、政権が野党の抗議デモを武力で弾圧したと批判、国民には平和的な抗議運動を行う権利があると訴えていた。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013051302000119.html
イラン大統領選 ラフサンジャニ氏出馬 保守強硬派に対抗
2013年5月13日 朝刊

 【カイロ=今村実】六月十四日投票のイラン大統領選の立候補者受け付けが十一日締め切られ、顔ぶれが出そろった。保守穏健派の元大統領ラフサンジャニ氏らが届け出て、保守強硬派の争いとの見方があった選挙戦で、有力対抗馬となる可能性が出てきた。ロイター通信などが伝えた。

 二期務めたアハマディネジャド大統領は、連続三選を禁じる憲法の規定で出馬できない。八年ぶりの大統領交代で、強硬な核問題などへの対応が変化するのかが注目される。

 他の届け出は、核問題の交渉責任者で最高安全保障委員会の事務局長ジャリリ氏、テヘラン市長ガリバフ氏、元外相ベラヤチ氏、アハマディネジャド氏の側近モシャイ氏、副大統領ラヒミ氏ら。

 ジャリリ氏はハメネイ師に近い保守強硬派で、出馬により核問題の対応が争点となる可能性がある。モシャイ氏はハメネイ師との確執が表面化した同じ保守強硬派アハマディネジャド大統領が後継候補とするとみられる。

 これに対し、ラフサンジャニ氏は保守穏健派の重鎮で、一九八九年〜九七年まで大統領を二期務めた。出馬すれば改革派支持層から一定の票を得られるとの計算がありそうだ。

 前回の出馬で、アハマディネジャド氏と一騎打ちとなって敗れ、選挙の不正を主張した元首相ムサビ氏ら改革派は自宅軟禁など抑圧下に置かれている。

 今後、最高指導者ハメネイ師が任命した聖職者らでつくる護憲評議会が、立候補の資格を二十三日までに審査。選挙構図が固まるのは、審査で候補が絞り込まれた後となる。

 イランは、核兵器開発疑惑をめぐって欧米などの厳しい制裁を受けて経済が低迷。国民の不満が、水面下で拡大しているとみられており、イスラエルによる攻撃などが取り沙汰される中、国政運営に影響しそうだ。

6278チバQ:2013/05/13(月) 23:45:31
http://mainichi.jp/select/news/20130513k0000m030089000c.html
イラン大統領選:ラフサンジャニ氏出馬 3派が乱戦
毎日新聞 2013年05月12日 23時46分(最終更新 05月13日 00時51分)

 【テヘラン田中龍士】6月14日投票のイラン大統領選挙に向けた立候補者登録が11日、締め切られ、686人が登録した。かつての保守派は、最高指導者ハメネイ師(73)に近いグループと、アフマディネジャド大統領(56)のグループに分裂し、それぞれが複数の候補を擁立。締め切り直前に登録したラフサンジャニ元大統領(78)が台風の目となり、「3派乱戦」の様相を見せている。今後、ハメネイ師の影響が強い護憲評議会による立候補資格審査が行われ、体制側と対抗する各候補の出馬が認められるかが焦点となる。審査後、内務省は23日までに最終候補者リストを発表する。

 ラフサンジャニ氏は1989年から97年まで2期大統領を務め、今回も立候補待望論があった大物政治家。欧米との関係改善を模索してきた重鎮で、改革派との連携の可能性が浮上している。登録締め切りの約10分前に会場に姿を現し、一部の地元記者たちは「ハシミ」と名前を呼び、歓迎した。

 ラフサンジャニ氏は核交渉担当を務めたロウハニ元最高安全保障委員会事務局長(64)と関係が近く、地元メディアによると、先に立候補したロウハニ氏が辞退する可能性がある。改革派からはアレフ元副大統領(61)らが立候補したが、政府批判への弾圧で勢力が弱体化しており、ラフサンジャニ氏らと連携する可能性もある。

 アフマディネジャド大統領は、欧米に対する強硬路線一辺倒の現体制に行き詰まりを感じたとされ、次第に距離を置くなかでハメネイ師側から独立。自身は2期8年の任期満了で出馬できないため、側近のマシャイ元大統領府長官(52)を擁立した。ほかに、ラヒミ副大統領(64)やジャバンフェクル大統領メディア担当顧問(53)らも立候補した。

 ハメネイ師に近いグループからは、ジャリリ最高安全保障委員会事務局長(47)▽ベラヤティ元外相(67)▽ガリバフ・テヘラン市長(51)▽モッタキ元外相(60)ら有力者が乱立している。届け出前までに十分な調整ができなかったとみられ、一枚岩とは言えない。

6279チバQ:2013/05/13(月) 23:46:35
http://mainichi.jp/select/news/20130513ddm007030097000c.html
イラン大統領選:元外相、経済変革訴える
毎日新聞 2013年05月13日 東京朝刊

 最高指導者ハメネイ師に近い保守派候補者の一人、モッタキ元外相(60)が毎日新聞のインタビューに応じ、「イランには潜在的な経済力があるが、政治や法が常に関与しておりシステムを変える必要がある。経済を国民の手に戻さなければならない」と話した。

 かつて駐日大使を務め親日家として知られるモッタキ氏は「日本では経団連が経済の中心的役割を演じる。政府は政策を担うべきだと考えるが、残念ながらわが国では経済活動の約8割が政府の影響下にある」と指摘。民間企業の成長や、消費者、投資家を重視した経済システムへの移行の必要性を強調した。

 アフマディネジャド政権下で2010年12月、突然外相を解任されたモッタキ氏は、核開発問題を巡る交渉について「米欧諸国と前進できる解決法があり、当時も進言していた」と述べたが、内容は明かさなかった。自身の立候補は34年の政治経験を生かすためと語り、ハメネイ師への相談は「ない」と答えた。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130512-OYT1T00701.htm
イラン大統領選、元大統領出馬で改革派結集へ
 【テヘラン=酒井圭吾】6月14日投票のイラン大統領選で、改革派に近い保守穏健派ラフサンジャニ元大統領(78)が立候補を届け出たことで、衰退していた改革派は息を吹き返し、元大統領支持で結集する動きをみせている。

 「自分を選ぶか、選ばないか。国民にはその権利がある」。届け出後、元大統領は、出馬が国民に選択肢を与えるものだとの認識を示した。改革派のグループは11日夜、会議を開き、元大統領支持で一致。改革派の重鎮ハタミ元大統領も「改革派は全面的に支持する」との声明を出し、結集の動きは加速している。

 イラン大統領選は従来、対外強硬路線の保守派と、国際社会との調和を図る改革派で争われたが、2009年の前回選挙後、当局は大規模デモを起こした改革派を粛清。今回、最高指導者ハメネイ師に近い保守派内の戦いとみられていた。

(2013年5月13日00時06分 読売新聞)

6280チバQ:2013/05/13(月) 23:47:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130513/mds13051301060001-n1.htm
【シリア内戦】
“シーア派地帯”周辺国巻き込む構図 ヒズボラ・イランが政権支持公然化
2013.5.13 01:05 (1/2ページ)[政変・反政府デモ]
 【カイロ=大内清】内戦が泥沼化しているシリア情勢をめぐり、アサド政権側に協力するレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラやイランが関与を深めている。周辺国を巻き込む傾向がさらに強まり、今後の動向は予断を許さないものになってきた。

 ヒズボラの最高指導者ナスララ師は最近、声明で相次ぎアサド政権支持の立場は不変だと強調。4月末には政権側と反体制派の戦闘で「政府軍に協力するのは当然だ」とし、シリアへの戦闘員投入を認めた。

 ヒズボラを全面支援するシーア派大国イランも、軍高官らが政権側への軍事訓練強化の考えを示すなど、内戦への関与拡大の方針をより公然化させている。

 背景には、シーア派の一派とされるアラウィ派が実権を握るアサド政権が、イランからレバノンにまたがる“シーア派三日月地帯”の重要な一角を占めている事情がある。ヒズボラはアサド政権の後押しを受けてきたこともあり、同政権支援はヒズボラの「生存をかけた戦い」(シリア問題研究者)ともなっている。

 事態をさらに複雑にしているのが、今月、2度にわたり行われたイスラエルによるシリア領内の空爆だ。敵対するヒズボラの高性能兵器入手を阻止する目的だったとみられている。

 アサド政権側は反撃の用意があると示唆。これにはエジプトで政権を握るイスラム原理主義組織ムスリム同胞団などの反アサド勢力も、イスラエルを「共通の敵」とする立場から、歩調を合わせて同国非難の声明を出さざるを得なかった。

6281チバQ:2013/05/13(月) 23:54:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130513/erp13051308080000-n1.htm
中道右派優勢、再び政権か 前内閣辞職のブルガリア
2013.5.13 08:07

12日、ブルガリアの首都ソフィアで投票する「欧州発展のためのブルガリア市民」のボリソフ前首相(左)と社会党のスタニシェフ議長(ロイター=共同)
 電気料金の高騰をきっかけに反政府デモが拡大、前内閣が総辞職したブルガリアで12日、3月に解散した議会(定数240)の選挙が行われ、出口調査によると、ボリソフ前首相率いる中道右派「欧州発展のためのブルガリア市民(GERB)」が優勢で、再び政権に就く可能性が出てきた。ブルガリア通信が伝えた。

 出口調査によると、GERBは3割超の支持を得て中道左派の社会党をリード。約100議席を獲得する勢いだが過半数には届かず、他党との連立政権になる見通しだ。

 ブルガリアは欧州連合(EU)の最貧国。国民の不満を抑えようと、GERBはインフラ拡充や若者の起業支援など雇用拡大策を公約。社会党は大幅な雇用創出のほか貧困層への減税を訴えた。

 ボリソフ前内閣は財政緊縮策を進めたが電気料金の高騰で国民の不満が噴出、反政府デモや抗議の焼身自殺が相次いだため2月に総辞職、3月に暫定政府が発足、議会が解散した。(共同)

6282チバQ:2013/05/14(火) 00:17:34
http://mainichi.jp/select/news/20130513k0000e030152000c.html
ローマ法王:集会で「中絶反対」呼びかけ
毎日新聞 2013年05月13日 11時43分(最終更新 05月13日 12時19分)

 【ローマ福島良典】フランシスコ・ローマ法王は12日、バチカン(ローマ法王庁)のサンピエトロ広場で開いた祈りの集いで「受胎の瞬間からの人命尊重」を訴え、妊娠中絶禁止法の制定を求める市民運動への支持を表明した。以前から中絶反対の立場だが、3月に法王に選出されて以来、公の場で反対を呼びかけたのは初めて。

 12日の集いには、ローマ市内の円形競技場跡コロッセオからバチカン近くまで行進した中絶反対の市民活動家ら数千人が参列した。法王は行進参加者に活動を継続するよう促し、欧州各国で中絶禁止法制定を求めている市民運動をたたえた。

 法王は出身国アルゼンチンのブエノスアイレス大司教時代も「受胎の瞬間から胎児はすべての遺伝子情報を持っている」「中絶は自分を守ることのできない人物(胎児)を殺すことだ」などと中絶反対を主張していた。

 法王は集いに先立ち、オスマン帝国に占領された現イタリア南部オトラントで1480年にイスラム教への改宗を拒んだ殉教者813人と、コロンビアとメキシコの修道女計2人をキリスト教カトリック最高位の聖人とする列聖式を行った。前法王ベネディクト16世時代に決まっていたものだが、現法王による列聖の儀式は初。

 「聖人」の称号は生前、イエス・キリストの教えに忠実に従い、信徒の模範となる信仰者に与えられる。「尊者」「福者」の段階を経て、奇跡の認定を踏まえて「聖人」に位置づけられる。

6283チバQ:2013/05/14(火) 00:19:20
http://mainichi.jp/select/news/20130513k0000e030176000c.html
ナイジェリア:路上生活の子10万人 成長で広がる格差
毎日新聞 2013年05月13日 15時00分(最終更新 05月13日 15時21分)


 ◇暴力、犯罪の温床にも
 すし詰めになった乗り合いバスや長距離バスがひっきりなしに入ってきては、人々をはき出す。その人の波を縫うように、飲み水を売り歩いたり、頭に大きな荷物を乗せて運ぶ駄賃稼ぎの子どもたちがいた。中には5〜6歳にしか見えない子もいる。アフリカ最大の人口2000万人に達したとの説もあるナイジェリアの旧都ラゴス。この街に暮らすストリートチルドレンは10万人を超えたと言われる。

 豊富な石油資源を背景に経済成長を続けるナイジェリア。首都の地位を譲った後も商業の中心であるラゴスには人口流入が続く。中でも最大のバスターミナルがあるオショディ地区は、玄関口として多くの人が集まる。地区の男性自治会長、パスト・オグンラナさん(67)は両手を振り上げながら説明した。「毎日たくさんの子どもたちがやってきて、住みつく。手助けしようにも追いつかない」

 そんなストリートチルドレンには、仲間たちだけのルールがあった。

   ◇


 地元NGO「チャイルドライフライン(CLL)」が運営する郊外の少年保護教育施設。エマニュエル・サリー君(12)も、オショディで約1カ月路上生活した後、ここで暮らすようになった。

 路上生活中は年長のリーダーの指示で、バス乗降客らの荷物運びを稼ぎ口にした。受け取れるのは1日50〜100ナイラ(約30〜60円)。だが、全額リーダーに渡す。代わりに食事のビスケットを受け取る。それがルールだった。

 母と兄弟3人で東部の州から叔母を頼って来たが、学校に行かせてもらえず、家を出た。

 路上では、顔や頭を毎日のように殴られたという。「誰に?」「なぜ家を出たの?」。質問を重ねると、大きな瞳が潤んだ。

 施設の職員が代わりに語った。「子供たちは多くを語らないが、親に追い出されたり、自分で稼ぐよう命じられたケースも多い」

   ◇

 CLLは市中心部でも一時保護施設を運営し、毎月、少年少女が400人以上連れてこられる。男性プログラムマネジャーのマチルコ・ボイさん(36)は「路上生活が長引くほど集団から引きはがすのは難しくなる。そのため早期保護が不可欠だ」と語る。

 ストリートチルドレンの各グループは、それぞれの勢力拡大を狙い、「新人」が来ると引き込みを狙う。帰属の印として、細い肩には間もなく、十字架やサソリなど集団ごとに違うタトゥーが刻まれる。集団への忠誠の証しは、体で示す。それもルールだった。

 ボイさんは明かす。「集団内の論理に染まり、窃盗など犯罪に走る子もいる。結局、多くの子どもたちが路上に出るのは、経済的に追い詰められた親が多いから。この国は紙の上では確かに成長を続けている。でも、これが現実なんです」

  ◇

 経済成長の恩恵を受ける富裕層が誕生する一方、国民の7割は1日1.25ドル(約126円)以下で暮らすアフリカの大国。富と金が集まる街には、とてつもない格差が横たわっていた。【ナイジェリア・ラゴスで町田結子】

 ◇ ナイジェリア連邦共和国
 日本の約1.3倍に当たる人口1億6600万人のアフリカ一の大国。石油収入により近年は7%前後の高い経済成長率を維持している。250以上の民族が混在。イスラム教徒が多い北部に対し、石油資源が豊富な南部はキリスト教が浸透する。1960年の独立後、民族対立などを背景に激烈なビアフラ内戦(67〜70年)が発生。現在も過激派によるテロ事件が相次ぐ。南西部のラゴスが首都だったが、地域間融和のため91年に国中央部のアブジャに遷都した。

6284チバQ:2013/05/14(火) 00:20:34
http://mainichi.jp/select/news/20130513dde007030041000c.html
グルジア:与党、大統領候補擁立
毎日新聞 2013年05月13日 東京夕刊

 旧ソ連グルジアの与党連合「グルジアの夢」は11日、今年10月の大統領選の候補としてマルグベラシビリ第1副首相兼教育科学相を擁立する方針を決めた。イワニシビリ首相が明らかにした。マルグベラシビリ氏は学術機関出身で、イワニシビリ氏の側近。「グルジアの夢」が昨年10月の議会選で勝利後、政界入りした。

 グルジアでは大統領選後に施行する憲法改正により、大統領は象徴的な役割となるが、選挙はサーカシビリ大統領とイワニシビリ首相の権力争いの一環として注目されている。【モスクワ】

6285チバQ:2013/05/14(火) 00:37:19
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130513/k10014550041000.html
ブルガリア議会選挙 与党が第1党守る
5月13日 23時8分厳しい経済状況が続く東ヨーロッパのブルガリアで、議会選挙が行われ、中道右派の与党が、第1党の座を守り政権を維持する見通しになったものの、国民の不満を反映して議席を減らす結果となり、新しい政権は雇用を改善することが最大の課題となりそうです。

ブルガリアでは、ことし2月、電気料金の高騰から市民による大規模な抗議デモが相次ぎ、ボリソフ内閣が辞職に追い込まれ、12日、議会選挙が行われました。
選挙管理委員会によりますと、開票はほぼ終わり、与党で中道右派の「欧州におけるブルガリアの発展のための市民」が、およそ30パーセントの票を獲得する見通しであるのに対し、野党で中道左派の社会党は27パーセント前後の得票にとどまり、与党が第1党の座を守り政権を維持する見通しになりました。
当初は野党側の優勢が伝えられ、政権交代の可能性も指摘されていましたが、デモを主催した市民グループなどが結束することができず、支持を広げられませんでした。ただ、与党側も、これまで117あった議席を10近く減らして過半数には及ばず、他の政党との連立交渉を強いられることになります。
ブルガリアでは、国民の平均月収が5万円余りと、EU=ヨーロッパ連合の中で最も低いうえ、失業率も12パーセント以上に高止まりしており、新しい政権は、国民の不満を和らげるため雇用をいかに改善するかが最大の課題となりそうです。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013051300980
中道右派の第1党確定=ブルガリア総選挙
 【ベルリン時事】ブルガリアで12日に投開票された総選挙(一院制、定数240)は13日までに、ボリソフ前首相の中道右派「欧州発展のためのブルガリア市民(GERB)」が第1党となることが確定した。
 選挙管理委員会によると、開票率96.1%の段階でGERBの得票率は30.7%。中道左派の社会党が27.0%、トルコ系の「権利と自由運動」が10.6%、極右「アタッカ」が7.4%となっている。(2013/05/13-23:38)

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6287チバQ:2013/05/14(火) 00:44:21
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&amp;k=2013051300772
巨大野党、誕生へ=反ジョナサンで大同団結−ナイジェリア

ナイジェリアのジョナサン大統領(左)とブハリ元最高軍事評議会議長(AFP=時事) 【ラゴスAFP=時事】アフリカ最大の人口を擁するナイジェリアの主要3野党が大同団結、巨大野党が誕生する見通しとなった。北部が基盤の進歩変革会議(CPC)、全ナイジェリア国民党(ANPP)両党が11日、合併を承認。南西部が基盤のナイジェリア行動会議(ACN)は4月に合流を表明済みで、選管に政党登録が認められれば新党、全進歩会議(APC)が誕生する。
 元ANPP大統領候補で、現在はCPCを率いるブハリ元最高軍事評議会議長(国家元首)は「救国のためには進歩勢力が結集し与党、国民民主党(PDP)を追放するしかない」と訴えた。自らは新党APCの候補として2015年の次期大統領選に臨みたい考えだ。
 ナイジェリアはキリスト教徒が多い南部と、イスラム教徒が多い北部の間に根強い対立がある。ジョナサン現大統領は南部出身、ブハリ氏は北部出身。大統領は、与党内の北部出身者からの「ジョナサン降ろし」も警戒が必要で、内憂外患が続きそうだ。(2013/05/13-18:39)

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6288チバQ:2013/05/14(火) 23:41:22
http://mainichi.jp/select/news/20130515k0000m030071000c.html
イラン:アフマディネジャド大統領を告発 選挙違反で
毎日新聞 2013年05月14日 20時53分

 【テヘラン田中龍士】6月投票のイラン大統領選挙を巡り、アフマディネジャド大統領が特定候補を公に支援したのは違法行為に当たるとして、国会議員約150人が13日、同大統領を司法当局に告発した。国営プレステレビなどが報じた。最高指導者ハメネイ師に近い保守派から離れ、独自候補を擁立した大統領側の足かせとなりそうだ。

 アフマディネジャド大統領は12日、側近のマシャイ元大統領府長官の立候補届け出に付き添い、報道陣の前で一緒にVサインするなど全面支援をアピールした。

 議員らは、この行為が特定候補のための公権力行使を禁じた選挙法に違反すると主張。選挙を管理する「護憲評議会」も違法性を認めた。一方、アフマディネジャド大統領は12日の記者会見で「休暇を取って来た」と述べ、問題はないとの認識を示した。

 立候補者の資格審査を進める護憲評議会はハメネイ師の影響下にあり、これを通過しないと最終的に候補者になれない。メヘル通信によると、同評議会のキャホダエイ報道官は「違反があり、審査に影響しうる」と話した。

6289チバQ:2013/05/14(火) 23:42:16
http://mainichi.jp/select/news/20130515k0000m030037000c.html
パキスタン:シャリフ氏、現実路線か 対米関係
毎日新聞 2013年05月14日 19時39分(最終更新 05月14日 21時46分)

 【イスラマバード杉尾直哉】パキスタン総選挙の下院選で勝利したナワズ・シャリフ元首相は、無人機空爆による武装勢力暗殺作戦など米国の「対テロ戦争」を批判してきた人物だ。ただ、経済が事実上破綻しているパキスタンは、米国による巨額な財政支援を必要としており、シャリフ氏が政権を握れば、対米関係では現実路線を取らざるを得ないとの見方が出ている。

 オバマ米大統領は12日、「選挙後に発足する政権を対等なパートナーとして今後も協力関係を続けたい」との声明を発表した。

 米国にとって「対テロ戦争」の最前線の国であり、イスラム圏でただ一つの核保有国として慎重な対応を迫られる国でもある。「対等なパートナー」の言葉に米側の気遣いがうかがえる。

 パキスタンの国内治安情勢は、2001年開戦のアフガニスタン戦争にムシャラフ大統領(当時)が協力して以来、悪化の一途をたどった。アフガン側から旧支配勢力タリバンや国際テロ組織アルカイダがパキスタンに流入。「パキスタン・タリバン運動」などパキスタン人の武装勢力を育てる結果となった。

 対米追随の当局や、一般住民を狙ったテロ攻撃が繰り返され、今年4月から今月11日の総選挙までの1カ月だけでも約150人が死亡した。

 反米感情の要因の一つは、米中央情報局(CIA)がアフガン国境付近で繰り返している無人機空爆だ。空爆で多数の民間人が犠牲になっているためだが、ムシャラフ政権が容認し、今回の選挙で敗北した人民党政権も事実上黙認していた。

 しかし、11年1月、シャリフ氏の支持基盤がある東部ラホールで、CIA契約職員の米国人がパキスタン人の若者2人を射殺する事件があり「死刑」を訴える声が全国に広がった。野党党首のシャリフ氏もこうした世論を無視はできなかった。

 ただ、北西部ペシャワルの政治・治安問題アナリスト、ラヒムラ・ユスフザイ氏は「シャリフ氏は現実的に物事を考える指導者だ。ほかの野党党首が『無人機撃墜』を訴える中、そこまで過激な発言はしていない。対米政策も慎重に構築していくだろう」と話した。

6290チバQ:2013/05/14(火) 23:44:33
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013051400972
単独過半数は困難=シャリフ派、無所属吸収も−パキスタン総選挙
 【ニューデリー時事】パキスタン国民議会(下院、定数342)選挙で、選管当局が14日発表した暫定集計結果によると、小選挙区272議席のうち257議席が確定し、シャリフ元首相率いるパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)が122議席を確保した。政権樹立には比例代表70議席を含めて過半数172議席が必要。シャリフ氏は単独過半数を目指していたが、達成は困難な情勢だ。
 ただ、PML−Nの圧勝により、シャリフ氏を首相とする新政権の誕生は間違いない。6月初めまでには新議会が招集され、首相が選出されるとみられている。(2013/05/14-19:42)


http://sankei.jp.msn.com/world/news/130514/asi13051400480000-n1.htm
勝利のシャリフ氏、首相就任式に印首相招待の意向 パキスタン
2013.5.14 00:42
 【イスラマバード=岩田智雄】パキスタンの総選挙で勝利したパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)を率いるシャリフ氏は13日、東部ラホールで記者会見した。フランス通信(AFP)などによると、自身が首相に選出された際の就任式には「インドのシン首相を招待したい」と述べ、対印関係改善に意欲を示した。パキスタンが首相就任式に印首相を招くのは初めてという。

 国内で反発が強まっている米無人機による空爆については、「主権に対する挑戦だ」と従来の主張を繰り返すとともに、「パキスタンは米国と良好な関係だ。互いに相手の話を聞く必要がある」として、米国と協議を進める意向を表明した。

6291チバQ:2013/05/14(火) 23:52:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130514/erp13051420490004-n1.htm
「普通の大統領」試練続く 仏オランド氏就任1年
2013.5.14 20:47 (1/2ページ)

閣僚らと会合するオランド大統領(左から2人目)=6日、仏大統領府(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】フランスのオランド大統領は15日、就任から1年を迎える。17年ぶりの社会党出身大統領は当初、欧州の債務危機対応に新風を起こしたが、公約の「経済成長」と「雇用拡大」で目に見える成果を出せず、支持率は歴代最低水準に落ち込んでいる。“普通の大統領”は指導力も疑問視されており、試練が続いている。

 フランス通信(AFP)によると、オランド氏は6日、エロー首相ら閣僚を大統領府に集め、「1年で多くを達成したが、まだやるべきことは多い。今後1年は結果の年だ」と激励した。大統領選勝利から丸1年の日だったが、記念ムードはなく、会合では経済再生策を協議した。

 オランド氏は債務危機の最中、サルコジ前大統領がドイツと主導した財政緊縮重視の対応から、経済成長とバランスをとる路線への転換を掲げて大統領選に勝利。欧州連合(EU)の成長戦略の取りまとめを主導するなど存在感を見せた。

 ただ、国内経済は好転せず、3月の失業者数は約320万人と過去最悪。経済成長率も政府は今年0.1%増を見込むが、EUなどはマイナスに落ち込むと予測する。財政赤字を今年、国内総生産比3%に削減するとの目標も見送られた。

 公約の同性婚合法化を激論を巻き起こしながらも実現する一方、公約に反して付加価値税増税を決めるなどした結果、反発は右派だけでなく左派の支持者からも上がっている。最近の世論調査の支持率は25%。第5共和制下の大統領では最も急激な低下とされる。仏メディアは「ひどい1年だった」(ルモンド紙)などと概して厳しい評価だ。

 「調整型」のオランド氏は選挙で「普通の大統領」を訴えたが、その指導力も課題のようだ。アフリカ・マリへの軍事介入の迅速な決断は評価されているが、国内の改革では動きの鈍さが指摘され、政権が進める労働市場改革では左派の一部や労組の抵抗もあり、不十分さも懸念される。

 パリ政治学院政治研究所のパスカル・ペリノー所長はオランド氏について「大統領を体現しておらず、妥協を探るために曖昧さを残している」と欧州メディアで指摘。オランド氏は「われわれはもっと迅速に動かねばならない」と仏誌に語り、今後の指導力発揮に意欲を示している。

6292チバQ:2013/05/14(火) 23:53:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130514/amr13051419390013-n1.htm
スタバ、グーグル…米企業の租税回避が論議、怒る英首相、欧米間の火種に
2013.5.14 19:33 (1/2ページ)
 【ワシントン=柿内公輔】節税に熱心な米企業が低税率国を活用して海外拠点での納税を抑える手法が論議を呼んでいる。法人税率が高く“狙い撃ち”されている英国は、米側に憂慮を表明。緊縮財政を強いられる他の欧州各国も不満を募らせており、欧米間の火種となりつつある。

 「私はビジネスを尊重する政治家だが、両国の経済を開かれたものにするためにも、すべての企業にきちんと納税させるべきだ」

 13日にホワイトハウスで行われた米英首脳会談後の記者会見。キャメロン英首相は米企業の租税回避に不快感を示し、「この悩みの種に取り組むことで大統領と合意した」と強調したが、対照的にオバマ大統領は直接の言及を避けた。

 1998年に英国進出したスターバックスは約30億ポンド(約4654億円)の売上高を挙げたが、課税対象となる利益を計上したのは1年のみ。支払った法人税は860万ポンド(約13億円)にとどまる。秘密は英国以外の低税率国の活用で、コーヒー豆をスイスの関連法人から割高に仕入れて英法人の利益を圧縮している。グーグルもアイルランド、アマゾン・コムはルクセンブルクを経由することで英国での納税を抑えている。

 英国をはじめ欧州各国は債務危機から脱却するため財政の立て直しを急いでいる。米国では株主から企業へのコスト削減と利益還元の圧力が強いとはいえ、節税にいそしむ米企業の手法は違法でなくとも、欧州各国にとって面白くはない。

 前出の3社は昨年、英議会で「税金逃れ」と幹部がつるし上げにあい、デモや不買運動も続発。たまらずスターバックスは今年から2年間、法定以上の税金を自発的に納付することで英当局と“手打ち”した。

 ドイツやフランスも銀行に低税率国での事業内容や顧客情報などの報告強化を義務づける方向で、英独仏にイタリアとスペインを加えた5カ国は税務情報を交換することで合意。欧州は6月の主要8カ国(G8)首脳会議でも、多国籍企業の租税回避問題を取り上げる方針で、米側に厳しい注文が突きつけられそうだ。

6293チバQ:2013/05/15(水) 20:48:08
http://mainichi.jp/select/news/20130508ddm007030033000c.html
惑うアラブ:革命後のエジプト/1 復活した元テロ組織 治安悪化で警備活動「皆さんを守ります」
毎日新聞 2013年05月08日 東京朝刊

 <惑(まど)うアラブ>

 中東の民主化要求運動「アラブの春」が始まって2年が過ぎた。独裁政権が倒れた4カ国は政治や経済の動揺が収まらず、シリアの内戦は泥沼化している。連載「惑うアラブ」の第1部で、民主化の道を歩む地域大国エジプトの今を追う。【アシュート(エジプト南部)で秋山信一】

 「私たちが皆さんを守ります」。3月1日午前2時、エジプト南部アシュート中心部に男たちの声が響いた。黄緑色のベストには「イスラム集団」のロゴ。日本人10人を含む62人が犠牲になった1997年の「ルクソール事件」を起こした、かつてのテロ組織だ。警察官が待遇改善ストを打つ中、治安の空白を埋めようと街に繰り出した。

 イスラム集団はアシュート大学の学生らが70年代に組織。80年代以降は反政権運動を強め、サダト元大統領暗殺(81年)に関与し厳しく弾圧され続けた。ルクソール事件後は暴力路線から転換したが、存在感も失った。

 だが2011年にムバラク前政権を崩壊させた革命後、復活した。アシュートでは、ガマイヤ・シャライヤ・モスクのイマーム(礼拝指導者)にイスラム集団の幹部が復帰。約20回投獄された幹部ターレク・ビディーラ師(52)は「革命は我々の運動の果実でもあります」と胸を張る。

 イスラム集団は今、寡婦の債務肩代わりやもめ事仲裁などの地道な活動で社会に根を張りつつある。政党を作り国政にも進出した。

 3月の「警備活動」について、ビディーラ師は、「銀行などが襲われる恐れがあった。警察に代わる気も力もない」。警官ストは1日で終わり、イスラム集団が動いたのは半日程度。だが住民らは「意図が分からず不気味」と口をそろえる。

 「我々はもう暴力は使わない。武器だってない」。ビディーラ師は断言する。

 「イスラム集団は存在感を示したかっただけ」。地元警察責任者のアブドルカセム・アブディーフ氏は3月の一件を一笑に付した。だが警官ストという異常事態が今回の状況を招いたことは認めた。

 エジプトは81年以降、非常事態令下にあった。十分な証拠なしでの逮捕は当たり前で、強権体制を支えた。アシュート近郊の男性警察官(31)は「非常事態令が市民に恐怖感を与え、治安を維持できていた。今は警察への畏怖(いふ)や敬意がない」とこぼす。

 11年の革命後に非常事態令は解除。12年6月に就任したモルシ大統領は「復活させない」と誓った。ところが今年1月、革命2年を契機に大規模なデモが起き、北部ポートサイドでデモ隊が警察署などを襲撃。モルシ大統領は北部3県に非常事態を宣言した。

 だが暴徒化は止まらず、内務省によると、4月までにデモ隊との衝突で死亡した警察官は185人。警察では内務省への反発が広がり、2月以降、武器の携帯や待遇改善を求めるストが頻発した。

 「治安は大きく後退している」。首都カイロの警備会社「キアク」のフエド・サマディ社長(55)は言う。内務省によると、12年の殺人は前年比約2・5倍の1885件、強盗は約3・4倍の2611件、誘拐も約2・5倍の258件だ。

 サマディ社長によると、カイロでは警備会社が革命前の約4倍に増えた。キアク社は革命前、約100カ所を1500人体制で警備したが今は約50カ所を約3000人で担当する。

 最近増えたのが個人からの警備相談で、月100件以上。だが「安全の保証には警備員5人が必要」との方針と月6500エジプトポンド(約9万円)の費用を伝えると大半はあきらめる。

 「警察は頼りにならない。こんなものは使いたくないけどね」。威嚇用の音だけが出る拳銃を手に、サマディ社長は苦笑いを浮かべた。=つづく

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 ■ことば

 ◇ルクソール事件
 エジプト南部の観光地ルクソールの古代遺跡で1997年11月に起きた無差別テロ事件。イスラム原理主義組織「イスラム集団」のメンバー6人が、自動小銃などを乱射し、新婚旅行中の夫婦ら日本人10人を含む62人を殺害。実行犯は射殺された。主要産業の観光に打撃を与えるのが狙いだったとみられる。イスラム集団は事件後、当局の取り締まりや内外の非難を受け、武装闘争を全面停止した。

6294チバQ:2013/05/15(水) 20:48:25

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 ◇革命後のエジプトの歩み
2011年 1月 ムバラク大統領の退陣要求デモ

      2月 ムバラク政権崩壊、軍政開始

      3月 改憲案が国民投票で承認

2012年 1月 人民議会選でイスラム勢力圧勝

      6月 ムバラク前大統領に終身刑判決

         モルシ氏が大統領当選

      8月 モルシ大統領が軍政トップ解任

     11月 モルシ大統領が大統領権限を強化する憲法宣言を発布。各地で抗議デモ

     12月 モルシ大統領が憲法宣言撤回。新憲法案を国民投票で承認

2013年 1月 ムバラク前大統領の裁判やり直し決定。革命2年でモルシ政権への抗議デモが激化

6295チバQ:2013/05/15(水) 20:49:17
http://mainichi.jp/select/news/20130509ddm007030166000c.html
惑うアラブ:革命後のエジプト/2 イスラム、影響力拡大 スカーフ着けぬと髪切る
毎日新聞 2013年05月09日 東京朝刊

 「先生に髪の毛を切られたの」。2012年10月10日、エジプト南部ルクソールで農業を営むベルベシ・ハイールさん(41)宅に、小学6年生の長女モナさん(12)が泣きながら帰ってきた。リボンで結ったポニーテールの毛先が、数センチ短くなっていた。

 「女の子はスカーフをかぶってこなければ、ハサミで髪を切ります」。ニカブ(目以外を覆うベール)を着用した化学担当の女性教師が児童たちに告げたのは、その1週間前だった。モナさんは嫌々、言う通りにしたが、事件の前日、他の教師に「似合わないね」とからかわれた。

 翌日、スカーフを着用していないモナさんを女性教師はしかった。クラスメートの男児が差し出したハサミでモナさんの髪を切り、約35分間の授業中、両手を上げた状態で教室の前に立たせた。

 マフムード副校長(48)によると、この地域では中学生からスカーフを着用するのが一般的で、小学6年の女児20人のうち着用者は5人。熱心なイスラム教徒だという教師は学校の調査に「地域の習慣に合わせようとした」と釈明したが、教育省に異動になった。

 エジプトでは11年の革命後、イスラム教の影響力が拡大したと指摘される。イスラム教徒が国民の約9割を占めるが、世俗主義のムバラク前政権下では、イスラム教を厳格に社会に適用する動きは抑えられた。

 だが革命後、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が政権を握った。イスラム教に従って髪をスカーフなどで覆う女性や、預言者ムハンマドに倣ってあごひげを蓄える男性も増えた。こうした潮流が極端な形で社会に顔をのぞかせる例も出てきた。

 「保釈前に80回のむち打ちをせよ」。4月14日、中部ミニヤ県マタイの警察署で、署長らが検事の「命令」に頭を悩ませていた。同日未明、会社員の男(30)が路上で泥酔した容疑で逮捕された。通常は保釈金を支払えば保釈される事件だが、検事は勝手にイスラム法(シャリア)に基づくむち打ちを命じたのだ。しかも指示書には「実行しなかった場合、汚職行為とみなす」と記されていた。シャリアに基づき「担当警察官の手首を切り落とす」という意味だという。エジプトの通常の刑事手続きから逸脱した、法的根拠のない内容だ。

 検事は普段からコーラン(イスラム聖典)を持ち歩く、物静かな男性だという。署長らが検察上部に相談した結果「命令」は撤回され検事は更迭された。

 ただ検事の主張は一定の理解も得ている。事件を担当した警察官はこう明かす。「厳罰が実行されれば、犯罪も減るはずだ。むち打ちに賛成した同僚も多い」【秋山信一】=つづく

6296チバQ:2013/05/15(水) 20:50:20
http://mainichi.jp/select/news/20130510ddm007030155000c.html
惑うアラブ:革命後のエジプト/3 外貨不足の解消急務 生活必需品補助金がカギ
毎日新聞 2013年05月10日 東京朝刊


エジプトの首都カイロ郊外にある政府系ベーカリーの販売所で、列を作る近隣住民ら。750枚は5分で売り切れた=2013年4月10日午前11時57分、秋山信一撮影
拡大写真 <惑(まど)うアラブ>

 4月10日、エジプトの首都カイロ郊外にあるアエーシュ(丸いパン)の販売所には、近隣住民の行列ができていた。価格は1枚わずか5ピアストル(0・7円)。近くの政府系ベーカリーから焼きたてのパンが運び込まれると、客は競うように小額紙幣をカウンターに差し出した。750枚は5分で売り切れた。

 「ここのパンは安くておいしいから助かる」。妻子4人と暮らす運輸省職員のムハンマド・アフマドさん(51)は20分間並んで30枚をまとめ買いした。エジプトでは公務員の給与は一般に安く、近所の民間ベーカリーで売っている1枚25〜50ピアストルのパンは買ったことがないという。

 ベーカリーを運営するアッティヤ・エイドさん(63)は3代目だ。政府の補助金を受けて、格安の公定価格で販売する。1日に使う小麦粉は2・5トン。午前6時から午後7時まで休みなくパンを焼き、約2万7500枚をさばく。「市民の食を支える責任がある」と誇らしげに語る。

 エジプトは長年、小麦や砂糖、ガソリンなど生活必需品に多額の補助金を出し、約4割を占める貧困層の不満を和らげてきた。2012年度の補助金予算は年間約200億ドル(約2兆円)で、歳出予算の約25%を占める。

 だが革命後、治安への不安から主要産業の観光業や海外からの投資が低迷し、財政は一気に悪化した。ムバラク政権末期の11年1月に360億ドルあった外貨準備高は今年3月末には134億ドルに落ち込み、失業率も9・2%(10年)から12・3%(12年)に上昇した。

 信用回復の鍵となる国際通貨基金(IMF)からの48億ドルの融資も、実現のめどが立たない。「補助金削減を含む財政改革が経済再生の柱となる」。昨年11月に政府と基本合意したIMFの調査団長は「聖域」の補助金にメスを入れることを明かした。だが当時、憲法改正を巡って野党勢力から猛反発を受けていたモルシ政権は、最終合意を先延ばしにした。国民の負担増となる改革案が、さらに反発を生むのを恐れたとみられる。

 IMFとの交渉は妥結のめどが立たず、政府はカタールやトルコなどのつなぎ融資で息をついている。だが外貨不足が解消できなければ、小麦などの輸入に支障が出て、パンなどの物価が高騰する恐れがある。過去には死傷者が出る「パン暴動」もあった。エコノミストのイブラヒム・マンスール氏はこう警告する。「食糧難で暴動が起きれば、混乱は革命の比ではない。治安も経済も崩壊しかねない」【秋山信一】=つづく

6297チバQ:2013/05/15(水) 20:51:24
http://mainichi.jp/select/news/20130511ddm007030079000c.html
惑うアラブ:革命後のエジプト/4 9歳児が政権批判 自由と抑圧、せめぎ合う社会
毎日新聞 2013年05月11日 東京朝刊

 <惑(まど)うアラブ>

 エジプト東部ハルガダで4月28日、教員養成学校の開校式があった。出席したゴネイム教育相の前で、小学5年のハビーバ・ヤヒアさん(9)が手ぶりを交えて詩を披露した。

 「祭りで羊が私をぶった。だけどそれは高くつくわ。お前を焼き尽くしてやる」

 約200人の出席者はざわついた。モルシ大統領の出身組織の穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団は、上意下達の徹底ぶりから「羊の群れ」と皮肉られている。出席者はハビーバさんが政権批判をしていることに気づいたのだ。

 ハビーバさんは3分間の朗読を終えると、教育相の前に進み出て「革命で国は何も良くならなかった」と訴えた。教育相が「ここで言わなくてもいい」とやんわりと言うと「小さな声で詩は読めない」と決然と返した。

 式典後、詩を作った父ヤヒアさん(51)の携帯電話が鳴った。同胞団系の自由公正党の党員からだった。「よくあんなことを言わせたな」。嫌がらせの電話は数十件続いた。産婦人科医になるのが夢だというハビーバさんは「脅しは怖くない。私はただ自分の国が心配なの」と話す。

 「パンと自由、社会正義を」。2011年の革命で強く叫ばれたのは、基本的人権の保障だった。打倒された前政権下では、汚職と並び言論や思想の統制への不満が強かった。

 「独立系メディアでも編集責任者は政権のスパイ。事実上の検閲をしていた」。イスラム教組織が専門の記者、モウニール・アデーブさん(36)は革命前を振り返る。だが昨年6月に発足したモルシ政権や同胞団も、批判的なメディアは「反イスラム」などと攻撃する。アデーブさんは「前政権ほど巧みではないが、検閲したがっているのは明らかだ」と指摘する。

 一方、イスラム教の立場から自由を求める声もある。4月16日、カイロ中心部にある内務省の前で、イスラム教の預言者ムハンマドさながらの顎(あご)ひげを蓄えた10人の男性警察官が、座り込みをしていた。ハニ・エル・シャキリさん(30)はキャリア10年。世俗主義のムバラク前政権下で、イスラム教の影響を想起させる顎ひげは厳禁だった。「革命で自由になったはず」と上官にひげを生やしたいと申し出たが、休職処分となった。

 裁判所は2月、シャキリさんらにひげを生やすことを認める判決を出したが、内務省は無視して復職を拒んでいる。強権体制の象徴だった内務省は今も前政権の影響が色濃いと指摘されている。「私は過激派でも何でもない。ただ預言者を見習いたいだけなんだ」。シャキリさんが声を落とした。【秋山信一】=つづく

6298チバQ:2013/05/15(水) 20:52:22
http://mainichi.jp/select/news/20130512ddm007030102000c.html
惑うアラブ:革命後のエジプト/5止 「消えた」歴代大統領 現代史教育、迷う現場
毎日新聞 2013年05月12日 東京朝刊

 <惑(まど)うアラブ>

 2012年9月。新学期を迎えたエジプトの小学校で教科書が配布された。南部ルクソールで歴史を教えるダイ・アフマドさん(35)はページをめくりながら、異変に気づいた。現代史の章から、ナセル、サダト、ムバラクの歴代3大統領の業績を説明する13ページ分の記述が消えていたのだ。代わりに11年の革命に関する説明が7ページ分加わっていた。「歴史を書き換えようとする意図」を感じた。

 教科書通りに授業を進めると、児童から「ナセルやサダトは何をしたの?」と聞かれる。以前の教科書も参考にしながら説明をしているが、「独自に教えてもいいものなのか」という迷いもある。アフマドさんは「子供たちは歴史を『物語』として学びたいと思っている。今の教科書には物語がない」と嘆く。

 「なぜ革命で追い出された大統領のことを教えなければならないのか」。取材に応じた教育省のセラジ報道官は事も無げに言った。報道官は穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団のメンバーでもある。改訂作業は同胞団出身のモルシ大統領が昨年6月に政権に就く以前の軍政下で行われ、同胞団は関与していないと説明した。

 だが教育省関係者によると、昨年春、同胞団出身の人民議会(国会)議員が、ムバラク氏の記述を消すよう教育省担当者に要求したという。歴史学者で作る改訂委員会が急きょ開かれ、歴代大統領の記述削除を決めた。

 革命の影響は、教科書の書き換えだけにはとどまらない。

 ルクソールにあるハッダディンド小学校教師のアブドルラヒーム・ムハンマドさん(34)は「生徒のマナーが明らかに悪くなった」と嘆く。授業中に出歩いたり、騒いだりするクラスが増え、一部の学級は授業ができない「学級崩壊」の事態に陥った。だが児童たちを叱ると、今度は一部の保護者が「どうせ教育を受けても今はろくな職もない。せめて自由にさせてやってくれ」と学校に怒鳴り込んできたという。「モンスターペアレント」さながらの振る舞いだ。

 同校があるルクソール県アルゴルナ地域の教育省担当者アフマド・ハムザさん(60)によると、こうした状況は多くの小中学校に共通する。今年3月、厚化粧で登校してきた中学1年の女子生徒を担任が叱ると、父親が警察に訴えた。別の小学校では、1年生が社会科の授業をボイコットするために廊下に座り込んだ。ハムザさんは「革命の悪影響だとしか思えない」と嘆く。

 「教育は社会の未来を映す。エジプトの未来はどうなるんだろうね」。ハムザさんは力なく笑った。【秋山信一】=第1部おわり

6299チバQ:2013/05/15(水) 20:52:44
http://www.cnn.co.jp/world/35032053.html
ナイジェリア、3州に非常事態宣言 「テロリストの反乱」で
2013.05.15 Wed posted at 10:49 JST

(CNN) ナイジェリアのジョナサン大統領は14日、北東部ボルノ、ヨベ、アダマワの3州で「テロリストの反乱」が市民を恐怖に陥れ、法と秩序を崩壊寸前まで追い込んでいるとして、これらの州に非常事態宣言を出した。

ジョナサン大統領はさらに、先週数十人の警官が殺害された中部ナサラワ州など8州で、武装勢力による暴力が激化していると警告した。

大統領は、単なる犯罪者ではなく「テロ集団」が同国を脅かしていると主張。すでにボルノ州北部の一部地域はそのような集団に占拠されていると述べた。

同国北部では、イスラム武装勢力「ボコ・ハラム」が厳格なイスラム法の適用を求めて武力闘争を展開している。

大統領は、市民や政府職員が殺害されたり、政府関連施設が攻撃を受けたりした最近の例を挙げ、「こうした行為は宣戦布告に相当する。政府として容認できない」と断言。北東部3州に兵員を増派し、「あらゆる手段」で攻撃を阻止させると述べたうえで、「この対テロ戦に何としても勝利する」と強調した。

6300チバQ:2013/05/16(木) 19:11:07
http://mainichi.jp/select/news/20130517k0000m030010000c.html
英国:EU離脱の是非、議会で激論
毎日新聞 2013年05月16日 18時49分

 【ロンドン坂井隆之】欧州連合(EU)からの離脱の是非を巡る英国議会の議論が白熱化している。15日には、与党・保守党の反EU派議員92人が今国会のエリザベス女王の施政方針演説に対し、「離脱の是非を問う国民投票に言及がなかったのは遺憾」として異例の修正動議を提出。否決されたものの与党内で採決が割れる事態になった。閣内にもEU離脱に公然と賛成する意見も出ており、キャメロン首相の求心力低下が目立っている。

 同日夜に行われた採決では、305人の保守党議員のうち116人が賛成したが、連立与党の自民党、野党・労働党が反対し否決された。反EU派議員は、月内にも国民投票法案を議員立法で提出する方針で、対立はさらに続く見込みだ。

 英国では、低賃金労働者の流入や規制を押し付けられることへの不満から反EU感情が根強く、ユーロ圏で債務危機が深刻化した2011年以降は世論調査で「EU離脱」の回答が「残留」を上回っている。今年行われた地方選挙では、EU離脱と移民規制を掲げる「英国独立党」が大きく躍進。支持層が重なる保守党内の危機感が一気に高まった。キャメロン首相は今年1月、「15年の次期総選挙で保守党が勝利すれば17年末までに国民投票を行う」と表明したが、反EU派は「口約束だけでは国民に真剣さが伝わらない」と法制化を強く求めていた。

 12日には、ゴーブ教育相とハモンド国防相の2閣僚が「いま国民投票が行われれば離脱に投票する」と発言。ローソン元財務相ら党重鎮からも離脱を支持する意見が相次いでおり、党内には「総選挙前に国民投票を実施すべきだ」との声まで出始めている。

 EU離脱に対しては、保守党の連立相手の自民党や、企業活動への影響を懸念する経済界の反対意見が強い。キャメロン首相は賛否双方への配慮から「国民投票の前に、まずEUの改革を目指す」として明確な態度表明を避けているが、労働党は「首相はもはや党のコントロールを失っている」と攻勢を強めており、首相にとって頭の痛い状況が続いている。

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6301チバQ:2013/05/16(木) 19:12:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130516/mds13051618560002-n1.htm
イラン大統領選まで1カ月 保守派3陣営の争いか
2013.5.16 18:52 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】6月14日のイラン大統領選まで1カ月を切った。強硬保守派のアフマディネジャド大統領に改革派が挑む構図だった2009年の前回選挙とはうって変わり、今選挙は保守派内の争いとなる見通しだ。

 「私とマシャイ元大統領府長官は一つだ」。連続3選禁止の規定で今選挙に出馬できないアフマディネジャド大統領は、側近で姻戚関係もあるマシャイ氏への全面支援を表明している。

 アフマディネジャド氏は1期目当初からマシャイ氏をブレーンとして政権運営にあたった。しかし、2期目でマシャイ氏を強引に第1副大統領に昇格させた人事などをめぐり最高指導者ハメネイ師や議会との確執が激化、昨年3月の国会議員選でハメネイ師に近いグループが勝利してからは「レームダック(死に体)」状態が続いていた。

 アフマディネジャド氏としては、大統領選でマシャイ氏が当選すれば、ハメネイ師に対抗するだけの影響力も取り戻せるとの計算があるとみられる。

 これに対し、強硬保守派内でもハメネイ師に近いとされるグループからは、テヘラン市長のガリバフ氏、ベラヤティ元外相、ハダドアデル前国会議長の3人が届け出た。3氏は候補の一本化を模索するとしているが、統一候補はなおも固まっていない。

 ハメネイ師に近い人物としては、核開発問題の交渉責任者を務めるジャリリ最高安全保障委員会事務局長も出馬を届け出ており、強硬保守派内の票が分裂する可能性も指摘されている。

 一方、抜群の知名度を誇るのがラフサンジャニ元大統領だ。1979年のイラン革命を指導したホメイニ師の弟子であるラフサンジャニ師は、保守派内では現実的な穏健派だとされ、2009年の前回選挙では改革派のムサビ元首相を支持したといわれる。

 改革派は前回選挙後、アフマディネジャド陣営による不正があったとして大規模な抗議デモを展開、当局との衝突で流血の事態にまで発展したが、その後はムサビ氏が自宅軟禁下に置かれるなどして勢いを失った。それだけに、今選挙に有力候補を立てられていない改革派は、最も立場が近いラフサンジャニ師支持に回る可能性が高い。

 各候補の外交方針ははっきりしていないが、誰が勝った場合も、最高指導部直轄とされる核開発政策に大きな変化はないとの見方が一般的だ。ただ、米欧などとの交渉担当者の人事には大統領の意向が反映するだけに、国外の関心も高い。

 今回の大統領選には約670人が届け出、最終的な候補者はハメネイ師が任命した聖職者らによる護憲評議会の審査を経て今月下旬に確定する。

6302チバQ:2013/05/17(金) 21:48:16
http://mainichi.jp/select/news/20130517ddm007030161000c.html
英国:強まるEU離脱論 与党・閣僚からも 首相の求心力低下
毎日新聞 2013年05月17日 東京朝刊

 【ロンドン坂井隆之】欧州連合(EU)からの離脱の是非を巡る英国議会の議論が白熱化している。15日には、与党・保守党の反EU派議員92人が今国会のエリザベス女王の施政方針演説に対し、「離脱の是非を問う国民投票に言及がなかったのは遺憾」として異例の修正動議を提出。否決されたものの与党内で採決が割れる事態になった。閣内にもEU離脱に公然と賛成する意見も出ており、キャメロン首相の求心力低下が目立っている。

 同日夜に行われた採決では、305人の保守党議員のうち116人が賛成したが、連立与党の自民党、野党・労働党が反対し否決された。反EU派議員は、月内にも国民投票法案を議員立法で提出する方針で、対立はさらに続く見込みだ。

 英国では、低賃金労働者の流入や規制を押し付けられることへの不満から反EU感情が根強く、ユーロ圏で債務危機が深刻化した2011年以降は世論調査で「EU離脱」の回答が「残留」を上回っている。今年行われた地方選挙では、EU離脱と移民規制を掲げる「英国独立党」が大きく躍進。支持層が重なる保守党内の危機感が一気に高まった。キャメロン首相は今年1月、「15年の次期総選挙で保守党が勝利すれば17年末までに国民投票を行う」と表明したが、反EU派は「口約束だけでは国民に真剣さが伝わらない」と法制化を強く求めていた。

 12日には、ゴーブ教育相とハモンド国防相の2閣僚が「いま国民投票が行われれば離脱に投票する」と発言。ローソン元財務相ら党重鎮からも離脱を支持する意見が相次いでおり、党内には「総選挙前に国民投票を実施すべきだ」との声まで出始めている。

 EU離脱に対しては、保守党の連立相手の自民党や、企業活動への影響を懸念する経済界の反対意見が強い。首相は賛否双方への配慮から「国民投票の前に、まずEUの改革を目指す」として明確な態度表明を避けているが、労働党は「首相はもはや党のコントロールを失っている」と攻勢を強めており、首相にとって頭の痛い状況が続いている。

6303チバQ:2013/05/17(金) 21:56:49
http://mainichi.jp/select/news/20130518k0000m030076000c.html
過激派:国境越え暗躍…ケニア、ソマリア隣接の町
毎日新聞 2013年05月17日 21時39分

 アフリカでイスラム過激派が勢力を拡大している。過激派が国境を超えて連携し、政府の支配が弱い地域に移動して拠点を作り、地域の不安定化につながっている。無政府状態が続いたアフリカ東部ソマリアで、拠点都市から追い出され隣国ケニアで活動を広げるイスラム過激派アルシャバブの実態を追った。【ケニア東部ガリッサで服部正法】

 ◇砂糖密輸で年数十億円
 ソマリア国境に近いケニア北東州のガリッサ。首都ナイロビから町に近づくにつれ、治安当局の検問が増える。街中は平穏そうだが、最近のテロ続発を受け、夜間外出禁止令が敷かれている。

 「もうこのぐらいに」。テロ事件とアルシャバブの関係について記者の取材を受けていた男性が突然、席を立った。男性はソマリ系の敬虔(けいけん)なイスラム教徒。若手リーダーの一人で、地域事情に詳しい。

 案内人は、男性が取材を中断させた理由について「下手にアルシャバブに触れれば、彼らの『(暗殺)リスト』に男性が載ってしまうからだ」と声を潜めた。「何に触れると危険なのか」と、立ち去ろうとする男性にそう畳み掛けると、男性が言った。「彼らのネットワークさ」

 ガリッサでは昨年から、街中の飲食店やホテルなどを狙った攻撃や爆弾テロが散発的に発生。地元紙によると、100人以上が死亡し、アルシャバブの犯行が疑われている。先月には、「治安関係者がよく集まる場所」(地元公務員男性)といわれる中級ホテルで複数の男が銃を乱射し、9人が死亡した。

 「ケニア軍のソマリア介入への報復だろう」。ガリッサ郡のモハメド・マーリム郡長(46)はテロの理由を推測する。地域の有力国ケニアとエチオピアは、アルシャバブ掃討のため2011年秋に相次いで軍事介入し、アルシャバブは撤退を余儀なくされた。

 ソマリア国内で弱体化が指摘されているが、アルシャバブの「ネットワーク」はガリッサ住民の恐怖の的だ。その資金源は砂糖の密輸とみられている。

 案内人によると、砂糖を入れた袋を積載したトラック20〜30台程度が連日、秘密裏に国境を越えてソマリアからケニアに入る。ソマリアから来る砂糖は安く、ケニアでは重宝がられるからだ。国連の調査団も、ソマリアから木炭を湾岸諸国に輸出、逆に湾岸経由で砂糖を輸入し、この砂糖をケニアに持ち込む裏ビジネスにアルシャバブが関与していると指摘する。

 地元報道などを総合すると、砂糖・木炭取引への関与でアルシャバブは年間数十億円を得ている疑いがある。金は武器購入のほか、非ソマリ系も含めた若者らを戦闘員や協力者にスカウトする際に使われると考えられる。

 先月、複数の治安当局者がアルシャバブの砂糖密輸に関わった疑いなどで職務停止処分を受けた。マーリム郡長は「反政府組織の資金源をつぶす」と意欲的だが、当局側にも浸透するネットワークの取り締まりは簡単ではなさそうだ。

 さらに、民族と宗教も複雑に絡む。ガリッサにある約30カ所のキリスト教会のうち4教会が襲撃され、礼拝中に14人が死亡するテロ攻撃も起きている。

 多数派のソマリ系住民はイスラム教徒であるのに対し、教会の信者は非ソマリ系住民。教会信者の間には「アルシャバブの名前を利用して、地元の人間(ソマリ系)がキリスト教徒を追い出そうとしているのではないか」との疑念も渦巻く。

 ◇隣国に流入、組織存続
 アフリカでは、支配地域を追い出されたイスラム過激派が新たな移動先で生き延びている。典型的なのが北・西アフリカの例だ。

 アルジェリアで1990年代に伸長したイスラム原理主義勢力が、政府に追われる形で隣国マリに流入。政府の支配の弱いマリ北部で勢いを増した過激派は、昨年のマリの軍事クーデターなどを利用し、北部を支配下に置いた。今年1月にフランス軍が軍事介入して、過激派は北部の都市部から放逐された。

 だが、マリの隣国ニジェールのバズーム外相は今月、マリから逃げ出した過激派がリビア南部に根拠地を作っていると、懸念を表明した。カダフィ政権崩壊以降続く同国の混乱を利用して逃げ込んだ可能性がある。

 アフリカのイスラム過激派に詳しい南アフリカ・フリーステート大のフセイン・ソロモン教授はケニアへのアルシャバブ浸透について、政府や行政の問題点を指摘する。「市民へのサービスが欠如する中で、モスク(イスラム教礼拝所)が食料配布などを行い、そうした過程で貧困層にイスラム(過激派の)思想が広まっており、キリスト教徒からの改宗も見られる」と言う。

6304チバQ:2013/05/17(金) 22:00:01
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130516-OYT1T01318.htm?from=ylist
ブルガリア議席確定、連立相手を確保できず
 【ローマ=末続哲也】ロイター通信によると、12日投票のブルガリア総選挙(一院制、240議席)は15日、各党の議席数が確定した。


 ボリソフ前首相が率いる中道右派「欧州発展のためのブルガリア市民」が97議席で第1党となり、中道左派の社会党(議席数84)が続いた。両党とも議会過半数を制するために必要な連立相手を確保できていない。連立交渉が不調なら、再選挙の可能性もある。

 両党のほかに議席を得たのは、社会党と連携する可能性があるトルコ系政党「権利と自由運動」(同36)と、極右政党「アタッカ」(同23)だけだった。

(2013年5月16日22時06分 読売新聞)

6305チバQ:2013/05/17(金) 22:02:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130517/erp13051708450001-n1.htm
姿消すか“プーチン行列” ブーイング緩和へヘリポート完成
2013.5.17 08:43
 ロシア大統領府があるモスクワ都心クレムリンにプーチン大統領用のヘリポートが完成、大統領はモスクワ郊外の公邸からの通勤をヘリコプターに切り替える見通しになった。ロシア主要メディアが16日伝えた。

 ヘリ利用はモスクワのひどい渋滞を一層悪化させないための配慮だとされる。他の車を排除したがらんとした道路を黒塗りの大統領リムジンや警護車の車列が独占し、猛スピードで突っ走る大名行列ならぬ“プーチン行列”はモスクワ名物だが、今後はあまり見られなくなりそうだ。

 プーチン氏はロシア製の中型ヘリを使う予定。クレムリンは古い教会などが立ち並ぶ世界遺産でもあるが、ペスコフ大統領報道官は「歴史的建造物への悪影響はない」と述べた。

 近年の大統領の権威低下に伴い、最近は走行を妨げられた市民の車が大統領車列にクラクションでブーイングする場面も目立ち、メドベージェフ首相は3月からヘリ通勤に切り替えた。(共同)

6306チバQ:2013/05/17(金) 22:03:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130516/erp13051621240008-n1.htm
ベルギー国王が退位検討 首相は難色と報道
2013.5.16 21:23
 16日付のベルギー有力紙ルソワールは、国王アルベール2世(78)が健康上の理由で退位を望んでおり、ディルポ首相と協議したと伝えた。首相は来年5月に予定されるベルギー総選挙前の退位は望ましくないと難色を示しているという。

 首相は「政府はこの問題を検討していない」と否定する声明を出したが、国王は既に健康上の理由で遠距離の外国訪問を控えており、近くフィリップ皇太子に王位を譲るとの観測が高まっている。

 アルベール2世は心臓や腰痛などの問題を抱え周辺に退位の希望を漏らしており、最近、ディルポ首相、皇太子にも改めて退位の意向を伝えたという。

 国王が7月21日のベルギー国家の祝日に退位を発表し、11月15日の王家の祝日に退位、皇太子に王位を移譲するとの日程が取り沙汰されている。(共同)

6307チバQ:2013/05/17(金) 22:11:16
http://www.afpbb.com/article/politics/2944361/10749902
飲まなきゃやってられない?独メルケル首相
2013年05月16日 17:30 発信地:ミュンヘン/ドイツ
【5月16日 AFP】ドイツ南部ミュンヘン(Munich)で15日に開催されたお祭りで、アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相(58)がジョッキのビールをおいしそうに味わう姿をAFPのカメラが捉えた。

 欧州債務危機への対応で、欧州連合(EU)を率い債務超過に陥った各国に緊縮財政を迫る姿勢が非難の的となっているメルケル首相。似顔絵にはナチス・ドイツ(Nazi)のアドルフ・ヒトラー(Hitler)の独特のひげが描かれることすらあるが、9月22日に総選挙を控えるドイツ国内では、慎重な危機対応が評価されている。

 先日はドイツの女性誌「ブリギッテ(Brigitte)」主催のフォーラムで、ほとんど明かされていない私生活を垣間見せた。それによると、メルケル首相が最も魅力的だと感じる男性は「すてきな目をした人」だそうだ。また、首脳会談の際には一晩中でも議論を続けられるほど体にエネルギーを蓄えられる「ラクダのような」能力が自慢という。政治家として語るときの秘けつは「まず黙ること」で、それによって「知的な話し方ができるようになる」と話している。(c)AFP

6308チバQ:2013/05/18(土) 00:05:49
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http://mainichi.jp/select/news/20130514dde041030016000c.html
豊かさの陰で:ナイジェリアから/2 若者就職難、ギャングに
毎日新聞 2013年05月14日 東京夕刊


ラグーン沿いに広がるスラム。ハイウエー(左)の先には経済成長を物語るビル群がそびえる=ナイジェリア・ラゴスで
写真特集へ 英語の「ラグーン」(潟湖)が地名の語源となったナイジェリアの旧都ラゴス。街の象徴である大きな潟湖には、水際まで板張りの粗末な家がひしめく。水面の向こうには、急速な経済発展を物語る巨大なビル群が浮かぶ。ハイウエーからの景観上問題があるとして政府によって一部のスラムは撤去されたが、仕事と富を求めて集まり続ける人波が間もなく、再び岸辺を埋め尽くした。

 そんなスラムの一つ、マココ地区。家並みは岸辺に収まりきらず、一部の建物は湖面上にせり出す。日が高く昇る中、板張りの小屋から身を乗り出した青年が記者に声をかけた。「もう帰っちゃうの?」。ろれつが回らない口ぶり。左手にはウイスキーのボトルがあった。所在なげな若者の姿は、路地を曲がる度に目に付いた。

 豊富な石油資源を背景に過去10年の平均経済成長率は7%を超え、2020年までには経済規模で世界上位20カ国入りを目指すナイジェリア。だが、原油輸出で潤う一方、雇用機会を増やすような他の産業は育っておらず、就職は地縁血縁が頼りとされる。失業率は23・9%(11年)。特に都市部の若年層(15〜24歳)では33・5%(同)と深刻だ。

 高い失業率は社会不安と隣り合わせだ。若者の起業支援などを行う地元NGOの男性職員、オグンウォレ・アビオドゥさん(30)はマココ地区出身。「一緒に高校まで出たのに、仕事がなくてギャングになった友達もいる」と表情を曇らせた。

 マココでは、20〜30人の若者でつくるギャング同士の抗争も問題化。今年2月にも5人が死亡する衝突が起きた。アビオドゥさんは課題をいくつも挙げた。「酒やドラッグに浸り、強盗などの犯罪にも手を染めやすい環境ができてしまっている。若者の不満の背景は、失業や不平等だ」

    ◇

 「潟湖のほとり」のスラムから南に約5キロ。大西洋に面したバー・ビーチでは海岸を埋め立て、居住区やオフィス街を整備する「エコ・アトランティック・シティー」プロジェクトが進む。だが、この地でも日中、所在なげにすごす若者たちがいた。友人と3人で海を見つめていた青年(23)はため息交じりに語った。「専門学校で配管を学んだ。仕事を探しているけど、ここでの就職はコネが全てなんだ」【ナイジェリア・ラゴスで町田結子】=つづく

6309チバQ:2013/05/18(土) 00:06:50
http://mainichi.jp/select/news/20130515dde041030064000c.html
豊かさの陰で:ナイジェリアから/3 貧富の格差、発想にも
毎日新聞 2013年05月15日 東京夕刊


ゲートで封鎖された橋。オデさん(右)は貧富の「意識の差」の象徴と指摘した=ナイジェリア・ラゴスで
写真特集へ 片側2車線の真新しいスマートな橋。完成しているようだが、両端は鉄のゲートで封鎖されていた。侵入を防ぐため複数の警備員が目を光らせる。

 社会問題を取材する全国紙の記者、オンチェ・オデさん(29)が言った。「見てください。これが、金持ちと貧困層の考えの違いを浮き彫りにした橋。『メンタルギャップ』の象徴です」

 ナイジェリアの商都ラゴスでも代表的な、二つの高級住宅街を結ぶ全長3キロのレキ−イコイ橋。官民連携で5年前に始まった工事は昨年完了したが、「通行料が高すぎる」と反発を招き、いまだに開通に至っていない。

 片道最低500ナイラ(約300円)。富裕層には大した額ではないが、周辺のスラムの住民にとっては大問題だ。通行料は乗り合いバス料金にも影響する。「金持ちの発想で安易に考えるから、こういうことになるんだ」とオデさんは嘆いた。

 オイルマネーに沸くこの国の格差はすさまじい。日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、月収10万ナイラ(約6万円)以上の中所得層以上は推定90万人(2008年)で、人口1億6600万人の1%以下だ。一方、国民の7割は1日1・25ドル(約126円)以下で暮らす。

 ポルシェが月に50台売れ、富裕層をターゲットにした外資系ショッピングモールも増えるラゴス。モール内には衣料品や電化製品など各売り場のほか、映画館やフードコートも。英国留学から一時帰国中の娘を連れて車で買い物に来た男性(34)は、石油関連会社で働いているといい、「経済はこれからもっと良くなる」と笑った。

 だが、国の成長を象徴するこの都市には、スラムも100以上ある。「富裕層は国家権力から富を得ている」と貧困層は不満を抱いている−−国際機関の現地スタッフらが語るこの国の問題点だ。

  ◇

 封鎖されたままの橋のたもとには高級住宅街が広がり、家々の多くが3メートルを超える塀に囲まれる。新聞記者のオデさんは熱っぽく語る。

 「政治家は富を囲い込み、自分の周りに高い壁を造ることばかりに熱心だった。やってほしいのは、金持ちのための橋づくりではなく、国民が力を発揮できる『道』づくりなんです」【ナイジェリア・ラゴスで町田結子】=つづく

6310チバQ:2013/05/18(土) 00:07:54
http://mainichi.jp/select/news/20130516dde041030023000c.html
豊かさの陰で:ナイジェリアから/4 政府不信で自宅出産
毎日新聞 2013年05月16日 東京夕刊


診療所で次女を出産した女性は「スタッフも信頼できる人ばかりなのに」と自宅出産にこだわる知人らを思いやる=ナイジェリア・ラゴスで013年4月15日午後0時33分(日本時間午後8時33分)、町田結子撮影
写真特集へ 「診療所でのお産は無料なのに、私の友達は自宅で出産したの。お金を取られると思ってるみたい」 

 ナイジェリアの旧都ラゴスの公立診療所。2月に出産した次女の予防接種に来た母親(29)が、我が子を抱きながら打ち明けた。自宅での出産には医師や助産師の立ち会いはなく、危険が伴う。

 国連児童基金(ユニセフ)によると、直近の同国の妊産婦死亡率は10万人当たり840人。新生児死亡率は1000人当たり40人で、共にアフリカ平均(590人と33人)を大きく上回る。5歳未満児の死亡率は1000人中143人で世界ワースト12位だ。

 安全に出産してもらおうと、ラゴス州政府は昨秋から州内の全287診療所での自然分娩(ぶんべん)を無料にした。乳幼児への予防接種は全て無料という全国統一サービスの周知にも力を入れる。それでも、いまだに6割以上の妊婦は自宅で伝統的スタイルで出産し、3割は出生登録もしない。なぜか。

 背景には政府に対する根強い不信感がある。「どうせ何もしてくれない、期待もしていない、と諦める住民が多い」とユニセフ現地事務所の泉紀子さん(46)は説明する。

 地方にも度々足を運ぶ泉さんは、公共サービスに対する住民の不満を何度も耳にした。役場に行けば金を要求され、相次ぐ公務員給与の遅配・欠配で教師は学校に来ない−−。同国北部の別の州ではそんな状況に見切りをつけた住民が、自分たちで教師を雇い、学校を運営していたという。

 世界の汚職を監視する国際NGO「トランスペアレンシー・インターナショナル」による腐敗認識指数ランキングでは、ナイジェリアは176カ国・地域で139位(2012年)と最低レベル。腐敗は信頼の欠如を招き、子どもの命を奪うことにもつながる。

 富裕層が集まるラゴス・アイランド地区と貧しい地域の間で妊産婦死亡率が3倍近い差が出るなど、州内格差が激しいラゴス。それでも国を代表する地域として、必死の取り組みや啓発を続ける。

 泉さんは言う。「住民に期待され信頼されるよう、まずは行政側が変わらないといけないんです」【ナイジェリア・ラゴスで町田結子】=つづく

6311チバQ:2013/05/18(土) 00:08:30
http://mainichi.jp/select/news/20130517dde041030004000c.html
豊かさの陰で:ナイジェリアから/5止 問われる、支援の形
毎日新聞 2013年05月17日 東京夕刊


補習授業でアルファベットを習うスラムの子どもたち。見守るサンゴサンヤさん(奥)の目も真剣=ナイジェリア・ラゴスで
写真特集へ 「O(オー)はオレンジのO、P(ピー)はパイナップルのP!」

 ラゴスのゴミ捨て場にできたスラム近くの「教室」から子どもたちの元気な声が響く。アルファベットの暗唱だ。別の部屋では上級生が数学の授業を受けていた。

 地元のNGO「LOTS(ロッツ)」は、スラムの子どもたちのために放課後の補習授業を開いている。責任者のトルロペ・サンゴサンヤさん(30)は「学校には行っているけれど、英語の読み書きも満足にできない子が多い。教育の質が低いからです」と狙いを語る。

 近隣の小学校では80人近い児童を1人の教師が教えていた。隅まで目が行き届くはずがない。サンゴサンヤさん自身、学校に通っていたにもかかわらず、10歳までほとんど読み書きができなかった。

 LOTSは補習のほかにも、ゴミに囲まれて暮らす子どもたちに外の世界を知り夢を持ってもらうため、富裕層向けに誕生したショッピングモールに連れ出すなど多様なプログラムを組む。補習を受ける少女(13)は「将来の夢は医者」と笑顔を見せた。

 同国では近年、LOTSのような草の根支援活動が広がっている。ユニセフ(国連児童基金)現地事務所によると、子ども関連のNGOだけで50以上。支えているのは個人や海外からの寄付だ。2年前にはNGOや政府関係者、警察、弁護士らを結ぶ「子どもの保護連絡会」もできた。

 サンゴサンヤさんはこうした取り組みを評価しつつ、課題を挙げる。「保護しても、親の経済力がなければ同じことを繰り返す。必要なのは、物事を包括的にとらえる『システム・シンキング』。各分野の団体が強みを生かして協力し合えば、もっと良くなるはず」

    ◇

 アフリカへの支援策について話し合う第5回アフリカ開発会議(TICAD)が6月1〜3日、横浜市で開かれる。経済成長を通じた貧困解消を主要な柱に、投資促進策などが話し合われる予定だ。

 だが、経済成長の恩恵は一部に集中し、多くの人々は取り残されがちだ。それは、大陸のリーダーとして知られるナイジェリアで極端なまでの姿で現れていた。アフリカ研究者の島田周平・東京外大特任教授は強調する。「投資増大がもたらす格差問題には十分な留意が必要だ。アフリカの政府は新しい問題に直面することになるが、人間開発や社会開発の分野で日本が協力できる面は多い」【ナイジェリア・ラゴスで町田結子】=おわり

6312チバQ:2013/05/18(土) 01:31:31
http://mainichi.jp/select/news/20130518k0000m030101000c.html
シリア情勢:トルコ、米で増す存在感
毎日新聞 2013年05月17日 22時38分(最終更新 05月17日 23時32分)

 【エルサレム大治朋子】オバマ米大統領は、訪米中のトルコのエルドアン首相と16日に開いた共同記者会見で、両国の連携強化を強調した。シリアの内戦状態が続くなか、「新たな戦争」や中東全体の不安定化を回避したい米国にとって、トルコはさらなる脅威の拡散を食い止める「防波堤」にもなりうる存在だ。シリア情勢の悪化が、トルコの存在感を高める形となっている。

 「今回の訪問は、米国にとってトルコがいかに重要な同盟国であるかを示すものだ」。オバマ大統領は会見でそう述べて、両国の「絆」をアピールした。エルドアン首相の訪米は15回目だが、米軍による正式なセレモニーで迎えられたのは今回が初めて。背景には、両国の経済関係の急速な拡大がある。過去4年間で両国の貿易総額は75%増の200億ドル(約2兆円)近くに成長。軍事面でも、35億ドル(約3500億円)規模の最新鋭ヘリの共同開発を進めるなど、関係強化を図っている。

 トルコ南部にはシリアからの難民約20万人が押し寄せ、国境付近でテロ事件が起きるなど治安が悪化。トルコにとって米国との連携が欠かせない状況だ。

 トルコは昨年、米国などを通じ、北大西洋条約機構(NATO)にパトリオットミサイルの配備を要請。NATOは今年1月、シリアとの国境付近に配備した。欧州への「防波堤」ともなり、米欧の思惑とも一致した。

 対イスラエル関係でも、トルコは存在感を高めている。両国空軍がトルコ北部で行っていた合同演習は、パレスチナ自治区ガザ地区に対する空爆などをきっかけに、2009年から中断している。トルコでの演習はイランへの空爆を想定した訓練などが可能で、イスラエルにとってはメリットが大きい。シリア情勢の影響で中東の不安定化が懸念されるなか、イスラエルは演習再開を希望しているとされ、トルコがイスラエルに対し優位な立場になりつつある。

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6313チバQ:2013/05/18(土) 23:32:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130518/amr13051807000000-n1.htm
【鼓動】
連邦からの独立「古い夢」フランス文化の薫り漂うケベック
2013.5.18 07:00 (1/4ページ)

モントリオール中心街を歩く市民。若い世代の「ケベック独立」への関心は低調だ
 フランス系移民が多く住むカナダ東部ケベック州は、連邦からの独立を目指す機運が伝統的に強い地域だ。これまでに分離独立の是非を問う住民投票が2度行われたほか、昨秋の州議会選では独立を訴える政党が9年ぶりに第1党に返り咲き、動向が注目されている。しかし若い世代の独立志向は高くなく、独立は「古い夢」にも例えられている。(カナダ東部モントリオール 黒沢潤、写真も)

 古城を思わせる建物、絵のように美しい石畳の街角−。セントローレンス川沿いにあるモントリオールは“北米のパリ”と称されるだけあって、フランス文化の薫りが漂う街だ。

 英語とフランス語を公用語とするカナダ国内にあって、ケベック州最大のこの街では、仏語を耳にする機会が圧倒的に多い。

 「州内に住むお客さんに英語で宿泊確認のメールを送ったら叱られてしまった」。市内で民宿を営むジョアンヌ・ビルヌーブさん(54)は、州民がいかに仏語を大事にしているかを教えてくれた。州内の病院のカフェテリアでは最近、英語で話をしていた男性に怒った女性が、パンを投げつける“事件”も起きたという。

 ケベック州の「フランス化」は1534年、仏王フランソワ1世の命を受け探検家ジャック・カルティエが到達したことに遡(さかのぼ)る。17世紀にはブルターニュなど仏北西部から貧しい農民が次々と流入。だが英仏戦争のパリ平和条約(1763年)で英国植民地となり、経済権を英国系に支配された。

推進派が政権奪回


 1867年に英国の影響下でカナダ自治領のひとつとなったが、州による1970年代のフランス文化促進策以降、独自色を強めてきた。80年の住民投票では賛成は40%、95年は49・4%で独立支持派が僅差で敗れた。

 独立論議はその後、一時的に下火となるが、昨年9月の州議会選で独立を訴えるケベック党が政権を奪還し、独立派を勢いづかせた。

 「私たちは仏語で生き、仏語で働き、仏語で意思疎通を図る。人々が望むとき私は住民投票を行う」。女性初の州首相に就任したケベック党のマロワ氏はこう意気込む。

 マロワ政権は現在、州内の社員50人以上の企業に義務づけられている仏語使用を社員25人以上の企業に拡大することを目指している。連邦健康委員会から撤退する動きもみせるなど、強い独立志向を打ち出している。

 文化・経済に自信

 ケベック州民が独立を望むのはなぜなのか−。ある女性は「教会には約400年前の家系の記録も残る。英国系が多数派の連邦内にあって、仏系出身であることへの誇りは強い」と語る。

 バス運転手のセルジ・ロイさん(51)も「(カナダの国家元首の)エリザベス英女王に対し、仏系の私たちがなぜ、税金を払う必要があるのか? 不快だよ」と語気を強めた。

6314チバQ:2013/05/18(土) 23:33:21
 州内には、世界有数のエンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」が拠点を置き、仏語による作品を手掛けるシナリオライターや演出家が続々と出てきている。ケベック文化への人々の自負は強い。

 ケベック州は独立を実現させる経済力は持っている。航空宇宙や製紙パルプ、IT、医薬産業が盛んで、経済規模も13州・準州の中で第2位。「近年独立した他の国よりも経済力があるし、潜在力も秘めている」(地元紙)とされる。

 

困難な分離手続き


 ただ、経済的要因がそろったとしても、実際に独立に踏み込める状況には至っていない。ケベック党は州議会(125議席)で政権を握るとはいえ少数与党(54議席)のままだ。連邦維持派の自由党(50議席)が敗れたのは汚職や大学学費値上げ方針への反発によるもので、独立への支持が高まったからではない。

 オタワ大学のマルタン・パピヨン教授(政治学)は「95年の住民投票の挫折がトラウマとなっている。分離手続きは困難を極めるだろうし、独立後の状況も不確かだ。独立への欲求は現在はわいていない」とみる。

 政治評論家のデズモンド・モートン氏も「中東民主化運動『アラブの春』で人々の生活が良くなっていないように、(独立という)過激な行動で生活が劇的に向上するわけでもない。ケベックの人々は、オタワ(連邦政府)が主導する国際貿易によって自分たちの生活が成り立つという事実も認識している」と話す。

関心がない若年層


 若年層の間では仏語より英語に親しむ割合も増えており“独立一辺倒”ではない。3人の子供を持つ主婦(55)は「(英語圏の)トロントに住んでいる26歳の長男は私と仏語で話すのを拒否し、独立にもあまり関心がない」と語る。

 ブティックの女性経営者ジョリ・ビロドさん(34)も「若者の間で独立は重要なテーマではない」と断言。「経済力のあるケベックなしにカナダは生きられず、ケベックが独立すればカナダは崩壊するだろう」と話す。

 2010年のバンクーバー冬季五輪でカナダ・男子ホッケー代表が金メダルを獲得した際、同州では「カナダ国民であることが誇りだ」との回答者が約9割にも上り、「カナダ国民」としてのアイデンティティーも共存する。モントリオール大学のエリック・モンプティ教授(政治学)は「『独立』は古い夢、1995年に一時膨らんだ夢だった」とした上で、「休火山のように休眠状態にあるだけで、いつでも主要議題にはなり得る」との見方も示している。

    ◇

 ケベック州 面積は13州・準州の中で2位(約166万平方キロ、日本の約4倍)。人口約790万人。州都はケベック市だが最大都市はモントリオール市。同市は仏語圏の都市としてはパリに次ぐ第2の規模を持つ。州内の英語系人口は10%前後といわれる。航空宇宙産業のボンバルディア、カナダ最大の航空会社エア・カナダ、鉄道会社のカナディアン・ナショナル鉄道などの大企業がケベック州に本社を置いている。

6315チバQ:2013/05/19(日) 18:28:35
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013051900101
野党女性幹部、銃撃され死亡=選挙での不正訴え−パキスタン
 【ニューデリー時事】パキスタン南部のカラチで18日夜、野党パキスタン正義運動(PTI)の女性幹部ザラ・シャヒド・フセインさんが何者かに銃撃されて死亡した。フセインさんは11日実施の国民議会選挙で不正があったと訴え、再投票を求めていた。地元メディアが報じた。
 PTIを率いるクリケットの元スター選手イムラン・カーン氏は、野党ムータヒダ民族運動(MQM)が再投票に反発し、たびたびフセインさんらを脅迫していたと非難。MQMは事件への関与を否定している。
 一方、フセインさんは自宅近くでバイクに乗った複数の男にかばんを奪われそうになり、殺害されたとみられ、報道によると、警察当局は単なる強盗殺人事件の可能性もあるとの見方を示している。(2013/05/19-16:02)

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6316チバQ:2013/05/19(日) 18:30:05
>報道によると、警察当局は単なる強盗殺人事件の可能性もあるとの

捜査する気ないだろ、警察

6317チバQ:2013/05/20(月) 21:20:58
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013052000433
宗派対立再燃、悪化の一途=シリア内戦も背景に−イラク

イラク・ラマディで、兵器を手にする集団=18日(AFP=時事) 【カイロ時事】中東の長期独裁政権が民主化要求運動で相次いで倒れた2011年の「アラブの春」以降、比較的政情が安定していたイラクで、イスラム教のスンニ派とシーア派の対立が再燃し、情勢が日々悪化している。隣国シリアの内戦は宗派間抗争の様相を呈しており、これがイラクにも影を落としているようだ。
 イラクでは4月、テロや襲撃事件が相次ぎ、民間人を中心に700人以上が死亡した。これほどの犠牲者が出たのは、03年のイラク戦争後の混乱がピークに達し、毎月1000人以上が命を落としていた06〜07年以降では初めて。5月に入ってからも、17日だけで少なくとも72人の死者が出るなど状況は改善していない。(2013/05/20-14:24)

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6318チバQ:2013/05/20(月) 21:21:39
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013052000024
妻はいいが娘は駄目=族長継承「女性差別でない」−レソト
 【マセルAFP=時事】周辺を南アフリカに囲まれた内陸国レソトで「親が持っていた族長の地位継承の確認」を娘が求めた訴訟の判決が16日、憲法裁判所であり、訴えは退けられた。人権団体は「女性差別だ」と批判。裁判所は「継承順位はまず息子。息子がいなければ、残された妻。法律を見る限り、女性差別ではない」としている。
 レソトでも伝統的な族長は、儀礼的存在になりつつあるが、それでも地方自治に一定の発言力を持つ。娘の母は既に他界しており、娘は「がっかりしているが、思った通りの判決だ」と述べ、法廷闘争を続ける考えだ。(2013/05/20-05:50)

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6319チバQ:2013/05/20(月) 21:25:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130520/erp13052010050000-n1.htm
世界のマラリア薬、半分偽物 主要製造元は中国とインド、国連が報告書
2013.5.20 10:00 [病気・医療]

マラリアを媒介するハマダラカの一種(米疾病対策センター提供)
 全世界で年間2億人以上の患者が発生しているマラリアについて、粗悪な治療・予防薬の流通が急増していることが、国連の調査で分かった。アフリカと東南アジアで販売された薬のうち、約5割に薬効が不十分な成分などが混ぜられていたという。こうした“偽薬”は中国やインドが主要製造元と推定されている。

 国連薬物犯罪事務所(UNODC)がまとめた東アジア・太平洋地域の組織的な越境犯罪に関する初の報告書で判明した。効果の薄い薬の投与が続けば、抗生物質が効かない薬剤耐性マラリアなどが拡散する恐れがあると警鐘を鳴らす。

 報告書によると、1999〜2005年の東南アジアでの検査で33〜90%の薬が問題とされ、00〜10年にアフリカ諸国の検査では、12〜82%が不合格だった。粗悪な薬の中には血中のマラリア原虫を殺す成分が少ない安価な化学成分や石灰粉末などが混ぜられたものがあり、報告書は、こうした薬の製造ビジネスが中国とインドで拡大していると指摘している。(共同)

6320チバQ:2013/05/20(月) 21:42:58
http://mainichi.jp/select/news/20130521k0000m030037000c.html
シリア:反体制派「国民連合」内部対立か…別組織設立も
毎日新聞 2013年05月20日 20時06分

 【カイロ秋山信一】内戦が続くシリアの反体制派主要組織「シリア国民連合」の土台が揺らいでいる。ヒット暫定首相の選出から約2カ月たったが、いまだに暫定政府の陣容が決まらず、別組織設立の動きさえ出てきた。背景にはイスラム勢力とリベラル派の内部対立も指摘される。国民連合は23日、トルコのイスタンブールで総会を開き、3月に辞意を表明したハティブ前議長の後任選出や、ヒット暫定首相の処遇などを協議するとみられるが、難航は必至だ。

 23日の総会では、米露が提唱したアサド政権との和平案に関する国際会議への参加問題も議題になるとみられる。米欧は国民連合に反体制派をまとめる役割を期待しているが、国民連合の反体制派内での求心力は低下している。

 今月11日、エジプトの首都カイロで、国民連合と別の反体制派の新組織「シリア民主連合」の設立総会が開かれ、中心メンバーの作家ミシェル・キロ氏が「民主化勢力を結集するには、新しい組織が必要だ」と訴えた。総会には、内戦前から反体制運動を行ってきた活動家ら約200人が参加。反体制派の主要戦闘部隊「自由シリア軍」幹部や国民連合を離脱した元幹部も出席した。

 国民連合は昨年11月、反体制派の結集を目指して設立された。内戦後の政権の受け皿としても期待され、日本を含む100カ国以上やアラブ連盟が、シリアの代表として承認した。だが今年3月、ハティブ議長が突然辞意を表明し、きしみが表面化。表向きは「十分な支援を行わない国際社会への抗議だ」と説明したが、多数派の穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団との対立が背景にあると指摘される。

 国民連合幹部によると、ハティブ氏は外国の干渉を嫌い、カタールの支援を受ける同胞団とは折り合いが悪かった。シャラ副大統領を対話相手とする独自の和平交渉案も、アサド大統領の排除を明確にしていないとして同胞団などの猛反発を受けた。一度は慰留に応じたが、再度辞意を表明した。

 3月に暫定首相に選ばれた米在住の実業家ヒット氏を巡っても対立がある。同胞団からは一定の支持を得ているが、自由シリア軍やリベラル派は反発し、人事が滞っている。暫定政府は反体制派の支配地域で活動する予定だったが、そのために必要な自由シリア軍の協力が得られていないのが実情だ。

6321チバQ:2013/05/20(月) 21:48:21
http://mainichi.jp/select/news/20130520ddm007030014000c2.html
/ローマ法王:就任2カ月 法王、動く バチカン抜本改革着手 他宗教との対話に意欲
毎日新聞 2013年05月20日 東京朝刊

 【ローマ福島良典】南米アルゼンチン出身のフランシスコ・ローマ法王(76)が19日で就任から2カ月を迎えた。社会的弱者に寄り添う「貧者の教会」をモットーに掲げ、スキャンダルで揺れたバチカン(ローマ法王庁)の改革を進める路線を打ち出している。また欧州中心の傾向があった前法王ベネディクト16世(86)と異なり、日本を含めたアジアに対して強い関心を寄せ、国際社会に積極的に関わる姿勢を示している。

 ◇しがらみ少なく
 焦眉(しょうび)の急は、法王庁の資金運用・管理を担当する宗教事業協会(バチカン銀行)のマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑と、聖職者による児童への性的虐待という、2大スキャンダルで傷ついたバチカンの立て直しだ。

 「法王庁とのしがらみが少ない現法王はベールに包まれていたバチカン銀行にメスを入れるなど抜本的な改革に取り組むだろう」。イタリア誌レスプレッソのサンドロ・マジステル記者は予測する。

 バチカン銀行総裁は14日、資金の動きの透明性を高めるため、今年末までにインターネット上で貸借対照表の公開を始めると発表。また、法王は性的虐待根絶の対策立案を担当司教に命じるなど対応に乗り出した。

 改革に世界各地の聖職者・信徒の声を反映するため、地域を代表する8人の枢機卿で作る顧問団も新設。今年10月に初会合を開き、教会のあり方について助言するほか、バチカンの憲法・使徒憲章「パストル・ボヌス」の改正を検討する。

 ◇アジアに強い関心
 外交筋は、「法王は日本に関心がある」と指摘する。出身母体のイエズス会は日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエル(1506〜52年)を生んだ。法王はブエノスアイレス大司教時代にインタビューで「日本に宣教に行きたかったが健康上の理由でかなわなかった」と明かしている。

 今年は7月にブラジルを訪問するが、来年の訪問先候補に日本と韓国が浮上している。日本への思い入れに加え「韓国人殉教者124人を(聖人の前段階の)『福者』に認定する列福式が来年中に開催される見通し」(韓弘淳・駐バチカン韓国大使)のためだ。

 アジアへの関心は発言からもうかがえる。駐バチカン外交団との会見(3月22日)で国交のない中国を念頭に「外交関係を持っていない国々と歩みを始めたい」と呼びかけ、復活祭ミサ(3月31日)で朝鮮半島に「平和と和解」がもたらされるよう祈った。潘基文(バンキムン)・国連事務総長との会談(4月9日)でも朝鮮半島情勢を協議した。

 バチカンにとって現代社会の宗教離れは頭痛の種。法王のアジア重視の背景には「非カトリック教徒の割合が高く、宣教による信徒数拡大の余地がある」(宣教関係者)という事情もある。

 ◇「貧困」「弱者」テーマ
 イスラム教やユダヤ教など他宗教の聖職者と面会し、対話を深める姿勢も目立つ。ユダヤ教の過ぎ越し祭(ペサハ)にあたりローマのユダヤ教チーフラビのリッカルド・ディ・セーニ師(63)に「私のために祈ってほしい」と書簡を送った。

 宗教対話を推進する「テベレ対話協会」のムスタファ・チェナプ・アイデン氏(35)は法王が中世イタリア・アッシジの聖フランシスコから名前を取った点に「イスラム教との対話に向けたメッセージ」を見る。キリスト教徒とイスラム教徒が聖都エルサレムの争奪戦を繰り広げた十字軍時代、聖フランシスコは「敵であるエジプトのスルタン(君主)に会いに行った」とされるためだ。

 世界を飛び回り「空飛ぶ聖座」と呼ばれた故ヨハネ・パウロ2世は、1986年に他宗教指導者をアッシジに招いて対話に弾みを付けた。「貧者の教会」を目指すフランシスコ法王の進める宗教間対話は、貧困撲滅や弱者救済などが主要テーマになりそうだ。

6322チバQ:2013/05/20(月) 21:59:24
http://www.afpbb.com/article/politics/2945040/10770474?ctm_campaign=txt_topics
野党幹部殺害のカラチ、厳戒態勢のなか再投票 パキスタン
2013年05月20日 10:46 発信地:カラチ/パキスタン
【5月20日 AFP】パキスタン南部のカラチ(Karachi)で19日、先日の総選挙で票の水増しが指摘されていた選挙区の再投票が、厳戒態勢のなか行われた。同市ではこの前日、野党パキスタン正義運動(Pakistan Tehreek-e-Insaf、PTI)の女性幹部が殺害される事件が起きている。

 再投票が認められたNA-250選挙区内43か所の投票所には、軍や警察、自警団、軍用車両が出動して警備に当たった。選挙管理委員会によれば、酷暑と前日の殺人事件にもかかわらず、投票率は40%を上回る見通しだ。

 18日の事件では、野党パキスタン正義運動(Pakistan Tehreek-e-Insaf、PTI)のシンド(Sindh)州女性部副部長、ザラ・フセイン(Zohra Hussain)氏(59)が、カラチの自宅前でバイクに乗った男3人に銃撃された。PTIを率いるクリケットの元スター選手、イムラン・カーン(Imran Khan)氏は、事件の背後には同市で大半の支持を集める野党ムータヒダ民族運動(Muttahida Qaumi Movement、MQM)、特にロンドン(London)で亡命中の指導者アルタフ・フセイン(Altaf Hussain)氏がいると主張しているが、MQMはこれを否定している。

 警察によれば、男3人は現場から逃走。銃撃の動機は不明で、犯行声明も出ていない。警察当局は「これまでにつかんだ手がかりはすべて捜査しているが、事件が強盗未遂なのか、(フセイン氏を狙った)殺人なのかはまだ分からない」と、AFPに語った。(c)AFP

6323チバQ:2013/05/20(月) 22:08:31
http://mainichi.jp/select/news/20130514ddm007030038000c.html
メルケルの闘い:/1 「フクシマから学んだ」 脱原発派に急変 合理的発想で「解」導く
毎日新聞 2013年05月14日 東京朝刊


 2011年3月11日、ブリュッセルで欧州理事会に出席していたドイツのアンゲラ・メルケル首相(58)の携帯電話に1本のSMS(ショートメッセージサービス)が入った。ベルリンの首相府からだ。「日本で大地震発生」。関係者によると、首相はその後、周囲が声をかけても気付かないほど夢中でインターネットにかじりつき、情報を集め続けた。

 翌12日、福島第1原発1号機の水素爆発を受け、原発維持派だった首相はあわてた。夕方、急きょ政権幹部を首相府に集めて対応を協議したが、ここでウェスターウェレ外相は明確に「性急な反応は必要ない」と原発停止案に反対。迷う首相はその後、電力業界トップにも電話して意見を聞いたが、業界側は回答を避けた。与党筋によると、その後は今後の選挙への影響を気にする閣僚から「原発を止めないと、ツナミが今度はわが与党を襲う」などと感情的な発言も相次いだという。

 15日、首相は決断する。「国内17基のうち老朽原発7基を停止」。独誌シュピーゲルはこの決定を「考え抜かれた計画のように見えて、実はひどくあわてた構想だった」と評した。6月には、22年までの全原発停止が連邦議会で承認された。

 ドイツの脱原発は福島事故以前から決まっており、02年にはシュレーダー前政権が「20年ごろまでの脱原発」を法制化している。だが原子力業界への配慮などから、10年9月に「40年ごろまで稼働延長」に変更したのが、メルケル首相自身だった。このため再度の方針転換には困惑の声もあった。「急な脱原発は産業界へのダメージも大きいと訴えたが、私は孤立した。フクシマ事故直後は議員も皆パニックで、自由に議論できる雰囲気はゼロだった」。与党にいながら下院採決で脱原発に最後まで反対票を投じた自由民主党のフランク・シェフラー連邦議会議員は振り返る。

 11年5月、首相は会見で「あり得ないことがあり得る。それをフクシマから学び、私は従来の意見を変えた。(事故の)映像が脳裏から離れない」と当時の心境を明かした。

 首相の決断は、原発におびえる国民の支持を得た。世論調査機関フォルザのマンフレート・ギュルナー代表は「2期目の政権運営で、首相は国民の不安回避に一定の成功を収めた。欧州債務危機でも、ユーロ崩壊を防ごうと努力する姿が国民に安心を与えた。派手な政治家ではないが、不安だらけの時代にはかえって彼女の実務的な特質がプラスに映った」と分析する。

 物理学者でもある首相のギムナジウム(日本の中高一貫校に相当)時代の恩師で、数学と物理の担任だったハンスウルリヒ・ビースコウさん(74)は語る。「あの子の発想は、今も合理的な物理学者のまま。状況や前提が変われば、『解』も変えるんです」

   ◇ ◇ ◇

 9月のドイツ連邦議会選(総選挙)まで半年を切った。堅調な経済力を背景にドイツの国際的な存在感が高まる中、脱原発やユーロ危機に対処した2期目(09〜13年)のメルケル政権を振り返る。【ベルリン篠田航一】=つづく

6324チバQ:2013/05/20(月) 22:10:03
http://mainichi.jp/select/news/20130515ddm007030142000c.html
メルケルの闘い:/2 風力発電、いばらの道 送電線、環境保護派が反対
毎日新聞 2013年05月15日 東京朝刊

 「脱原発に投資する人々は今、州の自然保護当局にいじめられています」−−。

 文面は穏やかではない。ドイツ南部バーデン・ビュルテンベルク州のクレッチマン州首相(緑の党)のもとに今年2月に届いた手紙だ。差出人は、同州で緑の党と連立を組む社会民主党のシュミーデル州議会議員。脱原発を進めるため風力発電用の風車を造ろうとすると、今度は環境保護派の人々に反対され、設置が進まない。そんな現状を嘆いた「告発文」だ。

 福島第1原発の事故を受け、2期目(2009〜13年)のメルケル政権が2022年までの「脱原発」を決めて以降、何が起きているのか。

 ドイツでは今、急ピッチで風力発電への投資が進む。約2万基の風車が稼働する陸上は既に満杯のため、北海・バルト海の6カ所で「洋上」風力発電所を運転し、さらに29カ所の建設を急ぐ。この計画で政府が「国家的課題」(メルケル首相)と位置付けるのが、電気を国内各地に届ける送電網の整備だ。

 海がある北部から産業拠点が集中する南部まで、20年ごろまでに国内全土で全長約3800キロの送電線の増設が必要になる。だがここで、森を愛する民・ドイツ人の別の一面が現れる。景観破壊への反対運動が各地で起き、工事が年数十キロしか進まないのだ。このままでは「脱原発」の22年までにとても間に合わない計算になる。

 メルケル首相が育った旧東ドイツ・ウッカーマルク地方でも反対運動がある。「脱原発には賛成だが、自然破壊も深刻。さらに、送電線の電磁波による健康被害も心配だ。送電線は地下に埋めるべきだ」。高圧送電線設置に反対する住民団体のリーダーで、元教師のハルトムート・リントナーさん(66)は語る。だが送電会社側はコスト増を理由に地下埋設を拒否し、建設は立ち往生。ドイツ最大の自然保護団体「ドイツ自然保護連盟」も脱原発を歓迎しつつ、「送電線の地下埋設を検討すべきだ」との声明を出した。

 苦肉の策としてアルトマイヤー環境相は昨年11月、「送電線事業に投資する人は高利の配当金を受け取ることができる」との構想を提案。建設反対派への明確な「懐柔策」で、独紙によると、法制化も視野に入れているという。

 脱原発への道のりは容易ではない。電気料金高騰や、高レベル放射性廃棄物の最終処分場が決まらない問題もある。「まるでヘラクレスの課題だ」。ギリシャ神話の英雄が数多くの難題に直面した故事にたとえ、メルケル首相はそう嘆いた。2期目の政権が決断した目玉政策の行方を、世界が注視している。【ベルリン篠田航一】=つづく

6325チバQ:2013/05/20(月) 22:11:28
http://mainichi.jp/select/news/20130517ddm007030159000c.html
メルケルの闘い:/3 「人権」封印、対中傾斜 輸出額、5年で倍増
毎日新聞 2013年05月17日 東京朝刊

 2011年9月、ベルリンの議員会館でドイツのゲアハルト・シュレーダー前首相(69)のインタビューを終え、握手して席を立とうとすると、シュレーダー氏が尋ねてきた。

 「そうそう、コイズミは元気か。大好きなんだ。また会いたいと思っているんだが」。在任中の主な日本側パートナーだった小泉純一郎元首相のことだ。シュレーダー氏は取材後しばらく、かつてワーグナーのオペラを小泉氏と一緒に鑑賞した思い出などを懐かしそうに振り返っていた。共に離婚経験者で、関係者は「2人はよく離婚と女性の話をしていた」と話す。よほどウマが合ったらしい。

 だが05年に就任したメルケル首相はこの8年間で、計7人(安倍晋三首相は2度)の日本の首相と対面。信頼関係を築く前に首相が次々に代わる日本を横目に、存在感を高めたのは中国だった。

 欧米で今、中国を無視できる国はなく、ドイツも例外ではない。メルケル政権の2期目(09〜13年)は特に経済面で結び付きを強め、12年の対中輸出額は666億ユーロ(約8兆6580億円)と、07年の2倍以上に急増した。「中国とドイツは世界で最も重要な製造業大国。世界の技術革新と発展に大きな役割を果たす」。昨年4月、ドイツを訪問した温家宝前首相は、世界経済をけん引する互いの強さを自賛した。昨年8月に訪中したメルケル首相も、中国の人権問題などへの批判を封印して経済協議に集中し、「(中国に)飼い慣らされた首相」(シュピーゲル誌)とまで酷評された。

 だが表舞台で緊密な両国も、裏では激しいさや当てを演じる。特にドイツが神経をとがらせるのが、中国からのサイバー攻撃や産業スパイだ。技術大国ドイツが誇る科学・軍事情報は絶好の標的となり、情報機関・ドイツ憲法擁護庁の12年報告書によると、最近は新聞社の特派員などに扮(ふん)した中国人スパイが、ドイツの官僚や学者、兵士に接触し、「贈り物や食事接待、中国旅行手配」攻勢で人間関係を深め、情報を聞き出しているという。

 昨年11月、メルケル首相は北京に密使を送り、中国高官にスパイ行為を中止するよう求めた。「このやり取りは外交上の一切の記録に残さないことで双方が合意した。中国にとことん気を使っている」。中国に詳しい与党筋はそう解説する。

 中東諸国への武器輸出増大など、メルケル政権2期目には新興国への経済的傾斜も議論になった。独外交政策協会のエーベルハルト・ザントシュナイダー教授は分析する。「戦後、欧州統合と対米協調の2本柱だったドイツ外交に、新興国が登場し始めた。経済重視の実利的外交か、人権重視の価値観外交か。両派の対立が近年は特に高まっている」【ベルリン篠田航一】=つづく

6326チバQ:2013/05/20(月) 22:12:56
http://mainichi.jp/select/news/20130518ddm007030036000c.html
メルケルの闘い:/4 製造業で欧州けん引 「時短」効果、失業者減らす
毎日新聞 2013年05月18日 東京朝刊

 欧州中から集まった約1300人の若者が学ぶのは、ベルリン郊外の10階建てのビル。授業中の教室が並ぶ廊下を抜けると、金属臭が漂う巨大な工場に出た。自動車などのベルトの緩みを巻き取る部品「ベルト・テンショナー」の点検作業をする若者が、汗をふきながら議論している。別の場所では、旋盤やフライス盤を組み立てる若者たち。ドイツの電機大手シーメンスが町工場と学校を「一体化」させた巨大な職業訓練所で、生徒は約4年間、職人としての知識と技能を学ぶ。

 「僕たちはアビトゥーア(大学入学資格)を取ったので、大学に行くこともできました。でもこの手で何かを作り出す仕事をしたくて訓練所に入りました」。2011年秋から学ぶフィリップ・ブヤルスキさん(22)とルーカス・ゲリンガーさん(22)がノートを開いて作業内容を説明してくれる。マルティン・シュテックマン所長は「ドイツの技術者教育は電子工学、エネルギーなど分野にこだわらず幅広く教えるのが特徴。就職の際、専門分野以外でも働けるのが強みです。ドイツではものづくりに興味を持つ若者が常に一定数います」と話す。最近はインドや中国からの視察者も増えているという。

 工作機械を中心としたドイツの輸出産業は、ここ数年絶好調だ。新興国の機械需要の高まりに加え、欧州債務危機でユーロの価値が下がったことで輸出に有利な状況が続いた。ドイツの輸出総額は12年に1兆974億ユーロ(約142兆6620億円)と過去最高を記録。機械製造業の従事者も97万8000人と00年以降最高となった。

 ドイツ経済は00年代まで「欧州の病人」と呼ばれるほど低迷していた。このため中道左派のシュレーダー前政権は改革に着手。支持基盤の労組から「福祉切り捨て」と反発を招きながらも、年金・失業手当削減などを断行して企業負担を軽減し、競争力を回復させた。この改革路線は中道右派のメルケル政権にも引き継がれる。

 メルケル首相が「危機克服の柱」と奨励した「時短」も効果があった。企業は従業員の労働時間と給料を減らすが、大量リストラを防げる。シュテックマン所長は「専門知識を持つ人材を解雇しなくて済む。景気が回復すれば、すぐに生産現場に戻せる」とメリットを強調する。00年代に約500万人いた失業者は今や300万人を切り、1990年の東西統一後の最低水準で推移している。

 今なお残る東西格差など課題はあるが、堅調なドイツが欧州経済をけん引しているのは確かだ。9月の連邦議会選(総選挙)でどの勢力が政権を取っても、引き続きその役割を求められる。【ベルリン篠田航一】=つづく

6327チバQ:2013/05/20(月) 22:13:52
http://mainichi.jp/select/news/20130519ddm007030164000c.html
メルケルの闘い:/5止 「反ユーロ」じわり 総選挙前、波乱の予兆
毎日新聞 2013年05月19日 東京朝刊

 「共通通貨という誤った政策のせいで欧州の人々は互いに憎しみあっている。今こそ、それを変えよう!」。ドイツの有力紙フランクフルター・アルゲマイネなどで長年、政治記者として活躍したコンラート・アダムス氏の演説が、大きな拍手で度々中断する。ベルリン市内のホテルで4月14日に開催された新党「ドイツのための選択肢」の初の党大会。約1500人の支持者が詰めかけた。

 米国やオランダの大使館からの来賓が紹介された時は拍手が湧いたが、欧州連合(EU)からの出席者には会場が一瞬どよめき、小さなブーイングが起きた。無理もない。新党が掲げるのは、欧州共通通貨ユーロからの脱退と、旧通貨マルクの復活なのだ。

 戦後の欧州が進めた「欧州統合」の成果の一つがユーロだ。だが09年以降の欧州債務危機で各国の対立が表面化。欧州最大の経済力を誇るドイツでは、国民の税金がギリシャやキプロスなど財政危機国の救済につぎ込まれることへの反感が根強く、メルケル政権の2期目(09〜13年)はこの対応に追われた。

 新党の支持基盤は保守層。党大会出席者もスーツ姿の身なりの良い中高年層が目立った。精神科医クリストフ・ハイマンさん(55)は「連立与党を支持してきたが、ユーロ以外に選択肢がないという首相の説明にはうんざりだ」と憤る。会場には、旧通貨マルク紙幣を胸に張った男性の姿も見られた。

 新党は他国の「反ユーロ政党」にありがちな国家主義や移民排除など極右的スローガンは掲げていない。この日の党大会で採択した選挙公約には、教育重視など一般有権者にアピールできる政策も盛り込み、9月の連邦議会選(総選挙)で議席獲得に必要な「得票率の5%以上」を目指す。

 だが皮肉な事態も想定される。仮に新党が躍進してメルケル首相率いる中道右派のキリスト教民主・社会同盟などの票を奪った場合、メルケル首相は中道左派の社会民主党と「保革大連立」に走る可能性が高くなる。社会民主党は伝統的に「親欧州」のため、結局、より親ユーロ色の強い政権が生まれることになるのだ。

 メルケル政権2期目末期に登場した新党が、波乱を呼ぶ可能性も出てきた。ドイツ、そして欧州の行方を左右する総選挙まで、半年を切っている。【ベルリン篠田航一】=おわり

6328チバQ:2013/05/21(火) 19:47:27
http://mainichi.jp/select/news/20130521ddm007030029000c.html
シリア:揺らぐ反体制派 リベラル派・同胞団、対立が鮮明化
毎日新聞 2013年05月21日 東京朝刊

 【カイロ秋山信一】内戦が続くシリアの反体制派主要組織「シリア国民連合」の土台が揺らいでいる。ヒット暫定首相の選出から約2カ月たったが、いまだに暫定政府の陣容が決まらず、別組織設立の動きさえ出てきた。背景にはイスラム勢力とリベラル派の内部対立も指摘される。国民連合は23日、トルコのイスタンブールで総会を開き、3月に辞意を表明したハティブ前議長の後任選出や、ヒット暫定首相の処遇などを協議するとみられるが、難航は必至だ。

 23日の総会では、米露が提唱したアサド政権との和平案に関する国際会議への参加問題も議題になるとみられる。米欧は国民連合に反体制派をまとめる役割を期待しているが、国民連合の反体制派内での求心力は低下している。

 今月11日、エジプトの首都カイロで、国民連合と別の反体制派の新組織「シリア民主連合」の設立総会が開かれ、中心メンバーの作家ミシェル・キロ氏が「民主化勢力を結集するには、新しい組織が必要だ」と訴えた。内戦前から反体制運動を行ってきた活動家ら約200人が参加。反体制派の主要戦闘部隊「自由シリア軍」幹部や国民連合を離脱した元幹部も出席した。

 国民連合は昨年11月、反体制派の結集を目指して設立された。内戦後の政権の受け皿としても期待され、日本を含む100カ国以上やアラブ連盟が、シリアの代表として承認した。だが今年3月、ハティブ議長が突然辞意を表明し、きしみが表面化。表向きは「十分な支援を行わない国際社会への抗議だ」と説明したが、多数派の穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団との対立が背景にあると指摘される。

 国民連合幹部によると、ハティブ氏は外国の干渉を嫌い、カタールの支援を受ける同胞団とは折り合いが悪かった。シャラ副大統領を対話相手とする独自の和平交渉案も、アサド大統領の排除を明確にしていないとして同胞団などの猛反発を受けた。一度は慰留に応じたが、再度辞意を表明した。

 3月に暫定首相に選ばれた米在住の実業家ヒット氏を巡っても対立がある。同胞団からは一定の支持を得ているが、自由シリア軍やリベラル派は反発し、人事が滞っている。暫定政府は反体制派の支配地域で活動する予定だったが、そのために必要な自由シリア軍の協力が得られていないのが実情だ。

 ◇「形だけ合流、無意味」−−民主連合参加のジャーナリスト
 新しい反体制派組織「シリア民主連合」に参加したジャーナリスト、ファイエズ・サラ氏(63)がカイロで毎日新聞のインタビューに応じ、米欧が反体制派のまとめ役として期待する「シリア国民連合」について「反体制派の一部に過ぎない。アサド政権打倒の目的は共有しているが、一緒に行動する必要はない」と述べ、反体制派の統一化に否定的な見解を示した。

 サラ氏は反体制派約250人が民主的体制への平和的移行を2005年に呼びかけた「ダマスカス宣言」の起草者の一人。過去に3度投獄されている。

 反体制派について「日本や米国でも野党勢力が統一されていないように、シリアにも多様な考え方がある。形だけの合流には意味がない」と指摘。民主連合の活動方針を「民主主義を通じて、自由で平等な社会の実現を目指す」と説明した。

 一方、政権側との戦闘で重要な役割を果たしているイスラム過激派については「彼らが望むイスラム国家には賛同できない。将来的な脅威にならないよう注意を払っている」と述べた。またアサド政権が「ロシアやイランなどの支援で力を保っている」と指摘。「国際社会が真剣に取り組めば、アサド政権を政治対話に参加させることも可能だ」と述べた。

 サラ氏はダマスカスで活動していたが、今年2月に出国した。【秋山信一】

6329チバQ:2013/05/21(火) 19:50:35
http://mainichi.jp/select/news/20130521ddm008020041000c.html
アフリカ:日本企業、続々進出 資源確保、インフラ受注狙い 中国先行に焦り、政府も後方支援
毎日新聞 2013年05月21日 東京朝刊

 6月1日から横浜市で第5回アフリカ開発会議(TICAD5)が開催される。アフリカは豊富な天然資源を背景に経済成長が見込まれており、資源獲得に加えインフラ事業受注などを目指し日本企業が進出を加速させている。ただ、積極的に投資を行ってきた中国や欧州に比べ日本の出遅れ感は否めない。政府は安倍晋三首相がTICAD5で日本をアピールし、企業進出を後押しする構えだ。【大久保渉、西浦久雄】

 アフリカは2000年代に入って石油や天然ガス、鉄鉱石、貴金属など豊富な資源を背景に急成長し、特にサハラ砂漠以南の実質経済成長率は5・8%まで拡大した。人口も現在の11億人が50年には20億人超になる見込みで、「最後の巨大市場」(経済産業省)との期待が高まっている。日本企業は資源だけでなく、インフラ需要や今後増大する消費の取り込みも狙い事業展開を急いでいる。

 世界有数のガス田が見つかったモザンビーク。三井物産は米石油大手などと18年にも液化天然ガス(LNG)生産を開始し、年約500万トンを対日輸出に回す考えだ。火力発電依存が強まる日本にとって「エネルギー供給の安定につながる」(資源エネルギー庁幹部)と期待が高まる。

 新日鉄住金も4月にモザンビークで鉄鋼原料の石炭採掘権を取得。16年に生産を始め、19年には年500万トンの生産体制構築を目指す。ハイテク製品に必要なレアメタル(希少金属)では伊藤忠商事が南アフリカでの白金(プラチナ)鉱山調査を進めており、来年前半にも生産開始する見通し。住友商事もマダガスカルの世界最大規模のニッケル、コバルト鉱山で生産に着手した。「中国の外交カード」(経産省)とも言われるレアアース(希土類)でも石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)などが調達先分散化に向け、南アやマラウイで調査を進める。

 一方、各社の狙いは資源以外にも広がりつつある。アンゴラでは丸紅が02年までの内戦で被害を受けた繊維工場を再建し雇用創出につなげたほか、双日が経済成長に伴うインフラ整備に不可欠なセメントプラントを受注した。ケニアでは豊田通商が同国総発電量の2割超となる地熱発電所建設に参画。ホンダも二輪車事業拡大に向けて9月にケニア工場を稼働させ、アフリカでの生産能力を約15%増の17万5000台にする。

 ただ、日本企業の直接投資額は08年に15億1800万ドルを記録した後、リーマン・ショックの影響で撤退が相次ぎ09年にはマイナスに転じた。11年に4億6400万ドルまで戻したが中国の7分の1に過ぎず、投資残高でも中国の2分の1。さらに旧宗主国が多い欧州も積極的に投資を続けており、「巻き返しは簡単ではない」(経産省)。

 中国などに大きく水をあけられた状況に、政府も危機感を募らせ、18日のアフリカ15カ国との資源相会合で企業の資源開発に5年間で20億ドルを支援する考えを表明し、茂木敏充経産相は「ウィンウィンの関係を構築したい」とアピール。TICAD5でも安倍首相が各国首脳との会談でインフラ整備や医療、農業、環境面などで支援を表明し、信頼を得たい考えだ。

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 ◇主な企業のアフリカ進出
国      企業    事業内容

モザンビーク 三井物産  天然ガス開発

       三菱商事  アルミ精錬事業参画

       新日鉄住金 原料炭採掘権取得

南アフリカ  伊藤忠商事 プラチナ鉱山調査

マダガスカル 住友商事  ニッケル、コバルト鉱山開発

アンゴラ   丸紅    繊維工場再建

       双日    セメント工場建設

ケニア    豊田通商  地熱発電計画参画

       ホンダ   二輪車製造拠点

タンザニア  住友化学  蚊帳製造

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6331チバQ:2013/05/22(水) 21:43:01
http://mainichi.jp/select/news/20130523k0000m030033000c.html
イラン大統領選:ラフサンジャニ氏の立候補認めず
毎日新聞 2013年05月22日 19時51分(最終更新 05月22日 20時27分)

 【ドバイ田中龍士】イラン内務省は21日、大統領選挙立候補者の資格審査を進めていた「護憲評議会」が登録者686人のうち8人の立候補を認めたと発表した。国民の期待が高まっていたラフサンジャニ元大統領(78)と、アフマディネジャド大統領側近のマシャイ元大統領府長官(52)の立候補は認めなかった。この結果、6月14日の投票に向けた選挙戦はハメネイ師に近い保守派を軸に展開される見通しとなった。

 ハメネイ師に近い宗教指導者らで構成される護憲評議会は、核問題交渉責任者のジャリリ最高安全保障委員会事務局長(47)のほか、ガリバフ・テヘラン市長(51)やベラヤティ元外相(67)ら保守派の有力者を候補として認めた。今後、候補者絞り込みの調整が行われるとみられる。

 一方で、ラフサンジャニ師と関係が近いロウハニ元最高安全保障委員会事務局長(64)と、改革派のアレフ元副大統領(61)の立候補も認めた。改革派は09年の前回選挙以降、弾圧を受けて勢力が弱体化。複数のグループがすでにラフサンジャニ師への支持を表明しており、勢いをそがれた形だ。

 ハメネイ師との確執により、保守派から分かれて独自候補を擁立したアフマディネジャド大統領は、派閥内から候補を出すことができなかった。ロイター通信によると、マシャイ氏は審査が不当として異議を申し立てる方針。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013052202000226.html
イラン大統領選 ラフサンジャニ師失格 保守強硬派軸の争いに
2013年5月22日 夕刊

 【カイロ=今村実】六月十四日投票のイラン大統領選で二十一日、内務省は資格審査を通過した候補者八人を発表した。改革派からも支持された保守穏健派の重鎮ラフサンジャニ元大統領は失格。選挙戦は、保守強硬派の候補らを軸に、穏健派と改革派が絡む争いになる見通しだ。AFP通信などが伝えた。

 二期務めた保守強硬派アハマディネジャド大統領は、連続三選が禁じられており、出馬できない。選挙戦の行方は、核問題への対応にも影響しそうだ。

 候補者は最高指導者ハメネイ師に近い保守強硬派が五人、同穏健派が二人、改革派が一人。強硬派に対抗する有力候補になり得るともみられたラフサンジャニ師は、立候補が認められなかった。二〇〇九年大統領選で改革派寄りの立場を取り、強硬派の反発を受けたことが影響したとみられる。

 また、アハマディネジャド大統領が自らの後継に据える意向とみられていた、モシャイ元大統領府長官も失格となった。同大統領は、ハメネイ師との確執が表面化していた。

 保守強硬派からは、核交渉の責任者であるジャリリ最高安全保障委員会事務局長、ガリバフ・テヘラン市長、ベラヤチ元外相ら各有力者が審査を通過。

 穏健派からは、ロウハニ最高安全保障委員会元事務局長ら。一方、前回の大統領選以降、当局の抑圧を受けている改革派からは、アレフ元副大統領の立候補が認められた。

 立候補の希望者は約七百人が届け出たが、ハメネイ師が任命する聖職者らで構成する護憲評議会が、審査で八人に絞り込んだ。二十一日、内務省に候補者名簿を提出した。

6332チバQ:2013/05/22(水) 21:43:42
http://www.afpbb.com/article/politics/2945433/10782756?ctm_campaign=txt_topics
イラン大統領選、穏健派元大統領の出馬認めず
2013年05月22日 10:21 発信地:テヘラン/イラン
【5月22日 AFP】イランで来月行われる大統領選で、穏健派のアリ・アクバル・ハシェミ・ラフサンジャニ(Ali Akbar Hashemi Rafsanjani)元大統領が立候補を禁じられたことが、同国内務省の21日の発表で分かった。

 1989〜97年に大統領を務めたラフサンジャニ氏は、保守派が占める審査機関、イラン護憲評議会(Guardians Council)が承認した立候補者のリストから除外された。また、マフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)現大統領の腹心であるエスファンディア・ラヒム・マシャイ(Esfandiar Rahim Mashaie)元大統領府長官も出馬が禁じられた。

 6月14日の大統領選で出馬が認められたのは、同国の最高指導者アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師に近い保守派を主とした8人。ラフサンジャニ元大統領らが出馬を認められなかった理由は明らかにされていない。マシャイ氏は不服を申し立てる意向を示した。

■立候補者8人の顔ぶれ

保守派
・サイード・ジャリリ(Saeed Jalili)最高安全保障委員会事務局長
・モハマド・バケル・ガリバフ(Mohammad Baqer Qalibaf)テヘラン(Tehran)市長
・アリ・アクバル・ベラヤティ(Ali Akbar Velayati)元外相
・モフセン・レザイ(Mohsen Rezai)元革命防衛隊司令官
・ゴラムアリ・ハダドアデル(Gholam Ali Haddad Adel)前国会議長

穏健保守派
・ハサン・ロウハニ(Hassan Rowhani)最高安全保障委員会元事務局長
・モハマド・ガラジ(Mohammad Gharazi)元郵政通信相

改革派
・モハマド・レザ・アレフ(Mohammad Reza Aref)元第1副大統領

 8人の中ではジャリリ氏が最有力とされている。

 イラン護憲評議会は、候補者が同国の定める原則を遵守するという憲法上の要件を満たしているか審査する機関で、ハメネイ師から直接あるいは間接的に指名された人物で構成されている。今回の大統領選には、女性30人を含む686人が出馬を希望。大半は政界ではその名が知られていない人物だった。(c)AFP/Mohammad Davari

6333チバQ:2013/05/22(水) 21:49:28
http://mainichi.jp/select/news/20130522ddm007030055000c.html
モルシ・エジプト大統領:来月、就任1年 支持急落に苦悩 経済低迷/強権手法/与野党不和
毎日新聞 2013年05月22日 東京朝刊

 【カイロ秋山信一】就任1年を来月迎えるエジプトのモルシ大統領の支持率が、就任当初の72%から30%まで低下したことが、民間調査機関の調査で分かった。モルシ政権は経済運営に苦慮し、野党勢力との対話にも進展は見えない。政権に批判的な活動家らを名誉毀損(きそん)などの容疑で次々と拘束するなど強権的な手法に対する非難も高まり、支持離れに拍車がかかっている。

 「(モルシ大統領は)革命の目的を果たすと言ったが、何もしていない」。2011年の革命を主導した若者団体「4月6日運動」の報道担当者ハリド・マスリ氏は今月13日の記者会見で政権を厳しく非難した。「4月6日運動」は昨年の大統領選でモルシ氏を支持したが、強権的な政権運営に反発。今月から「反乱」と称して、他の市民団体と連携し、早期の大統領選実施を求める署名を始めた。

 大統領の支持率は憲法改正を巡り野党との対立が激化した昨年11月以降、低下が目立つ。民間調査機関「バシーラ・センター」の4月下旬の調査では「大統領選が明日あった場合、モルシ氏に投票するか」との問いに「投票する」と答えたのは30%、「投票しない」の45%を大きく下回った。昨年8月の調査では「投票する」が72%を占めていたが、今年に入り5割を切った。

 背景には経済政策への不満がある。12年の政府統計によると、失業者数は約343万人と革命前から100万人以上増え、失業率は12%を超える。物価上昇も止まらず、今年4月までの1年間に小麦が約28%、卵が約22%、牛乳や鶏肉が約15%値上がりした。

 さらに最近では批判勢力への強権的な対応も目立つ。「4月6日運動」の創設者アハメド・マーヘル氏(32)ら活動家やジャーナリストが、政権批判に関連した名誉毀損などの容疑で一時的に身柄拘束されるケースが続発。ピレイ国連人権高等弁務官が今月8日に「エジプトは重大な局面を迎えている」と述べるなど、国内外で人権侵害への懸念が広がっている。

 大統領は今月7日、野党側から要求されていた内閣改造に踏み切り、財務相など9人の閣僚を交代した。しかし野党が交代を求めていた首相を留任させ、大統領の出身組織である穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」のメンバーを増やしたため、かえって反発が強まった。

 地元シンクタンク・アハラム政治戦略研究所のサイード・オケーシャ氏は「当初の期待感は大きかったが、治安や経済の問題が解決せず、国民はモルシ大統領に改革を実行する能力がないと感じている。今後も支持率低下は続くだろう」と話している。

6334チバQ:2013/05/22(水) 21:51:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130522/asi13052203040001-n1.htm
【外信コラム】
マーライオンの目 長期政権の条件
2013.5.22 03:05 [外信コラム]
 東南アジアではスハルト(インドネシア)、マハティール(マレーシア)、リー・クアンユー(シンガポール)の各政権下で、「開発独裁」の一時代が築かれた。経済発展のために、強権的な独裁により政治体制を維持する「開発独裁」という言葉は今や、死語となった感がある。それでもシンガポールではなお、色濃く残り、マレーシアでは残滓(ざんし)が存在する。

 両国に共通しているのは、ゲリマンダー(gerrymander)だろう。その意味は主に、自党に有利なように選挙区を区割りすること。つまり有利な選挙制度である。

 この言葉は、米国の政治家エルブリッジ・ゲリー(Gerry)氏が19世紀初め、自党に有利な区割りを施し、その形が、火の中に住む伝説のトカゲ「サラマンダー」(salamander)に似ていることから、造語として生まれたという。

 マレーシアとシンガポールの選挙制度は与党に有利で、体制維持装置として機能してきた。政権交代が争点となった先のマレーシア下院選挙で、与党連合が政権を維持したのも、ゲリマンダーに負うところが大きいと指摘されている。マレーシアでもシンガポールでも、若者の意識の変化が著しいのだが、ゲリマンダーあるところ、長期政権は続く?(青木伸行)

6335チバQ:2013/05/22(水) 22:00:00
http://mainichi.jp/select/news/20130522k0000e030247000c.html
アルジェリア:報道規制強まる 大統領病状巡り
毎日新聞 2013年05月22日 15時29分

 【カイロ秋山信一、パリ宮川裕章】4月に発作を起こし、パリの病院に搬送されたアルジェリアのブーテフリカ大統領(76)の病状を巡り、政府が報道規制を強めている。18日には大統領が昏睡(こんすい)状態にあるという記事を掲載しようとした新聞の発行が止められ、編集責任者への捜査が始まった。厳しい規制は深刻な病状の裏返しだとの見方もあり、臆測を呼んでいる。

 国営アルジェリア通信によると、大統領は4月27日、軽い発作を起こし、医師団の勧めでパリの病院に搬送された。国営通信は翌28日には「快方に向かい、後遺症もない」との担当医の話を報じた。その後もセラル首相らが「健康状態は良好」と発言しているが、3週間以上たっても帰国の発表はない。

 「大統領は昏睡状態にある」。アルジェリアの仏語紙モンジャーナルが19日付紙面で大統領の病状を報じようとしたところ、同紙を印刷する国営印刷所からの通報で気づいた情報省は18日夜、記事が掲載された2ページ分の削除を要請。新聞社が従わなかったため、発行を差し止めた。

 だが同紙の編集責任者は外国メディアに情報を提供。19日には旧宗主国であるフランスのテレビ局「フランス24」が大統領の昏睡状態の可能性を報じるなど、仏メディアでも病状悪化を示唆する報道が広がった。アルジェリア検察当局は「偏った情報を流して、国家の安定を損なった」として、同紙の編集責任者への捜査を始めた。

 アルジェリアに詳しい仏歴史学者のベンジャマン・ストラ氏は21日、仏ラジオで「政府が情報を限定しているのは、政権内で何らかの裏工作がある可能性を示す。ブーテフリカ大統領の生存すら明言できない」と語った。1999年に就任したブーテフリカ大統領は現在3期目。最近2〜3年は健康不安がささやかれ、1月に起きた人質事件でも表舞台には出なかった。

 ◇ことば:アルジェリア
 1962年にフランスから独立し、政権は軍の強い影響下に置かれ、独裁的な体制が続く。90年代に国営メディア以外の報道が解禁されたが、大統領や軍への批判はタブー視されている。「国境なき記者団」による「報道の自由度」ランキング(2013年)では179カ国・地域の中で125位。国教はイスラム教で、92年ごろからイスラム原理主義過激派のテロが活発化し、13年1月には日本人人質事件が起きた。

6336チバQ:2013/05/22(水) 22:18:03
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013052200062
ノートルダム寺院で拳銃自殺=極右作家、同性婚合法化に抗議−パリ

21日、警察によって封鎖されたパリのノートルダム寺院(AFP=時事) 【パリ時事】パリの観光名所、ノートルダム寺院で21日午後(日本時間同日深夜)、男が拳銃で自殺する騒ぎがあった。作家で極右活動家のドミニク・ベネール氏(78)で、同性婚合法化に抗議しての自殺とみられている。
 フランス各メディアによると、ベネール氏は大聖堂にある祭壇のそばで、拳銃で自身の頭部を撃った。聖堂内には当時、信徒や観光客ら約1500人がおり、騒ぎを受けて外に避難した。
 ベネール氏はアルジェリア独立戦争(1954〜62年)から帰還した元仏軍兵士で、右翼思想に基づくエッセーや軍事史、兵器に関する著作がある。6月には「西のサムライ」と題した新著を発表予定で、三島由紀夫の影響を受けていたとも言われる。(2013/05/22-06:24)

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6337チバQ:2013/05/22(水) 22:20:20
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2013052200051
側近失格に抗議=イラン大統領
 【エルサレム時事】イランからの報道によると、アハマディネジャド大統領は22日、6月14日投票の大統領選挙立候補者の適格審査で、護憲評議会が側近のマシャイ元大統領府長官の出馬を認めなかったことについて、「不当な措置の犠牲となった」と抗議した。
 大統領は「最後までこの問題を取り上げるつもりだ。問題が解決されることを期待する」と語り、決定の見直しを求めることを示唆した。(2013/05/22-18:31)

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6339チバQ:2013/05/22(水) 23:40:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130522/erp13052223100007-n1.htm
ストックホルムで暴動、3夜連続で若者ら
2013.5.22 23:08
 スウェーデンの首都ストックホルム郊外で19日夜から、若者ら数百人による放火や破壊行為などの暴動が3夜連続で起き、21日夜に8人が警察に拘束された。ロイター通信などが伝えた。

 移民が多く住む地域で13日、刃物を持った男性(69)が警官に射殺されたことに対する抗議がきっかけ。スウェーデンは手厚い福祉や移民に寛容な政策で知られ、こうした暴動は珍しい。

 警官が襲われてけがをしたほか、21日夜には学校や商店が破壊され、文化施設や車約30台が放火された。

 スウェーデンでも近年は格差拡大や反移民感情の高まりが指摘されており、若者や低所得者らの不満が背景にあるとみられる。(共同)

6340チバQ:2013/05/23(木) 23:07:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130523/asi13052322220002-n1.htm
中国の李首相、パキスタン訪問 インドにらみ次期政権との関係強化に布石
2013.5.23 22:18

23日、パキスタンの首都イスラマバードで、次期首相就任が確実視されるシャリフ氏(左)と握手する中国の李克強首相(ロイター)
 【ニューデリー=岩田智雄】中国の李克強首相がパキスタンを初訪問し、要人との会談をこなすなど積極外交を展開した。新首相就任が確実なパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)のシャリフ総裁と23日に会談、次期政権下でも関係強化を図るための布石を打った。22日にはザルダリ大統領とも会い、カシミール問題で対立する隣国インドをにらみ両国の蜜月を確認した。

 パキスタンのジオ・テレビによると、李氏はシャリフ氏に、今月11日に行われたパキスタン下院選でのシャリフ派の勝利を祝福した。シャリフ氏は、パキスタンのエネルギー不足に対処するため、民生用の原子力分野での協力を要請した。

 また、李氏は上院で「パキスタンの主権と領土保全を支持し、あらゆる方法でパキスタンを支援する」などと演説。ザルダリ大統領との22日の会談では、海上交通や国境管理での協力、陸上交通の整備をうたった覚書に調印するなど、「全天候型」と称される良好な両国関係をアピールした。

 理由の一つは、カシミール地方の領有権問題などで対立するインドへの対抗軸を構築することにある。

 中国は最近、パキスタン側から同国南西部グワダル港の運営権の引き渡しを受けた。インドは、グワダル港に中国の艦艇が寄港する可能性があることに敏感になっている。ザルダリ大統領は今回の李氏との会談で、グワダル港建設などへの中国の支援に謝意を伝え、インドを再び刺激した。

 一方、インドのシン首相は23日、ニューデリー近郊で行われた国防大学の起工式で演説し、「インドはこの数年間で国境を守るため陸上戦力を増強してきた」と指摘。さらに、「海岸線地帯や沖合の権益を守る海洋部隊の戦力は5年間で著しく拡大した。遠方での活動を可能にするため、完全な装備を持つ海軍力の増強に特に重点を置いてきた」と強調した。

 シン首相が海上の安全保障で強い姿勢を打ち出すのは異例で、中パ両国の連携強化に警戒感を示したものと受け止められている。

6341チバQ:2013/05/23(木) 23:08:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130523/mds13052300480000-n1.htm
イラン大統領選、候補者固まり選挙戦スタート 失格候補の動向焦点
2013.5.23 00:45 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】6月14日に予定されるイラン大統領選は22日、候補者8人の顔ぶれが固まったことを受け実質的な選挙戦がスタートした。最高指導者ハメネイ師に近い強硬保守派を軸とした戦いが予想される中、失格となった穏健保守派のラフサンジャニ元大統領らハメネイ師に批判的な勢力の票がどう動くかに注目が集まっている。

 出馬が認められた8人のうち、ガリバフ・テヘラン市長▽ベラヤティ元外相▽ハダドアデル前国会議長▽ジャリリ最高安全保障委員会事務局長の4人はハメネイ師に近いグループに所属。ジャリリ氏を除く3人は今後、候補の一本化を目指すとしているものの、これに失敗して票が分裂すればジャリリ氏に有利な展開となりそうだ。

 またジャリリ氏には、アフマディネジャド政権下で最高安全保障委員会事務局長として核開発問題をめぐる米欧との交渉を取り仕切ってきた実績があり、マシャイ元大統領府長官の失格で行き場を失ったアフマディネジャド氏支持層の受け皿となる可能性もある。

 一方、ここ数年でハメネイ師との確執が深まっているアフマディネジャド氏自身は22日、「マシャイ氏は不正義の犠牲者だ」などと、資格審査にあたった護憲評議会を批判、マシャイ氏の失格取り消しを求めてハメネイ師への働きかけを続ける考えを強調した。マシャイ氏も異議を申し立てる考えを示している。

 決定が覆る可能性は低いが、このままでは次期政権での影響力を失いかねないアフマディネジャド氏としては、ハメネイ師による「調停」に望みをつなぎつつ今後の出方を模索するものとみられる。

 これに対し、ラフサンジャニ師陣営は22日、決定を受け入れる考えを示した。ただ、2009年の前回選挙以降、改革派が力を失い強硬保守派が支配的となる中、今回の選挙では現実的な穏健路線を強調するラフサンジャニ師が“台風の目”になるとの見方も強かっただけに、改革派の一部を含む支持者には不満もくすぶっている。

6342チバQ:2013/05/23(木) 23:56:48
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013052302000116.html
保守強硬派先頭争い イラン大統領選
2013年5月23日 朝刊


 【カイロ=今村実】六月十四日投票のイラン大統領選は二十一日、候補者八人が決まり、選挙戦に突入する。現段階で抜きんでた候補はおらず、保守強硬派内の先頭争いが焦点。AFP通信によると、候補失格とされた保守穏健派の実力者ラフサンジャニ元大統領の陣営は審査結果の受け入れを表明し、穏健派や改革派は厳しい戦いとなりそうだ。

 保守強硬派の候補五人のうち、有力とされるのが、ジャリリ最高安全保障委員会事務局長。核問題をめぐる対外的な交渉の責任者として強硬な姿勢を堅持し、最高指導者ハメネイ師と関係が深い。

 対抗するのが、「2+1」と呼ばれるグループ。メンバーは、知名度の高いガリバフ・テヘラン市長、ベラヤチ元外相、ハダドアデル前国会議長の三候補だ。選挙情勢をにらみながら一本化を進め、他の二候補は支援に回る可能性がある。

 本紙取材に応じたイラン問題の専門家ハッサン・ファハス氏(ドバイ)によると、ジャリリ氏は、親ハメネイ師勢力と対立するアハマディネジャド大統領とも関係が良好だ。

 同大統領を支持するグループは、擁立を目指したモシャイ元大統領府長官が失格となった。親ハメネイ師勢力に加え、同大統領グループが支持に回る可能性がありそうだ。

 一方、「2+1」内ではガリバフ、ベラヤチ両氏が優勢という。ファハス氏は「ジャリリ氏と決選投票にもつれ込む可能性がある。ハメネイ師は『2+1』が本命だが、どちらが勝っても構わないだろう」と指摘した。

 これに対し、ラフサンジャニ師の出馬に期待を寄せていた保守穏健派や改革派は、同師の失格で機先を制された。穏健派からはロウハニ最高安全保障委員会元事務局長らが出馬するが、ラフサンジャニ師の支持層がどの程度回るかは不明だ。二〇〇九年の前回選挙後、当局の抑圧を受ける改革派から出馬するアレフ元第一副大統領もカリスマ性は高くないとの見方があり支持の広がりは未知数だ。

6343チバQ:2013/05/24(金) 22:52:09
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2945948/10796233?ctm_campaign=txt_topics
選挙間近、当選祈願で狙われるアルビノ住民 政府に保護要請
2013年05月24日 16:07 発信地:ムババーネ/スワジランド
【5月24日 AFP】今年後半に総選挙が予定されているアフリカ南東部スワジランドで、アルビノ(先天性白皮症)の人々が、体の一部を当選祈願の呪術の「護符」に使われる恐れがあるとして政府に保護を求めている。

 スワジランドを始めとする一部のアフリカ諸国では、伝統薬や魔術を駆使する呪術師が「万能」の存在とみなされている。こうした呪術ではアルビノの手足や体の一部が魔よけとして使われるため、アルビノ襲撃事件が後を絶たない。

 南部ンランガーノ (Nhlangano)のアルビノ・コミュニティーのリーダー、Skhumbuzo Mndvoti氏は、AFPの取材に「当局はわれわれの安全を保障しなければならない」と訴えた。「アルビノの人々や、アルビノの子を持つ親たちは、くれぐれも注意する必要がある」

 ンランガーノでは、2010年にアルビノの人たちが相次いで殺害され遺体の一部を切り取られる事件が起きている。特に子供2人が首を切り落とされて殺された事件では、地元住民らがパニックに陥った。

 シフォ・ドラミニ(Sipho Dlamini)さん(28)は、アルビノ殺害は常態化しているにもかかわらず、これまではアルビノ住民の慣習と関連付けて実態がごまかされてきたと指摘する。「昔から、アルビノの人たちは死期を悟ると誰にも見つからない遠いところへ行って死ぬのだと言い伝えられてきた。でも、本当は彼らは殺されていたんだと思う」

 Mndvoti氏は呪術医たちが、アルビノの人体の部位を護符にすれば選挙で勝利したり仕事がうまく行くなどという迷信を人々に植え付けたと非難。アルビノの人々は選挙期間中、「子ども達は集団で登下校し、1人で自宅にいることがないようにするべきだ。大人も、夜間は出歩くのを避けるほうがいい。アルビノ襲撃事件は外が暗くなってから多発している」と警告している。

 ンランガーノのアルビノ住民たちは、政府が特別な安全対策を取らない場合は投票をボイコットすると主張している。(c)AFP/Phathizwe-Chief Zulu

6344チバQ:2013/05/25(土) 00:35:08
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&amp;k=2013052400112
仏大統領、独野党を側面支援=「メルコジ」に意趣返しか

23日、ドイツ東部ライプチヒで開かれた社会民主党(SPD)の創設150周年記念式典で演説するフランスのオランド大統領(EPA=時事) 【ベルリン時事】フランスのオランド大統領は23日、ドイツ東部ライプチヒで開かれた同国最大野党・社会民主党(SPD)の創設150周年記念式典で演説し、同党の政策を高く評価した。9月のドイツ連邦議会選挙(総選挙)を前に、同じ中道左派のSPDを側面支援することで、昨年の仏大統領選でサルコジ前大統領を応援したメルケル首相への意趣返しに出たようだ。
 オランド大統領は式典で、社会・労働改革を断行したSPDのシュレーダー前首相を「困難な時期に勇気ある選択をし、ドイツを他国より優位に立たせた」と称賛。メルケル首相は長引く欧州債務危機の中にあって、好調なドイツ経済を背景に高い支持率を維持しているが、同大統領はドイツの景気はシュレーダー氏の功績と強調した。(2013/05/24-07:40)

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6345チバQ:2013/05/26(日) 12:42:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130525/erp13052520410003-n1.htm
続く暴動、6夜連続に 若者らが車20台に放火など スウェーデン首都
2013.5.25 20:41

23日夜遅くの暴動で炎上した車の残骸=ストックホルム(AP)
 スウェーデンの首都ストックホルム郊外で24日夜から25日にかけ、若者らが車約20台に放火するなどし、19日に始まった暴動は6夜連続となった。地元メディアが伝えた。

 これまで暴動が起きた地域は、いずれも移民が多く住む地域。福祉国家として知られ、多くの移民を受け入れているスウェーデンだが、近年は急速に社会格差が拡大しており、暴動の背景には若者や低所得者らの不満があるとみられる。

 警察当局は警備人員を増やすなど、警戒を強化。地元メディアによると、これまで若者ら約30人が拘束された。当初は警官隊への投石や学校などへの破壊行為もあったが、24日夜には確認されておらず、暴動は次第に沈静化しているとの見方もある。

 今月中旬、移民が多く住む地域で刃物を持ったポルトガル系移民とみられる男性(69)が警官に射殺されたことに抗議の声が高まり、暴動のきっかけとなった。(共同)

6346チバQ:2013/05/26(日) 12:44:49
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130525ddlk06010039000c.html
’13参院選:民主県連、舟山氏支持で最終調整 独自候補の擁立断念、非自民勢力集結目指す /山形
毎日新聞 2013年05月25日 地方版

 民主党県連は今夏の参院選での独自候補の擁立を断念し、既に立候補を表明しているみどりの風政調会長の現職、舟山康江氏(46)を支持する方向で最終調整に入った。連合山形と合同で作る候補者選考委員会を26日に開き、正式決定する方針。【鈴木健太】

 舟山氏は07年参院選で民主党の公認候補として初当選した。しかし昨年7月に反消費増税や反TPP(環太平洋パートナーシップ協定)の立場から同党を離党。そのため舟山氏を推薦・支持することについては、選考委員会の一部でも反対の声があった。

 党県連と連合山形は非自民勢力の結集を目指しており、選挙協力を視野に社民党県連とも近く協議する。

 ◇党本部も判断遅く
 「参院選について民主、社民、連合の3者で協議を繰り返してきましたが、本日この場で立候補予定者の紹介ができませんでした。大変残念で申し訳なく思います」。4月27日、山形市で開かれた労働者の祭典「県中央メーデー」で、主催者代表としてあいさつした連合山形の大泉敏男会長は表情を曇らせた。

 参院選がある年は毎回、メーデーで立候補予定者を紹介するのが恒例となっている。だがこの日、壇上にその姿は無かった。

 民主党県連と連合山形は今年1月、合同で候補者選考委員会を設置することを決め、協議を重ねてきた。候補には、みどりの風の舟山康江氏と、関東地方の40代男性の民主党県議の2人の名前が挙がったが、委員の意見は割れた。

 「政策にぶれがない」「農業をはじめ県内の現状を熟知している」。舟山氏を評価する意見はあるが、「離党した人を応援するのはいかがなものか」という不満が漏れた。関東地方の男性県議については「こんな逆風下でも手を挙げてくれた」「人物的にも申し分ない」との賛成がある一方、「県とのゆかりが薄い。夏までに名前を浸透させるのは難しい」と反対意見は根強かった。

 民主党県連は当初、3月末までに候補者を決めることを目標に掲げていた。ところが選考作業は難航し、3月31日に開いた記者会見で「最終調整の段階」と説明。「せめてメーデーまでに」と関係者間では第2目標が設けられたが、間に合わなかった。選考委員で意見が割れたことに加え、民主党本部の判断がなかなか下されなかったことが原因だ。

 4月以降は男性県議については擁立断念ムードが広がり、舟山氏の推薦・支持または自主投票が焦点になっていた。

 維新の橋下徹共同代表の従軍慰安婦発言に端を発し、中央政界では現在、各党の選挙協力の見直しが活発になっている。関係者によると、舟山氏支持を巡る民主党本部の判断が下されたのもここ数日の話だという。

 参院選の県選挙区には、舟山氏のほか▽自民新人の大沼瑞穂氏(34)▽共産新人の太田俊男氏(59)▽幸福実現新人の城取良太氏(36)−−が立候補を予定しており、各立候補予定者は準備を着々と進めている。

 連合山形の大泉会長は「こちらも選対をすぐに組織し、舟山氏の応援態勢作りを急がなければ」と話した。

6347チバQ:2013/05/26(日) 15:11:57
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE94P00820130526
焦点:移民大国スウェーデン、暴動で露呈した「寛容政策」のひずみ
2013年 05月 26日 10:56 JST
[ストックホルム 23日 ロイター] 過去数年間で最悪となる暴動が連夜発生した、スウェーデンの首都ストックホルム郊外のヒュースビー地区。一見したところ、カラフルな遊具が並ぶ遊び場や草が刈り込まれた公園、低層の集合住宅などが集まる一般的な整備された地区に見える。
しかし、移民の多い同地区では、住民らは実を結ばない就職活動や警察による嫌がらせ、人種差別的な中傷などについて口にし、スウェーデンの移民政策の「寛容性」とは相反する現実が浮かび上がってくる。

ヒュースビーで起こった暴動は他の地区にも拡大。貧困や人種差別などを背景に2011年に英ロンドンで、2005年に仏パリで発生した暴動を思い起こさせる。今回の暴動は、スウェーデンの福祉制度に別の一面があることを示している。

同国人口の約15%は外国生まれで、北欧では最も高い割合。「反移民」を唱えるスウェーデン民主党の躍進は、同国民の意見を二極化させてきた。

深夜にストックホルム中心部を出発する列車は、単純労働を終えて帰宅するアラビア語やスペイン語を話す移民であふれている。移民の第2世代でさえも、ホワイトカラーの職に就くことは困難とされる。

あるアジア出身の外交官は「スウェーデンには多くの移民が存在する。しかし、彼らはどこにいるのだろうか」と述べた。

<格差が急速に拡大>

ラインフェルト首相率いる中道右派政権は過去7年間、税率引き下げや公的手当の減額を行い、この取り組みは欧州の大半を上回るスウェーデンの経済成長に寄与してきた。しかし一方で、同国は経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で、格差が最も急速に拡大している国でもある。

ストックホルム大学の犯罪学教授、イェージー・サルネッキ氏は、主要都市には、他の地区に比べて失業率が著しく高く、貧しい移民が集まる地区があると指摘する。

世論調査によると、スウェーデン国民の大半は現在でも移民受け入れを支持している。同国は移民に住居やスウェーデン語の授業を提供し、難民申請者に親族との同居を許可するなど、手厚い保護で評価されている。

しかし、このコンセンサスは崩れつつある。

ヨーテボリ大学のUlf Bjereld・政治学教授は「どんな理由であれ、非就労者は国の発展に貢献しない」と指摘。

スウェーデンが2012年に受け入れた難民申請者は4万3900人。前年から50%近く増え、過去2番目に最も多い人数となった。ほぼ半数はシリア、アフガニスタン、ソマリアの出身者だった。

難民申請者は、短期的には社会保障制度の財政負担となる。OECDのデータによると、外国出身者の失業率が16%であるのに対し、スウェーデンで生まれた国民の失業率は6%。同国が充実した福祉制度を維持するには高水準の就業率が不可欠となる。

6348チバQ:2013/05/26(日) 15:12:19
<怒れる若者たち>

今回の暴動では、若者は車両を放火し、現場に到着した警官や救急隊員らに投石するなどした。目撃者は警察の手荒い対応が状況を悪化させたと述べ、ヒュースビーの住民は警察が「サル」などの言葉を浴びせたとしている。

ヒュースビーで暴動に加わったという20代前半の若者は「最初はただ面白がって参加した」とコメント。しかし、警棒を持った警官が女性や子供を押しのけるのを見たときに強い怒りを感じたと語った。

取材に応じたヒュースビーの若者の大半は失業中かインターンだった。多くはインターン制度の活用を続けているとし、フルタイム雇用の確保はほとんどないと不満を述べた。

今回の暴動の発端は今月、ヒュースビーで刃物を持った男性(69)が警官に射殺されたことだとみられている。移民が住民の約8割を占める同地区では、100人超が参加する平和的デモが行われた。

しかし男性死亡の調査の要求への対応はなく、若者らはツイッターで人種差別行為に対する不満を表明し、怒りが拡大。20代の美容師の女性は「若者が互いを刺激して、小さな火を起こした」と話した。

移民の間では不満が収まる様子はないとみられ、エチオピアで生まれたという看護師の女性(39)は自身がエチオピア人であると同時にスウェーデン人だと語る一方で、「地元のスウェーデン人が、私をスウェーデン人として受け入れることはないだろう。彼らにとっては、私はただの移民としか映らない」と述べた。

(原文執筆:Niklas Pollard記者、Philip O'Connor記者、翻訳:本田ももこ、編集:野村宏之)

6349チバQ:2013/05/26(日) 18:45:12
http://www.cnn.co.jp/world/35032535.html
スウェーデン暴動収束せず、5夜連続 29人逮捕 警官増強
2013.05.25 Sat posted at 15:17 JST

(CNN) 北欧スウェーデンの首都ストックホルムで今月19日から起きている若者らによる暴動は23日夜にも収束せず、地元警察によるとこれまでの逮捕者は29人に達した。逮捕者は今後、さらに増える見通し。

首都郊外のヒュースビー地区などで起きている暴動は5夜連続の発生で、警察は警官を増員して騒乱の収拾を急いでいる。地元警察の報道担当者は、暴力行為は減っているものの事態は沈静化していないと述べた。

23日には2カ所の学校と警察署が放火の被害を受けた。車両約30台が燃やされ、近くの店舗に引火もした。警官や消防士が再び投石などで襲われたものの、重傷者はいないとしている。

ストックホルムでは週末にサッカー試合が予定され、警察は暴動の波及を懸念、警官を増員して関連地区などで警備を強化する方針。

今回の暴動のきっかけは、ヒュースビー地区で今月、なたを手にした69歳男性が警官に射殺された事件とみられる。この事件後、同地区では緊張が高まっていた。ただ、警察は暴動の主因は不明としている。

ヒュースビー地区には移民の住民が多く、失業率や犯罪発生率も高いという。

暴動事件を受けラインフェルト同国首相は今週、騒乱の参加者には立ち向かうとの立場を表明。暴力行使が社会を動かすと信じる若年層を容認しないことを示すなどと述べた。

6350チバQ:2013/05/26(日) 18:45:47
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013052502000103.html
連夜の暴動 多文化主義の優等生 移民問題きしむスウェーデン
2013年5月25日 朝刊

 【ロンドン=石川保典】スウェーデンの首都ストックホルム郊外で、移民の若者たちによる放火や破壊行為などの暴動が24日までに5夜連続で起きた。移民を積極的に受け入れる「寛容政策」で知られるスウェーデンは、欧州の多文化主義のモデルとされるが、移民の高い失業率や差別への不満を背景に暴動が頻発。国民の反移民感情も高まり、ひずみが露呈している。

 暴動のきっかけは、移民が多く住む地区で、男性(69)宅に押し入った警察官が刃物で抵抗した男性を射殺したことへの抗議。若者らが十九日夜、警察署に投石したり、百台以上の車に放火したりした。暴動は飛び火し、少なくとも首都の九カ所で車や警察署、学校、レストランなどが放火、破壊された。

 英紙タイムズによると、最初に暴動が起きた地区は、人口約一万二千人の85%を移民が占め、イスラム教徒が大半。警察に執拗(しつよう)に職務質問を受けたり、侮辱されたりすることへの不満が移民にあるとされ、若者団体の代表は暴動を「社会に広がる人種差別と排斥への正当な反応だ」と地元メディアに語った。

 労働力として半世紀以上前から移民を受け入れてきた同国は、人口約九百五十万人の15%が移民。一九八〇年代以降は難民も多く、近年はイラクやアフガニスタン、シリア、ソマリアなどから大量に押し寄せている。政府は住居提供などの手厚い福祉や語学教室、参政権付与などを通じ社会への「統合」を進めてきた。

 ただ近年は暴動が相次ぐ。二〇〇八年には南部のイスラム教徒が多い町で、警察が施設にいた人を排除したことが暴動に発展。一〇年には若者らがストックホルムで学校のダンスイベント入場を拒否され、暴徒化した。差別的な扱いや、16%と高い移民の失業率(若者は39%)から来る不平が暴動に転化しているとみられる。

 国民にも不満が膨らむ。移民排斥を訴える極右の民主党が、一〇年に二十議席を獲得して初めて議会に進出。最近では支持率が一時、三位になった。

 欧州の移民政策に詳しいロンドンのシンクタンク「戦略対話研究所」のラマリンガム氏は「スウェーデンは欧州の寛容政策の要とみられてきたが人種問題が水面下に隠され、政治家は議論を避けてきた。イスラムの若者たちとの関係に苦労してきた英仏の歴史に学ぶべきだ」と話している。

6351チバQ:2013/05/26(日) 18:47:18
http://www.afpbb.com/article/economy/2945943/10796131
消費財不足のベネズエラ、借金でトイレットペーパー購入へ
2013年05月25日 11:09 発信地:カラカス/ベネズエラ
【5月25日 AFP】南米ベネズエラの国民議会は21日、トイレットペーパーをはじめとする個人衛生用品の不足を解消するための輸入用資金7900万ドル(約80億円)の借り入れを承認した。

 借入金はトイレットペーパー3900万ロールと生理用ナプキン5000万個、せっけん1000万個、紙おむつ1700万個、チューブ入り歯磨き粉300万本の購入に充てられる。

 石油輸出国機構(Organization of the Petroleum Exporting Countries、OPEC)に加盟する同国は、世界最多の石油の確認埋蔵量を誇る。しかし、故ウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領の社会主義政権が2003年に価格統制を導入して以降、一部の消費財が定期的に不足する状況が続いている。これについて同国政府は、チャベス氏が推進してきた「社会革命」を台無しにしようとしているとして、中道右派の野党と米国を批判してきた。

 チャベス氏が後継者に指名していたニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)氏が僅差で大統領選に勝利して以来、野党は与党側の不正を訴え続けており、ベネズエラ社会は二分されている。

 また、ベネズエラは現在も散発的な電力不足やインフレに苦しんでいる。昨年のインフレ率は20%に達し、公的債務は国内総生産(GDP)の約半分に当たる約1500億ドル(約15兆3000億円)に上っている。(c)AFP

6352とはずがたり:2013/05/26(日) 20:20:33
>>6351
社会主義的な価格統制が品不足を招く典型ですなぁ。。

>一部の消費財が定期的に不足する状況が続いている。これについて同国政府は、チャベス氏が推進してきた「社会革命」を台無しにしようとしているとして、中道右派の野党と米国を批判してきた。

品不足は右派の陰謀論?

6353チバQ:2013/05/27(月) 18:46:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130527-00000002-jij_afp-int
インド毛沢東派が与党政治家を襲撃、少なくとも23人死亡
AFP=時事 5月27日(月)8時13分配信



インド中部チャッティスガル州の州都ライプールの病院に運び込まれる共産党毛沢東主義派の襲撃で負傷した人(2013年5月26日撮影)。
【AFP=時事】インド中部チャッティスガル(Chhattisgarh)州で25日、与党・国民会議派(Congress Party)の州幹部や支持者らを乗せた車列が共産党毛沢東主義派(Maoist)の武装勢力約300人に襲撃され、少なくとも23人が死亡、32人が負傷していたことが分かった。州警察当局が26日に明らかにした。

病院に運び込まれる負傷者

 毛沢東主義派は1967年以来、貧困層に平等に土地や雇用機会が行き渡るような共産主義社会の構築を目指して反政府運動を続けている。インド中部や東部の森林地帯で政治家や治安当局への襲撃を繰り返しているが、今回の地雷と銃撃による急襲は過去3年間で最悪のものといえる。

 国民会議派のソニア・ガンジー(Sonia Gandhi)総裁は、毛沢東主義派に対して、「卑劣な行為だ」と非難した。【翻訳編集】 AFPBB News

6354チバQ:2013/05/27(月) 21:16:07
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201305270033.html
独財務相、党内からの保守層遠ざけ批判で首相を擁護[PR]

 [ベルリン 26日 ロイター] - ドイツのショイブレ財務相は、メルケル首相は保守派の有権者を遠ざけておらず、9月総選挙での与党キリスト教民主同盟(CDU)の勝利に向け着実に足元を固めているとの認識を示した。首相が党を中道寄りに導いているとの党内批判に反論した。

 シュピーゲル誌とのインタビューで述べた。党内の右派勢力に対し、総選挙での勝利を望むなら首相の批判を止めるべきと警告した。

 また財務相は、社会民主党(SPD)との「大連立」の可能性を初めて否定した。アナリストの多くは、CDUが総選挙後にSPDと大連立を組むと予想している。緑の党との連立も否定した。

 メルケル首相は、2009年以降のCDUによる徴兵制や原発の廃止、大学授業料の無償化などを背景に、保守のルーツから離れつつあるとの批判を党内右派から受けている。

 これに対しショイブレ氏は「われわれは誰も遠ざけていない。CDUはこれまでになく良い状況にある。支持率のことだけを話しているのではない」とメルケル首相を擁護。

 さらに、フランスや英国での保守政党の弱体化や党内対立を指摘した上で「首相は素晴らしい仕事をしている。この20年で社会は大きく変わっており、われわれはそれを受け入れなければならない」と述べた。

6355チバQ:2013/05/27(月) 21:58:10
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2946540/10810908?ctm_campaign=txt_topics
古代エジプト遺跡に落書き、中国15歳がネットでやり玉に
2013年05月27日 16:36 発信地:北京/中国
【5月27日 AFP】エジプト南部の古代遺跡ルクソール(Luxor)神殿のレリーフに漢字の落書きがあるのを中国人観光客が見つけ、写真を中国のマイクロブログサービス「新浪微博(Sina Weibo)」に投稿したところ、インターネットユーザーたちが「犯人狩り」を開始し、名指しされた少年(15)の両親が謝罪する騒ぎに発展した。国営紙の環球時報(Global Times)やチャイナ・デーリー(China Daily)が27日に報じた。

 報道によると落書きに怒ったネットユーザーたちは、落書きの「犯人」として1人の男子中学生を名指し。この少年が通う中学校のウェブサイトをハッキングし、ログイン画面を少年の落書きを茶化したものに書き換えた。このため少年の両親は、地元紙上で謝罪を表明したという。両親によれば、学校のウェブサイトがサイバー攻撃されたことを知ってから、少年は夜通し泣き続けていたという。

 この落書き事件騒動の背景には、休暇を海外で過ごす中国人が増えている現状がある。

 汪洋(Wang Yang)副首相は今月初め、一部の中国人旅行客が海外で「非文明的な振る舞い」をしているため中国のイメージが損なわれていると指摘。公共の場で大声で話したり、交通規則を無視したり、たんを吐いたり、景勝地に漢字で落書きをするなどのマナーの悪さに苦言を呈した。

 近年、海外を旅行する中国人は急増しており、国連世界観光機関(UN World Tourism Organization、UNWTO)によると世界の観光収入に最も貢献しているのは中国人観光客となっている。(c)AFP

6356チバQ:2013/05/27(月) 21:59:58
http://www.afpbb.com/article/politics/2946481/10810444
アフリカ連合創設50周年、経済成長の背後に紛争の陰
2013年05月27日 19:23 発信地:アディスアベバ/エチオピア
【5月27日 AFP】アフリカ連合(AU)加盟各国の首脳は25日、エチオピアの首都アディスアベバ(Addis Ababa)に集い、前身のアフリカ統一機構(OAU)の発足50周年を祝う記念式典が開催された。

 議長国エチオピアのハイレマリアム・デザレン(Hailemariam Desalegn)首相は記念式典のはじめに「貧困や紛争のない大陸、市民が中程度の収入を享受できるアフリカを作ろう」と呼び掛けた。

■急速に成長する経済、増える外国投資

 現在のAU(53か国と西サハラが加盟)は、アフリカ大陸全土が次々と植民地支配から独立を果たしていた最中の1963年に創設されたOAUを引き継いだものだ。アフリカは今でも世界で最も貧しく、最も紛争の多い大陸だ。しかし保健衛生や教育、乳幼児死亡率、経済成長、民主化度といった開発指標は、この50年間で着実に向上してきた。国際通貨基金(IMF)によれば、世界で最も急速に成長している経済が集中するのもアフリカで、近年は巨額の外国投資を引き付けている。

 50周年の式典には国連(UN)の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長をはじめ、フランスのフランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領、米国のジョン・ケリー(John Kerry)国務長官、ブラジルのジルマ・ルセフ(Dilma Rousseff)大統領らと並び、中国の汪洋(Wang Yang)副首相も出席した。高位の中国閣僚の出席は、アフリカ大陸における中国の存在感が増していることを示唆している。またブラジルは25日、関係強化のためのより広い戦略の一環として、アフリカ12か国が負っている債務総額9億ドル(約900億円)を帳消しにすると発表した。

■紛争による荒廃、テロリズムの台頭

 ただ現状では、国連の人間開発指数の下位25か国中24か国はアフリカの国で、さらにその何か国かは紛争などにより荒廃している。オランド仏大統領は昨年12月、パリ(Paris)に各国首脳を招いて開催した安全保障会議で、アフリカ大陸が直面している「テロリズムの惨劇」に危機感を表明した。

 50周年の祝賀によって汎アフリカ主義が推進され、分断されがちな大陸を一つにすると語る指導者たちは、ホールに鳴り響くジャマイカのレゲエ・シンガー、ピーター・トッシュ(Peter Tosh)のヒット曲の「あなたはアフリカ人」というフレーズにリズムとともにうなづく。AUの執行機関にあたるAU委員会(AU Commission)のヌコサザナ・ドラミニ・ズマ(Nkosazana Dlamini Zuma)委員長は「私たちがアフリカ問題に対するアフリカの解決策を語るのは、それは(アフリカ全体が)一致団結して行動することでしか、永遠に銃を黙らせることはできないと分かっているからだ」と言う。しかし中国が全額を負担して昨年完成したAU本部ビルでの演説でズマ氏は「私たちの(国の)創始者たちが語っていた自立や経済的独立はいまだつかめず、社会的不平等も残っている」とも指摘した。

 満員のホールで打楽器奏者やダンサー、ミュージシャンらが歌と踊りに乗せて、アフリカの歴史を語ったが、その壮大なプログラムは6時間ずれ込み、米国の新しい外交トップとしてアフリカを訪れたケリー米国務長官のスピーチは、後に開催されたの私的な夕食会での短い挨拶に変わってしまった。そのケリー氏は「過去半世紀にわたるアフリカ連合の進歩の遺産は、今後50年の可能性を思わせる、非常に心躍るものだ。今日のアフリカにおける戦争や衝突は、自由や発展よりもまれで、強権政治は複数政党による民主主義よりもまれだ」と述べた。

 国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)と繋がりのあるイスラム過激派とのソマリアでの戦いなど、近年の紛争地域におけるAUの活動は、たとえその作戦遂行のための資金が欧米の支援を柱としながらも、具体的な行動でその役割を果たしてきた。

 しかし一方では、2011年のリビア内戦で故ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐支持か、反体制派支持かでAU加盟国が割れた際、その対立により亀裂が生じ、大陸全体に及ぶ影響力の欠如が露呈した。(c)AFP/Jenny VAUGHAN

6357チバQ:2013/05/27(月) 22:07:57
http://mainichi.jp/select/news/20130528k0000m030078000c.html
シリア内戦:中東波及も イスラエルとヒズボラ緊張高まる
毎日新聞 2013年05月27日 21時08分

 【エルサレム大治朋子、カイロ秋山信一】シリアのアサド政権を支援する隣国レバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラと、イスラエルの緊張が高まっている。26日夜には、レバノンからイスラエル側にロケット弾が発射されたと伝えられた。シリア情勢の悪化が中東地域全体に波及する事態も懸念されるが、双方とも「全面対決」は回避したいのが本音のようだ。

 レバノン国営通信によると26日夜、レバノン南部マルジャユーンからイスラエルに向けロケット弾1発が発射された。けが人はいない模様。イスラエル軍は「確認中」としているが、着弾地点付近の住民が爆発音を聞いているという。

 イスラエルは今月に入って2度、シリアの首都ダマスカス近郊を空爆。イスラエル軍は公式にはコメントしていないが、シリア情勢の混乱に乗じて、イランからヒズボラにミサイルなどが供与されるのを防ぐための攻撃だったとされる。

 ただ、イスラエルは現時点でシリアやヒズボラとの全面対決を望んでいるわけではないようだ。警戒するのは、ヒズボラやイスラム過激派に対し、シリア政府軍の保有する化学兵器や最新鋭のミサイルが流出したり、アサド政権を支援するイランから大量の武器が供与され、イスラエル攻撃に転用される事態だ。

 今月中旬、英紙タイムズは匿名のイスラエル政府幹部の言葉として、イスラエルにとっての「最悪のシナリオ」をこう伝えた。「シリアが崩壊して混沌(こんとん)状態に陥り、アラブ諸国の過激派がシリアにのさばるような悪夢を見るぐらいなら、(アサド政権という)なじみの悪魔のほうがまだまし」。イスラエルの地元メディアも最近は「アサド政権の崩壊より存続を望む」というイスラエル政府関係者の言葉を匿名で伝えている。

 ヒズボラはすでに、イラン製の地対地弾道ミサイル「ファテフ110」(射程250キロ)などを数百基保有し、イスラエルのほぼ全土を攻撃可能な戦力を持つ。ネタニヤフ首相は19日、政府内の会議で「ヒズボラや他のテロリストの手に兵器が渡る事態があってはならない」と強調、混乱の拡大阻止が急務だとの認識を示した。

 一方、ヒズボラは既にシリア西部クサイル周辺に数千人規模で進駐させているのに加え、最高指導者のナスララ師は25日のテレビ演説で「数万人を送り込む」と述べ、シリア内戦に戦力を集中させる意向を示した。

 しかし、ヒズボラ側も、現状ではイスラエルとの正面衝突は望んでいない。ナスララ師は「シリア反体制派は、イスラエルを支持する西側諸国に操られている」と説明。世論の支持を得やすい「反イスラエル闘争」と位置付けることで、シリア介入を正当化する材料に利用しようとしている。26日夜の砲撃も「イスラエルとの戦い」を演出するためにヒズボラが仕掛けた可能性がある。

 ただ砲撃は小規模で、犯行声明も出ていない。レバノン南部に拠点を置くパレスチナの過激派勢力による攻撃の可能性もある。

6358チバQ:2013/05/27(月) 22:11:47
http://mainichi.jp/select/news/20130528k0000m030084000c.html
ケニア:ICCが訴追の副大統領訪日へ
毎日新聞 2013年05月27日 21時21分

 2007年末の大統領選後の暴動を首謀したとして「人道に対する罪」で国際刑事裁判所(ICC)から訴追されているケニアのルト副大統領が、6月1〜3日のアフリカ開発会議(TICAD)に出席するため日本を訪問することが27日分かった。ケニア政府当局者らが明らかにした。

 日本はICC加盟国。日本政府関係者は、ルト氏がICCへの協力姿勢を示しており、来日は問題ないとの見解を示した。ルト氏は安倍晋三首相と会談する見通し。

 ルト氏が今年4月に副大統領に就任後、副大統領として欧米を含む先進国を訪問するのは初めて。(共同)

6359チバQ:2013/05/28(火) 19:20:37
http://mainichi.jp/select/news/20130528dde007030003000c.html
シリア:EU平和外交、転換点 反体制派に武器、最終合意 「アサド大統領に退陣圧力」
毎日新聞 2013年05月28日 東京夕刊

 【ブリュッセル斎藤義彦】欧州連合(EU)は27日、シリア反体制派への限定的武器供給で最終合意した。EUが武器供給容認を決断した安全保障上の意味は大きい。専門家は軍事力をちらつかせ「アサド政権に政治的圧力をかけるのが狙い」とみるが、「状況を悪化させる」との見方も根強く、情勢次第で、EUが方針見直しを迫られる可能性もある。

 合意により、加盟国は独自の判断で反体制派へ武器供給や売却できるようになった。ただ、米露が来月に和平会議を予定しているため、EU外相会議は「今年8月1日以前」に方針を再度検討する。最長約2カ月の猶予期間を設けた形だ。また、供給先を明確にするなど「保障措置」も取る。経済制裁やアサド政権幹部の渡航禁止・財産凍結などは1年間継続する。

 EUの共通安全保障・防衛政策において、軍が参加する作戦はこれまで平和維持や軍の教育訓練、海賊対策が主だった。紛争地への武器供給のような積極的な軍事介入は初めてで「EUの平和的外交を180度転換する」(シュピンデルエッガー・オーストリア外相)との憂慮も上がっている。

 シンクタンク「欧州の友人」のメリット事務局長は「今回は攻撃的な初の合意」としたうえで「対空防衛やレーダーなどが中心になるだろうが、効果は必ずしも明確ではない。アサド大統領に退陣を迫るのが本当の目的」とみる。ウェスターウェレ独外相も「これでアサド政権は政治解決を拒否できなくなる」と期待を述べた。

 一方、アサド政権にはロシア、イランが肩入れしている。また、レバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラがアサド政権の軍事支援を公言するなど、紛争は周辺地域も巻き込んで複雑化している。

 シンクタンク「欧州国際関係研究所」のセミナトア所長は「宗派対立もある中で、EUが一方に加担することになる。武器供給は状況を悪化させるだけ。政治解決しかありえない」と指摘する。

6360チバQ:2013/05/28(火) 19:24:39
http://mainichi.jp/select/news/20130528ddm008020099000c.html
キユーピー:天使の羽、削除 イスラム圏2カ国「偶像崇拝禁止」配慮
毎日新聞 2013年05月28日 東京朝刊

 キユーピーは東南アジアのマレーシア、インドネシアの2カ国で、家庭用マヨネーズのシンボルマーク「キューピー人形」の一部を変更した。包装に描かれる人形の背中の羽をなくし、全身から顔と手だけにした。両国は偶像崇拝を禁じるイスラム教徒が多いため、キューピー人形が天使と受けとられて問題になる恐れがあるためという。

 同社によると、両国向けのマヨネーズは2010年からマレーシアで製造している。イスラム教の規律に従い、豚肉やアルコール類を使っていないとの政府認証を受けているが、11年夏ごろ政府機関から「シンボルマークが天使と認識されて異論が出る可能性がある」との連絡があったという。11年から販売を始めたインドネシアでも同じ理由から変更した。

 キューピー人形は米国のイラストレーター、ローズ・オニールが考案。同社はマヨネーズを発売した1925年から使用している。【西浦久雄】

6361チバQ:2013/05/28(火) 20:52:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130528/erp13052807410001-n1.htm
移民大国スウェーデンで暴動相次ぐ 募る不満、どうなる欧州の寛容政策
2013.5.28 07:39 (1/2ページ)[欧州]

23日、ウェーデンの首都ストックホルム近郊で、暴動による放火で炎を上げる乗用車(ロイター)
 【エディンバラ(英スコットランド)=内藤泰朗】北欧の移民大国スウェーデンで今月、警察側の対応に不満を募らせた移民の若者らによる暴動が相次ぎ、多くの移民を受け入れている欧州各国で関心が高まっている。英国では、反移民を掲げる無名の右派小政党が地方選挙で躍進するなどしており、移民に対する寛容政策の行方が注目される。

 ロイター通信によると、発端はスウェーデンの首都ストックホルム郊外のヒュースビー地区で今月中旬、刃物を持ったポルトガル系移民とみられる男性(69)が、警官に射殺された事件だった。

 事件の全容解明を求めるデモ行進が同地区で平和裏に行われたが、若者たちが短文投稿サイト、ツイッターで警察側の対応に不満を表明したところ、暴徒化の動きが広がった。商店や学校の窓ガラスを割ったり、現場に到着した警官や救急隊員らに投石したりした。

 この地区の住民は移民が約8割を占める。ロイター通信は、「住民らは困難な就職活動や警察による嫌がらせ、人種差別的な中傷に遭い、不満を募らせている。スウェーデンの移民への寛容政策とは相反する現実が浮かび上がってくる」と伝えた。

 暴動は19日から6日連続で発生。若者らは数十台の車に放火するなどしたため、警察は人員を増やすなど警戒を強化。地元メディアによると、これまで若者ら約30人が拘束された。

 高福祉の国として知られるスウェーデンは多くの移民を受け入れており、人口の約15%が外国生まれだ。昨年は、紛争地のシリアやアフガニスタン、ソマリアなどからの難民受け入れが前年比5割増の4万3900人に上った。

 しかし、こうした地域から来る外国系住民は、社会の負担になっているのも事実だ。中道右派の現政権はさまざまな税率の引き下げとともに公的手当の減額を実施し、近年は急速に社会格差が拡大していた。

 「反移民」を唱えるスウェーデン民主党も近年、躍進を果たしており、移民政策のひずみが露呈するたびに世論を二分する議論となっている。

 ノルウェーでは2011年夏、与党の移民受け入れ政策に反対する男が首都オスロの官庁街や国内の島で爆弾テロと銃乱射を相次いで行い、70人以上が死亡する事件が起きた。

 英国ロンドンでも同年、貧困や人種差別などを背景にした移民の若者らによる暴動と放火事件が発生。「反移民」や「反欧州連合(EU)」を訴えてきた右派小政党「英国独立党」(UKIP)が今月の地方選で躍進、2年後の国政選挙では台風の目になりそうな情勢だ。

6362チバQ:2013/05/28(火) 20:53:33
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2946311/10805710
暴動のスウェーデン首都、やや沈静化
2013年05月26日 19:08 発信地:ストックホルム/スウェーデン
【5月26日 AFP】スウェーデンの首都ストックホルム(Stockholm)郊外の移民が集中する地区で前週始まった暴動は、26日朝の時点でやや沈静化している。

 前日には中規模な都市の市街にも暴動が飛び火したが、26日朝はストックホルム以外で騒ぎの報告はなく、ストックホルム郊外で数台の車が放火された程度だという。

 ストックホルムには24日、同様の暴動を近年経験している同国第2と第3の都市、ヨーテボリ(Gothenburg)とマルメ(Malmoe)から増援された警官隊が到着。また若者の親たちやボランティアが市街のパトロールを行い、騒動を起こそうとする者たちを止めるなど沈静化を図っている。この二つの対策が功を奏し、ここ数日間続いた緊張が和らいでいる。

 長らく平穏で安定した平等主義の国とみなされてきたスウェーデンでは、寛容な難民政策の下、入国した移民が全人口の約15%を占めるに至っているが、今回の暴動はスウェーデン人の間で移民の社会的統合に関する議論に火を付けている。(c)AFP/Pia OHLIN

6363チバQ:2013/05/29(水) 18:44:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130529/amr13052914340005-n1.htm
“反米色”一段と加速、ボリビアのモラレス大統領 憲法裁「続投は可能」
2013.5.29 14:33 (1/3ページ)

ボリビア中部コチャバンバでベネズエラのマドゥロ大統領(左)と話すボリビアのモラレス大統領(ロイター)
 【ニューヨーク=黒沢潤】南米ボリビアの反米左派モラレス大統領が今月、国内で長年活動してきた米国の国際開発局(USAID)職員を追放し、ケリー米国務長官を批判するなど“反米色”を一段と強めている。モラレス氏の強い影響下にある憲法裁判所が4月下旬に示した判断により、来年実施予定の大統領選への出馬の道が開かれたことが背景にあるとみられ、米国への強硬姿勢を国民にアピールする狙いがうかがえる。

 モラレス氏は今月1日、メーデーの集会で、「米機関はわが国で陰謀を企てようとしている」と強調、USAIDの職員を追放する方針を示した。

 USAIDは1964年からボリビアの農業技術向上や環境保全などに従事。米政府は昨年も活動費として2800万ドル(約28億円)を拠出しており、総額は約20億ドルに上る。

 追放処分を受け、米国務省のベントレル報道部長は「(陰謀論は)根拠がない」と一蹴。その上で、「米政府はボリビア政府の国家開発計画に従って、関連機関と協調して事業を進めている。職員追放で打撃を受けるのはボリビア国民自身だ」と批判した。

 今年3月に死去したベネズエラの反米左翼、チャベス大統領の盟友であるモラレス氏は2008年、米国の駐ボリビア大使を追放。米麻薬取締局(DEA)のボリビア国内での活動も同年に禁止するなど、強い反米姿勢で知られる。

 今回の追放処分に合わせ、モラレス氏はケリー米国務長官が4月中旬、南米諸国を「米国の裏庭」だと表現したことにも怒りを示すなど、反米姿勢を強調している。

 一連の言動は、来年の大統領選で3選を狙う動きと関連がありそうだ。05年に初当選したモラレス氏は09年に再選。同国憲法は3選を禁じているが、憲法裁が先月29日、09年の大統領選前に導入された新憲法下では、モラレス氏が1度しか当選していないと判断したことをふまえ、出馬準備を進めている。

 モラレス氏への支持率は約55%に上り、国民の人気は依然として高い。ただ、高速道路建設反対の抗議デモに加え、警官や軍人らによる賃上げ要求デモが頻発。また、政権寄りの労働組合や農業組合が最近、独自政党を立ち上げる動きもみせており、支持基盤は盤石とまではいえないのが実情だ。

6364チバQ:2013/05/29(水) 21:28:37
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201305290027.html
伊地方選で連立政権の支持広がる 「五つ星運動」はふるわず

 [ローマ 28日 ロイター] - イタリアで26─27日に実施された地方選で、レッタ首相の連立政権がコメディアンのグリッロ氏の「五つ星運動」を退けて支持を伸ばした。

 内務省の発表によると、首相が率いる民主党は16の主要都市選挙のうち5つで過半数を獲得。残りは2週間以内に決選投票が実施される予定で、こちらも同党が優位な情勢となっている。

 連立パートナーでベルルスコーニ元首相が率いる「自由国民」は2番手となった。

 2月の総選挙で躍進した「五つ星運動」は564の町・市で実施された選挙で勝利がなく、ローマでの得票率は12.8%にとどまった。

 調査会社SWGの副会長、Maurizio Pessato氏は「レッタ首相にとって好ましい結果であることは明らかだ。これにより彼は数カ月働く時間を確保できた。グリッロ氏の勢いは後退した」と指摘した。

6365チバQ:2013/05/29(水) 21:35:17
http://www.asahi.com/international/update/0529/TKY201305290001.html
ローマ市長選、決選投票へ
 【ローマ=石田博士】イタリアで26、27日に地方選の投票があり、首都ローマ市長選は28日朝までの開票の結果、現職と新顔の上位2人による決選投票に持ち込まれることになった。

 ANSA通信などによると、開票率99%で中道左派のマリーノ前上院議員が得票率42・6%で首位。現職の中道右派アレマンノ市長は30・3%だった。

 2月の総選挙で躍進した市民政党「五つ星運動」の候補で弁護士のデビート氏は12・4%で3位にとどまり、決選投票には進めなかった。決選投票は6月9、10日投票の予定だ。

6366チバQ:2013/05/30(木) 22:30:40
http://mainichi.jp/select/news/20130531k0000m030065000c.html
ウクライナ:「関税同盟」に参加へ EUより露重視か
毎日新聞 2013年05月30日 20時47分

 【モスクワ大前仁】ウクライナのヤヌコビッチ大統領が29日、ロシアが中心となって旧ソ連3カ国で構成する経済共同体「関税同盟」にオブザーバー参加する意向を表明した。ウクライナは欧州連合(EU)への加盟も検討してきたが、今後ロシアとの経済関係を重視する方向が強まりそうだ。

 訪問先のカザフスタンで明らかにした。ウクライナのアザロフ首相は31日、旧ソ連諸国で構成する独立国家共同体(CIS)の会議の際、オブザーバー参加の覚書に署名する予定だ。

 ロシア産天然ガスに依存するウクライナはここ数年、ロシアにガス価格の引き下げを求めてきたが、ロシア側は関税同盟への参加を値下げの条件にして応じていない。一方、EUはヤヌコビッチ氏の「政敵」ティモシェンコ前首相が2011年に職権乱用罪で有罪判決を受けたことを「政治裁判」と批判し、双方の関係が冷却化。ウクライナのEU加盟に向けた交渉は進展していない。今回の決定にはこうした経緯が影響したとみられる。

 関税同盟はロシア、カザフスタン、ベラルーシが参加し、10年に結成。12年から統一経済圏を発足させており、将来の通貨同盟や域内における「就労の自由」の実現も検討している。ロシアのプーチン大統領は旧ソ連諸国が政治・社会面で統合を深める「ユーラシア同盟」の創設を提唱。関税同盟をその前段階に位置づけ、隣国ウクライナに参加を呼びかけている。

6367チバQ:2013/05/30(木) 22:44:50
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130530/bsc1305300800004-n1.htm
日本、新幹線受注へ大きく前進 印と交渉再開合意、インフラ輸出の大チャンス (1/3ページ)2013.5.30 08:00
 安倍晋三首相とインドのシン首相が、高速鉄道計画の共同調査や原子力協定交渉の再開で合意したことで、政府が成長戦略の一つと位置付ける鉄道や原発などのインフラ輸出に弾みが付く。

 台湾に続き海外で新幹線を受注する可能性が大きくなったほか、東日本大震災後に原発輸出交渉で出遅れていた日本にとって巻き返しの大きなチャンスとなる。国内市場が頭打ちのなか、官民一体でインフラ輸出を強化する。

 「新幹線の輸出に向け大きく前進した」。国土交通省の幹部は、インドとの高速鉄道計画の共同調査に期待を寄せる。

 日印首脳会談では、インド最大の都市ムンバイと工業都市アーメダバードを結ぶ高速鉄道計画で安全性や費用などについて共同調査することで合意した。

 だが、同路線の受注はもともと仏車両メーカーのアルストムが有力視されていた。これに対し日本連合はJR東日本や川崎重工業の首脳、国交省の梶山弘志副大臣らが2月、現地を訪れセミナーを開くなど、官民一体での巻き返しに成功した。

 高い経済成長が続くインドには新幹線以外にもモノレールや貨物専用鉄道の整備計画が目白押しで、日立製作所や川崎重工業などが受注を目指している。

 インドとの原子力協定の交渉再開も、日本の原発輸出の追い風になる。原発は現在、世界で400基程度が稼働中だが、経済産業省は2030年までに90〜370基程度増えると試算。なかでもインドは「潜在的な市場は中国に次ぐ規模」(国内原発メーカー幹部)だ。中国は原発建設で国産志向が強く、自国メーカーを優先するだけに、インド市場への期待は大きい。

 原発輸出も官民一体での売り込みが不可欠だ。安倍首相は5月初めのトルコ訪問でもトップセールスを展開。現地で計画している原発について、三菱重工業と仏アレバの企業連合の受注が事実上決まった。

 ただインドのインフラ輸出をめぐっては、建設に必要な電力や水道などの設備が十分に整備されていない。建設用地の買収に手間取れば事業費が膨らみ、企業側が利益を上げられない懸念もある。

 大和証券の田井宏介シニアアナリストは、インドのインフラ輸出について「ビジネスチャンスとして大きいが、どれだけリスク回避を交渉に盛り込めるかが課題になる」と指摘した。

6369チバQ:2013/05/31(金) 01:04:46
http://mainichi.jp/select/news/20130530k0000m030043000c.html
スーダン:大統領「反政府勢力支援なら南の石油通さず」
毎日新聞 2013年05月29日 20時00分(最終更新 05月29日 20時49分)

 【ヨハネスブルク服部正法】アフリカ東部スーダンのバシル大統領は27日、「南スーダンが(スーダン国内の)反政府勢力の支援をするなら、石油パイプラインを永久に封鎖する」と述べ、スーダン国内を通過する南側の石油輸出を今後止める可能性に言及した。南スーダン側はバシル大統領の発言に反論しており、和解が進んでいた南北スーダンの間で再び緊張が高まってきた。

 バシル大統領は「南スーダンの兄弟たちへの最後の警告だ」と強く迫った。一方、南スーダン政府報道官のマリアル情報放送相は「南スーダンは反政府勢力の支援をしていない」と否定している。

 スーダンでは先月末、反政府勢力「スーダン革命戦線(SRF)」が中部の要衝ウム・ラワバを攻撃して一時制圧した。ウム・ラワバは首都ハルツームの南西500キロに位置し、SRF側は「我々はハルツームに向かう」と宣言した。SRFの攻勢はスーダン政府に衝撃を与えたようだ。

 SRFは、西部ダルフール地方で長年政府側と戦ってきた武装組織や、南スーダンの与党「スーダン人民解放運動(SPLM)」系の武装組織「SPLM−N」による連合体。スーダンは南スーダンがSPLM−Nを支援していると批判するが、南スーダン側は関係を絶ったと説明してきた。

 南スーダンが2011年7月に分離独立する以前の旧スーダンはアフリカ有数の産油国だったが、油田の4分の3が南にあり、輸出港は北のみだった。両国は石油収入の分配を巡って対立が激化し、昨春には国境地帯で両国軍が衝突を繰り返した。だが、その後に和解交渉プロセスが進み、先月には停止をしていた南スーダンの石油生産が再開していた。

6370チバQ:2013/06/01(土) 15:48:05
http://mainichi.jp/select/news/20130601k0000m030111000c.html
イラン:盛り上がらぬ大統領選 候補者審査に失望感
毎日新聞 2013年05月31日 22時52分(最終更新 05月31日 22時55分)

 【テヘラン田中龍士】6月14日の投票まで2週間と迫ったイラン大統領選挙が、盛り上がりに欠けている。かつて権勢を振るったハシェミ・ラフサンジャニ元大統領(78)の再出馬が期待されたが、立候補者の資格審査で「失格」となり、失望感が広がったためだ。だが終盤に流れが変わる可能性もあり、今後の展開が注目される。

 ラフサンジャニ師は1989年から97年まで大統領を務め、米欧との関係改善を模索するなど現実的路線を志向。核開発疑惑に伴う米欧の経済制裁で生じた物価高騰や失業問題がもたらす閉塞(へいそく)感が漂うなか、立候補届け出に期待が高まった。しかし、最高指導者ハメネイ師の影響下で選挙を管理する護憲評議会は、届け出た686人のうちラフサンジャニ師らを除く8人を正式な候補と認定。ハメネイ師と確執を深めるアフマディネジャド大統領側近の立候補も認めなかった。

 2005年の大統領選では、首都テヘランの目抜き通りなどでは支援者らが投票を呼びかける光景も見られたようだが、今は選挙の雰囲気は感じられない。テヘラン大4年の男子学生(23)は「ハシェミ(ラフサンジャニ師)なら核交渉も前進させてくれると思った。選挙にもう行かないと思う」と話した。市民活動家のサレフ・ニクバフト弁護士は「人々は状況は最高指導者しか変えられないと考えており、選挙への関心は低い」と解説する。

 現段階で有力視される候補は、ハメネイ師に忠実な保守派のジャリリ最高安全保障委員会事務局長(47)。核交渉問題の責任者でメディアの露出が多い。治安や経済など絶大な影響力を持つ軍事組織「革命防衛隊」の出身で、傘下の民兵組織「バシジ」の支持を受けるとされる。イラク戦争で右足の一部を失ったことも国家に尽くすイメージと受け止められるようだ。

 同様にハメネイ師に近い保守派のガリバフ・テヘラン市長(51)も有力候補の一人。05年の大統領選で落選後、市長として公共工事の実績を上げ高い支持を受ける。ベラヤティ元外相(67)、ハダドアデル元国会議長(68)と候補者1人を選出する「2+1連合」を結成、終盤に決める。

 ロウハニ元最高安全保障委員会事務局長(64)はラフサンジャニ師の信頼が厚く、衰退する改革派の一部が同師支持を表明した経緯があり、改革派アレフ元副大統領(61)の支持者を取り込む連携も指摘される。

 05年選挙では、アフマディネジャド氏がハメネイ師の支持を取り付け下馬評を覆し終盤に急浮上、ラフサンジャニ師との決選投票を制しており、終盤に情勢が変わる可能性もある。ハメネイ師は5月29日、どの候補にも肩入れしない考えを示した。

6371チバQ:2013/06/01(土) 18:52:40
http://mainichi.jp/select/news/20130602k0000m030016000c.html
ソチ五輪疑惑:開催費「3兆円近く盗まれた」と露の野党
毎日新聞 2013年06月01日 18時16分(最終更新 06月01日 18時46分)

 ロシア野党指導者のネムツォフ元第1副首相らは1日までに、来年開催されるソチ冬季五輪に関する報告書を発表した。施設建設費など開催費用のうち、プーチン大統領に近い企業の横領などにより「250億〜300億ドル(約2兆5000億〜3兆円)」が闇に消えたと批判している。ペスコフ大統領報道官は「報告書を見ていない」としてコメントを避けた。

 ソチ五輪開催費は2007年には120億ドルとされたが、報告書によると、現在は510億ドルと4倍以上に膨らみ、膨張分の大半は建設業者の横領などで「盗まれた」という。(モスクワ共同)

6372チバQ:2013/06/01(土) 19:05:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130530/erp13053022200003-n1.htm
プーチン流“バラマキ”限界?…露で経済成長鈍化
2013.5.30 22:18 (1/2ページ)[ロシア]

 【モスクワ=遠藤良介】プーチン大統領の就任から1年余りが過ぎたロシアで、経済成長の鈍化が鮮明になっている。今年1〜3月期の国内総生産(GDP)は前年同期比でわずか1・2%の伸びにとどまり、経済発展省は通年の成長率予測を3・6%から2・4%に下方修正した。石油・天然ガス収入を再配分するだけのプーチン流経済モデルが、いよいよ限界を露呈してきた。

 2008〜09年の世界金融危機後、ロシアの経済成長率は10年に4・5%、11年に4・3%、12年に3・4%と漸減してきた。今年の予測成長率は、マイナス7・8%となった2009年を除き、1999年以来で最低となる。

 これは、プーチン氏が大統領復帰前に豪語していた「年6〜7%の成長」からほど遠く、主要新興国の中でも大きく見劣りする。ベロウソフ経済発展相は4月の政府会合で「今日の状況は相当な程度、世界経済でなく、国内要因に関係している」と率直に述べた。

 2000年に1期目の大統領に就任したプーチン氏は、政治・経済の両面で国家統制を強化する一方、石油・天然ガス収入を公務員給与や年金の引き上げ、国策企業への資金投下などに振り向けた。就任時に1バレル=20ドルだった石油価格の急騰に助けられ、08年春までの前回大統領期には年平均約7%の成長を達成した。

 通算3期目には、強権統治と“バラマキ”というプーチン政権の性格がいっそう強まっている。医師や教員の給与増額、住宅供給、軍需産業支援といったプーチン氏の公約を全て実現すると、任期の6年間で4兆8000億ルーブル(約15兆3000億円)の支出増になると試算されている。

 だが、経済減速が示すのは、従来の発展モデルが頭打ちになり、バラマキの原資を見いだすことも困難になっている現実だ。最大の問題は、国家予算に占める石油・天然ガス関連の収入が50%を超え、地下資源頼みの経済構造から脱却できていないことにある。

 財政赤字の回避は不可能とみられており、国際資源価格の急落に見舞われた場合の影響は甚大だ。

 政権のリベラル派は企業の税負担軽減や汚職対策、投資環境改善などによる産業育成を主張。だが、現実には治安・特務機関の出身者など国粋主義のシロビキ(武闘派)が影響力を増しており、政権が大胆な改革に踏み切る兆候はない。

 「停滞の時代」と呼ばれる旧ソ連後半のブレジネフ政権期に、超長期化する「プーチン時代」をなぞらえる論調も目立ってきた。

6373チバQ:2013/06/01(土) 19:06:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130530/amr13053019080008-n1.htm
「反米左翼」チャベス氏後継、マドゥロ政権厳しい船出 ベネズエラ
2013.5.30 19:06 (1/2ページ)[米国]

ベネズエラのマドゥロ大統領=(ロイター=共同)
 【ニューヨーク=黒沢潤】3月に死去した南米ベネズエラの反米左翼、チャベス大統領の後継者であるマドゥロ大統領が4月に就任して以降、厳しい“船出”を余儀なくされている。これまで、過去50年でなかったといわれるトイレットペーパーの買い占め騒動が起きるなど、モノ不足が顕著。また、先月の大統領選で敗北した野党候補からは「不正投票の末の勝利」と今も激しく突き上げられている。チャベス氏という“重し”が外れた今、政界のライバルとの対立も起きているとされ、前途は多難だ。

 長蛇の列、ガラガラの棚−。首都カラカスの小売店ではここ数週間で牛乳や小麦粉、バターといった日常品が次々と消えた。月に1億2500万個消費されるトイレットペーパーも入手困難で、政府は5千万個を緊急輸入すると表明するとともに、「モノ不足は野党の陰謀」と主張している。

 これに対して経済専門家らは、貧困層のために価格を低く抑える「価格統制」が問題の根源にあると指摘する。「たとえば、フケ防止の2千円の高額なシャンプーを作っても、(価格統制で)300円でしか売れなかったら、企業側はバカらしくて生産しなくなる」(外交筋)というわけだ。

 外貨流出を恐れる政府が、殺虫剤や肥料などの商品を輸入したい貿易業者に外貨供給を渋る通貨管理もモノ不足の背景にあり、政府は経済対策の見直しを求められている。

 マドゥロ政権にとり、大統領選で敗北したカプリレス・ミランダ州知事が選挙管理当局に「不正集計」の調査を要求していることも頭痛の種だ。マドゥロ氏とカプリレス氏の得票差はわずか22万票。開票結果に納得しない国民による暴動も発生、少なくとも8人が死亡し、60人が負傷した。

 カプリレス氏陣営はこれまでに、「同一人物が20数回も投票した具体例がある」などと主張、約3200件の不正リストを選管に提示した。6月上旬に監査結果が出るが、当選が覆る可能性は低く、反発が一段と強まるのは必至だ。

 マドゥロ政権は、年間2万1690件にも上る殺人事件などの凶悪犯罪根絶のため、国軍兵約3千人をスラム街などに投入した。ただ、カプリレス氏の“お膝元”であるミランダ州にも動員、「ここにカプリレスが来て、治安改善に努めたことがあっただろうか」と住民に触れ回り、野党陣営から猛反発を買っている。

 マドゥロ氏には、国軍出身で、チャベス大統領に目をかけられていたカベージョ国会議長という有力なライバルが存在する。労働組合出身のマドゥロ氏が国軍内で強力な指導力を発揮できない弱みに乗じて、カベージョ氏が暴動などの社会不安を起こし、政権を掌握するといった不気味なシナリオもささやかれている。

6374チバQ:2013/06/01(土) 19:11:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130601-00000000-jij_afp-int
イスタンブールでデモ隊が機動隊と衝突、数十人重軽傷
AFP=時事 6月1日(土)8時28分配信



トルコ・イスタンブールのタクシム広場で、機動隊が放った催涙ガスの中を、助け合いながら進むデモ参加者ら(2013年5月31日撮影)。
【AFP=時事】トルコのイスタンブール(Istanbul)にあるタクシム広場(Taksim Square)で31日、広場そばの公園の取り壊し計画に反対する抗議集会から発展した反政府デモを解散させるため、機動隊が催涙ガスや放水砲を使用、この衝突により、数十人が重軽傷を負った。

【その他の写真】現場の様子

 イスタンブール県のフセイン・アヴニ・ムトゥル(Huseyin Avni Mutlu)知事によると、最も重い傷を負ったのはモロッコ系トルコ人の女性で、頭蓋骨を骨折し脳外科手術を受けたが、集中治療室に収容され容体は良好だという。同知事はテレビ放送のコメントで、現在捜査が進行中で、「暴力行為を引き起こした」かどで63人が拘束されたと述べた。

 デモ隊は、広場の中心に立つアタチュルク(Ataturk)記念碑の向かいあるタクシム・ゲジ公園(Taksim Excursion Park)の取り壊し工事の阻止を求めていた。建設計画では、高度に商業化したイスタンブールに残る緑の「最後の砦」である公園の跡地にショッピングモールを建設し、オスマン帝国時代の兵舎を再建する予定だ。

 イスタンブールの裁判所は31日夜、計画の一時停止を命じたが、計画自体が中止されるかは定かではない。

 イスタンブール市のカディル・トプバシュ(Kadir Topbas)市長は、デモ参加者の多くは「純粋に緑や環境を気にかけている」人々だが、「政治的意図」を持つ者たちに操られていると語った。

 公園の取り壊しは、広場周辺を歩行者専用道路とするために昨年11月に始まった建設計画の一環だ。タクシム広場は、昔から集会やデモの場として使われてきた他、人気の観光スポットともなっている。

 賛否両論の同計画は、広場周辺の慢性的な交通渋滞の緩和と、外観の美化を目的としている。だが反対派は、計画は広場を魂のないコンクリート商業地域に変え、地元住民を追い出すものだと批判している。【翻訳編集】 AFPBB News

6375とはずがたり:2013/06/01(土) 19:25:25

焦点:プーチン政権の締め付け強化、反体制派は戦々恐々
2013年 06月 1日 14:17 JST
http://jp.reuters.com/article/jp_forum/idJPTYE95001420130601

[モスクワ 30日 ロイター] - ロシアではプーチン大統領に批判的な団体や個人に対する取り締まりが広がりをみせており、反体制派は「次に狙われるのは誰か」と不安を抱いている。

リベラル派の経済学者セルゲイ・グリエフ氏は、捜査当局から事情聴取を受けた後にロシアを出国。同氏の出国は、政府が異論を唱える者や抗議活動への締め付けを一層強化していることが背景にあると受け止められている。

反プーチン派からは、デモを制圧し、抗議活動のリーダーに犯罪容疑をかけ、NGO(非政府組織)に厳しい資金規制を課すといった現政権の手法は、1970年代に社会の停滞を伴ったブレジネフの抑圧的な時代に通ずるものがある、との声が聞こえる。

また反体制派は、大統領は2011年12月以降に相次いだ反プーチンデモで傷ついた自身の権威を取り戻すべく強権を振るっていると強調。かつては側近中の側近と呼ばれたスルコフ前副首相が8日に事実上解任されたように、ひとたび寵愛の対象でなくなれば、大統領に近い人物でさえもあっさり切り捨てられると現状を説明している。

一方、KGB(ソ連国家保安委員会)の元スパイでもあるプーチン大統領は、自らをソ連崩壊後の混乱から秩序を回復させたと自賛。また、反対派の弾圧を否定しながらも、大統領就任以来最大のデモが発生している事態を受け、再び秩序を回復しなくてはならないとの考えを明らかにしている。

これに対し反体制派は、もはやデモは政権にとってほとんど脅威とならないほどに縮小したにもかかわらず、さらなる圧力をかけて残党を一掃したいというのが大統領の本音だ、と指摘する。

<新法とシロビキの影響力拡大>

ロシア議会は新法を相次いで制定。反体制派は新法について、大統領が反プーチン派の締め付けに利用することが可能になり、今年7月に起訴された反体制派活動家アレクセイ・ナバルニー氏のように「でっち上げの罪」に問われる人が増えるのではと警戒する。

当局の締め付けの対象となっているのは反体制派だけではない。不正選挙の証拠を独自に集めている独立系選挙監視団体のゴロスや、大統領の支持率を調査する世論調査機関レバダセンターが新法の標的だ。

新法は外国から資金を受けて政治活動に携わるNGOを「外国の代理人」として登録し、取り締まるよう求めているが、両団体ともに登録を拒否するなどして反発を強めている。

反体制派は、リベラル派の影響力が弱まるにつれ「シロビキ」と呼ばれる、大統領のかつての同僚であった治安関係者の影響力が強まっているとみている。リベラル派の経済学者で政府のアドバイザーでもあったグリエフ氏は、大統領を批判した直後、ナバルニー氏に少額の寄付をした罪に問われ、厳しい監視下に置かれたものとみられる。

グリエフ氏は、ロシアの主力輸出品である石油への依存度を減らし、石油価格の下落に備えることや、まん延する汚職対策が急務だと訴え、これらに失敗すれば大統領は政権の座を追われることになるかもしれないと警告した。しかし、これがあだとなって、グリエフ氏は大統領の寵愛を失うこととなった。

<再びホドルコフスキー氏に矛先か>

グリエフ氏は出国前、服役中のミハイル・ホドルコフスキー氏がかつて経営していた元石油大手ユコスの事件をめぐり、捜査関係者による事情聴取を受けていた。

このことからホドルコフスキー氏らに対する新たな裁判が始まるのではないかとの憶測を呼んでいる。ユコス事件で収監されたホドルコフスキー氏らの刑期満了が近づいており、「彼らの釈放を快く思っていない人たちがいる」(ホドルコフスキー氏の母)という。

野党に接近したホドルコフスキー氏らは2003年に逮捕され、05年に詐欺と脱税の罪で有罪判決を受けた。来年には刑期満了の予定だ。

「外国の代理人」を指定する法律について30日、15人の経済学者と研究者が政府に対して公開質問状を送った。この中で、新法はNGOの資金運用と独立性を脅かすと指摘。さらに、国家が経済学や経済分析を管理したソビエト時代を引き合いに出し、「ソ連経済がどのような結果に至ったかはご存じのとおりだ」として、新法が求める国家統制は結果として経済の破綻をも招きかねないと警告している。

(Timothy Heritage記者;翻訳 新倉由久;編集 野村宏之)

6376チバQ:2013/06/01(土) 21:17:33
http://www.cnn.co.jp/world/35032787.html
イスタンブールで3夜連続の抗議デモ、政府の開発計画に反発
2013.05.31 Fri posted at 11:26 JST

イスタンブール(CNN) トルコの首都イスタンブールで、政府のショッピングセンター建設計画に反対する座り込みが30日未明まで、3夜連続で行われた。政府の利益追求姿勢を批判する声のほか、対シリア政策への不満なども背景にあるとみられ、警察の介入にもかかわらず参加者が増加している。

抗議運動が起きているのはイスタンブールの繁華街にあるタクシム・ゲジ公園。抗議の輪はフェイスブックやツイッターを通じて広がり、公園に集まった人の数は30日夜の時点で数千人に達した。

政府はこの公園にオスマン・トルコ時代にあった兵舎を再建するとともに、ショッピングセンターを作るという計画を進めている。トルコのアナドル通信によればエルドアン首相は29日、「(抗議運動を)やりたければやればいい。われわれも決めたことは実行する」と述べ、計画を推進する姿勢に変わりはないことを示した。

エルドアン首相は立て替え計画は「歴史への敬意」に基づいているとも述べた。

一方、この計画には繁華街の土地を売って利益を得るためだとの批判の声があがっている。「(政府は)この計画を歴史の保存だと言っているが、それだけでは説明がつかない。そうではなく金のためだ」と、トルコ国内の開発計画を調査する団体「アーバン・ムーブメント・フォーラム」のエジェ・デミレル氏は言う。

抗議運動への参加者の数が増えたのは27日午後以降。計画への批判が広がるとともに、警察が2度にわたって催涙弾を使用したことで、かえって多くの人が集まった。

抗議のやり玉に挙がっているのは建設計画だけではない。公園に集まった人々からは、対シリア政策や夜間の酒類販売禁止規制など、政府の他の政策への批判の声も上がっている。

6377チバQ:2013/06/01(土) 21:19:05
http://www.cnn.co.jp/world/35032829.html
ロシア、アサド政権にミグ戦闘機を提供へ
2013.06.01 Sat posted at 12:00 JST

(CNN) 内戦が続くシリアのアサド政権が、ロシアから少なくとも10機の戦闘機を輸入し、さらに多くの戦闘機を求めていることがロシア国営メディアの報道で明らかになった。

ロシアの国防産業関係者が31日にロシア国営イタルタス通信に語ったところによると、ロシアは「以前に締結した契約」に基づき、アサド政権に10機の「ミグ29」戦闘機を販売するという。

またモスクワを訪問中のシリア代表団は、ロシア側にさらに多くの戦闘機の提供を求めており、ロシアの軍用機メーカー「ミグ」のコロトコフ社長は国営ロシア通信のインタビューで、同社とシリア当局の間で新たな契約の詳細や期間について話し合っている最中だと述べた。

この報道に先立ち、欧州連合(EU)は27日、シリアへの武器禁輸措置の解除を決定した。この決定は、欧州諸国による反体制派への軍事支援の道を開くものと考えられているが、同時に、ロシアが長年同盟関係にあるアサド政権への支援をさらに拡大する可能性もある。

ロシアは戦闘機に加え、2010年に締結した契約に基づき、シリアに地対空ミサイルシステム「S300」も販売したとされる。

ロシアは、シリアへの武器供与は国際法に反していないとし、市民に対して使用される恐れのある武器の供給を否定してきた。

しかし米国のケリー国務長官は、ロシアのS300の供与について「それが以前に締結された契約であろうとなかろうと、(シリア周辺)地域の均衡や安定に深刻な悪影響を及ぼすものであり、イスラエルが危険にさらされる」と懸念を示した。

6378チバQ:2013/06/02(日) 23:46:05
http://mainichi.jp/select/news/20130602k0000m030129000c.html
ボツワナ大統領:中国支援に注文「労働者はいらない」
毎日新聞 2013年06月02日 01時06分(最終更新 06月02日 08時22分)


ボツワナのカーマ大統領=横浜市西区で2013年6月1日、宮間俊樹撮影
拡大写真 第5回アフリカ開発会議(TICAD5)のため来日しているボツワナのイアン・カーマ大統領(60)が1日、毎日新聞との単独会見に応じた。アフリカで存在感を増す中国の支援への期待を表明する一方、「中国が雇用先を確保したいのは分かるが、労働者を連れて来るならそれは『ノー』だ。まず地元の労働力を最大限に活用すべきだ」と訴えた。

 最近アフリカでは、中国の支援に対し、雇用も生まず技術移転もなく「これではアフリカが育たない」といった声も上がっている。

 カーマ大統領は「互恵的な関係を維持するため大切なのは、投資の量ではなく質だ」と指摘。また「過去の歴史を踏まえれば、アフリカが不当に安い資源や産品の供給源に陥ってはならない」と強調した。

 一方、ボツワナは今年2月、地上デジタルテレビ放送の導入で、アフリカでは初めて日本方式の採用を決定。カーマ大統領は「他方式にはない利点がある。導入を検討している他国にも経験をアドバイスしたい」と述べ、日本の技術力に期待。

 さらに「東日本大震災という悲劇から、粘り強く復興を遂げつつあることにも敬意を表したい」と述べた。また、核実験など北朝鮮の挑発についても日本の立場を支持し、北朝鮮との外交関係を一時中断したことを明らかにした。

 ボツワナはアフリカ南部にあり、人口約200万人。豊富なダイヤモンド資源をてこに経済発展が進み、中高所得国に分類されている。【平野光芳】

6379チバQ:2013/06/02(日) 23:46:45
http://mainichi.jp/select/news/20130603k0000m030048000c.html
ロシア:有名大学院の学長が事実上の亡命
毎日新聞 2013年06月02日 21時29分(最終更新 06月02日 22時50分)


ロシア経済大学院のグリエフ学長=大前仁撮影
拡大写真 ◇プーチン政権の批判勢力「締め付け」で
 【モスクワ大前仁】ロシアで野党勢力を擁護していた有名大学院の学長が捜査当局から取り調べを受け、国外に避難する事態に追い込まれた。プーチン政権は批判勢力に対する締め付けを強めているが、対象がエリート層に及んだことに衝撃が広がっている。

 ロシアの捜査委員会(検察の捜査部局に相当)は5月29日、2003年に石油大手企業ユーコス社のホドルコフスキー会長(当時)が脱税罪などで有罪判決を受けた裁判に関連し、ロシア経済大学院のグリエフ学長(41)を尋問していたことを明らかにした。グリエフ氏が4月末から休暇を取り、パリに滞在していることも判明し、学長職も5月末に辞任した。

 グリエフ氏は米紙ニューヨーク・タイムズに、捜査当局から電子メールの記録などを提出するよう要求されたと訴え、「自由を失う恐れがあるならロシアへ戻らない」考えを示している。

 グリエフ氏は経済学者でリベラル派の論客。メドベージェフ首相が大統領時代に、演説草稿の一部を書いていたといわれる。一方、プーチン大統領の「政敵」だったホドルコフスキー氏の裁判を「政治的」と批判していたほか、野党勢力の指導者で、プーチン批判を展開する著名ブロガーのナバリヌイ氏を支援していた。

 ロシアでは、ナバリヌイ氏が地方知事の顧問当時の横領罪で起訴されるなど、野党勢力の「封じ込め」が強まっている。また「シロビキ(治安機関出身者)が発言力を増している」(政治評論家のマカルキン氏)事態を受けて、グリエフ氏のような知識層の国外脱出が増えていく懸念も生じている。

6380チバQ:2013/06/02(日) 23:50:01
http://mainichi.jp/select/news/20130603k0000m030068000c.html
トルコ:デモが首都アンカラなど48都市に拡大
毎日新聞 2013年06月02日 23時35分

 【エルサレム大治朋子】トルコの最大都市イスタンブールで5月末に始まったデモは、首都アンカラなど少なくとも計48都市90カ所に拡大し、トルコ内務省は2日、939人を逮捕したと明らかにした。AP通信によると、警官隊との衝突などで数百人が負傷した。デモは2日夕現在、鎮静化に向かっているが、エルドアン政権の対応次第では再燃する可能性もある。

 デモはイスタンブール中心部の再開発計画への抗議として始まったが、警官隊が当初、催涙ガスや放水車などで鎮圧を図り、反発した市民と衝突して一気に拡大した。その後警官隊は撤収し、デモも収束したが、イスタンブールのカディル・トプバシュ市長は1日、地元テレビに出演し、「(警官隊は)もっと早く撤収できた。民主主義国家では、人々は(それぞれの)考えを持って集まることができるものだ」と述べ、政権の強権的な対応を暗に批判した。

 イスタンブールは東京、マドリードと2020年夏の五輪招致を争っており、今後の展開次第では影響を及ぼす可能性もある。

 デモの背景には、エルドアン政権への不満の高まりもあるとされる。政府は最近、アルコール類の販売を一部規制するなどイスラム色を強め、市民の批判が高まっていた。

6381チバQ:2013/06/02(日) 23:55:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130602/erp13060223440003-n1.htm
加速するEU離れ 仏、スペイン…難しい対応迫られる欧州委
2013.6.2 23:43
 【ベルリン=宮下日出男】欧州では、債務危機による経済低迷が深刻な南欧などの国民を中心に財政緊縮策などを求めてきた欧州連合(EU)への不満が高まっており、EUは難しい対応を迫られている。

 英国の社会保障制度に対する欧州委員会の提訴はEU懐疑論を刺激しかねず、「最悪の時期」(英専門家)の提訴だったとの懸念が出ている。

 ただ、EUとしてもいつまでも放置できないという事情がある。EU当局者は「ある国に対し、政治的に微妙な時期という理由で法の適用を控えていたら、何もできない」と反論した。

 EU離れが加速するのは英国だけではない。米世論調査会社が3月にEU主要8カ国で行った調査では、EUへの好意的意見は昨年の60%から45%に激減。フランス、スペインで21〜14ポイントも減った。

 背景には、財政緊縮策などを課してきたEUへの反発があり、オランド仏大統領は最近、具体的な改革を求めた欧州委に対し、「われわれに命令できない」と批判した。

 この状況にEU側も懸念を強めており、独出身のエッティンガー欧州委員は最近の会合で、英国はEUに懐疑的な議員に影響され、仏も覚悟がまったくないなどと苦言を呈したという。

6382チバQ:2013/06/03(月) 20:51:04
http://mainichi.jp/select/news/20130603k0000e030142000c.html
エジプト:反モルシ700万人署名 「同胞団寄り」に批判
毎日新聞 2013年06月03日 11時40分(最終更新 06月03日 13時09分)


エジプトの首都カイロで開かれた「反乱」運動の記者会見で、集まった署名の束を掲げるメンバーら=秋山信一撮影
拡大写真 【カイロ秋山信一】エジプトで「反乱」と称して、モルシ大統領の辞任と大統領選の早期実施を求める署名活動が話題になっている。署名活動を主催する団体によると、署名数は3週間で「700万人分」に上った。野党勢力が便乗する形で運動は全国的に広がっており、主催団体はモルシ大統領の就任1年となる6月30日までに全人口の4分の1にあたる2000万人分を集めると気勢を上げている。

 「同胞団の支配を打ち倒すぞ」。29日に開かれた「反乱」運動の記者会見で、演壇に立ったメンバーが演説すると、約150人が「反乱」と書かれたバナーを掲げるなどして呼応した。メンバーらは、モルシ大統領の出身母体である穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団の最高指導者バディア氏が、大統領を操って、同胞団に都合の良い政治を行っていると批判した。

 「反乱」運動は5月上旬、首都カイロ在住のジャーナリストやエンジニアなど13人の友人グループが発案。インターネットの交流サイト・フェイスブックや口コミを通じて、運動は一気に広がった。賛同者は、署名用紙やインターネットの専用サイトに、氏名や身分証のID番号などを記入する。

 運動には主要野党勢力「国民救済戦線」や、ムバラク独裁政権を倒した2011年の革命を主導した若者グループも参加している。中心メンバーの一人で建築士のホセム・タラートさん(36)は「革命の目的だった『パン、自由、社会正義』は私たちの手にない。行動を起こさなければ変わらない」と話した。6月30日には署名を持って、大統領宮殿前に集結する予定だという。

 ただ、重複署名のチェックなどは不十分で、署名の実数は分からない。署名活動に法的根拠はなく、大統領の辞任には直結しない。

6383チバQ:2013/06/03(月) 22:34:50
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013060300023
大学学長に組閣要請=言語学者、政治手腕は未知数−パレスチナ議長

パレスチナ自治政府の首相に指名されたナジャフ大学のラミ・ハムダラ学長=2012年9月、パレスチナ自治区ナブルス(EPA=時事) 【エルサレム時事】パレスチナ自治政府のアッバス議長は2日、4月に辞任を表明したファイヤド首相の後任に、ナジャフ大学(自治区ナブルス)のラミ・ハムダラ学長(54)を指名し、組閣を要請した。AFP通信が伝えた。ハムダラ氏は言語学者で政治経験はなく、政治手腕は未知数だ。(2013/06/03-06:54)

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6384名無しさん:2013/06/03(月) 23:24:31
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130603-OYT1T01153.htm
トルコのデモ過激化、政党事務所も襲撃

 【イスタンブール=溝田拓士】先月末に始まったトルコの反政府デモは、3日も首都アンカラなどで続いた。


 2日夜には、エルドアン首相率いる穏健イスラム政党「公正発展党」事務所が襲撃される事件も起き、デモの過激化と長期化の可能性が浮上してきた。

 ロイター通信によると、事務所襲撃があったのは、同国第3の都市である西部イズミル。デモ隊が建物に火炎瓶を投げ込んだという。AFP通信によると3日のアンカラのデモでは、警官隊がデモ隊数百人に対し催涙弾を発射した。

 同国最大都市イスタンブール中心部でも2日夜から3日朝にかけて、デモ隊が集結地のタクシム広場から、政府施設が集まるベシクタシュ地区に向けて「エルドアン首相は退陣せよ」と叫びながら行進した。

(2013年6月3日23時13分 読売新聞)

6385チバQ:2013/06/04(火) 17:50:43
http://mainichi.jp/select/news/20130604dde001030053000c.html
チェック:トルコ、反政権デモ拡大 「イスラム色強化」に反発 格差拡大に不満も
毎日新聞 2013年06月04日 東京夕刊

 ◇五輪招致に影響?
 【エルサレム大治朋子】トルコのイスタンブールで5月末に始まった反政権デモが全国200カ所以上に拡大し、一部に暴徒化の兆しも出始めた。株価は急落し、長期化すれば東京などと争う2020年夏の五輪招致運動への影響も懸念される。10年におよぶ長期安定政権を維持してきたエルドアン首相に対するかつてない「市民の怒り」の背景には、政権の保守化や所得格差の拡大などへの不満があるようだ。

 デモ隊は3日夜も「首相は退陣せよ」などと書いた旗を掲げ、エルドアン首相を「独裁者」と呼んで批判を強めた。AFP通信は現地からの報道として、同国南部で22歳の男性がデモ参加中に何者かに銃撃され、病院で死亡したと伝えた。地元メディアによると、2日夜には首相が党首を務める公正発展党(AKP)の地方事務所に火炎瓶が投げ込まれた。

 一方、首相はデモを「過激派が組織した」と強調し、AKPの勢力拡大に反発する他政党などの仕業だと訴えている。

 AP通信によると株価は週明けの3日、先週末に比べ10・5%下落。好調なトルコ経済に影を落とす。また、9月の国際オリンピック委員会(IOC)総会で開催都市が決まるため、イスタンブール五輪招致委員会は「すべての担当者が夢である招致に向け団結して取り組んでいる」との声明を出し、懸念の一掃に躍起となっている。

 ただ、DPA通信によると、IOCのバッハ副会長(ドイツ)は「(デモは決定権を持つ)IOC委員の決断に全く影響しない。委員は7年後に開く五輪招致を議論していることを分かっている」と、デモには影響されないとの見通しを示した。

 デモの発端は、イスタンブール中心部のタクシム広場付近の再開発計画。公園の木を伐採しようとした行政当局に対し、市民グループが中止を求めた。

 英市民団体によると、イスタンブール市の総面積のうち緑地が占める割合は1・5%(東京は約3%)と低い。伐採予定の木はわずか数本だったが、市民らの抵抗の状況を「ツイッター」などを通じて知った若者らが広場に集まり、警官隊と衝突。催涙ガスや放水車が使われ、大規模デモに発展し地方にも飛び火した。

 その背景には「イスラム色」を強める政権への不満がある。国民の大半が世俗派のイスラム教徒であるトルコは、政教分離が国是。

 AKPは、中道右派の穏健なイスラム主義政党とされてきたが、最近はメディア規制の強化やモスク(イスラム礼拝所)の建設拡大を強硬に推し進め、世俗派市民が反発していた。

 また、所得格差の問題もある。経済協力開発機構(OECD)の調査によると、加盟34カ国のうち所得格差が最も大きかったのはチリで、メキシコ、トルコの順だった。エルドアン政権は緊縮財政や金融構造改革などを断行してインフレを大幅に改善。10年の経済規模は欧州6位となるなど経済成長を遂げたが、貧富の格差も拡大した。

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6386チバQ:2013/06/04(火) 17:51:51
http://mainichi.jp/select/news/20130604k0000e030182000c.html
パキスタン南部:最大都市カラチ「戦場と同じ」
毎日新聞 2013年06月04日 08時22分(最終更新 06月04日 08時43分)


カラチで5月11日に起きた爆弾テロ現場近くで、カラシニコフ自動小銃を手にした住民男性(右)が見守る中で歩く子供たち=2013年5月16日、杉尾直哉撮影
拡大写真
カラチの位置
拡大写真 【カラチ(パキスタン南部)で杉尾直哉】パキスタンの最大都市カラチ周辺が、隣国アフガニスタンの旧支配勢力タリバンと連携する武装勢力「パキスタン・タリバン運動」に事実上支配されていることが地元の治安問題研究者などの分析で分かった。当局は「支配」について否定するが、カラチ警察のテロ対策責任者は毎日新聞の取材に「タリバンはカラチを標的にしている。市内の治安状況は戦場と同じ」と、極めて治安が悪化していることを認めた。

 パキスタンでは2001年に米国主導で始まったアフガニスタンでの戦争の影響でテロが頻発してきた。国際テロ組織アルカイダと連携、アフガン国境に近い北西部を拠点としてきた武装勢力「パキスタン・タリバン運動」は活動範囲を広げ、昨年7月ごろから南部カラチでもテロを激化させるようになった。最大の商業都市でもあるカラチが武装勢力に完全に支配されると、国の経済に大打撃を与えるだけでなく、核保有国でもある同国の治安悪化は米欧の南西アジア戦略にも影響を与える可能性がある。

 パキスタン最高裁は昨年11月、カラチが州都のシンド州政府に対し「タリバンが潜伏している問題を深刻に受け止めよ」と、治安対策強化を命じる決定を出した。カラチ在住の元政府高官は「2万人の武装勢力が内外に潜伏し、市周辺部は武装勢力に事実上支配されている」と話す。

 カラチでは大量の警官や軍兵士が警戒する中、下院選投票日の5月11日には「反テロ」を訴える政党事務所で爆弾テロが起き、12人が死亡した。カラチ港からアフガン駐留外国軍に物資を運ぶ運送会社の社長は「市街地から10キロも離れると無法地帯だ」と話す。

 カラチ警察のテロ対策責任者、アワン特別捜査部長は「市内で活動する武装勢力は20〜30の小集団に分かれ、街中に溶け込んでおり、捜査を困難にしている」と話す。公式統計はないが、地元記者によると、カラチでは過去2年で最低でも3000人がテロの犠牲になったという。

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6387チバQ:2013/06/04(火) 20:16:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130604/erp13060417040004-n1.htm
ロシア有名大学長が事実上亡命 前大統領側近も、強硬派台頭で抑圧強化
2013.6.4 17:02

セルゲイ・グリエフ氏(ロイター)
 リベラル派のロシア著名経済学者、セルゲイ・グリエフ・ロシア経済学院学長(41)が刑事事件捜査の対象となり、学長辞職と事実上の亡命に踏み切っていたことが4日までに明らかになった。捜査はプーチン政権の圧力とみられる。

 グリエフ氏はメドベージェフ前大統領(現首相)の顧問を務めた。昨年春のプーチン氏の大統領復帰後、前大統領を支えたリベラル派が退潮し、シロビキと呼ばれる軍・治安機関出身の強硬派の勢力が一段と拡大したことが背景にある。

 政権に近いエリートにも抑圧が及んだことについて政治学者マカルキン氏は、反体制派と関係を持てば「誰も(抑圧から)逃れられなくなった」と指摘した。

 3日付の同国紙によると、グリエフ氏は4月末に出国し、妻子が暮らすパリへ。同氏は短文投稿サイト、ツイッターで「(刑務所があるシベリアの町)クラスノカメンスクよりはパリがいい」と書き込んだ。(共同)

6388チバQ:2013/06/04(火) 21:24:10
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013060400930
9月に前倒し市長選か=大統領側近とブロガー対決も−モスクワ

モスクワのソビャニン市長=2010年10月、モスクワ(AFP=時事) 【モスクワ時事】ロシア主要メディアは4日、プーチン大統領の側近である首都モスクワのソビャニン市長(54)が近く、任期満了(2015年)前に辞職し、9月8日の統一地方選に合わせて出直し市長選が実施される見通しだと伝えた。
 反プーチン政権デモが今も続く中、野党勢力が統一候補を擁立し形勢が変わる前に、選挙を急いだ方が有利と判断している可能性がある。国営テレビによると、ソビャニン氏の5月下旬の支持率は54%。


ロシアの反政権ブロガー、ナワリヌイ氏=4月17日、ロシア中部キーロフ(AFP=時事) ただ、反政権ブロガーのナワリヌイ氏(37)は4日、出直し市長選の場合には出馬すると表明。クレムリン(大統領府)のお膝元の1000万都市で、選挙ムードが早くも熱を帯びてきた。(2013/06/04-20:20)

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6389チバQ:2013/06/05(水) 20:40:13
http://mainichi.jp/select/news/20130605ddm007030170000c.html
トルコ:デモ軸足「反首相」へ 「脅し」発言に市民反発
毎日新聞 2013年06月05日 東京朝刊

 【エルサレム大治朋子】トルコの反政権デモは3日深夜から4日にかけても続き、地元メディアによると、首都アンカラでは警官隊との衝突で新たに500人、トルコ第3の都市イズミルでも300人が拘束された。デモは都市部の若者層を中心に拡大し、その軸足は「反政権」から「反エルドアン首相」へと移りつつある。

 地元メディアによると、左派系の公務員労働組合(組合員24万人)は警官隊によるデモ鎮圧に抗議し、4日から2日間のストライキに突入した。また、南西部アンタルヤの行政当局は4日、警官によるデモ隊への放水に疑義を唱え、地元消防局管理の水を使用させない方針を決めた。こうした流れを受け、アルンチ副首相は同日、記者会見で「(警官隊による)行き過ぎた暴力は誤りであり、不当だ。市民に謝罪する」と述べ、火消しを図った。

 一方、デモの中核をなす若者はここ数日、「反エルドアン」の旗印をより鮮明にしている。デモが拡大したきっかけは、5月31日から1日にかけての警官隊による催涙ガスや放水車を使った対応だった。ギュル大統領は1日、エルドアン首相や内務相らに警官隊の撤収を提案したという。

 デモはいったん鎮静化の兆しを見せたが、エルドアン首相が3日開いた会見が波紋を呼び、デモ再燃への流れを加速させた。首相は警官の対応について「ゆるやかだ」と強調。さらに、「国民の半分は(前回の選挙で首相の率いる公正発展党に投票して)支持しており、彼らを何とか自宅にひきとどめているところだ」と述べた。

 この発言は、政権党の支持者を街に出せばデモ隊との衝突は避けられないが、政権としてそれを抑えているとの趣旨と市民に受け止められ、「市民を脅すような発言」と批判が一気に高まった。

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6390チバQ:2013/06/05(水) 20:41:07
http://mainichi.jp/select/news/20130605k0000e030206000c.html
トルコ:デモ、SNSで拡大 「報道規制」メディアに矛先
毎日新聞 2013年06月05日 11時29分(最終更新 06月05日 13時35分)


トルコで続く反政府デモで破壊されたテレビ局の車=2013年6月4日、AP
拡大写真
トルコ最大都市イスタンブールで、デモに参加した女性に向けて催涙ガスを噴射する機動隊員=5月28日、ロイター
拡大写真 【エルサレム大治朋子】トルコ各地で続く大規模な反政権デモは6日目を迎えたが収束の兆しは見えず、5日未明、最大都市イスタンブール中心部タクシム広場には1万人近い市民が集まった。怒りの矛先は、政府による「報道統制」や、「自己規制」を繰り返してきたとされる地元メディアにも向けられている。今回、デモを拡大させた要因の一つは若者たちによる「ツイッター」などソーシャルネットワークの利用だったが、エルドアン首相は会見で、「うそが横行する場所といえばツイッターだ」などと厳しく批判。若者の反感を集めている。

 タクシム広場にはデモで破壊されたテレビ局の車が放置されている。車体はペンキで落書きされ、地元記者によると、「政府の御用聞きメディア」などと記されている。

 大規模デモが始まったのは5月31日だがテレビ局の大半は報道せず、市民の主な情報源はソーシャルメディアや海外メディアに限られた。31日夜、ネットで状況を知った若者らは主要テレビ局の前に集まり、中継などを求めたという。

 批判を受けた大手テレビ局の一つ、NTVは4日、番組の中でテレビ局オーナーの言葉として、「視聴者は(我々に)裏切られたと感じている。(批判は)おおむね妥当なものだ」と述べ、デモを当初、正当に取り上げなかったことを事実上、謝罪した。

 「自己規制」の背景には、エルドアン政権による「締め付け」もある。特にタブーとされるのが、軍批判やアルメニア人虐殺問題、クルド問題。05年にはノーベル文学賞を受賞した小説家がアルメニア人虐殺問題に言及したとして「国家への侮辱」を禁じる刑法で処罰された。今年4月には、地元紙でクルド問題を特報しようとしたベテラン記者が突然、解雇されている。

 最近はテレビや新聞の記者が「規制」を嫌い、インターネットメディアを創設したり、移籍したりする事例が増えている。

 「国境なき記者団」がまとめた13年の報道の自由度ランキングによると、トルコは経済協力開発機構(OECD)加盟国34カ国の中で最下位だ。

6391チバQ:2013/06/05(水) 20:43:14
http://mainichi.jp/select/news/20130606k0000m030029000c.html
ロシア:早期の選挙狙いモスクワ市長辞任、再出馬へ
毎日新聞 2013年06月05日 19時33分

 【モスクワ大前仁】ロシアのソビャニン・モスクワ市長は4日、2015年の任期を待たずに近く辞任したうえで、出直し市長選(任期5年)に再出馬する意向を表明した。モスクワで政権批判の動きが続く中、プーチン大統領側近の市長は野党勢力の準備が整う前に早期の選挙に踏み切る狙いとみられる。

 市長選の実施は、プーチン露大統領の承認を経て決められる。ロシアでは昨年、州レベルの地方自治体(モスクワ市も相当)の直接選挙の復活を決めており、実施されれば、03年以来10年ぶりのモスクワ市長選となる。9月8日に予定されている統一地方選と同時期に行う見通し。

 ソビャニン市長はプーチン大統領の「側近」で、10年に解任されたルシコフ前市長の後釜として市議会に承認された。今回の選挙で選ばれれば、任期は18年秋までとなる。政権側は次期の下院選(16年12月)と大統領選(18年3月)をにらみ、批判勢力が多い首都を掌握する狙いだ。

 政権を批判する著名ブロガーのナバリヌイ氏も4日、出馬の意欲を示した。ナバリヌイ氏が横領罪で起訴されているが、プーチン政権と野党勢力が対決する可能性も出てきそうだ。

6392チバQ:2013/06/05(水) 20:44:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130605/amr13060512050004-n1.htm
【トルコ反政府デモ】
バイデン米副大統領、トルコ政府に自制要請 
2013.6.5 12:04
 ロイター通信によると、バイデン米副大統領は4日、トルコ政府に対し、同国の反政府デモ参加者の人権を尊重するよう求め、過剰な対応を行わないよう自制を促した。ワシントン市内でのトルコ系組織の年次総会で述べた。

 バイデン氏は、トルコによる「経済成長と民主主義」の両立は可能だとの考えを表明。米政府は、開かれた社会や政治、経済の制度と、普遍的な人権の尊重を支持すると強調した。

 またAP通信によると、ケリー米国務長官は同日、トルコのデモをめぐりダウトオール外相と電話会談した。(共同)

6393チバQ:2013/06/05(水) 20:45:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130605/mds13060500390000-n1.htm
イスラム化か世俗主義か 根深いトルコのジレンマ
2013.6.5 00:37 (1/2ページ)

4日、トルコの首都アンカラで、警察官に対し催涙ガスを使用しないよう求める女性(AP)
 【カイロ=大内清】反政府デモが広がるトルコでは、イスラム系の公正発展党(AKP)を率いるエルドアン首相が2003年に就任して以降、徐々にイスラム色の濃い政策を実施してきた。世俗主義の牙城である軍や司法機関との対立を深め、「独裁的」「強権的」といった批判も出ていた。デモの拡大は、強権姿勢を強める首相への反発に加え、AKPによる社会の「イスラム化」に対する反動のあらわれでもある。

 トルコ政府は今年3月、約30年にわたって政府に対する武力闘争を続けてきたクルド労働者党(PKK)との和解にも歩を進めた。しかし、今回のデモにより、首相は一連の実績を上回るマイナス要因を抱え込みかねないのが実情だ。

 トルコでは1923年の共和国移行後、初代大統領ムスタファ・ケマル(アタチュルク)が厳格な政教分離政策を推進。以来、世俗主義は“国是”とされてきた。ところが90年代以降、イスラムの価値観を標榜(ひょうぼう)する政党が台頭、世俗主義勢力とのせめぎ合いが表面化するようになった。

 地方での支持を背景に政権を獲得したAKPは、禁止されていたスカーフの大学内での着用の容認や、一部でのアルコール販売の制限など、イスラム色の濃い政策を推進してきた。半面、経済自由化で急速な経済成長を実現して高い支持率を誇り、現在は国会で3分の2近い議席を握る。

 今回の反政府デモ拡大についてエルドアン氏は3日、世俗主義野党、共和人民党(CHP)が「背後で操っている」との見方を示した。世俗主義勢力の側から見れば、街頭デモに活路を見いだそうとしていると考えることもできる。

 主要紙ミリエトのコラムニスト、ギュルセル氏は、今回のデモは「エルドアン政権下での政治の二極化」の帰結だと指摘した。

 エルドアン氏は来年予定される大統領選への出馬が取り沙汰され、当選も有力視されている。大統領権限の大幅強化を盛り込んだ憲法改正にも意欲を示しており、デモが収束したとしてもAKPと世俗主義勢力との対立自体は激しさを増す可能性がある。





 公正発展党(AKP) トルコのイスラム系政党。2001年6月に憲法裁判所から解党命令を受けた美徳党の一部議員を中心に同年8月に結成された。02年11月の総選挙で圧勝し、単独与党に。親米欧路線を掲げるとともに、イスラム的価値観を尊重した民主主義を標榜する。

6394チバQ:2013/06/05(水) 20:45:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130605/mds13060508000002-n1.htm
サウジ王子、仏ディズニーを3日間独占 学位取得祝いで20億円豪遊
2013.6.5 07:56

ディズニーランド・パリ(AP=共同)
 世界最大級の産油国サウジアラビアのファハド王子がこのほど、パリ郊外の「ディズニーランド・パリ」を3日間貸し切り状態にして豪遊した。費用は1500万ユーロ(約20億円)で、自らの学位取得を祝うのが目的という。フランス公共ラジオが報じた。

 関係者によると、ファハド王子は5月22〜24日、60人余りの招待客と共に「珍しいディズニーキャラクター」も参加した特別ショーなどを楽しんだ。

 ディズニーランド・パリの昨年の訪問者数は約1600万人。1992年に開園した。(共同)

6395チバQ:2013/06/05(水) 20:56:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130605/asi13060520000003-n1.htm
シャリフ氏を首相選出、パキスタン 経済手腕に期待
2013.6.5 19:56 (1/2ページ)

 1日、パキスタン下院で、議員の就任宣誓をするシャリフ氏(手前左端)=イスラマバード(パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派提供、AP)
 【ニューデリー=岩田智雄】パキスタン下院は5日、総選挙で勝利したパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)のナワズ・シャリフ総裁(63)を首相に選出した。シャリフ氏の首相就任は3度目。パキスタンはエネルギー不足対策や経済再生など待ったなしの課題が山積しており、実業家出身の政治家としての手腕が期待される。

 シャリフ氏は演説で、「パキスタンの状態は言葉でいい表せないほど深刻だ」と述べ、汚職根絶や電力不足対策に取り組む決意を表明した。先月パキスタンを訪問した中国の李克強首相との会談で、南西部グワダル港と中パ国境を鉄道と道路で結ぶ計画で合意したと明らかにし、同港の中国への運営権移譲を「大変よい」と評価した。また、米国に無人機攻撃の停止を改めて要求した。

 シャリフ氏はカシミール地方のインド支配地域から移住してきたカシミーリー民族出身で、祖父は鍛冶屋から身を興し、自身は製鉄業で成功を収めた。

 1990年の下院選でイスラム民主同盟を率い、穏健派イスラム教徒の支持を集めて勝利し、大地主の政治家中心のパキスタンでは少数派のビジネスマン出身者として初の首相になった。国営銀行の民営化などで経済手腕を発揮するも軍との権力争いが表面化。さらに、93年にイスハク・カーン大統領との確執が深刻化し退陣に追い込まれた。

 97年の下院選でシャリフ派を率いて首相に返り咲き、98年に国際社会の警告を無視して核実験を挙行した。しかし、首相の権力強化を図ったことで再び軍と対立。99年にムシャラフ陸軍参謀長のクーデターに遭い、翌年サウジアラビアに亡命した。ムシャラフ政権が弱体化した2007年に帰国を果たした。

 今後は、国営企業の民営化などで経済の活性化を図り、深刻化するエネルギー不足の対策に取り組む。イスラム武装勢力との対話も模索しており、強大な軍との良好な関係を維持しつつ、米国の軍事・経済支援をどうつなぎとめるかが問われる。

6396チバQ:2013/06/05(水) 23:25:46
http://mainichi.jp/select/news/20130606k0000m030062000c.html
ラトビア:18番目のユーロ導入国へ 欧州委員が認定
毎日新聞 2013年06月05日 20時57分

 欧州連合(EU)の欧州委員会は5日、バルト海沿岸の小国ラトビアが単一通貨ユーロ導入に必要な全ての基準を満たしたと認定、自国通貨ラトに代えてユーロを導入することを承認するようEU加盟国に勧告した。

 今月下旬のEU首脳会議、7月のEU財務相理事会などの承認を経て、ラトビアが来年1月1日から18番目のユーロ導入国になることが確実になった。

 ユーロ圏は欧州債務危機の影響で長期の景気後退に陥っているが、ラトビアはユーロ導入によるEUへの一層の統合に自国の発展を託した。

 欧州委のレーン副委員長(経済・通貨担当)は、ラトビアが達成した財政健全化を称賛し「ユーロ導入を望むラトビアの姿勢は単一通貨への信認の表れだ」と強調した。

 欧州委の発表によると、ラトビアは長期間の物価安定、財政赤字の削減などユーロ導入の条件を全てクリアした。

 特に、厳しい財政緊縮により財政赤字を大幅削減、2010年には国内総生産(GDP)比で8.1%あった財政赤字を12年末にはEUの基準である「3%未満」を下回る1.2%にまで圧縮した。(ブリュッセル共同)

6397チバQ:2013/06/05(水) 23:57:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130605/mds13060521350007-n1.htm
アサド政権、西部の要衝クサイル奪還 イランも祝福
2013.6.5 21:34
 【カイロ=大内清】シリアの反体制派は5日、声明を出し、アサド政権側の攻勢を受けていた西部の要衝クサイルから部隊を撤退させたと明らかにした。同国の国営メディアも同日、政権側の軍部隊がクサイルを完全に掌握したと報道。隣国レバノンからの補給路にあたるクサイルを制圧したことで、政権側は、戦闘が続くハマやホムスなど中・西部の主要都市での攻勢を強める可能性がある。

 3週間弱にわたったクサイル攻防戦には政権側と同盟関係にある隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員数百人も参加。戦闘員の一人はロイター通信に、「夜間の奇襲作戦で市内に入った」と語った。ヒズボラは今後、クサイルを通じて政権側への物資供給や戦闘員派遣を加速させるものとみられる。

 またフランス通信(AFP)によると、アサド政権の後ろ盾でヒズボラを支援するイランのアブドラヒアン外務次官は「政権側の勝利を祝福する」と述べた。

 シリア問題をめぐっては、内戦の政治的解決を模索する米国とロシアが、政権側と反体制派の双方を含めた国際会議の開催を目指している。ただ、さまざまなグループの寄せ集めである反体制派統一組織「シリア国民連合」は会議参加の可否で分裂しており、実現のめどは立っていない。

 反体制派は今後、戦況を挽回するため米欧への軍事支援要求を強めるとみられ、一定の譲歩を迫られる会議への参加に反対する勢力が勢いづく可能性もある。

6398チバQ:2013/06/06(木) 23:44:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130606/erp13060621060005-n1.htm
ベルギー王族が納税へ 議会決定、独立以来初
2013.6.6 21:05
 ベルギー議会は5日、王室に関する法律の改正案を賛成多数で可決、この結果、皇太子ら王族は手当を大幅に削減され、さらに納税を義務付けられることになった。

 欧州債務危機で国民が増税や社会保障の削減など厳しい財政緊縮策にさらされる中、王族も1830年のベルギー独立以来初めて、納税義務を負う。

 ただ、国王だけは引き続き納税を免除され、現国王アルベール2世は1150万ユーロ(約15億円)の年間収入を維持する。

 ベルギー王族は国庫から支給される手当に収入を頼っているが、新たに納税を義務付けられたのは、フィリップ皇太子、アストリッド王女、ロラン王子のほか、故ボードワン前国王の妻ファビオラ前王妃。

 皇太子はこれまで無税で年間92万3千ユーロを得ていたものの、今後は税込みで18万ユーロと大幅に削減される。王族の公務に関する経費は控除対象となる。(共同)

6399チバQ:2013/06/06(木) 23:46:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130606/erp13060609230002-n1.htm
モスクワ市長辞任 反体制派を揺さぶり “不意打ち”選挙狙う
2013.6.6 09:22
 【モスクワ=佐々木正明】2015年秋の任期満了前の辞職を明らかにしたロシアのソビャニン・モスクワ市長は、9月の統一地方選に併せて行われる見通しの次期市長選への立候補を5日、表明した。ソビャニン氏はプーチン大統領の側近。支持率が高いうちに有権者の信を問い、民選の市長となることを狙った“不意打ち”だ。反政権派は足並みがそろわず、候補者一本化は困難とみられている。

 ソビャニン氏は5日、大統領府を訪れ、プーチン氏と会談、「モスクワ市は重大な政策が進行中であり、途中で投げ出すわけにはいかない」と出馬の決意を表明した。大統領は「長らくわれわれは一緒に仕事をしてきた。成功を祈る」と返答。今後、議会手続きなどを経て、9月8日の市長選が正式に決まる見通し。

 2期目のプーチン政権下で大統領府長官を務めたソビャニン氏は08年、副首相に就任。10年のルシコフ前市長解任を受けて市長に任命された。

 昨年、大統領に復帰したプーチン氏は反政権派の民主化要求に伴い、市長や地方知事の選出方法を任命制から直接選挙制に変更した。モスクワでの市長選実施は03年以来となる。

 在任中に地下鉄延伸や市域拡大などを行ったソビャニン氏は人気が高く、最近の世論調査では54%の有権者が支持。今回の辞職について、専門家は「任期が切れるときの政治情勢は不透明で、確実な再選を果たすために前倒しの選挙を選んだ」と指摘している。

6400チバQ:2013/06/07(金) 00:28:10
http://www.afpbb.com/article/politics/2948285/10858097
催涙ガス飛び交うトルコ、政府「二流の民主国家ではない」
2013年06月06日 11:57 発信地:イスタンブール/トルコ
【6月6日 AFP】反政府デモが続くトルコでは、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相の退陣を要求するデモ隊に対し、警察が催涙ガスを使用する事態が5日も続いているが、政府は「トルコは二流の民主国家ではない」と主張している。

 首都アンカラ(Ankara)やイスタンブール(Istanbul)では、教師や医師、銀行員などが、赤と黄色の労働組合の旗を手にデモ行進を行った。6日間にわたり続くデモ隊と当局との衝突の中心地となっているイスタンブールのタクシム広場(Taksim Square)では、多数の人々が集まり平穏なデモを行った。一方のアンカラでは、警察が催涙ガスや放水銃を使用し、デモ隊の強制排除を試みた。

 医師や当局者によると、トルコ全土に広がった暴動でこれまでに2人が死亡した。また、医師の労組によれば、警察が催涙ガスや唐辛子スプレー、放水銃などで沈静化に当たった抗議デモの中で、これまでに4000人以上が負傷、うち43人は重傷という。

 トルコと友好関係にある西側諸国はこうした事態に対する懸念を表明しているが、トルコ外務省筋がAFPに語ったところによると、アフメト・ダウトオール(Ahmet Davutoglu)外相は4日夜、ジョン・ケリー(John Kerry)米国務長官との電話会談で、「トルコは二流の民主国家ではない」と伝えた。(c)AFP/Roland LLOYD PARRY

6401チバQ:2013/06/07(金) 21:37:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130607/erp13060709220003-n1.htm
再開発推進表明の首相に反発、イスタンブールに数万人
2013.6.7 09:18

トルコ国旗とトルコ建国の父、アタチュルクの肖像画を掲げ、反政府デモを繰り広げる多くの人たち=6日、アンカラ(AP)
 トルコのエルドアン首相が外遊先で6日、反政府デモのきっかけとなった再開発計画を推進すると強調したことを受け、最大都市イスタンブール中心部には同日夜、反発する市民ら数万人が集まった。デモは拡大する様相を見せている。

 エルドアン氏は7日未明(日本時間同日午前)、外遊を終えて帰国した。

 トルコメディアによると、エルドアン首相は外遊先のチュニジアで、行き過ぎた治安部隊の初動対応を念頭に「私は当初のデモ参加者には率直に謝罪する。ただ、路上で破壊活動をする人々に謝る必要はない」と指摘した。その上で中心部タクシム広場周辺の再開発計画を「後戻りさせるつもりはない」と述べた。

 同広場で男子大学生、エレル・ソイルさん(21)は「これだけ大勢の人々が再開発計画に反対しているのに耳を傾けない首相の態度は論外だ。首相が計画を推進する限り、抗議行動を続ける」と強調した。(共同)

6402チバQ:2013/06/07(金) 22:05:22
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013060700994
「世俗派対イスラム」の図式に懸念=首相支持派、対抗デモ−トルコ
 【イスタンブール時事】トルコの反政権デモは7日、外遊から帰国したエルドアン首相によるデモの即時中止要請を無視し、逆に首相辞任を突き付け、対決姿勢を一段と強めた。同日未明にはイスラム系与党、公正発展党(AKP)支持者が初めて首相支持のデモを繰り広げた。騒乱が世俗派主導のデモ隊とイスラム勢力との対立に発展すれば、「国を分裂させかねない」との懸念も公然化してきた。
 AKP支持者らは5月下旬の衝突発生後、沈黙を貫いてきたが、7日未明、イスタンブール空港に外遊から戻ったエルドアン首相を出迎える形で数千人がデモを行った。「われわれはエルドアン首相のために死ぬ」「鎮圧はわれわれに任せよ」などといった過激な声も飛び出した。
 エルドアン首相は「家に帰るように」と促し、衝突を避けるよう支持者に呼び掛けたものの、デモの長期化に伴い、首相を支持するイスラム勢力が世俗派への不満を募らせ、双方の対立が激化する恐れもある。(2013/06/07-21:14)

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6403チバQ:2013/06/07(金) 22:06:28
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013060600637
首相、強硬姿勢貫く=死者増、混乱拡大の恐れ−反政権デモ激化から1週間・トルコ

5日、チュニジアの首都チュニスに到着し、ラライズ首相(右)の出迎えを受けたトルコのエルドアン首相(左から2人目)(EPA=時事) 【イスタンブール時事】トルコの反政権デモで、エルドアン首相は6日、外遊先のチュニジアで記者団に対し、デモ隊が中止を求めている最大都市イスタンブールの公園再開発を続行すると言明した。ロイター通信が伝えた。首相が事態の沈静化に努めるのかが焦点となっていたが、デモ隊の要求を一蹴し、強硬姿勢を鮮明にした。デモは開始から同日で1週間になるが、首相発言で混乱が一層拡大する恐れが高まっている。
 エルドアン首相はまた、デモ隊には「テロ集団」が交じり、環境保護運動として開始されたはずのデモを「操っている」とも発言。デモ隊の行動は破壊活動にほかならず、断じて容認できないとの認識を強調した。
 デモは各地で続いており、5日には南部アダナで発生した衝突の際、警官が橋から転落し死亡した。6日までにデモに関連した死者は3人となった。警官側の死者は初めて。


6日、トルコ・イスタンブール中心部の公園で、泊まり込みで抗議活動を行うデモ参加者
 5月下旬に発生した反政権デモで警官隊とデモ隊の衝突が激化したことを受け、ギュル大統領は「デモ隊のメッセージを受け取った」と述べ、デモに一定の理解を表明。アルンチ副首相も「警官隊が過剰な暴力を行使した」と謝罪するなど、政権はデモの収束に向けて歩み寄りの姿勢も示していた。ただ、エルドアン首相は、デモ隊を「反乱分子」「過激派」と呼んで反感を買い、デモが全国に広がった経緯がある。
 今後も、過激な言動の多いエルドアン首相がデモ隊に譲歩するとは考えにくく、デモ隊の政権との対立は深まる可能性がある。(2013/06/07-00:10)

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6404チバQ:2013/06/07(金) 22:09:02
http://mainichi.jp/select/news/20130608k0000m030052000c.html
トルコ:デモで国内分裂の懸念、経済打撃も深刻
毎日新聞 2013年06月07日 21時04分(最終更新 06月07日 21時25分)


イスタンブールの空港に到着後、出迎えた数千人の支持者に手を振るエルドアン首相(左奥)=ロイター
拡大写真 【イスタンブール大治朋子】トルコで続く大規模デモの影響で、国内世論が分裂している。7日未明、外遊から帰国したエルドアン首相を空港で出迎えた支持者は約1万人にのぼり、デモ隊の破壊行為を強く非難した。これに対しデモ隊は各地で「首相退陣」などを求めてデモの続行を強調。今後、政権派とデモ隊の対立がさらに深まれば衝突に発展する可能性もある。好調だったトルコ経済への影響も出始めているが、事態打開のめどは立っていない。

 「違法なデモ活動は今すぐ終わらせなければならない」「我々が緊張を高めたり、対立を深めたりしたことはない。だが、破壊行為を許すわけにはいかない」。強気の発言を繰り返すエルドアン首相に、支援者らは「偉大なる神よ」と連呼。「イスタンブールはここにある。破壊者はどこだ」と叫び、デモへの反感をむき出しにした。

 エルドアン首相は3期連続で10年にわたり公正発展党(AKP)の単独政権を率いてきた。前回2011年の総選挙では、5割の支持を獲得した。10年間で国内総生産(GDP)は約3倍に増加。穏健なイスラム主義を掲げる半面、経済重視の実務型政策を取り、最近は経済界の保守層を中心に支持を固めている。

 「サイレントマジョリティー(沈黙する多数派)」と呼ばれるその支持者が、デモ発生後に大規模な集会を開いたのは今回が初めて。だが経済への影響が深刻化した場合、首相支持者の間に不満が高まり、デモ隊との衝突につながる可能性がある。デモが拡大するイスタンブールなど大都市では、欧米系の銀行やレンタカー会社の一部が攻撃を恐れて営業を見合わせている。デモの長期化と政治不安を懸念し、海外の投資マネーは相次いで流出し、株価もこの1週間で10%以上下がっている。地元紙によると、東部リゼなどでは、すでにデモ隊と首相支持者との間で小競り合いが発生している。

 政権は来年春の地方選挙や夏の大統領選への影響も気にしているようだ。首相は3日の記者会見で「来年には選挙がある。そこで答えを出す」と自信を示した。イスタンブール大学のファトマギュル・バークタイ教授(政治学)は「このデモでAKPが政権を奪われたり、首相が辞任に追い込まれたりすることはないだろう。だがAKPの強固な支持率は現時点では35%程度といわれ、最近は減少気味だ。さらに5%ぐらい支持率を落とすかもしれない」と指摘している。

6405チバQ:2013/06/07(金) 22:09:27
http://mainichi.jp/select/news/20130607dde007030012000c.html
トルコ:反政権デモ 「表現の自由」弾圧に抗議 首相は対決姿勢強調
毎日新聞 2013年06月07日 東京夕刊

 【イスタンブール大治朋子】トルコ各地で続く大規模デモの開始から1週間を迎えた6日夜、政権による「表現の自由の弾圧」や映画館の閉鎖に抗議し、芸術家ら1000人余りが大規模な抗議デモを行った。映画製作者の一部グループは今回のデモ隊と警官隊の衝突を記録した市民の映像や写真を集め、7分余りのビデオを作製。「世界に実態を伝えたい」と訴えた。

 一方、7日外遊から帰国したエルドアン首相は演説で反政権デモは「直ちに終えるべきだ」と対決姿勢を強調。首相退陣を求める数千人規模のデモは同日未明も続き、騒乱の長期化は避けられない見通しだ。

 大規模デモが始まったイスタンブール中心部にあるタクシム広場に隣接するゲジ公園。デモ隊と警官隊が衝突するきっかけは、この公園の樹木伐採だ。エルドアン政権はショッピングモールを建設する計画で、環境保護団体などが抵抗。公園は泊まり込みで抗議デモを続ける若者らのテント数百で埋まっている。

 一角に「映画製作者の抵抗」と書いた看板が立ち、水やビスケットが振る舞われている。「費用はポケットマネーだけど、市民も食料を提供してくれます」と映画プロデューサーのギュリン・ウスタンさん(45)。

 イスタンブールはトルコの文化拠点で、イスラム主義のエルドアン政権と対立。事前検閲で「政府を批判している」などと指摘され、「発表できなかった作品は数えきれない」(ウスタンさん)。

 6日午後7時過ぎ、1000人余りの芸術家たちのデモ行進が始まった。「芸術作品に口出しするな」。上空を警察のヘリコプターが旋回すると一斉にブーイングが上がった。参加者の一人は「今回のデモは規模も熱気も違う。抑えられてきたマグマが一気に爆発したようだ」と話した。

6406チバQ:2013/06/07(金) 22:12:20
http://mainichi.jp/select/news/20130608k0000m030066000c.html
イラン:大統領選まで1週間 ネットやメールに障害
毎日新聞 2013年06月07日 21時40分(最終更新 06月07日 21時49分)

 ◇当局が規制の可能性
 【テヘラン田中龍士】イランで大統領選挙の投票(6月14日)が1週間後に迫ったが、メールの送受信やインターネット通信ができなくなるなどの通信障害が起きている。複数のインターネット事業者は毎日新聞の取材に対し、この数週間での通信事情の悪化を認めた。隣国トルコで反政府デモが激化する中、選挙を控えて反体制派による抗議運動を警戒する当局が規制している可能性がある。

 タブレット端末などの販売を手掛けるインターネット商取引サイトの男性(32)は「ネットの速度が遅くなりメールさえ使えない時がある。売り上げにも影響している」と話す。交流サイト「フェイスブック」などのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)も使えず、利用者がアクセス(接続)できないという。

 イラン政府は以前から、自国に批判的なニュースサイトなどの閲覧を規制しており、アクセスすると「文化と宗教」「教育と科学」などの推奨サイトを紹介するページが出現する。規制を回避するため、市民の間では特殊ソフトやバーチャル・プライベート・ネットワーク(VPN)が使われているが、5月に入り通用しなくなっている。

 選挙を管理する護憲評議会は5月21日、資格審査を通った8人の立候補者を発表したが、出馬が期待されたラフサンジャニ元大統領は「失格」した。あるプロバイダーで働く男性は「(この日の候補者発表後)通信速度が低下した。5、6時間で復旧した」と指摘した。

 2009年の前回大統領選では不正が指摘され、敗れた改革派のムサビ元首相の支持者らによる大規模デモが起きた。今回の選挙では暴動を防ぐことが体制側の最重要課題だ。通信手段を断つことでデモの拡大などを防ぐことが可能になる。

 政府は、大統領選に関わる今回の通信障害について意図的な規制を認めていない。だが4月にSNSを監視する特別選挙サイバー部隊の設置が発表されたほか、学生の集会を防ぐため各大学では期末試験が前倒しされている。

 警戒が強まるなか、6月に入ってロウハニ元最高安全保障委員会事務局長の選挙スタッフらが選挙集会で拘束された。またアフマディネジャド大統領の影響下にあるとされる政府系日刊紙「イラン」に対し「誤報があった」として裁判所が6カ月間の発禁処分を命じた。5日には中部イスファハンで「独裁者に死を」などと政府を批判するデモが起きた。ネット上では11日にも体制批判のデモが呼びかけられている。

 ◇イラン大統領選
 8候補が立候補し、各地での遊説やテレビ討論で舌戦を展開している。投票は今月14日で、15日に開票される。有権者は18歳以上の男女約5500万人。過半数を得た候補が当選するが、どの候補も過半数に満たない場合は得票上位2候補による決選投票を21日に行う。大統領就任は8月上旬になる見通し。

6407チバQ:2013/06/07(金) 22:12:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130606/mds13060607520003-n1.htm
イランで大規模な反体制デモ 改革派、聖職者葬儀が転化
2013.6.6 07:50 [政変・反政府デモ]

4日、イラン中部イスファハンで、改革派に近い高位聖職者のひつぎを運ぶ人々(AP)
 【カイロ=大内清】イランの改革派系ウェブサイトなどが伝えたところによると、同国中部イスファハンで4日、改革派寄りとされる高位聖職者ジャラレディン・タヘリ師の葬儀に集まった群衆の一部が「独裁に死を」などと叫び、反体制デモに発展した。英BBC放送などの欧米メディアは、最近のイランでは最大規模のデモだとしている。

 デモ参加者は、2009年の大統領選に出馬し、その後、自宅軟禁下に置かれている改革派のムサビ元首相やカルビ元国会議長の解放を要求。改革派側はデモ隊は数千人規模だと主張しているが、同国メディアは、反体制的なスローガンを使ったのは「一部の者だ」としている。

 イラン改革派は09年の選挙後にアフマディネジャド大統領による不正を訴えて大規模な抗議デモを展開。一部では流血の事態に発展したが、その後は当局の取り締まりで勢いを失った。

 今月14日に行われる大統領選は、改革派に理解を示す穏健保守派のラフサンジャニ元大統領が資格審査で失格となったことから強硬保守派内の争いになるとみられており、改革派候補のアレフ元第1副大統領は存在感を示せずにいる。

6408チバQ:2013/06/07(金) 22:15:11
http://mainichi.jp/select/news/20130607k0000e030150000c.html
ロシア:プーチン大統領夫妻が破局
毎日新聞 2013年06月07日 08時04分(最終更新 06月07日 08時23分)


6日、ロシアの国営テレビ局から提供されたプーチン大統領(左)と妻のリュドミラさんの映像(AP=共同) ロシアのプーチン大統領(60)は6日、妻のリュドミラさん(55)と、ロシア国営テレビのインタビューに応じ、30年近く続いた結婚生活が破局に終わったことを明らかにした。ペスコフ大統領報道官は、離婚届はまだ出していないと述べた。

 プーチン氏は記者に「2人は別れたとのうわさがあるが」と聞かれると「その通り」と言明。リュドミラさんは「(離婚は)2人で出した結論。私たちの結婚生活は終わり、ほとんど会うこともなくなっている。(プーチン氏は)仕事に完全に没頭している。子供は成人し、それぞれの生活を送っている」と語った。(モスクワ共同)

6409チバQ:2013/06/07(金) 22:16:01
http://mainichi.jp/select/news/20130607ddm007030175000c.html
フランス:マリ戦況こう着、足元揺らぐ 経済も低迷、大統領支持率20%台
毎日新聞 2013年06月07日 東京朝刊

 【パリ宮川裕章、ヨハネスブルク服部正法】フランスのオランド大統領は6〜8日の訪日で、日仏関係の強化を図る。日本側はフランスに安全や情報収集などの面で「投資先」として注目を浴びるアフリカでの強い影響力を期待する。しかし、仏が1月に軍事介入した西アフリカ・マリでは、イスラム過激派が国境を越え拡散。周辺国へも介入するか、仏政府は岐路に立たされている。

 「敵との接触なし。存在の兆候も認めず」。パリの仏国防省で毎週開かれる定例記者会見。マリの戦況報告はこう着状態を示す内容が増えている。1月11日の介入開始から約5カ月を迎え、仏軍は規模を縮小しつつ北部山岳地帯を中心に過激派掃討作戦を続けているが、戦果は減っている。

 仏パリジャン紙は5月末、仏軍幹部の話として、マリのイスラム過激派の上層部がリビア南部の砂漠で新兵を集めながら組織を再編していると報道した。マリや周辺国の連携不足から国境を越える過激派の取り締まりは困難が伴う。国連関係者はロイター通信に「周辺各国の協力体制はすぐに改善せず(当面は)武装組織を阻止するレベルに達しない」との見方を示した。

 5月23日にニジェールの仏原子力大手アレバ社のウラン鉱山などで起きたテロも、実行犯はリビアから侵入したとの見方が有力だ。リビアはカダフィ政権崩壊後、国家統治が末端まで機能していない。マリのトラオレ暫定大統領側近は「今日のリビア南部は昨日のマリ北部だ」と言うほどだ。

 一方、ニジェールのウラン鉱山事件で犯行声明を出したのは、1月に日本人10人などが死亡したアルジェリア人質事件に関わった「イスラム聖戦士血盟団」など。血盟団は仏軍などのマリ軍事介入に「報復」を予告している。

 オランド大統領は5月31日の仏テレビ出演で、リビア南部への現時点での軍事介入の意図は否定したが、マリ周辺国への軍事介入拡大の可能性は認める。

 仏経済が低迷する中、オランド大統領の支持率は史上最低水準とされる20%台で推移し、対テロ戦線の不安定化は政権基盤のさらなる弱体化につながる可能性もある。政権内では戦線拡大による泥沼化を懸念する声も根強く、フランスの対テロ政策は難しい局面に差しかかりつつある。

6410チバQ:2013/06/09(日) 09:29:53
http://mainichi.jp/select/news/20130609ddm007030147000c.html
トルコ:デモ拡大 五輪は?EUは?地元懸念 78都市で損害36億円
毎日新聞 2013年06月09日 東京朝刊

 【イスタンブール大治朋子】大規模デモが続くトルコ最大都市イスタンブール中心部のガジ地区で8日未明、バリケードを築くデモ隊に警官隊が催涙ガスや放水を浴びせ、衝突となった。同日夜には新たな抗議行動が計画されており、混乱が拡大する可能性がある。トルコ内務省によると、破壊された公共施設などの損害はすでに総額36億円に達している。トルコ悲願の欧州連合(EU)加盟やオリンピック招致活動に対する影響への懸念も強まっている。

 イスタンブールで5月31日に始まった大規模デモは各地に拡大し、首都アンカラや第3の都市イズミルなど78都市に広がった。トルコ人権財団によると、これまでに市民ら3人が死亡、4300人が負傷した。8日未明に衝突があったガジ地区はトルコからの分離・独立を目指す少数民族クルド人地区で、今回のデモに乗じた動きを見せている。

 発端はタクシム広場に隣接するゲジ公園の再開発問題だった。政府は5月27日、自然保護を求める市民が抵抗する中、樹木の一部伐採を強行。31日には警官隊が催涙ガスなどで「力ずくの鎮圧」を図った。その結果、デモは「自然保護」から、強権的なエルドアン首相に対する「反政権」「反首相」へと変容し、拡大した。

 EUのフューレ欧州委員(拡大・近隣国政策担当)は7日、イスタンブールで開かれた国際会議で、デモ隊に対する警官の「過剰な対応」について「迅速で透明性のある調査の開始と責任者の追及」が必要だと述べた。EU加盟を希望するトルコに、民主的な対応を促した。

 これに対しエルドアン首相は「我々の加盟交渉はなぜこれほど時間がかかるのか」と述べ、いら立ちを隠せない様子だったという。

 トルコは2004年ごろから加盟交渉を続けているが、「人権と言論の自由で基準を満たしていない」との批判もあり、実現のめどは立っていない。今回の問題は、その「未解決の課題」を突きつけられた格好で、加盟実現はさらに遠のくとの指摘がある。

 イスタンブールは20年の五輪開催に向け、東京やマドリードと招致を争っている。地元の招致関連委員会が3月に実施した世論調査によると、国民の76%が招致を支持しているという。

 ただ、今回のデモが世界に伝えた印象は強烈だ。イスタンブールのカディル・トプバシュ市長は1日、「市長として招致にあたるのに、悲しいかな、世界中が(この状況を)見ている。どうやって説明するのか。どんな言葉で五輪を招致すればいいのか」と強い懸念を示した。

 ゲジ公園で自然保護を求める人々の間では、賛否両論が交錯している。都市設計家のハンデ・タシュさん(32)は「経済効果が期待できる」と賛成の立場だ。

 だが、会社員のエムシ・ドマスさん(24)は「招致すればさらに建造物が増えて自然がなくなる」と反対だ。大学教授のユジェル・タルジバショドさん(47)は「招致活動も市民の声を聞かないままに進めている。民主的な手続きを踏むことがまず大事だ」と語った。

6411チバQ:2013/06/09(日) 09:36:14
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013060800335
根強いトルコ首相支持=デモ不参加の「声なき声」

イスタンブールのカスムパシャ地区に掲げられているエルドアン・トルコ首相(左)の垂れ幕=8日 【イスタンブール時事】トルコの最大都市イスタンブール中心部のタクシム広場では8日も、反政権デモが続いた。一方、デモ隊の声とは対照的にエルドアン首相には根強い支持が集まる。デモには参加しない「声なき声」の支持を背景に、首相は強硬姿勢を堅持しており、デモの長期化は避けられない状況だ。
 エルドアン首相が育ったイスタンブール・カスムパシャ地区。タクシム広場から徒歩で20分強の距離だが、住民の多くは首相の支持者とされる。市内では比較的貧しい地区で、スカーフをかぶった女性も多く、イスラム色も強い。
 「7500万人の国民のうち、90%がエルドアンを支持しているよ」。台所用品店を営むオルハンさん(40)は興奮気味に語った。「10年で経済は飛躍的に向上した。エルドアンが首相になったおかげだ」
 首相の指導力を評価するムスタファさん(53)は「反政権デモは支持しない」と主張。スレイマンさん(29)も「エルドアン政権になって給料が良くなった」と支持する一人。多くの若者が集まるデモにも参加していないという。
 エルドアン首相が「国民の過半数以上の支持を得ている」と強調し、強硬路線を取り続けるのは、それなりに理由がある。トルコの急速な経済発展を実現し、生活が豊かになったという実感を多くの国民が抱いているほか、貧しい地区から立身出世を遂げたカリスマ性で今も根強い人気を誇っているからだ。(2013/06/08-21:16)

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6412チバQ:2013/06/09(日) 22:08:30
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201305/2013052900021&amp;rel=j&amp;g=spo
リビア国会議長が辞意

リビア国民議会のマガリエフ議長=2月17日、ベンガジ(AFP=時事) 【カイロ時事】リビア国民議会のマガリエフ議長は28日、議会で辞意を表明した。AFP通信が伝えた。1969年にクーデターで発足したカダフィ政権で公職に就いていた人物が現政府で役職を務めるのを禁じる法律が5日に施行されたことを受けた措置という。
 マガリエフ氏は80年代にカダフィ政権から離反したが、それ以前に外交官を務めていたため、法律に抵触する形となった。議会は辞任が成立した段階で、後任議長を選出する見通し。(2013/05/29-01:23)

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6413チバQ:2013/06/09(日) 22:09:03
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013060900185
改革派モディ氏を「選挙の顔」に=次期総選挙見据え−インド野党

インド西部グジャラート州のナレンドラ・モディ首相=2012年12月、アーメダバード(AFP=時事) 【ニューデリー時事】インドの最大野党インド人民党(BJP)は9日、西部ゴア州で開かれた党大会で、グジャラート州のナレンドラ・モディ首相(62)を次期総選挙対策委員長に任命した。同党の「選挙の顔」として、モディ氏が党の首相候補となる可能性が高まった。
 最近実施された「最も首相にふさわしい人物」を選ぶ世論調査でも、最大与党国民会議派の若手指導者ラフル・ガンジー氏らを抑えてトップに立っており、BJPは2014年に予定される総選挙での政権奪還をモディ氏の人気に賭けた形だ。(2013/06/09-20:45)

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6414チバQ:2013/06/09(日) 23:13:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130609/mds13060922310004-n1.htm
マンデラ元大統領、容体に変化の情報なし 回復願う声「歴史そのもの」
2013.6.9 22:28

8日、南アフリカ・ヨハネスブルクで、マンデラ元大統領の快方を祈る人(AP)
 8日未明に再入院した南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領(94)について、大統領府は9日、新たな発表を行っておらず、容体に大きな変化はないもようだ。大統領府は8日、容体は「深刻だが安定している」としていた。

 最大都市ヨハネスブルクの市民からはマンデラ氏の回復を願う声が相次いだ。会社員セドリック・マバソさん(37)は「彼は偉大な人で、この国の歴史そのものだ。高齢だが、われわれはまだ彼を必要としている」と話した。

 入院先とされる首都プレトリアの病院には多数の報道陣が建物を取り囲むように詰め掛けた。

 マンデラ氏はこの数日間、肺の感染症の症状が続き、容体が悪化して病院に運ばれた。(共同)

6415チバQ:2013/06/09(日) 23:13:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130609/mds13060922490005-n1.htm
【トルコ反政府デモ】
イスタンブールに数万人 サッカーファン合流、最大規模に
2013.6.9 22:46

8日、トルコ・イスタンブールのタクシム広場で反政府スローガンを叫ぶデモ隊(ロイター=共同)
 トルコ最大都市イスタンブール中心部タクシム広場で続く反政府デモは8日夜、地元サッカーチームの熱狂的なファンが合流、地元メディアによると数万人が集まり、これまでで最大規模となった。デモ開始から10日目となる9日も数万人が集まった。

 8日夜は1万人以上が集結した首都アンカラや西部イズミルで、デモ隊と治安部隊が衝突。治安部隊が引き揚げたタクシム広場では衝突は回避されているが、イスタンブールの他の地区では散発的な衝突が起きている。

 エルドアン首相は9日、訪問先の南部アダナでデモ隊を「略奪者」と批判。一方、イスタンブールのムトゥル知事は同日、短文投稿サイト「ツイッター」で「私は皆さんと共にありたい」とタクシム広場のデモ参加者に融和姿勢を示した。(共同)

6416チバQ:2013/06/09(日) 23:14:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130609/mds13060922490005-n1.htm
【トルコ反政府デモ】
イスタンブールに数万人 サッカーファン合流、最大規模に
2013.6.9 22:46

8日、トルコ・イスタンブールのタクシム広場で反政府スローガンを叫ぶデモ隊(ロイター=共同)
 トルコ最大都市イスタンブール中心部タクシム広場で続く反政府デモは8日夜、地元サッカーチームの熱狂的なファンが合流、地元メディアによると数万人が集まり、これまでで最大規模となった。デモ開始から10日目となる9日も数万人が集まった。

 8日夜は1万人以上が集結した首都アンカラや西部イズミルで、デモ隊と治安部隊が衝突。治安部隊が引き揚げたタクシム広場では衝突は回避されているが、イスタンブールの他の地区では散発的な衝突が起きている。

 エルドアン首相は9日、訪問先の南部アダナでデモ隊を「略奪者」と批判。一方、イスタンブールのムトゥル知事は同日、短文投稿サイト「ツイッター」で「私は皆さんと共にありたい」とタクシム広場のデモ参加者に融和姿勢を示した。(共同)

6417チバQ:2013/06/11(火) 00:01:09
http://mainichi.jp/select/news/20130611k0000m030050000c.html
インド:最大野党が選対委員長を選出 次期首相候補
毎日新聞 2013年06月10日 21時13分

 【ニューデリー杉尾直哉】インドの最大野党・インド人民党は9日、西部ゴアで党大会を開き、来年予定される総選挙へ向け、西部グジャラート州のナレンドラ・モディ州政府首相(62)を選挙対策委員長に選んだ。モディ氏は2001年から同州政府首相を務め、外国企業誘致などで国内で最も豊かな州に育てたことで知られる。カリスマ的な人気があり次期首相への待望論が強いが、ヒンズー至上主義者として知られイスラム教徒らの反発も強い。モディ氏は委員長就任後、「(与党)国民会議派を駆逐するため、あらゆる手を尽くす」と宣言した。

 インドの主要テレビ局CNN・IBNが5月初めに実施した世論調査では、次期首相として38%がモディ氏の名前を挙げ、与党・国民会議派のラフル・ガンジー副総裁(43)の14%、シン首相の13%を大きく引き離した。

6418チバQ:2013/06/11(火) 00:01:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130610/mds13061020590001-n1.htm
イラン大統領選 前国会議長が撤退
2013.6.10 20:58

 イラン大統領選に立候補を届け出たハダドアデル前国会議長=10日、テヘラン(AP)
 イランのファルス通信によると、14日に予定される同国大統領選に立候補していた強硬保守派のハダドアデル前国会議長が10日、選挙戦から撤退すると発表した。

 最高指導者ハメネイ師に近いグループに属するハダドアデル氏とベラヤティ元外相、ガリバフ・テヘラン市長は以前から、投票日までに3人のうち1人に支持を一本化することで合意していた。ハダドアデル氏がどちらの支持に回るかは不明。(カイロ 大内清)

6419チバQ:2013/06/11(火) 00:02:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130610/mds13061021030002-n1.htm
トルコ首相「忍耐に限度」 3都市で数万人デモ継続
2013.6.10 21:01

9日、トルコの首都アンカラ中心部で、反政府デモ参加者を追う警官隊(ロイター=共同)
 【カイロ=大内清】大規模な反政府デモが続いているトルコのエルドアン首相は9日、首都アンカラでの支持者らに向けた演説で、「われわれの忍耐にも限度がある」と述べ、デモ発生から10日が過ぎても事態が沈静化しないことへのいらだちをあらわにした。当局がデモ隊の強制排除に乗り出すのではないかとの観測もある中、エルドアン氏の強硬な態度が社会の分裂状況をさらに深めている。

 この日は、最大都市イスタンブールやアンカラ、西部イズミルの3つの大都市圏で数万人がデモに参加した。アンカラ中心部では2日連続で警察が催涙弾や放水車を使用し数千人のデモ隊と衝突した。

 エルドアン氏は演説で、「政党政治を尊重しない人々はそのツケを払うことになるだろう」と、デモ隊を構成する世俗主義勢力が民主主義の原則をないがしろにしていると批判。集まった数千人の支持者は、エルドアン氏や同氏が率いるイスラム系与党・公正発展党(AKP)をたたえるスローガンを叫んだ。

 またエルドアン氏は同日、訪問先の南部アダナで、デモ参加者を「略奪者」などと呼び、デモ隊に譲歩する考えはないことを示した。

 一方、イスタンブール県のムトゥル知事は9日、短文投稿サイト「ツイッター」で、デモ鎮圧に警察を動員したことを謝罪。その上で、イスタンブール中心部タクシム広場などに泊まり込んでいる若者に「敬意を表する」などと述べ、デモ隊への融和姿勢を強調した。

 AKP内にはデモ隊との対話に前向きな勢力もあり、強硬姿勢を崩していないエルドアン氏との間で対応に齟齬(そご)が生じる可能性もある。

6420チバQ:2013/06/11(火) 00:02:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130610/mds13061017370000-n1.htm
【2020年五輪招致】
イスタンブール市民に悲観論 「東京に水をあけられた」
2013.6.10 17:35 [五輪]

9日夜、アンカラ市内で気勢を上げる反政府デモの参加者(ロイター)
 2020年夏季五輪招致を東京、マドリードと争うトルコ最大都市イスタンブールでは、反政府デモに収束の兆しが見えず、メディアや市民から「招致活動への悪影響は避けられない」「ライバル都市が有利になった」と悲観する見方が出始めた。

 4日付の地元大手スポーツ紙は「五輪への期待に(噴射された)催涙ガス」と題した記事を掲載。「当初は東京とマドリードよりも有利だったが、デモ沈静化の対策を取らなければ、われわれの希望はなくなる」と焦りをにじませた。その上で、治安部隊によるデモ隊への暴行を念頭に「国民に対する政府の厳格な対応はやめるべき」と、招致活動への悪影響を懸念し、トルコメディアとしては異例の政府批判に踏み込んだ。

 デモに参加しているイスタンブールの大学生、ブラク・アバシローグさん(20)は「(招致合戦は)東京と互角だと思っていたが、水をあけられた」と話す。(共同)

6421チバQ:2013/06/11(火) 23:52:14
http://www.asahi.com/international/update/0611/TKY201306110428.html
イラン大統領選、アレフ氏が立候補辞退 改革派不在に

 【テヘラン=北川学】14日投票のイラン大統領選に立候補した改革派のアレフ元第1副大統領が、選挙戦からの撤退を表明した。イラン学生通信などが11日伝えた。改革派の候補者は不在となったが、アレフ氏の支持者らは民主化を訴える保守穏健派ロハニ元最高安全保障委員会事務局長を「改革派候補に近い」とみなし、支援に回る。

 アレフ氏は声明で「ハタミ前大統領(改革派)の考えを受け、国民の利益のために決断した」と述べた。

 欧米との関係改善や民主化を求める改革派は、前回大統領選で大規模なデモを起こしたことで当局に弾圧された。今回の選挙戦では、アレフ氏とロハニ師支持に分裂。優勢な保守派に対抗するため、支持者からは候補者の一本化を求める声が強まっていた。

6422チバQ:2013/06/11(火) 23:55:17
http://www.afpbb.com/article/politics/2949799/10887550?ctm_campaign=txt_topics
イラン大統領選、唯一の改革派候補アレフ氏が撤退
2013年06月11日 16:28 発信地:テヘラン/イラン
【6月11日 AFP】14日に実施されるイラン大統領選に唯一の改革派候補として出馬していたモハマド・レザ・アレフ(Mohammad Reza Aref)元第1副大統領が11日、大統領選からの撤退を自身のウェブサイトで明らかにした。

 前日夕方、改革派のモハマド・ハタミ(Mohammad Khatami)前大統領から書簡を受け取り、このまま選挙戦に残るのは賢明ではないと忠告されたという。

 改革派陣営からは最近、穏健保守派候補のハサン・ロウハニ(Hassan Rowhani)最高安全保障委員会元事務局長に得票を集めるため、アレフ氏の撤退を求める声が高まっていた。

 アレフ氏が大統領選からの撤退を表明した前日の10日にも、イランの最高指導者アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師に最も近いとみられていたゴラムアリ・ハダドアデル(Gholam Ali Haddad Adel)前国会議長が出馬を取りやめている。

 ロウハニ氏はハタミ大統領の下で核問題交渉を担当。穏健派のアリ・アクバル・ハシェミ・ラフサンジャニ(Ali Akbar Hashemi Rafsanjani)大統領の信頼が厚く、現在も同様に支持を得ている。(c)AFP

6423チバQ:2013/06/12(水) 00:23:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013061100056
5年ぶりローマ市長奪還=伊中道左派−ベルルスコーニ陣営に打撃

10日、ローマで、支持者を前に笑顔を見せる新ローマ市長のマリーノ上院議員(AFP=時事) 【ジュネーブ時事】ローマ市長選の決選投票が9、10の両日行われ、中道左派のマリーノ上院議員が中道右派の現職アレマノ市長を破り、2008年以来5年ぶりに中道左派が市政を奪還した。ANSA通信によれば、約3分の2の開票終了時点でマリーノ氏の得票率は63.9%、アレマノ氏は36.1%。選挙戦は盛り上がりに欠け、投票率は過去最低の約45%だった。
 地元メディアによると、アレマノ氏はマフィアとの関係など疑惑が響いた。少女買春裁判の判決を控えるベルルスコーニ元首相の中道右派には打撃となる一方、左右大連立政権で基盤を固めたいレッタ首相には追い風になりそうだ。(2013/06/11-05:54)

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6424チバQ:2013/06/12(水) 00:25:10
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013061100002
現職らに出馬辞退要求=マダガスカル大統領選−仏

マダガスカル大統領選に出馬しているラベロマナナ前大統領のララオ夫人(左)、ラジョエリナ大統領(中央)、ラチラカ元大統領(AFP=時事) 【パリAFP=時事】近く実施される見通しのアフリカ南東部の島国マダガスカルの大統領選について、フランス外務省は10日、現職のラジョエリナ大統領、ラベロマナナ前大統領のララオ夫人、ラチラカ元大統領の3候補に対し出馬を辞退するよう求めた。この3人の権力闘争がこじれる形で、7月に予定されていた大統領選の投票日は8月23日に延期されたばかり。
 仏外務省は3人が出馬辞退しなければ「フランスは選挙結果を認めない」と警告した。マダガスカルはかつてフランスの植民地だった。(2013/06/11-00:10)

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6425チバQ:2013/06/12(水) 00:30:15
http://mainichi.jp/select/news/20130612k0000m030075000c.html
トルコ警官隊突入:催涙ガスと投石…戦場さながら
毎日新聞 2013年06月11日 21時02分(最終更新 06月11日 22時17分)


警官隊の前で破裂する火炎瓶=トルコ・イスタンブールのタクシム広場で2013年6月11日、AP 【イスタンブール大治朋子】「ドーン」。爆発音のような大音響が鳴り響き、大きな悲鳴が聞こえた。11日朝、トルコ最大の都市イスタンブール中心部のタクシム広場。数百人の警官隊が集まり、反政府デモ隊が築いたバリケードをブルドーザーで破壊していく。5月31日の警官隊によるデモ排除以降、最大規模の衝突だ。世界的観光地は、催涙ガスと投石が飛び交う戦場さながらの混乱に陥った。

 警官隊の突入直後、タクシム広場からは人々が逃げ出して来る。催涙ガスが充満し目を開けられない。デモ参加者が集まる広場脇のゲジ公園に近づくと、呼吸が苦しくなる。せき込んで地面に突っ伏す人もいた。

 広場ではバリケードをはさんで警官隊とデモ隊がにらみ合う。「ここは我々の広場だ。徹底抗戦する」。デモ参加者が叫び、火炎瓶や石を投げる。警官は催涙ガスや放水車で応酬、ガスや火炎瓶で燃やされた警察車両の煙で真っ白になった。

 広場にいた大学3年、ギュリン・ウスタンさん(23)は、「ツイッターで警官隊の突入を知り友達が心配で来たがゲジ公園に近づけない」と不安そうだ。公園ではテントで寝泊りしていた若者たち数百人が警官隊と対峙していた。各国の記者数十人が見守るなか、警官隊の一人がマイクを取って叫んだ。「親愛なるゲジ公園の友よ。私たちは君たちを傷つけたくない。撤収してほしい」。だが、警官たちは若者をいぶりだすかのように何度も催涙ガスを放つ。若者たちは一斉に怒号を上げ、大型花火や石を投げつけた。

 今回のデモは5月末、政府のゲジ公園付近の再開発計画に反対する少人数のグループが開始。警官隊が強制排除したため、反発した若者ら数千人が結集した。デモはやがてエルドアン政権の強圧的姿勢への批判に軸足を移し、野党や年齢層の高い世俗派、各種労組、トルコからの分離・独立を目指す少数民族クルド人らが参入。数万人規模に膨れ上がった。今回警察が排除したのはこうした「後発組組」が拠点とするタクシム広場だった。

 エルドアン首相は11日の議会演説で「トルコの多くの都市で起きているデモは、ゲジ公園の抗議活動を隠れみのに利用したものだ」と述べ、強硬姿勢を維持した。

6426チバQ:2013/06/12(水) 00:33:59
http://mainichi.jp/select/news/20130611dde007030003000c.html
トルコ:反政権デモ 首相、デモ隊と対話の意向 酒販売規制法施行へ
毎日新聞 2013年06月11日 東京夕刊

 【イスタンブール大治朋子】トルコで続く反政権デモの発端となった最大都市イスタンブールの再開発計画をめぐり、アルンチ副首相は10日、エルドアン首相が12日にデモ隊の代表者らと面談すると明らかにした。対決姿勢を強調してきた首相がデモ隊との対話に応じる意向を示すのは初めて。一方、ギュル大統領は10日、酒の販売などの規制に関する法案を承認し、同法の施行が確実となった。デモ隊はこうした規制を「イスラム教的価値観の押し付け」と批判しており、さらなる反発を呼びそうだ。

 首都アンカラの中心部では10日夜、警官隊が催涙ガスや放水でデモ隊数百人を排除した。首都での衝突は3夜連続で、AFP通信によると、付近の飲食店などは一時閉鎖を余儀なくされた。

 アルンチ副首相が閣議後に一部記者らに語ったところによると、面談はデモ活動を続けるグループ側から希望があり、首相が応じることになった。具体的に誰と会うかは明らかにしていない。「(デモ関係者は)今回の事件の事実関係の説明を(当局から)聞き、首相は彼らの考えを聞く」としている。場所はデモ隊が拠点とする中心部のタクシム広場以外になる見通しだ。

 副首相はまた、「違法行為に対する必要な対応は完遂する。すべては週末までに行われる」と述べ、対話が不調に終わればデモ隊の強制排除も辞さない構えを見せた。

 施行が決まった規制法は、午後10時から午前6時までの間の酒類の販売を禁止する。広告活動も基本的に禁じ、商品には健康に有害だとする表示を義務付けるほか、自動販売機での販売や店の外から見える場所での展示も禁止とする。

 トルコは国民の大半がイスラム教徒だが、政教分離を国是とする世俗主義で、宗教を公的な場に持ち込むことは禁じてきた。女性のスカーフの着用は自由だが、役所や学校など公的機関の多くは着用を禁止している。

 今回の規制法案は5月24日に議会で可決されたが、原則的に飲酒を禁じるイスラム教の価値観に基づくものだとして世俗派が批判し、デモ拡大の要因の一つにもなった。トルコでは飲酒の習慣は広く普及しているが、エルドアン首相は酒を飲む人々を「アルコール依存症」と呼び、トルコ特産のヨーグルト飲料、アイランを飲むべきだなどと訴えている。

 デモの拠点となったイスタンブール中心部のゲジ公園では、若者らがビールを片手に議論し、歌い、踊る姿が目立つ。抗議運動を続ける大学3年のエムシ・アタライさん(22)は「政権は飲酒をやめさせようとしている。個人の生活に介入されたくない」と語った。

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6427チバQ:2013/06/12(水) 23:17:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130612/mds13061221430005-n1.htm
【トルコ反政府デモ】
対話直前の強硬策、デモ隊側は硬化
2013.6.12 21:42

連日の激しいデモが行われているタクシム広場には、デモ隊が設置したバリケードにトルコ国旗が掲げられていた=12日、イスタンブール(ロイター)
 【カイロ=大内清】大規模な反政府デモが続くトルコの最大都市イスタンブール中心部にあるタクシム広場で11日夜から12日未明にかけ、警官隊がデモ参加者を催涙弾や放水で強制排除した。一方で警官隊は広場に隣接するゲジ公園に泊まり込むデモ隊の排除には乗り出しておらず、全面衝突はかろうじて回避されている。

 こうした中、エルドアン首相は12日、首都アンカラでデモの代表者らと会談する予定。ただ、直前まで対話に前向きな姿勢を示していた当局側が、一転してタクシム広場に警官隊を投入したことでデモ隊側が態度を硬化させており、対話によって事態が収拾に向かうかは不透明な状況だ。

 タクシム広場の入り口に設けられたバリケードや横断幕などは警官隊によって撤去され、デモが本格化した5月末以来初めて、一般車両やバスの乗り入れが可能となった。警官隊は広場の警備態勢を強化している。

 イスタンブール県のムトゥル知事は11日夜の記者会見で、さらなる強制排除を示唆。AP通信によると、今回の衝突で少なくとも300人が負傷するなどして手当てを受けた。

6428チバQ:2013/06/12(水) 23:17:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130612/mds13061211540002-n1.htm
【トルコ反政府デモ】
EU加盟問題にも水 政府対応に懸念強める欧州諸国
2013.6.12 11:50

11日、トルコ・イスタンブールのタクシム広場で催涙弾を撃つ警官(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】反政府デモへの強硬姿勢を続けるトルコ政府に、欧州諸国が懸念を深めている。欧州連合(EU)加盟候補国であるトルコをめぐっては最近、停滞中の加盟交渉を再び活性化させようとの動きが出ていた。だが、EUの要請にもかかわらず事態沈静化の気配はみえず、こうした機運にも水を差す形になりかねない。

 EUのアシュトン外交安全保障上級代表は9日、トルコ政府の対応を「警察による過剰な実力行使」と批判し、対話による解決を求める声明を発表。EU加盟に必要な「人権、基本的自由」の保障には、「表現・集会の自由が含まれている」とも警告した。

 トルコはEUの前身、欧州共同体(EC)に加盟申請後、2005年に加盟交渉を開始。だが、人権問題や対立するキプロスの国家承認問題などが壁となり、交渉対象の35政策分野中、交渉入りしたのは13分野、合意到達は1分野にとどまっており、10年半ば以降、交渉は滞っている。

 ただ、トルコの加盟に反対だったサルコジ氏が大統領を退いたフランスが今年、さらに1分野で交渉を始める用意を示し、加盟に慎重なドイツのメルケル首相も同様の態度をみせるなど、域内では軟化の兆しも出ている。EUは追加分野の交渉を7月にも開始すると伝えられている。

 トルコの加盟実現は容易ではないが、中東で影響力を高めるトルコを引きつけておきたいとの意向がEU側にあるとみられる。

 しかし、反政府デモへの対応を受け、ルパンタン仏欧州問題担当相は「行動は一方的であってはならない」と述べ、トルコ政府がデモ鎮圧をやめない場合の交渉開始への影響を示唆。EU拡大担当のフューレ欧州委員も、「加盟交渉の再活性化と基本的権利に対する支持は表裏一体だ」と批判を強めている。

6429チバQ:2013/06/12(水) 23:18:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130612/mds13061221090003-n1.htm
イラン大統領選14日投票 強硬派に対抗、改革派と穏健保守共闘
2013.6.12 21:08 (1/2ページ)

ガリバフ・テヘラン市長を支持し、プラカードを持ってデモ行進する女性ら=11日、テヘラン(AP)
 【カイロ=大内清】イラン大統領選の投票を14日に控え、改革派のハタミ前大統領や穏健保守派のラフサンジャニ元大統領らの重鎮が、穏健保守派候補のロウハニ元最高安全保障委員会事務局長への支持を表明した。改革派と穏健保守派による共同戦線の形成が進んだ形だ。大統領選は最高指導者ハメネイ師に近い強硬保守派内での争いとなるとみられてきたが、構図に変化が生じている。

 「国民への義務を果たすため、私はロウハニ師に投票する」。ハタミ師は11日、自身のウェブサイトでこう宣言。出馬を表明したものの資格審査で排除されたラフサンジャニ師もロウハニ師支持を呼びかけた。

 大統領選をめぐってはこの直前、改革派唯一の候補だったアレフ元第1副大統領が撤退を表明。ハタミ師らは、強硬保守派主導の現状に不満を抱く勢力と改革派の双方から支持が期待できるロウハニ師に票を集める戦略だ。

 そのロウハニ師はテレビ討論会や各地の演説で、核開発問題に関する外交交渉について、「(米欧との)関係を改善し制裁緩和を目指すべきだ」などと主張。強硬保守派候補で、現在の核交渉責任者でもあるジャリリ最高安全保障委員会事務局長らの路線を強く批判している。

 核兵器開発が疑われるイランは国連安全保障理事会や米欧各国から制裁を科されており、ここ数年はその影響で外貨収入源である原油輸出が低下、国民は高率のインフレに悩まされている。自身もかつて核交渉責任者を務めたロウハニ師には、国民の関心が高い経済悪化の問題を外交の不手際と結びつけることでジャリリ氏の支持層を切り崩す狙いがあるとみられる。

 強硬保守派内でも、ハメネイ師の外交顧問であるベラヤティ元外相が「制裁緩和が国民の願いだ」と述べるなど非妥協的なジャリリ氏の交渉手法に批判的な声が出ており、外交問題は選挙戦の重要争点となりつつある。

 ただ、核開発はハメネイ師の直轄事業とされ、国民にも核開発そのものへの異論は少ない。核問題で“弱腰”と受け止められれば不利に働く恐れもあるだけに各候補の言及は慎重だ。

 一方、ベラヤティ氏はもともと同じ強硬保守派に属するガリバフ・テヘラン市長やすでに撤退を表明したハダドアデル前国会議長とともに候補を一本化するとしてきた。投票日が間近に迫り、穏健保守・改革派の支持を受けるロウハニ師の追い上げが本格化すれば、強硬保守派内での一本化圧力が高まる可能性もある。

6430チバQ:2013/06/12(水) 23:19:26
http://news.tbs.co.jp/20130611/newseye/tbs_newseye5354792.html
イラン大統領選、市民の関心は経済問題

 核兵器開発疑惑や、シリアへの支援問題で欧米と対立するイランの大統領選挙が、14日に行われます。国際社会の制裁が強化されて、生活に大きな影響が出る中、市民の関心は、経済問題に集まっています。

 首都テヘランの歴史あるバザール。食卓に欠かせない「ゲルドゥ」をはじめ、物価は1年前と比べ、劇的に上がっています。

 「1年前は仕入れ値が、1kg12万リアルだったのに、今は43万リアルだ。売れ行きは良くないね」(ゲルドゥ売り)

 核兵器開発疑惑で、国際社会から経済制裁を受け続け、通貨リアルも暴落したままです。輸入コストは高騰、便乗値上げもあると見られ、インフレ率は年間30%を超えました。

 「何よりもまず、経済を最優先にしてほしいですよね」(帽子店)

 この空気を利用しようとしているのが、テヘラン市長のガリバフ候補です。

 「渋滞解消のためのトンネルも、ガリバフ候補の市長時代の実績の1つとされています」(記者)

 市内で、数々の大型プロジェクトを実現させた手腕を強調、2年で経済を立て直すとして一定の支持を集めています。

 「イランには強力な経営者が必要です。ガリバフ候補は、経験十分だと思います」(ガリバフ候補の支持)

 こうした声の裏には「豊富なエネルギー資源があるのだから、もっと暮らしが豊かになっていいはずだ」というイラン国民共通のうっ憤があります。ここにどう応えるかが、各候補にとって大きなカギとなります。(11日11:22)

6431チバQ:2013/06/12(水) 23:20:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130612/erp13061211240003-n1.htm
ロシア下院、同性愛宣伝禁止法を圧倒的多数で可決 保守社会目指す 
2013.6.12 11:21

11日、モスクワのロシア下院前で、法案に抗議する同性愛者に嫌がらせをするロシア正教の活動家(ロイター)
 ロシア下院は11日、同性愛を公の場で宣伝する行為を禁じる「同性愛宣伝禁止法案」を圧倒的多数の賛成で可決した。上院の審議を経て成立する。欧米的でリベラルな思想を排し、ロシア正教を核とした保守的な社会を目指すプーチン大統領の意向が背景にある。

 禁じられるのは未成年者を対象とした宣伝行為とされるが、実際には同性愛者のパレードやメディアでの同性愛者の権利擁護なども広く対象になりそう。違反した組織には最高100万ルーブル(約300万円)の罰金が科される。

 11日は下院前で法案反対の同性愛者ら数十人をロシア正教の活動家ら約数百人が取り囲み、殴打したり卵をぶつけたりした。

 下院はまた、宗教心の侵害を禁じる法案も可決。同法案は女性バンド「プッシー・ライオット」メンバーが昨年、ロシア正教の総本山の教会でプーチン氏批判のパフォーマンスをしたことから提出された。(共同)

6432チバQ:2013/06/12(水) 23:21:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130612/mds13061208550000-n1.htm
イラン大統領選、穏健派候補支持を表明 ラフサンジャニ元大統領
2013.6.12 08:39

写真を掲げてロウハニ最高安全保障委員会元事務局長支持を訴える人々=11日、テヘラン(AP)
 14日投票のイラン大統領選で、保守穏健派の重鎮ラフサンジャニ元大統領は11日、同派候補のロウハニ最高安全保障委員会元事務局長を支持することを正式に明らかにした。国営プレスTVが伝えた。

 唯一の改革派候補だったアレフ元第1副大統領が10日夜に選挙戦からの撤退を表明したことを受け、連携を模索していた保守穏健派と改革派がロウハニ師支持で結束。

 いずれも国民からの人気が高い改革派のハタミ前大統領とラフサンジャニ師がロウハニ師への支持を明確に打ち出したことで、保守強硬派候補のジャリリ最高安全保障委員会事務局長やガリバフ・テヘラン市長が有利とされる選挙情勢が大きく動く可能性もある。

 大統領選では、ラフサンジャニ師の立候補が認められなかったことを受け、保守穏健派と改革派の支持者の多くが投票を棄権することが懸念されているが、ハタミ師とラフサンジャニ師はロウハニ師への投票を呼び掛けている。(共同)

6433チバQ:2013/06/12(水) 23:29:45
http://mainichi.jp/select/news/20130613k0000m030054000c.html
ロシア:プーチン氏の超党派組織が組織拡充
毎日新聞 2013年06月12日 20時53分(最終更新 06月12日 23時15分)

 【モスクワ大前仁】ロシアのプーチン大統領が率いる超党派組織「全ロシア国民戦線」が12日、組織の拡大に向け、中央本部の共同議長や規約などを決めた。与党「統一ロシア」に対する国民の批判が強いことから、大統領は支持基盤を「国民戦線」へ移していくとみられ、任意団体だった「国民戦線」の本格的な組織作りに乗り出した格好だ。

 「国民戦線」は11〜12日に創設大会を開き、プーチン氏を代表、正式名称を「全ロシア社会運動・ロシアのための国民戦線」とした。

 「国民戦線」は2011年にプーチン氏の提唱で設立され、昨年3月の大統領選でプーチン陣営を支援したが、体制作りが遅れていた。保守勢力が政党や団体の枠を超えてプーチン氏の下に集まる組織を目指す。

 今後、正規の社会運動団体として登録し、次期の下院選(16年)や大統領選(18年)へ向け活動を広げていく。

 統一ロシアは11年末の下院選で議席数を大幅に減らし、昨年にプーチン政権が誕生した後、党首職はプーチン氏からメドベージェフ首相へ引き継がれた。

 今後は「国民戦線が組織として形を整える一方で、統一ロシアやメドベージェフ氏が損な役回りを背負わされていく」(高等経済大学院のペトロフ教授)との見方も出ている。

6434チバQ:2013/06/12(水) 23:32:37
http://www.afpbb.com/article/politics/2949935/10892376
トルコ反政府デモの先頭に立つ若い都会女性たち
2013年06月12日 10:45 発信地:イスタンブール/トルコ

【6月12日 AFP】トルコ・イスタンブール(Istanbul)の公園で1週間にわたり寝泊まりを続ける、都会育ちで高い教育を受けた若い女性たち──。彼女らは、同国各地で続く大規模な反政府デモの最前線に立っている。

「私たちは、エルドアンが家に居てほしいと願う類いの女性でしょうね」と劇団女優のセビ・アルガン(Sevi Algan)さん(37)は語る。イスラム教徒が多数派を占めながらも世俗主義を貫くトルコだが、デモの参加者たちは、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相が、自らの保守的なイスラム教的価値観を押し付けていると主張している。

 女性たちの多くは、たまたま反政府運動に身を投じることになっただけだと、喜んで認める。全土に広がる反政府デモの中心地でテントを張ることになるとは、2週間前には思いもよらなかったという。

 しかし、学生や弁護士、会社員など、職業もさまざまなこれらの若い女性たちは、ここゲジ公園(Gezi Park)とその近くのタクシム広場(Taksim Square)の抗議行動に参加する数千人の、優に半分を占めている。彼女らは、公園のプラタナスの木の下で何時間も自分たちの目標について語り、夜通し続く歌や踊りに参加し、必要とあれば、警官が立ち入らない公園の外で抗議するサッカー・サポーターたちと肩を組み、共に警官隊の前に立ちはだかる。

 抗議の発端となったのは、ゲジ公園の600本の木を守ろうという小さな開発反対運動だった。5月31日に警察が催涙ガスと放水銃を使った取り締まりに乗り出すと、政府に対する怒りは瞬く間に広がった。トルコ全土でこれまでに4000人が負傷、3人の死者も出ている。

 その大部分がリベラルな世俗主義者を自称する女性デモ参加者の多くは、エルドアン首相率いる与党・公正発展党(AKP)によって自分たちの自由が侵害される恐れが高まる中、権利を守るために立ち上がるときが来たと語る。

 エルドアン首相は3回の選挙で連勝し、着実な経済成長を背景とした11年の選挙ではAKPの得票率は50%近くに達した。しかし反対勢力は、首相が権威主義に傾き、国を二分させていると非難する。

6435チバQ:2013/06/12(水) 23:32:56
「女性たちは(抗議の)最前線にいる。エルドアンの政策で最初に犠牲になるのは女性だから」と語るセビさんは、自らが反対する政策として、中絶権の制限、事後避妊薬の規制強化、夜間のアルコール類販売禁止などを挙げた。

 エルドアン首相は過去に、すべての女性は3人の子供を産むべきだと発言し、人々の怒りを買ったこともある。ゲジ公園で友人とおしゃべりをしていた元客室乗務員のオズレム・アルティオク(Ozlem Altiok)さんは「私たちみたいな子供が増えてほしいのかしら」と皮肉交じりに語った。

■「首相にイスラムの独占権はない」

 AKPとその支持者たちは抗議の参加者を「悪いイスラム教徒」とみなしているが、デモ隊はイスラムに反対しているわけではないと、セビさんは説明する。「私たちはお酒や討論が好きだけれど、エルドアンとその取り巻きはイスラムの独占権を持っているわけではない。タクシム広場での連帯を見てほしい。これが本当のイスラム教徒よ」

 公園内では食事の無料配布やヨガのレッスン、音楽演奏などが行われ、フェミニストや同性愛者の権利を訴える活動家たちが、ベールをかぶった反資本主義イスラム教徒の横で寝泊まりしている。祭りのような雰囲気と仲間意識が、価値観の違いを容易に越えさせる。

 トルコの政界では女性はまだ少ないが、大学や企業では多くの女性が活躍している。近代トルコ建国の父と呼ばれるムスタファ・ケマル・アタチュルク(Mustafa Kemal Ataturk)初代大統領が実施した解放的な改革によるところが大きい。

 大学で哲学を学ぶエスラさん(21)は「イスラム文化の一部を捨てたいわけではなく、現在ある権利を保持したいだけ」と語る。また、「西洋人女性」をまねたいわけでもないという。「全てを犠牲にキャリアを追求することは、西洋の女性を幸せにしているようには思えない」。友人の銀行員ディジレさん(26)も会話に加わり、「体制が一夜で変わるものじゃないことは分かっている。でも、これは社会革命への第一歩」と語った。

 髪の毛を赤いバンダナで縛った女優のヌルカンさん(35)は、ゲジ公園には何か特別なものを感じると言う。「物事を表現する言葉が見当たらない時があるでしょう。今はまさにそういう瞬間。人々がただ話すのを止めて、行動に出る瞬間だと思う」。ヌルカンさんは周囲の光景を身振りで示しながら、さまざまな人生を歩む人たちが一堂に会していることが誇らしいと語る。「この公園で女性の私たちが野宿していて、嫌がらせも盗みも、ただの1件もない。どうしてだか分かる?あの50%がいないからよ」(c)AFP/Karim TALBI

6436チバQ:2013/06/12(水) 23:33:29
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2949913/10890824
トルコ首相、デモ隊に「もう我慢できない」 強硬姿勢再び
2013年06月12日 07:00 発信地:イスタンブール/トルコ
【6月12日 AFP】大規模な反政府デモが続くトルコで11日、デモの中心地となっているイスタンブール(Istanbul)のタクシム広場(Taksim Square)に機動隊が突入し、花火を投げつけるデモ隊に向けて催涙ガスを一斉噴射した。これに先立ってレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相は、イスラム教徒の支持を受けて自らが率いる政府に抗議する一連のデモについて「もう我慢できない」と警告していた。

 デモが始まって12日目を迎えたこの日の日没ごろには、同広場は戦場と化し、鼻を突く煙がまん延する中、「エルドアン、辞任せよ!」、「レジスタンス!(抵抗の意)」と叫ぶ数千人のデモ隊が警官隊と衝突した。小規模ながら数か所で火の手も上がり、AFP記者によると少なくとも数十人が負傷していたという。

 この日の早朝同広場へ機動隊が突入した際、デモ隊の多くは隣接するゲジ公園(Gezi Park)でまだ眠っており、またその数時間前にはエルドアン首相がデモ隊の代表者と12日にも会談すると発表し、デモが始まって以来初めて明らかな譲歩姿勢を示した直後だったため、デモ隊は不意を突かれた格好となった。

 しかし同日その後、エルドアン首相はデモ隊との対話について言及することはなく、10年を超える在任期間中で最大の難局をもたらしたデモ隊に対する強硬姿勢を再び前面に出した。同首相は自らが率いる公正発展党(AKP)の議員から支持の声が上がる中、「この話はもう終わりだ。これ以上我慢できない」と発言する様子がテレビで生中継された。(c)AFP/Ceren KUMOVA

6437チバQ:2013/06/12(水) 23:34:14
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2949993/10893201
マリ世界遺産の破壊は「予想以上」、ユネスコ
2013年06月12日 15:30 発信地:国連本部/米国
【6月12日 AFP】今年1月までの約10か月にわたり、マリ北部を掌握したイスラム武装勢力が破壊した寺院などの史跡における被害の規模は当初考えられていたよりも大きかった──国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)が7日、発表した。

 ユネスコがマリ北部に派遣した調査団のラザレ・エルンドゥアソモ(Lazare Eloundou Assomo)氏によると、調査団は国際テロ組織アルカイダ(Al Qaeda)とつながりのある武装勢力がもたらした被害の度合いに驚いたという。

 同氏は、首都バマコ(Bamako)から参加したビデオ会見で、「トンブクトゥ(Timbuktu)の史跡に対する破壊行為は、われわれの予想を上回るものだった」と述べた。当初、トンブクトゥでは11の霊廟(れいびょう)が破壊されたと考えられていたが、実際には15の霊廟が破壊されていた。うち9つはユネスコに登録された世界遺産の一部だという。

 アフマド・ババ文書研究センター(Ahmed Baba Centre for Documentation)では約4200点の古文書が焼かれ、またトンブクトゥ地域でもさらに30万点が違法に取引きされる恐れがある状況だという。

 15〜16世紀のアフリカでイスラム教の中心地として栄えたトンブクトゥは、古文書が多く現存していることで有名。ユネスコは数百万ドル規模で寺院や古文書の修復計画を立ち上げている。(c)AFP

6438チバQ:2013/06/12(水) 23:59:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130612-00000006-jij_afp-bus_all
ギリシャ政府、公共放送局を閉鎖 衝撃広がる
AFP=時事 6月12日(水)9時52分配信



ギリシャの公営ラジオ・テレビ「ERT」が閉鎖された後、同局のチャンネルに合わせたテレビ画面に映る「信号なし」のマーク(2013年6月11日撮影)。
【AFP=時事】債務危機に苦しむギリシャ政府は11日、公営ラジオ・テレビ「ERT」を直ちに閉鎖すると発表した。この決定により2700人近くの職員が影響を受けることになり、国内には衝撃が広がっている。

【写真】ERT本社前で抗議する人々

 政府報道官は記者会見で、「ERTは透明性の著しい欠如と、信じられないほどの浪費の一例だ」と述べ、放送は現在より大幅に少ない従業員で再開する予定だと明らかにした。

 ERTの職員らは数か月にわたり、ギリシャに金融支援を行う欧州連合(EU)、国際通貨基金(International Monetary Fund、IMF)、欧州中央銀行(European Central Bank、ECB)が要求するERTの構造改革に抗議し、ストライキを続けていた。

 閉鎖の発表を受け、首都アテネ(Athens)北郊のERT本社前には、同局への支持を表明しようと数千人が集まった。

■送信施設のある山に警察が

 ERTは発表後も放送を続けていたが、国営アテネ通信(Athens News Agency)によると、放送は午後10時(日本時間12日午前4時)からギリシャ各地で徐々に停止し始め、午後11時(日本時間12日午前5時)すぎに全土で完全に途絶えた。ERTで30年間働いてきたという技術者の男性は、警察が山に登ってきて送信施設を管理する人員を制圧したと述べた。

 財務省は放送停止に合わせ、ERTの組織は解体されたと発表。公共部門の労働組合「ギリシャ労働総同盟(GSEE)」は「ERTは唯一の独立した公共放送局。われわれは政府の突然の決定を非難する」との声明を出した。

 政府は、現職員の全員に補償を行うとともに、新たな組織での再就職の機会を与えると述べている。【翻訳編集】 AFPBB News

6439チバQ:2013/06/13(木) 23:56:19
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013061301018
大統領が7月総選挙を決定=首相反発、政治危機も−ジンバブエ
 【ハラレAFP=時事】ジンバブエのツァンギライ首相は13日、ムガベ大統領が総選挙期日を7月31日に決定したと明らかにした上で、総選挙期日を決める際には首相と相談するとした連立政権合意に反するとして、「この決定は認めない」と反発した。
 ジンバブエでは前回2008年の大統領選で、ムガベ大統領のジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線とツァンギライ首相の旧野党・民主変革運動が激しく対立。周辺国元首らの仲介で連立政権を組んでいたが、総選挙期日をめぐる対立で、新たな政治危機に陥りそうだ。(2013/06/13-22:02)

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6440チバQ:2013/06/14(金) 00:03:35
http://www.mbs.jp/news/jnn_5356909_zen.shtml
イラン大統領選で鍵にぎる?意外な「改革派候補」


 内戦が続くシリア、反政府デモが収まらないトルコ。揺れる中東のイスラム諸国に強い影響力を持つイランでは今、大統領選挙のまっただ中です。4年前に行われた大統領選では、「選挙に不正があった」として大規模な抗議行動を行った改革派が弾圧され、多くの死傷者が出ました。今回の選挙では、イラン国外から、意外な大統領候補が登場、一部の改革派の支持を集めています。

 改革派の静かな抵抗の象徴ともいえるこの候補、14日の投票にどんな影響を与えるのでしょうか?

 「テヘラン中心部のカリム・ハネザンド通りです。4年前、大統領選挙に不正があったと主張する人々であふれかえりました。今回、その人たちの投票行動も焦点の一つです」(記者)

 前回、ムサビ元首相ら、改革派候補の支持者たちは、アハマディネジャド大統領再選の開票結果に異議を唱えて最大数十万人規模の抗議行動を行いました。しかし、運動は抑え込まれ、改革派もこの4年間のしめつけで政治の表舞台からは遠ざかりました。支持者の中には無力感も漂います。

 「前回はムサビ元首相(改革派候補)に入れました。(今回は)投票には行きません」

 また、改革派支持層からは、「投票率が上がると、民主国家だと宣伝したい権力側の思うつぼだ」という声も聞かれます。こうした声を反映してか、インターネット上であるキャンペーンが立ち上がりました。

 「私はザハラ。あなたの1票が必要です」

 前回の選挙後のデモに参加して行方不明になった息子を探す母親を描いた漫画、「ザハラの楽園」。アメリカに住むイラン人がインターネット上で始めたこの漫画は、10数か国語に翻訳され、本にもなっています。今回のキャンペーンは、主人公のザハラを体制に批判的な候補としてウェブ上で大統領選に出馬させるというもので、候補者を体制側がふるいにかけるイランのシステムへのアンチテーゼでもあります。

 賛同する人たちが、ザハラのポスターを持った写真を投稿するコーナーには、イランで撮られたとみられるものもあります。こうした、投票自体から距離を置くキャンペーンとは逆に投票すべきだ、という改革派支持者もいます。

 「テヘランが好きなんです。生まれ育った場所ですし、人も通りも好きなんです。だからこそ投票してほしい。ここがよりよい街になるように」(モビン・メヘルパルヴァルさん)

 20歳のモビン・メヘルパルヴァルさんも4年前、デモに参加しました。今回は、留学先のカナダから一時帰国、保守穏健派ながら、改革派の支持も集めるロウハニ候補の陣営で人々に投票を働きかけています。

 「現在やっていることは、有権者が投票に行くよう呼びかけること。投票することで“我々はまだここにいる”と示すことができるのです。投票に行かないと言う人たちには、『希望はある』と示すしかありません」(モビン・メヘルパルヴァルさん)

 今回、改革派から唯一、出馬を許されたアレフ候補が撤退したことを受け、改革派や保守穏健派の重鎮らがロウハニ候補への支持を表明、一方で保守派は分裂したままです。

 4年前、失望に沈んだ改革派支持者たちが投票するかどうかが、結果に大きく関わることになりそうです。(13日16:33)

6441チバQ:2013/06/14(金) 00:06:13
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000007099.html
混迷のイラン大統領選 決選投票との見方も(06/13 14:15)


>>利用規約
| 使い方は? 14日に投票が行われるイランの大統領選挙を直前に控え、各地で候補者の集会が開かれました。改革派寄りの候補が大きく支持を伸ばし、選挙は混迷を深めています。

 投票を前に首都テヘランでは12日、有力候補者らの集会が市内各地で開かれました。選挙戦は経済制裁を続ける欧米諸国に強硬姿勢を唱える保守強硬派の有力3候補が入り乱れる展開です。保守派のなかでも、欧米との対話を模索する元核問題交渉担当のロウハニ氏が、2人の元大統領などの支持を受け、急速に勢いを伸ばしています。イランの輸出産業を支えるピスタチオ、その生産業者らも大統領選での変化を望んでいます。
 ピスタチオ生産組合理事:「次の大統領には、もう少し世界と仲良くしてもらいたい。そうすればピスタチオをもっと日本に輸出することもできる」
 最初の投票では過半数を得る候補者は出ず、上位2人による決選投票にもつれ込むという見方が出ています。

6442チバQ:2013/06/14(金) 00:15:53
http://mainichi.jp/select/news/20130614k0000m030017000c.html
アルジェリア:大統領は健在 入院後、初の映像
毎日新聞 2013年06月13日 18時22分

 【カイロ秋山信一】アルジェリア国営テレビは12日、4月に発作を起こし、フランスの病院に入院していたブーテフリカ大統領(76)が11日にセラル首相らと会談する様子を放映した。ロイター通信が報じた。入院後に大統領の姿が公開されるのは初めて。死亡説も飛び交っていたが、椅子に腰掛けて首相らと談笑し、健在ぶりをアピールした。

 大統領はパリにある「療養施設」で首相らと会談。黒いコートに身を包み、テーブルに置かれた菓子に手を伸ばす場面もあった。国営テレビは映像だけで、音声はなかった。国営通信によると、大統領は7月に始まるイスラム教の断食月(ラマダン)に向けた準備を万全にするよう首相らに指示したという。

 ブーテフリカ大統領は1999年に就任。現在3期目だが、ここ2〜3年は健康不安がささやかれ、1月に起きた人質事件でも表舞台には出なかった。4月の入院後は映像や写真が公開されてこなかったため、死亡したとの臆測もあった。

6443チバQ:2013/06/14(金) 00:23:14
http://mainichi.jp/select/news/20130614k0000m030080000c.html
トルコ:デモ隊を強制排除へ 首相「忍耐は終わり迎えた」
毎日新聞 2013年06月13日 21時20分(最終更新 06月13日 23時33分)


トルコの首都アンカラで12日、閣僚らとともに抗議デモ関係者と面談するエルドアン首相(左)=トルコ首相府提供、AP
 【イスタンブール大治朋子】トルコのエルドアン首相は13日、各地で続くデモの発端となった最大都市イスタンブール中心部のゲジ公園を占拠するデモ隊に対し、「忍耐は終わりを迎えた」と述べ、強制排除に乗り出す方針を示した。公園では毎夜、数千人が結集して「首相退陣」などを求めて抗議運動を続けており、抗議活動から2週間余りを経て、全面的な衝突という最悪の事態を迎える可能性がある。

 ロイター通信によると、首相は13日、首都アンカラで開かれた与党、公正発展党(AKP)の会合で、デモ隊を「法律違反者」と呼び、公園からデモ隊を排除して「きれいにする」と宣言。さらに、「これは最後通告だ。父母は子供たちを(公園から)呼び寄せてほしい。ゲジ公園は市民のもので、(デモ隊という)占有者のものではない」と語った。

 首相は12日、政権が選んだデモ関係者との面談をメディアに公表し、「対話姿勢」をアピール。AKP報道官は面談後の記者会見で、住民投票を実施し、デモ隊が反対するゲジ公園の再開発計画について、民意を問うことも可能だと述べた。住民投票の可能性を示すことで一定の譲歩姿勢を見せた形だが、ゲジ公園で抗議活動を続ける中心的なグループ「タクシム団結プラットフォーム」は13日、「出席者は我々の代表者ではなく、首相のパフォーマンスだ」と反発。政権側は、再び強硬姿勢で臨む方針を固めた模様だ。

 また、欧州議会は13日、トルコに対し、催涙ガスや放水車を使った「行き過ぎの対応」などを控えるよう求める決議を採択した。一連のデモ隊と警官隊との衝突では、13日現在、市民ら5人が死亡、約5000人が負傷している。

6444チバQ:2013/06/15(土) 01:33:49
http://www.afpbb.com/article/economy/2949673/10887360
「短パンだめならスカートはきます」、男性鉄道員ら抗議で規則改定 スウェーデン
2013年06月11日 11:50 発信地:ストックホルム/スウェーデン
【6月11日 AFP】うだるような暑さを迎えているスウェーデン首都ストックホルム(Stockholm)で、半ズボンでの勤務を禁止する社内規則に抗議してスカートの着用を始めた通勤電車の男性運転士らが話題になったことを受け、運行業者アリーバ(Arriva)は10日、同規則を撤廃すると発表した。

 同市の近郊路線ロスラグスバナン(Roslagsbanan)の男性職員15人は、この社内規則に違反することなく暑さをしのぐため、先週からスカートの着用を始めた。職員らによると、夏の晴れた日の運転室内の温度は35度にまで上がることもあるという。

 アリーバの広報は10日、「職員から寄せられた多くの提案に耳を傾けた結果、この問題に関しての方針を変えることを決めた」と述べた。職員には、今年の夏に向け、半ズボンの制服が支給されることになるという。新規則はスウェーデンで働くアリーバの全職員に適用される。

 同社はこの前日、AFPの取材に対し「勤務中はきちんとした、しかるべき服装で、というのがわが社の方針だ。男性ならズボン、女性ならスカートということになるが、半ズボンは禁止している。ただし、スカートなど女性の衣服を着用したいという男性職員がいれば、会社として容認している」と説明していた。

 スウェーデンは古くから男女平等が進んでいる国として知られ、働く女性と「主夫」が増えている。言葉の上でも「彼」「彼女」の代わりに男女を区別しない新たな代名詞の使用を推進する運動が展開され、玩具大手チェーンのクリスマス向けカタログでは女児の代わりに男児が人形を持つ写真が使われるなど、「性別における中立性」を目指す動きがみられる。(c)AFP

6445チバQ:2013/06/15(土) 02:18:55
http://mainichi.jp/select/news/20130615k0000m030121000c.html
トルコ:首相、再開発工事凍結を表明 デモ幹部との会談で
毎日新聞 2013年06月15日 00時23分(最終更新 06月15日 00時28分)


トルコの最大都市イスタンブールのタクシム広場で、ろうそくに火をともし、反政府デモでの犠牲者を追悼する人々=2013年6月14日、ロイター
拡大写真 【イスタンブール大治朋子】トルコのエルドアン首相は反政府デモの中心メンバーらとの13日の会談で、抗議活動の発火点となったイスタンブール中心部ゲジ公園などの再開発計画について、差し止め訴訟の判断が出るまで工事を凍結すると表明した。裁判所が中止を命じれば従い、再開発が認められても住民投票で計画の是非を問うと約束した。AFP通信などが伝えた。

 一方で、エルドアン首相は14日の与党の会合で「ゲジ公園に関するメッセージは(政府に)届いた」と述べ、デモ隊に同日中に公園から退去するよう改めて求めた。

 トルコ医師会などによると一連のデモにより全国で約7500人が負傷し、警官1人を含む5人が死亡している。同会はまた、衝突の際にデモ隊の応急処置に当たった医療関係者の名前をトルコ保健省が問い合わせてきたと明らかにした。数百人が従事しているとみられるが、同会の代表者は「我々の同志は催涙ガスや放水も恐れず、昼夜を問わず活動に当たっている。これは誇るべきことで、誰の情報も提供しない」と強く反発している。

6446チバQ:2013/06/15(土) 02:22:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130614/mds13061418550007-n1.htm
アフマディネジャドの8年、国際社会で孤立 イラン大統領選
2013.6.14 18:55
 【イスタンブール=大内清】イランは強硬保守派のアフマディネジャド大統領の2期8年で外交的な孤立を深めただけでなく、経済的にも極度に疲弊、内政では改革派の取り締まりが進み国民の分断が強まった。

 アフマディネジャド氏は2005年の就任以降、ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を否定する演説をし、国際社会から強く非難された。強硬保守派内でも「他国との関係をいたずらに悪化させる」と批判を呼んだ。

 核開発問題をめぐっては国連安全保障理事会や米欧各国の制裁を受け、主要産業である原油輸出が低下し経済危機が深刻化した。

 国内的には農村部へのバラマキで支持拡大を図った半面、財政悪化を受け国民生活に直結する燃料への補助金を削減するなどちぐはぐな経済政策が目立ち、議会から攻撃された。

 選挙不正が指摘され反体制デモに発展した09年の再選後は、改革派締め付けで強硬保守派の支配を強化。一方で最高指導者ハメネイ師との確執が表面化し同派内での立場が弱体化、昨年の総選挙ではハメネイ師に近いグループに大敗した。

 大統領選では腹心のマシャイ元大統領府長官を支援したが、マシャイ氏はハメネイ師が任命した聖職者らで作る護憲評議会の審査で失格となった。ロイター通信によると同評議会は、アフマディネジャド氏が公的立場を悪用し特定候補を支援した疑いがあるとみており、訴追を受ける可能性も浮上している。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130614/mds13061418540006-n1.htm
イラン大統領選で投票 穏健、強硬派の3氏軸の争い
2013.6.14 18:53

14日、イランの首都テヘランで投票する女性(AP)
 【イスタンブール=大内清】イラン大統領選の投票が14日、行われた。終盤で改革派の支持をも集めた穏健保守派のロウハニ元最高安全保障委員会事務局長(64)と、最高指導者ハメネイ師に近い強硬保守派のガリバフ・テヘラン市長(51)、ジャリリ同委員会事務局長(47)の3氏を軸とした争い。アフマディネジャド政権から続く強硬保守派主導の政治に変化が生まれるかが焦点となる。

 核兵器開発が疑われる核問題では、全候補が推進で一致している。ただロウハニ師は、経済を立て直すため米欧との交渉を柔軟に進め制裁緩和を目指すべきだと主張、ガリバフ氏らも交渉手法を見直す考えを示している。これに対し現在の交渉責任者であるジャリリ氏は、米欧に譲歩はしないとの立場を変えていない。

 2009年の前回選では、再選したアフマディネジャド陣営による不正疑惑から改革派が大規模な抗議デモを展開したが、改革派はその後、取り締まりを受け勢いを失った。今回、ロウハニ師を支持する改革派は浮動票の掘り起こしを狙っており、投票率にも注目が集まっている。

 米国が、強硬保守派主導の護憲評議会が出馬資格を審査する仕組みを批判する中、体制の正当性を示したいハメネイ師もこの日朝、「選挙に参加することが重要だ」と投票を促した。

 一方、ガリバフ氏は、同じハメネイ師グループに属するベラヤティ元外相(67)との一本化を模索するとしていたものの調整がつかず、強硬保守派の票の分裂がロウハニ師有利に働く可能性もある。

 選挙にはこのほか、穏健保守派のレザイ元革命防衛隊司令官(58)とガラジ元郵政通信相(71)も出馬。大勢は15日にも判明する見通しで、過半数を得た候補がいなければ21日に上位2人の決選投票が行われる。

6447名無しさん:2013/06/15(土) 11:00:08
http://mainichi.jp/select/news/20130615ddm007030028000c.html
選択:イラン大統領選 経済改善に期待強く 投票の男性「まったく仕事ない」
毎日新聞 2013年06月15日 東京朝刊

 【テヘラン田中龍士】イラン大統領選挙の投票が14日行われた。保守系6候補のうち、過半数に達する候補者は出ないとみられ、上位2人による決選投票となる公算が大きくなっている。投票を終えた有権者は、経済の改善を求める人が圧倒的に多かったが、選挙自体に失望する声も聞かれた。

 「4年前は新規事業も多少はあり、まだましだったが、今はまったく仕事がない」。エンジニアの男性(32)は滑らかな英語で嘆いた。

 イランは、核開発問題を巡る米欧の経済制裁の影響で輸出入が制限され、インフレと高い失業率に悩まされている。AP通信によると、物価上昇率は30%、失業率は14%に上る。男性は「変化は期待できないので、今日は抗議の投票に来た」と体制批判をにじませ、最高指導者ハメネイ師に近い保守強硬派以外の候補を選んだことを示唆した。

 ブランド風の服を身にまとう公務員の女性(25)は「あらゆる物の値段が上がり状況は悪くなるばかり。(新大統領の任期の)4年間では改善は難しいと思うが、願いを込めて投票に来た。米国との関係が良くなれば、経済も良くなるかもね」と話した。

 選挙戦は、改革派にも浸透する保守穏健派のロウハニ元最高安全保障委員会事務局長(64)が終盤に支持を広げ、最高指導者ハメネイ師に近い保守強硬派のガリバフ・テヘラン市長(51)らが追随する展開。ロウハニ師を支援する保守穏健派ラフサンジャニ元大統領は、欧米と柔軟な外交姿勢を志向したことで知られる。ロウハニ師の支持拡大の背景には、経済情勢に影響する外交問題改善への期待もあるとみられる。

 一方、保守強硬派への支持も根強い。高校教師の女性(48)は「新大統領には、最高指導者の言う通り実行することを願う」と話し、米欧に対峙(たいじ)する保守強硬派を支持した。

 近くの道ばたの木陰に腰掛けていたタクシー運転手の男性(45)は「この仕事を22年やっているけど、今の経済はひどい。休みなしで仕事をしないと生活ができない。でも誰が大統領になっても変わらないから投票には行かない」と話した。

6448チバQ:2013/06/15(土) 11:01:12
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013061500121
保守穏健派がリード=イラン大統領選
 【テヘラン時事】イラン内務省は15日未明、大統領選の開票中間段階での暫定集計結果を発表し、保守穏健派のロウハニ元最高安全保障委員会事務局長がリードしていると明らかにした。(2013/06/15-10:27)



http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201306150088.html
穏健派猛追、決選投票か イラン大統領選が開票

 【テヘラン共同】イラン大統領選は14日夜(日本時間15日未明)に投票が締め切られ、開票作業に入った。優勢とされた保守強硬派のガリバフ・テヘラン市長(51)とジャリリ最高安全保障委員会事務局長(47)を、保守穏健派で改革派の支持も受けるロウハニ元同委員会事務局長(64)が猛追、3氏による激戦になっている。早ければ15日朝(日本時間同日午前)にも大勢が判明する。

 3氏がいずれも有効投票の過半数を獲得できず、21日に上位2候補による決選投票にもつれ込む可能性が指摘されている。

 大統領選には6候補が出馬。保守強硬派の2候補のうち、ガリバフ氏は依然として高い人気を保っているが、ジャリリ氏への支持には若干の陰りが見える。

 一方、ロウハニ師は急激に勢いを増しているが、投票率は過去最高だった前回の85%を下回る可能性が高く、浮動票頼みの同師に不利な展開ともされる。

 欧米の制裁強化の影響で悪化する経済の立て直しや、アハマディネジャド政権が進めた強硬路線で悪化した欧米との関係の修復が争点。核問題をめぐる欧米など6カ国との協議についても、各候補の立場に違いがあり、結果次第では交渉姿勢の好転が期待される。

 国営イラン放送などによると、内務省や選挙管理当局は中間票の発表を再三延期しており、開票結果は明らかになっていない。

6449チバQ:2013/06/15(土) 11:43:27
>>6332

■立候補者8人の顔ぶれ

保守派
・サイード・ジャリリ(Saeed Jalili)最高安全保障委員会事務局長
・モハマド・バケル・ガリバフ(Mohammad Baqer Qalibaf)テヘラン(Tehran)市長
   「2+1」と呼ばれるグループ
・アリ・アクバル・ベラヤティ(Ali Akbar Velayati)元外相
   「2+1」と呼ばれるグループ
・ゴラムアリ・ハダドアデル(Gholam Ali Haddad Adel)前国会議長
   「2+1」と呼ばれるグループ【選挙戦離脱】
・モフセン・レザイ(Mohsen Rezai)元革命防衛隊司令官

穏健保守派
・ハサン・ロウハニ(Hassan Rowhani)最高安全保障委員会元事務局長
・モハマド・ガラジ(Mohammad Gharazi)元郵政通信相

改革派
・モハマド・レザ・アレフ(Mohammad Reza Aref)元第1副大統領
   【選挙戦離脱 ロハウニ師支持】


●出馬を認められなかった
エスファンディア・ラヒム・マシャイ(Esfandiar Rahim Mashaie)元大統領府長官    
        マフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)現大統領の腹心
アリ・アクバル・ハシェミ・ラフサンジャニ(Ali Akbar Hashemi Rafsanjani)元大統領(穏健派)

6450チバQ:2013/06/15(土) 12:42:10
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130612/osk13061202050002-n1.htm
イラン大統領選:保守穏健派のロウハニ師が優勢
毎日新聞 2013年06月15日 12時17分(最終更新 06月15日 12時32分)

 【テヘラン田中龍士】イラン大統領選挙の投票は14日夜に締め切られ、開票作業に入った。ナッジャル内相は15日未明、中間票を発表し、改革派にも浸透する保守穏健派のロウハニ元最高安全保障委員会事務局長(64)が優勢と述べた。イラン国営放送などが伝えた。当初、優勢と見られた保守強硬派のガリバフ・テヘラン市長(51)とジャリリ最高安全保障委員会事務局長(47)に対し、ロウハニ師が終盤に追い上げていた。投票率は7割を超えるとみられる。15日中にも大勢が判明する見通し。

 イラン国営通信によると、すでに開票を終えた約86万票のうち、ロウハニ師が約40万2000票、ガリバフ氏が約12万6000票、ジャリリ氏が約11万9000票。有権者数は約5500万人。

 当初、低調だった選挙戦は終盤に改革派候補が離脱してロウハニ師支援に回ると、熱を帯びた。イラン学生通信(ISNA)によると、当局者は投票率が70%を超えるとした。2009年の前回の約85%を下回るとみられるが、投票率が上がると浮動票がロウハニ師に流れるとの見方もある。

 内務省は当初の投票締め切りを14日午後6時としていたが、投票を時間内に終えることができない有権者の列が各地の投票所前にできたため、段階的に延長を発表。首都テヘランでは5時間延長した。最高指導者ハメネイ師は「(欧米など)敵の妨害を防ぐ」として国民の選挙参加を訴えており、高い投票率で正当な民主国家を印象づけたい考えだ。

 ただ、イランでは高い投票率が、必ずしも選挙の盛り上がりを意味しない。国民が所持する出生証明書には、選挙で投票した際に押されるスタンプ欄があり、これが少ないと就職などに影響すると言われる。14日に投票に訪れた男性(31)は「特に投票したい候補はいない。スタンプが少ないと仕事に影響が出る」と話した。

 当選には有効投票の過半数の得票が必要だが、激戦ため上位2人による決選投票が21日に行われる可能性がある。実現すれば05年以来2度目。

6451チバQ:2013/06/15(土) 13:08:11
http://mainichi.jp/select/news/20130615k0000e040181000c.html
シリア:シーア派対スンニ派「代理戦争」の様相も
毎日新聞 2013年06月15日 11時57分

 【カイロ秋山信一】シリアの内戦に隣国レバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラが参戦したことに対して、スンニ派からの反発が強まっている。国外の有力なスンニ派指導者が、アサド政権を支援するヒズボラと支援国のイランを相次いで非難し、反体制派への参加を呼びかけた。民主化や政治改革をきっかけに始まったシリア内戦は、外国の介入でシーア派とスンニ派の「代理戦争」の様相を帯びている。

 「戦う準備ができている全てのムスリム(イスラム教徒)よ、シリアで同胞を助けるのだ」。世界的に有名なカタール在住のイスラム法学者ユセフ・カラダウィ師は5月31日、ドーハでの金曜礼拝で、スンニ派信者に檄(げき)を飛ばした。カラダウィ師はヒズボラ(アラビア語で「神の党」の意味)を「悪魔の党」と呼んで非難。ヒズボラとイランが「スンニ派の虐殺を続ける気だ」と訴えた。

 さらにスンニ派の最高権威機関アズハルのタイエブ総長も今月10日、「シーア派は宗派対立のわなに落ちた」とヒズボラなどを批判した。

 ヒズボラは今年4月以降、激戦が続いていたシリア中部クサイルの戦闘に数千人規模で参戦。今月上旬にアサド政権側がクサイルを奪還する原動力となった。反体制派の武装組織「自由シリア軍」幹部によると、クサイルでの戦闘後、北部の主要都市アレッポにもヒズボラの戦闘員が多数向かっているという。

 シリア内戦は、民主化や政治改革を求めるデモをアサド政権が武力弾圧したことを契機に始まった。反体制派にはスンニ派(国民の約7割)が多く、アサド政権は大統領と同じアラウィ派(1割強)が支持基盤で、当初は宗派対立は主要な争点ではなかった。

 ところが外国の介入によって、以前はなかったシーア派とスンニ派の対立という側面が浮上。シーア派国家のイランやヒズボラがアサド政権を支援する一方、スンニ派が多いサウジアラビアやカタール、トルコは軍事、財政面で反体制派を支えている。アラブ各国や欧州から若者らが戦闘に加わっている。

 さらにシリアの周辺国でも両派の緊張は高まっている。レバノンでは今月9日、イラン大使館前でシリアへの介入に抗議していたデモ隊と、ヒズボラのメンバーが衝突し、デモ隊の1人が死亡した。イラクでもシーア派主導の政府に対するスンニ派の不満が高まり、4月以降に衝突が激化。5月だけで1000人以上が死亡した。

6452チバQ:2013/06/15(土) 19:31:15
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201306/2013061500162
ロウハニ氏がリード維持=保守穏健派−イラン大統領選
 【テヘラン時事】14日投票のイラン大統領選は15日、開票作業が進み、国営メディアによると、中間集計で、改革派の支援を受けた保守穏健派のロウハニ元最高安全保障委員会事務局長(64)が大幅なリードを保っている。当選には有効投票の過半数が必要だが、英BBC放送によれば、中間集計でロウハニ氏の得票率は51%となっている。
 内務省の発表によると、開票を終えた約805万票のうち、ロウハニ氏は約412万票を獲得、保守強硬派のガリバフ・テヘラン市長(51)は約134万票、ジャリリ最高安全保障委員会事務局長(47)は約105万票と低迷している。有権者数は約5050万人。
 過半数を獲得する候補がいなければ、決着は上位2候補による21日の決選投票に持ち越される。最終結果の発表は遅れているが、選管当局は2009年の前回大統領選で不正疑惑が指摘されたことを踏まえ、慎重に集計作業を進めているものとみられる。(2013/06/15-18:26)

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6453チバQ:2013/06/15(土) 19:35:43
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5358543.html
イラン大統領選、穏健派ロウハニ候補が独走

 イランの大統領選挙は開票が進む中、保守穏健派で、改革派の支持も集めるロウハニ候補が独走。過半数をうかがう勢いとなっています。

 リードしているロウハニ候補の陣営に行ってきましたが、すでに支持者が集まって喜びの声をあげていました。ただ、無用なトラブルを避けるためか、事務所の扉自体は閉まっていました。

 さて、最新の数字では、1200万票余りが開票された段階で、604万票余りをロウハニ候補がとって過半数をうかがう勢いです。このままロウハニ候補が過半数をとれば、決選投票が行われることなくロウハニ新大統領の誕生が決まります。

 イランの体制内での改革を志向する改革派から唯一出馬が許された候補が終盤で撤退。それを受けて、ロウハニ候補は改革派から保守穏健派をまたぐ統一候補となりました。これが、保守強硬派の支配にうんざりして棄権しようとしていた層を投票所に向かわせる効果もあったと見られます。これに対して保守派は一本化できないままでした。

 <Q.まだ最終結果が出たわけではないですが、もしロウハニ候補が新大統領になったとして、核交渉やシリアのアサド政権支持といったイランの方針は変わるんでしょうか?>

 イランの外交政策は、大統領ではなく、最高指導者のハメネイ師が決めます。そしてロウハニ候補はハメネイ師の信頼があつい人間でもあります。このため、イランが核開発を進めるという方針や、欧米に対抗する上で地政学的に重要なシリアへの影響力を保持するという方針には変わりはないでしょう。ただ、その目標に至る道すじというか、やり方には変化があると思います。

 経済の立て直しには経済制裁の緩和が必要ですし、そのためには核交渉で一定の譲歩や軟化もありえます。このイランの変化をどう受け止めて、状況をどう打開していくか。それは国際社会の側に投げられた課題でもあります。(15日17:35)

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201306150152.html
'13/6/15
穏健派ロウハニ師優勢 イラン大統領選の開票続く

 【テヘラン共同】イラン大統領選は15日、開票が行われ、保守穏健派で改革派の支持も受けた聖職者、ロウハニ最高安全保障委員会元事務局長(64)が保守強硬派ガリバフ・テヘラン市長(51)らを大きくリードした。中間開票結果によると、ロウハニ師は開票が終わった約1210万票の50%に当たる約605万票を獲得した。ガリバフ氏は約184万票。

 開票率は30%前後とみられる。ロウハニ師が当選に必要な過半数の得票に届かなければ、21日に上位2候補の決選投票が実施される。

 保守強硬派のアハマディネジャド現政権は、核兵器開発疑惑で欧米と対立し、国際的な経済制裁を受け国民生活は困窮。これを背景に、保守強硬派の各候補は予想外の苦戦に追い込まれた。

 最高指導者ハメネイ師はツイッターで「どの候補への投票であっても、イスラム共和国と現体制への信任投票だ」と表明した。

 このほか、保守強硬派のジャリリ同委員会事務局長(47)とベラヤチ元外相(67)、保守穏健派のレザイ元革命防衛隊司令官(58)とガラジ元郵政通信相(71)は伸び悩んだ。有権者数は5千万人超。

 2009年の前回選挙では、敗れた改革派の支持者らが開票の不正を指摘し大規模デモを展開した。ロウハニ師は、保守穏健派の重鎮ラフサンジャニ元大統領と改革派ハタミ前大統領の支持を受け、改革派の受け皿となった。

6456チバQ:2013/06/15(土) 22:10:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130615/mds13061522010007-n1.htm
【イラン大統領選】
穏健保守派 ロウハニ師優勢
2013.6.15 21:58

14日、テヘランでイラン大統領選の投票を終え、身分証を示すロウハニ師(ロイター)
 【イスタンブール=大内清】14日に投票が行われたイラン大統領選は15日、開票が進み、テヘランからの報道によると、中間集計で穏健保守派のロウハニ元最高安全保障委員会事務局長(64)が得票率約51%で大幅にリードしている。開票率は60%前後とみられる。国際的孤立と経済悪化が進んだ、アフマディネジャド政権下での強硬保守派主導の政治からの変化を望む声の表れといえる。第1回投票でロウハニ師が過半数の票を獲得できなければ、21日に上位2候補による決選投票が行われる。

 他候補の得票率は、強硬保守派で最高指導者ハメネイ師に近いグループに属するガリバフ・テヘラン市長(51)が約15%、穏健保守派のレザイ元革命防衛隊司令官(58)が約12%、強硬保守派のジャリリ最高安全保障委員会事務局長(47)が約11%などとなっている。

 聖職者出身のロウハニ師は、核開発については継続するとしつつも、原油輸出低下や高率のインフレに悩まされている経済を立て直すため、米欧などとの核交渉で柔軟姿勢を示し、制裁緩和を目指すべきだなどと主張。

 ラフサンジャニ元大統領やハタミ前大統領ら穏健保守・改革派の重鎮が相次いで支持したことで浮動票も取り込み、有利とみられていたガリバフ氏やジャリリ氏ら強硬保守派候補を猛追していた。

 2009年に行われた前回選挙では、再選したアフマディネジャド大統領陣営による不正を指摘する改革派が大規模な抗議デモを展開し、流血の事態に発展した。だが今回は、立候補した6人が14日夜、共同声明で最終結果発表前に集会を開くことなどを戒めており、大きな混乱は起きていないもようだ。

6457チバQ:2013/06/16(日) 09:00:51
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201306/2013061600012
イラン大統領にロウハニ師=保守穏健派、強硬派破る−国際協調重視も核開発継続

イランのロウハニ元最高安全保障委員会事務局長=14日、テヘラン(AFP=時事) 【カイロ時事】14日投票のイラン大統領選は15日、開票の結果、改革派の支援を受けた保守穏健派のロウハニ元最高安全保障委員会事務局長(64)が有効投票の過半数を獲得し、勝利した。イラン国民は、2009年の前回選挙で保守強硬派の支持を得て当選したアハマディネジャド大統領の路線に明確な「ノー」を突き付けた。ロウハニ師は当選を受け「過激主義に対する勝利だ」と宣言した。
 投票結果を受け、最高指導者ハメネイ師も声明を出し、ロウハニ師の当選を祝福。国民に対し「国家全体の大統領であり、支えてほしい」と呼び掛けた。
 イラン内務省が発表した最終開票結果では、ロウハニ師は有効投票3546万票の52.5%に当たる1861万票を獲得。2位の保守強硬派、ガリバフ・テヘラン市長(51)が獲得した608万票の3倍以上の得票で、圧勝した。
 選挙戦開始当初、有力視されていた保守強硬派のジャリリ最高安全保障委員会事務局長(47)は3位で、419万票にとどまった。有権者数は約5050万人で、投票率は72.7%だった。
 ロウハニ師は保守派の聖職者ながら、国際協調を重視する立場を取る。核開発を進めるイランは03年、国際社会の懸念に配慮してウラン濃縮を一時停止する措置を取ったことがあるが、その際、米欧との核交渉を担当していたのがロウハニ師だった。
 ただ、ロウハニ師は選挙戦で核開発を推進する方針を明言。勝利宣言では、国際社会に対し「イランの権利を認めるべきだ」と早速注文をつけた。イランの核開発政策はハメネイ師の専権事項で大統領の判断で政策変更することはできないという事情もあり、大幅な姿勢転換を期待するのは難しい状況だ。(2013/06/16-07:57)

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6458チバQ:2013/06/16(日) 09:02:03
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013061602000113.html
イラン大統領に穏健派 ロウハニ師、強硬派破る
2013年6月16日 朝刊

 【イスタンブール(トルコ西部)=今村実】イラン大統領選で、内務省は十五日、保守穏健派で改革派の支持を得た最高安全保障委員会元事務局長のロウハニ師(64)が勝利したと発表した。ロイター通信が伝えた。穏健派大統領の誕生により、現職のアハマディネジャド大統領時代の強硬一辺倒に比べ、核交渉など外交姿勢が軟化する可能性がある。 

 ロイターによると、中間開票結果では、開票された約三千二百十八万票のうち、ロウハニ師は51%を獲得、二位の保守強硬派ガリバフ・テヘラン市長(51)の16%に大差をつけていた。開票率は70%を超えたとみられる。

 保守強硬派のジャリリ最高安全保障委員会事務局長(47)と保守派のレザイ元革命防衛隊司令官(58)が11%、保守強硬派のベラヤチ元外相(67)が6%と、いずれも伸び悩んだ。

 有権者の総数は約五千五百万人で、地元メディアによると、投票率は約80%(前回85%)に達するとの見方が出ている。

 選挙戦は当初、保守強硬派の候補らが先頭争いの軸とみられていた。だが、劣勢だったロウハニ師は穏健派に加え、徐々に改革派の支持層にまで浸透。終盤に唯一の改革派候補が出馬を辞退し、両派の候補一本化が実現したことで急伸した。

 ロウハニ師は、改革派ハタミ大統領時代(一九九七〜二〇〇五年)に、核交渉の責任者を務めた。

6459チバQ:2013/06/16(日) 09:05:41

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130616/mds13061601440001-n1.htm
【イラン大統領選】
強硬保守派に「ノー」 核交渉で方向転換も
2013.6.16 01:32 (1/2ページ)

大統領選に勝利したロウハニ師(ロイター)
 【イスタンブール=大内清】当初は強硬保守派が圧倒的に有利といわれたイラン大統領選で国民は、同派支配のもとで社会に広がった“息苦しさ”にノーを突きつけた。当選したロウハニ元最高安全保障委員会事務局長は、内政、外交両面で穏健な現実路線を主張。投票結果からは、核開発問題で米欧との関係改善を望む声が大きいことも鮮明となり、今後は核計画の全権を握る最高指導者ハメネイ師に方向転換を促す圧力として作用する可能性がある。

 イランで核開発は「国家としての正当な権利」だととらえられており、今後も核開発計画の放棄などは考えにくい。

 ただ、今回の選挙では、ジャリリ最高安全保障委員会事務局長を除くすべての候補が、国際社会による制裁が経済悪化の一因だとして、従来の強硬な交渉姿勢の見直しや対外関係改善の必要性に言及。特にロウハニ師は、2003年にハタミ政権が欧州諸国とウラン濃縮の関連活動停止に合意した際の交渉責任者だっただけに有権者の信頼を集めたとみられる。

 イランでは09年の前回選挙後、敗れたムサビ元首相やカルビ元国会議長らが自宅軟禁されるなど、改革派に対する抑圧が強まった。インターネット規制も強化されるなど政治的な自由がいっそう制限される中、国民には閉塞(へいそく)感も漂っていた。

 そんな中、ロウハニ師はムサビ氏らの解放を目指すと示唆するなど改革派に融和的な姿勢を強調し改革派を引きつけた。今回のロウハニ師当選が改革派の復調と国民の自由の拡大につながるとの期待は大きい。

 ただ、その一方で国会は現在、ハメネイ師に近い強硬保守派が多数派を握っており、ロウハニ師が過度に改革派寄りと見なされれば国会の攻撃対象となる恐れもある。

 ハメネイ師は15日、短文投稿サイト「ツイッター」で、「どの候補が勝ってもイスラム共和国体制への信認のあらわれだ」と述べ、自身を頂点とする現体制に揺らぎはないと強調した。ロウハニ師が政権基盤を固めるには、改革派支持層をつなぎ留めつつ、悪くはないとされるハメネイ師との関係を維持するバランス感覚が必要となる。

6460チバQ:2013/06/16(日) 09:06:20
http://mainichi.jp/select/news/20130616k0000m030105000c.html
イラン大統領選:「対話」市民の心つかむ ロウハニ師勝利
毎日新聞 2013年06月16日 01時32分(最終更新 06月16日 01時44分)

 【テヘラン田中龍士】イラン大統領選挙で15日、激戦を制したのは「対話」を信条とする保守穏健派のロウハニ師(64)だった。核開発問題を巡る交渉が停滞し、経済情勢も疲弊するなか、ロウハニ師が発した「欧米との緊張緩和が必要だ」とのメッセージが、閉塞(へいそく)感に包まれた市民の心をつかんだ。

 「プー、プーー!」。15日夜、大統領当選がテレビを通じて発表されるとテヘラン市内で車のクラクションが響き渡った。市民が当選を歓迎した。

 「外交問題を解決してみせる」。ロウハニ師が集会で支援者に再三述べた言葉だ。2003〜05年、最高安全保障委員会事務局長として核交渉の責任者を担い、柔軟な対話路線を推進した実績がある。当初は支援していなかった有権者も「他の候補を見渡すと、彼しかいない」と期待を寄せた。

 イランでは、高学歴の女性が増える一方で、女性の社会進出が進まない。「女性の居場所をつくろう」「もっと自由な社会を。何でも発言できる社会を」

 ロウハニ師の言葉の裏には、現体制下の厳しい社会環境への批判がにじむ。こうした姿勢が、広く支持を集めた。支援を表明した改革派だけでなく、変化を求める一般市民の心もつかんだ。

 保守穏健派の重鎮、ラフサンジャニ元大統領の支援が選挙戦を最後まで後押しした。一方で、1979年の革命後のイランでは保守本流の聖職者で、ラフサンジャニ師のライバルとも言われる最高指導者ハメネイ師との関係も悪くない。

 選挙では、ハメネイ師に近い保守強硬派と激戦を演じたが、新大統領として保守、改革ともにうまく渡り合うかもしれない。英国への留学経験があり、英語、フランス語、アラビア語を使いこなす。重要政策はハメネイ師が方針を決めるイランのなかで、外交関係の前進、自由な社会の実現が期待される。

6463チバQ:2013/06/16(日) 11:14:03
http://www.afpbb.com/article/politics/2950559/10914210?ctm_campaign=txt_topics
イラン大統領選、保守穏健派のロウハニ師が勝利
2013年06月16日 10:12 発信地:テヘラン/イラン
【6月16日 AFP】イラン大統領選は15日夜、保守穏健派で国際社会とのより建設的な関係構築を提唱するハサン・ロウハニ(Hassan Rowhani)元最高安全保障委員会事務局長(64)が圧勝し、8年間に及ぶ保守強硬派の政治に終止符を打った。

 イラン内務省の発表によると、ロウハニ師の得票数は1860万票で、得票率は50.68%。保守強硬派のモハマド・バケル・ガリバフ(Mohammad Baqer Qalibaf)テヘラン(Tehran)市長(607万票)、サイード・ジャリリ(Saeed Jalili)最高安全保障委員会事務局長(317万票)を大きく引き離した。投票率は72.7%だった。

 勝利後の初の声明でロウハニ師は、イランが持つ権利を認めるよう諸大国に求めた。イランの核開発を念頭に置いたものとみられる。

 唯一の改革派候補だったモハマド・レザ・アレフ(Mohammad Reza Aref)元第1副大統領が11日、改革派のモハマド・ハタミ(Mohammad Khatami)前大統領の要請を受け入れて大統領選からの撤退を表明し、ロウハニ師の支持に回ったことで、穏健派と改革派の票がロウハニ師に集まった。

 2009年の前回大統領選では、保守強硬派のマフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領の当選に抗議する市民が大規模なデモを展開し、当局の鎮圧で死者を出す事態となった。2期8年の任期を務めたアフマディネジャド大統領は憲法の規定により今回の大統領選には出馬できなかった。

■経済制裁の解除を目指すと公約

 ロウハニ師はハタミ前政権で核開発問題をめぐる交渉の責任者を務めた人物で、当時のイラン政府は2003年にウラン濃縮活動の停止を約束した。しかしアフマディネジャド氏が大統領に就任した2005年にイランは核開発計画を再開。欧米が核兵器開発が目的ではないかと疑念を強める中、イランは諸大国との対立を深めていった。

 欧米による経済制裁で、イラン経済の根幹である石油産業と銀行業は大打撃を受けた。インフレ率は30%を超え、通貨リアルの価値は70%近く下落。失業率も上がり続けており、有権者の関心は経済に集まっていた。

 選挙戦でロウハニ師は、経済制裁の解除を目指すと公約。核開発計画において諸大国の要求に「屈することはない」と述べつつ、より建設的で、対決姿勢を抑えた態度で交渉に臨むことを約束し、1979年の米大使館人質事件で国交を断絶して以来宿敵と化した米国との関係改善を掲げた。

 また、穏健派のアリ・アクバル・ハシェミ・ラフサンジャニ(Ali Akbar Hashemi Rafsanjani)元大統領との密接な繋がりを強調する一方、重要政策に関して最終決定権を持つ最高指導者アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師との関係性も強くアピール。「女性に対する差別はもはや容認できない」とも主張した。

 ロウハニ師は、公式発表によれば英スコットランド(Scotland)のグラスゴー・カレドニアン大学(Glasgow Caledonian University)で法学の博士号を取得。結婚し、4人の子供がいる。(c)AFP/Farhad POULADI

6464チバQ:2013/06/16(日) 11:14:33
http://www.afpbb.com/article/politics/2950463/10910004
ノルウェーが徴兵を女性にも拡大、欧州で唯一 2015年にも実施
2013年06月15日 13:44 発信地:オスロ/ノルウェー
【6月15日 AFP】ノルウェー議会は14日、徴兵対象を女性にも拡大する法案の審議を行い、大半の政党がこれに合意した。これを受け、同国は欧州で唯一、平時に女性を徴兵する国になる見通しになった。

 中道左派政権が「性的に中立な」軍にするためとして議会に提出したこの法案には、議席を持つ政党のうち小規模政党のキリスト教民主党を除くすべての党が賛成した。採決の日程は未定だが、法案は大差で可決される見通しだ。

 国防省の提案内容からすると、ノルウェーでは1年間の徴兵義務が、おそらく2015年から、女性にも拡大されるとみられる。国防省報道官は法案について「(可決・施行されれば)ノルウェーは、平時に女性も徴兵する欧州初の国になる」と述べた。

 法案は男女平等と軍内部における能力の多様化に向けた一歩とみられており、徴集兵の不足によるものではない。徴兵対象となる国民は約6万人いるが、実際に徴兵されるのは年間8000〜1万人にとどまっている。徴集兵は心理検査と身体検査の結果、および兵役に就く意欲を評価して選ばれる。

 ノルウェーは1976年から自ら志願する女性に兵役に就くことを認めている。現在は軍に入る兵士の約1割が女性だ。ノルウェー国防省は「性的に中立な兵役」という方針を採用する前から、軍における女性の割合を2020年までに20%に引き上げる計画だった 。

 欧州の多くの国ではここ数年、ノルウェーとは逆に、徴兵ではなく職業軍人を採用して軍を組織する制度に移行する動きがみられている。欧州以外ではイスラエルなど数か国で女性を対象にした徴兵が行われている。(c)AFP

6465チバQ:2013/06/16(日) 11:17:08
2450 名前:チバQ 投稿日: 2013/06/16(日) 11:16:20
http://www.afpbb.com/article/politics/2950538/10911249
トルコ反政府デモの中心的団体、ゲジ公園からの退去を拒否
2013年06月15日 19:35 発信地:イスタンブール/トルコ
【6月15日 AFP】トルコ反政府デモの中心的な団体であるタクシム連帯(Taksim Solidarity)は15日、イスタンブール(Istanbul)市内のゲジ公園(Gezi Park)からの退去を拒否するという声明を出した。

 レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相は前日の14日、反政府デモの引き金となったゲジ公園の再開発計画の合法性について裁判所の判断が出るまで、工事を一時見合わせるという妥協案を抗議行動が始まってから初めて示し、デモ隊にゲジ公園からの退去を呼びかけていた。

 タクシム連帯はゲジ公園に泊まり込んでいるデモ参加者らと徹夜で協議した上で、「わが国で不正義、不公正が起きている中、われわれは抵抗を続ける」などとする声明を発表した。これにより政府とデモ隊の間の緊張はいっそう高まるとみられる。(c)AFP/Michelle FITZPATRICK


http://sankei.jp.msn.com/world/news/130616/mds13061609380004-n1.htm
警官隊が公園デモ隊を強制排除 トルコ
2013.6.16 09:30

中心部のゲジ公園付近ではデモ隊が警官隊に花火を撃ち込んで抵抗を続けた=15日、トルコ・イスタンブール(大内清撮影)
 【イスタンブール=大内清】トルコで続いている反政府デモで、同国治安当局は15日夜、デモ隊が占拠していた最大都市イスタンブール中心部ゲジ公園に警官隊を投入し、デモ参加者数千人を強制排除した。

 エルドアン首相はこの約2時間前、首都アンカラで開かれたイスラム系与党・公正発展党(AKP)の集会で演説、16日に予定されるイスタンブールでのAKPの集会までにデモ隊が公園を明け渡さなければ、強行突入に踏み切ると警告していた。

 公園に踏み込んだ警官隊は、放水したり催涙弾を撃ち込んだりしながら公園内にとどまっていたデモ参加者らを排除。若者中心のデモ隊側は大部分が大きな抵抗もなく公園から退去したが、一部は花火を警官隊に向けて撃ち込むなど小競り合いも起きた。

 その後もデモ隊は公園付近の路上で「エルドアンは独裁者!」などのスローガンを叫んで警官隊と対峙、周辺には16日未明まで断続的に催涙弾の発射音が響いた。

 ゲジ公園は当局が進めている再開発計画の対象地区。この計画に反対する環境保護活動家らが5月末に強制排除されたことをきっかけに、世俗的な若者らによる大規模な反政府デモが拡大していった経緯がある。一連のデモではこれまでに4人が死亡、約7500人の負傷者が出ている。

6466チバQ:2013/06/16(日) 11:22:39
http://www.cnn.co.jp/tech/35033421.html
ネコが市長選に出馬? 「ネズミどもにうんざり」 メキシコ
2013.06.14 Fri posted at 12:50 JST

(CNN) 市長選を控えるメキシコ東部ハラパ市で、ネコが「ネズミどもにはもううんざりだ」とのスローガンを掲げて出馬表明し、話題となっている。

黒と白の雄ネコで名前はモリス。インターネット上で熱い支持を集め、フェイスブックのモリスのページは10万を超える「いいね!」を獲得している。

地元で腐敗した政治家らのことを「ネズミ」と呼ぶこともあり、モリス人気は幅広い不満を反映しているとも言える。

しかし、7月7日に実施される市長選の正式な投票用紙にモリスの名前は記載されない。

地元のメディアで取り上げられたのをきっかけに、メキシコに留まらず世界のメディアの注目を集めるに至った。

モリスは独自のウェブサイトを開設し、しゃれた宣伝ビデオも公開。肖像画は赤色と青色で、2008年の米大統領選で使用されたオバマ米大統領の肖像画にそっくりだ。

「あまりに多くのネズミが潜んでいる以上、秩序をもたらすことができるのはネコだけだ」と、フェイスブックのモリスのページには記載されている。

6467チバQ:2013/06/16(日) 19:11:04
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130616/k10015341901000.html
イラン ロウハニ氏が勝利も課題は山積
6月16日 18時35分イランの大統領選挙は、欧米との関係改善などを訴えたロウハニ氏が勝利し、イランでは歓迎ムードが広がっていますが、国際社会が懸念する核開発問題の解決や、国内での保守強硬派の抵抗など内外に課題が山積しています。

14日に投票が行われたイラン大統領選挙は、改革派や穏健派の支持を受けたロウハニ氏が保守強硬派の候補を抑え、過半数の票を獲得して圧勝しました。
イランでは、現地通貨リアルの価値が上昇しはじめるなど、欧米との関係改善を目指すロウハニ氏ならば経済制裁の緩和を実現できるのではという期待感が広がっています。ただ、イランの国政の実権は最高指導者ハメネイ師が握っており、議会もハメネイ師の影響下にあり、欧米との妥協を拒む保守強硬派が圧倒的な多数を占めています。
このため、ロウハニ氏が欧米との対立の原因となっている核開発問題や対米関係などの重要課題で大きな路線変更を打ち出すのは困難とみられています。
ロウハニ氏は、アフマディネジャド大統領の任期が終わる8月上旬に、次の大統領に就任する予定で、17日に今後の政策方針などについて記者会見することにしていますが、欧米との対立や予想される保守強硬派の抵抗など内外に課題が山積しています。
ロウハニ氏の路線とは
ロウハニ氏は選挙戦で、アフマディネジャド政権の強硬路線を厳しく非難し、制裁によって疲弊した国内経済の立て直しのため、欧米諸国との関係改善に向けた対話路線を示してきました。
核開発問題では、基本的に平和目的のウラン濃縮活動はイランの権利であるとする姿勢に大きな変わりはありません。ただ、ロウハニ氏は、改革派のハタミ政権時代に欧米側との核交渉の責任者を務め、当時、ウラン濃縮活動の停止に合意するなど柔軟な姿勢も見せています。
核開発問題を避けては欧米との関係改善は難しいだけに、今後、交渉を通じて何らかの妥協点を模索する動きが見られるのか注目されます。
アフマディネジャド大統領の終えん
2005年に就任し、8年間にわたって保守強硬派の大統領として欧米との対決路線を鮮明にしてきたアフマディネジャド大統領。豊富なオイルマネーを背景にしたばらまきとも言える経済政策で低所得者層を中心に人気を誇ってきました。
しかし、イスラエルなどに対する強硬発言が国際社会の不信感を招き、平和目的だとして推進した核開発への圧力は、年を追うごとに強まっていきました。
欧米諸国は、去年、イラン経済の生命線とも言える原油の禁輸措置など経済制裁の大幅な強化に踏み切り、イランでは物価が1年余り前と比べて2倍以上に上昇するなど、経済的な混乱が市民生活を直撃しました。
今月に入ってからは、治安機関の監視が厳しいイランでは異例ともいえる数千人規模の反政府デモも起きるなど、国民の不満や閉塞感が高まっていました。
「選挙結果に惑わされない」
イランの核開発問題などを巡り敵対するイスラエルのネタニヤフ首相は16日の閣議で、「イランの核開発を指揮しているのは最高指導者のハメネイ師だ。私たちは選挙結果には惑わされない」と述べ、イランが新たな大統領の下で、歩み寄りをみせることには懐疑的な見方を示しました。
そのうえで、「国際社会は希望的観測を持たず、イランの核開発を阻止するために圧力を弱めてはならない」と述べ、国際社会に対してイランへの制裁などを続けていくよう求めました。

6468チバQ:2013/06/16(日) 19:22:48
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130616-OYT1T00272.htm?from=ylist
若者、ギリギリの抵抗…快さいのイラン大統領選



テヘランで14日、大統領選に投票するロハニ氏(AP) 【テヘラン=酒井圭吾】14日投票のイラン大統領選は、改革派の支持を一手に集めた穏健派のロハニ元核交渉責任者(64)が、保守派の体制が後押しする対外強硬派の候補を抑えて当選した。

 予想外のロハニ氏勝利を支えたのは、核開発に対する米欧の制裁下で体制への不満を募らせていた若者たちとみられる。

 テヘラン北部タジュリシュ地区のカフェには、15日午後、改革派を支持する20〜30歳代の男女約20人が集まり、ロハニ氏の快進撃に、同氏の写真を掲げて歓声を上げた。互いに面識はなかったが、インターネットを通じ「ロハニ応援団」になったという。無職レイラズさん(27)は、「路上で抗議する必要はない。政府は票の重みを、国民の怒りを思い知ったはずだ」と話した。

 あるイラン人女性(31)は、交流サイト「フェイスブック」に「信じられない。体全体の毛穴が開いた」と書き込み、50人以上から「いいね」の反応を得た。イスラム革命を主導した前最高指導者ホメイニ師の孫エシュロギ氏は、「信じられない勝利だ」とネット上で発言、政府が開票で不正を働くことに警戒を呼びかけた。

 ロハニ氏に集まった熱狂は、候補本人への賛同というより、弾圧で反対活動を封じ込められた若者たちが、投票という合法的な手段で「体制への不満」を訴えたものだ。有力候補とされたジャリリ国家安全保障最高会議書記(47)らがアフマディネジャド大統領がとった対外強硬路線の継続をうたう中、ロハニ氏による「世界との調和を築く」という主張に同調することは、体制が容認するギリギリの抵抗だった。

(2013年6月16日12時45分 読売新聞)

6469チバQ:2013/06/16(日) 19:25:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013061500315
マンデラ氏の様子は「良好」=南アフリカ
 【クヌ(南アフリカ)AFP=時事】南アフリカのマンデラ元大統領(94)の孫、マンドラ・マンデラ氏は15日、プレトリアで入院中の祖父を見舞った際の印象について「良好なように見えた。間もなく良くなるのではないかと希望を抱いた」と語った。マンデラ氏の故郷として知られる南ア東部の村クヌで明らかにした。(2013/06/15-23:05)

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6471チバQ:2013/06/16(日) 21:16:21
http://www.afpbb.com/article/politics/2950647/10914988?ctm_campaign=txt_topics
イラン大統領選のロウハニ師勝利、各国は慎重ながら歓迎
2013年06月16日 20:10 発信地:テヘラン/イラン
【6月16日 AFP】14日投票のイラン大統領選で保守穏健派のハサン・ロウハニ(Hassan Rowhani)元最高安全保障委員会事務局長(64)が勝利したことを受け、大勢の市民が街頭に出てロウハニ師の勝利を喜んだ。

 ロウハニ師の勝利が伝えられて8年間に及んだ保守強硬派政権の終結が確定した15日、イランの首都テヘラン(Tehran)では数万人が街頭に繰り出し、同師の肖像写真を掲げて改革を支持するスローガンを叫んだ。

 群衆の多くはロウハニ師の選挙運動のシンボルカラーだった紫色や、改革派を象徴する緑色の衣服や装飾品などを身に着けていた。ロウハニ師のポスターを掲げ、緑色のリストバンドを着けていたアシュカン(Ashkan)さんという男性(31)は、「イランに再び希望が生まれたので今夜はうれしい」と語った。

■慎重ながら好意的な反応

 西側諸国はロウハニ師の勝利に慎重ながら好意的な反応を示している。米政府は、大統領選の結果を受けて核問題をめぐってイランに直接関与していく用意があると述べ、「イラン核開発に関する国際社会の懸念に全面的に対応した外交的解決」を目指すと発表した。

 国連(UN)の潘基文(バン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長はメッセージでロウハニ師への祝意を表するとともに高投票率が伝えられたことを歓迎し、イランに対して国際社会の問題で「建設的役割」を担うよう促した。

 欧州連合(EU)のキャサリン・アシュトン(Catherine Ashton)外交安全保障上級代表は声明で、核問題の「速やかな外交的解決」に向けてロウハニ師と連携していく考えを示した。アシュトン氏は、核問題をめぐる国連安保理常任理事国にドイツを加えた6か国とイランの協議で、6か国側の代表を務めている。
 
 フランスのローラン・ファビウス(Laurent Fabius)外相は、仏政府がロウハニ師と「(核問題に)取り組む用意がある」と述べた。また、英国はイランに対して「別の道筋」に進路を定めるよう求めた。

 ただイスラエルは、イランの核開発政策を決定したのは最高指導者アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師であり、大統領ではないと指摘。イスラエル外務省は「選挙後のイランは引き続き、核やテロの分野における行動によって判断されるだろう」と警戒を緩めない考えを示した。

 ドイツのギド・ウェスターウェレ(Guido Westerwelle)外相は、改革や「建設的外交政策」を求める投票だったとして選挙結果を歓迎。シリア反体制派の統一組織「シリア国民連合(Syrian National Coalition)」はロウハニ師に対し、バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)シリア大統領への支持を見直すよう呼びかけた。(c)AFP/Farhad POULADI

6472チバQ:2013/06/18(火) 00:22:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130617/amr13061719450007-n1.htm
反米左派コレア政権、メディアへの規制強化 野党は反発 南米エクアドル
2013.6.17 19:38 (1/2ページ)

2月に行われたエクアドル大統領選で投票するコレア氏(ロイター=共同)
 【ニューヨーク=黒沢潤】南米エクアドルの反米左派コレア大統領が、政権に批判的なメディアとの対決姿勢を強めている。これまでに複数のジャーナリストを名誉毀損(きそん)にあたるとして提訴、14日には包括的なメディア規制法を成立させた。今年初めに3選を果たした大統領は、同法の施行により政権基盤を盤石にしたい考えだが、野党は強く反発している。

 119の条文からなるメディア規制法は、民間大手のテレビ局とラジオ局を規制することが柱。これらに対し、7割以上の周波数を割り当ててきた現状を見直し、民間大手に33%、政府系メディアに33%、地方メディアに34%割り当てる。

 ロイター通信によれば、メディア規制法はベネズエラの反米左翼、チャベス前政権時代のメディア規制法に類似しているという。各局とも1時間の政府番組枠を設けることが義務付けられ、大統領が臨時アナウンスを行う場合、放送中の番組を中断しなければならない。

 法律に違反した場合、罰金が科せられ、「公の場での謝罪」も強制される。

 規制法成立には野党陣営やメディアが猛反発している。野党有力議員のアンドレス・パエツ氏は「『言論の自由』に死亡証明書が出されたようなものだ。わが国はファシスト体制への道を突き進んでいる」と批判する。ラジオ局アマゾナスの幹部も「エクアドル国民が30年、40年かけて培ってきたものが破壊されようとしている」と危機感を表明した。

 コレア大統領は2011年、主要紙ウニベルソが自身を「独裁者」と批判する記事を掲載したとして、同紙記者ら4人を相手取り、罰金支払いと禁錮を求める訴えを起こした。コレア派が牛耳る裁判所は、4人に4千万ドル(当時約32億円)を払うよう命じたほか、禁錮3年を言い渡した。大統領は国際社会から非難されたため、4人に恩赦を与えたが、政権を批判するジャーナリストへの攻撃は続いている。

 コレア氏は全輸出額の57%を占める原油輸出で得た豊富な資金を元手に貧困層にチャベス氏ばりの“バラマキ”を実施しており、国民からの人気は高い。

6473チバQ:2013/06/18(火) 00:23:22
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130617/erp13061709490002-n1.htm
チェコ首相が辞意表明 妻監視で側近訴追
2013.6.17 09:47

16日、チェコ・プラハで辞意を表明する同国のネチャス首相(ロイター)
 チェコのネチャス首相は16日、側近の首相府官房長らが軍情報局に首相の妻を監視させ、権力を乱用したなどとして訴追されたことを受け、17日に辞任すると表明した。ロイター通信などが伝えた。首相は妻との離婚を申し立てている。

 首相は自らが所属する与党の市民民主党から次期首相を擁立し、新内閣を樹立する意向を示した。ただ、地元メディアによると、連立与党3党は定数の半数を1議席上回る101議席しかなく、首相側近らの訴追で与党内に反発が出て政局が混乱する可能性がある。

 チェコ当局は14日、権力乱用などで、女性のヤナ・ナジョバー首相府官房長や軍情報局のトップらを訴追した。

 当局は、汚職などで市民民主党の元幹部や元農相らも訴追。首相府や銀行などの家宅捜索では、約5億6500万円以上の現金や金数十キロが押収されており、首相の進退が取りざたされていた。(共同)

6474チバQ:2013/06/18(火) 00:24:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130617/mds13061700140000-n1.htm
最高幹部の死亡確認 マグレブのアルカーイダ
2013.6.17 00:13
 モーリタニアのヌアクショット通信によると、国際テロ組織アルカーイダ系勢力「イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ組織」(AQMI)は16日までに声明を出し、最高幹部の一人アブゼイド司令官がマリでのフランス軍との戦闘で死亡したことを確認した。

 フランスは3月、マリ北部で2月末に起きたフランス軍との戦闘でアブゼイド司令官が死亡したと発表したが、AQMIはこれまで確認していなかった。

 AQMIは、アルジェリア人質事件の首謀者とされるベルモフタール司令官が昨年末まで属していた組織。ベルモフタール司令官については、チャド軍が3月に殺害を発表したが確認されておらず、ニジェールで5月に起きたテロで同司令官を名乗る人物が犯行を認めている。(共同)

6475チバQ:2013/06/18(火) 00:24:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130616/mds13061622430012-n1.htm
対立点浮き彫り 深まる溝 デモ隊強制排除
2013.6.16 22:37 [政変・反政府デモ]

タクシム広場の入り口付近で、反政府デモ隊に催涙弾を発射し水を浴びせる警官隊=15日夜、イスタンブール(共同)
 【イスタンブール=大内清】トルコの最大都市イスタンブールの大規模デモで、エルドアン首相はデモ隊の強制排除に踏み切った。だが、デモ隊が批判した首相の強権手法やイスラム志向など、国のあり方をめぐる対立点が浮き彫りになり、溝はいっそう深まった形だ。

 「首相はわれわれに耳を傾けなかった」。大学生のアリーさん(24)は強制排除から一夜明けた16日、いらだちをぶちまけた。

 デモは5月末、イスタンブールのゲジ公園の再開発計画に反対する活動家らが警察に排除されたのを機に拡大した。参加者らは、報道機関への統制や、“国是”である世俗主義とは食い違うアルコール販売規制などを進める政権の体質を批判。再開発問題は発火点に過ぎなかったのが実情だ。

 にもかかわらず、エルドアン首相は同計画の可否に関する住民投票を提案し、争点を再開発問題に矮(わい)小(しょう)化する戦術に出た。

 トルコでは、各種選挙が行われれば、経済政策の面で世俗派の支持も取り込んできたイスラム系与党・公正発展党(AKP)が有利だとの見方がある。

 加えて首相には、仮に住民投票で再開発計画が頓挫したとしても、デモ隊と対立し続けて同国に根を張る世俗主義勢力を刺激するよりは得策−との判断があったとみられる。

 デモ参加者や支持した市民には「問題は何も解決していない」との不満が残る。デモが一時的なガス抜きにはなっても、AKPへの疑念はくすぶっている。

6476チバQ:2013/06/18(火) 00:28:07
http://mainichi.jp/select/news/20130618k0000m030072000c.html
トルコ:反政権デモで500人拘束か
毎日新聞 2013年06月17日 21時23分(最終更新 06月17日 23時17分)


警察の放水に対し、投石するデモ参加者=2013年6月16日、AP 【イスタンブール大治朋子】トルコの最大都市イスタンブールを中心に拡大した反政権デモで、地元の弁護士協会は17日、イスタンブールでの16日のデモ隊と警官隊の衝突で441人が警察に拘束されたと明らかにした。首都アンカラでも56人が拘束されたという。ロイター通信が伝えた。イスタンブールでは17日、全国組織の大手2労組が警察の強制排除などに抗議して24時間ストライキを決行。デモ鎮圧に対する反発が強まっている。

 AP通信によると、ギュレル内務相は17日、「ストライキは違法で、公的機関の職員らは参加しないように。さもなければ法的措置を受けることになる」などと警告、ストへの参加を見送るよう強く求めた。

6477チバQ:2013/06/18(火) 00:29:23
http://mainichi.jp/select/news/20130618k0000m030070000c.html
イラン:大統領当選のロウハニ師、外交関係改善に意欲
毎日新聞 2013年06月17日 21時21分(最終更新 06月17日 23時57分)

 【テヘラン田中龍士】イランの次期大統領への就任が決まった保守穏健派のロウハニ師(64)は17日、テヘラン市内で当選後初めて記者会見し、「国際社会との建設的な関係を追求する」と表明した。核開発を巡る欧米との交渉はアフマディネジャド政権で停滞しており、ロウハニ師は外交関係を改善するとした公約実現に努める姿勢を示した。

 ロウハニ師はまた、「核計画についてより透明性を示す用意がある」と述べたが、核兵器の製造につながる恐れがあるとして欧米諸国が求めるウラン濃縮停止には応じる考えがないことを明らかにした。イランに対する欧米の制裁についても「不公平で不正義だ。制裁は解決につながらない」と反発し、解除を求めた。

 内戦が続くシリア情勢に関しては「シリア国民によって解決されるべきだ。テロや内戦、他国の介入には反対だ」と述べ、反体制派を支援する欧米をけん制した。選挙の争点となった経済立て直しについては「国民との間の約束を忘れてはいない。経済復興に全力を尽くす」と語った。

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6478チバQ:2013/06/18(火) 00:30:55
http://mainichi.jp/select/news/20130617ddm007030006000c.html
ナイル川:水争い、激化 上流エチオピア、ダム計画 エジプト大統領「血流す覚悟」
毎日新聞 2013年06月17日 東京朝刊

 【カイロ秋山信一】エチオピアがナイル川上流で計画中のダム建設を巡って、下流域にあるエジプトが「水利権が侵される恐れがある」と反発を強めている。エジプトのモルシ大統領が強硬姿勢を示す中、野党指導者がエチオピアの内政に干渉すべきだと発言したことでさらに騒動が拡大。「ナイルのたまもの」と呼ばれるエジプトにとって、水需要の9割以上を賄うナイルの水利権は死活問題で、川の上下流で対立が続いている。

 「ナイルの一滴を守るためなら血を流す覚悟がある」。今月10日、カイロで開かれた大統領府主催の会合で演説したモルシ大統領はこう強調した。「対話による解決が望ましい」と述べながらも、強硬手段に訴える可能性をちらつかせた。

 問題となっているダムは、スーダン国境に近いエチオピア西部で計画中の「大エチオピア・ルネサンスダム」。発電用ダムで総工費は40億ドル(約4000億円)以上で、2017年の完成を目指している。

 エチオピアは5月下旬にはダム建設に必要な川の迂回(うかい)路の建設を始めた。予定地はナイル川の二つの源流の一つ、青ナイル上流にあたることからダム建設に同意していないエジプトやスーダンは「水量が減る恐れがある」などと反発した。

 モルシ大統領は6月3日、ダム問題を協議するため、野党も含めた政党指導者による会議を招集。その場で、「エチオピアの内政に干渉するため、情報機関の特別チームを送るべきだ」「(エチオピアを攻撃する)戦闘機を購入するという情報を流すことも有効だ」。野党指導者からも過激な提案が相次いだ。

 ところが、この会議はテレビで生中継されていた。大統領側から生中継だと知らされていなかった野党指導者は「本音」をさらしてしまった形で、発言をテレビで知ったエチオピアが反発。AP通信によると、エチオピア政府の報道官は4日、「エチオピアの発展を逆戻りさせようとたくらむエジプト人がいるようだが、そのような計画は決して成功しない」と不快感を示した。エジプト政府は翌5日に「尊敬と友情に基づく関係を続けたい」との声明を発表し、火消しに努めた。

6479チバQ:2013/06/18(火) 00:35:52
http://mainichi.jp/select/news/20130617ddm007030077000c.html
選択:イラン大統領選 ロウハニ師支持者、街へ 変化の期待、大歓声
毎日新聞 2013年06月17日 東京朝刊

 【テヘラン田中龍士】イラン大統領選挙で保守穏健派のロウハニ師(64)が勝利した15日夜から16日未明にかけ、首都テヘランの各所にはロウハニ師の写真を掲げる支持者が集まり踊りや合唱でお祭り騒ぎとなった。経済の疲弊を招いたアフマディネジャド政権への批判や変化への期待とともに「肝心なのはこれから」と現実的な声も聞かれた。

 テヘラン最大の目抜き通り「バリエ・アスル」は、当選の一報直後の午後9時ごろには大渋滞。クラクションが響くなか、歩行者は行き交うドライバーらと手を打ち合わせて喜びを示した。

 中心部バナク広場の車道は人であふれた。「アフマディ(ネジャド大統領)、バイバイ!」「政治犯、釈放!」。皆、政権批判を叫ぶ。

 普段なら大規模集会は取り締まり対象だが、大音量で音楽を流す車の周りではディスコ会場さながらに若者が踊り狂った。抑圧された感情を爆発させているようにも見える。

 弁護士の男性(26)は「必ず新しい時代が来る。外交も経済も改善するよ」と興奮気味だ。一方、友人と雄たけびを上げる男性(33)は「何も変わらないんじゃないの」と人さし指を天に向けた。

 パトカー1台が、群衆の間をかき分けるようにゆっくり走り、「家に帰りなさい」とスピーカーで促すと、人々はブーイングを浴びせた。その様子を見ていた白髪の男性(64)は「大事なのはこれからだ」とつぶやいた。

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6480チバQ:2013/06/18(火) 19:26:50
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201306/2013061800029
印首相、5度目の内閣改造=鉄道相にカルゲ前労働相
 【ニューデリー時事】インドのシン首相は17日、2期目で5度目となる内閣改造を行い、鉄道相にカルゲ前労働・雇用相を任命した。鉄道相はこの4年間で6人目。2014年に予定される総選挙に向けて陣容を整えるのが目的で、日本が推進する新幹線システム輸出への影響はないとみられる。
 このほか、最大与党国民会議派のソニア・ガンジー総裁の信任が厚いとされるフェルナンデス氏が道路交通・高速道路相に就任するなどした。
 日印両政府は5月、ムンバイ−アーメダバード間の高速鉄道計画に関する調査に共同出資することで合意。新幹線システムの輸出に向けて前進した。(2013/06/18-01:26)

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6481チバQ:2013/06/18(火) 19:36:48
http://www.afpbb.com/article/politics/2951048/10923538?ctm_campaign=txt_topics
イラン次期大統領、ウラン濃縮継続も核交渉には前向き
2013年06月18日 07:27 発信地:テヘラン/イラン
【6月18日 AFP】14日のイラン大統領選で勝利した保守穏健派のハサン・ロウハニ(Hassan Rowhani)元最高安全保障委員会事務局長(64)は17日、当選後初の記者会見を開き、核開発は継続するが、国際社会の懸念を和らげるよう透明性を高めると約束した。

 イランは核兵器開発疑惑をめぐり欧米から制裁を受けて経済が困窮している。国民の中には、保守穏健派のロウハニ師が制裁解除を目指すことを期待して同師の支持に回った人も多い。

 ロウハニ師は改革派のモハマド・ハタミ(Mohammad Khatami)前大統領時代の2003〜05年に核交渉の責任者を務めた人物で、当時のイラン政府はウラン濃縮活動の停止を受け入れた。だが現時点でウラン濃縮を停止するつもりはないと明言した。

 ロウハニ師はまた、イランの石油産業と銀行取引を狙った欧米の経済制裁は不当だと語る一方、核問題を解決するために核開発計画の透明性を高めると約束した。ロウハニ師は「(イランの)活動が国際社会のルールの枠内で行われていることを示すため透明性を高めていく。より積極的に交渉に臨んでいく」と述べた。(c)AFP/Mohammad DAVARI

6482チバQ:2013/06/18(火) 19:38:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130618/amr13061812380005-n1.htm
ブラジルで20万人デモ コンフェデ、W杯に反発 市民ら「国費の無駄遣い」
2013.6.18 12:34

17日、ブラジルの首都ブラジリアで、国会前に集まるデモ参加者(AP)
 サッカー日本代表も参加しているコンフェデレーションズカップ開催中のブラジルで17日、コンフェデ杯や来年のワールドカップ(W杯)開催に伴う国費の無駄遣い是正などを求めるデモが行われた。

 ロイター通信などによると、首都ブラジリアなど10都市以上で市民計約20万人が参加、過去20年間で最大規模のデモとなった。

 月末まで続くコンフェデ杯の大会運営を危ぶむ声も強まっており、W杯や2016年のリオデジャネイロ五輪を控えるルセフ政権は治安対策強化が急務。市民の不満の根源は食料品価格の高騰で、インフレへの早急な対策も迫られている。

 デモは17日深夜にはほぼ収束したが、地元メディアによると、ブラジリアや第2の都市リオデジャネイロでは、暴徒化した少数の参加者が18日未明まで議会に立てこもるなど抗議を続けた。(共同)

6483チバQ:2013/06/18(火) 19:39:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130618/erp13061814080007-n1.htm
ロシア 激化するガス業界の内紛
2013.6.18 14:06 (1/2ページ)[ロシア]

モスクワのクレムリンで、訪露した安倍首相(後列左)、ロシアのプーチン大統領(同右)の前で、日本の企業幹部と握手を交わすロスネフチのセチン社長(右)=4月29日(AP)
 ロシアの天然ガス業界が揺れている。国営ガスプロムが輸出を独占する状況に、プーチン大統領の側近らが率いる企業群がLNG(液化天然ガス)の輸出自由化を要求。シェールガスの世界的な開発拡大でロシア産ガスが劣勢に置かれるなか、大統領も自由化検討を指示した。しかしLNG市場はすでに競争が過熱しており、ロシアがシェアを奪える保証はない。

 「市場を完全に奪われる危険がある」。今年2月、プーチン大統領は政府や企業関係者らを集めた会合で、LNG市場の動向に危機感をあらわにした。

 ロシアは天然ガス埋蔵量で世界首位。しかしLNG市場シェアは3・6%と低迷する。ガス液化技術の立ち遅れなどが原因だが、世界的なガス生産量増大で、ロシアは主力の欧州市場を奪われつつある。ロシアはパイプラインに頼らず輸出先を需要に応じて変更できるLNG生産の強化が必要とされるが、規制でガスプロム1社がガス輸出を独占するなか、取り組みは遅れている。

 そのため大統領は「LNGの段階的な輸出規制緩和」の検討を指示。競争原理を働かせ、生産を加速させる狙いがあるとみられる。ガスプロムは資源を武器にしたロシアの「外交力」を支えてきたとされるが、その戦略にも狂いが生じてきた格好だ。

 輸出自由化を強く要求しているのが、プーチン氏の最側近とされる石油最大手国営ロスネフチのセチン社長だ。ロスネフチはガス市場への進出拡大を狙っており、会議でもセチン氏は「われわれは別の市場にガスを売る。ガスプロムに損害を与えない」などと主張した。

 ロスネフチはガスプロムの戦略策定部門の女性役員を自社に引き抜き、4月にはサハリンでのLNG生産設備建設構想を発表。サハリンにはガスプロムがLNG設備を所有するが、ロスネフチの計画は極東のガス供給体制に影響を及ぼすとみられる。

 プーチン氏の旧友とされる富豪、ティムチェンコ氏が共同保有する独立系ガス大手ノバテクも、ガスプロムの輸出独占に異を唱える。同社はロシア北部でLNG生産を計画しており、ロスネフチと同様にLNGの輸出自由化を求めている。

 5月27日のドイツ公共放送ドイチェ・ウェレ(電子版)によれば、ガスプロムは「海外市場でのロシアのガス会社間における競争の増大は、ガス価格と国家収入の低下を招く」などと反発している。しかしロシアのラジオ局エホ・モスクブイ(電子版)は6月3日、ノバテクの計画に海外企業が参画する方針を示していることを踏まえ「輸出が自由化される可能性は高まっている」と指摘した。

 ただロシア企業が主要輸出先とみなすアジア太平洋向けでは、すでにオーストラリアなどが多くのLNG生産計画を打ち出している。ロシア企業の計画は採算性などが不透明とされ、日本の専門家は「輸出が自由化されてもロシアは今後も厳しい状況に置かれる」とも指摘する。

6484チバQ:2013/06/18(火) 20:04:36
http://mainichi.jp/select/news/20130618ddm007030133000c.html
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G8サミット:英国・北アイルランド、初の開催 「和解は可能」英発信 テロ恐れる住民、今も
毎日新聞 2013年06月18日 東京朝刊


言葉や絵が描かれた分離壁を見学する観光客=ベルファストで2013年6月16日
拡大写真 17日からの主要8カ国首脳会議(G8サミット)は英国で6回目の開催だが、北アイルランドでは初めてとなる。1960年代から約30年間、プロテスタント、カトリック双方住民による血みどろのテロがあった場所を開催地に選んだ裏には、紛争地の和解実現が可能であることをアピールしたい英政府の思いが込められている。【ベルファスト(北アイルランド)で小倉孝保】

 ベルファスト市内にあるカトリック政党シン・フェイン党本部。建物の壁に長髪男性の大きな肖像画が描かれていた。男性はボビー・サンズ氏。武装組織アイルランド共和軍(IRA)メンバーで、1981年に刑務所で対英ハンガーストライキを続けた末、27歳で亡くなった闘士だ。肖像画の横にはこう書かれていた。「復讐(ふくしゅう)が子供たちの笑顔につながる」

 しかし、壁にある激しい言葉とは違い、通りを行くのは、買い物袋を提げた主婦やジョギングをする男性などごく普通の人々だ。

 しばらく歩くと、あちこちに高さ2〜3メートルのコンクリート壁があるのに気付く。プロテスタント、カトリック双方の住民を分ける壁である。衝突を避ける目的で60年代後半以降、順次建設された。

 かつては双方の住民が混在する地域も多かったが、今ではほぼ別々に暮らしている。プロテスタント地区には英国旗(ユニオンジャック)、カトリック地区にはアイルランド国旗がはためいているため、どの地区に入ったかはすぐにわかる。

 98年の和平合意以降、住民が分離壁に言葉や絵を描くようになった。平和を祝い、地域の発展を願うものだ。壁を見に来る観光客も多い。近くに住むトレーニングジム職員、アラン・スミスさん(36)は「テロは過去のもので、G8サミットが開かれることは自分たちの誇り」と語る。

 しかし、スミスさんによると、双方に過激な思想を持ったグループが残り、住民の中にはテロを怖がっている人が少なくないという。カトリックの友人も多いプロテスタントのスミスさんは「IRAの行為をテロだと思うが、カトリックの友人はIRAを誇りにしている。この問題は議論できない」と複雑な心の内を吐露する。

 かつて造船やリネン産業で栄えた北アイルランドだが、テロの影響もあり、大きな雇用を生み出す産業はなくなった。

. キャメロン首相は北アイルランドでのG8サミットについて、「10年前には考えられなかったことだ。和平のショーケースになる。各国首脳にはどれだけ安全になったかを知ってほしい」と語り、投資を呼びかけている。

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 ■ことば

 ◇北アイルランド
 アイルランド島の北東部(6州)を指す。アイルランドは1801年、全土が英国に併合されたが、20世紀に入ると民族主義が高まった。武力闘争を経てアイルランドは1937年に正式に独立したが、プロテスタント住民の多い北アイルランドは英国にとどまった。

 北アイルランドでは60年ごろから英国への帰属継続を求めるプロテスタント系住民と反対するカトリック系住民が対立し、双方の武装組織によるテロと英国治安組織の武力弾圧が続き、犠牲者は3400人を超えた。98年に和平で合意し、双方住民による自治政府が発足した。

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6485チバQ:2013/06/18(火) 20:07:11
http://mainichi.jp/select/news/20130618ddm007030138000c.html
オバマ米大統領:「若い力で和平定着」 英国・北アイルランドで訴え
毎日新聞 2013年06月18日 東京朝刊

 【スライゴ(アイルランド北部)白戸圭一】オバマ米大統領は17日、主要8カ国首脳会議に出席するため訪問中の英国・北アイルランドの最大都市ベルファストで若者に向けて演説し、北アイルランド和平の定着のために若い世代が力を尽くすよう訴えた。

 オバマ大統領は、自らの父親がケニア出身の黒人、母親が米国の白人だったことを念頭に「私の少年時代、両親の結婚は米国のいくつかの州で違法だった」と米国の人種差別の歴史に言及し、差別撤廃に尽力したのは米国の一般市民だったことを強調した。

 その上で「平和という言葉は指導者によって交渉されるが、平和の行く末を決めるのはみなさん次第だ」と述べ、若者に和解の重要性を訴えた。

6486チバQ:2013/06/18(火) 20:32:40
http://mainichi.jp/select/news/20130616ddm007030149000c.html
混迷トルコ:大規模デモの現場から/上 「90年世代」抑圧に反発 個人の自由、尊重求める
毎日新聞 2013年06月16日 東京朝刊


テントを貼って抗議活動を続ける若者たち。多くは所属する参加団体ごとに、シフト制で夜間の宿泊を交代しながら続けている=イスタンブール中心部のゲジ公園で、大治朋子撮影
拡大写真 「ライフスタイルにまで介入されたくない」。トルコの最大都市イスタンブール中心部のゲジ公園で反政権デモを取材していると、そんな若者らの言葉を頻繁に聞く。彼らが求めるのは「個人の自由」を尊重する社会だ。

 デモは5月27日、再開発計画により公園の樹木を伐採した行政当局に対し、環境保護を訴える市民が抗議する形で始まった。警官隊の強制排除を交流サイト「フェイスブック」などで知った若者ら数万人が駆けつけ、一部の環境保護運動をのみ込むように拡大。さらに世俗派の野党支持者や労組など既存の「反政府勢力」が後発的に加わった。

 だが、デモをここまで大規模にし、長期化させているのは若者だ。イスタンブール・ビルギ大学のアスラ・トゥンチュ教授(メディア学)によると、彼らの多くは1990年代に生まれた「90年世代」と呼ばれる若者層だという。「モニターに向かってソーシャルメディアばかりやっている、政治にも社会にも無関心な層と言われてきた。その彼らが初めて実社会で声を上げた。これは驚きを持って受け止められている」

 同大学が6月3、4両日に実施したオンライン世論調査によると、デモに参加した人の92%が最大の理由(複数回答)として、「エルドアン首相の権威主義的な態度」をあげた。酒の販売規制や人前でのキスの禁止、子供を3人以上作ることの推奨など、エルドアン首相の「イスラム的価値観の押し付け」への反感だという。

 だが、イスラム主義対世俗主義という構造に当てはめるだけでは、説明しきれない光景もある。

 デモが続くゲジ公園では、スカーフをかぶったイスラム教徒の女性らも、反政権を訴えている。彼らに通底するのは反イスラムではなく、「抑圧的な政権」への反発だ。

 エルドアン首相率いる与党「公正発展党」(AKP)は、緩やかなイスラム主義を掲げながら大胆な経済改革を断行。戦後最悪といわれた金融危機から経済を立て直し、過去10年で国内総生産(GDP)を約3倍に押し上げた。徹底したどぶ板選挙と貧困層への支援拡大で労働者層やイスラム保守層にも支持を広げ、3期連続の単独政権を成し遂げた。

 だが公園に集う学生の多くは、AKP支持層とは異なる世俗派の比較的裕福な家庭に育ち、おしゃれなファッションに身を包み、国際問題に関心を持ち、環境問題や表現の自由を訴える若者たちだ。軍事クーデターやトルコからの分離・独立を目指す少数民族クルド人分離主義者によるテロがあった80年代までを知らない。エルドアン政権の実現した安定社会に育ちながら、その「恩恵」を実感することもない。そんな90年世代の目には「エルドアン首相は自由を奪う脅威にしか見えない」(地元ジャーナリストのカドリ・ギュルサル氏)のだという。【イスタンブール大治朋子】

    ◇

 イスタンブールなどトルコ各地で続く反政権デモ。混迷を深めるトルコの現状を、デモの現場から報告する。

6487チバQ:2013/06/18(火) 20:34:16
http://mainichi.jp/select/news/20130617ddm007030062000c.html
混迷トルコ:大規模デモの現場から/中 首相は英雄か、独裁者か 「市民の声反映」割れる評価
毎日新聞 2013年06月17日 東京朝刊

 エルドアン首相(59)の生まれ育ったイスタンブール郊外のカスムパシャ地区。「この道は、彼が政治家になって舗装してくれた。失業者も減ったんだ」。電気店を営むトゥンジャイ・サムセクルさん(33)は、エルドアン首相を「英雄」と呼ぶ。地元商店街では支持派が圧倒的だ。

 そこから車で約10分。住宅街カプタン・パシャに、エルドアン氏が両親や、結婚後に妻子と暮らしたというアパートがある。貧困層の目立つ地区だ。95年まで20年間隣人だった元船員、フセイム・ウストゥンバシェさん(67)は若き日のエルドアン氏を覚えている。

 「彼は熱心なイスラム教徒で、両親も彼をイマーム(宗教指導者)にしたかったようです」。エルドアン氏は宗教指導者養成校に通いながら、配管工事などをしていた父親のアフメド氏を支え、近所でレモネードを売って家計を助けたという。

 政治活動を始めたのはマルマラ大学経済商学部への入学後。「よく鏡の前に立ち、表情を見ながら演説の練習をしていた」(ウストゥンバシェさん)。読書家で、家の中は「本でいっぱいだった」。

 エルドアン氏は1994年3月、イスタンブール市長に当選。2001年にイスラムの伝統を重んじた民主主義を掲げる公正発展党(AKP)を結成し、02年の総選挙で単独過半数を獲得。その後首相に就任し、3期連続の単独政権を率いる。

 選挙での強さの一つに「住民の声を聞く姿勢」があるといわれる。「近くに病院がない」「道路を整備して」。戸別訪問でかき集めた市民の声を政策に反映する実践主義で、汚職や不正の目立った過去の世俗派政権などとの違いを明確にした。

 だがその首相に対して、「市民の声を聞かない独裁者」との批判が高まっている。要因の一つが、政権による「報道抑制」だ。「政権や首相を批判した記者は投獄されてきた。政府と関係の強いメディア企業は自己規制に走るようになった」(トルコのメディア・人権保護団体「ビアネット」)。「国境なき記者団」の「報道の自由度指数」によると、トルコはエルドアン氏が首相となった03年は115位(対象166カ国)だったが、13年には154位(同179カ国)に転落した。

 エルドアン首相の姿勢には、地元でも批判がないわけではない。タクシー運転手の男性(47)が指摘した。「支持者は大事にするが、そうでない人は無視したり弾圧したりする。今回のデモは、声を聞いてもらえなかった人たちの抗議だと思う」【イスタンブール大治朋子】

6488チバQ:2013/06/18(火) 20:35:53

http://mainichi.jp/select/news/20130618ddm007030157000c.html
混迷トルコ:大規模デモの現場から/下 単独与党に権力集中 デモ参加者「少数派、配慮を」
毎日新聞 2013年06月18日 東京朝刊

 「お手本はトルコ」。中東諸国の穏健派イスラム主義政党にとり、エルドアン首相率いる与党、公正発展党(AKP)は目指すべきモデルとされた。イスラム的な価値観を重視しつつ、市場主義や世俗主義とも折り合っているとみられてきた。だが今回の大規模デモで、評価は揺らいだとの指摘がある。

 中東問題のオンラインメディア「アル・モニター」は、「イスラム主義と民主主義の両立の難しさを露呈した」と指摘した。デモ拡大の一因が、イスラム主義者が嫌うアルコールの販売規制問題だったからだ。

 しかし、アンカラ大学のイエルチェン・カラテペ教授(政治学)の視点は異なる。「トルコは信仰を個人の自由と位置づけ、政教分離を実践した。問題なのは、AKP政権が他の権力を徹底的に排除したことだ」

 トルコ建国の父ムスタファ・ケマル初代大統領は元軍人で、政教分離を憲法で定め、世俗主義を国是として行政、立法、司法の権力分立を基盤とする近代国家を目指した。国民の大半がイスラム教徒のため、しばしば社会や政治がイスラム化したが、軍や司法が介入・抑制してきた。

 だが、AKPが2002年に単独政権を樹立し、この流れに大きな変化が起きる。10年夏に「政府転覆を計画した」容疑で軍幹部ら190人余りを起訴。同年9月には軍や司法の権限を縮小する憲法改正を行った。民政統治の促進として欧米は歓迎したが、トルコ国内では「力の均衡が崩れた」(カラテペ教授)。

 エルドアン首相は14年の大統領選出馬に意欲的で、AKPは大統領権限を大幅に拡大する憲法案を策定中とされる。力の一極集中がさらに進む事態にもなりかねない。

 今回のデモに中心的に関わってきた映画監督のイムレ・アゼミ氏(37)が語る。「今の政府には、絶大な権力を少数派にも配慮して運用する能力はない。しかし少数派に耳を傾けるのが成熟した民主主義社会であり、我々が求めるものだ」

 今回のデモを、民主化促進の試練と受け止め課題を克服するのか。「エルドアン式民主主義」で突き進むのか。デモ隊の存在は「トルコが分岐点にさしかかっている」(カラテペ教授)ことを示すものなのかもしれない。【イスタンブール大治朋子】

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6489チバQ:2013/06/18(火) 21:03:01
http://www.afpbb.com/article/economy/2951115/10925894?ctm_campaign=txt_topics
7月にEU加盟のクロアチア、観光業活性化への期待
2013年06月18日 13:51 発信地:クロアチア
【6月18日 AFP】緑豊かな島々が点在する紺ぺきのアドリア海沿岸などが人気観光地として注目されるクロアチア。7月の欧州連合(EU)加盟で観光業が活発化し、不況に苦しむクロアチア経済にとってカンフル剤になるとの期待が高まっている。

 欧州旅行大手TUIトラベル(TUI Travel)傘下の現地旅行代理店、ガリバーズ・トラベル(Gulliver Travel)のGoran Hrnic社長は「EU加盟により、観光地としてのクロアチアのイメージは確実に向上するだろうし、大幅な投資増加も期待できる」と話した。

 2012年にクロアチアを訪れた観光客は、同国人口420万の約3倍に当たる過去最高の1180万人を記録。ドイツ人、スロベニア人、イタリア人、オーストリア人が大半だった。09年以来ほぼずっと不況に陥っているクロアチアにとって観光業は大きな支えだ。12年の観光収入は約68億ユーロ(約8600億円)で、国内総生産(GDP)の約15%を占めた。

 クロアチアの観光業は1980年代に最盛期を迎えたが、旧ユーゴスラビアからの分離独立に発した1991〜95年のクロアチア紛争によって大打撃を受けた。アドリア海の真珠と呼ばれるドゥブロブニク(Dubrovnik)の旧市街もセルビア人勢力に包囲され、砲撃によって多くの死傷者が出るとともに街も甚大な損害を受けた。しかし紛争終結後、観光業は徐々に回復し、紛争以前の水準を上回るようになった。

 クロアチア観光の目玉は、約1100の島々が入り組む全長1777キロの海岸線だ。魅力的な地中海の気候に手頃な物価、格安航空によるアクセスの充実も観光客を惹きつける勝利の方程式だ。

 ドゥブロブニクには飛行機を利用して5日間程度滞在する人の他、クルーズ船による旅の途上で立ち寄る人々も年間約100万人いる。国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の世界遺産に登録されているドゥブロブニク旧市街では、観光客の数が市民を上回ることさえ多い。12年の観光客数は約80万人だった。

 同市ホテル協会のジェリコ・ミレティチ(Zeljko Miletic)会長はAFPのインタビューに対し、EU加盟について「10年にわたるプロセスを経て、この7月1日に加盟を果たせば、より力強い需要が大いに期待できる」と述べた。

 一方、EU加盟によってマイナスの影響を被る可能性もある。加盟後は、EU域内の規則に従い、ロシアやウクライナ、トルコからの観光客に対し、ビザ(査証)取得を要請しなければならない。ガリバーズ・トラベルのHrnic社長によると「ロシアとウクライナからの予約は、当初の見込みを15%ほど下回っている」という。(c)AFP/Lajla VESELICA

6490チバQ:2013/06/19(水) 23:28:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130618/erp13061808460003-n1.htm
チェコ首相が辞任 妻監視の側近訴追
2013.6.18 08:45
 チェコのネチャス首相は17日、側近のヤナ・ナジョバー首相府官房長らが軍情報局に首相の妻を監視させ職権を乱用したなどとして訴追されたことを受け、辞任した。チェコ通信などが伝えた。ネチャス氏は16日に安倍晋三首相と会談したばかり。訴追されたのは女性の官房長らで「(宗教団体から)ネチャス首相の妻を守りたかった」と説明。警察は官房長とネチャス氏との通話などから2人が私的な関係にあったとしている。ネチャス氏は妻との離婚を申し立てているが、監視については「決めたことも知らされたこともない」と関与を否定している。

 ネチャス氏は自らが所属する与党の市民民主党から次期首相を擁立、新内閣を樹立する意向を示した。ただ地元メディアによると、連立与党3党は定数の半数を1議席上回る101議席しかなく、ネチャス氏側近らの訴追で造反者が出て政局が混乱する可能性がある。(共同)

6491チバQ:2013/06/19(水) 23:30:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130619/erp13061901080000-n1.htm
シリア問題、G8でも議論沸騰 米露は物別れ
2013.6.19 01:07 [政変・反政府デモ]
 【エニスキレン(英・北アイルランド)=内藤泰朗】主要8カ国(G8)首脳会議(サミット)では内戦が続くシリア情勢についても協議され、アサド政権と反体制派の対話開始と人道支援の必要性で一致、シリア和平のための国際会議の早期開催支持が首脳宣言に盛り込まれた。しかし、政権側の化学兵器使用や反体制派への軍事支援に関しては米欧諸国とロシアの意見が対立、G8として有効策を打ち出せなかった。

 米国はアサド政権が化学兵器を使用したとして反体制派への軍事支援を決定、英仏などがこれを支持している。一方、アサド政権を擁護するロシアは反発を強めており、会議でも議論は平行線をたどった。シリア問題に関する国際会議の早期開催や、化学兵器使用についての国連調査を進めることなどでは一致した。

 これに先立ちオバマ米大統領とロシアのプーチン大統領は17日、首脳会談を行い、シリア問題で双方が停戦交渉の開始をシリアの紛争当事者に促すことで合意した。だが、アサド大統領の退陣を求めるオバマ氏と、退陣が前提の停戦交渉は認めないとするプーチン氏の溝は最後まで埋まらなかった。米露両国は9月3、4の両日、モスクワで首脳会談を開き、対話を継続するという。

6492チバQ:2013/06/20(木) 00:04:10
http://mainichi.jp/select/news/20130619ddm007030084000c.html
G8サミット:妥協なき「プーチン節」 来年議長国 孤立感、浮き彫りに
毎日新聞 2013年06月19日 東京朝刊

 【エニスキレン田中洋之】6年ぶりにG8サミットに参加したロシアのプーチン大統領は、シリア問題でアサド大統領退陣を迫る欧米に妥協せず、独自路線を貫く「プーチン節」の健在を見せつけた。一方、G8内での「孤立」も浮き彫りとなり、ロシア南部のソチで来年6月に主催するG8サミットで、対立する国際問題の調整にあたれるかが問われる。

 16日、キャメロン英首相との会談後の会見でプーチン大統領は、シリア反体制派が政権側軍人の遺体を食べる映像を公表したことに言及し、「殺害した敵の内臓を食べる人たちを支援するのか」と欧米を批判。G8議長のキャメロン首相は、シリア問題で譲歩しないロシアを外し「G7」での声明を出すことも検討したと伝えられた。

 プーチン氏は昨年5月の大統領返り咲き直後に米国で開かれたG8サミットを内政多忙を理由に欠席した。エリツィン元大統領は「欧米先進国への仲間入り」としてG8を重視したが、欧米との「対等な関係」にこだわるプーチン大統領は、欧米中心のG8より、中国、インドなど新興国を含む主要20カ国・地域(G20)首脳会議に軸足を移しつつある。

 プーチン氏はG8サミット直前のロシア通信とのインタビューで「G8は生命力がある」と評価しつつも、「ロシアの貢献により、存在感を高めている新興国の声が(G8に)反映されている」と指摘。9月に出身地のサンクトペテルブルクで主催するG20サミットに向け、国際金融分野での新興国の役割強化を検討する考えを示した。

6493チバQ:2013/06/20(木) 00:04:41
http://mainichi.jp/select/news/20130619ddm007030112000c.html
エジプト:テロ組織一員、ルクソール知事に 大統領任命
毎日新聞 2013年06月19日 東京朝刊

 【カイロ秋山信一】エジプトのモルシ大統領は16日、南部の観光地ルクソール県の知事に1997年、日本人観光客ら62人を殺害したテロ事件を起こしたイスラム原理主義組織「イスラム集団」のメンバー、アデル・ハヤト氏を任命した。イスラム集団は事件後、暴力路線からの転換を宣言したが、地元では「観光客がさらに減りかねない」「愚かな人事だ」と反発の声が上がっている。

 イスラム集団は2011年の革命後、政党を創設し、国政進出。モルシ大統領を支持している。新任の県知事17人のうち7人は大統領の出身組織である穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団のメンバーが占め、ハヤト氏任命もシンパとなる知事を増やす狙いとみられる。イスラム集団によると、ハヤト氏は設立メンバーの一人。

 ルクソールには古代遺跡が多く、外国人観光客の人気が高い。だが革命の影響で観光客は減少。今年2月には観光用の熱気球が墜落し、日本人4人を含む19人が死亡する事故も起きた。

6494チバQ:2013/06/20(木) 00:05:26
http://mainichi.jp/select/news/20130619ddm007030114000c.html
アフマディネジャド・イラン大統領:尋問へ ハメネイ師との確執影響か
毎日新聞 2013年06月19日 東京朝刊

 【テヘラン田中龍士】イランのメディアは18日、アフマディネジャド大統領が退任後の11月に刑事裁判に出廷し、尋問を受けると一斉に報じた。大統領は政権運営などを巡り最高指導者ハメネイ師との確執が伝えられ、大統領選挙でもハメネイ師とは別に独自候補を擁立した。権力の座から退くタイミングを見て、最高指導者の影響下にある司法当局が尋問を決めた可能性もある。

 報道によると、出廷を求める召喚状は、ハメネイ師に近いラリジャニ国会議長らの告発を受け、テヘランの裁判所が5月28日に発付。大統領選の当選発表(今月15日)後の17日に送達された。

 告発内容は召喚状に記されておらず、何罪で尋問を受けるか不明だ。

 アフマディネジャド大統領は8月初旬に退任予定で、尋問は11月26日に行われる。

 大統領選では、側近らを独自に擁立した大統領に対し、地位を利用して支援を訴えたなどとして国会議員約170人が5月13日に告発したが、今回の尋問との関係は不明だ。

 一方、アフマディネジャド大統領は18日、次期大統領のロウハニ師と会談し、「国際政治の改善と国民の要望の実現に向け、さらに国が一体となることを望む」と祝意を述べた。

6495チバQ:2013/06/20(木) 01:03:50
http://mainichi.jp/select/news/20130620k0000m030016000c.html
ブラジル:反政府デモ、10都市に拡大
毎日新聞 2013年06月19日 18時38分(最終更新 06月19日 18時54分)


サンパウロの州旗を燃やす反政府デモ参加者=ブラジル・サンパウロで2013年6月18日、AP
拡大写真 【メキシコ市・國枝すみれ】サッカーのコンフェデレーションズカップが開催されている南米ブラジルで公共交通料金の値上げを機に始まった反政府デモは18日、10都市に拡大し、計約24万人が参加した。19日にはブラジル北東部レシフェで日本対イタリア戦が行われる予定で、混乱も懸念されている。

 最大都市サンパウロでは18日、約5万人が抗議デモに参加。一部が市庁舎に乱入し、警官隊と小競り合いが起きた。リオデジャネイロでは現金自動受払機(ATM)を壊して金を奪うなど、デモに乗じた犯罪も発生している。

 コンフェデ杯と来年開催のワールドカップ(W杯)のための競技場や空港の建設・改築に133億ドル(約1兆2700億円)の公金が費やされるため、両イベントもデモ隊のやり玉にあがっている。このため司法省はコンフェデ杯が開かれている都市に軍を派遣することを決めた。

 だが地元紙の記者は「デモ隊はW杯やコンフェデ杯を取り上げることで最もアピールできると分かっている」と分析。交流サイト・フェイスブックなどソーシャルメディアの呼びかけで集まった若者が多く「カーニバル気分で参加している」という。

 ブラジルでは2010年に7.5%だった国内総生産(GDP)成長率が12年には0.9%と失速。12年のインフレ率は5.8%で国民の不満が募っている。

6496チバQ:2013/06/20(木) 22:24:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130620/asi13062000580001-n1.htm
和平交渉不参加を表明 アフガン大統領
2013.6.20 00:57
 【アムリツァル(インド北部)=岩田智雄】アフガニスタンのカルザイ大統領は19日、イスラム原理主義勢力タリバンとの和平交渉について、米国の対応に不満を表明し、交渉がアフガン主導でなければ交渉に参加しないと表明した。2014年末までの国際治安支援部隊(ISAF)撤退後の駐留米兵の規模や地位を定めた安全保障協定についても米国との協議を中断すると発表した。

 カルザイ氏は18日、タリバンとの和平交渉を担う政府の高等和平評議会のメンバーをタリバンが事務所を開設したカタールのドーハに派遣すると表明していたが、翌19日、「事務所の開設の仕方とタリバンの声明は、米国がわれわれに保証していたことに明らかに反する」と米国を批判した。

 アフガン当局者はロイター通信などに、タリバンがアフガン統治時代から使ってきた「アフガニスタン・イスラム首長国」の名称がタリバンの事務所に使われたことについて、タリバンに「公式な立場」を与えることになるとし、アフガン政府が反対してきたことだと説明した。

 カルザイ氏はまた、18日にタリバンのテロが続発したことを非難、こうした状態では「カタールでの協議に参加できない」とした。

6497チバQ:2013/06/20(木) 22:36:22
http://mainichi.jp/select/news/20130620k0000e030215000c.html
トルコ:デモ対策にアメとムチ 催涙ガス追加、公園に植樹
毎日新聞 2013年06月20日 11時41分(最終更新 06月20日 11時44分)


デモの中心地となったゲジ公園には、大量の芝生や樹木、草花が搬入され、植え込み作業が続いている=トルコ最大の都市イスタンブール中心部で2013年6月18日、大治朋子撮影
拡大写真 【イスタンブール大治朋子】トルコの最大都市イスタンブール中心部で始まった大規模デモは20日で丸3週間を迎えた。タクシム広場では沈黙して立つだけの「無言の抗議」が続くなか、エルドアン政権は新たな大規模デモに備えて、催涙ガスのカートリッジ10万本の追加購入を決定。一方で、デモの発端となったゲジ公園の自然保護に関し、18日から木や草花を大量に植えるなど「公園緑化」を始めており、硬軟織り交ぜての対応を進めている。

 地元メディアによると、警察は5月31日から全国へと拡大した大規模デモへの対応で、今年度用に通常配備した催涙ガスのカートリッジ15万本のうち13万本を使い、在庫が激減したため新たな配備を行うという。また、放水車60台も新たに購入する方針だ。

 警官隊は、暴力的な行為は見られず座り込みや行進するだけの抗議活動にも催涙ガスや放水を多用しており、内外から「過剰な対応」との批判を受けている。国連人権高等弁務官事務所はトルコ政府に対し、「警察当局による過剰な公権力の行使やその他の深刻な人権侵害の犠牲者に、適切な賠償を行う」よう求めている。

 エルドアン首相は18日、「警察は暴力行為に対し、民主主義と法に基づく範囲内で、見事にかつ極めて辛抱強く対応した」と反発した。ただ、アルンチ副首相は19日、現在も続く「無言の抗議」について、「8時間(などという長時間)立つ必要はない。8分でいいのではないか」と長時間の抗議に疑問を呈しながらも、「暴力的ではなく平和的。非難はしない」と述べ、強制排除は行わない方針を示した。政権として、「立つだけ」は適法で、「シュプレヒコールをあげての行進」などは強制排除の対象となりうるとの線引きを明確にした形だ。

 一方で、政権は18日から、ゲジ公園に芝生を敷き、樹木や草花を植えるなど緑化作業を急ピッチで進めている。抗議活動の発端となった公園の再開発についてエルドアン首相は、差し止め訴訟の判断が出るまで凍結すると表明していた。

 地元メディアが16日に報じた世論調査(6月3〜12日実施、2818人対象)によると、約半数が政権は「抑圧的」になりつつあり、個人のライフスタイルに介入している、と批判的な回答を寄せた。与党の支持率も下降傾向を見せ始めており、政権としては厳しい対応を求める与党支持層に配慮しながら、抗議運動の沈静化を図りたい考えのようだ。

6498チバQ:2013/06/21(金) 22:51:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130621-35033690-cnn-int
「名誉殺人」への支持、若者にも 中東ヨルダン
CNN.co.jp 6月21日(金)12時51分配信

(CNN) 中東ヨルダンの首都アンマンで、家名を汚すとされる行為を行った女性を親族が殺害するいわゆる「名誉殺人」について、10代の男子のほぼ半数、女子の5人に1人が「正当化できる」と考えていることが明らかになった。英ケンブリッジ大学の研究チームの調査結果による。

同研究チームは、アンマンに住む10代の男女850人以上を対象に調査を実施。結果は研究誌「アグレッシブ・ビヘイバー」上で20日に発表された。

「一族の名誉を汚す」とされる行為は、婚前交渉や不倫、結婚していない相手の子供を妊娠すること、親族でない男性と交流することなどさまざまだ。その制裁として行われる犯罪には、殺人のほか、暴行や強姦、顔に酸を浴びせるなどがある。

アンケートに参加した若者たちに名誉殺人にあたる状況を示したところ、全体では33.4%が「支持」もしくは「強く支持」すると答えた。支持する考えを示したのは男子で46.1%、女子でも22.1%に達した。
また、教育水準が最も低い層では6割が名誉殺人を容認する考えを示した。大学卒の家族がいる場合、この割合は2割となった。きょうだいの数が多いほうが、名誉殺人を容認する傾向が強いという結果も出た。

研究を行ったマニュエル・アイズナー教授は、「名誉殺人を支持する中心的な層は、教育水準が低く伝統的な家庭出身の男子だった。だが女子や教育水準の高い層、また信仰心の低い層でも、半数には満たないがかなりの数が名誉殺人を支持している。社会で広く支持が残っていることがうかがえる」と指摘する。

研究によれば、ヨルダンでは名誉殺人の長い伝統がある。ただし近年では、名誉殺人を取り締まる法律が強化されてきているという。

6499チバQ:2013/06/21(金) 22:51:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130621-00000016-mai-m_est
<トルコデモ>各地で集会「選挙での戦いに発展させる」
毎日新聞 6月21日(金)10時10分配信



両腕を突き上げて、賛成の意思を表明する集会参加者ら=トルコ最大の都市イスタンブール中心部で、6月20日、大治朋子撮影
 【イスタンブール大治朋子】トルコで起きている大規模な反政権デモで、警官隊に強制排除されたデモ隊の一部が20日夜、イスタンブールや首都アンカラなど少なくとも全国36カ所で一斉に集会を開催した。イスタンブール中心部の公園には1000人以上が結集し、「今後は、デモを選挙での戦いに発展させる」と宣言。来年3月の統一地方選挙に向け「意思決定組織」や候補者擁立を検討するための事務所を設置することなどを決めた。

【サングラスをかけた犬も「無言」の抗議】

 一連の抗議運動でデモ隊は「10年間の単独政権の末に、政府は少数派の声を聞き入れなくなった」などと批判。野党については「魅力に欠け、我々の声を代表する存在ではない」と、現在の政治情勢に強い不満を示していた。

 20日夜に各地で同時開催されたような集会は、ゲジ公園のテントが警官隊に排除された直後の17日ごろから徐々に始まっていた。今後、デモ隊の「声」を反映する選挙候補者の擁立など、具体的な政治運動につながるかが注目される。

 この日、イスタンブール中心部ベシクタシュ地区で開かれた集会では、抗議デモに関わった弁護士や芸術家など各種団体の代表者らでつくる「意思決定組織」の創設などを決めた。参加した投資顧問業のウムトさん(32)は、「警官隊との戦いはもうおしまいだ。これからは、デモを選挙という第2のステージに上げて、我々の声を反映する政治家を送り出すための運動にしていきたい」と話した。

 ベシクタシュ地区の公園には、午後7時過ぎから、若者や地元の住民が続々と集まった。進行役の高校教師のサグラー・ネジメッティンさん(35)が、意見の集約方法について「賛成の場合は黙って両腕をあげて手のひらを振る、反対は胸の前で両腕をクロスしてください」と説明すると、参加者は一斉に両腕を突き上げた。

 一連のデモでは、シュプレヒコールを上げて行進などをすると、警官隊が催涙ガスを使って解散させた。このため今後、集会はこうした声を上げない手法で警察の介入を防ぐ方針という。

6500チバQ:2013/06/21(金) 23:28:09
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/130621/scr13062122520014-n1.htm
【ブラジルデモ】
サッカー王国、なぜW杯に反発
2013.6.21 22:51

20日、ブラジル南東部のリオデジャネイロでサッカー・コンフェデレーションズカップの開催やルセフ政権に抗議するデモ隊(ロイター)
 ブラジルで過熱するデモが示すのは、国の経済成長に伴い、国民が夢を託すスポーツではなくなってきているという現実だ。

 同国サッカー連盟会長のホセ・マリア・マリン氏(81)は「ブラジル人は生まれたときから、サッカーとともに生きている。医者や弁護士などのキャリアというが、ブラジルではサッカーを練習することがキャリアだ」という。

 ブラジル代表チームではかつてロナウドやアドリアーノら、ファベーラと呼ばれるスラム街出身の選手の活躍が目立った。ボールすら満足に手に入らない貧困から抜け出そうともがく子供たちにとり、世界を股にかけて活躍するスター選手は希望の象徴でもあった。

 だが、中国やロシアなどとともに新興5カ国(BRICS)の一角として経済発展を果たし、中産階級が増えた今は違う。用具は簡単に手に入り、才能を見いだされれば、母国の代表で活躍する前でも国内外のプロクラブの下部組織でエリート教育を受けられる。

 南米最大規模のファベーラであるリオデジャネイロのロシーニャ地区にさえ、芝生のグラウンドがつくられ、子供たちがまっさらなユニホームとスパイクを身につけて、ボールを追いかける姿が見られる。

 来年のW杯のプレ大会であるコンフェデ杯開催中に勢いを増す反政府デモ。沈静化にてこずるようなら、ブラジル人がサッカーにかける思いの変化を世界に知らしめる結果となりそうだ。(藤原翔)

6501チバQ:2013/06/21(金) 23:32:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130621/amr13062116170011-n1.htm
ブラジル・デモにルセフ政権、打つ手なし 多様な不満、参加者100万人に
2013.6.21 16:17

20日、ブラジル・リオデジャネイロ市内に集まったデモ参加者(AP)
 ブラジルで続いているデモは20日、80都市以上に拡大、参加者は100万人を超える規模となった。ルセフ大統領は訪日を延期し沈静化に全力を注ぐ姿勢を示したが、市民からは多様な不満が噴出。デモの発端だった運賃値上げを撤回しても収束の見通しが立たず、政権には打つ手がないのが実情だ。

 「大統領は去れ」「革命だ」。約30万人が参加したリオデジャネイロのデモ。催涙ガスの白い煙に包まれた旧市街で学生らが口々に叫んだ。約7割まで伸び続けたルセフ氏の支持率は2日のデモ開始後に一転急落した。サンパウロの公共交通機関の運賃値上げ反対から始まったデモのうねりは、15日のサッカー・コンフェデレーションズカップ開幕を機に公費無駄遣いや公務員の汚職体質に不満を持つ国民にも拡大、全土に広がった。政府は来年のサッカーW杯の準備に140億ドル(約1兆3700億円)以上を投じており、デモ隊は金を福祉や教育に回すよう要求。(共同)

6502チバQ:2013/06/21(金) 23:34:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130621/mds13062117580001-n1.htm
ネルソン・マンデラ氏、再入院2週間 乏しい容体情報、続く祈り
2013.6.21 17:57
 南アフリカの反アパルトヘイト(人種隔離)闘争を率いたネルソン・マンデラ元大統領(94)が肺感染症の再発で再入院してから22日で2週間。容体は深刻ながら改善傾向にあるとされるが、政府の情報提供は少なく、詳細は分かっていない。国民は引き続き、回復を祈っている。8日未明に入院したマンデラ氏の容体に関する南ア政府の情報は、16日にズマ大統領が「深刻なままだが、改善し続けている」と語ったのが最後。

 入院先の首都プレトリアの病院は連日、マンデラ氏の家族が訪問。病院の出入り口には、多くの市民が回復を願うメッセージを張り続けている。警備に当たる警官の数は減ったが、報道陣が待機を続けている。

 ノーベル平和賞受賞者のマンデラ氏は7月18日、95歳の誕生日を迎える。国連は2009年に7月18日を「ネルソン・マンデラの日」と定めており、マンデラ氏の財団は来月の誕生日に向けた公式キャンペーンを開始した。(共同)

6503チバQ:2013/06/21(金) 23:36:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130621/mds13062100500000-n1.htm
7月25日に議会選 クウェート
2013.6.21 00:48
 クウェート政府は20日、国民議会(定数50)の選挙を7月25日に実施すると発表した。国営クウェート通信が伝えた。憲法裁判所は今月16日、昨年12月に行われた議会選は手続きが違法で無効だったとして、議会解散と選挙のやり直しを命じていた。

 サバハ首長は昨年の選挙に先立ち、有権者1人が4票投じることができる制度を1票にする選挙法改正を実施、不利になる野党は選挙をボイコットした。次回の選挙でも野党の大半はボイコットの方針だが、一部は参加の意向を表明している。

 クウェートでは政府と議会が長年対立し、内閣総辞職や解散が繰り返されている。(共同)

6504チバQ:2013/06/21(金) 23:37:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130620/mds13062023230001-n1.htm
パレスチナ新首相が辞表提出
2013.6.20 23:22

パレスチナ自治政府のハムダッラー首相(ロイター)
 【カイロ=大内清】中東の衛星テレビ局アルアラビーヤは20日、パレスチナ自治政府のハムダッラー首相がアッバス議長に辞表を提出したと報じた。ハムダッラー氏は今月上旬に首相に指名されたばかりで、アッバス氏が辞表を受理するかは不明。権限の範囲をめぐる自治政府内の争いが原因とみられる。

6505チバQ:2013/06/21(金) 23:50:19
http://mainichi.jp/select/news/20130622k0000m030074000c.html
ギリシャ:民主左派、連立離脱 緊縮策履行困難に 
毎日新聞 2013年06月21日 21時09分(最終更新 06月21日 22時06分)

 【ローマ福島良典】財政再建下のギリシャでサマラス連立政権の一角を占める左派政党・民主左派が21日、緊縮策の一環として公共テレビ・ラジオ放送局ERTを閉鎖した政府の措置に抗議して連立離脱を決めた。これにより、1年前に発足したサマラス政権の3党連立の枠組みは崩壊した。与党はかろうじて過半数を維持するが、政権基盤の弱体化により、緊縮策履行が困難になる可能性がある。

 ERTは公務員数削減のため11日に閉鎖された。最高行政裁判所である国務院が17日、閉鎖を差し止め、放送再開を促す仮処分命令を出したが、放送は止まったままだ。ギリシャからの報道によると、サマラス首相率いる中道右派・新民主主義党と全ギリシャ社会主義運動、民主左派の連立3党は19、20の両日、放送再開について交渉したが、決裂した。

 サマラス首相は交渉で、解雇されたERT職員約2600人のうち約2000人を再編後の新放送局で再雇用する妥協案を提示し、全ギリシャは受け入れたという。だが、民主左派のクベリス党首は拒否、21日の党内協議で連立離脱を提案し、所属議員の支持を取り付けた。

 ギリシャ国会(300議席)で14議席を持つ民主左派の連立離脱により、新民主と全ギリシャの連立与党勢力は153議席となる。サマラス首相は20日、「残りの任期3年をまっとうする」と述べ、早期選挙を回避する考えを強調した。だが、ギリシャ政治の停滞を招いた連立2党に対する国民の反感は強く、反緊縮派野党が勢いを増すのは必至だ。

 財政危機に陥ったギリシャは欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)から金融支援を受ける条件として緊縮策を進めており、サマラス政権は2015年までに公務員約1万5000人を削減する必要に迫られている。

6506チバQ:2013/06/21(金) 23:53:38
http://mainichi.jp/select/news/20130621dde007030004000c.html
ブラジル:反政府デモ 中産階級の不満爆発 「政府、税金無駄遣い」
毎日新聞 2013年06月21日 東京夕刊

 【メキシコ市・國枝すみれ】ブラジルで全国に拡大した反政府デモは、ルセフ政権の支持基盤である北東部にも拡大している。デモ参加者は、政府の貧困層への所得再配分政策で税金を負担してきた中産階級が中心となっており、反ルセフの色彩も強めている。一方、デモ隊が来年開催予定のサッカー・ワールドカップを「無駄遣い」として反対していることに関し、サッカー関係者に困惑が広がっている。

 大統領の地盤のフォルタレザ市では約1万の若者が反コンフェデ杯や医療や教育の充実を叫んだ。デモに参加したロレナ・ベゼラさん(21)は「学生には公共交通料金をすべて無料にしてほしい。我々は目覚めた。国民が政府を恐れるのではなく、政府が国民を恐れるべきだ」と話した。北東部ベレン市の日系人団体幹部の堤剛太さん(65)は「今まではサッカーで不満が解消されていたのに、新しい世代の新しい形のデモだ」と驚く。

 ブラジルは貧困層への現金支給など大規模な所得再配分政策で、過去10年で約4000万人を貧困から救った。しかし、「公立学校で椅子が足りない」(堤さん)など、社会インフラへの支出不足が指摘され、高い税金を支払ってきた中流、上流階級に不満がたまっていた。リオブランコ大のアレクサンドレ・ウエハラ教授は「中産階級の不満の爆発だ。政府の公金の使い方全般に不満を持っている」と分析する。

 デモがサッカーのコンフェデ杯やW杯の反対を掲げる事態に「サッカーの王様」として国民の尊敬を集める元ブラジル代表のペレ氏は19日、「コンフェデ杯はW杯のための重要な準備戦。コンフェデ杯を批判しないで」と訴えた。

 ブラジル代表FWのネイマール選手は抗議デモに共感を示し、「ブラジルが公正で、安全で、健康的で、正直になることを望んでいる。俺がブラジルのためにできることはフィールドで戦うことだけだが、今日はデモ隊から力をもらった」とフェイスブックにメッセージを書き込んだ。

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6507チバQ:2013/06/22(土) 00:23:30
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&amp;k=2013062000571
「ギリシャ危機」遠のく=くすぶる政局混乱の火種−政権発足1年

ギリシャのサマラス首相=3月11日、アテネ(AFP=時事) 【アテネ時事】ギリシャのサマラス政権が21日、発足1年を迎える。財政危機に陥り、世界が「ユーロ圏離脱」に身構えたが、構造改革への取り組みで金融市場は落ち着きを取り戻した。だが国営テレビ局閉鎖をめぐる政治混乱は、深刻な不景気から抜け出すための政治安定には依然、課題が残ることを改めて浮き彫りにした。
 サマラス首相の支持率は、政権発足前の2012年5月には25%と、野党・急進左派連合(SYRIZA)のツィプラス党首を下回っていた。だが欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)などからの支援取り付けに成功し、政権樹立後はツィプラス党首を逆転して、40%台を維持している。
 1年前は信用不安から30%程度まで跳ね上がっていた国債利回りは約10%に低下。反緊縮デモも激減し、アテネの銀行員(57)は「予想外に政権運営は順調だ」と評価する。首相は「ギリシャの欧州、世界での基盤は固まった」と改革進展に胸を張る。
 一方で、若者の約6割が失業するなど景気悪化は深刻だ。ある大学教授は「多くの学生がギリシャを離れている」と証言する。一般市民は給与、年金の削減や増税にあえぐ。長引く不景気は極右勢力の台頭を許している。「景気後退は今年で終わり」(ハジダキス開発・競争相)との期待は国民の中ではほとんど共有されていない。(2013/06/20-

6508チバQ:2013/06/22(土) 07:28:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130622/erp13062207240002-n1.htm
ギリシャ最小与党、閣僚引き上げ 国営放送閉鎖問題で反発
2013.6.22 07:22
 【ベルリン=宮下日出男】ギリシャのサマラス政権の与党の一角、民主左派は21日、自党が送り込んだ閣僚2人を引き揚げることを決めた。国営テレビ・ラジオ(ERT)の閉鎖問題をめぐるサマラス首相との対立が解けなかった。閣外協力を継続するかは不明。残る与党2党で議会の過半数の議席は維持されるが、21日で発足1年を迎えたサマラス政権にとって大きな打撃となる。

 ERT問題では、突然の閉鎖と従業員約2700人の解雇を決めたサマラス首相に対し、与党の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)と民主左派が反発。首相は20日、2党党首と緊急協議し、約2千人を再雇用する妥協案を示したが、民主左派は全従業員の再雇用を求め決裂した。

 民主左派の保有議席は300議席中14議席。閣外協力を撤回しても、首相率いる新民主主義党(ND)とPASOKで計153議席を持つため、欧州連合(EU)などが支援の条件とする財政再建や改革を進めるのは可能。首相は「4年の任期を全うする」としている。だが、政権運営が不安定さを増すのは必至だ。

 サマラス政権は昨年6月21日、3党の支持を取り付けて発足。PASOKと民主左派は一部閣僚を推薦したものの、いずれも閣外協力に回っている。

6509チバQ:2013/06/23(日) 09:14:02
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013062200170
EUとの確執深まる=デモ排除批判に反発−トルコ
 【エルサレム時事】トルコのエルドアン政権が、反政府デモの強制排除をめぐり、加盟を目指す欧州連合(EU)との確執を深めている。EU諸国からの批判にトルコ側が猛反発し、近く再開するとみられていた加盟交渉の日程にも影響を及ぼしつつある。
 エルドアン政権が反政府デモ隊を催涙弾や放水車を用いて強制排除したことにEUから批判の声が上がっている。欧州議会は「中東地域の民主化の模範としてのトルコの信頼性を損なう」と懸念を表明。ドイツのメルケル首相も「集会の自由、表現の自由に関するわれわれの考え方と一致しない」と非難した。
 さらに、ドイツとオランダは、26日に合意する予定だったトルコのEU加盟交渉の約3年ぶりの再開を留保するよう主張した。
 これに反発したトルコのバウシュEU担当相は、メルケル首相が交渉再開に反対するのは、トルコ加盟反対の多い国内世論をにらんだ「(9月の)総選挙向けキャンペーン」のためだと主張。独外務省が21日、トルコ大使を呼んでこの発言に抗議すると、トルコも独大使を召喚する事態に発展した。両国関係が悪化すれば、トルコの加盟交渉再開のめどが立たなくなる恐れもある。(2013/06/22-14:30)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013062300012
デモ隊をまた排除=タクシム広場の数千人に放水−トルコ
 【エルサレム時事】トルコの最大都市イスタンブール中心部のタクシム広場で22日夜、警官隊が数千人の反政府デモ隊を放水車で排除した。地元メディアによると、警官隊は周辺の通りに催涙弾を撃ち込み、デモ隊が広場に再び集まるのを阻止する構えを鮮明にした。
 15日にタクシム広場に隣接するゲジ公園からデモ隊が強制排除されて以降も、広場ではエルドアン首相の強権体質に抗議するため、黙って立ち続ける「無言の抵抗」が続けられた。アルンチ副首相は「平和的な抗議行動」と述べ、これを事実上容認していたが、デモ隊に対し、再び強硬姿勢に転じた形だ。
 デモ隊の主要組織「タクシム連帯」が、5月末に始まった反政府デモで死亡した4人の追悼のため、カーネーションを持って集まるよう呼び掛け、タクシム広場には数千人が詰め掛けていた。(2013/06/23-06:21)

6510チバQ:2013/06/23(日) 09:14:27
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013062300030
ローマで10万人デモ=失業対策の遅れに抗議−伊
 【アテネ時事】イタリアからの報道によると、ローマで22日、政府の失業対策の遅れに抗議する約10万人がデモ行進を展開した。長引く景気低迷と失業増加に対する国民の強い不満を改めて浮き彫りにした。
 デモは労働総同盟(CGIL)など三つの主要労組が呼び掛けた。3労組は共同声明で「雇用回復を政権の最優先に位置付けることが火急の課題だ」と指摘。モンティ前政権の緊縮財政から成長路線に軸足を移したレッタ政権の取り組みの遅れを批判した。(2013/06/23-08:47)

6511チバQ:2013/06/23(日) 09:18:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130622/amr13062210230005-n1.htm
【ブラジルデモ】
大統領、演説で沈静化要請 リオなどで略奪も
2013.6.22 10:19 [政変・反政府デモ]

ブラジル中部のベロオリゾンテで、デモに参加し国旗を掲げる女性=21日夜(共同)
 ブラジル各地で21日、汚職や物価高騰に抗議するデモが続き、リオデジャネイロなど一部都市で略奪や衝突があった。ルセフ大統領は緊急閣議を開き対応を協議、同日夜の国民向けテレビ演説で教育や医療の充実を約束し、デモの沈静化を求めた。

 ルセフ氏はデモ隊側と近く話し合いの場を設け要望を聞く方針を表明。「ブラジルはサッカー・ワールドカップ(W杯)参加国をしっかりもてなさなければならない」と訴えた。市民側の要求は多岐にわたっており、収束に向かうかどうかは不透明だ。

 コンフェデレーションズカップで22日に日本対メキシコ戦を行う中部ベロオリゾンテでも、学生らが警官隊ともみ合いになった。22日には競技場近くでデモが予定されている。地元テレビは20日のデモ参加者が全国で計約120万人に達したと報道している。(共同)

6512チバQ:2013/06/23(日) 09:19:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130622/erp13062222350009-n1.htm
改革派市長候補を殴打 モスクワで治安機関乱入
2013.6.22 22:34
 ロシアのラジオ「モスクワのこだま」によると、モスクワ中心部にある人権団体「人権のために」の事務所に21日深夜、治安機関員らが乱入し、レフ・ポノマリョフ代表や、改革派のモスクワ市長候補、セルゲイ・ミトローヒン氏ら数人を殴打、負傷させた。

 プーチン政権による人権団体弾圧の一環。9月のモスクワ市長選をにらんだ反政府候補への圧力ともみられる。現場には救急車が来て負傷者の手当てをした。

 市当局は「人権のために」の事務所の賃貸契約は無効と宣言していた。だがポノマリョフ氏らは、契約は有効と主張して、事務所の使用を続けていた。(共同)

6513チバQ:2013/06/23(日) 09:24:30
http://mainichi.jp/select/news/20130623ddm008020056000c.html
アイルランド:財政支援、年内終了へ 輸出依存、危うさ 世界経済減速感、景気回復に逆風も
毎日新聞 2013年06月23日 東京朝刊

 財政危機に陥ったアイルランドが、欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)などからの財政支援を年内にも終える計画だ。堅調な輸出を支えに景気が回復基調にあるためで、債務危機で支援を受けた国の中では“支援卒業第1号”となる。ただ世界経済に減速感が強まる中、輸出主導の景気回復には危うさも漂う。低い法人税率で外国企業を誘致してきた手法にも海外から厳しい目が向けられつつある。【田畑悦郎】

 「危機は脱したが、困難は残る」。ヌーナン財務相は記者団に自国経済の状況を淡々と説明した。

 不動産バブル崩壊に伴う金融危機で財政破綻の瀬戸際に立ち、EUなどから850億ユーロの緊急支援を受けたのが2010年末。ただ、医薬品やIT関連などの輸出は一貫して堅調で、不振銀行の処理に一定のめどをつけた後、経済は急回復を遂げた。11年には4年ぶりのプラス成長に復帰。財政支援の条件として求められた銀行改革や公務員給与削減なども全てクリアした。

 ピーク時に15%に達した10年物国債の利回りは現在3〜4%まで低下(国債価格は上昇)し、年末にはEUなどからの支援を脱して、資金を国債発行で賄えるようになる見通し。15年に財政赤字の対国内総生産(GDP)比率を3%以下に抑える目標も射程に入った。財務相は「ギリシャやポルトガルなど財政悪化国の中の優等生」と自賛する。

 だが、国内経済は不動産バブルの傷痕を引きずっている。

 首都ダブリンの中心部。リフィ川沿いの一角にある再開発地区には、09年1月に国有化されたアングロ・アイリッシュ銀行の本店ビルが建設中のまま放置されている。再開発地区には空き地が目立ち、内需主導の自律的な景気回復には、まだまだ時間がかかることを物語っている。

 4月の失業率は13・5%と依然、高水準。「失われた職の半分は建設業や不動産関連」(欧州委員会・財政経済総局)とされ、住宅ローンの返済が滞る家庭は多い。同局でアイルランドの再建プログラムを監視するナイジェル・ナガラジャン氏は「順調に進む改革の中で、住宅ローン債務の処理問題は遅れ気味」と指摘する。個人消費や設備投資などの内需は依然縮小しており、景気全体の足を引っ張っている。

 経済のエンジン役を務めてきた輸出も万全ではない。元々、医薬品やITソフトウエア、農産品など業種・品目に偏りがあり、内需への波及は限定的だ。また、主要輸出先のユーロ圏は緊縮財政の影響で、13年は2年連続のマイナス成長になる。「輸出先の経済情勢に大きく左右される体質」(ナガラジャン氏)のため、政府は4月、13年の成長率を従来予想の1・5%から1・3%に引き下げることを余儀なくされた。

 先進国中、最低水準の法人税率12・5%を武器に、多国籍企業を誘致して輸出振興を図る手法にも風当たりが強くなっている。アップルなどが利益をアイルランドなどの低税率国の法人に集まるようにして、納税額を低く抑えていることが表面化し、「課税逃れをしている」と批判を浴びたためだ。

 先の主要8カ国首脳会議(G8サミット)は課税回避を防ぐ仕組み作りで合意。アイルランドは厳しい構造改革を進める中でも、低税率を死守し、輸出主導の経済モデルを堅持してきたが、欧州経済に詳しい田中理・第一生命経済研究所主席エコノミストは「今後、進出企業が税優遇を受けにくい状態になれば、経済には逆風になる」と指摘している。

6514チバQ:2013/06/23(日) 09:27:19
http://mainichi.jp/select/news/20130622dde018030052000c.html
シリア:欧州の若者参戦 ネット通じ原理主義に共感 テロ逆輸入の恐れ
毎日新聞 2013年06月22日 東京夕刊

 【ベルリン篠田航一、ローマ福島良典】シリアのアサド政権と戦う反体制派を支援するため、欧州からシリアに渡る若者が続出している。こうした若者が現地でテロの技術を習得し、帰国後に欧州の治安を脅かす「テロ逆輸入」の可能性も指摘されており、ドイツ政府などが警戒を強めている。

 ドイツのフリードリヒ内相は独紙フランクフルター・アルゲマイネのインタビューで、「ドイツから少なくとも50人がシリアに入国し、戦っている。他の欧州諸国も同様かそれ以上の数だ」と述べ、多くの欧州の若者が戦闘に参加している実態を明かした。

 イタリアのANSA通信も18日、在イタリア・アラブ人団体の話として、約40〜50人のイタリア人イスラム教徒がシリアに渡り、反体制派に合流してアサド政権との戦闘に参加している可能性があると伝えた。イタリア人は主にシリア北部で活動し、女性の戦闘員も1人いるという。

 ◇イスラムに改宗
 シリアでは最近、キリスト教からイスラム教に改宗したイタリア北部ジェノバ出身の青年がアサド政権軍との戦闘で死亡した。

 こうした若者の大半は、インターネットなどを通じてイスラム原理主義の一派「サラフィ主義」への共感を強め、キリスト教からの改宗者も多いという。フリードリヒ独内相は、彼らが「相当の決意」を持って現地入りしているため、「シリアで覚えた殺人技術を、欧州に戻って実行する恐れもある」と述べ、欧州諸国間でこうした渡航者について緊密に情報共有する重要性を訴えた。

 ◇14カ国から600人
 英キングスカレッジ・ロンドン過激思想研究国際センター(ICSR)の報告書によると、2011年以降、シリアで戦闘に参加した欧州出身者は、ドイツのほか英国、オランダ、フランス、ベルギーなど14カ国から最大で計600人に上るとみられ、全外国人戦闘員の1割を占めるという。推計では最多が英国の134人で、オランダの107人が続く。イスラム教徒が多いアルバニアやコソボの出身者もいるという。

 反体制派にも複数のグループや思想があるため、全ての欧州出身者が国際テロ組織アルカイダなどの過激思想に染まっているわけではないという。だが報告書は、「多くの場合、現地で戦闘員と接触することで、過激思想を身に着けていく」と指摘している。

6515とはずがたり:2013/06/23(日) 19:18:47

泣き寝入り「超短期婚」、狙いはインド人女性
2013年6月21日(金)10:16
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20130620-567-OYT1T01422.html
(読売新聞)

 インド南部ハイデラバードで、中東やアフリカから来るイスラム教徒のビジネスマンが、インド人女性を1〜2か月間だけ妻にする「超短期婚」が横行している。

 警察当局は買春目的と見ており、昨年末の女子学生暴行死事件をきっかけに、女性の権利向上が課題となる中、摘発に力を入れ始めた。しかし、泣き寝入りを余儀なくされる女性も多い。

 情報技術(IT)産業で経済的活況を見せるハイデラバードは、人口の約半数がイスラム教徒。オイルマネーが豊かな湾岸諸国や、スーダンなどアフリカのイスラム圏から年間3万〜4万人のビジネスマンが訪れるが、ほとんどが短期滞在だ。

 旧市街のスラムに住むラビヤさん(30)は1年前、60歳代のサウジアラビア人の男と結婚、2か月後に「離婚」された。トタン小屋で催された粗末な結婚式で、結婚承諾書以外に、読めないアラビア語の「離婚承諾書」にもサインをさせられていた。「ホテルに監禁されて乱暴され続け、突然、放り出された。まるで動物のような扱いだった」

 インド人仲介業者が貧困イスラム教徒家庭の女性を無理やり結婚させ、女性の親に平均10万ルピー(約18万円)の謝礼を支払うしくみだ。女性に結婚期間は知らされない。

 インドは結婚時に多額の持参金を女性側に求める風習があり、貧困家庭は用意できないことから、そもそも結婚が難しい実態がある。ラビヤさんの家も三輪タクシー運転手の父親の収入は不安定で、5人姉妹全員が未婚。ラビヤさんは「お金がもらえるなら」と結婚に承諾したが、「あれは結婚ではない。奴隷契約です」と憤った。

6516チバQ:2013/06/23(日) 23:24:30
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130623-OYT1T00539.htm?from=ylist
アルバニア総選挙、投票開始…発砲事件で死者も

 【ローマ=青木佐知子】アルバニアで23日、総選挙(一院制、定数140)が行われた。

 即日開票され、大勢は23日夜(日本時間24日午前)にも判明する見通し。AP通信などによると、サリ・ベリシャ首相(68)率いる中道右派の民主党と、8年ぶりの政権奪還を目指すエディ・ラマ党首(48)率いる社会党が僅差で争う構図。

 一方、首都ティラナ近郊の投票所付近で同日、発砲事件があり、社会党支持者の男性(53)が撃たれて死亡、民主党候補者(49)ら2人が負傷した。口論から銃撃戦になったとみられる。

 2011年の反政府デモで死者4人が出た同国では、欧州連合(EU)加盟に向けて公正な選挙実施が課題となっている。

(2013年6月23日20時16分 読売新聞)

6517チバQ:2013/06/24(月) 00:36:54
>>6504
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130623-00000025-mai-m_est
<パレスチナ>ハムダッラー首相が辞任 就任2週間で辞表
毎日新聞 6月23日(日)20時0分配信



パレスチナ自治政府のハムダッラー氏=AP
 【エルサレム大治朋子】パレスチナ自治政府のアッバス議長は23日、ハムダッラー首相が提出していた辞表を受理した。首相は6日に就任したばかりで、わずか約2週間での辞任となった。パレスチナメディアが伝えた。

 後任が決まるまでは、ハムダッラー氏が暫定的に首相職を続ける予定。ハムダッラー氏はアッバス議長率いる主流派ファタハに近い独立系とされ、ファタハとの確執が伝えられた前任者に比べ、協力関係を築きやすいと指摘されていた。ハムダッラー氏はフェイスブックで辞任の理由について、「首相の権限と職務に対する妨害があった」としている。

 中東和平交渉再開を目指すケリー米国務長官は近くイスラエルなどを訪問する予定で、協議への影響も懸念される。
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6518チバQ:2013/06/24(月) 00:46:01
http://mainichi.jp/select/news/20130624k0000m030059000c.html
ブラジル:大統領の出身地でデモ 6万人、一部暴徒化
毎日新聞 2013年06月23日 21時56分(最終更新 06月23日 22時23分)

 【メキシコ市・國枝すみれ】南米ブラジルでは22日も反政府デモが続き、全土で計15万人が参加した。サッカーのコンフェデレーションズカップで日本対メキシコ戦のあった南東部ベロオリゾンテでは約6万人がデモに参加。停止線を越えてスタジアムに向かうデモ隊に対し、警察が催涙弾とゴム弾を使用し、少なくとも7人が負傷した。デモ隊の一部は商店に投石するなど暴徒化した。

 ベロオリゾンテはルセフ大統領の出身地。大統領は21日、テレビ演説で「平和的にデモを行う人の声は聞くが、暴徒には妥協しない」と演説していた。

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6519チバQ:2013/06/24(月) 01:03:06
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013062300131
スノーデン氏、モスクワ到着=香港政府、米に引き渡さず−ベネズエラ亡命か
 【香港、モスクワ時事】香港政府は23日、米国家安全保障局(NSA)による個人の通信情報収集活動を暴露した元中央情報局(CIA)職員、エドワード・スノーデン氏が同日、合法的に香港を離れ、第三国へ向かったとの声明を発表した。スノーデン氏は23日午前11時(日本時間正午)ごろ、ロシアのアエロフロート機で香港をたち、モスクワに同日夕(同夜)到着した。
 ロシアのインタファクス通信は航空会社関係者らの話として、スノーデン氏はモスクワで一泊した後、24日にキューバに向けて出発し、ベネズエラに向かうと伝えた。同氏はロシア入国ビザを取得しておらず、空港内で夜を明かすとの情報もある。飛行機から直接ベネズエラ外交団の公用車で同国大使館に入り、出発まで滞在する可能性も指摘されている。
 米当局はスノーデン氏を訴追し、香港政府に身柄の引き渡しを求めていたが、香港政府は事実上、これを拒否した形となった。米中関係に影響する問題であることから、中国政府と水面下で協議したもようだ。
 香港政府は声明で、米側からスノーデン氏を拘束するよう要求があったことを確認した上で、「米政府の文書は(拘束・引き渡しのため)香港の法律上必要な条件を全面的には満たしていなかったので、香港政府は追加資料の提供を求めた」と説明。資料がそろわない状況では、スノーデン氏が香港を離れるのを阻止する法的根拠はなかったと述べた。(2013/06/24-00:44)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013062300251
中国政府「香港の処理尊重」=米国の批判かわす狙いも−スノーデン氏問題
 【北京時事】中国外務省の華春瑩副報道局長は23日、米国家安全保障局(NSA)が個人の通信情報収集をしていたと暴露した元中央情報局(CIA)職員、エドワード・スノーデン氏が香港を離れ、第三国に向かったことについて「香港は法治社会であり、『一国二制度』の原則などに基づき、中央政府は香港特区政府の法に基づく処理を一貫して尊重している」との談話を発表した。
 華副局長は「われわれは関係報道を見たが、具体的状況は分からない」とした上で、「事態の進展を注視し続ける」と述べ、中国政府として香港政府の決定について主体的に関与していないことを示唆した。
 しかし中国政府は香港に強い影響力を行使し、特に外交問題は中央が管轄する。このため香港政府の今回の処理は、米当局がスノーデン氏の引き渡しを要求したことを受け、中国政府と協議して決定したのは確実とみられる。
 中国政府としては、スノーデン氏の米国引き渡しに反対する国内世論が強まる中、同氏が第三国に向かったことで引き渡しを拒否した形となった。また同氏が香港から離れたことで、米国からの批判をかわし、対米関係への影響も抑えられると判断したとみられる。(2013/06/23-22:57)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013062300141
「米の圧力」に反発=香港行政会議メンバー−通信情報収集
 【香港時事】米政府が国家安全保障局(NSA)による個人の通信情報収集活動を暴露した元中央情報局(CIA)職員、エドワード・スノーデン氏の引き渡しを香港政府に求めたことについて、香港行政長官の諮問機関である行政会議メンバーで、元保安局長(閣僚)の葉劉淑儀(レジーナ・イップ)新民党主席は23日、「米国からの圧力を理由に(香港の)原則や制度を曲げれば、二重基準になる」と述べ、米側の姿勢に反発した。
 葉主席はスノーデン氏が香港を離れる直前、ラジオ番組で発言。香港政府が米側の要求に応じなければ、米政府は近く実現する見通しになっていた香港人の米国ノービザ渡航を認めない可能性があるとしながらも、あくまで香港の法律に沿って問題を処理すべきだと強調した。(2013/06/23-19:38)

6520チバQ:2013/06/24(月) 01:06:11
http://www.afpbb.com/article/politics/2951345/10941724
怒るブラジル国民、サッカー大会費用や政治腐敗に「イエローカード」
2013年06月21日 18:56 発信地:ブラジリア/ブラジル
【6月21日 AFP】熱狂的なサッカー好きの国として知られるブラジルで、路上に繰り出す若者たちといえば、これまではサッカーを楽しむ人々だった。しかし今、ブラジルの若者たちは国内で開催中のサッカーの国際大会、コンフェデレーションズカップ2013(Confederations Cup 2013)に合わせて大規模なデモを繰り広げ、過去10年間で急速に増加した中流階級を代表して不満と怒りの声を上げている。

 17日に全国で行われたデモには計25万人が参加し、過去20年間で最大規模となった。20日のデモはさらに拡大し、全国80都市で100万人以上が抗議の声を上げた。北アフリカと中東の民主化運動「アラブの春(Arab Spring)」になぞらえ「熱帯の春(Tropical Spring)」と称する声もある。

 ブラジルは抗議デモが少ないことで知られ、特にこの10年間は所得と雇用の面で社会的に進歩を遂げた後でもあり、デモは驚きをもって受け止められている。

■SNSで広がった抗議

「僕らが死んだ人間じゃないことを示す第一歩だ」と、首都ブラジリア(Brasilia)のデモで国会議事堂の屋根に200人の仲間と共に登ったビジネスマン、ブルーノ・パスタンさん(24)は語った。「ブラジル人はサッカーのためなら何でも我慢する、サッカーのために生きていると思われていたからね」

 最初にデモが始まったのはサンパウロ(Sao Paulo)。公共交通機関の運賃値上げに対する抗議だった。だが、ソーシャル・サイト(SNS)を通じて抗議は各地の都市に飛び火し、次々に新たなスローガンが登場した。

 主要なスローガンの1つは、コンフェデレーションズカップと来年のサッカーW杯の開催に推計150億ドル(約1兆4600億円)もの莫大な費用がかかることへの批判だ。デモ参加者たちは、この費用は教育と保健政策に使われるべきだったと主張している。

 あるデモ参加者は、ブラジルの病院の水準の低さとスタジアム建設にかけた莫大な費用に皮肉をこめて、こう叫んだ。「あんたの息子が病気になったら、スタジアムに連れて行け!」

■増える中流層、減速する経済成長 ― 社会整備の遅れに不満

 ブラジルの抗議デモには、トルコやエジプトで起きた抗議行動との類似点もある。

「背景に大きな社会変化がある。特徴は、新たな社会階層の出現だ」と、コンサルティング会社Gradual Investimentosのエコノミスト、アンドレ・ペルフェイト(Andre Perfeito)氏は指摘する。

 ペルフェイト氏によると過去10年で、4000万人のブラジル国民が中流階級入りした。現在は人口の半分が中流層だ。消費は爆発的に増加し、教育水準も目に見えて上がった。

 ところが、ジルマ・ルセフ(Dilma Rousseff)大統領が政権に就いてから2年、経済成長は2011年の2.7%から12年には0.9%へと急減速。その一方で物価は今年5月時点で前年同月比6.5%増と上昇し続け、市民の家計を圧迫している。調査会社によれば、ルセフ政権の支持率はインフレの影響で8ポイント低下した。

「人口の大部分、特に都市部の人々は、劣悪な公共交通機関、壊滅的な保健制度、まん延する暴力に不満を感じている」と、カンピナス大学(University of Campinas)の社会学者、リカルド・アントゥネス(Ricardo Antunes)氏は説明する。「これらの問題はずっと所得と雇用の増加に補われていた」が、今やそれも限界に達したという。

 コンフェデレーションズカップがこうした怒りを表明する媒介となったのは、「会場となる記念碑的なスタジアムの建設に天文学的な費用がかかった」ためだとアントゥネス氏は分析している。

■特定の政党に属さない新しいデモ参加者

 長年に及ぶ政治・金融スキャンダルの末に路上に繰り出し、腐敗を糾弾する抗議デモの参加者たちは、特定の政党や労働団体に所属しているようには見えず、さまざまな政党や労組を無差別に批判している。

「不満は、問題を解決してこなかった主要政党全てに向けられている」と、ブラジリア大学(University of Brasilia)の歴史学者、ビルジリオ・カセッター(Virgilio Caixeta)氏は言う。

 一方、ルセフ大統領は18日、路上からの「変革」の声に耳を傾けなければならないと述べ、現政権で実行すると約束。社会的・経済的変化を遂げたブラジルに「より多くを求め、また求める権利を有する市民」が出現したとの見方を示している。(c)AFP

6521チバQ:2013/06/24(月) 01:07:01
http://www.afpbb.com/article/politics/2951982/10948962
トルコの反政府デモを警官隊が再び排除、ドイツとの確執深まる
2013年06月23日 14:52 発信地:イスタンブール/トルコ
【6月23日 AFP】トルコの最大都市イスタンブール(Istanbul)中心部で22日、数千人規模の反政府デモが行われ、警官隊が催涙ガスやゴム弾、放水で強制排除した。10年間続いているイスラム色の強い現政権への抗議活動は、新たに活発化している。
 
 デモ隊が市内のタクシム広場(Taksim Square)で、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相の退陣を求めてシュプレヒコールを上げていたところ、数百人の警官隊が放水車とともに突入し、デモ隊を解散させた。

 この日のデモは、全国の反政府活動の中心地であるゲジ公園(Gezi Park)での強制排除から1週間を迎えたタイミングで行われた。デモはトルコを揺るがし、エルドアン首相を激怒させるとともに、トルコが西側諸国から厳しい批判の目を向けられる契機を作った。

 トルコ情勢不安の発端は先月31日、ゲジ公園内の600本の木を再開発事業に伴う伐採から救おうとする小さな活動に対し、警察が強硬な取り締まりを実施したことだった。この措置に対する反発が広がり、専制色を強めているとしてエルドアン首相に抗議する大規模デモに発展した。

 トルコ医師会(Turkish Medical Association)は、一連の騒乱で4人が死亡し、8000人近くが負傷したとしている。また、複数の弁護士グループによると、全国で数百人が拘束され、少なくとも46人が訴追された。大半は「テロ」組織への所属や器物損壊の罪に問われているという。

■冷え込む対独関係

 抗議デモへのトルコ政府の対応は、西側諸国の批判を招いた。特にドイツとの関係は冷え込み、21日には両国で、相手国の大使を呼んで抗議する報復とも取れる動きがあった。

 ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相は17日、トルコの暴力的なデモ取り締まりは「余りにも厳しすぎる」と非難。トルコのエゲメン・バウシュ(Egemen Bagis)欧州連合(EU)相は、EU加盟交渉の再開留保を主張するドイツやオランダに反発するとともに、ドイツ総選挙が9月に予定されていることを踏まえ「メルケルが選挙運動用の題材を探しているのならば、トルコ以外のものにすべきだ」と述べ、ドイツを正面から批判した。

 この日はドイツのケルン(Cologne)市内でも、エルドアン政権に抗議する8万人規模のデモが行われた。EU最大の経済大国であるドイツは、トルコ人移民が世界最多で、トルコにとって最大の貿易相手国でもある。(c)AFP/Nicolas CHEVIRON

6522チバQ:2013/06/24(月) 01:08:20
http://www.afpbb.com/article/politics/2951446/10935584
サンパウロとリオが運賃値上げ撤回、ブラジル抗議デモ
2013年06月20日 13:27 発信地:リオデジャネイロ/ブラジル
【6月20日 AFP】サッカー・コンフェデレーションズカップ(Confederations Cup)開催中のブラジルで公共交通機関の運賃値上げをきっかけに政府に対する抗議デモが激化している問題で、同国2大都市のサンパウロ(Sao Paulo)とリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)の市当局は19日、値上げ撤回を発表した。

 値上げ反対デモは、コンフェデレーションズカップと来年開催予定のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の開催費に巨額の税金が投入される一方、社会福祉事業がないがしろにされているとの不満の高まりを背景に、過去20年で最大規模の抗議デモに拡大。19日には北東部フォルタレーザ(Fortaleza)のコンフェデレーションズカップ試合会場周辺でデモ隊と警官隊が衝突した。

 サンパウロとリオで運賃値上げが撤回されたのは、デモ隊にとって大きな勝利だ。既にポルト・アレグレ(Porto Alegre)やレシフェ(Recife)など複数の都市でも値上げが撤回されている。

 サンパウロ州のジェラルド・アルキミン(Geraldo Alckmin)州知事によると、同州では電車・バスの運賃が24日から、現在の3.2レアル(約140円)から3レアル(約130円)に戻る。またリオでは、エドゥアルド・パエス(Eduardo Paes)市長によるとバス運賃が現在の2.95レアル(約130円)から2.75レアル(約120円)に戻るという。

 最低賃金が月額3万円未満のブラジルでは、公共交通機関の運賃値上げは多くの国民にとって大きな負担となる。ブラジル政府はコンフェデレーションズカップとW杯で好調なブラジル経済を世界にアピールし、国際社会での存在感を高めたい考えだが、若者層は経済成長の恩恵を感じておらず、デモ隊は政府が社会保険や教育に使うべき資金をスタジアム建設につぎ込んでいると非難している。(c)AFP/Christophe Simon

http://www.afpbb.com/article/politics/2951593/10939418
ブラジル抗議デモ、運賃値上げ撤回も鎮静化せず
2013年06月21日 06:57 発信地:リオデジャネイロ/ブラジル
【6月21日 AFP】ブラジルで、公共交通機関の運賃値上げをきっかけに始まった反政府デモが激化している問題で、20日も複数の都市で、公共サービスの改善を求め、来年のサッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)への必要以上の税金投入に反対する新たなデモが発生した。

 同国2大都市のサンパウロ(Sao Paulo)とリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)の市当局は19日、運賃値上げ撤回を発表し、デモ隊側に大きな勝利をもたらしたものの、鎮静化にはつながらなかった。

 ソーシャルメディア上でデモへの参加を表明した人は、全国80都市で100万人以上に上っている。約2週間前に始まった抗議運動は、ここ20年に同国で起きたものとしては最大規模にまで拡大し、収束の気配を見せていない。

 運賃値上げへの抗議は、現在開催中のコンフェデレーションズカップ(Confederations Cup)と来年開催されるW杯ブラジル大会に150億米ドル(約1兆4600億円)が支出されることに対する怒りも相まって、政府の腐敗した政策を阻止しようとする大きな動きへと発展してきた。

 ブラジルで起きたこの民衆による反政府行動を、北アフリカと中東の民主化運動「アラブの春(Arab Spring)」や、トルコで現在も継続中の反政府デモと比較する声も上がっているが、ブラジルのデモは政争の色合いを帯びたものではなく、はっきりと特定できる指導部も存在しない。

 同デモはソーシャルメディア上で活発な意見交換のテーマとなっている。「運賃値上げは撤回された。しかし誰がデモを止めると言った?」という書き込みもあった。問題になったバスの値上げ幅が20センターボ(約10円)だったことから、「『たった20センターボ』以上の問題だ」というスローガンが掲げられ、インターネット利用者が新たなデモを企画実行した。

 W杯開催を批判するデモ隊は、現在開催中のコンフェデレーションズカップの決勝戦を迎える30日、リオデジャネイロにあるシンボル的なマラカナン・スタジアム(Maracana Stadium)へ向けた大規模なデモ行進を計画している。(c)AFP/Laura BONILLA CAL

6523チバQ:2013/06/24(月) 01:10:46
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2951469/10936243
シリアの6つの世界遺産、全て「危機遺産」に指定 ユネスコ
2013年06月20日 15:37 発信地:プノンペン/カンボジア
【6月20日 AFP】国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)は20日、シリア国内にある6つの世界遺産について、2年以上続く内戦により甚大な被害を受けたとして「危機遺産」に指定した。

 シリアには、ダマスカス(Damascus)、ボスラ(Bosra)、アレッポ(Aleppo)の3古代都市と、パルミラ(Palmyra)の遺跡、クラック・デ・シュバリエ(Crac des Chevaliers)とカルエッサラー・エルディン(Qal'at Salah El-Din)の城、シリア北部の古代村落群の計6つの世界遺産がある。

 しかしユネスコの世界遺産委員会は、カンボジア首都プノンペン(Phnom Penh)で開いた会合で、6つ全てを「危機遺産リスト(World Heritage in Danger)」に登録。20日、文書で「シリアにおける武装紛争状態のため、6つの世界遺産の『顕著な普遍的価値』を確実に保全・保護する条件が失われた」と発表した。(c)AFP

6524チバQ:2013/06/24(月) 01:11:40
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2952005/10950833
パキスタンで武装犯が登山者ら襲撃、外国人9人死亡
2013年06月23日 18:37 発信地:イスラマバード/パキスタン
【6月23日 AFP】発足したばかりの新政権が国内の暴力を鎮めると誓ったばかりのパキスタンで22日夜、通常は平穏なヒマラヤ山脈地域で武装した男らが登山者用のベースキャンプを襲撃し、外国人9人とパキスタン人1人が殺害された。

 事件が起きたのは、ギルギット・バルチスタン(Gilgit-Baltistan)地域の世界有数の標高を誇るナンガパルバット(Nanga Parbat)山。

 警察のモハメド・ナビード(Mohammed Naveed)氏がAFPに語ったところによると、現地時間の22日午後10時(日本時間23日午前2時)ごろ、「武装した男たちがベースキャンプに押し入り、登山に来ていた外国人9人と、1人のパキスタン人に向けて発砲した」という。撃たれた人たちはその後、死亡が確認された。

 一方、ウクライナのVladimir Lakomov駐パキスタン大使は23日、死亡した9人の中にウクライナ籍の5人が含まれていたことを明らかにした。また、パキスタン・テレビ(PTV)は被害者にロシア人と中国人が含まれていると報じている。(c)AFP

http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2951837/10944446
シーア派モスクで自爆攻撃、15人死亡 パキスタン
2013年06月22日 07:49 発信地:ペシャワル/パキスタン
シーア派モスクで自爆攻撃、15人死亡 パキスタン
2013年06月22日 07:49 発信地:ペシャワル/パキスタン

クリッピングする拡大写真を見る写真をブログに利用するメディア・報道関係・法人の方 写真購入のお問合せはこちらパキスタン北西部ペシャワル(Peshawar)で起きた自爆攻撃により損傷したイスラム教シーア派モスク(2013年6月21日撮影)。(c)AFP/Hasham AHMED
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スライドショーを見る【6月22日 AFP】パキスタン北西部ペシャワル(Peshawar)の外れにあるイスラム教シーア派(Shiite)のモスク(礼拝所)と神学校で21日、自爆攻撃があり、当局によると15人が死亡、25人以上が負傷した。

 標的となったモスクは、シーア派が住民の多数を占めるグルシャン・コロニー(Gulshan Colony)内にある。ペシャワル市は、パキスタン北西部のアフガニスタンとの国境沿いにある部族地域に隣接しており、この地域はアフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)と国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系武装勢力の主要活動拠点となっている。

 この攻撃の数日前には、米国当局がアフガニスタンのタリバンとの和平協議をカタールの首都ドーハ(Doha)で開始したいとの意向を表明したばかりだった。

 警察当局者はAFPの現場取材に対し、「徒歩で近づいた自爆犯は、最初にモスク外を警護していた警察官たちに向かって発砲した後、礼拝所に入って、礼拝を直前に控えた信者たちの中で自爆した」と語った。

 別の警察官はAFPの取材に対し、当初は少なくとも3人の自爆犯が攻撃を実行するつもりだったと述べた。「そのうちの2人は、共犯者の1人が礼拝所に入って自爆を遂げたので逃げた」という。

 犯行声明はまだ出されていないが、パキスタンでは、イスラム教の少数派シーア派に対するスンニ派(Sunni)の過激派による攻撃が増している。シーア派はパキスタン総人口1億8000万人の20%に上る。(c)AFP/S.H. Khan

6525チバQ:2013/06/24(月) 20:04:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130624/amr13062411380005-n1.htm
ブラジル各地でデモ続行 収束の見通し立たず
2013.6.24 11:36

ブラジル・リオデジャネイロで抗議活動を行うデモ参加者=23日、(ロイター)
 ブラジルで続いているサッカー・ワールドカップ(W杯)などへの抗議デモは23日も20都市以上で行われた。ルセフ大統領は21日の演説で国民に沈静化を呼び掛けたが、24、25両日にはさらに大規模なデモが予定されており、収束の見通しは立っていない。

 デモ隊は、来年ブラジルで開催されるW杯に向けて政府に巨額の資金拠出を強いているとして、国際サッカー連盟(FIFA)にも批判の矛先を向けている。

 FIFAのバルク事務局長は23日の有力紙グロボとのインタビューで「今起きていることの責任はわれわれにない」と批判を一蹴。引き続きW杯成功に向けて努力する考えを示した。

 地元メディアによると、大統領は25日にも新たな福祉政策を発表する方針で、火消しに追われている。(共同)

6526チバQ:2013/06/24(月) 20:04:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130624/amr13062409220003-n1.htm
元CIA職員がエクアドルに亡命申請、キューバ経由か 米政府は旅券無効決定
2013.6.24 09:17
 【モスクワ=佐々木正明】米当局がスパイ活動取締法違反容疑などで訴追した中央情報局(CIA)の元職員、エドワード・スノーデン容疑者(30)について、エクアドル政府は23日、元職員から亡命申請があったことを明かした。

 元職員は23日午後5時(日本時間同10時)ごろ、民間機で香港からモスクワに到着。24日午後にキューバの首都ハバナに向かう露航空会エアロフロートの便のチケットを所持しているとされ、キューバを経由してエクアドルに向かう可能性が出てきた。

 元職員の亡命申請については、エクアドルのパティニョ外相が23日、短文投稿サイト「ツイッター」で明らかにした。同外相は24日にも、滞在先のベトナムで記者会見を開き、状況を説明するとしている。

 インタファクス通信によると、元職員はロシアの入国査証(ビザ)を持っていないため、モスクワのシェレメチェボ空港に到着後、空港敷地内にある乗り換え客用のホテルに宿泊。エクアドルの駐露大使が23日、このホテルを訪れており、元職員と面会したとみられる。

 元職員には、政治亡命への支援を表明した内部告発サイト「ウィキリークス」の顧問弁護士らが同行。ウィキリークスは23日、元職員は「安全なルートでエクアドルに向かう」との声明を出した。

 ウィキリークス創設者のアサーンジ容疑者もエクアドルに政治亡命を申請しており、在英エクアドル大使館に長期滞在している。

 一方、ロイター通信は23日、米国政府当局者の話として、元職員の旅券を無効にする決定を下したと報道。米政府は元職員が経由地として訪れるとみられる中南米の国々に対し今後、国際間の渡航を認めないよう要請した。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130624/amr13062410590004-n1.htm
元CIA職員、スルリ取り逃がし…米、旅券無効決定も打つ手なし
2013.6.24 10:57

エドワード・スノーデン容疑者(ガーディアン提供・ロイター)
 オバマ米政権は、スパイ活動取締法違反などの容疑で訴追した中央情報局(CIA)元職員スノーデン容疑者の旅券を無効とするなど、速やかな身柄確保を目指した。だがスノーデン元職員がロシアに到着、エクアドルへの亡命を申請したことで、打つ手はほとんどなくなったのが実情だ。

 米国務省当局者は23日、中南米の関係国政府にスノーデン元職員の入国を拒否し米国に送還するよう要請したことを明らかにした。エクアドルや経由地とされるキューバへの要請とみられるが、いずれも反米国で従う見込みはない。

 米メディアによると、米政府は元職員が香港を離れる前に旅券を無効にした。国際間の移動を阻み、事態を早期に収拾する狙いがあったが空振りに終わり、当面は元職員の行方を追いながら難しい外交工作を続けざるを得なくなった。

 議会では元職員の逃亡に加担したとして、香港当局や中国政府、ロシアに対する批判が高まっており、米中関係や米ロ関係にも影を落としそうだ。(共同)

6527チバQ:2013/06/24(月) 20:05:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130624/mds13062408030000-n1.htm
南アのマンデラ氏が危篤 容体悪化と大統領府
2013.6.24 08:02

南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領(AP)
 【ロンドン=内藤泰朗】南アフリカ大統領府は23日夜、肺感染症の再発で今月8日未明に首都プレトリアの病院に再入院していたネルソン・マンデラ元大統領(94)が危篤に陥ったと発表した。

 声明などによると、マンデラ氏の容体は、深刻ながらも安定していた。だが、ここ24時間で容体が急変、集中治療室(ICU)に移送されたという。

 医師団は23日夜、病院を訪れた南アのズマ大統領にマンデラ氏の容体を説明。大統領は「医師団はあらゆる手を尽くしている」と述べ、マンデラ氏の回復に向けて祈りをささげるよう国民や世界に呼び掛けた。

 マンデラ氏は、南アの反アパルトヘイト(人種隔離)闘争を率い、1993年にノーベル平和賞を受賞した。近年は肺感染症などで入退院を繰り返し、今回は昨年12月以来、4度目の入院。


http://sankei.jp.msn.com/world/news/130622/mds13062220120001-n1.htm
マンデラ氏は深刻だが安定、搬送時に救急車故障 南ア
2013.6.22 20:11
 南アフリカ大統領府は22日、肺感染症の再発で首都プレトリアの病院に再入院中のネルソン・マンデラ元大統領(94)の容体は「深刻だが安定している」との声明を出した。マンデラ氏の容体に関する大統領府の情報提供は16日以来。

 また、マンデラ氏が8日未明に最大都市ヨハネスブルクの自宅から搬送された際、軍の救急車が途中で故障し、別の救急車に乗り換えていたことが分かった。米CBSテレビが報じ、南ア大統領府も確認した。

 CBSによると、別の救急車の到着まで40分以上かかった。大統領府は、マンデラ氏の容体に影響はなかったとしている。

 マンデラ氏は南アの反アパルトヘイト(人種隔離)闘争を率いたノーベル平和賞受賞者。入院は昨年12月以来、4回目。(共同)

6528チバQ:2013/06/24(月) 20:53:08
http://mainichi.jp/select/news/20130624dde007030050000c.html
米国家安全保障局:情報収集 中国、「法治」香港を支持 米との正面衝突回避
毎日新聞 2013年06月24日 東京夕刊

 【上海・隅俊之】CIA元職員、スノーデン容疑者が香港を離れたことについて、中国政府は「香港は法治社会。法に基づく処理を尊重している」(中国外務省)として、香港特区政府の対応を支持する考えを表明した。元職員の処遇は米中間の外交問題に発展する可能性もあったが、米国が異論をはさみにくい「法治」を強調することで正面衝突を巧みに避けた形だ。

 中国外務省の華春瑩副報道局長は23日の談話で「関連する報道を見たが、具体的には分からない。事態の進展を注視する」と述べ、中国政府が香港側の判断に関与していないとの立場を強調した。

 ただ、1国2制度の下でも外交問題は中国政府の管轄になる。香港の元保安局長で親中派政党・新民党の葉劉淑儀(レジーナ・イップ)主席は「米政府から引き渡し要請があれば、香港政府は中国政府に通知する」と指摘。親中派の梁振英行政長官が水面下で中国政府と協議していた。

 中国では「引き渡せば中国全体がメンツを失う」(国際情報紙、環球時報)などの強硬論も出ていた。一方で、中国は習近平国家主席がオバマ米大統領との会談で「新しい形」の関係構築で一致したばかりで、対米関係悪化を望んでいない。また、自国でもネットの監視を強めており、国家の情報収集活動を告発した元職員をかくまうことは、自らの首を絞めることになり、難しい決断を迫られていた。

http://mainichi.jp/select/news/20130624dde007030041000c.html
米国家安全保障局:情報収集 米政権、二重のいら立ち CIA元職員、反米国が亡命候補 告発サイト支援
毎日新聞 2013年06月24日 東京夕刊


スノーデン容疑者の到着を待つエクアドル大使の車の横に立つ報道陣ら=モスクワの空港で2013年6月23日、AP
拡大写真 【ワシントン及川正也】米国家安全保障局(NSA)の機密情報を漏えいしたなどとして訴追された中央情報局(CIA)元職員、スノーデン容疑者(30)が滞在先の香港からロシアに出国し、中南米への亡命を求めていることにオバマ米政権はいら立ちを募らせている。移動ルートや亡命先候補がいずれも米国と対峙(たいじ)する国々ばかりのためだ。米政府は関係各国に強制退去を求めているが、応じる可能性は低く、長期化は必至の情勢だ。

 内部告発サイト「ウィキリークス」は23日、元職員がエクアドルに向かっていると発表した。米メディアによると、米政府はエクアドル、キューバ、ベネズエラに元職員が入国した場合、強制退去させるよう求めた。

 これら3カ国は「反米帝」を掲げて連携している左派政権。エクアドルのコレア政権は2009年に国内の空軍基地の米軍使用継続を認めないと決定。自由貿易協定(FTA)交渉も破棄して対米関係は険悪化している。

 オバマ政権は香港当局との良好な関係から早期送還実現を期待していたが、香港当局はロシアへの出国を許可した。米民主党有力者のシューマー上院議員は23日のCNNテレビで「中国政府の介入があったと思う」と指摘。「プーチン露大統領はシリアやイラン、スノーデン問題でも米国の邪魔をしており、米露関係に深刻な影響を与える」と述べ、中露両政府を批判した。大量の外交公電を漏えいしたとして裁判中のマニング陸軍上等兵の漏えい先だったウィキリークスが亡命の支援をしていることも、米政府をいら立たせる要因になっているとみられる。

 米国務省は元職員のパスポートを無効とし、「あらゆる手段」を講じて送還させる方針だが、反米のエクアドルがいったん入国を許可すれば送還が難しくなることは確実だ。

6529チバQ:2013/06/24(月) 21:11:49
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013062400042
与野党双方が勝利宣言=政治の混乱拡大必至−アルバニア総選挙
 【ベルリン時事】アルバニアで23日、総選挙(議会定数140)が行われ、ベリシャ首相の与党・民主党と野党・社会党の双方が勝利宣言した。政治の混乱拡大は必至で、欧州連合(EU)加盟が遠のく可能性もある。
 ベリシャ首相は「偉大な勝利を確信している」と強調。一方、社会党のラマ党首は「破壊的な勢力に勝った」と述べた。いずれも根拠は示していない。暫定集計結果は24日以降に発表の予定。(2013/06/24-07:22)

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6530チバQ:2013/06/24(月) 22:19:26
http://www.afpbb.com/article/politics/2952153/10947905
「虹の国」の父、ネルソン・マンデラ氏 獄中から大統領に
2013年06月24日 18:08 発信地:ヨハネスブルク/南アフリカ
【6月24日 AFP】反アパルトヘイト(人種隔離)闘争で27年間にわたって獄中生活を送った後、「自由への長い道」に乗り出したネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)氏──後に南アフリカ初の黒人大統領となり、ノーベル平和賞を受賞した。

 近年は公の場に姿を見せることはほとんどなくなったが、今なお世界で最も愛される人物の1人であり続けている。

■最貧地区に生まれ反アパルトヘイトの闘士へ

 マンデラ氏は1918年7月18日、南アフリカでも最貧地区の1つ、トランスカイ(Transkei)にあるムベゾ(Mvezo)村で、テンブ人の首長の家庭にホリシャシャ・マンデラ(Rolihlahla Dalibhunga Mandela)として生まれた。「ネルソン」は学校の教師に名付けてもらった英語名だ。

 学生時代に活動家となり、52年にヨハネスブルク(Johannesburg)に黒人として初めて法律事務所を開設した。

 61年にアフリカ民族会議(ANC)の地下武装組織「ウムコント・ウェ・シズウェ(Umkhonto we Sizwe、民族の槍)」の最高司令官となり、翌62年にはアルジェリアとエチオピアで軍事訓練を受けた。だが、64年に逮捕・起訴され、終身刑を言い渡された。このとき裁判でマンデラ氏が行った演説は、反アパルトヘイト運動のマニフェスト(宣言)となった。

「私は白人による支配に対して戦ってきた。黒人による支配に対しても戦ってきた。全ての人が平等な機会の下で暮らす民主的で自由な社会という理想を私は抱いてきた。(中略)この理想のために、死ぬ覚悟もできている」

■釈放、選挙、大統領就任──「虹の国」目指す

 マンデラ氏はロベン島(Robben Island)に18年間収容された後、82年にケープタウン(Cape Town)のポールスモア(Pollsmoor)刑務所に移送された。その後、郊外パール(Paarl)のビクター・フェルスター(Victor Verster)刑務所に再移送された。

 国際社会が南アフリカに対し経済制裁で圧力を強める中、89年に強硬派のP・W・ボタ(P.W. Botha)大統領が辞任し、融和的なフレデリク・デクラーク(Frederik de Klerk)大統領が就任。90年2月11日、マンデラ氏は釈放された。93年、マンデラ氏とデクラーク氏はノーベル平和賞を共同受賞した。

 94年、初の全人種参加による総選挙が行われ、マンデラ氏も人生で初めて投票を行った。この選挙をめぐっては直前に衝突が起き、多数が死亡している。選挙の結果を受け、マンデラ氏が議会で大統領に選出された。

 黒人たちの尊厳を回復すると同時に、変化を恐れる白人たちの不安を取り除く和解政策に着手したマンデラ氏は、大統領就任演説で次のように宣言した。「私たちは1つの契約を結んだ。黒人も白人も、全ての南アフリカ人が胸を張って歩くことができ、何かを恐れることなく、人間の尊厳を決して奪われることのない社会――国内外とも平和に包まれた虹の国を築こうという契約だ」

■紛争調停や若者の生活向上、W杯誘致に尽力

 大統領職を1期5年務めたマンデラ氏は、99年に引退。その後はアフリカ中部ブルンジを中心に、各地で紛争の調停に力を注いだ。また、長い獄中生活で子供たちの成長をそばで見ることができなかった経験から、若者たちの生活向上に力を注ぎ、資金を集めて、へき地における学校建設を進めた。

 ウィニー・マンデラ(Winnie Madikizela-Mandela)夫人と離婚したマンデラ氏は98年、80歳の誕生日に、モザンビークの故・サモラ・マシェル(Samora Machel)元大統領の夫人だったグラサ・マシェル(Graca Machel)さんと再婚した。83歳のときに前立腺がんと診断されたが、治療に成功。2004年5月、家族や友人との「もっと静かな生活」を楽しむために、公務を減らすことを発表した。

 09年、国連(United Nation)はマンデラ氏の誕生日を「ネルソン・マンデラ国際デー(Nelson Mandela International Day)」に設定した。

 マンデラ氏は、アフリカ大陸での初開催を目指した2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)の誘致にも尽力。本大会決勝戦ではスタジアムに姿を見せ、観衆を喜ばせた。

 大会後、南アのジェイコブ・ズマ(Jacob Zuma)大統領は、W杯開催によってマンデラ氏の理想実現が近づいたとコメント。「タタ(お父さん)、あなたの夢にわれわれはとても近づいた。成功を祝い共に働く多様性の中に結束した1つの国になった」と述べた。(c)AFP

6531チバQ:2013/06/24(月) 22:20:05
http://www.afpbb.com/article/politics/2952048/10865082
パレスチナ首相辞任、権限問題でアッバス議長と対立
2013年06月24日 07:31 発信地:ラマラ/パレスチナ自治区
【6月24日 AFP】パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長は23日、約2週間前に就任したばかりのラミ・ハムダラ(Rami Hamdallah)首相の辞表を受理した。辞任の理由は、政府内における首相の権限をめぐって議長と対立したためだ。

 アッバス氏が権限の問題をめぐり首相職から辞表を提出されたのはこの2か月半で2度目。パレスチナ自治政府は再び不安定化することになる。

 今月6日に就任したハムダラ氏は、副首相を2人指名したアッバス議長の決定に反発していた。パレスチナ自治政府で副首相のポストが作られたのは、今回が初めてだった。

 ハムダラ氏は首相としての明確な権限と、副首相によってその権限が侵害されないよう求めていたが、結局アッバス氏との意見の相違は埋まらなかった。(c)AFP/Adel Zaanoun

6532チバQ:2013/06/24(月) 22:20:41
http://www.afpbb.com/article/politics/2952066/10953134
アルバニア総選挙で発砲事件、EU加盟に暗雲
2013年06月24日 08:28 発信地:ティラナ/アルバニア
【6月24日 AFP】23日に総選挙(一院制、定数140)が行われたアルバニアで、政治的動機に基づくとみられる発砲事件があり、野党の支持者1人が死亡した。

 事件が起きたのは、北部の町Lacの投票所付近。警察当局は「選挙と関係している可能性がある」とAFPに語ったが、それ以上の詳細は明かさなかった。

 死亡したのは、首都ティラナ(Tirana)の元市長のエディ・ラマ(Edi Rama)氏が率いる社会党を軸とする政党連合の支持者の男性(53)と確認された。一方、負傷者3人のうち1人は、サリ・ベリシャ(Sali Berisha)首相率いる与党民主党の候補者だった。選挙ではラマ氏とベリシャ氏が、お互いに不正を行っていると非難合戦が続いていた。

 アルバニアは約20年前に共産主義政権が崩壊して以来クリーンな選挙ができていないため、念願の欧州連合(EU)加盟に向けて、国際水準の公正な選挙を行う能力があることを示す必要がある。(c)AFP/Briseida MEMA

6533チバQ:2013/06/25(火) 21:31:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130625-00000043-jij_afp-int
カタール首長、33歳皇太子への権力移譲を発表
AFP=時事 6月25日(火)16時52分配信



国営衛星放送カタールテレビで演説するハマド・ビン・ハリファ・サーニ首長(2013年6月25日撮影)。
【AFP=時事】カタールのハマド・ビン・ハリファ・サーニ(Hamad bin Khalifa al-Thani)首長(61)は24日、タミム・ビン・ハマド・サーニ(Tamim bin Hamad al-Thani)皇太子(33)に権限を移譲した。


 ハマド首長はテレビ演説で、「本日、権限をタミム・ビン・ハマド・サーニ皇太子へ移譲することを発表する。(この決定は)若い指導者が旗を持つ新たな時代の始まりだ」と述べた。

 タミム皇太子は湾岸アラブ君主国で最年少の国家元首となった。

 独裁的な指導者による支配が数十年にわたり続いてきたアラブ諸国では、近年の民主化運動「アラブの春(Arab Spring)」により、チュニジアやエジプト、リビアで政権が転覆しているが、カタールはこの間、外交的に重要な役割を果たした。

 ハマド首長は、1995年に実父であるハリーファ首長に対する無血クーデターで政権を奪取。カタールの膨大なガス資源をてこに近代化を進め、同国を国際社会の主要国の一つに変身させた。

 一方、1980年生まれのタミム皇太子は、ハマド首長の4男で第2夫人との2人目の子ども。天然ガス資源が豊富で、西側諸国と友好的な関係にあるカタールの次期国家元首となるべく育てられてきた。【翻訳編集】 AFPBB News

6534チバQ:2013/06/25(火) 21:37:27
http://www.cnn.co.jp/world/35033833.html
カブールの大統領府に襲撃、4人死傷 タリバーンが犯行声明
2013.06.25 Tue posted at 18:39 JST

カブール(CNN) アフガニスタンの首都カブールの大統領府が25日早朝、武装集団の襲撃を受け、内務省によると警備員3人が死亡、1人が負傷した。アフガニスタンの反政府勢力タリバーンが犯行声明を出している。

警察によると、武装集団はただちに撃退された。犯人側の死者数については情報がない。

大統領府は米大使館や国際治安支援部隊(ISAF)本部の近くに位置する。ISAFの報道官は襲撃の知らせを受け、「爆発や銃撃の報告があった。状況を監視し、関係者の安全確保に全力を挙げている」と述べた。

アフガンでは先週までにISAFから全土の治安権限が移譲され、警察や軍の治安維持能力に注目が集まっている。

6535チバQ:2013/06/25(火) 21:38:16
http://www.cnn.co.jp/world/35033803.html
アンカラ市長、ツイッターで反対派と勢力争い トルコ
2013.06.25 Tue posted at 11:46 JST

トルコ・イスタンブール(CNN) 政府に対する抗議デモが続くトルコで、首都アンカラの市長が短文投稿サイトのツイッター上で反対派と支持者のツイート数を競い合う勢力争いを展開している。

発端はアンカラのギョクチェキ市長が23日、ツイッター上で英BBCトルコ放送局のセリン・ギリット特派員を名指しして「外国の工作員」と非難したことだった。ギョクチェキ市長はさらに、「彼らは英国の主導で工作員を雇い、我が国の経済を崩壊させようとしている」とツイートした。

ギョクチェキ市長は同国のエルドアン首相が率いる与党公正発展党(AKP)の所属。エルドアン首相は3週間前に抗議デモが激化して以来、外国が背後でデモ隊を操り、テロや暴動を引き起こしていると非難していた。

ギョクチェキ市長もこの筋書きに沿って、ツイッターで特定の話題を取りまとめるハッシュタグの機能を使い、トルコ語で「英国のセリン・ギリットの名でスパイするな」という意味の話題を作成。読者に呼びかけてツイッターの世界ランキングでこの話題を上位に浮上させた。

一方、これに対抗する勢力は同日、「ギョクチェキは工作員だ」と反撃するハッシュタグを作成した。この話題は支持者の間で次々にリツイートされ、ギョクチェキ市長が作成したハッシュタグの順位を逆転して、ツイッターのランキングでトップ級の話題に浮上した。

これに対してギョクチェキ市長は、「ギョクチェキ工作員のハッシュタグをツイートした者は誰であれ、1人ひとりに対して法的措置を起こす」と脅しをかけている。

それでも現地時間の24日午前、反対勢力のハッシュタグは、ツイッターのランキングで2位に浮上している。

BBCは24日に発表した声明で、トルコの当局者がBBC特派員に対し脅しをかけているとして懸念を表明。BBCの記者は「不偏不党の報道」を心掛けていると述べ、意見や苦情は適切な方法で寄せるべきだとトルコ政府に促した。

6536チバQ:2013/06/25(火) 21:38:45
http://www.cnn.co.jp/world/35033793.html
ベルルスコーニ元伊首相に禁錮7年
2013.06.25 Tue posted at 09:52 JST

ミラノ(CNN) イタリアのベルルスコーニ元首相(76)が未成年者買春の罪などに問われた裁判で、同国の裁判所は24日、禁錮7年の有罪判決を言い渡し、公職に就くことを禁止した。

担当弁護士は記者団に「公正な裁判ではなかったので判決には驚いていない」と話し、上訴する構えを示した。

検察によると、元首相は2010年、当時未成年だったダンサーの女性と13回にわたり性的関係を持った。検察はまた、この女性が窃盗容疑で逮捕された際に元首相が職権を乱用して釈放させるよう働きかけたとも主張した。

これに対して元首相は、女性と関係を持つために金を支払ったことは「これまでの人生でただの一度もない」として無実を主張。女性も当時、年齢を24歳と偽っていたと話し、性的関係も否定していた。

元首相は94年から11年にかけて3期首相を務めた。詐欺や汚職、女性関係などのスキャンダルが絶えず、昨年10月には脱税で禁錮4年と公職禁止5年の有罪判決を受けた。先月2審でも有罪を言い渡された。

一方で今年2月の総選挙では同氏の陣営の得票率が30%に迫り、レッタ政権下で影響力を保持している。

6537チバQ:2013/06/25(火) 22:08:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013062500107
中道左派が連立参加=ギリシャで内閣改造
 【アテネ時事】ギリシャのサマラス首相は24日、政権発足から1年を経て内閣改造に踏み切った。閣外協力にとどまっていた中道左派、全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のベニゼロス党首が外相兼副首相として入閣。首相率いる中道右派の新民主主義党(ND)との連立政権に参加した。新閣僚は25日に宣誓する予定。(2013/06/25-07:34)

6538チバQ:2013/06/25(火) 22:13:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130624/amr13062421020006-n1.htm
逃亡希望先、なぜエクアドル? 欧米の敵「保護」 政権盤石
2013.6.24 21:01 (1/2ページ)[南北アメリカ]

エドワード・スノーデン容疑者(ロイター)
 【ニューヨーク=黒沢潤】南米エクアドルの反米左派コレア政権は23日、スノーデン容疑者の亡命申請受け入れを示唆した。コレア政権としては中南米地域の“反米同盟”を率いたベネズエラのチャベス大統領の死去後、同地域で存在感を高めたいとの思惑がある。スノーデン容疑者側には、政権基盤が盤石で、欧米諸国に「敵対する」人物の亡命を受け入れているエクアドルなら“身の安全”が保証されるとの判断があったとみられる。

 反米同盟の盟主的存在だったチャベス氏の後継者であるマドゥロ大統領は4月の大統領選で僅差で勝利したばかり。政権基盤は弱く、対米関係の改善を模索中だ。

 中南米の政治力学が微妙に変化する中、カストロ政権のキューバや、オルテガ政権のニカラグアなどとともに反米同盟の一角をなすエクアドルのコレア政権は、「地域のリーダー的存在にまではなれないものの、チャベス氏のような強硬姿勢を見せることで、地域の“顔”としての存在感を発揮したい思惑がある」(外交筋)と指摘される。

 エクアドルは昨年から、内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者、アサーンジ容疑者を在英エクアドル大使館内に保護している。“米政府の敵”スノーデン容疑者を受け入れれば、反欧米姿勢はより明確になる。

 コレア大統領はこれまで、連続再選規定を撤廃し、司法権も縮小させただけでなく、今月14日にはテレビ局などの政権批判を封じ込める「メディア規制法」を成立させるなど、強権的な政治手法をとってきた。大統領は一方、豊富な石油資源を元に貧困層などへのバラマキ政策を通じて今年2月に3選を果たしている。国民からの人気は高く、政権が早期に揺らぐ可能性は低い。

 もっとも、エクアドルは政治面で米国と敵対しているとはいえ、関税で優遇措置が与えられている米国の「アンデス諸国貿易特恵法」の対象国だ。対象だった南米計4カ国のうち、コロンビアとペルーは自由貿易協定締結に向けた対米交渉を開始し、ボリビアは反米色を強めて2008年に対象から外れたため、今も優遇措置を受けるのはエクアドルのみ。米議会は来月が特恵法の延長時期にあたるため、特恵法延長を望むならスノーデン容疑者を引き渡すよう揺さぶりをかけるとみられる。

6539チバQ:2013/06/25(火) 22:14:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130625/chn13062521470003-n1.htm
中国外務省、米側の名指し批判に反発 無関係の根拠は示さず
2013.6.25 21:46

 【北京=川越一】中国外務省の華春瑩報道官は25日の定例記者会見で、スパイ活動取締法違反容疑などで訴追された米中央情報局(CIA)元職員、エドワード・スノーデン容疑者が香港を離れたことについて、米側が中国政府を名指しで批判したことに対し、「根拠に乏しく、中国側は受け入れられない」と強く反発した。

 米側は、中国政府の同意なしに、香港政府が独自に判断を下すことはないとみている。それに対し、華報道官は「香港政府は法律に従って案件を処理した。非難されるところは何もない」とかわした。中国が同容疑者を利用して情報を得ようとしていたとの疑いについても、「全く根拠のない話であり、極めて無責任だ」と不快感を示した。

 さらに、米国で同容疑者が「インターネットや情報の自由がない国家に逃亡した」と揶揄されていると聞くと、「米国にまだそのようなことを言う人がいるとはおかしなことだ。まず、鏡を持って自分を省みて、自分のことをうまく管理するよう、ご忠告申し上げる」と皮肉った。華報道官は一貫して中国政府の関与を否定したが、それを証明する根拠は示していない。


http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130625-OYT1T01128.htm
スノーデン氏、まだモスクワに?…露、米に反発

「スノーデン」の記事をお探しですか?最新関連記事が 10+ 件 あります。 【モスクワ=田村雄】タス通信によると、ロシアのラブロフ外相は25日、記者会見で、米政府機関による情報監視活動を暴露したエドワード・スノーデン容疑者(30)を巡るロシアの対応を米国が批判したことに強く反発した。同通信によれば、スノーデン容疑者は同日も乗り継ぎのため滞在中のモスクワの空港内にとどまっている。


 ラブロフ外相は、ケリー米国務長官が同容疑者の送還要請に応じない露側の対応を問題視したとして、「米国が自国の法律に違反しているとロシアを非難するのは受け入れられない」と述べた。外相はまた、「(同容疑者は)自分で便を選んだ。ロシアへの入国手続きもしていない」と話し、露政府と同容疑者は無関係だと強調した。

(2013年6月25日22時05分 読売新聞)
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6540チバQ:2013/06/25(火) 22:15:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130625/amr13062511590004-n1.htm
ニカラグア「国民の夢」新運河構想 全長パナマの3倍も実現は「?」
2013.6.25 11:57 (1/2ページ)

新運河建設の契約を結んだ香港系企業のワン・ジン社長(右)と肩を組むニカラグアのオルテガ大統領 =14日、マナグア(AP)
 ■全長パナマの3倍…香港系企業請け負いも実現「?」

 【ニューヨーク=黒沢潤】中米ニカラグアのオルテガ政権がパナマ運河に対抗する巨大運河の建設を目指している。同国議会は今月13日、中国・香港系企業に向こう50年間、運河の計画立案、資金調達、建設、運営を認めることを決定したが、現時点では計画の実現性を疑問視する声が支配的で、オルテガ政権浮揚への“PR”との見方が強い。

 運河の全長は290キロ前後。南部のニカラグア湖を通ること以外、具体的なルートは決まっていない。総事業費は400億ドル(約3兆9千億円)。

 事業を請け負うのは、香港系企業「HKニカラグア運河開発投資」。米紙ウォールストリート・ジャーナルによれば、同社のワン・ジン社長(40)は「建設資金を世界中から集める」と表明した。ただ、ワン社長が経営する北京の通信会社のウェブサイトには、中国政府との関係を強調する写真が掲載されており、中国政府がいずれ資金提供などで事業に関わるとの見方も根強い。

 ニカラグアでは、前身の「中米連邦」時代の1825年、米ニューヨークの有力資本家の事業として運河を建設する案が浮上した。ところが、米政府の支援でパナマに運河を造りたいロビイストらが20世紀初頭、煙を吐くモモトンボ火山が描かれたニカラグアの切手を米上院議員に送りつけ、「自然の脅威」を強調。米政府は結局、パナマに運河を造り、ニカラグア案を葬り去ったため、「運河建設はニカラグア国民が100年間抱き続けてきた夢」(ワン社長)となっていた。

 年間約1万4千隻が行き来し、パナマ政府に10億ドル(約980億円)以上の通航料を落とすパナマ運河は現在、通航能力が限界に近づいており、52億ドルの予算で拡張工事が進められている。ただ拡張されても、世界最大級のコンテナ船の通過は不可能とされていることもあり、ニカラグア政府は「新運河建設の好機」と判断した。

 オルテガ政権は運河建設で、中南米地域の貧国の一つである自国の国内総生産(GDP)を倍増させ、4万人の雇用創出を図ると強調している。大統領顧問も「運河建設でニカラグアの歴史が大きく転回する」と期待を寄せる。

 ただ、運河建設の実現性を疑問視する声は少なくない。ニカラグアにはジャングルや自然保護地が多く、運河の全長もパナマ運河の3倍近くに上ることから、建設には困難が伴う。

 中米地域に、2つの運河が必要なほど物流が増えるかという点についても懐疑的な見方が多い。専門家は「(物流が増えないため建設しても)人類史上、最悪の“無用の長物”になる可能性がある」と指摘している。

6541チバQ:2013/06/25(火) 22:25:53
http://mainichi.jp/select/news/20130625k0000e030197000c.html
イタリア:大連立、亀裂も 元首相、買春疑惑で有罪判決
毎日新聞 2013年06月25日 12時30分(最終更新 06月25日 12時58分)

 【ローマ福島良典】イタリアのベルルスコーニ元首相(76)は24日、少女買春疑惑で求刑を上回る禁錮7年、公職永久追放の1審有罪判決を言い渡され、政治的に大打撃を受けた。元首相は検察や判事の「左派偏向」を指摘して司法当局との対決を強めており、元首相の醜聞はレッタ大連立政権のアキレスけんになっている。

 元首相は24日夜、有罪判決を受けて声明を出し、「私を政界から抹殺しようとする前代未聞の暴力的な判決だ」と批判。「この迫害に抵抗し、イタリアを自由で公正な国にする闘いをやめない」と“徹底抗戦”の構えを強調した。

 イタリアの憲法裁判所は19日、元首相が実質的に経営する巨大メディア企業の脱税事件で、公判停止を狙った元首相側の請求を棄却したばかり。元首相は1審、2審で有罪判決を受けて最高裁に上告中で、今年末か来年初めに最高裁判決が出る見通しとなった。

 4月末に発足した現政権はレッタ首相(46)の中道左派・民主党と、元首相率いる中道右派・自由国民を軸にした大連立。元首相は入閣こそしていないが、後見人として政権の命運を握っている。数々のスキャンダルを抱える元首相にとって連立参加は「保身」の側面がある。

 元首相は当面、レッタ首相を支える姿勢を示しているが、自由国民の内部では連立離脱を促す声も出始めている。自由国民はレッタ首相に対して付加価値税の税率引き上げを今年12月まで先送りするよう要請し、遅くとも今秋までに実施したい首相側と不協和音が起きている。少女買春疑惑での有罪判決により、連立与党間の亀裂が深まる恐れがある。

6542名無しさん:2013/06/26(水) 18:37:14
http://mainichi.jp/select/news/20130626ddm007030170000c.html
カタール:首長が譲位 異例存命中、33歳タミム皇太子に
毎日新聞 2013年06月26日 東京朝刊

 【カイロ秋山信一】カタールのハマド首長(61)は25日、首都ドーハで演説し、四男のタミム皇太子(33)に譲位すると発表した。君主制が続くペルシャ湾岸諸国で国家元首が存命中に譲位するのは極めて異例。ハマド首長は「若い世代が革新的な発想をもって、我が国の新たなページを開く時が来た」と説明した。新首長はアラブ諸国で最年少の国家元首となる。

 ハマド首長は「皇太子は首長の責任を果たし、信頼に足ると確信している」と演説した。24日に首長一族や政府高官に譲位について説明していた。今回の譲位は、平和的な世襲を確立する狙いがありそうだ。親欧米の外交政策も引き継ぐとみられるが、「シリア内戦など周辺国への積極的な介入姿勢を転換する可能性がある」(エジプト・アハラム政治戦略研究所のオケーシャ氏)との見方もある。

 ハマド首長は1995年、父のハリファ前首長が外国訪問中に無血クーデターで首長に就任した。2003年には憲法を制定するなど民主化の動きを見せたが、初の国政選挙となる評議会選挙をたびたび延期するなど国内の政治改革は道半ばだ。

 一方、豊富な天然ガスによる収入を背景に、人口約200万人の小国は国際的な影響力を拡大した。96年に政府などの出資で衛星テレビ局アルジャジーラを開局し、2022年のサッカー・ワールドカップ招致にも成功した。さらに11年以降の中東の民主化要求運動「アラブの春」では、内戦に陥ったリビアやシリアで反体制派に武器を供与するなど積極的な支援を展開した。

6543名無しさん:2013/06/26(水) 18:38:20
http://mainichi.jp/select/news/20130626dde007030029000c.html
EU:セルビアと加盟交渉へ コソボとの「共存」評価
毎日新聞 2013年06月26日 東京夕刊

 【ブリュッセル斎藤義彦】欧州連合(EU)の拡大担当の大臣会合が25日、ルクセンブルクで開かれ、セルビアのEU加盟交渉を遅くとも来年1月までに開始することで合意した。また、隣接するコソボと加盟の前提となる「安定化・連合協定」締結交渉を始めることも認めた。EUはコソボ紛争(1998〜99年)を戦った両国を加盟へのプロセスに入れることで、火薬庫と呼ばれたバルカン半島の恒久的安定を目指す。

 27日から開かれるEU首脳会議が交渉開始を確認する。

 セルビアとコソボは今年4月、互いのEU加盟方針を認めることを柱に、コソボが一方的に独立宣言している現状を追認する合意を交わしていた。EU加盟国は合意の具体的な実行を求めていたが、両者が大使館にあたる代表部を設置して事実上の“大使”を交換するなど共存への動きを見せたことから合意を「歴史的」(ウェスターウェレ・ドイツ外相)と評価し、交渉開始を承認した。

 セルビアは司法や税制などで改革を進め、すべてがクリアされれば加盟となる。加盟まで数年かかる見通し。一方、コソボはEUと自由貿易圏を作り、政治・経済改革で助言を受ける「安定・連合協定」を締結するための交渉に近く入る。

 EUでは、少数民族を抱える5カ国がコソボを承認していないが、バルカン半島安定化を最優先して全加盟国が協定交渉開始で合意。EU当局は、セルビアとコソボを同時に加盟させる方針。

6544チバQ:2013/06/26(水) 20:16:30
http://www.cnn.co.jp/world/35033895.html
豪首相、党首選敗北で交代へ 新党首にラッド氏
2013.06.26 Wed posted at 19:43 JST

(CNN) オーストラリア与党の労働党は26日、党首選を実施し、ギラード首相に代わってラッド前首相を党首に選出した。ラッド氏は総督の任命を受けて首相に就任する見通しだ。

ラッド氏は得票数57対45でギラード首相を破った。

労働党は9月に総選挙を控え、支持率低下の目立つギラード首相の下では勝利がおぼつかないとの危機感を募らせていた。有権者に人気のあるラッド氏を党首に推す動きが強まったが、同氏は当初、党首選出馬に消極的な姿勢を示していた。

ギラード首相は今週、「国家と党のために問題を解決すべきだ」として自ら党首選の実施を決め、「党首選で勝った者が党首となり、負けた者は政界から退くべきだ」と言明していた。ラッド氏も直前になって出馬を表明した。

http://www.afpbb.com/article/politics/2952760/10965440?ctm_campaign=txt_topics
豪与党党首選、ラッド氏が勝利 ギラード首相引退へ
2013年06月26日 19:29 発信地:シドニー/オーストラリア


【6月26日 AFP】オーストラリア与党・労働党(Labor Party)の党首選が26日、行われ、ケビン・ラッド(Kevin Rudd)前首相がジュリア・ギラード(Julia Gillard)首相に57対45で勝利した。結果を受け、ギラード首相は、9月の総選挙後に政界を引退する見込みだ。

 労働党は、9月14日の総選挙で、自由党(Liberal Party of Australia)のトニー・アボット(Tony Abbott)党首率いる野党保守派への大敗が見込まれており、党内で不和が生じていた。

 ギラード首相は27日に首相を辞任する見通し。(c)AFP

6545旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/06/26(水) 23:56:11
ついに来たか。

同性婚禁止の法律は違憲 米連邦最高裁が判決
http://www.asahi.com/international/update/0626/TKY201306260586.html
 【ワシントン=中井大助】同性婚の是非が争われた訴訟で、米連邦最高裁は26日朝(日本時間同日夜)、婚姻を男女の関係に限定した「結婚防衛法」を違憲とする判決を言い渡した。米最高裁が同性婚の問題を取り上げるのは初めてで、同性愛者の権利に大きく影響する。
 米国では婚姻に関する法律が州ごとに異なる。同性婚は2004年にマサチューセッツ州が最初に認め、現在は12州と首都ワシントンで導入されている。一方、国レベルでは婚姻を男女の関係に限定した「結婚防衛法」があるため、州の法律に基づいて結婚した同性カップルでも、国の様々な法律では婚姻関係にあると認められず、配偶者としてビザの発給や税金の控除などを受けられない。
 最高裁で審理されている二つの訴訟は(1)州が同性婚を認めているにもかかわらず、結婚防衛法によって不利益な扱いを受けている(2)いったん同性婚を認めたカリフォルニア州が住民投票の結果を受け、禁止に戻ったため結婚できなかった――という内容。一、二審はいずれも同性婚の権利が認められ、結婚防衛法やカリフォルニア州の禁止が違憲とされた。

6546チバQ:2013/06/27(木) 22:38:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130627/asi13062721080002-n1.htm
ラッド氏が豪首相に就任 総選挙に勝てるか−党の信頼回復がカギ
2013.6.27 21:04 (1/2ページ)[選挙]

27日、キャンベラで、ブライス・オーストラリア総督(右)から首相に任命されるラッド氏(AP)
 【シンガポール=青木伸行】オーストラリアの第28代首相に27日、与党・労働党のケビン・ラッド氏(55)が就任した。3年ぶりの首相復帰。ラッド内閣は、次期総選挙への「選挙管理内閣」という色彩を帯びている。敗北すれば短命政権に終わるだけに、ギラード前首相派との確執で傷ついた党の信頼回復と、挙党態勢の構築が急務だ。

 この日午前、労働党の前日の党首選でギラード氏を破ったラッド氏は、国家元首(英女王)の代理であるブライス総督により、首相に任命された。直ちに組閣に入り、ギラード派の閣僚が相次ぎ辞任する中、ラッド派のボーウェン前移民・市民権相を財務相に起用することなどを決めた。

 2007年12月から約2年半、首相を務めたラッド氏は今回、低支持率に苦しむ労働党の「選挙の顔」として、再登板した。

 党首選直後の世論調査によると、支持率は労働党49・5%、野党保守連合(自由、国民党)50・5%と上向きだ。だが、ある政治アナリストは「党首交代で支持率は押し上げられるだろうが、瞬間風速の可能性もある。国民は党内抗争に嫌気がさしており、労働党が政権を失う可能性は依然、高い」と指摘する。

 ラッド氏は一見すると温和な印象を与え、国民に人気がある。その実「遠くから見ている分にはいいが、唯我独尊で、近づけば近づくほど嫌いになる」という評判も聞かれる。

 外交官出身。中国語が堪能で中国情勢に精通する「知中派」だ。ただ、決して「親中派」ではないと目されている。27日には議会で「中国の資源ブームは終わった」と述べ、対中経済依存度を低減させ、経済の多様化を図る必要性を訴えもした。

 議会で「政治生活は本当に困難なものだ」と吐露したラッド氏は、ギラード氏が9月14日と決めた総選挙の日程を、再考を含め熟慮しているようだ。鉄が熱いうちに打つべきか、じっくり政策と態勢を整えたうえで臨むべきか−。自由党のアボット党首は、8月初めへの前倒し実施を要求し、手ぐすね引いている。

6547チバQ:2013/06/27(木) 22:39:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130627/asi13062720160001-n1.htm
アフガン和平交渉仕切り直し 米の思惑見透かすタリバン 
2013.6.27 20:13 (1/2ページ)

25日、カブールのアフガニスタン大統領府付近から上がる煙を背に、警備にあたる治安部隊の隊員(AP)
 【ニューデリー=岩田智雄】アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンとの和平交渉で米側代表を務めるアフガン・パキスタン特別代表のドビンズ氏が、訪問先のインドから交渉が行われる予定だったカタールのドーハに向かわず、米国にいったん帰国することになった。米国務省のベントレル報道部長が26日の記者会見で明らかにした。協議は仕切り直しになり、和平交渉を早期に実現させたい米国はタリバンに硬軟両様で翻弄された形になった。

 タリバンは18日にドーハに事務所を開設し、米国との初の正式な和平交渉を行い、アフガン政府との協議にも応じる意向を示していた。しかし事務所の名称にタリバンがアフガン統治時代に使っていた国名が使われていたことにカルザイ大統領が「約束と違う」と反発し、交渉開始は延期された。ドーハ入りしていたドビンズ氏は交渉延期後、アフガン、パキスタン、インドを訪問し、今後の対応を関係者と協議していた。

 一方、タリバン・カタール事務所の広報担当者はホームページ上で、和平協議は米国との捕虜交換が重大な議題になると明らかにし、米国にオリーブの枝をちらつかせている。

 米国はタリバンに捕らえられている米兵捕虜と米軍グアンタナモ基地(キューバ)に拘束している5人のタリバン幹部の交換を目指している。また、来年末までの国際治安支援部隊(ISAF)のアフガン撤退を見据え、タリバンとの和平の糸口をつかもうとしており、交渉を急ぐ必要がないタリバンは米側の思惑を見透かし、最大限に利用しようとしているとみられる。

 タリバンは25日にはアフガンの首都カブールにある大統領府付近でテロを行い、27日未明には西部ヘラート州で警官5人を殺害した。カタール事務所開設後も、暴力でも米、アフガン政府に圧力をかけている。

 ドビンズ氏は27日、ニューデリーでPTI通信に、「タリバンは米国が圧力に屈して後退していくとの印象を与え続けたいと考えている」と警戒心をあらわにし、早期のテロ停止はないとの見通しを示した。

6548チバQ:2013/06/27(木) 22:41:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130627/mds13062708300000-n1.htm
マンデラ氏、容体重篤に 高まる不安
2013.6.27 08:28

 南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領(AP)
 肺感染症の再発で今月8日未明に再入院した南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領(94)の容体が重篤となり、国民の間で「最期が近いのでは」と不安が高まっている。反アパルトヘイト(人種隔離)闘争を主導した南ア初の黒人大統領のマンデラ氏は「国父」的存在で、回復を願う声が続出している。

 南ア与党によると、ズマ大統領は26日、ヨハネスブルク近郊で演説し、マンデラ氏は「病院で重篤なままで、祈りを続けないといけない」と語った。

 大統領府が23日夜、マンデラ氏の容体が重篤になったと発表後、入院先の首都プレトリアの病院には多数の市民や子どもらが訪れ、花束やメッセージを残している。警備の警官や各国報道陣の人数も増えた。

 清掃員の黒人女性ムポ・モディセさん(56)は病院前で「黒人も白人も誰もが彼を尊敬している。ただ、永遠には生きられない。私たちにも覚悟が必要だ」と心配そうに語った。(共同)

6549チバQ:2013/06/27(木) 22:41:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130626/mds13062622480002-n1.htm
リビアの新議長、少数派ベルベル人議員を選出 
2013.6.26 22:48 [政変・反政府デモ]
 リビアからの報道によると、同国の制憲議会は25日、事実上の国家元首である制憲議会議長に少数派ベルベル人で独立系のヌーリ・ブーサハメン議員を選出した。フランス公共ラジオによると、リビアでベルベル人が政府首脳になるのは初めてとみられる。議長は議員による投票で選ばれ、イスラム、リベラルの二大勢力は独自候補を出さなかった。(共同)

6550チバQ:2013/06/27(木) 22:57:32
http://mainichi.jp/select/news/20130628k0000m030051000c.html
カタール:33歳の新首長が就任演説 宗派間対立を懸念
毎日新聞 2013年06月27日 20時31分

 【カイロ秋山信一】カタールのタミム新首長(33)が26日、国営テレビを通じて就任演説を行い、「宗派によるアラブ世界の分断は諸外国の干渉を招く」と述べ、シリアやレバノン、イラクなどで激化するイスラム教の宗派間対立に懸念を示した。また独立を目指すパレスチナ支援の姿勢を強調した。演説では前首長の父ハマド氏(61)の業績をたたえ、国の運営方針を踏襲することを示唆した。

 国営通信は同日、首長一族の遠戚で政府の実力者であるハマド首相兼外相(53)の退任を発表。世代交代を印象づけた。

 君主制が続くペルシャ湾岸諸国で、国家元首が存命中に譲位するのは異例で、タミム氏はアラブ諸国で最も若い元首となる。

6551チバQ:2013/06/27(木) 22:57:58
http://mainichi.jp/select/news/20130628k0000m030054000c.html
トルコ:デモ発生から1カ月 事態収束のめど立たず
毎日新聞 2013年06月27日 20時33分

 【エルサレム大治朋子】トルコの最大都市イスタンブールで始まった大規模デモは27日で丸1カ月を迎える。26日未明には1000人以上が参加する抗議運動が行われるなど、事態収束のめどは立っていない。一連のデモは来年3月に行われる統一地方選挙で与党、公正発展党(AKP)に打撃を与えるとの指摘もあるが、AKPのエロル・アダイルマス外交部副議長は毎日新聞の電話インタビューに対し、「むしろ前向きな影響を与える」と強い自信を示した。

 トルコの「人権協会」(本部・アンカラ)は25日、一連のデモには延べ250万人が参加し、4900人が警官隊に拘束されたほか、警官隊との衝突で約4000人が負傷したと発表した。

 エルドアン首相率いるAKPは穏健なイスラム主義と民主主義を掲げ、2002年から3期連続の単独政権を実現している。だが、デモ後に行われた世論調査の中には、支持率の低下を示すものもある。

 これについてアダイルマス氏は、デモの中心的な役割を果たした若者を「利用した勢力がある」と指摘。野党関係者や従来の反政府勢力が後発的に便乗し、火炎瓶や石を投げて店や公的施設を破壊したため、「デモにネガティブな印象を抱いている人は多い」と反論した。一方、デモ参加者の一部が地方選挙に候補者擁立の動きを見せていることについては「破壊行為をするよりよほど建設的だ。選挙で争い、民意を問いたい」と歓迎した。

 今回のデモ拡大の背景には、エルドアン氏が14年の大統領選に出馬し、勝利してさらに権力の集中が進むのではないかとの強い懸念がある。軍部が1982年に制定した現在の憲法について、AKPを中心に議会で新憲法の制定準備が進められているが、「大統領の権限を大幅に拡大する内容」だ。エルドアン氏の「就任に向けた下準備」との批判もある。

 これについてアダイルマス氏は、「現行憲法は、首相に大きな権力を与えている。新憲法は、こうした権限を大統領や議会に分散し、より力のバランスの取れたシステムを作るのが狙いだ」と強調。トルコの民主化には欠かせない法整備だとの見解を示した。

6552チバQ:2013/06/27(木) 23:40:25
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013062700065
新首相にアブドラ内相=新内閣発足−カタール
 【カイロ時事】カタールからの報道によると、タミム首長は26日、新内閣の組閣を行い、首相にアブドラ内相、外相にアティーヤ国際協力相がそれぞれ就任した。アブドラ氏は内相を兼務する。
 民主化要求運動「アラブの春」で各国の反体制派支援に積極的に動くなど、国際社会でカタールの存在感を高めたハマド首相兼外相は退任した。(2013/06/27-06:01)

6554チバQ:2013/06/28(金) 01:09:32
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE95Q08I20130627
大統領就任から1年を迎えるエジプト、支持派と反対派衝突の懸念高まる
2013年 06月 27日 19:01 JST
[カイロ 27日 ロイター] - エジプトのモルシ大統領は27日の演説で、憲法改正の可能性に言及することで反対派への譲歩を示したが、反対派は大統領の提案に新鮮味はないと一蹴した。
今月30日に大統領就任から1年を迎えるエジプトでは、大統領の支持派と反対派の双方が集会を予定しており、双方の衝突が懸念されている。

大統領は演説の中で、憲法改正に向け、すべての政党代表者が参加する委員会を立ち上げたいと述べた。またイスラム教やキリスト教の宗教指導者が参加して国民の融和を目指す会議も提案し、イスラム法の押し付けを懸念する少数派や世俗派に配慮を示した。これに対し、大統領に批判的な政党で作る連合のスポークスマンは、大統領の提案に目新しいものはないとの考えを示した。

また大統領は、失業率の低下と最低賃金の上昇に取り組むとの決意を述べたが、経済を危機に追いやったのは国を混乱させている反対派の責任だとした。一方で自身にも「間違い」があったことを認めたが、それがどのような間違いであるかは明確に示さなかった。

反大統領の集会を計画しているMahmoud Badr氏は「我々の要求は早期の大統領選挙実施であり、それが明言されなかった以上、30日の抗議デモは予定通り行われる」と語った。

これまで政局が混乱すると仲裁役を請け負ってきたエジプト軍は、今のところ平静を保っている。しかし軍幹部は、政治家が反目を続け、秩序が失われる場合は、軍が介入することも辞さないと警告している。

6555チバQ:2013/06/30(日) 15:27:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130630-00000004-jij_afp-int

エジプト、大統領に対する抗議行動に警戒

AFP=時事 6月30日(日)9時31分配信

エジプト・カイロのタハリール広場で、ムハンマド・モルシ大統領の顔にバツ印を付けたポスターを掲げるデモ参加者(2013年6月29日撮影)。

【AFP=時事】イスラム主義組織出身のムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)大統領が就任してから1年目を迎える30日を前に、エジプトは同大統領に抗議するデモ隊に備えて警戒を行っている。エジプトでは約1週間前から暴力行動が相次ぎ、米国人1人を含む8人が死亡している。


 反政権派の草の根市民団体「Tamarod(反乱)」は、モルシ大統領の辞任と解散総選挙を望む国民2200万人の身元未確認の署名が集まったと話した。同団体はモルシ大統領への怒りを示すため、30日はデモに参加するよう呼びかけている。

 29日には少なくとも8人の暫定議会の議員が辞職し、反モルシ派の支持に回った。1年前のモルシ大統領就任以後、政治とは距離を置いている軍は、もし大きな混乱が起きれば介入すると警告している。【翻訳編集】 AFPBB News

6556チバQ:2013/06/30(日) 15:32:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130629/amr13062921380007-n1.htm
ブラジル大統領、支持率30%に急落 デモ拡大で
2013.6.29 21:30 [政変・反政府デモ]

ルセフ大統領(ロイター)
 ブラジル有力紙フォリャ・ジ・サンパウロは29日、6月上旬から続くデモを受け、世論調査の結果、ルセフ大統領の支持率が30%まで急落したと伝えた。2011年1月の就任後、7割近い高支持率を維持してきたルセフ氏は迅速な対応を迫られている。

 来年のサッカー・ワールドカップ(W杯)と16年の五輪を成功に導くにはこれ以上の国民の離反は避けなければならず、支持回復が急務だ。先月下旬の調査では、ルセフ氏についてどう思うかとの問いに「良い」「素晴らしい」と評価した人は65%いたが、デモ開始直後の6月上旬の調査では57%に下落。27、28日の調査で30%まで落ちた。

 「悪い」「最悪」と評価した人が上旬の9%から25%まで急増した一方、「普通」と評価した国民は依然43%おり、デモ拡大後の政権の対応を見守っているとみられる。ルセフ氏が提案した国民投票実施は68%が支持した。(共同)

6557チバQ:2013/06/30(日) 15:37:28
http://mainichi.jp/select/news/20130629k0000e030208000c.html

エジプト:モルシ大統領就任1年 デモや集会 緊張高まる

毎日新聞 2013年06月29日 11時40分(最終更新 06月29日 13時13分)




エジプトの首都カイロ郊外で、モルシ政権を支持する集会を開くムスリム同胞団のメンバーら=2013年6月28日午後2時11分、秋山信一撮影





エジプト・カイロのタハリール広場でモルシ大統領の写真を掲げて退陣を求める市民ら=ロイター



 【カイロ秋山信一】エジプトのモルシ大統領の就任から1年を迎える30日、政権に反発する市民団体や野党が大規模な抗議デモを計画している。一方、これに反発する政権支持派も集会を開くなどしており、緊張が高まっている。ロイター通信によると28日にはエジプト第2の都市、アレクサンドリアで両勢力の衝突に巻き込まれ米国人男性ら2人が死亡する事態も発生した。さらに衝突が激化すれば、経済の混乱にも拍車がかかるのは必至だ。

 「間違いも犯した。達成できなかった約束もある」。26日夜、テレビ演説したモルシ大統領は1年をこう振り返り、野党が不満を抱く新憲法の修正協議を提案するなど柔軟姿勢をアピール。一方で「選挙で示された民意を無視しようとする勢力がいる」と政権打倒運動をけん制した。

 主要野党勢力「国民救済連合」は27日に声明を発表し、「大統領は過ちの深刻さを認識していない」と批判。予定通り、30日のデモに加わると発表した。

 26日以降、各地で反政権デモが散発的に起きている。事態を受けて米国務省は28日、エジプトへの渡航を自粛するよう米国民に勧告した。

 反政権運動を盛り上げる契機になったのは、「反乱」と称してカイロ在住のジャーナリストらが始めた反政権署名活動だった。発案団体によると、署名数は延べ2000万人分に達する勢いだ。

 民間調査機関によると、大統領の支持率は昨年8月の72%から今月には25%に低下。タハリール広場には28日、反政権派の市民約1000人が集まり、「政権を去れ」と気勢を上げた。30日は広場や大統領宮殿前などでデモを計画。反政権派は穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が政権を動かしているとみており、同胞団の事務所などが襲われる恐れもある。

 これに対して、同胞団などイスラム勢力は28日、カイロ近郊で集会を開き、数千人以上が参加した。「神のために」というシュプレヒコールが響く中、会社員のマフムード・サイードさん(39)は「俺たちが大統領の手足となって支えていく」とまくし立てた。

 こうした中、混乱を警戒する市民は、日用品やガソリンの買いだめに走っている。

6558チバQ:2013/06/30(日) 16:27:50
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013063000094
首相は選挙モードで対抗=反政府デモ1カ月−トルコ




29日、トルコ・イスタンブールのタクシム広場で開かれた反政府デモ(AFP=時事)

 【エルサレム時事】トルコのエルドアン政権下で最大規模の反政府デモが発生してから1カ月。デモは収束せず、イスタンブール中心部では29日夜も数千人が集まった。これに対し、エルドアン首相は来春の地方選での勝利で「国民の支持」を証明しようと早くも選挙モードに入った。デモ隊側にも、デモから政治運動への転換を図る動きが芽生えつつある。「反エルドアン」感情の幅広さを示したデモの勢いが、選挙での対抗軸形成につながるかが今後の焦点になりそうだ。(2013/06/30-14:36)

6559チバQ:2013/06/30(日) 21:36:05
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2952851/10969897
麻薬抗争、ソーシャルメディアで「報道」する市民たち メキシコ
2013年06月29日 12:11 発信地:メキシコ市/メキシコ
【6月29日 AFP】麻薬密売組織による抗争が絶えないメキシコで、報復を恐れて事件の報道に消極的な地元紙に代わり、市民たちがツイッター(Twitter)やブログなどで抗争絡みの銃撃戦や殺人に関する情報発信を始めている。

 メキシコの既存メディアは大抵、麻薬組織におびえている。そうした中、市民たちが自らの町や都市に潜む危険を常に認識しておく手段をソーシャルメディアがもたらした。

 激しい麻薬抗争が続く北部モンテレイ(Monterrey)のある市民は、「奴らは手あたり次第殺しまくっている!ラザロ・カルデナス地区で銃撃戦が発生。そこには近づくな!」とツイッターで警告を発信した。

 マイクロソフト(Microsoft)の分析チームは、抗争が最も激しいモンテレイ、レイノサ(Reynosa)、サルティーヨ(Saltillo)、ベラクルス(Veracruz)の4都市について、2010年8月〜11年11月まで1年4か月間、市民のツイッター上でのやりとりを調べ、報告書「The New War Correspondents:The rise of civic media curation in urban warfare(新しい戦争特派員たち:都市抗争における市民メディア情報発信の台頭)」として発表した。これによると、ツイッター上には「爆弾が爆発」「銃撃」「武装集団」などの言葉が多く飛び交っていた。

 インターネットへのアクセス手段を持つ人々は、メキシコ全人口の30%程度で、日常的なツイッターの利用者となると20%ほどしかいない。だが、調査対象とした4都市では、シアトル(Seattle)など米国の大都市より「2倍も多いリツイート(他ユーザーが発信した情報の引用)があった」と分析チームを率いるメキシコ人研究者アンドレス・モンロイ・エルナンデス(Andres Monroy Hernandez)氏はAFPの取材に語った。

 調査によると、ツイッターでのやりとりが最も多かったのは、モンテレイで麻薬密売組織セタス(Zetas)がカジノに放火し、52人が死亡する事件が起きた2011年8月25日だった。この日、ツイッターでは犠牲者の氏名や写真が7000回も共有された。

 分析チームは、麻薬抗争の最新情報を得るためにフォローが欠かせない重要アカウントとみなされている6つのツイッター・アカウントを突き止めた。

6560チバQ:2013/06/30(日) 21:36:17
■「ブロガー記者」たちの身に迫る危険

 匿名の方がずっと安全なため、ソーシャルメディアでの情報収集・発信者たちは実名を使っていない。そうして彼らは毎日、長いときには15時間も、残酷極まりない麻薬絡みの暴力事件の情報を集め発信している。

 こうした発信者たちにインタビューを行ってきたエルナンデス氏によると、多くは一般市民で、利他の精神からツイッターでの報告活動を続けているという。彼らは地元を良く知る人々だが、努めて名が知れないよう心掛けていると、エルナンデス氏は言う。

 メキシコの麻薬抗争では2006年以降これまでに7万人以上が犠牲となっており、ジャーナリストにとってもメキシコは最も危険な国の1つに数えられている。メキシコ人権委員会によると2000年以降、同国で殺害されたジャーナリストは86人に上り、18人の行方が分からないままだ。

 市民によるソーシャルメディアを使った麻薬抗争情報の発信は、「情報提供者としての報道機関の役割に対する妨害、そうした状況下で高まる情報の必要性、ジャーナリストに対してあってしかるべき保護の欠如、そして麻薬密売組織の危険性」などの結果として生まれたと、モンテレイ工科大学(Monterrey Institute of Technology)のオクタビオ・イスラス(Octavio Islas)氏は語る。 

 表に出ないよう努力しているにもかかわらず、中には麻薬組織を激高させてしまったブロガーも出ている。

 情報活動を管轄する政府当局者によると、麻薬組織は電話の盗聴など、情報発信サイト管理者の身元を突き止める様々な手段を持っている。

 2011年9月には米国と国境を接する北部ヌエボラレド(Nuevo Laredo)で、2児の母親だった39歳の女性が切断遺体となって発見された。遺体の脇にはキーボードが置かれ、ネット上で麻薬組織について報告したことが殺害の理由だと記したメモが残されていた。

 ヌエボラレドではその数日前にも、男性と女性の遺体が橋から吊るされた状態で見つかっていた。日常的に発生する暴力事件に関する記事や頭部を切断された遺体の写真、動画などを掲載している「麻薬ブログ」の管理者ルーシーさん(仮名)によると、2人は同サイトに定期的に情報を送っていた「ブロガー記者」だった。

 ルーシーさん自身、その後、サイトのセキュリティーを担当していたパートナーの男性が行方不明になったことから、安全のために今はスペインに逃れている。(c)AFP/Leticia Pineda

6561チバQ:2013/06/30(日) 21:44:01
http://mainichi.jp/select/news/20130630k0000m030056000c.html
バチカン汚職:司教ら3人逮捕 ジェットで現金空輸企て
毎日新聞 2013年06月29日 19時56分(最終更新 06月30日 02時59分)

 【ローマ福島良典】イタリア財務警察は28日、2000万ユーロ(約25億9000万円)もの現金を小型ジェット機でスイスからイタリアに密輸しようとしたとしてバチカン(ローマ法王庁)の高位聖職者ら3人を贈賄や詐欺などの疑いで逮捕した。フランシスコ・ローマ法王がバチカン改革に取り組む中、スパイ映画もどきの事件が表面化した。

 地元メディアによると、逮捕されたのは、バチカンの資産管理部門で会計を担当していた南部サレルノ司教のヌンツィオ・スカラノ容疑者(61)、イタリアの元情報機関員、スイス在住のイタリア人金融仲介業者の3人。

 スカラノ司教は昨年7月、友人が仲介業者に投資を託した2000万ユーロの回収依頼を受け、関税申告義務のない元情報機関員にスイスからイタリアに空輸するよう求め、謝礼に40万ユーロ(約5200万円)を支払った疑い。小型ジェット機による空輸は内輪もめで未遂に終わったという。

 事件は、法王庁の資金運用・管理を担当する宗教事業協会(通称・バチカン銀行)に対するローマ検察当局の捜査で浮上した。スカラノ司教はバチカン銀行の個人口座から限度額を超える数十万ユーロの現金を引き出したマネーロンダリング(資金洗浄)の疑いでも捜査を受けている。

 バチカン銀行は28日、「イタリア当局に協力し、内部調査を実施する」との声明を出した。バチカン報道官によると、スカラノ司教は1カ月以上前から停職となっている。バチカン銀行を巡っては近年、マネーロンダリング疑惑が表面化。フランシスコ法王は26日、活動を点検する調査委員会を設置した。

6562チバQ:2013/07/01(月) 22:03:25
http://mainichi.jp/select/news/20130702k0000m030029000c.html
エジプト:反政府デモ激化 放火、銃撃戦も
毎日新聞 2013年07月01日 19時33分(最終更新 07月01日 20時46分)


エジプトの首都カイロ郊外で、暴徒化した反政権派に襲撃されたムスリム同胞団の本部事務所=2013年7月1日午前11時25分、秋山信一撮影
拡大写真  【カイロ秋山信一】エジプトのモルシ大統領の辞任を求めるデモは1日も首都カイロのタハリール広場などで続き、暴徒化したデモ隊の一部は30日夜から1日にかけ大統領の出身母体である穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団の本部に放火し内部に突入。警備員が発砲した。大統領は辞任拒否の構えだが、デモを呼びかけた市民団体は2日夕を期限に設定、辞任しない場合のストライキ突入を国民に求めた。保健省によると騒乱での死者は16人に達した。

 「もはや妥協は許されない。同胞団は平和的に政権を去るしかない」。市民団体「反乱(タマルド)」は30日夜の声明で宣言。2日以降、大統領が滞在しているとみられるカイロ市内のクッバ宮殿にデモ隊が向かうとした。

 デモ隊の一部は1日も、タハリール広場や大統領宮殿前で座り込みを続けた。主要野党勢力「国民救済戦線」や2011年の革命を先導した若者グループ「4月6日運動」もデモ継続を呼びかけた。

 大統領報道官は30日夜、「解決策は対話しかない」と発言。大統領も英紙ガーディアンに辞任する考えがないと述べた。政権支持派は28日以降、イッティハーディーヤ大統領宮殿近くのラバ・アダウィーヤ・モスク前で座り込みを続けている。

 反政権派は、軍の離反が政権打倒の鍵になるとみている。軍は全国各地に部隊を待機させているが、デモに賛同する動きはない。援助を通じて軍と緊密な関係を築いている米国は、双方に対話を求めている。

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6563チバQ:2013/07/01(月) 22:04:06
http://mainichi.jp/select/news/20130701k0000e030113000c.html
エジプト:革命後、最大級のデモに 数十万人が参加
毎日新聞 2013年07月01日 10時32分(最終更新 07月01日 11時11分)


 【カイロ秋山信一】エジプトのモルシ大統領の辞任を求めるデモは1日未明(日本時間1日早朝)も続いた。全国で少なくとも数十万人がデモに参加したとみられ、ムバラク前政権を崩壊させた2011年の革命後では最大級のデモとなった。懸念された大統領支持派との大きな衝突は起きていないが、野党勢力は大統領辞任までデモを続けるとしており、今後の情勢は不透明だ。デモが長引けば低迷する経済に追い打ちをかける恐れがある。

 首都カイロの大統領宮殿前には6月30日夕方、カイロ近郊からデモ隊が次々と集結し、数万人規模に膨れ上がった。モルシ政権を倒すために軍の介入を期待する声も強く、軍のヘリコプターが上空を旋回するたびに大きな歓声が上がった。デモ参加者の警察官、ワエル・ファウアドさん(39)は「モルシ政権に評価すべき点は何もない。政権を倒すまでデモを続ける」と語った。

 11年の革命の舞台となった市中心部のタハリール広場にも数万人が集まったほか、第2の都市アレクサンドリアやモルシ大統領の出身地シャルキーヤ県でも行われた。大統領報道官は30日夜の記者会見で「デモの要求は尊重するが、対話が必要だ」と述べた。

 デモは大統領就任1年となる30日を前に、全国に拡大。保健省などによると、政権支持派との衝突で26日以降、14歳の少年や米国人大学生を含む12人が死亡。反政権派は、モルシ大統領の出身組織で穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団への反感が強く、カイロなど十数カ所で同胞団の事務所が襲撃された。

 一方、同胞団は30日、大統領宮殿から約2キロ離れたモスクの前で約1万人の集会を開催。一部は夜になっても座り込みを続けた。反政権との衝突に備え、モスクに通じる道路には金属の棒を持った同胞団のメンバーが待機していた。

6564チバQ:2013/07/01(月) 22:31:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130629/mds13062908330000-n1.htm
【同胞団の野望 エジプト・モルシー政権1年】
(上)権力掌握へ奇襲の憲法宣言
2013.6.29 08:31 (1/2ページ)

タハリール広場で反モルシー大統領のスローガンを叫ぶデモ参加者=28日、カイロ(AP)
 2012年11月22日朝、エジプト最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団の末端メンバー、ホサーム・フワーリーの携帯電話が鳴った。同胞団出身の大統領、ムハンマド・モルシーが「重大発表」を行うので「今日は職場に行かず自宅で待機せよ」との上役からの指令だった。

 間もなく動員がかかり、首都カイロ中心部などに「大統領の宣言を支持する」との横断幕を掲げた同胞団員が集まり始めた。この時点ではどんな発表が出されるのか知らされていなかったが、フワーリーは「とにかく指示通りにデモに参加した」と振り返る。

 そして同日夕、モルシーは、自身が司法を含むあらゆる機関の拘束を受けない“超法規的”な存在であると規定する憲法宣言を発布した。

 当時の政権高官らが地元紙などとのインタビューで語ったところによれば、同宣言はモルシーと同胞団指導部によってひそかに作成され、外遊中だった副大統領にさえ内容は知らされなかった。モルシーと同胞団による、絶対権力掌握に向けた奇襲作戦だった。


■  ■


 強権発動の理由についてモルシーは、最高憲法裁判所が、同胞団傘下の自由公正党が多数派を握る諮問評議会(上院に相当)と新憲法起草にあたる憲法制定委員会の解散を近く命じるとの「陰謀」を察知したためだ、と正当化した。

 陰謀の真偽は不明だが、同胞団員の多くは「司法界には旧政権関係者の息がかかっている」と主張する。1950年代以降、ナセル、サダト、ムバラクの3政権下では、多くの幹部が投獄を経験した。

 しかし、宣言は当然ながら、野党や若者中心の民主化勢力の猛反発を引き起こした。各地では日常的に同胞団事務所への襲撃や衝突が発生するようになった。


■  ■


 昨年6月の大統領選でムバラク前政権の首相だった元空軍司令官シャフィークと争い、僅差で勝利したモルシー。党首を務めていた自由公正党を離れ、就任演説では「私はすべてのエジプト人の大統領だ」と高らかに語った。

 しかし、モルシーの力の源泉が、メンバーや支持者を大量動員し票に結びつけられる同胞団にあることは間違いない。憲法宣言を16日後に撤回するまでの間、モルシーはイスラム勢力主導で起草された新憲法案を強引に国民投票に持ち込み、結局、賛成多数で承認させることに成功した。

 同時に、同国の政治的分断は決定的に深まった。

 26日夜、カイロ中心部に集まった抗議デモ隊はこんな声を上げた。「モルシーは同胞団の操り人形だ」=敬称略




 

 ムスリム同胞団 1928年、エジプトの教師、ハサン・バンナーがイスラム教に基づく社会・政治体制の構築を目指し創設した組織。各地のイスラム復興運動に影響を与え、イスラム世界のみならず米欧にも同胞団組織が存在する。エジプトでは54年に非合法化されたが、その後も秘密結社的性格を保ちながら慈善活動などを展開、ムバラク政権下では事実上の最大野党だった。傘下の自由公正党は現在、上院第一党。





 エジプトのモルシー大統領が就任し30日で1年を迎える。出身母体であるムスリム同胞団を再び追った。(カイロ 大内清)

6565チバQ:2013/07/01(月) 22:31:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130630/mds13063015130001-n1.htm
【同胞団の野望】
エジプト・モルシー政権1年(中)揺り戻す強硬路線
2013.6.30 15:12 (1/2ページ)
 エジプト北部アレクサンドリアのムスリム同胞団支部に近い広場に、地元団員が「監獄」と呼ぶ建物がある。本来は広場の管理棟だが、同胞団が敵対勢力のメンバーを拘束・尋問するのに利用しているためだ。

 4月26日、この一帯で団員数百人が厳しい表情で警備にあたっていた。時折、両脇を抱えられた男性が物陰に連れ込まれていく。ある団員は「襲撃してくる連中の一人さ。捕まえて締め上げるんだ」と説明した。

 昨年11月に同胞団出身の大統領、ムハンマド・モルシーが、自身に独裁的ともいえる権限を付与する憲法宣言を出したのを機に、世俗派中心の反モルシー勢力との対立が先鋭化、同胞団施設が襲撃される事件が相次ぐようになった。背後にはムバラク前政権関係者らの存在も取り沙汰される。

 そんな中、同胞団には武装の必要性を公然と語る幹部が現れていた。かつて暴力を否定した同胞団は、このころからはっきりと戦闘的な態度を強めていった。


■  ■


 1928年に同胞団を設立した小学校教師ハサン・バンナーは、イスラム教の価値観普及などのほか、団員の身体を鍛える一種のボーイスカウト活動を展開した。

 選抜された若者らは軍事訓練を受け、同国に駐留していた英軍との闘争などに参加、一部はバンナー直属とされる「特務機関」で要人の暗殺にも従事した。

 54年、同胞団は当時の大統領、ナセルの弾圧を受け特務機関も実態を失う。

 だが、60年代には急進的な権力奪取とイスラム国家論を唱えたイデオローグ、サイイド・クトゥブの影響を受けた団員らが「65年組織」と呼ばれるグループを結成、武装蜂起を計画したとして当局に摘発されクトゥブも刑死した。

 その後の同胞団は、第2代団長ハサン・フダイビーの下でクトゥブ主義を批判し、武闘路線の封じ込めを図った。しかし90年代に特務機関出身のムスタファ・マシュフールが団長に就任。同胞団の歴史は、「強硬」と「穏健」の間で揺れ動く歴史でもあるのだ。


■  ■


 そして今。第2代団長のひ孫で同胞団研究者のイブラヒム・フダイビーは「強硬派支配の流れが明確になっていた」と指摘する。現団長ムハンマド・バディーアら最高幹部の多くは65年組織出身やマシュフールの薫陶を受けた一派だ。

 11月の憲法宣言は指導部の意向によるものとの見方が一般的だが、組織内序列で下位にあるモルシーにこれを拒否する力はない。権力掌握を急いだ同胞団は、結果として前政権関係者を含む敵対勢力との抜き差しならない対立に自らを追い込んだともいえる。

 衝突が起きた今月28日、「監獄」のあるアレクサンドリア支部は、反モルシー勢力に火を放たれた。=敬称略(カイロ 大内清)

6566チバQ:2013/07/01(月) 22:32:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130701/mds13070116360003-n1.htm
【同胞団の野望】
エジプト・モルシー政権1年(下)かすむ穏健 敵は“不信仰者”
2013.7.1 16:32 (1/2ページ)

30日、カイロ中心部のタハリール広場で行われた反モルシー大統領デモで、気勢を上げる女性ら(AP)
 「体を動かせる者はシリアでのジハード(聖戦)に参加せよ」。6月初旬、エジプト出身のイスラム法学者、ユースフ・カラダーウィーの声明が、インターネットのイスラム系サイトを駆け巡った。「敵」は、アサド政権とそれを支えるイスラム教シーア派勢力だ。

 首都カイロのスンニ派最高学府、アズハル大学で学んだカラダーウィーはカタール在住の86歳。現代生活とイスラムの教えを両立させる知恵を平易に語るテレビ番組が人気を博し、穏健派の代表格とされてきた。

 青年期にムスリム同胞団の創始者、ハサン・バンナーに私淑し同胞団に参加、組織から“独立”したとする現在も団員に強い影響力を持つ人物でもある。

 約2週間後の15日、カイロでのイスラム勢力の集会で演説した同胞団出身の大統領、ムハンマド・モルシーは、アサド政権と断交し、同政権打倒に向けた武力介入論を支持すると表明した。

 ■  ■ 

 暴力の否定。無料医療などの慈善活動。当局の監視下にありながらも選挙に参加する政治姿勢−。これらがムバラク前政権下での同胞団の穏健イメージを作り上げてきた。1年前、米欧などがモルシー政権誕生を歓迎したのは現実路線への期待ゆえだ。

 だが、政権発足後は、実像とずれも生じている。

 パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム原理主義組織ハマスとイスラエルとの間で大規模な戦闘が起きた昨年11月、仲介役のモルシーは、同胞団を源流とするハマス寄りの姿勢を取った。反イスラエル感情が強いエジプトや他のアラブ諸国の世論は好意的だったが、ハマスを「テロ組織」とみるイスラエルはエジプトへの警戒を強めた。

 国内では、南部ルクソールで1997年に日本人を含む多数の外国人観光客を殺害したかつての過激派組織「イスラム集団」との関係を強化、6月にイスラム集団幹部を同県知事に任命し内外の猛反発を受けた。

 ■  ■ 

 バンナーは40年代初頭の声明などで、同胞団の目標は、個人から社会、政府、国家へとイスラム化していき、究極的には「世界での指導的立場」を確立することだ、と規定した。幹部ら団員の多くは、モルシーが政権をとった今は「イスラム政府から国家樹立にさしかかった段階」との認識を明かす。野望実現に進んでいるとの高揚感は強い。

 同胞団ではしかし、それに伴って宗教的に敵味方を峻別(しゅんべつ)する二元論が頭をもたげているのが実情だ。6月29日、カイロで座り込みを続ける同胞団支持者は、反モルシー勢力を「イスラムを壊す不信仰者だ」と罵(ののし)った。=敬称略(カイロ 大内清)

6567チバQ:2013/07/01(月) 22:33:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130630/mds13063021440003-n1.htm
【エジプト衝突】
最大規模の反政府デモ、首都で20万人 大統領就任1年
2013.7.1 01:27 (1/2ページ)[政変・反政府デモ]

30日、モルシ大統領退陣を訴え、エジプト・カイロのタハリール広場に集まった反政府勢力(ロイター)
 【カイロ=大内清】エジプトのモルシー大統領就任から1年となる30日、世俗派中心の反モルシー勢力は、全土で政権発足以来、最大規模となる反政府デモを行い、大統領の退陣を求めた。ロイター通信によると、首都カイロ中心部タハリール広場とその周辺に約20万人が集結。モルシー氏の出身母体であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団など政権支持派も数キロ離れたナセルシティ地区で数万人規模で対抗デモを続けている。

 ナセルシティに近いイッティハーディーヤ宮殿(大統領府)にも反政府デモ隊が集まっており、政権支持派との衝突が懸念される。

 ムバラク前政権が倒れた2011年の政変に続く「第2革命」を目指すとする反政府側は、レッドカードを手に「モルシーは去れ!」と要求。世論が二極化する中、首都の一部には軍が展開し警戒にあたっている。

 デモを呼びかけたグループ「タマッロド(反抗)」は、モルシー氏から最高憲法裁判所長官への権力移譲を求める署名が2200万人に達したと主張、多くの有力独立系紙も30日付1面で大統領退陣を要求した。

 一方、モルシー氏は30日付の英紙ガーディアン(電子版)のインタビューで、野党が求める大統領選の前倒しには応じないと強調。政権側は、反モルシー勢力の黒幕はムバラク前政権の残党だと非難している。

 報道によると、北部ダカヒリーヤ県やシャルキーヤ県では同日、同胞団支部が襲撃を受け衝突が発生。首都に銃器を持ち込もうとした政権支持派が逮捕されたとする報道もある。ここ数日、各地では両者の衝突で少なくとも4人が死亡し数百人が負傷。銃撃戦や爆弾の使用も確認されている。

6568チバQ:2013/07/01(月) 22:34:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130701/erp13070107390001-n1.htm
クロアチアがEU加盟、28カ国体制に バルカン半島安定に前進
2013.7.1 07:37

1日、クロアチア東部バヤコボのセルビアとの国境で、EUの新しい境界を示す標識を除幕する当局者(ロイター=共同)
 【ベルリン=宮下日出男】旧ユーゴスラビアのクロアチアが1日、28番目の加盟国として欧州連合(EU)に正式加盟した。民族対立で激しい紛争を繰り広げた旧ユーゴ諸国の加盟はスロベニアに続き2カ国目。EUは拡大を通じ、かつて「世界の火薬庫」と呼ばれたバルカン半島の一段の安定を促す。

 首都ザグレブの主要広場では6月30日深夜から1日未明にかけ記念式典が開かれ、EUや加盟国首脳らが出席した。ファンロンパイEU大統領は「西バルカンが平和と繁栄の中で暮らす共通の未来に向かう節目となる。EUにようこそ」と同国の加盟を歓迎した。

 クロアチアは1991年に旧ユーゴから独立宣言し、激しい戦闘が行われたクロアチア紛争(91年−95年)を経験した。2003年にEUに加盟を申請し、9年近くの手続きを経て11年末に承認された。

 旧ユーゴは90年代に内戦に陥り、7カ国に解体した。モンテネグロとセルビア、マケドニアの3カ国はEU加盟候補国となり、ボスニア・ヘルツェゴビナは加盟の前段の安定化・連合協定を締結。コソボも同協定締結に向け交渉に入ることが決まっている。

6571チバQ:2013/07/02(火) 22:54:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130702/erp13070209570002-n1.htm
クロアチア、EU加盟でバルカン安定へ前進 財政・汚職には課題、不安視
2013.7.2 09:55 (1/2ページ)

 【ベルリン=宮下日出男】旧ユーゴスラビアのクロアチアが1日、欧州連合(EU)に正式に加盟し、EUは28カ国体制に拡大した。民族対立で紛争を繰り広げた旧ユーゴ諸国の加盟はスロベニアに続き2カ国目。クロアチアは加盟を機に国の発展を目指し、EUはバルカン半島の一段の安定化を促す。だが、債務危機の影響で同国内やEU域内では不安も根強い。

 首都ザグレブの主要広場では6月30日深夜から1日未明にかけ記念式典が開かれ、EUや加盟国首脳らが出席した。クロアチアは2003年に加盟を申請。ファンロンパイEU大統領は10年後の加盟実現に「西バルカンが平和と繁栄の中で暮らす共通の未来に向かう節目となる」と歓迎した。

 旧ユーゴは1990年代の内戦を経て7カ国に解体し、91年に独立宣言したクロアチアも激しい紛争を経験した。モンテネグロやセルビアなどが加盟候補国で、ボスニア・ヘルツェゴビナもその前段の安定化・連合協定を締結するなど旧ユーゴ諸国はいずれもEU加盟を目指す。

 クロアチアのヨシポビッチ大統領は「わが国国境でEUをとめてはならない」と語った。

 クロアチアは旧ユーゴの経済先進地域だが、国民1人当たりの国内総生産(GDP)はEU平均を大きく下回る。金融危機で主要産業である観光業が打撃を受けるなどして経済は低迷しており、海外投資の呼び込みなど加盟を経済発展への弾みにしたい考えだ。

 ただ、債務危機の影響を引きずるEUへの加盟に対し、国内では否定的な見方も出ている。昨年1月の国民投票で3分の2を占めた加盟支持の声は、最近の世論調査で5割程度。現地の専門家は「病にある私らが重病のEUに加わるのだ」とも指摘する。

 EU域内でも拡大への消極論が目立つ。EU機関の世論調査では、新規加盟支持は38%で反対が52%に上る。債務危機は小国でもEU全体に大きな影響を及ぼすことを浮き彫りにした。クロアチアは財政健全化や汚職対策といった課題を迫られており、独紙フランクフルター・アルゲマイネは「EUは新たな問題国を歓迎した」と伝えた。

6572チバQ:2013/07/02(火) 22:55:45
http://mainichi.jp/select/news/20130702k0000m030142000c.html
EU:クロアチア加盟 「拡大することで強く」担当閣僚
毎日新聞 2013年07月02日 02時30分(最終更新 07月02日 02時50分)


シュテファン・フューレ欧州委員=欧州委員会提供
拡大写真 【ブリュッセル斎藤義彦】欧州連合(EU)は1日、クロアチアが加盟し、28カ国体制となった。2007年のルーマニア、ブルガリア加盟以来6年ぶりの東方拡大に際し、内閣・欧州委員会のシュテファン・フューレ委員(拡大担当)は毎日新聞の書面インタビューに応じた。委員は日本と周辺国との領土を巡る緊張を念頭に「EUの経験に照らせば、どんな深い対立や敵意も平和共存体制を作ることで克服できる」と述べた。また「EUは拡大することで強くなる」と記した。

 フューレ委員は、欧州と東アジアの情勢は「安易に比較できない」としながらも「世界に適用できる欧州統合の教訓」として、根深い対立や反感も「すべての関係者が利益を得る平和共存体制を作る」ことで「乗り越えることが可能だ」と述べた。さらにEUは「第二次大戦の廃虚から生まれた、世界で最も成功した平和プロジェクトだ」と強調した。

 欧州債務危機を経ても、EUは世界最大の単一市場で、市民に高い生活水準を保障、民主主義を土台に人権を尊重していることから、「なおEUが魅力的な目標であることがクロアチア加盟で証明された」とした。

 拡大疲れがあるとの批判には「拡大で得られる経済的利益を忘れている。また、拡大せず候補国の改革が実行されない“拡大しない不利益”もある」と反論した。EU加盟は今後、「すべてのバルカン半島諸国に開かれている」と語り、具体的にはセルビアとコソボの首脳同士の対話を「画期的」と支持した。

6573チバQ:2013/07/02(火) 22:56:56
http://mainichi.jp/select/news/20130629ddm007030178000c.html
民族和解への挑戦:クロアチア、EU加盟/1 園舎に見えない壁 交わらぬ子供たち
毎日新聞 2013年06月29日 東京朝刊

 東欧バルカン半島のクロアチアが7月1日、欧州連合(EU)の28番目の加盟国になる。旧ユーゴスラビア連邦のうち、民族紛争の嵐が吹き荒れた国の加盟は初めて。27、28日にブリュッセルで開かれたEU首脳会議にはクロアチアのミラノビッチ首相がオブザーバーとして参加し、事実上28カ国体制をスタートさせた。クロアチアの首都ザグレブでは30日夜から1日にかけ、EU各国首脳が参加して加盟祝賀式典が開かれる。EUの「一つ屋根の下」で、世界の火薬庫と呼ばれたバルカンの安定化は果たせるのか。クロアチア紛争(1991〜95年)最大の激戦地ブコバルで、いまだ険しい民族和解への道筋をたどった。【ブコバル(クロアチア東部)で樋口直樹】

 その幼稚園の二つの入り口には「ブコバル第1」「第2」と別々の園名が掲げられ、クロアチア人とセルビア人の園長がいた。旧ユーゴから独立したクロアチアと、これを阻止しようとしたセルビアの戦いが終わって18年。戦前まで一つの幼稚園で一緒に学び、遊んでいた二つの民族の子どもたちは、紛争以降、同じ園舎にいても交わることはない。まるで巨大な見えない壁に遮られているように。

 「こちらが私たちの幼稚園です」。セルビア人のスラブカ・ロンチャル園長(61)の後に続くと、入り口右手の廊下に沿ったセルビア人用の教室から子どもたちの元気な声が漏れてきた。オレンジ色の壁には、キリル文字で書かれた作文や絵が掲示されている。入り口左手のクロアチア人区画の構造も全く同じだ。

 子どもたちは別々の教室でそれぞれの母国語を学んでいるが、体育館と園庭は一つしかない。いずれもフェンスで隔てられているわけではなく、言葉の違いも大きくない。それなのになぜ遊び盛りの子どもたちは隣人と交わろうとしないのか。

 「クロアチアでは少数民族(セルビア人など)が独自言語で学ぶ権利が保障されています」。ロンチャルさんはセルビア語教育の正当性を強調、「私たちが戦争の傷を癒やし、正常な状態に戻るにはまだ時間が必要なのです」とクロアチア人への不信感を隠さない。

 同席したクロアチア人のドブラブカ・サボ園長(53)は反論した。「子どもたちを分離し、他の民族との違いばかり教えれば、民族間の溝を深めるばかりです」。少数派の社会統合を当然視するクロアチア人の論理と、多数派にのみ込まれまいと独自性を優先するセルビア人の論理はまったくかみ合わない。

 クロアチアにとってセルビア人の権利保護は、EUへの早期加盟を目指す上で最重要課題だった。だが、激戦に次ぐ虐殺、追放などで民族の分断が固定化したブコバルでは、少数民族の権利保護という理念が、多民族社会の再統合を阻害するという皮肉な現象を引き起こしてしまったのだ。

 民族の分断を利用してきた政治風土も見逃せない。社会再建に取り組む地元の非政府組織(NGO)「ナンセン対話センター」のイバナ・ミラスさんは、「双方の民族主義政党にとって、学校は将来の支持者の養成所でもあるのです」と話す。2006年から全ての民族の子どもたちが一緒に学べる学校をブコバルに設立しようと奔走しているが、双方の民族主義政党の反対でいまだ実現のめどは立っていない。=つづく

==============

 ■ことば

 ◇クロアチア
 旧ユーゴスラビア連邦の優等生と呼ばれたが、旧ソ連の弱体化などを背景にセルビア主導の連邦運営に不満を募らせ、1991年6月に独立を宣言。ユーゴ残留を主張する国内のセルビア人武装勢力と紛争になった。現在、人口438万7000人(2012年推定)のうちセルビア人は4・5%(01年)。言語はほぼ同じだが、セルビア人はキリル文字、クロアチア人は英語などで用いるラテン文字を使う。セルビア人はセルビア正教、クロアチア人はカトリックと宗派の違いもある。アドリア海に面する世界遺産ドブロブニクは有名な観光地。1人当たり国民総所得(11年)は1万3850ドル(約136万円)。

6574チバQ:2013/07/02(火) 22:57:13
 ◇クロアチアを巡る主な動き
1991年 6月 ユーゴスラビア連邦からの独立を宣言

      9月 ユーゴ連邦軍がセルビア人保護を名目に武力介入

     12月 セルビア人勢力が中南部、北東部などを支配

  92年 1月 クロアチアとセルビアが停戦合意

  95年 5月 クロアチア軍がセルビア人支配地域の制圧開始

     11月 クロアチア政府とセルビア人勢力が和平協定に調印

         右派のクロアチア民主同盟政権が民族主義路線を強化

  99年12月 独立以来独裁を続けた民族派ツジマン大統領が死去

2000年 1月 総選挙でクロアチア民主同盟が初敗北、中道左派政権発足

  03年 2月 欧州連合(EU)加盟申請

  09年 4月 北大西洋条約機構(NATO)加盟

  13年 7月 EU加盟

6575チバQ:2013/07/02(火) 22:57:56
http://mainichi.jp/select/news/20130630ddm007030190000c.html
民族和解への挑戦:クロアチア、EU加盟/2 市長選を機に公用語論争 「過去の亡霊」再び
毎日新聞 2013年06月30日 東京朝刊

 クロアチアの首都ザグレブから東へ230キロ余。ゆったりと流れるドナウ川の向こう側にセルビアを望むブコバルの街並みは、真新しい家屋で埋まっていた。無数の弾痕が残る巨大な貯水塔や一部の廃虚を除き、クロアチア人とセルビア人による激戦の爪痕はほとんど残っていない。「セルビア側の攻撃で完全に破壊し尽くされ、すべてが再建されたから」とクロアチア人ガイドは説明する。新興住宅地のようなたたずまいは想像を絶する激戦の裏返しでもあった。

 1991年6月、クロアチアが旧ユーゴスラビア連邦からの独立を宣言すると、人口の約12%を占めたセルビア人の保護などを理由にセルビア軍主体の連邦軍が武力介入。セルビア人が逃げ出したブコバルは8月末から約3カ月間、連邦軍などに包囲された。11月の陥落までに7000発もの爆弾や砲弾が降り注ぎ、9割の建物が崩壊。双方合わせて約3000人の死者を出したと言われる。第二次大戦以降、欧州で起きた最もむごい戦闘と呼ばれるゆえんだ。

 戦後18年。民族和解を約束し、欧州連合(EU)への加盟で平和と安定を目指す道を選んだクロアチアだが、加盟を目前に控えた今春、ブコバルに再び「過去の亡霊」が顔をのぞかせた。6月初めの市長選を前に、市の公用語にセルビア語を加えるべきか否かで世論が沸騰。クロアチア人退役軍人らが軍服姿で反対デモを繰り返すなど、騒然としたムードに包まれた。

 「民族主義的な政治家が、戦争で近親者を失った人々の心情に訴え、悪夢をよみがえらせようとした」。再選された中道左派、社会民主党のクロアチア人市長、ゼリコ・サボ氏(59)はこう答えた。紛争後の避難民の帰還に伴い、ブコバルのセルビア人は全体の3分の1余を占める。セルビア語の公用語化は、少数民族の権利を保障する基本法で定められている。法の順守を訴えるサボ氏に対し、右派クロアチア民主同盟の候補は「セルビア併合への第一歩になる」と危機感をあおった。

 だが、サボ氏はこうも続けた。「もし、原爆投下直後の広島や長崎に英語も表示しなければならなかったら、日本人はどう思っただろうか。反対する人がいたに違いないだろう」。サボ氏自身、ブコバルの防衛隊員として敗れた後、セルビアの収容所で3カ月監禁された経験を持つ。何年たっても癒えない戦争被害者の心情を代弁したものだった。

 90年代に民族紛争の舞台となった旧ユーゴからは、セルビアやコソボなどもEUへの早期加盟を目指している。加盟条件である戦争犯罪者の処分や民族間の融和、人権保護などで成果を上げつつあるが、「EU向けのパフォーマンスであって、本物の和解にはほど遠い」(地元外交筋)のが実情だ。

 「戦いはもう終わった。(相手に)許しを与えなければ、未来はやってこない」。眉間(みけん)に深い縦じわを寄せたサボ氏の表情に、選挙戦を制した勝者の余裕はなかった。【ブコバル(クロアチア東部)で樋口直樹】=つづく

6576チバQ:2013/07/02(火) 22:58:32
http://mainichi.jp/select/news/20130701ddm007030134000c.html
民族和解への挑戦:クロアチア、EU加盟/3 殺害と悲劇、双方が経験 戦争責任、いまだ溝
毎日新聞 2013年07月01日 東京朝刊


オフチャラ地区の虐殺現場。プレートに「許す。しかし、決して忘れない」と刻まれている
拡大写真 広大な農場に足を踏み入れると、肥料や家畜用飼料のにおいが鼻をついた。クロアチア東部ブコバル中心部から車で10分のオフチャラ地区は、クロアチア紛争の勃発から間もない1991年11月、261人のクロアチア人がセルビア人武装勢力に虐殺され、埋められた場所だ。人里から離れ、家畜の骨が多数出土する場所は、秘密の処刑場にうってつけだった。

 悲劇は、セルビア人勢力による包囲戦でブコバルが陥落した直後に起こった。戦いで負傷したクロアチア人を収容した病院がセルビア人勢力に急襲され、病院スタッフを含むほぼ全員がオフチャラに連れ去られた。農機具用の暗い倉庫で殴打された人々は、そこから2キロ離れた畑の真ん中で命を絶たれた。

 「(第二次大戦後)ドイツは戦争責任を謝罪し、自ら戦犯を追及した。セルビア人はいまだにブコバルでの勝利を祝っている」。オフチャラの倉庫を改装した虐殺記念館で、男性ガイドは261人の遺影を前に「謝罪なき和解などあり得ない」と声を震わせた。

 セルビア人側にも反論はある。旧ユーゴスラビア連邦から一方的に独立し、セルビアとの戦いを「祖国防衛戦争」と正当化するクロアチア人側に対し、セルビア人側は、自分たちは少数派となり迫害の恐れがあったことや、クロアチア人武装勢力によるセルビア軍主体の連邦軍への攻撃などを戦いの理由に挙げる。

 ブコバルで暮らすセルビア人会社員、スロボダン・ヤコブレビッチさん(45)は91年6月20日深夜、目の前で父親を殺された。クロアチア独立を決めた国民投票の翌日だった。自宅の敷地へ侵入した男たちは警官を名乗り、父親に外へ出るよう命令。拒否すると玄関を爆破し、「家族全員を殺す」と脅した。父親は外に出ようとしたところを撃たれ、即死した。

 ヤコブレビッチさんは戦後、クロアチア政府を相手取って訴訟を起こしたが、容疑者が捕まることはなく、3000ユーロ(約39万円)の裁判費用の支払いだけが残った。

 「開戦理由や戦争犯罪を巡るクロアチア人とセルビア人の見解の違いは大きく、和解プロセスを阻む最大の要因になっている」。ザグレブ大学のドラガン・バギッチ准教授はこう分析する。

 クロアチア政府は旧ユーゴ国際戦犯法廷への自国民被告の引き渡しなどに協力し、欧州連合(EU)への加盟条件をクリアした。しかしバギッチ氏は「クロアチア人の大多数は戦争犯罪の存在を認めつつも、セルビアの侵略から祖国を守るためには仕方がなかったと考えている」と指摘する。

 オフチャラに建てられた記念碑には「許す。しかし、決して忘れない」と刻まれている。キリスト教精神にのっとり、虐殺に手を染めたセルビア人の罪は許すが、ここで起きたことは忘れないという意味だ。だが、戦後18年を経てなお、クロアチア人とセルビア人が許し合える日は訪れていない。【ブコバル(クロアチア東部)で樋口直樹】=つづく

6577チバQ:2013/07/02(火) 22:59:32
http://mainichi.jp/select/news/20130702ddm007030153000c.html
民族和解への挑戦:クロアチア、EU加盟/4止 恋人はセルビア人 「橋渡し」広がる共感
毎日新聞 2013年07月02日 東京朝刊


向こう岸にセルビアを望むブコバルのドナウ河畔で、将来を語り合う、クロアチア人のサンドラさん(左)とセルビア人のニコラさん=樋口直樹撮影
拡大写真
拡大写真 出会いは偶然だった。3年前、クロアチア人女性のサンドラ・コバチェビッチさん(23)が、交流サイト「フェイスブック」で知り合い、心引かれた相手は、クロアチア紛争(1991〜95年)最大の激戦地ブコバルに住むセルビア人男性だった。セルビア人は祖国を軍靴で踏みにじったかつての敵だったが、サンドラさんは気にしなかった。しかし、3カ月の遠距離恋愛の末に待っていたのは家族からの勘当だった。

 「セルビア人との交際だけは許さない。家族をとるか、セルビア人をとるか、どちらかにしろ」。クロアチア西部の大学で文学を学んでいたサンドラさんが、東部ブコバルのジャーナリスト、ニコラ・ミロシェビッチさん(26)との交際を打ち明けると、保守的な父親(48)は烈火のごとく怒った。

 敬虔(けいけん)なキリスト教徒の母親(45)はサンドラさんの部屋を訪ねては、聖書を読み聞かせながらこう言った。「お前はクリスチャンではいられなくなるよ。セルビア人はキリスト教徒じゃないんだから」。大多数のクロアチア人と同様、サンドラさん一家はカトリック教徒。セルビア人はセルビア正教徒で、同じキリスト教徒だが、宗派の対立は根深い。

 サンドラさんは両親も、「民族の違いなど関係無い」と言ってくれたニコラさんも、失いたくなかった。10日後、選択を拒否したサンドラさんは家を追われた。すべての私物を家の外に運び出され、再び玄関に足を踏み入れることを禁じられたのだ。サンドラさんは休学して働き、2年ほど前からブコバルでニコラさんとその母親と3人で暮らし始めた。

 クロアチアでは91年の旧ユーゴスラビア連邦からの独立を機に、連邦への残留を求める国内セルビア人武装勢力と、政府軍の間で紛争が勃発した。紛争終結から18年を経て若い世代に当時の記憶はほとんどないが、サンドラさんは学校で「セルビア人は侵略者。殺りくとレイプを繰り返した」と学び、ニコラさんは「クロアチアの一方的な独立が戦争を招いた」と学んだ。

 二つの民族が全く異なる歴史観を振りかざす中、二人が将来を約束できたのは「互いに納得できる答えを見いだすまで徹底的に話し合ったからだ」という。「双方の民族主義的な政治家が引き起こした戦争であって、双方の国民に罪はない。いずれの側にも戦争犯罪があったが、民族全体の責任を問うのは間違っている」。二人が導き出した歴史観だ。

 旧ユーゴの「民族融和のシンボル」と呼ばれたブコバルだが、紛争中は最大の激戦地となり、今も民族間の亀裂が横たわる。だが、若いカップルはこれまで知り合うチャンスさえ無かったそれぞれの友人の「橋渡し役」として、小さいながらも共感の輪を広げつつある。

 「ブコバルでも私たちのようなカップルが問題視されなくなる時代がきっと来る」。いまだ両親から勘当されたままのサンドラさんに、ニコラさんがそう言ってほほ笑みかけた。【ブコバル(クロアチア東部)で樋口直樹】=おわり

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6578チバQ:2013/07/02(火) 23:00:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130702/mds13070211290002-n1.htm
【エジプト反政府デモ】
大統領、軍の最後通告に反発、従わず
2013.7.2 11:28 (1/2ページ)

1日、エジプト・カイロの大統領宮殿前で行われた反政府デモ(ロイター)
 【カイロ=大内清】エジプト大統領府は2日未明(日本時間同日午前)、48時間以内に政治危機を収拾できなければ政治介入するとした軍の“最後通告”を拒否する姿勢を鮮明にした声明を出した。大統領府は声明で、軍声明は大統領の承認なしに出されたものであり、混乱を助長するだけだと非難。その上で、「(モルシー大統領は)自分の方法で国民和解を進める」と強調した。

 首都カイロ中心部のタハリール広場には1日夜から2日未明にかけても、モルシー大統領退陣を求める市民ら数十万人が集結、軍が政権側に「最後通告」を突きつけたことを歓迎した。

 広場の上空では、軍ヘリコプターの編隊がエジプト国旗をはためかせながら旋回し、参加者からは「軍はわれわれの味方だ」「モルシーはこれで辞任だ」といった歓声が上がり、終夜、お祭り騒ぎが続いた。

 これに対し、大統領の出身母体であるイスラム原理主義組織、ムスリム同胞団は「正当性は民主的に選ばれた大統領にある」と反発、2日に大規模な対抗デモを行うと発表し、支持者らに参加を呼びかけた。

 中東の衛星テレビ局アルアラビーヤは1日、政権側が国防相声明を受け、大統領の信任を問う国民投票を行う案などを検討していると報じた。政権側は、軍が要求する48時間に反大統領派と対話を通じた何らかの解決を図ろうとしても、大統領の即時退陣を求める反大統領派が応じる可能性は極めて低い。

 中東通信は2日未明、アムル外相が新たに辞表を提出したと報じ、大規模デモ発生後に辞表を提出したと伝えられた閣僚は計6人に上り、政権の求心力にもさらに陰りがみえている。

 1日の軍声明は、軍トップのシーシー国防相自らが、モルシー大統領と各政治勢力に対し48時間以内にデモ隊の要求に応える形で事態を収拾するよう要求したもので、期限内に収拾策に合意できない場合、軍が今後の政治プロセスに関する「行程表」を提示するとしている。同日夜の2回目の声明では、軍の動きは「クーデターではない」と述べ、政権を掌握する意図はないことも強調した。

6579チバQ:2013/07/02(火) 23:01:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130702/amr13070218410006-n1.htm
盗聴めぐり米欧間に亀裂 「冷戦時代」再来と怒り
2013.7.2 18:39 [欧州]
 米国家安全保障局(NSA)と姉妹機関である英政府通信本部(GCHQ)による広範囲な盗聴行為が次々と暴露され、欧州大陸の主要国と米英両国の間に亀裂が生じている。

 英紙ガーディアンやドイツ誌シュピーゲルによると、NSAはフランスやドイツの同盟国、欧州連合(EU)代表部を標的に盗聴などを繰り返していたとされる。ドイツやフランスは情報機関の動きを知らされてなかったとし、ドイツのロイトホイサーシュナレンベルガー法相は「冷戦時代に敵国が使った手法」と厳しく批判した。

 ドイツ司法当局は情報活動に違法性がないか調査に着手。フランスのオランド大統領も1日、「同盟国に対するこうした行為は容認できない」と盗聴を即刻停止するよう要求した。

 オバマ米大統領は1日、訪問先のタンザニアで記者団に、「欧州でもアジアでもあらゆる情報機関は同様の活動に従事している」と述べた。(共同)

6580チバQ:2013/07/02(火) 23:12:44
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013070200551
今月下旬の大統領選に?=避難民多く、準備遅れ−マリ
 【パリ時事】イスラム武装勢力掃討のためフランスが1月に軍事介入した西アフリカ・マリで、国連平和維持活動(PKO)「国連マリ多元統合安定化(MINUSMA)」部隊が展開を始め、マリ情勢は新段階に入った。しかし、国家再建の節目となる大統領選挙は準備が遅れ、暫定政府が予定する7月28日の投票実現を危ぶむ声も出ている。
 現地からの報道によると、大統領選には6月末時点で元首相4人を含む36人が立候補を届け出た。審査を経て7日までに候補者が確定する。
 独立選挙管理委員会の委員長はAFP通信に「投票を予定通り実施するのは極めて困難だ」との見解を示した。約800万人の有権者のうち50万人が居住地を追われ、有権者登録証の配布が遅れているのが理由だ。
 マリでは2012年3月の軍事クーデター後、北部の広範な地域をイスラム武装勢力が占領したが、介入した仏軍がほぼ掃討。独立を目指す遊牧民トゥアレグ人が立てこもる北部のキダルでも、暫定政府と遊牧民組織が投票実施で合意を結んだ。
 ところが、仏軍が解放した地域ではトゥアレグ人らが武装勢力の「協力者」と見なされ、報復を受けるケースが続発。これを恐れて国外に脱出した人も多数いるとされ、有権者名簿作成を難しくしている。(2013/07/02-14:53)

6581チバQ:2013/07/02(火) 23:14:05
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013070200058
モルシ大統領に退陣圧力強まる=デモ隊と連帯、軍が表明−エジプト

1日、カイロ東部にある、焼け焦げたイスラム主義組織ムスリム同胞団の本部の前で、抗議行動を行う反大統領派 【カイロ時事】カイロ中心部タハリール広場の上空を1日、エジプト国旗を下げた軍のヘリコプター編隊が旋回飛行した。イスラム主義組織ムスリム同胞団出身のモルシ大統領の退陣を求めるデモ隊への連帯の意思表示で、退陣圧力は強まる一方だ。
 地元メディアによると、軍はこれと前後し、エジプト中部ファイユーム県の庁舎を占拠した。ムスリム同胞団が任命した知事の権限を剥奪するなど、同胞団との対決姿勢を強めている。
 ムバラク独裁政権を打倒した2011年の民主化要求運動「アラブの春」は、軍がデモ隊の抗議行動を容認したことが成功の最大の要因だった。このため、タハリール広場のデモ隊は今回の軍の動きを歓迎。デモ隊の間では「もはやモルシ大統領の辞任は時間の問題」との見方が広がっている。
 軍は1日に発表した緊急声明で、3日までに国内の各政治勢力が反大統領デモの激化に伴う混乱を収拾できなければ、デモ隊の意向を踏まえた政治介入を行う姿勢を示した。モルシ大統領やムスリム同胞団の幹部はこの声明を踏まえ、今後の対応を検討している。(2013/07/02-07:19)

6582チバQ:2013/07/02(火) 23:14:42
http://mainichi.jp/select/news/20130703k0000m030104000c.html
エジプト:軍介入の公算大 「最後通告」を政権拒否
毎日新聞 2013年07月02日 22時00分(最終更新 07月02日 22時43分)


カイロ市内の大統領宮殿近くで、こん棒や盾を手にするモルシ大統領の支持者たち=2013年7月2日、AP
拡大写真 エジプト情勢が緊迫している。就任1年を迎えたモルシ大統領の退陣を求めるデモが大規模化し、国軍は1日、事態収拾のため48時間以内に「国民の要求」に応えるよう大統領や野党勢力に求めた。だが大統領は軍の「最後通告」を拒否。反政権派も政権との対話には否定的だ。一方、2日までに5閣僚が辞任し、政権も混乱。軍は3日にも政治介入に踏み切る公算が大きいが「クーデターの意思はない」とも強調しており、対立の解消につながるかは不透明だ。【カイロ秋山信一】

 「誰もが国民の声を聞いた。彼らの要求に応えなければならない」。1日、国営テレビを通じて約4分間の声明を発表したシシ国防相は、反政権デモへの連帯を強調した。カイロだけでも数十万人規模になった6月30日のデモを「世界が注視する中、前例のない平和的なデモだった」と称賛。与野党の政治勢力に対して、48時間以内に「国民の要求」に応じなければ政治介入すると警告した。

 軍による介入宣言の背景には、政権支持派と反政権派の衝突への懸念が大きい。30日夜、大統領の出身母体である穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団の本部が暴徒化した反政権派に襲われ、8人が死亡。同胞団は反発を強め、カイロ近郊の集会場ではヘルメットや金属製のこん棒を装備したメンバーが気勢を上げた。

 軍と同胞団は政権発足当初から緊張関係にあった。昨年8月、モルシ大統領が革命後に暫定政権を率いていたタンタウィ国防相を解任し、権力を誇示。

 一方で、新憲法でも軍予算を国会の審理対象外とするなど配慮を示し、軍も政治的中立を保ってきた。だが、権力の均衡は今回の大規模デモで崩れた。

 しかし、介入が奏功するかは不透明だ。クーデターで大統領を追放するとの臆測も出たが、軍は1日夜に別の声明を発表。「クーデターの意図はない」と説明した。軍には政権と反政権派の対話を促したい思惑があるとみられるが、軍事力を行使せずに双方を対話させる見通しは立たない。

 3日までに政治勢力の協議が不調に終わった場合、軍は改革のためのロードマップ(行程表)を提示する方針だ。だが「政権に入るつもりはない」とも強調。軍はムバラク前政権崩壊後に暫定統治した際、民主化勢力から反軍政デモを繰り返し受けた経緯がある。

 元軍大佐のハサン・メダニ氏(63)は「大統領や議会の選挙までは、政治勢力を結集した暫定統治機構を作り、軍は監視役にとどまる」と推測する。

 ◇「これで終わり」デモ参加者は歓迎
 デモに参加した反政権派の市民からは、軍の介入に歓迎の声が上がっている。11年の革命の舞台となったタハリール広場やイッティハーディーヤ宮殿前には数万人が集まり、「(モルシ大統領は政権を)去れ、去れ」とシュプレヒコールを上げた。家族6人で宮殿前に来ていた観光ガイドのワエル・フサインさんは(40)は「こんなに早く軍が介入するとは思わなかったが、これで同胞団は終わりだ」と話した。

 今回のデモは「反乱(タマルド)」と称する大統領辞任を求める署名活動が原動力となった。5月上旬、カイロ在住のジャーナリストら十数人の友人グループがカフェで活動の計画を練った。

 インターネットや口コミで活動は一気に拡大した。主要野党勢力「国民救済戦線」や11年の革命を主導した若者グループ「4月6日運動」も活動に便乗。6月29日までに集めた署名は、モルシ氏の大統領選での得票数(約1300万票)を超え、延べ約2200万人分に至った。

 国民は経済面での政府の無策に失望していた。政府統計によると、食品価格は革命後の約2年間で約3割上昇。失業者は革命後に100万人以上増え、失業率は12%を超えた。

 観光業の不振などで外貨不足が深刻化し、小麦や石油などの輸入を続けるため、カタールやリビアなど産油国の金融支援を仰いできた。こうした状況が、反政権署名やデモの拡大につながった。

 ただ軍の介入がモルシ大統領の辞任につながるか疑問視する声もある。デモに来ていた大学教授のムハンマド・モルシさん(63)は「反政権デモに勢いはついたが、同胞団は簡単には政権を手放さないと思う」と話した。

6583チバQ:2013/07/02(火) 23:15:09
 ◇強権姿勢、反発浴びる
 「ムバラク前政権には戻さない」。モルシ大統領の出身母体であるムスリム同胞団などイスラム連合が2日未明、カイロ近郊のモスクで記者会見を開いた。4時間半遅れで始まった会見は、約10分間、声明を読み上げただけ。軍のクーデターに反対した以外は的外れな内容に終始した。

 モスク周辺に集まる約1万人の政権支持派には、6月28日から座り込みを続けている人も多い。北部アレクサンドリアから来た公務員のムハンマド・アブドゥさん(33)は「同胞団幹部の自宅も襲撃されたと聞いた。何が起きるか分からない」と力なく語った。

 同胞団は11年の革命後、人民議会(国会)選や大統領選で続けて勝利。社会福祉活動で培った組織力と支持の大きさを見せつけた。だが、政権に就いた後は、失業や物価上昇などの解決策を示せず、治安の悪化や燃料不足などを招いた。

 最近は政権に批判的な活動家を次々に拘束するなど、強権的な姿勢も見せていた。民間調査機関によると、モルシ政権の支持率は昨年8月の72%から6月には25%に低下。モルシ大統領が6月26日夜の演説で、経済が低迷する原因は、政権と協力しない野党勢力にあると発言したことも、火に油を注いだ。

 大統領府は2日未明、軍からの改革要求を事実上拒否した。同胞団も軍批判を強め、対立は先鋭化する兆しを見せている。

 ◇欧米や日本、安定望む
 2011年の革命後、民主化を支援してきた日本や欧米諸国は、地域大国であるエジプトの安定を望んでいる。「アラブの春」で独裁政権が倒れたリビアやチュニジアも新政権が安定しておらず、悪影響を懸念する声もある。

 また人口約8400万人のエジプトは市場としても有望で、日本の食品やおむつメーカーも11年の革命後に工場を新規稼働させた。今回の騒乱では、一部の金融機関や商店が6月30日以降に休業するなど、地元経済にも影響が出ている。日本の大手商社幹部は「先が読めず、緊張している。早くビジネス環境を安定させてほしい」と話した。

6584チバQ:2013/07/03(水) 01:02:48
http://www.afpbb.com/article/politics/2953772/10987690
イスラエル与党リクード、党内要職に強硬派
2013年07月01日 19:13 発信地:エルサレム/イスラエル
【7月1日 AFP】イスラエルの与党リクード(Likud)の党内組織要職を選ぶ選挙が6月30日から7月1日未明にかけて投開票され、複数の重要ポストに強硬派が選出された。今後、パレスチナ自治政府との譲歩が困難になる恐れがある。

 党の中央委員会(Central Committee)のトップには、パレスチナとイスラエルの2国家共存に強く反対しているダニー・ダノン(Danny Danon)副国防相が選出された。また、党イデオロギーの骨子を作成する部門の責任者には、強硬派のZeev Elkin副外相が選ばれた。

 リクードの党首には、ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相がとどまるが、ダノン氏とエルキン氏の要職獲得により、党内での影響力は弱まることになる。

 ダノン副国防相は最近、ネタニヤフ政権はパレスチナ国家建設に真剣ではないと語り騒動となっていた。ダノン氏はパレスチナ国家の是非を問う投票を行えば、リクード出身閣僚だけでなく、連立与党の他党出身閣僚も含め、大半の閣僚が反対票を投じるとの考えを述べている。

 またElkin副外相は、ネタニヤフ首相がパレスチナ国家の建国に動けば「リクード内に深い分裂」が生じるだろうと警告を発している。(c)AFP

6585チバQ:2013/07/03(水) 21:06:37
http://mainichi.jp/select/news/20130703k0000e030223000c.html
アルジャジーラ:報道政権寄り…エジプトのデモ巡り
毎日新聞 2013年07月03日 12時43分

 【カイロ秋山信一】エジプトのモルシ大統領の辞任を求めるデモを巡って、中東カタールの衛星テレビ局アルジャジーラの報道が「政権寄り」だと指摘されている。地元テレビが反政権デモを大々的に報じる中、政権支持派の動向を細かく伝えている。カタールは、大統領の出身母体である穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団を支援している。

 シシ国防相が大統領に事実上の退陣勧告をした1日午後、エジプトや欧米のテレビ局は、タハリール広場で歓喜に沸く反政権派の市民を大写しにした。だがアルジャジーラは普段とは異なる角度から、比較的参加者が少ない部分を映した。2011年の革命時にデモ隊が密集する部分に焦点を当てたのとは好対照だった。

 6月28日以降続く双方のデモでも、政権支持派を先に扱う報道が目立った。2日もピラミッドに近いカイロ近郊のギザやカイロ大学であった同胞団の小規模な集会を、現地から報告した。

 イスラム教スンニ派の王族が支配するカタールは、エジプトやシリアなどで同胞団などスンニ派のイスラム勢力を支援。エジプトのシンクタンク・アハラム政治戦略研究所のサイード・オケーシャ氏は「クーデターの意図を否定した軍の声明を『撤退』と報じるなど、言葉遣いも同胞団寄りになっている。カタール政府の意向を受けているのは明らかだ」と指摘する。

 アルジャジーラはカタール政府などの出資で95年に設立。イラク戦争やアフガニスタン戦争の報道で注目され、欧米中心の国際報道に一石を投じた。米ノースウエスタン大カタール校が中東8カ国で実施した調査(12年12月〜今年3月)によると、約26%がアルジャジーラを「よく利用する」と答え、テレビやインターネットサイトの中でトップだった。

6586チバQ:2013/07/03(水) 21:06:59
http://mainichi.jp/select/news/20130703k0000e030211000c.html
エジプト:大統領、退陣を改めて拒否…軍介入期限迫る
毎日新聞 2013年07月03日 11時45分(最終更新 07月03日 12時33分)


エジプトの首都カイロで、モルシ大統領の辞任をもとめて、クッバ大統領宮殿(中央奥)前に集まるデモ参加者ら。花火が打ち上げられ、宮殿の門には緑のレーザー光線があてられていた=2013年7月2日午後7時55分、秋山信一撮影
拡大写真 【カイロ秋山信一】エジプトのモルシ大統領は2日夜(日本時間3日未明)、国営テレビで演説し、「法に基づく政権を守り、職責を果たす」と述べ、反政権派の退陣要求を改めて拒否し、対決姿勢を鮮明にした。国軍は両派の妥協が成立しなければ3日夕(同4日未明)にも政治介入に踏み切る方針。ロイター通信によると、軍は大統領を退陣させ暫定統治評議会を設置し、新憲法制定と大統領選を実施するロードマップ(行程表)をまとめた。政権側の強い反発は必至で、事態悪化の懸念が強まっている。

 首都カイロなどで大規模デモを続けている反政権派と、政権支持派、治安部隊の衝突は3日も続き、AP通信などによると2日だけで少なくとも23人が死亡、一連の騒乱での死者は39人に達した。

 6月30日の大規模な反政権デモ以降、初めて公に姿を現したモルシ大統領はテレビ演説で「(民主選挙で選ばれた)正統な存在を侵すことは犯罪だ」などと主張し、反政権派や軍をけん制した。

 国軍の行程表では、最高憲法裁判所長官が議長で各政治勢力や実務者が構成する評議会を大統領に代わり設置。憲法は停止し諮問評議会(上院に相当)も解散する。数カ月かけて新憲法案を起草し、大統領選、議会選を行う。国軍は「クーデターの意図はない」と説明しているが、軍のフェイスブックには2日「テロリストから国民を守るため血を流す用意がある」とのメッセージが掲載された。

 米国務省のサキ報道官は2日、ケリー米国務長官がアムル・エジプト外相と電話協議し、国民の声に耳を傾けるべきだとの考えを伝えたと述べた。しかし、アムル外相は2日に辞表を提出し、国防相と警察担当の内相は2日の閣議を欠席。主要閣僚の離反で内閣存続は困難になっている。

6587チバQ:2013/07/03(水) 21:07:27
http://mainichi.jp/select/news/20130704k0000m030060000c.html
エジプト:軍介入期限前にデモ隊衝突 緊迫の度合い強める
毎日新聞 2013年07月03日 20時26分

 【カイロ秋山信一】モルシ大統領の退陣を求める抗議活動に揺れるエジプトで3日、国軍による政治介入の期限である午後5時(日本時間4日午前0時)を前に、首都カイロなどで反体制派と大統領支持派がデモを続けた。2日夜にはモルシ大統領がテレビ演説で改めて辞職を拒否。AP通信によるとカイロ近郊などでの両派や治安部隊の衝突で23人が死亡した。軍が退陣を迫れば反発した支持派との大規模衝突に発展する懸念もあり情勢は緊迫の度を強めている。

 軍は1日夕、48時間以内に反政権派と妥協するよう大統領に求めた。モルシ大統領は2日夜の演説で、「正統な政権を守るために血を流す覚悟がある」と述べ、辞任の意思はないことを明確にした。

 ただ3日朝には、大統領を支持してきたイスラム政党連合内の強硬派からも、早期の大統領選実施を求める声が出ており、情勢は流動的だ。軍は「クーデターの意図はない」と説明してきたが、大統領を退陣させ暫定統治体制を敷くなど事実上のクーデターが起きる可能性もある。

 大統領の出身母体である穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団は、全国で大統領支持の集会を開くよう呼びかけている。

 反政権派は軍主導による暫定統治に協力する意向を表明。主要野党勢力「国民救済戦線」は2日、国際原子力機関(IAEA)前事務局長でノーベル平和賞受賞者のエルバラダイ氏が軍との折衝にあたることを決めた。デモを呼びかけた市民団体「反乱(タマルド)」も、新統治機構への参加を表明した。

 地元メディアによると、軍内部では最高憲法裁判所長官がトップの暫定統治評議会に政権運営をさせる構想がある。ロイター通信は3日、軍は3日夕の期限後に政党やデモ隊の代表者と協議する方向だと伝えた。

6588チバQ:2013/07/03(水) 21:08:17
http://mainichi.jp/select/news/20130704k0000m030064000c.html
エジプト:軍が反政権派につき情勢一変 国民も軍を支持
毎日新聞 2013年07月03日 20時33分(最終更新 07月03日 20時58分)


エジプトの首都カイロで、モルシ大統領の辞任をもとめて、クッバ大統領宮殿前に集まるデモ参加者ら。花火が打ち上げられ、門には緑のレーザー光線があてられていた=2013年7月2日午後7時54分、秋山信一撮影
拡大写真 【カイロ秋山信一】エジプトのモルシ大統領の辞任を求める大規模デモは、軍が反政権派についたことで情勢が一変した。2011年の革命で独裁政権を倒し、初めて民主的な選挙で選ばれた大統領を、就任からわずか1年で非民主的な手法で軍が追い込む構図だが、国民の多くは現政権に失望しており、軍を支持している。

 軍が大統領に事実上の退陣勧告をした1日、反政権派のデモ隊は歓喜に沸いていた。軍のヘリコプターが国旗をぶら下げてデモ隊が集まるタハリール広場の上空を旋回。デモ隊はレーザー光線をヘリの底部にあてて応えた。「軍が革命の味方をしてくれてうれしい」。友人2人とデモに参加したデザイナーのアレ・サバハさん(31)は興奮気味に語った。

 軍はエジプト最大の権力機構だ。1952年の王制打倒以降、4代続けて軍出身者が大統領職を独占してきた。日用品の製造・販売から観光に至るまで幅広く独自のビジネスも展開し、軍の経済活動は国全体の4割に上るとの指摘もある。一方で、73年の第4次中東戦争をきっかけに、イスラエルからシナイ半島を奪還したことは今も国民の誇りで、軍への信頼は厚い。

 ただ2011年の革命後は、その信頼に揺らぎが生じた。昨年6月の民政移管までの暫定統治中、民主化勢力から「権力を温存し、民政移管を遅らせている」と非難され、反軍政デモも続発。モルシ政権発足後には、軍トップのタンタウィ氏が大統領に解任された。その後は政治介入は控え、昨年11月以降、新憲法を巡る与野党の対立や、革命2周年をきっかけに反政権デモが続いた際も、双方に対話を求めた。

 だが大統領が対話を呼びかけても、野党側はさまざまな条件を突きつけて拒み、対立だけが深刻化。軍が、「全土で数百万人が参加した」ともいわれる大規模デモが起きた翌日に介入の意図を示した背景には、政治勢力に任せていては混乱を収拾できないとの危機感があったとみられる。

 軍の介入は反政権派にとっても「渡りに船」だ。大統領の出身母体である穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団は、社会福祉活動を通じて全国に基盤がある。反政権派は組織力に劣り、今春以降、11年の革命を主導した若者グループなどが反政権デモを呼びかけても、参加者は数百人にとどまっていた。

 カイロ・アメリカン大学のアブデル・ガワド教授(政治学)は「民主主義が根づいていない現状では、軍が同胞団に対抗できる唯一の存在だ。反民主的であっても国民は軍に頼らざるを得ない」と指摘している。

6589チバQ:2013/07/03(水) 21:56:28
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201307030121.html
2013年7月3日19時33分
焦点:カオス寸前のエジプト、米国の「傍観外交」に一因も
7月2日、エジプトの民主化運動が転換点を迎える中、オバマ米大統領は同国の対立する勢力に歩み寄りを促してはいるものの、その影響力は限られている。写真はカイロで6月撮影(2013年 ロイター/Amr Dalsh)

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 [ワシントン 2日 ロイター] - エジプトの民主化運動が転換点を迎える中、オバマ米大統領は同国の対立する勢力に歩み寄りを促してはいるものの、その影響力は限られている。

 かつて米国は、権力を一手に握るムバラク前大統領ただ1人を相手にしていればよかった。しかし今では、国民には不人気だが自由選挙によって選ばれたモルシ大統領と軍部を相手に交渉しなくてはならない。米国は現在、政治的合意を取り付けようと、極めて慎重に説得を試みている。しかも、抗議デモを行う何百万人ものエジプト国民の「民意」を無視することなしにだ。

 エジプトはアラブ世界で最も多くの人口を抱え、主導的立場にある。そのエジプトの政変による影響は同世界全体に及ぶだろう。米国はすでに中東地域のイスラム武装勢力や宗派対立に頭を悩ませている。

 しかし、オバマ米大統領はこれまで、モルシ大統領と親しい関係を築いてはおらず、民主化に向けたエジプトの努力に距離を置いているようなオバマ氏の態度は批判を受けてきた。

 カオス状態に陥る寸前のようにみえるエジプトに対し、米国政府の喫緊の課題はいかに軍部に影響を与えられるかだ。軍は3日午後5時(日本時間4日午前0時)までに政治勢力による事態打開ができなければ、独自のロードマップを実行する用意があるとしている。

 モルシ政権に対する軍のクーデターは、オバマ米大統領が中東で推進する民主化を大きく損なうことになり、エジプトへの軍事支援も中断する可能性がある。

 中東の安全保障上、エジプト軍に対する米国の影響力は強大で、ケリー米国務長官は5月、米議会が設定した民主主義の基準をエジプトが満たさなかったにもかかわらず、13億ドルの軍事支援を承認した。

 米国防総省のある当局者は、デンプシー統合参謀本部議長が今週、エジプト軍のソブヒ参謀総長と電話会談したと明かした。会談の内容は明らかにされておらず、デンプシー氏や他の米高官がクーデターについてはっきりとくぎを刺したかどうかも不明だ。

 オバマ大統領、ケリー国務長官ら米国の指導者たちはこれまで誰1人としてエジプト軍の「最後通告」を公には批判していない。

 エジプトとイスラエルで勤務経験がある米国務省の元職員で、現在はシンクタンク「アトランティック・カウンシル」に所属するミシェル・ダン氏は、軍部がモルシ政権を倒して自ら統治しようとするのか、それともそこまではせずに文民から名ばかりの指導者を指名するかが重要なポイントだと指摘した。

 <オバマ米大統領「デモ参加者の声を聞け」>

 オバマ政権は、モルシ大統領率いるイスラム組織「ムスリム同胞団」があらゆる勢力を包含する効果的な政府をつくることに失敗したと考えている。オバマ政権はモルシ大統領をホワイトハウスでまだ一度ももてなしていない。昨年にモルシ氏は訪米を予定していたが、同氏がイスラエル人を「猿と豚の子孫」と表現した2010年のビデオが明らかとなり中止された。

 ホワイトハウスによると、オバマ大統領は2日にモルシ大統領に電話し「民主主義とは、多くのデモ参加者を含む全てのエジプト国民の声に確実に耳を傾けることだ。今起きている危機は政治的プロセスによってのみ解決可能」と伝えたという。しかし、モルシ大統領は歩み寄る姿勢を見せておらず、軍に対して最後通告を撤回するよう求めている。

 米政府にとって、モルシ政権とのコミュニケーションは困難さを増している。米国務省のサキ報道官は2日、ケリー国務長官がエジプトのアムル外相に電話したが、同外相が辞表を提出していたことを報道陣から聞かされたと明かした。過去数日で、外相以外にもモルシ政権の要人数人が辞めたとみられている。ケリー氏がアムル氏と話したとき、アムル氏がまだ辞任していなかったかは不明だが、このことは米政府にモルシ政権が崩壊しつつあるとの感触を与えた。

6590チバQ:2013/07/03(水) 21:56:44
 <米国の「想像力に欠ける」政策>

 シリアの内戦同様、オバマ大統領はムバラク後のエジプトに傍観主義的なアプローチを取っているとして、多くの専門家から批判されている。

 しかし、オバマ政権の当局者らは、自ら改革を進めようとするアラブ社会に影響を与えることを制限しており、米国が介入すれば恨みを買うことは目に見えていると反論する。

 米国は何十年もの間、親欧米の独裁者の支持者として見られてきた。しかし今回は、どの勢力も特別扱いはしないと主張している。だからといって、米国がモルシ政権を支持しているとする一部のデモ参加者からの批判がなくなるわけではない。デモの中には、エジプトに駐在する米国大使を侮辱する写真を掲げる人たちもいる。

 ホワイトハウスによると、オバマ大統領はモルシ大統領に「米国はエジプトの民主化プロセスに深く関与しており、1つの政党もしくは団体を支持しない」と伝えたという。

 先述のダン氏は、エジプトや他のアラブの民主主義国家に対する米国の政策について「想像力に欠けるとしか言いようがない」と評し、問題の一因にはエジプト国民の反米感情がある可能性を指摘。「エジプトが民主化へと移行するのをもっと後押しできたはずだ。今目にしていることは、米国が傍観していた結果なのだ」と述べた。

 (原文執筆:Warren Strobel記者、Phil Stewart記者、翻訳:伊藤典子、編集:本田ももこ)

6591チバQ:2013/07/03(水) 21:57:07
http://www.afpbb.com/article/politics/2954004/10998627
エジプト大統領、軍の「最後通告」撤回を要求 デモ隊衝突で7人死亡
2013年07月03日 07:37 発信地:カイロ/エジプト
【7月3日 AFP】エジプトのムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)大統領は2日、自らの「憲法上の正統性」を主張するとともに、反対勢力との対立を解決しない限り介入するとした同国軍の「最後通告」について、撤回を要求した。

 マイクロブログのツイッター(Twitter)上にあるモルシ大統領の公式アカウントでは、「モルシ大統領は(自らの)憲法上の正統性を主張し、それを踏みにじろうとするいかなる企図も退ける」、「(同大統領は)軍に対し警告の撤回を要求し、また国内外からのいかなる命令にも応じない」とのメッセージが投稿された。

 同大統領の辞任を求める街頭デモには、全土で数百万人が参加。これを受けて軍が、48時間以内に国民の要求を受け入れなければ、軍の示す解決策の履行を強制すると宣言。全ての政治勢力に対し、現在の危機から抜け出す糸口を3日までに見いだせなければ、軍が作成したロードマップ(行程表)を提示すると表明した。

 首都カイロ(Cairo)では2日、大統領支持派と反対派のデモ隊同士の衝突により、少なくとも7人が死亡した。(c)AFP

6592チバQ:2013/07/03(水) 22:05:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130703/erp13070300590001-n1.htm
フランス極右党首の免責剥奪 ヘイトスピーチで欧州議会
2013.7.3 00:56

マリーヌ・ルペン党首(ロイター=共同)
 欧州連合(EU)欧州議会は2日、フランスでイスラム系移民らに対するヘイトスピーチ(憎悪発言)が問題とされている極右政党「国民戦線」のマリーヌ・ルペン党首の不逮捕などの免責特権を剥奪することを決めた。

 ルペン氏は2010年、イスラム教徒が路上で祈りをささげることを「軍事力によらない占領」と表現。「宗教上の理由で特定集団への憎悪などを扇動した罪」に当たるとしてフランスの司法当局から事情聴取に応じるよう求められていたが、応じていなかった。

 フランス国内で司法手続きが進む見通し。ルペン氏はフランスのテレビ局に、「私はこの決定を無視する。何も恐れない」と述べた。欧州議会は5月までに関連委員会でルペン氏に意見陳述の機会を用意したが、ルペン氏は出席しなかった。ルペン氏は04年から欧州議会議員。(共同)

6593チバQ:2013/07/03(水) 22:06:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130703/erp13070309140002-n1.htm
財務相と外相が辞任 経済危機のポルトガル
2013.7.3 09:13
 経済危機に苦しむポルトガルで2日までにガスパール財務相とポルタス外相が相次いで辞任した。欧州連合(EU)などからの金融支援と引き換えに財政緊縮策を進めるコエリョ政権にとって、痛手となった。

 ポルタス氏は、連立与党である民衆党の党首。政権支持を取り下げるかどうかについては態度を明らかにしていないが、連立解消となれば与党は議会で過半数を割り込むため、政局の混乱を招く恐れがある。

 AP通信によると、ガスパール氏は1日に辞任。辞任の理由は明らかではないが、自らが中心となって進めてきた緊縮策が国民の強い反発に直面していることが一因とみられている。

 ポルタス氏は2日、緊縮策を推進する政権の方針に反発して辞任。ガスパール氏の後任の人選にも不満だったとされる。

 欧州連合(EU)統計局によると、ポルトガルの5月の失業率は17・6%。緊縮策の影響で深刻な不況に陥っており、国民の不満も高まっている。(共同)

6594チバQ:2013/07/03(水) 22:07:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130703/amr13070321110007-n1.htm
【スノーデン事件】
米の“圧力”…宙に浮く亡命申請
2013.7.3 21:10 (1/2ページ)

エドワード・スノーデン容疑者(ロイター)
 【ワシントン=小雲規生】米国家安全保障局(NSA)の個人情報収集活動などを暴露して訴追された米中央情報局(CIA)元職員、エドワード・スノーデン容疑者(30)に対する米国の包囲網が迫っている。

 スノーデン容疑者はこれまで21カ国に亡命を申請。しかしロイター通信によると、すでに5カ国が受け入れを拒否するなど、申請は宙に浮いている。各国は身柄引き渡しを求める米国の暗黙の圧力に配慮したかたちだ。ただ一部にはスノーデン容疑者への支持を示す国もあり、包囲網に綻(ほころ)びが出る可能性もある。

 米国の包囲網は各国に波紋を広げた。ロイター通信によると、反米左翼政権で知られるボリビアの大統領専用機はモスクワからの帰国途中、ウィーンで緊急着陸を強いられた。モスクワの空港に滞在中とされるスノーデン容疑者の搭乗を疑ったポルトガルとフランスが領空通過を拒否したためだといい、ボリビア政府高官は「米国がボリビアを脅す手段として両国を利用した」と憤っている。

 6月29日にはエクアドルのコレア大統領が、バイデン米副大統領との電話会談後、「丁寧な物言いで受け入れ拒絶を要請してきた」と公表。スノーデン容疑者がロシアの空港を離れられない状況を踏まえ「エクアドル大使館に到着すれば、亡命申請を検討する」と述べるなど、受け入れに消極姿勢を示している。

 エクアドルは米国から貿易上の優遇措置を受けて原油などを輸出しており、「政府は亡命受け入れがもたらす結果について認識し始めたのではないか」との指摘も上がっている。

 またロシアのプーチン大統領も1日、亡命受け入れの条件に反米活動を続けないことを挙げ、スノーデン容疑者が申請を取り下げる結果となった。

 こうした展開を受け、米国務省のサキ報道官は2日の会見で、各国とスノーデン容疑者について協議をしていることを認め、「スノーデン容疑者の帰国に大きな希望を持っている」と述べた。包囲網の成功に自信を見せたかたちだ。

 ただ、ベネズエラのマドゥロ大統領は2日、「スノーデン容疑者は世界から保護を受けるに値する」として、スノーデン容疑者への支持を表明した。当初から亡命先の可能性が指摘されてきたキューバも態度を明確にしておらず、米国の思惑通りにシナリオが進むどうかは不透明だ。

6595チバQ:2013/07/03(水) 22:47:06
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2013070301015
「内戦」か「クーデター」か=邦人社会も緊迫−エジプト情勢
 エジプト情勢の緊迫化を受け、在留邦人の間にも緊張が走っている。政治介入を警告する軍の期限後には、軍のクーデターが起きるか、大統領派と反大統領派の内戦になる可能性があるとの声も上がり、自宅に待機する人も目立った。
 日本外務省は3日、エジプトに対する渡航情報(危険情報)を出し、一部地域の危険情報を引き上げた。現地の旅行代理店では旅行者の出国などの対応に追われ、観光ツアーは全面的に中止された。旅行代理店ブルースカイトラベルの奥村初子さんは「観光業にとっては厳しい状況が続いている」と話す。
 首都カイロに住む国際機関勤務の日本人女性は自宅勤務を命じられ、「国外に退避するかどうかは本部の判断だ」と語った。2日夜には激しい衝突があり、身の危険を感じたという。今回の危機では銃器の使用が目立っているといい、「内戦になるかクーデターになるか、情勢の推移を見守るしかない」という。
 旅行代理店に勤務する男性は、通勤に使う道路でデモが行われており、危険があるため自宅に待機中だ。「大統領派と反大統領派の双方が血を流す覚悟を示しており、内戦化するのが心配だ」と危機感を強めている。
 在エジプト日本大使館員によると、現地の日本企業の中には国外に退避する動きもある。市民は食料など物資の買いだめに走っているほか、不要不急の外出を控えており、日本人が多く住むカイロのザマレク地区も、普段より閑散としているという。(時事)
奥村初子(おくむら・はつこ)(2013/07/03-22:26)

6596チバQ:2013/07/04(木) 21:44:45
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013070400129

大統領を自宅軟禁=軍がクーデターか−介入の期限切れ・エジプト

3日、エジプト・カイロで、モルシ大統領支持者とにらみ合う市民ら(AFP=時事) 【カイロ時事】エジプト各テレビは3日、軍がイスラム組織ムスリム同胞団出身のモルシ大統領を自宅軟禁下に置いたと報じた。ロイター通信は、治安当局者の話として、軍のクーデターが進行中と伝えた。軍が国営テレビを占拠したとの情報もある。軍が大統領支持派の強制排除に踏み切れば、大規模な衝突に発展する恐れもある。
 この日午後5時(日本時間4日午前0時)は、混乱が収拾しなければ軍が政治介入を行うとした期限だった。期限切れを受け、軍は事態打開のため、強硬策に打って出たとみられる。
 選挙で選ばれた大統領は当初、民主主義を守るためあくまで辞任を拒否する方針を示していたが、期限切れを控え、暫定内閣の設置を呼び掛けるなど妥協の姿勢も見せていた。(2013/07/04-01:22)


http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013070400293
各勢力の「総意」演出=宗教指導者も同席−エジプト軍
 【カイロ時事】エジプトのシシ軍最高評議会議長兼国防相が3日夜、モルシ大統領の排除と暫定政権設置を発表した席には、エジプトのイスラム教、キリスト教指導者やエルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長らも同席した。国内の各勢力の「総意」であることを演出し、軍による「クーデター色」を薄める意図があるとみられる。
 シシ議長が声明を発表した後に演説したエルバラダイ氏は「軍が示した方針は国民の和解を保証している」と述べ、軍の行動に支持を表明した。(2013/07/04-10:02)



http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013070400129
同胞団与党党首も拘束=メンバー300人に逮捕状−各地で暴動、死傷者・エジプト
 【カイロ時事】エジプト治安当局は3日、イスラム組織ムスリム同胞団を母体とする最大与党「自由公正党」のカタトニ党首を拘束した。失脚したモルシ大統領のみならず、ほかの同胞団の幹部や関係者も相次いで拘束下に置くことで、組織全体の無力化を図る動きとみられる。
 地元メディアによると、治安当局は「民衆を扇動し、暴力に駆り立てた」との容疑で同胞団メンバー300人の逮捕状を取り、捜索を続けている。同胞団の幹部については、海外渡航を禁止する措置が取られたという。
 一方、同胞団の支持者がエジプト各地で破壊活動を行い、死傷者が出ている。北部のアレクサンドリアやマルサマトルーフ、中部ミニヤなどで治安部隊や反大統領デモ隊と衝突し、少なくとも14人が死亡、100人前後が負傷した。(2013/07/04-10:51)

6597チバQ:2013/07/04(木) 21:46:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013070400062
エジプト軍がクーデター=モルシ大統領を解任・拘束−憲法裁長官に権力移譲

3日、エジプト国営テレビで声明を読み上げるシシ軍最高評議会議長兼国防相(AFP=時事) 【カイロ時事】エジプト軍トップのシシ軍最高評議会議長兼国防相は3日夜(日本時間4日未明)、声明を出し、イスラム組織ムスリム同胞団出身のモルシ大統領を解任し、最高憲法裁判所のマンスール長官に大統領権力を移譲すると発表した。中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、当局はモルシ大統領の身柄を拘束、同胞団幹部多数の逮捕状を取った。事実上の軍のクーデターに反発する同胞団支持者は各地で反大統領デモ隊などと衝突、少なくとも14人が死亡、約100人が負傷した。

 軍は声明で、憲法を一時停止すると表明。マンスール長官は4日に暫定大統領として就任宣誓を行う見通し。
 軍は自ら権力こそ継承しなかったものの、超法規的措置により、ほぼ1年前の選挙で民主的に選ばれた大統領の権限を強制的に剥奪した。声明で、大統領選を速やかに実施し、先送りされている人民議会(国会)選の準備を行うと述べたが、時期には言及しなかった。
 エジプト治安当局は3日、ムスリム同胞団を母体とする最大与党「自由公正党」のカタトニ党首も拘束した。失脚したモルシ大統領のみならず、ほかの同胞団の幹部や関係者も相次いで拘束下に置くことで、組織全体の無力化を図る動きとみられる。
 地元メディアによると、治安当局は「民衆を扇動し、暴力に駆り立てた」との容疑で同胞団メンバー300人の逮捕状を取り、捜索を続けている。同胞団の幹部については、海外渡航を禁止する措置が取られたという。(2013/07/04-13:12)


http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013070400855
マンスール氏、暫定大統領就任=軍主導の政権移行が始動−モルシ氏訴追も・エジプト

4日、エジプト・カイロで、暫定大統領として就任宣誓する最高憲法裁判所のマンスール長官(EPA=時事) 【カイロ時事】軍が強権を発動してモルシ大統領を解任したエジプトで4日、最高憲法裁判所のマンスール長官が暫定大統領として就任宣誓を行った。軍の政権移行プロセスに従った措置で、正式な大統領が選挙で選出されるまでの間、統治に当たる。
 軍は3日の声明で「大統領選を早期に実施する」と表明したものの、時期には言及していない。暫定大統領の統治が長期化すれば、国内の民主化推進を求める勢力や国際社会から批判が高まるのは必至で、早期に大統領選を実施できるかが当面の焦点となりそうだ。
 マンスール長官は宣誓で、6月30日に100万人規模に膨れ上がった反モルシ政権デモについて「人々全体の要求を反映したものだった」と評価。「参加した全ての政治勢力、老若男女に敬意を表する」と述べた。
 一方、AFP通信によると、失脚したモルシ大統領の身柄は国防省内で軍が拘束。訴追に向けた準備が進められているとみられる。2日の演説で、選挙で選ばれた大統領の地位を守るため「血を流す覚悟だ」などと訴えたことが、暴力をあおったとして罪に問われる可能性がある。(2013/07/04-21:11)

6598チバQ:2013/07/04(木) 21:49:38
http://mainichi.jp/select/news/20130704k0000e030189000c.html
エジプト:軍がクーデター モルシ大統領の権限剥奪
毎日新聞 2013年07月04日 10時50分(最終更新 07月04日 13時29分)

 【カイロ秋山信一】エジプトのモルシ大統領の辞任を求める抗議行動の拡大を受けて、シシ国防相は3日、国営テレビを通じて演説し、憲法の効力を停止して大統領の権限を剥奪したと発表した。マンスール最高憲法裁判所長官が次期大統領選まで暫定的に代行する。今後、政治勢力や有識者によって憲法の修正を進め、早期の大統領選実施を目指すという。2011年の民主化要求運動「アラブの春」でムバラク独裁政権が崩壊した後、初めて民主選挙で選ばれたモルシ政権は、軍のクーデターによって、発足後わずか1年で崩壊した。

 暫定大統領の就任式は4日にも行われる見通し。

 AFP通信などによると、モルシ大統領は軍の監視下にあり、国防省に連行された。エジプトメディアによると、警察はモルシ氏の出身母体・穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団の政党党首ら幹部2人を逮捕し団員300人の逮捕命令を出した。

 3日夜から4日にかけ、国内各地でモルシ氏支持者が反対派や治安部隊と衝突し、ロイター通信などによると少なくとも14人が死亡、約340人が負傷した。

 シシ国防相は3日午後9時(日本時間4日午前4時)に約8分間演説し、「軍は多くの国民の叫びに対し、聞こえないふりはできなかった」とクーデターを正当化。「軍は全政治勢力に対話を求めてきたが、実現せず、大統領の2日夜の演説も国民の要求に応えるものではなかった」と介入理由を説明した。

 国防相の演説には、主要野党勢力「国民救済戦線」の指導者エルバラダイ氏や、大統領辞任を求める署名活動を行って大規模デモにつなげた市民団体「反乱」のメンバーらが同席、「国民の支持」が演出された。

 モルシ大統領は、国防相の演説直後、交流サイト「フェイスブック」で、「軍事クーデターは民主主義社会のエジプトで容認できない」と軍を非難した。

 3日夜にはムスリム同胞団などイスラム勢力が運営するテレビ局の放送が停止された。政権寄りの放送を続けてきたカタールのテレビ局アルジャジーラのエジプト専門チャンネルも治安部隊に制圧され、放送が止まった。

 イスラム勢力は「民意で選ばれた正統な政権を守る」と主張し、軍のクーデターに反発。クーデター後に第2の都市アレクサンドリアや中部ミニヤで反政権派との衝突が起きた。軍はカイロ近郊の同胞団デモ会場近くなどに装甲車などを配置し、警戒を強めている。

6599チバQ:2013/07/04(木) 21:51:48
http://mainichi.jp/select/news/20130704k0000e030206000c.html
エジプト:反モルシ派、熱狂 支持派と衝突も散発
毎日新聞 2013年07月04日 11時32分(最終更新 07月04日 11時48分)


エジプトの国営テレビで大統領権限の剥奪などについて発表するシシ国防相=2013年7月3日、AP
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エジプトの首都、カイロのタハリール広場で、モルシ政権に抗議するデモの参加者=2013年7月3日、ロイター
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エジプトの首都カイロで、モルシ大統領支持派のデモ会場近くの道路を封鎖した軍の装甲車=2013年7月3日、秋山信一撮影
拡大写真 ありがとう、シシ(国防相)−−。3日夜、エジプトのモルシ政権を崩壊させた軍事クーデターを反政権派の市民らは歓迎した。首都カイロのタハリール広場や大統領宮殿前には数十万人が繰り出し、歌い、踊り、祝った。一方、大統領を支持するイスラム勢力の集会場は重苦しい空気に包まれていた。北部アレクサンドリアなどでは反政権派との衝突も起きており、市民も治安の悪化を懸念している。【カイロ秋山信一、宮川裕章】

 「モルシはもう十分。軍が国民の要求をかなえてくれた」。3日深夜、大統領宮殿前に母子3人で来ていたオラ・カーメルさん(50)は興奮気味に語った。シシ国防相のポスターを誇らしげに掲げ、「軍は国民と共にある」と叫ぶ若者もいた。国営ラジオは、国防相の演説を伝えた後、1952年に王政を崩壊させた軍事クーデターをたたえる曲を流した。

 3日午後、軍が設定した政治介入の期限が数時間後に迫る中、首都カイロ中心部は奇妙な静寂に包まれていた。だが午後9時に始まった国防相の演説後、街の空気は一変した。行き交う車は、クラクションで祝意を表し、至る所で花火が打ち上げられた。「軍は民政を続けることも約束した。国民の要求を理解しているのは軍だけだ」と医師のムハンマド・セヒアさん(56)は喜んだ。

 一方、大統領宮殿から約2キロ離れたラバ・アダウィーヤ・モスクでは、大統領の出身母体である穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団などが集会を続けていた。

 6月28日に始まった集会は1週間を迎えていた。モスクに至る路上にはコンクリートブロックの破片が山積みされ、こん棒やヘルメットを装備した男性が臨戦態勢をとっていた。青果店経営のハニ・ムハンマドさん(40)は「軍がやったのは、正統な政権の乗っ取りだ。今もモルシが大統領だ」と訴えた。

 双方の集会場を結ぶ道路は、3日から軍の装甲車が封鎖を始めた。兵士が構える銃口は、反政権派が沸く宮殿ではなく、大統領支持派が拠点を置くモスクの方角を向いていた。

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6600チバQ:2013/07/04(木) 21:53:49
http://mainichi.jp/select/news/20130704k0000e030207000c.html
エジプト:アラブの春に冷水 民主化は振り出しに
毎日新聞 2013年07月04日 11時34分(最終更新 07月04日 14時47分)

 【カイロ秋山信一】エジプトの軍事クーデターは、2011年から続く中東の民主化要求運動「アラブの春」に冷や水を浴びせた。2年間で初めての民主的な大統領選挙を実施し、新憲法を制定したエジプトだが、今回のクーデターで民主化の道は振り出しに戻った格好だ。チュニジアやリビアなどアラブの春で独裁政権を倒した国も、民主化の過程で苦慮しているだけに、エジプトの混乱が悪影響を与える可能性もある。

 「現行憲法は凍結し、最高憲法裁判所長官が大統領職務を代行する」。3日夜、シシ国防相が明らかにしたロードマップ(行程表)の内容は、革命後2年でエジプトが進めた民主化の歩みを後退させるものだった。民主選挙で初めて選ばれた大統領はクーデターで退任させられ、国民投票で承認された新憲法も超法規的措置で効力を失った。

 経済の低迷や強権的な政権運営から、モルシ政権への失望感を深めていた国民の多くは、今回のクーデターを歓迎している。だが大統領支持派が強く訴えてきた「民意で選ばれた大統領の正統性」は、軍事力であっけなく損なわれた。軍介入の背景には、モルシ政権下で失われた影響力を回復する意図があるとも指摘される。

 軍はモルシ政権下でさえ、予算の議会審議を免除されるなど、特別扱いを受けていた。今回はクーデター直後に民政に移管する動きを見せたが、今後誕生する新政権も軍に配慮した国家運営を迫られるのは必至だ。

 一連のエジプトの混乱は、周辺国にも影響を及ぼしつつある。「チュニジアでも『反乱』が始まった」。エジプトの政府系紙アルアハラム(電子版)は3日、今回のクーデターに至る端緒となった反政権署名運動が、チュニジアでも始まり、既に17万人分の署名が集まったと伝えた。

 11年1月にベンアリ独裁政権を崩壊させ、「アラブの春」の先駆けとなったチュニジアだが、革命後2年を過ぎても憲法制定に至らず、エジプト同様にイスラム政党が主導権を握る現政権への不満も根強い。今年2月には与党のイスラム系政党アンナハダに対する抗議デモが激化し、首相の交代に追い込まれた。増税など財政改革に取り組み、アラブの春の中でも「優等生」とみられるチュニジアだけに、エジプト混乱の影響が懸念される。

 また内戦を経て、カダフィ前政権を崩壊させたエジプトの隣国リビアでも、今年に入って、民兵組織が政府庁舎を占拠し、政府や議会に要求を突きつける事態が頻発している。エジプトのクーデターの成功は、こうした非合法的な動きに勢いを与えかねない。

6601チバQ:2013/07/04(木) 21:59:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130704/mds13070418460018-n1.htm
【エジプト軍クーデター】
巻き戻された「アラブの春」の針 周辺国に影響も
2013.7.4 18:42 (1/2ページ)[紛争・クーデター]

3日夜、カイロ市内のタハリール広場で、モルシー大統領が排除されたとの軍の声明を受けて喜ぶ反モルシー派の市民ら(ロイター)
 【カイロ=大内清】ムバラク政権が2011年に倒れたことで始まった地域大国エジプトの地殻変動の「第2幕」は、軍人でない初の大統領、モルシー氏が放逐される劇的な展開となった。モルシー氏の出身母体であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団は、「アラブの春」の恩恵を受け政権まで握ったが、社会の二極化を招き、多くの国民にノーを突きつけられた。軍の超法規的措置により、いったん後退した民主化が今後、軌道に乗るかは不透明だが、エジプトの動向は、イスラム勢力の台頭で混乱が続く域内の国々に影響する可能性もある。

 エジプトのムバラク前政権はかつて、軍や財界と結びついて権力を集中することで政治安定を図ってきた。野党が育たぬ中、政権崩壊後、宗教的なつながりでメンバーらを大量動員し票につなげられる同胞団などのイスラム勢力が選挙で優勢となったのは自然の成り行きだった。他のアラブ諸国でも事情は似ている。アラブの春が「イスラムの春」といわれるゆえんだ。

 しかし、そうして政権を握ったモルシー氏は、強権手法でイスラム化を志向し世論は分裂。政治の混乱は経済悪化に拍車をかけた。

 今回のクーデターで軍は、デモの形で表れた「国民の思いをくみ上げる」(シーシー国防相)としてモルシー氏を解任。国民には、11年の政変から続く混乱が収束に向かうことへの期待も大きい。

 政局の行方は不透明ではある。リベラル系野党は、この機に「真の民主化」を目指すとしているが、同国ではここのところ、収監されていた旧政権関係者が次々と釈放され、表舞台に復帰しつつある。

 「財界が期待する大統領は(ムバラク氏の次男)ガマール氏だ」との声も聞かれ、リベラル系と旧政権系の勢力とが入り乱れた争いが展開される可能性は高い。

 そして、「アラブの盟主」であるエジプトの政変劇は、周辺国にも影響を及ぼしそうだ。

 同胞団系政党が政権を握るチュニジアでは最近、急進的イスラム勢力と世俗派の対立が激化。ヨルダンでは同胞団による反王制デモが頻発し、内戦が続くシリアではイスラム過激派の流入が続いている。こうした国々にとり、エジプト軍が超法規的にアラブの春の針を巻き戻したことは、ひとつの“前例”となるだろう。

6602チバQ:2013/07/04(木) 22:01:12
http://www.asahi.com/international/update/0704/TKY201307040412.html
ベルギー国王が退位へ 健康上の理由 自発的退位は初
3日のテレビ演説で、フィリップ皇太子への譲位を表明するベルギー国王アルベール2世=ロイター

 【ブリュッセル=野島淳】ベルギー国王アルベール2世(79)は3日夕、国民向けにテレビ演説し、高齢と健康上の理由から21日の国民の祝日に退位すると発表した。長男フィリップ皇太子(53)が第7代国王となる。現在のベルギー王室ができた1831年以降、国王が自発的に退位するのは初めてという。

 国王は「即位から20年。次世代にトーチを渡すときだ」と述べた。国王は1993年、兄のボードワン前国王の死去に伴い即位。北部オランダ語圏と南部フランス語圏の対立が根深い同国で、国民統合の象徴としての役割を果たしてきた。

 2010年6月の総選挙後、連立協議が難航して541日間にわたり組閣ができなかったときも、国王が何人もの交渉担当者を指名し、調停役を担った。

6603チバQ:2013/07/04(木) 22:03:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130704-00000019-reut-int
ポルトガルの政治危機、速やかに克服できると確信=コエリョ首相
ロイター 7月4日(木)2時6分配信

[ベルリン 3日 ロイター] - ポルトガルのコエリョ首相は3日、国内の政治危機を速やかに克服できるとの見通しを示した。

同首相は当地で記者団に対し「ポルトガル国内の難局を乗り越えられると確信している。内部危機を直ちに克服できることを望んでいる」と言明し、辞任する考えはないことをあらためて表明した。

6604チバQ:2013/07/06(土) 00:35:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130705/mds13070520500010-n1.htm
【エジプト】
モルシ派が大規模デモ 軍クーデターに抗議
2013.7.5 20:46 [紛争・クーデター]

警戒する警察機動隊の前でモルシ氏支持を訴えるムスリム同胞団メンバーら=4日、カイロ(ロイター)
 エジプトのクーデターで大統領の座を追われたモルシ氏を支持するイスラム勢力は5日、首都カイロなど全国各地で大規模な抗議デモを行った。軍はクーデターを支持する反モルシ勢力との衝突などを防ぐため厳戒態勢を敷いた。

 3日のクーデターの後、休日で多数の人々が集まるイスラム教の金曜礼拝後のデモは初めて。モルシ氏の出身母体のイスラム組織ムスリム同胞団がデモを主導しており、モルシ氏が今も「国民に広く支持された正統な大統領」と訴えるのが狙いだ。同胞団は激しく反発しているが「抗議は平和的に行う」方針を示している。

 モルシ氏の後任のマンスール暫定大統領は4日の就任後、同胞団に暫定政権への参加を呼び掛けたが、同胞団は拒否するとの声明を出した。(共同)

6605チバQ:2013/07/06(土) 00:36:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130705/mds13070508260006-n1.htm
【エジプト軍クーデター】
首相にエルバラダイ氏か 挙国一致内閣樹立へ
2013.7.5 08:24 [紛争・クーデター]

反モルシー派デモを前に会見するエルバラダイIAEA前事務局長(中央)=6月22日、カイロ(ロイター)
 エジプト軍のクーデターを経て暫定大統領に就任したマンスール氏は4日、挙国一致の暫定内閣樹立に向けた作業を本格化させた。ロイター通信は同日、軍関係者の話として、暫定首相にはエルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長(71)が「最有力」と報じた。

 大統領権限を剥奪されたモルシー氏の出身母体イスラム組織ムスリム同胞団は軍への反発を強めており、5日の集団礼拝後には全土で大規模デモを予定。混乱長期化が懸念されている。

 エルバラダイ氏はモルシー氏に反対する連合体「救国戦線」を率いてきた世俗派の代表。若者層から一定の支持を得ており、クーデターの際には反政府勢力を代表して軍との協議に参加した。エルバラダイ氏のほかには、ムバラク政権崩壊後の暫定軍政下で首相を務めたガンズーリ氏や、エジプト中央銀行前総裁のオクダ氏の名前が取りざたされているという。(共同)

6606チバQ:2013/07/06(土) 00:36:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130705/mds13070500120002-n1.htm
【エジプト軍クーデター】
弾圧されるムスリム同胞団 サイトに「国民は恩知らず」
2013.7.5 00:11 (1/2ページ)[紛争・クーデター]

警戒する警察機動隊の前でモルシ氏支持を訴えるムスリム同胞団メンバーら=4日、カイロ(ロイター)
 【カイロ=大内清】エジプト軍によるクーデターで、同国最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団は民心をつなぎ留められず、選挙で得た「力」を喪失した。今後は当局による団員摘発が加速するとみられ、同胞団は、大弾圧を受けた1950年代以来の打撃を受ける可能性がある。一部の強硬派による暴発への懸念も根強い。

 「エジプト国民は恩知らずのばかだ」−。インターネットの同胞団系サイトには4日、団員らの怨嗟(えんさ)の声が渦巻いていた。

 草の根の慈善事業を展開する同胞団は、2011年の政変以降、各種選挙で大っぴらに団員を大量動員して貧困層に食料品などを配布。同時に、対立する世俗派勢力を「非イスラム的」と断じ、イスラム教の価値観を重んじる庶民層を取り込んできた。識字率が6割程度にとどまるとされる同国では、有効な戦術だった。

 だが、政権に就き経済運営の責任を問われる立場になると、貧困層の不満は同胞団に向いた。デモ発生後、モルシー氏は自身の「正統性」を繰り返し強調したが、政策論より貧困層のニーズをくすぐり利用する手法をとってきた同胞団への支持は戻らなかった。

 エジプトでは今、治安当局が同胞団幹部らの逮捕を進めている。追及が一般団員にも向くかは不明だが、大きな打撃となるのは間違いない。

 同胞団は1954年、それまで協力関係にあったナセル首相(後に大統領)と対立。団員が起こしたとされるナセル暗殺未遂事件を機に非合法化されて当局の徹底弾圧を受け、幹部は軒並み投獄された。再建が進んだのは、体制内の権力闘争を有利に進めようとイスラム勢力に接近したサダト元大統領が、幹部らの釈放を進めた70年代になってからだ。

 同胞団の前副団長で現在は組織を離れているムハンマド・ハビーブ氏は「軍を敵に回した以上、同じことが起きても不思議はない」と語る。

 一方で、モルシー政権下で存在感を強めたかつての過激派組織「イスラム集団」などは、今回のクーデターを「イスラムに対する攻撃だ」と非難、過激派が拠点とする東部シナイ半島では4日、軍キャンプへの襲撃も発生したもようだ。こうした勢力と同胞団の一部が結び付く可能性もあり、治安状況は予断を許さない。

6607チバQ:2013/07/06(土) 00:38:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130705/mds13070500070001-n1.htm
【エジプト軍クーデター】
「偉大な業績」「危険なメッセージ」周辺国の反応さまざま
2013.7.5 00:06 [紛争・クーデター]
 【カイロ=遠藤良介】エジプトのモルシー政権が軍クーデターで転覆したことについて、近隣諸国の政権からは4日、称賛から非難まで多様な反応が相次いだ。モルシー前大統領がイスラム原理主義組織ムスリム同胞団を母体としていたことに加え、周辺国の政権が置かれたそれぞれの状況が評価の違いにつながっている。

 内戦が泥沼化しているシリアの国営テレビは、軍によるモルシー氏の追放を「偉大な業績だ」とする高官の発言を伝えた。アサド政権とイスラム教スンニ派の対立が内戦の一つの構図となっており、周辺からイスラム過激派が参戦している状況が根底にある。

 2011年のムバラク政権崩壊以降、自国でムスリム同胞団の活発化を警戒してきた湾岸アラブ諸国もエジプトの政変を好意的に見ている。サウジアラビアのアブドラ国王はマンスール暫定大統領に祝福メッセージを送り、「エジプトを暗いトンネルから救った」と軍をたたえた。

 カタールはモルシー政権に好意的だったが4日、マンスール氏に祝意を伝達、サウジなどに同調した。

 一方、イスラム色の強い与党、公正発展党(AKP)を基盤とするトルコのエルドアン政権からは厳しい批判が上がった。

 ダウトオール外相は「民主的な選挙で発足した政府が不法な手段、まして軍事クーデターで転覆させられたことは受け入れられない」と発言。AKPが世俗主義の牙城として力を持つ軍と緊張関係にあることや、5月末以降に大規模な反政権デモが行われたことが警戒心を生んでいる。

 「アラブの春」の端緒となったチュニジアからも、「アラブ諸国民への危険なメッセージになる」とする政権与党の声明が報じられた。

6608チバQ:2013/07/06(土) 00:45:15
http://mainichi.jp/select/news/20130706k0000m030060000c.html

エジプト:同胞団数万人デモ 暫定政権、憲法宣言へ

毎日新聞 2013年07月05日 20時55分(最終更新 07月05日 21時55分)




カイロのタハリール広場でエジプトの国旗を振る反大統領派=2013年7月5日、AP

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 【カイロ秋山信一、宮川裕章】軍事クーデターでモルシ前大統領が解任されたエジプトで5日、モルシ氏の出身母体・穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団がクーデターに抗議する数万人規模のデモを行った。軍は平和的デモは容認しているが、反モルシ派との衝突を警戒し装甲車部隊の展開を継続。マンスール暫定大統領が率いる暫定政権は、5日にも停止した憲法に代わる憲法宣言(暫定憲法)を発表するとみられる。

 一方、エジプト東部シナイ半島で5日未明に軍検問所が襲撃され兵士1人が死亡、軍はスエズ、南シナイ両県で警戒態勢を強化した。クーデターに抗議するイスラム組織の攻撃との見方もある。

 暫定政権は内閣の人選を加速。首相候補にはエルバラダイ国際原子力機関前事務局長やラメズ中央銀行総裁、オクダ前総裁らが挙がっている。

 同胞団は4日の声明で「大統領は民主的に選ばれたモルシ氏」と主張。軍主導の暫定政権に協力せずデモを継続する方針を示した。

 同胞団が集会の拠点としているカイロ郊外のラバ・アダウィーヤ・モスク周辺には1万人以上が集まり「正統性はモルシにある」と気勢を上げた。同胞団は第2の都市アレクサンドリアなどでも抗議デモを開催した。金曜日はイスラム教の集団礼拝日で群衆が集まるため、治安部隊などとの衝突への発展も懸念される。

 地元メディアは軍関係者の情報として、同胞団の最高指導者バディア氏が拘束されたと伝えた。だが同胞団はツイッターで「拘束は未確認」と主張するなど情報戦が起きている。

6609チバQ:2013/07/06(土) 00:47:28
http://mainichi.jp/select/news/20130705dde007030005000c.html

エジプト:軍事クーデター ガザ、細る「生命線」 トンネル密輸が途絶、市民に不安感

毎日新聞 2013年07月05日 東京夕刊


 エジプト情勢の急変を受けて、パレスチナ自治区ガザ地区に不安が広がっている。イスラエルによる封鎖政策が続くガザ地区では、エジプト側からの密輸トンネルを介した物資搬入が「生命線」だが、ガソリン供給が早くも途絶え、市民生活への影響が広がり始めている。【ガザ市(パレスチナ自治区)で大治朋子】

 「3週間ほど前から、エジプトのガソリンが入らなくなった。代わりにイスラエルから買っているが、値段は2倍以上で、お客はほとんど来なくなった」。エジプトでマンスール暫定大統領が就任した4日、ガザ市内のガソリンスタンドで働くユーソフ・ジョゼフさん(25)は、浮かない表情で語った。

 ガザ地区では6月初旬から、ガソリンを買いだめする市民が急増した。地元のジャーナリストによると、エジプトで同月30日、モルシ大統領が就任1年を迎えるのに合わせ大規模デモが計画されているとの情報がソーシャルメディアなどで流れ、エジプト側からのガソリン供給が途絶える可能性を懸念した市民が殺到。密輸トンネルによる供給量をはるかに上回る需要が続いたという。

 さらにエジプト治安当局が取り締まりを強化し、6月中旬ごろから、ガソリン供給は途絶えた。現在はイスラエルから搬入する以外に方法はないが、値段は1リットルあたり約176円で、密輸価格の2倍以上と高額だという。

 ガザでは、ハマスが武力制圧した2007年以降、イスラエルが封鎖政策で人や物の出入りを規制し、物資不足のほか停電も慢性化している。このため民家や商店のほか学校や病院など公的施設も、ガソリンを使った発電機で電気を補うのが日常で、ガソリン不足は生活に大きなダメージを与える。買いだめした物資が底を突くのは時間の問題で、小学校教諭のムスタシさん(35)は「学習環境にも影響を及ぼしそうだ」と語った。

 ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義ハマスの源流はモルシ前大統領の出身母体と同じムスリム同胞団で、大半の「密輸」は、事実上黙認されてきたともいわれる。一方、エジプトでは1月以降、軽油の供給不足が続き、「モルシ政権がガザに無料でガソリンを譲渡している」とのうわさが一部で広まっていた。エジプト側が今後、どのような対応を取るかは不明で、ジョゼフさんは「市民はとても不安になっている」と話した。

6610チバQ:2013/07/06(土) 00:48:22
http://mainichi.jp/select/news/20130705k0000e030176000c.html

エジプト:モルシ氏亡命拒否 政府系紙がクーデター内幕

毎日新聞 2013年07月05日 11時22分(最終更新 07月05日 13時47分)




エジプトの首都カイロにある最高憲法裁判所前で、マンスール氏の暫定大統領就任を喜ぶ反モルシ派の人々=2013年7月4日、AP

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 【カイロ秋山信一】エジプトの政府系紙アルアハラムなど地元メディアは4日、軍がモルシ大統領に退陣を突き付けた1日から2日間の軍事クーデターの内幕を詳報した。軍はモルシ氏にトルコなど海外への亡命を勧めたが、モルシ氏は拒否したという。報道を基にクーデターの軌跡を再現した。

 「自ら辞任するなら訴追を免じる。トルコかリビアなど他国へ出国しろ」

 シシ国防相は3日、大統領解任の演説をする数時間前、大統領の親衛隊「共和国防衛隊」本部で、自らモルシ氏に権力放棄を迫った。

 「ノー」。モルシ氏はかたくなに拒絶した。軍はモルシ氏の身柄を拘束、1年あまりで大統領を追われ、とらわれの身となった。共和国防衛隊員も、軍に連行されるモルシ氏を黙って見守るしかなかった。

 反モルシデモの参加者が数十万人に膨れ上がる中、国防相は1日、モルシ氏に最後通告を突き付けた。

 「3日夕までの48時間以内にモルシ政権と反モルシ派の対立が解消しなければ、軍が改革のためのロードマップ(行程表)を提示する」

 この時点では、軍による政治介入の詳細は明らかではなかった。

 2日午後9時半、軍が構想するロードマップの詳細を報道で知ったモルシ氏は激怒した。内容がクーデターの決行だったからだ。

 モルシ氏は2日午後11時40分、急きょ国営テレビを通じ国民向けに演説した。「暫定内閣」の設置を野党に呼びかける一方、「政権の正統性を守るためなら戦う覚悟がある」と述べ、軍に強硬姿勢を示した。勇ましい言葉とは裏腹に、疲れた表情で、右目は頻繁にまばたきを繰り返していた。

 軍はモルシ氏の演説を「軍に対する挑戦」と判断。モルシ氏が何らかの実力行使に踏み切る可能性があるとみて、翌3日午前2時ごろ、交流サイト「フェイスブック」で「テロリストや過激派勢力から国民を守るため血を流す覚悟がある」と対抗する書き込みをした。

 独立系紙アルシュルークによると、モルシ氏は、水面下で軍の懐柔に乗り出していた。モルシ氏は反発を強める軍に対し、国防相の権限強化を申し出たが、軍は拒否。シシ国防相は期限を迎えた3日夜、大統領の解任を発表した。

6611チバQ:2013/07/06(土) 00:52:12
http://mainichi.jp/select/news/20130705ddm007030161000c.html

エジプト:軍事クーデター 米大統領「深い懸念」 中東・北アフリカ民主化に誤算 欧州、民政回復求める

毎日新聞 2013年07月05日 東京朝刊


 【ワシントン白戸圭一、ブリュッセル斎藤義彦】民主的選挙で選ばれたモルシ政権がわずか1年で崩壊したことは、地域大国エジプトの安定を軸に中東・北アフリカの安定と民主化を目指してきたオバマ米政権の戦略の誤算を意味する。オバマ大統領が3日、「深い懸念」を発表した声明で、クーデターを決行したエジプト軍に早急な民政移管を求めたのも、危機感の強さの反映にほかならない。

 オバマ大統領は声明で「特定の個人や政党を支援しない」と内政に干渉しない方針を明示し、「民主的な過程と法の支配」を尊重する考えを強調した。

 オバマ大統領はムバラク政権の崩壊後、「アラブの春」を後押しする考えを明示し、債務減免や新規融資など最大20億ドル(約2000億円)の経済支援を約束した。米国は日本や欧州などにも積極的な支援を呼びかけ、エジプト支援の国際的な態勢作りに躍起になった。

 米国がエジプト支援を重視したのは、同国の早期安定が中東・北アフリカ全体の民主化と安定のカギと判断したからだ。イスラエルとパレスチナの和平交渉の再開に向けても、イスラエルと平和条約を結んでいるエジプトの安定は不可欠だった。

 だが、エジプトの混乱でイスラエルが和平交渉再開に応じる可能性は従来にも増して低くなった。オバマ政権は3月以降、ケリー米国務長官のシャトル外交で交渉再開を仲介してきたが、モルシ政権の崩壊で当面は身動きが取れそうもない。

 一方、欧州諸国はクーデターを「民主主義の後退」と批判しながらも、制裁などには言及せず、移行政権を承認し、早期の民政回復を求めている。市民によるデモを支援する必要性と、軍の政治介入を認めない基本姿勢の間でジレンマに陥っているからだ。

 ドイツのウェスターウェレ外相は4日、「民主主義体制を無効化することは、エジプトの抱える問題の解決にならない」とクーデターを批判したが、新たな民主体制構築には「協力の用意がある」と述べた。英ヘイグ外相も批判の一方で、「だれが権力を取っても協力する」と歯切れの悪さを見せた。

 欧州連合(EU)は中東の独裁政権と協力を進めた反省に基づき2011年の中東民主化運動「アラブの春」以降、民主化を進めれば支援を増やすよう近隣諸国政策を見直した。


 今年3月のEUの報告書では、エジプトで軍の文民統制が「顕著に進んだ」と評価していただけに、クーデターでEUは冷水を浴びせられた格好だ。EUは4日、対話の必要性を説くだけで、援助見直しには言及しなかった。

 シンクタンク欧州政策研究センターのブロックマン上席研究員は「EUの外交政策は民主化を進めるには十分ではなかった。軍の介入を非難すれば制裁の議論につながり、デモをする市民への支援と矛盾する。EUは難問を抱えた」と話す。

6612チバQ:2013/07/06(土) 00:53:14
http://mainichi.jp/select/news/20130705ddm001030059000c.html

エジプト:軍事クーデター 暫定大統領が就任 政権運営、軍主導か

毎日新聞 2013年07月05日 東京朝刊


 【カイロ秋山信一】エジプトの軍事クーデターから一夜明けた4日、軍から暫定大統領に指名されたマンスール最高憲法裁判所長官が就任を宣誓した。暫定政権は、実務者内閣や憲法見直しのための専門家委員会の人選に着手したが、政権運営は軍主導で進むとみられる。シシ国防相から3日夜、権限を剥奪されたモルシ前大統領は、軟禁状態にあるとみられる。

 モルシ前大統領を支持するイスラム勢力はクーデターに反発し、各地で反モルシ派と衝突。AP通信によると、6月30日以降の騒乱による死者は約50人に上った。カイロ大学周辺で親モルシ派と軍が衝突しているという情報もある。

 マンスール暫定大統領は宣誓で「公正な大統領選挙と人民議会(国会)選挙を行う。デモ参加者は革命の志を忘れないでほしい」と語った。また、モルシ氏の出身母体・穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団に対し「同胞団も国民の一部であり、国家建設への参加を歓迎する」と融和を呼びかけた。4日にも、停止した憲法に代わる憲法宣言を発するとみられる。

 マンスール氏は、2011年の革命で倒れたムバラク政権時代から判事を務めるベテラン裁判官。前長官の定年退官によって1日に就任したばかりだった。政治経験はなく、軍が政権運営を主導するとみられる。

 軍は3日、同胞団幹部の出国を禁止。国営中東通信によると、同胞団系の自由公正党のカタトニ党首が逮捕された。衛星テレビ局アルアラビーヤなどは4日、同胞団トップのバディア氏を逮捕、ナンバー2のシャーテル氏にも、反政権デモ隊の殺害を指示した容疑で逮捕状が出たと報じた。

 自由公正党は4日、主要都市でデモや座り込みをするよう支持者に呼びかけた。同胞団は6月28日以降、カイロ近郊にあるイスラム礼拝所(モスク)周辺で、数千人規模の集会を続けている。保健省によると、礼拝所周辺で4日早朝に銃撃があり、1人が射殺された。

==============

 ◇エジプト軍の声明で示された今後の流れ

      憲法を停止(3日)

         →

最高憲法裁長官が暫定大統領に就任(4日)

         →

      実務者内閣の設置

         →

   専門家委員会による憲法見直し

         →

   次期大統領選/人民議会選も?

 ※日付は現地時間

6613チバQ:2013/07/06(土) 11:51:19
http://mainichi.jp/select/news/20130706k0000e030164000c.html

エジプト:前大統領支持派へ 政府が情報統制 懸念強まる

毎日新聞 2013年07月06日 11時25分


 【カイロ宮川裕章】エジプトの軍事クーデターとモルシ前大統領反対派デモ勢力の拡大で、モルシ氏支持派への情報統制の懸念が強まっている。モルシ氏に近いテレビ局などが相次いで閉鎖され、人権団体などから批判の声が上がっている。

 モルシ前大統領の出身母体である穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」系のテレビ局「エジプト25」など6局は、シシ国防相がモルシ氏の大統領解任を発表した3日夜、政府当局によって閉鎖された。

 6局を含むテレビ60局が入居するカイロ近郊ギザ市の複合施設「エジプト・メディア製作センター」で勤務する男性は毎日新聞の取材に、「声明直後に警察が来て関係者を集めて事情聴取し、一部を拘束して警察施設に連行した」と語った。

 また同胞団系の新聞社「自由公正」も発行を停止している。同新聞社が入居したビルの管理人によると、関係者は先月29日にビルを退去した。その後、無人の編集室のドアを壊してモルシ氏支持派のデモ隊が30日と今月1日に乱入したという。

 モルシ氏支持派からは、主張がメディアに取り上げられていないとの不満が出ている。「エジプト人権イニシアチブ」など人権団体7組織は5日、テレビ局の閉鎖を批判する共同声明を発表。「政府当局は報道の自由の原則を守らなければならない」と放送再開を求めた。

 ピレイ国連人権高等弁務官は5日の声明で、エジプトでの人権尊重を呼びかけるとともに、発言や集会の自由の平和的行使を訴えた。


http://mainichi.jp/select/news/20130706k0000e030167000c.html

エジプト:同胞団デモ 最高指導者演説で軍圧力に対抗姿勢

毎日新聞 2013年07月06日 11時38分


 【カイロ宮川裕章】「自由を取り戻そう」。穏健派イスラム原理主義組織・ムスリム同胞団の最高指導者バディア氏の呼びかけに、数万の支持者が熱狂した。5日夕(日本時間6日未明)、エジプトの首都カイロ中心部のラバ・アダウィーヤ・モスク前広場。同胞団出身のモルシ前大統領は3日のクーデターで排除されたが、強まる軍の圧力に対抗する姿勢を打ち出した最高指導者に、群衆は大歓声をあげた。

 一時、軍が拘束した情報もあった最高指導者バディア氏が演壇上に姿を見せ、言葉を発するごとに、広場を埋め尽くした人々はエジプト国旗とモルシ氏の顔写真を揺らした。バディア氏は「ここに集まったこと自体が勝利だ。モルシは国民全体の大統領だ。大統領復帰までデモを続けよう」と訴えた。

 集会は、クーデターに抗議する同胞団のデモ隊に向けた発砲で、6人が死亡した直後に開かれた。バディア氏は「軍は国民に銃を向けてはいけない」と発砲を軍の責任として批判したうえで、「平和的なデモは軍の銃弾より強い」と、武力で対抗しないよう支持者に訴えた。

 集会に参加した女性医師、ナリメン・アブドアルサラムさん(29)は「演説でみんなが勇気づけられた。モルシ氏反対派は、軍によるクーデターのような形ではなく、正々堂々と選挙で政権を目指すべきだ。そうしないと民主選挙を実現した2年前の革命の意味がない」と語った。

 技師のアブドアルヘーレコさん(39)は「この混乱を解決するには、軍がクーデターを停止して対話するしかない」と訴えた。

 バディア氏は、3日以降、軍に拘束されていたとの情報もあった。だが同胞団のスポークスマンは5日、この情報を否定した。

6614チバQ:2013/07/07(日) 12:25:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130707/erp13070712160002-n1.htm
ポルトガル連立政権崩壊は回避
2013.7.7 12:14
 相次ぐ閣僚の辞任により連立政権崩壊の懸念が出ていたポルトガルのコエリョ首相は6日、連立パートナーである民衆党と、外相を辞任したポルタス同党党首を副首相とすることで合意に達したと明らかにした。連立解消の事態は回避された。ロイター通信が伝えた。

 ポルタス氏に、金融支援を受ける欧州連合(EU)などとの交渉も担当させることが合意の柱。民衆党との協力を維持するため、首相側が重要ポストを与えることで譲歩した。

 ポルタス氏は今月に入り、財政緊縮策を強く推進する政権の方針に反発して辞任。ポルタス氏が政権支持を取り下げて連立解消となれば与党は議会で過半数を割り込むことになるため、コエリョ政権の先行きに不透明感が高まっていた。(共同)

6615チバQ:2013/07/07(日) 12:25:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130707/erp13070711420001-n1.htm
聖職者は「質素な車を買いなさい 」 法王フランシスコが戒め
2013.7.7 11:41
 「司祭や修道女が、最新のモデルの車に乗っているのを見ると気分が悪くなる」−。清貧をモットーとするローマ法王フランシスコは6日、バチカンで開かれたカトリックの若い神学生らとの交流会で、聖職者が物質主義に流されることを戒めた。

 法王は「最新のスマートフォン(多機能携帯電話)やスピードの出るスクーター、注目を集める車」を所有することから真の喜びは生まれないと指摘。「車は仕事に必要だが、買うなら質素なものにしなさい。世界中で、どれだけの子どもが飢えで死んでいるかを考えなさい」と述べた。

 ANSA通信によると、法王はバチカン内の移動に古いフォードの大衆車を利用している。(共同)

6616チバQ:2013/07/07(日) 12:27:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130707/mds13070701120000-n1.htm
シリア反体制派が新議長選出 有力部族の指導者、サウジが支持
2013.7.7 01:12 [政変・反政府デモ]
 シリア反体制派の統一組織「シリア国民連合」は6日、トルコのイスタンブールでの会合で、有力部族の指導者アハマド・ジャルバ氏を新議長に選出した。昨年11月の連合発足時に選出されたハティーブ前議長は、内部対立などが原因でことし4月に辞任していた。

 ジャルバ氏は、反体制派支援国のうちサウジアラビアが強く支持。100人余りの評議員の投票で、カタールが推す候補を破った。

 国民連合はイスラム勢力やリベラル派などによる内部対立を抱え、国内の武装勢力に対する統制力も弱い。新議長は内外の結束を進めることが最優先課題となる。(共同)

6617チバQ:2013/07/07(日) 12:28:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130706/mds13070622130011-n1.htm
非常事態宣言を解除 マリ、大統領選前に
2013.7.6 22:11
 フランスが1月に軍事介入した西アフリカ・マリからの報道によると、同国暫定政府は6日、イスラム過激派との戦闘激化を受けて1月11日に出した非常事態宣言を解除した。マリでは今月28日に大統領選が予定されている。

 暫定政府軍は5日、過激派撤退後に遊牧民トゥアレグ人の反政府勢力に掌握された北部の要衝都市キダルにフランス軍と共に入った。暫定政府と反政府勢力が大統領選に向けて6月に結んだ合意に基づく動き。

 マリでは昨年3月の反乱軍のクーデターに乗じ、過激派が北部を制圧。フランス軍の介入後、過激派は北部の拠点都市から撤退した。(共同)

6618チバQ:2013/07/07(日) 12:36:53
http://mainichi.jp/select/news/20130707k0000m030052000c.html

ローマ法王:就任後初の「回勅」 前法王と異例「合作」

毎日新聞 2013年07月06日 21時25分(最終更新 07月06日 22時05分)




約2カ月ぶりに再会したフランシスコ・ローマ法王(右)とベネディクト16世=AP



 【ローマ福島良典】フランシスコ・ローマ法王(76)は5日、世界のキリスト教カトリックの司教・信徒にあてて、3月の就任後初の信仰指針文書「回勅」を発布した。2月に退位した前任のベネディクト16世(86)との異例の「合作」。信仰を通じて現代社会に希望をもたらすよう呼びかけている。

 「信仰の光」と題された回勅は4章構成で全82ページ。ベネディクト16世の退位に伴い未完に終わっていた草稿をフランシスコ法王が引き継いで加筆し、完成させた。署名はフランシスコ法王のみ。バチカンのミュラー教理省長官は「法王は一人(フランシスコ法王)であり、2人の署名はない」と強調した。

 回勅は「真理は技術や、科学的なノウハウ、生活をより快適にするものにしかないと思いがちだ」と現代社会の科学偏重傾向に警鐘を鳴らす一方、「信仰が弱まれば人間性の基礎も弱まりかねない」と指摘、「この世の苦しみ」に目を向けるよう促している。

 現代欧州におけるカトリック離れに歯止めをかけようとしていた神学者のベネディクト16世に対して、フランシスコ法王は「貧者の教会」を掲げ、支援が必要な人に寄り添う姿勢を打ち出している。合作の回勅には、両法王のスタイルや考え方の違いが表れている。

6619チバQ:2013/07/07(日) 12:40:37
http://mainichi.jp/select/news/20130707k0000m030021000c.html

エジプト:国旗、帽子…デモグッズ人気 国防相ポスターも

毎日新聞 2013年07月06日 18時46分(最終更新 07月06日 23時41分)




エジプトの首都カイロのタハリール広場で、息子たちとデモで使うグッズを販売していたアブドルハミドさん(右)。プラスチック製のラッパが人気だという=2013年7月5日、秋山信一撮影

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 【カイロ秋山信一】軍事クーデターでモルシ前大統領が解任されたエジプト。6月28日以降、連日続くデモ会場の屋台などで飛ぶように売れているのがデモグッズだ。国旗、帽子、ポスター、大小のラッパ。クーデターを巡って緊迫する中でも、遊び心を忘れない国民性が反映されている。

 クーデターが起きてから初めての休日(エジプトは金、土曜が休日)となった5日午後、カイロのタハリール広場は1000人ほどの市民でにぎわっていた。歌や踊りでモルシ氏の失脚を喜ぶ市民の間で、50軒ほどの露天商が営業していた。

 アブドルハミドさん(45)は約1メートル四方のシートの上にラッパや国旗を並べていた。ラッパは大きさによって10〜20エジプトポンド(約144〜288円)、国旗は10〜25エジプトポンドだ。普段は近くの考古学博物館前で土産物店を営むアブドルハミドさん。「1日の売り上げはいつもの100倍はあったよ」とほくほく顔だ。

 1日以降、新たに登場したのがシシ国防相のポスターだ。モルシ氏に48時間以内に事実上退陣するよう求めた声明がテレビで放映されて、すぐに販売が始まった。

 露天商は反モルシ派側だけでなく、モルシ氏の出身母体・穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が集会を続けるカイロ北東部のラバ・アダウィーヤ・モスクにもいる。6月28日以降、泊まり込みでデモを続けている人たちが多いため、こちらは食べ物を扱う業者が多かった。

6620チバQ:2013/07/07(日) 12:41:12
http://mainichi.jp/select/news/20130707k0000m030036000c.html

エジプト:テレビ局封鎖、逮捕状…クーデター周到に準備か

毎日新聞 2013年07月06日 20時36分(最終更新 07月06日 21時30分)




カイロ中心部タハリール広場近くにある橋に到着したエジプト軍の軍用車=2013年7月5日、AP

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 【カイロ秋山信一】エジプトの軍事クーデターは早い段階から周到に準備されていたとの見方が強まっている。モルシ前大統領の権限剥奪と同時に軍は、モルシ氏の出身母体・穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が運営するテレビ局を封鎖。警察を管轄する内務省とも連携し、同胞団幹部を次々と逮捕した。しかし、同胞団とモルシ氏支持者の激しい抵抗に軍の計算は狂い、事態収拾のめどは立っていない。

 「国防相の演説が終わったと思ったら、すぐに治安部隊が来た。放送は止められ、プロデューサーも技術者も逮捕された」。同胞団が運営するテレビ局「エジプト25」の関係者は、クーデターが実行された3日夜の様子をこう振り返った。

 軍や内務省は3日夜、同胞団などイスラム組織が運営する少なくとも六つのテレビ局を封鎖。カタールのテレビ局「アルジャジーラ」による同胞団の集会拠点、ラバ・アダウィーヤ・モスクからの中継も止まった。軍は同胞団の情報発信力を弱めようとしたようだ。

 さらに、同日中に同胞団の関係者300人の逮捕状が用意され、次々と執行された。

 軍トップのシシ国防相は6月23日、反モルシ派が30日に大規模デモを計画していることを踏まえ、政権側と反モルシ派の双方に妥協を求めた。

 軍は遅くともこの時期にはクーデターを想定していたとみられ、30日朝から、装甲車部隊や戦車部隊を主要都市やパレスチナ自治区ガザとの境界付近に展開させた。

 デモが拡大した30日夜、メディアは「軍関係者の話」としてデモ参加者数が数百万〜1400万人に上ったと報道。だが、実際には大規模だったカイロのタハリール広場でも100万人には遠く及ばなかった。「民意に基づいた介入」を演出するため、デモの参加者数を意図的に水増しした可能性がある。

 だが、同胞団はカイロ近郊のモスクやカイロ大学付近で集会を継続。反モルシ派との衝突も拡大しており、混乱は続いている。

6621チバQ:2013/07/07(日) 12:42:38
http://mainichi.jp/select/news/20130707k0000m030060000c.html

エジプト:暫定内閣人選進む 同胞団、葬儀参列後に抗議

毎日新聞 2013年07月06日 22時01分(最終更新 07月07日 01時15分)


 【カイロ樋口直樹、秋山信一】軍事クーデター後に就任したエジプトのマンスール暫定大統領は6日、カイロの大統領宮殿でシシ国防相やイブラヒム内相、野党指導者らと会談し、暫定内閣や憲法修正委員会の人選を進めた。解任されたモルシ前大統領の出身母体・穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の自由公正党にも協議への参加を呼びかけたが、自由公正党は拒否した。

 暫定首相にはエルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長が有力視されているが、経済立て直しのため、オクダ中央銀行前総裁らを推す声も出ている。

一方、同胞団は5日に当局側の銃撃で死亡したデモ参加者の葬儀を営み、参列者はそのまま現場となった共和国防衛隊の施設前に移動し抗議した。エジプトでは5日から同胞団と反モルシ派の衝突が相次ぎ、保健省によると死者は36人、負傷者は1079人に上った。


http://sankei.jp.msn.com/world/news/130706/mds13070621190009-n1.htm
暫定政権首相候補にエルバラダイ氏の名
2013.7.6 21:15

エルバラダイ氏(ロイター)
 【カイロ=遠藤良介】エジプト・マンスール暫定政権の首相候補として、国際原子力機関(IAEA)の前事務局長、エルバラダイ氏(71)の名が取り沙汰されている。今回の政変ではモルシー前大統領の退陣を求める勢力を代表して軍との折衝に当たり、対外的なスポークスマンとしても存在感を増しつつある。

 外交官出身のエルバラダイ氏は1997〜2009年にIAEA事務局長を務め、05年にはノーベル平和賞も受けた国際派。11年に反ムバラク政権運動に加わったが、自身の勢力は弱小なものにとどまった。

 今回の政変では反モルシー勢の調整役として活躍し、欧米の主要メディアにモルシー氏排除の正当性を主張するなどして脚光を浴びる。暫定政権を支持する主要グループ「タマッロド(反抗)」がエルバラダイ氏を首相に推している。

 法曹出身のマンスール暫定大統領には行政経験がないため、首相に就任した場合には暫定政権を実質的に取り仕切る役回りになるとみられている。

 だが、国際的に抜群の知名度とは裏腹に国内の政治基盤は弱く、指導力は未知数だ。ウィーンの自宅とエジプトを行き来する「超インテリ」のエルバラダイ氏には、庶民との距離を指摘する見方も多い。

 暫定政権派では、ムバラク時代の外相でアラブ連盟前事務局長、ムーサ氏(76)も内外で存在感を増す。事務局長時代の対イスラエル強硬姿勢で人気を得たが、やはり政治基盤が強いとはいえず、諸勢力を束ねる手腕は見通せない。

6622チバQ:2013/07/07(日) 12:43:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130706/mds13070620000008-n1.htm
【エジプト政変】
動けば“内戦”…動けぬ軍と同胞団
2013.7.6 19:54 (1/2ページ)

6日、エジプトの首都カイロで、装甲車の上に立つ兵士(ロイター)
 【カイロ=大内清】エジプトでモルシー前大統領派と暫定政権支持派の衝突が拡大の兆しを見せる中、「国民の分断阻止」を大義名分にクーデターを起こした軍は、露骨に前大統領派を排除することはできない状態にある。うかつに動けば“内戦”の引き金となる恐れもあるためだ。モルシー氏の出身母体のムスリム同胞団も、徹底抗戦を呼びかけながらも、組織崩壊につながりかねない軍との全面対決は避けようとする動きもあり、双方ともジレンマを抱えている。

 5日夜の首都カイロ中心部。前大統領派のデモ隊が国営テレビに近づいたのをきっかけに両派が激しくぶつかった現場では、上空の低い位置を軍のヘリが旋回し、事態の推移を見守った。眼下では火炎瓶や投石に交じって発砲音も響いたが、軍が装甲車両を派遣するなどして介入したのは、衝突がある程度、沈静化してからだった。

 軍や、その後ろ盾を受ける暫定政権側の本音は、同胞団など前大統領派に打撃を与えることにあるとみられる。だが、「国民に銃は向けない」(シーシー国防相)と約束し「同胞団も国の一部だ」(マンスール暫定大統領)とする以上、あからさまに前大統領派を標的とすることはできない。

 一方、全土で夜間外出禁止令や非常事態令を発すれば、前大統領派デモを解散させることも可能となる。しかし治安が極度に悪化しているわけではない現状でそうした動きに出た場合、軍事色が強まり、「クーデターではない」との対外的な主張の説得力が弱まる。

 逆に、社会不安の増大で騒乱状態が広がれば、一気に部隊を展開し事態の収拾に乗り出す可能性もある。

 同胞団のジレンマも深刻だ。カイロで5日夕、政変後初めて公に演説したバディーア団長は「モルシー氏が復権するまで座り込みを続ける」とする半面、一部の団員らが主張する広範なサボタージュ活動などは戒めた。「反社会的」とみなされれば、弾圧の口実になるとの懸念があるからだ。

 同胞団は当面、動員力を誇示することで、少しでも有利な形での生き残りに向け、軍との「取り引き」の糸口を探す考えとみられる。ただ、もともと現指導部は強硬派が主流で、弱腰をみせれば団員への押さえが利かなくなるとの心理も強い。同胞団幹部が「軍が引かなければ内戦になる」と恫喝(どうかつ)する中、ぎりぎりの神経戦が続いている。

6623チバQ:2013/07/07(日) 12:44:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130706/mds13070622010010-n1.htm
【エジプト政変】
要衝「シナイ半島」不安定化の危機
2013.7.6 21:57

パレスチナ自治区ガザ地区に接するエジプト・シナイ半島のラファハで5日、国境警備に当たるエジプト軍兵士(AP)
 【カイロ=大内清】エジプトのモルシー政権がクーデターで倒れたのを機に、戦略的要衝である同国東部シナイ半島が不安定化する恐れが強まっている。5日には半島北部アリーシュの県庁舎がイスラム過激派の襲撃を受けたほか、「アンサール・シャリーア」を名乗るグループが暫定政権打倒とシャリーア(イスラム法)による支配を目指して武装闘争の準備を始めたことも明らかとなり、一気に緊迫の度を増した。

 シナイ半島は、エジプトの主要外貨収入源で海上交通の要衝であるスエズ運河の東側に位置。イスラエルや、イスラム原理主義組織ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザ地区との境界線にも接する、域内の安全保障上の重要地域だ。シャルムエルシェイクなど有名保養地も多い。

 同半島はもともと、中央政府に反抗的な部族などの影響力が強く、イスラム武装勢力の拠点も点在していたとされる。

 それが2011年のムバラク政権崩壊後、治安機関の弱体化などで過激派の流入が加速し当局との衝突が頻発。昨年6月、ハマスの源流であるムスリム同胞団を母体とするモルシー政権が発足してからは、イスラム勢力に対して政権が融和的な態度を取ったことから、過激派が野放しの状態となってきた。

 クーデター後、モルシー前大統領支持派のイスラム武装勢力による襲撃が相次ぐ中、軍は半島南部やスエズ運河の対岸に位置するスエズ周辺での警備を増強、過激派の出入り口となっているガザとの境界管理も強化している。

 ただ、イスラエルとの平和条約に基づき、同半島の軍部隊駐留が制限されているほか、砂漠や山岳地帯が大部分を占めていることから全域の制圧は難しいのが実情だ。

6624チバQ:2013/07/07(日) 12:46:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130706/mds13070609570005-n1.htm
【エジプト政変】
似て非なるトルコ 強固な軍・イスラム系政権
2013.7.6 09:55 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】モルシー政権を転覆に追い込んだエジプト軍は国政に大きな影響力を持ち、イスラム系の政権と緊張関係にあるといった点で、もう一つの地域大国トルコと類似点が少なくない。ただ、同国のエルドアン政権は長期にわたって軍内部の敵対勢力を慎重に排除してきた点で異なっている。

 エジプトでは1952年、ナセル中佐らがクーデターで共和制を敷いて以来、ムバラク政権まで歴代大統領を輩出し、隠然たる力を保ってきた。

 そうした中、モルシー前大統領は政権発足直後の昨年8月、20年以上にわたり国防相を務めたタンタウィ氏(77)を電撃解任するなど、性急に軍の切り崩しを進めようとした。幹部の高齢化で人事が硬直していることへの不満から、軍の一部には国防相交代を喜ぶ声もあったとされる。

 しかし、世俗主義的な軍にはもともとイスラム勢力への強い警戒感がある。シーシー国防相は3日夜の声明で、「数カ月間、モルシー氏に国民和解を助言したのに同氏は耳を貸さなかった」と指摘したが、モルシー氏には、軍に妥協しつつ関係を築くバランス感覚が欠ける面もあったようだ。

 一方、トルコは政治や社会から宗教的要素を排除する厳格な政教分離政策を取ってきた。

 その「守護者」を自任する軍は、政治が極度に不安定化した1960年と80年にクーデターで軍政を敷いたほか、97年には同国初のイスラム系政党主導のエルバカン政権を退陣させるなど、しばしば政治に介入してきた。

 だが、2003年に発足したイスラム系与党・公正発展党のエルドアン政権は、政権転覆計画に関与したとして軍高官らを大量起訴するなど、約10年かけて周到に軍の“牙”を抜いてきた。現在の軍をめぐる状況はエジプトとは大きく異なっている。

6625チバQ:2013/07/07(日) 12:47:29
http://mainichi.jp/select/news/20130707k0000m030051000c.html

CIA元職員:高まる米圧力 候補国基盤弱く亡命不透明に

毎日新聞 2013年07月06日 21時23分(最終更新 07月06日 23時41分)


 【メキシコ市・國枝すみれ】米国家安全保障局(NSA)による情報収集活動を暴露し、モスクワの空港で亡命先を探している米中央情報局(CIA)元職員、エドワード・スノーデン容疑者(30)に対し、南米ベネズエラが亡命受け入れを発表したほか、ボリビアやニカラグアも前向きな姿勢を示す。しかし、米国の圧力や候補国の事情で、亡命が実現するかどうかは不透明だ。

 ベネズエラのマドゥロ大統領の権力基盤は脆弱(ぜいじゃく)だ。4月の大統領選で僅差で勝利した大統領に対し、野党候補は敗北を認めなかった。インフレは20%を超え、国民の不満は高まっている。財政を支える石油の採掘量は低下傾向にあり、油田開発のためにも外資は必要だ。

 亡命申請は米国との関係改善に踏み出そうとした矢先に起きた。米国はベネズエラに「受け入れるなら、2国間プロジェクトは危うくなる」と警告。マドゥロ政権が政治的利益のため火中のくりを拾う可能性はあるが、現地ジャーナリストのエリザベス・オストス氏は「軍部との対立が深刻化する現在、対米関係悪化という問題を抱え込む余裕はないはずだ」と話す。

 物理的な問題もある。米国の圧力で国際包囲網は狭まっているからだ。「我が国は批判された人を受け入れるためにある」と発言した南米ボリビアのモラレス大統領。モスクワを飛び立った同大統領の専用機は2日、元職員を搭乗させた疑いを受けてフランスなど欧州3カ国から領空通過を拒否され、給油のために着陸したオーストリアの空港で機内検査を受けた。

6626チバQ:2013/07/07(日) 18:36:36
http://www.cnn.co.jp/business/35034365.html
経済支える観光業に再度の打撃 エジプトの政情悪化
2013.07.07 Sun posted at 15:46 JST

(CNN) ムルシ前大統領を解任するエジプト軍のクーデター発生で、同国経済の主軸の1つである観光業が新たな打撃を受けるのは必至の情勢となっている。

ギザのピラミッド群の貴重な遺跡やナイル川、紅海沿いのリゾート地シャルムエルシェイクなどを抱えるエジプトは世界でも人気が高い観光大国。国連の世界観光機関(UNWTO)によると、同国観光業は労働人口の約10%を集め、昨年は100億米ドルの収益を上げた。現在の為替相場では約1兆100億円相当。

ただ、11年にムバラク元大統領を退任に追い込んだ大規模国民デモの多発などで、観光業界は大きな後退を強いられていた。外国人訪問客数などは10年の1400万人から昨年は1050万人に激減した。

今月1日にはザアゾウ観光相やアムル外相らの閣僚計6人が全国内で拡大するムルシ前大統領支持派と反対派の衝突を受け、辞表を提出した。観光行政を仕切る最高責任者が不在の状態となっている。

エジプト政情の悪化を受け、各国も渡航自粛勧告などを相次いで打ち出した。英国外務省は3日、必要不可欠な場合を除きエジプト旅行を控えるよう新たに勧告。ただ、騒乱発生の報告が少ない沿岸部の一部リゾート地は除外している。

米国務省も不要不急なエジプト訪問や同国内の旅行中止を求める勧告を維持している。

権力を30年間握っていたムバラク旧政権崩壊でさらに混乱したエジプト経済の回復の足取りも遅い。昨年の経済成長率は2%で今年も同一水準が予想されている。しかし、ムバラク元大統領時代と比べれば半分以下の成長率となっている。

燃料不足や停電の頻発、食費高騰などに対する国民の不満は強い。ムバラク政権を打倒した民衆デモは経済成長の果実から締め出されているとの反発が起爆剤ともなっていた。国際労働機関(ILO)によると、エジプト総人口の4分の1の生活費は月50ドル以下で、若年層の約4分の1が失業している。

同国は財政危機にもある。中央銀行によると、今年5月末時点での外貨準備高は推定約160億米ドル。このうちの120億ドルはサウジアラビアやカタール、リビアなど中東の原油生産国からの資金援助分。これらの援助がなくなれば状況はさらに悪化する。

エジプトは過去2年間、50億ドルに近い資金供与をめぐって国際通貨基金(IMF)と交渉していたが、まだまとまっていない。国内企業首脳らはより包括的な国家指導部が誕生すればこの交渉を迅速に成立させることも可能と期待している。

6627チバQ:2013/07/07(日) 18:37:35
http://www.afpbb.com/article/politics/2954615/11013187?utm_source=google&amp;utm_medium=news&amp;utm_campaign=recommend-rss
エルバラダイ氏、エジプト暫定首相の有力候補に
2013年07月07日 09:38 発信地:カイロ/エジプト
【7月7日 AFP】ノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)を受賞したモハメド・エルバラダイ(Mohamed ElBaradei)国際原子力機関(International Atomic Energy Agency、IAEA)前事務局長(71)がエジプト暫定首相の有力候補になっている。大統領府が6日、明らかにした。

 イスラム主義組織出身で、エジプトで初めて選挙で選ばれたムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)大統領は3日、軍によって政権から排除された。モルシ氏の排除につながった大規模な抗議行動を組織した反政権団体「Tamarod(反乱)」は、「アドリ・マンスール(Adly al-Mansour)暫定大統領がエルバラダイ氏に組閣を命じた」という声明を出した。

 カイロ(Cairo)のタハリール広場(Tahrir Square)や大統領府のあるイッティハーディーヤ(Ittihadiya)宮殿周辺にいた反モルシ派の人々は、エルバラダイ氏が暫定首相に任命されたという知らせを聞くと歓声を上げ、爆竹や車のクラクションを鳴らしたり国旗を振り回したりして喜びを表した。7日に開催するイスラム主義者に対抗するデモへの参加を呼びかけているTamarodは、エルバラダイ氏を軍との交渉における同団体の代表に任命していた。

■「正式任命はまだ」と大統領府報道官

 エジプト半国営の中東通信(MENA)や複数の政府関係筋がTamarodの声明内容を確認したが、その後、大統領府報道官がエルバラダイ氏はまだ正式には暫定首相に任命されていないと報道内容を否定した。しかし同報道官は、エルバラダイ氏は人選の議論の中で「最有力の候補者になっている」と述べた。

 これに先立ち、モルシ大統領の支持母体であるムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)は、モルシ大統領を復職させるようあらためて軍に要請していた。

 エルバラダイ氏は2005年、国際原子力機関(International Atomic Energy Agency、IAEA)事務局長としての功績が認められてノーベル平和賞を受賞した。2010年にエジプトに帰国し、ホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)前大統領政権を打倒した2011年の反政権運動の中で注目を集める存在になっていた。(c)AFP/Samer Al-Atrush, Sarah BENHAIDA

6628チバQ:2013/07/07(日) 21:06:50
>>6593
http://www.asahi.com/international/update/0707/TKY201307070149.html
2013年7月7日19時41分
辞意表明直後なのに…元外相を副首相に指名 ポルトガル

 【パリ=稲田信司】ポルトガルのコエリョ首相は6日、辞意を表明したばかりのポルタス元外相を、経済政策の調整役となる副首相に指名すると発表した。ポルタス氏は社会民主党と連立政権を組む民衆党の党首だけに、政権内に温存することで政治の混乱を避ける狙いがある。

 コエリョ首相は「ポルトガルの国際的約束が尊重されることを保証する」と語り、今後も財政再建路線を堅持する考えを強調。財務相には予定通り、財政緊縮派とされるアルブケルケ国庫担当相を昇格させることを確認した。

 ただ、ポルタス氏は緊縮策に慎重な姿勢を示しており、今後、金融支援の条件として歳出カットなどを促す欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)との緊張が高まることが懸念されている。

6629チバQ:2013/07/08(月) 22:46:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130708/mds13070809590002-n1.htm
【エジプト政変】
反モルシー集会に数十万人 暫定政権首相に弁護士か
2013.7.8 09:59

7日、カイロ中心部のタハリール広場で開かれた反モルシ派の集会(ロイター=共同)
 エジプトの軍事クーデターで退陣したモルシー前大統領の復権に反対する集会が、首都カイロ中心部のタハリール広場で7日夕から行われ、参加者は同日夜までに数十万人に上った。モルシー氏の支持者もカイロ郊外で数万人規模の集会を開いたが、大きな衝突は伝えられていない。

 地元メディアによると、大統領府報道官は同日夜、暫定政権の首相にビジネス関係の弁護士ベハエルディン氏の起用が有力になったと語った。首相候補に取り沙汰されたエルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長は副大統領就任が検討されているという。

 一方、検察当局は7日までに、モルシー氏の出身母体、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団のシャーティル副団長ら幹部4人について6日からさらに15日間の拘束延長を命じた。同胞団本部を襲撃した暴徒の射殺に関与した容疑という。(共同)


http://sankei.jp.msn.com/world/news/130708/mds13070820450005-n1.htm
【エジプト政変】
高まる“暴発”リスク 前大統領派の暴力もエスカレート
2013.7.8 20:43

8日、カイロ市内で、共和国防衛隊司令部付近での衝突で死亡した仲間の遺体を運ぶモルシー前大統領の支持者ら(ロイター)
 【カイロ=大内清】エジプトで8日、モルシー前大統領支持派のデモ隊が銃撃を受けるなど混乱の長期化が不可避となる中、軍を後ろ盾とするマンスール暫定政権は、新内閣の発足を急ぎたい考えだ。背景には、既成事実を積み上げることでモルシー氏の出身母体であるムスリム同胞団の政治的影響力をそぎたいとの思惑があるが、それは同時に、同胞団を本格的な武装闘争に追いやるリスクにもなる。

 中東の衛星テレビ局アルアラビーヤによると、暫定大統領の報道官は7日夜、首相ポストについて、有力視されていたエルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長に代わり、ビジネス関係の弁護士、バハーエッディーン氏を軸に調整が進められていると述べた。エルバラダイ氏は、副大統領での処遇が検討されているという。

 首相が決まり新内閣が始動すれば、同胞団が主張するモルシー氏の復権は極めて困難となる。同胞団は8日の衝突を受けて「蜂起」を呼びかけたが、団員以外の市民を暫定政権に対する街頭闘争につなぎ留め続けるのは容易ではない。

 ただ、同胞団を追い詰めることは、一部の前大統領派による暴発の誘因ともなりえる。

 北部アレクサンドリアでは最近、前大統領派のデモ参加者が、暫定政権派の男性を建物の屋根からほうり投げて殺害したことが残された映像から裏付けられるなど、前大統領派の暴力行為もエスカレートしており、社会不安は着実に高まっている。

6630チバQ:2013/07/08(月) 22:46:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130708/mds13070821360006-n1.htm
【エジプト政変】
モルシー派に銃撃、42人死亡 同胞団「蜂起」呼びかけ
2013.7.8 21:34

銃撃事件に抗議してカイロ郊外の集会に向かうモルシ派の人たち=8日、カイロ(共同)
 【カイロ=遠藤良介】エジプトの首都カイロの軍施設前で8日、軍によるモルシー前大統領の解任に抗議するデモ隊が銃撃を受け、保健省によれば、少なくとも42人が死亡、322人が負傷した。モルシー氏の出身母体であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団は事件に強く反発し、傘下の自由公正党が支持者に「蜂起」を呼びかける声明を出した。

 デモ隊は軍施設にモルシー氏が拘束されているとみて座り込みを行っていた。同胞団側が「礼拝中に銃撃された」としているのに対し、軍は「武装テロリスト」が施設への侵入を図って攻撃してきたと主張。デモ隊を銃撃したのが私服の一団だったとの情報もあり、銃撃に至った経緯や詳細は判然としない。

 事件を受け、同胞団に次ぐイスラム第2勢力のヌール党が暫定政府樹立の交渉から離脱すると表明した。

6631チバQ:2013/07/08(月) 22:56:12
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013070800053
暫定首相人事が難航=新たに弁護士浮上、反対論も−エジプト

7日、カイロのタハリール広場に集まった反モルシ派(AFP=時事) 【カイロ時事】モルシ前大統領が解任されたエジプトで7日、暫定政権の首相選びが続けられた。有力とみられたエルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長に代わり、中道左派の弁護士バハアエッディン氏の名前が浮上している。ただ、ロイター通信によると、政権移行プロセスに加わるイスラム厳格派「光の党」は同氏の起用に反対。暫定政権づくりは、組閣以前の首相人事でつまずいている。
 マンスール暫定大統領は当初、エルバラダイ氏を首相に起用する意向だったが、「光の党」が拒否したため再考した経緯がある。エルバラダイ氏の副大統領起用案も出ているが、「光の党」はこれにも反対という。


7日、カイロで、クーデターに抗議するモルシ前大統領支持派(EPA=時事) 一方、モルシ大統領の解任に抗議するイスラム組織ムスリム同胞団はこの日も、カイロ東部ナセルシティ地区などで大規模デモを続けた。クーデターによる暫定政権樹立を支持する反モルシ派もカイロ中心部タハリール広場などに集結した。双方の対立は先鋭化しており、エジプト各地で緊張が解けない。(2013/07/08-08:12)

6632チバQ:2013/07/09(火) 00:39:58
http://mainichi.jp/select/news/20130709k0000m030058000c.html
プーチン大統領:15日、国後島か色丹島に来訪か
毎日新聞 2013年07月08日 20時35分(最終更新 07月09日 00時25分)


ロシアのプーチン大統領=田中洋之撮影
拡大写真 北方領土へのビザなし訪問で7日に色丹島を訪れた日本側訪問団に対し、島中部・穴※(あなま)村(ロシア名・クラボザボツコエ)のセディフ村長が「15日にプーチン大統領が国後島か色丹島へ来訪する」と話したことが8日、北海道根室市での訪問団の記者会見で明らかにされた。(※は「さんずい」に「間」)

 村長は7日午後、訪問団が島を離れる直前に大野久芳団長(富山県議)との会話でプーチン氏来訪について語り、「天候次第だが、来てくれることによって(島への)投資が加速する」と述べた。ただ、「サハリン州から公式な連絡はない」とした。

 訪問に同行した外務省の宇山秀樹ロシア課長は会見で、2人のやりとりを直接聞いていたと説明。今後の対応については「仮定の質問への回答は差し控える」と述べた。【真野森作】

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6633チバQ:2013/07/09(火) 00:45:54
http://mainichi.jp/select/news/20130708ddm007030009000c.html
ブラジル:反政府デモ どこへ行く 反W杯、インフラ、医療…要求あれもこれも
毎日新聞 2013年07月08日 東京朝刊

 南米ブラジルで続く反政府デモは、フェイスブックなどインターネットのソーシャル・ネットワーキング・サービスを利用して急拡大し、一時は125万人を超えた。しかし、目的は政治腐敗反対から教育・医療制度改革まで拡大し、焦点を失いつつある。【ベロオリゾンテ村社拓信、メキシコ市・國枝すみれ】

 ◇「参加」クリック、若者に緊迫感なく 「パーティー」冷めた目も
 デモ参加者のフェイスブックページをのぞいてみた。「通りが封鎖された」「警察が催涙弾を撃った」。デモの様子が刻々と入る。

 参加者の5割は学生、4割が24歳以下、96%が無党派。主要8都市でのアンケートで明らかになった参加者の特徴だ。多くは中間層の大学生だ。

 サンパウロ在住のルーカス・コエーリョさん(23)は「祖父母も親の世代も反政府デモをした。僕らも伝説になる」と話す。

 デモが膨れあがった背景に「参加しても政府に殺されない」という安心感がある。デモ関連の死者は6月30日までで6人。うち4人は交通事故だ。ルセフ大統領は元左翼ゲリラメンバーで、軍政時代には3年半も投獄されて拷問された。そんな大統領が実弾使用を許すわけがない、と参加者は踏んでいる。

 フェイスブックに投稿された計画に、若者が「参加」をクリックし街に繰り出す。緊迫感はない。8都市調査によれば、参加者の要求は、交通インフラ整備(38%)、政治改革(30%)、医療改善(12%)、サッカーのワールドカップ(W杯)反対(5%)。別の調査では81%がデモを支持している。

 ▼貧困対策で格差縮小

 ブラジル経済は過去10年で豊かになり、格差は縮小した。ルラ前政権(2003〜10年)の経済成長率は年平均4・1%。後継のルセフ政権で2・7%(11年)、0・9%(12年)と失速したが、失業率は5・5%で02年の10・5%からほぼ半減した。貧困対策で10年は約4000万人が貧困層から抜け出した。何が不満なのか。

 憲法学者のオスカー・ビジェナ氏は「政府に約束された豊かさへの期待と現実のギャップだ」と分析する。

 政治不信もある。高い税金を払ってきた富裕層や中間層は、教育や医療に使われるべき金がサッカースタジアムや建設工事にまつわる政治家への賄賂に使われている、と感じている。南東部ベロオリゾンテに住むエンジニア、ロサニア・フェルナンデスさん(46)は「私たちが払った税金はどこに行ったの?」と怒り、貧困層への福祉政策も「魚を与えず釣りを教えるべきだ」と反発する。

 ▼支持率急落し譲歩

 公共交通料金の引き下げを求める左派系団体が6月初めに開始したデモは、全土に拡大した。ルセフ政権の支持率は3週間で57%から30%に急落した。驚いた政府は交通制度に500億レアル(2・2兆円)を投資し、新規油田のロイヤルティー料は全額、教育・医療予算に振り向けることを約束。議会も贈賄罪の罰則強化など腐敗防止策を決めた。

 デモは成果を出したが、問題を抱え始めた。目標は政治改革から治安改善まで拡散しまとまりを欠くようになった。サンパウロ在住のウィリアム・シケイラさん(25)は「いろいろな団体が参入してパーティーになってしまった」と怒る。デモに便乗し、商店や銀行を襲う犯罪者も現れた。

 125万人デモから数日後、参加者から不安の声が上がり始めた。「今日は教育、明日は医療と要求したら、何も解決できない。最も緊急で重要なことに集中しよう」

 リオデジャネイロ滞在中にデモを目撃したメキシコ人のエンジニア、サンカル・ロメロさん(34)は「ブラジル人は歴史を作るパーティーに参加したいのだ。だが、一つの運動で全部を達成するのは無理。退潮するのではないか」と話した。

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6634チバQ:2013/07/09(火) 00:46:43
http://mainichi.jp/select/news/20130708ddm007030069000c.html
動乱エジプト:復権か殉教か 徹底抗戦誓う同胞団
毎日新聞 2013年07月08日 東京朝刊

 「復権か殉教か」−−。エジプト軍のクーデターで政権の座を追われたモルシ前大統領の支持母体、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団のスローガンが、灼熱(しゃくねつ)の夏空に響き渡る。7日、カイロ東部ラバ・アダウィーヤ広場。出入り口にはバリケードが築かれ、ヘルメットやこん棒で身を固めた若者たちが守りについていた。「神に誓ってここから退かない」。数万人に膨れあがるデモ参加者は、クーデターによる政権移行への徹底抗戦を誓っていた。

 同胞団はラバ・アダウィーヤ・モスク前の片側5車線道路を1キロ以上占拠。数千人が抗議の座り込みを続ける。午後になるとデモ参加者は数万人に膨れあがり、「(クーデターを主導した)シシ(国防相)は出て行け。正統な大統領はモルシだけだ」と気勢を上げる。

 「帰る者は敗者。残る者は勝者」との掛け声も。モルシ氏ら最高幹部が次々と軍部に拘束される中、仲間の離反を警戒する心境も垣間見えた。

 「自分たちの投票で誕生した大統領(モルシ氏)を守るためにやってきた」。エジプト北部アレキサンドリアから家族5人で駆けつけたエンジニア、アブドル・ハミードさん(51)は「モルシが復権するまで死んでもここを動かない。戦車の前に身を投げる決意だ」と語る。軍部は暫定政権下での政治プロセスに同胞団も参加させる意向だが、「そんなごまかしに乗れるわけがない」と不信感をあらわにした。

 治安部隊などとの衝突で死傷者が増える中、広場を守る若者たちにも緊張が走る。「自衛用」の武器として、こん棒や鉄パイプ、ヌンチャクなどを用意。ヘルメットや格闘技用の胴巻きで有事に備えている。路上の所々には投石用の小石も積み上げられていた。

 「5日の衝突で友人が射殺された」と語る電気工、ムハンマド・ハブーフさん(31)は「あくまで自衛のため。こちらから仕掛けるつもりはない」と強調、「衝突が起きないよう祈っている」と表情を引き締めた。【カイロ樋口直樹】

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6635チバQ:2013/07/09(火) 00:48:23
http://mainichi.jp/select/news/20130708ddm007030065000c.html
動乱エジプト:憲法修正、国民投票へ 暫定政権、民主体制維持は合意
毎日新聞 2013年07月08日 東京朝刊

 【カイロ秋山信一】軍事クーデターによってモルシ前大統領が解任されたエジプトで、暫定政権は7日までに、モルシ前政権時代に制定された憲法を修正したうえで、国民投票にかける方針を固めた。暫定政権関係者が明らかにした。憲法修正案は、マンスール暫定大統領が指名する司法専門家が作成。イスラム教徒、(キリスト教の一派)コプト教徒、女性など国民の代表者約50人で作る憲法委員会が修正案を審議し、専門家の承認を経て、国民投票を実施する。

 軍は3日、モルシ氏の解任と共に暫定統治の行程表(ロードマップ)を発表。現行憲法の効力を停止し、憲法修正のための委員会を設置することを明らかにした。国民投票の有無には言及していなかった。

 関係者によると、軍と宗教指導者、野党指導者、若者グループの代表者らによる協議で、委員会は2段階に分けることが決まった。まずマンスール暫定大統領が、憲法の修正案を作成する裁判官ら司法の専門家を選定し、たたき台を作成。その上で、軍が行程表で示した「多様性」を反映した国民代表の憲法委員会を組織し、各条項の見直しを進める。

 見直し対象に例外はないが、民主主義体制などを定めた1条と、国教をイスラム教、公用語をアラビア語と規定し、「イスラム法は主要な法源である」とした2条は、変更しないことでおおむね合意したという。2条の維持については国民の約1割を占めるコプト教の代表者も同意したという。

 修正案の作成期限や国民投票の日程、国民代表の選出方法については協議が続いている。

 現行憲法は、モルシ前政権下で制定され、昨年12月に国民投票で承認された。しかし、「イスラム法は法学者の解釈を含む」(219条)という規定があり、法学者が厳格な解釈をした場合に自由や人権が阻害される恐れがあるなどとして、リベラル派は批判していた。

 今回のクーデターは世俗派の軍が実行し、暫定政権もリベラル派が多数を占めるとみられる。そのため、219条などイスラム色が濃い条項は修正される可能性が高い。

 大統領選挙や人民議会(国会)選挙は憲法修正後に行われるため、憲法修正の手続きが難航すれば、軍の影響下にある暫定政権の統治が長引くとみられる。

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6636チバQ:2013/07/09(火) 19:47:25
http://mainichi.jp/select/news/20130710k0000m030024000c.html
シリア:戦況に変化なければ和平会議不参加…反体制派議長
毎日新聞 2013年07月09日 19時16分(最終更新 07月09日 19時42分)

 【カイロ秋山信一】内戦が続くシリアの反体制派主要組織「シリア国民連合」のジャルバ議長は7日、ロイター通信のインタビューに応じ、アサド政権の攻勢が続く戦況に変化がない限り、米露が提唱する国際和平会議には参加しない意向を表明した。同会議を巡って反体制派はすでに、アサド大統領の退陣が確約されない場合には不参加との立場を表明していた。

 ジャルバ氏は6日の総会で新議長に選出された。亡命していたサウジアラビアとの関係が深いとされ、ロイターとのインタビューでは「サウジアラビアから近く新型兵器が供与される」との見通しを示した。またシリアで9日開始の断食月(ラマダン)期間中の停戦を呼びかけた。

6637チバQ:2013/07/09(火) 19:48:15
http://mainichi.jp/select/news/20130710k0000m030021000c.html
ロシア:ボリショイ劇場支配人を解任…スキャンダル相次ぎ
毎日新聞 2013年07月09日 19時02分(最終更新 07月09日 19時02分)

 【モスクワ大前仁】ロシアのメジンスキー文化相は9日、国立ボリショイ劇場のアナトリー・イクサノフ支配人(61)を解任し、後任にモスクワ音楽アカデミー劇場のウラジーミル・ウリン支配人(66)を充てると発表した。ボリショイ劇場は世界最高峰のオペラ・バレエ劇場の一つだが、スキャンダルが相次いでいた。

 イクサノフ氏は2000年に支配人に就任し、劇場本館の建て直し工事などを指揮したが、予算超過や手抜き工事疑惑を批判された。またバレエ団のフィーリン芸術監督が1月に襲撃された事件を巡り、イクサノフ氏はトップダンサーだったチスカリーゼ氏(6月に解約)と対立し、内紛に発展していた。

 メジンスキー文化相は支配人交代について「劇場とバレエ団を取り巻く状況が難しくなっており、人心の一新を必要としていた」と指摘した。

 ウリン氏は1995年からモスクワ有数の劇場である音楽アカデミー劇場の運営に当たってきた。

6638チバQ:2013/07/09(火) 19:54:36
http://mainichi.jp/select/news/20130710k0000m030034000c.html
エジプト:暫定首相候補に元財務相が浮上
毎日新聞 2013年07月09日 19時39分

 【カイロ秋山信一】軍事クーデターでモルシ前大統領が解任されたエジプトで9日、暫定首相候補にラドワン元財務相が浮上した。8日の治安部隊側とモルシ派デモ隊との衝突に抗議して、暫定政権を巡る協議から離脱している第2のイスラム政党・ヌール党も、ラドワン氏への支持を表明した。暫定政権は広範な支持を得るためにイスラム勢力の取り込みを図っており、暫定首相人事でも、ヌール党の意見を重視している。

 一方、暫定政権への協力を拒むモルシ氏の出身母体・穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団は9日も、拠点とするカイロ北東部のモスク周辺で、モルシ氏の復権を求める集会を続けている。

 ヌール党の報道担当者は9日、毎日新聞の取材に、首相候補として「政治的に中立な経済の専門家」との条件を挙げ、ラドワン氏は合致すると説明した。

 暫定政権側との協議への復帰については「(軍・治安部隊と同胞団支持者らの間の)8日の衝突に関する独立した調査と結果の公表が必要だ。その上で判断する」と説明した。

 ラドワン氏は産業振興や雇用問題を専門とするエコノミストで、2011年の革命前後に約5カ月間、財務相を務めた。

 暫定首相人事を巡っては、国際原子力機関(IAEA)前事務局長のエルバラダイ氏らが有力候補となったが、ヌール党の反対で頓挫していた。

 マンスール暫定大統領は8日夜、大統領令を出して、今年11月までに憲法修正案を国民投票にかけると表明した。承認されれば、修正憲法に基づいて、年内にも人民議会(国会)選挙、来年1月にも大統領選挙を行い、早ければ来年2月にも新大統領が決まる。

 暫定政権は今月下旬までに専門家委員会をつくり、修正案を作成する。

6639チバQ:2013/07/09(火) 19:55:07
http://mainichi.jp/select/news/20130709dde007030006000c.html
動乱エジプト:軍と同胞団、にらみ合い 一触即発、距離10メートル
毎日新聞 2013年07月09日 東京夕刊

 エジプト軍・治安部隊とモルシ前大統領支持派による8日未明の衝突で、50人以上の死者を出したカイロ北東部ナセルシティの共和国防衛隊本部前。軍側の銃撃を受け一度は退いたモルシ支持派のデモ隊だが、午後には再び防衛隊本部近くのバリケードまで押し寄せ、臨戦態勢の軍・治安部隊とにらみ合いを続けていた。惨劇の舞台はいまだ一触即発の緊張感で満ちている。【カイロ樋口直樹】

 モルシ派が拠点を置くラバ・アダウィーヤ広場から防衛隊本部まで直線道路で約2キロ。3日の軍事クーデターで失脚したモルシ氏が拘束されていたとされる防衛隊本部前では、衝突が起きる前日から本格的な座り込みが行われていた。発砲事件後、軍側は本部前のバリケードを1キロほど前進させ、完全武装の兵士と何台もの装甲車で道路を封鎖している。

 モルシ氏の出身母体、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団は事件後、広場での平和的な座り込みの続行を呼びかけた。しかし、防衛隊本部へ再び肉薄するデモ隊の流れは止まらない。「ここにいればまた衝突が起こる。広場へ戻って」。防衛隊本部に向かうデモ隊に若い女性が声をかけると、「お前は軍の味方なのか」と激しい怒声が起きた。

 「シシ(国防相)は出て行け」「モルシ、もう少しの我慢だ」−−。有刺鉄線のバリケードに手をかけ、シュプレヒコールを繰り返すデモ隊と、軍側の距離はわずか約10メートル。時折、単発の銃撃音がはじけるが、1000人規模のデモ隊はひるまない。

 「広場にいては軍に圧力をかけられない。ラバ・アダウィーヤ広場から拠点を移すべきだ」。デモ隊の最前線に立っていた機械工、ムハンマド・アブド・アルバーセトさん(35)は指導部への不満をにじませ、言い切った。「死ぬのは怖くない。殉教なのだから」

6640チバQ:2013/07/09(火) 19:55:44
http://mainichi.jp/select/news/20130709k0000e030164000c.html
エジプト:一触即発、響く銃撃音 惨劇の舞台ルポ
毎日新聞 2013年07月09日 11時27分(最終更新 07月09日 11時35分)


共和国防衛隊本部前のバリケードを挟み、にらみ合うエジプト軍・治安部隊とモルシ前大統領派のデモ参加者=カイロ北東部ナセルシティで7月8日午後5時15分、樋口直樹撮影
拡大写真 エジプト軍・治安部隊とモルシ前大統領支持派による8日未明の衝突で、50人以上の死者を出したカイロ北東部ナセルシティの共和国防衛隊本部前。軍側の銃撃を受け一度は退いたモルシ支持派のデモ隊だが、午後には再び防衛隊本部近くのバリケードまで押し寄せ、臨戦態勢の軍・治安部隊とにらみ合いを続けていた。惨劇の舞台はいまだ一触即発の緊張感で満ちている。【カイロ樋口直樹】

 モルシ派が拠点を置くラバ・アダウィーヤ広場から防衛隊本部まで直線道路で約2キロ。3日の軍事クーデターで失脚したモルシ氏が拘束されていたとされる防衛隊本部前では、衝突が起きる前日から本格的な座り込みが行われていた。発砲事件後、軍側は本部前のバリケードを1キロほど前進させ、完全武装の兵士と何台もの装甲車で道路を封鎖している。

 モルシ氏の出身母体、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団は事件後、広場での平和的な座り込みの続行を呼びかけた。しかし、防衛隊本部へ再び肉薄するデモ隊の流れは止まらない。「ここにいればまた衝突が起こる。広場へ戻って」。防衛隊本部に向かうデモ隊に若い女性が声をかけると、「お前は軍の味方なのか」と激しい怒声が起きた。

 「シシ(国防相)は出て行け」「モルシ、もう少しの我慢だ」−−。有刺鉄線のバリケードに手をかけ、シュプレヒコールを繰り返すデモ隊と、軍側の距離はわずか約10メートル。時折、どこからか単発の銃撃音がはじけるが、1000人規模のデモ隊はひるまない。

 「広場にいては軍に圧力をかけられない。ラバ・アダウィーヤ広場からこちらへ拠点を移すべきだ」。デモ隊の最前線に立っていた機械工、ムハンマド・アブド・アルバーセトさん(35)は言外に指導部への不満をにじませ、こう言い切った。「死ぬのは怖くない。殉教なのだから」

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6641チバQ:2013/07/09(火) 22:18:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130709/mds13070922020009-n1.htm
【エジプト政変】
軍クーデターから1週間 情報戦で強まる不信、衝突再燃も
2013.7.9 21:57 (1/2ページ)

モルシー前大統領の写真を掲げ、広場で眠る支持者たち=9日、カイロ(ロイター)
 【カイロ=遠藤良介】エジプトのモルシー前大統領が解任された軍のクーデターから10日で1週間となる。首都カイロでは、暫定政権の支持者と、モルシー氏の復権を目指すイスラム原理主義組織ムスリム同胞団がそれぞれデモを続けており、大規模な衝突がいつ再燃してもおかしくない情勢だ。不確かな情報が飛び交っている状況も重なり、双方の不信感は強まりこそすれ、弱まっていない。

 「私の大統領はモルシー」「シーシー(国防相)よ、我らはここにいる」

 首都のカイロ大学では、同胞団が入り口にバリケードを構えて抗議キャンプを張り、断続的にデモ集会を続けている。参加する男性技術者、ハサンさん(28)は「民主的な選挙でモルシー氏は大統領になったのだ。彼が大統領に戻るまで、あるいは我らの死まで抗議を続ける」と話した。

 暫定政権の支持者が夜ごとに集う牙城、タハリール広場は、同大学から5キロほどしか離れていない。同胞団側のデモ隊は「平和的な抗議行動をする」と強調しているが、「攻撃されれば応戦する」とも語った。

 首都中心部の随所に軍や治安部隊の車両が配置され、衝突を警戒して幹線道路が封鎖されることも多い。

 同胞団がクーデターへの抗議を呼びかけた5日には、暫定政権派とモルシー派の衝突によって全土で約35人が死亡。8日には、大統領警護などを担うカイロの共和国防衛隊司令部前でモルシー派と軍が衝突し、50人以上の死者が出た。

 諸勢力の“情報戦”が、対立や不信を増幅させている側面もある。

 8日の大規模衝突後、同胞団は「軍側に銃殺された子供」とされる写真をインターネットに公開した。しかし、軍の報道官は「以前にもシリア内戦の写真として使われたものだ」と指摘し、同胞団側が「銃撃で使われた空薬(やっ)莢(きょう)」と主張するテレビの映像にも疑義を呈した。

 5日夜、市民同士の衝突で10人近い死者が出たマニアル地区。暫定政権派の男性住民、マフムードさん(28)は当時の状況について、「タハリール広場に向かおうとした同胞団側が、それを阻止しようとする住民に銃撃してきた」と憤りをあらわにする。

 これに対し、カイロ大に陣取る元国会議員、アブドゥーさん(53)は「同胞団の平和的な行進が暴漢団の銃撃を受けたのだ」と全く異なる説明をした上で、主要メディアが反同胞団の報道姿勢を強めていることに不満を示した。

6642チバQ:2013/07/09(火) 22:19:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130709/mds13070921380008-n1.htm
一族は「骨肉の争い」 マンデラ氏入院から1カ月
2013.7.9 21:32

マンドラ氏(ロイター)
 【ロンドン=内藤泰朗】南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領(94)が肺の感染症の再発で入院して、8日で1カ月となった。容体は重篤だが安定しているとされる。白人と黒人の融和と和解を訴えた「国父」が病に伏せる中、国内外のメディアは元大統領の娘や孫が繰り広げる骨肉の争いを大きく伝えており、南アの人々を幻滅させている。

 一部メディアは先週、マンデラ氏が「持続的な植物状態にある」と伝え、大統領府はその直後に報道を否定した。しかし、容体が改善に向かっているわけではなく、入院の長期化は避けられない状況だ。

 そんな中、マンデラ氏の娘のマカジウェさんら肉親16人が先月末、孫でマンデラ一族の家長であるマンドラ氏を裁判所に訴えた。「一族の了解を得ず、マンデラ氏の子供3人の墓を移したのは違法だ」というのが提訴の理由だった。

 マンドラ氏は2011年、マンデラ氏が幼少時代を過ごしたクヌに眠る同氏の子供3人の遺骨を、約30キロ離れたマンデラ氏の生誕地、ムベゾに移したとされる。

 マンデラ氏は子供たちのそばに埋葬されることを希望しているとされ、ムベゾに土地を持つマンドラ氏はマンデラ氏が高齢になったことから、同氏の子供たちの遺骨をムベゾに移し、観光地として開発しようとしたとみられている。

 裁判所は今月3日、「遺骨を元に戻せ」と主張する娘のマカジウェさんらの言い分を認め、原状復帰を命令。4日、遺骨は再び掘り起こされ、クヌに戻された。対するマンドラ氏は記者会見で、「分裂と一族崩壊の種をまいた」とマカジウェさんを名指しで非難。この模様はテレビで全国に放送された。

 泥沼化したお家騒動に南アのノーベル平和賞受賞者、ツツ元大主教も4日、「マンデラ氏の名前を汚さないで」と家族に自制を求める異例の声明を出した。

6643チバQ:2013/07/10(水) 21:28:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130710/mds13071000490000-n1.htm
【エジプト政変】
副大統領にエルバラダイ氏、首相も任命
2013.7.10 00:46

エルバラダイ氏(ロイター)
 エジプトのマンスール暫定大統領は9日、暫定政権の副大統領に、リベラル派指導者のエルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長を任命した。首相には経済専門家のビブラウイ氏を任命、暫定内閣の組閣を命じた。中東通信が報じた。

 エルバラダイ氏は外交担当の副大統領に就任するという。同氏をめぐっては一時、首相起用が決まったと報道されたがイスラム厳格派の有力政党「光の党」が猛反発。大統領府が報道を否定していた。

 一方、エジプトのイスラム組織ムスリム同胞団系の政党「自由公正党」のエリアン副党首は9日、マンスール暫定大統領が発表した「憲法宣言」について「政権転覆の首謀者が任命した人物によってつくられたもので、(民主革命を)振り出しに戻す行為だ」と非難、拒否する構えを明確にした。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130710/mds13071011190003-n1.htm
【エジプト政変】
主要産油国、暫定政権に支援網 同胞団には警戒
2013.7.10 11:17
 中東の衛星テレビ、アルアラビーヤによると、サウジアラビアのアブドラ国王は9日、エジプトに対する総額50億ドル(約5050億円)の援助を決めた。隣国アラブ首長国連邦(UAE)も同日、30億ドルの援助を表明、元財務相のベブラウィ氏を首相に据えた暫定政権への湾岸主要産油国の支援網が整いつつある。

 サウジの支援策は現金10億ドルや20億ドル相当の石油製品類を含み、政府批判の根源となってきたエジプト国民の生活苦緩和、エジプトを代表する経済専門家である同氏の施政を軌道に乗せる狙いがある。UAEは追加支援も検討中で、暫定政権に好意的なクウェートも同調するとの見方がある。

 強力な王族支配が続く湾岸諸国はイスラム組織ムスリム同胞団の影響力が浸透し支配体制を揺るがす事態となることを強く警戒、同胞団出身のモルシ氏による政権を倒したエジプトのクーデターを歓迎した。(共同)

6644チバQ:2013/07/10(水) 21:31:03
http://mainichi.jp/select/news/20130711k0000m030063000c.html
エジプト:「反クーデター」広がらず 対立は局地戦の様相
毎日新聞 2013年07月10日 21時26分

 エジプトのモルシ前大統領が軍事クーデターで失脚してから10日で1週間を迎えた。モルシ氏の支持母体、イスラム組織ムスリム同胞団と軍・治安部隊のにらみ合いは依然続いているが、同胞団支持者以外に「反クーデター」の共感は広がらず「局地戦」の様相を強めている。混乱の長期化が深刻な不況に輪をかける中、市民の多くは一刻も早い生活の正常化を願っている。【カイロ宮川裕章、樋口直樹】

 エジプトでは10日からイスラム教の聖なる断食月「ラマダン」が始まった。カイロ東部の同胞団の一大拠点ラバ・アダウィーヤ広場もお祝いムードに包まれ、軍・治安部隊が配置された近くの共和国防衛隊本部前にデモ隊が近づかないよう、自主的に50メートルほどの緩衝地帯が設けられた。兵士も少なく、事実上の「ラマダン停戦」に入った格好だ。

 3日のクーデター以降、同胞団は連日数万人規模の激しい抗議デモを繰り広げてきたが、行動範囲はラバ・アダウィーヤ広場と共和国防衛隊本部前に限られている。遠巻きに配置された軍側部隊に包囲され、身動きがとれない状態だった。

 市民の間には、モルシ氏の独裁色の濃い政治手法や経済政策への批判が根強く、広場から一歩足を踏み出せば抗議デモの熱狂はどこにも見つけられない。

 一方、6月30日に反モルシ派の大集会が行われたカイロ中心部のタハリール広場。ラマダン初日の10日は人影もまばらで、世俗リベラル派の活動家たちが声を張り上げたステージには数人が腰をかけて休んでいた。

 電柱に張られたモルシ氏の顔に×印の付いたポスターはすでに色あせ、剥がれかけている。デモを主導した若者中心の市民団体「タマルド(反乱)」の主要メンバー、モハメド・アブドルアジズさんは「我々は公職には就かず、外から運動の成果を見守りたい」と語り、「モルシ後」まで見据えた運動でなかったことを認める。

 クーデター後の対立構図は「同胞団」対「軍・治安部隊」に単純化され、一般市民は混乱の早期収拾をひたすら願っている。

 タクシー運転手のヒシャムさん(48)は「どこへ行っても(軍・治安部隊によって)道路が閉鎖され、遠回りしなければならない。次の大統領もまたデモで倒れることになったら、この国は前へ進まなくなる。早くデモのない生活に戻りたい」と苦り切った表情。

 旅行会社に勤めるハッサンさん(50)も「先月末以降、観光客は半分に減った。政治が安定し、国民が普通に生活できる日が早く来てほしい」と話した。

 ◇同胞団トップに逮捕状 8日の衝突事件
 【カイロ秋山信一】軍事クーデターでモルシ前大統領が解任されたエジプトで今月8日、軍・治安部隊とモルシ氏の出身母体・イスラム組織ムスリム同胞団のデモ隊が衝突し、50人以上が死亡した事件で、エジプトの検察当局は10日、衝突を扇動した容疑で、同胞団トップのバディア最高指導者ら幹部10人の逮捕状を出した。また、検察当局は同胞団関係者ら200人を拘束した。

 検察当局は8日以降、遺体の検視や解剖を進めていた。さらに衝突で使用された銃器や弾薬を押収し、拘束した容疑者から聴取を続けている。バディア氏らに関しては「これまでの捜査で関与が濃厚になった」と説明した。逮捕状が出た10人の中には、1990年代に頻繁にテロ事件を起こしたイスラム組織「イスラム集団」の幹部も含まれている。

 幹部らは同胞団が集会を続けるカイロ北東部のラバ・アダウィーヤ・モスクなどに潜伏しているとみられる。モスク周辺はバリケードが築かれ、治安当局側は入れない状態が続いている。

 衝突は8日早朝、カイロ北東部にある軍部隊「共和国防衛隊」施設付近で発生し、銃撃戦に発展した。衝突の端緒を巡っては双方の主張が対立。軍や治安部隊は「武装集団に銃撃されたため応戦した」と説明しているが、同胞団は「礼拝中に軍が催涙ガスなどで攻撃を始めた」と訴えている。

 保健省によると、衝突では51人が死亡。同胞団系のエジプト医師協会は死者は84人だとしている。軍・治安部隊の兵士3人も死亡した。

6645チバQ:2013/07/10(水) 21:32:39
http://mainichi.jp/select/news/20130710dde007030018000c.html
動乱エジプト:干上がる観光業 ピラミッド閑古鳥「生活ギリギリ」 経済改善、友好国の支援頼み
毎日新聞 2013年07月10日 東京夕刊

 【カイロ宮川裕章、秋山信一】混乱が続くエジプトで、経済への悪影響が懸念されている。2011年の革命でも観光客や投資が減少し、経済状況が悪化した。今回も治安の悪化を懸念して外国人観光客が激減している。

 9日、カイロ近郊ギザのピラミッド。大小三つのピラミッドを見晴らせる「パノラマの丘」には、乗せる客のいないラクダ約50頭が寝そべっていた。ラクダ引きのムハンマド・アリさん(44)は「人生で一番つらい時期だ。全部モルシのせいだよ」と前大統領を批判する。10年には1日約5000人の外国人観光客が訪れたが、今月8日は320人だった。

 アリさんは11年の革命で客足が遠のいた時は、ラクダ2頭を売り、貯金を切り崩してしのいだ。だが「モルシは観光業を軽視し、経済はますます悪化した」。アリさんは反モルシ政権のデモに参加したが、軍事クーデターとその後の動乱で、客はさらに3分の1に減った。妻と5人の子、ラクダ1頭を養わなければならない。「貯金も底をついてぎりぎりの生活だ。モルシ派のデモ隊は早く解散してほしい」と語る。

 政府統計によると、10年の外国人観光客は約1473万人だったが、11年は約985万人に減少。12年は約1153万人と回復傾向にあったが、今回の騒乱で欧米諸国や日本などが渡航自粛を呼びかけており、再び減少することが懸念される。

 観光業の不振によって、輸入決済時の信用度の指標となる外貨準備高の減少に拍車がかかる恐れもある。人口約8400万人のエジプトは世界最大の小麦輸入国で、石油など燃料も輸入している。

 中央銀行によると、6月末の外貨準備高は約149億ドル(約1兆5000億円)で、最低限必要とされる輸入3カ月分を下回っている。小麦や燃料の輸入が滞れば市民生活に影響が出る。ロイター通信によると、9日にサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)が計80億ドル規模の支援を表明。当面は友好国の支援以外に経済の改善策は見当たらない。

 一方で、市場では暫定政権に対する期待も出ている。主要株価指数EGX30は、大規模な反モルシ政権デモが起きた6月30日以降の10日間で約11・3%上昇した。注目されるのは、経済安定の鍵になるとされる国際通貨基金(IMF)との約48億ドルの融資交渉への対応だ。妥結すれば、欧米からも経済支援や投資が増える可能性が高いが、増税や補助金削減など国民の痛みを伴う改革も求められる。貧困層に支持基盤があるモルシ前政権はこうした改革に及び腰だった。国際社会は暫定政権が改革に踏み切れるか注視している。

6646チバQ:2013/07/10(水) 21:33:11
http://mainichi.jp/select/news/20130710k0000e030187000c.html
エジプト:暫定政権参加勢力に足並みの乱れ
毎日新聞 2013年07月10日 12時15分

 【カイロ秋山信一】軍事クーデターでモルシ氏が大統領を解任されたエジプトで、クーデターにつながる大規模デモを主導した若者中心の市民団体「タマルド(反乱)」などは9日、マンスール暫定大統領に対し、憲法宣言(暫定憲法)の修正を求めた。暫定政権を巡っては人事などでも参加勢力の足並みの乱れが目立っており、不安定な運営ぶりが改めて浮き彫りになった。

 タマルドは8日に詳細が発表された憲法宣言について、「暫定大統領に権限が集中しており、独裁につながりかねない」などと指摘。2011年の革命を主導した市民団体「4月6日運動」も憲法宣言への反対を表明した。

 さらにロイター通信によると、モルシ氏の解任を支持する主要政治勢力「国民救済戦線」も9日、「相談を受けていない」として憲法宣言の修正を求めた。救済戦線からは指導者のエルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長が暫定政権の外交担当副大統領に任命されたばかり。

 憲法宣言は、モルシ前政権時代に制定された憲法の改正や次期大統領選などの重要な政治日程を定めている。マンスール暫定大統領は就任時に、大規模な反モルシ政権デモを主導した若者グループを重視する考えを表明したが、憲法宣言の修正に応じるかは不明だ。

 一方、ロイター通信によると、第2のイスラム政党・ヌール党は、9日に任命されたベブラウィ暫定首相について支持を表明したが、エルバラダイ暫定副大統領については態度を保留した。

 ヌール党は、8日にカイロで起きた軍・治安部隊とモルシ前大統領支持派の衝突に抗議し、暫定政権を巡る協議から離脱した。だが暫定政権は広範な支持を得るため、ヌール党の協力も得たい考えだ。ヌール党は、エルバラダイ氏の暫定首相起用に猛反発した経緯があり、暫定政権に協力するかは不透明だ。

 ベブラウィ暫定首相は9日、タマルドのウェブサイトで声明を発表し、「暫定内閣のメンバーは専門知識と経験を重視して選ぶ」と述べた。暫定政権への協力を拒むモルシ氏の出身母体・穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団については「能力があれば同胞団からも閣僚を選ぶかもしれない」と述べ、融和を呼びかけた。

6647チバQ:2013/07/10(水) 21:37:28
http://mainichi.jp/select/news/20130710ddm007030046000c.html
エジプト:同胞団、対米不満高まる 「民主主義守る態度示さず」
毎日新聞 2013年07月10日 東京朝刊

 【カイロ樋口直樹】エジプト軍のクーデターで与党の座を追われモルシ前大統領ら幹部が拘束されている穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団支持者の間では、米国への不満が急速に膨らんでいる。民主主義を至上の価値観として掲げながら、民衆革命後初の民主的な選挙で選ばれたモルシ前大統領の排除を「クーデター」と断ぜず、あいまいな態度に終始しているからだ。

 同胞団幹部のイスラム法学者、アブドルラフマン・エルバル師は毎日新聞の取材に対し「米国や多くの欧州諸国の対応ぶりは、いつも主張している民主主義の価値観とまったく違う」と指摘。「(イスラム系)テレビ局などが閉鎖され、平和的なデモが攻撃されても『民主主義の守護者』は態度を明らかにしようとしていない」と批判した。

 同胞団はもともと、隣国イスラエルの安全保障を優先する米国の中東政策や文化的価値観などに、不満を抱いてきた。同胞団を支持母体とするモルシ政権の発足後は、最大の軍事支援国・米国との関係改善を重視。対米批判は控えていた。

 だが、クーデター後の抗議デモでは「(クーデターを主導した)シシ国防相の背後には米国がいる」「米国はアラブの民主化を望んでいない」との批判の声が急速に強まっている。

6649チバQ:2013/07/11(木) 22:40:37
http://mainichi.jp/select/news/20130712k0000m030065000c.html
エジプト:政治と宗教分けて…コプト教徒、暫定政府に期待
毎日新聞 2013年07月11日 21時24分

 【カイロ宮川裕章】エジプトの軍事クーデターでイスラム組織「ムスリム同胞団」出身のモルシ前大統領が解任されたことで、全人口の約1割の少数派・コプト教徒(キリスト教の一派)は同胞団の影響力低下に胸をなでおろしている。カイロのコプト教徒集住地区を歩くと、軍事クーデターによる暫定政権に期待し、政治と宗教の分離を求める住民の切実な声が聞こえる。

 カイロ中心部ショブラ地区。イスラム教のスカーフを着用しない女性が目立つ。約8万人の地区人口の約半数がコプト教徒という集住地域だ。6日、サントマリア教会の建物を撮影すると警備員が駆けてきた。「微妙な時期。信者を刺激しないでほしい」。前日、同胞団最高指導者のバディア氏が演説でコプト教を批判。別の地域ではコプト教会の聖職者が射殺される事件が起きていた。各教会は身分チェックを厳格化しているという。

 昨年6月からのモルシ政権下では、イスラム教色を強めた憲法案が承認されるなど、政治のイスラム化が進みつつあった。コプト教徒がイスラム主義者の中傷の対象となるケースも増え、イスラム主義者が運営するテレビ局では「少数派のコプト教徒は2日間で殺せる」などと発言する出演者も現れた。米国やカナダに移住するコプト教徒が相次いだ。

 同地区に住む医師、アタ・ソライメンさん(44)の両親、兄弟も既に米国に移住した。自分も、家族連れで出国しようとしたが、米大使館でビザが出なかったという。

 ソライメンさんは、今回のクーデターを歓迎していた。「今は混乱が続いているが、ムスリム同胞団以外のイスラム教徒にもコプト教徒にも、団結して危機を乗り越えようとする空気が生まれている。新政府には政治に宗教を持ち込まない大統領を求めたい」と語る。

 教会近くに住むイスラム教徒の主婦、スマード・ホスニさん(45)も思いは同じだ。「これまでイスラム、コプト両教徒は地域で兄弟のように良い関係を保ってきた。だが同胞団の一部は自分たちの考えを認めない者は神を敬っていないと主張し、両宗教の関係だけでなく、同胞団と他のイスラム宗派の関係さえおかしくなった」と言う。「モルシ政権は政治と宗教を分けられなかったのが失敗だった」と考えている。

6650チバQ:2013/07/12(金) 22:43:57
http://mainichi.jp/select/news/20130712dde007030073000c.html

動乱エジプト:「ニカブ」着用女性受難 「親モルシ」象徴で中傷

毎日新聞 2013年07月12日 東京夕刊




イスラム組織ムスリム同胞団の拠点、カイロ東部ラバ・アダウィーヤでニカブをかぶって歩く女性たち=2013年7月11日、宮川裕章撮影

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 【カイロ宮川裕章】エジプトでイスラム色の強い政治を推進したモルシ氏が大統領を解任され、出身母体のイスラム組織ムスリム同胞団の権威が低下したことを受け、目以外の全身を覆い隠す女性イスラム教徒の衣装「ニカブ」の着用が嫌がらせの対象になっている。ニカブは2年前のムバラク政権崩壊後、イスラム回帰の象徴だったが、異端視され始めた形だ。

 ニカブは保守的なイスラム教徒が着用し、同胞団やモルシ前大統領の支持層とも重なる。ムバラク政権時代はイスラム過激派の台頭を警戒し、ニカブの着用は一部の職業で禁止されたが、政権崩壊後、モルシ政権下で解放が進んだ。だが、軍事クーデター後の政情不安の中、ニカブを巡る中傷が増加している。

 小学校教員、オラ・エブラヒムさん(34)は反モルシ派で、大統領辞任を求める署名もしたが、「ニカブが原因で同胞団とモルシ氏の支持者だと見られ、周囲と人間関係を築くのが難しい」と打ち明ける。主婦のエンジ・セイリさん(36)は大統領辞任を求めるデモが始まった6月下旬以降、路上で見知らぬ人から「神よ助けを。何とニカブ姿の女性が増えたことか」などと激しい言葉を浴びるようになった。「個人の信仰の自由の侵害だ。今は我慢するしかない」と語った。

6651チバQ:2013/07/12(金) 22:48:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130712-00000117-mai-asia

<インド>1歳半の幼女もレイプ被害に

毎日新聞 7月12日(金)20時54分配信



 【ニューデリー杉尾直哉】インド北部ウッタルプラデシュ州で11日夜、30歳の男が1歳半の幼女をレイプした疑いで警察に逮捕された。幼女は負傷し、病院に運ばれたが、命が危険な状態という。

 インドでは昨年12月、首都ニューデリーで集団レイプの被害女性が死亡し、国内各地で抗議デモが広がった。その後もレイプ事件が後を絶たず、外国人観光客らも被害に遭ってきたが、幼女がレイプされるのはまれ。

 民放NDTVによると、逮捕された男は、幼女の両親と顔見知り。結婚式会場で両親に幼女を託され、両親がその場を離れていた間にレイプした疑いがもたれている。幼女は会場近くに捨てられていたという。

 また、州内の別の村では9日夜、女子学生が友人の男にレイプされたうえ、燃料をかけて火をつけられ、全身をやけどする事件があった。女子学生は命が危険な状態。容疑者の男は逃走している。

6652チバQ:2013/07/12(金) 22:48:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130712-00000041-asahi-int

マンデラ氏、交錯する容体情報 家族間のトラブル影響か

朝日新聞デジタル 7月12日(金)19時31分配信



 【ヨハネスブルク=杉山正】南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領(94)の容体を巡って、情報が交錯している。入院の長期化に伴い家族間のトラブルも表面化しており、その影響も背景にあるようだ。マンデラ氏は18日、95歳の誕生日を迎える。

 マンデラ氏は先月8日に肺の感染症のため首都プレトリアの病院に入院した。大統領府は同23日、危篤状態と発表したが、その後は「重篤だが安定している」との発表を繰り返している。今月10日夜に見舞いに訪れたズマ大統領は、医師団から説明を受けた内容として「治療によく反応している」との声明を出した。

 一方、マンデラ氏が死去した場合の埋葬地をめぐって、孫や娘などの間で意見が食い違い、法廷闘争に発展。娘らが先月末に提出した法廷資料には「(マンデラ氏は)継続的な植物状態にある。医師団が生命維持装置を停止することを家族に勧めた」と記載された。危機的な状況を示すことで、裁判を有利にしようとした思惑も指摘されている。これに対し、大統領府は4日、植物状態を否定する声明を出した。

6653チバQ:2013/07/12(金) 22:49:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130708-00000034-jij_afp-int

まるで昼ドラ、混迷深まるマンデラ家の内紛

AFP=時事 7月8日(月)15時16分配信










自宅前で記者会見するネルソン・マンデラ元大統領の孫、マンドラ・マンデラ氏(2013年7月4日撮影)。

【AFP=時事】南アフリカのネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元大統領の子ども3人の遺体が家族の許可なく改葬された一件で、親族のなかでくすぶっていた権力や金にまつわるスキャンダルがいっそう混迷を深めている──。反アパルトヘイト(人種隔離)の象徴とされてきた同氏の危篤状態が伝えられる中、親族間の内紛のニュースは南アフリカ国民をいら立たせている。

マンデラ氏が「テロリスト」になった日

 ノーベル平和賞受賞者のマンデラ氏は、アパルトヘイト政策への反対活動により27年間を獄中で過ごした。後に黒人初の大統領となり、同政策を推進していた白人支配層と和解したことについては世界的に有名だ。

 しかし、94歳のマンデラ氏が危篤状態にあるなか、元大統領の最終的な埋葬場所について対立する親族間の内紛は、家族の確執を描くメロドラマさながらに、国民の目の前で展開されている。

 グラサ・マシェル(Graca Machel)夫人をはじめとする親族の15人は先ごろ、2011年に他の親族の了承を得ず、元大統領の子ども3人の遺体を一家の故郷の村クヌ(Qunu)から別の場所に移した元大統領の最年長の孫、マンドラ・マンデラ(Mandla Mandela)氏(39)を告発している。移動された遺体については4日、裁判所が元の場所に戻すよう命じた。

 マンドラ氏は4日、遺体がクヌに戻される直前に記者会見を開き、親族を非難した。特に「分裂と崩壊の種をまいた」として、元大統領の長女マカジウェ(Makaziwe)さんを名指しした。この模様はテレビで全国放送された。

「身内の恥」を公の場にさらけ出すことはしないとしたマンドラ氏だったが、兄弟のムブソ(Mbuso)氏が自身の妻を「妊娠させた」と発言。さらに、別の兄弟2人が婚外子であることにも言及した。

■元大統領の埋葬地は──? 

 元大統領の最終的な埋葬地をどこにするかについても論争の的になっている。マンデラ氏本人はこれまで、死後は両親と3人の子どもたちが眠る故郷のクヌに埋葬してほしいと述べていた。

 しかし親族らは、マンドラ氏が元大統領の埋葬場所をムベゾ(Mvezo)にしたいがために、子供たち3人の遺体を動かしたとしている。

■国民の間に広がる衝撃

 親族間の内紛を目の当たりにした国民の間では衝撃が広がっている。

 南アのもう1人のノーベル平和賞受賞者、デズモンド・ツツ(Desmond Tutu)元大主教は一連の内紛について声明を発表。「どうか、私たちが自分のことばかりを考えずにいられますように。(内輪もめは)マディバ(Madiba、マンデラ氏の愛称)の顔に唾を吐きかけるようなものだ」と述べた。

 だが、スキャンダルは広まる一方だ。

 マンドラ氏は2度、結婚している。離婚した最初の妻は、土地の所有権をめぐって同氏の隣人らと争っているという。

 また、元大統領やマンドラ氏と同様、アフリカ民族会議(ANC)所属の国会議員だった元大統領の前妻、ウィニー・マンデラ(Winnie Madikizela-Mandela)氏も、1980年代に子どもを誘拐したとして有罪判決を受けた。

 さらにウィニー氏は2003年に詐欺の罪で有罪となったほか、親族が在籍していた上流階級の私立学校から、学費1万米ドル(約101万円)の不払いで資産を差し押さえられる寸前に追い詰められたこともある。

6654チバQ:2013/07/12(金) 22:50:01
■「マンデラ」というブランド

 娘3人と17人の孫、12人のひ孫たちは、元大統領が政治家として活動している間は目立った行動を避けていた。だが、元大統領が2010年を最後に公の場に姿を現さなくなると、一部は「マンデラ」の家名が持つ価値を利用せずにはいられなくなったようだ。

 元大統領は、慈善活動のためであっても「マンデラ」の名前を商業目的で利用することを厳しく制限していた。しかし、孫たちのうち4人は2010年、服飾ブランド「LWTF Clothing」を設立。「LWTF」は、元大統領の自伝のタイトル、「Long Walk to Freedom(自由への長い道)」を意味する頭字語だ。

 長女のマカジウェさんとその娘ツクウィニ(Tukwini)さんも、「House of Mandela(ハウス・オブ・マンデラ)」というワイン・ブランドを立ち上げている。さらに他の孫娘2人は「Being Mandela(ビーイング・マンデラ、マンデラ一家の一員であること)」というリアリティー番組に出演し、上流社会での暮らしぶりを明らかにしている。

 一方、今年に入ってからは、マカジウェさんと異母姉妹であるゼナニ・マンデラ(Zenani Mandela)さんが、一家の資産を管理する、信託基金の理事として元大統領から任命された3人を解雇しようとしていたことも明らかになっている。理事らが家族の問題に介入しようとしたためとされているが、3人が法廷で証言したところによると、元大統領は自身の資産について娘たちによる管理を望んでいないという。

 元大統領が自伝などの印税で得た収入は、170万ドル(約1億7200万円)に上るとされている。【翻訳編集】 AFPBB News

6655チバQ:2013/07/12(金) 22:50:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130710-00000110-san-m_est

マンデラ氏一族、孫VS娘ら16人 墓めぐり「骨肉」の争い

産経新聞 7月10日(水)7時55分配信



 【ロンドン=内藤泰朗】南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領(94)が肺の感染症の再発で入院して、8日で1カ月となった。容体は重篤だが安定しているとされる。白人と黒人の融和と和解を訴えた「国父」が病に伏せる中、国内外のメディアは元大統領の娘や孫が繰り広げる骨肉の争いを大きく伝えており、南アの人々を幻滅させている。

 一部メディアは先週、マンデラ氏が「持続的な植物状態にある」と伝え、大統領府はその直後に報道を否定した。しかし、容体が改善に向かっているわけではなく、入院の長期化は避けられない状況だ。

 そんな中、マンデラ氏の娘のマカジウェさんら肉親16人が先月末、孫でマンデラ一族の家長であるマンドラ氏を裁判所に訴えた。「一族の了解を得ず、マンデラ氏の子供3人の墓を移したのは違法だ」というのが提訴の理由だった。マンドラ氏は2011年、マンデラ氏が幼少時代を過ごしたクヌに眠る同氏の子供3人の遺骨を、約30キロ離れたマンデラ氏の生誕地、ムベゾに移したとされる。

 マンデラ氏は子供たちのそばに埋葬されることを希望しているとされ、ムベゾに土地を持つマンドラ氏はマンデラ氏が高齢になったことから、同氏の子供たちの遺骨をムベゾに移し、観光地として開発しようとしたとみられている。

 裁判所は今月3日、「遺骨を元に戻せ」と主張する娘のマカジウェさんらの言い分を認め、原状復帰を命令。4日、遺骨は再び掘り起こされ、クヌに戻された。対するマンドラ氏は記者会見で、「分裂と一族崩壊の種をまいた」とマカジウェさんを名指しで非難。この模様はテレビで全国に放送された。

 泥沼化したお家騒動に南アのノーベル平和賞受賞者、ツツ元大主教も4日、「マンデラ氏の名前を汚さないで」と家族に自制を求める異例の声明を出した。

6656チバQ:2013/07/12(金) 23:35:04
http://www.asahi.com/international/update/0711/TKY201307110331.html
ルクセンブルク総選挙へ 情報機関の盗聴疑惑めぐり
ルクセンブルクのユンケル首相=今年1月21日、ブリュッセル、野島淳撮影

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 欧州の小国ルクセンブルクのユンケル首相(58)は11日、アンリ大公に10月の総選挙の実施を申し出た。同国の情報機関が違法な盗聴などに関わっていた疑いで、議会から責任を追及され、政権が維持できなくなった。ユンケル氏は1995年から首相を務め、在任期間は現在の欧州の大統領・首相では最も長い。

 ユンケル氏は総選挙までは首相を続け、再登板をかけて選挙に臨む見通し。

 同国では、情報機関が政治家や実業家らに対して違法な盗聴をしていたり、公用車を私用目的のため売買したりといった問題が明らかになっていた。

 ユンケル氏は違法性を否定したが、連立相手の政党にも管理が行き届いていないことを非難されていた。

6657チバQ:2013/07/12(金) 23:48:19
http://www.cnn.co.jp/world/35034578.html
「総選挙の資金ない」、近隣諸国に支援要請 ジンバブエ

2013.07.11 Thu posted at 17:20 JST
ジンバブエ・ハラレ(CNN) 経済疲弊が長年続くアフリカ南部ジンバブエのテンダイ・ビティ財務相は10日、今月31日に予定する議会総選挙の実施に必要な経費の調達が出来ないとして近隣諸国に金融支援を要請した。

選挙経費は総額1億3200万米ドル(約131億円)だが、手当てがついたのは約4000万ドル分だけ。同財務相は「もうお金がない。増税も出来ない」と説明している。

南部アフリカ開発共同体(SADC)に接触し、残りの経費調達での協力を求めているという。

ジンバブエではムガベ大統領(89)が長年の強権体制を敷いている。経済政策の失政で超高率のインフレに襲われ、政治的にはツァンギライ首相率いる元野党の民主変革運動(MDC)との連立政権の機能不全も目立つ。

MDCに属するビティ財務相によると、ムガベ大統領に対し与党のジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU−PF)が支配するダイヤモンド鉱山企業が今年6月に得た収益1億5000万ドル以上の国庫への繰り込みを要請。

国連への金融支援の要請も検討したが、ZANU−PFに属するパトリック・チナマサ司法相の「妨害行為」で進んでいないという。国連は今年3月、総選挙経費を負担する準備があると表明していたが、同司法相は国連調査団の入国を禁じていた。

ムガベ大統領は次期大統領選への出馬も表明したが、ZANU−PFに対する偏見があるとしてSADCからの脱退も警告している。SADCは2009年、前年の総選挙が流血の事態になったことを受けムガベ大統領に対し連立政権樹立を促していた。

6658チバQ:2013/07/15(月) 22:02:42
http://mainichi.jp/select/news/20130715ddm007030030000c.html
バチカン銀行:浄化作戦 ローマ法王主導、調査委設置 「黒い金」動く? 幹部更迭
毎日新聞 2013年07月15日 東京朝刊

 【ローマ福島良典】フランシスコ・ローマ法王(76)がバチカン(ローマ法王庁)の資金を運用・管理する宗教事業協会(通称・バチカン銀行)の「大掃除」(欧州メディア)に乗り出した。マフィアによる蓄財やマネーロンダリング(資金洗浄)の疑惑が絶えず、不透明な運営が指摘されてきた同行の幹部を事実上、更迭。法王がモットーに掲げる「貧者の教会」に見合うよう体質改善を図ろうとしているようだ。

 ◇法王庁元高官、逮捕
 約2000年の歴史を持つキリスト教カトリックにあってバチカン銀行は「若い」組織だ。第二次世界大戦中の1942年、当時の法王、ピオ12世によって設立された。現在の職員は114人。バチカンと世界のカトリック教会の活動に寄与するため関係者の資産を守るのが目的。だが、長年にわたり、政治家による賄賂資金の保管や、マフィアによる資金洗浄などの疑惑がつきまとってきた。

 イタリア司法当局は2009年、資金洗浄の疑いでバチカン銀行に対する捜査に着手。イタリア紙コリエレ・デラ・セラが入手したとされる司法当局の捜査文書によると、同行では顧客チェックがずさんなため、「口座所有者によって違法な資金移動の隠れみのとして使用されてきた恐れがある」という。バチカンの加盟する地域機構・欧州評議会は、透明性の向上や監督の強化を要請してきた。

 6月末から7月初めにかけて捜査に動きがあった。スイスからイタリアに巨額現金を密輸しようとした法王庁財産管理局の元高官が6月28日に逮捕された。元高官はバチカン銀行の個人口座を使った資金洗浄疑惑でも捜査されており、7月9日、バチカン当局に資産を凍結された。7月1日には、元高官と連絡を取っていたとされるバチカン銀行の事務局長と副事務局長が辞任に追い込まれた。

 ◇「貧者の教会」へ
 フランシスコ法王は6月半ば以降、ウミを出すための手を相次いで打ってきた。信頼する高官を銀行の監査役に起用(6月15日)したのに続き、銀行の活動を査察する調査委員会を設置(6月26日)。事務局長らの辞任に伴い、運営改善のための「最高リスク管理責任者」のポストを新設した。

 バチカン日刊紙オッセルバトーレ・ロマーノのジョバンニ・マリア・ビアン編集局長は毎日新聞の取材に「銀行の透明性を高め、組織をスリム化しようとした前任のベネディクト16世の取り組みを継続し、仕上げにかかっている」と説明。「フランシスコ法王の場合、銀行を自分で直接、監督しようとしているので、改革は大がかりなものになるだろう」と予測する。

 法王は「神父や修道女が最新モデルの車に乗るのを見ると気分が悪い。世界でどれだけの子供が餓死しているかを思い起こし、もっと質素な車に乗りなさい」と語る清貧の士。「カネは(人間に)奉仕すべきであり、(人間を)支配してはならない」と金融資本主義の行き過ぎにも批判的だ。7月6日のミサで「教会機構の刷新を恐れてはいけない」と語るなど、徹底的に改革を進める構えを見せている。

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6659チバQ:2013/07/15(月) 22:05:52
http://mainichi.jp/select/news/20130714k0000m030027000c.html
エジプト:同胞団政権の崩壊 周辺国の外交姿勢に変化
毎日新聞 2013年07月13日 19時40分(最終更新 07月13日 22時29分)


2013年7月9日、カイロの大統領宮殿で、UAEの外交団(左)と面会するマンスール暫定大統領(中央)ら=エジプト大統領府提供、ロイター
拡大写真 【カイロ秋山信一】軍事クーデターによるモルシ前大統領解任で、エジプトと中東諸国の外交関係に変化が起きている。モルシ氏の出身母体イスラム組織ムスリム同胞団の伸長が自国の反体制運動につながることを警戒していたアラブ首長国連邦(UAE)やサウジアラビア、クウェートは同胞団政権の崩壊を歓迎し、オイルマネーによる巨額援助を表明。一方、同胞団政権と友好的だったトルコとの関係は冷却化した。

 UAEのアブドラ外相率いる外交団はクーデターからわずか6日後の9日にエジプトの首都カイロに入り、マンスール暫定大統領やシシ国防相と会談。クーデター後の外国政府高官による初訪問となり、暫定政権への信任を国際的に示した。さらに、「歴史的に重大な局面でエジプト国民を支えることが両国の絆を強める」として、総額30億ドル(約3000億円)の支援も表明した。

 サウジアラビアとクウェートも10日までに、石油製品やガスの無償提供を含む総額90億ドルの支援を表明した。エジプトでは停電頻発や軽油不足に国民が反発しており、石油などの支援は国民の不満を軽減し暫定政権の安定化につなげる狙いがあるとみられる。

 UAEは昨年以来、国内で同胞団への取り締まりを強め、体制転覆を画策した疑いでメンバーを逮捕するケースも相次いだ。同胞団を弾圧したムバラク政権と近かったサウジアラビアやクウェートも、モルシ政権とは距離を置いていた。

 モルシ政権と近く数十億ドル以上の支援を行っていたカタールは、両にらみの構えだ。タミム首長は、マンスール暫定大統領の就任に祝意を表したが、カタール政府の意向を受けているとされる衛星テレビ局アルジャジーラは、同胞団のデモを中継するなど手厚い報道を続けている。

 一方、クーデターに反発しているのは、イスラム政党が政権の中心であるトルコとチュニジアだ。同胞団を含む反体制派との内戦を続けているシリアのアサド政権も、関係が悪化していたモルシ政権の崩壊を歓迎している。イラクは暫定政権を支持する姿勢を示したが、モルシ政権下で関係改善を模索していたイランは軍事クーデターを非難した。

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6660チバQ:2013/07/15(月) 23:15:42
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&amp;k=2013071400079
デモ再燃に戦々恐々=法王訪問、治安に懸念−ブラジル
 【サンパウロ時事】フランシスコ・ローマ法王は22日から28日、カトリック信者の祭典「世界青年の日」に出席するため、ブラジル・リオデジャネイロを訪問する。ブラジルではサッカー・コンフェデレーションズカップ開催中の6月下旬に大規模デモが相次ぎ、警察当局との間で閃光(せんこう)弾や催涙ガスが飛び交う激しい衝突があったばかり。「世界が注目する場面では再びデモを起こす」と息巻く若者もいるだけに、警察当局は治安確保に神経をとがらせている。
 カトリック教会史上、初の南米出身者となったフランシスコ法王は、大聖堂でのミサやスラム街訪問を予定。世界最大のカトリック教国ブラジルへの「南米凱旋(がいせん)」は、信者の間で大きな盛り上がりを見せている。
 サンパウロのカトリック教関係者は「ローマ法王はより良い社会への変革を求めている」として、6月のデモで腐敗ぶりからやり玉に挙がった政治家らとは異なり、抗議対象にならないとの見方を示す。
 ただ、「世界が注目する中でのデモは、政府に訴える力を増すため、大規模な抗議運動が起こる可能性がある」と懸念する声は強く、全国司祭協議会はルセフ大統領に法王訪問中の厳重な警備を要請した。(2013/07/14-15:30)

6661チバQ:2013/07/15(月) 23:44:10
http://news.livedoor.com/article/detail/7852655/
町長選挙で死者が当選?メキシコ
AFPBB News2013年07月12日15時17分
メキシコ・オアハカ(Oaxaca)州の投票所で投票する女性(2012年7月1日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News【AFP=時事】メキシコ・オアハカ(Oaxaca)州の小さな町、サン・アグスティン・アマテンゴ(San Agustin Amatengo)の町長選で、約3年前に死亡したはずの男性が当選するという珍事が起きた。

 カルバリド・モラレス(Leninguer Raymundo Carballido Morales)氏は7日の選挙に、保守・左派連立の候補として立候補し、わずか11票差で勝利した。ところが、2010年にモラレス氏の死亡届が出され、受理されていたことが判明。検察当局は、モラレス氏が2004年に起きた女性集団暴行事件に関与したとして逮捕される事態を回避するため、死んだように見せかけたのではないかとみて捜査を開始した。

 モラレス氏は選挙戦で、集会に出席したりメディアのインタビューを受けるなど、生き生きと選挙運動を行っていた。

 しかし投票日の2日前に地元紙が、モラレス氏の弁護士が2010年に偽造した死亡診断書を提出したと報道。死亡届の死因の欄には、糖尿病性昏睡に陥った後「自然死」したと記されていたという。

 モラレス氏を擁立した連立に参加している左派・革命民主党(Democratic Revolution Party、PRD)の地元幹部は、AFPの取材に、同氏の罪が立証された場合は「代わりの人物が町長にならなければならない」と述べた。

 モラレス氏は投票前夜、SNS最大手フェイスブック(Facebook)の公式ページに「自分と結び付けられた事件に関して」検察当局に出向いたが、事件に関与したとの容疑は「全くのでっち上げ」だと書き込み、自身がまだ死んでいないことを有権者らに改めて示している。【翻訳編集】AFPBB News
※掲載されたすべての情報は、記事作成時点のものです

6662チバQ:2013/07/16(火) 20:52:37
http://mainichi.jp/select/news/20130716k0000m030076000c.html
エジプト:謎の集団が双方銃撃 衝突の引き金に…目撃証言
毎日新聞 2013年07月16日 07時00分


8日未明にカイロで起きた武力衝突の様子
拡大写真 【カイロ宮川裕章、樋口直樹】エジプト軍のクーデターで追放されたモルシ前大統領の支持派と軍・治安部隊が8日未明にカイロ北東部の共和国防衛隊施設前で衝突、50人以上の死者を出した事件で、銃で武装した集団が座り込みを続けていたモルシ派と軍側の双方に向けて発砲し、これが引き金となって両陣営の衝突に発展した可能性が15日、複数の目撃証言で浮上した。事件の責任を巡りモルシ派と軍側が非難し合う中、衝突を扇動したとみられる武装集団の特定が事件解明の鍵になりそうだ。

 事件の概要について、モルシ派のイスラム組織ムスリム同胞団は、夜明け時のイスラム教の礼拝中に背後から突然、軍側に銃撃されたと主張。軍側は、午前4時ごろに武装集団が防衛隊施設を急襲し、兵士らに発砲する一方、別の一団が近くの建物の屋上から兵士らに向けて火炎瓶を投げたり発砲したりしたため、自衛のため反撃したと反論する。

 防衛隊施設に隣接する高層住宅の前で事件を目撃した運転手、カマールさん(55)は「銃で武装した集団が(約500メートル離れた)モスクの方から現れ、兵士に投石した後、銃撃した」と毎日新聞に証言する。ここまでは軍側の説明とほぼ一致するが、武装集団は催涙ガスで視界不良になった現場で、防衛隊施設前の道路を挟んで軍側とにらみ合っていたモルシ派にも銃を乱射したという。

 騒ぎに気付き、この高層住宅14階の自宅から現場を見下ろした男性(36)も「白煙の中、武装した私服の男たちがモルシ派の方へ発砲していた」と話す。

 さらに、衝突時に防衛隊施設を警備していたという警官は匿名を条件に「モスクの方向から、自動小銃などを持った平服の男たち約20人がバイクで乗り付け、軍とモルシ派の双方に5分間ほど発砲した後、モスクの方向へ逃走した」と証言する。「逃げる武装集団に向け軍側が発砲した際、間に挟まれたモルシ派に負傷者が出た。軍側に撃たれたと思ったモルシ派が投石などを始め、全面的な衝突となった」と明かした。

 武装集団は、緊張状態にあった軍側とモルシ派を衝突させるため、意図的に双方を銃撃した可能性が高い。3人の証言者はいずれも、武装集団がモルシ派に見えたと話す。

6663チバQ:2013/07/16(火) 20:53:38
http://mainichi.jp/select/news/20130716k0000m030077000c.html
エジプト:軍とモルシ派主張矛盾 真相解明、武装集団が鍵
毎日新聞 2013年07月16日 07時05分


エジプトの軍・治安部隊とモルシ前大統領支持派の衝突から数時間を経た共和国防衛隊施設前=カイロ北東部ナセルシティーで2013年7月8日午前10時、樋口直樹撮影
拡大写真 カイロでエジプト軍・治安部隊と、イスラム組織ムスリム同胞団などモルシ前大統領支持派が衝突、50人以上が死亡した8日の発砲事件で、全容解明の鍵を握る武装集団の存在が浮上した。平和的だったとされるデモが流血の惨事に発展したきっかけやその後の衝突の実態を巡って双方の主張は食い違っており、武装集団の動きが空白を埋める可能性もある。軍とモルシ派のこれまでの主張を検証した。【カイロ秋山信一、宮川裕章、樋口直樹】

 ◇祈りの後か
 衝突現場となったカイロ北東部の共和国防衛隊施設前。モルシ氏が施設内で拘束中との情報があり、事件当時、数千人規模のモルシ派デモ隊が座り込んでいた。軍側は施設前に兵士と装甲車を配置した。イスラム教の一斉礼拝は午前3時半に開始。祈りは南東を向くため兵士に背を向ける。

 ムスリム同胞団は「礼拝中に撃たれた」と主張する。だが、デモ隊前列にいた政府職員のムハンマド・ムハンナさん(35)は「助けを求める最初の声を聞いたのはお祈りの後」と証言。施設隣の銀行のガードマン、ムハンマド・サイードさん(39)も「デモ隊の祈りに合わせて室内で礼拝したが、騒がしくなったのは終了後だった」と話す。

 ◇軍、過剰防衛の声も
 軍は事件後の記者会見で実弾の使用を認め、「重要施設の防衛措置だった」と説明した。軍は午前4時前、防衛隊施設前が混乱状態になった後、タヤラン通りに装甲車を進め、デモ隊をラバ・アダウィーヤ広場方向に追い込んだ。軍側が公開した映像には、デモ隊が近くのアパートの屋上から軍部隊に石を投げつける姿が映っている。

 一方、デモ隊側が撮影した映像では、ラバ広場側に約500メートル入った地点の軍施設から、路上のデモ隊を狙い撃ちする兵士の姿を確認できる。現場の弾痕や血痕が、施設からの銃撃を裏付ける。建設工、アーデル・アワドさん(50)は「逃げる人や負傷者を助けようとする人まで兵士は撃った」と証言する。軍側は「致命的にならない部位を狙った」と主張するが、軍側の死者1人に対し、デモ隊側は50人を超えており、軍の過剰防衛を指摘する声が上がっている。

 ◇双方、情報を隠ぺい
 モルシ派は当初、「軍が少女を殺害した」と主張し、死亡したとする少女の写真を同胞団系の自由公正党のウェブサイトに掲載した。だが、写真はシリアで3月に撮影されたものと発覚し、削除した。

 軍が公開した映像には、事件の核心となる午前4時前の時間帯がない。軍報道官は「突発的な事態で撮影の準備ができなかった」と説明する。共和国防衛隊施設付近の住民らによると、軍は近隣住民に8日の衝突についてメディアに証言しないよう命令している。

 ◇扇動の意図、どこに?
 衝突を扇動したとみられる武装集団の意図はどこにあったのか。事件当時、防衛隊施設を警備していた警官は「同胞団が衝突の被害者として(同情による)支持を広げるための自作自演だったに違いない」とみる。暫定政権づくりが進む中、同胞団の一部が支持者の犠牲も顧みず仕掛けた謀略というわけだ。

 だが、軍・治安部隊側が、クーデターに肯定的な一般世論を背景に、「平和的な大規模デモ」を続ける同胞団側を挑発して武力で排除しようとしたとのシナリオも想定できる。暫定政権側による今後の調査報告で仮にどちらかの扇動行為が明らかになったとしても、真相調査の信ぴょう性が担保されない限り、指弾される側が責任を認める可能性は極めて低いとみられる。

6664チバQ:2013/07/16(火) 20:57:03
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013071600079
公共TVが「オウンゴール」=PRビデオに差別批判−ドイツ
 【ベルリン時事】スウェーデンで開かれている女子サッカー欧州選手権の中継番組を宣伝するため、ドイツの公共テレビZDFが放映しているビデオが「家事は女性の役割と決め付けている」と批判を浴び、ファンがツイッターに「ZDFのオウンゴール」と書き込む騒ぎになっている。
 ビデオではドイツ代表のユニホームを着た女性が泥まみれのボールを洗濯機に蹴り込み、「皮革モード」で洗濯する。女性権利擁護団体フラウエンラートは「男女の役割に関する固定観念にとらわれており、受け入れられない」と非難した。
 ZDFは「深刻に受け止める」(広報担当者)と遺憾の意を表明。しかし、批判をかわすため、ビデオに追加した新たな場面では、上半身裸の男性が女性のユニホームにアイロンをかけており、再び物議を醸している。(2013/07/16-07:27)

6665チバQ:2013/07/16(火) 21:08:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130716/mds13071612100002-n1.htm
「寺子屋」勉強会を実施 混乱の中、再会喜ぶ児童
2013.7.16 12:10

14日、カイロの日本人学校教師宅で学習指導を受ける児童たち(共同)
 エジプト情勢の混乱を受け臨時休校が続くカイロ日本人学校の児童・生徒たちが14、15両日、同校の教師宅などに集まり「寺子屋」合同勉強会に出席、久しぶりの再会を喜び合った。子どもたちへの学習支援の一環として、保護者らが企画した。勉強会には有志の教師陣も参加。両日合わせ、小中学生計20人が授業の遅れを取り戻そうと学習に励んだ。

 14日に参加した小学部1年の宮本征矢君(6)は「しっかり勉強できた。なかなか外に出られないけど、今日はお友達にも会えてうれしかった」と笑顔。山村良一校長は「子どもたちの元気な姿が見られてほっとした。早く本来の形で学校を再開したい」。

 カイロ近郊ギザにある日本人学校は6月30日から休校を継続。勉強会が開かれたカイロのザマレク、マーディ両地区は邦人在住者が多く、比較的治安が保たれている。(共同)

6666チバQ:2013/07/16(火) 22:37:48
http://www.cnn.co.jp/world/35034707.html
麻薬カルテル「セタス」の幹部を拘束 メキシコ
2013.07.16 Tue posted at 12:27 JST

(CNN) メキシコ当局は15日、麻薬カルテル「セタス」のミゲル・アンヘル・トレビノ・モラレス幹部を拘束したと明らかにした。同幹部の乗ったピックアップトラックを軍のヘリコプターが追跡するという大捕物だった。昨年12月に発足したペニャニエト政権にとって大きな勝利となった。

同幹部は、米国と国境を接するタマウリパス州で同日未明に実施された作戦で、連邦政府当局によって拘束された。拘束されたとき200万ドル分の現金や複数の武器を所持していたという。

メキシコ当局と米国務省は同幹部の拘束につながる情報に対して、それぞれ、3000万ペソ(約2億4000万円)と最大500万ドル(約5億円)の懸賞金をかけていた。

米国務省当局者は拘束について「メキシコ政府の功績だ。おめでとうと言いたい」とたたえた。米政府による懸賞金プログラムからの賞金が出るかどうかは不明だという。

6667チバQ:2013/07/16(火) 22:59:58
http://www.afpbb.com/article/politics/2956077/11043520
イタリア初の黒人閣僚は「オランウータン似」、野党議員の発言に批判殺到
2013年07月16日 14:18 発信地:ローマ/イタリア
【7月16日 AFP】移民反対を掲げるイタリアの野党「北部同盟(Northern League)」の上院議員が、4月に同国初の黒人閣僚となったセシル・キエンゲ(Cecile Kyenge)移民融和担当相をオランウータンと比較する発言を行い、激しい批判にさらされている。

 ロベルト・カルデロリ(Roberto Calderoli)議員は13日、北部トレビリオ(Treviglio)で開かれた党集会で、「動物は大好きだ…だが、キエンゲ大臣の写真を見ると、オランウータンとの類似点について考えずにはいられない」と発言したとされる。

 この発言はソーシャルメディア上で瞬く間に広まり、カルデロリ氏に批判が殺到した。エンリコ・レッタ(Enrico Letta)首相は14日、「容認できる発言ではなく、いかなる限度も超えている」との公式声明を発表。中道左派・民主党(PD)の2議員からは、上院副議長を務めるカルデロリ氏の辞職を要求する声も上がっている。

 カルデロリ議員はその過激な言動で以前から知られている。シルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)首相(当時)の下で閣僚を務めていた2006年には、イスラム教の預言者ムハンマド(Mohammed)の風刺画がプリントされたTシャツを着たことにより、辞任に追い込まれた。

 コンゴ民主共和国(旧ザイール)出身で、移民の両親のもとに生まれた子供たちの市民権獲得を容易にする法制度改革を推進しているキエンゲ移民融和担当相は、今年4月の就任以来、北部同盟からの度重なる攻撃にさらされている。

 15日は移民政策関連の会議のためにキエンゲ氏が訪れていた北部ペスカーラ(Pescara)で、絞首刑用の縄の輪が街灯柱につるされているのが見つかった。移民政策を批判する極右組織「新しき力(Forza Nuova)」のスローガンが書かれたポスターもあったことから、警察は同組織に対する捜査を開始した。(c)AFP

6668チバQ:2013/07/20(土) 09:46:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130720/erp13072007450001-n1.htm
ハリポタ作者、偽名暴露に怒り 法律事務所が漏らす
2013.7.20 07:41 (1/3ページ)[雑誌・書籍]

シリーズ完結編で映画化にあたって前後2編に分けられた「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」のプレミア上映会に姿をみせた原作者のJ・K・ローリングさん=2010年11月11日、ロンドン(AP)
 映画化もされた世界的大ベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズを手掛けた英作家、J・K・ローリングさん(47)が、ロバート・ガルブレイスという別名義で探偵小説「The Cuckoo’s Calling(カッコーの呼び声)」を出版していたことが明らかになった問題で、ローリングさんを担当する英法律事務所ラッセルは18日、情報は自分たちから漏れたと認めた。ローリングさんは激怒。欧米主要メディアは、機密情報の保持が最優先される弁護士事務所からの情報漏れを批判的に報じている。


妻→友人→ツイート


 「私が別のペンネームを使ったことはごく少数しか知りません。なのに(それが公になった)日曜(14日)の夜までに、古くからの友人たちですら知らなかった事実を、私が一度も会ったことがない女性がなぜ知り得たのかを考えると、不愉快になります」

 弁護士事務所からの情報漏れが騒動の原因と聞かされたローリングさんはこう述べ、落胆した。米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)によると、ラッセルは39年の歴史を持つ名門で娯楽業界の多くの有名人を顧客に持つという。

 英BBC放送(電子版)などによると、ラッセル側はこの日、役員弁護士クリス・ゴセージ氏が情報漏れの原因だと説明。「率直に謝罪します」との声明を発表した。

 この騒動は今月14日付の英紙サンデー・タイムズがスクープしたのが始まりだが、説明によると、ゴセージ氏から話を聞いた妻が友人の女性ジュディス・カルガリーさんにそれを漏らし、カルガリーさんが今月9日、ツイッターに書き込んだところ情報が拡散。サンデー・タイムズ紙のスクープにつながった。カルガリーさんは既に自身のツイッターのアカウントも削除している。

 ローリングさんは「落胆しているだけではありません。私はラッセルを信頼できる立派な法律事務所だと思っていましたが、その考えが見当違いだったことが分かり、怒りを覚えています」とラッセル側を痛烈に批判した。


販売戦略は否定


 ローリングさんの別名義による探偵小説は米出版社が4月に発売。私立探偵に転身した退役軍人がスーパーモデルの死の謎に挑む物語で、著者も妻子持ちの退役軍人と紹介していた。当初1500部しか売れなかったが、筆者がローリングさんだと分かると大騒ぎになり、30万部が増刷された。

 ラッセル側はまた「今回の情報漏れは、(本を売るための)マーケティング戦略ではない」とも弁明している。

 一方、偽名での出版経験が多い米大物作家スティーブン・キング氏(65)は16日付米紙USATODAY紙(電子版)に「もしも彼女が相談に来ていたら、こう答えたね。『(偽名のような)秘密はすぐバレる』とね。とはいえ、今後も偽名での活動に期待しているよ」とエールを送った。

 ■J.K.Rowling 1965年7月、英南西部グロスタシャー生まれ。母の死や離婚による生活苦、鬱病などと闘い、生活保護を受けながら喫茶店で執筆した「ハリー・ポッター」シリーズ(全7作)が爆発的にヒット。67言語に翻訳され、全世界で4億5000万部(2011年6月時点)を売った。昨年9月には初の大人向け長編小説「カジュアル・ベイカンシー 突然の空席」を発表した。英紙サンデー・タイムズが2008年に発表した富裕者リストによると、総資産は7億9800万ドル(約798億円)という。

6669チバQ:2013/07/21(日) 19:53:29
http://mainichi.jp/select/news/20130721k0000m030052000c.html
モスクワ市長選:実刑判決のナバリヌイ氏、立候補を継続
毎日新聞 2013年07月20日 20時15分

 【モスクワ田中洋之】ロシアの反体制派ブロガーで禁錮5年の実刑判決を受けたアレクセイ・ナバリヌイ氏(37)は20日、9月8日に行われるモスクワ市長選への立候補を継続する考えを示した。ナバリヌイ氏は18日の判決直後に収監され、周辺から出馬見送りの情報が流れたが、釈放されて20日にモスクワ入りした同氏は支持者に「我々は選挙で勝利する」と述べた。ただ投票日前に有罪判決が確定すれば、立候補が取り消される見通し。

 市長選には6人が立候補しており、最新の世論調査によると支持率はプーチン大統領に近い現職のソビャーニン氏が34%と優勢で、2位のナバリヌイ氏は4%にとどまる。だが、有罪判決への批判票がナバリヌイ氏に流れるとの観測もある。

6670チバQ:2013/07/21(日) 22:05:06
http://mainichi.jp/select/news/20130722k0000m030108000c.html
ベルギー:新国王即位 アルベール2世が退位
毎日新聞 2013年07月21日 21時35分

 【ブリュッセル斎藤義彦】ベルギーで国王のアルベール2世(79)が21日退位し、フィリップ皇太子(53)が同日、新国王に即位した。1993年のアルベール2世の即位から20年での国王交代となった。ベルギーではオランダ語圏とフランス語圏の対立が強まっており、国の統合の象徴として分断をいかに防ぐかが新国王の課題になる。

 アルベール2世が王宮で退位の式典を行った後、フィリップ新国王が議会で国王即位を宣言した。

 アルベール2世は、高齢による体力低下を理由に3日に退位を表明していた。20日、最後の国民向けの声明で、「国の結束が重要だ」と連邦国家の維持を訴え、欧州統合をけん引するよう求めた。

 フィリップ国王は分離独立派に嫌悪感を抱いているとされ、2014年の総選挙で国王が組閣担当者を指名する際、政治介入を行う可能性もとりざたされている。

 前回、10年の総選挙では、分離独立派が躍進、両言語圏の勢力が対立したため540日間、政権が樹立できなかった。

6672チバQ:2013/07/22(月) 03:27:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130721-00000007-mai-eurp
<ローマ法王>22日からブラジル訪問 「脱欧州」象徴の旅
毎日新聞 7月21日(日)8時30分配信



フランシスコ・ローマ法王=福島良典撮影
 【ローマ福島良典】世界のキリスト教カトリック信徒約12億人の頂点に立つフランシスコ・ローマ法王(76)が22日から1週間の日程でブラジルを訪問する。初の中南米出身法王による南米訪問は、バチカン(ローマ法王庁)の「脱欧州」傾向を象徴する旅となる。「貧者の教会」を掲げる法王は滞在中、スラム地区や病院を訪れ、独自色を打ち出す。

 訪問は、リオデジャネイロで開かれるカトリックの祭典「世界青年の日」大会への出席が主な目的。法王は7月8日、地中海に浮かぶイタリア最南端ランペドゥーサ島を訪れたが、外遊は3月の就任以来初めて。歴代法王のブラジル訪問は5回目。

 訪問は前法王のベネディクト16世(86)の在位中に決まっていた。だが、前法王が今年2月に退位したため、後任のフランシスコ法王が参加することになった。フランシスコ法王は19日、ベネディクト16世を訪ね、共に大会の成功と旅路の安全を祈った。

 法王交代に伴い旅程も変更された。バチカン報道官によると、フランシスコ法王は、聖母マリアゆかりの巡礼地アパレシーダ、リオのスラム地区、薬物・アルコール依存症患者のための医療更生施設への訪問を日程に加えたという。

 人とのふれあいを重視する法王の意向で、一般信徒との面会では防弾車でなく、オープンカーが使用される。スラム地区では徒歩で地区内を巡って住民宅を訪れ、サッカー場でも住民と面会する予定。バチカン報道官によると、銃器や薬物は地区から一掃されており、安全だという。

 ブラジルで起きた反政府デモの影響についてバチカン報道官は「デモは反法王や反教会ではない。法王の発するメッセージは社会との連帯だ」と指摘。安全面は「状況に対応するブラジル当局の能力に全幅の信頼を寄せている」と語った。

 ブラジルでは近年、カトリックからプロテスタントに信徒が流出しており、若者をいかに引き付けるかがカトリック教会の課題。約1300年ぶりの「非欧州法王」は清貧を訴えてバチカン改革に取り組み、民衆の共感を呼んでいる。
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6673名無しさん:2013/07/23(火) 20:06:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130723/erp13072314160007-n1.htm
慶事続き、喜びの英国 若者の王室支持も顕著に
2013.7.23 14:13

22日、バッキンガム宮殿前に掲示された、キャサリン妃の男児出産を知らせる書面(手前)を見ようと集まった市民ら=ロンドン(ロイター=共同)
 【ロンドン=内藤泰朗】英国は、2011年のウィリアム王子とキャサリン妃の結婚、昨年のエリザベス女王即位60周年に続き、22日夜、長らく待ちわびたロイヤルベビーの誕生に、英国中が喜びに沸き立っている。英王室の慶事が、新たな慶事を呼び込んだ形だ。若者たちの王室支持も顕著になっている。

 夕暮れ時の午後8時半。ロンドン中心のバッキンガム宮殿前に出産の告知書が張り出されたその瞬間、宮殿前に集まった数千人の人々は大歓声をあげた。

 宮殿前広場の人だかりは次第に膨れ上がり、肩を組んで記念撮影をする人、シャンパンで乾杯する人らで広場はお祭り騒ぎ。あちこちから上がる「ハッピーバースデー」の歌声が広場を包んだ。

 「歴史的な瞬間に立ち会えて、こんなに幸せなことはない」。ポーランドから来たという若者はこう喜びを表現した。ポーランドを含め欧州諸国ではすでに王室が消滅した国も多く、一種の“あこがれ”と映っているようだ。

 米国から来たという若い女性の旅行者たちも、英王室文化へのあこがれを強調していた。それが英国の誇りにつながっている。

 宮殿前には、若者たちの姿が目立った。第1子出産の一報が夜だったこともあるとみられるが、最新の世論調査でも、英王室への支持率は77%と高く、しかも若年層に「反王室」派は少なかった。

 「キャサリン妃にはプリンセス(王女)も産んでほしい」との声が、早くも聞こえている。

6674名無しさん:2013/07/23(火) 20:06:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130723/erp13072313120006-n1.htm
王子は“イクメン”か 新しい育児に注目
2013.7.23 13:10

ウィリアム王子夫妻=2012年12月(AP=共同)
 【ロンドン=内藤泰朗】第1子を出産したキャサリン妃と父親になったウィリアム王子は、自分たちの手で子育てすることに関心を示していると伝えられている。国内外のメディアは、これまでの英王室の伝統を破る、珍しい“イクメン”王子になるのではないかと注目している。

 それによると、王室ではこれまで、子どもの世話をベビーシッターや家庭教師に任せてきたが、ウィリアム王子たちは、自分たちが極力、育児に参加したいと考えている。

 退院後、英西部ウェールズの空軍基地に勤務するウィリアム王子は、出産に合わせて2週間の休暇を取得し、家族3人の新生活を始める。赤ちゃんのおむつ替えなど身の回りの世話もする意向だという。

 ウィリアム王子の母、故ダイアナ元妃も2人の息子を母乳で育てるなど、王室の伝統に縛られない子育てをした。

 ただ、当面は、改修工事が進行中のロンドンの新居ではなく、南部バークシャー州にあるキャサリン妃の実家で母親のキャロルさんに助けてもらいながら子育てをすると伝えられている。ロンドンにあるケンジントン宮殿には、改装工事が終わる今秋に入居するものとみられている。

 ウィリアム王子は救助用ヘリコプターの操縦士としての勤務を今秋で終了する見込みで、王子のイクメン生活がどのような内容になるのか、英国民の関心は尽きない。

6675チバQ:2013/07/23(火) 21:11:56
http://mainichi.jp/select/news/20130724k0000m030012000c.html
ローマ法王:清貧の姿勢、ブラジルの若者も好意的
毎日新聞 2013年07月23日 18時12分(最終更新 07月23日 19時08分)


集まった人々に手を振るフランシスコ・ローマ法王=ブラジル・リオデジャネイロで2013年7月22日、AP
拡大写真 【リオデジャネイロ(ブラジル南東部)福島良典】南米アルゼンチン出身のフランシスコ・ローマ法王による1週間のブラジル訪問が22日、スタートした。ブラジルでは6月にバス料金の値上げをきっかけに汚職糾弾の反政府デモが全国に広がった。だが、法王ブラジル到着日のデモは散発的で、「貧者の教会」をモットーに掲げる法王の清貧の姿勢が、キリスト教カトリックの信徒でない若者にも好意的に受け止められているようだ。

 反政府デモに参加したリオデジャネイロ州立大学生のラファエル・オリベイラ・デナダリさん(26)。「政府はサッカー・ワールドカップ(W杯)は誘致するが、病院や学校に投資していない」と憤る。デナダリさん自身はモルモン教徒(末日聖徒イエス・キリスト教会の会員)だが、「病院訪問を計画するなど私たちに範を示している」と法王の弱者救済姿勢には好意的だ。

 一方、法王到着直後の22日夕、デモに駆け付けたリオ連邦大学生のブレノ・ボテリョ・リベイロさん(23)は「デモ隊には法王の言動を好ましく思っていない人々もいる。私は宗教を組織化して、人々をコントロールしようとするカトリック教会の階級制に反対だ」と打ち明ける。

 法王への熱烈歓迎ムードに沸くカトリック側はおおむね反政府デモに理解を示す。ブラジル南部パラナ州の大学生、ナタリア・コルシさん(20)は「カトリック教徒の若者が(社会の)『変革』を望む気持ちは反政府デモに参加した人と同じだ」と語る。AP通信によると、ブラジル司教協議会は6月下旬、非暴力を条件に「デモに対する連帯と支持」を表明した。こうした教会の姿勢を踏まえ、フランシスコ法王もブラジル訪問にあたり若者の社会参加を促している。

 カトリック教徒約12億人の4割強が集中する中南米諸国の中でもブラジルは1億数千万人のカトリック教徒を擁する世界最大のカトリック国。だが、近年、歌や踊りで若者を引き付けているプロテスタント系に信者が流れる傾向が続き、これまで以上に、若者の声に耳を傾ける重要性が高まっている。

6676チバQ:2013/07/24(水) 21:44:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130724/mds13072421220003-n1.htm
エジプト国防相が異例のデモ呼びかけ 「テロに対抗」 同胞団に打撃
2013.7.24 21:18

エジプト国営テレビが放映したカイロで演説するシーシー第1副首相兼国防相の映像=24日、(AP)
 【カイロ=大内清】エジプトでクーデターを主導した軍トップのシーシー第1副首相兼国防相は24日、首都カイロでの演説で、「(軍に)暴力とテロに対抗する力を与えてほしい」と述べ、国民に対し、26日の金曜に行われる暫定政権支持派のデモに参加するよう呼びかけた。失脚したモルシー前大統領の出身母体であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団など親モルシー派にさらなる強硬姿勢を取るため、民衆からのさらなる支持を求めた形だ。

 表向きは中立の軍が、公然とデモの動員に動くのは極めて異例。26日には同胞団もデモを呼びかけており、反発は必至。大規模な衝突が懸念される。

 またシーシー氏は、カイロで抗議活動を続けている同胞団を、「国を破壊する連中だ」と痛烈に非難。「われわれの決定が覆ることはない」とも語り、米欧などが求めているモルシー氏の釈放には応じない考えもにじませた。モルシー氏はクーデターが起きた3日以降、軍の拘束下にある。

 演説に先立つ24日未明、北部マンスーラの警察署近くで爆弾が爆発し、警官1人が死亡、28人が負傷した。犯行声明は確認されていないが、親モルシー派によるテロの可能性もあるだけに、シーシー氏としてはこの機に同派を「暴力集団」だと印象づけ、同胞団にさらなる打撃を与える狙いがあるとみられる。

6677チバQ:2013/07/24(水) 21:44:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130724/asi13072421250001-n1.htm
パキスタン与党、大統領候補にフセイン氏擁立
2013.7.24 21:24
 パキスタンの与党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)は24日、ザルダリ大統領の任期満了に伴う大統領選にマムヌーン・フセイン元シンド州知事を擁立した。大統領選は上下両院と州議会の議員の投票による間接選挙で行われるため、フセイン氏の当選が確実視されている。また、大統領選は8月6日に行われる予定だったが、最高裁は7月30日に変更するよう命じた。(ニューデリー 岩田智雄)

6678チバQ:2013/07/25(木) 20:26:44
http://mainichi.jp/select/news/20130726k0000m030045000c.html
ジンバブエ:大統領選強行へ…周辺国や米は延期要求
毎日新聞 2013年07月25日 19時28分(最終更新 07月25日 19時53分)

 【ヨハネスブルク服部正法】アフリカ南部ジンバブエで31日に大統領選が予定されている。南アフリカなど周辺国や米国は、民主化や改革が進んでいないことを理由に延期を求めているが、ムガベ大統領(89)は強気の姿勢を崩さず、発言はヒートアップするばかり。選挙の強行は欧米の経済制裁緩和・解除を遠のかせ、約200人が死亡した前回(2008年)選挙のような与野党支持者の対立激化の可能性もはらんでいる。

 ムガベ大統領は先月、次期大統領選・議会選の7月31日実施を発表。これに対し、ムガベ氏と事実上の一騎打ちとなる公算の大きいツァンギライ首相が率いる旧野党「民主変革運動(MDC)」は、ムガベ氏寄りの軍・治安当局による政治活動への干渉排除などの改革を先行すべきだと、選挙延期を訴えている。

 また、米国務省は「選挙準備における透明性の欠如」などを指摘。英外務省も「選挙やその他の民主的な改革が達成されていない」と批判した。

 だが、ムガベ大統領は聞く耳持たずで「米国人は狂っている」などと、発言をエスカレートさせている。

 だが、今月中旬に実施された警察官らの期日前投票では、投票用紙の数が足らないなどの理由で半数以上が投票できない事態に。ジンバブエ政府は欧州連合(EU)や米国の選挙監視員の入国を許可しない方針で、本番での混乱が懸念される。

 ムガベ大統領は1980年の独立以来国を率い、独裁的傾向を強めてきた。前回大統領選では、ツァンギライ氏が第1回投票で得票率48%を記録し、同43%のムガベ氏を上回った。しかし、大統領派がMDC支持者らを弾圧し多数の避難民や死者が出て混乱。ツァンギライ氏が決選投票から撤退し、ムガベ氏が当選を決めた。その後、南アの仲介で与野党が連立政権樹立で合意し、ツァンギライ氏が首相に就任した。

6679チバQ:2013/07/25(木) 20:27:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130725/erp13072518050012-n1.htm
まだ生まれたばかりの英ジョージ王子最初の訪問は豪、NZか
2013.7.25 18:03

23日、ロンドンのセント・メアリー病院を出る英王室のロイヤルベビーとウィリアム王子(ゲッティ=共同)
 英紙デーリー・テレグラフは25日までに、英王室のウィリアム王子(31)とキャサリン妃(31)の間に22日に生まれたジョージ王子が、1年以内にオーストラリアとニュージーランドを訪問する可能性がある、と報じた。

 ウィリアム王子夫妻は2011年6〜7月に結婚後初の海外公務として、英連邦諸国の一つでエリザベス女王を元首とするカナダを訪問。英連邦主要国のオーストラリアとニュージーランドが夫妻の次の訪問先として有力視されており、ジョージ王子を連れていくことが見込まれるという。

 オーストラリアでは、君主制を廃止して共和制を導入すべきだとの議論がくすぶっており、王室への支持を固める狙いもあるとみられる。

 チャールズ皇太子と故ダイアナ元皇太子妃も、ウィリアム王子が生まれた翌1983年に同王子を連れてオーストラリアなどを訪問した。ジョージ王子はウィリアム王子夫妻の第1子で、将来の英国王となる。      (共同)

6680チバQ:2013/07/25(木) 21:07:59
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20130725-OYT1T00986.htm?from=main8
「世界トイレの日」決議…国連、普及を後押し

 【ニューヨーク=加藤賢治】国連総会は24日、途上国で深刻な衛生問題への取り組みを強化するため、11月19日を「世界トイレの日」とする決議案を全会一致で採択した。


 決議は、トイレがない場所での排せつは「公衆衛生に極めて害がある」として、加盟国や国連機関に対し、貧困層への衛生施設提供を急ぐよう求めている。

 国連によると、世界で約25億人がトイレなど衛生施設にアクセスがなく、このうち11億人が屋外での排せつを余儀なくされている。下痢が原因の病気で1日に約2000人の子供が死亡し、学校にトイレがないため通学を断念する女性も多いという。

 決議は、シンガポールの民間団体「世界トイレ機関」が行っているトイレ普及活動を後押しするもの。11月19日は同団体の設立日。

(2013年7月25日20時39分 読売新聞)

6681チバQ:2013/07/26(金) 22:17:13
http://mainichi.jp/select/news/20130726k0000e030225000c.html
法王:不平等の是正、先進国に促す スラム地区訪問
毎日新聞 2013年07月26日 12時33分(最終更新 07月26日 12時41分)


ブラジル・リオデジャネイロのスラム街を訪れ、市民に手を振るフランシスコ・ローマ法王=2013年7月25日、AP
拡大写真 【リオデジャネイロ(ブラジル南東部)福島良典】ブラジル訪問中のフランシスコ・ローマ法王は25日、リオデジャネイロ北方のスラム地区を訪れ、先進国や富裕層に対して「世界にはびこる不平等」の是正に取り組むよう求めた。

 法王はスラム地区のサッカー場で「誰も不平等に対して無神経でいることはできない」と指摘し、「持てる者」や先進国政府に対して「より公正な世界を追求し続けるよう」求めた。また、6月にブラジル全土へ広がった汚職糾弾の反政府デモを念頭に「状況は変わり得る」と述べ、社会正義実現への希望を持ち続けるよう若者らに促した。

 また、法王は25日、リオ南部コパカバーナの海岸で、キリスト教カトリックの祭典「世界青年の日」大会の主要行事の一つである若者の大規模集会に出席。「モノ、カネ、権力はつかの間の幸福幻想をもたらすだけで、私たちを満足させはしない」と述べた。

 集会には中南米の若者を中心に世界約190カ国から推定約150万人が参加。コロンビアから友人らとリオ入りした大学生のアンドレス・メヒアさん(21)は「初の中南米出身法王は『カトリック界のロックスター』のような存在だ。行動で範を垂れるのがすばらしい」と語った。

6682ロックフェラー帝国の陰謀-見えざる世界政府:2013/07/26(金) 22:39:24
東京地検特捜部は、アメリカの犬。
大衆は、ロックフェラーが死んでも、謀略の全てが消え去ったと勘違いしないように。その上がいる。
その関連:官僚、自民党、森喜朗、CIA

6683自民党・森喜朗・CIAは、昔から結託している!!:2013/07/28(日) 20:26:31
自民党・森喜朗・CIAは、昔から結託している!!
東京地検特捜部は、日本国内操縦売国エージェント!!
国民は騙されるな!!
工作員による、撹乱文・撹乱サイトに注意!!

6684チバQ:2013/07/28(日) 21:08:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130728/mds13072820150007-n1.htm
クウェート、政府支持派が勝利 議会選の開票終了
2013.7.28 20:11

 クウェート市で国民議会選の投票を行う女性=27日(共同)
 ペルシャ湾岸の産油国クウェートで27日行われた国民議会(定数50)選挙は28日、開票が終了し、政府支持派が大半の議席を獲得して勝利した。野党勢力は選挙制度変更への反発から、昨年12月の前回選挙に続いてほとんどがボイコットし、数議席の獲得にとどまった。ボイコットしたイスラム組織「イスラム立憲運動」のムハンマド・ダラル元国民議会議員は共同通信に対し、「議会多数派から首相が選ばれる民主的な制度を目指し、今後も街頭デモなどを行う」と表明、政治対立は続きそうだ。

 地元メディアなどの開票結果の分析によると、前回躍進した政府寄りのイスラム教シーア派が議席を17から8に減らし、スンニ派やリベラル勢力が増やした。女性は1減の2人。16人が新人。投票率は前回より高い52・5%だったが、ボイコット前の60%台には届かなかった。

6685チバQ:2013/07/28(日) 21:10:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130728/asi13072816530001-n1.htm
カシミール地方の治安悪化 武装勢力襲撃やパキスタン交戦
2013.7.28 16:50

7月18日、インド北部ジャム・カシミール州スリナガルで、警官隊にデモを阻止される分離独立派組織「ジャム・カシミール解放戦線」のメンバーら(岩田智雄撮影)
 インドのPTI通信によると、北部ジャム・カシミール州ソポレで28日、警官が武装勢力の銃撃を受けて死亡した。PTIは、パキスタンとの実効支配線付近でも27日、インド軍国境警備隊がパキスタンから2度の越境攻撃を受け、インド兵1人が負傷したと伝えた。交戦について、パキスタン政府はインドの不当な攻撃でパキスタン兵1人が死亡、1人が負傷したとしてインド軍を非難した。カシミール地方では、イスラム教のラマダン(断食月)が続く中、治安が悪化している。(ニューデリー 岩田智雄)

6686チバQ:2013/07/28(日) 21:16:18
http://mainichi.jp/select/news/20130728k0000m030062000c.html
エジプト:モルシ派、怒りと悲壮感 疑心の連鎖も
毎日新聞 2013年07月28日 00時49分(最終更新 07月28日 00時55分)

 【カイロ秋山信一】エジプトの首都カイロ北東部で27日未明に起きた治安部隊とモルシ前大統領支持派の衝突。発生から半日が過ぎても現場には治安部隊が発射した催涙ガスの刺激臭が漂い、幾重にも築かれたバリケードを挟んで、治安部隊とモルシ派がにらみ合いを続けていた。軍や治安部隊は攻勢を強める意向で、現場近くのモルシ派の集会場には、怒りと悲壮感が入り交じった重たい空気が流れていた。

 「怪しいやつを捕まえたぞ」。27日午後、衝突現場から約2キロ離れたモルシ氏の出身母体・イスラム組織ムスリム同胞団の集会場の入り口に、オートバイが滑り込んできた。手首と足首を縛られた男性が横倒しに乗せられている。

 拘束された男性は、同胞団の拠点ラバ・アダウィーヤ・モスク近くのテントに連行された。「お前はスパイだろ」。尋問が続く。記者が近づこうとすると、あごひげを蓄えた同胞団のメンバーに阻止された。「何もしていない」と叫ぶ男性の声が聞こえた。内務省によると、26日以降、同胞団の集会場ではスパイだと疑われるなどして9人が殺害された。憎しみと疑心の連鎖は、日に日に拡大している。

 衝突は27日午前2時ごろ、ラバ・アダウィーヤ・モスクから約2キロ西にある「10月6日陸橋」のたもとで起きた。同胞団側は「(陸橋の南側にある)アズハル大学の建物屋上から狙撃手がデモ隊を銃撃した」と主張。現場にいたという同胞団メンバーのハサン・ムハンマドさん(28)は「実弾も使われた」と証言し、街路灯に残る銃痕と薬きょうを見せてくれた。遺体を搬送した同胞団支持の会社社長、イマーム・ユセフさん(51)は「遺体の大半は頭部や心臓を撃たれていた。モスクに45体しか収容できず、外にも安置した」と話した。内務省は実弾使用を否定している。

 同胞団は集会場周辺に、歩道のレンガをはがして積み上げた高さ約1メートルのバリケードを幾重にも設置。数千人が路上のテントで寝泊まりしている。バリケードの外は軍や治安部隊の装甲車が2週間以上取り囲んでいる。近所でパン屋を営むアフマド・アブドルサラムさん(35)は「軍か、同胞団か、どちらが正しいのか分からない。早く平和になるよう神に祈るしかない」とつぶやいた。

 ◇デモ隊へ攻撃 英外相が非難「中止求める」
 【ロンドン小倉孝保】エジプトで治安部隊とデモ隊の衝突で多数の死者が出た事件を受け、英国のヘイグ外相は27日、「エジプト当局に対し、平和的抗議行動を尊重し、デモ隊への攻撃を止めるよう求める」と述べた。

6687チバQ:2013/07/28(日) 21:27:31
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013072800065
31日に大統領選=ムガベ、ツァンギライ氏再対決−ジンバブエ

ジンバブエのムガベ大統領(左)とツァンギライ首相(AFP=時事) 【ロンドン時事】アフリカ南部ジンバブエで31日、大統領選が実施される。3月の国民投票で承認された新憲法下で初の選挙となり、ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU−PF)を率い、33年にわたって政権の座にあるムガベ大統領(89)と、旧野党・民主変革運動(MDC)のツァンギライ首相(61)との事実上の一騎打ちとなる。



 経済復興を約束し、さらに5年の任期を目指すムガベ氏に対し、ツァンギライ氏は「33年にわたる『失策政府』と、『明るい未来の約束』との間の選択だ」と訴えている。(2013/07/28-14:32)

6688チバQ:2013/07/28(日) 21:28:14
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013072800111
大統領選の投票始まる=国家再建へ節目、投票率も焦点−マリ

28日、パリで、マリ大統領選の在外投票を行うフランス在住マリ人(AFP=時事) 【パリ時事】西アフリカ・マリで28日、大統領選の投票が始まった。2012年3月の軍事クーデター、武装勢力による北部占領、13年1月の旧宗主国フランスによる軍事介入と混乱が続いたマリで、大統領選は国家再建に向けた重大な節目と位置付けられている。
 大統領選には出馬を取り下げた1人を除き27人が立候補。過半数の票を獲得する候補がいない場合、上位2人による8月11日の決選投票に決着が持ち越される。
 現地からの情報によると、イブライム・ブバカル・ケイタ元首相(68)とスマイラ・シセ元財務相(63)の2人が優位に選挙戦を進めているもよう。モディボ・シディベ元首相(60)、スマナ・サコ元首相(64)らも上位進出をうかがっている。(2013/07/28-17:29)

6689チバQ:2013/07/28(日) 21:30:48
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130728/k10013349211000.html
クウェート議会選挙 野党反発で混乱懸念
7月28日 11時4分中東のクウェートで議会選挙が行われましたが、野党側の中心となっている「ムスリム同胞団」などのイスラム勢力が選挙をボイコットし、今後、抗議行動が広がるなどして混乱が深まることも懸念されています。

クウェートでは、去年2月の議会選挙で、野党側が政府の汚職問題を追及して勝利しましたが、憲法裁判所が選挙を無効としたことから、野党側は大規模な抗議デモを行い、治安部隊との衝突が頻発するなど対立が続いています。
こうしたなか、27日、再び議会選挙が行われましたが、ムスリム同胞団などのイスラム勢力を中心とした野党側は「政府はみずからに有利になるよう選挙制度を一方的に変更した」として反発し、立候補者を擁立せずに選挙をボイコットしました。
今回の選挙の結果、与党側が議席の大半を占めるのは確実な情勢ですが、ムスリム同胞団を中心とする野党側は選挙の正統性を認めないと反発しています。
また、野党側は、エジプトで今月、事実上のクーデターでムスリム同胞団の政権が退陣させられた直後に、クウェート政府が40億ドルの巨額の支援を表明したことにも批判を強めています。
このため今後、野党側の抗議行動が広がるなどして、日本が石油の1割を依存する産油国のクウェートで混乱が深まることも懸念されています。

6690チバQ:2013/07/28(日) 21:36:36
http://www.afpbb.com/article/politics/2958180/11087344
チュニジア野党幹部、自宅前で射殺される イスラム系与党を批判
2013年07月26日 09:57 発信地:チュニス/チュニジア
【7月26日 AFP】チュニジアの野党幹部、ムハンマド・ブラヒミ(Mohamed Brahmi)制憲議会議員(58)が25日、自宅前で武装集団に射殺された。同国では2月にも別の野党議員が暗殺されたばかりで、ブラヒミ氏が生前批判していたイスラム政党率いる政権の関与を疑う声が再び上がっている。

 ブラヒミ氏の殺害は、首都チュニス(Tunis)中心部や同氏の出身地シディブジッド(Sidi Bouzid)の街頭で怒りの抗議デモを引き起こし、ゼネストも呼びかけられている。

 国営のWatanyaテレビとTAP通信によると、ブラヒミ議員はチュニス近郊の自宅前で射殺された。同議員が所属していた左派の小政党の議員は、ラジオ放送で「ブラヒミ議員は妻と子どもたちの目前で蜂の巣にされた」と涙ながらに語った。

 TAP通信が伝えた内務省の声明によると、ブラヒミ議員は自宅を出た直後に暗殺された。Watanyaテレビによると、至近距離から11発の銃弾を受けていたという。

 2月6日に暗殺されたもう1人の野党議員、ショクリ・ベライド(Chokri Belaid)氏もまた、自宅前で殺害された。事件は当時、チュニジアの政界に危機をもたらし、政府は事件を黙認したとの非難を浴びた。(c)AFP/Hamida Ben Salah

6691チバQ:2013/07/28(日) 21:37:29
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2956634/11053331
「都市化」するシリア難民キャンプ、国連への電気代請求は月5000万円
2013年07月22日 19:59 発信地:アンマン/ヨルダン
【7月22日 AFP】空から見下ろした中東ヨルダンの砂漠の真っただ中に、整然と広がる移動式住宅やテントの「街並み」──内戦状態のシリアから逃れてきた人々が暮らすザータリ難民キャンプ(Camp Zaatari)は、急速に小さな都市と化しつつある。

 この難民キャンプが開設されたのは、わずか1年前。何か月も続く内戦に傷つき、命からがら祖国を脱出してきた大量のシリア難民を保護するという悪夢のような使命に、ヨルダンは直面した。

 現在、このキャンプにはよりどころを無くした11万5000人が暮らす。夜になれば国境の向こう側から砲弾の音が響き渡るが、それでもシリア難民たちはくじけることなく、再び立ち上がって自活していく決意を固めている。

■「楽しきわが家」再生へ

 難民テントの多くは、プラスチックとアルミニウムでできたコンテナ住宅に置き換えられつつある。設置費用は1戸当たり2500ドル(約25万円)。既に1万6500戸が完成し、近く3万戸に達する見込みだ。

「まさしく『楽しきわが家(Home! Sweet Home!)』です」。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の現地責任者、キリアン・クラインシュミット(Kilian Kleinschmidt)氏は18日、現地視察に訪れたジョン・ケリー(John Kerry)米国務長官を上空から案内しながら、英国民謡の題名を口にした。その言葉に皮肉な響きはみじんもなかった。

 クラインシュミット氏が語ったのは、ありのままの事実だ。28か月に及んでいるシリア内戦に全く終わりが見えない中、難民キャンプではあきらめて長引くキャンプ生活を受け入れ、崩壊した生活を自ら立て直そうとする住民が増えているのだ。

6692チバQ:2013/07/28(日) 21:37:43
■根っからの商人たちが築いた新たな暮らし

 ザータリ難民キャンプに暮らす人々の多くは、ヨルダンと国境を接するシリア南部ダルアー(Daraa)県から逃れてきた。シリア軍と反体制派の武力衝突へと激化していったバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権に対する2011年3月の蜂起の発端となった地だ。

「ダルアーの人々は、根っからの商人だ。ほとんど何でも取り引きするので驚かされる」と、クラインシュミット氏は報道陣に説明した。

 仮設住宅の前庭は泥よけのためにセメントで固められ、小さいながらも「家の象徴」として噴水まで造ってある家も見られる。商才に長けた難民たちは、キャンプの電気網を「拝借」してキャンプ内のわずかな舗装道路に立ち並ぶ約3000軒の店舗や、580軒の料理店や屋台に電気を引いており、クラインシュミット氏の下に届く電気代は毎月50万ドル(約5000万円)に上る。

 これらの通りはパリの大通りにちなんで「シャンゼリゼ」と呼ばれている。難民たちはここで喫茶や買い物を楽しみつつ、仮設住宅に付けるエアコンの値引き交渉さえしている。仮設住宅の多くには既に衛星放送用のパラボラアンテナが取り付けられている。タクシーも10台あり、高値を吹っかけては人々を乗せてキャンプ内を走り回っている。

 取り引きに使われる現金は、難民が持参してきたものもあるが、それよりも湾岸諸国か欧米で働く親戚からの送金が多い。

 キャンプ内で仕事を探して回る人たちも多く、その中には子供たちの姿もある。闇取引が問題になっており、持ち物は何でも売りに出される。コンテナ住宅でさえ「また貸し」されたり、転売されたりと、UNHCRが許可していない方法で使用されている。

「街」には病院が3つ、学校も数か所ある。食料配給所は本部の他にパンのみを配るセンターもあり、1日に計5000個のパンを配給している。サッカー場や、滑り台やブランコのある公園も合わせて5か所ある。「約6万人いる子どもたちを飽きさせないことが大事」だとクラインシュミット氏は言う。だが、学校に通うべき年齢の子ども3万人のうち、授業を再開できているのは5000人だけだ。

■難民キャンプではなく「一時的な街」

 キャンプ開設当初の数か月は、世界から見放されたと絶望し憤った難民たちが支援職員らに石を投げつけることも少なくなかった。現在も緊迫感は残るが、新たな理解が広がっていると思うとクラインシュミット氏は語る。「私が管理しているのは難民キャンプではなく、一時的な街だ。だから、ここは落ち着きつつある。私たちは対話を始め、将来の展望を描き始めている。完全な絶望から人々を脱け出させる手助けもできている」

 しかし、この考えは、既に人口のかなりの部分をパレスチナ難民が占めているヨルダン政府の方針とはそぐわない。ヨルダンのナーセル・ジュデ(Nasser Judeh)外相は「わが国としては、キャンプが閉鎖され、全ての難民がそれぞれの自宅や暮らしに戻ることを祝う日を常に待ち望んでいる」と述べている。

 ザータリ難民キャンプだけでも、1日当たりの運営費は約100万ドル(約1億円)に上る。(c)AFP/Jo Biddle

6693チバQ:2013/07/28(日) 22:34:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130728/mds13072801100001-n1.htm
チュニジアで議員52人、抗議の辞職 野党幹部暗殺で
2013.7.28 01:09
 【カイロ共同】チュニジアからの報道によると、世俗派野党幹部、ブラヒミ制憲議会議員の暗殺事件に抗議して27日までに、世俗派などの同議会議員52人が辞職した。同議会の定数は217議席。世俗派は議会解散や挙国一致政権の樹立を求めている。

 一方、ブラヒミ議員の葬儀が27日、首都チュニスで行われ、1万人以上が参列、数千人規模のデモ隊が機動隊と衝突し負傷者も出た。事件を防げなかったとしてイスラム政党アンナハダが率いる政府への批判が噴出している。

 チュニジアでは2月にも、アンナハダを批判していた世俗派野党指導者ベルイード氏が暗殺された。ベンジェッド内相によると、両事件で使われた凶器の拳銃は同一で、いずれもイスラム厳格派の関与が浮上しているという。

6694チバQ:2013/07/28(日) 23:03:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130727/erp13072707280000-n1.htm
「信仰心の侮辱」「同性愛の宣伝」…ロシアの新法に「社会の非寛容を助長」と懸念
2013.7.27 07:24 (1/2ページ)
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアで今月、「信仰心の侮辱」と「同性愛の宣伝」をそれぞれ禁止する新法が発効した。都市部で反政権機運の高まりに直面しているプーチン政権が、ロシア正教会の信徒と重なる保守層の支持固めを狙った動きと受け止められている。ただ、人の精神を対象とした新法は恣(し)意(い)的な運用や反政権派などの抑圧につながりかねず、社会の「非寛容」を助長することへの懸念が国内外から出ている。

 信仰心に関する新法は、「社会に対するあからさまな不敬の表現」や「信徒の宗教感情の侮辱」を禁じ、最大刑罰を禁錮3年と規定。ロシア憲法は政教分離と世俗国家の原則を明確にしており、新法が「信仰」を「個人」よりも上に位置づけたことはリベラル派の批判を呼んでいる。

 モスクワでは2011年末〜12年春に大規模な反政権デモが行われ、通算3期目のプーチン政権は抑圧路線を鮮明にしてきた。プーチン政権が人口の半数以上の信徒を抱える正教会と関係を深める“政教一致”も反発を呼んでいるため、新法はまず正教会保護を念頭に置いたものと考えられている。

 12年2月には、女性バンドが正教会の総本山でプーチン氏批判のパフォーマンスを行い、後に禁錮2年の実刑判決を受けた。

 一方、ロシア正教会は同性愛者に悔(かい)悛(しゅん)を求める立場をとっており、「同性愛宣伝」に関する新法にも正教会の影が指摘されている。同法は「未成年者の間での宣伝行為」に罰金刑を科す内容だが、広く同性愛者の権利擁護活動にも適用される恐れがあり、欧米諸国が懸念を示してきた。

 新法が審議された5月には南部ボルゴグラードで当時23歳の男性が同性愛憎悪から殺害される事件が発生。最近も北西部のムルマンスクで同性愛者の権利に関するドキュメンタリーを撮影していたオランダ人4人が拘束され、3年間の入国禁止措置がとられた。

 ロシアは来年2月に南部ソチで冬季五輪を開催することになっており、国際五輪委員会は「選手や関係者、観客らに差別なく競技が行われるよう保証する」とする声明を出した。

6695チバQ:2013/07/28(日) 23:49:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130728-00000058-jij-m_est
モルシ派排除へ準備=流血拡大不可避か―エジプト
時事通信 7月28日(日)18時37分配信

 【カイロ時事】エジプト治安当局は28日、カイロ東部のモスク(イスラム教礼拝所)一帯を占拠し、集会を続けるイスラム組織ムスリム同胞団出身のモルシ前大統領支持派の強制排除に向け、準備を進めた。実力行使に出れば、再び流血の事態に発展するのは避けられそうにない。状況は緊迫の度を増している。
 モルシ派は1カ月前から一帯を占拠。3日にモルシ氏が軍の事実上のクーデターで解任・拘束された後は釈放と復権を求め、24時間態勢で座り込みを続けている。
 ただ、近隣にはモルシ派に批判的な住民も多い。占拠が長期化して交通が遮断されるなど日常生活に大きな支障が発生している。
 当局に対する苦情申し立ても出ている。イブラヒム内相は27日、「申し立てに対する検察の判断を待っているところだ」と述べ、司法判断に基づいて排除に踏み切る考えを示した。

6696チバQ:2013/07/29(月) 20:44:30
http://mainichi.jp/select/news/20130729k0000e030201000c.html
同胞団:抗議運動広がる チュニジアとリビア
毎日新聞 2013年07月29日 15時00分(最終更新 07月29日 15時11分)


27日、リビア東部ベンガジで、ムスリム同胞団に批判的だった政治活動家の暗殺に抗議する人たち=ロイター
拡大写真 【カイロ秋山信一】北アフリカのチュニジアとリビアで、イスラム組織ムスリム同胞団に批判的な政治活動家が相次いで暗殺され、同胞団に対する抗議運動が広がっている。エジプトでも世俗色の強い軍によるクーデターで同胞団政権が倒れた。3カ国とも中東の民主化要求運動「アラブの春」で独裁政権が崩壊した後、イスラム主義が台頭したが、世俗主義の巻き返しの動きが強まっている。

 ムスリム同胞団は1928年にエジプトで発足し、アラブ各国に組織がある。同胞団は国ごとに指揮系統が異なると主張しているが、連携しているとの見方がアラブ政界では強い。社会活動や政治参加を通じ、徐々にイスラム化を進めるという思想は共通している。

 ロイター通信によると、リビアでは26日、同胞団に批判的な政治活動家が東部ベンガジで暗殺された。27日には首都トリポリやベンガジで、制憲議会の第2党でもある同胞団系の正義開発党の事務所が反同胞団のデモ隊に襲撃された。チュニジアでも25日に野党指導者が暗殺され、首都チュニスなどで連日、同胞団系の与党アンナハダに対する数千人規模の抗議デモが起きた。

 いずれの事件も犯人は逃走しているが、チュニジアの事件では、イスラム教の厳格な適用を求めるサラフ主義者(サラフィスト)が関与したと治安当局はみている。

 エジプトを含めた3カ国では、国民の大半はイスラム教徒だが、2011年の革命前は政治と宗教を分離する世俗主義政権が長く続き、イスラム教を社会に適用する動きは抑えられてきた。だが革命後の選挙では、イスラム礼拝所(モスク)などを通じて社会に根を張る同胞団が躍進。サラフ主義者の活動も活発化し、世俗派との対立が生まれた。

 同じイスラム勢力でも、急進的なサラフ主義者と、段階的にイスラム化を進めようという同胞団は、思想が異なる。だが世俗派には、同胞団がサラフ主義者の過激な活動を容認しているとの見方が強い。こうした不満が、暗殺事件を契機に噴出した格好だ。

 一方、エジプトのクーデターを契機に、これまで穏健とされてきた同胞団が過激化することも懸念されている。エジプトでは既に一部が武装し、治安当局と衝突している。武力によって政権を追われたことで、武装闘争路線に転じる可能性も出てきている。

6697チバQ:2013/07/29(月) 20:44:56
http://mainichi.jp/select/news/20130729k0000e030137000c.html
ローマ法王:巧みな説教で聴衆引き付ける ブラジルで
毎日新聞 2013年07月29日 10時52分(最終更新 07月29日 13時11分)


28日、リオデジャネイロで、ブラジル訪問を終えて帰国便に乗り込むフランシスコ・ローマ法王=ロイター 【リオデジャネイロ(ブラジル南東部)福島良典】ブラジル・リオデジャネイロで開かれたキリスト教カトリックの祭典「世界青年の日」大会が28日、閉幕し、フランシスコ・ローマ法王は1週間のブラジル訪問を終えた。法王はカトリックの信仰をサッカーと比較するなど巧みな説教で、世界に対して「開かれた教会」である必要性を説き、聴衆を引き付けた。

 「イエスは私たちに(サッカーの)ワールドカップ(W杯)よりも大きなものを与えてくれる」(27日、若者との祈りの集いで)

 法王は大のサッカーファン。ブラジルで2014年のW杯開催に反対する若者らの反政府デモが6月に起きたことを踏まえ、ユーモアを込めて信仰の重要性を力説した。サンパウロの大学生、エベルトン・ギマラエスさん(28)は「W杯はカネ食い虫。麻薬に手を出す若者を信仰に導けば、取り締まる警察に予算を投入するよりも良い」と話した。

 「教区に閉じこもっていてはいけない。ドアから出て行って、人に会わなければだめだ」(27日、ミサで聖職者、神学生らを前に)

 「開かれた教会」は法王の持論。オーストラリアから大会に参加したエマニュエル・セオ神父(36)は「すべての人に福音を伝えるというカトリックの根本メッセージを思い起こさせてくれた」と振り返る。フランスのジャン・バティスト神父(34)は「閉じこもっていたら酸素不足になる」と指摘。サンパウロの経理士、ロザンジェラ・フォンセカさん(50)はブラジルの聖職者に「もっと宣教を」と注文を付けた。

 「(食べ物に塩や油を添加するように、あなた方の人生に)信仰を、希望を、愛を添加しなさい」(25日、歓迎式典で若者信徒に)

 分かりやすい説教は庶民派法王の特徴の一つ。訪問中、オープンカーを降り信徒とふれあう場面が多かった。サンパウロ州の大学生、フェルナンダ・ロペスさん(25)は「法王は人々と一緒にいるのが好き。感動で泣いてしまった」と語った。

 法王は次回「世界青年の日」大会が先々代のローマ法王、故ヨハネ・パウロ2世ゆかりのポーランド・クラクフで16年に開かれると発表した。

6699チバQ:2013/07/29(月) 21:54:41
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013072900034
マリ大統領選、開票作業に=ケイタ元首相優勢の情報
 【パリ時事】西アフリカ・マリの大統領選は28日夕(日本時間29日未明)、投票が終了し、即日開票作業に入った。選管当局による集計結果は8月2日までに公表される。27人が立候補しており、過半数の票を得る候補がいない場合、上位2人による8月11日の決選投票に決着が持ち越される。
 2012年3月のクーデター、武装勢力による北部占領、旧宗主国フランスによる13年1月の軍事介入と混乱が続いたマリで、大統領選は国家再建に向けた節目と位置付けられている。
 AFP通信は地元メディアの情報として、イブライム・ブバカル・ケイタ元首相がリードしていると報じている。
 マリ各地には国連平和維持活動(PKO)「国連マリ多元統合安定化派遣団(MINUSMA)」部隊が展開。イスラム武装勢力による投票所攻撃予告もあり、厳しい警戒態勢が敷かれたが、現地からの報道によれば、大きな混乱はなかったもようだ。(2013/07/29-08:36)

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6700チバQ:2013/07/29(月) 22:09:13
http://www.cnn.co.jp/world/35035228.html
イタリア初の黒人閣僚に相次ぐ嫌がらせ、集会でバナナ投げる
2013.07.29 Mon posted at 10:51 JST

(CNN) イタリアで黒人初の閣僚に起用されたセシル・ケンゲ移民融和担当相が、26日の集会でバナナを投げつけられる事件があった。ケンゲ氏は3カ月前に大臣に任命されて以来、極右勢力などから差別的な発言や嫌がらせが相次いでいる。

同氏の広報によると、中部チェルビアの集会で演説していたケンゲ氏に向かって、聴衆の中にいた男がバナナ2本を投げつけた。バナナは観客席に落ち、演壇には届かなかったという。

警察はバナナを投げた男の行方を追っており、ケンゲ氏の身辺警護は強化された。ケンゲ氏本人は短文投稿サイトのツイッターに、「飢えや食糧危機で死ぬ人がいるのに、食べ物を無駄にするのは悲しいことだ」と書き込んだ。

26日の集会では同氏が登場する直前にも、赤いペンキを塗ったマネキンが、「移民殺人」という脅迫文と共に見つかっている。

ケンゲ氏はアフリカのコンゴ(旧ザイール)出身で、1980年代にイタリアに留学し、市民権を獲得した。

閣僚への起用に対しては極右勢力や移民排斥勢力が反発し、2週間前には移民反対を唱える政党「北部同盟」のロベルト・カルデローリ上院議員がケンゲ氏を「オランウータンに似ている」と発言。同党関係者も差別的な発言を繰り返し、ケンゲ氏が同党の地盤地域を遊説した際には殺人の脅迫を受けている。

これに対してイタリアのレッタ首相は、直ちにこうした発言や嫌がらせをやめるよう北部同盟に要求した。

6701チバQ:2013/07/30(火) 23:59:12
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013073002000131.html
ジンバブエ 31日大統領選 混乱再燃を懸念
2013年7月30日 朝刊

 【ロンドン=石川保典】アフリカ南部のジンバブエで三十一日、大統領選が行われる。一九八〇年の英国からの独立以来、三十三年間政権の座にあり、独裁色の強いムガベ大統領(89)と、旧野党を率いるツァンギライ首相(61)の事実上の一騎打ちになる。両氏が激しく争った二〇〇八年の前回は政権側が野党を弾圧、多数の死傷者を出した。周辺国の仲介で連立政権ができたが、今回の選挙が再び、混乱の引き金になるとの懸念が高まっている。

 ツァンギライ氏が優勢だった〇八年の大統領選では弾圧で約二百人が死亡し、同氏は決選投票から撤退した。国際的な批判の中でムガベ氏が五期目の就任を強行し、欧米が制裁を強化。南アフリカなどの仲介で翌年、連立政権が樹立された。大統領の任期を制限し、議会の権限を強める新憲法が三月に国民投票で承認され、ムガベ氏は七月の大統領・議会選の実施を表明した。

 ツァンギライ首相は、メディアや治安当局の改革が進まず公正な選挙が保証できないと反対し、南アのズマ大統領もムガベ氏に延期を要求したが、はねつけられた。

 ジンバブエは、〇〇年代に白人への不寛容政策に転じて以降、経済が悪化して最悪時で年二億%以上のインフレとなり、野党弾圧も強化された。連立樹立後は政治・経済の混乱が収束していただけに、選挙を強行するムガベ氏に米国も懸念を表明している。

 政党間での暴力事件も既に発生。在ハラレの外交筋は「首相が有利という見方が多く、一回目の結果次第で混乱する恐れがある」とみる。

 選挙管理委員会は八月五日までには結果を発表し、過半数の得票者がいなければ九月十一日に決選投票がある。〇八年はツァンギライ側が独自に勝利宣言した後、弾圧された。公式発表は投票日の一カ月以上後で、得票率は同氏48%、ムガベ氏43%だった。

 <ジンバブエ> 旧英国植民地で、1965年に植民地政府がローデシアとして独立を宣言。人種差別政策に対し、ムガベ氏ら率いる黒人組織が中国の軍事支援を受けてゲリラ闘争を展開。80年の総選挙で黒人政権が誕生し、独立した。ムガベ氏は初代首相、87年から大統領。白人社会との融和政策で経済は発展し「ジンバブエの奇跡」と呼ばれた。2000年代、白人農場を強制収用して不寛容政策に転じてから国が混乱。独裁色を強めた。

6702チバQ:2013/07/31(水) 00:05:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130730/erp13073023220007-n1.htm
中国に急接近の独裁国家ベラルーシ 「スラブの兄弟」露はいらだち
2013.7.30 23:21 (1/3ページ)[ロシア]

16日、北京の人民大会堂で行われた歓迎式典で、中国の習近平国家主席(左)と閲兵するベラルーシのルカシェンコ大統領(AP)
 【モスクワ=佐々木正明】旧ソ連のベラルーシに対し、中国が影響力を強めている。ベラルーシのルカシェンコ大統領は今月中旬に中国を訪れ、15億ドル(1500億円)相当の経済投資協定に署名。首都ミンスクでは「欧州最大」の中国工業団地の建設計画が始動した。経済危機に悩むベラルーシがロシアに資金援助を断られ、中国へ接近した形だ。ロシアとベラルーシは「スラブの兄弟国」として緊密な関係にあるだけに、中国の進出ぶりはロシアをいらだたせそうだ。

 ルカシェンコ大統領は3日間の日程で北京を訪問、習近平国家主席や李克強首相らと相次いで会談した。

 大統領は「中国は世界をひっぱる大国だ。今日、世界の熱気はワシントンやブリュッセルにはなく、北京にある」と中国を持ち上げた。露メディアは「ロシアにも使ったことのない賛辞」だと伝えた。

 大統領の訪中時、両国が調印した協定は30に及び、旧ソ連の遺産で辛うじて維持している軍事、宇宙開発分野にまで及んだ。総額56億ドルをかけて建設する約80平方キロの工業団地には中国企業を誘致し、将来的には15万人が居住する。

 欧州連合(EU)加盟国に隣接するベラルーシへの大規模進出は、「中国にとっての欧露両市場への橋頭堡(きょうとうほ)になりうる」(専門家)とも指摘される。早速、自動車大手の「浙江吉利控股集団」は、ベラルーシ国内で大型乗用車を合同生産することで合意した。

 「欧州最後の独裁者」とも呼ばれるルカシェンコ大統領の下、ベラルーシは企業の操業停止、従業員の給料未払いなどの深刻な経済危機にあえぐ。最大の支援国だったロシアは、国有企業の民営化といった改革の遅れなどを理由に今年、資金援助の継続を拒否した。巨額融資の支払期限を今秋に控え、「中国との経済協力は国家再建のための唯一の選択肢」(露有力紙)だった。

 ベラルーシの苦境に乗じた中国のしたたかな戦略といえるが、専門家は「ベラルーシは中国カードを切ることでロシアを振り向かせ、中露両国からさらなる援助を引きだそうとしている」とも指摘する。

 中国は近年、中央アジア諸国への進出が著しく、カザフスタンの貿易高は昨年、ロシアを抜いて中国が一位になった。旧ソ連という“裏庭”で中国が影響力を強めていることに、「プーチン政権は懸念を抱いている」(外交筋)ともいわれる。





ベラルーシ 1991年8月に旧ソ連から独立。人口約950万人。ルカシェンコ大統領は94年から現職。連続再選規定の撤廃などで長期政権を築く一方、野党・リベラル勢力を弾圧し、欧米は人権問題で厳しく批判している。輸出入の多くをロシアに依存し、2010年にロシアとカザフスタンと関税同盟を創設した。

6703チバQ:2013/07/31(水) 21:24:24
http://www.cnn.co.jp/world/35035369.html
ジンバブエ大統領選投票、現職ムガベ氏と首相の一騎打ち
2013.07.31 Wed posted at 17:05 JST

(CNN) アフリカ南部ジンバブエは31日、大統領選の投票日を迎えた。1980年の独立以来実権を握り続けてきた89歳のムガベ大統領に、野党勢力を率いるツァンギライ首相が挑む。

5年前の前回大統領選では、政敵のツァンギライ氏を破ったムガベ氏に、地方指導者らが不正選挙だと抗議し、野党との連立政権を実現させた。

野党勢力は今回も不正を訴えている。ツァンギライ氏は投票の数日前、期日前投票で同氏に入った票が捨てられているのが見つかったと主張した。

人権団体からも、政府が野党支持者らを脅迫し、投票に干渉したとの指摘が出ている。ムガベ氏は欧米からの批判に対し、「わが国のことに口を出すな」と厳しい口調で反発した。

同国では今年3月の国民投票で、大統領の任期を2期10年に制限する新憲法が成立した。ただ過去にさかのぼって適用されることはないため、ムガベ氏の続投は認められる。

6704チバQ:2013/07/31(水) 21:36:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130731/erp13073108430004-n1.htm
法王、同性愛者「裁けぬ」 外遊終え会見 来年アジア訪問も
2013.7.31 08:43 [アジア・オセアニア]
 【ローマ=共同】初外遊のブラジル訪問を終えたローマ法王フランシスコは28日、同行記者団と特別機内で会見し、来年にもフィリピンやスリランカなどのアジア諸国を訪問する可能性があると明らかにした。アジア以外ではエルサレム訪問も検討しているという。アジア訪問が実現すれば、1999年に故ヨハネ・パウロ2世がインドのニューデリーを訪れて以来。

 また「私は神を探し求めている同性愛者を裁くことはできない」と差別をいさめたが、同性愛を認めない姿勢は変えなかった。聖書は同性愛を禁じており、発言は“罪を憎んで人を憎まず”という考えを示したといえる。数々のマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑に揺れる法王庁(バチカン)の財政管理組織「宗教事業協会」(通称バチカン銀行)については「透明性と正直さが必要」と強調。バチカン銀行関係者の改革努力に期待しているとした。

 法王はバチカンのサンピエトロ広場に面した専用住居には入らず、法王選挙(コンクラーベ)の際に使用したバチカン内の宿舎で他の聖職者らと寝泊まりを続けている。会見ではその理由を「人に会って話をする必要がある。独りでは住めない」と説明した。

 自らが進める数々の改革への抵抗勢力はないと強調。「あなたには同意できないと言ってもらう方が、陰で違うことを言われるよりいい」と意見の違いを尊重する姿勢を示した。

 法王は29日、ローマの空港に到着後、バチカンに戻った。

6705チバQ:2013/07/31(水) 21:54:32
http://www.afpbb.com/article/politics/2959035/11111173
インドで29番目の州誕生へ、与党が分割案を承認
2013年07月31日 11:36 発信地:ニューデリー/インド
【7月31日 AFP】インドの与党・国民会議派(Congress Party)は30日、同国南東部のアンドラプラデシュ(Andhra Pradesh)州からIT企業が集積しているハイデラバード(Hyderabad)を含むテランガナ(Telangana)地区を分割し、新たな州を創設する案を承認した。

 国民会議派の決定は議会の承認を得る必要があるが、最大野党のインド人民党(Bharatiya Janata Party、BJP)は支持を表明している。分割案は数十年前から実現を求める声が上がっていたものだが、周辺地域では反対意見も根強く、今回の決定を受けて暴力的な抗議行動が起きる恐れもある。

 州昇格が実現すればインド29番目の州となるテランガナ地区は、干ばつが頻発する貧困地域に位置する。分割案支持派は、アンドラプラデシュ州政府は一貫してこの地区を軽視してきたと主張している。

 一方で、同州のより豊かな地区は、多様な民族・文化・宗教を持つインドの他の地域での州昇格を求める動きの活発化を招くとして、この分割案に強く反対している。

 アンドラプラデシュ州はインドで5番目に面積が広い州で、定数545(うち2議席は父方が欧州起源の者から大統領が指名する)の下院で42議席が同州からの選出。来年予定されている総選挙で勝利して3期連続で与党の座にとどまることを狙う国民会議派は、この分割案によって同州での支持を広げる意図があると専門家たちは話している。(c)AFP/Abhaya SRIVASTAVA

6706チバQ:2013/07/31(水) 21:55:47
http://www.afpbb.com/article/politics/2959032/11110401
パキスタン新大統領にフセイン氏、シャリフ首相の政治的威信高まる
2013年07月31日 09:13 発信地:イスラマバード/パキスタン
【7月31日 AFP】パキスタンで30日、アシフ・アリ・ザルダリ(Asif Ali Zardari)現大統領の任期(5年)が9月に満了するのに伴う上下両院と4つの州議会の議員投票による大統領選が行われ、第12代の大統領に与党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(Pakistan Muslim League-Nawaz、PML-N)のマムヌーン・フセイン(Mamnoon Hussain)氏(73)が選出された。

 フセイン氏は432票を集めた一方、クリケットの元スター選手、イムラン・カーン(Imran Khan)氏が率いる第3党のパキスタン正義運動(Pakistan Tehreek-e-Insaf、PTI)が擁立したワジフディン・アハマド(Wajihuddin Ahmed)元判事は77票にとどまった。

 ザルダリ大統領が率いる第2党のパキスタン人民党(Pakistan Peoples Party、PPP)は、大統領選が8月6日から前倒しされたことに反発して投票をボイコットしたため、フセイン氏とアハマド氏の一騎打ちになっていた。

■シャリフ氏の政治的威信高まる

 フセイン氏が大統領に選ばれたことでナワズ・シャリフ(Nawaz Sharif)首相の政治的威信は高まるとみられる。

 シャリフ首相は5月の総選挙で圧倒的勝利を収め、同国では初めて文民政権が任期を満了し、選挙を通じて次期政権に権力を引き継いだ。フセイン新大統領の誕生でこの歴史的な権力移行が完了することになる。

 フセイン氏はインド生まれ。インドから分離独立したパキスタンにイスラム教徒が大挙して移るなか家族とともにパキスタン南部のシンド(Sindh)州の州都カラチ(Karachi)にやってきた。繊維関係の実業家で同市の商工会議所会頭を務めた経験もある。シャリフ氏が前回首相を務めていた1999年には短期間ながらシンド州知事を務めた。

 カラチ商工会議所の現会頭、アズハル・ハルーン(Azhar Haroon)氏は、「(フセイン氏は)1999年まで政治に関わったことはなかったが、フセイン氏の洗練された話し方と高い実務能力に感銘を受けたシャリフ氏がフセイン氏をシンド州知事にした」と話している。

 ザルダリ大統領時代の憲法改正によってパキスタンの大統領職は再び儀礼的なポストになっている。識者からはPML-Nを長く支えてきながら比較的目立たないフセイン氏は大統領就任後もシャリフ首相に全面的に依存するだろうと指摘する声が出ている。(c)AFP/Masroor GILANI

6707チバQ:2013/08/02(金) 00:03:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130801/mds13080114360002-n1.htm
ジンバブエ大統領選 「独裁」ムガベ氏か 初の政権交代か 早くも不正疑い
2013.8.1 14:34 (1/2ページ)

31日、ジンバブエの首都ハラレ郊外で投票するムガベ大統領(左) (ロイター)
 【ロンドン=内藤泰朗】アフリカ南部ジンバブエで31日、大統領選の投票が行われた。独立以来、33年間にわたり権力を握り、欧米から「独裁的だ」と批判されるムガベ大統領(89)が最高権力者の座を維持するのか、平和的な政権交代が初めて実現するかが焦点。選挙結果は5日以内に発表されるが、早くも票の不正集計などの疑惑が浮上している。

 ジンバブエの首都ハラレからの報道によると、大統領選挙は5人が出馬表明したが、与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU−PF)を率いるムガベ大統領と、旧野党、民主変革運動(MDC)党首、ツァンギライ首相(61)の事実上の一騎打ちだ。

 ジンバブエ政府は各国大使館やアフリカ連合(AU)の選挙監視は認めたものの、国連や欧州連合(EU)などの監視団受け入れを拒否。アフリカ諸国の監視団団長を務めるタンザニアのメンベ外相は投票を前に、ジンバブエ当局が約640万人とされる選挙人名簿を公表せず、選挙人の重複や死亡者を名簿に加えるなど、大規模不正への懸念を表明した。

 同国では3月、大統領任期を1期5年で2期までと規定した新憲法を国民投票で承認。新たな憲法の下での初めての選挙となる。新憲法下ではムガベ氏は99歳まで務めることが可能だが、7月30日、不正疑惑を否定し、敗北の場合は引退すると表明した。

 2008年3月の大統領選では、ツァンギライ氏がムガベ氏を抑えて首位に立ったが、反ムガベの野党勢力の約200人が弾圧により死亡したため、ツァンギライ氏は決選投票から撤退。ZANU−PFとMDCは09年2月、南アフリカの仲介で連立政権を樹立、外貨流通を解禁して年2億%以上のインフレに陥っていた経済は改善された。

 選挙戦では大規模な暴力事件は伝えられていないが、「アフリカの民主主義のテストケース」(英BBC放送)として結果が注目されている。大統領選と同時に上下両院選なども実施された。

                   ◇

【用語解説】ジンバブエ

 最大部族ショナの言葉で「大きな石造りの家」の意。人口約1300万人。宗教はキリスト教と伝統宗教。公用語は英語、ショナ語など。19世紀後半に英国の南アフリカ会社の支配が確立し、1923年に英植民地に。国土の大半は白人農場主の私有地になった。65年、白人強硬派が国名をローデシア共和国として一方的に独立宣言し、黒人側はゲリラ戦を展開。79年に英国の調停で黒人多数派支配への移行を定めた協定が成立。80年にジンバブエ共和国として独立。同年、ムガベ氏が首相に就任し87年から大統領。

6708チバQ:2013/08/02(金) 01:04:52
http://www.cnn.co.jp/world/35035388.html?google_editors_picks=true
サウジの活動家にむち打ち600回、禁錮7年 イスラム侮辱で
2013.08.01 Thu posted at 10:48 JST


(CNN) 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は31日、サウジアラビアの裁判所で同国の活動家がサイバー犯罪取り締まり法などに違反した罪で禁錮7年とむち打ち600回の有罪判決を受けたと発表した。

ウェブサイトやテレビでイスラム教を侮辱したとして有罪判決を受けたのは、「フリー・サウジ・リベラルズ」というウェブサイトを運営していたライフ・バダウィ被告。2008年にサイトを開設したところ、その直後から司法当局に目を付けられ、一時的に身柄を拘束されて尋問を受けたこともある。聖職者の一部からは、不信心者で背教者だとのレッテルを張られた。

その後、バダウィ被告は2012年6月に身柄を拘束され、現在まで収監は続いている。

HRWのナディム・アウリー中東副局長は「平和的なブロガーに対するこの信じがたいほど厳しい判決を見れば、改革と宗教対話を支持しているとのサウジアラビア(政府)の主張がいかに表面的なものかよく分かる」と指摘した。

バダウィ被告の妻エンサフ・ハイダルさんは判決に大きなショックを受け、「どうしたらいいのか。夫は悪いことなど何もしていないのに」と述べた。ハイダルさんと3人の子どもは現在、レバノンに住んでいる。親族とも疎遠となり、サウジに子どもを連れて帰国するのは無理だろうと語る。

CNNはサウジ政府にコメントを数回にわたって求めたが、回答は得られなかった。

人権団体からは、サウジ当局が司法と渡航禁止措置を武器に活動家を狙い撃ちしているとの非難の声が上がっている。3月には改革を求める著名な活動家2人が禁錮10年の有罪判決を受け、多くの国民の怒りを買った。

6709ロスチャイルド以上に注意!!:2013/08/02(金) 20:52:56
ロスチャイルドの密謀
ロックフェラー帝国の陰謀-見えざる世界政府(原著1976年)

国民は騙されるな!!
官僚・政治家・新興宗教・NHK・大マスコミ・東京地検特捜部・CIAは昔から結託している!!
■■ロックフェラー、ロスチャイルドが死んでも、謀略の全ては無くなったと思い違いしないように!!その上がいる。
■■工作員による、撹乱文・撹乱サイトに注意!!

6710ロックフェラー以上に注意:2013/08/04(日) 01:38:58
ロスチャイルドの密謀
ロックフェラー帝国の陰謀-見えざる世界政府(原著1976年)

■■ロックフェラーが死んでも、謀略の全ては無くなったと思い違いしないように!!その上はロスチャイルド以上がいる。
■■話を茶化し、人々に冗談・お笑いのように錯覚させ、大衆の注意・関心を、軍産複合体の存在・思惑からそらそうとする自演・撹乱行為(工作員による撹乱方法の基本中の基本!!)に注意
■■大衆の注意をロックフェラーのみに向けさせ、その上の連中を隠そうとする工作員・工作行為に注意!!
■■その他工作員による、撹乱文・撹乱サイトに注意!!

6711チバQ:2013/08/04(日) 11:46:07
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013080400017
ジンバブエ大統領選認めず=米国務長官「深刻な不備」


 【ワシントン時事】ケリー米国務長官は3日、ジンバブエ大統領選について声明を出し、与党のムガベ大統領が当選したと発表された結果について「米国はジンバブエ国民の意思を表した信頼できる結果だとは認めない」とし、「(選挙)過程に深刻な不備があった」と断じた。
 ケリー長官は不備の具体例として、選挙人名簿作成の不正や国営メディアを通じた選挙運動での与野党間の不公平さ、治安部門が選挙プロセスで与野党等しく保安措置を取らなかった点を挙げ、その証拠があると主張した。
 長官はジンバブエ政府が政治改革を履行していないと批判し、「国民が最も基本的な民主主義の権利を自由で公正な環境の下で行使できるよう道筋を示す必要がある」と要求。アフリカ連合(AU)も選挙に関する懸念に取り組むよう促した。(2013/08/04-07:03)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013080400007
ムガベ氏当選を発表=ツァンギライ氏は拒否−ジンバブエ大統領選


 【ロンドン時事】7月31日に投票が行われたアフリカ南部ジンバブエの大統領選で、選挙管理委員会は3日、与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU−PF)を率いるムガベ大統領(89)が61%の得票で、対立候補の旧野党・民主変革運動(MDC)のツァンギライ首相(61)を破って当選したと発表した。AFP通信が伝えた。
 当選が確定すれば、既に33年にわたり政権の座にあるムガベ氏はさらに5年の任期を務めることになる。
 また、下院選でもZANU−PFが選挙区議席210の3分の2を超える150議席以上を獲得したとの情報がある。
 しかし、ツァンギライ氏はこれに先立ち記者会見し、MDCが選挙結果を全面的に拒否し、あらゆる法的措置を取ると述べた。また、今回の選挙結果に基づく政府にMDCは参加しないと表明した。MDCは選挙で大規模な不正があったと主張している。
 今回の選挙をめぐっては、欧米などが選挙前から公正さに懸念を示していたのに対し、アフリカ連合(AU)の選挙監視団は2日、選挙が自由で公正だったと認定しており、国際社会が今回の選挙結果を認めるかどうかが注目される。(2013/08/04-02:39)

6712チバQ:2013/08/04(日) 11:53:09
http://www.afpbb.com/article/politics/2959753/11114254?ctm_campaign=txt_topics
ジンバブエ大統領選、現職のムガベ大統領が勝利
2013年08月04日 07:40 発信地:ハラレ/ジンバブエ
【8月4日 AFP】アフリカ南部のジンバブエで7月31日に投票が行われた大統領選と国会・地方議員選挙の公式結果が3日発表され、現職のロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領(89)が得票率61%を獲得して圧勝し、議会でも圧倒的多数の議席を獲得した。一方、対立候補のモーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)首相の得票率は34%と伸び悩み、選挙が不正に行われたのではないかという抗議の声が上がっている。

 ムガベ大統領は、1980年にジンバブエが英国から独立して以後33年間、同国で政権の座についている。これまで数々の経済危機を経験し、また不正選挙や残忍な弾圧を行って国連(UN)の制裁を受け、世界から孤立してきた。

 欧州諸国は今回の選挙の公正性に対する不信感を表明したが、ムガベ派の中心人物であるエマーソン・ムナンガグワ(Emmerson Mnangagwa)国防相は、「民主的な選挙が行われた」として、選挙結果を受けて欧州諸国はジンバブエへの姿勢を変えるべきだと述べた。

 一方、これまで大統領選で3度ムガベ大統領に挑んだが1度も成功に至らなかったツァンギライ首相は、今回の選挙は「不正に操作された」と非難している。

 同首相は法廷で決着をつけるつもりだと断言。同氏が率いる野党・民主変革運動(Movement for Democratic Change、MDC)は、新政権には参加しないと述べた。

 ツァンギライ首相はムカベ大統領に反逆罪の容疑で拘束され、不当な扱いを受け、たびたび権力を行使して裏をかかれたこともあったが、危機的状況にある経済の安定化とさらなる流血の事態を回避するため4年前にムガベ大統領と連立政権を組み、その決断をこれまで守り続けてきた。(c)AFP/Susan NJANJI, Reagan MASHAVAVE

6713チバQ:2013/08/04(日) 11:54:20
http://www.asahi.com/international/update/0803/TKY201308020555.html
マリ大統領選、2候補の決選投票に 過半数に達せず[PR]
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 【ハラレ=杉山正】西アフリカ・マリからの報道によると、7月28日に投票が行われた大統領選で、過半数を達した候補がいなかったため、8月11日に上位2候補による決選投票が行われることになった。

 マリ政府が2日に発表した集計結果では、イブライム・ケイタ元首相(68)が39・2%、スーマイラ・シセ元財務相(63)が19・4%で続いた。

 マリは、昨年3月に軍部のクーデターをきっかけに北部が無政府化し、イスラム過激派勢力が入り込んだ。仏軍などによる掃討作戦が続く中、選挙が行われ、混乱が懸念されている。

6714チバQ:2013/08/04(日) 11:55:04
http://mainichi.jp/select/news/20130803k0000e030193000c.html

ジンバブエ:議会選はムガベ大統領派の与党が大勝

毎日新聞 2013年08月03日 12時12分(最終更新 08月03日 13時16分)



ジンバブエの首都ハラレで、投票所の外に掲示された選挙経過を見る有権者ら=2013年8月1日、AP
ジンバブエの首都ハラレで、投票所の外に掲示された選挙経過を見る有権者ら=2013年8月1日、AP

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 【ハラレ服部正法】アフリカ南部ジンバブエの議会選は2日、ムガベ大統領(89)派の与党が下院(210議席)の3分の2以上を獲得することが判明し、同党幹部が「地滑り的勝利だ」と述べた。同時実施された大統領選でもムガベ氏が当選する可能性が強まってきた。だが、大統領と事実上の一騎打ちとなったツァンギライ首相(61)の陣営は「不正工作が行われた」として選挙結果を受け入れない方針で、抗議デモなどを行う構えを見せている。

 これまでの選挙管理委員会の発表で、ムガベ氏率いる与党「ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU−PF)」の下院(210議席)獲得議席は142議席に達した。前回(2008年)第1党となったツァンギライ氏率いる「民主変革運動(MDC)」は大幅に議席を減らした。大統領選の開票結果は5日までに発表される。

 治安当局の取り締まりが厳しいジンバブエでは、大規模な抗議活動は困難との見方が強いが、MDCの報道官は2日、「デモや大衆行動も選択肢だ」と述べた。前回大統領選では、第1回投票でツァンギライ氏はムガベ氏を上回ったが、大統領派の弾圧でツァンギライ氏は決選投票からの撤退を強いられた経緯がある。このため、MDC党員には不満と失望が広がっている。

 毎日新聞の取材に応じた首都ハラレの党員男性(32)は「有権者登録簿に記載がない者が、投票券のみで投票する一方、投票に来たのに難癖を付けられ追い返される人がいた。組織的な策略だ」と、大統領派を非難。抗議活動が起きた場合は「先頭に立つ。もう怖いものはない」と言い切った。

 男性は前回、MDC側の選挙監視人として地元の投票所に張り付いた。選挙後に大統領派から拉致の可能性などをほのめかされ、身の危険を感じて隣国南アフリカに逃げた。路上で物売りをして生計を立て、父の死を機に昨年ハラレに戻った。

 一方、ムガベ氏は一連の不正工作疑惑を否定。アフリカ連合の選挙監視団は問題があったことは認めるものの、全体として「自由で信頼性のある選挙」だったと評価している。

6715チバQ:2013/08/04(日) 11:55:45
http://mainichi.jp/select/news/20130803k0000e030166000c.html

イタリア:ベルルスコーニ氏率いる党が大連立離脱に言及

毎日新聞 2013年08月03日 10時25分


 【ローマ福島良典】イタリア・メディアによると、同国のベルルスコーニ元首相(76)に対する最高裁有罪判決を受け、元首相率いる中道右派政党・自由国民は2日、レッタ大連立政権から離脱する可能性に言及した。レッタ首相の中道左派・民主党に早期総選挙の実施を迫って揺さぶりをかけ、なりふり構わぬ政治的な反攻に乗り出した形だ。

 ベルルスコーニ元首相は2日、自由国民の国会議員総会で「司法改革のためには新たな選挙に打って出る用意がある」と述べたという。また、レッタ政権で副首相兼内相を務めるアルファノ幹事長は「閣僚辞任の用意がある」と表明。幹部議員はナポリターノ大統領に元首相への特赦を求める考えを示した。

 今年4月に発足したレッタ政権は、経済危機克服などのために民主党と自由国民を中核に大連立した。自由国民が離脱すると連立与党は上院で過半数割れに追い込まれ、下院との「ねじれ」が生じ、政権基盤が揺らぐ。

6716チバQ:2013/08/04(日) 11:56:12
http://mainichi.jp/select/news/20130804k0000m030068000c.html

イラン:穏健派ロウハニ師が大統領就任 強硬路線を転換へ

毎日新聞 2013年08月03日 22時23分(最終更新 08月04日 00時35分)


 【テヘラン田中龍士】6月のイラン大統領選挙で当選した保守穏健派ハッサン・ロウハニ師(64)は3日、最高指導者ハメネイ師の認証を受け大統領に就任した。任期は4年。ロウハニ新大統領は認証式でアフマディネジャド前政権の対外強硬路線を転換し、核問題がもたらした欧米による制裁の解除を目指す方針を打ち出した。

 ロウハニ師は「海外諸国と友好関係を築きたい。抑圧的な制裁の解除を目指す。新しい外交政策が必要だ」と明言。制裁解除に必要となる核交渉を推進する意向を示した。ハメネイ師も「大統領の言う国際的対話には賛同する」と述べたが、「敵はこの最善の手段を知らない」とも語り、自らが最終決定権を持つ核問題では容易には譲歩しない姿勢も示唆した。

 4日に宣誓式が行われる。近く閣僚名簿を提出し国会の信任を得て、8月中の新政権発足を目指す構え。

 宣誓式には、1979年のイスラム革命以来初めて外国首脳を招待し、対話路線をアピール。英紙によると、欧州連合(EU)は在イラン各国大使館員が出席して新政権への期待を明示。米国とイスラエルは招待されていない。

 聖職者であるロウハニ師は6月の選挙で、1回目の投票で有効投票の50.7%を得て当選。外交・経済の立て直しに加え、自由に発言できる社会の実現や、女性の地位向上を訴え、国民の支持を確保。大統領経験者の保守穏健派ラフサンジャニ師や、改革派の重鎮ハタミ師らの後ろ盾も得て、保守強硬派候補を大差で破った。

 ロウハニ師は北部セムナーン州の出身。テヘラン大や英国カレドニアン大大学院で法律を学び、1979年のイスラム革命後に国会議員を5期20年務めた。改革派のハタミ政権下で核交渉を担当し、ウラン濃縮活動の一時停止を受け入れた。

6717チバQ:2013/08/04(日) 12:11:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130804/asi13080407000000-n1.htm
「自由」求めるインド・カシミール地方のイスラム教徒
2013.8.4 07:00 (1/4ページ)[鼓動]
7月18日、インド北部ジャム・カシミール州スリナガルで、警官隊にデモを阻止される分離独立派組織「ジャム・カシミール解放戦線」のメンバーら
7月18日、インド北部ジャム・カシミール州スリナガルで、警官隊にデモを阻止される分離独立派組織「ジャム・カシミール解放戦線」のメンバーら
 インド北部ジャム・カシミール州で、州の分離独立を求めるイスラム教徒住民と軍部隊の緊張が高まっている。ヒンズー教徒が国民の約8割を占めるインドでは、イスラム教徒は少数派だが、同州では約7割と多数派を占める。州政府側は、分離独立派の背後にはカシミールの領有権をめぐって対立するパキスタンがいると主張し、警戒をゆるめない姿勢を強調。住民の中には、こうした状況が地元経済に与える悪影響を懸念する声もあり、それぞれの思惑と利害が複雑に絡み合っている。(スリナガル 岩田智雄、写真も)

 イスラム教のラマダン(断食月)が始まった後の7月18日、夏の州都スリナガルに、州の分離独立を目指すイスラム組織「ジャム・カシミール解放戦線」の指導者ヤシン・マリク氏を訪ねた。

 古びた建物の2階にある事務所でマリク氏は、「政府への抗議デモを急遽(きゅうきょ)行うことにした。インタビューは後にしてくれ」と固い表情で話した。スリナガル郊外のラムバンでこの日朝、イスラム教徒のデモ隊数百人がインド軍国境警備隊と衝突し、デモ隊側の4人が死亡する事件があったからだ。

 マリク氏は礼拝後、支持者らと階段をギシギシときしませて駆け降り、表の目抜き通りに出ると住民らにデモへの参加を呼びかけた。警戒に当たっていた警官隊が直ちにデモ隊を押し返すと、警官への投石が始まった。

 「パン、パン、パン!」

 警官の威嚇射撃とみられる銃声が鳴り響く。クモの子を散らすように逃げ出した通行人らは付近の商店内に駆け込んだ。マリク氏らはあっという間に拘束された。

 この後、いくつもの分離独立派組織が翌金曜日の礼拝日にストライキと抗議デモを行うと発表した。州政府は混乱を阻止するため、3日間、州内主要部に外出禁止令を出し、指導者らを自宅軟禁にして対抗した。

 今回、政府への反発が拡大したのは、宗教心が高揚するといわれるラマダンだったからだけではない。人々の脳裏に焼き付けられた3年前の忌まわしい記憶が呼び起こされたことも大きな理由だ。

 それは、村人3人がパキスタンからの越境テロリストの疑いをかけられ、軍人らに射殺された事件だ。

 州全域には軍特権法が適用されており、兵士は武装勢力とみられる者には発砲しても罪に問われない。事件後、軍人らがこの法律を悪用し、昇進目当てに交戦をでっち上げ、村人を殺害していたことが暴露された。軍への抗議行動は過激化し、住民120人以上が死亡する事態になった。

 今回のラムバンの衝突は、地元のイスラム教指導者が警備隊に誤って越境者の疑いをかけられて拘束されたことが引き金になった。このため、住民の怒りに再び火がついたのだ。州内ではこの後も各地で衝突が相次いだ。


■ ■ ■


 ジャム・カシミール州は隣のパキスタン支配地域などと合わせてカシミール地方と呼ばれる。印パが英国から独立した際、ともに領有権を主張し、両軍がにらみ合う状況が続いている。3度の戦争と大規模紛争を起こした「核武装国間の火薬庫」といわれる地域だ。

6718チバQ:2013/08/04(日) 12:11:33
 インド側の州内では、7万人もの兵士がパキスタン軍や分離独立派の警戒に当たっている。地元記者のナジブ・ガネイさんは「市民が兵士に理由もなく連行され、暴行されることも珍しくない」とイスラム教徒住民の怒りを代弁する。さらに「多くの住民は独立や自治の意味を理解していないが、間違いなくいえるのは、自由を求めているということだ」と説明した。

 ただし、同じイスラム教徒でも分離独立派と思いを異にする人たちもいる。

 スリナガルの中心部からはずれた観光地のダル湖に足を運んだ。一帯はヒマラヤ山脈に連なる風光明媚(めいび)な土地で外出禁止令の対象地域ではない。

 しかし、いくつもの遊覧用ボートはロープでつながれたままだ。船頭の少年(16)は「あんたが、きょう最初の客だ。いつもなら午後のこの時間は50隻は浮かんでいるのに」と不満顔だ。そして「独立? どうでもいい。ストライキのせいで商売はさっぱりだ。分離独立派はストに参加しないと暴力を振るう。大嫌いだ」と吐き捨てた。

 別の男性は、「3年前のストでは、期間を短くしてもらうために、やつらにカネを渡した。腐っている」と怒りをぶちまける。州商工会議所のシェイク・アシク副会頭も「こんな状態では、地元経済は成り立たない。和平を実現できない分離独立派と政府双方の責任だ」と憤った。

 こうした状況を州政府はどう見ているのか。オマル・アブドラ州首相は「ジャム・カシミール州の地位が変更されることはない」と分離独立派の要求を完全に否定する。

 カシミール問題はインドにとり、「内なる問題」であるとともに、カシミールの領有権をめぐって対立する隣国パキスタンとの国際問題でもある。

 アブドラ氏は、「分離独立派がパキスタンの支援を受けているのは疑いようがない。資金援助も軍事訓練もしている」と非難した。

 さらなる懸念も指摘されている。近隣のアフガニスタンからの国際治安支援部隊(ISAF)の戦闘部隊撤退が2014年末に迫る中、イスラム原理主義勢力が増長し、カシミール地方でもラシュカレトイバなどイスラム過激派の動きが活発になるかもしれないと予測されている。

 穏健派の分離独立派指導者 ミルワイズ・ウマール・ファルーク氏は「ソ連軍がアフガンから撤退したとき、タリバンが勢力を増し、カシミールの過激派が活動を始めた。再び、若者の中に武器を手に取る者が出てくるかもしれない」と話す。

 人権活動家のクラム・パラバイズ氏も、「米国がタリバンとの対話を探るのを見て、分離独立派の若者らがタリバンに学ぼうと考えるかもしれない」と警告した。





カシミール問題 印パが分離独立した1947年、カシミール地方の藩王がパキスタン側の侵攻を受け、インドへの帰属宣言と引き換えにインド軍の出動を要請。領有権を主張する両国は交戦状態になり、49年に停戦ライン(72年に実効支配線)が引かれた。国連安保理は住民投票で帰属を決めるべきだとの決議を採択したが、インドはパキスタン軍の撤退を条件とし、住民投票は実現していない。北東部は中国が実効支配する。

6719チバQ:2013/08/04(日) 12:12:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130804/mds13080400180000-n1.htm
ロウハニ師がイラン大統領に就任 「新たな外交」多難、“実”なければ失望に転化も
2013.8.4 00:09 (1/2ページ)
イランの大統領に就任のロウハニ師(AP=共同)
イランの大統領に就任のロウハニ師(AP=共同)
 【カイロ=大内清】6月のイラン大統領選で当選した穏健保守派のロウハニ師(64)は3日、最高指導者ハメネイ師の認証を受け、大統領に就任した。任期は4年。現地からの報道によるとロウハニ師は同日、核兵器開発が疑われる自国の核問題をめぐり、「新しい外交政策を実施しなくてはならない」などと演説した。米欧との緊張緩和を演出して、イラン攻撃も辞さない構えをとるイスラエルを牽制(けんせい)しつつ、制裁緩和の「実」を取りたい考えとみられるが、成果が出なければ国民の期待が一気に失望に変わる可能性もある。

 報道によると、ハメネイ師も同日、「見識と理性による外交という考えに賛成だ」と語り、祝福した。

 ロウハニ師は強硬保守派優勢とされた選挙戦で、アフマディネジャド前政権の強硬姿勢が国際社会での孤立を招いたと批判。そうした主張が「変革」への期待を高め、穏健保守層と改革派からの支持を集めた。

 しかし、核開発を「固有の権利」ととらえ、ウラン濃縮活動の停止には応じないなどとする点では前政権と大きな違いはない。イランを安全保障上の最大の脅威とみるイスラエルでは「核兵器開発の意図に変化はない」との見方が支配的な上、米欧にも懐疑論は根深く、今後の核交渉が進展に向かうかも不透明だ。

 2日にはイランのメディアが、ロウハニ師が「イスラエルはイスラム世界に巣くう古傷で除去が必要だ」と述べたと報道。その後、実際の発言は「パレスチナやエルサレムが(イスラエルの)占領下にあるのはイスラム世界の傷だ」との内容だったと訂正されたが、イスラエルのネタニヤフ首相は「これが(ロウハニ師の)本性だ」と非難した。

 一方、イスラエルを支える米国は、当面はイラン側の出方を見極める考えで、米欧との関係改善を目指すロウハニ師としては、早い段階で変化をアピールする必要がありそうだ。

 聖職者がイラン大統領に就くのは、改革派のハタミ師以来。ロウハニ師は4日、議会で宣誓と演説を行い、2週間以内に閣僚を指名する見通しだ。

6720チバQ:2013/08/04(日) 12:19:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130804-00010000-wordleaf-m_est

アルーシャ協定から20年 ルワンダ紛争を振り返る

THE PAGE 8月4日(日)9時58分配信





アルーシャ協定から20年 ルワンダ紛争を振り返る

ルワンダ紛争の背景とは

 8月4日は、アフリカ中部の国、ルワンダで起こった紛争に終止符を打つはずだった「アルーシャ協定」が1993年に結ばれてから20年の節目になります。しかし、その後に同国内で大虐殺が起こりました。これが、世に言う「ルワンダ虐殺」です。現在のルワンダは、国民融和に向けて様々な対策が打たれ、アフリカでも治安の良い国になっていますが、悲劇の前に、昔の関係に戻れなかったのかと悔やまれます。何が原因だったのか、振り返ってみましょう。
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アルーシャ協定から20年 ルワンダ紛争を振り返る

ルワンダ紛争の背景とは

 この悲劇の原因は、ルワンダが抱える民族問題でした。ルワンダの民族は、フツ族84%、ツチ族15%、トゥワ族1%で構成されており、フツ族とツチ族は、長年にわたり対立を続けていました。アルーシャ協定とは、この二つの民族が、1993年8月4日に結んだ和平協定です。

■ルワンダ民族問題の原因:ベルギー

 民族問題の原因を作ったのは、1918〜62年までルワンダを支配していたベルギーでした。
ベルギーは、支配当時、統治しやすいよう、国民の多数派フツ族を冷遇し、少数派のツチ族を優遇した。ここにフツ族・ツチ族の対立の芽を作ってしまったのです。

 1950年半ばからアフリカにおいて、第二次世界大戦で国力の低下したヨーロッパからの独立機運が高まってくると、ベルギーは政策を転換しました。強く独立を求めるツチ族ではなく、フツ族を優遇するようになったのです。これによりフツ族から大統領が誕生。立場が逆転しました。

■ルワンダ内戦(1990年〜1993年)

 これまでのうっぷんを晴らさんとばかりに、フツ族はツチ族を弾圧します。これは1962年の独立後も続けられ、多くのツチ族が難民となり、隣国ウガンダへ追いやられることになりました。その難民ツチ族が、ウガンダで反政府ゲリラ組織「ルワンダ愛国戦線(RPF)」を結成。ツチ族政府のウガンダがこれを支援し、1990年内戦が勃発したのです。

■破られた和平、ルワンダ虐殺へ

 この内戦による悲しい民族対立は、1993年のアルーシャ協定により、和平合意して終わるはずでした。しかし、翌年4月に、フツ族大統領が暗殺され、再度内戦が勃発。この時、報復としてフツ族が、ツチ族を虐殺するという悲劇が起きたのです。しかも、ツチ族のみならず、虐殺に反対する穏健派のフツ族をも手にかけた。犠牲者は、わずか3ヶ月でおよそ100万人とも言われています。

■回避できなかったのか?

 結果的にはRPFが勝利し、ツチ族が実権を握って内戦は終了しました。しかし今度は多くのフツ族難民も発生してしまいました。

 このように、ルワンダの問題は民族対立にあったのです。しかし、元々フツ族・ツチ族は宗教・言語・文化に差異はなく、植民地支配を受けるまではうまく共存していました。それが外国によって優劣を押し付けられ、憎しみ合うようになり、悲劇を生んでしまったのです。
(文責・齋藤聡輝)

6721チバQ:2013/08/04(日) 17:40:13
http://mainichi.jp/select/news/20130804k0000e030124000c.html
イラン:ロウハニ大統領就任 厳格・公平、父譲り
毎日新聞 2013年08月04日 13時14分(最終更新 08月04日 16時01分)


大人びた顔つきの幼少期のロウハニ師=イラン公文書センター提供
拡大写真 【テヘラン田中龍士】イラン大統領に保守穏健派のロウハニ師(64)が3日、就任した。従来の強硬路線と一線を画し、柔軟な外交や自由な社会を目指す。ソフトな口調と表情から、温和な人柄が見て取れる。穏健さの源は何か。生まれ故郷のイラン北部セムナーン州ソルヘを訪ねた。

 テヘランから車で約3時間。黄褐色の山脈と乾いた荒野を見渡す一本道の先に、小さな集落が見えた。気温40度超。人影は少なく、時間が止まったように静かだ。スイカを山積みにした青果店やケバブ屋がまばらに建つ。どの店先にもロウハニ師のポスターが張られ「大統領を生んだ街」と言わんばかりだ。

 「父親の姿を見て育ったんだろう。大人びた賢い子だった」。街の中心にあるモスクの前でアブラガーゼン・ファダビさん(74)が語る。ロウハニ師の父アサドラ・フェレイドゥンさん(故人)は厳格なイスラム教徒で、モスク前の商店で染料や天然薬を売っていた。「父親は店でいつも新聞を読み、世間話などしない生真面目な人。子どもたちが学校から帰ると店の中で勉強させていた」

 ロウハニ師は5人きょうだいの最年長。モスク脇にあった生家は、別の建物になっていた。イスラム教シーア派の聖地コムの神学校に通うため故郷を離れた12歳ごろまで、モスクの周りが遊び場だった。

 元縫製業のパレフ・ワンさん(72)も、父親譲りの性格を強調する。「物静かな少年で、ゆっくり話す姿、怒らないところは父親そっくりだ」

 厳格さ、公平さを重んじた父親。ワンさんによると、父親は給水を待つ列で順番を譲られても応じず、染料の粉を売る際は、天秤(てんびん)ばかりの重しの方にも紙を敷き、客の損にならないように公平を期した。1日5回の礼拝を欠かさず、理髪店でそったひげは「土に返す」と持ち帰った。

 父親は、2011年11月に93歳で病死した。自宅はザクロの木に囲まれた小さな家で、つましい生活ぶりが伝わる。晩年を世話した薬局店主のモハマンドレザ・サラミさん(53)は「謙虚な人。街中で『息子さんをテレビで見たよ』と声をかけられても、偉ぶることもなく、会釈するだけだった」という。親戚の一人は「ロウハニ師は当選後、親族に『外で私の名を出さないで。皆さんは普通の人と同じ。偉くなってはいけない』と諭した」と明かした。

 ロウハニ師は、1979年のイスラム革命前、米国の支援を受けるパーレビ国王の独裁体制に反対し、逮捕歴もある。のちの最高指導者ホメイニ師も住んでいたパリでは、イラン人留学生らに反体制運動を呼びかけた。名字をフェレイドゥンから「聖職者」を意味するロウハニに改名したのは、当局から身を隠すためだったとも言われる。サラミさんは「当局者に息子の居場所を聞かれた父親は殴られても答えなかった。心の強い人だった」と話す。

 6月下旬、ロウハニ師は、街の外れの墓地に眠る父に、大統領当選を報告した。

6722チバQ:2013/08/04(日) 17:50:13
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013080400083
豪総選挙、9月7日投票=与野党支持率ほぼ拮抗
 【シドニー時事】オーストラリアのラッド首相は4日、首都キャンベラで記者会見し、連邦議会下院(定数150、任期3年)の総選挙を9月7日に実施すると発表した。直近の世論調査によれば、与党労働党と野党保守連合(自由党、国民党)の二大政党ベースの支持率は、ほぼ拮抗(きっこう)し、ラッド政権存続へ予断を許さない情勢だ。
 国民の人気が高いラッド氏は6月下旬、労働党の「選挙の顔」としての期待を担い、3年ぶりに党首、首相として再登板した。これが奏功し、労働党の支持率はギラード前政権末期の危機的水準から盛り返し、大きく先行していたアボット自由党党首率いる保守連合との差を一気に縮めた。(2013/08/04-17:37)

6723チバQ:2013/08/04(日) 18:22:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130804-00000035-jij-asia
カースト越えた恋、悲劇の結末=根強い差別、最下層の男性死亡―印
時事通信 8月4日(日)14時33分配信

 【ニューデリー時事】インド南部タミルナド州で7月、線路脇で男性の遺体が見つかった。男性の名はイラバラサンさん(19)。身分制度カースト制の底辺に属する「不可触民」出身だ。上位カーストの女性(22)と恋に落ちて結婚したが、今年6月に離別。暴動にまで発展した結婚だっただけに遺族は他殺を主張するが、社会学者は「他殺でも自殺として処理されるだろう。悲しいがこの国には身分差別が根強く残っている」と語る。
 イラバラサンさんは2012年10月、周囲の反対を押し切り、四つの階級に大別されるカーストで上から2番目に位置するクシャトリア(王侯・武人)の女性と結婚した。
 地方ではいまだ禁忌とされるカースト間の結婚に、上位カーストは猛反発。追い詰められた女性の父親は数日後に自殺し、不可触民の村数カ所が焼き打ちに遭った。
 その後も2人に対する社会の圧力は弱まらず、女性は13年6月にイラバラサンさんの元を去り、母親と暮らし始めた。7月に入り、地元テレビのインタビューで「もう二度と彼の元に戻るつもりはない」と打ち明けた。
 イラバラサンさんの遺体が見つかったのはその翌日。遺族は身分差別を肯定するグループに殺害されたと主張し、新聞紙上でも自殺か他殺かをめぐり議論が沸き起こった。
 警察は遺体発見から約1週間たって、女性宛ての遺書が見つかったと発表。4ページにわたる遺書には「生まれ変わっても君と結婚したい」などと記されており、鑑定の結果、本人の直筆と断定された。自殺をほのめかす発言をしていたとの友人の証言も飛び出した。
 事件は自殺として処理されつつある。しかし、イラバラサンさんの父親は「捜査には不審な点がある」として、法廷で戦う決意を固めている。
 カルカッタ大のアビジット・ミトラ教授は「政府機関上層部を占める上位カーストは、自らの優位性を保つためならどんな手も打つ」と指摘。「不可触民が死亡しても、上位カーストに有利に処理されるだけだ」と語る。カースト差別廃止を定めた憲法の施行から63年。いまだ残るインド社会の闇に、1人の男性の死がのみ込まれつつある。

6724チバQ:2013/08/04(日) 20:18:28
http://www.cnn.co.jp/world/35035420.html
若年婚の風習に抗議、11歳少女の「反乱」 イエメン
2013.08.04 Sun posted at 18:23 JST

サヌア(CNN) 「私を嫁がせたら、あなたたちは幸せになれるの?」――挑むような視線をカメラに向けて、ナーダ・アハダルさん(11)は問い掛ける。両親の強制する結婚に抵抗し、イエメンの農村部から首都サヌアへ逃げてきたという。

動画共有サイト「ユーチューブ」に掲載された約2分半のビデオで、ナーダさんは「両親がお金と引き換えに私を結婚させようとしている」「従うくらいなら死んだほうがましです」と訴えた。ビデオの閲覧者は世界で数百万人に上り、同国に残る若年婚の風習が改めて批判にさらされるきっかけとなった。

国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチによると、イエメンでは女性の半数以上が18歳未満で結婚する。08年には10歳の少女が離婚訴訟を起こして注目を集めた。離婚は認められ、少女は若年婚の問題に取り組む運動のシンボルとなった。

国会では09年、結婚の最低年齢を17歳と定める法案が可決された。しかし保守派議員らが、結婚年齢を制限することはイスラム法に反すると強く反発し、結局成立には至らなかった。

ヒューマン・ライツ・ウォッチの活動家は「子どものうちに結婚を強制された少女たちは学校をやめさせられて教育の機会を失う。低年齢で出産を繰り返した結果、体に慢性的な問題を抱えることになる女性も多い」と指摘する。同国には「8歳の娘を妻にすればいい、確実に処女だから」という言い習わしもあるという。

ユーチューブのビデオが公開されてから数週間後、CNN取材班はナーダさんを捜し当てた。おじの元に身を寄せるナーダさんは「結婚から、そして無知と人身売買から逃げてきました」と話した。

一方、ナーダさんの両親は強制結婚の事実などないと主張。ビデオの内容は作り話だった疑いが強まり、ナーダさんは当局によって女性保護施設へ移された。

7月下旬、ナーダさんの後見人に選任された女性活動家の仲介で、本人と両親、おじが話し合いの場を持つことになり、CNNは単独取材を許された。ナーダさんが「どうして両親の話は信じるのに私を信じてくれないの」と泣き出す場面もあった。

一体何が真実なのか、突き止めることは難しい。だが確かなことがひとつある。ナーダさんは話し合いの中で、「田舎では英語もコンピューターも学べない。サヌアで勉強させて」と訴えた。より良い人生を送るチャンスがほしい――それがナーダさんの願いなのだ。

話し合いの結果、ナーダさんは両親やおじとともに、サヌア市内にある別の親族の家で暮らすことになった。この合意はナーダさんにとって、願いがかなう第一歩になるかもしれない。

6725チバQ:2013/08/04(日) 20:19:00
http://www.cnn.co.jp/world/35035518.html
全刑務所で囚人が「実権掌握」、是正に軍出動 ホンジュラス
2013.08.04 Sun posted at 14:37 JST

(CNN) 中米ホンジュラスのポルフィリオ・ロボ大統領は3日、衝突事件や死者の発生が伝えられた国運営の刑務所の混乱を収束させるため軍部隊に出動を命じた。同国のセール・ホンジュラス通信によると、同日未明に起きた衝突では3人が死亡、15人が負傷した。

ホンジュラスの刑務所の現状については、米州人権委員会が2日、同国内の24カ所にある刑務所全てで囚人側が管理の権限を握っているとの報告書を公表していた。

報告書によると、ホンジュラスの刑務所では配置される刑務官の不足などが原因で、囚人側が自己管理を進めたり、政府と管理業務を分担したりするような状態にある。受刑者は、処罰の実施やもめ事の仲裁、食料の分配や食料価格の設定などにも当たっているという。

刑務所の管理当局に物事を変更させる力は一切ない、とのある刑務所幹部の発言も紹介した。

ホンジュラスの刑務所の過剰収監や貧弱な施設などはこれまで批判の対象になってきた。受刑者の待遇などに焦点を当てた国際調査報告書によると、同国の刑務所の2010年2月時点での過剰収容の割合は137.9%だった。

米州人権委の報告書は、ホンジュラスの少なくとも2カ所の刑務所は収容能力の2倍以上の囚人を抱えているとも指摘していた。

6727チバQ:2013/08/05(月) 23:10:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130804/mds13080421210011-n1.htm
ムガベ大統領勝利、超長期政権へ ジンバブエ 野党や欧米は結果拒否
2013.8.4 21:15 (1/2ページ)[米国]

ジンバブエのロバート・ムガベ大統領(AP)
 【ロンドン=内藤泰朗】アフリカ南部ジンバブエで先月31日に行われた大統領選で、同国選挙管理委員会は3日、現職のムガベ氏(89)が勝利したとの開票結果を発表した。任期は5年。欧米からは公正な選挙ではなかったとの懸念が相次いだが、アフリカ諸国は選挙結果を認めている。1980年の独立以来、一貫して権力を握るムガベ氏の統治がさらに長期化する見通しとなった。

 選管によると、5人が出馬した大統領選でムガベ氏は約61%、対抗馬のツァンギライ首相は約34%を得票。同時に行われた下院選(定数210)でムガベ氏率いる与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU−PF)が全体の3分の2を上回る158議席を獲得した。旧野党、民主変革運動(MDC)は49議席だった。

 ツァンギライ氏は3日、大規模な不正があったとして選挙結果を受け入れず、あらゆる法的手段を講じると言明。今後はムガベ政権に協力しないと強調した。また、選管幹部1人が選挙の信頼性に疑問を呈して辞任した。

 ケリー米国務長官は「選挙結果がジンバブエ国民の意思を信頼できる形で代表しているとは信じていない」との声明を発表。欧州諸国も選挙結果への不信感を表明した。

 ただ、アフリカ連合(AU)や南アフリカを中心とする選挙監視団は、一部に問題があったとしながらも「自由で平和的な選挙だった」としている。

 首都ハラレからの報道では7月31日の投票以降、現地で大きな混乱はなく、平穏だという。

 野党を率いるツァンギライ氏は、2009年にムガベ派の与党と連立政権を組んだが、結局、政権を改革することはできなかった。このため、今回の選挙では連立政権入りしたツァンギライ氏やMDCへの失望感も表れたようだ。

 ムガベ政権の長期化で、豊富な地下資源を誇るジンバブエと中国との蜜月関係は今後、さらに進展するものとみられる。

     ◇

 ロバート・ムガベ氏 1924年2月、英国植民地時代のジンバブエ北部クタマ生まれ。南アフリカのフォートヘア大を卒業後、小学校教員に。黒人解放運動に参加し、投獄、亡命を経てゲリラ戦を展開。80年の独立で首相、87年に大統領に就いた。(共同)

     ◇

 ジンバブエ 人口約1300万人。宗教はキリスト教と伝統宗教。公用語は英語、ショナ語など。19世紀後半に英国の南アフリカ会社の支配が確立し、1923年に英植民地に。65年、白人強硬派が国名をローデシア共和国として一方的に独立宣言し、黒人側はゲリラ戦を展開。79年に英国の調停で黒人多数派支配への移行を定めた協定が成立。80年にジンバブエ共和国として独立。

6728チバQ:2013/08/06(火) 20:42:31
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130806/waf13080607010000-n1.htm
【大阪から世界を読む】
乱交パーティー、買春、差別…伊ベルルスコーニ元首相の責任とらない“老害ぶり” 
2013.8.6 07:00 (1/4ページ)[westセレクト]

ベルルスコーニ元首相(右)と、買春相手とされるカリマ・マフルーグさん(ロイター)
 「文章は用いる言葉の選択で決まる」。古代ローマ時代の英雄、ジュリアス・シーザー(カエサル)の名言だ。確かに、言葉による発信力こそ政治家の最大の武器だろう。それに比べると、イタリアのシルヴィオ・ベルルスコーニ元首相の用いる言葉はいかにも拙(つたな)く、劣化が激しい。そのベルルスコーニ氏が被告となった脱税事件で同国最高裁は8月1日、元首相の上告を棄却、禁錮4年とした下級審判決を支持し実刑が確定した。〝老害〟をまき散らし続けた同氏もついに政界を去る日がやってきた?

(大谷卓)



「オバマは日焼けしている」


 7月30日に最高裁での審理が始まった脱税事件はベルルスコーニ氏が所有するメディアグループにからみ、約730万ユーロ(約9億4千万円)を脱税したとされる。1、2審は禁錮4年と公職禁止5年が言い渡された。最高裁は、公職禁止の期間に関する審理を高裁に差し戻したが、失職するのは確実だ。

 1994年から計3度、首相に就任し、現代を代表する政治家の一人だが、イタリアを財政破綻の危機に追いやり、失言を繰り返して母国のイメージを著しく損ねた。過去の発言には品性のかけらもない。

 例えば、2008年11月、米国初の黒人大統領となったオバマ氏についてこう述べた。

 「彼は若くてハンサムだ。それに日焼けしている」

 「黒人=日焼け」という人種差別発言はたびたび繰り返している。09年3月には「私はオバマより青白い」と言い、同9月にはミシェル夫人を含め「あの2人はビーチに日光浴に行った。だから奥さんも日焼けしている」と力説した。

 09年4月にはイタリア中部地震の被災地ラクイラで、救護活動中の国際赤十字の黒人職員らに対し「いい色に焼けていますね」「あなたのように日焼けしたい」などとも言った。

 柔軟に他民族を受け入れて領土を広げ、ローマ帝国の基礎を築いたカエサルとは比べるべくもない。差別主義をアピールするだけの指導者は、国民にとって迷惑なだけだろう。


「レイプは仕方がない」


 未成年者買春事件をめぐっては、「エロオヤジ」ぶりが明らかになった。

 まず「ブンガ ブンガ」と呼ばれる乱交パーティーの存在。イタリアのメディアなどによると、数十人の裸の女性がベルルスコーニ氏を囲んだ数十人の裸の女性がその気にさせようとストリップや性的な行為を繰り返したとされる。

 ベルルスコーニ氏は首相在任中の10年2〜5月、「ブンガ ブンガ」で、当時17歳のダンサーだったカリマ・マフルーグさん(通称ハート泥棒のルビー)と知り合い、買春したという。さらに、ルビーさんが後に窃盗容疑で拘束されると、警察に電話して釈放させた。ルビーさんがエジプトのムバラク大統領の親戚(しんせき)だと信じ、警察に電話したと説明した。

 女性関係はとにかく派手で、現在は27歳のフランチェスカ・パスカルさんが恋人。165センチと小柄だが、モテたい一心なのか、整形、植毛までして“若さ”を保っている。しかし、女性に対する発言は眉をひそめるものが少なくない。

 09年に売春婦とのみだらな会話が暴露されると、こう言い放った。

 「(売春婦への支払いは)困っている友人を助ける贈り物」

 同年1月には、国内で多発したレイプ事件に関連し「イタリアにはかわいい女の子がたくさんいる。レイプをなくすことは無理だ」と述べた。

6729チバQ:2013/08/06(火) 20:42:58
 06年の総選挙時期に「選挙期間中はセックスを断つ」と言い、10年11月には「美少女好きのほうが同性愛者よりまし」と発言。女子学生に対し「(夢を実現したいのなら)ベルルスコーニの息子のような金持ちと結婚すればいい」と語った。自身がオーナーを務めるテレビ局でショーガールだった女性を州議会議員に推したこともある。

 女性に対する発言や行動は、抑制が効かなくなった老人の戯言にしかみえない。


「賽(さい)は投げられた」… 輝き放つカエサルの発言


 ベルルスコーニ氏はミラノ大学卒業後、クルーズ船で歌手を務めたり、掃除機販売、建設会社を経営などを経て、イタリアメディアを牛耳るまでに至った。資産は60億ドル(約6千億円)。いまなお一定の人気を誇り、今年2月の総選挙では自身が率いる中道右派連合が約29%の得票を受け善戦した。大衆の不満には敏感で、選挙には強い希代のポピュリスト(大衆迎合主義者)だ。

 塩野七生さんの「ローマ人の物語」によると、カエサルは言葉と実行力を武器に、民衆から絶大な支持を得た。ベルルスコーニ氏とは対照的に、言葉による発信力はいまなお輝きを放っている。

 例えば、有名なルビコン川を越える際の名言。

 「ここを越えれば人間世界の悲惨。越えなければわが破滅。賽は投げられた」

 ローマ人という同胞との戦い、そして権力掌握への強い決意を感じる。哲学者キケロとの書簡の中での発言は、いかなる人も差別することなく、他を尊重する考えがにじみ出ている。

 「何ものにもましてわたしが自分自身に課しているのは、自らの考えに忠実に生きることである。だから他の人もそうあって当然と思っている」

 現代の政治に通じる警告もある。

 「権力が未熟で公正心に欠く人の手中に帰した場合は良き動機も悪い結果につながるようになる」

 ベルルスコーニ氏の発言には、カエサルのように学ぶものが何もない。


政治家なら責任を放棄するな


 自民党が圧勝した7月21日投開票の参院選。ここでも政治家の「言葉」の劣化を憂いたい。

 例えば、選挙前に、中国メディアの取材に対し、尖閣諸島(沖縄県石垣市)に関し「中国側から日本が盗んだと思われても仕方がない」と発言した鳩山由紀夫元首相。幾度も失言を繰り返してきたが、今回も論ずるに値しない。同じ日本人として恥ずかしいほどだ。

 慰安婦発言で党勢を減退させた日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)も同様だろう。橋下氏は選挙後、「国政への関与がほとんどなくなる」と述べた。確かに、来年秋には橋下氏が看板政策に掲げる「大阪都構想」の是非を問う住民投票が控えるなど、大阪市が抱える課題は多い。カエサルはローマ軍兵士への演説でこうも言っている。

 「人間は二種類に分かれる。指示を与える者と指示を受ける者とに。指示を与える者には責任があり、指示を受ける者には義務がある」

 まっとうな政治家なら、まずは自らの言葉に対する「責任」を果たさなければならない。

6730チバQ:2013/08/06(火) 20:53:35
http://mainichi.jp/select/news/20130807k0000m030074000c.html
グルジア紛争5年:ロシアとの関係改善遠く
毎日新聞 2013年08月06日 20時33分

 【モスクワ大前仁】旧ソ連のロシアとグルジアが2008年8月に武力衝突を起こしてから8日で5年となる。国交を断絶した両国は、指導者が代わったこともあって、関係修復に向けた動きを見せ始めている。だがグルジアからの独立承認を求める南オセチアとアブハジアの扱いを巡る両国の立場はかけ離れており、本格的な関係改善には、ほど遠い状況だ。

 グルジア紛争時の大統領だったメドベージェフ露首相は4日放映されたインタビューで、グルジアのサーカシビリ大統領による南オセチアへの攻撃指示が紛争の引き金になった点を指摘。「(グルジアの)一部指導者の決定的な過ちだった。国民同士は敵でない」と強調した。昨秋の議会選で勝利し実権を握ったグルジアのイワニシビリ首相が対露関係の改善に取り組んでいることも評価した。

 イワニシビリ首相も7月末、将来的にロシアを訪れ首脳会談を実現させたい意向を改めて表明した。

 ロシアはグルジアとの関係が悪化した06年から同国産のワイン輸入を禁じていたが、イワニシビリ内閣の発足を受け、7月から流通を再開させた。グルジア政府も、ロシア南西部ソチで14年2月に開く冬季五輪への選手団の派遣を確約した。両国は昨年末から高官協議を開いており、直行便の運航や査証簡素化なども検討していく方針だ。

 一方、ロシアはグルジアとの国交回復について、「現実を受け入れることが条件」(メドベージェフ首相)と主張し、南オセチアとアブハジアの独立承認を要求。グルジア側が、これを受け入れる余地はなく、政府首脳部も「今後10年のうちに問題が解決できるという幻想を抱いていない」(アラサニア国防相)と厳しい認識を示している。

 【ことば】グルジア紛争

 グルジアが2008年8月7日深夜から8日未明にかけて、南オセチアを攻撃したことを受け、ロシアは8日に武力介入し、グルジアの一部地域を占領した。アブハジアもグルジアを攻撃し、支配地域を広げた。ロシアは紛争後に南オセチアとアブハジアを国家承認し、グルジアと国交を断絶した。欧米諸国がロシアを非難し、双方の関係も悪化した。

6731チバQ:2013/08/06(火) 22:24:27
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/accidents/2960416/11129621
米外交官の交通事故で夫死亡、ケニアの女性が「貧窮」訴える
2013年08月06日 17:13 発信地:ナイロビ/ケニア
【8月6日 AFP】米外交官の起こした交通事故で夫を亡くしたケニアの女性が3日、家族を養うことが出来ないと窮状を訴えた──。

 4人目の子どもを妊娠中のラティファ・ナイマン(Latifah Naiman)さん(38)の夫(43)は7月11日、ケニアの首都ナイロビ(Nairobi)でミニバスに乗車中、米外交官車両との交通事故で死亡した。

 死亡した夫と14年間連れ添ったというナイマンさんは「夫が死んでから貧困の中に置かれている。3人の子どもを養う手段がない。家賃、食費、学費、生活費を全て善意の人に依存している」と訴えた。

 ケニア警察によると、交通事故に関与したのは米外交官のジョシュア・ワルデ(Joshua Walde)氏。警察幹部は「彼はケニアを離れた。彼には外交特権があった」と語った。

 ナイマンさんはAFPの取材に「(妊娠中なので)働くことができない」と語り、「ケニアの米当局者となんとかして話しがしたい」と述べた。

 米大使館からのコメントは得られていない。(c)AFP

6732チバQ:2013/08/07(水) 20:05:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130807/erp13080716160003-n1.htm
「300年来の領土対立」再燃 英領ジブラルタル、スペインの出入国制限で
2013.8.7 16:14 (1/2ページ)
 【ロンドン=内藤泰朗】スペイン南端にある英領ジブラルタル政府は5日、スペイン政府がジブラルタルへの出入国制限を検討していることを強く非難した。キャメロン英首相も双方の緊張の高まりに懸念を表明しており、外交問題に発展している。「地中海の鍵」と呼ばれる戦略的要衝をめぐっての300年間にわたる両国の領土対立が再燃した形で、その行方に注目が集まっている。

 英BBC放送などによると、ジブラルタルは最近、魚礁をつくるためにコンクリート製ブロックを周辺海域の海底に沈めた。だが、スペイン政府は、スペイン漁船が領海に入り込むのを阻止するためだとして、これに猛反発。出入国管理を強化したため、双方の市民の往来が集中する週末には最大7時間もの大渋滞が発生し、ジブラルタル経済への打撃となっている。

 スペインのガルシアマルガリョ外相は4日、「パーティーは終わった」と述べ、ジブラルタルに融和的な前社会労働党政権とは異なり、強硬な措置をとっていくとの姿勢を示した。まずは、ジブラルタルに出入りする車両に50ユーロ(約6500円)を課税、徴収金を「漁民への補償に使う」考えを表明した。

 さらに、スペインに不動産を所有するジブラルタル出身者の捜査や、ジブラルタルへ向かう航空機のスペイン上空の飛行禁止といった制限措置を検討していることを明らかにした。

 これに対し、ジブラルタル政府のピカード首相は5日、スカイ・テレビに「欧州連合(EU)加盟国のやることか。北朝鮮の話かと思った。(スペインの独裁者)フランコも昔、似たことを言っていた」と強い調子で批判。1950年代にフランコ政権が領土奪還に向けて動いた際と似ていると指摘した。

 一方、英国のヘイグ外相は、言葉による挑発には乗らないと語り、スペイン側には英国側の懸念を伝えるにとどまった。スペインはジブラルタルの返還を要求するが、英国は300年前にジブラルタルを英領と認めたユトレヒト条約を盾に一歩も引かぬ姿勢だ。

 両国はともにEUと北大西洋条約機構(NATO)の加盟国同士だが、英国内には、英海軍艦船の派遣を求める声も上がっている。

6733チバQ:2013/08/07(水) 20:18:43
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130807ddf041040026000c.html
公選法違反:民主・五十嵐氏、書類送検へ 参院選で容疑
毎日新聞 2013年08月07日 大阪夕刊

 7月の参院選比例代表で落選した民主党の五十嵐文彦元衆院議員(64)が公示前に投票を呼び掛ける文書を配ったとして、滋賀県警が近く公職選挙法違反(事前運動、法定外文書頒布)容疑で書類送検する方針を固めたことが分かった。

 捜査関係者によると、五十嵐氏は公示前の5月から6月ごろにかけて、「親戚、友人をご紹介ください」などと書いた法定外文書を滋賀県内の有権者に郵送し、投票を呼び掛けた疑いが持たれている。既に任意で事情を聴いており、五十嵐氏も発送したことを認めているという。五十嵐氏の事務所は「コメントできることはない」としている。県警は7月下旬に埼玉県の事務所を家宅捜索。文書は全国に発送していたとみられ、裏付け捜査を進めている。

 五十嵐氏は2010年9月から副財務相を務めた。昨年12月の衆院選で落選。参院選には比例代表で立候補し、2万9077票を獲得したが落選した。【田中将隆】

6734チバQ:2013/08/08(木) 20:10:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130808/mds13080800010000-n1.htm
エジプト暫定政権、同胞団との調停「失敗」 高まる強制排除
2013.8.8 00:00 (1/2ページ)

エジプト軍司令官のシシ国防相の巨大ポスターの前を通る反モルシ派の男性=7日、カイロ(ロイター)
 【カイロ=大内清】クーデター後の政治混乱が続くエジプトの暫定政権は7日、声明を出し、米欧などがイスラム原理主義組織ムスリム同胞団との間で進めていた危機回避のための「調停努力は失敗に終わった」と述べた。ビブラーウィ暫定首相は同日、軍トップのシーシー第1副首相やイブラヒム内相と面会し今後の対応を協議。治安当局が、首都カイロで座り込みを続けている同胞団メンバーらの強制排除に乗り出す可能性が高まりそうだ。

 エジプトではここ数日、バーンズ米国務副長官や欧州連合(EU)、アラブ首長国連邦(UAE)、カタールの代表者らが当局の拘束下にある同胞団ナンバー2、シャーティル副団長と面会するなど、事態の政治的解決に向けた動きをみせていた。

 だが、地元報道によるとシャーティル氏らはあくまでもクーデターで失脚したモルシー前大統領の復権を主張し、議論は平行線をたどったもようだ。

 声明は「(調停失敗の)すべての責任は同胞団にある」と非難、2日からエジプトに滞在していたバーンズ氏も、声明発表直後に同国を後にした。

 人口8000万人超というアラブ諸国随一の人口と、海運の要衝であるスエズ運河を抱えるエジプトの混迷は、域内情勢の不安定化にもつながりかねない。米欧がクーデターの是非を不問とし、軍を後ろ盾とする暫定政権との関係維持に努める一方で、同胞団に現行の政権移行プロセスへの参加を促して“軟着陸”を模索してきたのはこのためだ。

 ただ、米欧のこうした態度は、自分たちに正統性があるとする同胞団指導部には受け入れ難く、妥協の余地はほとんどない。

 これに対し暫定政権を支持する勢力には、「同胞団にもっと圧力をかけるべきだ」との強硬意見も多い。

 暫定政権側としては、強制排除で多数の死傷者が出る事態は可能な限り避けたいと考えつつも、座り込みの長期化は望んでない。それだけに、今回の声明で米欧主導の調停にいったん見切りをつけた格好だ。

 カイロ・ナセルシティ地区の座り込み現場にはなおも数千人がとどまり、銃などで武装した者もいるとされる。当局が武力行使に踏み切れば大きな混乱は必至なだけに、「まずは物資や資金を遮断する“兵糧攻め”で参加者の切り崩しを進めるだろう」(外交筋)との見方も出ている。

6735チバQ:2013/08/08(木) 21:20:54
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL4N0G855Y20130807
チェコ議会が内閣信任案否決、早期選挙の公算高まる
2013年 08月 8日 07:35 JST
[プラハ 7日 ロイター] - チェコ議会で7日、内閣信任案が否決され、年内に総選挙が実施される公算が大きくなった。早ければ10月にも行われる可能性がある。
ゼマン大統領は6月、辞任したネチャス前首相の後任に大統領経済顧問のルシュノク元財務相を指名。政党が提示した代替案を退け、自身の側近を起用した格好となり、議会の権限を侵害したとの批判が出ていた。

ルシュノク首相は辞意を表明した上で、新内閣の組閣もしくは総選挙の実施まで暫定首相にとどまる考えを示した。


内閣信任案は賛成93、反対100で否決された。下院で過半数の議席を持つことを理由に組閣の権限を主張していた中道右派勢力の有力議員が投票を棄権するなど、勢力内の分裂が浮き彫りになった。

また保守系政党のTOP09は、左派政党やゼマン大統領が求めていた早期選挙の実施を支持する意向を表明した。

6736チバQ:2013/08/09(金) 00:15:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130808/erp13080821170005-n1.htm
グルジア紛争から5年 露、鉄条網の占領ライン 南オセチア“独立”、地元民分断
2013.8.8 21:16 (1/3ページ)

グルジア・南オセチア自治州の周辺では、ロシア側の設ける鉄条網やフェンスによって「国境」の画定が進む。この破壊された住居の敷地は2分されていた(遠藤良介撮影)
 ロシアと旧ソ連の親欧米国グルジアが交戦した「グルジア紛争」の勃発から、8日で丸5年が経過した。紛争後、ロシアが一方的に独立を承認したグルジア・南オセチア自治州の周辺では「国境」の画定作業が進み、ロシアが同自治州を事実上支配する構図がいっそう固定化している。グルジアのイワニシュビリ内閣は対露関係の改善を掲げるが、ロシアが領土問題で“譲歩”する兆候はない。

 果樹園と牧草地の広がるのどかな農村地帯で、数軒の廃虚が紛争の爪痕を今も残していた。紛争の勃発点、南オセチア自治州に隣接するザルジアントカリ地区。焼けただれた壁面と散乱する家財道具の残骸が、当時のロシアと南オセチア側による略奪や放火の激しさを物語っている。

 「これが、占領ラインとわれわれが呼ぶものだ」。治安当局者が案内してくれた先にはロシア側の張った厳重な鉄条網が続いていた。「グルジア人と(南オセチアの主要民族)オセット人には姻戚関係も多いが、これで地元民は行き来できなくなった。農作地を向こう側に囲われた者もいる」とこの当局者は話す。

 遠方の山の斜面には、ロシア軍の施設とされる建物を望むことができる。鉄条網やフェンスによる境界の画定作業は今年に入って活発化しており、越境を試みて拘束された者も少なくないという。


◇ ◇


 グルジアには、南オセチアとアブハジア自治共和国という2つの少数民族地域がある。1990年代前半の民族紛争で両地域からは20万人以上のグルジア人難民が流出し、両地域の大半はロシアの支援する独立派勢力の支配下に入った。2008年の紛争は、南オセチアの再統一を狙ったグルジアが口火を切ったとされている。

 だが、首都トビリシにある戦略・国際研究財団のロンデリ所長は「ロシアが紛争を準備し、挑発したという証拠は数多くある。責任は双方にあろうが、より悪いのはロシアだ」と話す。

 「ロシアの狙いは、グルジアの北大西洋条約機構(NATO)加盟を阻止し、地政学的要衝である南カフカス地域を勢力圏として保持することだった。その拠点となる南オセチアなどを完全な統制下に入れるために、戦争という口実が必要だったのだ」


◇ ◇


 紛争後、ロシアは独立を承認した南オセチア、アブハジアの両地域に軍の基地を建設し、それぞれに数千人規模の部隊が駐留する。南オセチアには08〜12年で328億ルーブル(約959億円)もの「復興資金」がロシアから投じられ、政権の傀儡(かいらい)化も進んでいる。

 12年4月の「大統領選」では、ロシアとの併合を訴えた旧ソ連国家保安委員会(KGB)の元地元幹部、チビロフ氏が「当選」した。

 一方のグルジア中央でも、紛争を指導した急進的親欧米派、サーカシビリ大統領の与党が昨年10月の議会選で敗北し、政治の主導権は対露関係の正常化を訴えるイワニシュビリ首相の勢力に移った。

 ただ、イワニシュビリ内閣が親欧米路線を捨てたわけではなく、ロシア側にも南オセチアなどの独立承認を撤回するつもりはない。「領土問題については当面、今の状態が続くだろう」(前出のロンデリ氏)という見方が一般的だ。(トビリシ 遠藤良介)





【用語解説】グルジア紛争

 2008年8月8日未明、グルジアが親ロシア・独立派地域の南オセチア自治州を再統一しようと攻撃を開始し、ロシアが「自国民保護」を掲げて報復。約850人の死者と約3万5千人の難民を出した。欧州連合(EU)の調査委員会は09年、紛争がグルジアの攻撃で始まったと断じる一方、ロシアが南オセチア住民にパスポート(市民権)を与えるなど武力衝突の素地を作ったとする報告書をまとめた。

6737チバQ:2013/08/09(金) 20:59:01
http://mainichi.jp/select/news/20130809k0000e030232000c.html

豪州:生きるため密航で 難民締め出し政策でも目指す

毎日新聞 2013年08月09日 15時12分(最終更新 08月09日 16時07分)



豪州を目指す難民希望者が暮らす集合住宅で、弟ソバン君を抱くマスード君。父親のハルーンさんは「お金が用意できれば、すぐに家族全員で船で豪州に行きたい」と話した=インドネシア西ジャワ州プンチャックで2013年8月6日、佐藤賢二郎撮影
豪州を目指す難民希望者が暮らす集合住宅で、弟ソバン君を抱くマスード君。父親のハルーンさんは「お金が用意できれば、すぐに家族全員で船で豪州に行きたい」と話した=インドネシア西ジャワ州プンチャックで2013年8月6日、佐藤賢二郎撮影

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インドネシア・西ジャワ州プンチャックの位置
インドネシア・西ジャワ州プンチャックの位置

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 オーストラリアのラッド政権が打ち出した密航者を完全に締め出す政策に、中継地インドネシアで密航の機会をうかがう難民希望者が反発している。それぞれが母国に戻れない事情を抱えているうえ、経済的にも困窮。オーストラリアの難民政策が再び変わることへの期待感もあって、多くが「他に選択肢はない」と語り、今も危険な航海に希望を託している。【プンチャック(インドネシア・西ジャワ州)で佐藤賢二郎】

 「政策が変わっても、密航の決意は変わらない」。パキスタン出身のメヘディさん(26)は2カ月前、アフガニスタン国境の町クエッタを離れた。イスラム教シーア派を信仰する少数派のハザラ人。イスラム武装勢力タリバンから迫害を受け、多くの知人が殺された。最終目的地は豪州。「差別がなく安全と聞いた。金ではなく生きるため」と強調した。

 ラッド首相は先月19日、無許可で漂着した難民希望者を全て隣国パプアニューギニアに移送し、難民認定後も豪州への移住を認めないと発表。豪州移住の可能性をゼロにすることで密航の根絶を目指す強硬策に着手した。すでに密航者約120人が空路でパプアに移されている。

 だが、密航にブレーキはかからず、変更後も密航船16隻で1260人が漂着。少なくとも2隻が沈没、76人が死亡した。密航が続く背景には、豪政府の度重なる政策変更と難民希望者の経済的困窮がある。

 豪州では政権や首相が交代するたび、難民政策が変わり、強硬策が見直された。難民希望者たちは「また変わる可能性がある」と期待を口にする。その1人であるメヘディさんも先月末、密航業者に4000ドル(約39万円)を支払い、ジャワ島南岸の港に向かったが、悪天候で出港が中止となり、次の機会を待っている。

 難民申請の手続きを経る場合、認定には最短で半年、平均約2年かかる。メヘディさんは「(インドネシアでの生活で)家賃や食費で月最低150ドル。認定まで待つ余裕はない」と語った。

 アフガニスタン出身のアリさん(22)も先月末、密航船で豪州を目指した。老朽化した小型漁船は女性や子供を含む約100人で満杯。出港から約5時間後、浸水が始まり、まもなく船は沈没した。警察の船に救助され、収容された宿舎から逃亡し、再度の密航を計画中だ。「全てを捨てて国を離れ、多額の借金もある。決して希望は捨てない」と語る。

 インドネシアで難民申請した亡命希望者は今年6月時点で8262人。アフガニスタン出身者が約半数を占める。未登録の不法滞在者も含めると1万人を超えるとみられる。

 豪政府は今月3日、パプアと同様の難民の移送・定住に関する合意を太平洋の島国ナウルとも締結。バーク移民相は7日、「インドネシアの亡命希望者の多くが危険な密航を断念し、業者に返金を求めている」と政策変更の効果を強調した。

6738チバQ:2013/08/09(金) 21:03:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130809/asi13080917450001-n1.htm
印国防相、「弱腰」批判受け発言撤回 対パキスタンめぐり
2013.8.9 17:44
カシミール地方の休戦ライン付近を警戒するインドの国境警備兵=8日(ロイター)
カシミール地方の休戦ライン付近を警戒するインドの国境警備兵=8日(ロイター)
 インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方で、パキスタン兵がインド兵5人を殺害したとされる事件をめぐり、パキスタン擁護とも受け取れる発言をしたインドのアントニー国防相に対し、「弱腰」との批判が国内で強まり、同氏は発言を事実上撤回した。

 インドとの関係改善を打ち出しているパキスタンのシャリフ首相と、インドのシン首相が9月に初の首脳会談を予定しているため、「対話機運を壊したくないとの判断が働いた」(インド軍筋)との見方もある。

 事件は8月6日未明、カシミールのインド支配地域にある軍検問所が襲撃され、兵士5人が死亡した。パキスタン側は関与を否定しているが、インド軍は6日の発表でパキスタン軍の犯行と断定した。

 しかし、発表後、アントニー氏は国会で「パキスタン軍の制服を着た者たちによる攻撃」と断定を避けて答弁。野党から「パキスタンに逃げ口上の余地を与えている」と批判を浴びた。(共同)

6739チバQ:2013/08/11(日) 13:34:36
http://mainichi.jp/select/news/20130810k0000m030118000c.html

ジンバブエ:支配33年、光と影…ムガベ氏、大統領6選

毎日新聞 2013年08月10日 08時00分



ジンバブエのムガベ大統領=AP
ジンバブエのムガベ大統領=AP

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ムガベ氏のポスターを掲げ6選を喜ぶ支援者ら=ジンバブエの首都ハラレ近郊で2013年8月4日、ロイター
ムガベ氏のポスターを掲げ6選を喜ぶ支援者ら=ジンバブエの首都ハラレ近郊で2013年8月4日、ロイター

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 アフリカ南部ジンバブエのムガベ大統領(89)が7月末に実施された大統領選で6選を決めた。選挙に不正があったとする対立候補陣営は9日、憲法裁判所に再選挙を求めた。「国民の意思を表しているとは考えない」(ケリー米国務長官)と欧米からも疑問視されるが、大統領は意に介さない。1980年の独立以来、30年以上権力を握るムガベ氏は、本当に国民に支持されているのか。ムガベ氏支配の「光と影」を追った。【マングラ(ジンバブエ北部)で服部正法】

 なだらかに延びる広大な農地。マングラで350ヘクタールの農場を経営する黒人農家のマダさん(55)が言った。「私は与党を強く支持する」。トウモロコシ350トン、大豆150トンを収穫するが、以前は家族の食べる野菜を細々と作る零細農家だった。

 転機は2001年、公募の新規農地提供に応募したこと。02年にこの土地が割り当てられた。政府は1人の白人農家からマダさんの土地を含む1700ヘクタールを接収し、12人の黒人農家に分配したのだった。

 ジンバブエは1980年に英国から独立した際、約6000戸という少数の白人農家が、農地の4〜5割を所有していた。

 権力を掌握したムガベ氏は、土地を白人から買い上げて黒人に分配する土地改革を推進。購入費用はジンバブエと英国が出した。しかし、97年に英国が費用負担を停止。そこで、ムガベ氏は00年、白人からの土地強制収用に乗り出した。

 これが欧米との摩擦の出発点だ。反発した欧米は経済制裁を開始。海外派兵などで財政が悪化していたジンバブエには痛かった。

 財政再建のため通貨が乱発され、年率2億%ものインフレを招いて経済は破綻。ムガベ氏の失政ではあるが「悪いのは欧米の経済制裁。次は(白人からの)経済の独立が必須です」と、マダさんは言い切る。

 技術を持つ白人が去って生産性が落ち、白人農家の襲撃事件も多発。改革に伴うマイナス面は大きいが、利益を得た人たちの中にムガベ氏人気が浸透しているのも事実だ。

 一方、今回の選挙について、対立候補のツァンギライ氏支持派は不正投票があったと感じ、強い不満が広がっている。だが、大きな抗議運動が起きる可能性は低そうだ。

 「抗議活動をしても逮捕されるだけだ」。ハラレ市内の元治安当局者の50代男性は、人目を避けた車中での取材にそう語った。

 人々の「恐怖」の原点として挙げたのが、80年代に軍が反ムガベ派武装勢力を鎮圧する際、市民ら推定2万人を虐殺したとされる事件。男性は「自分は関与していない」と断ったうえで、当時の様子をこう語った。

 「(武装勢力と)疑わしい者をただ射殺するだけ。子供や老人、女性も何の理由もなく軍に殺されたのを見た」。ムガベ氏側の「弾圧」のすさまじさが「人々のトラウマとなっている」と話す。

 男性は少年の頃、ムガベ氏率いるゲリラに加わり、独立後は治安当局に勤務。独立当初のムガベ氏を「アフリカで最良の指導者だった。学校建設など人々のために尽くした」と高く評価するが、今はツァンギライ氏の支持者だ。

 「ムガベ氏には誰も物を言えなくなった。独立闘争参加者でも利益を享受したのは一握りの人間だけ。33年は長すぎる。皆変化を心から求めている」

6740チバQ:2013/08/11(日) 13:35:21
http://mainichi.jp/select/news/20130811k0000m030033000c.html

イタリア:ベルルスコーニ元首相 政治的「生き残り」工作

毎日新聞 2013年08月10日 20時05分(最終更新 08月11日 01時15分)



ベルルスコーニ元首相の長女マリナ氏=AP
ベルルスコーニ元首相の長女マリナ氏=AP

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 【ローマ福島良典】脱税事件で禁錮4年の最高裁有罪判決を受けたイタリアのベルルスコーニ元首相(76)が特赦や減刑の可能性を探り、政治的な「生き残り」を目指す工作を始めた。だが、実現可能性は低いとみられ、政界残留の道は険しい。このため、中道右派勢力を率いる後継指導者候補として長女のマリナ・ベルルスコーニ氏(47)の名前が浮上している。

 元首相率いる中道右派・自由国民の重鎮議員は5日、元首相の意向を受けてナポリターノ大統領と面会、元首相が政治活動を継続できるよう依頼した。有罪判決で上院議員の資格を剥奪される恐れがあり、6年間、国会議員選挙に立候補できないためだ。大統領には(1)有罪判決を取り消す特赦(2)禁錮から罰金などへの刑の変更−−の権限がある。

 イタリア紙レプブリカによると、ナポリターノ大統領は面会後、「あらゆる点を検討する」と返答したというが、数々のスキャンダルを抱える元首相は私邸パーティーでの少女買春疑惑など他の公判事件の被告になっている。このため、特赦、刑の変更とも可能性は低いとみられている。国会による恩赦・減刑の可能性もあるが、必要な3分の2の議員の賛成を取り付けるのは困難だ。

 元首相は判決後のビデオ声明で、1994年の政界入り時に旗揚げした中道右派勢力「フォルツァ・イタリア(がんばれイタリア)」を再結成すると宣言した。その指導者候補として名前が取りざたされているのが、元首相の長女マリナ氏だ。

 マリナ氏は元首相一族の持ち株会社「フィニンベスト」の社長。傘下の子会社モンダドリ(出版)の社長も務め、元首相が脱税で最高裁有罪判決を受けたメディアセット(テレビ)の役員にも名を連ねている。

 イタリア・メディアによると、フィニンベストのスポークスマンは「根拠なき仮説」としてマリナ氏の政界進出と世襲を否定。元首相も側近らに「自分と同じような、司法当局による迫害に遭わせたくない」ともらしたことがあるという。だが、マリナ氏は判決後、自由国民幹部の会合に参加、政治の世界に足を踏み入れつつある。

 自由国民内には元首相のようなカリスマ性のある後継者は見当たらない。レプブリカ紙によると、今年10月に総選挙が前倒し実施される場合、「マリナ氏以外に(指導者の)選択肢がない」(自由国民議員)状態という。その場合、元首相はマリナ氏を通じて政界への影響力を温存することになりそうだ。

6741チバQ:2013/08/11(日) 13:40:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130810/mds13081022330006-n1.htm
マリ大統領選、11日決選投票 安定化への試金石
2013.8.10 22:32
 【カイロ=大内清】フランスが1月、イスラム過激派武装勢力の掃討のため軍事介入した西アフリカのマリで11日、大統領選の決選投票が行われる。

 過激派台頭を招いた昨年3月のクーデター後、初の国政選挙。現地からの報道によると、7月の第1回投票で39%余りの票を獲得し1位となったケイタ元首相(68)が、2位のシセ元財務相(63)に対し優勢を保っているもようだ。

 不安定な状態が続く北部の少数民族トゥアレグ人との和平協議が今後の最重要課題となる中、今回の選挙は、安定的な政府を樹立できるかの最初の試金石となりそうだ。

6742チバQ:2013/08/11(日) 13:41:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130811/erp13081109360001-n1.htm
スイスに「黒人差別存在」 年収74億円、米セレブと知らず…店員「あなたには買えない」
2013.8.11 09:33 (1/2ページ)[欧州]
オプラ・ウィンフリーさん(AP)
オプラ・ウィンフリーさん(AP)
 【ニューヨーク=黒沢潤】米国の女性人気司会者で大富豪のオプラ・ウィンフリーさん(59)が、スイス・チューリヒのブティックで高級バッグを見せてもらおうとしたところ、店員から「あなたには買えない」と拒絶されていたことが分かった。

 アフリカ系米国人のウィンフリーさんは、移民問題などを抱えるスイスに「(黒人差別が)存在する」と米テレビ番組で指摘。慌てたチューリヒ観光局が謝罪する事態に発展した。

 ウィンフリーさんは7月下旬、友人の大物米国人歌手、ティナ・ターナーさん(73)の結婚式に出席するため、ターナーさんが住むスイスを訪問した。

 米ABCテレビなどによると、ウィンフリーさんは、ワニ皮製の高級バッグ(約3万8千ドル=約370万円)を見せるよう言ったが、女性店員に「いいえ。これは(価格が)高過ぎます」と断られた。再度頼んだが、「あなたの感情を傷付けたくありません」と言われたため、「たぶん私には買うお金がないのね…」と店を出たという。

 メディアで大活躍のウィンフリーさんの昨年度の推定年収は7700万ドル(約74億円)で、資産も同28億ドル(約2700億円)と、高級バッグを購入できない身分ではない。店側は「誤解があっただけ。人種差別ではない」と釈明するが、米国では知らない人がいないセレブがスイスで受けた“仕打ち”に、ウィンフリーさんは怒りをあらわにしている。

6743チバQ:2013/08/11(日) 14:07:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013081000169
ジブラルタルめぐり緊張再燃=英・スペイン、「関係最悪」に


 【ロンドン時事】イベリア半島南端にある英領ジブラルタルをめぐり、領有を主張するスペイン政府が国境通過者に通行税を課す考えを表明、英側を激怒させている。両国はともに欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)の加盟国だが、この問題で2国間関係は「近年で最悪」(BBC放送)と言われるまで悪化しており、外交上、深刻な影響が生じかねない。
 発端は7月、ジブラルタル政府が周辺海域にコンクリートのブロックを沈めて魚礁の建設を開始したこと。スペイン側は「スペイン漁船に対する妨害」と反発、報復として国境検問を強化したため、往来する住民らが猛暑の中を長時間待たされる事態となった。
 さらにスペインのガルシアマルガリョ外相は8月初め、(1)国境を通過する際に50ユーロ(約6400円)の通行税を徴収(2)ジブラルタル発着の航空機のスペイン領空飛行禁止−などの措置を検討していると表明。これに対し、ジブラルタルのピカード首席閣僚(首相)は「(スペイン政府は)まるで北朝鮮」と強く非難。キャメロン英首相もスペインのラホイ首相との電話会談で、外交関係悪化への「深い懸念」を伝えた。
 英国では、スペイン側の強硬姿勢に批判的な報道が相次いでいる。保守系デーリー・テレグラフ紙は「英国の果敢な抵抗は岩のように強固だ」との見出しで愛国心をあおった。一部では、スペイン政府が経済危機や与党内の汚職疑惑から国民の関心をそらすため、ジブラルタル問題を利用しているとの見方も出ている。(2013/08/10-14:48)

6744チバQ:2013/08/12(月) 18:56:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130811-00000188-yom-int
なぜ非白人狙う…英移民政策に批判「差別的」
読売新聞 8月11日(日)9時0分配信

 【ロンドン=林路郎】キャメロン英政権が、移民の数を年間10万人未満に制限するとした公約実行に本格的に乗り出した。

 2015年の次期総選挙を視野に、「反移民」を掲げる右派政党に奪われた支持層を取り戻すことが狙いだ。歴史的な移民への寛容政策を転換しようとする首相に、最大野党・労働党などは反発を強めている。

 英内務省は今月1日、ロンドン、マンチェスター、ダラムなど都市部で不法移民の一斉摘発を行った。不法就労などの疑いがある139人を摘発し、マーク・ハーパー移民担当相は「脱税や劣悪な労働環境を生む不法移民を許さない」と成果を強調した。

 ところが、この後、捜査官が有色人種だけを選び、職務質問したと、人権団体などが問題提起した。実際、摘発された人の多くは黒人や南アジア系だった。

 最大野党・労働党のドリーン・ローレンス上院議員は「移民には白人もいる。なぜ非白人だけ狙うのか」と人種差別があったと指摘。これを受け、行政機関に是正措置を命ずる権限を持つ国の独立機関「平等人権委員会」が実態調査に乗り出した。英国は、1976年の人種関係法や2006年の平等法で人種に基づいて人に不利益をもたらす行為を禁じており、同委が是正を求める可能性がある。

 同委は、内務省が移民の多いロンドン郊外の6地区で「不法滞在者は出国しなければ捕まる」と移民を脅すかのような広告を掲載した車両2台を7月下旬に走らせたことも問題視する。

 英国は伝統的にアジア、カリブ海、アフリカなどの旧植民地出身の移民に寛容だった。冷戦後はポーランドなど旧東欧からも多くの移住者を受け入れ、08年のリーマン・ショック後、その数は年間20万人を超えた。

 2010年の総選挙で、当時、最大野党だった保守党党首のキャメロン氏は移民規制を公約した。首相就任後、まずは移民の数が多いインド人技術者を狙い撃ちした査証発給制限などを行った。首相は秋には不法滞在者を雇った事業者への罰則を強化する新法案も下院に提出する方針だ。「英国人から雇用を奪う移民の排斥」を打ち出し、右派政党・独立党が支持を拡大していることが念頭にある。

 これに対し、労働党は、首相の政策は「人種差別的」として政権攻撃の材料とする構えだ。

6745チバQ:2013/08/12(月) 19:00:52
http://mainichi.jp/select/news/20130812dde007030031000c.html
ノルウェー:首相、お忍び運転手 「国民の本音知りたい」
毎日新聞 2013年08月12日 東京夕刊

 【ロンドン小倉孝保】ノルウェーのストルテンベルグ首相(54)が市民の本音を聞こうと、お忍びでタクシー運転手をしていたことが分かった。地元メディアが11日、報じた。

 首相は6月のある日の午後、オスロ市内でサングラスをかけ制服を着てタクシーを運転した。身元を明かさなかったが、乗客の中には「ここ(後部座席)からみると、あなたは首相のようなんですが」と、見破る人もいた。

 首相は地元メディアに「市民の本音を聞きたかった。それができるのがタクシー運転手だと思った」と語った。首相が乗客と話す様子は隠しカメラで撮影され、首相はこれを来月の総選挙キャンペーンに使うという。首相が車を運転するのは8年ぶりで、運転はあまりうまくなかったらしい。料金は受け取らなかった。

 最近の世論調査で、首相率いる労働党の支持率は野党・保守党より低い。メディアから「選挙で敗れたらタクシー運転手になるのか」との厳しい質問も飛んだが、首相は「わたしはタクシーよりも国の運転(運営)が向いている」と答えた。

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6746チバQ:2013/08/12(月) 19:01:26
http://mainichi.jp/select/news/20130812dde007030024000c.html
動乱エジプト:治安部隊、同胞団集会を排除へ 衝突激化は必至
毎日新聞 2013年08月12日 東京夕刊

 【カイロ秋山信一】軍事クーデターでモルシ氏が大統領を解任されたエジプトで、治安当局は11日、カイロでクーデターへの抗議を続けるモルシ氏の出身母体・イスラム組織ムスリム同胞団の集会場を12日から包囲することを決めた。政府系紙アルアハラム(電子版)が報じた。段階的に食料の搬入や人員の立ち入りを阻止し、放水などで集会を強制解散させる。同胞団との衝突が激化するのは必至で、犠牲者が増えれば、国内外から暫定政権への非難が高まりそうだ。

 同胞団は6月下旬以降、カイロ北東部のラバ・アダウィーヤ・モスクと、カイロ南郊にあるカイロ大学前で、それぞれ数千人規模の座り込みを続けている。暫定政権は「治安や市民生活の脅威となっている」として、集会の解散を呼びかけてきた。しかし、モルシ氏の復権を求める同胞団は拒否している。

 アルアハラムによると、イブラヒム内相は11日、治安部隊幹部らと会議を開催。イスラム教のラマダン(断食月)明けの祭日が終わるのを待って、12日朝から包囲することを決めた。

 内務省の計画では、治安部隊が集会場を包囲し、食料や水の搬入を制限。集会場から出るのは認めるが、入るのは認めない。さらに、警告や放水、警告射撃などを段階的に実施し、解散させる。

 同胞団は、集会場の入り口にレンガを積んだバリケードを複数設け、投石用の石も多数用意している。ヘルメットをかぶり、こん棒を持った自警団も数百人いる。過去の衝突などから、内務省は同胞団が銃器を隠し持っているとみており、治安部隊と銃撃戦になる恐れもある。

 7月には集会場近くで2度、軍・治安部隊との大規模な衝突が起き、120人以上が死亡した。

 同胞団は「民意で選ばれたモルシ政権が正統だ」との訴えを続けているが、集会継続以外に存在感を示す方法が乏しい。軍主導の暫定政権には、集会を解散させることで、政権基盤を揺るがす同胞団の活動を抑え込む狙いがあるとみられる。

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6747チバQ:2013/08/12(月) 19:32:23
http://www.cnn.co.jp/world/35035849.html
「イスラムは国」、失言連発の候補者が議会選から撤退 豪
2013.08.12 Mon posted at 12:09 JST

(CNN) 9月に行われるオーストラリア議会選挙の女性候補者が、マスコミのインタビューでイスラムを国と呼ぶなどの間違いを繰り返し、選挙戦開始から48時間で立候補を辞退する結果となった。

溶接工で二児の母でもあるステファニー・バニスター氏(27)は、反移民を訴える極右政党「ワン・ネイション」の候補者で、クイーンズランド州ランキンで立候補していた。

バニスター氏はインタビューの中で「私はイスラムを国として批判はしないが、その法律はここオーストラリアで歓迎すべきものではない」と述べ、さらに「ハラムに従っているオーストラリア人は2%に満たない」と付け加えた。ハラムはイスラム教で禁止されている行為のことを意味するが、同氏がイスラム教の聖典「コーラン」の意味で述べたのか否かは定かではない。

さらにバニスター氏は、さまざまな宗教を混同しているかのような発言を行った。

同氏は「ユダヤ人はハラムに従ってはいない。彼らにはイエス・キリストの教えに従う彼ら自身の宗教がある」と述べた。しかしユダヤ教は、キリストの誕生前から存在する旧約聖書に基づいている。

バニスター氏の間違いは、宗教だけにとどまらない。同氏は、2016年に施行予定の身体障害者向けの保険制度について「現在、すでに施行されている」と発言したという。

バニスター氏のインタビューが放送されたか否かは定かではないが、あっと言う間に広まった。バニスター氏は、「イスラムの国々」と言い直すなど、発言を訂正したにもかかわらず、インタビューを行った放送局が編集でカットしたと批判している。

バニスター氏は10日に家族が脅迫を受けたとして選挙戦から撤退。同氏の選挙戦は、開始からわずか48時間で幕を閉じた。

6748チバQ:2013/08/12(月) 19:34:16
http://www.afpbb.com/article/politics/2961440/11173331
マリで大統領選の決選投票、豪雨で投票率低下か
2013年08月12日 09:37 発信地:バマコ/マリ
【8月12日 AFP】西アフリカのマリで11日、大統領選挙の決選投票が行われた。昨年の軍事クーデターに続き、イスラム武装勢力による北部制圧およびフランスによる軍事介入など、混乱が続く同国の平和と安定化へ向けた試金石となる選挙として注目されている。

 7月28日の第1回投票を経て決選投票に進んだのは、イブラヒム・ブバカル・ケイタ(Ibrahim Boubacar Keita)元首相とスマイラ・シセ(Soumaila Cisse)元財務相。

 有権者は約700万人いるが、豪雨の影響で投票率の低下が懸念されている。第1回投票の投票率は約50%で、選挙プロセスが信頼の置けるものであることを示す指標と見なされたが、今回の投票では、首都バマコ(Bamako)の投票所での投票者の数はそれよりも少ないと伝えられている。

 今のところ、第1回投票で得票率がシセ氏より20ポイント以上高かったケイタ氏が優勢と見られている。(c)AFP/Stephane Barbier

6749チバQ:2013/08/12(月) 19:34:59
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013081200030
大統領選の決選投票実施=元首相と元財務相の対決−マリ

11日、バマコで投票するマリのケイタ元首相(中央)(AFP=時事) 【パリ時事】西アフリカ・マリで11日、大統領選の決選投票が行われた。2012年3月の軍事クーデター後、イスラム武装勢力による北部占拠、旧宗主国フランスの軍事介入と混乱が続いたマリで、大統領選は国家再建に向けた転機となることが期待されている。


11日、バマコの投票所で1票を投じるマリのシセ元財務相(中央)(AFP=時事) 27人が立候補した大統領選で決選投票に進んだのは、7月28日の第1回投票でトップのイブライム・ブバカル・ケイタ元首相(68)と2位のスマイラ・シセ元財務相(63)。即日開票され、選管による公式集計結果が5日以内に発表される。(2013/08/12-06:13)

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6750チバQ:2013/08/13(火) 19:38:51
http://www.afpbb.com/article/politics/2961665/11179217
マリ大統領選挙、ケイタ元首相の勝利が確実 対立候補が敗北認める
2013年08月13日 12:44 発信地:バマコ/マリ
【8月13日 AFP】西アフリカのマリでイブラヒム・ブバカル・ケイタ(Ibrahim Boubacar Keita)元首相とスマイラ・シセ(Soumaila Cisse)元財務相とで争われた大統領選挙の決選投票は12日、シセ氏が敗北を認め、ケイタ元首相の勝利が確実となった。

 11日に行われた決選投票の公式な開票結果はまだ発表されていないが、シセ氏はAFPに対し、「ケイタ元首相のもとを訪れ、元首相の勝利を祝福するとともに、マリのためにも幸運を祈ると伝えた」ことを明らかにした。

 先に選挙管理委員会の関係者は、ケイタ元首相が開票分の3分の2を得票し圧倒的にシセ氏をリードしていると伝えていた。

 勝利を確実にしたケイタ元首相には、軍事クーデターやイスラム武装勢力との戦闘を含め、1年以上におよぶ政治的混乱が続くマリでの新たなかじ取りが求められる。(c)AFP/Stephane Barbier

6751チバQ:2013/08/13(火) 19:45:24
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/130813/cpd1308130500000-n1.htm
世論調査でメルケル氏優位 独選挙戦 与党の支持拡大2013.8.13 05:00
 ドイツでは選挙戦が今週から本格化する。攻勢を強める野党・社会民主党(SPD)の首相候補ペール・シュタインブリュック氏に対し、連立政権を率いるメルケル首相は世論調査でリードを維持している。

 休暇から戻るメルケル首相は14日のヘッセン州ゼーリゲンシュタットでの遊説を皮切りにドイツ国内で56回の選挙演説を予定している。

 選挙戦は9月22日の投票日まで6週間続く。シュタインブリュック氏はメルケル政権の経済政策を攻撃している。

 シュタインブリュック氏は10日付の南ドイツ新聞に掲載された論説で、メルケル政権が金融取引税の導入を妨げていると批判。「遅延作戦によって政府は銀行のお気に入りとなり、銀行が過失の責任を追及されることを阻んでいる」と訴えた。

 先週発表された世論調査では、シュタインブリュック氏が与党との差を縮めている様子が示されていた。しかし、11日付のビルト紙日曜版に掲載された調査機関エムニドの世論調査結果によれば、首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の支持率は、1ポイント上昇の41%と、横ばいだったSPDの25%との差が16ポイントにまで広がった。

 ただ、連立を組む自由民主党(FDP)の支持率は5%にとどまっており、得票率が議席確保に必要な5%に届かない可能性もあるため、メルケル首相が現在の形の連立政権を維持できるどうかは不透明だ。(ブルームバーグ Patrick Donahue)

6752チバQ:2013/08/13(火) 19:53:14
http://mainichi.jp/select/news/20130813k0000e030182000c.html
ジブラルタル問題:スペイン、アルゼンチンと共闘
毎日新聞 2013年08月13日 11時19分(最終更新 08月13日 13時02分)

 【ロンドン小倉孝保】イベリア半島南東の英領ジブラルタルを巡り領有権を主張する英国とスペインの緊張が高まっている問題でスペイン政府は、同じく英国と領土問題を抱えるアルゼンチンと共闘する姿勢を示した。一方、英国は12日、法的措置の検討に入るなど対立は先鋭化している。

 ◇英、法的措置も
 スペイン・メディアは11日、政府当局の話として、ガルシアマルガリョ外相が9月にアルゼンチンを訪問する際、領土問題についてアルゼンチン政府と意見交換すると伝えた。アルゼンチンは長年、英領フォークランド諸島の領有権を巡り英国と対立している。

 スペインはアルゼンチンと共闘し英国によるジブラルタル、フォークランド領有を「植民地主義であり国連決議に反する」として国連安保理か国連総会で議題にしたい考えだ。

 一方、こうしたスペインの姿勢に、キャメロン英首相の報道官は12日、「ジブラルタルとフォークランドは別問題だ」と不快感を示し、スペイン政府がジブラルタルとの国境検問を強化している問題について、英政府として法的措置を検討している考えを明らかにした。措置の内容は不明だが、英メディアは欧州連合(EU)司法裁判所への提訴の可能性があると報じている。

 ジブラルタルは、地中海と大西洋をつなぐ海峡に面した軍事・海運上の要衝。古くから各国が領有を争い、1713年からイギリス領。英海軍部隊が常駐する。面積6・5平方キロ、人口約3万人(2011年)。

6753チバQ:2013/08/13(火) 19:57:16
http://mainichi.jp/select/news/20130813dde007030014000c.html
動乱エジプト:暫定政権、同胞団系知事を一掃 地方でも切り崩し
毎日新聞 2013年08月13日 東京夕刊

 【カイロ秋山信一】軍事クーデターでモルシ氏が大統領を解任されたエジプトで、暫定政権は12日、全国27県のうち20県の知事の交代を決めた。国営中東通信が報じた。13日に新知事の宣誓式を行う。モルシ氏が政権基盤強化のため増やした出身母体・イスラム組織ムスリム同胞団系知事は一掃される見込み。

 エジプトでは県知事は大統領が任命する。モルシ氏の大統領就任以降、軍出身が多かった知事に起用される同胞団関係者が増え、7月のクーデター前には27県中11県を占めていた。今回の措置は、モルシ氏復権を求め抗議活動を続ける同胞団の権力基盤を、地方でも切り崩す狙いがあると見られる。

 一方、イスラム政党・ヌール党は12日、軍主導の暫定政権が進める憲法修正協議への条件付き参加方針を表明した。同胞団に次ぐイスラム勢力の参加表明はイスラム主義者との融和を目指す暫定政権には追い風だが、主張の相違が大きく協議は難航しそうだ。

 ヌール党はモルシ氏退陣は容認したが、同胞団のデモ隊と軍・治安部隊の衝突を巡り暫定政権の対応を非難、距離を置いてきた。協議の参加条件としてヌール党は「イスラム法は法学者の解釈を含む」(219条)といった条項の維持を主張している。世俗派はこうした規定がイスラム教の厳格な適用につながる可能性があるとして修正を要求している。

 一方、同胞団は13日もモルシ氏の解任に抗議して座り込みの集会を継続。暫定政権は集会の強制排除に向けた準備を慎重に進めている。

6754チバQ:2013/08/14(水) 21:35:27
http://mainichi.jp/select/news/20130815k0000m030048000c.html
アフガニスタン:カルザイ氏、不出馬明言…来年の大統領選
毎日新聞 2013年08月14日 20時45分(最終更新 08月14日 21時21分)

 【カブール米村耕一、ニューデリー杉尾直哉】アフガニスタンのカルザイ大統領は13日、来年4月に予定される大統領選挙について「ルールを守る事は重要だ。新しい考えの人が出てくる方が良い」と述べ、3選を禁じた憲法の規定に沿って任期満了で退く考えを改めて示した。一方、旧支配勢力タリバンとの和平交渉が進まない理由について「外国の影響」を挙げ、米国などの介入に強い不満を表明した。カブールの大統領府で、アフガン訪問中の松浪健四郎・日本アフガニスタン協会理事長らに語った。

 タリバンは5月ごろからカブール市内でテロを活発化。8月上旬には最高指導者オマル師名で「選挙に参加しない」との声明を出し、カルザイ政権に揺さぶりをかけている。このため「国の安定」を理由にカルザイ大統領が選挙の延期や憲法改正による任期延長を図るのではないかとの観測も出ている中、大統領は望ましい後継者像を「新しい考えの人」と強調することで自らの影響力を残す意思がないことをアピールしたといえる。公正な選挙実施が国際社会からの財政支援継続の事実上の条件となっていることが背景にある。

 一方、タリバンが交渉窓口となる事務所を今年6月、中東のカタールに開いた際、タリバン政権時代の旗を掲げ、カルザイ大統領の強い反発を招いたことで、タリバンと米政府の和平協議は始まっていない。大統領には、米国がアフガン政権の頭越しにタリバンとの交渉を進めようとしたという疑念がある。米軍のアフガニスタンからの完全撤退を主張するタリバンが米国との交渉を進めれば、国内でのカルザイ大統領の立場は弱まらざるを得ないためだ。ただ、大統領選後の安定した政権移行への道筋をつける役割を果たせる人物は今のところカルザイ大統領以外に見当たらないのも現状だ。

 ◇政権移行に期待と危惧
 大統領選について、国内第2の民族タジク人の元外交官で政治評論家のサエディ氏は、最大民族パシュトゥン人のカルザイ大統領と側近グループが簡単に権力を手放すはずがないと見る。「(カルザイ氏が)権力維持にこだわれば、再び国内に危機が起こり、内戦にすら向かいかねない」と心配する。

 また通信会社勤務の男性、ミル・アハメドさん(26)は「前回選挙でも多く金を配った人が当選した。今度も同じだ」といい、来年末の駐留外国軍の任務終了以降の治安の方が心配だという。

 一方、カブール大学の女子学生、ナジファさん(23)は、女性の投票への参加に向けた現政権の取り組みを評価し、「女性投票率が前回よりも大幅に上がり、社会に変化をもたらす」と期待している。

6755チバQ:2013/08/14(水) 21:36:08
http://mainichi.jp/select/news/20130815k0000m030061000c.html
インド潜水艦爆発:海軍増強路線に打撃…18人死亡か
毎日新聞 2013年08月14日 21時25分

 【ニューデリー杉尾直哉】インド西部ムンバイで14日未明、軍港内に停泊していたインド海軍の潜水艦「シンドゥラクシャク」が爆発し、沈没した。アントニー国防相は「死者が出ている」と述べたが、人数は明らかにしなかった。インドの民放NDTVなどによると、消防隊が鎮火したが、艦内に水兵18人が閉じ込められた。艦内とは連絡が取れないといい、18人全員が死亡した可能性がある。

 救助隊は中に入れない状態で捜索は難航している。複数の負傷者が病院に運ばれたが、負傷した場所は不明。

 シンドゥラクシャクはロシア製ディーゼル潜水艦。1997年に就役し、最近、ロシアで改修を受けたばかりだった。

 爆発当時、魚雷や対艦ミサイルを満載した状態だったといい、こうした兵器を収めた区画で爆発が起きた可能性がある。原因はわかっていない。

 インドでは今月9日、初の国産原子力潜水艦「アリハント」の原子炉が臨界に達し、12日には初の国産空母「ビクラント」の進水式があったばかり。中国を念頭にした海軍力増強をアピールしていたインド海軍にとって、今回の事故は大きな打撃となりそうだ。

6756チバQ:2013/08/15(木) 23:42:18
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201308150096.html
中央アフリカ、反政府勢力の支配で崩壊の危機=国連
8月14日、国連のシモノビッチ事務次長補(人権担当)らは、反政府勢力が4カ月前に権力を掌握した中央アフリカ共和国について、「崩壊の危機にある」と警告した。写真はパトロールする反政府勢力セレカの兵士ら。バンギで3月撮影(2013年 ロイター/Alain Amontchi)

 [国連 14日 ロイター] - 国連のシモノビッチ事務次長補(人権担当)らは14日、反政府勢力が4カ月前に権力を掌握した中央アフリカ共和国について、「崩壊の危機にある」と警告した。

 最貧国の1つでもある中央アフリカは、反政府勢力セレカが権力を掌握しボジゼ大統領が同国を脱出して以来、混乱状態が続いている。アフリカ連合(AU)は今月、国民の保護や情勢安定化、政府統治の回復のため、平和維持部隊の増強を発表した。

 国連特使を務めるBabacar Gaye氏は、AUが経済面や技術面で支援を要請しているとし、安全保障理事会に要請に応じるよう提言したと述べた。

 特使やシモノビッチ事務次長補は、危機解決にはAUの部隊だけでは足りないとの見方を示した。事務次長補は、治安確保と国民の保護には大規模の部隊が必要だとし、外国の反政府勢力が中央アフリカに流入することも防ぐ必要があると述べた。

 安保理は声明で、中央アフリカでは「法と秩序が崩壊している」とし、同国の治安情勢に深い懸念を表明。情勢安定のためにあらゆる選択肢を検討するとした。

 国連のバレリー・アモス人道問題担当事務次長は、中央アフリカが破綻国家になる可能性があると指摘。国民約460万人が情勢危機の影響を受け、このうち160万人は緊急支援を必要としていると説明した。

6757チバQ:2013/08/15(木) 23:45:56
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130815-OYT1T01139.htm
エジプト死者525人…モルシ派「虐殺」と非難

. 【カイロ=酒井圭吾】エジプトの保健省は15日、治安部隊とモルシ前大統領派の衝突による死者数が525人、負傷者は3717人に達したと発表した。


 モルシ派はこれを「暫定政府による虐殺」と非難し、16日に100万人規模のデモを行う予定だ。

 モルシ派の一部は15日、暴徒化し、首都カイロ近郊ギザにある市庁舎に突入、火を放った。カイロ中心部の財務省も襲撃された。モルシ派の支持母体であるムスリム同胞団の支持者らは、交流サイト「フェイスブック」上で、16日に全国の警察庁舎を一斉襲撃するよう呼びかけている。

 14日の衝突による死者の多くは、モルシ派が座り込みを続けていたカイロの2か所にいたデモ参加者だった。デモ参加者は、暫定政府が「作戦完了」を宣言した14日夕以降も投石などで抗戦を続け、治安部隊は集会場のステージに火を放つなど徹底して弾圧、被害が広がった。衝突はエジプト27県中、21県にまで拡大した。

(2013年8月15日22時58分 読売新聞)

6758チバQ:2013/08/15(木) 23:46:52
http://mainichi.jp/select/news/20130815k0000m030112000c.html
エジプト:展望なき強硬策 暫定政権「独裁」に支持離れも
毎日新聞 2013年08月15日 00時56分(最終更新 08月15日 01時09分)


治安部隊が発射した催涙ガス弾に砂をかけて、ガスの発生を防ごうとするモルシ派市民=カイロ市内で2013年8月14日、秋山信一撮影
拡大写真 【カイロ秋山信一】エジプトで、軍主導の暫定政権が14日、モルシ前大統領の出身母体・イスラム組織ムスリム同胞団の集会の強制排除に踏み切った。多数の犠牲が出るのを覚悟の上で強硬策を選んだのは、治安が不安定な状況が続き、政権移行プロセスや経済回復への悪影響を懸念したためとみられる。だが治安機関が反政府運動を抑え込む手法は独裁政権を想起させ、暫定政権への支持離れが進む可能性もある。

 同胞団はクーデター前の6月28日から、モルシ氏への支持をアピールするためカイロ近辺の2カ所で座り込みの集会を続けてきた。同胞団のデモ隊がカイロ中心部の道路や地下鉄の駅を封鎖し、交通に支障が出るケースも相次いだ。

 暫定政権は7月下旬以降、集会を解散させるために準備を進めてきた。

 クーデターを主導したシシ国防相は、「暴力に対処する許可を与えてほしい」と国民に直接、支持集会を呼びかける異例の行動をとった。「民意」を根拠に、強制排除を正当化する狙いがあったとみられる。

 さらに検察当局も、周辺住民の訴えなどを受けて、武器の隠匿や道路の不法占拠などの疑いで捜査を進めた。暫定政権は14日の強制排除について「内閣と検察当局の判断に基づいている」と強調し、合法的な措置だと主張した。

 また国内外から強硬な対応への批判を受けたことに配慮し、米欧やアラブ諸国による同胞団との和解の仲介も一定期間容認した。だがモルシ氏の復権を求める同胞団とは交渉の余地がなく、イスラム教のラマダン(断食月)が終わるタイミングで、和解仲介は「失敗に終わった」と一方的に宣言。ラマダン明けの祭日が終わるのを待って、強制排除に踏み切った。

 強制排除によって同胞団が集会を継続することは困難になった。だが、強硬策が裏目に出る懸念も高まっている。14日には同胞団の支持者らが、エジプト各地で警察署や(キリスト教の一派)コプト教会を襲撃した。

 政治を通じて理想とする社会の実現を目指してきた同胞団の一部が過激化し、武装闘争路線に転じる可能性もある。

 ベブラウィ暫定首相は14日、「今後の政治プロセスからは誰も排除しない」とする声明を発表し、同胞団に改めて和解を呼びかけた。だが、同胞団が暫定政権主導の政権移行プロセスに参加する可能性は極めて低い。

 両者の対立がさらに激化すれば、エジプト情勢の正常化はますます遠のくことになる。

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6759チバQ:2013/08/15(木) 23:48:15
http://mainichi.jp/select/news/20130816k0000m030053000c.html
エジプト:エルバラダイ副大統領が辞意 暫定政権に亀裂
毎日新聞 2013年08月15日 21時09分

 【カイロ秋山信一】軍事クーデターでモルシ氏が大統領を解任されたエジプトで、エルバラダイ副大統領が治安部隊によるモルシ派集会の強制排除に抗議して辞意を表明し、軍主導の暫定政権に亀裂が生じた。ノーベル平和賞受賞者で国際的な知名度が高いエルバラダイ氏は「外交の顔」だっただけに暫定政権にとっては痛手となった。非常事態宣言の発令など暫定政権の抑圧的な手法に反発する声も出ており、今回の強硬策は政権基盤が揺らぐ契機になる可能性がある。

 エルバラダイ氏は14日、治安部隊がモルシ氏の出身母体・イスラム組織ムスリム同胞団の集会を強制排除し、多数の犠牲者が出たことに抗議して辞意を表明した。マンスール暫定大統領に対する辞表では「国民和解を実現するため、受け入れ可能な代案があった」と述べ、同胞団との妥協が可能だったとの見解を示した。

 外交担当の副大統領だったエルバラダイ氏の政権離脱は、政権運営の面で大きなマイナスとなりそうだ。国際原子力機関(IAEA)で事務局長を務めた経歴もあり、クーデターで不安定化した米欧との関係改善の役割が求められていた。また裁判官出身のマンスール暫定大統領や、経済学者のベブラウィ暫定首相に代わって、政治的指導力を発揮することも期待されていた。

 国内では強制排除直後の辞意表明を「無責任」と批判する声も強い。クーデターの契機となる反モルシ政権デモを呼びかけた市民団体「タマルド」は「この段階での辞任は責任逃れだ」と非難。エルバラダイ氏の出身政党である憲法党も「党としては軍や暫定政権への協力を続ける」との声明を出した。ロイター通信によると、ベブラウィ暫定首相の出身政党である社会民主党は「他の閣僚が辞任する動きはない」と説明した。

 だが、強制排除に続いて非常事態宣言や夜間外出禁止令を出した軍や内務省に対する反発は強まっている。これまで軍に協力的だったイスラム教スンニ派の最高権威機関アズハルのタイエブ総長は14日、「事前に強制排除は知らされていなかった。暴力は肯定できない」と不快感を表明。2011年の革命を主導した若者団体「4月6日運動」は、強制排除があった14日を「暗黒の水曜日」と呼び、強硬策を非難した。

 13日に決まった県知事人事でも、軍や内務省出身者が重用され、リベラル派からはムバラク政権時代への「回帰」を指摘する声も出ている。暫定政権の中核を占めるリベラル派の離反が進めば、軍がクーデターを正当化する根拠としてきた「民意」にも揺らぎが出る可能性がある。

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6760チバQ:2013/08/15(木) 23:48:54
http://mainichi.jp/select/news/20130816k0000m030060000c.html
エジプト:モスク焼け、テント跡形なく…強制排除一夜明け
毎日新聞 2013年08月15日 21時24分(最終更新 08月15日 21時26分)


エジプトの首都カイロ北東部で、ムスリム同胞団の集会の強制排除で使用されたゴム弾の束を持つ近隣住民=2013年8月15日午前9時41分秋山信一撮影
写真特集へ
エジプトの首都カイロ北東部で、ムスリム同胞団の集会拠点となっていたラバ・アダウィーヤ・モスク。強制排除後にモスクは炎上し、一夜明けても煙がくすぶっていた=2013年8月15日、秋山信一撮影
写真特集へ 【カイロ秋山信一】軍事クーデターでモルシ氏が大統領を解任されたエジプトで、モルシ氏の出身母体・イスラム組織ムスリム同胞団の抗議集会を治安部隊が強制排除して一夜明けた15日、カイロ北東部にある集会場では拠点のモスクが焼け焦げ、数百あったテントは跡形もなくなっていた。1カ月半の間、クーデターへの怒りを訴える人々で満ちていた現場は、200人を超える犠牲者を出した惨劇の跡地に変わり果てていた。

 煙とごみの異臭が鼻をつく。集会場の入り口には、同胞団の自警団に代わり兵士らの姿があった。デモ隊が寝泊まりしたテントは全て取り壊され、作業員らが幅約30メートルの道路を清掃中だ。モルシ氏のポスターも破り捨てられていた。近所の女性会社員、モナ・ムハンマドさん(31)は「やっと安心して買い物にも行ける。怖くて外出を控えていた」。

 同胞団の拠点ラバ・アダウィーヤ・モスクは、廃虚だった。強制排除が終わった14日午後9時ごろから約5時間炎上。「同胞団が放火した」「治安部隊の攻撃のためだ」と住民らの証言は食い違う。

 住民らによると、排除開始後は死傷者が多すぎて隣接する仮設病院に収容しきれず、モスク内の記者会見場にまで運び込まれた。床には大きな血痕が残り、医薬品が散乱する。

 モスク近くでサマ・アブドルラヒーム医師(39)がむせび泣いた。「昨日、なぜここに来られなかったのか」

 集会が始まった6月28日以降、病院に日参。日中は断食が求められ体力的に厳しいイスラム教で最も神聖な月ラマダン中も参加者は減らず「正しいのは我々だ」と思った。排除の一報で駆けつけたが治安部隊に阻止された。「学生や女性もたくさん死んだ。これは犯罪だ」。兵士の視線も気にせず声を上げる。

 「やっと来てくれたよ」。近くのマンションに住むアブレラ・アスワニさん(32)は、治安部隊による強制排除を喜んでいた。同胞団と治安部隊の衝突を懸念し、7月以降、避難する住民が続出していたという。モスクが焼け、多数の犠牲者が出たことには「エジプト人のイスラム教徒同士が争うのは悲しい」と声を落とした。アスワニさんは「早く普通の生活がしたい」と力を込めた。

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6761とはずがたり:2013/08/16(金) 10:06:37

対立せずに主張を通す?スイス人の処世術
もめず、生き残るために、ここまでやる!
竹村 真紀子 :IWCJ代表 2013年08月15日
http://toyokeizai.net/articles/-/17491

――スイスは北部〜東部のドイツ語圏、西部のフランス語圏、南部のイタリア語圏、グラウビュンデン州ではなされるロマンシュ語と4つの言語圏に分かれていますね。言語地域によってビジネスも異なりますか?

ピドゥさん:はい。スイスについて、ひとつのビジネス環境だけで話すことはできません。スイスジャーマン、スイスイタリアン、スイスフレンチの3つのビジネス文化があります。

――スイスのドイツ語圏の方は近隣のドイツ語圏の人々とは似た気質がありますか?

ピドゥさん:確かに似たところはありますが、スイスジャーマンはドイツ人と同じではありませんし、スイスフレンチがフランス人と同じように振る舞うわけではありません。スイスイタリアンも同様です。スイス全体のビジネス文化を話しながら、違いを説明していきましょう。

スイスのビジネスはとてもローカルで、そして同時にグローバルです。スイスでは”Small is beautiful”という言葉があり、大きな産業よりも時計などの精密な製品の質を高めるのが得意です。たとえばネスレはとてもグローバルな企業ですが、社風は慎み深く、控えめ。もちろん会社のことは誇りに思っていますが、それを外に向けて傲慢な態度をとったり、ひけらかすような態度は受け入れられません。

ちゃんと地に足をつけた意識を持ちながら、一方ではスイスのマーケットは小さいことと、スイスの人口の22%が外国人なので、グローバルなマインドも持っています。

そういったことから外国の企業にもとてもオープンです。すでに日本とスイスもとてもいい関係にあり、スイスからはネスレ、ノバルティス、ロッシュ、UBS、クレディ・スイスなど、日本からも武田薬品、東芝など多くの企業が進出しています。

二重課税回避協定、社会保障協定(駐在が5年以上の人は両国での保険期間を通算して年金の受給権を得られる)なども結んで、ビジネスも行いやすい環境です。

控えめな態度は特にスイスジャーマンにみられます。みんなで共通認識をもって納得したうえで物事を進め、対立することは好きではありません。

――それでは決定までに時間がかかりませんか?

ピドゥさん:日本ではプロセスが長いので時間がかかりますが、日本とはまた異なる形です。しっかりと話し合い、コンセンサスをとったうえで進めますが、責任者がすばやく決断します。

アメリカやドイツなどはとてもダイレクトに物事を進めますが、スイスはすべての人が意見を言える環境でスムースに意見を一致させながらも、決断するときは早く決断します。アメリカと日本が対極にあるとしたら、スイスはその中間です。

リストラも相談のうえ、毅然と決断する

――若い人もどんどん意見を言うのですか?

ピドゥさん:若い人ほど意見を言わなければいけません。スイスのビジネスではイノベーション(革新)がとても重要視されます。イノベーションやアイデアを出すことは、若い人にこそ期待されるので、若い人は上司からの指示を待つのではなく、イニシアティブをとって進めます。スイスでビジネスを行うならば、上司は若い人の意見を取り入れ、話を聞かなければいけません。

――対立することも避ける文化なのですね。

ピドゥさん:ドイツ人、フランス人などは対立することもよしとしますが、スイスジャーマン、スイスフレンチを含めスイスの人は対立を避け、しっかりと話し合いをして、極力、納得して物事を進めるようにします。

たとえばある会社の業績が悪化した際には、全員に会社の現状をきちんと話をして、労働組合が集まりいちばんの解決策を話し合いました。一時期、人を減らすことも、その後の成長のためには仕方がないと判断して、労働組合で人員削減を決定したのです。

――従業員にもきちんと情報がシェアされているのですね。

ピドゥさん:スイスでは解雇することも、雇うことも早いです。2カ月で首を切ることも普通。先ほどお話した会社も再建のために解雇しましたが、結果、業績は伸びて、すぐに以前よりもたくさん雇用しました。

話の伝え方にもいろいろあると思うのです。アメリカは直接的、日本は間接的。スイスは中間です。みんなが納得するように柔らかく進めますが、しかしながらYesはYes、NoはNo、とはっきりしています。

ドイツはすぐにNOと言い、日本はなかなか結論を言いませんが、スイスでは気を使って話をスタートさせながらも、伝えなければいけないYes、Noは明確に伝えます。日本のように「検討します」と言って相手に察してもらおうというのは、スイスではしてはいけません。

6762とはずがたり:2013/08/16(金) 10:07:04

プライバシーに敏感なお国柄

スイス人が大切にすることは、信頼関係、質の高さ、時間厳守、コミットメント、熱意、イノベーションです。

時間は10時に待ち合わせと言われたら10時に行かないといけません。10時前もダメです。コミットメントも大切にされるので、「やる」と言ったことは行います。

スイスフレンチ、スイスイタリアンはラテン系だと言われてとても革新的で、時間感覚は少し緩いラテン系、スイスジャーマンはもっと厳格で時間厳守、保守的ですね。

すべての地域に共通するのは、大切なことは明確に伝えること。そして他人のプライバシーは尊重することです。スイス人はその人のプライベートを尊重して、有名人に外で会ってもあまり写真やサインをもらうために駆け寄ることはしません。だから多くの有名人がスイスに住みたがるのですよ。ほかの会社の状況なども固有名詞を出しておおっぴらに話をすることはしませんし、個人のプライベートなこと、たとえば宗教の話や税金、お給料、健康については聞きませんね。

――しぐさなどで控えたほうがいいことはありますか?

ピドゥさん:スイスフレンチ、スイスイタリアンなどはジェスチャーが大きく、フランス人やイタリア人に近いです。でもスイスジャーマンは保守的なので、ラテン系の雰囲気はまじめではないと思われます。と言っても、日本人はそれよりもさらに堅いので、もう少しリラックしたほうがいいぐらいですが(笑)。

――あいさつなどは地域によって異なりますか?

ピドゥさん:スイスフレンチやスイスイタリアンは初対面でも女性同士や男性と女性ではほっぺたにキスを3回します。男性同士は握手ですね。「こんにちは」と言いながらそっと腕に触ったりもするのですが、日本で1度女性にしたら、びっくりされてしまいました。スイスジャーマンでは握手だけです。

――ヨーロッパでは鼻をすすることは失礼とされていますね。

ピドゥさん:はい、とても失礼です。音を立てて食事をすることもダメです。鼻をすするのは小さい子どもぐらいで、子どもでも「鼻をかみなさい」としつけられます。

――最初にヨーロッパに行ったときには、皆さんすごい音で鼻をかむのでびっくりしました。

ピドゥさん:鼻をかむことは当たり前です。日本では鼻をすすってもいいけれど、人前で鼻をかむことはあまりよい印象を与えないので逆ですね。

マナーで言えば、ランチミーティングなどでお昼でもワインやビールを飲みます。たくさん飲むわけではなく、数杯ぐらい。日本でコーヒーを飲むのと同じ感覚です。

スイスの会社はグローバルなので、さまざまな国の人が働いていますが、その人たちもスイスのやり方になじまなければいけません。言葉が近いドイツやフランスの人であっても、スイスで成功したければスイス流の雰囲気になる必要があります。

話す言語は、3〜6カ国語!

――地域によって言葉が違いますが、ビジネスレターなどは何語を使いますか?

ピドゥさん:日本の企業であれば英語でも構いませんが、スイス人同士ではもちろん英語は使いません。E-mailもフランス語圏だとフランス語などその地域での言語を使います。商品には必ず3つの言語で説明を書きます。

――たとえばスイス国内において、フランス語圏の従業員がドイツ語圏に行ったら、ドイツ語を話さなければいけないのですか??ピドゥさんは何語を話されますか?

ピドゥさん:言語圏が変わったら、その地域の言葉を話さなければいけません。私はフランス語圏出身なのでフランス語を通常話しますが、それ以外にドイツ語、スイスのドイツ語、イタリア語、英語、そして日本語も話します。

――ドイツ語とスイスのドイツ語は違うのですか?

ピドゥさん:違います。スイスのドイツ語は書き言葉ではなく、話し言葉です。学校で習うのはドイツのドイツ語で、書くときはドイツ語を書きます。だからスイスジャーマンはドイツ語を理解しますが、ドイツ人はスイスジャーマンを理解できません。

――日本で言えば津軽弁、沖縄などの方言のようなものでしょうか。

ピドゥさん:そうです。スイスフレンチは90%はフランスと同じフランス語で、スイスイタリアンもイタリア語なのですが、スイスジャーマンだけが違うのです。

6763とはずがたり:2013/08/16(金) 10:07:37
>>6761-6763
――ロマンシュ語はどうですか?

ピドゥさん:ロマンシュ語は言語地図でみれば地域は広いのですが、山が多いので話す人口は少ないのです。また、ロマンシュ語だけを話す人はいなくて、スイスジャーマンを話します。

――スイスで商品を開発して3カ国語で記載すれば、ほかの国にもそのまま輸出できますね。

ピドゥさん:そうなのです。実はスイスに商品のマーケティングをしたり、テストをする拠点を置く企業が多く、スイスはテストマーケットなのです。ひとつの国の中で3つの言語地域の好みや特性を知ることができます。スイスはEUには加盟していませんが、フリートレード(自由貿易協定)を結んでいるのでEU諸国にも輸出が簡単です。

政治家任せじゃなく、国民投票で決める!

――EUに加盟しないことは政府のみではなく、国民投票によって決定されたと聞きます。どういうシステムなのですか?


ピドゥさん:スイスはダイレクトデモクラシー(直接民主主義)システムです。国全体で何か変えたいことがあるときには、10万人の署名を集めて政府に提出します。そうすると政府が投票を行わなければいけません。県で変える内容であれば、県によって異なりますが1万人ぐらいの署名です。たとえ議会が決めたことでも5万人のNOという署名を集めれば覆されます。

EUに加盟するかどうかはスイス国民全体のことなので、当たり前に国民投票が行われ、国民は加盟しないことを決めました。憲法にも国民には決める権利があると書かれているので、それにのっとっているのです。

署名を集めるのは誰であっても構いません。たとえば以前は終身刑がなかったのですが、ある家族のお子さんが殺人で刑務所から出所した人に誘拐され殺害される事件がありました。そこでその家族が終身刑を求める署名をスタートさせ、議会に提出し、今では終身刑ができました。

――その制度が日本にあれば、今とは違った日本になっていそうですね。ところで、どうしてスイスはEUに加盟しないのですか?

ピドゥさん:スイスは経済的にも安定していて、国民投票のシステムもうまくまわっています。EUに加盟するとEUの決定によってさまざまなことが進められて、スイス独自で決められなくなってしまいます。EUは今年3月に日本と自由貿易の交渉をスタートさせましたが、スイスはもっと早く5年前から自由貿易を始めています。

スイスとEUはLove-hate relationship(愛憎が絡み合った関係)で、とても複雑です。フリートレードも毎回、話し合って進めています。今はWin-winですが、将来的にはシステムも変えなければいけないかもしれません。

このようなことで投票が2〜3カ月に1回行われているので、スイスでは政治そのものについてはあまり話題にしませんが、投票のことについてはよく話します。

――スイスでは国、そして自分がどうしたいかを、個人個人が意識して考えているのですね。

ピドゥさん:キャリアについてもそうです。スイスではキャリアステップのための転職は必要だと考えられています。逆にずっと同じ職場にいることは、怠惰だという印象を与えるほどで、海外で経験を積むこと、異なる会社での経験も重要視されるのです。

たとえば同じ銀行系をいくつか経験して、また最初の銀行に戻ることもします。その転職がキャリアアップのための転職であれば、とてもよいことなのです。

働く時間もメリハリをつけます。スイス人は週の就業時間が43時間ぐらいで勤勉です。でも一年に4週間の休みがあり、ちゃんと休んでリラックスして力を蓄えたうえでまた仕事に戻るのです。仕事がないのにだらだらオフィスにいることは、プロフェッショナルではないと思われます。必要なときには週末も働くので、時間があるときには早く帰るなど、効率よく働いているんですよ。

(撮影:今井康一)

6764チバQ:2013/08/16(金) 21:04:30
http://mainichi.jp/select/news/20130817k0000m030045000c.html

エジプト:「怒りの金曜日」同胞団がデモ開始 緊張高まる

毎日新聞 2013年08月16日 20時36分


 【カイロ秋山信一】エジプト治安当局によるモルシ前大統領派の強制排除でモルシ氏の出身母体・イスラム組織ムスリム同胞団は16日、強制排除で多数の死傷者が出たことに抗議して、「怒りの金曜日」と称するデモを始めた。政府施設などの周辺には、軍や治安部隊が展開しており、緊張が高まっている。一方、国連安全保障理事会や欧米各国は、双方に自制と暴力の即時停止を求めた。

 同胞団は16日に発表した声明で、14日に行われた集会の強制排除について「クーデター政権による犯罪だ」と非難。一方で「我々は暴力には訴えない。公共物を破壊すれば、非合法政権の支配を正当化する口実を与えるだけだ」として、平和的なデモを呼びかけた。

 同胞団の計画では、金曜日正午に恒例となっているイスラム教の集団礼拝後に、カイロ近郊の28カ所から、中心部のラムセス駅前の広場に向けてデモ行進する。地方都市でもデモを行うよう呼びかけている。

 軍や治安部隊は、政府庁舎や国営テレビ、強制排除された集会場跡地などの周辺に装甲車などを展開。内務省は、公共施設や治安部隊への攻撃があれば、実弾を使用して対応すると警告しており、再び多数の犠牲者が出る恐れがある。

 一方、軍主導の暫定政権を支持する市民団体や政党連合は16日、自宅などで国旗を掲げて、連帯を示すように呼びかけている。

 国連安保理は15日、緊急の非公式会合を開き、多数の犠牲者が出たことに遺憾の意を示し、国民融和の必要性を強調した。また、英米仏伊はエジプト大使を呼び、暴力を即時停止するよう求めた。

 保健省などによると、14日に全国で起きた衝突で、市民の死者は638人に上っている。騒乱では政府庁舎や警察署、キリスト教会も襲撃された。また、15日にはカイロで治安部隊の検問所が武装集団に襲撃され、警察官2人が死亡した。

6765チバQ:2013/08/16(金) 21:07:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130816/erp13081607000002-n1.htm
【海外事件簿】
同性愛者に人権なし?ロシアの実態 
2013.8.16 07:00 (1/2ページ)[海外事件簿]
7月31日、米ニューヨークのロシア領事館前で、同性愛者に対するロシア政府の姿勢に抗議しロシア産ウオツカを捨てるパフォーマンスを見せる人々(AP)
7月31日、米ニューヨークのロシア領事館前で、同性愛者に対するロシア政府の姿勢に抗議しロシア産ウオツカを捨てるパフォーマンスを見せる人々(AP)
 ロシアで同性愛者への抑圧が顕在化しつつある。ロシアの捜査委員会は今月、著名な同性愛活動家への捜査を開始。嫌疑は、ネット上で同性愛に批判的な議員らを“侮辱”したというものだ。ロシアでは7月、未成年への同性愛の宣伝を禁ずる新法が発効されているが、同性愛者の人権が守られない事態が早くも懸念されつつある。(黒川信雄)

 「霊柩車の中で働かせれば、同性愛の宣伝なんかできなくなるわ」

 ロシア与党「統一ロシア」のエレーナ・ミズーリナ下院議員は、露紙イズベスチヤにそう語り、ロシアの著名同性愛活動家のニコライ・アレクセーエフ氏に“厳罰”を求めた。

 問題とされたのは、アレクセーエフ氏が6月15日、ツイッター上に投稿したコメントだという。同日、アレクセーエフ氏はミズーリナ議員に対し「彼女のために汚いカネを集めるにはどうしたらよいか」とフォロワーに“提案”するなど、ミズーリナ議員への中傷とも受け取れる投稿をしていた。

 英字紙モスクワ・タイムズなどによると、ロシアではマスメディアなどを通じ議員を中傷、侮辱することが法律で禁止されている。同氏のコメントが、どこまで同法の対象となるかは不透明だが、捜査当局はアレクセーエフ氏のほか、複数の人物に対し捜査を開始したという。有罪になれば、100万ルーブル(約300万円)の罰金か、200時間の矯正のための労働を課せられる。アレクセーエフ氏は現在国外におり、12日以降に出頭する予定だ。

 ただアレクセーエフ氏は「彼ら(ミズーリナ議員ら)は同性愛関連法案で何百万もの人々を攻撃しているではないか。私はただ、自信の考えを公に述べただけだ」と真っ向から反発している。一方のミズーリナ議員は、「私自身は怒ってはいないが、今後同様の事態に仲間の議員が巻き込まれないために訴訟を提起した」などと、不可解な言動を行っている。

 ミズーリナ議員は同性愛の宣伝を禁ずる法律の成立に向け主導的な役割を果たした人物といわれる。一方のアレクセーエフ氏は同性愛者らの人権擁護を訴える国際組織のロシア代表などを務めており、同法に対しても強く反発していた。

 ロシアでは、同性愛の宣伝を禁ずる法律のほか、信仰心を侮辱することを禁ずる法律などが発効するなど、適用を間違えれば人権を抑圧しかねない法律が相次ぎ導入されている。議員への批判を理由にアレクセーエフ氏が有罪になれば、ロシアでの言論の自由や人権をめぐる問題が、改めて国際的な注目を集めそうだ。

 一方、ミズーリナ議員の活動に対しては、同性愛者への人権を侵害しているとの懸念が早くも海外で持ち上がっている。報道によると、米国では彼女の入国を禁ずるなどの制裁法の対象に加えるべきとの意見が浮上しているという。

6766チバQ:2013/08/16(金) 21:08:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130816/mds13081609100003-n1.htm
エジプト モルシー派排除に強権発動 リベラル派反発、火種も
2013.8.16 09:08 (1/2ページ)[エジプト]
15日、カイロに隣接するギザ県で、モルシー前大統領の支持者に放火された県庁舎の消火をする消防士ら (ロイター)
15日、カイロに隣接するギザ県で、モルシー前大統領の支持者に放火された県庁舎の消火をする消防士ら (ロイター)
 【カイロ=大内清】エジプトの暫定政権が非常事態令という“伝家の宝刀”を抜いたことで、治安当局はひとまず、モルシー前大統領派による抗議行動を押さえ込む態勢を整えた。今後はモルシー氏の出身母体であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団幹部や、東部シナイ半島のイスラム過激派の摘発が進むとみられる。だが、軍・治安部隊に強大な権限を与える非常事態令は、2011年に崩壊したムバラク政権の強権の源でもあっただけに、現時点で軍と共同歩調を取るリベラル派と暫定政権との確執の種ともなり得る。

                   ◇

 リベラル派の代表格として政権入りしていたエルバラダイ副大統領は14日、声明で「(強制排除の)結果は容認できない」と辞任を発表、自身は武力行使に反対を貫いたと強調した。

 ムバラク政権崩壊後のエジプトでは、大別すると、同胞団をはじめとするイスラム勢力▽軍やムバラク政権関係者などの旧支配層▽エルバラダイ氏ら世俗的リベラル派−の3つの勢力がせめぎ合う状況が続いてきた。

 その中で同胞団は、固い組織力を背景に議会選や大統領選に勝利した。これに対し、依然として社会に強い影響力を持つ旧支配層とリベラル派が結託。この構図が、モルシー氏を失脚させた大規模デモとクーデターにつながった。クーデター後のエルバラダイ氏の副大統領任命は、軍とリベラル派の連携を象徴する人事だった。

 だがリベラル派は本来、ムバラク強権体制の恩恵を受けてきた旧支配層とは対立関係にある。エルバラダイ氏にとり、ムバラク時代の約30年間で一度も解除されなかった非常事態令を出すとの決定は許容できないものだったとみられる。

 非常事態令により、治安維持が容易となったのは間違いない。過激派のテロが相次いだ1990年代、ムバラク政権は令状なしで大量拘束を繰り返す「底引き網漁のような手法」(外交筋)で治安を回復させた。

 しかし、リベラル派が反発を強めればデモなどに発展する事態も考えられ、暫定政権にとっては新たな不安定要因ともなり得る。

6767チバQ:2013/08/16(金) 21:08:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130816/mds13081609150005-n1.htm
イラン3閣僚不信任 新大統領、多難な船出
2013.8.16 09:14
 イラン国会は15日、保守穏健派のロウハニ新大統領が指名した18人の閣僚候補の信任投票を行い、教育相候補ら3人の信任を拒否した。ロウハニ氏にとっては多難な船出となった。

 不信任となったのは教育相と科学技術相、スポーツ・青少年相の各候補。改革派系であることや経験不足が不信任の主な理由。国会で多数を占める保守強硬派が反対した。

 ロウハニ氏は強硬な外交路線から「対話に基づく穏健な外交」に転換し、欧米の制裁強化で疲弊した経済を再建する方針だが、今後も国会で保守強硬派がロウハニ氏の政策に異議を唱え、厳しい政権運営を迫られる可能性がある。

 新内閣は15閣僚で発足。大統領は不信任となった3閣僚の代行を指名し、3カ月以内に新たな閣僚候補の信任を求める。(共同)

6768チバQ:2013/08/17(土) 09:09:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130817/mds13081706340000-n1.htm
同胞団に市民は嫌悪感 「テロリスト、徹底排除を」
2013.8.17 06:26 (1/3ページ)[政変・反政府デモ]
16日、カイロ中心部ラムセス広場の衝突で出た負傷者を搬送する人々(ロイター)
16日、カイロ中心部ラムセス広場の衝突で出た負傷者を搬送する人々(ロイター)

断続的に銃声/焼けた車放置/異臭漂う現場周辺


 【カイロ=大内清】モルシー前大統領派の強制排除が行われたエジプトで16日、前大統領の出身母体であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団メンバーらが各地で治安部隊と再び衝突した。双方の争いは広がるばかりで着地点もみえず、エジプト情勢は混迷の一途をたどっている。

 首都カイロを南北に貫くナイル川の橋の上で16日午後、市中心部のラムセス広場に向けて行進する同胞団のメンバーらモルシー前大統領派と近隣住民らの口論は、瞬く間に衝突に発展した。ほどなくして銃声が響き、記者(大内)の足元近くで着弾音が響いた。

 モルシー派は「自由とシャリーア(イスラム法)を」などと叫びながら行進を続けた。散弾銃らしきものを持つ人の姿もあり、その後も橋の付近では断続的に銃声が聞こえた。

 治安当局による座り込みの強制排除から2日。双方が暴力に走る“沸点”は大きく下がった。市民の間では同胞団への嫌悪感が渦巻く。同胞団が約6週間にわたり座り込みを行っていたカイロ・ナセルシティ地区では16日、同胞団の再集結を警戒する軍は一般車両の通行を制限。ところどころに焼け焦げた車が放置され、銃弾の痕が残る現場周辺にはガソリンや生ゴミなどの異臭が漂う。

 「もっと早く強制排除すべきだったんだ」

 同胞団を「テロリスト」と呼ぶ同地区の住人、ダウードさん(70)は、座り込みを長期間放置した末に強制排除したことが現在の暴力的な行動につながったと指摘し、「こうなった以上、徹底的に排除するしかない」と語る。

 強制排除の際に治安部隊に発砲する同胞団メンバーを多数目撃したというアハマドさん(72)は「同胞団のせいでこの国はめちゃくちゃになった。もう少し若ければ自分が同胞団との戦いに行くところだ」と怒りをぶちまけた。

 同地区とカイロ大学前の2カ所で続いた座り込みの間、暫定政権側は調停に動いた米欧の外交団などに、拘束中の同胞団幹部との面会を許可。暫定政権高官らからは、同胞団に政権移行プロセスへの参加を促す発言も相次いだ。

 だが、一度は手にした権力をクーデターで覆された同胞団指導部が、モルシー氏復権の主張を変えることはなかった。同胞団は、選挙での勝利という正統性を欧米にアピールすることで事態を好転させようとしたが、エジプトの安定を優先する米欧各国はクーデターを半ば黙認した。

 しかし、なおも現実を受け入れようとしない同胞団に、市民の目は冷たい。大学生のムスタファさん(18)は「多数の死者が出たのは残念だが、だからといって同胞団の暴力は正当化できない」と語る。

 同胞団が臨時本部としていたナセルシティ地区のモスク(イスラム教礼拝所)は、強制排除の際に全焼した。ここを日常的に利用する周辺住民らからは、「同胞団がいつまでも妥協しないからこんなことになるんだ」との声も聞かれた。

6769チバQ:2013/08/17(土) 09:15:04
http://mainichi.jp/select/news/20130817k0000m030084000c.html

豪総選挙:中国頼みの経済が焦点 与野党とも人気取り

毎日新聞 2013年08月17日 08時00分


 【ジャカルタ佐藤賢二郎】来月7日の連邦議会下院(定数150、任期3年)の総選挙を控えたオーストラリアで、政権維持を図る与党・労働党と2007年以来の政権奪還を目指す野党・保守連合(自由党、国民党)の選挙戦が本格化している。「実績」を強調する労働党に対し、保守連合は「変化」を訴える。最大の貿易相手国・中国の景気減速で影響を受ける経済対策が焦点で、与野党とも“人気取り”政策を打ち出し、支持拡大を狙っている。

 「中国の資源ブームは終わった」。労働党のラッド氏は6月に首相に返り咲いた後、こう宣言し、矢継ぎ早に新たな経済政策を打ち出し、中国頼みからの脱却を強調した。温室効果ガスの排出企業に費用負担を課し、電気料金の高騰にもつながった炭素税を1年前倒しして来年6月に廃止することを決定。今月11日には企業に対する規制緩和や労働市場の柔軟化を含む「国家競争力戦略」を発表。前回首相を務めた08年に世界金融危機を乗り越えた実績を強調し、景気回復の手腕をアピールしている。

 一方、アボット自由党党首率いる保守連合は選挙公約で、現在30%の法人税を1.5%引き下げ、5年以内に100万人の新規雇用を生み出すと約束。アボット氏は「(労働党政権は)法人税引き下げを口にするだけで、実行しなかった」と批判。炭素税についても「政権を取ったらすぐに廃止する」と明言した。

 石炭や鉄鉱石、天然ガスなどの天然資源が豊富な豪州は、中国やアジア諸国の旺盛な資源需要に支えられ、輸出を中心に好景気を維持してきた。だが、中国経済の減速などの影響で鉱物資源の輸出が減り、13年の経済成長は3%以下の見通し。今年6月の失業率は過去4年間で最高の5.7%に達し、経済の鉱業依存からの脱却が急務となっている。

 最新の世論調査では、支持率は労働党49%、保守連合は51%。「ふさわしい首相」を問う質問では労働党のラッド氏47%に対して保守連合のアボット氏は34%。政党と首相候補で、ねじれ現象が起きている。景気対策を除く主要政策で両党間に大きな違いはなく、地元ジャーナリストは「経済のかじ取りをどちらの党首に託すか、人気投票の色合いが濃くなっている」と語る。

 対日関係では、豪政府が日本の調査捕鯨の中止を求めて国際司法裁判所に提訴している。ラッド氏は首相だった10年に提訴に踏み切った張本人で、アボット氏も捕鯨問題に対しては強硬な姿勢を示しており、選挙結果が裁判に影響する可能性は低い。

 下院の現有議席は労働党71、保守連合72、緑の党1、その他6。下院選と同時に行われる、上院(定数76)の約半数を改選する選挙には、内部告発サイト「ウィキリークス」創始者のジュリアン・アサンジ容疑者も立候補を表明している。

6770チバQ:2013/08/18(日) 12:18:09
http://mainichi.jp/select/news/20130818k0000m030052000c.html

同性愛:露で宣伝禁止法 ソチ五輪開催へ波紋 選手ら反発

毎日新聞 2013年08月17日 20時46分(最終更新 08月17日 22時21分)



同性愛の宣伝を禁じるロシアの法律に対し、ロンドンで行われたソチ五輪のボイコットを求める抗議デモ=AP
同性愛の宣伝を禁じるロシアの法律に対し、ロンドンで行われたソチ五輪のボイコットを求める抗議デモ=AP

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 【モスクワ田原和宏、新井隆一、大前仁】陸上の世界選手権が行われているロシアで、同性愛者の権利擁護を巡ってスポーツ界が揺れている。ロシアでは6月に「同性愛の宣伝を禁止する法律」が成立。だが、国際オリンピック委員会(IOC)の憲章では、いかなる差別も認めておらず、来年2月のソチ冬季五輪開催に向けて波紋が広がっている。

 今月8日、2020年夏季五輪招致をアピールするため、東京招致委員会がモスクワで開催した記者会見。五輪招致に関する質問はあまりなく、外国メディアから飛び出したのが同性愛者を巡る問題だった。招致委の竹田恒和理事長は「人種、宗教、政治、性別、その他の理由に基づく国や個人に対する差別はいかなる形であれ、相いれない」とする五輪憲章を引き合いに、「差別することがないように望む」と戸惑いながら答えた。

 事の発端は、ロシアで6月、同性愛者の権利主張など宣伝行為を禁じる法律がプーチン大統領の署名により、成立したことだ。これに敏感に反応したのが欧米諸国。世界陸上に出場する選手の中で真っ先に批判した、男子800メートルで銀メダルを獲得したニック・シモンズ(米国)は、現地メディアの取材に「同性愛者であろうとなかろうと、黒人であれ、白人であれ、我々はすべて等しく同じ権利を有している」と語った。このほか、爪に同性愛支持の象徴となる虹色のペイントを施し、大会に出場した選手も。英国ではソチ五輪のボイコットを求める抗議デモも行われている。

 一方、女子棒高跳びで優勝したエレーナ・イシンバエワ(ロシア)は「個人の(性的な)選択に対してではないが、我が国で宣伝することに反対する」と述べ、「ロシアを訪れる人は法律を守るべきだ」と主張。英字紙モスクワ・タイムズが1面で取り上げるなど反響を呼んでいる。

 ただ、IOCはこの問題に及び腰だ。ロゲ会長は「まだ詳細な法律の翻訳が手元に届いておらず、詳細が分からない」と語り、論評を避けた。国籍や性別などで差別されないのは、スポーツの基本理念。ロシアでその内実が問われている。

6771チバQ:2013/08/18(日) 12:19:09
http://mainichi.jp/select/news/20130818k0000m030068000c.html

エジプト:モスク周辺緊張 同胞団集結 やまぬ銃撃音

毎日新聞 2013年08月17日 21時38分(最終更新 08月18日 01時01分)



カイロのファタハモスクの前で、ムスリム同胞団支持者を伴って歩くエジプト治安部隊=2013年8月17日、AP
カイロのファタハモスクの前で、ムスリム同胞団支持者を伴って歩くエジプト治安部隊=2013年8月17日、AP

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 【カイロ秋山信一】エジプトのモルシ前大統領の出身母体・イスラム組織ムスリム同胞団のデモ隊が立てこもる首都カイロ中心部のラムセス広場にあるファタハ・モスク周辺には17日、約1000人の同胞団支持者らが集まり、周辺で警戒する軍・治安部隊との間でにらみ合いが続いていた。

 17日正午。モスクの入り口付近を軍・治安部隊の兵士数十人が固め、周辺の道路は20台以上の装甲車で封鎖されていた。モスク前の円形広場では、同胞団のデモ隊約500人が軍トップのシシ国防相を非難する声を上げながら行進していた。

 モスクから女性が2人出てきた。軍兵士5人が女性を取り囲むように広場の外まで護送する。モスク内のデモ隊は発砲や反モルシ派の襲撃を恐れているため、兵士らが警護していたとみられる。

 突然、パーンと乾いた音がした。広場を行進していた同胞団のデモ隊の中心にいた男性が、黒い小銃を上に向けて撃ったのだ。男性は、兵士らを挑発するように、3度、4度と発砲を繰り返した。

 その直後、広場の周辺に銃撃音が連続して響いた。デモ隊は一斉に逃げ惑う。写真を撮っていた記者も、建物の陰に逃げるために走った。

 「ちょっと待つんだ」。後ろから黄色いTシャツにジーンズ姿の男が声をかけてきた。右手には長さ1メートルほどの棒を持っている。「お前は兵士が発砲するのを撮っただろう。記録したカードを出せ」と言いがかりをつけてきた。逃げながら「撮ったのはデモ隊の発砲だ」と訴えたが、男はつきまとってきた。

 約300メートル逃げたところで押し問答になった。銃撃音は数十回続いており、危険を感じたが、男は「カードを出さないなら拘束する」と譲らない。エジプトには内務省に協力する暴力団まがいの組織があると聞く。軍が市民に発砲した場面を報道されると、都合が悪いと感じたのかもしれない。危険を感じて、やむなくカードを渡すと、男は真っ二つに折った。

 銃撃音は続いていたが、どこから誰が撃っているのか分からない。周辺住民に言われるまま、建物に沿って走り続けた。5分後、近くの地下鉄の駅に滑り込み、一息つくことができた。

6772チバQ:2013/08/18(日) 22:44:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130818/mds13081821440004-n1.htm
相次ぐコプト教会襲撃 同胞団 当局は「断固対処」
2013.8.18 21:41 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】エジプト当局によるモルシー前大統領派の強制排除を引き金に全土に拡大した混乱では、同国の人口の約1割を占めるとされるキリスト教の一派、コプト教会が襲撃される事件が相次いだ。前大統領の出身母体であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団などはコプト教会を「クーデターの共謀者」などと非難。過激化したモルシー派の襲撃への関与が疑われ、宗教的な対立感情の激化が懸念されている。

 地元報道などを総合すると、首都カイロでモルシー派の座り込みが排除された14日以降、中部ミニヤ、東部スエズなど25カ所以上で教会が焼き討ちされた。コプト教徒が経営する商店や学校が放火されるケースも目立っている。

 暫定政権側は教会の再建を約束するとともに、暴力行為には「断固として対処する」と警告。教会襲撃に関与したなどとして、少なくとも80人のモルシー派を軍事法廷に移送した。

 これに対し、同胞団は「われわれの抗議は平和的なものだ」として関与を否定、ハッダード報道官らは「(同胞団への)武力行使を正当化するための陰謀だ」と述べ、暫定政権側を非難している。

 だが、カイロに住むコプト教徒のジョージさん(40)は「同胞団を信用できるわけがない」と語る。同胞団は、7月3日のクーデターでシーシー国防相がモルシー氏の権力剥奪を発表した場にコプト教皇タワドロス2世が同席したことを、「許し難い裏切り」と強く非難、幹部らもコプト教会を敵視する発言を繰り返してきたためだ。

 少数派のコプト教会は、2011年に崩壊したムバラク政権下でも弱い立場に置かれていたが、昨年6月のモルシー政権誕生後は、イスラム勢力による圧迫に対し、一段と危機感を募らせてきた。

 最近は多くのコプト教徒が、隣国リビアやスーダンから密輸された武器を購入、自衛に乗り出しているとの情報もある。今後も教会襲撃などが続く事態となれば、コプト教徒とイスラム勢力との暴力の連鎖に発展する恐れも拭えない。

6773チバQ:2013/08/18(日) 22:46:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130818/asi13081819270002-n1.htm
駐パキスタン大使出馬へ アフガン大統領選
2013.8.18 19:25
 アフガニスタンのダウドザイ駐パキスタン大使は、2014年に予定されているアフガン大統領選に出馬する方針を固めた。同氏の側近が18日、明らかにした。

 ダウドザイ氏はカルザイ大統領と親しく、側近はカルザイ氏の支持を得られると主張しているが、カルザイ氏は後継候補について明らかにしていない。(共同)

6774国際金融財閥を叩き潰せ!!:2013/08/19(月) 01:32:25
世界的研究に関与している間に、国際金融財閥・軍産複合体による世界的謀略に巻き込まれ、
米大統領側近や日本の大物政治家との実際の会談、CIA等多くの工作員との接触があったが、
これまでに分かったことを書く。■世界の権力者・支配者は米大統領などではなく、
世界経済・銀行を牛耳る者である■それは国際金融資本家・軍産複合体である■その上層者は、
欧州貴族系タクシス家、サヴォイ家、シェルバーン家、デルバンコ・ウォーバーグ家や、
コリンズ家、ロスチャイルド家、ラッセル家などである。ただ、養子縁組制度を利用し、名字が
変わった人物もいる■その下に、意図的に目立たせているロックフェラー家などがいる
(ロックフェラー家を断罪しなくてもよいということではない)
■国際金融資本家は、その超巨大な経済的支配力・組織力・諜報力を駆使し、
世界の戦争を計画的・意図的に勃発させてきた■大新聞社・大テレビ局には情報統制が敷かれ、
真の現代史は大衆には伝えられていない■連中の活動の動機には、金儲けの他にサタニズムという
独特の宗教観念がある■今後2〜30年内の世界的計画は、意図的な経済混乱・天変地異の頻発・
新たな戦争勃発による世界政府の樹立・世界総統の登場である■世界総統には、連中があらかじめ
決めておいた人物が予定通りに就く■世界総統は、当初、和平・人々への貢献で歓迎される
■しかしその目的は、国際金融財閥・軍産複合体による、今以上の、『世界大衆管理・隷属化』
『少数富豪支配者と隷属大衆との絶対的二分』である(現在は既に国際金融財閥の計画・
シナリオに基づき、『少数富豪支配者と隷属労働大衆』『貧富の格差』がかなり実現した状態

情報統制され続けてきたので、経済支配者による長期シナリオであったことに大衆は気付いていない。
世界支配者(国際大銀行家とそのエージェント)は、この『事実』をとにかく大衆に理解させたくない。
根も葉もない冗談だと思わせたい。 この事実が認知されることにより世界的に必然的に起きる
世界大衆の激高・暴動・民衆蜂起を防ぎたい。だから、撹乱・隠蔽工作を大量に続ける。
あなたは黙っているのか!? あなたとあなたの家族は、連中の奴隷・労働機械として、一生
滅私奉公させられ、尚且つ搾取され続けて良いのか!?

【上記計略の過程で行われてきたことの一部】●銃・爆弾ではない、最先端科学に基づく次世代軍事兵器の
研究・開発●映画による、戦争武器は銃・爆弾のみという大衆洗脳●テレビ等による計画的大衆白痴化・
軽薄化・愚民化●多忙で労働時間の長い大衆生活●教科書レベルでの科学情報の統制・操作
●エセ陰謀糾弾者登場による情報撹乱●諜報・情報工作員によるネットや書籍等での情報撹乱・
大衆誘導(例えば、元エージェント等からの将来の情報漏えいに備え、前もってあえて真実を流し、
しかし同時に、「珍妙な嘘(宇宙人の話など)」「本当に突拍子もない馬鹿げた陰謀論」
「ガセネタによる矛盾」「冗談・お笑いの様な書き方」を大量に混ぜ、世界的陰謀の話題や
陰謀論者は全ておかしいくだらないものと思わせたり、真実も嘘と思わせる情報戦術。大衆各人の
人生を一番左右する現実なのに、この工作で無関心にさせてしまう。
尚、あえて真実を大量に中心に流し、それに滑稽な嘘や冗談を混ぜて全てを嘘と思わせたり、無関心
にさせる心理技術は、CIA等情報・諜報機関の高度な情報戦術の基本である。これにより、本当の
内部告発者・謀反者が急に現れた場合に対応・対処することが出来る。
■■■その他注意事項:ポールシフト、地磁気、磁極、移動、反転、暴風157・158、経済混乱、
大破壊、腐臭、瓦礫処理、復興作業(「終わりの日・暴風157」は、2013年7月20日にBBSに記載)
●●●暴風157・158の詳細は、今年末頃、ホームページに記述します。

6775チバQ:2013/08/19(月) 22:07:06

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013081900403
野党、リード拡大=ラッド首相人気しぼむ−オーストラリア総選挙中盤戦
 【シドニー時事】9月7日に投票が実施されるオーストラリア総選挙の中盤戦は、自由党のアボット党首が束ねる野党保守連合(自由党、国民党)が与党労働党に対するリードを拡大している。労働党は形勢逆転の期待を担ってラッド首相が再登板したが、その人気はしぼみつつある。
 19日付の豪紙オーストラリアン掲載の世論調査(16〜18日実施)によれば、2大政党として見た労働党の支持率は46%、保守連合は54%だった。労働党は、ラッド氏の首相返り咲き後の7月上旬に50%まで盛り返したが、1週間前と比べても2ポイント低下した。
 どちらが首相として好ましいかとの質問では、ラッド氏とした回答が43%、アボット氏は41%で、2ポイント差にまで詰め寄られた。支持率低迷を招いたギラード氏に代わり、人気の高さを買われて首相に担がれたラッド氏は一時、22ポイント差をつけていたものの、「ラッド熱」は急速に冷めている。(2013/08/19-15:52)

6776チバQ:2013/08/19(月) 22:07:46
http://mainichi.jp/feature/news/20130820k0000m030017000c.html
ドイツ:緑の党が公約「週1日の菜食日」 与党など反発
毎日新聞 2013年08月19日 18時10分

 【ベルリン篠田航一】政権を取ったら、週1日を「ベジタリアンの日」に−−。

 9月22日に連邦議会選(総選挙)を控えるドイツで、野党の環境政党・緑の党が「市役所食堂や学校では週1回、メニューに野菜だけの日を設ける」との選挙公約を掲げ、波紋を呼んでいる。食卓にはソーセージや肉料理が欠かせない国民性だけに、与党からは「食事くらい自分で決める」との反発も起きている。

 緑の党は公約で、食肉1キロ確保のために「16キロの穀類、1万5000リットルの水が使われる」と多大な資源やコストが消費される問題点を指摘。環境保護や健康増進のため公的機関の食堂などで「菜食の日」の導入を提案した。同党のキュナスト議員団長は「ソーセージや肉なしでいかに栄養を取るか。それを試みる素晴らしい日になる」と意義を強調する。

 地方自治体では2010年から市役所や学校で毎週木曜を「菜食の日」と定めたブレーメン市など、国内約30自治体が既に同様の制度を導入している。このため環境団体などは緑の党の案に歓迎の意向を示すが、与党からは「いつ肉や野菜を食べるか、国民は自分で決める賢明さを持ち合わせている」(ブリューデレ自由民主党議員団長)、「まるで思想教育だ」(フックス・キリスト教民主同盟議員)と反発も根強い。

 国立ロベルト・コッホ研究所の調査では、「肥満」に該当するドイツの男性は67%、女性も53%と国民の過半数が肥満に悩んでいる。緑の党によると、ドイツの年間1人当たりの食肉消費量は約60キロに上るという。

6777チバQ:2013/08/19(月) 22:10:54
http://mainichi.jp/select/news/20130819k0000e030186000c.html
ドイツ:旧東独復興費、必要?…連立与党で対立深刻
毎日新聞 2013年08月19日 11時44分(最終更新 08月19日 21時51分)


旧東西ドイツの格差の現状
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メルケル独首相=AP
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レスラー・独自由民主党党首(左端)=ロイター
拡大写真 【ベルリン篠田航一】主に旧東ドイツ地域再建に使われる「連帯付加税」の存続について、ドイツ連立与党内の対立が深刻化している。メルケル首相率いる中道右派のキリスト教民主・社会同盟が存続を求めるのに対し、連立パートナーの自由民主党は「納税者の負担が大きい」と廃止を主張。9月22日の連邦議会選(総選挙)を前に、議論が続いている。

 連帯付加税は東西ドイツ統一の翌年の1991年に1年間の時限制度として導入されたが、東独復興が順調に進まず、95年に再導入。現在、国民や企業は所得税や法人税の5.5%程度を納め、大半は旧東独地域の道路整備などインフラ再建に使われる。昨年の徴収額は約136億ユーロ(約1兆7400億円)に上った。

 ドイツでは東西格差が今も残り、今年7月の失業率は旧西独の6.0%に対し、旧東独は9.9%。東の1人当たりGDP(国内総生産)も西の7割程度だ。一方で流入資金のおかげで東の公共施設は次々に再建され、西が後回しになるなど「逆転現象」も起きている。このため国民の間には不公平感も根強く、世論調査では約6割が連帯付加税を廃止すべきだと回答している。

 自由民主党のレスラー党首は「税収が好調の今がやめ時だ」と廃止を訴える。税率を徐々に下げ、数年後に全廃するのが自民党の案だ。だが自民党は現在、支持率が伸びず、議席獲得に必要な得票率5%確保も微妙な状況のため、この提案は「ただの人気取り」との見方もある。

 メルケル首相は「インフラ整備はなお必要。廃止する考えはない」と存続を主張する。選挙後は引き続き、自民党との連立政権を目指す考えだが、連帯付加税を巡る議論では平行線が続く。中道左派の最大野党・社会民主党も存続賛成だ。

6778チバQ:2013/08/19(月) 22:13:36
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013081900397
大統領選実施、不透明に=主要3候補に出馬資格なし−マダガスカル

マダガスカル大統領選に出馬しているラベロマナナ前大統領のララオ夫人(左)、ラジョエリナ大統領(中央)、ラチラカ元大統領(AFP=時事) 【ロンドン時事】23日に投票日を迎えるはずのアフリカ南東部の島国マダガスカル大統領選の実現が危ぶまれている。出馬資格を審査していた選挙裁判所が17日、現職のラジョエリナ大統領も含む主要3候補について失格と認定。現地からの報道では「投票が行われるのか疑わしい」状況となってきた。(2013/08/19-14:08)

6779チバQ:2013/08/19(月) 22:23:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130819/erp13081908240000-n1.htm
アムール川、史上最高水位に ロ極東、洪水被害深刻化
2013.8.19 08:23

18日、ロシア極東ハバロフスクで、水位が上昇したアムール川の河岸公園で記念撮影する人たち(共同)
 ロシア非常事態省は19日までに、極東ハバロフスクを流れるアムール川の水位が647センチとなり、1897年に記録した642センチを上回り史上最高となったと発表した。

 極東各地では大雨によるアムール川やその支流の洪水被害が深刻化。非常事態省によると、人が住む124の地域が浸水し、約1万9千人が避難した。

 ハバロフスクではアムール川の水位が25日までに700センチに達するとの予測が出ており、18日は多数の地元市民が河岸の公園を訪れ、氾濫まで数十センチに迫った川と記念撮影する姿が目立った。(共同)

6780チバQ:2013/08/19(月) 22:24:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130819/mds13081921030006-n1.htm
エジプト混迷 欧米諸国に手詰まり感
2013.8.19 20:58 (1/2ページ)

18日、エジプトの首都カイロ近郊のギザで、抗議するモルシ派の人々(ロイター)
 【カイロ=宮下日出男】エジプト情勢の混迷打開に向けた欧米諸国に手詰まり感が強まってきた。支援中止などでモルシー前大統領派への強硬姿勢を続ける暫定政権の軟化を引きだそうとしているが、欧米の批判を「外国の干渉」とみる暫定政権側に譲歩する気配はみられない。湾岸諸国による巨額支援が暫定政権の強気な姿勢を後押ししていることもあり、欧米は有効策を見いだせない状況だ。

 ドイツのメルケル首相は18日、「エジプトで現在起きていることを非常に懐疑的に見ている」と述べ、大量の死者を出した暫定政権を批判した。欧州連合(EU)は19日にブリュッセルで大使級会合を開き、エジプト情勢の対処について協議する。近く緊急の外相理事会も開く予定で、昨年11月に表明した約50億ユーロ(約6500億円)の融資などの支援停止の可否などが話し合われるとみられる。

 米国もすでにエジプトとの合同軍事演習を見送り、今後は13億ドル(約1300億円)の軍事支援を停止するかが焦点となっている。

 欧米にとって海上交通の要衝であるスエズ運河を抱え、イスラエルと平和条約を結ぶエジプトは重要で、良好な関係を維持したいところ。だが、多くの犠牲が出る事態は放置できず、仲介も失敗した後では、歯止めをかけるために圧力を加えざるを得ない。

 一方、暫定政権は「エジプトの治安に関しては主権により決定する」(ファハミー外相)と、欧米の批判をはねつける。モルシー派の一部による行政施設襲撃が相次ぎ、警官の犠牲者も増える中、モルシー派の取り締まりは「テロとの戦い」という認識だ。

 もっとも、暫定政権を支持するサウジアラビアなど湾岸諸国が120億ドル(約1兆2千億円)の支援を約束する中、欧米の支援停止の影響は限定的とみられる。中東外交の腰が定まらない米国の威信も低下している。暫定政権側は「(欧米の)支援がどれだけエジプトの利益にかなうか検討する」(同外相)との態度で、欧米は過度に強い態度に出られないと踏んでもいるようだ。

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6781チバQ:2013/08/20(火) 23:54:18
http://www.asahi.com/international/update/0819/TKY201308190252.html
2013年8月20日10時2分
新幹線党や海賊党、コーラ党…豪選挙に過去最多54党[PR]

 【シドニー=郷富佐子】オーストラリアで来月7日の総選挙と同時に行われる上院選(改選数40)では、過去最多の54党が名乗りを上げている。投票用紙にぎっしり書かれた党名、候補者名が読みやすいようにと、虫眼鏡を注文した州もあるという。

 シドニーの北からメルボルンまでの開通を求める「オーストラリアに新幹線を党」や、安楽死や同性婚の合法化を目指す「セックス党」など、ユニークな政党も多い。生きた家畜の輸出禁止などを訴える「動物正義党」の悩みは、「我が党を支持してくれる動物には投票権がないこと」だ。

6782チバQ:2013/08/21(水) 00:08:12
http://mainichi.jp/select/news/20130820k0000e030157000c.html
エジプト:国立博物館が襲撃被害 収蔵品ほぼ奪われる
毎日新聞 2013年08月20日 10時37分(最終更新 08月20日 17時03分)


襲撃されたエジプトのマラウィ国立博物館の床に横たわる収蔵品=2013年8月17日、AP共同
写真特集へ 古代エジプトの文化財を収蔵する同国ミンヤ県のマラウィ国立博物館が先週、騒乱の中で襲撃され、「聖獣」とされるトキなどのミイラや彩色木棺などほとんどの収蔵品が盗まれたことが20日までに分かった。博物館が丸ごと略奪されるという同国で前例のない被害で、内外の関係者に衝撃を与えている。

 地元メディアによると、事件があったのは、首都カイロでモルシ前大統領支持派が強制排除された14日の夜から15日にかけての間とみられる。考古省の暫定的な調査によると、収蔵品1089点のうち1040点が盗まれ、重くて持ち去られなかった像などは傷つけられていた。(共同)

6783チバQ:2013/08/21(水) 00:09:03
http://mainichi.jp/select/news/20130820k0000e030181000c.html
エジプト:ムスリム同胞団の最高指導者逮捕 過激化の恐れ
毎日新聞 2013年08月20日 11時29分(最終更新 08月20日 12時08分)


ムスリム同胞団の最高指導者、バディア氏(中央)=2013年7月5日=AP
拡大写真 【カイロ秋山信一】軍事クーデターによってイスラム組織ムスリム同胞団出身のモルシ氏が大統領を解任されたエジプトで、治安当局は20日未明、反モルシ派への暴力を扇動した容疑などで逮捕状が出ていた同胞団の最高指導者、バディア氏を逮捕した。国営中東通信などが報じた。軍主導の暫定政権への抗議を続ける同胞団にとってトップの逮捕は大きな痛手で、組織は存続の危機にひんしている。統制力の低下から一部が過激化する恐れも出ている。

 中東通信などによると、バディア氏は、潜伏していたカイロ北東部のアパートの一室で逮捕された。潜伏場所は、治安部隊による強制排除が行われた今月14日まで約1カ月半の間、同胞団が座り込みの集会を続けていたラバ・アダウィーヤ・モスクの近くだという。バディア氏は、クーデター直後の7月5日にモスク前で演説した後、行方が分からなくなっていた。

 バディア氏は、他の同胞団指導者らとともに、反モルシ派への暴力を扇動した罪で訴追されており、今月25日に初公判が開かれることが決まっている。

 内務省によると、治安当局は14日以降だけで同胞団のメンバー1000人以上を逮捕した。7月以降、モルシ前大統領のほか、ナンバー2のシャーテル氏や同胞団系政党・自由公正党のカタトニ党首ら主要幹部は軒並み拘束されている。

 同胞団は上意下達の組織運営が徹底されている。指導層の不在は組織の混乱を招き、一部の強硬派が過激な行為をエスカレートさせる可能性がある。一方で、若手メンバーを中心に、暫定政権との和解を模索する動きもある。

 自由公正党の顧問弁護士、アブバラカ氏は19日にカイロ市内で記者会見し、「逮捕への異議申し立てや、拘束者との面会が認められておらず、不当な捜査が行われている」と暫定政権に強く抗議した。同胞団は19日夜もカイロ郊外などで抗議デモを行った。

6784チバQ:2013/08/21(水) 22:34:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130821/mds13082110100004-n1.htm
クーデターめぐり舌戦…トルコ「背後にイスラエル」 エジプト「たわごと」
2013.8.21 10:07 [中東・アフリカ]
 【カイロ=大内清】エジプト暫定政権への批判を強めるトルコのエルドアン首相が20日、モルシー前政権を崩壊させたクーデターに「イスラエルの関与があった」などと発言した。これに対し暫定政権のビブラーウィ首相は同日、トルコ側に強い不快感を表明するなど、クーデターを境とした両国関係の後退がさらに鮮明となった。

 エルドアン氏は、自身のイスラム系与党、公正発展党(AKP)の会合で、エジプトのイスラム原理主義組織ムスリム同胞団を出身母体とするモルシー氏が失脚したクーデターに触れ、「背後には誰がいるのか? イスラエルだ」と断言するとともに、「その証拠も持っている」と述べた。同氏はイスラエルの対パレスチナ政策などに批判的なことで知られる。

 この発言を受けてビブラーウィ氏は声明で、「まともな人なら信じないたわごとだ」と反論し、「(トルコへの)我慢は限界にきている」と強く非難した。

 トルコは7月のクーデター発生以降、同胞団員の摘発や座り込みの強制排除に乗り出した暫定政権を非難しており、今月中旬には駐エジプト大使の召還に踏み切った。エジプトも、トルコ海軍との合同演習を中止するなど対抗措置を取っており、両国関係は冷え込んでいた。

 エルドアン氏の発言に対しては、イスラエルの後ろ盾である米国でも、ホワイトハウスのアーネスト副報道官が、「攻撃的で、実証性がなく間違っている」と批判した。

6785チバQ:2013/08/21(水) 22:37:39
http://mainichi.jp/select/news/20130822k0000m030072000c.html
ロシア:同性愛宣伝禁止法、批判の欧米と対立鮮明
毎日新聞 2013年08月21日 22時18分

 【モスクワ大前仁】ロシアで今年6月に成立した「同性愛の宣伝を禁止する法律」をめぐり、「性差別に当たる」と批判する欧米とロシアとの価値観の相違や対立が鮮明になっている。モスクワで今月開かれた陸上の世界選手権を契機に表面化した騒動は、半年後にロシア南西部ソチでの冬季五輪開催を控えていることもあって収まりそうもない。

 女子1600メートルリレーで優勝したロシアチームのうち、2選手が17日の表彰式でキスをした。欧米メディアが「問題となっている法律への抗議」と解釈して報じたところ、当事者のクセーニャ・リジョワ選手(26)は20日の会見で、「勝利の喜びからキスした」と説明。報道が「ロシアの陸上チーム全体を侮辱した」と反発した。

 また、スウェーデンの女子選手が同性愛者支持の象徴である虹色のマニキュアを塗り大会に出場したことを、女子棒高跳びで優勝したロシアのエレーナ・イシンバエワ選手(31)が批判したことも騒ぎを広げた。イシンバエワ選手は「我々は男性と女性が暮らすことを『正常』と考える。このような行為を懸念している」と言明。英字紙モスクワ・タイムズによると、その後、英国の歌手ボーイ・ジョージさんがこの発言を批判し、同選手は「英語で話したことから誤解された」と釈明に追われた。

 問題の法律は未成年者の間で同性愛容認の風潮を防ぐ狙いで、同性愛の宣伝行為を禁じている。違反行為は明確に規定されていないが、最大100万ルーブル(約300万円)の罰金を科し、外国人も罰則対象としている。ロシアではソ連時代に同性愛を違法行為と定めるなど、タブー視する傾向が根強い。プーチン政権は保守派の支持を固める狙いで、制定したとみられている。

 ソチ五輪をめぐっては、国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長が独紙との会見で、ロシア政府から法律を適用しないと確約を得たと発言した。一方でロシアの関係閣僚は五輪開催時の外国選手や訪問客も罰則対象とする考えを繰り返している。

6786チバQ:2013/08/22(木) 22:22:55
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013082202000130.html
ドイツ総選挙まで1カ月 連立枠組み焦点
2013年8月22日 朝刊


 【ベルリン=宮本隆彦】ドイツの総選挙となる連邦議会(下院)選挙は九月二十二日に投開票される。メルケル首相(59)の高い人気を背景に保守の与党会派、キリスト教民主・社会同盟の比較第一党は揺るぎそうもない。ただ現状の支持率でみる限り、連立相手を加えても獲得議席は過半数に届かず、選挙後に大幅な連立の組み替えが起きる可能性がある。

 世論調査機関フォルザが八月十四日に発表した政党支持率では、同盟は40%で安定。メルケル氏が欧州債務(借金)危機で見せた堅実な手腕が評価されている。

 問題は連立する中道リベラルの自由民主党の不振。前回総選挙は15%近い得票率だったが、現在の支持率は5%。現行の連立政権の枠組みでは過半数獲得が厳しい情勢だ。

 一方、最大野党の社会民主党も支持率23%と伸び悩む。90年連合・緑の党と連立して政権奪取を目指すが、両党を合わせても過半数には届かない。

 このため第一党の同盟を軸に、さまざまな連立の組み替えが想定される。最有力は二〇〇五〜〇九年の第一次メルケル政権と同様に、同盟と社民党が手を結ぶ「大連立」。メルケル氏は十七日付の独紙フランクフルター・アルゲマイネのインタビューで「私が大連立は絶対ないと言っても、誰も信用しないだろう」と述べ、可能性を否定しなかった。

 ただ社民党には前回の大連立で政策的な妥協を重ねた結果、支持者離れを招いたとの思いが色濃く「大連立は常に大きな過ちだ」と警戒感が強い。

 大連立が不調な場合、保守の同盟と環境政党の緑の党による連立の目が出てくる。従来ならば考えられなかった組み合わせだが、東京電力福島第一原発事故を機にメルケル政権が脱原発に急旋回したことで現実味が出てきた。

 仮に連立相手が変わっても、債務危機に対するドイツの姿勢に大きな変化はないとみられる。主要政党がユーロ維持で一致しているためだ。反ユーロを掲げて初の国政選挙に臨む「ドイツのための選択肢」の支持率は2〜3%で低迷している。

 <ドイツ総選挙> 連邦議会の基本定数は598。任期4年。有権者は小選挙区と比例代表に1票ずつ投票する。まず比例代表の得票率に応じて全議席を各政党に配分。各党の配分数から299ある小選挙区での各党の当選者を差し引き、比例代表の議席とする。小選挙区の当選者が比例代表の配分議席を上回った場合は超過議席として認める。小政党の分立を防ぐため、比例代表で投票総数の5%以上を得るか、小選挙区で3人以上の当選者を出さないと、比例代表の議席は配分されない。

6787とはずがたり:2013/08/24(土) 02:44:26
エジプト衝突 支援に疑問の声 米、有力議員ら即時凍結求める
産経新聞2013年8月17日(土)07:56
 【ワシントン=小雲規生】エジプト治安当局によるモルシー前大統領支持派の強制排除で多数の死傷者が出たことから、米国内でエジプトへの年間13億ドル(約1270億円)の軍事支援に反発が強まっている。与野党有力議員は支援の即時凍結を要求、オバマ政権がモルシー氏追放を容認してきた責任を問う声も出ている。

 共和党の重鎮マケイン上院議員は15日のテレビ番組で、「米国法はクーデターがあった国への支援凍結を明確に定めている」と強調した。

 上院歳出委員会のリーヒ議員(民主党)も「軍事支援は停止されるべきだ」との声明を発表した。

 オバマ大統領はこれに先立ち、強制排除を強く非難し、米軍とエジプト軍の合同軍事演習の見送りなどを発表した。しかし、軍事支援の凍結に触れなかったことが批判を呼んだ形だ。

 ケリー国務長官は1日、「軍は民主主義を復興してきた」と擁護したが、オバマ政権は難しい立場に追い込まれた。マケイン氏はケリー氏の発言が「暫定政権に正当性を与え、反対派鎮圧のためには何をしてもいいというゴーサインになった」とし、オバマ政権の責任を追及している。

6788とはずがたり:2013/08/24(土) 02:44:55
>>6787
ソース忘れた
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20130817083.html

6789チバQ:2013/08/24(土) 10:32:08
>>6785
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130824-00000027-jij-spo

IOC会長、イシンバエワを批判=同性愛規制に関する英BBCでの発言で

時事通信 8月24日(土)9時7分配信



 【ロンドン時事】国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長は23日に放送された英BBC放送のインタビューで、陸上女子棒高跳びの世界記録保持者、エレーナ・イシンバエワ(ロシア)が8月にモスクワで行われた世界選手権で、同性愛に関する宣伝を規制するロシアの法律を順守するよう求める発言をしたことを批判した。
 イシンバエワは、世界選手権でスウェーデンの女子選手2人が手の爪に同性愛者の象徴である虹色のネイルを施して出場したことを批判した。ロゲ会長は「そういう発言で論争に立ち入るべきではなかった。軽率な判断だった」と話した。

6790チバQ:2013/08/25(日) 21:43:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130825/mds13082521210005-n1.htm
エジプト 旧支配層復権の流れ鮮明 ムバラク元大統領、同胞団長 同日公判 
2013.8.25 21:20 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】エジプトの首都カイロで25日、失脚したモルシー前大統領の出身母体であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団のバディーア団長と、2011年の政変で退陣したムバラク元大統領に対する公判がそれぞれ行われた。ムバラク政権崩壊で同胞団とムバラク被告の立場は、一度は逆転した。しかし、7月のクーデター後、軍を後ろ盾とする暫定政権側の締め付けで同胞団は弱体化。軍出身のムバラク被告が保釈を認められる一方、同胞団員の拘束が進む中で行われた公判は、軍に代表される旧支配層の復権の流れを強く印象付けた。

 バディーア被告は、シャーティル、バイユーミ両副団長らとともに、6月末にカイロの同胞団本部で発生した銃撃戦で反モルシー派デモ隊殺害を指示した罪などに問われている。この日の初公判で同被告らは「安全上の理由」から出廷せず、実質審理は10月29日の次回公判以降に行われることが決まった。

 一方、ムバラク被告は11年の反政府デモでデモ隊殺害を命じた罪などに問われ、12年6月に終身刑判決を受けたものの、その後、司法当局が裁判のやり直しを命令。この日、カイロ郊外の特別法廷に息子2人らと出廷した同被告はサングラスを着用し、終始、余裕の表情を浮かべた。

 エジプトでは今年に入り、ムバラク旧政権の関係者が相次いで釈放され、ムバラク被告も今月22日、保釈を認められた。旧政権関係者らは、7月のクーデターにつながった大規模な反モルシーデモの動員にも大きな役割を果たしたとみられており、政治への影響力を取り戻しつつある。

 国民のムバラク政権への嫌悪は現在もくすぶっている。しかし、政府系・独立系メディアがともに反同胞団キャンペーンを展開していることや軍への支持の高さもあり、一部で暴力的な抗議行動を行う同胞団への反感は反ムバラク感情を上回っている。現時点で同被告保釈への目立った異論は出ておらず、同胞団が25日、カイロなどで行った抗議デモもごく小規模なものにとどまった。

 エジプトでは、ムバラク政権の恩恵を受けてきた層が軍や司法、メディア、官・財界などに広く根を張っている。そうした勢力にとっては、軍が強権を振るえる非常事態令下の現在が、最大の政敵である同胞団を追い詰め、自身らの復権に向けた流れを作る絶好機となっているとみられる。

6791チバQ:2013/08/25(日) 21:48:36
http://mainichi.jp/select/news/20130824k0000m030157000c.html
ドイツ:脱原発 増えるCO2 メルケル政権ジレンマ
毎日新聞 2013年08月24日 08時30分

 2011年3月の東京電力福島第1原発の事故後、22年までの段階的な「脱原発」を決めたドイツ。発電量に占める原子力の割合は減り、逆に風力や太陽光など再生可能エネルギーの割合が増えている。だが原発を減らす分の「穴埋め」として、地球温暖化の原因とされるCO2排出増加につながる石炭依存が進むのも事実だ。

 欧州連合(EU)によると昨年、加盟27カ国(当時)中23カ国が前年比でCO2排出量を減らしたのに対し、ドイツは逆に約640万トンの増加だった。国際会議などでアンゲラ・メルケル首相(59)は世界的な「CO2削減」を訴えるが、ドイツ自身が石炭依存を断ち切れない。米国で新型天然ガス「シェールガス」の生産が拡大していることなどから石炭価格は世界的に下落傾向にあり、「安く買える」利便性も背景にある。

 9月22日の連邦議会選(総選挙)では、脱原発に伴うこうした矛盾解消も争点の一つ。特に熱心に対策の必要性を訴えているのが環境政党・緑の党だ。

 シュレーダー政権(1998〜2005年)で緑の党は社会民主党と連立与党を組み、02年の脱原発法制化を実現させた実績がある。ドイツはその後メルケル政権が一度は原発延長に転じたが、福島事故後に再び脱原発に落ち着いた。だが皮肉なことに、脱原発決定後は緑の党の「存在意義」が有権者に見えにくくなった側面もある。福島事故直後の11年4月の世論調査で一時28%まで上昇した緑の党の支持率は現在、14%前後止まり。そこで今、公約に掲げるのが30年までの電源における「脱・石炭」だ。

 「野心的だが、再生エネルギーのダイナミックな増加率を見れば可能な案だ。(全発電量に占める)再生エネの割合は数年前はわずか10%台だったが、昨年は25%近くまで上昇している。やがては石炭に代わることができる」。緑の党で環境政策に携わるベルベル・ヘーン議員(61)は、再生エネ普及のペースを上げることで石炭の代替は実現可能と分析する。

 一方、メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟は、選挙公約で石炭削減には踏み込んでいない。「再生エネの不安定性を埋め合わせるため、近代的で効率の良い石炭・ガス発電所は必要」と指摘し、急激な再生エネへの移行を避け、今後も石炭を使う立場だ。

 「エネルギー転換は長期戦だ」。ベルリン自由大学のルッツ・メッツ博士(エネルギー政策)は話す。「最近の議論は発電ばかりに目を奪われがちだが、ドイツでは暖房と給湯がエネルギー消費の大部分を占める。まずはこの消費をいかに抑えるか。長期的な省エネやエネルギー効率化が重要だ」

 電気料金の高騰や送電網の未整備など多くの課題に直面するドイツ。11年の脱原発決定以降、初となる国政選挙には「長期戦」となるエネルギー政策の次の一手がかかっている。

    *    

 ドイツ総選挙の投票まで1カ月を切った。選挙戦の主な争点や課題を探る。【ケルン(独西部)で篠田航一】

6792チバQ:2013/08/25(日) 21:49:36
http://mainichi.jp/select/news/20130825k0000m030057000c.html
イタリア:連立、亀裂深まる 経済回復阻む恐れ
毎日新聞 2013年08月24日 22時03分(最終更新 08月24日 23時26分)

 【ローマ福島良典】系列メディア企業の脱税事件で禁錮4年(恩赦法により1年に短縮)の最高裁有罪判決を受けたベルルスコーニ元首相(76)の処遇を巡り、レッタ大連立政権が揺れている。政権の「後ろ盾」である元首相が政界残留を求めてレッタ首相の中道左派・民主党への圧力を強め、連立内の亀裂が深まっているためだ。連立崩壊や解散・総選挙で政治が混乱すれば、回復の兆しが見え始めた経済に悪影響が出るのは必至だ。

 元首相は高齢のため禁錮刑は自宅軟禁または社会奉仕活動で代替される見通しで、10月半ばまでにどちらかを選択しなければならない。だが、それに先立ち、上院の委員会が9月9日、判決に伴う元首相の上院議員資格剥奪の可否を審議する予定で、民主党委員は「剥奪」に賛成票を投じると宣言している。

 これに対し、元首相率いる中道右派・自由国民のアルファノ幹事長は、レッタ首相との会談などで民主党に反対票を投じるよう要請。元首相はイタリアメディアのインタビューで「船に乗っている友人があなたを海に突き落とせば、船の針路はぶれてしまう」と述べ、民主党に連立崩壊の恐れを警告した。

 ユーロ圏の主要国はプラス成長を記録しているが、イタリアの今年第2四半期の国内総生産(GDP)速報値は前期比0.2%減。マイナス幅は縮まったものの、景気後退期から抜け出すのは早くとも今年後半の見通し。雇用情勢が改善するまでには、さらに時間がかかる。

 このため、ナポリターノ大統領は各陣営に対して「国が不安定になれば経済回復の機を逸してしまう」とレッタ政権の存続に協力するよう呼びかける。

 元首相は24日、自由国民の幹部・閣僚を集めて戦略会議を開き、今後の対応を協議した。自由国民内タカ派は「連立離脱や集団議員辞職で解散・総選挙に持ち込むべきだ」と主張しているが、ハト派は「民主党を他の勢力と組ませるだけで、好ましくない」として、民主党との妥協点を探るよう求めている。

 だが、民主党やレッタ首相が元首相の要求を丸のみすれば、世論から「なれあい」との批判を浴びるのは避けられない。

 イタリア政治は「最高裁で有罪判決を受けた元首相をなんとか政治的に延命させようとして『重体』に陥っている」(イタリア人元記者)状態だ。2月の総選挙で既成政党批判を繰り広げて台頭した野党の新興政治団体「五つ星運動」は、総選挙の即時実施を求めて連立与党に揺さぶりをかけている。

6794チバQ:2013/08/27(火) 20:44:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130827/amr13082713320006-n1.htm
ブラジル外相が引責辞任 岸田氏との会談直前
2013.8.27 13:28

ブラジルのパトリオタ外相(AP)
 ブラジル大統領府は26日、パトリオタ外相の引責辞任を発表、後任に外交官出身のルイス・フィゲイレド氏を指名した。ブラジル人外交官が24日、隣国ボリビアで実刑判決を受けた同国の野党国会議員を両政府の許可なく陸路入国させたことにボリビア側が反発していた。

 岸田文雄外相は9月上旬にパトリオタ氏と会談する予定だったが、フィゲイレド氏が対応することになりそうだ。同氏は昨年6月の国連持続可能な開発会議(リオ+20)で交渉担当官を務めた。地元メディアによると、パトリオタ氏は国連大使に就任する見通し。

 ボリビアの野党議員は昨年5月、同国で公金横領などの罪に問われ、主要都市ラパスのブラジル大使館に亡命、昨年6月に欠席裁判で禁錮1年の実刑判決を受けた後も滞在を続けていた。(共同)

6795チバQ:2013/08/29(木) 04:43:42
http://news.livedoor.com/article/detail/8006856/
インド議会「犯罪汚染」に打つ手なし
ニューズウィーク日本版2013年08月28日15時52分
コメント 1 . インドの議会は刑務所内で開いたほうが手っ取り早い、と言っても過言ではない。

 選挙の監視を行っているニューデリーの市民団体「民主改革協会(ADR)」によれば、インド議会(下院)では選挙で選ばれる543人の議員のうち162人が、州議会では全国の4032人のうち1258人が刑事犯罪の疑いを掛けられている。おまけに統計を見ると、犯罪歴のある立候補者の当選確率は、そうでない立候補者の2倍近い。

 7月、インド最高裁は服役中と拘束中の人物の被選挙権を認めないとの判断を示したが、各政党はこぞって激しく反発。司法の権限を逸脱した判断だと、最高裁を非難する始末だ。

 政治家が金銭スキャンダルで疑いを掛けられるケースはほかの国でも決して珍しくないが、インドの場合、政治家たちが問われているのは経済犯罪だけではない。下院議員の10分の1以上が誘拐、レイプ、殺人など暴力犯罪の容疑をかけられている。

 04年の総選挙で、モハメド・シャハブディン議員(ビハール州選出)は、ライバル政党の運動員を殺害目的で誘拐(その後行方不明)した疑いで収監されていたのに4期連続で当選。選挙の後、対立候補の運動員9人が殺害された。

 ウッタルプラデシュ州議会議員のラグラジ・プラタップ・シンは05年、「テロ防止法」に基づく誘拐容疑で拘束中だったにもかかわらず、州政府の閣僚に就任した(シンは、今年3月に地元警察官が殺害された事件でも捜査対象になっている)。

 この状況は簡単には変わらないだろう。犯罪容疑のある政治家たちは莫大な資金力と政治力を持っていて、有権者(や対立候補)を買収したり、脅したりできる。しかもインドの政党は、犯罪歴のある人物でも候補者に指名する。「政治力と資金力がある上に、政党がお墨付きを与えている」と、ADRのアニル・バイルワルは言う。

 裁判所の力が弱いインドでは最高裁の判断も効果は怪しい。容疑者の立候補禁止は、政治家に対してだけ「無罪の推定」ではなく「有罪の推定」を課すものだとして議会に無効とされる可能性もある。有罪になった犯罪者の立候補禁止も、裁判が長いインドでは大した意味がない。判決が下る頃には政治家を引退しているだろう。

 インド議会の「犯罪汚染」が解消する日はいつ来るのか。

[2013.8.20号掲載]

ジェーソン・オーバードーフ

6796チバQ:2013/08/29(木) 21:43:59
http://mainichi.jp/select/news/20130824ddm007030042000c.html
ドイツの選択:’13総選挙/1 メルケル政権、ジレンマ 脱原発、増えるCO2 野党「脱石炭」で対抗
毎日新聞 2013年08月24日 東京朝刊

 ドイツ西部ケルン郊外の森から白煙が噴き上がる。一瞬、山火事のように見えたが、近付くと天を突くような円筒形の建物が姿を現す。昨年8月、発電効率の良い最新設備が増設されたノイラート褐炭火力発電所だ。落成式では二酸化炭素(CO2)を排出する石炭・褐炭(水分が多く低品質の石炭)依存に反対する環境団体らが付近でデモを繰り広げる中、アルトマイヤー環境相が祝辞を述べた。「石炭、褐炭にはまだ多くの可能性がある」

 2011年3月の東京電力福島第1原発の事故後、22年までの段階的な「脱原発」を決めたドイツ。発電量に占める原子力の割合は減り、逆に風力や太陽光など再生可能エネルギーの割合が増えている。だが原発を減らす分の「穴埋め」として、地球温暖化の原因とされるCO2排出増加につながる石炭依存が進むのも事実だ。

 欧州連合(EU)によると昨年、加盟27カ国(当時)中23カ国が前年比でCO2排出量を減らしたのに対し、ドイツは逆に約640万トンの増加だった。国際会議などでアンゲラ・メルケル首相(59)は世界的な「CO2削減」を訴えるが、ドイツ自身が石炭依存を断ち切れない。米国で新型天然ガス「シェールガス」の生産が拡大していることなどから石炭価格は世界的に下落傾向にあり、「安く買える」利便性も背景にある。

 9月22日の連邦議会選(総選挙)では、脱原発に伴うこうした矛盾解消も争点の一つ。特に熱心に対策の必要性を訴えているのが環境政党・緑の党だ。

 シュレーダー政権(1998〜2005年)で緑の党は社会民主党と連立与党を組み、02年の脱原発法制化を実現させた実績がある。ドイツはその後メルケル政権が一度は原発延長に転じたが、福島事故後に再び脱原発に落ち着いた。だが皮肉なことに、脱原発決定後は緑の党の「存在意義」が有権者に見えにくくなった側面もある。福島事故直後の11年4月の世論調査で一時28%まで上昇した緑の党の支持率は現在、14%前後止まり。そこで今、公約に掲げるのが30年までの電源における「脱・石炭」だ。

 「野心的だが、再生エネルギーのダイナミックな増加率を見れば可能な案だ。(全発電量に占める)再生エネの割合は数年前はわずか10%台だったが、昨年は25%近くまで上昇している。やがては石炭に代わることができる」。緑の党で環境政策に携わるベルベル・ヘーン議員(61)は、再生エネ普及のペースを上げることで石炭の代替は実現可能と分析する。

 一方、メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟は、選挙公約で石炭削減には踏み込んでいない。「再生エネの不安定性を埋め合わせるため、近代的で効率の良い石炭・ガス発電所は必要」と指摘し、急激な再生エネへの移行を避け、今後も石炭を使う立場だ。

 「エネルギー転換は長期戦だ」。ベルリン自由大学のルッツ・メッツ博士(エネルギー政策)は話す。「最近の議論は発電ばかりに目を奪われがちだが、ドイツでは暖房と給湯がエネルギー消費の大部分を占める。まずはこの消費をいかに抑えるか。長期的な省エネやエネルギー効率化が重要だ」

 電気料金の高騰や送電網の未整備など多くの課題に直面するドイツ。11年の脱原発決定以降、初となる国政選挙には「長期戦」となるエネルギー政策の次の一手がかかっている。

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 ドイツ総選挙の投票まで1カ月を切った。選挙戦の主な争点や課題を探る。【ケルン(独西部)で篠田航一】=つづく

6797チバQ:2013/08/29(木) 21:45:10
http://mainichi.jp/select/news/20130825ddm007030165000c.html
ドイツの選択:’13総選挙/2 国益かかる武器輸出
毎日新聞 2013年08月25日 東京朝刊

 2011年5月2日、パキスタン北部アボタバード。国際テロ組織アルカイダ指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者(当時54歳)の殺害に向かう米特殊部隊員は、命中精度の高いライフル銃を手にしていた。「殺害成功」が世界に報じられた後、その銃に注目が集まった。オバマ政権が国家の威信をかけて襲撃に使用した銃は、ドイツ南部オベルンドルフに本社を置く世界的銃器メーカー「ヘックラー&コッホ」社製と伝えられた。

 製造元と報じられた同社は、すぐに談話を出した。「当社製品がどの作戦に使われたか特にコメントはしない」。公式にはノーコメントだが、既に欧米では公然の秘密となり、「ビンラディンを倒した銃」として名を上げた。

 ここ数年、ドイツは武器輸出大国として存在感を増している。現在は米国、ロシアに次ぐ世界第3位。中東やアジアへの輸出も目立つ。ドイツ経済技術省によると、欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)といった伝統的同盟国以外の「第三国地域」向けに許可された輸出総額で、11年は22億9800万ユーロ(約3000億円)と、02年の7億4460万ユーロからほぼ3倍に増加した。

 サウジアラビアへの戦車売却は批判も浴びた。「アラブの春」と呼ばれた中東の民主化運動の一つに数えられるバーレーンの反政府デモで、これを弾圧したバーレーン政府をサウジ政府が支援していたため、「民主化を弾圧する側への武器供与は問題」とされたのだ。非営利組織「ボン国際軍民転換センター」のマーク・フォン・ベムケン上級研究員は「ユーロ危機などで欧州の兵器市場は縮小したため、軍需産業は新規市場として欧州以外を必要としている」と背景を説明する。

 アンゲラ・メルケル首相(59)は「武器による治安維持」と教育で紛争地域は平和に向かうとの見解を示し、欧米以外への武器輸出を正当化する。だが野党側は「中東をさらに不安定化させる」と批判。最大野党・社会民主党の首相候補、ペール・シュタインブリュック前財務相(66)は「私の政権になれば、武器輸出に歯止めをかける」と訴える。

 ナチスを生んだ反省から戦後のドイツ(西独)は軍事力の誇示に慎重な立場を続けてきた。一方で武器を「輸出品」としてしたたかに使う。輸出大国としての国益死守のためでもある。

 この姿勢にドイツと国交を持つ北朝鮮も神経をとがらせる。イラン国営ラジオによると、ドイツが最近、韓国への巡航ミサイル売却を決めたことについて、北朝鮮の外交関係者が7月、「この決定は、わが国への敵対行為とみなす」と語ったという。一方、混迷するエジプト情勢を受けウェスターウェレ外相が「エジプトへの輸出を見合わせる」と表明するなど、輸出の是非を巡る議論は続く。

 選挙後、仮に今の野党が政権入りした際、輸出方針はどう変わるのか。それはドイツを遠く離れた紛争地にも影響する判断となる。【ベルリン篠田航一】=つづく

6798チバQ:2013/08/29(木) 21:46:24
http://mainichi.jp/select/news/20130826ddm007030072000c.html
ドイツの選択:’13総選挙/3 家賃抑制、与野党競う 問われる低所得者支援
毎日新聞 2013年08月26日 東京朝刊

 ドイツの首都ベルリンで皮肉な事態が起きている。財政危機に陥ったギリシャやイタリアなど南欧諸国の富裕層が、欧州で最も安全な投資先として経済大国ドイツの不動産を次々に買い求めているのだ。こうした需要増の影響や好調な経済の後押しもあり、ベルリンでは昨年の1平方メートル当たり賃貸不動産価格が2005年比で3割以上も上昇。団体職員のコンスタンティン・トレットラーさん(34)は「以前は400ユーロ(約5万2000円)弱だった家賃が09年から頻繁に上がり、今年は465ユーロ(約6万円)になった。上昇が激しすぎる」と嘆く。不動産大手企業IVGのバイエルレ調査研究員は、独紙で「外国人はドイツの不動産の安定性を評価しており、高額物件も迷わず買う」と分析している。

 昨年10月、ドイツ入居者連盟のフランツゲオルク・リップス会長は「特に大都市圏で家賃高騰や住居不足が目立つ。政府は対策を取るべきだ」と警告した。同連盟によると、ベルリンなど10都市で計10万件の賃貸住宅が不足し、月収1300ユーロ(約17万円)前後の低所得者層の生活を圧迫しているという。

 9月のドイツ連邦議会選(総選挙)の争点の一つが、低所得者への対策だ。ドイツの持ち家比率は約4割と日本や米国の約7割に比べてずっと低く、多くの人は賃貸住宅に住む。このため、家賃高騰は大きな関心事なのだ。

 最大野党・社会民主党は、早くから「家賃上昇抑制」「児童手当拡充」などを掲げ、低所得者層の支持拡大を狙った。同党の首相候補、ペール・シュタインブリュック前財務相(66)は「数百万人の市民が最低限の生活水準を脅かされている」と訴え、家賃上昇率に数値制限を設ける考えを示す。

 ところが6月になって、アンゲラ・メルケル首相(59)率いる保守系のキリスト教民主・社会同盟も家賃対策を選挙公約に取り入れた。「元々は社民党のアイデア」とメルケル首相はあっさり認め、「まるで盗作」(ウェルト紙)との指摘も出たが、国民的関心が高いテーマは無視できなかった。これに対し社民党や緑の党など野党は、所得増税や富裕層への課税強化を掲げ、差別化を図る。

 ドイツでは近年の輸出拡大などに支えられ失業者は減った。だが低賃金労働が広がり、貧富の差が固定化されたとの指摘もある。仕事を持ちながら、その収入だけでは生活が苦しく、日本の生活保護に似た「失業手当2型」を受ける人は約130万人。仕事を持つ人の割合は昨年、受給者全体の3割を超えた。

 一見、好調な経済を謳歌(おうか)するドイツ。その陰で、こうした低所得者層への支援策が選挙戦で問われている。【ベルリン篠田航一】=つづく

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6799チバQ:2013/08/29(木) 21:47:15
http://mainichi.jp/select/news/20130827ddm007030155000c.html
ドイツの選択:’13総選挙/4 盗聴への関与、争点化
毎日新聞 2013年08月27日 東京朝刊


東西冷戦期、旧西ベルリンに設置されていたNSAの通信傍受施設の跡地。今は人気の見学スポットだ
拡大写真 ベルリン西部の標高約120メートルの小高い山「トイフェルスベルク(悪魔山)」の頂を目指し、松林の小道を登ると、突然、丸いドーム型建築物が目に飛び込んできた。東西冷戦の最前線だった旧西ベルリンに、米国家安全保障局(NSA)が設置した通信傍受施設の跡地だ。冷戦終結後は廃虚となり、今は私有地だが土地の管理者に入場料7ユーロ(約900円)を払えば見学できる。NSAによる世界的な盗聴が6月に暴露されて以降、急速にベルリンの人気スポットになり、今は毎日約100人が訪れるという。

 冷戦後の今も、NSAがドイツ国内でメールや電話など通信傍受を続けていたことが6月に発覚した。同盟国の米国が、自分たちを監視対象にしていた事実にドイツ国民は衝撃を受けた。メルケル政権も、米国の「共犯」と疑われた。

 9月22日に連邦議会選(総選挙)を控え、これは野党にとって絶好の「争点発見」(独紙)だった。攻撃材料を得た野党・社会民主党は「政府は全容を説明せよ」と度々要求。ドイツでは旧東独の秘密警察による監視社会を経験した世代も健在で、盗聴に対する国民の嫌悪感は根強い。

 だが風向きが変わったのは7月だ。自国の情報機関「ドイツ連邦情報局(BND)」も長年、NSAの盗聴に協力していたと報じられた。BNDを統括するのは歴代の首相府長官のため、困ったのは社民党だ。1998〜2005年のシュレーダー政権時代の長官は主に社民党のシュタインマイヤー前外相。当然、「知っていたのでは」との質問攻めにあい、「知らなかった」と釈明に追われた。

 世論調査で野党の支持率は伸びず、社民党内からも「真の危機はテロや組織犯罪だ。NSA問題を大げさにあおるのは適切でない」(シリー元内相)と争点化を疑問視する声が上がり始めた。

 戦後のドイツ(西独)にとって、対米協調は欧州統合と並ぶ外交の基本路線。「米独首脳はどんなに緊張関係にあっても、互いの国益をよく認識している」(ヨゼフ・ブラムル独外交政策協会研究員)のが現実だ。メルケル首相側近のポファラ首相府長官は8月12日、米独が互いの国でスパイ行為を禁じる協定の締結を準備していることを明言し、必死に事態収拾を図っている。「選挙後を考えれば、いつまでも米国とのもめ事を続けられない」(与党筋)との基本認識は、どの党も変わらないとみられる。

 突如浮上した「外来」の争点で、野党は得点を稼げるのか。「悪魔山」の廃虚が、候補者が走るベルリンの街を見下ろす。【ベルリン篠田航一】=つづく

6800チバQ:2013/08/29(木) 21:48:21
http://mainichi.jp/select/news/20130828ddm007030152000c.html
ドイツの選択:’13総選挙/5止 理想ある政治、待望論
毎日新聞 2013年08月28日 東京朝刊


国家の信用力の指標の一つ、10年ものの国債金利
拡大写真 「介入したのは事実だ」。アンゲラ・メルケル首相(59)は6月末、欧州連合(EU)本部があるブリュッセルでの記者会見で、ドイツの“ごり押し”を認めた。

 自動車排ガスの二酸化炭素を規制するEUの地球温暖化対策をめぐり、メルケル首相は当時の議長国アイルランドに電話し、大使級会議の直前に議事から外させた。独自動車大手が規制をクリアできないためで、他の加盟国は「総選挙に配慮した」とみる。

 好調の経済を背景にEUで指導的立場を確かにしたメルケル首相は、欧州債務危機対策もリードした。だがその評価は必ずしも高くない。

 メルケル首相は南欧諸国に厳しい緊縮財政を要求し、その結果、各国の失業率は軒並み2割を超えた。ギリシャ外交筋は「我々も間違ったがメルケル首相も誤った」と批判。大幅な借金棒引きなど思い切った対策を打ち出さないまま救済策が2010年、12年の2度にわたり、今も不安がくすぶる現状に「ギリシャの経済規模はドイツの1割にも満たない。ドイツは危機を止める経済的余裕があったのに止めようとしなかった」と恨み節を口にする。

 危機の再発防止にはさらなる統合が必要という点でフランスと同調し、6月のEU首脳会議で具体化するはずだったが、ドイツは結局、年末以降に先送りさせた。ためらいがちなメルケル首相に仏外交筋は「彼女にとってEUの優位性が高くない。だから事態が動かない。そこがコール元首相と違う」といらだつ。

 コール元首相は東西ドイツ統一と欧州統合を頑固に押し通した。東欧の外交官は「メルケル首相には情熱がない。あるのはEUの利益を大きくする計算だ」と冷ややかだ。

 ドイツ最大野党・社会民主党の首相候補、ペール・シュタインブリュック前財務相(66)も、メルケル首相の「債務危機対策の遅れ」を厳しく批判する。

 一方、ドイツ外交筋は「情熱的なコール氏と違いメルケル首相はあっさりしている。だがその冷静さと合理性が危機には良かった」と擁護する。

 来年EUは、欧州議会選挙、新しい欧州理事会常任議長(大統領)の選出、内閣にあたる欧州委員会の新委員選出という節目を迎える。各国で反EU政党が伸長しており、EUの運営はさらに厳しくなる。「実務的なだけなら混乱する。理想を持った指導者が欲しい」。北欧の外交官はドイツの変化に期待する。【ブリュッセル斎藤義彦】=おわり

6801チバQ:2013/08/30(金) 21:18:40
http://mainichi.jp/select/news/20130830k0000e030253000c.html

対シリア:欧州、イラクの苦い記憶 薄い根拠に世論厳しく

毎日新聞 2013年08月30日 13時19分(最終更新 08月30日 14時12分)



フランスや外国軍がシリアに介入することに反対し、プラカードを掲げるデモ参加者ら=パリで2013年8月29日、AP
フランスや外国軍がシリアに介入することに反対し、プラカードを掲げるデモ参加者ら=パリで2013年8月29日、AP

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 【ベルリン篠田航一、ブリュッセル斎藤義彦】シリアの化学兵器使用疑惑を巡り、英議会が軍事攻撃を容認する動議を否決したのは、国連安保理が認める以外の武力行使は「違法」だとする欧州の市民感覚に合致したものだ。イラク戦争を巡り分裂した欧州にとり、根拠が明白でない武力行使に対する疑問は強い。ドイツは29日、国連で化学兵器疑惑に対処するよう米露に働きかける仲介外交を開始。性急な武力行使に欧州を巻き込む米国のシナリオは根本的な見直しを迫られそうだ。

 欧州での報道によると、最新の世論調査では、限定的な空爆を想定した武力行使について英国で50%、フランスで59%、ドイツで58%が反対を表明。欧州では武力行使懐疑派が多数を占めるようになっている。厳しい世論を背景にイタリアなどが国連安保理決議がない作戦には参加しない方針を表明。武力行使を米英と準備中だったフランスのオランド大統領も29日に「政治的解決が必要だ」と、トーンダウンした。

 最も敏感なのは総選挙を9月22日に控えたドイツで、与野党とも武力介入への協力には慎重な姿勢を取った。メルケル首相は29日、野党の要求も入れてプーチン露大統領、オバマ米大統領に電話し、国連で政治解決をはかるよう求める仲介外交に乗り出した。

 独首相府によると、メルケル首相とプーチン大統領は、化学兵器使用疑惑に「国連で対応すべきだ」との点で一致。シリア内戦は「政治対話でしか解決できず、ジュネーブでの和平会議開催を目指す」ことで合意した。

 メルケル首相はオバマ大統領と電話で協議。化学兵器使用が「重大な国際法違反である」と確認したうえで、首相は大統領に「国連が責任を果たすべきだ」との考えを伝えた。

 オバマ米大統領は、武力行使の前提として「広範な国際連携」が必要だと述べていたが、英議会の否決やドイツの方針転換で欧州からの協力は簡単には得られなくなった。

 欧州で武力攻撃を急ぐことに反対する意見が強い背景には、安保理決議のないまま2003年に開戦したイラク戦争の経験がある。イラク戦争で欧州は賛成する英国や東欧諸国、反対する独仏などに分裂。独仏は米国に「古い欧州」と非難された。

 戦争の根拠となった米英情報機関による大量破壊兵器の情報が戦後にうそだとわかり、各国に深い傷を残した。その後、欧州連合(EU)の統合が進み「分裂」は消えたが、苦い記憶は深く刻まれている。

6802チバQ:2013/08/30(金) 21:19:34
http://mainichi.jp/select/news/20130830k0000e030205000c.html

シリア攻撃:英下院が否決 米、単独行動も

毎日新聞 2013年08月30日 11時15分(最終更新 08月30日 12時29分)


 【ロンドン小倉孝保、ワシントン白戸圭一】英下院(定数650)は29日夜(日本時間30日朝)、内戦が続くシリアのアサド政権による化学兵器使用疑惑への対処で政権側軍事施設などの攻撃を容認する英政府提出の動議を、反対285、賛成272で否決した。与党議員も反対票を投じた。これを受け、キャメロン首相は「議会に従う」と明言、ハモンド国防相も攻撃参加を否定した。米国ではオバマ政権高官が議会幹部に軍事行動計画を説明し、ロイター通信によると「アサド政権の化学兵器使用には疑いがない」と伝達。米主要メディアによると政府高官は「単独攻撃もあり得る」と述べた。

 主戦論を主導していた英国が攻撃を断念したことで、米国が対シリア軍事行動の前面に立つ公算が大きくなった。

 英政府の動議は、アサド政権が21日に化学兵器を使用したと断定。シリア国民の保護と化学兵器の使用阻止を目的に「適法で適切」な軍事行動が必要になると述べていた。

 これに対し野党労働党は▽シリア政府が化学兵器を使用した説得力ある証拠の提示▽化学兵器使用疑惑の国連調査団の調査結果を基に国連安全保障理事会が協議・投票−−などの修正を要求した。

 キャメロン首相は否決を受け「国民の見解を反映する英国議会の軍事行動不支持は明白だ。政府はこれに従い行動する」と述べた。

 ハモンド国防相はBBC放送に対し英国軍の対シリア攻撃不参加を明言。「(米国は)攻撃をやめないだろう」とも述べた。

 一方、オバマ米政権は29日、アサド政権による化学兵器使用の証拠と対シリア軍事行動計画を、閉会中の連邦議会の幹部ら26人を対象に約1時間半にわたる電話協議で説明。ケリー国務長官、ヘーゲル国防長官、クラッパー国家情報長官らが参加し、アサド政権側による使用に「疑いはない」と述べた。米CNNテレビによると、米情報機関は先週、化学兵器攻撃後のシリア軍最高幹部らの交信を傍受している。オバマ政権は週内に証拠を公表し軍事攻撃への理解を求める構えだ。

 英国の攻撃参加断念について、ホワイトハウスのアーネスト副報道官は29日、「大統領は米国の国益に基づき適切な対応を決断する」と述べ米国の単独攻撃もありうると示唆した。野党共和党のベイナー下院議長は攻撃に関し「議会との更なる協議と米国民への説明が必要」と述べた。

6803チバQ:2013/08/30(金) 21:20:17
http://mainichi.jp/select/news/20130831k0000m030048000c.html

シリア:G20にも暗雲…米と議長国ロシアに溝

毎日新聞 2013年08月30日 20時41分(最終更新 08月30日 21時16分)


 【モスクワ田中洋之】緊迫化するシリア情勢は、9月5、6日にロシア北西部サンクトペテルブルクで開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議に暗雲を広げつつある。シリアへの軍事介入を準備する米国などと、攻撃に反対するロシア、中国の立場は大きく異なるためだ。そもそも米露関係がぎくしゃくしている中で、ホスト役のプーチン大統領が「国際協調」を演出するのは難しそうだ。

 ロシアのウシャコフ大統領補佐官(外交担当)は30日、「G20首脳会議の議題にシリア問題は含まれていない」と指摘。一方で、シリア情勢は緊急の課題であり、各国首脳が会議の場で言及したり、個別の首脳会談で協議されるとの見通しを示した。

 プーチン大統領はロシアが初めて主催するG20首脳会議を故郷のサンクトペテルブルクに誘致。世界経済の回復に向けた投資拡大などを主要議題として準備を進めてきた。しかし、直前になってシリアへの軍事介入の動きが外交課題の焦点として浮上した。

 シリア情勢をめぐって、プーチン大統領は首脳会議中に中国の習近平国家主席と個別会談する予定で、軍事攻撃に反対の立場で一致するものとみられる。両首脳は今年3月にもモスクワで会談しており、中露共闘で欧米に対抗したい考えだ。

 一方、シリア攻撃が強行される場合、ロシアが米国への反発を強めるのは必至だ。米露関係は米ミサイル防衛(MD)計画や、米中央情報局(CIA)元職員のスノーデン容疑者のロシア一時亡命受け入れなどで冷え込み、G20直前にモスクワで予定されたプーチン大統領とオバマ米大統領との首脳会談がキャンセルされたばかり。シリア軍事介入は米露間の決定的な亀裂につながる恐れもある。

6804チバQ:2013/08/30(金) 21:23:48
http://mainichi.jp/select/news/20130831k0000m030012000c.html

ロシア:反プーチンのブロガーが存在感 モスクワ市長選

毎日新聞 2013年08月30日 18時29分(最終更新 08月30日 19時34分)



ナバリヌイ氏=2013年8月27日、AP
ナバリヌイ氏=2013年8月27日、AP

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 【モスクワ田中洋之】ロシアの首都モスクワで9月8日に行われる市長選に立候補している反プーチン政権ブロガーのナバリヌイ氏(37)が存在感を示している。現職のソビャーニン氏(55)=6月に辞任し市長代行=が優勢を保つが、市民に直接支持を訴える手法で一定の浸透を見せている。

 「モスクワからロシアを変えよう」をスローガンに掲げるナバリヌイ氏は連日、市民との対話集会を開催。汚職問題以外に、医療、年金、不法移民など身近な政策課題を取り上げている。選挙活動は一般からの募金やボランティアが支え、募金の使途をネットで公開するなど、従来のロシアの選挙で見られなかったスタイルを貫く。候補者6人のうち2位につけている。

 ナバリヌイ氏は7月に横領罪で禁錮5年の実刑判決を受けて収監され、立候補見送りも取りざたされたが、国内に抗議行動が広がり釈放された。

 全ロシア世論調査センターによると、7月上旬〜8月下旬にソビャーニン氏の支持率が54%から52%に下がる一方、ナバリヌイ氏は8%から11%と増加。ナバリヌイ陣営は「決選投票に持ち込めば逆転勝利の可能性はある」と指摘する。

 モスクワは政治的自由を求める中間層が多く、昨年3月の大統領選で当選したプーチン氏の市内での得票率は47%と全国平均の64%を大きく下回った。

 ナバリヌイ氏は18年の次期大統領選に出馬意向を示しており、今回の市長選は結果にかかわらず、プーチン大統領に対抗できる政治家としてのステップにつながるとの見方が出ている。

6805チバQ:2013/08/31(土) 16:15:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130831/mds13083115550009-n1.htm
【シリア情勢】
ダマスカスの金曜礼拝…祈りの場に砲声と敵意
2013.8.31 15:51
30日、ダマスカスのウマイヤド・モスクの金曜礼拝で目を閉じて祈る市民(共同)
30日、ダマスカスのウマイヤド・モスクの金曜礼拝で目を閉じて祈る市民(共同)
 神聖な礼拝の空間でも内戦による絶え間ない砲声が聞こえる。30日、シリアを代表する首都ダマスカスのウマイヤド・モスク(イスラム教礼拝所)で行われた金曜礼拝。イマーム(指導者)はシリアを攻撃しようとする米国への敵対心をむき出しにした。

 ウマイヤド・モスクは世界遺産に登録されたダマスカス旧市街の中核をなす。化学兵器攻撃があったとされるアサド政権と反体制派の戦闘地域からはわずか2キロ程度しか離れていない。開け放たれた扉から「ポーン。ポーン」と砲弾を撃つ音が飛び込んでくる。

 集まった信者は約千人。国営テレビで生中継されるイマームの説教は米国批判に入ると絶叫調に変わった。「米国は大量破壊兵器があると嘘をついてイラクを侵略し多数の人を殺した。シリアでも再び嘘をついているが、われわれは国を守らなくてはならない」(共同)

6806チバQ:2013/08/31(土) 22:42:39
>>4365
http://mainichi.jp/select/news/20130901k0000m030028000c.html

露大統領:イシャエフ極東発展相を解任

毎日新聞 2013年08月31日 19時05分(最終更新 08月31日 22時28分)



極東発展相を解任されたビクトル・イシャエフ氏=橋本政明撮影
極東発展相を解任されたビクトル・イシャエフ氏=橋本政明撮影

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 【モスクワ田中洋之】ロシアのプーチン大統領は31日、イシャエフ極東発展相を解任し、兼務する極東連邦管区大統領全権代表のポストからも更迭した。

 立ち遅れたシベリア・極東の開発を重視する大統領は、昨年5月の3期目就任に合わせて極東発展省を新設し、ハバロフスク地方知事を務めたイシャエフ氏をトップに起用したが、その仕事ぶりに不満を持っていたとされる。極東発展の起爆剤にしようと昨年9月にウラジオストクで開いたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議後も成果が見られないことから解任に踏み切ったとみられる。

 プーチン大統領は洪水被害が深刻化している極東を視察中。イシャエフ氏の解任について「洪水と直接関係なく、計画に基づいたもの」と指摘した。

 大統領は後任の極東連邦管区全権代表にトルトノフ大統領補佐官を副首相兼務で任命した。極東発展相の後任は明らかになっていない。極東発展省については「非効率だ」として一部で不要論も出ている。

 イシャエフ氏は今年2月に東京で開かれた「日本・ロシアフォーラム」(毎日新聞社など主催)にロシア政府代表として参加していた。

6807チバQ:2013/08/31(土) 22:43:52
http://mainichi.jp/select/news/20130901k0000m030081000c.html

シリア攻撃:米の正当性疑問 西側同盟国に広がらぬ支持

毎日新聞 2013年08月31日 22時15分


 【ワシントン白戸圭一】シリアへの軍事攻撃を容認する国連安全保障理事会決議の成立が中露の反対で絶望視される中、オバマ米政権は30日、「我々の価値観と利益に基づく独自の時間軸で決定を下す」(ケリー国務長官)と独自判断で攻撃に踏み切る構えを鮮明にした。だが、英国、ドイツ、イタリアなど西側同盟国や中東の親米国でも攻撃への反対・慎重論が台頭。攻撃の法的正当性だけでなく、その効果も疑問視する声も広がっている。

 オバマ大統領が30日に示したシリア攻撃の必要性の主な根拠は、(1)多数の民間人が化学兵器で死亡(2)アサド政権による再度の化学兵器使用の可能性(3)化学兵器使用を黙認すれば、テロ組織や独裁国家による将来の使用を招きかねない(4)イスラエルなどシリア周辺の同盟国の安全が脅かされている−−の4点。大統領はこれらを検討した結果「化学兵器使用を禁じる国際規範の違反は米国の安全を脅かす」と結論付け、攻撃の正当性を主張した。

 しかし、現時点で米国や同盟国はアサド政権に攻撃されておらず、個別的・集団的自衛権に基づくシリア攻撃の正当化は困難だ。

 安保理で武力行使容認決議の採択を求める努力についても、オバマ大統領は記者団に「安保理は国際規範の違反を明確にすることに現時点では無力だ」と述べ事実上放棄した。

 自衛権にも安保理決議にも基づかない攻撃の前例には、1999年にクリントン米政権(当時)が住民虐殺の阻止を目的としたユーゴスラビア空爆がある。だが、ユーゴ空爆が北大西洋条約機構(NATO)の総意だったのに対し、今回のシリア攻撃では「特別な関係」の最大の同盟国・英国が参戦を断念。フランスを除く主要国の間では米国への賛同が広がらず、国際協調を旗印にしてきたオバマ政権の「単独主義」が際立つ皮肉な状態だ。

 オバマ大統領は記者団に、軍事行動は「限定的」だと説明、アサド政権打倒を目指すものではないことを強調した。28日の米公共テレビPBSのインタビューでも、シリア内戦は交渉で解決されるべきだとの考えを示した。

 だが、米国営放送ボイス・オブ・アメリカは30日、米専門家の「米国に攻撃されれば、アサド大統領が内戦終結の交渉に応じる意欲は一層低下する」との分析を踏まえ、オバマ政権の見通しの甘さを指摘した。

 米シンクタンク・ブルッキングス研究所のケネス・ポラック上級研究員は30日付の米誌ニューズウィーク(電子版)で、アサド政権打倒を回避し「限定的攻撃」でシリア情勢への関与を徐々に深めるオバマ政権の選択を「最悪」と批判する。

 化学兵器の再使用を防ぐとの目標についても、シリア側は攻撃を想定して装備や要員の退避を始めており、想定した標的をたたける保証はない。追い込まれたアサド政権側が暴発する懸念もある。

 米NBCテレビが30日公表した世論調査結果では、50%がシリア攻撃に反対。シリア攻撃が「米国の国益になる」と答えた人は21%にとどまり、オバマ政権の説明は、米国民にも届いていない。

6808チバQ:2013/09/01(日) 22:22:04
http://mainichi.jp/select/news/20130902k0000m030058000c.html
オバマ大統領:シリア攻撃、異例の「議会頼み」
毎日新聞 2013年09月01日 22時00分

 【ワシントン白戸圭一】オバマ米大統領は31日、対シリア軍事攻撃を決断する一方、攻撃の事前承認を議会に求める異例の方針を明らかにした。シリア攻撃は合法性が問われ、同盟国にも反対論が広まり、米世論の反対も強固だ。巡航ミサイルによる電撃的なシリア攻撃をもくろんでいた大統領は国内外の反対・慎重論に包囲され、攻撃の正当性を高める最後の手段として議会の権威にすがらざるを得なかったとみられる。

 ◇早期開戦、もくろみ外れ
 オバマ政権は8月21日にシリアの首都ダマスカス郊外で化学兵器が使われた可能性を把握した直後から、シリア沖の東地中海に展開するミサイル駆逐艦を増やした。中露の反対で武力行使容認の国連安全保障理事会決議が成立しない事態を見越し、政権は「攻撃は早ければ29日」との情報を米メディアに流して「早期開戦」の雰囲気作りを進めた。

 米国では、多くの軍事行動は1973年成立の戦争権限法に基づき大統領が決断してきた。米憲法は議会に宣戦布告権限を認めているが、第二次大戦後に議会が宣戦布告した例はない。2002年10月に、議会が大統領の対イラク武力行使を認める決議を成立させた例がある程度だ。戦争権限法の規定では、大統領は軍事行動開始から48時間以内に議会に報告書を出し、議会が90日以内に承認すればよい仕組みだ。

 米下院の超党派の議員116人は28日、シリア攻撃の議会承認を求める書簡を大統領に送ったが、同法の手続きに従えば、短期間の限定的攻撃は大統領の独断で十分可能だった。

 だが、米政治専門サイト・ポリティコによると、オバマ大統領は30日夜に突然、マクドノー大統領首席補佐官に議会承認を求める考えを打ち明けた。ホワイトハウスは急きょ2時間に及ぶ会議を開き、議会承認を求める方針に転換した。最大の同盟国・英国の攻撃からの離脱が、方針転換の決定打になったことは確実とみられる。

 英下院による29日のシリア攻撃参加拒否に関しては、オバマ政権内部でも見通しの甘さを指摘する声がある。米紙ニューヨーク・タイムズによると、攻撃に対する国際的支援体制の構築で米当局者は「誤り」を認めた。同紙は、オバマ政権が30日に公表したアサド政権による化学兵器使用の「証拠」の提示がもっと早ければ、英国などでの論調を左右できた可能性を指摘する。

 キャメロン英首相は議会の反対で攻撃参加を断念したが、米議会でも上院軍事委員会のレビン委員長(民主党)ら有力議員が攻撃に反対している。

 ポリティコによると、オバマ大統領周辺は議員らの顔を立てることで承認が得られると踏んでおり、議員らへの情報開示や戦略の説明に全力を挙げる構えという。

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6809チバQ:2013/09/01(日) 22:25:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130901/mds13090118120009-n1.htm
【シリア情勢】
軍事介入に米下院でかなり反対か 一方でアサド政権打倒必要との声も
2013.9.1 18:12 [シリア]
 シリアへの軍事介入をめぐり米議会は夏季休暇が明ける9日以降、賛否に関する採決を行うとみられるが、結果は予断を許さない状況だ。野党の共和党が多数を占める下院はかなりの反対が予想される。

 米上下両院でシリア攻撃に反対・慎重の姿勢を取っているのは共和党で他国への軍事介入に否定的な保守派運動「ティーパーティー(茶会)」系議員と民主党の反戦リベラル派が中心。

 共和党で次期大統領選出馬がささやかれるランド・ポール、テッド・クルーズの両上院議員は「シリア内戦は米国の安全保障と明確な関係はない」(ポール氏)と反対。民主党もチャールズ・ランゲル下院議員は安保上の米国の利益に寄与しないとの理由で反対している。

 一方、共和党の重鎮、マケイン、グラムの両上院議員は8月31日に声明を発表、オバマ大統領が想定する限定的なシリア攻撃は「内戦状況の好転につながらない」と述べ、アサド政権打倒を目指すべきだとの見解を表明した。(共同)

6810チバQ:2013/09/02(月) 20:24:05
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013090200417
大統領側近かブロガーか=8日にモスクワ市長選

モスクワ市長選に出馬したプーチン・ロシア大統領側近で現職のソビャニン氏(2011年9月撮影)(AFP=時事) 【モスクワ時事】ロシアの首都モスクワで8日に投開票される市長選まで1週間を切った。プーチン大統領側近で現職ソビャニン氏(55)の任期満了(2015年)前の辞職に伴う出直し選。組織・資金力で優位のソビャニン氏を、反政権デモ指導者で著名ブロガーのナワリヌイ氏(37)が追う展開で、現職が第1回投票で過半数を得られるかが焦点だ。
 モスクワは1000万都市で、ロシアのエネルギー産業を背景に巨万の富が集中する。ルシコフ前市長が1992年から権力者として君臨したが、政権と対立して10年に解任。代わりに大統領府長官を務めたソビャニン氏が任命された。
 モスクワ市など連邦構成主体の首長選は、テロ対策名目の中央集権化のため、04年に大統領任命制に変更。反政権デモを受けた12年の民主化で公選制に戻った。モスクワ市長の直接選挙は03年以来10年ぶりで、ソビャニン氏は支持率が高いうちに初の「選挙の洗礼」を受けた方が得策と判断したもようだ。(2013/09/02-14:36)

6811チバQ:2013/09/02(月) 20:54:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130902/amr13090219110005-n1.htm
オバマ氏「変心」に仰天 介入先送りで側近ら
2013.9.2 19:04 [シリア]

オバマ米大統領(ロイター)
 大統領の「変心」は最側近ですら誰ひとり予想できなかった−。オバマ米大統領がシリア攻撃を土壇場で先送りし、議会承認を求める方針に転じたことについて、米主要メディアは2日までに、議会の「お墨付き」は不要と考えていた高官らが仰天したと伝えた。

 米主要紙によると、オバマ氏がこの方針をライス大統領補佐官(国家安全保障問題担当)らに伝えたのは、方針公表前日の8月30日午後7時からの会議。

 オバマ氏は側近らを前に「とびきりのアイデアがある。君たちと試してみたい」と表明。米国の法制度に照らし、議会による事前承認は必要ないとの考えでまとまっていた側近らは非常に驚いたという。

 オバマ氏は米軍制服組トップであるデンプシー統合参謀本部議長との最近の会合を通じ、介入の時期はさほど重要ではないとの感触を得たといい、それが「変心」の理由の一つとなった可能性もある。(共同)

6812チバQ:2013/09/02(月) 20:56:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130902/amr13090220440006-n1.htm
オバマ政権、議会に説得工作 ケリー氏は世論説得 5局に出演
2013.9.2 20:41

1日、米ワシントンで、シリア問題について話すケリー米国務長官のテレビ映像(AP)
 【ワシントン=小雲規生】シリアのアサド政権に対する軍事行動に向け、議会の承認を求めることを決めたオバマ米政権が議会の説得に乗り出した。ケリー国務長官は1日、テレビ5局の番組でインタビューに応じるなど、世論へのアピールも進めている。

 AP通信によると、オバマ大統領やバイデン副大統領は1日、個別の議員に電話をかけ軍事行動の承認に協力を求めた。またオバマ政権は、数十人の議員団に対する非公開のブリーフィングを2時間行った。政権幹部によると、主要議員約70人に軍事行動の方針を説明したという。

 与党民主党が多数を占める上院の外交委員会は1日、軍事行動承認に関する公聴会を3日に開くと発表。上院軍事委員会も4日に会合を開く予定という。民主党のリード上院院内総務は9日からの週に採決を行うとしている。野党共和党が多数の下院は夏季休暇明け来週に審議を始める。

 こうした中、ケリー氏は1日にFOX、NBCなど5局のインタビューで「米議会が国益に反する行為をとるとは考えられない」などと述べ軍事行動承認に自信を見せた。化学兵器を使ったとされるアサド大統領を「ヒトラーやサダム・フセインと同列になった」と厳しく批判。化学兵器使用を示す報告書には「圧倒的な」説得力があるとした。

 下院情報委員会のロジャース委員長(共和)は同日、CNNに「米情報機関によると、アサド政権は化学兵器を9回使用している」と証言した。

6813チバQ:2013/09/02(月) 21:02:17
http://mainichi.jp/select/news/20130902dde007030006000c.html
シリア:化学兵器使用疑惑 米が攻撃延期 シリア、歓迎と失望 政権「撤退の始まり」/反体制派「罰がない」
毎日新聞 2013年09月02日 東京夕刊

 【カイロ秋山信一、ブリュッセル斎藤義彦】シリアでの化学兵器使用疑惑を巡り、オバマ米大統領が議会に判断を委ね、軍事攻撃を延期したことに対し、関係各国・勢力の反応は歓迎と批判に分かれた。シリア反体制派主要組織「シリア国民連合」は「アサド政権に殺りくを続ける機会を与えるだけだ」と強く失望感を示した。一方、アサド政権側には、米国が攻撃を断念するとの見方も出ている。

 「アサド政権が化学兵器を使用したのに疑いはなく、罪を犯したのに罰がない。それがシリアの現状だ」。国民連合のサフィ報道官は1日、毎日新聞の電話取材にオバマ大統領の判断をこう批判。

 英国が議会の反対で軍事行動を断念したこともあり「(米議会での)意思決定は困難になるだろう」と述べ、軍事行動の承認手続きが難航するとの見方を示した。

 また、シリア国内で活動する反体制派組織「地域調整委員会」は1日に声明を発表。米国が検討する「限定的な攻撃」を「政権側の暴力を増幅するだけで、犠牲を払うのはシリア国民だ」と反対した。その上で「市民の命を救うために必要なのは、空軍や大砲、ロケット弾を無力化する規模の攻撃だ」と訴えた。

 一方、シリア国営紙アルサウラは1日、オバマ大統領の判断は「米国の歴史的な撤退の始まりだ」と大々的に報道。ジャファリ・シリア国連大使は、オバマ大統領が化学兵器使用を「レッドライン(越えてはならない一線)」と位置付けたため、何らかの対応を迫られている現状について「木登りをして下り方が分からなくなっている。先に下りたキャメロン(英首相)を見習って、議会に判断を委ねた」と皮肉った。

 国営シリア・アラブ通信によると、アサド大統領は1日、イランの使節団と会談し「米国の脅迫によって、テロとの戦いをやめることはない。シリアはどんな攻撃にも対抗できる」と述べた。アサド政権は反体制派を「テロリスト」と位置付けている。

 また、アラブ連盟は1日、カイロでの外相会議で化学兵器を使用したのはアサド政権だとしたうえで、国連や国際社会に「(化学兵器攻撃を)抑止する必要な措置を取る」よう求めた。サウジアラビアのサウド外相は、武力攻撃に反対すれば、アサド政権に化学兵器使用を促すことになると警告した。

. 欧州ではフランスのオランド大統領が31日、オバマ大統領から攻撃を議会にはかる考えを電話で伝えられ「国際社会がアサド政権に決然としたメッセージを送る必要性」があるとの見解で一致。バルス内相は1日、米大統領の決断は「新しい状況」で、米議会の議決があるまで待ち、仏は「単独行動しない」と述べた。

 ドイツのウェスターウェレ外相は1日、オバマ大統領の決定を「慎重な考慮」と評価、議決まで時間ができたことで、安保理でアサド政権に厳しい措置で一致するよう露中を説得する外交努力を続ける考えを示した。

 在英の反体制派組織「シリア人権観測所」によると、政権と反体制派の武力衝突が始まった2011年3月以降の死者は8月までに11万人を超えた。

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6814チバQ:2013/09/02(月) 21:04:37
http://mainichi.jp/select/news/20130902k0000m030089000c.html
トルクメニスタン:大統領、アメとムチで独裁維持
毎日新聞 2013年09月02日 07時30分


アシガバート市内に掲げられているベルディムハメドフ大統領の写真=アシガバートで2013年8月29日、大前仁撮影
拡大写真 豊富な天然資源を持つ一方で、強権的で閉鎖的な政治体制を敷き、「中央アジアの北朝鮮」とも呼ばれる旧ソ連のトルクメニスタン。昨年再選されたベルディムハメドフ大統領(56)は「アメとムチ」を使い分け、国内統治を固めている。8月末に訪れた現地で現状に迫った。【アシガバートで大前仁】

 ◇国際人権団体「最も抑圧的な国の一つ」
 首都アシガバート各地には大統領の巨大な写真が掲げられている。夕方を迎えた市中心部では、運動着の若者たちがイスラム教の象徴である緑色に塗られた「おそろいの自転車」をこいでいた。9月1日に「自転車マラソン」が開かれたことから直前の練習に励んでいたのだという。

 大統領は昨年、「健康のため」と国民にサイクリングを奨励。その結果、多くの家庭が1台約500マナト(約1万7200円)の自転車を購入し、サイクリングが国民的な「趣味」に浮上した。

 独裁者といわれたニヤゾフ初代大統領が2006年に死去。ベルディムハメドフ氏が07年に後継に就いた直後には、「改革」への期待も流れた。しかし昨年2月の大統領選では「公正な選挙の条件が整っていない」(全欧安保協力機構)と批判される中、ベルディムハメドフ氏が97%の得票率で再選された。

 国民の大多数は不敬罪を恐れ、指導部批判を口にしない。アシガバート中心部の「ロシア市場」で働く女性のソンニャさん(61)に対し、大統領について尋ねると、「オーケー」と答えるだけだった。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは「独立したメディアも調査機関もない。世界で最も抑圧的な国の一つ」と厳しい評価を下す。

 ただ、交流サイト「フェイスブック」などは接続が制限されているうえ、高い接続料金がかかるがインターネットは利用可能だ。衛星放送も機材をそろえれば、米CNNなどを含め、数百以上のチャンネルを無料で見られる。北朝鮮のように情報が徹底して遮断されているわけではない。

 天然ガス埋蔵量世界4位のトルクメンは、潤沢な「資源マネー」を使い、巨大な記念物やインフラを次々と建ててきた。アシガバート中心部から南方7〜8キロの地域では、07年から「新都市」の建設が続く。1年前に170平方メートルのマンションの一室を購入し、家族4人で移り住んだ30歳の女性は「全てが最新だから、住み心地がよい」と話す。

 トルクメンでは電気、水道、ガスなども全て無料だ。政府当局者は「いきなり市場経済や民主主義を導入すると危険」と主張。民主化運動「アラブの春」の結果、リビアなど中東各地で混乱が続く例を取り上げ、「我が国では戦争が起きていない」と胸を張った。

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6815チバQ:2013/09/02(月) 21:05:10
http://mainichi.jp/select/news/20130902ddm007030031000c.html
イタリア:コロッセオ前、マイカー締め出し ローマ市長VS市民白熱 「散策自由の遺跡公園に」/「迂回路が渋滞するだけ」
毎日新聞 2013年09月02日 東京朝刊

 【ローマ福島良典】イタリアの首都ローマのイニャツィオ・マリーノ市長(58)が今夏、古代ローマの円形闘技場遺跡コロッセオ前の道路から自家用車を締め出した。バスやタクシーは通行できるが、最高時速を30キロに制限。市は2020年までに主要遺跡の周辺道路を含む一帯を観光客らが自由に散策できる「遺跡公園」とする計画で、今回はその第一歩だ。だが、住民は「迂回(うかい)した車で渋滞が起きる」と反発、市との「攻防」が続いている。

 8月3日から自家用車進入・通行禁止となったのは、コロッセオと旧市街中心部の「ベネチア広場」を結ぶ「フォーリ・インペリアリ通り」(長さ約1キロ)の南半分。これまでも日曜、祝日は「歩行者天国」だったが、自家用車は平日も通れなくなった。交差点では、禁止を知らずに進入しようとする車を警官が制止している。

 マリーノ市長によると、通行車両は禁止前の1時間あたり1200台から100台に減少したという。一帯を通過する地下鉄が開通すれば、自家用車だけでなく、全面通行止めにする考えだ。

 世界遺産に指定されているローマ中心部の歴史地区を遺跡公園とする計画は、1887年にさかのぼる。バッチェリ公共機構相(当時)が「地上最大の遺跡公園」を造る計画を提案し、必要な法律を整備した。今回、126年ぶりに計画が始動した格好だ。

 だが、近くの「メルラナ通り」の商店主らは「車が迂回し、夏休み明けには大渋滞となる」と浮かぬ顔だ。

 喫茶店主のジョゼッペ・ランジェラさん(43)は「遺跡保護には賛成だが、渋滞とスモッグが頭痛の種だ」と語る。

 老舗食材店を営むビルジリオ・チェッキーニさん(44)は「住民の話を聞いてもらう機会がなかった」と指摘、市当局に計画改善に向けた協議を求める署名集めをしている。

 ローマのセルジョ・マルキ市議(44)は計画を「人気集めのための市長の宣伝」と断じ、「17年に地下鉄が開通するまではバス、タクシーに加え、工事車両も通る。このままでは『中途半端な歩行者道路』だ」と見切り発車的な計画開始に異を唱える。

 ただ、マリーノ市長は計画を推進する考えに変わりはなく、周辺道路の渋滞は「3、4週間でドライバーは代替ルートに慣れ、混乱は収束するだろう」と、楽観的な見方をしている。

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6816チバQ:2013/09/02(月) 21:06:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130901-00000036-jij_afp-bus_all
「イタリアの若い求職者はのんきすぎ」? 高失業率のイタリアで議論
AFP=時事 9月1日(日)16時31分配信



若年層の失業や教育部門への予算削減に抗議するため、イタリア・ローマ市内で行われた数千人規模の学生デモ(2011年10月7日撮影、資料写真)。
【AFP=時事】若者が雇用市場でのんびり構え過ぎているというイタリアの会社経営者の発言をきっかけに、若者の失業率が記録的な高水準にありながら企業では何千人もの欠員が出ているという同国の現状について激しい議論が起きている。

貧困者支援の無料食堂にグルメ食、イタリア

 プラスチック製品メーカーを経営するジョバンニ・パゴット(Giovanni Pagotto)氏は、採用が移民ばかりになっている現状を明らかにした上で、振り出しが一介の工場労働者だった自身と比べ、求人に応募してくるイタリア人の若者が今ひとつ「ハングリー」ではないとコメント。ベネチア(Venice)近郊出身の同氏は、応募者から運転免許試験を受けるので入社を3か月延期してほしいと要請されたことや、心の支えを得たいとして母親同伴で面接に来た応募者がいたことを明らかにした。

 パゴット氏の発言は、労働組合の指導者から就職活動がうまくいかないという若者まで多くの人たちから反発を受けた。ただ一部の専門家は、核心を突いた発言かも知れないと指摘している。

 イタリアの失業率は全体で12%をやや上回る程度だが、学生を除く15歳から24歳までの若年層では39.1%と大幅に高い。その一方、ピザ調理師やエンジニア、職人や営業要員といった一部の職種では、求人応募者が十分集まらず欠員を補充できない、と不満の声が上がっている。

■雇用危機を隠すためのプロパガンダ? 

 社会経済分野のシンクタンク、ノルド・エスト基金(Nord Est Foundation)のダニエレ・マリーニ(Daniele Marini)ディレクターは、「若い世代が将来の仕事について極度に高望みしているのは事実だ」と言う一方で一般化するべきではないと述べ、企業は見習いや職業訓練の機会を十分に提供していないし、教育制度も若者に就職の準備をさせることに失敗していると指摘した。

 イタリア商工会議所連合会(Unioncamere)の調査によると、同国ではエコノミストや経営者、エンジニア、数学者、営業要員が不足しており、これらの職種では欠員の12%が補充されておらず、飲食業や清掃業も人手不足だとしている。

 また、イタリアの労働コンサルタント全国協議会の報告書は、洋服仕立業や製パン業、建設業などで、15万人分の雇用が「イタリア人に敬遠されている」と指摘している。

 今年は飲食業協会も、ピザの本場であるイタリアで、ピザ調理師6000人余りが不足していると、その苦境を明らかにしている。全国紙コリエレ・デラ・セラ(Corriere della Sera)のコラムニスト、ダリオ・ディ・ビコ(Dario Di Vico)氏は、この数値が「雇用の需給不一致を原因とした真の矛盾」を浮き彫りにしていると述べた。

 ただこうした報告書について、日刊紙イル・ファット・クオティディアーノ(Il Fatto Quotidiano)のサイトやオンライン新聞のリンキエスタ(Linkiesta)に執筆しているブロガーらは、解決策を見いだせない政界の一部が画策した、「雇用危機など存在しない」と思わせるためのプロパガンダの類いだという見解を示している。【翻訳編集】 AFPBB News

6817旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/09/02(月) 23:11:19
間もなく,独総選挙。わくわく。その1週間前にはバイエルン州議選だ,わくわく。

首相vs首相候補…独連邦議会選へ互角の討論会
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130902-OYT1T00848.htm?from=ylist
 【ベルリン=工藤武人】22日の投票まで3週間となったドイツ連邦議会(下院)選挙で、メルケル首相と最大野党・社会民主党(SPD)の首相候補、シュタインブリュック前財務相が1日夜、テレビ討論会に臨んだ。
 ドイツ国旗と同じ黒、赤、金色のネックレスを着けたメルケル氏は、自身が党首を務める最大与党・キリスト教民主同盟(CDU)主導の中道右派政権が、ドイツの堅調な経済状況に寄与したと強調。欧州財政・金融危機に関連し、「困難な時期でも(経済成長が)達成可能なことを証明した」と実績を訴えた。
 これに対し、シュタインブリュック氏は、現政権下で「低賃金層が他国にないほど増えた」と指摘するなどメルケル氏を批判し、格差是正のため中道左派陣営への政権交代が必要と訴えた。
 討論会は、2大政党の首相候補が直接対決する唯一の機会で、公共放送ARD、ZDFなど4放送局が同時中継した。
 討論会後の世論調査では、ARDが49%―44%でシュタインブリュック氏を優勢としたのに対し、ZDFは40%―33%でメルケル氏に軍配を上げるなど互角の結果だった。与党が選挙戦を優位に進める中、SPDにとって挽回には至らなかったようだ。
(2013年9月2日17時20分 読売新聞)

6818旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/09/02(月) 23:23:48
ちなみに,最近の支持率調査と獲得予想議席数(定数598だが,超過議席がかなり(30以上)出る予想)
CDU 39.5% 274(CSU含む)
FDP 07.0% 048  与党連合 46.5% 322議席
SPD 25.0% 173
Gru 11.5% 080  赤緑連合 36.5% 253議席
LIN 08.5% 059

(注目ポイント)
・メルケル与党は過半数維持なるか。ここ数回の州議選でコテンパンだったFDPが5%条項をきちんとクリアできなければ,多分大連立に。FDPの議席獲得があっても,超過議席数次第では過半数に届かない恐れも。
・SPDの失地回復はどこまで?
・一時期は20%近くの支持率もあり,州首相も輩出したB90/Gruは頭打ちなのか??
・地味だけど,LINKE粘ってるなぁ。でも前回ほど(76)は無理なのか。
・一時期注目されたPIRATEN(海賊党)は現在のところ2%,反ユーロ新党AfDは3%の支持。5%クリアは難しい?
・1週間前のバイエルン州議選のCSUの獲得議席が,バロメーターになるかな?

6819チバQ:2013/09/03(火) 21:14:50
http://mainichi.jp/select/news/20130904k0000m030001000c.html
ドイツ総選挙:ギリシャ追加支援が争点
毎日新聞 2013年09月03日 17時09分

 【ベルリン篠田航一】22日の連邦議会選(総選挙)を控えるドイツで、財政危機のギリシャに対する追加支援の可否が選挙戦の争点に急浮上している。欧州連合(EU)の中で最大の支援金を拠出するドイツでは、国民の血税が頻繁に他国救済に使われることへの反発が強く、与党は選挙戦でこの問題を「先送り」する作戦だった。ところが、閣僚の一人が8月に支援必要論に言及。野党は「選挙期間中に与党は態度を明確にすべきだ」と、攻勢を強めている。

 ギリシャは現在、EUなどの支援を受けて財政再建中。2010年以降の第1次、第2次分を合わせた総額2400億ユーロ(約31兆2000億円)の支援は、14年末で終了する。ショイブレ財務相は8月20日、「もう一度ギリシャへの支援計画が必要だ。(選挙後の)新政権は14年半ばにこの問題に取り組むことになる」と、閣僚として初めて第3次支援の必要性に言及。

 だが、選挙戦へのダメージを避けたいメルケル首相は、1日のテレビ討論で「今後のギリシャの状況は誰も分からない」と述べるなど、火消しに躍起だ。

 ギリシャの財政難は、14年末以降も解消しないとの観測は根強く、ショイブレ財務相発言は「規定路線」との見方もある。独紙フランクフルター・アルゲマイネは「(支援に関する)爆弾発言を今しても、投票日までに火種はほぼ消えていると踏んだのだろう」と分析している。

6820チバQ:2013/09/03(火) 21:52:48
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20130901ddlk08010128000c.html
3・11後の選択:’13東海村長選/上 原発マネー /茨城
毎日新聞 2013年09月01日 地方版

 ◇住民自治の発展阻害 行政サービス充実がお仕着せに
 高齢の男性たちがそれぞれ碁盤に向き合っていた。東海村舟石川の舟石川コミュニティセンター(コミセン)の一室。碁石を置く音が響く中、ぽつりぽつりとたわいない会話も聞こえる。男性たちは村在住者らでつくる囲碁クラブのメンバー。毎週日曜日には村内のコミセンで「定例会」を行っている。

 村内6カ所にあるコミセンは和室や会議室、多目的ホールを備え、地域交流の場となっている。団体登録をすれば、利用料は全額免除。約550団体が登録し、利用者の約9割は無料で施設を利用する。囲碁クラブの男性(67)は「メンバーは退職した人が多く、有料だったら集まる回数が減っていたかも」。

  □  □  □

 コミセンのほか、村総合福祉センターや村立図書館など充実した村内施設は「原発マネー」が支えてきた。1975〜2012年度に村が受け取った電源3法に基づく各種交付金は計約240億円。12年度決算では、電源立地地域対策交付金(約13億円)が一般会計の約6%を占める。

 多額の原発マネーのおかげで、村は79年以降、34年連続で国から地方交付税を受け取らない「不交付団体」となっており、充実した行政サービスを可能にした。しかも、原子力研究施設など原子力関連事業所が18施設ある東海村には約36億円の固定資産税が加わる。

  □  □  □

 12月には東京電力常陸那珂火力発電所2号機が稼働を予定しており、14年度には新たに10億円程度の固定資産税も見込まれる。仮に日本原子力発電東海第2原発が廃炉になり、原発マネーがなくなっても、「にっちもさっちもいかない状況ではない」(村政策推進課)という。

 しかし、村内には各種サービスの低下に懸念の声があることも事実だ。週2回程度はコミセンで卓球をするという男性(77)は「原発がなくなれば、コミュニティセンターが有料になるという話も出ている」。貯蓄や年金で生活を支える高齢者にとって、有料化への不安は根強い。

  □  □  □

 こうした中、村内には「住民自治」のあり方を模索する動きが出ている。充実した行政サービスが、いわば「お仕着せ」となり、自分たちで村をつくっていこうという住民自治の発展を阻害している。村自治推進課の沢畑佳夫課長は「『役場がやってくれる』となれば、村民は何もやらない」と指摘する。

 このため、村民自身が村を運営、管理しているという意識を生み出そうと、村は今年度中にあえてコミセンの有料化に踏み切る考えだ。沢畑課長は「住民も一緒に『村という家』を考える意識付けの一つになればいい」。原発の有無や賛否にかかわらず、「住民自治」という選択肢が村を変えるきっかけになるかもしれない。【杣谷健太】

  ×  ×  ×

 東京電力福島第1原発事故以後、初めての東海村長選が3日に告示される。東海第2原発の再稼働や廃炉が最大の争点となる村長選で、村民は何を選択し、村はどこに向かおうとしているのか。村の現在を取材した。

6821チバQ:2013/09/03(火) 21:54:26
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20130902ddlk08010042000c.html
3・11後の選択:’13東海村長選/中 原発依存脱却 /茨城
毎日新聞 2013年09月02日 地方版

 ◇「新しいことしないと」 村内経済活性化が課題
 まだ日の昇らない午前4時、3〜4人の旅館関係者らが集まってきた。東海村村松の阿漕(あこぎ)ケ浦公園の管理事務所前。村松山虚空蔵堂近くで旅館を営む女性(63)も列に加わり、顔見知りと雑談に興じる。女性らは同公園内にそれぞれ2面ずつあるサッカー場と野球場の予約をするために来たのだ。

 村の宿泊施設は、1956年の日本原子力研究所(現・日本原子力研究開発機構)立地決定で急増した。女性の旅館も同時期に開業。宿泊客は7割以上が原子力関係者で、日本原子力発電東海第2原発の定期検査中は、原発関係者が約9割を占めたという。実質的に定期検査が終了した今、女性は「閑古鳥が鳴いている」。今は村内で合宿する大学生らが頼みの綱だ。

 村商工会の石川久男事務局長(58)は「原発が廃炉になれば、一番影響が出るのは旅館や飲食店など動くことができない業種だ」と指摘。影響を実感している女性は「安全を第一に考え、原発が再稼働してくれれば一番良い」と考える一方、村経済の原発依存脱却も必要だと考えている。「新しいことをしないといけないと、みんなが考えている。サッカー場などを増やし、大会などができれば、宿泊客や弁当も出る。村も潤うのではないか」

  □  □  □

 意識の変化は旅館業だけではない。村が村有施設の屋根や土地を貸し出す事業を始めたことをきっかけに、石油販売業や電気工事業など村内7事業者は13年3月、「東海村メガソーラー株式会社」を設立した。狙いは「村内経済の活性化」だ。初事業となった中丸コミュニティーセンター(同村須和間)では屋根に出力49キロワットの太陽光発電施設を設置した。

 順調に事業を拡大し、公有地だけでなく、法人所有の土地での受注にも成功。照沼地区に出力497キロワットの設備を建設することも決まった。今後は村民から出資を募り、住民の自宅屋根にパネルを設置するなど村一丸で太陽光発電を普及していくことが目標だ。同社の照沼毅社長(59)は脱原発を主張しているわけではなく、むしろ推進派と言える。

 照沼社長は「原発がなければ、村経済はダメになる。しかし、今は原発の良しあしを主張している状況ではない」と述べた上で、「一番大事なのは地域経済だ。原子力関係の施設が衰退すれば、雇用が少なくなる。それをカバーするのは村の役目だ」。一部村民に芽生えた原発依存脱却の動きをいかに育てていくか。新村長の手腕が問われる。【杣谷健太】

6822チバQ:2013/09/03(火) 21:56:47
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20130903ddlk08010180000c.html
3・11後の選択:’13東海村長選/下 原子力サイエンスタウン構想 /茨城
毎日新聞 2013年09月03日 地方版

 ◇「放射性物質が出るとは」 ジェイパーク事故で暗い影
 5月25日朝、上空に舞うヘリコプターを見て、「また何かが起きた」と思った。東海村宿区自治会の大内浩会長(67)が朝のテレビニュースをつけると、自宅から約1キロ先にある加速器実験施設「J−PARC」(ジェイパーク)で放射能漏れ事故が発生していたことを伝えていた。

 同施設は日本原子力研究開発機構(JAEA)と高エネルギー加速器研究機構(KEK)が運営。大内さんはJAEAの住民説明会で、「放射性物質が発生する」という説明を聞いたことがなかった。「単なる研究施設で、放射性物質が出るとは思っていなかった。村役場も事業所や国からの情報を説明する機会を設けてほしい」。原子力関連施設への不信感を強めるとともに、村の情報公開のあり方にも疑問を示した。

 事故発生から約3カ月後、東京都内のホテルで事故を検証する有識者会議が行われ、両機構に対する答申がまとめられた。答申はいわば再発防止のためのマニュアルでもある。過去にはマニュアルが守られず、事故につながるケースもあった。このため、委員として議論に加わった村総合政策部の佐藤幸也部長(59)は「答申書は安全装置(マニュアル)。安全装置を外したがための事故もあった」と両機構に再発防止の徹底を求めた。

  □  □  □

 J−PARCの放射能漏れ事故は、村が2012年12月に策定した「TOKAI原子力サイエンスタウン構想」に暗い影を落とした。同構想はJ−PARCなど最先端原子力分野の研究を核として、村経済への波及効果を狙っており、半世紀以上にわたって原子力とともに歩んできた村の“生き残り策”とも言える。

 そもそも原発立地地域には地域振興促進事業として、雇用増加を生む企業には国から補助金も交付される。しかし、村によると、1999年9月の核燃料加工会社「JCO」臨界事故や東京電力福島第1原発事故を背景に、企業は「操業停止時のリスクが大きい」として、村内への立地に二の足を踏む。だからこそ、原発に頼らない街づくりにはサイエンスタウン構想が欠かせない。

 しかし、放射能漏れ事故に伴い、村民は「最先端原子力分野の研究」にも不信の目を向ける。このため、村はJ−PARCセンター長と村長間にホットライン設置を要求。佐藤部長は「村長から指示があれば、村民への広報などすぐに実行に移すことができ、より迅速な対応ができる」と不信感の払拭(ふっしょく)を目指す。3・11後、村が新たな道を踏み出すためには、まずは「住民理解」がキーワードになる。【杣谷健太】

6823チバQ:2013/09/04(水) 21:13:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130903/erp13090320050003-n1.htm
露極東の有力政治家解任 国家の命運をかけた極東開発プロジェクトは「クレムリン直轄事業に」
2013.9.3 20:03 (1/2ページ)
 【モスクワ=佐々木正明】ロシアのプーチン大統領が、極東地域の統治や対日外交に影響力をふるってきたイシャエフ氏を政府要職から更迭したことは、極東シベリアを経済発展の先進地域へ転化させようと、同氏が担ってきた国家戦略が行き詰まっていたことを示している。後任に抜擢(ばってき)されたのは大統領の側近であり、今後、極東の重要プロジェクトは「クレムリンの直轄事業」としてテコ入れを図ることが濃厚。計画には多数の日本企業も乗り出しており、関係筋は「人事は事態が好転する契機になりうる」と指摘する。

 大統領は8月31日、イシャエフ氏を極東発展相と極東連邦管区大統領全権代表の職から解くことを発表。全権代表の後任に、トルトネフ大統領補佐官を副首相兼務で任命した。極東発展相のポストは空白だが、露有力紙は今後、トルトネフ氏が極東地域の責任者となるため、「大臣に誰が就くかは重要ではない」と伝える。

 イシャエフ氏は1991年にハバロフスク州知事に就任。ソ連崩壊後の混乱を治め、地方経済を軌道に乗せるなど権勢をふるってきた。4年前に全権代表に昇格してからは対日交渉役として、日本との関係を深めた。プーチン大統領は昨年5月、極東発展省を新設するにあたり、イシャエフ氏を初代大臣に重用した。

 極東シベリア開発は、ロシアの経済成長を促進する重要国家戦略に位置づけられる。プーチン政権は今年3月、鉄道や港湾などの輸送インフラを整備して、日本や中国などのアジア諸国との貿易拡大を図ろうと、25年までの開発プロジェクトに総額約3・8兆ルーブル(約11兆3千億円)の連邦予算を投じることを決定した。

 しかし、イシャエフ氏の運営方法は「機能していない」などと内外から批判が高まっていた。連邦予算の更なる投入を重んじるイシャエフ氏と、民間投資拡大を図り、計画を推進しようとするプーチン氏側近が対立。結果、プロジェクトの遅れも目立つようになった。関係筋は「極東発展省にはハバロフスクの役人が多く、イシャエフ氏はウラジオストクなど他の地域ににらみをきかせられなかった」とも指摘する。

 今年に入り、イシャエフ氏が中央に挙げる提案はほぼ聞き入れられなくなり、イシャエフ氏自身、辞任を申し出ていたという。

 ハバロフスク周辺では8月後半からアムール川が氾濫、水害が広がっており、トルトネフ新全権代表はまず先に、洪水対策とこの地域の復興支援に取り組むことになりそうだ。

6824チバQ:2013/09/05(木) 22:23:12
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013090500527
「中印代理戦争」の様相も=7日大統領選−モルディブ

モルディブ大統領選で対決するワヒード大統領(左)とナシード前大統領(AFP=時事) 【マレ時事】インド洋の島国モルディブで7日、直接投票による大統領選挙が行われる。現政権の中国接近を警戒するインドは、続投を狙うワヒード大統領の対抗馬として前大統領を推す動きを見せており、選挙戦はあたかも「中印代理戦争」の様相を呈している。
 立候補を届け出たのは、2012年2月に刑事裁判所長官の逮捕をきっかけとする与野党対立で辞任を余儀なくされたナシード前大統領と、その後任のワヒード大統領ら4人。過半数を獲得した候補がいなければ、28日に上位2人による決選投票が実施される。(2013/09/05-14:57)

6825チバQ:2013/09/05(木) 22:31:28
http://mainichi.jp/select/news/20130906k0000m030069000c.html
オーストラリア:総選挙7日投開票 6年ぶり政権交代か
毎日新聞 2013年09月05日 21時10分

 【ジャカルタ佐藤賢二郎】7日に投開票が行われるオーストラリア総選挙(下院定数150、任期3年)で、最大野党・保守連合(自由党、国民党)が与党・労働党に対し、終盤も優勢を保ち、6年ぶりの政権交代の可能性が高まっている。与党・労働党は今年6月、ギラード氏からラッド氏への首相(党首)交代で支持率を回復させ、追い風に乗って政権維持を目指したが、ラッド人気が“失速”し、大幅に議席を失う恐れも出ている。

 先月末の世論調査では、2大政党を対象にした支持率は与党・労働党46%、野党・保守連合54%。労働党の支持率は6月にラッド氏が首相に返り咲いた後、いったんは保守連合と並ぶまでに回復したが、8月中旬から再び下落が続いている。

 2日付の地元紙の世論調査では、「どちらが首相として好ましいか」との質問項目で、ラッド氏41%に対し、保守連合を率いるアボット自由党党首が43%を獲得。首相候補でも保守連合が優位に立った。

 ラッド人気失速の背景には、景気対策が争点となる中、有効な打開策を示せず、保守連合の政策やアボット氏個人への批判を繰り返すラッド首相に対し、有権者の失望がある。

 一方、保守連合は法人税減税による景気回復の必要性を強調。議会での女性蔑視的な発言で「女性差別」と批判され、人気が低かったアボット氏は、選挙戦で女性支援策を打ち出すなど、イメージの払拭(ふっしょく)に努め、支持を広げている。

 英紙ガーディアン(電子版)は5日、「アボット氏、総選挙で勝利へ」と題した論評を掲載。「攻撃的性格を抑え、(労働党との)政策の違いを減らしたことが、アボット人気の上昇につながった」と分析した。

 下院の現有議席は労働党71、保守連合72。地元メディアは労働党が最大14議席を失い、大敗する可能性も指摘している。

6826チバQ:2013/09/06(金) 22:21:01
http://mainichi.jp/select/news/20130906k0000m030069000c.html

オーストラリア:総選挙7日投開票 6年ぶり政権交代か

毎日新聞 2013年09月05日 21時10分


 【ジャカルタ佐藤賢二郎】7日に投開票が行われるオーストラリア総選挙(下院定数150、任期3年)で、最大野党・保守連合(自由党、国民党)が与党・労働党に対し、終盤も優勢を保ち、6年ぶりの政権交代の可能性が高まっている。与党・労働党は今年6月、ギラード氏からラッド氏への首相(党首)交代で支持率を回復させ、追い風に乗って政権維持を目指したが、ラッド人気が“失速”し、大幅に議席を失う恐れも出ている。

 先月末の世論調査では、2大政党を対象にした支持率は与党・労働党46%、野党・保守連合54%。労働党の支持率は6月にラッド氏が首相に返り咲いた後、いったんは保守連合と並ぶまでに回復したが、8月中旬から再び下落が続いている。

 2日付の地元紙の世論調査では、「どちらが首相として好ましいか」との質問項目で、ラッド氏41%に対し、保守連合を率いるアボット自由党党首が43%を獲得。首相候補でも保守連合が優位に立った。

 ラッド人気失速の背景には、景気対策が争点となる中、有効な打開策を示せず、保守連合の政策やアボット氏個人への批判を繰り返すラッド首相に対し、有権者の失望がある。

 一方、保守連合は法人税減税による景気回復の必要性を強調。議会での女性蔑視的な発言で「女性差別」と批判され、人気が低かったアボット氏は、選挙戦で女性支援策を打ち出すなど、イメージの払拭(ふっしょく)に努め、支持を広げている。

 英紙ガーディアン(電子版)は5日、「アボット氏、総選挙で勝利へ」と題した論評を掲載。「攻撃的性格を抑え、(労働党との)政策の違いを減らしたことが、アボット人気の上昇につながった」と分析した。

 下院の現有議席は労働党71、保守連合72。地元メディアは労働党が最大14議席を失い、大敗する可能性も指摘している。

6827チバQ:2013/09/06(金) 22:23:06
http://mainichi.jp/select/news/20130906dde007020004000c.html

G20サミット:シリア攻撃、賛否「半々」 各国、意見対立鮮明

毎日新聞 2013年09月06日 東京夕刊


 【サンクトペテルブルク田中洋之】ロシア北西部サンクトペテルブルクで5日開幕した主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)は全体会合に続いて夕食会を開き、緊迫するシリア情勢について協議した。ロシアのペスコフ大統領報道官は、シリアへの軍事介入を巡る各国首脳の立場が「ほぼ半々に分かれた」と述べ、意見の対立が浮き彫りとなった。

 夕食会は5日午後10時(日本時間6日午前3時)から2時間45分にわたって行われた。経済成長につながる開発のあり方などについて議論した後、国連の潘基文(バンキムン)事務総長がシリアでの化学兵器使用疑惑に関する調査団の活動を報告。事務総長は「軍事的な解決策はあり得ない」と指摘し、和平国際会議の早期開催を訴えた。続いて15カ国の首脳がシリア情勢に関して発言した。

 ペスコフ報道官によると、何人かの首脳が武力行使を念頭にシリアへの早急な対応を取る必要性を強調。一方で他の首脳は武力行使を決定できるのは国連安保理だけであり、国際法を無視して攻撃に踏み切るのは認められないと訴えた。報道官は具体的な発言者は明らかにしなかったが、アサド政権側が化学兵器を使用したと断定してシリア攻撃の準備を進めるオバマ米大統領が各国の支持を求めたのに対し、ロシアのプーチン大統領や中国の習近平国家主席らが「化学兵器使用の証拠がない」として軍事介入への反対を主張したものとみられる。

 イタリアのレッタ首相も夕食会終了後、「シリア問題で(各国の)立場の違いが確認された」とツイッターに書き込んだ。シリア情勢について国際社会が一致したメッセージを出す必要性を指摘する意見も出たという。

 G20サミットは最終日の6日、全体会合と昼食会を行い、首脳宣言を採択して閉幕するが、夕食会でのシリアに関する協議がどのように総括されるのか注目される。議長国ロシアのプーチン大統領は閉幕後に記者会見を予定している。

6828チバQ:2013/09/07(土) 00:28:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013090600952
マリ新首相にリー氏


 【パリ時事】西アフリカ・マリからの報道によると、ケイタ大統領は5日、西アフリカ諸国中央銀行(BCEAO)顧問などを務めたエコノミストのウマル・タタム・リー氏(49)を首相に指名した。2012年の軍事クーデターとイスラム武装勢力による北部占拠、旧宗主国フランスの軍事介入と混乱が続いたマリで、リー氏は国家再建の実務を取り仕切る。
 リー氏はパリ生まれで、父親は著名な作家のイブライマ・リー氏。フランスのソルボンヌ大やエセック経済商科大学院で学位を取得後、世界銀行やBCEAOに勤務した。政治経験はほとんどなく、混乱で疲弊した経済立て直しの手腕を期待した人選とみられる。(2013/09/06-21:11)

6829チバQ:2013/09/07(土) 07:56:53
http://www.asahi.com/international/update/0905/TKY201309040629.html
2013年9月5日23時43分
ピラミッド観光、閑古鳥 高級ホテル「稼働率は5%」写真:普段であれば多くの観光客でにぎわうスフィンクス前の露店街。多くの店主が店を閉めるなか、物売りの少年だけがつまらなそうに歩いていた=1日、カイロ近郊、三浦英之撮影
拡大普段であれば多くの観光客でにぎわうスフィンクス前の露店街。多くの店主が店を閉めるなか、物売りの少年だけがつまらなそうに歩いていた=1日、カイロ近郊、三浦英之撮影

写真:普段であれば多くの観光客でにぎわうスフィンクス前の露店街。観光客の姿はなく、商品を並べる店主たちもいない=1日、カイロ近郊、三浦英之撮影
拡大普段であれば多くの観光客でにぎわうスフィンクス前の露店街。観光客の姿はなく、商品を並べる店主たちもいない=1日、カイロ近郊、三浦英之撮影

写真:ぐったりとしたラクダ。ガイドによると餌をほとんど与えられていないという=1日、カイロ近郊、三浦英之撮影
拡大ぐったりとしたラクダ。ガイドによると餌をほとんど与えられていないという=1日、カイロ近郊、三浦英之撮影

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 【カイロ=三浦英之】カイロ郊外のギザにあるピラミッド。スフィンクスもある観光名所は、いつもなら多くの外国人観光客でにぎわうが、今は客足はほぼゼロ。お土産を売る露店や、近くの商店街もがらんとしている。

 観光客にパピルス紙を約20年間売ってきたというアブダルさん(48)は「客が戻らなければ、4人いる店員を解雇するしかない。最後は閉店だ」と深刻だ。

 観光当局によると、600人以上の死者を出した治安部隊によるムルシ前大統領支持派のデモ隊の強制排除以降、ピラミッドの観光は一時的に禁止された。8月25日から営業が再開されたが、入り口の担当者は「かつては入場者が1日最大2万〜3万人だったが、今は100人以下だ」と話す。主に外国からのビジネスマンや観光客の宿泊先となっていたカイロ市中心部にある外資系高級ホテルも、「稼働率は5%」(従業員)に低迷する。

6830チバQ:2013/09/08(日) 18:45:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130907/erp13090700070000-n1.htm
議長のプーチン露大統領、存在感誇示も具体策なし
2013.9.7 00:06
G20首脳会合が閉幕し、記者会見するロシアのプーチン大統領=6日、ロシア・サンクトペテルブルク(AP)
G20首脳会合が閉幕し、記者会見するロシアのプーチン大統領=6日、ロシア・サンクトペテルブルク(AP)
 【サンクトペテルブルク=遠藤良介】20カ国・地域(G20)首脳会合で議長を務めたプーチン・ロシア大統領は、米国の対シリア軍事介入に強硬に反対する姿勢を会合前から強調し、介入に否定的な国々の意見を取りまとめる形で存在感を誇示した。ただ、人道危機が深刻化するシリア問題について実効性のある打開策は示されず、大きな課題を残すG20となった。

 プーチン氏は「金融サミット」とも呼ばれるG20首脳会合の冒頭で、自らシリア問題を討議するよう首脳らに提案。会合に先立つ発言でロシアの立場を強く正当化していた上、欧州などにも介入に消極的な空気が広がっていることを読んでの行動だった。

 ロシアの主張は、(1)シリアのアサド政権が化学兵器を使用したとの確たる証拠はない(2)国連安全保障理事会の決議を得ない軍事行動は国際法違反だ−との明快な2点に集約される。米国などによる2003年のイラク開戦が「失敗だった」とも力説した。

 5日の夕食会で米国の立場を明確に支持したのは7カ国程度にとどまり、6月の主要8カ国(G8)首脳会議(サミット)でプーチン氏が孤立していた状況は一変した。

 プーチン政権は、自国が拒否権を持つ国連安保理を基盤に「大国」の地位を保持する戦略を鮮明にしている。また、シリアのアサド政権崩壊を阻止することは地政学上の譲れない“防衛線”と考えており、それが「ぶれない姿勢」を印象づける効果を生んでいる。

 しかし、米国に対抗して「政治・外交的な解決」を訴えるロシアが、新味ある具体策を打ち出したわけではない。米露は5月、アサド政権と反体制派、関係国が一堂に会する国際会議を開催することで合意したものの、調整が難航してメドは立っていない。

6831チバQ:2013/09/08(日) 18:45:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130907/erp13090700150001-n1.htm
【G20】
オバマ大統領“内憂外患” シリア介入支持広がらず苦悩深く
2013.9.7 00:14 (1/2ページ)[シリア]
G20首脳会合閉幕後に記者会見するオバマ米大統領=6日、ロシア・サンクトペテルブルク(共同)
G20首脳会合閉幕後に記者会見するオバマ米大統領=6日、ロシア・サンクトペテルブルク(共同)
 【ワシントン=小雲規生】シリアのアサド政権に対する限定的な軍事行動への支持が十分に広がらないなか、オバマ政権は米議会の承認を得て軍事行動を起こす構えを維持したまま、今後も国際社会の支持を求めていく考えだ。ただし今回の20カ国・地域(G20)首脳会合は米国が軍事行動をとった場合の反発の大きさを予感させるものとなった。国内でも軍事行動への理解が集まっているとは言い難く、オバマ氏の“内憂外患”は続く。

 オバマ大統領は6日、G20首脳会合終了後の会見で、同会合で軍事行動に対する国連安全保障理事会の関与について「意見の隔たりがあった」と述べた。オバマ氏が視野に入れる安保理の承認なしの軍事行動に対する反発の大きさを認めたかたちだ。

 一方でオバマ氏は首脳会合でアサド政権による化学兵器使用という事実関係には広い理解があったと指摘。オバマ政権は化学兵器使用を禁じたジュネーブ議定書や化学兵器禁止条約の存在を根拠に今後も支持獲得を進めていく考えだ。

 国際社会の支持が広がらないなかでもオバマ政権は軍事行動の構えを崩していない。オバマ氏は5日の夕食会でも軍事行動の必要性を主張。オバマ政権の強硬な態度の背景には、地上軍投入を行わない軍事攻撃の場合、多くの国の参加は不要で、米国のほか現時点で軍事行動参加を表明しているフランスだけでも、目的を達成できるとの判断もある。

 ただしG20会合では、欧州連合(EU)のファンロンパイ大統領が「国連を通じた解決」を求めるなど、ロシア以外にも異論が根強いことが表面化した。

 オバマ氏自身、8月23日時点では国連の承認なしでの軍事行動には「国際法上の疑問が生じる」としていただけに、軍事行動をとれば国際社会の批判を集める可能性が高い。

 また米国内でもG20の動向は注目を集めている。共和党のターナー下院議員は6日、米CNNテレビで「大統領は国際社会の支持を集めるという宿題を済ませていない」と述べ、軍事行動を承認する決議案に反対する意向を表明。オバマ氏は国内外で軍事行動への反発にさらされているかたちだ。

6832チバQ:2013/09/08(日) 18:46:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130907/erp13090722280006-n1.htm
8日にモスクワ市長選 プーチン氏側近が優勢、反政権票の動向焦点
2013.9.7 22:24
モスクワ中心部で行われた政治集会で、市長選での自らへの支持を訴えるアレクセイ・ナワリヌイ氏=6日(ロイター)
モスクワ中心部で行われた政治集会で、市長選での自らへの支持を訴えるアレクセイ・ナワリヌイ氏=6日(ロイター)
 【モスクワ=佐々木正明】現職の辞任に伴う前倒しのモスクワ市長選の投票が8日に行われる。即日開票され、同日深夜には大勢判明の見通し。プーチン大統領を厳しく批判する弁護士のナワリヌイ氏が汚職撲滅などを訴えるが、6月に辞職表明したソビャニン氏が有利な情勢で、ナワリヌイ氏がどれだけ反政権票を集めるかが焦点だ。

 市長選には共産党や自民党などの野党候補を含む計6人が立候補。最近の世論調査では、ソビャニン氏が50%以上の支持を集め、2位で10%台のナワリヌイ氏を大きく引き離している。

 プーチン氏の側近として、大統領府長官や副首相を歴任したソビャニン氏は2010年にモスクワ市長に就任した。当時任命制だった市長職は昨年、直接選挙制に変更され、初めて選挙の洗礼を受ける。

 15年秋まで任期があったソビャニン氏は今年6月に辞任。統治が長期化しているプーチン氏への批判がくすぶるなか、野党や反政権派の足並みがそろわぬうちに、選挙を行うべきだと判断したとの見方もある。

 ナワリヌイ氏は11年末、下院選での与党側による大規模不正疑惑が噴出したさい、政権を追及するブロガーとして脚光を浴びた。7月に木材の不正取引事件で禁錮5年の実刑判決を受け収監されたが、検察側が裁判所に申し立てを行い、釈放されるという異例の経過をへて立候補した。

 沈滞気味の反政権運動の立て直しに力を注いでいる。

6833チバQ:2013/09/08(日) 18:47:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130907/asi13090722030005-n1.htm
豪総選挙、野党連合が6年ぶり政権奪還 成長減速、与党内抗争に国民嫌気
2013.9.8 01:05 (1/2ページ)
7日、オーストラリアの総選挙で、自身が率いる保守連合の勝利宣言をするアボット自由党党首=シドニー(ロイター)
7日、オーストラリアの総選挙で、自身が率いる保守連合の勝利宣言をするアボット自由党党首=シドニー(ロイター)
 【シンガポール=青木伸行】オーストラリア総選挙が7日、投開票され、自由党のアボット党首(55)が率いる野党保守連合(自由、国民党)が、ラッド首相(55)の労働党を破り、6年ぶりに政権を奪還した。国民は経済成長の減速と、労働党が志向する「大きな政府」に対する批判票を投じ、長年の労働党内の権力闘争に「ノー」を突きつけた。

 投開票されたのは下院(定数150、任期3年)の全議席と、上院(定数76、任期6年)のうちの改選40議席。下院の獲得議席は、選挙管理委員会の公式集計(開票率約96%)の結果、保守連合が過半数の76を上回る88(改選前72)、労働党は57(同71)。

 アボット氏は夜、「今日から新しい政権になった」と勝利を宣言した。

 33日間にわたる選挙戦の争点となったのは経済対策。国民には「大きな政府」か、「小さな政府」かという選択だった。

 オーストラリアでは、経済成長を牽引(けんいん)してきた中国など新興国への資源輸出に、資源価格の下落と中国経済の減速などを要因に陰りが生じている。このため今年の経済成長率は、2%台半ばに減速すると予測されている。

 これに対する処方箋としてアボット氏は、労働党のギラード前首相が昨年導入し、国民の不評を買った炭素税の撤廃や、法人税率の引き下げなどを掲げた。一方、ラッド氏は財政支出を拡大し、インフラ整備などにより景気浮揚を図る政策を打ち出していた。

 だが、複数の政治アナリストは「政策論争以上に国民は、労働党の党内抗争を嫌気し政権交代を望んでいた」と指摘する。

 ラッド氏は6月の党首選で「政敵」のギラード氏を破り、3年ぶりに首相に返り咲き、長年の確執に決着をつけた。それが今回、最大の敗因となる皮肉な結果となった。ラッド氏は総選挙での敗北を受け、党首を辞任する意向を示した。

 1994年に政界入りしたアボット氏は、保守連合のハワード政権下で保健相などを務め、2009年に自由党の党首となった。保守的なカトリック教徒で、人工妊娠中絶に反対し、同性婚にも否定的だ。

 アボット氏は、ギラード政権下での国防費の大幅削減方針を見直し、日本を含むアジアとの関係を重視する方針。ただ、捕鯨問題では強硬だ。また、伝統的に労働党は多国間協調主義、保守連合は2国間主義を基調としている。

6834チバQ:2013/09/08(日) 18:48:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130908/asi13090811110000-n1.htm
モルディブ大統領選、前職ら2人が28日決選投票
2013.9.8 11:10
 インド洋の島嶼(とうしょ)国モルディブの選挙管理委員会は8日、7日の大統領選の開票結果を発表した。立候補した4人全員が有効票の過半数を獲得できず、得票がトップのナシード前大統領(46)ら上位2人による決選投票が28日に行われることになった。

 上位2人の得票率は、昨年2月の軍と警察によるクーデターで失脚したナシード氏が45%で、2位の国会議員アブドラ・ヤミーン氏(54)が25%だった。

 クーデターの時まで副大統領で、ナシード氏に離反して政権トップの座を奪ったワヒード大統領(60)はわずか5%の得票で惨敗。2008年まで30年間、ガユーム元大統領(75)による独裁体制下で言論弾圧などを強いられた国民の反クーデター感情が鮮明となった。(共同)

6835チバQ:2013/09/08(日) 18:54:17
http://mainichi.jp/select/news/20130908ddm007030145000c.html

シリア:化学兵器使用疑惑 米危うい限定攻撃 「泥沼化」懸念の声多く

毎日新聞 2013年09月08日 東京朝刊


 【ワシントン白戸圭一】対シリア攻撃の是非を巡る米議会の審議が大詰めを迎えている。米国では、議会承認を得たオバマ政権が攻撃に踏み切れば混乱が周辺国に拡大すると懸念する論調が多い。

 オバマ政権は攻撃で(1)地上部隊を派遣しない(2)アサド政権転覆を目指さない(3)内戦は政治的に終結−−の3原則を掲げる。攻撃の是非を巡り、反体制派を支援する米国はアサド政権の後ろ盾ロシアと対立するが、オバマ大統領は6日の米露首脳会談で、攻撃後の「政治的移行」では協力したいとの考えをプーチン大統領に伝えた。

 オバマ政権にとり理想的展開は、巡航ミサイル攻撃でアサド政権の化学兵器使用能力を大幅に低減し、ロシアがアサド政権に見切りを付けるというもの。

 だが、泥沼化の懸念は強い。米軍制服組トップのデンプシー統合参謀本部議長は4日、アサド政権がイスラエルなどの周辺国に報復する可能性に言及。ライアン・クロッカー元駐シリア米大使は米紙に、中東諸国を巻き込んだ地域紛争に発展する危険性を語る。

 一方、米ジョージタウン大のダニエル・バイマン教授(安全保障論)は最新の論文で攻撃に反発したロシアがアサド政権への武器・資金供与を拡大する可能性を指摘。「(オバマ大統領が主張する)限定攻撃で達成できることは少なく情勢は悪化する」と懸念する。

 米シンクタンク・新米国安全保障センターのリチャード・フォンテイン所長は、米国内のえん戦機運に配慮するオバマ政権に包括的な対シリア戦略がないと指摘。「攻撃後もアサド政権が化学兵器を使ったらどうするのか」と報復の連鎖に懸念を示し、アサド政権打倒を見据えた戦略づくりを訴えている。

6836チバQ:2013/09/08(日) 18:55:01
http://mainichi.jp/select/news/20130908ddm002030097000c.html

オーストラリア総選挙:政権交代、アボット氏が首相に 保守連合圧勝

毎日新聞 2013年09月08日 東京朝刊


 【ジャカルタ佐藤賢二郎】オーストラリア下院(定数150)の総選挙は7日、投開票が行われた。アボット自由党党首率いる最大野党・保守連合が圧勝し、6年ぶりの政権交代とアボット氏の次期首相就任が確実となった。ラッド首相の与党・労働党は歴史的な大敗を喫した。

 選挙管理委員会によると、開票率94・78%の時点で獲得議席は保守連合88(改選前72)、労働党57(同71)。アボット氏は7日夜、支持者を前に勝利を宣言。「キャンペーンは終わり、(政府を)運営する時が来た。この国のために尽くすことを誓う」と語った。ラッド氏は7日夜、党首を辞任すると表明した。

 アボット氏は選挙戦で、党内対立を繰り返した労働党を批判し、法人税減税など景気回復のための経済強化策について説明を重ねた。一方、選挙の顔として6月に首相に返り咲いたラッド氏は、党内の内紛や主要政策の見直しで失った信頼を取り戻せなかった。

 豪オンラインメディア「カンバセーション」のローリー・ケーヒル記者は「国民が労働党のドタバタ劇に愛想をつかした」と分析。「news.com.au」のマルコム・ファー記者は「保守連合政権は少なくとも2期6年続く安定した政権になる」と予測する。7日に40議席が改選された上院(定数76)選でも保守連合が議席を伸ばすとみられる。

6837チバQ:2013/09/08(日) 20:34:00
http://www.afpbb.com/article/politics/2966794/11309467
豪下院選、アボット氏の保守連合が勝利 6年ぶりに政権交代
2013年09月08日 10:41 発信地:シドニー/オーストラリア
【9月8日 AFP】7日投開票のオーストラリア下院選(定数150、任期3年)は、トニー・アボット(Tony Abbott)自由党党首(55)が率いる野党・保守連合(自由党・国民党)が圧勝し、オーストラリアは6年ぶりに政権交代することになった。

 選挙管理委員会が開票率90%を超えた時点で発表した獲得議席は保守連合が90議席、労働党が55議席で、保守連合が圧倒的勝利を収めた。アボット氏は首相に就任する。

 元カトリックの神父見習いで、ボクシングを愛好する君主制主義者でもあるアボット氏はシドニー(Sydney)の高級ホテルで勝利を宣言し、集まった支持者らを前に「有能で信頼できる内閣を作る」と述べた。

 今年6月に行われた労働党の党首選でケビン・ラッド(Kevin Rudd )首相はジュリア・ギラード(Julia Gillard)前首相を破って3年ぶりに首相に返り咲いたが、アボット氏はこの時の労働党の内紛を効果的に利用した。

 一方のラッド首相は、ブリスベーン(Brisbane)のクリケット競技場の会議室で支持者らを前に敗北を認めるとともに、労働党の党首を辞任する意向を示した。(c)AFP/Martin Parry

6838チバQ:2013/09/08(日) 20:34:50
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013090802000117.html
ノルウェーは8年ぶり政権交代? 反移民右派 連立入りか
2013年9月8日 朝刊

 【ロンドン=石川保典】九日に行われるノルウェーの総選挙で、野党連合の中道右派が勝利して連立政権を樹立し、イスラム系移民の受け入れ制限を掲げる進歩党が初めて政権に参加する可能性が高まっている。政権交代が起きれば八年ぶり。進歩党の政権参加は、移民に寛容な福祉国家の方針に影響を与えそうだ。

 進歩党は、二〇一一年に爆弾や銃乱射による連続テロで七十七人を殺害したブレイビク受刑者が一時所属していた政党。世界に衝撃を与えた事件後、進歩党は支持率を一時落としたが、今回の選挙では野党連合の四党による連立交渉のカギを握っている。

 ノルウェーは人口の14%を移民が占める。進歩党は、欧州以外からの移民を大幅に制限すべきだと主張し、一九九〇年代から躍進。現在は議会(比例代表の一院制、定数一六九)で第二党の四十一議席を占める。ただ、同国では中道左右両派が政権交代を繰り返し、進歩党はこれまで一度も連立への参加を求められなかった。

 最新の世論調査によると、ストルテンベルグ首相率いる中道左派の最大与党労働党は支持率が31%でトップだが、議席数は与党連合では過半数(八十五)に満たない七十三議席前後にとどまる見通し。

 一方の野党連合は保守党が四十五議席程度で第二党となり、支持率16%の進歩党が約三十議席で第三勢力になるとみられる。過半数確保には、自由党など他の二党を加えた四党連立が必要で、保守党のソルベルグ党首は進歩党と組むことに意欲を示している。

 ただ自由党などには進歩党へのアレルギーがあり、連立交渉が難航する可能性もある。

 進歩党は保守党と同様、減税や国営企業の民営化を主張。与党は長期政権への飽きから支持率を落としている。

6839チバQ:2013/09/08(日) 20:37:22
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130907-OYT1T00811.htm
労働党の主導権争いに失望…豪総選挙、野党勝利



7日、シドニーで家族と共に投票する野党・保守連合のトニー・アボット代表(右から2人目)=AP 【シドニー=梁田真樹子】オーストラリア総選挙は7日投開票され、下院(定数150、任期3年)で自由党のトニー・アボット党首(55)が代表を務める野党・保守連合(自由党、国民党)がラッド首相(55)の与党・労働党を破り、6年ぶりに政権を奪還した。

 選管の集計(開票率96・55%)によると、下院での各党の獲得議席数は保守連合88(改選前72)、労働党57(同71)、緑の党1、無所属など2。保守連合のアボット代表はシドニーで演説し、「政権は交代した」と勝利宣言した。同代表は閣僚を選んだ上で、近く首相就任を宣誓する。

 一方、ラッド首相は地元ブリスベーンで敗北を認め、次期党首選には出馬しない考えを示した。上院(定数76、任期6年)は約半数の40議席が改選される。

 2007年に発足した労働党政権は、公約だった温室効果ガスの排出量取引制度の導入に失敗するなど実績をあげられなかったほか、ラッド首相とギラード前首相による党内の主導権争いが国民の失望を招いた。また、中国などへの資源輸出に支えられてきた経済は、中国の景気減速で停滞し、財政赤字も拡大した。

 対する保守連合は「小さな政府」を掲げ、財政健全化などにより「労働党よりも効率的な政策運営を行う」と主張。8月上旬からの選挙戦では、保守連合が終始リードを保っていた。

(2013年9月8日00時52分 読売新聞)

6840チバQ:2013/09/08(日) 23:00:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130908/mds13090821220004-n1.htm
テヘラン市長選、ガリバフ氏が3選
2013.9.8 21:19
 イランの首都テヘランの市議会で8日、市長を決める投票が行われ、現職のガリバフ氏(52)がラフサンジャニ元大統領の長男、モフセン・ハシェミ氏(54)を破って3選を果たした。国営イラン通信などが伝えた。

 2005年からテヘラン市長を務めるガリバフ氏は交通渋滞の解消や公園増設などのインフラ整備に力を注ぎ、市民から高い人気を得ている。2005年と今年の2回、大統領選に出馬したが、いずれも敗退している。(共同)

6841チバQ:2013/09/09(月) 20:04:53
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013090900714
モスクワ市長選、現職勝利=反政権ブロガー及ばず

モスクワ市長に当選したソビャニン氏=7日(EPA=時事) 【モスクワ時事】現職ソビャニン氏(55)の辞職に伴うロシア・モスクワの出直し市長選で、選管は9日、開票率100%の暫定結果として、プーチン大統領側近の同氏が得票率51.37%で当選したと発表した。
 得票率2位は反政権派ブロガーのナワリヌイ氏(37)=公判中=の27.24%、3位は下院最大野党・共産党のメリニコフ氏(63)の10.69%。投票率は32.07%と低調だった。(2013/09/09-18:09)

6842チバQ:2013/09/10(火) 19:10:39
http://mainichi.jp/select/news/20130910k0000e030172000c.html
ノルウェー:8年ぶり政権交代へ…左派から右派連立
毎日新聞 2013年09月10日 09時59分(最終更新 09月10日 10時14分)

 【ロンドン小倉孝保】ノルウェーで9日、総選挙(1院制、定数169)が実施され、野党・保守党を中心とする中道右派4党が計96議席で過半数を獲得し勝利した。政権を担ってきた労働党を中心とする中道左派3党は72議席にとどまり8年ぶりに政権が交代することになった。ストルテンベルグ首相が9日、敗北を認めた。

 中道左派の連立政権(労働党、左派社会党、中央党)は、欧州の経済危機下でも好調な経済を維持し、大きな失点はなかった。

 しかし減税、国営企業の民営化を訴える保守党のソルベルグ党首の個人的な人気にも支えられ中道右派4党(保守党、進歩党、自由党、キリスト教民主党)の勝利につながった。

 ノルウェーでは2011年7月、移民排斥を訴えるブレイビク服役囚が、移民に寛容な政策をとる労働党の青年部集会で無差別に銃を乱射するなどして子供を含む計77人が死亡する事件があった。今回は事件後、初めての総選挙だった。

 ソルベルグ党首は、反移民政策を主張する進歩党とも連立交渉をする考えを明らかにしている。

 しかし、他の連立相手である自由党やキリスト教民主党が、進歩党との連立に反対する可能性がある。その場合、進歩党を除いた3党での少数連立政権になる可能性も指摘されている。ブレイビク服役囚は進歩党の党員だったことがある。

6843チバQ:2013/09/10(火) 20:34:14
http://www.afpbb.com/article/politics/2967269/11322850?ctm_campaign=txt_topics
ノルウェー総選挙、野党連合の勝利確実で8年ぶり政権交代へ
2013年09月10日 12:28 発信地:オスロ/ノルウェー
【9月10日 AFP】ノルウェーで9日に投票が行われた総選挙で、中道右派などの野党連合が過半数を獲得し、中道左派政権から8年ぶりの政権交代が確実となった。

 開票作業が4分の3ほど進んだ段階で、4党からなる野党連合は定数169議席のうち96議席を獲得。労働党(Labour Party)の党首で現職のイエンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)首相率いる3党の与党連合は合計で72議席、独立系の環境政党が残り1議席を獲得した。

 中道右派連合を率いる保守党(Conservative Party)のエルナ・ソルベルグ(Erna Solberg)党首(52)は「歴史的な勝利」と喜ぶ一方、ストルテンベルグ首相は同日夜に敗北を認めた。

 今後、ソルベルグ党首が首相に就任し、移民受け入れ制限を掲げる進歩党(Progress Party)を含む、保守党を中心とした新しい政権が発足することになる。(c)AFP

6844チバQ:2013/09/10(火) 20:35:57
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201309100046.html
ノルウェー選挙は野党の中道右派連合が大勝、連立交渉は難航も
9月10日、ノルウェー議会選挙では、野党の中道右派連合が大勝し、同連合を率いる保守党のソルベルグ党首(写真)が次期首相に就任する見通しとなった。オスロで9日撮影。提供写真(2013年 ロイター/NTB Scanpix)

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 [オスロ 10日 ロイター] - 9日に投開票が行われたノルウェー議会選挙では、野党の中道右派連合が大勝し、同連合を率いる保守党のエルナ・ソルベルグ党首が次期首相に就任する見通しとなった。

 保守党は、石油資源や国営会社に依存する経済を多様化し、世界最高水準の部類に属する税率について一部を引き下げると約束している。ただ、これまでの石油収入をもっと歳出に回すべきと主張するとともに、移民の制限を掲げる右派の進歩党との間では、連立政権樹立に向けて厳しい交渉を迫られる。

 投票集計率76%の段階で、保守党と進歩党、自由党、キリスト教民主党の中道右派連合は、過半数を11議席上回る96議席を確保する見込み。一方で労働党を中心とする中道左派の与党連合は72議席にとどまり、2期8年にわたって職務を遂行してきたストルテンベルグ首相は退陣を表明した。

 ノルウェーは過去10年間、海底油田産業の活況のおかげで、ユーロ圏の危機もほとんど波及せずに経済的な繁栄を享受してきた。しかし現在は成長率が鈍化し、競争力も伸び悩んでおり、ストルテンベルグ首相は有権者から好況期間を無為に過ごしたとの批判を浴びた。

 こうした中で選挙に勝利したソルベルグ氏は「有権者は中道右派連合に歴史的な勝利をもたらしてくれた。われわれはこの国に新しい政府を与えるだろう」と語った。

 ソルベルグ氏にとって最も厄介な仕事は、反移民と反税金を掲げて初めて与党に加わる進歩党をなだめることになる。

 進歩党は以前に比べると論調を和らげたとはいえ、なお政権入りするには過激過ぎるとの見方が一部から出ている。2011年に爆破・銃乱射事件を起こしたブレイビク被告がかつて所属したという経緯もある。

 政権確保にやはり必要なキリスト教民主党と自由党は、いずれも進歩党の移民や歳出に関する政策には反対で、連立を組むことに乗り気ではない。

 ノルウェー社会調査研究所のヨハネス・ベルグ研究員は「進歩党と中道政党側の考えの違いは大きい」と指摘。政権は成立するだろうが、その道のりは非常に険しくなるとの見方を示した。

6845チバQ:2013/09/10(火) 22:07:51
ロシア
http://m.roshianow.jp/politics/2013/09/10/45009.html
 今回の統一地方選では、8の州や共和国の首長選と、16の州や共和国の地方立法議会の議員選を含む、さまざまな選挙が行われた。

ナバリヌイ氏は27.27%を獲得
 もっとも注目を浴びた選挙の一つがモスクワ市長選だ。ソビャニン暫定市長が51.33%を獲得した一方で、「ロシア共和党・人民自由党」推薦のアレクセ イ・ナバリヌイ氏は予想を大きく上回る27.27%を獲得。社会学者は当初、ソビャニン暫定市長60%、ナバリヌイ氏9%と考えていた。
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クレムリンの候補vs有罪判決を受けた反対派リーダー
 モスクワ市長選の 第2回投票は行われずに、ソビャニン暫定市長は市長の座を守ることとなった。ナバリヌイ氏の支持者は、正式に発表された投票結果に反発し、9日にはナバリ ヌイ氏を支持するデモを決行。

モスクワ市長選の投票率は約33%
 今回の投票率約33%は極めて低いと言える。10年前にモスクワ市長選が行われた時には、50%をこえていた。
 「サンクトペテルブルクの政治」基金のミハイル・ヴィノグラドフ理事長によると、この低投票率には投票日の日程の悪さと有権者の無関心の2つの要因があげられるという。「野党支持派だけでなく、 すべての有権者の無関心ぶりが目立つようになった。自分たちが行っても変わらないからと、投票に行かない」。

「違反は少数」
 モスクワ市長選では違反を警戒して、入念な準備が行われたが、これといった問題は起きなかった。有権者の多くが日中に投票に訪れた。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を見る限り、ナバリヌイ支持派がもっとも規則に忠実だった。
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ナバリヌイ氏が禁足誓約保釈
 投票日にロシア全土から中央選挙委員会に送られた違反信号は45件で、うち17件はモスクワ、残りは16地域からのものだった。スヴェルドロフスク州の 候補の一人が、政治工作のSMS(ショート・メッセージ・サービス)を配信したとして、調査が行われている。ヤロスラヴリ州では有権者の買収が認められ た。
 有権者権利保護非営利組織協会「市民の管理」の代表は、今回の選挙が落ち着いて行われ、違反は下院(国家会議)選挙や大統領選挙の時よりもはるかに少なかったことを伝えている。
 政治工学センターのアレクセイ・マカルキン副所長は、今回の選挙がもっともクリーンだったと話す。2011年12月に人々が公正な選挙を求めて路上で抗議活動を行ったことが、これに影響しているのでは、と考えている。

エカテリンブルク市長選は野党のロイズマン氏が勝利
 もっとも驚きの結果を示したのが、ウラル地方の大都市である、エカテリンブルク市の市長選だった。野党候補である「麻薬のない街」基金のエヴゲニー・ロイズマン理事が30.11%を獲得し、与党「統一ロシア」のヤコヴ・シリン候補を破った。
 地方立法議会の議員選では、「統一ロシア」が強かったものの、意外な結果も見られた。例えばクラスノヤルスクでは、中道左派の政党「ロシアの愛国者」が先頭に立った。選挙で2番目の人気の高さを誇ってきた共産党は、一部地域で自由民主党に負けていた。
今回の選挙結果は、ロシアの各地域が異なる速度の生活を送っていることを示した。「昔のままの生活を維持している地域では、与党が大勝し、これまでの選 挙結果とさほど変わらない。
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反政権派ナバリヌイ氏が市長選に出馬
一方で状況がまったく違う大都市では、野党が支持者を獲得し、与党に問題が生じているなど、投票に異なる傾向が見られる。これ までと同じように“行政的手段”を活用することができなくなっている。その結果、選挙には投票意欲の強い政権支持者のみが訪れ、残りの人は休暇を優先してしまっ た。それが与党の得票数低下の原因。与党支持派は自分たちが行っても行かなくても同じだと考えたのだ」と専門家は説明する。

低投票率が野党に有利に
 これまで、低い投票率は政権に有利だと考えられたきたが、今回の選挙は反対側の側面を示すこととなった。マカルキン副所長はこう説明する。
 「低投票率が 政権に有利なのは、“行政的手段”がある場合。ない場合には野党に有利になる。ナバリヌイ氏の支持者は、当選しないのは承知の上だったから、彼の実績のなさや大都市の管理の難しさといった点は最初から問題外だった」。
 与党の当選者はこの選挙結果を受けて、反対派の有権者を今後無視せずに、すべての住民の利益を考えるようになると、専門家は考える。

6846チバQ:2013/09/11(水) 20:47:43
http://mainichi.jp/select/news/20130912k0000m030030000c.html
ロシア:極東発展相に実業家を任命
毎日新聞 2013年09月11日 19時02分

 【モスクワ田中洋之】ロシアのプーチン大統領は11日、実業家のガルシカ氏を極東発展相に任命した。先月31日に更迭されたイシャエフ氏の後任だが、極東ハバロフスク地方知事出身のイシャエフ氏と違って政治力は未知数。プーチン大統領が力を入れる極東開発は今後、極東連邦管区大統領全権代表と副首相を兼任する大統領側近のトルトネフ氏(前天然資源環境相)を通じて“中央主導”で進められるとみられる。

 ガルシカ氏は経済団体「実業ロシア」共同代表で、今年6月に発足したプーチン政権支持の社会団体「国民戦線−ロシアのために」の共同代表も務める。

 大統領から極東開発の遅れを批判されていたイシャエフ氏は、極東発展相と同時に極東連邦管区大統領全権代表も解任されていた。

6847チバQ:2013/09/11(水) 21:56:15
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013091100834
最高安保委事務局長にシャムハニ氏=強硬派への配慮か−イラン
 【カイロ時事】イラン国営テレビによると、ロウハニ大統領は10日、保守強硬派のジャリリ最高安全保障委員会事務局長の後任に、精鋭部隊「革命防衛隊」出身のシャムハニ元国防軍需相を任命した。
 同事務局長は従来、米欧との核交渉の責任者を務めてきたが、ロウハニ大統領は5日、今後の交渉は外務省が管轄すると表明。知米派のザリフ外相が実質的な責任者となる見通しだ。
 ただ、最高安保委が国防、外交政策を統括する重要機関であることに変わりはなく、シャムハニ氏の起用は、保守強硬派への配慮とみられる。(2013/09/11-18:53)

6848チバQ:2013/09/12(木) 21:50:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130912/erp13091208450001-n1.htm
中国貸与のパンダが政治問題に ベルギー、南北対立に拍車
2013.9.12 08:44 [欧州]
 オランダ語系北部とフランス語系南部の地域間対立が深刻化しているベルギーで、中国から貸与されるパンダが政治問題となっている。ベルギーのメディアによると、中国の李克強首相は11日、同国を訪問中のベルギーのディルポ首相に、パンダのつがいを南部地域のブルジュレットの自然公園に貸与すると伝えた。

 これに不満を募らせているのは北部のアントワープ動物園。1980年代後半に短期間パンダを飼育した経験があるが、2000年代前半には「外交的理由」で中国から貸与の合意が得られなかったとされる。

 またブルジュレットがディルポ首相の地元に近いため、北部の分離独立を主張する政党の議員からは「首相が外交を使い、ひいきしたとの印象をぬぐえない」との声も上がった。

 首相報道官は「ブルジュレットの自然公園は12年に中国側に貸与を申請したが、アントワープからは出ていない」と述べ公平性に問題はないと強調した。パンダは2頭。到着は来春で貸与期間は15年。(共同)

6849チバQ:2013/09/12(木) 21:51:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130912/mds13091220570007-n1.htm
【シリア情勢】
「仲介役」で主導権狙う ロシアの外交戦術
2013.9.12 20:56 (1/2ページ)
 【モスクワ=遠藤良介】12日からの米露外相会談でシリアの化学兵器を国際管理するとのロシア提案が協議されることになり、アサド政権を擁護してきたロシアは当面、米国などの軍事介入を回避することに成功した。ロシアは、米欧とアサド政権の「仲介役」としてシリア問題の主導権を確保し、大国としての存在感を高めたい思惑だ。

 ロシアの動きの根底には、国際社会で「問題」とされる国家にあえて関与し、その国への影響力や国連安保理常任理事国の立場を生かして発言力を高める外交戦術がある。これは、核開発の疑われるイランなどに対する政策とも通底するものだ。

 米国やその友好国で対シリア軍事介入への慎重論が高まっていた事情も、ロシア提案に「評価」を呼ぶ追い風となった。

 プーチン露大統領は11日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)に寄稿し、国連安保理の承認を得ない武力行使は「侵略行為だ」と主張。安保理の拒否権は国際関係を安定させる「深遠な知恵」であり、自国を特別視する「米国例外論」は「きわめて危険だ」とたたみかけた。

 プーチン氏はまた、シリア反体制派の側では国際テロ組織アルカーイダ系が戦闘に加わっていると指摘。対シリア武力行使は「国外への紛争拡大」や「新たなテロの波」をもたらしかねず、イラン核問題やイスラエル・パレスチナ紛争に悪影響を与えるとも述べた。

 ただ、ロシアが化学兵器の国際管理案を打ち出したのは、米国などが軍事介入を強行する可能性が高まったからにほかならない。

 ロシアは米国が武力行使の考えを撤回するよう外相会談で迫るとみられ、シリアへの「圧力」が不可欠と考える米国側とは激しいやり取りが予想される。ロシアは反体制派が化学兵器を使用したとも主張しており、国際管理案には技術的にも政治的にも難題が山積しているのが実情だ。

 イランや北朝鮮の核問題が解決を見ていないのと同様、ロシアの「関与政策」に限界があるとの見方はロシア国内でも出ている。

6850チバQ:2013/09/12(木) 22:01:17
http://mainichi.jp/select/news/20130912dde007030064000c.html
イラン:SNS禁止、閣僚がFB 規制緩和の予兆?「誰が見る?」批判も
毎日新聞 2013年09月12日 東京夕刊

 【テヘラン田中龍士】イランの閣僚15人がインターネット交流サイト「フェイスブック」(FB)を始めたと報じられ、話題となっている。イランでは反体制活動を封じるため2009年以降、当局の規制でFBや短文投稿サイト「ツイッター」などソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が使えない。穏健派のロウハニ大統領が公約した「表現の自由拡大」の予兆として歓迎される一方、「どうアクセスしたのか」といった疑問も出ている。

 「医薬品が制裁の影響で不足」「肝臓のインターネット売買は、虚偽もあるので注意」。ハシェミ保健相は、本来なら閲覧できないはずの国民にメッセージを送る。

 イランでは、当局が有害と判断したサイトへの接続を遮断し、若者らは特殊ソフトなどで規制をかいくぐる。閣僚自らの利用が公になるのは初めてで、「規制解除の前触れかもしれない」(地元紙シャルグ)と期待される。

 ザリフ外相は、留学や国連大使の経験から米国生活が長く、ページ開設は09年。投稿内容に対し、閲覧者の共感を示す「いいね!」は17万件以上だ。核交渉の責任者でもある外相はツイッターも使い、主に英語でつぶやく。

6851チバQ:2013/09/12(木) 22:04:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130912-00000131-san-pol
結党から1年“維新の志”進む、迷う 「塾生には2通りある」
産経新聞 9月12日(木)15時33分配信



維新の国政選投票先支持率(比例代表)(写真:産経新聞)
 橋下徹大阪市長が日本維新の会の結党を宣言してから、12日で1年を迎えた。「道なき道を進む」。橋下維新の国政進出は永田町からも注目を浴び、衆参両院選を経て計62人の国会議員を擁する勢力になったが、結党当初に比べて勢いには陰りも見える。一方、自前の政治家養成機関としての役割を担った「維新政治塾」からは、国会議員17人を含む888人の卒塾生が輩出されたが、開講から1年半がたち、政治活動を続ける卒塾生がいる一方、他党からの出馬を検討するなど別の人生を歩む人もおり、それぞれの人生模様がかいま見える。

 ■恩返ししたい

 維新政治塾が開講したのは昨年3月。昨年12月の衆院選、今年7月の参院選の候補者となった卒塾生もいるが、2月に1期生の修了式が行われて以降は活動休止状態となっている。

 「大阪都構想が実現できなかったら、維新に入った意味がない。だから私たちも頑張るんです」

 都構想の是非が争点となる堺市長選の告示(15日)を目前に控えた今月上旬、堺市で開かれた維新の集会。入場者整理の手伝いに駆けつけた北九州市の荒木学さん(48)は言葉に力を込めた。

 地元でペット関連会社を経営。「シャッター商店街」など地域経済の疲弊を目の当たりにし、維新が訴える地域主権に共感して入塾した。今年1月の北九州市議選に維新公認で出馬。塾で学んだ地域主権の重要性や議会改革の必要性を訴えて当選し、人生が大きく変わった。市議になってからも「地域のことは地域で決める」をモットーに活動している。

 堺市長選には、国会議員になった元塾生らを含む数十人が全国から駆けつけ、チラシ配りや街頭演説の警備などを手伝う。

 荒木さんは、選挙のノウハウを学び、地元で多くの地方議員を育てるつもりだ。「地方分権の根本ともいえる都構想が進まないと、地方は終わってしまう。維新スピリットを広めると同時に、維新への恩返しをしたい」と意気込む。

 ■目標変わらず

 一方、維新とたもとを分かち、独自の道を歩み出した人もいる。

 8月末、卒塾生8人が自民党大阪府連を訪れ、自民府議らと面会。政治家としての心構えや日々の活動内容について説明を受けた。

 平成27年の統一地方選を見据えて有望な候補者を確保したい府連側と、府議らとのつながりを作って維新以外の他党から地方選挙や国政選挙への出馬をうかがう卒塾生側の思惑が一致した。

 兵庫県芦屋市の自営業の男性(32)は、「既得権の打破」を唱えた維新の理念に共感して入塾したが、党綱領「維新八策」を学んでも維新の国家観が見えてこず、次第に塾から足が遠のいた。

 男性は「塾生には2通りある」と感じた。「維新が大好きという人と、僕のように日本の状況を憂えて入った人がいて、時間がたつほど理念のずれを感じた」

 維新からは離れたが、国政を志す目標は変わらず、自民党からの出馬も検討している。

 ■現実に直面…

 卒塾生全員が政治家志望のままではない。

 橋下氏の政治姿勢に共感して入塾した奈良市の看護師の女性(32)は、昨年の衆院選で候補者の選考から漏れた。衆院選では同僚候補の支援に当たったが「金銭面など政治家になることの難しさを知った」といい、政治家への道を断念。現在は看護師の仕事に専念している。

 維新には公務員改革などで共感する一方、組織が未熟だと感じる面もあり、今は「是々非々の立場」だ。

 関西在住の公務員の男性(37)は、卒塾後も入塾以前と同様に、地域のボランティア活動に精を出す。塾について「いろんな価値観に出合うことができた」と評価する一方、維新に対しては「原点を忘れず、地域から何かを変えていくということを大事にしてほしい」と願っている。

6852チバQ:2013/09/13(金) 22:21:58
6851 :チバQ:2013/09/12(木) 22:04:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130912-00000131-san-pol
結党から1年“維新の志”進む、迷う 「塾生には2通りある」
産経新聞 9月12日(木)15時33分配信



維新の国政選投票先支持率(比例代表)(写真:産経新聞)
 橋下徹大阪市長が日本維新の会の結党を宣言してから、12日で1年を迎えた。「道なき道を進む」。橋下維新の国政進出は永田町からも注目を浴び、衆参両院選を経て計62人の国会議員を擁する勢力になったが、結党当初に比べて勢いには陰りも見える。一方、自前の政治家養成機関としての役割を担った「維新政治塾」からは、国会議員17人を含む888人の卒塾生が輩出されたが、開講から1年半がたち、政治活動を続ける卒塾生がいる一方、他党からの出馬を検討するなど別の人生を歩む人もおり、それぞれの人生模様がかいま見える。

 ■恩返ししたい

 維新政治塾が開講したのは昨年3月。昨年12月の衆院選、今年7月の参院選の候補者となった卒塾生もいるが、2月に1期生の修了式が行われて以降は活動休止状態となっている。

 「大阪都構想が実現できなかったら、維新に入った意味がない。だから私たちも頑張るんです」

 都構想の是非が争点となる堺市長選の告示(15日)を目前に控えた今月上旬、堺市で開かれた維新の集会。入場者整理の手伝いに駆けつけた北九州市の荒木学さん(48)は言葉に力を込めた。

 地元でペット関連会社を経営。「シャッター商店街」など地域経済の疲弊を目の当たりにし、維新が訴える地域主権に共感して入塾した。今年1月の北九州市議選に維新公認で出馬。塾で学んだ地域主権の重要性や議会改革の必要性を訴えて当選し、人生が大きく変わった。市議になってからも「地域のことは地域で決める」をモットーに活動している。

 堺市長選には、国会議員になった元塾生らを含む数十人が全国から駆けつけ、チラシ配りや街頭演説の警備などを手伝う。

 荒木さんは、選挙のノウハウを学び、地元で多くの地方議員を育てるつもりだ。「地方分権の根本ともいえる都構想が進まないと、地方は終わってしまう。維新スピリットを広めると同時に、維新への恩返しをしたい」と意気込む。

 ■目標変わらず

 一方、維新とたもとを分かち、独自の道を歩み出した人もいる。

 8月末、卒塾生8人が自民党大阪府連を訪れ、自民府議らと面会。政治家としての心構えや日々の活動内容について説明を受けた。

 平成27年の統一地方選を見据えて有望な候補者を確保したい府連側と、府議らとのつながりを作って維新以外の他党から地方選挙や国政選挙への出馬をうかがう卒塾生側の思惑が一致した。

 兵庫県芦屋市の自営業の男性(32)は、「既得権の打破」を唱えた維新の理念に共感して入塾したが、党綱領「維新八策」を学んでも維新の国家観が見えてこず、次第に塾から足が遠のいた。

 男性は「塾生には2通りある」と感じた。「維新が大好きという人と、僕のように日本の状況を憂えて入った人がいて、時間がたつほど理念のずれを感じた」

 維新からは離れたが、国政を志す目標は変わらず、自民党からの出馬も検討している。

 ■現実に直面…

 卒塾生全員が政治家志望のままではない。

 橋下氏の政治姿勢に共感して入塾した奈良市の看護師の女性(32)は、昨年の衆院選で候補者の選考から漏れた。衆院選では同僚候補の支援に当たったが「金銭面など政治家になることの難しさを知った」といい、政治家への道を断念。現在は看護師の仕事に専念している。

 維新には公務員改革などで共感する一方、組織が未熟だと感じる面もあり、今は「是々非々の立場」だ。

 関西在住の公務員の男性(37)は、卒塾後も入塾以前と同様に、地域のボランティア活動に精を出す。塾について「いろんな価値観に出合うことができた」と評価する一方、維新に対しては「原点を忘れず、地域から何かを変えていくということを大事にしてほしい」と願っている。

6853チバQ:2013/09/14(土) 01:54:41
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013091300967
首相候補に改革派モディ氏=次期選挙での政権奪還託す−印野党


 【ニューデリー時事】インドの最大野党インド人民党(BJP)は13日、2014年に予定される総選挙で、グジャラート州首相で経済改革派として知られるナレンドラ・モディ氏を党の首相候補に指名した。
 モディ氏は世論調査で高い人気を誇る一方、ヒンズー至上主義の同党内でも思想的には保守で、その言動への反発も根強い。今回の指名にも党幹部の一部が反対したが、党首ら大多数が政権奪還の希望をモディ氏に託した形だ。
 モディ氏は指名を受け、「国民や党の期待に応えられるよう全力を尽くす」と抱負を述べた。(2013/09/13-23:30)

6854チバQ:2013/09/16(月) 02:05:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130914/mds13091420180002-n1.htm
【シリア情勢】
米露、履行枠組み基本合意 「化学兵器」2014年半ばまでの廃棄目指す
2013.9.14 20:18 (1/2ページ)[シリア]
ジュネーブでシリアの化学兵器の国際管理について声明を発表し握手する米国のケリー国務長官(左)とロシアのラブロフ外相=14日(ロイター)
ジュネーブでシリアの化学兵器の国際管理について声明を発表し握手する米国のケリー国務長官(左)とロシアのラブロフ外相=14日(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】米国のケリー国務長官とロシアのラブロフ外相は14日、シリアの化学兵器の国際管理や廃棄をめぐり、3日目の協議をスイス・ジュネーブで行った。両外相は協議後の共同記者会見で、履行に向けた枠組みで基本的に合意したことを明らかにした。2014年半ばまでの化学兵器廃棄を目指す。

 ケリー国務長官は、シリアが保有する化学兵器の規模に関する認識や国際管理の下に移すことで米露が一致したほか、アサド政権が保有状況に関する報告を1週間以内に行うよう求めることで合意したと述べた。

 アサド政権が履行しない場合は、国連安全保障理事会の決議に基づく対応をとるとした。ケリー氏はこの場合の決議が、軍事行動に道を開く国連憲章7章に基づくとの認識を示した。

 協議ではまた、シリアに対し、保有する化学兵器の国際的な査察受け入れを求めることで一致したという。

 ケリー氏は15日にイスラエルでネタニヤフ首相と会談後、16日にはパリで英仏外相と協議する予定。米露は化学兵器の国際管理の協議が進展すれば、内戦終結のための国際会議開催に向けた動きも加速させる意向で、露側との協議を踏まえてケリー氏は関係国との調整を図るとみられる。

【ニューヨーク=黒沢潤】国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は13日、シリアでの化学兵器使用疑惑を調べている国連調査団が来週にも発表する報告書で、化学兵器が使用されたと断定されるとの見通しを示した。

 報告書は、使用したのが政権側か反体制派かには言及しないが、米メディアによれば、住民の身体から採取された試料や、現場に残されたロケット関連部品などから、政権側の使用であることを示唆する内容になりそうだという。

6855チバQ:2013/09/16(月) 02:06:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130915/mds13091510050004-n1.htm
エジプトクーデター主導、「シーシー大統領」待望論
2013.9.15 10:04 (1/2ページ)
シーシー第1副首相兼国防相(AP)
シーシー第1副首相兼国防相(AP)
 エジプトでクーデターを主導した軍トップのシーシー第1副首相兼国防相の支持者らが、来年春にも行われる大統領選にシーシー氏を出馬させようと“勝手連”的に署名活動を展開している。本人の意向は不明だが、国民からの高い人気を維持。エジプトでは、2011年の政変で失脚したムバラク旧政権関係者らの復権が進んでおり「シーシー氏待望論」は、そうした旧支配勢力の利害と軍を結びつけようとする動きの一環ともいえそうだ。(カイロ 大内清、田中靖人)






署名活動・出馬デモ


 「彼のほかに選択肢はない」。シーシー氏を大統領に推すグループの世話人を務める弁護士のレファイ・ナスララ氏(50)は産経新聞の取材にこう断言した。7月のクーデターでモルシー前大統領やその出身母体のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団を放逐したシーシー氏を「真の愛国者だ」と称賛。「すでに2200万人の署名を集めた」と語り、今後はシーシー氏に出馬を促すデモも行う考えだという。

 軍情報部出身のシーシー氏は、もともと知名度は低かった。しかし、6月末に起きた大規模な反モルシー政権デモに便乗する形でモルシー氏の権力を剥奪したことにより国民的人気が急上昇。その後は自ら反同胞団デモを呼びかけるなど“ポピュリスト的”な手法も駆使し、暫定政権の最高実力者として君臨している。


政治観や自身語らず


 シーシー氏は米陸軍大学校留学中の06年に執筆した論文で、中東の民主化にはイスラム教の信条を考慮に入れた政治体制が必要だとの考えを強調。米国では「イスラム主義を軍国主義と結合させた体制」(米海軍大学院のスプリングバーグ教授)を志向しているのではないかとの見方がある。一方で、国民の約9割がイスラム教徒のエジプトで、イスラムの価値観を完全に無視した政治体制は非現実的で、論文が「シーシー氏はイスラム的」だとする根拠にはならないとの指摘も根強い。

 シーシー氏は、1952年のクーデターを主導し社会主義的な政策を推進したナセル元大統領を強く尊敬しているともいわれるが、自身について公にはほとんど語っておらず、その政治観は分かっていない。にもかかわらず、シーシー氏待望論が強まるのは、2011年の政変以降の混乱に伴う経済や治安の悪化に疲れた国民に、軍の力を背景とした「安定」を求める心理があるためだとみられる。


ムバラク回帰警戒も


 ただ、エジプトではムバラク政権までの歴代大統領を軍出身者が務め、政財界との結びつきで利権を確保する構造が続いてきた。シーシー氏や他の軍出身者が大統領選に具体的に意欲を示せば、従来の権力構造への回帰を警戒する民主化勢力などから異論が噴出する可能性もある。

6856チバQ:2013/09/16(月) 02:09:38
http://mainichi.jp/select/news/20130916k0000m030080000c.html

米国:シリア化学兵器対応に一貫性なく 外交の信頼揺らぐ

毎日新聞 2013年09月15日 21時43分(最終更新 09月15日 21時58分)



対シリア政策について国民向けにテレビ演説を行うオバマ米大統領=2013年9月10日、AP
対シリア政策について国民向けにテレビ演説を行うオバマ米大統領=2013年9月10日、AP

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 【ワシントン白戸圭一】オバマ米大統領は14日、シリアの化学兵器廃棄に向けた米露合意を「歓迎する」との声明を発表し「この枠組みは透明、迅速、検証可能な方法でシリアの化学兵器を廃棄する機会を提供する」と、外交的成果を自賛した。だが米露合意は、化学兵器の廃棄に主眼を置き「使用」への懲罰的要素は希薄だ。米国内外の根強い攻撃反対論に応える形で結んだ今回の合意は、米外交に対する国際社会の信頼感を損ねかねない危険をはらんでいる。

 オバマ政権がシリア攻撃の必要性を訴えてきた背景には、化学兵器使用を一度でも見過ごせば、独裁国家やテロ組織による大量破壊兵器使用のハードルが下がることへの懸念があった。

 大統領は8月30日の段階で「何も行動を起こさなければ、化学兵器禁止の国際規範には意味がないとの誤ったシグナルを送ることになる」と述べ、北朝鮮やイランを念頭に置いたシリア攻撃の必要性を強調していた。

 だが、大統領は米露合意を受けて発表した14日の声明で「外交努力が失敗すれば、米国は行動する用意がある」と軍事圧力をちらつかせてアサド政権に合意履行を迫る一方、アサド政権による攻撃と断定した8月21日の化学兵器使用に対する「懲罰」には言及しなかった。

 ある日本外交官は、オバマ政権の対シリア政策について「北朝鮮などが『大量破壊兵器使用や大規模な人権侵害をしても、今の米国は軍事介入しない』と安心する恐れがある」と指摘する。

 米露合意では、化学兵器を国際管理下で来年半ばまでに廃棄すると定めた。廃棄計画を確実に履行してテロ組織への流出を防ぐには、当面はアサド政権が安定している方が望ましい。つまり、米国は今回の合意で、退陣を求めるアサド政権の当面の「安泰」を願わざるを得ないという矛盾を抱え込んだ。

 オバマ政権は、シリア内戦の政治解決に向けた国際和平会議を10月中に開催したい意向だが、シリア戦略の整合性の欠如は、米外交の大きな不安要素となっている。

6857チバQ:2013/09/16(月) 02:10:23
http://mainichi.jp/select/news/20130916k0000m030079000c.html

シリア:アサド政権、存続に追い風か 反体制派に失望感

毎日新聞 2013年09月15日 21時38分(最終更新 09月15日 22時18分)



2005年1月にモスクワを訪問したシリアのアサド大統領=AP
2005年1月にモスクワを訪問したシリアのアサド大統領=AP

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シリア北部アレッポ近郊で、銃を撃つ反体制派武装組織「自由シリア軍」の兵士=2013年9月14日、ロイター
シリア北部アレッポ近郊で、銃を撃つ反体制派武装組織「自由シリア軍」の兵士=2013年9月14日、ロイター

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 【カイロ秋山信一】内戦が続くシリアの化学兵器廃棄に向けた米露合意によって、アサド政権は米国などの軍事行動を当面回避することに成功した。戦局は政権側有利に推移しており、欧米では政権が数年間は存続するとの見方も出ている。一方、反体制派は、米国などの方針転換に失望感を深めている。イスラム過激派やクルド人勢力が独自の動きを見せるなど内戦の構図は複雑化しており、終結の見通しは見えない。

 「米露はシリアで軍事的解決を図らないことで合意した」。政権側メディアの国営シリア・アラブ通信は15日、軍事行動の回避を強調する見出しをつけて、米露合意を報じた。 シリアが化学兵器の保有を認め、ロシアが示した全廃案をすぐに受け入れた「妥協」の背景には、軍事行動を回避すれば、政権は存続できるとの計算があるとみられる。

 昨秋には反体制派が首都中枢に迫るなど、戦局は不利だった。だが、隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが本格参戦した今春以降、政権側が優勢に立っている。ロイター通信は7月に「数カ月以内に倒れると考えた時期もあったが、数年間は存続する」との英当局者の見方を報じた。

 一方、米国などの軍事行動に期待していた反体制派には失望感が広がっている。主要組織「シリア国民連合」幹部のアフマド・ラマダン氏は毎日新聞の電話取材に「化学兵器以外の残虐行為は許されるのか。14日にも100人以上が死亡した」と、国際社会の対応を批判した。

 反体制派は統一した指揮系統がなく、武装組織の統制がとれていない。世俗派やイスラム穏健派が主体の「自由シリア軍」と、国際テロ組織アルカイダなどイスラム過激派との内紛も起きている。支配地域の主導権を巡って、アルカイダとクルド人勢力との戦闘も激しくなっている。

6858チバQ:2013/09/16(月) 02:15:54
http://mainichi.jp/select/news/20130914dde018030013000c.html

インド:次期総選挙 最大野党、首相候補にモディ氏 財界、中産層支持

毎日新聞 2013年09月14日 東京夕刊


 【ニューデリー杉尾直哉】インドの最大野党・インド人民党は13日夕、国会議員による会合を開き、来年実施予定の総選挙へ向け、西部グジャラート州のナレンドラ・モディ州政府首相(62)を次期首相候補に擁立することを決めた。ビジネス界やヒンズー教徒を中心にカリスマ的な支持を集めるモディ氏は、ニューデリーの人民党本部で幹部や支持者の祝福を受け、「選挙での勝利を期し、全力を尽くす」と述べた。

 与党・国民会議派は、初代首相ネールのひ孫、ラフル・ガンジー党副総裁(43)を中心に選挙を戦おうとしている。「次期総選挙はラフル氏とモディ氏のどちらをトップとして選択するかの選挙」(政治アナリストのK・G・スレーシュ氏)の様相となっている。総選挙の期日は、来年5月ごろに実施される見通しだ。

 2001年からグジャラート州政府首相を務めてきたモディ氏は、外国企業誘致に積極的で、グジャラートを国内で最も高い成長率の州に育て上げたと評価されている。インドの経済紙「エコノミック・タイムズ」が今月6日に発表したインド財界トップ100人のアンケートでは、75%がモディ氏を次期首相として支持、ラフル氏の7%を大きく引き離した。

 近年9%の高成長を続けてきたインドだが、今年は4%台と過去10年で最低となり、通貨ルピーも急落している。シン政権の経済政策の失敗が指摘されており、財界や中産層の間ではモディ氏への期待が高まっている。

 モディ氏は、父が雑貨店主で、一般的な家庭の出身。若いころからヒンズー至上主義組織「RSS」の活動家として頭角を現した。主にヒンズー教徒の間で支持を得る一方、国民の13%を占めるイスラム教徒の間ではモディ氏への反発が強い。02年にグジャラート州で起き、イスラム教徒を中心に住民1000人以上が死亡した暴動で、「モディ氏が警察を出動させず、イスラム教徒の大量殺りくを許した」と非難されているからだ。

 国民会議派のラフル・ガンジー氏は、曽祖父、祖母、父がインド首相を経験し、「ガンジー王朝の継承者」といわれている。だが、演説に覇気がなく、「経験不足」が指摘されている。04年以降、在任期間が10年近くになるシン首相(80)は、選挙の結果に関わらず来年の任期満了で退任する見通しだ。

6859チバQ:2013/09/16(月) 02:17:56
http://mainichi.jp/select/news/20130914ddm007030055000c.html

ドイツ総選挙:投票まで1週間 連立枠組み、焦点 「中道右派」継続、ギリシャ支援が火種 大連立、増税で摩擦

毎日新聞 2013年09月14日 東京朝刊


 【ベルリン篠田航一】22日投開票のドイツ連邦議会選(総選挙)まで約1週間となった。欧州債務危機への堅実な対処などが評価され、メルケル首相(59)が率いる中道右派のキリスト教民主・社会同盟(同盟)が第1党を維持しそうだが、現在の保守連立政権のパートナーである自由民主党と合わせて議席の過半数を確保し、連立を維持できるかが焦点だ。

 世論調査機関フォルザの最新調査(11日発表)によると、支持率は同盟39%、自由民主党6%で、議席の過半数確保は微妙。一方、野党側は社会民主党25%、緑の党9%、左派党10%となっている。

 同盟と自由民主党の連立枠組みが維持された場合、増税はせず、企業の競争力を重視する現状の政策が継続される見通しだ。火種は欧州政策。自民党内には債務危機のギリシャに対する追加支援を渋る声も根強く、追加支援を検討する同盟との摩擦も予想される。

 自民党が議席獲得に必要な最低得票率の5%に達せず議席を取れない場合は、同盟と社民党の「保革大連立」の可能性が高まる。社民党は伝統的に「親欧州」のため、ギリシャ追加支援への環境は整う。だが、社民党が主張する増税や法定最低賃金導入などに同盟は反対しており、調整が必要となる。

 大連立も不成立の場合、国政で初の同盟と緑の党による連立の可能性もある。原発政策を巡って対立してきた両者だが既に脱原発が法制化され、最大の垣根は消えた。だが太陽光や風力など再生可能エネルギーへの速やかな転換を目指す緑の党と、当面は石炭やガスといった従来型資源の併用も重視する同盟の間で、対立する可能性もある。

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 ■ことば

 ◇ドイツ総選挙

 ドイツ連邦議会(下院)は基本定数598。議員は任期4年。小選挙区と比例代表の併用制で、有権者は小選挙区と比例の2票を投じる。議席は比例の得票割合で配分されるが、割り当て分以上の候補者が小選挙区で当選した場合、超過分も当選が認められるため、実際の議席数が定数を超えることもある。小党乱立がナチスの台頭を招いた反省から、得票率の5%、または選挙区で3議席を獲得できない政党には議席が与えられない。このため、こうした小党の得票を除いた45〜47%の得票で議席の過半数を獲得できる。

6860チバQ:2013/09/16(月) 10:06:52
http://www.the-miyanichi.co.jp/news/World/2013091601001424.php
独の州議会選で与党単独過半数 南部、総選挙に弾み

2013年09月16日09時57分

 【ベルリン共同】ドイツ南部バイエルン州議会選が15日投開票され、公共テレビARDの予想最終得票によると、メルケル首相の連立政権の保守与党キリスト教社会同盟が得票率48・7%で大勝した。得票率が5%以上ない政党には議席が配分されず大量の「死に票」が出るため、社会同盟は単独過半数を確保した。前回2008年の選挙は43・4%だった。
 22日の連邦議会(下院)選の前哨戦で、メルケル首相の与党には大きな弾みとなった。一方、連邦と州で共に連立を組む中道リベラルの自由民主党は3・2%(前回8・0%)で議席を失った。

6861チバQ:2013/09/16(月) 10:18:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130916/erp13091608240002-n1.htm
イメージ先行、政策論争は埋没
2013.9.16 08:17 (1/2ページ)
南ドイツ新聞の付録雑誌に掲載されたシュタインブリュック氏の写真。中指を立てた挑発的なポーズが物議をかもしている
南ドイツ新聞の付録雑誌に掲載されたシュタインブリュック氏の写真。中指を立てた挑発的なポーズが物議をかもしている
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ連邦議会(下院)選挙は15日、22日の投票まで1週間となった。アンゲラ・メルケル首相(59)率いる保守系与党のキリスト教民主・社会同盟が優勢で、連立相手が現在の自由民主党から変わる可能性はあるが、首相3選の公算は大きい。一方、選挙戦は与野党とも首相候補のイメージをめぐる議論が先行しがちで、政策面での論争は盛り上がりに欠けている状況だ。

 選挙戦終盤にメディアの話題をさらったのは、最大野党で中道左派の社会民主党(社民党)の首相候補、ペール・シュタインブリュック前財務相(66)が中指を突き立て、にらんだ表情をした写真。南ドイツ新聞が付録雑誌の表紙に掲載した。

 前財務相は質問にジェスチャーで答えるインタビューを実施。失言がしばしば指摘されるため、「ミス連発男」と揶揄(やゆ)されることを問われ、挑発的なしぐさをとった。前財務相は「ユーモアだ」と釈明している。

 前財務相は最近、低迷していた個人の支持率が改善してきていたが、問題の写真をメディアはこぞって報道。若者にアピールする可能性があるとの声もあるが、大半は前財務相の「資質」に改めて疑問を投げかけた。

 一方、同盟は最近、ベルリン中心部に巨大選挙看板(縦20メートル幅70メートル)を掲示した。多くの写真を使って表現されたのはひし形の空間をつくる両手だ。メルケル氏がよくとるポーズで知られ、堅実に国をかじ取りする「手」に焦点を当て、「ドイツの将来を安心できる手に」と訴える。

 私生活についてはあまり語らないメルケル氏だが、最近は、料理など家庭生活の話題を披露するなどして親しみやすさを強調。メディアは「母親」を演出しているとも報じ、同盟は人気の高いメルケル氏個人を前面に出す戦略を採用している。

 ただ、この結果、社会の格差是正や「脱原発」に伴う電気代高騰、債務危機対応といった政策議論は埋没気味だ。同盟が中道左派寄りの政策を掲げ、社民党との政策の違いがわかりにくいことも背景にある。

 主要紙フランクフルター・ルントシャウは前財務相の写真騒動で政策論争が一段と低迷することに懸念を示した上で、「シュタインブリュック氏に責任はある」としつつ、「政治議論回避に利用する方にも同様の責任がある」とメルケル氏陣営も牽制(けんせい)した。

6862チバQ:2013/09/16(月) 10:20:16
http://www.sankeibiz.jp/express/news/130915/exd1309150025001-n1.htm
「メルケル母さん」人気不動 独選挙まで1週間、首相3選の公算大
2013.9.15 00:24


ハインツシュリーマン中等学校を訪問したメルケル首相。生徒のスマートフォンで記念撮影に応じる姿は、親しみやすい印象を与=8月13日、ベルリン(ロイター)
ハインツシュリーマン中等学校を訪問したメルケル首相。生徒のスマートフォンで記念撮影に応じる姿は、親しみやすい印象を与=8月13日、ベルリン(ロイター)【拡大】

 22日のドイツ連邦議会(下院)選まで15日で1週間。アンゲラ・メルケル首相(59)の与党の支持率は高く、第1党はほぼ確実な情勢だ。メルケル氏が首相3選を果たす公算が大きいが、現行の保守中道政権を維持できるか、保革大連立になるかの予測は難しい。ユーロ圏からの脱退を掲げる新党の議席獲得の可能性も指摘される。

 ■保革大連立に高い支持

 調査機関フォルザが11日に公表した世論調査結果によると、メルケル氏のキリスト教民主・社会同盟の支持率は39%で、連立相手の自由民主党は6%。野党陣営は社会民主党が25%、90年連合・緑の党が9%。旧東ドイツ政権与党の流れをくむ左派党は10%だった。

 社民党は緑の党との連立で政権奪還を目指すが、同盟の支持率はメルケル氏の高い人気を背景に安定しており、フォルザのギュルナー代表は「政権交代を求める雰囲気が全くない」と指摘する。

 ドイツの選挙制度では単独過半数を取るのは極めて困難で、通常は連立政権になる。同盟と自民党で過半数に届かない場合、社民党との大連立が予想される。

 公共テレビZDFの世論調査では、連立の組み合わせとして保革大連立への支持が最も高い。ただ第1次メルケル政権での大連立後の前回2009年の選挙で、社民党は大敗し、党内には異論も根強い。

 反ユーロ新党「ドイツのための選択肢」の支持率は3%。ドイツでは5%以上の得票率がないと議席が配分されないが、新党は極右との誤解を受けることがあり支持を公言する人が少ないとされる。

 またギリシャへの追加支援の必要性が争点の一つに浮上。拡大し続ける支援に国民の不満は募っており、新党には「大きなチャンス」(ギュルナー氏)となっている。

 ■熟慮重ねる政治スタイル

 メルケル首相は債務危機の対応で手腕を発揮し、今や「女王」とまで称される欧州一の実力者だ。他の欧州諸国に緊縮策の実行を求め、国外では冷徹なイメージがあるが、質素な暮らしぶりで知られ、スキャンダルとは無縁。ドイツでは不動の人気を誇る。

 メルケル氏は毎年の夏季休暇を夫と共にアルプス地方で過ごす。滞在先のホテルはハイシーズンでも2人部屋で200ユーロ(約2万6000円)以下。大衆紙にはスーパーで普通に買い物をする様子を撮った写真が時折掲載される。

 「任期中にこれほど力を付けた首相はいない」(週刊誌シュピーゲル)と評されながら、庶民的に振る舞い「国民のお母さん」とも呼ばれる。野党支持者を含めメルケル氏に安心感を抱く人は多い。

 旧東ドイツで育ち、1989年のベルリンの壁崩壊後、物理学者から政治家に転じた。2005年にドイツ初の女性首相に就任。何事も熟慮を重ねて冷静に判断する政治スタイルで知られ、脱原発や債務危機といった難題に取り組んだ。

 公共テレビZDFが世論調査で、社会民主党の首相候補、シュタインブリュック前財務相(66)とどちらが首相にふさわしいかを尋ねたところ、59%がメルケル氏と回答。キリスト教民主・社会同盟は同氏の個人的な人気を前面に出し、堅調な経済と低失業率など政権の成果をアピールする。

 ただ今回の選挙戦では守りに徹しすぎているとの批判もある。争点の一つであるギリシャへの追加支援の是非をめぐっては「ギリシャが今後どうなるかは誰にも分からない」とあいまいな態度に終始。国民に不人気な決定は全て選挙後に先送りしている。(ベルリン 共同)

6863チバQ:2013/09/16(月) 10:20:51
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013091502000120.html

ドイツ総選挙まで1週間 連立枠組み変われば 欧州危機対応に波及














2013年9月15日 朝刊




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 【ベルリン=宮本隆彦】二十二日投開票のドイツ連邦議会(下院)選挙まで一週間となった。前回選挙から四年。欧州を襲った債務(借金)危機は、突出した経済力のドイツを欧州の盟主に押し上げた。この選挙の結果、現与野党が大連立を組むなど政権の枠組みが変われば、債務危機への対応も変わる。欧州各国はドイツの行方を注視している。


 ドイツは危機国に融資するユーロ圏の基金「欧州安定メカニズム(ESM)」に資金の三割を拠出するなど、危機対応の最大の担い手。これに伴い発言力も強まり、ドイツ抜きでは何も決められないのが現状だ。それだけに各国は債務危機をめぐるドイツ与野党の主張に耳を澄ます。


 最大野党の社会民主党は、危機国の経済成長をもっと重視すべきだと主張する。首相候補のシュタインブリュック前財務相は一日のテレビ討論で「厳しい緊縮策の押し付けで南欧は景気が極度に悪化し、ドイツの負担が余計に増えた」とメルケル首相を批判した。


 これに対しキリスト教民主・社会同盟を率いるメルケル氏は、南欧支援に伴う負担増を強く警戒する。


 国際通貨基金(IMF)は、現行の枠組みではギリシャが二〇一五年までに百十億ユーロ(約一兆四千億円)の資金不足になる可能性を指摘。ショイブレ財務相は八月下旬に再支援の必要性を認めたが、メルケル氏は有権者の反発を恐れ、明確な発言を避けている。


 与野党の相違は「ユーロ共同債」への姿勢にも表れる。共同債は、各国が独自に発行している国債をユーロ圏全体で発行するもので、危機解決に向け、統合を一層深化させるものとされる。


 社民党は各国の借金返済を共同で管理する「ユーロ償還基金」の設立を求めており、共同債にも比較的前向きとみられる。一方のメルケル首相は、ドイツが他国の借金を事実上保証し、負担増につながる共同債の導入を再三否定している。六日の独紙ツァイト(電子版)は南欧諸国の識者談話を掲載。「ドイツがほかの国々に胸襟を開いたとき、初めて欧州は一つになれる」(イタリアの作家)などと積極的に取り組むよう求める声を紹介した。

6864チバQ:2013/09/16(月) 11:00:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130914-00000801-yom-int

独野党の首相候補、あだ名を聞かれ下品なしぐさ

読売新聞 9月15日(日)11時43分配信



 【ベルリン=工藤武人】22日投票のドイツ連邦議会(下院)選挙で、最大野党、社会民主党(SPD)の首相候補、ペール・シュタインブリュック前財務相が、カメラに向かい中指を突き立てている写真が、13日付独有力紙の折り込み誌に掲載され、物議を醸している。

 苦戦続きの前財務相による挑発的な行為が、選挙に影響する可能性が出ている。

 写真は、言葉ではなく、身ぶり手ぶりで質問に答える企画で撮影。相次ぐ失言でメルケル首相に人気で劣る前財務相に「失態男、問題児。どのあだ名がよいか」と尋ねた質問に答えた。

 中指を立てるしぐさは、相手を侮辱する下品な行為とされ、メルケル陣営は「首相候補として許されない」と相次ぎ批判。一方、独誌シュピーゲル(電子版)は13日、インターネット上の世論調査で、約半数が「勇気を示した」などと肯定的に評価したと伝えた。

 前財務相本人は12日、「国民のユーモアに期待した」と述べており、劣勢挽回のため「捨て身」の手に出た可能性がある。独メディアは、若い有権者の支持を掘り起こす狙いがあったとの見方を伝えている。

6865チバQ:2013/09/16(月) 18:38:36
http://www.asahi.com/international/update/0916/TKY201309160020.html
2013年9月16日11時18分
メルケル独首相の姉妹政党、総選挙直前の地方選で大勝[PR]

 【ベルリン=松井健】ドイツ南部バイエルン州で15日、州議会選挙があり、メルケル首相が率いるキリスト教民主同盟(CDU)の姉妹政党・キリスト教社会同盟(CSU)が単独過半数を獲得した。22日の連邦議会選挙(総選挙)を1週間後に控え、前哨戦として注目されていた。

 16日未明の州選管の暫定公式結果によると、CSUの得票率は47・7%。一方、メルケル連立政権に参加する国政与党・自由民主党(FDP)は議席獲得に必要な5%に届かない3・3%で、議席を失った。国政で政権奪還を目指す野党・社会民主党(SPD)は20・6%、緑の党は8・6%だった。

 バイエルン州を地盤とするCSUは同州では圧倒的に優勢で、CSUの勝利自体は確実視されていた。前哨戦での大勝は、総選挙の世論調査でリードする同盟への追い風だ。だが、FDPが5%に達しなかったことで、FDPとの連立政権継続を目指すメルケル首相にとって不安を残す結果になった。

6867チバQ:2013/09/16(月) 18:45:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130916-00000063-jij-asia
スラム化に苦しむ「楽園」=人口過密で失業、薬物横行―モルディブ
時事通信 9月16日(月)15時44分配信

 【マレ時事】身を寄せ合うように林立するコンクリートの建物、狭い路地を駆け抜ける無数のバイク。「インド洋の楽園」と称されるモルディブだが、首都マレはそのイメージからほど遠い。観光に代わる産業が育たない中、都会に押し寄せた若者は職にあぶれ、違法薬物に走る。「楽園とスラム。モルディブには二つの国が存在する」と住民は語る。
 アミナト・リシュファさん(29)は8月、政府官舎の清掃作業員の仕事に応募したが、断られた。3〜13歳の子供3人と母親を抱え、収入は月3000ルフィア(約2万円)の生活保護手当だけ。食料の大半を輸入に頼るモルディブの物価は高く、隣人が分けてくれた1匹の魚でカレーを作り、水を足しながら週の半分をしのぐ。
 「子供らに満足に食べさせてあげられない」とリシュファさん。平屋建ての住宅に祖母ら親戚10人と同居し、所狭しと洗濯物が干された6畳ほどの部屋には8人が寝起きする。ベニヤ板を張り合わせた壁は薄く、隙間だらけのトタン屋根から雨が吹き込む。
 面積約1.9平方キロに10万人が住むマレは、世界一人口密度が高いとされる。ほかの島から教育や仕事を求めて「上京」する若者は後を絶たず、人口は増えるばかり。失業率は3割近く、国内の違法薬物の使用者は2万〜3万人と推定される。
 モルディブ人権委員会は8月の報告書で、マレ住民の7割は過密住居で生活していると指摘。「こうした環境下では換気や衛生、プライバシーが不十分で、国連が定義する『スラム』に容易に当てはまる」と発表した。
 開発コンサルタントのシマド・サイード氏は「1島1リゾート政策では観光地が隔絶され、旅行者の落とす金が国民に還元されない」と批判。地元民が住む島に旅行者を呼び込む必要があると語る。
 地元住民は「楽園」モルディブをどのように見ているのか。リシュファさんに尋ねた。「もしそんな所があるのなら行ってみたい」。リゾート島で見た、透き通る海に似つかわしくない苦い笑みが返ってきた。

6868チバQ:2013/09/16(月) 21:56:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130915/mds13091509130002-n1.htm
反体制派、「暫定首相」を選出
2013.9.15 09:12 [政変・反政府デモ]
 内戦が続くシリアの反体制派の統一組織「シリア国民連合」は14日、トルコ・イスタンブールで、シリア国内の反体制派支配地域の「暫定首相」としてアハマド・トーメ氏(48)を選出した。ロイター通信などが報じた。

 アサド政権が保有する化学兵器を国際管理下で廃棄する枠組みに米国とロシアが合意するなど情勢が激動する中、反体制派の国際的な信用を高めることがトーメ氏の課題となる。

 ただ反体制派はイスラム勢力やリベラル派などによる内部対立が続いており、各勢力から支持が得られるかは不明。3月に選出された前の暫定首相は、7月に辞任を表明していた。

 報道によるとトーメ氏は穏健派とされ、政治犯として投獄されたこともある歯科医。ロイターに対し「私の政府の優先事項は(反体制派が)解放した地域の安定を回復することだ」と述べた。(共同)

6869チバQ:2013/09/17(火) 23:55:39
http://mainichi.jp/select/news/20130918k0000m030048000c.html

シリア:イスラム過激派伸長 内戦の構図が複雑化

毎日新聞 2013年09月17日 19時48分(最終更新 09月17日 20時34分)



シリア国内で活動する主なイスラム過激派組織
シリア国内で活動する主なイスラム過激派組織

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 【カイロ秋山信一】シリア内戦で、反体制派に加わる国際テロ組織アルカイダなどイスラム過激派が存在感を増している。イスラム教に基づく新国家建設を目指し、北部では独自の統治も始めた模様。反体制派の主要武装組織「自由シリア軍」やクルド人組織との主導権を巡る衝突も続発しており、内戦の構図は複雑化している。

 「政府軍だけでなく、我々を攻撃する(自由シリア軍の)部隊も標的だ」。イラクとシリアで活動するアルカイダ系組織「イラク・レバント(地中海東岸地方)・イスラム国(ISIL)」は14日、インターネットの声明で、共闘することもあった自由シリア軍との決裂を宣言した。ISILは、同じイスラム教スンニ派組織を含め対立組織を攻撃する強硬派として知られる。

 複数の自由シリア軍幹部によると、シリアではヌスラ戦線、ISIL、ロシア南部が拠点とみられる北カフカス旅団など複数のアルカイダ系組織が活動。中東や欧州から過激派が合流し、北部ラッカやイドリブ、東部デリゾールなどで支配地域を拡大中だ。

 アルカイダとは別に、創始当初のイスラム教の厳格な適用を求める国内の「サラフ主義者」らで作る「アフラル・シャム」も、イドリブや中部ハマなどで勢力を伸ばしている。

 英紙インディペンデントや英シンクタンク国際戦略研究所によると、イスラム過激派の兵力は推定6万〜7万人。自由シリア軍は公称約8万人。政権側は正規軍と民兵組織で十数万人とみられる。

 一部のイスラム過激派は、支配地域で食料や医薬品の提供など民生支援も実施。規律があり、略奪の心配が少ない点は住民に支持されているという。一方で、ラッカやイドリブの支配地域内では今春以降、イスラム法(シャリーア)に基づく統治を始め、飲酒禁止や女性のベール着用を義務づけているという。

 だがシリアは政教分離の世俗主義の時代が長く、住民との摩擦も生じている。ラッカでは9月上旬、アルカイダに対する抗議デモが起きた。またアサド大統領と同じイスラム教アラウィ派を異端視し、アラウィ派の住民を虐殺する事件も起きた。今夏以降は、共闘してきた自由シリア軍や、中立的立場をとるクルド人武装組織との衝突も目立つ。

 米欧はイスラム過激派の伸長に警戒を強めている。親欧米の自由シリア軍は、高性能な対空砲や対戦車砲を求めるが、米欧は将来的にテロに使われることを懸念して、慎重な姿勢だ。アサド政権を支援するロシアも、イスラム過激派がシリアで拠点を築くことを警戒している。

6871チバQ:2013/09/18(水) 22:33:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130918/asi13091812230000-n1.htm
保守連合の豪アボット新政権が発足 日本とのEPAに期待
2013.9.18 12:19

オーストラリアの首相に就任したトニー・アボット氏(ゲッティ=共同)
 今月7日のオーストラリア総選挙で野党勢力の保守連合を率い大勝したトニー・アボット自由党党首(55)が18日、労働党のラッド氏に代わり新首相に就任した。保守連合(自由党と国民党)の新内閣も発足、同連合は約6年ぶりに政権の座に返り咲いた。

 新内閣は首都キャンベラで国家元首(英女王)の代理ブライス連邦総督から任命を受けた。日豪経済連携協定(EPA)や環太平洋連携協定(TPP)交渉を担う貿易・投資相に就いたロブ氏は日豪EPAのほか中国、韓国との自由貿易協定(FTA)妥結を優先課題の一つに掲げており、交渉の進展が期待される。

 アボット首相は就任宣誓式で「断固とした行動を取る安定政権を目指し国民のために全力を尽くす」と述べ、炭素税廃止などの公約に取り組む決意を示した。

 アボット首相が主要な外交舞台に登場するのは、10月にインドネシアで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議やブルネイでの東アジアサミットとなる。(共同)

6872チバQ:2013/09/18(水) 22:41:46
http://www.afpbb.com/article/politics/2968414/11356284
露議員、「オバマ氏とバナナ」画像投稿で非難集中
2013年09月16日 09:48 発信地:モスクワ/ロシア
【9月16日 AFP】五輪フィギュアスケートの金メダリストで、親政権派のロシア下院議員、イリーナ・ロドリナ(Irina Rodnina)氏(64)が、米国のバラク・オバマ(Barack Obama)大統領とバナナを並べた写真をマイクロブログのツイッター(Twitter)に投稿し、人種差別的だとの批判を呼んでいる。

 投稿された写真は、前景に写る手が持つバナナを、オバマ大統領夫妻が凝視していように見せたもので、ロシア国内のサッカーの試合でアフリカ系の選手に対してバナナを掲げるという、一部ファンが行う人種差別的な行為にも似ている。

 与党に所属するロドリナ議員は、フィギュアスケート選手として活躍していた1970年代〜80年代の五輪大会で、複数の金メダルを獲得している。

 投稿された写真は、ロシア反政府運動のカリスマ的指導者で、先のモスクワ(Moscow)市長選にも出馬したアレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏が13日夜に再投稿したことで、瞬く間に拡散した。

 この写真が翌14日に多くの批判を集めたことを受け、ロドリナ議員は写真を削除した一方で、自らの行動については何も問題なかったと主張している。ツイッターの投稿では「言論の自由は言論の自由!抵抗があるなら、自分で対処しなさい」と強気の姿勢を見せ、写真を投稿したことにより自分への評価は上がったとも述べた。

 この問題について下院倫理委員会のヤン・ゼリンスキー(Yan Zelinsky)議員は、露ラジオ局へのコメントでロドリナ議員を擁護し、「ロドリナ議員は、米大統領がバナナ好きだと思っている──それの何が問題なんだ」と述べた。(c)AFP

6873チバQ:2013/09/18(水) 22:42:32
http://www.afpbb.com/article/politics/2968685/11342086
豪次期首相、新内閣に女性1人のみ起用で批判集中
2013年09月17日 11:23 発信地:シドニー/オーストラリア
【9月17日 AFP】オーストラリアのトニー・アボット(Tony Abbott)次期首相が16日に発表した新内閣の顔ぶれに、女性が1人しか含まれていなかったことで、早速批判の目が向けられている。

 自由党党首のアボット氏が率いた保守連合(自由党、国民党)は、9月7日の下院選挙で与党労働党に圧勝。アボット氏はその後、初めてとなる記者会見で、広く注目を集めていた新内閣を発表した。

 しかし、アボット氏は内閣以外では数人の女性議員を起用したものの、新閣僚19人のうち女性は次期外相に選ばれたジュリー・ビショップ(Julie Bishop)氏1人だけだった。

 オーストラリア初の女性首相となったジュリア・ギラード(Julia Gillard)氏は昨年、世界中で話題となった女性差別に関する演説の中で、アボット氏を「女性嫌い」と非難していた。

 アボット氏は、今回の組閣で女性閣僚が少ないことから、批判の集中砲火を浴びている。労働党のクリス・ボーウェン(Chris Bowen)党首は記者団に対し、「今やオーストラリアよりもアフガニスタンの方が女性閣僚が多い」と語った。(c)AFP

6874旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/09/18(水) 23:01:20
さあ,盛り上がって参りました。

独首相率いる中道右派連合、支持率が野党下回る=世論調査
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE98H05P20130918
[ベルリン 18日 ロイター] - 独フランクフルター・アルゲマイネ紙のアレンスバッハ世論調査研究所が18日公表した世論調査で、メルケル首相率いる中道右派連合の支持率が野党陣営を下回った。
メルケル氏のキリスト教民主・社会同盟の支持率は1ポイント低下の39%となり、連立相手の自由民主党(FDP)は6%と前回調査から変わらず。この結果、中道右派連合の支持率は45%となった。
一方、野党陣営は社会民主党(SPD)が1ポイント上昇の26%、90年連合・緑の党が1.5ポイント低下の11%。左派党は1.5ポイント上昇し9%となった。
野党陣営の支持率合計は46%となったが、SPDと緑の党はともに、左派党との連立は否定している。22日のドイツ連邦議会(下院)選挙で同様の得票率となった場合、メルケル首相はキリスト教民主・社会同盟とSPDとの大連立の復活に動く可能性がある。

6875チバQ:2013/09/18(水) 23:02:41
http://mainichi.jp/select/news/20130919k0000m030042000c.html
シリア:化学兵器 「アサド政権説」大勢 消えぬ否定説
毎日新聞 2013年09月18日 19時28分(最終更新 09月18日 21時24分)

 【カイロ秋山信一】シリアでの化学兵器使用疑惑で、国連や米英仏の調査結果が出そろった。米国などは情報機関の分析を基に、アサド政権がサリンガスを使用したと断定。国際的な人権団体も同様の結論を公表し、国際世論の大勢は決まっているが、政権側は「(国連調査団の滞在中に)あえて化学兵器を使用するはずがない」と全面否定。ロシアもおおむね同調している。反体制派に属する国際テロ組織アルカイダなどに化学兵器入手疑惑があることも、「テロリストの犯行」とのアサド政権の主張に一定の論拠を与えている。

 米仏政府の報告書によると、アサド政権はサリンやVXガスなど1000トン超の化学兵器、化学兵器を搭載可能なミサイルも所持している。

 米国などは、政府軍が化学兵器を搭載した砲弾を撃ち込んだと指摘。「反体制派には化学兵器を使用する能力がない」とも説明している。だが反体制派に加わる国際テロ組織アルカイダが、サリンガスを入手している可能性は、これまでにも指摘されている。

 隣国イラクでは今年6月、首都バグダッド郊外でサリンガスの製造施設が摘発され、シリア内戦にも参戦しているアルカイダ系組織「イラク・レバント・イスラム国」のメンバーらが逮捕された。また5月にはトルコでも、別のアルカイダ系組織「ヌスラ戦線」の拠点が摘発され、化学物質が押収されたと報じられた。

 一方、国連調査団がダマスカス滞在中に起きたことについては、「軍が大統領の許可をとらずに独自に判断した」との説もある。ただシリアと同様に化学兵器を保有しているとみられるエジプト軍の元陸将、ムハンマド・ビライ氏は「シリア軍の主力は忠誠度が高く、政権中枢の意に反して暴走するという可能性はない」との見方を示している。

6876旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/09/18(水) 23:04:05
焦点:独連邦議会選、メルケル首相率いる中道右派連合は厳しい局面に
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYE98G03F20130917?rpc=188&amp;pageNumber=1&amp;virtualBrandChannel=0
[ベルリン 16日 ロイター] - 22日のドイツ連邦議会(下院)選挙を控え、メルケル首相率いる中道右派連合は連立維持に向け厳しい局面に立たされている。世論調査で反ユーロ新党の支持率が上昇しているほか、15日に行われた独バイエルン州議会選挙で連立相手の自由民主党(FDP)が惨敗したためだ。
同州議会選では、メルケル首相のキリスト教民主同盟(CDU)の姉妹政党で保守のキリスト教社会同盟(CSU)が絶対多数を確保し勝利。一方、FDPのつまずきに加え、最近の世論調査で反ユーロを掲げる新政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が支持を伸ばしており、連邦議会選に不安を残している。
連邦議会選でAfDが議席確保に必要な得票率5%を獲得するか、もしくはFDPがその5%を獲得できなければ、中道右派連合は過半数の確保が危うくなる。
メルケル氏は首相にとどまるとみられるが、野党・社会民主党(SPD)との厳しい連立交渉を余儀なくされ、主要閣僚ポストで譲歩したり、SPDが求める税・賃金政策を受け入れざるを得なくなりそうだ。
ケルン大学の政治学者、トマス・イエーガー氏は「現時点で大きな不透明要因はAfDだ」と指摘。「AfDはバイエルン州議会選挙には出なかったが、連邦議会選挙では得票率5%を獲得するかもしれない」と話す。
AfDは16日、ベルリンのシンボルとされるブランデンブルク門の前で、ユーロ紙幣を燃やすパフォーマンスを実施。ギリシャを含むユーロ圏加盟国の救済に多額の費用が掛かることを訴える狙いだ。
独連邦議会選挙は欧州のパートナー国から高い注目を集めており、メルケル氏とSPDの「大連立」によって、ドイツが成長重視政策や、債務にあえぐ南欧諸国に一段と融和的なアプローチをとるのではないかと期待する向きもある。
週末に行われたEmnidの最新世論調査によると、支持率はメルケル氏率いるCDUとCSUの保守勢力が39%、企業寄りの連立相手FDPが5%となっており、合わせても過半数に届かない。
<保守系与党に隙間風>
バイエルン州議会選挙では、FDPの得票率は3.3%にすぎず、得票率47.7%を確保したCSUの勝利がややかすんでしまった。
Emnidの世論調査によると、ユーロ圏の「秩序だった解体」を唱えるAfDの支持率は1%ポイント上昇し4%。過去数カ月間は2─3%の範囲にとどまっていたが、専門家らは連邦議会選挙で5%を上回ることもあり得るとみている。
AfDの得票率が伸びれば、メルケル氏の中道右派連合の中での立場は危うくなるだろう。
CDUのヘルマン・グローエ幹事長は、バイエルン州でのCSUの勝利が「ドイツ全土にわたる保守陣営への追い風」になると指摘するが、外国人に対する新たな高速道路の通行料徴収をめぐり、メルケル氏と、CSUのゼーホーファー党首に対立が生じている。
グローエ幹事長は「高速道路の通行料にわれわれは反対だ」と指摘。「それについてわれわれの見解は異なる。しかし、連邦議会選挙の1週間前に、それについて公の場で交渉を行うことはない」と話す。
グローエ幹事長やその他の保守系指導者らは有権者に対し、有権者が持つ2票をどちらともCDU/CSUに入れ、2票をFDPと分離させないよう求めている。一方、FDPは2票目を獲得しようと躍起になっている。
FDPの指導者の1人、Rainer Bruederle氏は「メルケル氏を望むならFDPにも投じるべきだ」と話す。

6877チバQ:2013/09/19(木) 23:10:27
http://mainichi.jp/select/news/20130920k0000m030097000c.html
中央アフリカ:衝突激化 新旧政権、内戦の様相
毎日新聞 2013年09月19日 21時57分

 【ヨハネスブルク服部正法】アフリカ中部・中央アフリカ共和国で、新政権と旧政権の武装勢力同士が激しく衝突し、治安が極度に悪化している。内戦の様相を呈しつつあり「(20年以上内戦が続く)ソマリア化の瀬戸際にある」(旧宗主国フランスのオランド大統領)といった懸念の声も上がっている。

 中央アフリカでは今年3月末、反政府武装勢力「セレカ」が首都バンギに侵攻、ボジゼ大統領が国外に脱出し、それ以後、セレカが支配を進めている。セレカの指導者ジョトディア氏は先月、暫定大統領の就任式を挙行した。

 しかし混乱は一向に収拾せず、現地からの報道によると、西部ボッサンゴア周辺で今月7〜9日にかけ、セレカとボジゼ氏支持派の武装集団が衝突。市民ら約100人が死亡した模様だ。

 ジョトディア氏は今後、選挙を実施し国際社会の支持を得たい考え。しかし、国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(本部・ニューヨーク)は18日、セレカによる市民の殺害、略奪の横行を指摘し、1000世帯以上が破壊されたなどとする報告書を発表した。

 ジョトディア氏側はすでにセレカの解散を表明。批判をかわすためと見られるが、武装解除などが進むかは不透明だ。

 中央アフリカは中・南部を中心にキリスト教徒が人口の約50%を占め、イスラム教徒は北部を中心に約15%。セレカは少数派のイスラム教徒が主体で、両教徒間の緊張も高まりつつある。

 キリスト教徒側は、セレカがキリスト教徒を攻撃していると指摘。しかし、暫定政権の報道官は今回の衝突について、ボジゼ派がイスラム教徒を標的にしたと非難している。

 ◇新大統領就任式、勲章偽物の疑い…担当の幹部逮捕
 【ヨハネスブルク服部正法】中央アフリカで先月、ジョトディア新大統領が大統領就任式を行った際に身に着けていた勲章が偽物だった疑いが発覚し、担当の財務当局幹部が逮捕された。AFP通信が報じた。

 幹部は宝飾商などと共謀して偽物を作り、勲章制作代金の一部を着服したらしい。就任式に参列したコンゴ共和国のサスヌゲソ大統領が偽物と見破ったという。

6878チバQ:2013/09/19(木) 23:11:59
http://mainichi.jp/select/news/20130920k0000m030073000c.html
エジプト大統領選:シシ国防相、出馬求める声高く 
毎日新聞 2013年09月19日 20時54分

 【カイロ秋山信一】来年2月ごろに実施されるエジプトの次期大統領選で、軍事クーデターを主導したシシ国防相(58)に対し、立候補を求める署名運動が広がっている。シシ氏は出馬に否定的だが、反政権デモの広がりを受けてクーデターを起こしたのと同様に「国民の声に応える」という形で、立候補する可能性は残る。エジプト情勢の鍵を握る指導者の実像を追った。

 18日夕、カイロ市中心部で、シシ氏の写真をプリントした白地のTシャツを着た約100人のデモ隊が「シシを大統領に」と気勢を上げた。メンバーが約100枚の署名用紙を配ると、通行人が殺到。2分で紙はなくなった。9月上旬に署名活動を始めた薬局経営のアディール・ガマルさん(40)は「もう100万人分は超えた。シシ氏は私欲がなく、米国とも戦える強い指導者だ」と話した。

 1000年以上の歴史があるカイロ旧市街のガマレイヤ地区。石畳の大通りを曲がると、未舗装の路地にゴミが散乱し、無数のハエが舞っていた。

 シシ氏は、この地区の6階建てアパートの最上階で生まれ育った。14人兄弟の次男。父は工芸店主だった。信心深い母の影響で、幼いころから1日5回の礼拝を欠かさず、聖典(コーラン)を暗唱した。運動が好きで、今も自宅の地下駐車場をジムに改装して鍛えているという。

 「ライオンのようだ。静かに振る舞い、決断したら素早い」。従弟のファタヒ・シシさん(44)はそう評する。年に数回しか降雨がないカイロが珍しく雷雨に見舞われたとき、近所でシシ氏だけが普段通り学校へ登校していたのが印象的だったという。

 高校卒業後、軍士官学校に入った。「規律正しい組織が性に合ったようだ」とファタヒさんは話す。一般の知名度は低かったが、軍関係者によると、勤勉かつ清廉で早くから次世代のリーダーと目されていた。英米への留学も経験し、2012年8月に国防相に就いた。

 知人らは「物静かで、友人も多くはない。家族を大切にしている」と口をそろえる。7月に国営テレビでモルシ氏の大統領解任を宣言した後に向かったのも、週1回は会うという母親のもとだった。

 だが7月以降、周辺は騒がしくなった。英雄扱いされ、街中でシシ氏のポスターを飾る人が増えた。一方で、モルシ氏の支持者が書いた「シシは裏切り者」という落書きも目立つ。

 過去に「中東での統治にはイスラム教を考慮すべきだ」との論文を書いたことから「イスラム主義の傾向」を指摘する研究者もいるが、軍関係者や知人は「政教分離の世俗主義者だ」と断言する。

 「政治的な野心はない。今が人生のピーク」。7月下旬、大統領選の話題に触れた知人に、シシ氏はそう打ち明けた。8月の米紙のインタビューでも出馬を否定したが「人々に愛されることが重要だ」と、含みを持たせた。

 シシ氏は7月下旬に軍を支持するデモを呼びかけ、数十万人が街に出た。当時デモに参加した大学生のアシュラフ・コドブ(22)は期待を込めてこう言う。「今度はシシが国民の声に応える番だ」

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6879チバQ:2013/09/19(木) 23:13:26
http://mainichi.jp/select/news/20130920k0000m030059000c.html
独総選挙:メルケル首相続投の公算 連立枠組み焦点
毎日新聞 2013年09月19日 20時15分(最終更新 09月19日 20時55分)

 【ベルリン篠田航一】ドイツ連邦議会(下院、基本定数598)の総選挙が22日、投開票される。メルケル首相=2期目=率いる中道右派会派のキリスト教民主・社会同盟(同盟)が支持率40%前後で第1勢力を維持し、首相が3選される公算が大きい。自由民主党との連立政権を継続できるかが焦点だが、自民党は15日の南部バイエルン州議会選で大敗を喫するなど退潮が指摘されている。

 総選挙で自民党が議席を失った場合、首相は中道左派の最大野党・社会民主党と4年ぶりの「保革大連立」を組む可能性が高い。

 同州議会選で自民党は、議席獲得に必要な得票率5%に届かず、総選挙でも「5%の壁」を突破できるかが、連立の枠組みを左右する状況となっている。

 世論調査各社によると、自民党の選挙戦最終週の支持率は4〜6%で推移し、議席獲得は微妙な情勢。

 このため、自民党は大政党の同盟から流れる支援票をあてにして「今のメルケル政権を続けたければ、自民党に投票を」(ブリューデレ議員団長)などと訴えている。

 大連立へのけん制も強め「社民党が政権入りすれば大増税になる」と、有権者の警戒心をあおる作戦に出ている。

 これに対し、社民党の首相候補、シュタインブリュック前財務相は「社民党の増税案の対象者は一部富裕層だけで、95%の国民には関係ない」と、反論に躍起だ。

 中道右派政権が継続した場合、野党が求める増税はせず、企業の競争力を重視する現状の政策が維持される。

 一方、大連立政権が誕生すれば、債務危機のギリシャに対する追加支援などが進む可能性がある。欧州統合や対米協調といった外交の基本路線や、脱原発などのエネルギー政策ではどちらも大きな変更はない。

 世論調査機関アレンスバッハの18日発表の支持率調査では、与党側が同盟39%、自民党6%。野党側は社民党26%、緑の党11%、左派党9%。野党3党の合計は現在の保守連立と互角だが、旧東独の社会主義政党の流れをくむ左派党との連立については他党が強く否定。このため、左派中心の政権が誕生する可能性は低い。

 ドイツでは第一次大戦後のワイマール共和制時代、小党乱立で政治が不安定化し、結果的にナチスの台頭を招いた反省から、得票率5%または小選挙区で3人の当選者を達成できない政党には、議席が与えられない。

 このため、こうした小政党の得票を除いた45%前後の得票率があれば、過半数を確保できる見通しだ。欧州債務危機の中、ドイツのユーロ圏脱退を訴えて結成された新党「ドイツのための選択肢」も3〜5%で推移し、議席獲得は不透明。

 今回はメルケル首相の続投が早くから予想された影響もあり、投票率は戦後最低だった前回2009年の70.8%をさらに下回るとの見方が出ている。

6880チバQ:2013/09/19(木) 23:56:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130917/erp13091710390005-n1.htm
【ドイツの行方 2013総選挙(上)】
メルケル人気 「病人」を「エンジン」に変えた現実主義 
2013.9.17 10:25 (1/3ページ)[選挙]

メルケル首相支持者がかかげる「アンジー」と書かれたプラカード(ロイター)
 ドイツ連邦議会(下院)の投票を1週間後に控えた15日、東部ドレスデン中心部の広場では、聴衆が「アンジー」と書かれたプラカードを手にしながら、「主役」の登場を待ちわびていた。3選を目指すドイツ初の女性宰相、アンゲラ・メルケル首相(59)。「アンジー」はその愛称だ。

 「かつて『欧州の病人』だったドイツは今、欧州の『成長の原動力』だ」。7千人の歓声に包まれて登壇したメルケル氏は、約30分の演説で自身の成果を強調した。

 8年間の在任中、失業率は東西ドイツ統一後の最悪水準から半減。今年上半期の国・地方の歳入は税収増などで歳出を85億ユーロ(約1兆1200億円)上回った。債務危機で欧州の景気が落ち込むなか、各種統計は「統一後、最も成功した政権」と繰り返すメルケル氏の主張を裏付ける。

 国民の信頼も厚い。13日公表の世論調査ではメルケル氏の支持率は59%で最大野党の社会民主党首相候補、シュタインブリュック前財務相(32%)に倍近くの差をつける。現在の連立相手の自由民主党の低迷で枠組みが変わる可能性はあるが、3選をほぼ手中におさめる。

   ■    ■

 危機対応で南欧に財政緊縮策と構造改革の断行を迫ったメルケル氏は、「鉄の女」と称されたサッチャー英元首相と比較される。だが、その政治手法は、国論が二分しても信念を貫いたサッチャー氏とは対照的だ。「最大の特徴はよい意味で現実主義なことだ」。ベルリン自由大学のオスカー・ニーダーマイヤー教授は語る。

 代表例は福島第1原発事故を受けた「脱原発」への方針転換だ。また、国内で家賃上昇が問題化すると、社民党が訴えた抑制策を取り入れた。野党が企業に対して一定の女性幹部起用の義務化を図り、自党から同調者が出そうになった際は、同様の政策を公約に掲げて造反を防いだ。

 メルケル氏が政治活動を始めた旧東独政党「ドイツの出発」の元同僚、エルハルト・ノイベルト氏によると、メルケル氏は当時から融和を重視し、報道担当として内部対立の露呈による党のダメージを抑えた。同時に「潮流に逆らったら何もできないとも悟っていた」という。

 「柔軟」との評価は「理念やビジョンがない」との批判も招く。ギリシャ支援など債務危機対応で逡(しゅん)巡(じゅん)する姿も目立ち、メルケル氏の政治の師であるコール元首相が「羅針盤がない」と批判したこともある。だが、ニーダーマイヤー氏はナチス時代の経験を念頭に、「理念やビジョンがかえってドイツを損なった歴史もある」と語る。

   ■    ■

6881チバQ:2013/09/19(木) 23:56:40
 メルケル氏に関する著書を最近出版した独紙フランクフルター・アルゲマイネの記者、ラルフ・ボルマン氏は逆に、メルケル氏に「信念」をみる。旧東独崩壊で得た「経済が非効率な体制は滅ぶ。民主主義国でもそれは例外ではない」との認識だ。だから欧州諸国にも「競争力」を求める。

 「ドイツの政治や経済に必要なもの」。メルケル氏の欧州へのスタンスは明確だ。

 欧州統合を「戦争と平和の問題」ととらえたコール氏が「心からの欧州人」(ボルマン氏)なら、メルケル氏は「理性的な欧州人」(同)だという。

 ギリシャへの3次支援策の是非が取りざたされる中、演説でメルケル氏はこう言った。「これらの国はわれわれの商品の市場なのだから」。

     ◇

 ドイツ総選挙が22日に行われる。債務危機で存在感を増した同国の行方は欧州の将来にも影響を及ぼす。その動向を3回に分けて報告する。(ドレスデン 宮下日出男)

 アンゲラ・メルケル氏 1954年7月17日、旧西独北部ハンブルク生まれ。父は牧師で母は教師。父の転勤で55年に旧東独に移った。物理学者だったが、89年の「ベルリンの壁」崩壊に伴い、政治活動に身を投じる。ドイツ統一後にキリスト教民主同盟に入党。当時のコール首相に見いだされ、議員1期目で女性・青少年相。環境相も歴任し、2005年に旧東独出身者初の首相に就任。

6882チバQ:2013/09/19(木) 23:57:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130918/erp13091808390000-n1.htm
【ドイツの行方 2013総選挙(中)】
反ユーロ党の苦戦 国民満足「変化は不要」
2013.9.18 08:38 (1/2ページ)
 「『欧州への連帯』は財布を永遠に開けっ放しにすることを意味する」。9月初旬、東部ブランデンブルク州の街であった新党「ドイツのための選択」(AfD)の集会で候補者が息巻くと、約200人ほどの聴衆から拍手が起きた。債務危機対応の最大支援負担国ドイツでは、自国の税金が他国の支援に使われることへの反発が強い。総選挙では「ユーロ解体」を掲げて今春発足したAfDが国民の不満をどれだけ吸収するかも注目されている。

                   ◇

 ただ、支持率は3〜4%にとどまる。党創設者のルッケ氏は「有権者は新聞を読んでもスポーツ欄だけ」と、支持が広がらない原因は有権者の意識の低さにある、と不満をぶちまけたこともある。有効投票の5%以上を得票して議席を獲得する可能性もあるが、危機下で反ユーロや反緊縮の政党が台頭し、政局混乱を招いた他の欧州諸国の選挙と、その光景は大きく異なる。世論調査機関アレンスバッハ研究所のトーマス・ペーターセン氏は「ドイツではそんな大衆行動は予期できない」と語る。南欧で職を失った人々があふれ、財政緊縮で国民生活が疲弊したとき、ドイツでは失業者が減った。「ドイツ国民にとり危機はある種、メディアの中の出来事だった」

 「変化の必要はない」。独メディアは総選挙を控えた有権者の気分をしばしばこう伝える。ベルリン自由大学のオスカー・ニーダーマイヤー教授はその理由を「国全体も自分たちの経済状況もうまくいっていると国民が感じているからだ」と説明した。

 ペーターセン氏はこの気分には歴史的背景もあると分析する。戦火が絶えなかった欧州でドイツは2度の大戦を起こし、戦後は分断されて冷戦の最前線だった。だが、東西統一と欧州統合で敵対する国と直接対峙(たいじ)することはなくなり、統一後の経済低迷も克服した。

 「平和と豊かさが2世代続き、統一を経てドイツ人はようやく平穏を感じるようになった」とペーターセン氏。国民意識の変化の例として、近年、国旗に対する忌避感が減少していることも挙げる。「ドイツ人は“普通”になりつつある」という。

                   ◇

 ベルリンを横断する近郊電車で首相官邸のある中心部に近づくと、誰の目にもつくほど巨大な看板が窓の外に現れる。描かれているのは、ひし形に合わせた両手。「国民の母」を演出するメルケル氏の手だ。危機対応では一段の貢献を求める欧州諸国に対し、国民を過度の負担から守った“象徴”のようになっている。

 「ドイツは統一で強くなった。平和であり、今が最もよい状態だ」。メルケル氏を支持する初老の男性はこう語った。

 「平穏を得た国民は今、責任感のある者の『手』に委ねられているとの安心感を抱いている」。ペーターセン氏はそれが「静かな選挙」の理由だと解説した。(ベルリン 宮下日出男)

6883チバQ:2013/09/19(木) 23:58:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130919/erp13091916110004-n1.htm
【ドイツの行方 2013総選挙(下)】
欧州の視線、指導力期待も答え見えず
2013.9.19 16:10 (1/2ページ)
 6月14日、ベルリンのシンクタンク・ドイツ経済研究所のホール。「私の目的は挑発よ」。こう切り出したのは、同日発行号で「気乗りしない覇権」と題するドイツの特集記事を掲載した英誌エコノミストの女性編集者、ザニー・ミントン・ベドーズ氏だ。

 「小国精神」などとドイツの債務危機対応の批判を厳しい口調で展開。戦後欧州の復興を支えた米国を例に「新たな欧州を築く責任がある」として、総選挙を約3カ月後に控えたドイツに「選挙のためでなく、欧州の指導者としてなすことを考えるべきだ」と求めた。

 「ベルリンは欧州連合(EU)の首都」と言われるほど、ドイツは債務危機で存在感を増した。ただ、ユーロ共同債導入など自国の負担増につながる対策には反対か消極姿勢が目立った。

 「(欧州への)対応は受け身だった。考えるべきときだ」。マルセル・フラツシャー同研究所所長が講演に込めた狙いは、選挙戦などを通じた議論の活性化。ドイツの指導者として必要なのは「欧州の長期的ビジョンを示すこと」という。

 実際、債務問題を機にドイツに「指導力」への期待が高まっているが、過去に欧州の覇権を目指し戦争を引き起こしたドイツには難しい課題でもある。その影響力拡大は他国で警戒を招き、南欧ではデモでメルケル首相をヒトラーに見立てたプラカードが掲げられた。何よりドイツ人自身が「『指導する』ことを否定的にとらえている」(フラツシャー氏)。

 「欧州を『ドイツ化』しようとしているといわれ、一方で指導力を拒むことも批判される」。ショイブレ財務相は7月、欧州主要6紙への寄稿で当惑をこう表現した。

 ドイツへの過剰な期待をいさめるのはシンクタンク・欧州外交評議会のウルリケ・ゲロー氏だ。ドイツは戦後、「世界的戦略を自律的に思考しないようにしてきた」が、リビアへの軍事介入を認める国連安保理決議案の採決で棄権して欧米の批判を招いたのは、今も「戦略喪失」状態にあるのを示す一例という。指導力を求めても「ドイツにはできないことがある」(ゲロー氏)。

 ユーロ導入を含む欧州統合は、そもそも東西統一などで強大化することが予想された「ドイツの力」を取り込むことで、一国の突出を防ぐのが目的だった。だが、今は「欧州最強国がユーロ圏とEUを先導できるのか」(英歴史家ティモシー・ガートン・アッシュ氏)という問題になっている。

 ゲロー氏は「欧州は選挙でドイツがどんな返答を出すのか注視している」と語るが、選挙戦の論争は国内政策に比重が置かれ、対欧州政策は与野党陣営ともに控え気味だった。

 終盤になりギリシャ追加支援の是非が議論の的に浮上したが、フラツシャー氏は「根本的な課題を論じておらず、国民も欧州をテーマとしてあまり意識していない」と総括している。(ベルリン 宮下日出男)

6884チバQ:2013/09/19(木) 23:59:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130824/erp13082420340004-n1.htm
【ドイツ総選挙】
「独り勝ち」の裏で低賃金労働者 ひずみ解消も課題
2013.8.24 20:33 (1/2ページ)[選挙]
 【ベルリン=宮下日出男】債務危機に見舞われた欧州で「独り勝ち」といわれてきたドイツだが、国民が広くその恩恵を享受しているわけではないようだ。強い競争力や低失業率の裏側には、増加する低賃金労働者の存在があるとされ、ひずみの解消も課題となっている。

 ドイツ北東部ブランデンブルク市の労働センターでは5月、「公序良俗に反する」賃金の対処を始めた。過去の司法判断に照らして不当に低い賃金を支払っていた雇用主に対し、労働者が国から受け取った生活補助の過払い分を返還させる取り組みだ。返還に応じなければ裁判を起こす。

 これまで28件を調査し、5件を提訴。「1.5ユーロ(約198円)の時給、交通費を引けば実質無給という例もあった」。センターの担当者マルチン・ブラット氏はため息をつく。

 「雇用主が労働者の窮状を利用した例もある」(ブラット氏)という。仕事があるのに生活補助を受ける労働者は全国で130万人おり、過払い分を返還させる取り組みは旧東独で目立つ。

 デュイスブルク・エッセン大の調査によると、国際基準に合わせて低賃金を時給9.15ユーロ未満と設定した場合、2010年の低賃金労働者は全体の約23%、792万人に上り、10年前から約2割増えた。

 「過当競争に勝つため、企業は人件費を圧縮しようとしている」。サービス関連の産業別労組ベルディで小売業部門の責任者を務めるウルリヒ・ダリボール氏はこう訴える。

 ダリボール氏によると、小売業では企業が賃金が安くてすむ派遣労働者を使い、それに規制がかかると、次は業務を下請けに出す形態にして賃金を抑制するケースが目立つという。

 ドイツでは昨年、複数の仕事を持つ労働者が約270万人に上った。1つの仕事では生活をまかなえないからともされる。中流層の減少を指摘する研究機関の調査結果もある。

 2000年代前半まで「欧州の病人」といわれたドイツは労働市場・社会保障改革で競争力を回復し、失業率は05年の11%超から半減したが、一方で低賃金労働者が増えたとの批判は強い。

 最大野党の社会民主党は現政権下で「格差が拡大した」と批判し、法的に一律の最低賃金制度を導入するよう主張するが、メルケル首相のキリスト教民主・社会同盟は一律ではなく、労使ごとの導入促進を訴えている。

6885チバQ:2013/09/20(金) 00:42:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130919-00000028-jij_afp-int
「隠すものはない」、議会の秘密投票に裸で抗議 ブラジル
AFP=時事 9月19日(木)14時31分配信



ブラジルの首都ブラジリアの国会議事堂前で、秘密投票制に裸で抗議するグローバル・オンライン・コミュニティ「Avaaz」のメンバーたち(2013年9月18日撮影)。
【AFP=時事】ブラジルの首都ブラジリア(Brasilia)の国会議事堂前で18日、グローバル・オンライン・コミュニティー「Avaaz」メンバーの若者グループが、裸で議会の秘密投票の廃止を訴える抗議デモを行った。若者たちは「何も隠すものはない」「私は全てを見せている」などと書かれたプラカードを掲げ、秘密投票制に抗議。主催者の1人は「非公開の投票は民主主義に反する。投票の公開を要求する」と述べた。


 ブラジル国会では現在、議員が法案に賛成・反対のどちらの票を投じたかが明らかにされない秘密投票が採用されている。下院は既に秘密投票廃止法案を承認しており、上院でも間もなく憲法司法委員会が同法案の検討に入る。【翻訳編集】 AFPBB News
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6886チバQ:2013/09/20(金) 00:43:19
http://www.afpbb.com/article/politics/2969172/11371772
イラン、人権派弁護士や09年デモで逮捕の改革派を釈放
2013年09月19日 18:25 発信地:テヘラン/イラン
【9月19日 AFP】イランは18日、人権派弁護士ナスリン・ソトゥデ(Nasrin Sotoudeh)氏ら政治犯10人余りを釈放した。8月に就任したハサン・ロウハニ(Hassan Rowhani)大統領の国連(UN)演説を来週に控え、国際的な評価を意識した動きとみられる。

 ソトゥデ氏は、人権活動家や政治犯の弁護を引き受けていたイランでは数少ない人権派弁護士で、人権擁護活動で貢献があった人物や団体に贈られる欧州議会(European Parliament)のサハロフ賞(Sakharov Prize)も受賞している。2010年に逮捕され、翌年「国家安全保障に対する共謀」の罪などで禁固11年の刑と20年間の司法活動禁止を命じられた。

 ソトゥデ氏が有罪とされた罪の中には、ノーベル平和賞を受賞したイランの人権活動家でイラン政府の宿敵となっているシリン・エバディ(Shirin Ebadi)氏が創設した「人権擁護活動家センター(Centre for Human Rights Defenders)」の会員であることも含まれている。今年1月には、国連や欧州連合(European Union)、主要な国際人権団体などがイラン当局へ呼び掛けた結果、ソトゥデ氏は3日間だけ一時釈放されていた。

■「活動は続ける」とソトゥデ氏

 18日に釈放されて間もなく、ソトゥデ氏は自宅でAFPの電話取材に応じ、3年間の獄中生活にもかかわらず心身ともに健康だと述べ、人権擁護活動の継続を誓った。

 家族の喜ぶ声が聞こえる中、ソトゥデ氏は力強い声で「精神的には非常に良好だが、経験したこと──心理的なプレッシャーや厳重警備の(獄中の)緊張した空気、電話ができないことなどは大変きつかった」と述べた。刑務所内での過酷な処遇と家族への圧力に抗議し、11か月ほど前には獄中でハンガーストライキを行ったが、今は身体的にも健康だという。

「警官に車で自宅まで送られた際、今回の釈放は一時的なものではなく、完全釈放で、もう刑務所に戻る必要はないと言われた」と語ったソトゥデ氏。今後も人権擁護活動を続けるかと問われると「もちろん。働く許可は得ており、活動は続ける」と答えた。

■釈放されたのは09年大統領選デモの参加者

 イランからの報道によると、18日の夜に釈放されたのはソトゥデ氏の他、マフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)前大統領の不正が疑われた2009年の大統領選後、選挙のやり直しを求めた大規模な抗議デモの際に逮捕された改革派10人余り。この中にはモフセン・アミンザデ(Mohsen Aminzadeh)元副外相や、改革派の政治家フェイゾラ・アラブシャヒ(Feyzollah Arabsorkhi)氏、改革派ジャーナリストのマーシャ・アミラバディ(Mahsa Amirabadi)氏らが含まれるとされる。

 2009年の抗議デモでは、当局が参加者を激しく弾圧し、元政府高官やジャーナリスト、人権活動家ら数百人を含む改革派の人々数千人が逮捕された。

 一方、2011年2月から自宅軟禁下に置かれている野党指導者のミルホセイン・ムサビ(Mir Hossein Mousavi)元首相とメフディ・カルビ(Mehdi Karroubi)元国会議長については、何の情報も発表されていない。(c)AFP/Mohammad DAVARI

6887チバQ:2013/09/20(金) 00:43:54
http://www.afpbb.com/article/politics/2969152/11372148
スコットランド独立の住民投票まで1年、グラスゴー市民は冷めた見方
2013年09月19日 09:32 発信地:グラスゴー/英国
【9月19日 AFP】貧困や病気についての風評に悩まされる一方で、経済が上向く兆しもある。スコットランド最大の都市グラスゴー(Glasgow)はこうした対照的な要素を併せ持つ。英国の分裂に関する意見でも同様だ。

 イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドから構成される英国からの独立の是非を問う歴史的な住民投票が行われる2014年9月18日まであと1年。300年続くイングランドとの連合から分離するかどうか。賛成票を投じることはスコットランドの住民530万人にとって重大な決断だ。

 グラスゴーの貧困地区、カルトン(Calton)の落ちぶれた感じの店やシャッターが閉められたパブが並ぶ商店街。ブライアン・ライリー(Brian Reilly)さん(54)は雨の中、かつて営んでいた宝石店を眺めながらこう話した。「このありさまだ。独立したって何も変わらないよ。金がない。ジャンキー(麻薬中毒者)があちこちいる。政治家はこの地区のために何もしていない」。ライリーさんは2月に店を閉じることを余儀なくされた。

 かつて造船業、鉄鋼業などの重工業で栄えたグラスゴーだが、アルコール依存に薬物乱用、地域的なひどい貧困がまん延している。今月発表された公式統計によると、グラスゴーでは3分の1の世帯が完全な失業状態にあり、英国の中でも失業率が著しく高い地区だという。

 一方、グラスゴー再建に向けてここ20年間で多額の投資がなされた。14年には英連邦競技大会(コモンウェルス・ゲームズ、Commonwealth Games)がグラスゴーで開催される。

■現時点で独立に賛成する人は3分の1ほど

 グラスゴーは英語圏で最も古い大学の1つがある街でもある。新学期が始まって間もない17日、市内にたくさんの姿がみられた学生たちは、1年後に実施される住民投票についてしっかりとした意見を持っていた。

 政治学を学んでいるマリア・ユーラ(Maria Ure)さんはAFPに、「反対票を投じる」と話した。ユーラさんは「英国から分離したらどうなるのかはっきりしていない問題が山積している。スコットランド独自の軍を持つのか、国連(UN)や北大西洋条約機構(NATO)には加盟するのかなど」と述べた。

 寒いにもかかわらずサングラスをかけ、大学前で地元のゲイクラブのイベントのチラシを配っていたショーン・ギャラハー(Shaun Gallacher)さんは「歴史上、最悪の独立になると思う。収拾がつかない事態になる。スコットランドは英国の一部でいた方が国際舞台でより良いチャンスに恵まれると思う。発言力を持たないちっちゃな国にはなりたくない」と話した。一方、賛成票を投じるというギャラハーさんの友人、ジョディ・マッケナ(Jodie McKenna)さんは「スコットランドはそれ自体でもっと価値がある」と述べた。

 世論調査によると、現時点で賛成票を投じる意向のスコットランド人は全体の3分の1ほどにとどまっている。

 スコットランド民族党(Scottish National Party、SNP)のアレックス・サモンド(Alex Salmond)党首は、1年あれば経済的・政治的議論で独立支持派を過半数まで増やすのに十分だと主張する。サモンド党首は、独立後は北海(North Sea)の石油資源で豊かになるだけでなく、スコットランドの伝統的な左派に訴えかけるような平等主義の拡大を実現すると約束している。(c)AFP/Katy Lee

6888チバQ:2013/09/20(金) 00:45:52
http://www.cnn.co.jp/world/35037432.html
アルカイダ系がトルコ国境の町を制圧 シリア反体制派で内紛
2013.09.19 Thu posted at 18:46 JST

「自由シリア軍」の兵士。反体制派内で分裂が起きているという

(CNN) シリア軍の離反兵士で組織する反体制派「自由シリア軍」は19日までに、アルカイダ系の過激派「イラクとシリアのイスラム国」(ISIS)が18日、自由シリア軍が政府軍から奪い過去1年支配していたトルコとの国境近くにあるシリアのアザズ町を戦闘で制圧したと発表した。

ISISはその後、トルコとの国境上の戦略的要衝である「オンクピナル・バブエルサラマ」検問所へも進軍、その攻略に迫っている。シリア北部の自由シリア軍司令官は兵力の増強を図り、これを阻止すると述べた。

シリア内戦はアサド政権軍対反体制派武装組織の交戦に加え、反体制派内でも穏健派と過激派との衝突が拡大しかねない複雑な様相になってきた。

国境検問所は、トルコのガジアンテプ市とシリア北部の中心都市アレッポを結ぶ幹線道路上にあり、国際援助物資などが通過している。米政府が反体制派に供給する人道物資や非致死性の装備品などもこの検問所を経由している。

アザズ町での戦闘では、外国メディア陣をシリア北部に導く反体制派団体の責任者が死亡。同責任者の兄弟は、ISISは異教徒と非難。自由シリア軍の政治・メディア担当者はCNNに対し、ISISはもはや反体制派でなくテロ集団と弾劾した。

自由シリア軍とISISは先月まで、対トルコ国境近くにある政府軍の空軍基地を共同作戦で陥落させるなどの協力態勢にあった。ISISはイラクとシリアの統合によるイスラム国家樹立を目指す。北アフリカ諸国、イラク、レバノン、トルコや他の諸国の戦闘員が結集しているとされる。

6889チバQ:2013/09/20(金) 18:37:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130920/erp13092018040003-n1.htm
「大連立」復活の観測高まる ドイツ総選挙
2013.9.20 18:03

19日、ドイツの首都ベルリンで、メルケル首相の選挙用ポスターの前で写真を撮る人々(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ連邦議会(下院)選挙が22日行われる。アンゲラ・メルケル首相(59)の保守系与党、キリスト教民主・社会同盟が終盤もリードを保ち、メルケル首相3選の公算が大きいが、連立相手の自由民主党の低迷で、同盟と最大野党の中道左派、社会民主党の大連立政権復活の観測が強まっている。

 19日公表の公共テレビZDFの世論調査結果では、同盟の支持率は40%で社民党は27%。以下、90年連合・緑の党(9%)、左派党(8.5%)、自民党(5.5%)と続く。自民党が議席獲得に必要な5%以上を得票しても、現連立与党の過半数の議席獲得は困難との分析も出ている。

 この結果、浮上しているのが同盟と社民党による大連立政権だ。メルケル氏は2005〜09年にすでに大連立を率いた経験があり、選挙戦では現連立政権の維持を目指すとしているが、結果次第で社民党と組むことを排除していない。有権者の間でも現連立政権より、大連立を望む声の方が大きい。

 自民党が大敗した15日の南部バイエルン州の州議会選挙以降、同盟と自民党の関係もぎくしゃくしてきた。議席獲得に失敗した自民党が総選挙での生き残りに向け、同盟の票を奪う戦略に出てきたためだ。

 総選挙は有権者が候補者を選ぶ第1票と政党を選ぶ第2票の計2票を投じる仕組みで、各党の議席配分は第2票の得票率が基本となる。このため、自民党は連立維持のため「同盟には第1票、自民党に第2票を」と訴え始めた。

 だが、同盟は「譲る票はない」(メルケル氏)と訴えを拒否、自民党は危機感を募らせる。

 また、「ユーロ解体」を掲げる新党「ドイツのための選択」の支持率が5%に届く世論調査結果も出ており、同党が議席を確保すれば、現連立政権の維持は一段と苦しくなるとみられている。

6890チバQ:2013/09/20(金) 18:41:44
http://mainichi.jp/select/news/20130920k0000e030192000c.html
ローマ法王:教義の押し付け戒める…同性婚や中絶など巡り
毎日新聞 2013年09月20日 11時22分(最終更新 09月20日 11時44分)

 【ローマ福島良典】フランシスコ・ローマ法王は19日、同性婚や人工妊娠中絶・避妊に反対する教義の押し付けに走りがちなカトリック教会の態度を戒め、傷ついた弱者を癒やす「野戦病院」となるよう訴えた。また、教会における女性の役割を重視し、意思決定に女性の意見を反映させる考えを示した。

 今年3月19日の就任から半年にあたり、出身修道会イエズス会の月刊誌(9月19日号)のインタビューに答えた。教義に修正・変更を加えたわけではないが、前任ベネディクト16世時代までの教義に厳格な「父なる神」から、人々を慈悲で包み込む「母なる神」へのカトリックの路線転換を鮮明にした。

 約12億人のキリスト教カトリック信徒の頂点に立つ法王はインタビューで「中絶、同性婚、避妊に関することだけを言い張っているわけにはいかない」と指摘。カトリックの伝統的な教義と、現代社会が抱える課題への対応の間で「バランスを取らなければ教会の道徳的な体系は、カードで作った家のように崩れてしまう」と警鐘を鳴らした。

 女性については「(聖職者への登用の)ドアは閉ざされている」と語ったが、「重要な決定を下す場合、女性の才能が必要だ」と強調し、教会における女性の役割を高める意向を表明した。

6891チバQ:2013/09/20(金) 19:25:58
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2015996.html
ドイツ総選挙迫る、メルケル首相が大苦戦

 今や、ヨーロッパ経済の成長を支え、ギリシャ支援などでリーダー役を果たしているドイツです。そのドイツでこの週末、総選挙が行われます。首相のメルケル氏。国内で高い人気を誇り、ついたニックネームはズバリ「お母さん」です。

 そのメルケル首相ですが、連立与党の支持率が野党を下回るという大苦戦を強いられています。ギリシャ支援や緊縮財政がユーロ解体などを叫ぶ野党の厳しい批判にさらされているのです。ヨーロッパが再び混乱する可能性もある今回の選挙。ドイツ、そしてメルケル首相に、何が起きているのでしょうか?

 ベルリン中央駅に登場した巨大な選挙用のポスター。指先を合わせたポーズは一体なにかというと・・・
 「実はこれ、メルケル首相の手の癖を現しているんです。今や“メルケルのひし形”と呼ばれ、トレードマークになってます」(記者)

 国民に安心感を与えるというメルケル首相のイメージを前面に打ち出しているのです。

 「私たちはユーロの安定だけでなく、強く、新しく、競争力のあるヨーロッパを必要としています」(メルケル首相、去年1月)

 2005年にドイツ初の女性首相となったメルケル氏。ヨーロッパの債務危機では「緊縮路線」を推進し、ヨーロッパの盟主としての役割を果たしました。しかし・・・

 「メルケル首相は責任者なのに、明確な方向付けをしようとしない」(社会民主党 シュタインブリュック氏)

 野党、社会民主党の首相候補シュタインブリュック氏が、終盤になり急激に追い上げているのです。きっかけは今月のテレビ討論会。

 「この10年から15年の間に貧富の差が拡大し、勝ち組は高収入を得て、より豊かになってしまった」(社会民主党 シュタインブリュック氏)

 低賃金労働者の増加やギリシャ支援などで「過度な緊縮政策」を押し付けたとメルケル首相を痛烈に批判。新聞のインタビューでは、「中指を立てる」という過激なポーズまで飛び出しました。

 一方、ユーロ解体を掲げかつての通貨、マルク復活を目指す政党「ドイツのための選択肢」も支持を拡大。16日の集会では、500ユーロ紙幣のレプリカを燃やすパフォーマンスまで飛び出しました。JNNのインタビューに、党首のルッケ氏は・・・

 「わが党はユーロ圏の段階的な解散を支持しています。(マルク復活は)長期的な目標です」(「ドイツのための選択肢」 ルッケ党首)

 「ドイツのための選択肢」は議席獲得は微妙な情勢ですが、連立与党などの保守票を取り込む可能性も指摘されています。最新の世論調査では、連立与党の支持率が野党を下回り、特に連立のパートナーの自由民主党は議席を獲得できない恐れも出てきました。結果次第では、連立の組み換えを余儀なくされ、ヨーロッパの行方が左右されかねない情勢です。(20日17:40)

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6892チバQ:2013/09/20(金) 19:26:59
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013092000490
メルケル首相3選有力=大連立政権復活か−22日ドイツ総選挙

19日、遊説先のドイツ中部フルダで演説するメルケル首相(AFP=時事) 【ベルリン時事】欧州最大の経済大国ドイツで22日、連邦議会選挙(総選挙)が行われる。中道右派の与党、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の第1党維持は確実な情勢で、同党を率いるメルケル首相の3選が有力。焦点は選挙後の政権の枠組みに移っており、4年ぶりに大連立が復活するとの見方が強まっている。
 欧州では債務危機が深刻化してから、フランスやスペイン、イタリアなど各国で次々と政権が交代した。しかし、メルケル政権は好調な経済と債務危機国への厳しい姿勢が評価され、高い支持率を維持。CDU・CSUの支持率は、圧勝した2009年の前回選挙の得票率33.8%を大幅に上回る40%前後に達している。(2013/09/20-18:43)

6893チバQ:2013/09/21(土) 00:17:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130920/erp13092020590006-n1.htm
「高福祉国家」北欧に相次ぐ保守系政権 長期の左派に倦怠感も 
2013.9.20 20:57 (1/2ページ)
 【ロンドン=内藤泰朗】手厚い福祉政策で知られる北欧諸国で保守系連立政権の誕生が相次いでいる。9日に投票が行われたノルウェー議会選でも野党の保守党など中道右派連合が勝利、8年ぶりに政権が交代する。金融危機をめぐる失政や長期に及ぶ左派政権への倦怠(けんたい)感など背景はさまざまだが、保守系政権がどのような変化をもたらすか注目されている。

 ノルウェー議会選(定数169)では保守党が18議席増の48議席を獲得。単独過半数には届かなかったが、4野党による中道右派連合が過半数を上回る96議席を確保した。同国2人目の女性首相に就任する保守党の女性党首、エルナ・ソルベルグ氏(52)は残る3党党首と連立協議を進めており、新政権は10月中旬にも発足する見通しだ。

 北欧の産油国ノルウェーは、将来の油田枯渇に備えて収入を積み立てており、世界最大の政府系基金を保有する。「新政権は総額7500億ドル(約75兆円)という基金の資産を分割し、積極的に投資しようとしている」(ロイター通信)と伝えられる。

 2008年の金融危機で、大手銀行が債務不履行に陥ったアイスランドでは今年4月、経済失政を批判された社会民主同盟率いる前政権から、独立党と進歩党で構成する連立保守政権へと交代した。欧州連合(EU)との距離を置く新政権は、中国人富豪への大規模な土地リースを認めるとの観測が強まっている。

 フィンランドでも、一昨年4月の議会選と昨年2月の大統領選で保守系政党の国民連合が左派系政党を抑えて勝利した。2006年に12年ぶりに政権が交代したスウェーデンでは、中道右派の連立政権が来年9月の選挙で3期目に突入できるかが注目されている。北欧で唯一、社民党など中道左派の連立政権が支配するデンマークでも、政権支持率は急低下している。

 専門家らは「政権交代は失業率の上昇などによるもので、左派から右派になっても福祉政策に大きな変更があるわけではない。左派政権の停滞を払拭し、国家運営を活性化させる意味が大きい」とみている。

6894チバQ:2013/09/21(土) 00:38:44
http://mainichi.jp/select/news/20130921k0000m030103000c.html
ギリシャ:極右派、「差別反対」音楽家刺殺 抗議のデモも
毎日新聞 2013年09月20日 21時40分(最終更新 09月21日 00時11分)


ギリシャ北部テッサロニキで、警官隊と衝突する反極右デモの参加者=2013年9月18日、AP
拡大写真 【ローマ福島良典】財政再建下のギリシャの首都アテネ郊外で、移民排斥を掲げる極右政党の支持者が、人種差別に反対するラップ音楽家を刺殺する事件があり、ギリシャ社会の緊張が高まっている。サマラス政権は「ネオナチに社会を毒させはしない」と極右勢力による違法行為の摘発に全力を傾ける構えだが、事件に抗議する反極右デモ隊が警察当局と衝突するなど、事件の余波が続いている。

 地元メディアによると、事件があったのは17日夜。「キラP」の芸名を持つパブロス・フィサスさん(34)が極右政党「黄金の夜明け党」の支持者とみられる男(45)に路上で胸部を刺され死亡した。フィサスさんは人種差別反対運動の活動家として知られ、葬儀には数千人が参列した。

 殺人容疑で逮捕された男は、同党地方事務所の食堂職員だったとの情報もある。警察当局は「黄金の夜明け党」の事務所を家宅捜索した。

 サマラス首相は19日、テレビ演説で「ナチスの末裔(まつえい)どもに、民主主義が生まれた国(ギリシャ)の土台を崩させたりはしない」と取り締まりの強化を約束。英BBC(電子版)によると、ベニゼロス副首相は「黄金の夜明け党」を非合法化し、犯罪組織として扱うべきだとの考えを示した。

 一方、「黄金の夜明け党」のミハロリアコス党首は事件を非難し、関与を否定。同党は「ネオナチではない」と主張しているが、ナチスのカギ十字に似たマークを使い、メンバーにはヒトラー礼賛の傾向があるという。

 ギリシャでは近年、国民に「痛み」を強いる財政緊縮策の結果、失業率が高まり、移民に対する風当たりが強まっている。反移民の「黄金の夜明け党」は昨年の総選挙で国会(300議席)に進出、現在、18議席を占めている。最近の世論調査によると、支持はさらに上向いているという。

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6895チバQ:2013/09/21(土) 15:17:11
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013092100054
カースト差別、火葬場まで=階級別に47カ所設置計画−インド
 【ニューデリー時事】インド北部ラジャスタン州で、伝統的な身分制度カースト制に基づいた階級別火葬場を設置する計画が持ち上がり、「憲法違反だ」などと反対の声が上がっている。
 発案したのは、州都市開発・住宅省傘下の都市整備機構。パキスタン国境に近い町ジャイサルメールで、予算5000万ルピー(約8000万円)をかけ、「ナイ(美容師)」や「ダルジ(仕立屋)」などカースト名を明示した47カ所の火葬場を建設すると発表した。
 地元紙によると、同機構のタンワール会長は「複数のカースト階級を扱う火葬場を嫌う住民がいるため、この計画を進めることを決めた」と説明。「この地域ではカースト別に火葬することは藩王国の時代からあった習慣で、何も不思議ではない」と主張する。
 一方、ラジャスタン大学のグプタ教授は「遺体までもカーストに基づいて区別するのは合理性に反しており、完全に憲法違反だ」と批判する。(2013/09/21-06:31)

6896チバQ:2013/09/21(土) 18:11:33
http://mainichi.jp/select/news/20130921dde018030009000c.html

シリア:反体制派内、対立激化 国民連合、アルカイダ系を非難

毎日新聞 2013年09月21日 東京夕刊


 【カイロ秋山信一】シリア反体制派の主要組織「シリア国民連合」は20日、反体制派に加わっているイラク拠点の国際テロ組織アルカイダ系組織「イラク・レバント・イスラム国(ISIL)」が反政権闘争を妨げていると非難する声明を発表した。ISILは18日以降、トルコとの国境付近で、国民連合傘下の自由シリア軍を攻撃していた。両者は国家観を巡る意見の相違を背景に対立が激化している。

 国民連合は声明で「ISILはアサド政権と戦わず、反体制派の支配地域で、独自の統治を始めようとしている」と指摘。「外国の勢力と協力して、シリアの主権を脅かしている。市民を抑圧する姿勢は(アサド政権与党の)バース党の歴史と重なる」と厳しく批判した。

 在英組織「シリア人権観測所」によると、ISILは18日以降、トルコ国境近くの自由シリア軍の拠点アザーズを攻撃。AP通信によると、トルコは近くの国境検問所を一時封鎖した。両者は20日までに戦闘で捕虜にした兵士の交換などを条件に停戦が成立したが、対立は各地でくすぶっている。

 シリア内戦では、イスラム過激派も反体制派として参戦しており、ISILは最強硬派として知られる。

6897チバQ:2013/09/21(土) 18:13:37
http://mainichi.jp/select/news/20130921k0000e030191000c.html

エジプト:甘い関係? シシ国防相のチョコ、富裕層に人気

毎日新聞 2013年09月21日 10時21分(最終更新 09月21日 10時41分)



 【カイロ秋山信一】エジプトの軍事クーデターを主導したシシ国防相(58)をデザインしたチョコレートが富裕層に人気を集めている。軍と富裕層は共にムバラク政権時代からの既得権益を持っており、チョコの人気は両者の蜜月ぶりを表しているようだ。

 考案したのはカイロで洋菓子店「カカオ」を経営するバヒラ・ガラルさん(51)。食用インキを使用して、デジタル写真の画像をチョコレートにプリントする製法を2年前に導入。クーデター後の今年8月からシシ氏のチョコを売り始めた。

 デザインは10種類以上あり、1日計200個以上が売れる1番人気の商品だという。ベルギー産のチョコレートを使用した1個5〜15エジプトポンド(約72〜216円)の高級品で、主な顧客は富裕層。モルシ前大統領の支持基盤だった貧困層には手が届きにくい。

 ガラルさんは「政治のことは分からないけど、父も軍将校だったので、シシ氏には親しみを感じている」と話している。

6898名無しさん:2013/09/21(土) 21:13:20
http://mainichi.jp/select/news/20130922k0000m030034000c.html

独総選挙:メルケル首相、第1党確実 反ユーロ新党が鍵

毎日新聞 2013年09月21日 20時20分(最終更新 09月21日 20時51分)


 【ベルリン宮川裕章、篠田航一】ドイツ連邦議会(下院、基本定数598)の総選挙は22日、投開票される。メルケル首相(2期目)率いる中道右派、キリスト教民主・社会同盟(同盟)の第1党維持はほぼ確実で、首相を中心とした連立政権が樹立される公算が大きい。選挙戦終盤に来て、欧州共通通貨ユーロからの脱退を訴える新党「ドイツのための選択肢」が議席を取る可能性も浮上し、選挙結果は予測が難しい展開になっている。

 与野党は19〜21日、相次いで首都ベルリンで最後の支持を訴えた。メルケル首相は「税金を増やすのではなく、職を増やし、ドイツの成功を維持しよう」と演説。社会民主党首相候補のシュタインブリュック前財務相は「年金や教育政策で有効な手を打たない与党を止めよう」と訴えた。

 世論調査機関インザが19日発表した支持率調査では「選択肢」が議席獲得に必要な5%に届いた。他の調査も4〜4.5%で推移。同党の支持者は極右と誤解されることを恐れ事前に支持を公言しない傾向も指摘され、実際の得票率はさらに上がる可能性もある。

 だが、仮に「選択肢」が保守与党の票を奪い議席を獲得した場合、メルケル首相は中道左派・社民党との保革大連立に走る公算が大きい。社民党は親欧州のため親ユーロ政権が生まれることになる。首相は「選択肢」との連立を否定、自由民主党との保守連立継続を目指すが、自民党の5%確保も微妙な情勢だ。

 欧州各国では、選挙結果がドイツの欧州政策を大きく左右することはないとの見方が大勢だ。仏シンクタンク「ロベール・シューマン財団」のティエリー・ショパン研究部長は「どの組み合わせでも財政規律厳守路線を堅持する」と分析。債務危機のギリシャへの支援策も「過大なリスクを負わないという共通認識が欧州にある」と指摘、選挙の影響は限定的と見る。英国際戦略研究所(IISS)報告書は「結果に関わらず、ドイツは欧州での指導力発揮に抑制的」と予測。メルケル政権の継続を有力視している。

6900名無しさん:2013/09/22(日) 20:37:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130922/erp13092218460002-n1.htm
与党優勢、メルケル氏続投有力 自民低迷で社民大連立も
2013.9.22 18:43
ドイツ総選挙の22日、ボンの投票所で夫人とともに投票する最大野党、社会民主党の首相候補シュタインブリュック氏(ロイター)
ドイツ総選挙の22日、ボンの投票所で夫人とともに投票する最大野党、社会民主党の首相候補シュタインブリュック氏(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ連邦議会(下院、基本定数598)の投票が22日行われた。アンゲラ・メルケル首相(59)の保守系与党、キリスト教民主・社会同盟が優勢で、メルケル氏の首相3選が有力視されるが、連立相手の自由民主党の低迷で現在の保守中道政権の行方は不透明だ。最大野党の中道左派、社会民主党との大連立政権が誕生する可能性も出ている。

 投票は22日午後6時(日本時間23日午前1時)に締め切られ、即日開票の結果、同日深夜(同23日早朝)にも大勢判明の見通し。

 同盟と自民党の連立与党に対し、中道左派政権を目指す社民党と90年連合・緑の党が挑む構図。世論調査では、同盟は2位の社民党を大幅リードするが、連立与党での過半数の議席獲得は微妙とされる。「ユーロ解体」を掲げる新党「ドイツのための選択肢」が5%以上を得票し、議席を獲得するかも注目されている。

 メルケル氏は失業率の低下や債務危機をかじ取りした実績を強調。社民党の首相候補、ペール・シュタインブリュック前財務相(66)は現政権下で貧富の格差が広がったと批判。「社会的公正」の実現を呼びかけた。

6901名無しさん:2013/09/22(日) 20:39:48
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20130921-00000330-fnn-int
ドイツ総選挙 メルケル首相3選確実な情勢も大きな問題残される

フジテレビ系(FNN) 9月21日(土)18時29分配信
ドイツで22日、連邦議会選挙が行われる。メルケル首相の3選が確実な情勢だが、支持の裏には、大きな問題も残されている。
メルケル首相は2期、8年間にわたってドイツを率いている。
最新の世論調査で、メルケル首相のキリスト教民主・社会同盟の支持率は40%だった。
その高い支持率の理由の1つが、「好調な経済」。
歴史的な建物が並ぶアイヒシュテットは、ヨーロッパ、そしてドイツの中でも、最も低い失業率で、各国から注目されている。
ドイツ南部、人口1万4,000人の街、アイヒシュテット。
8月の失業率は「1.4%」と、EU(ヨーロッパ連合)全体の失業率が11%にのぼっている中で、際立って低くなっている。
地元企業の社長は「ここ15年間、(販売数は)毎年10%以上伸びていて、雇用を増やすことができた」と話した。
アイヒシュテットの住民は、「ここには、働く場所がたくさんある」、「メルケル首相のおかげよ」などと話した。
しかし、好調な経済の裏では、非正規雇用の増加と賃金水準の抑制による「ワーキングプア」が問題になっている。
ベルリン市民は「最低賃金制度を実現させない限り、メルケル首相は成功とは言えない」と話した。
ベルリン市内で、息子と2人で暮らすスザンネ・ザローラさん。
この10年、フルタイムの仕事は見つからなかった。
最近見つけた介護関係の仕事も、仕事があるのは月に30時間で、およそ12万円の収入は、生活保護よりも少ないのが現状となっている。
ザローラさんは「息子に冬のコートや靴、もっと大事なものだって買えないのって思ったら、本当に憂うつだし、悲しい。(低賃金労働は)自分が社会から認められていないように思えてならない」と話した。
最低賃金制度のないドイツでは、ザローラさんのように低い賃金で生活する人は、700万人以上いるとみられ、その数は年々増加している。
今回の選挙で、最大野党の社会民主党は、最低賃金制の導入を訴えている。
メルケル首相のキリスト教民主・社会同盟は、第1党維持は確実な情勢であるものの、現在の連立相手の自由民主党の支持率が伸び悩み、最大野党・社会民主党と大連立を組むとの見方が高まっている。
ベルリン自由大学のゲーロ・ノイゲバウアー博士は「メルケル首相は、連立を組む相手が何を期待するかを考える。ユーロ問題でも、各国が自分に何を求めているかを考えて行動するだろう」と話した。
ドイツの総選挙は22日、投票が行われ、即日開票される。

6902名無しさん:2013/09/22(日) 20:42:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130921/erp13092120460005-n1.htm
元スルコフ露副首相、要職返り咲き 保守派抑える狙いか
2013.9.21 20:40
ロシアのウラジスラフ・スルコフ元副首相(AP=共同)
ロシアのウラジスラフ・スルコフ元副首相(AP=共同)
 【モスクワ=佐々木正明】ロシア大統領府は20日、プーチン大統領の側近で5月に副首相を辞任していたウラジスラフ・スルコフ氏を大統領補佐官に任命すると発表した。担当は5年前のグルジア紛争後、グルジアからの独立を宣言した南オセチアとアブハジア自治共和国の関連政策と発表されたが、クレムリンに近い筋は、欧州連合(EU)に接近するウクライナも担当すると指摘。要職への復帰は、政権で勢力を増す保守派を抑えるためのプーチン氏自身の判断との声も出ている。

 スルコフ氏は2000年にプーチン氏が大統領に就任して以来、要職に重用され、国家戦略を練る中心人物としてプーチン体制を支えてきた。5月の辞任の背景には政権運営をめぐり、リベラル派を擁護してきたスルコフ氏と保守派の対立があったとされる。

 しかし、スルコフ氏はその後も大統領への忠誠を示し続け、7月には露誌に「プーチン氏は現世に現れた救済者」などと述べていた。政権幹部への再登用は、今秋の人事刷新の中で浮上。ゴリコワ大統領補佐官が会計検査院院長に転任するのに伴い後任に指名され、南オセチアなどの業務を引き継ぐと公表された。

 ロシアが旧ソ連圏の再統合を目指す中、ウクライナはEUとの自由貿易協定(FTA)締結を模索しており、専門家は実力者のスルコフ氏が困難な対ウクライナ政策も担うと分析。一方で、スルコフ氏の復帰は保守派が幅を効かせているロシアの外交政策をめぐっても、影響を及ぼす可能性があるという。

6903旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/09/23(月) 01:10:24
FDPがついに結党以来初めて5%を割り込み議席を失う情勢。与党はCDU/CSUだけで過半数に届くかは微妙で大連立へ。
AfD(反ユーロ新党)が健闘し議席獲得の可能性もわずかにあったり。こりゃえらいこっちゃ。

ドイツ連邦議会総選挙 出口調査  
     ZDF   ARD
 CDU 42.5(302) 42.0(297)
 SPD 26.5(189) 26.0(184)   
 FDP  4.5( 0)  4.7( 0) 
 B90/GR  8.0( 54)  8.0( 54)
 LINKES  8.5( 57)  8.5( 57)
 AfD  4.8( 0)  4.9( 0)

しかし,ドイツの開票速報を見ていて思うのはとてもシンプルだということ。
悪くいえば無機質とでも言おうか。
誰が当選したかよりも,各党の得票率だけを延々と流す。まぁ,並立制だし。

6904旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/09/23(月) 04:10:20
ZDF21:00
FDPは無理だろうが,AfDは分からんな。最後までもつれるかもなぁ。

 CDU 42.3(303)
 SPD 25.6(183)   
 FDP  4.5( 0) 
 B90/GR  8.1( 58)
 LINKES  8.7( 62)
 AfD  4.9( 0)

6905名無しさん:2013/09/23(月) 11:27:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130923/erp13092310320003-n1.htm
メルケル与党が大勝 3選確実
2013.9.23 10:30
ドイツ連邦議会選挙の結果を受けて支持者にあいさつするメルケル首相=22日、ベルリン(AP)
ドイツ連邦議会選挙の結果を受けて支持者にあいさつするメルケル首相=22日、ベルリン(AP)
 【ベルリン=宮下日出男】22日に投票が行われたドイツ連邦議会(下院、基本定数598)選挙は即日開票され、選挙管理委員会の暫定集計によると、アンゲラ・メルケル首相(59)の保守系与党、キリスト教民主・社会同盟が得票率42・5%で大勝し、メルケル首相の首相3選が確実となった。

 23日午前0時20分(日本時間同日午前7時20分)時点の集計では、最大野党の中道左派、社会民主党が25・6%、社民党と中道左派政権樹立を目指した90年連合・緑の党が8・3%。左派党が8%。同盟の連立相手の自由民主党は4・8%で、議席獲得に必要な5%以上の得票に届くかは微妙だ。

 メルケル氏は22日夜、「次の4年もドイツが成功するように全力を尽くす」と表明。自民党と過半数の議席を獲得できない場合は社民党との大連立政権樹立を目指すとみられる。社民党首相候補のシュタインブリュック前財務相は「メルケル氏が多数派を形成すべきだ」と述べた。

 「ユーロ解体」を掲げる新党「ドイツのための選択肢」は4・6%にとどまっている。

6906名無しさん:2013/09/23(月) 11:28:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130922/erp13092222190003-n1.htm
内向き争点でも欧州各国は注視 経済影響大きく
2013.9.22 22:12
ドイツ連邦議会選の投票日を迎えた22日にボンで票を投じた社会民主党のシュタインブリュック首相候補(左)と、ベルリンで投票するメルケル首相(ロイター)
ドイツ連邦議会選の投票日を迎えた22日にボンで票を投じた社会民主党のシュタインブリュック首相候補(左)と、ベルリンで投票するメルケル首相(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ連邦議会(下院)選挙が22日行われた。債務危機対応を通じ、その圧倒的な経済力で欧州での影響力を高めた同国の選挙を欧州各国も高い関心を持ってみつめた。

 選挙戦では、最低賃金導入の是非や家族政策などの論争に比重が置かれ、欧州政策に関する議論はほとんど目立たなかった。しかし、債務危機対応を主導したドイツの行方は欧州諸国にも大きく影響する。スペイン主要紙パイスは総選挙について「ドイツ国内よりも国外の関心を引く。欧州に重要な選挙だ」と指摘した。

 スペインやギリシャなど危機に陥った南欧では財政健全化や構造改革を進める一方、国民生活が疲弊し、高い失業率が社会問題になっている。ギリシャ主要紙カティメリニが報じた世論調査では、財政規律を重視した対応策を進めるメルケル独首相の続投がギリシャによい影響を与えるとの回答者は1割にとどまった。

 パイスは「方針転換はないだろうが、重点を移すことはあるかもしれない」として、総選挙後に緊縮重視の姿勢が緩和されることへの期待も示した。

 一方、フランスでは保守系紙フィガロが仏国民の53%がメルケル氏続投を支持しているとの世論調査結果を伝えた。危機対応ではドイツの陰に隠れがちだったフランスも現在、構造改革などに取り組んでおり、同紙はメルケル氏続投で「仏政府も後に引けなくなる」との見方を示した。

 メルケル氏は選挙前日の21日、首都ベルリンで開かれた保守系与党、キリスト教民主・社会同盟の選挙集会で「今後4年もドイツに尽くすため、強い信任を与えてほしい」と強調。対抗馬の社会民主党首相候補、シュタインブリュック前財務相は22日午前、西部ボンで投票後、選挙戦に手応えを感じているとし、「それが選挙結果に出ることを望む」と語った。

6907名無しさん:2013/09/23(月) 11:30:58
http://mainichi.jp/select/news/20130923k0000m030087000c.html

ドイツ総選挙:メルケル首相3選へ…「同盟」第1党維持

毎日新聞 2013年09月23日 01時19分(最終更新 09月23日 07時19分)



ドイツ総選挙を前に、与党・キリスト教民主・社会同盟の選挙集会で演説するメルケル首相=ベルリンで2013年9月21日、宮川裕章撮影
ドイツ総選挙を前に、与党・キリスト教民主・社会同盟の選挙集会で演説するメルケル首相=ベルリンで2013年9月21日、宮川裕章撮影

拡大写真

 【ベルリン篠田航一、宮川裕章】ドイツ連邦議会(下院、基本定数598、任期4年)の総選挙が22日、投開票された。独公共放送ARDが同日午後6時(日本時間23日午前1時)に発表した得票率予測によると、アンゲラ・メルケル首相(59)=2期目=率いる中道右派のキリスト教民主・社会同盟(同盟)が第1党を維持し、首相3選の公算が大きくなった。

 ただ、現在の連立相手の自由民主党と合わせて議席の過半数を確保できるかは最終集計まで微妙な状況で、仮に保守連立の枠組みを継続できない場合、首相は最大野党の中道左派・社会民主党との「保革大連立」も視野に、各党と連立交渉を始めるとみられる。

 出口調査に基づくARDの予測によると、得票率は同盟42.0%(前回2009年は33.8%)、自由民主党4.7%(同14.6%)、社会民主党26.0%(同23.0%)、緑の党8.0%(同10.7%)、左派党8.5%(同11.9%)だった。

 欧州債務危機を受け、ドイツのユーロ圏脱退を訴えた新党「ドイツのための選択肢」は4.9%で、議席獲得に必要な得票率5%確保はなお不透明な状況となっている。

 自民党の議席獲得も最終集計まで微妙な情勢だ。

6908チバQ:2013/09/23(月) 11:41:55
http://mainichi.jp/select/news/20130923ddm007030073000c.html

ケニア:商業施設で乱射 死者59人 ソマリア過激派、犯行声明

毎日新聞 2013年09月23日 東京朝刊


 【ヨハネスブルク服部正法】21日にケニアの首都ナイロビの商業施設で起きた銃乱射事件で、隣国ソマリアのイスラム過激派アルシャバブが同日夜、犯行声明を出し、さらなるケニア国内でのテロ攻撃も示唆した。ケニア政府によると死者数は59人、負傷者数は175人。国際テロ組織アルカイダの犯行とされる在ナイロビ米大使館爆破事件(1998年8月)以降、最悪のテロ事件となった。

 負傷者は300人以上との情報もある。

 21日正午ごろ、10〜15人とみられる男らがナイロビ中心部にある商業施設「ウエストゲート・モール」に侵入。銃を乱射し手投げ弾を爆発させた。22日午前現在、襲撃グループは人質を取りモール内に立てこもっている。人質の人数は不明。

 女性目撃者の一人は毎日新聞の取材に「襲撃者は、標的は非イスラム教徒と話していた」と語った。襲撃者についてソマリ人がいたと報じられるが、2階で店を営むアブドル・アジズさんは毎日新聞の取材に、襲撃者の一人が「アラブ人に見えた」と語った。その男は黒い布で顔を覆っていたが、その後、布を取って避難する人々の中に紛れ込んだという。

 モールは在住外国人や地元富裕層に人気のあるナイロビ屈指の高級商業施設。ロイター通信によると、フランス人2人、外交官1人を含むカナダ人2人が犠牲となった。在ナイロビの日本大使館によると、日本人の被害情報はない。

 アルシャバブは国際テロ組織アルカイダとの統合を宣言した過激派。ソマリア中・南部を制圧したが、2011年10月のケニアの軍事介入などで都市部から放逐され、弱体化が指摘される一方、ソマリア国境に近いケニア北東部などではアルシャバブの犯行とみられるテロ事件が頻発している。事件後、アルシャバブはツイッターで「これまで我々の土地でケニアと戦ってきたが、今や戦場は彼らの土地に移った」などと述べ、今後の攻撃も示唆した。

6909旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/09/23(月) 12:28:45
これで最終かな?
超過議席32も加えて定数は630。与党は過半数に届かず,と。
FDPは議席を失い,AfDも議席獲得はならず。二大政党に回帰し,中小政党は厳しい結果に。

 CDU 41.5 +7.7(303 +64)
 SPD 25.7 +2.7(183 +37)   
 FDP  4.8 -9.8( 0 -93) 
 B90/GR  8.4 -2.3( 58 -10)
 LINKES  8.6 -3.3( 62 -14)
 AfD  4.7 +4.7( 0)
 PIRATEN 2.2 +0.2( 0)
 Sonstige 4.1 +0.1( 0)

6910旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/09/23(月) 12:31:11
議席数間違えた。
 CDU 41.5 +7.7(311 +72)
 SPD 25.7 +2.7(192 +46)   
 FDP  4.8 -9.8( 0 -93) 
 B90/GR  8.4 -2.3( 63 -05)
 LINKES  8.6 -3.3( 64 -12)
 AfD  4.7 +4.7( 0)
 PIRATEN 2.2 +0.2( 0)
 Sonstige 4.1 +0.1( 0)

6911チバQ:2013/09/23(月) 12:32:08
http://www.afpbb.com/article/politics/2969852/11395470
ドイツ総選挙で保守与党が大勝 メルケル首相、歴史的3選へ
2013年09月23日 11:20 発信地:ベルリン/ドイツ

【9月23日 AFP】ドイツ連邦議会(下院)選挙は22日に投開票が行われ、アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相(59)率いる保守与党のキリスト教民主同盟(Christian Democrats、CDU)が議席のほぼ半数を獲得して大勝し、メルケル首相の3期目続投が確実となった。

 欧州南部のユーロ圏国を見舞った財政赤字危機を無傷で切り抜けてドイツの欧州経済トップの座を維持し、「世界で最も強大な権力を持つ女性」と呼ばれるメルケル首相の手腕に、有権者が報いた形となった。

 暫定公式結果によるとCDUの得票率は41.5%で、単独での過半数確保には数議席及ばなかった。メルケル首相は今後、最大野党の社会民主党(Social Democrats、SPD)との「大連立」に動くとみられる。

 一方、CDUと連立を組む企業寄り政党で、内部の権力闘争にさいなまれていた自由民主党(Free Democrats、FDP)は、第2次世界大戦(World War II)後に結成されてから初めて議会での議席がゼロとなった。

 最終的な投票率は73%で、前回2009年の選挙から2%上がった。

 メルケル首相が2017年までの次期任期を務めあげれば、英国のマーガレット・サッチャー(Margaret Thatcher)元首相の11年を抜いて欧州で最も長期にわたり首脳の座についた女性となる。
 
 欧州経済危機に緊縮政策で臨んだメルケル首相とは対照的に、SPDは債務国の負債返済に寛大さと忍耐をもって接するよう主張している。だが識者らは、メルケル首相のCDUと中道左派のSPDが連立を組んでも、債務国への救済融資は厳しい経済改革との引き換えが条件とする首相の根本的な政策を変えるには至らないとみている。(c)AFP/Deborah COLE

6912旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/09/23(月) 13:00:15
ここはFDPが何とか,やっとかっと議席維持。

州議選でもCDU第一党維持=FDPは大幅後退−ドイツ・ヘッセン
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013092300115
 【ベルリン時事】ドイツ西部のヘッセン州で22日、州議会選挙が行われ、メルケル首相のキリスト教民主同盟(CDU)が第1党を維持した。国政と同様に中道右派連立政権を組んでいた自由民主党(FDP)が大幅に議席を減らしたため、両党で過半数を確保できず、次期政権の枠組みは不透明となっている。(2013/09/23-11:44)

6913チバQ:2013/09/23(月) 20:52:10
http://mainichi.jp/select/news/20130924k0000m030032000c.html

ドイツ:メルケル氏 首相3選確実に 「大連立」打診へ 

毎日新聞 2013年09月23日 20時20分(最終更新 09月23日 20時38分)



会見で笑顔を見せるメルケル独首相=2013年9月23日、ロイター
会見で笑顔を見せるメルケル独首相=2013年9月23日、ロイター

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 【ベルリン篠田航一、宮川裕章】22日投開票のドイツ連邦議会(下院、任期4年)の総選挙は即日開票の結果、アンゲラ・メルケル首相(59)率いる中道右派のキリスト教民主・社会同盟(同盟)が第1党を維持し、首相3選を確実にした。だが、連立相手の自由民主党は議席獲得に必要な得票率5%に届かず議席を失い、保守連立与党で過半数に届かなかった。首相は今後、最大野党の中道左派・社会民主党に4年ぶりの「保革大連立」を打診するとみられるが、政策のすり合わせや閣僚ポストを巡り、交渉が難航する可能性もある。

 選管の暫定集計結果によると、得票率は同盟41.5%(前回2009年は33.8%)、自由民主党4.8%(同14.6%)、社会民主党25.7%(同23.0%)、緑の党8.4%(同10.7%)、左派党8.6%(同11.9%)。欧州債務危機を受け、ドイツのユーロ圏脱退を訴えた新党「ドイツのための選択肢」は4.7%で、議席獲得はならなかった。投票率は71.5%(同70.8%)で、戦後最低だった前回をやや上回った。

 メルケル首相は22日夜、「素晴らしい結果だ。次の4年間もドイツのために全力で取り組む」と勝利宣言した。今回は得票率5%に届かない政党の「死票」が多かったため、同盟が相対的に議席を伸ばし、半数近くに迫った。連邦議会に議席を持つのは4会派のみとなり、内訳は同盟311、社民党192、左派党64、緑の党63。

 社民党は法定最低賃金導入や富裕層への課税強化など低所得者層に配慮した格差是正策を主張しており、同盟との政策の違いは大きい。05〜09年の第1次メルケル政権では、同盟と大連立を組んだため、政権内で独自色を出せずに存在感を失い、09年総選挙で戦後最低得票率という惨敗を喫した苦い経験がある。党内からは「大連立は自動的に決まるものではない」(ナーレス幹事長)とけん制する発言も出ている。

 同盟以外の3党でも数字上は過半数を占めることができるが、旧東独の社会主義政党の流れをくむ左派党とは他党が連立を強く否定しており、左派連立政権の実現の見込みは低い。

 基本法(憲法)は総選挙から1カ月以内に新議会を招集すると定めており、10月中旬まで連立交渉が続く可能性がある。

6914旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/09/23(月) 21:53:19
市場重視掲げた独の自民党、議席確保できず
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130923-OYT1T00627.htm?from=main4
 【ベルリン=工藤武人】ドイツ総選挙では、メルケル政権与党の一角、自由民主党(FDP)が西独時代も含め、第2次大戦後初めて、連邦議会の議席を確保できなかった。
 市場重視を掲げた自民党は、世界金融危機や欧州危機に対処するため社会的公正に傾くドイツ政治の中で、存在感を失っていた。
 ワイマール共和国時代の自由主義政党が源流の自民党は、1948年結党。キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と社会民主党(SPD)という2大「国民政党」が首相ポストを競う中、小政党ながら連立形成のカギを握る存在であり続けた。東西独統一の功労者の一人、ゲンシャー元外相など、有能な政治家を輩出した。
 今回、得票率4・8%に沈んだのは、市場重視の姿勢が「弱者に冷たい党」として嫌われたことが最大の要因だが、前回選挙(2009年)での減税公約を実現できなかったことへの失望や、党内の混乱が続いたことも大きい。また、支持基盤の一部には、欧州債務国への支援に反対する勢力があり、今回、4・7%を獲得した反ユーロ政党「ドイツのための選択肢」に多くの票が流れた。
(2013年9月23日21時05分 読売新聞)

6915旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/09/24(火) 21:59:22
(23)ドイツ総選挙終了――ネットの自由をうたった海賊党、力及ばず
http://www.yomiuri.co.jp/net/report/20130924-OYT8T00439.htm
 22日のドイツ連邦議会(下院)選挙で、保守系与党キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が得票率41.5%で大勝した。これでメルケル首相の続投(3期目)が確実となった。
 インターネットの自由と著作権法改革を訴えて、若者層を中心に支持を伸ばしてきたドイツ海賊党の得票率は2.2%。「5%のハードル」に阻まれて、初の国会議員を出すという夢をかなえないままに終わった。
 ドイツの下院選挙では、比例代表で5%以上の票を得た政党か、小選挙区で3人以上の当選者を出した政党にしか議席は認められない。海賊党はこの5%の壁を越えることができなかった。
 「ネットで政治を変える」ことを目指した運動はどうなってゆくのだろう?
スウェーデンの「海賊局」が生みの親
 世界各国で活動する政党「海賊党」の発端を作った国はスウェーデンだ。
 2003年、情報・文化・知的所有物を無料で共有することを掲げた組織「海賊局」(Piratbyran=Bureau of Piracy)が有志によって結成された。ここでの「海賊」とは海上で略奪行為を行う武装集団のことではない。「海賊版」という表現があるが、文化的コンテンツを、著作権を保持しない者が無断で発売・流通する行為を指す。
 海賊局の結成は、スウェーデンの映画やコンピューター・ゲームの制作者で構成されるロビー団体「反海賊局」(あるいは反著作権違反局)に対抗した動きだった。
 スウェーデンのITエンジニア、リック・ファルクビンゲ氏は海賊局が政治組織を持っていないことに気づき、ファイル共有、著作権、特許権問題を扱う政党の発足を思いついた。2005年12月末、「海賊党」という名称が入ったウェブサイトを立ち上げ、翌年から党員の募集を開始した。
ドイツでも結党
 ほぼ同時期にオーストリア(2006年1月)、ドイツ(同年9月)でも同様の政治目的を掲げた政党が発足した。これまでに20か国以上で創設されており、各国の海賊党を傘下に置く海賊党インターナショナルも結成されている。
 なかでも大きな成功を収めたと言われたのがドイツの海賊党だ。連邦議会ではまだ議席を獲得していないものの、地方議会では45議席を持つ。
「直接民主制」「情報公開」「プライバシー保護」「著作権法改革」を活動の主眼にしたドイツ海賊党は、子供の頃からインターネットに親しんできた20〜30歳代の若者を中心に党員数を増やしてきた。2006年の発足から3年で党員は1万人に増え、現在までに3万人強となっている。年会費は48ユーロ(約6400円)だ。
集会での「議論」の様子(今年5月、ドイツ海賊党撮影)
 党の「直接民主制」は、たとえばこんな風に進む。党員がネットで政策提案を送ると、これに対してほかの党員がさまざまな意見を出す。議論の過程はネットで公開され、一定数以上の支持があれば、党の政策となってゆく。毎週の戦略会議や党大会の様子はネット中継される。党幹部は特別な存在ではなく、党首が採決に投じる1票はほかの党員の1票と同様に扱われる。
 通常の政党政治を「密室政治」「不透明」と捉える人々に海賊党は強いアピール力を持った。ドイツの小説家ユリ・ツェー氏は海賊党を「新しい、リベラルな社会民主政党」と評した(英ガーディアン紙、12年5月18日)。

6916旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/09/24(火) 21:59:39
熱が減速へ
 ところが、昨年から今年にかけて人気は次第にかげりを見せた。
 昨年4月、ベルリン市議のマルティン・デリウス氏が、海賊党は1930年代のナチスのように急激に成長していると発言(後、ブログ上で謝罪)。ドイツではホロコーストを引き起こしたナチス時代の反省から、ナチス賛美につながる言動を刑法で禁じている。ほかにもナチドイツによるポーランドの侵入に理解を示す党員の発言が報じられ、海賊党の中に注意を要する極右派が存在するという認識を植え付けた。
 ベルント・シュレマー党首など中心メンバーをこき下ろすようなコメントもツイッター上で飛び交った。政治の透明性を実現しようとする海賊党だが、党内の議論がネットで公開される一方で、党員同士の足の引っ張り合いも白日の下にさらされることになった。
 ネットの自由、プライバシー保護、「ベーシック・インカム」(基本収入=結婚歴、職業的地位、職歴、勤労の意思を問わず、生計をまかなえる金額)の支給制度を公約として掲げたが、「経済、外交政策が弱い」「具体的な提言が不十分」などの批判を受けた。
 また、最近までは議員立候補者個人よりも党をアピールする戦略をとったことから、「顔が見えにくい」という批判も。「詳しくはネットで」という説明に、「ネットにつながらない人には分かりにくい」という声も出た。
 今年6月上旬、元米中央情報局(CIA)職員、エドワード・スノーデン氏が米英の諜報ちょうほう機関による巨大な情報収集の実態を暴露した。プライバシー侵害も含めてさまざまな問題を提起する国際的なスクープだった。これを絶好の機会として、海賊党はさらに支持を伸ばせるはずであったが、国家権力による監視に抗議するデモを各地で行ったものの、実行可能な代案が出せないままに終わった。
 ベルリン自由大学の政治学者、カルステン・コシュミーダー氏は、国家による監視問題は「選挙の争点になりにくい」という(米サイトZDNet、9月19日付)。「誰かが自分の郵便受けから郵便物を取り出し、米諜報機関が開けて内容を読んだというなら話が別だが」、ネット上の監視の結果が実感として分かりにくいからだ。
 下院選挙の投票日間近のある日、メルケル首相ら数人がドイツ東部ドレスデンの市民の前で選挙演説を行っていたところ、小型無人機が空中を旋回した。警備員が存在を察知し、無人機の操作をしていた人物を拘束。操り手をなくした無人機はメルケル首相らの演台めがけて、ふらふらと下降し、演台に衝突して動かなくなった。下降から停止までを首相は笑みを浮かべて眺めていた。
 海賊党が仕組んだ政治行為だったが、今思えば、党の人気下落を象徴するような出来事でもあった。
 それでも、海賊党は消えてしまったわけではない。「インターネットが基盤となった社会に新たな政治の流れを作る」ことを目標として五十数人で始まった政党が、通常の政治には無関心の若者をひきつけて3万人を抱えるまでになったこと自体が大きな功績だろう。今回の失望後に、いかに継続して党員を増やし、実効的な政策を打ち立てられるか。まだまだ勝負は決まっていない。

6917チバQ:2013/09/24(火) 23:16:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130924/erp13092409130000-n1.htm
【ドイツ総選挙】
議席「0」自民党衝撃 得票率5%届かず
2013.9.24 09:12
 【ベルリン=宮下日出男】キリスト教民主・社会同盟の連立相手である自由民主党が1948年の結党以来、初めて連邦議会選挙で議席を失った。戦後のドイツ政治でキャスチングボートを握り、影響力を発揮してきた伝統の党だけに衝撃が広がっている。

 副首相を務めるレスラー党首は22日夜、「政治的責任はとる」と述べた。党幹部からは結果について「最悪だ」「党の終わりではない」などとの声も上がった。

 自由主義を基調とする中道リベラルの自民党は旧西独時代、一時期を除き常に同盟か社会民主党と連立政権を担った。同党のゲンシャー氏はシュミット(社民党)、コール(同盟)両政権で18年にわたり外相を務め、東西ドイツ統一でも重要な役割を果たした。

 2009年の総選挙では過去最高の得票で11年ぶりの政権復帰を果たしたが、献金問題で支持率が急落。党内対立のほか最近は同盟との関係もぎくしゃくし、党勢回復を果たせなかった。

6918チバQ:2013/09/24(火) 23:17:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130923/erp13092323350009-n1.htm
初の黒人議員誕生へ 連邦議会
2013.9.23 23:34
セネガル出身で社会民主党のカランバ・ディアビ氏(AP)
セネガル出身で社会民主党のカランバ・ディアビ氏(AP)
 22日投開票のドイツ連邦議会(下院)選挙では、ドイツ国政史上初めて黒人議員が誕生することが決まった。地元メディアなどが報じた。

 初当選したのは、セネガル出身で社会民主党のカランバ・ディアビ氏(51)と、セネガル系のキリスト教民主・社会同盟のチャールズ・フベル氏(56)の2人。フベル氏は刑事ドラマなどの俳優として知名度がある。

 ディアビ氏はフランス公共ラジオの取材に対し「外国出身者にも活躍の機会を広げることに貢献できればいい」と語った。(共同)

6919チバQ:2013/09/24(火) 23:18:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130923/erp13092321400007-n1.htm
【ドイツ総選挙】
対日冷え込み、対中配慮顕著 「欧州の盟主」どこ向かう
2013.9.23 23:01 (1/2ページ)[欧州]
23日、ドイツ連邦議会選挙での勝利から一夜明け、笑顔で記者会見するメルケル首相=ベルリン(ロイター)
23日、ドイツ連邦議会選挙での勝利から一夜明け、笑顔で記者会見するメルケル首相=ベルリン(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ総選挙でメルケル首相圧勝を導いたのは、債務危機でも堅調な経済を保ち、「欧州の盟主」といわれるまでドイツの影響力を高めた実績だ。だが、その影響力と裏腹に近年は内向き傾向も目立ち、欧米の批判も招いた。アジアでは対日関係が冷え込み、経済関係を強化する中国重視が鮮明だ。ドイツはどこに向かうのか、「ビジョン」は示されていない。

 「すごい結果だ」。22日夜、支持者の前に現れたメルケル氏は満面の笑みを見せた。独紙ビルトは選挙結果について「過去最強のメルケル」と報じ、他のメディアも「国民の満足感」の表れなどと伝えた。

 指導者として注目されるメルケル氏の「強み」は現実的対応や調整力。福島第1原発事故後の「脱原発」への転換はその“柔軟性”を示す決断で国民の評価も高いが、ドイツには厳しい視線も向けられている。

 債務危機では自国の負担増となる対策への消極姿勢に疑問が呈され、リビア軍事介入の国連安保理決議案の採決での棄権を欧米が批判した。シンクタンク・欧州外交評議会のウルリケ・ゲロー氏は「国益か中立を求める」姿勢が「スイスの大国版」のようだとみる。

 対日関係ではメルケル氏は2008年を最後に訪日していない。日本での頻繁な首相交代が背景にあり、安倍晋三政権が安定すれば好転する可能性はある。ただ、「民主主義」など価値観は共有しても、原発、財政政策で異なる日本とどこまで緊密な連携を図れるか不明だ。

 アジア外交ではむしろ、中国への配慮が顕著だ。メルケル氏は「人権批判」を控え、中国製太陽光パネルの不当廉売問題では欧州連合(EU)の制裁関税に最も強く反対し、経済的利益を優先させている。メルケル氏のかじ取りにはコール元首相も「羅針盤がない」と批判したことがある。

6920チバQ:2013/09/24(火) 23:25:12
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013092400080
大統領選決選投票を無期限延期=モルディブ最高裁、不正疑惑で




 【ムンバイ時事】モルディブ最高裁判所は23日、大統領選挙で不正が行われた疑いがあるとして、28日に予定されていた決選投票の無期限延期を命じた。
 7日の投票で敗退した実業家ガシム・イブラヒム氏が選挙での不正を訴え、選挙の無効化と決選投票の差し止めを求めていた。
 最高裁は「選挙管理委員会と全ての関係組織に対し、差し止め訴訟の判決まで決選投票の延期を命じる」と述べた。(2013/09/24-06:59)

6921チバQ:2013/09/24(火) 23:29:02
http://mainichi.jp/select/news/20130924ddm002030073000c.html

ドイツ:大連立協議 「強きメルケル」の悩み 南欧支援、緊縮策維持か転換か

毎日新聞 2013年09月24日 東京朝刊


 【ロンドン坂井隆之】22日投開票されたドイツ総選挙で、メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(同盟)が第1党を維持し、首相続投がほぼ確実となった。金融市場では、財政難のギリシャなど南欧諸国への資金支援に対するドイツの姿勢が軟化するとの期待感がある。一方で安易な他国救済にはドイツ国民の反発も強く、首相は引き続き難しい選択を迫られそうだ。

 「我々は責任を持って、注意深く取り組んでいく」。首相は22日夜、支持者を前にいつもの手堅いフレーズを繰り返した。2009年秋に始まった欧州債務危機は、欧州中央銀行(ECB)による金融安定化策などで沈静化しているが、ギリシャやスペインでは財政赤字や銀行の不良債権問題を抱え、失業率がなお25%を超える状況が続いている。

 このためユーロ圏諸国は、抜本的な金融安定化策としてユーロ圏の金融安全網である欧州安定メカニズム(ESM)を通じた域内の経営不振銀行への資本注入や、銀行の監督から破綻処理まで一元化する「銀行同盟」の構築を目指している。だがメルケル首相は「ギリシャに改革への意思がないなら、ギリシャ国民には一セントも渡らない」と南欧諸国に厳格な財政規律を求めてきた。

 それだけに「選挙への配慮がなくなれば、ドイツの姿勢は変化するのでは」(英大手銀行)との見方もある。特にユーロ圏諸国で共同で債券を発行するユーロ共同債構想に理解を示す社会民主党が政権に入れば、統合論議が進展するとの期待は強い。

 だが同盟が第1党を維持した背景には、首相の緊縮策が支持を得たとの現実がある。英シンクタンクのキャピタル・エコノミクスのマッキューン上席エコノミストは「世論が南欧支援に厳格な姿勢を求める以上、社民党と連立を組んでも姿勢は変わらないだろう」と指摘。こうした見方もあり、23日の欧州各国の金融市場では、株価がほぼ前週末終値近辺で推移し、ユーロは対ドルで下落した。

 欧州政策の試金石となるのはギリシャ追加支援問題だ。ユーロ圏諸国などによる総額2400億ユーロ(約32兆2000億円)の支援は14年末で終了するが、自力資金調達のめどは立っておらず、3度目の支援の必要性も指摘される。ドイツが強硬姿勢を崩さず論議が難航すれば信用不安が再燃しかねず、欧州は今後の首相の姿勢を注視している。

 ◇ギリシャ、態度軟化に期待感

【ローマ福島良典】ギリシャではメルケル首相の勝利を受け、自国支援への影響に関心が集まっている。追加支援に積極的な社会民主党との大連立の公算が大きくなったことで、緊縮策押し付けの緩和を期待する楽観的な見方も出ている。

 23日付ギリシャ紙は「『緊縮策の女王』の勝利で欧州はメルケル・ランドになる」(タネア紙)とメルケル首相の影響力拡大を予測、「第二次大戦後、最強の独首相」(同)になったと分析した。カティメリニ紙は「ギリシャに改革圧力維持」と伝えている。一方で「ギリシャ追加支援に前向きな社民党との大連立になれば、首相は態度を軟化させるのではないか」(地元記者)との期待もある。

 ギリシャでは、メルケル首相は自国につらい緊縮策を押し付けてきた「張本人」と受け止められており、独総選挙直前の世論調査では回答者の47%が「メルケル氏の続投はギリシャにとって良くない」と答えていた。

6922チバQ:2013/09/24(火) 23:31:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130923-00000080-jij-m_est

同胞団の活動禁止=解散訴訟判決、さらに混乱も―エジプト

時事通信 9月23日(月)21時2分配信



 【カイロ時事】エジプト・カイロの裁判所は23日、事実上のクーデターで発足した暫定政権への抵抗を続けるイスラム組織ムスリム同胞団の解散を求める訴訟の審理を行い、同胞団の国内での活動を全面的に禁止する判決を下した。ただ、同胞団が司法判断に従う可能性は低く、反発を強めて情勢が一層混乱する事態が懸念される。地元紙アルアハラム(電子版)によると、同胞団筋は上訴する方針を示した。
 エジプトでは軍が7月3日にモルシ前大統領を解任して以降、モルシ氏支持派と治安部隊、反モルシ派市民の衝突で1000人以上が死亡。暫定政権を支持する原告の国民進歩統一党(左派)は「同胞団がテロや暴力行為を起こした」と主張し、組織の解散や資産凍結を求めていた。
 国営テレビによると、判決は同胞団の活動を禁止し、資産を凍結する決定を下した。解散については「裁判所には判断する権限がない」と指摘するにとどめた。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130924-00000533-san-m_est

エジプトで「ロバ命名事件」 シーシー氏人気過熱の“被害者”

産経新聞 9月24日(火)13時0分配信



 エジプト南部ケナ県で先日、飼っているロバに、7月のクーデターを主導した第1副首相兼国防相と同じ「シーシー」と名付けた男性が逮捕された。エジプトをはじめとするアラブ世界でロバは、愚鈍なものの代表格とされているから、男性の行為はシーシー氏や軍への侮辱と判断されたようだ。

 イスラム原理主義組織ムスリム同胞団出身のモルシー前大統領が放逐されたクーデター以降、シーシー氏の人気はすさまじく、次期大統領に推す声は強い。街では同氏のポスターを張った商店や車を多く見かける。

 今回のロバ命名事件の男性にシーシー氏への反発があったのかどうかは分からないが、逮捕はどう考えても行き過ぎだ。過熱したシーシー氏人気の“被害者”といえるだろう。

 ただ、こういう事例は決して珍しくはない。ムバラク政権が崩壊した2011年の政変後、同胞団が勢いをつけたときは「にわか団員」が急増し、イスラム教を侮辱したとして逮捕者がたくさん出た。

 エジプト人は世の中の「空気」に敏感で熱しやすいところがあり、その時々の強者になびく人が多い。民衆のしたたかな処世術だともいえるが、それが、移ろいやすい世論にそっぽを向かれることを恐れる権力者を、強権行使に向かわせる一因ともなっているように思う。(大内清)

6923チバQ:2013/09/24(火) 23:32:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130924-00000086-san-m_est

エジプト 同胞団の活動、禁止 組織弱体化、抗議行動も困難

産経新聞 9月24日(火)7時55分配信



 【カイロ=大内清】エジプトの首都カイロの裁判所は23日、7月のクーデターで失脚したモルシー前大統領の出身母体であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団と、そのすべての関連団体の活動禁止を命じた。これにより、同胞団が支持拡大の手段としてきた貧困層への慈善活動や政治活動も不可能になるとみられ、すでに治安当局による大量逮捕で衰弱した組織がさらに弱体化するのは必至だ。

 この日の決定では活動禁止のほか、カイロにある本部ビルなどの資産差し押さえも命じられた。軍を後ろ盾とする暫定政権が検討しているとされる同胞団の非合法化に向けた地ならしとなる可能性もある。

 地元メディアによると裁判所は決定理由で、同胞団は「イスラム教を隠れみの」にして権力を握り、「国民の権利を侵害した」などとした。同胞団の法的地位をめぐっては同国の司法委員会が今月初め、裁判所に対し、解散を命じるよう勧告を出していた。

 決定に対し同胞団側からは強い反発が予想される。ただ、バディーア団長をはじめとする指導部の多くはすでに逮捕されるか地下に潜伏していて組織の動員力は大幅に低下しており、大規模デモなどによる抗議行動は困難とみられる。

 その半面、一部団員らによる暴走の恐れもある。中部ミニヤ県やカイロ近郊では最近、治安部隊と武装集団との間での銃撃戦も起きており、武装闘争激化への懸念は強い。

6924チバQ:2013/09/25(水) 23:33:55
http://mainichi.jp/select/news/20130925ddm007030080000c.html
ドイツ:連立、社民尻込み 埋没・大敗、トラウマ 世論は6割賛成
毎日新聞 2013年09月25日 東京朝刊

 【ベルリン篠田航一】22日投開票されたドイツ連邦議会(下院)総選挙は、メルケル首相率いる中道右派のキリスト教民主・社会同盟(同盟)が第1党を維持したが、連立相手の自由民主党が議席を失ったため、焦点は同盟の新たな連立相手に移っている。同盟はまず中道左派・社会民主党との「保革大連立」を目指すが、交渉の難航も予想される。

 社民党は2005〜09年に同盟と大連立を組んだが存在感を出せずにその後の総選挙で大敗した経験がある。このため独紙によると「支持者の9割は大連立に反対」(クラフト副党首)。一方で世論調査では国民の6割以上が大連立に賛成しており、難しい選択を迫られている。

 ドイツでは大統領が新首相を提案し、下院の過半数の支持で承認される。2回の投票で誰も過半数を取れない場合、大統領は3回目の投票で最も得票の多い候補を首相に指名するか、議会を解散できる。このため、連立工作が失敗すれば「やり直し選挙」となる可能性もある。

 だが、デュッセルドルフ大学のウルリヒ・フォン・アレマン教授(政治学)は「連立交渉が失敗する可能性は低い。少数与党による政権運営、または再選挙は、有権者から『責任ある態度』とみなされない」と述べ、連立交渉で「ごねる」政党は不利になると指摘。社民党も緑の党も「再選挙になれば負ける」(ウェルト紙)との分析もある。メルケル首相も、少数与党になれば不信任案が可決され首相退陣を余儀なくされる事態が想定されるため、「安定政権を望む」と連立にこだわっている。

 再選挙になれば、今回議席を獲得できなかった反ユーロ新党「ドイツのための選択肢」に再びチャンスを与えることにもなる。

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6925チバQ:2013/09/25(水) 23:34:21
http://mainichi.jp/select/news/20130925ddm007030054000c.html
ケニア:商業施設でテロ攻撃 やまぬ銃声、武装集団が抵抗
毎日新聞 2013年09月25日 東京朝刊

 【ナイロビ服部正法】テロ襲撃事件が起きたナイロビの商業施設「ウエストゲート・モール」付近では24日朝も銃撃音が散発的に聞こえた。政府側は「商業施設を掌握した」と表明したが、なお抵抗が続いている模様だ。人質の相当数が死亡したとの情報もあり、死者数はこれまで伝えられた62人からさらに増える可能性もある。

 24日朝、モールから約300メートル離れた通りには軍による非常線が張られ、その先には入れなくなっていた。木々などに遮られ、施設の様子もわからない。非常線周辺には地元や各国のメディアが集結し、装甲車やトラックなどの軍車両が非常線をまたいで行き交う中、迷彩服の治安部隊が警戒に当たっていた。市民の姿は少なく、戦闘などに巻き込まれるのを恐れ、近寄らないようだ。

 地元女性記者によると、24日午前6時半(日本時間同日午後0時半)ごろ、モール方向から銃撃音が響いた。女性記者との会話中にも「ドーン」という大きな音が聞こえた。女性記者によると、23日夜以降、施設へ突入した兵士が死傷したり行方不明になったりしているとの情報もあり、「軍が完全掌握した状態とは到底言えない」と話した。別の地元男性記者は、医師などの情報を基に「モールの中に人質などの遺体が多数ある」と語った。

6926チバQ:2013/09/26(木) 00:23:14
http://mainichi.jp/select/news/20130926k0000m030116000c.html
ケニアテロ:過激派、国境越え勢力拡大
毎日新聞 2013年09月25日 23時52分

 【ナイロビ服部正法】ケニアの高級商業施設テロ襲撃事件で、犯行を認めた隣国ソマリアのイスラム過激派アルシャバブは「ケニア軍はソマリアから撤退すべきだ」と要求している。ケニアの軍事介入など国際的な包囲網の強化により、アルシャバブはソマリア国内で弱体化する一方、最近はケニアに流入し勢力を拡大していた。事件は、ケニアの地域社会に入り込んだアルシャバブの「力」が、報復目的で一気に噴き出したとも言えそうだ。

 ソマリアのイスラム原理主義勢力から分派し過激化したアルシャバブは、国際テロ組織アルカイダとの連携を強化。2008年ごろから攻勢を強め、一時はソマリア中・南部を制圧した。しかし、アフリカ連合(AU)平和維持部隊の強化やエチオピア、ケニアの軍事介入などで、昨年10月までに主要都市部から追い出された。

 一方、ケニアでは勢いを強めている。ソマリアとの国境に近いケニア北東部の主要都市ガリッサでは、アルシャバブの「暗殺標的リスト」に載ることを恐れ、住民は口をつぐみ疑心暗鬼が町中を覆っている。ガリッサとその周辺ではキリスト教会や飲食店などへのテロ攻撃も相次ぎ、地元紙によると5月段階で犠牲者が100人を超えていた。

 アルシャバブは、ソマリアから安価な砂糖を大量にケニアに密輸する手法で資金を稼いでいるとみられる。ガリッサ周辺では、密輸に関与したとして治安当局者が摘発される例もあり、アルシャバブの影響力が公務員を含めた地域社会に浸透しているようだ。

 アルジェリアを追われたイスラム原理主義組織が隣国マリを勢力拠点にし、やがて過激派となってマリ北部を制圧した例があるように、新たな移動先で過激派が生き延びるケースもある。

 アフリカのイスラム過激派に詳しい南アフリカ・フリーステート大のフセイン・ソロモン教授は「ケニアではイスラム礼拝所での食料配布などを通じ(過激な)イスラム思想が浸透している。イスラム過激派の思想拡大から人々を守るのは政府による良き統治だ」と指摘する。

6927cetaencor:2013/09/27(金) 05:05:41
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6928旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/09/27(金) 11:17:38
ベルルスコーニ派が離脱も=連立崩壊の懸念浮上−イタリア
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013092700224
 【ジュネーブ時事】脱税で有罪が確定したイタリアのベルルスコーニ元首相(76)が率いる中道右派は26日、元首相が上院で議席を失えば大連立政権から離脱する方針を表明した。レッタ政権崩壊の懸念が急浮上、政局が緊張し始めた。
 ANSA通信によると、ベルルスコーニ氏が議席を持つ上院の中道右派議員の大半がこの日、議席剥奪が決まれば議員辞職することに署名した。上院特別委員会は10月4日に議席を剥奪するかどうかを決める。
 上院ではレッタ首相の中道左派が過半数に届かず、連立相手の中道右派の支持がなければ政権崩壊が現実味を帯びる。このため首相は26日、訪問先のニューヨークで「27日に帰国後、政権運営に関しナポリターノ大統領と協議する」と語った。(2013/09/27-09:59)

6929旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/09/28(土) 18:31:09
ドイツ、大連立なるか 最大野党、党員投票で最終決定へ
http://www.asahi.com/international/update/0928/TKY201309280045.html
 【ベルリン=松井健】ドイツ最大野党の社会民主党(SPD)は27日夜、ベルリンの党本部で会議を開き、メルケル首相の与党キリスト教民主・社会同盟(同盟)との大連立政権樹立に向けた予備交渉に入ることを決めた。ただ、党内では大連立への不信が強く、最終的に政権入りするかどうかは党員投票で決める。独メディアによると、投票は11月の見通しで、ドイツの新政権づくりは長期化しそうだ。
 22日にあった総選挙では、同盟が全630議席中311議席を獲得し、メルケル首相の3期目続投が確実になった。ただ、過半数に5議席足りないため、SPDか緑の党との連立が必要だ。メルケル首相は大連立を目指す方針だが、同盟内部では緑の党との連立を求める声もあり、駆け引きが本格化している。

6930チバQ:2013/09/28(土) 19:19:32
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013092800222
ギニア総選挙、与党優勢か=2年半以上延期、ようやく実施


 【ロンドン時事】西アフリカのギニアで28日、議会選挙(定数114)の投票が行われた。選挙結果は数日中に判明する見通し。コンデ大統領の与党、ギニア人民結集党(RPG)が優勢との見方が強い。
 ギニアでは2008年の軍事クーデター後、10年6月に独立以来初の民主的な大統領選挙が行われ、コンデ氏が当選。その後、半年以内の総選挙が予定されていたが、政権側の不正を懸念する野党側の反対により繰り返し延期された。(2013/09/28-16:54)

6931チバQ:2013/09/28(土) 19:27:14
http://mainichi.jp/select/news/20130928k0000e030190000c.html

独総選挙:社民、保革大連立交渉へ 同盟に富裕増税要求も

毎日新聞 2013年09月28日 11時15分


 【ベルリン篠田航一】22日投開票されたドイツ連邦議会(下院)の総選挙で第2党の中道左派・社会民主党は27日夜、ベルリンで党幹部会を開き、メルケル首相率いる第1党の中道右派、キリスト教民主・社会同盟(同盟)との「保革大連立」政権樹立案について、週明け以降にも交渉を始めることを決めた。社民党のガブリエル党首は「協議の準備はできている」と述べた。

 社民党は大連立の条件として、富裕層への増税などの受け入れを同盟に迫る考え。増税反対で政策に隔たりのある同盟の譲歩が焦点となる。ただ、最終的には約47万人の党員の投票で決める案も浮上、正式な決定は11月中旬の社民党大会までずれ込む可能性もある。

 基本法(憲法)の規定上、議会は10月22日までに開会するが、議会招集後も連立交渉が可能だ。1976年には選挙後、新政権発足まで73日間かかった。

 総選挙で議席を得たのは同盟、社民党、緑の党、左派党の4会派のみ。同盟は過半数にわずかに足りず、2005〜09年の第1次メルケル政権で連立を組んだ社民党との「大連立」を再び模索。緑の党との協議も「排除しない」(メルケル首相)としている。

6932チバQ:2013/09/28(土) 19:36:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130928-00000097-jij-eurp

ギリシャ極右党首を逮捕=歌手刺殺で大規模摘発

時事通信 9月28日(土)19時0分配信



 【ジュネーブ時事】ギリシャ警察当局は28日、極右政党「黄金の夜明け」のミハロリアコス党首ら同党所属の国会議員4人を犯罪組織関与の疑いで逮捕した。首都アテネで17日、反極右のラップ歌手が同党支持を語る男に刺殺される事件があり、警察が関連を捜査していた。
 同国メディアによると、逮捕者には党ナンバー2のカシディアリス容疑者も含まれている。警察当局はこのほか、所属議員や支持者数人の逮捕状を取っており、大規模な摘発に踏み切った。

6933旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/09/29(日) 03:38:12
>>6932に関連して。どんな国やねん。

差別反対の歌手刺殺で捜査、極右政党議員ら逮捕
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130928-OYT1T00767.htm?from=y10
 【ローマ=青木佐知子】AP通信によると、ギリシャ警察当局は28日、移民排斥を訴える極右政党「黄金の夜明け」のニコラオス・ミハロリアコス党首と同党所属の国会議員ら計17人を組織犯罪に関与した疑いなどで逮捕した。
 アテネでは18日、同党支持者の男が、差別反対を訴えていた男性歌手(34)を刺殺する事件が発生。政府は司法当局に対し、同党の関与について捜査を求めていた。
 1975年に現行の憲法が施行されて以来、現職国会議員の逮捕は初めて。逮捕者には、テレビの討論番組で昨年、共産党の女性議員を平手打ちしたイリアス・カシディアリス議員も含まれている。同党は昨年の総選挙で、移民排斥と緊縮策反対を訴えて支持を伸ばし、初めて議席を獲得した。
(2013年9月28日23時07分 読売新聞)

6934チバQ:2013/09/29(日) 09:28:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130929-00000014-jij-eurp

伊ベルルスコーニ元首相派全閣僚が辞意=連立政権崩壊の危機―議員資格剥奪阻止狙う

時事通信 9月29日(日)6時34分配信



 【ジュネーブ時事】イタリア連立政権の一角を担うベルルスコーニ元首相(76)派の全5閣僚は28日、辞意を表明した。レッタ首相が財政再建策をめぐり元首相派に信任を求めたことへの反発が表向きの理由だが、実際には脱税で有罪が確定したベルルスコーニ氏の議員資格剥奪阻止を狙い倒閣に動いたとみられている。2月の総選挙後、2カ月の政治空白を経て誕生したレッタ内閣は4月の発足以来5カ月で崩壊の危機に陥った。
 ベルルスコーニ氏が議席を持つ上院の特別委員会は10月4日、議員資格剥奪を決める見通しとなっていた。中道右派はこれを阻止するため、レッタ首相との対決姿勢を強めた。倒閣による混乱で、上院の動きを阻止することが最大の狙いとみられ、国益より私益を優先するベルルスコーニ氏の手法に全欧から批判が集まりそうだ。

6935チバQ:2013/09/29(日) 10:09:54
http://mainichi.jp/select/news/20130929k0000e030103000c.html

ケニアテロ:凄惨な現場目撃証言 「私はムスリム」命拾い

毎日新聞 2013年09月29日 09時25分(最終更新 09月29日 10時02分)



襲撃事件で崩落したナイロビの「ウエストゲート・モール」。屋上と地下に駐車場があった=AP
襲撃事件で崩落したナイロビの「ウエストゲート・モール」。屋上と地下に駐車場があった=AP

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 ケニアの首都ナイロビの高級商業施設で起きたテロ襲撃事件は28日、発生から1週間を迎えた。目撃者らの証言からは、凄惨(せいさん)な現場の状況が浮かび上がる。無慈悲な犯行を行ったのは「多国籍」の集団だった。【ナイロビ服部正法】

 隣国ソマリアのイスラム過激派アルシャバブとみられる武装集団が襲撃した「ウエストゲート・モール」はナイロビ屈指のショッピングモールで、地元富裕層や外国人に人気のスポットだ。

 事件が起きた21日正午ごろ、地元ラジオ局のパーソナリティー、アリーム・マンジさん(35)は屋上駐車場で同局が開いた子供たちの料理コンテスト会場にいた。妻(28)と8カ月の娘も連れていた。階下から爆発音が2回聞こえ、続いて銃声が響いた。「下の階の銀行に強盗が入ったかと思った」

 気づくと10メートルほど先で黒人の男2人が銃を乱射していた。親子連れらが血を流して倒れたのを目の当たりにした。イスラム教徒のマンジさんの口から思わずイスラム教の祈りの言葉が出た。「お前はムスリム(イスラム教徒)か」。男の一人がマンジさんに尋ねた。「イエス」。男はマンジさん一家に「行け」と言った。「私たちは幸運だった。他の人たちは……」

 武装集団の一部は地下の駐車場から、他のメンバーは1階正面入り口から侵入したとみられている。

 アジャイ・パテルさん(53)は正面入り口前の車内にいた。中東風の長衣を着た男たちが銃弾を放ち、買い物袋を提げた人たちが次々に撃たれ、倒れた。男たちはソマリア人らしい風体で20代ぐらいに見えたという。「洗脳されて頭がおかしくなったんだろう。人間のすることじゃない」と吐き捨てるように言った。モール内から逃げて助かった40代ぐらいの女性は、襲撃犯が人質に銃を突きつけてコーランの一節を尋ね、答えられなかった人を射殺したと話した。

 襲撃犯が「多国籍」だったのが事件の特徴だ。ケニアのモハメド外相は、武装集団には2〜3人の米国人、英国人の女1人が含まれ米国人はソマリア系かアラブ系だったと語っている。米ニューヨーク・タイムズ紙は、アルシャバブが英語を話す戦闘員を襲撃犯に選んだと報じた。マンジさんが言葉を交わした黒人も「癖がない、とてもクリアな英語だった」といい、符合している。背景には国際テロ組織アルカイダと連携を深めるアルシャバブの「国際化」があると考えられる。

 ケニア治安当局は、「白い未亡人」の異名を持ち、アルシャバブと他の過激派を結びつける役割をしてきた疑いがある英国出身の白人女性、サマンサ・ルスウェイト容疑者(29)の事件への関与を強く疑っている。

6936チバQ:2013/09/29(日) 10:10:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130929/mds13092908060002-n1.htm
白い未亡人、黒い実像 夫はロンドン自爆テロ犯 ケニア脱出、ソマリアへ?
2013.9.29 08:04 (1/2ページ)[テロ]
26日、国際刑事警察機構が国際逮捕手配書を発行し、同機構のサイトに掲載されたサマンサ・ルースウェイト容疑者の写真2枚
26日、国際刑事警察機構が国際逮捕手配書を発行し、同機構のサイトに掲載されたサマンサ・ルースウェイト容疑者の写真2枚
 【ロンドン=内藤泰朗】国際刑事警察機構(ICPO)が26日に国際手配した「白い未亡人」の異名を持つ英国人の女(29)はどこまでケニアのショッピングモール襲撃事件に関与し、「世界で最も危険な女」(英紙)と呼ばれるようになったのか、世界の関心が集まっている。

 女は白人のサマンサ・ルースウェイト容疑者。英各紙の報道によると、父親は英国軍人で、北アイルランドで生まれた。ロンドン北西の大都市アリスバーリーで育った「ごく普通の女生徒だった」という。

 だが、17歳でイスラム教に改宗。結婚した相手は、2005年のロンドン同時テロ犯の一人で、自爆死したイスラム教徒の英国人、ジャーメイン・リンゼイ容疑者=当時(19)=だった。

 3人の子と姿を消し、次に現れたのは09年。偽の身分証を持ち、ナタリー・フェイ・ウェッブという偽名で南アフリカのヨハネスブルクのミートパイ製造会社に勤務していた。

 11年には、ケニア南部モンバサでのテロ未遂事件の後、女のアパートから、ロンドン同時テロで使われたのと同成分の爆発物が見つかった。

 今回の事件では、「実行犯の男らに銃撃するよう命じていた」「自分も銃を撃っていた」といった目撃情報が複数出ている。ただ、女テロリストの遺体は現場で見つかっていないとみられており、大混乱に乗じて事件現場から脱出し、隣国のソマリアで、次なるテロを画策しているとの臆測も飛び交っている。

6937チバQ:2013/09/29(日) 10:11:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130928/mds13092810230001-n3.htm

危険な「白い未亡人」を追え ケニア襲撃関与疑惑で国際手配された英国女性の半生
2013.9.28 10:17 (1/3ページ)[テロ]
国際刑事警察機構(ICPO)が公開したサマンサ・ルースウェイト容疑者とされる写真(AP)
国際刑事警察機構(ICPO)が公開したサマンサ・ルースウェイト容疑者とされる写真(AP)
 67人の死者と約60人の行方不明者が出たケニアの首都ナイロビでのイスラム過激派によるショッピングモール襲撃事件で、「白い未亡人」と呼ばれる英国籍の白人女性が注目されている。国際刑事警察機構(ICPO)は26日、2011年のケニアでのテロ未遂事件に関与したとして、彼女の身柄拘束を世界各国に求める国際逮捕手配書(赤手配書)を発行した。今回の襲撃事件でも犯行グループに白人女性がいたという目撃証言があり、彼女の関与が取り沙汰されている。ごく普通の内気な少女だったという彼女が過激なテロリストに変貌した足跡をたどると−。(SANKEI EXPRESS)

 欧米メディアによると、彼女はサマンサ・ルースウェイト容疑者(29)。父親は元英国軍人で、北アイルランドで生まれ、ロンドン北西の大都市アリスバーリーで育った。ごく普通の女子学生だったが、インターネットのチャットを通じて、2005年のロンドン同時テロの4実行犯の1人となるイスラム教徒の英国人、ジャーメイン・リンゼイ容疑者(19歳当時、同時テロで爆死)と知り合い、人生の急旋回が始まった。


テロリストと結婚


 サマンサは17歳でイスラム教に改宗。ロンドン大学アジア・アフリカ研究学院(SOAS)で宗教や政治を学び、イラク戦争反対デモに参加するなど政治活動にのめり込んだ。

 しかし、サマンサと長年、家族ぐるみで付き合っていたアリスバーリーの地元議員、ラジ・カーン氏はAP通信に、「恥ずかしがり屋で自分に自信がない平均的な英国の女の子だった。熱心なイスラム教徒だったが過激思想を持つ様子はなかった」と振り返る。

 サマンサとリンゼイ容疑者は2002年、イスラム式の結婚式を挙げた。3人の子供をもうけ、見た目はごく普通の若夫婦だったという。10年ぶりに結婚後のサマンサに会ったカーン氏も「立派な女性に成長していたが、昔と同じソフトな語り口の少女にみえた」と証言する。


同成分の爆発物


 サマンサがテロリストになった理由は謎だが、今回の襲撃事件とロンドンのテロの双方に関わっている可能性は高い。ロンドンのテロ発生後、彼女は「夫はこんな凶悪な罪を犯せる人には見えなかった」などと弁明したが、真っ赤な嘘だった。

 2011年、ケニア南部モンバサでのテロ未遂事件に絡み、彼女のアパートを捜索したところ、爆発物が見つかったうえ、ロンドン同時テロで使われた爆発物と同じ成分が見つかったのだ。

 さらに英紙デーリー・メール(電子版)は、サマンサが国際テロ組織アルカーイダの東アフリカでの主要リクルーターのひとりで、隣国ソマリアのイスラム過激派組織アルシャバーブの広報担当者であると報じた。

 また、サマンサがケニアに入国する前、偽のパスポートで南アフリカに入国。首都ヨハネスブルクのミートパイ製造会社のIT担当として勤務していたことなど、前後の足取りも解明されつつある。

 ケニア政府によると、今回の襲撃事件で武装集団の5人を殺害、容疑者11人を拘束。外国人が含まれるとされるが、全員の身元や11人のうち何人が実行犯かもわかっていない。実態解明には時間がかかりそうだ。

6938旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/09/29(日) 11:25:15
>>6934に関連

イタリア大連立、崩壊の危機 ベルルスコーニ氏派が離脱
http://www.asahi.com/international/update/0929/TKY201309290010.html
 【ウィーン=喜田尚】イタリアで、脱税による有罪判決が確定したベルルスコーニ元首相率いる中道右派「自由の国民」が28日、中道左派などとの連立政権から離脱を表明した。経済危機からの脱却を目指すレッタ政権は下院の過半数を失い、「大連立」成立から5カ月で崩壊の危機に直面することになった。
訴追100回、争いの19年
 自由の国民は、10月1日に実施が迫った間接税引き上げを「連立合意違反」として政権離脱の理由にあげている。しかし、上院で近くベルルスコーニ氏の議員資格剥奪(はくだつ)が可決される情勢となったことから、同氏が政権崩壊・再選挙に持ち込んで巻き返しを図ろうとした可能性が大きい。

6940チバQ:2013/09/29(日) 20:46:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130929/erp13092919520005-n1.htm
元首相の議員資格剥奪阻止狙う?元首相派閣僚が辞意 イタリア
2013.9.29 19:50 (1/2ページ)

「自由国民」の本部前でカメラに向かってポーズを取るイタリアのベルルスコーニ元首相=9月19日、ローマ(AP)
 【ベルリン=宮下日出男】イタリアのレッタ連立政権の一角を担うベルルスコーニ元首相派の閣僚5人が28日、辞意を表明した。政府の増税策への反対が表向きの理由だが、実際は脱税事件で有罪判決が確定した元首相の議員資格剥奪阻止を狙った動きとみられる。発足から5カ月で政権は崩壊の危機に直面している。

 閣僚の辞意表明は、中道右派の自由国民を率いる元首相が声明で発表した。財政健全化を進めるイタリアでは10月1日から付加価値税が引き上げられる。自由国民は凍結を求めたが、代替策をめぐる27日の内閣の協議が決裂した。元首相は「重大な連立協定違反だ」と批判した。

 閣僚辞任にはナポリターノ大統領に正式に辞表を提出する必要がある。実際に自由国民の連立離脱となれば、レッタ首相の中道左派、民主党は上院で過半数を維持できなくなる。イタリアの上下両院は同等の権限を持っており、政権運営も事実上、不可能になる。

 もともとライバル同士の民主党と自由国民の関係は8月の元首相の有罪確定以降、抜き差しならない状況になっていた。民主党は元首相の上院議員資格の早期剥奪を目指しており、10月4日には資格剥奪をめぐる審議が上院委員会で行われる。これに対し、自由国民は強く抵抗してきた。

 元首相は「倒閣」にまではこれまで踏み込んでいなかった。自身の議員資格を理由に政権崩壊の引き金を引けば、混乱の責任を負わせられかねないためだ。今回の判断には増税問題が名目であれば、その批判もかわせるとの思惑があるとみられ、レッタ首相は「個人の問題を隠すためのアリバイだ」と批判している。

 レッタ首相は上下両院で信任投票を行う考えで、30日か10月1日に実施されるとも伝えられている。信任を得られず政権が崩壊すれば、総選挙実施も選択肢に浮上するが、議会解散権を持つ大統領は選挙を避けたい意向だ。この場合、首相は自由国民の造反者や野党の協力を模索するとみられるが、難航は必至だ。

 レッタ政権は2月の総選挙後2カ月を経てようやく発足。再び政治混迷に陥れば、財政健全化などの改革も遅れる。債務危機が一段落して各国が経済成長を目指す中、イタリアの行方は金融市場の懸案材料となっており、同国国債やユーロ

相場への影響は避けられない見通しだ。

6941チバQ:2013/09/29(日) 20:54:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130929/asi13092918000002-n1.htm
【鼓動】
根深い政府不信、和解遠く 初の北部州議会選 スリランカ
2013.9.29 18:00 (1/5ページ)

ジャフナで19日、軍に奪われた土地の補償を求める避難民のタミル人女性ら
 スリランカで政府軍と少数派民族タミル人の反政府武装勢力、タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)との内戦が終わって4年余りがたつ。LTTEがかつて支配した北部州では今月21日、同州創設以来初めての州議会選が行われ、復興を印象づける一里塚となった。しかし、多数派民族シンハラ人が支配する政府や軍へのタミル人の不信感は強く、和解への道は遠い。(スリランカ北部ジャフナ 岩田智雄、写真も)

 エメラルド色に輝くサンゴ礁の海を臨む北部州の州都ジャフナでは、内戦で破壊された建物におびただしい銃弾の痕が残る。アナンディ・サシタランさん(42)はこの町でタミル人野党、タミル国民連合(TNA)から州議会選に立候補して当選し、TNAを勝利に導いた。

 夫が元LTTE幹部で、終戦時に行方不明になっているサシタランさんは投票前日の20日、軍やラジャパクサ政権与党支持者に自宅を襲撃されたと訴えた。

 軍車両4、5台で乗り付けた約70人の武装集団に取り囲まれ、自身はかろうじて脱出したものの残った支持者らが棒などで殴られたといい、10人が病院に運ばれた。「襲撃犯の多くは顔を知っている与党支持者だった。上着だけ軍服の軍人もいた」と証言する。

 弁護士のスガーシ・カナガラトラムさんは「選挙で勝つつもりかと銃で脅され殴られた。国際社会やメディアにこのことを話せば殺すといわれた」と訴えた。

 軍は事件への関与を否定するコメントを発表し、真相は判然としない。だが、サシタランさんが「軍は内戦の生き証人である私を殺そうとしているに違いない」と話すように、タミル人の政府や軍への不信感が今も根強いことは確かだ。

 

軍の監視に恐怖感


 実際、北部州の多くのタミル人は、常に軍情報機関の監視の目を恐れている。

 内戦当時、非政府組織(NGO)で働いていた40代の男性、Kさんもその一人だ。「タミル人は外国メディアに話をすると、後で情報機関から何を言ったのかと尋問される。にらまれると、車ではねられて死んだり行方不明になったりすることさえある。自由に話もできない」と打ち明けた。

 Kさんは政府軍への恨みを忘れていない。内戦の最終局面で辛い目に遭っているからだ。LTTEは2009年5月の政府軍の攻勢で消滅し、内戦の最終段階では多くの市民が巻き添えになって死亡した。Kさんは妻と子供2人を連れて逃げ回り、政府軍の砲撃で右足を失った。以来、義足を使っている。妻も病院内に避難していたときに政府軍の銃撃を受け、背中を負傷した。

 国連の報告はLTTEが市民を「人間の盾」にしたとしている。しかし、Kさんは「私たちはLTTEとともに追い詰められていっただけだ。盾にされたとは思っていない」とLTTEを弁護した。

 タミル人は北部州では人口の95%を占める多数派で、Kさんのように政府軍よりLTTEに好感を持ち続けている人は少なくない。かつてLTTEの武装闘争路線を支持したTNAは州議会選で圧勝し、自治権拡大への期待が高まっている。Kさんも「シンハラ人に何も決められたくない。北部州は独立すべきだ」と話した。

6942チバQ:2013/09/29(日) 20:55:16
自治権拡大が望み


 ただし、TNAが求めているのは独立ではなく、自治権拡大と連邦制だ。憲法にうたわれている警察や土地開発の州政府への権限委譲の履行を重視する。北部州の警察官の大半はシンハラ人で、タミル人住民からは「言葉が通じず、とりあってくれない」との不満が強い。TNAは「治安維持をタミル人の手で」と主張している。

 また、内戦の舞台となった北部州には軍の大規模基地があり、兵士15万人が配置されている。国内避難民は10万人以上に達し、土地を軍に奪われた多くのタミル人が政府に補償を求めている。内戦中には、軍人が多くの女性に暴行したり殺害したりしたといわれる。

 州議会選で、TNAの州首相候補として当選したウィグネスワラン元最高裁判事は「軍は土地や女性に手を出した。まずやるべきことは、軍を出てゆかせることだ」と語った。

 もっとも、政府は北部州のために何もしなかったわけではない。中国とインドの支援で幹線道路と鉄道が整備され、昨年の北部州の域内総生産(GDP)成長率は前年比22%も伸びた。逮捕したLTTEの元メンバーのうち約1万2千人に社会復帰教育を施し、釈放したと発表している。

 

「生活は悪化一途」


 しかし、こうした政策にもタミル人の不満の種がくすぶる。あるビジネスマンは、「タミル人はこじきではない。求めているのは支援による経済開発より、開発の能力を高める教育や制度だ。政府はタミル人に経済力を持たせないようにしている」と話す。

 終戦後に逮捕され、社会復帰教育を受けて釈放された30代の元LTTEメンバーの男性も、「職業訓練を受けて仕事を約束されたが、給料は払われなかった。LTTEが支配した時代の方が物価が安く、今は暮らし向きが苦しくなるばかりだ」とこぼした。

 LTTEの元メンバーには、政府支持者に転向した人もいる。広報担当者だったダイアマスター氏(57)はLTTEの思想を放棄し、一時は州議会選で与党側からの立候補を目指した。そんな彼ですら、「シンハラ人中心の軍とタミル人の和解は果たさなければならないことだが、今回の選挙でもたらされることはないだろう」と悲観的な見方を示した。

 それどころか、スリランカのラジャパクサ政権は、州議会選で一定の権利を得たタミル人に、独立運動の高揚を警戒して監視網をいっそう厳しくするとの見方が強い。

 豊かな観光資源が眠るジャフナ。砂浜で貝を採っていたアルチャナさん(30)は、「終戦で逃げ回らなくてよくなったことはうれしい」と話した。真っ白なビーチが観光客で埋まる日は、いつになれば来るのだろうか。

    ◇

 スリランカ内戦

 ヒンズー教徒中心の少数派民族タミル人が仏教徒中心の多数派民族シンハラ人の支配に抵抗し、1983年からタミル人反政府勢力、タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)の武装闘争とテロが激化。2009年5月、LTTE指導者のプラバカラン議長が政府軍に殺害されLTTEは消滅し、内戦が終結した。この間の犠牲者は7万人以上とされる。

6944チバQ:2013/09/30(月) 20:41:19
http://www.afpbb.com/article/politics/2971078/11434610?ctm_campaign=txt_topics
オーストリア議会選、与党苦戦も過半数維持 極右が躍進
2013年09月30日 11:10 発信地:ウィーン/オーストリア

オーストリア議会選、与党苦戦も過半数維持 極右が躍進
2013年09月30日 11:10 発信地:ウィーン/オーストリア

クリッピングする拡大写真を見る写真をブログに利用するメディア・報道関係・法人の方 写真購入のお問合せはこちらオーストリア・ウィーン(Vienna)で、議会選挙の出口調査結果をうけて演説する社会民主党(Social Democrats、SPO)党首のウェルナー・ファイマン(Werner Faymann)首相(2013年9月29日撮影)。(c)AFP/ALEXANDER KLEIN
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スライドショーを見る【9月30日 AFP】オーストリアで29日に実施された国民議会選挙は、大連立を組む社会民主党(Social Democrats、SPO)と国民党(People's Party、OVP)がわずかに議席を減らしたものの過半数を確保し、このところ人気を落としている同連立は維持される見通しとなった。一方で、復活の気配をみせる極右・自由党(Freedom Party、FPO)は躍進し、両党に迫る勢いを見せた。

 公式開票結果によると、ウェルナー・ファイマン(Werner Faymann)首相が率いる社民党の得票率は27.1%で、08年の前回選挙の29.3%から下がり、1945年以降で最悪となった。08年から社民党と大連立を組む保守・国民党の得票率も、08年の26.0%を下回る23.8%となった。

 一方、ハインツクリスティアン・シュトラッヘ(Heinz-Christian Strache)氏を党首に反移民とユーロ懐疑を掲げる自由党は前回の17.5%から21.4%へと得票を伸ばし、両党に迫る勢いを見せたが、1999年に故イエルク・ハイダー(Joerg Haider)党首(当時)のもとで達成した27%の記録には届かなかった。

 他には自動車部品大手マグナ(Magna)の創設者フランク・シュトロナハ(Frank Stronach)氏(81)が昨年設立した「チーム・シュトロナハ(Team Stronach)」が5.8%、親ユーロのリベラル新党「ニュー・オーストリア(New Austria、NEOS)」が4.8%を獲得し、共に初めて議席を獲得した。

 一方、極右・オーストリア未来同盟(Alliance for Austria's Future、BZO)は得票率が議席確保に必要な4%に届かなかった。

 自らを汚職に巻き込まれることのない実用主義的環境派と位置付ける緑の党(Greens)は、前回の10.4%から11.5%へ得票率を伸ばしたが、期待されたほどの躍進はならなかった。

 欧州連合(EU)加盟国のなかでオーストリアの失業率は最も低い。だが有権者たちは、過去70年も政権を担いながら、08年以降は目立った成果を挙げていない2政党にとって代わる政党を求めたようだ。

 ウィーン大学(Vienna University)の政治学者マルセロ・ジェニー(Marcelo Jenny)氏はAFPの取材に、「過半数の幅がさらに小さくなった今後の議会は、非常に興味深いものとなる。法案を通過させるため3分の2以上の賛成が必要で、そのような状況は頻繁にあるため、彼ら(連立政権)は、さらに新たな連立相手が必要となるだろう」と語った。(c)AFP/Sim Sim WISSGOTT

6945チバQ:2013/09/30(月) 20:47:51
http://mainichi.jp/select/news/20130930k0000m030090000c.html
インド:最大野党が始動 来年下院選
毎日新聞 2013年09月29日 21時56分(最終更新 09月30日 00時53分)


ニューデリーで、支持者の声援に応えるモディ氏=2013年9月29日、杉尾直哉撮影
拡大写真 【ニューデリー杉尾直哉】来年5月ごろ実施予定のインド下院選挙に向け、最大野党・インド人民党の指導者で、西部グジャラート州政府首相を務めるナレンドラ・モディ氏(63)が29日、首都ニューデリーで政治集会を開き、事実上の選挙キャンペーンを開始した。ネール初代首相の血を引き、与党・国民会議派の次期首相候補と目されるラフル・ガンジー党副総裁(43)を「王子」と呼んで批判。「王子による政治の継続か、真の民主主義かのいずれかを選択する選挙だ」と訴えた。

 モディ氏が今月13日に党の次期首相候補に選ばれた後、首都で演説するのは初めて。支持者数千人を前にモディ氏は、国民会議派の内政や外交を徹底的に批判した。

 また、シン首相が29日に訪問先のニューヨークでパキスタンのシャリフ首相と初めて会談することについて「(印パ間の停戦ライン付近で)インド兵が相次いで殺されているのに何を話すのか」と指摘。演説は熱狂的な「モディ」コールでたびたび中断された。

 一方、メディア嫌いと言われてきたラフル・ガンジー副総裁は27日、突然約5分間、会見。しかし、ほとんど質問も受け付けず、次期下院選の話もしなかった。メディアでは批判的な報道が相次ぎ、ラフル氏の迷走ぶりを印象付けた。

6946チバQ:2013/09/30(月) 21:11:22
http://mainichi.jp/select/news/20130930k0000e030145000c.html
ケニアテロ:口つぐむソマリア系 過激派に恐怖心
毎日新聞 2013年09月30日 07時10分

 ケニアの首都ナイロビの高級商業施設「ウエストゲート・モール」で起きたテロ襲撃事件で、犯行声明を出したのは隣国ソマリアのイスラム過激派アルシャバブだった。ソマリ系ケニア人やソマリアからの難民が多く暮らすイスリー地区を歩くと、街の活気とは対照的にアルシャバブへの恐怖心からか人々の口は重かった。

 ナイロビ中心部から車で東へ約20分のイスリー地区。大通りは人と車があふれ、衣服などを並べた露店がひしめき合う。女性の大半は黒衣で頭と体を覆っている。近くの建物からイスラム教の祈りの時間を告げる「アザーン」が流れてきた。

 活気を感じるが、案内人の20代のソマリ系ケニア人男性は「事件以降、往来が減った」と言う。アルシャバブ関係者を追うケニア治安当局の「捜査や拘束に巻き込まれるのを嫌い、人々が来なくなった」らしい。

 同地区では、ケニア軍のソマリア介入(2011年10月)以降、キリスト教徒を狙ったとみられる爆弾テロなどが相次いだ。大量の武器が押収された事件もあり、アルシャバブメンバーが潜伏している可能性もある。

 イスリー地区で下着類などを売る男性店員、フセインさん(25)は「犠牲者を心から悼んでいます。(他民族の)ケニア人と痛みを分かつ思いだ」と、悲しげな表情を浮かべた。だがアルシャバブのことは口をつぐんだ。

 菓子パンを売る男性のアブドルカデルさん(40)は、ソマリア難民。アルシャバブについて「彼らはどんな事件でも犯行声明を出す。(攻撃後すぐに撤退する)ヒットアンドアウエーが彼らの普段の手口で、今回はやり方が違う」と、アルシャバブの犯行に否定的な見方をした。

 衣料品店の女性ジャミラさん(28)に「アルシャバブが関与したと思うか」と尋ねると、慎重に言葉を選び「事件はソマリ人全体が背負うべき重荷です」と目を伏せた。【ナイロビで服部正法】

 ◇施設内の店舗借り武器隠すテロ組織
 ケニアの首都ナイロビの高級商業施設であったテロ襲撃事件で、英BBC放送(電子版)は治安当局者の話として、テロ組織が事件の数週間前から施設内の店舗を借り上げ、武器を隠していたと報じた。BBCによると、テロ組織のメンバーは政府当局者を買収し、店舗を借りる際に必要な身分証明書を偽造。店舗内に事前に武器や弾薬を運び込み、襲撃用の「基地」を作っていたという。【金子淳】

6947チバQ:2013/09/30(月) 21:11:58
http://mainichi.jp/select/news/20130930mog00m030003000c.html
ロシア:「海賊容疑」グリーンピース30人拘束 最長禁錮15年
2013年09月30日

 【モスクワ田中洋之】北極圏の海でロシアの海底油田開発に抗議行動をした国際環境保護団体グリーンピースの活動家ら30人が「海賊行為」の疑いでロシア当局に拘束された。有罪になれば最長で禁錮15年が科せられるが、団体側は「平和的な活動の一環だった」と、釈放を求めている。

 活動家らは18日、ロシア北西部ペチョラ海で、国営資源大手ガスプロムの原油採掘用海上プラットフォームに抗議船で接近し、ゴムボートで2人が施設によじ登ろうとした。

 ロシア当局は逆に抗議船を急襲して拿捕(だほ)。乗っていた米英やロシア、豪州など18カ国の30人を拘束し、コラ半島北部のムルマンスクにえい航した。裁判所は27日、30人のうち22人に対し2カ月間の勾留を認め、残る8人を継続審理にした。

 グリーンピース側は「活動家は暴力や武器を行使しておらず、海賊行為に当たらない」などと指摘。ロシア人のフリーカメラマンも拘束され、ジャーナリストの国際団体「国境なき記者団」は「報道の自由に対する侵害だ」と批判している。

 ロシアのプーチン大統領は25日、「活動家たちは海賊とはいえないが、国際法の規範に反しているのは明らかだ」と述べ、拘束を正当化した。

 ガスプロムの海底油田は年内の採掘開始を予定し、2019年のピーク時には年間600万トンの生産を見込んでいる。グリーンピースは「油流出などで深刻な環境破壊を招きかねない」として中止を要請。昨年8月にも活動家6人が今回と同じ海上施設に侵入して抗議していた。

6948チバQ:2013/09/30(月) 21:12:36
http://mainichi.jp/select/news/20130930k0000e030170000c.html
イタリア:ベルルスコーニ元首相の「中道右派」が内部分裂
毎日新聞 2013年09月30日 11時15分(最終更新 09月30日 11時25分)

 【ローマ福島良典】イタリアのレッタ大連立政権から離脱表明したベルルスコーニ元首相率いる中道右派・自由国民が29日、内部分裂を露呈した。しぶしぶ辞任を表明することを受け入れた閣僚や党内ハト派が元首相の強硬路線に反旗を翻したためだ。レッタ首相は同日、ナポリターノ大統領と対応を緊急協議した。イタリア紙レプブリカ(電子版)によると、首相は自由国民内のハト派との連立組み直しを模索しているという。

 元首相が8月1日に脱税事件で禁錮4年(恩赦法により1年に短縮)の最高裁有罪判決を受けて以降、自由国民内では、連立離脱や集団議員辞職を促すタカ派と、連立残留を主張するハト派の対立が続いてきた。元首相は10月半ばに禁錮の代替刑として社会奉仕活動か自宅軟禁を選ばなければならず、進退窮まる中、タカ派路線を取った格好だ。

 だが、党内ハト派から反発が噴出した。クアリアリエッロ憲法改正担当相は29日、10月2日の内閣信任投票でレッタ首相を支持する考えを示唆。ロレンツィン保健相も「(元首相の)戦略を正当化できない」と指摘、自由国民に代わる中道右派政党「フォルツァ・イタリア」(がんばれイタリア)には参加しないと表明した。元首相側近のアルファノ副首相兼内相もタカ派批判を繰り広げた。

 元首相は29日、南部ナポリでの政治集会に電話で「できるだけ早く選挙を実施すべきだ」とメッセージを寄せたが、党内ハト派の反発を受けて姿勢を軟化。個別政策ごとにレッタ政権を支持する可能性を示唆した。

 ナポリターノ大統領は自由国民ハト派の動向を踏まえ、早期選挙の回避に向けて万全を尽くす方針を強調。レッタ首相はイタリア・テレビのインタビューで、上下両院で「ねじれ」を生みやすい現行選挙法を改正しなければ政局が安定しないと指摘し、早期選挙を求める野党「五つ星運動」などをけん制した。

6949チバQ:2013/09/30(月) 22:57:34
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE98T00820130930
元伊首相率いる自由国民党、最大20人が新党結成用意=関係筋
2013年 09月 30日 22:12 JST
[ローマ 30日 ロイター] - イタリアのベルルスコーニ氏率いる中道右派政党・自由国民党(PDL)の上院議員最大20人は、連立政権の崩壊と選挙実施をもくろむベルルスコーニ元首相に譲歩を迫るため、新党結成の構えを見せている。党関係者が30日、明らかにした。
政府の信任投票を行うレッタ首相にとっては、連立政権を維持する上で、追い風となる可能性がある。

6950とはずがたり:2013/10/01(火) 08:20:28
米・イラン、関係改善へ手探り=核問題での譲歩が試金石
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-130925X486.html
時事通信2013年9月25日(水)16:41

 【ニューヨーク時事】米国とイランが国連総会を機会に、関係改善へ手探りの外交を開始した。オバマ、ロウハニ両大統領は24日の一般討論演説で、イランの核兵器開発をめぐる双方の原則的な立場を表明する一方で、対話への真剣度を示すシグナルも発信した。26日にはケリー国務長官とイランのザリフ外相が初めて同席するイラン問題の外相会合が開かれる。

 オバマ氏は演説で、ロウハニ大統領について「国民から穏健な道を進むよう負託されていることに勇気づけられる」と評価。イランの最高指導者ハメネイ師が発令した核兵器開発に反対するファトワ(宗教令)にも言及し、核兵器開発問題が「平和的に解決されるべきだ」と呼び掛けた。

 オバマ政権が今回、ロウハニ師の関係改善に向けた発言を真剣に受け止めているのは、アハマディネジャド前大統領にみられた過激な反米・反イスラエル姿勢がないだけでなく、同師が「制裁で弱体化したイラン経済の立て直しを迫られている」(米政府高官)とみているためだ。

 ロウハニ大統領はその後の演説で「オバマ大統領の演説を注意深く聞いた」と述べ、米国批判を一切控えた上で、米国が対話姿勢を崩さなければ「われわれは立場の違いを乗り越えるための枠組みに到達することができる」と応じた。

 ただしロウハニ師も国内的な立場が盤石なわけではない。米側が24日の演説に合わせて非公式の対話を打診したのに対し、イランは国内強硬派に配慮して見送らざるを得なかった。

 米国も「(両国の)困難な歴史が一夜で克服されない」(オバマ大統領)ことは承知しており、イランが26日の米英独仏中ロ各国外相との協議で、どのような譲歩を示すのかを試金石とする考えのようだ。 

国連総会:イランと欧米が急接近 シリア・核巡り思惑一致
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20130926k0000m030114000c.html
毎日新聞2013年9月25日(水)23:46

 【ニューヨーク草野和彦】内戦下のシリア情勢が焦点となっている国連総会で24日、核開発問題を巡り対立しているイランと欧米諸国が接近した。欧米との対話を通じて経済制裁の緩和につなげたいイランのロウハニ新体制と、シリアの内戦終結に向けイランの影響力を利用したい欧米との思惑が一致した結果と言えそうだ。

 シリア問題で欧米が最終的に目指しているのは「反体制派が軍事的に優位な状況で、アサド政権側との和平会議に持ち込み、政権交代を実現すること」(安保理筋)だ。

 欧米が、シリアの化学兵器廃棄に向けた安保理決議に制裁などの強制力を盛り込みたいのも、アサド政権に圧力をかけ、弱体化させるのが狙いだ。

 1回目の和平会議は昨年6月にジュネーブであり、2回目を早期に開催する必要性では米露も一致。イランはアサド政権に戦闘員や資金を援助し、影響力を持つ。アナン国連・アラブ連盟合同特使(辞任)や後任のブラヒミ国連・アラブ連盟合同特別代表は、イランの会議参加を求めたが、欧米は強硬路線のアフマディネジャド政権(当時)が関わることを拒否してきた。

 だが「制裁解除に向け穏健外交をするために選ばれた」(米政府高官)ロウハニ氏が8月に大統領に就任したことで、状況は一変。オバマ米大統領とロウハニ大統領が一般討論演説を行う24日に両大統領の接触を働きかけたのは、米側だった。

 オランド仏大統領は同日、西側主要国の首脳として初めてロウハニ氏と会談。オランド氏は会談前「第一にシリアだ。誰もがイランとシリアの関係を知っている」とその理由を明言した。ロイター通信は仏側の話として、会談でロウハニ氏が核問題とシリア問題を結びつけることはしなかったが、和平会議の構想を受け入れる用意があるとの考えを示したことを伝えた。

 ただ、米・イラン両大統領の接触は「イラン側の複雑な問題」(米政府高官)のために実現しなかった。イラン国内の対米強硬派に配慮したためとみられ、欧米がシリア問題で「イラン効果」を期待できるかを見極めるには、まだ時間がかかりそうだ。

6951チバQ:2013/10/01(火) 22:02:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131001/asi13100120170000-n1.htm
アフガニスタン大統領選 アブドラ元外相が立候補表明
2013.10.1 20:15
 【ニューデリー=岩田智雄】アフガニスタンのアブドラ元外相は1日、来年4月に行われる大統領選への立候補を選挙管理委員会に届け出たと表明した。AP通信が伝えた。

 アブドラ氏は前回2009年の大統領選にも立候補し、カルザイ大統領との決選投票に進んだが、その後、選挙への参加を取りやめた。今回選挙では、憲法規定により、カルザイ氏は立候補できない。

6952チバQ:2013/10/02(水) 18:34:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131002/erp13100210190002-n1.htm
イタリア政権崩壊回避の可能性 元首相派の分裂決定的に
2013.10.2 10:18

ローマでの会合に出席したイタリアのレッタ首相=9月29日(ロイター)
 イタリアのメディアによると、ベルルスコーニ元首相率いる中道右派政党、自由国民は1日、元首相の連立与党離脱方針に反対する穏健派の離党による分裂が決定的となった。2日に予定されるレッタ政権への上下院の信任投票では、これら造反票が与党側に流れることで政権崩壊が回避される可能性が出てきた。

 政権崩壊を狙う元首相から閣僚辞任を命じられたアルファノ副首相兼内相をリーダーとする造反組が自由国民を離党、新たな政治グループを結成する見通し。造反組の一人は「40人以上が集まった」と語った。

 自由国民の議席を除いても与党が過半数を占める下院に対し、上院(321議席)では投票に参加しない議長を除く与党票は137。造反票が与党側に流れれば、政権は過半数を得て信任される可能性がある。

 レッタ首相は1日夜、アルファノ氏ら自由国民出身の5閣僚から提出された辞表を不受理とした。5人のうち4人が造反組のため、ポストにとどまるよう求めたようだ。(共同)

6953チバQ:2013/10/02(水) 19:10:22
http://mainichi.jp/select/news/20131002ddm007030148000c.html
サウジアラビア:女性「運転解禁を」 ネットで運動広がる イスラム聖職者反発「卵巣、骨盤に影響」
毎日新聞 2013年10月02日 東京朝刊

 【カイロ秋山信一】女性による車の運転が世界で唯一、禁止されているサウジアラビアで、政府に運転解禁を求める運動がインターネット上で広がっている。政府が応じない場合、10月26日に女性らが「集団運転」する計画だ。これに対し、保守的なイスラム聖職者が「車を運転すれば卵巣に悪影響を与え、骨盤がゆがむ」と発言。女性らは「非科学的だ」と反発している。

 サウジでは女性の運転を禁止する明文規定はないが、国の方針で女性は運転免許を取得できない。運転容認を求める運動のウェブサイトによると、女性らは「運転禁止規定には法的根拠がない」と主張。イスラム法(シャリア)で禁止されていない範囲で、多様な価値観を受け入れるべきだと訴えている。9月21日に政府に対する嘆願書への署名運動がサイト上で始まり、10日間で1万2000人以上が署名した。

 一方、心理学者で聖職者のサレハ・ルハイダン師は地元メディアで「女性が運転すれば、卵巣に悪影響を与え、骨盤がゆがむことは医学的に証明されている」と主張。根拠は明らかにしていない。

 サウジは保守的な慣習が色濃く残っており、女性は家庭を守る存在という価値観が根付く。ただ、今年1月に国王への助言機関「諮問評議会」(定員150人)で30人の女性評議員が初めて選ばれるなどの動きもある。

6954チバQ:2013/10/02(水) 19:11:04
http://mainichi.jp/select/news/20131002ddm007030138000c.html
トルコ:統一地方選にらみ、首相「民主化政策」 クルド語教育を一部容認、公務員スカーフ着用許容
毎日新聞 2013年10月02日 東京朝刊

 【エルサレム大治朋子】トルコのエルドアン首相が、少数民族クルドの使うクルド語の私立校での教育や、イスラム教徒の一部女性公務員にスカーフ着用などを認める「民主化政策」を発表した。9月30日に記者会見したエルドアン首相は「過去最大の民主化パッケージだ」とアピール。クルド民族の人権拡大は右派の反発を招くと見られるが、スカーフ着用などを認め、支持基盤のイスラム保守派に配慮した格好だ。

 トルコでは来年3月に統一地方選が予定されるが、シリア内戦の影響で南部国境付近の治安が悪化する中でクルドとの衝突を回避すると同時に、イスラム保守派の支持を固める狙いもありそうだ。

 クルド人(推計2000万〜3000万人)はトルコのほかイラン、イラク、シリアなど広範囲に居住。「国家を持たない最大の民族」とも呼ばれる。各地で弾圧を受け、トルコでは公共の場でのクルド語使用などが禁じられていた。

 私立校でのクルド語教育を認可するほか、クルド系の小規模政党が、より議席を確保しやすい方向で選挙制度を見直す方針を盛り込んだ。

 トルコからの分離・独立を訴え武装闘争を続けてきたクルドの非合法組織「クルド労働者党(PKK)」は5月以降、トルコ南東部から最大拠点のイラク北部クルド自治区へ段階的に撤収中。しかし、AP通信などによると、エルドアン政権による人権拡大政策が不十分だとして先月、撤収を一時中断し、武装闘争の再開もありうると警告。シリア情勢が混迷を深めるなか、首相としてはこれ以上の摩擦を回避したい思惑が働いた可能性もある。

 また、憲法に政教分離を掲げ、国是とするトルコは、女性職員に公共の場でのスカーフ着用を禁止してきたが、今回、女性公務員の着用を認める。ただ、裁判官や検察官、軍人や治安当局員は除外した。

6955旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/10/02(水) 19:27:04
イタリア上院本会議。http://www.youtube.com/watch?v=GH5trXSUgXQ
内閣信任決議案審議中。

6956旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/10/02(水) 19:56:28
どうも上院議員23名が自由国民を離党する模様。

6957旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/10/02(水) 20:41:45
ベルルスコーニが討論に立って,内閣信任を表明した模様。

6958旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/10/02(水) 21:08:51
発声投票開始。ベルルスコーニは“Si”(信任に賛成)ですと。。。
このおっさんはホント迷惑。そして,上院の採決はあんなめんどくさいやり方するのか。どれだけ時間かかるんだ。

6959旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/10/02(水) 21:54:22
モンティも“Si”でした。
採決の結果は,賛成235,反対70で内閣信任決議案を可決。

しかし,ベルルスコーニはみっともない。
できの悪い“イタリア版加藤の乱”をみた感じ。

6960旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/10/02(水) 22:20:32
イタリア:レッタ政権信任 ベルルスコーニ氏、方針転換
http://mainichi.jp/select/news/20131003k0000m030096000c.html
【ローマ福島良典】イタリア上院(321議席)は2日、中道左派・民主党のレッタ首相(47)率いる内閣の信任投票を行い、賛成235、反対70、棄権1、欠席14で信任した。大連立政権からの離脱と不信任を表明していた中道右派・自由国民のベルルスコーニ元首相(77)が土壇場で態度を変えた。元首相は自らの強硬路線に反発する自由国民内ハト派の造反に直面して陣営の分裂回避を優先し、政権存続容認へと方針転換を迫られた。
 レッタ政権は今年2月の総選挙後、約2カ月間の政治空白を経て4月末、民主党と自由国民を中核とする大連立で発足した。元首相の連立離脱決定により政権存続の正念場を迎えていたが、発足からわずか約5カ月で崩壊して政治混乱と経済危機の再燃を招く最悪の事態は回避された。
 与党は自由国民が連立離脱しても下院(630議席)では過半数だが、上院では148議席で半数を割るため、上院での信任投票が焦点となっていた。首相は2日、投票に先立ち「(財政再建に取り組む)イタリアが直面する致命的なリスクを回避しなければならない」と述べ、内閣信任による政権安定化の重要性を強調した。
 元首相から9月28日に辞任表明を強いられた自由国民5閣僚は財政再建下での連立離脱に反対。元首相の懐刀である自由国民幹事長のアルファノ副首相兼内相は1日、反旗を翻し、内閣信任を呼びかけていた。元首相は投票開始直前、「イタリアは改革を進める政府が必要だ」と信任理由を説明した。
 元首相は脱税事件で実刑判決が確定、上院議員資格剥奪の危機に直面している。連立離脱で解散・総選挙に持ち込み、政治的生き残りを図る戦術だったが、自由国民内ハト派の反発に遭い、自陣営の亀裂を招いた。不信任を望む党内タカ派を最終局面で抑え込んだ形だが、元首相の政治的影響力の低下は避けられないとみられる。
 上院委員会は4日、議員資格剥奪の是非を巡って投票する予定。刑の執行は15日から始まり、元首相は1年間の自宅軟禁か社会奉仕活動のいずれかを選ばなければならない。

6961とはずがたり:2013/10/03(木) 16:03:05
やり手のベルルスコーニも一敗地に塗れましたねぇ。

伊レッタ政権、信任 上院、賛成235票 ベルルスコーニ元首相、倒閣を断念
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20131003101.html
産経新聞2013年10月3日(木)07:56

 【ベルリン=宮下日出男】イタリア上院(終身議員を含め321議席)は2日、レッタ政権に対する信任投票を行い、235票の賛成多数で信任した。レッタ政権打倒を目指していたベルルスコーニ元首相が投票直前に方針を一転させ、政権への支持を表明した。元首相は倒閣により自身の議員資格剥奪阻止を図ったが、陣営内で多数の造反者が出るなど党が分裂状態に陥るなか、断念に追い込まれた格好だ。

 上院の投票では反対は70票にとどまった。投票は下院でも同日行われ、政権は信任される見通し。

 レッタ首相の中道左派、民主党と元首相率いる中道右派、自由国民を中心とした連立政権が発足5カ月で崩壊する事態は当面は回避される。

 信任投票は政権不安定化を受け、レッタ首相が実施に踏み切った。首相は下院では自由国民の協力なしでも過半数を確保できるが、上院ではモンティ前首相派の中道「市民の選択」などを含めても過半数には届かず、自由国民の行方がカギを握っていた。

 元首相は9月28日、自由国民出身の5閣僚の引き揚げを表明した。

 表向きの理由は、自身が求める付加価値税増税の凍結が実現しなかったことだが、実際には脱税事件での有罪確定を受け、民主党などが上院で目指す元首相の議員資格剥奪の動きを議会解散に持ち込んで回避する狙いだった。

 しかし、この方針に対し、自由国民では辞表を提出した5閣僚らが「戦略は共有できない」(ロレンツィン保健相)と反発。元首相の側近で党幹事長でもあるアルファノ副首相兼内相も1日、「政権に信任票を投じるべきだ」と表明した。

 レッタ政権は財政再建や構造改革に取り組む最中であり、アルファノ氏らとしては元首相の議員資格の問題とは区別して、同国が再び政治混乱に陥り、国際社会や金融市場の不安を招く事態を回避したいとの判断があった。

 自由国民では元首相の路線を支持する「強硬派」とアルファノ氏ら「穏健派」の亀裂が深刻化。投票前には穏健派30〜40人が政権支持に回り、議会で別グループを結成するとも伝えられたなか、元首相は投票直前に「内部対立はあるが、信任票を投じる」と表明した。

 首相職を3度経験し、長年、党を率いてきた元首相に対する反旗が公然と翻される事態はその影響力低下を示すともいえる。AP通信などは、元首相について「敗北を認めた」と報じた。

6962旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/10/03(木) 21:40:19
イタリア上院がレッタ政権を信任、政権基盤に不安残る
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2013/10/110964.php
[ローマ 2日 ロイター] - イタリア議会は2日、レッタ内閣への信任投票を実施し、賛成多数で可決した。
信任案は上院で賛成235、反対70で可決された後、下院でも435対162で承認された。
連立政権を崩壊させる構えを見せていたベルルスコーニ元首相は、自身が率いる中道右派政党・自由国民(PDL)の多くの党員が政権支持に回る意向を示したことを受け、上院での採決直前に強硬姿勢を一転し、レッタ政権を支持する方針を示していた。
イタリアの金融市場は内閣信任を好感し、株価<.FTMIB>は一時2%近く上昇、10年国債利回りは4.34%に低下した。
ただ、先行きが注目されるイタリア経済の根深い問題にレッタ政権が対処できるかをめぐっては不安がくすぶる。
ナポリターノ大統領は声明で「政府は試練を乗り越えた」と内閣信任を歓迎したうえで、再び日常的に政局混乱に陥ることは許されないと警告した。
レッタ首相は、公的債務の拡大を防ぐ措置やリセッション(景気後退)からの脱却に向けた改革を推進すると表明。安定した政権運営を難しくしている選挙制度の改革にも取り組む考えを示した。
しかし、景気低迷からの脱却と公的債務の削減に必要な包括的な改革や税制・財政措置をレッタ政権が遂行できるかは依然不透明な情勢だ。
また、信任投票を前にPDLから造反が出て、ベルルスコーニ元首相が内閣支持に方針転換する結果となった今回の一連の経緯は、レッタ政権の安定性や中道右派勢力の将来をめぐり多くの疑問が残ることも浮き彫りにしている。
PDLの今後の行方は向こう数日でより明確になる見通しだ。同党の上院議員25人は、信任投票に先立ち離党の意向を表明している。
イプソスが1日に実施した世論調査では、PDL支持者の51%が同党はベルルスコーニ氏に代わる新党首を選出し、刷新を図るべきと回答した。

6963チバQ:2013/10/03(木) 22:58:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131003/mds13100318220004-n1.htm
ガンビア、英連邦脱退「新植民地機構」と批判
2013.10.3 18:18
 西アフリカ・ガンビアからの報道によると、同国政府は2日、英連邦からの脱退を発表した。政府は脱退の直接的な理由を明らかにしていないが、声明で「二度と新植民地主義の機構の一員にはならない」とした。

 英BBC放送によると、英外務省は、加盟は各国の判断次第だとしつつ、遺憾の意を表明した。英連邦からの脱退は2003年のジンバブエ以来。

 ガンビアのジャメ大統領は1994年のクーデターで権力を掌握。国際人権団体などから人権侵害や強権体質を批判されている。一方、ジャメ氏は11年の選挙前に英国が野党を支援していると批判していた。

 ガンビアはセネガルに三方を囲まれた小国で、英国の旧植民地。世界最貧国の一つでもある。(共同)

6964チバQ:2013/10/03(木) 23:04:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131003/erp13100311440003-n1.htm
ギリシャ、極右政党締め付け強化 党首ら逮捕、移民襲撃関与の疑い
2013.10.3 11:43
 【ベルリン=宮下日出男】ギリシャのサマラス政権が極右政党「黄金の夜明け」に対し、党首らを逮捕するなどの締め付け強化に乗り出した。経済低迷の中で同党は国民の不満を吸収して台頭したが、国内では相次ぐ移民襲撃への懸念も高まっていた。厳しい対処により政権に対する信頼回復につなげたい狙いだ。

 警察当局は9月末、犯罪組織に関与した疑いでミハロリアコス党首らの国会議員6人を含む党関係者約20人を逮捕した。当局は他の議員や支持者の逮捕状も取って行方を追っている。摘発のきっかけは、人種差別に反対する男性のラップ歌手(34)が9月17日、アテネ近郊で殺害された事件で、容疑者として同党の支持者が逮捕された。

 外国人排斥を掲げる同党は昨年6月の総選挙で18議席を獲得し、議会に初進出した。高失業率と移民流入が問題化する同国で国民の支持を集めたが、メディアは「ネオナチ」と警戒。移民襲撃などでも関係者の関与が疑われていた。

 政権は対処が「甘い」と批判されていた姿勢を事件後は一転。当局に取り締まりを要請した。関係者宅の捜索ではヒトラーの肖像なども見つかった。ギリシャでの現職議員逮捕は軍事政権後に現行憲法が公布された1975年以降初だ。

 政府は同党の政党資金を停止するための法案も提出する考えで、人種差別をあおるヘイトスピーチ(憎悪発言)の禁止も検討している。ギリシャ紙カティメリニ(電子版)は政府の対応を「遅くはなったが、勇気を持って責任を担ったもの」と評している。

6965チバQ:2013/10/03(木) 23:06:42
http://mainichi.jp/select/news/20131004k0000m030070000c.html
イタリア:ベルルスコーニ氏、政治生命の危機…倒閣失敗で
毎日新聞 2013年10月03日 21時03分(最終更新 10月03日 21時03分)

 【ローマ福島良典】イタリアのレッタ政権が上下両院で信任され、ベルルスコーニ元首相(77)の倒閣計画に造反して信任の「立役者」となった中道右派・自由国民幹事長のアルファノ副首相兼内相(42)が存在感を強めている。自由国民は元首相に忠誠を誓うタカ派グループと、アルファノ氏らハト派の造反組に分裂。数々の醜聞を抱えながら約20年にわたりイタリア政界を生き延びてきた元首相は、政治生命の危機に直面している。

 アルファノ氏は元首相に反旗を翻し、中道左派・民主党のレッタ首相(47)率いる大連立政権の存続に道を開いた。イタリア紙レプブリカによると、アルファノ氏に同調した自由国民の造反議員は下院26人、上院23人。新政治集団の結成も視野に入れている。

 アルファノ氏はイタリア南部シチリア島生まれ。大学卒業後、新聞記者、地方議会議員を経て2001年、ベルスコーニ元首相の中道右派「フォルツァ・イタリア」(がんばれイタリア)から国政進出。08年に法相に抜てきされ、11年に自由国民幹事長に。今年4月に発足したレッタ政権で副首相兼内相に就任した。

 これまで元首相の忠実な側近とみられてきた。元首相のようなカリスマ性を欠き、政界で影が薄かったが、自由国民のファブリツィオ・チッキート下院議員は「アルファノ氏は『勝てる政治路線』を代表した。将来の中道右派の指導者になり得る」とたたえた。

 一方、ベルルスコーニ元首相は連立離脱で解散・総選挙に持ち込む政治的賭けに失敗し、求心力の低化を招いた。元首相は債務危機さなかの一昨年11月、首相の座から追われたが、不死鳥のように復活を果たし、今年2月の総選挙からレッタ政権樹立に至る政局を主導。

1994年の政界入り時に旗揚げした「フォルツァ・イタリア」を再結成し、次期選挙への臨戦態勢を整えてきた。

 だが、脱税事件で8月1日に最高裁有罪判決を受けてから政治家人生の歯車がくるい出した。上院委員会は近く、元首相の議員資格剥奪を投票の予定。判決に基づき15日には1年間の自宅軟禁か社会奉仕活動を選ばなければならず、政治家生命に黄信号がともっている。

6966チバQ:2013/10/06(日) 00:22:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131005/mds13100523320003-n1.htm
ハメネイ師、ロウハニ穏健路線を支持 イラン
2013.10.5 23:21
5日、テヘランで開かれた陸軍士官学校の卒業式に出席したイランの最高指導者ハメネイ師(AP)
5日、テヘランで開かれた陸軍士官学校の卒業式に出席したイランの最高指導者ハメネイ師(AP)
 【カイロ=大内清】イランからの報道によると、同国の最高指導者ハメネイ師は5日、自身の公式サイトで、核開発問題をめぐる「政府の外交努力を支持する」と述べ、ロウハニ大統領が進めている穏健路線を擁護した。その一方でハメネイ師は、ロウハニ師が9月、国連総会出席のため訪米した際にオバマ米大統領と電話会談したことを念頭に、「不適切なこともあった」と指摘、ロウハニ師を批判する強硬保守派にも配慮を示した。

 ロウハニ師の国連総会出席後、ハメネイ師が公式見解を出したのは初めて。核問題で最終決定権を持つハメネイ師の支持を改めて得たことは、経済制裁緩和に向け国際社会との関係改善を図りたいロウハニ師には追い風となる。

 ただ、国内の強硬保守派には、“宿敵”とみなす米国との対話には否定的な意見も根強い。ハメネイ師の今回の声明は、強硬保守派の批判を押さえ込みつつ、ロウハニ師にも安易な譲歩はしないよう戒める意味合いがありそうだ。

 ロウハニ師は米国滞在中、オバマ氏と電話会談したほか、フランスのオランド大統領ら各国首脳とも積極的に会談した。

6967チバQ:2013/10/06(日) 00:23:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131005/erp13100520370004-n1.htm
ドイツ連立交渉は長期化も 政策に溝、社民党は埋没を警戒
2013.10.5 20:36 (1/2ページ)
大連立に向けた予備交渉に参加したメルケル首相=4日、ベルリン(ロイター)
大連立に向けた予備交渉に参加したメルケル首相=4日、ベルリン(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ連邦議会(下院)選挙で第一党になったメルケル首相の保守系与党、キリスト教民主・社会同盟と第二党で中道左派の社会民主党による「保革大連立政権」に向けた協議が動き出した。ただ、両党には政策的な溝があり、社民党内では抵抗も強い。同盟は環境政党である90年連合・緑の党との協力も模索する方針で、交渉は長期化するとの見方が支配的だ。

 同盟と社民党は4日、連立の可否を探る初の予備交渉を行った。同盟からはメルケル氏ら14人、社民党からガブリエル党首ら7人が出席。内容は公表されていないが、双方とも「建設的だった」(同盟幹部)などと好感触を強調し、14日に第2回会合を開くことで合意した。

 選挙では同盟はメルケル氏の人気を背景に単独過半数まで5議席に迫る大勝を収めたが、連立相手の自由民主党が議席を喪失。新たな連立相手を探す必要があり、社民党は最有力候補とされている。世論調査でも大連立を望む回答者が約半数で最も多い。

 だが、同盟と社民党間で調整すべき政策は多い。社民党はインフラ投資などを目的とした富裕層対象の増税や全国一律の最低賃金制度導入を求めるが、同盟は景気に悪影響を及ぼすなどとして反対だ。社民党は選挙直前に新設された育児手当の廃止も掲げるが、同盟は拒否している。

 さらに難しいのが社民党の党内調整だ。社民党は2005〜09年の大連立政権で一定の実績を残したが、メルケル氏の人気の前に埋没し、09年の前回選では戦後最低の得票率だった。その「後遺症」が今も残り、世論調査では党員の65%が大連立に反対している。

 このため、社民党は大連立の可否の最終判断を約47万人の党員の投票に付す方針。投票は11月中旬までに行う考えだが、承認を得るためには安易な譲歩はできない。

 05年の大連立発足には選挙後65日間を要したが、今回はこの戦後最長記録を超える可能性も指摘され、社民党幹部は「12月か来年1月になるかもしれない」とも語っている。

 一方、同盟は10日に緑の党とも予備交渉を行う。社民党に対して圧力をかけるのが狙いとされているが、社民党の逡巡(しゅんじゅん)を受け、「同盟指導部では緑の党も真剣な選択肢と次第に語られるようになっている」(独紙フランクフルター・アルゲマイネ)とも伝えられる。

6968チバQ:2013/10/06(日) 00:24:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131005/erp13100501170000-n1.htm
ベルルスコーニ元伊首相、議員失職へ 伊上院委、議員資格の剥奪勧告
2013.10.5 01:14
ベルルスコーニ伊元首相(ロイター)
ベルルスコーニ伊元首相(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】イタリア上院の議員免責特権などを審議する委員会は4日、脱税事件で有罪が確定したベルルスコーニ元首相(77)の上院議員資格の剥奪を勧告することを賛成多数で決定した。上院本会議で月内にも審議されるが、資格剥奪の承認は確実視されている。議員失職が決定すれば、イタリア政界に約20年間君臨してきた元首相には大きな政治的打撃となる。

 資格剥奪は昨年定められた反汚職法に基づく措置。禁錮2年以上の刑を受けた議員は資格を剥奪され、6年間立候補できない。元首相は8月、自身のテレビ局グループをめぐる脱税事件で禁錮4年(恩赦法で1年に減刑)の判決が最高裁で確定していた。

 委員会は23人で構成。レッタ首相の中道左派、民主党や野党の五つ星運動など資格剥奪を目指す議員が多数を占めていた。本会議でも承認される見通し。一方、元首相が率いる中道右派政党、自由国民は法制定前の事件には遡及(そきゅう)して適用できないと主張していた。

 元首相は有罪確定後、レッタ政権の倒閣を企てるなどして議員資格維持を図ったが、自由国民が分裂含みに陥って失敗した。元首相は有罪判決をめぐり欧州人権裁判所に訴えるなど抵抗を続け、議員を失職しても党を率いて政治活動を継続する考えを示している。

6969チバQ:2013/10/06(日) 00:30:20
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131005/fnc13100515190004-n1.htm
独総選挙、メルケル氏独り勝ち 「何も残らない」協力者の悲哀
2013.10.5 15:18 (1/3ページ)[欧州]
戦後2番目に低い得票率に終わった後、党本部で険しい表情をみせる独社民党首相候補のシュタインブリュック前財務相=ベルリン(AP)
戦後2番目に低い得票率に終わった後、党本部で険しい表情をみせる独社民党首相候補のシュタインブリュック前財務相=ベルリン(AP)
 9月22日実施のドイツ総選挙は、まさにメルケル首相の「独り勝ち」だった。債務危機対応などで見せた堅実な手腕に対する国民の信頼の高さが改めて示された結果なのだが、一方で首相に協力してきたはずの連立パートナーや野党があおりをくう格好ともなっている。「メルケル氏と組むと、何も残らない」−。そんな言葉もメディアではささやかれている。


自民党初の議席0


 「党の歴史で最もつらく、悲しい時だ」。選挙翌日の9月23日、くやしさをにじませて辞意を表明したのは、自由民主党のレスラー党首。同党はメルケル氏の保守系、キリスト教民主・社会同盟の連立相手でありながら、結党後初の「議席0」という最も厳しい審判を下された。

 中道リベラル系の自民党は1948年の結党。同盟と中道左派の社会民主党という二大政党に次ぐ「第三勢力」として、旧西独時代には連立政権が主流のドイツでキャスチングボートを握ってきた。延べ44年の政権参加期間は同盟や社民党より長い。

 党勢低迷の原因には、党内対立や前回2009年選挙の減税公約が実現できなかったことなどが挙げられる。かつて減税策をめぐり、ホテル業者との癒着疑惑が浮上したことも尾を引いたといわれる。債務危機では支持者や党内でドイツの負担が伴う対策への異論が強く、ギリシャ支援ではレスラー党首自身が同国の「秩序ある国家破綻」の可能性に言及したこともある。それでも政権の対応に協力してきたが、選挙では多くの支持者が「ユーロ解体」を掲げる新党「ドイツのための選択肢」に流れた。

 中小企業経営者を支持基盤とする自民党は、社会福祉と市場主義のバランスをとるドイツ型経済で、「個人の責任」重視の自由主義を標榜(ひょうぼう)してきたのが特徴だった。だが、メルケル政権の政策が左派寄りともなる中、独自性が発揮できなかった。

 「大政党に対し『修正』を求める小党の役割を放棄してしまった」。政治学者、エーベルハルト・ホルトマン氏は自民党敗北をこう分析している。


社民党は「選挙後」


 メルケル氏に協力して難しい状況にあるのは社民党も同様といえる。社民党は前回選挙から得票率を若干増やした。だが、これは社民党と同盟による大連立政権(05〜09年)後の前回選挙で両党から小党に流れた票の一部が戻ってきたにすぎない。社民党の今回の得票率は戦後2番目に低い。

6970名無しさん:2013/10/06(日) 00:30:42
 社民党は本来、同盟より「親欧州」とされ、選挙戦ではメルケル氏がギリシャなど危機国に促してきた過度の財政緊縮策などを批判。メルケル氏がユーロ共同債などに反対する一方、公約にはユーロ圏諸国の一部債務を共同返済する基金の設立も掲げた。

 だが、社民党もギリシャ支援などの議会採決で、連立与党に造反が出る中でも協力してきた。その手前、メルケル氏への過度の批判は自党に跳ね返りかねない。危機対応を必要以上に選挙で争点化すれば、国民に負担を求める可能性に言及せざるを得ず、議論にも踏み込めなかった。

 さらに悩みは「選挙後」だ。自民党が議席を失い、社民党はメルケル氏の連立相手として最有力視されるが、社民党には前回の大連立政権での苦い経験がある。社民党は財務相など主要閣僚を担い、金融危機でも迅速に景気対策などを打った。しかし、メルケル氏の前では存在感を発揮できず、前回選挙では戦後最悪の得票率だった。そのため再度、大連立を組むにしても条件などで慎重にならざるを得ない状況だ。

 独紙ウェルトは「メルケル氏と組んだ者には自民党のように何も残らない」と指摘した上、「社民党が大連立を組むなら、それは犠牲行為に等しい」としている。(ベルリン 宮下日出男)

6971チバQ:2013/10/07(月) 22:31:48
http://mainichi.jp/select/news/20131008k0000m030035000c.html
アフガニスタン:来春大統領選に27人立候補申請
毎日新聞 2013年10月07日 19時52分

 【ニューデリー杉尾直哉】来年4月に実施予定のアフガニスタン大統領選挙で、独立選挙委員会(中央選管)の立候補申請が締め切られ、アシュラフ・ガニ元財務相や、カルザイ大統領の兄で実業家のカユム・カルザイ氏ら27人が届け出た。アフガン戦争開戦から7日で12年が経過したが、旧支配勢力タリバンと駐留米軍などとの戦闘は続く。和平への道筋が見えない中で、選挙戦が本格化する。

 独立選挙委は、11月11日までに申請を審査し、正式な候補者を発表する。ほかに有力視されるのはザルメイ・ラスール元外相らで、いずれも最大民族のパシュトゥン人。ガニ元財務相は、世界銀行に勤めた経験があり、米国など西側諸国が好感を持つ人物とされる。

 3選を禁じた憲法に従い、来年の退任を表明してきたカルザイ大統領は「院政を敷くと思われかねないから兄(カユム氏)を支持しない」と公言する。しかし「カルザイ氏が退任後も実権を握る狙いがある」との見方は消えない。

 2番目に多い民族のタジク人からは、2009年大統領選でカルザイ氏と激しく争い、「不正選挙」を理由に決選投票を辞退したアブドラ・アブドラ元外相が出馬を申請した。

 タリバンはアフガン政府の正統性を認めておらず、来年の大統領選も「ボイコット」を訴えている。カブールの政治アナリスト、ワヒド・モズダフ氏は「今後の選挙活動や投票所を狙ったタリバンの攻撃激化が予想される。このため、公正な選挙が行われず、スムーズな政権移行が実現しない可能性がある」と指摘する。

 来年末までには駐留外国軍が任務を終了する予定。AP通信によると、アフガン南部で6日、米兵4人が攻撃を受け死亡し、今年戦死した駐留外国軍兵は132人。アフガン軍・警察は今年、週平均100人以上が死亡している。

6972チバQ:2013/10/07(月) 22:48:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131007-00000054-reut-s_ame
アルゼンチン大統領が脳内出血で1カ月間休養へ
ロイター 10月7日(月)15時7分配信



10月5日、アルゼンチンのフェルナンデス大統領(60)に脳内出血が見つかり、1カ月間休養することになった。写真は先月24日、国連総会で演説するフェルナンデス大統領。代表撮影(2013年 ロイター)
[ブエノスアイレス 5日 ロイター] - アルゼンチンのフェルナンデス大統領(60)に脳内出血が見つかり、1カ月間休養することになった。27日の議会中間選挙に向けた選挙キャンペーンを断念せざるを得なくなった。

大統領スポークスマンは、大統領は8月に頭部にけがをし、当時の検査では異常が見つからなかったと説明したが、詳細には触れなかった。

休養中は副大統領が職務を代行する。

大統領は、昨年1月に甲状腺がんと診断され切除手術を受けたが、腫瘍は良性だった。

6973チバQ:2013/10/07(月) 23:31:32
http://mainichi.jp/select/news/20131008k0000m030034000c.html
豪首相:総領事館侵入パプア人に「お呼びでない」
毎日新聞 2013年10月07日 19時50分

 【ヌサドゥア(インドネシア)佐藤賢二郎】パプア人政治犯の釈放などを訴えパプア人活動家3人がバリ島のオーストラリア総領事館に侵入した事件で、アボット豪首相は7日、「インドネシアに抗議したければ豪州以外でやってほしい。お呼びではない」と述べ、3人の行動を批判した。豪AAP通信が伝えた。3人が所属するパプア学生同盟の関係者によると、3人は6日バリ島を出ようとしたが、治安当局に妨害され、現在も島内に滞在中とみられる。在豪の支援団体は豪政府に対し、3人を逮捕しないようにインドネシア側に働きかけるよう求めている。

6974チバQ:2013/10/07(月) 23:33:03
http://mainichi.jp/select/news/20131007k0000m030103000c.html
ベルルスコーニ氏:「社会奉仕活動」選択 禁錮の代替刑で
毎日新聞 2013年10月07日 07時17分

 【ローマ福島良典】イタリアのベルルスコーニ元首相(77)の弁護士は5日、元首相が系列メディア企業の脱税事件で確定した禁錮の代替刑として自宅軟禁でなく社会奉仕活動を選択すると明らかにした。イタリアの通信社に語った。

 8月1日に元首相に言い渡された最高裁判決は禁錮4年(恩赦法で1年に短縮)だが、元首相は70歳以上の高齢のため、社会奉仕活動か自宅軟禁で代替される。弁護士はイタリア北部ミラノの裁判所に近日中に元首相の選択を通知すると述べた。

 代替刑の社会奉仕活動には高齢者や障害者の介護、建築作業、清掃・環境浄化などがあるが、元首相の場合、どのような活動になるかは不明。

 社会奉仕活動をしながら上院議員を続けることもできるが、上院委員会は4日、元首相の議員資格剥奪を本会議に勧告。本会議が今月中に剥奪を最終決定する見通しだ。

6975チバQ:2013/10/08(火) 18:25:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131008/asi13100812040001-n1.htm
モルディブ大統領選、無効に
2013.10.8 12:03
 【ニューデリー=岩田智雄】モルディブの最高裁は7日、9月7日に投票が行われた大統領選について、不正が行われた疑いがあるとして無効との判断を下し、やり直しの投票を行うよう命じた。ロイター通信によると、判事の1人は、投票者のうち5623人に死者や有権者の年齢に満たない者、偽の身分証明書を使用した者が含まれていたとの警察の報告に言及した。

 大統領選には4人が立候補し、9月28日に上位2人による決選投票が行われる予定だったが、3位で敗れた候補が不正があったとして選挙の無効を訴え、最高裁が決選投票を延期していた。

6976チバQ:2013/10/08(火) 20:34:06
http://www.afpbb.com/articles/-/3001015
モルディブ最高裁、大統領選に無効判決 20日までに再投票へ
2013年10月08日 11:10 発信地:マレ/モルディブ
【10月8日 AFP】インド洋の島国モルディブの最高裁判所は7日、先月行われた大統領選挙1次投票の結果を無効とし、今月20日までの再投票を命じる判決を下した。9月7日に行われた投票では、モハメド・ナシード(Mohamed Nasheed)前大統領が勝利したが、対立候補が不正を申告していた。

 最高裁はまた、再投票で過半数を獲得する候補が出なかった場合、11月4日までに決選投票を実施するよう命じている。

 ナシード前大統領は2012年2月、野党支持者の抗議デモが激化し、政治的に混乱が生じたことを受け辞任し、モハメド・ワヒード・ハッサン(Mohamed Waheed Hassan)副大統領が大統領に就任していた。9月の大統領選挙は、ナシード前大統領の辞任以降初めての大統領選挙だったため、国際社会から注目を集めていた。(c)AFP

6977チバQ:2013/10/08(火) 20:35:31
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013100802000127.html
独 連立交渉長期化へ 最大野党 主要政策食い違い
2013年10月8日 朝刊


 【ベルリン=宮本隆彦】ドイツの連邦議会(下院、六百三十議席)選挙で大勝したメルケル首相の組閣が大幅に遅れる見通しとなっている。キリスト教民主・社会同盟と、ガブリエル党首率いる最大野党の社会民主党の大連立交渉が、税制など主要政策の食い違いをめぐって長期化することが予想されるためだ。

 選挙戦で高所得層への課税強化を訴えた社民党(一九二)にすれば、安易に増税の主張を取り下げることは党の存在意義を脅かしかねない。対する民主・社会同盟(三一一)は90年連合・緑の党(六三)との交渉も並行させ、社民党に揺さぶりをかける構えだ。

 中道左派の社民党は労組が支持基盤。選挙戦では、社会的格差の是正を掲げ、高所得層への増税を主張。増収を教育やインフラ投資の拡充に充てるべきだと訴えた。この結果、今回の選挙では、歴史的大敗だった前回二〇〇九年より得票率を2・7ポイント回復させた。また、全国一律の最低賃金制度導入など左派的な政策実現も政権入りの条件にするとみられる。

 これに対し、保守層や産業界の支持を集める民主・社会同盟は増税や全国一律の最低賃金には反対しており、政策調整の難航は必至の情勢だ。

 〇五年の連立協定締結には二カ月かかった。社民党は連立交渉の是非を党員投票で決めるとしており、今回はさらに長期化するとの見方が強い。「交渉妥結は十二月か来年一月になる」(社民党のナーレス幹事長)との声も出ている。

 単独過半数まであと五議席の大勝だった民主・社会同盟は緑の党との連立でも安定政権の樹立が可能。十日には緑の党との交渉を開始し、社民党に揺さぶりを掛ける。

 国政レベルでは両党の連立は過去に例がないが、メルケル政権が脱原発を決めたことで最大の障害がなくなった。

 アルトマイヤー環境相は「(緑の党との)連立は理論的には考えられる」と七日付の週刊誌シュピーゲルで指摘。緑の党との交渉でも増税の是非が焦点になるとの見通しを述べた。

 <ドイツの組閣> ドイツ基本法(憲法)の定めで、連邦議会選挙の翌日から30日以内に新議会を開き、議長を選出する。首相は2回目以降の議会で、大統領の提議に基づき絶対過半数で選出。首相が閣僚を指名する。政党間の連立協議が長引いて政権の発足が遅れることも多く、その場合は正式発足まで前内閣が政権を担う。

6979チバQ:2013/10/09(水) 23:41:25
http://mainichi.jp/select/news/20131010k0000m030043000c.html
モルディブ:大統領選挙やり直し 最高裁が選挙無効の決定
毎日新聞 2013年10月09日 19時38分

 【ニューデリー杉尾直哉】インド洋の島しょ国モルディブの選挙管理委員会は9日、先月7日に実施された大統領選挙の投票を今月19日にやり直すと発表した。最高裁が7日、不正投票があったとして、選挙結果を無効とする決定を出したため。

 先月の選挙では、昨年2月の政変で辞任に追い込まれたナシード前大統領が得票率45%で首位に立った。9月28日に2位のアブドラ・ヤミーン氏との間で決選投票が行われる予定だったが、最高裁は決選投票を延期していた。

6980チバQ:2013/10/09(水) 23:42:55
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013100900711
大統領選の投票実施=世襲の現職アリエフ氏3選へ−アゼルバイジャン

9日、バクーの投票所で、1票を投じるアゼルバイジャンのアリエフ大統領(EPA=時事) 【モスクワ時事】カスピ海沿岸の産油国、旧ソ連構成国のアゼルバイジャンで9日、任期満了に伴う大統領選が行われた。前大統領の息子で2期目のイルハム・アリエフ大統領(51)が圧倒的優位に立ち、3選を果たし長期政権を確立する見通しだ。
 10人が立候補した今回の選挙は午後7時(日本時間午後11時)の投票終了後、深夜(同10日未明)に中央選管が暫定結果を発表。ただ、出口調査によると、得票率はアリエフ氏が92%、有力野党候補ジャミル・ハサンリ氏(61)が6%と、投票が終わらないうちから形勢は圧倒的だった。
 アリエフ氏は、父親のヘイダル・アリエフ前大統領が死去した2003年に大統領選で当選。旧ソ連で初めて権力を「世襲」した。今回は09年の改憲で連続3選禁止規定を撤廃した後、初の選挙となった。しかし、市民の間には長期政権への不満もくすぶっている。(2013/10/09-17:38)

6981チバQ:2013/10/10(木) 19:55:57
http://www.afpbb.com/articles/-/3001150
アゼルバイジャン大統領選、現職アリエフ氏が圧勝
2013年10月10日 08:07 発信地:バクー/アゼルバイジャン
【10月10日 AFP】9日に投票が行われたアゼルバイジャン大統領選挙で、現職のイルハム・アリエフ(Ilham Aliyev)大統領(51)が圧倒的得票で3期目の大統領職を確保し、アリエフ一族による政権支配をさらに延長させた。一方、惨敗した対立候補からは、不正選挙との非難が上がっている。

 開票率75%の時点で、アリエフ大統領は84.7%の票を得て、有力野党候補ジャミル・ハサンリ(Jamil Hasanli)氏(5.2%)を大幅に引き離し、広く予想されていた地滑り的大勝を果たした。

 アリエフ大統領の与党「新アゼルバイジャン(New Azerbaijan)」は勝利宣言を出したが、ハサンリ氏の陣営は、各地で選挙管理上の不正行為があったとして、選挙結果を受け入れない構えだ。

 アリエフ氏は、父親のヘイダル・アリエフ(Heydar Aliyev)元大統領の死後、2003年の大統領選で当選を果たした。旧ソ連時代には国家保安委員会(KGB)の高官を務めたヘイダル氏は、ソ連崩壊後のアゼルバイジャンを10年にわたって率いた共産主義時代の権力者だった。

 アリエフ氏は2008年の選挙でも89%の得票で再選されたが、西側観測筋はこの選挙が自由・公正を欠いていたとみている。2009年には国民投票を行い、それまで最長2期10年と定められていた大統領の3期出馬を可能にした。(c)AFP

6982チバQ:2013/10/10(木) 20:04:50
http://mainichi.jp/select/news/20131010ddm007030109000c.html
グルジア:五輪に「憂慮」 ソチ聖火、紛争の「英雄」巡り反発
毎日新聞 2013年10月10日 東京朝刊

 【モスクワ真野森作】今月スタートしたロシア・ソチ冬季五輪の聖火リレーに、隣国グルジアとの2008年の軍事紛争で「国家英雄」に選ばれた露空軍パイロットが参加したことを巡り、グルジア政府は憂慮の声明を発表した。今月27日に予定されている、対露強硬派と関係改善派が対立するグルジア大統領選で、議論が過熱すれば五輪参加辞退の可能性もある。

 グルジアが問題視するランナーは、ロシア空軍パイロットのイワン・ネチャーエフ少佐。紛争では、少佐が操縦する戦闘爆撃機がグルジア側のロケット弾の反撃を受けたが、両エンジンに損傷を抱えながらも帰還。勇敢な軍人として国家英雄に選ばれた。少佐は6日の聖火到着イベントで、トーチを掲げモスクワ中心部を走った。

 グルジア政府は7日声明を発表し「どの国にも自国の英雄を決める権利はあるが、隣国と良好な関係を築こうとする国であれば、このような挑発的行動はとらないだろう」と指摘。「今後、ソチ五輪を過度に政治化する動きがあれば、適切な決定を行う」と警告し、参加辞退も示唆した。

 グルジアでは、紛争以前から対露強硬路線のサーカシビリ大統領と、昨年秋の議会選の大勝で実権を握り、ロシアとの関係改善を進めるイワニシビリ首相が対立する「ねじれ状態」となっている。27日の大統領選では両派の候補者が争う。

 ロシアのシンクタンク「国際政治研究所」のエフゲニー・ミンチェンコ所長はインタファクス通信に「首相側(グルジア政府)がこのような声明を出したのは、サーカシビリ氏に対抗するため大統領選を前に民族主義的な有権者層を引きつけるためだろう」と語り、国内向けのポーズとみる。

 ただ、ロシア南部のソチはグルジアと近く、グルジア政府内には五輪をテコにした両国関係改善に期待する声もあった。

6983チバQ:2013/10/10(木) 20:13:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131009/erp13100921580004-n1.htm
ロシア、エストニアと国境画定へ 残る主要な領土問題は日本のみ
2013.10.9 21:57 (1/2ページ)[ロシア]
 【モスクワ=佐々木正明】ロシアのプーチン大統領は9日までに、バルト3国のエストニアとの国境画定条約に署名する意向を示した。今年中にも両国政府が条約に調印、双方の議会の批准を経て発効する。以前にも解決に近づいたが、歴史認識が原因で紛糾、頓挫していた。今回の国境画定で、ロシアが抱える大きな領土問題は日本との間に横たわる北方領土問題だけになる。

 ロシアとエストニアの議会は昨夏、国境画定交渉の進展で合意し準備を進めてきた。今年9月の国連総会で露外交団と交渉したパエト外相は今月5日、「われわれは一歩一歩、合意を重ねた。あとはロシア側の問題だ」と述べた。

 両国の領土問題は第1次世界大戦直後にさかのぼる。エストニアは1920年、ロシアと交わしたタルトゥ条約で独立国となり、独自の国境線を定めた。しかし、40年にソ連に併合されて境界線は西側に押し戻された。91年のソ連邦崩壊のさいにロシアは同条約の有効性を認めず、国境は未画定となった。

 係争地域は、タルトゥ条約でエストニアが自国領だと主張した約2300平方キロ。同国面積の約5%にあたる。2005年には事実上、この地域をエストニア側が放棄し、ソ連時代からの境界線を国境とすることで合意したが、エストニア側が国内の批准法に「ソ連の侵略の犠牲となった」との前文を盛り込んだため、露側が非難して交渉は宙に浮いていた。

 こうした経緯から、今回の条約では歴史問題には踏み込まないことで合意された。露側には欧州連合(EU)加盟国であるエストニアとの国境を画定し、EUとの間でビザ簡素化交渉を有利に運びたい意図があると指摘されている。一方のエストニア側はかつて、ロシアからとみられるサイバー攻撃を受けるなど対露警戒感は根強いのが現状だ。

 ロシアはイランなど周辺国との間で、カスピ海の領海画定など「技術的な交渉」(外交筋)は残されているものの、大きな問題は日本との北方領土問題だけとなる。露側の対日交渉姿勢に変化が現れるかが注目される。

 プーチン大統領は8日、滞在先のインドネシアで日本との平和条約締結問題にふれ、「両国は敵国同士ではなく、友好国同士の状態を作らなくてはならない」と述べた。

6984チバQ:2013/10/12(土) 01:07:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131011/erp13101109060000-n1.htm
住居に40億円…独のぜいたく司教に批判集中 清貧モットーの法王と協議へ
2013.10.11 09:03
 住居建設に約3100万ユーロ(約41億円)、飛行機はファーストクラス−。ドイツ西部リンブルク司教区のテバルツファンエルスト司教(53)のぜいたくな生活ぶりがこのほど明らかになり、激しい批判にさらされている。

 建設工事の大部分が司教区の許可なしに進められたとされる。ローマ法王フランシスコは「貧しい人たちのための教会」を掲げており、ドイツ司教会議は10日、法王と対応を協議すると表明した。

 司教は2008年1月、リンブルクに赴任。その後住居の工事が始まった。司教は昨年1月、貧しい人の救済活動のためインドのスラム街を訪れた際、ファーストクラスを利用した。

 今年3月に就任した法王はバチカン内の専用住居に入らず、他の聖職者らと寝泊まりを続けるなど清貧をモットーにしている。(共同)

6985とはずがたり:2013/10/12(土) 19:16:20

米国不在で広がる失望感 中露が連携して外交攻勢? APEC首脳会議7日開幕
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131007/asi13100700500000-n1.htm
2013.10.7 00:43

 【ヌサドゥア=吉村英輝】インドネシアのバリ島で7日に開幕するアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議では、フィリピンやベトナムが中国と対立している南シナ海の問題などが協議される見通しだ。ただ、オバマ米大統領は政府機関の一部閉鎖に対応するため、昨年に続いて首脳会議を欠席する。米国の存在感の低下は避けられず、東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国からはアジア重視を掲げる米国の姿勢に疑念が出ている。

 「今回のAPEC首脳会議により、21世紀のアジア太平洋地域のリーダーが米国ではなく中国だと確認された」。インドネシア英字紙、ジャカルタ・ポストは5日付でオバマ氏の不参加をふまえてこう指摘した。

 オバマ氏はAPEC首脳会議やブルネイでの東アジアサミット(EAS)について、直前まで出席する意欲を示し、各国もこれをオバマ氏の「アジア重視」の姿勢と受け止めていた。

 特に、南シナ海問題で「行動規範」の策定を中国と進めているASEANでは、フィリピンと中国の対立が深まる中、地域の安全保障に対する米国の調整力が期待されていた。

 オバマ氏の代理として現地入りしたケリー米国務長官は、「アジア重視の姿勢に変わりはない」と強調している。だが、「国内問題も処理できない米国が世界のリーダーになり得るのか」(地元メディア)と疑問視する見方が出ている。

 こうしたなか、中国の習近平国家主席は首脳会議に先立ってインドネシアやマレーシアを訪れ、大規模な経済協力を約束。歓迎ムードの中でバリ島入りした。6日には台湾の蕭万長前副総統と会談、経済関係強化を呼びかけた。

 シンガポールのリー・シェンロン首相は6日のAPEC関連会合で、首脳会議では「南シナ海問題も話し合われるべきだ」と述べ、地域の安全保障に「米国が存在感を維持すべきだ」との考えを示した。が、オバマ氏不在の中、どこまでこうした考えが受け入れられるかは未知数だ。

 一方、ロシア外務省によると、米露外相は7日、首脳会議に合わせて会談する。シリア情勢などをめぐり、中露が連携して外交攻勢を仕掛ける場面も予想される。

6986チバQ:2013/10/13(日) 10:05:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131012/mds13101217530002-n1.htm
アフリカ連合、ICC脱退論も ケニア大統領訴追で首脳会議
2013.10.12 17:52
特別首脳会議を開幕したアフリカ連合=12日、アディスアベバ(ロイター)
特別首脳会議を開幕したアフリカ連合=12日、アディスアベバ(ロイター)
 アフリカ連合(AU)は12日、国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)とアフリカ諸国の関係を議論するため、エチオピアの首都アディスアベバのAU本部で特別首脳会議を開いた。

 ICCにケニヤッタ大統領らが訴追されたケニアが開催を要請した。アフリカ各国には、ICCがアフリカ人ばかりを訴追対象にしているとの不満が広がっており、集団脱退を検討すべきだとの意見も一部で出ている。

 11日にはAU特別閣僚会議が開かれ、ケニヤッタ氏らへのICCの訴追手続きを延期するよう国連に求めることで一致した。議長国エチオピアのテドロス外相は、ICCの「不公平な扱い」は受け入れられないと主張した。(共同)

6987チバQ:2013/10/14(月) 13:04:48
http://mainichi.jp/select/news/20131014k0000m030078000c.html

チュニジア:政権と世俗派野党、和解協議始まる

毎日新聞 2013年10月13日 22時06分(最終更新 10月13日 23時18分)


 【カイロ秋山信一】2011年に始まった中東の民主化要求運動「アラブの春」の先駆けとなったチュニジアで、イスラム政党中心の政権と、世俗派野党との和解協議が始まった。7月の野党指導者暗殺事件を契機に対立していたが、事前交渉で早期の憲法制定や選挙実施で合意した。同様の対立を抱え混乱が続くエジプトとは対照的に、チュニジアでは危機回避に向け一歩踏み出した格好だ。

 国営TAP通信などによると、与党第1党のイスラム政党アンナハダと、世俗政党中心の野党連合は今月、内閣の早期交代などを前提に和解協議を始めることを決めた。今後は制憲議会で1カ月以内に憲法草案を策定。大統領選や議会選に向け選挙法の制定を急ぐ。

 チュニジアでは11年の革命でベンアリ独裁政権が崩壊。制憲議会選挙で第1党となったイスラム組織ムスリム同胞団系のアンナハダが世俗政党と連立政権を発足させ、憲法制定の協議を進めてきた。

 だが今年7月に野党指導者ブラヒミ氏が自宅前で暗殺された。治安当局によると、犯人はイスラム教の厳格な適用を主張するサラフ主義者とみられ、事件後、サラフ主義者の取り締まりに消極的だとして、アンナハダ批判が噴出し、反政権デモが頻発していた。

6988チバQ:2013/10/15(火) 20:50:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131015-00000052-mai-eurp
<ボスニア>紛争後初の国勢調査 「民族色分け」で揺れる
毎日新聞 10月15日(火)17時48分配信


 【ウィーン樋口直樹】第二次世界大戦後の欧州で最悪の民族紛争が起きたボスニア・ヘルツェゴビナで、1995年の紛争終結以来初めて国勢調査が15日まで行われた。ボスニア人、セルビア人、クロアチア人の3民族の構成比が焦点だが、民族的色分けに反対し「ボスニア・ヘルツェゴビナ市民」などと自称する草の根運動も拡大。3民族をボスニアの「構成民族」と定義する憲法を揺るがす可能性も出てきた。

【アンジ−が脚本・監督】話題の「最愛の大地」 ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争が題材

 ボスニアの国勢調査は紛争勃発直前の91年以来22年ぶり。旧ユーゴスラビア時代の前回調査によると、総人口約438万人の民族別構成比は▽ボスニア人(イスラム教徒)43.5%▽セルビア人(正教徒)31.2%▽クロアチア人(カトリック教徒)17.4%の順。このほか5.6%がいずれの民族にも属さない「ユーゴスラビア人」と答えていた。

 3民族が覇権を争った紛争は95年12月の和平協定(デイトン合意)で終結。新憲法は3民族の権力分割を定めた。国勢調査で民族構成比が変われば、権力バランスも変化する。3民族の指導部が自陣営に有利にはたらくようけん制し合ったため、国勢調査は延期を余儀なくされてきた。

 10月1日から始まった国勢調査でも、それぞれの民族・宗教指導者はモスク(イスラム礼拝所)や教会を通じ、自らの所属民族の明確化を訴え、国外在住者には一時帰国して回答するよう求めた。結果は来年1月に発表。

 一方、ユダヤ人やロマなど少数民族は高級官僚や上院議員などへの道を閉ざされている。欧州人権裁判所は2009年12月、憲法が少数民族の人権に違反していると認定。主要3民族の中でも若年層を中心に、民族別統治による国家運営の非効率性や政治的差別への批判も高まっている。

 国勢調査による民族的な色分けに反対するNGO(非政府組織)を主宰するダルコ・ブルカンさん(34)は「国民に所属民族の公表を迫るのは差別的行為。私たちは自分の民族を申告しないよう訴えている」と毎日新聞の電話取材に語った。

 ◇ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争

 旧ユーゴスラビア連邦の解体に伴い、1992年3月にボスニア人やクロアチア人がボスニア・ヘルツェゴビナの独立を宣言、反対するセルビア人との間で武力衝突に発展した。先に独立を宣言したクロアチアや連邦維持を求めるセルビアの介入で戦火は拡大。セルビア人勢力への北大西洋条約機構(NATO)軍の空爆などを経て95年12月に和平協定が調印されたが死者20万人、難民・避難民200万人を生んだ。

6989チバQ:2013/10/15(火) 21:01:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131015/erp13101520230001-n1.htm
モスクワで1600人拘束 移民反対暴動 民族対立「危険水域」
2013.10.15 20:21 (1/2ページ)

13日、モスクワで外国人排斥を訴える人ら(AP)
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアの首都モスクワの南部で移民労働者の排斥を叫ぶ住民が暴徒化する事件があり、治安当局は15日までに、騒乱に加わった約400人と付近で働く近隣諸国出身の労働者など最大約1200人を拘束した。ロシアの都市部では旧ソ連地域からの出稼ぎ労働者が増加しており、これに伴う民族間の対立が「危険水域」にあることを改めて示した。

 発端となったのは、首都南部のビリュリョボ地区で10日未明、女性連れのロシア人男性(25)が刺殺された事件だ。容疑者は外見からロシア南方のカフカス地方もしくは中央アジア諸国の出身者とみられ、逃走している。

 13日には、事件に抗議する住民の集会に過激な排外主義者が合流し、最大数千人が出稼ぎ労働者を多く雇用する同地区の青果市場を襲撃して警官隊と衝突する事態となった。

 治安当局は暴徒に加え、殺人事件捜査の一環として市場の労働者1200人も拘束。モスクワのソビャニン市長は14日、プーチン大統領に状況を報告した。

 ロシアの都市部には所得水準の低い中央アジアやカフカスから労働者が流入し、多くが建設や清掃、物流といった分野で低賃金労働に従事している。国連によれば、ロシアに暮らす外国人移民は1100万人と今や米国に次ぐ規模だ。

 これに伴って移民と多数派のロシア人の間では軋轢(あつれき)や衝突が増え、「ロシア人のためのロシアを」といった民族主義的な主張が支持を増している。9月のモスクワ市長選では、民族主義で知られる反政権派ブロガー、ナワリヌイ弁護士が得票率27%で2位につけ、注目された。

 モスクワでは2010年12月、ロシア民族主義に共感するサッカーファンら数千人がクレムリン前で暴徒化し、政権は大きな衝撃を受けた。プーチン大統領は以前から、民族主義が多民族国家ロシアの存立を揺さぶりかねないと警鐘を鳴らしており、今回の騒乱に続く拘束劇にも政権の危機感が表れている。

 ただ、ロシア民族主義には、政権が国民統合の理念を打ち出せない間隙(かんげき)を突き、プーチン氏の多用する外国敵視の弁舌に便乗して台頭した側面がある。不法移民の増加や治安悪化の根底には、治安当局の深刻な腐敗もある。見せしめの不法移民摘発や表面的な規制強化は、その場しのぎにすぎないというのが多くの識者の一致した見解だ。

6990旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/10/16(水) 18:57:22
与党と緑の党の交渉決裂=大連立濃厚に−ドイツ
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013101600830
 【ベルリン時事】ドイツ連邦議会(下院)選挙で第4勢力となった環境政党、90年連合・緑の党は15日夜、メルケル首相が率いる中道右派与党、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と協議した結果、同党との連立に応じない方針を決めた。これにより、CDU・CSUと中道左派の最大野党、社会民主党(SPD)による大連立政権の樹立が濃厚となった。(2013/10/16-18:31)

6991とはずがたり:2013/10/16(水) 22:26:19

与党と緑の党の交渉決裂=大連立濃厚に−ドイツ
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013101600830

 【ベルリン時事】ドイツ連邦議会(下院)選挙で第4勢力となった環境政党、90年連合・緑の党は15日夜、メルケル首相が率いる中道右派与党、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と協議した結果、同党との連立に応じない方針を決めた。これにより、CDU・CSUと中道左派の最大野党、社会民主党(SPD)による大連立政権の樹立が濃厚となった。(2013/10/16-18:31)

6992とはずがたり:2013/10/16(水) 22:26:59

反政権ブロガーを執行猶予に=禁錮5年から変更−ロシア
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013101600895

 【モスクワ時事】ロシアの反プーチン政権デモを主導した野党勢力の旗手で著名ブロガーのアレクセイ・ナワリヌイ氏(37)が横領罪に問われた事件で、中部キーロフ州裁判所は16日、禁錮5年の実刑とした地区裁判所判決を一部変更し、執行猶予を認めた。(2013/10/16-19:39)

6993チバQ:2013/10/16(水) 23:28:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131015/erp13101523150002-n1.htm
バチカン国務長官が交代
2013.10.15 23:14
 ローマ法王庁(バチカン)の官僚組織のトップで首相に相当するベルトーネ国務長官(78)が15日、辞任した。後任は駐ベネズエラ大使だったピエトロ・パロリン大司教(58)。3月に就任した法王フランシスコは最高幹部人事に手を付け、本格的な法王庁改革に乗り出した。

 法王庁では昨年、内部文書をメディアに流していたとして、前法王ベネディクト16世の執事が窃盗容疑で逮捕されるスキャンダルが発生。前法王の側近で絶大な権力を持つベルトーネ氏を追い落とすための権力闘争が背景にあるとされた。

 パロリン氏は15日、手術のためバチカンでの就任式を欠席。正式な就任は数週間先になる見通し。法王フランシスコは8月末、注目された国務長官交代人事を発表していた。(

6994チバQ:2013/10/16(水) 23:28:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131016/erp13101612430000-n1.htm
緑の党との交渉打ち切り ドイツ与党、社民との大連立に絞られる
2013.10.16 12:36

連立をめぐる90年連合・緑の党との予備交渉に向かうメルケル首相(右)ら=15日、ベルリン(AP)
 ドイツのメルケル首相が率いる保守与党キリスト教民主・社会同盟は15日夜、環境政党の90年連合・緑の党との間で連立の可能性を探る2回目の予備交渉を行った。富裕層への増税などを主張する緑の党と妥協点を見いだせず交渉は打ち切られた。次期政権は同盟と最大野党の社会民主党による保革大連立に絞られた。

 同盟と社民党は17日に3回目の予備交渉を実施する予定。社民党が求める全国一律の最低賃金制度導入などで歩み寄れるかが焦点。

 ドイツメディアによると、緑の党は増税のほか、移民や難民の受け入れ拡大などを求めた。緑の党のエズデミル共同代表は16日未明、記者団に「溝を埋めようと真剣に努力した」。しかし、4年間、同盟と連立政権を運営していくのは困難と判断したと述べた。

 社民党は3回目の予備交渉が順調に進んだ場合、20日の党幹部会で本格交渉入りの承認を求める。ただ最終的に大連立に踏み切るかどうかは約47万人の党員投票に委ねる方針で、曲折が予想される。(共同)

6995チバQ:2013/10/16(水) 23:59:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131013/asi13101307000000-n1.htm
【国際情勢分析 岩田智雄の目】
国民会議派苦戦 インドで総選挙占う地方選
2013.10.13 07:00 (1/3ページ)[国際情勢分析]

インド西部のムンバイで、支持者の歓呼に応えるインド人民党(BJP)の連邦政府首相候補であるナレンドラ・モディ・グジャラート州政府首相。モディ氏の人気はラフル・ガンジー氏をしのぎ、次期首相の座をうかがう勢いだ=9月30日(AP)
 インドの5つの州などで11月から12月にかけて議会選が行われる。インドでは来年5月までに連邦議会の下院選(総選挙)が行われる予定で、今回の議会選は連邦政府与党の国民会議派と野党インド人民党(BJP)の総選挙での勝敗を占う前哨戦となる。特にデリーでは、汚職撲滅を訴える新党が参戦し、国民会議派を苦しめそうだ。

 

4地域で2大政党激突


 インドの選挙管理委員会が4日、インド全28州のうちの4州と連邦政府直轄地デリーの選挙日程を発表した。11月11日から12月4日にかけて、中部チャッティスガル州、マディヤプラデシュ州、西部ラジャスタン州、中部デリーと北東部ミゾラム州の順で投票が行われる。結果は12月8日に発表される。

 現在は、デリー、ラジャスタン、ミゾラムの3地域で国民会議派、他の2地域でBJPが地方政府の与党となっている。ミゾラム州ではBJPの支持者は限られており、国民会議派の優位は動かないため、他の4地域で、2大政党が激突する。5地域は、総有権者数が約1億1600万人で、下院の定数545のうち73議席を占める。

 国民会議派はこれまで、相次ぐ汚職疑惑や経済の低迷、物価の高騰などで批判されてきた。対するBJPは経済政策に定評のある西部グジャラート州のナレンドラ・モディ州政府首相(63)を連邦政府の首相候補に選び、各地で国民会議派への攻撃を強めている。

インド人民党に勢い


 今年8月にインド誌インディア・トゥデーが掲載した世論調査によると、国民会議派の首相候補と目されるガンジー家の御曹司、ラフル・ガンジー氏(43)とモディ氏のどちらが首相にふさわしいかとの問いで、モディ氏は45%の支持を得て、ガンジー氏の32%を上回った。

 このほか、どの政党が安定した連立政府を作れるかや、国家の問題を最善の方法で解決できるかといった問いで、軒並みBJPが国民会議派をしのいだ。

 7日付のインド紙ヒンドゥスタン・タイムズによれば、BJPはデリーでの選挙で「デリーを変える。国を変える」をスローガンに選挙運動を展開するといい、来年の総選挙での政権奪回を見据えている。

 一方、国民会議派は9月になって、低所得層に無料同然でコメなどの食糧を配布する食糧安全法案を成立させるなど、巻き返しを図っている。与党主導で進んでいた深刻な犯罪で有罪判決を受けた議員の失職を阻止する法令の制定は、ガンジー氏のツルの一声で取り下げられ、ガンジー氏の人気がやや高まったとの見方もある。

 

注目の一般大衆党


 今回さらに注目されているのは、デリーで汚職撲滅など訴える新党、一般大衆党が参戦したことだ。

 指導者のアルビンド・ケジリワル氏(45)は、やはり汚職撲滅を訴えてこれまでハンガーストライキを繰り返し行っている“現代のガンジー(インド独立の父マハトマ・ガンジー、1869〜1948年)”との異名を取るアンナ・ハザレ氏(76)とかつて、行動をともにした。

 その後、汚職撲滅運動を政治の場で訴えるためハザレ氏とたもとを分かち、昨年11月に一般大衆党を設立した。これまで反汚職運動だけでなく反レイプ運動など多くのデモを率いてきた。

 デリーではこれまで、国民会議派が15年間、地方政権を堅持してきたが、今回一般大衆党が台風の目となり、BJPを巻き込んで選挙結果に影響を与える可能性もある。

 また、今回の投票では最高裁の命令で電子投票の選択肢に「白票」が追加された。2大政党の支配に不満を持つ有権者には、一般大衆党を選ぶだけでなく、白票を選ぶ人も一定数に上りそうだ。(いわた・ともお ニューデリー支局)

6996チバQ:2013/10/18(金) 22:20:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131018/erp13101801080000-n1.htm
安保理非常任理事国5カ国、新たに選出
2013.10.18 01:06
 国連総会(193カ国)は17日、安全保障理事会(15カ国)の非常任理事国10カ国のうち、今年末で任期が切れる5カ国の改選を行い、ナイジェリア、チャド、サウジアラビア、リトアニア、チリを新たに選出した。任期は2014年からの2年間となる。(ニューヨーク 黒沢潤)


http://sankei.jp.msn.com/world/news/131018/erp13101821350006-n1.htm
サウジ、非常任理事国返上 安保理の機能不全に不満
2013.10.18 21:33

9月27日に開催された国連安保理(AP)
 【ニューヨーク=黒沢潤】サウジアラビア政府は18日、来年1月から2年間務める予定だった国連安全保障理事会の非常任理事国への選出を辞退すると発表した。シリア問題などをめぐる安保理の機能不全に不満を示しての決断とみられる。

 サウジ外務省は同日の声明で、シリアのアサド政権が化学兵器を使って自国民を殺害したことに安保理は有効な制裁措置を取らず、パレスチナ問題も解決できていないと指摘。

 「安保理の二重基準や仕組みのせいで、世界平和維持のための責務を果たすことが困難になっている」と強調し、安保理改革が必要との考えを示した。

 非常任理事国(計10カ国)については毎年、5カ国の改選が行われ、サウジは17日の国連総会選挙で、アフリカ枠のチャド、東欧枠のリトアニアとともに初めて選出されていた。

 193カ国が加盟する国連で非常任理事国入りを果たせば、多くの重要情報に接することが可能になり、国際的な発言力も増す。このため各国とも数年前から根回しを行うなど、入念な準備を進めるだけに、選出直後に議席を返上するのは極めて異例だ。

 サウジはシリアのアサド政権を強く批判し、反体制派を支援してきた。

 このため、ロシアと中国の拒否権行使により、アサド政権を非難する安保理決議案が3度葬り去られたことや、オバマ政権がアサド政権への武力攻撃を一度は宣言しながら撤回したことに批判的だったもとされる。

 一方、サウジの非常任理事国入りをめぐっては、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチが17日、「サウジは女性の人権や宗教の自由などの分野で世界最悪の部類にランクされている」と批判、選出を機に状況の改善が必要だと訴えていた。

6997チバQ:2013/10/18(金) 22:21:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131018/mds13101821140003-n1.htm
【シリア情勢】
反体制派 内紛深刻 国際会議不参加の危機
2013.10.18 21:12 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】シリア反体制派の内紛が激しさを増し、シリア問題解決に向けてスイス・ジュネーブで11月にも開催が検討されている国際会議「ジュネーブ2」への参加が危ぶまれている。今月だけで約80の反体制派戦闘部隊が、統一組織「シリア国民連合」を代表として認めないと表明。国民連合は近く、ジュネーブ2参加の可否を決めるとしているが、内部分裂を抱えたまま方向性を見いだせていないのが実情で、国際社会との関係も難しさを増している。

 「(国民連合の)政治指導者は失敗した」。シリア南部でアサド政権側と戦う反体制派の約70部隊は16日、共同声明を出し、国民連合を強く非難した。

 今月初めには北部の主要な13部隊が同様の声明を出し国民連合の傘下から離脱。国民連合の主要組織「シリア国民評議会」も13日、ジュネーブ2に参加するなら国民連合を脱退すると表明し、国民連合の求心力は急速に衰えつつある。

 こうした動きの背景には、国民連合の意思決定に戦闘部隊の立場が十分に反映されていない、との不満がある。

 国際社会では今年初め以降、内戦の混乱を最小限に抑えるため、アサド政権側との交渉を通じた「政治解決」を模索する動きが強まった。今年5月に米国とロシアが開催で合意したジュネーブ2もその一環だ。

 しかし、あくまでも武力での政権打倒を目指す多くの反体制派部隊の目には、政治解決路線は政権の延命を手助けするものと映る。シリアで現在、進んでいる化学兵器禁止機関(OPCW)による化学兵器廃棄プロセスも、政権の存在を前提にしたものであり、反体制派にとっては大きな不満材料だ。

 反体制派諸派には、国民連合がジュネーブ2に参加することで政権存続の流れが強まるとの危機感があるとみられる。

 ただ、反体制派の活動は国際社会からの軍事支援や物資が頼みの綱でもある。内部分裂が進めば、反体制派の統治能力の脆弱(ぜいじゃく)さがさらに際立ち、国際社会からの信頼をも失いかねない。

 一方、シリア国内では、反体制派に参加する国際テロ組織アルカーイダ系勢力による外国人記者や援助関係者らの誘拐事件がたびたび発生。最近は政権を支持するイスラム教アラウィ派住民190人以上が殺害された事件も明らかとなり、これまで支援に回ってきた米欧でも反体制派のイメージは著しく悪化している。

6998チバQ:2013/10/18(金) 22:27:47
http://mainichi.jp/select/news/20131018k0000m030085000c.html
ドイツ:旧東独「理系頭脳」で西を圧倒
毎日新聞 2013年10月17日 21時24分(最終更新 10月18日 01時13分)

 【ベルリン篠田航一】旧東ドイツの子供は西よりも優秀? ドイツの義務教育9年生(14〜15歳)を対象にした理数系科目の全国テストで、全16市州のうち旧東独5州の生徒の成績が上位を独占した。1990年の東西ドイツ統一から20年以上経過した今も、所得やインフラ面で旧東独の苦戦が続くが「理系」の頭脳では西側を圧倒した。

 ◇テストで上位独占…冷戦期の国家主導教育が影響か
 テストは昨年、ベルリンのフンボルト大学教育制度質的開発研究所が全国4万4000人を対象に数学、物理、生物、化学の4科目で実施。今月結果が公表された。

 ドイツはかつて東西に分断されたベルリン市、旧東独5州、旧西独10市州の計16市州で構成。このうち、旧東独5州は全科目で上位6位以内に入った。特に、ザクセン州は全て1位。旧西独はバイエルン州などが科目によって上位に入るのみで、大半は平均点以下。

 同研究所のハンス・アナント・パント教授は、独紙に「東独では数学や科学が重視され、その教育を受けた世代が今、教壇に立っているのが大きい」と指摘。冷戦期に西側への対抗上、国家主導で教えた科学技術への関心が、地域に根付いているとみられる。一方、移民が多い旧西独では、ドイツ語が苦手な子供も多く、授業の理解が進んでいないとの分析もある。

 同研究所はドイツ語や英語、数学の全国テストは過去にも実施したが、理数系科目に絞った試験は初めて。経済協力開発機構(OECD)が今月発表した世界24カ国・地域を対象とする「国際成人力調査」の平均点ランキングでは、調査対象の「読解力」「数的思考力」「IT(情報技術)活用力」の3分野で、ドイツは11〜16位と平均前後だった。

6999チバQ:2013/10/20(日) 17:21:33
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&amp;k=2013102000076
バチェレ氏、大きくリード=「幼なじみ対決」話題に−チリ大統領選

チリ大統領選候補のマテイ前労働相(写真左)とバチェレ前大統領(AFP=時事) 【サンパウロ時事】南米チリでピニェラ大統領の任期満了に伴う大統領選挙が11月17日に行われる。同国初の女性大統領として2006年から4年間、任期を務めたバチェレ氏(62)が返り咲きを目指しており、世論調査で他の8人の候補を大きくリードしている。
 今回の選挙で話題の一つとなっているのは、バチェレ氏と世論調査で2位の女性候補マテイ前労働相(59)との関係だ。
 2人は互いの家を行き来した幼なじみで、地元メディアによると、2人の父はともに空軍に勤務し、1950年代後半、チリ北部の同じ基地内に家を構えていた。幼少期の2人は自転車を一緒に乗り回して遊ぶ仲だった。
 関係が一変したのは73年のクーデターだった。バチェレ氏の父親はピノチェト軍政に拘束され、拷問の末に死亡。一方、マテイ氏の父親は順調に出世し、空軍トップに上り詰めた。(2013/10/20-14:31)

7000チバQ:2013/10/20(日) 17:23:50
http://www.asahi.com/articles/TKY201310190229.html
モルディブ混迷深まる 大統領再選挙、警察介入で延期に
2013年10月19日19時31分
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[PR] 【五十嵐誠】世界有数の高級リゾート地で知られるインド洋の島国モルディブで、次の大統領がなかなか決まらず政情不安が高まっている。9月に実施された選挙で不正があったとして最高裁が無効を決定。だが、仕切り直しとなった19日の再選挙は、警察の介入で延期された。現職の任期満了を迎える来月11日までに次期大統領を選べない可能性が出てきた。

 9月の選挙は、政治対立で辞任に追い込まれた前大統領のナシード氏ら4人が立候補。ナシード氏が最多票を獲得したが、過半数に達せず決選投票となった。

 ところが、3位で敗退した候補者が有権者名簿に架空の名前や死者が記載されるなどの不正があったとして提訴。最高裁は7日、訴えを認めて選挙を無効とした。最高裁は全候補が再選挙前に新たな有権者名簿を承認するよう命じたが、ナシード氏以外の候補が劣勢を覆せないと見て拒否。それでも、選挙管理委員会が再選挙を強行しようとしたところ、警察が「さらなる混乱を生む」として19日朝に介入。結局、選管は断念を余儀なくされた。

 現職のワヒド大統領は26日に再選挙をと求めているが、日程は固まっておらず、「民主主義を揺るがす事態だ」(地元記者)と懸念の声が上がっている。

7001チバQ:2013/10/20(日) 20:14:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131020/erp13102019030004-n1.htm
仏、不法移民の女子中生送還で論争 大統領TV発言で「火に油」
2013.10.20 19:02

18日、フランスの首都パリで、不法移民中学生の強制送還に抗議する高校生ら(ロイター)
 フランスでコソボ出身の不法移民の女子中学生が学校で身柄を拘束され、強制送還されたことが波紋を広げている。19日にはオランド大統領がテレビ演説で「(強制送還は)適法」としつつ、家族を除く本人だけなら再入国を受け入れると発言、論争の火に油を注いだ格好だ。

 15歳のレオナルダ・ディブラニさんと家族が強制送還されたのは今月9日。数日後、メディアが取り上げ、パリなどで計数千人の中高生らがレオナルダさん復学を求めデモ。一部で学校が閉鎖される騒ぎとなった。

 19日、政府は「(処分は)適法だが(身柄拘束のやり方は)不適切だった」とする調査結果を公表。オランド大統領は学校での身柄拘束は今後禁止するとし、レオナルダさんが希望するなら「彼女1人だけ受け入れる」と述べた。(共同)

7002チバQ:2013/10/20(日) 20:16:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131020/amr13102017560005-n1.htm
チャベス流の反米・権力集中狙う? ベネズエラ大統領、就任半年
2013.10.20 17:55 (1/2ページ)

8日、ベネズエラの首都カラカスの国会で演説するマドゥラ大統領(AP)
 【ニューヨーク=黒沢潤】19日で就任から半年となった南米ベネズエラのマドゥロ大統領が、国会審議を経ずに大統領令で法律を制定できる「大統領授権法」の成立を目指している。加速するインフレの収束と蔓延(まんえん)する汚職の摘発強化が狙いとされるが、野党からは、反米左翼のチャベス前大統領時代のような「権力集中」が真の狙いだといった批判が相次いでいる。改善に向かうかにみえた対米関係でも、ここにきて批判を強めるなど変化の兆しが表れている。

 マドゥロ氏は今月8日、国会での演説で「(高インフレや汚職などの)“病気”を退治することが何より重要だ」と強調、授権法の早期成立を訴えた。

 法案は今月末にも通過するとみられるが、マドゥロ氏に大統領選で敗れた野党統一候補、エンリケ・カプリレス氏が「授権法に基づいて制定された法律を施行するに際して、政府は戦車やライフルまで使いかねない」と述べるなど野党側から批判が続出している。

 2010年、14万人が家を失う大洪水が発生した際、チャベス前大統領は災害対策の名目で18カ月間限定の大統領授権法を成立させ、各種石油プロジェクトを国有化したり、最高裁判所への影響力を強めたりする約200にも及ぶ法律を制定した経緯がある。

 マドゥロ氏が就任した4月以降、ベネズエラではトイレットペーパーの買い占め騒動が起きるなど経済混乱が続き、インフレ率(年平均)が49.4%に達した。最新の世論調査によれば、将来を悲観する国民は67%と、大統領選時の4月から20ポイントも増加した。

 政権基盤を強化したいマドゥロ氏は最近、外交面でも徐々に姿勢を変化させている。マドゥロ氏はチャベス氏の後継者でありながら対米関係改善を一時模索し、ハウア外相は6月、グアテマラでケリー米国務長官と笑顔で握手した。

 しかし、マドゥロ氏は先月、米国が電力施設の破壊工作に関与するなどして経済に打撃を与えようとしたとして、在カラカス米大使館員3人を追放。最近も、首都カラカスからパリに向かう仏機から1.3トンのコカインが見つかった際、「米国の陰謀だ」などと激しく非難した。

 外交筋は姿勢転換の背景について「米国と安易に関係改善を図れば、支持母体であるチャベス派から突き上げを食らい、政権基盤が不安定化しかねないためだ」と指摘している。

7003チバQ:2013/10/21(月) 21:10:55
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20131021-OYT1T00957.htm
ルクセンブルク政権与党、議席減も第1党確保

Check 【ルクセンブルク=寺口亮一】20日投票されたルクセンブルクの議会選(一院制、定数60)は即日開票され、ユンカー首相率いる政権与党、キリスト教社会党(CSV)が得票率33・7%で第1党を確保した。


 だが、獲得議席は前回2009年選挙から3減の23議席となった。

 18年以上にわたり首相を務めてきたユンカー氏の続投は、今後の連立協議の行方次第となった。7月までCSVと連立を組んでいた社会労働党は得票率20・3%で第2党となったが、CSVを除いた連立政権を目指すとの観測もある。

(2013年10月21日19時58分 読売新聞)

7004チバQ:2013/10/21(月) 22:07:35
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013102102000211.html
首相続投かけ連立協議 ルクセンブルク総選挙
2013年10月21日 夕刊

 【ルクセンブルク=共同】欧州の小国、ルクセンブルクで二十日行われた議会(六十議席、一院制)の前倒し総選挙は即日開票の結果、ユンケル首相(58)率いる中道のキリスト教社会党(CSV)が第一党の座を維持したが、議席を解散前の二十六から二十三に減らした。

 一九九五年に首相に就任し、欧州連合(EU)内で最も在任期間の長い首脳であるユンケル氏が続投できるかは今後の連立協議次第となった。第二党以下の三党でも過半数を確保できるため、政権を失う可能性もある。

 同国で発覚した情報機関のスキャンダルをめぐり、CSVは連立を組んでいた左派の社会労働党(LSAP)に首相の政治責任を追及され、イメージの悪化などで票を失った。一方、野党民主党は議席を九から十三に伸ばし躍進。刷新を訴えたLSAPの議席は十三のまま変わらず、緑の党は六議席を確保した。

 CSVは第二次大戦後、七四〜七九年の間を除き一貫して政権を担ってきた。EU政界の重鎮でもあるユンケル氏は、まず民主党との連立の可能性を探るとみられる。

 スキャンダルを理由に、今回の選挙は来年の任期満了を待たずに前倒しで実施された。

7005チバQ:2013/10/21(月) 22:56:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131021/mds13102120360002-n1.htm
カダフィ大佐殺害から2年 リビア「民主化」進まず
2013.10.21 20:29 (1/3ページ)

2年前に殺害されたリビアのカダフィ大佐(ロイター)
 【カイロ=大内清】リビアの最高指導者だったカダフィ大佐が内戦の末、反カダフィ派民兵に殺害されてから2年が過ぎたが、憲法制定プロセスは遅々として進まず、本格政府発足のめども立っていない。北大西洋条約機構(NATO)軍の軍事介入を受けてカダフィ政権が倒れ、「民主化」の道を歩み始めたはずの同国は、各政治勢力が武力を背景に主導権争いを繰り広げる混迷から抜け出せずにいる。

 リビアの首都トリポリでは今月10日、移行政府のゼイダン首相が民兵組織に一時拉致される事件が発生。米国が5日、1998年の米大使館爆破事件の容疑者をリビア国内で拘束した対テロ作戦を、首相が事前に承知していたとされることへの反発が引き金だったとみられる。犯行に関与した民兵は、2011年の内戦でカダフィ政権と戦い、現在は政府から給与を受け取っている組織だった。

 政府は内戦後、各地の民兵組織の武装解除を図ろうとしてきた。しかし、多くの民兵は武装解除に応じず、軍や内務省傘下にありながら半ば独立した勢力を維持しているのが現実だ。

 ロイター通信によると、リベラル系勢力に属するゼイダン首相は20日、自身の拉致事件に、議会で対立するイスラム政党の議員2人が関与していると指摘、「国の建設を阻害しようとする勢力がいる」と非難した。詳しい経緯などは明らかにされていないものの、事件は、各勢力の根深い対立と、異論を唱える相手は武力でねじ伏せる、という変わらぬ意識を浮き彫りにしたといえる。

 また、内戦中に反カダフィ派民兵の拠点となった東部ベンガジでは18日、同派の元司令官が暗殺される事件が起きた。直後には元司令官側の民兵が、報復として敵対する民兵組織の拠点に対戦車ロケット弾を発射。政府に民兵同士の抗争を抑える力がないことを改めて露呈した形だ。

 政治面での安定も遠い。

 リビアでは昨年7月の議会選直前に、それまで議会が任命するとしてきた憲法制定委員会のメンバーを国民の直接選挙で選ぶ方式に変更している。しかし、議会内の利害調整が難航していることなどから同委員会のメンバー選挙はいまだに行われておらず、憲法制定後に予定される本格政府の発足がいつになるのかも不明だ。

7006チバQ:2013/10/21(月) 22:57:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131021/erp13102101170003-n1.htm
極右や大衆迎合主義、欧州に浸透 移民規制や反緊縮…デモ相次ぐ
2013.10.21 01:11 [政変・反政府デモ]
 【ベルリン=宮下日出男】欧州では近年、反欧州連合(EU)、移民規制などを掲げる極右や大衆迎合的な政党が各国で存在感を増している。長引く経済低迷を受け、既存政党に失望した有権者の不満を吸収していることが背景にある。

 ローマでは19日、緊縮予算への大規模デモが発生。約5万人が参加し、一部デモ隊は財務省の庁舎に発煙筒を投げるなど過激な行動に出た。2月のイタリア総選挙では既存政治への反発から、大衆迎合的な主張を掲げる政党「五つ星運動」が躍進。国民の不満は今も渦巻く。ポルトガルでも同日、反緊縮デモが起きた。

 だが、既存政治への不満が高まるのは債務危機に陥った南欧ばかりではない。

 オーストリアでは9月の総選挙で大連立を組む政権与党が過半数を制したものの議席を減らし、極右の自由党などが伸長。フィンランドでも2011年の前回総選挙で躍進した反EUの真正フィン人党が堅調だ。

 9月に総選挙が行われたEU非加盟国ノルウェーでも、移民の受け入れ制限を主張する右派・進歩党が政権に初参加。同党は極右思想を持ち、11年に連続テロを起こしたブレイビク受刑者が一時所属していた。

7007チバQ:2013/10/21(月) 22:58:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131020/erp13102023240005-n1.htm
フランス“極右”支持率トップに イメージ転換奏功、地方選勝利
2013.10.20 23:17 (1/2ページ)

フランス南部マルセイユで9月に開かれた国民戦線の集会で、父親のジャンマリ・ルペン前党首(中央左)に抱擁されるマリーヌ・ルペン党首(AP)
 【ベルリン=宮下日出男】女性のマリーヌ・ルペン党首(45)が率いるフランスの極右政党、国民戦線(FN)が勢いを増している。地方選挙で勝利し、来年実施の欧州連合(EU)欧州議会選挙に向けた世論調査では二大政党を抑え、首位に立った。最近はイメージ戦略も重視し、「反移民」「反EU」を掲げるFNの台頭に国内外で懸念が強まっている。

 同国では13日、南部ヴァール県議会補欠選挙の決選投票が行われ、FNの候補が得票率54%で当選した。地方の1議席をめぐる争いだったが、メディアは「国家的影響がある」(仏紙フィガロ)と大きく報じた。

 決選投票は国政の最大野党、保守中道の国民運動連合(UMP)とFNの一騎打ち。もともと極右が強い地域ではあるが、第1回投票で推薦候補が敗れた国政与党の左派、社会党がUMP支持に回っても太刀打ちできなかった。

 今月公表の世論調査では、来年5月の欧州議会選挙での投票先を問う質問に「FN」とした回答者が24%となり、UMP(22%)、社会党(19%)を上回った。世論調査機関によると、全国規模の選挙に関する調査でFNが首位に立ったのは初めてという。オランド大統領が経済低迷に有効策を打ち出せず、UMPも党内対立が尾を引く中、二大政党への不満層がFN支持に流れている格好だ。

 昨年の大統領選第1回投票でFN過去最高の得票率を記録したルペン氏は最近、イメージ転換も進めている。FNを「極右」と報じるメディアに対し裁判も辞さないと牽制(けんせい)。実際、「人種差別」的言動を行った候補を処分してもいる。

 FNなどの勢力伸長にシュルツ欧州議会議長(ドイツ)は「EUを壊したい勢力が勝利しようとしている」と警鐘を鳴らしている。


  ◇



 国民戦線 1972年に創設されたフランスの極右政党。創設者のジャンマリ・ルペン氏(85)はホロコースト(ユダヤ人虐殺)を矮小(わいしょう)化するような発言や暴力事件を繰り返したが、移民排斥などの主張が失業者や若者の支持を得て勢力を伸長。2002年の大統領選では決選投票に進出、シラク氏に敗れた(得票率17・79%)。

 11年にルペン氏の三女で欧州議会議員のマリーヌ・ルペン氏が党首に就任。人種差別や反ユダヤ主義といった父の過激な主張を封印。単一通貨ユーロ離脱や移民規制を掲げて支持を拡大し、12年大統領選では第1回投票で3位(同17・9%)に入った。直後の国民議会(下院)選でも国民戦線は2人を当選させ、14年ぶりに議席を復活させた。

7008チバQ:2013/10/21(月) 22:58:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131021/erp13102100200000-n1.htm
アラン・ドロン氏、極右支持公言に波紋 「ミス・フランス」名誉会長は辞任
2013.10.21 00:09 [欧州]

国民戦線への支持を公言したアラン・ドロン氏
 【ベルリン=宮下日出男】フランスの国民的人気を誇る俳優のアラン・ドロン氏(77)が極右政党、国民戦線(FN)への支持を公言したことが物議を醸し、同氏が美女コンテスト「ミス・フランス」運営委員会の名誉会長を辞任する騒ぎに発展している。

 ドロン氏はスイス紙とのインタビューで、支持を広げるFNについて「重要な位置を占めつつあり、私は支持する」と明言。マリーヌ・ルペン党首と父親のジャンマリ・ルペン前党首については「これまで孤独な戦いをしてきたが、今では国民がついた」と語った。

 これに対し、審査員らに政治や宗教、思想に関する信条を明らかにしないよう求めている運営委側がドロン氏の発言を批判。フランス通信(AFP)によると、ドロン氏は「(支持する党に)投票する権利を持つ人々への侮辱だ」と辞職の書簡を運営委に送った。

7009チバQ:2013/10/21(月) 23:13:09
http://mainichi.jp/select/news/20131021dde007030004000c.html
中央アフリカ:衝突激化 新旧政権、宗教の溝 仏軍が増派方針
毎日新聞 2013年10月21日 東京夕刊

 【ヨハネスブルク服部正法、パリ宮川裕章】アフリカ中部・中央アフリカ共和国で新旧政権の武装勢力同士による衝突が激化し、旧宗主国のフランスは国連安全保障理事会決議による安定化策を模索する一方、駐留仏軍の増派を決めるなど軍事介入の姿勢も強めている。新政権はイスラム教徒、旧政権はキリスト教徒が中心で、宗教対立の様相も呈しており、事態は緊迫化している。

 中央アフリカでは今年3月末、反政府武装勢力「セレカ」が首都バンギに侵攻。ボジゼ大統領は国外に脱出した。以降セレカの支配が強まり、指導者ジョトディア氏は暫定大統領就任を宣言して新政権が発足、8月に大統領就任式を挙行した。

 中央アフリカは中・南部を中心にキリスト教徒が人口の約50%を占め、北部中心のイスラム教徒は約15%。

 キリスト教徒主体の旧政権支持派がイスラム教徒主体の新政権の支配に抵抗を続ける構図で、事態は宗教対立に発展しつつある。

 9月初旬には西部ボッサンゴアでキリスト教徒武装集団とセレカが衝突し、市民約100人が死亡。今月も南部バンガスー、西部ギャガで相次いでキリスト教徒武装勢力とセレカが交戦し、70人以上が死亡した。

 事態を重く見たフランスはファビウス外相が13日にバンギを訪問し「現在410人の仏軍兵力を年末に向け増強する」と明言。派兵規模は最大1200人に達する見通しだ。

 現地ではセレカによる略奪行為も深刻化しており、ファビウス外相は「略奪がこれ以上続いた場合、より大規模で迅速に対応する」と仏軍の早期介入も示唆した。

 10月の国連安保理で、中央アフリカで展開予定のアフリカ連合(AU)による平和維持部隊を増強する方針が決まった。仏政府は、国連平和維持活動(PKO)への移行などを目指し、11月の安保理決議採択に向け理事国に協力を求めているが、難航。並行して独自の増派準備を進めている形だ。

 ボジゼ氏は3月、セレカの侵攻を受け仏政府に支援を求めたが、仏政府は現地駐留部隊を動員しなかった。

 しかしその後、治安の悪化が深刻化し、本格的な事態収拾に乗り出した。

7010名無しさん:2013/10/21(月) 23:14:48
http://mainichi.jp/select/news/20131021ddm007030149000c.html
グルジア大統領選:27日実施 対露改善の首相派優勢
毎日新聞 2013年10月21日 東京朝刊

 【モスクワ真野森作】南オセチアを巡るロシアとの軍事紛争から5年を経た旧ソ連のグルジアで27日、大統領選挙が実施される。紛争当時からの指導者で親米・対露強硬路線のサーカシビリ大統領派の候補者に対し、対露関係改善と欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)加盟の両立を掲げるイワニシビリ首相派が優勢に立っている。

 サーカシビリ大統領は憲法の3選禁止規定により今回で退任。憲法改正で選挙後、大統領職は象徴的存在となり、議院内閣制へ移行する。選挙は首相が進める路線への信任投票という側面もある。

 昨年10月の議会選挙で大統領与党を破ったイワニシビリ首相率いる与党連合「グルジアの夢」は前第1副首相・教育科学相のマルグベラシビリ氏を擁立。サーカシビリ派政党「統一国民運動」からは前国会議長のバクラゼ氏が出馬した。元国会議長の女性候補、ブルジャナゼ氏を含む3人が有力とされる。1991年独立のグルジア史上最多の23人が立候補した。

 現地からの報道では、非政府組織(NGO)が今月上旬に実施した世論調査(回答1000人)で、支持率は首相派のマルグベラシビリ氏が47%、大統領派のバクラゼ氏が15%、ブルジャナゼ氏が12%だった。ただ、別の世論調査では66%が首相の経済政策を「支持しない」と回答。5月より不支持が20ポイント上昇しており、景気低迷が首相派の懸案材料となっている。

 一方、就任前から短期間での政界引退を明言していたイワニシビリ首相は、今月14日の地元テレビのインタビューに「大統領選の1週間後に後任を明らかにする」と述べた。バクラゼ氏は「政治が不安定化し、経済にも悪影響を与える」と批判している。

7011名無しさん:2013/10/21(月) 23:15:42
http://mainichi.jp/select/news/20131021ddm007030144000c.html
シリア国民連合:発足1年 傘下の「国民評議会」元メンバー「統制力が不足。全ての反体制派と交渉を」
毎日新聞 2013年10月21日 東京朝刊

 【パリ宮川裕章】シリアの反体制派主要組織「シリア国民連合」に参加する「シリア国民評議会」の元メンバーでシリア人ジャーナリスト、ランダ・カシス氏(43)がフランス国内で毎日新聞の電話取材に応じ、国民連合の統制能力の不足を指摘した。

 カシス氏は「宗教、宗派間の不信感が高まっていることが問題だ」と指摘した上で「国民連合」について「多様な反体制派を十分統制できておらず、(国際社会は)国民連合を承認するだけでは不十分だ」と強調した。また組織傘下の自由シリア軍について「イドリス司令官でさえ、自由シリア軍とされるグループの4割しか制御していない」と組織力の弱さを指摘した。

 フランスなどが構想する反体制派への武器供給については「武器分配の統制が不可能で、イスラム過激派の手に渡すことなく反体制派に武器を供給するのは非常に難しい」との認識を示し、「軍事ではなく政治的な解決策を見つけるしかない」と語った。

 その上で「アサド政権に圧力をかけられるのは米国とロシアだけだ」と述べ、「時間がかかろうが、新政権樹立に向けては全ての反体制派、そしてアサド政権内の穏健な幹部とも交渉すべきだ」との考えを語った。

 カシス氏は反体制派内でのイスラム過激派勢力拡大に警鐘を鳴らし昨年8月、国民評議会を追放された。

7012名無しさん:2013/10/21(月) 23:17:18
http://mainichi.jp/select/news/20131021ddm007030139000c.html
シリア国民連合:発足1年 暫定統治、見通せず アルカイダ系と対立
毎日新聞 2013年10月21日 東京朝刊

 【カイロ秋山信一】シリア反体制派の主要組織「シリア国民連合」が11月に発足から1年を迎える。欧米や日本から「シリアの唯一正統な代表」と承認されているが、化学兵器を巡る国際協議では蚊帳の外に置かれた。組織力を証明するため、反体制派支配地域で暫定統治を始める計画だが、国際テロ組織アルカイダとの対立もあり、実現の見通しは立たない。反体制派内部でも「アサド政権後」の受け皿になれるか疑問視する声が出ている。

 「アルカイダ系組織を統制するのは可能だ。暫定政府は市民の生命や財産を守る」。在カイロの国民連合幹部、カセム・ハティブ氏は毎日新聞の取材に、暫定統治開始に自信を見せた。国民連合は9月14日、東部デリゾール出身の歯科医、アハマド・トーメ氏を暫定首相に選出。閣僚を選出し、北部や東部の反体制派支配地域で暫定統治を始める意向だ。

 しかし、トーメ氏の政治手腕は未知数だ。3月に選出された前任の暫定首相は閣僚を決められないまま辞任に追い込まれている。また、反体制派支配地域では7月以降、国民連合傘下の自由シリア軍とアルカイダ系強硬派組織「イラク・レバント・イスラム国」との交戦が各地で起きている。自由シリア軍幹部のアブ・ハムザ氏は「アルカイダの影響力は誇張されて伝えられている。治安は掌握できる」と主張するが、トルコ国境の北部アジズでは9月中旬以降、断続的に戦闘が続いている。

 国民連合は政教分離を志向する。一方、アルカイダ系はイスラム教に基づく新国家建設を目指しており、統治のあり方を巡って双方の対立がさらに激化する可能性もある。

 米欧との関係もぎくしゃくしている。米仏は政権側が化学兵器を使用したとして軍事攻撃する構えを見せ、国民連合も期待感を示した。だが、米露合意で米欧は攻撃を撤回。「政権に逃げ道を与えるだけだ」との国民連合の非難は無視された。

 一方、米欧側にも国民連合への不信感は根強い。自由シリア軍は各地域に独立した部隊が存在し、指揮系統が一本化されていない。国民連合傘下の自由シリア軍とアルカイダ系組織は地域によって共闘したり、戦火を交えたりしている。9月下旬には自由シリア軍の一部が部隊を離れ、アルカイダ系組織と連携すると表明した。国民連合は高性能な兵器の提供を求めるが、アルカイダへの流出を懸念する米欧は慎重だ。

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 ■ことば

 ◇シリアの反体制派組織

 2012年11月に発足した「シリア国民連合」が主要組織とされ、米欧などの支援を受けている。組織内に設置された「最高軍事評議会」が自由シリア軍などの武装組織を統轄し、アサド政権と戦闘を続ける。一方、ヌスラ戦線やイラク・レバント・イスラム国など国際テロ組織アルカイダ系のグループや、少数民族クルド人の武装組織なども独自に政権側と衝突。反体制派内部でも異なる武装勢力同士で戦闘が発生している。

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7013チバQ:2013/10/23(水) 22:14:19
>>5368
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131023/erp13102313190003-n1.htm
東京都出身、日系党首オカムラ氏が1番人気 チェコ下院選で世論調査
2013.10.23 13:11

トミオ・オカムラ氏(オカムラ氏提供)
 今月25〜26日のチェコ下院選を前に実施された地元世論調査で、新党「Usvit(直接民主主義の夜明け)」を設立した日系上院議員のトミオ・オカムラ氏(41)が政党党首の中で最も人気が高いとの結果が出た。チェコ通信が22日までに伝えた。

 オカムラ氏は東京都出身で、日本人の父とチェコ人の母を持つ。チェコで日本食材店を経営し、テレビ番組のコメンテーターを務めるなど知名度が高い。国民投票による直接民主主義の実現を訴え、政治家の汚職に不満を持つ国民の支持を集めており、新党も議席を獲得する可能性がある。

 調査では同氏に「好感を持つ」が49%、「持たない」48%。汚職追放を訴える別の新党「ANO2011」党首で富豪のバビシュ氏と、社会民主党のソボトカ党首がそれぞれ好感度47%で続き、与党の市民民主党などの党首を上回った。

 オカムラ氏は1月の大統領選への立候補を表明したが、市民の署名が必要数に達しなかったとして内務省に認められなかった。(共同)

7014チバQ:2013/10/25(金) 00:13:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131024/erp13102410340004-n1.htm
ソチ出稼ぎでロシア化進むグルジア領アブハジア 露の独立承認から5年、解けぬ対立
2013.10.24 10:32 (1/2ページ)

グルジア領アブハジア自治共和国から検問所を通り、ロシア南部ソチに向かう行商の住民ら=22日(佐々木正明撮影)
 5年前のグルジア紛争のさい、ロシアが一方的に独立を承認したグルジア領アブハジア自治共和国が、経済面などで対露依存を強めている。次期冬季五輪開催地でアブハジアに隣接するロシア南部のソチには、多くの住民が出稼ぎに訪れていた。グルジアのイワニシュビリ政権は対露関係改善を進めているが、ロシアのアブハジア独立承認を発端とする対立は今も解けないままだ。(ロシア南部ソチ 佐々木正明)

 建設中の五輪スタジアムからわずか3キロ。検問所を境にソチ側には商店が立ち並び、国境貿易にいそしむ人の列が絶えない。アブハジアには一部、海路でトルコの商品が入っているが、流通しているのはほとんどがロシア製という。五輪景気の恩恵も受けている。

 ソチに出稼ぎに来ているアルティシュさん(54)は「この5年で、アブハジアは生活水準が上がった。ロシアはわれわれを助けてくれている」と話す。

 ロシア人はパスポートの提示なしでアブハジアに「入国」することができ、ロシアからの観光客は年々増加。今年は検問所の往来が1日あたり約4万人と最高を記録した。露兵士ら約5千人が駐留しており保養地としても人気が高く、アブハジアではロシアの通貨ルーブルが流通している。

 露誌によれば、アブハジアの独立を承認したロシアは、インフラ整備などで2010年からの3年間に130億ルーブル(約390億円)を援助している。年間予算の約7割がロシアからの財政支援という。

 道路整備や学校再建も進み、自治共和国の首都スフミではサッカースタジアムや乳製品工場の建設も始まったという。しかし、スフミの会社員、ベズクラドニコフさん(27)は電子メールでの取材に対し、1990年代の内戦で破壊された駅や空港は改修が進んでいないとし、「暮らしは良い方向に進んでいるがほんのわずかで、農村では多くの住民が去っている」と答えた。

 アブハジアの地元紙のカプバ編集長は電話取材に、「ロシアには感謝するが、彼らの財政支援なしでは何もできない状態にある」と話した。





【用語解説】アブハジア自治共和国

 グルジア西部に位置し、面積は広島県並みの約8600平方キロ。首都スフミ。人口約24万人で約半数がアブハズ人。ソ連崩壊後の1992年に主権宣言。グルジア中央との内戦となり、94年に即時停戦実施に調印。2008年8月のグルジア紛争時にロシアが独立承認。他はベネズエラなど数カ国にとどまり、日本政府を含め欧米など大多数は独立を認めていない。

7015チバQ:2013/10/25(金) 00:13:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131024/erp13102407580001-n1.htm
40億円豪邸の“ぜいたく司教”事実上の「追放」 バチカン
2013.10.24 07:58 [欧州]

ドイツ西部リンブルク司教区のテバルツファンエルスト司教=8月29日(AP)
 ローマ法王庁(バチカン)は23日、ぜいたくな生活ぶりに批判が集まっていたドイツ西部リンブルク司教区のテバルツファンエルスト司教(53)に対し、同国のカトリック教会の最高機関であるドイツ司教会議が設置した調査委員会の結果が出るまで、司教区を一時的に離れるように命じた。事実上の「追放」処分。

 同司教は、住居である司教館の建設に約3100万ユーロ(約41億円)を費やしたり、飛行機の移動にファーストクラスを利用したりするなどして批判を受けていた。先週からバチカン入りしてこの問題を協議、21日には法王フランシスコと謁見していた。

 法王は「貧しい人たちのための教会」を掲げて清貧をモットーにするとともに、聖職者や信者らにも質素な生活態度を求めている。(共同)

7016チバQ:2013/10/26(土) 03:51:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131025-35038977-cnn-int


3時間の昼寝付きランチなくなる? スペインで合理化提案

CNN.co.jp 10月25日(金)11時49分配信



(CNN) 3時間のランチタイムと「シエスタ」と呼ばれる昼寝の習慣は、もうすぐ過去のものになるかもしれない。生産性向上と雇用創出を目指すスペインの議会委員会が、同国の標準時を1時間遅らせるとともに、午前9時から午後5時までを標準的な労働時間と定めることを提案している。

景気低迷が続き、欧州の中でも特に失業率の高いスペインは、経済成長と雇用創出が課題になっている。財務省も、標準時変更と「合理的な労働時間」の提案について検討中だと表明した。

スペインはこれまで、フランコ政権時代の1940年代に採用された中部欧州標準時(CET)を使ってきた。もし標準時変更が実現すれば、これをグリニッジ標準時(GMT)に戻して、労働時間を欧州の周辺国に合わせることになる。

労働時間合理化委員会の委員長はCNNの取材に応え、「仕事は午後5時までに終了、昼のランチタイムは40分以下」という目標を示した。

7018トリーバーチ バッグ:2013/10/26(土) 13:37:47
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7019財布 アウトレット:2013/10/26(土) 14:09:29
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7020チバQ:2013/10/26(土) 14:38:31
男性同性愛者の首相は初かな?
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013102501079
EU最古参首脳、退任へ=後任首相にベテル氏−ルクセンブルク


 【ブリュッセル時事】欧州の小国ルクセンブルクの元首アンリ大公は25日、今月の総選挙で躍進した中道右派、民主党のグザビエ・ベテル党首(40)に組閣を指示した。民主党と社会労働党、緑の党の3党連立による新内閣が発足し、次期首相にベテル氏が就任する見通し。1995年に首相に就任した欧州連合(EU)最古参の現役首脳のユンケル氏(58)は退任する。
 ユンケル氏はユーロ圏財務相会合の議長を今年1月まで務め、債務危機対策の陣頭指揮を執った。一方ベテル氏は2011年にルクセンブルク市長に就き、同性愛者であると公言している。(2013/10/26-00:13)

7021チバQ:2013/10/26(土) 15:10:19
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013102600168
チェコ総選挙、開票へ=中道左派がリード


 【ベルリン時事】25日に始まったチェコ下院(定数200)選挙の投票は26日締め切られ、開票作業に入る。世論調査では、中道左派・社会民主党がリードしているが、過半数には届かないとみられ、選挙後に連立協議が始まる。大勢判明は26日夕(日本時間27日未明)の見込み。
 ネチャス前首相は、愛人で側近の首席補佐官に職権乱用疑惑が浮上して辞任。政治の混乱拡大を受け、選挙が前倒しで実施された。前首相の与党だった中道右派・市民民主党は緊縮財政や腐敗体質への不満から、支持率が低迷している。(2013/10/26-14:40)

7022chan luu ブレスレット:2013/10/26(土) 15:33:05
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7024チバQ:2013/10/26(土) 17:43:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131026/erp13102616410009-n1.htm
社民党、少数政権樹立も チェコ下院選
2013.10.26 16:40
 チェコのルスノク暫定内閣の総辞職を受け解散した下院(定数200)の選挙は26日、投票が締め切られ、即日開票される。事前の世論調査では中道左派の野党、社会民主党が優勢だが、過半数には届かず、ボヘミア・モラビア共産党に閣外協力を求め、少数政権を樹立する可能性がある。

 大勢判明は26日夜(日本時間27日未明)の見通し。ただ共産党は旧チェコスロバキア共産党の流れをくみ、国民の反発も少なくない。既存の政治への不信感から中道右派の「ANO2011」など新党が国民の支持を集めており、社民党が連立を模索する場合、交渉の鍵を握る可能性がある。

 新党では、直接民主主義の実現を求める日系のトミオ・オカムラ上院議員が設立した「Usvit」も議席獲得をうかがっている。(共同)

7025チバQ:2013/10/27(日) 02:20:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131027/erp13102701190000-n1.htm
チェコ下院選 社民党が勝利確実 新党躍進
2013.10.27 01:17
26日、チェコの首都プラハで、下院選の開票を始める選挙管理委員会メンバー(ロイター=共同)
26日、チェコの首都プラハで、下院選の開票を始める選挙管理委員会メンバー(ロイター=共同)
 チェコのルスノク暫定内閣の総辞職を受け解散した下院(定数200)の選挙は26日、投票が締め切られ、即日開票された。同国統計局によると、開票率98・9%の段階で中道左派の野党、社会民主党が得票率20・6%となり、勝利が確実となった。地元メディアは50議席程度を獲得するとしている。

 既存の政治への不信感から、汚職追放を求める中道右派の新党「ANO2011」が18・7%と支持を集めた。ボヘミア・モラビア共産党は15・0%。社民党は共産党に閣外協力を求める意向を示すが、合わせて過半数に届かず、他党との連立も検討。新党が交渉の鍵を握る可能性がある。

 新党では、直接民主主義の実現を求める日系のトミオ・オカムラ上院議員が設立した「Usvit」も6・9%となり、議会に進出する。(共同)

7026チバQ:2013/10/27(日) 20:14:41
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013102700122
野党候補が優勢=大統領選の投票実施−グルジア

27日、グルジア・トビリシで投票する大統領選挙の候補マルグベラシビリ氏(左)と娘のアンナさん(中央)(AFP=時事) 【モスクワ時事】旧ソ連構成国のグルジアで27日、大統領(任期5年)選挙の投票が行われた。1年前の議会選で勝利した野党連合「グルジアの夢」のマルグベラシビリ前第1副首相兼教育科学相(44)が、サーカシビリ大統領与党「統一国民運動」のバクラゼ前議会議長(41)らをリードする展開で、政権交代が実現しそうだ。
 23人が出馬した大統領選は午後8時(日本時間28日午前1時)に投票終了後、中央選管が暫定結果を発表。マルグベラシビリ氏が過半数を得票し、決選投票を経ずに当選するかが焦点だ。(2013/10/27-17:57)

7027チバQ:2013/10/27(日) 21:08:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131027/erp13102717480006-n1.htm
露の石油王逮捕から10年 歪んだ司法、停滞する経済…プーチン政権に大きな代償
2013.10.27 17:42 (1/2ページ)[ロシア]
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアの第1期プーチン政権下で当時の石油最大手「ユコス」のホドルコフスキー社長(50)=服役中=が逮捕されてから10年が過ぎた。事件を機に政治・経済の国家統制を強めたプーチン政権は、石油価格急騰の恩恵を受けて政治的安定と高度経済成長を達成した。半面、事件は司法の政治権力への従属など国家機構の深刻な機能不全を招き、プーチン政権は経済や社会の停滞という大きな代償に苦しめられている。

 ロシアの有力経済紙ベドモスチは25日、「ユコス事件は国とビジネスの関係における転換点となり、多くの意味で国の成り行きを決定づけた」とする社説を掲載。リベラル紙、ノーバヤ・ガゼータは同日付1面で、事件がプーチン体制の方向性を決めたとし、「この時点から、刑務所が政治、経済から世界観に至る問題を解決する手段になった」と政権を酷評した。

 ホドルコフスキー元社長は2003年10月25日、シベリアの空港で突如拘束され、後に脱税罪などで禁錮8年の実刑判決が確定。10年末には類似の罪状で刑期が上積みされ、14年8月に出所の見通しだ。

 元社長はソ連崩壊後の1990年代、国家資産の民営化に乗じて富を築いたオリガルヒ(新興寡占資本家)の代表格。金融業で得た資金を元手にユコスを国内最大手に育て上げ、国内随一の富豪として「石油王」の異名を取った。

 左右を問わず反政権派に献金して支援していたため、ユコス事件は国内外で広くプーチン大統領による政敵排除と解釈されている。同社資産の大部分は国営石油企業「ロスネフチ」に渡り、シロビキ(治安・特務機関の出身者など武闘派)が力をもつ「開発独裁型」の体制が確立した。

 だが、プーチン氏の前回大統領期にあたる2000年から08年春までは国内総生産(GDP)が年平均約7%で成長したのに対し、今年の予測成長率は1%台にとどまるなど経済の減速は鮮明だ。シロビキの専横や汚職がはびこりビジネス環境が悪化、地下資源に依存する経済構造から脱却できないことが根底にある。

 元社長はプーチン氏の大統領復職が確実になった11年9月、産経新聞の書面インタビューで「人々が現実とプロパガンダ(政治宣伝)の乖離(かいり)に永遠に満足し続けることはない」とし、反政権運動の高揚と体制の変革が不可避だとの見方を示していた。

 12年からの第3期プーチン政権下では別表の通り、広く「恣意的(しいてき)な司法」と解釈される事例が後を絶たない。政権は強硬路線をひた走っており、元社長の処遇同様、プーチン体制の行き着く先もいまだ不透明な部分が多い。

7028チバQ:2013/10/27(日) 21:14:13
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2013102701001595.html
グルジア大統領選、首相派優勢 対ロ改善図る
2013年10月27日 20時29分

 27日、グルジアの首都トビリシの投票所で投票する男性(左)(ロイター=共同)


 【トビリシ共同】旧ソ連のグルジアで、親欧米、反ロシアのサーカシビリ大統領の任期満了に伴う大統領選の投票が27日行われた。即日開票され、28日に大勢が判明する。サーカシビリ氏は2008年、ロシアとの軍事紛争を指揮した。

 親欧米路線を継続しつつ、対ロ関係改善も図るイワニシビリ首相率いる「グルジアの夢」から出馬したマルグベラシビリ前第1副首相(44)が優勢。27日の投票で過半数を得票し、当選を決めるかが注目される。過半数に届く候補者がいなければ、2週間後に上位2人で決選投票が行われる。

7029チバQ:2013/10/27(日) 23:09:44
http://mainichi.jp/select/news/20131028k0000m030085000c.html
チェコ:下院選 中道左派チェコ社会民主党が小差で首位
毎日新聞 2013年10月27日 22時55分(最終更新 10月27日 23時01分)

 首相側近の不祥事を発端に今春以降政治的混乱が続いているチェコで26日、下院選(定数200)の投票が締め切られた。即日開票の結果、野党だった中道左派のチェコ社会民主党が得票率約21%で首位になったが、2位に躍進した中道右派の新党「ANO2011」をわずか2ポイント上回るだけだった。社民党は3位のボヘミア・モラビア共産党との閣外協力も視野に連立交渉に入る。

 共産党が政権入りすれば「ビロード革命」と呼ばれる1989年の無血革命以来初めて。ただ、社民党と合わせても過半数に遠く及ばない。このため、連立交渉は汚職追放などを訴える新党が鍵を握ることになる。

 チェコでは今年6月、中道右派ネチャス政権が首相側近の権力乱用スキャンダルで崩壊。暫定内閣が後を継いだが、下院の信任を失って総辞職。来春予定の総選挙が前倒し実施された。【ウィーン】

7030チバQ:2013/10/27(日) 23:11:18
http://mainichi.jp/select/news/20131028k0000m030060000c.html
サウジアラビア:米国外交に王室が抱く不信感
毎日新聞 2013年10月27日 21時36分

 【ワシントン白戸圭一】米国の中東の盟友サウジアラビアの情報機関トップが、シリア情勢やイランの核問題を巡るオバマ米政権の対応に不満を募らせ、対米関係を「大きく変更する」と発言したことが波紋を広げている。発言がアブドラ国王の意を酌んだものであるかは不明だが、米国とイランの接近などに危機感を抱いたサウジアラビア王室がオバマ政権を揺さぶる情報戦を仕掛けたとの見方も出ている。

 発言の主は、サウジの情報機関・総合情報庁長官のバンダル王子(64)。1983〜2005年に駐米大使を務め、ブッシュ前政権と強固な関係を有したことで知られる。ロイター通信が22日、バンダル王子が最近の欧州外交筋との会合で米国との関係の「大幅な変更」の考えを明らかにしたと伝えたところ、波紋が広がった。

 サウジアラビアはイラクによるクウェート侵攻(90年)を機に米軍の国内駐留を容認したのに加え、戦闘機など多数の兵器を購入する米国の同盟国だ。

 だが、サウジがシリア反体制派に武器供与する中、オバマ政権は供与に消極的で温度差がある。反体制派の中にはサウジ出身の過激主義者が少なくとも約500人いるとの情報があり、過激派に武器が渡る危険を冒してまでも支援を続けているサウジは米国への不満を高めている。オバマ政権がサウジの「宿敵」であるイランに接近していることも、サウジにとっては背信行為だ。

 ただ、サウジ王室はこれまでにも、米国との同盟関係がゆらぐたびに、在米サウジ人有識者を使って米メディアで「関係の危機」を訴えてきた。サウジ王室には米国以外に安全保障面で頼れる国がないのも事実で、バンダル王子の発言は、両国関係の危機をオバマ政権に認識させるための戦略の一環との見方もある。

7031チバQ:2013/10/27(日) 23:13:50

http://mainichi.jp/select/news/20131027k0000m030059000c.html
イタリア:中道右派が政党再結成
毎日新聞 2013年10月26日 22時19分(最終更新 10月26日 22時27分)

 【ローマ福島良典】イタリアのベルルスコーニ元首相(77)率いる中道右派政党・自由国民の執行部は25日、活動を停止し、元首相が1994年の政界入りの際に旗揚げした前身の中道右派政党「フォルツァ・イタリア」(がんばれイタリア)を再結成すると正式決定した。元首相の政治的な求心力を高めるのが狙いとみられる。

 だが、自由国民幹事長だったアルファノ副首相兼内相(42)らレッタ大連立政権の中道右派5閣僚は25日の会合を欠席、内部分裂の深刻さを浮き彫りにした。アルファノ氏ら党内ハト派は今月初め、レッタ政権倒閣を企てた元首相の政界工作に反旗を翻したばかり。

 元首相は記者会見で「レッタ政権を支えていく」と述べた。だが、中道右派勢力が元首相派とアルファノ派に分裂すれば、連立政権の基盤が弱体化する可能性が大きい。

7032チバQ:2013/10/28(月) 00:01:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131027/mds13102723400001-n1.htm
運転女性20人以上を摘発、サウジ治安当局
2013.10.27 23:39
 サウジアラビアで女性の自動車運転の解禁を求める26日の一斉運動に参加した女性のうち、20人以上が運転中に車を止められ、治安当局に摘発されていたことが27日、分かった。これ以上運転しないよう書面にサインを求められたという。一斉運転を呼び掛けた団体の複数の幹部が共同通信の電話取材に明らかにした。

 27日付のサウジ紙アルマディナは、治安当局が26日、首都リヤドや西部メッカ、メディナなどで運転していた女性14人を拘束したと報じた。詳細は不明だが、一時的な拘束とみられる。サウジ政府は一斉運動の呼び掛けに対し、運転すれば摘発すると警告していた。

 団体幹部ハーラ・ドサリさんによると、摘発された女性はいずれも自宅に戻ったという。ドサリさんは「書面にサインした女性が捜査対象にならないよう、対応を弁護士と協議するつもりだ。今後も解禁運動を続ける」と話した。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/131026/mds13102615450003-n1.htm
サウジで「女性一斉運転日」 政府警告も解禁求め決行の構え
2013.10.26 15:41

サウジアラビアの首都リヤドで車を運転する女性のビデオ映像(AP)
 世界で唯一、女性の運転が禁じられているサウジアラビアは26日、解禁を求める団体が呼びかけた一斉運転日を迎えた。サウジ政府は摘発を警告してきたが、呼びかけ人の少なくとも一部は運転を決行する構えだ。

 保守的なイスラム教国のサウジでは、男性後見人の承諾なしに旅行や結婚ができないなど女性の権利が制約されており、運転禁止はその象徴。ただ、地元紙で是非が論議されるなど社会の抵抗は以前より薄れているとみられ、呼びかけ団体は今後も一斉運転運動を続け、解禁への地ならしとしたい意向だ。

 呼びかけ人は自分たちが運転している映像を既にインターネットに掲載。1万6000人を超える賛同を得たとしている。(共同)

7033チバQ:2013/10/28(月) 22:17:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131028/erp13102810550002-n1.htm
グルジア大統領選、首相派候補が勝利宣言
2013.10.28 10:52

支持者を迎えるグルジア大統領選候補のマルグベラシビリ前第1副首相=27日、トビリシ(ロイター)
 【モスクワ=佐々木正明】旧ソ連のグルジアで27日に行われた大統領選挙で、投票終了後、地元メディアが発表した出口調査の結果、イワニシュビリ首相率いる政党連合「グルジアの夢」候補、マルグベラシビリ前第1副首相(44)が6割超の得票を集めた。マルグベラシビリ氏はこの結果をふまえ、勝利を宣言した。

 投票率は約47%。28日、選管による開票作業が進んでおり、マルグベラシビリ氏が、サーカシビリ大統領の「統一国民運動」が擁立したバクラゼ前国会議長(41)を大きく引き離した。

 マルグベラシビリ氏は27日夜に支持者らの前で演説し、「今日の勝利に協力してくれた首相に感謝したい」と述べた。首相も「グルジアの成長に向けた一歩だ」と祝福した。

 一方、バクラゼ氏は、「野党のリーダーとして、大統領と政府への協力を継続する準備はできている」と述べ、敗北を認めた。

 2010年の憲法改正で、大統領は今回の選挙後に象徴的存在となり、政治の権限の多くは首相に移されることが決まっている。

7034チバQ:2013/10/28(月) 22:20:29
http://mainichi.jp/select/news/20131029k0000m030079000c.html
グルジア大統領選:対露改善派、マルグベラシビリ氏が当選
毎日新聞 2013年10月28日 20時22分(最終更新 10月28日 20時46分)


グルジア大統領選で当選したマルグベラシビリ前第1副首相(中央)。右はイワニシビリ首相=2013年10月27日、AP
拡大写真 【モスクワ真野森作】27日実施のグルジア大統領選で、対露関係改善を進めるイワニシビリ首相派のマルグベラシビリ前第1副首相(44)が開票率99%の段階で62%の票を獲得し、当選した。2003年の「バラ革命」を主導し、10年近く実権を握った親米反露路線のサーカシビリ現大統領(45)の時代は幕を閉じた。

 現地からの報道によると、投票率は46%で、前回08年選挙の56%を下回った。選挙後の改正憲法施行で議院内閣制に移行し、新大統領は象徴的役割となるため、有権者の関心が薄れた可能性がある。サーカシビリ派の候補、バクラゼ前国会議長(41)の得票率は21%、ブルジャナゼ元国会議長(49)は10%。

 3選禁止規定で退任するサーカシビリ大統領は「国民の意向を尊重しなければならない」と語り、選挙結果を淡々と受け入れた。

 サーカシビリ氏は、留学先の米国での弁護士生活から母国の政治家に転身し、当初は高い支持率を誇った。だが、08年に独立を叫ぶ南オセチアへ軍を侵攻させてロシアとの紛争を招き、内政でも強権的な姿勢が批判されるようになった。今後も政治活動を続ける。

 選挙結果について、ロシアの「政治テクノロジーセンター」のマカルキン副総裁は「(欧州への接近と対露関係改善の両立を目指す)イワニシビリ首相の路線が支持されたことを示す。ただ、欧州志向の方がより強いので、対露関係はある程度冷えたままだろう」と、インタファクス通信に語った。

7035チバQ:2013/11/03(日) 01:20:50
http://mainichi.jp/select/news/20131103k0000m030042000c.html

イラク:テロ相次ぐ…「内戦の危機」再燃

毎日新聞 2013年11月02日 20時57分(最終更新 11月02日 23時15分)



イラク兵に連行される武装勢力とみられる男=イラク中部で2013年10月27日、ロイター
イラク兵に連行される武装勢力とみられる男=イラク中部で2013年10月27日、ロイター

拡大写真

 【カイロ秋山信一】訪米したイラクのマリキ首相が米政府に軍事支援の強化を求めたのは、国内でテロが相次ぎ、2006〜07年に起きた内戦の危機が再燃しているからだ。イスラム教スンニ派とシーア派の宗派間抗争がくすぶっていたところに、隣国シリアの内戦で地域全体が不安定化し、国際テロ組織アルカイダ系のスンニ派武装組織によるシーア派への攻撃が活発化した。シーア派の強硬派も武装して反撃する動きを見せており、治安は極度に悪化している。

 ◇首脳会談、米に「軍事支援強化」要求

 英国拠点の非政府組織「イラク・ボディー・カウント」によると、テロや紛争による10月の死者は30日までに1056人に上り、過去5年で最悪だった9月(1220人)に次ぐ規模となった。テロは全土で連日起きており、1月以降の死者は計7000人を超えた。多数派(約60%)のシーア派が狙われるケースが多く、一部の事件ではスンニ派(約35%)のアルカイダ系組織「イラク・レバント・イスラム国(ISIL)」が犯行声明を出している。10月には、シーア派が多い北部カバクの小学校のグラウンドに侵入したトラックが爆発し、児童14人が死亡する事件も起きた。

 シーア派主導のマリキ政権は、首都バグダッドなどで検問を強化しているが、効果は上がっていない。バグダッドに住む男性(38)は「安全なのは(米軍の旧拠点で政府庁舎が集中する)グリーンゾーンだけだ」と話した。

 テロが増加した背景には、隣国シリアの内戦の影響が指摘される。ISILは従来「イラク・イスラム国」と名乗っていたが、4月にシリアなど地中海東岸地方を意味する「レバント」を組織名に追加し、シリア内戦への本格介入の方針を表明した。アルカイダはシーア派を敵視しており、シーア派国家のイランが支援するアサド政権を打倒するのが目的だ。

 その直後からイラクでのテロも急増した。エジプトのシンクタンク・アハラム政治戦略研究所のムハンマド・カデル氏は「アルカイダはシリア経由で戦闘員や武器を調達するルートを構築し、イラクでも活動を活発化させた」と見ている。

 一方、イラクのシーア派強硬派は今年2月、「ムフタル軍」と名乗る民兵組織を設立し、スンニ派への反撃を強めている。ムフタル軍は、イランの支援を受けているとの情報もある。一方、スンニ派は、マリキ政権が自身と同じ宗派のシーア派民兵組織を野放しにしていると批判している。

 イラクでは03年に米軍などの進攻によってフセイン政権が崩壊した。多数派のシーア派が主導権を握り、フセイン政権下で優遇されたスンニ派との宗派対立が激化。06〜07年には内戦に発展し、計5万人以上が死亡。08年以降も年間4000〜5000人がテロなどで死亡していた。米軍は11年12月に撤退した。

7036チバQ:2013/11/03(日) 01:37:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131102/mds13110215460001-n1.htm
少女のレイプ犯、「草刈り」で釈放 ケニア警察に非難高まる
2013.11.2 15:45 [性犯罪]
少女のレイプ事件に抗議する数百人の女性=10月31日、ナイロビ(AP)
少女のレイプ事件に抗議する数百人の女性=10月31日、ナイロビ(AP)
 ケニアで16歳の少女を集団レイプしたとして拘束された容疑者の男3人が、地元警察から罰として「草刈り」をさせられただけで釈放されたことが分かり、警察に対する非難が国内外で高まっている。

 地元女性団体などによると、少女は今年6月、ケニア西部ブシアで帰宅途中に男6人に襲われ、屋外トイレに放置された。住民に救出されたが、骨折などの重傷を負った上、障害が残り、今も車いす生活を続けている。

 事件後、少女の証言から特定された男3人の身柄を、住民が地元警察に突き出した。しかし3人は警察署付近で草刈りをさせられた後、釈放され、現在の行方は分かっていない。隣国ウガンダに逃げたとの情報もある。

 10月に地元紙の報道で発覚。インターネットを通じ、容疑者の逮捕と地元警察への調査を求める130万人以上の署名が集まった。(共同)

7037チバQ:2013/11/03(日) 01:38:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131102/asi13110221340005-n1.htm
膨らむジレンマ、パキスタンのシャリフ政権 タリバン運動指導者殺害で
2013.11.2 21:33 (1/2ページ)
「パキスタンのタリバン運動(TTP)」最高指導者のハキムラ・メスード司令官=2009年10月(AP)
「パキスタンのタリバン運動(TTP)」最高指導者のハキムラ・メスード司令官=2009年10月(AP)
 【ニューデリー=岩田智雄】パキスタン治安関係者は1日、イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」の最高指導者ハキムラ・メスード司令官が同日、アフガニスタンとの国境に近い部族地域ミランシャー近郊で米無人機の攻撃により死亡したと明らかにした。殺害は対テロ戦における大きな成果となるが、無人機攻撃停止と対米関係強化を掲げるシャリフ政権のジレンマはさらに膨らんだ形だ。

 パキスタン紙ドーンなどによれば、メスード司令官は和平交渉の協議のため、集会に出席したところをミサイル4発で攻撃された。両国政府は公式には確認していないが、タリバン運動幹部や米当局筋も認めた。後継者には2日、ナンバー2のカーン・セイド司令官が昇格したもようだ。

 シャリフ政権が米国に無人機攻撃の中止を求めているのは、多数の市民にも犠牲が出ており、タリバン運動のテロも激化するばかりだからだ。しかし米国は、力による排除の実効性を今回、改めて証明した。

 無人機攻撃を公には非難してきた政府・治安当局者からは「メスード司令官がいなくなり、せいせいした」との声が上がった。一方で、2日には和平交渉を目指す政府代表団が部族地域に向かう予定だったといい、攻撃が協議の障害になったことへの世論の反発も高まっている。

 米国はパキスタン政府とタリバン運動との和平実現に懐疑的だとみられ、軍事評論家のアッバス氏は産経新聞の取材に、「協議の妨害もしくは行き詰まりを狙った米国の目的は達成された」と分析した。ジャーナリストのユスフザイ氏は「米パ関係は傷つくが、決定的には悪化しない。シャリフ政権は米国の財政支援に依存しているからだ」と指摘している。





【プロフィル】ハキムラ・メスード司令官

 「パキスタンのタリバン運動」の最高指導者。創設者が2009年8月に米無人機で殺害された後、後任に選出された。タリバン運動はパキスタン政府や米当局へのテロを繰り返し、女子教育の重要性を訴えた少女、マララ・ユスフザイさん(16)も銃撃。米国はメスード司令官に関する情報に500万ドル(約4億9千万円)の懸賞金をかけていた。

7038チバQ:2013/11/03(日) 01:48:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131102/amr13110210300005-n1.htm
各国外交官、美酒に酔う NY国連本部で初の日本酒レセプション
2013.11.2 10:28 [米国]
1日、ニューヨークの国連本部で開かれた吟醸酒試飲会で質問する外交官ら(共同)
1日、ニューヨークの国連本部で開かれた吟醸酒試飲会で質問する外交官ら(共同)
 【ニューヨーク=黒沢潤】ニューヨークの国連本部で1日、国連職員や各国外交官らに日本の吟醸酒を振る舞う初のレセプションが開かれた。

 日本の食文化PRのため、「日本吟醸酒協会」(宮坂直孝理事長)と日本の国連代表部が企画した。会場に美しい琴の音色が流れる中、招待客約200人には「南部美人」(岩手)や「真澄」(長野)など、日本の蔵元計48カ所の逸品が振る舞われた。

 吉川元偉国連大使は「楽しく飲んだ後は、みなさんが(悪酔いせずに無事)部屋から出ていければいいのですが…」とジョークを交えてあいさつ。「南部美人」専務取締役の久慈浩介氏(41)は「吟醸酒は日本の伝統文化の象徴。多くの人々に知ってもらいたい」などと強調した。

 招待客のアフリカ・チャドの外交官は「吟醸酒は本当においしい。また飲みたい」と満足げに話していた。

7039チバQ:2013/11/03(日) 10:14:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131102-00000738-yom-int

極右政党事務所前で銃撃、2人死亡…ギリシャ

読売新聞 11月2日(土)20時34分配信



 【ローマ=青木佐知子】ギリシャ紙カティメリニ(電子版)によると、アテネ郊外で1日夜、極右政党「黄金の夜明け」の事務所前で銃撃事件があり、党員の22歳と27歳の男性2人が死亡し、男性1人が重傷を負った。

 バイクに乗った2人組の男が、3人を撃って逃走した。

 同国では、同党支持者の男による左派系歌手の刺殺事件や、支持者による移民の襲撃事件が相次いでおり、移民排斥を訴えて支持を急拡大した同党に対する批判が高まっている。

 同党を巡っては、ギリシャの警察当局が9月28日、ニコラオス・ミハロリアコス党首や同党所属の上院議員2人を組織犯罪に関与した疑いで逮捕した。

7040チバQ:2013/11/03(日) 14:42:35
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE9A101220131102
アングル:反EU政党、来年の欧州議会選で勢力拡大か
2013年 11月 2日 11:55 JST 記事を印刷する | ブックマーク| 1ページに表示[-] 文字サイズ [+]

10月30日、来年5月に欧州議会選挙を控えるEU。反EUを唱える政党の勢力が拡大するとみられる中、欧州委員会のバローゾ委員長は、過熱するナショナリズムや排外主義、人種差別に警鐘を鳴らす。ザグレブで2011年12月撮影(2013年 ロイター/Nikola Solic)
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ドイツとブラジル、過剰な監視活動禁じる国連決議案を提案 [ブリュッセル 30日 ロイター] -来年5月に欧州議会選挙を控える欧州連合(EU)。反EUを唱える政党の勢力が拡大するとみられる中、欧州委員会のバローゾ委員長は、過熱するナショナリズムや排外主義、人種差別に警鐘を鳴らす。

欧州議会は閣僚理事会と共同で立法権を持つ。EU加盟国の18歳以上が選挙権を有し、約760議席を直接普通選挙により選出する。

来年5月22―25日の欧州議会選を約半年後に控えて行われた複数の世論調査では、極右および極左の候補者が支持を拡大する可能性が示されている。その背景には、3年に及ぶ財政混乱や低成長、深刻な失業問題などによるEU離れがある。

中道右派でポルトガルの元首相でもあるバローゾ委員長は、ロイターとのインタビューで、「経済危機や失業率上昇はポピュリスト勢力に支持拡大の好機を与える」とし、「狭量なナショナリズムや排外主義を助長するような話」に懸念を表明。「そう遠くない昔、欧州は排外主義や人種差別、不寛容が非常に憂慮されるべき段階にあったことを忘れるべきではない」と語った。

バローゾ氏は特定の政党や組織には言及しなかったが、世論調査の結果によると、英国、フランス、フィンランドを含むいくつかの国では、移民に強硬姿勢を取る右派政党が票を伸ばす可能性がある。

欧州議会選まではまだ時間があり、流れは変わる可能性も十分あるが、英国では独立党が1位もしくは2位になるとみられている。

一方、フランスではルペン氏が率いる極右政党「国民戦線」が2大政党を引き離しており、最近のある世論調査では、同党の勝利が予想されている。

<極左も台頭>
右派勢力のほか、ギリシャやイタリアでは国民からの強い支持を得ている極左による活動も活発化。ドイツの反ユーロを掲げる新党「ドイツのための選択肢(AfD)」のような単一争点政党も議席を獲得するとみられている。

主要政党の政治家や政治アナリストたちは、反EU政党が欧州議会選でどのくらい議席数を獲得するかを推測するのは時期尚早だとしているが、票の2─3割程度を獲得する可能性があると広く予想されている。

極右、極左の政党は互いに正反対に位置しており、国内問題など限られた課題を掲げていることが多く、1つの勢力を形成することはほぼないとみられる。だがその一方で、より大きな極右政党の間で何らかのグループがつくられ、欧州議会の進行を妨げる可能性もある。

ただ同時にバローゾ氏は、選挙後の議会でも主要な政党が多勢を占めることに変わりはないと自信をのぞかせる。主要政党が議会を主導し、極右、極左政党をけん制するには欧州の価値観を説明していく必要があると指摘。

「だからこそわれわれは、いわゆる主要政党に対して、安全地帯を越える勇気を持ち、危機的状況にある現在においてEUが当たり前ではないことを考えてほしいと呼びかけている」と述べた。

(Luke Baker、Stephen Adler記者、翻訳:伊藤典子、編集:宮井伸明)

7041チバQ:2013/11/03(日) 22:30:08
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131104k0000m030040000c.html

コソボ:地方選投票始まる セルビア人地区で初の実施

毎日新聞 2013年11月03日 20時31分


 【ウィーン樋口直樹】民族問題を抱えるバルカン半島のコソボで3日朝、北部セルビア人地区を含む全土で地方選の投票が始まった。2008年にコソボがセルビアからの独立を一方的に宣言して以来、コソボ施政下の選挙に少数派セルビア人が参加するのは初めて。欧州連合(EU)の仲裁で今年4月に合意したコソボ・セルビア間の関係正常化の試金石となる。

 ミトロビツァ以北のセルビア人地区で地方選が行われたのは、セルビア国境近くのレポサビッチ、ズビンポトク、ズベチャン、北ミトロビツァの4自治体。コソボでは南部も含め約5万人のセルビア人が暮らしているが、これまでは独立に反対してコソボ政府施政下の選挙をボイコットしてきた。

 しかし、EU加盟を目指すセルビアは、コソボとの関係正常化を加盟条件とするEUの説得に応じ、コソボ北部のセルビア人地区をコソボ政府の施政下へ組み入れることに同意。同じくEU加盟を目指すコソボ側も、セルビア人地区に自治権に近い権限を与えることを認めた。一方、セルビア人地区の多くの住民は頭越しの交渉結果に反発している。

 北部セルビア人地区では選挙期間中、コソボへの統合に反対する民族主義者らがボイコットの継続を主張。街には「候補者のポスターよりボイコットを呼び掛けるポスターの方が多かった」(地元紙)と言われる。また、選挙に立候補したセルビア人が「裏切り者」と糾弾されたり、自宅に爆発物を投げ込まれたりする事件も続発。3日の投票は厳戒態勢の中で行われた。

7042チバQ:2013/11/04(月) 21:38:51
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/131104/mcb1311041927013-n1.htm
コソボ地方選、複数の投票所襲撃 セルビア系住民が反発2013.11.4 19:26

 【ベルリン=宮下日出男】2008年にセルビアから独立宣言したコソボの地方選挙が3日、実施された。コソボ独立を認めない国内少数派のセルビア系住民が参加する初の選挙だったが、反発は強く、投票所が襲撃される混乱が発生。選挙は両国が欧州連合(EU)加盟のために目指す関係正常化の試金石とされたが、その難しさが改めて浮き彫りになった。

 選挙はコソボの約40の自治体の首長や議会議員を選ぶもの。これまでセルビア系住民は選挙をボイコットしてきたが、EU加盟交渉進展を望むセルビアは「われわれの利益となる」(ダチッチ首相)としてセルビア系住民に投票するよう呼びかけていた。

 だが、アルバニア系住民と居住地域が分断される北部ミトロビツァのセルビア系住民の地域では、セルビア系とみられる覆面男のグループが複数の投票所を襲撃。投票箱を壊し、催涙ガスも発射した。このため選挙監視にあたっていた欧州安保協力機構(OSCE)は投票を中断し、要員も退去させた。

 セルビア系住民は、投票すればアルバニア系住民が主体のコソボ当局の統治を認めることになるため、投票前からボイコットを呼びかけていた。このため、セルビア系住民の投票率も低いとみられている。

 EUは両国の関係正常化を加盟交渉進展の条件にしている。セルビアのEU加盟交渉は来年1月に開始予定だが、微妙な影響を与える可能性もある。

7043チバQ:2013/11/08(金) 23:30:20
http://www.asahi.com/articles/TKY201311070376.html
タジキスタン大統領選、現職4選 長期独裁に不満も
2013年11月7日20時43分
 【モスクワ=関根和弘】中央アジアのタジキスタンで6日、大統領選(任期7年)があり、現職のラフモン氏(61)が8割を超える圧倒的な得票率で4選を決めた。欧米の選挙監視団は、野党勢力が事実上、排除された形で選挙戦が進められたとして、「民主的選挙の標準を満たしていない」と指摘している。

 選挙にはラフモン氏のほか5人が立候補。それぞれ政党は異なるが、全員がラフモン政権を支持していた。一方、主要野党の「タジキスタン・イスラム復興党」が推薦した候補は、規定を満たしていないとして中央選挙管理委員会が立候補の登録を拒否。別の野党候補も「公正な選挙にならない」とボイコットした。

 ラフモン氏はソ連崩壊後の1994年から大統領に就任。2期目から任期を4年から7年に延長し、長期独裁政権をしく。大統領周辺に富が集中する一方、庶民の生活は向上せず不満が高まっているとされる。

 来年、米軍が撤退する隣国アフガニスタンからテロ組織や麻薬が流入すると懸念されており、対策が大きな課題となる。

7044チバQ:2013/11/08(金) 23:33:04
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013110802000112.html
ラフモン大統領4選 タジキスタン 28年長期政権に
2013年11月8日 朝刊

エモマリ・ラフモン氏=ゲッティ・共同


 【モスクワ=原誠司】中央アジアのタジキスタンで六日、任期満了に伴う大統領選が投開票され、エモマリ・ラフモン大統領(61)が八割を超える得票で圧勝し、四選を決めた。任期は七年で、一九九二年の最高会議議長の就任以来、二〇二〇年まで二十八年に及ぶ長期政権となる見通しだ。

 中央選管が七日発表した暫定結果では、政権与党、人民民主党のラフモン氏が83・6%を得票した。

 有力対抗馬と目されながらも出馬を断念した人権活動家の女性候補を推した野党のイスラム復興党は「立候補に必要な署名集めに当局の妨害があった。選挙は茶番」と批判。選挙監視に当たった欧州安保協力機構(OSCE)派遣団も「本当の競争と国民の選択肢はなかった」との声明を発表した。

 ラフモン氏は最高会議議長を経て九四、九九、二〇〇六年の大統領選で当選した。野党抑圧やメディア統制で強権的な政権運営を行う一方、タジクは旧ソ連最貧国で国民の不満も募っている。

7045チバQ:2013/11/08(金) 23:34:11
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013110800814
「三度目の正直」なるか=9日に大統領選投票−モルディブ
 【ニューデリー時事】インド洋の島国モルディブで9日、2度にわたって延期された大統領選挙の投票が行われる。ワヒード現大統領の任期切れが11日に迫る中、大統領不在という違憲状態を避ける最後のチャンス。「三度目の正直」で選挙を成功させ、政情不安を鎮めることができるかが注目される。
 9月の投票では、ナシード前大統領が大差で勝利を収めたが、最高裁判所が有権者名簿に問題があったと指摘し、やり直しを命じた。10月に予定されていた再投票は、対立候補が同名簿の記載内容が正しいか確信が持てないと主張して署名を拒否したため、警察が介入して実施されなかった。(2013/11/08-18:02)

7046チバQ:2013/11/08(金) 23:34:41
http://mainichi.jp/select/news/20131109k0000m030087000c.html
エジプト:大統領選は来夏 新政権移行ずれ込み
毎日新聞 2013年11月08日 21時00分

 【カイロ秋山信一】エジプトのファハミ外相は8日、ロイター通信とのインタビューで、人民議会(国会)選挙が来年2〜3月、大統領選挙が来年夏初めごろに行われるとの見通しを示した。暫定政権を主導する軍は当初、来年3月までに新政権に移行する方針だったが、憲法修正手続きが遅れていることもあり先延ばしになった。

 軍の新政権移行の行程表では、年内に憲法修正を巡る国民投票と人民議会選、来年2月までに大統領選を実施する方針だった。だが憲法修正案を審議する憲法委員会の設立が遅れ、日程の先送りが確実となっていた。

 一方、暫定政権は、今月14日に司法手続きを経ずに市民を拘束できる非常事態令と、夜間外出禁止令を解除する方針を決めた。治安当局は7月のクーデターで解任したモルシ前大統領の出身母体・イスラム組織ムスリム同胞団のメンバーを多数拘束。モルシ派の抑え込みに一定のめどがついたと判断したとみられる。

7047チバQ:2013/11/11(月) 20:22:46
http://www.afpbb.com/articles/-/3003052
国連、モルディブ大統領選の決選投票延期に「重大な懸念」
2013年11月11日 09:44 発信地:国連本部/米国
【11月11日 AFP】インド洋の島国モルディブで10日に予定されていた大統領選の決選投票が開始数時間前に最高裁の命令で延期されたことについて、国連(UN)の潘基文(Ban Ki-moon)事務総長は「重大な懸念」を示し、これ以上の遅滞なく投票が行われることを求めていると表明した。国連のマーティン・ネシルキー(Martin Nesirky)報道官が10日発表した。

 モルディブで初めて民主的に選ばれたが、2012年2月のクーデターで辞任に追い込まれたモハメド・ナシード(Mohamed Nasheed)前大統領(46)は、最高裁が決選投票を延期したのは自分の政権復帰を阻止するためだと非難した。

 国連報道官の発表によると、潘事務総長は第1回投票は「平和的で透明性があった」と思うが、10日の決選投票の延期決定には重大な懸念を有していると表明。「すべての政治家と国家機関に対し、自制を示し、9日の投票で示された国民の正当な意思を尊重し、モルディブ国民の利益を最優先にしてこれ以上の遅滞なく大統領選挙を終えるよう緊急に呼びかけ」、危機克服のために国連は政治的支援を行う、と述べた。(c)AFP

7048チバQ:2013/11/11(月) 20:23:19
http://www.asahi.com/articles/TKY201311110063.html
モルディブ大統領選、決選投票延期 当選決まらず2カ月
2013年11月11日12時53分
 【ニューデリー=庄司将晃】インド洋の島国モルディブの最高裁は10日、同日に予定されていた大統領選挙の決選投票を16日に延期すると決めた。決選投票に進めなかった候補の陣営からの延期の訴えを認めた。9月の最初の投票から、最高裁の選挙無効決定や警察の介入による延期が繰り返され、2カ月以上たっても当選者が決まらない。

 9日にあった再投票には、3人が立候補。前大統領のナシード氏が首位に立ち、2位の新顔ヤミーン氏と10日に予定された決選投票に進んだ。しかし、3位候補の陣営が「決選投票での投票先を周知する時間がない」と最高裁に訴えた。

 ナシード氏は民主的な新憲法下で初めて行われた2008年の前回選挙で当選したが、旧政権支持者らの大規模デモを経て昨年2月、辞任に追い込まれた。ヤミーン氏は08年まで30年にわたり強権的な政権を維持したガユーム元大統領の親族。最高裁や警察がガユーム氏らの影響下にあるとみるナシード氏陣営は、再三の「引き延ばし」に反発を強めている。

7049チバQ:2013/11/13(水) 21:45:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131113/mds13111310590002-n1.htm
サウジ、国連安保理入り辞退を正式表明 やり直し選へ
2013.11.13 10:58
 【ニューヨーク=黒沢潤】国連安全保障理事会の非常任理事国選挙で当選した直後に選出辞退を表明したサウジアラビアが12日、潘基文(パン・ギムン)事務総長に対し、正式に選出辞退を通知する文書を提出した。サウジに代わる理事国を選ぶやり直し選挙が近く行われる予定で、ヨルダンが出馬するとの見方が強まっている。

 サウジは10月17日の理事国選挙で176票を得て当選。しかし、シリア問題やパレスチナ問題をめぐって安保理が「機能不全」状態にあると批判し、選出辞退を表明していた。

 国連総会で行われるやり直し選挙では、3分の2以上の得票で当選が決まる。フランス通信(AFP)によれば、ヨルダン政府高官は選挙への出馬を明言しなかったが、検討中であると述べた。

7050チバQ:2013/11/13(水) 22:30:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131113/erp13111322130006-n1.htm
中国、サウジ、キューバ…「人権侵害国家」相次ぎ当選 人権理事会選挙
2013.11.13 22:10 (1/2ページ)

12日、ニューヨークの国連本部前で中国の人権理事会入りに反対し、僧への暴行を模したパフォーマンスをするチベット系人権団体(共同)
 【ニューヨーク=黒沢潤】国連総会は12日、人権理事会(47カ国)の理事国改選選挙を行った。改選数14カ国のうち、中国やサウジアラビア、キューバなど、「国内の人権状況が劣悪」と国際人権団体などから非難されている国々が相次ぎ当選した。人権理事会は、機能不全が指摘された前身の人権委員会を改組する形で7年前に発足したが、国内に人権問題を抱える国がメンバー入りする実態は変わらず、改組の効果を改めて問う声も出ている。

 アジア改選枠(4カ国)からは中国、サウジに加え、ベトナムとモルディブが当選した。中国とベトナムは一党独裁体制下で言論統制を強めており、サウジも女性に対する人権侵害などをめぐり国際社会から批判されている。

 東欧改選枠(2カ国)からはマケドニアのほか、同性愛者の権利侵害が批判されているロシアが“無風選挙”で当選。北米・西欧改選枠(2カ国)からは英国とフランスだけが出馬し当選した。

 中南米改選枠(2カ国)では、キューバとメキシコが、アフリカ改選枠(4国)では、過去の人権侵害について人権理事会の調査を拒絶したことのあるアルジェリアのほか、南アフリカ▽モロッコ▽ナミビア−が当選した。

 人権理の前身である人権委員会(53カ国)では、人権問題で自国が名指しのもと非難される決議案が出されないよう、“問題国家”が事前に立候補を調整し、相互に支援しあってメンバー国になるなどの弊害が指摘されていた。このため、加盟国数を多少絞り、国連の全加盟国の過半数の賛成を必要とするなどの選出条件を設けた。

 また、理事国が深刻かつ組織的な人権侵害を行った場合、国連総会で投票国の3分の2以上の賛成で資格停止ができるようにした。しかし、国連加盟国のうち、その多くを占める途上国が相互支援する構図は人権理事会になっても変わらなかった。

 今回の選挙について、国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」(本部ニューヨーク)は「『人権侵害国家』が理事国入りした。(人権理は)今後(諸問題解決のため)2倍の労力を強いられる」と指摘。

 「UNウオッチ」(本部ジュネーブ)も「政治が人権を蹂躙(じゅうりん)して構わないというメッセージを発しただけでなく、人権擁護の盾となってきた国際機構に頼る世界中の(弾圧の)犠牲者を失望させた」と非難した。

7051チバQ:2013/11/14(木) 22:07:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013111400129
極右政党、「反EU」共闘=欧州議会選で躍進期す
 【ブリュッセル時事】フランスの極右・国民戦線(FN)とオランダの極右・自由党は13日、2014年5月の欧州連合(EU)欧州議会選挙での躍進を目指し、共闘関係を築くと発表した。「反EU」の旗印の下、極右勢力結集を図り、EU懐疑派の政治会派を欧州議会に立ち上げるのが狙いだ。
 ルペンFN党首とウィルダース自由党党首がオランダ・ハーグで記者会見。ウィルダース党首は「きょうは(EU本部がある)ブリュッセルの怪物から欧州を解放する始まりだ」と述べた。イタリアの北部同盟やオーストリアの自由党など、各国極右と連携を模索する。(2013/11/14-08:12)

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7052チバQ:2013/11/14(木) 22:19:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131114/mds13111421550005-n1.htm
エジプト 非常事態令解除も遠い安定 軍批判タブー 同胞団は抵抗呼びかけ
2013.11.14 21:54 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】クーデターでモルシー政権が崩壊したエジプトで14日、治安権限強化の根拠となってきた非常事態令と夜間外出禁止令が3カ月ぶりに解除された。同国ではこの間、クーデターを主導したシーシー国防相兼第1副首相を礼賛する論調が支配的で、軍批判をタブー視する風潮が強まった。これに対し、殺人扇動罪などで起訴されたモルシー前大統領や出身母体のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団は抵抗を呼びかけ続けており、安定はなお遠いのが実情だ。

 「クーデターを無効とする以外、エジプト安定の道はない」。モルシー被告は13日、接見した弁護士を通じてこう表明し、司法の場で軍による権力剥奪の違法性を争う考えを示した。

 7月のクーデターで誕生した暫定政権は8月14日、モルシー派の座り込みの強制排除に対する暴力的な抵抗を機に非常事態令などをを発令した。治安当局はこれまでに、令状なしでの捜査など強権的な手法で同胞団メンバーら数千人を逮捕したとされる。

 同時に、主要メディアの反同胞団キャンペーンも強まり、シーシー氏は「同胞団を追い出した英雄」として扱われるようになった。

 10月には、モルシー政権期に辛(しん)辣(らつ)なジョークで同胞団批判を繰り返した人気コメディアン、バッセム・ユースフ氏がテレビ番組でシーシー氏をネタにしたところ批判が殺到。番組はテレビ局側の“自己規制”で中止となり、ユースフ氏も一時、国外に出ることを余儀なくされた。

 シーシー氏や軍への批判を許さない空気が広がり、同胞団の動員力は大きく低下し、デモなどの大規模な抗議行動は難しくなった。

 一方で同胞団や協力関係にあるイスラム勢力には武装している者も多く、東部シナイ半島、海運の要衝のスエズ運河沿いの都市などでは軍・治安部隊を狙ったテロが頻発。治安情勢の好転は楽観視できず、当局はそれを強権手法を正当化する根拠としている。

 暫定政権主導の改憲案作りも遅れており、クーデター当初は年内にも始まるとされていた議会選は来年春以降にずれ込む見通しだ。

7053名無しさん:2013/11/15(金) 00:02:16
http://www.afpbb.com/articles/-/3003272
彫像へのいたずらは「文化」、市民が死守 スコットランド
2013年11月14日 13:40 発信地:グラスゴー/英国
【11月14日 AFP】英スコットランド最大の都市グラスゴー(Glasgow)ではこのほど、市内に設置された像の頭にカラーコーンを載せるいたずらをやめさせるための計画が持ち上がったが、反対する市民の署名が1万人分以上集まったことから、計画はあえなく頓挫することとなった。

 像は19世紀に活躍したウェリントン公(Duke of Wellington)をたたえて1844年に建立されたものだが、これまで頭に派手なオレンジ色のカラーコーンを載せるいたずらが後を絶たなかった。

 グラスゴー市議会は、市のイメージを損なうとして、この「伝統」となったいたずらを阻止するため、6万5000ポンド(約1000万円)の予算を充てて像の台座を1.8メートル高くする計画を立てた。同市議会では「あきらめの悪い不届き者以外、いたずらしようと思わなくなるだろう」との意見も聞かれたという。

 しかしユーモア感覚にあふれたグラスゴー市民は、いたずらを「大切な伝統文化」と位置づけ、ネットでの反対運動でも1万人以上の署名を集めた。計画に反対する意見の中には「像を高くしても、いたずらを試みる人がけがをするだけだ」との指摘もあった。

 市議会は11日に計画の中止を決定した。当局の話によると、像の頭からカラーコーンを取り除くたびに100ポンド(約1万6000円)の費用がかかるという。(c)AFP

7054チバQ:2013/11/15(金) 00:03:10
http://www.afpbb.com/articles/-/3003123
コカイン使用のトロント市長、辞任せず通常公務
2013年11月12日 09:17 発信地:トロント/カナダ
【11月12日 AFP】喫煙タイプのコカイン「クラック」の使用を認めたカナダ・トロント(Toronto)のロブ・フォード(Rob Ford)市長は11日、通常通りの公務を行った。同市長に対しては先週から辞任を求める声が高まっているが、それには応じなかった。

 戦没者をしのぶリメンバランス・デー(Remembrance Day)のこの日、霧雨の降る中フォード氏が式典に出席した3000人に向け、戦時中に兵士が払った犠牲に敬意を表する声明を読み上げると、一部の支持者からは同氏に対する声援も上がった。

 元市議会議員で22年副市長を務めた経験のあるクリス・コーウィン・クチンスキー(Chris Korwin-Kuczynski)氏はフォード市長と会った後で、「選挙公約でみれば、彼(フォード氏)は歴代市長が成した以上のことを行っている」として、「私は彼が生き残れると思っている」と語った。

 これに対し同氏の辞任を求める人々は、さらにその圧力を強めている。ノーム・ケリー(Norm Kelly)副市長は地元ラジオ局に対し、同市長が週末の「内省」後に休職申請を出してくれることを願っていると話していた。その希望に反し同市長は通常通りの公務を行ったものの、「過去数日間、彼(フォード氏)は以前よりも周囲の意見により耳を傾けているようだ。だから私は楽観している」と述べた。

 カナダ最大都市トロントのフォード市長をめぐっては、クラックを吸っている姿を収めたとされる動画を警察が押収したことが分かり、大スキャンダルに発展。さらに泥酔状態で下品な言葉でののしる様子が写っている別の動画が放映されると、同氏の立場はいっそう追い詰められた。

 同市長の問責投票の実施を呼び掛けているデンジル・ミンナン・ウォン(Denzil Minnan-Wong)市議会議員は、こうしたフォード氏の奇行が「混乱の種」と「問題」になっていると指摘。しかし同市議も、市長本人が辞任の意向を示さない限り、市長を確実に辞職に追い込む道がないことは認識しているという。(c)AFP

7055チバQ:2013/11/15(金) 00:03:59
http://www.afpbb.com/articles/-/3003182
オランド仏大統領、支持率21%に 内閣改造の観測も
2013年11月13日 07:31 発信地:パリ/フランス
【11月13日 AFP】フランスの世論調査で同国史上最低の支持率を記録し、「最も人気のない大統領」となったフランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領は、近く内閣改造とのうわさも流れる中、膨れ上がる国民の不満を緩和する努力を迫られている。

 11日に発表された世論調査結果によると、オランド氏の政策を支持すると回答した国民は、10月の24%からさらに減ってわずか21%にまで落ち込んだ。これにより同氏は、1958年の第5共和制発足以来、最も国民に嫌われた大統領という汚名を着せられることになった。

 先日、新たに提案されている大型貨物車両への課税に反対するデモ隊が暴徒化する事態が発生したばかりの同国では12日、小学校教員らが新たなストライキを始めた。これは、現在の週休3日となる「週4日制」から、勤務時間を半日増やして「週4日半制」にする計画に反対するもの。反対派は、登校日を半日増やすことによって教員の業務量が増え、共働き世帯は子どもを学校へ送迎するため勤務調整を強いられるという問題が生じると指摘している。

 さらに翌13日から、パン職人や配管工、市場への出店者など、小規模企業家や専門職従事者の労働組合である手工業連合会(UPA)も、新課税に対する一連の抗議行動を始めると発表している。

 各世論調査によると、内閣改造で解任を望む閣僚として、回答者の3分の2がジャンマルク・エロー(Jean-Marc Ayrault)首相の名を挙げた。エロー氏に対しては、不安定な内閣を一つにまとめる能力が欠如しているという印象が強まっている。エロー氏の後任になり得る人物としては、社会党のマルティヌ・オブリ(Martine Aubry)リール(Lille)市長や、ここ数週間奇妙なほど表立った行動を見せていないマニュエル・バルス(Manuel Valls)内相などが取り沙汰されている。(c)AFP/Abhik CHANDA

7056チバQ:2013/11/15(金) 00:04:31
http://www.afpbb.com/articles/-/3003313
インド捜査当局トップ、「レイプを楽しめ」発言で謝罪
2013年11月14日 19:38 発信地:ニューデリー/インド
【11月14日 AFP】インドで13日、賭博取り締まりに関する発言の中で例えとして「レイプを楽しめ」などと述べた捜査当局のトップが、女性人権団体から強い批判を浴び、発言は不適切だったと謝罪した。

 インド中央捜査局(Federal Central Bureau of Investigation、CBI)のランジット・シンハ(Ranjit Sinha)局長は12日、違法であるにも関わらず賭博を取り締まりきれない現状について、自身にとって第2言語である、たどたどしい英語で「取り締まることは不可能と言うことは簡単だ。レイプを防げないなら楽しめと言うようなものだ」などと語った。さらに局長は「(取り締まりは)お手上げだと言って野放しにするよりも、合法化して、なにがしかの収益を得る方が得策だ」と続けた。

 その後、シンハ局長の「レイプを楽しめ」との発言を地元メディアが報道したことから、女性の人権擁護を訴える活動家らの批判が集中。局長は14日、謝罪に追い込まれた。

 謝罪にあたって局長は、自らの発言が人々の感情を傷つけたことを遺憾に思うと述べたうえで、「発言は意図的ではなく不注意から出たものだ。私は女性を心から深く尊敬し尊重しているし、ジェンダー問題に責任感を持って取り組んでいると、改めて強調しておきたい」と述べた。

 さらにシンハ局長は、賭博の合法化を訴える何か良い言い方はないかと探していて、あの発言になったと釈明。「(賭博取締)法の施行は徹底できないということが、法律を作るべきではないという意味にはならない」と付け加えた。(c)AFP

7057チバQ:2013/11/15(金) 00:05:10
http://www.afpbb.com/articles/-/3002734
コンゴ民主共和国、反政府武装勢力M23が降伏
2013年11月06日 10:43 発信地:ブナガナ/コンゴ民主共和国
【11月6日 AFP】コンゴ民主共和国(旧ザイール)の反政府武装勢力「M23(3月23日運動)」と国連軍の支援を受けた政府軍が約1年6か月にわたり続けてきた戦闘で5日、M23が降伏することを明らかにした。M23は、「火薬庫」とも称される同国東部を拠点に活動していた。

 東部・北キブ(North Kivu)州の州都ゴマ(Goma)北方の丘陵頂上部に拠点を構えていたM23の兵士ら約200人は、同日夜間のうちに投降。その後に発表した声明でM23は、「抵抗をやめる」と述べ、「政治的な方法」を通じて目標の達成を目指す意思を明らかにした。

 5日のM23の降伏について、コンゴ民主共和国政府のランバート・メンデ(Lambert Mende)報道官は、「政府の完全な勝利だ」と述べた。敗走したM23の兵士らについては、隣国ルワンダへ向かったとの見方を示している。地元当局者によると、M23の指導者スルタニ・マケンガ (Sultani Makenga)大佐もその中に含まれていたという。

 国連軍の支援を受けた政府軍は10月25日、M23に大規模な攻撃を仕掛けた。激しい攻撃を受けたM23は、退却を余儀なくされゴマ北方80キロの丘陵に拠点を構えた。

 M23は2日に停戦を呼び掛けたが、政府軍は攻撃を続けた。3日午後には、これまで後方支援に徹してきた国連軍もより直接的な軍事行動に加わり、5日のM23の降伏へとつながった。

 同国政府は、過去50年あまりで最大ともいえる軍事的勝利を受け、この勢いを維持したまま、地域内で活動する隣国ルワンダのフツ(Hutu)人民兵らに対しても、攻勢をかけたいとしている。

 国連の専門家やコンゴ民主共和国政府は、M23がルワンダの「操り人形」だと繰り返し主張してきた。M23への武器供給にとどまらず、自国の兵士までも送り込んでいるとしてルワンダ政府を非難している。

 メンデ報道官は、今後の政府軍の活動について、94年のルワンダ大虐殺に加担した後、内戦に敗れてコンゴ東部に逃げ込んだフツ系民兵が中心となっている「ルワンダ解放民主軍(FDLR)」の「武装解除」を進めるつもりと述べた。(c)AFP/Habibou BANGRE

7058チバQ:2013/11/15(金) 00:05:47
http://www.afpbb.com/articles/-/3003147
マドリードの清掃員のストが7日目に突入、ごみが山積みに
2013年11月12日 13:39 発信地:マドリード/スペイン
【11月12日 AFP】スペインの首都マドリード(Madrid)で11日、解雇や給与削減に抗議する道路清掃員らの無期限ストライキが7日目に突入した。路上には、段ボールやペットボトルなどのごみが山積みになっている。

 スペイン労働総同盟(UGT)は、マドリード市内の道路や公園の97%で清掃作業が中止されていると発表。UGTの広報担当、ホアン・カルロス・デルリオ(Juan Carlos del Rio)氏は、「これに続く追従者がたくさんいる。この戦いはしばらく続くだろう。話し合いは行われていない」と述べた。

 UGTが激怒しているのは、清掃を請け負う企業が発表した人員削減計画について。それによると、道路や公園の清掃員約7000人のうち1135人が解雇され、解雇されない場合でも40%の給与カットが強いられる。企業は今年8月にすでに350人の清掃員を解雇している。

 企業側は、スペイン全土で広がる公共事業のコスト削減のあおりを受けて、マドリード市役所も清掃費用を削減しているため、人員削減や給与カットは必要だと述べている。(c)AFP

7059チバQ:2013/11/15(金) 20:00:46
http://www.jiji.com/jc/p?id=20131115144855-0016184467
バチェレ氏独走=チリ大統領選
南米チリで17日、ピニェラ大統領の任期満了に伴う大統領選挙が行われる。返り咲きを狙う野党中道・左派連合のミチェル・バチェレ元大統領(62)=写真=が支持を集め、世論調査で他の候補者を引き離して独走。 【EPA=時事】

7060チバQ:2013/11/15(金) 20:09:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131115/chn13111511340004-n1.htm
台湾にガンビアが断交通告 「国家の戦略的利益のため」
2013.11.15 11:32
 【台北=吉村剛史】西アフリカのガンビア共和国は15日までに、台湾当局に対して外交関係の断絶を通告した。「国家の戦略的利益のため」としている。

 台湾の地元メディアなどが報じた。

 2008年の馬英九政権発足後、台湾が正式な外交関係を持つ国から断交を通告されたのは、これが初めて。ガンビアとの断交で、台湾を外交承認する国は22カ国となる。

7061チバQ:2013/11/15(金) 20:36:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131113/erp13111322070005-n1.htm
サウジ、安保理入り辞退を正式表明 ヨルダンが出馬か 人権理事国枠と取引か
2013.11.13 22:05
 【ニューヨーク=黒沢潤】国連安全保障理事会の非常任理事国選挙で当選した直後に選出辞退を表明したサウジアラビアが12日、潘基文(パン・ギムン)事務総長に対し、正式に選出辞退を通知する文書を提出した。サウジに代わる理事国を選ぶやり直し選挙が近く行われる予定で、ヨルダンが出馬するとの見方が強まっている。

 サウジは10月17日に国連総会で行われた選挙で176票を得て当選した。

 しかし、選出のわずか数時間後に非常任理事国の議席を辞退する声明を発表。

 声明でサウジは、安保理がシリアのアサド政権による化学兵器を使った自国民の殺害に有効な制裁措置を取らず、パレスチナ問題も長年解決できていないことを理由に挙げて批判した。

 フランス通信(AFP)によれば、ヨルダン政府高官は選挙への出馬を明言しなかったが、検討中であると述べた。

 一方のヨルダンは今月上旬、人権理事会理事国の改選選挙(改選数14カ国)への出馬辞退を突如、表明した。今回のアジア改選枠は4カ国で、ヨルダンの辞退により、改選枠と立候補した国が同数となり、サウジなど出馬を表明していた4カ国は当選を果たした。

 このため、国連外交筋の間では、「(ヨルダンの辞退表明は)サウジが安保理の議席をヨルダンに譲渡することで双方が合意したため」との見方が支配的だ。

7062チバQ:2013/11/16(土) 14:24:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013111600163
現職大統領が国外脱出?=決選投票直前に−モルディブ


 【ニューデリー時事】モルディブ大統領府は15日、ワヒード現大統領が大統領選挙決選投票を前にシンガポールに向けて出発したと明らかにした。「妻の診察に同行した」と説明しているが、国民の間では、選挙に伴う混乱を恐れて「国外脱出」を図ったのではとの臆測が飛んでいる。地元メディアが報じた。
 モルディブのテレビ局は15日、録画された大統領の「退任演説」を放送。ワヒード氏はその中で、11日の任期満了後も大統領職にとどまったことについて「国の秩序を守るために仕方のない選択だった」と釈明した。(2013/11/16-13:13)

7063チバQ:2013/11/16(土) 21:43:48
http://mainichi.jp/select/news/20131117k0000m030065000c.html

イタリア:中道右派が分裂 元首相の政治基盤弱体化

毎日新聞 2013年11月16日 20時57分(最終更新 11月16日 21時11分)


 【ローマ福島良典】イタリアのアルファノ副首相兼内相(43)は15日、ベルルスコーニ元首相(77)率いる中道右派政党・自由国民を離脱し、レッタ政権を支持する党内ハト派による新会派結成の意向を表明した。元首相の懐刀だったアルファノ氏の離反により、中道右派勢力はベルルスコーニ派とアルファノ派に分裂し、元首相の政治基盤が弱体化した。

 自由国民は16日、ローマで党大会を開き、前身政党「フォルツァ・イタリア」(がんばれイタリア)の復活と党体制移行を承認したが、波乱の船出となった。自由国民幹事長のアルファノ氏は15日、中道左派・民主党主導のレッタ大連立政権の自由国民閣僚ら党内ハト派の会合で「フォルツァ・イタリアには参加しない」と述べ、新会派「新中道右派」の旗揚げを宣言した。

 脱税事件で実刑が確定している元首相は今月27日に上院議員資格を剥奪される見通し。アルファノ氏は「資格剥奪が決まってもレッタ政権を支持し続けること」をフォルツァ・イタリアへの参加条件に挙げていたが、元首相が条件の受け入れを拒んだ。元首相は16日の党大会で大連立解消を警告した。

 イタリア紙コリエレ・デラ・セラによると、アルファノ派の新会派「新中道右派」には上院(321議席)の自由国民議員91人中30人、下院(630議席)96議員中27人が参加する見込み。アルファノ派を加えたレッタ政権連立与党は上下両院で過半数を維持するため、ベルルスコーニ派による倒閣は困難とみられる。

7064チバQ:2013/11/16(土) 21:48:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131116/asi13111618000004-n1.htm
【国際情勢分析 岩田智雄の目】
印首相、英連邦会議欠席の複雑な事情
2013.11.16 18:00 (1/3ページ)
 15日にスリランカのコロンボで開幕した英連邦首脳会議(CHOGM)をインドのマンモハン・シン首相(81)が欠席した。スリランカのマヒンダ・ラジャパクサ政権による少数派民族タミル人への人権侵害批判がやまない中、インド国内のタミル人が会議のボイコットを求めたのが主な理由だ。しかし、スリランカでは中国の影響力が強まっており、インドの存在感低下を危ぶむ声も上がっている。こうした状況下で欠席を決めた背景には、政権内幹部の複雑な心境が作用した可能性もある。


タミル人政党に配慮


 英国と旧英領国計53カ国が加盟する英連邦の首脳会議は17日までの予定で15日に始まった。シン首相は会議直前の10日、ラジャパクサ大統領(67)に首脳会議を欠席するとの書簡を送った。カナダのスティーブン・ハーパー首相(54)はこれより先に人権懸念を理由に欠席を決めており、インド洋の島(とう)嶼(しょ)国モーリシャスのナビンチャンドラ・ラムグーラム首相(66)も12日、同様の理由で不参加を決めた。

 インドでは、タミル人が多く居住する南部タミルナド州の政党が、ラジャパクサ政権とタミル人反政府武装勢力「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」との内戦末期の2009年に多数の死者が出たことへの調査が進んでいないなどとしてボイコットを要求していた。

 04年からインドの国民会議派主導の連立与党に参加していたドラビダ進歩同盟(DMK)は今年3月、インド政府がラジャパクサ政権に厳しい態度で臨んでいないとして連立を離脱した。ただ、DMKと連立与党の緩やかな政治的協力関係は継続しており、シン政権としては、来年5月までに行われる総選挙を見据え、タミル人政党に配慮せざるをえない状況にあった。

 ただしインド政府は、シン首相の欠席には、いろいろな要因があるとしている。具体的な説明はないが、選挙対策だけが目的ではなさそうだ。

7065チバQ:2013/11/16(土) 21:49:20
スリランカ深入りに悪夢


 インドはそもそもスリランカの内政に深く関わってきた。多数派民族で仏教徒中心のシンハラ人主導の政府軍と、ヒンズー教徒中心の少数派タミル人のLTTEが全面的な戦闘状態に陥ったのは1983年のことだ。紛争の激化に伴い、スリランカの不安定化を恐れたインドは87年に平和維持軍(IPKF)をスリランカに派遣し、仲介に乗り出したものの、成果が得られないまま90年に撤退に追い込まれた。

 当時、インドがスリランカに残した足跡に、87年のスリランカ憲法修正がある。中央政府から地方州政府への権限委譲を憲法に盛り込ませたのだ。

 スリランカでは今年9月、タミル人が人口の9割以上を占める北部州で州設立後初の地方議会選が行われ、かつてLTTEの武力闘争路線を支持したタミル人政党が勝利した。しかし、ラジャパクサ政権はタミル人州政府への権限委譲を渋っており、シン政権内でも首脳会議への欠席を求める意見が出ていたという。

 また、国民会議派総裁だったラジブ・ガンジー元首相(1944〜91年)は、スリランカ介入の報復としてLTTEの女性自爆犯に暗殺されている。現在の会議派総裁はラジブ氏の妻のソニア・ガンジー氏(66)、副総裁は息子のラフル・ガンジー氏(43)だ。2人の脳裏には、スリランカ情勢に深入りしたために招いた当時の悪夢が染みついているはずだ。北部州政府は今回、シン首相にスリランカ訪問に併せて北部州入りも要請していたが、こうした積極外交に否定的な意見が出たとしても不思議ではない。


中国の影響力増大を懸念


 一方で、スリランカでは中国が港湾や空港など巨大インフラの整備を支援している。中国はパキスタンやミャンマーも含めインド洋周辺国の港湾の建設・整備を援助する「真珠の首飾り」戦略を進めており、インドは将来の中国の艦船派遣につながるのではないかとの安全保障上の懸念を強めている。

 シン首相の欠席決断前、首相がスリランカに行かなければ「中国人にインドの裏庭を明け渡すことになる」(インディアン・エクスプレス紙)といった指摘もあり、シン首相は難しい判断を迫られていた。

 首相の欠席発表後、インド外務省当局者は「中国の動向を目の当たりにして、外務省としてはシン首相に参加してほしかったが、国民会議派内で今回は見送るべきだとの決定がされた」と振り返り、ガンジー家の意向が働いたことを強く示唆した。(いわた・ともお ニューデリー支局)

7066チバQ:2013/11/16(土) 21:49:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131013/asi13101307000000-n1.htm
【国際情勢分析 岩田智雄の目】
国民会議派苦戦 インドで総選挙占う地方選
2013.10.13 07:00 (1/3ページ)[国際情勢分析]
インド西部のムンバイで、支持者の歓呼に応えるインド人民党(BJP)の連邦政府首相候補であるナレンドラ・モディ・グジャラート州政府首相。モディ氏の人気はラフル・ガンジー氏をしのぎ、次期首相の座をうかがう勢いだ=9月30日(AP)
インド西部のムンバイで、支持者の歓呼に応えるインド人民党(BJP)の連邦政府首相候補であるナレンドラ・モディ・グジャラート州政府首相。モディ氏の人気はラフル・ガンジー氏をしのぎ、次期首相の座をうかがう勢いだ=9月30日(AP)
 インドの5つの州などで11月から12月にかけて議会選が行われる。インドでは来年5月までに連邦議会の下院選(総選挙)が行われる予定で、今回の議会選は連邦政府与党の国民会議派と野党インド人民党(BJP)の総選挙での勝敗を占う前哨戦となる。特にデリーでは、汚職撲滅を訴える新党が参戦し、国民会議派を苦しめそうだ。

 

4地域で2大政党激突


 インドの選挙管理委員会が4日、インド全28州のうちの4州と連邦政府直轄地デリーの選挙日程を発表した。11月11日から12月4日にかけて、中部チャッティスガル州、マディヤプラデシュ州、西部ラジャスタン州、中部デリーと北東部ミゾラム州の順で投票が行われる。結果は12月8日に発表される。

 現在は、デリー、ラジャスタン、ミゾラムの3地域で国民会議派、他の2地域でBJPが地方政府の与党となっている。ミゾラム州ではBJPの支持者は限られており、国民会議派の優位は動かないため、他の4地域で、2大政党が激突する。5地域は、総有権者数が約1億1600万人で、下院の定数545のうち73議席を占める。

 国民会議派はこれまで、相次ぐ汚職疑惑や経済の低迷、物価の高騰などで批判されてきた。対するBJPは経済政策に定評のある西部グジャラート州のナレンドラ・モディ州政府首相(63)を連邦政府の首相候補に選び、各地で国民会議派への攻撃を強めている。

インド人民党に勢い


 今年8月にインド誌インディア・トゥデーが掲載した世論調査によると、国民会議派の首相候補と目されるガンジー家の御曹司、ラフル・ガンジー氏(43)とモディ氏のどちらが首相にふさわしいかとの問いで、モディ氏は45%の支持を得て、ガンジー氏の32%を上回った。

 このほか、どの政党が安定した連立政府を作れるかや、国家の問題を最善の方法で解決できるかといった問いで、軒並みBJPが国民会議派をしのいだ。

 7日付のインド紙ヒンドゥスタン・タイムズによれば、BJPはデリーでの選挙で「デリーを変える。国を変える」をスローガンに選挙運動を展開するといい、来年の総選挙での政権奪回を見据えている。

 一方、国民会議派は9月になって、低所得層に無料同然でコメなどの食糧を配布する食糧安全法案を成立させるなど、巻き返しを図っている。与党主導で進んでいた深刻な犯罪で有罪判決を受けた議員の失職を阻止する法令の制定は、ガンジー氏のツルの一声で取り下げられ、ガンジー氏の人気がやや高まったとの見方もある。

7067チバQ:2013/11/16(土) 21:50:14
注目の一般大衆党


 今回さらに注目されているのは、デリーで汚職撲滅など訴える新党、一般大衆党が参戦したことだ。

 指導者のアルビンド・ケジリワル氏(45)は、やはり汚職撲滅を訴えてこれまでハンガーストライキを繰り返し行っている“現代のガンジー(インド独立の父マハトマ・ガンジー、1869〜1948年)”との異名を取るアンナ・ハザレ氏(76)とかつて、行動をともにした。

 その後、汚職撲滅運動を政治の場で訴えるためハザレ氏とたもとを分かち、昨年11月に一般大衆党を設立した。これまで反汚職運動だけでなく反レイプ運動など多くのデモを率いてきた。

 デリーではこれまで、国民会議派が15年間、地方政権を堅持してきたが、今回一般大衆党が台風の目となり、BJPを巻き込んで選挙結果に影響を与える可能性もある。

 また、今回の投票では最高裁の命令で電子投票の選択肢に「白票」が追加された。2大政党の支配に不満を持つ有権者には、一般大衆党を選ぶだけでなく、白票を選ぶ人も一定数に上りそうだ。(いわた・ともお ニューデリー支局)

7068チバQ:2013/11/16(土) 23:12:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131116-00000032-jij_afp-int

リビアで市民と民兵が衝突、31人死亡

AFP=時事 11月16日(土)18時40分配信





リビアで市民と民兵が衝突、31人死亡

リビア・トリポリで、民兵組織の活動拠点をトリポリの外に移すよう求めていた市民らに向かって発砲した民兵の銃弾に当たり、負傷した男性(2013年11月15日撮影)。

【AFP=時事】リビアの首都トリポリ(Tripoli)で15日、暴力的な民兵の排除を求める市民のデモ隊と民兵組織などが衝突し、少なくとも31人が死亡、数百人が負傷した。2011年にムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の独裁政権を崩壊させた民兵の残党は、混迷が深まるリビアでますます勢力を拡大している。

リビア中銀の現金輸送車襲われる 53億円強奪

 政府は武装した各組織に停戦を呼び掛け、港湾都市ミスラタ(Misrata)から政府の増援部隊も到着したが、トリポリでは同日夜になっても散発的な発砲は続き、爆発音も聞こえたという。

 ヌールッディン・ダグマン(Nureddin Doghman)保健相によると、同日の時点で確認された死者は31人、負傷者は285人。複数の当局者が首都トリポリは極めて混乱した状態だと認めていることから、死傷者が増える恐れがある。

 一方、アリ・ゼイダン(Ali Zeidan)首相は、衝突には武装したデモ隊などが関わっているが、「状況を複雑にしないため」、今のところ治安部隊は介入していないと明らかにした。

 10月に旧体制派の民兵組織に一時拉致されたゼイダン首相は10日、民兵組織に反対する集会で、混乱が収まらなければ外国がリビアに介入する可能性に言及するとともに、「街に出て軍と警察の構築を支えてほしい」と述べて民兵組織に抵抗するよう国民に訴えていた。【翻訳編集】 AFPBB News

7069チバQ:2013/11/17(日) 12:35:29
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013111700019
守旧派ヤミーン氏が当選=独裁者の弟、イスラム色前面に−モルディブ大統領選


 【ニューデリー時事】インド洋の島国モルディブで16日行われた大統領選挙の決選投票で、2008年まで30年間にわたる独裁体制を敷いたガユーム元大統領の異母弟で、守旧派モルディブ進歩党(PPM)候補者のヤミーン氏がナシード前大統領を破って当選した。
 モルディブでは度重なる司法の介入で投票が延期され、政情不安が続いていた。次期大統領が選出されたことで混乱が収束に向かうと期待される半面、ヤミーン氏はPPM党首を務めるガユーム元大統領の息のかかった人物だけに、民主化の流れが失われるとの懸念も出ている。(2013/11/17-06:16)

7070チバQ:2013/11/17(日) 12:39:06
http://www.afpbb.com/articles/-/3003425
モルディブ大統領にヤミーン氏、ナシード前大統領敗れる

2013年11月17日 10:49 発信地:マレ/モルディブ
【11月17日 AFP】インド洋の島国モルディブで16日、大統領選の決選投票が行われ、選挙委員会が発表した結果によると、アブドラ・ヤミーン(Abdulla Yameen)氏が得票率51.3%で新大統領に選出された。当初10日に予定されていた決戦投票は大幅に延期されたため、政治的な意図があるとして論争が起きていた。大統領の宣誓式は、17日に行われる予定。

 一方、モハメド・ナシード(Mohamed Nasheed)前大統領の得票率は48.6%だった。選挙期間中は辛辣(しんらつ)な態度が目立ったナシード前大統領だったが、敗北を認め、国際監視団の下で行われた選挙の結果に異議を唱えるつもりはないと述べた。

 ナシード前大統領が敗北を認めたことで、すでに長期化している政治危機がさらに長引くのではないかと懸念していた観光業界は安堵(あんど)している。(c)AFP

7071チバQ:2013/11/17(日) 13:11:53
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013111700009
ブーテフリカ大統領4選へ擁立=アルジェリア与党


 【カイロ時事】アルジェリアの与党アルジェリア民族解放戦線(FLN)は16日声明を出し、2014年の大統領選で、現職ブーテフリカ氏を4選を目指して擁立することを決めたと明らかにした。AFP通信が伝えた。
 ブーテフリカ氏は4〜7月、脳卒中のためパリで入院生活を送り、健康不安が指摘されている。(2013/11/17-00:50)

7072チバQ:2013/11/18(月) 22:48:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131118/erp13111822040012-n1.htm
「東か西か」近づく期限 正念場ウクライナ EUとの連合協定に暗雲
2013.11.18 22:03 (1/2ページ)
 【モスクワ=遠藤良介】旧ソ連のウクライナが、欧州連合(EU)加盟の前段階となる連合協定(AA)の締結をめぐって正念場を迎えている。EUが協定調印の前提条件として求める反政権派、ティモシェンコ前首相(52)=服役中=の釈放をめぐり、同国の議会が紛糾しているためだ。ロシアも自国の主導する「関税同盟」にウクライナを引き込もうと圧力を強めており、同国は大きな岐路を迎えている。

 ウクライナなど旧ソ連3カ国は28日、リトアニアで開幕するEUとの首脳会合で、自由貿易協定(FTA)を柱とするAAへの調印を目指している。EUはウクライナについて、ヤヌコビッチ同国大統領の政敵であるティモシェンコ前首相の収監問題が「最大の障害だ」としてきた。

 ヤヌコビッチ氏は先月、前首相を病気治療の名目でドイツに出国させることは容認する考えを示し、議会で可決される関連法案に署名すると発言した。ただ、議会では、前首相に帰国後の服役継続を求めるか否かで政権派と反対派が対立し、結論が出ていない。

 ヤヌコビッチ氏が9日、モスクワでプーチン露大統領と会談して以降、ウクライナ高官からはロシア重視の発言が出ており、何らかの取引があった可能性も指摘されている。ウクライナの産業界も、AA締結を1年間延期するべきだとヤヌコビッチ氏に陳情した。

 プーチン政権は、カザフスタン、ベラルーシとともに形成する「関税同盟」を基盤に、旧ソ連諸国を経済共同体「ユーラシア連合」に再統合することを重点課題としている。人口4500万人を擁する域内第2の大国、ウクライナがEUとのAA締結に至れば、ロシアの構想は大きな打撃を受けることになる。

 ロシアは、ウクライナが「関税同盟」に加わった場合、自国産天然ガスの供給価格を大幅に引き下げると提示。逆に、EUと協定を締結すれば、ウクライナ産品の輸入に際して保護措置をとると警告してきた。

 ウクライナでは経済の低迷が深刻で、外貨準備高は輸入の3カ月分を割り込んでいる。ヤヌコビッチ政権にとっては、ロシア接近で得られる目先の財政的魅力が大きいのも事実だ。

 ウクライナ議会は19日に前首相をめぐる審議を再開し、EUも特使を通じた折衝を続ける。決着はEUとの首脳会合直前までずれ込むとの観測も出ている。

7073チバQ:2013/11/18(月) 22:48:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131118/erp13111815390010-n1.htm
ロシアの人気ブロガー、ナワリヌイ氏が野党党首に プーチン政権批判
2013.11.18 15:38
10月27日、モスクワで反体制デモに参加するアレクセイ・ナワリヌイ氏(ロイター)
10月27日、モスクワで反体制デモに参加するアレクセイ・ナワリヌイ氏(ロイター)
 ロシア・プーチン政権批判で人気のブロガー、アレクセイ・ナワリヌイ氏(37)は17日、モスクワで行われた野党「国民連合」の党大会で党首に選ばれた。同氏はロシア野党勢力の指導者の一人で、野党勢力の共闘組織「野党調整評議会」を主導しているが、どの政党のトップにも就いていなかった。

 国民連合はナワリヌイ氏の支持者によって昨年設立され、ロシア法務省に政党登録の申請をしたが拒否された。登録されないと選挙活動などが制限されるため、同氏は9月のモスクワ市長選で27.24%の票を得て2位になったことを追い風に、再度登録を目指す方針。(共同)

7074チバQ:2013/11/18(月) 23:31:23
http://mainichi.jp/select/news/20131119k0000m030072000c.html

コンゴ民主:最大武装勢力が降伏 軍など、他組織も掃討へ

毎日新聞 2013年11月18日 21時05分(最終更新 11月18日 23時26分)



武装勢力の襲撃を逃れた人々が集まる避難民キャンプの家々=コンゴ民主共和国東部ゴマ郊外で2013年7月、服部正法撮影
武装勢力の襲撃を逃れた人々が集まる避難民キャンプの家々=コンゴ民主共和国東部ゴマ郊外で2013年7月、服部正法撮影

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 多数の武装勢力が割拠するアフリカ中部コンゴ民主共和国で最大規模の「3月23日運動(M23)」が今月、政府軍との戦闘で占領地域を失い、事実上降伏した。政府とM23は18日現在、正式和平に向けた最終協議を進めている。政府軍と国連戦闘部隊は他の武装組織の掃討作戦にも乗り出す構えで、15年間混乱が続くコンゴ東部で、治安回復が進むのか注目される。【ゴマ(コンゴ東部)で服部正法】

 政府軍などは先月下旬からM23の占領地域を次々奪回。今月5日までに拠点をほぼ制圧し、M23は同日、一方的に終結宣言を出した。

 M23はツチ人保護などを主張して政府軍と戦い、一時和平に合意し政府軍に編入された。ところが昨年3月に離脱して戦闘を再開。同11月には東部主要都市ゴマを制圧、その後自発的に撤退し、政府軍と戦闘を展開した。

 政府軍の「勝利」には、新たに加わった国連戦闘部隊が貢献した。M23の伸長を懸念した国連は今年3月、コンゴの平和維持活動(PKO)部隊に、武装勢力掃討を任務とする戦闘部隊を加えることを決定。PKO史上初の試みで、南アフリカやタンザニアの部隊などが8月から本格展開した。南ア軍の攻撃ヘリが掃討に効力を発揮したとの分析もある。

 また、ルワンダがM23への支援をカットした影響を指摘する声もある。ルワンダは否定しているが、M23元幹部は今年7月、毎日新聞に「新兵や武器の補充でルワンダが支援してきた」と認めた。欧米各国がルワンダへの援助を一部停止したため、ルワンダがM23支援をやめたとの観測も出ている。

 紛争終結(2003年)後も東部では40以上もの武装勢力が活動し、各組織が豊富に産出するダイヤモンドや金、希少金属などの資源を資金源としており、略奪や殺人、レイプなどが多発していた。

 ゴマ郊外の避難民キャンプでは今年7月、近隣山岳部などから武装組織の暴力を逃れてきた人たちが、枝葉やビニールシートで作った家で肩を寄せ合って暮らしていた。

 自治組織副議長の女性、ビクトリーナさん(40)は昨年6月、家族と共に4日間歩いてたどりついた。村はルワンダのフツ人系組織「ルワンダ解放民主軍(FDLR)」に襲撃された。「彼らは村人を無差別に残忍な方法で殺した」と述べた。今もFDLRが居座っており「戻っても殺される」と言う。

 国連安全保障理事会は14日、議長声明でFDLRを「地域の脅威」と非難。国連戦闘部隊が掃討に乗り出す意向を示唆した。

 ◇コンゴ共和国

 1960年にベルギーから独立し、元々の国名はザイール。97年に反政府勢力によりモブツ政権(当時)が崩壊し、98年にコンゴ紛争に突入した。紛争は、2003年に終結したが、死者は約540万人に上り「アフリカ大戦」とも呼ばれた。内戦後も東部では40以上の武装勢力が活動し、、政府軍との戦闘が続いている。今回、国連部隊の支援を受けた政府軍に降伏した「3月23日運動(M23)」は、隣国ルワンダとコンゴ東部にまたがって暮らすツチ人主体の反政府武装勢力。

7075チバQ:2013/11/19(火) 21:13:15
http://mainichi.jp/select/news/20131119k0000e030224000c.html
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ローマ法王選挙会議:投票数多いハプニング…再投票で決着
毎日新聞 2013年11月19日 14時16分

 【ローマ福島良典】フランシスコ・ローマ法王が選出された今年3月の法王選挙会議(コンクラーベ)で、5回に及んだ投票のうち1回で投票総数が投票者よりも多いハプニングが起き、「投票無効」となっていた内幕が明らかになった。仕切り直しの再投票で新法王が選出された。

 フランシスコ法王の出身国アルゼンチンの主要紙ナシオンのバチカン専門記者、エリザベッタ・ピケ氏の最新刊「フランシスコ 人生と革命」の内容として16日付イタリア紙スタンパが伝えた。バチカンで3月12〜13日に開かれたコンクラーベは秘密会議で、選出過程の詳細は明らかになっていなかった。

 コンクラーベには選挙資格のある80歳未満の枢機卿115人が参加。3月12日夕の第1回投票でフランシスコ法王の得票は25票で、イタリアのスコラ・ミラノ大司教が30票でリードしていた。法王は翌13日の第3回投票で50票を得て首位に立ち、第4回投票で選出に必要な3分の2(77票)に肉薄したという。

 だが、大詰めの第5回投票でハプニングが起きた。枢機卿の一人が誤って2票を投じたため、投票総数が投票者の115人よりも1人多い116票となってしまった。投票用紙はただちに焼却され、やり直し投票で法王は最終的に3分の2を上回る90票を獲得し、選出されたとされる。

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7076チバQ:2013/11/19(火) 21:13:53
http://mainichi.jp/select/news/20131120k0000m030062000c.html
ウクライナ:EU加盟に足踏み…獄中の前首相障壁に
毎日新聞 2013年11月19日 20時58分

 【モスクワ真野森作】将来の欧州連合(EU)加盟を目指す旧ソ連のウクライナで、加盟への第一歩となるEUとの「連合協定」署名を目前に内政での足踏みが続いている。獄中のティモシェンコ前首相に国外療養を認めることがEU側の求める条件だが、免罪までするかを巡って与野党が対立。協定署名が予定される今月28〜29日の「EU東方パートナーシップ首脳会議」までに解決しなければ、EU加盟実現は大幅に遠のく可能性がある。

 現地やロシアでの報道によると、ウクライナでは低迷する経済や、自国を伝統的な「勢力圏」とみなす隣国ロシアへの反発を背景に、国民の多くがEU加盟方針を支持する。今回、同時に結ばれる予定の自由貿易協定によって、EUからの投資や技術移転が拡大し、出稼ぎも容易になると期待は大きい。2015年の次期大統領選を見据え、親露派とみられてきたヤヌコビッチ大統領は軌道を修正。旧ソ連諸国の経済的再統合を目指すプーチン露大統領らの説得を振り切りEU接近を急いできた。だが、自身の政敵ティモシェンコ氏の扱いが最大の障壁となっている。

 ティモシェンコ氏は政権交代後の11年、職権乱用罪で禁錮7年の実刑判決を受けた。EU側は「政治的な訴追」と批判しウクライナ政府に釈放を求めてきた。今回、ドイツでの背中の痛みの治療を許すよう要求を切り下げ、実現を迫る。

 ヤヌコビッチ大統領は「国会で出国を可能とする法案が成立すれば署名する」と前向きな姿勢を見せた一方、ティモシェンコ氏の政界復帰に結びつく刑事責任の免除はしない方針を明言。免罪の可否を巡って与野党が対立し、法案審議は1カ月以上停滞してきた。また、主要貿易相手国でもあるロシアとの関係悪化や経済環境の激変を恐れる財界からは、署名の延期を求める声が出始めている。

 18日開かれたEU外相会議は「『恣意(しい)的な司法』をやめ、ティモシェンコ氏の国外療養を認めるのが連合協定署名の前提」との立場を改めて確認した。

7077チバQ:2013/11/19(火) 21:17:59
http://mainichi.jp/select/news/20131119k0000e030167000c.html
コソボ:セルビア人地区で地方選再投票 妨害行為で
毎日新聞 2013年11月19日 10時49分

 【ウィーン樋口直樹】コソボ北部セルビア人地区の北ミトロビツァで17日、地方選の再投票が行われた。選挙妨害を防ぐため、欧州連合(EU)の警察部隊などが配置される中、投票は無事終了した。だが、コソボ政府施政下での初めての選挙を巡り、賛否両派が有権者に投票や棄権を強制する事例が多数報じられた。

 地元メディアによると、投票率は約22%だった。コソボ地方選は今月3日に投票が行われたが、セルビア人地区ではコソボへの統合に反対する民族主義者らによる妨害行為が多発。北ミトロビツァでは投票所が覆面姿の一団に襲われ、投票箱などを破壊されたため、再投票を余儀なくされていた。

7078チバQ:2013/11/19(火) 23:19:44
1888 名前:チバQ 投稿日: 2013/11/18(月) 09:00:36
http://www.cnn.co.jp/world/35039991.html

トロント市長に疑惑続々 議会総スカン、報道陣も唖然

2013.11.15 Fri posted at 12:04 JST


CNN) カナダ最大都市トロントのロブ・フォード市長がコカインや薬物の使用を認め、飲酒運転や暴言などの疑惑も次々に浮上してやり玉に挙げられている。市議会では総スカンを食らい、14日には生中継のテレビカメラの前で性的に露骨な単語を使って報道陣を唖然(あぜん)とさせた。

フォード市長はこれまでに、コカインの一種のクラックを1年ほど前に吸引したことや、2年前から禁止薬物を購入していたことを認めている。14日の露骨発言は、女性職員が同市長から性的な誘いを受けたと訴えたことに対して反論する中で飛び出した。

この発言については同日午後に妻と共に改めて報道陣の前に姿を見せて謝罪。ただ女性職員の訴えは「100%うそ」だと主張し、自分は「とてつもないストレス」にさらされて専門家の治療を受けていると強調した。

トロント市議会は13日、37対5の多数決でフォード市長の休職を求める決議を可決し、14日に市長が演説した際にはほとんどの議員が背を向けた。

それでもフォード市長は一貫して辞任を拒み、自分の進退は2014年の市長選で有権者が決めるべきだと主張している。

同市長の身辺については警察も捜査に乗り出している。13日には警察が関係者の捜索令状を取得した際に裁判所に提出した書面から、警察が市長の元側近からの事情聴取や防犯カメラの情報収集、市長が捨てたごみの内容チェックまで行っていたことが明らかになった。

元側近は、フォード市長が執務室に女性を連れ込んだり、飲酒運転をしていたりしたなどと証言。車を運転していた市長が途中で停車してウオツカを飲み、それから運転を続けたと証言した元側近もいる。

ただ、いずれの証言についてもまだ十分な裏付けはなく、立件には至っていない。市長はこうした疑惑についてすべて「真っ赤なうそ」だと主張し、証言を行った元職員らに対し法的措置を起こす構えを見せた。

トロント警察のビル・ブレア署長は14日、CNNの取材に対し、捜査についてのコメントは控えるとしながらも、「トロント市と市民にとって困難な状況だが、我々はこの状況を切り抜ける」と語った。

トロントがあるオンタリオ州のキャスリーン・ワイン知事も同日、もし必要があればトロント市議会に新たな手立てを提供すると表明した。


1889 名前:チバQ 投稿日: 2013/11/18(月) 09:01:15
http://mainichi.jp/select/news/20131118k0000m030043000c.html

カナダ:トロント市長がコカイン吸引 市民が辞職要求デモ

毎日新聞 2013年11月17日 20時18分(最終更新 11月17日 23時03分)



カナダ・トロントのロブ・フォード市長=2013年11月15日、AP
カナダ・トロントのロブ・フォード市長=2013年11月15日、AP

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 【ニューヨーク草野和彦】カナダ最大の都市トロントのロブ・フォード市長(44)がコカインの吸引や違法ドラッグの購入を認め、市民から辞職を求める声が高まっている。市長は辞職を拒否しているが、飲酒運転などの新たな疑惑も浮上。市議会からは「市の評判を落としている」との批判が出ている。

 市長のコカインを巡る疑惑は今年5月、カナダメディアが報道。コカインの一種の「クラック」を吸引しているビデオが存在するとの内容だったが、市長は否定し続けた。

 だが今月に入り、警察がビデオの存在を認め、市長も5日、「泥酔し、もうろうとした状態で吸った」と認めた。13日の市議会では、この2年間に違法ドラッグを購入したことがあるかと問われ、「ある」と語った。

 市議会は同日、市長に休職を求める動議を採択し、市庁舎前では多数の市民が辞職を求めてデモを実施。だが、市長は「(薬物)中毒ではない」として、辞職や休職を拒否し、来年の市長選で再出馬の姿勢を見せている。

 一方、裁判所が13日に公開した資料によると、市長が飲酒運転をしたり、売春婦とみられる女性を市庁舎に連れ込んでいたりしたことなどを市の元職員らが警察に証言。この資料は、市長の友人が薬物密売で訴追された事件に関するもので、警察が市長を捜査対象にしていることをうかがわせている。

 フォード氏は2000年に市議に初当選し、10年の市長選で初当選した。

7079チバQ:2013/11/19(火) 23:20:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131119-35040119-cnn-int
コカイン使用のトロント市長、市議会が権限剥奪
CNN.co.jp 11月19日(火)10時17分配信

(CNN) カナダ最大都市トロントのロブ・フォード市長がコカインの使用を認め、飲酒運転や暴言などの疑惑も次々と浮上している問題で、同市議会は18日、市長の権限の大半を剥奪(はくだつ)する決定を下した。

議会は先週の決議で市長に休職を求め、非常事態での権限を剥奪していた。18日の採決では市長室の予算と職員を削り、ほとんどの権限をノーム・ケリー副市長に移すことが、圧倒的多数の賛成で決まった。

フォード市長は採決に先立ち、「これはクーデターに等しい」と強く反発。「次の選挙は全面戦争になる」と警告していた。市長の実弟のダグ・フォード議員は前倒し選挙を提案したが、却下された。

議場では休憩中、市長と同議員がやじ飛ばした傍聴者と争ううち、誤って別の議員を突き飛ばす場面もあった。

市長はコカインを使ったことがあると認めた後、さらにスキャンダルが相次いでいるものの、刑事犯罪には問われていない。これまでに市長の友人や元運転手が脅迫罪で起訴されている。

7081チバQ:2013/11/21(木) 01:33:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131120/amr13112011430004-n1.htm
トロント市長が薬物使用を告白 「市の恥だ」議会が辞任求め大混乱
2013.11.20 11:41 [南北アメリカ]

19日、カナダ・トロント市庁舎を出ようとするロブ・フォード市長(ロイター)
 カナダの最大都市トロントのロブ・フォード市長(44)がコカインの一種「クラック」を過去に使用したと認め、市議会が辞職を求めて市長権限の大部分を停止するなど、市政が混乱に陥っている。

 騒動は5月、地元メディアが疑惑を報じたのが発端。最近になって地元警察が、フォード市長がパイプでクラックのようなものを吸引している動画を押収したと発表し、市長も「泥酔状態」で1年ほど前に吸引したと認め、謝罪した。

 その後、何者かを「殺してやる」と悪態をつく姿を捉えた動画の存在も報じられ、市長としての資質を疑う声が噴出した。

 だが、フォード市長は辞職を否定。市議会は市長が裁量権を持つ予算を大幅カットし、副市長に権限を移すことなどを決議した。議場にいた市長に傍聴席からは「(市の)恥だ」とやじが飛んだ。(共同)

7082チバQ:2013/11/21(木) 01:42:32
http://mainichi.jp/select/news/20131121k0000m030065000c.html
中央アフリカ:人道危機広がる 国連PKOを検討
毎日新聞 2013年11月20日 21時36分(最終更新 11月20日 23時09分)

 【ヨハネスブルク服部正法、ニューヨーク草野和彦】新旧政権を支持する武装勢力同士の衝突からイスラム、キリスト両教徒の宗教対立に発展したアフリカ中部・中央アフリカ共和国で、国内避難民が約40万人に達し、人道上の危機的状況が拡大している。国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は18日、新たに最大9000人の国連平和維持活動(PKO)部隊の展開を含む支援策を安全保障理事会に提示した。

 中央アフリカでは今年3月、イスラム教徒主体の反政府武装勢力セレカが首都バンギを攻略し、キリスト教徒を支持基盤とするボジゼ大統領が国外脱出。セレカの指導者、ジョトディア氏が暫定大統領に就任し、支配を強めている。

 これに対し、国内で多数派を占めるキリスト教徒主体のボジゼ氏支持派が、イスラム教徒主体のセレカに抵抗。政治的な対立が宗教対立に発展し、9月ごろから武力による衝突が激化し、報復合戦の様相を帯びている。治安は極度に悪化して市民の生活は困窮。国連児童基金(ユニセフ)によると、約7割の児童が学校に通えない状態になっている。

 国連のアダマ・ディエン事務総長特別顧問は今月1日、「宗教の名を借りて武装組織が人々を殺している。今すぐ行動しなければ、ジェノサイド(大虐殺)が起きる可能性を排除できない」と、危機感を表した。

 現在、周辺国による約2500人の平和維持活動部隊が展開中だが、来月、アフリカ連合(AU)主導で3600人規模に拡大する。潘事務総長は18日に安保理に提出した報告書で「制御不能な宗派間暴力」に発展する恐れを指摘。AU主導の部隊を将来、平和の強制執行能力を持つ国連PKOとすることを含めた支援の選択肢を提示した。

 ◇中央アフリカ◇
 人口457万人。フランスの植民地から1960年に独立。クーデターが頻発し、非民主的な政権交代が相次ぎ、政情不安が恒常化している。中央政府が脆弱(ぜいじゃく)なため辺境地に国外からの武装勢力や犯罪組織が侵入して伸長してきた。このため、実体がない「幻影国家」とも呼ばれている。国内の宗派はキリスト教が50%、伝統宗教が35%、イスラム教が15%。

7083チバQ:2013/11/21(木) 22:30:11
http://www.asahi.com/articles/TKY201311200596.html
アフガン大統領選は大混戦 ポスト・カルザイに11人
2013年11月20日23時39分

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 【カブール=武石英史郎】アフガニスタンの選挙管理委員会は20日、来年4月の大統領選へ向け、資格審査を通過した候補者11人を発表した。実力者がひしめく大混戦で、選挙の結果次第では、国際支援を受けてカルザイ政権下で12年間積み重ねた国造りの土台を揺るがす可能性もある。

 水面下で候補者擁立の中心にいたのは、憲法で3選が禁じられ、退任するカルザイ大統領だった。「特定候補を支援しない」としながらも、「次期政権の顧問になりたい」と宣言。大統領府で有力者と協議を重ね、最終的にラスール前外相の立候補を促したとみられている。ラスール氏は、来年末に迫る国際治安支援部隊の任期切れを前に、カルザイ氏の下で外交交渉を担った実績があり、支援各国からの信望も厚い。

 一方、過去の大統領選でカルザイ氏を支持し、後継指名を期待した有力者の何人かは自ら立候補する道を選択。実兄カユム・カルザイ氏も名乗りを上げるなど、カルザイ氏にとっては「分裂選挙」の様相だ。

7084チバQ:2013/11/21(木) 23:19:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131121/erp13112116180003-n1.htm
英vsスペイン300年の「ジブラルタル論争」ドロ沼 「領海侵犯」と英が抗議
2013.11.21 16:17 (1/2ページ)
 【ロンドン=内藤泰朗】英外務省は19日、地中海の出入口に位置するイベリア半島南端の戦略的要衝、英領ジブラルタルの領海で、スペイン船が「重大な侵犯を行った」として駐英スペイン大使を呼んで抗議し、「深刻な懸念」を伝えた。スペイン大使が英外務省に呼ばれたのは2011年以降、3度目。今年7月から再燃、激化したジブラルタルの領有権をめぐる英国とスペインの対立と論争は沈静化の兆しがない。

 英外務省の発表では、スペインの調査船は18日から19日にかけ、20時間以上にわたってジブラルタルの領海に侵入して活動。英海軍艦艇が無線で退去を求めたのに対し、調査船は「スペイン当局の許可を得ている」と返答したという。

 英国のリディントン欧州担当外務閣外相は「挑発的な領海侵犯だ」として、スペイン側を非難し、再発防止を要求。「ジブラルタルの主権を守るため、あらゆる措置を取る用意がある」と強く警告した。

 これに対して、スペイン側は19日の段階では目立った反応を示さなかったが、英BBC放送によると、19日夕、ジブラルタルとの国境検問所で、スペイン側が検問を強化し、約2時間待ちという車両の長蛇の列ができた。

 ジブラルタルは、300年前の1713年、ユトレヒト条約でスペインから英国統治となって以降、スペインが武力で奪還しようとして英国と紛争になったこともある。近年では、2011年にスペインで保守系のラホイ政権が誕生して以後、領有権をめぐってしばしば対立が起きている。

 ジブラルタルで実施された過去2回の住民投票では、90%以上の住民が英国への帰属を支持。キャメロン英首相も、英国領だとして、ジブラルタルを防衛する意志を示している。

 今年7月には、ジブラルタル政府が魚礁建設のためにコンクリートブロックを周辺海域に沈めたことにスペイン側が反発。麻薬が流入している疑いがあるとして国境検問を強化するなど、実質的な報復措置を取り、緊張が高まった。

 この時にも、国境で車の長蛇の列ができるなどして英国との対立が表面化。英国の要請で現地調査を行った欧州連合(EU)欧州委員会は今月15日、スペインによる違法行為はないと結論付けるとともに、国境通過の円滑化に向けてスペインと英国の双方に努力を要請していた。

7085チバQ:2013/11/21(木) 23:22:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131121/erp13112119300004-n1.htm
前首相の出国認めず ウクライナ議会が法案否決
2013.11.21 19:29

ウクライナのティモシェンコ前首相(ロイター)
 ウクライナ最高会議(議会)は21日、ヤヌコビッチ大統領の政敵で獄中にあるティモシェンコ前首相の病気療養を理由とした出国に道を開く法案を否決した。可決に必要な票に達しなかった。欧州連合(EU)は前首相の投獄を「政治的弾圧」とみて非難。前首相の釈放がウクライナにとってEU加盟の前段となる連合協定締結の条件としていた。今回の否決で同国はEUとの統合路線からひとまず遠ざかることになる。

 ヤヌコビッチ氏は10月、議会が同法案を採択すれば発効のために「署名する」と記者団に言明した。しかし、ロシアは連合協定締結を阻止し、自国側陣営にウクライナを引き留めるため強い圧力をかけていた。

 ティモシェンコ前首相は2010年の大統領選でヤヌコビッチ氏に敗れた後、首相在任中のロシアとの天然ガス取引をめぐって訴追され、その後禁錮7年の実刑判決が確定し、服役中。脊椎の痛みを訴えてドイツでの治療を求めている。(共同)

7086チバQ:2013/11/22(金) 22:49:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131122/mds13112222440003-n1.htm
労働党党首にヘルツォグ氏 イスラエル最大野党
2013.11.22 22:41
 イスラエルの最大野党の中道左派、労働党は22日までに、党員による党首選挙を行い、ヘルツォグ元福祉・社会問題相がヤヒモビッチ党首を下し、勝利した。ヤヒモビッチ氏は1月の総選挙で負けたことを受け、求心力が低下していた。

 ヘルツォグ氏はハイム・ヘルツォグ元大統領の息子。(共同)

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7087チバQ:2013/11/22(金) 22:51:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131122/erp13112212110004-n1.htm
社民党首に組閣命じる チェコ大統領 3党連立協議へ
2013.11.22 12:10
 チェコのゼマン大統領は21日、10月の下院(定数200)選挙で第1党となった中道左派の社会民主党のソボトカ党首に組閣を命じた。AP通信が伝えた。ソボトカ氏は、第2党の新党「ANO2011」や、キリスト教民主連合・チェコスロバキア人民党と連立政権の樹立に向けた協議を進める。

 社民党は選挙で50議席を獲得。ANO2011は47議席で、3党合わせて過半数の111議席に上る。連立協議が成功すれば、ソボトカ氏は首相に就任する見込みだ。

 ただ、ANO2011党首で富豪のバビシュ氏は、国家財政の立て直しに向け、税の徴収率の改善や緊縮財政を訴え、社民党が主張する法人税や高所得者層の所得税の増税に反対しており、連立協議は難航も予想される。(共同)

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7088チバQ:2013/11/23(土) 03:43:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131122/erp13112222490005-n1.htm
「東」に舵切ったウクライナ EU統合見送り 経済低迷で対露を優先

2013.11.22 22:47 (1/2ページ)


 【モスクワ=遠藤良介】ウクライナ政府は22日までに、欧州連合(EU)加盟への第一歩となる連合協定(AA)締結に関する作業を停止すると発表した。旧ソ連諸国の経済統合を優先課題とするロシアが自国陣営に引き込むことを狙い、圧力を強めてきた経緯がある。経済低迷に悩むウクライナのヤヌコビッチ政権は当面、対露関係を維持することが得策だと判断し、「東」に舵を切った形だ。

 ウクライナ政府は、AA締結の作業を停止するとともに、ロシアとの経済関係を発展させると表明。ヤヌコビッチ政権は28、29日に行われるEUと旧ソ連諸国の東方パートナーシップ首脳会合で、自由貿易協定(FTA)を柱とするAAへの署名を目指していた。

 ロイター通信によると、EUのアシュトン外交安全保障上級代表は、「EUだけでなくウクライナ国民にとっても失望だろう」との声明を発表。スウェーデンのビルト外相はツイッターで、「明らかに粗暴な圧力の政治が働いている」とロシアを批判した。

 プーチン露政権は、ベラルーシやカザフスタンとともに形成している「関税同盟」を拡大し、2015年をめどに経済共同体「ユーラシア連合」を発足させたい考えだ。歴史的、民族的に深い結びつきがある域内第2の大国、ウクライナが加わらねば構想は大きな打撃を受ける。

 ロシアは、ウクライナが関税同盟に加われば、自国産天然ガスの供給価格を大幅に引き下げると提示。EUとAAを締結すればウクライナ産品に「保護措置」を取ると警告してきた。

 ウクライナ経済は、今年1〜9月の国内総生産(GDP)が前年同期比で1・3%減となるなど低迷し、同国の輸出は約4分の1がロシア向けだ。ヤヌコビッチ政権は、EU市場が開かれることによる長期的な経済効果よりも、ロシアがもたらす目先の利益を優先したと考えられている。

 EUはヤヌコビッチ大統領の政敵、ティモシェンコ前首相=服役中=の釈放をAA締結の前提としており、15年の大統領選への影響を懸念するヤヌコビッチ氏はこの条件に応じることもできなかった。

 今月末にEUとのAAを締結する可能性があるのはグルジアとモルドバだけになり、露政界からは安堵の声が出ている。

 だが、ウクライナではAA締結見合わせに反発する勢力も強く、首都キエフでは21日夜に抗議デモが行われた。アザロフ首相は22日、「今回の決定はもっぱら経済的理由による戦術的なものだ」と議会に説明し、理解を求めた。

 露の識者の間にも「プーチン氏の勝利は一時的なものだ。ウクライナは欧州統合路線を諦めないだろう」(経済紙ベドモスチ)との慎重な見方がある。

7089とはずがたり:2013/11/23(土) 13:52:49

軍備に商業施設…「独裁国」ジンバブエを後押しする中国と南ア
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130602/mds13060207010000-n1.htm
2013.6.2 07:00

 アフリカ諸国首脳らを招いて5年に1度開催されるアフリカ開発会議(TICAD)が横浜市で6月1日から始まった。長期「独裁」で、欧米が渡航制限などの制裁を科すジンバブエのムガベ大統領(89)も出席。同国では大統領権限が若干縮小された新憲法が制定され、今秋までに大統領選が行われる予定で、国際社会は“変化”に期待を寄せる。しかし現地では、33年間君臨し続けるムガベ氏の続投を望む声が意外に強かった。そこには、アフリカの多くの国々が共通に抱える問題が潜んでいた。(ハラレ 内藤泰朗)

 カメラを取り出して首都ハラレ中心部の大統領府を撮影しようとすると、血相を変えたタクシーの運転手に制止された。大統領府の撮影は一切禁止。それだけでなく大統領が乗った車列の撮影もご法度だという。

 「一時的な逮捕やカメラ没収で済めばいいが、撃たれる危険があるので気をつけてください」。“事件”の後、現地の外交関係者がこう注意を促した。

 ムガベ大統領は、欧米では人権を弾圧する「独裁者」と呼ばれることが多い。ジンバブエでも、大統領への「不敬罪」などで度々逮捕される地元紙記者や、一部の反体制派メンバーは大統領を厳しく糾弾する。

 だが、この国では同時に「西洋人に好かれなくても関係ない。大統領は白人植民者と闘い、国民を解放した英雄だ」などと、大統領への親近感や尊敬の念を口にする国民も少なくない。

 大統領の肖像写真は国際空港の入国管理エリアやホテルのロビー、オフィスの受付など至る所に飾られている。当局との良好な関係なしに経済活動は事実上不可能なため、余計な摩擦は避けようとの思いから、大統領の写真を掲げ、称賛してみせる−そんなケースももちろん多い。

 しかし、そればかりではない。

茶色の米ドル札

 反植民地闘争を率いたムガベ氏は1980年に独立を果たした後、白人の旧指導層にも寛容と融和政策で臨んだ。白人の協力で経済も発展しアフリカ有数の生活水準となり、「ジンバブエの奇跡」などと欧米からも評価された。

 しかし99年に、内戦で混乱していたコンゴ民主共和国に軍の3分の1以上を派兵したことなどから国家財政が疲弊した。コンゴ国内にあるムガベ一族所有のダイヤモンド鉱山などの権益確保が派兵目的だったとされる。

 経済が急速に悪化したのを受け、ムガベ政権は2000年に入ると、白人への不寛容政策に転換。白人所有の大農場を接収し黒人に再分配したことから欧米の反発を買い、指導層の渡航制限や銀行口座の凍結など経済制裁を受けるようになった。苦境の中、通貨ジンバブエ・ドルを大増刷したため物価は急上昇。商店から商品が消え、ハイパーインフレで自国通貨は“紙くず”となった。

 同国は結局、09年に米ドルと南アフリカ・ランドの流通を承認。最悪のハイパーインフレは収まり、店には商品が戻ってきた。

 「ハイパーインフレの時代には戻りたくない」。こう話す商店主から受け取った釣り銭は、茶色く変色した1米ドル札。破れかけた、ボロボロのお札は信用と安定の象徴のようにみえた。

7090とはずがたり:2013/11/23(土) 13:53:17
>>7089-7090
大統領再選に自信

 ただ、経済政策を失敗しても、批判の矛先は大統領に容易には向かわない。

 それどころか、専門家らは、今秋にも実施される大統領・議会選挙では、ムガベ氏が大統領に再選され、大統領派のジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU−PF)が圧勝すると予測する。

 大統領派は、前回08年の総選挙で暴力や脅迫行為を利用して勝利を目指したものの、野党勢力の躍進を許した。結果、野党・民主変革運動(MDC)と連立内閣を組むことになったのだが、その後も汚職はなくならず、経済は低空飛行のまま。無力な野党勢力への幻滅の声や批判はあちこちで聞かれた。

 「彼ら(大統領派)は今回、暴力を使わなくても勝てる」。野党寄りの専門家も、こう予測する。

 「アフリカの多くの国では独裁体制を捨て去ろうとして結局、混乱に陥る。ジンバブエもそうした歴史をたどってきた。政権交代をしくじれば何がもたらされるのかを、国民は感じ取っている」(外交筋)

 ダイヤモンドや金など資源に恵まれる同国について、「国家統制色が強いアフリカのミニ・ロシア」と評する専門家もいる。

巨大チャイナタウン

 欧米の制裁下で影響力を拡大したのは、隣国の南アフリカ、そして中国だ。選挙費用も南アや中国頼み。商品も南ア産か中国製だ。

 ハラレ市内に今夏オープンするショッピングモールがあると聞き、出かけてみると、「龍城」という名の巨大な中国系商業施設ができ上がっていた。まるでチャイナタウンのようだ。

 「南アを除き、アフリカ南部で最大級のモールだ」。案内役の若い中国人職員が胸を張った。モールにはミニ遊園地が整備され、超高級ホテル建設計画もあるという。

 中国はジンバブエに国際空港やスタジアム、国防大学を建設し、ムガベ氏の長女を留学生として受け入れた。ジンバブエの軍備は中国製。ハラレで最大の外国公館は中国大使館だ。そんな中国の後押しがあるからこそできる事業といえる。

 中国と南アの影響力が増大していけば事実上、両国によるジンバブエの“保護領”化が進みかねない。

 厳しい姿勢で臨んできた欧米も、特に中国支配への懸念などを背景に、制裁を緩和する動きを見せ始めている。こうしたなか日本は、街を走る自動車の多くが日本製中古車という以外、存在感はゼロに等しい。

 だが、ビジネスマンのケン・チボタ氏(60)は「変化は必ずやってくる。日本はアフリカに悪い過去を持っていない。正当なビジネス関係の構築を支援する立場を明確に示すべきだ」と期待を寄せている。

 ジンバブエ 最大部族ショナの言葉で「大きな石造りの家」の意。人口約1300万人。宗教はキリスト教と伝統宗教。公用語は英語、ショナ語など。

 19世紀後半に英国の南アフリカ会社の支配が確立し、1923年に英植民地に。国土の大半は白人農場主の私有地になった。65年、白人強硬派の植民地政府首相らがローデシア共和国として独立を宣言したが、黒人側も白人政権打倒と黒人国家樹立を目指してゲリラ戦を展開。79年に英国の調停で紛争が終結し、80年に黒人多数派によるジンバブエ共和国として独立。同年、ムガベ氏が首相に就任し87年から大統領。

7091チバQ:2013/11/24(日) 00:29:06
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&amp;k=2013112300179
クーデターの雪辱なるか=24日、ホンジュラス大統領選




ホンジュラス大統領選の左派野党候補シオマラ・カストロ氏(中央)。隣は夫のセラヤ前大統領=17日、テグシガルパ(EPA=時事)

 【サンパウロ時事】中米ホンジュラスで24日、ポルフィリオ・ロボ大統領の任期満了に伴う大統領選挙が行われる。世論調査では、与野党候補者による一騎打ちの構図。支持率で上位につける左派野党のシオマラ・カストロ候補(55)は、2009年にクーデターで政権を追われたセラヤ前大統領の妻。セラヤ氏を選挙対策本部長に据え、政権奪還を目指す。当選すれば、同国初の女性大統領となる。(2013/11/23-16:12)

7092チバQ:2013/11/24(日) 21:11:40
http://www.afpbb.com/articles/-/3003717
神の抵抗軍のコニー司令官、中央アフリカ大統領と投降交渉か
2013年11月22日 07:06 発信地:バンギ/中央アフリカ
【11月22日 AFP】中央アフリカのミシェル・ジョトディア(Michel Djotodia)暫定政府大統領は21日、戦争犯罪により世界の最重要指名手配者の1人に名を連ねるウガンダの反政府武装勢力「神の抵抗軍(Lord's Resistance Army、LRA)」のジョゼフ・コニー(Joseph Kony)司令官(50)と接触し、降伏するよう交渉中であることを明らかにした。

 ジョトディア氏は首都バンギ(Bangui)で政治指導者らとの会談中に「ジョゼフ・コニーに投降の意思があるというのは本当だ。われわれは彼と交渉している」と言明し、「食料提供の要請があったため、政府が対応した」と語った。

 同司令官に対しては2005年、国際刑事裁判所(International Criminal Court、ICC)が人道に対する罪の容疑で逮捕状を出している。また米国も、同司令官の身柄に500万ドル(約5億円)の懸賞金を懸けている。国連(UN)とアフリカ連合(African Union)の特使が20日、同司令官が重病を理由に投降を希望していることを示唆する情報があったと発表しており、ジョトディア氏の発言はこれを裏付けるものとみられる。

 コニー司令官と神の抵抗軍はかつてウガンダ北部でヨウェリ・カグタ・ムセベニ(Yoweri Kaguta Museveni)政権に対抗していたが、近年では制圧されたLRAに残った戦闘員が主に近隣諸国で強盗やレイプ、虐殺行為に及び、アフリカでも最も追跡困難な中央アフリカやコンゴ民主共和国(旧ザイール)、南スーダンの国境付近に潜伏して逮捕を免れてきていた。世界で最も残虐な武装集団の1つが消滅しつつあるという期待の声が聞かれる一方で、ジョトディア大統領は地元のサンゴ語で油断は禁物だと警告している。

■米には懐疑的な見方も

 この報道について、匿名を条件にAFPの取材に応じたある米政府高官は21日、ジョトディア大統領と交渉中とされるのは中央アフリカ南部の辺地にいるわずか12〜13人の戦闘員とその家族で、そのグループは大半のLRAの声を代弁しており、自分たちが投降すれば同司令官を含む他のメンバーも降伏するかのような口ぶりをしているものの、「少なくとも現時点では、ジョゼフ・コニー本人が関与していると信じるに足る理由がない」と強調、懐疑的な見方を示した。(c)AFP

7093チバQ:2013/11/24(日) 21:14:58
http://www.afpbb.com/articles/-/3003621
アルメニアとアゼルバイジャン、和平交渉加速で合意 ナゴルノカラバフ問題
2013年11月23日 16:59 発信地:ウィーン/オーストリア
【11月23日 AFP】長年対立関係にあるアルメニアとアゼルバイジャンの両首脳は19日、アゼルバイジャンのナゴルノカラバフ(Nagorny Karabakh)自治州をめぐる紛争を解決する平和協定の締結を目指し、協議を行うことで合意した。

 欧州安保協力機構(OSCE)の発表によると、アルメニアのセルジ・サルキシャン(Serzh Sargsyan)大統領とアゼルバイジャンのイルハム・アリエフ(Ilham Aliyev)大統領はオーストリアの首都ウィーン(Vienna)で非公開会談を行い、平和的解決を目指してさらに交渉を重ねることで合意した。2年ぶりとなる今回の首脳会談は、ナゴルノカラバフ紛争の解決を目指すOSCEのミンスクグループ(Minsk Group)が主催した。

 今後、両国の外相はミンスクグループ共同議長国のロシア、フランス、米国の大使らと「和平プロセスの加速を目指す」協議を行う。

 また、ウクライナの首都キエフ(Kiev)で12月5、6日の日程で行われるOSCEの会議と並行し、両国の交渉へ向けた作業部会が行われる他、ミンスクグループ共同議長国の代表が年内にナゴルノカラバフ自治州を訪問する。さらに数か月以内に再度、アルメニアとアゼルバイジャンの首脳会談が行われるという。

 アルメニアとアゼルバイジャンは長年、ナゴルノカラバフ自治州をめぐって対立していた。90年代には同自治州の人口の約8割を占めるアルメニア人が「ナゴルノカラバフ共和国」の樹立を宣言し、これを認めないアゼルバイジャンと戦闘になり、94年の停戦合意までに約3万人が犠牲になった。同自治州の大部分と周辺地域は現在、アルメニア人の実効支配下にある。停戦後に和平協議が行われてきたものの、和平協定の締結には至っていない。(c)AFP

7094チバQ:2013/11/26(火) 00:28:08
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013112500741
与党候補が勝利宣言=ホンジュラス大統領選

24日、ホンジュラス大統領選で勝利宣言後、支持者を前に演説するエルナンデス候補=首都テグシガルパ(AFP=時事) 【サンパウロ時事】中米ホンジュラスで24日、ポルフィリオ・ロボ大統領の任期満了に伴う大統領選挙が行われた。開票率約46%で、与党国民党のファン・オルランド・エルナンデス候補(45)が有効投票の31.1%を獲得。ほかの候補者を大きく引き離しており、25日未明、「大統領として新たな国家建設のために働く」と勝利宣言した。(2013/11/25-18:49)

7095チバQ:2013/11/26(火) 00:42:17
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013112500463
豪アボット政権、人気に陰り=世論調査、早くも野党リード

オーストラリアのアボット首相=21日、キャンベラ(AFP=時事) 【シドニー時事】9月のオーストラリア総選挙で発足したアボット保守連合(自由党、国民党)政権の人気に、早くも陰りが見えてきた。25日付のシドニー・モーニング・ヘラルド紙に掲載されたニールセン社の世論調査によると、保守連合の支持率は二大政党ベースで48%に低下し、52%を獲得した野党労働党に逆転を許した。
 同紙によると、選挙で勝った政党は選挙後少なくとも1年以上は世論調査でリードするのが一般的。今回は2カ月半と、「過去最速」で逆転された格好だ。
 保守連合は総選挙で、難民船対策の強化や温室効果ガス排出に課す炭素税廃止を公約の柱に掲げて、約6年ぶりに政権を奪還。しかし、政権発足後は両公約で成果を示せず、新政権への期待感で支持率が高まる「ハネムーン効果」は長続きしなかった。豪当局によるインドネシア大統領の電話盗聴疑惑が発覚し、難民船対策を一層難しくした。(2013/11/25-14:46)

7096チバQ:2013/11/26(火) 00:48:29
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013112500009
国家再建、仕上げへ=議会選で投票実施−マリ

24日、バマコで投票するマリのケイタ大統領(AFP=時事) 【パリ時事】西アフリカ・マリで24日、議会(一院制、定数147)選の投票が行われた。2012年春のクーデター後、イスラム武装勢力による北部占領、旧宗主国フランスの軍事介入と混乱が続いたマリで、議会選は8月に決選投票が行われた大統領選に続き、国家再建プロセスの仕上げと位置付けられている。
 議会選は55選挙区別に、有権者が各党の候補者名簿に基づき投票し、過半数の票を得た党があれば、その選挙区に割り当てられた全議席を獲得する仕組み。選管当局が5日以内に集計結果を公表するが、大半の選挙区で上位2党による12月15日の決選投票に結果が持ち越されるとみられる。(2013/11/25-00:58)

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7097チバQ:2013/11/26(火) 00:53:33
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201311/2013112400085&amp;g=pol
安保理入りへ始動=15年選挙へ票固め−外務省
 外務省は2015年の国連安全保障理事会非常任理事国選挙(任期は16〜17年)に向けて動きだした。「積極的平和主義」を掲げる安倍政権は、安保理に復帰して国際社会での発言力を高めたい考え。選挙への対応を決めていない加盟国の国連大使を順次日本に招き、支持拡大を図る。
 日本はこれまで非常任理事国を10回務めているが、10年を最後に遠ざかっている。国連の規定で再選が禁じられており、その後も政策判断で立候補を見送ってきたためだ。次回、対抗馬に名乗りを上げるバングラデシュは1978年選挙で敗北した因縁の相手で、外務省は「絶対に負けられない」(幹部)と意気込む。
 外務省は今月中旬、ナイジェリアの国連大使を広島に招待し、「被爆国として核軍縮に取り組む日本が安保理に必要だ」と支持を訴えた。西アフリカの地域大国であるナイジェリアを通じ、アフリカ全域に浸透を図る狙いがある。14年度予算概算要求には、「選挙対策費」として1億4000万円を計上。態度未定の64カ国の国連大使を招き、投票を働き掛ける計画だ。 
 視線の先には、悲願の常任理事国入りがある。安倍晋三首相は9月の国連総会演説で「安保理の現状が70年前のまま凍結されている現実は甚だ遺憾」と、常任理事国入りに意欲を示した。05年の安保理改革では、日本、ドイツ、インド、ブラジル(G4)の常任理事国入りに米中が反対し頓挫した経緯がある。外務省幹部は、非常任理事国に返り咲くことで「内部から国連改革の機運を高めたい」と話している。(2013/11/24-14:20)

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7098チバQ:2013/11/26(火) 19:26:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131126/amr13112614170002-n1.htm
与党候補の勝利確実と選管 ホンジュラス大統領選
2013.11.26 14:16

支持者の歓迎を受けるフアン・エルナンデス国会議長=25日(AP)
 24日実施の中米ホンジュラスの大統領選挙で、選挙管理当局は25日、開票率67・75%時点での開票結果として、中道右派の与党国民党のフアン・エルナンデス国会議長(45)が約34%、左派リブレ党のシオマラ・カストロ氏(54)が約29%を得票したと発表した。選管当局者は、逆転できない差が開いたとして、エルナンデス氏の勝利は確実との見方を示した。ロイター通信が報じた。

 エルナンデス氏は24日夜、既に勝利宣言しているが、2009年のクーデターで追放されたセラヤ前大統領の妻であるカストロ候補も、自らの勝利を主張。カストロ氏の支持者の抗議行動が拡大すれば、混乱する恐れがある。(共同)

7099チバQ:2013/11/26(火) 19:27:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131126/erp13112609200003-n1.htm
ウクライナ前首相がハンスト EUとの連携を要求
2013.11.26 09:17


 欧州連合(EU)と関係を強化する連合協定の締結を、ウクライナが凍結したことを受け、同国のティモシェンコ前首相が25日、抗議の無期限ハンストを宣言した。

 首都キエフでは、EUよりロシアとの関係を優先した同国のヤヌコビッチ大統領に抗議する街頭行動が25日夜も継続。根強い人気を維持し、服役しながら病気の治療を続ける前首相の動向が、欧州とロシアとの間で揺れるウクライナ情勢の焦点に浮上してきた。

 前首相の弁護士は25日夜、キエフ市内に集結した野党勢力の前で前首相の声明を読み上げた。声明は「数百年も遠ざけられてきた真の家族」である欧州への「神聖な回帰」を訴えた。前首相は親欧米政権を生んだ2004年のオレンジ革命を主導した。(共同)

7100チバQ:2013/11/26(火) 19:44:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131126/erp13112600580000-n1.htm
EU統合求め大規模デモ ウクライナ オレンジ革命以降で最大 EUはロシア非難
2013.11.26 00:54 (1/2ページ)[政変・反政府デモ]

24日、ウクライナの首都キエフで衝突するデモ隊と治安当局者(ロイター)
 【モスクワ=遠藤良介】旧ソ連のウクライナが欧州連合(EU)加盟の前段となる連合協定(AA)締結を見送ったのを受け、首都キエフでは24日、野党支持者ら数万人がEU統合路線の継続とヤヌコビッチ政権退陣を求めるデモを行った。野党デモとしては、親欧米政権を誕生させた2004年の「オレンジ革命」以降で最大規模となった。

 現地では25日もデモ隊と治安部隊のにらみ合いが続いており、親欧米派と親ロシア派が国論を二分するウクライナ社会の溝を改めて見せつけた。

 ウクライナは28、29両日のEUと旧ソ連諸国の東方パートナーシップ首脳会合で、自由貿易協定(FTA)を柱とするAAへの署名を目指していた。

 EUのファンロンパイ大統領と欧州委員会のバローゾ委員長は25日、AAの提案はまだ有効だとし、ウクライナに「関係強化がもたらす長期的な利益」を重視するよう呼びかける共同声明を発表。ロシアが自国陣営にウクライナを取り込もうと圧力を強めていたことを踏まえ、「ロシアの立場と行動は全く容認できない」と非難した。

 キエフでの24日のデモ参加者について、警察は約2万人、野党勢力は約10万人と発表。デモ隊は中心部の広場などでウクライナ国旗やEU旗を掲げ、「ウクライナは欧州だ」「大統領は刑務所へ」などと気勢を上げた。デモ隊の一部は政府庁舎への突入を図り、治安部隊と衝突した。

 ウクライナは親欧米的な西部と親露的な東部・南部で国土と住民が二分され、政治勢力も拮抗(きっこう)している。東部の工業地帯を支持基盤とするヤヌコビッチ政権は今回、足元の経済回復を優先して対露関係重視に舵を切ったが、これに親欧米派が猛反発を見せた形だ。

 野党勢力は、EUが求めていたヤヌコビッチ大統領の政敵、ティモシェンコ前首相=服役中=の釈放が実現しないことにも不満を強めている。キエフでは25日もデモ隊と治安部隊の衝突が散発し、情勢は流動的だ。ただ、現在の親欧米派に「オレンジ革命」の頃の力はないとみられる。

7101チバQ:2013/11/26(火) 22:50:18
http://www.afpbb.com/articles/-/3004008?ctm_campaign=txt_topics
スコットランド首相、独立国家の「青写真」を発表
2013年11月26日 22:06 発信地:グラスゴー/英国
【11月26日 AFP】スコットランド行政府のアレックス・サモンド(Alex Salmond)首相は26日、2014年9月に行われるスコットランドの独立を問う住民投票に向け、独立国家の青写真をまとめた白書を発表した。

「スコットランドの未来は今、スコットランドの手にある」とサモンド首相はグラスゴー(Glasgow)で、670ページに及ぶ白書を手に笑顔を見せた。

 白書は、スコットランドが独立国家となった際の通貨や税制、育児、福祉、その他の制度について初めて計画の詳細を記したもの。

 スコットランド民族党(Scottish National Party、SNP)党首でもあるサモンド首相は、「より豊かでより公平な国」をつくりたいと語った。

 一方、英国のデービッド・キャメロン(David Cameron)政権は、300年以上続いたイングランドとスコットランドの連合を維持するキャンペーンを展開している。

 住民投票は14年9月18日に行われる。(c)AFP

7102チバQ:2013/11/27(水) 22:15:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131127/erp13112709100002-n1.htm
ベルルスコーニ氏陣営が連立離脱 議員辞職控え対決姿勢鮮明に
2013.11.27 09:05

イタリアのベルルスコーニ元首相(ロイター=共同)
 【ベルリン=宮下日出男】イタリアのレッタ政権の一角を担うベルルスコーニ元首相陣営は26日、連立からの離脱を表明した。脱税事件で有罪が確定した元首相は、27日に予定される議員資格剥奪をめぐる投票で、失職が確実視されている。ベルルスコーニ元首相は今回の連立離脱で、レッタ政権との対決姿勢を鮮明にした。

 元首相陣営では、側近だったアルファノ副首相ら穏健派の所属議員約60人が新党を結成し、連立政権を支える考えを表明している。レッタ政権は勢力減少で運営は難しくなるが、上下両院で多数派を維持できる。

 元首相に対しては8月の有罪確定後、レッタ首相の中道左派、民主党などが議員資格剥奪の手続きを進めており、27日に失職が決定する見通し。

 ベルルスコーニ元首相は10月、倒閣を試みたが、アルファノ副首相らの造反で挫折。今月には自身の中道右派政党「自由国民」をかつての「フォルツァ・イタリア」に衣替えして再出発を図ったが、求心力の低下が鮮明になっている。

7103チバQ:2013/11/27(水) 22:29:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131126/erp13112622380006-n1.htm
独立スコットランドの理念発表 「2016年3月が“離脱の日”」
2013.11.26 22:31
 【ロンドン=内藤泰朗】英国からの独立を目指すスコットランド自治政府のアレックス・サモンド首相は26日、独立の是非を問う住民投票が来年9月18日に行われるのを前に、英北部のグラスゴーで独立スコットランドの基本理念をまとめた白書を発表した。

 649ページからなる白書では「もっと民主的で、もっと繁栄した公平な社会の実現」を謳ったうえで、独立が承認された場合、16年3月24日を英国からの独立の日とし、核ミサイル搭載戦略原潜は英国に戻すほか、英通貨ポンドは維持しながら欧州連合(EU)加盟を目指すと表明した。

 英国側からは「夢物語に過ぎない」「あまりにも仮定の話が多すぎて、現実的な話ではない」といった批判が噴出しているが、独立派の白書が発表されたことで今後、スコットランドの英離脱をめぐる議論が双方で活発になってくるものとみられる。

7104チバQ:2013/11/28(木) 07:52:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131128-00000008-mai-eurp
<イタリア>ベルルスコーニ元首相の議員資格剥奪、国会追放
毎日新聞 11月28日(木)1時52分配信



ベルルスコーニ元首相の議員資格剥奪への立場
 【ローマ福島良典】イタリア上院(321議席)本会議は27日夕(日本時間28日未明)、ベルルスコーニ元首相(77)の議員資格剥奪を賛成多数で議決し、国会からの追放を決めた。元首相一族経営の巨大メディア企業の脱税事件で今夏、実刑が確定したのを受けた措置。数々のスキャンダルを抱えながら約20年間にわたってイタリア政界を牛耳ってきた元首相の国会議員生命に終止符が打たれた。

【「源氏物語」イタリア語版の訳者が語る】「ベルルスコーニ氏と源氏は全然違います」

 元首相は過去3度、計約9年間、首相を務めた。今後6年間、上下両院議員への立候補や就任を禁じられ、不逮捕などの議員免責特権がなくなる。自ら率いる中道右派政党「フォルツァ・イタリア」(がんばれイタリア)の党首にとどまることは可能だが、国会に足場を失った。中道右派分裂の影響もあり、政界引退は秒読み段階に入った。

 元首相は、主要民放テレビ局を傘下に収める系列企業「メディアセット」が米映画のテレビ放映権を購入した際の費用を虚偽申告することで2002〜03年に約730万ユーロ(約10億円)の税金逃れを主導したとされる。最高裁が8月1日、禁錮4年(恩赦法により1年に短縮)の有罪判決を言い渡し、上院委員会が10月4日、議員資格の剥奪を本会議に勧告していた。

 元首相は25日、ローマで記者会見し、放映権売買に関与していなかったという「新証拠」を示し、審理のやり直しを請求する考えを表明。資格剥奪に反対するようレッタ首相の中道左派・民主党と野党「五つ星運動」の上院議員に懇願したが、両党議員は賛成した。

 元首相の「フォルツァ・イタリア」は26日、民主党との大連立を解消。上院で内閣信任投票で反対票を投じ、レッタ政権に揺さぶりをかけた。27日は投票に先立ちローマで抗議のデモを繰り広げた。

 元首相は今秋、レッタ政権倒閣を企てたが、アルファノ副首相兼内相が「造反」。アルファノ氏率いる党内ハト派は陣営を離れて新会派「新中道右派」を結成したばかりで、中道右派指導者としての足元も揺らいでいる。
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7105チバQ:2013/11/28(木) 19:07:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131128/asi13112801010000-n1.htm
野党が道路封鎖、12人死亡 バングラ、総選挙に反発
2013.11.28 01:00
 バングラデシュの首都ダッカなどで、来年1月の総選挙実施を決めた政府に反発する野党支持者らが幹線道路や鉄道の線路を封鎖し、地元当局によると、26日から27日にかけて治安部隊との衝突で計12人が死亡した。

 選挙管理委員会は25日、来年1月5日に総選挙を行うと発表。中立な選挙管理内閣の下での総選挙を求める最大野党のバングラデシュ民族主義党などは、総選挙日程の白紙撤回とハシナ首相の辞任を掲げ、26日から道路封などを始めていた。(共同)

7106チバQ:2013/11/28(木) 19:09:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131128/erp13112808150001-n1.htm
議員資格剥奪投票 ベルルスコーニ時代 終焉?
2013.11.28 08:13 (1/2ページ)

25日、イタリア・ローマで記者会見に臨んだベルルスコーニ元首相 (ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】脱税事件で有罪が確定したイタリアのベルルスコーニ元首相(77)の議員資格剥奪に関する投票が27日、上院本会議で行われる。賛成が多数を占める見通しで、失職は確実視されている。元首相派は連立政権から離脱するなど徹底抗戦の構えだが、政界に約20年間、君臨してきた元首相の政治生命は重大な危機を迎えた。

 「国際舞台で国を何度も代表してきた指導者を追放すれば、消しがたい汚点となる」「私が(社会奉仕で)トイレ掃除すれば、国が笑いものにされる」

 元首相は投票直前も3度の首相経験という実績を強調し、必死の抵抗を続けている。だが、投票ではレッタ首相の中道左派、民主党や、野党の五つ星運動などの賛成で失職が決まる見込みだ。元首相が議員の職を失えば政界入り後で初めてとなり、6年間は公職に就くこともできない。

 元首相は1994年、戦後政治の中心だったキリスト教民主党など政財界の大物を巻き込む大規模な汚職捜査で政治不信が頂点にある中、右派勢力結集に成功して総選挙に勝利。政治の表舞台に登場した。

 サッカーチーム・ACミランやメディア企業を傘下に持つ実業家として政界に新風を吹き込んだ。スキャンダルや失言などで問題を起こしてきたが、メディアを駆使して巧みに大衆の支持を獲得。野党にあっても存在感を発揮してきた。

 だが、8月の有罪確定後は求心力が急落。ともに連立政権を形成する民主党による資格剥奪の動きに対し、倒閣を画策したが、側近が反旗を翻す異例の事態で挫折した。今月26日には自党の連立離脱を決めたが、造反議員らは新党を結成してレッタ政権を支える考えで、政権は継続する。

 この間にも、他党議員を寝返らせるために買収したとの疑惑で新たに起訴された。議員特権を失えば、逮捕される可能性も出てくる。伊紙メッサジェロは「ポスト・ベルルスコーニ時代の本当の始まりだ」と報じた。

 ただ、元首相は一昨年の退陣時に「政治生命は終わり」ともいわれたが、2月の総選挙で予想以上の結果を出して復活を遂げた。メディアや資金力を通じた影響力は侮れず、“院政”を敷く可能性もある。専門家からは、「元首相は衰退しても大きな影響力を維持する」との指摘も出ている。

7107チバQ:2013/11/28(木) 19:10:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131128/erp13112808290002-n1.htm
独、大連立樹立で合意 第1次メルケル政権以来 社民党員投票 最後の壁
2013.11.28 08:26 (1/2ページ)

27日、ドイツ・ベルリンで連立協定に合意し握手するメルケル首相(右)と最大野党、社会民主党のガブリエル党首 (ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル首相率いる保守系与党、キリスト教民主・社会同盟と最大野党の中道左派、社会民主党は27日、次期政権樹立で合意、連立協定書をまとめた。両党は9月の総選挙後、政策協議を進めていたが、互いに歩み寄る形で一致。社民党は協定の承認を党員投票に付す方針で、承認が得られれば、2005〜09年の第1次メルケル政権以来の「保革大連立政権」が発足する。

 総選挙ではメルケル首相の個人的人気を背景に、同盟が圧倒的な得票率で第一党を確保したが、単独過半数には届かなかった。従来の連立相手の自由民主党が議席を喪失したため、新たなパートナーとして社民党と連立交渉を進めていた。

 合意によると、社民党が選挙公約の目玉として主張していた時給8・5ユーロ(約1200円)の最低賃金制度の導入や、外国人の親を持つ子供の国籍選択義務の廃止、上場企業の監査役会に対する女性役員の3割起用義務化などで同盟側が歩み寄った。

 一方、同盟側は社民党が求めた富裕層に対する増税を拒否。欧州連合(EU)に関する政策では、ドイツの負担増につながるユーロ圏諸国の債務共通化に反対し、金融取引税導入などで一致した。

 大連立政権が実現した場合、戦後ドイツでは3度目となる。ただ、社民党側には第1次メルケル大連立政権で埋没し、その後の選挙で大敗した経験がある。メルケル氏との再度の連立への抵抗感は党内に根強く、連立交渉は難航した。

 社民党の党員投票は約47万人が対象で12月上旬に行われ、14日にも結果が公表される。賛成なら、クリスマス前に新政権が発足する見通しだが、否決なら、同盟は一度決裂した90年連合・緑の党と連立交渉に入るほか、再選挙となる可能性も指摘されている。

 メルケル氏は27日の記者会見で「ドイツの課題を克服するための大連立だ」と強調。社民党のガブリエル党首は「党員も合意を誇れるだろう」と述べ、投票での支持に期待感を示した。

7108チバQ:2013/11/28(木) 19:10:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131128/erp13112809020003-n1.htm
子供の安楽死も認める ベルギー上院委、法案可決 オランダに続き
2013.11.28 09:00
 ベルギー上院の司法・社会問題委員会は27日、医師による安楽死を未成年の患者にも合法化する法案を賛成多数で可決した。今後、上院本会議での審議を経て下院に送られる。同国では成人(18歳以上)の安楽死を2002年に合法化。隣国オランダは既に親の同意があれば12歳以上の未成年にも実施を認めている。

 法案は、安楽死を認める最低年齢を定めない一方で患者の「正常な判断能力」と親の同意があることを条件としている。また成人の場合は精神的苦痛を理由として認めているが、未成年には肉体的な苦痛がある場合に限定。死期が間もない患者だけに制限した。

 ベルギー紙ルソワールは合法化された場合でも実施は年間約10人にとどまると推測している。法案をめぐっては、治る見込みなく闘病する子供と家族の苦痛に直面する医師らが賛成意見を述べる一方、宗教関係者は反対の声を上げている。

 ベルギーでは02年の合法化以降、安楽死の報告件数は徐々に増加し、12年は約1400件。(共同)

7109チバQ:2013/11/28(木) 19:13:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131127/erp13112722390011-n1.htm
EUとの協定締結で揺れるモルドバ 親露派が大規模反対デモ
2013.11.27 22:38 [政変・反政府デモ]
 【モスクワ=佐々木正明】リトアニアで28日に開幕する旧ソ連諸国と欧州連合(EU)の東方パートナーシップ首脳会合を前に、EU加盟の前段となる連合協定(AA)などの仮調印を目指すモルドバが揺れている。ウクライナがAA締結作業を停止する中、モルドバは準備を継続。一方で親露派の共産党系は大規模な反対デモを起こしている。

 2009年の議会選でモルドバ共産党を下野に追い込み連立内閣を組んだ欧州統合派の現政権は、今回の会合でAAと自由貿易協定に仮調印し、来年に本署名することを目指している。締結は長くこの国を影響下に置いてきたロシア(旧ソ連)の地域圏から脱することを意味し、「歴史的大転換」(専門家)とされる。

 モルドバからの報道によると、21日にウクライナがAA締結の作業を停止すると、モルドバのリャンカ首相は「隣国ウクライナの決定を尊重するが、われわれは欧州統合への選択をすでに決定している。方針に変わりはない」と強調した。

 対するロシアは、モルドバの特産品であるワインを輸入禁止にするなど圧力をかけている。24日には首都キシニョフで数万人規模の協定締結反対デモが開催された。共産党党首のウォロニン元大統領は演説し、ロシアとの関税同盟を締結した方が、「より大きな成功が得られる」と訴えた。

 一方、モルドバと統一国家の歴史があり、言語もほぼ同一の隣国ルーマニアはすでにEUに加盟。天然ガス供給計画を進めるなど、モルドバ現政権の欧州統合路線を支持してきた。ルーマニアのバセスク大統領は「今回の首脳会合は(EU加盟への)チャンスにすぎない」と述べ、来年の本署名に向けてEUとロシアの駆け引きが激化し、モルドバが正念場を迎えるとの見方を示している。

7110チバQ:2013/11/28(木) 20:49:06
http://mainichi.jp/select/news/20131129k0000m030053000c.html
ベルルスコーニ元首相議員資格剥奪:伊政界、世代交代へ
毎日新聞 2013年11月28日 20時04分(最終更新 11月28日 20時27分)


ローマで開かれた集会で演説するベルルスコーニ元首相=AP
拡大写真 【ローマ福島良典】イタリアのベルルスコーニ元首相(77)が27日、系列メディア企業の脱税での実刑確定を理由に上院議員資格を剥奪され、元首相が約20年間、けん引してきたイタリア政治は転換点を迎えた。元首相が進めてきた利益誘導型の「政治の私物化」に審判が下されたためだ。スキャンダルを抱えながら、比類なきカリスマ性と資金力で保守勢力を糾合してきた「メディアの帝王」の威光は陰り、政界の世代交代は「待ったなし」の段階に入った。

 今夏に脱税で最高裁から禁錮4年(恩赦法により1年に短縮)の有罪判決を受けた元首相の一族が経営するメディア企業「メディアセット」は民放テレビ3局を持つ。ロベルト・マッジ元ANSA通信東京特派員は「イタリアの世論に影響力を持っているのはテレビ。元首相の強さはメディア企業のオーナーであることだ」と指摘する。

 元首相はセールスマンからサッカークラブのACミランなどを擁する実業家に成り上がり、1994年に政界入り。「小さな政府」路線による構造改革を訴えて首相を3度、約9年間務めた。だが、「首相時代も改革の公約は果たせず、自分の会社の利益を守ろうとして保身に走った」(政治学者)形だ。

 元首相は27日、中道右派野党「フォルツァ・イタリア」の党首として政治活動を継続すると宣言した。エコノミストのジョゼッペ・ペニシ氏は「国会議員でない野党『五つ星運動』指導者のベッペ・グリッロ氏がブログを通じて陣営を操縦しているように、ベルルスコーニ氏も議員でなくなっても『フォルツァ・イタリア』を率いていくだろう」と「院政」の発動を予測する。

 だが、世代交代の波は容赦なく押し寄せている。元首相の「あやつり人形」と皮肉られてきたアルファノ副首相兼内相(43)が11月16日に陣営を去り、分派「新中道右派」を旗揚げ。12月8日に選出される中道左派・民主党の新書記長には若いレンツィ・フィレンツェ市長(38)が有力視されている。政界の若返りに「追い風」が吹き、イタリアは「ポスト・ベルルスコーニ時代」に入った。

 元首相がバチカンから見放されたという背景もある。資金面で教会を支援してきた元首相とイタリアの聖職者は保守思想を軸に「持ちつ持たれつ」の関係にあった。だが、「貧者の教会」を掲げるアルゼンチン出身のフランシスコ・ローマ法王の誕生で事情が一変。バチカンにおける「イタリア組」の発言力が低下して元首相は「後ろ盾」を失い、窮地に追い込まれていった。

7111チバQ:2013/11/29(金) 00:40:28
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013112801026
押収の瓶ビール24万本破棄=イスラム警察−ナイジェリア

27日、ナイジェリア北部カノで、押収した瓶ビールを放り出す宗教警察(AFP=時事) 【カノ(ナイジェリア)AFP=時事】ナイジェリア北部カノで27日、シャリア(イスラム法)の徹底を図る宗教警察「ヒズバ」が過去数週間で押収した瓶ビール24万本を、公開の場で破棄した。「アラー・アクバル(神は偉大だ)」と叫びながら重機で瓶ビールをつぶして回った。ヒズバ長官は「飲酒撲滅につながることを心から願っている」と訴えた。(2013/11/28-21:57)

7112チバQ:2013/11/30(土) 06:30:59
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/131130/cpd1311300504002-n1.htm
独社民党内部に大連立反対機運 党員投票、再選挙可能性も2013.11.30 05:00
 ドイツの社会民主党(SPD)内部で、メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との連立に反対する機運が高まっている。12月にかけて連立合意の是非を問う党員投票が行われるが、SPD党員47万人の票の行方は未知数だ。

 ドイツ西部の石炭と鉄鋼で有名な都市ドルトムントのSPD地区役員、フランツヨーゼフ・ドラビッヒ氏は、大連立政権の実現阻止に全力を尽くす構えだ。同氏は、拘束力を持つ党員投票ではドルトムントのSPD党員の大多数が反対票を投じるだろうと述べた。

 今回のような党員投票が行われるのは第二次大戦後初めてで、連立合意の成立には投票での承認が必要。否決された場合、メルケル首相は勝利した9月の選挙からわずか数カ月で、再選挙の実施を迫られる可能性がある。結果は12月半ばに判明する。(ブルームバーグ Birgit Jennen)

7113チバQ:2013/12/01(日) 12:56:08
http://mainichi.jp/select/news/20131201k0000m030084000c.html

ドイツ:社民党員投票が焦点 保革大連立

毎日新聞 2013年12月01日 00時09分


 【ベルリン篠田航一】ドイツのメルケル首相率いる中道右派のキリスト教民主・社会同盟(同盟)と、中道左派・社会民主党が27日に保革大連立政権の樹立で合意し、今後の焦点は社民党の約47万人の党員による郵送投票(12月6〜12日)の行方に移っている。投票結果は12月14日に発表される予定で、政権入りが正式承認されれば、連邦議会(下院)は同17日にメルケル氏を首相に選出し、第3次メルケル政権が発足する見通しだ。だが否決された場合、再選挙の可能性も出てくる。

 メルケル首相は11月27日「連立協定書」を公開、「大連立政権で、健全財政、豊かな生活、社会の安全を実現できる」と語った。合意内容は社民党の主張を取り入れた政策が目立つ。時給8.5ユーロ(約1200円)の法定最低賃金の保障や、外国人の親を持つ子供の二重国籍容認などだ。

 社民党は、第1次メルケル政権(2005〜09年)で大連立政権に入った際、独自色を発揮できずにその後の総選挙で大敗。同盟との連立には警戒感も根強い。このため、今回は政権入りが土壇場で「破談」となる可能性もあるが、その場合は再選挙で大敗するとの見方が大勢だ。ガブリエル党首は「否決すれば、自分たちの都合ばかり考える党ということになる。それは国民政党の行動ではない」と党員に「大連立賛成」を呼びかけている。

 ベルリン自由大学のゲロ・ノイゲバウアー博士(政治学)は「再選挙の可能性は低い。仮に破談した場合、同盟は他党との連立ではなく、単独少数与党の政権発足を検討するはずだ」と話している。

7114チバQ:2013/12/01(日) 13:09:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131130/erp13113017400005-n1.htm
3党連立合意、34年ぶり政権交代へ ルクセンブルク

2013.11.30 17:38


 ルクセンブルクからの報道によると、同国で10月に行われた議会選挙を受け、組閣担当者に任命された民主党のベッテル氏は29日、社会労働党、緑の党との3党連立交渉が合意に達したと発表した。同国で34年ぶりの政権交代が実現する。

 1995年に首相に就任し、欧州連合(EU)内で最も在任期間の長い首脳であるユンケル氏は退任し、ベッテル氏が新首相となる。12月4日に就任宣誓が行われる。(共同)

7115チバQ:2013/12/01(日) 13:16:58
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013120100017
議員の離婚禁止=上院議長が布告−スワジランド




スワジランドの絶対君主ムスワティ3世=2012年8月、スリランカ・コロンボ(AFP=時事)

 【ムババーネAFP=時事】「アフリカ最後の絶対王制国家」と呼ばれるアフリカ南部の小国スワジランドで、上院議長が議員の離婚を禁止する布告を出した。絶対君主ムスワティ3世(45)が今年、結婚は夫婦のどちらかが死ぬまで終わらないと宣言したことを受けた措置とみられている。
 29日付の布告で議長は「子供の模範になれ」と離婚を禁じる理由を説明。現在、離婚手続き中の議員は任期が切れる2018年まで停止するよう命じた。
 ただ、ムスワティ3世は13人の妻がいるが、閣僚と浮気するなどして既に3人が逃げ出している。一方、9月に18歳の少女と婚約。妊娠し次第、14人目の妻として迎える。(2013/12/01-06:12)

7116チバQ:2013/12/01(日) 23:23:44
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131201/mds13120121150002-n1.htm
エジプト「デモ規制法」 同胞団・民主化勢力封じ込め 強まる権威主義傾向
2013.12.1 21:14 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】クーデター後の政情不安が続くエジプトの暫定政権が「デモ規制法」を発布し、権威主義的な傾向を強めている。失脚したモルシー前大統領の支持派や、軍の政治関与を批判する民主化勢力を押さえ込む狙いがある。エジプトでは2011年のムバラク政権崩壊後、あらゆる勢力がデモを影響力拡大の手段としてきており、デモ規制で存在感が低下しかねないとの危機感が各勢力に広がっている。

 規制法は11月下旬に施行され、デモ日時や場所を当局に事前申告し、許可を得るよう義務付けた。

 エジプトでは民衆デモをきっかけとした11年の政変後、政治や物価高への不満、公務員による上層部の罷免や賃上げ要求など、街頭行動を通じて、あらゆる問題で主張を通そうとする風潮が広がった。

 今年7月のクーデター以降では、モルシー政権の母体だったイスラム原理主義組織ムスリム同胞団が抗議活動を続けており、最近でも同胞団と暫定政権の後ろ盾となる軍の双方に批判的な民主化勢力が、デモで存在感を強めつつある。

 一方で、多発するデモが政治や経済、治安の不安定化につながっている側面もあり、政権側はデモに歯止めをかけ、秩序回復を図りたい考えとみられる。

 政権側は規制法の導入を機に民主化勢力への圧迫も強めている。検察は11月25日、規制法に抗議するデモを違法に組織したとして、反ムバラクのデモで大きな役割を果たした民主化グループ「4月6日運動」の創設者アハマド・マーヘル氏らの逮捕を命令。反発するデモ隊と治安部隊の衝突が起きた。

 平和的なデモでも当局の判断だけで、参加者が大量に逮捕される懸念もあり、「重大な人権侵害につながる恐れがある」(人権団体関係者)との指摘も強い。

 また、暫定政権の支持勢力には、選挙基盤が弱く、デモへの参加でかろうじて存在感を示してきた政党も多い。規制法が暫定政権側の政党をさらに弱体化させる可能性もあり、各党の指導者も反対を表明し始めている。

7117チバQ:2013/12/02(月) 00:55:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131201-00000030-mai-eurp
<イタリア>「後継に元首相・長女マリーナ氏を」の待望論
毎日新聞 12月1日(日)19時24分配信

 【ローマ福島良典】ベルルスコーニ元イタリア首相(77)の国会追放(11月27日)で、元首相率いる中道右派「フォルツァ・イタリア」の後継指導者として長女マリーナ氏(47)の政界入りを期待する意見が陣営内で再燃している。後継候補と目されていたアルファノ副首相兼内相(43)が離党し、分派「新中道右派」を結成した結果、元首相を継ぐ有力候補が見当たらないためだ。

 マリーナ氏は元首相と最初の妻カルラ夫人との間の娘。2005年、元首相一族の持ち株会社フィニンベストの副社長から社長に就任。03年から傘下の出版社社長も務める。これまでも後継候補との臆測が出ていたが、本人は「今の仕事と会社が好き。政界入りするつもりはない」と否定してきた。

 だが、元首相の腹心・アルファノ氏の離党で状況が変わった。ローマ社会科学国際自由大学(LUISS)大学院のセルジョ・ファブリーニ学科長(政治・国際関係)は「フォルツァ・イタリアは元首相の個人的な利益を守るための政党になる。だからこそ、ファミリービジネスを仕切る娘(マリーナ氏)が指導者になる可能性がある」と指摘する。

 若者を中心に支持者の間でも待望論がある。イタリア南部タラントで職業訓練機関の対外関係担当を務めるサルバトーレ・ペリッロさん(29)は「マリーナ氏は(赤字だった)出版社の再建に取り組む大実業家。良い後継候補になる可能性がある」と期待を寄せる。

 マリーナ氏は、元首相が一族企業の脱税事件で8月1日に最高裁から禁錮4年(恩赦法により1年に短縮)の有罪判決を受けて以来、窮地の父親を支えてきた。上院で11月27日に議員資格剥奪が決まった際には「司法に屈したイタリア政界は恥を知り、ゆるしを請うべきだ」と抗議。陣営内からは「タフで勇気ある女性」と称賛する声が出ている。

 だが、元首相は「国会の外でも戦いを続けることはできる」と、自ら政党を率いて次期選挙に臨む意向を示している。「元首相はマリーナ氏が自分のように一族企業がらみの裁判に巻き込まれるのを心配している」(イタリア・メディア)とされ、「背水の陣」の元首相の決意表明の裏には、娘を思う親心もありそうだ。
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7118チバQ:2013/12/02(月) 19:52:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131202-00000528-yom-int
ウクライナ首都で10万人デモ…治安部隊と衝突
読売新聞 12月2日(月)12時37分配信

 【モスクワ=緒方賢一】ウクライナのキエフで1日、欧州連合(EU)との関係強化を求めて政権に抗議するデモ集会の参加者がキエフ市役所などを占拠し、大統領府周辺で治安部隊と衝突した。

 インターファクス通信によると、集会の参加者は10万人を超え、デモ参加者と治安部隊の双方で100人以上が負傷した。

 ヤヌコビッチ大統領は1日夜、緊張の高まりを受け政権幹部を集めて対応を協議した。大統領が非常事態を宣言し、キエフ中心部から野党勢力を排除するとの見方も出ている。

 2004年の民主化運動「オレンジ革命」に次ぐ多くの支持者を動員した野党勢力は、2日も大統領の辞任とアザロフ首相率いる内閣の総辞職を求める抗議活動を続ける構えだ。

7119チバQ:2013/12/03(火) 20:51:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131203/erp13120311120002-n1.htm
アイスランドでは初めて!? 警官が発砲し死者
2013.12.3 11:10
 英BBC放送(電子版)などによると、アイスランドの首都レイキャビクで2日、散弾銃を発砲した男(59)を警官が射殺する事件があった。警官の発砲で死者が出たのは、同国で初めてという。

 人口約32万人のアイスランドは、世界でも有数の治安の良さで知られる。凶悪事件は非常に少なく、警官も普段は銃を携行していない。

 男の住居を訪れた警官に対し、男が突然発砲。警官は催涙ガスで鎮圧を試みたものの、男は抵抗を続けたため武装警官が発砲し、男は死亡したという。警官2人が負傷した。

 男がなぜ発砲したのかは分かっていない。(共同)

7120チバQ:2013/12/03(火) 20:52:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131203/erp13120309050001-n1.htm
反政権運動続くウクライナ、大統領がデモ隊に自制呼びかけ
2013.12.3 09:03
 【モスクワ=佐々木正明】ウクライナで続く反政権デモをめぐり、同国のヤヌコビッチ大統領は2日、「抗議行動は平和裏に行われることが重要だ」と述べ、首都キエフの市庁舎などを占拠し続けるデモ隊側に自制を呼びかけた。

 声明で大統領は、ウクライナは民主国家であり、「誰もが自分の意見を自由に述べることができる」と強調。治安部隊側にも、挑発行為に乗らず、法に沿って職務を執行するよう求めた。

7121チバQ:2013/12/03(火) 22:49:54
http://www.afpbb.com/articles/-/3004343
ウクライナ反政権デモ、市庁舎を占拠 首相「クーデターの兆候」
2013年12月03日 09:46 発信地:キエフ/ウクライナ
【12月3日 AFP】ウクライナの首都キエフ(Kiev)で2日、ビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)大統領の退陣を求める数万人の反政権デモ隊が、市庁舎を占拠し、主要政府庁舎付近を封鎖した。一方のミコラ・アザロフ(Mykola Azarov)首相は、「クーデターのあらゆる兆候」が見られるとデモを非難した。

 先月21日に政府が突如、欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)を含む連合協定調印を見送ると発表したことに反発した親EU派が始めた抗議デモは、警官隊が実力行使する事態に発展し、ウクライナは、ここ10年で最悪の政治危機に陥っている。

  EUとの協定調印は、もし実現すれば、ソ連時代の盟主だったロシアとの決別を意味する。ウクライナ情勢をめぐってEUと対抗する立場をとるロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は、抗議デモについて「革命というより虐殺のようだ」と批判した。

 これに対しEU主要国や米国は、政権側のデモ鎮圧を非難している。政府側発表によると、これまでに190人が負傷しているが、この中には警官、デモ参加者のほか、40人以上の報道関係者が含まれている。(c)AFP/Dmytro GORSHKOV, Zoya ZHMINKO

7122チバQ:2013/12/03(火) 22:59:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131203/erp13120311390003-n1.htm
ナチス取り上げ憎悪扇動 ボブ・ディランさん、仏で訴追
2013.12.3 11:34 [洋楽]

ボブ・ディラン(AP=共同)
 米歌手ボブ・ディランさん(72)がクロアチア人をナチスになぞらえて発言し、クロアチア人への憎悪を扇動したとして、11月中旬にフランスの司法当局に刑事訴追された。フランス公共ラジオが2日、伝えた。

 ディランさんは、2012年10月発売の米誌「ローリングストーン」フランス語版で「もしあなたに奴隷主の血が流れていれば黒人はそれを感じる。ユダヤ人がナチスの血を、セルビア人がクロアチア人の血を感じるように」などと語った。フランスのクロアチア人団体が告訴していた。

 ディランさんは今年11月中旬にパリを訪れた際に事情聴取を受けた。パリではコンサートを開くとともにフランス政府からレジオン・ドヌール勲章も受けていた。クロアチアには1940年代に親ナチスのクロアチア独立国が存在した。(共同)

7123チバQ:2013/12/04(水) 07:47:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131204/erp13120400300000-n1.htm
【ウクライナデモ】
露「ソ連圏再統合」に誤算 プーチン政権に打撃
2013.12.4 00:29 (1/2ページ)[政変・反政府デモ]

3日、ウクライナの首都キエフでヤヌコビッチ大統領の写真を掲げる反政権デモ参加者ら(AP)
 【モスクワ=遠藤良介】ウクライナの首都キエフでは3日も、欧州連合(EU)との統合路線継続を求める反政権デモが行われ、騒然とした状況が続いた。想定外の規模に膨らんだこのデモについて、ロシアのプーチン大統領は欧米諸国の関与も示唆しながら「入念に準備された行動だ」と批判。旧ソ連諸国を経済共同体「ユーラシア連合」に再統合するプーチン政権の構想が揺らいでいることに危機感をにじませた。

 キエフからの報道によると、中心部では3日も野党勢力の支持者が独立広場に陣取り、政府庁舎を封鎖するなど抗議行動を続けた。数千人のデモ隊が取り囲む最高会議(議会)ではアザロフ内閣不信任案が審議されたが、連立与党の反対で否決された。

 プーチン氏は2日、一連のデモは「合法的な政権を揺さぶる試みだ」と批判、「訓練された戦闘員が活動している」と外部勢力の存在にも疑いの目を向けた。

 プーチン政権はベラルーシ、カザフスタン両国との「関税同盟」を拡大・発展させ、2015年にも「ユーラシア連合」を発足させたい考えだ。これは、EUと中国のはざまで埋没せず、世界の主要国・地域として存在感を保つための「戦略的課題」とされる。

 ただ、工業基盤もあるソ連地域で第2の大国ウクライナが加わらねば構想は大きな打撃を受ける。ロシア人など東スラブ諸民族にとって、キエフが「国家発祥の地」とされることもウクライナを重視する理由だ。

 ロシアは、ウクライナのヤヌコビッチ政権がEU加盟への一歩として目指した連合協定(AA)署名を阻止しようと圧力を強化。先月下旬、同政権がAA交渉の棚上げを発表したことはEUに対する「ロシアの外交的勝利」と評された。

 しかし、これに抗議するデモが、今月1日に35万人規模まで膨らんだのはプーチン政権の誤算だった。親欧米的な西部と親露的な東部の対立軸が鮮明だった2004年の「オレンジ革命」に比べ、今回のデモでは民族主義が色濃いのも特徴だ。デモに対する東部の目立った反発はなく、デモ隊はプーチン政権にも非難の矛先を向けている。

 経済的苦境に悩むヤヌコビッチ大統領は3日、中国とロシアの歴訪に出発し、支援を要請する見通しだ。だが、ウクライナは関税同盟加入を明言しておらず、同国を引き留めるために巨額の支出が予想されることにはロシア国内からも懸念の声が出ている。

7124チバQ:2013/12/04(水) 21:03:30
http://mainichi.jp/select/news/20131204k0000e020203000c.html
ウクライナ:15年大統領選にらみ溝 反政府デモ続く
毎日新聞 2013年12月04日 20時55分

 【モスクワ真野森作】欧州連合(EU)との連合協定署名見送りに端を発したウクライナの反政府デモは、4日で2週間。2004年の民主化運動「オレンジ革命」以来の政情不安定化の背景には、15年初頭に予定される次期大統領選をにらんだ与野党の対立がある。ロシアとEUのどちらに接近するかや、地域、年代による政治志向の違いも絡み、国内の溝は深まっている。

 首都キエフ中心部に約1万人のデモ隊が陣取る中で開かれた3日のウクライナ国会(定数450)。野党側提出の内閣不信任決議案の投票が行われたが賛成は3野党の169人と無所属議員ら計186人にとどまった。

 現地からの報道によると、反政府デモ支援の野党指導者にはオレンジ革命の立役者が多い。04年大統領選でやり直しの決戦投票を実現させ首相だったヤヌコビッチ氏の当選を阻んだ勢力だ。ティモシェンコ前首相=服役中=を中心とする最大野党「連合野党・祖国」を率いるヤツェニュク氏は親欧米のユーシェンコ前政権で外相と経済相を務めた。野党第2党「ウダル」党首でボクサー出身のクリチコ氏も前大統領顧問として政治活動を開始している。

 次期大統領選への出馬を明言するクリチコ氏ら野党側は現政権打倒を目指し、選挙の前倒し実施を求める。与党「地域党」は工業が盛んな東部を地盤に財界の支持も受け一歩も引かない構えだ。

 キエフ国際社会学研究所の11月中旬の世論調査では、EU加盟支持は39%、ロシア主導の経済ブロック「関税同盟」加入支持は37%で、ほぼ伯仲。欧州との関係が強い西部では69%がEU加盟支持だが、ロシア系住民の多い東部では関税同盟支持が61%で地域差は歴然だ。18〜29歳のEU志向は5割超だ。

 亀裂の走る世論を背景に、ヤヌコビッチ大統領は改めて1日、「EU接近に全力を尽くす」と表明、協定交渉継続の意向を示した。一方、ロシアへは4日、関係改善交渉のため代表団を派遣。再選を目指しバランス外交を続けている。

7125チバQ:2013/12/05(木) 21:26:22
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013120401004
総選挙、与党が圧勝=モーリタニア

モーリタニア総選挙の開票作業=11月23日、ヌアクショット(AFP=時事) 【ヌアクショットAFP=時事】アフリカ北西部モーリタニアで11月に投票が行われた総選挙の結果が3日、発表され、2008年にクーデターで権力を奪ったアブドルアジズ大統領の与党、共和国連合(UPR)が圧勝した。選管によると、147議席中56議席をUPRが獲得、与党系の14小政党が計34議席を確保した。(2013/12/04-22:58)

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7126チバQ:2013/12/06(金) 07:44:13
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013120600091
マンデラ氏が死去、95歳=アパルトヘイト撤廃に尽力−ノーベル平和賞・南ア

南アフリカのマンデラ元大統領=2010年8月、ヨハネスブルク(AFP=時事) 【ヨハネスブルク時事】南アフリカのズマ大統領は5日、白人が黒人たちを差別したアパルトヘイト(人種隔離)政策と闘い、27年もの獄中生活を経て、人種間の融和に尽くしたノーベル平和賞受賞者ネルソン・マンデラ元大統領が死去したと発表した。95歳だった。
 武装闘争に従事し逮捕され、刑務所内でも反アパルトヘイト闘争を指導する戦いの年月。釈放後の晩年は一転して政治家として国家を率い、民族和解を推進した。
 1990年に当時のデクラーク大統領の黒人融和政策で釈放。91年にアパルトヘイト終結が宣言されると、黒人と白人の共存を図る交渉をデクラーク大統領と進め、その功績で93年、デクラーク氏と共にノーベル平和賞を受賞した。(2013/12/06-07:12)

7127チバQ:2013/12/07(土) 09:48:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131207/erp13120708590000-n1.htm
ヨルダンを非常任理事国に選出 国連総会

2013.12.7 08:58


 【ニューヨーク=黒沢潤】国連総会(193カ国)は6日、サウジアラビアが安全保障理事会の非常任理事国を辞退したことを受けたやり直し選挙を実施、ヨルダンを選出した。

 ヨルダンは178票を獲得。10月の選挙で当選したリトアニア、チリ、ナイジェリア、チャドとともに、来年1月から2年間、非常任理事国を務める。

 サウジは10月の選挙で当選した後、シリア問題などをめぐる安保理の「機能不全」を批判し辞退を表明。先月中旬、潘(パン)基(ギ)文(ムン)事務総長に対し辞退を正式に通知する文書を提出した。

7128チバQ:2013/12/07(土) 10:18:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131206-00001088-yom-int

追悼ムードの南ア、国葬へ…マンデラ氏死去

読売新聞 12月6日(金)22時20分配信





追悼ムードの南ア、国葬へ…マンデラ氏死去

国賓として来日し、宮中晩さん会で天皇陛下と乾杯したマンデラ氏(1995年7月)

 【ヨハネスブルク=黒岩竹志】アパルトヘイト(人種隔離政策)を撤廃に導き、ノーベル平和賞を受賞した南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領が5日、95歳で死去した。

 一夜明けた6日、南アでは各地で半旗が掲げられ、国内は追悼ムードに包まれた。

 同国のズマ大統領は国葬を執り行う準備に入った。大統領は6日、マンデラ氏の追悼式をヨハネスブルクのサッカー競技場で10日に行い、国葬は15日にマンデラ氏の故郷、東ケープ州クヌで実施すると発表した。遺体は先に死去した子供たちと同じ墓地に埋葬される。

 マンデラ氏は民主化の象徴として、世界中から尊敬を集めた。葬儀には各国の首脳や経済界の要人らの参列が予想され、弔問外交が展開される見通しだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131206-00000573-san-m_est

マンデラ氏死去 史上最大規模の弔問外交に

産経新聞 12月6日(金)20時51分配信



 【ロンドン=内藤泰朗】5日に死去した南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領の国葬には、オバマ米大統領を含む各国首脳らの参列が見込まれており、かつてない規模の弔問外交が展開されそうだ。

 マンデラ氏は、自身が子供時代を過ごした東ケープ州クヌへの埋葬を希望していたことから、クヌに埋葬されるとみられる。

 国葬について、英紙ガーディアン(電子版)は「2005年のローマ法王ヨハネ・パウロ2世の葬儀に匹敵するものになるだろう」と報道。南ア政府が、政府高官の遺族への弔問などを経て、11日目にマンデラ氏が1994年に大統領就任式を行った首都プレトリアのユニオンビルで国葬を行い、12日目に埋葬する計画を立てているという。

 ただ、国葬は2010年のサッカー・ワールドカップ(W杯)南ア大会で決勝会場となった最大都市ヨハネスブルクの競技場で行われるとの報道もある。

7129チバQ:2013/12/07(土) 11:04:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131206-00000090-jij-eurp

仏、治安空白の回避狙う=無政府状態なら過激派流入―マリに続き中央アフリカ介入

時事通信 12月6日(金)14時41分配信



 【パリ時事】フランスのオランド大統領が中央アフリカへの軍事介入を正式表明した。仏軍のアフリカ介入は1月のマリに続き、オランド政権発足後2回目。強硬姿勢の背景には、旧宗主国として権益を持つ諸国に治安の空白が生じて過激派が流入し、地域全体に脅威をもたらす事態を避けたいという思惑がある。
 中央アフリカでは3月、少数派イスラム教徒が主体の反政府勢力「セレカ」が首都バンギを制圧し、ボジゼ大統領が国外に脱出。セレカ解散後も元戦闘員による住民殺害や略奪が横行し、キリスト教徒が中心の武装自警団との抗争で治安が極度に悪化している。
 オランド大統領は5日の演説で、仏軍介入は「人命を救うのが唯一の目的だ」と強調した。しかし、「無政府状態」が一国だけの問題にとどまらないのは、マリの例でも明らかだ。
 マリでは2012年春の軍事クーデター後の混乱に乗じる形で、武装勢力が北部の広範な地域を占拠。政府支配が及ばない砂漠地域がイスラム過激派の拠点となった。日本人を含む外国人多数が犠牲になった1月のアルジェリア人質事件でも、首謀者のベルモフタール司令官はマリ北部に拠点を置いていた。

7130チバQ:2013/12/08(日) 11:24:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131208/erp13120807000001-n1.htm

【世界おもしろ法律事典】
英の新措置法「貧乏な移民は来ないで」
2013.12.8 07:00 (1/2ページ)[世界おもしろ法律事典]


 英国のキャメロン首相が11月末、他の欧州連合(EU)諸国からの移民に対する失業手当など社会保障費の支給制限を来年1月1日から実施すると英BBCテレビに語ったことが、英国などEU内で波紋を呼んでいる。

 キャメロン氏が明らかにした“新措置法”は、不就労のEU移民は英入国から3カ月は社会保障支給の対象とならない▽明確に就労できる証明がない場合、6カ月で社会保障サービスの提供を打ち切る▽新規移民は住宅手当の申請ができない▽路上生活者や物ごいは強制送還する▽最低賃金を支払わない雇用者には4倍の罰金を科す−というもの。

 同氏は「これはしっかりと働き、正しいことをしている人たちと公平に扱うための措置だ」と述べ、新措置法の導入を正当化。「EUが保証する移動や移民の自由の理念は大切だが、手当が目当ての移民に厳しく対処できるよう、EUは変わらなければならない」と強調した。

 しかし、EUの政策執行機関である欧州委員会の委員の一人が「英国は厄介な国だ」とかみついた。キャメロン氏はこれに「委員たちは、彼らの給料が英国の納税者からも支払われていることを忘れてはいけない」と反論した。

 ただ、英国と同じように貧しい移民流入の問題を抱えているドイツのメルケル首相やフランスのオランド大統領は英国に理解を示していると伝えられており、今後もこの問題をめぐる論争は収まりそうにない。

 自由や民主主義、平等、人権の尊重などの価値観を高らかにうたうEU加盟国はいまや28カ国。しかし、「EU域内の移動は自由でも、お金のない貧しい移民には来てほしくない」という英国人のホンネを反映した新措置法は、EUの理念と現実の難しさを浮き彫りにしている。(ロンドン 内藤泰朗)

7131チバQ:2013/12/08(日) 11:24:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131207/mds13120722070006-n1.htm

【マンデラ氏死去】
歌・踊り…旧黒人居住区追悼続く 首都、葬列通過へ
2013.12.7 22:04

6日、南アフリカ・ヨハネスブルクのマンデラ元大統領の自宅近くで追悼の踊りをする女性ら(ロイター=共同)
6日、南アフリカ・ヨハネスブルクのマンデラ元大統領の自宅近くで追悼の踊りをする女性ら(ロイター=共同)


 南アフリカのマンデラ元大統領(95)の死去を受け、ヨハネスブルク近郊の旧黒人居住区ソウェトにあるマンデラ氏のかつての自宅周辺には、黒人住民らが7日も集まり、踊りや歌で偉人の死を悼んだ。

 「悲しみで心が痛むが、彼の生涯を祝福したい」。男性住民テンベ・スコサナさん(36)は6日夕、前を向きながら話した。

 家政婦リンディ・シェレンベさん(44)は、ソウェト蜂起事件や、アパルトヘイト撤廃までの南アの歩みを振り返り、「マンデラ氏は平和や教育の重要性を教えてくれた。彼の遺産を引き継いでいかなければならない」と語った。

 南ア政府は7日、遺体が首都プレトリアで公開安置される今月11〜13日の間、遺体を運ぶ葬列が首都の通りを通過すると発表、国民に通りに集まるよう呼び掛けた。南ア通信が伝えた。(共同)

7132チバQ:2013/12/08(日) 23:58:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131208/mds13120814300006-n1.htm
スーダン副大統領が辞任 反政府デモで人事刷新
2013.12.8 14:29
 スーダンからの報道によると、同国のバシル大統領は7日、人事刷新の一環としてタハ第1副大統領が自ら辞任を決めたと発表した。バシル氏は、燃料値上げをきっかけに9月に大規模な反政府デモが起きたことを受け、内閣の大規模改造などを進めている。

 タハ氏は副大統領を長年務め、南部の反政府勢力との20年以上にわたる内戦を終結させた2005年の包括和平合意の交渉を担当した。バシル氏の後継候補に取り沙汰されたこともある。(共同)

7133チバQ:2013/12/08(日) 23:59:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131208/erp13120819230003-n1.htm
ウクライナの反政権デモ拡大 独立広場は数十万人が集まる欧州統合派の拠点「欧州広場」に
2013.12.8 19:21 (1/3ページ)

ウクライナで、反政権デモが行われている首都キエフの独立広場。中央のクリスマスツリーにはウクライナ国旗やEU旗が掲げられ、「欧州広場」と呼ばれるようになった=6日(佐々木正明撮影)
 【キエフ=佐々木正明】欧州連合(EU)との連合協定見送りをきっかけにしたウクライナの反政権デモは発生から3週間目に入り、大きな広がりを見せている。首都キエフの広場には連日、朝から深夜まで、中央ステージで野党関係者の演説や野外コンサートが開かれ、ヤヌコビッチ政権に対する批判が街中にこだまする。周辺には炊き出し用のテントや地方からかけつけた人々のための無料宿泊施設も設置。9年前の政変「オレンジ革命」に匹敵する数十万人規模の人々が訪れ、熱気に沸いている。

 キエフ中心部の独立広場。ウクライナの人々が「広場」を意味する「マイダン」と略称して呼ぶこの場所は、これまで数々の歴史の舞台となり、その都度、名称も変わってきた。

 ソ連時代は社会主義国樹立につながった1917年のロシア革命にちなんだ名称がつけられ、独立後は現在の名称に。しかし、反政権デモが大きなうねりとなる中で、人々は「欧州広場」と呼びようになり、ウクライナの欧州統合を訴える発信地となった。

 デモ参加者はウクライナ国旗を顔にペインティングしたり、EU旗を身にまとったりして集まってくる。キエフ市役所が年末にクリスマスのために設置した大型ツリーは、政権批判ののぼりや国旗が掲げられる塔に様変わりした。ヤヌコビッチ大統領の政敵で服役中のティモシェンコ前首相の釈放を求める巨大横断幕も目立つ。

 広場の中央には特設ステージが作られ、大型スピーカーなどの音響機器も完備された。反政権派の人々がマイクを握って代わる代わる演説し、政権批判の声は周囲に響き渡る。演説の合間に、有名アーティストらも壇上にあがって野外コンサートを行い、若者らは踊ったり、合唱したりして、雰囲気を楽しんでいる。

 広場の周囲には軍や特殊部隊が接近できないよう、バリケートも設けられ、入り口には入場をチェックするボランティアの男性もいる。

 一方、広場近くにある市庁舎はデモ隊に占拠され、政権打倒を求める野党の現場拠点になった。抗議集会を組織している第二野党「ウダル」幹部のナターリヤ・ノバクさんは「ヤヌコビッチ政権が退陣するまでデモを続ける」と意気込み、「地方の人々がキエフに来ることができるよう環境を整えている。これからデモ参加者はますます増えるだろう」と力説する。

 事実、デモ隊に占拠されている周辺の政府関係施設などは、キエフ以外のデモ参加者が寝泊まりする無料宿泊場所になっており、食事や暖を取るための衣料などの配給もある。出身別で部屋が設けられ、人々は“雑魚寝”状態ながらも、長期間、キエフに滞在できるよう整えられている。

7134チバQ:2013/12/09(月) 00:00:29
 抗議デモは、ヤヌコビッチ氏がEUとの連合協定作業を中止した先月21日から開始された。初日は欧州の豊かさや民主主義が保たれた社会システムに憧れる学生らが集まった数百人規模の抗議集会に過ぎなかった。

 しかし、同28〜29日に、リトアニアで開催され、ヤヌコビッチ氏が正式に連合協定締結見送りを伝えたEU首脳との会合に向け、徐々に参加者は増え始めた。30日未明に治安部隊がデモ隊の強制排除に乗り出すと、参加者の人数は勢いを増した。

 強制排除した際、治安当局は広場にいた30人以上の若者らを拘束、立件に向けた捜査に着手した。後に、治安部隊の一部がこん棒で若者らを殴る映像が公開されると、反対勢力を抑えこむために、なりふり構わぬ強権姿勢に出たヤヌコビッチ政権への怒りが一気に爆発した。

 キエフ在住のアンナ・ガルノフスカヤさん(57)は当初、抗議集会にはあまり興味を持たなかった。しかし、治安部隊による強制排除後、「政権幹部の子供たちはみんな欧州諸国で何の不自由もなく暮らしているのに、欧州統合を求めて平和的にデモを行っていた普通の若者たちがなぜ罰せられなければならないのか」と怒りを感じ、デモに参加するようになった。

 実際、抗議集会には若者だけでなく、年配者の姿も多い。ガルノフスカヤさんは「強制排除は抑圧されたソ連時代を思い起こさせた。いま黙っていては再び、元に戻ってしまう」と危機感を募らせている。

7135チバQ:2013/12/09(月) 00:01:53
http://www.afpbb.com/articles/-/3004693
フランスとアフリカ連合、中央アフリカへの派遣部隊を増強
2013年12月08日 11:47 発信地:バンギ/中央アフリカ
【12月8日 AFP】混乱が続く中央アフリカに展開したフランス軍は7日、地元住民の大歓迎を受けた。アフリカ連合(AU)は、多数の死者を出している宗教間の衝突の根絶を目指して兵力をほぼ倍増させると発表した。

 中央アフリカ西部の都市ブワル(Bouar)の住民たちは、ダンスを踊り、警笛を鳴らし、鍋をたたいて同地に入った約200人のフランス軍部隊を歓迎した。

 今年3月に政府を転覆させた反政府勢力の攻勢はイスラム教徒とキリスト教徒の間で流血を伴う衝突を招いた。数か月にわたる暴力にうんざりした住民らは仏軍部隊に「ありがとう!」「私たちを助けて!」などと声をかけた。

 数か月にわたって地方の町を恐怖に陥れてきた暴力は、5日に首都バンギ(Bangui)で一気に拡大し、赤十字(Red Cross)によると、攻撃が相次ぐ中で少なくとも300人が死亡した。

■仏は1600人、AUは6000人に増派

 フランソワ・オランド(Francois Hollande)仏大統領は「非常に恐ろしい」事態になっていると述べ、7日夜までに当初の想定よりも400人多い兵士を派遣し、国連(UN)に権限を委任する兵員を1600人に増やすと発表した。同大統領は、兵士の数はこれ以上増えることはなく、そのほとんどは6か月を超えて駐屯することはないだろうとの見通しを示した。

 また、フランス大統領府の発表によると、アフリカ連合は、中央アフリカ支援国際ミッション(MISCA)の兵員を予定していた3600人から6000人に引き上げる予定だという。

 オランド大統領は、「女性をレイプしたり、病院の患者を殺害したりするなど、まるでギャングのような行動をしている民兵組織の武装解除」が仏軍とアフリカ部隊の任務になるだろうとした上で「現在行われている残虐行為や大量虐殺をすぐにやめさせることができると私は信じている」と述べるとともに、「再び国を安定させ、適切な時期に自由で民主的な選挙を実施すること」を長期的な目標として示した。(c)AFP/Michel CARIOU, Patrick FORT

7136旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/12/09(月) 19:02:12
まちごおた。

5369 名前:旧ホントは社民支持@鹿児島市 投稿日: 2013/12/09(月) 19:01:08
最大野党、政権奪還に弾み=総選挙「前哨戦」で連勝−インド
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013120900034
 【ニューデリー時事】インドのデリー首都圏と3州で11〜12月に実施された地方議会選挙が8日開票され、最大野党インド人民党(BJP)が4地域・州全てで勝利を収めた。与党国民会議派は汚職撲滅を掲げた新党にも敗れるなど惨敗した。
 今回の地方選は2014年に予定される総選挙の前哨戦。経済成長の鈍化や相次ぐ汚職疑惑に苦しむ与党の支持率低迷が如実に表れたことで、BJPの政権奪還に大きく弾みがついた。
 選挙管理委員会によると、接戦が予想されたデリーではBJPが議席の44%を獲得した。新党「庶民党」が躍進し、15年間政権を保ち続けた会議派は第3党に転落した。
 BJPは西部ラジャスタン州でも議席の8割を獲得し、会議派から政権を奪取。中部マディヤプラデシュとチャッティスガル両州でも過半数を得て、与党の座を維持した。
 グジャラート州で経済改革を主導したナレンドラ・モディ氏を首相候補に据え、「変化」を期待する若者から多くの支持を集めたことが勝因とみられる。(2013/12/09-07:03)

7137旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/12/09(月) 19:03:46
インラック首相、解散・総選挙を表明=反タクシン派、デモ開始−ヤマ場のタイ情勢
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013120900198
 【バンコク時事】タイのインラック首相は9日午前、テレビ演説し、反タクシン元首相派による反政府デモで政情の混乱が続いているのを受け、下院を解散して総選挙を実施する意向を表明した。反タクシン派は同日午前、首都バンコクの首相府に向けてデモ行進を開始。インラック政権打倒への「最後の闘い」と位置付けており、大規模なデモになると予想される。タイ情勢は大きなヤマ場を迎えた。
 インラック首相は解散を決断した理由について「対立が極限に達した時に権力を返上するための最良の方法は、議会を解散して総選挙を実施することだ」と説明した。ロイター通信によると、デモを主導する最大野党・民主党のステープ元副首相は「下院解散はわれわれの目的ではない」と述べ、デモを続行する考えを示した。
 首相は8日、反タクシン派が要求している「人民議会」への権力移譲について国民の賛否を問う国民投票を提案したが、反タクシン派側は拒否していた。
 デモ隊は9日、占拠を続けてきたバンコクの財務省などの拠点から首相府を目指して行進。首相府を包囲してインラック政権に退陣への圧力をかける。ステープ氏も支持者と共にバンコク北郊の政府合同庁舎から約20キロの道のりをデモ行進して首相府に向かった。(2013/12/09-12:24)

7138旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/12/09(月) 19:04:30
最大与党党首にレンツィ氏=次期首相の有力候補−伊
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013120900467
 【ジュネーブ時事】イタリアからの報道によると、最大政権与党の中道左派、民主党は8日、党員や支持者による書記長(党首)選挙を実施し、中部フィレンツェ市長のマッテオ・レンツィ氏(38)を選出した。同党のレッタ首相は現職にとどまるが、次期総選挙ではレンツィ氏が中道左派を代表する首相候補になる見通しだ。(2013/12/09-14:27)

7139チバQ:2013/12/09(月) 22:13:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131209/asi13120922040009-n1.htm
インド地方選、野党・人民党が大勝 来年の総選挙前哨戦
2013.12.9 22:02 (1/2ページ)
 【バンコク=岩田智雄】インドの4州とデリー首都圏(州に相当)で8日から9日にかけて州議会選挙の開票が行われ、選挙管理委員会によると、国政での最大野党インド人民党(BJP)が3州とデリーで勝利した。今回の選挙は、来年5月までに行われる総選挙(下院、定数545)の前哨戦と位置づけられ、BJPは政権奪還に向けて勢いを得た一方、シン政権の与党、国民会議派には手痛い惨敗となった。

 地方選があったのは、インド全28州のうち中部チャッティスガル、マディヤプラデシュ、西部ラジャスタン、北東部ミゾラムの4州と、デリー首都圏で、11月〜12月にかけて投票が行われた。改選前はデリー、ラジャスタン、ミゾラムで国民会議派、残る2州でBJPが地方議会の与党だったが、BJPは今回、支持基盤がほとんどないミゾラムを除いて第1党となった。

 国民会議派は、相次ぐ汚職疑惑や経済の低迷、物価の高騰などで批判を浴びている。対するBJPは、経済政策に定評のあるモディ・グジャラート州首相を国政での次期首相候補に選び、モディ氏を前面に押し立てて攻勢を強めていた。

 デリーでは、「汚職撲滅」や「反レイプ」を訴える新党、庶民党が国民会議派を抑えて第2党に躍進。15年間にわたり与党の座を堅持してきた国民会議派は第3党に転落した。庶民党を率いるアルビンド・ケジリワル氏は、汚職撲滅を目指してハンストを行ってきた「現代のガンジー」、アンナ・ハザレ氏とかつて行動を共にした人物。選挙では、同じ選挙区で立候補した国民会議派のディクシット・デリー首相を破った。

7140チバQ:2013/12/09(月) 22:23:57
http://www.afpbb.com/articles/-/3004717
インド首都圏議会選、反腐敗の新党が大躍進 与党に打撃
2013年12月09日 08:58 発信地:ニューデリー/インド
【12月9日 AFP】総選挙をわずか数か月後に控えたインドで、デリー首都圏の議会選挙が8日開票され、腐敗反対を掲げる新興政党が躍進し、与党・国民会議派(Congress)から多数の議席を奪った。

 国政レベルで10年にわたり政権にある国民会議派は、8日開票の他の3つの州議会選挙でも敗北し、大きな打撃を受けた。

 シーラ・ディクシット(Sheila Dikshit)・デリー首都圏首相の選出選挙区で同首相の議席を奪った新興政党「庶民党(Aam Aadmi Party、Common People's Party)」のアルビンド・ケジリワル(Arvind Kejriwal)党首は、「誠実な政治の方向を進み始めたデリーの人々を祝福したい」と語った。

 1年前に同党を発足させたばかりのケジリワル党首は、自分たちの運動は「デリーに限らず、インド全土に広がり、腐敗とインフレを終わらせることができるだろう」と語った。

 国民会議派のマンモハン・シン(Manmohan Singh)首相政権下での腐敗政治に対する怒りの声を集めた同党は、ヒンズー(Hindu)至上主義の最大野党・インド人民党(Bharatiya Janata Party、BJP)から過半数の地位をも奪い去った。

 選挙の最終結果では、デリー首都圏議会の70議席のうち、インド人民党が31議席、庶民党が28議席を獲得した。国民会議派は選挙前の43議席からわずか8議席に後退し、第3党となった。(c)AFP/Pratap CHAKRAVARTY

7141チバQ:2013/12/09(月) 22:24:41
http://www.afpbb.com/articles/-/3004709
レーニン像を破壊、ウクライナ首都で反政権デモ激化
2013年12月09日 06:51 発信地:キエフ/ウクライナ
【12月9日 AFP】ウクライナの首都キエフ(Kiev)で8日、数十万人が参加する新たな反政権デモが行われ、参加者によって旧ソビエト連邦の建国者ウラジーミル・レーニン(Vladimir Lenin)の像が破壊された。

 ロシアの圧力を受けて欧州連合(EU)との連合協定調印を棚上げしたビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)大統領を糾弾するデモ参加者たちは、キエフ中央の独立広場(Independence Square)と周辺の通りを埋め尽くした。

 AFP特派員によると、覆面のデモ参加者数十人が、高さ3.4メートルのレーニン像を、首にロープをかけて引き倒し、地面に落ちた像をハンマーでたたき壊した。像の一部は後に、独立広場のデモ会場で、誇らしげに掲げられた。

 有力野党議員のアンドリー・シェフチェンコ(Andriy Shevchenko)氏は、独立広場のデモ指導者らは像の破壊に関与していないと語った。

 反政権派は、ヤヌコビッチ大統領が48時間以内に政権を解散しないならば、キエフ郊外のドニプロ川(Dnipro River)の岸辺にある同大統領の豪邸を封鎖する構えを見せている。

 反政権デモは、ヤヌコビッチ大統領が6日にロシアのソチ(Sochi)でウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と戦略協定についての秘密協議を開いたことにより、さらに激化した。専門家らは、この協議でプーチン大統領が、ウクライナがロシア主導の関税同盟(Customs Union)に参加することと引き換えに、安価なガスと数十億ドル(数千億円)の援助を申し入れたとみている。(c)AFP/Dmytro GORSHKOV, Olexander SAVOCHENKO

7142チバQ:2013/12/09(月) 22:26:10
http://www.afpbb.com/articles/-/3004760
トップ > 戦争・紛争 > 記事
中央アフリカ、3日間の衝突で約400人死亡 仏外相
2013年12月09日 19:49 発信地:パリ/フランス
【12月9日 AFP】ローラン・ファビウス(Laurent Fabius)仏外相によると、イスラム教徒とキリスト教徒の衝突で混乱が続く中央アフリカの首都バンギ(Bangui)では、8日までの3日間に400人近くが死亡した。現在は平穏が戻っているという。

 ファビウス外相は8日、国営テレビ・フランス3(France 3)で、「この3日間で394人の死亡を確認した。散発的な暴力は依然として発生しているが、バンギの平穏は取り戻された」と語った。

 フランソワ・オランド(Francois Hollande)仏大統領は国連(UN)決議を受けて発表した仏軍の増強部隊は7日、中央アフリカへの展開を開始している。(c)AFP

7143チバQ:2013/12/09(月) 22:27:10
>>7139-7140
http://mainichi.jp/select/news/20131210k0000m030025000c.html
インド首都圏選挙:デリーは15年ぶり政権交代 与党大敗
毎日新聞 2013年12月09日 18時40分

 【ニューデリー杉尾直哉】インドの首都ニューデリーを含むデリー首都圏(州)議会選挙(4日投票、定数70)は8日に開票された。インド選挙管理委員会の最終発表によると、最大野党のインド人民党が31議席を獲得して勝利した。「腐敗一掃」を訴えて今回初めて選挙に参加した新党・一般人党はこれに迫る28議席でいきなり第2党に浮上。1998年から長期政権を維持してきた与党・国民会議派はわずか8議席で大敗を喫した。デリーでは15年ぶりの政権交代となる。

 また、11月以降に順次投票され、8日にまとめて開票された中部・チャッティスガル、マディヤプラデシュ、西部・ラジャスタンの3州の議会選挙でも人民党がいずれも勝利した。一連の選挙は、来年5月ごろ実施されるインド下院選挙の前哨戦と位置づけられてきた。特に首都で、国民会議派が人民党だけでなく、「素人集団」と目された一般人党にも大きく引き離されて惨敗したことは、シン首相ら政権側にとって大きな打撃となった。国民会議派の次期首相候補とされるラフル・ガンジー党副総裁(43)は「党を根本から刷新しなければ、国民の支持は得られない」と語った。

 一方で、人民党の次期首相候補として、各州での選挙キャンペーンを主導した西部グジャラート州のモディ州政府首相(63)が、下院選へ向けて勢いづきそうだ。

 デリーで98年以降、3期連続で州政府首相を務め、4期目を目指したディクシト州政府首相(75)は、同じ選挙区から初出馬した一般人党の党首、ケジリワル氏(45)に大差を付けられて落選した。一般人党は下院選にも参加する計画だ。

 首都などの住民が国民会議派に「ノー」を突きつけたのは、深刻な高インフレや政府高官らの汚職スキャンダルが相次いだためだ。また、グジャラート州を経済的に発展させたモディ氏への期待が人民党の勝利を導いた。

7144チバQ:2013/12/09(月) 22:32:31
>>7138
http://mainichi.jp/select/news/20131210k0000m030045000c.html
イタリア:民主党首に38歳フィレンツェ市長…現実路線へ
毎日新聞 2013年12月09日 19時36分

 【ローマ福島良典】イタリアの中道左派政党・民主党は8日、予備選を実施し、変革を掲げる党内右派の若手指導者、マッテオ・レンツィ・フィレンツェ市長(38)を新書記長(党首)に選出した。レンツィ氏は2015年までに予想される次期総選挙で民主党の首相候補になる見通し。イタリア共産党の流れをくむ民主党は労働組合に依存する「大きな政府」路線から、構造改革優先の現実路線にかじを切った。

 リベラルな政治路線と労働党の労組依存体質を改めて英労働党を立て直したブレア英元首相にならって、「イタリアのブレア」と呼ばれるレンツィ氏。国会議員でないため、民主党のレッタ首相(47)が率いる連立政権には入閣しないが、最大与党の党首として政権運営に影響を及ぼす。レンツィ氏はレッタ政権を支える条件として、雇用創出のための労働市場改革や減税を求めており、11日に国会で信任投票が予定されているレッタ首相は早急な対応を迫られる。

 予備選には党員以外も参加でき、16歳以上の有権者のうち約250万人が投票。民主党の中間集計発表によると、レンツィ氏は得票率67.8%で、下院議員の他候補を大きく引き離した。

 民主党は今年2月の総選挙で上下両院の過半数議席を確保できず、首相候補に指名されたベルサーニ前書記長(62)が組閣に失敗して引責辞任。支持母体である主要労組・イタリア労働総同盟の前書記長、エピファニ下院議員(63)が暫定書記長を務めていた。

 レンツィ氏はフィレンツェ県知事を経て2009年にフィレンツェ市長に就任した党内右派のホープ。昨年12月の首相候補選で党内左派のベルサーニ氏を相手に健闘し、次世代の指導者として頭角を現した。

 レンツィ氏の民主党新書記長選出で、3大政治勢力の党首・指導者がいずれも国会議員でない状況が生まれた。「フォルツァ・イタリア」のベルルスコーニ元首相は脱税事件で11月27日に国会から追放されたばかり。野党「五つ星運動」創設者の元コメディアン、ベッペ・グリッロ氏(65)は国会議員でなく、ブログで陣営をコントロールしている。

ローマ社会科学国際自由大学(LUISS)大学院のジョバンニ・オルシナ教授は「今のイタリアで人気があり、個性の強い政治指導者は(国会議員でない)ベルルスコーニ、グリッロ、レンツィの3氏だ」と指摘。「グリッロ、ベルルスコーニ両氏が国民に不人気なレッタ政権を批判する中、レンツィ氏がいつまで政権をかばえるか、いつ選挙に打って出ようとするかが見どころだ」と解説する。

7145チバQ:2013/12/10(火) 21:17:23
http://mainichi.jp/select/news/20131211k0000m030062000c.html
マンデラ氏追悼:別れ惜しむ涙雨 100カ国の首脳ら集結
毎日新聞 2013年12月10日 20時29分(最終更新 12月10日 21時02分)


追悼式でスクリーンに映るマンデラ元大統領の映像=AP
拡大写真 【ヨハネスブルク服部正法】5日に95歳で死去した南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領の追悼式典が10日、同国の最大都市ヨハネスブルクで執り行われた。会場となったサッカー競技場には多数の市民と世界約100カ国の首脳らが集結。アパルトヘイト(人種隔離)政策を撤廃に追い込み、人種和解の理念で多人種共生の「虹の国」を目指したマンデラ氏の功績をたたえ、別れを惜しんだ。

 この日は朝から「涙雨」となったが、開始6時間前の開門時から多数の市民が会場に集まり、歌や踊りでマンデラ氏をたたえた。

 式典は、アパルトヘイト時に黒人が歌った「闘争歌」と白人政権時の国歌を組み合わせた、人種和解の象徴とも言える現国歌の大合唱でスタート。キリスト教やイスラム教など各宗教の指導者が相次いで登壇し、祈りをささげた。日本からは皇太子さまと福田康夫元首相が参列した。

7146チバQ:2013/12/11(水) 19:40:32
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/131211/mcb1312110502006-n1.htm
印地方選、経済に順風吹かず 来年総選挙後の安定政権不透明に (1/3ページ)2013.12.11 05:00

地方選の開票が行われた8日、ニューデリーにあるインド人民党(BJP)の本部に集まる幹部ら(AP)【拡大】
 8日から9日にかけて開票が行われたインドの地方選挙で、最大野党のインド人民党(BJP)がデリー首都圏で過半数を獲得できなかったことで、来年の総選挙後に安定的な政権が成立しないリスクが浮き彫りになった。

 BJPはデリー首都圏の議会選挙で70議席のうち31議席を獲得して第1党になったが、過半数には及ばなかった。第2党は汚職撲滅を訴える新党の庶民党で、獲得議席数は28議席。

 BJPがデリー首都圏のほか3州で圧勝したことを受けて株価とルピーは上昇したが、みずほ銀行のエコノミストは、来年の総選挙後に決定力を欠く弱い政権が誕生することが市場にとっての最大の脅威であることに変わりはないと指摘する。

 みずほ銀行のシニアエコノミスト、ビシュヌ・バラサン氏(シンガポール在勤)は9日、「連立政権に参加する政党が多くなると、政策決定が難しくなる。安定的な政権が何よりも重要だ」と話した。

 経済成長が減速するなか、シン首相は外国投資の拡大などを認める法整備を進めようとしているが、地方政党への依存がこれを妨げている。ヒンズー至上主義団体を支持母体とするBJPは、1998〜2004年まで連立政権を率いてきたが、連立相手と少数民族政策などをめぐって対立し、たもとを分かった。

 野村ホールディングスによると、BJPが勝利した州のほとんどは、伝統的に同党の支持基盤が強いところで、今回の選挙結果は14年の総選挙の行方を占うものではないとの見方を示した。同社のソナル・バルマ氏(ムンバイ在勤)らアナリストは9日のリポートで、東部と南部ではBJPの存在感が薄いと指摘。「総選挙の争点が現政権への批判になれば、与党・国民会議派が不利になるのは間違いない。しかし必ずしも、BJPが最大の受益者になるわけではない。地方選挙の結果は、基本的な経済見通しに直接的な影響を与えない」と述べた。

 フィッシュ・アセット・マネジメント(スイス)のフィリップ・グッド氏は6日、「政治グループにかかわらず、センターステージに立たなければならないのは経済政策だ。金融市場の利害関係者は、経済に一息つかせ、最終的にインドを低成長から脱却させることのできる人を支持するだろう」との見解を示した。

 キャピタル・エコノミクス(シンガポール)のエコノミスト、ミゲル・チャンコ氏は「地方選挙の結果で、BJPが来年の総選挙で過半数を獲得するのは厳しいとの見方が確認できた。妥協と遅さがインドの政策決定プロセスを特徴付ける言葉として、今後も使われる可能性が高い」と分析した。(ブルームバーグ Jeanette Rodrigues、Anoop Agrawal)

7147チバQ:2013/12/11(水) 20:39:03
http://mainichi.jp/select/news/20131212k0000m030014000c.html
シリア:クルド人の実効支配拡大、内戦構図が複雑化
毎日新聞 2013年12月11日 18時54分(最終更新 12月11日 19時53分)


シリア北東部ハサカ県カーミシュリ郡の油田近くで、作業する男性たち。この地域ではクルド人が実効支配を広げている=ロイター
拡大写真 【カイロ秋山信一】内戦が続くシリアの少数民族クルド人が北東部で実効支配地域を拡大し、内戦の構図はさらに複雑化している。クルド人の多くはアサド政権、反体制派の双方から距離を置いてきたが、反体制派の一角である国際テロ組織アルカイダとの衝突を契機に武力活動を活発化させ11月には暫定統治の開始を宣言した。暫定統治の宣言を「独立に向けた動きだ」と警戒する反体制派との緊張も高まっている。

 クルド人はシリアの人口の1割強を占める。最大勢力「クルド民主統一党(PYD)」など35組織は11月12日、クルド人が多い北東部ハサカ県を中心に暫定統治を始めると発表した。クルド民主統一党の協力政党のメンバー、アザド・ブラジ氏(37)は「権力の空白を埋め、行政機能や治安を維持するのが目的だ」として、独立に向けた動きだとの見方を否定した。

 暫定統治を宣言した背景には、北東部で伸長するアルカイダ系組織の存在がある。アサド政権はダマスカスやアレッポなど主要都市周辺の攻防に重点を置いており、人口が少ない北東部は手薄だ。そのため2012年夏ごろからクルド人の実効支配が強まった。しかし、今年春ごろからイラク拠点のアルカイダ系組織「イラク・レバント・イスラム国」やシリア人中心のヌスラ戦線が進出し、クルド人住民への攻撃も強めた。

 その結果、8月には隣国イラクのクルド人自治区に2週間で4万人以上が避難した。クルド人武装組織はアルカイダに反撃し、10月には一時占拠されていたイラクとの国境検問所を制圧した。

 クルド民主統一党は暫定統治について「自衛のためだ」と説明する。だが、反体制派の間では「アサド政権と敵対しない見返りに自治権を与えられた」との見方が広がっている。暫定統治宣言後に政権側から目立った反応がなかったことも疑念を深めた。

 反体制派主要組織「シリア国民連合」傘下の「自由シリア軍」のスポークスマンは「混乱に乗じて、シリアの統一性を損なう動きだ」と批判。国民連合に参加するクルド人の別組織「クルド国民評議会」も「対話に基づかない一方的な分離は支持できない」などと反対。自由シリア軍とクルド人組織の衝突も散発している。

 ただ父子2代にわたって40年以上続くアサド政権下で、クルド人は母語での教育を認められないなど抑圧されてきた。民主統一党側は「政権と裏取引などするはずがない」と疑惑を否定している。

 ◇トルコなど周辺国も警戒強める
 クルド人の暫定統治の動きに、クルド人住民を抱える周辺国も警戒を強めている。暫定統治を主導するクルド民主統一党は、隣国トルコで長年分離独立運動を行ってきたクルド労働者党(PKK)と関係が深い。AFP通信によると、トルコのギュル大統領は「シリアでの分離の動きは受け入れられない」と非難。トルコは10月から国境沿いに密入国を防ぐためのフェンスの設置を始めた。

 一方、イラクのバルザニ・クルド自治政府議長も「暫定統治はシリアのクルド人の総意ではなく、民主統一党の独裁的な判断だ」と批判した。バルザニ議長は民主統一党と対立する同じクルド人組織のクルド国民評議会を支援している。

7148チバQ:2013/12/12(木) 21:26:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131212/asi13121213570004-n1.htm
マフィア滅ぼす合法大麻 ウルグアイ、世界初の法案可決
2013.12.12 13:53 (1/3ページ)

ウルグアイの首都モンテビデオの国会前で、葉っぱをかたどったコスチュームを着るなどして大麻の合法化法案可決を喜ぶ若者たち=10日(AP)
 南米ウルグアイの議会上院が10日、麻薬の一種であるマリフアナ(大麻)の栽培や販売を合法化する法案を可決した。推進役のホセ・ムヒカ大統領(78)が近く署名し来年4月にも施行される。米国の2州で昨年、嗜(し)好(こう)品としての大麻を合法化する州法が成立したが、国として合法化するのは世界初だ。麻薬の密売価格を暴落させ、南米にはびこる麻薬マフィアに壊滅的な打撃を与えるのが狙いという。保守的なカトリック教徒が多い国内からは強い反発の声が上がっているが、南米諸国はどこも麻薬犯罪に頭を抱えており、追随の動きが広がる可能性もある。

 大統領が旗振り

 「組織犯罪を行い、治安を脅かし、青少年らを犯罪行為に誘う麻薬密売組織と戦うことができるようになる」

 上院議員のロベルト・コンテ氏は10日、米CNNに合法化の意義をこう強調した。

 現地からの報道によると、首都モンテビデオの国会で法案が可決されると、議場は拍手と歓声に包まれた。議場の外でも“マリフアナ・カラー”の緑の風船や葉っぱの形の紙を持った支持者らが大喜びし、お祭り騒ぎとなった。

 法案は7月に下院を通過。施行されると、事前に所定の手続きを行った18歳以上の国民は栽培や販売、購入が認められる。購入は1人1カ月40グラムまで、栽培は年間苗6本(480グラム分)までに制限。愛好家による15〜45人の「スモーキング・クラブ」を作ることを許可し、クラブでは年間99本の栽培ができる。

 「もし合法化すれば、われわれは(麻薬密売組織の)市場を壊滅できるだろう。なぜなら闇市場よりはるかに安い値段で販売できるからだ」

 ムヒカ大統領はかねてこう語り、合法化に心血を注いできた。左翼ゲリラ組織に属し誘拐などの犯罪にかかわって投獄された経歴を持つ。出所後に政界に進出し2006年の大統領選で勝利。国内で強い影響力を持つカトリック教会の反発を抑えながら、人工妊娠中絶の合法化や同性婚の容認といった南米では先進的な政策を進めてきた。

7149チバQ:2013/12/12(木) 21:27:16
 63%は反対

 今回の大麻合法化に対して国内では反対の声の方が大きい。7月に行われた世論調査で賛成は26%にとどまり、反対が63%を占めた。

 アルフレッド・ソラリ上院議員は「マリフアナは人間に危害を加える物質なのに、予防措置がまったく講じられていない」と、青少年の心身への悪影響を指摘し反対を表明した。政府は「吸引目的の外国人を誘致する意図はない」としているが、南米で比較的安定している治安の悪化を懸念する声も強い。

 米国では昨年11月にコロラド州とワシントン州で住民投票で合法化が承認されたが、連邦法では禁止されたままだ。

 ただ、南米諸国では麻薬がらみの犯罪やマフィア同士の抗争の巻き添えで毎年、多くの市民が犠牲になっている。治安当局による掃討作戦にも限界があり、メキシコやグアテマラでも合法化が検討されている。

 ウルグアイのコンスタンザ・モレイラ上院議員は米メディアに、こう語り胸を張った。

 「今日は歴史的な日だ。南米の多くの国の手本となる法律になるだろう」

7150チバQ:2013/12/12(木) 21:49:18
http://mainichi.jp/select/news/20131212k0000m030101000c.html
ウクライナ:野党、円卓会議を拒否 対話での解決不透明
毎日新聞 2013年12月12日 00時52分

 【モスクワ真野森作】反政府デモが続くウクライナの首都キエフで11日、野党側が政府との円卓会議への参加を拒否し、対話による解決の道筋は不透明となった。デモを先導する野党指導者は「ヤヌコビッチ政権の打倒」を旗印として全国民にデモへの参加を呼びかけた。デモ隊の人数は増加し、混乱が収束するメドは立っていない。

 現地からの報道によると、野党第2党「ウダル」のクリチコ党首は同日、記者会見で「(治安部隊の)強制力が用いられた以上、妥協の余地はない」と断言。デモによる政権打倒を目指す方針を示した。服役中のティモシェンコ前首相も声明で、ヤヌコビッチ大統領の辞職を要求すると共に、欧米諸国に現政権への制裁を要請した。

 一方、ヤヌコビッチ大統領は同日、欧州連合(EU)のアシュトン外務・安全保障政策上級代表(外相)と10日に続き2回目の会談を実施。「解決へ向けた対話の準備はある」と強調した。

7151こんにちはこんにちは:2013/12/12(木) 21:51:31
こんにちは
http://qyub.cn/?i=28s

http://qyub.cn/?i=28t

http://qyub.cn/?i=28u

http://qyub.cn/?i=290

7152チバQ:2013/12/12(木) 22:41:32
http://www.cnn.co.jp/world/35041308.html
豪最高裁、首都特別地域の同性婚合法化を無効の判決
2013.12.12 Thu posted at 15:48 JST

(CNN) オーストラリアの連邦最高裁判所は12日、首都キャンベラがある首都特別地域(ACT)で最近施行された同性婚を認める法律を無効とする判決を下した。ACTではこれまで計27組の同性婚カップルが生まれており、最高裁判決を受け、これらの結婚は承認されないこととなる。

最高裁は判決理由で、同性婚を認めていない連邦結婚法の規定が、ACTの法律に優る効力を持つと述べた。

豪州での平等な結婚制度などを求める団体は、今週挙式した同性婚カップルやその家族には衝撃的な判決と最高裁を批判。ただ、一時的な敗北と受け止め、今後巻き返しを図る考えを示した。同性愛者の権利擁護の団体は、連邦結婚法の修正を目指し連邦議会のロビー活動に重点を置くとの方針を明らかにした。

ただ、アボット首相率いる保守連合政権は同性婚に反対しており、同法修正の実現は難航が予想される。

同性愛者でシドニー市議会議員でもある首相の姉妹は短文投稿サイト「ツイッター」で、今回の最高裁判決は悲しいニュースと書き込み、連邦議会の動向が今後の焦点になると予想した。

ACTの住民数は約38万人。

アジア太平洋地域での同性婚問題では、インド最高裁が11日、同性同士の性交渉を違法とする判断を下していた。一方、豪州の隣国であるニュージーランドは今年、同性婚を合法化するアジア太平洋地域で初めての国となっていた。

7153チバQ:2013/12/13(金) 20:05:33
http://mainichi.jp/select/news/20131214k0000m030009000c.html
バングラデシュ:「戦争犯罪」で野党指導者の絞首刑執行
毎日新聞 2013年12月13日 17時29分(最終更新 12月13日 19時30分)

 【ニューデリー杉尾直哉】バングラデシュの戦犯法廷で死刑判決を受けていた野党・イスラム協会(JI)の指導者、アブドル・カデル・モラー死刑囚(65)の死刑が12日深夜、首都ダッカの刑務所で絞首刑により執行された。戦犯法廷では今年1月以降、JI指導者ら8人に死刑が言い渡されてきたが、刑の執行は初めて。これに反発したJI支持者らの暴動が国内各地で広がり、ロイター通信によると12、13の両日で少なくとも9人が死亡した。

 戦犯法廷に反発する野党支持者の暴動などで今年すでに100人以上が死亡している。来年1月5日に予定されているバングラデシュ総選挙も混乱含みとなってきた。

 戦犯法廷は、内戦状態となったバングラデシュ独立戦争(1971年)の際の住民虐殺などの罪を裁くため、与党・アワミ連盟を率いるハシナ首相の主導で2010年に設置された。JIなど野党側は、「野党つぶしの政治裁判」と批判し、今年2月以降、国内各地で暴動が続いていた。

 JIと共闘する最大野党・バングラデシュ民族主義党(BNP)は今回の死刑執行に抗議し、15日にゼネストを呼びかけた。一連の暴動やストでたびたび営業一時停止などに追い込まれてきた繊維産業など国内経済への影響は必至だ。

7154チバQ:2013/12/13(金) 20:12:08
http://www.afpbb.com/articles/-/3004979
カタルーニャ自治州、来年11月に独立問う住民投票
2013年12月13日 07:25 発信地:バルセロナ/スペイン
【12月13日 AFP】スペインのカタルーニャ(Catalonia)自治州政府は12日、同自治州の分離独立の是非を問う住民投票を来年11月9日に行うと発表した。一方のスペイン政府は、住民投票を「歴史的な誤り」として、阻止する構えを示した。

 アルトゥル・マス(Artur Mas)同自治州首相が率いる同州最大の政党カタルーニャ同盟(CiU)の主導で、同自治州の複数の政党が、住民投票で「カタルーニャは国家となるべきか」「もしそうなら、その国家は独立すべきか」の2点を問うことで合意した。

 これに対し同国中央政府は、そのような住民投票は憲法違反だとして、カタルーニャの独立容認を拒否。アルベルト・ルイス・ガリャルドン(Alberto Ruiz Gallardon)法相は報道陣に対し、「わが国の憲法では、国家主権に影響し、国民全員に影響する協議または住民投票を一地方が実施することは、認められていない」として、「投票は実施されない」と断言した。

 カタルーニャ自治州に住む750万人の多くは、自分たちの言語と文化を誇りにしている。また不況の中、中央政府が同自治州から徴収した税金を国全体に再分配しているとして、不当に搾取されているという印象を抱いているとされる。同自治州は、スペイン国内総生産(GDP)の5分の1、輸出額ではそれ以上の割合を担っている。

 マス氏は、自治州内の税収を地元に還元できるよう、自治州政府の権力強化を目指したが、中央政府のマリアノ・ラホイ(Mariano Rajoy)首相がこれに反対したため、独立を求める声がさらに強まった。

 同自治州内で行われた最近の世論調査によると、自治権の強化もしくは完全な独立を求める人の割合は、スペイン内にとどまることを希望する人より圧倒的に多かったという。カタルーニャの「国民の日」である9月11日には、数十万人のカタルーニャ人が手をつないで自治州を横断する「人間の鎖」をつくり、独立を訴えた。(c)AFP/Daniel Bosque

7155チバQ:2013/12/13(金) 20:13:53
http://www.afpbb.com/articles/-/3004924
ウルグアイの大麻合法化は「国際法違反」、国連機関が非難
2013年12月12日 09:29 発信地:ウィーン/オーストリア
12月12日 AFP】南米ウルグアイがマリフアナ(乾燥大麻)の生産と販売を合法化したことを受け、オーストリア・ウィーン(Vienna)に本部を置く国連機関、国際麻薬統制委員会(International Narcotics Control Board、INCB)は11日、同国の決定は国際法違反であり、大麻依存を助長することになると警告した。

 ウルグアイの国会は10日、マリフアナを合法化する法案を可決。同国は、政府の監視の下でマリフアナの生産・流通・販売を認める世界初の国となった。自家消費用大麻の小規模な栽培や、愛好家のクラブも政府の管理・統制の下で認められる。

 薬物に関する国際条約の履行状況を監視するINCBは、「ウルグアイ議会が承認した大麻合法化の法案は、薬物の取り締まりに関する国際条約に違反している」と指摘。INCBのレイモンド・ヤンス(Raymond Yans)委員長は、同国が国際的に合意され、承認されている条約の規定に反することを承知の上で合法化を決めたことに「驚いた」と話した。

 委員長はまた、同国議会はマリフアナの健康上のリスクに関する科学的証拠を無視したと批判。合法化によって犯罪が抑制されるとの主張は、「あやふやで、根拠に乏しい推測」に依拠したものだと述べた。(c)AFP

7156名無しさん:2013/12/15(日) 01:37:04
社民党、大連立を承認=第3次メルケル政権発足へ−ドイツ
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013121500004
 【ベルリン時事】9月22日のドイツ連邦議会(下院)選挙で第2党となった中道左派、社会民主党(SPD)は14日、メルケル首相率いる中道右派、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との大連立政権樹立について、党員投票の結果、賛成多数でこれを承認したと発表した。これにより、第3次メルケル政権が17日に発足する見通しとなった。大連立は2005〜09年の第1次メルケル政権以来。
 両党は11月27日、大連立政権の樹立で合意。SPDは党内に大連立への警戒感が強いため、最終的な判断を約47万5000人の党員による投票に委ねた。投票は郵便で行われ、最終結果は賛成76%、反対24%だった。(2013/12/15-00:24)

7157名無しさん:2013/12/15(日) 06:26:58
2ちゃんで話題になってるテキサス親父

★「親日米国人」ホワイトハウスに請願署名 慰安婦像撤去要求に韓国人から「殺害予告」

米グレンデール市の慰安婦像をめぐる「テキサス親父」ことトニー・マラーノさんと、韓国社会のバトルが相変わらず続いている。
像への「侮辱」騒動に韓国側の憤慨収まらぬ中、マラーノさんが今度はホワイトハウス宛に「像を撤去してくれ」と求める請願活動を始めたためだ。
韓国では大手紙やテレビ局が相次いで取り上げ、マラーノさんの元には「殺人予告」まで舞い込む。
もっとも地元米国、そして日本では、ほとんど報じられる気配がない。

「カリフォルニア州グレンデールの市立公園に建てられた『侮辱的な像』を撤去せよ」
米ホワイトハウスが設置している請願サイト「WE the PEOPLE」に、こんなトピックが投稿されたのは2013年12月11日(現地時間)のことだ。

WE the PEOPLEに寄せられた書き込みには、期間内に一定数の同意を確保できさえすれば、どんな内容であれ政府から正式に見解が発表される。
過去にも何度か韓国や日本のネットユーザーが、慰安婦や日本海表記問題をめぐり「投票合戦」を繰り広げてきた。

さて、11日に追加された請願は、以下のような内容となっている。

「カリフォルニア州グレンデールの市立公園に建てられた像を撤去してください。この慰安婦像は、平和への祈願を装っていますが、
その銘文を読めばわかるように、その本質は日本国と日本人への憎悪を煽り立てるものです」

請願を開始したのは、テキサス州在住の動画投稿者トニー・マラーノさんだ。
日本に好意的な政治的主張もあって、「テキサス親父」の呼び名で主に保守層を中心に人気が高い。
慰安婦については、当時の米軍文書を元に「売春婦」だったとの立場を取っている。

http://www.j-cast.com/2013/12/13191726.html

先立つ3日、マラーノさんはグレンデールの慰安婦像を支持者らとともに訪問、像に紙袋をかぶせ、
日章旗と旭日旗を膝の上に乗せるなどした写真を撮影し、フェイスブックなどで公開していた。

これに韓国側は「極右ブロガー」による「侮辱」だとして敏感に反応、動画の日本語訳などを行っている「テキサス親父日本事務局」によれば、
マラーノさんの元には韓国人とみられるネットユーザーから9日までに「殺害予告」も含む、実に3000通近い罵詈雑言が送り付けられたという。

その騒ぎも冷めやらぬ中での「請願」に、韓国の世論は再び激高している。

最大手紙の朝鮮日報を始め、ニュース番組などでも、「慰安婦像侮辱の米ブロガー、またしても……」と相次いで報道された。
ニュースサイトのコメント欄にも、

「家族全員ひっ捕まえて、女は売り飛ばし、男は北朝鮮の炭鉱で強制労働させるべき」
「こいつの肉を食ってやりたい」と過激な意見が並ぶ。

一方、日本では経済評論家の上念司さんなど保守派の論客を中心に、ツイッターなどを通じて署名運動の「拡散」が現在行われている。
しかし国内メディアでは今のところ、前回の騒動も含め報じるところは皆無に近いようだ。

また、慰安婦像問題をたびたび報じてきた現地紙グレンデール・ニュース・プレスなども含め、地元でも目立った反応は見られない。

請願成立には、2014年1月10日までに10万筆の署名が必要となる。13日現在、約6000筆が寄せられている。(終わり)

7158チバQ:2013/12/15(日) 08:29:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131214/erp13121423400006-n1.htm
ウクライナ大統領がキエフ市長ら解任 混乱責任問い

2013.12.14 23:39

14日、ウクライナの首都キエフで開かれた与党・地域党の集会でスローガンを叫ぶ支持者ら(ロイター)
14日、ウクライナの首都キエフで開かれた与党・地域党の集会でスローガンを叫ぶ支持者ら(ロイター)


 ウクライナのヤヌコビッチ大統領は14日、首都キエフの野党勢力のデモが激化するきっかけとなった治安部隊による学生デモに対する強制排除の責任を問い、ポポフ・キエフ市長ら治安対策に当たった幹部2人を解任した。

 強制排除は11月30日未明に行われ、数十人が一時拘束された。若者を何人もの治安部隊員がこん棒で殴ったり、蹴ったりする場面がネットなどで流されたことから市民の怒りに火が付き、その後の大規模デモに発展した経緯がある。

 野党勢力は強制排除の責任者に対する処罰を主な要求の一つに掲げており、政権側には2人の解任で対話ムードを醸成する狙いがある。

 一方、大統領の与党、地域党は14日、野党勢力が占拠するキエフの「独立広場」と隣り合う広場で政権支持の大規模集会を開いた。(共同)

7159チバQ:2013/12/15(日) 19:12:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013121500128
マリ議会選で決選投票=国家正常化の節目

15日、西アフリカ・マリの首都バマコで議会選挙の投票をする男性(AFP=時事) 【パリ時事】西アフリカ・マリで15日、議会(一院制、定数147)選挙の決選投票が行われた。2012年のクーデター後、イスラム武装勢力による北部占領、旧宗主国フランスの軍事介入と混乱が続いたマリで、議会選は国家正常化プロセスの仕上げと位置付けられている。
 決選投票は、11月の第1回投票で過半数を得る政党が出なかった選挙区で上位2党によって争われ、勝った党がその選挙区に割り振られた全議席を獲得する。選管による結果発表には数日を要する見込みだ。
 議会選は、8月に就任したケイタ大統領が安定した基盤を築けるかが焦点。現地からの報道では、選挙戦は盛り上がりを欠き、投票率の低迷が懸念されている。(2013/12/15-17:57)

7160チバQ:2013/12/15(日) 19:30:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131215-00000004-jij_afp-int
キエフ市長ら2人を解任、デモ隊強制排除の責任問う ウクライナ
AFP=時事 12月15日(日)9時52分配信



ウクライナ・キエフの独立広場で食事を作る親欧州連合派のデモ参加者ら(2013年12月14日撮影)。
【AFP=時事】ウクライナの首都キエフ(Kiev)で先月、親欧州連合(EU)派の野党の抗議デモを警察が強制排除したことの責任を問われ、キエフ市長と治安当局幹部が14日、解任された。

ウクライナ野党指導者ら、大統領との初対話に失望

 EUとの関係を深める連合協定への署名を見送ったことで3週間にわたるデモを引き起こしたビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)大統領は、デモに参加した市民の「憲法で保障されている権利を侵害した」として、この2人を解任したと発表した。

 キエフの独立広場(Independence Square)では11月30日早朝、警棒を振り回す機動隊が外で寝泊まりしていたおよそ1000人のデモ隊を強制排除し、数十人の負傷者が出た。

 ビクトル・プションカ(Viktor Pshonka)検事総長が記者団に語ったところによると、解任されたのはオレクサンドル・ポポフ(Olexander Popov)市長とボロドゥーミル・シブコビッチ(Volodymyr Syvkovych)治安会議副議長で、デモ隊に「暴力を用いるよう」キエフ警察署長に圧力をかけた疑いで取り調べを受けているという。

 プションカ検事総長は、市長と治安会議副議長と警察署長を、権限を逸脱した容疑で自宅監禁処分にするよう検察が裁判所に求める方針であることを明らかにした。

 インタファクス・ウクライナ(Interfax Ukraine)通信によると、服役中の野党指導者ユリヤ・ティモシェンコ(Yulia Tymoshenko)前首相の政党「連合野党・祖国」のアルセニイ・ヤツェニュク(Arseniy Yatsenyuk)氏はキエフ市長らの解任について、「実力行使という罪を犯した者全員を罰するための最初の一歩にすぎない」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News

7161チバQ:2013/12/16(月) 07:45:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131216/erp13121601410000-n1.htm
ドイツ社民党が6閣僚を発表 党首は「脱原発担当」に
2013.12.16 01:38
 【ベルリン共同】ドイツの社会民主党のガブリエル党首は15日、記者会見し、第3次メルケル政権に同党から入閣する6閣僚を発表した。自身は副首相兼経済・エネルギー相に就任し、シュタインマイヤー連邦議会(下院)院内総務が2度目の外相に起用される。

 17日に発足する次期政権は4年ぶりの大連立となる。メルケル氏のキリスト教民主・社会同盟も15日に閣僚人事を発表する予定。首相と官房長官を含む10ポストを占め、このうちショイブレ財務相の留任が確実視されている。

 社民党は他にナーレス幹事長が労働社会相に就任するほか、環境相、法務・消費者保護相、家庭相のポストを得た。6人のうち3人が女性となった。

7162チバQ:2013/12/16(月) 21:50:47
>>6999>>7059
http://www.asahi.com/articles/TKY201312160045.html
チリ大統領選、バチェレ氏が当選 4年ぶり返り咲き
2013年12月16日11時24分
チリの首都サンティアゴで15日、大統領選の勝利を喜ぶミチェル・バチェレ氏=AFP時事

 【岩田誠司】チリ大統領選挙の決選投票が15日あり、中道左派のミチェル・バチェレ前大統領(62)が当選した。4年ぶりに大統領に返り咲く。野党連合の支持を得て企業増税や教育無償化などの改革を訴え、格差への不満がくすぶる国民から支持を得た。任期は2014年3月から4年間。

 ピニェラ現大統領の任期満了に伴う選挙。選挙管理当局によると、開票率99・97%の段階で、バチェレ氏が有効投票の62・16%を獲得し、与党連合「アリアンサ」が推したエベリン・マテイ候補(60)は37・83%にとどまった。

7163チバQ:2013/12/16(月) 22:12:35
http://www.afpbb.com/articles/-/3005128
チリ大統領選でバチェレ氏勝利、2女性候補が決選投票
2013年12月16日 08:48 発信地:サンティアゴ/チリ
【12月16日 AFP】 南米チリで15日、2人の女性候補が大統領職を争う異例の決選投票が行われ、2006〜10年までチリ初の女性大統領を務めた社会党のミチェル・バチェレ・ヘリア(Michelle Bachelet Jeria)候補(62)が当選確実となった。

 選挙管理当局によると、開票率56%の時点で、バチェレ候補の得票率は62.59%、対立候補の保守派エベリン・マテイ(Evelyn Matthei)前労働相(60)の得票率は37.40%で、マテイ候補は敗北宣言した。

 大統領選の決選投票を2人の女性が争ったのは、中南米では初めて。

 チリの有権者数は1300万人以上だが、今年から初めて大統領選の投票が義務投票から任意投票に変わった。11月17日に行われた第1回投票ではバチェレ候補が47%、マテイ候補が25%を獲得したが、半数以上の有権者が投票に行かなかった。

 マテイ候補とバチェレ候補はともに空軍将軍の娘で、学生時代からお互いを知っている。バチェレ候補の父親は1973年の軍事クーデターで失脚した左翼のサルバドール・アジェンデ(Salvador Allende)大統領への忠誠を守ったために拷問を受けて死亡。一方のマテイ候補の父親は1973〜90年まで同国を独裁したアウグスト・ピノチェト(Augusto Pinochet)元大統領の支持者だった。

 バチェレ候補自身も拷問を受けて国外に脱出し、後に帰国して小児科医として働き、その後政界入りした。(c)AFP/Paulina ABRAMOVICH

7164チバQ:2013/12/16(月) 22:25:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131216/erp13121609390002-n1.htm
仏大統領もソチ五輪欠席 独に続き人権政策に抗議か
2013.12.16 09:37
 フランスのファビウス外相は15日に放映された同国のテレビ番組で、来年2月にロシアで開催されるソチ冬季五輪の開幕式にオランド大統領を含む政府高官の参加は予定していないと述べた。パリ発のタス通信などが報じた。

 外相は不参加の理由は明言しなかったが、ロシアで今年成立した同性愛宣伝禁止法など同国の人権政策への抗議が込められている可能性がある。

 これまでにドイツのガウク大統領もソチ五輪の不参加を決定。ドイツ誌シュピーゲルはロシアの人権政策や野党活動家への嫌がらせに対する抗議のボイコットと報じたが、大統領報道官は不参加の理由をボイコットと確認していない。

 欧州の主な首脳ではドイツのメルケル首相、英国のキャメロン首相がソチ五輪の参加に前向きな姿勢を示している。(共同)

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7165旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/12/16(月) 22:36:24
何かついとらんな。

メルケル首相の車接触事故=閣僚発表直前、けがはなし−ドイツ
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013121600864
 【ベルリン時事】ドイツ政府スポークスマンは16日、メルケル首相が15日に第3次政権の閣僚を発表する直前、乗っていた車がベルリン郊外のアウトバーン(高速道路)で他の車に接触されたことを明らかにした。首相にけがはなかった。
 首相は週末を過ごすブランデンブルク州から戻る途中で、シュピーゲル(電子版)誌は別の車両に乗り換えてベルリンに向かい、閣僚発表の記者会見に臨んだと伝えた。
 警察によると、事故を起こしたのは55歳の男性で、双方の車のドアミラーが破損した。警察が詳しい原因を調べている。(2013/12/16-21:11)

7166旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/12/16(月) 22:38:23
国防相に初の女性=ショイブレ財務相は留任−ドイツ
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2013121600051
 【ベルリン時事】ドイツのメルケル首相は15日記者会見し、17日に発足する第3次メルケル政権の国防相に、同首相が率いる中道右派、キリスト教民主同盟(CDU)のウルズラ・フォンデアライエン社会労働相(55)を起用すると発表した。ドイツ国防相に女性が就任するのは初めて。
 フォンデアライエン氏は7人の子供の母親で医師の資格を持つ。ニーダーザクセン州社会相だった2005年、第1次メルケル政権の家庭相に抜てきされて初入閣。3期連続の入閣で、メルケル首相の後継候補に浮上した。
 一方、欧州債務危機対策を担い、財政規律強化の必要性を説いてきたCDU重鎮のショイブレ財務相は留任。デメジエール国防相は内相に横滑りし、官房長官にはメルケル首相側近のアルトマイヤー環境相を起用する。(2013/12/16-09:27)

7167チバQ:2013/12/16(月) 22:43:32
http://mainichi.jp/select/news/20131217k0000m030057000c.html
南スーダン:前副大統領が関与?武装勢力が軍施設襲撃
毎日新聞 2013年12月16日 20時55分(最終更新 12月16日 21時01分)

 AP通信などによると、南スーダンの首都ジュバで16日未明、武装した兵士が軍施設を襲撃したが、政府側は交戦のうえで鎮圧した。ベンジャミン外相は政府と対立するマシャール前副大統領らが政権転覆を試みたと説明。死傷者の有無は明らかになっていないが、キール大統領が夜間外出禁止令を発令するなど、現地では緊張が続いている模様だ。

 南スーダンではキール大統領が今年7月にマシャール氏を罷免して以来、両派の対立が深まっていた。ベンジャミン外相は兵士以外にも、加担したとみられる政治家を拘束したと明らかにしたが、マシャール氏が含まれているのかは不明。【大前仁】

7168チバQ:2013/12/17(火) 19:33:53
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013121700604
メルケル政権、3期目に=エネルギー転換が課題−ドイツ

ドイツのメルケル首相=16日、ベルリン(EPA=時事) 【ベルリン時事】ドイツ連邦議会(下院)は17日、首相指名選挙を行い、下院選挙で圧勝した中道右派、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)を率いるアンゲラ・メルケル首相(59)の3選を決めた。新内閣は同日、宣誓して第3次メルケル政権が発足。9月22日の下院選から約3カ月を経て、同党と中道左派、社会民主党(SPD)による大連立政権はようやく始動する。
 大連立は旧西独時代のキージンガー政権(1966〜69年)、第1次メルケル政権(2005〜09年)に続いて3回目。メルケル首相は任期を全うすれば、12年の長期にわたり欧州の大国を率いることになる。
 新政権は風力など再生可能エネルギーの普及促進が大きな課題となる。ドイツは東京電力福島第1原発の事故後、脱原発にかじを切った。しかし、再生可能エネルギーによる電力を市価より高い固定価格で買い取る制度で電気料金は高騰。二酸化炭素(CO2)排出量は増え、エネルギー転換は順調には進んでいない。メルケル首相は副首相兼経済相に据えたSPDのガブリエル党首をエネルギー担当に充て、打開を目指す。(2013/12/17-18:25)

7169チバQ:2013/12/17(火) 19:57:44
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131217/asi13121709520002-n1.htm
来年1月に首相候補選出 インド与党、総選挙に向け
2013.12.17 09:51
 インドの国政与党、国民会議派は16日、来年前半にも行われる総選挙の顔となる首相候補選出のための会議を1月17日に開く、と発表した。

 会議派は今月、総選挙の前哨戦となった国内3州とデリー首都圏(州に相当)の議会選で惨敗した。これまで空席だった首相候補を選び、巻き返しを図りたい考えだ。

 候補としては、初代首相ネールのひ孫で、ソニア・ガンジー会議派総裁の長男ラフル・ガンジー副総裁が最有力とされる。ただ、閣僚経験がなく、政治手腕への懐疑的な見方が経済界などから出ている。

 他方、最大野党インド人民党の首相候補、西部グジャラート州のモディ州首相と戦える人材は限られている。(共同)

7170旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/12/17(火) 22:02:39
まあ,党議拘束が元々緩い国ではあるんですけど。

>>7168
首相指名で造反続出=大連立への不満浮き彫り−ドイツ
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013121700959
 【ベルリン時事】ドイツ連邦議会(下院、631議員)で17日行われた首相指名選挙で、大連立政権を組む中道右派、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と社会民主党(SPD)から造反者が続出し、保革連立への与党内の不満が浮き彫りになった。
 選挙はメルケル首相に対する信任投票の形で実施。投票したのは621人で、賛成462、反対150、棄権9だった。議員数は与党のCDU・CSUとSPDが計504人、野党の左派党、90年連合・緑の党は計127人。与党議員約40人が反対や棄権に回ったとみられる。(2013/12/17-21:07)

7171名無しさん:2013/12/18(水) 21:30:22
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2013121700959
首相指名で造反続出=大連立への不満浮き彫り−ドイツ

17日、メルケル首相に対する信任投票を行うドイツ連邦議会(EPA=時事) 【ベルリン時事】ドイツ連邦議会(下院、631議員)で17日行われた首相指名選挙で、大連立政権を組む中道右派、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と社会民主党(SPD)から造反者が続出し、保革連立への与党内の不満が浮き彫りになった。
 選挙はメルケル首相に対する信任投票の形で実施。投票したのは621人で、賛成462、反対150、棄権9だった。議員数は与党のCDU・CSUとSPDが計504人、野党の左派党、90年連合・緑の党は計127人。与党議員約40人が反対や棄権に回ったとみられる。(2013/12/17-21:07)

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7172名無しさん:2013/12/18(水) 21:36:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131218/mds13121801030000-n1.htm
トルコ贈収賄で閣僚の息子ら37人拘束
2013.12.18 01:02
 【カイロ=大内清】フランス通信(AFP)によるとトルコ警察当局は17日、建設事業での贈収賄疑惑に絡み、閣僚3人の息子や著名ビジネスマンら少なくとも37人を拘束した。

 息子らが逮捕されたのはギュレル内相、チャーラヤン経済相とバイラクタル環境都市相。エルドアン政権はこれまで、民営化推進策で高成長を実現すると同時に汚職の撲滅を訴えてきたが、今回の大型疑獄事件の発覚で、来年の地方選や大統領選を前に大きな打撃を受ける可能性がある。

7173名無しさん:2013/12/18(水) 21:46:55
http://www.cnn.co.jp/world/35041582.html
南スーダン首都で戦闘、住民1万人以上が避難
2013.12.18 Wed posted at 13:27 JST
(CNN) 南スーダンの首都ジュバで15日夜以降、クーデター未遂がきっかけとみられる戦闘が続き、市内2カ所にある国連機関の拠点に推定1万人以上の住民が避難している。現地の米大使館によれば、市内には17日も断続的に銃声が響いた。

南スーダンは2011年にスーダンから分離独立した。同国に展開する国連南スーダン派遣団(UNMISS)がフェイスブックで公開した写真には、女性や子どもがなべ、やかん、生活用品などを抱えて国連拠点へ集まる様子が写っている。UNMISSは「17日早朝の時点で推定1万人が保護された」と発表。現地の国連高官は、同日中に1万6000人が集まったとツイートした。

キール大統領は16日のテレビ演説で、7月に解任したマシャール前副大統領を支持する兵士らがクーデターを画策し、15日夜から戦闘を始めたと述べた。大統領は政府が首都を完全に掌握していると強調したうえで、夜間外出禁止令を出した。政府は17日、クーデター未遂に関連して10人を逮捕したと発表した。

戦闘によって多数の市民が負傷し、国際赤十字はジュバ市内の主要な病院2カ所へ支援物資を送り込んでいる。両病院にはこの2日間で計300人以上の患者が詰め掛け、スタッフが24時間態勢で対応に追われた。さらに多くの市民が治療を必要としているが、治安が悪化し交通手段もないため医療機関への移動が困難とみられる。

国連の潘基文(パンギムン)事務総長は17日、キール大統領と電話で会談して懸念を伝え、関係勢力に戦闘停止を呼び掛けるとともに政府に自制を求めた。

米国務省は現地の米国民に退避を呼びかけるとともに、大使館は当分の間通常の業務を停止すると発表した。

ジュバの国際空港は閉鎖されている。各国大使館はソーシャルメディアを通して自国民と連絡を取り、外出を控えるよう指示している。

7174とはずがたり:2013/12/19(木) 16:15:26

ドイツ:保革大連立 社会民主党が賛成多数で承認
http://mainichi.jp/select/news/20131216k0000m030033000c.html
毎日新聞 2013年12月15日 19時33分(最終更新 12月15日 22時08分)

 ◇第3次メルケル政権発足へ

 【ベルリン篠田航一】ドイツの中道左派・社会民主党は14日の党員投票でメルケル首相(59)率いるキリスト教民主・社会同盟(同盟)との「保革大連立」政権樹立を賛成多数(有効票の約76%)で承認した。これで第3次メルケル政権の発足が決まり、連邦議会(下院)は17日、メルケル氏を首相に選出する。新政権は、風力発電など再生可能エネルギーの普及促進に取り組む方針だ。また、米国家安全保障局(NSA)によるメルケル首相盗聴疑惑の発覚で、険悪となった対米関係の修復を目指す。

 アジア外交では、連立協定で「日本との友情はドイツ外交の支柱」と位置付けており、日本と欧州連合(EU)との自由貿易協定の交渉進展に期待を寄せる。ドイツ国際政治・安全保障研究所のアレクサンドラ・サカキ博士(アジア政治)は「国連などの枠組みの中で、ドイツは日本と共闘し、気候変動問題や核不拡散に対処したい考えだ」と分析する。中国は戦略的パートナーと位置付けながらも、「国際紛争解決に貢献すべきだ」(連立協定)と注文も付ける姿勢だ。

 欧州債務危機対策では、各国が財政規律を守る重要性を改めて強調。「従来のメルケル路線を踏襲する」(独誌シュピーゲル)とみられる。

 15日の社民党の閣僚名簿発表によると、ガブリエル党首(54)が経済・エネルギー相として入閣し、脱原発政策を主導する。シュタインマイヤー議員団長(57)は2度目の外相に内定した。一方、独メディアによると、同盟は首相側近のポファラ官房長官(54)が、恋人(32)と過ごす時間を増やしたいとの理由で入閣を辞退。欧州債務危機対策を担当したショイブレ財務相(71)は留任する。

7175チバQ:2013/12/23(月) 19:37:45
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013122302000136.html
南スーダン 反乱軍、油田掌握か
2013年12月23日 朝刊

21日、南スーダンの首都ジュバで、車に乗る政府軍兵士=ロイター・共同


 【ロンドン=石川保典】政府軍と反乱軍との戦闘が拡大している南スーダンのマシャール前副大統領は、英BBC放送に対し、反乱軍は自分の指揮下にあると明言した。また、油田地帯の北部ユニティ州など、国土の大半を掌握したとも主張した。BBCが二十一日、伝えた。

 伝えられた治安筋や住民の情報によると、反乱軍はユニティ州にある複数の石油施設を制圧した。同州の油田収入は南スーダン経済の95%を占め、反乱軍の掌握が事実なら、政府にとって大きな痛手となる。

 州都ベンティウでは二十〜二十一日に銃撃戦が起きた。軍報道官は、ユニティ州は依然政府軍の支配下にあると主張しているが、マシャール氏は、同州の政府軍が既に反乱軍側についたとしている。

 周辺国は外相らを派遣して仲介に努力しており、キール大統領は二十日に「無条件交渉の用意がある」と表明。マシャール氏は、大統領の停戦の呼び掛けをめぐるBBCの取材に、逮捕された反大統領派の政治家らを釈放し、国外へ移動させるなどの条件付きで交渉に応じる姿勢も示した。

 一方、政府軍はジョングレイ州の州都ボルの奪還作戦を進めているもよう。軍報道官はAFP通信に、大部隊をボルに送っていることを明らかにした。

7176チバQ:2013/12/23(月) 20:37:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131222/mds13122222320006-n1.htm
中央アフリカ介入、仏に孤立感 EU支持も協力には二の足
2013.12.22 22:31 (1/2ページ)
 【ベルリン=宮下日出男】中央アフリカの人道危機を受け、今月初めに軍事介入に踏み切ったフランスに孤立感が漂っている。欧州連合(EU)の各国は介入を支持する一方で、単独行動に対する踏み込んだ協力には二の足を踏んでいるからだ。こうした事態は安全保障分野でのEU協調の難しさも示している。

 オランド仏大統領は20日、EU首脳会議終了後の記者会見で、「軍事行動への参加を求めているのではない。見たいのは欧州の存在感だ」と、介入に向け欧州諸国への協力を求めた。

 首脳会議は、「内戦や大虐殺の回避に寄与した」(ファンロンパイEU大統領)と仏軍介入を支持。来年1月に外相らがEUの関与策を検討することにした。だが、仏紙フィガロは「オランド氏の目標は達成できなかった」と報じた。

 仏軍は部隊1600人を展開し、抗争を続ける新旧政権派武装集団の武装解除を急ぐ。だが、イスラム過激派武装勢力を相手としたマリへの介入と違い、中央アフリカは敵味方の判別が困難で、「より厄介」(専門家)ともされる。

 介入直後には仏軍兵士2人が殺害された。EUなどの資金支援はアフリカ諸国の部隊が対象で、マリに続く今年2度目の介入となるフランスには、出費も負担となる。仏国民の介入への支持は51%から44%に下落した。

 フランスは作戦をEU全体の活動とすることで負担軽減を模索。だが、期待したポーランドなどの部隊派遣は見送られ、加盟国は輸送支援などにとどまる。首脳会議では戦費を賄う共通の基金の創設も狙ったが、加盟国の反対で頓挫した。

 EUでは外交・安全保障政策の決定には全会一致が必要だが、介入は仏単独の行動だ。加盟国としては意思決定に関与できない活動への支援はしづらい。介入の背景にアフリカへの影響力を保ちたいフランス側の思惑をみる向きもある。

 今後の関与策も仏側の要望に沿うかは不透明。独メディアは「『金を出す者は決定に加わる』とのジレンマがある」と指摘している。

7177チバQ:2013/12/23(月) 20:37:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131222/mds13122222250004-n1.htm
民族紛争飛び火、内戦危機 南スーダン首都衝突1週間 対話メド立たず
2013.12.22 22:24 (1/2ページ)

22日、南スーダンの首都ジュバにあるPKO部隊の基地内で、戦闘から避難した人々(共同)
 【カイロ=大内清】南スーダンの首都ジュバで武力衝突が起きてから、22日で1週間となった。有力民族ディンカ人中心のキール大統領派と、対立するヌエル人のマシャール前副大統領派による戦闘は国内各地に飛び火し、油田が集中する北部ユニティ州や東部ジョングレイ州はマシャール派が掌握したとの情報もある。事態収拾の見通しが立たない中、大量の国内避難民も発生しており、2011年7月に独立した「世界で最も新しい国」は、民族紛争激化による内戦と人道危機に陥る懸念が強まっている。

 15日夜の武力衝突以降、ジュバでは少なくとも500人が死亡した。アフリカ連合(AU)は両派にクリスマス期間中の停戦を働きかけているが、マシャール氏側は、キール氏が退陣しない限り対話には応じない姿勢を示している。

 ディンカ人とヌエル人の住民同士の暴力も激化しており、日本の陸上自衛隊も国連平和維持活動(PKO)で派遣されているジュバの国連施設などには、住民約4万人が避難した。

 ジョングレイ州では21日、米国民避難のために派遣された米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイが銃撃され、米兵4人が負傷。多くの油田労働者が働く中国や英国なども、自国民の退避を進めている状況だ。

 黒人系キリスト教徒が多い南スーダンは11年、アラブ系イスラム教徒が中心のスーダンからの独立を果たした。スーダンのバシル政権と敵対する米欧の強い後押しが背景にあった。

 しかし、新政府を担った独立運動組織「スーダン人民解放運動(SPLM)」は、言語の異なる数十の民族の連合体で、最高指導者のキール氏も自らの出身であるディンカ人以外は掌握できていないとされてきた。当初はSPLM古参幹部でヌエル人のマシャール氏が副大統領に就くなどして、一定の安定性が保たれたが、キール氏が今年7月、マシャール氏を解任して均衡が崩れた。

 SPLMはもともと、独立前から内部分裂を繰り返してきた。原油輸出が国家収入の95%を占めながら、スーダン経由のパイプラインに頼らざるを得ないなど、基盤が脆弱(ぜいじゃく)なまま独立を果たした事情もある。

 スーダンのバシル大統領は22日、南スーダン情勢への懸念と関心を表明。他の周辺国でも、紛争長期化が地域の不安定化につながる懸念が強まっている。

7178チバQ:2013/12/23(月) 20:44:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131219/erp13121922240003-n1.htm
「ウクライナは兄弟国家」プーチン大統領が記者会見 巨額経済支援の“大義名分”強調
2013.12.19 22:22

記者会見するロシアのプーチン大統領=19日、モスクワ(AP)
 【モスクワ=佐々木正明】ロシアのプーチン大統領は19日、モスクワ市内で国内外の報道陣を集めて記者会見を行った。反政権運動が続き、経済悪化にあえぐ隣国ウクライナについて、「兄弟国家の苦境を助けなければならない」と述べ、大規模な経済援助を決めた理由を明らかにした。

 プーチン氏はウクライナのヤヌコビッチ大統領との首脳会談で、同国の債務返済のために総額150億ドル(約1兆5600億円)に上る金融支援を行うことを決めたばかり。記者会見でプーチン氏は何度も「兄弟」という言葉を使ってウクライナにふれ、同じ東スラブ民族を救済することの“大義名分”を強調した。

 巨額の支援は、ロシア国民の社会保障関連費などに用いられる「国民福祉基金」から拠出される。他国のために同基金から資金を出すことへの質問も出たが、プーチン氏は「これは返済を要する資金であり、決して無駄遣いではない」と強調した。

 また、大統領はウクライナの野党勢力が求める欧州連合(EU)への統合に反対しないと述べる一方、EUの経済圏に組み込まれたとしても、ソ連時代からロシア企業との関係を構築してきたウクライナ企業の経済的利益にはつながらない−と指摘。ロシアとの関係維持がウクライナにとって最も好ましい選択であると訴えた。

 一方、露西部カリーニングラード州に最新ミサイル「イスカンデル」が配備されたとの情報についてプーチン氏は、米国が主導する欧州ミサイル防衛(MD)計画がもたらす自国への脅威を強調。対応策を取らなければならないとしながらも、配備はまだ決まっていないとして、情報を否定した。

7179チバQ:2013/12/23(月) 20:45:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131219/erp13121910280002-n1.htm
ウクライナを囲い込み 露が大型援助 「EUに競り勝つ」
2013.12.19 10:27 (1/2ページ)

名コンビ? 17日、モスクワ・クレムリンで開かれた首脳会談後に、プーチン露大統領(右)にウインクするウクライナのヤヌコビッチ大統領(ロイター)
 【モスクワ=佐々木正明】欧州統合路線の継続か否かで揺れてきたウクライナは、ヤヌコビッチ大統領がロシアのプーチン大統領との会談で大型経済援助を取り付けたことで、露側の経済圏にとどまるとの観測が広がっている。露主要紙は18日、欧州連合(EU)を相手にした争いに「ロシアが競り勝った」と報道。一方、EUとの関係強化を目指してきたウクライナの野党勢力は「大統領はウクライナの独立を阻んだ」と批判を強めている。

 EUとの連合協定締結を見送ったヤヌコビッチ氏は、国内で抗議デモが盛り上がりを見せていた今月6日にもプーチン氏と会談、水面下で経済支援策の詰めを行っていたとみられる。

 ウクライナ政府は総額170億ドル(約1兆7300億円)の国家債務などを抱えており、早急に資金が調達できなければ財政破綻の恐れがあるとされていた。

 露側は今回、ウクライナの国債を購入する形で150億ドルの支援を実施。支援の原資は、ロシアの「国民福祉基金」から拠出する。

 歴史的に首都キエフ周辺はロシアのルーツとも言われる地域で、ウクライナはロシアの「兄弟国家」とされる。プーチン政権が自国の財政安定化のために創設した基金から救済に乗り出したことは、EUとの統合を阻み、ウクライナをロシアの圏内に引き留めようとする強い意志の表れだ。

 千立方メートルあたり約400ドルという現在の露産ガスの単価は、ヤヌコビッチ氏の政敵で、服役中のティモシェンコ前首相が2009年に契約した価格。今回の会談で約3割値下げとなる、同約268ドルで決着したことは、ヤヌコビッチ政権浮揚に向けた国民への強いメッセージとなりうる。

 アザロフ内閣は財政危機回避に見通しがたったとして18日、来年の予算の編成作業をさっそく再開した。

 今回の経済支援について露政府は達成条件を付けておらず、EU側や国際機関の支援計画と大きく異なる。ロシア国内では、プーチン政権が主導する経済ブロック「関税同盟」へのウクライナ加盟の「扉が開いた」との指摘も出ている。

 一方、ウクライナの野党勢力は「無料のチーズはネズミ捕りのわなの中にある」などと非難し、18日もキエフで抗議集会を実施。EU側も「協定締結を阻むため、ロシアはウクライナの危機を利用した」(シュタインマイヤー独外相)と批判している。

                   ◇

 ■ウクライナの反政権デモを めぐる主な動き 

 11月21日 政府が欧州連合(EU)との連合協定(AA)締結に関する作業停止を発表。キエフの独立広場で反政権デモ始まる

    29日 ヤヌコビッチ大統領がEU側に正式にAA締結見送りを伝える

    30日 治安部隊がキエフのデモ隊の強制排除に乗り出す。30人以上が拘束。負傷者多数

 12月 1日 キエフの抗議集会に数十万人が集結

     3日 内閣不信任案が否決

    13日 大統領と野党勢力が協議、物別れに

    15日 キエフで4回目の大規模抗議集会

    17日 ウクライナへの大型経済支援策で露と合意

7180チバQ:2013/12/23(月) 20:45:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131220/erp13122009190003-n1.htm
収監10年、ホドルコフスキー氏釈放へ ロ大統領が政敵に恩赦 「彼には病気の母もいる」
2013.12.20 09:11 (1/2ページ)

2010年12月、モスクワの裁判所でのホドルコフスキー受刑者(左)=AP
 【モスクワ=佐々木正明】ロシアのプーチン大統領は19日、石油大手ユコス(破産)の元社長で、脱税罪などで収監されているホドルコフスキー受刑者(50)について、恩赦の大統領令に署名する意向を示した。近く釈放される見通し。プーチン氏の強権支配を公然と批判していた同受刑者の投獄について欧米諸国は「政治弾圧」などと非難していた。来年2月のソチ冬季五輪を前に、政権が人権に配慮していることをアピールする狙いもありそうだ。

 プーチン氏は19日、モスクワで行った記者会見の後、ホドルコフスキー受刑者の恩赦について報道陣に述べた。


「病気の母も」


 プーチン氏は、同受刑者が最近、恩赦を求める書簡に署名したと述べた上で、「自由が剥奪されてから、すでに10年がたつ。深刻な懲罰だ。彼には病気の母親もいる」として、近く恩赦の決定を下すと述べた。

 書簡には大統領に人道的措置を求めるくだりがあったといい、ペスコフ露大統領報道官は「もし彼が恩赦を求めたのなら、自らの罪を認めたということだ」と述べた。

 一方、ロシア国営通信によると、同受刑者の弁護団は「誰が恩赦の嘆願書を出したのか分からない」とし政権側の説明を否定した。

 ホドルコフスキー受刑者はソ連崩壊後の混乱期、民営化の過程で財をなしたオリガルヒ(新興寡占資本家)の代表格。当時、多額の献金を通して、反政権派などを支援していたため、プーチン氏による政敵排除との見解が広がっていた。


政界に影響は


 ホドルコフスキー受刑者は2003年10月に逮捕され、05年9月に禁錮8年が確定。別件でも訴追されて刑期が延び、来年8月に出所する見通しとなっていた。

 5年後の次期大統領選まで時間は残されており、同受刑者の社会復帰はロシア政界に一定の影響を与える可能性がある。

 しかし、拘束・収監の期間は10年にもおよび、中央政界にも新たな面々が現れていることなどから、今後の動向を見通すことは難しい。

 プーチン政権は、北極圏資源開発に抗議した国際環境保護団体グリーンピースの活動家や、ロシア正教会でパフォーマンスを行った女性バンドのメンバーらの恩赦も決めたばかり。いずれも、欧米諸国からロシアの深刻な人権侵害を示す事象としてやり玉に挙がっていた。

ユコス事件 ロシア石油大手ユコスの社長(当時)で国内随一の大富豪と称されたホドルコフスキー氏が2003年に逮捕され、ユコスは政府により事実上解体された。04年には不透明な競売で国営石油企業ロスネフチがユコスの中核企業を買収。一連の解体はプーチン氏の側近セチン氏が主導したとされる。

7181チバQ:2013/12/23(月) 21:00:48
http://mainichi.jp/select/news/20131223k0000m030045000c.html
ロシア:石油王の釈放…ドイツ側が2年半、極秘交渉
毎日新聞 2013年12月22日 20時31分

 【モスクワ田中洋之】ロシアのプーチン政権を批判し10年間投獄されていた元石油大手ユコス社長、ミハイル・ホドルコフスキー氏(50)の釈放は、出国先のドイツが約2年半にわたりロシア側と極秘裏に交渉していたことが分かった。ドイツ側の窓口だったゲンシャー元独外相の相談役を務めたシンクタンク・ドイツ外交政策協会元研究員でロシア問題専門家のアレクサンダー・ラール氏が21日、ロシアのインターネット新聞「ガゼータ・ルー」のインタビューで明らかにした。

 ラール氏によると、釈放交渉はロシアの人権問題を重視するメルケル首相の意向を受けたものだった。東西ドイツ統一時の外相だった政界の重鎮ゲンシャー氏が担当となり、ソ連時代の1960年代に築かれて今も機能しているロシアとの「秘密のチャンネル」を活用したという。

 ゲンシャー氏はこの間にプーチン大統領と2回会談したほか、他の政権要人とも交渉を重ねた。「圧力や罵声でプーチン政権と合意することはできない」(ラール氏)ことから、交渉は綿密に準備された。

 釈放の大統領令は今月20日昼に公表されたが、ホドルコフスキー氏は同日未明の就寝中に起こされて釈放を告げられたという。ラール氏はプーチン大統領が釈放を決めた理由について、ホドルコフスキー氏の母親の病気のほか、野党勢力指導者にナバリヌイ氏らが現れ、ホドルコフスキー氏が主要な政敵でなくなったとの見方を示した。また、釈放によって「(人権問題で)ロシアのイメージ向上に役立つ」と指摘している。

7182チバQ:2013/12/23(月) 21:08:59
http://mainichi.jp/select/news/20131221k0000m030112000c.html
ウクライナ:「解放区」の抵抗、年越し…デモ1カ月
毎日新聞 2013年12月21日 09時00分


独立広場に集う反政府デモの参加者たち。ピーク時より人数は減ったが、継続の意欲は強い=キエフ中心部で2013年12月20日午前10時53分、真野森作撮影
拡大写真 「ここでは自由を感じられる」。反政府デモ開始から21日で1カ月となるウクライナの首都キエフ。中心部の独立広場一帯では各地からのデモ参加者が集会を続け、自分たちの「解放区」をバリケードで守る。ヤヌコビッチ政権は欧米諸国の批判を受け、更なる強制排除はしない見通しで、デモはピークこそ過ぎたが越年必至だ。【キエフ真野森作】

 ◇「社会のメカニズム、変えたい」
 20日のキエフは氷点下3度で、朝から小雪がちらつく。独立広場にはテント村が広がり、たき火で暖を取りながら政治談議する人々の姿があった。中央にはステージが組まれ、野党政治家の演説やコンサートが雰囲気を活気づける。パンやスープが配られ、一つの共同体のようだ。

 「8歳の息子がより良い暮らしを送れるようにここに来た。最後まで残るよ」。既に18日間、広場にいる中部チェルニーヒウ州の農業、アレクサンドル・ザハルチェンコさん(32)は「欧州の人々のように生きたい」と訴え、「ヤヌコビッチ大統領は我が国をロシアに売ろうとしている」と語気を強めた。キエフに住む、共に20代のビタリ・ルデニキさん、エフゲニヤさん夫妻は「社会のメカニズムを変えなければいけない。変えたいから、毎日通っている」と熱っぽく語った。首都の大部分は平静を取り戻したが、この一角は別世界のようだ。

 一方、約1キロ離れた国会前の広場には、政権支持派が小さな拠点を築いていた。近くに警官隊の警戒線はあるが、若い警官は笑顔も見せ、緊張感は薄い。

 与党・地域党のルキヤノフ議員は「デモは、政府がより国民の声に耳を傾け、対話の大切さを示した。大統領もよく理解しており、誤りは正していく」と語る。対する最大野党「連合野党・祖国」のパルビー議員は「大統領への辞任要求は続ける」と強調した。

 政治評論家のウラジミル・フィセンコ氏は今回のデモについて「高学歴者や中間層が中心で、政権の強制排除後、反民主的な姿勢に抗議を強めた。2004年のオレンジ革命に比べ、政治家より市民が主体で、その意味は大きい」と評価。「今後は2015年の次期大統領選で不正を起こさせない仕組み作りが重要になる」と指摘した。

7183チバQ:2013/12/23(月) 21:36:49
http://mainichi.jp/select/news/20131223k0000m030033000c.html
南スーダン:反乱軍「北部1州を管理下に」政府軍寝返り?
毎日新聞 2013年12月22日 20時04分(最終更新 12月22日 22時42分)


南スーダンの首都ジュバで、トラックに乗って移動する軍の兵士=2013年12月21日、ロイター
拡大写真
南スーダン北部のユニティ州の位置
拡大写真 【ヨハネスブルク服部正法】政府軍と反乱軍の戦闘が続くアフリカ東部・南スーダンで、反乱軍を指揮しているとみられるマシャール前副大統領が英BBCに対し、北部ユニティ州を管理下に置いたと明らかにした。事実かどうかは不明だが、同州の政府軍司令官の一人が寝返った模様で、同州で反乱軍が勢力を拡大している可能性は否定できない。

 ユニティ州は、南スーダンが財政のほとんどを依存する油田が集中する地帯。反乱軍の制圧が事実なら、混乱が長期化する可能性がある。AP通信は、反乱軍がいくつかの油田を制圧したとの国際シンクタンク「インターナショナル・クライシス・グループ」の専門家の見方を伝えた。

 15〜17日にかけ、首都ジュバで起きた大規模な戦闘が発端。政府は、今年7月に罷免されたマシャール氏とその支持派によるクーデターの試みと強く批判し、クーデター未遂に関与した疑いで政治家ら10人を拘束した。その後、東部ジョングレイ州に戦闘が拡大。22日で戦闘開始から1週間となったが、犠牲者数は500人を超えているとみられる。

 キール大統領は、調停を目指すアフリカ連合(AU)に対し、反乱軍側と交渉に応じる姿勢を見せている。一方、マシャール氏はBBCに対し、政府がクーデターに関与したとして拘束した者を釈放すれば、交渉に応じる余地があるとの考えを示した。

 政府は、反乱軍が制圧したジョングレイ州の州都ボルに向け、陸・空軍兵力を投入した奪還作戦を開始したと明らかにしており、戦闘の激化は必至だ。

 ボルでは21日、自国民救出のために飛来した米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイ3機が地上から攻撃を受け、乗員4人が負傷した。また、ジョングレイ州の国連部隊の救出に向かった国連のヘリコプター1機も攻撃を受けた。

 ウガンダ軍がボルで空爆を行ったと一部で報じられたが、BBCはウガンダ側が空爆を否定したと伝えている。

7184チバQ:2013/12/23(月) 22:35:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131223/mds13122321400005-n1.htm
南スーダン政府、反乱軍掌握の都市奪還作戦へ PKO要員の一部は国外退避
2013.12.23 21:37
 【カイロ=大内清、ニューヨーク=黒沢潤】フランス通信(AFP)などによると、政情不安が続く南スーダンの政府軍報道官は23日、マシャール前副大統領派の反乱軍が掌握する東部ジョングレイ州の州都ボルの奪還作戦に乗り出すと表明した。反乱軍は北部の油田地帯ユニティ州の州都ベンティウも掌握。アフリカ連合(AU)などが停戦調停にあたっているが、対話の兆しは見えておらず、両軍の激しい戦闘に発展する懸念が出てきた。

 こうした事態を受けて国連は22日、首都ジュバに派遣されている、国連平和維持活動(PKO)の国連南スーダン派遣団(UNMISS)のうち、重要度の低い要員が隣国ウガンダのエンテベへ退避を始めたと発表した。ジュバのUNMISS施設に避難している住民数万人への支援と保護は継続するとしている。

 一方、UNMISSは、ボルなどにある派遣団施設へは要員を増強し、今後も発生が続くと見込まれる国内避難民らの保護にあたる。UNMISSには、10月末時点で日本の陸上自衛隊を含む約7600人の軍・警察要員が参加、国内外からの文民スタッフやボランティアも8月時点で約2600人に上る。

 また、米国務省のサキ報道官は22日、前日に垂直離着陸輸送機オスプレイが銃撃を受け米兵4人が負傷したため中断していた、ボルからジュバへの米国民退避が無事に終了したと明らかにした。

7185チバQ:2013/12/24(火) 22:07:35
http://mainichi.jp/select/news/20131225k0000m030047000c.html
ウクライナ:二つの伝統勢力、反政府デモで存在感増す
毎日新聞 2013年12月24日 19時48分(最終更新 12月24日 19時59分)


キエフ中心部の独立広場の一角で、伝統の太鼓をたたくコサックの末裔(まつえい)たち。「我々のバリケードは一センチも移動させなかった」と胸を張る=真野森作撮影
拡大写真 【キエフ真野森作】反政府デモが続くウクライナの首都キエフで、二つの伝統勢力が存在感を増している。かつての軍事的自治集団「コサック」は自発的に警備を担当、ウクライナ正教会はデモ参加者の支援活動を展開する。いずれも旧ソ連時代、政権に抑圧された存在だが、1991年の独立以来、徐々に力を回復。今回、ヤヌコビッチ政権によるデモ隊の強制排除を機に、活動が活発化した。

 デモ拠点・独立広場の一角に、コサックたちのテント村とバリケードがあった。口ひげを伸ばし、一房だけ毛を残す独特の髪形、衣装の男たちが談笑していた。東部ハリコフ州から来たユーリ・カトリッチさん(50)は「コサックにとって何よりも大事なのは自由。良くないことが起きたとき、我々は誰の指示もなく全国から集まる」と胸を張った。

 ソ連時代も家族内でひそかに伝統を守ってきたといい、現在は全国組織もある。今回、常時、約300人の末裔(まつえい)たちが広場の警備を担い、騒動が起きないよう目を光らせる。

 一方、正教会の役割も大きい。広場に近い「聖ミハイルの黄金ドーム修道院」は11月30日未明、治安部隊による強制排除から逃げてきた学生らをかくまった。以来、敷地内にデモ参加者約200人が睡眠をとれるテントが張られ、炊事場も設けられた。

 同修道院はスターリン時代の1937年、大部分が破壊され、独立後に再建された。同修道院のダビデンコ修道士は「教会は政治的なものではないが、人々を助けるのが役割。市民には平和的にデモをする権利がある」と語る。デモ会場のステージでも聖職者たちが登壇し、参加者を祝福する姿が見られた。

7186チバQ:2013/12/24(火) 22:45:50
http://www.afpbb.com/articles/-/3005514
汚職疑惑に揺れるトルコ・エルドアン政権、与党と警察が対立
2013年12月23日 11:37 発信地:アンカラ/トルコ
【12月23日 AFP】政府閣僚の間に広がる汚職疑惑に揺れるトルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相は22日、疑惑を利用して政権を攻撃するなら「その手をへし折ってやる」と述べ、政敵に真っ向から対決する姿勢を示した。

 エルドアン首相は黒海(Black Sea)地方のギレスン(Giresun)で、公正発展党(AKP)支持者らを前に「誰もが身の程を知ることになる」「わが国に危害を及ぼし、扇動し陥れようと企む者たちは誰であれ、その手をへし折ってやる」などと述べた。

 一方、イスタンブール(Istanbul)では同日、内閣総辞職を求める数千人規模の反政府デモ隊が機動隊と衝突した。デモの主な目的は巨大都市開発プロジェクトへの反対だが、靴箱を掲げて閣僚の汚職に怒りを表す参加者もいた。

■汚職捜査に警察幹部更迭で対抗

 トルコの政界は今、大規模な汚職捜査をめぐり、警察や司法当局などの中枢に強い影響力を持つ有力なイスラム教聖職者、フェトフッラー・ギュレン(Fethullah Gulen)師と、与党・公正発展党(AKP)との確執が表面化している。

 汚職捜査で起訴された24人の中には、エルドアン内閣のムアメル・ギュレル(Muammer Guler)内相の息子とザフェル・チャーラヤン(Zafer Caglayan)経済相の息子、国有ハルク銀行(Halkbank)の頭取が含まれている。報道によれば警察は、ハルク銀行のスレイマン・アスラン(Suleyman Aslan)頭取の自宅で、靴箱に隠された450万ドル(約4億6000万円)相当の現金を押収したという。

 これに対しエルドアン首相は、大規模な汚職捜査は3月の地方選挙を控えた政権に対する中傷工作だと批判。イスタンブール市警トップなど数十人の警察幹部を令状なしに捜査を行ったとして更迭した。地元メディアは22日、さらに25人の警察幹部が解任されたと伝えている。(c)AFP/Fulya OZERKAN

7187チバQ:2013/12/24(火) 22:50:48
http://www.afpbb.com/articles/-/3005548
特定民族の大量殺害やレイプ横行か、戦闘続く南スーダン
2013年12月24日 10:39 発信地:ジュバ/南スーダン
【12月24日 AFP】政府軍の敵対する部隊同士の戦闘が1週間以上にわたり続く南スーダンで、兵士らが特定民族を対象にした大量殺人や、各家をしらみつぶしに回って住民の殺害とレイプを行っているとの複数の証言が、AFPに寄せられている。

 証言者2人の話によると、2人を含む約250人が政府軍兵士に身柄を拘束され、連行先の首都ジュバ(Juba)の警察署で発砲されたという。2人は負傷したものの逃走し、国連施設へと駆け込んだ。250人中、逃げだすことができたのは12人のみだったという。

 その他数人から得られた証言から浮かび上がるのは、世界で一番若い国である南スーダンで一連の戦闘が始まった15日以降の、民族間問題を背景にした殺人やレイプなどの暴力行為の横行だ。

 戦闘は、サルバ・キール(Salva Kiir)大統領を支持する政府軍の部隊と、7月に解任されたリヤク・マシャール(Riek Machar)前副大統領を支持する部隊との間で行われている。

 キール大統領は、マシャール前副大統領がクーデターを企図したと発表したが、一方の同前副大統領は、同国部隊同士の対立を利用してキール大統領が粛清を行ったと主張している。

 ジュバ北部の複数か所では、15日以降、マシャール前副大統領を支持する勢力が制圧しているが、これらの場所では、特定民族を対象にした殺害行為も報告されている。

 大量殺人から逃げ出したとする証言者2人は、自分たちがマシャール前副大統領と同じヌエル民族であるために狙われたと話している。一方の殺害行為を行っている兵士らはキール大統領と同じ多数派民族のディンカ人だという。

 これまでに寄せられている各証言については、現地で活動しているジャーナリストの数が少なく、救援チームの活動も厳しく制限されているため、現時点では確認が取れていない。(c)AFP

7188チバQ:2013/12/24(火) 22:56:42
http://www.afpbb.com/articles/-/3005374
「保護者が消えた子供たち」が語る虐殺の光景 中央アフリカ
2013年12月24日 16:59 発信地:バンギ/中央アフリカ
【12月24 日 AFP】中央アフリカ共和国の首都バンギ(Bangui)での激しい戦闘から逃れた避難民が騒然と暮らすキャンプに、子供たちは1人で連れてこられた。肉親はおらず、バンギでの虐殺を目撃して心に傷を負っている。激化した宗教間の武力衝突が首都まで迫り、旧宗主国フランスは、アフリカ連合(AU)の平和維持軍を支援するために兵士1600人を派遣した。

「子供たちは、武装した男たちが家に押し入ってきたと言っている」と、ドン・ボスコ(Don Bosco)のキャンプで働く国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)のエロージュ・ルサンビャ(Eloge Lusambya)氏は話す。「男たちは父親を外に連れ出して銃殺し、逃げようとした母親も撃ち殺した。子供たちは家の中でうずくまっていたそうだ」

 この避難民キャンプには約2万1000人が暮らしている。ユニセフの大きな白いテントの横では10代の子供たちがバレーボールをして遊んでいる。大きなマンゴーの木陰では、ボールの代わりに小さなみかんを使ってテーブルサッカーで遊ぶ子供や、演劇のワークショップで平和の詩を朗読する子供たちもいる。

 その喧噪の中で、ユニセフのピエール・クラベール(Pierre Claver)氏は、人道支援用語でいう「保護・養育者のいない子供」たちの名簿を手に立っていた。「まだ全員の人数は把握しきれていないが、この状況下で、孤児になった74人を含めて230人いる」。クラベール氏のいう「この状況」とは、過去10日間で600人以上が犠牲になったイスラム教徒とキリスト教徒の衝突による惨劇だ。

 悪夢の後にバンギの街から人影が消えたとき、気付くと独りになっていた子供たちもいる。親たちは死んでいるとは限らないが、行方不明のままだ。クラベール氏は「子供たちにとって重要なのは、安全だと感じられること。そうすれば、何もかも失った後に再び、また生きようという意欲が湧く。たばこを吸っている子供も見ました。自分を見失いかけているんだ」と述べた。

 子供たちの証言から、キリスト教の民兵がイスラム教徒を虐殺した12月4日から5日かけての夜の恐怖をうかがい知ることができる。それは3月にクーデターで政権を奪取したイスラム教系の反政府連合セレカ(Seleka)の民兵だった者たちが、キリスト教徒を襲撃したことに対する報復だった。

 ジョセリン君(12)は、首都から400キロほど離れた都市ボズム(Bozoum)で祖母と一緒に暮らしていたが、クーデター後に国が混乱に陥ると家から逃げ、バンギにいた姉妹の元に身を寄せていた。あの夜、バンギで虐殺が始まったときは独りだった。「4人見た。2人はなたを持って、2人は銃を持っていた。彼らは近所の子供たちを殺した。何度も思い出すし、怖くなる」と静かに語った。

 サッカー場の横で会ったサンシル君(13)は「セレカが僕たちの地区に来て、攻撃してきたんだ」という。「家に一軒一軒押し入って、物を奪って、人を殺したんだ」。近所の人がサンシル君をドン・ボスコの避難キャンプに連れて来た。家族や親戚の消息は分からない。「親やおじいちゃん、おばあちゃんのことをよく考える。死んでいるかもしれないし、分からない」

 ジョセリンちゃんは、聖アンネ児童養護施設に入れられた。10日前に虐殺が起こる前からいた約40人の孤児に新たに8人が加わった。

 バンギで子供たちの回復と育成を支援するレオン神父は「学校やいろいろな活動がないと、この子たちは常に危険に晒されることになる。もしも、道端で金をもらえると約束でもされたら…」と案じた。(c)AFP/St&eacute;phane JOURDAIN

7189チバQ:2013/12/25(水) 22:20:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131225/mds13122510060003-n1.htm
モルシー政権下の首相を逮捕 エジプト、逃亡図り山間部で拘束
2013.12.25 10:05
 エジプトの治安当局は24日、カンディール前首相を逮捕した。内務省は、隣国スーダンに逃亡を図っていたところを山間部で拘束したとしている。カンディール氏は、7月の軍事クーデターで追放されたモルシー前大統領の下で首相を務めた。地元紙アルアハラムが報じた。

 逮捕は、軍主導の暫定政権によるモルシー派弾圧の一環とみられる。カンディール氏については、織物企業の国有化などをめぐる裁判所の判断に従わなかったとして、首相時代に禁錮1年が命じられ、AP通信などによると、裁判所から拘束命令が出ていた。

 モルシー氏は昨年7月、出身母体のイスラム組織ムスリム同胞団からではなく、官僚出身のカンディール氏を首相に指名した。(共同)

7190チバQ:2013/12/25(水) 22:23:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131225/mds13122516200010-n1.htm
南スーダン、死者数千人の可能性も 大統領、要衝の州都奪還と表明
2013.12.25 16:19

24日、南スーダン・ジュバの国際空港近くにある国連施設に、戦闘を逃れてきた避難民(ロイター)
 南スーダンのキール大統領は24日、対立するマシャール前副大統領の支持派に掌握された要衝の東部ジョングレイ州の州都ボルを政府軍が奪還したと表明した。ロイター通信などが伝えた。英BBC放送などによると、国連当局者は24日、首都ジュバから地方に広がった一連の戦闘による死者が数千人に上る可能性があると語った。

 政府軍によると、州都ボルは大規模な戦闘の末に奪還した。人的被害の程度は不明。マシャール氏側はコメントしていない。一部で戦闘が続いているとの情報もある。

 ボルにある国連平和維持活動(PKO)の拠点には韓国軍が宿営地を置いており、韓国軍合同参謀本部によると24日、宿営地近くに迫撃砲弾が着弾したという。ボルは首都ジュバの北約200キロ。政府軍は、マシャール派が掌握した油田地帯の北部ユニティ州の州都ベンティウも軍事力で奪還する方針を示している。油田がある北東部の上ナイル州でも戦闘が拡大しているとの情報がある。(共同)

7191チバQ:2013/12/25(水) 22:27:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131225/erp13122517050005-n1.htm
政敵10年拘束、恩赦でも取り繕えぬプーチン政権の「重い代償」 
2013.12.25 17:05 (1/3ページ)

恩赦で釈放された後、ベルリンで会見するホドルコフスキー氏=22日(ロイター)
 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(61)が、国内外で「政治犯の象徴」とみなされていた元石油王、ミハイル・ホドルコフスキー氏(50)を恩赦で釈放した。来年2月のソチ冬季五輪を前に、人権問題をめぐる諸外国の批判をかわす狙いがあった。だが、10年前にホドルコフスキー氏が拘束されたこの事件は、一政敵に対する恩赦では取り繕えぬ重い代償をこの国に払わせたといえる。

 ホドルコフスキー氏は石油最大手「ユコス」(当時)の社長だった2003年10月に拘束され、後に脱税罪などで禁錮8年の実刑判決が確定。10年末には類似の罪状で刑期が上積みされ、来年8月に出所の予定となっていた。国内随一の富豪で、反政権派に積極的に資金援助をしていたため、事件はプーチン政権による「政敵排除」として欧米諸国から猛批判されてきた経緯がある。

 プーチン氏は20日、ホドルコフスキー氏から提出された嘆願書に基づき、「人道上の原則」に従うとして恩赦の大統領令に署名。ホドルコフスキー氏は22日、釈放後に向かったドイツ・ベルリンで記者会見し、ロシアの政治犯釈放に全力を尽くすとする一方、政治活動やビジネスには携わらない考えを示した。

 ホドルコフスキー氏はそれまで、自らの罪を認めることにつながるとし、一貫して恩赦の嘆願を拒んでいた。母親の病状が芳しくない中、最近は再々起訴されるとの情報が捜査当局からリークされていたため、今回の恩赦嘆願から釈放に至る流れは政権側が主導したとみられている。

 プーチン氏が恩赦に踏み切った最大の理由として、米仏独など主要国の首脳がソチ五輪開会式への欠席を相次いで表明したことが指摘されている。同性愛宣伝禁止法の施行などロシアの人権状況に対する抗議の意図があると解釈されており、プーチン政権が威信をかける初の冬季五輪開催に水を差す事態だ。

 ロシアは来年6月、主要国(G8)首脳会議をやはりソチで主催することにもなっており、対外関係の足かせは取っておくのが得策だった。「ホドルコフスキー氏を釈放しても脅威にはならず、逆に政権の余裕を演出できると考えた」(政治学者)との見方もある。

 ホドルコフスキー氏によれば、大統領への恩赦嘆願で罪の認否は問題とされなかった。また、釈放については、ドイツのアンゲラ・メルケル政権の後押しも受けたハンス・ディートリッヒ・ゲンシャー元外相(86)が、約1年半前からロシアに働きかけていたという。

 ホドルコフスキー氏はソ連崩壊後の1990年代、国家資産の民営化に乗じて富を築いた「オリガルヒ(新興寡占資本家)」の代表格。金融業で得た資金を元手にユコスを獲得し、欧米の技術を積極的に導入して国内最大手に育てた。拘束後、ユコス資産の大部分は国営ロスネフチの手に渡っており、事件は経済の面でもプーチン政権が国家統制を推し進める分(ぶん)水(すい)嶺(れい)になったとされている。

 ロシアでは10年前の事件を契機にシロビキ(治安・特務機関の出身者など武闘派)が力を持つ「開発独裁型」の体制が確立し、プーチン氏の前回大統領時代にあたる2000〜08年春まで国内総生産(GDP)が年平均で約7%の伸びを見せた。

 ただ、今年の成長率予測が1・4%にとどまるなど、最近は経済の減速が鮮明になっている。シロビキの専横や役人の汚職がはびこってビジネス環境が悪化し、天然地下資源に依存する経済構造から脱却できていないことが根底にある。

 このため、プーチン政権にはホドルコフスキー氏の釈放で、投資環境の改善を印象づける思惑があったともされている。

 しかし、ホドルコフスキー氏が「政治犯は私だけではない」と力説しているように、今回の釈放でプーチン政権の強権的体質が変わるわけではない。経済停滞の原因を除去するには、独立した司法など、プーチン政権が骨抜きにしてきた民主主義の基本的な仕組みを整備することが不可欠だ。

 今回の釈放劇が映すのはむしろ、ユコス事件の重い代償に足をとられ、苦しんでいる政権の姿なのではないか。(えんどう・りょうすけ モスクワ支局)

7192チバQ:2013/12/25(水) 22:32:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131225/mds13122519210011-n1.htm
首相VSイスラム団体 トルコ混迷 政権打撃避けられず
2013.12.25 19:19 (1/2ページ)
 閣僚の息子らが絡む大規模汚職事件が摘発されたトルコで、警察や司法に強い影響力を持つ国内最大のイスラム団体と、エルドアン首相の対立が深刻さを増してきた。25日には息子が訴追されている内相、経済相の閣僚2人が辞任するなど、捜査が進展すれば来年の地方選、大統領選に向けて政権への打撃は避けられない情勢だ。トルコの通貨リラが対ドルで急落するなど、影響は経済にも広がりつつある。(カイロ 大内清)

 トルコ警察が、建設事業をめぐる贈収賄事件の一斉摘発に乗り出したのは今月17日。事件では辞任した閣僚2人の息子を含む24人が訴追されている。エルドアン氏は摘発翌日の18日、「(捜査は)国家内国家をつくろうとする連中の汚い作戦だ」と述べた。

 首相が暗に非難したのがイスラム団体「ギュレン運動」だ。イスラムの価値観に基づく学校や予備校を多く運営し、その出身者を捜査・司法当局や財界に送り込んできたとされる。

 エルドアン氏側は、捜査に関わる警察幹部らを大量更迭する強権も発動。ギュレン運動などが捜査を通じて政権転覆を図っているとみて、排除に乗り出したとみられる。

 これに対し、組織を率いる米国在住のイスラム指導者、ギュレン師は21日の声明で、名指しは避けつつも「神の怒りを買うだろう」と、エルドアン氏の対応を批判した。

 摘発が行われる前の11月、エルドアン氏が教育改革の一環で予備校を規制する考えを表明。国内の予備校の約4分の1を運営するとされるギュレン運動が標的との見方が一般的で、対立にはこうした伏線があったとみられる。

 イスラム系与党、公正発展党(AKP)を率いるエルドアン氏は2003年の首相就任以降、世俗主義の「守護者」を自任する軍の政治的影響力をそぐことに力を注いできた。イスラムの価値観普及を目指すギュレン運動もそれに協力してきたとされる。

 その結果、軍をはじめとする世俗勢力が弱体化し、AKPは好調な経済を背景に政治基盤を強化した。こうした中でエルドアン氏がギュレン師と対立するのは、体制内に根を張るギュレン運動を自身への“脅威”とみなしているためだ。

 官・財界に強い影響力を持つギュレン運動を敵に回したことで、今後の政権運営が困難となる可能性もある。

     ◇

《ギュレン運動》トルコ東部エルズルム出身のイスラム指導者、フェトフッラー・ギュレン師(72)が率いる社会・教育団体。「ヒズメト(奉仕)」とも呼ばれる。トルコ国内や中央アジアを中心に活動を展開、ネットワークは100カ国以上に広がるとされる。トルコのイスラム国家化を志向しているなどとして危険視された同師は1999年、病気治療名目で米国に事実上、亡命した。

7193チバQ:2013/12/25(水) 23:01:26
http://mainichi.jp/select/news/20131226k0000m030089000c.html
南スーダン:政府と反乱軍側 直接交渉開始のメド立たず
毎日新聞 2013年12月25日 21時10分(最終更新 12月25日 21時23分)

 【ヨハネスブルク服部正法】政府軍と反乱軍の戦闘が激化する南スーダンに対し、国連安全保障理事会は24日、国連平和維持活動(PKO)要員を2倍近く増強する決議案を全会一致で採択、すでに数千人の死者が出ていると推算される中、市民の犠牲拡大を止める意思を示した。しかし、当事者の政府と反乱軍側の直接交渉開始のめどは立っておらず、戦闘の今後の推移など先行きは依然不透明だ。

 国連安保理は、南スーダンでPKOに当たっている国連南スーダン派遣団(UNMISS)の要員について、現在の7900人を1万3823人に上限を変更することを決めた。コンゴ民主共和国やスーダン西部ダルフール地方などに展開するPKO部隊を一時的に南スーダンに移動させ、対応するとみられる。

 南スーダンでは15〜17日に首都ジュバで発生した戦闘が各地に飛び火した。政府軍と、7月に解任されたマシャール前副大統領を支持する反乱軍による戦闘で、政府軍幹部の中には反乱軍側に寝返る者も出た。反乱軍は24日現在で北部ユニティ州の州都ベンチウを制圧するなどし、各地で政府軍と対峙(たいじ)している。

 戦闘により、8万人以上が避難民となり、韓国軍が駐留する中部の要衝ボルの1万7000人をはじめ、各地の国連施設に避難民が身を寄せている。国連施設に避難している民間人は約4万5000人に上るとみられる。

 PKO部隊増強は一般市民の保護に一定の効果があると考えられるが、戦闘停止に結びつくかは不明だ。反乱軍に呼応する形で武装集団の動きも活発化している。ジョングレイ州アコボではPKO部隊の施設が武装集団の襲撃を受け、避難民11人とインド兵2人が死亡。同州では米軍の輸送機や国連ヘリが地上からの攻撃を受け、米兵4人が負傷した。

 マシャール氏はこれまで、政府が15日以降に「クーデター未遂」容疑で拘束した同氏に近い政治家ら約10人の釈放が交渉開始の条件と発言。しかし、地元独立系ラジオによると、キール大統領は23日、「いかなる前提条件も受け入れない」と釈放を拒絶。「入り口」での対立が解消されておらず、交渉着手の見通しは立っていない。

 両者の対立には、民族の違いを背景とした根深い不信感がある。キール大統領は最大民族ディンカ人で、マシャール氏はヌエル人。今回の戦闘では両民族の報復合戦が激化しているとの見方もある。

 伝統宗教・キリスト教を信じる黒人主体の南スーダンは1983年から20年以上の内戦を経て、アラブ系イスラム教徒主体のスーダンから2011年に独立した。独立闘争を担ったゲリラ組織「スーダン人民解放軍(SPLA)」はディンカ人が主導し、1991年にマシャール氏が率いるヌエル人らのグループが離反して分裂。ボル周辺などで両組織が激しくぶつかり、多数の死者と避難民を出した同様の混乱があった。

 その後、マシャール氏はSPLA主流派に合流し、独立後の現政権でナンバー2の地位を得た。しかし、15年に行われるとみられる大統領選を前に、次期大統領を狙うマシャール氏とキール大統領側の関係が悪化。7月のマシャール氏解任で対立は決定的となり、独立以前の対決が再燃した形だ。

7194チバQ:2013/12/26(木) 21:10:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131226/erp13122612120003-n1.htm
貧困層専用のスーパー開店 英、余剰品引き取り格安販売
2013.12.26 12:08 [欧州]

開店した貧困層専用のスーパーで買い物をする人=9日、英バーンズリー(カンパニー・ショップ提供・共同)
 大手スーパーなどから余剰品を提供してもらい、貧困層の人だけに格安で販売するスーパーがこのほど、英中部バーンズリーで開店した。食品の無駄をなくし、貧困層の支援にもなる一石二鳥の取り組みとして、注目されている。

 「社会的スーパーマーケット」と呼ばれる仕組みで、欧州では経済危機に見舞われたギリシャやスペインなどを中心に計千店以上あるとされるが、英国では初めて。

 包装・表示ミス、過剰生産などで売れなくなった食品や生活用品を複数の大手チェーンから無料や安値で引き取り、最大7割引きで販売。期限切れ商品や酒、たばこは扱わない。

 貧困層が多く住む地域が出店対象で、一定の福祉手当を受け取る人の会員制。今後、他の地域でも約20店を開く計画だ。(共同)

7195チバQ:2013/12/26(木) 22:21:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131226-00000013-asahi-int
トルコ新内閣発足 汚職で3人辞任、側近重用で大幅改造
朝日新聞デジタル 12月26日(木)10時32分配信

 【イスタンブール=金井和之】大規模な汚職事件に絡み3閣僚が辞任したトルコのエルドアン政権は25日、全体のほぼ半数にあたる10閣僚を交代させる内閣改造を決めた。辞職した3閣僚のポストを含む。同首相の側近らによる新内閣で、混乱の収束を図るとみられる。

 エルドアン首相は同日深夜、ギュル大統領との会談後に内閣改造を公表した。息子が事件で逮捕され、辞任した3人の主要閣僚の後任には、首相の信頼が厚いと言われる人物を指名した。首相府で次官を務め、首相の側近として知られるアラ氏を内相に。経済相にあてたゼイベクチ氏と環境都市相のギュリュセ氏は、いずれも与党の公正発展党幹部だ。

 また、汚職事件に関わったとして報道されていたバウシュ欧州連合(EU)問題担当相も退任した。結束の堅い新内閣で汚職捜査を乗り切るとともに、来年の地方選に向けた巻き返しを狙うと見られる。

7196チバQ:2013/12/27(金) 23:11:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131227/mds13122720290002-n1.htm
反シリア政党幹部を爆殺 レバノン首都、5人死亡
2013.12.27 20:27
 レバノンの首都ベイルート中心部で27日、大きな爆発があり、地元メディアによると、隣国シリアのアサド政権に反対する政党「未来運動」幹部のシャタハ元財務相ら少なくとも5人が死亡、約70人が負傷した。シャタハ氏暗殺を図った爆弾テロとみられる。

 シャタハ氏は近くで開かれる未来運動の会合に向かう途中で、同氏が乗った車の近くで自動車爆弾が爆発した。現場近くでは2005年、反シリアのハリリ元首相が自動車爆弾テロで暗殺され、シリアの関与が指摘されている。

 レバノンはシリア内戦の影響で親、反シリア両陣営の対立が激化。ベイルートでは今年、親シリアのイスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点地区を狙った爆弾テロや、シリアを支援するイラン大使館前で爆弾テロが起きており、シャタハ氏暗殺はこれらに対する報復との見方がある。(共同)

7197チバQ:2013/12/28(土) 06:53:37
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131228/k10014182391000.html
レバノン首都爆弾テロ 宗派対立懸念
12月28日 4時23分 K10041823911_1312280517_1312280522.mp4
中東レバノンの首都ベイルートの中心部で、イスラム教スンニ派の元閣僚を標的にした暗殺とみられる爆弾テロがあり、合わせて6人が死亡し、イスラム教の宗派間の対立が一層強まることが懸念されています。

ベイルートの中心部で27日、自動車に積まれた爆発物を用いたとみられる大きな爆発がありました。
現場では激しい炎と黒い煙が立ち上り、周囲の複数の車が焼けたほか、建物のガラスが割れて飛び散るなど大きな被害が出ました。
保健当局によりますと、この爆発で、ムハンマド・シャタ元財務相など合わせて6人が死亡し、70人がけがをしました。
シャタ氏は、みずからが所属するイスラム教スンニ派の政党の会合に出席するため、車で会場に向かっていたということで、政党関係者は、シャタ氏を標的にした暗殺事件という見方を示すとともに、シーア派の組織ヒズボラが関与していると非難しています。
ベイルートでは2005年にも、スンニ派の有力な政治家だったハリリ元首相が爆弾テロによって暗殺される事件があり、スンニ派の勢力はヒズボラの関与を指摘しています。
一方、先月には、シーア派の住民が多い地区にあるイラン大使館近くで20人以上が死亡する爆弾テロが起き、スンニ派の武装勢力の関与が指摘されています。
レバノンでは、隣国シリアの内戦が飛び火する形で宗派間の対立による緊張が高まっていて、今回のテロを受けて対立が一層強まることが懸念されています。

7198チバQ:2013/12/28(土) 22:36:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131228/asi13122821000003-n1.htm
「庶民」の首相就任 インド首都圏政府 移動は地下鉄…汚職根絶掲げ新政権

2013.12.28 20:59

インド・ニューデリーで、支持者らにあいさつする庶民党のアルビンド・ケジリワル党首(中央)=27日(AP)
インド・ニューデリーで、支持者らにあいさつする庶民党のアルビンド・ケジリワル党首(中央)=27日(AP)


 【ニューデリー=岩田智雄】インドの州に相当するデリー首都圏政府の首相に28日、汚職根絶を掲げて地方議会選で躍進した新政党、庶民党の指導者アルビンド・ケジリワル氏(45)が就任した。インド社会に汚職がはびこる中、既成政党への不満の受け皿となって新政権がスタート。庶民党は5月までに行われる国政の下院選(総選挙)にも候補者を擁立する方針で、再び旋風を巻き起こす可能性がある。

 政治家への過剰警備を批判し、自身を「庶民」と称するケジリワル氏は28日、地下鉄でニューデリーの就任式会場に到着し、数万人の支持者に「賄賂を受けとらず、渡さないことを私と誓ってほしい」と訴えた。

 職員の資産申告などを義務づけた反汚職新法を15日以内に導入すると公約している。新法は最近、連邦議会が可決した法律より厳しい内容になる見通しだ。電気代を半額にするとともに、一定量の水道水を無料供給するとも公約しており、こうした政策を実行できるかが試される。

 デリー議会選では国政最大野党インド人民党(BJP)が第一党になったが過半数に届かず、第二党の庶民党が国政与党の国民会議派の協力でデリーの政権を担うことになった。同派は厳しい汚職批判の中、デリーで与党から第三党に転落したが、庶民党政権の安定を左右する力はある。ケジリワル氏は政府の元税務担当職員。辞職後に反汚職運動に身を投じ、昨年11月に庶民党を結成した。

7199チバQ:2013/12/28(土) 22:40:33
http://mainichi.jp/select/news/20131229k0000m030052000c.html

インド:新党のケジリワル党首 いきなり首都圏政府首相に

毎日新聞 2013年12月28日 20時53分(最終更新 12月28日 20時59分)



ニューデリー郊外の広場で、デリー首都圏政府首相への就任を宣誓した後、10万人の支持者を前に演説する一般人党のアービンド・ケジリワル党首=2013年12月28日、杉尾直哉撮影
ニューデリー郊外の広場で、デリー首都圏政府首相への就任を宣誓した後、10万人の支持者を前に演説する一般人党のアービンド・ケジリワル党首=2013年12月28日、杉尾直哉撮影

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 【ニューデリー杉尾直哉】インドのデリー首都圏(州)政府首相の就任式が28日行われ、今月4日投票の首都圏議会選挙で第2党となった新党・一般人党のアービンド・ケジリワル党首(45)が就任した。選挙では、最大野党のインド人民党が第1党となったが過半数に届かず、他党との連立協議に失敗。代わりにケジリワル氏が、第3党に転落した前政権与党・国民会議派を取り込み、政権樹立に成功した。

 「腐敗一掃」を訴え、昨年結成されたばかりの一般人党は今回、初めて選挙に参加。党首のケジリワル氏はいきなり首都圏で最高権力者の州政府首相となり、劇的な政界デビューを果たした。一般人党は来年4〜5月ごろに実施されるインド下院選挙での勝利を次の目標としており、今後も国民会議派、人民党の2大政党を揺るがす存在となりそうだ。

 28日、ケジリワル氏は首都郊外の広場に約10万人の支持者を集めて異例の就任式典を開いた。就任演説で「デリーの政治が我々一般人の手に初めて渡った歴史的な日だ」と語った。強力な腐敗防止法の制定や安定した電力供給などが公約。

 来年の下院選挙では、過去10年間政権を維持してきた国民会議派の敗北と、人民党による政権交代の予測が強い。今回、国民会議派がケジリワル氏と組んだのは、首都圏でかろうじて政権にとどまるための苦肉の策と受け止められている。

 ケジリワル氏は税金徴収官吏を経て社会活動家になった。一昨年、政府高官らの腐敗を批判する抗議デモを全国で展開し、「現代のガンジー」と呼ばれたアンナ・ハザレ氏(76)のブレーンとして有名になった。

7200チバQ:2013/12/30(月) 10:58:13
http://mainichi.jp/select/news/20131230k0000m030055000c.html

南スーダン:戦闘大規模化の恐れ 要衝に反乱軍支持派迫る

毎日新聞 2013年12月29日 21時55分(最終更新 12月30日 01時21分)



武器を掲げる南スーダン軍の兵士ら=2013年12月25日、ロイター
武器を掲げる南スーダン軍の兵士ら=2013年12月25日、ロイター

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 【ヨハネスブルク服部正法】アフリカ東部・南スーダンで、政府軍が反乱軍から奪回した中部の要衝ボルに、反乱軍を支持する民兵組織「ホワイトアーミー」が迫り、大規模な戦闘に発展する恐れが出てきた。AP通信などが報じた。

 ホワイトアーミーは、反乱軍を率いるマシャール前副大統領と同じヌエル人の若者らで構成され、虫よけの白い灰を体に塗っていることから、そう呼ばれている。マシャール氏が直接指示を出しているかは不明。武装した約2万5000人がボルに向かって押し寄せており、28日夕の段階で、ボルまで約50キロの地点に近づいたとの情報がある。

 キール大統領をはじめ、与党「スーダン人民解放運動(SPLM)」を主導してきた最大民族ディンカ人は、ヌエル人とたびたび衝突してきた。

 東部ジョングレイ州のアコボでは19日、ヌエル人の若者ら約2000人の武装集団が国連施設を襲撃し、施設に避難していたディンカ人少なくとも11人が殺され、PKO部隊のインド兵2人も犠牲となる事件があった。ホワイトアーミーがボルでディンカ人や国連部隊を襲撃したり、政府軍と交戦したりすることが懸念される。

 政府は27日、周辺国首脳に対し、即時停戦に合意する意向を表明。一方、マシャール氏は即時停戦に応じる姿勢を見せていない。政府軍はボルを奪回した後、戦闘が激化していた北部・上ナイル州の州都マラカルの奪還も宣言。停戦に応じない場合は、反乱軍が制圧する北部ユニティ州の州都ベンチウの奪回作戦を行うとしている。

7201チバQ:2013/12/30(月) 11:00:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131229-00000061-jij-m_est

反乱軍2万5000人動員=ヌエル人の「白い軍隊」―南スーダン

時事通信 12月29日(日)23時58分配信



 【ロンドン時事】南スーダン政府は29日、反乱軍を率いるマシャール前副大統領が東部ジョングレイ州で、出身部族ヌエル人の若者ら最大2万5000人規模の兵力を動員し、「(政府軍に対し)いつでも攻撃を仕掛けられる態勢を整えている」と明らかにした。AFP通信などが伝えた。
 若者らは体に灰を塗ることから「白い軍隊」と呼ばれ、現在は州都ボルから110キロ付近にいるという。
 これに対し、反乱軍スポークスマンは、「(マシャール氏は)部族の人々を動員してはいない」と指摘。若者らは政府に反旗を翻した正規軍であり、特別に徴兵されたわけではないと強調した。

7202とはずがたり:2013/12/30(月) 23:51:04

トルコとEU ビザなし渡航で交渉入り
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/12/16/kiji/K20131216007217410.html

 トルコと欧州連合(EU)は16日、トルコ人が査証(ビザ)なしでEU諸国に渡航できるように交渉を開始することで合意した。2017年までの導入を目指す。トルコメディアが報じた。

 双方は今年11月、実質的に約3年半停滞していたEU加盟交渉を再開したばかりで、今回の合意が加盟交渉の弾みとなりそうだ。合意はトルコ政府が、トルコからEU圏に渡った不法移民の対策で、EUと協力することを受け入れて実現した。(共同)
[ 2013年12月17日 00:31 ]

7203チバQ:2013/12/31(火) 11:47:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131231/asi13123110380001-n1.htm
割れるバングラ 与野党対立深刻 総選挙前デモ激化、日系企業に余波

2013.12.31 10:37 (1/2ページ)

29日、バングラデシュの首都ダッカで、最大野党バングラデシュ民族主義党の支持者を棒で殴りつける与党アワミ連盟の支持者ら (AP)
29日、バングラデシュの首都ダッカで、最大野党バングラデシュ民族主義党の支持者を棒で殴りつける与党アワミ連盟の支持者ら (AP)


 【ニューデリー=岩田智雄】バングラデシュで来年1月5日に行われる国会議員選挙(総選挙)を前に、与野党の対立が先鋭化している。最大野党、バングラデシュ民族主義党(BNP)など二十余政党が、ハシナ首相に辞任による中立的な選挙管理内閣の設立を求めて総選挙のボイコットを表明し、抗議行動を激化させているからだ。29、30日には各地から首都ダッカへ向かうデモ行進を治安部隊が道路を封鎖して押さえ込み、2人が死亡した。治安悪化で日系企業の操業にも影響が出ている。

 バングラデシュでは1996年以降、憲法規定により総選挙は国会議員などを首相としない中立的な選挙管理内閣の下で行われてきた。しかし、与党アワミ連盟(AL)を率いるハシナ首相は2011年、野党の反対を押し切って憲法を改正し、現職首相が選挙管理内閣を主導することを可能にした。BNPは、憲法再改正を要求している。

 首相は、BNPと連携する野党イスラム協会(JI)への圧力も強めている。1971年のパキスタンからの独立時に多くの市民を殺害し女性を暴行したJIやBNPメンバー8人に死刑判決が出され、JIの1人の死刑が12月12日に執行された。抗議運動に拍車がかかり、政府は26日から各地に軍部隊を展開し始めた。フランス通信(AFP)によれば、今年、270人以上が治安部隊との衝突などで死亡している。

 日本貿易振興機構(JETRO)ダッカ事務所によれば、各地では野党支持者らによって、11月に10日間以上、12月に20日間以上の抗議運動や交通封鎖が行われた。過激なメンバーが車両を燃やしたり爆弾を投げたりしたため、企業間の商談ができず、面会予約の8〜9割がキャンセルになるなどの影響が日系企業に広がっている。

 物流網も打撃を受け、資材搬入や輸出が滞っている会社が少なくなく、小売り企業では、客足が停滞し売り上げの落ち込みにつながっている。

 衣料品メーカーの丸久(徳島県鳴門市)は、ダッカ近郊の工場の生産体制に大きな影響は出ていないものの、通勤時のリスクを回避するため、現地従業員の勤務開始時間を早め、一部社員を工場に泊まり込ませて対応している。

 バングラデシュには、主要産業である縫製業などに日系176社が進出しており、2005年当時から3倍近くに増えている。

 ハシナ首相は5日に総選挙を予定通り実施する方針で、ALが議席(定数350)をほぼ独占する見通しだ。しかし、今後反政府運動がいっそう激化することが予想されるため、産業界の反発が強まり、やりなおし選挙となるのではないかとの観測もある。

7204チバQ:2013/12/31(火) 11:52:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131231/erp13123109250004-n1.htm
露連続テロ プーチン政権、威信かけ対処 ソチ隣接、問われる北カフカス政策

2013.12.31 09:24 (1/3ページ)

30日、爆破テロが前日起きたロシア南部ボルゴグラードの駅を警備する警官ら (AP)
30日、爆破テロが前日起きたロシア南部ボルゴグラードの駅を警備する警官ら (AP)


 【モスクワ=遠藤良介】ロシア南部のボルゴグラードで2日連続の爆破テロが発生し、来年2月7日に開幕するソチ冬季五輪に向けた治安が強く懸念される状況となってきた。連続テロは五輪阻止を狙うイスラム過激派の犯行である可能性が強く疑われ、テロの連鎖を止められない場合にはプーチン露大統領の威信にも傷がつくのは必至だ。

                   ◇

 イスラム過激派が拠点とする露南部の北カフカス地方ではテロが頻発しているが、近年、同地方外での発生はまれになっていた。ボルゴグラードで10月、路線バスが爆破され6人が死亡したのに続く今回の連続テロは、テロリストが同地方外の主要都市を標的にしうる現実を改めて示した。

 戦略的要衝に位置するボルゴグラードは、第二次大戦でソ連軍が激戦の末にドイツ軍を破り、ソ連勝利への転換点となった「スターリングラード攻防戦」の舞台として知られる。プーチン氏が2月、攻防戦終結70周年を祝うために訪れた同市を、テロリストは「ロシアの勝利の象徴」とみなして狙った可能性がある。

 北カフカスをめぐっては、プーチン氏の指導した1999〜2002年の第2次チェチェン独立紛争後、強権統治とテロリスト掃討作戦の強化によってチェチェン共和国の情勢が比較的安定した。その半面、チェチェン独立派武装勢力が北カフカス地方一帯に拡散し、イスラム色を強めて先鋭化した経緯がある。

                ■   ■

 近年の大規模テロの背後にはイスラム武装勢力「カフカス首長国」を率いるドク・ウマロフ容疑者の存在が指摘されている。「イスラム帝国の建設」を掲げる同容疑者は7月、ソチを「先祖の迫害された地」とし、あらゆる手段で五輪を阻止すると宣言した。

 ソチ五輪は07年、大統領2期目だったプーチン氏が、会場建設を一から行う壮大な計画を打ち出し、誘致に成功した。ソ連崩壊後の混乱からロシアを再建した「救国者」を自任する同氏には、五輪を通じて国威発揚と国民の団結を図る狙いがある。

 ただ、米仏独などの欧米首脳らは相次いで五輪開会式を欠席する意向を示しており、これは同性愛宣伝禁止法の施行などロシアの人権状況に対する抗議の表れとも受け止められている。連日のテロは、ソチ五輪のイメージに新たな打撃を与える形となった。

                 ■   ■

 北カフカスに隣接するソチでの五輪は、プーチン政権のカフカス政策の成果を問うものでもある。政権による巨額の資金投下にもかかわらず、腐敗の深刻な同地方では一向に貧困が解消せず、これがテロの温床となっている。有力サイト「カフカスキー・ウゼル」によれば、同地方では今年1〜9月、テロや交戦で375人が死亡しており、情勢の安定にはほど遠い。

 政権は大規模テロのたびに警備強化を約束してきたが、公共交通機関での犯行を全土で防ぐのはきわめて困難だ。テロリストが厳重な警備のなされるソチ以外の都市を攻撃対象とする事態に懸念が強まっている。

7205チバQ:2013/12/31(火) 11:53:10
  ◇

 ■ロシアで発生した最近の主なテロ

 2010年 3月29日 モスクワの地下鉄で連続爆弾テロ、38人死亡

   11年 1月24日 モスクワのドモジェドボ国際空港で爆弾テロ、35人以上が死亡

   13年10月21日 ロシア南部ボルゴグラードで走行中の路線バス内で自爆テロ、6人死亡

      12月27日 ロシア南部ピャチゴルスクで車に仕掛けた爆破装置が爆発、3人死亡

         29日 ボルゴグラードの駅構内で自爆テロ、犯人含む17人が死亡

         30日 ボルゴグラード市内のトロリーバスで自爆テロ

7206チバQ:2013/12/31(火) 11:54:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131230/erp13123023590005-n1.htm

【露南部テロ】
迫るソチ五輪 治安対策の不備鮮明
2013.12.30 23:53 (1/2ページ)[テロ]

29日、自爆テロが起きたロシア南部ボルゴグラードの駅舎前を警備する治安当局の関係者(ロイター=共同)
29日、自爆テロが起きたロシア南部ボルゴグラードの駅舎前を警備する治安当局の関係者(ロイター=共同)


 【モスクワ=佐々木正明】ロシア南部ボルゴグラードで30日朝、運行中のトロリーバスが爆発、インタファクス通信によると14人が死亡、40人以上が負傷した。露連邦捜査委員会は男による自爆テロと断定。29日にはボルゴグラードの駅舎で17人が死亡する自爆テロが起きたばかりで、来年2月のソチ冬季五輪を前に、治安対策の不備が大きな課題として浮上した。プーチン大統領は30日、国家テロ対策委員会に対し、ロシア全土の安全対策を強化するよう指示した。

 ボルゴグラードは鉄道路線や道路が交差する交通の要衝で、五輪開催都市ソチの北東約700キロに位置する。プーチン政権の打倒を掲げるイスラム過激派が潜んでいるとされる北カフカス地域にも隣接している。連続テロ事件への犯行声明は出ていないが、専門家の多くは「五輪を前に社会を混乱させることがテロ犯の目的だ」と分析している。

 30日のトロリーバスの爆発は朝の通勤客らが集うバス停の近くで発生した。車両は中央部が大破。火薬10キロほどの爆弾が使われたといい、29日のテロの爆発物と同じ成分が含まれていたとの情報もある。

 29日の駅舎でのテロは当初、女による犯行との見方があったが、現場検証の結果などから実行犯は男であることが判明。捜査線上に北カフカス地域ダゲスタン共和国の武装組織に関与した人物が浮上している。

 ボルゴグラードでは今年10月にも、ダゲスタン共和国出身の女性が路線バスで自爆テロを起こした。治安当局は、ボルゴグラードで起きた3つのテロは同一グループの犯行の可能性があるとみており、ボルゴグラード近辺やダゲスタン共和国で捜索を強化している。

 一方、露治安当局は30日、北カフカス地域の複数の地点でテロ組織に対する掃討作戦を展開。今回のボルゴグラードの事件との関連は不明だが、戦闘で少なくとも武装組織のメンバー5人が死亡したという。

 モスクワの日本大使館は30日、在留邦人に対し、空港や駅など不特定多数が集まる場所では警戒するよう注意喚起した。

7207旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/01/02(木) 03:14:06
地味だけどこういうネタ好き。

ラトビアがユーロ導入=18カ国体制に
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014010200004
 【ベルリン時事】バルト3国の一つ、ラトビアで1日、欧州単一通貨ユーロが導入された。これにより、ユーロ圏は18カ国体制に拡大された。(2014/01/02-00:13)

7208名無しさん:2014/01/02(木) 23:42:10
テキサス親父日本事務局 @MR_DIECOCK

テキサス親父の「米国グレンデール市の売春婦像を撤去しろ!ホワイトハウス10万人署名」は
1月2日21時に当初目標10万筆を達成。これによりその後も署名が継続されます。更なる拡散署名願います。

皆さんご協力有り難う☆ 日本人の勝利です 
https://twitter.com/MR_DIECOCK/status/418731257879461888

7209チバQ:2014/01/04(土) 16:02:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140104/erp14010412000002-n1.htm
北極圏特集(1)露「極夜」の港町一躍脚光

2014.1.4 12:00 (1/5ページ)[資源]

12月、「極夜」の季節のつかの間の薄明に照らされ、ムルマンスク港と市街が姿を現わした
12月、「極夜」の季節のつかの間の薄明に照らされ、ムルマンスク港と市街が姿を現わした


 厚い氷で閉ざされてきた北極圏に世界が熱い視線を向けている。石油や天然ガスなどの資源開発を狙い、北極海を挟んで向かい合うロシアとカナダはそれぞれ北極点までの権益を主張し、中国も資源や北極海航路に強い関心を示している。かつて探検家のほかは寄せ付けなかった氷の世界は、航路の開拓が進めば、スエズ運河経由に代わる太平洋と大西洋を結ぶ大動脈としての役割を持つことになる。海氷面積の減少で現れるフロンティア(未開拓の地)によって、新たな世界の勢力図はどう描かれることになるのだろうか。





 北極圏での資源開発や航路の整備、さらに軍事的存在感の確保へと、政権の号令で最も活発な動きを見せている沿岸国がロシアだ。北極圏で数少ない不凍港を擁する北西部のムルマンスク市(人口約30万人)には、「北極の首都」「北極開発の戦略的拠点」を目指すとの熱い息吹が漂っていた。(ムルマンスク 遠藤良介、写真も)

 目抜き通りの街路樹を彩る電飾は、正午近くになっても灯(とも)り続ける。太陽が昇らず、午後の数時間だけ薄明が訪れる「極夜」のムルマンスク。ソ連時代には「極地手当」などの特典によって、自然環境の過酷なこの地に人々をつなぎ止めていた。人口流出や経済低迷といったソ連崩壊の“後遺症”は、いまだ完全には克服されていない。

 だが、ムルマンスク州のチュカビン第1副知事(54)は「今、私たちは北極に自らの将来を見ている」と力を込める。「北極海大陸棚の石油・天然ガスに関心が高まり、近年はロシアの大企業や合弁企業が次々とやってきた。関連産業の裾野も広く、採掘が本格化すれば地元経済への恩恵は大きい」

 ヤマル半島での液化天然ガス(LNG)事業は2016年の操業開始が有望視され、ペチョラ海のプリラズロムノエ油田でも近く産出が始まる予定だ。バレンツ海では、露国営石油が外資とともに探査事業へと動き出している。

 大陸棚開発の関係企業による団体「ムルマンシェリフ」のブーチ代表(49)は「当地には海運や造船のインフラが整っており、開発鉱区への資材やサービスの供給基地として飛躍する潜在力がある」と語る。

 海氷の減少で夏場の航行が比較的容易になった「北極海航路」にも、地元の期待は大きい。同航路の「西の玄関」にあたるムルマンスクは、貨物の積み替えなどの拠点港として、また航行船舶を先導する原子力砕氷船団の母港として発展する可能性があるためだ。

 原子力砕氷船を運航する国営企業「ロスアトムフロート」によると、北極海航路を完全横断した船舶は10年の4隻から11年に34隻、12年に46隻、13年に71隻と増加。プーチン大統領は同航路をスエズ運河経由に匹敵する「世界的な大動脈」に発展させるとの壮大な方針を打ち出している。

7210チバQ:2014/01/04(土) 16:02:46
 だが、北極海航路は(1)航行時期や速度が気象状況に左右される(2)砕氷船の先導や耐氷船が必要で費用が高くつく(3)沿岸寄港地のインフラが整っていない−などの問題を抱える。同航路の情報提供に取り組む団体「CHNL」のバラマソフ氏(37)は「航路の発展は、北極圏からの資源搬出がどれだけ増えるかによる部分が大きい」と話す。

 資源開発でも、採算面の壁が高い。バレンツ海の巨大天然ガス田「シュトックマン」は12年、沿岸からの距離や市況悪化が障害となり、開発が凍結された。

 こうした中、プーチン政権は北極圏での軍事力増強に力を入れ始めている。ヤマル半島のLNG事業に中国企業が参画を決めるなど、非沿岸諸国も北極圏への関心を強めていることへの警戒感からだ。プーチン氏は昨年12月の国防省幹部会で「北極での安全と国益を守るにはあらゆる手段が必要だ」と力説した。

 ロシアは昨年9月、ソ連崩壊後に撤退した極東のノボシビルスク諸島の基地再建に着手しており、北方艦隊が母港とするムルマンスク州セベロモルスクと東西から北極海ににらみを利かせる。フランツ・ヨシフ諸島や北極圏の沿岸各地での軍用空港整備も急ぎ、今年中に北極全体を覆う態勢の構築を目指す。

 ロシアの潜水艇が07年8月、北極点の海底に国旗を立てて物議を醸して以降、この国は常に北極への野心をあらわにしてきた。ムルマンスクでは「開発の困難な北極は、国々が最良の解決策と発展を目指して協力する場であるべきだ」(ブーチ代表)との意見も聞かれたが、その道のりには霧がかかったままだ。

北極を知る5つのキーワード


 【北緯66度】北極圏は夏に太陽が沈まない白夜、冬に太陽が昇らない極夜が生じる北緯66度33分39秒より北。日本の面積の約25倍に当たる約950万平方キロメートルの北極海沿岸などのロシア、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、アイスランド、デンマーク(グリーンランド)、カナダ、米国の8カ国を含む。カナダのイヌイットなど40以上の民族が住み、圏内人口は約1300万人とされる。

 【北極海航路】北極海を通り、太平洋と大西洋を結ぶ航路。日本と欧州の距離はスエズ運河経由に比べ6割程度。ロシア北方を通る北東航路、カナダ北方を通る北西航路がある。現在の主要航路である北東航路を使う際にはロシア国内法に基づき許可や砕氷船の随行、通行料などが必要なため、今後、海氷の減少で開発が進みそうな北西航路、北極点近くを通る中央航路にも注目が集まっている。

 【未発見資源】米地質調査所は世界の未発見埋蔵量のうち石油が13%、天然ガスは30%が北極圏にあると推計。84%が沖合に眠るとしており、海氷面積の減少で各国は領有権や開発権主張を活発化。特にロシアは積極的に石油や天然ガスの鉱区を設定している。一方で原油流出による海洋汚染への懸念から、北極圏諸国で作る北極評議会は汚染対策のための作業部会で予防策を検討している。

 【ロモノソフ海嶺】ロシア・シベリア東部のノボシビルスク諸島から北極点近くを通りカナダ最北端エルズミア島に至る1800キロメートルの海底山脈。国連海洋法条約は自国から続く大陸棚の延長上にあると証明できれば200カイリの排他的経済水域(EEZ)を超えた開発権を認めており、ロシア、カナダ、デンマークが海嶺まで自国の大陸棚と主張。カナダは昨年12月、国連大陸棚限界委員会に大陸棚延長を申請。ロシアも今年、却下された2001年に続き再申請する方針だ。

 【永久凍土】地中の温度が常に凍結している土壌。シベリア、カナダ、グリーンランドなどの北極圏を中心に分布している。土壌にはメタンハイドレートが含まれている。オランダと英国の研究チームは昨年7月、英科学誌ネイチャーに、地球温暖化で永久凍土の融解が進めばメタンガスの大量放出で温暖化が加速し、世界の気候や経済に壊滅的な損害をもたらすとする論文を発表した。

7211チバQ:2014/01/04(土) 16:04:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140104/erp14010412000000-n1.htm
北極圏特集(2)進む温暖化 消える海氷

2014.1.4 12:00 (1/2ページ)




 「北極圏の海氷が解けるということは、米国、ロシア、欧州などの商業大国や軍事大国に囲まれたところに“新しい海”が生まれるようなものだ。商業的にも軍事的にも、その重要性は大きい」

 北極圏の環境などを研究・調査するカナダの団体「アークティック・ネット」代表のルイ・フォーティエー氏はこう話す。

 氷が解けることで、北極圏を活用する可能性が広がるのは事実だ。しかし、環境問題に目を向けると、話はそう単純ではない。氷が解ける原因といわれる地球温暖化の影響をより強く受けるからだ。南極の氷の厚さが2千メートルであるのに対し、北極の海氷は1〜2メートルと薄く、わずかな変化でなくなる恐れがある。

 海洋研究開発機構(JAMSTEC)で北極海総合研究チームリーダーを務める菊地隆氏は「赤道が車のエンジンとすれば、北極と南極は地球を冷やすラジエーター(冷却装置)」と説明する。

 白い海氷は太陽の熱を反射することで低い気温を維持する。しかし、温暖化によって氷が解けると、太陽の熱が直接、海水を温め、さらなる海氷の減少を招くことになる。

 「ラジエーターがオーバーヒートしかけている」。菊地氏はこう指摘する。

 2007年の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第4次評価報告書によると、北極圏の海氷面積は10年ごとに平均2・7%縮小している。12年は観測史上で最小を記録した。07年と12年を画像で比較すると「日本列島2つ分が減少した」(菊地氏)という。温暖化の影響を受けやすい、一冬で凍った“若い氷”も増えている。

 記録が始まった1979年以降、夏季の海氷面積の減少は21世紀に入ってから加速が著しくなった。

 菊地氏は「2000年以降と同じペースで、10年間で160万平方キロメートルずつ減少すると仮定すれば、2040年にはゼロになる可能性もある」と予測する。

 北極圏で起きる現象は日本の冬の気候にも影響を及ぼすことが、最近の研究で明らかになっている。

 バレンツ海の海氷の減少によって低気圧の通り道は北寄りになるとされている。これにより、シベリア上空の高気圧が勢力を拡大させ、日本の冬の寒さが厳しくなるという。最近では、11〜12年の冬が、バレンツ海の海氷の減少による影響を受けたものだといわれている。(田北真樹子)

7212チバQ:2014/01/04(土) 16:05:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140104/erp14010412000001-n1.htm
北極圏特集(3)新たな未開地 航路・地下資源めぐり激突

2014.1.4 12:00 (1/5ページ)




 北極海の沿岸諸国は国際法に基づき領海、また排他的経済水域(EEZ)などを設定してきたが、境界をめぐっては対立もある。2010年にはロシアとノルウェーが約40年にわたり懸案だったバレンツ海の境界画定で合意するなど解決に向けた動きも進んでいる。一方、EEZを超えて資源開発が可能となる大陸棚をめぐっては各国の主張が激しく対立している。南極条約で軍事活動が認められない南極と異なり、北極では他国の領海以外ではいずれの国も軍事活動が可能とされ、海氷の減少が安全保障上の懸念を招いている。


日本「検討」出遅れ感


 日本政府の北極圏への対応は緒に就いたばかりだ。日中韓は2013年5月、北極圏諸国で作る北極評議会へのオブザーバー資格が認められた。中国、韓国は06年に申請していたが、日本は09年。同じ北東アジアの中韓と比べ、出遅れ感は否定できない。

 韓国は13年7月、砕氷船の追加建造を含む計画を策定し、北極圏で航路や資源の開発を追求する方針を打ち出した。一方、日本は13年3月に北極担当大使を新設。2代目の国方俊男大使はオブザーバー資格について「航路や資源開発に議論が及んだ際、北極圏国から配慮が得られる可能性もある」と期待を込める。

 ただ、政府全体の取り組みは限られる。13年4月に改訂した海洋基本計画では、北極海航路の利用可能性の「検討」を記しただけで、資源開発への言及はない。政府は南極観測船「しらせ」の北極海派遣が可能か検討を始めたが、稼働可能な日数の不足など課題は多い。政府関係者は「日本は従来、南極への関心が高く、北極への関心が高まったのは中韓が加盟申請した後だ」と打ち明ける。

 日本の政策は、安全保障の視点を欠くとの指摘もある。米太平洋艦隊の一部が北極海に割かれる場合、アジア太平洋の米軍プレゼンスに影響が及ぶ。北極海航路の経路となる宗谷・津軽両海峡の防衛も課題だ。海洋政策研究財団は12年の提言で、北極海航路の開設は「わが国の防衛・安全保障に計り知れない影響を与える」と警鐘を鳴らした。(田中靖人)


北極評議会、規制及び腰


 北極圏に領土を有する8カ国は1996年、北極評議会を設立した。89年に発足した環境保全を討議する多国間協力の枠組みがその母体で、評議会は環境の保護に加え、北極圏での持続的な開発を実現するため各国の政策調整を図ることを主目的としている。

 2013年5月の閣僚級会合は、北極圏の巨大な経済的潜在力を踏まえ、どう開発を進めるかに焦点が置かれた。ロイター通信などによるとカナダのアグルカック保健相は、北極圏の「巨大な潜在力とチャンス」に認識を促し、同国が議長を務める13年5月からの2年間は「(地域の)経済発展に焦点を置く」と語った。会合では北極圏開発に携わる企業との対話拡大を目的とした作業部会の設置も決まった。

 ただ、北極圏の持続的開発に向け、評議会がどれだけ指導力を発揮できるかには疑問も残る。北極圏の情勢に詳しい日本大学助教の大西富士夫氏は「加盟国は多国間の枠組みが自国の開発計画を規制することを本音では望んでいない。そのため、評議会は各国の開発利権を制限するような規制にはほとんど踏み込めていない」と指摘する。

 評議会は、船舶の排ガスを規制するための作業部会を設置するなど、企業活動に一定の規制をかける動きも見せている。とはいえ、「各国の権限内でできることを決めているに過ぎない」(大西氏)のが実態で、世界的な影響を及ぼす北極圏の環境保全にどこまで有効な手を打てるかは不透明だ。(黒川信雄)

7213チバQ:2014/01/04(土) 16:06:25
米、戦略立て直し急ぐ


 北極圏開発で出遅れていた米国は戦略の立て直しに本腰を入れ始めた。特に各国の活発な動きに安全保障上の危機感を強めており、国を挙げて権益拡大を目指す姿勢を鮮明にしている。

 「北極は残された大きなフロンティア(未開拓の地)だ」。オバマ大統領は昨年5月に発表した「北極圏国家戦略」でこう強調した。(1)安全保障上の利益拡大(2)埋蔵資源の責任ある管理(3)国際協力−を柱に、航行の自由の確保で各国と連携を図る構えだ。

 これに基づき、国防総省は11月、北極圏での安全保障政策の基本となる「北極戦略」を公表。アラスカを念頭に「敵意を持った存在」の侵入に備え、海洋での探知・追跡能力を向上させるため検討を進める。

 北極圏での資源開発により紛争の危険性も高まる。「多国間による安全保障協力の強化」(ヘーゲル国防長官)に向け、北極戦略には「ロシアの動きを警戒している」(外交筋)カナダ主催の軍事演習への参加なども盛り込まれた。ヘーゲル氏は、国防予算削減を迫られている中でも「長期的な視点が重要だ」とし、北極圏の安全保障で関係国と連携する重要性を訴えた。

 ただ、米国は国連海洋法条約に非加盟のため北極海での資源開発の権利を表立って主張できない。このため、オバマ政権は野党共和党が反対する同条約への批准を訴える。沿岸警備隊の砕氷船を派遣するなど、資源開発への「関心」を示す行動も積極化させている。(ワシントン 柿内公輔)


中国、沿岸国と連携 足場築く


 中国も北極での主導権争いに挑んでいる。2013年12月にはデンマーク、スウェーデン、ノルウェー、アイスランド、フィンランドの5カ国の北極研究機構との間で、「中国−北欧北極研究センター」を上海に設置することで合意した。北欧諸国との関係強化をテコに中国が狙うのは、北極海の海底に眠る金やダイヤモンド、石油、天然ガスなどの資源と航路の開発だ。

 12年4月に中国はアイスランドと北極圏に関する共同研究で調印。これを北欧5カ国に拡大した。北極圏の気候変動、資源、航路などに関し、幅広く共同研究を行う計画だ。

 アイスランドとは13年4月、中国にとり欧州で初の自由貿易協定(FTA)を締結し、フィンランドとは12年7月から砕氷船技術を共同研究。同月から9月まで砕氷船「雪龍」で北極海を通ってアイスランドとの間を往復させる航海を成功させ、ロシア以外では初めて北極点に近い「北極中央航路」を使った。

 中国は13年8〜9月、国有海運大手、中国遠洋運輸集団(コスコグループ)の傘下企業が総積載量約2万トンの貨物船を使い、商用船として初めて北極海経由で欧州までの航行を成功させた。

 上海からスエズ運河を通過する従来の航路は、オランダのロッテルダムまで約1万9400キロだが、北極海航路なら約1万5千キロと約4千キロ以上も短く、航行日数も約2週間少ない約8週間。20年までに中国の欧州向け商用船の15%が北極海を使うとの予測もある。中国紙は「中国が目指す海洋国家の建設でも重要な試みになる」と論評した。

 ただ、北極海は氷が水温上昇で減少する7月から10月まで約4カ月しか航行できず、タンカーやコンテナ船など大型船の航行が難しい点が課題になっている。(上海 河崎真澄)


開発ブーム到来 北欧小国に商機


 北極圏ブームで、これまであまり注目されてこなかった北極圏に位置する小国や自治政府に発展のチャンスが到来している。いずれも欧州連合(EU)に加盟せず、未開発の地下資源が眠る北極進出を狙う中国と独自の関係強化を進めることで、北極圏開発の主導権争いに参戦している。

 北大西洋に浮かぶ島国アイスランドのスベインソン外相は2013年10月、EU加盟交渉をいったん停止し、北極圏外交を中心に据えると表明。北極圏開発に関心のある中国や韓国、シンガポールなど、アジアの資金力をテコに資源開発や物資の集積、物流の拠点であるハブ基地を建設するという壮大な計画をぶち上げた。

 アイスランド東部沿岸の港湾拡張事業を中国資本で実施する計画も持ち上がっており、中国の存在感は着実に高まりつつある。

 北極圏開発で主導的地位にあるノルウェーも、中国と共同で油田探鉱を始める計画を進めている。ノルウェーが10年、中国人民主活動家、劉暁波氏にノーベル平和賞を授与して以来、関係が冷え込んでいただけに、北極圏開発での協力は注目を集めている。

 デンマーク領グリーンランドの自治政府にも、北極圏の地下資源開発の波に乗って中国などの外資を入れて経済力を付け、完全に独立する構想がある。

 北極圏開発は北欧の小国の夢をかき立てている。それほど遠くない将来、新たな世界経済地図が作られるかもしれない。(ロンドン 内藤泰朗)

7214チバQ:2014/01/04(土) 16:07:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140104/amr14010410350003-n1.htm

【エクアドル新婚夫妻銃撃】
治安は最悪、ガラパゴス旅行の拠点グアヤキル
2014.1.4 10:32

南米エクアドルのグアヤキル市街地=2013年10月(共同)
南米エクアドルのグアヤキル市街地=2013年10月(共同)


 新婚旅行中の日本人夫妻が銃撃されたエクアドル最大都市のグアヤキルは経済の中心地で、仕事を求めて地方から貧困層が多く集まっている。夜間に凶悪犯罪が多発する地域も多く、同国で最も治安の悪い都市として知られる。

 独特な生態系で知られるガラパゴス諸島への直行便が毎日数便出ているため、ガラパゴス旅行の拠点となっており、行き帰りに立ち寄る外国人観光客も多い。旅行会社関係者によると、もとはスラム街だったカラフルな家が並ぶ丘やイグアナが集まる公園が人気だ。

 日本外務省によると、グアヤキルを含むグアヤス県では2012年1〜6月に殺人が296件起きたほか、強盗が6593件発生。日本人は富裕層とみられ、犯罪の対象となる傾向が強い。在留邦人が銀行で現金を下ろして車で帰宅したところ、車両で前方をふさがれ、降りてきた男に銃で脅されて現金を奪われる事件も起きている。(共同)

7215チバQ:2014/01/04(土) 16:10:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140103/asi14010315440001-n1.htm
インドのシン首相 総選挙後の退任表明

2014.1.3 15:42

 【ニューデリー=岩田智雄】インドのシン首相(81)は3日、一部メディアと会見し、「数カ月以内に行われる総選挙後に新しい首相にバトンを渡す」と述べ、現在の2期目を最後に首相職から退く意向を表明した。後任の首相候補については言及しなかったが、与党国民会議派は、副総裁でガンジー家の御曹司ラフル・ガンジー氏(43)を後任候補に据えるとみられている。

7216チバQ:2014/01/04(土) 16:13:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140102/mds14010217370000-n1.htm
2州に非常事態を宣言 南スーダン、交渉難航も

2014.1.2 17:36


 内戦の危機にある南スーダンのキール大統領は、マシャール前副大統領派に大部分を掌握された油田地帯の北部ユニティ州と東部ジョングレイ州に非常事態を宣言した。同国政府が1日、発表した。ロイター通信などによると、マシャール氏支持の民兵組織など1日までにジョングレイ州の州都ボルを掌握した。

 一方、マシャール派と南スーダン政府の双方の代表団が1日、和平交渉のためエチオピアの首都アディスアベバに到着。近く協議が始まるとみられるが、交渉は難航が予想される。

 政府軍は先月24日までにマシャール派からボルを奪還したが、31日に戦闘が再燃。ボルの市長は政府軍が戦術的にボルから撤退したと述べた。

 ボルは首都ジュバの北約200キロで、国連平和維持活動(PKO)に参加する韓国軍が駐留。戦闘拡大を受け、韓国軍は23日、ジュバを拠点に同じくPKOに参加する日本の陸上自衛隊から銃弾1万発の提供を受けた。(共同)

7217チバQ:2014/01/04(土) 16:27:00
>>7215
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014010300137
シン首相、続投せず=与党苦戦の次期総選挙後−後継者は「御曹司」か・印




3日、ニューデリーで記者会見するインドのシン首相(AFP=時事)

 【ニューデリー時事】インドのシン首相(81)は3日、記者会見し「数カ月以内に総選挙があるが、その後は新しい首相にバトンを渡すつもりだ」と述べた。選挙の勝敗にかかわらず首相続投の意思はないと表明した。
 シン首相は、後継者としてこれまでもたびたび示唆してきた名門ネルー・ガンジー家の「御曹司」ラフル・ガンジー国民会議派副総裁(43)に言及し「傑出した資質を持っている」と評価した。党員に対し「正しい時期に決断を下してくれることを望む」と挙党体制構築を呼び掛けた。
 総選挙は5月までに行われる予定で、投票日は3月か4月になる見通し。世論調査では、与党国民会議派は、景気減速と汚職疑惑で支持率が落ち、苦しい展開だ。
 現在の情勢で選挙戦に突入すれば、西部グジャラート州で目覚ましい経済改革を主導したナレンドラ・モディ氏(63)を首相候補に擁する野党インド人民党(BJP)の優勢は明らかだ。シン首相は「モディが首相になれば国家の悲劇だ」と名指しで非難し、危機感を訴えた。モディ氏に対してはグジャラート州で2002年、1000人以上が死亡したヒンズー教徒対イスラム教徒の宗教暴動の責任を問う声が内外で消えていない。
 シン首相は04年に就任。09年の総選挙に勝利し、2期目に入った。(2014/01/03-17:32)

7218チバQ:2014/01/04(土) 16:27:24
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014010400138
「女性解放」か「地下化」か=議論百出、買春禁止へ前進−フランス




仏国民議会(下院)で買春客に罰金刑を科す法案が可決され、笑顔のバロベルカセム女性権利相=2013年12月4日、パリ(EPA=時事)

 【パリ時事】フランスが買春の非合法化へかじを切った。国民議会(下院)は2013年12月4日、買春客に罰金刑を科す法案を賛成多数で可決。客を取り締まれば売春組織も立ち行かなくなるという理屈だが、「性的に搾取される女性の解放」「売春が地下に潜るだけ」と賛否が飛び交い、法的規制の複雑さを浮き彫りにした。
 AFP通信のまとめによると、欧州ではスウェーデンが1999年から買春客に禁錮刑を科しているほか、ノルウェーやアイスランドが同様の措置を導入。英国でも買春客は処罰される。一方、デンマーク、ドイツ、オランダなどは売春を法律で認めるなど、国によって対応はまちまちだ。
 フランスの売春婦は2万〜4万人と言われ、東欧やアフリカ出身者も多い。現在は売春あっせんや客引き行為は違法だが、買春客はおとがめなし。新制度は売春婦を「性的搾取の被害者」と位置付け、客引き行為への刑事罰を廃止する一方、客に初犯で1500ユーロ(約21万円)、再犯で3750ユーロ(約53万円)の罰金を科す。
 仏メディアによれば、法案支持の論陣を張る女性哲学者シルビアーヌ・アガザンスキ氏は「人間の体は売り物ではないと、まず確認しなければならない」と主張。一方、女性ジャーナリストのキャロリーヌ・フレスト氏は「性に対するあらゆる規制は抑圧に当たる」と刑事罰導入に慎重な立場で、女性の論客の間でも温度差が見られる。(2014/01/04-15:08)

7219チバQ:2014/01/04(土) 16:29:36
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&amp;k=2014010300220
大統領選、現職側が勝利=対立候補は再集計要求−マダガスカル




マダガスカルのラジャオナリマンピアニナ前財政相=2013年10月、アンタナナリボ(AFP=時事)

 【ロンドン時事】アフリカ南東部沖の島国マダガスカルで年末に行われた大統領選の決選投票で、選管は3日、ラジョエリナ現大統領を後ろ盾とするラジャオナリマンピアニナ前財政相が得票率53.5%で勝利したと発表した。ロイター通信などが報じた。
 対立候補のロバンソン・ジャンルイ元保健相は同46.5%と発表された。ジャンルイ氏は、2009年の暴動に乗じてラジョエリナ現大統領に追放されたラベロマナナ前大統領の子飼い。
 延期を重ねた大統領選は、現職と前職共に出馬しないことでようやく投票が実現したが、それぞれ息のかかった候補を立てての代理戦争となった。ジャンルイ氏側は再集計を要求しており、裁判所は15日以内に裁定を下す。(2014/01/03-19:53)

7220チバQ:2014/01/04(土) 16:30:13
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&amp;k=2014010300152
議席ゼロから再建目指す=重責担う34歳党首−ドイツ自民党




ドイツ自由民主党(FDP)のリントナー党首=2013年12月、ベルリン(EPA=時事)

 【ベルリン時事】2013年9月のドイツ連邦議会(下院)選挙で歴史的大敗を喫し、国政与党から一転、戦後初めて議席ゼロとなった中道右派・自由民主党(FDP)が執行部を一新し、再建に向けて一歩を踏み出した。12月の党大会で新党首に34歳のクリスティアン・リントナー元幹事長を選出し、若手指導者に復活を託した。
 「服喪期間は終わった」。リントナー新党首は党大会で、「基礎から立て直す」と党勢回復への決意を表明。党が戦後政治の中で果たした役割を強調し、自信を取り戻すよう呼び掛けた。
 FDPは、左右の二大政党のいずれかと連立を組むことで「キングメーカー」として存在感を持ち続けていた。政治が左右のいずれかに大きく傾くことを防ぐ「バランサー」としての役割も大きかった。
 しかし、1998年に中道左派の社会民主党(SPD)と90年連合・緑の党の連立政権が誕生し、その後11年間にわたって野党の地位に甘んじた。2009年の下院選で政権に返り咲いたものの、公約に掲げた大規模減税が実現できなかったのに加え、ホテル業界との癒着が指摘され、支持者離れが進んだ。昨年の下院選の得票率は議席獲得に必要な5%を割った。
 党再建を担うリントナー党首は党内きっての理論家として知られ、30歳で幹事長に就任した。甘いルックスで人気が高く、12年の州議選で大健闘する実績も残した。(2014/01/03-15:48)

7221チバQ:2014/01/04(土) 16:30:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&amp;k=2014010300128
「超長期政権」狙う=エルドアン首相の野望−収賄事件で瀬戸際に・トルコ




トルコのアンカラで記者会見するエルドアン首相=2013年12月25日(AFP=時事)

 【エルサレム時事】トルコのエルドアン首相が8月の大統領選にくら替え出馬し、2023年の「建国100周年」を射程に入れた「超長期政権」を目指すとささやかれている。ただ、13年末に浮上した大規模収賄事件が政権を揺るがし、首相は一転して瀬戸際に立たされた。3月の統一地方選が首相の将来を占う試金石になりそうだ。
 エルドアン首相がくら替えを狙うのは、イスラム系与党、公正発展党(AKP)が連続4選を認めておらず、現在3期目の首相は15年までに予定される次期総選挙に出馬できないためだ。そこで大統領選に出馬し、盟友ギュル大統領を代わりに首相に就けるという観測が強まっている。
 ロシアのプーチン大統領が、かつてメドベージェフ首相とポストを交換し、権力維持を図ったのに似た手法だ。
 エルドアン首相には、憲法を改正し、名誉職の大統領をロシアやフランスのように首相よりも実権のある「強い大統領」にして、権力を維持する考えもあるとされる。
 この野望の前に立ちふさがるのが、政権を巻き込んだ建設事業に絡む収賄事件。3閣僚が辞任し大幅な内閣改造も行われたが、首相の強権姿勢に反発する反政府デモが再燃するなど、騒ぎは収まっていない。「次の捜査の標的は首相の息子」との報道もあり、状況次第では首相自身も窮地に陥ることになりかねない。(2014/01/03-14:42)

7222チバQ:2014/01/04(土) 16:35:43
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date3&amp;k=2014010200071
極右勢力、台風の目に=5月の欧州議会選


 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)の主要機関、欧州議会の5年に一度の選挙が5月22〜25日にEU28カ国で行われる。有権者はユーロ危機や景気低迷から、現状への不満を募らせており、フランスやオランダでは「反EU」を掲げる極右政党が人気だ。極右は国境を超えた勢力結集に着手、台風の目を目指す。
 欧州議会選は計751議席が人口比で各国に配分され、当選議員らは一定の要件を満たせば主義主張を同じくする院内会派を結成できる。極右勢力には、反EU会派を立ち上げる狙いがある。
 フランスの国民戦線(FN)とオランダの自由党は2013年11月、選挙に向けた共闘を発表。イタリアの北部同盟やオーストリアの自由党、ベルギーの極右政党の合流が見込まれるほか、英国やスウェーデン、デンマーク、リトアニア、スロバキアなどの欧州懐疑派との連携を模索している。
 FN関係者は取材に「われわれの原則は国家・国民の自由と尊厳、主権の擁護だ」と強調。選挙では移民規制の強化、官僚集団の欧州委員会による「支配」や「経済実験」への拒否を唱え、主要政党に対抗する一大勢力を形成すると訴えた。
 一方、ファンロンパイEU大統領はベルギーのメディアに「欧州市民の圧倒的多数はEU支持者」であり、欧州懐疑派は「少数」にすぎないと指摘。極右が欧州統合の行く手を阻むことはできないと自信をのぞかせている。(2014/01/02-15:04)

7223チバQ:2014/01/04(土) 16:57:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140104-00000023-mai-m_est

<中央アフリカ>避難民93万5000人に…宗教対立で

毎日新聞 1月4日(土)11時54分配信



 【ヨハネスブルク服部正法】新旧政権を支持する武装勢力同士の衝突からイスラム、キリスト両教徒の宗教対立に発展しているアフリカ中部・中央アフリカ共和国で、国内避難民の数が93万5000人に達した。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が3日発表した。総人口(約450万人)の5分の1が避難民となったことになり、未曽有の危機的状況が続いている。

 UNHCRによると、首都バンギでは、人口の半数以上に相当する51万人が避難生活を余儀なくされている。

 中央アフリカでは、昨年3月、反政府武装勢力セレカがバンギを攻略し、ボジゼ大統領が国外脱出した。セレカの指導者ジョトディア氏が暫定大統領就任を宣言したが、ボジゼ氏支持派も武装して抵抗。セレカがイスラム教徒主体でボジゼ氏支持派がキリスト教徒が多かったことから、やがて宗教間対立となり、衝突が激化した。国連児童基金(ユニセフ)によると、最近では、武装勢力が少年兵を用いるケースが増加、子供に対する残忍な攻撃も顕著になっている。

 国連安全保障理事会は先月5日、アフリカ連合(AU)の部隊と旧宗主国フランスの軍事介入を認め、AU部隊約4000人、仏軍約1600人が展開しているが、好転したとは言い難いのが実情だ。

7224チバQ:2014/01/04(土) 17:05:37
http://mainichi.jp/select/news/20140104k0000e030153000c.html

エジプト:デモで衝突、11人死亡…収束の兆しなく

毎日新聞 2014年01月04日 11時55分


 【カイロ秋山信一】エジプトの首都カイロなど主要都市で3日、モルシ前大統領の出身母体・イスラム組織ムスリム同胞団などが軍主導の暫定政権に反対するデモがあり、保健省によると、治安部隊や政権支持派との衝突で少なくとも11人が死亡、52人が負傷した。モルシ氏が失脚した軍事クーデターから半年が経過したが、暫定政権と同胞団の対立に収束の兆しは見えない。同胞団などは、憲法修正を巡る国民投票が行われる14、15両日にも大規模なデモを呼びかけており、治安への懸念が高まっている。

 エジプトでは昨年7月のクーデター以降、イスラム教の集団礼拝がある金曜日に大規模なデモが恒常化している。政府系紙アルアハラムによると、3日も正午の礼拝後に各地でデモが始まり、無許可のデモを取り締まろうとする治安部隊との衝突が起きた。デモ隊は投石や火炎瓶で治安部隊に反撃した。同胞団側は19人が死亡したと主張している。

 暫定政権は昨年12月、北部マンスーラの警察施設で起きたテロ事件に関与したとして、同胞団を「テロ組織」に指定した。同胞団が呼びかけたデモに参加すれば禁錮5年を科せられる可能性がある。同胞団はテロへの関与を否定。国民投票のボイコットを表明するなど、暫定政権との対決姿勢を崩していない。

7225とはずがたり:2014/01/04(土) 17:17:00

「米中関係の意味明確に」=日本の集団自衛権支持−アーミテージ元国務副長官に聞く
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201401/2014010400139&amp;g=pol

 【ワシントン時事】米国きっての知日派の一人、アーミテージ元国務副長官(68)は、時事通信のインタビューに応じ、現在の東アジア域内の緊張について「悲観はしていないが、これまで以上に心配している」と警告した。その上で、2014年のオバマ政権の「アジア重視」の外交戦略の課題として「オバマ大統領は米国が求めるべき中国との『新しい大国関係』の意味を明確にする必要がある」と語った。
 アーミテージ氏は、中国に関して「日米と同じルールで国際社会で役割を果たすという大きな決断をまだしていない。習近平氏は共産党を統制、厳しく管理しようとしている」と分析。13年6月にカリフォルニア州で2日間にわたって行われた米中首脳会談で、習近平主席が提唱した米国との対等なパートナーシップに基づく「新しい大国関係」を「そのまま」受け入れるべきではないと主張した。
 中国が東シナ海に設定した防空識別圏に対しては「われわれが強い態度で拒否しなければ、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島などへの拡大を助長することになる」と強調。また、中国による一方的な現状の変更で「東南アジア諸国連合(ASEAN)を日米の側に近づける結果となった」との見方も示した。
 沖縄県・尖閣諸島をめぐる日中の争いについては、「(解決は)難しい。日本は不測の事態を防ぐ危機管理をしなければならず、弱さを見せてはならない。実際に日本は中国の侵犯に対して強さを保っており、米国を含めた地域の平和と安定を求める全ての国の理解を得ている」と述べた。
 アーミテージ氏は13年中に4回訪日するなど、日本政府高官と頻繁に意見交換を行っている。安倍政権の取り組みの中で、環太平洋連携協定(TPP)交渉に参加したことを高く評価し「TPPが成功裏に妥結すれば、アジア太平洋地域の(政治経済)情勢が一変する」と見通した。
 さらに、安倍晋三首相が目指す集団的自衛権行使を可能にする憲法解釈変更に対して「日米同盟がより効果的になる」と支持を表明。しかし、その先の憲法改正については「私は勧めない。改憲に費やされる多大なエネルギーを経済の強化に振り向けるべきだ。今は経済が優先事項だと思う」と述べた。
 また、歴史認識をめぐる日韓対立に関しては「米国は積極的かつ静かに状況の改善に取り組むべきだろう。日韓首脳会談を実現させるためには、日本の政治家は(歴史問題で)朴槿恵大統領を当惑させてはならない」と注文を付けた。
 リチャード・アーミテージ氏 海軍士官学校卒。レーガン政権下で国防次官補(国家安全保障担当)、ブッシュ政権下で国務副長官(2001〜05年)を務め、米同時テロや対テロ戦に対応。日本や東アジアの安全保障に精通している。68歳。マサチューセッツ州ボストン出身。(2014/01/04-15:12)

7226チバQ:2014/01/05(日) 08:58:32
http://www.asahi.com/articles/ASG144GRMG14UHBI00K.html
バングラデシュ、5日に総選挙 野党不参加、混乱続く
2014年1月4日19時41分

 バングラデシュ総選挙の投開票が5日、実施される。主要野党がボイコットを表明しており、与党アワミ連盟の勝利は確実な情勢だが、野党側は「不公正な選挙は認めない」と反発しており、選挙後も政情不安が続きそうだ。

 最大野党のバングラデシュ民族主義党を中心とする野党連合は、「現政権の下では公正な選挙が保障されない」と主張。中立的な選挙管理内閣の設置を求めデモやゼネストを続けてきた。だが、政権は要求に応じず、民族主義党など約20政党が選挙不参加を決定。AP通信によると昨年10月以降、与野党支持者の抗争や警察との衝突で150人以上が死亡したという。

 議会は一院制で、今回は300議席を改選。同国では民主化が進んだ1990年代以降、アワミ連盟と民族主義党の2大政党が交互に政権を担ってきた。野党に回った側がデモやゼネストをたびたび起こし、混乱が続いている。(ニューデリー=庄司将晃)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014010400175
政治混迷の中、5日に総選挙=野党不参加、正当性に疑問も−バングラ




バングラデシュのジア元首相(左)とハシナ首相(AFP=時事)

 【ニューデリー時事】政情不安が続くバングラデシュで5日、議会(一院制、定数350)選挙が行われる。野党は現政権下では公正な選挙が保証されないとしてボイコットを表明。ただ、ハシナ首相は強行する姿勢を崩しておらず、先鋭化する与野党対立は同国経済にも暗い影を落としている。
 1991年に議院内閣制に移行したバングラデシュでは、二大政党の与党アワミ連盟と野党バングラデシュ民族主義党(BNP)がほぼ交互に政権を担ってきた。
 今回の選挙では、野党の不参加により、大半の選挙区でアワミ連盟の候補者のみが立候補を届け出ており、与党が無投票で過半数の議席を獲得することが決まっている。
 地元紙の世論調査では、国民の8割近くが「投票強行に反対」と回答した。米国や欧州連合(EU)も選挙監視団の派遣を見送るなど、国内外から選挙の正当性に疑問の声が上がっている。(2014/01/04-18:39)

7227チバQ:2014/01/05(日) 22:16:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140105/asi14010521420001-n1.htm
投票所の放火200件以上、17人死亡 混乱深まるバングラデシュ総選挙 情勢は与党の圧勝確実 
2014.1.5 21:34 (1/2ページ)

4日、バングラデシュ南東部フェニで、投票所として使われる予定だった小学校が放火され、教科書の燃えかすを見つめる人たち(ロイター)
 【ニューデリー=岩田智雄】政情不安が続くバングラデシュで5日、議会(一院制、定数350)の選挙が実施された。地元紙デーリー・スター(電子版)によると、野党支持者が各地で投票所や車両に放火するなどの妨害を行い、警官隊の発砲などにより同日だけで少なくとも17人が死亡した。野党のボイコットにより、総選挙は与党の圧勝が確実な情勢だが、混乱はいっそう深まりそうだ。

 政府は治安維持のため、警官隊に加え、数万人規模の軍部隊を各地に展開したものの、政府への抗議デモを続ける野党支持者らは4日から5日にかけ、200以上の投票所に放火した。投票所に向かう有権者の数は少なく、約1万8千カ所の投票所のうち160カ所で投票が延期された。

 総選挙は、女性枠を除く300議席を投票で選ぶ。しかし、バングラデシュ民族主義党(BNP)など20余の野党のボイコットにより、半数余りの選挙区で与党アワミ連盟(AL)系候補が無投票当選を決めた。

 治安が悪化する中、米国や欧州連合(EU)は、選挙監視団の派遣を見送った。地元メディアは選挙後も続投が予想されるハシナ政権の正当性に疑問を投げかけており、政府への反発がいっそう強まれば、選挙のやり直しは避けられないとの見方もある。

 総選挙をめぐっては、BNPなどが、AL党首のハシナ首相に辞任して中立的な選挙管理内閣を設立するよう求めたが、首相が拒否。各地で野党支持者による抗議行動が激化した。昨年12月には、パキスタンからの独立(1971年)当時の戦争犯罪に問われたイスラム協会幹部1人の死刑が執行され、暴動に拍車がかかっていた。

 ハシナ氏はクーデターで殺害されたムジブル・ラーマン初代大統領の長女で、BNP党首のジア氏は暗殺されたジアウル・ラーマン元大統領の妻。激しく対立し、両党の政権交代が繰り返されている。

7229チバQ:2014/01/05(日) 22:20:55
http://mainichi.jp/select/news/20140106k0000m030022000c.html
バングラデシュ:議会選挙は与党圧勝へ 野党ボイコットで
毎日新聞 2014年01月05日 19時21分(最終更新 01月05日 21時40分)

 【ニューデリー杉尾直哉】与野党対立による政情不安が続くバングラデシュで、任期満了に伴う議会(1院制、350議席)選挙の投票が5日行われた。与党・アワミ連盟を率いるハシナ首相への反発から、バングラデシュ民族主義党(BNP)など主要野党がボイコットしており、投票締め切りとともに、改選議席300の半数以上でアワミ連盟の候補が当選することが確実になった。

 だが、4日から5日にかけて、野党支持者らが国内130カ所以上の投票所に放火するなど混乱が広がった。野党不在の選挙には国際的にも正当性に疑問の声が上がるのは必至で、2008年の前回選挙に勝利したハシナ政権は、続投を決めた場合でも、野党の反発に伴う暴動の可能性に直面するなど、厳しい立場に立たされそうだ。

 BNPは投票日の5日にゼネストを呼びかけており、投票率の低下は避けられない情勢だ。現地からの報道によると、警察が野党支持者集団に発砲し、少なくとも3人が死亡。さらに、野党支持者とみられる男が投票所で選挙管理委員会の職員を殺害。AP通信によると、選挙関連の暴力事件で少なくとも11人が死亡した。

 与野党間の対立は昨年1月以降、先鋭化した。原因は、ハシナ首相の主導で10年に設置された戦犯法廷で、野党指導者らが次々と死刑判決を受けたことだ。内戦状態となったバングラデシュ独立戦争(1971年)の際の住民虐殺などの罪を裁く法廷だが、野党側は「野党つぶしの政治裁判」と批判し、ゼネストや暴動が広がった。AP通信によると、与野党支持者間の衝突などで昨年1年間で少なくとも275人が死亡した。

7230チバQ:2014/01/05(日) 22:23:28
http://mainichi.jp/select/news/20140105k0000e030090000c.html
イタリア:「レンツィ旋風」38歳次期首相候補 人気上昇
毎日新聞 2014年01月05日 10時25分


昨年12月15日、民主党のレッタ首相(右)と言葉をかわすマッテオ・レンツィ同党書記長=ロイター
拡大写真 【ローマ福島良典】イタリアで中道左派与党・民主党のマッテオ・レンツィ新書記長(38)が次期首相候補として政界に旋風を巻き起こしている。歯に衣(きぬ)着せぬ物言いで民主党のレッタ首相(47)に変革要求を突きつけ、中道右派のベルルスコーニ元首相(77)に代わるイタリア政治の顔になりつつある。年初の2日には選挙制度の抜本的改革や上院の実質的廃止を提案、若さとカリスマ性を武器に人気を集めている。

 「IPRマーケティング」の世論調査によると、昨年12月8日に民主党の党首に当たる書記長に選出されたレンツィ氏の信用度は52%で主要政治家でトップ。レッタ首相(41%)、アルファノ副首相兼内相(29%)、ベルルスコーニ元首相(25%)、野党「五つ星運動」のベッペ・グリッロ氏(18%)を引き離している。

 レンツィ氏の人気にあやかる形で、昨年2月の総選挙で予想外の苦戦を強いられた民主党の支持率も右肩上がりだ。レンツィ新書記長誕生前の12月2日は28.5%だったが、他党が支持率を落とす中、12月20日には32.5%に急上昇。「レンツィ効果」で支持率首位の座を固めている。

 レンツィ氏はイタリア北部の古都フィレンツェの生まれ。2004年にフィレンツェ県知事に当選。再選を促す陣営の意向に反して09年のフィレンツェ市長選にくら替え出馬し、勝利した。国政経験はないが、一昨年12月の首相候補選で善戦、党内右派のホープとして基盤を固めた。

 鍵は強いリーダーシップ。幼少・青年期を過ごしたフィレンツェ郊外の村リニャーノ・スラルノの幼なじみ、エドワルド・ストッピオさん(40)は「よく一緒にサッカーをした。マッテオはレジスタ(司令塔役)のポジションをやりたがった」と振り返る。

 レンツィ氏はレッタ首相に対し、憲法裁から昨年12月4日に違憲判決を下された選挙制度を早期に改革するよう求めている。憲法裁の判決理由は近く公表される予定だが、政治の安定のために上下両院の第1勢力に与えられる「ボーナス議席」と、有権者が候補者個人を選ぶことのできない拘束名簿式の比例代表制が問題視された。

 レンツィ氏は1月2日の年頭記者会見で、選挙区ごとに下院議員4〜5人を選出する中選挙区制の導入や、上院の地方代表議院への改組を柱とする改革構想を発表した。フィレンツェ大学のアレッサンドロ・キアラモンテ教授(政治学)は「新選挙法が制定されない限り、次期選挙はボーナス議席なしの選挙になってどの党も単独で勝てず、大連立政権が避けられない。レンツィ氏の民主党が単独で勝つには選挙制度の改革が必要不可欠となる」と解説する。

7231チバQ:2014/01/05(日) 22:25:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140105/mds14010522110002-n1.htm
アルカーイダ系「ISIL」勢力拡大 シリア反体制派と内紛 イラクでは中部の要衝掌握
2014.1.5 22:07 (1/2ページ)

 【カイロ=大内清】シリア内戦に反体制派として参戦している国際テロ組織アルカーイダ系の武装勢力「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」と、他の反体制派勢力の対立が深まり、戦闘が激化している。一方でISILは4日までに、政治混乱が続くイラクで中部の要衝ファルージャを掌握した。シリアとイラクにまたがって活動するISILの存在は地域の不安定要因となっている。

 「われわれの名誉と富、土地を守るためにISILと戦う」。シリア反体制派に属するイスラム系武装組織のひとつ「ムジャヒディン軍」は3日、声明を出しISILに宣戦布告した。

 ISILは、「自由シリア軍」「イスラム戦線」などの主だった反体制派武装組織と、シリア北部のアレッポ周辺やイドリブ県でしばしば交戦している。3、4両日の戦闘では少なくとも36人が死亡した。

 ISILにはイラクやアフガニスタンで戦闘経験がある者が多く、シリア内戦では2012年の初めごろから多くの戦闘員を吸収、勢力を広げてきた。支配地域内に厳格なシャリーア(イスラム法)を適用し、違反者を厳罰に処するなどの強権支配を敷くほか、他部隊の戦闘員の誘拐なども行っているとされる。

 ISILに反対する勢力には、アルカーイダが唱える「ジハード(聖戦)」思想に共鳴する者も少なくないとみられるが、現時点では各組織とも「ISILは(シリアでの)革命を乗っ取ろうとしている」と口をそろえて非難する。自らの支配地域の利権が脅かされるとの恐怖があるためだ。

 これに対し、ISILは4日、自分たちへの攻撃を停止しなければ、支配地域にアサド政権側の軍部隊を引き入れると声明で脅迫した。反体制派の内紛は、本来の目的である「政権打倒」を見失う混乱状態に陥っている。

 一方、ISILは元来の活動拠点であるイラクでも昨年末以降、イスラム教シーア派主導のマリキ政権とスンニ派との対立に乗じる形で、中部ファルージャやラマディで武装闘争を激化。両市では今月に入り、治安部隊との戦闘などで100人以上が死亡したとみられ、ISILは4日までに、協力関係にある部族とともにファルージャのほぼ全域を掌握した。

 ファルージャはイラク戦争後の04年、スンニ派勢力が駐留米軍に激しく抵抗した都市で、同じスンニ派のISILには浸透しやすい地盤があったとみられる。

 ファルージャはイラクとシリアを結ぶ街道上の要衝に位置しており、混乱が長期化すればISILにとって両国間の往来や補給がやりやすくなり、勢力強化や両国の情勢の複雑化につながる恐れが強い。

7232チバQ:2014/01/05(日) 22:38:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140105-35042111-cnn-int
子ども兵士が倍増、児童斬首の被害も 中央アフリカの内乱
CNN.co.jp 1月5日(日)16時26分配信

(CNN) 無政府状態が続くアフリカ中部の中央アフリカ情勢で、国連児童基金(UNICEF)は5日までに、内紛による子どもの被害が広がり、少なくとも2人が首をはねられ、数千人規模が兵士として駆り出されていると報告した。

国連によると、同国の首都バンギで昨年12月5日から本格化したイスラム、キリスト勢力間の衝突以降、子ども16人の死亡を確認。負傷者は数十人に達する。

国連児童基金の中央アフリカ担当者によると、子どもに対する暴力行為はかつてないほどの水準で進み、武装勢力に兵士として引き込まれる子どもの数も増加の一途と警告した。

国連は昨年末、中央アフリカ内の子ども兵士の数は武装衝突の激化と共に6000人に倍増したと報告していた。

バンギでは総人口の約半数に当たる37万人が衝突を恐れ、自宅などから退避。全国規模での国内避難者は93万5000人以上に上る。

中央アフリカでは今年3月、セレカなどのイスラム武装勢力が首都を制圧して当時のボジゼ大統領を追放する政変が発生。これ以降、イスラム勢力とキリスト教の自警組織との間の武装衝突が広がっている。国連は大量虐殺の発生も懸念している。

7233チバQ:2014/01/05(日) 22:40:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140105-00000513-san-int
北欧の教育王国はなぜ崩壊したのか? スウェーデンの学力凋落の原因を探る
産経新聞 1月5日(日)11時59分配信



PISAの平均得点(読解力)の推移(写真:産経新聞)
 個性重視で知られる北欧諸国の教育環境が、急速に悪化している。中でもスウェーデンの学力低下が深刻で、経済協力開発機構(OECD)が先日公表した2012年実施の国際学習到達度調査(PISA)では、全3教科の得点がOECD平均を大きく下回った。かつて教育先進国とも呼ばれたスウェーデンの教育はなぜ崩壊したのか、背景を探った。(川瀬弘至)

 ■日本とは55点差

 「北欧諸国の成績が急落した原因は?」

 「もう少し詳しいデータを出してほしい」

 昨年11月27日に文部科学省で行われたPISA結果発表のブリーフィング。記者たちの質問が集中したのは、日本をはじめアジア勢の成績が上昇したことと、北欧諸国の成績が急落したことへの原因分析だった。

 PISAは、各国・地域の学校に通う15歳の男女を対象に「読解力」「数学的応用力」「科学的応用力」の3教科を評価する国際学力テストだ。2000年から3年ごとに行われ、5回目の今回は65カ国・地域から約51万人が参加した。

 その結果発表で、北欧諸国の低迷が浮き彫りになった。このうちスウェーデンの状況は、日本と比べてみると分かりやすい。例えば2003年調査の読解力の得点は、国別順位8位のスウェーデンが14位の日本より16点も高かった。しかし06年以降、脱ゆとり政策に取り組む日本が得点を上げる一方で、スウェーデンは急落。09年調査で8位に上昇した日本に逆転され、今回の12年調査では55点も引き離された。

 この間、北欧諸国でトップを走っていたフィンランドも順位を下げ、日本に抜かされている。

 ■地方分権化の失敗

 「北欧諸国では近年、国家の教育予算を削減し、子供たちの学力向上を地域や学校任せにする傾向がみられる。このため成績上位校と下位校との学校間格差が広がっている」

 PISAの結果分析をしている国立教育政策研究所の担当者がこう分析する。学力低下の背景には、国家の教育政策が影響しているというのだ。

 1990年代のスウェーデンは、徹底した個性重視教育で世界中の注目を集めた。中でも注目されたのは、「教育の地方分権化」と「フリースクール改革」だ。教育への国家の関与を薄め、地域と学校の裁量権を拡大するとともに、民間も参入しての学校選択制(フリースクール)を積極的に導入したのである。

 だが、結果的にこの政策は大失敗だった。自治体によって予算も政策も異なるため、学力の地域間格差や学校間格差が急速に拡大、教育環境の悪化に歯止めがかからなくなった。

 ■移民政策も影響

 もう一つ、スウェーデンの学力低下に決定的な影響を与えているものがある。欧州の中で最も寛容といわれる移民政策だ。

 高福祉国家のスウェーデンは、高齢化による労働力不足を補うため、積極的に移民を受け入れてきた。同国に住む外国生まれの人の割合は、1970年代は7%未満だったが、2000年までに10%を超え、現在は15%前後を占める。

 移民の子供たちは一般の学校に通うので、教室内にスウェーデン語が話せない児童生徒が増加。北欧諸国の教育事情に詳しいノンフィクション作家の河添恵子さんは「両親もスウェーデン語の読み書きができないから、簡単な宿題すら見てあげられない。次第に子供たちは学習意欲を失い、不登校など問題行動が見られるようになる」と話す。

 教育の地方分権化と移民政策により深刻化するスウェーデンの学力低下。国立教育政策研究所の渡辺良・前総括客員研究員は、「子供たちの学力水準を向上するには、学校や地域の取り組みとともに、国家がある程度は関与し、適切な教育行政に取り組む必要がある」と話している。

7234チバQ:2014/01/06(月) 20:42:25
http://www.afpbb.com/articles/-/3005977
シリア内戦、反体制派3派が連合してISILと激しい戦闘
2014年01月05日 10:13 発信地:ベイルート/レバノン
【1月5日 AFP】シリアの反体制活動家らは4日、一部の反体制派組織が連合して国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系イスラム武装組織「イラク・レバント(地中海東岸地域)のイスラム国(Islamic State of Iraq and the Levant、ISIL)」の戦闘員を拘束したり殺害したりする新たな「革命」に乗り出したと語った。反体制活動家らは、ISILはバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)シリア大統領よりもひどい悪事を働いているとしている。

 北部アレッポ(Aleppo)県と北西部イドリブ(Idlib)県では、「イスラム戦線(Islamic Front)」や「シリア革命派戦線(Syrian Revolutionaries Front)」など、反体制派の中でも勢力の強い3派が連合してISILと2日前から激しい戦闘を繰り広げているという。反体制派の主要組織である「国民連合(National Coalition)」はこの戦闘を全面的に支持すると表明した。

 シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)によると、ISILの構成員や支持者がイドリブ県で3日以降に少なくとも36人殺害され、イドリブ県とアレッポ県で 100人以上が反体制派に拘束されたという。

 ISILは隣国イラクのファルージャ(Fallujah)を掌握したほか、アサド大統領側について戦っているイスラム教シーア派原理主義組織ヒズボラ(Hezbollah)の拠点があるレバノンの首都ベイルート(Beirut)で起きた自爆攻撃について犯行声明を出しており、シリア内戦が周辺国に広がっていることをうかがわせる新たな動きがでてきている。

 アサド政権と戦うためシリアに入ったイスラム武装組織は、当初、反体制派に歓迎されていたが、ISILが他の反体制派組織を支配下に置こうとして内紛が起き、さらには活動家、他の反体制派組織、一般市民に対して組織ぐるみで暴力を加えるようになったため、ISILとその他の反体制派組織の関係は悪化していた。(c)AFP

http://www.afpbb.com/articles/-/3005973?ctm_campaign=relation&amp;cid=3005977
イラクのファルージャ、武装勢力ISILが掌握 新たに65人死亡
2014年01月05日 08:37 発信地:ファルージャ/イラク
【1月5日 AFP】イラク治安当局者は4日、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系の武装組織「イラク・レバント(地中海東岸地域)のイスラム国(Islamic State of Iraq and the Levant、ISIL)」がイラク西部アンバル(Anbar)州のファルージャ(Fallujah)を掌握したと明らかにした。

 治安当局によると、4日のアンバル州での戦いで、兵士8人、政府と同盟関係にある部族民2人、ISILの戦闘員55人の計65人が死亡した。

 首都バグダッド(Baghdad)の西に位置するアンバル州では、州都ラマディ(Ramadi)とファルージャの一部が数日前から武装勢力に掌握されており、2003年に米軍主導の多国籍軍が進攻した後の、両市が武装勢力の拠点になっていた数年間をほうふつとさせる状況になっている。

 アンバル州の治安当局高官はAFPの取材に対し、「ファルージャはISILの支配下にある」と述べたが、同市郊外は地元警察が掌握しているという。

 ファルージャにいるAFP記者も、通りには治安部隊やイスラム教スンニ(Sunni)派の部族による反アルカイダの治安組織「覚醒評議会(Awakening、サフワ、Sahwa)」の姿は見えないとして、ISILが同市を掌握したようだと話している。

 イラク地上部隊のアリ・ガイダン・マジード(Ali Ghaidan Majeed)司令官によると、戦闘に加わっているのは、治安部隊とその同盟関係にある部族、ISIL、反政府勢力「部族軍事評議会(Military Council of the Tribes)」の3集団だという。

 イラクのヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)首相は4日、アンバル州から武装集団を排除する決意を示した。(c)AFP

7235チバQ:2014/01/06(月) 20:44:11
http://mainichi.jp/select/news/20140106k0000m030068000c.html
イラク:西部でアルカイダ拡大 イラク軍と戦闘続く
毎日新聞 2014年01月05日 22時46分(最終更新 01月05日 23時43分)


戦闘による死者の葬儀で、反政府スローガンを叫んで行進する武装した男たち=イラク・ファルージャで2014年1月4日、AP
拡大写真 【カイロ秋山信一】イラクとシリアで活動する国際テロ組織アルカイダ系の武装組織「イラク・レバント・イスラム国(ISIL)」が昨年末以降、首都バグダッドの西にあるアンバル県の一部都市を占拠し、イラク軍との戦闘が5日も続いた。AP通信などによると、ISILは4日までに主要都市ファルージャを制圧。イスラム教に基づく新国家建設を目指して支配地域を拡大しており、シリアとイラクの混乱に拍車がかかっている。

 首都バグダッドでは5日、複数の爆弾が爆発し、AP通信によると、少なくとも20人が死亡、55人が負傷した。犯行声明は出ていないが、アルカイダ系武装勢力の関与が疑われている。

 今回の紛争のきっかけは、昨年12月末、イスラム教シーア派主導のマリキ政権がアンバル県ラマディで開始した、スンニ派中心の反政権集会の強制排除。少なくとも13人が死亡したためデモ隊は激しく反発し、混乱はバグダッドの西約50キロにあるファルージャにも波及した。

 マリキ政権は両都市から軍を撤退させるなど融和策をとったが、ISILが混乱に乗じて警察施設や刑務所などを襲撃して一部地域を占領、軍との戦闘に発展した。AFP時事によると、4日までに165人以上が死亡した。ISILの戦闘員は数百人以上で、ファルージャではスンニ派地元部族もアルカイダに協力しているという。マリキ首相は4日の演説で「全テロ組織を壊滅させるまで戦い抜く」と強調した。

 ファルージャは2003年のイラク戦争後、米軍占領に反対するスンニ派過激派の拠点となった。その後、米軍と地元部族が協調し、07年ごろまでに過激派を排除したが、11年末までに米軍は撤退。過激派が勢力を盛り返していた。ロイター通信によると、ケリー国務長官は5日、米軍再派遣の考えはないと強調した。

 イラクの治安悪化の背景には、隣国シリアの内戦もある。シリアではシーア派系アラウィ派が主体のアサド政権と、スンニ派が多い反体制派が戦っている。このためイラクでも、多数派のシーア派に対する反発が拡大。シーア派を敵視するISILによるテロが増加した。シーア派武装勢力も反撃し、宗派間抗争が激化した。

. ISILはシリア北部や西部でも支配地域を拡大している。中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、アルカイダの指導者ザワヒリ容疑者は昨年11月までに活動地域をイラク国内に限るよう指示したが、ISILはその後もシリアで活動を続けている。

.

7236チバQ:2014/01/06(月) 21:12:01
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014010600886
メルケル首相、スキー中に重傷=3週間の予定キャンセル−ドイツ
 【ベルリン時事】ドイツ政府スポークスマンは6日、メルケル首相(59)がクリスマス休暇で訪れたスイスでスキー中、転倒して重傷を負ったことを明らかにした。今後3週間の予定をキャンセルするという。(2014/01/06-20:10)

7237チバQ:2014/01/06(月) 22:09:59
http://www.asahi.com/international/reuters/CRWTYE9BT03Q.html
焦点:トルコのエルドアン首相、汚職疑惑乗り切る鍵は経済運営
2013年12月30日05時32分
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12月27日、トルコのエルドアン首相は、政権を揺るがす汚職疑惑で自身の家族にも捜査の手が及んだにもかかわらず、敬虔なイスラム教徒の有権者などから忠誠心を享受しており、十分に政権を維持する力がありそうだ。写真は25日、アンカラで撮影(2013年 ロイター/Umit Bektas)
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 [イスタンブール 27日 ロイター] -トルコのエルドアン首相は、政権を揺るがす汚職疑惑で自身の家族にも捜査の手が及んだにもかかわらず、敬虔なイスラム教徒の有権者や裕福なエリート層からの強い忠誠心を享受しており、十分に政権を維持する力がありそうだ。

 ただエルドアン首相率いる与党、公正発展党(AKP)幹部が、2015年に予定されている次の総選挙が来年初めに前倒しされる可能性を示唆しており、これは首相が政権掌握について、いつになく強い懸念を抱いていることの表れだ。

 国営銀行での汚職疑惑に絡み、3閣僚が辞任した。そのうちの1人は首相は事情を知っており、辞任すべきだと述べた。

 23日の週になって、トルコメディアは首相の息子、ビラル・エルドアン氏の証言を求める予備召喚状と思われる書類を公表した。書類の信ぴょう性は確認できていない。

 投資家は神経質になっており、通貨リラは急落している。

 しかしこの汚職疑惑を受け、エルドアン首相は一貫して、すべては首相を狙った外国勢力による策略だと主張。イスタンブール市警トップを含む複数の警察幹部を更迭し、「ヒズメット運動」を率いる米国在住の有力なイスラム教聖職者、フェトフッラー・ギュレン氏と痛烈な批判を交わすとともに、断固として何も間違ったことはしていないと主張している。首相の息子を名指しした文書についても陰謀を示す一例だと述べた。

 これまでのところ世論調査では、AKPの支持率は数%ポイント下落したものの依然として40%を上回っている。調査会社コンダのディレクター、BekirAgirdir氏は、AKPの支持率は3─5%下落した可能性があり、支持率がさらに下落するか、あるいは持ち直すかはこの危機の乗り切り方次第だと指摘した。

 ただこの下落率ではAKPを政権の座から引きずり下ろすにはとても十分ではない。前回の選挙でAKPは全投票数の半分を押さえて3分の2以上の議席を獲得した。

 <市長選が試金石>

 3月に予定されているイスタンブール市長選挙が一つの指標となりそうだ。トルコ最大野党の共和人民党(CPH)のムスタファ・サルギュル候補が、AKP所属の現職から市長の座の奪取に挑む。

 エルドアン首相は6カ月前にも、前代未聞の反政府デモに見舞われた。強権的と非難された首相は、警察による取り締まりを命じ、警官隊とデモ隊との衝突で8人が死亡した。ただ世論調査によると、首相の支持率はほとんど変わらなかった。

 首相の保守派支持者にとっては、汚職疑惑の方が、強権主義に対する非難よりも打撃が大きい可能性がある。

 トルコ日刊紙「サバハ」に先週まで執筆していた著名コラムニストのNazliIlicak氏は「(夏の)デモは自暴自棄になったいくつかの利益集団の指揮下に移ったと受け止められた。これが首相の支持者に大きな影響が及んでいないことの説明となるだろう。ただ保守的な有権者の間では、今回は正義にまつわる感覚、つまり当然国民に所属すべきものが強奪されたという感覚があり、軽々しく扱うべき問題とは見られていない」と指摘。エルドアン首相が票を維持したいなら、すべてを「白状」して汚職疑惑に正面から取り組む必要があるとの見方を示した。

 経済の舵取りが長年、首相の最も自慢できる功績となっており、汚職疑惑の景気への影響が、首相の支持が持ちこたえるかどうかの決め手になりそうだ。

 リラ相場は、16日の週に中央銀行が外貨を売却したため下落は多少弱まったものの、対ドルで最安値を更新している。

 ただ多くの投資家は、首相が過去にも難局をうまく乗り切ったのを見てきたため、当面は首相とその経済チームへの支持を維持しそうだ。

 スタンダード・バンクのエコノミスト、ティモシー・アッシュ氏は「エルドアン氏は政治的な逆境に強い人で、らつ腕の政治的策士だ。私は首相はこれを乗り切ると思う。首相は強い支持を受けており、経済チームからの支持が維持される限り、市場は首相に疑わしきは罰せずという態度を示すだろう」との見解を示した。

 (Humeyra Pamuk and Orhan Coskun記者)

7238チバQ:2014/01/07(火) 21:37:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014010700903
王女に出頭命令=資金洗浄関与の疑い−スペイン
 【パリ時事】スペインの予審判事は7日、フアン・カルロス国王の次女クリスティーナ王女(48)に対し、夫と共同所有する会社の税務上の不正行為とマネーロンダリング(資金洗浄)に関与した疑いで、3月8日に予審法廷に出頭するよう命じた。刑事訴追に向けた手続きの一環とみられる。
 スペイン王室の直系メンバーが刑事事件の捜査対象となるのは、1975年の王制復活後初めて。王室報道官はAFP通信に対し、予審判事の決定を「尊重する」と述べた。王女夫妻は不正行為を否定している。
 王女の夫で元ハンドボール選手のイニャキ・ウルダンガリン氏は、代表を務めていた非営利団体を通じた公金横領の疑いで、当局の捜査対象となっている。現地からの報道によると、王女夫妻は共同所有する会社を、不正に受け取った資金の洗浄に使っていたと当局はみている。(2014/01/07-21:04)

7239チバQ:2014/01/08(水) 19:27:43
http://www.afpbb.com/articles/-/3006174
混乱収まらぬエジプト、観光地ルクソールの悲鳴
2014年01月08日 18:19 発信地:ルクソール/エジプト
【1月8 日 AFP】古代ファラオの遺跡で有名なエジプトのルクソール(Luxor)はかつて観光客であふれていた。だが同国の政治情勢の激変により、観光客の姿は消えてしまった。

 エジプトの政情不安は2011年、長年独裁を敷いてきたホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)元大統領を退陣に追い込んだ民衆蜂起から始まった。2013年7月には軍の事実上のクーデターによりムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)前大統領が解任。その間も暴動や混乱は続き、同国の経済を支える観光産業は大きな痛手を負っている。

 ルクソールで観光案内の仕事をするサラーハさん(51)の馬車には、この何か月間も客が乗っていない。「以前は月に2000〜3000エジプト・ポンド(約3〜4万5000円)を稼いでいたが、今ではポケットに10ポンド(約150円)あればいいほうだ」という。4人の子供がいて、末っ子はまだ18か月だ。

 エジプト南部、ナイル川の岸に位置する人口約50万のルクソール市。同国最大の観光地の一つだが、過去3年にわたる政変の影響をもろに受けている。市民の大半はサラーハさんのように観光業で生計を立てている。観光はエジプトのGDP(国内総生産)の11%以上を占め、最近まで400万人以上の雇用を維持していた。

■市内はゴーストタウン化

 しかし、ルクソールに毎日約1万人もの観光客が訪れる日々は過ぎ去ってしまった。「馬をもう1頭持っていたんだが、売ってしまった」とサラーハさんはいう。「子供と馬2頭、どちらを養っていくかの選択だった」。

 サラーハさんのように馬車による観光ガイドはルクソールで340件が営業しているが、うち20件の馬が餓死したという。

 かつては潤っていたルクソールは、今やゴーストタウンと化している。空港に人影はなく、ホテルの前に停まっているタクシーに乗り込む客もほとんどいない。

 エジプトではモルシ退陣後も、軍主導の暫定政府によるモルシ支持派の弾圧は続き、暴力をともなう衝突で1000人以上が死亡した。治安が悪化する中、諸外国政府はエジプト渡航に注意を喚起しており、観光業が回復する見込みも立たない。

 ルクソールではこれまで暴動は起きていないが、観光業に携わる人たちはモルシ前大統領とその出身母体であるイスラム組織「ムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)」に非難の矛先を向けている。

 再び安定を取り戻すため、ルクソールの住民は、暫定政府が約束通り民主的な政権移行を迅速に実行することを求めている。今月には新憲法案の是非を問う国民投票が実施される予定で、今年半ばまでに議会選と大統領選挙も行われる見込みだ。(c)AFP/Sarah BENHAIDA

7240チバQ:2014/01/09(木) 22:27:13
http://mainichi.jp/select/news/20140110k0000m030073000c.html
南スーダン:「和解簡単でない」 不信感と憎悪、亀裂深く
毎日新聞 2014年01月09日 21時16分

 政府軍と反乱軍の戦闘が始まってから3週間以上がたったアフリカ東部・南スーダン。9日、首都ジュバの国連施設を訪ねると、多数の避難民が悪環境の中で治安回復を待っていた。だが、彼らの記憶には、敵対民族への不信感と憎悪が深く刻まれており、今後の和解の難しさもうかがえた。【ジュバ服部正法】

 日本の陸上自衛隊も展開しているジュバ国際空港そばの国連南スーダン派遣団(UNMISS)の施設。先月15日までは、陸自やルワンダ軍などの平和維持活動(PKO)部隊の車両や工作機械などが置かれていた原野に、現在約1万7000人の避難民が身を寄せている。

 国連や国際援助団体がテントなどを支給し、この日も陸自が給水施設付近の排水設備づくりをしていた。しかし、至る所にペットボトルや生ゴミが散乱し、水たまりやトイレ付近からは悪臭が立ち込めている。

 ここの避難民の多くは、反乱軍を率いるマシャール前副大統領の出身民族、ヌエル人だ。ジュバとその周辺のヌエル人らの多くが、戦闘開始直後に、キール大統領の出身民族で、与党を主導する最大民族ディンカ人の攻撃を避けるためにこの施設に逃れたようだ。

 ヌエル人男性のラムさん(21)とカイさん(22)は、ジュバ市内の集落を先月16日に抜け出し、施設に逃げ込んだ。2人によると、政府軍側の兵士が集落を急襲し、家々を探してヌエル人男性20人以上を選んで連行し、殺害したという。カイさんは「友人も失った。和解は簡単ではない」と言った。

 ヌエル人女性のモニカさん(19)もヌエル人集落で攻撃に遭遇した。15日の夜に戦闘が始まり、いったんは小康状態になったが、16日朝から集落への本格的な攻撃が始まった。

 「あんな体験は初めて。最初は家の中に身を潜めるしかなかった」。叔父の一人は肩を撃たれて負傷。モニカさんは政府軍の攻撃だったのかは「不明」としながらも、市民レベルの和解は「(可能かどうか)分からない。(政府と反乱軍の)リーダーたちは何もひどい目に遭っていない。悲惨な目に遭ったのは私たちだ」と、政治家らへの不信感を表した。

 政府側がジュバでヌエル人を大量に殺害した疑いについて、政府は否定している。また、反乱軍の制圧地域では逆に、ディンカ人への攻撃や殺害が報じられており、両民族による報復合戦が続いているのは否定できない。

7241チバQ:2014/01/09(木) 22:28:56
http://mainichi.jp/select/news/20140109k0000m030080000c.html
南スーダン:国内避難民23万人に…停戦交渉成果なし
毎日新聞 2014年01月08日 23時59分(最終更新 01月09日 00時00分)

 【ジュバ服部正法】政府軍と反乱軍の衝突で内戦の危機に直面するアフリカ東部の南スーダンでは、反乱軍が制圧する東部ジョングレイ州の州都ボルなどを巡る攻防が8日も続いた。AP通信によると、政府軍を支援する隣国ウガンダは派遣部隊を増強した。国連によると国外に逃れた難民は3万人を超え、国内避難民も23万人に達している。両陣営は隣国エチオピアの首都アディスアベバで停戦交渉を続けているが、成果は出ていない。

 AFP通信によると、政府軍はボル奪還に向け攻勢を強めている。ロイター通信によると、同市の南東付近で7日、爆発音が響いた。ボルは国連平和維持活動(PKO)の一環で日本の自衛隊も展開する首都ジュバの北方約200キロ。

 一方、北部ユニティ州をパトロールした国連南スーダン派遣団(UNMISS)によると、多くの村が焼き打ちされ、飲料水などが不足しているという。

 エチオピアでの停戦交渉は、反乱軍側が求める捕虜の釈放を政府側が拒むなどして、進展していない。

7242チバQ:2014/01/09(木) 22:29:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=tha_30&amp;k=2014010900646
スーダンとウガンダ
 スーダンとウガンダ 南スーダンの隣国ウガンダは、2005年まで20年以上も続いたスーダンの南北内戦に深く関わった。ウガンダのムセベニ大統領がスーダン南部の武装勢力を支援したのに対し、スーダンのバシル大統領は領内に逃げ込むウガンダの反政府勢力を支援して対抗した。
 11年に独立した内陸国の南スーダンは北隣のスーダンを通じて石油を輸出している。キール大統領はこれに代わる海への出口としてケニアに接近。この新パイプライン建設構想には同じ内陸国のウガンダも組み込む形で計画が進んでおり、南スーダンへの影響力確保はウガンダの国益となっている。(ロンドン時事)(2014/01/09-16:27)

7243チバQ:2014/01/09(木) 22:31:40
http://mainichi.jp/select/news/20140110k0000m030048000c.html
ケニア大統領:公判延期へ 脅迫で証人が証言取りやめ
毎日新聞 2014年01月09日 20時04分(最終更新 01月09日 20時40分)


昨年開いた独立50年の記念式典で手を振るケニヤッタ・ケニア大統領=2013年12月、AP
拡大写真 【ブリュッセル斎藤義彦】国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)が現職大統領を裁く初のケースとして注目されていたケニヤッタ・ケニア大統領(52)の2月の公判が無期限に延長される公算が大きくなっている。刑事裁は近く、主任検察官の要請で延長を認める見通しだが、事実上の訴追中断になると危惧されている。脅迫などで証人が証言を取りやめたのが原因で、物証集めも難航。外部で一国の首脳を裁こうという国際刑事裁の限界が表れたとも言えそうだ。

 捜査にあたるベンスダ主任検察官は先月19日に公判延期を刑事裁に要請した。重要な証人の一人が昨年、証言拒否の意向を伝えていた。また、昨年12月には別の証人が偽証したことを告白。主任検察官は「公判を維持する証拠が不十分で時間が必要だ」と述べた。

 大統領支持派による証人への脅迫は常態化していると言われ、証言拒否につながった可能性がある。刑事裁は昨年8月、証人に賄賂を渡し証言をやめさせようとしたケニアの男に逮捕状を出した。

 大統領の公判は元々、昨年11月だったが、9月に発生したテロ事件などに配慮して今年2月に延期。今回は無期限延期になる。報道によると、公判が可能だとしても今年5月以降になる見通し。

 刑事裁は、ケニヤッタ大統領とともに起訴され、昨年9月から公判が始まったルト副大統領のケースは予定通り13日から公判を再開する。主任検察官は「ケニアのケースを訴追する意思は強固だ」としている。主任検察官は延期期間中、再出廷するよう証人を説得するほか、新たな証拠獲得に向け捜査する。

 しかし、検察官が求めているケニヤッタ大統領らの資産情報の提供をケニアが拒否するなど物証集めも難航しているのが実情だ。

 ケニヤッタ大統領の支持派は、公判延期要請を歓迎し公判中止を求めている。これに対して、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは「深い困惑」を表明。被害者団体はケニア政府が国際刑事裁に非協力的な態度を取っていると非難し、証人に頼り過ぎず、携帯電話の通話記録など、物証を重視するよう主任検察官に求めた。

 ケニアでは2007年の大統領選後の暴動で1000人以上が死亡。当時、政党幹部だったケニヤッタ大統領とルト副大統領が暴動を指揮したとして主任検察官は人道に対する罪などで、12年1月に両者を起訴した。

◇国際刑事裁判所(ICC)

ジェノサイド(住民虐殺)や人道に対する罪、戦争犯罪を犯した国家指導者など個人を裁く常設の裁判所。1998年に設立条約が採択され、2003年にオランダ・ハーグに設置された。条約加盟国や国連安保理の要請、ICC検察官の職権で裁判が行われる。日本(07年加盟)を含む122カ国(13年5月現在)が加盟。米国や中国、ロシアなどは未加盟。

7244チバQ:2014/01/09(木) 23:11:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014010900048
「大統領」にアリ氏=ソマリアのプントランド

プントランド「大統領」に選ばれたアリ元ソマリア首相=2012年2月、ブリュッセル(AFP=時事) 【モガディシオAFP=時事】1990年代に「自治」を宣言し半独立状態のソマリア北部プントランドで8日、「大統領」を選ぶ選挙があり、ソマリア暫定政府で2011年から約1年首相を務めたアリ氏が、現職のファロレ氏を僅差で破り当選した。プントランドは海岸が海賊、山岳部がイスラム過激派「アルシャバーブ」の基地になっている。(2014/01/09-06:01)

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7245チバQ:2014/01/09(木) 23:16:07
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014010900506
スペイン国王、退位観測も=次女の醜聞、健康問題で危機
 【パリ時事】スペインで、フアン・カルロス国王(76)の退位を取り沙汰する声が上がり始めた。自身の健康問題に加え、次女のクリスティーナ王女が夫の公金横領疑惑で捜査当局から出頭命令を受けるスキャンダルに見舞われ、国民からの信頼が落ち込んでいるのが背景。フランコ独裁政権後、民主化の象徴だった国王は1975年の即位以来、最大の危機に立たされている。
 AFP通信によると、放送大学の講師アントニオ・トレス・デルモラル氏は「国王の退位が近いのは確実だ」と指摘。国営EFE通信で長く国王を取材してきた作家のセザール・デララマ氏も「問題が忘れ去られるか、夏前に退位を決意するか、今後4〜6カ月が極めて重要だ」と分析する。
 王女の夫で元ハンドボール選手のイニャキ・ウルダンガリン氏は、公金横領の疑いで捜査対象となっている。王女も7日、関与の疑いがあるとして予審判事に出頭を命じられ、王室の直系メンバーとして初めて刑事裁判の被告となる可能性が出てきた。
 また、国王自身も近年は腰の手術で入退院を繰り返し、フェリペ皇太子(45)に公務を任せることが増えている。6日には軍のパレードを閲兵し、久しぶりに公の場に姿を見せたが、約10分間のスピーチで何度も言葉に詰まる場面も。デララマ氏は「閲兵する姿が生気に欠け、力を失っているように見えたことで、イメージを大きく損なった」と話す。(2014/01/09-14:29)

7246チバQ:2014/01/10(金) 22:08:01
http://www.afpbb.com/articles/-/3006291?utm_source=google&amp;utm_medium=news&amp;utm_campaign=recommend-rss&amp;google_editors_picks=true
世界一若い国家が「崩壊の危機」、戦闘続く南スーダン
2014年01月10日 14:38 発信地:ジュバ/南スーダン
【1月10日 AFP】世界一若い国家が「崩壊の危機」にあると米国が警鐘を鳴らす南スーダンでは、反乱軍が掌握している油田地帯の主要都市、ユニティ(Unity)州の州都ベンティウ(Bentiu)奪還に向け、政府軍が戦闘を続けている。

 隣国エチオピアでの停戦交渉が暗礁に乗り上げる中、反乱軍の主要拠点となっている南スーダン北部のユニティ州と東部ジョングレイ(Jonglei)州の州都ボル(Bor)付近での戦闘は激化している。

 リンダ・トマスグリーンフィールド(Linda Thomas-Greenfield)米国務次官補(アフリカ担当)は米議会で「悲しいことに今日、世界一若く、また明らかに最も脆弱な民主主義国の一つである国が、崩壊の危機に直面している」と述べ、「戦闘が日一日と長引くにつれ、民族間の緊張が高まり、全面的な内戦に突入する危険がある」と指摘した。

 南スーダン軍のフィリップ・オージェ(Philip Aguer)報道官がAFPに語ったところによると、サルバ・キール(Salva Kiir)大統領派の部隊は現在ベンティウの近くにおり、9日も衝突が続いている。

 国連南スーダン派遣団(UNMISS)事務総長特別副代表のトビー・ランザー(Toby Lanzer)氏によれば、ベンティウ市内外は無法地帯となっており、援助機関の車両を武装集団が乗り回している状態で、市民は逃げ出している。

 南スーダンの原油の多くはユニティ州で汲み上げられているが、戦闘が始まって以降、石油生産は約5分の1に落ち込んでおり、貧困にあえぐ同国から主要な外貨獲得源を奪っている。

 軍報道官によると、政府軍の部隊は首都ジュバ(Juba)の北約200キロに位置するボルから約15キロの地点でも、戦闘にとらわれている。ボルは、反乱軍が掌握するもう一つの主要都市。

 ワニが群がる白ナイル川(White Nile)を挟んでボルの対岸にある湿地ミンカーメン(Minkammen)で取材をしているAFP特派員によると、戦闘から逃れようと数百人が、危険を冒しながら船や徒歩で川を渡っている。ミンカーメンにはすでに8万人近い避難民がおり、戦闘で家を追われた人々が集まる単独では最大の避難場所になっている。(c)AFP/Waakhe Simon Wudu

7247チバQ:2014/01/10(金) 22:08:00
http://www.afpbb.com/articles/-/3006291?utm_source=google&amp;utm_medium=news&amp;utm_campaign=recommend-rss&amp;google_editors_picks=true
世界一若い国家が「崩壊の危機」、戦闘続く南スーダン
2014年01月10日 14:38 発信地:ジュバ/南スーダン
【1月10日 AFP】世界一若い国家が「崩壊の危機」にあると米国が警鐘を鳴らす南スーダンでは、反乱軍が掌握している油田地帯の主要都市、ユニティ(Unity)州の州都ベンティウ(Bentiu)奪還に向け、政府軍が戦闘を続けている。

 隣国エチオピアでの停戦交渉が暗礁に乗り上げる中、反乱軍の主要拠点となっている南スーダン北部のユニティ州と東部ジョングレイ(Jonglei)州の州都ボル(Bor)付近での戦闘は激化している。

 リンダ・トマスグリーンフィールド(Linda Thomas-Greenfield)米国務次官補(アフリカ担当)は米議会で「悲しいことに今日、世界一若く、また明らかに最も脆弱な民主主義国の一つである国が、崩壊の危機に直面している」と述べ、「戦闘が日一日と長引くにつれ、民族間の緊張が高まり、全面的な内戦に突入する危険がある」と指摘した。

 南スーダン軍のフィリップ・オージェ(Philip Aguer)報道官がAFPに語ったところによると、サルバ・キール(Salva Kiir)大統領派の部隊は現在ベンティウの近くにおり、9日も衝突が続いている。

 国連南スーダン派遣団(UNMISS)事務総長特別副代表のトビー・ランザー(Toby Lanzer)氏によれば、ベンティウ市内外は無法地帯となっており、援助機関の車両を武装集団が乗り回している状態で、市民は逃げ出している。

 南スーダンの原油の多くはユニティ州で汲み上げられているが、戦闘が始まって以降、石油生産は約5分の1に落ち込んでおり、貧困にあえぐ同国から主要な外貨獲得源を奪っている。

 軍報道官によると、政府軍の部隊は首都ジュバ(Juba)の北約200キロに位置するボルから約15キロの地点でも、戦闘にとらわれている。ボルは、反乱軍が掌握するもう一つの主要都市。

 ワニが群がる白ナイル川(White Nile)を挟んでボルの対岸にある湿地ミンカーメン(Minkammen)で取材をしているAFP特派員によると、戦闘から逃れようと数百人が、危険を冒しながら船や徒歩で川を渡っている。ミンカーメンにはすでに8万人近い避難民がおり、戦闘で家を追われた人々が集まる単独では最大の避難場所になっている。(c)AFP/Waakhe Simon Wudu

7248チバQ:2014/01/10(金) 22:08:31
http://www.afpbb.com/articles/-/3006278
イスラエルのシャロン元首相、「極度に危険」な容体
2014年01月10日 12:34 発信地:エルサレム/イスラエル
【1月10日 AFP】8年間昏睡(こんすい)状態にあるイスラエルのアリエル・シャロン(Ariel Sharon)元首相(85)の容体が「極度に危険な」状態に陥っていると、病院関係者が9日、明らかにした。

 元首相が入院しているテルアビブ(Tel Aviv)近郊のテル・ハショメール(Tel Hashomer)病院は声明で、「この数時間、シャロン元首相の容体が悪化している。極度に危険な状態で、家族が病室に集まっている」と述べた。

 シャロン首相は2006年1月4日に重度の脳卒中で倒れて以降、一度も意識が戻ることなく昏睡状態が続いている。手術後に深刻な腎障害を起こし、今月1日に容体が急激に悪化していた。(c)AFP

7249チバQ:2014/01/10(金) 22:09:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140110/amr14011021500010-n1.htm
裸での身体検査など「屈辱的扱い」 逮捕のインド人女性外交官が米国を出国
2014.1.10 21:46

ニューヨークのインド総領事館の副総領事在任当時、同総領事館でのイベントに出席したデブヤニ・コブラガデ氏=2013年6月(ロイター)
 【ニューヨーク=黒沢潤】ニューヨークの連邦大陪審は9日、インド人のメイドの労働ビザを不正に取得するため、給与に関する虚偽の報告をした罪で、ニューヨークのインド総領事館で副総領事を務めていた女性外交官、デブヤニ・コブラガデ氏(39)=事件後、国連代表部に異動=を起訴した。ロイター通信によると、コブラガデ氏は外交官免責特権を認められ、インドに帰国した。

 起訴状によると、コブラガデ氏はニューヨーク赴任前の2012年秋、同行するメイドの給与を米国での法定水準を上回る額にするとの虚偽の報告をし、不正にメイドの労働ビザを取得したとされる。

 しかし、実際には法定水準を大きく下回る月3万ルピー(約5万円)で契約が結ばれており、日によっては時給が1ドル42セント(約149円)になることもあったという。

 コブラガデ氏は公衆の面前で手錠をかけられ、裸での身体検査を強いられるなどしたため、インド政府が「屈辱的な扱いだ」と米国政府に厳重抗議していた。

 ニューデリーの米国大使館前に設置されていた警備用バリケードが撤去されるなどの報復措置もあり、両国関係がぎくしゃくしていた。

 米国政府はコブラガデ氏に総領事館の職員よりも特権範囲が広い国連代表部職員としての免責を認めたが、米国の国連代表部は、コブラガデ氏が再び米国に戻れば、刑事訴訟の対象となる可能性を示唆した。

7250名無しさん:2014/01/10(金) 22:15:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140110/erp14011021360001-n1.htm
仏大統領、女優と密会か 芸能誌報道に法的措置検討
2014.1.10 21:32

フランスのオランド大統領と女優のガイエさんの密会を報じる芸能誌クローザー(共同)
 フランスの芸能誌クローザーは10日発売号で、同国のオランド大統領(59)がフランス人女優ジュリー・ガイエさん(41)と密会したとする写真を掲載した。ロイター通信などによると、オランド氏はプライバシーの侵害だとして法的措置を検討するとの考えを示した。

 同誌は昨年12月30〜31日、パリのマンションで2人が一晩を過ごしたとする写真など7ページの特集を掲載した。オランド氏は事実関係についてはコメントしていない。

 フランスメディアによると、2人の関係はこれまでも噂になっていた。

 オランド氏は、ジャーナリストのバレリー・トリルベレールさん(48)と事実婚の関係にある。

 ガイエさんは同国の映画やテレビドラマに多く出演。2009年の東京国際映画祭で最優秀女優賞を受賞した。(共同)

7252チバQ:2014/01/11(土) 13:33:49
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014011002000135.html

チュニジア政権退陣 行き詰まるイスラム政党














2014年1月10日 朝刊





 【チュニス=今村実】政情が混乱するチュニジアで、「ジャスミン革命」を受け二年余前に発足した、イスラム政党アンナハダ主導の暫定政府が退陣した。首相府は本紙取材に、革命三周年を前にした九日、ラライズ首相がマルズーキ大統領に辞表を提出したと明らかにした。


 昨年七月に崩壊したエジプトのモルシ政権に続き、「アラブの春」後に発足したイスラム政権の行き詰まりを象徴。無所属のジョマア産業相が新首相として中立的な政府を発足させ、本格政権に向け大統領選や議会選を年内にも実施する。


 AFP通信などによると、政権運営に国民の不満が高まったアンナハダは、今月の憲法制定作業でも大幅な譲歩を迫られた。「イスラム教は立法の主要な源」とする条文を盛り込むことを断念。信教の自由や男女の権利の平等などに関する条文も、受け入れた。


 背景には、エジプトでモルシ政権を支えたイスラム組織ムスリム同胞団が、事実上の軍クーデターで大打撃を受けた状況がある。同胞団は排他的な政権運営や強硬な憲法制定を推し進め、反発を受けた。


 本紙取材に、チュニジアの評論家アレイヤ・アラーニ氏は「経済悪化で反政府デモが頻発しかねない。さらにエジプト政変を目の当たりにし、同じシナリオを避けるため、イスラム政党としての姿勢を再考せざるを得なかった」と指摘。


 その上で、年内に実施される議会選での勝利に焦点を移す戦術とみる。人気が低下したとはいえ依然、有権者の20〜25%の支持を維持しているとみられ、いったんは譲歩し、組織立て直しを図る狙いだ。


 選挙前、政権党として国民の批判の矢面に立つのを避ける意図もありそうだ。


 チュニジアは二〇一一年一月十四日、ベンアリ長期政権が崩壊、「アラブの春」の先駆けとなった。同十月の制憲議会選で第一党となったアンナハダが左派政党と連立で暫定政権を樹立。だが、経済回復の遅れに国民の不満が高まった上、昨年は野党指導者ら二人が相次いで暗殺され、政情が不安定化。アンナハダへの退陣圧力が強まった。

http://mainichi.jp/select/news/20131216k0000m030036000c.html

チュニジア:暫定首相に無党派のジョマア産業相で合意

毎日新聞 2013年12月15日 19時43分


 【カイロ秋山信一】チュニジアの与野党は14日、反政権デモの拡大による政局の停滞を打開するため、無党派のジョマア産業相(51)を次期暫定首相に選ぶことで合意した。国営TAP通信が伝えた。イスラム政党「アンナハダ」中心のラライズ内閣は近く総辞職し、新憲法策定後に行われる大統領選挙と国会選挙まで、ジョマア氏が率いる実務者内閣が政権を担う。

 国営通信によると、与野党が推薦した6人の候補者から投票でジョマア氏が選出された。10月に始まった与野党協議は首相人事で難航。92歳の元閣僚の起用でいったん合意したが、本人が高齢を理由に固辞するなど迷走した。仲介役の労働総同盟が14日を首相人事の最終期限と通告し、土壇場で与野党が歩み寄った。

 チュニジアでは2011年1月に反政権デモでベンアリ独裁政権が崩壊し、民主化要求運動「アラブの春」の先駆けとなった。今年2月と7月、アンナハダに批判的な野党指導者が相次いで暗殺されたのを契機に、世俗派中心の反政権デモが拡大し、民主化プロセスは大幅に遅れている。

7253チバQ:2014/01/11(土) 13:41:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140110-00000179-jij-m_est

中央アフリカのジョトディア大統領が辞任か=チャドで地域首脳会議

時事通信 1月10日(金)21時55分配信



 【パリ時事】宗教対立で混乱状態に陥った中央アフリカ共和国情勢に関し、同国が加盟する中部アフリカ諸国経済共同体(CEEAC)は10日、ジョトディア大統領とチャンガイ首相が辞任したと明らかにした。AFP通信が報じた。
 CEEACは9日からチャドのヌジャメナで臨時首脳会議を開催。AFP通信によれば、ジョトディア大統領らの辞任は首脳会議の最終声明に盛り込まれた。首脳会議は中央アフリカ議会の議員全員をヌジャメナに呼び、ジョトディア政権を存続させるかどうか、判断を求めていた。

7254チバQ:2014/01/11(土) 15:27:00
http://mainichi.jp/select/news/20140111k0000e030180000c.html

南スーダン:人が消えた町…紛争の2大民族、報復恐れ

毎日新聞 2014年01月11日 11時07分(最終更新 01月11日 15時10分)



閑散とした「ニュー・サイト」の集落。撮影中、どこからか急に男の子が現れ、ポーズを取った=ジュバ郊外で2014年1月10日、服部正法撮影
閑散とした「ニュー・サイト」の集落。撮影中、どこからか急に男の子が現れ、ポーズを取った=ジュバ郊外で2014年1月10日、服部正法撮影

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南スーダン・ジュバの地図
南スーダン・ジュバの地図

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 政府軍と反乱軍の戦闘開始から3週間以上が経過した南スーダン。戦闘が勃発した首都ジュバ郊外では、5000人以上が住んでいた集落から、攻撃を恐れて多数の住民が逃げ出した。戦闘に巻き込まれた居住区「ニュー・サイト」に10日入ると、独立機運の高まりと時期を同じくして2008年ごろにできた新しい街には、住民の激減で「ゴーストタウン」のような光景が広がっていた。【ジュバ服部正法】

 ◇戦闘に巻き込まれた「ニュー・サイト」

 ジュバ中心部から北に10キロ程度走ると草原の中から政府軍司令部が現れる。司令部周辺に広がる居住区「ニュー・サイト」は戦闘初日、司令部を急襲した反乱軍側と政府軍の激しい戦闘に巻き込まれた。

 町に入るに先立ち、政府軍関係者から「反乱分子が付近に潜伏している可能性がある」と忠告された。緊張感が高まっているので住民に民族名などを尋ねるのも避けた方が良いという。

 でこぼこ道に車を乗り入れると、草ぶきに土壁の家々やトタン板製の小屋などが草原に延々と続いていた。住居や倉庫、幼稚園……。建物の多さに比べ、人の気配が感じられない。

 わずかに残る住民に話を聞いた。いったん付近の村に避難したが、戻ってきたというパウリノさん(26)は、「戻ったら家の食料や家具などがなくなっていた。誰が略奪したかは分からない」とため息をつく。以前は市場で日用品などを売っていたが「仕事は再開できないし、食べる物もない」と暗い表情で話した。パウリノさんによると、ほとんどの住民が近隣の村などに逃げた。反乱軍側の服装は、制服と平服が半々程度だったという。

 記者が話を聞いたパウリノさんと別の男性は、同行した案内人によると、ディンカ、ヌエルのどちらの民族でもないようだ。紛争の主役となっているディンカ人とヌエル人の2大民族は互いの報復を恐れてニュー・サイトに戻るのが難しくなっている可能性がある。

 ニュー・サイトは、スーダン中央政府との内戦が終結(05年)し、南スーダン独立(11年)への道筋が見えてきた08年ごろ形成された。内戦を戦ったゲリラ組織が政府軍に生まれ変わるのをにらみ、新司令部を建設、その周辺に人が集まった。流入者の民族構成は多様だったという。

 南スーダンでは、先月15日にジュバで政府軍と、軍内部のマシャール前副大統領支持派が衝突。ジュバでは政府軍が反乱軍を抑え込んだが、その後各地に飛び火した。キール大統領の出身民族のディンカ人とマシャール氏の出身民族ヌエル人による報復合戦の様相も見せている。

7255チバQ:2014/01/11(土) 15:32:47
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014011000986
次期首相に中道左派ソボトカ氏=新政権発足へ−チェコ


 【ベルリン時事】チェコのゼマン大統領は10日、昨年10月の下院選挙で第1党となった中道左派・社会民主党のボフスラフ・ソボトカ党首(42)を次期首相に任命する考えを表明した。
 社民党は第2党となった新党「ANO2011」などと3党連立で合意している。3党で過半数の議席を確保しており、選挙から3カ月を経てようやく新政権が発足する。(2014/01/10-22:50

7256チバQ:2014/01/11(土) 23:56:02
>>86
>>99-100
「歴史にifは・・・」だけど、この人が倒れなかったら中東問題も少しは
違った形になっていたかも

http://www.afpbb.com/articles/-/3006345
イスラエルのシャロン元首相死去

2014年01月11日 21:37 発信地:エルサレム/イスラエル
【1月11日 AFP】2006年に脳卒中で倒れ8年間昏睡(こんすい)状態にあったイスラエルのアリエル・シャロン(Ariel Sharon)元首相が11日、入院先のテルアビブ(Tel Aviv)郊外の病院で死去した。イスラエルのメディアが報じた。85歳だった。

 シャロン首相は2006年1月4日に重度の脳卒中で倒れ、一度も意識が戻ることなく昏睡状態が続いていた。手術後に深刻な腎障害を起こして今月1日に容体が急激に悪化し、極度に危険な状態に陥っていると報じられていた。(c)AFP

7257チバQ:2014/01/11(土) 23:56:26
http://www.afpbb.com/articles/-/3006324?ctm_campaign=txt_topics
南スーダン反乱軍、主要油田都市を失うも戦闘継続を誓う

2014年01月11日 11:27 発信地:ジュバ/南スーダン
【1月11日 AFP】南スーダンの反乱軍の指導者リヤク・マシャール(Riek Machar)前副大統領は10日、同軍が制圧していた北部の油田地帯主要都市、ユニティ(Unity)州の州都ベンティウ(Bentiu)の支配を失ったことを認めたが、同部隊の政府に対する戦闘を継続することを誓った。

「ベンティウから撤退したが、それは市街戦を避け市民の命を守るためだ。戦いは続ける。戦闘は継続する」とマシャール前副大統領はAFPの取材に対し、国内の非公表の場所から衛星電話で答えた。

 同時にマシャール前副大統領は、隣国エチオピアで行われている和平会談に反乱軍側は参加し続けると語った。同前副大統領は「そうだ、われわれはコミットしている」と述べたが、即時無条件停戦に合意する意思があるか否かは表明しなかった。

 エチオピアの首都アディスアベバ(Addis Ababa)では、反乱軍側の広報は記者団に対し、ベンティウの喪失は「一時的後退」だと述べた。同広報は、政府には自分たちを軍事的に敗北させる能力はないと付け加え、ベンティウ以外のユニティ州の油田施設はまだ反乱軍の掌握下にあると語った。(c)AFP

7258チバQ:2014/01/11(土) 23:57:57
http://www.afpbb.com/articles/-/3006319
中央アフリカ大統領、宗教間の衝突を阻止できず辞任

2014年01月11日 08:54 発信地:ヌジャメナ/チャド
【1月11日 AFP】宗教間の衝突で国が引き裂かれた状況にある中央アフリカのミシェル・ジョトディア(Michel Djotodia)暫定大統領は10日、宗教間衝突の阻止に失敗したとして中部アフリカ諸国からの圧力を受け、辞任した。

 同大統領とニコラ・チャンガイ(Nicolas Tiangaye)暫定首相辞任の知らせは首都バンギ(Bangui)で歓声をもって迎えられ、多数の住民がこれで暴力行為が収まるだろうと期待を表した。

 9日よりチャドで開かれていた中部アフリカ諸国経済共同体(Economic Community of Central African States、ECCAS)の臨時首脳会議で、ジョトディア暫定大統領に辞任の圧力をかけていた地域首脳らは、同大統領の辞任を「極めて愛国的な決断」と呼んだ。一方フランスは移行政府に対し、新たな暫定大統領を速やかに決定するよう主張した。

 バンギでは、ジョトディア暫定大統領とチャンガイ暫定政府首相辞任のニュースを歓迎する大勢の人々が街頭へ繰り出した。

 空港近くの大規模キャンプに避難場所を求めに来た何万人ものキリスト教徒たちの1人は、「神のご意志なら、キリスト教徒とイスラム教徒は今晩から互いに仲良く暮らすようになり、私は日曜までに家に戻れる」と語った。

 中央アフリカでは、宗教間の対立による衝突で、先月だけで1000人以上が死亡している。(c)AFP/Stephane Yas in N'Djamena and Cecile Feuillatre in Bangui, Stephane Yas

7260チバQ:2014/01/11(土) 23:59:59
http://www.asahi.com/articles/ASG1B4WR8G1BUHBI013.html
シャロン・イスラエル元首相死去 対パレスチナ強硬派
2014年1月11日22時27分
 イスラエルのアリエル・シャロン元首相が11日、入院先のテルアビブ近郊の病院で死去した。85歳だった。2006年1月に脳出血で倒れ、約8年間意識不明の状態が続いていた。

 英委任統治下の1928年に現イスラエル中部のロシア系移民家庭に生まれた。英国からの独立を目指すユダヤ人武装組織に参加。48年のイスラエル建国後の4次にわたる中東戦争すべてに参戦し、数々の戦績を上げた戦場の英雄だった。

 政治家に転身後は、強引な政治手法で「ブルドーザー」の異名を取った。国防相時代の82年に故アラファト議長率いるパレスチナ解放機構(PLO)の拠点を一掃するためレバノン侵攻を指揮。レバノン民兵によるパレスチナ難民大虐殺事件に関与したとして国際的な非難を浴びた。住宅建設相などを歴任し、国際法違反の占領地でのユダヤ人入植地拡大を推進した。

 右派リクード党首だった2000年9月には東エルサレム旧市街のイスラム教の聖地訪問を強行し、パレスチナ人による第2次インティファーダ(民衆蜂起)の引き金を引いた。

 01年に首相に選ばれてからは、テロ掃討作戦としてパレスチナ自治区へたびたび侵攻した。イスラム組織ハマス幹部らの暗殺も繰り返した。パレスチナ人のテロを抑えられない故アラファト議長を「敵」だとして軟禁下に置き、自治政府を「テロ支援体制」と認定して議長府を爆撃した。イスラエルの治安維持では譲らず、「自爆テロ犯の侵入防止」としてパレスチナ人の街や村を分断する分離壁の建設を強行し、国際社会の非難を浴びた。

 パレスチナとの和平対話を一方的に打ち切り、ガザの入植地を撤去しイスラエル軍を撤退する計画を05年8月に実行。結果的には和平の方針に沿う英断だとして国際社会からも評価された。

 同年11月、突如パレスチナとの2国家共存を目指す方針を打ち出し、リクード党を離党して中道政党カディマを結成。政界を揺るがした。その直後に倒れ、シャロン氏がパレスチナとの和平の実現にどれほどの決意と構想を持っていたのかは謎のままに終わった。

 ペレス大統領は11日、「国を愛し、国に愛された勇敢な兵士であり、勇気あるリーダーだった。難しい決断をし、実行するすべを知っていた」と死を悼んだ。

 生前のシャロン氏と確執があったネタニヤフ首相は同日、「一番勇敢な兵士であり、最も偉大な軍司令官の一人だった。彼の記憶は国民の心に永遠に残るだろう」とたたえた。

 一方、ハマスのバルフーム報道官は「暴君に神が与えた運命だ。手がパレスチナ人の血で汚れた犯罪者が死んだ歴史的瞬間だ」と述べた。(エルサレム=山尾有紀恵)

7261チバQ:2014/01/12(日) 00:09:25
92/07-95/11 【労働党】ラビン首相 在任中に暗殺
95/11-96/06 【労働党】ペレス首相 
96/06-99/07 【リクード】ネタニヤフ首相 
99/07-01/03 【労働党】バラック首相 
01/03-05/11 【リクード】シャロン首相 
05/11-06/01 【ガディマ】シャロン首相 (在任中病気辞任)
06/01-09/03 【ガディマ】オルメルト首相
09/03-??/?? 【リクード】ネタニヤフ首相

7262チバQ:2014/01/12(日) 11:01:26
http://mainichi.jp/select/news/20140112k0000e030135000c.html

トルコ:エルドアン首相 内憂外患

毎日新聞 2014年01月12日 10時02分(最終更新 01月12日 10時03分)


 ◇収賄で内閣改造 シリアから大量難民

 【エルサレム大治朋子】トルコのエルドアン首相が外交や内政の難題に直面している。8日までの日本滞在中には、隣国シリアのアサド政権退陣を訴え、経済の拡大を強調するなど強気の姿勢を示していたが、シリア内戦の長期化やエジプトの政変などによる外交課題が山積。国内も大規模な収賄事件の摘発で内閣改造を強いられるなど混乱が続いている。今夏の大統領選出馬に意欲を見せる首相は、難しいかじ取りを迫られている。

 アサド政権退陣を求めるエルドアン政権は、反体制派に武器供与を続けてきたとされる。昨年秋には、シリア空爆を回避した米仏を痛烈に批判した。だがイスラム過激派や国際テロ組織アルカイダ系組織がトルコとの国境付近で戦闘を繰り返すにつれ、「軌道修正」を図りつつある。

 「トルコは、アルカイダと関係のある戦闘員の支援はしない」。昨年10月8日、ダウトオール外相は会見でそう強調した。今月1日には、トルコのイスラム過激派組織がシリアに向け発送したとみられる武器を押収するなど、これまでにない警戒ぶりを見せている。

 トルコは既にシリアからの難民70万人を抱えている。世論調査によると、昨年9月、シリアの内戦に関与すべきではないと答えた人は72%に上り、1年前から15ポイント上昇した。政権として反体制派への支援を続ければ、シリアの混乱がトルコに飛び火する可能性もあり、慎重な対応が求められている。

 また、イスラム組織・ムスリム同胞団を出身母体とするモルシ政権が昨年7月に崩壊したエジプト政変も、大きな打撃となった。イスラム主義と民主主義の両立を掲げるエルドアン政権は、2012年6月に誕生したモルシ政権との関係強化を図った。

 昨年6月には、トルコがエジプトを経由してアフリカ諸国と貿易する場合のエジプト関税を基本的に廃止することなどを定めた新たな貿易協定を締結。トルコはシリア内戦で中東圏での販路が縮小したことを受け、アフリカ市場拡大につなげたい考えだったが、翌月に起きたエジプト政変で頓挫。軍主導の暫定政権とどう向き合うか、模索が続いている。

 敵対するイスラエルとの関係も、転換期を迎えつつあるとの指摘がある。トルコメディアは最近、イスラエルとの関係改善が進み、トルコ人がイスラエル軍に殺害された10年5月のパレスチナ支援船拿捕(だほ)事件をきっかけに召還した双方の大使が、近く復職する可能性があると伝えている。

 背景にあるのは、先月中旬に発覚し、閣僚10人が交代する事態に発展した大規模収賄事件だ。一連の摘発は、エルドアン首相との対立が深刻化している米国在住の知識人で、穏健派のトルコ人イスラム教指導者、ギュレン師を支持する警察当局者らによるものとの見方が有力だ。ギュレン師は、拿捕事件を機にイスラエルとの対立を激化させたエルドアン政権の対応を批判し、双方の確執が拡大したとの指摘がある。このためトルコ外務省では「イスラエルとの和解でギュレン師の意見を反映させ、対立解消を図るべきだ」との声が高まっているという。

 ギュレン師は司法当局や教育関係者に支持者が多く、与党・公正発展党は今春以降の統一地方選や大統領選で、その支持層の取り込みが必要とされている。同党支援者の大半は反イスラエル派だが、外交で穏健政策を取っても支持者離れにつながる可能性は低く、転換を図りやすいという。

7263チバQ:2014/01/12(日) 11:04:43
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014011202000122.html

移民への福祉制限 就労自由拡大 EU富裕国警戒














2014年1月12日 朝刊




写真


 【ロンドン=石川保典、ベルリン=宮本隆彦、パリ=野村悦芳】欧州連合(EU)に二〇〇七年に加盟したブルガリアとルーマニアに対するEU域内での就労制限が一月から撤廃された。大量の移住者を警戒する英国が移民への社会保障を今月から厳しくしたほか、ドイツでも「福祉目当て」の移住を制限すべきだとの議論が出ている。EUが拡大するにつれ、欧州の富裕国では「反移民」「反EU」を掲げる政党が台頭。五月の欧州議会選を前に、警戒感が広がっている。


 EUでは域内での移動や就労の自由が認められ、居住国の社会保障も受けられる。ただ新規加盟国の国民には最大七年間、各国が自国内での就労を制限できる。EU最貧国とされるブルガリアとルーマニアには、英独仏、オランダなど九カ国が医師などの技術職に限って就労を認めてきた。


 英国は、制限撤廃後に大量の求職者が移住して社会保障費が増大するのを懸念し、EU域内からの移住者への福祉手当の支給を今月から制限。入国後三カ月は失業や住宅手当などを支給せず、就労意欲がないとみなせば六カ月後に打ち切る。路上で物乞いすれば強制送還し、入国を一年禁じる措置も加えた。


 来年の総選挙を控え、移民制限を主張する右派政党の伸長を警戒するキャメロン首相は、医療サービス有料化を柱とした改正移民法案も上程。今後のEU加盟国には、移住制限が必要だとの考えも表明した。


 ドイツでも福祉へのただ乗り警戒があり、メルケル首相は連立政権内での移民対策を求める勢力に配慮し、検討委員会を発足させた。


 ドイツには計四十万人のルーマニア人とブルガリア人が住み、今年は十万〜十八万人が流入すると予測される。与党キリスト教社会同盟は、移民がドイツ人の職を奪い、社会保障費を増大させるとして、不正受給者は国外追放にすべきだと主張。与党中道左派の社会民主党は「右翼の全体主義を呼び込む訴えだ」(ハルトマン連邦議会議員)と批判し、連立政権内の不協和音が表面化している。


 一方、移民やEU統合強化に反対する各国の極右政党にとって、今回の就労制限の撤廃は格好の批判材料となっている。


 フランスの国民戦線は一日の声明で「(制限撤廃は)わが国への移民を認めるサインと受け取られ、誤りだ」と強く反発。高い失業率を背景に、国民戦線は昨秋の世論調査で支持率が二大政党を上回った。


 国民戦線は欧州議会選に向け昨年十一月、オランダの極右・自由党との共闘を表明。移民政策への不満を追い風に、オーストリア、ベルギー、スウェーデンなどの極右、民族主義政党も加えて、七カ国で議員二十五人以上という欧州議会での新会派結成条件をクリアするとみられている。


 右派への追い風が吹く現状に、リベラル会派のリーダー、フェルホフスタット欧州議員(元ベルギー首相)は「EUが存亡の機にさらされている」と警戒している。

7264チバQ:2014/01/12(日) 17:59:07
http://www.afpbb.com/articles/-/3006352?ctm_campaign=txt_topics
エジプト軍トップのシシ議長、大統領選出馬の意欲を示す

2014年01月12日 11:39 発信地:カイロ/エジプト
【1月12日 AFP】エジプト軍トップのアブデルファタフ・サイード・シシ(Abdel Fattah Said al-Sisi)軍最高評議会議長兼国防相は11日、「国民の要請があれば選挙に立候補する」と述べ、多方面から予測されている大統領選への出馬に意欲を示した。

 政府系日刊紙アルアハラム(Al-Ahram)が報じたところによると、シシ議長は政府関係者などが参加した集会で「もし私が立候補するとしたら、国民の要請と軍の委任が必要だ」と述べたという。

 シシ議長は、昨年7月にイスラム組織出身のムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)前大統領が軍によって解任された後では最も人気のある指導者だ。複数の軍関係者がAFPに語ったところによると、軍内部では今年行われる予定の大統領選へのシシ議長の立候補が支持されているという。

 エジプトは、新憲法についての国民投票を数日後に控えている。軍が主導する暫定政府はこの国民投票を、モルシ氏解任後のエジプトに選挙を通じた統治を復活させる最初の選挙と位置付けている。(c)AFP/Samer AL-ATRUSH

7265チバQ:2014/01/12(日) 18:11:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140112/mds14011200460002-n1.htm

【シャロン元首相死去】
評伝 剛腕で知られた「入植者の父」
2014.1.12 00:45 (1/2ページ)

軍人時代のアリエル・シャロン氏=1969年1月(イスラエル国防省提供・ロイター=共同)
軍人時代のアリエル・シャロン氏=1969年1月(イスラエル国防省提供・ロイター=共同)


 【カイロ=大内清】11日に死去したアリエル・シャロン元イスラエル首相は、同国現代史で最も毀誉褒貶(きよほうへん)の激しい人物だった。イスラエル占領下にあったガザ地区から一方的撤退を実現した半面、テロ対策の名の下にヨルダン川西岸を寸断する分離壁建設を推進。これらはパレスチナ側にとり、実質的に占領状態を固定化しようとするものに他ならなかった。

 シャロン氏は、1967年の第3次中東戦争で占領したヨルダン川西岸やガザは「歴史的なイスラエル」の一部であるとする大イスラエル主義を信奉。軍人から政治家に転身後は、国際社会から和平の障害になると非難されてきたユダヤ人入植地の建設を推し進め、その豪腕ぶりから「入植者の父」「ブルドーザー」などと呼ばれた。

 93年にラビン首相(当時)がパレスチナ解放機構(PLO)のアラファト議長(当時)との間で結んだ、占領地問題での譲歩と引き換えに和平を実現しようとするオスロ合意には強く反発した。

 しかし、国際社会が「パレスチナ国家」樹立をあるべき和平の形とみなす中、シャロン氏はその現実に対応するため、2001年に首相になると急速に方向転換する。05年に経済的利便性が少なく統治も困難なガザに見切りをつけて一方的に撤退する一方、西岸に散らばる入植地を取り込むなどしてパレスチナの人口密集地間を分断した上での「パレスチナ国家」樹立を容認する「和平」を実現に移そうとしたのだ。

 ただ、シャロン氏の政策はパレスチナの経済的自立をより困難にするのみならず、パレスチナ人の居住する地域の面的な広がりを寸断するもので、パレスチナには受け入れがたいものだ。他方、イスラエルには、いかなる形での「2国家共存」も拒否する強硬派が存在し、近年はその影響力を増した。

 昨年7月に再開された和平交渉は現在、入植地建設問題などをめぐる入り口の議論で停滞を続けている。両者が納得する解決策を見いだすのが極めて困難な中、パレスチナと国内強硬派の双方から反発を受けたであろう「和平」を目指したシャロン氏は、その構想を現実のものとすることなく帰らぬ人となった。

7266チバQ:2014/01/12(日) 19:09:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140112-00000003-jij_afp-int

中央アフリカ、大統領辞任後に暴力行為が続発

AFP=時事 1月12日(日)9時1分配信





中央アフリカ、大統領辞任後に暴力行為が続発

中央アフリカの首都バンギで、店を略奪している最中に発砲音が聞こえ、逃げる人々(2014年1月11日撮影)。

【AFP=時事】反体制勢力の指導者から大統領に転じたミシェル・ジョトディア(Michel Djotodia)暫定大統領が辞任した中央アフリカの首都バンギ(Bangui)で、激しい暴力が起きている。一部では、食人や広範囲での略奪の報告も上がっている。

 激しい外交的圧力を受け10日に辞任したジョトディア氏は、翌日ベナンの首都に到着した。一方バンギでは激しい暴力が起きており、同暫定大統領の辞任が、衝突で引き裂かれた国家の緊張を和らげるだろうとの期待が打ち砕かれている。

 中央アフリカ赤十字(Central African Red Cross)が発表した最新の死者数によると、ジョトディア氏が辞任してから数時間のあいだに少なくとも5人が死亡。夜間にはたびたび銃声が聞こえたという。

 またAFP記者の報告によると、市内で略奪が相次いでおり、群衆が店のドアを壊しているという。略奪された店の多くはイスラム教徒が経営しており、地元の赤十字の代表は、昨年3月に「(イスラム教系の)セレカ(Seleka)がこの地に到着した時に略奪の被害に遭った人々が、今度は逆に略奪を行っている」と語る。

 目撃者の話から、略奪を行った者の中には食人行為に及んだ者もいると報告されている。【翻訳編集】 AFPBB News

7267チバQ:2014/01/14(火) 22:56:47
>政治家の私生活に立ち入らないことを伝統とする同国のメディア
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140114/erp14011400250000-n1.htm
仏メディア「伝統の終わり」 大統領密会疑惑を報道…崩れた不文律
2014.1.14 00:15 (1/2ページ)[欧州]

フランスのオランド大統領と女優のガイエさんの密会を報じる芸能誌クローザー(共同)
 【ベルリン=宮下日出男】フランスのオランド大統領が女優と密会していたとする同国芸能誌の報道が波紋を広げている。政治家の私生活に立ち入らないことを伝統とする同国のメディアで、今回の報道が異例だからだ。専門家からは「伝統の終わり」との声も出ている。

 疑惑は仏誌クローザーが10日発売号で報じた。昨年12月末、大統領府近くのマンションで仏女優のジュリー・ガイエさん(41)と一晩を過ごしたとの記事を写真とともに掲載。オランド氏はプライバシー侵害として法的措置の検討を明らかにしたが、真偽にはコメントしていない。

 プライバシー侵害に多額の罰金を科す法律もある同国では国民のプライバシー尊重の意識が強い。メディアも政治家の私生活を詮索する報道は控えてきただけに、専門家は「浮気中とされる大統領の写真を雑誌が載せるのは初めて」と異例さを強調する。

 同国では過去、かねてささやかれたミッテラン元大統領の隠し子の存在を雑誌が在任末期に報じ、批判を浴びた。オランド氏の事実婚のパートナーで、“ファーストレディー”のバレリー・トリルベレールさん(48)の関係もオランド氏の告白後、メディアが報じ始めたとされる。

 密会報道について国民には「私生活であり関心はない」(30歳女性)といった見方が多いようだ。極右政党の国民戦線のルペン党首が「公金が使われない限り、誰もがプライバシーを大事にする権利を持つ」と述べるなど、政界にも報道を疑問視する声がある。

 今回の報道が大々的に問題化しなければ、同様の報道は増えそうだ。同国のメディア事情に詳しいマシュー・フラゼ氏は私生活の報道を抑えてきたメディアについて「その時代は終わった」と指摘している。

7268チバQ:2014/01/14(火) 22:59:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140112/asi14011220370002-n1.htm
豪、続く強硬姿勢 難民船めぐりインドネシアと対立再燃 国連も関心
2014.1.12 20:35 (1/2ページ)
 【シンガポール=吉村英輝】アフリカなどからの亡命希望者が乗った難民船をめぐり、オーストラリアとインドネシアの対立が再燃している。オーストラリアのアボット政権は昨秋、インドネシア側への配慮を表明しながらも海上の取り締まり強化を継続。移民を追い返す「救命艇」の調達も表面化した。インドネシアが反発を強める中、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)も事実確認に乗り出す姿勢を示している。

 亡命希望者の多くは空路でインドネシアに入国し、密航業者が手配した漁船などで、経済的に豊かなオーストラリアを目指す。昨年9月に就任したアボット首相は、難民を追い返す姿勢を強め、インドネシアから抗議を受けた。

 アボット政権はその後、難民船対策の詳細を「警備にかかわる秘密事項」として公表してこなかった。しかし、6日には、オーストラリア海軍がソマリアやスーダンからの亡命希望者47人を乗せた難民船を昨年12月に追い返していたことが明らかになり、議論が再燃した。過去1カ月間で5隻が追い返されたとの報道や、海軍に虐待を受けたとの難民証言も出た。

 両国間では、オーストラリアの情報機関によるユドヨノ大統領らへの盗聴疑惑が昨年11月に持ち上がり、関係が冷え切っている。難民船に関する外交ルートでの協議も難しくなり、軍レベルで進められてきた。

 しかし、難民船が故障した場合などに乗船者を追い返すため、アボット政権が16隻の「救命艇」を調達していることがここにきて新たに判明。政権が約束した「領海など双方の主権の尊重」にも抵触しかねない対応に、インドネシア議会の外交委員会が「行き過ぎた措置を見過ごすべきではない」と、政府に抗議を促す事態となった。

 UNHCRは10日、オーストラリアが難民を追い返す行為は国際法に抵触する恐れがあるとして、オーストラリア側に事実関係を確認する方針を示した。フランス通信(AFP)が伝えた。UNHCRは「難民の保護などに十分な配慮がなされているか懸念している」としている。

 難民船を取り締まる姿勢を崩さないアボット政権と、「追い返しは、難民船問題の解決策とはならない」(マルティ外相)と反発を強めるインドネシア。問題解決の糸口が見えない状態が続いている。

7269チバQ:2014/01/14(火) 23:04:53
http://mainichi.jp/select/news/20140115k0000m030121000c.html
南スーダン:ロストボーイズ再び急増 混乱の中、親と離れ
毎日新聞 2014年01月14日 21時40分(最終更新 01月14日 23時00分)


避難した首都ジュバの国連施設内で段ボールを運ぶ子ども=2013年12月27日、AP
拡大写真
南スーダン各都市の地図
拡大写真 政府軍と反乱軍の戦闘開始から1カ月を迎えるアフリカ東部・南スーダン。先月15日の戦闘勃発以降、混乱の中で親と離れ離れになってしまう子供の数が急増している。独立前のスーダン中央政府との内戦は、家族とはぐれたり孤児となったりした「ロストボーイズ」と呼ばれる子供たちを多数生んだ。独立から2年半、同様の悲劇が子どもたちを襲っている。【ジュバで服部正法】

 首都ジュバの国連施設内の国際機関が集まるテント村。11、12歳ぐらいに見える少年が11日、国連児童基金(ユニセフ)のスタッフを訪れた。「親がいないんだ」。そう話した途端、潤んでいた大きな瞳から大粒の涙があふれ、頬をつたった。「心配しないで」。落ち着かせようとする日本人女性スタッフ、山科真澄さん(35)の声に、少年は少しうなずいた。

 ユニセフによると、9日現在、ジュバの国連施設に身を寄せる避難民の中だけで親を捜す子どもは132人、子を捜す親も75人いる。戦闘が激化している他州の状況は不明で、数字はあくまで「氷山の一角」だ。

 先月15日にジュバ市内で起きた衝突をきっかけに戦闘は各地に拡大し、推計約23万人の国内避難民が発生した。

 13歳のチャニー君は両親は既におらず、戦闘が始まるまでジュバ郊外で兄と暮らしていた。政府軍兵士の兄は戦闘が始まって前線に送られ、その後音信不通だ。ジュバに身寄りのいないチャニー君は靴磨きをして小銭を稼ぎながら、知り合いになった女性に世話になる日々。別の兄らが住むのは数百キロ離れ、10日に激戦があった北部ベンチウで、会いに行くのは困難だ。うつろな目をしながら「危ない。でも、ベンチウに行きたい」とつぶやいた。

 コアングさん(37)は、北部マラカルに子ども6人を置いてジュバに来ているときに戦闘が始まった。一時子ども全員の行方が分からなくなり「混乱して心配で眠れなかった」。その後、ユニセフと援助団体の支援で、同じ氏族の男性が5人の面倒を見ていることが分かったが、一番上の長男(18)の行方は分からない。「マラカルの状況は良くないので心配。すぐに戻りたいが移動手段がない」と嘆く。

 2005年まで20年以上続いた内戦では、約2万人の「ロストボーイズ」が発生した。山科さんは、親などの保護を受けられない子どもについて「今後栄養失調やストレスなどの健康への影響も考えられる。また性犯罪に巻き込まれたり、兵士として戦闘に使われたりする可能性もある」と懸念している。

7270チバQ:2014/01/14(火) 23:06:52
http://mainichi.jp/select/news/20140114k0000m020082000c.html
南欧国債:高まる人気…利回りに脚光、経済なお低迷
毎日新聞 2014年01月14日 08時30分


債務危機国の国債利回りの推移
拡大写真 【ロンドン坂井隆之】債務危機のため暴落に見舞われていた南欧などの国債に対し、投資家人気が急速に高まっている。欧州連合(EU)の金融支援から脱却したばかりのアイルランドや、まだ支援下にあるポルトガルの国債入札に、今年に入って投資家の応募が殺到。ギリシャやスペインなどの国債利回りも軒並み危機前の水準に低下(国債価格は上昇)した。市場安定化で暴落懸念が薄れ、逆に相対的な利回りの良さに光が当たっている形で、新興国から流出した資金の格好の行き場になっているようだ。

 アイルランドが7日実施した10年物国債の入札では、37億ユーロの募集に対し140億ユーロもの申し込みがあった。調達利回りは3.54%で、支援要請直前の2011年7月につけた14%の4分の1の好条件だった。ポルトガルが9日実施した5年物国債入札も、32億ユーロの募集に対し110億ユーロ以上の申し込みが集まり、支援が終了する今年後半以降の本格的な市場復帰に向けて大きく前進した。

 09〜12年の債務危機局面では、債務不履行や暴落懸念から南欧やアイルランド国債の買い手がつかず、10年物国債利回りはギリシャの39%(12年3月)を筆頭に軒並み急騰した。しかし12年7月に欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が「ユーロを守るため何でもやる」と発言し、その後危機国の国債を無制限に買い支える措置を導入したことで空気は一変。景気底打ちも背景に利回り低下が進み、今年に入って下落が加速した。ギリシャ国債の利回りは7日に約3年半ぶりに8%を割り込み、ストゥルナラス財務相は8日の会見で「年後半に5年物国債発行を検討する」と意欲を示した。

 南欧諸国については、失業率や政府債務残高がなお過去最悪水準にとどまり、「勝利を宣言するのはまだ早い」(ドラギECB総裁)と楽観を戒める声も根強い。ただ、国際金融市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)の量的緩和縮小決定を受け、トルコ、タイ、インドネシアなど政情不安や経常赤字を抱える新興国からの資金流出が目立っており、「欧州への資金逆流は、世界経済の成長のけん引役が新興国から再び先進国に移っていることの象徴」(英大手銀)とも言えそうだ。

7271チバQ:2014/01/14(火) 23:12:25
http://mainichi.jp/select/news/20140113k0000e030140000c.html
イスラエル:死去のシャロン元首相 称賛と非難が交錯
毎日新聞 2014年01月13日 11時57分(最終更新 01月13日 12時33分)


イスラエルのシャロン元首相=AP
拡大写真 ◇硬軟両様の戦略家
 【エルサレム大治朋子】11日に85歳で死去したイスラエルのアリエル・シャロン元首相は、対パレスチナ強硬派で知られるが、首相として初めて公式にパレスチナ国家樹立を受け入れるなど、硬軟両様の戦略家でもあった。イスラエルの一時代を築いた元宰相の死に、称賛と非難の声が交錯した。

 「最も偉大な軍司令官の一人だった」。イスラエルのネタニヤフ首相は11日、最大限の賛辞を贈った。12日付の地元紙は「イスラエルの王」「最後のリーダー」などと、シャロン氏をたたえた。

 だが、ユダヤ人入植(住宅)地拡大を掲げる宗教的保守の極右政党「ユダヤの家」の弔辞には、複雑な愛憎がにじんだ。

 「偉大なる建国者の一人であり、最大の破壊者でもあった」。シャロン氏は2005年夏、パレスチナ自治区ガザ地区からの入植地撤退を決定。イスラム原理主義組織ハマスの攻撃から守り切れないと判断したためとされるが、保守派の中に禍根を残した。

 一方、リベラル系政党やメディアはシャロン氏が国防相時代の1982年、レバノン侵攻作戦でパレスチナ難民虐殺を「放置した」問題などを改めて強調。「戦犯」などと批判した。

 シャロン氏の国葬と追悼式典は13日に行われる予定で、米国のバイデン副大統領ら各国の首脳や閣僚らが参列する。

http://mainichi.jp/select/news/20140113k0000e030141000c.html
評伝:シャロン元首相 老練な現実主義者
毎日新聞 2014年01月13日 12時01分(最終更新 01月13日 12時19分)

 11日に85歳で死去したイスラエルのアリエル・シャロン元首相。アラブとの戦争で武勲を立て、占領地にユダヤ人入植地を切り開いた剛腕ぶりから「ブルドーザー」と呼ばれた。テロには報復攻撃で応じるタカ派路線は国際社会の非難を浴びたが、イスラエル国民からは頼れる指導者として支持を集めた。2005年夏のガザ地区からの撤退は、より重要なヨルダン川西岸の確保を見返りに狙う大胆かつ巧妙な戦略で、老練な現実主義者の真骨頂だった。

 希代のタカ派政治家ながら、03年5月、米欧から提示された新中東和平案「ロードマップ」を受諾、イスラエル首相として初めて公式にパレスチナ独立国家建設を受け入れた。だが、イスラエルの治安を最優先、東エルサレムと西岸の大規模入植地群を併合する基本方針は譲らなかった。

 目指していたのは、パレスチナ人が望む和平や独立国家の姿ではなかった。西岸を深くえぐり取る形で分離壁を建設、主要入植地群の拡大を図ることで、パレスチナとの和解よりも分離への道を選んだ。念頭にあったのは、「イスラエルに受け入れ可能な境界線内でのパレスチナ暫定国家の建設」だった。

 イスラエル建国前の1928年、地中海近くのモシャブ(協同組合村)に生まれた。農業を営む父から「土地を敬い、守る」大切さを学ぶ。「土地を所有することは、物理的な力と精神的な力を併せ持つことを意味する」と自伝に記した。土地への執着は77年の農相就任以降、占領地に入植地を次々建設した強硬政策につながった。00年9月には右派リクード党首としてエルサレム旧市街のイスラム教聖地訪問を強行、パレスチナ人の反イスラエル武装闘争に火を付ける一方、イスラエル世論の危機感に乗じ01年2月の首相公選で勝利した。

 04年11月に死去したアラファト前パレスチナ自治政府議長を「テロリスト」と呼び、01年12月から断続的に西岸ラマラの議長府に幽閉、自爆テロを繰り返すパレスチナ過激派には容赦無い報復で応えた。

 ガザ撤退から2カ月後の05年11月、極右勢力に支配されたリクードを離れ、06年3月の総選挙を視野に中道系新党カディマを旗揚げした。結党直後、駐イスラエル日本大使公邸の夕食会では、側近が伝える世論調査結果に耳を傾け、「第1党」との予測にうなずいていた。好物のすしに舌鼓を打ちながら思い描いたのは、東エルサレムとヨルダン川西岸の要衝を組み入れたイスラエルを完成することだったに違いない。

 政権の座はカディマを経て再びリクードに戻ったが、パレスチナ分離策は不動の基本政策として受け継がれている。【ウィーン樋口直樹】

7272チバQ:2014/01/14(火) 23:31:04
http://www.afpbb.com/articles/-/3006463
同性婚に禁錮14年…ナイジェリアで新法成立、世界から怒りの声
2014年01月14日 16:24 発信地:アブジャ/ナイジェリア
【1月14日 AFP】ナイジェリアで、同性同士で結婚をした者に禁錮刑を科すことを定めた法律が、グッドラック・ジョナサン(Goodluck Jonathan)大統領によって成立させられたことが13日に分かり、同国に対して世界各地から怒りの声が沸き起こっている。

「2013年同性婚(禁止)法」と名付けられたこの新法は、同性同士で結婚した者、もしくは結婚に準じた「シビルユニオン」の関係を結んだ者に対し、最高14年の禁錮刑を科すもの。また、他国で認められた同性婚なども同国では「無効」とみなされる。

 さらに、ゲイクラブまたは同性愛者の団体や組織の運営・会員登録・参加や、同性同士の性的関係を直接的または間接的に公開した場合も、最高10年の刑を科される。

 米国のジョン・ケリー(John Kerry)国務長官は、ジョナサン大統領が同法案に署名したことに対する「深い懸念」を表明。同性愛者の人権問題に取り組んでいる人権活動家ピーター・タッチェル(Peter Tatchell)氏は「世界で最も同性愛嫌悪的な法の一つ」だと表現し、また各地の人権団体は「悲劇」であり、平等な権利を求める闘いを後退させるものだと批判している。

 ルーベン・アバティ(Reuben Abati)大統領報道官が13日、AFPに語ったところによると、昨年議会を通過していた同法案は、今月にジョナサン大統領が署名。同報道官は「ナイジェリア国民の90%が同性婚に反対している」と述べ、同法は信仰のあつい同国の世論に沿ったものだとして、国外からの懸念を一蹴した。

 アフリカでは先月、ウガンダでも反同性愛法案が議会を通過し、ヨウェリ・カグタ・ムセベニ(Yoweri Kaguta Museveni)大統領による批准を待つ状態となっている。この法案については、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が「忌まわしい」ものとして糾弾、南アフリカのデズモンド・ツツ(Desmond Tutu)元大主教もアパルトヘイト(人種隔離政策)になぞらえて非難した。

 またナイジェリアの東隣のカメルーンでも、同性愛は最高5年の刑を科す犯罪とされている。

 これら3か国ではキリスト教福音派が強大な影響力を持っており、ナイジェリアでは南部にキリスト教徒、北部にイスラム教徒が多く住み、国がほぼ二分された状態になっている。(c)AFP/Ola AWONIYI

7273チバQ:2014/01/14(火) 23:32:22
http://www.afpbb.com/articles/-/3005479?ctm_campaign=relation&amp;cid=3006463
ウガンダ議会、反同性愛法案を圧倒的多数で可決
2013年12月21日 19:08 発信地:カンパラ/ウガンダ
【12月21日 AFP】ウガンダ議会は20日、同性愛行為を繰り返した者に終身刑を科すことを定めた法案を圧倒的多数で可決した。法案可決を受け、国際社会からは激しい抗議の声が上がっているが、同国の議員らは「悪」に対する勝利だとして可決を歓迎している。

 ウガンダ議会が可決した反同性愛法案は、人権団体や各国の指導者たちから強く批判されており、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領はこの法案を「おぞましい」と表現したほか、南アフリカのデズモンド・ツツ(Desmond Tutu)元大主教はアパルトヘイト(人種隔離政策)になぞらえている。

 法案は今後、キリスト教福音派の敬虔(けいけん)な信者であるヨウェリ・カグタ・ムセベニ(Yoweri Kaguta Museveni)大統領の承認を経て発効する。法案を推進したウガンダのデービッド・バハティ(David Bahati)議員は、最終的な法案からは死刑を定めた条項が削除された点を強調している。

 バハティ議員はAFPに対し、「これはウガンダの勝利です。議会が『悪』に対抗する投票をしたことを嬉しく思います」と述べ、さらに、「ウガンダは神を恐れる国であり、われわれは全体論的な考え方で生命を重視しています。国外の世界の考えにかかわらず、議会はこうした価値観に基づいてこの法案を可決しました」と語った。

 なお、ウガンダではこの前日、ポルノおよび性的に挑発的だと見なされるあらゆる服装を禁止する法案が可決されていた。この法案では、テレビで露出度の高い衣装を着た人のパフォーマンスを放送することが禁止されるほか、個人によるインターネットの閲覧も厳しく監視される。(c)AFP/Grace Matsiko

7274チバQ:2014/01/14(火) 23:33:12
http://www.afpbb.com/articles/-/3006392
中央アフリカに希望の光、対立勢力が停戦で合意
2014年01月13日 09:42 発信地:バンギ/中央アフリカ
【1月13日 AFP】中央アフリカの首都バンギ(Bangui)近郊のビンボ(Bimbo)で12日、対立するイスラム教系とキリスト教系の武装勢力の代表者らが停戦に合意し、抱擁を交わした。外交的圧力を受け10日に辞任したミシェル・ジョトディア(Michel Djotodia)暫定大統領の後継者を決める協議を前に、宗教間衝突による何週間もの暴力行為に終止符を打つ希望の光がもたらされた。

 戦闘服を着たイスラム教系の武装勢力連合「セレカ(Seleka)」のSouleyman Daouda氏は、戦闘靴からサンダルに履きかえ、「非常に良い気分だ」と語った。

 両勢力は、フランスとアフリカの平和維持軍の仲介により12日の夜明けにビンボで合意に達した。

 両者の合意に立ち会ったキリスト教徒の政務担当官ロジャー・コンボ(Roger Kombo)氏は、「これが続くかどうか分からないが、とても良いことだ。大勢の人が歓迎している」と述べた。「(戦闘員たちは)互いに抱き合った。人々が歓声を送る中、許しを求めたのだ」

 12日には、暫定的に大統領の代行を務めるAlexandre-Ferdinand Nguendet氏が空港に赴き、10万人の避難民に帰宅するよう求めた。中央アフリカの憲法裁判所は、2週間以内に新たな暫定大統領選出の準備をするよう命じている。

 セレカのDaouda氏は「交渉は一晩中かかった。お互いに話し合ったのは、ジョトディアが辞めた以上、闘う理由は何もないということだ。今は次の政府からの指示を待っている」と語った。(c)AFP/Cecile Feuillat

7276チバQ:2014/01/15(水) 22:05:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140115/erp14011519350005-n1.htm
ローマ法王、人工妊娠中絶は「使い捨て文化」 異例の強い批判
2014.1.15 13:33 (1/3ページ)[欧州]

ローマ法王庁(バチカン)駐在の各国外交団に対する新年恒例のスピーチに臨むローマ法王フランシスコ(左)。昨年の主張から方針転換し「人工妊娠中絶は、新たな〝使い捨て文化〟の一種だ」と強い口調で語った=13日、バチカン(ロイター)
 ローマ法王フランシスコ(77)が13日、人工妊娠中絶について「恐ろしい事で、新たな“使い捨て文化”の一部である」と、近年、稀(まれ)に見る厳しい表現で非難し、欧米で物議を醸している。法王がこの問題に関し、自身の考えをこれほどはっきりと発言したのは昨年3月の即位後、初めてだが、これまでの柔軟な姿勢が一転、厳しい態度に変化した。(SANKEI EXPRESS)


外交団への新年スピーチ


 人工妊娠中絶や同性愛を嫌悪するローマ・カトリック教会の保守派は法王の発言を支持するが、この問題に関し、今も意見が分かれる大量消費文化の国、米国では反発の声が出そうだ。

 「産声を上げることなく、人工妊娠中絶の犠牲となる子供たちが存在すると考えるだけで恐ろしい」

 法王はこの日、ローマ法王庁(バチカン)駐在の各国外交団に対する新年恒例のスピーチでこのように述べ、前任の法王ベネディクト16世(86)や、その前任ヨハネ・パウロ2世(1920〜2005年)と同様、この問題に言及した。

 加えて、「(人工妊娠中絶は)残念ながら、不要な食べ物や物品を廃棄するように、人の命を捨てる新たな“使い捨て文化”の一種である」と、米国に象徴される大量消費文化に対する批判と絡めて厳しく糾弾した。

 これまでにはなかったこの厳しい批判は、ロイター通信や米紙USA TODAY、英BBC放送(いずれも電子版)など欧米メディアが13日付で大々的に伝えた。

7277チバQ:2014/01/15(水) 22:06:05
昨年は「慈悲深く」発言


 フランス通信(AFP)などによると、法王は昨年9月19日、カトリックのイエズス会系雑誌とのインタビューで、同性愛者や離婚経験者、人工妊娠中絶について「慈悲深くあるべきだ」と訴え、かつての法王たちと異なり、一定の理解を求める姿勢を表明。

 即位後初となるこのインタビューで「カトリック教会は何よりも“傷を癒やせる”存在でなければならず、教会が認めない行為に対しても、より深い同情と理解を示すべきである」と踏み込んだ発言もあった。

 さらに「新しいバランスを見つけなければ、教会の倫理体系は砂上の楼閣(ろうかく)のように崩れ落ちるだろう」と警告すらしていた。


保守派への配慮?


 だが、この発言について、米ロードアイランド州の司教が「人工妊娠中絶の悪について言及していない」と不満をもらすなど、保守系のカトリック信者から非難が相次いだ。今回の方針転換は、こうした保守派への配慮とみられている。

 今回の法王の発言について、ローマでは「教会の教えなので、特段驚かない」(40歳女性)、「人の命を守り、教会の信念を広める法王の役割」(55歳男性)と静観しているが、米で非難が高まるのは必至だ。

 米CNNテレビが昨年12月24日に発表した米調査会社ORCインターナショナルとの共同世論調査(12月実施)の結果によると、昨年9月の発言を受け、85%が法王は「極端なリベラルでも極端な保守でもない」と答え、86%が「現代社会に沿っている」と評価するなど、法王に対する米国人の好感度では過去最高を記録した。

 一方、2003年の調査では「中絶が増加する現代社会では、死の文化が席巻している」と発言した当時のヨハネ・パウロ2世について、約50%が「時代遅れ」と答えていた。バチカンはまた「時代遅れ」の教えに逆戻りするのだろうか…。

7278チバQ:2014/01/15(水) 22:06:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140115/mds14011510420003-n1.htm
エジプト改憲案 国民投票 軍中心の体制回帰へ 薄まるイスラム色
2014.1.15 10:40 (1/2ページ)

14日、カイロ市内で投票を終えた後、投票所の前で両手を広げて叫ぶ市民(AP)
 【カイロ=大内清】昨年7月の軍クーデターで憲法が停止されたエジプトで14日、暫定政権主導で起草された改憲案の賛否を問う国民投票が2日間の日程で始まった。同案は軍権限を強化し、モルシー前政権下で制定された旧憲法よりイスラム色を薄めた内容。同国ではモルシー前大統領を失脚させた軍を礼賛する空気が強く、承認はほぼ確実な情勢だ。軍は政治に事実上の“拒否権”を持つこととなり、今後は軍中心の権威主義体制への回帰がさらに進むとみられる。

                   ◇

 14日、低所得層が多い首都カイロ・インババ地区の投票所で「賛成」を投じたムハンマド・アブドルラジクさん(27)は「軍が国を良い方向に導いてくれる」と力説した。

 同地区では同日朝、小規模な爆発が発生。背後関係は不明だが、有権者は「モルシー派の妨害に違いない」と口をそろえ、軍主導の国内安定化にいっそう期待を強めていた。各地でモルシー派と治安部隊などの衝突も起き、少なくとも4人が死亡したもようだ。

 改憲案は国防相のポストについて本格政権移行後の2期8年間は軍幹部が過半数を占める会議で指名すると明文化しており、軍の意向に反する組閣は事実上、不可能となる。また、軍が「直接の攻撃」を受けた場合、市民も軍事法廷で裁くことができると規定。軍が混乱した政治・社会に「にらみ」を利かせる形だが、行政や司法分野にまで軍の干渉が及ぶ恐れもある。

 これに対し、モルシー氏の出身母体で暫定政権と敵対するイスラム原理主義組織ムスリム同胞団や一部の民主化グループは国民投票をボイコットした。

 ただ、賛成派のポスターが大量に掲示され、主流メディアが軍を礼賛する中、世論の大勢は軍への信頼と改憲支持で固まっている。

 国民には軍トップのシーシー第1副首相兼国防相を次期大統領に推す声も強く、シーシー氏自身も11日、大統領選出馬の可能性を示唆。改憲が高投票率で承認されれば、その地ならしになるとの見方もある。

 同国では2011年に民衆デモで退陣したムバラク元大統領まで4代にわたり軍出身者が大統領を務め、軍と結びついた政財界関係者らが支配層を形成してきた。昨年のクーデター以降の親軍的な世論は、ムバラク政権崩壊でいったんは影響力が減退した旧支配層の復権にもつながりそうだ。

 一方、焦点の一つであるシャリーア(イスラム法)の扱いについて改憲案は、モルシー、ムバラク両政権下の憲法と同じ「シャリーアの諸原則を主要な法源とする」との表現を踏襲したものの、モルシー政権期に付加された関連条文は削除され、象徴的な色合いが強まった。宗教政党の禁止も盛り込まれている。

 また同案は、議会選、大統領選の順に実施するとしてきた従来の政治日程を修正し、国民投票後90日以内にいずれかの選挙を実施すると規定。仮に大統領選が先に行われた場合、本格政権移行に向けた議会の関与が大幅に減り、存在が有名無実化する可能性もある。

7279チバQ:2014/01/15(水) 22:45:05
http://mainichi.jp/select/news/20140115k0000e030219000c.html
オランド政権:相次ぐ企業優遇策に「それでも社会党か」
毎日新聞 2014年01月15日 11時03分(最終更新 01月15日 13時10分)

 フランスのオランド大統領は14日、エリゼ宮(大統領府)での年始の記者会見で、家族手当の原資となる企業拠出金を2017年までに廃止し、300億ユーロ(約4兆2700億円)の企業負担軽減を実施すると発表した。オランド社会党政権は200億ユーロ分の法人税控除制度の今年からの導入も決めており、仏企業の国際競争力低下に歯止めをかけたい意向だ。だが相次ぐ企業優遇策に、仏メディアからは「それでも社会党政権と言えるのか」との声が出ている。

 家族手当はフランスの「2」を超える高水準の出生率を支えているが、企業が従業員給与の5.4%相当分を拠出して原資としており、企業負担の重さが国際競争力の低下につながっているとの批判があった。オランド大統領は会見で、「(拠出の)穴埋めは公共支出削減でまかなう。家計に転嫁することはない」と説明するが、詳細な補填(ほてん)策は明らかにしていない。

 「経済成長重視」を旗印に12年大統領選で誕生したオランド政権だが、経済好調の隣国ドイツと対照的に、仏企業の競争力低下傾向が止まらない。経済成長率もマイナスに落ち込んでおり、昨年には、法定最低賃金の2.5倍以下の従業員給与について、14年に4%、15年に6%の法人税控除を実施することも決めた。

 家族手当の企業拠出金廃止は、仏経営者団体が昨年まとめた1000億ユーロ規模の企業負担軽減要求に沿った内容で、記者会見では「結局、サルコジ前右派政権とどう違うのか」などの質問が相次いだ。オランド大統領は「企業負担軽減は雇用拡大との引き換えだ」と説明した。

7280チバQ:2014/01/15(水) 22:49:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140115/asi14011522170004-n1.htm
道に迷った外国人女性をレイプ インド・ニューデリーで男15人拘束
2014.1.15 22:11

14日、デンマーク人女性がレイプされた現場近くのニューデリー中心部(ロイター)
 性犯罪が社会問題化しているインドの首都ニューデリー中心部で14日、滞在先ホテルまでの道に迷ったデンマーク人の女性旅行者(51)が男の集団にレイプされた。警察は事件に関与した疑いで15人を拘束した。地元メディアが15日、報じた。

 被害女性にホテルへの行き方を聞かれた犯行グループは、女性を人目のつかない場所に連れていき、暴行したという。

 インド政府は、ニューデリーで2012年末に起きたレイプ殺害事件を機に性犯罪を厳罰化した。しかしAP通信によると、首都とその郊外で13年1〜10月に発生したレイプ事件は、12年1年間の2倍近くに増加した。

7281チバQ:2014/01/16(木) 23:23:17
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014011600180
「バチカン銀行」監督体制刷新=枢機卿4人更迭−ローマ法王
 【ジュネーブ時事】バチカンからの報道によると、フランシスコ・ローマ法王は15日、マネーロンダリング(資金洗浄)関与の疑惑が消えない「宗教事業協会」(通称バチカン銀行)の監督体制を刷新、担当の枢機卿5人のうち4人を任期途中で入れ替えた。
 5人は、有力者のベルトーネ前国務長官(首相に相当)ら前法王ベネディクト16世に任命された枢機卿で、任期はまだ1年残っていた。しかし、フランスのトゥーラン枢機卿を除く4人が事実上更迭され、パロリン国務長官らが新たに任命された。
 カトリック教会への寄付金などを管理するバチカン銀行は、不正な金融取引に関与している疑いが消えず、欧州評議会は2012年、取引の透明性評価で「不合格」の判定を下している。(2014/01/16-09:41)

7282チバQ:2014/01/16(木) 23:24:03
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014011600938
大統領、全軍トップを解任=イスラム過激派対策に不満か−ナイジェリア
 【ロンドン時事】ナイジェリアからの報道によると、ジョナサン大統領は16日、統合参謀長および陸海空軍の各参謀長を全員解任した。大統領府が発表した。理由は明らかにしていない。
 ナイジェリアではここ数年、北東部を拠点とするイスラム過激派「ボコ・ハラム」がテロ活動を活発化。政府軍は2013年5月以降、掃討作戦を強化している。
 しかし、戦闘やテロで多数の死傷者が出ており、治安回復のめどは立っていない。軍指導部に対し国民の不満は高まっていた。(2014/01/16-21:24)

7283チバQ:2014/01/16(木) 23:32:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140116/asi14011614410001-n1.htm
揺れる御曹司ラフル・ガンジー氏、与党の首相候補指名受け入れか
2014.1.16 14:34

ラフル・ガンジー副総裁(AP)
 【ニューデリー=岩田智雄】今春行われるインドの総選挙を前に、与党国民会議派が17日に開く会合で、ガンジー家の御曹司、ラフル・ガンジー副総裁(43)を首相候補に指名するかどうかが注目されている。指名受け入れに煮え切らない態度をとり続けていたラフル氏が最近、地元紙の取材に初めて前向きな発言をしたからだ。

 ラフル氏は14日付のヒンディー語紙で「私は国民会議派の戦士だ。どんな命令にでも従う」と述べた。

 これまでラフル氏は首相候補指名を問われると「党務に専念したい」といった発言を繰り返してきたため、今回の発言は、幹部を集めて開く全国党委員会の会合で、氏が首相候補になることを示唆したものとの観測がメディアで伝えられた。

 会議派は通例、「当選者が指導者を選ぶ権利がある」(会議派幹部)と選挙前の首相候補指名に否定的な立場だ。

 汚職問題や景気減速により現時点で劣勢とされる会議派が、総選挙で負ければ、ラフル氏を首相候補にしたことで「ラフル・ブランド」を傷つけるとの見方もあり、首相候補として選挙戦を戦うことに消極的な意見もある。

 しかし、選挙戦では明確な「党の顔」があった方が有利なことも事実だ。この場合、建国の父ネールら元首相3人の血を引くラフル氏以上の有力者はいない。氏が母親のソニア・ガンジー党総裁の後継になることは既定路線なのに、首相候補発表であいまいな態度をとり続けるのは得策でないといった声もある。

 また、総選挙でヒンズー教保守派の最大野党インド人民党(BJP)に敗れても、善戦すれば少数連立与党連合を結成できる可能性もあるとされ、ラフル氏を前面に出した選挙戦を望む根拠となっている。

7284チバQ:2014/01/16(木) 23:33:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140116/mds14011615490003-n1.htm
他民族憎悪こそ「最も有害な行為だ」 ルワンダ虐殺20年で国連副総長
2014.1.16 15:47
 アフリカ中部ルワンダで1994年に多数派フツ人強硬派らが少数派ツチ人ら約80万人を殺害した大虐殺から今年で20年となり、国連本部で15日、虐殺につながる紛争の早期抑止を話し合う会合が開かれた。

 エリアソン副事務総長は宗教、民族の異なる人々に対する憎悪は「人間がなし得る最も有害な行為だ」と警告した。

 エリアソン氏は、ルワンダの虐殺発生当初、国際社会の介入を求める声がありながら、有効策が取られず虐殺が拡大したとして「失敗を忘れてはならない」と訴えた。

 教訓が生かされた例としては、民族対立を背景に内戦に近い状態になっている南スーダンで、国連平和維持活動(PKO)施設に市民が保護され、殺害を免れていることを挙げた。

7285チバQ:2014/01/16(木) 23:34:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140116/erp14011620590003-n1.htm
仏大統領が「企業重視」打ち出す 経済低迷脱却目指す 「大きな政府」の左派には抵抗感も
2014.1.16 20:55
 【ベルリン=宮下日出男】フランスのオランド大統領が、経済低迷脱却に向けて「企業重視」の方針を鮮明にした。企業の社会保障負担の軽減により、競争力強化と雇用増大を図る。同国では手厚い福祉などを通じた「需要重視」の傾向が強かったが、方針転換となるか注目されている。

 「(企業の)供給力に働きかける必要がある」。オランド氏は14日、年始の記者会見でこう表明し、家族手当を企業が負担する制度を2017年までに廃止して、年300億ユーロ(約4兆3千億円)の負担軽減を図る政策を打ち出した。

 オランド氏は12年5月の就任後、財政健全化と同時に経済成長策に取り組んだが、大した効果が出ず、失業率は10%超の過去最悪水準が続く。経済回復のペースはスペインなどよりも遅れがちで、大統領支持率は歴代最低水準に下落した。

 フランスでは従来、充実した社会保障など公的支出が需要を支える半面、この仕組みが企業の競争力をそぐ重荷になっているとして問題視されていた。オランド氏は企業の競争力強化をこれまでも訴えてきたが、「大きな政府」を志向するおひざ元の左派や労組では抵抗感も強い。

 オランド氏が企業重視の姿勢を強調したことについて、仏主要企業幹部は「左派のDNAを考えれば、過小評価すべきでない」と説明し、仏紙ルモンドの記者は「大きなイデオロギー的変換だ」とも指摘する。一方、大統領選でオランド氏に協力した左派戦線は「右派の言葉だ」と批判した。

 オランド氏は会見で、「私生活について答える場所ではない」と女優との密会報道への深入りを避け、経済回復の重要性を強調した。仏経団連(MEDEF)は「正しい方向」と歓迎し、保守系紙フィガロは「言葉だけでは不十分」とし、オランド氏に実行を迫っている。

7286チバQ:2014/01/17(金) 00:18:44
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20140116-OYT1T01099.htm
エジプト改正憲法案、国民投票で承認確実に

 【カイロ=酒井圭吾】エジプトで新国家の枠組みを決める改正憲法案の国民投票は、16日までの開票作業で、圧倒的多数での承認が確実となった。


 これを受け、大統領選は今春にも行われる見通しで、昨年7月に事実上の軍事クーデターを主導したシシ国防相が出馬を示唆し、当選が有力視されている。エジプトで再び、軍の影響力の強い政権が誕生する観測が高まっている。

 同国の内務省高官は16日、地元衛星テレビ・ハヤートに対し、開票作業の途中経過として、「承認票は95%を超えている」と語った。国営メディアなども、同案の「承認確実」を報じた。

 内務省高官によると、投票率は55%以上になる。正式結果は18日頃発表される。

 改正憲法案は、宗教を基礎とした政党を禁止し、国防相選任に軍の承認を必要とするなど、政教分離や軍の権限強化が特徴だ。エジプトでは昨年7月、世俗派による大規模な反政府運動を契機に、軍が強制的にイスラム主義色の濃いモルシ政権を崩壊させた。今回の投票は、軍が主導する政治プロセスや、シシ国防相に対する「信任投票」の位置付けとなっていた。

 クーデターで失脚したモルシ前大統領の支持者らは、投票をボイコットした。

(2014年1月16日23時11分 読売新聞)

7287チバQ:2014/01/17(金) 00:23:11
http://www.afpbb.com/articles/-/3006632
ナイジェリアで同性愛者の弾圧強化、禁止法成立受け
2014年01月16日 16:14 発信地:カノ/ナイジェリア
【1月16日 AFP】ナイジェリアで同性婚などを禁止する法律が成立したことを受け、同国北部最大の都市カノ(Kano)のイスラム法(Sharia)執行当局は15日、同性愛活動の取り締まり強化を宣言した。

 一方、北部バウチ(Bauchi)州のイスラム法裁判所は同日、同性愛禁止法に違反したとして男性5人を訴追したと発表。また非政府組織(NGO)によると、同州の警察は160人の容疑者の名前を列挙したリストを作成し、逮捕へと動いている。

 ナイジェリアは以前より同性愛禁止法を持つ世界78か国のうちの1国だったが、さらに同性婚を禁止する法律が成立したことが今週明るみに出てからは、国際社会の強い反発を受けている。特にイスラム法と州・国の司法制度が並存する北部の各州では、実例ほとんどないものの、同性愛の罪には死刑判決が下される可能性もある。

 カノ州の宗教警察ヒズバ(Hisbah)の副長官を務めるウスマン・ナバハニ(Usman Nabahani)氏は、AFPの取材に対し、同性同士の結婚と市民パートナーシップを禁止する新法は「歓迎すべき展開」と語り、「この法律の執行のためにたゆまぬ努力をする」と述べた。

 ヒズバはこの数か月、イスラム教徒が多数派を占めるカノで売春組織と麻薬常習者の取り締まりを行ってきたが、今後は同性愛者に対しても同様の取り締まりを行うことを誓っている。ナバハニ氏は、国の法令を執行するために治安当局と連携して「ゲイとレズビアンに対して同様の摘発を実施する」と付け加えた。

「これからは、健全な社会をめざし、カノ州の隅々までしらみつぶしに捜査して、売春や同性婚、飲酒(の禁止)の完全なる順守を徹底する」

「われわれは、こういった問題に真剣な闘いを挑むための、さらに大きな権限と支持を得た」

■早くも数十人逮捕、「リストに160人の名」

 一方、北部バウチ州では、今月6日に同性愛者の同好会を結成したとして訴追された男性5人がイスラム裁判所に出廷し、4人が罪状を認めていたことが明らかになった。裁判所職員によると、5人には同好会結成の他、米国から送金された15万ドル(約1500万円)を受け取った疑いがもたれており、次回出廷の23日まで勾留される見通しだという。

 さらにバウチ州のイスラム法執行当局によると、今年に入ってから少なくとも12人が同性間の性行為を禁じたイスラム法に違反したとして逮捕された。

 また同国のNGO「生殖と性に関する人権のための国際センター(International Centre for Reproductive Health and Sexual Rights)」によると、同州の警察は160人以上の名前を列挙したリストを作成し、逮捕の準備を進めている。

 また同NGOによると、新法が成立して以降、南部の3州でも計24人が逮捕された。その大半は、以前から拘束されていたが、新法が宣言されたことによって再逮捕された人々だという。(c)AFP/Aminu ABUBAKAR

7288チバQ:2014/01/17(金) 00:23:55
http://www.afpbb.com/articles/-/3006631?ctm_campaign=txt_topics
リヒテンシュタイン、国内唯一の産科が閉鎖に
2014年01月16日 16:45 発信地:ジュネーブ/スイス
【1月16日 AFP】リヒテンシュタイン政府は15日、国内唯一の産科を閉鎖すると発表した。勤務する婦人科医らも閉鎖とともに全員退職するという。この産科では毎年200人あまりの新生児が誕生している。

 リヒテンシュタインは、スイスとオーストリアに挟まれた内陸の小さな公国。同国のマウロ・ペドラツィーニ(Mauro Pedrazzini)保健相は15日、「遺憾ながら産科を閉鎖する」との声明を発表した。

 産科は今春中にも閉鎖されるという。勤務する医師たちは将来の見通しもたたないまま、離職を迫られる形となった。

 人口3万7000人にも満たないリヒテンシュタインでは、老朽化した病院の建て替え費用の拠出をめぐる2011年の国民投票で反対票が賛成票を上回った。そのため産科医師らが求めた医療水準を満たす改修計画の遂行が困難となった。

 リヒテンシュタインでは毎年、全体の半数にあたる約200人がこの国内唯一の産科で、また残りの半数は国外の医療施設で産まれている。これは、リヒテンシュタインの妊婦たちが、あえて隣国のスイスやオーストリアでの出産を選択しているためだ。

 しかし、この国内唯一の産科が閉鎖された後に生まれるリヒテンシュタイン人は、全員外国生まれとなる。(c)AFP

7289チバQ:2014/01/17(金) 23:30:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140117/asi14011700410000-n1.htm
ラフル・ガンジー氏、首相候補とせず
2014.1.17 00:38

インド最大与党、国民会議派のラフル・ガンジー副総裁(AP)
 【ニューデリー=岩田智雄】PTI通信がインド最大与党、国民会議派筋の話として伝えたところによると、同党は16日に開いた会合で、今年5月までに行われる総選挙はラフル・ガンジー副総裁(43)を首相候補とせずに戦うことを決めた。ガンジー氏が選挙戦を主導することは決まったものの、母親のソニア・ガンジー総裁は会合で「投票前に首相候補を指名するという伝統はない」と述べたという。

 汚職問題や景気減速により現時点で劣勢とされる会議派がこのまま総選挙で負ければ、ラフル氏を首相候補にしたことで「ラフル・ブランド」を傷つけるとの見方が出ていた。優勢が伝えられる最大野党、インド人民党(BJP)は、グジャラート州首相のナレンドラ・モディ氏を総選挙で首相候補に据えている。

7290チバQ:2014/01/18(土) 01:05:04
>>7273
http://www.afpbb.com/articles/-/3006724
ウガンダ大統領、反同性愛法案の承認を拒否
2014年01月17日 17:59 発信地:カンパラ/ウガンダ
【1月17日 AFP】アフリカ・ウガンダのヨウェリ・カグタ・ムセベニ(Yoweri Kaguta Museveni)大統領は、同国議会が12月に圧倒的多数で可決した同性愛者に終身刑を科すことを定めた法案の承認を拒否した。地元日刊紙モニター(Daily Monitor)が17日、報じた。「異常者」を治療するにはもっと良い方法があると主張しているという。

 議会に宛てた書簡でムセベニ大統領は、同性愛は「無作為の交配」か金銭目的が原因であり、レズビアンの場合は「セックスへの飢え」や男性と結婚できなかったことが女性パートナーを選ぶ理由になっているとの持論を展開。こうした状況に対する最善の解決策は、ウガンダ経済を発展させることだと述べた。

 モニター紙によるとムセベニ大統領は「同性愛をめぐる議論の核心にある問題は、異常者にどう対応するべきかということだ。われわれは彼らを殺すべきだろうか。投獄すべきだろうか。あるいは、隔離するべきだろうか」と問い掛けている。さらに「法律を定めたとしても、彼らは地下に潜伏し、金銭目当ての同性愛行為を続けるだけだ」と論じ、工業化や農業の近代化を急ぐなどしてウガンダ経済を発展させることこそ、同性愛に陥る危険から若者を「救う」最良の方策だと述べている。(c)AFP

7291チバQ:2014/01/18(土) 01:06:49
http://www.afpbb.com/articles/-/3006699
予算案で大乱闘、デモ対策法案も強行採決 ウクライナ議会
2014年01月17日 18:44 発信地:キエフ/ウクライナ
【1月17日 AFP】ウクライナ議会は16日、2014年度予算案をめぐり、与党議員と予算案成立を阻止しようとする野党議員の間で乱闘が発生し、けがで血を流す議員も出るなど大混乱となった。こうした中、与党は公共施設の封鎖を最大5年の禁錮刑の対象とすることや議員の訴追手続きの簡素化を認める法案の採決を強行。賛成多数で可決した。

 ウクライナでは、ロシアへの歩み寄りを強めるビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)大統領の政権が15日、ロシアが主導する関税同盟への参加を可能とする政策を承認している。一方、親欧州連合(EU)派の野党や市民は、ヤヌコビッチ政権に対する抗議デモを2か月近く続けている。

 新法には、マスクやヘルメットを着用してのデモ参加を罰金や予防拘禁の対象にすること、インターネット上での中傷拡散に罰金または最大で懲役1年の実刑を科すことなども盛り込まれており、野党は政府がこの新法をデモ鎮圧に利用するのではないかと警戒を強めている。(c)AFP

7292チバQ:2014/01/18(土) 01:14:34
http://www.cnn.co.jp/world/35042660.html
アルゼンチン大統領、1カ月姿見せず 健康不安説も
2014.01.17 Fri posted at 10:55 JST

(CNN) アルゼンチンのフェルナンデス大統領がほぼ1カ月、公の場に姿を現さず、健康問題や所在について憶測が飛び交っている。

フェルナンデス大統領は昨年10月、脳の表面にできた血腫を除去する手術を受けた。11月に公務に復帰し、12月には複数の行事に出席したが、その後は公の場に姿を見せていない。

手術前、フェルナンデス大統領は国営テレビを通して情熱的に政策を語ったり、インターネットで自らの仕事について矢継ぎ早に投稿したりしていた。だがツイッターへの最後の投稿からすでに33日が経過している。

国営テラム通信によれば、カピタニチ官房長官は今月初め、「大統領は毎日出勤して、われわれとともに働いている」と記者団に述べた。だが一部からは「政府は誰の下で運営されているのか」と批判の声も上がっている。

首都ブエノスアイレスにあるベルグラノ大学世論センターのオルランド・ダダモ所長は、「数カ月前の病気の件がなければ問題にもならなかっただろう。だが噂は広まり、理由が分からないことによる不安感が生じている。政治的戦術なのか、来年の大統領選の候補者のために活動の場を作っているのか、政府がかかえる難局に向き合いたくないのか。国民には分からない」と語った。

一方で、健康に配慮して十分な休養を取っているとの見方もある。前大統領で夫のネストル・キチルネル氏は10年に心臓発作で死亡した。政治評論家のエンリケ・スレタ氏は「大統領は(夫と)同じような状況になりたくないのだろう」と述べた。

7293チバQ:2014/01/19(日) 22:09:19
http://mainichi.jp/select/news/20140120k0000m030074000c.html
イタリア:ベルルスコーニ元首相 与党と選挙制度改革合意
毎日新聞 2014年01月19日 20時52分

 イタリアの中道右派野党「フォルツァ・イタリア」を率いるベルルスコーニ元首相(77)が18日、ライバル政党である中道左派与党・民主党のレンツィ書記長(39)とローマで会談し、大政党に有利な選挙制度改革の実施で合意した。

 元首相は脱税事件で実刑が確定し、昨年11月に国会から追放された。民主党内の反レンツィ派は「傷ついた元首相のイメージの回復に手を貸すだけだ」と批判している。【ローマ】

7294チバQ:2014/01/19(日) 22:24:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140119/mds14011910140001-n1.htm
シリア和平会議、反政府組織が参加 22日から政権と初対話
2014.1.19 20:47
 【カイロ=大内清】内戦が続くシリアの反体制派統一組織「シリア国民連合」は18日夜、トルコのイスタンブールで開かれていた総会で、今月22日からスイスで行われるシリア和平会議に参加することを決めた。アサド政権側はすでに参加を決めており、2011年3月に反政府デモが発生して以来初めて、政権側と反体制派統一組織が対話の場に臨むことになる。

 反体制派内では和平会議がアサド大統領の退陣を確約したものではないことから参加への反対論が根強く、17日からの総会でも日程を延長して協議。18日には反対派の多くが欠席したこともあり、参加の賛否を問う投票で「賛成」が過半数となった。

 和平会議開催に向け、国民連合に参加の説得を続けてきたケリー米国務長官は「アサド政権の暴虐に苦しむシリアの人々の利益となる勇気ある投票だ」と、歓迎の声明を出した。

 国民連合のジャルバ議長は総会後、「(和平会議は)革命の目的を達成するための道だ」と述べ、アサド氏の退陣を求める考えに変わりはないと強調した。

 これに対し、シリアのムアッリム外相は17日、訪問先のロシアで激戦地のシリア北部アレッポでの限定的停戦や捕虜交換を提案。戦況が政権側に有利な形で進む中、譲歩姿勢を示すことで国際社会の反アサド世論を和らげる狙いがあるとみられる。国民連合をはじめ反体制諸派は提案拒否の姿勢を明確にしている。

 国民連合は、後ろ盾である米欧や湾岸アラブ諸国などからシリアの「正統な代表」に承認されている。ただ、シリア国内で戦う反体制派武装組織などの中には国民連合の権威を認めていない勢力も多く、反体制派内の意見を統一して政権側との実効性ある合意に結びつけられるかは不透明だ。

7295チバQ:2014/01/19(日) 22:32:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140119/asi14011920510000-n1.htm
不倫疑惑のインド大臣、妻が変死…夫と女性記者との関係暴露、総選挙に影響も
2014.1.19 20:49
 【ニューデリー=岩田智雄】インドのタルール人的資源開発閣外相(57)の妻、スナンダ・プシュカルさん(52)が17日、ニューデリーの高級ホテルの客室で死亡しているのが見つかった。妻は15日、タルール氏とパキスタンの女性記者との不倫を同氏の短文投稿サイト上で暴露していた。タルール氏は与党・国民会議派の下院議員で、女性関係をめぐる醜聞は総選挙の行方にも影響を与えかねない。

 タルール氏は16日、妻による書き込みの内容を否定し、「幸せな結婚生活を送っている」とした夫婦の共同声明を発表し、事態の収拾を図っていた。

 遺体の検視を行った医師は「突発的で不自然な死だ」と指摘。警察は自殺の可能性を示唆した。地元メディアは薬物の過剰摂取がみられ、体に複数の傷痕があったと伝えた。

 タルール氏は元国連広報局長(事務次長)で、2006年の国連事務総長選を現事務総長の潘基文(パン・ギムン)氏と争った。09年に下院議員に初当選し、今年の総選挙で再選を目指している。国民会議派は選挙で劣勢とされ、今回の問題がさらなる逆風となる可能性がある。2人は10年8月に結婚。ともに3度目の結婚だった。

7296チバQ:2014/01/19(日) 23:00:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140119-00000056-mai-m_est
<南スーダン>地元メディア「停戦大筋合意」報道…交戦続く
毎日新聞 1月19日(日)21時6分配信



戦闘から逃れるため、ナイル川をボートで渡った子供ら=南スーダンのアウェリアルで2014年1月17日、AP
 【ヨハネスブルク服部正法】戦闘を続けるアフリカ東部・南スーダンの政府と反乱軍が近く停戦合意に調印するとの観測が18日から流れている。複数の地元系メディアは、双方の高官の話などから、停戦に大筋合意したと報じている。一方、政府軍は同日、中部の要衝ボルを奪回するなど交戦は止まらず、停戦発効は微妙な状態だ。


 両陣営は隣国エチオピアの首都アディスアベバで断続的に和平交渉を行ってきたが、進展していない。地元系メディアによると、調停役の東アフリカ各国による地域機構「政府間開発機構(IGAD)」が17日、双方に停戦合意文書の草稿を渡した。両陣営とも賛同しているという。AP通信も、キール大統領の報道官が19日か20日に調印されるとの見通しを示したと報じた。

 戦況は一進一退だが、最近になって政府軍が攻勢に転じ、今月10日に油田が多い北部ユニティ州の州都ベンチウを奪回。18日にはボルの奪還を宣言した。

 政府軍の攻勢には隣国ウガンダ軍の介入が大きい。ウガンダは南スーダン政府の要請で派兵したが、当初は戦闘への直接介入を否定してきた。しかし、最近になって反乱軍との交戦を認めている。ロイター通信によると、ウガンダ軍報道官は「ボルを奪回したのはウガンダ軍」と述べた。

 昨年12月15日に始まった一連の戦闘による避難者は、40万人を超えたとみられている。

7297チバQ:2014/01/19(日) 23:01:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140119-00000047-jij-asia
汚物を素手で清掃=カースト呪縛、130万世帯―禁止法にも抜け道・インド
時事通信 1月19日(日)15時30分配信

 ラジュ・ラジョリアさん(45)は「私の手は汚れている」とつぶやいた。インド古来の身分制度カースト制の底辺「不可触民」出身で、父も祖父も代々、くみ取り式トイレや下水管を素手で清掃する仕事が生業だった。1日の稼ぎは200ルピー(約320円)程度。ヒンズー教の神々の像に手を触れることすら許されず、貧困と差別にまみれて生きてきた。
 カースト制のどの階級からもはじき出された不可触民はインドの全人口12億人のうち約2億人とされる。身分差別廃止を定めた憲法施行から64年が過ぎた今も、その大半が過去の呪縛に縛られている。
 ◇「地獄」の悪臭
 「この地獄から抜け出したい」。午前7時、首都ニューデリー南部にある高級住宅地の大家から仕事の依頼が入る。ラジョリアさんの仕事道具は長さ約1.5メートルの鉄製の棒だけ。下水管の中で四つんばいになり、詰まりの原因になった汚物を取り除く。
 体に染みついた悪臭をぬぐい去ることはできず、仕事後は食事も喉を通らない。25年間、非衛生的な環境で働き続けたせいか「慢性的に体調が優れず、せきが止まらない」。仕事を終えてもコップ1杯の水すらもらえず、追い払われるように次の仕事場へ向かう。
 生活は苦しい。4人の子供には「公務員になってほしい」と願っていたが、次女(16)と次男(14)は、家計を助けるために同じ仕事を始めた。「これ以外ならどんな仕事でもしたいが、『汚れた者』にそんな機会はほとんどない」。ラジョリアさんは肩を落とす。
 ◇「写真撮らないで」
 インド国会は2013年9月、手作業によるトイレ・下水管清掃業の禁止と、それによって失業する職人の社会復帰を定めた法律を成立させた。同法はこうした職業を「非人道的」と断じ、「個人が尊厳を持って生活できるよう保証する」と規定した。
 ただ、「『防護装備』を提供した場合は規制の対象外」とも記している。専門家は「マスクや手袋など簡易装備を与えるだけで合法と認められる恐れがある」と批判する。
 11年の国勢調査によれば、代々手作業でトイレなどの清掃をしてきた職人の家庭は75万世帯。市民団体は、実際にはその数はもっと多く、130万世帯に上るとみている。
 ラジョリアさんは法律施行後もマスクや手袋なしで排せつ物を処理し続ける。「写真だけは撮らないでほしい」。自らを恥じるように丸めた背に、いまだ解けぬカーストの呪縛が見えた。

7298チバQ:2014/01/20(月) 22:11:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140120/erp14012021370006-n1.htm
ウクライナのデモ、一部暴徒化 強権路線に反発
2014.1.20 21:36

機動隊のバスを破壊するデモ参加者=19日、キエフ(AP)
 【モスクワ=遠藤良介】ウクライナの首都キエフで19日、ヤヌコビッチ大統領の退陣を求める10万人規模のデモが行われ、一部参加者が暴徒化して治安部隊と激しく衝突した。昨年11月からの反政権デモは年末から年始にかけて沈静化していたが、政権が集会規制の新法を制定するなど強権路線を鮮明にしたのを受けて再燃した。政権は近く野党側と協議の場をもつとしているが、事態を収拾できるかは不明だ。

 報道によると、キエフ中心部で19日に行われたデモでは、若年層を中心とする一部参加者が、会場の広場から議会方面へ向かおうとして治安部隊と衝突。デモ隊側は角材や火炎瓶を使用し、道路を封鎖していた警察車両に放火するなどした。治安部隊は催涙弾や放水で鎮圧を図った。

 20日までに警察とデモ隊で計170人の負傷が確認され、昨年11月以降で最大規模の騒乱となった。

 ウクライナ議会では最近、デモ集会や反政権運動を封じ込めにつながる一連の法案が与党連合によって強硬に可決され、大統領の署名で成立した。

 新法はステージやテント、スピーカーの無許可設置を禁じるなど集会に関する規制を強化。「中傷」や「過激主義」を刑罰の対象とし、外国の資金援助を受ける非政府組織(NGO)にはスパイとほぼ同義の「外国の代理人」と名乗ることを義務づけた。

 19日の大規模デモはこうした抑圧的な新法に抗議して行われ、野党指導者らは大統領や議会に対する不信任署名運動などを訴えた。

 ロイター通信によると、米国家安全保障会議(NSC)のヘイデン報道官はデモの暴徒化に「深い懸念」を示し、全当事者に事態の沈静化を促した。政権側には「反民主的な法律」の撤回や野党勢力との対話を求めている。

7299チバQ:2014/01/20(月) 22:12:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140120/erp14012000110000-n1.htm
「最も危険なのはポストにしがみつくこと」 次期大統領選にプーチン露大統領
2014.1.20 00:09 [ロシア]

プーチン大統領(ロイター)
 ロシアのプーチン大統領は19日放映のテレビインタビューで、2018年の次期大統領選への立候補の意思の有無を語るのは「時期尚早だ」と述べ、現在の職務に専念する姿勢をアピールした。

 出馬の可能性を問われると、政治家として「最悪かつ最も危険なのはポストにしがみつき、それ(ポストの維持)ばかり考えることだ。その場合、失敗は避けられない」と応じた。

 プーチン氏は現在通算で3期目。ロシア憲法は大統領の連続3選を禁止しているが、08〜12年には首相に退き、12年に大統領に復帰したため、18年の出馬は法的に可能。12年から大統領の任期は4年から6年となった。

7300チバQ:2014/01/20(月) 22:20:01
http://mainichi.jp/select/news/20140121k0000m030050000c.html
インド:州政府首相が抗議デモ企画 首都中心部が大混乱
毎日新聞 2014年01月20日 19時39分(最終更新 01月20日 20時45分)

 【ニューデリー杉尾直哉】インド・デリー首都圏(州)のケジリワル州政府首相は20日、デリー警察が自分の指示に従わないとして、ニューデリーの内務省の前で抗議のデモを行おうとし、警察に阻止された。首都中心部は、ケジリワル氏の車を阻止する警察隊とケジリワル氏の支持者、報道関係者らでもみ合いとなった。インド政府当局がデモ阻止を狙って周辺の地下鉄駅や道路を封鎖したため、交通網が乱れ大混乱となった。

 ケジリワル氏は「腐敗一掃」を掲げる新党・一般人党を率いて昨年12月のデリー首都圏議会選挙に初出馬して当選し、いきなり州政治のトップの州政府首相に就任した。この日の混乱について、メディアは「デリー州政府対インド政府の前代未聞のけんか」と報じた。

 ニューデリーでは、今月26日の「共和国記念日」の軍事パレードなど式典前の治安維持策として、19日から首都中心部で5人以上の集会が禁止されていた。ケジリワル氏はこれに違反して内務省前でデモを行おうとした。

 デリーでは通常の州と違い、警察は州政府ではなく中央政府の管轄下にある。ケジリワル氏は今月、デリー警察に対し「麻薬販売人や売春婦の即時逮捕」を命じたが、警察側が「きちんとした捜査や令状なしにはできない」と拒否し、両者が対立を深めていた。

7301チバQ:2014/01/21(火) 00:26:36
http://www.afpbb.com/articles/-/3006892
カトリック教会に逃げ込むイスラム教徒、中央アフリカ
2014年01月20日 20:46 発信地:ボアリ/中央アフリカ
【1月20日 AFP】イスラム教徒とキリスト教徒の宗教間対立が深刻化している中央アフリカで、首都バンギ(Bangui)の北方約100キロの都市ボアリ(Boali)にあるカトリック教会に女性と子どもを中心とする約700人のイスラム教徒が避難している。避難民たちが二晩を過ごした教会の周りは約70人のフランス軍部隊が警護している。(c)AFP

7302チバQ:2014/01/21(火) 00:27:26
http://www.afpbb.com/articles/-/3006784
トップ > 戦争・紛争 > 記事
シリア反体制派、和平会議参加を決定 大統領からの権力剥奪が目標
2014年01月19日 13:04 発信地:イスタンブール/トルコ
【1月19日 AFP】深い分裂状態にあるシリアの反体制派は18日、バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領からの政権剥奪を唯一の目標に掲げ、国際和平会議への参加に最終的に合意した。アサド政権は17日、複数の妥協案を示していた。

 国外に避難している反体制派の統一組織「シリア国民連合(Syrian National Coalition、SNC)」は、トルコのイスタンブール(Istanbul)で総会を開き、22日に開かれる国際和平会議への参加を賛成多数で決めた。無記名投票の公式集計結果は、賛成58、反対14、棄権2、無効1。

 こうした中、政府軍の戦闘機は北部アレッポ(Aleppo)とその周辺地域を爆撃し、16人が死亡した。

 開催予定の国際和平会議、いわゆる「ジュネーブ2(Geneva II)」は、2011年3月以来13万人が死亡し、数百万人が家を失っている激しい内戦の終結に向けた道を探るため、暫定政府を樹立することを目的としている。

 シリア政府は既に会議参加の意向を表明しているが、ジョン・ケリー(John Kerry)米国務長官は「誰もごまかされないだろう」と述べ、陽動戦術を利用しているとして同国政府を非難した。

 国民連合のアハマド・ジャルバ(Ahmad Jarba)代表は18日の会議参加決定後、「ジュネーブ2は革命要求の全面的な実現、第一に殺りく者(アサド大統領)から全ての権力を剥奪することを目指す片道の道筋だ」と述べた。(c)AFP/Philippe ALFROY

7303チバQ:2014/01/21(火) 22:17:50
http://mainichi.jp/select/news/20140121k0000e030170000c.html
中央アフリカ:首都女性市長を暫定大統領に選出
毎日新聞 2014年01月21日 10時08分(最終更新 01月21日 13時13分)


中央アフリカ共和国の暫定大統領に選出され、コメントするカトリーヌ・サンバパンザ氏=2014年1月20日、ロイター
拡大写真 【ヨハネスブルク服部正法】アフリカ中部・中央アフリカ共和国からの報道によると、同国議会は20日、首都バンギの女性市長、カトリーヌ・サンバパンザ氏(59)を暫定大統領に選出した。同国は、武装勢力同士の衝突がキリスト、イスラム両教徒の宗教対立に発展し、人口の2割以上が難民・避難民となるなど深刻な人道危機が進行している。

 サンバパンザ氏は選出後、衝突を繰り返すキリスト教徒民兵組織とイスラム教徒が主体の武装勢力に対し、武器を捨てるよう呼びかけた。

 サンバパンザ氏は同国多数派のキリスト教徒。企業の顧問弁護士を経て昨年、バンギ市長に就任した。

7304チバQ:2014/01/21(火) 22:19:08
http://mainichi.jp/select/news/20140122k0000m030087000c.html
インド:デリー州政府首相「私は無政府主義者」警察と対峙
毎日新聞 2014年01月21日 20時11分(最終更新 01月21日 20時45分)


ケジリワル氏=AP
拡大写真 【ニューデリー杉尾直哉】インド・デリー首都圏(州)のケジリワル州政府首相が、デリー警察を管轄する中央政府と対立している問題で、ケジリワル氏は20日、中央政府に抗議する無期限デモに入った。警察の管轄権が州政府に移行されるまで続けるという。

 ケジリワル氏は首都ニューデリー中心部の鉄道省前に支持者約500人と共に居座り、20日は路上で毛布にくるまって夜を明かした。内務省はデモの広がりを防ぐため、警察官4000人を配備して周辺一帯を封鎖、地下鉄4駅を閉鎖して対抗している。現場では、21日もデモ隊と警察隊がにらみ合いを続けた。

 首都行政トップの州政府首相がデモを率いて中央政府と対峙(たいじ)する異例の事態に、民放各局は「無政府状態」「やりすぎ」など批判的に報じた。これまで社会活動家として、政府の腐敗を批判するデモなどを繰り返してきたケジリワル氏は「私は無政府主義者」と開き直った。

 ケジリワル氏は、新党・一般人党を率いて昨年12月のデリー首都圏議会選に初出馬して当選し、州政府首相に就任した。それ以来、公約に掲げた電気・水道料金の大幅値下げ、外国小売り大手のインド進出のための規制緩和撤回などを次々と打ち出した。警察改革も主張しており「麻薬販売人や売春婦を即時逮捕せよ」と命じたところ、警察側から「令状なしにはできない」と拒否され、今回の対立にエスカレートした。

 首都中心部では26日に「共和国記念日」の軍事パレードなどの式典が開かれる。それまでに中央政府がデモの強制排除に動く可能性がある。共和国記念日式典は毎年、外国の首脳を迎えて開かれ、今年の主賓は安倍晋三首相。

7305チバQ:2014/01/21(火) 22:20:26
http://mainichi.jp/select/news/20140122k0000m030089000c.html
シリア和平会議:イラン招待撤回で国連メンツ丸つぶれ
毎日新聞 2014年01月21日 20時14分(最終更新 01月21日 20時36分)

 【ニューヨーク草野和彦】22日に開催されるシリア和平国際会議へのイラン招待を発表していた国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は発表翌日の20日、招待の撤回と「深い失望」の表明を余儀なくされ、メンツをつぶされた形となった。国連側は、会議への協力を約束したイランの「前言撤回」を理由としているが、関係国との調整不足が混乱を引き起こした可能性もある。

 「米国はイラン招待の発表のタイミングを完全に把握していた」。事務総長報道官は20日の記者会見で、会議開催を目前にした発表が「性急すぎたのでは」との指摘を否定。米国の同意を得ていたことを強く示唆した。

 米国はイランの会議参加について、シリアの移行政府樹立を柱とする2012年のジュネーブ合意受け入れを前提条件に設定。事務総長は招待の理由として、イランがこの合意をもとに会議が開催されることを「理解している」ことを挙げた。

 だが米国務省は事務総長の発表直後、「イランが完全かつ明確に合意を受け入れなければ、招待の撤回を」とイランに対し合意受け入れの確約を要求。これに反発するかのようにイランは20日、合意の受け入れを否定した。

 国連安保理筋は「イランは事務総長との会話の中では合意を受け入れたが、それを公に認めるかどうかで何か手違いがあったのでは」と説明。イランが公の場で発表する必要があるかまで、国連がイランや米国と十分にすり合わせができていたかを疑問視する。

 イランのカザイ国連大使も20日、「国連は(イラン参加を巡り)妥協点を見つけようとしたが、米国の圧力でうまくいかなかった」と述べ、国連との間では何らかの合意があったことを示唆した。

 イラン招待を巡る国連の対応はシリアのアサド政権と対立する反体制派や反体制派を支援する周辺国の反発を招いた。18日に会議参加を決定したばかりのシリア反体制派の「シリア国民連合」に対して、イラン招待を事前に通告した形跡はない。同連合は期限を区切って招待撤回を求めるなど、猛烈に反発。さらに、反体制派を支援し、イランと対立するサウジアラビアもいったんは会議参加を決めていたが、国連のイラン招待を知り、不参加への動きを見せ始めていた。

 事務総長報道官も「いくつかの参加国から残念な反応があった」と、イラン招待に想定以上の波紋があったことを認めざるを得なかった。

 ◇ジュネーブ合意

 シリア内戦終結に向けた国際社会の青写真。2012年6月30日、国連安保理常任理事国(米英仏露中)と近隣諸国などの「連絡グループ」がスイス・ジュネーブで開いた会合で採択した。アサド政権と反体制派のメンバーを含む「移行政府」の樹立が柱。アサド大統領の処遇は明記されていないが、移行政府は「(政権と反体制派の)相互の合意」で組織され、完全な行政権限を有すると記されている。反体制派や米国などは大統領退陣を意味すると解釈しているが、アサド政権やロシアは異を唱えている。

7306チバQ:2014/01/21(火) 22:21:54
http://mainichi.jp/select/news/20140122k0000m030102000c.html
シリア和平会議:米国とイラン 水面下で激しい駆け引き
毎日新聞 2014年01月21日 20時40分

 【テヘラン田中龍士、ワシントン白戸圭一】シリア和平国際会議へのイラン参加を巡り、米国とシリアのアサド政権を支援するイランの間で、主導権を握ろうと水面下で激しい駆け引きがあった。イランは、米国が会議参加の条件とする移行政府樹立(ジュネーブ合意)の前提を打破する思惑があったとみられ、和平会議を前に関係国との会談を重ね、したたかな外交戦略で足場固めを進めてきた。

 イランのザリフ外相は昨年11月下旬、これまでシリアの反体制派を支持してきた親米国トルコのダウトオール外相と会談し、経済関係の強化と共にシリア問題の政治的解決で一致。今月15日にはアサド大統領と2国間関係を確認し、16日にはロシアのプーチン大統領、ラブロフ外相とシリアの平和的解決に向けた協力を確認した。

 イランは会談などで、シリア問題を含め「テロ、過激主義との戦い」をさかんに強調している。今回、ザリフ氏は潘基文(バン・キムン)国連事務総長との事前調整で、ジュネーブ合意の前提に「理解」を示したとされる。

 イランは前提条件の「容認」はないと否定するが、「理解」を示すことで、まずは国連による会議招待を取り付け、会議の場では、移行政府樹立という会議の目的を一転し、「テロとの戦い」を呼びかけようとした可能性も考えられる。

 一方、オバマ政権は今月初め、シリア和平国際会議へのイランの非公式参加を容認する姿勢を見せ、イランの出方を注視してきた。アサド政権の後ろ盾のイランを和平プロセスに関与させ、内戦終結の糸口をつかむ狙いだったとみられるが、移行政府樹立を柱とする2012年6月の「ジュネーブ合意」を受け入れるかどうかで米・イラン間の溝は埋まらず、イランを取り込む戦略はひとまず挫折した格好だ。

 ケリー米国務長官は今月5日、イランの会議への非公式参加を容認する一方、公式参加の条件として、ジュネーブ合意の受け入れを改めてイランに求めた。硬軟織り交ぜた米側のメッセージには、イランが拒否している条件をあえて投げかけ、妥協を引き出す狙いがあったとみられる。

 だが、イランは無条件の公式参加を要求。一方、シリア反体制派は、イランがジュネーブ合意を受け入れないまま会議に出席した場合、会議を欠席する構えを見せた。

 反体制派の欠席で会議の枠組みが崩壊しかねない事態に危機感を強めた米政府は19日、サキ国務省報道官の声明で、ジュネーブ合意受け入れが参加の条件だと改めて強調。その一方で、米政府高官によると、ケリー国務長官は国連の潘事務総長に対し、イランの招待を撤回するよう水面下で要請していた。

7307チバQ:2014/01/22(水) 20:57:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140122/erp14012211410002-n1.htm
ロシアの国境「違法な拡大」に懸念 グルジア、五輪安全確保で
2014.1.22 11:39
 グルジア外務省は21日、ロシアがソチ冬季五輪の安全確保を理由に、五輪会場に近い両国国境からグルジア側に11キロ食い込んだ地点までを一時的に「国境地域」に指定するなどしているとして、ロシアの「違法な拡大」に深刻な懸念を表明した。

 現地は2008年の両国軍事衝突後にロシアがグルジアからの独立を一方的に承認したアブハジア自治共和国が実効支配している。アブハジアはロシアの強い影響下にあり、アブハジア当局はタス通信などにこの措置を認めた。ロシア当局は確認していない。

 措置は20日から五輪とパラリンピックの閉幕後の3月21日まで実施。この間、本来の国境から11キロアブハジア側に入った路上にアブハジア出入国管理官らが常駐する検問所が設けられ、「国境地域」に含まれる八つの集落の住民は身分証明書の常時携帯が義務付けられる。(共同)

7308チバQ:2014/01/22(水) 20:59:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140121/mds14012123550007-n1.htm
交渉能力ない反体制派 シリア和平会議 実効性ある合意は期待薄
2014.1.21 23:53 (1/3ページ)[政変・反政府デモ]

 【カイロ=大内清】シリア国際和平会議では、アサド政権と反体制派統一組織「シリア国民連合」が初めて対話の場に臨む。しかし、アサド大統領退陣を目指す米国と、政権側の後ろ盾であるロシアには深い溝がある上、反体制派は交渉にあたるだけの能力がなく、実効性のある合意は期待できない状況だ。

 「(会議参加は)革命の放棄だ」。シリア国民連合の最大勢力「シリア国民評議会」は20日夜、政権との一切の交渉を拒否するとして国民連合脱退を表明した。

 国民連合は、米欧や湾岸アラブ諸国の後押しで同評議会をはじめとする反体制派組織を糾合し結成、支援国からシリアの「正統な代表」と認知されてきた。同評議会の脱退は、その適格性を大きく損なうものだ。

 このほかにも反体制派では、深刻な内紛が相次いでいる。

 今年に入り、反体制派の一員で内戦に参戦した国際テロ組織アルカーイダ系武装勢力「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」と、「自由シリア軍」などの武装組織の対立が激化。自由シリア軍を束ねる最高軍事評議会や、協力関係にある国民連合は事態を収拾できずにいる。

 国民連合や自由シリア軍の幹部らはかつて、「アサド打倒のために戦う者なら誰であろうと歓迎する」として、戦局好転のため、イスラム過激派を含むアラブ各国の義勇兵を迎え入れてきた。しかし結局は統制できず、そのツケが地域の不安定化につながりかねない形で回ってきている形だ。

 ISIL以外のイスラム武装勢力も自律的に勢力拡大を図っており、北部アレッポ周辺や反体制派支配地域のイドリブ県では民兵同士の戦闘が激化。20日にはトルコ国境沿いで車爆弾が爆発し、民兵ら少なくとも16人が死亡した。

 仮に和平会議で戦闘終結に向け何らかの合意が成立しても、国民連合に民兵を押さえ込み、合意を実行する力はないとの見方が強い。

 政権側も、こうした事情は見透かしている。

 アサド大統領は19日、フランス通信(AFP)に、国民連合は「カタールやサウジアラビア、フランス、米国などが作り出したものだ」として、交渉相手とみなさない考えを強調した。

 またシリアのムアッリム外相はこれに先立つ17日、アレッポでの部分停戦案なども提示したが、反体制派は即座に拒否。政権側には和平会議を前に、停戦を拒む反体制派よりも内戦終結に前向きだとの印象を作る狙いもあるとみられる。

 政権側と後ろ盾のロシアが「アサド退陣」拒否で足並みをそろえる以上、米欧や反体制派との協議は平行線となる可能性が高い。戦況が政権側有利とされる中、会議が実質的に“現状維持”に向かえば、政権側にとっては外交的勝利といえる。

7309チバQ:2014/01/23(木) 21:09:22
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140123/erp14012311050004-n1.htm
鋼鉄警備スルリ 自爆テロ繰り返す「黒い未亡人」ソチ潜入
2014.1.23 11:05 (1/2ページ)[ロシア]

ソチ市内のホテルに配布された、「黒い未亡人」のひとりとみられるルザンナ・イブラギモア容疑者の手配写真(AP)
 北カフカス地方の独立運動に絡んでロシア治安当局に夫ら肉親を殺され、ロシア国内で自爆テロを繰り返している「黒い未亡人」とみられる女性3人が、2月7日から冬季五輪が開幕するロシア南部ソチに潜入したことが21日、分かった。治安当局は3人の行方を追うとともに、22日、ソチに近い北カフカス地方でイスラム過激派の幹部1人を射殺し、テロを封じ込める姿勢を強調した。だが、ロシア国内では、五輪開幕を間近に控え、治安当局がソチ一帯に構築した「鋼鉄の輪」と呼ばれる強固な警備体制が破られたことに衝撃が広がっている。(SANKEI EXPRESS)


テロ予告勢力と連携


 AP通信や20日付英紙デーリー・テレグラフ(電子版)などによると、潜入したのは“サリマ”と呼ばれているルザンナ・イブラギモア容疑者(22)とザイラ・アリエヴァ容疑者(26)、ジャンネット・ツァハエヴァ容疑者(34)。

 ロイター通信などによると、イブラギモア容疑者は露南部ダゲスタン共和国から今月11〜12日にソチ入りしたという。20日付米ABCテレビ(電子版)によると、治安当局がソチの空港や主要ホテルに配布した指名手配写真には、左の頬に長さ10センチの傷があり、足を引きずり、左の腕を曲げることができないといった身体的特徴が記されていた。

 イブラギモア容疑者らは、北カフカス地方の独立運動で夫や家族をロシア治安当局に殺された、いわゆる「黒い未亡人」とみられる。

 「黒い未亡人」はテロ現場に黒い服で登場したことからこう呼ばれており、2002年のモスクワ劇場占拠事件や2010年にモスクワ地下鉄駅で起きた連続爆破テロの実行犯だったことがわかっている。最近では昨年12月に南部ボルゴグラードで34人が亡くなった連続爆破テロへの関与が指摘されているほか、ソチ五輪へのテロ予告の声明を発表した北カフカスのイスラム武装勢力とも連携してテロ活動を展開しているもようだ。


「女性は出入り簡単」


 テロ阻止に全力をあげる治安当局は、五輪関連施設を囲む96キロ×40キロの範囲を「鋼鉄の輪」と位置づけ、警察官や保安要員計約4万人を配置。観光客から地元住民までくまなく監視するなど厳重警戒を続けてきたが、3人は警備網を突破してソチ周辺に潜り込んだとみられる。

 この“失態”に関し、ロシアのテロ組織に詳しい米ジョージタウン大学のクリストファー・スイフト教授は米ABCテレビに「3人の潜入時期が『鋼鉄の輪』の稼働前か後か確かでないが、ロシアの警備能力に疑問を感じざるを得ない」と明言。

 加えて「自爆テロが実行されるなら単独ではなくグループ形式だろう。女性は簡単に会場などあちこちに出入りできるので心配だ」と警告した。

 また、今回の事態を重視した米国政府は、バラク・オバマ大統領(52)とウラジーミル・プーチン大統領(61)がソチ五輪での安全確保の最善策について電話で協議し、米側もテロ阻止に向け、ロシア側に全面協力すると表明。五輪観戦で現地入りする1万5000人の米国人の安全確保のため、黒海に軍艦2隻や輸送機などを待機させるという。

7310チバQ:2014/01/23(木) 21:11:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140123/mds14012309590000-n1.htm
リビアも非常事態宣言、旧カダフィ派が南部襲撃 5閣僚辞任、政治対立も深刻化
2014.1.23 09:58
 【カイロ=大内清】リビア南部の砂漠地帯にある都市サブハ郊外の軍施設で18日、旧カダフィ政権支持派とみられる武装集団による襲撃事件があり、政府が非常事態を宣言する状況となっている。政治面では21日、ゼイダン首相と対立するイスラム政党の閣僚5人が辞任。内戦の末にカダフィ政権が倒れてから約2年半がたつ今も、同国は不安定な状況が続いている。

 サブハは2011年のカダフィ政権崩壊後、地元部族間の衝突が頻発していた地域。今回の軍施設襲撃は「カダフィ派武装勢力がこの対立に乗じたもの」(国防省報道官)というのが政府側の見方だが、詳細は明らかにされていない。

 政府側は18日、非常事態を宣言しサブハ周辺で空爆作戦を実施。ただ、旧政権崩壊後に再編された同国軍は戦力が現在も脆(ぜい)弱(じゃく)で、現地からの報道によると、武装勢力掃討のために、11年の内戦で旧政権と戦った各地の民兵部隊を動員せざるを得ないとの指摘も出ているという。

 同国政府は内戦後、国内安定化に向け、銃器の回収や各地に割拠する民兵の武装解除を目指してきたが、そうした取り組みが頓挫することへの懸念は強い。

 一方、政治面の混乱も深刻化している。

 イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の「正義建設党」は21日、閣僚5人を内閣から引き揚げてゼイダン首相に退陣を要求。同党は、隣国エジプトで昨年7月に同胞団出身のモルシー前大統領が失脚したクーデター後も、ゼイダン氏がエジプト暫定政権側との関係を維持していることなどに反発していた。

 ゼイダン氏は辞任を否定しているものの、国会議員の約半数が同氏の政権運営への抗議を表明しており、今後も政局の安定は望めない状況だ。

7311チバQ:2014/01/23(木) 21:42:19
http://mainichi.jp/select/news/20140124k0000m030074000c.html
ウクライナ:キエフデモ過激化、初の死者
毎日新聞 2014年01月23日 20時18分(最終更新 01月23日 21時31分)

 【モスクワ田中洋之】ウクライナの首都キエフで続く反政府デモはデモ隊の一部が過激化し、治安部隊との衝突で参加者に初めての死者が出る事態に発展した。デモ隊の変質に政権側は有効な対策を取れず、ウクライナの政治危機は混迷を深めている。

 キエフ中心部は23日、「無法地帯」と化した。極右団体のメンバーに扇動されたとみられるデモ隊の一部がタイヤを燃やし、警官隊に火炎ビンや石を投げつけた。22日の衝突では少なくとも2人が死亡。2人は旧ソ連のアルメニア系とベラルーシ出身の男性で、いずれも過激組織との関係が指摘されている。

 ヤヌコビッチ大統領は22日夜、事態打開に向け野党指導者3人と3時間にわたり会談した。野党側は、内閣総辞職と繰り上げ選挙、デモ規制強化法(16日に国会可決、22日発効)の撤回を求めたが、大統領は拒否。双方の溝は埋まっていない。

 欧州連合(EU)との連合協定署名を拒否したヤヌコビッチ大統領に抗議して昨年11月に始まったデモは平和的に行われていたが、政権側が譲歩を示さないなか、一部が過激化する傾向を見せている。アザロフ首相は22日、警官隊と対峙(たいじ)するデモ隊を「テロリスト」と呼び、秩序維持のため断固たる手段を取る方針を示した。

 ヤヌコビッチ政権の強硬措置に対し、欧米諸国からは懸念と批判が噴出している。EUのバローゾ欧州委員長は22日、政権側に実力行使の中止を求め、民主主義の原則から逸脱するのであれば制裁を科す可能性に言及した。

 一方、ヤヌコビッチ政権を支援するロシアのカラーシン外務次官は22日、「制裁すべきなのは、過激な傾向をあおる(野党)政治家だ」と述べ、EUを批判した。ペスコフ大統領報道官も23日付のロシア紙とのインタビューで、「外国政府はウクライナの内政に干渉すべきではない」と欧米をけん制した。

7312チバQ:2014/01/23(木) 21:43:35
http://mainichi.jp/select/news/20140124k0000m030056000c.html
インド:20歳女性に集団レイプの罰
毎日新聞 2014年01月23日 19時37分(最終更新 01月23日 20時43分)

 【ニューデリー杉尾直哉】インド東部・西ベンガル州ビルブムの村で、20歳の女性が「別の村の男と付き合っていた罰」として村長ら12人の村人から2日間にわたって集団レイプされ続けたことが分かった。ヒンドゥスタン・タイムズ紙などが23日報じた。警察は村長ら11人をレイプの疑いで逮捕し、逃走した残る1人の行方を追っている。

 報道によると、村人たちは20日、女性が別の村の男性と一緒にいるのをみつけ、村人代表の裁判で罰金約10万円を払うよう命じた。女性が「払えない」と告げると、男たちは女性を小屋の中に閉じ込め、21日までレイプし続けた疑いがもたれている。女性は逃げ出し、病院で手当てを受けている。インドのメディアの取材に応じた女性は、「これまで兄さん、おじさん、と慕っていた隣人たち。怖かった」と語った。

 インドの地方では、部族や出身地が異なる男女の結婚を認めないところが多く、おきて破りの男女が罰として裸で村を歩かされたり、殺害されたりするケースが相次いでいる。集団レイプの罰は極めて異例。

 インドでは2012年に首都ニューデリーで起きた集団レイプ事件(女子学生が死亡)以降、レイプ根絶の声が高まったが、今月、首都中心部でデンマーク人女性観光客(51)が集団レイプの被害に遭うなど、レイプ事件が後を絶たない。

7313チバQ:2014/01/23(木) 21:45:36
http://mainichi.jp/select/news/20140124k0000m030065000c.html
シリア:実りない和平会議に失望の声 戦闘続く
毎日新聞 2014年01月23日 19時57分

 【ジュネーブ秋山信一】シリア和平国際会議がスイスのリゾート地モントルーで開かれた22日、シリアでは激しい戦闘が続いた。政府軍の包囲が続く地域の反体制活動家や、アサド政権との交渉に反対する勢力からは、実りのない会議に失望する声も聞かれた。

 在英の反体制派組織「シリア人権観測所」によると、22日も各地で戦闘が続き、市民19人を含む160人が死亡した。政府軍と反体制派の戦闘だけでなく、反体制派同士の国際テロ組織アルカイダ系の「イラク・レバント・イスラム国」の抗争も続いている。

 昨年8月に化学兵器の攻撃を受けたダマスカス郊外の東グータ地区。政府軍の包囲や砲撃が続き、電気や水、医薬品は慢性的に不足している。「和平会議には期待していない。この窮状から抜け出すには戦うしかない」。そう語るアマル・ハッサンさん(22)は大学生だったが、反体制派に加わった。

 ハッサンさんが期待するのは、国民連合から昨年12月に離脱した主要武装組織「イスラム戦線」だ。欧米からの支援強化を引き出せない国民連合傘下の自由シリア軍に代わって、反体制派の主力となりつつある。イスラム戦線は20日に発表した声明で「正当な要求を取り下げ、政権との譲歩を選んだ」と和平会議に参加した国民連合を批判した。

 アサド政権との直接協議に反対し、会議直前に国民連合から離脱したシリア国民評議会のサミル・ナシャルさん(69)は「ムアレム(外相)の演説を聞いて、和平会議に意義はないことがよく分かった」と話した。ムアレム氏は「自由のために戦うふりをしている」と反体制派を強く非難し、アサド政権の退陣も否定した。

 和平会議では、政権側、反体制派が共通して市民の窮状を訴え、参加各国も人道危機を指摘した。ムアレム外相が「外国人の侵入者から家族を守るため、妻子ともども自爆した男性さえいる」と訴えれば、国民連合のジャルバ議長は、登校中に撃たれた小学生や政権側に拷問された子供の例に言及。トルコのダウトオール外相は「飢えさえも武器として使われている」と政権の包囲策を批判した。だが互いに非難する材料にするだけで、苦境を抜け出すための政治的な妥協は先送りされた。

7314チバQ:2014/01/24(金) 23:19:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140124/mds14012414020001-n1.htm
ダルフール紛争悪化、新たに40万人避難 戦闘に南スーダン情勢も
2014.1.24 14:01
 国連のラズース平和維持活動(PKO)局長(事務次長)は23日、紛争が続くスーダン西部ダルフール地方の状況について安全保障理事会で報告、戦闘の発生により人道状況が「非常に悪化」し、昨年だけで新たに40万人が避難したと述べた。国内避難民は全体で約200万人になったとした。

 食料不足も深刻で、栄養失調は「緊急事態の領域に入っている」と指摘した。清潔な水と衛生的なトイレの両方がある人は人口の10%に満たないとし、国際社会の支援を求めた。

 23日の停戦協定署名前には事実上の内戦状態と指摘された隣国の南スーダンから多数が避難してきていることも混乱を悪化させているとした。(共同)

7315チバQ:2014/01/24(金) 23:20:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140124/erp14012410090001-n1.htm
ソチの「並ぶ便器」で“低劣”な議論 五輪会場、業者反発、野党は批判
2014.1.24 10:07

17日、ロシア南部ソチの冬季五輪バイアスロン会場のトイレで、並んだ二つの便器(AP=共同)
 ソチ冬季五輪バイアスロン会場で撮影されたトイレの写真がロシア内外のネット上で議論を呼んでいる。便器が二つ並び、「ロシアでは2人でトイレに入るのか?」と疑問の声も。建設業者は反発している。

 写真は英BBC放送の記者が撮影し、20日に自身の短文投稿サイト「ツイッター」に投稿。「写真の加工はしていません。トイレで私が熟考する姿を、あなたは見ることができるのです」とコメントを付けた。

 この写真がネット上で拡散。「ロシアの恥だ」「こんなものを作って嘆かわしい」とのコメントがネット上に次々に投稿され、野党指導者ナワリヌイ氏は「巨額の五輪予算が浪費された」と批判した。これに会場を建設した企業関係者が反論。「元は二つの便器の間には仕切りがあり、倉庫に改装するために仕切りが取り外された際に写真が撮影された」と説明した。

 ロシアのペスコフ大統領報道官は23日付のロシア紙のインタビューで、欧米メディアのソチ五輪事前報道で「低劣なものがあふれている」と語った。(共同)

7316チバQ:2014/01/25(土) 00:19:37
http://mainichi.jp/select/news/20140124k0000e030173000c.html
南スーダン:政府と反乱軍が停戦合意
毎日新聞 2014年01月24日 10時57分(最終更新 01月24日 11時17分)

 ◇調印後24時間以内の戦闘の完全停止見込む
 【ヨハネスブルク服部正法】昨年12月中旬から戦闘を続けてきたアフリカ東部・南スーダンの政府と反乱軍が23日夜(日本時間24日未明)、停戦に合意した。約50万人の難民・避難民を生んだ内乱状態の収束と治安回復に向けた第一歩だが、実際に戦闘がやみ、和平が実現するかは依然不透明で、予断を許さない状態が続いている。

 隣国エチオピアの首都アディスアベバで、政府と反乱軍の代表者が停戦文書に調印した。調停に当たった東アフリカ各国で作る地域機構「政府間開発機構(IGAD)」は、調印後24時間以内の戦闘の完全停止を見込んでいるという。

 AFP通信によると、南スーダン政府が、マシャール前副大統領派によるクーデター未遂に関与したとして拘束した同派の11人を釈放することでも合意した。

 2015年に実施が見込まれる大統領選をにらみ、キール大統領とマシャール氏の対立が鮮明化。キール氏がマシャール氏を昨年7月に解任した。さらに、首都ジュバで先月15日、政府軍と、マシャール氏を支持する軍の一部勢力が衝突。その後各地に戦闘が拡大した。

 与党内の権力闘争が発端だったが、やがてキール大統領の出身民族ディンカ人と、マシャール氏のヌエル人の2大民族の対立に発展。両者の報復合戦の様相となり、死者は数千人規模になったと見られる。

 南スーダン財政のカギを握る北部の油田地帯周辺を中心に、戦況は一進一退だったが、隣国ウガンダ軍の支援を受けた政府軍が最近になって攻勢を強め、主要都市の北部ベンチウ、中部ボルを相次いで奪回していた。

 戦闘で、国連平和維持活動(PKO)でジュバに派遣されていた陸上自衛隊部隊は、活動を中止し避難民の支援にあたっている。

7317チバQ:2014/01/25(土) 00:20:27
http://mainichi.jp/select/news/20140124k0000e030174000c.html
南スーダン:停戦合意 依然残る民族間対立 多難な前途
毎日新聞 2014年01月24日 11時00分(最終更新 01月24日 12時47分)


エチオピアの首都アディスアベバで、停戦合意に署名する南スーダン政府と反乱軍の交渉責任者=2014年1月23日、AP
拡大写真 【ヨハネスブルク服部正法】1カ月以上にわたるアフリカ東部・南スーダンの内乱は23日、停戦合意が成立した。だが、民族間の対立などが依然残り、2011年に独立を達成したばかりの国の前途は多難だ。

 マシャール前副大統領の出身民族、ヌエル人の若者らによる民兵勢力が反乱軍に加勢しており、彼らが停戦合意に従うか疑問が残る。

 さらに、政府が反乱軍側への権力分与の可能性を否定しているうえ、反乱軍は政府を支援したウガンダ軍を強く非難。火種は残っており、戦闘が収まったとしても、今後の和平協議の成り行き次第では、合意の破棄や戦闘再開の恐れがある。

 首都ジュバでは、ディンカ人が主体の政府軍兵士らから攻撃を受けたと主張するヌエル人避難民が「和解は簡単ではない」と訴えていた。一方、他の地域ではヌエル民兵などによるディンカ人への攻撃も報告されている。両民族に残った相手民族への不信感や憎悪の感情は強く、民族融和には時間がかかりそうだ。

 ロイター通信によると、政府間開発機構(IGAD)の調停代表、セイヨム元エチオピア外相は調印式で「戦争(終結)以上に戦後の課題は大きく、(今後の)推移は予測不可能で、注意が必要」と表明。和平実現の難しさをにじませた。

7318チバQ:2014/01/25(土) 00:54:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140124-00000018-jij_afp-int
集団レイプの刑を命じたインドの村、自治組織「パンチャヤット」とは
AFP=時事 1月24日(金)14時19分配信



インド・西ベンガル州のスバルプル村で起きた女性集団レイプ事件で逮捕された容疑者の男たち(2014年1月23日撮影)。
【AFP=時事】インド東部の西ベンガル(West Bengal)州で、別の村の男性と一緒にいた未婚女性(20)が村の長老会議の命令で罰として集団レイプされた事件で、地元警察当局は23日、告訴された男13人全員を逮捕したと発表した。レイプを命じた長老会議の議長も、女性をレイプした容疑者に含まれているという。

恋人と密会した女性に「集団レイプの刑」

 被害女性はテレビの取材に顔をスカーフで隠して応じ、「父と同じくらいの年齢の男たちにレイプされた」と訴えた。

 事件は西ベンガル州の州都コルカタ(Kolkata)から約240キロ西方にある少数民族サンタール(Santhal)の村、スバルプル(Subalpur)で起きた。被害者の女性は、別の村出身のイスラム教徒の男性と関係を持ったとして、村の長老たちで構成された自治組織から2万5000ルピー(約4万円)の罰金を支払うよう命じられた。しかし女性の家は貧しく、両親が罰金を支払うことはできないと述べたところ、長老会議の議長がレイプを命じたという。

 女性の母親によると、長老らは警察に訴え出ないよう女性の家族を脅し、さらに当初は女性を病院に連れていくことも認めなかった。母親はインド紙タイムズ・オブ・インディア (Times of India)に対し「犯罪を犯したのは同じ村の人々だ。彼らは私の娘をなぶり、深夜に家に放り込んでいった」と非難した。

 逮捕された13人の男は、女性が名指ししたという。


■村を支配する「パンチャヤット」

 インドでは北部を中心に、部族やカーストに基づく年配男性らによる合議制の自治機関「カップ・パンチャヤット(Khap Panchayat)」が村人の生活に強い影響力を持っており、非道徳的な行いなど地域社会において違反とみなされる行為に制裁を下すことも多い。

 インドPTI通信(Press Trust of India)によれば、西ベンガル州の村では4年前にも、10代の少女が男性との恋愛を理由に裸で村内を引き回される事件があった。

 だが、インドにおける女性の権利向上を目指して活動する「全インド進歩的女性協会(All India Progressive Women's Association、AIPWA)」のカビタ・クリシュナン(Kavita Krishnan)氏は、地方の村だけの問題ではないと指摘する。「同様の精神構造は首都デリー(Delhi)のような都会にも存在する。インド社会とカースト制度に深く根付いた問題だ」

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)の上級研究員ディビヤ・アイヤー(Divya Iyer)氏は、村の長老会議による制裁は非合法にも関わらず続けられていると指摘。「カップ・パンチャヤットは、女性に対して法の範囲を逸脱した非人間的で性暴力的な罰を命じることで悪名高い。『名誉殺人』もその1つだ」と声明で批判した。【翻訳編集】 AFPBB News
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7319チバQ:2014/01/25(土) 06:52:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140125/erp14012500450000-n1.htm
東西対立さらに 混迷続くウクライナ 東部では大統領を支持する動き活発化
2014.1.25 00:44
 【モスクワ=佐々木正明】治安部隊とデモ隊の衝突で死者が出たウクライナのヤヌコビッチ大統領は23日夜、事態打開のため野党勢力と2度目の交渉を行った。現地報道によると、デモ隊側が治安部隊への抵抗をやめれば、これまで拘束したデモ参加者を釈放することで合意したが、同国中部にある首都キエフの暴動はなお西部に拡大。東部では逆に大統領を支持する動きが活発化している。

 交渉後、デモ隊と治安部隊のにらみ合いが続くキエフ中心部に現れた第2野党「ウダル」のクリチコ党首は「これ以上の流血沙汰を避けるため、われわれは大統領側と話し合わなければならない」とデモ参加者に“休戦”を呼びかけた。

 政権側は28日から特別議会を開くことを決定し、前倒し大統領選など野党勢力の要求を再度、議論する妥協策を提示。しかし、外交筋は「独裁色を強めるヤヌコビッチ氏の時間稼ぎに過ぎない」と指摘する。

 欧州統合支持派が多数派を占める西部では反政権運動が激化。23日、リビウの一部のデモ隊が州知事の辞任を求めて州庁舎に突入。24日も州庁舎の封鎖を続けた。また、西部の他の都市でも、行政機関の庁舎がデモ隊に占拠された。

 大統領の支持基盤で、ロシアとの関係を重視する東部ドネツクでは市議会が大統領に、過激派への厳格な手段の適用を促す声明を出した。一方、ロシア系住民が多数派をしめる南部シンフェロポリでは反政権過激派の行動を阻止するための市民組織が結成された。

7320チバQ:2014/01/26(日) 22:12:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140126/mds14012620010002-n1.htm
エジプト衝突 49人死亡 暫定政権支持派、国防相に大統領選出馬要請
2014.1.26 19:59

25日、カイロ市内で、治安部隊との衝突の際に銃撃された男性を運ぶモルシ前大統領支持派のデモ参加者ら(ロイター)
 【カイロ=大内清】エジプトで2011年のムバラク政権崩壊につながった反政府デモ発生から丸3年となった25日、同国各地では昨年7月のクーデターで失脚したモルシー前大統領を支持するデモ隊などと治安部隊との衝突が拡大、保健省は26日、全土の死者が49人、負傷者が約250人に達したと発表した。治安当局はモルシー派のデモ参加者ら千人以上を拘束した。

 一方、マンスール暫定大統領は26日の演説で、議会選、大統領選の順で行うとしていた従来の政治日程を変更し、大統領選を先に実施すると発表した。大統領選は今春にも行われる。

 同国では25日、暫定政権の支持者数万人が、11年の政変の発火点となった首都カイロ中心部タハリール広場で、軍トップのシーシー第1副首相兼国防相に大統領選出馬を求める集会を開催。暫定政権寄りのメディアでは、シーシー氏が近く、国民の“推戴(すいたい)”を受ける形で立候補を表明するとの観測が強まっている。

 現時点でシーシー氏のほかに具体的に出馬が取り沙汰される有力者はほとんどおらず、大統領選の前倒しは、国民から高い人気を得ている同氏に有利に働く可能性が高い。

7321チバQ:2014/01/26(日) 22:14:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140126/erp14012609460001-n1.htm
野党に首相ポスト提示 ウクライナ大統領が妥協案
2014.1.26 09:43

25日、ウクライナの首都キエフで野党指導者ら(右側)と会談するヤヌコビッチ大統領(左側中央)(ロイター)
 【モスクワ=佐々木正明】ウクライナのヤヌコビッチ大統領は25日、野党指導者2人に正副首相への就任を要請した。衝突による混乱が長期化し、通貨フリブナの急落など実体経済への悪影響が広がる中、ヤヌコビッチ大統領は比較的穏健な野党勢力を取り込んで急進派を切り離し、反政権デモを収拾したい考えだ。

 首相候補は野党第一党「連合野党・祖国」幹部のヤツェニュク氏。副首相候補はボクシング元世界王者で野党第二党「ウダル」党首のクリチコ氏。

 「祖国」は欧州統合路線支持が多数派の西部を基盤とし、服役中のティモシェンコ元首相が率いる政党。ヤヌコビッチ大統領が、自身の政敵の釈放を強く訴えてきた政党幹部を内閣の最重要ポストに置く妥協案を提示したことは、危機感の表れといえそうだ。

 26日の現地報道によると、ヤツェニュク氏は「国家は崩壊の瀬戸際にある」との見解を表明。「われわれが提示した条件でなら、国家の運命のための責任を受け入れる用意はある」と首相就任に含みを残した。野党側は条件として、大統領選の早期実施を要求しているとみられる。

 首都キエフでは26日も衝突が続き、デモ隊側に4人目の新たな死者が出た。

7322チバQ:2014/01/26(日) 22:14:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140126/mds14012600330000-n1.htm
UAE大統領が脳卒中 手術後「安定」と政府
2014.1.26 00:30
 アラブ首長国連邦(UAE)政府は25日、ハリファ大統領が24日に脳卒中を患い、直ちに手術を受けたと発表した。病状の詳細は不明だが、「現在の容体は安定」としている。国営の首長国通信が報じた。

 ハリファ氏は1948年生まれで、2004年に父のザイド前大統領の死去に伴い大統領に選出された。UAEのアブダビ首長国の首長も兼ねている。UAEは世界有数の石油輸出国として知られる。(共同)

7323チバQ:2014/01/26(日) 22:21:26
http://mainichi.jp/select/news/20140126k0000e020109000c.html
通貨安:新興国で相次ぐ NY株急落、主要市場は混乱
毎日新聞 2014年01月26日 11時07分(最終更新 01月26日 13時16分)


年明けから24日までの、各国通貨のドルに対する騰落率
拡大写真
日経平均株価と円相場の動き
拡大写真 新興国で通貨安が再燃し、世界の金融市場に動揺が広がっている。米国の量的緩和縮小などで、投資資金を新興国から引き揚げる動きが強まっているためだ。不安は株価にも影響し、週末24日はニューヨーク市場でダウ工業株30種平均が約1カ月ぶりの安値まで急落。アジアや欧州の主要市場でも株価が急落するなど世界同時株安の様相を呈しており、週明けの日本市場などの動向に注目が集まっている。【山口知、ワシントン平地修】

 通貨安のきっかけは23日発表された中国の経済指標の悪化。「新興国からの農水産物や資源などの輸出が鈍化するおそれがある」などと市場の懸念が高まった。同日は、アルゼンチン通貨ペソが約12%も急落。アルゼンチン当局はドルを売ってペソを買う為替介入で自国通貨を支えてきたが、介入に必要な外貨準備が急減しているため、これ以上の買い支えは難しいとの見方が市場に広がり、急速なペソ売りを招いた。

 これで、新興国から資金を引き揚げる動きが広がり、24日のトルコ・リラは対ドルで過去最安値を更新。南アフリカ・ランドやロシア・ルーブルなども値を下げた。

 新興国通貨下落の背景には、米連邦準備制度理事会(FRB)が1月から量的緩和の縮小を開始し、市場に流す資金を減らし始めたことがある。昨年夏も、緩和を縮小するとの観測が高まっただけで、新興国通貨は下落した。

 「もともと新興国は、高いインフレなど問題が多かった。市場参加者が改めて問題を認識し始めた」(米投資助言会社)ともいえるが、投資の減少や通貨安による輸入価格の上昇は、景気にさらに悪影響を与えるおそれがある。

 24日の各主要市場では投資家が一斉にリスク回避に動き、株価が急落。ダウ平均は前日終値比318.24ドル安の1万5879.11ドルと、下げ幅は約7カ月ぶりの大きさだった。

 東京でも24日は日経平均株価が一時400円超下落。大和証券の木野内栄治チーフテクニカルアナリストは、「新興国の通貨安不安に加え、主に海外投資家が年末に高騰した分の利益を確定させる売りに動いていた」と分析する。昨年1年間の外国人の株の買い越しは約15兆円。リスク回避を意識すれば、売りに回る可能性もある。

 また、外国為替市場では「安全資産」とされる円に資金を移す動きが強まり円高が進行。24日のロンドン市場で一時1ドル=102円00銭と、約1カ月半ぶりの高値をつけた。円高が進行すれば、輸出企業の業績悪化懸念から、更なる株価下落を招く悪循環に陥ることも懸念される。

7324チバQ:2014/01/26(日) 22:23:09
http://mainichi.jp/select/news/20140127k0000m030066000c.html

ウクライナ:大統領 野党指導者に首相と副首相ポスト提案
毎日新聞 2014年01月26日 20時49分

 【モスクワ真野森作】反政府デモの過激化で政治危機が続くウクライナのヤヌコビッチ大統領は25日、野党側との交渉の場で、野党指導者2人に首相と副首相のポストに就くよう提案するなど、事態打開へ向けた大幅な妥協案を示した。野党側はデモ隊の段階的撤退などでは合意したが、政府ポスト提示には警戒感を隠さず、慎重に検討する方針。解決の糸口がつかめるか、新たな局面を迎えた。

 大統領公式サイトや現地からの報道によると、ヤヌコビッチ大統領ら政府側と野党指導者3人の25日の交渉では、▽デモ隊と治安部隊双方の首都キエフ中心部からの段階的撤退▽逮捕されたデモ隊メンバーへの恩赦適用▽大統領権限を弱める憲法改正案の検討−−で合意が成立した。ただ、恩赦について政府側は「デモ隊が占拠する政府庁舎や広場を明け渡すことが条件」としており、実現は不透明だ。

 交渉の席上、ヤヌコビッチ氏は最大野党「連合野党・祖国」を率いるヤツェニュク氏に首相職、野党第2党「ウダル」のクリチコ党首に人道問題担当の副首相職を提示した。政府側は「野党勢力との協力が国家統合と改革実行の助けになると確信している」と説明。大統領は24日に、28日からの国会での内閣改造を約束していた。危機的状況で権力を維持するため、アザロフ首相ら内閣メンバーの一部切り捨てと野党勢力の取り込みもやむなしと判断した模様だ。

 ヤツェニュク氏は26日、記者団を前に「(ポストの提案に)大きな喜びは感じない。我が国は破産寸前で政権側は責任から逃れようとしているだけだ」と批判。一方で「受諾も拒絶もしていない。野党勢力内で真剣に協議する」と述べ、妥協案への戸惑いも見せた。

 キエフでは26日も治安部隊と一部デモ隊との衝突があり、けが人が出た。野党側にとっては、極右勢力など暴徒化する一部デモ隊の統制が困難になっている中で、ぎりぎりの判断を迫られている。

7325チバQ:2014/01/26(日) 22:24:47
http://mainichi.jp/select/news/20140126k0000m030053000c.html
エジプト:政治的混乱続く…革命3年、デモ隊衝突
毎日新聞 2014年01月25日 22時05分(最終更新 01月25日 23時39分)

 【カイロ大治朋子】エジプトのムバラク政権を崩壊に追い込んだ2011年1月の反政府デモの開始から25日で丸3年を迎えた。政変は「エジプト革命」と呼ばれ、中東の民主化要求「アラブの春」の一環として注目を集めたが、政治的な混乱はその後も続いている。25日午後からは昨年7月の軍事クーデターで発足した暫定政権の支持者と、クーデターで排除されたモルシ前大統領の支持者、3年前のデモを率いた若者らがそれぞれデモを開始。一部では治安当局との衝突が始まった。

 治安当局はエジプト全土で26万人を動員して警戒。カイロなど首都圏や南部エルミニアでは治安部隊とデモ隊が激しく衝突し、エジプト保健省などによると計4人が死亡、全土で150人が負傷した。3周年を翌日に控えた24日から始まったデモ隊と治安当局との衝突の犠牲者は計18人となった。地元テレビなどによると、北部マンスーラでは「許可無くデモ行進した」として70人が逮捕された。

 「我々は(カイロ郊外の)ムスタファ・マフムド広場を起点に、タハリール広場を目指す。軍事支配を終わらせる必要がある」。3年前に大規模デモを率いたハレド・イルセイドさんは、取材にそう語った。デモのルートは3年前とほぼ同じだ。現在は「革命への前線」と呼ばれる若者組織のメンバーだ。近く実施される大統領選では立候補が有力視される暫定政権のシシ国防相を支持しない。デモ規制法の撤廃や同法違反で逮捕された仲間たちの釈放を求める方針だ。

 一方、モルシ前大統領の支持者やその出身母体・イスラム組織ムスリム同胞団の支持者らで作る「(モルシ政権の)正統性とクーデター拒否を支援する全国同盟」の代表者は、「殉教者の血を無駄にはしない」と強調。24日のデモで治安当局と衝突し死亡した仲間らのためにも、暫定政権打倒を目指すと訴えた。

 暫定政権を支持する組織の代表、エスラム・エルナバウィさんは「シシ国防相に大統領になってほしい。テロから国家を守るべきだ」と訴えた。各グループはそれぞれタハリール広場に集まる方針で、双方の衝突や治安当局による強硬な鎮圧が予想される。

 カイロ中心部などで24日、発生した連続爆弾テロについて、国際テロ組織アルカイダ系でシナイ半島を拠点とするイスラム過激派組織「アンサール・バイト・マクディス(エルサレムの支持者)」は同日夜、4件すべての犯行を認める声明を出した。地元メディアによると、これとは別に25日朝、カイロ東部の警察学校で爆弾が爆発した。

 ◇エジプトを巡る混乱◇
 2011年1月に起きた「アラブの春」の流れを受けた民主化要求デモで、30年間続いたムバラク政権が崩壊。その後の選挙ではイスラム勢力が躍進し、12年6月に同勢力出身のモルシ大統領が就任した。13年7月、経済の低迷などに対する国民の強い不満を背景に、軍がクーデターでモルシ政権を転覆させた。暫定政権下で国会・大統領選挙が準備されているが、政権支持派とイスラム勢力の衝突が各地で続いている。

7326チバQ:2014/01/27(月) 22:54:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140127/erp14012715140003-n1.htm
追われる「妻」に冷たい仏世論 事実婚解消 オランド大統領には寛容
2014.1.27 15:09 (1/3ページ)[欧州]

昨年6月、パリにある廃兵院の中庭を歩くフランソワ・オランド大統領(右)と事実婚のパートナーだったバレリー・トリルベレールさん。この時、大統領はすでにジュリー・ガイエさんとも交際していた。トリルベレールさんはすきま風を感じていたのだろうか(ロイター)
 フランスのフランソワ・オランド大統領(59)は25日、事実婚のパートナーで2012年5月の大統領就任以来「ファーストレディー」を務めていたバレリー・トリルベレールさん(48)との関係を解消したと、フランス通信(AFP)を通じて発表した。今月10日にフランスの芸能誌が、オランド氏が女優のジュリー・ガイエさん(41)と密会していたと報道。トリルベレールさんはその日から精神的ショックで9日間入院し、退院後もパリ近郊の大統領別邸で過ごすなど別居状態が続いていた。“略奪愛”が成立した形だが、意外にも仏メディアは追われるトリルベレールさんに冷たく、恋愛の自由にはおうようだ。(SANKEI EXPRESS)


「尊大で勝ち気」


 オランド氏はAFPに電話で「国家元首ではなく、個人の立場として」と断った上で、「バレリー・トリルベレールとのパートナー関係が終わったことを知らせたい」と話した。一方、トリルベレールさんはツイッターを通じ、「エリゼ宮(仏大統領府)の素晴らしいスタッフに心から感謝する」とのメッセージを出した。AFPによると、2人は23日にランチを共にして話し合い、別れを決めたという。

 仏誌パリマッチの現役記者であるトリルベレールさんは2度の離婚を経験し、3人の子供がおり、2007年からオランド氏と事実婚関係にあった。オランド氏はそれまで28年間は07年大統領選の社会党候補、セゴレーヌ・ロワイヤル氏(60)と事実婚関係にあり、4人の子供をもうけている。

 トリルベレールさんは外遊などの際はファーストレディーとして遇され、昨年6月には国賓として日本を訪問している。25日には大統領別邸を退去した傷心のトリルベレールさんは26日、ファーストレディーの最後の公務として、以前から決まっていたチャリティーイベントに出席するため、インドに向かった。だが、追われる人へのメディア評は厳しい。

 AFPは早速、「不人気だった前仏ファーストレディー」と題する記事を配信し、「尊大で勝ち気すぎる印象を国民に与えたのが不人気の原因」と分析。特に12年の大統領選キャンペーンで、メディアに対して「(オランド氏の当選後に)私が何もしゃべらない『壁の花』になるとでも思ったら大間違い。私には確固とした人格があり、黙らすことはできない」と“警告”したことで、心証を悪くしたと解説した。


自由恋愛は「お家芸」


 一方、オランド氏を今回の色恋沙汰に関してとがめるメディアの論調はほとんど見当たらない。国民の反応も同様で、直近の世論調査でも、70%以上が「(今回の一件が)大統領の評価に影響を及ぼすことはない」と答えている。また、大統領支持率も、昨年12月の23%から逆に26%にアップしている。かつて隠し子の存在を問われて記者会見で「それが何か」と豪語したミッテラン大統領や「私が愛した女性はたくさんいた」と認めたシラク大統領、在任中に2度目の夫人と離婚し歌手のカーラ・ブルーニさんと再婚したサルコジ大統領の例を見るまでもなく、フランス大統領の闊達(かったつ)な自由恋愛は“お家芸”ともいえる。

 ガイエさんは離婚したアルゼンチンの作家との間に2人の子供がいる女優。映画よりもテレビでの出演が多く、フランスでは知れた顔だ。今回の「不倫」でもガイエさんを責める論調はほとんど見当たらない。米国ではトリルベレールさんは「ファーストガールフレンド」と呼ばれていたが、仏メディアの現在の関心は、来月11日からのオランド氏の訪米にガイエさんが「ファーストガールフレンド」として同行するかどうかにある。

7327チバQ:2014/01/27(月) 22:57:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140127/asi14012713570004-n1.htm
印タタ自動車社長が転落死 滞在先のバンコクのホテルで
2014.1.27 13:56

タタ・モーターズのカール・スリム社長=2013年11月、ムンバイ(ロイター)
 27日のダウ・ジョーンズ通信によると、インドのタタ自動車のカール・スリム社長が26日、タイの首都バンコクで死亡した。ホテルの建物から転落したとみられるという。

 転落の詳しい原因は不明。

 スリム氏は、タイの現地法人の取締役会に出席するためバンコクを訪れていた。(共同)

7328チバQ:2014/01/27(月) 23:04:47
>>7252とか
http://mainichi.jp/select/news/20140128k0000m030069000c.html
チュニジア:新憲法案承認 「アラブの春」先駆けから3年
毎日新聞 2014年01月27日 20時28分

 【カイロ秋山信一】中東の民主化要求運動「アラブの春」の先駆けとなったチュニジアの制憲議会は26日、新憲法案を賛成多数で承認した。国営TAP通信が伝えた。チュニジアではイスラム系の与党と世俗派の野党が激しく対立し、民主化プロセスも大幅に遅れたが、ベンアリ独裁政権の崩壊から3年たって、ようやく憲法制定にこぎ着けた。

 TAP通信によると、制憲議会では26日に憲法案の採決を行い、賛成200、反対12、棄権4で、承認に必要な3分の2以上の賛成によって承認された。議場では議員らが国旗を振って国歌を歌い、憲法制定を祝った。

 新憲法では、思想・信教の自由や男女平等、汚職の撲滅などが明記された。国防・外交は大統領、行政全般は首相が担うなど権力を分散させた。

 26日には次期選挙まで政権を担うジョマア暫定首相が閣僚名簿を発表。年内に大統領選挙と国会選挙が行われる見通しだ。

 チュニジアでは2011年の革命後、イスラム法(シャリア)に基づく統治を志向するイスラム主義者と、政教分離主義の世俗派との対立が深刻化。昨年、世俗派の野党指導者が相次いで暗殺され、大規模な反政権デモに発展した。

 だが、昨年10月に与野党が早期憲法制定と選挙の実施などを条件に和解。イスラム与党「アンナハダ」は新憲法でイスラム法には触れないことにも同意。「アラブの春」で独裁政権が倒れたエジプト、リビア、イエメンで混乱が続く中、対話で難局を切り抜けた。

7329チバQ:2014/01/28(火) 00:09:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140127-00000026-asahi-int
ソチ市長「ソチにゲイはいない」 BBCの取材に
朝日新聞デジタル 1月27日(月)19時46分配信

 2月7日開幕の冬季五輪の舞台となるロシア南部・ソチの市長が、「ソチにはゲイ(同性愛者)はいない」などと英BBCの取材に答えた。ソチ五輪をめぐっては、ロシアで性的少数者の差別につながる恐れのある法律が昨年成立し、世界各地でボイコット運動が起きた。市長の発言は、新たな波紋を広げそうだ。

 BBCは「プーチンのゲーム」と題し、ソチ五輪をめぐる開発利権や汚職などの問題点を報告する番組を制作。その中で、ソチのパホモフ市長にもインタビューした。

 BBC電子版によると、記者は「ソチではゲイの人たちは自身の性的指向を隠さざるを得ないのか」と質問。市長は「(ソチがある)カフカス地域ではそんなこと(同性愛を公言すること)は許されない。それにソチにはゲイはいない」と答えた。

7330チバQ:2014/01/28(火) 00:10:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140122-00000530-san-eurp
ソチ五輪開幕目前 目立つ「コサック」の動き
産経新聞 1月22日(水)13時0分配信

 ロシア南部のソチで2月7日に冬季五輪が開幕するのを前に、コサック(原義は「自由の民」)の動きが目立つ。厳戒態勢のソチでは周辺地域のコサック820人が警備に投入され、昨年12月に連続爆破テロのあったボルゴグラードでも地元コサックが街頭巡回に乗り出した。

 コサックは15世紀以降、農奴制を逃れた農民や没落貴族が、ロシア南部などの辺境で形成した独特の軍事集団だ。帝政はカフカスやシベリアなどの辺境防備や領土拡張の先兵役としてコサックを利用しつつ、その自治を抑制していった。ソ連の共産政権下で解体されたが、ソ連崩壊期に再興運動が起きた経緯がある。

 現在のコサックは、自らをコサックの子孫と自任したり、彼らの伝統を継承しようとしたりする人々だ。一説に全土で700万人ともされ、規約や制服をもつさまざまな団体がある。私が過去に知り合った範囲のコサックは、善良で社会奉仕に意欲的な人たちだった。

 ただ、コサックの価値観にはロシア民族主義やロシア正教が色濃いうえ、ソチの隣接するカフカス地方は帝政による「異民族」との戦争と征服の舞台だった。カフカスのイスラム過激派が五輪阻止のテロを警告してもいる中、コサックの動きが無用の問題を惹起(じゃっき)せねばと願わずにいられない。(遠藤良介)
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7331チバQ:2014/01/28(火) 00:12:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140127-00000114-mai-m_est
<エジプト>シシ国防相 春の大統領選に立候補へ
毎日新聞 1月27日(月)23時42分配信



エジプトのシシ国防相=2013年4月、AP
 【カイロ秋山信一】複数のエジプトメディアによると、シシ国防相(59)は27日、今春実施の大統領選に立候補する意向を固めた。シシ氏は昨年7月のクーデターを主導し、当時のモルシ大統領を追放した。世俗リベラル派を中心に人気は絶大で、当選が有力視される。ただ、モルシ氏の出身母体・イスラム組織ムスリム同胞団は「反逆者」と批判。国民の愛憎半ばするシシ氏が大統領に就任した場合、国民融和はより困難になるとみられる。

 27日に開かれた軍最高評議会で軍幹部らから出馬を求められた。シシ氏は「国民の支持と軍による負託」を立候補の条件に挙げていたが、1月中旬の国民投票で自身が推進した憲法改正が圧倒的多数で承認されたため、国民の支持も得られたと判断した模様だ。大統領選は4月までに実施される。

 エジプトでは2011年の革命以前は4代続けて軍出身の大統領が続いた。クーデター後は治安機関などが反政権運動を厳しく取り締まっており、シシ氏の出馬で「独裁政権時代への逆戻り」という批判も強まりそうだ。

7332チバQ:2014/01/28(火) 22:06:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140128/mds14012821210005-n1.htm
シーシー氏、近く大統領選出馬宣言 エジプト「安定的」統治に回帰
2014.1.28 21:20
 【カイロ=大内清】エジプトの軍最高評議会は27日夜、暫定政権の最高実力者であるシーシー第1副首相兼国防相が大統領選に出馬することは「国民の負託を受けた義務」だとする声明を出して支持を表明した。国民からのカリスマ的人気を維持している同氏は近く出馬宣言する見通し。「アラブの春」でムバラク政権が崩壊した2011年以降、政治混乱が続いてきた同国は、軍中心で権威主義的ながらも「安定的」な統治に回帰しつつある。

 ■モルシー政権の「賛成」上回る

 マンスール暫定大統領を議長とする同評議会は声明に先立つ27日、シーシー氏が、文民に限定される大統領選出馬のため、現役武官制をとる国防相から退くことを了承。同氏の階級を将軍から最高位の陸軍元帥に昇級させることも決めた。

 エジプトでは、11年2月に民衆デモの高まりで退陣したムバラク元大統領まで4代にわたり軍人出身者が大統領に君臨。ムバラク氏は空軍元帥で、主流派である陸軍の元帥となったシーシー氏は歴代大統領を上回る権威を手に入れた形だ。

 同国では今月14、15日の国民投票で、軍の権限強化などを盛り込んだ改憲案を約98%の賛成で承認。有権者の多くは軍とシーシー氏に期待を寄せた。

 この国民投票が、昨年7月のクーデターで倒れたモルシー政権下での国民投票の賛成率を大きく上回ったことで、暫定政権側は「シーシー政権」実現に自信を深めたものとみられる。

 ■混乱やまず…国民に疲労感

 こうした世論の背景には、主要メディアのキャンペーンに加えムバラク政権崩壊以降の混乱への疲労感からくる安定志向がある。

 同国では「ムバラク後」の軍による暫定統治期、民主化勢力などの反軍政デモ隊と治安部隊の衝突が常態化。12年6月にイスラム原理主義組織ムスリム同胞団主導のモルシー政権が誕生してからも、イスラム勢力と世俗派の対立が激化し、経済や治安が悪化した。最近はイスラム武装勢力によるテロも頻発している。

 同胞団や一部の民主化グループは軍中心の体制への回帰に反発しているが、現時点では、世論の後押しを受けるシーシー氏の前に存在感を示せていない。

7333チバQ:2014/01/28(火) 22:18:00
http://mainichi.jp/select/news/20140128k0000e030175000c.html
ウクライナ:野党側、政権側の譲歩案拒否
毎日新聞 2014年01月28日 09時54分(最終更新 01月28日 13時49分)


ウクライナ・キエフ中心部で気勢を上げる反政府デモ隊=2014年1月27日、AP
拡大写真 【モスクワ真野森作】反政府デモが激化しているウクライナで27日、ヤヌコビッチ大統領と野党側との交渉で、野党側は野党指導者2人を首相と副首相として閣内に迎えるとの政権側の譲歩案を拒否した。事態沈静化を目指した政権側の枢要ポスト提示に対する、野党側の対応が注目されていた。交渉結果は大統領公式サイトで公表された。

 現地からの報道によると、今回の交渉で、首相職を提示されて回答を保留していた最大野党「連合野党・祖国」幹部のヤツェニュク氏が拒否の意向を明確にした。副首相職を示された野党第2党「ウダル」のクリチコ党首も交渉後、「こんな案は取り上げることすら意味がない」との声明を出した。

 一方、対立する双方は28日からの国会でアザロフ内閣の不信任決議案の審議を行うことでは合意。同決議案は先月にも上程されたが、過半数を占める与党側の欠席で不成立となった。情勢の悪化を受けて今回は成立に至るか注目される。

http://www.afpbb.com/articles/-/3007403?ctm_campaign=topstory
ウクライナ首相が辞任を発表、デモ規制法は廃止
2014年01月28日 21:49 発信地:キエフ/ウクライナ
【1月28日 AFP】ウクライナのミコラ・アザロフ(Mykola Azarov)首相は28日、反政権デモで混乱する同国の政治危機を打開し、国の結束を保つためとして辞任することを発表した。また野党を激怒させたデモ規制法をウクライナ議会は同日、廃止した。野党が中心となって昨年11月から続いている親ロシア政権に対する抗議デモの圧力に、政権側が屈した形だ。

 ビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)大統領が提示した改革案と妥協案をめぐり臨時議会が開かれる中、アザロフ首相はウクライナの結束を維持するために「個人的な決断」として辞任を決めたと語った。

 欧米の指導者たちからはヤヌコビッチ大統領に対し、真剣な改革を実施するよう圧力が強まっていた。大統領は前日27日、野党指導者らと4時間にわたって協議し、先週施行されたばかりのデモ規制法を廃止することで合意したと発表していた。

 ヤヌコビッチ大統領は野党側に対し、ユリヤ・ティモシェンコ(Yulia Tymoshenko)前首相が党首を務める連合野党・祖国(Batkivshchyna)の指導者アルセニー・ヤツェニュク(Arseniy Yatsenyuk)氏の首相就任を打診したが、同氏は正式にこれを拒否したとされる。また同じく野党ウダル(UDAR)の党首で元ボクシング世界王者のビタリ・クリチコ(Vitali Klitschko)氏は、ヤヌコビッチ大統領の下で政府に加わることは考えられないと述べている。

 首都キエフ(Kiev)市街は28日、野党指導者らの呼び掛けを受け、何日も続いた機動隊との衝突が嘘のように鎮まった。しかしデモ隊が土のうで築いた高さ数メートルのバリケードはあちこちに残っており、市中心部はデモ隊と治安部隊がそれぞれ制している場所がはっきりと分かれている。(c)AFP/Dario THUBURN, Stuart WILLIAMS

7334チバQ:2014/01/29(水) 21:08:41
いまさら!?
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140129/asi14012919530002-n1.htm
NZの国旗、豪と似過ぎ! 首相、変更へ国民投票も
2014.1.29 19:52 [アジア・オセアニア]
 ニュージーランドのキー首相は29日、国旗がオーストラリアと酷似しているとして、国民の広い支持を条件に、年内に予定される総選挙に合わせて国旗変更の是非を問う国民投票の実施を検討する考えを示した。地元主要メディアが伝えた。

 現在の国旗には南十字星を表す星のマークに加え、英連邦加盟を示す英国旗ユニオンジャックがあしらわれている。キー首相は、これが同じく英連邦加盟のオーストラリアの国旗と混同される恐れがあることなどを理由に挙げた。

 まずは閣僚らと議論を重ね、合意が得られた場合は新しいデザインを決めた上で、国民に是非を問うという。ただ、国家の最優先事項ではないとして、国民投票実施に至る可能性は低いとの見方も示した。

 ちなみにキー首相の個人的な好みは、真っ黒な背景に、ラグビーの同国代表「オールブラックス」の象徴でもある「銀色のシダ」をあしらった国旗だという。(共同)

7335チバQ:2014/01/29(水) 21:20:13

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140129-00000132-jij-m_est
野良猫食べる住民も=難民キャンプで2万人飢え―シリア
時事通信 1月29日(水)19時44分配信

 【ベイルートAFP=時事】内戦が続くシリアの首都ダマスカスのヤルムーク・パレスチナ難民キャンプでは、昨年6月からシリア軍に包囲されて約2万人が深刻な飢餓に直面している。インターネットを通じて取材に応じた住民によれば、多くの人々が野良猫や犬を食べて飢えをしのぐ状況だ。
 「2、3カ月前には想像すらできなかったことが今では当たり前だ」。反体制運動が激化した2011年には大学生だったアリさんは「犬を殺したが痩せ過ぎで食べる肉がみつからなかった人もいる。犬だって飢えているからね」と惨状を説明。ロバまで殺した例もあるという。

7336チバQ:2014/01/30(木) 19:35:44
http://mainichi.jp/select/news/20140130k0000m030124000c.html
セルビア:議会解散し総選挙 3月投票
毎日新聞 2014年01月30日 00時14分

 【ウィーン樋口直樹】セルビアのニコリッチ大統領は29日、国会(1院制、定数250)を解散し、次期総選挙の投票を3月16日に行うと発表した。国営テレビが伝えた。中道右派の与党、セルビア進歩党が大統領に国会解散と早期総選挙を求めていた。欧州連合(EU)加盟に向けた改革を加速するため、総選挙でより強固な政治基盤を築きたいと主張している。

 セルビア国会の任期は4年。2012年5月の前回総選挙では進歩党が首位となったが過半数には及ばず、第3党のセルビア社会党などと連立政権を樹立。首相には社会党のダチッチ党首が就任していた。進歩党は高い支持率を頼みに早期解散総選挙に訴えたとみられる。

7337チバQ:2014/01/30(木) 19:43:16
http://mainichi.jp/select/news/20140131k0000m030041000c.html
チェコ:第1党党首ソボトカ氏を首相任命 親欧州路線へ
毎日新聞 2014年01月30日 19時33分

 【ウィーン樋口直樹】チェコのゼマン大統領は29日、昨年10月の下院選(定数200)で第1党となった中道左派、社会民主党のソボトカ党首(42)を新首相に任命した。ソボトカ氏は3党から成る中道左派の連立政権を率い、欧州統合懐疑路線からの脱却を図る。

 チェコは欧州連合(EU)加盟国だが、欧州統合に懐疑的なクラウス前大統領の下、右派の市民民主党率いる前政権は、財政赤字を規制する「財政規律条約」への参加を拒否するなどEU主流派から距離を置いてきた。だが、昨年1月の大統領選で親欧州路線のゼマン大統領が当選。新政権も財政規律条約への参加や欧州共通通貨ユーロの導入に積極的な姿勢を示している。

 チェコでは昨年6月、市民民主党のネチャス首相が愛人だった側近の権力乱用スキャンダルで辞任。暫定内閣も機能不全に陥り、約7カ月にわたって政治空白が続いていた。

7338チバQ:2014/01/30(木) 19:57:29
http://www.afpbb.com/articles/-/3007491
ウクライナ議会、デモ逮捕者の恩赦法を可決 野党は棄権
2014年01月30日 11:30 発信地:キエフ/ウクライナ
【1月30日 AFP】ウクライナ議会は29日夜、これまでに逮捕された反政権デモ参加者に恩赦を与える法案を、賛成多数で可決した。

 法案は賛成232、反対11、棄権173で可決された。与党・地域党(Regions Party)は法案を支持したが、野党側は、反政権デモ隊が占拠している政府庁舎から退去することが同法発効の条件とされていることに反発し棄権。同法によりウクライナの政治的対立が解消される可能性は低い。

 ビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)大統領は、ミコラ・アザロフ(Mykola Azarov)首相の辞任を認めるなど反政権デモにいくつかの譲歩を示してきた。だが野党側は、大統領の辞任を要求している。(c)AFP

http://www.afpbb.com/articles/-/3007485?ctm_campaign=relation&amp;cid=3007491
ウクライナに「内戦の危機」、初代大統領が警告
2014年01月30日 08:52 発信地:キエフ/ウクライナ
【1月29日 AFP】初代ウクライナ大統領を務めたレオニード・クラフチュク(Leonid Kravchuk)氏は29日、同国議会で演説し、反政権デモと当局との衝突が収まらない同国は「内戦に突入しつつある」と述べた。

 同国がソ連から離脱した後、1991〜94年に初代大統領に着任した同氏は、「世界中、そしてウクライナも、わが国が内戦に突入しつつあると認識している」と、感情の高ぶりもあらわに語った。

 さらに、政府を退陣に追い込み一部地域で地方行政府庁舎を占拠した反政権のデモ隊に言及し、「国内には権力の並存がみられ、事実上の民衆蜂起になっている」と指摘。「これは革命であり、最大限の責任を持って対処しなければいけない劇的な状況だ」と述べ、与党側と野党側の対立緩和に向けた努力の必要性を強調した。

 同国では、ビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)大統領が昨年11月、ロシアとの関係を重視して欧州連合(EU)との連合協定への署名を見送ったことに端を発した抗議行動が約2か月続き、28日にはミコラ・アザロフ(Mykola Azarov)首相を含む全閣僚が総辞職している。(c)AFP

7339チバQ:2014/01/30(木) 20:00:14
http://www.afpbb.com/articles/-/3006971
「大統領不倫」を広告に生かす企業続出、フランス
2014年01月22日 07:07 発信地:パリ/フランス
【1月22日 AFP】フランスのフランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領が女優との不倫関係を暴露され苦慮を迫られている中、同国ではそのスキャンダルをだしにした広告を打って顧客の目を引こうとする企業が続出している。

 ジュリー・ガイエ(Julie Gayet)さんと密会するとみられるオランド氏が、大統領府(Elysee Palace、エリゼ宮)近くのアパートまで大きな黒いヘルメットを着用しスクーターの後部座席に乗って到着する写真を、仏芸能誌「クローザー(Closer)」が掲載したのが2週間ほど前。それからというもの、同氏は公私共に苦境に立たされてきた。

 フランス人有権者の大半は、大統領の色恋沙汰に口を出すのは大人げないと静観しているが、ソーシャルネットワーク上でも話題をさらったこの不倫報道を広告に活用しようと複数の企業が着目した。

 ハイヤーサービスのドライブ(Drive)は、エリゼ宮から密会に使われたとされるアパートの場所までの道のりを示した地図を新聞広告に使い、その区間の利用料を5ユーロ(約710円)とした上で、「見られない。知られない。スモークウインドーのプライベートカー。低料金でプライバシーを確保できます」とうたった。

 また、レンタカー会社のシクスト(Sixt)も同様に新聞広告でオランド氏にこう呼び掛けた。「大統領、次はスクーターはお避け下さい。シクストはスモークウインドーのレンタカーもご用意しています」

 一方、オンライン・デートサービスのbe2は自社ホームページで、オランド氏の事実婚パートナー、バレリー・トリルベレール(Valerie Trierweiler)さんに同情を寄せるかのように、オランド氏が2012年の大統領選でニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)前大統領と戦った際のスローガンを持ち出し、「バレリーさん、『変える時は今』」というメッセージを掲載している。(c)AFP

7340名無しさん:2014/01/31(金) 21:53:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140130/erp14013021210007-n1.htm
連続自爆テロから1カ月 ロシア、五輪へ掃討急ぐ 欧米の支援には消極的

2014.1.30 21:17 (1/2ページ)[欧州]

五輪公園で各競技場があるエリアに入る前に設けられたセキュリティゲート。テロへの警戒はやまない=30日午前、ロシア・ソチ(大里直也撮影)
五輪公園で各競技場があるエリアに入る前に設けられたセキュリティゲート。テロへの警戒はやまない=30日午前、ロシア・ソチ(大里直也撮影)


 【モスクワ=佐々木正明】ロシア南部ボルゴグラードで、計30人以上が犠牲になった連続テロから30日で1カ月が経過した。露治安当局は自爆テロを起こした武装勢力メンバー2人を特定、犯行を手助けしたとして北カフカス地域ダゲスタン共和国で2人の男を拘束したと発表した。同地域では、プーチン大統領の命令のもとで対テロ掃討作戦が展開されており、欧米諸国もソチ五輪の安全対策のためにロシアへの協力を呼びかけているが、露当局はこうした提案に消極的な姿勢を示している。

 ラブロフ露外相は28日、五輪の安全対策は自国の態勢だけで十分として、北大西洋条約機構(NATO)の支援提案は受け付けないと表明した。

 26日付の米紙ワシントン・ポストによると、米側は連邦捜査局(FBI)の爆発物専門家を含む100人の治安要員のソチ派遣を打診したが、露側は消極的で数十人に縮小された。外国の治安部隊要員がロシア国内で情報収集活動を行う恐れがあるとみているためだという。

 一方、インタファクス通信によると、自爆テロ犯は現場の証拠などから特定された。ダゲスタン共和国の武装勢力と関係しているとみられる。

 露治安当局はソチ五輪の開幕を控え、テロを起こす疑いのある人物を数百人リストアップしているが、自爆テロ犯の2人は事前に名前が挙がっていなかったとも報じられている。

 掃討作戦を強化している治安当局は爆破装置の発見にも全力を注いでおり、今月7日には南部アストラハニで、掃討作戦でテロ容疑者の夫を失った「黒い未亡人」の自宅を捜索し爆破装置を押収した。

 掃討作戦強化のあおりは北カフカス出身者の人権侵害にも及んでおり、露メディアは、ダゲスタン共和国の住民が治安当局の過酷な取り締まりを恐れていると報道。ソチの人権団体は11日、「親類がイスラム教に改宗したというだけで、ダゲスタン出身の労働者が拘束された」との苦情を受け取ったと発表した。

 治安当局がテロ情報の積極的な公開を控えているのも特徴だ。当局の内部情報を公表しているソチ在住のブロガー、アレクサンドル・バロフ氏は「当局は五輪を控え、パニックの拡大を恐れている」と指摘。複数の治安部隊要員らの申告をもとに、バロフ氏が告発した「複数の黒い未亡人 ソチ入り」との情報も、治安当局は真っ向から否定している。

7341名無しさん:2014/01/31(金) 21:55:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140130/amr14013021290010-n1.htm
ベネズエラ政権、独裁傾向強まる 野党の市から権限剥奪

2014.1.30 21:27 (1/2ページ)


 【ニューヨーク=黒沢潤】南米ベネズエラのマドゥロ政権が、故チャベス大統領を彷彿(ほうふつ)させる独裁色を強めている。先月8日の全国市長選で野党連合が勝利した市から各種権限を次々と奪い、州や政府に次々と移管。野党が知事職を握る州では、政権の息の掛かった人物に知事職相当の別職を与えて“二重の権力構造”を築いており、政権側の強権姿勢に野党から非難が噴出している。

 全国市長選(337自治体)では、与党・統一社会党の候補242人が当選し、野党連合(当選75人)に大勝した。直後から政権側は攻勢を強め、市長職を野党連合に奪われた49市から、公園や劇場、文化施設の管理権限などを剥奪し、与党側の知事が支配する州や政府に移管している。

 地元メディアによると、62%の得票で野党候補が勝利した西部タリバでは、市長選から数日後、ゴミ回収企業が市内での回収業務を一時中止した。社会党所属の前市長の指示とみられるという。

 また、タリバ市を管轄するタチラ州は、警察車両や防弾チョッキ、武器などを引き渡すよう市警察に指示。社会党強硬派の州知事は「もともと州政府に属していた物品であり、これでメンテナンスが可能となる」と主張したという。

 一方、昨春の大統領選でマドゥロ氏に惜敗した野党統一候補、エンリケ・カプリレス氏が州知事を務める北部ミランダ州では、政府から与党の重鎮に州開発プロジェクトの管轄権限が与えられた。

予算規模の大きい州開発が知事の頭越しに“委譲”された形だが、政権側はカプリレス知事が野党指導者として全国を飛び回り、州行政を軽んじているため、必要な措置だったと強弁している。

 南部アマゾナス州でも野党知事が空港の管轄権限を剥奪され、州警察、ラジオ局、ホテルに関する権限も次々と奪われた。与党側の地元政治家が、州開発プロジェクトを管轄する代表に就任している。

 野党所属のカラカス市長らは最近、大統領府でマドゥロ大統領と面会し、二重の権力構造を築きつつある現状を厳しく批判した。しかし、大統領は市長選に勝利したことを強調し、「私を排除したいのなら、国民から署名を集め、(大統領罷免の国民投票実施が可能となる)2016年に備えればいい」と一蹴している。

7342チバQ:2014/01/31(金) 22:08:02
http://mainichi.jp/select/news/20140131k0000e030243000c.html

ウクライナ:極右連合「右派セクター」が第三勢力に

毎日新聞 2014年01月31日 13時23分(最終更新 01月31日 13時42分)


 【モスクワ真野森作】反政府デモが激化したウクライナで、極右連合「右派セクター」が第三の勢力として台頭してきた。今月19日、首都キエフでの治安部隊との衝突で、デモ隊側の反撃の中心となり、過激な「武闘派」として注目を集めると同時に、ヤヌコビッチ政権と交渉を重ねる野党指導者も批判し、独自の要求を掲げて、情勢を複雑にしている。

 ロシア通信によると、右派セクターは複数の極右団体の連合体として昨年末に登場した。ソ連崩壊後の1990年代に誕生した「ウクライナの愛国者」「ウクライナ国民会議」といった古参組織と、この数年に結成された「白いハンマー」など若者組織で構成。違法カジノの襲撃や取材記者への暴行で知られる組織も含まれ、反ユダヤ主義者や熱狂的なサッカーファンも加わっている。特定のリーダーはなく、集団指導体制をとる。

 政権と野党の政治交渉が続く中、右派セクターは28日、自分たちの要求を発表した。逮捕されたデモ隊メンバーの釈放など野党側の要求と重なるものも多いが、(1)特殊部隊を含む治安機関の抜本改革(2)スポーツ関係の愛国組織の法制化−−など独自の要求も含む。

 指導者の一人、ヤロシュ氏は要求に関して「もし政府が譲歩しないなら、こちらには『計画』がある」と警告する声明を発表。また、野党指導者に対して「立場が不明確」と批判し、「彼らが革命を恐れるために、我々が革命を遂行する責任を負わざるを得ない」と自負を述べた。

 同国の政治学者コルニロフ氏は、露有力紙「モスコフスキー・コムソモーレツ」に対し、「極右団体は今回のデモに当初から参加し、勢力を伸ばした。メンバーの戦闘訓練を行ってきたため、衝突にたけている」と語る。野党第3党の極右政党「自由」と一体の関係にあり、欧州的価値観を理想とする他の野党勢力や一般市民とは異なる民族主義的な国家像を目指しているという。

7343チバQ:2014/01/31(金) 22:30:39
http://www.afpbb.com/articles/-/3007537
ウクライナ大統領が病気休暇 危機打開策見えぬまま

2014年01月30日 22:25 発信地:キエフ/ウクライナ

【1月30日 AFP】反政権デモが続いているウクライナのビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)大統領は30日、急きょ病気休暇を取得した。議会では、逮捕された反政権デモの参加者に恩赦を与える法案が野党棄権の中、可決されたばかりだが、同大統領は政治危機を打開できないまま一時休養することになる。

 大統領府が出した声明によると、ヤヌコビッチ大統領は急性の呼吸器感染症で体調を崩しているという。反政権デモ隊が抗議活動を継続する姿勢を新たにし、同大統領はデモの鎮静化のため首相の辞任承認を余儀なくされるなど、1991年にソ連から独立して以来同国最大の政治危機を迎える中での突然の病気休暇の発表となった。

 首都キエフ(Kiev)の独立広場(Independence Square)や主要な通り、さらに中心部の地方行政府庁舎は現在も数千人のデモ隊に占拠されており、危機的状況の先行きは不透明なままとなっている。

 ここ数日キエフの気温は零下20度まで下がり、多くの市民が体調不良を訴えている。(c)AFP/Stuart WILLIAMS

7344とはずがたり:2014/02/01(土) 20:45:34
アルゼンチンはどうしようもないなぁ。。
どうやったらしっかりした官僚機構を組織できるのかねぇ?

中南米
アルゼンチン危機、再発のお寒い背景
Argentina's Economy is in Crisis. So It Focuses on the Falklands, of Course
6度目のデフォルト危機に直面した政府は、領土問題で国民の目をそらそうとするばかり
2014年1月28日(火)16時06分
アレクサンダー・ボッテング
http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2014/01/post-3166.php

 タンゴにマラドーナにメッシ......。世界を魅了する多くの文化やスターを生んできた中南米第2の大国、アルゼンチン。だが残念なことに、この国の人々はいつもリーダーシップに欠ける指導者を選びがちだ。

 その最たる例がキルチネル現大統領だが、アルゼンチンの低い基準からしても彼女の指導力はお粗末としかいいようがない。何年にも及ぶ経済政策の失敗によりアルゼンチンの経済は崩壊寸前。長期国債の利回りは10.5%で、危機の最中にあるギリシャ国債を上回る。

 昨年10月、アメリカの最高裁判所はアルゼンチンの2001年のデフォルト(債務不履行)にまつわる訴訟に関する同国の上訴を棄却。150億ドル相当の債券保有者への支払いと罰金を命じた下級審の判決を支持した。

 一方、IMFはアルゼンチン政府がでたらめな経済統計を13年度末までに是正しなければ厳しい制裁を科すと警告した。IMF発表の13年の推定インフレ率は10.84%だが、実態は26%に達するとみられ、通貨ペソにとどめを刺す可能性もある。

 とはいえでたらめな経済運営は、アルゼンチンにとっていつものこと。1951年以来、5回のデフォルトを経験し、「デフォルトの常連国」と揶揄する声もある。
忍び寄る通貨危機、警官のストライキ、全国的な略奪が頻発するなかで、国民は大統領に何を期待できるのか。最も可能性が高いのは領有権問題に焦点を当て、経済問題から国民の目をそらすことだ。

 キルチネル政権は、フォークランド諸島(アルゼンチン名マルビナス諸島)の領有権を強硬に主張し続けるだろう。昨年フォークランドで行われた住民投票では、99%がイギリスの保護領にとどまることを望んだにもかかわらず、だ。

 キルチネル率いる与党連合「勝利のための戦線」は昨年10月の中間選挙で大敗を喫したが、大統領に関しては15年まで選挙がない。アルゼンチンの有権者にとっては、今この瞬間も耐え難いというのに。

From GlobalPost.com特約
[2014年1月21日号掲載]

7345チバQ:2014/02/02(日) 11:54:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140201/amr14020121050007-n1.htm
欧米VSロシア、ウクライナめぐり非難応酬 安保会議

2014.2.1 21:01 [欧州]

1月30日、ウクライナ西部リビウで、内務省治安部隊の駐屯地前に築いたバリケードのそばで、たき火で暖を取るデモ隊(共同) 
1月30日、ウクライナ西部リビウで、内務省治安部隊の駐屯地前に築いたバリケードのそばで、たき火で暖を取るデモ隊(共同) 


 【ミュンヘン=宮下日出男】ドイツ南部ミュンヘンで開催中の「ミュンヘン安全保障会議」を舞台に、政治的混乱が続くウクライナをめぐる欧米とロシアの議論が激しさを増している。1日は欧州とロシアが非難の応酬を展開した。ウクライナの野党勢力代表も現地入りし、欧米への働きかけを強めている。

 1日午前に行われた欧州情勢をテーマとするパネルディスカッションには、独仏の外相や北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長、ラブロフ露外相が出席した。

 ラスムセン氏は、各国は安全保障や同盟関係に関する「選択の権利」があるとし、ウクライナにも「外部の圧力なしに進む道を選ぶ自由がある」と強調。ケリー米国務長官も演説で、「大多数のウクライナ国民は自由で安全で繁栄した国で生きたいのだ。米国と欧州はそれを支持する」と語った。

 これに対し、ラブロフ氏は、反政権デモ隊による暴力行為や政府庁舎占拠を踏まえ、「暴力的な抗議が民主主義と何の関係があるのか」と反論。「なぜこのような行動を欧州の政治家は促すのか」と指摘した。

 ウクライナの野党第1党「連合野党・祖国」幹部のヤツェニュク氏は1月31日、ミュンヘンでシュタインマイヤー独外相、欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表と会談。1日には第2野党「ウダル」のクリチコ党首らがケリー氏とも会談する。

 ヤツェニュク氏は31日、「宣言だけでなく、行動が必要だ」と欧米に対応を要求。アシュトン氏は会談後の声明で「極めて憂慮される状況だ」として、近く再びウクライナ入りする方針を表明した。

7346チバQ:2014/02/02(日) 11:54:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140201/erp14020121080006-n1.htm
反政権活動家、拉致され重傷 ウクライナ 野党が非難、政権側は「自作自演」主張

2014.2.1 21:04 [ロシア]

1月31日、ウクライナの首都キエフの病院で野党のクリチコ党首(左)と話をする反政権の活動家、ブラトフ氏(AP)
1月31日、ウクライナの首都キエフの病院で野党のクリチコ党首(左)と話をする反政権の活動家、ブラトフ氏(AP)


 反政権デモで混乱が続くウクライナで、デモ隊のメンバーが何者かに拉致されて一時行方不明となり、重傷を負って姿を現す事件があった。野党側は「政府が犯罪組織を利用して活動家を攻撃している」と非難している。政府当局は衝突を激化させるため反政権側が引き起こした“自作自演”の可能性を指摘、対立が深まっている。

 AP通信などによると、反政権活動家のブラトフ氏(35)は1月22日から8日間にわたり行方が分からなくなった。31日にキエフ市内の病院で撮影された映像の中で、「(拉致した犯人らに)体中を殴られ、顔面を切られ、耳を切り落とされた。くぎでドアにはりつけにされた」などと証言した。犯人たちはロシア語なまりだったという。

 同氏のほかにも複数の反政権活動家が何者かに拉致されて暴行を受け、うち1人が死亡している。(モスクワ支局)

7347チバQ:2014/02/02(日) 12:03:43
http://www.afpbb.com/articles/-/3007656
妊娠中絶を制限する法案をめぐり抗議集会、マドリード

2014年02月02日 09:56 発信地:マドリード/スペイン
【2月2日 AFP】スペインの首都マドリード(Madrid)で1日、妊娠中絶の権利を支持する数千人の人々が集まり、中絶を制限する政府の計画に抗議の声を上げた。

 デモ隊は、「私の権利、私の人生」と書かれた横断幕を掲げシュプレヒコールを上げながら、同国北部から「フリーダムトレイン(自由の電車)」に乗って到着する他のデモ参加者らを出迎えるためマドリード市内の駅周辺に集まった。

 カトリック教徒が大半を占めるスペインでは昨年12月20日、マリアノ・ラホイ(Mariano Rajoy)首相率いる保守派政権が、2010年に施行された妊娠14週以内の女性が中絶を選択することを認める法律を廃止すると発表していた。

 この法案が与党の国民党(People's Party)が圧倒的多数を占める議会で承認されれば、中絶が認められるのは、レイプ被害に遭った場合や、妊婦の健康に肉体的または精神的に害を及ぼす可能性がある場合のみに限定されることになる。

 政府のこうした動きに激怒した中絶容認派の人々は、この法案は同国を数十年前の状態に後退させるものであり、1985年に施行されたより厳しい法律に匹敵する内容へと逆戻りすることになると反発している。(c)AFP

7348チバQ:2014/02/02(日) 12:17:18
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&amp;k=2014020100205
大統領候補に女性有力者=対ANCで野党共闘−南アフリカ総選挙



南アフリカ次期大統領候補として記者会見するマンフェラ・ランフェレ氏=1月28日、ケープタウン(AFP=時事)

 【ロンドン時事】今年4〜7月に実施される南アフリカ総選挙で、同国野党2党はこのほど、元世界銀行幹部で黒人女性のマンフェラ・ランフェレ氏(66)を次期大統領の公認候補とすることで合意した。総選挙をめぐってはこれまで、与党アフリカ民族会議(ANC)の圧勝とズマ大統領(党首)の再選が確実視されていたが、各界に影響力を持つ有力者の登場により、流れが変わる可能性も出てきた。(2014/02/01-15:34)

7350チバQ:2014/02/03(月) 19:39:58
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014020300107
黒人女性擁立の合意撤回=次期大統領候補で野党−南ア
 【ヨハネスブルクAFP=時事】南アフリカの野党・民主同盟(DA)は2日、次回総選挙で元世界銀行幹部の黒人女性マンフェラ・ランフェレ氏を次期大統領の公認候補とするとしていた合意を撤回すると発表した。
 DAは白人が主な支持基盤。ランフェレ氏が出馬すれば、同党にとって初の黒人候補擁立となる見込みだった。
 DAのジル党首は、ランフェレ氏がメディアや党内向けに言うことがその都度変わると非難し、「ランフェレ氏は信頼に足りないことが明確に示された」と批判した。(2014/02/03-09:31)

7351チバQ:2014/02/03(月) 19:40:24
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014020300041
決選投票に持ち越しへ=コスタリカ大統領選
 【サンパウロ時事】中米コスタリカで2日、チンチジャ大統領の任期満了に伴う大統領選が投開票された。選管当局によれば、開票率50%で得票率40%に届く候補者がなく、上位2人による決選投票が4月6日に行われることがほぼ確実となった。
 内戦後の1949年に新憲法を制定して以降、決選投票に持ち越されたのは2002年の大統領選のみ。任期は4年で、就任式は5月8日に予定されている。(2014/02/03-13:34)

7352チバQ:2014/02/03(月) 20:52:44
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014020300688
決選投票に持ち越し=エルサルバドル大統領選
 【サンパウロ時事】中米エルサルバドルで2日、フネス大統領の任期満了に伴う大統領選挙の投票が行われた。主要2候補による接戦となったが、即日開票の結果、過半数に届く候補者はなく、3月9日に上位2人の決選投票が行われることが決まった。
 1980年代の内戦で約7万5000人に上る死者を出したエルサルバドルでは、右派の民族主義共和同盟(ARENA)の政権が長く続いた。2009年の前回大統領選で旧左翼ゲリラ連合組織ファラブンド・マルティ民族解放戦線(FMLN)が勝利し、初めて政権を握った。
 選管当局の集計(開票率99%超)では、FMLNのサルバドル・サンチェスセレン候補(69)が得票率約49%で首位、ARENAのノルマン・キハノ候補(67)が約39%で2位となり、決選投票に駒を進めた。
 決選投票では、得票率約11%で3位につけた前大統領のアントニオ・サカ候補(48)の支持票の動向が流れを左右するとみられている。(2014/02/03-19:45)

7353チバQ:2014/02/04(火) 20:26:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140204-00000459-yom-int
マンデラ氏遺産は4億2千万円、子孫が争いか
読売新聞 2月4日(火)11時42分配信

 【カイロ=久保健一】昨年12月に95歳で死去した南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領の遺産が4600万ランド(約4億2000万円)だったことが3日、公表された遺書で明らかになった。

 ロイター通信によると、遺産は、東ケープ州の自宅などからなる。30人以上いる子や孫のほか、マンデラ氏が通った学校、議長を務めた与党「アフリカ民族会議」などに分配される。遺書の内容は同日、遺族の前で読み上げられた。

 マンデラ氏の子や孫の間では、内紛がたびたび伝えられており、遺産争いが起きると予想するメディアもある。

 同国司法当局者によると妻グラサ・マシェルさんは、同国の法律では財産の半分を受け取る権利があるが、大部分を辞退する可能性があるという。

7354チバQ:2014/02/04(火) 20:27:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140204-00000038-jij-eurp
コソボ首相らの推薦に異論=今年のノーベル平和賞―欧州議会
時事通信 2月4日(火)10時3分配信

 【ストラスブール(フランス)AFP=時事】欧州議会で2014年のノーベル平和賞にコソボのサチ首相らを推薦する声が上がり、強い批判が起きている。対立してきたコソボとセルビアは13年、欧州連合(EU)の仲介で関係正常化で合意した。推薦はこれを評価したものだが、サチ首相はかつてアルバニア系武装組織「コソボ解放軍」(KLA)の指導者で、当時の疑惑が問題視されている。
 欧州議会第2勢力「欧州社会・進歩連盟」を率いるスウォボダ代表(オーストリア)は先週、サチ首相に加え、セルビアのダチッチ首相、アシュトンEU外交安全保障上級代表(外相)の3人を推薦する考えを表明していた。
 これに対しフランスやチェコの議員団が3日、猛反発。サチ首相がコソボ紛争に絡み、セルビア人らから臓器を摘出、密売していた疑惑を指摘した。ダチッチ首相もかつてミロシェビッチ元ユーゴスラビア大統領の報道官だった人物。今回の推薦についてチェコ議員団は「(サチ首相の)奇怪な過去以上に奇怪」と批判している。

7355チバQ:2014/02/04(火) 20:32:13
>>7349
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140203/asi14020320580005-n1.htm
アフガン大統領選始まる 「カルザイ後」混戦模様
2014.2.3 20:55 (1/2ページ)
 【ニューデリー=岩田智雄】4月に行われるアフガニスタン大統領選の選挙運動が2日から始まった。同国に駐留する国際治安支援部隊(ISAF)の戦闘部隊が今年末に撤収する予定で、新大統領は撤収後の治安対策や国際社会との関係強化などの重要課題を担うことになる。候補者11人による戦いは混戦模様で、各候補とも得票が過半数に届かなければ、上位2人による決選投票が行われる。

 米調査会社グレバム・アソシエイツが昨年12月下旬に発表した世論調査によると、主な候補の支持率はガニ元財務相(29%)、アブドラ元外相(25%)、カルザイ大統領の兄のカユーム・カルザイ元下院議員(8%)、サヤフ元下院議員、ラスール前外相(ともに6%)、ワルダク前国防相(5%)となっている。

 ■有権者11%未定

 有権者の11%が誰に投票するかまだ決めていないとし、84%が部族や民族に関係なく投票するとしている。イスラム原理主義勢力タリバンとの交渉を支持する候補に投票するとした有権者は61%で、71%が米国との良好な関係を求める候補を支持すると回答した。

 ガニ氏はかつて世界銀行に勤務し、2009年の前回選挙にも出馬したが惨敗した。アブドラ氏は、前回選挙で決選投票に進む権利を得たが、投票に不正が行われる懸念があるとしてボイコットした。内戦時代にはタリバンと対立した北部同盟の指導者の1人だった。

 カユーム氏は米国在住歴が長い実業家で、サヤフ氏はソ連のアフガン侵攻時代にムジャヒディン(イスラム戦士)を率いた。ラスール氏はカルザイ大統領に政治的に近い人物とされる。

 カルザイ大統領は憲法の3選禁止規定により出馬できず、今回、どの候補への支持も表明していないが、兄のカユーム氏かラスール氏の当選を期待しているとみられている。

 ■成否握る公正さ

 選挙運動などの警備はアフガン国軍が主導するが、タリバンは各地で攻撃を行っており、治安悪化への懸念は強まっている。1日にはアブドラ氏陣営のスタッフ2人が何者かに銃撃され死亡した。

 カルザイ大統領は、ISAF撤収後の駐留米兵の地位を定めた米・アフガン両国の安全保障協定への署名を拒否し続けており、署名を選挙後の権力維持のテコにしようとしていると指摘される。

 政治評論家ムジダー氏は、「カルザイ氏は決選投票になる前に複数陣営が合同する政府を作らせ、配下の人物を新政権に入れて権力維持を図るのではないか」と予測しており、選挙が公正に行われるかも成否を握るカギとなっている。

7356チバQ:2014/02/04(火) 20:33:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140203/mds14020323210004-n1.htm
アルカーイダ、シリア過激派と「つながりない」 絶縁も勝手に活動?
2014.2.3 23:21 [中東・アフリカ]
 【カイロ=大内清】国際テロ組織アルカーイダの総司令部を名乗る勢力が2日、内戦下のシリアで台頭しているイスラム過激派「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」との直接的な関係を否定する声明をインターネット上で発表した。フランス通信(AFP)が伝えた。

 声明はISILについて、「アルカーイダの支部ではなく、その行動に責任はない」とした。声明が本物であれば、ISILはアルカーイダ本体から絶縁を言い渡されたことになる。ただ、ISILなどのイスラム過激派の多くは元来、アルカーイダが唱える世界規模での「ジハード(聖戦)」思想に共鳴しつつも自律的に活動しており、今後のISILの活動に影響が出るかは定かでない。

 アルカーイダ最高指導者のアイマン・ザワヒリ容疑者は昨年5月の声明で、シリア反体制派に参加する「ヌスラ戦線」をアルカーイダの支部と認定し、ISILにはイラクでの活動に専念するよう要求。同容疑者は今年1月にも、対立を続けるISILと他の武装勢力との団結を呼びかける音声声明を出していた。

7357チバQ:2014/02/04(火) 20:34:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140204/erp14020408190001-n1.htm
「パブでW杯」首相も巻き込み大激論 英で営業時間めぐり
2014.2.4 08:18

3日、ロンドンのパブで、スポーツを放映するテレビの前でビールを飲む男性(ロイター)
 ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の開幕を6月に控え“英国名物”パブの営業時間を試合観戦のため延長するかどうかで議論となっている。英政府はいったん延長を拒否したが、批判を受け3日にはキャメロン英首相が「再考」を表明するなど大騒動となっている。

 英国ではパブは市民の憩いの場。ビール片手にスポーツ観戦する光景が日常的に見られるが、特別な許可がない限り午後11時には店を閉めなければならない。

 しかし、ブラジル大会では時差の関係で、イングランド対イタリア戦など注目の試合の一部が始まるのは英国の深夜。パブ経営者らでつくる協会は営業時間の延長を申し入れたが、管轄の内務省から当初返ってきたのは「国家的な重要性はなく、認められない」との回答だった。

 これには「ファンの触れ合いの場をなくすつもりか」と、パブ関係者に加えてサッカーファンらも激怒。キャメロン首相は3日、対応を考え直す方針を表明した。(共同)

7358チバQ:2014/02/04(火) 20:36:04
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140204/erp14020410460004-n1.htm
スロベニア、寒波で大停電 電線損壊、14万人被害 全学校の75%閉鎖
2014.2.4 10:44

3日、スロベニア南西部で、倒れた送電線の支柱(ロイター)
 スロベニアがここ数日間、猛烈な寒波に見舞われている。南西部を中心に雪や氷の重みで送電線や鉄塔が損壊するなどして大規模な停電が発生、政府によると、3日までに14万人超が電気のない生活を強いられた。交通機関もまひし、全土の約75%の学校や幼稚園も閉鎖された。

 ブラトゥシェク首相は住民の安全と電力復旧を最優先すると強調。政府は国際社会に発電機の緊急支援を求めた。

 政府によると、電線など計500トン分が地上に落ち、1780を超える変圧器が作動していないという。(共同)

7359チバQ:2014/02/04(火) 20:53:58
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014020402000115.html
アフガン大統領選始まる 国家再建 かじ取り難しく
2014年2月4日 朝刊

 【バンコク=寺岡秀樹】四月に予定されるアフガニスタン大統領選の選挙戦が始まった。年末までに駐留米軍が撤退する予定で、新たな国づくりと治安維持を担う指導者を決める重要な選挙となる。反政府武装勢力タリバンを含めた和平交渉は進まず、国家再建への具体策も固まっていない中、計十一人が立候補した。いずれの候補者が勝利しても、タリバンや新生アフガンへの影響力維持を狙う米国などとの間で難しいかじ取りを迫られる。

 投票日は四月五日。二〇〇一年のタリバン政権崩壊後、アフガンを統治してきた現カルザイ大統領は三選が禁じられており、出馬していない。得票が過半数に達する候補者がいなければ、上位二人による決選投票が五月に行われる予定。

 AFP通信などによると、候補者らは選挙戦初日の二日、首都カブールで集会を開いて支持を訴えた。

 主な候補は、世界銀行や国連で勤務経験のあるアシュラフ・ガニ元財務相、カルザイ政権で外相を務め、二〇〇九年の大統領選で決選投票に進出後、辞退したアブドラ・アブドラ元外相、カルザイ氏の兄カユーム・カルザイ元下院議員、カルザイ氏の側近で信頼を得ているザルマイ・ラスール前外相ら。

 国家再建で重要なのは米国との安全保障協定。年末以降の米軍駐留を認める内容だが、カルザイ氏は対米不信から大統領選終了まで協定案に調印しない考えで、米国は米軍全面撤退の可能性を示唆し、反発している。アフガン治安部隊だけでタリバンを抑えるのは困難で、各候補者は協定を支持しているとされ、候補者の言動が注目される。

 一方、タリバンは選挙妨害を予告し、カブールでの攻撃回数も増えている。犯行声明は出ていないが、選挙戦直前にはアブドラ氏陣営の関係者二人が銃撃され死亡する事件が発生した。

7360チバQ:2014/02/04(火) 20:56:38
http://mainichi.jp/select/news/20140205k0000m030097000c.html
パキスタン:「タリバンとの和平」始動 会合場所で紛糾
毎日新聞 2014年02月04日 20時42分

 【ニューデリー杉尾直哉】パキスタン政府は4日、国内最大武装勢力「パキスタン・タリバン運動」との和平を探るため、双方の代表者による接触に乗り出した。昨年6月の政権発足時から「タリバンとの和平」を訴えていたシャリフ首相が和平へ向けて具体的に動き出したのは初めて。

 両代表団の初会合は4日、首都イスラマバードのタリバン側代表の私邸で行う予定だった。だが、直前になって政府側が、「首相府での開催」を主張。これにタリバン側が反発したため、5日以降の仕切り直しとなり、初日から紛糾した。

 昨年11月にタリバンの最高指導者ハキムラ・メスード容疑者が米無人機の空爆で暗殺されて以降、タリバンの報復テロが激化。軍もタリバンへの攻撃を強めていた。だが、シャリフ首相は1月末に改めて「和平」を訴え、政府側代表として、モーマンド元駐アフガニスタン大使や、北西部ペシャワル在住のジャーナリスト、ラヒムラ・ユスフザイ氏ら4人を選んだ。

 タリバン側は今月2日、呼びかけに応じ、親タリバンとされるサミ・ウルハク師らイスラム教指導者3人を代表に立てた。4日の初会合はウルハク師の私邸で予定されていた。

 タリバンが和平の呼びかけに応じたのは、「シャリア」(厳格なイスラム法)による統治や、拘束された仲間の釈放などの要求を政府にのませる好機と捉えたためとみられる。

 タリバンなど武装勢力は2日深夜、ペシャワルの映画館で5人が死亡、30人が負傷する爆破事件を起こしたほか、3日には南部カラチで警察官4人を射殺するなど攻撃を続けており、今後の協議は難航しそうだ。タリバンは過去にも政府側との停戦に合意しては、勢力を蓄えて攻撃に転じるなど合意破りを繰り返してきた。

7361チバQ:2014/02/04(火) 21:01:05
http://mainichi.jp/select/news/20140204k0000m030050000c.html
イラン:ロウハニ大統領就任半年「自由な社会」静かに喜び
毎日新聞 2014年02月03日 20時10分

 【テヘラン田中龍士】ロウハニ大統領が昨年8月に就任して以降、物価上昇に歯止めがかかり、アフマディネジャド前政権(2005〜13年)時代の殺伐とした雰囲気が消えた。ロウハニ師が選挙で掲げた「自由な社会」も実現されつつあり、人々は静かに喜びをかみしめているようだ。

 「前政権で出版できなかった本が、今は出せる」。テヘランの出版社の男性経営者(40)は、検閲の規制が緩和されたと喜ぶ。例えば、イランでは飲酒が禁じられているため「ウイスキー」は「飲み物」に、豚肉も「肉」に直すよう指導を受けたが、今は問題視されることはないという。

 アフマディネジャド氏が再選した09年の大統領選は、同氏の得票数に水増し疑惑が浮上。抗議する市民らと治安部隊が衝突し、死者や逮捕者が相次いだ。

 この選挙後の社会、政治問題を題材にした映画「ゲッセハ(物語)」もロウハニ政権下で認可され、現在、国内の映画祭で上映中だ。ロウハニ師は1月31日、映画祭の式典で「映画にそっぽを向いた人々を振り向かせるのは、政府の重要な仕事だ」と述べた。

 自由な雰囲気は、女性の服装にも及ぶ。イランでは、イスラム教の教義に従い、女性は体のラインを覆い隠さねばならない。前政権当時に出始めたレギンスは取り締まり対象だったが、今は彩りやデザインが増え、この夏流行した。

 また今年1月、文化イスラム指導省は、外国メディアに対し、施設やビルでの取材の届け出義務を撤廃し、原則自由とした。

 一方、タクシーの運転手の男性は「明日への不安がなくなった」と語る。前政権では核問題交渉が行き詰まり、経済制裁の影響で、パンなどの値段が3倍になったという。

 また、テヘランの不動産業者、サム・フラディさん(30)によると、昨年8月以降、地価が下がった。「経済が安定するだろうと思う人々の心理が、地価高騰に歯止めをかけた」と分析する。ただ、取引は活発ではなく「人々は核交渉の行方を見守っているのだろう」と話す。

7362チバQ:2014/02/04(火) 21:02:22
http://mainichi.jp/select/news/20140204k0000m030049000c.html
イラン:ロウハニ大統領就任から半年 着々と明るさ増して
毎日新聞 2014年02月03日 20時07分(最終更新 02月03日 20時52分)


テヘラン市内の証券取引所で、株価と銘柄が表示された電光パネルを眺める人々=2014年2月3日午前、田中龍士撮影
拡大写真 【テヘラン田中龍士】イランの穏健派ロウハニ大統領(65)が3日、就任から半年を迎えた。昨年6月の大統領選挙で、経済再生の期待を集め当選したロウハニ師は、景気悪化を招いた米欧による経済制裁の全面解除に向け、核問題交渉を前進。信条の「対話」による外交政策も着実に進め、国際社会での孤立から脱却しつつある。イラン核問題の解決は険しい道だが、今のところ国内外の評価を裏付けるように、テヘラン証券取引所は空前の株ブームに沸いている。

 「今日は砂糖の会社だ」。2日、テヘラン証券取引所は男性があふれ、株価を示す画面の前で一喜一憂していた。大学生のベヘノム・アユグさん(25)は約1年前に株取引を始め、2000万リアル(約800ドル)の利益を得た。「ロウハニ政権で外国と関係が良くなり、経済が上向き、株は上がる一方だ。負ける気配がない」と笑顔で語る。

 株価を反映する指数(TEPIX)は、ロウハニ師が当選した昨年6月15日に4万6623を記録して以降、ほぼ右肩上がり。1月5日には、1967年の創設以来の最高値8万9500を記録した。

 米ブルームバーグによれば、2006年に1営業日の平均売買高は2000万ドル(約20億4200万円)だったが、昨年1〜11月は2億300万ドルと約10倍になった。

 05年8月から8年間大統領の座にあったアフマディネジャド氏は、対米欧強硬路線を取り、核問題交渉の停滞を招いた。しかし、ロウハニ政権下で実現した、80年の国交断絶以来となる米大統領との電話協議や、約10年ぶりの核開発制限の見返りに得た経済制裁の一部解除は、イランの劇的な変化を国内外に印象づけた。

 制裁緩和による効果は約70億ドル(米試算、約7150億円)と限定的だ。にもかかわらず、天然ガスの埋蔵量世界2位、原油4位の資源に加え、人口約7700万人の市場に期待し、国外から積極的アプローチが早くも展開されている。

 昨秋以来、エルドアン・トルコ首相、ボニーノ伊外相のほか、英国、フランス、ロシア、メキシコ、韓国の企業や国会議員などがテヘランを訪問し、投資拡大や経済協力を約束している。日本も首相特使として自民党の高村正彦副総裁、岸田文雄外相がロウハニ師らと会談した。

 ただ、イラン経済の本格的再建には、核交渉で難航が予想される原油禁輸、金融取引停止を含めた制裁の全面解除が不可欠だ。

7363チバQ:2014/02/06(木) 20:34:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140205/mds14020521240002-n1.htm
シリア、「たる爆弾」攻撃強化 反体制派の消耗狙う
2014.2.5 21:23 (1/2ページ)[中東・アフリカ]

シリア北部のアレッポで、シリア政府軍が投下した「たる爆弾」の直撃を受けたとみられる現場=1月21日(ロイター)
 【カイロ=大内清】シリア内戦終結に向けたアサド政権側と反体制派統一組織「シリア国民連合」の協議が10日に再開されるのを前に、シリア北部アレッポで政権側の「たる爆弾」と呼ばれる焼(しょう)夷(い)弾による空爆が激しさを増している。政権側には、地上部隊の大量投入でアレッポ周辺を面的に制圧するだけの余力がない中、空爆で反体制派を消耗させ、次回協議を有利に進める狙いがありそうだ。

 反体制派に近い在外人権団体によると、アレッポでは4日、ドラム缶などの容器に石油類を詰めた「たる爆弾」による攻撃で少なくとも8人が死亡。今月に入り、同様の空爆での死者は150人以上に達した。

 アレッポでは一部郊外を反体制派武装勢力が支配しているものの、政権側、反体制派とも決定打に欠き、市街地では一進一退の戦闘が続いている。

 そんな中、政権側は昨年12月以降、たる爆弾を多用する空爆作戦を強化。今年1月22日からスイスで行われた国際和平会議の期間中も、同会議で政権側が強調した「テロリスト掃討」を名目に空爆は続けられ、同人権団体の集計によると1月の全土での死者数は約5800人と、内戦が本格化した2012年以降で最悪の規模となった。

 たる爆弾は燃焼性が高く攻撃範囲が広いため、市民らへの被害も大きいのが特徴で、反体制派は「無差別殺傷兵器だ」として国際社会に介入を要求。ケリー米国務長官は4日、たる爆弾攻撃は「政権側の野蛮行為だ」と強く非難した。

 ただ反体制派を支援する米欧は昨年、化学兵器を使用したとされる政権側に対するミサイル攻撃を準備しながら、土壇場でロシアが提案した化学兵器の国際管理案を受け入れて攻撃を踏みとどまった経緯がある。

 また、当事者間の合意を通じての内戦終結を模索する米欧にとり、政権側をいたずらに刺激して協議からの離脱を招く事態は避けたいのが本音。政権側は、こうした事情から米欧が現時点で武力介入に踏み込む可能性は低いとみて、空爆で反体制派を消耗させ、次回協議を前にさらなる軍事的優位を作り出そうとしているものとみられる。

7364チバQ:2014/02/06(木) 21:01:50
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201402/2014020600122&amp;g=int
大統領出演、国営放送が「妨害」=保守派社長が反発か−イラン
5日夜、予定より遅れて放映されたイランのロウハニ大統領(左)のインタビュー(AFP=時事) 【テヘランAFP=時事】イランのロウハニ大統領のテレビインタビューが5日夜、当初予定よりも約1時間遅れて国営イラン放送(IRIB)で放映された。国営イラン通信(IRNA)は、IRIBのザルガミ社長による「妨害行為」があったと報道。予期せぬ放送遅延をめぐり臆測を呼んでいる。
 IRIBは放映が遅れた理由を説明していないが、IRNAは大統領府筋の話として、同社長が大統領にインタビューを行った2人の人選に反対していたと伝えた。ロウハニ大統領がツイッターで「国営放送社長は国民との生の対話を妨げている」と批判した直後に、放送が始まったという。
 ザルガミ社長は最高指導者ハメネイ師によって直接任命された保守強硬派とされる。ロウハニ大統領はこの前日、昨年11月に欧米など6カ国とこぎ着けた核合意に反発する勢力を批判していた。(2014/02/06-08:19)

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7365チバQ:2014/02/06(木) 21:15:52
http://www.afpbb.com/articles/-/3006915
「洪水の原因は同性婚」主張の議員に党内処分 英
2014年01月21日 09:20 発信地:ロンドン/英国
【1月21日 AFP】反移民・反欧州連合(EU)を掲げる英国の政党「英国独立党(UKIP)」は19日、英国に洪水被害が続くのは政府が同性婚を認めたせいだと主張した同党の地方議員を、党員資格停止処分とした。

 処分を科されたのは、ロンドン(London)西郊の町ヘンリー・オン・テムズ(Henley-on-Thames)のデービッド・シルベスター(David Silvester)町議会議員。敬虔(けいけん)なキリスト教徒で、かつてはデービッド・キャメロン(David Cameron)首相率いる保守党に所属していたが、昨年にキャメロン政権による同性婚合法化の動きに抗議し保守党を離党した。

 シルベスター氏は地元紙への投書の中で、英国で数週間も暴風雨が続くのは、神の怒りを買ったためだと主張。「(キャメロン首相の)過ちによって、英国の広範囲が嵐や洪水に見舞われている」と非難した。

 英国独立党は当初、シルベスター氏には自らの意見を表現する権利があるとして同氏を支持していたが、ここへきて党の緊急権限を使い党員資格を停止した。

 その理由として同党ヘンリー・オン・テムズ支部のロジャー・バード(Roger Bird)支部長は、「英国独立党の旗の下に、党の理念と相いれない、物議を醸す個人的信念を宣伝する個人を認めることはできない」と説明している。

 バード支部長によれば、シルベスター氏はインタビューに応じることを禁じた党の命令に従わず、19日にBBC(英国放送協会)のラジオ番組で、同性愛は「治療可能な」病気だと語ったという。

 かつてキャメロン首相から「奇人や変人、隠れ人種差別主義者の集まりだ」とやゆされたこともある英国独立党は、過激な思想を持つ人々を引き付けているという評判を払拭しようと努めている。(c)AFP

7366チバQ:2014/02/07(金) 23:10:54
http://mainichi.jp/select/news/20140208k0000m030084000c.html
ロシア:「大国」存在感示す場狙う…五輪外交を積極展開
毎日新聞 2014年02月07日 21時15分(最終更新 02月07日 22時57分)


ソチの会談で握手するプーチン露大統領(左)と習近平・中国国家主席=2014年2月6日、ロイター
拡大写真 【ソチ真野森作】ロシア初となるソチでの冬季五輪を舞台に、プーチン大統領が積極的な首脳外交を展開している。ロシアの同性愛者の人権状況を懸念する欧米主要国の首脳らが不参加を決めた一方で、日本や中国、トルコ、オランダなど計60カ国以上の首脳が期間中に訪問する予定だ。ロシア側はシリア内戦など国際的な課題を議論し、「大国」としての存在感を示す場にしようとする狙いがうかがえる。

 プーチン氏は3日夜にソチ入りし、6日から五輪外交をスタート。5日には、ロシアの主要メディアを前に「この機会を国際的な問題解決のために最大限活用すべきだ」と意気込んだ。6日の習近平・中国国家主席との会談では、シリアの化学兵器廃棄への協力を含む安全保障面や経済面での両国関係の進展を強調した。7日は五輪開会式を前に、列席する約40カ国の首脳たちの公式歓迎会を開催。8日には安倍晋三首相と会談する。

 一方、自国の勢力圏とみなす旧ソ連諸国との関係強化にも余念がない。五輪外交の皮切りとなった中央アジア・タジキスタンのラフモン大統領との会談では、隣国アフガニスタンから年内に駐留米軍などが撤退した後の安全保障策について議論した。ロシアと欧州連合(EU)との取り込み合戦が続くウクライナのヤヌコビッチ大統領も、反政府デモが続く中、6日にソチ入りした。

 2008年に軍事衝突したグルジアの首脳とも、焦点となっている南オセチアとアブハジアの分離独立問題や国交正常化を巡り、期間中に会談が行われる可能性が取りざたされている。

 一方、ロシアのラブロフ外相は6日、ソチでロシア記者団の質問に答え、「五輪へ招待しているのは開催国ではない。ボイコットを表明した世界のうぬぼれた政治家たちは、国際オリンピック委員会(IOC)の招待を退けたのだ」と批判した。IOCによると、制度上、各国それぞれの五輪委員会が首脳を招待しているという。

 こうした中、12年ロンドン夏季五輪の開催国だった英国のキャメロン首相はプーチン大統領との3日の電話協議で「ソチ五輪の成功を祈っている」と激励する配慮を見せた。

7367チバQ:2014/02/07(金) 23:11:39
http://mainichi.jp/select/news/20140207k0000e030206000c.html
ソチ五輪:厳戒の北カフカス 大多数は穏健派
毎日新聞 2014年02月07日 11時07分(最終更新 02月07日 13時20分)


ソチのイスラム教徒団体「ヤシン」が開くタタール語の勉強会で、和やかな雰囲気の中、会話を学ぶ人たち=ロシア南部ソチで2014年2月2日午後1時50分、真野森作撮影
拡大写真 【ソチ真野森作】イスラム過激派のテロに対する厳重な警戒が続くなか、ロシアのソチ五輪は7日夜、開会式を迎える。過激派が拠点を置く北カフカス地方の大多数のイスラム教徒は、テロと無縁の穏健派で、隣接するソチも同様だ。警官隊の姿が目立つ大通りを一歩入ると、和気あいあいとイスラム教の知識を学ぶ人たちがいた。

 「さあ、タタール語でのあいさつを勉強しましょう。ハエルレ・ケン!」。ソチ中心部の集合住宅の一室に集まった約20人の男女が、講師に続いて復唱する。壁には礼拝作法をロシア語で書いたポスターが張ってあった。

 主催するのは、地元のイスラム教徒団体「ヤシン」。毎週末、ロシアでイスラム教と関係が深いタタール語や教典に関する勉強会を開き、金曜日には集団礼拝もしている。

 北カフカスでは19世紀、帝政ロシアの侵攻で迫害されたイスラム系の先住民チェルケス人がオスマントルコへ逃避。現在、キリスト教徒のスラブ系住民が圧倒的に多い。ソチは人口約40万人のうち、穏健派イスラム教徒は約2万人とされる。

7368チバQ:2014/02/07(金) 23:13:07
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2014020302000138.html
ソチは「北カフカス」
2014年2月3日

 冬季五輪が始まるロシア南部・ソチについて日本メディアで誤解が横行している。「北カフカス地方に近い」などとされるが、ソチ自体が正真正銘の北カフカスなのである。

 おさらいしよう。カフカスとは「黒海とカスピ海に挟まれアジアとヨーロッパの境とされたカフカス山脈を中心とする地域(『ロシアを知る事典』)だ。ロシアに属するカフカス山脈北側を、グルジアなど独立諸国のある南部と区別し「北カフカス」という。

 ソチのあるクラスノダール地方が北カフカスに入るというのはロシア人の間では常識だ。カフカス地域に詳しい前田弘毅・首都大学東京准教授は「ナンセンスな話」とあきれる。「言語、文化的にもソチのあるクラスノダール地方は北西カフカスで、チェチェンやダゲスタンは北東カフカスです」

 誤解には理由がある。ロシア政府が二〇一〇年、初めて「北カフカス」と銘打った「連邦管区」をクラスノダールなど黒海側の自治体を除外して創設したからだ。日本にたとえると、仮に茨城県を除外した「関東管区」が新設され外国メディアが「水戸は関東地方に近接している」と書いたようなものだ。

 五輪都市ソチがあるクラスノダールを、紛争のイメージが強い「北カフカス」から切り離そうとする狙いがあるとすれば、日本メディアは、クレムリンの情報操作に見事に引っ掛かったことになる。 (常盤伸)

7369とはずがたり:2014/02/08(土) 08:34:59
>>7368
解説的に関東地方から外されちゃう茨城…(;´Д`)

7370名無しさん:2014/02/08(土) 19:27:55
http://mainichi.jp/select/news/20140208k0000e050253000c.html

ソチ五輪:再びロシアで「世界は変わった」 IOC理事

毎日新聞 2014年02月08日 12時25分(最終更新 02月08日 13時58分)



国際オリンピック委員会のアニタ・デフランツ理事=小坂大撮影
国際オリンピック委員会のアニタ・デフランツ理事=小坂大撮影

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 国際オリンピック委員会(IOC)で女性として初めて副会長も務めたアニタ・デフランツ理事(61)=米国=が7日、毎日新聞の取材に応じた。母国主導のボイコットで1980年モスクワ五輪出場を断たれたデフランツ理事は、同じロシアでのソチ五輪に「五輪は政治家の危険な思惑を乗り越えてきた。世界は大きく変わった」と感慨深げに語った。

 76年モントリオール五輪はボート競技で銅メダルを獲得。選手生活のピークだったモスクワ五輪は米政府が旧ソ連のアフガニスタン侵攻に抗議しボイコットを決めた。出場を求めて選手の先頭に立つと、反ソ感情の高まる国内から脅迫の手紙が届いた。「夢も奪われ悲惨な経験」という。

 84年ロサンゼルス五輪は組織委員会副会長を担ったが、旧ソ連ら東側諸国がボイコットで応酬。地元開催でも「悲しかった。世界は何も良くならず、選手が傷ついただけ」と振り返る。

 86年にIOC委員に就任。「二度と過ちを繰り返させず、五輪を通じて世界が平和になること」が原点だった。今回、34年前に目指した場所で聖火ランナーとなり「ようやくたどり着いた」と喜びをかみしめた。

 デフランツ理事は2020年東京五輪の準備状況を監督するIOC調整委員会の委員も兼ねる。98年冬季長野五輪も知るデフランツ理事は「人々が選手のために熱心に準備していたことを思い出す。日本は五輪精神をよく理解している。東京五輪への期待は大きい」と語った。【小坂大】

7371名無しさん:2014/02/08(土) 19:29:24
http://mainichi.jp/select/news/20140208k0000e030199000c.html

ソチ五輪:開会式、欧米主要国の首脳らの参加なく

毎日新聞 2014年02月08日 09時57分(最終更新 02月08日 11時58分)



ソチ五輪の開会式に出席する中国の習近平国家主席=ロシア・ソチのフィシュト五輪スタジアムで2014年2月7日(代表撮影)
ソチ五輪の開会式に出席する中国の習近平国家主席=ロシア・ソチのフィシュト五輪スタジアムで2014年2月7日(代表撮影)

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 【ソチ真野森作】米国、フランス、ドイツなど欧米主要国の首脳らが参加しなかった7日のソチ五輪開会式。ロシアの同性愛者の人権問題を巡る各国の思惑などが微妙に影を落とした。ソ連軍のアフガニスタン侵攻を巡り、西側諸国の選手団がボイコットした1980年のモスクワ夏季五輪と同様に、政治とスポーツの関係に課題を残した。

 ロシア主要メディアによると、世界約40カ国の首脳が来賓として訪れ、式典を見守った。主要国では中国と日本が目立つ形となった。

 参加した首脳では、習近平・中国国家主席は、赤一色のユニホームで手を振る自国選手団に拍手で応じた。オランダ、スイスなど欧州の一部首脳の姿も見られ、韓国選手団に対して、同国出身の潘基文(バン・キムン)・国連事務総長が立ち上がって応援した。最後から2番目の入場となった日本は、8日に日露首脳会談を行う安倍晋三首相と世耕弘成官房副長官が臨席した。

 230人の代表選手を擁する米国はオバマ大統領が欠席。同性愛者と公言している元スポーツ選手らを役員として送り込んだ。AP通信によると、オバマ大統領は7日、応援のビデオメッセージを公表し、「米国は代表選手たちをこれ以上なく誇りにしている」と述べた。

 一方、開会式で聖火ランナーの一人に選ばれた陸上女子棒高跳びで五輪2連覇のエレーナ・イシンバエワ選手は昨年8月、「同性愛者はロシアの伝統に反する」と発言し、欧米諸国から批判された。また、聖火最終ランナーのフィギュアスケート元五輪選手、イリーナ・ロドニナさん(64)は昨年、ツイッターでオバマ氏の前にバナナを示した加工写真を流し、人種差別的と批判されたことがある。ロイター通信によると、米国では2人の人選について「開会式に出席しなかったオバマ氏への当てつけ」との見方が出ているという。

7372名無しさん:2014/02/08(土) 19:32:24
カザフ、ウズベク、タジク、トルクメニスタンの区別がつく人は少ないでしょうね、
自分もよくわからん。アフガン、パキスタンは旧ソ連じゃないから別格として

http://mainichi.jp/select/news/20140209k0000m030025000c.html

カザフスタン:国名変更へ…スタン取り近隣諸国と違いPR

毎日新聞 2014年02月08日 18時34分(最終更新 02月08日 19時25分)



カザフスタンと近隣国
カザフスタンと近隣国

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 【モスクワ田中洋之】中央アジア・カザフスタンのナザルバエフ大統領が国名を変更する考えを表明した。ウズベキスタン、タジキスタンなど国名に同じ「スタン」がつく近隣の旧ソ連諸国と「差別化」し、地域大国を世界にアピールする狙い。大統領は新たな国名案として「カザフエリ」(カザフ語でカザフ人の土地の意味)を挙げている。

 ロシア通信によると、ナザルバエフ大統領は6日に「国名のスタンは他の中央アジア諸国と同じだ。一方でスタンの付いていないモンゴルは外国人が関心を示している」と述べ、現国名が紛らわしく国際的な知名度が低いとの認識を示した。

 ソ連崩壊から20年以上権力を維持する大統領の意向が実現するのは確実とみられる。

 カザフはかつてソ連を構成したカザフ・ソビエト社会主義共和国で、1991年にカザフスタン共和国として独立した。

 「スタン」はペルシャ系言語で国を意味するとされる。中央アジアのキルギスは93年にキルギスタンから国名を変更した。ロシアにも連邦を構成するダゲスタン、タタールスタンなどの共和国がある。

7373チバQ:2014/02/08(土) 19:39:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140208/erp14020808150003-n1.htm
ボスニアで大規模反政府デモ 庁舎などに放火

2014.2.8 08:14

6日、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボで、反政府デモ隊と向かい合う警官隊(ロイター)
6日、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボで、反政府デモ隊と向かい合う警官隊(ロイター)


 【ベルリン=宮下日出男】ボスニア・ヘルツェゴビナで7日、経済低迷への不満から大規模な反政府デモが各地で行われ、首都サラエボではデモ隊が同国の幹部会(大統領府に相当)の建物の一部に放火、他の都市でも相次ぎ地方政府庁舎が襲撃されるなどした。

 デモが発生したのは30都市以上に上るとみられ、AP通信はデモ隊と警官隊の衝突により、警官を含め200人近くが負傷したと伝えた。治安情勢の悪化が懸念されている。

 サラエボでは幹部会建物のほか、地方政府庁舎も襲撃された。デモ隊は東部ツズラや中部ゼニツァ、南部モスタルでも地方政府庁舎に押し入り、調度品などを破壊した上、放火するなどし、警官隊は催涙弾やゴム弾で応戦した。

 ボスニア・ヘルツェゴビナは1992〜95年の民族紛争後、復興に取り組んできたが、失業率は約4割に上り、貧困状況を改善できない政治に対する国民の不満は強い。

 ツズラでは5〜6日、国営企業が民営化後に破産を申請し、労働者への賃金支払いがとめられた問題を背景に大規模デモが発生。これが引き金となり、デモが全土に拡大した形だ。

7374チバQ:2014/02/09(日) 12:21:50
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/sumo/news/CK2014020902000147.html

元把瑠都 エストニア議員立候補 政界の横綱になる

2014年2月9日 紙面から




元大関把瑠都(中)にはさみを入れる亀田興毅(右)=両国国技館で(岸本隆撮影)


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 将来は大統領に−。元大関把瑠都のカイド・ホーベルソンさん(29)が、母国エストニアの国会議員に立候補する。8日に東京・両国国技館で断髪式を終えたホーベルソンさんは「第二の人生で横綱を目指したい。日本とエストニアの懸け橋になって頑張りたい」と夢を語った。大相撲から国会議員へ転身した例として元小結旭道山、モンゴル出身の元小結旭鷲山がいる。


 大相撲で果たせなかった「横綱」という夢。将来は大統領となって果たすべく、ホーベルソンさんはまず、来年のエストニア国会(一院制)選挙に立候補する。


 断髪式後のパーティーで、日本エストニア友好議員連盟のメンバーで日本維新の会の河野正美衆議院議員は「去年の暮れに(ホーベルソンさんと)会い、そのとき(エストニア国会)議員に立候補したいということだった。彼が当選できれば、議員間の外交をしていきたい。国の宝として期待しています」と語った。


 現役時代から母国の実家で牧場の経営や、ゲストハウスを経営しているが、本当にやりたいことは決まっている。「日本とエストニアの懸け橋になりたい。いいことをしたい」。行き着いた結論が政治家だった。


 その考えに賛同したのが、ホーベルソンさんが現役時代は「次の横綱は把瑠都関」と言い続けてきた横綱白鵬だった。「国会議員になれば国を背負うことになります。日本で大関になり、ここまで伸びて、文化の中で成長した。それを自分の国に帰ってさらに成長させることはありがたいこと。相撲が国際的になると信じてますし、把瑠都関を応援したい。入ったころの気持ちを思い出して、横綱(大統領)を目指してほしい」とエールを送っていた。 (岸本隆)

7375チバQ:2014/02/09(日) 21:14:02
http://mainichi.jp/select/news/20140209k0000e020104000c.html
イラン:資源にらみ日欧政府企業が続々訪問 制裁緩和うけ
毎日新聞 2014年02月09日 10時41分(最終更新 02月09日 10時47分)

 【ロンドン坂井隆之】核開発を制限する見返りに制裁の一部緩和が決まったイランに対し、日本、欧州の政府・企業関係者の訪問が相次いでいる。部分的に緩和された航空部品輸出などのビジネス獲得に加え、資源開発など将来の本格的な制裁解除に備え、関係再構築を図るのが狙いだ。米国議会内に強硬論がくすぶる中で核協議の行方はなお未知数だが、水面下の商戦は既に始まりつつある。

 日本は、国連安保理常任理事国にドイツを含めた主要6カ国とイランが核開発問題についてまだ交渉中だった昨年11月中旬に、岸田文雄外相がイランを訪問。同月24日の核開発一時停止の合意から間もない12月8日には、日本貿易振興機構(ジェトロ)の石毛博行理事長(元経済産業審議官)がテヘランを訪れ、ネマツザデ工業鉱山貿易相らと会談した。

 関係者によると、イラン側はザンガネ石油相との会談も打診したほか、貿易促進のための合同委員会設立を提案したが、「米国に配慮して今回は見送った」(日本側交渉筋)という。経産省関係者は「日イラン関係は元々良好だったが、欧米の制裁に合わせてビジネスを縮小してきた。今回の訪問はあいさつ程度だが、制裁解除後に欧米に後れを取るわけにはいかない」と関係再強化に意欲を見せる。

 イランの主要貿易相手である欧州の動きも急だ。イタリアのボニーノ外相が12月下旬にイランを訪れたほか、年明け以降、英国やドイツの議員団もテヘランを訪問。英議員団には英・イラン商工会議所会頭も同行した。フランスも2月3日にプジョー、ルノー、トタルなど主要企業100社以上による大規模な訪問団を派遣。米国が、議会に対イラン強硬派を抱えて表立って動けないことを尻目に、着々と関係強化を図っている。イラン側も先月下旬スイスで開かれた世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)にロウハニ大統領自ら出席し、英BPや仏トタル、伊ENIなど欧州の資源大手トップと面談してイランへの投資を呼びかけた。

 こうした動きに対し、米国は「ビジネスは解禁されたわけではない」(ケリー国務長官)と企業の先走りを強くけん制している。ただ、イランは天然ガスで世界最大、原油で世界4位の埋蔵量を持つほか、年間約100万台規模の新車市場を持つなど国内消費市場の開拓余地も大きい。今回42億ドルのイランの在外資金の凍結や海上保険の引き受け禁止措置などが解除されたことを受け、各企業は「あまり目立つわけにはいかないが、ビジネスチャンスを逃さないよう、どこまでの取引が許されるか情報収集を急いでいる」(日系商社関係者)状況だ。

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7376チバQ:2014/02/09(日) 21:16:04
http://mainichi.jp/select/news/20140210k0000m030042000c.html
EU:米高官発言に猛反発 対ウクライナ外交で
毎日新聞 2014年02月09日 19時16分

 【ブリュッセル斎藤義彦】米高官が対ウクライナ外交を巡り欧州連合(EU)をののしった問題がEUの激しい反発を呼んでいる。盗聴された会話にもかかわらず、ドイツのメルケル首相は「絶対に許せない」と厳しく批判した。米高官発言の背景にはウクライナを巡り足並みが乱れ、影響力を行使できないEUへのいらだちがある。一方、EU側には米国家安全保障局(NSA)盗聴問題への米国の対応に不満が残っており、米欧間の亀裂は深まる気配を見せている。

 この問題は、ヌーランド米国務次官補(欧州担当)と米国の駐ウクライナ大使が交わしたとみられる会話がネット上に流出。次官補は、国連が仲介に乗り出すことを称賛したうえで、EUを「くそったれ」とこきおろした。

 メルケル独首相の報道官代理は7日、「首相は絶対に許せないと考えている」と厳しく批判。アシュトン外務・安全保障政策上級代表(外相)のウクライナでの仲介外交を「素晴らしい仕事」と反論した。EU外交筋も「EUは活発な外交を行っている」と述べた。

 独メディアは、メルケル首相が次官補の私的な会話にもかかわらず、厳しいコメントを出したのは、首相の携帯電話も盗聴していたNSAの改革や、欧米間の盗聴防止について米国から具体策が示されないなど「友好関係の軽視」(南ドイツ新聞)への不満があるためと分析している。

 一方、ネット上にはEU欧州対外活動庁(外務省)幹部のシュミット副事務局長の会話も流出。米国からEUのウクライナ対応が「弱腰過ぎる」と批判を受けていることを明らかにした。米国の批判の背景には、EU加盟国間で制裁するのか、経済支援策を強化するのか、対ウクライナ外交で意見が割れ、打開策が打ち出せない現状へのいらだちがある。

 ヌーランド次官補は北大西洋条約機構(NATO)大使も務めるなど欧州の事情に詳しく、米欧関係の「ルネサンス」を唱えているだけに、EUのショックはとりわけ大きい。

 AP通信などによると、カーニー米大統領報道官は「ロシア政府が最初に(ネット上の)投稿に気付き、ツイートした」と記者会見で述べ、ヌーランド次官補と駐ウクライナ大使の会話が流出したことへのロシア政府の関与を示唆している。

7377チバQ:2014/02/09(日) 21:40:45
http://www.asahi.com/articles/ASG295RX7G29UHBI00Q.html
左派サバヒ氏、出馬表明 エジプト大統領選
2014年2月9日21時29分
 4月中旬までに大統領選が行われるエジプトで、左派政治家のハムディン・サバヒ氏(59)が8日、支持者を前に演説し、出馬の意向を表明した。世俗・リベラル派の期待を受けた形で、最有力候補と目されるシーシ国防相の対抗馬として注目される。

 サバヒ氏は「大統領選に参戦することを個人として決めた」と述べ、支持者らと相談した上で数日中にも正式に出馬を決定する考えを示した。

 サバヒ氏はイスラム組織ムスリム同胞団出身のムルシ前大統領が当選した2012年の大統領選の第1回投票で、得票数3位と善戦した。ムバラク元大統領時代の腐敗やムルシ政権下での抑圧的な政策を批判しており、反ムバラク派や反同胞団派、さらには軍による支配に反発する層の票が見込まれる。

 シーシ氏はメディアなどを通じて出馬をほのめかしているが、正式表明はしていない。(エルサレム=山尾有紀恵)

7378とはずがたり:2014/02/09(日) 22:36:40
>>7372
流石にカザフは他の○○スタン諸国よりは名前が通っているとは思うけど,普段はカザフと呼べば十分だと思うんだけど。

そもそもカザフ「スタン」って日本「国」みたいなものなんでは?
カザフスタン共和国はマウントフジサンみたいな響きにはならないのかなぁ??

7379チバQ:2014/02/11(火) 17:39:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140211-35043709-cnn-int
スペイン裁判所、江沢民氏らを国際手配 チベットでの虐殺容疑
CNN.co.jp 2月11日(火)9時28分配信

マドリード(CNN) スペインの全国管区裁判所は10日、中国の江沢民元国家主席、李鵬元首相ら元政権幹部5人を、チベットでの大量虐殺に関与したなどとして国際手配した。

CNNが入手した令状の写しによると、5人は虐殺と拷問、人道犯罪の容疑で、国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)への引き渡しを求められている。

バルセロナを拠点とするチベット支援団体の責任者によると、5人は中国から出た場合、行き先の国によってはそこで逮捕される可能性がある。江元国家主席らに対しては、同団体やチベット系スペイン人の活動家が長年、法的措置を求めてきた。

スペインの裁判所はこれまでも中南米の軍事政権による人道犯罪などを追及してきたが、一部の国からは内政干渉との反発を買っている。

7380チバQ:2014/02/11(火) 20:55:37
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/140211/cpd1402110503002-n1.htm
印総選挙、第三極台頭で混迷 「不安定な連立」再来の恐れ (1/3ページ)2014.2.11 05:00

 インドでは、5月末までに総選挙が予定されているなかで、政治の先行きが一層、混沌(こんとん)としてきた。これまで汚職などへの反発から政権与党の国民会議派が強い逆風にさらされ、最大野党のインド人民党(BJP)が支持を伸ばしてきた。しかし、ここにきて結党1年余りの庶民党が第三極として台頭、BJPの支持者を奪う形で党勢を拡大させているためだ。選挙の結果、不安定な連立政権が成立することになれば、必要な改革の実行が遠のく恐れがある。

 インド最大の面積を持つ西部ラジャスタン州。昨年12月に行われた地方選挙ではBJPが勝利し、国政での政権奪還の試金石とみられていた選挙の一つを制した。州都ジャイプール在住の彫刻家、オム・プラカシュさん(35)は勝利を祝った支持者数千人の一人。だが、それからわずか数週間後、このときの地方選挙では候補者を擁立しなかった庶民党へと、支持政党を変えた。

 「これまでの選挙は国民会議派かBJPかの二者択一で、とても選択と呼べるものではなかった。BJPは好きだが、この新しい政党にチャンスを与えるべきだ。汚職の撲滅に取り組めば、国中を席巻する勢力になると思う」と説明する。

 ◆改革実行困難に

 庶民党は元税務調査官のアルビンド・ケジリワル氏が2012年末に設立した。ラジャスタン州などと同時に実施されたデリー首都圏の地方選では、汚職スキャンダルや物価高騰、公共インフラの惨状に対する世論の怒りをすくい上げ、40%の議席を獲得。国民会議派から第一党の座を奪い取ったBJPに次ぐ第二党に躍進した。総選挙が近づくなか、支持者は日々増えている。

 世論調査ではBJPが国民会議派に対して優勢だが、BJPや同党指導者のナレンドラ・モディ氏への支持者の一部を奪い取る形で庶民党が勢力を伸ばしており、インド政治の混迷に拍車をかける構図となっている。

 インドでは今年の成長率が2年連続で10年ぶりの低水準にとどまると予想される一方、インフレ率はアジア最速のペースで上昇。こうしたなか、不安定な政権が成立することになれば、国の格付けの引き下げ回避に必要な政策改革が一段と難しくなる。

 ◆最大野党と競合

 トーラス・アセット・マネジメントのR・K・グプタ氏は「庶民党がうまくやればBJPの支持基盤に影響が出るのは間違いない。これはモディ氏を支持する投資家にとって大いに憂慮すべき事態だ。選挙が接戦になれば議席の小さな変動でさえ次期政権の担い手を劇的に変える可能性がある」と指摘する。

 世論調査によると、今回の連邦下院選挙(定数545)ではBJPの獲得議席が国民会議派を上回るものの、両党とも単独過半数には届かない見通しだ。現在も両党の議席数は合わせて58%にとどまり、残りはほぼ地方政党が占めている。

 勝者がはっきりしない結果に終わった場合、3年で3回の総選挙につながった1990年代のような不安定な連立政権の時代が再来する恐れがある。

 モディ氏に関する著作を昨年出版した作家のニランジャン・ムコパッダエ氏は、デリー首都圏や北部のハリヤナ、ウッタルプラデシュ両州といった激戦地で庶民党が最大20議席を獲得すれば、BJPが政権に就く可能性は低くなると予想する。両党はいずれも都市の中産階級が支持基盤であるため、直接競合する関係にあるからだ。

 一方、国民会議派と庶民党は理念的に比較的近い。庶民党はデリー首都圏の地方選のキャンペーンでは国民会議派への批判を展開したが、公約として訴えた水道の無料化や電気代の大幅な引き下げは、国民会議派が推進しているようなポピュリズム政策だ。実際、同首都圏では庶民党が国民会議派の協力を得て政権を発足させている。

7381チバQ:2014/02/11(火) 20:56:01
 庶民党で選挙の調整を担うパンカジ・グプタ氏は「インドの二大政党制を終わらせる」と強調する。今回の下院選では北部を中心に全体の半分の議席に相当する選挙区で候補者を擁立する計画だと話している。(ブルームバーグ Andrew MacAskill、Bibhudatta Pradhan)

7382チバQ:2014/02/12(水) 20:15:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140212-35043757-cnn-int
激戦地の住民、雑草食べる窮状に シリア
CNN.co.jp 2月12日(水)14時14分配信

(CNN) シリア内戦で支援物資の搬入が長期間途絶えていた激戦地ホムスの住民は、雑草を食べるしかない状況に追い込まれているという。現地入りした世界食糧計画(WFP)のマシュー・ホリングワース氏が11日に明らかにした。

ホリングワース氏はCNNの電話取材に対し、同地の民間人の窮状について「自分が食べられるものや、子どもや家族に食べさせられるものは雑草以外に何もない。道端で摘んだ雑草と、蓄えた中から絞り出せるごくわずかなものだけだ」と語った。

住民はトンネルや集合住宅の地下、ショッピングセンターの地下などに暮らしているといい、「これほどの欠乏状態は見たことがない」「普通の生活をしている人は誰もいない」と同氏は話す。

ホムスでは不安定ながらも政権側と反体制派の間で一時的な停戦が成立し、国連が支援物資の搬入を開始した。11日には支援が中断したといううわさも流れたが、ホリンワース氏によれば、一時的に滞っただけで、翌日には活動を再開できる見通し。

旧市街にはこれまでに約1500人の1カ月分の食料と医薬品を届けたという。

国連はホムスからの避難を希望する民間人の支援も行っている。ホリンワース氏によれば、旧市街で被害を免れた建物は1つとして残っていないという。それでも祖先から受け継いできたこの地を離れたくないという市民がいて、「我々の支援がどうしても必要」な状況だと同氏は話している。

女性や子どもが脱出すれば、シリア政権がホムスを爆撃しやすくなるとの懸念については、「悲しいことに、その意味では何の保証もないと思う」と語った。

7383チバQ:2014/02/12(水) 20:30:30
http://www.afpbb.com/articles/-/3008189
ウクライナ第2の革命「オレンジ」に続くは何色に
2014年02月10日 20:14 発信地:キエフ/ウクライナ
【2月10日 AFP】04年秋にウクライナを揺るがした「オレンジ革命」から9年、首都キエフ(Kiev)の独立広場(Independence Square)に面するホテルの最上階に泊まる客は今、この国を再び揺るがしている危機の色は、国旗と同じ黄色か青かと思いを巡らすかもしれない。

 しかし「親欧米派を政権に」という欧州連合(EU)加盟推進派による大規模なデモと、親ロシア政権のビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)大統領の対峙(たいじ)は、オレンジ革命のときのように自らがまとう色をまだ見出していない。

 ロシアと親密な関係にあるヤヌコビッチ政権が、EU加盟の前提となる連合協定の署名を見送った昨年11月以降、大規模なデモは9日で10回目となる。爆発した親EU派の怒りは冷めることなくウクライナ全土へと広がり、地域的な国内問題だった騒乱は、ロシアとEUの間で揺れるウクライナの将来にとって巨大な闘争へと膨らんでいった。

 ヤヌコビッチ大統領自身、そのロシアとEUの間にとらわれ身動きできなくなっている。ここへ来て、抗議に屈する形で不人気の内閣を総辞職させたが、一方、天然ガス輸入の未払い分で何十億ドルも負っているロシアをなだめもしなければならない。

 9日のデモに参加したスベトラナさんは「(この革命の色は)まだ探せていない」と語った。「黄色か青かって? それはウクライナの色で、私たちも好きだが向こう(政権側)も使っている。言ってみれば、この革命は灰色だろうか。こんなに長く続き、そしてどうやって終わるのかが、もはや見えないから」という。

■落書きの色もメッセージもさまざま

 色を選ぶとすれば、選択肢がある。ウクライナ国旗の青よりも濃いEUの青は、デモ中の横断幕に多く使われている。

 職権乱用罪で服役中のユリヤ・ティモシェンコ(Yulia Tymoshenko)前首相が党首の「連合野党・祖国(Batkivshchyna)」と、ボクシングの元世界チャンピオン、ビタリ・クリチコ(Vitali Klitschko)氏が党首の野党「ウダル(UDAR)」はどちらも赤と白を党旗に使っている。

 他の色で見かけるのは、民族主義の極右連合「右セクター(Pravy Sektor)」と、今回のデモの主要指導者3人のうち1人が党首を務める同じく民族主義の極右政党「自由(Svoboda)」が使っている赤と黒だ。

 1月に入り警察の機動隊とデモ隊の衝突で死者が発生し、多数が負傷したキエフのフルシェウシキー(Grushevsky)通りでは、アーティストたちが決まった色にとらわれない自分たちの色で壁を覆っている。ある落書きは青い文字で「独立広場の英雄たちを決して忘れない」と書かれている。

「東西はともに」というスローガンを書いた赤い文字もあれば、闘いのときを告げる黒い落書きもある。緑色のペンでは「ベルクート(機動隊)を自らの血の海に溺れさせてやる」との脅し文句が書かれていた。(c)AFP/Michel VIATTEAU

7384チバQ:2014/02/12(水) 20:31:48
http://www.afpbb.com/articles/-/3008145
スイス国民投票、EU市民の移民制限を僅差で支持
2014年02月10日 11:35 発信地:ジュネーブ/スイス
【2月10日 AFP】スイスで9日、欧州連合(EU)からの移民数制限の是非を問う国民投票が行われ、制限への賛成票が僅差で反対票を上回った。これにより、経済分野も含めてスイスが1999年にEUと結んだ合意の数々が崩壊する可能性がでてきた。

 最終投票結果によると、「大量移民の阻止」を掲げて右派政党が提案した移民制限への賛成票は50.3%。結果をうけ、国民投票運動を率先してきた右派「スイス国民党(Swiss People's Party、SVP)」のトニー・ブルンナー(Toni Brunner)党首は「移民政策の転換点となる」と述べた。

 国民党は、EU市民のスイス移住が自由化された後、年間8000人と予測されていた移民数は実際のところ毎年8万人に上っており、人口800万人弱のスイスはすぐにでも移民の抑制措置に臨まねばならないと主張している。

 一方、複数政党から選出された7人で構成される連邦参事会(Federal Council、内閣に相当)には国民党閣僚も1人いるが、スイス経済に打撃となるうえEU交渉パートナーとしての信頼を損なうとして移民規制には反対していた。

 今回の国民投票結果をうけ、連邦参事会は「国民の意思決定を遂行するために必要な取り組みを、速やかに始める」との声明を発表した。

 2007年以降、ほとんどのEU市民にスイスでの就労が認められてきたが、新たな移民制限の導入が決まったことで、スイス政府は同国労働市場への自由アクセスについて3年以内にEUと再交渉する必要が出てきた。(c)AFP/Jonathan FOWLER

7385チバQ:2014/02/12(水) 20:33:47
http://www.afpbb.com/articles/-/3008322
イスラム教徒大量虐殺が進行か、中央アフリカ
2014年02月12日 20:06 発信地:リーブルビル/中央アフリカ
【2月12日 AFP】国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)は12日、宗教間対立による武力抗争が続く中央アフリカで、イスラム教徒を標的にした「宗教浄化」たる大量虐殺が行われていると指摘した。同国にはアフリカ連合(AU)軍などが平和維持活動のために駐留しているが、虐殺を阻止できていないという。

 キリスト教徒が国民の大半を占める中央アフリカでは、昨年3月に起きたイスラム教系の武装勢力連合「セレカ(Seleka)」によるクーデター後、キリスト教徒による「アンチ・バラカ」と呼ばれる民兵集団が出現。アムネスティでは、このアンチ・バラカによって、少なくとも200人のイスラム教徒が殺害された証拠があると述べている。

 アムネスティの報告によるとイスラム教徒の虐殺は1月初旬ごろから、人口の多い中央アフリカ西部で主に起きている。周辺のイスラム教徒たちは集落ごとに逃げ出すほかになく、避難できなかった人々が、ゆるく組織化されているアンチ・バラカに殺害されている。こうした襲撃は、中央アフリカからイスラム教徒を強制排除するという意図が明確に述べられたうえで行われており、アンチ・バラカの戦闘員たちはイスラム教徒を、国から出て行くか、殺害すべき「外国人」とみなしているという。

 中央アフリカには現在、国連(UN)の平和維持活動としてアフリカ連合軍5300人が派遣されており、3月までには6000人まで増員される見込み。さらに旧宗主国のフランスは1600人の兵士を派遣している。また欧州連合(EU)が3月初旬までに500人の派遣を約束している。

 アムネスティはこれらの部隊に、中央アフリカの道路網に対するアンチ・バラカの支配を早急に崩し、イスラム教徒が脅かされている町には十分な人員を配備するよう訴えている。(c)AFP

7386チバQ:2014/02/12(水) 20:34:32
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014012402000131.html?ref=rank
中央アフリカ 少年兵6000人 内乱続き犠牲者増
2014年1月24日 朝刊


 【モントルー(スイス西部)=野村悦芳】内乱が続く中央アフリカ共和国で、武装勢力に十八歳以下の少年兵が約六千人加わっていることが二十二日、国連の報告で明らかになった。少年兵の犠牲も増加しており、早急な対策が求められている。二十三日には、中央アフリカの新たな暫定大統領に選ばれた女性のサンバパンザ氏(59)が就任。内乱沈静化の重責を担う。

 中央アフリカの少年の問題に関する国連担当者は「悲劇的な状況だ。かつてない残虐さになっている」と国連安全保障理事会に訴え、「少年たちは重傷を負い、殺され、断頭刑を受けている」などと悲惨な状況を説明した。ロイター通信などが報じた。

 少年兵は対立が深まるイスラム教徒系とキリスト教徒系の双方のグループに存在し、互いに攻撃し合っているとみられる。これまでにも少年兵はルワンダなどアフリカ各地の紛争で問題になってきた。

 フランスの旧植民地の中央アフリカは昨年三月、イスラム教徒が多数を占める武装勢力セレカが首都に侵攻し、当時のボジゼ大統領が国外に逃げた。セレカのリーダー、ジョトディア氏が暫定大統領の座に就いたが、イスラム教系とキリスト教系の民兵組織との間で報復が繰り返され、無法地帯化が進んだ。周辺諸国から批判されたジョトディア氏は今月辞任し、国外に逃亡している。

 AFP通信によると、サンバパンザ暫定大統領は首都バンギの市長で、中央アフリカ初の女性大統領となる。チャドに生まれ、パリ留学や保険関連の企業経営などを経て政界に入った。キリスト教徒で厳格な性格で知られる。

 昨年十二月には、フランスが治安回復のため軍事介入に踏みきり、アフリカ諸国部隊とともにバンギを中心に展開した。現在仏軍は千六百人、アフリカ諸国部隊は約五千人に達しており、欧州連合(EU)も部隊派遣を決めている。

 フランスの介入以降、首都では一時より紛争が沈静化しつつあるが、依然として地方では戦闘が続いている。住民間の報復感情が強く、AFP通信によると、国連の人権問題担当者は「ルワンダのような虐殺が起きる条件がそろっている」と警告を発している。

7387チバQ:2014/02/13(木) 22:50:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140213/mds14021312480002-n1.htm
南北キプロスが再統合交渉再開 米の仲介で歩み寄り
2014.2.13 10:33 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】40年間にわたり分断状態にある地中海の島国キプロスの再統合問題で、南部・キプロス共和国(ギリシャ系)のアナスタシアディス大統領と、北部の北キプロス・トルコ共和国(トルコ系)のエロール大統領は11日、首都ニコシアにある国連管理下の緩衝地帯で会談し、早期の分断解消に向け交渉を加速することで合意した。交渉再開は約1年半ぶり。

 現在の再統合交渉は2008年、国連の仲介で始まったが、12年7月に南側が欧州連合(EU)議長国に就いたのに北側が反発したことなどで中断していた。

 フランス通信(AFP)が外交筋の話として伝えたところでは、今回の交渉再開は米国の働きかけが大きな役割を果たしたという。米ホワイトハウスは11日、交渉再開に合意した両首脳の「勇気とビジョン」を称賛する声明を出した。

 北側によると、再統合は、住民投票を経て、2つの地域からなる連邦制に移行することを想定。交渉再開に先立ち北側のナミ外相は「交渉は数カ月程度で妥結できるだろう」との見通しを示した。

 ただ、南北キプロスでは04年にも国連和平案に基づく住民投票が行われたものの、北側の約65%が再統合に賛成したのに対し南側が賛成約24%にとどまって交渉が頓挫した経緯があり、今回の交渉が再び住民投票につながるかは不透明だ。

 キプロスでは1950年代以降、ギリシャへの併合(エノシス)を求める多数派のギリシャ系住民と、少数派のトルコ系との対立が激化。74年、エノシス派によるクーデターが発生したのを機に、トルコがトルコ系住民の保護を理由に派兵して北部を占領し、その後、北部は独立を宣言した。北側を承認しているのは、トルコ1国にとどまっている。

7388チバQ:2014/02/13(木) 23:00:08
http://mainichi.jp/select/news/20140214k0000m030029000c.html
イタリア権力闘争:首相と与党・民主党書記長が対立
毎日新聞 2014年02月13日 18時57分

 【ローマ福島良典】イタリアで中道左派与党・民主党のレッタ首相(47)と党首のレンツィ書記長(39)の権力闘争が激しさを増している。首相の構造改革への取り組みを「生ぬるい」と批判してきたレンツィ氏が、首相の座の明け渡しを求める動きを加速している。レンツィ氏は13日の民主党会合で首相への退陣圧力を強める構えだ。

 昨年4月に就任した首相は改革断行を掲げてきたが、党内外の抵抗で思うような成果を上げられていない。これに対して、レンツィ氏は中道右派野党「フォルツァ・イタリア」を率いるベルルスコーニ元首相(77)との間で選挙制度改革案を取りまとめるなど精力的に動いている。12日に首相・党首会談が開かれたが、両者の溝は埋まらなかった。

 レンツィ氏は13日の民主党会合で首相の構造改革計画と政権運営に審判を下すとみられ、発言内容や党内各派の動向でレッタ政権の命運が左右される。レンツィ陣営は新政権発足に備え、アルファノ副首相(43)の新党「新中道右派」と中道「市民の選択」に加え、一部野党議員の支持取り付けを視野に入れているとされる。

 考えられる今後のシナリオは(1)レッタ氏からレンツィ氏への首相ポストの明け渡し(2)レンツィ氏の意向をくんだ形での内閣改造(3)早期選挙−−。しかし、国会解散権限を持つナポリターノ大統領(88)は早期選挙を認めない方針のため、レッタ、レンツィ両氏の力比べで政局の流れが決まる。

 レッタ首相は12日の記者会見で、政権存続のための構造改革計画を発表。「心境はゼン(禅)のように平静だ」と辞任説を否定した。

7389チバQ:2014/02/14(金) 21:59:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140214-00000318-yom-int
スコットランド「独立」なら英ポンド使用認めず
読売新聞 2月14日(金)15時46分配信



読売新聞
 【グラスゴー(英北部)=林路郎】英国の保守、労働、自由民主の3主要政党は、同国北部スコットランド地方で9月に行われる住民投票で「独立」が決まった場合、スコットランドに英通貨ポンドの流通を認めない方針を確認した。

 13日、オズボーン財務相が同地方の首都エディンバラで演説し、明らかにした。

 オズボーン氏は演説で、「スコットランドの人々が英国にとどまる道を選ぶよう熱望する」としたうえで、「通貨は離婚する夫婦が分割する財産とは違う」と強調した。スコットランドが独立後にポンドを維持するなら、英国との銀行同盟や財政・通貨・為替政策の一致が不可欠になるとし、「通貨の共有は英国にもスコットランドにも利益にならない」と述べた。

 同地方の自治政府を率いるスコットランド民族党(SNP※)は、「独立後も英ポンドを維持する」と公約している。オズボーン氏の演説は、SNPの公約の重要な柱にくさびを打ち込むことで独立の機運をそぐ狙いがある。

 労働党のエド・ボールズ影の財務相と、連立第2党・自由民主党のダニー・アレクサンダー財務担当相も同様の方針をそれぞれ明言する見通しだ。

 SNPはスコットランドが独立すれば、欧州連合(EU)に加盟すると公約している。しかし、EU加盟国は単一通貨ユーロの導入が義務づけられるため、ポンドは使えなくなる。英国はユーロ発足にあたりこの規則の適用除外を特例的に受けているが、新規加盟国には適用除外の権利はないためだ。このため、SNPの公約の矛盾を指摘する声が政界・経済界に広がっている。

 英中銀イングランド銀行のカーニー総裁は1月下旬、スコットランドが英ポンドを維持するなら、歳出や借り入れ規模などの財政規律をめぐって同一通貨を共有する英政府との調整が必要になり、スコットランドの主権が制約されるとの見通しも示している。

 スコットランドがユーロを自ら排除する一方で英ポンドの使用を認められなければ、通貨をめぐる問題が宙に浮くことになる。

 3党の方針について自治政府のニコラ・スタージョン次席大臣は12日、BBCラジオの番組で「こけ脅しだ。ポンドの流通を維持しなければ(スコットランドが独立した後の)英国の経済界は決済で何億ポンドもの損失を被る。そうした方針は(スコットランド住民の)反発を買うだろう」と反論した。

 3党はいずれもスコットランド独立に反対しており、今後、自治政府と3党の対立がさまざまな問題をめぐって先鋭化しそうだ。

7390チバQ:2014/02/14(金) 22:00:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140209-00000073-san-eurp
スコットランド独立 英首相、阻止に全力 9月住民投票 自治政府は反発
産経新聞 2月9日(日)7時55分配信

 【ロンドン=内藤泰朗】連合王国である英国の一部をなす北部のスコットランドが独立の動きを見せている問題で、英国のキャメロン首相は7日、今年9月18日に独立の是非を問う住民投票が行われるのを前に演説し、独立反対の意思を伝えようと国民に呼びかけた。独立阻止に向けた本格的なキャンペーンが始まった形だ。スコットランド自治政府のサモンド首相は早くも反発。論戦は今後過熱するとみられている。

 キャメロン氏は、2012年のロンドン五輪でスコットランド出身のホイ選手が2つの金メダルを獲得した自転車競技場で演説。ロンドン五輪での英国チームの成功や自らがスコットランド出身の祖先を持つことなどを例に、「団結してこそ強い国であることができる」と述べ、スコットランドは独立すべきではないと訴えた。

 さらに、「英国に残ることがスコットランドの利益になる」と指摘。「スコットランドを失えば、英国の名声と影響力は地に落ち、別の国となってしまう」と警告。独立を思いとどまるよう電話やツイッターで呼びかけ合うよう求めた。

 これに対し、サモンド氏は、キャメロン氏を「臆病者」と呼び、「(投票が行われる)スコットランドで論戦を挑むべきだ」と挑戦状をたたき付けた。また、独立派の活動家も英BBCテレビに対し、「(スコットランドの独立を)恐れ、ほかの説得材料がないから五輪を政治的に利用している」と批判した。

 英財界などからは、スコットランド独立は経済に大打撃を与え、ユーロ危機のような問題も起こりうるなど懸念を表明。世論調査では独立反対が優勢だが、賛成派も増加傾向にある。

 しかし、独立が実現すれば、英国は“離婚”に伴う経済的、政治的なダメージに加え、現在、スコットランドにある戦略原潜の基地を廃し、イングランドに移設する必要が出てくる可能性もあり、安全保障体制の見直しも避けられない。

 それだけに、英政府は今後、さまざまな場で独立阻止に向け本腰を入れてくるものとみられている。

7391チバQ:2014/02/14(金) 22:02:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140214-00000030-mai-eurp
<イタリア>39歳レンツィ政権誕生へ レッタ首相が辞意
毎日新聞 2月14日(金)10時23分配信


 【ローマ福島良典】イタリア中道左派与党・民主党のレッタ首相(47)は13日、ナポリターノ大統領に辞任の意向を伝えた。構造改革の遅れを理由に首相退陣を求める党首、レンツィ書記長(39)の提案が同日の党会合で圧倒的な賛成多数で承認されたのを受けた措置。これによりイタリア史上最年少のレンツィ新首相の誕生が確実な情勢となった。

【さまざまな写真を…】イタリア史上最年少首相となるレンツィ書記長

 イタリアでは欧州債務危機さなかの2011年11月にモンティ実務者内閣が発足してから2年3カ月で2度目の政権交代。不安定な政治状況を象徴する首相交代劇となる。レンツィ氏はフィレンツェ(イタリア北部)市長で国政経験がないが、経済成長の足かせとなっている硬直的な労働市場・行政機構の改革を掲げ、財界は首相就任を歓迎している。

 レッタ氏は14日、首相任命権限を持つナポリターノ大統領に辞表を提出する。大統領は上下両院第1党の民主党を率いるレンツィ氏を新首相に指名、組閣を命じる見通し。総選挙後の政治混乱を経て昨年4月に発足したレッタ政権は10カ月弱の短命内閣となった。イタリア紙によると、レンツィ陣営からレッタ氏に経済相への横滑り案が提示されたが、拒否されたという。

 若さとカリスマ性が武器のレンツィ氏は13日の党会合で、政治・行政・経済改革を敢行するために新政権を樹立し、上下両院の任期が切れる2018年まで国政のかじ取りにあたる意欲を表明。投票の結果、賛成136、反対16、棄権2で支持を取り付けた。

 レンツィ政権の正式発足には上下両院での信任が必要。中道「市民の選択」は引き続き連立政権に残留する方針。レンツィ陣営は新党「新中道右派」または左派「左派環境自由党」の支持取り付けを画策しているほか、野党「五つ星運動」の切り崩しも狙っている。

 イタリアでは昨年2月の総選挙(上下両院)の結果、民主党を軸とする中道左派連合が上院で過半数割れとなる「ねじれ」状態が生まれ、組閣が難航。中道右派との妥協の産物としてレッタ大連立政権が発足した。レッタ首相は1年半以内に改革を実行すると約束したが、取り組みが遅れ、レンツィ氏の批判にさらされていた。

7392チバQ:2014/02/14(金) 22:02:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140214-00000118-san-eurp
伊首相が辞意表明 所属政党から退陣要求
産経新聞 2月14日(金)15時3分配信

 【ベルリン=宮下日出男】イタリアのレッタ首相は13日、所属する中道左派、民主党からの退陣要求を受け、辞意を表明した。政治、経済改革の遅れをめぐる党内批判に抗しきれず、昨年4月に就任した首相は1年足らずで辞任に追い込まれた。

 首相は14日にナポリターノ大統領に辞表を提出する意向。大統領は現時点の解散・総選挙に否定的とされ、首相に国会で信任投票を指示する可能性がある。この場合も後継候補を指名する見通しだ。

 メディアは後継候補としてフィレンツェ市長を務めるマッテオ・レンツィ民主党書記長(39)が有力だと伝えている。レンツィ氏は国政の経験はないが、若さとカリスマ性から国民の人気が高く、世論調査の支持率は50%を上回る。ただ、新政権が樹立する場合でも、民主党は上院で過半数の議席を持っていないため、組閣の調整が難航する可能性もある。イタリアでは昨年2月の総選挙後に組閣をめぐる政治混乱に陥り、大統領の仲裁でレッタ政権が発足した。

7393チバQ:2014/02/14(金) 22:57:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140214/mds14021418200004-n1.htm
【ムバラク政権崩壊3年】
エジプト、軍中心に回帰 革命、民主化につながらず
2014.2.14 18:20 (1/3ページ)

ムバラク政権崩壊につながった反政府デモから丸3年の今年1月25日、カイロではシーシー氏を支持する大規模集会が行われた(ロイター)
 【カイロ=大内清】「アラブの盟主」エジプトで2011年2月11日、約30年に及んだムバラク政権が民衆デモの高まりで崩壊してから3年が過ぎた。権威主義体制を打破する「民主化革命」とも呼ばれた政変劇。しかし、イスラム系政権の誕生とクーデターを経て、現在では多くの国民が軍中心体制への回帰を支持する同国の状況は、「革命」という言葉の持つ“進歩的”なイメージでは捉えきれない複雑さをはらんでいる。

 首都カイロ中心部の露天商で最近、飛ぶように売れる商品がある。現在の暫定政権の最高実力者で、昨年7月のクーデターを主導したシーシー国防相=陸軍元帥=(59)の顔写真をあしらったキーホルダーだ。

 「シーシーと軍が国を導いてくれる」。多くの市民はこう語り、今春の大統領選へのシーシー氏の出馬を熱望する。3年前、同じく軍人出身のムバラク大統領(当時)に退陣を迫った大規模な反政府デモを裏返したような熱狂ぶりだ。

 「ムバラク後」の軍暫定統治下で民主的な手続きが導入されたエジプトでは、解体された旧与党以外でほぼ唯一、高い動員力があったイスラム原理主義組織ムスリム同胞団が躍進。12年6月には、同国で初めてといわれる公正な大統領選で、僅差ながらも同胞団出身のモルシー氏が勝利した。原動力となったのは、同胞団が慈善活動などを通じて浸透を図ってきた低所得者層の支持だった。

 しかしこの選挙が「政権選択」のみならず、「体制選択」の意味合いをも持ったことで、エジプト政治には大きなしこりが残った。

                 ■ ■ ■ 

 同胞団は究極的にはシャリーア(イスラム法)による統治を志向しており、従来の世俗的な体制の維持を望む軍や、軍と結びついた旧政権関係者、財界などの既得権益層とは相いれない。国家像をめぐる国民的な議論は未成熟なままだった。

 そんな中でモルシー氏が自身に独裁的ともいえる強権を付与し、イスラム色の強い新憲法の制定を進めたことは、社会・経済になおも大きな影響力を持つ既得権益層に強い危機感を与えた。その一翼を担う主流メディアは大々的な「反同胞団」キャンペーンを展開し、それが13年6月の大規模デモとその後のクーデターへとつながった。

 そしていま、クーデター後の体制の中心人物であるシーシー氏を熱狂的に支持する国民の多くは、かつて反ムバラク政権デモに参加し、同胞団やモルシー氏を支持した低所得者層だ。

 クーデター後、記者(大内)は多くの同胞団メンバーから、「エジプト人はばかだ」などと国民を非難する声を聞いた。非識字率が4割を超すとされる同国の、したたかで移ろいやすい世論への“恨み節”だといえるが、同胞団もまた、物品を配るなどして低所得者層の歓心を買おうとしてきたことも確かだ。

 露骨な利益供与や世論操作で大衆の支持を奪い合うのが「ムバラク後」の権力闘争の現実であり、その軍配は既得権益層に上がりつつある。

                 ■ ■ ■ 

 11年1月のチュニジアの政変に端を発した「アラブの春」では、米欧を中心に、西洋型の世俗的な体制での民主化拡大を期待する声が強まった。しかし、実際に各国で台頭したのは、草の根の慈善活動を展開してきた同胞団系など政治的イスラム勢力だった。

 こうした「イスラムの春」ともいえる現象は、サウジアラビアなど君主制の湾岸アラブ諸国には脅威と映った。

 域内各地に広がるイスラム勢力のネットワークが、湾岸にも「革命の輸出」を図りかねないと懸念されたためだ。

 特に、人口8千万人超と中東随一の規模を誇る地域大国エジプトで同胞団政権が軌道に乗れば、域内各国への影響は大きい。

 サウジは昨年、クーデターで同胞団が排除された直後のエジプトに巨額の支援を実施。今月初めには、国内外で「過激な宗教イデオロギー組織」に属する国民を厳罰に処するとの法令を発布し、同胞団などイスラム勢力の広がりに警戒心をあらわにしている。

 ■アラブの春 2011年1月に民衆デモでチュニジアのベンアリ政権が崩壊したのを機に、中東・北アフリカで民主化を掲げる反政府活動が拡大した現象。同年から12年にかけ、エジプトのムバラク政権、リビアのカダフィ政権、イエメンのサレハ政権といずれも独裁的な長期政権が崩壊した。一方、バーレーンでは湾岸諸国の介入でデモを鎮圧。シリアでは内戦が泥沼化し、これまでに13万人以上が死亡した。

7394チバQ:2014/02/14(金) 22:57:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140214/mds14021418200004-n1.htm
【ムバラク政権崩壊3年】
エジプト、軍中心に回帰 革命、民主化につながらず
2014.2.14 18:20 (1/3ページ)

ムバラク政権崩壊につながった反政府デモから丸3年の今年1月25日、カイロではシーシー氏を支持する大規模集会が行われた(ロイター)
 【カイロ=大内清】「アラブの盟主」エジプトで2011年2月11日、約30年に及んだムバラク政権が民衆デモの高まりで崩壊してから3年が過ぎた。権威主義体制を打破する「民主化革命」とも呼ばれた政変劇。しかし、イスラム系政権の誕生とクーデターを経て、現在では多くの国民が軍中心体制への回帰を支持する同国の状況は、「革命」という言葉の持つ“進歩的”なイメージでは捉えきれない複雑さをはらんでいる。

 首都カイロ中心部の露天商で最近、飛ぶように売れる商品がある。現在の暫定政権の最高実力者で、昨年7月のクーデターを主導したシーシー国防相=陸軍元帥=(59)の顔写真をあしらったキーホルダーだ。

 「シーシーと軍が国を導いてくれる」。多くの市民はこう語り、今春の大統領選へのシーシー氏の出馬を熱望する。3年前、同じく軍人出身のムバラク大統領(当時)に退陣を迫った大規模な反政府デモを裏返したような熱狂ぶりだ。

 「ムバラク後」の軍暫定統治下で民主的な手続きが導入されたエジプトでは、解体された旧与党以外でほぼ唯一、高い動員力があったイスラム原理主義組織ムスリム同胞団が躍進。12年6月には、同国で初めてといわれる公正な大統領選で、僅差ながらも同胞団出身のモルシー氏が勝利した。原動力となったのは、同胞団が慈善活動などを通じて浸透を図ってきた低所得者層の支持だった。

 しかしこの選挙が「政権選択」のみならず、「体制選択」の意味合いをも持ったことで、エジプト政治には大きなしこりが残った。

                 ■ ■ ■ 

 同胞団は究極的にはシャリーア(イスラム法)による統治を志向しており、従来の世俗的な体制の維持を望む軍や、軍と結びついた旧政権関係者、財界などの既得権益層とは相いれない。国家像をめぐる国民的な議論は未成熟なままだった。

 そんな中でモルシー氏が自身に独裁的ともいえる強権を付与し、イスラム色の強い新憲法の制定を進めたことは、社会・経済になおも大きな影響力を持つ既得権益層に強い危機感を与えた。その一翼を担う主流メディアは大々的な「反同胞団」キャンペーンを展開し、それが13年6月の大規模デモとその後のクーデターへとつながった。

 そしていま、クーデター後の体制の中心人物であるシーシー氏を熱狂的に支持する国民の多くは、かつて反ムバラク政権デモに参加し、同胞団やモルシー氏を支持した低所得者層だ。

 クーデター後、記者(大内)は多くの同胞団メンバーから、「エジプト人はばかだ」などと国民を非難する声を聞いた。非識字率が4割を超すとされる同国の、したたかで移ろいやすい世論への“恨み節”だといえるが、同胞団もまた、物品を配るなどして低所得者層の歓心を買おうとしてきたことも確かだ。

 露骨な利益供与や世論操作で大衆の支持を奪い合うのが「ムバラク後」の権力闘争の現実であり、その軍配は既得権益層に上がりつつある。

                 ■ ■ ■ 

 11年1月のチュニジアの政変に端を発した「アラブの春」では、米欧を中心に、西洋型の世俗的な体制での民主化拡大を期待する声が強まった。しかし、実際に各国で台頭したのは、草の根の慈善活動を展開してきた同胞団系など政治的イスラム勢力だった。

 こうした「イスラムの春」ともいえる現象は、サウジアラビアなど君主制の湾岸アラブ諸国には脅威と映った。

 域内各地に広がるイスラム勢力のネットワークが、湾岸にも「革命の輸出」を図りかねないと懸念されたためだ。

 特に、人口8千万人超と中東随一の規模を誇る地域大国エジプトで同胞団政権が軌道に乗れば、域内各国への影響は大きい。

 サウジは昨年、クーデターで同胞団が排除された直後のエジプトに巨額の支援を実施。今月初めには、国内外で「過激な宗教イデオロギー組織」に属する国民を厳罰に処するとの法令を発布し、同胞団などイスラム勢力の広がりに警戒心をあらわにしている。

 ■アラブの春 2011年1月に民衆デモでチュニジアのベンアリ政権が崩壊したのを機に、中東・北アフリカで民主化を掲げる反政府活動が拡大した現象。同年から12年にかけ、エジプトのムバラク政権、リビアのカダフィ政権、イエメンのサレハ政権といずれも独裁的な長期政権が崩壊した。一方、バーレーンでは湾岸諸国の介入でデモを鎮圧。シリアでは内戦が泥沼化し、これまでに13万人以上が死亡した。

7395チバQ:2014/02/14(金) 22:58:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140214/mds14021418200005-n1.htm
【ムバラク政権崩壊3年】
シーシー氏 演説上手、女性に人気
2014.2.14 18:20
 【カイロ=大内清】次期大統領選に出馬すれば当選が有力視されるシーシー陸軍元帥。公に姿を現すことは決して多くないが、演説では大衆、特に女性に向けて柔らかい口調で語りかけるのが特徴で、中高年女性に人気がある。低所得者が多いカイロ・インババ地区に住む女性(45)は「あの口調にグッとくるのよ」と語る。

 モルシー政権を排除した昨年7月のクーデター後には、国民に向けて直接、暫定政権支持のデモを呼びかける異例の演説を行い、動員数でモルシー派のデモを圧倒。その手法は、1952年のクーデターで王政を打倒し、自らのカリスマ性で大衆動員体制を作り上げたナセル元大統領との類似性も指摘される。

 シーシー氏は54年、カイロで生まれた。77年に陸軍士官学校を卒業後、英国や米国でも教育を受け、軍情報局長などを歴任。73年の第4次中東戦争の「英雄」とされたムバラク元大統領らと違い、戦場経験がない世代の代表格でもある。

 2012年8月、当時のモルシー大統領が、政敵だったタンタウィ国防相を更迭したのに伴い、国防相に就任。アラブ社会主義を唱えたナセル氏の信奉者とされるが、政治信条などは謎に包まれたままだ。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140214/mds14021418200007-n1.htm
【ムバラク政権崩壊3年】
初の非軍人大統領だったモルシー氏
2014.2.14 18:20

 2011年1月25日、若者中心の民主化グループ「4月6日運動」などの呼びかけでムバラク大統領(当時)の退陣を求めるデモが行われ、28日までに全土に拡大。ムバラク氏は次期大統領選への不出馬を表明したがデモは沈静化せず、2月11日、軍から引導を渡される形で辞任した。

 その後、全権を握った軍最高評議会は憲法停止や議会解散を発表、ムバラク氏は4月、息子2人とともに拘束された。

 民主化グループによる反軍政デモが頻発する中、同年11月〜12年1月の人民議会選では、ムバラク政権期に事実上の最大野党だったイスラム原理主義組織ムスリム同胞団の傘下政党が第一党に躍進。6月には同胞団出身のモルシー氏が、同国で非軍人出身者として初めて大統領の座に就いた。

 しかし、同氏が11月、自身の決定は司法の拘束も受けないとする独裁的な憲法宣言を発布したのを機に反モルシー機運が高まった。さらに、モルシー氏就任から1年の13年6月30日、全土で反政府デモが発生し、事態収拾に動いた軍が同氏を解任・拘束。14年1月の国民投票では、軍を後ろ盾とする暫定政権主導で起草された改憲案が賛成約98%で承認された。(カイロ 大内清)

7396チバQ:2014/02/14(金) 23:01:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140214/mds14021418200006-n1.htm
【ムバラク政権崩壊3年】
米、不安定化恐れ 正統性問えず
2014.2.14 18:20
 【ワシントン=小雲規生】ムバラク政権崩壊から3年がたつ中、エジプトに対するオバマ米大統領の姿勢が定まらない。オバマ政権は、モルシー前大統領支持派への弾圧を強める暫定政権に民主的な政権への移行を強く要求。その一方で、軍のクーデターで発足した暫定政権の正統性については不問に付している。民主化支援だけでなく、地域の安定にも重点を置いているためだ。

 ケリー国務長官は1月18日、エジプトの国民投票で改憲が支持された後の声明で「民主主義を確かにするのは一度の投票ではなく、その後の行動だ」と強調。暫定政権がモルシー派の中核であるムスリム同胞団への弾圧を強めていることなどに懸念を示した。

 しかしオバマ政権は昨年7月のクーデターでは事態を見守る態度に終始した。暫定政権とモルシー支持派との衝突で千人近くが死亡した後になってようやくエジプトへの軍事支援の一部凍結を決めたが、同時に暫定政権との連携も確認するなど暫定政権の正統性を否定するには至っていない。

 米国が暫定政権に強い態度を取らない背景には、中東情勢の不安定さがある。「アラブの春」では民主化支援を打ち出したオバマ政権だったが、内戦が泥沼化するシリアや米軍が全面撤退したイラクでは、イスラム系武装組織が活動を活発化させ、「米国本土にとっても潜在的な脅威」(クラッパー米国家情報長官)との見方が強まっている。

 オバマ政権にすれば、これまで地域大国として中東の安定に貢献してきたエジプトまでも混乱し続ける事態は何とか避けたい。暫定政権が国内の治安を維持できるのであれば、過去の経緯に目をつぶってでも、選挙などを通じた今後の民主的政権移行に期待するほかないのが現状とみられる。

7397チバQ:2014/02/14(金) 23:09:28
http://mainichi.jp/select/news/20140215k0000m030130000c.html
イタリア:新首相に39歳レンツィ氏 あだ名は「壊し屋」
毎日新聞 2014年02月14日 22時21分(最終更新 02月14日 22時30分)

 ◇剛腕、旧態の政治体制の解体できるか
 【ローマ福島良典】イタリアのレッタ首相(47)が14日、辞任したのを受けて、イタリアの新首相に就任するのは中道左派・民主党のマッテオ・レンツィ書記長(39)。

 旧態依然としたイタリア政治体制の解体を叫び、あだ名は「壊し屋」。敬愛する政治家は英労働党を「ニューレーバー」に立て直したブレア元英首相と、「変革」を訴えてホワイトハウスの主となったオバマ米大統領だ。

 イタリア北部の古都フィレンツェの生まれ。子どもの頃から「リーダーになって勝つこと」に執着、幼なじみは「広場のサッカーでも仕切りたがった」と語る。

 国政経験はないが、たぐいまれなカリスマ性と巧みな弁舌で昨年12月、民主党書記長(党首)に就任した。タブーはない。中道右派のベルルスコーニ元首相の懐に飛び込んで選挙制度改革案をまとめ、「民主党で話ができる男が見つかった」と度量を買われた。

 目指すのは、国家・行政機構のぜい肉をそぎ落とす政治。日常生活も“普段着”だ。ジーンズに白シャツ姿で自転車にまたがる。レッタ首相に退陣を迫った会談には青色の超小型車で乗り付けた。

 欧州債務危機後の景気後退が長引き、若者の就職難が深刻化するイタリアに「希望を与える」と約束する。経済成長や競争力の足を引っ張っている旧弊を「壊す」ことができるか、腕力が問われる。

 高校教諭のアニェーゼ夫人との間に2男1女。

7398チバQ:2014/02/14(金) 23:10:07
http://mainichi.jp/select/news/20140215k0000m030126000c.html
イタリア:レンツィ氏が組閣着手へ レッタ首相辞任受け
毎日新聞 2014年02月14日 22時13分(最終更新 02月14日 22時39分)


民主党のレンツィ書記長=AP
拡大写真 【ローマ福島良典】イタリアのレッタ首相(47)は14日、ナポリターノ大統領に辞表を提出し、辞任した。後継首相となる見通しの中道左派・民主党のレンツィ書記長(39)は大統領からの首相指名を受け次第、各党との連立協議に入り、組閣作業を本格化する。

 若者の失業率が40%を超す中、急務は経済と雇用の回復。イタリア紙レプブリカによると、焦点の経済相には著名女性エコノミストのルクレツィア・ライクリン氏(59)を起用する可能性が高まっている。外交継続の観点からボニーノ外相(65)は留任の見通し。

 政権安定のカギを握るのはアルファノ副首相兼内相(43)の新党「新中道右派」。アルファノ氏は閣僚残留の公算が大きいが、政権参加の条件として、同性婚を主張する左派「左派環境自由党」を連立に加えないようレンツィ氏に求めている。

 ベルルスコーニ元首相(77)の中道右派「フォルツァ・イタリア」は、レンツィ氏と元首相が取りまとめた選挙制度改革案の実現には協力する構えだ。

 昨年4月に発足したレッタ政権は10カ月弱の短命内閣となった。イタリア紙によると、レンツィ陣営からレッタ氏に経済相への横滑り案が提示されたが、拒否されたという。

 若さとカリスマ性が武器のレンツィ氏は13日の党会合で、政治・行政・経済改革を敢行するために新政権を樹立し、上下両院の任期が切れる2018年まで国政のかじ取りにあたる意欲を表明。投票の結果、賛成136、反対16、棄権2で支持を取り付けた。

7399チバQ:2014/02/16(日) 09:59:26
http://mainichi.jp/select/news/20140216k0000m030021000c.html

イタリア:大統領が首相指名へ 選挙経ぬ「政変」に批判も

毎日新聞 2014年02月15日 18時51分(最終更新 02月15日 21時14分)


 【ローマ福島良典】イタリアで中道左派与党・民主党のレンツィ書記長(39)が先輩格にあたる自党のレッタ首相(47)を引きずり下ろす「政変」が起きた。首相任命権限を持つナポリターノ大統領は15日に各党との協議を終え、同日中にもレンツィ氏を新首相に指名する見通しだ。だが、国政経験のないレンツィ氏が総選挙の洗礼を受けないまま後継首相となることに「民主主義のルールと矛盾するのでは」と疑問を投げかける声が出ている。

 「『普通』の欧州諸国では選挙に勝った後で首相になるが、イタリアでは違うのだ」。イタリア紙コリエレ・デラ・セラは1面の論説で、レンツィ氏による権力奪取をそう皮肉った。民主党内からも13日の会合で、少数派ながら「あまり民主的なやり方ではない」(チバティ下院議員)との反対意見があった。

 レンツィ氏は国会議員でなく、イタリア北部フィレンツェの市長。批判は自身が最も気にかけていたことだ。それだけに当初は、次期総選挙で勝利を収めた上で首相に就任したいとの意向だったとされる。だが、現行の選挙制度は昨年12月、憲法裁判所から違憲判決を受けたばかり。早期選挙は望み薄と判断し、あえて「危険な道」を選んだ。

 イタリアでは欧州債務危機を受けて2011年11月にベルルスコーニ元首相(77)が辞任に追い込まれ、経済学者のモンティ元首相(70)が後を継いだ前例がある。レッタ氏も昨春の総選挙後に中道左右両党の話し合いで首相に就任しており、レンツィ氏は選挙の洗礼を受けていない3人目の首相となる。

 イタリア紙イル・テンポは「市民に選ばれていない政府(レッタ政権)が、選ばれていない別の政府(レンツィ政権)に取って代わられる」と指摘。脱税事件で昨年11月に国会から追放されたベルルスコーニ元首相は「自分が国民の選挙(08年総選挙)によって選ばれた最後の首相だ」と強調している。

7400チバQ:2014/02/16(日) 10:00:38
http://mainichi.jp/select/news/20140215k0000e030297000c.html

インド:在任わずか49日 一般人党党首の首都首相が辞任

毎日新聞 2014年02月15日 11時42分


 【ニューデリー杉尾直哉】「腐敗一掃」を訴えるインドの新党・一般人党の党首で、昨年12月末にデリー首都圏(州)政府首相に就任したアービンド・ケジリワル氏は14日深夜、ムカジー大統領に辞表を出し、首相職を辞任した。この日、一般人党が州議会に腐敗防止法案を提出しようとしたところ、野党・人民党などの反対で審理入りが阻止されたことに反発した。

 ケジリワル氏は一昨年に結成した一般人党を率いて昨年12月のデリー議会選挙に初めて参加し、いきなり第2党となる大勝を収め、州政府首相となった。ケジリワル氏の在任期間はわずか49日だった。

 一般人党が腐敗防止法案を提出しようとしたことに対し、議席数で最多の人民党は、「昨年末にインド国会ですでに腐敗防止法が成立している」として反対。一般人党と連立政権を組む第3党の国民会議派も人民党に同調し、反対多数で法案審理が否決された。

 ケジリワル氏は辞任後、「(2大政党の)国民会議派、人民党ともに腐っている」と批判した。だが、辞任の真相については、「今年5月までに実施されるインド下院選挙に出馬し、一般人党の選挙活動に専念したいため」(ニューデリーのインド人記者)との観測も出ている。

 ケジリワル氏は、ムカジー大統領に対し、新たな首都圏議会選挙を求めたが、第1党の人民党が一般人党からの造反者を取り込み、新たな政権を作る可能性が取りざたされている。デリーは中央政府の管轄下にあり、次期政権が速やかに発足できない場合は、ムカジー大統領が直接統治する事態もありうる。いずれにしてもデリー政府の今後の行方は下院選挙に大きな影響を与えそうだ。

 ケジリワル氏は就任後、電気や水道料金の大幅値下げなどの公約実現へ向けた政策を次々と打ち出した。だが、中央政府が管轄するデリー警察との対立から抗議デモを首都中心部で行い、交通網の混乱を引き起こすなどしていた。

7401チバQ:2014/02/16(日) 10:01:28
http://mainichi.jp/select/news/20140215k0000e030296000c.html

中央アフリカ:キリスト教徒がイスラム攻撃 民族浄化懸念

毎日新聞 2014年02月15日 11時40分(最終更新 02月15日 13時30分)



13日、首都バンギの国際空港にある避難所に逃れたイスラム教徒の女性ら=ロイター
13日、首都バンギの国際空港にある避難所に逃れたイスラム教徒の女性ら=ロイター

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 【ヨハネスブルク服部正法】武装勢力同士の衝突から宗教対立に発展し内乱状態となっているアフリカ中部・中央アフリカ共和国で、キリスト教徒民兵によるイスラム教徒市民への攻撃が激化している。国際人権団体と国連高官は12日、イスラム教徒に対する「エスニック・クレンジング(民族浄化)が起きている」と一層強い表現を使い、相次いで危機感を表明した。フランス軍などが介入しても殺りくの拡大は阻止できておらず、さらなる事態の悪化が憂慮される。

 「アムネスティ・インターナショナル」(本部・ロンドン)は12日、今年1月以降に中央アフリカ西部でイスラム教徒に対する「民族浄化」が行われていると指摘、イスラム教コミュニティー全体が脱出を余儀なくされ、逃げ遅れた市民数百人がキリスト教徒民兵に殺害されたと発表した。1月18日には少なくとも100人のイスラム教徒が殺される事件が起きたとしている。

 また、グテレス国連難民高等弁務官も12日、首都バンギで報道陣に対し、「民族・宗教浄化が起きており、止めなければならない」と語った。

 「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(本部・ニューヨーク)は同日、キリスト教徒民兵の組織化が進み、イスラム教徒の撲滅を意図する言葉を使っていると指摘した。

 襲撃を逃れたイスラム教徒は数万人単位とみられ、隣国のチャドやカメルーンなどに逃げ込んでいる。バンギではイスラム教徒の商店などが破壊され、略奪も起きている。

 中央アフリカはキリスト教徒が全体の50%を占める多数派で、イスラム教徒は15%程度。昨年3月にイスラム教徒主体の反政府武装組織セレカがバンギに侵攻し制圧。ボジゼ大統領は国外脱出した。

 その後、セレカの最高指導者ジョトディア氏が暫定大統領就任を宣言したが、旧ボジゼ政権を支えたキリスト教徒側が武装して抗戦。衝突が全土に広がり、民間人が巻き込まれる宗教対立となった。アムネスティ・インターナショナルによると、昨年12月上旬には両者の報復合戦により、2日間だけで1000人以上が死亡した。難民・避難民は人口の2割以上の約100万人になったとみられる。

 ジョトディア氏は先月10日、事態収拾を図る周辺国などの圧力を受ける形で辞任し、その後、穏健派キリスト教徒のサンバパンザ氏が大統領に就任した。

 両教徒の衝突が激化し始めた昨秋以降、国連関係者などから「ジェノサイド(大虐殺)」発生を懸念する声が上がり、国連安全保障理事会は昨年12月、アフリカ連合(AU)主体の部隊展開と、旧宗主国フランスの軍事介入を承認。仏軍約1600人、AU部隊約6000人が展開しているが、沈静化には至っていない。

 国連の潘基文事務総長は14日、安保理で「数十年にわたる紛争につながる恐れがある」と警告し、国際社会の速やかな対応を要請。フランス政府は同日、部隊400人を増派する計画を明らかにした。また、500人規模の部隊派兵で先月に合意した欧州連合(EU)のアシュトン外務・安全保障政策上級代表(外相)も記者団に対し、人員の倍増を検討していると述べた。

7402チバQ:2014/02/16(日) 10:02:19
http://mainichi.jp/select/news/20140215k0000e030284000c.html

ドイツ:農相が辞任 内相時代に児童ポルノ捜査情報漏えい

毎日新聞 2014年02月15日 11時18分



フリードリヒ農相=AP
フリードリヒ農相=AP

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 【ベルリン篠田航一】ドイツのハンスペーター・フリードリヒ農相(56)は14日、治安機関を所管する内相在任中だった昨年10月に、連邦議会(下院)議員が児童ポルノ所持容疑で捜査対象となっているとの情報を当時の野党幹部に漏らしていた責任を取り、辞任を表明した。昨年12月に第3次メルケル政権が発足して以来、わずか2カ月での閣僚辞任劇で、メルケル首相には痛手となった。フリードリヒ氏は記者会見で「法的に問題ないと思ったが、私への辞任圧力が強まり、今後の職務遂行は困難と判断した」と辞任理由を述べた。後任の農相は未定。

 独メディアによると、社会民主党のセバスチャン・エダティ議員(44)は2005〜10年、少年の裸体が映ったビデオなどをカナダの業者から購入し、所持した疑いがあるとして、今月に入り捜査当局の家宅捜索を受けた。フリードリヒ氏はまだ捜査が内偵中だった昨秋の段階で、議員が所属する社民党のガブリエル党首に捜査状況を伝えていたことが発覚。捜索の結果、議員の自宅からは容疑を裏付ける証拠品を押収できなかったため、捜査を事前に察知した議員が「証拠隠滅」を図った可能性も浮上し、検察や野党は「捜査妨害だ」とフリードリヒ氏を批判していた。

 昨年10月は、フリードリヒ氏が所属するキリスト教民主・社会同盟が社民党との大連立政権樹立に向けて交渉していた時期にあたり、将来の連立相手に情報を伝えて「恩を売る」思惑もあったとの見方も出ている。

 エダティ議員は今月7日、「健康上の理由」で議員辞職を表明したが、自身の容疑については詳細な説明を避けている。

7403名無しさん:2014/02/16(日) 20:44:18
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014021500357
11カ月ぶりに内閣発足=レバノン
 【ベイルートAFP=時事】昨年3月の内閣総辞職以降、組閣作業が難航していたレバノンで15日、新内閣が発足した。内戦が続く隣国シリアのアサド政権を支援するイスラム教シーア派武装組織ヒズボラも内閣に加わった。
 新首相を務めるタマム・サラム氏は「統一的な政府であり、さまざまな問題に立ち向かえる最良の編成だ」と強調した。外相には、エネルギー水資源相を務めたゲブラン・バシル氏が起用された。24の閣僚ポストをヒズボラと反アサド政権のハリリ元首相派、および中道派が分け合い、組閣を実現した。(2014/02/15-23:48)

7404とはずがたり:2014/02/16(日) 22:53:50

<イタリア>大統領が首相指名へ 選挙経ぬ「政変」に批判も
毎日新聞社 2014年2月15日 18時51分 (2014年2月15日 21時23分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20140215/Mainichi_20140216k0000m030021000c.html

 【ローマ福島良典】イタリアで中道左派与党・民主党のレンツィ書記長(39)が先輩格にあたる自党のレッタ首相(47)を引きずり下ろす「政変」が起きた。首相任命権限を持つナポリターノ大統領は15日に各党との協議を終え、同日中にもレンツィ氏を新首相に指名する見通しだ。だが、国政経験のないレンツィ氏が総選挙の洗礼を受けないまま後継首相となることに「民主主義のルールと矛盾するのでは」と疑問を投げかける声が出ている。

 「『普通』の欧州諸国では選挙に勝った後で首相になるが、イタリアでは違うのだ」。イタリア紙コリエレ・デラ・セラは1面の論説で、レンツィ氏による権力奪取をそう皮肉った。民主党内からも13日の会合で、少数派ながら「あまり民主的なやり方ではない」(チバティ下院議員)との反対意見があった。

 レンツィ氏は国会議員でなく、イタリア北部フィレンツェの市長。批判は自身が最も気にかけていたことだ。それだけに当初は、次期総選挙で勝利を収めた上で首相に就任したいとの意向だったとされる。だが、現行の選挙制度は昨年12月、憲法裁判所から違憲判決を受けたばかり。早期選挙は望み薄と判断し、あえて「危険な道」を選んだ。

 イタリアでは欧州債務危機を受けて2011年11月にベルルスコーニ元首相(77)が辞任に追い込まれ、経済学者のモンティ元首相(70)が後を継いだ前例がある。レッタ氏も昨春の総選挙後に中道左右両党の話し合いで首相に就任しており、レンツィ氏は選挙の洗礼を受けていない3人目の首相となる。

 イタリア紙イル・テンポは「市民に選ばれていない政府(レッタ政権)が、選ばれていない別の政府(レンツィ政権)に取って代わられる」と指摘。脱税事件で昨年11月に国会から追放されたベルルスコーニ元首相は「自分が国民の選挙(08年総選挙)によって選ばれた最後の首相だ」と強調している。

7405チバQ:2014/02/17(月) 22:05:10
http://mainichi.jp/select/news/20140218k0000m030013000c.html
ベネズエラ:反政府デモが活発化、銃撃戦で死者も
毎日新聞 2014年02月17日 17時25分

 【サンパウロ朴鐘珠】南米ベネズエラで首都カラカスを中心に複数の都市で先週以降、マドゥロ大統領(51)の退陣を求めるデモが活発化している。12日のカラカスのデモでは、大統領支持派の市民や警官隊との衝突が銃撃戦に発展し、双方で計3人の死者が出た。反米左派のマドゥロ大統領は、デモが米国や隣国コロンビア政府の手引きによるものと非難。16日にテレビ演説し、反政府活動を謀った疑いで駐ベネズエラ米国領事3人に国外追放を命じたと発表した。

 大統領退陣を求める市民の不満は激しい物価上昇と、それに伴う生活必需品の品薄、治安の悪化に向けられている。マドゥロ氏は、2013年3月に死去したチャベス前大統領の後継者。同年4月の大統領選で野党候補カプリレス氏に肉薄され、得票率50.8%対49.0%の小差で当選した。就任後、年率56%のインフレの対応に苦慮しており、支持基盤は弱体化している。

 今回のデモは3週間前からインターネット上で連帯が呼びかけられ、12日以降に学生を中心に数千人規模に達した。治安当局はデモ参加者に催涙ガスや放水を浴びせ、負傷者、逮捕者が続出。衝突の様子を撮影した画像はツイッターで拡散していたが、ベネズエラ国内では13、14日にツイッターによる通信が遮断された。

 逮捕状が出ている反政府指導者の男性が18日に計画されているデモに参加後、出頭すると公言した。マドゥロ政権側も、反政府デモに対抗する親政府デモ隊を同日、同じ場所に動員するよう、国営石油会社に指示し、再び衝突が起きる可能性がある。

7406チバQ:2014/02/17(月) 22:06:18
http://mainichi.jp/select/news/20140217k0000e030098000c.html
キプロス:再開の再統合交渉 国際社会で期待高まる
毎日新聞 2014年02月17日 09時48分(最終更新 02月17日 14時54分)


再統合交渉を再開したキプロス共和国と北キプロス・トルコ共和国
拡大写真 【ブリュッセル斎藤義彦】地中海のキプロス共和国(ギリシャ系)と北キプロス・トルコ共和国(トルコのみ承認)が今月、約2年ぶりに再開した再統合交渉について、国際社会で期待が高まっている。1974年の分断以来、初めてトルコを巻き込んだ交渉となり、欧州連合(EU)や米露など主要国が歓迎を表明している。背景には、キプロス島東方で天然ガス資源が発見され、再統合で南北双方が利益を得る事情がある。

 キプロスのアナスタシアディス大統領と北キプロスのエロール大統領が11日、キプロス島の南北分断ラインで会談。二つの地域・共同体から成る平等な連邦国家を作る▽単一国家として国連やEUに加盟する▽南北が同時に住民投票を行う−−ことなどを目指す7項目の共同声明を発表した。

 EUは共同声明を「フェアで包括的な解決への基礎」と評価。国連、米露のほかトルコのエルドアン首相も「交渉が後退しないよう望む」と歓迎した。

 ただ、キプロス与党の一部には北キプロスに有利な合意との反発がある。国連主導で実施した2004年の住民投票では、キプロス側で再統合反対が約7割を占めた。

 ただ今回、キプロス外交筋は「キプロス側が連邦国家案にこれほど本気になったことはない」と話しており、住民投票で支持される可能性がある。

 一方、EUなどは、キプロスがEUで唯一の分断国家で、統合すれば地域が安定するとの考えがある。米国も本格的にてこ入れする。また、北キプロスの扱いはトルコのEU加盟交渉の障害となっているが、再統合すれば加盟交渉が進展し、トルコの国内改革も進むとの期待感もある。

 キプロス島東方で見つかった海底天然ガス・石油資源についても再統合すれば南北双方が衝突なく利益を得られる。

 キプロスは60年に英国から独立したが、74年、ギリシャの軍事政権の介入でクーデターが発生。トルコが派兵し北部を占領し分断した。北はトルコしか承認していないが、南は04年にEU加盟した。

7407チバQ:2014/02/17(月) 22:07:22
http://mainichi.jp/select/news/20140218k0000m030003000c.html
スコットランド:独立でもEU入り困難 独立要求勢力反発
毎日新聞 2014年02月17日 17時16分

 【ロンドン小倉孝保】英国北部スコットランドの独立問題で欧州連合(EU)内閣・欧州委員会のバローゾ委員長は16日、英BBCテレビで「スコットランドが独立した場合でもEU入りは極めて難しい」と述べた。この発言が独立阻止を図る英政府の追い風になるのは確実で、独立要求勢力は反発している。

 バローゾ委員長は「EU加盟国から独立した場合でも、加盟のためには(新たに)申請し、全加盟国の承認を得る必要がある」と明言。独立問題に干渉すべきでないとしながら「全加盟国の承認を得ることは不可能ではないにしても極めて難しいだろう」と語った。

 これに対しスコットランド自治政府のスタージョン副首相は「ばかげた主張だ。スコットランドはEUに入っている。40年間もそうだ」と語り、英国が1973年にEUの前身・欧州共同体(EC)の加盟国となって以来、スコットランドもEC、EUに加盟しているとの考えを示した。

 自治政府は住民投票(9月18日)で独立が決まればEUと加盟交渉に入る意向だが、英国の権限を一部移譲する形で加盟が可能との立場をとっている。

関連記事

7408チバQ:2014/02/18(火) 21:14:26
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20140218-OYT1T01160.htm
露、エストニアと条約…残す国境問題は日本だけ

 【モスクワ=緒方賢一】ロシアのラブロフ外相とエストニアのパエト外相は18日、モスクワで国境画定条約に署名した。


 ロシアはカスピ海やアゾフ海で周辺国との境界が画定していないが、エストニアとの国境画定により「主要な国境問題」(外交筋)は日本との北方領土問題を残すだけとなる。

 ラブロフ外相はこの日、条約署名後の記者会見で、日本との領土交渉について触れ、北方領土は第2次大戦の結果、ロシア(ソ連)の領土になったとの立場を強調した。

(2014年2月18日21時03分 読売新聞)

7409チバQ:2014/02/18(火) 21:22:07
http://mainichi.jp/select/news/20140218k0000e030310000c.html
イタリア:注目は経済・財務相 39歳レンツィ氏組閣着手
毎日新聞 2014年02月18日 16時03分(最終更新 02月18日 17時05分)


レンツィ書記長=AP
拡大写真 【ローマ福島良典】イタリアのナポリターノ大統領から新首相指名を受けた中道左派・民主党のレンツィ書記長(39)は18日、各党との連立協議に入り、新政権の組閣作業を本格的に開始した。経済再生と構造改革のカギを握る経済・財務相の人選が注目されている。

 イタリア・メディアによると、経済・財務相には著名女性エコノミストのルクレツィア・ライクリン氏(59)の起用が検討されているが、返答待ちの状態。他にもパドアン国家統計局次期局長や政治家の名前が取りざたされている。

 レンツィ氏は17日の新首相指名受諾後、弊害が指摘されてきた選挙制度と政治機構の改革案を2月末までに提示する方針を明らかにした。さらに、労働市場改革や行政改革にも着手する考えだ。

 レンツィ氏が改革を急ぐ背景には、選挙の洗礼を受けず首相に就任することへの世論の批判がある。17日付イタリア紙コリエレ・デラ・セラ掲載の世論調査によると、レンツィ氏の「レッタ前首相降ろし」を肯定的に受け止めているのは回答者のわずか31%。過半数は「無駄」(26%)など否定的な意見が占めた。

 ローマの社会科学国際自由大(LUISS)大学院のセルジョ・ファブリーニ学科長(政治・国際関係)は「レンツィ氏はイタリアで最も若い首相となり、これまでの古い政治家階級との『断絶』を体現することになる。だが、選挙での成功を経ずに指名された経緯が『正統性を欠いている』と物議を醸している」と指摘する。

7410チバQ:2014/02/18(火) 21:22:55
http://mainichi.jp/select/news/20140218k0000e030218000c.html
自由シリア軍:戦闘劣勢で司令官更迭
毎日新聞 2014年02月18日 09時56分(最終更新 02月18日 12時38分)


シリア東部デリゾールで、迫撃砲の発射準備をする「自由シリア軍」の兵士=2014年2月17日、ロイター
拡大写真 【カイロ秋山信一】シリア内戦で米欧などの支援を受ける反体制派武装組織「自由シリア軍」は16日、指導者のイドリス司令官を戦闘での劣勢などを理由に更迭した。後任には南部で指揮を執るバシール司令官が就く。イドリス氏は政府軍から離脱し、2012年12月に自由シリア軍の実質的トップに就いたが、軍歴は技術畑が中心で現場での指揮経験が乏しく、政権やイスラム過激派との戦闘で劣勢に立たされていた。

 複数の自由シリア軍幹部によると、16日に開かれた意思決定機関「最高軍事評議会」の会合で更迭が決まった。会合後に発表された声明では「政権やテロ組織との戦闘で指導力を発揮できなかった」と更迭の理由を説明した。自由シリア軍幹部は毎日新聞の取材に「中東の支援国から指導者の交代を求められた」と明かした。自由シリア軍は、主にサウジアラビアとカタールから兵器や資金の援助を受けている。

 自由シリア軍は政府軍からの離脱兵士を中心に設立された。だが傘下の武装組織の指揮は系統化されておらず、政府軍との戦闘では昨春以降、劣勢に立たされている。さらに昨年末から「反政権」で共闘していたイスラム過激派との抗争が激化し、支配地域は縮小している。イドリス氏は米欧諸国に対空砲など最新兵器の供与を求めてきたが、イスラム過激派への流出を懸念する米欧は慎重な姿勢を崩していない。

7411チバQ:2014/02/19(水) 22:05:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140219-00000537-san-eurp
ウクライナ衝突、死者21人に EU路線めぐる対立、最悪事態
産経新聞 2月19日(水)12時49分配信

 【モスクワ=遠藤良介】ウクライナからの報道によると、反政権デモの続いている首都キエフでデモ隊と治安部隊の衝突が再燃し、19日未明までに双方で少なくとも21人が死亡した。負傷者も数百人にのぼっているもようだ。昨年11月に欧州連合(EU)との統合路線継続を求める大規模デモが始まって以降、最悪の流血となった。

 ロシアの国営テレビは19日未明にかけ、デモ隊の陣取る中心部の独立広場でテントやタイヤが激しく燃え上がり、隣接する建物が炎上する模様を放映した。西部のリビウなど数都市でも、デモ隊が行政庁舎の占拠に乗り出すなど騒乱が広がっている。

 野党第2勢力「ウダル」のクリチコ党首は同日未明、事態収拾に向けたヤヌコビッチ大統領と野党指導者らの会談が物別れに終わったことを明らかにした。

 キエフ中心部では18日、独立広場や国家機関の周辺でデモ隊と治安部隊の衝突が再発。警察当局は同日午後6時までに混乱が収まらなければ強い措置をとることを警告していた。治安部隊側は装甲車両も投入して独立広場の強制排除に乗り出し、衝突が激化した。発砲による死者が出ているとの情報もある。
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7412チバQ:2014/02/19(水) 22:32:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140219/erp14021921090009-n1.htm
首都に空挺部隊派遣命令 ウクライナ情勢緊迫 衝突死者25人に
2014.2.19 21:05

18日、ウクライナの首都キエフで、反政権デモ隊のすぐ近くで飛び散る火の粉(ロイター)
 【モスクワ=遠藤良介】反政権デモが続くウクライナの首都キエフでデモ隊と治安部隊の衝突が再燃し、AP通信によると19日までに双方で少なくとも25人が死亡した。負傷者も数百人に上った。昨年11月に欧州連合(EU)との統合路線を求める大規模デモが始まって以降、これほど多くの犠牲者が出たのは初めて。イタル・タス通信によると、国防省高官は19日、キエフに空挺(くうてい)部隊の派遣を命じたことを明らかにした。

 ヤヌコビッチ大統領は19日、「武装闘争を呼びかけることで限度を超えた」と野党指導者らを非難、対話の席に着くよう求める声明を発表。野党第2勢力「ウダル」のクリチコ党首はこれに先立つ同日未明、大統領と野党側の協議が不調に終わったと明らかにした。

 ヤヌコビッチ政権は昨年11月、EUとの連合協定締結を棚上げし、見返りにロシアから巨額の支援を約束された。親欧米派と民族主義勢力はこれに抗議しデモを行っている。歩み寄る動きもあったが、デモ隊が陣取るキエフ中心部の独立広場や国家機関の周辺で衝突が再発した。

 警察当局は、18日午後6時までに混乱が収まらなければ強い措置をとると警告し、強制排除に着手。独立広場への前進を図る治安部隊にデモ隊は火炎瓶や投石で抵抗した。車両やバリケード、周辺の建物が激しく炎上、発砲による死者が出ているとの情報もある。

 親欧米勢力の強い西部リビウなど数都市でも、デモ隊が行政庁舎を占拠するなど混乱が広がった。

7413名無しさん:2014/02/19(水) 23:31:57
この選挙かなり面白そうになりそうで注目してます

極右・国民戦線、支持率トップ維持=欧州議会選で台風の目

【パリ時事】フランス紙ジュルナル・デュ・ディマンシュ(電子版)は25日、5月の欧州議会選に向けた世論調査で、
極右・国民戦線(FN)が支持率トップを維持したとする結果を掲載した。世論調査会社IFOPが今月14〜17日、1894人を
対象に行った調査によると、FNに投票するとの回答は23%で、2013年10月調査から1ポイント低下したものの首位を維持。
右派の国民運動連合(UMP)が21%で2位、オランド政権を支える社会党は18%で3位にとどまった。
国民戦線(FN)は13年11月、オランダの極右政党・自由党と欧州議会選での共闘を発表。各国の欧州懐疑派と連携する方針で、
選挙では台風の目になると見込まれている。

2014/1/26
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201401/2014012600087

7414チバQ:2014/02/20(木) 22:56:22
http://mainichi.jp/select/news/20140221k0000m030072000c.html
ウクライナ:デモ隊と治安部隊衝突 19人死亡 続く流血
毎日新聞 2014年02月20日 20時08分(最終更新 02月20日 20時24分)

 【キエフ田中洋之】政治危機が続くウクライナの首都キエフで20日、反政府デモ隊と治安部隊が衝突し、内務省によると警官1人が死亡、29人が負傷した。また、AP通信によると、中心部の独立広場の近くでデモ隊とみられる18人の遺体が確認された。遺体は銃撃を受けたものだったという。保健省は死者7人と発表している。

 ウクライナでは19日夜にヤヌコビッチ大統領と野党指導者3人が「休戦」で合意したばかりだった。28人が死亡した18日夜の大規模衝突に続く流血の事態となったことで情勢はさらに混迷を深めている。

 ウクライナ大統領府は20日、「野党側は休戦合意をデモ隊が武装するための時間稼ぎに使った」と非難する声明を発表した。内務省は、デモ隊側のスナイパーが中心部のビルから治安部隊に向けて発砲したと発表した。

 一方、デモ隊の一部は国会を襲撃したほか、政府関連庁舎の占拠をさらに進めている。

 ヤヌコビッチ大統領は20日、キエフを訪れたフランス、ドイツ、ポーランドの外相と会談した。

http://mainichi.jp/select/news/20140221k0000m030075000c.html
ウクライナ:黒煙たちこめ緊迫感に包まれる首都 衝突再発
毎日新聞 2014年02月20日 20時13分

 【キエフ田中洋之】爆発の重低音が響き、タイヤを燃やした黒煙がたちこめる。反政府デモ隊が拠点とするウクライナのキエフ中心部の独立広場は20日、前日夜の「休戦」合意にもかかわらず治安部隊との衝突が再発し、緊迫感に包まれた。

 28人の死者を出した18日夜の大規模衝突から2日。放火で焼け焦げた労働組合会館が生々しい傷痕をさらす。ヘルメットとこん棒で“武装”した男たちが鋭い目つきで警戒にあたり、火炎瓶や投石用のレンガが治安部隊と対峙(たいじ)する最前線に次々と運び込まれていた。テントでは負傷者が次々と応急の手当てを受け、野戦病院をほうふつさせた。

 「まるでスターリングラードだった」。バリケードの番にあたっていたビャチスラフさん(42)は、第二次大戦中にソ連軍とドイツ軍が繰り広げた市街戦を例に、18日夜の惨事を振り返った。広場近くでは治安部隊が使用したとされる銃弾や薬きょうが「弾圧の証拠」として展示されていた。ヤヌコビッチ大統領は「独立広場の強制排除はしない」と約束したというが、デモ隊側にそれを真に受ける人はほとんどいない。逆にドミトリーさん(60)は「政権側は軍の投入やロシアの支援を得て我々を力で粉砕しようとしている」と不信感を隠さない。

 政府が20日を衝突の犠牲者を悼む「服喪の日」と定めたのとは裏腹に、キエフ中心部は追悼ムードとかけ離れた状況となった。デモ隊の過激化を先導する極右連合「右派セクター」のヤロシュ代表は同日、ヤヌコビッチ大統領と有力野党が合意した「休戦」に従うつもりはないとツイッターに書き込み、武力闘争を続ける構えだ。

 記者が前回キエフを訪れた昨年11月末は反政府デモが始まった直後で、独立広場に若者や女性が大勢集まり、欧州連合(EU)への加盟を求めて平和的なデモを繰り広げていた。あれから3カ月。独立広場の様子は一変し、殺伐とした雰囲気が広がっている。先行きが不透明感を増す中、ウクライナの混乱が拡大すれば、かつてのユーゴスラビアのように内戦・国家分裂につながるというシナリオも現実味を持ってささやかれ始めている。

7415チバQ:2014/02/20(木) 22:57:37
http://mainichi.jp/select/news/20140221k0000m030078000c.html
シリア:反体制派主要組織トップ更迭を拒絶 内紛が表面化
毎日新聞 2014年02月20日 20時22分

 【カイロ秋山信一】米欧や湾岸諸国が支援するシリア反体制派の主要武装組織「自由シリア軍」トップを解任されたイドリス司令官は19日、インターネット上で声明を発表し、解任を受け入れない意向を明らかにした。協力関係にある武装組織と共に、独自に戦闘を続けるという。反体制派ではイスラム過激派が台頭し、自由シリア軍は勢力が縮小。内紛が表面化したことで、米欧も支援体制の見直しを迫られるのは必至だ。

 イドリス氏は、今月16日に開かれた意思決定機関「最高軍事評議会」の会合で内戦での劣勢を理由に解任された。イドリス氏は19日の声明で「(解任は)個人的な利益を求める勢力が仕組んだ」と批判し、評議会からの離脱を表明した。

 一連の内紛の背景には、主要支援国であるサウジアラビアとカタールの主導権争いがあるとの見方もある。ロイター通信によると、イドリス氏はサウジとの関係が深かったが、最近カタールと接近を図ったため、サウジとの関係が悪化していた。自由シリア軍幹部は毎日新聞の取材に「『中東の支援国』から圧力があった」と証言しており、イドリス氏の解任はサウジの意向を反映した可能性がある。

 反体制派では、自由シリア軍から離脱した「イスラム戦線」や、国際テロ組織アルカイダなどがイスラム勢力を拡大しており、自由シリア軍の影響力は低下している。

7416チバQ:2014/02/20(木) 23:05:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140220/erp14022009270001-n1.htm
ウクライナ選手団、IOCに喪章の装着要請も、却下
2014.2.20 09:26
 【ソチ=佐々木正明】ウクライナ五輪委員会のセルゲイ・ブブカ会長(50)は19日、首都キエフでデモ隊と治安部隊の衝突で20人以上の死者が出たことを受け、国際オリンピック委員会(IOC)に、自国の五輪代表選手が黒い喪章をつけて今後の競技に臨むことができるよう要請。しかし、IOCは、ユニホームの規則を定めた五輪憲章に照らして、ウクライナ側の申請を却下した。

7417チバQ:2014/02/20(木) 23:06:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140220/amr14022009430000-n1.htm
デモ参加中に撃たれミスコン優勝者死亡 緊張高まるベネズエラ
2014.2.20 09:42 [米国]

19日、ベネズエラの首都カラカスで、路上のバリケードに火を付ける反政府デモの参加者ら(AP)
 反米左翼マドゥロ大統領の退陣を求める反政府派市民によるデモが続くベネズエラで地元ミスコンテスト優勝者の大学生ヘネシス・カルモナさん(22)がデモ参加中に銃撃され、19日に死亡した。地元メディアが伝えた。一連のデモでの死者は5人目。

 政権は反政府派に歩み寄る姿勢を見せておらず、緊張は高まる一方だ。

 カルモナさんは18日に西部バレンシアで行われたデモに参加中、政権支持者とみられるバイクの集団に頭を撃たれ、19日に病院で死亡した。銃撃ではほかに数人が重軽傷を負った。

 ベネズエラはミスコン世界三大大会で優勝者を輩出しており、国内各地でもコンテストが盛ん。(共同)

7418チバQ:2014/02/20(木) 23:06:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140220/erp14022010330002-n1.htm
ウクライナ衝突、横たわる“東西問題”…単一国家の限界露呈 
2014.2.20 10:31 (1/2ページ)[ロシア]

19日、前夜の治安部隊とデモ隊の衝突によりほとんど廃虚と化したウクライナ・キエフのフレチャーシク通り(共同)
 大規模衝突により、ウクライナはソ連崩壊後最大の危機を迎えた。親ロシア的な東部・南部と親欧米的な西部で国土と住民が二分されているこの国で、今回の事態が示したのは両者の溝の深さにほかならない。単一国家としての存在に限界が近づいているとの見方すら、現実味を増してきた。

 ウクライナの政治はこの約10年間、親露派と親欧米派の間で揺れ動いた。2004年の大統領選では親露派のヤヌコビッチ首相(当時)がいったん当選するも、選挙での不正に抗議するデモが数十万人規模に拡大。続く再選挙で親欧米派のユシチェンコ政権が誕生した。この出来事は「オレンジ革命」と称される。

 しかし、ユシチェンコ政権は内紛続きで経済も好転せず、10年の大統領選ではヤヌコビッチ氏が僅差で当選。政敵のティモシェンコ元首相は職権乱用罪で投獄された。そして昨年11月、欧州統合路線の棚上げで、親欧米派や民族主義勢力の怒りに火がついたのが今回の事態だ。

 振り子のような政治の根底には、ソ連崩壊期に独立を得たウクライナが国民統合の理念を打ち出せず、ソ連時代より前の「東西分断」の歴史を克服できていないことがある。長くポーランドやオーストリア領だったウクライナ西部では今も欧州への帰属意識が強く、ロシア領だった東部では親露的な住民が主体だ。

 ここに、東方諸国との関係拡大をめざすEUと、旧ソ連諸国の経済統合を課題とするロシアの駆け引きが加わった。国民意識の形成が遅れたまま「東か西か」の対立が深まり、経済も行き詰まったのが現状だ。

 露専門家の間では、政権も野党勢力も統治能力を欠いているとの悲観的な見方が強まっている。また、過激な民族主義勢力がデモの暴力化をあおっているとみられており、政権と野党の双方が制御不能な状況に陥っているとの指摘もある。

 プーチン露政権は昨年、巨額の支援約束と引き換えに、ウクライナとEUの連合協定締結を阻止した。だが、当のウクライナが「破綻国家」に近づく事態は想定外だったに違いない。(モスクワ 遠藤良介)

7419チバQ:2014/02/22(土) 08:31:05
http://www.afpbb.com/articles/-/3009054
ウクライナはなぜ炎上しているのか?

2014年02月21日 15:22 発信地:キエフ/ウクライナ
【2月21日 AFP】反政権デモと警官隊との衝突が激化し、3日間で約100人が死亡したウクライナ。首都キエフ(Kiev)で親欧州連合(EU)派が3か月にわたって続けてきたデモはなぜ、この数日で流血の事態へと陥ったのだろうか。経緯をまとめた。

■今回の衝突の発端

 デモ隊と警官隊との激しい衝突が始まったのは18日朝、憲法修正案が協議される予定の議会議事堂に向けてデモ隊が行進しているときだった。デモ隊は石や火炎瓶を警官隊に投げつけ、警察側がゴム弾やスタングレネード(閃光手投げ弾)で応酬する中、与党・地域党(Party of Regions)の党本部に突入した。

 警官隊は同日夜、デモ隊がバリケードを築いて占拠している独立広場(Independence Square)に突入し、一部を占拠。翌19日は主ににらみ合いの状態が続き、夜には「停戦」が宣言されたが、20日朝になると警官隊は敗走を強いられた。

 警察側は、スナイパーから狙撃を受けたためデモ隊に対して実弾を使用したと主張している。野党側の医療筋によると、20日の衝突では60人以上が死亡した。

■危機の原因は

 キエフでは昨年11月末、ロシアとの経済協力強化を進めるビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)大統領がEUとの連合協定締結協議を停止したことをきっかけに、大規模デモが相次いだ。

 警官隊の暴力的な取り締まりで数十人が負傷した結果、デモは激しさを増し、12月には数十万人が街頭に繰り出し得てヤヌコビッチ大統領の辞任を求めた。

 その後、野党指導者らと大統領との協議が突破口を見いだせないまま続く中、極右組織「右セクター(Pravy Sektor)」や「Spilna Sprava」などの過激派グループがデモ隊内部で台頭し、複数の政府庁舎を占拠した。

■欧米の対応は

 EUは米国と共にウクライナに危機解決の仲介を申し入れ、キャサリン・アシュトン(Catherine Ashton)外交安全保障上級代表(EU外相)を含む高位外交官を数人、ウクライナに派遣した。衝突が激化した20日には、仏独ポーランドの3外相もキエフを訪問した。しかし、こうした努力はロシアからの批判や、ウクライナへの内政干渉だとの非難を招いている。

 しばらく対応に手をこまねいていたEUだが、20日になって「血塗られた手を持つウクライナ人」に対し渡航禁止と資産凍結を科すことでEU加盟国が合意したと、エンマ・ボニーノ(Emma Bonino)伊外相が発表した。米国はこれに先立ち、複数のウクライナ高官に渡航禁止措置を科している。

■ロシアの立場は

 ウクライナ危機への関与を長く否定してきたロシアは20日、ウクライナ政府と野党勢力との仲介を目的とした代表団をキエフに派遣すると発表した。

 ロシア政府はウクライナとEUとの関係強化に断固反対しており、ウクライナ政府がEU側から提案された貿易・政治連合協定を拒否した後、150億ドル(約1兆5400億円)の経済援助と、数十億ドル(数千億円)相当の天然ガス価格引き下げを約束した。ウクライナ野党勢力は、政府がロシアに国を売ったと批判している。

 EUは、ロシア政府の対応について、旧ソビエト連邦構成国のウクライナを経済的に脅迫していると非難している。(c)AFP

7420チバQ:2014/02/22(土) 08:33:21
http://www.afpbb.com/articles/-/3008322
イスラム教徒に対する「民族浄化」が進行か、中央アフリカ

2014年02月12日 20:06 発信地:リーブルビル/中央アフリカ

【2月12日 AFP】国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)は12日、宗教間対立による武力抗争が続く中央アフリカで、イスラム教徒に対する「民族浄化」が行われていると指摘した。同国にはアフリカ連合(AU)軍などが平和維持活動のために駐留しているが、虐殺を阻止できていないという。

 キリスト教徒が国民の大半を占める中央アフリカでは、昨年3月に起きたイスラム教系の武装勢力連合「セレカ(Seleka)」によるクーデター後、キリスト教徒による「アンチ・バラカ」と呼ばれる民兵集団が出現。アムネスティでは、このアンチ・バラカによって、少なくとも200人のイスラム教徒が殺害された証拠があると述べている。

 アムネスティの報告によるとイスラム教徒の虐殺は1月初旬ごろから、人口の多い中央アフリカ西部で主に起きている。周辺のイスラム教徒たちは集落ごとに逃げ出すほかになく、避難できなかった人々が、ゆるく組織化されているアンチ・バラカに殺害されている。こうした襲撃は、中央アフリカからイスラム教徒を強制排除するという意図が明確に述べられたうえで行われており、アンチ・バラカの戦闘員たちはイスラム教徒を、国から出て行くか、殺害すべき「外国人」とみなしているという。

 中央アフリカには現在、国連(UN)の平和維持活動としてアフリカ連合軍5300人が派遣されており、3月までには6000人まで増員される見込み。さらに旧宗主国のフランスは1600人の兵士を派遣している。また欧州連合(EU)が3月初旬までに500人の派遣を約束している。

 アムネスティはこれらの部隊に、中央アフリカの道路網に対するアンチ・バラカの支配を早急に崩し、イスラム教徒が脅かされている町には十分な人員を配備するよう訴えている。(c)AFP

7421チバQ:2014/02/22(土) 08:36:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140222/erp14022200400002-n1.htm
過激化する民族主義 ウクライナ衝突 制御不能なデモの中核

2014.2.22 00:37 (1/2ページ)

独立広場で「ウクライナに栄光を」と気勢をあげる反政権デモの参加者ら=21日、キエフ(AP)
独立広場で「ウクライナに栄光を」と気勢をあげる反政権デモの参加者ら=21日、キエフ(AP)


 【モスクワ=遠藤良介】ウクライナの首都キエフで反政権デモ隊と治安部隊の衝突が拡大した問題で21日、ヤヌコビッチ大統領と野党側が大統領選前倒しを柱とする合意文書に署名した。ただ、情勢正常化のカギを握るのは、最近のデモで中核を担い、政権と野党の双方にとって制御不能となっていた過激な民族主義勢力の動向だ。おおむね平和的だった昨年11月以来のデモはここにきて急速に暴力化し、政権側の報復的な強硬措置を招いた経緯がある。

 デモ隊が占拠するキエフ中心部の独立広場。火炎瓶が飛び交って広場や周辺の建物が激しく燃え上がり、現地からの映像ではデモ隊側が小銃を発射していることも確認された。18日に再燃した大規模衝突の光景は、特設ステージで演説やイベントが行われてきた平和的なデモとはほど遠い。

 「われわれはいかなる合意もしておらず、立ち上がった民衆による攻撃は続かねばならない」。ヤヌコビッチ大統領と野党3指導者が「停戦」に合意した直後の20日、過激な民族主義勢力の連合体「右派セクター」がこんな声明を出し、大規模衝突は再燃した。

 ウクライナ人の解放や独立国家を希求する民族主義が、思想的な体系を得たのは20世紀初頭。現在の民族主義勢力は特に、第二次大戦期から1950年代まで対ソ連パルチザン闘争を行ったウクライナ蜂起軍(UPA)の指導者、ステパン・バンデラの影響を受けているとされる。

 国の西部を基盤とする親欧米派、東部の親ロシア派という二大政治勢力の間で民族派はごく目立たない存在にすぎず、2012年の議会選で民族派野党「自由」がようやく約10%を得票した程度だ。だが、昨年12月には複数のグループによって「右派セクター」が形成され、過激勢力が存在感を増した。

 ウクライナの有力政治学者、フェセンコ氏は「独立広場の勢力が全て民族主義者ではない」と断りつつ、「国が危機的な状況に陥ったことが過激民族主義者を勢いづけた。彼らは一連のデモに乗じて自らの支持拡大を狙っている」と現状を分析する。

 支持基盤などの面では親欧米派と重なる過激民族主義勢力だが、親露派のヤヌコビッチ政権を「占領体制」とみなし、暴力も辞さずに政権打倒を目指している点は異なる。過激派は、西部のリビウなど各地でも行政庁舎の占拠や治安機関襲撃を行っている。

 今後は、過激派が暴力を停止するかに加え、ヤヌコビッチ氏が大統領選の前倒し実施などの合意事項を履行するかが焦点だ。

 だが、この国では親露派が一定の政治力を得ることは避けがたく、過激な民族主義勢力の存在は将来にわたり国の行方に影を落としそうだ。

7422チバQ:2014/02/22(土) 08:38:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140222/erp14022200220001-n1.htm
大統領選前倒しなどで合意 ウクライナ大統領と野党 情勢なお不透明

2014.2.22 00:20


 【モスクワ=遠藤良介】ウクライナの首都キエフで反政権デモ隊と治安部隊の衝突が拡大した問題で、ヤヌコビッチ大統領と野党の3指導者は21日、政治危機の打開策についての合意文書に署名した。ヤヌコビッチ氏はこれに先立ち、大統領選を前倒しで実施し、大統領権限を大幅に議会に移す憲法改正を行うとの声明を発表していた。

 大統領は20日夜から断続的に野党指導者らと会談し、ドイツとポーランドの外相、ロシアの特使が調停役で加わった。ロイター通信によると、シュタインマイヤー独外相は21日、合意文書は年内の大統領選を想定しているが、具体的日程は明示されていないと語った。過激化しているデモ隊が合意内容を受け入れ、暴力の応酬がやむかが当面の焦点となる。

 ウクライナ保健省によると、キエフで続く反政権デモ隊と治安部隊の衝突による死者は18日以降で77人に上った。野党勢力は21日未明、人質に取った治安部隊員を解放した。67人とされる人質全員が解放されたかは不明だ。

 EUが制裁決定

 【ベルリン=宮下日出男、ワシントン=小雲規生】欧州連合(EU)は20日、ウクライナに対して資産凍結や査証発給禁止などの制裁を科すことを決定した。対象は「人権侵害や暴力行為、過剰な武力行使に責任ある者」として明示せず、一両日中に詳細を詰める方針だ。

 米国のアーネスト大統領副報道官も20日、ヤヌコビッチ政権への追加制裁について「積極的に検討している」と話した。オバマ政権は19日、政権側の衝突の責任者に対する査証発給停止を発表している。バイデン副大統領は20日、ヤヌコビッチ大統領との電話会談で、デモ隊への武力行使を強く非難、治安部隊の即時撤退を要求した。

7423チバQ:2014/02/22(土) 08:39:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140221/asi14022108460001-n1.htm
インドで新たな州誕生へ 南部テランガナ、議会承認

2014.2.21 08:45


 インド上院は20日夜、南部アンドラプラデシュ州から州都ハイデラバードを含む内陸部のテランガナ地方を分離して新たな州をつくる法案を、18日の下院に続いて可決した。大統領の承認を経て、29番目の州の誕生が正式に決まる。

 地元メディアによると、テランガナはアンドラプラデシュ州の面積の約4割を占め、人口約3500万人。英領時代、最大規模の藩王国に属して独自の文化を持っていたが、インド独立後の1956年に同州に統合され、長く分離運動が続いてきた。

 インド政府は2009年に州の新設を決め、与党の国民会議派が昨年7月に正式承認。与党には今年4月にも予定される総選挙で、分離に賛成する地域政党の支持を得たい思惑があるとされる。新たな州の設置後10年間、ハイデラバードを新旧両州の共通の州都とすることも決まった。(共同)

7424チバQ:2014/02/22(土) 08:48:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140221-00000120-jij-m_est

ムガベ大統領、1億円かけ誕生会=90歳、独裁権力誇示―ジンバブエ

時事通信 2月21日(金)14時40分配信



 【ロンドン時事】アフリカ南部ジンバブエのムガベ大統領が21日、90歳の誕生日を迎えた。1980年の英国からの独立以来、30年以上にわたり実権を握り、「独裁者」として強い批判を受けるムガベ氏は100万ドル(約1億200万円)の予算をつぎ込んだぜいたくな誕生パーティーを開催し、自身の権力を誇示する。

7425とはずがたり:2014/02/22(土) 16:33:14

ウクライナ:元首相を釈放へ 刑法改正案を可決
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20140222k0000e030206000c.html
毎日新聞2014年2月22日(土)11:23

 ◇国外からの圧力を考慮

 【キエフ田中洋之】治安部隊とデモ隊が大規模な衝突を起こした旧ソ連のウクライナで、最高会議(国会)は21日夜、職権乱用罪で服役中の野党指導者ティモシェンコ元首相の釈放につながる刑法改正案を可決した。ヤヌコビッチ政権は混乱に陥った国内情勢の立て直しに向け、大統領の「政敵」と言われる元首相の釈放に踏み切る方針とみられる。

 ティモシェンコ氏は首相在任中の2009年、内閣の承認を得ずにロシア産天然ガスの輸入協定を結んだとして、11年に禁錮7年の判決を受けた。欧米諸国は裁判を「政治的な判断」と批判し、病気治療などを理由にして国外移送を要求してきた。ヤヌコビッチ大統領は拒否していたが、国外から圧力が強まっている状況を考慮した模様だ。

 AFP通信などによると、可決された刑法改正案は、職権乱用罪を犯罪から除外する内容となっている。野党第1党「祖国」の指導者ヤツェニュク氏は、大統領が早期に署名するよう要求した。また、最高会議はデモ隊への攻撃の責任を問い、ザハルチェンコ内相の罷免も決定するなど、野党側への譲歩姿勢が鮮明になっている。

 一方で反政府デモ隊では極右・民族主義的思想を持つ過激勢力の影響力が強まっている。政権と野党指導者が21日に署名した合意を受け、事態が収拾に向かうかは予断を許さない状況だ。

 ロイター通信によると、野党指導者が同日夜、大規模衝突があったキエフ中心部の「独立広場」でデモ隊に向けて合意内容を報告したが、デモ隊からは批判の声が上がった。軍服姿の男性は「仲間が撃たれたのに、我々のリーダーは殺人者と握手した」と指摘、22日朝までに大統領が辞任を表明しなければ「武器を持って攻撃する」と訴えた。

7426旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/02/22(土) 21:08:12
緊迫してきたな。そして警察が寝返ったか。

デモ隊、大統領官邸侵入=ヤヌコビッチ氏所在不明−ウクライナ
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&amp;k=2014022200332
 ロイター通信によると、ウクライナ反政権デモ隊は22日、首都キエフの大統領官邸に侵入し、出入り口を掌握した。ロイター記者が目撃した。治安筋によると、ヤヌコビッチ大統領は国内にとどまっているものの、所在は確認できない。
 大統領官邸内には護衛がいたが、デモ隊を排除しようとしなかった。AFP通信によると、ウクライナ内務省は「警察は民衆の側に立ち、早急な変革を求める」との声明を出した。
 AFPによれば、野党指導者ティモシェンコ前首相の側近であるトゥルチノフ氏が22日、最高会議(議会)の議長に選出された。(2014/02/22-20:27)

7427旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/02/22(土) 22:20:48
ウクライナ政権崩壊の危機=デモ隊が大統領府侵入−ヤヌコビッチ氏の所在不明
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014022200332
 【モスクワ時事】ウクライナからの報道によると、首都キエフの大統領府など複数の政府庁舎が22日、反政権デモ隊に占拠された。治安部隊はこれら政府庁舎から撤収した。デモ隊は大統領公邸にも押し掛けたが、ヤヌコビッチ大統領は不在。側近は、大統領は東部ハリコフを訪問したと語ったが、所在は確認できていない。ヤヌコビッチ政権の求心力は急速に低下しており、崩壊の危機にひんしている。
 内務省サイトには「警察は民衆の側に立ち、早急な変革を求める」との声明が掲載されたが、サイトはその後閲覧不可能となった。21日に罷免されたザハルチェンコ内相がベラルーシに出国したとの情報もある。
 最高会議(議会)は22日、ヤヌコビッチ大統領に近いルイバク議長(与党・地域党)が健康問題を理由に辞職することを認め、新議長に収監中の野党指導者ティモシェンコ氏側近のトルチノフ氏(野党・祖国)を選出した。与党議員は次々と会派離脱を表明した。
 反政権デモと治安部隊の衝突で多数の死者が出たウクライナでは、事態打開に向けた与野党合意から一夜明けた22日も一部デモ隊がキエフ中心部の「独立広場」に残っており、混乱は収拾に至っていない。デモ隊の過激派「右派セクター」は武装解除に応じていないとされる。(2014/02/22-21:24)

7428とはずがたり:2014/02/22(土) 22:58:23
なんか急転直下ですねぇ。バックにロシアいてもっと粘るのかと思ってたけど。

ウクライナは西と東の連邦制にして西はEU,東はロシアと親しくすればええやん♪

7429旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/02/22(土) 23:42:48
ウクライナ大統領、東部脱出か…デモ隊首都掌握
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20140222-OYT1T00878.htm?from=main7
 【モスクワ=緒方賢一】ロイター通信などによると、ウクライナの首都キエフで22日、ヤヌコビッチ政権への抗議デモの参加者が大統領府や行政機関を占拠し、市中心部を掌握した。
 治安部隊との衝突情報はなく、警察当局は「市民の願いを共有する」との声明を出した。与党から離党を表明する議員が相次いでいる。ヤヌコビッチ大統領は一連の動きをクーデターと批判し、辞任を否定しているが、政権崩壊につながる可能性がある。
 キエフ中心部では、大統領府や政府ビル、議会、内務省などの主要省庁が次々とデモ隊の支配下に置かれた。キエフ郊外の大統領公邸でも数百人の市民が敷地内に入った。
 治安部隊の姿はほとんど見られず、デモ隊と衝突して新たな死傷者が出たという情報はない。
 ロシア国営テレビは、大統領が「辞任はしない。(野党勢力の動きは)クーデターだ」と話す映像を流した。大統領は東部ハリコフで支持者や地元メディアの関係者に面会したという。ウクライナ国防省は同日声明を出し、「政治的対立には介入しない」と中立を保つ方針を表明した。
(2014年2月22日23時34分 読売新聞)

辞任の意向なし=ウクライナ大統領
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014022200373
 【モスクワ時事】ウクライナからの報道によると、ヤヌコビッチ大統領はビデオ声明で、辞任しない考えを明らかにした。関係者が22日語った。(2014/02/22-23:21)

7430旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/02/22(土) 23:49:41
産経の時々こういう詳細な記事を載せるところは評価したい。

大統領の求心力低下 支持基盤の東部は「クーデター」と反発 ウクライナ
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140222/erp14022222580009-n1.htm
 【モスクワ=遠藤良介】大規模な反政権デモが続いているウクライナの首都キエフでは22日、ヤヌコビッチ大統領の求心力が急速に低下し、野党は早期の大統領選実施に向けて圧力を強めた。ただ、ヤヌコビッチ氏の支持基盤である東部では一連の動きを「武装クーデター」などと非難する声が上がっており、情勢正常化には曲折がありそうだ。
 ヤヌコビッチ大統領と野党3党の代表者は21日、ドイツやポーランドの外相を調停役とし、繰り上げ大統領選の実施などを柱とする危機打開の合意文書に署名した。しかし、キエフ中心部の独立広場に陣取った反政権デモ隊には大統領の即時辞任を求める声が強く、22日も大統領府封鎖など「実力行使」が続いた。
 親欧米派の野党はこれを受け、22日の議会で大統領の早期退陣を求める考えを表明。政権与党の地域党からも離党する議員が相次ぎ、野党側が勢いを得る形となった。最大野党「祖国」の指導者、ティモシェンコ元首相が釈放されれば、今後の政治情勢に大きな影響を与えると考えられている。
 一方、東部のハリコフでは22日、親ロシア派住民が主体である東部・南部の地方議員が大会を開き、首都の動きに猛反発を見せた。ロシア国営テレビの中継によると、議員の多くはロシア語で演説し、「合法的な政権が武装テロリストに奪取された」などと批判。「ロシア、ロシア」の歓呼が起きたほか、「路上に出て防衛行動を準備せよ」と呼びかける議員も見られた。
 ウクライナでは歴史的に東部・南部と親欧米的な西部で国論が二分されており、今回の動きで一段と両者の溝が深まったのは確実だ。繰り上げ大統領選がいかなる結果となっても、国民和解の道は遠い。
 21日に署名された大統領と野党3党代表者の合意文書には、ドイツやポーランドの外相が証人として署名したが、協議に加わっていたロシアの特使は見送った。欧州連合(EU)が主導した調停内容に不満を抱いた可能性が高く、欧露間にしこりを残す結果となった。
 過激な民族主義勢力がデモ隊の中核を成し、政権と野党の双方にとって制御が難しくなっていることも今後の不安材料だ。独立広場のデモ隊幹部は「キエフ全体を統制下に置く」「大統領辞任や内相逮捕が実現するまで武器を置かない」などと述べている。

7431旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/02/23(日) 02:25:43
ウクライナ議会、大統領解任=ヤヌコビッチ氏は辞任拒否−東西分裂の恐れも
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014022300017
 【モスクワ時事】ウクライナからの報道によると、最高会議(議会)は22日、ヤヌコビッチ大統領の解任を決議し、大統領選を5月25日に実施することを決めた。一方、大統領は22日、自身の支持基盤である東部ハリコフで辞任する意向はないと明言。ウクライナは親ロシアの東部と親欧州の西部で二重権力状態になる可能性も出てきた。
 議会は、内務省や治安機関・ウクライナ保安局(SBU)のトップを次々と任命。大統領の政敵で収監されていたティモシェンコ元首相の釈放を決め、元首相は22日出所した。反政権デモ隊は同日、首都キエフの大統領府など複数の政府庁舎を占拠し、中心部をほぼ掌握した。
 一方、大統領はハリコフで地元テレビに対し「私は国から去ることはない。私は選挙で正当に選ばれた大統領だ」と強調。大統領はデモ隊の行動を「クーデターだ」と強く批判し、キエフで自分の乗った車に向けて銃撃があったとも語った。(2014/02/23-01:59)

7432旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/02/23(日) 02:29:07
ウクライナ、政権崩壊へ…デモ隊首都掌握
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20140222-OYT1T00878.htm?from=top
 【モスクワ=緒方賢一】ロイター通信などによると、ウクライナの首都キエフで22日、ヤヌコビッチ政権への抗議デモの参加者が大統領府や行政機関を占拠し、市中心部を掌握した。
 議会はヤヌコビッチ大統領の解任と大統領選を5月25日に行うことを決議した。ヤヌコビッチ大統領は一連の動きをクーデターと批判、辞任を否定したが、政権崩壊の様相を呈している。親欧州の西部と親ロシアの東部に国家が分裂する可能性もある。
 キエフ中心部では、大統領府や政府ビル、議会、内務省などの主要省庁が次々とデモ隊の支配下に置かれた。キエフ郊外の大統領公邸でも数百人の市民が敷地内に入った。
 治安部隊の姿はほとんど見られず、事実上活動を停止している。デモ隊と衝突して新たな死傷者が出たという情報はない。警察当局は「市民の願いを共有する」との声明を出した。
(2014年2月23日01時33分 読売新聞)

7433チバQ:2014/02/23(日) 08:41:16

http://mainichi.jp/select/news/20140222k0000e030186000c.html

イタリア:平均年齢48歳レンツィ新政権 閣僚半数は女性

毎日新聞 2014年02月22日 10時36分(最終更新 02月22日 11時04分)




ローマの大統領府で記者会見するレンツィ氏=2014年2月21日、AP

ローマの大統領府で記者会見するレンツィ氏=2014年2月21日、AP


拡大写真

 ◇外交・安全保障の重要閣僚が共に女性

 【ローマ福島良典】イタリア新首相に指名された中道左派・民主党のレンツィ書記長(39)は21日、新政権の組閣作業を終え、ナポリターノ大統領に閣僚名簿を提出した。これにより、イタリア史上最年少の首相となるレンツィ氏率いる新政権が樹立された。経済再生と構造改革のカギを握る経済・財務相には経済協力開発機構(OECD)のパドアン事務次長(64)が起用された。新政権は弊害が指摘される選挙制度の改革や、硬直的な労働市場の自由化に取り組む。

 新政権閣僚は16人。レンツィ氏は名簿提出後、記者団に「閣僚の半数(8人)を女性が占めるイタリア初の内閣となった」と強調した。イタリア紙コリエレ・デラ・セラ(電子版)によると、閣僚の平均年齢は48歳弱で1948年以降、最も「若い」内閣となる。新閣僚は22日に大統領府で就任宣誓式に臨む。

 パドアン新経済・財務相は国際通貨基金(IMF)理事、OECDチーフエコノミストを務めた国際派。OECD時代、財政緊縮策の行き過ぎに異を唱えていた。前々任のグリリ氏(元経済・財務次官)、前任のサッコマンニ氏(元イタリア銀行副総裁)に続き、3代連続の実務家出身の経済・財務相となる。

 経済・財務相の人選は難航し、イタリア国家統計局次期局長に内定していたパドアン氏に土壇場で白羽の矢が立った。パドアン氏は主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議のためオーストラリア・シドニーに滞在中だったが、急きょローマに向かった。

 外相にモゲリーニ下院議員(40)、国防相にピノッティ国防政務次官(52)が登用され、外交・安全保障の重要閣僚が共に女性となった。レッタ前政権で副首相兼内相を務めていた中道右派新党「新中道右派」のアルファノ党首(43)は内相として留任した。

 新政権はレッタ前政権と同様、上下両院第1党の民主党、中道勢力諸会派、「新中道右派」などによる連立。24日に上院、25日に下院で信任投票が実施される。民主党内にはレンツィ氏の「レッタ前首相降ろし」への反発がくすぶっており、政権の安定に向けては課題が多い。

7434チバQ:2014/02/23(日) 08:41:32

http://mainichi.jp/select/news/20140222k0000e030186000c.html

イタリア:平均年齢48歳レンツィ新政権 閣僚半数は女性

毎日新聞 2014年02月22日 10時36分(最終更新 02月22日 11時04分)




ローマの大統領府で記者会見するレンツィ氏=2014年2月21日、AP

ローマの大統領府で記者会見するレンツィ氏=2014年2月21日、AP


拡大写真

 ◇外交・安全保障の重要閣僚が共に女性

 【ローマ福島良典】イタリア新首相に指名された中道左派・民主党のレンツィ書記長(39)は21日、新政権の組閣作業を終え、ナポリターノ大統領に閣僚名簿を提出した。これにより、イタリア史上最年少の首相となるレンツィ氏率いる新政権が樹立された。経済再生と構造改革のカギを握る経済・財務相には経済協力開発機構(OECD)のパドアン事務次長(64)が起用された。新政権は弊害が指摘される選挙制度の改革や、硬直的な労働市場の自由化に取り組む。

 新政権閣僚は16人。レンツィ氏は名簿提出後、記者団に「閣僚の半数(8人)を女性が占めるイタリア初の内閣となった」と強調した。イタリア紙コリエレ・デラ・セラ(電子版)によると、閣僚の平均年齢は48歳弱で1948年以降、最も「若い」内閣となる。新閣僚は22日に大統領府で就任宣誓式に臨む。

 パドアン新経済・財務相は国際通貨基金(IMF)理事、OECDチーフエコノミストを務めた国際派。OECD時代、財政緊縮策の行き過ぎに異を唱えていた。前々任のグリリ氏(元経済・財務次官)、前任のサッコマンニ氏(元イタリア銀行副総裁)に続き、3代連続の実務家出身の経済・財務相となる。

 経済・財務相の人選は難航し、イタリア国家統計局次期局長に内定していたパドアン氏に土壇場で白羽の矢が立った。パドアン氏は主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議のためオーストラリア・シドニーに滞在中だったが、急きょローマに向かった。

 外相にモゲリーニ下院議員(40)、国防相にピノッティ国防政務次官(52)が登用され、外交・安全保障の重要閣僚が共に女性となった。レッタ前政権で副首相兼内相を務めていた中道右派新党「新中道右派」のアルファノ党首(43)は内相として留任した。

 新政権はレッタ前政権と同様、上下両院第1党の民主党、中道勢力諸会派、「新中道右派」などによる連立。24日に上院、25日に下院で信任投票が実施される。民主党内にはレンツィ氏の「レッタ前首相降ろし」への反発がくすぶっており、政権の安定に向けては課題が多い。

7435チバQ:2014/02/23(日) 08:44:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140222-00000074-mai-eurp

<イタリア>39歳レンツィ政権 誕生は試練の始まり

毎日新聞 2月22日(土)18時36分配信



 【ローマ福島良典】イタリアで史上最年少のレンツィ首相(39)率いる新政権が22日、誕生した。レンツィ氏は選挙制度改革を手始めに、イタリアの政治と社会の閉塞(へいそく)状況に変革の風穴を開けたい考えだ。だが、新政権は連立与党の思惑が交錯する不安定な「寄り合い所帯」の上、レッタ前首相(47)を力ずくで引きずり降ろした強引な政治手法に反発もある。政権基盤を安定させて、「痛みを伴う改革」に国民の理解を取り付けることができるかどうかが焦点だ。

 レンツィ氏とデルリオ官房長官(53)、新政権の閣僚は22日、ローマの大統領府で就任宣誓式に臨んだ。レンツィ氏は新政権の「若さ」を武器に、政治改革(2月)、労働市場改革(3月)、行政改革(4月)、税制改革(5月)と矢継ぎ早に構造改革案を提示すると約束している。

 政治改革の土台となるのは、レンツィ氏が中道右派野党「フォルツァ・イタリア」のベルルスコーニ元首相(77)と取りまとめた草案だ。(1)大選挙区制から中選挙区制への変更(2)2回投票制の導入(3)上院の地方代表議院への改組−−が柱だが、大政党に有利な選挙制度になるため、小政党が反対している。

 労働市場・税制改革は若者向けの新規雇用の創出と、企業の活性化が狙い。若年者を採用する企業の社会保障負担を減らし、「地方法人税」に相当する州生産活動税の徴収を10%カットする。また、解雇のハードルを下げる一方、失業手当や職業訓練を手厚くし、労働市場の流動化を促進する。

 レンツィ新首相のアキレスけんは脆弱(ぜいじゃく)な政権基盤だ。連立与党は下院(630議席)では安定多数だが、上院(321議席)では過半数ぎりぎりだ。選挙を経ない首相交代に反対する民主党のチバティ下院議員らは離党も辞さない構えだ。ベルルスコーニ元首相は「レンツィ氏は国会では多数派を形成できないはずだ」とレンツィ氏の弱みを突いている。

 ◇ローマの社会科学国際自由大学(LUISS)大学院、セルジョ・ファブリーニ学科長(政治・国際関係)の話

 レンツィ新首相は旧来の左右の対立軸を超越していると思う。労働市場の自由化を目指している点では右派寄りだが、同性愛者同士のカップルを認めるなど市民の権利に関しては左派寄りだ。

 レンツィ氏はモンティ元首相、レッタ前首相に続き、選挙を経ていない3人目の首相となる。このため、首相としての政治的な地位は脆弱になるが、すべてはレンツィ氏が何を成し遂げようとするかにかかっている。

 レンツィ氏には三つの敵対勢力がある。まず足元の民主党。同党国会議員はベルサーニ前書記長に選ばれており、レンツィ氏は好かれていない。次に、目立ちたがりで、御しにくい連立パートナーの小党。第三は改革に抵抗する高級官僚だ。

 人気と若さがあり、弁舌さわやかなレンツィ氏。はたして、イタリア政治を変革することができるか−−。誰も答えられないが、分は悪いだろう。

7436チバQ:2014/02/23(日) 08:47:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140223-00000002-mai-eurp

<ウクライナ>大統領は支持基盤の東部に 東西分裂の恐れも

毎日新聞 2月23日(日)1時0分配信



 混乱が続く旧ソ連のウクライナで22日、野党側が首都キエフの政府機関を掌握する一方で、ヤヌコビッチ大統領は支持基盤の東部へ「脱出」し、徹底抗戦を訴えた。これにより、同国で以前から懸念されていた「東西分裂」が現実化する恐れが出てきた。ヤヌコビッチ政権を支持する隣国ロシアも野党を非難し、野党側に肩入れした欧米諸国との対立が避けられない模様だ。

 今回の危機では西部諸都市で政府機関が占拠されるなど、野党支持を鮮明にしていた一方で、与党・地域党の支持基盤である東部と南部の政治家は22日、政権への忠誠を表明した。ロシア系住民が多い南部クリミア自治共和国議会が「侵入者に備え自衛」を呼びかける決議案を採択するなど、衝突が起こる可能性も否定できない。

 ロシアのラブロフ外相は22日、フランスなど欧州3カ国の外相と電話で協議し、ウクライナの与野党が21日に締結したばかりの合意が事実上破綻したとの認識を表明。野党側の行動を「ウクライナの主権に対する直接的な脅威」と非難した。フランスなど3カ国は与野党の交渉を仲介し、合意に署名していた。

 旧ソ連諸国の混乱をめぐっては、ロシアが2008年にグルジアと同国からの独立を目指す南オセチアとの衝突に介入した結果、グルジアを支援する米国との関係を著しく悪化させた例がある。【大前仁】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140222-00000106-mai-eurp

<ウクライナ>大統領首都離れる 与党幹部も辞任し権力空白

毎日新聞 2月22日(土)21時13分配信





<ウクライナ>大統領首都離れる 与党幹部も辞任し権力空白

大統領府前の路上で警備する反政府デモ隊ら=キエフで2014年2月22日、AP

 【キエフ田中洋之】治安部隊と反政府デモ隊が衝突した旧ソ連のウクライナでは22日、ヤヌコビッチ大統領が首都キエフを離れ、反政府デモ隊らが大統領府や私邸に入り、支配下に収めたと主張した。政権と野党指導者は21日に危機打開に向け合意したばかりだが、最高会議(国会)でも与党幹部が相次いで辞任、治安組織も野党支持を表明しており、政権崩壊を思わせる権力の空白が生じている。

 ヤヌコビッチ大統領は21日夜、キエフを離れ支持基盤の東部ハリコフを訪れたと報じられた。大統領側は22日午後の時点で同地に滞在中と説明しているが、姿が確認されていない。

 大統領府からは警備要員が引き揚げており、デモ隊が掌握した。キエフ近郊にある大統領私邸でも、数百人以上の市民が敷地に入っている。治安部隊も市内から姿を消し、内務省は「警察は民衆側に立ち早急な変革を求める」との声明を発表。最高会議が21日に罷免を決めた内相に、ヤヌコビッチ大統領の「政敵」で現在、職権乱用罪で服役中のティモシェンコ元首相の側近アバコフ氏が就任した。

 最高会議では与党・地域党のルイバク議長、カレトニク第1副議長が22日、相次いで辞任し、後任の議長に野党「祖国」のトルチノフ氏が選出された。同氏もティモシェンコ氏の側近。

 ヤヌコビッチ大統領と野党3党代表は21日、2015年春に予定していた大統領選の年内実施や、大統領権限の制限などを盛り込み危機打開を図る合意文書に署名。大統領権限を制限するため、議会が強い権限を持つ04年憲法を復活▽9月までに憲法改正の実施▽10日以内の挙国一致内閣の発足▽反政府デモ隊の武器放棄と占拠拠点からの撤収−−などが盛り込まれた。

7437チバQ:2014/02/23(日) 08:48:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140223/erp14022302100004-n1.htm
ウクライナ 親欧米派の勢い加速化

2014.2.23 02:07 (1/2ページ)[欧州]

22日、ウクライナの首都キエフの最高会議(議会)前で、群衆に向かって勝利を宣言する議員(共同)
22日、ウクライナの首都キエフの最高会議(議会)前で、群衆に向かって勝利を宣言する議員(共同)


 【モスクワ=遠藤良介】ウクライナのヤヌコビッチ大統領の政敵であるティモシェンコ元首相の釈放を受け、同国の内政は再び親欧米派が勢いを持つ方向に転回する可能性がある。だが、ヤヌコビッチ氏の支持基盤である東部では、首都キエフでの大規模デモなどを「武装クーデター」などと非難する声が上がり、同氏は大統領辞任を拒否している。情勢の正常化にはなお暗雲が漂っている。

 大統領と野党3党の代表者が前倒し大統領選の年内実施などで合意した21日以降、事態は大きく動いた。議会は同日夜、ティモシェンコ氏の釈放を可能にする法改正案を可決。与党の地域党からは議員の離党が相次ぎ、野党側は大統領を早期退陣に追い込むべく攻勢をかけた。

 2004年の民主化政変「オレンジ革命」の立役者であるティモシェンコ氏は、その痛烈な弁舌で現在もカリスマ的人気を誇る。「政治的裁判」による獄中生活も経たことで、野党側によるヤヌコビッチ政権批判の急先鋒(せんぽう)を担うと予想されている。

 だが、親欧米派の野党による巻き返しには、親露派住民が主体の東部・南部が反発を強めるのが必至だ。

 東部と南部の地方議員が22日、ハリコフで開いた大会では、首都での大規模デモや野党の攻勢について、「合法的な政権が武装テロリストに奪取された」などと批判する声が相次いだ。ロシア国営テレビの中継によれば、議員らの多くはロシア語で演説し、「路上に出て(野党デモ隊からの)防衛を準備せよ」といった呼びかけもあった。

 一連の動きによって、親欧米的な西部と親露的な東部・南部という歴史的な溝がいっそう深まったのは確実だ。前倒し大統領選がいかなる結果となっても、国民和解の道は遠い。

 21日に署名された大統領と野党3党代表者の合意文書には、ドイツやポーランドの外相が証人として署名したが、協議に加わっていたロシアの特使は見送った。欧州連合(EU)が主導した調停内容に不満を抱いた可能性が高く、ロシアがヤヌコビッチ氏の側に立って批判を強めることも確実だ。

 デモ隊の中核を成し、政権と野党の双方にとって制御が難しい過激民族主義勢力の動向も焦点だ。デモ隊幹部は「大統領辞任や内相逮捕が実現するまで武器を置かない」としている。

7438チバQ:2014/02/23(日) 08:48:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140223/erp14022308100007-n1.htm
「私は仕事に戻ってきた」ティモシェンコ元首相演説も盛り上がらず ウクライナ

2014.2.23 08:02

独立広場で演説するユリヤ・ティモシェンコ元首相=22日(AP)
独立広場で演説するユリヤ・ティモシェンコ元首相=22日(AP)


 ヤヌコビッチ・ウクライナ大統領の政敵として逮捕、収監され、22日釈放されたユリヤ・ティモシェンコ元首相が同日夜、首都キエフの野党勢力の拠点、独立広場で演説し「私は仕事に戻ってきた」と強調し、最高会議(議会)が5月実施を決めた大統領選への出馬など政治活動の本格再開に意欲を示した。

 広場には1万人以上の野党支持者らが集まった。元首相が車いすでステージに姿を現すと、デモ隊の一部は「ユリヤ、ユリヤ」と連呼したが、大きな盛り上がりにはならなかった。職権乱用容疑で2011年に逮捕され、同年に禁錮7年の実刑判決を受けて政治の現場から離れていたブランクを感じさせた。

 インタファクス通信によると、国境警備当局はヤヌコビッチ大統領が東部ドネツクからチャーター機で国外に出ようとしたが、必要書類の不備で離陸を認めなかったと述べた。国外脱出を図った可能性がある。(共同)

7439チバQ:2014/02/23(日) 08:49:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140222/erp14022220500007-n1.htm
デモ隊が大統領府に進入 ウクライナ 事実上の管理下に

2014.2.22 20:47 (1/2ページ)

22日、ウクライナの首都キエフの独立広場に集まったデモ隊(ロイター)
22日、ウクライナの首都キエフの独立広場に集まったデモ隊(ロイター)


 【モスクワ=遠藤良介】反政権デモが続くウクライナで22日、デモ隊の一部が大統領府に進入、インタファクス通信は野党勢力側が首都キエフの大統領府を事実上の管理下に置いたと報道した。ヤヌコビッチ大統領の所在が確認できないとの情報もあるが、側近は大統領は、東部ハリコフに滞在していると説明した。大統領は22日までに、野党3党の代表者と政治危機の脱却に向けた合意文書に署名したが、反政権デモ隊側では合意を受け入れない過激派の意見が強く、事態収束への道筋には暗雲が漂っている。

 合意文書には、大統領選の前倒しや大統領権限の多くを議会に移す憲法改正の9月までの実施のほか、デモ隊に武器を差し出すよう求める条項も盛り込まれた。文書にはドイツとポーランドの外相らが証人として署名したが、協議に加わっていたロシアの特使は見送った。欧州連合(EU)主導の調停結果に不満を抱いた可能性が高い。

 ウクライナ議会は合意を受けて21日、親欧米政権下で大統領権限を縮小した「2004年憲法」を復活させる法案を可決。一連の流血の責任をとらせるとして内相の罷免も決議した。

 議会はまた、ヤヌコビッチ氏の政敵で獄中にある最大野党「祖国」の指導者、ティモシェンコ元首相の釈放を可能にする刑法改正案などを可決。元首相の処遇は大統領と野党の協議で合意されていた可能性があり、実際に釈放された場合には政局に大きな影響を及ぼすとみられる。

 野党指導者らは21日夜、デモ隊の拠点である首都キエフ中心部の独立広場で合意内容の報告に立った。しかし、デモ隊からは野党代表らが大統領と握手したことへの非難が上がり、デモ隊の中核を成す過激な民族主義勢力の説得が難しい現実を改めて示した。

 インタファクス通信によると、独立広場の守備組織リーダーは大統領の即時辞任を求め続けると強調し、「キエフ全体を統制下に置く」などと述べた。民族主義勢力の連合体「右派セクター」の代表も、大統領辞任や内相逮捕といった要求が実現するまで「武器を置かない」と言明している。

 キエフでの反政権デモは昨年11月、ヤヌコビッチ政権がEUとの連合協定調印を見送ったのを機に始まった。18日からはデモ隊と治安部隊の大規模衝突が起き、死者は77人にのぼった。

7440チバQ:2014/02/23(日) 10:15:57
≪2002年議会選≫
【西】我らのウクライナ112 
【東】統一ウクライナのために101 (地域等他)
【東寄り】ウクライナ共産党65
【西】ティモシェンコブロック22


≪2006年議会選≫
【東】地域党186
【西】ティモシェンコブロック129
【西】我らのウクライナ81

≪2007年議会選≫
【東】地域党175
【西】ティモシェンコブロック156
【西】我らのウクライナ72

≪2012年議会選≫
【東】地域党186
【西】連合「祖国」104  (ティモシェンコ系)

7441チバQ:2014/02/23(日) 10:46:04
http://www.afpbb.com/articles/-/3009143
ウクライナ議会、大統領解任 ティモシェンコ元首相も釈放

2014年02月23日 09:25 発信地:キエフ/ウクライナ

【2月23日 AFP】混乱が続くウクライナの首都キエフ(Kiev)では22日、反政権デモ隊による首都の掌握や、議会による大統領の解任、職権乱用罪で服役中のユリヤ・ティモシェンコ(Yulia Tymoshenko)元首相の釈放など、歴史を変える出来事が次々に起きた。

 議会は、ビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)大統領の解任を決議し、5月25日に大統領選挙を実施することを決めた。一方のヤヌコビッチ大統領は、同国東部の支持基盤ハルキフ(Kharkiv)でテレビのインタビューに応じ、現状を「クーデター」だと非難するとともに、政敵を「盗賊」と糾弾した。

 議会はさらに、ティモシェンコ元首相を釈放する決議を採択した。民主化を支持した2004年の「オレンジ革命」の指導者の1人だったティモシェンコ元首相は、およそ5万人の人々の歓迎を受けながら車椅子で独立広場のメインステージに上がり、「あなた方は英雄です。ウクライナで最高の人たちです」と述べると泣き崩れた。(c)AFP/Dmitry ZAKS

7442チバQ:2014/02/23(日) 10:47:31
http://www.afpbb.com/articles/-/3009134
メキシコ最大の麻薬組織リーダーを逮捕

2014年02月23日 08:03 発信地:メキシコ市/メキシコ

【2月23日 AFP】メキシコ海兵隊は22日、13年間追跡してきた麻薬密売組織の最高幹部、「エル・チャポ(El Chapo)」ことホアキン・グスマン(Joaquin Guzman)容疑者(56)を拘束した。米治安当局者が匿名を条件にAFPに語った。

 グスマン容疑者は、現地時間午前6時ごろ(日本時間午後10時ごろ)、太平洋に面したシナロア(Sinaloa)州のリゾート地マサトラン(Mazatlan)のホテルで拘束された。拘束時に発砲などはなかったとみられる。

 同容疑者は、メキシコを数年にわたり苦しめてきた麻薬がらみの犯罪の多くで訴追されており、逮捕に結びつく情報に対して米国は500万ドル(約5億1200万円)を提示していた。

 グスマン容疑者の逮捕は、メキシコ最大の麻薬カルテル、「シナロア」に対する大きな打撃となる。太平洋沿岸に広がるこの組織は、米国や欧州、アジアへ麻薬を密輸している。

 米治安当局者によると、メキシコ軍は、米麻薬取締局(US Drug Enforcement Administration、DEA)や米国土安全保障省からの情報を基に行動していた。5週間にわたり積極的に追跡していたところ、グスマン容疑者はマサトランに逃亡。逮捕されるまでの数日間、数人の手下とともにそこに潜伏していた。(c)AFP/Laurent THOMET

7443旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/02/23(日) 13:53:59
大統領機の出国認めず=事実上の政権崩壊か−元首相は政界復帰に意欲・ウクライナ
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014022300072
 【モスクワ時事】ウクライナ最高会議(議会)に解任を決議されたヤヌコビッチ大統領は22日夜、東部ドネツクの空港で、チャーター機の出国が認められなかった。インタファクス通信などが伝えた。これより先、大統領は滞在先の東部ハリコフで地元テレビに辞任する意向はないと明言していた。
 議会に21日に解任されたザハルチェンコ内相、プションカ検事総長も22日、ドネツクの空港でチャーター機で出国できなかったとされ、政権首脳・高官が一斉に出国を図ったもようだ。事実上の政権崩壊との見方が広がっている。
 一方、ハリコフで釈放された野党「祖国」党首のティモシェンコ元首相は22日夜、首都キエフの反政権デモの拠点「独立広場」に到着し、「私は政治家に戻った」と宣言した。その上で「デモ隊の要求を全て実現することを保証する」と述べ、政界復帰に意欲を示した。(2014/02/23-07:52)

7444チバQ:2014/02/23(日) 19:37:42
http://www.afpbb.com/articles/-/3009152
ヤヌコビッチ大統領の私邸公開、豪華な暮らしぶりが明らかに
2014年02月23日 13:08 発信地:キエフ/ウクライナ
【2月23日 AFP】広大な敷地に大理石を敷き詰めて建てられた豪邸、プライベートのゴルフコースや動物飼育施設──ウクライナの首都キエフ(Kiev)から約15キロ離れたビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)同国大統領の私邸が22日、大統領が支持基盤のある東部に脱出した後に反政権勢力に掌握され、公開された。何千人もの見学者らは想像を超えた大統領のぜいたくな暮らしぶりを目の当たりにして、畏敬の念さえおぼえたように歩き回った。

 ヤヌコビッチ大統領をめぐってはこの日、最高会議(国会)が解任を決議している。退役軍人のナタリア・ルデンコ(Natalia Rudenko)さんは、ウサギやシカの像が点在する芝生に目をやりながら「ショックを受けている。貧困がまん延している国で、1人がなぜこれほど豊かになれるのか。どうかしているに違いない」と語った。「世界はこれを直視し、彼(大統領)を法の裁きにゆだねるべきだ」

 派手好きなロシアの新興財閥の実業家にも匹敵する大統領の豪華なライフスタイルを一目見ようと、鍛鉄の正門前では車が渋滞し、大勢の群衆が辛坊強く行列を作った。野党勢力の活動家は門柱の上からメガホンで群衆に対し、地雷が仕掛けられている場合に備えて芝生に立ち入らないよう警告するとともに、私邸の損壊を図る工作員への用心を促した。

 私邸はこのわずか数時間前まで精鋭治安部隊に警備されていたものの、現在は反政権勢力が管理下に置き、略奪行為を防ぐためパトロールを行い、建物への立ち入りを制限している。私邸の規模は機密として厳重に守られていたが、大規模な汚職があったことの裏付けになりそうだ。ヤヌコビッチ大統領の年俸は10万ドル(約1025万円)前後で、私邸の豪華さから判断して年俸を上回る富を得ていたことは明らかだ。

 夫婦で見学に来ていた機械工のビクトル・コバルチュク(Viktor Kovalchuk)さん(59)は、妻があっけに取られて首を振る中、この豪華な私邸を「病院や孤児院など、抗議活動で死傷した人々のための施設に転用するべきだ」と語った。「何があっても(私邸は)国民に引き渡されるべきだ。結局われわれの金で建てられたのだから、最終的にわれわれのために使われてしかるべきだ」(c)AFP/Max DELANY

7446チバQ:2014/02/23(日) 20:25:08
http://mainichi.jp/select/news/20140224k0000m030046000c.html
アルジェリア:健康不安の大統領が出馬 4選確実視
毎日新聞 2014年02月23日 19時16分

 【カイロ秋山信一】アルジェリアのブーテフリカ大統領(76)は、4月に行われる大統領選への立候補を内務省などに届け出た。国営アルジェリア通信が22日に報じた。有力な対立候補が現れる見通しはなく、4選が確実視される。ただ昨年4月に発作で倒れ、約2カ月半も入院するなど健康不安を抱えており、任期を全うできるか懸念する声もある。

 国営通信によると、セラル首相が22日の記者会見で発表し、「市民社会からの強い要請による決定だ」と説明した。セラル氏は「大統領の健康状態はよく、責務を果たすのに必要な判断力や精神力も備わっている」と健康不安説を否定した。ブーテフリカ氏は近年、公の場に姿を現すことがめったになく、出馬表明も側近のセラル氏が代行する形となった。

 ブーテフリカ氏は1999年に大統領に就任。掃討強化と恩赦による硬軟両面の対策で、イスラム過激派との内戦を終結させた。豊富な石油・天然ガス収入を生かした経済発展を実現したが、貧富の差の拡大などの問題も起きている。過激派は砂漠地帯で活動を続けており、昨年1月には南部ティカントリのガス施設で日本人10人を含む40人が死亡する人質事件も起きた。

7447とはずがたり:2014/02/23(日) 23:06:27
>>7445
>分離独立の試みを禁じた決議を採択し、独立状態に向かう親ロの東・南部をけん制した。
あほやなぁ。。ここは出てって貰った方がすっきりするのにぃ。。

7449チバQ:2014/02/24(月) 20:24:15
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2014022300277
ウクライナ政権崩壊=大統領代行に野党幹部−ヤヌコビッチ氏、出国図る
23日、ウクライナ最高会議で大統領代行に選ばれたトゥルチノフ議長(EPA=時事) 【モスクワ時事】ウクライナ情勢は23日、最高会議(議会)がトゥルチノフ議長を大統領代行に選出、ヤヌコビッチ政権は事実上崩壊した。トゥルチノフ氏は、22日に釈放されたティモシェンコ元首相率いる野党「祖国」の幹部で、25日までに暫定首相を指名し、新政権づくりを急ぐ方針を示した。22日に最高会議によって解任が決議されたヤヌコビッチ大統領は出国を図ったが、阻止された。
 報道によると、ヤヌコビッチ大統領は22日夜、東部ドネツクの空港で、チャーター機の出国が認められなかった。解任されたザハルチェンコ内相、プションカ検事総長も出国できなかったとされ、政権首脳や治安・司法部門の高官が一斉に国外逃亡を図った。
 出国未遂の情報に先立ち、ヤヌコビッチ氏は滞在先の東部ハリコフで、地元テレビを通じて辞任するつもりはないと表明していたが、現在の所在は不明になっている。
 ヤヌコビッチ氏の与党・地域党は、反政権デモ隊と治安部隊の衝突で80人以上の死者を出した惨事の責任は同氏にあると強調し、事実上の絶縁を宣言した。
 一方、ハリコフで約2年半ぶりに獄中から釈放されたティモシェンコ元首相は22日夜、首都キエフの反政権デモの拠点「独立広場」に到着。「私は政治家に戻った」と宣言した。その上で「デモ隊の要求を全て実現することを保証する」と述べた。
 元首相は車椅子に乗ってステージに登壇。支持者やデモ隊約5万人から歓迎を受けた。ヤヌコビッチ氏については「独立広場に連れてきて裁くべきだ」と語気を強めた。「何があっても国家を分裂させてはならない」と指摘し、親欧州派の強い西部とヤヌコビッチ氏の影響力が大きい東部に国が分裂する事態の回避を呼び掛けた。(2014/02/24-08:28)


http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2014022400079
ロシア語公用語法撤廃=ウクライナ議会
 【モスクワ時事】ウクライナ最高会議(議会)は23日、ヤヌコビッチ政権下で2012年に成立した「ロシア語公用語法」を撤廃した。失脚したヤヌコビッチ大統領の支持基盤である東部はロシア語を母語とする住民が多いが、今後はウクライナ語だけが公用語となるため、東部の反発が高まりそうだ。(2014/02/24-07:31)

7450チバQ:2014/02/24(月) 20:25:07
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2014022400014
傷痕生々しく=ウクライナ首都
23日、キエフの「独立広場」で、ウクライナ治安部隊との衝突で死亡した野党支持者を弔って献花された花束を前に涙を流す男性(AFP=時事) 【モスクワ時事】広場に残る生々しい弾痕、うずたかく積まれたタイヤのバリケード。ヤヌコビッチ政権が崩壊したウクライナの首都キエフは23日、反政権デモと治安部隊の衝突の激しさを物語る傷痕が深く残された。
 現地からの映像によると、衝突の最中に火災が発生した「独立広場」隣の高層ビル「労働組合の家」は外壁が焦げ、無残な姿をさらすなど、衝突の余塵(よじん)がくすぶり続けている。
 「犠牲を忘れてはならない」。ヤヌコビッチ大統領が首都キエフから脱出する中、大勢の市民は衝突の犠牲になったデモ隊70人以上の死を悼み、次々と献花に訪れた。市内ではデモ隊による街路の清掃作業も始まった。(2014/02/24-01:00)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2014022400686
ヤヌコビッチ氏に逮捕状=民間人の大量殺害容疑−新政権樹立急ぐ・ウクライナ
 【モスクワ時事】ウクライナのアワコフ内相代行は24日、政権の座を追われたヤヌコビッチ氏に対し、民間人の大量殺害容疑で捜査を開始したと明らかにした。逮捕状を取り行方を追っている。18日からの反政権デモ隊と治安部隊の衝突で少なくとも80人が死亡しており、最高会議(議会)はヤヌコビッチ氏を拘束して訴追する方針を明確にした。
 大統領を解任されて首都キエフを脱出したヤヌコビッチ氏の所在は不明。アワコフ内相代行によると、22日に東部のハリコフを経てドネツクから国外逃亡を試み、阻止された。23日にはクリミア半島南端セバストポリにいたとされるが、その後の足取りは分かっていない。
 一方、最高会議は24日、挙国一致内閣の樹立を急ぐ。親ロシア派のヤヌコビッチ政権崩壊を受け、親欧州連合(EU)派主体の最高会議は既に閣僚代行を次々と任命しており、暫定首相の人選が焦点となっている。野党「祖国」幹部のトゥルチノフ大統領代行(最高会議議長)は、25日までに暫定首相を選出する方針を示した。
 暫定首相には約2年半の収監生活から釈放された祖国党首のティモシェンコ元首相の名前が挙がったが、ティモシェンコ氏は「首相候補として検討しないでほしい」と固辞。国論が西部の親EU派、東部の親ロシア派に二分される中、調整型の指導者を求める声が上がっている。(2014/02/24-20:10)

7451チバQ:2014/02/24(月) 20:53:50
http://mainichi.jp/select/news/20140224k0000e030174000c.html
ウクライナ:涙と気勢、交錯…「独立広場」ルポ
毎日新聞 2014年02月24日 10時20分(最終更新 02月24日 12時56分)

 【キエフ篠田航一、田中洋之】ヤヌコビッチ政権崩壊から一夜明けた23日、ウクライナの首都キエフ中心部の「独立広場」は数千人のデモ隊に占拠され、こん棒を持った自警団が巡回するなど緊張状態は続いていた。治安部隊の銃撃で市民が死亡した路上の現場には多くの花が手向けられ、市民のすすり泣く声とデモ隊の気勢が、深夜まで交互に響いていた。

 ◇犠牲者悼む市民/デモ隊の占拠続く
 焼け焦げたタイヤから立ち上る臭気が鼻をつく。タイヤや木材、古看板で高さ約2メートルのバリケードが作られている。広場の入り口で、こん棒を持ち、黒い布で顔を隠した覆面の男2人に行く手を阻まれ、車から降ろされた。ヤヌコビッチ大統領派の侵入を阻止する自警団だ。「日本の記者だ」と説明して中に入る。

 22日夜にデモ隊の前で「抵抗運動を続けよう」とティモシェンコ元首相が演説したステージには、数千人の市民が集まっていた。

 旧ソ連時代、アフガニスタン戦争に従軍した元兵士のアレクサンドルさん(51)は「かつてはソ連のために戦ったが、今は祖国ウクライナの民主化のために戦う。独立広場を去らないのは、野党が目指す民主化プロセスを監視するためだ。まだ戦いは道半ばだ」と説明。市民が最後まで民主化を見届ける重要性を訴えた。

 若いカップルや親子連れの姿も見られ、治安部隊に銃撃される危険は去った様子がうかがえる。だが、記者が写真を撮ろうとカメラを取り出すと、背後から突然、「何をしている」と迷彩服姿の男たちに詰問されるなど、緊張は続く。

 人混みの中で目を引いたのが、「てこの原理」を利用して火炎瓶や石を治安部隊に投げ付ける「投石器」だ。バリケードの角材を寄せ集めて作り上げた武器で、まるで中世の欧州で城壁攻撃に使った兵器のようだ。デモ隊自身も「出来栄え」に満足なのか、ここではにこやかに写真撮影する姿が見られた。近くの路上には、石畳を無理やりはがし、投石用に使ったとみられる石が散乱していた。

7452チバQ:2014/02/24(月) 20:54:55
http://mainichi.jp/select/news/20140225k0000m030064000c.html
ウクライナ:「殺害が目的」市民に怒り デモ隊狙撃
毎日新聞 2014年02月24日 20時39分

 【キエフ篠田航一】治安部隊と反政府デモ隊の衝突で70人以上の死者が出たウクライナの首都キエフの「独立広場」付近では24日、銃撃戦が激しかった通称「スナイパー(狙撃手)通り」にも人通りが戻った。デモ隊が撃たれた路上には花が手向けられ、市民は悲しみに包まれている。

 ◇「ロシア特殊部隊犯行」のうわさも
 独立広場から南に延びるインスティトゥツカ通りは銀行やホテルが建ち並ぶ大通りだ。大規模衝突が起きた18日以降は「スナイパー通り」と化した。

 「やつらが発砲した場所はあそこだ」。当時、現場近くにいた物理学教師のゼノビさん(36)は、12階建てのホテルの屋上を指さした。ホテル前の道路ではデモ隊参加者が撃たれた。屋上の狙撃地点から100メートル以上はある。「皆、致命傷となる胸や頭部を撃たれていた。威嚇ではなく殺害目的の狙撃は明らかだ。時間がたっていないうちに現場検証し、狙撃者を特定してほしい」。ゼノビさんは早期の捜査を訴える。

 別の通りでデモ行動中、約3メートル離れた路上で友人が撃たれたという電気技師のイワンさん(25)は「通常の警官隊の背後に、長い銃を構えた別の部隊がいて、彼らが発砲した。組織的なプロ集団の仕業だ」と証言する。市民の間には「ウクライナ人はウクライナ人を撃たない」、「(ヤヌコビッチ政権の後ろ盾だった)ロシアの特殊部隊の犯行だ」とのうわさも流れる。動画サイトには、治安部隊とみられる男がカラシニコフ銃を構える姿も流れている。

 一方、警官隊にも死者が出ているため、デモ隊の中にも殺傷力の強い武器を使用した勢力の存在が指摘されている。覆面をして金属棒やこん棒を持った正体不明の男たちが今も広場周辺を巡回しており、「誰が過激派か分からない」と疑心暗鬼になる市民もいる。

 「(ヤヌコビッチ大統領追放が)よかったかどうか、まだ気持ちは半々だ。デモ隊の中で過激なグループが台頭すれば、混乱は続く」。タクシー運転手のジーマさん(50)は今後の見通しを楽観していない。

7453チバQ:2014/02/24(月) 20:58:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140224/erp14022408440004-n1.htm
東西分裂、回避に躍起 欧米、地域不安定化を懸念
2014.2.24 08:42 (1/2ページ)

22日、キエフの独立広場に集まった反政権デモ隊を前に、車いすに座って演説するティモシェンコ元首相。親欧米政権を誕生させた「オレンジ革命」の立役者の一人だった (ロイター)
 【キエフ=遠藤良介、ベルリン=宮下日出男、ワシントン=小雲規生】ウクライナで反政権デモが拡大した背景には、経済をめぐる東西の温度差がある。ロシアに接し、親露派住民が多いウクライナ東部には、国内経済を牽引(けんいん)するドネツクなどの工業地帯が集中。一方、西部は東部に比べて立ち遅れているため、欧州連合(EU)との統合を求める声が強く、東西分裂の危険性もはらむ。欧米各国は国家分裂を回避させようと躍起になっている。





 ロシアのウクライナへの“介入”が今回の事態の引き金となった。プーチン政権が昨年11月、EU加盟への一歩となるEUとの連合協定(AA)署名をウクライナのヤヌコビッチ大統領に思いとどまらせたのを機に、野党勢力を含めた反政権デモが拡大した。

 「ウクライナは近くEUに加盟する」

 最大野党「祖国」の有力者であるティモシェンコ元首相は22日の釈放後、記者団にこう宣言した。ティモシェンコ氏は、かつてEUへの接近を推進した「親欧米派」として知られる。

 ウクライナ最高会議(議会)は、解任を決議したヤヌコビッチ氏に代えて、ティモシェンコ氏の側近であるトゥルチノフ氏を大統領代行に任命したが、このことが、親欧米派の勢力拡大につながり、ロシアとの軋轢(あつれき)が東西分裂のきっかけになる可能性もある。

 22日の英紙ガーディアン(電子版)は今後のシナリオの一つとして、ロシアによるクリミア半島などウクライナの一部の併合の可能性があると報じた。

 欧米諸国にとり、欧州と旧ソ連諸国のはざまに位置する大国ウクライナの国家分裂は地域情勢の不安定化を招くことから、絶対に避けなければならない。

 ドイツ政府によると、メルケル首相とロシアのプーチン大統領が23日に行った電話会談では、早期の新政権樹立と領土的統一を保つことの必要性で一致した。

 ただ、ライス米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は23日の米NBCテレビで、ロシアが軍部隊を派遣する可能性に触れ、「深刻な間違いになる。いずれの国の利益にもならない」とロシアを牽制した。

 また、EUのアシュトン外交安全保障上級代表も22日の声明で「国家の主権、独立と領土的統一を守るため、すべての者が責任を持って振る舞う」ことを要請。ウクライナの分裂に強い危機感を示した。

7454チバQ:2014/02/24(月) 20:59:04
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140224/erp14022407490003-n1.htm
米露、駆け引き新局面 安保・経済をカードに
2014.2.24 07:48 (1/2ページ)[ロシア]

 【キエフ=遠藤良介、ワシントン=小雲規生、ベルリン=宮下日出男】ウクライナのヤヌコビッチ政権が事実上崩壊したことで、同国をめぐるロシアと欧米の駆け引きは新たな局面を迎えた。旧ソ連圏の盟主を自任するロシアは、安全保障や経済の面からもウクライナの欧州接近を拒み続け、欧米との対決姿勢を固持する可能性が強い。

                   ◇

 ラブロフ露外相は22日のケリー米国務長官との電話会談で、「不法な過激勢力は武器を手放すことを拒み、野党指導者らの黙認の下、実質的に首都を支配下に置いた」とウクライナの反政権側を強く非難した。

 これに対し、米国のカーニー大統領報道官は22日の声明で、ウクライナの暴力の沈静化や憲法改正など、「米国が主張してきた目標」に近づくことが可能になると歓迎した。

 欧州連合(EU)高官は23日、ウクライナのEU加盟に向けた一歩となる連合協定(AA)について、暫定的な政権が発足して民主的な手続きを進め、安定した国内情勢が確保されることを条件に、協定締結に前向きな姿勢を示した。

 協定調印は昨年11月、ロシアが経済低迷に悩むウクライナに対し、150億ドル(約1兆5千億円)相当の経済支援を約束して阻止した経緯がある。

 ロイター通信によると、シルアノフ露財務相は23日、ウクライナ国内の政情が安定するまでこの支援を凍結する考えを表明した。近く成立する暫定政府の方向性を見極めるとともに、ウクライナの政界を牽制(けんせい)する意味合いがありそうだ。

 ロシアにとって、ウクライナは歴史的にも民族的にも極めて近い存在だ。旧ソ連圏では第2の国で、プーチン政権が目指す旧ソ連圏の経済統合組織「ユーラシア連合」の実現には不可欠だ。ウクライナのセバストポリにはロシアの黒海艦隊の基地もある。

 ロシアは厳冬期に欠かせない天然ガスのウクライナへの供給も担う。

 経済にからむこうしたカードを駆使して、EUや北大西洋条約機構(NATO)へのウクライナの接近を阻む戦術を継続する可能性が強い。

 一方、欧米側は野党を含む新政権を発足させ、政治・経済改革に取り組ませた上、国際通貨基金(IMF)と協調した経済支援を行いたい考えだ。改革の着実な実行により、経済再生を目指す狙いがある。

 その上で、欧米としては自由と民主主義に基づいた国づくりをウクライナに求めていく方針とみられる。旧ソ連圏には独裁色が強く汚職が蔓延(まんえん)している国が少なからずあり、この問題が克服できなければ“同志”として迎え入れるのは実質的に困難だからだ。

7455チバQ:2014/02/24(月) 20:59:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140224/erp14022400300000-n1.htm
ヤヌコビッチ氏 東部を“体現” 強権政治で反発招く
2014.2.24 00:26

23日、ウクライナ・キエフの独立広場で、バリケードに座る男性ら(ゲッティ=共同)
 ウクライナ議会に大統領職を解任されたヤヌコビッチ氏はウクライナ東部ドネツク州の出身だ。得意な言葉はロシア語で、演説でもウクライナ語をうまく話せないなど、親露派住民が多い東部を象徴するかのような存在といえる。

 技師としてたたき上げ、1997年にはドネツク州の知事に就任。州知事時代には東部工業地帯のオリガルヒ(新興寡占資本家)と緊密な関係を築いたとされる。ただ、青年時代は粗暴で、強盗罪などで服役した経験もあるとされる。

 クチマ政権時代の2002年に首相に抜擢(ばってき)された。04年の大統領選でクチマ陣営の支援で出馬するが、選挙不正の抗議デモを受け、やり直しの決選投票で親欧米派のユシチェンコ氏に敗れた。その後、ユシチェンコ政権の内紛で政治が空転したこともあり、10年の大統領選で勝利を収めた。

 大統領就任後は強権的な政策を推進した。大統領権限を大幅に強める憲法改正を行ったほか、国内におけるロシア語の地位向上を推し進め、野党と激しく対立した。政治腐敗も蔓(まん)延(えん)がささやかれ、経済を立て直せないまま政治の表舞台から退場することとなった。(黒川信雄)

7456チバQ:2014/02/24(月) 21:01:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140223/erp14022300060000-n1.htm
動静注目ティモシェンコ氏 ヤヌコビッチ大統領最大の政敵 ウクライナ
2014.2.23 00:04

 ヤヌコビッチ大統領の求心力低下に伴い、動静が注目されるユリヤ・ティモシェンコ元首相は現在もウクライナ最大野党「祖国」の有力者で、ヤヌコビッチ氏の最大の政敵の一人だ。

 ティモシェンコ氏はエネルギー会社社長を経て1996年にウクライナ最高会議(議会)議員に当選。同国に親欧米政権を誕生させた2004年の「オレンジ革命」でユシチェンコ元首相を支持し、共に街頭行動を指揮して国民の間で高い人気を得た。

 その後大統領となったユシチェンコ氏の下で首相を務めたが、経済政策で同大統領と対立し05年9月に解任された。その後首相に復帰したものの、10年の大統領選では僅差でヤヌコビッチ氏に敗れ、再び首相を解任された。

 11年には、首相時代にロシアとの天然ガス輸入取引で不当に高い価格でのガス購入に合意し、国庫に損害を与えた罪などで禁錮7年の実刑判決を言い渡され、収監された。裁判を、親露派とされるヤヌコビッチ氏による政敵排除の動きと見ていた欧米諸国は判決に強く反発した。

 ウクライナは欧州連合(EU)への統合路線を取っていたため、EUは加盟に向けた交渉で、ヤヌコビッチ政権に対しティモシェンコ氏の釈放を要求。同氏が病気治療の名目で釈放される可能性が高まったが、その後政権がロシアからの金融支援を受ける方針に転換し、釈放も見送られた。ヤヌコビッチ氏は政敵のティモシェンコ氏を釈放したくない考えだったとも報じられている。(黒川信雄)

7457チバQ:2014/02/24(月) 21:04:24
http://www.afpbb.com/articles/-/3009192
大統領代行に国会議長を選出、ウクライナ新時代の幕開け
2014年02月24日 10:31 発信地:キエフ/ウクライナ
【2月24日 AFP】ウクライナの最高会議(国会)は23日、アレクサンドル・トゥルチノフ(Oleksandr Turchynov)議長(49)を大統領代行に選出した。先に大統領の職を解任されたビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)氏は、反政権派と警官隊間で1週間続いた流血の衝突に対する報復を恐れて首都キエフ(Kiev)を脱出しており、ウクライナは新たな時代へと向かうこととなった。

 旧ソ連圏のウクライナで目まぐるしい展開を見せた3か月におよぶ混乱は前週末、最高会議が親ロシアのヤヌコビッチ大統領を解任し、5月25日の大統領選実施を決め、歴史的な転換点を迎えた。

 さらに最高会議は、「オレンジ革命(Orange Revolution)」の指導者の1人で、ヤヌコビッチ政権が誕生した2010年に職権乱用罪で禁錮7年の判決を受け服役中だったユリヤ・ティモシェンコ(Yulia Tymoshenko)元首相を釈放。

 大統領代行に選出された親欧米派のトゥルチノフ氏は、ティモシェンコ元首相に近い人物で、前日に最高会議議長に指名されたばかり。大統領代行として25日にも組閣を行う。トゥルチノフ氏はテレビ演説で「国民のための政府」の樹立を宣言するとともに、ロシア政府に対しウクライナの政権交代を尊重するよう求めた。

 だが、これら一連の最高会議の決定に憲法上の正当性があるかについては疑問符がつく。大統領を解任されたヤヌコビッチ氏は、22日にウクライナ東部で撮影したとされるテレビ映像の中で、ウクライナ政治を支配する「無法者たち」と闘うと言明している。同氏の現在の所在は不明だが、親ロシアの東部に潜伏しているとの臆測も出ている。

 1週間にわたった衝突で100人近い死者を出したキエフでは、23日までに警察官らの姿は街から消え、交通整理から政府庁舎の警備まで首都機能の全ては反政権デモ隊の管理下にある。

 トゥルチノフ氏の大統領代行選出について、欧米各国は支援を表明しており、同氏は早くも欧米からの信任を得た形だ。だがロシアは不快感と懸念を募らせており、スーザン・ライス(Susan Rice)米大統領補佐官(国家安全保障担当)は、親ロシアの政権樹立を目的にウクライナへの派兵を考えているならば、それは「大きな誤りだ」とロシアをけん制した。(c)AFP/Dmitry ZAKS

7458名無しさん:2014/02/25(火) 12:57:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140224-00000077-reut-int
焦点:プーチン氏「屈辱の敗北」か、ウクライナめぐり厳しい選択
ロイター 2月24日(月)18時33分配信



2月23日、冷戦時代を思い起こさせる東西対立に陥ったウクライナ。ロシアのプーチン大統領は今、この隣国の未来に加え、自らの政治的な遺産をも方向付けそうな決断に迫られている。ソチで撮影(2014年 ロイター/Phil Noble)
[キエフ 23日 ロイター] -冷戦時代を思い起こさせる東西対立に陥ったウクライナ。ロシアのプーチン大統領は今、この隣国の未来に加え、自らの政治的な遺産をも方向付けそうな決断に迫られている。

ヤヌコビッチ政権が崩壊したことで、プーチン氏はロシアの「衛星国」としてウクライナをとどめておくという考えに欠かせない盟友を失った。同氏は、中国や米国に対抗するため、かつてのソ連構成国をできる限り集めて巨大な通商圏を構築しようともくろんでいるが、その狙いが打ち砕かれる可能性も出てきた。

しかし、ウクライナをめぐって強硬路線を取ったり、資金に窮する同国への影響力を勝ち取るべく欧州連合(EU)との争奪戦に引きずり込まれたりするのはリスクが大きい。

ロシアには、昨年末表明した150億ドルに上る資金援助を拡大させる余裕はほとんどない。しかし、主にロシア語圏であるウクライナ東部を併合するといった強硬策は、さらに深刻な紛争につながる恐れがある。

プーチン氏は今のところ、公の場でこの問題に言及していないが、オバマ米大統領やメルケル独首相と電話で会談。ソチ五輪が終わるまでは、努めて沈黙を守っていた。

しかし、ウクライナの首都キエフ中心部にある独立広場では、デモ隊がプーチン氏の出方を不安げに待ち構えている。

クリミア出身のAlexeiTsitulskiさん(25)は、「プーチンが干渉したがるのは分かっている」と話す。この地域はかつてロシアの領土だったが、1953年にソ連最高指導者でウクライナ出身のフルシチョフによってロシアからウクライナに移管された。

また、他のデモ参加者らからも「クリミアのような東部地域を占領しようとすれば、われわれもそこで戦う。ウクライナを分断させない」との発言が聞かれる。プーチン氏がウクライナの地政学的なせめぎ合いでメンツを保とうとするなか、こうした発言もロシアにとってリスクが高いことを示している。

米国も23日、ロシア部隊の派遣は「深刻な誤り」になると警告した。

<割に合わない勝利か>

ヤヌコビッチ大統領は昨年11月、貿易と政治面でEUとの関係を強化する協定締結を拒否し、ソ連時代の保護国であるロシアとの経済連携を選択。この時、プーチン氏は決定的な勝利を収めたように見えた。

ただ、そのコストは膨大だった。ロシアは重債務国のウクライナに150億ドルの支援で合意し、ウクライナ政府がロシアに支払う輸入ガス価格の引き下げも約束した。

しかし、この合意を交わしたヤヌコビッチ氏が失脚した今、支援が実現されるかは疑問だ。野党指導者やキエフのデモ隊の多くは、欧州との関係強化を望み、ロシアに取り込まれるのを懸念している。

ウクライナを自陣にとどめておくために、ロシア側が財政支援を保留することは考えられる。ロシア政府はこの数日、そうした策に出ることを公然と示唆するようになってきた。また、別の案として、ウクライナからの輸入に新たな障壁が設定される可能性もある。

ロシアのシルアノフ財務相は23日、予定していた20億ドルのウクライナ債購入を新政権発足まで延期すると表明。これに対し、欧州委員会のレーン副委員長は、ウクライナの新政権がロシアではなく欧州と連携するなら、「相当の支援」をすると約束した。

またロシア政府は、プーチン氏の側近で下院幹部のアレクセイ・プシコフ氏をウクライナに派遣。プシコフ氏は主にロシア語圏である同国東部の地域指導者らと22日に会談を行った。

東部ハルコフで行われたこの会談で、地域指導者らは国会の決定を認めないと明言。ロシアの計画次第では同地域の併合という可能性も浮上した。

しかし、キエフの政治的中枢に対する圧力は、反ヤヌコビッチ派の反発が強いことから下火になっている。プシコフ氏にもウクライナの状況に対する不満が募っていると見え、ツイッターに「彼ら(ウクライナ当局)を西側支援者の方に向かわせればいい」と書き込んだ。

7459名無しさん:2014/02/25(火) 12:57:36
<プーチン氏の危機>

しかし、数日前までは勝利したと見られていた戦いで、プーチン氏がこんな屈辱的な敗北を受け入れるだろうか。

シリアの化学兵器問題をめぐって、2013年に収めた外交上の成功が遅々として進まない今、ウクライナ問題は極めて重い一撃となるだろう。ロシアが米国と主導して実現したシリア政府側と反体制派による和平協議もほとんど進展が見られない。

ウクライナが再び親EU路線に向かえば、プーチン氏にとっては外交政策の失敗となり、自国での影響も大きくなる可能性がある。

ウクライナの市場規模と鉱山資源から、プーチン氏がもくろむ関税同盟にとって同国は不可欠の存在だ。同氏はこの「ユーラシア同盟」によって、同じような考え方を持った国々を再編し、ソ連崩壊時に失った潜在力を取り戻そうとしている。

ウクライナを文化的・宗教的なつながりを持つ隷属国程度とみなすロシア人にとって、同国への影響力を失うことは受け入れがたいことだろう。

反政権派が成し遂げたヤヌコビッチ氏追放は、2011─12年にかけて反プーチン運動を展開したロシア国内の反対勢力も注視している。

ロシアの野党指導者ボリス・ネムツォフ 氏は、反プーチン勢力が再びデモ活動を始める可能性を指摘し、「プーチン氏は(ヤヌコビッチ氏より)資金があり、この国の市民は忍耐強い。しかし、彼らの我慢も永遠ではない」と記した。

(原文:Timothy Heritage記者、翻訳:橋本俊樹、編集:伊藤典子)

7460チバQ:2014/02/25(火) 20:23:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140225/amr14022511580005-n1.htm
主要都市首長に野党候補 エクアドル、左派が退潮
2014.2.25 11:57
 エクアドル選挙管理当局は24日、23日行われた統一地方選の投票結果を発表し、首都キトや最大都市グアヤキル、第3の都市クエンカなど主要都市の市長選で、いずれも反米左派コレア大統領と対立する野党候補が当選したことを明らかにした。

 コレア大統領はベネズエラの反米左翼、故チャベス前大統領の盟友で人気が高いが、強権的な政治姿勢への批判も強い。チャベス氏が昨年3月に死去して以降、中南米では左派の影響力が低下傾向にあり、今後左派の退潮が進む可能性がある。

 エクアドル第2の人口を抱えるキトや第3の都市クエンカでは現職与党候補が野党候補に敗れた。グアヤキルでは野党の現職が再選を決めた。(共同)

7461チバQ:2014/02/25(火) 20:23:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140225/amr14022511380004-n1.htm
ペルーで内閣改造 現政権の首相交代4度目
2014.2.25 11:32
 ペルーのウマラ大統領は24日、最低賃金引き上げをめぐる混乱の責任を取ってビジャヌエバ首相が辞任したことを受け、内閣改造を行った。新首相にはコルネホ住宅・建設・上下水道相が就任した。首相交代は2011年7月の政権発足以降4度目。

 ビジャヌエバ氏は昨年10月末に就任したばかりだったが、最低賃金の引き上げをめぐってカスティジャ経済・財政相と論争になり、引責辞任した。エネルギー・鉱山相ら閣僚も交代。カスティジャ氏は留任した。(共同)

7462チバQ:2014/02/25(火) 20:25:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140225/mds14022500340000-n1.htm
同性愛行為に終身刑も ウガンダ、厳罰化に批判
2014.2.25 00:33 [中東・アフリカ]

24日、ウガンダ・エンテベで、同性愛に対する厳罰化法案に署名するムセベニ大統領(ロイター)
 アフリカ東部ウガンダからの報道によると、ムセベニ大統領は24日、同国で違法とされる同性愛行為に最高で終身刑を科せるとする法案に署名した。厳罰化の流れに、人権団体など国際社会から批判が出ている。

 新しい法律は、同性愛を助長するような行為も違法としたほか、国民に同性愛者を告発することを義務付け、「悪質な同性愛」には終身刑を科せるとしている。

 ウガンダでは同性愛行為は犯罪で、従来の法律は最高で禁錮14年の刑を規定。さらに厳罰化する条文を盛り込んだ法案が昨年12月、議会で可決された。法案は当初、死刑も科せるとしていたが、修正された。

 ムセベニ大統領は署名に際し「生まれつき同性愛者になる者がいるとの研究はない」と述べ、同性愛は後天的な犯罪行為だとの認識を示した。(共同)

7463チバQ:2014/02/25(火) 20:37:17
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014022501002692.html
ウクライナ大統領選、手続き開始 政変主導者ら立候補へ
2014年2月25日 20時23分

 【キエフ共同】ウクライナで25日、政変で首都キエフを事実上追われたヤヌコビッチ氏に代わる大統領を選出する前倒し大統領選挙の立候補者受け付けが始まった。3月30日まで受け付け、5月25日に投開票される。

 今回の政変を主導した反ヤヌコビッチ政権側3党の党首らが出馬に意欲を示しているほか、ヤヌコビッチ政権時代の与党、地域党からは東部ハリコフ州のドプキン知事が24日夜、出馬する意向を明らかにした。

 一方、25日までに新政府の概要について合意するよう各党に要請していた同国最高会議(議会)議長のトゥルチノフ大統領代行は、25日中の合意、採決を断念した。

7464チバQ:2014/02/25(火) 20:38:30
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014022500856

挙国一致内閣ずれ込み=調整難航か−ウクライナ
 【モスクワ時事】ウクライナのトゥルチノフ大統領代行(最高会議議長)は25日、挙国一致内閣の樹立に向けた最高会議の投票を1日遅らせて26日に行うと発表した。ヤヌコビッチ氏の大統領解任を受けた政情の混乱を早期に収拾するため、トゥルチノフ氏は25日に投票を行う考えを示していた。
 親欧州連合(EU)派の政党「祖国」でトゥルチノフ氏と共に幹部を務めるヤツェニュク氏が首相候補の筆頭に挙げられるが、他の閣僚の人選を含めて調整が難航している可能性もある。
 ロシア政府は、衝突の混乱に乗じて親EU派が親ロシア派のヤヌコビッチ氏から不当に権力を奪取したと非難。新政権が樹立されても、ロシアは正統性を認めない可能性がある。
 西部の親EU派、東部の親ロシア派の間で亀裂が深まる中、国民の融和が挙国一致内閣の課題となる。(2014/02/25-19:42)

7465チバQ:2014/02/25(火) 20:42:02
http://www.asahi.com/articles/ASG2T2F2FG2TUHBI003.html
親ロシアのウクライナ東部、緊迫 旧政権派が広場に集結
2014年2月25日11時23分
 首都キエフを中心にヤヌコビッチ政権に対する抗議活動が起き、政権が崩壊したウクライナで、ヤヌコビッチ氏の支持基盤だった東部の緊張が高まっている。主要都市ハリコフでは、変革を求める市民と反対する市民が対立を深めていた。

 「ハリコフから出て行け」。24日深夜、ハリコフ中心部の広場では、州庁舎前を占拠した新政権支持派の人たちに向かい、数十人の市民が拳を振り上げながら怒鳴っていた。新政権支持派も「ウクライナ万歳」などと叫び返す。

 新政権側に立つエンジニアのローマンさん(33)は「彼らはウクライナを(東西に)分離させようとしている。ハリコフがロシアに加わってはいけない」。一方で、反対側の主婦ルーダ・ビーさん(41)は「私たちは変革を望まない。西側の人たちに、私たちが何語を話すべきなのかを決めてもらいたくない」と語気を強めた。

7466チバQ:2014/02/25(火) 20:42:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140225/erp14022508420003-n1.htm
政権崩壊、デモ隊が統制する首都キエフ「市民は圧政と腐敗に怒ったのだ」
2014.2.25 08:40 (1/2ページ)

独立広場の周辺で23日、治安部隊との衝突で死亡したデモ参加者を追悼する市民(遠藤良介撮影)
 ウクライナでは東部を地盤とする親ロシア派のヤヌコビッチ政権が崩壊し、西部で強い支持がある親欧米派が再び政治権力を握ることとなった。首都キエフでの反政権デモが治安部隊との大規模衝突に発展し、死者80人以上を出した末の路線転換。キエフ市民からはデモの「成果」に満足する声が聞かれるものの、情勢が正常化して発展の軌道に乗るには、あまりに多くの課題と不安定要因がある。(キエフ 遠藤良介)

 真っ黒に染まった地面と一帯に残る焦げ臭さが、火炎瓶の飛び交った衝突の激しさを物語っていた。

 議会によるヤヌコビッチ大統領の解任から一夜明けた23日、デモ隊が拠点とするキエフ中心部の独立広場には何万人もの市民が繰り出して「勝利」を祝い、犠牲者を追悼した。

 中心部ではもはや警官の姿が全く目につかず、盾や棍棒(こんぼう)、ヘルメットで武装したデモ隊が警備や交通整理に当たっている。「マイダン(広場)の自衛」と名付けられた組織に属する武装デモ隊は大統領府や議会など権力の中枢を掌握し、施設を封鎖している。

 大統領府前のデモ隊に声援を送りに来た会社員のデミヤノビッチさん(36)は「デモで犠牲となった人々は私たちのより良い生活のために命をなげうった。独裁者のごとく振る舞ったヤヌコビッチが去り、ようやく民衆のための政権ができる」と語った。

 独立広場には多数の炊き出しボランティアなどが駆けつけており、流血までもたらしたデモがキエフ市民の共感を得ていることがうかがえる。

 「ロシアとつるんだヤヌコビッチ政権下で人々は圧迫され、腐敗に苦しんだ。国民はそのことに怒りの声を上げたのだ」。こう熱く語る建設業のルカシュクさん(44)は一連の動きを「クーデター」と批判する東部住民について、「プロパガンダ(政治宣伝)にだまされている彼らにも、欧州統合路線の正しさがきっと分かる。国が分裂することはない」と語った。

 だが、事がそう楽観できるものでないことは国の歴史からも明らかだ。

 ウクライナは13世紀のキエフ公国消滅後、ロシアとポーランドによる領有争いの場となって「東西分断の時代」が続いた。ソ連時代以前の西部がポーランドのカトリックの影響を強く受けた一方、長くロシア化政策がとられた東部ではロシアへの親近感が強い。

 西部住民が「歴史的な家への回帰」と考える欧州統合路線は、ロシア語使用者が圧倒的に多い東部にとって不安と反発の材料だ。

 ウクライナ経済はデモが始まった昨年11月時点で、すでに外貨準備高が輸入の3カ月分を割り込む危機的状況にあった。ロシア産の高い天然ガスを輸入しながら補助金で国内燃料費を安く抑えてきたため、財政と貿易の深刻な赤字にあえぐ。親欧米派が期待する欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)の支援を受ける上で、「痛み」を伴う改革を要求されることは避けられない。

 今回の政変で「敗者」となったロシアの出方も不安定要素だ。ロシアは昨年末に約束した150億ドル(約1兆5300億円)の対ウクライナ支援を30億ドル実行済みの段階で凍結した。国際社会では、ウクライナ向け天然ガス価格を駆け引きに使ったり、同国南部クリミア半島の海軍基地を足がかりに圧力を強めたりする可能性が真剣に危惧され始めている。

 親欧米政権を誕生させた2004年の民衆政変「オレンジ革命」が政権の内紛と経済不振、ロシアの圧力で破綻した事実は、独立広場に集う市民の記憶から消えてしまったようだ。

7467チバQ:2014/02/25(火) 20:43:35
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014022500134
ヤヌコビッチ氏側近が出馬表明=ウクライナ大統領選
 【モスクワ時事】ウクライナからの報道によると、最高会議(議会)が5月25日に前倒し実施することを決めた次期大統領選に、東部ハリコフ州のドブキン行政府長官(44)が出馬すると24日表明した。中央選管は25日から選挙運動が始まると宣言していた。
 ドブキン氏は、最高会議に大統領を解任されたヤヌコビッチ氏の最側近。ヤヌコビッチ氏の地盤である同州の与党幹部だった。州行政府長官は大統領任命職で、知事に相当する。
 ドブキン氏が早期に大統領選出馬を表明することにより、政権崩壊で弱体化した親ロシア派を結集する狙いがあるとみられる。
 既に親欧州連合(EU)派の野党陣営からは、元ボクシング世界王者で反政権デモを主導したクリチコ氏(42)が大統領選への出馬を表明した。釈放されたティモシェンコ元首相(53)も、政界復帰への意欲を示している。
 将来のEU加盟をめぐり国論が二分する中、大統領選で西部の親EU派、東部の親ロシア派が激突する見通しとなった。(2014/02/25-08:48)

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7468チバQ:2014/02/25(火) 20:44:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140225/erp14022509380005-n1.htm
【ウクライナ情勢】
政情不安 市場混乱、デフォルト懸念
2014.2.25 09:37
 【ワシントン=柿内公輔】ウクライナの政情不安が市場にも混乱を広げている。通貨や国債が急落し、格下げでデフォルト(債務不履行)懸念が台頭。世界経済への波及を食い止める動きが本格化している。

 23日、ロシアのシルアノフ財務相とウクライナ情勢で緊急協議したルー米財務長官は、IMFを通じての支援が最適だと述べた。IMFは今後、EUと具体策を詰める見通しだ。

 ウクライナの通貨フリブナは対ドルで約5年ぶりの安値水準。6月が償還期限の国債の利回りは年初の6%から約30%に跳ね上がった。

 政府の資金調達コストは膨らみ、ウクライナを21日に格下げした米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は「デフォルト(債務不履行)もあり得る」と警告する。

 このほかにも、旧ソ連圏では通貨の下落が相次いでいる。ウクライナの重要貿易相手国のカザフスタンも輸出競争力を守るため、中央銀行が11日に通貨テンゲを対ドルで一気に20%近く切り下げ、国内では商店が値札の書き換えに追われるなどの騒ぎが広がった。

 両国が頼みの綱としていたロシアもルーブル急落で青息吐息なのが実情だ。

 一方で、一部機関投資家は高利回りに目をつけウクライナ国債を買いあさっている。米ヘッジファンドのグレイロック・キャピタル・マネジメントの幹部は「内戦とデフォルトを回避できれば投資妙味はある」と指摘。経済規模は新興国でも小さく、「大規模な金融危機は招かない」(米紙ウォールストリート・ジャーナル)との見方もある。

 ただ、欧米には旧ソ連圏で多額の債権を抱える金融機関もある。混乱が旧ソ連圏で連鎖すれば市場の動揺は不可避で、世界の金融システムを揺るがす事態を国際社会は恐れている。

7469名無しさん:2014/02/26(水) 07:22:35
お前は、喫煙して「他人に迷惑をかける」から死んでくれ!!

http://www.youtube.com/watch?v=sixBUhZbJqo

世界共通の決めごとへ
車内や密室での喫煙を全面禁止!! 窓等を開けて喫煙も、全面禁止!! 煙!の匂いが、髪の毛や他に染み着く!!
屋内喫煙の全面禁止!、屋内喫煙場所は撤去!、屋内に喫煙場所は設置しない!
喫煙者の為に、灰皿を準備するな!! 喫煙を推奨してるのか!

喫煙者は、絶対に屋外喫煙!! 屋外の野天のみ!!、喫煙可能で後始末の義務化!!
喫煙者に、灰皿等の持参と後片付けを義務づけ!! 強力な罰則規定を!

全ての煙草、一律に1箱1000円へ!!

宜しく!!

7470チバQ:2014/02/26(水) 20:48:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140226/erp14022619320004-n1.htm
大統領選 親欧派が優位 革命かクーデターか ウクライナ分裂危機
2014.2.26 19:28 (1/3ページ)

キエフで25日、欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表(左)と対面したティモシェンコ氏(AP)
 【キエフ=遠藤良介】ヤヌコビッチ政権が崩壊したウクライナでは26日までに前倒し大統領選(5月25日投開票)の立候補受け付けが始まり、新たな政治の季節が始まった。選挙では親欧米派候補の当選が有力視されているが、親ロシア派の強い東部・南部との和解や対露関係など課題は山積している。今回の政変でいっそう深まった「東西対立」を背景に、専門家からは連邦制導入を提唱する声も上がっている。

 大統領選には25日、親欧米派から、前政権時代の野党第二党「ウダル」の党首で前ボクシング世界王者のクリチコ氏が出馬を表明。同第一党「祖国」を率いるティモシェンコ元首相も最近の釈放直後に大統領選への意欲を示したほか、経済発展貿易相などを務めた富豪、ポロシェンコ議員の名も挙がっている。

 親露派からは、前政権時代の与党、地域党所属で東部ハリコフ州知事のドプキン氏が出馬を表明したほか、チギプコ元副首相の名が取り沙汰されている。ただ、ヤヌコビッチ政権下では東部・南部の統一候補となり得る人材の芽が摘まれてきた側面があり、同党は政変に伴う議員の大量離党で勢いを失ってもいる。

 有力政治学者のフェセンコ氏は「次の大統領選では親欧米候補に勝機がある」とした上で、こう分析する。「ティモシェンコ氏の人気は根強いが、古顔であり、不信任層も厚い。大衆受けするクリチコ氏はロシア語も話す強みがあり、ポロシェンコ氏は有能なマネジャーとして危機脱却の手腕が期待されよう」

 しかし、首都での大規模デモを背景に起きた今回の政変が、歴史的な東西の溝をかつてなく深いものとしたのは間違いない。フェセンコ氏の政変に関する評価は次のようなものだ。

 〈前政権は権威主義に傾斜し、利権追求の姿勢は腐敗と経済活動の圧迫につながっていた。そこへ欧州統合路線の放棄が重なり、さらに政権が抗議デモを力で押さえ込もうとしたことで大衆の怒りは沸点に達した。2004年の「オレンジ革命」ほど平和的でなかったにせよ、大衆の体制変革や公正への希求が根本にあった点でこれは「革命」だ〉

 これに対し、親露派を代弁する露独立国家共同体(CIS)研究所のデニソフ・キエフ支部長は、前政権下での生活水準低下や腐敗の深刻化には同意しつつ、こう語る。

 「反政権デモは極右勢力によって過激化した。ヤヌコビッチ氏は何といっても10年の選挙で民主的に選ばれた大統領であり、それが非合法な形で追われたのは重大問題だ。これは政権の面々が代わるだけの『クーデター』にほかならない」

 同氏はロシア語話者の多い東部・南部が親欧米政権の言語政策などに抱く不安も指摘し、「国家分裂の悲劇を防ぐために、連邦制度を真剣に検討すべき時期にきている」と語る。

 親欧米派が欧州連合(EU)との自由貿易を柱とした連合協定の締結を再び目指していることについても、「EUから高品質の製品が流入すれば東部の産業基盤は破壊される。ウクライナはロシア陣営に加わるべきだ」という。

 実際、破綻寸前とされる経済の危機脱却は急務で、「オレンジ革命」後のように、親欧米派が内紛に明け暮れれば国民は再び政権に失望するに違いない。

 フェセンコ氏は「大衆の忍耐が続くうちに改革を進めねばならない」と強調し、「ロシアは経済などさまざまな形で次期政権に圧力をかけるだろう。ロシア軍基地があり、ロシア系住民の多い南部クリミア半島で情勢不安定化を図ることも考えられる」と警戒する。





 ウクライナ議会は25日、ヤヌコビッチ前大統領を、市民殺害に関与した容疑でオランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)に告発することを決めた。

7471チバQ:2014/02/26(水) 20:50:19
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA1P06S20140226
26歳の叫びが決定打に、ウクライナ大統領逃亡の裏側
2014年 02月 26日 17:20 JST
[キエフ 25日 ロイター] -ヤヌコビッチ政権が崩壊したウクライナの政変。大統領に逃亡の決断を下させた人物として歴史に刻まれるのは、26歳の元陸軍士官学校生かもしれない。
通行人がこぞって握手を求めるのは、西部リビウ出身のVolodymyr Parasiuk氏。政変のきっかけをつくっても本人は「英雄」と呼ばれることをはばかり、英雄の称号は警察との衝突で死亡した仲間たちにささげたいと話す。

ヤヌコビッチ大統領と野党指導者は21日、事態収拾に向け、欧州連合(EU)が仲介した合意文書に署名。これを受け、マイクを握り、群衆に合意への反発を呼びかけたのがParasiuk氏だった。

野党指導者で元ボクシング世界王者のビタリ・クリチコ氏らが見守る中、Parasiuk氏は衝撃的な演説を披露。その中で「殺し屋と握手を交わした」として、野党を痛烈に批判した。

また同氏は今年の大統領選まで待つ人は誰もいないと強調。ヤヌコビッチ大統領が翌日までに町から出なければ、報いを受けることになると訴えた。同氏の訴えは、野党指導者らに失望を抱いていた数千人の群衆の心に響いた。

その夜、ヤヌコビッチ大統領は首都キエフをヘリコプターで離れ、現在も逃亡中だ。同大統領には「大量虐殺」の容疑で逮捕状が出されている。

ロイターのインタビューに応じたParasiuk氏は、「多数の仲間を失い、感情が高ぶっていた」とコメント。その状況の中、大統領選の前倒しなどの合意が行われたことを聞いたというParasiuk氏は、「私は立場を明確にしている。ヤヌコビッチはテロリストだ」と語った。

7472チバQ:2014/02/26(水) 20:52:06
http://www.afpbb.com/articles/photo-slide/3009319?pno=0#/0
【2月26日 AFP】ウクライナの地域別の多数派言語を示した図(上)と、2010年大統領選の第2回決選投票の地域別得票数を示した図。(c)AFP


http://www.afpbb.com/articles/-/3009324
ウクライナ国会、国際刑事裁にヤヌコビッチ氏訴追を求める
2014年02月26日 10:35 発信地:キエフ/ウクライナ

【2月26日 AFP】ウクライナの最高会議(国会)は25日、大統領を解任されたビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)氏を、首都キエフ(Kiev)で起きたデモ参加者の「大量虐殺」をめぐり訴追することを、オランダ・ハーグ(Hague)の国際刑事裁判所(International Criminal Court、ICC)に求めた。

 国会が出した声明は「われわれは、犯罪行為を命じたビクトル・ヤヌコビッチ前大統領とその他の高官に裁きを下すよう、国際刑事裁判所に求める」としている。(c)AFP

7473チバQ:2014/02/26(水) 20:54:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140226/erp14022608540002-n1.htm
旧ソ連圏第2の大国・ウクライナ 「生い立ち」異なる東西の歴史
2014.2.26 08:52 (1/3ページ)

 ■オレンジ革命後も内紛絶えず

 ウクライナで親ロシア派のヤヌコビッチ政権が崩壊し、この国の行方に関心が集まっている。ウクライナの成り立ちなど基本的事項をQ&A形式で整理した。(キエフ 遠藤良介)

                   ◇

 Q どんな国か

 A 一般に旧ソ連地域で第2の大国といわれる。国土は日本の約1・6倍にあたる60万3700平方キロメートルで、人口4543万人。住民の8割近くはウクライナ人で、南部を中心にロシア系が2割近くいる。

 肥沃(ひよく)な黒土を擁し、古くから「欧州の穀倉地帯」と呼ばれた。東部は石炭と鉄鉱石が豊富で工業基盤がある。代表的なロシア料理のボルシチは実はウクライナが起源だ。1986年に大事故を起こしたチェルノブイリ原発が北部にある。

 Q 西部と東部の住民の対立が深刻だと聞く

 A 13世紀まで存在したキエフ公国は、ロシア人など東スラブ諸民族にとって共通の国家発祥地だ。その後は複雑な歴史をたどり、1667年には西部がポーランド、東部がロシア領という構図ができた。18世紀には大半がロシアに入ったが、リビウなど最西部が旧ソ連に編入されたのは第二次世界大戦後と遅い。

 長くポーランドのカトリック文化圏にあった西部では「欧州の一員」という意識が強く、住民の大半がウクライナ語を話す。東部ではロシア語使用率が高く、ロシアへの親近感が強い。

 Q ソ連時代にはどんなことがあったか

 A 1920年代末からの農業集団化と穀物徴発は大飢饉(ききん)を招き、33年前後には推定で人口の10%以上が死亡した。西部では第二次大戦から戦後にかけて対ソ連パルチザン闘争が起きた。これは現在のウクライナ民族主義にも影響を与えている。他方、工業化路線が取られた東部では鉄鋼や機械、航空機製造などが発展し、軍需分野も強い。

 91年のソ連崩壊以降も「アイデンティティーの西部と経済力の東部」という図式が維持されている。

 Q 2004年にも大衆の抗議デモによる政変があった

 A 04年の大統領選で親露派のヤヌコビッチ氏が当選したが、「選挙不正」を訴える大規模デモが起きた。やり直し選挙で親欧米派のユシチェンコ大統領が誕生した出来事が、デモのシンボルカラーを取って「オレンジ革命」と呼ばれる。長く続いた親露派政権の腐敗や抑圧に、西部を中心とする住民が不満を強めたことが根底にあった。

 しかし、新政権ではユシチェンコ氏と「革命」の立役者だった女性政治家、ティモシェンコ氏の内紛が絶えず、経済も好転しなかった。06年と09年には、ロシアが価格交渉のもつれからウクライナへの天然ガス供給を停止するなど圧力を強め、政権は苦しい立場に追い込まれた。

 Q 今回の政変はなぜ起きたのか

 A 10年の大統領選ではヤヌコビッチ氏が僅差で雪辱を果たした。だが、この政権はティモシェンコ氏を投獄するなど反対派への抑圧を強め、その腐敗と利権追求の姿勢にも大衆の反発が蓄積した。政権が昨年11月、ロシアの支援を目当てに欧州連合(EU)との連合協定締結を見送ると再び大規模デモが行われ、政権の崩壊につながった。

 Q 今後はどうなる

 A 次の大統領選では、釈放されたばかりのティモシェンコ氏や、野党第二党を率いる前ボクシング世界王者のクリチコ氏など親欧米派が有力視されている。だが、何より経済危機からの脱却が課題で、東部との和解も不可欠だ。ロシアも、天然ガス供給やウクライナ南部クリミア半島の海軍基地を足がかりに、さまざまな圧力をかけるとみられる。

7474チバQ:2014/02/26(水) 20:55:20
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/140226/cpd1402260504003-n1.htm
ウクライナ 新たな混乱の元 元首相復帰、支持率は低迷 (1/2ページ)2014.2.26 05:00

 ウクライナのティモシェンコ元首相(53)は、釈放後の22日、首都キエフの独立広場で数万人の国民に対して演説したが、その姿は明らかに疲れ切っていた。民衆が熱狂した2004年の「オレンジ革命」当時とは異なり、国民の反応は分かれた。

 長らくヤヌコビッチ政権の政敵とされた元首相復帰のニュースは、数日間の反政権デモ隊と治安部隊との衝突でかすんでしまった。第二次世界大戦以降最悪の1週間からウクライナは一時的に落ち着きを取り戻したものの、ティモシェンコ氏が新たな混乱の要因となりつつある。

 ウクライナのシンクタンク、ペンタの政治アナリスト、ボロディミール・フェセンコ氏は「元首相の復帰は大きな政治リスクとなりうる。ウクライナの政界は全面的な刷新が必要だ。ティモシェンコ氏の容認は過去への逆戻りを意味する」と指摘した。

 ティモシェンコ氏は10年の大統領選で親ロシアのヤヌコビッチ大統領に敗れた。09年のロシアとの合意でティモシェンコ氏が国益を大きく損なったとの見方が敗北の要因だが、同氏はこの主張は正しくないとしている。エネルギー会社社長から政治家に転身し、05年に首相に就任したティモシェンコ氏は、過去に天然ガスの不正輸入、脱税、贈収賄などの容疑で2度逮捕されたが、いずれも起訴を取り下げられている。

 欧州連合(EU)との関係強化を進めてきた同氏の収監は欧米諸国から批判を受けた。先週のキエフでの衝突の背景には、ヤヌコビッチ大統領がEUとの連合協定を見送ったことがある。

 22日のヤヌコビッチ大統領解任後にティモシェンコ氏が釈放されたが、有権者を対象にした世論調査では同氏の支持率はヤヌコビッチ大統領らの後塵を拝し第3位だった。キエフ国際社会学研究所(KIIS)と調査会社が1月24日〜2月1日に実施した同調査によると、ティモシェンコ氏の支持率は13.9%と、ヤヌコビッチ氏を7ポイント下回った。元ボクシング世界王者で野党第二党「ウダル」党首のウラジーミル・クリチコ氏は16.1%を獲得した。

 釈放直後は5月25日の大統領選挙への出馬を表明したティモシェンコ氏だが、現在は出馬に対して消極的な姿勢を見せている。デモ参加者からは、崩壊寸前の同国には技術官僚出身のリーダーが必要だとの声も上がっている。

 実業家のニコライ・マリノフスキー氏はティモシェンコ元首相の釈放を歓迎する一方、今後の革命的な姿勢を期待した。「過去3カ月間でウクライナは変わった。過去1カ月で大きく変わり、過去1週間に劇的に変わった」と話した。(ブルームバーグ Daryna Krasnolutska、Ilya Arkhipov)

7475チバQ:2014/02/26(水) 20:57:02
http://mainichi.jp/select/news/20140226k0000m030128000c.html
ウクライナ:ヤヌコビッチ氏どこへ? 足取り不明に
毎日新聞 2014年02月26日 01時27分(最終更新 02月26日 02時07分)


ヤヌコビッチ氏の足取り
 【モスクワ真野森作】首都キエフを離れ、大統領の座から追われたヤヌコビッチ氏。現在も所在不明だが、自身が地盤とする東部を経て、南部のクリミア半島へ向かった足取りが報じられている。

 アワコフ内相代行が現地メディアに明かした。ヤヌコビッチ氏は21日深夜から22日未明にかけてキエフ近郊の邸宅を出発し、ヘリコプターで東部ハリコフへ向かった。旧与党の地域党の議員集会に参加する狙いだったが断念し、テレビ局と記者会見。その後、ヘリコプターで東部ドネツクの空港へと飛び立った。

 空港で警備要員らと飛行機に乗り換えて離陸を試みたが、国境警備隊が阻止。ヤヌコビッチ氏はドネツクの大統領公邸へ入って数時間を過ごし、22日夜遅く、自動車でひそかにクリミア半島へ向かった。翌23日、半島に到着し、私有の保養施設に滞在。トゥルチノフ氏が大統領代行に決まったことが報じられた後、ベリベクの空港方面へ向かった。

 最終的に、ヤヌコビッチ氏は大統領府長官だったクリュエフ氏らと車に乗り込み、以後は携帯電話などの電源を全て切り、行方不明となったという。

7476チバQ:2014/02/26(水) 20:59:28
http://mainichi.jp/select/news/20140227k0000m030031000c.html
ウクライナ:デモ過激派させた極右集団 3カ月で急伸
毎日新聞 2014年02月26日 19時15分

 【キエフ篠田航一】ヤヌコビッチ政権が崩壊したウクライナの首都キエフは、徐々に治安が回復し落ち着きを取り戻しつつある。だが、デモ隊が占拠する「独立広場」は覆面姿の自警団がたむろし、独特の雰囲気を醸し出している。自警団の中にはデモを過激化させた極右集団「右派セクター」メンバーも多いとされるが、その実態は謎に包まれている。

 右派セクターの事務所は広場付近のビルにあり、入り口で目出し帽姿の男2人が立っている。話を聞こうとすると「責任者に連絡を」と言われ「たらい回し」にされた。幹部クラスは多忙を理由に会おうとしない。

 ある20代の男性メンバーが打ち明けた。「上から何も話さないよう厳命されているが、実際はそれほど力はない。政変が起き、最近になって『勝ち馬に乗る』ために入ってきた者も多い。顔を隠すのは、安全のためさ」

 メンバーや地元記者の話を総合すると、設立は昨年11月で、他の野党の反政府デモを「手ぬるい」と感じる過激なメンバーが集結。民族主義組織「ウクライナの愛国者」や、若者組織「白いハンマー」など既存の複数集団の連合体だという。

 だが、実態はドイツの極右組織ネオナチに似た過激思想の持ち主、反ユダヤ主義者、暴力的なサッカーファン(フーリガン)まで含む「ならず者の集団」(地元記者)との見方も。取材記者への暴行事件も起きている。メンバーはキエフだけで3000人だという。

 結成わずか3カ月で急速に勢力を伸ばした。「オリガルヒ」と呼ばれる新興資本家が、親密だったヤヌコビッチ政権を見限り、右派セクターに資金援助したとの報道もある。だが、末端の若いメンバーは皆、資金源を「知らない」と話した。

 事務所付近で取材中、素顔の若い女性がやって来た。「何をしているの。記者なら帰って」。命令口調だ。「若い世代に右翼思想は浸透しているのか」と尋ねると「私は医療スタッフとして協力している。この国のためと思って働く女性も多い」とまくしたて「これ以上は話せない」と質問をさえぎった。

 右派セクターに対する評判は良くない。広場で1月からデモに参加する建設業の男性(53)は「当初は平和的デモだったが、右派セクターが石や火炎瓶の使用など過激化をあおった」と声を潜める。自警団には法的な治安権限はないが、覆面姿の男たちが早足に通ると、通行する他の市民がすぐに道を譲る場面に何度も遭遇した。「不気味だが、怖いので彼らの交通整理や検問に従うしかない」と不安視する市民も多い。

 欧州メディアによると、右派セクター指導者の一人タラセンコ氏は「最終目標は真の国民革命」と述べ、親露・親欧に偏らない独自の民族主義的国家を目指しているという。

7477チバQ:2014/02/26(水) 21:02:06
http://mainichi.jp/select/news/20140226k0000e030191000c.html
ウクライナ:旧野党勢力けん制、露が本格化
毎日新聞 2014年02月26日 11時21分(最終更新 02月26日 11時30分)


ウクライナ情勢を協議するために招集した安全保障会議に臨むプーチン露大統領=モスクワのクレムリンで25日、AP
拡大写真 【モスクワ真野森作、キエフ篠田航一】ヤヌコビッチ政権が崩壊したウクライナで実権を握った旧野党勢力に対し、ロシアがけん制する動きを本格化させている。プーチン大統領は25日、安全保障会議を開き、ウクライナ情勢について主要閣僚らと対応を協議した。

 安全保障会議での具体的な協議内容は明らかにされていない。ラブロフ外相は同日、21日に政権側と野党3党代表が危機打開に向けて署名した合意文書に言及し、「(旧野党側主導で決めた)大統領選の5月実施は明らかに合意に反する」と改めて強調した。

 ラブロフ氏はまた、ウクライナも加盟する人権や法律に関する国際機関・欧州評議会のヤグランド事務局長と電話で協議。ロシア系住民の多い地域でロシア語を公用語扱いとする法律が23日に破棄された事実を挙げ、「評議会の基準に反する」と指摘した。

 ロシアのリルアノフ財務相は、昨年12月にプーチン大統領がヤヌコビッチ政権に約束した150億ドル(約1兆5300億円)の財政支援について、国営テレビのインタビューで「(既に実施した)30億ドルが戻ってこないという根拠はない」と述べ、27日にも発足する挙国一致内閣との間で財政支援問題について「議論する用意がある」とした。

 タス通信は、ウクライナ外務省が「ロシア政府との対話を再開する準備がある」との声明を出したと伝えた。

 ロシアの連邦議会が先導する形で、ウクライナのロシア系住民との接触も始めている。25日には、下院CIS・同胞交流委員会のスルツキー委員長が南部クリミア自治共和国の首都シンフェロポリでロシア系住民の代表者と会合を開き、援助を約束。その際、「ロシアではヤヌコビッチ氏が正統性のある大統領とみなされている」と語った。上院の代表団も近く現地入りするという。

7478チバQ:2014/02/26(水) 21:06:47
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014022500914
本命クリチコ氏が出馬表明=候補一本化カギ−ウクライナ大統領選
ウクライナの首都キエフで、支持者と握手するビタリ・クリチコ氏(右)=23日(AFP=時事) 【モスクワ時事】ウクライナでは25日、挙国一致内閣の樹立に向けた調整と並行し、5月25日の前倒し大統領選の立候補届け出の受け付けが始まった。反政権デモを主導した親欧州連合(EU)派のビタリ・クリチコ氏が出馬を表明した。旧ヤヌコビッチ政権が基盤とした親ロシア派の候補との争いとなる。
 世界ボクシング評議会(WBC)元ヘビー級王者のクリチコ氏は最有力候補。英語やドイツ語を自由に操り、博士号も持つインテリだ。党首を務める政党ウダール(パンチの意味)は2012年10月の最高会議(議会)選挙で躍進し、ティモシェンコ元首相が不在の親EU派で筆頭格に躍り出た。政権崩壊前、支持する大統領候補を尋ねた世論調査で、クリチコ氏は当時現職のヤヌコビッチ氏とほぼ伯仲していた。
 一方、旧政権陣営からは24日、ヤヌコビッチ氏の支持基盤、東部ハリコフ州のドブキン州行政府長官(知事に相当)が出馬を表明。ドブキン氏は首都キエフから逃亡したヤヌコビッチ氏と21日夜にハリコフで極秘会談したとされる。親ロシア派「地域党」の勢力維持に向け、後継指名された可能性もある。
 「台風の目」となりそうなのは、釈放されたティモシェンコ氏だ。トゥルチノフ大統領代行(最高会議議長)が属する親EU派政党「祖国」党首で、政界復帰に強い意欲を示している。暫定首相の職は固辞しており、大統領選出馬の観測が高まっている。ただ、過去に政情を混乱させた苦い記憶が国民に残るのも事実だ。
 ティモシェンコ氏が出馬した場合、クリチコ氏と親EU票を奪い合い、結果的に親ロシア派の旧政権陣営に有利に働く可能性もある。このため、親EU派が統一候補擁立へ調整できるかどうかがカギとなりそうだ。(2014/02/25-23:12)

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7479チバQ:2014/02/26(水) 21:50:04
http://www.47news.jp/47topics/e/250665.php
【激震ウクライナ―ヤヌコビッチ政権崩壊(上)】指導者なき革命、若者主導 過激派台頭、対立激化も

22日、キエフ郊外にあるヤヌコビッチ氏の公邸内を見て回る人々(ロイター=共同)
 親欧米政権を生んだ「オレンジ革命」から約10年。ウクライナで再び革命を起こしたのは経済難に苦しみ、富を独占したヤヌコビッチ体制を憎む若者たちだった。政治不信の中、革命は指導者を欠き、極右の過激派が台頭。隣国ロシアへの反感をあおり、東部などでロシア語を話す住民が反発し国内対立が激化する危険をはらんでいる。
 「桁外れの浪費だ」「ここで庶民の暮らしは理解できない」。ヤヌコビッチ大統領が放棄した首都キエフ郊外の公邸を訪れた人々は一様に憤慨した。公邸がデモ隊の手に落ち、一般公開すると報じられると市民が殺到。7キロ手前から渋滞が続いた。路肩に駐車し、歩き出す子ども連れの姿も。

 ぜいを尽くした調度品やしゃれた庭園。敷地は東京ディズニーランドの3倍近く。自転車で回った男性は5時間かかったと話した。

 分裂と混乱が続いた過去の親欧米政権に失望した国民は、その後登場した親ロシアのヤヌコビッチ政権の腐敗ぶりにもあきれ果て、政治不信は頂点に達している。

 財政は破綻寸前。国民の所得は西部で特に低く、隣の欧州との経済格差は広がるばかりだ。政権が欧州連合(EU)との関係強化路線を棚上げしたことで、人々の怒りに火が付いた。

 革命の舞台となったキエフの「独立広場」。前線で24時間の戦闘態勢を組織したのは極右勢力だった。失業などで政治に不満を抱く若者が地方からバスで続々と送り込まれ、角材や火炎瓶で治安部隊に立ち向かった。

 治安部隊の発砲で多数の犠牲者を出した極右勢力は革命後、英雄扱いされている。装甲車まで持ち込み、今後も居座って政治圧力をかける構えだ。一方、平和的なデモを唱えてきた野党指導者の影は薄い。

 過激派による制裁も本格化。独立広場では戦闘服の一団が「ヤヌコビッチ氏の手先」を捕らえて両脇を抑え、背後から棒で脅しながら連れ回していた。 与党だった地域党は 一転して同氏を断罪し、保身を図る。同氏の地盤だった東部ハリコフのケルネス市長も「ヤヌコビッチ氏はすでに歴史となった」と切り捨てた。

 ロシアをソ連時代からの「支配者」と敵視する風潮も強まり、最高会議(議会)はヤヌコビッチ政権下でロシア語に与えられた事実上の公用語の地位を停止する決定をした。同市長は「どれほど多くの人がロシア語を話しているか考慮することが大事だ」と急激な反動化を懸念する。(キエフ、ハリコフ共同=佐々木健、小泉忠之)
 

2014/02/25 12:1

7480チバQ:2014/02/26(水) 21:50:49
http://www.47news.jp/47topics/e/250663.php
【ウクライナ政権崩壊】成果なき革命に不満鬱積 国際的綱引きが分断助長
 野党主導の議会が暫定政権樹立に向かい、ヤヌコビッチ政権が崩壊したウクライナ。民主化を求めた約10年前の政変「オレンジ革命」が成果を上げられず、国民には不満と政治不信が 鬱積 (うっせき) していた。当時から対立を続けてきたヤヌコビッチ大統領とティモシェンコ元首相の背後にはそれぞれロシアと欧米諸国がおり、双方の綱引きがウクライナ国内の政治的分断を助長している。  ▽野党候補に猛毒  2004年の大統領選。首相だったヤヌコビッチ氏は親ロシアのクチマ大統領(当時)から後継指名され、選挙前からプーチン・ロシア大統領と会談するなど当選が確実視されていた。しかしロシアの強い影響下にある東部ドネツク州出身で、ウクライナ語がうまく話せないヤヌコビッチ氏は国民的人気を欠いた。
 選挙戦中に、野党候補ユーシェンコ氏が猛毒のダイオキシンを摂取させられ、端正だった顔がゆがんだ状態で政権側の不正を訴えると政権批判が一気に高まり、第1回投票では首位になった。

 11月の決選投票でヤヌコビッチ氏当選の発表後、不正を指弾する「独立広場」の野党側集会に10万人以上の市民が参加し、野党のシンボルカラーであるオレンジのリボンを身に着けて選挙やり直しを要求。欧米が野党側に肩入れする中、最高裁が決選投票を無効とし、やり直し選挙でユーシェンコ氏が当選した。

 ▽公約実現せず

 この無血の「オレンジ革命」で、巧みな演説で大衆を動員し、立役者になったのがティモシェンコ氏。以来、ヤヌコビッチ氏の宿敵となった。ヤヌコビッチ氏はデモの武力鎮圧を主張したが、「そんなことが可能と思うか」とクチマ氏にたしなめられたといわれる。

 誕生した親欧米政権で首相となったティモシェンコ氏は急進改革を主張、穏健路線のユーシェンコ大統領と対立し始める。05年9月に大統領がティモシェンコ首相を解任、国民生活の向上など「革命」の公約はほとんど実現せず、新政権は国民に見放された。

 10年の大統領選でヤヌコビッチ氏と直接対決して敗れたティモシェンコ氏は、首相在任時の職権乱用の罪に問われて起訴され、11年に禁錮7年の判決を受け収監された。

 ▽カリスマに衰え

 北大西洋条約機構(NATO)加盟も視野に入れたユーシェンコ政権にはロシアが反発。ロシアは天然ガス輸出価格の大幅引き上げなどで圧力をかけ、08年のリーマン・ショック後にウクライナ経済は破綻に直面した。

 続くヤヌコビッチ政権は、一時は欧州連合(EU)と関係を強化する連合協定締結に傾いたが、条件としてティモシェンコ氏の出国を認めるようEUに迫られ、土壇場で棚上げに。怒った市民が再び集結した独立広場の集会は昨年11月以降続き、治安部隊とデモ隊の衝突で多数の死者を出す惨事に至る。

 オレンジ革命の役者たちは果てしない対立や失政で国民の支持を失った。ユーシェンコ氏は表舞台を去って久しい。今回の政変で首都を明け渡したヤヌコビッチ氏は地盤の東部で「野党の試みはクーデター」と非難。解放されたティモシェンコ氏は独立広場に現れ車いすで登壇したが、かつてのカリスマ的人気はない。リーダー不在のウクライナ政局は当面、混迷が続きそうだ。(共同=佐藤親賢)

(共同通信)

2014/02/25 11:53

7481チバQ:2014/02/26(水) 21:52:12
http://www.47news.jp/CN/201402/CN2014022501002656.html
ロシア、反政権派の当選困難に 下院選挙法改正
 【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は25日までに、下院選挙で反政権派の小規模政党や個人の当選が一層困難となる改正選挙法案に署名した。2016年の次回選挙から適用される。支持率の長期的な低落傾向が今後も続くことを想定、18年の大統領選挙で再選を果たす基盤づくりの意味がある。

 下院はこれまで450議席をすべて比例代表制で選出してきたが、半数を小選挙区制とする。小選挙区に立候補する無所属候補は、選挙区の有権者の3%の署名を集める必要がある。組織をもたない個人には立候補が極めて困難になるとみられ、現在下院に議席を有する大政党の議席独占が進む可能性が高い。

2014/02/25 19:54 【共同通信】

7482チバQ:2014/02/26(水) 21:53:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140226/mds14022608320000-n1.htm
同性愛者リスト掲載 ウガンダ紙、厳罰法成立後 襲撃被害の恐れも
2014.2.26 08:31
 同性愛行為に最高で終身刑を科せるとする法律が24日に成立したウガンダで、地元大衆紙が25日、同性愛者とする200人のリストを紙面に掲載した。AP通信などが伝えた。

 ウガンダでは2010年に別の大衆紙が顔写真付きの同性愛者リストを掲載しリスト中の数人が襲撃される事件が起きた。今回も同様の被害が懸念される。

 今回、リストを掲載したのはレッドペッパー紙で、顔写真も複数載せた。同性愛者だと自分から公表していない人々の名前も含まれているという。

 ムセベニ大統領が署名し成立した新しい法律では、国民に同性愛者を告発することも義務付けた。欧米諸国や人権団体などから法案成立に強い批判が出ている。(共同

7483チバQ:2014/02/26(水) 21:55:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140226/amr14022619370013-n1.htm
ベネズエラ マドゥロ政権に亀裂 デモ鎮圧を党重鎮批判 米は人権状況改善要求 
2014.2.26 19:36 (1/2ページ)

カラカスのキューバ大使館近くで25日、警備部隊の前で抗議活動をする女性(ロイター)
 【ニューヨーク=黒沢潤】南米ベネズエラのマドゥロ大統領が反政府デモへの対応に苦慮している。デモ隊鎮圧に国軍まで投入したことを与党・統一社会党の重鎮が強く批判するなど、チャベス前大統領の死去後、一枚岩だった党内に亀裂が走っているためだ。マドゥロ政権は、国内の混乱から国民の関心をそらそうと、空席になっている駐米大使を指名する方針を示したが、デモの対応をめぐってマドゥロ政権を非難する米国は、在米のベネズエラ大使館の外交官3人に国外退去を命じ、人権状況の改善を要求している。

 ベネズエラ西部タチラ州のビエルマ州知事は24日、マドゥロ氏がデモ隊鎮圧のため、国軍機まで投入したことについて「重大な誤りであり、容赦できないほどの行き過ぎだ」と批判。その上で、「平和こそ大事だ。政治的な動機で投獄された者たちを自宅に戻すべきだ」と述べ、18日に逮捕された有力野党指導者、レオポルド・ロペス氏の釈放を求めた。

 ビエルマ氏は1992年、陸軍中佐だったチャベス氏のクーデター未遂事件にも加わったチャベス氏の元盟友。党の指導者らはチャベス前政権時代、左遷を恐れて政権の方針に異論を唱えなかっただけに、ビエルマ氏の発言はマドゥロ政権に衝撃を与えている。

 反政府デモではこれまでに15人が死亡。首都カラカスやバレンシアなどでは複数の死者が出ており、579人が拘束されているという。24日には、親族とともに誘拐されていたボクシングWBAスーパーバンタム、フェザー級元王者のアントニオ・セルメニョ氏(44)が遺体で発見され、治安悪化に歯止めをかけられない政権にデモ隊は怒りを増幅させている。

 こうしたなかマドゥロ政権は25日、2010年以来空席となっている駐米大使にベテラン外交官を指名する方針を表明、オバマ米政権に「ハイレベルの対話」を求めた。マドゥロ政権は17日、反政府デモに関与したとして米外交官3人を国外追放したが、反政府勢力を懐柔する狙いもあって、米大使指名の方針を表明したとみられる。

 一方、米国務省のサキ報道官は「ベネズエラによる追放措置が(大使交換を)困難にしている」と指摘。カーニー米大統領報道官は「(ベネズエラが今改善すべきなのは)両国の関係ではなく、ベネズエラ政府と国民の関係だ」と強調した。

7484チバQ:2014/02/26(水) 21:55:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140226/amr14022619370013-n1.htm
ベネズエラ マドゥロ政権に亀裂 デモ鎮圧を党重鎮批判 米は人権状況改善要求 
2014.2.26 19:36 (1/2ページ)

カラカスのキューバ大使館近くで25日、警備部隊の前で抗議活動をする女性(ロイター)
 【ニューヨーク=黒沢潤】南米ベネズエラのマドゥロ大統領が反政府デモへの対応に苦慮している。デモ隊鎮圧に国軍まで投入したことを与党・統一社会党の重鎮が強く批判するなど、チャベス前大統領の死去後、一枚岩だった党内に亀裂が走っているためだ。マドゥロ政権は、国内の混乱から国民の関心をそらそうと、空席になっている駐米大使を指名する方針を示したが、デモの対応をめぐってマドゥロ政権を非難する米国は、在米のベネズエラ大使館の外交官3人に国外退去を命じ、人権状況の改善を要求している。

 ベネズエラ西部タチラ州のビエルマ州知事は24日、マドゥロ氏がデモ隊鎮圧のため、国軍機まで投入したことについて「重大な誤りであり、容赦できないほどの行き過ぎだ」と批判。その上で、「平和こそ大事だ。政治的な動機で投獄された者たちを自宅に戻すべきだ」と述べ、18日に逮捕された有力野党指導者、レオポルド・ロペス氏の釈放を求めた。

 ビエルマ氏は1992年、陸軍中佐だったチャベス氏のクーデター未遂事件にも加わったチャベス氏の元盟友。党の指導者らはチャベス前政権時代、左遷を恐れて政権の方針に異論を唱えなかっただけに、ビエルマ氏の発言はマドゥロ政権に衝撃を与えている。

 反政府デモではこれまでに15人が死亡。首都カラカスやバレンシアなどでは複数の死者が出ており、579人が拘束されているという。24日には、親族とともに誘拐されていたボクシングWBAスーパーバンタム、フェザー級元王者のアントニオ・セルメニョ氏(44)が遺体で発見され、治安悪化に歯止めをかけられない政権にデモ隊は怒りを増幅させている。

 こうしたなかマドゥロ政権は25日、2010年以来空席となっている駐米大使にベテラン外交官を指名する方針を表明、オバマ米政権に「ハイレベルの対話」を求めた。マドゥロ政権は17日、反政府デモに関与したとして米外交官3人を国外追放したが、反政府勢力を懐柔する狙いもあって、米大使指名の方針を表明したとみられる。

 一方、米国務省のサキ報道官は「ベネズエラによる追放措置が(大使交換を)困難にしている」と指摘。カーニー米大統領報道官は「(ベネズエラが今改善すべきなのは)両国の関係ではなく、ベネズエラ政府と国民の関係だ」と強調した。

7485チバQ:2014/02/26(水) 22:02:44
http://mainichi.jp/select/news/20140227k0000m030039000c.html
アフガニスタン:「カルザイ氏に見切り」か 米軍撤収検討
毎日新聞 2014年02月26日 19時35分

 【ニューデリー杉尾直哉】オバマ米大統領が25日、アフガニスタンのカルザイ大統領に年内の駐留米軍完全撤収を検討していることを伝えた。2015年以降の米軍駐留継続に必要な「米・アフガン安全保障協定」の署名を引き伸ばしているカルザイ氏への圧力を強める狙いがある。だが、カルザイ氏は、米政府に突きつけた「4月のアフガン大統領選挙への不介入」などを署名条件に挙げ、譲歩する姿勢を見せていない。

 オバマ大統領は「年内の協定締結の可能性も残している」といい、4月実施のアフガン大統領選で選ばれる次期大統領による署名に含みを持たせた。近年、反米的な態度を取り続けてきたカルザイ大統領に見切りを付け、次期大統領と良好な関係を結びたい米政府側のメッセージと受け止められている。

 大統領選には、ガニ元財務相、アブドラ元外相、カルザイ大統領の弟のカユーム・カルザイ氏らが出馬している。こうした主要候補者5人は、いずれも「早期署名」を訴えている。特に、元「北部同盟」指導者として旧支配勢力タリバンと戦ってきたアブドラ氏は「米軍不在となれば、タリバンが勢力を盛り返し、内戦状態に戻りかねない」との危機感を示す。

 アフガニスタンの治安維持はすでにアフガン軍・警察が担う。駐留外国軍は軍事教練などの側面支援しかしていないが、アフガン治安部隊の経験不足が指摘されている。

7486チバQ:2014/02/26(水) 22:24:11
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20140226-OYT1T00325.htm
エジプトで首相指名、数日以内に新内閣発足へ

 【カイロ=溝田拓士】エジプトのマンスール暫定大統領は25日、ビブラーウィ内閣の総辞職を受けて、イブラヒム・ミフリブ前住宅相を首相に指名し、組閣を要請した。


 ミフリブ氏はテレビを通じて、「治安維持に重点を置く」と述べ、数日以内に新内閣を発足させる意向を示した。

 今春予定の次期大統領選にシシ前国防相が出馬の意欲を示しており、軍を後ろ盾とする暫定政府は、近く発表されるシシ氏出馬を見据えた体制固めに入った。

(2014年2月26日10時55分 読売新聞)


http://sankei.jp.msn.com/world/news/140224/mds14022422130001-n1.htm
エジプト内閣が総辞職
2014.2.24 22:12

内閣総辞職を発表したビブラーウィ首相=2013年12月撮影(AP)
 エジプト暫定政権のビブラーウィ首相は24日、声明を発表し、マンスール暫定大統領に内閣総辞職を申し出たことを明らかにした。現地メディアによると後任の首相はマフリブ住宅相が有力。新内閣では、4月までに行われる次期大統領選への立候補が見込まれるシーシー国防相(陸軍元帥)がはずれ、本格的に出馬準備に入る可能性もある。(カイロ 大内清)

7487チバQ:2014/02/27(木) 20:57:51
http://mainichi.jp/select/news/20140228k0000m030052000c.html
イタリア:レンツィ政権本格始動 減税と雇用創出に全力
毎日新聞 2014年02月27日 20時16分

 【ローマ福島良典】イタリア史上最年少のレンツィ首相(39)率いる新政権が26日、本格的に始動した。首相は、経済危機の影響をもろに受けているイタリア北部の都市を訪れ、若者支援の姿勢を打ち出した。また、企業・労働者の税・社会保障負担を早急に軽減し、雇用創出に全力を挙げる考えを表明した。

 レンツィ首相は26日、北部トレビーゾ郊外の中学校を視察し、「学校に投資してこそ、イタリアは大国になることができる」と教育を重視する方針を強調した。イタリアは、経済協力開発機構(OECD)が昨年10月に発表した成人学力調査の「読解力」と「数的思考力」で振るわず、学校教育の強化が急務になっている。

 地元実業家との会合で首相は、民間企業の活動を活性化して雇用を創出するため、企業・労働者の税・社会保障負担を「少なくとも100億ユーロ(約1兆4000億円)減らす」と約束した。イタリアでは他の先進国に比べて税・社会保障負担が重く、企業の国際競争力がそがれている。

 レンツィ首相は25日の下院での所信表明演説で、欧州連合(EU)に批判的な欧州懐疑派の野党「五つ星運動」などを念頭に「欧州は私たちの敵ではない。イタリア抜きの欧州はあり得ない」と親欧州路線を強調した。

 イタリアは今年後半(7〜12月)のEU議長国。ローマの社会科学国際自由大学(LUISS)のルチアーノ・モンティ教授(欧州経済政策)は「レンツィ氏が新内閣で欧州担当相を置かなかったのは(欧州政策を)直接仕切りたいからだ。EU議長国として雇用創出に力を入れるだろう」と予測する。

 レンツィ新政権は25日、下院(630議席)の内閣信任投票で、賛成378、反対220、棄権1で信任を取り付けた。上院は25日未明に信任済み。新政権はレッタ前政権同様、中道左派・民主党と小政党の連立による「寄り合い所帯」となるうえ、民主党は内部亀裂を抱えており、レンツィ首相は難しい政権運営を迫られる。

7488チバQ:2014/02/27(木) 21:10:26
>>962 2010年の大統領選にも出馬してる
http://mainichi.jp/select/news/20140227k0000e030184000c.html
ウクライナ:首相にヤツェニュク氏指名 閣僚候補発表
毎日新聞 2014年02月27日 10時42分(最終更新 02月27日 13時10分)


キエフの独立広場で、新内閣の候補者とステージに並び演説するトゥルチノフ大統領代行(手前)=2014年2月26日、ロイター
拡大写真 【キエフ篠田航一、モスクワ真野森作】ヤヌコビッチ政権が崩壊したウクライナの旧野党勢力は26日夜、首都キエフ中心部の独立広場で新内閣の候補者約20人を発表し、大筋でデモ参加者の支持も得られた模様だ。旧野党第1党「祖国」幹部のヤツェニュク氏が首相候補となったほか、政権打倒に導いたデモで主要な役割を演じた民間人も入閣する。新内閣は27日の最高会議(国会)での審議を経て、発足する見通し。

 首相となるヤツェニュク氏は、ティモシェンコ元首相が収監されていた間、「祖国」を率い、旧野党勢力のリーダーの一人として、ヤヌコビッチ氏との交渉にも当たってきた。発表後、「国家を守り、救うのが新内閣の第一の使命」と地元メディアに語った。

 候補者の多くは第1党・祖国所属で、旧野党第3党「自由」からも選ばれた一方、第2党「ウダル」は新内閣には参加せず、閣外協力にとどめた。

 副首相は担当を異にする4人。祖国所属で2度の外相経験のあるタラシュク議員が欧州統合担当▽デモ隊の負傷者救護チームを代表してボゴモレツ医師が人道問題担当▽中部ビンニツァ市のグロイスマン市長が地域政治担当▽第3党・自由所属のシチ氏−−が選ばれた。

 深刻な財政難に取り組む財務相にはシュラパク元中央銀行副総裁、国防の要となる国家安全保障会議書記にはデモ指導者の一人で祖国所属のパルビー議員が選ばれた。副書記に、極右連合「右派セクター」指導者のヤロシュ氏の名前が挙がったが、協議中とされた。

 また、ウクライナの検察当局は26日、逃走中のヤヌコビッチ氏を国際手配した。同国メディアでは、ロシアへの逃亡説と、国内に隠れているとの説が入り乱れている。

7489チバQ:2014/02/27(木) 21:11:06
http://mainichi.jp/select/news/20140227k0000e030188000c.html
ウクライナ:東部ハリコフ 市庁舎でロシア国旗掲げる騒ぎ
毎日新聞 2014年02月27日 10時58分(最終更新 02月27日 12時38分)


ハリコフ市庁舎のポールに掲揚されたロシア国旗。周囲をロシア系住民が封鎖した=2014年2月26日、田中洋之撮影
拡大写真 【ハリコフ(ウクライナ東部)田中洋之】ウクライナ東部ハリコフで26日、ロシア系住民らが市庁舎の旗ポールを一時「占拠」して、ロシア国旗を掲げる騒ぎがあった。新体制誕生で市内にあるソ連時代の象徴・レーニン像の撤去案が浮上していることに抗議するもので、普段かかっている欧州連合(EU)の旗を降ろし、代わりにロシアの三色旗を掲揚。数時間にわたってポール周辺を封鎖した。

 東部のロシア系住民でつくる団体「ウクライナのロシア運動」のゲンナジー・マカロフさん(60)は「ウクライナの安定を守ってくれるのはロシアだけだ。EUは必要ない」と話した。

 追放されたヤヌコビッチ氏の地盤だったハリコフでは、欧州統合派の新体制を支持するデモ隊が22日からハリコフ州政府庁舎の一部占拠を続けており、ロシア寄りの住民との間で緊張が高まっている。

7490チバQ:2014/02/27(木) 21:11:39
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&amp;k=2014022700862
ウクライナ、親EU政権発足へ=経済重視の実務型−ヤヌコビッチ氏、ロシア領内か
 【モスクワ時事】ヤヌコビッチ政権崩壊に伴い権力を掌握したウクライナ最高会議(議会)は27日にも、ヤツェニュク新首相(元議長)をはじめとする閣僚名簿を正式承認する。財政難で350億ドル(約3兆6000億円)の緊急支援が必要とされる中、経済に明るいヤツェニュク氏らを登用した実務型内閣となる。
 ただ、首相を含めて主要閣僚は、過去に政権運営したティモシェンコ元首相率いる親欧州連合(EU)派の政党「祖国」の幹部・メンバーで占められる。トゥルチノフ大統領代行(議長)も祖国幹部。政権政党の座を追われた親ロシア派の地域党は閉め出された形で、東部や南部クリミア半島のロシア系住民の不満が高まりそうだ。
 副首相(EU加盟担当)はタラシュク氏(元外相)、内相はアワコフ氏、国防相はパルビー氏らと祖国メンバーを充てた。外相のデシツァ氏は外交官出身。財務相のシラパク氏(元経済相)、経済相のシェレメト氏は実務経験が豊富だ。
 新政権発足の中、大統領を解任されたヤヌコビッチ氏はロシア・メディアを通じて声明を発表し、今も「自分が合法的な大統領だ」と主張した。首都キエフを脱出後、クリミア半島セバストポリを最後に足取りが途絶えているが、ロシア当局筋はインタファクス通信に対し、ヤヌコビッチ氏の保護要請に応じたと説明。ロシア領内にいる可能性を示唆した。(2014/02/27-20:45)

7491チバQ:2014/02/27(木) 21:12:45
http://www.afpbb.com/articles/-/3009433
親ロシアの武装集団、クリミアの議会を占拠 ウクライナ
2014年02月27日 18:35 発信地:シンフェロポリ/ウクライナ
【2月27日 AFP】親ロシアの武装集団が27日、ウクライナ南部クリミア(Crimea)自治共和国の議会と政府本部を占拠し、建物にロシア国旗を掲げた。当局者が述べた。ウクライナのアルセン・アバコフ(Arsen Avakov)内相代行は同日、警察と内務省の要員に警戒態勢を取るよう指示した。

 クリミア自治共和国のアナトリー・モギリョフ(Anatoliy Mohilyov)首相はAFPの取材に対し、最大で50人の武装集団が夜間に建物に侵入し、ロシア国旗を掲げ、政府職員の立ち入りを禁じていると語った。

 モギリョフ首相はこの事態に対し、地元当局が「対応措置」を準備しているとだけ述べ、それ以上の具体的な内容については語らなかった。自治政府当局は声明で「政府職員に本日は出勤しないよう求める」と発表した。

 インタファクス・ウクライナ(Interfax-Ukraine)通信は、議会内の関係者の話として、所属を明記していない戦闘服を着た数十人が政府庁舎と議会議事堂に27日未明、侵入し、交戦することなく警備員を排除したと報じた。

 同通信によると、武装集団は入口のガラスのドアに発砲して建物内に侵入したが、負傷者は出ていないという。

 黒海(Black Sea)沿岸のクリミア半島にはロシアを支持する住民が多く、ウクライナのビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)前大統領の失脚後、分離独立運動が広がるのではないかとの懸念が高まっている。(c)AFP

7492とはずがたり:2014/02/27(木) 21:46:03
クリミアのロシアの核心的利益だからなぁ。

暫定首相にヤツェニュク氏=米、ロシアの軍事介入警戒−ウクライナ
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014022700041

26日、ウクライナの暫定首相候補に指名されたアルセニー・ヤツェニュク氏(EPA=時事)
 【モスクワ時事】ウクライナの実権を掌握した親欧米派陣営は26日夜、政党「祖国」幹部のアルセニー・ヤツェニュク氏を暫定首相とする新内閣の閣僚名簿を発表、新体制づくりを急いだ。こうした中で、米政府はロシアの軍事介入を警戒。ウクライナ南部クリミア半島では対立する親ロシア派と親欧州派が衝突して死傷者が出るなど、依然不安定な情勢が続いている。

 閣僚名簿は27日、最高会議(議会)により正式承認される見通し。ヤツェニュク氏は、親ロシア派のヤヌコビッチ政権崩壊に伴って釈放されたティモシェンコ元首相の側近で、外相や最高会議議長などを歴任した有力政治家。経済危機に直面しているウクライナの立て直しと政治的安定が急務だ。このほか、外相に外交官出身のアンドリー・デシツァ氏、内相にはアルセン・アバコフ氏が起用された。
 トゥルチノフ大統領代行(最高会議議長)はこれに先立ち、自ら軍の最高司令官に就任する意向を表明した。(2014/02/27-12:20)

ロシア系がクリミア独立要求=タタール系と衝突−ウクライナ
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201402/2014022700001&amp;rel=j&amp;g=int&amp;relid=1_1

26日、ウクライナ南部シンフェロポリで、クリミア半島のロシア帰属を求めロシア国旗を掲げる住民(右)に対抗してデモを行うタタール系住民(EPA=時事)
 【モスクワ時事】ウクライナ南部シンフェロポリのクリミア自治共和国議会前で25、26両日、多数派のロシア系住民が「クリミア半島の独立とロシアへの帰属の是非を問う住民投票」の実施を求めてデモを行った。
 26日には、親欧州連合(EU)派の新政権を支持する先住民タタール系住民などが対抗して集まり、小競り合いとなった。クリミア半島はソ連時代の1954年にウクライナに移管された歴史があり、親ロシア派のヤヌコビッチ政権崩壊で民族対立が表面化した。(2014/02/27-00:01)

7493とはずがたり:2014/02/27(木) 21:46:15

ティモシェンコ女史が自重出来るかが鍵?

ウクライナ議長、軍指揮権を掌握=デモ鎮圧の特殊部隊解散
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201402/2014022600689&amp;rel=j&amp;g=int&amp;relid=1_3

25日、ウクライナの首都キエフにある独立広場に居残るデモ隊(EPA=時事)
 【モスクワ時事】ウクライナのトゥルチノフ大統領代行(最高会議=議会=議長)は26日、軍の最高指揮権は自身にあると宣言した。権力を掌握した親欧州連合(EU)派主体の議会による暫定政権づくりの一環で、混乱するウクライナ情勢への内外の懸念を払拭(ふっしょく)する狙いがある。

 一方、アワコフ内相代行は、旧ヤヌコビッチ政権が反政権デモの排除・鎮圧のため投入した内務省特殊部隊「ベルクト(イヌワシ)」を解散したと明らかにした。デモ隊と治安部隊の一連の衝突では「100人以上が死亡した」(最高会議)とされ、ベルクトはデモ隊から敵視されていた。アワコフ氏はデモを主導したティモシェンコ元首相率いる政党「祖国」のメンバー。
 ロイター通信によれば、マフニツキー検事総長代行は26日、大統領を解任されたヤヌコビッチ氏が国際指名手配されたと明らかにした。最高会議はヤヌコビッチ氏を衝突に絡む大量殺人の容疑で指名手配し、国際刑事裁判所(ICC)に訴追を求める方針も決定していた。ヤヌコビッチ氏は首都キエフから南部クリミア半島に逃れたのを最後に足取りが途絶えている。(2014/02/27-01:34)

本命クリチコ氏が出馬表明=候補一本化カギ−ウクライナ大統領選
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201402/2014022500914&amp;rel=j&amp;g=int&amp;relid=1_2

 【モスクワ時事】ウクライナでは25日、挙国一致内閣の樹立に向けた調整と並行し、5月25日の前倒し大統領選の立候補届け出の受け付けが始まった。反政権デモを主導した親欧州連合(EU)派のビタリ・クリチコ氏が出馬を表明した。旧ヤヌコビッチ政権が基盤とした親ロシア派の候補との争いとなる。
 世界ボクシング評議会(WBC)元ヘビー級王者のクリチコ氏は最有力候補。英語やドイツ語を自由に操り、博士号も持つインテリだ。党首を務める政党ウダール(パンチの意味)は2012年10月の最高会議(議会)選挙で躍進し、ティモシェンコ元首相が不在の親EU派で筆頭格に躍り出た。政権崩壊前、支持する大統領候補を尋ねた世論調査で、クリチコ氏は当時現職のヤヌコビッチ氏とほぼ伯仲していた。
 一方、旧政権陣営からは24日、ヤヌコビッチ氏の支持基盤、東部ハリコフ州のドブキン州行政府長官(知事に相当)が出馬を表明。ドブキン氏は首都キエフから逃亡したヤヌコビッチ氏と21日夜にハリコフで極秘会談したとされる。親ロシア派「地域党」の勢力維持に向け、後継指名された可能性もある。
 「台風の目」となりそうなのは、釈放されたティモシェンコ氏だ。トゥルチノフ大統領代行(最高会議議長)が属する親EU派政党「祖国」党首で、政界復帰に強い意欲を示している。暫定首相の職は固辞しており、大統領選出馬の観測が高まっている。ただ、過去に政情を混乱させた苦い記憶が国民に残るのも事実だ。
 ティモシェンコ氏が出馬した場合、クリチコ氏と親EU票を奪い合い、結果的に親ロシア派の旧政権陣営に有利に働く可能性もある。このため、親EU派が統一候補擁立へ調整できるかどうかがカギとなりそうだ。(2014/02/25-23:12)

7494とはずがたり:2014/02/27(木) 21:52:50
2014年 2月 26日 20:45 JST
ウクライナ新体制に反発するクリミアの住民―親ロシア派市長かつぐ動き
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702303616704579406671396869060.html

 【セバストポリ(ウクライナ)】ウクライナのヤヌコビッチ政権崩壊につながった親欧米派による政変に対する反感が強い同国南部クリミア半島の中心都市セバストポリで、ロシア人実業家が事実上の市長として浮上した。

 地元の著名な実業家でロシアの利益の促進者を自称するAlexei Chaly氏(52)は、新政権づくりを目指している親欧米派による政変に参加したウクライナのナショナリストからセバストポリを守ると公約している。この都市にはロシア黒海艦隊の基地が置かれている。

 1954年までロシアに帰属していたクリミア半島の大半では、ウクライナ新体制に対する抵抗が強く、新体制を違法と非難するChaly氏の人気が高まっている。この地域にはロシア系住民が非常に多く、ウクライナのナショナリストらに対する反感が根強い。

 ここでは親ロシア感情が明白だ。25日にはクリミア自治共和国議会のウラジミール・コンスタンティノフ議長が「最後まで自治共和国のために戦う」と誓った。クリミア半島は自治共和国の地位を獲得しており、ウクライナのほかの地域以上に自己統治力を自負している。しかし、このところの混乱で、ウクライナからの独立を求める声がますます高まっている。

 クリミア半島の問題はウクライナの首都キエフを掌握したデモ参加者や反政権指導部にとって深刻な懸念となっている。トゥルチノフ大統領代行は25日、声明を発表し、クリミア半島の「分離主義」に対する懸念を表明するとともに、自身の側近を集めてこの問題を協議した。大統領代行は、ウクライナの領土保全を脅かす行為があれば犯罪として処罰することについて協議したと明らかにした。

 Chaly氏がセバストポリの事実上の市長に就いたことは、クリミア半島の平和維持のためにウクライナの新政権が取り組まざるを得ない難しい課題の1つだ。

 Chaly氏は型破りなやり方で勢力を伸ばした。23日、セバストポリの主な広場に数千人のデモ参加者が押し寄せ、キエフの独立広場での反政権デモ隊の指導者たちを非難した。ほとんどがロシア系住民から成るセバストポリのデモ参加者はロシアの国旗とロシア黒海艦隊の旗を掲げ、ロシアの歌を歌った。ロシア政府に対し、ウクライナの新体制から自分たちを守るよう訴える人々もいた。

 そうした状況のなかでChaly氏が持ち上げられた。同氏はステージから群集に対し、「キエフは今、いったいどうなっているのか。自分たちを議会と呼んでいる人々には、そう呼ぶ権利はない」と訴えた。

 そしてすぐに何人かの人々が立ち上がり、Chaly氏が新しく市長に就任すべきだと演説した。これまでセバストポリの市長だった人物もステージに登り、Chaly氏に対する支持を表明した。セバストポリの市長はこれまで何年間も、選挙を行う他の都市と異なり、論争の多いやり方で指名されてきた。

 ヤヌコビッチ前大統領が指名したこの市長はそれから数時間後、もはやウクライナを辱めた人物とその政党のために職務を遂行したくないとして辞任した。この市長の立場は弱かった。地元住民の多くはキエフの反政権デモ参加者を嫌悪しているが、同時に、汚職が蔓延し、経済的困難に無策だったヤヌコビッチ前大統領と当時の与党にも失望していた。

7495とはずがたり:2014/02/27(木) 21:53:24
>>7494-7495
 キエフでの政変に反対する地元の運動を代表するOlga Timofeyeva氏がステージに飛び上がり、Chaly氏をセバストポリの権力を握る新執行委員会の委員長にすることを提案した。Timofeyeva氏は「賛成なら、投票して下さい」と叫び、数千人が挙手した。数人がやじを飛ばしたようだった。Timofeyeva氏は人々の答えは「イエス」だとみなし、「今から、執行委員会が実権を持つ。それ以外のやり方はない」と述べた。

 その翌日、数百人の親ロシア派の活動家がセバストポリの市庁に押し寄せた。Chaly氏が市長に就任しないのであれば、建物に突入すると脅す者もいた。分離主義をあおっているとしてウクライナ政府当局者がChaly氏の逮捕を試みているとのうわさが群集の間で広まった。ある高齢の女性がキエフでの出来事を「Europlague」(欧州災難)と表現するビラを配り、親ロシア派の支持者に市民軍に登録するよう呼びかけた。

 24日に市当局のウェブサイトに掲載された23日の集会に関する発表を受けて、緊張が高まった。それには「いんちきの民主主義に訴え、不当な権力組織を選出しようとする複数の過激派組織による企ては違法で、同地域の安定につながらない」と記されていた。

 群集は激怒していた。Chaly氏が群集をなだめるためにその場に現れた。そして、地元警官もやってきた。

 Chaly氏は数時間のうちに、緊急会議で自分自身を、ウクライナ政府によって指名される市当局の局長ではなく、最新の執行委員会の委員長に選出するために市評議委員会の定足数を集めた。Chaly氏はソ連時代の司令官の孫で、モスクワに本社を置く真空遮断器を製造する国際企業Tavrida Electricのディレクター。76人の市評議会メンバーのうち49人ほどが出席し、同氏に賛成票を投じた。残りの評議会メンバーは出席しなかったという。

 この結果が発表されると群衆は歓声を上げた。Chaly氏は25日、自分の職務に取り掛かった。ただ、同氏の職務の多くは引き続き不透明だ。代表者は同氏にコメントさせることを拒否した。

 Chaly氏は25日夜、地元のニュースメディアに対し、初日の仕事について説明した。同氏は、ボランティアの自己防衛市民軍を監督する反テロリストセンターを設置したと述べ、市民に登録を呼びかけた。同氏はさらに、年金受給者と機動隊、市職員らに予定通り支払われていなかった賃金に充てるため、1億ウクライナフリブナを準備したと続けた。

 今週中に発表される見込みのキエフの新政権がChaly氏を合法的な市長と認めるかどうかは不明確だ。ウクライナの新政権がセバストポリの市当局の責任者を独自に任命しようとする可能性がある。そうなれば、同市ではさらなる混乱につながりかねない。また、市民の多くが望むように、選挙を呼びかける可能性もある。ただ、その時までには、Chaly氏は自身のボランティア市民軍を作り上げている可能性がある。

 一部ではChaly氏の暴民的ともいえるようなやり方に疑問を呈する人々もいる。ウクライナの報道機関Glavkomによると、政党に属さないセバストポリ市評議会メンバーの1人、Vasily Zelenchuk氏は「市長は通りや広場で選ばれるのではなく、投票によって選出されるのだ」と話した。「今日、セバストポリにそれを認める法がないのなら、やや煮え切らない感じだ」。

7496とはずがたり:2014/02/27(木) 21:54:17

2014年 2月 27日 09:12 JST
ロシア、ウクライナ国境周辺での軍事演習命令
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702303616704579407674263072040.html
By LUKAS I. ALPERT AND JAY SOLOMON

 【モスクワ】ロシアのプーチン大統領は26日、ヤヌコビッチ大統領が追放されて政治的空白地となっているウクライナから200マイル(320キロメートル)と離れていない所も含めて15万の兵力による予想外の軍事演習を命じた。

 演習には地上、防空、戦車隊のほか、北方艦隊、バルト艦隊も参加する。この演習はロシアが行うものとしてはここ数年での最大規模。ロシア政府はウクライナの動向に不満を抱いている。

 ロシアは、ウクライナの親欧州連合(EU)派のデモ隊が先週、ヤヌコビッチ大統領を追放して以来、キエフ駐在の大使を本国に戻し、150億ドル(1兆5400億円)のウクライナ支援協定を保留とし、天然ガス価格の引き上げと貿易制裁を導入する構えを見せている。メドベージェフ・ロシア首相は24日、ウクライナの状況は旧ソ連圏におけるロシアの国益に脅威となっていると述べた。

 ショイグ・ロシア国防相は、軍事演習は1カ月前から準備されていたもので、先週の警官隊とデモ隊の衝突で80人以上が死亡したウクライナの騒乱とは関係がないと指摘した。別の国防省高官はロシアの通信社に対して、ウクライナの騒乱は演習を先送りする理由にはならないと述べた。

 しかし、力の誇示のタイミングはクリミア半島などロシア語を話す地域への軍事介入の可能性をめぐる不安を間違いなく高めることになる。同半島にはロシアの黒海艦隊が基地を持っている。

 ケリー米国務長官は、ロシアは今後「極めて慎重になる」必要があるとの見解を示した。同長官はNBC放送の番組で、「われわれは対立を予想していないが、全ての国は領土とウクライナの主権を尊重すべきだということを明確にしておきたい。ロシアはこれをすると言っており、その約束を守ることが重要だ」と語った。

 26日にはクリミア自治共和国の首都シンフェロポリで親ロシア派と親EU派とが激しく対立した。シンフェロポリでは議会が共和国の将来について議論している。

 カーネギー国際平和基金(ワシントン)のロシア・プログラムのディレクターを務めるユージン・ルーマー氏は「このことが過激派にどのようなシグナルを送るだろうか。冷静になると言うよりは激情をあおることになるのではないか」と述べた。

 軍事演習の発表を受けて、ロシア通貨ルーブルの対ユーロ為替相場は新安値をつけた。

 ロシアは昨年5月、16万の兵力と戦車、航空機を動員したシベリアでの大規模演習を行った。同年2月にも8万の兵力で演習をしたほか、黒海とロシア中部でも小規模な演習をしている。

 ロシアの高官は最近、軍事介入は計画されていないとしており、上院のマトビエンコ議長は26日、「このようなシナリオは不可能だ」と語った。しかし、ロシア議会国際問題委員会のアンドレイ・クリモフ副委員長は、同国にはウクライナ内にある軍事施設を守る責任があるとし、「ウクライナ内にいるわれわれの同胞に何かが起きる可能性が1%しかないとしても、ロシア軍はわれわれ自身の基地を守るための準備をしなければならない」と語った。

 北大西洋条約機構(NATO)は26日、ブリュッセルで開いた国防相理事会で、「ウクライナの主権と独立、領土、民主的発展、国境不可侵の原則」を支援するとした。ラスムセンNATO事務総長は記者会見で、ロシアの軍事演習を具体的に批判したり、ウクライナがNATOに加盟する見通しについて発言することはなかった。

 しかし、同事務総長は、ウクライナは自国の安全保障体制を独自に構築できるようにすべきだとし、「同盟や安保政策に関しては全ての国は固有の決定権を持っている」と延べた。

 演習は26日に始まり、3月3日まで行われる。ショイグ国防相によると、演習は二つの部分に分かれ、最初は応戦態勢の緊急点検、二つ目はサンクトペテルブルクに本拠を置く第6軍、ウクライナ国境から約300キロメートル離れたボロネジの第20軍、それにカザフスタン国境近くのサマラの第2軍が参加して軍事演習が行われる。

 ロシアのシンクタンク、戦略技術分析センターのディレクター、ルスラン・プクホフ氏は、ロシアはウクライナ情勢が悪化した場合に備えている公算が大きいとの見方を示した。同氏は「ロシアの政治、軍事の指導部はさまざまなシナリオに備えなければならない。これは軍事力を行使するということではないが、過去20年間の経験からは、軍事介入に至るまでいかなる可能性についても準備しなければならないということだ」と語った。

7497チバQ:2014/02/27(木) 23:03:54
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014022701002383.html
ロシアがヤヌコビッチ氏保護 新体制との対立先鋭化へ
2014年2月27日 22時01分

 【キエフ共同】ウクライナの政変で大統領の実権を失ったヤヌコビッチ氏をロシアが受け入れ、保護したことが27日、明らかになった。ロシア主要メディアが報じた。

 多数の市民を殺害した犯罪者としてウクライナの新体制が国際手配した同氏をロシアが受け入れたことで、新体制や政変を支持する欧米との対立は一層先鋭化するとみられる。

 ロシア通信によると、ロシア政府当局者は「ヤヌコビッチ氏はロシア政府に安全保護を要請した。この要請をロシア領土において実現した」と語った。

7498はだしのゲン:2014/02/28(金) 02:51:39
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7499チバQ:2014/03/01(土) 09:12:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140301/erp14030108480008-n1.htm

【ウクライナ情勢】
緊迫のクリミア・ルポ 「ロシア編入」求める住民 「権利守るのはプーチンだけ」
2014.3.1 08:45 (1/2ページ)

28日、シンフェロポリの空港をパトロールする所属を示す記章のない兵士ら(ゲッティ=共同)
28日、シンフェロポリの空港をパトロールする所属を示す記章のない兵士ら(ゲッティ=共同)


 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)=遠藤良介】ウクライナ南部クリミア自治共和国の最高会議(議会)は28日までに、クリミアの地位に関する住民投票をウクライナ大統領選と同じ5月25日に行うことを決議した。同自治共和国では多数派のロシア系住民がロシア編入を求める声を強めており、先住のタタール系住民との衝突も起きている。ロシアによる軍事介入の可能性もはらんで緊迫するクリミア情勢が、政変後の新たな焦点となってきた。

 「ロシア! ロシア!」の歓呼が繰り返され、赤青白のロシア国旗や露海軍旗がはためく。自治共和国の首都シンフェロポリの議会前では2月27日、露系住民が政変で発足した親欧米派暫定政権に抗議し、気勢を上げていた。「首都キエフには米国の傀儡(かいらい)政権ができた。くたばれアメリカ!」

 シンフェロポリでは数日前からこうしたデモが続いており、26日にはタタール系との衝突で死者が出た。また27日以降、武装集団が議会や政府庁舎などを占拠し、これも親露派勢力による行動との見方が強い。

 「キエフのクーデターで発足したのはナチズムの非合法政権だ。その権力がクリミアに及ぶことは許さない」。デモに参加した会社経営の男性、エブゲニーさん(36)はこう語り、「われわれの権利を守り、秩序をもたらしてくれるのはロシアとプーチン大統領だけだ」と力説した。

■ ■
   

 クリミアは旧ソ連フルシチョフ政権期の1954年にロシアからウクライナへと帰属が変更され、今も人口の約6割がロシア系だ。全般的に親露的なウクライナ東部にあって、反西部感情が最も強い。第二次大戦の独ソ戦で、西部の民族主義者はナチス・ドイツに協力した−という意識が西部不信の根底にはある。

 デモに参加した技術者の男性、バチェフスキーさん(42)は「キエフの非合法政権は過激な民族主義勢力に操られている。ロシア語を地域公用語とすることを可能にしていた法律が廃止されたのは、私たちを完全な市民とみていないからだ」と憤りを語った。

 少数派のタタール系との関係も複雑だ。タタール系は大戦期、対独協力のかどで中央アジアに強制移住させられたため、その間に大量入植したロシア系への敵対感情が今に残る。

    

■ ■


 一方、クリミア半島南端のセバストポリにはロシアが黒海艦隊の基地を租借しており、半島はロシアにとってきわめて重要な戦略拠点だ。ロシアは政変後、ウクライナと国境を接する西部軍管区で軍事演習などを行い、暫定政権を牽制する。クリミア情勢がこじれた場合にロシアが軍事介入する可能性は排除されない。

 ロシアは2008年のグルジア紛争で「自国民保護」を侵攻の大義とした。ロシアはこれに先立ち、グルジアの親露派地域で住民にパスポート(市民権)を配布していた経緯がある。露下院では、クリミア住民へのパスポート発給手続きを簡素化すべきだとの意見が出ており、ウクライナ暫定政権は警戒している。

7500チバQ:2014/03/01(土) 09:14:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140301/erp14030100230001-n1.htm

【ウクライナ情勢】
飛行機? 巡洋艦? ヤヌコビッチ氏、どう露に入ったか
2014.3.1 00:22

記者会見で語るヤヌコビッチ前大統領=28日、ロストフナドヌー(ロイター)
記者会見で語るヤヌコビッチ前大統領=28日、ロストフナドヌー(ロイター)


 【モスクワ=佐々木正明】ウクライナのヤヌコビッチ前大統領は28日、ロシアでの記者会見で、ロシアまでの移動ルートを詳細には述べなかったが、「自らの使命を果たし、私の命を守ろうとした愛国的な軍将校」のおかげで、入国を果たしたと語った。

 ウクライナからの同氏の脱出について、同国の独立系通信社ウニアンは28日、飛行機で2月27日夜にロシアに入ったと伝えた。ヤヌコビッチ氏が搭乗した飛行機は戦闘機を伴い、露南部ロストフナドヌー近郊の軍事基地に到着したという。

 このほか、ウクライナのテレビ局は24日、ヤヌコビッチ氏がロシアの海軍基地があるウクライナ南部クリミア半島のセバストポリの港から、露黒海艦隊のミサイル巡洋艦で国外に脱出したと報じていた。いずれの脱出情報も真偽は不明だ。

 新政権のアバコフ内相によると、ヤヌコビッチ氏は側近とともに21日、ヘリコプターでウクライナの首都キエフを離れてハリコフに移動。22日にはドネツクに移り、空港から飛行機での海外脱出を図ったが、書類不備を理由に阻止された。23日にクリミア半島に入った後、行方が分からなくなっていた。

7501チバQ:2014/03/01(土) 09:25:30
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014030102000134.html

ウクライナ 武装集団2空港占拠 暫定政権「ロシア軍」と非難














2014年3月1日 朝刊





 【ハリコフ(ウクライナ東部)=原誠司】ウクライナ南部のクリミア自治共和国で二十八日、軍港都市セバストポリ近くにある軍用空港が武装集団により管理下に置かれた。ウクライナのアバコフ内相は「ロシア軍による封鎖で主権国家に対する挑発だ」と非難。自治共和国の中心都市シンフェロポリの民間空港にも武装集団が侵入し管理下に置いた。 


 ロイター通信などによると、ロシア黒海艦隊が駐留するセバストポリ近くにある空港周辺で二十七日深夜、装甲車などを伴った武装集団が展開を始め、二十八日に空港を管理下に置いた。ウクライナ軍部隊などと戦闘は起きていない。


 シンフェロポリの空港にも百人以上の武装集団が入り込み「クリミア市民軍」を名乗って、空港をパトロールしている。運航は継続されているという。いずれの武装集団も軍服姿で小銃などで武装しているが、所属を示す記章などは着けておらず何者かは不明。


 ウクライナのアバコフ内相は「ロシア軍部隊だ」と非難。ウクライナ大統領代行のトゥルチノフ最高会議(議会)議長も「ロシア軍がクリミア半島情勢の緊迫化に関与している」と抗議した。ウクライナ最高会議(議会)は国連安全保障理事会に対して緊急会合の開催を求めた。これに対し、ロシア黒海艦隊の報道官は二十八日、「いかなる部隊も空港封鎖に参加していない」と関与を否定した。トゥルチノフ大統領代行は二十七日、黒海艦隊の部隊を基地外に展開すれば侵略とみなすと警告していた。

7502チバQ:2014/03/01(土) 09:26:31
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014022802000138.html

ウクライナ南部 クリミア行政府 占拠 独立の住民投票へ














2014年2月28日 朝刊





 【ハリコフ(ウクライナ東部)=原誠司、モスクワ=宮本隆彦】ロシア系住民が多いウクライナ南部クリミア自治共和国のシンフェロポリで二十七日、ロシア系の武装集団が行政府と議会を占拠し、ウクライナからの独立とロシア帰属を求める住民投票の実施を要求した。ウクライナのメディアによると、議会は幹部会を開き、ウクライナ大統領選と同じ五月二十五日に住民投票を実施する方針を固めた。ロシア系住民と親欧州のタタール人の間の緊張は一層高まっている。 


 ロシア通信によると、クリミア議会のコンスタンチノフ議長は「住民投票はクリミアが内外の独裁から免れる唯一の手段だ」と実施を決めた理由を説明した。近く議会で採決し、正式に実施を決める。


 クリミアは帝政ロシア時代の十八世紀後半にロシア領となり、旧ソ連時代の一九五四年にロシアからウクライナに移管されたが、現在でも人口の約六割をロシア人が占める。


 ロシア外務省は、ロシア人が多いクリミアやウクライナ東部の状況を踏まえ「同胞の権利が侵害されれば、強く、非妥協的な態度で守る」との声明を発表。親ロシアのヤヌコビッチ政権が打倒され、親欧州政権が誕生する中、ウクライナでの自国の権益確保のためには軍事行動も辞さないとの姿勢を示したとみられる。


 これに対しウクライナのトゥルチノフ大統領代行は、クリミアに駐留するロシアの黒海艦隊が「定められた領域から出れば侵略とみなす」と警告。北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は「緊張をエスカレートさせる行動を取らないよう求める」とロシアをけん制し、武装集団を「危険で無責任だ」と非難した。


 ウクライナの首都キエフでは二十七日、欧州連合(EU)加盟を主張する政党「祖国」幹部のヤツェニュク氏を首相とする暫定内閣が最高会議(議会)に承認された。

7503チバQ:2014/03/01(土) 09:27:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140301/mds14030108280000-n1.htm
首相関与示す?音声流出 トルコ疑獄 政権は否定、デモ発展

2014.3.1 08:25 (1/2ページ)

エルドアン首相
エルドアン首相


 【カイロ=大内清】トルコのエルドアン政権をめぐる大型疑獄事件で、エルドアン首相自身が事件に関与していた可能性を示す録音音声がインターネット上に流出し、同国の首都アンカラや最大都市イスタンブールで大規模な退陣要求デモに発展している。政権側は、音声は「合成された偽物だ」としているが、早期に疑惑を解消できなければ、3月に予定される地方選や夏の大統領選を控え、政権への大打撃となる可能性もある。

 問題となっている音声は、2月27日までにインターネットの動画サイトに投稿されたもので、トルコ警察が土地開発に絡む贈収賄事件の捜査に乗り出した直後の昨年12月17日、エルドアン氏が息子との間で交わしたとされる電話のやりとり。その中でエルドアン氏は、複数カ所に保管してある現金数百万ユーロを「ゼロ」にするよう隠蔽(いんぺい)を指示したとされる。音声の出所は分かっていない。

 エルドアン氏は25日、自身のイスラム系与党、公正発展党(AKP)の会合で音声流出は「敵の卑劣な攻撃だ」と疑惑を否定した。

 これに対し、イスタンブールなどの都市部では25、26の両日、数千人が反政府デモに参加し、一部で警官隊との衝突も発生。国是である厳格な世俗主義を掲げる共和人民党(CHP)など野党勢力はエルドアン氏の辞任を要求しており、この機にAKP切り崩しを進める考えだ。

 事件では、関与が取り沙汰されたエルドアン政権の閣僚や上級官僚らが相次いで辞任。エルドアン氏周辺に捜査の手が及ぶかが焦点となっていた。

 エルドアン氏は事件について、自身と対立するトルコ最大のイスラム団体で、司法・捜査機関に大きな影響力を持つとされる「ギュレン運動」のでっちあげだとの見方を示している。

 一方、ギュレン運動をめぐっては政権寄りメディアが、警察内部に浸透している運動関係者が首相を含む与野党の政治家やジャーナリストら数千人を3年間にわたり盗聴していた−とする疑惑を報じている。

 真偽は不明だが、今回流出した音声が本物であれば、盗聴によるものである可能性が高いだけに、ギュレン運動と政権側とのさらなる対立にもつながりそうだ。





【用語解説】ギュレン運動 トルコ東部エルズルム出身のイスラム指導者、フェトフッラー・ギュレン師(72)が率いる社会・教育団体。「ヒズメト(奉仕)」とも呼ばれる。トルコ国内や中央アジアを中心に100カ国以上で活動を展開するとされる。トルコのイスラム国家化を志向しているなどとして危険視された同師は1999年、病気治療名目で米国に事実上、亡命。トルコ検察当局は2000年、同師を被告不在で訴追したが08年に無罪となった。

7504とはずがたり:2014/03/01(土) 19:27:38
西側もウクライナもクリミアはロシアに割譲しないとロシアが収まらないだろうことは理解しないと。

戦後レジームを拒否するなら安倍もウクライナの一体性などの妄言に与してはならんだろう。

2014年 2月 24日 11:30 JST
ロシア、ウクライナのヤヌコビッチ政権の崩壊で痛手
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304380304579401871491081750.html
By GREGORY L. WHITE

 【モスクワ】ウクライナで親ロシアのヤヌコビッチ政権が22日に崩壊したことは、つい数週間前には南隣の同国を自らの陣営に引き戻すことに成功したと思われたロシアにとって大きな痛手となった。

 ロシア政府のある高官は「大敗北を喫した」と述べた。ロシア政府当局者は、ヤヌコビッチ大統領が大規模な抗議行動で打倒され、親欧州政権が誕生することになったことで、2004年のオレンジ革命を苦々しく思い起こしている。同高官は「我々は再び同じ過ちを犯した」とし、「西側がクーデターの企みに成功したというのが我々の結論だ」と述べた。

 西側当局者は、ロシアを挑発しないよう努めているようだ。ロシアの一部政府当局者は、ウクライナが内戦状態となったならば親ロシア地域を保護するため介入することを示唆していたが、ロシア高官の間では介入を支持する兆候はみられなかった。

 しかし親欧州の新政権は、ウクライナの主要な燃料供給国で貿易相手国であるロシアから大きな経済的圧力を受ける恐れが大きい。パイファー元ウクライナ米大使は、「ロシアには使える経済的なてこがたくさんある」と語る。

 アナリストらは、ロシア政府はウクライナでの大幅後退を受けて、オレンジ革命後のようにロシア国内での反政府派への弾圧を強化する可能性があると警告する。

 ロシア政府当局者によれば、政府内では西側諸国がロシアでも同じような革命を企てようとしているとの見方が大勢を占めているという。あるロシア当局者は、「旧ソ連圏で大規模な戦いが始まろうとしている」と強い警戒感を示す。

 ウクライナ議会では22日、ヤヌコビッチ大統領の与党・地域党が、同大統領の解任と5月の総選挙実施に関する決議に賛成票を投じ、大統領から離反した。同大統領は同日キエフを離れ、支持基盤の東部に入り、親欧派の権力奪取を「クーデター」と非難した。大統領の政敵で収監されていたティモシェンコ元首相は釈放され、数千人のデモ隊に歓迎された。

 ロシア外務省が発表した声明によると、ラブロフ外相は欧米諸国の外相に電話を掛け、「非合法の過激派」がキエフを支配下に置いたと批判し、ウクライナの野党が欧州連合(EU)の仲介でヤヌコビッチ大統領と結んだ停戦合意を順守するよう圧力を掛けることを呼び掛けた。同合意では、大統領は大統領選が行われるまで大統領職にとどまることになっていた。だが西側諸国は、ラブロフ外相の呼び掛けに冷淡で、新政権との協力に動いている。

 プーチン大統領は22日、ウクライナの政変には沈黙を保った。一方でソチ五輪でメダルをとったロシア五輪チームを祝う一連の声明を出した。

7505チバQ:2014/03/01(土) 19:57:06
http://mainichi.jp/select/news/20140301k0000e030205000c.html

ウクライナ:これがヤヌコビッチ氏「御殿」…豪邸ルポ

毎日新聞 2014年03月01日 10時50分(最終更新 03月01日 11時20分)




3000万ユーロ(約42億円)相当とも伝えられたシャンデリア=2014年2月28日、篠田航一撮影

3000万ユーロ(約42億円)相当とも伝えられたシャンデリア=2014年2月28日、篠田航一撮影


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 ◇金色に輝くシャンデリア、ライオンの剥製

 【キエフ篠田航一】ウクライナの政変で大統領職を解任され、ロシアに逃亡したビクトル・ヤヌコビッチ氏(63)が首都キエフ郊外に構えていた5階建て豪邸に2月28日、入った。3000万ユーロ(約42億円)とも報じられた高さ約6メートルのシャンデリアが金色に輝き、ライオンの剥製が置かれた「御殿」は、権力誇示の一点で作り上げられた異形の館だった。

 敷地を管理する旧反政府デモ隊警備担当者の許可を得て入ったが、担当者も「実はまだ部屋数も道も把握していないんです」と語る。邸内はまさに迷路さながらだ。

 浴室に置かれたバスタブの蛇口は金細工が施され、バスルームのゴミ箱まで黄金に輝く。だが、執務室は意外に質素で、最近まで執務をした形跡がある。机の上には「奴隷解放宣言」で有名な米元大統領リンカーンの本があり、一緒に入室した記者らが笑い声を上げた。大量殺人容疑で国際手配された人物には確かに不似合いだ。

 2階にはトンネルのような通り道がある。ベトナム政府から贈られた絵画などが並ぶ約50メートルの白亜の廊下を抜けると、そこは専用のボクシングジム。「ヤヌコビッチ氏はスポーツ好きで、健康に気を使っていました」と警備担当者。広間には血圧計の箱が置かれ、酸素カプセルや日焼けサロンの機器が置かれた部屋もある。

 客間のほか、理髪室、マッサージ室、映画鑑賞室、専用礼拝所などが並ぶ。「信心深いはずの大統領が国民に銃口を向けた。健康に気を使いながら、心は健康ではなかった証拠だ」との声が漏れた。

 邸宅の外に出た。広大な森の敷地は140ヘクタールで、東京ドームの約30倍の広さ。ゴルフ場や鳥の飼育場、そして湖に浮かぶ帆船と、まるで総合レジャーランドだ。気温は1度だが、2時間も歩き汗が噴き出した。

 邸宅はキエフ中心部から北へ約15キロのメジゴリエにある。ヤヌコビッチ氏が逃走した22日以降、市民に開放された。ヤヌコビッチ氏は28日の会見で「私が買った家だ」と所有の正当性を主張した。

7506チバQ:2014/03/01(土) 19:58:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140301-00000099-jij-int

クリミアの全軍指揮下に=自治政府―ウクライナ軍、ロシア兵拘束

時事通信 3月1日(土)18時29分配信



 【モスクワ時事】ウクライナ南部のクリミア自治共和国の親ロシア派のアクショノフ首相は1日、全軍と治安部隊を指揮下に置くと宣言するとともに、治安回復のためロシアのプーチン大統領に支援を要請した。
 一方、ウクライナ新政権のテニュフ国防相は1日の初閣議で、クリミア半島南部フェオドシヤで、ウクライナ軍部隊が武装したロシア軍人らを拘束したことを明らかにした。ロシア軍人らはウクライナ海兵隊基地に侵入しようとして捕まったという。
 ロシア大統領府は、アクショノフ首相の支援要請を「無視しない」との立場を明らかにした。アクショノフ氏は「内務省、非常事態省、陸軍、海軍、税務当局、国境警備隊を掌握する」と語っており、クリミア自治共和国による事実上の「軍」創設の動きとみられる。
 ウクライナのヤツェニュク首相は、南部クリミア半島でのロシア軍の不穏な動きについて、「駐留協定違反だ」と批判した。

7507旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/03/01(土) 23:51:20
やっかいなことになってきたなあ。

ウクライナ軍事介入決断…露大統領、上院に提案
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20140301-OYT1T00816.htm?from=top
【キエフ=佐藤昌宏、モスクワ=緒方賢一】ロシアのプーチン大統領は1日、上院に対し、ウクライナ領内で軍事力を行使することを提案した。
 上院がこれを承認すれば、ロシアは、ウクライナ南部クリミア自治共和国で軍事介入に踏み切る法的な条件が整うことになる。露側の強硬な姿勢に対し、欧米諸国が反発するのは必至で、混乱が続くウクライナ情勢は重大な局面を迎えた。
 大統領府の発表によると、プーチン大統領は、軍事力を行使する目的を「ロシア国民、ロシア軍の要員の安全を守るため」と説明している。上院への提案は憲法の規定に基づくもので、承認される可能性が高い。親露派のヤヌコビッチ政権の崩壊後、欧州への接近を図るウクライナ政府に対し、外交的な圧力を強める狙いがある。
(2014年3月1日23時39分 読売新聞)

7508旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/03/01(土) 23:53:28
ウクライナ軍事作戦提案=ロシア大統領、議会は容認か−クリミア半島情勢重大局面
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&amp;k=2014030100276
 【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領は1日、ウクライナ・クリミア半島での軍事作戦を議会に提案した。大統領は声明で「ウクライナの非常事態とロシア系住民の生命の脅威に関連し、事態の正常化に向け、ウクライナでロシア軍兵力を使うことを連邦議会に提案した」と表明。緊迫が続くクリミア半島情勢は重大局面を迎えた。大統領の声明に先立ち、ロシアのマトビエンコ上院議長は、クリミア半島での限定的軍事行動を容認すると表明。ナルイシキン下院議長もロシア系住民保護のため全手段を講じるようプーチン大統領に要請しており、ロシアの軍事行動は不可避の情勢だ。
 クリミア自治共和国の親ロシア派、アクショノフ首相は1日、全軍と治安部隊を指揮下に置くと宣言するとともに、ロシアのプーチン大統領に治安回復に向けた支援を要請した。自治権拡大をめぐる住民投票も3月30日に前倒し実施する。ロシア政府は支援に応じる構えで、駐留する黒海艦隊は協力を確認した。
 親欧州連合(EU)派のウクライナ新政権のテニュフ国防相は1日、ロシアがクリミア半島に約6000人の兵力を追加派遣したと非難。半島南部フェオドシアで、ウクライナ軍部隊が武装したロシア軍人らを拘束したことを明らかにした。ロシア軍人らはウクライナ海兵隊基地に侵入しようとして捕まったという。また、報道によると、半島西部エフパトリアで、ロシア軍がウクライナ対空防衛施設の襲撃を試みて失敗したもようだ。戦闘や死傷者の有無は不明。
 アクショノフ氏は「内務省、非常事態省、陸軍、海軍、税務当局、国境警備隊を掌握する。従わない指揮官はクリミアを去るべきだ」と表明。クリミア自治共和国は事実上の「軍」創設の動きを強めている。アクショノフ氏は、既に重要拠点警備で黒海艦隊と協力していると語った。
 アクショノフ氏は、自治権拡大の是非を問う住民投票を5月25日から前倒しして3月30日に行うと発表。また、現地のロシア総領事館は、住民へのロシア旅券(国籍)発給を拡大する用意を明らかにした。ロシアは2008年グルジア紛争で「ロシア国籍者」の保護を名目にしていた経緯があり、クリミア半島の「ロシア化」政策の一環とみられる。クリミア半島は1954年の帰属替えまでソ連ロシア領だった。(2014/03/01-23:22)

7509旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/03/02(日) 10:42:05
ロシア上院、ウクライナへの軍の派遣を承認
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140302-00000008-jij_afp-int
【AFP=時事】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は1日、欧州連合(EU)寄りの暫定政権が発足したウクライナの南部に位置するクリミア(Crimea)半島で親ロシア派の暴動が続いていることを受けて、ウクライナにロシア軍を派遣する方針を表明し、上院はこれを承認した。
 ロシア政府によると、プーチン大統領は上院に対し、「ウクライナにおける異常事態でロシア国民の生命が脅かされている」として、軍の派遣を承認するよう求めた。また、クリミアのセバストポリ(Sevastopol)で「国際法に完全に準拠して」駐屯しているロシア黒海艦隊(Black Sea Fleet)の軍人らを保護しなければならないと述べた。
 上院は短い議論の末、プーチン大統領の提案を全会一致で承認した。
 一方、ワレンチナ・マトビエンコ(Valentina Matviyenko)上院議長は外交委員会に対し、米国駐在のロシア大使を呼び戻すようプーチン大統領に求めるよう命じた。これに先立ちバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領はロシア政府に対し、ウクライナに軍を派遣すれば代償を払うことになると警告していた。
 派遣部隊の規模について、マトビエンコ上院議長は、「限定的な部隊」としているが、ある上院議員は、プーチン大統領次第と述べている。【翻訳編集】 AFPBB News

7510チバQ:2014/03/02(日) 11:16:47
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20140302-OYT1T00185.htm
ウクライナ情勢一気に緊迫、新冷戦の構図明確に





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 【モスクワ=緒方賢一、キエフ=佐藤昌宏】ロシアのプーチン大統領が1日、ウクライナ南部クリミア自治共和国で、軍事力を行使する準備に着手し、両国間の緊張が一気に高まってきた。




 親欧州派が政権を握ったウクライナで、ロシアは失った影響力の回復を狙い、一歩も引かない構えを示したと言える。これに反発する欧米諸国との間で、新冷戦の構図が明確となりつつある。

 ロシア上院は1日、本会議を開き、カラシン外務次官がプーチン大統領の軍事力行使についての提案を説明した。議員からの反対意見はなく、賛成演説が淡々と進み、全会一致で大統領の提案を承認した。

 ロシアにとって、人口約4600万人のウクライナは、経済的にも安全保障上も重要な隣国だ。旧ソ連地域を「勢力圏」とみなすプーチン大統領は、ウクライナへの影響力を死守する構えを繰り返し示してきた。

 また、歴史的、文化的な背景が共通する「兄弟国家」が離反した今回のウクライナの政変は、ロシア社会に大きなショックを与えた。このため、ウクライナの欧州への急接近を見過ごすことはできなかったと言える。

 「ロシア国民、ロシア軍の要員の安全を守る」という軍事介入の目的は、黒海艦隊が駐留するクリミア自治共和国での軍事行動を想定していることをうかがわせる。クリミアを占領してウクライナから分断し、ウクライナが親欧米派の新体制のもとで安定に向かうのを阻止することが軍事行動の狙いだ。

(2014年3月2日10時11分 読売新聞)

7511チバQ:2014/03/02(日) 11:20:49
http://mainichi.jp/select/news/20140302k0000m030066000c.html

ウクライナ:「露軍は兄弟」自治共和国の首都に大歓声

毎日新聞 2014年03月01日 23時24分(最終更新 03月02日 01時51分)




巨大なロシアの国旗を掲げて大声でスローガンを叫ぶ住民ら=クリミア自治共和国の首都シンフェロポリで2014年3月1日、AP

巨大なロシアの国旗を掲げて大声でスローガンを叫ぶ住民ら=クリミア自治共和国の首都シンフェロポリで2014年3月1日、AP


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 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)真野森作、キエフ篠田航一】ロシアのウクライナに対する軍事介入決定を受け、クリミア自治共和国の首都シンフェロポリでは1日、ロシア系住民たちが拍手で歓迎し、「ウラー!(万歳)」との大歓声も響いた。

 仲間と街頭で自警活動中のビクトル・ブジカエフさん(46)は「とにかくうれしい。ロシア軍は我々の兄弟だ。(30日に予定される自治権拡大に関する)住民投票を妨害するような不穏な事態が起きる危険がなくなる」と手放しで歓迎した。仲間と共に「彼らがやって来るまでの間、住民の手で街を守る」と意気込んだ。

 ビタリ・セメンコさん(65)は「我々の求めに応じてくれて感謝する。クリミアは元々ロシアだったのだから」と強調した。多くの人は親ロシアのヤヌコビッチ前大統領を追放したウクライナの新政権を「ネオナチ」と呼ぶなど、不満や抗議を口にしている。

 1日は休日のため、昼過ぎから1000人以上のロシア系市民が中心部をデモ行進していた。巨大なロシア国旗を数人で掲げる集団や、「ロシア!」と叫ぶ人々。民兵も展開し、市民の記念撮影の求めにも応じていた。銃声も一度だけ響いた。

 クリミアの状況について、タクシー運転手のロシア系男性は「空港も道路も封鎖されており、キエフ側(新政権)はクリミア半島には入れない。状況は落ち着いている」と言い切った。

 一方、親欧米勢力が多いウクライナの首都キエフでは、「ロシア介入」の情報に強い反発の声も聞かれた。知人が反政府デモで命を落としたというオルガさん(29)は、「ロシア側はこれ以上、血を流したいのか。そんなことは国際社会がゆるさない」と憤っていた。反政府デモの拠点となったキエフ中心部の「独立広場」には1日、欧州連合(EU)や米国の旗がウクライナ国旗と共にあちこちに掲げられていた。

7512チバQ:2014/03/02(日) 11:24:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140302/asi14030210530000-n1.htm
印海軍参謀長が引責辞任 相次ぐ潜水艦事故 増強へ痛手

2014.3.2 10:51


 【ニューデリー=岩田智雄】インド西部ムンバイ沖で先月末、インド海軍の旧ソ連製通常動力型潜水艦「シンドゥラトナ」の火災が発生して乗組員2人が死亡する事故があり、海軍参謀長が辞任する事態に発展した。インドでは昨夏にも18人が死亡する潜水艦事故が起きたばかり。中国の海洋進出をにらみ、海軍力の増強が課題のインド軍にとって、大きな痛手となった。

 事故は2月26日、ムンバイ沖約80キロで発生した。死亡した2人のほかにも7人が煙を吸ってヘリコプターで病院に運ばれた。同艦は1980年代に旧ソ連から購入した。インドでは潜水艦の老朽化が問題になっており、昨年8月には別のロシア製通常動力型潜水艦が爆発、沈没し、18人が死亡する惨事を招いている。

 相次ぐ事故を受けて、ジョシ海軍参謀長は直ちにアントニー国防相に辞表を提出し、受理された。

 インド海軍は原子力潜水艦1隻以外に通常動力型潜水艦を10隻余り保有しているが、ほとんどが就役から20年以上経過している。政府は潜水艦の増強を目指しているものの、予算不足などから、計画は遅れている。

 ジョシ参謀長は辞任について「道義的責任を取った」とされるものの、専門家からは「真の理由は、潜水艦の近代化を怠っている歴代政権への不満ではないか」(ヒンズー紙)との指摘も出ている。

7513チバQ:2014/03/02(日) 18:16:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140302-00000020-mai-eurp
<ウクライナ>露、艦隊基地「死守」の構え クリミア編入も
毎日新聞 3月2日(日)13時31分配信

 【モスクワ田中洋之】ロシアのプーチン大統領は、政変で混乱が続くウクライナに軍事介入することを決めた。同国南部クリミア半島セバストポリにあるロシア黒海艦隊基地を「死守」するほか、将来的にクリミア自治共和国のロシア帰属も視野に入れている可能性がある。ウクライナへの軍事介入と国家分裂につながる動きは、同国の新政権や欧米が反発するのは必至で、クリミアをめぐり新たな「冷戦」が生まれる恐れもある。

 ロシア大統領府の発表によると、ウクライナへの派兵はクリミアなどに多いロシア系住民や駐留ロシア兵らの安全確保が目的とされる。帝政ロシアが併合しソ連時代にウクライナに移管されたクリミアは、人口の6割をロシア系が占める。ロシアは2008年のグルジア紛争でも、南オセチアのロシア系住民の保護を名目に軍事介入した。

 クリミアは大統領を解任されたヤヌコビッチ氏の支持基盤で、親欧米路線を取る新政権への反発が強い。ロシア系住民の間ではウクライナから分離してロシア連邦に加入すべきだとの意見が強まっていた。自治共和国では将来の地位に関する住民投票が3月30日に実施される予定で、この結果をもとにロシア連邦への加入論が一気に高まることも予想される。

 クリミア入りしているロシア政権与党「統一ロシア」のビャトキン下院議員は2月28日、ロシア通信に対し、クリミアのロシア系住民へのロシア国籍付与や自治共和国のロシア連邦編入について、「可能性を探るだけでなく、ロシアの義務として検討しなければならない」と指摘。実現に向けた法整備に前向きの考えを示した。

 ロシアはグルジア紛争で、グルジアからの独立を宣言していた南オセチアとアブハジアの国家承認に踏み切った。今回もクリミアの独立承認やロシア連邦編入をシナリオに描いている可能性はある。

 一方、ロシアの軍事介入にウクライナ新政権が反発するのは確実で、両国軍の本格的な戦闘に発展する恐れがある。またウクライナでは今回の政変で反ロシア色の強い民族主義勢力が台頭しており、パルチザン的な反抗に出て泥沼化することもありうる。

 欧州とロシアにはさまれたウクライナは地政学的に要所であるだけに、軍事衝突となれば欧州の安全保障を揺るがすことになる。

7514チバQ:2014/03/02(日) 19:15:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140302-00000539-san-eurp
ウクライナ情勢 クリミア、すでに露の支配下か 欧米メディア報道
産経新聞 3月2日(日)17時53分配信

 【ワシントン=小雲規生、モスクワ=佐々木正明】ロシアのプーチン大統領は1日、ウクライナへのロシア軍投入の承認を上院に求め、上院は全会一致で同意した。プーチン氏は同日、オバマ米大統領と電話会談し、ウクライナ南部クリミア半島だけでなく親露派住民が多い同国東部への派兵を示唆した。露政府は否定しているが、欧米メディアは、ロシア兵とみられる集団がすでにクリミア半島を支配下に置いたとの見方を伝えている。

 国連安全保障理事会は1日、ウクライナ情勢に関する緊急会合を開催。ロシアのチュルキン国連大使はロシア軍のクリミア半島での対応を、「ロシアはクリミア自治共和国から要請を受けた」と正当化した。

 一方、ウクライナ暫定政権は核関連施設や空港などを防護するため、高度な戦闘態勢を取るよう指示した。ただ、米CNNテレビ(電子版)は、クリミア自治共和国の中心都市シンフェロポリ周辺にウクライナ軍の存在は確認できていないと報じた。

 オバマ氏は1時間半にわたる電話会談で、ロシアが「ウクライナの主権と領土的統一を明らかに侵害している」と、深い懸念を伝達。ロシア軍をクリミア半島の基地に撤収させるよう要求した。ロシア系住民の保護はウクライナ暫定政権との対話や国際監視団の展開などにより平和的に行われるべきだとも強調した。

 これに対し、プーチン氏は親露派住民を保護する重要性を強調し、「ウクライナ東部やクリミア半島に暴力が拡大した場合、それらの地域におけるロシアの国益を守る権利がある」と反論した。電話会談後、露大統領府が声明を発表した。

 欧米各国は1日、オバマ氏がカナダのハーパー首相、フランスのオランド大統領と電話で会談するなど、ロシアの大規模介入を阻止するため外交活動を展開。オバマ政権は1日、ロシア南部ソチで6月に予定される主要国首脳会議(サミット)の準備会合参加見合わせを公表。カナダも準備会合への参加見合わせや駐露大使の召還を決め、米国と歩調を合わせた。

7515とはずがたり:2014/03/02(日) 21:08:08
安保スレネタになってきましたねぇ・・。

シリアでもロシアに押し切られたけどオバマはリベラルなだけに剥き出しの力が交錯する国際政治には不向きかねぇ。。ウクライナの東南部のロシアへの割譲はやむを得ないと思うが,西側世界の絶対的防衛ラインであるべきウクライナ西部は守れるのか?

>ウクライナ軍部隊が東部やクリミア半島の親ロシア地方政府を倒すために首都キエフを出発する
ウクライナもまあ仕方が無いけどロシア軍に勝てる訳ないんだから自重すべきだ・・。

ウクライナ情勢 ロシアが軍事介入へ、米大統領は懸念を表明
http://www.cnn.co.jp/world/35044656.html
2014.03.02 Sun posted at 12:10 JST

ウクライナ南部シンフェロポリ(CNN) 反政府派の抗議デモで親ロシアのヤヌコビッチ政権が崩壊したウクライナ情勢を巡り、ロシア議会は1日、プーチン大統領が求めた同国への軍事介入を承認した。オバマ米大統領はプーチン大統領に「深い懸念」を表明した。
プーチン大統領は介入の理由として、ウクライナの「異常事態」によりロシア国民やウクライナ南部クリミア半島に駐留するロシア軍要員が危険にさらされていると主張した。
オバマ大統領とプーチン大統領は同日、1時間半にわたる電話会談でウクライナ情勢を協議した。米ホワイトハウスによると、オバマ大統領は「ロシアはウクライナの主権と領土を侵害している」との懸念を示し、侵害が続けばロシアの国際的な立場に悪影響が及ぶと警告した。
ロシア側によれば、プーチン大統領はこれに対して、自国の権益やウクライナのロシア系住民を守る権利を主張した。
オバマ大統領は前日の声明で、ロシアに対し、「ウクライナへの軍事介入は代償を伴う」と警告していた。ロシア上院では1日、これに反発して駐米大使の召還を求める声が上がった。

ウクライナのトゥルチノフ大統領代行は1日深夜のラジオ放送で、ロシアによる軍事介入は戦争につながると非難した。ヤツェニュク首相は「ロシアのメドベージェフ首相からロシア部隊の派遣は未定と聞いている」としたうえで、国内の原子力発電所などを守るためにウクライナ軍部隊を展開する用意があると述べた。
国連安全保障理事会は1日午後、ウクライナ情勢を巡って前日に続き緊急会合を開催。ウクライナのセルゲイエフ国連大使は「ロシアによる明らかな侵略」を非難し、ウクライナ領内に送り込まれるロシア軍部隊の規模が拡大し続けていると訴えた。
英国のヘイグ外相は1日、ロシアのラブロフ外相にウクライナの主権と独立を尊重するよう求めたことを明らかにし、2日にウクライナを訪問して暫定政府の指導者らと会談する意向を示した。
一方、ロシアのチュルキン国連大使は軍事介入中止の要請を拒否し、ウクライナ軍部隊が東部やクリミア半島の親ロシア地方政府を倒すために首都キエフを出発するなど、事態は緊迫していると強調した。

7516チバQ:2014/03/02(日) 21:56:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140302-00000033-jij_afp-int
ウクライナが予備役招集、「安全と領土の一体性を守るため」
AFP=時事 3月2日(日)20時25分配信

ウクライナ・キエフで記者会見するウクライナ国家安全保障国防会議のアンドリイ・パルビイ書記(2014年3月2日撮影)。
【AFP=時事】ウクライナへのロシア軍の派遣をロシア上院が承認したことを受けて、ウクライナの国家安全保障国防会議(National Security and Defence Council)は2日、「ウクライナの安全と領土の一体性を守るため」として、ウクライナ全土で「軍が必要とする全ての予備役の招集」を国防省に命じた。【翻訳編集】 AFPBB News

7517チバQ:2014/03/02(日) 21:57:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140302-00000537-san-eurp
ウクライナ情勢 ソチのパラリンピックに影…露、国連“休戦決議”違反か
産経新聞 3月2日(日)17時38分配信

 【モスクワ=佐々木正明】第11回冬季パラリンピックが7日、冬季五輪が行われたロシア南部ソチで開幕する。45カ国・地域の約1600人の代表選手やコーチらが参加して16日まで熱戦が繰り広げられる。しかし、ロシアのプーチン政権が隣国ウクライナへの脅迫的な行為が、障害者スポーツの冬の祭典に暗い影を落としている形だ。

 大会競技はアルペンスキー、バイアスロン、クロスカントリー、アイススレッジホッケー、車いすカーリングの5競技72種目。総額約5兆円をかけて整備された臨海部と山岳部の各会場で競技が行われる。

 ソチは、ロシア軍の動向が注目を集めているウクライナ南部クリミア自治共和国から南東約480キロに位置する。これまで棄権を表明した国はないものの、国際パラリンピック委員会(IPC)は選手団の安全を確保するために大会期間中、ウクライナ情勢を監視すると表明した。

 国連総会は昨年11月、五輪とパラリンピックの期間中、世界中の紛争の休戦を求める決議を採択。AP通信によると、IPCは1日、ロシアが軍事介入すればこの決議に反するとして、平和的解決を求める声明を出した。

7518チバQ:2014/03/02(日) 21:58:22
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/140301/wor14030115280027-n1.html
2014.3.1 10:21
コメント 五輪の舞台袖で見た“醜悪” 人権侵害「プーチンのロシア」の本質
 何とも醜悪なものを見た気がした。同時に、これが「プーチン大統領のロシア」の本質なのだと思わざるを得なかった。

 「プーチン氏が祖国の愛し方を教えてくれる」。冬季五輪も後半に入ったロシア南部ソチで覆面姿の女性たちが突然、こう叫んでパフォーマンスを始めた。即座にコサックの警備隊の一団が駆けつけ、彼女たちを複数回にわたりムチで引っぱたき、組み伏せるなどしてパフォーマンスを押しつぶした。額から血を流している関係者もいた。

 ロシアの女性バンド「プッシー・ライオット」をめぐる騒動だ。歌詞から察するに、愛国者を自任し、愛国教育を推進するプーチン氏を皮肉る狙いだったようだ。メンバーは2012年、モスクワにあるロシア正教会の総本山で「マリア様、プーチンを追い出して」などと歌って3人が逮捕され、最長で2年近く服役した者もいた。

 バンドの技術的レベルはこの際、問うまい。個人的には、五輪会場周辺や宗教施設で政権批判を繰り返し、注目を集めようとする戦術も気にくわない。ただ、プーチン氏への批判を叫んだだけでムチで手ひどくたたかれるシーンはインターネットを通じて世界に広がり、ロシアにおける「表現の自由」の限界点を鮮明に示した。

 エピソードがもう一つある。こちらは、「集会の自由」に関わるものといえようか。

 ソチ五輪に際しては、「抗議ゾーン」なるものが設けられた。「同性愛宣伝禁止法」の制定を機に高まったロシアの人権政策に関する欧米からの批判をかわす狙いだったのだろう

 しかし、その顛末(てんまつ)はいかにもロシアらしいものだった。抗議ゾーンは五輪会場から約20キロ離れており、使うためには当局に申請を出す必要がある。いうまでもなく、プーチン氏は旧ソ連の情報機関、国家保安委員会(KGB)のスパイ出身だ。観光客らの目につきにくい場所で、わざわざ自らの個人情報を役所に明かしてデモを行う者がどれだけいるだろうか。

 案の定、抗議ゾーンではほとんどデモはなかったようだ。五輪開会前の2月上旬に高齢者8人が集まって待遇向上を訴えた程度で、周囲にはほとんど誰もいない写真が配信された。海外から文句が付いたから、形だけでも整えておこう。そんな政権側の考えがにじみ出ている。高齢者らは当局の指示で“官製デモ”を行ったのでは、とさえ勘繰りたくなる。

 世界が注目するイベントの陰で起きたささいな出来事にこそ、この国の本質が潜んでいる。2000年から続くプーチン氏の時代を通じ、ロシアの人権侵害は深刻化の一途をたどっていると改めて確認することができた。

 ソチ五輪は幕を閉じた。テロをはじめ懸念材料はあったが、結果をみれば過去の五輪に比して運営に大きな問題があったわけでもない。プーチン氏はモスクワ夏季五輪ボイコットで受けた恥辱を晴らせて得意満面だったはずだ。

 しかし、五輪閉幕と同時期に隣国ウクライナで親露派政権が崩壊した。国益を損なう深刻な事態につかの間の酔いもさめる衝撃を受けたに違いない。(論説委員・佐藤貴生)

7519とはずがたり:2014/03/02(日) 23:31:48

「ロシアは欧州の脅威」=NATOが緊急協議―ウクライナ情勢
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-140302X983.html
時事通信2014年3月2日(日)22:12

 【ブリュッセル時事】北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は2日、「ロシアがウクライナで行っていることは国連憲章の原則に反し、欧州の平和と安全を脅かしている」と述べ、プーチン大統領に軍事活動や威嚇をやめるよう求めた。

 事務総長は「ウクライナの領土の一体性と主権を支持する」と強調し、改めてNATOの立場を明確化。この後、NATOは大使級の緊急理事会で、ロシアとの関係見直しも視野に対応を検討した。支援要請しているウクライナとの協議も予定している。 

ロシア軍が武器押収=静かな戦争、ウクライナ兵投降工作も―クリミア
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-140302X973.html
時事通信2014年3月2日(日)22:03

 【モスクワ時事】インタファクス通信は2日、ウクライナ国防筋の話として、クリミア半島南部の複数のウクライナ軍施設にロシア軍部隊が入り、抵抗すれば軍事力を行使すると警告した上で武器や弾薬を押収したと伝えた。ロシア側は半島のウクライナ軍の全拠点に「交渉官」を送り、投降を呼び掛ける工作も行っているという。

 プーチン大統領が1日夜、ロシア系住民の保護を名目にクリミア半島への軍事介入の方針を決定した後、戦闘発生は報じられていない。大規模な戦闘を回避するため、ロシア軍は「静かな戦争」を既に開始したもようだ。

 クリミア半島南部スダクでは1日朝、ウクライナ空軍レーダー施設にロシア軍が「パトロール」と称して侵入。夜になって再び現れ、武器使用もあり得ると脅して武器と弾薬の引き渡しを求めた。また、ロシア黒海艦隊が駐留する南部セバストポリでも1日夜から2日未明にかけ、ロシア軍がウクライナ海軍教育センターを占拠し、武器などを持ち去った。

7520とはずがたり:2014/03/03(月) 14:13:22

ウクライナ情勢 プーチン氏、旧ソ連再興「ユーラシア連合」へ譲れぬ要地
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140303060.html
産経新聞2014年3月3日(月)07:56
 ■「ユーラシア連合」創設の野望

 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)=遠藤良介】ロシアのプーチン大統領が威信をかけて開催したソチ五輪の閉幕間際、ウクライナの政変で親露派の政権が崩壊する事態が起きたのは皮肉というほかない。露上院から軍事介入への同意を取り付けたプーチン氏は、欧米諸国との激しい対立を覚悟で危険な勝負に出ようとしている。

 プーチン氏が過去に発言した2つの有名な言い回しが、同氏の思考回路を理解する助けになるかもしれない。

 まず、「ソ連崩壊は20世紀最大の地政学的悲劇だった」という言葉だ。ソ連再興にかけるプーチン氏の決意を示すと考えられているが、ソ連崩壊に伴い、2千万人とされるロシア系住民がロシア国境の外に取り残された現実に思いを致す発言でもあった。

 「ロシア系住民の保護」を掲げてウクライナ南部クリミア自治共和国への介入姿勢を強めるプーチン氏には、人道的な観点で、ロシア系に対する“責務”のような感情を抱いている側面があるのかもしれない。

 半面、冷徹な現実主義者として知られるプーチン氏には「ソ連崩壊を悔やまぬ者には心がなく、かつての形のソ連復活を望む者には頭がない」という言葉もある。これに沿えばプーチン氏が主唱している「ユーラシア連合」は旧ソ連諸国を現代流に経済統合する組織といえ、ウクライナ抜きの連合体では経済効果も存在感も乏しくなってしまう。

 旧ソ連国家保安委員会(KGB)のスパイとして東ドイツに勤務していた1989年、プーチン氏は「ベルリンの壁」崩壊を目の当たりにし、旧東側陣営が解体していく悲哀を味わった。

 プーチン氏はソ連崩壊後のエリツィン時代に弱体化したロシアを再興し大国として復活させることを使命と自任してきた。その際、世界を帝国主義的な「勢力圏」の単位でとらえ、ロシアが枢軸の一つでなければならないと考えている。

 「ユーラシア連合」は、ロシアが欧州連合(EU)と中国のはざまで埋没せず、「大国」として生き残るための構想だ。中東の橋頭堡(きょうとうほ)とみなすシリアのアサド政権を強硬に擁護するのも、地中海への窓口となるクリミア南端セバストポリの黒海艦隊基地を手放すわけにいかないのも、底流は同じといえる。

 ソ連的な安全保障観を引きずるプーチン氏には、欧米勢力との間に「緩衝地帯」を確保しておきたいという執着があることも間違いない。2008年に戦火を交えたグルジアにも共通するが、国の規模などから見てもウクライナははるかに重要な位置づけだ。

7521とはずがたり:2014/03/03(月) 14:16:07

ウクライナ情勢 ロシア、武装解除を要求 米「侵略」制裁も検討
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140303058.html
産経新聞2014年3月3日(月)07:56

 【モスクワ=佐々木正明、ワシントン=小雲規生】ウクライナ南部クリミア半島の複数のウクライナ軍施設にロシア軍兵士が入り、武器や弾薬を押収した上、クリミア自治共和国の指導者側につくよう求めた。インタファクス通信が2日、ウクライナ国防筋の話として伝えた。「交渉官」がウクライナ軍施設に赴き、生活の保証を約束した上で武装解除や投降を求めているという。

 ケリー米国務長官は2日、米テレビに出演し、ロシアが軍事介入する姿勢を変えなければ、主要国(G8)からの除外もありえると警告。ウクライナへの対応を「信じがたい侵略行動」だとし、ロシアに資産凍結などの経済制裁を行う用意があると語った。

 露政府は否定しているが、欧米メディアは、ロシア兵とみられる集団がクリミア半島を支配下に置いたとの見方を伝えた。AP通信は同半島のプリボルナエにあるウクライナ軍の歩兵部隊の基地が、ロシア・ナンバーの車両で到着した部隊に包囲されたと報じた。

 オバマ米大統領は1日、プーチン露大統領と1時間半、電話会談し、ロシアが「ウクライナの主権と領土的統一を明らかに侵害している」とし、「深い懸念」を伝達。国際監視団展開の必要性も強調した。

 一方、プーチン氏は「ウクライナ東部やクリミア半島に暴力がさらに拡大した場合、ロシアの国益やロシア語を話す住民を守る権利がある」と述べ、親露派住民が多い同国東部への派兵を示唆した。

 国連安全保障理事会は1日、緊急会合を開催。ロシアのチュルキン国連大使はロシア軍のクリミア半島での対応を、「クリミア自治共和国から要請を受けた」と正当化した。

 一方、ウクライナ暫定政権は全土でロシアとの戦闘警戒態勢を取るよう指示するとともに、2日朝から予備役の招集を始めた。

 米英仏とカナダの4カ国は、ロシアがソチで6月に予定する主要国首脳会議(サミット)の準備会合への参加見合わせを相次ぎ表明、ロシアへの外交的圧力を強めている。

7522とはずがたり:2014/03/03(月) 17:34:28

割と妥協的に見えるけどクリミアを切り離す為の時間稼ぎか?
ロシアの傀儡政権下で分離独立の住民投票で平和裡にと云うシナリオであろう。
まあ戦争にならなければそれでよしだが,クリミア後,東部・南部の分離迄行こうとすると可成り摩擦は大きいだろうがどう考えているのかね?ウクライナの地域構造もクリミアが切り離されれば西部の発言力も相対的に増そう。

ウクライナ情勢 メルケル首相、深い懸念を表明 独露首脳会談
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140303517.html
産経新聞2014年3月3日(月)11:16

 【モスクワ=佐々木正明、ベルリン=宮下日出男】プーチン大統領とドイツのメルケル首相は2日、緊迫するウクライナ情勢をめぐり電話会談し、メルケル氏が南部クリミア自治共和国での状況に深い懸念を示したのに対し、プーチン氏は「過激国粋主義者の暴力」により、ウクライナ在住のロシア国民とロシア語を話す住民の生命が危険にさらされていると説明。ロシアの行動は一連の緊急事態に対応するものだと強調した。

 独政府報道官によると、メルケル氏は事態沈静化のため、欧州安保協力機構(OSCE)などが主導する調査団のウクライナ派遣や連絡グループの設立などを提案し、プーチン氏も受け入れたという。

ドイツ:首相「ウクライナへOSCE調査団派遣」露に提案
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20140303k0000e030118000c.html
毎日新聞2014年3月3日(月)10:46

 【ブリュッセル斎藤義彦】ドイツのメルケル首相は2日、ウクライナ情勢を巡ってロシアのプーチン大統領と電話協議し、ロシアも参加する全欧安保協力機構(OSCE)などが「連絡グループ」を作り、ウクライナに調査団を派遣し、仲介に乗り出す案を示した。プーチン大統領は同意した。ロイター通信によると仏英などもこの案に賛同しており、3日に開く欧州連合(EU)外相会議で和平案を模索することになりそうだ。

 一方、プーチン大統領はメルケル首相に対し、ウクライナのロシア人が「危険にさらされている」ことを理由に、ロシアのウクライナでの行動は「適切だ」と主張。状況を平和的に安定させるのが目的、と釈明した。

 ドイツのシュタインマイヤー外相は2日、「数日のうちに」外交的解決策を見いだす必要性を指摘。OSCEはじめ複数の組織が「連絡グループ」を作り、ウクライナとロシアの仲介にあたるという。まず手始めに連絡グループがウクライナ政変の事実調査団を派遣する。

 OSCEはロシアなど旧ソ連諸国や欧米など57カ国が参加する安全保障組織で、ロシアも一定の影響力を行使できることから受け入れられやすい、との判断があるようだ。米国も北大西洋条約機構(NATO)もOSCEの仲介による話し合いを求めている。OSCEは3日、ウィーンの本部でウクライナへの対応を協議する。

 ただ、OSCEは2008年、監視団を派遣していながらグルジアとロシアの武力紛争を防止できなかったうえ、紛争後の監視をロシアから拒否されるなど、仲介機能の弱さが指摘されている。このためドイツ提案の「連絡グループ」には、国連の特使など、多様な組織や個人を参加させ機能強化をはかるという。

7523とはずがたり:2014/03/03(月) 17:37:05
ロシアはクリミアのウクライナからの独立を認めてチェチェンのロシアからの独立も認めるべきだな♪
ロシアにとってどっちが大切かは明らかであろう。

クリミア、フルシチョフが帰属変更…係争の一因
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20140302-567-OYT1T00520.html
読売新聞2014年3月3日(月)08:13

 【キエフ=田村雄】ロシアが軍事行使の準備を進めるウクライナ南部のクリミア自治共和国は、両国が帰属を巡り綱引きを繰り広げてきた係争の地だ。

 同共和国が位置するクリミア半島は、黒海に突き出た半島で、面積は約2万6000平方キロ・メートル。15世紀に建設されたタタール人国家を経て、18世紀に帝政ロシアに併合された。帝国の崩壊後、半島は引き続きソ連に編入され、第2次大戦末期に米英ソが戦後秩序を協議したヤルタなどの保養地はロシア人に人気となった。ロシア系住民が多いのは、長いロシア領の歴史があるためだ。

 対立の契機となるのが、1954年、ソ連のフルシチョフ党第1書記(当時)が、クリミアの帰属をロシア領からウクライナ領に変更したことだ。フルシチョフが、青年時代を過ごしたウクライナに強い愛着を持ったことが一因と言われる。

 この決断は、ソ連が崩壊し、91年にウクライナが独立すると、ロシアとウクライナの対立に発展する。クリミアは90年代、ウクライナからの「独立」を宣言したり、自治権拡大を要求したりし、ロシアはこれを支持し、ウクライナは反発した。だが、ロシアは、自国内のチェチェン共和国の独立を阻止するのに、クリミアの独立を認めるとの「二重基準」を批判されたこともあり、やがてクリミアをウクライナ領と認めた。

 クリミアは、96年のウクライナ憲法で、ウクライナ唯一の自治共和国となった。ウクライナが、クリミアの独立要求の高まりを抑えるため、「国家並み」の権限を与えたとの見方が有力だ。

 ウクライナ憲法は、条文に矛盾しない範囲内で、クリミアに独自の憲法制定や、政府や議会の設置を認めているが、ウクライナの一行政体だ。

 ロシアが今回、強硬姿勢に出るのは、クリミア半島南部のセバストポリを黒海艦隊の母港としているためでもある。セバストポリは軍事的拠点としての重要性などから、自治共和国に編入されず、ウクライナ政府が直接管轄してきた。今回の政変で、欧米寄りのウクライナ政府が誕生したことは、艦隊基地の駐留継続を望むロシアには脅威となる。

7524とはずがたり:2014/03/03(月) 18:21:51
こんなところで大風呂敷フルシチョフの亡霊が出てくるとはねぇ・・。

>>7523
>1954年、ソ連のフルシチョフ党第1書記(当時)が、クリミアの帰属をロシア領からウクライナ領に変更したことだ。フルシチョフが、青年時代を過ごしたウクライナに強い愛着を持ったことが一因と言われる。

ニキータ・フルシチョフ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%81%E3%83%A7%E3%83%95

ニキータ・セルゲーエヴィチ・フルシチョフ(ロシア語: Никита Сергеевич Хрущёв(ニキータ・スィルギェーイェヴィチュ・フルシショーフ), ラテン文字表記の例:Nikita Sergeyevich Khrushchev, ウクライナ語: Микита Сергійович Хрущов(ムィクィータ・セルヒーヨヴィチュ・フルシュチョーウ), 1894年4月17日 - 1971年9月11日)は、ソビエト連邦の政治家、同国の第4代最高指導者。

ソビエト連邦共産党中央委員会第一書記と閣僚会議議長(首相)を兼務した。ウクライナ系ソビエト人[1]。
ヨシフ・スターリンの死後、スターリン批判によってその独裁と恐怖政治を世界に暴露し、非スターリン化に基づく、自由化の諸潮流をもたらした。対外的には、アメリカ合衆国を中心とする西側陣営と平和共存を図り、核実験を抑制しようとした。一方で中華人民共和国およびアルバニアと激しく対立し、またハンガリー動乱に際し軍事介入を行うなど社会主義国同士の紛争が目立った。

生い立ち
1894年4月17日、ロシア帝国のクルスク県カリノフカに生まれる。父親セルゲイ・フルシチョフは炭坑夫。祖父は農奴でロシア帝国陸軍に勤務していた。家族とともにウクライナ・ドンバス地方のユゾフカ(スターリノ、現在のドネツィク)に移る。15歳で鉛管工として働きはじめる。第一次世界大戦では、工場で勤務していたため、徴兵を猶予された。

7525とはずがたり:2014/03/03(月) 19:29:09

>暫定政権は2日、ウクライナ海軍のベレゾフスキー総司令官が、親ロシア派のクリミア自治共和国に忠誠を誓ったことから解任した。同総司令官は、ヤヌコビッチ政権に解任されたイリン総司令官に替わって1日に任命されたばかり。
どういう状況なんだ??

ウクライナ情勢 暫定政権の首相が警告 露軍侵攻は「戦争の一歩手前」
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140303534.html
産経新聞2014年3月3日(月)12:36
 【キエフ=内藤泰朗、ワシントン=小雲規生】ウクライナ暫定政権のヤツェニュク首相は2日、首都キエフで記者会見し、「ロシア軍の侵攻は私たちの国に対する宣戦布告と同じだ」と述べ、「惨事(戦争)の一歩手前にある」と警告した。米メディアによると、米政府高官は記者団に対し、ロシア軍部隊がウクライナ南部クリミア半島を「完全に掌握した」との認識を明らかにした。

 ヤツェニュク首相は「もし、プーチン(ロシア大統領)が隣接する友好国ウクライナとの戦争を始める大統領になりたいのなら、もう数インチのところまできた」と語った。「ロシアは今すぐに軍を撤退させなければならない。国際社会はウクライナの領土保全と国家統一を支持していると信じる」と強調した。

 暫定政権は2日、ウクライナ海軍のベレゾフスキー総司令官が、親ロシア派のクリミア自治共和国に忠誠を誓ったことから解任した。同総司令官は、ヤヌコビッチ政権に解任されたイリン総司令官に替わって1日に任命されたばかり。

 ロシアのメディアによると、クリミア半島南部セバストポリの海軍参謀本部はロシアの特殊部隊がすでに掌握。特殊部隊は同半島にある複数のウクライナ軍駐屯地を包囲し、「投降」を呼びかけているという。米政府高官は、半島に展開する露軍部隊の規模は「6千人以上」としている。

 一方、米国務省は2日、ケリー国務長官が4日にキエフを訪問し、暫定政権の代表らと会談すると発表した。ケリー氏は米国がウクライナの主権や領土的統一を強く支持し、ウクライナの未来はウクライナ国民自身で決められるべきだとの意向を改めて伝える。

 米メディアによると、米政府高官は2日、事態の外交的解決を目指す立場を強調し、軍事的な対抗措置は検討していないと述べた。

7526とはずがたり:2014/03/03(月) 20:40:39

ロシア、ウクライナ軍事介入へ=欧米の反発必至―クリミア情勢重大局面
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-140302X906.html
時事通信2014年3月2日(日)01:24

 【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領は1日、ウクライナへの軍事介入を上院に提案し、上院は全会一致で承認した。ウクライナ南部クリミア自治共和国でロシア軍が展開する条件が整ったことで、緊迫が続くウクライナ情勢は重大局面を迎えた。大統領は声明で「ウクライナの非常事態とロシア系住民の生命の脅威に関連し、事態が正常化するまで、ウクライナでロシア軍兵力を使うことを上院に提案した」と表明。軍事介入の方針を決めたプーチン政権の強硬姿勢に、欧米諸国が反発するのは必至だ。

 ロシア系住民の多いクリミア自治共和国の親ロシア派、アクショノフ首相は1日、全軍と治安部隊を指揮下に置くと宣言するとともに、プーチン大統領に治安回復に向けた支援を要請。こうした動きを受け、ロシアのマトビエンコ上院議長は、クリミア半島での限定的軍事行動を容認すると表明。ナルイシキン下院議長もロシア系住民保護のため全手段を講じるようプーチン大統領に求めていた。

 親欧州連合(EU)派のウクライナ新政権のテニュフ国防相は1日、ロシアがクリミア半島に約6000人の兵力を追加派遣したと非難。半島南部フェオドシアで、ウクライナ軍部隊が武装したロシア軍人らを拘束したことを明らかにした。ロシア軍人らはウクライナ海兵隊基地に侵入しようとして捕まったという。また、報道によると、半島西部エフパトリアで、ロシア軍がウクライナ対空防衛施設の襲撃を試みて失敗したもようだ。戦闘や死傷者の有無は不明。

 アクショノフ氏は「内務省、非常事態省、陸軍、海軍、税務当局、国境警備隊を掌握する。従わない指揮官はクリミアを去るべきだ」と表明。クリミア自治共和国は事実上の「軍」創設の動きを強めている。アクショノフ氏は、既に重要拠点警備で黒海艦隊と協力していると語った。

 アクショノフ氏は、自治権拡大の是非を問う住民投票を5月25日から前倒しして3月30日に行うと発表。また、現地のロシア総領事館は、住民へのロシア旅券(国籍)発給を拡大する用意を明らかにした。ロシアは2008年グルジア紛争で「ロシア国籍者」の保護を名目にしていた経緯があり、クリミア半島の「ロシア化」政策の一環とみられる。クリミア半島は1954年の帰属替えまでソ連ロシア領だった。

7527とはずがたり:2014/03/03(月) 20:42:31

G8:ロシア除く7カ国共同声明「サミット準備凍結する」
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20140303k0000e030171000c.html
毎日新聞2014年3月3日(月)13:27

 【ワシントン及川正也、モスクワ田中洋之】オバマ米政権は2日、ロシア軍がウクライナ南部クリミア半島をすでに掌握し、事実上の占領下に置く準備を進めていると明らかにした。反発を強めるオバマ政権は国連や英仏独などと連携し、ロシア軍の撤退を求める動きを強める。主要8カ国(G8)首脳会議参加国のうちロシアを除く日米など7カ国は同日、共同声明で「6月にロシア・ソチで予定されるG8サミットの準備活動への参加を凍結する」と表明し、軍事行動を非難した。

 米政府によると、プーチン露政権は、重装備した約6000人のロシア軍空挺(くうてい)部隊と海軍兵力をクリミア半島に派遣。オバマ政権高官は2日、「ロシア軍はクリミア半島を完全に影響下に置いた。事実上の占領状態にあるのは疑う余地がなく、占領に向けた準備を整えつつある」との分析を明らかにした。だが、米国は軍事介入については検討していないとした。

 米国務省のサキ報道官は2日、ケリー国務長官が4日にキエフでウクライナ政府高官らと会談すると発表。サキ報道官は声明で、「ケリー長官は、外国からの介入や挑発を排除し、ウクライナの主権、独立、領土保全と、自主権に対する米国の強い支持を確認する意向だ」と強調した。

 ホワイトハウスによると、オバマ大統領は2日、キャメロン英首相、メルケル独首相、コモロフスキ・ポーランド大統領と相次いで電話で協議。事態収拾に向けロシアとウクライナの協議開始を求めることを確認した。

 ケリー国務長官は2日、米主要テレビに出演し、ロシアが軍事行動を継続すれば貿易や投資、ビザ発給などでの制裁も辞さない意向を表明。6月にロシア・ソチで開催されるG8サミットに関し「サミットが開催できないだけでなく、ロシアはG8にとどまることもできないかもしれない」と警告した。

 一方、ウクライナ南部クリミア自治共和国のアクショノフ首相は2日、共和国独自の海軍創設を明らかにし、司令官にはウクライナ海軍のベレゾフスキー司令官を任命した。ベレゾフスキー氏は1日、政変で発足した親欧米政権のトゥルチノフ大統領代行から海軍司令官に任命されたばかりだが、寝返って親ロシアの自治共和国に忠誠を誓った。

 また、自治共和国議会のコンスタンチノフ議長は2日、今月30日に予定している住民投票で、事実上の独立の是非を問うことを表明した。

 ロシアのメドベージェフ首相は3日までに交流サイト「フェイスブック」で「兄弟国であるウクライナと多面的で敬意に満ちた関係を発展させる用意がある」と記し、ウクライナを支配する意図はないとの立場を強調。一方で先月末に発足した新政権を認めない考えを示した。また、ロシアへ逃亡したヤヌコビッチ前大統領については「実質的に権威を失った」との見方を示しながらも「合法的な大統領だ」と支持を表明した。

7528チバQ:2014/03/03(月) 22:08:09
>>7525毎日のタイトルが大胆ですけど・・・
http://mainichi.jp/select/news/20140303k0000e030090000c.html
ウクライナ:海軍司令官 ロシアに寝返る
毎日新聞 2014年03月03日 08時44分

 ウクライナ海軍トップのベレゾフスキー司令官が2日、親ロシアのクリミア自治共和国首相に忠誠を宣誓した。ウクライナ新政権は同日、国家を裏切ったとして司令官を解任し、検察当局が訴追手続きを始めたと発表した。

 新政権は1日にベレゾフスキー氏を司令官に任命したばかり。ロシアが軍事介入の動きを見せるなか、大きな打撃となった。

 新政権によると、ベレゾフスキー氏はウクライナ南部クリミア半島セバストポリにある海軍本部をロシア側に包囲され、抵抗せずに武器を置いたという。(共同)

7529チバQ:2014/03/03(月) 22:09:52
http://mainichi.jp/select/news/20140304k0000m030104000c.html
ウクライナ:露クリミア掌握 半島支配の枠組みを確立
毎日新聞 2014年03月03日 21時39分(最終更新 03月03日 21時41分)

 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)真野森作】ウクライナ南部クリミア半島では、首都キエフでのヤヌコビッチ大統領解任と新政権発足を受け、親ロシア勢力による半島支配の枠組み作りがほぼ確立した。政治と軍事が連動する形で急展開した動きを検証した。

 クリミアの情勢は2月26日から変化し始めた。中央の実権を握った旧野党勢力への不支持・支持を巡って対立するロシア系住民と少数派のクリミア・タタール人が、自治共和国首都のシンフェロポリで衝突し、死者も出た。

 行政府や議会に覆面を着けた武装集団が出現したのは翌27日だった。自動小銃を構え、周辺を威嚇する中、ロシア系議員のみ参加して議会が開催された。議会前にはロシア系住民数百人が集まり、ロシア国旗を掲げて気勢を上げる。自治権拡大を問う住民投票の5月実施決定が伝わると、「ウラー!(万歳)」と歓声が上がった。

 議会はさらに内閣不信任を議決し、新首相にロシア系のアクショーノフ議員を選出。審議から排除されたタタール人側は「無効」と訴えた。ロシア系議員は「義勇兵たちが議事の平穏を守ってくれた」とうそぶいた。

 武装集団の動きは28日に拡大し、2空港など重要施設を次々と制圧した。アクショーノフ氏は、領内のウクライナ軍と治安部隊を指揮下に置くと宣言し、5月実施予定だった住民投票の3月30日への前倒しも表明した。2日にはウクライナ軍基地などもロシア軍とみられる重武装の部隊が掌握。ウクライナ海軍司令官も自治共和国への忠誠を誓った。

 地元紙「クリムスカヤ・プラウダ」のフィリッポフ記者は「クリミアの多数派は、できれば半島ごとロシアへ戻りたいという思いを抱いてきた。ウクライナが反ロシアになるのであれば、ロシアへと接近していくのは当たり前のこと」と指摘。多数派のロシア系住民とロシア政府の意図が合致し、軍事・政治の共同歩調で事態が進展したとの見方を示した。

 ◇クリミア自治共和国をめぐる動き
2月20日 ウクライナの首都キエフでデモ隊と治安部隊の衝突による死者が3日間で75人に

  22日 野党勢力がキエフの大統領府など政権中枢を掌握。ティモシェンコ元首相釈放

  23日 ヤヌコビッチ政権崩壊

  26日 クリミア自治共和国の首都シンフェロポリでロシア系住民とクリミア・タタール人が衝突

  27日 ウクライナ新政権発足。親ロシア派が多いクリミア自治共和国で帰属を問う住民投票の実施決定、シンフェロポリで武装集団が政府庁舎と議会を占拠しロシア国旗掲げる。アクショノフ氏を自治共和国首相に選出

  28日 クリミア半島の空港に武装勢力。ウクライナは「軍事侵攻」とロシアを非難

3月 1日 ウクライナはロシア軍部隊6000人がクリミアに違法展開と報告。アクショノフ自治共和国首相がロシアに治安維持の支援要請。ロシア上院がプーチン大統領の提案に応じウクライナへの軍部隊派遣承認

   2日 オバマ米政権はロシア軍がクリミア半島を掌握と明かす

7530チバQ:2014/03/03(月) 22:11:40
http://mainichi.jp/select/news/20140304k0000m030048000c.html
ウクライナ:オバマ政権最大の外交的試練 露クリミア介入
毎日新聞 2014年03月03日 19時48分(最終更新 03月03日 20時00分)


米民主党全国委員会の冬季大会で演説するオバマ大統領=2014年2月28日、AP
拡大写真 【ワシントン白戸圭一】ロシアによるウクライナ南部クリミア半島への軍事介入は、オバマ米政権にとり2009年1月の政権発足以来最大の外交的試練だ。ロシア包囲網構築に失敗すれば指導力と威信の低下は決定的。「米国は頼れない」との認識が広まれば世界の安保環境は不安定化し、米露間の「新冷戦」とでも呼ぶべき状況が長期化しそうだ。

 「弱い声明が侵略を招くことは歴史が証明している」。米有力シンクタンク・ヘリテージ財団のジム・デミント所長は1日、対露制裁網構築の主導をオバマ大統領に求める異例の声明を出した。各国への影響力が減衰したことへの強い危機感の反映だ。

 オバマ大統領はシリア内戦対応で化学兵器使用を「レッドライン(越えてはならない一線)」と繰り返したが、使用確認後は軍事介入の是非で迷走。最後はロシアのアサド政権への影響力に頼った。

 仲介する中東和平交渉は停滞し、イスラエルやサウジアラビアではオバマ政権のイラン接近への不満が激化。アジア太平洋重視戦略も英軍事専門誌「ジェーンズ・デフェンス・ウィークリー」は「意味不明」と批判する。

 プーチン露大統領は今回、オバマ大統領が「軍事介入には代償が伴う」と警告した翌日に対ウクライナ武力行使容認をロシア上院に求めており、オバマ大統領のメンツは丸つぶれだ。

 一方、米国のロバート・ゲーツ元国防長官は2日、ロイター通信に「プーチン氏はシリア化学兵器問題でもイラン核問題でも必要」と述べ、重要外交分野での米国の「ロシア頼み」の側面を指摘した。ウクライナ対応でロシアに振り回されているとの印象の拡大は、中国などの挑発的外交姿勢につながりかねない。

7531チバQ:2014/03/03(月) 22:17:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140302/erp14030223240024-n1.htm
新政権はや機能不全…東部でデモ頻発、第2野党は閣僚なし
2014.3.2 23:18 [政変・反政府デモ]

1日、クリミア半島南部バラクラバで、ウクライナ国境警備隊の拠点の外に展開するロシア軍の車両の前でロシア国旗を掲げる親ロシア派住民(ロイター)
 【モスクワ=佐々木正明】ウクライナ南部や東部の親露派地域を軸にロシアが揺さぶりをかける中、2月27日に暫定内閣が発足したウクライナの新体制が早くも機能不全の様相を呈している。ヤヌコビッチ前政権を崩壊させた旧野党勢力は足並みがそろわず、野党第2党「ウダル」は閣僚候補を出さなかった。欧州統合路線を目指す暫定政権の前途には、さまざまな障害が立ちはだかっている。

 暫定政権のヤツェニュク首相は2月28日、バイデン米副大統領との電話会談で、「新政府はウクライナのすべての人のために働く」と述べるなど、親露派住民との和解姿勢を強調してきた。ただ、親欧米派主導の議会が23日、ロシア語を地域により公用語に指定できるとする法律の撤廃方針を示した際には、ロシア系住民の怒りを買った。

 旧野党勢力は、トゥルチノフ大統領代行から2月25日までの首相選出と組閣を要請されたものの、政党間での調整がつかず、内閣発足がずれ込んだ。

 25日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、釈放されたティモシェンコ元首相率いる「祖国」や「ウダル」など、主要3党には政策面での共通点に乏しい上、前政権を崩壊に追い込んだキエフの独立広場に陣取るデモ隊といった新勢力の存在などにより、「厳しい交渉」を余儀なくされたと伝えていた。

 一方、親露派の地盤である東部の各地では1日、新政権に反発する大規模デモが展開された。

 ドネツクでは1万人を超える住民らがロシア国旗を掲げデモを実施し、南部クリミア自治共和国の親ロシア住民への支持を訴えた。英BBC放送によると、住民らは行政府建物の占拠を試みたが失敗した。

 ハリコフでも約2万人が新政権に抗議するデモを行い、州政府庁舎前では親欧米の住民と衝突。インタファクス通信によると106人が負傷した。

7532チバQ:2014/03/03(月) 22:18:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140302/erp14030223240024-n1.htm
グルジア侵攻の再現…「自国民保護」錦の御旗に
2014.3.2 18:39 (1/2ページ)[ロシア]

1日、ウクライナ南部クリミア自治共和国のシンフェロポリで、ロシア国旗を掲げて行進する住民ら(AP)
 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)=遠藤良介】ロシア軍の動向が注目されているウクライナ南部クリミア自治共和国をめぐる情勢は、2008年8月にロシアとグルジアが交戦した紛争と多くの共通項がある。ロシアにとってウクライナは東スラブ民族同士の「兄弟国」であるだけに、事態はより深刻だ。

 ■住民にロシアのパスポート

 グルジアでは1990年代の民族紛争を経て、アブハジア自治共和国、南オセチア自治州という2つの少数民族地域が事実上、中央政府からの独立状態にあった。

 特に、南オセチアでロシアは親露派のかいらい政権を樹立し、現地住民に自国のパスポート(市民権)を配布。グルジアが南オセチア再統一を狙って攻撃に乗り出したのを機に、「自国民保護」を掲げてグルジアに侵攻した。今回のウクライナ・クリミア自治共和国も住民の約6割がロシア系で親露的な上、ロシアのパスポートを持つ者も多い。

 自治共和国の議会はロシア系政党のアクショノフ氏を新首相に選出し、首相は1日、治安回復に向けた支援をプーチン露大統領に要請し、介入に向けた素地は急速に整えられた。

 ロシアはグルジア紛争後、親露派2地域の独立を一方的に認めて事実上の支配下に入れたばかりか、欧州連合(EU)の停戦監視団を現地入りさせるとの国際合意も反古にした。

 ■住民投票、統制下なら疑義も

 クリミアに関しても、多国籍の平和維持監視団であればウクライナ暫定政権にも受け入れやすいが、露指導部はあくまで拒む構えだ。グルジアと同様、ウクライナに事実上のロシア支配地域を確保することが主眼ではないかと強く疑わせる行動といえる。

 クリミア自治共和国をめぐっては、治安が基本的に維持されている現状で、本当にロシアの介入が必要なのかが問われる。30日に予定される自治共和国の地位に関する住民投票がロシア軍統制下で行われれば、公正さにも疑問を残す。さらに、ロシアが親露的な東部地域に部隊を進めれば、事態は東スラブ民族同士の本格的な戦闘に発展する可能性もはらんでいる。

7533チバQ:2014/03/03(月) 22:55:33
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20140301d
トルコ議会、私立学校の閉鎖法案を可決 首相の政敵に打撃
2014年03月02日 11:45 発信地:アンカラ/トルコ
【3月2日 AFP】トルコ議会は2月28日、国内に約4000校ある私立学校を2015年9月1日までに閉鎖する法案を可決した。私立学校の多くは、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相との激しい確執が続くイスラム聖職者、フェトフッラー・ギュレン(Fethullah Gulen)師によって運営されている。

 エルドアン首相の支持者から一転して政敵となったギュレン師は、汚職疑惑を利用して政府転覆を図ろうとしているとして非難されている。学校運営を主な収入源としているギュレン師にとって、今回の動きは大きな打撃になるとみられる。

 エルドアン首相は1日、南西部デニズリ(Denizli)の選挙集会に集まった大勢の支持者らを前に、「子供たちを(私立学校から)退校させなさい。公立学校で十分だ」と述べた。

 トルコ国内にある私立学校の中には、正確な数は不明ながら現在米国を拠点にしているギュレン師の団体が運営している予備校も含まれている。(c)AFP/Fulya OZERKAN

7534チバQ:2014/03/03(月) 23:02:44
http://www.afpbb.com/articles/-/3009430
シリアのイスラム武装勢力、キリスト教徒に課税
2014年02月27日 18:02 発信地:ベイルート/レバノン
【2月27日 AFP】シリア北部の都市ラッカ(Raqa)を実効支配しているイスラム武装組織「イラク・レバントのイスラム国(Islamic State of Iraq and the Levant、ISIL)」は26日、市内に暮らすキリスト教徒に税金を課し、屋外での宗教的行為を禁止すると発表した。

 ISILがイスラム過激派が集まる複数のインターネットフォーラムに投稿した声明は、市内のキリスト教徒を「保護するため」として12項目の規則を並べ、キリスト教徒側とも「合意に至った」としている。

 この新規則の下では、イスラム創世期に当時の為政者が異教徒から徴収していた「ジズヤ」と呼ばれる人頭税がキリスト教徒に課され、富裕層は純金13グラム相当、中流層はその半額、貧困層は同4分の1の税金を納めなければならないとされている。

 また、「路上や市場などイスラム教徒がいる場所では、十字架や聖書に記されているものを一切、人目にさらしてはならない」「祈りの声が外に聞こえないよう、拡声器を使ってはならない」「教会の外で一切の宗教的行為を執り行ってはならない」などの制限も定められている。

 ISILはキリスト教徒に対し「つつましい服装をするなど、ISILが定めた規則に従う」よう要求。「ラッカと周辺地域に教会や修道院などを建設してはならない」「武器を携帯してはならない」とも規定し、違反者は「戦禍を被った人々や反逆者が直面した運命に苦しむことになるだろう」と警告している。

 ラッカはかつて人口約30万人の都市だったが、キリスト教徒の占める割合はもともと少なく、1%に満たなかった。多くのキリスト教徒はISILがラッカを攻撃し教会を焼くなどしたため、既に市外へ避難している。

 ISILは国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系の組織で、派生元のイスラム武装勢力「イラク聖戦アルカイダ組織(イラクのアルカイダ、Al-Qaeda in Iraq)」は2003年のイラク戦争後、イラク国内でジズヤを課したことがある。(c)AFP

7535チバQ:2014/03/03(月) 23:03:52
http://www.afpbb.com/articles/-/3009657
シリアのパレスチナ難民キャンプ、停戦合意崩れる
2014年03月03日 17:37 発信地:ベイルート/レバノン
【3月3日 AFP】シリアの首都ダマスカス(Damascus)南方のヤルムーク(Yarmuk)で4万人が暮らすパレスチナ難民キャンプで2日、数週間続いていた停戦を破り銃撃戦と砲撃があり、男性1人が死亡した。

 非政府組織(NGO)のシリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)によると、アサド政権側についているパレスチナ解放人民戦線総司令部派(Popular Front for the Liberation of Palestine-General Command、PFLP-GC)と、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系イスラム過激派組織「アルヌスラ戦線(Al-Nusra Front)」の間で戦闘が起きた。

 両者は先月10日、難民キャンプからアルヌスラ戦線が戦闘員を撤退させた後に停戦していた。双方とも停戦を破ったのは相手だと非難している。ヤルムークのキャンプには非人道的な環境下で4万人が暮らしている。停戦期間は短かったが、その間かろうじて国連(UN)機関のパレスチナ難民支援が入ることができた。

 アルヌスラ戦線は2日、停戦を破ったとしてバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領と同盟を組むPFLP-GCを非難した。一方、PFLP-GC側はアルヌスラ戦線側が合意を破って同日朝、キャンプに再進入したと責めている。

 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のクリス・ガネス(Chris Gunness)報道官は、マイクロブログのツイッター(Twitter)で「悪い知らせだ。包囲されているヤルムークのパレスチナ難民キャンプに今日はUNRWAの食糧配給がないようだ」と述べた。

 UNRWAでは1月以降、同キャンプに7500包以上の食糧支援を行っているが「需要を高波に例えれば、これまでの支援は海に落ちた水滴のような微々たるもの」だと述べている。

 戦闘前に15万人以上だったヤルムークの人口は、アサド政権側と反体制派による数か月の戦闘を経て4万人にまで減っている。うち1万8000人がパレスチナ難民だ。(c)AFP

7536チバQ:2014/03/03(月) 23:47:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140303-00001086-yom-int
ウクライナ軍兵士ら3千人、指揮系統から離脱か
読売新聞 3月3日(月)20時27分配信

 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)=佐藤昌宏、ブリュッセル=寺口亮一】タス通信は3日、親ロシア勢力が多数派を占めるウクライナ南部クリミア自治共和国で、ウクライナ軍兵士ら約3200人が、同国政府の指揮系統から離脱したと伝えた。

 ウクライナ海軍トップのデニス・ベレゾフスキー司令官の離反に続くものだ。強力なロシア軍がクリミア半島の掌握を強める中、クリミア駐留のウクライナ軍に新政権からの離反の動きが広がっている模様だ。

 同通信によると、共和国政府の関係者は、内務省軍の兵士1500人以上と、国境警備隊の約1700人が、ウクライナ新政府の指揮から離れ、クリミアの住民に「忠誠を誓った」と説明した。抵抗することもなく、平和的に投降したという。圧倒的な軍事力を持つロシア軍を前に、投降が加速したとみられる。

7537とはずがたり:2014/03/04(火) 01:03:24

ロシア、天然ガスで圧力=EU分断が狙いか―ウクライナ情勢
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-140303X080.html
時事通信2014年3月3日(月)16:13

 【ブリュッセル時事】ウクライナに軍事介入したロシアが、天然ガス供給でも圧力をかけ始めた。欧州連合(EU)はロシア産ガスへの依存度が高く、ウクライナを経由するパイプラインなどを通じて確保している。ロシア産ガスの供給が滞れば、破綻寸前のウクライナ経済の先行きが一層険しくなるだけでなく、EUもエネルギー危機に直面しそうだ。

 EU各国は親欧米のウクライナ新政権を総じて支援しているが、ロシアとの経済関係を損ないたくないと考える国もある。ロシアによるガス供給でのウクライナ締め付けには、温度差のあるEUに揺さぶりをかけ、欧州分断を図る狙いもありそうだ。

7538とはずがたり:2014/03/04(火) 01:03:47

ロシア、ウクライナ軍事介入へ 米、抑止手詰まり 大統領警告も対抗策なし
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140302049.html
産経新聞2014年3月2日(日)07:56

 【ワシントン=小雲規生】ロシアがウクライナへの軍事介入の動きを強める中、オバマ米大統領は2月28日に声明を発表し、ロシアに対して「ウクライナへのいかなる軍事介入も代償を伴う」と警告した。しかし、ウクライナに関する米国の国益は限定的で、軍事介入はおろか、ロシアへの経済制裁を発動する可能性も低いとの見方が支配的。プーチン露政権の自制に期待する以外に軍事介入を回避させる選択肢はなく、メディアや保守派からも批判が出ている。

 オバマ大統領はホワイトハウスで自ら声明を読み上げ、ロシアの軍事的な動きが報じられたことに「深い懸念」を表明し、ウクライナの主権と領土的統一の侵害は国際法違反と訴えた。

 欧米主要メディアによると、米政府はロシア軍兵士を乗せた輸送機やヘリコプターのクリミア半島入りなどの不穏な動きを確認済みで、本格的な軍事介入に踏み切る前兆か否かを詳細に分析している段階という。

 機密情報を入手できる立場にある米下院のロジャーズ情報特別委員長も2月28日の声明で「クリミア半島はロシア軍の管理下に入ったようだ」と指摘した。

 それでも、オバマ大統領はロシアが軍事介入に乗り出した際の対抗策に言及せず、米メディアは「なまくらな警告」と酷評した。

 オバマ政権がロシアの強硬策を実質的に“黙認”する背景には、米国が主要な外交課題と位置付けるイランの核問題やシリア情勢、戦闘部隊の撤退が年末に迫ったアフガニスタンでの戦争をめぐり、ロシアの協力を得るため、決定的な対立を避けたいことがある。

 ウクライナに関する米国の国益は「ロシアに比べてはるかに小さい」(政治学者のイアン・ブレマー氏)との指摘も根強く、オバマ政権の及び腰に拍車をかけている。軍事介入の可能性も、ほぼ皆無に等しい。

 だが、米国の弱腰を見透かしたかのような強硬策をロシアに許すオバマ政権の対応には批判も出ている。

 共和党の重鎮、マケイン上院議員は2月28日、CNNテレビに対し、プーチン露大統領は「米大統領が行動しないとみている」と指摘。ロシアが反発するミサイル防衛(MD)の一環として、チェコにミサイルレーダーを配備する構想の再開、グルジアの北大西洋条約機構(NATO)加盟推進など、具体的な対抗措置にかじを切るよう求めた。

7539とはずがたり:2014/03/04(火) 01:04:25

2014年 3月 03日 13:19 JST
プーチン大統領のウクライナ介入、経済にとって危険な賭け
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304085204579416102807991832.html?mod=WSJJP_article_outbrain&amp;obref=obinsite
By LUKAS I. ALPERT

 【モスクワ】ロシアのプーチン大統領は、ウクライナへの軍事介入をやめるよう求める国際社会の要求を無視すれば、経済的に高いリスクをはらむゲームを始めたことになる。しかし、そのこともプーチン大統領が行動をエスカレートさせるのをけん制するには十分でないのかもしれない。

 ロシアの通貨ルーブルは以前から下落していたが、ロシア上院が1日、ウクライナへの軍事介入を承認したことで一段と急落する公算が大きいとアナリストらはみている。クレムリンがこのマンデート(委託)に基づいて軍事行動を決断すれば、西側諸国は今年夏にロシアで開催される主要8カ国首脳会議(G8サミット)をボイコットする恐れがあるほか、資産凍結や経済制裁に訴える可能性がある。

 調査会社IHSグローバル・インサイトのLilit Gevorgyan氏は「ロシアは『われわれには力がある』と言いたいのかもしれないが、そうした軍事力を行使すれば、外交的にも経済的にも高くつくだろう」と述べ、「ロシアにとってリスクは大きい」と述べた。

 ロシアはこれまで、議会から軍事行動の承認を受け、西側の自制要求を無視している。同国は外国領土併合プロセスの迅速化のため法案を可決し、ウクライナでロシア語を話す人々にロシアのパスポートを早急に提供しようとしている。

 しかしロシアが親ロシア地域であるクリミアの実質的な掌握以上に踏み込むようなことになれば国際協調的な経済制裁体制が敷かれる公算が大きい。しかしロシアの政治家たちは、最悪の事態の覚悟はあると述べている。

 旧ソ連共産党政治局員で現在はロシア上院議員のニコライ・ルイシコフ氏は1日、上院で演説し、「彼ら(西側)がわれわれに対して犬を放つ(戦いの火ぶたを切る)のに備える必要があるが、われわれは隊列を維持しなければならない」と述べた。

 カーネギー国際平和財団モスクワ・センターのドミトリ・トレーニン所長は「ロシアのエスタブリッシュメント(支配層)内部では、ウクライナと西側に対する強硬な戦術や戦略を求める圧力があるのは明らかだ。ロシアは、キエフで出し抜かれたと感じており、過去数カ月間の米国や欧州の態度に対し、極めて強い後味の悪さを抱いている」と語った。

 米国の元駐ウクライナ大使のスティーブン・パイファー氏は、ロシアはウクライナ、とりわけ1954年までロシアの一部だったクリミアとの間には長年の歴史があり、旧ソ連を構成していた共和国はモスクワの確固たる支配の下にあるとロシアは認識していると指摘、そのことは西側の反発(制裁発動など)に対するどんな懸念をも凌駕するはずだと述べた。

 軍事行動を拡大させるかどうかを選択するにあたってロシアが最も慎重に検討するであろう問題は西側とのエネルギー関係かもしれない。地上戦が勃発すれば、ウクライナの死活的な重要性を持つ天然ガス・パイプラインが混乱する恐れがある。同パイプラインはロシア国営エネルギー大手ガスプロムが運営し、欧州に天然ガスを輸送している。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/int_poli/P1-BP315_CRIMEA_G_20140302185104.jpg
【ロシアが出兵したクリミア半島のウクライナ軍の施設】赤:ロシア軍が周囲を取り囲んだウクライナ軍施設、黒:ロシア海軍黒海艦隊の基地、×印:ウクライナ本土とクリミア半島をつなぐ検問所

 現在は米ブルッキングス研究所に勤務しているパイファー氏は「ロシアは過去30年間、欧州向けエネルギーの信頼できる供給源としてのイメージを獲得しようと努力してきた」と述べ、「ウクライナで(軍事)行動すると決断するということは、恐らく欧州における自分たちの評価を気にしないということだ。天然ガスの供給がたとえ一時的であれ遮断されれば、必ず厳しい(西側の)反応が予想されるからだ」と語った。

 ロシアへの経済制裁の規模は、同国がどの程度ウクライナの奥深くに軍事的プレゼンスを拡大するかに左右される。だが前出のトレーニン氏は、ロシアがそこまで軍事行動を展開するかどうかは全く分からないとみている。

 トレーニン氏は「プーチン大統領はすでにクリミアを確保した。わたしはいわゆる"侵略"が検討されているとは思わない」と述べた。

 同氏は「彼らは、クリミアでキエフ(ウクライナ政府)に対する抵抗運動が勃発していたら、内戦につながる恐れがあったと考えたのだと思う。内戦となると、ロシアも引きずり込まれただろうが、その場合は受動的に引きずり込まれることになる。したがってプーチン氏は恐らくこれ(当面の行動)を紛争予防措置とみなしているのだろう」と語った。

7540名無しさん:2014/03/04(火) 10:41:10
米国のマスコミは、米国とオークションサイト「eBay」の創設者と所有者を含む大手スポンサー企業が
、数年間にわたってウクライナのクーデターを準備していたことを裏付ける文書をインターネットで公開した。
  サイトThe Pando Dailyの記者たちは、ウクライナの首都キエフで抗議デモを組織したグループが
、アメリカ合衆国国際開発庁を含む米国の政府慈善組織から何度か資金援助を受けていたことを裏付ける文書を発見した。

  伝えられたところによると、2011年10月から2012年12月にかけて、「ツェントルUA」
、「ノーヴィー・グラジダニン」、「チェースノーフィリトルイ・ラドゥ」などの組織は、補助金として約50万ドルを受け取っていた。

  これらの組織や別の運動を管理しているのは、ウクライナのヴィクトル・ユ
ーシェンコ元大統領の同僚で近しい友人のオレグ・ルィバチュク氏。

  文書によると、最も大規模な資金援助を行った団体の一つは、eBay
の創設者で取締役会長のピエール・オミダイア氏が設立したオミダイア・ネットワーク・ファンドだったという。 外国の各マスコミより

http://japanese.ruvr.ru/2014_03_03/129357658/

7541チバQ:2014/03/04(火) 12:40:58
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20140304-OYT1T00523.htm
ウクライナ前大統領の要請だ…露軍の行動正当化

. 【ニューヨーク=加藤賢治】国連安全保障理事会は3日、ウクライナ情勢に関する緊急の公開協議を開いた。


 ロシアのチュルキン国連大使は、大統領の座を追われた親露派のヤヌコビッチ氏がプーチン露大統領への書簡で、ウクライナの秩序回復のためロシアに軍事力の行使を要請したと説明、軍の行動を正当化した。

 書簡は3月1日付で、ロシア系住民に対し「テロや暴力行為が公然と行われている」などと訴え、ロシア軍の派遣を要請する内容。

 米国のパワー国連大使は、ロシア系住民が脅威にさらされている証拠はないと反論。ロシアの軍事介入に正当な根拠はなく、「侵略行為であり、やめるべきだ」と非難した。

(2014年3月4日11時44分 読売新聞)

7542チバQ:2014/03/04(火) 12:42:42
http://mainichi.jp/select/news/20140304k0000e030212000c.html
ウクライナ:前大統領支援の特殊部隊 訴追恐れクリミアへ
毎日新聞 2014年03月04日 11時42分(最終更新 03月04日 12時37分)


キエフでバスに乗り込む特殊部隊「ベルクト」のメンバー=2月22日、ロイター
拡大写真 【キエフ篠田航一、シンフェロポリ(ウクライナ南部)真野森作】ウクライナの政変で追放されたヤヌコビッチ前大統領を支え、反政府デモ隊への銃撃を主導したとされる特殊部隊「ベルクト」の動きが注目されている。新政権発足により、一転して「虐殺者」と非難される側になったため、「隊員の多くが、親露派の多いウクライナ南部クリミア自治共和国に移動した」(地元記者)からだ。ロシアは既に、元隊員にパスポートを発行し、ロシア国籍を与える方針まで打ち出しており、ウクライナが擁した精鋭部隊はロシアの支配下に置かれつつある。

 現地報道などによると、ベルクトは「イヌワシ」を意味し、1992年に設立。旧ソ連特殊部隊が前身で、隊員は全土に約5000人という。スポーツで実績のある選手などから精鋭を選抜し、さらに軍や警察での2〜3年の経験が必要とされる。

 2月27日に発足したウクライナ新政権はベルクトを解散し、デモ隊虐殺に関与した容疑でザハルチェンコ前内相やベルクトの元司令官ら10人の身柄拘束を決定した。一方で、クリミアのロシア系住民たちはベルクト支持の姿勢を明確にしている。自治共和国首都シンフェロポリでのデモでは「ベルクト!」と連呼する人々もおり、「ベルクトは我々の英雄だ」との張り紙も。ロシア系のニコライ・ペトホフさん(66)は「キエフの反政府デモは野蛮な連中ばかりだった。法秩序を守ったベルクトに罪はないし、私は支持する」と話した。

 こうしたベルクトら治安関係者の一部が新政権による責任追及を恐れ、首都を離れ始めた影響で、キエフでは一時的な「治安空白」も懸念されている。反政府デモ隊の拠点となった「独立広場」では、正規の警官ではない「自警団」が交通規制や巡回警備をしている状態

7543チバQ:2014/03/04(火) 12:53:42
http://mainichi.jp/select/news/20140304k0000m030157000c.html
ロシア:ウクライナ軍に最後通告 4日期限の降伏要求
毎日新聞 2014年03月04日 03時00分(最終更新 03月04日 09時06分)


クリミア自治共和国 【ブリュッセル斎藤義彦、シンフェロポリ(ウクライナ南部)真野森作】ロシア軍が事実上掌握したウクライナ南部クリミア半島のロシア黒海艦隊は3日、半島内のウクライナ軍に4日午前5時(日本時間同日正午)までに降伏しなければ攻撃するとの最後通告を出した。インタファクス通信が報じた。一方、欧州連合(EU)は3日、首脳会議を6日に招集し、それまでにロシアが軍事行動の意図を明確にせず国際的な仲介にも応じない場合、制裁を科す方針を固めた。土壇場の外交努力が続くが、「欧州における21世紀最大の危機」(ヘイグ英外相)は一層深刻化している。

 ロシア軍のクリミア半島制圧行動は3日も続き、AP通信によると、ロシア軍部隊がクリミア半島東端のケルチのフェリー港を包囲。ウクライナ国境警備隊はロシア軍の攻撃用ヘリコプター10機と輸送機8機が同半島に着陸したと明らかにした。AFP通信が報じた。ロシア軍航空部隊が相次いでウクライナ領空を侵犯したほか、南西部ベルベク軍用空港のウクライナ部隊が投降したと伝えられている。ロシア部隊は通信施設も掌握し、携帯電話を含めて通信を妨害しているとの情報もある。

 一方、EU外交筋が毎日新聞などに明らかにしたところでは、EU側はまずロシアのラブロフ外相と接触を図り、ロシアとウクライナの暫定政権が直接話し合って事態を解決するよう働きかける。3日緊急会合を開催したEU外相会議は、全欧安保協力機構(OSCE)や国連などが参加する「連絡グループ」による仲介を検討しており、ロシアに受け入れを迫る。「連絡グループ」の調査団派遣は2日にドイツのメルケル首相が提案、ロシアのプーチン大統領が同意していた。

 この仲介が不調に終わり、ロシアから軍事的意図の説明がなければ、制裁を科す。EUはロシア側の意図が、短期的なロシア人保護にあるのか、長期的なクリミア半島の支配にあるかを見極めようとしている。長期的な占領や国境線変更があれば「EUとロシアが築いたすべての関係が崩れる事態」(外交筋)と強い憂慮を示している。

 ロシアは軍事面以外でもクリミアを勢力圏内に確保する取り組みを次々に打ち出しつつ、米欧の圧力に対抗している。メドベージェフ首相は3日、ロシア南部とクリミア半島東部をつなぐ橋か海底トンネルの建設計画を発表。シルアノフ財務相はクリミア自治共和国への金融支援を実施する方針を明らかにした。

. ロシア外務省は、主要8カ国(G8)首脳会議(サミット)の参加国7カ国が6月に南部ソチで開くサミットの準備会合への参加凍結を表明したことを、「建設的な相互関係を築く原則に反する」と批判。ケリー米国務長官がロシアの行動を「侵略」と決めつけたことに対し「受け入れがたい脅しだ」と反論した。

 一方、ヤヌコビッチ前大統領の出身地だったウクライナの東部ドネツクや南部オデッサで同日、州省庁が親ロシア系勢力に相次いで襲撃された。

.

7544とはずがたり:2014/03/04(火) 17:31:28

ロシア系住民6割は絶対的多数ではないよなぁ。。なかなか難しい。。民族浄化みたいな事態にならないことを望むばかりである。

ウクライナ情勢 クリミア中心都市に響く銃声 自警団「挑発者から防衛」
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140302048.html
産経新聞2014年3月2日(日)07:56
 パン、パン、パン。乾いた銃声が響き渡った。1日午後、ウクライナ南部クリミア自治共和国の中心都市シンフェロポリの政府庁舎前。覆面に迷彩服姿の武装集団が突然、発砲した。中心部への車の進入は禁じられ、周辺にはロシア国旗を掲げる人々の姿。ロシアの軍事介入が現実味を増す中、「親露派の街」は先行きが読めない不透明感が急速に強まっている。(ウクライナ南部シンフェロポリ 遠藤良介)

 武装集団は議会の前にも数人いた。政府庁舎前に居合わせた「自警団」を名乗る集団の一人は、武装集団について「地元のクリミアの部隊だ」と述べるだけで、国名などは一切明かさなかった。

 武装集団には2月28日夜、シンフェロポリ国際空港のターミナルでも出くわした。黒い覆面で所属を示す記章などはなかったが、装備からプロの戦闘集団であることは明らかだ。シンフェロポリでは27日以降、議会や政府庁舎も同様の武装集団に占拠された。ただ、これに伴って負傷者が出たといった情報はなく、警察やロシア系の自警団が武装集団がいる議会などを守っているのが構図だ。

 「武装グループはわれわれの側だ。首都キエフからの挑発者を食い止めるために防衛している」と自警団の面々は語る。

 ウクライナの政変後、クリミアでは人口の6割を占めるロシア系が親欧米派の暫定政権に反発し、ロシアへの編入を求める声を強めている。ロシアの影がちらつく不可解な武装集団がロシア系住民と連携し、暫定政権の支配が及ばない地域となりつつある。

 こうした状況を受け、ウクライナ暫定政権が最も警戒するのは、ロシアが2008年のグルジア紛争に似た形でクリミアに軍事介入するシナリオだ。

 グルジアでは紛争前から南オセチア自治州など2つの親露派地域が事実上の独立状態にあり、ロシアが住民にパスポート(市民権)を交付していた。グルジアが南オセチア支配を回復しようと攻撃したのを機に、ロシアは「自国民保護」を掲げてグルジアに侵攻。紛争後に両地域の独立を承認し、事実上の支配下に入れた経緯がある。クリミアにも露パスポートを持っている住民は少なくなく、ロシアが「自国民保護」を持ち出す可能性は十分にある。グルジア紛争前に挑発的な軍事行動が目立っていた点も現在のクリミア情勢と共通する。

 ロシアのプーチン政権は旧ソ連諸国を再統合して「ユーラシア連合」を結成する野望を抱いており、ウクライナの政変で親欧米の暫定政権が発足したことは重大な打撃だ。ウクライナの欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)への加盟を阻止すべく、ロシアはクリミア問題を通じて暫定政権に圧力をかけたいものとみられる。

 もっとも、クリミアには少数派のウクライナ人や先住のタタール系がおり、ロシア寄りの立場をとる住民ばかりでは決してない。ロシアとロシア系住民の活発な動きは、クリミア半島の民族対立に火をつける危険性もはらんでいる。

7545チバQ:2014/03/04(火) 21:24:32
http://mainichi.jp/select/news/20140305k0000m030038000c.html
ウクライナ:ロシアにとり前大統領は「どこまで使える?」
毎日新聞 2014年03月04日 18時40分(最終更新 03月04日 18時47分)


ウクライナのヤヌコビッチ前大統領=AP
拡大写真 【モスクワ田中洋之】ウクライナ南部クリミア半島の軍事制圧を進めるロシアは、政変でロシアに逃亡したヤヌコビッチ前大統領を政治的に「利用」する姿勢を見せている。

 ロシアのチュルキン国連大使は3日の国連安全保障理事会で、ヤヌコビッチ氏がプーチン露大統領にウクライナ派兵を求める書簡を送ったと表明。

 書簡には「キエフで政権が不法に乗っ取られ(ロシア系住民の多い)東・南部で住民が危険にさらされている。法秩序の回復と住民保護のため軍事力の使用を要請する」とあり、ロシアの派兵理由を裏付ける内容となっている。

 分離・独立の動きを強めるクリミア自治共和国もロシアに支援要請を出していたが、ロシアが「正統な大統領」とみなすヤヌコビッチ氏の要請を名目にウクライナ東部への派兵が可能になるとの見方もある。

 一方でチュルキン大使は「我々の目標はヤヌコビッチ氏を権力に戻すことではない」と指摘。ヤヌコビッチ氏が基盤としていたウクライナ東部でも「国を混乱させた弱い指導者」として世論の支持を失っており、帰国して復権を果たすのは現実的でないと判断しているようだ。

 政変で祖国を追放されたヤヌコビッチ氏はロシアに保護された。居場所は不明だが、モスクワ郊外に邸宅を買ったとの情報がある。

http://mainichi.jp/select/news/20140305k0000m030121000c.html
ロシア:大統領、クリミアでの軍展開否定「地元の自警団」
毎日新聞 2014年03月04日 21時12分

 【モスクワ田中洋之】ロシアのプーチン大統領は4日、モスクワ郊外で記者会見し、ロシアがウクライナ南部クリミア半島でロシア系住民などを保護する権利があると主張する一方で、クリミアに展開しているロシア軍とみられる部隊について「地元の自警団であり、ロシア軍は参加していない」と述べた。大統領がウクライナ情勢について発言するのは、2月下旬の政変以来初めて。

 クリミア自治共和国のロシア連邦編入は「考えていない」とする一方、クリミアの将来は「住民が安全かつ自由な意思表示ができる条件で自分たちの将来を決めることができる」と言明。主要8カ国(G8)首脳会議(サミット)の参加7カ国が6月にロシア南部ソチで開くサミットの準備会合への参加を凍結したことについて「準備しているが、他国首脳が来たくないのなら必要ない」と強気の姿勢を示した。

 ウクライナの政変については「暴力による政権奪取」と批判し、新政権を認めない考えを表明。欧米諸国がロシアに対して制裁を検討していることについては「現代世界はすべて相互に依存しており、損害も(ロシアだけでなく)相互に出る」と述べ、制裁発動をけん制した。

7546チバQ:2014/03/04(火) 21:25:46
http://mainichi.jp/select/news/20140305k0000m030102000c.html
ウクライナ:南部ルポ にらみ合うウクライナ兵とロシア軍
毎日新聞 2014年03月04日 20時30分(最終更新 03月04日 20時45分)


ロシア軍とみられる武装勢力が周囲を固める中、小銃を持って駐屯地内に立つウクライナ兵たち(奥)。両者が会話を交わす場面もあった=ウクライナ南部クリミア自治共和国バフチサライで2014年3月4日、真野森作撮影
拡大写真 【バフチサライ(ウクライナ南部)真野森作】ロシア側による制圧が進むクリミア半島のバフチサライに4日入った。3日にロシア軍がウクライナ軍に対し最後通告を出したとの情報が駆け巡ったが、駐留するロシア黒海艦隊は否定し緊張はいったん和らいだ。ただ、バフチサライではウクライナ将兵が投降を拒否し駐屯地に籠城(ろうじょう)。これをロシア軍とみられる部隊が取り囲み、にらみ合いを続けていた。

 クリミア自治共和国の首都シンフェロポリから西南へ約30キロのバフチサライ。中世にあったクリミア・タタール人のイスラム国家の首都で、今もタタール系住民が多い。

 「写真を撮るなら道路の反対側からにしろ」。ロシア軍とみられる部隊数十人に包囲された小さなウクライナ軍駐屯地に近付こうとすると、小銃を持った男に行く手を阻まれた。駐屯地の門にはウクライナ国旗が翻り、小銃を肩から下げた2人のウクライナ兵の姿が塀の内側に見える。

 地元住民によると、駐屯地が包囲されたのは2日で、現在は武装解除について両者が協議しているという。米メディアによると、駐屯地指揮官は「武装解除はさせない。彼らが襲撃するなら、最後の一人まで戦う」と話したという。

 駐屯地を包囲する部隊のほか、赤い腕章をつけた地元の自警団十数人が「不測の事態を避けるため」に周辺に立っていた。

 食料を配達するトラックや、清掃などを請け負う住民の出入りは許されていた。高まる緊張の中でもウクライナ兵が包囲部隊に届いたばかりのパンと牛乳を塀越しに分け与える姿も見えた。現在は、危うい均衡を保っているようだ。

 地区議員でウクライナ系のセルゲイ・ユルチェンコさん(38)は「我々に戦争は必要ない。ロシアは半島の平和維持を助けてくれている」と語る。一方「なぜロシア兵がやって来たのだ。なんの必要があるのだ」と大声で叫び憤るタタール系老人もいた。

7547チバQ:2014/03/04(火) 21:26:36
http://mainichi.jp/select/news/20140305k0000m030071000c.html
ウクライナ:チェルノブイリ事故補償…首相「国庫空っぽ」
毎日新聞 2014年03月04日 19時43分

 【キエフ篠田航一】ヤヌコビッチ政権が崩壊したウクライナで、旧ソ連時代の1986年に起きたチェルノブイリ原発事故の被災者らが不安を抱いている。国が安定しなければ、被災者への補償金支給に遅れが出る事態も想定されるからだ。さらに、新政権でも「汚職体質」が続けば、補償金がきちんと届かない事態も予想され、被災者らは政変の行方を見守っている。

 「私たち被災者が怒っているのは、着服や賄賂政治の横行で、本当に助けが必要な人への支援額が少ない点だ。政権が代われば、本当に汚職はなくなるのか疑問だ」。キエフ市内の病院で今も心臓の治療を受ける元チェルノブイリ原発作業員のアナトリー・コリアディンさん(64)が憤る。

 原子炉の冷却作業などに従事したコリアディンさんは今、被災した年金生活者向けの補償金として、月額約1000フリブナ(約1万円)を受給するが、、ほとんどが薬代に消えてしまうという。

 一方で補償金に関する「不正」のうわさは後を絶たず、官僚の着服疑惑や、受給資格のない人が多額の補償金などを受け取る例も指摘されている。

 ウクライナでは、飛散した放射性物質の影響で今も200万人以上の国民が健康被害に直面しているとされる。2011年には、ヤヌコビッチ政権の支援削減方針に反対する被災者ら約1000人がデモ行進し、警官隊と衝突する騒ぎもあった。

 被災者支援を担当する社会政策省のセルゲイ・クチェレンコ氏は「省に回る予算が少なく、新政権には増額を望みたい。政情不安が続いても被災者への支給には支障が出ないようにする。支援の透明性は確保している」と話す。

 だがヤツェニュク首相は「国庫はほとんど空っぽの状態だ」と、危機的な財政状況を明かしている。

7548チバQ:2014/03/04(火) 21:26:59
http://mainichi.jp/select/news/20140305k0000m030066000c.html
NATO:ウクライナ問題…露との関係巡りジレンマ
毎日新聞 2014年03月04日 19時39分(最終更新 03月04日 21時15分)


ウクライナの対応を巡りジレンマに陥っているNATO。写真はアフガニスタンの首都カブールで活動するNATO軍の兵士=2月、ロイター
拡大写真 【ブリュッセル斎藤義彦】緊迫するウクライナ情勢を巡り北大西洋条約機構(NATO)が割れている。東欧諸国はロシアの脅威を身近に感じNATOに強い対応を求めるが、西欧は外交解決を優先しているためだ。欧米の安全保障にロシアとの良好な関係は不可欠だが、軍事組織としてロシアの行動は容認できずNATOはジレンマに陥っている。2日に続き4日にも緊急理事会を開き、対応を協議した。

 「NATOには多様な立場がある」。4日の会合を要請した加盟国ポーランドの政府関係者が、足並みがそろわない現状にいらだちを見せた。NATOは2日の声明で、ロシアに撤兵を求め、外交解決を促しただけだった。

 NATOが対抗措置など厳しい態度を取らず、ソフトな声明にとどめたのは「ロシアを追い詰めず、対話の糸口を残す」(NATO外交筋)のが狙いだ。強硬派と対話重視派で割れた意見を「バランスの取れたもの」にしたという。

 NATOは、ミサイル防衛網の欧州展開で悪化したロシアとの関係改善を図り、アフガニスタンでの麻薬対策などさまざまな協力プログラムを実施している。

 2011年のリビア攻撃など欧州大陸以外での活動が主になっているNATOは、足元の欧州大陸でロシアと事を荒立てたくないのが本音だ。

 一方、ウクライナは、政治解決を求める声明だけではなく「追加的な措置」を求めている。東欧諸国も冷戦時代の記憶は消えておらず、なし崩し的にクリミア半島を占領したロシアに脅威を感じ、強い警告を求めている。

 ロシア外務省は遠慮がちなNATOの声明にさえ「状況を不安定化させる」などと批判。軍事的な選択肢は示威行動など極めて限定され、冷戦時代にもなかったロシアとの交戦は論外でNATOのジレンマは深い。

 また、ウクライナはアフガニスタンやコソボにも派兵し、NATOに協力してきた重要なパートナーではあるが、集団的自衛に基づく共同防衛条項に守られた加盟国ではない。非加盟国に対しては「政治的な声明を出すのが限界」(外交筋)との悲観論もある。

7549チバQ:2014/03/04(火) 21:45:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140304/erp14030421270014-n1.htm
プーチン大統領、軍事介入せず クリミア併合も否定
2014.3.4 21:25

会見で記者の質問に答えるロシアのプーチン大統領=4日(AP)
 ウクライナ南部クリミア自治共和国の重要拠点を掌握したロシアのプーチン大統領は4日の記者会見で、「(自治共和国に)ロシア軍を投入する可能性は消えた」と述べた。ウクライナの政変を批判する一方、ロシア系住民が多数を占める自治共和国を併合する可能性には「いまのところ、その必要はない」と否定した。

 プーチン氏は会見で政変に、「憲法違反のクーデター、暴力による政権奪取だ」と批判。6月にロシア南部ソチで開催する主要国(G8)首脳会議の準備会合には、「準備は進めているが、(欧米首脳が)望まないのなら出席する必要はない」と語った。

 3日のロイター通信によると、クリミア半島東端にあるウクライナの国境検問所がロシア兵に占拠され、ロシア兵を乗せたトラック3台がフェリーでケルチ海峡を渡り、ウクライナ領内に入った。(共同)

7550チバQ:2014/03/04(火) 21:53:18
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014030100358
欧州委員長候補にシュルツ氏=中道左派が擁立−EU
 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)の欧州議会で第2会派を構成する各国の中道左派勢力は1日、ローマで欧州社会党大会を開き、2014年秋に2期目の任期が満了するバローゾ欧州委員長の後任候補として、ドイツ出身のシュルツ欧州議会議長(58)の擁立を決定した。(2014/03/01-23:54)

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7551とはずがたり:2014/03/04(火) 23:57:16
ロシア制裁へ議論本格化 米・EU、資産凍結など検討
http://www.asahi.com/articles/ASG342W2NG34UHBI00Z.html?ref=reca
2014年3月4日11時26分

 米国と欧州連合(EU)が、ウクライナへの軍事的圧力を強めるロシアに対する制裁に向けた動きを本格化させている。3日、オバマ米大統領は「ロシアを孤立させる経済、外交的な措置を検討している」と述べ、EUも外相理事会で制裁を議論した。ロシア政権幹部の渡航制限や資産凍結など広範囲な制裁をめざしているとみられる。

 オバマ氏は3日、記者団に「(ロシアは)国際社会の基本原則を侵害している」と語り、軍事活動を停止しなければ「ロシアの経済や国際的地位にマイナスの影響が及ぶ」と警告した。米国は「資産凍結、ビザ発給禁止、貿易や投資の分野で孤立させる」(ケリー国務長官)ことを念頭に置いている。

 米国は、既に6月にロシア・ソチで開催予定の主要国首脳会議(G8サミット)準備会合への参加見送りを決めている。ホワイトハウス報道官は3日、ウクライナ情勢を受けた新たな対抗措置として、ロシア南部ソチで7日に開幕する冬季パラリンピックに米政府代表団を派遣しないことを明らかにした。選手は予定通り参加する。カナダも同様の措置を取る。

クリミア半島、はためくロシア旗 住民「徐々に編入を」
http://www.asahi.com/articles/ASG335QB6G33UHBI01Z.html?ref=reca
2014年3月4日01時50分

 ウクライナ南部クリミア半島では、ロシア軍による一帯の掌握が着々と進む。多数を占めるロシア系住民は自警団などを結成して、積極的にこれを支える。歴史や文化など、ウクライナが抱えてきた国内の断裂が、ロシアの介入を受けて一層深刻になっている。

トピックス:ウクライナ情勢
 クリミア自治共和国の首都シンフェロポリ。3日、ロシア軍による掌握が進むなかでも、市民はほぼ平常通りの生活を続けていた。

 ロシア軍の制圧を受けて一時閉鎖された空港は、1日夜から国際線を含めて運行が再開された。人々が避難のために殺到する様子などは見られず通常運行だ。

 商店街の店やレストランもいつも通りに営業している。街を歩くのは、黒とオレンジのしま模様の小さなリボンを付けたロシア系住民ばかり。ソ連の対ナチス戦争勝利を祝うものだという。

 ただ両替商では現地通貨フリブナの価値が急落している。銀行のATMの前にも列ができていた。

7552とはずがたり:2014/03/05(水) 09:56:24
>キエフのウクライナ国防省には、若者から中高年まで、志願兵の登録に続々と押しかけている。ロシア系住民が多い南部や東部でも志願者が後を絶たず、「これほどの愛国的な雰囲気はかつてない」(国防省報道官)という。
クリミアは除くとして南部や東部でのロシア人とウクライナ人の比率ってどんなもんなんやろ?

「プーチンは地獄の扉開く」 露の「侵略」に怒りと恐怖 市民は徹底抗戦の構え
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140304/erp14030414310011-n1.htm
2014.3.4 16:00

 【キエフ=内藤泰朗】ウクライナの首都キエフは3日夜、ロシア軍が南部のクリミア半島で、ウクライナ軍に降伏するよう最後通告したとの報道を受け、怒りと恐怖、不安が交錯した。「ロシアの侵略者たちは必ずや後悔する」「プーチン(露大統領)は地獄への扉を開くだろう」。ウクライナ暫定政権と国民は、ロシアの“侵略”に徹底抗戦する姿勢で団結した。

 「ウクライナがクリミアを手放すことはない」

 ウクライナ暫定政権のヤツェニュク首相は3日、キエフでの記者会見で、ロシア側が事実上、掌握しているクリミア半島を手放さないことを明確に示した。

 キエフのウクライナ国防省には、若者から中高年まで、志願兵の登録に続々と押しかけている。ロシア系住民が多い南部や東部でも志願者が後を絶たず、「これほどの愛国的な雰囲気はかつてない」(国防省報道官)という。

 キエフ大学の女子大生、アリョーナさん(20)は「クリミアはウクライナの領土。母なる大地を守るために戦う」。男子学生のアンドリイさん(23)も「侵略者が勝てた戦争はない。どんなに長く苦しい戦いでもパルチザン(ゲリラ戦)の戦いに持ち込み、必ず勝利する」と述べ、圧倒的な軍事力を持つロシアにも屈服しない姿勢を強調した。

 ロシア軍の展開にウクライナでは、正規軍だけでは対応できないとして、有志を募って装備を購入し、市民防衛隊を結成しようという声も上がるなど、一挙に対露防衛の準備が進もうとしている。

 一方で、ロシア系住民には、戦争ムードに不安が広がる。夫がウクライナ人のナタリアさん(25)はロシアの家族に電話で、ウクライナでロシア系住民が差別を受けたり、暴行されたりすることはないと、いくら説明しても理解してもらえないと嘆く。

 「いったい彼らに何が起きたのか。仲のよい隣国が戦争をしたら、取り返しがつかない。私たちのような家族は将来どうなるのか」と、ため息をついた。

 ロシア側に近く、「汚職大王」の異名もあったヤヌコビッチ前政権を崩壊に追い込んだデモ隊は、依然としてキエフ中心部にテント村をつくり、黒こげになった建物周辺で警戒の姿勢を緩めない。

 3カ月も戦ってきたビジネスマンのオレグさん(49)は、先週の激戦で死亡した88人の遺影を前に悲しそうに語った。

 「クリミアが簡単におちると判断したプーチンは大きな過ちを犯した。彼は正常な判断力を失っているのかもしれない。このウクライナの地で、兄弟国のロシアは自ら地獄への扉を開くことになるだろう」

7553チバQ:2014/03/05(水) 21:22:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140305/erp14030509430013-n1.htm
タタール系、静かな抵抗 軍事介入反対「クリミア政府は非合法」
2014.3.5 09:42 (1/2ページ)

4日、クリミア自治共和国のシンフェロポリ近郊に展開するロシア軍とみられる部隊 (ロイター)
 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)=遠藤良介】ウクライナ南部クリミア自治共和国の議会前で、多数派のロシア系住民とイスラム教徒のタタール系が数千人規模のデモ合戦を展開したのは約1週間前だった。だが、間もなくロシア部隊とみられる勢力が議会などを占拠し、タタール系はすっかり影をひそめた感がある。「軍事介入が本格化すれば少数派の私たちが攻撃対象になる」。親欧米派の暫定政権を支持するタタール系は、そんな不安を抱きながらロシアの介入に静かに反発している。

                   ◇

 自治共和国の中心都市シンフェロポリでは連日、クリミア半島の掌握を進めるロシアを歓迎するロシア系のデモが行われているが、タタール系は市内の主要モスク(イスラム教礼拝所)でもあまり見かけない。

 「ロシアが(ロシア系住民の保護という)軍事介入の名目を正当化するため、私たちを悪者にする挑発行為に出ることを恐れている」。タタール系住民組織の幹部、ジェリャロフ氏(34)はこう話した。「今は『行動なき行動』が基本方針」だという。

 クリミア・タタール人の名称でも知られるタタール系は半島の固有民族。ソ連時代の第二次大戦期に「対独協力」の嫌疑をかけられ、中央アジアなどに強制移住させられた。生き延びた者の多くがソ連末期以降に帰還を果たしたが、それまでに大量のロシア系が入植しており、現在のクリミアでは人口約200万人のうちロシア系が約60%、タタール系は約15%だ。

 ジェリャロフ氏は「私たちは強制移住で喪失した経済的・文化的権利の回復を訴える立場から、ウクライナの欧州統合路線を支持する。武装勢力が議会を占拠する状況で不透明に形成された現在の自治共和国政府は非合法だ」と訴える。

                   ◇

【用語解説】クリミア・タタール人

 モンゴルによる13世紀の西方遠征の過程で形成されたモンゴル・トルコ系のタタール民族の一部で、クリミア半島を故郷とするもの。15世紀にクリム汗国を形成してトルコの保護下に入ったが、帝政ロシアとトルコの戦争を経て1783年にロシアに併合された。

7554チバQ:2014/03/05(水) 21:25:10
http://mainichi.jp/select/news/20140306k0000m030094000c.html
ウクライナ:極右連合指導者、ロシアが国際手配
毎日新聞 2014年03月05日 21時15分(最終更新 03月05日 21時17分)

 【モスクワ田中洋之】ロシア連邦捜査委員会は5日、ウクライナの極右連合「右派セクター」の指導者、ヤロシュ氏を、テロ実行を呼びかけた罪で起訴し、国際指名手配した。ヤロシュ氏は1日、ロシアでテロを繰り返している北カフカスのイスラム過激派、ウマロフ司令官に対し反ロシア闘争の活発化を求める声明を交流サイトに掲載していた。

 ヤロシュ氏はウクライナの政変につながった反ヤヌコビッチ政権デモを主導し、新政権内で一定の影響力を持っている。

7555チバQ:2014/03/05(水) 21:26:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014030500820
素性不明な「かいらい首相」=クリミアのアクショノフ氏
4日、ウクライナ・クリミア自治共和国のシンフェロポリで記者会見するセルゲイ・アクショノフ首相(AFP=時事) 【セバストポリ(ウクライナ)時事】ロシアが占領したウクライナのクリミア自治共和国で、ロシア系住民の民族自決を掲げて首相になったセルゲイ・アクショノフ氏(41)。ビジネス界からロシアの「かいらい」に担ぎ出されたが、素性は不明な点も多い。
 「親欧州連合(EU)派の中央政権に正統性はない」「クリミアは制圧した」。こうしたアクショノフ氏の演説はロシア国営テレビで繰り返し放送された。内容はプーチン大統領の発言とほぼ重なり、クレムリンの現地スポークスマンの役割を果たす。
 1972年11月26日、旧ソ連モルドバ生まれのロシア系。93年にクリミアのシンフェロポリ軍事政治建設大を卒業し、会社副社長などを務めた。旧ソ連のビジネス界の例に漏れず、地下犯罪組織との関わりがあったとも指摘される。
 自治共和国議会議員となり、住民団体「ロシア統一」指導者に。親ロシア派のヤヌコビッチ政権が崩壊すると、「ロシア語公用語法」廃止に反発してデモを行い、2月末に議会庁舎を占拠。混乱の中で首相に選出された。クレムリンの後押しがあったのは確実だ。
 3月1日にテレビ演説し、プーチン大統領に住民保護名目の支援を要請。同日夜、ウクライナ軍事作戦がロシア上院で承認される連携ぶりだった。ただ、自治権拡大の是非を問う3月30日実施予定の住民投票の期日をたびたび変更するなど発言にぶれもあり、ロシアに使い捨てにされる可能性もある。(2014/03/05-18:46)

7556チバQ:2014/03/05(水) 21:27:17
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014030500531
軍政トップ、司令官辞職=文民で総選挙出馬へ−フィジー
 【シドニー時事】南太平洋フィジーで、2006年の軍事クーデターで実権を握り、軍事政権を率いてきたバイニマラマ暫定首相が5日、軍司令官を辞職した。文民として新政党を組織し、9月までに実施する民政移管に向けた総選挙に臨む構えだ。
 国内法で、軍関係者は政党活動を禁じられている。軍司令官には、バイニマラマ氏の忠実な部下とされるティコイトガ大佐が昇格した。
 フィジー・サン紙の世論調査によると、「望ましい首相」として回答者の8割がバイニマラマ氏を支持。総選挙での圧勝が確実視されている。(2014/03/05-14:41)

7557チバQ:2014/03/05(水) 21:30:35
http://mainichi.jp/select/news/20140306k0000m030082000c.html
インド:10年ぶり政権交代か 下院選4、5月に
毎日新聞 2014年03月05日 21時01分(最終更新 03月05日 21時19分)

 【ニューデリー杉尾直哉】インド選挙管理委員会は5日、任期満了に伴うインド下院選挙の投開票期日を発表した。投票は4月7日から5月12日まで9段階に分けて全土で順次に行う。開票は5月16日にまとめて行われ、同日中に大勢が判明する見通し。最大野党・インド人民党が勝利し、10年ぶりの政権交代があるとの予想が強い。

 定数545のうち、政府任命による2議席を除く543議席を争う。任期は5年。有権者は約8億1400万人で、2009年の前回選挙より約1億人増。投票所は93万カ所。同時に南部アンドラプラデシュ州など3州で州議会選挙が行われ、一連の選挙は「総選挙」と呼ばれている。

 04年の前々回下院選以降、政権を維持してきた与党・国民会議派は、近年高まった政府高官の汚職問題への批判や高インフレ、成長率停滞などから支持を失っている。これに対し、人民党の次期首相候補で、「力強い統治」を訴える西部グジャラート州のナレンドラ・モディ州政府首相(63)への期待が高まっている。

 会議派は、初代首相ネールのひ孫で、祖母、父も首相を経験したラフル・ガンジー党副総裁(43)を中心に選挙を戦おうとしているが、指導力不足が指摘されている。過去10年間首相を務めたシン首相(81)は選挙後の退任をすでに表明している。

 「世界最大の民主国家」と呼ばれるインドは、有権者数が多いことや、治安情勢の悪い州もあるため、総選挙の投票は伝統的に段階的に分けて行われている。

7558とはずがたり:2014/03/05(水) 21:41:35

ロシアはウクライナでの活動を否定しているけど義勇軍的扱い??

最後通告 露軍の直接関与、裏付け ウクライナ海軍、司令官が離反
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140304092.html
産経新聞2014年3月4日(火)07:56

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/int_poli/m_snk20140304092.jpg

 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)=遠藤良介、キエフ=内藤泰朗】ウクライナ南部クリミア半島をめぐり、ロシア軍がウクライナ軍に最後通告を突きつけた。ウクライナ軍兵士に対する武装解除や投降の要求など、この数日間の動きにロシア軍が直接関与していたことが裏付けられた形で、欧米がさらに対露非難を強めるのは必至だ。

 ◆「非合法な政体」批判

 ロイター通信によると、ウクライナ暫定政権のヤツェニュク首相は3日、クリミア半島の情勢について「クリミアの非合法な政体がウクライナの国家財産を盗もうとしている」と厳しく批判した。

 4日には首都キエフで経済支援に向けた国際通貨基金(IMF)との協議が始まる予定だが、首相はIMF側の提示するいかなる条件も受け入れる用意があると述べた。

 ロシア側部隊は半島南部ベルベクや東部キーロフスク、北部ジャンコイで軍用空港を占拠。南東部スダクの航空管制施設から武器・弾薬を持ち出したほか、クリミアの国境警備当局を支配下に入れたとしている。

 また、ウクライナ海軍のベレゾフスキー総司令官が親露の自治共和国に忠誠を誓ったことによる暫定政権への打撃は大きい。自治共和国は同司令官率いる「クリミア海軍」を創設すると発表しており、セバストポリの海軍参謀本部はロシア側が掌握したもようだ。

 クリミアの地元テレビは、ロシア側部隊が自治共和国の中心都市シンフェロポリ郊外のウクライナ軍施設を包囲して投降を要求、にらみ合っている様子を放映した。

 ◆米「19世紀の行為」

 自治共和国議会のコンスタンチノフ議長は2日の記者会見で、シンフェロポリの議会や政府庁舎を支配しているのがロシア部隊であることを事実上認めた。議長は今月30日に予定される住民投票で、クリミアに「国家」の地位を与えることの是非を問うことを明らかにした。

 ロシア側の動きを、ケリー米国務長官は2日、「口実を捏造(ねつぞう)して他国に侵攻するのは19世紀の行為であり、21世紀のやり方ではない」と非難した。

7559チバQ:2014/03/06(木) 21:46:37
>>7355>>7359
http://www.asahi.com/articles/ASG365QNCG36UHBI02B.html
カルザイ氏の兄、大統領選から撤退 アフガニスタン
2014年3月6日18時35分
 アフガニスタンの大統領選をめぐり、退任するカルザイ大統領の兄で主要候補の1人とみられていたカユム・カルザイ氏が6日、選挙戦から撤退すると発表した。同じく立候補しているカルザイ大統領の側近、ザルマイ・ラスル前外相の支援に回る。

 4月5日に投票が行われる大統領選には11人が立候補した。支持基盤が重なるカユム氏とラスル氏の間で調整が続いていた。調整にはカルザイ大統領の意向も働いたとみられている。(イスラマバード=武石英史郎)

7560チバQ:2014/03/06(木) 21:47:38
>>7351
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140306/amr14030614000004-n1.htm
大統領選候補者が棄権 中米コスタリカ
2014.3.6 13:59
 中米コスタリカからの報道によると、4月6日に大統領選の決選投票が予定されている同国で、候補者の与党、国民解放党(PLN)のジョニー・アラヤ氏が5日、選挙運動を停止すると発表した。事実上の棄権にあたり、対抗馬の市民行動党(PAC)のルイス・ソリス氏の勝利がほぼ確実となった。

 ただ同国の憲法上の規定により、決選投票は予定通り行われる。

 首都サンホセの前市長で知名度が高いアラヤ氏は、今月4日に発表された世論調査の支持率で大学教授のソリス氏に大きく引き離されたことを決定の理由として挙げた。

 チンチジャ大統領の任期満了に伴い2月に行われた大統領選の第1回投票では、ソリス氏が得票率30・64%、アラヤ氏は29・71%だった。(共同)

7561チバQ:2014/03/06(木) 21:48:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140305/mds14030522470003-n1.htm
カタールが「内政干渉」、湾岸3カ国が大使召還
2014.3.5 22:45
 ペルシャ湾岸のサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンの3カ国は5日、カタールが「内政干渉」しているとして、それぞれの駐カタール大使を召還したと発表した。国営サウジ通信が3カ国の共同声明を報じた。

 いずれもアラブ6カ国でつくる湾岸協力会議(GCC)の加盟国で、メンバー国間の対立が表面化するのは極めてまれ。

 3カ国は共同声明で、カタールに「GCC加盟国の治安と安定を脅かすいかなる勢力も支援しないこと」を要求した。「勢力」の名指しは避けたが、3カ国はこれまで、カタールがエジプトのモルシ前大統領の出身母体イスラム組織ムスリム同胞団を支援していることが、自国の体制を脅かしかねないと警戒。直接、間接を問わず、内政不干渉を掲げるGCCの原則に反すると主張した。(共同)

7562チバQ:2014/03/06(木) 21:49:02
>>7557
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140306/asi14030608140000-n1.htm
10年ぶり与野党逆転 焦点 印総選挙、5月16日開票
2014.3.6 08:11

5日、インド・アフマダーバードで、支持者らの歓迎を受ける庶民党の指導者アルビンド・ケジリワル氏(中央)=AP
 【ニューデリー=岩田智雄】インドの選挙管理委員会は5日、下院(定数545)の任期満了に伴う総選挙について、4月7日から5月12日の間に9回に分けて投票を行い、5月16日に開票すると発表した。各種世論調査によると、これまで最大野党、インド人民党(BJP)が最大与党、国民会議派を抑えて選挙戦を有利に進めており、10年ぶりに与野党が逆転するかどうかが焦点となる。

 広大な国土と多くの人口を抱えるインドでは、総選挙は、複数の日に分けて投票される。543議席を小選挙区制で選び、2議席は大統領が指名。有権者は8億人を超すとみられる。

 米調査機関、ピュー・リサーチ・センターが2月26日に発表した世論調査結果によると、回答を得た2400人余りのうち、次期政権与党として最も支持を集めたのはBJPで、支持率は63%と国民会議派の19%を大きく引き離した。

 総選挙の前哨戦として昨年11〜12月にデリー首都圏と4州で実施された地方議会選挙では、国民会議派に対する厳しい汚職批判と景気減速、物価高騰への不満から、BJPが4勝、会議派は惨敗した。

 国民会議派はネール初代首相やインディラ・ガンジー元首相らの血を引くラフル・ガンジー副総裁を選挙戦の最高責任者にすえ、巻き返しをはかる。

 さらに今回、台風の目となりそうなのが「汚職撲滅」を掲げる新政党、庶民党だ。デリー首都圏の議会選でBJPに次ぐ第二党となり、指導者のアルビンド・ケジリワル氏が州政府首相を一時期務めた。総選挙でも既存政党への不満を強める有権者の支持を集めそうだ。

7563チバQ:2014/03/06(木) 21:49:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140306/amr14030611350001-n1.htm
ベネズエラがパナマと断絶 「米の“陰謀”に加担」と非難
2014.3.6 11:31 [米国]

5日、ベネズエラの首都カラカスでチャベス前大統領の一周忌のためのパレードに参加したマドゥロ大統領(右から3人目)(AP=共同)
 南米ベネズエラの反米左翼、故チャベス前大統領の後継者マドゥロ大統領は、チャベス氏の死去から1年となった5日の追悼式典で、米国による「陰謀」に中米パナマ政府が加担したと主張し、同国との外交、経済関係を断絶する方針を示した。

 マドゥロ氏は演説で「パナマの(マルティネリ)大統領は(米国の)卑劣な追従者だ」と批判。「(断絶が)チャベス氏に敬意を表する最良の方法だ」と訴えた。陰謀や断絶の具体的な内容は明らかにしなかった。

 首都カラカスで行われた式典には同じ反米のキューバなどの首脳が出席。多数の政権支持者が詰め掛け、チャベス氏が死去した時間に合わせて大砲が撃たれた。(共同)

7564チバQ:2014/03/06(木) 21:53:29
>>4982
この人か

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140306/plc14030613490013-n1.htm

ソマリア大統領来日へ 外務省発表
2014.3.6 13:48
 外務省は6日、アフリカ東部ソマリアのモハムド大統領が11〜15日の日程で来日すると発表した。安倍晋三首相と13日午後に会談する方向で調整している。

 滞在中、天皇陛下とも会見する。

7565チバQ:2014/03/06(木) 22:01:39
http://mainichi.jp/select/news/20140307k0000m030059000c.html
ウクライナ:「文化破壊される」…クリミア住民
毎日新聞 2014年03月06日 20時46分(最終更新 03月06日 21時20分)


クリミア半島東端の国境の町ケルチ。約5キロ先の対岸のロシア領がはっきりと見える=ウクライナ南部で2014年3月5日、真野森作撮影
拡大写真 【ケルチ(ウクライナ南部)真野森作】ロシア側による制圧が完了したクリミア半島。急展開の背景には、地元住民が抱いてきたヤヌコビッチ前政権を含む中央政府への不信感と、新政権への強い警戒感があった。

 「大事な薬の説明書も読めなくなる!」。街頭で住民に話を聞くと、ロシア語使用制限を打ち出した新政権の言語政策への憤慨をあらわにする人が多い。ロシア系だけでなく、ウクライナ系なども異口同音。半島の住民は9割以上が日常、ロシア語を話すからだ。

 ヤヌコビッチ前大統領は2012年、親欧米派の反対を押し切り、東部や南部でロシア語を地域の公用語扱いにする法律に署名した。だが、ウクライナ語圏を主な地盤とする旧野党勢力が実権を握った最高会議(国会)は政変後の2月下旬、法律の廃止を決定。「文化を破壊される」との恐怖感が広がっている。

 一方、中央政府への不満は以前から蓄積されてきた。半島は観光産業を核に経済力を有するが、税収の8割を中央に吸い上げられてきたという。派遣される官僚の腐敗も目立った。1990年代前半には大統領公選制など自治共和国の権限が強かった経緯もあり、住民投票に向けて「クリミアのことは自分たちで決めたい」との欲求が高まっている。

 中央に対する不信はロシアへの親近感と表裏一体を成している。半島東端の国境の町ケルチでは、海峡を挟んで約5キロ先にロシア領がはっきりと見え、連絡船が通常通り運航していた。旧ソ連時代は対岸との自由な往来で工業中心に栄えたが、ソ連崩壊後、国境と関税の出現で町は徐々に寂れてきたという。

 ロシア政府は3日、両岸をつなぐ橋や海底トンネルの建設計画を発表。地元紙「クリムスカヤ・プラウダ」のフィリッポフ記者は半島の将来に計画は非常に重要とみる。現在は本土から引く電気、水道、ガスをロシアから供給できるからだ。「クリミアの政治・経済にとって大きなプラスになる」と指摘した。

7566チバQ:2014/03/06(木) 22:02:48
http://mainichi.jp/select/news/20140307k0000m030062000c.html
ウクライナ:東部で帰属巡りデモ…親露、親欧州とも過熱
毎日新聞 2014年03月06日 20時49分(最終更新 03月06日 20時53分)

 【キエフ樋口直樹、モスクワ田中洋之】ロシア系住民が多いウクライナ東部ドネツクなどで、親ロシア派と親欧州派の間で地域の「帰属」を巡るデモが過熱している。親露派は独自の民族主義組織をつくり、ロシアへの編入の是非を問う住民投票の実施などを要求、州政府庁舎の占拠を繰り返している。これに反発する親欧派も大規模デモで対抗。ロシアによる事実上の軍事占拠で南部クリミア半島情勢が沈静化しつつある中、東部情勢はロシアによる新たな介入を招きかねない火種となっている。

 ヤヌコビッチ前大統領の出身地でもあるドネツクでは今週、州政府庁舎に翻る国旗がウクライナからロシア、再びウクライナへと連日替わった。親露派は民族主義組織の代表パーベル・グバレフ氏を「人民知事」として担ぎ上げ、3日に州庁舎に乱入。ウクライナ国旗を引き下ろし、ロシア国旗を掲げた。その後、再びウクライナ国旗が掲揚されたが、5日には数百人の親露派が治安部隊を押しのけて州庁舎を占拠。6日朝にはロシア国旗に代わってウクライナ国旗が掲げられた。グバレフ氏が拘束されたとの情報もある。

 州政府庁舎などを守る治安部隊は、親露派との対立激化を避けるため、強力な実力行使を避けている。親露派に共鳴する治安要員も少なくない様子で、新任のタルタ知事は警察に秩序維持を命じざるを得ない。

 親露派は、州の将来像を住民投票で決めるよう要求している。このままウクライナにとどまるのか、ウクライナを連邦化して州の権限を強めるのか、ロシアに編入するか−−との選択肢を示している。親露派で占められたクリミア自治共和国が、住民投票でロシアへの編入を正当化しようとしているのと同じ構図だ。

 こうした動きに触発され、親欧派も活動を活発化。5日には中心部のレーニン広場に「領土統一」を掲げる数千人が集まり、ウクライナ国旗の下で「分離主義と戦争は許されない」と叫んだ。住民投票を求めて近くでデモを行っていた親露派の約2000人と乱闘になり、負傷者が出たほか、治安部隊によって数人が拘束される事態に発展した。

 住民投票を求める親露派の動きは東部ハリコフでも起き、5日には新政権から任命されたバルタ知事に抗議する集会が中心部で開かれ、約5000人が参加。「正統性のないキエフ政権から派遣された知事は正統性がない」「ロシアよ、助けて」などと訴えた。

 ロシアのプーチン大統領はクリミア半島の沈静化に伴い、新たな派兵の必要はないとの考えを表明しているが、東部地域で混乱が拡大し、ロシア系住民の支援要請があった場合には「すべての必要な措置をとる」との方針も示している。

7567チバQ:2014/03/06(木) 22:07:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140306-00000132-jij-int
クリミア議会、ロシア編入を決議=住民投票、16日に前倒し
時事通信 3月6日(木)19時23分配信

 【モスクワ時事】ウクライナ南部クリミア半島のクリミア自治共和国議会は6日、ロシアへの編入を求める決議を採択した。自治共和国の地位に関する住民投票を30日から16日に前倒しし、ロシア編入の是非を問うことも決めた。住民の約6割をロシア系が占めており、賛成多数で承認される見通し。親欧州連合(EU)派のウクライナ新政権は「住民投票は非合法」と反発、緊張が高まるのは必至だ。
 ロシアの部隊によるクリミア半島占領に対して国際社会の批判が強まる中、早期にロシア系住民の民意を誇示し、対ロ批判をかわす狙いがありそうだ。ロシアのプーチン大統領は6日、安全保障会議を開催、クリミア自治共和国の要請について討議した。
 インタファクス通信によると、住民投票では(1)ロシアの連邦構成主体としての編入に賛成するか(2)(ウクライナからの独立を定めた)1992年共和国憲法の復活に賛成するか―を問うという。クリミアはソ連崩壊後の92年、ロシアの支援で「独立宣言」した経緯がある。

7568チバQ:2014/03/06(木) 22:40:57
http://www.afpbb.com/articles/-/3009836
露TV局キャスターが放送中に辞職、ウクライナ問題で抗議
2014年03月06日 11:09 発信地:ワシントンD.C./米国
【3月6日 AFP】ロシア政府が出資するテレビ局ロシア・トゥデー(Russia Today)の米国在住のニュースキャスターが5日、番組の生放送中に辞職を発表した。ロシアの支援を受ける部隊がウクライナに展開されていることに抗議するためだという。

 リズ・ウォール(Liz Wahl)さんは放送中、同局はウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の行動を「隠ぺいしている」と非難。これ以上、ロシアが出資するテレビ局で働くことはできないと述べた。

「皮肉なことに、私の祖父母はハンガリー動乱の時にソ連軍から逃れて米国に移住した難民でした」

「私は米国人であることを誇りに思い、真実を伝えることを信条としています。そのため、この放送の終了をもってキャスターを辞めます」

 同局ではこれ以前にも、報道番組「ブレーキング・ザ・セット(Breaking The Set)」の司会者アビー・マーティン(Abby Martin)さんが番組終了の直前、親ロシア派の武装グループの行動を批判。ウクライナへの軍事介入に「強く反対する」と述べ、「ロシアの行動は誤っている」と主張していた。

 これに対し、テレビ局側は声明を発表。マーティンさんは「クリミアの実際の状況をよく理解していない。事態が発生しているその現場で自分なりの判断を下す機会を提供するため、彼女をクリミアに派遣する」との方針を示したが、マーティンさんはマイクロブログのツイッター(Twitter)に、クリミアに行くつもりはないと投稿している。(c)AFP

7569チバQ:2014/03/06(木) 22:41:35
http://www.afpbb.com/articles/-/3009858
プーチン露大統領は「ヒトラーのよう」、クリントン前国務長官
2014年03月06日 16:45 発信地:ワシントンD.C./米国
【3月6日 AFP】ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前米国務長官は、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領によるウクライナ、クリミア(Crimea)半島への軍事介入の動きについて、1930年代にナチス・ドイツ(Nazi)のアドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)が取った行為と比較して批判した。米カリフォルニア(California)州の新聞が伝えた。

 米紙ロングビーチ・プレス・テレグラム(Long Beach Press Telegram)によるとクリントン氏は4日、カリフォルニア州南部で開かれた会合の席で、プーチン大統領が旧ソビエト連邦圏のウクライナ国内のロシア人とロシア系住民の保護を理由に軍事介入を正当化しようとしている点は、ヒトラーが諸外国に暮らすドイツ民族の保護を口実に軍事行動を起こした事実を思い起こさせると述べた。

 クリントン氏は、プーチン大統領がウクライナ国内にいるロシアと結び付きのある住民にロシア国籍の旅券(パスポート)を発行しようとしているとも指摘した。

 そのうえで、プーチン大統領がクリミア半島の駐留軍を増派したことについて、「どこかで聞いた話のような気がするなら、それは30年代にヒトラーがやったことだ」「ヒトラーは、チェコスロバキア(当時)やルーマニアなどに暮らしていたドイツ系住民が正当な扱いを受けていないと主張し『私が行って守らなければいけない』と言っていた」などと語ったという。(c)AFP

7570チバQ:2014/03/06(木) 22:59:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140306/erp14030622420021-n1.htm
「露軍」居座り駐屯地を包囲 国連特使はクリミア脱出
2014.3.6 22:38 (1/2ページ)

ウクライナ南部クリミア半島のシンフェロポリ郊外にあるウクライナ軍駐屯地は5日も、ロシア軍とみられる武装集団に取り囲まれていた(遠藤良介撮影)
 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)=遠藤良介】ウクライナ南部クリミア自治共和国では、ロシアのプーチン大統領が「武力行使の必要はない」と明言した後も、ロシア軍とみられる武装勢力が中枢施設を掌握したまま居座っている。多数派であるロシア系住民の「自警団」も、武装勢力に同調する形で威圧的行動を見せる。5日には、中心都市シンフェロポリに入った国連特使が退去を求める親露派集団に脅かされ、クリミアを脱出した。

 シンフェロポリ中心部から約25キロのウクライナ軍駐屯地。小銃を構えた武装兵士が一定間隔で立ち、敷地を包囲している。カーキ色をした数十台の軍用車両が集結しているのも確認できた。「あなたはロシアから?」との質問に、武装兵士は「ノーコメント」。プーチン大統領が「地元の自衛勢力」と称し、ロシア部隊であることを否定しているのがこの集団だ。

 駐屯地正門には赤青白のロシア国旗が掲げられ、ウクライナ軍は「降伏」したかのようだ。駐屯地前に陣取るロシア系自警団のカラウロフさん(49)は「ロシア軍に対する挑発行為がないよう、ここで監視している。駐屯地内での兵士らの生活は保障されており、何の問題もない」と主張した。

 ウクライナ暫定政府では、ロシアが2月24日以降に約1万6000人の部隊を投入したとみている。クリミア半島南端に駐留する露黒海艦隊は介入前の推計で2万2000人だ。これに対し、半島のウクライナ軍は約2万人で装備も劣る。報道によれば、クリミア各地では「無抵抗による共存」を選ぶ部隊が多いようだ。

 一方、ロシアの介入を歓迎するロシア系の自警団は過熱している。情勢把握に訪れていた国連のセリー特使は5日、シンフェロポリの海軍施設前で国外退去を求める過激な親露派集団に遭遇。飲食店に避難したものの職務継続を断念し、空路でクリミアを出た。国連のエリアソン副事務総長は、集団の一部が武器を携帯しており、セリー特使は「深刻な脅威」を受けたとしている。

 こうした空気の中では少数派の声がかき消されがちだ。5日に乗車したタクシーのウクライナ人運転手(40)は「私も親露派だったが、軍の派遣以降は変わった。住民を守るためだとプーチンは言うが、今や住民はおびえている。ロシアはクリミアを軍事拠点にしたいだけだ」と語った。

7571とはずがたり:2014/03/06(木) 23:01:09

安保スレじゃなくてやはりこっちで良いのだ,と云う記事。

最後の部分わろたw
>現在のウクライナ情勢は変数の多い多元連立方程式であり、同時に魑魅魍魎の跋扈する妖怪変化の世界でもあります。そんな中、「米欧とは一線を画した独自外交で日本の存在感を」とか、「安倍=プーチンの関係」を前提に上手く立ちまわって「北方領土と樺太の天然ガスが手に入れば」などという声があるようですが、論外だと思います。ここは堅気の出る幕ではありません。

ウクライナ問題、「苦しいのは実はプーチン」ではないか? - 冷泉彰彦 プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
http://news.goo.ne.jp/article/newsweek/world/newsweek-E121542.html
ニューズウィーク日本版2014年3月6日(木)13:54

 ウクライナでは、クリミア半島にロシア軍が展開する中で、ウクライナ軍との睨み合いが続いています。一方で、アメリカやEUの行動には毅然とした姿勢が見られずプーチンが「やりたい放題」のようにも見えます。

 ですが、週明けの情勢を分析してみると、その奥には「プーチンのロシア」の苦境がチラチラと姿を見せている、今回はその辺をお話しようと思います。

 まず、プーチンの行動ですが、クリミアが欲しいとか、東ウクライナがどうとか、あるいはウクライナを丸ごと「ユーラシア連合入り」させたいなどというのは、全て求心力維持のためのポーズだと思います。2〜3月にかけての彼の一連の行動の動機は別にあり、その正体を見せてしまうと権威が失墜してしまうので、「強がる」ために軍隊を見せて領土がどうとか、戦争がどうという「イメージ」を流させているだけです。

 実はプーチンは困っているのです。というのはウクライナでは金融危機が再燃しているからです。このまま何もしないでいると、最も楽観的なシナリオでも6月末の国債の大量償還に対応できずデフォルトになるという見方があります。仮にそうなると、困るのはロシアだからです。

 何故かというと、ロシアは「引き受けているウクライナ国債」、「回収できていない天然ガス代金」、「ロシア系銀行によるウクライナ官民への貸付」の三重のエクスポージャー(価格変動リスクにさらされている資産)を抱えているからです。基本的にロシアとしてはウクライナは潰せません。最悪の場合は、ロシア自体に危機が連鎖します。

 そこでソチ五輪開会式の直前に、プーチンはヤヌコビッチに対して150億ドルの融資を約束しました。但しこの融資には条件が入っていて、カネを貸す代わりに約20億ドルと言われている未払いの天然ガス代金を支払うこと、そしてウクライナが「ユーラシア連合」(いわば旧ソ連帝国再興)を目指した枠組みに入ることを約束させています。

 この「ユーラシア連合」入りというのは、キエフでの反政府運動の激化を招きました。反対にウクライナのEU入りを目指していたグループとしては絶対に許すことはできなかったのです。その結果として100名を超える流血と、ヤヌコビッチの逃亡劇に至ったわけです。

 プーチンは、ではヤヌコビッチを保護し、親ロシアのヤヌコビッチ政権をキエフに戻すつもりなのかというと、どうも違うようです。中国経由の報道ではプーチンはヤヌコビッチに対して「お前には政治的な未来はない」という突き放しをしているという情報もあります。もしかしたら、デモ隊への発砲の背景にはロシアの工作があって、「切り捨てることを前提」でヤヌコビッチに「汚い仕事」をさせたのかもしれません。

7572とはずがたり:2014/03/06(木) 23:01:47

 では、どうしてプーチンは軍を出したのでしょう。表面的には親欧米派政権ができて、ウクライナにおけるロシアの影響力が低下するのを牽制したい、そのために利権のある、そしてロシア系住民の多い地域は押さえてしまおう、そのような行動に見えます。ですが、それはあくまでTV向けのパフォーマンスに過ぎないのでは、私はそう考えています。

 兵力の展開というのは、現在、水面下で進んでいる「カネ」をめぐる条件交渉を進める上での「カード」として、具体的に言えば「トラブルの規模を大きくして」欧米を引っ張りだすための「映像パフォーマンス」とも言えます。プーチンは、真剣に戦火を交える意図はない(威嚇射撃はあったようですが)と思われます。というのは、そもそも、ロシア自体が本格的な戦闘に耐えられる状況ではありません。

 その背景には、ソチ五輪という巨大なプロジェクトが完了したことで、またその五輪絡みの怪しい使途をはじめとして、余りにカネを使ってしまったために、ロシア政府の財政、そしてロシアの金融事情は悪化しているという問題があります。もしかしたら、ウクライナへの追加融資がテクニカルに難しい状況があるのかもしれません。ロシアの株安、通貨安がこれに追い打ちを掛けています。

 簡単に言えば「ウクライナを潰さないために、西側から少しでも多くの資金を引っ張りたい」それがプーチンの唯一にして最大の動機だと考えれば、すべて辻褄が合うのです。戦車や兵士といったTV向けの「ビジュアル・イメージ」はそのためだと考えられます。そもそも、本当にどれだけの兵力が動いているのか、数量ということでは全く不明なのです。

 一方でEUですが、ロシアへの経済制裁をチラつかせる一方で、ここへ来てウクライナへの約150億ドルという大型融資枠を設定するような気前の良いことを言っています。では、EUはウクライナへの全面支援を引き受ける覚悟があるのかというと、実は怪しいわけです。まず、融資条件にはウクライナの政財界の腐敗に関して、徹底解明するという条件が入っています。

 そうなると、例の「オレンジ革命」などで色々な「芝居」を演じてきたウクライナの各政党の政治家たちも、そこに様々な形で癒着していたプーチンをはじめとしたロシア側も困るわけです。ですから、EUが制裁をチラつかせつつ、融資だとか真相解明だとか言っているのは、要するに「ロシアにもっとカネを出させる」ためだとも言えます。

 実はEUの側としては、ウクライナが破綻しても余り困らない要素があるのです。2005年にプーチンとメルケルが合意して建設の進んでいる、バルト海の海底を経由する「ノルト・ストリーム」という巨大なパイプラインが開通すると、ドイツにはロシアから「ウクライナを通らないで」天然ガスの供給が可能になるからです。

 この「バイパス」が完成してしまうと、ウクライナはEU向けのガスの通過量が減って収入が減る一方で、ドイツはこの問題で余り手足を縛られないという状況になるわけです。ウクライナの西部を中心としてEU加盟への声が高まっているのは、こうした状況下で西側からの投資を呼び込まないと経済が持たないという危機感の表れでもあります。

 さて、アメリカですが、ジョン・ケリー国務長官がキエフに急派されて、デモ隊の犠牲者に対して献花をしています。その一方で、国内では野党共和党のジョン・マケイン上院議員(元大統領候補)などが「オバマ外交は弱腰だ」などと批判を強めています。ヒラリー・クリントンまでが「プーチンの手口はヒトラーと同じ」などと、マケインに同調する始末です。

7573とはずがたり:2014/03/06(木) 23:02:53
>>7571-7573
 ですが、私はオバマ=ケリーは、事態の本質をかなり冷静に見極めていると思います。というのは、ケリーがキエフに携えて行ったのは犠牲者への花束に加えて、10億ドル(1000億円)というケチな融資保証だったからです。刻々と迫るウクライナの危機に対しては「スズメの涙」的な金額に過ぎません。

 この10億ドルという金額は「アメリカはウクライナがデフォルトになっても困らない」という宣言であり、少なくとも「アメリカが顕著な額の負担はしない」という意思表明、更に「デフォルトで困るのはロシアであると見通している」というメッセージであるという解釈が可能です。

 実際にケリー国務長官は「ウクライナ問題の解決にはロシアの関与が不可欠」だとも言っています。これも表面的にはロシアの影響力に屈しているように聞こえますが、要するに「ロシアは応分の負担をせよ」という話です。決して弱腰な姿勢ではないと考えられます。

 ここに至って、IMFを中心としてウクライナ救済を行う、そこにEUとロシアが主要な資金提供を行う、アメリカももう少し資金の上乗せをするかもしれないが、同時にロシアは相応の債権放棄を行う、という漠然としたスキームは出来つつあるのではないかと思われます。

 現時点では、ロシア軍の展開というのは「救済スキーム」の条件交渉のカードの一つに過ぎなくなっている、そう見るべきだと思います。おそらくはそのスキームにおける「カネ」の分担に関して落とし所はあるでしょう。気になるのはロシア通貨ルーブルの下落と、ロシアの株の下落ですが、3日の週明けに暴落した後は少し戻していますから、スキームが進展すれば何とか危機は回避されるものと思われます。

 問題は、ウクライナの改革です。産業だとか雇用だとかを言う前に、過去から引きずってきた官民の腐敗を根絶しなくてはなりません。勿論、そこにはロシア側の腐敗摘発も含まれなくてはなりませんが、現政権が深く関与しているだけに、そして国策エネルギー会社のガスプロムも関わる中、100%の真相解明は難しいと思います。

 その辺りで、水面下の条件闘争があり、それが表面的にはウクライナの新政権の体制という形で現れてくることになるのではないかと思われます。そこで、撤兵をするかしないかという軍事カード、いやTV向けの戦車や兵士のパフォーマンスをプーチンは使って来るだろう、そうした観点で「危機の推移」を見ていきたいと思います。

 現在のウクライナ情勢は変数の多い多元連立方程式であり、同時に魑魅魍魎の跋扈する妖怪変化の世界でもあります。そんな中、「米欧とは一線を画した独自外交で日本の存在感を」とか、「安倍=プーチンの関係」を前提に上手く立ちまわって「北方領土と樺太の天然ガスが手に入れば」などという声があるようですが、論外だと思います。ここは堅気の出る幕ではありません。

7574チバQ:2014/03/07(金) 23:35:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140307/erp14030722550008-n1.htm
クリミア併合「現実味」放送局占拠、ロシア兵3万人展開か

2014.3.7 22:54 (1/2ページ)


 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)=内藤泰朗】ウクライナ南部クリミア自治共和国の議会がロシアへの編入を決議したことで、ロシアによる「クリミア併合」が現実味を帯びてきた。ロシア系住民の「自警団」は7日までにメディアを完全に掌握。ロイター通信はウクライナ国境警備隊当局者の話として、クリミア半島に約3万人のロシア兵が展開しているとみられると伝えた。自治共和国が今月16日に予定するロシア編入の是非を問う住民投票を前に、ロシア側は着々と既成事実を重ねている。

 ウクライナ民間テレビ「第5チャンネル」のクリミア中継所は6日朝、迷彩服の集団に占拠され、放送がロシア国営のニュース専門テレビ「ロシア24」に切り替わった。親ロシアの「国営クリミア放送」の建物も同日、占拠された。

 インタファクス通信によると、ウクライナ暫定政権のトゥルチノフ大統領代行は6日、住民投票の中止を命じる政令に署名した。

 しかし、自治共和国は予定通り住民投票を実施する計画だ。

 ロシア上院のマトビエンコ議長は7日、住民投票でロシア編入が決まれば、「ロシアの他の自治体と平等な権利を持つ自治体」として受け入れると記者団に語った。

 一方、州庁舎が親露派住民に占拠されたウクライナの東部ドネツクでは、6日に警察当局がこれを排除し、首謀者を国家転覆容疑で逮捕。ドネツク州庁舎はデモ隊が3日に占拠し、ロシア国旗を揚げていた。

 暫定政権が同州の新知事に任命したタルタ氏は6日、「2週間ほどで国内の状況は大きく変わるだろう」との見通しを示した。ドネツク以外で続いていた反暫定政権のデモも収束したもようだ。

 クリミア自治共和国が住民投票を今月30日から16日に前倒ししたことに、ドネツクの事態が影響を及ぼしている可能性がある。西側外交筋は「(準備期間が)10日では公平な選挙は行えない。長引けば、ドネツクと同じく、結果が読めなくなるので焦っているのだろう」と指摘した。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140307/erp14030712050005-n1.htm
セバストポリもロシアへの編入決議 クリミア半島の特別市

2014.3.7 12:02 [ロシア]


 ウクライナ南部クリミア半島のセバストポリ市議会は6日、ロシアへの編入を求める決議を採択、クリミア自治共和国が行う16日の住民投票に参加すると決議した。ロシアメディアが伝えた。

 ロシア黒海艦隊が駐留する半島内の主要都市セバストポリは、自治共和国に含まれない特別市。これで半島全域がロシアへの編入を決議したことになる。(共同)

7575チバQ:2014/03/07(金) 23:38:22
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014030700885
クリミア実効支配急ぐ=住民投票で編入既成事実化へ−軍事介入から1週間・ロシア


ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ南部クリミア半島のロシア系住民の保護を名目とした軍事作戦を上院に提案してから8日で1週間となる。ロシアは軍事介入を否定しているが、「自警団」と称する特殊部隊がウクライナ軍の武装解除を進めているとみられる。欧米諸国が求める国際監視団のクリミア入りを阻み、住民投票でロシア編入を既成事実化し、実効支配を確立させたい考えだ。

 ◇冷戦さながら情報戦
 「ウクライナ新政権が違法な決定をクリミア住民に押し付けている」。プーチン大統領は7日、オバマ米大統領からの電話に語気を強めた。親欧州連合(EU)派の中央政権が「ロシア語公用語化法」廃止を決めたことを南東部のロシア系住民への脅威と決め付け、ロシアの行動は「適正かつ合法的だ」と自己弁護した。

 ロシア国営テレビは連日、「親EU派のウクライナ過激派をテロ容疑で捜査中」「中央政権は(住民の敵である)新興財閥を南東部各州知事に任命した」などと、プロパガンダ放送に終始。ロシア系住民の視聴者にも危機感をあおっている。ただ、冷戦時代さながらの手法は国際社会には通用しなくなっている。
 住民が親EU派に危害を加えられた実例は乏しく、ウクライナからロシアに難民が大量発生しているとの情報も「プーチン大統領の虚構」(米国務省)と断じられた。不透明な状況下、欧州安保協力機構(OSCE)は軍事監視要員を派遣したが、クリミア手前で「自警団」に足止めされた。

 ◇絶叫に消される少数意見
 「プーチン、プーチン」。クリミア半島のロシア編入を問う住民投票が16日に前倒し実施されることが決まり、中央部のクリミア自治共和国議会と南端のセバストポリ市議会の前では6日、絶叫にも近いロシア系住民の歓喜が広がった。会計士の女性(25)は「ロシア系住民の連帯感は強い」と興奮した様子で語った。
 ウクライナからの離脱を住民の7割が支持しているともされる中、少数派であるタタール系、ウクライナ系の意見はかき消されている。タタール系は第2次大戦時、ナチス・ドイツの「スパイ」の嫌疑をかけられて中央アジアに追放された。ソ連崩壊後にクリミアに戻ったが、ロシア系への不信感は根強い。(2014/03/07-19:56)

7576チバQ:2014/03/07(金) 23:38:44
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014030700846
東部にも不穏な空気=分離主義の飛び火警戒−ウクライナ


 【セバストポリ(ウクライナ)時事】ロシアによるウクライナ南部クリミア半島占拠を受けて、半島と同様にロシア系住民が多いウクライナ東部にも不穏な空気が広がっている。ウクライナ治安当局は、分離主義が飛び火するのを防ぐのに躍起だ。
 東部ドネツクでは、ロシア系住民が州行政府庁舎を占拠し、ロシア国旗を一時掲げた。住民らは親欧州連合(EU)派の新政権に対し、「暴力的なデモで権力を握っており、正統性がない」と反発。新政権が任命した州知事も認めず、1日の集会でデモ指導者パーベル・グバレフ氏を「人民の州知事」に選出した。住民投票の実施を求める動きも高まっている。
 これに対し、ウクライナ司法当局は「住民投票は憲法違反」と警告。6日にはグバレフ氏をドネツクの自宅で拘束した。怒った住民側は治安当局庁舎前で抗議デモを行い、一触即発のにらみ合いが続いている。(2014/03/07-19:06)

7577チバQ:2014/03/07(金) 23:41:31
http://mainichi.jp/select/news/20140307k0000e030151000c.html

クリミア:「ウクライナ」か「ロシア」か…住民もさまざま

毎日新聞 2014年03月07日 10時55分(最終更新 03月07日 12時19分)




ロシア編入を問う住民投票の実施決定を受け、シンフェロポリ中心部の議会前に集まった住民たち。熱心に議論する姿もあった=ウクライナ南部クリミア自治共和国で2014年3月6日午後5時、真野森作撮影

ロシア編入を問う住民投票の実施決定を受け、シンフェロポリ中心部の議会前に集まった住民たち。熱心に議論する姿もあった=ウクライナ南部クリミア自治共和国で2014年3月6日午後5時、真野森作撮影


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 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)真野森作】「ウクライナ中央政府にはずっとないがしろにされてきた」「ロシア入りして生活が良くなるとは思えない」−−。ウクライナ南部クリミア自治共和国でロシア連邦編入の是非を問う住民投票が16日に実施されることになったことについて、住民の間ではさまざまな意見が出ている。人口の6割を占めるロシア系住民ら多数派は編入に賛成するとみられるが、強い反対の声も聞かれた。

 ロシア編入か、自治拡大か。6日午後、二者択一の住民投票の繰り上げ実施が決まった議会前には、100人以上が様子を見に集まっていた。迷彩服姿の自警団約30人が目を光らせる中、住民同士で意見を戦わせる場面もあった。

 ロシア系の大学講師、アレクサンドル・ミキティネツさん(32)は「クリミアは歴史的にロシア系住民が多く、ロシア文化圏。ウクライナの中央政府にはずっとないがしろにされてきたので、ロシア連邦内の自治共和国となった方が良い」と語る。

 少数民族カライム人のセルゲイ・マチリスキーさん(37)も「キエフの新政権はとても認められない。できるだけ早く住民投票でクリミアの地位を決めることが大切。大多数は編入に賛成だろう」と話した。

 一方、母親がウクライナ系、父親がロシア系という男性(60)は「議会に武装勢力が現れるなんて、どこが民主的か。住民投票は違法だ」と声を潜めた。ウクライナ系のエンジニア、セルゲイ・クリロフさん(25)は「ロシア入りして生活が良くなるとは思えない。投票結果は真っ二つに割れるのでは」とみる。

 クリミア半島の先住民族クリミア・タタール人の組織「メジュリス」は「住民投票は認めない」との声明を発し、半島の全住民にボイコットを呼びかけている。6日夜、メジュリスの本部の周辺では、十数人の男たちが警戒にあたっていた。

7578チバQ:2014/03/07(金) 23:42:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140307/mds14030710350001-n1.htm
イラクの空港で着陸「不許可」 乗り遅れた閣僚の息子、腹いせの指示

2014.3.7 10:34 [中東・アフリカ]


 レバノンのベイルート国際空港からイラク・バグダッドに向かったレバノンの中東航空の旅客機が6日、イラク当局の着陸許可を得られず、引き返す騒ぎがあった。乗り遅れたイラクのアミリ運輸相の息子が腹いせに、着陸を許可しないよう電話で指示したもようだ。ロイター通信が報じた。

 中東航空によると、最終案内をしても空港のラウンジにいた息子と友人は結局搭乗せず、同機は6分遅れで出発した。息子は「私は着陸を許さない」と騒ぎだし、イラクに電話をかけたという。

 イラク運輸省の報道担当者は、着陸を許可しなかったのは空港の保守点検のためで、息子の搭乗予定もなかったと関連を否定したが、空港関係者によると、引き返させられたのはこの中東航空機だけだった。(共同)

7579チバQ:2014/03/10(月) 00:03:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140309/erp14030922260006-n1.htm
露のクリミア介入、法的問題は? 公正さに早くも懸念
2014.3.9 22:25 (1/2ページ)

8日、ウクライナ南部クリミア半島のシンフェロポリで、クリミア自治共和国政府に宣誓する親ロシア派の自警団(ロイター)
 ロシア軍と疑われる武装勢力がウクライナ南部クリミア自治共和国での実効支配を確立し、同自治共和国では16日にロシア編入の是非を問う住民投票が行われる。非難合戦を展開するウクライナ暫定政権と自治共和国政府、欧米諸国とロシアの法的立場をQ&A形式でまとめた。

 Q クリミアはなぜ「自治共和国」なのか

 A クリミアの帰属は旧ソ連時代の1954年にロシアからウクライナへ変更された。ウクライナでは唯一、ロシア系住民が多数派の地域で、ソ連崩壊後の90年代には独立運動が激化した。このため、ウクライナ政府は96年の憲法で、独自の憲法や選挙実施、予算執行など強い権限を持ちうる「自治共和国」の地位をクリミアに付与した。

 Q 自治共和国とウクライナ国家の憲法の違いは

 A クリミア自治共和国憲法は第7条で、住民投票や議会の決議によって自治共和国の領土を変更できるとしている。ただ、第7条は同時に「ウクライナ憲法に従って」と条件を付けており、これは独立や他国編入を想定した条文でもない。他方、ウクライナ憲法は第73条で「ウクライナ領土の変更は全土での国民投票によってのみ決定される」と規定している。

 双方を照合すれば、仮にクリミアの住民投票でロシア編入を望む声が多数を占めても、全土での住民投票を経なければ合法性には疑問が生じる。

 Q 米国の立場は

 A オバマ大統領はロシアのクリミア介入について、(1)国連憲章(2)ウクライナ・ロシア間の基地使用に関する97年の協定(3)ウクライナの核兵器放棄と引き換えに米英露などが安全を保障するとした94年のブダペスト覚書(4)75年に当時の全欧安保協力会議(CSCE)が国境不可侵などをうたったヘルシンキ宣言−に違反していると指摘した。中央政府の関与しない国境変更は、これらの国際法や協定に照らして違法という認識だ。

 Q ではロシアの主張は

 A 米国が対シリア軍事介入を検討していた昨年9月、プーチン大統領は、国連安全保障理事会の承認を得ない軍事行動は防衛を除き、全て「侵略」だと声高に唱えていた。プーチン氏がクリミアに展開する武装勢力を「地元の自衛勢力」と称してロシア軍派遣を否定するのも、国際法への抵触を恐れているからだろう。

 同氏が今回の介入で「大義」としているのは「ロシア系住民の保護」だ。だが、ロシア系住民が差し迫った危険にさらされているとの具体的証拠も、介入を可能にする国際法的な根拠も示されていない。

 Q ロシアはクリミアを併合するのか

 A 露下院には外国の領土編入手続きを簡素化する法案が提出されており、クリミアの住民投票後にスピード可決される可能性がある。法案は、外国に実効的な統治権を持つ政権が存在しない場合、住民投票の結果などに基づいて領土を編入できるとする内容だ。ロシアは暫定政権を認めておらず、一方的なクリミア併合に道を開くことになる。(黒川信雄、モスクワ 遠藤良介)

7580チバQ:2014/03/10(月) 00:08:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140309/erp14030921150005-n1.htm
【ウクライナ情勢】
怒る住民「ロシア軍いらない」 住民投票まで1週間、クリミア半島沿岸の街
2014.3.9 21:07 (1/2ページ)[ロシア]

ウクライナ南部のクリミア自治共和国の州都シンフェロポリから東部フェオドシヤに向かう幹線道路脇で8日、ロシア軍の撤退を求め、デモする女性たち。ウクライナ国旗やプラカートを手に講義した
 ウクライナ南部のクリミア自治共和国では、ロシア編入の是非を問う住民投票まで1週間となり、ロシア軍とみられる軍用トラック約60台がクリミア領内に入ったことも確認された。ロシアが影響力を強める中で迎える投票に、親ロシア派が多数の中心都市から少し離れた沿岸の街では、選挙後の行方に懸念を深める住民らの姿があった。(ウクライナ南部フェオドシヤ 内藤泰朗)

 「プーチン(ロシア大統領)、ウソをつくな」。8日、クリミアの中心都市シンフェロポリから、ウクライナ軍海兵隊部隊の駐屯地があるフェオドシヤへ向かうバスに乗った。道路沿いにはこんなプラカードやウクライナ国旗を掲げた女性や若者によるデモの列が続いていた。

 ナンバープレートを外した軍用トラックの車列が通ると、バスの中からも「インチキだらけの住民投票には行かない」などと声があがった。

 ウクライナ人女性のリュドミラさん(55)は、「ウクライナ人もロシア人もタタール系もみんな平和に楽しく暮らしていた。ロシアが私たちを保護するなどとして軍を送り、すべてが変わった。ロシアの保護などいらない」と語った。

 「正直、何を信じたらいいかわからない」。こう話すのは、ロシア系女性のマイラさん(31)。

 先日、シンフェロポリで住民投票に反対するデモに参加した。投票推進派側の若者のグループの中に同級生だった男性を見つけ、声をかけると、「なぜこんなやつらと一緒にいるんだ。金で買われたのか」と非難されたという。

 「このままでは、本当に民族が違うというだけで暴力に訴える人が出てきかねない」と顔を曇らせた。

 タタール系というバス運転手のエダムさん(43)は「住民投票は、ロシア軍の力を頼む親ロシア派によるクーデターだ。欧米はロシアの侵略をそのままにしておく気なのか」と反対に記者(内藤)に尋ねてきた。

 フェオドシヤにあるウクライナ軍海兵隊部隊の駐屯地は、国籍不明の装甲車と軍人に包囲されていた。軍人に「ウクライナ軍の部隊に行きたい」と言ったが拒否された。

 どこの国の軍なのかを尋ねると、「ロシアの平和維持軍だ」と語ったが、それ以上は何も話さなかった。「投票結果は、もう決まっている。問題は次にどうなるのかだ」

 フェオドシヤの住民の一人は、困惑した表情でこう語った。

7581チバQ:2014/03/10(月) 00:22:41
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014030901002255.html
アフガンのファヒム副大統領病死 旧北部同盟の司令官
2014年3月9日 21時15分

 【カブール共同】アフガニスタンのモハマド・カシム・ファヒム第1副大統領が9日、病気のため死去した。大統領府が明らかにした。AP通信によると57歳だった。地元メディアによると、糖尿病を患っており、首都カブールの自宅で同日朝に息を引き取った。

 ファヒム氏は北東部パンジシール出身のタジク人で、タリバン政権を崩壊に導いた旧北部同盟の司令官だった。2001年発足の暫定行政機構で副議長(副首相)兼国防相となり、02年からの移行政権でも副大統領兼国防相を務めた。

 一時期閣僚から外れたが、09年の大統領選でカルザイ氏から副大統領候補に指名され、その後政権を支えた。

7582チバQ:2014/03/10(月) 00:24:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140309-00000047-mai-m_est
<サウジ>王女4人軟禁か…13年間、解放求める 英紙報道
毎日新聞 3月9日(日)21時37分配信

サウジアラビアのアブドラ国王=AP
 【ロンドン小倉孝保】英紙サンデー・タイムズは9日、サウジアラビアのアブドラ国王(89)の娘4人が13年間にわたって同国西部ジッダの宮殿などに軟禁され、解放を求めていると報じた。サウジは女性の自由が制限されている国だが、国王の娘が解放を要求するのは極めて異例だ。

 解放を要求しているのはサハール王女(42)とジャワハル王女(38)。2人は同紙に電話と電子メールで軟禁を主張。2人によると、姉妹のマハ(41)、ハラ(39)の両王女もそれぞれ別の場所で軟禁状態にあるという。

 また、4人の母(アブドラ国王と離婚)でロンドン在住のアルファイズさんは国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)に「娘4人は自分たちの意思に反しサウジで投獄され、世界から隔離されている。ハラは食欲不振や精神的な問題で体調が悪化しているのに適切な医療行為を受けられないでいる」との書簡を提出し国連での対応を求めた。OHCHRは先週、この書簡を国連特別報告者(女性に対する暴力担当)に送った。

 ロンドンのサウジ大使館はコメントしていないという。サウジは女性の自動車運転を禁止するなど、女性の自由を制限していることで知られる。サハール王女によると、国王は複数の妻との間に少なくとも38人の子供がいるという。

7583とはずがたり:2014/03/10(月) 13:27:38

>こうした状況では通常、問題は平和的に解決されることが多い。つまり、この場合、欧米がロシアのクリミア併合を黙認し、プーチン氏も納得できる新たな挙国一致内閣がキエフで発足するということだ。
>新たな政府は対立解消のために、公用語としてのロシア語の地位を確約し、NATOやEUとウクライナの関係に対してロシアに事実上の拒否権を持たせる必要があるだろう。

クリミアの独立(割譲)とウクライナ国内でのロシア系住民への地位確立と引き換えにNATOやEUの圏内にウクライナを編入するあたりが落とし所なんじゃないの?ウクライナ国内のタタール人らの対露悪感情は良く理解できるけれども。。

コラム:市場が織り込む「プーチン氏の勝利」=カレツキー氏
2014年 03月 7日 16:19 JST
http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPTYEA2605R20140307

[6日 ロイター] -作家オスカー・ワイルドは、結婚を「経験に対する期待の勝利」だと表現した。対照的に、金融や地政学において、経験は常に期待に勝り、現実主義が希望的観測を打ち破る。

ウクライナにおけるロシアと欧米の対立は、この好例だと言える。この問題を非常に危険な状態にしているのは、米国と欧州連合(EU)の政策が、期待や希望的観測に基づいているように見えることだ。ロシアのプーチン大統領が分別を持つか、少なくともロシアの経済利益や側近の個人的資産への制裁を恐れて思いとどまるという期待。そして、「民主主義や自由」は必ずや独裁主義や軍事的威圧に打ち勝つという希望的観測だ。

投資家や企業には、それほどセンチメンタルになっている余裕はない。銀行家ネイサン・ロスチャイルドがワーテルローの戦いの際に言った「銃声が鳴ったら買え」という言葉は決して忘れるべきではないが、今週のウクライナ情勢に対する市場の反応は、ロシアの勝利を市場が信じていると仮定した場合にのみ理解できる。

ウクライナがロシアのクリミア半島併合を黙認せず、反撃に出るとすれば、軍事的手段や少数派ロシア系住民への圧力に訴えることになる。ただ、その場合、ユーゴスラビアのような内戦に突入することはほぼ不可避で、ポーランドや北大西洋条約機構(NATO)、そして米国も巻き込まれる可能性が高い。

西側諸国には、ロシアの軍事介入を認めるか本格的な戦争突入以外に選択肢はない。なぜなら、プーチン氏が自発的にクリミア撤退を決めるとは考えられないからだ。クリミアを力で奪い、今さらそれを放棄するのは、ほぼ間違いなくプーチン大統領の終わりを意味する。クリミアが「もともと」自国の一部で1954年に偶発的にウクライナに移管されたというのは、軍・治安当局は言うまでもなく、ロシア国民のほぼ一致した見解だろう。実際に多くのロシア人が、その是非はさておき、ウクライナはロシアに「属している」と思っている。

こうした状況で、欧米の経済制裁を受けてプーチン氏がクリミアを手放すと考えるのは、全くの希望的観測にすぎない。歴史を通して、ロシアは地政学的な目標のために、西側からは想像を絶する経済的苦難を受け入れてきた。4日の金融市場では、プーチン氏がモスクワ株式市場の急落を受けて軍事行動を一時停止するとの見方が広がったが、控えめに言っても、そうした考えは認識が甘い。

実際のところは、プーチン氏はクリミア介入により自らの立場を悪くしたが、不器用にも見えるこの作戦は、欧米メディアが冷笑する戦術ミスとは全く違い、教科書にも出てくるような、戦略に則った現実的政治の事例だ。

プーチン氏は、欧米がクリミア占領を認めない場合、戦争しか選択肢がないという「既成事実」を作り出した。NATOによるロシアへの軍事攻撃は、ロシアのクリミア撤退と同じぐらい考えにくいことから、プーチン氏が狙うウクライナ国境線の引き直しは現実味を帯びる。

7584とはずがたり:2014/03/10(月) 13:28:04
>>7583-7584
現段階での唯一の疑問は、ウクライナ政府がクリミアを黙って手放すか、それとも新たな国境内でロシア系住民に報復しようとするかということだ。報復に出れば、プーチン氏にクリミア以外のウクライナ侵攻の口実を与え、全面的な内戦に突入するだろう。

これは投資家にとって、ウクライナ危機がロスチャイルドが言うような買いの機会となるのか、それとも手遅れになる前に株式や他のリスク資産から撤退するのか判断を迫られる問題だ。こうした状況では通常、問題は平和的に解決されることが多い。つまり、この場合、欧米がロシアのクリミア併合を黙認し、プーチン氏も納得できる新たな挙国一致内閣がキエフで発足するということだ。

新たな政府は対立解消のために、公用語としてのロシア語の地位を確約し、NATOやEUとウクライナの関係に対してロシアに事実上の拒否権を持たせる必要があるだろう。これが最も起こり得るシナリオで、ほとんどの投資家や企業が週末までにそうなると推測している。

問題なのは、可能性はかなり少ないものの、もう1つの選択肢であるウクライナ内戦が起きた場合だ。もしこれが現実になれば、欧州や世界経済、エネルギー価格、世界の株式市場に与える影響ははるかに大きい。

金融史で同様の事例を振り返ると、地政学上の激しい対立が起きた際、株式投資家は通常、事の結果が判明するはっきりした確証を得るまで待つ。

例えば、1991年と2003年のイラク戦争では、「銃声が鳴ったら買え」が正解だったが、株価は戦闘の結果がはっきりして初めて上昇した。2002年には、戦争の機運が高まる中でS&P500が25%下落。状況がはっきり転じたのは米軍がイラク攻撃を開始した2003年3月で、そこから年末までに株価は35%上昇した。

同じように、1991年には、米国主導の部隊がサダム・フセイン大統領のクウェート侵攻から6カ月後にイラクでの勝利を確実にし、株価は大きく上昇。その後4カ月で25%も上げた。

ウクライナをめぐる対立により近いのは、1962年のキューバ・ミサイル危機かもしれない。同年夏、株価は世界的に20%下落。ジョン・F・ケネディ米大統領はソ連の指導者フルシチョフに対し、核戦争も辞さないとの態度で交渉し、キューバからミサイルを撤去させた。米株市場は1週間のうちに反転し、その後の半年で約30%上昇した。しかし、この年の株価反転も、フルシチョフが引き下がり、ケネディが神経戦に勝利したことが確実になってようやく始まったものだ。

今週の株式市場の動きについて論理的に説明するとすれば、投資家が今、ウクライナで同様の結果を織り込んでいるのだろう。ただし、今回の勝者はロシアだ。

*アナトール・カレツキー氏は受賞歴のあるジャーナリスト兼金融エコノミスト。1976年から英エコノミスト誌、英フィナンシャル・タイムズ紙、英タイムズ紙などで執筆した後、ロイターに所属した。2008年の世界金融危機を経たグローバルな資本主義の変革に関する近著「資本主義4.0」は、BBCの「サミュエル・ジョンソン賞」候補となり、中国語、韓国語、ドイツ語、ポルトガル語に翻訳された。世界の投資機関800社に投資分析を提供する香港のグループ、GaveKalDragonomicsのチーフエコノミストも務める。

7585とはずがたり:2014/03/10(月) 16:26:04

クリミア議会、ロシア編入案を全会一致で可決=ロシア通信
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA2508520140306/
2014年 03月 6日 19:21 JST

[モスクワ 6日 ロイター] - クリミア議会は6日、ロシアへの編入案を全会一致で可決した。ロシア通信(RIA)が伝えた。決定文書は「ロシア連邦に入る」ことで合意が成立したとしている。

クリミア、ロシア編入ならゲリラ戦勃発も=ウクライナ元首相
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTJEA2601S20140307
2014年 03月 8日 04:14 JST

[ダブリン 7日 ロイター] -ウクライナのティモシェンコ元首相は、クリミア自治共和国がロシアに編入された場合、同地域でゲリラ戦が勃発する恐れがあるとし、ドイツなどに対し、ロシアへの経済制裁を即刻行うよう求めた。

元首相はメルケル独首相との会談後、ロイターとのインタビューに応じ、ロシアによるクリミア半島の実効支配は、地域全体に長期的な脅威をもたらすと強調。ロシアに対する国際社会の対応はこれまでのところ奏功しておらず、紛争を防ぐためにも速やかな行動が望ましいとメルケル首相に伝えたことを明らかにした。

その上で「次の最も強力な制裁として、一連の非暴力的な経済措置を提案した」と語った。

ウクライナは1994年、安全保障に関する覚書(ブダペスト覚書)を米、英、ロシアなどと交わしているが、ティモシェンコ元首相は、同覚書を引き合いに出し、米英はウクライナを支援する「重大な責務」を負っていると述べた。

ブダペスト覚書はウクライナに対し核兵器の放棄を求める代わりに領土の保全を保障している。

7586チバQ:2014/03/10(月) 21:07:50
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2014031000015
親・反ロ派がデモ合戦=クリミアでは小競り合い
ウクライナ南部セバストポリ中心部で、親ロシア派集会が開かれた広場に止められた軍用車。ナンバーや所属を示すプレートはない=9日 【セバストポリ(ウクライナ)時事】ウクライナ南部クリミア半島のロシア編入を問う16日の住民投票を1週間後に控え、ウクライナ各地で9日、親欧州連合(EU)派と親ロシア派がそれぞれ大規模集会を行った。
 AFP通信によると、半島南端のセバストポリでは双方のデモ隊が小競り合いとなった。負傷者の有無は不明。
 親EU派約20人がウクライナ語推進派の支柱で民族詩人・画家のタラス・シェフチェンコ(1814〜61年)生誕200年記念集会を行った際、親ロシア派100人が襲い掛かったという。ロシア系住民は新政権の「ウクライナ語強要」を抑圧と捉えている。
 セバストポリ中心部のナヒモフ広場では数百人の親ロシア派市民がロシア旗などを掲げ、「ロシア! プーチン!」と叫んだ。ダンス教師のアナスタシアさん(28)は「ロシア文化を壊すウクライナ政府と妥協なんてできるわけない」と訴えた。
 クリミア自治共和国の首都シンフェロポリではロシア編入を求めて数千人が結集した。自治共和国のアクショノフ首相は「われわれは歴史的瞬間にいる。ロシアと一緒にクリミアの将来をつくろう」と呼び掛けた。
 一方、首都キエフ中心部でもシェフチェンコ生誕祭が開かれ、新政権のトゥルチノフ大統領代行(最高会議議長)らが出席。参加者は「ウクライナに栄光あれ」と声を上げた。ウクライナのヤツェニュク首相は演説で「ウクライナ領は1センチも渡さない」と語気を強めた。別の参加者は「プーチン(ロシア大統領)はクリミアを取れば、次はウクライナ東部を狙うだろう。ヒトラーと同じだ」と訴えた。
 ロシア系住民が多い東部ドネツクでも親EU派がデモを行い、政党「ウダル」党首のビタリ・クリチコ氏は「国家分断の試みを阻止しなければならない」と主張。対抗して親ロシア派約7000人が集まり、ドネツク州の自治権拡大やロシア語公用語化を問う住民投票を要求した。(2014/03/10-01:05)

7587チバQ:2014/03/10(月) 21:10:50
http://www.afpbb.com/articles/-/3009944
ロシア政治を痛烈風刺、ビデオゲーム「デモクラティア」が人気
2014年03月10日 17:07 発信地:モスクワ/ロシア
【3月10日 AFP】有権者を買収し、公共事業の資金を流用して、全ての権力を掌握したツァーリ(君主)になろう──これらはビデオゲーム「デモクラティア(Demokratia)」のゲーム内容の一部だ。ロシア政治に対する容赦ない風刺によってこのゲームは、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が統治する地で大成功を収めている。

 ロシアの有名政治家たちによく似たゲーム内のキャラクターは「票の水増しを開始!」と言い、「投票率は146%だ!」などと発表する。

 開発したネスキンソフト(NeskinSoft)社によると、このゲームはロシア国内で150万ダウンロードを達成し、現在も毎月およそ10万ユーザーを新規獲得しているという。ゲームは2011年12月10日にリリースされた。

■プーチン大統領や反体制派指導者に似たキャラクターたち

 プレーヤーはロシアに民主主義を確立するために、いくつかのものを組み合わせて新たなものを作成していく。3枚の紙幣で羊を調達し、3頭の羊は有権者になり、有権者が3人で選挙事務所になる──このように続けて権力の頂点に上り詰めるのだ。

 プレーヤーはまた予算を無視したり、憲法に違反したり、議員を買収したりする方法を学ぶこともできる。

「投獄された弁護士」──反プーチン政権派の指導者で弁護士のアレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏のことと思われる──などを使えば、「KGB(旧ソ連国家保安委員会)の大佐」(プーチン大統領の前歴)のような体制派の悪者たちと戦うことが可能だ。

 プーチン大統領を激しく批判するナワリヌイ氏は、自らのブログで政府上層部の汚職を暴く資料を公表したことで有名になり、昨年のモスクワ(Moscow)市長選に出馬したが敗北している。

 ゲームの制作者、バレンチン・メルツリキン(Valentin Merzlikin)氏(37)はナワリヌイ氏支持を公言するモスクワ出身のプログラマーだが、民主主義のとりでと言うにはほど遠いベラルーシに移住するという奇妙な選択をしている。

■政権側も体制派ゲームを製作

 一方、ロシア政府も、体制派の観点を盛り込んだゲームの開発を試みている。政府系メディアが宣伝するゲームの一つは「スノーデブ・ラン(Snowdev Run)」というゾンビゲームで、元KGBエージェントがモスクワをゾンビから守るという内容だ。あるゲームサイトはこのゲームの意図は「ウラジーミル・プーチン氏を賛美する」ことだったが「最終的に失敗している」と論評している。(c)AFP/Marina LAPENKOVA

7588チバQ:2014/03/10(月) 21:12:23
http://www.afpbb.com/articles/-/3010062
ロシア、自国艦沈ませウクライナ軍妨害か 黒海への海路ふさぐ
2014年03月10日 13:08 発信地:MYRNY/ウクライナ
【3月10日 AFP】ロシア海軍が、ウクライナ南部クリミア(Crimea)半島西岸の黒海(Black Sea)につながる湖で、自国艦船3隻を意図的に沈没させたことが分かった。ウクライナ海軍の将校らは、ウクライナの軍艦の通行を妨害し、同半島に駐留する同国軍部隊の士気を下げることが狙いだと主張している。

 旧ソ連時代に製造され、2011年に退役して部品再利用のために売却される予定だった軍艦「オチャコフ(Ochakov)」は6日、セバストポリ(Sevastopol)のロシア軍基地から、クリミア半島西岸にあるドヌズラフ(Donuzlav)湖と黒海とをつなぐ出入り口にえい航され、爆破された。

 沈没した同軍艦は、より小型のロシア船2隻と共に、2本の細い出洲(でず)に挟まれた狭い海域をふさぐ形になっている。

 ウクライナ海軍の戦力は限られている上、前週には、同国海軍トップに就任したばかりのデニス・ベレゾフスキー(Denis Berezovsky)司令官が親ロシアのクリミア自治共和国当局への忠誠を表明するという痛手を受けたばかりだ。

 だが、ロシアが艦船を沈没させた場所に近いウクライナ軍基地の将校らは、ロシア側の動機は明らかだとした上で、揺さぶりには屈しないと表明している。Novoozerne基地の副司令官、ビクトル・シュミガノフスキー(Viktor Shmyganovsky)大佐は、「われわれが出航できないように、(黒海への出口を)ふさいだのだ」と語った。

 シュミガノフスキー大佐によると、艦船が爆破された後、ロシア黒海艦隊(Black Sea Fleet)のアレクサンドル・ビトコ(Alexander Vitko)司令官が同基地を訪れ、ロシア側に忠誠を誓うよう要求したが、基地側はこれを拒否したという。(c)AFP/Katherine Haddon

7589チバQ:2014/03/10(月) 21:16:09
http://mainichi.jp/select/news/20140310k0000e030154000c.html
ウクライナ:中央選管がデータベース閉鎖 住民投票阻止へ
毎日新聞 2014年03月10日 11時58分(最終更新 03月10日 14時15分)
 【キエフ樋口直樹】ウクライナ南部クリミア半島のロシア連邦編入の是非を問う住民投票を阻止するため、ウクライナの中央選挙管理委員会は選挙人名簿を含むデータベースを一時的に閉鎖し、住民投票の準備に使えないようにするなど、実力行使に出ている。公正な選挙に欠かせない正確な選挙人名簿を欠くことになり、ウクライナ新政権は住民投票が憲法違反であるとともに手続き的にも問題があるとの批判を強める構えだ。

 ロシアに事実上制圧されたクリミア自治共和国と、ロシアの黒海艦隊基地がある特別市セバストポリが住民投票の16日実施を決めたことを受け、中央選管は6日にデータベースの閉鎖を決めた。中央選管のマヘラ副委員長は「データベースへのアクセス無しに、適切な選挙人名簿を作成することはできない」と地元メディアに説明。クリミアで公正な住民投票を行うのは手続き的にも不可能だと強調する。

 ウクライナ新政権は、領土の変更を承認できるのは全国レベルの国民投票だけと定めた憲法に反するとして、クリミアの住民投票には「正当性がない」と指摘している。

 これに対し、住民投票の準備を行う自治共和国議員は「2010年と12年の選挙で使われた選挙人名簿を基に住民投票の有権者リストを作成する」と地元メディアに語った。

 選管職員らが住民の家を一軒一軒訪問して選挙人名簿を更新するというが、ウクライナの人権団体からは「そのような投票はいかなる批判にも堪えられないだろう」と有効性を疑問視する声が上がっている。

 また、住民投票の正当性を担保する国際的な選挙監視団の受け入れも疑問視されている。自治共和国はロシアだけでなく、より多くの国から監視団を招きたい考えだが、欧米を中心とする多数の国は住民投票の実施に反対しているからだ。

 ウクライナの首都キエフでは9日、親ロシア派ヤヌコビッチ前大統領を失脚させた旧野党勢力の一大拠点、独立広場で大規模な集会が開かれた。登壇したヤツェニュク首相は広場を埋めた群衆に向かい「我々の父や祖父の血であがなわれたこの地を一片たりとも手放しはしない」と演説。クリミアの住民投票を断固として認めない方針を改めて確認した。

7590チバQ:2014/03/10(月) 21:19:26
http://mainichi.jp/select/news/20140310k0000m030047000c.html
クリミア:タタール人、広がる危機感 「武装勢力は脅威」
毎日新聞 2014年03月09日 21時34分(最終更新 03月10日 03時05分)
 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)真野森作】ロシア連邦編入を問う住民投票が16日に行われるクリミア半島で、人口約300万人の1割強を占める先住民族クリミア・タタール人に強い危機感が広がっている。旧ソ連のスターリン政権下で「敵性民族」として中央アジアなどへ強制移住させられ、ソ連末期のゴルバチョフ時代に故郷へ帰還して二十数年。安寧が再び揺さぶられている。

 「この1週間、子供を学校に通わせていない。皆、戦争を恐れているし、ロシアの一部になったら、どうなってしまうのか……」。1783年のロシア帝国併合まで300年近く、クリム・ハン国の首都だった南部バフチサライ。静まり返った旧宮殿で土産物を商う女性(37)は不安げに話した。

 祖父母はウズベキスタンへ強制移住させられ、父親の代にクリミアへ戻った。「タタール人のテレビ局や学校ができ、自分たちの家も建てた。父祖の地で落ち着いた暮らしをしてきたのに」と、肩を落とす。近くの集落に住む男性(57)は「25年間、ロシア系住民らと仲良くやってきた。武力を背景にした投票は不法だが、私たちには何もできない」とぼやいた。恐怖感から、名前を明かすことを拒む住民が多かった。

 タタール人の民族組織「メジュリス」渉外担当のアブドゥラマン氏は「展開している武装勢力は直接的な脅威だ。少数派の我々は国際社会の支援に期待するしかない」と話す。

 クリミア・タタール人の大半はイスラム教徒だ。半島で勢力を伸ばしてきた国際イスラム主義組織「ヒズブット・タフリル」(イスラム解放党)はロシアでは「テロ組織」扱いされている。広報担当のアムザエフ氏は「我々は過激派ではない。併合されれば権利が侵害されるだろうが、非暴力の政治活動を続ける」と話した。

 国際女性デーの8日に合わせて、バフチサライの幹線道路沿いにはタタール人女性ら数百人が集まり、「クリミアに平和を!」とアピールしていた。

http://mainichi.jp/select/news/20140310k0000m030045000c.html
クリミア:ロシア軍消え、自衛部隊発足 住民投票を前に
毎日新聞 2014年03月09日 21時30分(最終更新 03月09日 23時18分)
 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)真野森作】ウクライナ南部クリミア半島でウクライナ軍基地を包囲していたロシア軍とみられる部隊が一部で姿を消す一方、クリミア自治共和国の「自衛部隊」が8日、宣誓式を行った。ロシア連邦への編入の是非を問う16日の住民投票を前に「ロシアの軍事介入は存在しない」との体裁を整えているとみられる。

 クリミア自治共和国の首都シンフェロポリの公園でアクショーノフ首相を前に小銃を持った約30人の自衛部隊員が市民への忠誠を誓った。迷彩柄の真新しい制服の左腕には、頭がワシで体がライオンの怪獣「グリフォン」をあしらった国章のワッペン。アクショーノフ首相は「皆さんのお陰で我々は平穏に生活できている」と演説した。

 首都から南西約30キロに位置するバフチサライでは、今月2日からウクライナ軍駐屯地を包囲していたロシア軍とみられる部隊が5日夜、現場を去った。駐屯地副司令官のドクチャエフ大佐は「相手方リーダーは『指示を受けた』とだけ話し、(立ち去った)理由は不明だ」と語った。部隊は当初、ウクライナ軍側に「ロシアへの忠誠」を求め、拒絶すると武器引き渡しだけを要求していたという。

 一方、ロイター通信によると、9日にはクリミア半島西端チェルノモルスコエにあるウクライナ国境警備隊の駐屯地が親ロシア武装勢力に包囲され、約30人の隊員が身動きできない状態になった。国境警備隊の報道官によると、クリミアでは現在、11カ所の駐屯地が同様の状態に置かれているという。

7591チバQ:2014/03/10(月) 21:45:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140310/amr14031011230003-n1.htm
元左翼ゲリラ候補優勢か エルサルバドル大統領選 当選なら対米関係悪化
2014.3.10 11:22
 中米エルサルバドルで9日、フネス大統領の任期満了に伴う大統領選の決選投票が行われ、開票が始まった。左派の与党ファラブンド・マルティ民族解放戦線(FMLN)の候補で元ゲリラのサルバドル・サンチェスセレン副大統領(69)が優勢とみられる。

 対抗馬は右派、民族主義共和同盟(ARENA)の候補で首都サンサルバドル市のノルマン・キハノ市長(67)。同日夜(日本時間10日午後)にも大勢が判明する見通し。

 FMLNは1992年の内戦終結後、ゲリラ組織から政党になり、2009年の大統領選でフネス氏を擁立して初めて政権を握ったが、フネス氏自身はゲリラ出身ではない。サンチェスセレン氏は1980年代、米国を後ろ盾にした右派政権に対するゲリラ戦を率いた人物で、同氏が勝利した場合、最大の貿易相手国である米国との関係悪化を懸念する声もある。

 新大統領は6月1日に就任、任期は5年。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140310/amr14031017150007-n1.htm
エルサルバドル大統領選、接戦で票精査へ
2014.3.10 17:14

9日、エルサルバドルの首都サンサルバドルで支持者にVサインをするサンチェスセレン副大統領(ロイター)
 中米エルサルバドルで9日、フネス大統領の任期満了に伴う大統領選の決選投票が行われ、左派の与党ファラブンド・マルティ民族解放戦線(FMLN)の候補で元ゲリラのサルバドル・サンチェスセレン副大統領(69)と右派、民族主義共和同盟(ARENA)の候補ノルマン・キハノ氏(67)の接戦となった。

 中央選管の中間集計(開票率99.95%)によると、サンチェスセレン氏の得票率は50.11%。首都サンサルバドル市長のキハノ氏は49.89%。選管責任者は票の精査を10日から行うと発表、当選者の最終確定は13日以降になるとの見方を示した。

 2月の第1回投票ではサンチェスセレン氏がキハノ氏を10ポイント近く引き離し、優勢とみられていたが、サンチェスセレン氏が内戦で戦った元ゲリラであることなどを批判していたキハノ氏が巻き返した形だ。

 新大統領は6月1日に就任、任期は5年。

7592チバQ:2014/03/10(月) 21:46:20
http://mainichi.jp/select/news/20140311k0000m030037000c.html
メキシコ麻薬王:捜査当局との銃撃戦で“2度殺された男”
毎日新聞 2014年03月10日 19時59分(最終更新 03月10日 21時06分)

 【サンパウロ朴鐘珠】メキシコ国内で麻薬組織を牛耳り、3年3カ月前に警察との銃撃戦で殺害されたはずのマフィアの首領が9日、同国西部ミチョアカン州で再び捜査当局と銃撃戦となり、今回こそ間違いなく死亡したことが確認された。メキシコ政府が同日発表した。今年1月に生存していたことが判明し、捜査当局が行方を追っていた。

 地元メディアによると、“2度殺された男”はナサリオ・モレノ容疑者(44)。「最強の狂人」の異名で知られ、麻薬組織ラ・ファミリアの首領として覚醒剤取引で勢力を広げた。2010年12月、ミチョアカン州で連邦警察が警官2000人を動員し掃討作戦を実施。モレノ容疑者率いるマフィアのメンバー数百人と2日間にわたる銃撃戦を繰り広げた。当時のカルデロン政権はモレノ容疑者を含む50人以上を殺害したと勝利宣言したが、モレノ容疑者の遺体は見つからず、仲間が運び去ったものと解釈されていた。

 捜査当局は9日早朝、生き延びていたモレノ容疑者の潜伏先を急襲。銃撃戦の末、殺害し、指紋を照合して本人と確認したという。メキシコでは2月にも国内最大の麻薬組織の首領が逮捕されたばかりで、治安回復を目指す現ペニャニエト政権下での取り締まりが成果を上げている。

7593チバQ:2014/03/10(月) 21:53:45
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20140308-OYT1T00808.htm
ウクライナ大統領選、過激組織指導者が出馬へ

 【キエフ=寺口亮一】ウクライナのヤヌコビッチ前政権を倒したデモ隊の急進化を招いたとされる過激組織「右派セクター」の指導者ドミトリー・ヤロシ氏は8日、キエフで記者会見し、5月25日の大統領選に出馬する意向を表明した。


 ヤロシ氏は、同国クリミア半島へのロシアの介入を受け、露南部でテロ活動を続けるイスラム過激派に共闘と活動活性化を呼びかけた人物。立候補が正式に認められればロシアが鋭く反発する可能性がある。

(2014年3月9日12時51分 読売新聞)

7595とはずがたり:2014/03/11(火) 13:09:11

世界銀行、ウクライナ新政権に30億ドル支援
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASG3C2QTGG3CUHBI012.html
朝日新聞2014年3月11日(火)10:11

 世界銀行は10日、ウクライナ新政権からの支援要請を受け、年内に最大30億ドル(約3100億円)を支援すると発表した。ウクライナは、国内総生産(GDP)の半分近い700億ドル(約7・2兆円)超の政府債務(借金)を抱える。今年だけで100億ドル(約1兆円)超を返済する必要があるとされており、国際通貨基金(IMF)も支援を検討している。

 支援を決めた世銀のキム総裁は「情勢が早く安定することを望む」とのコメントを出した。世銀はこれまで、ウクライナに対し、水道や電力などのインフラ改善のために37億ドル(約3800億円)の投資や融資保証の支援をしている。(ワシントン=五十嵐大介)

7596チバQ:2014/03/11(火) 22:35:17
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2014031100725
親ロ派の大統領候補拘束=ウクライナ東部ハリコフ
 【モスクワ時事】ウクライナ検察当局は10日、親ロシア派のヤヌコビッチ前大統領の側近で、前倒し大統領選(5月25日)に出馬表明していた東部ハリコフ州のドブキン前行政府長官(知事)を「領土保全侵害」容疑で拘束した。
 ロシア系住民の多いハリコフでは連日、親欧州連合(EU)派と親ロシア派がデモ合戦を展開。ウクライナ民族主義者の過激派「右派セクター」も流入するなど、混乱が拡大している。ドブキン氏拘束による親ロシア派の反発は必至だ。(2014/03/11-17:16)

7597チバQ:2014/03/11(火) 22:40:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140311-00000120-jij-int
クリミア議会が独立宣言=住民投票控え―ウクライナ
時事通信 3月11日(火)19時24分配信

 【モスクワ時事】ロシアが掌握したウクライナ南部クリミア半島のクリミア自治共和国議会は11日、ウクライナからの独立を宣言した。ロシア編入を問う住民投票を16日に控え、「独立国家」としての正統性を自らに与える狙いとみられる。
 独立宣言は出席議員81人中78人の圧倒的賛成多数で可決された。半島南端のセバストポリ市議会も同調し、共同で「クリミア共和国独立宣言」を発表した。
 これを受けて、首都キエフのウクライナ最高会議(議会)は、クリミア側に再考を促す決議を採択した。
 クリミア議会の独立宣言は「クリミアは独立主権国家として、住民投票の結果を受けてロシアに編入を提案する」と明記。欧米やウクライナ新政権が、親ロシア派のクリミア当局の正統性や住民投票の合法性に疑問を挟む中、独自路線を強行した。

7598チバQ:2014/03/11(火) 23:24:24
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014031100990
ウクライナ系住民が抗議集会=「客観情報なく不安」−クリミア
11日、ウクライナ南部クリミア自治共和国のシンフェロポリで、「プーチンは占領者だ」と書かれたビラを持って、ロシア編入の動きに抗議するウクライナ系住民の女性 【シンフェロポリ時事】「プーチン(ロシア大統領)は占領者だ」。ウクライナ南部クリミア自治共和国のシンフェロポリで11日、ウクライナ系住民約250人が、ロシア編入を目指す動きに対する抗議集会を行った。
 この日、自治共和国議会が「独立宣言」を行ったが、住民らは「クリミアはウクライナだ」と叫んだ。会社経営者のロマン・バラニンさん(35)は「16日の住民投票はボイコットする。ロシア側は不正投票なども行うだろう。(編入賛成の)結論は決まっている」と批判した。
 クリミアでは、数日前からウクライナのテレビ局が視聴できなくなり、代わりにロシアのテレビが放映されるようになった。シンフェロポリの大学に通うアレクサンドルさん(20)は「ロシア側の報道はプロパガンダばかりで、客観的な情報が得られない。住民投票後の状況がどうなるか、本当に分からない」と不安を訴えた。(2014/03/11-22:11)

7599チバQ:2014/03/11(火) 23:27:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140311/erp14031109070003-n1.htm
【ウクライナ情勢】
ロシア派が強引な情報統制 外国人記者ら襲撃 東部でも住民投票の動き…
2014.3.11 09:05 (1/2ページ)[ロシア]
 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)=内藤泰朗】ロシアが実効支配を確立しているウクライナ南部クリミア自治共和国で、親ロシア派による情報統制の動きが強まっている。外国人記者らへの襲撃が相次ぎ、西側の外交官も避難を始めているほか、自治共和国内のウクライナのテレビ放送は10日、完全に遮断された。

 インタファクス通信などによると、自治共和国のロシア編入を目指す最高会議(議会)のコンスタンチノフ議長は9日、クリミア駐留ウクライナ軍の「大部分を(自治共和国の)統制下に置いた」と述べた。

 さらに、自治共和国政府は8日、政府庁舎などの警備をする「自警団」に正式な地位を付与する式典を実施。同議長によると、「自警団」は、ロシア編入の是非を問う16日の住民投票後に自治共和国軍や警察に編入される可能性があるという。

 しかし、この「自警団」に取材中の報道関係者が暴行される事件が相次いでいる。軍港セバストポリ郊外の軍空港を取材中の数人の外国人カメラマンが7日夜、「自警団」に殴る蹴るの暴行を受けて病院に運ばれた。

 地元テレビによると、AP通信の取材班も8日、武装した「自警団」に壁に手を付けるよう命じられ、取材機器などを押収された。この様子を撮影していたブルガリア人記者も「自警団」に押し倒され、銃を頭に突き付けられて、撮影に使っていた携帯電話を奪われた。

 さらに、「自警団」は7日にテレビ塔を占拠、ロシアを批判するウクライナのテレビ放送2局の地上波放送を中断した。10日には、国営ウクライナ放送(UT−1)を含むすべてのウクライナ系テレビの放送が遮断された。

 自治共和国政府側は住民投票を前に、ロシアに批判的な報道に神経をとがらせており、検閲やジャーナリストらへの威嚇行為がエスカレートしているものとみられる。

 一方、ロシア系住民が多いウクライナ東部ドネツクでは9日、親ロシア派約7千人が集会を開き、ドネツク州の自治権拡大やロシア語公用語化を問う住民投票の実施を要求した。

7600チバQ:2014/03/11(火) 23:28:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140311/erp14031121140008-n1.htm
死亡説の前大統領が声明 「今も合法的な大統領」
2014.3.11 21:11 [政変・反政府デモ]

メディアの前に姿を現したヤヌコビッチ前大統領(AP)
 ウクライナのヤヌコビッチ前大統領は11日、ロシア南部のロストフナドヌーで記者団の前に姿を見せ、「私は今も合法的な大統領であり、軍の最高司令官だ」とする声明を読み上げた。ヤヌコビッチ氏は、自らが追われた政変が過激民族主義者による暴力的な権力奪取だったとの見解を繰り返した。

 同氏は先月28日の記者会見以降に消息が不明となり、死亡説も出ていた。(モスクワ 遠藤良介)

7601チバQ:2014/03/11(火) 23:43:42
http://www.afpbb.com/articles/-/3010152
クリミア差し出しウクライナ救うか、対プーチン戦略にジレンマの欧米
2014年03月11日 21:20 発信地:キエフ/ウクライナ
【3月11日 AFP】世界の指導者たちが、決して認めはしないが、嫌々受け入れざるを得ないかもしれない、ウクライナ危機の醜悪な解決策──それは、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領にクリミア(Crimea)を差し出すことで、ソ連崩壊後のロシアの力を復興させた全能の指導者として覚えられたいというプーチン氏の野望を十分に満たし、残りのウクライナ領土に手を出さないことを願う、という方法だ。

 このような宥和政策は、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領に対する米国内の批判勢力にとっても、プーチン氏の好戦的姿勢を目の当たりにし自国の安全を懸念する東欧の旧ソ連構成諸国にとっても、受け入れられるものではないだろう。

 しかし、1954年に時のソ連最高指導者ニキータ・フルシチョフ(Nikita Khrushchev)によって、ロシア語圏でありながらウクライナに「贈り物」として割譲されたクリミアを守るために、プーチン氏率いる核保有国ロシアと交戦しようという大国はない。それどころか、どの大国も残りのウクライナをロシアの衛星国という軌道から引きずり出し、自分たちの友好国としてロシアの西端を押さえてほしいと願っていることだろう。

「プーチン大統領が今のウクライナ暫定政権を認めさえすれば、欧米は(クリミアの)占領に関して鼻をつまんでそっぽを向くかもしれない」と米ラトガース大学ニューアーク校(Rutgers University-Newark)のウクライナ専門家、アレクサンダー・モティル(Alexander Motyl)教授は語る。

その場合、「プーチン氏は非常に明確な保証を示さなければならず、欧米側はそうした合意をプーチン氏側が破った場合にどのような結果を招くかを明示しておかねばならないだろう」というが、「残念なことにプーチン氏の物言いや行動からは、彼がクリミアで止まるだろうと示唆するものは何もない」と警戒する。

 一方、英ロンドンにある王立国際問題研究所(チャタムハウス、Chatham House)のジェームズ・ニクシー(James Nixey)氏は「プーチン大統領がこれ以上、進むことはない」と反論する。「その可能性は非常に低い。彼はすでに欲しかったものを手に入れたからだ」。米経済専門テレビCNBCに出演したニクシー氏は「クリミアは失われた」と語った。「クリミアは落ちた」

■ポスト第2次世界大戦の地図再編

 しかし、こうした見方は欧米諸国の公式見解にはない。

 トニー・ブリンケン(Tony Blinken)米国家安全保障担当補佐官は「クリミア併合があっても、クリミアをウクライナからロシアへ移す住民投票があっても、われわれは認めない」と米CNNテレビで明言した。

 ロシアに対する制裁措置に関して、欧米側指導者で最も慎重なドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相は、プーチン大統領に対し、クリミア自治共和国が16日に行うロシア編入の是非をめぐる住民投票は「違法だ」と言い放った。

 第2次世界大戦でソ連に占領された過去を持つバルト3国(エストニア、ラトビア、リトアニア)は、特に不安をぬぐいきれない様子だ。

 リトアニアのダリア・グリバウスカイテ(Dalia Grybauskaite)大統領は、ベルギー・ブリュッセル(Brussels)で開かれた緊急サミットに出席した欧州連合(EU)諸国の首脳らに対し、「ロシアが今やっていることは、大戦後の地図と国境の書き換えの試みだということに気付くべき」と訴えた。

 米シンクタンク、ブルッキングス研究所(Brookings Institution)のスティーブン・パイファー(Steven Pifer)氏は、クリミアのロシア編入に対し、断固として国際社会が糾弾する以外は、ウクライナや他の旧ソ連邦構成国に介入しようとするプーチン氏の渇望を満たすに過ぎないと警告する。

 元ウクライナ駐在米国大使の同氏は「欧米が、プーチン氏がウクライナの他の場所には手を出さないだろうと期待し、ロシアのクリミア併合を『許容』するのは、過ちだろう」と語った。(c)AFP/Dmitry ZAKS

7602チバQ:2014/03/11(火) 23:54:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140311/asi14031121220003-n1.htm
毛派襲撃で警官ら16人死亡
2014.3.11 21:20
 インド中部チャッティスガル州で11日、治安部隊がインド共産党毛沢東主義派の武装勢力に襲撃され、PTI通信によると中央警察予備隊と州警察の警官15人と市民1人が死亡した。現場付近では2010年に警官76人、昨年5月に与党国民会議派の州幹部ら24人が殺害されている。毛派は4〜5月に行われる総選挙に反対している。(ニューデリー 岩田智雄)

7603チバQ:2014/03/11(火) 23:59:49
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014031102000121.html
保養地ヤルタ 観光打撃 客の7割ウクライナ人
2014年3月11日 朝刊


 【ヤルタ(ウクライナ南部)=宮本隆彦】クリミア半島がロシアによって実質的に占領される中、保養地ヤルタなどで主要産業の観光に悪影響が出ている。親ロシアのクリミア自治共和国政府がロシアへの編入を強行すれば、ウクライナ人観光客の足はさらに遠のく。ロシア入りを声高に叫ぶ民族団体を横目に観光関係者の思いは複雑だ。

 黒海沿岸で温暖なヤルタは帝政ロシア時代から観光開発が進み、第二次大戦末期には米英ソの三首脳が戦後処理を話し合ったヤルタ会談が開かれた。ブティックやレストランが並ぶ目抜き通りで、所狭しと土産物を並べた売店。売り子の女性(55)は八日「先行きへの不安でお客さんがお金を使わなくなっている。人数も去年の同じ時期より減った」と話す。減った割合を聞くと「一割ぐらい」と答えたが、同僚の女性が「いや半分よ」と口を挟んだ。

 二月末から深刻化したクリミア危機で、自治共和国政府は三割ほどの観光客減少を予想。ロシアへの編入が現実になれば、さらに減少する可能性が高い。

 少し離れた広場では、ロシア系の民族団体がテントを張り、十六日に実施される住民投票で「ロシアへの編入」を選ぶよう呼び掛けている。続々と男女が集まり、投票の実施を応援する署名をしていた。ロシア人はクリミア半島の人口の六割を占める。住民投票はウクライナを離れてロシア入りを望むとの「民意」を示すことになりそうだ。

 結果を受けてロシア入りが実現した場合、年間にクリミアを訪れる観光客六百万人のうち七割弱を占めるウクライナ人は大幅に減る可能性が高い。酒店の女性店員(31)は、慎重に言葉を選びつつ「本格的な観光シーズンに入る五月以降どうなるのか」と不安を隠せない様子だった。

7604チバQ:2014/03/12(水) 20:19:00
http://www.asahi.com/articles/ASG3C1CZGG3BUHBI040.html
監視・検問…封鎖進むクリミア半島 記者の資料まで没収
ベリキコパリ=佐々木学、シンフェロポリ=石田博士
2014年3月12日09時19分

 ロシア軍に事実上掌握されたウクライナ南部クリミア半島。ロシア編入の是非を問う住民投票が16日に迫る。自治共和国議会は11日、ウクライナからの独立を宣言。他の地域との境界には厳しい検問が敷かれ、外国メディアや欧米の監視団の立ち入りを阻む。多数派のロシア系住民が高揚する中、人々は息を潜めて平和を祈る。


 ■車囲む兵士「全員降りろ」

 「全員降りろ」。ウクライナ本土南部からクリミア半島に入る主要道で10日、朝日新聞の取材班を乗せたバンが、自動小銃カラシニコフを構えた複数の兵士に止められた。ロシア軍や親ロシア派の武装部隊が設置した「検問所」だ。背後でロシアの三色旗が寒風にたなびく。

 迷彩服の男たちは記者らのパスポートを取り上げ、車のトランクや座席下を点検した。約10分間、カバンや財布の中身まで調べた。日本の記者と名乗ると「クリミア政府の許可がないなら通せない」と、本土側に引き返すよう要請された。

 本土とクリミア半島を結ぶ自動車ルートは、幹線道2本と地方道1本。各ルートとも半島側ではロシア派の武装部隊が、数キロ離れた本土側ではウクライナ軍がそれそれ検問所を設け、互いに牽制(けんせい)しあっている。特に半島側では、海外メディアなどへの規制が強まっている。

 北米や欧州、中央アジアの57カ国が加盟する欧州安保協力機構(OSCE)の派遣団も連日、視察のためのクリミア半島入りを拒まれている。8日には検問所で武装部隊から空に向けて警告射撃を受けた。

 団員の一人は「武装部隊はプロの軍人ではない人もいて、統制が利かず暴走する恐れがある」と指摘。「我々の立ち入りを拒否するのは、事態の深刻さのシグナルだ」と危機感を示す。

 地元の報道によると、クリミア半島では約3万人のロシア軍関係部隊が展開。ロシアからコサック(民兵)も次々と流入している。さらに最近、「ロシア部隊が本土へ移動か」との情報がネットで流れ、ウクライナ軍は境界付近に二重、三重の検問を設け、戦車も配備した。OSCE派遣団は「16日の住民投票に向け緊迫はさらに増す」とみている。

 ■列車の中にも監視の目

 鉄道でも厳しい監視の目が光る。11日午前5時、記者はカメラマン、現地の助手とともに、クリミアとの境界に近いウクライナ南部ヘルソンの駅から、クリミア自治共和国シンフェロポリ行きの列車に乗った。

7605チバQ:2014/03/12(水) 21:10:07
http://mainichi.jp/select/news/20140312k0000e030213000c.html
リビア:議会が首相罷免 原油を堂々と奪われた責任
毎日新聞 2014年03月12日 11時00分(最終更新 03月12日 11時24分)

 【カイロ秋山信一】リビア制憲議会は11日、原油の密輸出を防げず国の威信を失墜させたとして、ゼイダン首相を罷免した。新首相を選任するまで、サニ国防相が職務を代行する。ロイター通信によると、自治拡大を要求し部族勢力が不法占拠する東部シドラ港では、北朝鮮国旗を掲げたタンカーが無許可で原油を積み込み、首相が部族勢力に警告。しかし、タンカーは11日、海軍の警戒網を破り公海上に逃走した。

 タンカー所有者はサウジアラビアの企業だとの情報もあるが、サウジ政府は否定。目的地も不明だ。タンカーは、最大3500万ドル(約35億円)相当の原油を積んでいるとみられ、北朝鮮が原油調達先の多角化を狙っている可能性もある。

 リビア国防省報道官によると、タンカーは8日に入港し、石油の積み込みを始めた。ゼイダン首相は「無許可で石油を搬出するなら、タンカーへの爆撃も辞さない」と部族勢力に警告。だが、部族勢力は「攻撃されれば、宣戦布告とみなす」と無視した。

 検察当局は、汚職容疑の捜査のため、ゼイダン氏に海外渡航禁止を命じた。

 リビアでは、2011年の内戦でカダフィ独裁政権が崩壊。だが、内戦後も部族勢力や民兵組織が武装解除に応じず、中央省庁を占拠するなど政府とたびたび対立。昨年10月にはゼイダン首相が武装集団に一時誘拐される事件も起きた。東部の部族勢力は昨夏以降、自治拡大や石油利権の配分を求め、主要な石油積み出し港を占拠している。

7606チバQ:2014/03/12(水) 21:24:15
http://www.asahi.com/articles/ASG3D2DKCG3DUHBI004.html?iref=comtop_list_int_n03
トルコ各地で反政府デモ再燃 地方選・大統領選控え
イスタンブール=金井和之
2014年3月12日16時59分
イスタンブールで11日、火にタイヤを放り込む反政府デモ参加者=AFP時事
[PR] トルコで11日、昨年6月の反政府デモで負傷して入院していた少年の死亡をきっかけに、各地で反政府デモがあり、警官隊と衝突した。最大都市イスタンブールや首都アンカラなど各地で、11日に死亡した少年の追悼に集まった市民と、放水や催涙ガス弾を使って解散させようとする警官隊との衝突が深夜まで続いた。

 トルコでは先月末から、エルドアン首相が、汚職疑惑が持ち上がっている息子に指示した場面とされる音声ファイルがインターネット上に出回り、散発的に各地でデモが起きていた。

 今月末に地方選、8月には大統領選と重要な選挙を控えるトルコでは、汚職問題を中心に「反エルドアン」の動きが強まるとみられる。(イスタンブール=金井和之)

7607チバQ:2014/03/12(水) 21:28:04
http://www.asahi.com/articles/ASG3B4Q6VG3BUHBI01F.html?iref=comtop_list_int_n02
エルサルバドル大統領選、2人が勝利宣言 超僅差で混乱
ロサンゼルス=藤えりか
2014年3月12日10時44分
 中米エルサルバドルで9日、大統領選の決選投票があり、10日までの開票で与野党候補2人の得票率差がわずか0・22ポイントと異例の僅差(きんさ)になっている。中央選管は最終精査を続けているが、次点の野党候補は不正を主張、両者とも勝利宣言する事態となっている。

 中央選管によると、開票率100%で与党左派・ファラブンド・マルティ民族解放戦線(FMLN)の副大統領サルバドル・サンチェスセレン氏(69)が得票率50・11%、首都サンサルバドル市長を休職中の野党右派・民族主義共和同盟(ARENA)、ノルマン・キハノ氏(67)は同49・89%。両者の票差はわずか6634票だった。

 FMLNは内戦時の反政府左翼ゲリラが母体で、サンチェスセレン氏はその中核だった。前回09年に初の左派政権を樹立させたFMLNは貧困層に手厚い政策で人気を得た一方、貧困や高い殺人発生率はなお深刻だ。AP通信などによると9日夜、サンチェスセレン氏が勝利宣言をした一方、キハノ氏は「独自調査では私が勝利。選挙は不正だ」と訴え、抗議集会を繰り返している。(ロサンゼルス=藤えりか)

7608チバQ:2014/03/12(水) 21:30:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140312/amr14031210270006-n1.htm
チリに南米3人目の女性首脳、バチェレ大統領就任  
2014.3.12 10:26

首都サンチアゴの大統領宮殿バルコニーから支持者に答えるバチェレ大統領(ロイター)
 チリで11日、中道左派のミチェル・バチェレ氏(62)が大統領に就任した。南米ではアルゼンチン、ブラジルと並び3人目の女性首脳。1期目の2006〜10年からの返り咲きで、経済成長維持と格差縮小を目指す。

 中道右派ピニェラ前政権下で距離が開いた周辺の左派政権各国との関係改善を進めるほか、高等教育無償化や選挙制度改革を目指す。1期目の政権では半数が女性閣僚だったが、今回は男性14人、女性9人となった。

 チリ大統領は連続再選が認められておらず、国連の「UNウィメン」事務局長を経て、1期挟んで再出馬した。任期は4年。

 バチェレ氏は1期目で主要産品の銅輸出を原資に女性の年金を拡充。女性や貧困層の支持を得て退任時に80%の高支持率を誇り、昨年12月の大統領選決選投票で圧勝した。(共同)

7609チバQ:2014/03/12(水) 21:38:53
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014031200578
豪州、国旗変更せず=隣国NZは国民投票へ
 【シドニー時事】オーストラリアのビショップ外相は、訪問先の英国で「国旗変更を望む声は豪国内では少ない」と語り、豪政府には国旗変更の考えはないと表明した。英時間11日夜に応じたBBC放送とのインタビューが12日報じられた。
 隣国ニュージーランドのキー首相は11日、ユニオンジャック(英国旗)が描かれた自国の国旗を「(英国の)植民地だった時代を象徴する」と批判。9月の総選挙で勝利すれば、国旗変更に向けた国民投票を実施したいと宣言している。変更を目指す一因として、豪国旗とデザインが酷似し、混同しやすいことも挙げていた。(2014/03/12-15:27

7610チバQ:2014/03/12(水) 21:40:21
http://mainichi.jp/select/news/20140313k0000m030029000c.html
タタールスタン:クリミアのロシア編入に向け、積極的関与
毎日新聞 2014年03月12日 19時44分

 【モスクワ田中洋之】ウクライナ政変を受け、ロシア中部タタールスタン共和国がウクライナ南部クリミア半島のロシア編入に向けて積極的な関与を見せている。ロシア系住民が多数を占めるクリミアでは、少数派の先住民族クリミア・タタール人の間でロシア編入に否定的な意見が多いが、同じチュルク系民族であるタタール人が多数派のタタールスタンが「仲介役」を果たす狙いがありそうだ。

 タタールスタン共和国のミンニハノフ大統領は今月5日、クリミアを訪れ、自治共和国のアクショーノフ首相と会談。双方の貿易経済や科学技術などの協力に関する合意文書に署名した大統領は、「我々は宗教(イスラム教)や言語(タタール語)、文化面で(クリミア・タタール人と)共通点がとても多い」とアピールした。

 またミンニハノフ大統領は11日、クリミア自治共和国議会が「独立」を宣言した議場に立ち会い、コンスタンチノフ議長は「(大統領が)今後の問題解決に関与してくれるよう期待する」と述べた。

 タタールスタンは人口約380万人で、民族構成はタタール人が53%とロシア人の40%を上回る。ソ連末期の1990年8月に主権国家宣言を行い独立の動きも見せたが、現在はロシア連邦を構成する共和国となっている。ロシア語とタタール語が公用語で、ロシア連邦入りを目指すクリミアにとってモデルともいえる存在だ。

 タタールスタン共和国議会で民族問題を担当するワレーエフ議員はタス通信の取材に対し、クリミア・タタール人が独自の民族学校を持たず、雇用を拒否されるなどの差別を受けていると指摘。クリミアがロシア入りを決めれば、クリミア・タタール人を支援していく用意を表明した。

 ロシアのプーチン政権としては、タタールスタンを通じてクリミア・タタール人の意識を変え、16日に行われる住民投票でロシア編入への賛成を広げたい考えだ。

7611チバQ:2014/03/12(水) 21:40:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140311-00000114-mai-int
<ウクライナ>クリミア親露派「いったんは独立国家に」
毎日新聞 3月11日(火)21時32分配信

 【モスクワ真野森作】ウクライナ南部クリミア半島のクリミア自治共和国とセバストポリ特別市の議会は11日、それぞれ16日に実施する住民投票でロシアへの編入方針が決まった場合、「いったんクリミアは独立国家になる」との宣言を採択し、共同発表した。この宣言は「住民投票の実施とロシア編入の法的手続きに必要」とされ、編入が実行される際にロシア側が正当性を主張するための準備的な動きとみられる。

 宣言文によると、(1)住民投票でロシア編入への賛成が多数だった場合、その後にクリミアは主権を持った独立国家となる(2)独立国家としてロシア連邦に対し国家間条約に基づく構成体としての編入を求める−−とした。

 2008年に旧ユーゴのセルビアの自治州だったコソボが独立宣言した事例を挙げ、「コソボについて、国際司法裁判所(ICJ)が一方的な独立宣言が国際法に違反しないと承認したことに留意する」と記載している。

 クリミアのロシア編入は領土の帰属変更に該当し、国際法上、ロシアとウクライナの国家間合意が必要だ。プーチン政権はウクライナの新政権を承認せず、「クリミアの民意を尊重する」との立場をとっているが、自治体に過ぎないクリミアとの編入合意は違法との批判を免れない。

 今回の宣言により、住民投票後にウクライナから「分離独立」したクリミアとロシアが「国家同士」で編入を協議するとの体裁を整えた形だ。ウクライナの新政権や米欧諸国の反発は覚悟の上で、国際的に正当性を主張する論拠を確保しておこうとのロシア側の意図がうかがえる。

 クリミア自治共和国のコンスタンチノフ議長は11日、クリミアがウクライナに残ることは「あり得ない」との見解を述べた。ロシア通信が伝えた。

 また、AFP通信は、自治共和国の首都シンフェロポリの国際空港が11日朝からモスクワ便以外の使用が許可されない状態となっていると伝えた。

 一方、ロシア下院は11日、ロシア連邦への編入手続きを簡素化する法案の審議を21日から行うと決めた。

7612チバQ:2014/03/13(木) 23:55:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140313/erp14031321380006-n1.htm
【ウクライナ情勢】
プーチン露大統領、タタール系を懐柔 露議員、派兵認める
2014.3.13 21:37
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアのプーチン大統領は13日までに、ウクライナ南部クリミア自治共和国の少数派、タタール系のウクライナ議会議員と電話会談した。同自治共和国ではロシア編入の是非を問う住民投票が16日に予定され、これに反対するタタール系の懐柔に自ら乗り出した形だ。一方、ロシア下院の有力議員は、クリミアに展開している武装勢力がロシアの部隊であることを事実上認めた。

 プーチン氏は12日、タタール系の民族組織メジリスの元議長でウクライナ議会議員のジェミレフ氏と電話会談。同氏によると、プーチン氏は住民投票の結果を尊重する考えを強調する一方、タタール人が主要民族のロシア・タタルスタン共和国に言及し、ロシアに編入された場合の生活水準向上を示唆した。

 プーチン氏はまた、1991年12月の旧ソ連解体に決定的な意義をもったウクライナの独立宣言について、合法性を疑問視する発言をしたという。

 イスラム教を信仰するクリミア・タタール人は自治共和国人口の12〜15%。第二次大戦期のソ連で強制移住を経験したことなどからロシア編入に反対し、メジリスは住民投票のボイコットを決めている。同組織幹部は電話取材に「親ロシアのタタール系住民や団体もあるが、ごく限られたものだ」とし、方針に変更がないことを確認した。

 一方、露下院のスルツキー独立国家共同体(CIS)問題委員長は12日のラジオ番組で、「クリミアには首都キエフからの軍事的拡張に備え、ある種の部隊が展開している」と認め、「これは大規模な軍事作戦ではない」と述べた。プーチン氏や政権幹部はこれまで、クリミアの中枢を掌握している部隊を「地元の自衛勢力」と称し、ロシアの派兵を否定していた。

7613チバQ:2014/03/13(木) 23:56:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140313/amr14031322120011-n1.htm
クリミア住民投票認めず 米大統領、ウクライナ首相と会談
2014.3.13 22:10
 【ワシントン=小雲規生】オバマ米大統領は12日、ホワイトハウスでウクライナ暫定政権のヤツェニュク首相と会談した。オバマ氏は会談後、ウクライナ南部クリミア自治共和国で16日に実施されるロシア編入の是非を問う住民投票を「決して認めることはない」と述べ、完全に拒否する立場を示した。

 オバマ氏は、クリミア半島へのロシア部隊の展開は国際法違反だと改めて指摘し、ウクライナへの介入姿勢を改めなければ、米国や欧州連合(EU)など国際社会は「ロシアに代償を支払わせる」と述べた。

 ヤツェニュク氏は「自由、独立、主権のために戦い、決して屈することはない」と述べ、クリミアを含む領土の一体性を維持する考えを強調した。

 さらに、10日以内にEUへの統合に関する文書に署名するとし、「ウクライナは現在も将来も西側の一員だ」と強調。「ロシアはウクライナがEUの一部であり、ロシアの良き友人となる新たな関係を作り上げようとしていることを認識しなければいけない」と訴えた。

 一方、米上院外交委は12日、ウクライナに対する10億ドル(約1020億円)の債務保証などを含めた経済支援法案を可決した。

 また、日米欧の先進7カ国(G7)とEUは12日、共同声明を出し、ロシアがクリミア自治共和国を編入する動きを取れば、一段の対抗措置を取ると警告、住民投票を「支持する行動」をただちにやめるようロシアに要求した。

7614チバQ:2014/03/14(金) 00:03:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140313/erp14031308270002-n1.htm
上がる支持率、プーチン氏、危険な賭け クリミアは「麻薬」の警鐘も
2014.3.13 08:22 (1/2ページ)[ロシア]

ロシアのプーチン大統領=12日、ソチ(AP)
 【モスクワ=遠藤良介】ウクライナ南部クリミア自治共和国への介入で、ロシアでは低落傾向にあったプーチン大統領の支持率が上昇に転じた。欧米を敵視し、同胞の結束を訴えるプロパガンダ(政治宣伝)が保守的な多数派を高揚させ、国内問題から目をそむけさせるのに成功した形だ。だが、クリミア併合をにらむロシアの立場には「法的根拠が何らない」との批判もあり、国際的孤立や経済情勢悪化による深刻な結果を予想する識者もいる。

 国営の全ロシア世論調査センターが6日に発表したところでは、プーチン氏の支持率は67・8%と、同氏が通算3期目の大統領に就任した2012年5月の68・8%に迫った。長期政権への倦怠(けんたい)感などから1月には60%強まで下がったが、ソチ五輪とウクライナ情勢で一気に跳ね上がった。

 「欧米は暴力的クーデターで『ファシスト』をウクライナの政権に就けた。同胞が脅威にさらされている」−。「ロシア系住民の保護」を大義にクリミア介入に踏み切ったプーチン政権は、こうした大々的なプロパガンダを展開して保守的な多数派を結束させた。

 12日には、世界的指揮者のゲルギエフ氏ら著名文化人80人以上が、クリミアをめぐる政権の立場を支持する公開書簡が文化省から発表された。


即効性「麻薬」警鐘

 

 経済紙ベドモスチは11日付社説で、「経済・社会問題が深刻化しているのに政権が高水準の支持を得る現象は今に始まったことではない」とし、ソ連時代にも「共通の敵」をつくり出すことで権力と国民の結束が演出されていたと指摘。プーチン氏は、受動的で権力に隷従しがちな国民性に乗じて人気を維持しているとの見方を示した。

 ただ、昨年のロシアは国内総生産(GDP)が前年比1・3%増にとどまるなど経済の失速が鮮明だ。高等経済大のヤシン研究部長は最近出演したラジオ番組で、クリミア併合が「最も深刻な結果」を招くことを危惧した。

 欧米が本格的な対露制裁に踏み切った場合の打撃はもとより、ロシアがクリミアを編入することに伴う出費も予想される。クリミアへの物資輸送やインフラ整備、ロシア国内の水準での年金や補助金の支給などで、年間約30億ドル(約3080億円)の維持経費が必要だという試算もある。

 独立新聞のレムチュコフ編集長はラジオ番組で、経済力で比較にならない欧米と「私たちは何年、敵対するのか」と政権のキャンペーンを批判した。著名作家のブイコフ氏は「外部への(領土)拡張が必要なのは、不振の体制による最後の自己正当化(の手段)だからだ」とし、ショービニズム(排他的愛国主義)は即効性のある「麻薬」だと先行きに警鐘を鳴らした。

7615チバQ:2014/03/14(金) 00:44:42
http://mainichi.jp/select/news/20140314k0000m030085000c.html
ウクライナ:クリミア自治巡り 米、露と妥協図る
毎日新聞 2014年03月13日 21時15分

 【ブリュッセル斎藤義彦】ウクライナ南部クリミア半島でロシア編入の是非を問う住民投票が16日に迫る中、欧米側はロシアへの制裁を強く警告する一方、最後の外交交渉を準備している。ケリー米国務長官が14日、ロンドンでロシアのラブロフ外相と会談する際には、クリミアの自治権拡大や少数派のロシア系住民保護などで妥協を図ろうとしている模様だ。

 ドイツのメルケル首相は13日、議会演説で、ロシアがこのまま態度を変更しなければ、政権幹部などへの資産凍結や渡航禁止など欧州連合(EU)の制裁が「避けられなくなる」と警告。ウクライナに「破局」がもたらされるだけでなく、EUがロシアを「脅威」と位置付け、「ロシアにも経済的、政治的に甚大な損害がもたらされる」と述べた。オバマ米大統領も12日、「国際社会が代償を払わせる」と話しており、欧米は歩調を合わせてロシアに最後通告を突きつけた。

 一方、オバマ大統領は「ここ数日の外交で(ロシアのプーチン大統領が)考え直すことを期待する」と話した。ロイター通信などによると、ケリー長官は先週、ロシア側に「解決策」を示した提案文書を渡した。「全ての関係者の利益になる複数の選択肢」が記されているという。

 オバマ大統領は12日、ウクライナ新政権のヤツェニュク首相との会談で、新政権がロシア黒海艦隊の駐留を含む全ての国際合意を守り「ロシアとの歴史的関係を認識した」と強調。さらに新政権が法秩序回復や少数派の尊重、公正な選挙を決めたと述べた。オバマ大統領は一連の措置がロシアの利益になり「クリミア半島に特別な地位を与えることにつながる」と自治権拡大を示唆した。

 ロシアがウクライナのロシア系住民の権利侵害を憂慮、民族主義者など過激派が新政権に協力していると非難していることに配慮したとみられる。

 ヤツェニュク首相もワシントンでの講演で、ロシア語の保護やクリミアの自治権拡大の議論を始めると述べた。メルケル首相もドイツが提案している全欧安保協力機構(OSCE)を軸とした仲介組織「連絡グループ」で自治権や言語の問題を取り上げると話した。

 ロシアがこうした提案を受け入れるかは未知数で、14日の米露外相会談でのロシア側の姿勢が注目される。

7616チバQ:2014/03/14(金) 00:49:53
http://www.afpbb.com/articles/-/3010235?ctm_campaign=photo_topics
少年の死を悼む抗議デモで新たな衝突、トルコ
2014年03月13日 10:36 発信地:イスタンブール/トルコ
【3月13日 AFP】トルコの首都アンカラ(Ankara)とイスタンブール(Istanbul)で12日、昨年6月の反政府抗議デモの最中に負傷した少年が11日に死亡したことをきっかけに数万人規模の抗議デモが起き、警官隊と衝突した。少年の死を悼み市民が集まることを阻止するため、警官隊は催涙ガスと放水銃を用いて解散を試みた。

 イスタンブールでは、死亡した少年の葬儀のために墓地へと向かっていたデモ隊が、反政府スローガンを叫び路上で物を燃やした。また昨年6月に抗議デモが始まったタクシム広場(Taksim Square)に向かっていたグループを阻止しようとした警官隊とこのグループとの間でも衝突が起きている。

 アンカラでは交通を妨害したデモ隊と警官隊が衝突。数人の逮捕者と負傷者が出た。

 他方、西部イズミル(Izmir)でも市当局の建物に向かって行進していたグループと警官隊が衝突し、女性1人が脚を骨折した他、数人が負傷している。

 11日に死亡した少年は昨年6月、トルコ全土に広がったレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相への抗議行動の最中、催涙ガス弾を頭に受けた。269日間昏睡状態に陥っていたが、11日にイスタンブールの病院で死亡した。少年は小売店にパンを買いに出かけた際に負傷したという。

 30日の地方選挙で負けたら退陣することを約束しているエルドアン首相。12日の一連の騒動は、少なくとも32の都市で起きた前日の衝突に続き、さらなる圧力となった。(c)AFP/Dilay GUNDOGAN

7617チバQ:2014/03/14(金) 00:52:04
>>7605
リビア東部で原油積んだタンカーが出港、 議会は首相を解任
2014年03月12日 09:40 発信地:トリポリ/リビア
【3月12日 AFP】リビア東部の反政府勢力が掌握した石油ターミナルで原油を積み込んだタンカーが11日に海軍艦艇を振り切って出港したことを受け、リビア議会は同日、アリ・ゼイダン(Ali Zeidan)首相の不信任案を賛成多数で可決し、同首相を解任した。

 8日に北朝鮮の国旗を掲げてリビア東部のシドラ(Al-Sidra)の港に入ったタンカー「モーニング・グローリー(Morning Glory)」は、国営石油会社を通さず、反政府勢力が独自に樹立した自治政府から直接原油を購入し、少なくとも23万4000バレルの原油を積み込んだとされる。反政府勢力が掌握した石油ターミナルでタンカーに原油が積み込まれたのは、中央政府に対抗する動きが出た昨年7月以降で初めて。

 リビア政府はタンカーを爆撃する姿勢さえ見せていたが、気象条件が悪く、大半が高速の哨戒艇だった海軍の艦艇は大型のタンカーが地中海(Mediterranean)に入るのを阻止することができなかった。

 リビア議会によると、アブドラ・サニ(Abdullah al-Thani)国防相が暫定首相に就任した。正式な新首相は2週間以内に選出される可能性があるという。

 リベラル派の支持を受けていた無所属のゼイダン氏は、約40年間に及んだ故ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の独裁を崩壊に導いた2011年の民衆蜂起後に独自の地方政権を樹立したかつての反体制民兵組織を押さえ込むことができなかった。また昨年10月には、ゼイダン氏が首都トリポリ(Tripoli)市内で民兵組織に短時間ながら拉致される事件も起きていた。(c)AFP/Imed Lamloum

7618チバQ:2014/03/14(金) 00:55:52
http://www.afpbb.com/articles/-/3010119
ヌスラ戦線が修道女ら16人解放、女性受刑者150人と交換
2014年03月11日 08:10 発信地:ジェイデヤブース/シリア
【3月11日 AFP】3年間内戦が続いているシリアで10日、イスラム系の反体制派に誘拐されていたギリシャ正教の修道女ら16人が、シリア政府によって収監されていた150人以上の女性と引き換えに解放された。誘拐された人と受刑者の解放を交換条件にした交渉が行われたのはまれだという。

 昨年12月3日、首都ダマスカス(Damascus)の北にあるキリスト教徒の村マアルーラ(Maalula)で、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系の「アルヌスラ戦線(Al-Nusra Front)」の戦闘員らが、修道女13人と家政婦3人を誘拐して拘束していた。この村では、イエス・キリスト(Jesus Christ)が使っていたとされるアラム語の一種が現在も使われている。

 解放された修道女らは、レバノン国境に近い、政府軍が掌握しているジェイデヤブース(Jdeidet Yabus)の町に同日早く到着した。ある修道女は、解放された16人のいずれも拘束中にひどい処遇を受けたことはなく、「求めたものは全て与えられた」と語った。

 修道女の1人は、神に感謝したいと述べるとともに、交渉に当たったシリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領と、シリア反対政側の中心的な支持者であるカタールのタミム・ビン・ハマド・サーニ(Tamim bin Hamad al-Thani)首長、レバノンのアッバス・イブラヒム(Abbas Ibrahim)公安総局長官に謝意を表した。イブラヒム長官は、レバノンのテレビ局「ニューTV(New TV)」に対し、身代金の支払いはなく、代わりに「150人以上の女性の受刑者」が釈放されたと明かした。

 シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)によると、政府側の複数の施設に収監されていた計150人の女性が修道女らと引き換えに釈放され、マスナア(Masnaa)国境検問所で解放されたという。

 シリア内戦のあらゆる陣営が収監施設を設けており、そこには子ども数百人を含む数万人が収監されているとされる。人権団体によると、そういった施設では拷問や虐待が組織的に行われているという。(c)AFP

7621とはずがたり:2014/03/14(金) 08:36:12
焦点:ウクライナ危機、ロシア経済の「アキレス腱」も浮き彫りに
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA2306Y20140304
2014年 03月 4日 18:22 JST

[モスクワ 3日 ロイター] -クリミア半島への軍事介入に踏み切ったロシアのプーチン大統領の決断は、最終的には自国経済への長期にわたるダメージとなる可能性がある。当初は、ロシアがウクライナ国内に持つ直接的な経済的利益に焦点が当たっていたが、事態の進展に伴い、ウクライナ危機がロシア経済に波及する広範な影響が懸念されつつある。

ロシアと西側の経済関係が分断されれば、すでに停滞しているロシア経済にはどの程度影響が及ぶだろうか。

プーチン大統領は1日、ロシア系住民などの保護を理由に、ウクライナへの軍事介入について上院の承認を得た。ロシア金融市場は週末のウクライナ情勢の展開に即座に反応した。週明け3日のロシア株式市場は10%超急落。ロシア中央銀行は政策金利を引き上げ、史上最安値に下落したルーブルの防衛に推定1O0億ドルを投じたとみられている。

アナリストらは、ルーブル防衛のために取られた措置は、ロシア経済を景気後退(リセッション)に追い込みかねないと指摘する。東西間の緊張が続けば、海外からロシアへの直接投資は一段と冷え込み、ロシア経済の低迷は長引き、最終的にはロシア自身の政治的安定も弱まる可能性がある。

投資助言会社マクロ・アドバイザリーのパートナー、クリス・ウィーファー氏は「大きな問題は、ロシアは明らかに国内投資を増やす必要があり、資金を国内経済にとどめおく必要があることだ」としたうえで、「今回の危機が続き、ロシアが投資不可能な国になり、国際社会から相手にされなくなったりすれば、単純にここに資金は回って来なくなる」と述べた。

<悪夢のシナリオ>

ロシア経済への影響は、ウクライナ情勢がどう進展するかにかかっているが、現在想定されるシナリオは、迅速な外交的解決から武力衝突まで幅広い。

ただ、金利上昇などすでに出ている影響でさえ、2013年の国内総生産(GDP)伸び率が1.3%にとどまったロシア経済の成長を完全に止めてしまう恐れがある。

ロシアのアルファ銀行のエコノミスト、ナタリア・オルロバ氏は「過去の成長率は非現実的に見えつつある。今見える現実的な成長率はゼロに近い」と指摘。「それさえも、事態がこれ以上エスカレートしないというベストシナリオを前提としている」と述べた。

他のエコノミストらは現状を踏まえ、向こう数カ月でロシア経済は縮小すると予想。VTBキャピタルのチーフエコノミスト、ウラジミール・コリチェフ氏は「リセッションのリスクは利上げ決定前から可能性があった。そのリスクは今や確実に増している」と語った。

ロシア経済の弱みは激動する資本の流れに対する脆弱性にあるが、国内外の投資家は、ウクライナ問題という外交的危機にルーブル売りで反応している。

アルファ銀行のオルロバ氏によると、市場は今回の問題を、2008年当時の情勢と比較しているという。2008年には、ロシアとグルジアの軍事衝突が、ロシアから大量に資本が流出する最初のきっかけとなり、その後の世界的な金融危機で資本流出は加速し、ルーブルは30%下落した。

7622とはずがたり:2014/03/14(金) 08:36:46
>>7621-7622
ロシアのアルファ銀行のエコノミスト、ナタリア・オルロバ氏は「過去の成長率は非現実的に見えつつある。今見える現実的な成長率はゼロに近い」と指摘。「それさえも、事態がこれ以上エスカレートしないというベストシナリオを前提としている」と述べた。

他のエコノミストらは現状を踏まえ、向こう数カ月でロシア経済は縮小すると予想。VTBキャピタルのチーフエコノミスト、ウラジミール・コリチェフ氏は「リセッションのリスクは利上げ決定前から可能性があった。そのリスクは今や確実に増している」と語った。

ロシア経済の弱みは激動する資本の流れに対する脆弱性にあるが、国内外の投資家は、ウクライナ問題という外交的危機にルーブル売りで反応している。

アルファ銀行のオルロバ氏によると、市場は今回の問題を、2008年当時の情勢と比較しているという。2008年には、ロシアとグルジアの軍事衝突が、ロシアから大量に資本が流出する最初のきっかけとなり、その後の世界的な金融危機で資本流出は加速し、ルーブルは30%下落した。

<制裁の脅し>

さらに不透明な要因は、西側諸国による制裁がロシア経済に与える影響だが、対ロシア経済制裁は「見かけほど怖くない」と見る向きも多い。

在モスクワ米国商工会議所のアレクシス・ロジアンコ会長は「制裁は両サイドに打撃を与える。恐らく、制裁を受ける側より、科す側への影響の方が大きいだろう」と述べた。

ただ、制裁があろうとなかろうと、ロシアと西側の敵対関係は、ロシア金融市場で大きな役割を演じ、ロシア経済の長期的成長にも必要な外国資本の流入を阻害している。

一方、キャピタル・エコノミクスの新興国市場エコノミスト、ニール・シアリング氏は、約5000億ドルに上る外貨準備高を保有するロシアは、ルーブルへの短期的圧力なら十分にかわせると指摘。「利上げがロシア経済をリセッションに傾けるとの観測は多いが、率直に言って的外れだ」と語った。

同氏は、東西の緊張状態が長引いた場合に、外国からの長期的投資が細る可能性があることの方が深刻だとし、「ロシア経済の回復は投資の増加を通じて判断できる。1つの重要な源泉は外国直接投資だが、ウクライナ危機はロシアの海外でのイメージを傷つけている」と述べた。

ロシア国内の企業による投資は昨年低迷し、1月は7%減少した。ロシアは外国直接投資が特に弱く、キャピタル・エコノミクスによると、過去数四半期は他の主要新興国が純流入だったのに対し、ロシアは純流出だった。

楽観論を唱える人は、外交交渉や武力衝突が長期化する懸念があればこそ、プーチン大統領がウクライナ危機の平和的早期解決を望む根拠になると主張する。

しかし、もしプーチン大統領がこうした考えを一蹴し、事態がエスカレートの一途をたどれば、何年も続く景気低迷により、今は盤石に見えるプーチン大統領の絶対的権力も揺らぐ可能性がある。

投資助言会社マクロ・アドバイザリーのウィーファー氏は「もしロシアが資本を誘致できず、大手世界企業との合弁会社も組めなければ、経済は今のパターンにとどまり、リセッションに陥るリスクがある」と指摘。「もちろんそこに政治的意味合いがある」と語った。

7623チバQ:2014/03/14(金) 22:59:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140314/mds14031408570001-n1.htm
シリア難民・避難民900万人に 人口の4割以上 増加する危険性

2014.3.14 14:02

ヨルダン北部マフラクの難民キャンプのシリア難民の子どもたち=13日(ロイター)
ヨルダン北部マフラクの難民キャンプのシリア難民の子どもたち=13日(ロイター)


 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は14日の声明で、内戦が続くシリアから国外に逃れた難民と、国内避難民の数が計900万人を超えたことを明らかにした。シリアの人口は約2190万人(2013年推定)で、その4割以上に当たる。UNHCRは内戦の政治的な解決の見通しがない中、難民らの数はさらに増加すると警告、人道危機拡大に懸念を表明した。

 UNHCRによると、難民は約250万人、国内避難民は650万人以上に達する。避難を余儀なくされた人々の少なくとも半分は子どもという。

 難民の大半はレバノンやヨルダンなど近隣諸国に逃れている。レバノンだけで100万人近くに及び、今年末には160万人に達する恐れがあるという。

 UNHCRのグテレス高等弁務官は「(内戦解決に向け)大きな前進が見られないまま、このような人道的惨事が目の前で起きていることは受け入れがたい」と述べ、国際社会の一層の支援を呼び掛けた。(共同)

7624チバQ:2014/03/15(土) 10:15:10
http://www.asahi.com/articles/ASG3G3RC2G3GUHBI00C.html


元左翼ゲリラ、大統領に決定 エルサルバドル

ロサンゼルス=藤えりか

2014年3月15日01時21分

 大統領選の決選投票が行われた中米エルサルバドルの中央選管は13日、副大統領で与党左派ファラブンド・マルティ民族解放戦線(FMLN)のサルバドル・サンチェスセレン氏(69)が大統領に決まったと発表した。同氏は内戦時に反政府左翼ゲリラだった。

 決選投票は9日に行われたが、野党右派候補との差が0・22ポイントと異例の僅差(きんさ)で、精査が続いていた。

 選管によると、得票率はサンチェスセレン氏が50・11%。首都サンサルバドル市長を休職中で、野党右派・民族主義共和同盟(ARENA)のノルマン・キハノ氏(67)は49・89%。精査で票差は6364票に縮まったが覆らなかった。AP通信によると、キハノ氏は選挙に不正があったとして当局に訴えを起こした。

 FMLNは内戦時の反政府左翼ゲリラが母体で、サンチェスセレン氏はその中核だった。前回2009年の選挙で初の左派政権を樹立させたFMLNは、貧しい家庭の子どもへの手厚い政策で人気を得た。(ロサンゼルス=藤えりか)

7625チバQ:2014/03/16(日) 13:05:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140315/erp14031516580016-n1.htm
スロバキアで大統領選 首相、富豪の争い

2014.3.15 16:56


 スロバキアで15日、ガシュパロビッチ大統領の任期満了に伴う大統領選挙が実施された。事前の世論調査では中道左派の与党「スメル」党首のロベルト・フィツォ首相(49)を元実業家の富豪、アンドレイ・キスカ氏(51)らが追うが、いずれの候補も過半数を得られそうになく、今月29日の決選投票にもつれ込む見通し。

 スロバキアは欧州債務危機の際も自動車産業に引っ張られて堅調な経済成長を続け、今年も2%超の成長が見込まれている。国民の生活への不満も小さく、選挙は明確な争点を欠く。

 フィツォ氏が当選した場合、側近のカリニャーク内相(41)が後任の首相に就くとみられる。大統領に大きな権限はないが、側近が首相になることで、フィツォ氏に権力が集中するとの懸念もある。

 新大統領は6月15日に就任する。(共同)

7626チバQ:2014/03/16(日) 15:46:48
http://mainichi.jp/select/news/20140316k0000m030083000c.html

ウクライナ:住民投票…クリミア市民の思いは? 深い溝

毎日新聞 2014年03月16日 06時00分(最終更新 03月16日 10時58分)


 クリミアの住民たちは、どのような思いで住民投票を迎えようとしているのか。16日の住民投票について、ロシア系住民のイワン・ジトニュクさん(63)=クリミア将校連盟代表=と、先住民族クリミア・タタール人のレフィク・クルトセイトフさん(50)=クリミア工科教育大学助教授=に聞いた。【シンフェロポリで田中洋之】

 ◇「ようやく自分で将来を決めることができる」

 ◇ロシア系 イワン・ジトニュクさん

 住民投票は歴史的な出来事だ。ようやく自分で将来を決めることができる。ソ連時代の1954年、クリミアがロシア共和国からウクライナ共和国に帰属替えされた時、住民の意見は聞かれなかった。ロシア系住民は母なる故郷のロシアに戻りたいと願っている。80%以上がロシア編入に賛成するだろう。首都キエフは過激派が権力を奪った。

 独立は考えられない。クリミアより小さく人口が少ない独立国はあるが、ロシアと一緒にやっていくのが一番だ。クリミアでは年金はロシアの半分、ガソリンはロシアより20%高い。ロシアに入れば生活の水準が良くなる。(ロシア系住民の多い)ウクライナ東部や南部の州も住民が望むならクリミアに続けばいい。

 プーチン露大統領は(ロシア系住民の)保護者だ。クリミアを受け入れてくれると信じている。(住民投票を違法として認めない)欧米諸国はロシアを恐れているだけだ。

 ◇「民族衝突に発展する可能性がある」

 ◇タタール人のレフィク・クルトセイトフさん

 住民投票はボイコットする。ロシア系武装勢力に包囲された自治共和国議会が先住民族クリミア・タタール人を無視して決めたもので違法だ。ウクライナ憲法も地方自治体の住民投票を認めていない。多くのタタール人が棄権するだろう。

 英スコットランドの独立を巡る住民投票(9月)は住民が長期間議論しているが、クリミアでは決定から10日後の実施で、議論そのものを拒否している。

 ロシアはクリミアが編入を決めればタタール人に配慮するというが、ナンセンス。スターリン時代にタタール人を中央アジアに追放し故郷を荒廃させた。タタール人のクリミア帰還を認めてからも、ウクライナ領になったとの理由で何もしてこなかった。クリミアのロシア系住民は武装しタタール人に脅威を与えている。民族衝突に発展する可能性があり、極めて危険だ。
 ロシアよりも民主的なウクライナにとどまり、少数民族の権利拡大や社会問題の解決を求めていきたい。

7627チバQ:2014/03/16(日) 15:48:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140315/erp14031518310017-n1.htm
「庶民派」法王選出1年、イメージ刷新、改革本格化はこれから

2014.3.15 18:30 (1/2ページ)


 【ベルリン=宮下日出男】南米出身初となったローマ法王フランシスコ(77)が選出され、13日で丸1年が経過した。「貧者のための教会」を掲げる「庶民派」の姿勢は法王のイメージを変え、信者の支持は高い。ローマ法王庁(バチカン)改革にも乗り出したが、取り組みが本格化するのはこれからだ。

 「法王だって笑いも泣きもする普通の人間だ」。法王は今月上旬、伊紙のインタビューでこう語り、「スーパーマン」扱いされることに抵抗感を示した。

 法王は南米アルゼンチンのブエノスアイレス大司教時代同様に質素さを貫く。歴代法王の住まいでなく宿舎に暮らし、車から窓ガラスを下げ市民にあいさつすることもしばしば。13日は「私のために祈って」と短文投稿サイト「ツイッター」に語るだけで、祝いの行事はなかった。

 シリア内戦への懸念を繰り返し表明。1月のダボス会議には経済界要人に貧困問題への取り組みを促すメッセージを送り、国際問題にも積極的だ。

 即位当時、児童への性的虐待や内部文書漏出事件で教会の信頼は失墜。だが、法王のツイッターのフォロワーは1千万人を超え、米メディアが12カ国で実施した調査では、8割超がその仕事ぶりを評価した。

 課題であるバチカンの資金透明化も進める。外部専門家も関与し、予算や資産を管理する「財務省」新設を2月に公表。資金洗浄疑惑が上る財政管理組織「宗教事業協会」(通称バチカン銀行)には調査委員会をつくり、監督する枢機卿委員会メンバーも刷新した。

 今後はカトリックでタブー視される中絶や同性愛、避妊などの問題の対応も注目される。法王は同性愛に一定の理解を示したととられる発言もしたが、認めていない。ただ、「問題は教義変更ではなく、より深く個々の状況を考慮することだ」と強調しており、「教義の現実的適合」(ある枢機卿)も教会の課題だ。

 一方、法王を知る伊紙の記者は「グループまでがつくられたとは思わないが、法王の神聖さを弱める姿勢を問題視する者もいる」とし、内部の抵抗勢力の存在もささやかれている。

7628チバQ:2014/03/16(日) 15:49:44
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140314/mds14031413300004-n1.htm
最高で終身刑「ウガンダ反同性愛法」に活動家や一部議員が怒りの提訴

2014.3.15 18:00 (1/2ページ)

アフリカ・ウガンダで同性愛者に最高で終身刑を科す「反同性愛法」に署名するムセベニ大統領(ロイター)
アフリカ・ウガンダで同性愛者に最高で終身刑を科す「反同性愛法」に署名するムセベニ大統領(ロイター)


 アフリカ・ウガンダで2月、同性愛者に最高で終身刑を科す「反同性愛法」が成立したことを受け、同国の一部の国会議員や人権活動家らが今月11日、憲法裁判所に対し同法は違憲だとする訴えを起こした。同法に対しては人権意識の高い欧州諸国などから強い批判が出ているが、ムセベニ大統領は「撤回はしない」との意思を鮮明にしており、司法の判断に大きな注目が集まっている。(カイロ 大内清)

 ウガンダではもともと、多くのアフリカ諸国と同様に同性愛行為は禁じられていたが、昨年末に最高刑を終身刑とする法案が議会を通過。今年2月24日にムセベニ氏が署名した。同性愛者を支援した者も処罰の対象となるほか、当局に同性愛者を通報することも推奨する内容だ。

 ウガンダは国民の約75%がキリスト教徒、約15%がイスラム教徒で占められ、同性愛をタブー視する風潮が強い。フランス通信(AFP)によると、近年は同性愛に厳しい態度を取ることで知られる米福音派が影響力を伸ばしているといい、こうした事情も法案成立を後押ししたとみられる。

 これに対し、スウェーデンやデンマーク、オランダなど同性愛者の権利擁護に熱心な欧州諸国は「深刻な人権侵害」の恐れがあるなどと強く反発。ウガンダに対する援助を停止する動きも出始めている。

 実際、同国では法律成立後、タブロイド紙が、200人もの同性愛者や同性愛者とおぼしき人物のリストを掲載するなど、市民のプライバシーが脅かされる事例が相次いでいる。

 AFPが原告団の話として伝えたところでは、すでに同性愛を理由に逮捕されたり、大家から立ち退きを迫られるケースも起きているという。原告団の一人は今後の審理で、「反同性愛法は(社会にとって)有害であり、不当な差別を受けない権利を保障した憲法の理念に合致しない」ことなどを主張していく考えを示した。

 しかし、ムセベニ大統領は米CNNテレビのインタビューで「欧米の価値観を一方的に押しつけられることは容認できない」などと強調。ムセベニ氏に対しては一部の野党議員らから、反同性愛法を「政府の汚職問題などから世論の目をそらすために利用している」との批判もあるが、今のところ、ムセベニ氏側から法律を撤回する気配はない。

 ウガンダでは同法成立以前にも、同性愛の人権活動家が、名前や写真、住所などの個人情報を新聞のトップページで“晒さ”れたことが元で集団暴行を受け死亡するなど、同性愛者を取り巻く環境は厳しい。同性愛者らが少なくとも身の危険を感じずに暮らせるようになるまでの道はなおも遠い。

7629チバQ:2014/03/16(日) 15:50:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140316/erp14031600470002-n1.htm

【ウクライナ情勢】
住民投票後のクリミア 露が目論む2つのシナリオ 「併合」か「独立承認するも実効支配継続」
2014.3.16 00:45 (1/2ページ)[ロシア]

15日、ウクライナ南部クリミア自治共和国のシンフェロポリで、ロシア編入に賛成する人々(ゲッティ=共同)
15日、ウクライナ南部クリミア自治共和国のシンフェロポリで、ロシア編入に賛成する人々(ゲッティ=共同)


 【モスクワ=遠藤良介】ウクライナ南部クリミア自治共和国で16日に行われる住民投票は、ロシアへの編入に対する賛成票が過半数を占めることが確実視されている。ケリー米国務長官によれば、14日に会談したラブロフ露外相は「住民投票が実施されるまではプーチン露大統領はいかなる決定も下さない」と強調した。住民投票後、プーチン氏はどう動くのか。2つのシナリオが予想されている。

 1つ目は、ロシアがかなり迅速にクリミアを併合するというものだ。プーチン氏が今回、東西冷戦終結後に形成された旧ソ連地域の秩序を、確信的に破壊しようとしているとの見方が根底にはある。

 露下院には、外国領の編入手続きを簡素化する法案が提出されており、21日にも審議が始まる予定。法案は、外国に実効的な統治権を持つ政権が存在しない場合、住民投票の結果などに基づいて領土を編入できるとする内容だ。同法が早期に成立した場合には、住民投票から1〜2週間でクリミア併合が完了することも考えられる。

 2つ目は、プーチン政権が即座の併合には踏み切らず、クリミアの独立を承認した上で実効支配を継続するシナリオだ。欧米が本格的な対露制裁に踏み切った場合には経済面で重大な打撃も予想されるため、しばらくは国際社会の出方を探るというわけだ。

 ロシアは2008年のグルジア紛争後、グルジアの親露派地域、アブハジア自治共和国と南オセチア自治州の独立を一方的に承認したものの、ロシアへの編入は行っていない。それでも「独立国」との合意という体裁をとり、公然と軍を展開することは可能だ。ロシアが死活的に重要と考えているクリミア半島南端セバストポリでの黒海艦隊駐留も、この方法で維持することができる。

 ただ、プーチン政権は「ロシア系住民(同胞)の保護」という「大義」を掲げてクリミアに介入し、それによってロシア国内ではプーチン氏の支持率が70%を超える現象が起きてもいる。クリミアは住民投票後、ロシア編入を公式に要請するとみられ、プーチン政権がこれを完全に無視することは難しい情勢だ。

 政権与党所属でウクライナ問題に詳しいザトゥリン下院議員は最近の専門家会合で、「(遅かれ早かれ)ロシアはクリミアを編入せざるを得ないだろう」との見通しを示している。

7630名無しさん:2014/03/16(日) 16:55:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140316-00000052-san-int

クリミア住民投票 安保理「無効」否決 露が拒否権 中国は棄権

産経新聞 3月16日(日)7時55分配信



 【ニューヨーク=黒沢潤】国連安全保障理事会は15日午前(日本時間16日未明)、ウクライナ南部クリミア自治共和国で16日に行われるロシア編入の是非を問う住民投票を「無効」とする決議案を採決したが、ロシアが拒否権を行使、否決された。中国は棄権した。

 欧米理事国としては廃案は想定済みで、国際社会にロシアの強硬ぶりを印象付けた格好。

 また、独立などを主張する少数民族の問題を国内に抱える中国が棄権に回り、ロシアの孤立が鮮明となった。

 米国が作成した同決議案は、ウクライナ政府が是認しない住民投票を「有効でない」とし、賛成票が多数を占めても、「クリミアの地位変更に関する要件を満たさない」と強調。その上で、各国や国際機関に対し、地位変更を認めないよう呼び掛けていた。

 チュルキン露国連大使は採決に先立つ会合で、クリミアの住民投票が予定通り行われるとした上で、「われわれは(クリミアの)住民の意思を尊重する」と強調。

 また、住民投票実施を牽制(けんせい)する欧米理事国を批判した。

 これに対し、パワー米国連大使は採決後、「ロシアは違法な軍事侵攻を正当化するために拒否権を発動した」と非難。「ロシアは決議案を妨害したが、クリミア住民の運命までは変えられない」と強調した。

 棄権した中国代表は「(クリミアの)状況は敏感で複雑だ。政治的解決を互いに推し進めるべきだ」と主張した。

7631チバQ:2014/03/16(日) 22:59:20
http://mainichi.jp/select/news/20140317k0000m030048000c.html
ウクライナ:領土喪失、高まる不安…首都キエフ
毎日新聞 2014年03月16日 21時43分(最終更新 03月16日 21時52分)

 【キエフ篠田航一】「北方領土と同じで、ロシアはさらに他国領土の実効支配を進める」−−。ウクライナの首都キエフの市民は、クリミアの領土を失う事態が進行することへの危機感を強めていた。

 旧反政府デモ隊の拠点となったキエフ中心部の「独立広場」では16日、設置されたスクリーンに映るクリミア関連ニュースを市民が険しい表情で見つめ、中には涙を流す人の姿もあった。記者が日本人と分かると、近付いてくる老人もいた。

 「日本人なら、今日のウクライナ国民の気持ちが分かるだろう。クリミアは、君たちの領土のシコタン(北方領土の色丹島)と同じで、ロシアに力ずくで奪われていくんだ」。旧ソ連時代、役人としてサハリン地方に赴任したエブゲニー・トゥカチェンコさん(70)は声を詰まらせる。

 広場中心部の特設ステージにはウクライナ正教の聖職者が登壇。祈りをささげた後、国歌が斉唱され、「クリミアはわが国の領土だ」などと市民が口々に叫んだ。幼稚園児の娘2人と広場を訪れたナターリャ・ペトローバさん(34)は「ロシアはクリミアだけで満足するわけがない。この子たちの将来が不安になる」と話していた。

http://mainichi.jp/select/news/20140317k0000m030045000c.html
ウクライナ:露軍、天然ガス施設制圧…クリミア半島外の村
毎日新聞 2014年03月16日 21時35分

 【キエフ篠田航一】AP通信などによると、ウクライナ南部のクリミア半島に近いストレルコボエ村に15日、ロシア軍とみられる部隊が侵入し、天然ガス施設を制圧した。既に撤収したとの報道もあり、情報は錯綜(さくそう)している。今後、ロシアによる軍事行動がクリミア半島以外の地域でも活発化する可能性があり、ウクライナの新政権は警戒を強めている。

 天然ガス施設はクリミア半島北部の境界から5キロ離れた場所に位置し、武力衝突などは起きていない模様。ウクライナ外務省によると部隊は約80人で、ヘリコプター4機、装甲車3台で施設を急襲した。パラシュート部隊がヘリから降下して制圧に加わったとの報道もある。ウクライナ外務省は「ロシアの軍事侵攻を止めるため、ウクライナはあらゆる必要な措置を取る権利がある」と表明した。

 一方、親ロシア派のクリミア自治共和国政府は「クリミアの自衛部隊による行動」との声明を出し、ウクライナ側が半島への燃料供給を停止したため、やむを得ない措置だったと強調した。

7632チバQ:2014/03/16(日) 23:00:07
http://mainichi.jp/select/news/20140317k0000m030049000c.html
クリミア:整然と「復帰」意思表示…シンフェロポリ
毎日新聞 2014年03月16日 21時46分(最終更新 03月16日 22時44分)


ロシア編入の是非を問う住民投票に参加するクリミア自治共和国のシンフェロポリの住民=2014年3月16日、田中洋之撮影
拡大写真 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)田中洋之】ロシア連邦編入の賛否を問う住民投票が16日行われたウクライナ南部のクリミア自治共和国。首都シンフェロポリでも多くの人が賛成票を投じ、1954年までロシア領だったクリミアの「ロシア復帰」を待ち望む声が聞かれた。

 自治共和国議会から約300メートル離れた第1中等学校に設けられた投票所には、投票開始の午前8時前に約20人が並び、関心の高さをうかがわせた。住民はロシア編入かウクライナ残留かを選ぶ投票用紙にチェックを入れ、不正防止のため透明になっている投票箱に票を投じていた。

 「我が家のロシアに戻りたい。それが願いです」。ロシア系のイリーナ・ボツマンさん(42)は、プーチン露大統領を「秩序をもたらしてくれる一家のあるじ」と呼んだ。ウクライナの新政権については「政変で多くの犠牲を出した人とは暮らせない」。一緒に投票した娘のユリヤさん(21)は7月に出産予定で「生まれてくる子の祖国はロシアになる」と笑った。

 同じくロシア系のワレーリ・ゴンチャロフさん(29)は「ロシアは社会保障などクリミアの生活を良くしてくれる。石油・ガス資源があり、欧州より頼りになる」と話した。

 投票所で住民30人に聞いたところ、回答を拒んだ2人以外はロシア編入に賛成だった。大半が以前から編入を望み、4人はウクライナの政変でロシア入りを支持するようになったという。

 投票所前では私服姿の自衛部隊3人が警戒にあたり、自治共和国議会の周辺は車の通行が禁止された。投票は平穏かつ整然と実施され、住民の意思を反映する取り組みがうかがえた。

 投票率は2010年のウクライナ大統領選(67%)や12年の最高会議選(49%)などクリミアで過去に行われた選挙を超過。一方、反露感情が強い先住民族クリミア・タタール人の間でボイコットの動きもあったが、南部バフチサライなどで投票への参加が報告された。

7634チバQ:2014/03/17(月) 21:00:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140317/erp14031711510011-n1.htm
議会選で与党圧勝 セルビア、親EUに支持
2014.3.17 11:47
 16日実施のセルビア議会(定数250)選挙は即日開票され、選挙管理委員会によると、中道右派でブチッチ第1副首相率いる与党の一角、セルビア進歩党が156議席程度を獲得し、圧勝する見通しとなった。ブチッチ氏が新首相に就任することが確実となった。

 ダチッチ首相率いる与党、セルビア社会党は45議席程度を獲得する見込み。連立与党はセルビアからの独立を宣言したコソボと昨年4月に関係改善で合意し、今年1月に欧州連合(EU)加盟交渉を正式開始。国民の支持を得た形で、新政権もこうした現実路線を一層推し進めるとみられる。

 セルビアは失業率が約25%に上り、公的債務も国内総生産(GDP)比60%を超えている。ブチッチ氏は経済改革による雇用創出や汚職対策を公約。国民が外交、内政に強いリーダーシップを求めたようだ。(共同)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140317/k10013023951000.html
セルビア EU加盟加速目指す与党大勝
3月17日 14時06分 K10030239511_1403171409_1403171410.mp4
旧ユーゴスラビアのセルビアで議会選挙が行われ、EU=ヨーロッパ連合への加盟に向けた交渉を加速させるとする与党第1党が大勝しました。

ことし1月に議会が解散された旧ユーゴスラビアのセルビアで、16日、議会選挙が行われました。
公式な選挙結果はまだ発表されていませんが、選挙を監視している団体によりますと、高い支持を背景に、選挙の前倒しを求めた中道右派で第1党の「セルビア進歩党」がおよそ50%の票を獲得して大勝する見通しです。
セルビアは、ことし1月にEU=ヨーロッパ連合と加盟に向けた交渉を始めており、セルビア進歩党は、加盟に必要な改革を推し進めると訴えてきました。
党を率いるブチッチ第1副首相は「変革を進めるチャンスだ。われわれはヨーロッパ統合の道を歩んでいく」と勝利を宣言しました。
しかし、EU加盟に向けてはセルビアから一方的に独立を宣言したコソボとの関係改善を図るという難しい課題が残されており、加盟交渉を着実に前進させることができるかどうかは不透明な状況です。
また、およそ4人に1人が失業しているとされるなど、厳しい経済の立て直しも急務となっており、今後、新しい政権の手腕が問われることになります。

7635チバQ:2014/03/17(月) 22:49:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140317/erp14031721210016-n1.htm
旧ソ連圏「地殻変動」の恐れ クリミア住民投票 露国内の分離主義加速も
2014.3.17 21:19 (1/2ページ)
 【モスクワ=遠藤良介】ウクライナ南部クリミア自治共和国の住民投票でロシア編入の賛成票が圧倒的多数を占め、プーチン露大統領が実際にクリミア併合に動くかが次の焦点となった。ただ、今回の住民投票を支持したこと自体が中長期的に、多民族国家ロシアでの民族主義や分離主義を促進するのではないかとの懸念は強い。旧ソ連諸国にはウクライナ政変後のクリミアと同様、中央政権の支配が及ばない親露的な地域があり、今回のクリミア介入が連鎖的な「地殻変動」につながる恐れもある。

 21日にも法案審議

 ロシアの現行法によると、外国領を編入する場合には当該国との条約締結が必要だが、ロシアがクリミアの独立を承認すれば理論的に障害がなくなる。下院にはさらに、外国に実効的な政権が存在しない場合、住民投票の結果に基づいて外国領を編入できるよう、手続きを簡素化する法案も提出されており、21日に審議が予定される。

 政権が併合に踏み切らない場合は、親露的なウクライナ東部と南部に高度の自治権を与える連邦制の導入や、同国が北大西洋条約機構(NATO)に加盟しないことの保証などを欧米に要求するとみられる。

 いずれにせよ、民族主義や分離主義については、プーチン氏自身がロシア国家の根幹を揺るがすとして警戒心をあらわにしてきた経緯がある。露政権は「中央政権が機能不全に陥ったウクライナとロシアでは状況が全く異なる」(与党議員)と読んでクリミア介入に踏み切ったが、その帰結を危惧する見方は根強い。

 「こうした住民投票は決して支持すべきではない」。反政権派の有力政治家、ナワリヌイ氏は最近のブログでこう記し、「ロシア経済は脆(ぜい)弱(じゃく)になり、(南部チェチェン共和国の)カディロフ首長に大金を注ぎ込むことはできなくなるだろう」と警告した。

 第2次チェチェン紛争(1999〜2002年)を指導したプーチン氏は、同共和国の独立を阻止し、ロシアの国体を維持したことを自身の大きな功績と考えている。

 くすぶる独立機運

 ただ、チェチェンやダゲスタン共和国など北カフカス地方の民族6共和国では、2013年で2066億ルーブル(約5737億円)という巨額の連邦資金投下で分離主義を封じ込めている側面がある。タタルスタン共和国やバシコルトスタン共和国などでも独立機運はくすぶっているのが実際だ。クリミア併合による国際的孤立で経済情勢が悪化すれば、中央権力による掌握も弱まる可能性が高い。

 一方、ロシア周辺には、グルジアのアブハジア自治共和国と南オセチア自治州、モルドバの沿ドニエストルという、中央政権の支配が及ばない親露派地域がある。親露のアルメニアが実効支配するナゴルノ・カラバフもアゼルバイジャンとの係争地だ。クリミアの住民投票を「前例」としてロシア編入を求める動きが起きた場合、こうした旧ソ連地域の秩序は一変する。

7636チバQ:2014/03/17(月) 23:04:26
http://mainichi.jp/shimen/news/20140317dde007030031000c.html
シリア:反体制派拠点、陥落 政府軍が補給路断つ
毎日新聞 2014年03月17日 東京夕刊

 【カイロ秋山信一】シリア内戦で、政府軍は16日、レバノン国境に近い西部山岳地帯にある反体制派の主要拠点ヤブルードを制圧した。国営シリア・アラブ通信が報じた。政府軍は首都ダマスカス北方の山岳地帯をほぼ確保し、中部ホムスや地中海沿岸地方に至るルートを掌握した。反体制派はレバノンからの補給路を断たれた格好で、ダマスカス郊外やホムスでの戦闘が政府軍優位に傾く可能性もある。

 国営通信によると、政府軍は16日にヤブルード全域を制圧し、反体制派の戦闘員や武器の捜索を行っている。政府軍総司令部は「(反体制派への)補給路を断ち、致命的な打撃を与えた」との声明を発表した。ヤブルード郊外を拠点にする反体制派活動家は16日、毎日新聞の電話取材に「大部分は政権側に制圧されたが、近郊での戦闘は続いている」と答えた。

 政府軍は昨年春以降、レバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラの支援を受けて、西部山岳地帯で攻勢を強めた。6月にクサイル、12月にナブクと要衝を次々と制圧し、ヤブルードにも空爆などで激しい攻撃を続けていた。反体制派によると、政権側にはヒズボラのほか、イラクのシーア派民兵も加わっていたという。

7637とはずがたり:2014/03/18(火) 08:52:40

クリミア:編入巡り、露大統領が演説へ 欧米が露追加制裁
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20140318k0000m030152000c.html
毎日新聞2014年3月18日(火)01:16

 ウクライナ南部クリミア半島で16日行われたロシア連邦への編入の賛否を問う住民投票で、9割超の賛成票が投じられたことを受け、クリミア自治共和国議会は17日、独立を宣言し、「クリミア共和国」としてロシア編入を求める決議を採択した。ロシアのプーチン大統領は18日に編入問題で演説する予定で、編入受諾まで表明するのか注目される。一方、米国と欧州連合(EU)は17日、ロシアに追加制裁を発動、「冷戦終結後で最も包括的な内容」(米政府高官)となり、双方の対立は先鋭化している。【シンフェロポリ(ウクライナ南部)田中洋之、ワシントン及川正也、ブリュッセル斎藤義彦】

 地元選管によると、編入賛成は自治共和国では96.77%で確定し、投票率は83.1%。セバストポリ特別市では賛成票が95・6%、投票率は89・5%だった。

 この結果を受け、セバストポリも編入を求めると決定。自治共和国のアクショーノフ首相率いる代表団は17日、モスクワでロシア側と編入問題を協議する。

 プーチン大統領は18日午後3時(日本時間午後8時)、上下両院議員を招集し演説する。またタス通信によると、ロシア下院では、21日から審議を予定していたクリミア編入へ向けた法案を提案者の議員が17日に取り下げた。クリミアが独立を宣言したことから、現行法で編入できるようになったと説明。下院は18日に代替措置として、クリミアの住民投票結果を支持する決議案を審議する。

 自治共和国議会は17日、クリミアにあるウクライナ政府資産を自治共和国に移管し、ロシア・ルーブルを通貨に採用、ウクライナ通貨フリブナの流通を2015年末で打ち切ることを決定した。今月30日から時間を2時間進めてモスクワ時間に合わせることも決めた。

 オバマ政権が17日発表した追加制裁では、ロシア政府高官ら11人に対し、米国内の資産凍結措置などを発動した。対象はスルコフ露大統領補佐官、ロゴジン露副首相やウクライナのヤヌコビッチ前大統領らが含まれる。オバマ大統領は追加制裁について「ロシアに代償を払わせる措置だ。ロシアがウクライナへの介入を続けるなら、さらなる制裁を科す準備がある」と述べ、一段の制裁強化を辞さない姿勢を示した。

 EUの外相会議も17日、ウクライナ南部クリミア半島へのロシアの介入が続いているとしてロシア政権幹部、露軍幹部、クリミア自治共和国の指導者ら計21人に対し資産凍結や渡航禁止の追加制裁を決めた。ロシアが実際に編入を決めれば、20日からのEU首脳会議で更なる制裁措置も決定する見通し。

 ウクライナ新政権のヤツェニュク首相は17日、クリミアでの住民投票の結果を認めないと表明。ウクライナ最高会議(国会)も、予備役の兵士4万人を招集する大統領令を承認した。

 一方、ロシア外務省は17日、ウクライナに対し新憲法制定や議会選の実施などを求めた包括的な解決策を提案。欧米が提案している仲介組織「連絡グループ」に対抗し、「国際的支援グループ」の設立も提案した。

7638チバQ:2014/03/18(火) 21:22:36
>>7634
http://mainichi.jp/select/news/20140319k0000m030034000c.html
セルビア:議会選挙 最大与党セルビア進歩党が単独過半数
毎日新聞 2014年03月18日 19時05分

 【ウィーン樋口直樹】セルビアで16日、議会選挙(1院制、定数250)の投票が行われた。17日昼の選管発表によると、中道右派の最大与党、セルビア進歩党が単独過半数を得て大勝した。進歩党党首で次期首相への就任が確実視されるブチッチ第1副首相(44)は、肥大化した公共部門の整理など大胆な改革の実行に乗り出す。

 進歩党は158議席を獲得する見通し。第2党はダチッチ首相のセルビア社会党で44議席を得る見込みだ。2012年5月の前回選挙では進歩党が首位になったが過半数には及ばず、第3党だった社会党などと連立政権を樹立。首相にはダチッチ氏が就任していた。

 欧州連合(EU)への加盟を目指すセルビアは昨年4月、EUの仲介でコソボとの関係正常化で合意。今年1月からEU加盟交渉に入った。

 ブチッチ氏は1998〜2000年に、セルビア民族主義を掲げ欧米と対立したミロシェビッチ・ユーゴスラビア連邦大統領の下で情報相を務めた。ただ、かつての政治路線の「誤り」を認めて親欧へ転じ、腐敗追放・犯罪撲滅運動で高い支持率を得ていた。

7639チバQ:2014/03/18(火) 22:10:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140318/erp14031808340004-n1.htm
【ウクライナ情勢】
クリミア住民投票で勝利宣言 現地ルポ 親露派「我らの家に帰るぞ」
2014.3.18 08:32 [ロシア]

16日、ウクライナ南部クリミア半島セバストポリで、住民投票の暫定結果の発表に喜ぶ親ロシア派の住民(ロイター)
 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)=内藤泰朗】「われわれは勝利した」。ウクライナ南部クリミア自治共和国では、16日の住民投票でロシアへの編入支持が圧倒的多数となったことを受け、アクショノフ首相が同日深夜、中心都市シンフェロポリで勝利宣言し、クリミアのロシア統合への一歩を祝った。

                   ◇

 「ウラー!(ロシア語で「万歳」)」「われわれの家、ロシアに帰るぞ!」

 自治共和国政府庁舎前の野外ステージに上ったアクショノフ氏が群衆にこう呼びかけると、ロシア国旗とクリミアの旗で埋め尽くされた広場の群衆は、「ロシア、ロシア」の掛け声で応えた。

 続いて、ロシア国歌を斉唱。ソ連国歌のメロディーを使った現在のロシア国歌の曲が流れると、会場のスクリーンの映像は広場ではためくソ連国旗の赤旗をクローズアップした。

 広場の中心には、ウクライナ各地では次々と撤去されているレーニン像がそびえ立っていた。ロシア革命を主導したソ連建国の父レーニンは、クリミアではロシアへの統合の象徴であるかのようだ。

 この日、全てがソ連時代に逆戻りしたかのようだった。

 「勝利? 誰に勝ったというの。初めから決まっていた結果でしょ。これから起きることが問題よ」。熱狂する群衆を横目に見ながら歩いていたロシア系の中年女性は、冷めた表情でこう言って立ち去った。

 銀行預金は本当に守られるのか。これまで通りの生活は保証されるのか。多くの不透明な事柄が住民の不安を呼んでいる。

 「きょうは、ロシアだけでなく、世界の歴史に刻まれる日となるだろう」。親ロシア派のコンスタンチノフ・クリミア議会議長は、ロシア向けテレビでこう強調した。

7640チバQ:2014/03/18(火) 22:11:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140318/erp14031811010008-n1.htm
露、クリミア独立を承認 「併合」加速へ プーチン氏、見解表明
2014.3.18 10:59 [ロシア]

ロシアのプーチン大統領(AP)
 【モスクワ=遠藤良介】ロシア大統領府によると、プーチン大統領は17日、ウクライナ南部クリミア自治共和国を独立国として承認する大統領令に署名した。独立を承認する段階を経ておくことで、クリミアの併合を正当化する狙いがあるとみられる。同自治共和国の議会は、16日に行った住民投票でロシア編入への賛成票が圧倒的多数を占めたとし、独立を宣言した上でロシアへの編入を要請することを決議していた。

 大統領令は、クリミアの住民投票で住民の意思が示されたとし、特別市セバストポリを含む「クリミア共和国」を「主権を持つ独立国」として承認する内容。米国と欧州連合(EU)は17日、プーチン政権当局者らに対する入国・入域禁止などの制裁を決めており、ロシアがクリミア併合に踏み切った場合には対露制裁がさらに強化される可能性が高い。

 プーチン氏は18日午後3時(日本時間同8時)から上下両院と地方首長を前に演説し、クリミアの「編入要請」に関する自らの立場を表明する予定。ロシアがクリミア中枢を掌握した状況での住民投票はプーチン政権の意向を受けて行われたことが確実視されており、プーチン氏はクリミアの独立承認と編入に関して議会の承認を求める公算が大きい。

 議会は親政権勢力で固められており、すでに全4政党がクリミア編入を歓迎する立場を表明。下院は18日、住民投票の結果を支持する内容の声明を発表するとしている。

 露主要メディアによると、マトビエンコ上院議長は米欧の制裁について、「冷戦期にもなかった決定であり、政治的恫喝(どうかつ)だ」と非難した。ロシアと、クリミアの住民投票を無効とする米欧が意見の一致を見る兆候はなく、ロシアによるクリミア併合の動きが加速する流れとなっている。

7641チバQ:2014/03/18(火) 22:11:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140318/erp14031821270014-n1.htm
一線を越えたロシア 揺らぐ冷戦後の秩序
2014.3.18 21:26 [ロシア]

モスクワのクレムリンで、クリミア編入について演説するロシアのプーチン大統領=18日(AP)
 ロシアのプーチン政権は、ウクライナ南部クリミア半島を軍事的圧力で実効支配した上で編入手続きを開始したことで、第2次大戦の教訓として戦後世界が否定してきた「力による国境線の変更」という一線を越えた。

 欧米もこれを阻止できなかった事実は、ロシアを含む主要国(G8)が国際法や主権の「番人」として存在してきた冷戦後の基本的な国際秩序が揺らいだことを意味する。

 冷戦後にG8メンバーとなったロシアは、自らの選択でG8から決定的な距離を置いた。国際社会で孤立を深めるとみられる。6月に南部ソチで主催する予定だったG8首脳会議(サミット)は、開催自体が危ぶまれる事態となった。G8は岐路に立たされた。

 シリア内戦や北朝鮮、イランの核問題など、米ロを含む多国間の枠組みで解決を目指してきた課題にも悪影響が及びそうだ。(共同)

7642チバQ:2014/03/18(火) 22:12:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140318/amr14031815370007-n1.htm
米大統領の欧州歴訪、ウクライナも議論 「人口の123%が賛成票の地区も」
2014.3.18 15:36
 カーニー米大統領報道官は17日の記者会見でオバマ大統領が来週、欧州を歴訪する際に、ウクライナ情勢も議論することになると述べた。オバマ氏は核安全保障サミットや欧州連合(EU)との首脳会議、北大西洋条約機構(NATO)幹部との協議などを予定している。

 オランダ・ハーグやブリュッセル、バチカンなどを訪れる計画で、米中首脳会談なども行われる。

 また、ウクライナ南部クリミア半島で16日に行われロシア編入を承認した住民投票について、米政府高官は記者団に事前に「賛成」にマークが付いていた投票用紙があるなど異常さを示す証拠があると指摘。別の米高官は同半島にある特別市セバストポリでの住民投票では、同市の全人口の123%が賛成票を投じたことになるとして、結果に懐疑的な見方を示した。

 カーニー氏は、そもそも「住民投票自体が無効だ」と強調した。(共同)

7643とはずがたり:2014/03/18(火) 23:06:12

編入迄一気に行ったか。。
独立承認ぐらいに止めとけなかったのかねぇ・・
これで欧米も引き返せなくなって失敗では?

ロシア大統領、クリミア編入を表明 両者が条約に署名
モスクワ=駒木明義 モスクワ=関根和弘2014年3月18日21時20分
http://www.asahi.com/articles/ASG3L54VFG3LUHBI00F.html

 住民投票でロシア編入の賛成票が9割を超えたウクライナ南部クリミアについて、ロシアのプーチン大統領は18日、ロシアに編入する条約をクリミア自治共和国首相らと結んだ。ソ連崩壊で1991年に誕生したロシアが本格的に領土を拡大させるのは初めて。

 プーチン氏は18日午後、大統領が執務するクレムリンに上下院議員らを集めて演説し、クリミア編入の方針を公式に表明。「国民の意思に支えられている場合にのみ、こうした政治的決定が可能だ」と述べ、編入に幅広い支持があることを強調した。演説後、クリミア自治共和国のアクショノフ首相らと編入を定めた条約に署名した。

 ロシア議会が条約の批准を承認することは確実。ロシア大統領府は18日の条約署名をもってクリミアはロシアに編入されたとの見解を示した。プーチン氏は「ウクライナに住むロシア住民の利益を政治的、外交的、法的に守っていく」とも語り、今後もウクライナ情勢に関与し続ける姿勢を鮮明にした。

 欧米や日本は、住民投票がウクライナ憲法や国連憲章に反するとして結果を拒否し、クリミアの独立も認めていない。今回の編入も、ロシアが武力を背景に他国の領土を奪う行為とみている。

 クリミア自治共和国と特別市セバストポリからなるクリミア半島では、ロシア軍とみられる部隊の掌握下で、16日に住民投票が実施され、95%超が編入に賛成。議会が「独立宣言」するとともに、ロシアに編入するよう要請していた。

 ウクライナでは、ロシア系住民が多い東部でも編入を求める集会が相次ぐ。ロシアは今後、東部についても実質的な影響下に置くために、軍事行動に出るおそれがあり、ウクライナや欧米は警戒を強めている。欧米は追加制裁を含め、ロシアに対する圧力をさらに強める構えだが、ロシアを思いとどまらせる決め手には欠けるのが実情だ。

 旧ソ連諸国の中には、クリミア以外にも住民がロシア編入を求める一部地域が存在する。2008年のグルジア戦争でロシアが独立を承認した南オセチアやアブハジアなどで、ロシアはこうした地域を支援はしてきたが、実際に自国に編入したのはクリミアが初めてだ。(モスクワ=関根和弘)

7644とはずがたり:2014/03/19(水) 00:36:10
ウクライナ軍の自制は高く評価。しかし欧米はロシアの天然ガス無しでやれるのか,ロシアは欧米の投資無しでやれるのか,が次なる焦点。
>ウクライナ軍は、一部を西部に移動するなど自制し、衝突は起きていない

クリミアの独立と編入を認めるならチェチェンの独立を認めないとロシアに整合性はないけど,クリミアは呉れてやるからテロの原因となってるチェチェンの抛棄ぐらいできないのか?

ロシア:愛国心高揚の裏に「アフガン侵攻再来」の恐れも
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20140319k0000m030113000c.html
毎日新聞2014年3月18日(火)22:04

 ロシアのプーチン政権は18日、ウクライナからの独立を宣言した「クリミア共和国」の編入に動き始めた。欧米からの制裁強化や非難を意に介さない強硬姿勢の背景には、愛国ムードの高揚や国際社会の変化に乗じて政権の安定化を図る思惑がある。ロシアは関係の深いウクライナの東部や南部でも影響力を行使する姿勢を見せており、欧米は警戒感を強めている。一方で、クリミア編入について専門家からは、冷戦時代に東西対立を深めた旧ソ連のアフガニスタン侵攻の再来になりかねないと危うさを指摘する声も出ている。

 帝政時代からロシア領だったクリミア半島は1954年、当時のソ連指導者フルシチョフの判断でウクライナ領に帰属替えとなった。編入はロシアにとって60年ぶりの「失地回復」と言える。政治学者のシモノフ氏はタス通信に「ロシア国民にとってクリミアの編入は歴史を正すこと。(制裁による)経済的な犠牲もいとわない」と語った。

 政治評論家のムーヒン氏は「ウクライナで起きた(政権の)崩壊過程に対するロシアの反作用だ」と分析する。ウクライナで反露勢力が新政権入りしたことを受け、ロシアは2月末、安全保障の要である黒海艦隊基地を擁するクリミアを勢力圏に保持するため、事実上の武力介入を開始した。だが、欧米との外交交渉も並行して続けていた。

 プーチン政権が欧米の警告を無視して編入にかじを切ったのはなぜか。一つはロシアで燃え上がる愛国ムード、もう一つは当初の欧米の慎重姿勢や中国の中立的態度など国際社会の反応を判断材料としたようだ。

 プーチン氏は大統領就任以来、国際社会のルールの枠内で「大国ロシア」の地位向上に努めてきた。一方、近年、米国の弱体化が目立ち、中国が台頭するなど国際的な力関係は変化した。内政と外交のバランスを考慮する中で、支持率が落ちてきた政権の安定化も念頭にあったとみられる。

 カーネギー国際平和財団モスクワセンターの政治評論家、マラシェンコ氏は露紙「独立新聞」への寄稿で、クリミア編入の動きについて「プーチン氏はカリスマ性を補強できたが、戦略的には敗北している。ロシアが経済や外交の規範に沿って行動できないことを示したからだ」と指摘。さらに「愛国主義的な緊張を長期間保つのは難しい。クリミアは現政権にとって『ミニ・アフガニスタン』となり、ロシアは孤立していく」と警鐘を鳴らす。【モスクワ真野森作】

7645とはずがたり:2014/03/19(水) 00:36:36
>>7644-7645
 ◇ロシアはどこまで進むのか…軍事的脅威増す

 「クリミア半島を越えてロシアがウクライナに介入する可能性を懸念している」。北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は17日、米CNNで憂慮を示した。

 ロシアに編入されるクリミアの状況は「制裁では変えようがない」(ルクセンブルクのアッセルボルン外相)との無力感が欧州に広がる。欧米が懸念するのが、少数派のロシア系住民が住むドネツクなどウクライナ東部が同じ理由でロシアに奪われる可能性だ。

 ロシア系住民とウクライナ民族主義者との衝突で死者も出ている状況に、プーチン大統領は「ロシア系住民を守る権利があり、必要なら軍事措置も取る」と述べている。

 報道によると、ロシア軍はウクライナとの国境付近に6万人規模の兵力を集積している。ウクライナ側は17日、4万人の予備役を招集、国境にざんごうを掘って“敵襲”に備えている。だが、兵力や装備の違いは歴然で、ロシアが本格的に軍事侵攻すれば、ウクライナに勝機はほとんどない。

 クリミア半島にはまだ1万5000人のウクライナ軍が残っており、ロシア軍とみられる武装集団や親露派の自衛部隊に包囲されている。ウクライナ軍は、一部を西部に移動するなど自制し、衝突は起きていないが、「危機は起こりうる」(シュタインマイヤー独外相)との懸念が募る。

 こうした状況で浮上するのがウクライナのNATO加盟問題だ。NATO首脳会議は08年にウクライナの将来の加盟を認めている。ヤヌコビッチ前政権がロシアの意向を受け「中立」政策を取ったため、加盟は宙に浮いていた。NATO側にも、加盟を急いでロシアを刺激することを避け「忍耐強く待つ」(NATO外交筋)との戦略があった。

 しかし、クリミア半島がロシアの軍事介入を背景にウクライナから分離され、ロシアへの編入手続きが進む事実は重く、ポーランドなど近隣の加盟国への脅威に対応するためにも、ウクライナのNATO加盟が現実的課題になり得る。そうなれば、2000キロ以上にわたる国境線でNATOとロシアが直接にらみ合うことになり、軍事的緊張は避けられなくなりそうだ。【ブリュッセル斎藤義彦】

7646とはずがたり:2014/03/19(水) 00:40:20

EU:露政権幹部の資産凍結も 外相会議が追加制裁
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20140318k0000m030077000c.html
毎日新聞2014年3月17日(月)20:30
 ◇懲罰的な制裁は冷戦終結後は初めて

 【ブリュッセル斎藤義彦、ワシントン及川正也】欧州連合(EU)の外相会議は17日、ウクライナ南部クリミア半島へのロシアの介入が続いているとして、ロシア政権幹部への資産凍結や渡航禁止の追加制裁を決めた。米国も同様の追加制裁を準備しており、欧米はロシアによるクリミアの実質支配を許さない姿勢を明確にする。ロシアのプーチン大統領がクリミア編入を決めれば制裁は経済分野に拡大する見通し。冷戦終結後、欧米はロシアとの関係強化を目指してきたが、冷却化へ転換点を迎えた。

 EUがロシアに制裁を行うのは、2000年にチェチェン侵攻を受けて食糧支援繰り延べなど小規模な制裁を行って以来。懲罰的な制裁は冷戦終結後初めて。

 外相会議は、クリミア半島で行われた住民投票が、「ウクライナ憲法と国際法に違反している」との立場を確認。結果を認めない姿勢を明確にした。

 EUは、既にロシアとのビザ自由化交渉停止など第1段階の制裁を実施。ロシアが軍を撤退させ、ウクライナ新政権との直接対話を始めない限り、資産凍結など第2段階の制裁を行うと警告してきた。外相会議では、同時に第3段階となる経済制裁案についても討議。ロシアが実際に編入を決めれば、20日からのEU首脳会議で決定する見通し。

 一方、オバマ米大統領は16日、住民投票実施を受け、プーチン大統領と電話で協議し、「(投票は)ロシア軍の介入の下で実施された。米国も国際社会も承認しない」と表明。「ロシアの行動はウクライナの主権と領土保全を侵害した。さらなる代償を科す準備はできている」と追加制裁を発動する方針を伝えた。

7647とはずがたり:2014/03/19(水) 00:58:05
欧露の「エネルギー同盟」をアメリカがシェールガスつかって現代のマーシャルプランやって西側同盟を形成する程の余力があると思えないからロシアの解体迄追い込めるとは思えないけど,ロシア解体の機会になるといいなーと妄想♪その際には日本もサハリン州ぐらいは影響下に置きたいものだw
それにしても楽観的なJOGMEC(旧石油公団と思われるが)審議役の予想は悉く外れそうなんじゃが。。

ウクライナ情勢がさらに悪化すると影響甚大
http://toyokeizai.net/articles/-/32534
本村真澄・JOGMEC担当審議役に聞く
中村 稔 :東洋経済 記者 2014年03月10日

ウクライナ情勢が緊迫度を増している。昨年11月に親ロシアのヤヌコビッチ前政権がEU(欧州連合)加盟の条件となる協定の署名を見送り、それに反発する反政権デモで前政権は崩壊。2月27日に親欧米の暫定政権が発足した。対するロシアは3月1日に議会上院がウクライナへの軍事介入を承認、ウクライナ南部のクリミア自治共和国を実効支配した。米国はロシア政府関係者の渡航禁止や資産凍結などの制裁措置を発動し、EUも段階的制裁を決議。ロシアも報復措置を表明するなど事態は先鋭化しつつある。3月16日にはクリミアでロシア編入を問う住民投票も実施される予定だ。

一方、ロシアは世界最大の天然ガス産出国であるなど資源大国であり、欧州はもとより日本とも資源エネルギー分野で関係は深い。ウクライナ危機の経済的影響についても、今後の対ロ制裁がガス禁輸などの強硬措置へ拡大されるかで大きく左右される。エネルギー問題を中心にロシア情勢に詳しい独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)調査部の本村真澄・担当審議役に話を聞いた。

――ロシアによるクリミア実効支配の意図をどう見るか。

ロシアは、2010年のウクライナに対する天然ガス値引きの見返りとして、クリミアのロシア海軍基地(セバストポリ軍港)の使用権延長(17年から25年間)を得た。その合意が、親欧米の暫定政権によって反故にされるリスクを考え、予防的に先手を打った形だ。暫定政権は民衆蜂起による革命政権であり、政策が極端に振れやすい。ロシアの行動はその強い反作用ともいえる。

実際、暫定政権はロシア語を準公用語とする言語法を廃止し、ウクライナ語のみを公用語とした。ロシア系住民は二級市民扱いとなってしまう。苦しい立場に置かれるロシア系住民を保護することが、ロシアがクリミア(ロシア系住民が6割以上でロシアへの帰属意識が強い)に介入する大義となった。かつてバルト3国においてロシアを公用語から外したことに関して、EUも民族主義を助長し、不安定要素になるとして反対した経緯がある。 

ガス輸出の6割がウクライナ経由

――ウクライナ危機がさらに深刻化するリスクは。

ウクライナの重要性は、ロシアから欧州へ輸出される天然ガスの大半がウクライナを経由していることにある。かつては欧州向け輸出全体の8割がウクライナ経由で、残り2割がベラルーシ経由だった。2011年から北のバルト海を通るノルド・ストリームというパイプラインが稼働したため、ウクライナ経由は6割に低下。今年はノルド・ストリームの稼働率が上がり、約5割になる見通し。さらに、今年から黒海を経由するサウス・ストリームが着工される予定で、ロシアはウクライナの影響力を下げるべく努力してきている。

7648とはずがたり:2014/03/19(水) 00:58:30

ノルド・ストリームはロシアが半分出資し、残りは独、仏、蘭の出資。サウス・ストリームもロシアと独、仏、伊が折半出資している。ロシアと欧州主要国は「エネルギー同盟」と言っていいほど強い経済関係にある。欧州は天然ガスでロシア依存度が約3割に上る。資源大国のロシアとしても、資源は売れなければ価値がない。パイプラインというのは互恵的であり、双務的(安定供給と安定購入の義務)なものだ。1973年に初めてロシアと欧州を結ぶパイプラインが開通して以来、40年にわたって莫大な経済的利益を共に得てきた双方が、それを失うようなことをするとは考えにくい。

そのため、ウクライナ情勢を巡っては、互いに妥協しながらうまく着地点を見つけたいというのが欧州とロシアの本音ではないか。

米国のオバマ政権は「ロシアを孤立させる」と強硬姿勢を見せているが、米国はそれによる経済的なダメージが少ない。一方、ロシアと隣接する欧州諸国は、天然ガスをはじめとする経済的関係が強いため、微妙な対応にならざるを得ない。エネルギー情勢の根本的枠組みを変えるようなことにはならないだろう。

――最悪のケースは、経済封鎖によるロシアの完全孤立化、そして欧米を巻き込む軍事衝突だが。

ガス禁輸などの経済封鎖だけでも欧州が失うものは大きすぎる。天然ガス価格も暴騰する。ロシアより欧州のほうが不幸になるだろう。その点、米国はシェールガス増産で天然ガスはほぼ自給できており、石油も生産量が増えており、欧州とは条件が違いすぎる。

――活発な外交交渉が行われている。

関係各国が振り上げたこぶしをどう下すかが今後も模索されるだろう。たとえば、ロシアのセバストポリ軍港の租借期限を維持し、ロシア系住民の差別をなくすことを暫定政権が保証する代わりに、ロシア軍が撤退するといった妥協案が考えられる。

ロシアとしても、強硬にクリミア占領を続けた場合、クリミア原住民であるタタール族(イスラム教徒)の抵抗運動を刺激し、チェチェン紛争の二の舞になることを恐れているのではないか。

日本の輸入の約1割がサハリン2

日本もサハリン2からLNGを輸入している
――日本への影響をどう見るか。

万一、ロシアからの資源輸入を止めるなどの経済制裁措置を欧米と日本が採った場合、日本はサハリン2のLNG(液化天然ガス)が買えなくなる。日本が輸入しているLNGの約10%がサハリン2であり、値段も比較的安い。値段の高いスポットのカタール産LNGなどで埋め合わせするとなると、コスト面で大きな影響になる。

原油もロシアからは全体の約7%を輸入しており、経済戦争となれば価格も上がるだろう。日本経済にとって打撃だ。安倍政権としても、G7に協調するとはいえ、先頭に立って強硬意見を言えない立場にある。

7649とはずがたり:2014/03/19(水) 00:59:05
>>7647-7649
――近年の日本とロシアのエネルギーを巡る関係は。

どんどん良くなっている。ロシアからの原油輸入も、ここ数年で急速に伸びたものだ。JOGMECも東シベリアにおいてロシア企業と共同で油ガス田開発を行っているが、30年代にかけて巨大資源開発計画が目白押しのロシアは、今後も日本の新たな投資先として有望だ。ロシア国内のシェールオイル開発も、エクソンやシェルなどメジャーの技術を取り込んで進みつつある。

エネルギー分野に限らず、自動車や機械など日本企業による対ロシア投資は拡大している。ビジネスとしての価値はもちろん、近距離であることの安全保障上の価値など、ロシアが日本にもたらすメリットは多い。こうしたことも念頭に、今回の政治問題を考えなければならない。

ロシアが欲しがるウクライナの権益

――そもそも今回の政変の発端は、昨年11月に前政権がEUとの連合協定調印を見送ったことにある。

2015年の大統領選で再選を狙っていたヤヌコビッチ氏は、EU連合協定に調印してIMFの大型支援融資を受け入れれば、国民に不人気な緊縮政策の導入を余儀なくされ、選挙に不利と考えた。また、協定調印の条件だったティモシェンコ元首相(当時、職権乱用罪で収監中)の国外療養を認めて釈放すれば、大統領選での強力なライバルとなり、これも再選に響くと見たのだろう。

ただ、前政権が絶対飲めない条件をEU側が突きつけたともいえる。それは、ギリシャ危機で痛い目に遭ったドイツが経済的に劣等生のウクライナをあまり早くEUに入れたくなかったためとの見方もある。

――その後の12月17日、ロシアはウクライナ前政権との間で、ウクライナに対するガス価格33%値引きと150億㌦の金融支援を行うことで合意。この合意の裏には何らかのウクライナ側の譲歩があるとも見られていた。

反政権デモが続いていたこともあって、密約があったかは明らかにされてないが、個人的には、それがウクライナ国内のパイプライン権益であった可能性もあると見ている。ロシアは経済危機に陥ったベラルーシとの間でも、ガス価格の値引きと引き替えにベラルーシのパイプライン権益取得に成功している。

ロシアがウクライナ国内のパイプライン権益を欲しがっているのは明らかだ。現状、ロシアは欧州と結ぶパイプラインにおいて、ウクライナ国内のみは流量、圧力など操業に関する情報を見ることができない。ウクライナによる国内権益(使用料)の独占が、ガス価格交渉においてウクライナの立場を強くしていた要因でもあった。そのため、12年にはロシアのガスプロム社がウクライナ国内のパイプラインシステムの株式を提供するよう要求し、その資産評価も行っていた。

2月24日にロシアのメドベージェフ首相は、この合意がヤヌコビッチ大統領との個人的合意ではなく、政府間合意であり、法律的拘束力もあると発言した。ところが(ヤヌコビッチ政権崩壊後の)3月3日にはガスの値上げが発表された。結局、この合意は密約の存在もわからぬまま破棄された形だ。

本村真澄(もとむら・ますみ) 1975年、東京大学理学部卒。77年、同大学院卒。石油開発公団入団。90年、石油公団中国室主査。98年、ロシア中央アジア室長。2004年、JOGMEC調査部主席研究員。11年、特別顧問主席研究員、13年、担当審議役、現在に至る。「日本はロシアのエネルギーをどう使うか」(13年)など著書多数。

7650とはずがたり:2014/03/19(水) 13:33:10

ウクライナ国防相、半島の部隊に武器使用認める
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20140319-567-OYT1T00393.html?fr=rk
読売新聞2014年3月19日(水)12:09

 【ワシントン=白川義和、ブリュッセル=寺口亮一】ロシアのプーチン大統領がウクライナ南部クリミア半島の編入を発表したことについて、米国や欧州連合(EU)は18日、「国際法違反だ」と受け入れない姿勢を改めて表明した。

 米欧は対露制裁を強化する構えで、日本政府も追随する方針だ。一方、ウクライナ国防相はクリミアの軍部隊に自衛のための武器使用を認め、現地では緊迫した状況が続いている。

 オバマ大統領は18日、ドイツのメルケル首相と電話会談。両首脳は、クリミアのロシアへの編入を非難し、国際調査団をウクライナ南部と東部に派遣することを、ロシアが同意するように求めることで一致した。

 カーニー米大統領報道官は18日の記者会見で、ロシアのクリミア編入について、「国際社会の平和と安全に対する脅威であり、国際法違反だ」と述べた。米国が露高官に科している資産凍結や渡航禁止は「対象者がさらに増える」と語り、制裁強化の方針を示した。

 バイデン米副大統領も18日、訪問先のワルシャワで、ロシアと国境を接するバルト3国との軍事協力強化を目指し、陸海の軍事演習を検討していることを明らかにした。クリミア編入で強硬姿勢を崩さないロシアをけん制する狙いがあるとみられる。

クリミア併合 赤の広場、プーチン氏登場に熱狂演出「クリミアは祖国に戻ってきた」
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140319534.html
産経新聞2014年3月19日(水)13:16

 【モスクワ=佐々木正明】ロシアのプーチン大統領は18日、モスクワ中心部の「赤の広場」で行われたウクライナ南部クリミア自治共和国のロシア連邦への編入を祝う記念イベントで演説し、「クリミアとセバストポリは長く困難な航海を終え、祖国の港、ロシアへ戻ってきた」と語った。

 モスクワでのイベントは、プーチン氏とクリミアのアクショノフ首相がクレムリンで編入に関する条約に署名した後に行われ、集まった人々はプーチン氏の登場に、国旗を振るなどして熱狂的な声援を送った。

 プーチン氏は「まだやるべきことは残っている。だが、私は全ての問題に打ち勝つことができることを確信している」とも述べた。

 記念イベントはこの日、ロシア全土で実施され、愛国心を鼓舞する歌や音楽団の合奏などで盛り上がった。

7651とはずがたり:2014/03/19(水) 13:33:21

米、対露戦略で中国への関与強化、日米分断の危険性も
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140319/amr14031908170001-n1.htm
2014.3.19 08:16
 【ワシントン=青木伸行】ロシアがウクライナ南部クリミア自治共和国の併合を決めたことで、オバマ米政権は今後の重要な対露戦略のひとつとして、中国の協力を取り付けるため対中関与を強めていくとみられる。ただ、その過程でオバマ政権が、中国の主張する「新型大国関係」に強く傾斜すれば、日米分断を含む「中国の罠(わな)」にはまる危険性を強く内包してもいる。

 ウクライナ情勢に対し、中国はこれまで「中立」という微妙なスタンスをとっている。

 中国にとりロシアは「重要な戦略パートナー」である一方、ウイグル、チベット族による民族問題を国内に抱えている。「領土的一体性」を損なうクリミアの分離と独立、さらにはロシアへの編入を支持すれば、中国国内の分離・独立運動に波及しかねないためだ。

 このため習近平国家主席はこれまで、プーチン大統領との度重なる電話会談で、ロシアへの軍事介入への支持を与えず、「政治的な解決」を主張。同時に、オバマ大統領との電話会談では、主権と領土の一体性の原則を支持することで一致する一方、対露制裁には同調しない姿勢を示した。また、国連安全保障理事会でのクリミア住民投票を無効とする決議案の採決に際しては、棄権に回った。

 これに対し、オバマ政権は当初から、ウクライナ情勢の対応における「中露接近」を警戒してきた。政権にとっては今後、中国に少なくとも「中立」の立場を維持させ、願わくば、ロシアのいっそうの孤立化を図るうえで、中国を引き寄せたいとの思惑がある。

 このためオバマ大統領は24、25両日にオランダ・ハーグで開かれる核安全保障サミットに出席する際、習主席と会談し、今後の対応への協力を取り付けたい考えだ。

 だが、「中国は『中立』の立場を巧妙に利用し、米国を『新型大国関係』に傾斜させるという『漁夫の利』を狙っている」(外交筋)との見方もある。

 オバマ政権は北朝鮮問題で中国の協力を引き続き必要としているうえ、これにウクライナ情勢が加わり、政権を「新型大国関係」へと後押しする力学が働く可能性は高い。

 また、ロシアが一方的にクリミア併合を決めた事実を利用し、中国が東・南シナ海などにおける自身の領土・領有権の“拡張主義”を、正当化しようと考える恐れもある。

7652とはずがたり:2014/03/19(水) 17:30:15
ナチスと英米は第二次大戦前,経済的に結びつきが強かった上に誰も戦争になんか本気でなると思ってなかったと云う類似性は日中だけじゃ無くて寧ろロシアと欧州により当て嵌まり通いのかも知れない。
中ロ枢軸vs日欧米連合で核戦争なんてやだぞ。。

軍事援助を検討か=ウクライナの要請受け−米
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201403/2014031400415&amp;rel=m&amp;g=int

 【ワシントン時事】ロイター通信は13日、米政府がウクライナ新政権に対する軍事援助について検討を始めたと報じた。ロシアの圧力を受けている新政権から要請があったためで、武器供与も含め是非を議論しているという。複数の米当局者の話として伝えた。
 ロイターによれば、米政府は既に、ウクライナへの軍用食の提供を決め、他の方策に関しても検討を重ねている。これより先、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、新政権が武器・弾薬の供与や情報収集面での支援を米側に求めたが、ロシアとの緊張激化を懸念する米政府は、軍用食以外の援助を見送ったと報道していた。(2014/03/14-12:17)

ウクライナ国防相、半島の部隊に武器使用認める
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20140319-567-OYT1T00393.html?fr=rk
読売新聞2014年3月19日(水)12:09

 【ワシントン=白川義和、ブリュッセル=寺口亮一】ロシアのプーチン大統領がウクライナ南部クリミア半島の編入を発表したことについて、米国や欧州連合(EU)は18日、「国際法違反だ」と受け入れない姿勢を改めて表明した。

 米欧は対露制裁を強化する構えで、日本政府も追随する方針だ。一方、ウクライナ国防相はクリミアの軍部隊に自衛のための武器使用を認め、現地では緊迫した状況が続いている。

 オバマ大統領は18日、ドイツのメルケル首相と電話会談。両首脳は、クリミアのロシアへの編入を非難し、国際調査団をウクライナ南部と東部に派遣することを、ロシアが同意するように求めることで一致した。

 カーニー米大統領報道官は18日の記者会見で、ロシアのクリミア編入について、「国際社会の平和と安全に対する脅威であり、国際法違反だ」と述べた。米国が露高官に科している資産凍結や渡航禁止は「対象者がさらに増える」と語り、制裁強化の方針を示した。

 バイデン米副大統領も18日、訪問先のワルシャワで、ロシアと国境を接するバルト3国との軍事協力強化を目指し、陸海の軍事演習を検討していることを明らかにした。クリミア編入で強硬姿勢を崩さないロシアをけん制する狙いがあるとみられる。

7653チバQ:2014/03/19(水) 22:20:43
http://mainichi.jp/select/news/20140320k0000m030058000c.html
ウクライナ:「国境地帯」ルポ 検問所にチェチェン義勇兵
毎日新聞 2014年03月19日 19時51分(最終更新 03月19日 20時41分)
 ウクライナ南部クリミア半島の最北端チョンガル。ロシアのプーチン大統領がクリミア“併合”を表明した18日、ウクライナ本土につながる要所は厳しい警戒態勢が敷かれ、チェチェンなどから義勇兵が集まり、すでに「国境」の様相を呈していた。【チョンガルで田中洋之】

 クリミア自治共和国の首都シンフェロポリから北へ車で約2時間。チョンガルに設けられた検問所では、武装した民兵らがウクライナ本土からクリミアに入る車両を1台ずつ止め、運転手の身分証明書やトランクの中身を点検する。逆にクリミアから北に向かう車も同様で、トラックなど十数台が列を作っていた。

 「2日前にチェチェン(ロシア南部の共和国)から志願して来た。ロシア領のクリミアを守るためだ」。迷彩服姿のチェチェンからの義勇兵はルスランと名乗った。北部を指さし、「向こうにはウクライナ軍と米国の雇い兵がいる。過激派やテロリストをクリミアに入れないことが我々の任務だ」と話した。「国境」周辺には装甲車や軍用テントが配置され、ロシア国旗とチェチェン共和国の旗が掲げられていた。

 本土からクリミア半島に入るためにはチョンガルか、約65キロ西にあるアルミャンスクを通るしかない。これまで自由に通行できたが、ウクライナの政変を受け先月27日にクリミアの親ロシア派勢力が検問所を設営した。クリミアのロシア編入手続きが完了すれば、事実上の「国境」となる。

 両地ではウクライナ側からクリミアに入ろうとした全欧安保協力機構(OSCE)の停戦監視員が追い返された。陸路の要所はこの2カ所を通るしかなく、ロシア軍のクリミア掌握を容易にしている。

 モスクワから志願してクリミアの自衛部隊に入ったというアレクセイ・オレシコフさん(41)は、記者が日本の特派員だと知ると「日本はなぜクリミアの独立とロシア連邦入りを認めないのか」と問いただしてきた。プーチン大統領の“決断”で、ロシアの愛国主義はさらに高まっている。

7654チバQ:2014/03/19(水) 22:23:19
http://mainichi.jp/select/news/20140320k0000m030121000c.html
ウクライナ:政権側はぎりぎりの自制…交戦回避を模索
毎日新聞 2014年03月19日 22時01分(最終更新 03月19日 22時17分)


シンフェロポリの位置
拡大写真 【キエフ篠田航一、シンフェロポリ(ウクライナ南部)田中洋之】ウクライナ南部クリミア半島のシンフェロポリで18日に起きた銃撃事件を受け、ウクライナ新政権は情報分析を急いでいる。ウクライナ兵の死亡が報じられるとヤツェニュク首相は即座に「ロシアによる戦争犯罪」と非難し、ロシア軍の犯行と断定したが、その後に親ロシア派の自衛部隊員の死亡も伝えられ、ロシアの攻撃と断定できなくなったためだ。ウクライナがロシア側への攻撃を仕掛ければ、ウクライナ侵攻への口実を与えかねず、ぎりぎりの自制が続く。

 地元記者や住民によると、銃撃事件が起きたウクライナ軍駐屯地には測量などを担当する兵士約20人が駐留している。死亡したウクライナ軍兵士と自衛部隊員は、近くで建設工事中の建物から銃撃を受けたとみられている。事実ならばウクライナ側とロシア側の双方を狙撃し、偶発的な戦闘を誘発する扇動目的の可能性もある。

 ヤツェニュク首相は18日の銃撃事件直前、「ロシアと良好な関係を保つあらゆる努力をする」とのメッセージも発しており、交戦回避のための手段を探っているとみられる。

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7655チバQ:2014/03/19(水) 23:10:52
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014031900744
ウクライナ軍参謀本部を制圧=親ロシア派が突入−セバストポリ
19日、ウクライナ南部セバストポリで、親ロシア派武装集団に制圧されたウクライナ海軍参謀本部 【セバストポリ(ウクライナ)時事】ウクライナ南部クリミア半島のセバストポリで19日、同国海軍参謀本部の敷地に親ロシア派武装集団が突入し、制圧した。ハイドゥク司令官は拘束されたという。参謀本部の「陥落」により、半島でウクライナ軍の無力化が一気に進みそうだ。
 目撃者によると、銃撃などはなかった。ただ、現場周辺にロシア軍とみられる車両が待機し、機関銃を持った兵士らが一帯を封鎖するなど、物々しい雰囲気に包まれた。
 親ロシア派組織によれば、ロシア軍は18日夜、参謀本部司令官に武器を置き投降するよう要求。19日午前8時半(日本時間午後3時半)ごろ、武装集団が正門を破って突入し、閉じこもっていた約400人の将校らに武装解除と敷地外への退去を迫った。
 ハイドゥク司令官は19日昼までに投降したという。私服で他の兵士にまぎれて敷地外に出ようとしたところを武装集団に見つかり、拘束されたとの情報もある。
 私物を抱えて参謀本部から出てきたウクライナ兵の一人は、「突然退去を命じられ、本部内は混乱した」と語った。別の兵士は「ウクライナ軍に忠誠を誓った軍人として、裏切り者扱いされるのが怖い」と打ち明けた。
 ロシアのプーチン大統領は18日、クリミア自治共和国とセバストポリのロシア編入を決定。これを受け、親ロシア派武装集団が一気に参謀本部制圧に動いたとみられる。(2014/03/19-22:40)

7656とはずがたり:2014/03/20(木) 10:26:29

ビスマルクの老獪な外交政策は対独包囲網を作らせず成功だった評価されるべきで,外交に失敗して第一次大戦を惹き起こしたのはビスマルクを辞めさせて親政を開始したぼんぼんのヴィルヘルム2世であるから,湯浅氏の文章はちょっと事実誤認で残念な感じになっちゃってるねー。

【湯浅博の世界読解】クリミア奪取の大きな代償 プーチン氏の夢は夢のままに
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140319/frn1403191411004-n1.htm
2014.03.19

 クリミア半島をめぐるロシアのプーチン大統領の権力政治をもって、米国のケリー国務長官が「19世紀のセンス」と称したのは正しい。「力と利害の織りなす」プーチン外交が、1862年に権力を掌握したプロイセンの鉄血宰相ビスマルクを彷彿(ほうふつ)とさせるからだ。

 くしくも同じ半島でクリミア戦争が勃発し、ウィーン体制を特徴づけていた「均衡による協調」を終わらせようとしていた。5大国均衡の崩壊後に登場したビスマルクは、外交の「健全な基礎はエゴイズムであって、ロマンチシズムではない」と、軍事力と自国にとって有利な同盟を強調した。

 その強い意思と老練さで欧米を振り回した外交は、プーチン氏が国内支持率の高さを背景に米欧を巧みに扱う姿に似ている。しかし、ナショナリズムを動員した「崩れやすい均衡」(キッシンジャー元米国務長官)は、ビスマルク外交がそうであったように長続きするとは思えない。

 プーチン氏はソチ五輪のさなかに軍を整え、ウクライナ軍に投降を求める一方で、「ロシア語を話す住民を守る権利がある」とウクライナ東部への派兵も示唆した。クリミアのウクライナ離脱−ロシア編入のシナリオが進めば、ロシアの勝利に見える。だが、本当にそうなのだろうか。

 プーチン氏は法を力でねじ伏せる獰猛(どうもう)な独裁者のイメージを振りまいてしまった。1994年のブダペスト覚書は、旧ソ連の核兵器を廃棄する見返りに、米英露などがウクライナの独立と主権を尊重すると認めていた。97年のロシア・ウクライナ友好協力条約は、ウクライナの領土保全と不可侵を約束している。それらすべてを踏みにじった。

 仮にプーチン政権がクリミア半島を入手しても、緩衝国家としての大国ウクライナ(全土の78%がウクライナ人)を失った。かの地にはもはや、ロシア寄りの政権を打ち立てることができないからだ。しかも、米欧の対抗勢力である中国は、クリミアの分離独立運動がチベットの独立モデルになることを恐れる。ロシア周辺の中央アジア諸国もまた、国内にロシア人を抱えて分離主義を警戒する。日本も米欧との連携をとらざるを得ない。

 足元の経済は、米欧がさらなる経済制裁に乗り出せば、時間とともに苦しい状況に追い込まれよう。ブルームバーグ通信が伝えたところによれば、プーチン氏がクリミアで軍を増強したとの報道で、市場が一気に下落した。3日のロシア株式市場は5年ぶりの大幅安となり、通貨ルーブルも最安値をつけた。たまらずにロシア中央銀行は同じ日、98年以来となる大幅な利上げに踏み切った。

 プーチン氏を取り巻く新興財閥も大打撃を受けた。旧友2人は、天然ガス生産企業の株価が18%も下落し、資産価値で計32億ドル(約3250億円)も失った。クリミア奪取はロシア経済の犠牲の上に成り立っている。主要国経済が上向いている中、ロシアでは輸出総額の半分以上を占める石油とガスの価格が低迷し、景気後退の危険が忍び寄る。

 ロシア経済の沈没で、プーチン氏の夢であった「ユーラシア経済連合」は、ベラルーシとカザフスタン以外への拡大は難しい。ビスマルク体制の慢心が力の均衡を崩したように、プーチン氏のごり押しは、その代償があまりに大きい。(東京特派員)

7657とはずがたり:2014/03/20(木) 14:40:33

「泥棒が…」国連で米の非難に露大使「侮辱だ」
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20140320-567-OYT1T00372.html?fr=rk
読売新聞2014年3月20日(木)12:00

 【ニューヨーク=加藤賢治】国連安全保障理事会は19日、ウクライナ情勢で公開協議を行った。同国南部クリミア自治共和国とセバストポリ特別市のロシア編入に関し、ロシアのチュルキン国連大使は「ロシアとクリミアの再統合だ」と述べ、正当性を訴えた。

 チュルキン大使は、1954年にソ連共産党のフルシチョフ第1書記がクリミアの帰属を変更した決定を「独断的な行動」と批判。帰属変更は当時のクリミア住民の同意を得ていなかったと指摘した。今回の編入は住民投票の結果に基づく「再統合」であり、「歴史的な不正が正された」と述べた。

 米国のパワー国連大使は、「泥棒が何かを盗んでも、その所有権が認められるわけではない」と非難。チュルキン大使が「我が国に対する侮辱だ」と反論する場面もあった。

7658とはずがたり:2014/03/20(木) 14:44:26
>ウクライナ外務省当局者は19日、ロシアが主導する独立国家共同体(CIS)を脱退する可能性があることを明らかにした。
ロシアとしては五輪で戦争しにくい最中にウクライナを西側に盗られた位の意識であるのかもしれぬ。
西欧に大国ウクライナ(>>7656)を組み入れられればなかなか上策だが,東部・南部のロシア系への配慮は十分必要で此迄の腐ったウクライナ政府ではダメで西側流のエレガントな民主国家でロシア国内からロシア人がウクライナに逃げ込む様にならないと勝利とはいえまい。

ウクライナ海軍司令部占拠 英、露のG8除名警告 クリミア
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140320087.html
産経新聞2014年3月20日(木)07:56

 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)=内藤泰朗】ロシアが併合を宣言したウクライナ南部クリミア半島の特別市セバストポリにあるウクライナ海軍司令部が19日、親露派勢力に占拠され司令官が拘束された。またロシアメディアによると、クリミア半島で同日、露連邦移民局が住民に対しロシアの公的身分証明書の発給を開始した。国際社会がクリミア併合に激しく反発する中、クリミアのロシア化が着実に進んでいる。

 オバマ米大統領は18日、ドイツのメルケル首相と電話会談し、ロシアによるクリミア併合決定は国際法違反であり、「代償が伴う」との見方で一致。キャメロン英首相も19日、ロシアに対し「さらなる措置をとるなら主要8カ国(G8)から永久に除名する是非を協議すべきだ」と警告した。

 報道によると、ロシアが併合を宣言したクリミア自治共和国の中心都市シンフェロポリにあるウクライナ軍施設が18日、ロシア軍とみられる部隊に襲撃されてウクライナ兵1人が死亡するなど、クリミアで軍事的緊張が高まっている。

 ロシアがクリミアに介入して以降、衝突で死者が出るのは初めて。一方でロシアのインタファクス通信は同日、クリミア警察当局の話として親露派の「自警団」にも死者が出たと伝えている。

 ウクライナ暫定政権側は「クリミア問題は軍事段階に入った」(ヤツェニュク首相)との声明を発表し、クリミアのウクライナ軍に対し自衛目的の武器使用を許可。国防当局は19日、ウクライナ軍のクリミア駐留を続けると表明した。

 親露派勢力に占拠されたセバストポリのウクライナ海軍司令部では、露国旗と露海軍旗が掲げられ、ガイドゥク司令官は基地を明け渡した。ウクライナ海軍報道官は19日、産経新聞に対し同司令官がその後、ロシア特殊部隊に身柄を拘束され、連れ去られたと語った。クリミアではウクライナ軍施設などを接収する動きが本格化するとみられる。ロシアのプーチン大統領とクリミア自治共和国のアクショノフ首相が18日にモスクワで署名した、クリミアをロシア連邦の構成体とする条約についてロシア憲法裁判所は19日、合憲と判断した。今後、露上下両院での批准などを経て併合が正式決定される。

 また、ウクライナ外務省当局者は19日、ロシアが主導する独立国家共同体(CIS)を脱退する可能性があることを明らかにした。

7659とはずがたり:2014/03/20(木) 14:45:45
>>7657

クリミア:米国連大使がロシアを「盗っ人」呼ばわり
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20140320k0000e030179000c.html?fr=rk
毎日新聞2014年3月20日(木)10:37
 ◇国連安保理で応酬、米露の亀裂の深まる

 【ニューヨーク草野和彦】国連安全保障理事会は19日、ロシアがウクライナのクリミア半島編入を宣言した後、初めての会合を開いた。パワー米国連大使がロシアを「盗っ人」呼ばわりする一方、チュルキン露国連大使が他の外交問題での非協力を示唆するなど、米露間の亀裂の深まりを印象づけた。

 会合は公開で、先に演説したチュルキン大使は、クリミア半島編入の手続き開始を「歴史的な出来事だ」と自賛。独立の根拠とする住民投票はクリミアの「自決権」に基づいており、国連憲章に合致すると強調した。

 こうした発言について、パワー大使は「(ロシアの文豪の)トルストイやチェーホフを超える創作を聞いた」と皮肉った。さらに「財産(クリミア半島)を盗んだからといって、その所有権までを盗っ人が得るわけではない」と批判した。

 これに対し、チュルキン大使は「侮辱的な発言」と猛反発し「安保理で扱う他の問題でロシアの協力を期待するのなら、それをよく理解しておくことだ」と警告。シリア和平を巡る取り組みなどでの影響が懸念される。

 一方、この日の会合では、ウクライナを視察したシモノビッチ国連事務次長補(人権担当)が、国連の人権監視チームが21日まで活動することや、クリミア訪問の可能性があることも明らかにした。

7660とはずがたり:2014/03/20(木) 14:52:29


再び東西冷戦となるとロシアは世界の親露陣営支えるにもカネ無いし簡単に潰れちゃうと思うけど,中露が組むと結構脅威かも。中露友好同盟相互援助条約の成立だけは阻止せにゃいかんねw
まあ成立すると直後に中露対立が表面化してその後長い時間を掛けクリミアの壁の崩壊に至るのかも知れないけど♪

露、クリミア併合 米露の溝、中東にも波紋 核協議や化学兵器
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140320090.html
産経新聞2014年3月20日(木)07:56

 【ワシントン=小雲規生、カイロ=大内清】ロシアによるウクライナ南部クリミア自治共和国の併合決定による米露関係の悪化は、ロシアが米欧とともに深く関与してきたイランの核協議やシリア和平協議などの中東情勢にも波紋を広げそうだ。

 ▼イラン

 影響が懸念されるのは、国連安全保障理事会常任理事国にドイツを加えた6カ国がイランと進めてきた同国の核開発問題をめぐる協議だ。イランと6カ国側は昨年11月に核問題解決に向けた第1段階措置で合意。今年7月下旬までの最終合意に向けた交渉が進んでおり、今月18、19日にもウィーンで協議が行われた。

 ただ、同じ6カ国側に立つとはいえ、イランの核兵器開発を疑う米国に対し、ロシアはイラン寄りの立場をとってきた経緯がある。6カ国の調整役である欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表の報道官は「(6カ国の)団結は崩れていない」とするが、クリミア問題を機に米露の足並みが乱れれば、イランに核兵器開発の意図がないことを証明するように求める「圧力が弱まる」(元米政府高官)のは必至だ。

 米露対立がロシアとイランの関係強化につながれば、交渉の枠組み自体が崩れる危険性もはらむ。12日にはイランのアラグチ外務次官が訪露しリャプコフ外務次官と核交渉をめぐり会談しており、両国の親密ぶりを見せつけた。

 ▼エジプト

 一方、ロシアはこのところ、海運の要衝であるスエズ運河を擁し、米国の中東政策の要でもあるエジプトに接近。最新型の防空システムなど兵器売却交渉も進んでいるとされる。

 エジプトは1970年代に当時のソ連との関係を見直し米国に接近して以降、米国との同盟を外交の基軸としてきた。しかし、昨年7月にモルシー政権が倒れたクーデターをめぐり、オバマ米政権が対エジプト援助の一部を凍結したことなどから関係が険悪化した。

 ロシアは今回のクリミア併合決定をめぐり対立が激化した米国に揺さぶりをかけるため、米エジプト関係にくさびを打ち込み、中東でのさらなる外交攻勢に出る可能性がある。

 ▼シリア

 他方、内戦下にあるシリアの化学兵器処理問題で、米国はアサド政権の後ろ盾であるロシアに対し、遅れている化学兵器の国外搬出作業の迅速化を政権側に働きかけるよう促してきた。これまでロシアは、国外搬出用の車両を提供するなどして協力してきたが、米露関係の悪化で作業にブレーキがかかる恐れもある。

 シリア内戦そのものをめぐり、米国には「ロシアは和平の邪魔」との見方も多い。クリミア併合で強まった米露の緊張が内戦の政治解決をいっそう難しくすることは間違いない。

7661とはずがたり:2014/03/20(木) 15:07:05
>>7562だけじゃなくみんな同じ様なこと考えるんやねぇ。自分の凡庸さが恥ずかしくなってきたけど,ここでは田中秀征だからまあ寧ろ喜ぶべきか♪

【第225回】 2014年3月20日
田中秀征 [元経済企画庁長官、福山大学客員教授]
クリミアを強奪したプーチン大統領はヒトラーに似てきた!
http://diamond.jp/articles/-/50447

 注目のクリミアの住民投票は、「ロシア編入」の賛成票が95%を突破。クリミア自治共和国の議会はこの結果を受けて直ちにウクライナから分離・独立を宣言。さらに、ロシアに対して編入を求める決議を、出席議員全員の賛成によって採択した。

 そしてロシアのプーチン大統領は18日午後、電光石火クリミア編入を表明し、クリミアの首相と編入のための条約調印を断行した。あっという間に高い塀を乗り越えたのである。

 住民投票では1割を占める先住タタール人の多くは棄権にまわったとされるが、それにしても予想外の大差であった。ロシア系が6割に過ぎないと言われるから、そもそもこの選挙が公正に実施されたものであったかどうかも釈然としない。

 テレビでの投票風景をみると、投票箱は何と透明で、投票用紙がヒラヒラと箱の底に舞い降りていた。これでは誰がどんな意思表示をしたのか分かってしまうのではないか。クリミア政府やロシアなどからの武力による脅迫がどの程度あったのか。投票行動の自由度に疑念は残る。

今のウクライナ情勢は第二次大戦前夜のチェコスロバキア?

 私は今回のウクライナ情勢をみていて、ナチ・ドイツの犠牲となった第二次大戦前夜のチェコスロバキアを思い出した。

 ナチ・ドイツのヒトラーは、民族自決の名のもとに、チェコスロバキアのズデーテン地方のドイツへの割譲を強く要求した。ズデーテンはドイツ、ポーランドとの国境沿いのチェコの丘陵地で、12、13世紀に植民したドイツ人の子孫など約300万人のドイツ人が居住していた。

 1938年のミュンヘン会談で、イギリスとフランスは、「これが最後の領土要求」というヒトラーの言葉を信じ、チェコスロバキア政府の意向を全く無視してヒトラーの要求に屈した。ヒトラーはその翌日にはズデーテンに進駐、そのままチェコスロバキア全土を侵略。翌年ポーランドに進撃して世界大戦に突き進んだ。

 ウクライナがチェコ、ズデーテンがクリミアとすればなぜかよく似ている。ヨーロッパ諸国の弱腰も同様だ。

7662とはずがたり:2014/03/20(木) 15:07:34
>>7661-7662
 ズデーテンのドイツ人は、それまでチェコ人と平和的に暮らしていたのにヒトラーが操るズデーテン・ドイツ党に民族主義の火をつけられるや浮足立ったのである。

 プーチン大統領をロシアのヒトラーだと決めつけるつもりは毛頭ないが、軍事力を背景にクリミアをロシアに併合し、さらにウクライナ東南部で同じような動きに加勢したりすれば、そう見られても仕方ないだろう。既にバルト3国などロシア系住民が多い国では不安が募っていると言う。「これが最後の領土要求」とは信じられないからだ。

 国連安保理は住民投票の前日、15日に国内法や国際法に違反する「住民投票は無効」とする決議案を採決したが、ロシアが拒否権を発動して廃案となった。他14ヵ国中の13ヵ国が賛成したが、中国は棄権した。

 中国は「内政不干渉」の立場から棄権したと言うが、ロシア軍が介入しているのだからどう考えてもこれは内政問題ではなく国際問題だ。おそらく中国は、ロシアに同調すれば、国内にくすぶるウイグル、チベット、内モンゴルなどの民族主義に火をつけることを恐れているのだろう。そのために習近平国家主席は、24日、25日にオランダ・ハーグで開かれる核安保サミットに出席し、ロシアと欧米の仲裁役を買って出ると見られている。

ロシアの暴挙に立ち向かうべく安倍首相に毅然とした対応を望む

 わが国の安倍晋三首相は急激なウクライナ情勢の展開に戸惑いを隠せないように見えた。ロシアへの抗議の姿勢も当初はあいまいであった。それは今秋に予定されるプーチン訪日に際し、①北方領土の返還、②対中包囲網の強化、③エネルギー貿易の進展に支障をきたすと心配したからであろう。

 だが、18日に至ってビザ緩和やいくつかの日ロ間の協議を停止するなど、未だ軽いもののそれなりの対ロ制裁に踏み切った。今のところ納得できる対応と言ってよいだろう。

 今後はロシアと米欧との経済制裁の応酬が予想されるが、冷静にみると、米欧よりロシアが受ける経済的打撃のほうがはるかに大きいのではないか。天然ガスと原油が輸出の7割を占め、全体の輸出の6割がヨーロッパ相手という極端な貿易構造を考えると、ロシアが受ける経済的困難は米欧の比ではない。政治的孤立どころか経済的にも孤立しかねないだろう。

 かつて、英仏の弱腰がナチの進撃を許したことに学び、ロシア編入の大きな局面転換を機に今までの弱腰を改め、国際法秩序の維持のため、ここは国際社会が結束してロシアの暴挙に立ち向かうべきところだ。

 安倍首相は、こういう時こそ、「力による領土の現状変更を断じて許さない」という毅然とした対応を見せるべきである。それは間接的に中国の覇権主義に対する強いメッセージにもなる。

7663とはずがたり:2014/03/21(金) 09:42:11
>西側諸国による支援の欠如は、ヤヌコビッチ氏をロシアへと向かわせる後押しとなり、ウクライナの首都キエフでの抗議活動は後戻りができないところまで達してしまった。

>ヤヌコビッチ氏、EU当局者らは先月21日、政治危機の解決で合意に達したものの、まもなく決裂し同氏は失脚した。米国はすぐさま西側寄りの暫定政権への支持を表明したが、これが間違いだった。米国政府は慎重な姿勢を示し、事態を進展させる政治プロセスを決定するための一要因として、合意を少なくとも尊重するよう求めることもできただろう。そうした立場を表明することは、米国がロシアの利益を尊重しているという重要なメッセージをロシアに示すことができただろう。

>プーチン氏にとっての「勝利」がウクライナでの影響力拡大を意味するなら、同氏の戦略は完全に裏目に出ている。クリミアを併合することによって、約150万人のロシア系住民はウクライナの有権者ではなくなる。ウクライナで次に選挙が行われたとき、残ったウクライナの有権者はロシアの軍事介入のことを思い出すだろう。つまり、ウクライナの選挙では西側を支持する結果になりやすいということを意味しており

>たとえロシアがこれ以上軍事介入しなかったとしても、将来的にウクライナ国民にとって良い結果とはならない。最良の場合は、債務支援は得られるが、今後ロシアから天然ガスの値引きは受けられなくなる。ウクライナ経済は依然として厳しく、同国の新しい大統領は引き続きロシアとの関係を維持する経済的必要に迫られる。ただしこのような戦略は、ますます政治的なバックアップを受けられなくなるだろう。
>このシナリオは、西側からの経済的・外交的支援を織り込み済みである。西側諸国は危機が実際に起きてから経済支援に動き出した。次に世界的な緊張がどこかで発生し、メディアの関心が移った場合、どうなるのだろうか。西側による外交努力もそれに伴って移行するのだろうか。欧米諸国は自国内でも緊急の経済的懸念を抱えるなか、急落するウクライナ経済を支援する用意があるのだろうか。

コラム:ウクライナ危機、一番の「敗者」は誰か
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPTYEA2D07L20140314?rpc=223=obinsite
2014年 03月 14日 18:05 JST
国際政治学者イアン・ブレマー

[13日 ロイター] - ウクライナ南部クリミア自治共和国でロシア編入の是非を問う住民投票が16日に迫っている…現時点で重要なのは、一歩引いて、こうたずねてみることだ。「ウクライナ危機の『敗者』は誰か」と。米国は別の行動を取ることが可能だったのだろうか。ロシアの場合はどうか。暴動の発生や爆発寸前の地政学的対立は避けられなかったのか。ここからどうなるのか。

もし米国の主な目的が、ウクライナで起きている暴動と大国間の緊張を最小限に抑えることだったとしたら、米国は重大なミスを重ねている。米国は事態が最高潮に達する前に、ウクライナ政府に経済支援を実際に提供することに失敗した。ウクライナのヤヌコビッチ前大統領は、ロシアとだけ連携したかったわけではなかった。自国経済の崩壊を回避しようとするなか、ロシアと欧州連合(EU)の間でバランスを取ろうとしていた。

欧州は強硬な態度を崩さず、国際通貨基金(IMF)も適切な時期に介入しようとはしなかった。西側諸国による支援の欠如は、ヤヌコビッチ氏をロシアへと向かわせる後押しとなり、ウクライナの首都キエフでの抗議活動は後戻りができないところまで達してしまった。

ウクライナの主要な野党勢力とヤヌコビッチ氏、EU当局者らは先月21日、政治危機の解決で合意に達したものの、まもなく決裂し同氏は失脚した。米国はすぐさま西側寄りの暫定政権への支持を表明したが、これが間違いだった。米国政府は慎重な姿勢を示し、事態を進展させる政治プロセスを決定するための一要因として、合意を少なくとも尊重するよう求めることもできただろう。そうした立場を表明することは、米国がロシアの利益を尊重しているという重要なメッセージをロシアに示すことができただろう。

シリア情勢では、米国はロシアが提案した化学兵器の廃棄に向けた搬出が内戦を根本的に終結させる突破口となると考えているというようにうまく装ったが、実際にはオバマ米大統領が軍事介入という一度振り上げた「こぶし」を下げるための絶好の口実となった。ウクライナにおいて、ロシアも同様にメンツを保つことができるよう、米国が配慮することができたはずだが、実際にはそうしないことを選んだ。

7664とはずがたり:2014/03/21(金) 09:42:46
>>7663-7664
ロシアがクリミアに軍事介入しようとしていることが明らかになったとき、オバマ政権はロシアに対し「大きな代償」を払うことになるなどと、「こけおどし」的な警告を度々してきた。もちろん米国は、ロシアのクリミア介入に対抗するだけの軍事力を有するが、米国はロシアの介入を実際に止めるようなレベルで対抗しようとはしなかった。

こうした法的強制力のない脅しは、米国の国際的な信用を落とすだけだ。闘牛の赤い布のように、こうしたコメントはロシアのプーチン大統領をあおり、米国にはプーチン氏に匹敵するほど信頼できる意思はないと思わせることになった。

ただ、明らかに米国が、今日見られるような緊張を回避するチャンスを逃した一方で、ロシアが抱えるリスクは飛躍的に高まっており、ウクライナ問題でさらに大きな打撃を受ける可能性がある。

クリミアへの軍事介入によって、プーチン氏が無視できない損失がすでに生まれている。介入後、ロシアの通貨ルーブルは急落し、ロシア中銀は利上げを余儀なくされた。同国の株式市場での一日の損失はソチ五輪のばく大な費用を上回った。そうしたことは、ロシア経済の減速を早めることになるだろう。

プーチン氏にとっての「勝利」がウクライナでの影響力拡大を意味するなら、同氏の戦略は完全に裏目に出ている。クリミアを併合することによって、約150万人のロシア系住民はウクライナの有権者ではなくなる。ウクライナで次に選挙が行われたとき、残ったウクライナの有権者はロシアの軍事介入のことを思い出すだろう。つまり、ウクライナの選挙では西側を支持する結果になりやすいということを意味しており、将来的にはEU加盟への可能性にもつながる。

こうしたことはあくまでも大きな仮定の話だが、誰が最も損をするかということを露呈している。

第一に、十分にあり得ることだが、ロシアがウクライナ東部に軍隊を送り込むなら、勝者はいない。ウクライナで内戦が勃発し、市場が不安定化するだけでなく、地政学リスクが極端に高まり、予測不可能な結果をもたらすことになるだろう。現在までの状況が、こうした事態が排除できない現実的な結果となり得ることを物語っている。

たとえロシアがこれ以上軍事介入しなかったとしても、将来的にウクライナ国民にとって良い結果とはならない。最良の場合は、債務支援は得られるが、今後ロシアから天然ガスの値引きは受けられなくなる。ウクライナ経済は依然として厳しく、同国の新しい大統領は引き続きロシアとの関係を維持する経済的必要に迫られる。ただしこのような戦略は、ますます政治的なバックアップを受けられなくなるだろう。要するに、ウクライナは結局、同じシチュー鍋に戻らなくてはならないが、その鍋のなかは以前よりもぐつぐつと煮立っているのだ。

このシナリオは、西側からの経済的・外交的支援を織り込み済みである。西側諸国は危機が実際に起きてから経済支援に動き出した。次に世界的な緊張がどこかで発生し、メディアの関心が移った場合、どうなるのだろうか。西側による外交努力もそれに伴って移行するのだろうか。欧米諸国は自国内でも緊急の経済的懸念を抱えるなか、急落するウクライナ経済を支援する用意があるのだろうか。

結局のところ、ウクライナ国民が一番の敗者で、今後もそうなるだろう。このような文脈において、米国が犯した重大ミスという議論は行われるべきだ。もちろん、ばく大な持続的支援が外部から継続的に得られるなら、ウクライナ国民が将来的に勝利するチャンスはある。ただ残念なことに、それはあまりに薄い可能性だ。

*筆者は国際政治リスク分析を専門とするコンサルティング会社、ユーラシア・グループの社長。スタンフォード大学で博士号(政治学)取得後、フーバー研究所の研究員に最年少で就任。その後、コロンビア大学、東西研究所、ローレンス・リバモア国立研究所などを経て、現在に至る。全米でベストセラーとなった「The End of the FreeMarket」(邦訳は『自由市場の終焉 国家資本主義とどう闘うか』など著書多数。

7665とはずがたり:2014/03/21(金) 10:57:44

米ロ国防相が電話会談、ロシア「ウクライナ東部への侵攻の意図ない」
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA2J0B920140320
2014年 03月 21日 08:51 JST

[ワシントン 20日 ロイター] -ロシアのショイグ国防相は20日、ヘーゲル米国防長官とウクライナ情勢をめぐり電話協議し、ロシア軍がウクライナ東部の国境を越えて侵攻することはないとの考えを伝えた。米国防総省のジョン・カービー報道官が明らかにした。

1時間近く続いた会談で、ヘーゲル長官はロシアはなぜウクライナ東部、南部の国境沿いに軍を配備しているのかと質問。これに対しショイグ国防相は、演習を実施しており、国境を越える意図はないと述べた。

7666とはずがたり:2014/03/21(金) 11:04:49
米国、ウクライナで軍事行動に関与せず=オバマ大統領
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA2I09P20140319/
2014年 03月 20日 06:38 JST

[ワシントン 19日 ロイター] -オバマ米大統領は、米国がウクライナで軍事行動に関わることはないと発言、外交を通じてロシアとの対立を解消する意向を強調した。

サンディエゴのKNSDテレビとのインタビューで述べた。

大統領は「ウクライナで軍事行動に関わるつもりはない」と発言。「もっと良い道がある。ウクライナの人々でさえ、米国がロシアに軍事的に関与することは不適切で、ウクライナにとっても良いことではないと認めるのではないか」と述べた。

7667とはずがたり:2014/03/21(金) 11:07:29
>米政府高官は、金融サービスや中核のエネルギー、防衛、鉱山セクターなど、ロシア経済の幅広い分野が制裁の対象になり得ると明らかにした。
中核とはこの辺りか

米大統領がロシアに追加制裁、中核セクターへの拡大も
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJEA2J02D20140320
2014年 03月 21日 04:54 JST

[20日 ロイター] -オバマ米大統領は20日、ロシアによるクリミア編入を受け、あらたにプーチン大統領の側近を含むロシア人20人と、政府当局者とのつながりが深い銀行1行に追加制裁を科すと発表した。

またロシアがウクライナでの実効支配を拡大した場合には、ロシアの中核セクターを対象に制裁措置を拡大する可能性を示した。

制裁対象者の米国内の資産を凍結するとともに、米国への渡航を禁じる。

米財務省は、今回制裁の対象に含まれたバンク・ロシア(資産規模100億ドル)は、プーチン大統領の側近を含む、ロシア政府要人のプライベートバンクとしている。

対象はほかに、世界大手の独立系商品取引会社グンボルの共同創業者ゲンナジー・ティムチェンコ氏、国営ロシア鉄道幹部のウラジーミル・ヤクーニン氏、プーチン氏の側近アンドレイ・フルセンコ氏、大統領府長官のセルゲイ・イワノフ氏も含まれる。

今回の20人を合わせると、一連の米制裁対象者は31人となった。

オバマ大統領はまた、ロシアがウクライナ東部や南部にも軍を侵攻させた場合に、ロシアの幅広いセクターへの制裁を可能にする大統領令に署名したと明らかにした。

米政府高官は、金融サービスや中核のエネルギー、防衛、鉱山セクターなど、ロシア経済の幅広い分野が制裁の対象になり得ると明らかにした。

ロシアのガス・石油産業だけでロシアの年間収入の約半分を占める。

オバマ大統領はホワイトハウスでの会見で、ロシアによるウクライナ東部および南部への脅威は、危機をさらに悪化させる深刻なリスクをはらむと指摘。

「制裁はロシア経済に打撃を与えるだけでなく、世界経済にとっても阻害要因となる恐れがあるため、望んだ結果ではない」としながらも、「ロシアは事態を一段とエスカレートさせれば、国際社会からさらに孤立するだけだと認識すべき」と述べた。

7668とはずがたり:2014/03/21(金) 11:09:42

>ロシアでは税率が低いなどの理由から、アルミニウム大手ルサールRUSL.MMや鉄鋼大手エブラズなどの資源関連企業のほか、インターネット検索大手ヤンデックスYNDX.MMなどの大手企業が国外で登記。

>ウスマノフ氏が傘下に置くインターネット企業Mail.Ruは英領バージン諸島、別の新興財閥のミハイル・フリードマン氏が傘下に持つ小売のX5リテール・グループはオランダのアムステルダムで登記されている。
ロシア大統領、企業トップに海外資産を国内に戻すよう勧告
http://jp.reuters.com/article/jpRussia/idJPTJEA2J02120140320
2014年 03月 21日 04:39 JST

[モスクワ 20日 ロイター] -ロシアのプーチン大統領は20日、ロシアによるウクライナ南部クリミア編入をめぐり西側諸国が制裁を強めるなか、ロシア企業のトップに対し、国外の資産をロシア国内に引き揚げるよう勧告した。

ロシア議会下院(国家会議)はこの日、ウクライナ南部クリミアをロシアに編入する条約を圧倒的多数で承認。21日に予定される上院(連邦会議)の採決で条約批准の手続きが完了する見通し。

プーチン大統領は、メディア企業を傘下に持つアリシェル・ウスマノフ氏や、ニッケル生産世界最大手のノリリスク・ニッケル(GMKN.MM: 株価, 企業情報, レポート)などを傘下に収めるウラジミール・ポターニン氏ら、オリガルキ(新興財閥)として知られるロシア財界の要人を招いて会合を開いた。

席上プーチン大統領は、「ロシア企業は自国内で登記されている必要がある。企業の所有形態も透明にする必要がある」と発言。ただ、クリミア編入をめぐる動向には直接触れなかった。

ロシアでは税率が低いなどの理由から、アルミニウム大手ルサールRUSL.MMや鉄鋼大手エブラズ(EVRE.L: 株価, 企業情報, レポート)などの資源関連企業のほか、インターネット検索大手ヤンデックスYNDX.MMなどの大手企業が国外で登記。

ウスマノフ氏が傘下に置くインターネット企業Mail.Ru(MAILRq.L: 株価, 企業情報, レポート)は英領バージン諸島、別の新興財閥のミハイル・フリードマン氏が傘下に持つ小売のX5リテール・グループ(PJPq.L: 株価, 企業情報, レポート)はオランダのアムステルダムで登記されている。フリードマン氏はこの日の会合には出席していない。

プーチン大統領がウクライナに対し強硬な姿勢を示していることで、ロシアの株価は急落。今月だけで時価総額にして500億ドルが失われた。ロシアルーブル安にも歯止めがかからず、年初から9%下落。投資環境悪化につながっている。

こうしたなかロシアの経済成長も鈍っており、1月の成長率は0.7%と、前月の1.0%から鈍化した。ウクライナ問題の余波が広がるにつれ、一段の鈍化が懸念されている。

同会合に出席したシルアノフ財務相は、「ロシア経済、および金融部門の状況がどのように展開するか注視する」としたうえで、必要に応じて主要な国内企業や機関を支援する方針を示した。

7669とはずがたり:2014/03/21(金) 11:14:44
>かつてはソ連の一部でロシアとつながりが深いトランスニストリア(モルドバ東部の沿ドニエストル)国境まで影響範囲を広げたいと考える者もいる。

モルドバは此処
http://www.worldmapfinder.com/Map_Earth.php?ID=/Jp/Europe/Moldova

モルドバ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%90
現在、ドニエストル川東岸地域が沿ドニエストル共和国として事実上、独立状態にある。

中世には、モルダビア公国の東部を構成していた。16世紀にはモルダビアはオスマン帝国の属国になったが、他のバルカン諸国と違って部分的な支配だった。露土戦争の結果、1812年ブカレスト条約によりベッサラビアとして帝政ロシアに併合される。第一次世界大戦終了後の1918年、ベッサラビアは独立宣言して、同年ルーマニアの一部になる。
ソビエト連邦は1940年6月にベッサラビアを占領、モルダビア・ソビエト社会主義共和国が建国されソ連の一部となる。これは一部戦略的に重要な黒海沿岸などをウクライナ領としたもので、トランスニストリアが加わったものの面積は小さくなり、陸の孤島となった。独ソ不可侵条約が破られるとドイツ寄りの政権であったルーマニアはベッサラビアとウクライナの一部を併合してかつての形になる。1944年ソビエト軍の侵攻で、モルダビア・ソビエト社会主義共和国に戻る。スターリン政権の下、ルーマニア系住民がカザフスタンやシベリア送りとなった。
1991年8月ソビエト崩壊後、モルドバとして独立を宣言し、1991年12月21日、独立国家共同体 (CIS) に加盟。なお、ソ連時代のモルダビア・ソビエト社会主義共和国の国旗と国章は、スラブ系住民が多いことから分離独立を宣言した沿ドニエストルがそのまま継承し、独立以降のモルドバの国旗はルーマニアとよく似たものに変更した。これにともなって都市名も、キシニョフ (Kishinev) をキシナウ (Chişinău)というように、ロシア語からルーマニア語に全て戻した。

アングル:ロシアが狙う「クリミアの次」、侵攻懸念なお消えず
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA2H06720140318?sp=true
2014年 03月 18日 17:07 JST

[モスクワ 17日 ロイター] -ロシアがクリミア自治共和国の実効支配を進めたこの数週間、ロシアのメディアは帝政ロシア時代に使われた「ノボロシア(新ロシア)」という呼称でウクライナ南部一帯を呼び始めた。

ロシア軍がウクライナ国境付近に部隊を配置し、ロシア系住民への暴力を防ぐ目的として軍事介入をちらつかせる中、プーチン大統領がクリミアだけにとどまらず、ウクライナ東部と南部でさらなる占領拡大を狙うのではという見方も浮上している。

ロシアでは、ウクライナ東部と南部の大部分を併合し、かつてはソ連の一部でロシアとつながりが深いトランスニストリア(モルドバ東部の沿ドニエストル)国境まで影響範囲を広げたいと考える者もいる。

ロシアの政治コメンテーター、ユリア・ラチニナ氏はラジオ番組で、「クレムリンの動きに、トランスニストリアまでの領土を収奪する狙いがあるのは明らか。もちろん、(ウクライナ)東部もだ」と指摘した。

しかし、欧米の専門家の多くは、ロシアのこうした動きが概して見せかけにすぎないと見ている。プーチン氏が欧米にクリミア支配を認めさせるために脅しをかけようとしているというのだ。ある西側当局者は、プーチン氏が戦闘を交えずに長期的に領土を獲得しようと、時間をかけてロシア系住民の抵抗運動を煽ろうとするだろうと予想する。

米シンクタンクのユーラシア・グループは、「ロシアによる侵攻の可能性は非常に高いが、結局起きないだろう」とし、まずウクライナ東部を不安定化させることで、さらなる影響力を得ようとすると分析した。

7670とはずがたり:2014/03/21(金) 11:14:59

<扇動するロシアメディア>

ロシアの国営メディアもプーチン大統領に歩調を合わせ、ウクライナが崩壊寸前の無秩序で暴力的な国であるとし、同国のロシア系住民が首都キエフをコントロールする「ネオ・ファシスト」による攻撃の危険にさらされていると示唆している。

TVキャスターのドミトリー・キセリョフ氏は、自身の番組で「この国(ウクライナ)はあちこちで壊滅しつつある」とコメント。ロシアの多くの政治家も、ウクライナのロシア系住民などを救済する用意があると表明している。

また、共産党指導者のゲンナジー・ジュガーノフ氏は、ロシアへの編入支持が多数を占めたクリミアの住民投票について、「行き詰まり、困難な状況にあるウクライナの多くの地域にとって先例となるべきだ」と訴えた。

ウクライナ南東部ドネツクに住むVera Goloshchapovaさん(60)は、住民投票は不要だとし、「ウクライナはわれわれを見捨てた」と述べてロシアの侵攻を歓迎する考えを示した。

しかし、欧米各国がウクライナ東部のロシア系住民が脅かされているというロシアの主張を受け入れたとしても、軍部隊を派遣することはプーチン氏にとって非常にリスクが高い。

ドネツクの看護師、Lyudmila Tsymbalyukさん(50)は、「本当に殺し合いをするのか」と疑問を呈し、「ロシアには入りたくない。誰からも抑圧などされていない」と話した。

<侵攻の可能性>

ロシア人の多くはクリミアが自国に戻って来ると歓迎しており、ロシア議会は数日中にも編入を承認する可能性がある。クリミア半島は旧ソ連がフルシチョフ政権時代の1954年にウクライナに譲渡された。

ウクライナの国家安全保障会議のアンドリー・パルービー氏は、これまでにロシアが地方政府庁舎8カ所を掌握しようとしたと明かし、ロシアが支配を拡大しようとしていると指摘する。

同氏は、ロシアが訓練を受けた武装工作員をウクライナに送っているが、多数が当局に拘束されたと説明。「南部と東部の状況は何とか統制が取れている」と語った。

一方、プーチン氏は、ウクライナのロシア語圏の完全な分離・併合まで求めずに事態を収束させる可能性がある。東部と南部にある不和を利用し、ウクライナ政府に地方の自治権を拡大する新憲法を迫ることが考えられる。専門家によると、ロシアがウクライナを公式には1国のままに維持しつつ、実質的には分断し、最大限の影響力を手にするという狙いだという。

それでも侵攻の可能性は依然として残り、ユーラシア・グループはロシアによるウクライナ東部侵攻の確率を40%と予想。先の西側当局者も「プーチン氏は攻撃を早期に決断する可能性もある」と言う。

同じように、ドネツクの看護師Tsymbalyukさんも、「プーチン氏は核兵器のボタンを手にし、国境には戦車も配備されている。クリミアはすでにロシアの支配下にあり、明日はドネツクなのか」と不安気に話した。

(Steve Gutterman記者、翻訳:橋本俊樹、編集:本田ももこ)

7671とはずがたり:2014/03/21(金) 11:50:39
ロシアネタが此処へ来て急速に増えて8000位から検討する新スレ移行が見えてきましたね〜。

次スレは地域別にしようかと思ってますが,新しく造る必要があるのはロシア・西欧・イスラム・中国・ラテンアメリカ・アフリカ・オセアニアくらいですかねぇ。
ちょっと分けすぎ感もあるので,西欧・ロシア・地中海ぐらいの大きいな括りにしましょうかねぇ。。西洋史スレをそちらに統合してもいいかも。
イスラムはスーフィズムスレに統合して,南北アメリカは米国(元々大統領選)スレに含めるのが順当か?
オセアニアを大中華スレに入れるのはちょい無理があるかな。。
印度(天竺)・突厥・ウイグルスレやロシア・蒙古・韃靼スレなんかを建てて,その他雑地域用に国際政治・世界事情(2)を立てるのも良いかも。
印度・突厥・ウイグルスレやロシア・蒙古・韃靼スレがやや細かすぎとなるとユーラシア綜合スレかな。。

地域の分け方は世界観を反映するので慎重に行きたいところ♪

7672とはずがたり:2014/03/22(土) 17:12:51
クリミアは黒海艦隊があるから特別なんだと思うが。流石のロシアもこれ以上の摩擦は望まんだろうし。

露のクリミア併合 周辺諸国「ドミノ」警戒 モルドバで編入動き
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140320089.html
産経新聞2014年3月20日(木)07:56

 【モスクワ=佐々木正明、遠藤良介】ロシアがウクライナ南部クリミア自治共和国の併合を決めた問題について、旧ソ連諸国は警戒心をもって受け止めている。多数のロシア系住民を抱えており、中央政権の統治が及ばない親露派地域も存在するためだ。クリミアと同様、ロシアが「ロシア系住民の保護」を掲げて介入したり、親露派地域がロシアへの編入を求めたりする事態を周辺諸国は恐れている。

 ロシアのクリミア併合が旧ソ連地域で「ドミノ現象」を引き起こす兆候はすでに表れている。モルドバの親露分離派地域・沿ドニエストルの議会は19日までに、ロシアへの編入を容易にする法改正を求める書簡を露下院に送った。クリミア併合に先立ち、露下院で手続きの簡素化に関する議論があったのに乗じたものだ。

 沿ドニエストルの議会はソ連末期の1991年に独立宣言を採択した。ロシア語が公用語とされ、2006年の住民投票では97%がロシアへの編入に賛成した。モルドバのティモフティ大統領は18日、沿ドニエストル議会の動きを「非生産的だ」と批判し、ロシアが併合に動くことは「大きな誤りだ」と述べた。

 グルジアのアブハジア自治共和国と南オセチア自治州も親露分離派の地域だ。ロシアは2008年のグルジア紛争後、両地域の独立を承認して事実上の支配下に入れており、クリミアと同様に実際に併合に踏み切る可能性もある。

 一方、旧ソ連諸国にはソ連崩壊後も多くのロシア系住民が暮らすため、ロシアと関税同盟を組むカザフスタンやベラルーシさえも、ロシアのクリミア介入には態度表明を避けてきた。

 カザフは人口の4分の1がロシア系で、国民の大半がロシア語を使用。中国や欧米との経済関係も重視しているデリケートな事情がある。ベラルーシの独裁者、ルカシェンコ大統領も、「主権侵害」には敏感だ。

 ロシアへの接近路線を強めていたキルギスの外務省は11日、ウクライナのヤヌコビッチ前大統領は「正統でない」と、ロシアの立場とは全く異なる内容の声明を出している。

 ロシアへの警戒心は08年、グルジア2地域の独立を承認したロシアに追随した国が旧ソ連地域になかったことからも明らかだった。プーチン政権は旧ソ連諸国の経済共同体「ユーラシア連合」の結成を目指しているが、クリミア併合が影を落とすのは必至だ。

7673とはずがたり:2014/03/23(日) 10:17:30
アメリカが善意の警察官だと考えてるような節があるけど,基本アメリカは内向きな国で,利己的な理由で警察官的に行動してた訳だからなー。
安倍に毅然とした態度をとか云ってるけど,軍事力で領土奪わないってのは戦後レジームの根幹なのに安倍ちゃんになにを期待してるんだ?まあ保守なんて明治時代の新しい畸形の時代を伝統とか云って有り難がってる自己矛盾の塊の連中だから期待できるんかもしれないけど。。

クリミアは放置された「割れ窓」 白鴎大学教授・高畑昭男
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140315/erp14031508470009-n1.htm
2014.3.15 08:42

 1980年代のニューヨーク市は全米有数の犯罪都市と呼ばれ、秩序も市民の心も乱れていた。90年代になって「ゼロ・トレランス」(軽微な犯罪も見逃さない)政策を掲げるジュリアーニ市長の手で見事に治安が回復したという。

 ジュリアーニ市政のカギは「建物の割れたり壊されたりした窓を放置すれば、人心も荒廃し、やがて全ての窓が壊される」という「割れ窓理論」だった。

 今の世界で起きていることをみると、この裏返しのように思えてならない。昨年秋、オバマ米大統領が「アメリカは世界の警察官ではない」と断言して以降、「警察不在」の不穏な空気がグローバル規模で広がった。シリア、イラン、ウクライナなどで国際社会の秩序やルールを力で踏みにじる行動がまかり通るようになった。東アジアでは中国による力ずくの海洋権益の拡大が加速した。

 世界のできごとの全てに米国の責任があるなどとはもちろんいわないが、世界のあちこちで平和と安全の窓が割れ始めているのも厳然たる事実だ。

 冷戦終結後、国際秩序の維持ににらみをきかせてきた米国の威信と指導力がほころび、そこに中国やロシアの指導者たちが目をつけたのは間違いない。

 象徴的だったのは、ロシアがウクライナ南部クリミアへの軍事介入を手際よく進める中で米欧が手をこまねくばかりでなすすべがなかったことだ。米軍の活用も遅きに失したといわざるを得ない。

 米メディアや専門家に「ロシアは決してウクライナに軍事介入しない」などという根拠なき楽観論が多かったことも影響したのだろう。それにしても、オバマ政権が対抗措置としてハナから「軍事的措置は視野に入れない」(米高官)としたのは深刻な誤りだった。

 衛星情報などをもとに機敏に米軍に警戒態勢を発令し、間髪を入れずに地中海艦隊を動かすなどの牽制(けんせい)行動を打ち出していたら、事態の悪化にブレーキをかけることができたかもしれない。

 ゲーツ元国防長官は回顧録で「オバマ氏とその側近たちは軍を信頼しようとしない」と指摘している。確かに大統領はシリア問題でも土壇場で心変わりして軍事介入を見送った。今は、目先のアフガニスタン撤退しか眼中にないようだ。

 ケリー国務長官やライス国家安全保障補佐官など2期目の外交安保チームに対しても、「B級チーム」と揶揄(やゆ)する声が米国内にある。直近のウクライナ問題の対応では、冷戦時代の対ソ連外交を誤ったカーター政権と比べて「カーターのほうがまだましだった」という厳しい指摘が出ているのが現状だ。

 先週、日本で同じ日に報じられた米国防総省の「4年ごとの国防計画見直し(QDR)」と、中国の2014年国防予算も対照的だった。QDRが「アジア太平洋重視戦略を堅持する」と明言しているのは当然だが、強制予算削減のあおりを受けて肝心の国防支出が目減りする流れを止められない。一方の中国は、米側の決意や財源の欠如を見越したかのように、国防費2桁増の勢いを一段と強めつつある。

 楽観的想定をあてにした備えの甘さ、後手に回った対応、非力な対抗措置などウクライナ問題で露呈したオバマ政権の対応は日本の安全にも不安な影を投げかける。これがクリミアでなく、中国による尖閣諸島への軍事侵略だったら、米政府は同じように軍事的対抗措置をとらずに「話し合い」や経済制裁ですませようとするのだろうか。

 「正義なき力は暴力であり、力なき正義は無力である」という言葉がある。今回でいえば、前者はプーチン政権に、後者はオバマ政権の対応にあてはまる。こんなプーチン流が通るなら、日本の北方領土も永遠に帰ってこないだろう。

 大国間の軍事衝突を防ぐためにも、強力な牽制・抑止力の充実強化と毅然(きぜん)とした対応が欠かせない。力による領土領域の変更を許してはならない。安倍晋三政権は米欧と緊密に連携しつつ、ロシアや中国の行動を厳しくとがめていく必要がある。

7674チバQ:2014/03/23(日) 13:01:52
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014032200178
南アフリカ大統領、私邸に公費でプール=総選挙控え与党打撃








南アフリカ東部ヌカンドラにあるズマ大統領の私邸。「警備対策」名目で多額の公費が投じられた。=1月21日(AFP=時事)

 【ロンドン時事】南アフリカのズマ大統領が所有する邸宅に、巨額の公費を投じてプールなどが建設されたことが判明し、同国政界に衝撃を与えている。総選挙を5月に控え、ズマ氏率いる与党アフリカ民族会議(ANC)への打撃となりそうだ。
 南アの公的権力監視機関が19日公表したリポートによると、ズマ氏が故郷の東部クワズールー・ナタール州ヌカンドラ村に構える私邸に、公共事業省がプールのほか、来客用住居、円形劇場、鶏舎、家畜用のおり、プライベートの医療施設などを整備した。「警備対策」が名目で、建設費は推定2億4600万ランド(約23億円)に上るという。
 リポートは、これら設備が「警備とは関係なく、生活を快適にするものだ」と断言。ズマ大統領に工事費の「妥当な割合」を返還するよう求めた。マンデラ元大統領の私邸2件の警備対策費は、3200万ランド以下だった。(2014/03/22-14:52)

7675チバQ:2014/03/23(日) 13:02:24
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014032200216
極右勢力の伸長焦点に=23日に第1回投票−仏地方選





 【パリ時事】フランスで23日、統一地方選の第1回投票が行われる。失業率の高止まりに対する国民の不満が収まらない中、外国人労働者の排斥を掲げる極右勢力がどこまで勢力を伸ばすかが焦点。支持率低迷に悩む社会党のオランド政権への信任投票の側面もあり、結果は2017年の大統領選にも影響を与えそうだ。
 統一選は6年ぶり。約3万6000の首長選を実施、1回目で有効投票の過半数を獲得する候補者がなければ30日の決選投票で勝者を決める。
 パリ市長選では社会党が推すイダルゴ同市助役と、最大野党の右派・国民運動連合(UMP)が支援するコシウスコモリゼ元エコロジー相の女性候補2人が対決、どちらが勝っても初の女性パリ市長となる。(2014/03/22-17:53)

7676チバQ:2014/03/23(日) 13:03:15
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&amp;k=2014032200092
ベネチア独立に89%賛成=模擬投票、法案策定目指す−イタリア





 【ジュネーブ時事】イタリアの観光地ベネチアがある北東部ベネト州の独立の是非を問う「ネット住民投票」が21日締め切られ、企画団体は投票者の89%が独立を支持したと発表した。結果に法的拘束力はないが、団体は今後、独立に向けた法案づくりを目指す。



 模擬投票はウクライナ南部のクリミア半島で行われたロシア編入を問う住民投票と同じ16日から開始。ANSA通信によると、同州有権者の約7割に当たる230万人以上が参加した。
 企画した地元政党などのグループは、ベネト州が中央政府から受け取る財政資金は、徴収される税収より少ないと主張。政府の景気対策や汚職防止対策も不十分だと不満を強めている。
 ただ、住民投票による地方自治体の分離・独立はイタリア憲法に抵触する可能性が高く、同国メディアの関心は小さい。(2014/03/22-08:29)

7677チバQ:2014/03/23(日) 13:05:15
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date3&amp;k=2014032100227
独立派苦戦、反撃へ=住民投票まで半年−英スコットランド





 【ロンドン時事】英国からの独立の是非を問うスコットランドの住民投票(9月18日)まで、半年を切った。地元世論は英国残留派が引き続き優勢だが、独立賛成派は反撃の余地はあるとみて、巻き返しに努めている。
 3月初めに調査会社サーベイションが公表した住民対象の世論調査によると、独立賛成は39%、反対は48%。地元企業幹部に対する別の調査でも、45%が「独立はビジネスに有害」と答え、「有益」との回答はわずか15%だった。専門家は「独立派が勝ったら驚き」「イエス陣営は大きく後れを取っている」と分析する。
 これに対し、独立運動を先導するスコットランド自治政府のサモンド首相は、強気の姿勢を崩していない。「投票まで半年」に合わせ16日に発表した談話では、独立賛成の割合が過去半年で最高となったと強調し、「機運はわれわれの側にある」とあくまで楽観的。戸別訪問など草の根キャンペーンをこれから大々的に展開し、流れを変えようとしている。





英スコットランドの中心都市エディンバラで開かれた独立賛成派の集会=2013年9月(AFP=時事)

 独立派は3月末、若者中心のボランティアを組織し、態度未定の若年層を引き込む「ジェネレーション・イエス」運動に乗り出す計画だ。(2014/03/21-14:43)

7678チバQ:2014/03/23(日) 13:06:06
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date3&amp;k=2014032100246
ツイッターを遮断=首相、汚職疑惑の投稿非難−トルコ

 【エルサレム時事】トルコのエルドアン首相は20日夜、「ツイッターを一掃する」と表明、その直後からツイッターへの接続が遮断された。30日の統一地方選を前に、政権の汚職疑惑に関する投稿を阻止する狙いがあるとみられるが、市民の反発は必至だ。
 昨年12月に発覚した政権を巻き込んだ汚職事件に絡み、ツイッターを含むネット上に、エルドアン首相自身の事件への関与が疑われる内容の音声ファイルなどが繰り返し投稿されている。首相は「偽物だ」と否定し、投稿を激しく非難していた。
 首相府は20日夜、声明を発表し、「ツイッターは、(一部の投稿の削除を求めた)トルコの裁判所の要請を受け入れず、アクセスを遮断するほかにない」と警告していた。(2014/03/21-15:21)

7679とはずがたり:2014/03/23(日) 14:21:35
朝日新聞の解説だと非武装地帯化でウクライナ軍は名誉ある撤退ができ居坐るロシア軍の批判も出来るのが狙いと書いてあった。

ウクライナ、クリミア半島の非武装地帯化を国連に提案
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0MG5A120140319?rpc=188
2014年 03月 20日 08:26 JST

[キエフ 19日 ロイター] - ウクライナ政府は19日、ロシアが軍事介入したクリミア半島を非武装地帯とすることを国連に提案した。

ロシア軍とウクライナ軍の双方を半島から撤退させる必要があるとしている。

ウクライナのアンドリー・パルビ国家安全保障・国防会議議長は記者団に「ウクライナ政府は、国連に対し、クリミアを非武装地帯と認識し、ロシア軍のクリミア撤退とウクライナ軍の再配置に向け、必要な措置を講じることを直ちに求める」と述べた。

また、ウクライナ外務省は、ロシアとウクライナの軍事対立の可能性が高まっているため、同国を訪問するロシア人に対するビザ発給の体制整備を進めているという。

ウクライナ、独立国家共同体への参加見直す可能性
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0MG40B20140319?rpc=188
2014年 03月 20日 00:55 JST

[キエフ 19日 ロイター] - ウクライナ外務省は19日、ロシアによるクリミア半島編入への動きを受け、同国が主導する独立国家共同体(CIS)への参加を見直す可能性があると表明した。

外務省はウェブサイト上で声明を出し、「ウクライナとして以後2014年のCIS議長国職を継続しないことを決定した。CISへの今後の参加については見直す権利を保持する」と述べた。

これについて、ロシアのネベンジア外務次官はロシア通信(RIA)に対し、ウクライナ政府の決定は遺憾であるが「それは同国の権利だ」とした。

7680チバQ:2014/03/23(日) 14:33:03
http://mainichi.jp/select/news/20140323k0000e030089000c.html

ウクライナ:州庁舎厳戒 ドネツク、親露派の占拠懸念

毎日新聞 2014年03月23日 08時45分




ウクライナ東部ドネツクの州政府庁舎に配置された警察官。親ロシア派住民が庁舎に乱入するなど、騒乱が続いている=2014年3月21日、篠田航一撮影

ウクライナ東部ドネツクの州政府庁舎に配置された警察官。親ロシア派住民が庁舎に乱入するなど、騒乱が続いている=2014年3月21日、篠田航一撮影


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 【ドネツク(ウクライナ東部)篠田航一】ロシアによるウクライナ南部クリミア半島の編入が進んでいることを受け、親ロシア派住民の多いウクライナ東部では、クリミア同様の住民投票実施を求めるデモが頻発するなど治安が不安定化している。親ロシア派のヤヌコビッチ前大統領の出身地ドネツク州の州都ドネツクでは21日、親ロシア派に占拠される可能性がある州政府庁舎に多数の警官隊が配置されるなど、厳戒態勢が続いている。

 ドネツクでは13日、親ロシア派と親欧州派の住民同士が衝突し、3人が死亡する東部で最大規模の騒乱となった。新政権は、クリミア問題と並行して東部の動向も「ウクライナの真の危機」(トゥルチノフ大統領代行)と憂慮を深めている。

 16日には親ロシア派デモ隊が数千人にふくれ上がり、一部は検察庁舎の占拠を試みて警官隊と衝突した。州政府庁舎は今月、親ロシア派に一時占拠され、ロシア国旗が掲げられたこともある。

 親ロシア派の会社員、デニースさん(36)は「ヤヌコビッチ氏の評価は分かれるが、彼を暴力的に追放した親欧州派を許せない」と話す。記者が、親欧州派の拠点だった首都キエフの「独立広場」のことを話すと「気をつけろ。あの場所にいるのはテロリストばかり。だまされるな」と、繰り返し忠告した。

 一方、ホテル従業員の女性(27)は「親ロシア派住民は騒乱を起こし、ロシアの気を引いて介入してもらおうと思っている。彼らの説明を信じてはいけない」と話す。

 ドネツクは古くから炭鉱業が栄え、ウクライナ経済を支える工業地帯のため、新政権が「死守」したい戦略的要衝だ。

 新政権は2月27日の発足後、サッカーの地元プロチームFCメタルルグ・ドネツクの会長を務める実業家セルゲイ・タルタ氏を州の新知事に任命し、経済重視を内外にアピールしている。

7681とはずがたり:2014/03/23(日) 16:51:09

クリミア“国境” まるで戦時下 物流の生命線、戦車の列
産経新聞2014年3月23日(日)07:56
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140323061.html?fr=rk

 ロシアが併合したクリミア半島で、北部のチョンガルはウクライナとの新たな“国境”となった。ウクライナとを結ぶ幹線道路は本来、物流の生命線だが、ロシア側の戦車部隊がずらりと並ぶ。道路沿いのあちこちには塹壕(ざんごう)が掘られるなど、まるで戦時下のようだった。

 ◆「カメラよこせ」

 「何をしているんだ。カメラをよこせ、壊してやる!」

 “国境”の検問所近くで長蛇の車列を撮影していると、軍服の男2人が近づいてきて、いきなりこう脅した。「クリミア共和国の自警団」という男たちは、赤ら顔で明らかに酒に酔った様子だ。

 土嚢(どのう)や古タイヤを積み上げただけの検問所には、ロシア国旗が掲げられ、ロシア側に転向したウクライナの特殊部隊「ベルクト」元隊員らが、自動小銃を手に車を1台ずつ調べていた。全乗員のパスポートや持ち物検査までする厳しさだ。

 そのため市場や土産物店ができてにぎわうはずの周辺の土地は閑散とし、“国境”を挟んで両方向に数キロに及ぶ車列ができていた。4時間以上、待たなければ検問を通過できない。

 「新しい国境警備隊の隊長」という男は、銀色のゴーグルにマスクを着けて顔を隠したまま、「まだ完全な国境ではない。クリミアから現金などが持ち出されないよう見張っている」と語った。ウクライナ側からは「武器や麻薬が流入するのを防いでいる」という。

 ◆「生鮮食品ない」

 “国境”から少し離れた道路には、ロシア軍のものとみられる戦車30台以上が止まっていた。戦車の上から走行車両に勝利のVサインを送る兵士の姿も見られた。

 しかし物流が滞る中、住民たちは早くもうんざりした様子だ。「生鮮食料品が入ってこなくなった」「この夏にはウクライナからの観光客は来ないだろう」…。「ロシア化」にかじを切ったクリミア半島は、陸の孤島となりつつある。(チョンガル 内藤泰朗)

7682とはずがたり:2014/03/23(日) 17:11:48
俺は殆どウクライナ情勢を無視してきた不明を恥じねばならない。。
粛々と且つ着実に投下してくれてたチバQさんの功績に感謝。。

ドネツク
場所→https://maps.google.co.jp/maps?q=%E3%83%89%E3%83%8D%E3%83%84%E3%82%AF+%E5%9C%B0%E5%9B%B3&amp;ie=UTF8&amp;ll=48.019324,37.803955&amp;spn=5.283657,13.029785&amp;client=opera&amp;oe=utf-8&amp;channel=suggest&amp;hnear=%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A+%E3%83%89%E3%83%8D%E3%83%84%E3%82%AF&amp;gl=jp&amp;t=m&amp;z=7&amp;brcurrent=3,0x0:0x0,0

>>1145
 (2010年の)第1回投票で、ヤヌコビッチ氏は全国で35%を得票。州別ではドネツク州の76%をはじめ、ロシア系住民の多い東部・南部で圧倒的な強さを見せた。一方、欧州志向の強い西部や中部はティモシェンコ氏(全国で25%得票)が押さえ、親露派か親欧米派かで国を二分した格好だ。

>>1170
 ドネツク州出身のヤヌコビッチ氏は州知事だった一九九〇年代後半、州内に経済特別区を設けるなどしてロシアからの投資を呼び込んだ。「道路もビルもヤヌコビッチのおかげで新しくなった」とアレクサンドラさん。

 ヤヌコビッチ氏は前回選挙でいったん勝利したが、対立候補だったユーシェンコ現大統領の陣営に選挙の不正などを糾弾され、首都キエフで市民動員の「オレンジ革命」に発展。再選挙のすえ敗北した。新政権は反ロ路線を掲げ、不透明な経済取引の温床だとして特区も廃止した。国立ドネツク大のマコゴヌ国際経済学部長は「東部経済は鉄鋼、化学製品などのロシア向け輸出で成り立つが、オレンジ革命後は輸出量や投資が減少し、大打撃を被った」と解説する。

>>1179
 中央選管が(2010年2月)10日に発表した最終結果によると、野党・地域党党首のヤヌコビッチ前首相の得票率は48.95%、ティモシェンコ首相は45.47%で、ヤヌコビッチ前首相の勝利が確定した。

 しかし、ティモシェンコ陣営は、ヤヌコビッチ前首相の出身地で地盤のウクライナ東部ドネツク州の開票結果を無効にするよう求めている。同陣営はまた、地方の選挙管理委員の代表が脅迫され開票所に行けなかった事例や、1人が死亡して見つかった事例があったとしている。決選投票の直前に、開票方法に関する法律が改正され、両陣営の代理人が一定数いなくても開票を進められるようになった。ティモシェンコ陣営は、ヤヌコビッチ陣営がこの法改正を悪用したと主張している。


>>3563
帝政時代からロシアの支配下にあったドネツクなど東部では、「私はウクライナ人というよりロシア人だ」(59歳の男性)と話す人もいる。
加えて、西部との産業格差がもたらすプライドもある。ドネツク州は製鉄や自動車、炭鉱など重工業のメッカで、全土の工業生産の20%をたたき出す。

7683とはずがたり:2014/03/23(日) 17:38:14
3/18の記事。

ウクライナ東部でも投票要求の動き
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140318082.html
産経新聞2014年3月18日(火)07:56

 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)=内藤泰朗】ロシア系住民が多いウクライナ北東部ハリコフでも、クリミア自治共和国と同様に住民投票の実施を求める動きが出てくるなど、ウクライナの政治情勢がさらに不安定化する懸念も出てきた。

 ハリコフからの報道によると、2人が死亡、5人が負傷した14日の衝突を受け、16日にも親ロシア派住民がロシア編入を問う住民投票の実施を求めてデモを行った。

 一部の過激勢力は、地元の文化センターを襲い、ウクライナ語の本を焼くなどして、緊張が高まっている。

 ウクライナからの分離を目指すこうした民族主義的な動きは、東部ドネツクや北東部ルガンスクなどでも起きているという。

7684チバQ:2014/03/23(日) 19:38:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140323/asi14032319330003-n1.htm
大統領選迫りアフガン混迷、外国民間人やメディアが標的に  
2014.3.23 19:32 (1/2ページ)
 【ニューデリー=岩田智雄】アフガニスタンの首都カブールの高級ホテルで20日に起きたテロで、アフガン人記者家族が殺害され、支援活動のために滞在中の外国人も犠牲になった。4月5日投票の大統領選を前に、イスラム原理主義勢力、タリバンは政府関係者や治安部隊に加え、外国民間人やメディアへの攻撃を強めている。政府の治安維持能力の信頼失墜を狙っているもようだ。

 殺害されたフランス通信(AFP)の記者、アフマド氏(40)とその妻、6歳と5歳の子供2人の葬儀は23日、カブール市内で行われた。テロがあったセレナホテル内のレストランで襲撃を受け、頭などを撃たれて死亡。2歳のもう1人の子供だけが殺害を免れたが、重傷となっている。

 アフマド氏のおいはAFPに、カルザイ大統領がタリバンを「兄弟」と呼んで和解を呼びかけていることに「大統領は4つの棺と子供たちの亡きがらをみるがいい」と反発した。

 死亡した外国人のうち、カナダ人2人はアフガンの子供の教育に携わり、パラグアイ人元外交官は選挙監視のため滞在していた。

 当局はテロ犯4人が靴下の内側や靴底に拳銃や弾を隠し、ホテルの金属探知機による検査をかいくぐったとしているが、どうやって武器の発見を免れたのかは不明のままだ。

 現地では、「ホテル内に協力者がいたとしか思えない。別途、武器が持ち込まれたのではないか」との指摘もある。セレナホテルは2008年にも自爆テロがあった。日本大使館は事前にこのホテルへのテロ情報をつかみ、在留邦人に警告していただけに、当局やホテルの治安対策を疑問視する声が高まっている。

 カブールでは11日にもスウェーデン・ラジオの記者が射殺され、タリバンの分派が犯行を認めた。この記者は1月にレバノン料理店で国連職員ら外国人13人を含む21人が殺害されたタリバンの自爆テロを取材中に犠牲になった。

 タリバンはテロの標的を「すべての選挙従事者、活動家、来訪者、治安機関とその施設」と表明しており、今後も民間人を狙ったテロの発生が懸念される。

7685とはずがたり:2014/03/23(日) 21:00:52
オバマ大統領:強固な同盟再確認へ…露包囲網を強化
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20140323k0000m030053000c.html
毎日新聞2014年3月22日(土)23:01

 【ワシントン西田進一郎】オバマ米大統領はオランダで開かれる核安全保障サミットへの出席などのため、24日から欧州・中東を歴訪する。ウクライナ南部クリミアの編入を強行したロシアを一層孤立化させるため、ロシアを除く主要7カ国(G7)を中心に国際社会の包囲網を強化。同時に、東アジアの安定に向けて日米韓首脳会談を開き、中国の習近平国家主席とも会談する。中東問題を含め、山積する外交課題に集中的に取り組む。

 「今回の共通テーマがあるとすれば、我々の同盟や連携の根本的な強さと重要性だ」。ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)は21日の記者会見でそう語り、同盟国や友好国を安心させるため強固な連携を再確認するのが、歴訪の目的だと解説した。

 ウクライナ情勢を巡っては、G7参加国は24日、ハーグで首脳会議を開催する。米政府高官は「どのように協力し支援できるのかに焦点を当てる」と言明。また、ロシアの主要8カ国(G8)からの除名問題が主要議題になる見通し。

 ロシアが1998年にG8に正式参加して以来、G7首脳だけで政治問題を協議するのは初めて。

 オバマ大統領は欧州連合(EU)首脳、北大西洋条約機構(NATO)事務総長ともウクライナ問題を協議する。ロシアはウクライナ東・南部の国境付近に軍を配置したままだ。侵攻なども念頭に、欧米の足並みをそろえた追加制裁や、バルト3国を含む東欧の同盟国との軍事協力などを協議する。

 一方、オランダ滞在中は、東アジアの安全保障上の脅威となっている北朝鮮の核・ミサイル開発に対処するため、関係が冷え込んでいた二つの同盟国、日韓の両首脳を招き、3カ国首脳会談を主催。

 これとは別に、中国の習国家主席とも会談し、北朝鮮の非核化や東シナ海、南シナ海の安定などについても意見交換する。ロシアを孤立させるため中国の協力も得たい考えだ。

 さらに、シリア内戦の対応への不満などから関係がぎくしゃくしているサウジアラビアを訪ね、アブドラ国王と会談して関係改善を目指す。

「ロシア孤立化」で結束主導=米大統領、24日から欧州歴訪
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-140322X028.html
時事通信2014年3月22日(土)07:00

 【ワシントン時事】ライス米大統領補佐官(国家安全保障担当)は21日、ホワイトハウスで記者会見し、オバマ大統領の24日からの欧州・中東歴訪について、ウクライナへ軍事介入した「ロシアの一層の孤立」に向け、国際社会の結束を主導することが最優先課題になると表明した。

 ライス氏は、ロシアがウクライナ国境付近に部隊を配置していることに言及し「ロシア側は演習と説明している。彼らの過去の言行不一致に照らして、(ウクライナ東部に侵入するのではないかとの)疑念を持って注視している」と強調。ロシアが介入を拡大すれば、制裁を強化すると警告した。

 オバマ大統領は24日にオランダ・ハーグで、核安全保障サミットと先進7カ国(G7)首脳会議に出席。26日にはブリュッセルで米・欧州連合(EU)首脳会議に臨み、対ロシア制裁やウクライナ支援、関係国との軍事協力強化などについて話し合う。

 ライス氏は「G7はウクライナ対応で協力を深化・継続する機会になる」と主張。また、ロシアを含めた主要8カ国(G8)の「枠組みの在り方」も検討課題になると説明した。

7686とはずがたり:2014/03/23(日) 21:10:24
クライナと引き換えにロシアは綺麗に(=無血で)やった印象だが,経済制裁が効いてきて政権維持の為にドネツクやらハリコフやらに侵攻したら台無しになるの解ってんにゃろねぇ。。
どういう構成か知らんが東部の州単位でウクライナ領内での自治州として緩衝地帯にするくらいのことは必要だと思われるが。。

露、クリミアほぼ制圧…ウクライナ旗艦も接収
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20140323-567-OYT1T00408.html
読売新聞2014年3月23日(日)19:40

 【セバストポリ(クリミア半島)=溝田拓士、モスクワ=緒方賢一】ウクライナ南部セバストポリに停泊していた同国海軍の旗艦スラブチッチが22日、親ロシア派の武装勢力に接収された。

 セバストポリにあるウクライナ軍のベルベック空軍基地からは同日、同国軍の兵員が親ロシア派に追放された。ロシアが編入したクリミアで、組織的な抵抗を続けているウクライナ軍部隊はなくなり、ロシアは制圧をほぼ終えた。

 タス通信によると、ウクライナ海軍は22日夜、交渉の末、スラブチッチを親ロシア派に明け渡した。その後、スラブチッチにはロシア国旗が掲げられたという。クリミア半島に停泊していたウクライナ海軍の主な艦艇はロシアの手に落ちた。

7687チバQ:2014/03/24(月) 22:57:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140324/erp14032400440000-n1.htm
スアレス元首相が死去 スペイン民主化の立役者
2014.3.24 00:43
 スペインでフランコ独裁体制後に「国王フアン・カルロス1世とともに国を民主化した」として国民的な人気のあったアドルフォ・スアレス元首相が23日、マドリードの病院で死去した。81歳だった。スペインのメディアが伝えた。呼吸器系の感染症で容体が悪化し、17日に病院に搬送されていた。

 1932年、スペイン中部セブレロス生まれ。フランコ総統の死去に伴い即位した国王フアン・カルロス1世により、76年7月に首相に指名された。フランコ体制下では翼賛政党幹部だったが、首相就任後は共産党を含む政党の合法化や政治犯の特赦、総選挙の実施の政策を推進した。

 77年6月の総選挙で自身が率いる民主中道連合が勝利、フランコ体制終了後、初めて選挙で首相となり、78年12月の国民投票を経て新憲法を成立させた。テロ頻発や失業増を背景に81年1月に突然辞任を表明。2005年に家族がアルツハイマー病を公表していた。(共同)

7688チバQ:2014/03/24(月) 22:59:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140324/erp14032411140009-n1.htm
フランス地方選、極右政党が大躍進 野党が与党上回る見通し
2014.3.24 11:12
 【ハーグ=宮下日出男】フランス全土の市区町村議会議員を選出する統一地方選挙の第1回投票が23日行われ、フランス通信(AFP)などは出口調査の結果として、最大野党の国民運動連合(UMP)の予想得票率がオランド大統領の社会党を中心とした左派を上回る勢いだと報じた。極右政党の国民戦線(FN)も大躍進する見通しだ。

 仏世論調査機関BVAの出口調査によると、予想得票率は左派が43%に対して右派は48%。FNは7%だが、前回2008年の第1回投票時の得票率0・9%を大きく上回った。

 選挙は約3万7千の市区町村議会議員を選ぶもの。比例代表制で第1回投票で50%を獲得した政党や政党連合がなければ、30日に第2回投票が行われる仕組みで、議員が各自治体の首長を選出する。

 FNは今回選挙で党史上最多となる約600の選挙区で比例代表名簿を提出し、10〜15人の首長獲得を狙っている。景気回復や失業問題などで実績を示せずに支持率が低迷するオランド氏には厳しい結果となりそうだ。

 欧州連合(EU)加盟国では債務危機による景気低迷などで、極右など反EUを掲げる勢力の伸長が目立っている。今回の仏地方選は5月の欧州議会選挙の行方を占うものとして注目されている。

7689チバQ:2014/03/24(月) 23:00:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140324/mds14032413280003-n1.htm
米、ウガンダに特殊部隊増派 虐殺や誘拐繰り返す反政府指導者拘束へ
2014.3.24 13:22
 米紙ワシントン・ポスト(電子版)は23日、オバマ米大統領がウガンダの反政府勢力「神の抵抗軍」(LRA)のジョゼフ・コニー指導者を拘束するため、軍に特殊部隊の増派を命じたと伝えた。

 増派は150人規模で、今週半ばまでに空軍仕様の新型輸送機CV22オスプレイ4機と給油機をウガンダに展開。コニー指導者の潜伏先とみられる中央アフリカや南スーダンなどで捜索を強化するもようだ。

 LRAは、ウガンダ周辺で住民虐殺や子供の誘拐を繰り返しているとされる。象牙目当てのゾウの密猟に関与しているとの指摘もある。

 米軍はアフリカ連合(AU)が発足させたLRAの掃討部隊を支援するため、2011年10月から100人規模の特殊部隊を投入している。(共同)

7690チバQ:2014/03/24(月) 23:02:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140324/mds14032421130004-n1.htm
同胞団員ら529人に死刑判決 強まる締め付け エジプト
2014.3.24 21:12 (1/2ページ)[中東・アフリカ]

23日、カイロで行われた治安維持部隊の式典を視察するエジプトのイブラヒム内相(中央)。エジプト政府はムスリム同胞団を「テロ組織」とし、締め付けを強化している(AP)
 【カイロ=大内清】エジプト中部ミニヤ県の裁判所は24日、昨年7月にモルシー前大統領が解任された軍クーデター後の衝突や警察幹部殺害に関与したなどとして、モルシー氏の出身母体であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団のメンバーら529人に死刑を言い渡した。米欧からの批判も予想されるが、同胞団を「テロ組織」とみなすエジプト政府は、今後も締め付けを強めていくものとみられる。

 現地メディアによると、被告のうち当局の拘束下にあるのは約150人で、残りは逃走中などのため被告不在での裁判となった。17人には無罪が言い渡された。控訴が可能なため、刑の確定時期は不透明。

 エジプトではクーデター以降、暫定政権の後ろ盾である軍を礼賛する世論が支配的で、警察当局は同胞団メンバーを当局に“通報”するよう市民らに奨励しているとされる。今年前半にも行われる大統領選では軍トップであるシーシー国防相の出馬・当選が有力視されており、そうなれば、軍の力を背景とした強権政治が強まる可能性は高い。昨年11月には街頭デモを規制する法律も施行された。

 エジプトのこうした状況について、米欧からは民主化の行方や人権問題への懸念も表明されてはいる。しかし、アラブの大国で海運の要衝であるスエズ運河も擁するエジプトは、米国にとっては中東政策の要であり、これ以上の関係悪化は招きたくないのが本音だ。

 またクーデター後は、同胞団を危険視するサウジアラビアなど湾岸諸国からの支援が増加していることもあり、暫定政権側は、米欧から批判を受けても政権運営の致命傷にはならないと判断しているとみられる。

 同胞団は散発的に抗議デモを行うなど抵抗を続けているが、組織力は衰退。モルシー派のイスラム武装勢力による警察を狙ったテロがしばしば発生していることも「反同胞団」世論を強めることにつながっており、今回の判決が、係争中のモルシー氏や同胞団幹部らの裁判に影響する可能性もある。

7691チバQ:2014/03/24(月) 23:28:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140324/erp14032409500006-n1.htm
右派セクター、政党創設 大統領選に候補擁立 ウクライナ
2014.3.24 09:50
 【セバストポリ=佐々木正明】死傷者が多数出た2月のウクライナ首都キエフの騒乱で、警官隊と衝突したデモ隊側を主導したグループ「右派セクター」が22日、他の民族主義団体とともに政党を創設し、5月の大統領選挙でグループ代表のドミトリー・ヤロシ氏を擁立すると発表した。

 ロシアのプーチン政権は、現在のウクライナの暫定政権が過激国粋主義者らに占拠されていると度々、批判。

 ロシア当局はすでにテロを奨励しているとして国内法違反容疑でヤロシ氏を立件しており、22日、国際刑事警察機構(ICPO)にヤロシ氏を国際指名手配するよう要請書を送付したことを発表した。

7692チバQ:2014/03/24(月) 23:36:33
http://www.afpbb.com/articles/-/3010883
ロシアの「支配」進むクリミア、異議はささやき声のみに
2014年03月24日 19:41 発信地:シンフェロポリ/ウクライナ
【3月24日 AFP】夜の闇に包まれたクリミア(Crimea)半島の街角で、黄ばんだ街灯の明かりの中に姿を現したアナスタシアさん(30)は、疲れた表情でこっそりと周囲をうかがいながら、誰かが通りがかる音が聞こえると声を潜めた。「もう、ここに民主主義はないでしょう。プーチンがいる限り」

 グレーがかったブロンドの髪を持つ2児の母アナスタシアさんが暮らすのは、ロシアが掌握したクリミア半島の中心都市シンフェロポリ(Simferopol)西部郊外の住宅地だ。「ここを出ていきたいけれど、アパートの自室を売ることができない。どうしたらいいのか。とにかく、お金がない」とAFPのインタビューに答えた。

 ウクライナ暫定政府の推計では、クリミアには、ロシアに編入されたら脱出したいと考えている人が2万5000人いる。既に、ウクライナ各地の友人や親戚の元に身を寄せた人々もいる。政府は脱出を図る人々の職探しや年金受給のためのホットラインを開設したが、実際に人々を移住させるのは難しい。

 3月16日にウクライナからのクリミア分離とロシア編入の是非を問う住民投票が行われる前は、半島内でもウクライナ残留派の集会が散発的に開かれていた。だが、住民投票以降、ロシア軍と親ロシア派の民兵たちが支配力を強める中で、公然と反対意見を表明する人はいなくなった。

■恐怖に変わった生活

 アナスタシアさんは、政治活動に関わったことは一度もない。ただ、自分の母語はウクライナ語で、ある朝起きたら新しい国籍になっていたという考えが好きでないだけだ。

 クリミア半島の住民200万人は、ウクライナ国籍を留保したいと特別に申請しない限り、1か月以内に全員、自動的にロシア国民になると告げられている。「ロシアのパスポートなんて欲しくない。ウクライナのパスポートを持ち続けたい。でも、もし適用外を申請したら自分の身に何が起こるか、それが怖い」とアナスタシアさんは語る。

 アナスタシアさんも友人たちも「公の場ではもう、ウクライナ語を話していない」という。「ここ(クリミア)に暮らすことが、恐ろしいことになってしまった。彼らは私たちのことを全員、過激派だと呼んでいる」

■消えた民主主義、家族にも亀裂

 ロシアとクリミア自治共和国の親ロシア派指導者たちは、ウクライナ暫定政府を国粋主義者が牛耳ってロシア語話者を差別していると主張し、ロシアのクリミア半島掌握を正当化している。しかしアナスタシアさんは言う。「差別って何? ロシア語を話す人たちに対して、ここ(クリミア)でそんなものがあったことはない。ロシアのテレビが言っているだけよ」

 ロシアの後ろ盾を得たクリミア当局が今月初めにまず取った措置の1つは、ウクライナ語の番組を全て中止し、代わりに露テレビ局の放送を始めたことだ。

 クリミア情勢を伝えるロシアの番組は偏ったお仕着せ報道ばかりで、ウラジミール・プーチン(Vladimir Putin)大統領のクリミア編入提案を検討もせず安易に承認したロシア議会とまったく同様だと、アナスタシアさんは批判する。「彼らは全会一致だったのよ! そんな民主主義がどこにある? 彼らはここ(クリミア)に、人々のための国ではなく、役人のための国を作ろうとしている」

 クリミアが事実上ロシアになってしまった新たな現実は、アナスタシアさんの家族をも分断している。信じられないと頭を振りながら、アナスタシアさんはウクライナ人である自分の両親が、ロシアは生活に「安定」をもたらしてくれると言って賛成しているのだと語った。「2人は、年金が上がると言っている。レーニン像にいつまでも居て欲しいのよ」 (c)AFP/Dario THUBURN

7693チバQ:2014/03/24(月) 23:40:16
http://www.asahi.com/articles/ASG3P0FJJG3NUHBI03S.html?ref=reca
クリミア、進む「ロシア化」 身分証発行・年金ストップ
シンフェロポリ=杉山正、キエフ=喜田尚
2014年3月23日08時42分
 ウクライナ南部クリミア半島では、ロシアが併合を決めた直後から国際的な批判をよそに「ロシア化」が着々と進む。住民へのロシアのパスポートや身分証明書の発行が始まった。一方でウクライナからの年金が引き出せなくなるなど、生活に混乱も起きている。

 中心都市シンフェロポリの自治政府庁舎には20日、多くの住民がロシア国民としてのパスポート申請のために列を作っていた。ロシアのパスポートには国外渡航用と国内の身分証明用があり、発行が始まったのは後者。いわばロシアの市民権を持つ証しだ。

 申請に訪れた無職イリーナさん(28)は「ここはもうロシアだから、パスポートが必要なのは当たり前」と話した。併合を批判して経済制裁を強める欧米について、「民主的に決まったことだ。ロシアの方が生活が良くなる。私たちの問題で外国は関係ない」。会社員の男性(20)も「早くロシアのパスポートが欲しい」と語った。

http://www.47news.jp/CN/201403/CN2014032401001300.html
クリミアでルーブルが公式通貨に ロシア編入で、24日から
 【シンフェロポリ共同】タス通信によると、ロシアが編入したウクライナ南部クリミア半島で24日からロシア・ルーブルが公式通貨となった。ウクライナの通貨フリブナは2015年末まで並行して流通する。

 クリミア自治共和国最高会議(議会)は17日に通貨をルーブルに変更することを決めていた。24日から税金はルーブルのみで受け付け、給料もルーブル建てとなる。

2014/03/24 11:27 【共同通信

7694チバQ:2014/03/24(月) 23:40:47
http://www.afpbb.com/articles/-/3010891?ctm_campaign=txt_topics
ケニアで一夫多妻制法案を可決、男性議員が妻の拒否権削除
2014年03月24日 20:54 発信地:ナイロビ/ケニア
【3月24日 AFP】ケニア議会は前週20日、女性議員らが憤怒し議場を後にする中、男性が希望するだけ多くの女性と結婚することを認める法案を可決した。

 21日の報道によると、現行の結婚に関する法律を改定し、複婚に関する慣習法を正式に法制化した。最初に提出された改定案は、妻に夫の選択を拒否できる権利を付与していたが、男性議員らが超党派でこの条項の削除を推進した。

 首都ナイロビ(Nairobi)のラジオ局、キャピタルFM(Capital FM)によれば、ジュネット・モハメド(Junet Mohammed)議員は議会で「アフリカ女性と結婚するとき、その女性は第2の妻、第3の妻がやって来るつもりでいなければならない。それが、アフリカだ」と述べた。

 アフリカの多くの地域と同様、ケニアでも伝統的な地域社会やイスラム教徒の社会では、一夫多妻制は一般的で、一夫多妻婚の比率は人口の5分の1を占めている。

 現地紙デーリー・ネーション(Daily Nation)によると、ケニアの公正法務委員会のサミュエル・チェプコンガ(Samuel Chepkong'a)委員長は「男性が女性を連れて家に帰れば、第2、第3の妻とみなされる。慣習法の下では自分の妻に、第2、第3の妻を連れて帰ることを知らせる必要はない。連れて帰った女性はみんな妻だ」と語った。

 議会多数派の指導者でイスラム教徒のアデン・デュアレ(Aden Duale)議員は、一夫多妻制はイスラム教の信仰の一部だが「キリスト教徒の兄弟たちにも旧約聖書を見て欲しい。ダビデ王(King David)やソロモン王(King Solomon)は、第2の妻と結婚するのに誰にも相談などしていない」と聖書の逸話を引用し、キリスト教徒であっても妻に断らずに第2の妻を迎えられることを正当化した。

 深夜の審議で激論が交わされた後、女性議員らは憤激し、議場を後にした。キャピタルFMによると、女性議員のソイパン・チュヤ(Soipan Tuya)氏は議会で「男性たちが、言葉による女性の反撃を何よりも恐れていることを、私たちは分かっている」と述べた上で「けれど結局は、あなたがたが家長であれば、他の相手──それが2人でも3人でも──を連れてくる。であれば、せめて妻や子どもたちにそれを知らせることに同意するのは、男性としての義務だ」と主張した。

 ケニアでは女性の複婚は認められていない。今後、法案の成立には大統領の署名が必要とされる。(c)AFP/Peter MARTELL

7695とはずがたり:2014/03/25(火) 02:00:14
ウクライナ軍に撤収命令=ロシアが完全支配―クリミア・主要閣僚、初の現地入り
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-140324X244.html
時事通信2014年3月24日(月)21:03

 【シンフェロポリ時事】ウクライナ新政権のトゥルチノフ大統領代行は24日、安全保障国防会議がクリミア半島に駐留するウクライナ軍に撤収命令を出すことを決定したと明らかにした。これにより、クリミア半島は軍事面で完全にロシアの支配下に入った。

 クリミア半島のウクライナ軍基地は2月末以降、ロシア部隊とみられる「自警団」などに包囲され、相次いで陥落。ウクライナ国防省は、ウクライナ部隊に自衛のための発砲を許可したものの、組織的抵抗の動きはないまま、ロシアに半島を明け渡した形だ。

 クリミア自治共和国のテミルガリエフ第1副首相は24日、「クリミアにウクライナ軍拠点はなくなった」と宣言。ウクライナ軍将兵は自由にウクライナ本土に去ることができると述べた。

 一方、ロシアのショイグ国防相が24日、クリミア半島の中心都市シンフェロポリに入り、自治共和国のアクショノフ首相やコンスタンチノフ議会議長らと会談、安全保障問題について協議した。ロシア主要閣僚のクリミア入りは21日の編入条約発効後初めて。国防相は、2日にロシア側に寝返ったウクライナ海軍のベレゾフスキー前総司令官を、ロシア黒海艦隊の総司令官に次ぐナンバー2に任命した。

 また、ロシアのメドベージェフ首相は、クリミア半島をロシアの電力供給網に連結することを検討中だと明らかにした。23日に起きた停電について、テミルガリエフ氏は「ウクライナがクリミアを威嚇するため送電を削減した」と非難したが、ウクライナ側は送電システムの事故が原因と主張している。

 さらに地元通信社クリムインフォによると、ロシアの通貨ルーブルについて、4月に公定通貨になるのに先立ち、24日から流通を開始。当面はウクライナ通貨グリブナと併用されるが、税金や公務員給与などの支払いは24日から原則としてルーブル建てになった。クリミア住民に対するロシアパスポートの発給開始と合わせ、急速に「ロシア化」が進められている。

7696とはずがたり:2014/03/25(火) 02:52:55

ウクライナ:州庁舎厳戒 ドネツク、親露派の占拠懸念
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20140323k0000e030089000c.html?fr=rk
毎日新聞2014年3月23日(日)08:45

 【ドネツク(ウクライナ東部)篠田航一】ロシアによるウクライナ南部クリミア半島の編入が進んでいることを受け、親ロシア派住民の多いウクライナ東部では、クリミア同様の住民投票実施を求めるデモが頻発するなど治安が不安定化している。親ロシア派のヤヌコビッチ前大統領の出身地ドネツク州の州都ドネツクでは21日、親ロシア派に占拠される可能性がある州政府庁舎に多数の警官隊が配置されるなど、厳戒態勢が続いている。

 ドネツクでは13日、親ロシア派と親欧州派の住民同士が衝突し、3人が死亡する東部で最大規模の騒乱となった。新政権は、クリミア問題と並行して東部の動向も「ウクライナの真の危機」(トゥルチノフ大統領代行)と憂慮を深めている。

 16日には親ロシア派デモ隊が数千人にふくれ上がり、一部は検察庁舎の占拠を試みて警官隊と衝突した。州政府庁舎は今月、親ロシア派に一時占拠され、ロシア国旗が掲げられたこともある。

 親ロシア派の会社員、デニースさん(36)は「ヤヌコビッチ氏の評価は分かれるが、彼を暴力的に追放した親欧州派を許せない」と話す。記者が、親欧州派の拠点だった首都キエフの「独立広場」のことを話すと「気をつけろ。あの場所にいるのはテロリストばかり。だまされるな」と、繰り返し忠告した。

 一方、ホテル従業員の女性(27)は「親ロシア派住民は騒乱を起こし、ロシアの気を引いて介入してもらおうと思っている。彼らの説明を信じてはいけない」と話す。

 ドネツクは古くから炭鉱業が栄え、ウクライナ経済を支える工業地帯のため、新政権が「死守」したい戦略的要衝だ。

 新政権は2月27日の発足後、サッカーの地元プロチームFCメタルルグ・ドネツクの会長を務める実業家セルゲイ・タルタ氏を州の新知事に任命し、経済重視を内外にアピールしている。

7697とはずがたり:2014/03/25(火) 15:13:30

対ロ戦の可能性高まる=ウクライナ外相
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201403/2014032400014

 【ワシントン時事】ウクライナのデシツァ外相は23日放映の米ABCテレビの番組で、ウクライナ東部国境でのロシア軍の兵員増強などを受けて、戦争勃発の可能性が「高まりつつある」と述べ、懸念を表明した。事態は1週間前よりも「一層緊迫してきた」という。
 外相は「ウクライナは平和的な外交手段を試みているが、国民は祖国を守るために準備している」と指摘。ロシア軍の国境侵入が起きた場合、「ウクライナ東部の住民に(反撃を)自制させるのは極めて難しい」と強調し、戦争になる可能性を示した。
 また「ロシアのプーチン大統領が何を考え、決めようとしているのか分からない」と語り、ロシアの対話不足が戦争の危機を高めていると批判した。(2014/03/24-01:05)

7698とはずがたり:2014/03/25(火) 21:16:29
ウクライナ危機拡大、最悪事態回避へ神経戦
http://toyokeizai.net/articles/-/33165
日欧ロの深い相互依存、紛争拡大の抑止力になるか
中村 稔 :東洋経済 記者 2014年03月22日

ロシアの実質統治下に入ったクリミア自治共和国議会が3月11日に独立宣言を行うなど、ウクライナ情勢は緊迫と混迷が続いている。欧米が対ロ制裁を発動する中、2月中旬に反政権デモ隊を狙撃したのは親欧米暫定政権側の民族主義過激派だったとする情報まで浮上し、現地世論は動揺している。米ロ関係はソ連崩壊後最悪レベルに落ち込んでおり、「第2次東西冷戦」とも言われ出した。

今後の最悪のシナリオは、経済封鎖によるロシアの完全孤立化、欧米を巻き込む軍事衝突だ。そうなれば、欧州や日本は大きな影響を受ける。日本の場合、サハリンから液化天然ガス(LNG)を買えなくなる。日本が輸入するLNGの約10%がサハリン産。スポット価格の割高なカタール産LNGなどで埋め合わせするとなると、コスト面で大きなインパクトになる。

しかし、最悪の事態を回避するべく外交交渉が進む。しばらくは、粘り強い交渉によってロシア、ウクライナ両国の妥協点を模索する展開が続きそうだ。

「欧ロエネルギー同盟」

「ロシア人とウクライナ人は言語的、宗教的に兄弟のような関係。ロシアがウクライナに強硬な軍事介入をするとは思えない」とロシア駐在経験のある商社マンは話す。

そうした国民感情に加え、危機拡大の抑止力となるのが、日米欧とロシアとの緊密な経済関係だ。

とりわけ欧州とロシアの関係は深い。最たるものが天然ガス取引である。欧州は天然ガスでのロシア依存度が約30%に上る。すべてパイプラインを通じて輸入しており、ウクライナ経由が全体の6割を占める。

2011年に稼働した「ノルドストリーム」はロシアが半分出資し、残りは独、仏、蘭の出資。冒頭写真の「サウスストリーム」もロシアと独、仏、伊が折半出資している。「ロシアと欧州主要国は“エネルギー同盟”ともいえる強い関係にある。1973年のパイプライン初開通以来、40年にわたり莫大な利益を共に得てきた双方が、それを失うようなことは考えにくい」と、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の本村真澄・担当審議役は見る。

欧州では情勢悪化を警戒し、「地下貯蔵施設でのガス備蓄を増やしており、数カ月分は確保しているもよう」(北出大介・三井物産戦略研究所研究員)。とはいえ、関係が一度断絶すれば、その修復には何年かかるかわからない。ガス価格も高騰し、「スポットでの代替輸入による負担急増は目に見えている」(同)。

7699とはずがたり:2014/03/25(火) 21:16:48
>>7698-7699
逆に、欧州からロシアへの最大の輸出品が自動車。ドイツの12年の対ロ輸出総額は約5兆円に上り、うち2割近くが部品を含む自動車関連だ。欧州最強のドイツ経済といえども、巨大市場の喪失は大きな痛手となる。

ウクライナは数カ月に及ぶ騒乱で景況悪化が著しい。JPモルガンによる直近予測では、今年の実質GDP成長率はマイナス3.2%へ後退。通貨グリヴナの暴落でインフレ率は10%強へ急上昇する。財政赤字、経常赤字が続き、政府・民間の対外債務(13年末は約14兆円)のGDP比率は99%へ拡大する見込みだ。

短期国債の利回りは一時30%を突破。政府は「デフォルト(債務不履行)直前」(トゥルティノフ大統領代行)とされる。当面の返済ピークの6月に向け、IMFなどの資金援助が不可欠の状態だ。

ロシアも今年はほぼゼロ成長へ沈む見通し。ルーブル下落に伴う中央銀行の介入で外貨準備の減少は避けられず、インフレ率も高水準が続く。

もし両国でデフォルトや不良債権化が相次げば、両国に投融資した金融機関の損失が膨らむ。要注意なのは、両国への融資比率が高いハンガリーやオーストリアの銀行だ。これらの銀行が大打撃を負えば、他の西欧の銀行へ思わぬ連鎖的影響が及びかねない。

日本への影響は?

近年は日ロの経済関係も深まっている。エネルギー分野ではLNGのうち約10%、原油のうち約7%をロシアから輸入。日本からは自動車や建機など最終製品の輸出が多く、現地生産も増えている。「今後は農業や都市インフラ、医療分野での関係強化も見込まれる」(北出氏)。

安倍晋三首相は日ロ関係を「最もポテンシャル(潜在力)が高い2国間関係」と高く評価し、プーチン大統領と1年間に5回も会談するなど急接近している。対ロ制裁の行方次第では、日本はさらなるエネルギー危機に直面し、政治・経済両面で構築されつつあった日ロ関係が再び崩壊することになる。

「シェール革命でガスも自給できるオバマ政権は経済的ダメージが少ないので強気。一方、日欧は対ロ関係が深く、微妙な対応にならざるをえない。そのためエネルギー情勢の根本を変えることはないだろう」と本村氏は読む。

恒久的な解決に向け、ウクライナのEU加盟を進める一方、北大西洋条約機構(NATO)には加盟させない「フィンランド化」を目指す案などが俎上に載る。難しい神経戦が続くことになる。

(週刊東洋経済2014年3月22日号〈3月17日発売〉 核心リポート04のうち記事部分を転載)

7700チバQ:2014/03/26(水) 00:00:05
http://www.afpbb.com/articles/-/3010916?ctm_campaign=txt_topics
「わが党に2回投票して」、閣僚発言で物議 総選挙控えたインド
2014年03月25日 09:45 発信地:ニューデリー/インド
【3月25日 AFP】インドの閣僚が、来月始まる総選挙で2回投票するように自身の支持者らに呼び掛けたことで、不正を推奨しているとの非難を浴びている。

 シャラド・パワル(Sharad Pawar)農相は、23日の選挙集会に参加した支持者らに対し、投票済みの証明として指に塗られるインクを洗い落とし、違う選挙区に行って、同農相が所属する国民会議派(Nationalist Congress Party、NCP)にもう一度投票するよう呼び掛けた。

 パワル氏はマハラシュトラ(Maharashtra)州の隣接する2つの選挙区では別々の日程で投票が実施されることを指摘した上で、「あっちで『時計』(国民会議派のシンボル)に投票したら、こっちに戻ってきてまた『時計』に投票しよう」と語ると、支持者の間でどっと笑いが起きた。

 4月7日に始まる総選挙に参加する庶民党(Aam Aadmi Party)など多くの政党はこの発言を問題視。反汚職を掲げる庶民党は「露骨な選挙違反行為」だとして、選挙委員会に苦情を申し立てる方針を表明した。

 パワル氏は後に、自身の発言は単なる「冗談」だったと説明。国民会議派の広報担当者も、「これらがまじめな発言ではなかった」ことを選管委は分かってくれるだろう、と自信を示した。(c)AFP

7701チバQ:2014/03/26(水) 00:01:24
http://www.afpbb.com/articles/-/3010890
ルワンダ大虐殺から20年、被害者と加害者が体験談
2014年03月24日 16:06 発信地:ルバブ/ルワンダ
【3月24日 AFP】カバンダさん(33)は多数派フツ(Hutu)人の民兵組織インテラハムウェ(Interahamwe)が押し寄せて来た1994年4月7日のことをよく覚えている。「ルワンダ大虐殺」が始まった日だ。

 大虐殺の生存者の会の地元代表を務めるカバンダさんは、惨劇から20年になるのを前に開かれた追悼式典で、「彼らがやって来て、街の中心部に私たちを連れて行くと父に言った。兄も連れ去られ、父や兄には会うことは二度となかった」と話した。

 フツ・パワー(Hutu Power)と呼ばれるフツ至上主義から成るイデオロギーを扇動し、少数派ツチ(Tutsi)人の壊滅を目指したインテラハムウェは、カバンダさんの家族や他の人々を、コンゴ民主共和国(旧ザイール)との国境に近い西部の小さな町、ルバブ(Rubavu)の自治体の安全な建物に連れて行くと約束した。

 だがカバンダさんの家族らが実際に連れて行かれたのはルバブの墓地。そこで刃物や銃、手投げ弾で殺害され、集団墓地に放り込まれた。100日間で少なくとも80万人が殺害された大虐殺の始まりだった。多くの血が流されたこの場所は「レッド・コミューン(red commune)」と呼ばれる記念墓地になっている。

 イベントではカバンダさんを含む生存者たちが2時間以上、抱えてきたトラウマを打ち明けた。話をした人の中には殺害に加わった人もいた。

 ある男性は「私の父はフツ人、母はツチ人だった。インテラハムウェは私に、お前にはツチの血が流れていると言った。生き延びるために私はインテラハムウェに加わり、人を殺さなければならなかった」と明かした。

 この男性は95年に禁錮14年の判決を受けた後、ポール・カガメ(Paul Kagame)大統領によって2001年に赦免された。男性は「ツチの大虐殺で起きたすべてのことをこの目で見た。ここに来て話をすることで国の再建に貢献したい」と語った。

 イベントの主催者は、こうした催しが古傷をえぐるのではなく、ルワンダがこれまでの20年間に見せた回復力と勇気を示すものとして役立つことを願っていると話した。(c)AFP/St&eacute;phanie AGLIETTI

7702チバQ:2014/03/26(水) 00:06:15
http://www.afpbb.com/articles/-/3010898
高級ホテル襲撃「パキスタン関与」をアフガニスタンが示唆
2014年03月24日 18:38 発信地:カブール/アフガニスタン
【3月24日 AFP】アフガニスタンの首都カブール(Kabul)の高級ホテルで20日夜に起きた襲撃事件について、ハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領が委員長を務める同国の国家安全保障委員会(National Security Council、NSC)は23日、「アフガニスタン国外で」計画されたものだと述べ、パキスタンの関与を示唆した。

 外国人に人気の「セレナホテル(Serena Hotel)」を襲ったのは、4月5日に控えているアフガニスタンの次期大統領選を、暴力によって阻止することを宣言している旧支配勢力タリバン (Taliban)の未成年メンバー4人組で、その場で全員射殺された。犠牲となった民間人9人は、フランス通信(Agence France-Presse、AFP)のサルダール・アフメド(Sardar Ahmad)記者(40)夫妻とその子ども2人の4人、さらにもう1人のアフガニスタン人、その他、カナダ人2人、米国人1人、パラグアイ人1人。

 この事件についてNSCは声明で「目撃者の証言や予備情報の分析は、このテロ攻撃がアフガニスタンの外の他国の情報機関によって直接実行されたことを示している」と発表した。またNSCは、襲撃の前にセレナホテルの廊下を調べるパキスタンの外交官が目撃されていたと主張している。

 パキスタンはアフガニスタンの旧支配勢力だったタリバンの主要な後ろ盾であり、アフガニスタン当局は以前から、パキスタンの強力な情報機関とイスラム原理主義勢力であるタリバンとの間につながりがあると疑念を呈している。

 今年に入りカブールで外国人や外国人が集まる場所が標的とされた重大な襲撃事件は3度目。こうした類の襲撃によって、大統領選で独立選挙監視委員会が効果的に機能しなくなり、選挙の信頼性が損なわれる可能性が恐れられている。

 2001年の米同時多発テロ後、政権の座を追われたタリバンが率いる反政府勢力と、米軍の主導で13年間、戦闘を続けてきた北大西洋条約機構(NATO)軍は現在、撤退しつつある。タリバンと対峙するアフガニスタンの治安部隊は、この駐留NATO軍5万3000人の支援を失うため、大統領選が問題をはらむ結果となれば、選挙の勝者は弱い立場に置かれるだろう。(c)AFP

7703チバQ:2014/03/26(水) 00:06:41
http://www.afpbb.com/articles/-/3010971
独立選挙委員会事務所に攻撃、アフガニスタン
2014年03月25日 21:51 発信地:カブール/アフガニスタン
【3月25日 AFP】大統領選まで2週間を切ったアフガニスタンで25日、首都カブール(Kabul)にある選挙委員会事務所を武装グループが襲撃した。

 旧支配勢力タリバン(Taliban)は、4月5日に実施される大統領選を暴力で阻止すると宣言し、戦闘員たちに選挙スタッフや有権者、治安部隊を攻撃するよう呼び掛けている。

 襲撃開始から4時間以上が経ってからも、アフガニスタンの治安部隊はカブール西部のダルラマン(Darulaman)地区にある独立選挙委員会(Independent Election Commission、IEC)事務所で、武装勢力と戦闘を行っている。

 カブール警察によると、現地時間午前11時35分(日本時間午後4時05分)ごろ、IECの同地区事務所の入り口ゲートで自爆攻撃があり、その後、武装した数人が建物内に侵入した。

 アフガニスタン内務省のセディク・サディキ(Sediq Sediqqi)報道官はマイクロブログのツイッター(Twitter)上で、民間人2人が負傷し病院へ搬送されたと述べた。

 現場となったIEC事務所は、ハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領の後継者をめぐる次期大統領選で有力候補と目されているアシュラフ・ガニ(Ashraf Ghani)元財務相の自宅に近い場所にある。(c)AFP/Emal HAIDARY

7704チバQ:2014/03/26(水) 00:24:13
http://mainichi.jp/select/news/20140326k0000m030087000c.html
アフガン:大統領選候補宅近くで銃撃戦 タリバン犯行声明
毎日新聞 2014年03月25日 20時06分(最終更新 03月25日 23時22分)

 【ニューデリー杉尾直哉】アフガニスタンの首都カブール西部にある独立選挙委員会(中央選管)の地区事務所で25日、武装勢力の男2人が相次いで自爆し、ほかのメンバーと治安部隊との間で銃撃戦となった。アフガン内務省によると住民ら5人が死亡、事務所職員ら8人が負傷した。旧支配勢力タリバンが「選管事務所を狙った」との犯行声明を出した。

 攻撃された事務所は、大統領選挙(4月5日投票)の有力候補、アシュラフ・ガニ元財務相の自宅に隣接する建物。ガニ氏は遊説で首都南部に出かけており無事だった。

 大統領選の投票まで10日余りとなったが、有力候補のガニ氏の自宅近くが襲撃された衝撃は大きい。タリバンは武力攻撃による選挙妨害を激化させており、今後の選挙運動や有権者の投票行動に大きな影響を与えそうだ。

 今回の大統領選は、2001年のアフガン戦争開戦以降、初めて選挙によって政権が交代する重要な節目だ。9人が立候補し、ガニ元財務相とアブドラ元外相の間で決選投票にもつれ込むとの観測が強い。「反タリバン派」として知られるアブドラ元外相も先月、自身が乗った遊説車列がタリバンの銃撃を受けた。アブドラ氏は無事だった。今月10日には西部ヘラート州のアブドラ陣営事務所が何者かの自爆攻撃を受け、警備員2人が死亡、職員4人が負傷した。

 タリバンは今月20日、首都中心部の高級ホテル「セレナ・ホテル」を襲撃し、外国人を含む9人を殺害したばかり。選挙に向けて国内では厳戒態勢が敷かれているが、当局はタリバンの攻撃を抑え切れない状態だ。

 01年の開戦直後から暫定政権議長などとして国政のトップにいたカルザイ大統領は、3選を禁じた憲法の規定により任期満了で退任する。

7705チバQ:2014/03/26(水) 00:25:49
http://mainichi.jp/select/news/20140326k0000m030076000c.html
クリミア:露国籍の身分証申請に住民殺到
毎日新聞 2014年03月25日 19時45分

 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)真野森作】ロシアが一方的に編入したウクライナ南部クリミア半島で、ロシア国籍を証明する身分証の申請に住民が殺到している。現地の通信社によると、ロシア連邦移民局はクリミアが「独立」を宣言した今月17日から24日までに約2万1000件の申請を受理した。

 シンフェロポリ中心部から約5キロの発給事務所では、25日も午前9時の業務開始前から数百人が列を作った。ロシア系の元建設技師、フェリクス・シェンゲライさん(72)は「私が生まれたときはクリミアはロシア領だった。再びロシアへ戻れてうれしい」と語る。父親が軍人のため旧ソ連各地を転々として育ったといい、「証明書を受け取ったら、幼い頃に4年間過ごしたロシア南部ロストフ州を訪ねたい」と笑顔を見せた。

 一方、ナイトクラブで働くビタリ・ミトロシェンコフさん(31)は「ロシア入りして暮らしが良くなるか分からないが、まずは申請に来た」と話した。クリミアには多民族が住んでおり、申請をする列の中にはチェコ系住民の姿もあった。ロシア編入反対の立場をとる先住民族クリミア・タタール人たちからは「ロシア国籍など欲しくない」と反発する声も聞かれた。

7706チバQ:2014/03/26(水) 00:26:18
http://mainichi.jp/select/news/20140326k0000m030149000c.html
ウクライナ:国防相代行が辞任 クリミア奪われ批判浮上
毎日新聞 2014年03月25日 23時31分

 【モスクワ田中洋之】ウクライナ最高会議(国会)は25日、テニュフ国防相代行の辞任を承認した。南部クリミア半島をロシアが軍事掌握し、現地のウクライナ軍部隊が包囲された事態に、ウクライナ国内ではテニュフ氏に対して「適切な命令を出さなかった」との批判が浮上し、本人が辞意を表明していた。

 新政権与党の極右政党「自由」に所属するテニュフ氏は、ウクライナ政変に伴い先月27日に国防相代行に就任したばかりだった。後任には国境警備局出身のコワリ氏が任命された。クリミア駐留のウクライナ兵1万8800人の大半は、これまでにロシアに投降。ウクライナでの軍務継続を希望するのは4300人にとどまるといわれている。

7707チバQ:2014/03/26(水) 00:27:07
http://mainichi.jp/select/news/20140325k0000e030204000c.html
G7:ソチ・サミットをボイコット 経済制裁の実施を警告
毎日新聞 2014年03月25日 11時34分(最終更新 03月25日 11時58分)


24日、オランダ・ハーグで、ロシアをのぞく主要7カ国(G7)緊急首脳会議に集まったオバマ米大統領(中央)や安倍晋三首相(右手前から3人目)ら=AP
拡大写真 【ハーグ斎藤義彦】ロシアがウクライナ南部クリミア半島を編入した問題で、ロシアを除く主要7カ国(G7)が24日、オランダ・ハーグで開いた緊急首脳会議で、ロシアが事態を悪化させる場合、「経済に重大な影響」を与える経済制裁の実施を警告した。ロシア産天然ガスや石油などに対する制裁にあたり、供給源の多様化など「エネルギーの安全保障」をG7が共同で強化するため、エネルギー担当相会議を開くことで合意した。今年6月、ロシア・ソチで開く予定だった主要8カ国(G8)首脳会議をボイコットし、ブリュッセルでG7首脳会議を開くことも決めた。

 緊急首脳会議で採択した「ハーグ宣言」によると、ロシアを含むG8の会議にG7が参加を停止する形で、ロシアを当面排除することを決めた。排除は、ロシアが「(強硬な)方針を変え、意味のある議論ができる環境が戻るまで」としている。

 これで6月4、5日の予定だったソチG8首脳会議は中止が決まった。これに代わり、同じ日程で、欧州連合(EU)が初めて主催する形でブリュッセルでG7首脳会議が開かれる。EUのファンロンパウ欧州理事会常任議長(EU大統領)とバローゾ欧州委員長は、主要国首脳会議に参加している。

 ソチG8に向けた準備のため、4月にモスクワで予定されていたG8外相会議にG7外相を参加させないことも決めた。

 また、ロシアが事態をエスカレートさせる場合、G7で協調した「分野別」の制裁、特に「ロシア経済に継続的に重大な影響を与える」経済制裁を実施する用意があることを明確にした。

 米政府高官によると、G7エネルギー担当相会議は数週間以内に開かれ、ロシアからEUへの輸出の7割を占める石油や天然ガスなどエネルギー資源についての制裁を実施する事態を想定。欧州側への影響を緩和するため、G7としてエネルギー源の多様化など、どのような「安全保障策」を取れるか検討する。また分野別制裁には、金融制裁なども想定されているという。

7708チバQ:2014/03/26(水) 00:29:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140326/erp14032600070000-n1.htm
「新冷戦」突入鮮明 試されるG7、露の異質さ浮き彫り
2014.3.26 00:02 (1/2ページ)

核安全保障サミットが開幕した24日、オランダ国王がハーグで主催した晩餐会に出席し、円卓に座る各国首脳ら(AP)
 【ハーグ=内藤泰朗】オランダ・ハーグで行われたG7の緊急首脳会議は、ウクライナ南部クリミア半島のロシア併合を「違法行為」と断罪し、ロシア側の態度によっては、さらなる制裁を発動することを示唆した。だが、ロシア側は、G7側の警告を無視する方針とみられる。ロシアの異質ぶりが改めて浮き彫りになる中、G7側にも犠牲を強いる、新たな冷戦時代への突入は避けられないとの見方が広がっている。

 「ロシアへの対応をどうするのか」

 G7と欧州連合(EU)の首脳ら9人は24日夜、ハーグのオランダ首相府の狭い部屋に集い、円卓を囲んでクリミア併合を決めたロシアへの対応などについて、約1時間半にわたり議論を展開した。

 G7の外交筋によると、G7首脳の中には、国際法に違反したロシアをG8の枠組みから排除すべきだとの強硬論も出たが、とりあえず6月にロシア・ソチで開催予定だったG8首脳会議への不参加を決定。代わりにブリュッセルでG7首脳会議を開催することで合意した。オランダ国王主催の晩餐(ばんさん)会が始まる直前のことだった。

 外交筋は、「ロシアが(自由や民主主義といった)共通の価値観をベースにしたグループにとどまることができるのか疑問だが、まだ結論が出たわけではない」と述べ、「ロシア排除」問題は継続協議となったことを明らかにした。

 こうした中、マクフォール前駐露米大使は24日、「プーチン大統領は西側との対立を求めている」とする論文を米紙に寄稿した。スウェーデンのビルト外相も、民族主義に根ざした保守強硬派がロシアを支配しているとし、悲観論に賛同。英BBC放送は「第2の冷戦か」と伝えた。

 ただ、米ソという超大国による東西冷戦時代とは異なり、ロシアと欧米の間には経済的な相互依存関係が構築されており、欧米側にも大きな打撃が及ぶ。制裁を受けたロシアは、中国やインドなど新興大国との関係強化で生き残りを図るものとみられ、今後は「一方的な勝者はいない」といった見方が欧米メディアや識者の間で広がっている。

 先の外交筋は、欧米とロシアによる駆け引きで、「漁夫の利」を得るのは中国である可能性が高いと指摘しつつも、「G7諸国とEUは、各国の国益に沿いながら、結束して対抗する以外に道はないのではないか」と強調している。

7709とはずがたり:2014/03/26(水) 00:35:48
国防相を解任=クリミア撤退受け―ウクライナ議会
時事通信社 2014年3月25日 20時26分 (2014年3月25日 23時41分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20140325/Jiji_20140325X464.html

 【モスクワ時事】ウクライナ最高会議(議会)は25日、辞意を表明したテニュフ国防相を解任した。インタファクス通信などが伝えた。ロシアが掌握、編入したクリミア半島からのウクライナ軍撤退を受けた事実上の更迭とみられる。
 テニュフ氏は軍人出身でウクライナ民族主義政党「自由」の所属。2月末の親欧州連合(EU)派の新政権発足に伴い、国防相に任命されたばかりだった。この日の本会議で解任がいったん否決されたものの、再度の採決で解任が決まった。後任には同じ軍人出身のコワリ氏が任命された。

7710チバQ:2014/03/26(水) 20:59:10
http://mainichi.jp/select/news/20140327k0000m030072000c.html
クリミア:観光ピンチ ロシアはキャンペーンも
毎日新聞 2014年03月26日 20時29分(最終更新 03月26日 20時51分)


クリミア半島南部にある世界遺産のヘルソネス遺跡
拡大写真 ウクライナ南部クリミア半島の観光産業がピンチに立たされている。クリミアがロシア連邦に一方的に編入されたことで、全体の65%を占めるウクライナ人観光客の減少が予想されるためだ。これに対しロシア側はロシア国民にクリミア旅行を呼びかけるなど対策に乗り出している。【セバストポリ(クリミア南部)で田中洋之】

 クリミア南部セバストポリ市の黒海沿いにあるヘルソネス遺跡は、古代ギリシャの植民地だった紀元前6世紀の都市遺跡で、昨年に日本の富士山とともにクリミア初の世界遺産として登録された。年間36万人が訪れ、遺跡管理責任者のラリーサ・セジコワさんは「世界遺産登録で観光客は3割増えた。遺跡の保存と修復にも力を入れている」と話す。

 クリミアはほかにもヤルタなど風光明媚(めいび)な保養地があり、ソ連時代から観光地として知られ、年間の観光客は約600万人、観光収入は5800億円にのぼる。しかし、春の観光シーズン入り直前に起きたクリミアのロシアへの編入で暗雲が垂れこめている。ウクライナ新政権はクリミアに関し、「不法に占拠された領土」として国民の訪問制限を打ち出しており、セジコワさんも「観光への影響は避けられない」と指摘する。

 一方、ロシアは政府を挙げて「クリミアに行こう」キャンペーンを始めている。クリミアを訪れる観光客のうちロシア人は約25%だが、クリミア自治共和国のユルチェンコ・リゾート観光相は「60〜70%に高めたい」と意気込む。具体策としてクリミアのホテル宿泊料の10〜25%割引や、ロシア本土とクリミアを結ぶ空路や航路の新設・増便などが検討されている。

 ロシアのコザク副首相は24日、クリミアの観光発展に向けたロードマップを4月5日までに作成する考えを表明。ロシア企業に対し従業員向けの保養先を従来のトルコやエジプトからクリミアに変更するよう求めることも考えているという。

7711チバQ:2014/03/26(水) 21:09:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140326/erp14032600160001-n1.htm
強気の露「G8にしがみつかない」 世界の多極化さらに推進へ
2014.3.26 00:14 (1/2ページ)[ロシア]

24日、オランダ・ハーグで記者会見するロシアのラブロフ外相(ロイター=共同)
 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)=佐々木正明】先進7カ国(G7)がロシアで6月に開催される予定だった主要国(G8)首脳会議への参加を取りやめたことを受け、ロシアのラブロフ外相は24日、「われわれはG8にはしがみつかない」と述べた。プーチン政権がクリミア併合を機に欧米から一定の距離を置き、「世界の多極化」を目指す主要メンバーとして揺さぶりをかける場面が増えることが予想される。

 G8軽視の兆候は、プーチン大統領が3期目の任期に就いた2012年から表れていた。

 プーチン氏は就任直後の日程が決まっていた米国でのG8開催について、「組閣作業に専念するため」として出席を拒否。就任演説でも、G8よりも先にG20(主要20カ国・地域)やBRICS(新興5カ国)に言及した。就任後初の外国歴訪ではベラルーシや中国を選んで、米露関係の「リセット」にも、当初から消極的な姿勢を明確にしていた。

 ソ連時代からの伝統で、国連安保理常任理事国や核大国としての立場を重視してきたロシアは、プーチン政権下で石油ガスなどのエネルギー外交を武器にして、国際社会で地歩を固めてきた。昨年のシリア化学兵器の廃棄をめぐっては、態度が二転三転したオバマ米政権を横目に、ロシアが影響力を発揮した。

 プーチン氏は昨年末の年次教書で、「より進歩的といわれる発展モデルを他の国々に押しつける試みが実際には退化、蛮行、大量の流血へと至る」と強調。米欧主導の世界秩序の構築に反発を示してもいた。

 ロシアは今後、G20やBRICSの枠組みに加え、中国が加盟する上海協力機構や、旧ソ連圏の結束を固める「ユーラシア連合」に重点を置いて対露制裁の波及を最小限にとどめ、むしろ欧米から孤立する状況を活用し、反欧米諸国の結束を図っていく可能性がある。

 ロシアの保守派専門家からは「ロシア抜きのG7の枠組みは今後、廃れていくだろう。むしろ困るのは欧米の方だ」との強気の声が出ている。

7712とはずがたり:2014/03/27(木) 00:08:41

麻生はどうみてもロシアはウクライナを併合する権利があると云っておる様だ。。

「キエフ、日本で言うと高天原」 麻生副総理が発言
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/europe/ASG3T3DBNG3TULFA009.html
朝日新聞2014年3月25日(火)11:40

 麻生太郎副総理兼財務相は25日の閣議後会見で、ロシアによるウクライナ南部・クリミア半島併合をめぐり、「ロシアはキエフ公国から始まった。(ウクライナの首都の)キエフがクリミア半島と別れて、キエフだけ欧州に行ってしまうみたいな話は、日本で言うと宮崎県が独立して(古事記などで神々が生まれ、住んでいたとされる)高天原(たかまがはら)がなくなるようなもの。そんなに簡単な話ではない」と述べた。

 オランダ・ハーグでのG7会合で、安倍晋三首相を含む各国首脳は24日、ロシアの対応を「明白な国際法違反」と強く非難し、G8への参加停止を決めた。政権中枢の麻生氏による発言は、それに逆行し、国際的な批判や誤解を招きかねないものだ。ロシアのクリミア併合を正当化するばかりか、ウクライナの欧州連合(EU)加盟を望まないロシアの立場を容認したものとも受け止められかねず、日本政府の見解ともずれが生じかねない。

 一方で麻生氏は、ナチス・ドイツが1938年、ドイツ人も多く住むとの理由でチェコスロバキア(当時)のズデーテン地方を併合したことを例に挙げ、「わが国民の保護という話は、ドイツがかつてズデーテン地方の割譲を求めたことに似た話だと欧州の人は思うだろう」と欧州側への理解も示し、ウクライナ問題の解決には時間がかかるとの見方を示した。ドイツは当時、チェコを除いた英仏独伊で4カ国会談を開き、ズデーテン地方の割譲を認めさせた経緯がある。

7713チバQ:2014/03/27(木) 22:05:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140327/erp14032720420010-n1.htm
【クリミア併合】
ウクライナ大統領選挙 親欧米派の元外相優位 IMFと融資枠合意
2014.3.27 20:38 (1/2ページ)

ロンドンで26日、英国のキャメロン首相(右から2人目)、ヘイグ外相(右端)と会談するウクライナ元外相のポロシェンコ氏(左から2人目)、野党「ウダル」党首のクリチコ氏(中央)ら(AP)
 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)=佐々木正明】ウクライナで5月25日に投開票が行われる大統領選の立候補締め切りが今月30日に迫った。ロシアのクリミア併合への反発から、親欧米派が優位とされるものの、第1回投票で過半数を獲得する候補はおらず、決選投票にずれ込む公算が大きい。世論調査では、複数の立候補予定者のうち、経済発展貿易相や外相を歴任した製菓会社社長、ピョートル・ポロシェンコ氏(48)が頭1つ抜け出している。

 国際通貨基金(IMF)は27日、ウクライナ政府との間で140億〜180億ドル(約1兆4300億〜約1兆8400億円)規模の融資枠を設定することで合意したと発表した。この発表は親欧米派候補を勢いづかせるとみられる。

 26日に発表された世論調査によると、ポロシェンコ氏の支持率は24・9%でトップ。ヤヌコビッチ前政権下の野党第二党「ウダル」党首で前ボクシング世界王者のクリチコ氏の8・9%、同第一党「祖国」を率い、前政権の崩壊で釈放されたティモシェンコ元首相の8・2%を大きく引き離している。

 一方、前政権下でヤヌコビッチ氏を支えていた地域党候補のチギプコ元副首相(支持率7・3%)、前ハリコフ州知事のドプキン氏(同4・2%)は低迷。両氏はいずれも親露派の多いウクライナ東部を基盤にしているが、東部でも支持を得られていない実態が浮かび上がった。

 外交筋は「ウクライナの領土一体性を重視する有権者が増えていることの表れであり、親露派候補が決選投票に進めない可能性も高くなっている」と話す。

 欧州連合(EU)加盟を訴えてきたポロシェンコ氏はキエフの反政権デモで度々演説し、存在感を高めた。現在、正式な出馬表明に向けた最終調整を行っている。

 ポロシェンコ氏はクリチコ氏とともに26日に英国を訪れ、キャメロン首相と会談。ロシア制裁に強いリーダーシップを発揮したキャメロン氏に謝辞を述べた。

 クリチコ氏は「われわれが戦うのは国の将来。お互いに戦うべきではない」と述べ、両者が選挙協力を行う可能性が出てきている。

 有力政治学者のフェセンコ氏は「ポロシェンコ氏は困難な状況の中で、国政を乗り切る強いリーダーとみられている」と指摘。ティモシェンコ氏の支持率が伸びていない理由を元首相時代に国を混乱に導いた責任への批判が原因と分析した。

7714チバQ:2014/03/27(木) 22:25:10
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201403/2014032700112&amp;g=int
EU最年少首相が誕生=34歳のロイバス氏−エストニア
26日、エストニアの首都タリンで、就任宣誓後、写真撮影に応じるロイバス新首相(AFP=時事) 【ベルリン時事】エストニアで26日、中道右派、改革党のタービ・ロイバス前社会問題相(34)を首班とする新内閣が発足した。ロイバス氏は、欧州連合(EU)加盟28カ国の中で最年少の首相となった。
 9年間エストニアを率いた改革党のアンシプ首相は今月初めに辞任した。同党は支持率が低下しており、来年3月に予定される議会選挙を前に、首相を代えることで、党勢の立て直しを図る狙いがあったとみられる。(2014/03/27-08:17)

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7715チバQ:2014/03/27(木) 22:32:09
http://mainichi.jp/select/news/20140328k0000m030136000c.html
エジプト:シシ国防相 大統領選へ出馬表明 同胞団と対立
毎日新聞 2014年03月27日 22時22分

 【カイロ秋山信一】エジプト暫定政権のシシ国防相(59)は26日、国防相など軍職を辞任し、次期大統領選への立候補を正式に表明した。昨年7月の軍事クーデターを主導し、モルシ氏を大統領から解任したシシ氏の人気は高く、当選が確実視される。ただ、モルシ氏の出身母体・イスラム組織ムスリム同胞団は、シシ氏を「裏切り者」と非難しており、軍と同胞団の対立が長期化するのは必至だ。

 シシ氏は26日夜、国営テレビを通じて、軍服姿で演説し、「軍服は今日が最後だ。私に期待してくれる大勢の声には逆らえない」として大統領選出馬の意向を表明した。経済や治安の立て直しへの意欲を示し、「奇跡は起こせないが、全力を尽くす。国民にも努力してほしい」と呼びかけた。

 憲法の規定で、軍人は大統領選に立候補できないため、軍職を離れた。後任の国防相にはソブヒ参謀総長が任命された。

 大統領選は7月までに行われることが決まっており、選管当局は今月30日に日程を発表する。前回大統領選の第1回投票(2012年5月)で得票数3位だった左派政治家のサバヒ氏も立候補の意向を表明している。世論調査機関バシーラセンターの2〜3月の調査では、51%が「シシ氏に投票する」と回答。サバヒ氏(1%)を圧倒し、「未定」(45%)も上回った。

 シシ氏は12年8月、当時のモルシ大統領から軍トップの国防相に任命された。反モルシ政権デモを受けて昨年7月にクーデターを主導し、モルシ氏を解任。直後に発足した暫定政権では国防相に留任し、事実上の指導者とみなされてきた。

 暫定政権は同胞団を「テロ組織」に指定するなど弾圧を強めているが、モルシ氏の支持者らによる抗議活動は続いている。26日もカイロ大学などでデモがあり、治安部隊との衝突で1人が死亡、8人が負傷した。同胞団は、モルシ氏の支持者ら529人が警察幹部を殺害した罪で24日に死刑判決を受けたことに反発を強めている。

7716チバQ:2014/03/27(木) 22:42:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140327-00000511-san-eurp
クリミア併合 テレビや携帯遮断…「まるでソ連に逆戻り」
産経新聞 3月27日(木)10時43分配信

 ウクライナ南部クリミア半島がロシアに併合される過程を現地で3週間ほど取材した。強く感じたのは、ロシアの主張とは異なる、逆の実情だった。

 ロシアは、差別を受けているとされる「ロシア系住民の保護」のため軍事介入に踏み切った。だが、当のロシア系住民たちが迫害などされていないことを認めていた。ロシア側の武装兵らがにらみをきかせる中、反対派は抗議をしたくてもできなかった。

 ウクライナ系テレビは強制的に遮断され、ロシア側のニュースだけが伝えられる。ロシア側がウクライナ海軍司令部を襲撃した日、記者(内藤)の携帯電話は突如、海軍報道官に通じなくなった。だが、ほかの電話機からはかかる。当局に切断されたのだ。

 ロシア側によると、併合への反対派は存在しない。だが、人々は報復を恐れて本心を明かさず、声をひそめて情報交換していた。「まるでソ連に逆戻りしたかのようだ。これからどうなるのだろうか」。こんな不安の声を多く耳にしたが、ロシアのテレビでは紹介されない。ソ連時代もそうだった。

 「ソ連崩壊は20世紀最大の悲劇だ」−。こう語るプーチン露大統領は21世紀、ソ連のような大国復興の野望を抱いているかもしれない。人々の心中には、冷戦時代の不吉な予感が早くも漂っている。(内藤泰朗)
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7717チバQ:2014/03/27(木) 22:46:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140327-00000511-san-eurp
クリミア併合 テレビや携帯遮断…「まるでソ連に逆戻り」
産経新聞 3月27日(木)10時43分配信

 ウクライナ南部クリミア半島がロシアに併合される過程を現地で3週間ほど取材した。強く感じたのは、ロシアの主張とは異なる、逆の実情だった。

 ロシアは、差別を受けているとされる「ロシア系住民の保護」のため軍事介入に踏み切った。だが、当のロシア系住民たちが迫害などされていないことを認めていた。ロシア側の武装兵らがにらみをきかせる中、反対派は抗議をしたくてもできなかった。

 ウクライナ系テレビは強制的に遮断され、ロシア側のニュースだけが伝えられる。ロシア側がウクライナ海軍司令部を襲撃した日、記者(内藤)の携帯電話は突如、海軍報道官に通じなくなった。だが、ほかの電話機からはかかる。当局に切断されたのだ。

 ロシア側によると、併合への反対派は存在しない。だが、人々は報復を恐れて本心を明かさず、声をひそめて情報交換していた。「まるでソ連に逆戻りしたかのようだ。これからどうなるのだろうか」。こんな不安の声を多く耳にしたが、ロシアのテレビでは紹介されない。ソ連時代もそうだった。

 「ソ連崩壊は20世紀最大の悲劇だ」−。こう語るプーチン露大統領は21世紀、ソ連のような大国復興の野望を抱いているかもしれない。人々の心中には、冷戦時代の不吉な予感が早くも漂っている。(内藤泰朗)
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7718チバQ:2014/03/29(土) 00:19:49
http://www.asahi.com/articles/ASG3W21DYG3WUHBI005.html


エジプト国防相が大統領選に立候補表明 対立激化の恐れ

カイロ=川上泰徳

2014年3月27日12時51分


大統領選の立候補を表明するシーシ国防相(画像は国営テレビから)=AFP時事


 エジプトのシーシ国防相(国軍総司令官)は26日夜、国営テレビで演説し、国防相を辞任して、4月以降に実施される大統領選挙に立候補すると発表した。昨年7月にイスラム組織「ムスリム同胞団」出身のムルシ前大統領をクーデターで排除した時の中心人物。同胞団はすでに非合法化されており、シーシ氏の当選は確実と見られる。

 演説では「経済、政治、治安など困難に直面する国を救うため、45年間、兵士として着てきた制服を脱ぎ、立候補を決めた。国民の支持と協力が必要だ」と訴えた。

 ただし、ムルシ氏を支持する同胞団支持者や「軍政反対」を求める若者たちのデモは続く。26日にもカイロ大学の学生デモ隊と治安部隊が衝突し、学生1人が死亡した。シーシ氏の立候補宣言で、政治的な対立がさらに激化しそうだ。

 シーシ氏は59歳。軍情報部長として軍最高評議会メンバーとなり、2012年8月にムルシ政権で、国防相に任命された。昨年7月にムルシ政権への反対デモがカイロ中心部の広場を埋めると、「政治的混乱の収拾」を口実として、ムルシ氏を排除した。その後、暫定政府による憲法改正案の起草と、国民投票の実施などを示す行程表づくりを主導した。

 憲法改正案は今年1月の国民投票で承認。新憲法に基づき、4月以降に大統領選と議会選挙が行われる。(カイロ=川上泰徳)

7719チバQ:2014/03/29(土) 00:23:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140328/mds14032809000001-n1.htm
トルコ、ユーチューブも遮断 軍事介入めぐる極秘音声流出でプッツン

2014.3.28 08:59


 トルコの報道によると、同国の通信当局は27日、外相や情報当局幹部らによる治安関係会合での極秘の会話とされる音声が動画サイト「ユーチューブ」に流出したことを受け、同サイトへの接続を遮断した。

 トルコでは汚職関与をうかがわせるエルドアン首相の音声など、要人の会話内容がインターネット上に流出する異常事態が続いている。首相は20日、短文投稿サイト「ツイッター」の接続を遮断させ、表現の自由や民主主義に反すると批判されたばかりで、ユーチューブ遮断は内外で新たな反発を招いている。

 流出したのはダウトオール外相や情報機関トップらがシリア北部アレッポ県にあるトルコ領の飛び地への軍事介入を協議している内容。エルドアン氏は27日、警察や司法機関に強い影響力を持ち昨年から政権批判を強めている在米イスラム教指導者ギュレン師の支持派が関与しているとの見方を示し、「下劣な行為だ」と非難、容疑者を摘発すると息巻いた。(共同)

7720チバQ:2014/03/29(土) 00:24:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140328/erp14032809200003-n1.htm
ロシア、制裁で混乱、独自のカード決済導入へ JCBを手本に

2014.3.28 09:19 [ロシア]


 ロシアのプーチン大統領は27日、ロシア独自のカード決済システムを導入する方針を表明した。「日本や中国は国内限定のシステムをつくり成功した」と述べ、日本のJCBなどを手本にすべきだと述べた。

 ロシアによるウクライナ南部クリミア半島の一方的な編入に対して欧米が発動した制裁に絡み、クレジットカードのビザとマスターカードがロシアの民間銀行の口座決済を停止し、ロシアでは混乱が生じた。

 プーチン氏は「わが国の利益を守らなければならない」と強調した。(共同)

7721チバQ:2014/03/29(土) 00:24:51
http://mainichi.jp/select/news/20140328k0000e030257000c.html

国連総会:クリミア決議 予想上回る100カ国が賛成

毎日新聞 2014年03月28日 10時50分(最終更新 03月28日 12時25分)


 【ニューヨーク草野和彦】国連総会(193カ国)で27日、採択されたウクライナ南部クリミア半島のロシアへの編入を認めないよう加盟国に求める決議案には100カ国が賛成し、事前の予想を上回る国々がロシアに「ノー」を突き付けた。決議に法的拘束力はないが、ウクライナや欧米は国際社会の意思を強調し、対露圧力につなげたい考えだ。

 決議はロシアの名指しを避けたが、国連憲章2条を踏まえ「いかなる国の領土保全や政治的独立に対しても、武力の行使や脅しをしない」という加盟国の義務を指摘。ウクライナのデシツァ外相は採択後、「今回のことがグローバルな問題であることを示した」と意義を強調した。

 ロシアと周辺国を巡っては2008年のグルジア紛争後、ロシアはグルジアの南オセチアとアブハジアの独立を承認。国連総会は09年9月、独立を事実上認めない内容の決議案を採択した。しかし、この時は、賛成は48にとどまり、反対19、棄権は78に上った。今回は賛成100、反対11、棄権58だった。

 「80〜90カ国が賛成すれば上出来」(西側外交筋)との事前の票読みを上回る結果に、別の外交筋は「グルジアと異なり、ウクライナは(ロシアの)挑発に乗らずに自制した」と指摘し、賛成票の上積みにつながった理由の一つと分析した。

 反対はロシア以外には北朝鮮やシリアなど。棄権はアフリカや中東、中南米諸国に多く、直接の利害関係がない問題での深入りを避けたとみられる。

 共同提案国は40カ国で、沖縄・尖閣諸島を巡る中国の領海侵犯を批判する日本も欧州諸国とともに名を連ねた。吉川元偉(もとひで)国連大使は投票前の演説で「武力を背景にした現状変更の試みは、国際社会全体にとって深刻な問題」と強調。南シナ海の領有権問題で中国と対立するフィリピン、マレーシアは09年の投票では棄権だったが、今回は賛成に転じた。

7722チバQ:2014/03/29(土) 00:25:23
http://mainichi.jp/select/news/20140329k0000m030070000c.html

ウクライナ:新政権が「右派セクター」取り締まりへ

毎日新聞 2014年03月28日 20時29分(最終更新 03月28日 23時21分)




ウクライナの首都キエフで最高会議(国会)をふさいで抗議する極右連合「右派セクター」のメンバー=2014年3月27日、AP

ウクライナの首都キエフで最高会議(国会)をふさいで抗議する極右連合「右派セクター」のメンバー=2014年3月27日、AP


拡大写真

 ◇狙いは5月25日の大統領選前に国内情勢の安定化

 【モスクワ田中洋之】ウクライナ新政権が民族主義を掲げる極右連合「右派セクター」の取り締まりに乗り出した。右派セクターはヤヌコビッチ前大統領を追放した先月末の政変で一定の役割を果たしたが、過激な武闘路線を強め、ロシアと対立する要因となっていた。新政権内では右派セクターの活動禁止も検討されており、5月25日の大統領選を前に国内情勢を安定させる狙いがありそうだ。

 ウクライナ西部で25日、検察官への暴行容疑などで指名手配されていた右派セクター幹部のムズイチコ氏が警官に見つかり、拘束時に射殺される事件が起きた。治安当局は偶発的に起きたと説明。これに対し、右派セクターの活動家約2000人が27日夜、首都キエフの最高会議(国会)を包囲し、事件の真相解明とアワコフ内相の辞任を求めて抗議。一部は庁舎のガラスを割るなど暴徒化した。

 右派セクターは一連の反政府デモを主導し、ヤヌコビッチ政権を打倒したとして市民の一部から英雄視され、影響力を浸透させてきた。これに対し、ロシアは「新政権は過激派に乗っ取られた」と批判。右派セクターがロシア系住民の多い東部や南部で反ロシアの挑発行為を拡大すればロシアの軍事介入を招く恐れがあり、新政権としても右派セクターを「野放し」にできないと判断している模様だ。

 ウクライナ与党「祖国」筋がロシア通信に語ったところによると、新政権の治安責任者の会合が28日に開かれ、アワコフ内相が右派セクターの活動禁止を提案、国家安全保障国防会議のパルビー事務局長がこれを支持した。最終的な決定は出なかったが、協議は継続されるという。

 一方、右派セクターのヤロシ代表は5月の大統領選に立候補する意向を表明しているが、最新の世論調査によると支持率は0.9%にすぎない。非合法化されてもパルチザン的な活動を継続するとみられ、ウクライナの不安定材料となりそうだ。

7723とはずがたり:2014/03/29(土) 14:33:02
むむぅ・・。反体制と一括りにするのが無理有るのかなぁ・・

シリア反体制派「格下げ」=親アサド派巻き返す―アラブ連盟
時事通信社 2014年3月25日 20時59分 (2014年3月25日 22時21分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20140325/Jiji_20140325X480.html

 【カイロ時事】アラブ連盟首脳会議が25日、クウェート市で2日間の日程で始まった。1年前の首脳会議で内戦が続くシリアのアサド政権に代わり「シリア代表」として参加した反体制派「国民連合」は今回、一部加盟国の反対で代表資格を失い、事実上の格下げとなった。
 アサド政権は民主化要求デモ弾圧を受け、2011年に加盟資格を停止された。一方、国民連合は反体制派を支援するカタールが主催した昨年3月の首脳会議で、代表として処遇された。
 しかし、反体制派内の抗争激化もあって内戦の泥沼化が進む中、アサド政権寄りのアルジェリアやイラクなどが「国民連合優遇」に反発。国民連合のジャルバ議長は今回、会議に出席したものの、「シリア代表」の席に着くのを認められなかった。

7724チバQ:2014/03/30(日) 12:31:51
http://www.afpbb.com/articles/-/3011231?ctm_campaign=txt_topics
スロバキア大統領選、新人の富豪キスカ氏が現首相破る

2014年03月30日 12:07 発信地:ブラチスラバ/スロバキア

【3月30日 AFP】スロバキアで29日、大統領選の決選投票が行われ、富豪で慈善活動家のアンドレイ・キスカ(Andrej Kiska)氏(51)がロベルト・フィツォ(Robert Fico)首相(49)を破って勝利した。

 選挙管理委員会によると、開票率99%時点の得票率はキスカ氏が59.4%、フィツォ氏が40.6%。キスカ氏は現大統領の2期目の任期が終わる6月15日に大統領に就任する。フィツォ氏は首相にとどまる。

 スロバキアで共産党での活動経験がない大統領が誕生するのは、同国がチェコスロバキアから分離独立した1993年以降で初めて。キスカ氏は、5年間の任期中に受け取る大統領の給与を全て慈善活動に寄付すると表明しているが、これも前例がない。

 キスカ氏は1990年に米国に移り、生活のため建設現場や小売業で長時間の労働に従事した。このことが貴重な経験になったという。1992年に帰国し、消費ブームの中で設立した消費者金融会社2社が成功した。

 会社の株式を2005年にイタリア系の銀行に売却。そうして得た資金で、死期の近い子どもを支援する慈善団体「Dobry Anjel」(良き天使)を設立した。この団体はスロバキア最大の慈善団体になっている。キスカ氏は2度結婚しており、4人の子どもがいる。

 2011年に民間金融グループの新興財閥とほぼ全ての有力右派系政治家が癒着していたことを示す情報機関の秘密ファイルがインターネットに流出した。これを受けて2012年の総選挙はフィツォ氏が党首を務める当時野党だった政党「スメル(Smer)」が150議席の議会(一院制)で83議席を獲得する地滑り的な勝利を収め、スメルが単独政権を樹立していた。

 フィツォ氏が大統領になれば、憲法を改正して大統領の権限を強化するとみられていたが、キスカ氏はフィツォ氏による権力の独占を防ぐと訴えていた。

 首都ブラチスラバ(Bratislava)で活動する政治アナリストは、多くの有権者はフィツォ政権に失望していたと指摘している。

 ブラチスラバで投票したある女性はAFPの取材に、「フィツォさんが勝たないように、キスカさんに投票しました。フィツォさんは権力に執着しすぎている。1つの政党が政治を支配するのはよくないと思います」と述べた。(c)AFP/Tatiana JANCARIKOVA

7725チバQ:2014/03/30(日) 12:37:22
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140329/mds14032910170001-n1.htm
トルコ、あす統一地方選 与党、デモ影響を不安視

2014.3.29 10:15 (1/2ページ)

27日、トルコ・イスタンブールで、エルドアン首相の選挙用ポスターの前を通り過ぎる人々(ロイター)
27日、トルコ・イスタンブールで、エルドアン首相の選挙用ポスターの前を通り過ぎる人々(ロイター)


 【カイロ=大内清】トルコで30日、昨年5〜6月にトルコ各地で発生した大規模な反政府デモ以降で初の大型選挙となる統一地方選が行われる。昨年末以降、エルドアン首相の関与も取り沙汰される大型汚職事件で同国の政界が揺れる中、統一地方選では、政権の信任が問われることになる。

 現地報道によると、エルドアン氏のイスラム系与党、公正発展党(AKP)が現職を務める首都アンカラと最大都市イスタンブールの2大市長選で最大野党の共和人民党(CHP)が追い上げを見せており、AKPが敗れれば政権運営に影響する可能性もある。

 エルドアン氏は選挙戦の遊説で、「イスタンブールを制する者がトルコを制する」と述べ、同市長選でのAKP勝利に強い意気込みを示している。

 一方、AKP側は全体の得票率が前回の地方選(2009年)の約39%を上回れば「勝利」だと説明。AKPは11年の総選挙で約50%の票を得ているだけに、この数字に達しなかった場合の予防線を張った形だ。

 統一地方選をにらみ、同国最大のイスラム団体「ギュレン運動」系のメディアが政権批判を繰り返している。03年にエルドアン政権が発足して以来、AKPと同運動は良好な関係を保ってきたとされるが、昨年、同運動の影響力強化を嫌うエルドアン氏が対決姿勢を強めたことで関係が悪化。AKPと同運動は支持層が重なるだけに、今夏の大統領選をにらみ、対立構図が有権者のAKP離れにつながるかも注目される。





【用語解説】ギュレン運動 トルコ東部エルズルム出身のイスラム指導者、フェトフッラー・ギュレン師が率いる社会・教育団体。「ヒズメト(奉仕)」とも呼ばれる。イスラムの価値観に基づく学校を多く運営。その出身者らが、官界や経済界の主要部門に浸透しているとされている。

 ギュレン師は、トルコのイスラム国家化を志向しているなどと国内で危険視されたことから、1999年、病気の治療を名目に、米国に事実上、亡命。トルコ検察当局は2000年、同師を被告不在で訴追したが08年に無罪となった

7726チバQ:2014/03/30(日) 12:39:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140329/mds14032909580000-n1.htm
ドスタム副大統領候補 復権なるか、アフガンの「不倒翁」

2014.3.29 09:52 (1/4ページ)

アフガニスタンの副大統領候補として出馬したドスタム氏(左)
アフガニスタンの副大統領候補として出馬したドスタム氏(左)


 暴力と陰謀に彩られたアフガニスタンの現代史。その中で異彩を放ち続ける一人の実力者がいる。ウズベク人の軍閥指導者、ドスタム将軍だ。残虐とも評される勇猛ぶりと、変幻自在の合従連衡術でこの国の激動を生き延びてきた。その不倒翁は今、来月の大統領選で副大統領候補として再び政治の表舞台を目指す。

 ◆握手と寝返り重ね

 北部ジョズジャン州の州都シベルガン。このドスタム氏の本拠地を訪れたのは10年ほど前のことだ。殺風景なほこりっぽい町中で一軒の豪壮な邸宅が周囲を睥睨(へいげい)していた。四囲を高い塀で囲まれ、まるで要塞のようだ。同行のアフガン人の友人がつぶやいた。「ドスタムの屋敷だ」

 北部でのドスタム氏の威勢は当時も今も変わらない。だが、ウズベク系はこの国で人口の10%程度を占めるだけの少数派だ。その一地方指導者が国政で重要な役割を担い続けてきた秘密は類いまれな遊泳術にある。この国では多様な勢力間の離合集散が珍しくないが、ドスタム氏ほど握手と寝返りを繰り返してきた人物は見当たらない。

 1980年代の内戦で民兵団の指導者として頭角を現し、ソ連が支援するナジブラ政権から将軍に任じられた。駐留ソ連軍の撤退でナジブラ政権の先はないと見ると反政府勢力の側に寝返った。政権崩壊後、各勢力間の抗争が激化するが、ここでもドスタム氏は立場をめまぐるしく変える。当初は勇将マスード氏率いるタジク人主体の勢力と手を組んだが、その後、敵対するパシュトゥン人強硬派、ヘクマチアル氏と連携した。しかし、その後、台頭するイスラム原理主義勢力タリバンに対抗するため再びマスード氏との共闘に転じ、タリバン政権打倒に貢献した。

 カルザイ大統領との関係も接近と離反を繰り返した。2004年の大統領選ではカルザイ氏に対抗して出馬したが、09年の大統領選ではカルザイ氏の再選を支持した。現在は名誉職に近い軍参謀長の座にあり、カルザイ氏とは距離を置いている。

 この間、部下の裏切りやカルザイ氏との対立などからトルコに3度亡命した。このほか暗殺未遂にも遭うなど何度も危機を乗り越えてきた。

7727チバQ:2014/03/30(日) 12:40:28
 ◆徹底した世俗主義

 堂々とした体躯(たいく)に太い眉、よく通る大きな声。その風貌と勇猛さから「現代のチンギスハン」とも評される。冷血というイメージも定着している。犯罪者を戦車で踏みつぶして処刑した、タリバンの捕虜多数をコンテナに閉じ込めて運び窒息死させた、などという話が流布しているが、本人は否定している。

 一方で、徹底した世俗主義者という顔も持つ。1990年代、首都などの戦乱をよそに北部で事実上の自治国家を運営、地元の大学には女子も通った。他地域からもタリバンの圧政を逃れ、自由を求めて多くの住民が流入した。もっとも、ドスタム氏の世俗主義は酒と女が好きだからと揶揄(やゆ)する声もある。

 今年60歳のドスタム氏だが、権力への野望は健在のようだ。パシュトゥン人のガニ元財務相の副大統領候補として4月5日投票の大統領選に出馬している。少数派であるウズベク系の氏にとって、最大民族パシュトゥン人候補の片腕として立候補することは復権への現実的な選択である。

 ガニ氏といえば元は学者の経済専門家だ。まるで不釣り合いなドスタム氏を副大統領候補に選んだのはウズベク人の固定票狙いらしい。ドスタム氏は出馬に際し、過去の非を国民に謝罪するという前代未聞の挙に出て、話題を集めた。機を見るに敏なこの人らしい処し方であり、復権への強い思いの表れともいえる。

 大統領選ではガニ陣営とアブドラ元外相の陣営が最有力と目されている。仮に敗北してもドスタム氏はその先を見ているはずだ。今年末には外国軍の駐留が期限切れを迎える。支えを失った中央政府は弱体化し、群雄割拠の時代が再来すると予想する向きが多い。それは北部に再び自らのミニ国家をつくるのに好都合と氏は見越しているに違いない。(在バンコク・ジャーナリスト 鈴木真)

7728チバQ:2014/03/30(日) 12:45:30
http://mainichi.jp/select/news/20140329k0000m030139000c.html

NATO新事務総長:前ノルウェー首相ストルテンベルグ氏

毎日新聞 2014年03月29日 00時36分


 【ブリュッセル斎藤義彦】北大西洋条約機構(NATO)理事会は28日、次期事務総長に前ノルウェー首相のストルテンベルグ氏(55)を選出した。ロシアによるウクライナ・クリミア半島併合を機に強化を図るNATOは、ロシアと国境を接するノルウェーの出身で、ロシアを知り、対決の用意もある人物を選んだ。任期は今年10月から4年で1年延長できる。ノルウェー出身の事務総長は初めて。

 ストルテンベルグ氏は労働党出身で、2000〜01年、05〜13年に首相を務めた。1970年代からロシアと争ってきたバレンツ海における国境について交渉し、10年に画定することで合意。ロシアの事情を熟知している。また、首相在任時の11年にリビア空爆に参加するなど、軍事面でも実績がある。

 ラスムセン現事務総長は、クリミア危機でNATOは「強さを示す必要があり適任」と述べた。

7729チバQ:2014/03/30(日) 12:47:22
http://mainichi.jp/select/news/20140330k0000m030025000c.html

ウクライナ:大統領選に親欧米派ポロシェンコ氏が出馬表明

毎日新聞 2014年03月29日 18時30分(最終更新 03月29日 23時31分)




クリチコ氏(左端)とポロシェンコ氏(右端)=AP

クリチコ氏(左端)とポロシェンコ氏(右端)=AP


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 【モスクワ田中洋之】5月25日投票のウクライナ大統領選は29日、30日の立候補届け出締め切りを前に主要候補の顔ぶれが決まった。最有力とされる親欧米派のポロシェンコ最高会議(国会)議員(48)=無所属=が正式に立候補を表明。元ボクシング世界王者で与党第2党「ウダル」のクリチコ党首(42)が出馬を辞退したことで、選挙戦はポロシェンコ氏を中心に行われることになった。

 ポロシェンコ氏は28日の出馬会見で、ロシアに編入された南部クリミア半島について「取り戻せると確信している」と強調。さらに「国家主権を守るため効率的で近代的な軍の創設が必要だ」と述べた。

 外相や経済発展貿易相を歴任した実業家のポロシェンコ氏は昨年11月以来の反政府デモを資金面で支援。当時の野党陣営が指導力を発揮できず市民の間に失望感が広がるなか、独立系として支持を伸ばしてきた。最新の世論調査で支持率は25%と大統領候補でトップに立つ。

 一方、有力候補とされたクリチコ氏は29日、大統領選ではポロシェンコ氏の支援に回り、自らは大統領選と同日実施の首都キエフ市長選に出馬すると述べた。支持率2位(8・9%)のクリチコ氏の支援を得たことで、ポロシェンコ氏にとっては追い風となった。

 与党第1党「祖国」は29日の党大会で党首のティモシェンコ元首相(53)を大統領候補に決めたが、ティモシェンコ氏に対しては「首相時代に国を混乱させた」と批判が根強く、支持率も8・3%と低迷。前回2010年の大統領選で当選したヤヌコビッチ氏に肉薄した勢いはない。

 ヤヌコビッチ前大統領が率いた親ロシアの旧与党「地域党」は同日、ロシア系住民が多い東部ハリコフ州のドプキン前知事(44)を大統領候補に選んだ。

7730チバQ:2014/03/30(日) 12:49:12
http://www.asahi.com/articles/ASG3Y7FB4G3YUHBI021.html


ポロシェンコ氏出馬へ ウクライナ大統領選、変わる構図

キエフ=喜田尚

2014年3月29日23時23分

 5月に予定されるウクライナ大統領選に向け、各政党が29日、党大会を開いて相次ぎ公認候補を決めた。すでに出馬を表明したチモシェンコ元首相(53)らに加え、ヤヌコビッチ前政権崩壊につながった親欧州派の市民運動を支え、世論調査でトップを走るポロシェンコ元国家安全保障防衛会議書記(48)も28日、名乗りを上げた。

 ウクライナ大統領選は「オレンジ革命」で知られる2004年、ヤヌコビッチ前大統領がチモシェンコ氏を破った10年とも、親ロシア派と親欧州派の間で争われてきた。しかし、今回は親ロシア派の「地域党」が混乱に陥っており、構図が大きく変わりそうだ。

 政変後に成立したヤツェニュク首相の現政権を支える政党「祖国」は党首チモシェンコ氏を公認した。同じ反前政権派「ウダル」党首の元ボクシング世界王者クリチコ氏(42)は党大会で自らの出馬を撤回し、党はポロシェンコ氏支持を決めた。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140330/k10013353381000.html
ウクライナ大統領選 ポロシェンコ氏リード
3月30日 8時13分


ウクライナでことし5月に予定されている大統領選挙に向けて主な候補者が出そろい、世論調査では、政権崩壊につながる抗議デモを支援した大富豪のポロシェンコ氏がリードしています。

5月25日に予定されているウクライナの大統領選挙は、30日に立候補の届け出が締め切られるのを前に、29日、首都キエフで主要な政党が党大会を開き、相次いで候補者を擁立しました。
このうち、有力な候補者になるとみられていたボクシング元世界王者のクリチコ氏は、みずからが党首を務める「ウダル」の党大会で立候補を見送り、政権崩壊につながる抗議デモを資金面で支援した大富豪のポロシェンコ氏の支援に回ると表明しました。
これを受け、ポロシェンコ氏は「政党『ウダル』と共に新しい政治を作っていく」と述べ、どの政党にも属さないものの「ウダル」の支援を受けて選挙を戦う意向を示しました。
一方、大統領職を追われた親ロシアのヤヌコービッチ氏の政敵として2年余り収監されていたティモシェンコ元首相も、与党「祖国」の党大会で候補者として擁立されました。
このほか、ヤヌコービッチ氏が率いていた元与党の「地域党」は、ロシア寄りの住民が多い東部ハリコフ州のドプキン前知事の擁立を決めました。
最新の世論調査では、ポロシェンコ氏が支持率24.9%でほかの候補者をリードしていて、立候補を見送ったクリチコ氏が8.9%、ティモシェンコ氏が8.2%などとなっています。

7731チバQ:2014/03/30(日) 12:50:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140329/erp14032910050004-n1.htm

【ウクライナ情勢】
暫定政権 極右勢力排除に本腰 大統領選へ欧米の支持固め
2014.3.29 10:01 (1/2ページ)

指名手配されていた右派セクターのムズイチコ幹部
指名手配されていた右派セクターのムズイチコ幹部


 【モスクワ=遠藤良介】ウクライナ暫定政権が、2月下旬に親ロシア派政権を崩壊させる一翼を担った過激民族主義勢力「右派セクター」の排除に本腰を入れる構えを見せている。同勢力の存在は、ロシアが暫定政権をファシスト呼ばわりし、ウクライナ南部クリミア自治共和国に介入する口実を与えた。ウクライナでは5月25日に大統領選が予定されており、暫定政権は過激派への強い姿勢を見せることで、欧米諸国などの支持を固めておきたいものとみられている。





 国営ロシア通信によると、国家安全保障会議のパルビー書記とアバコフ内相ら治安当局幹部は28日未明にかけて緊急会議を開き、右派セクターの非合法化について話し合った。最終的な結論は出なかったが、参加者の枠を広げて協議を継続することで一致した。

 ウクライナ内務省は25日、指名手配されていた右派セクターのムズイチコ幹部が警察との銃撃戦で死亡したと発表。右派セクターは内相の即時辞任を要求し、27日夜には同勢力の約1500人が最高会議(議会)を取り囲むなど緊張が高まった。政権は銃撃戦に関する調査委員会を議会に設ける一方、右派セクター解体を模索している。

 右派セクターは昨年12月に結成された過激民族主義組織の連合体。ヤヌコビッチ前政権の崩壊につながった大規模デモで中核的な役割を担い、デモの暴力化と政権側の報復的な強硬措置を招いた。政変後も武装闘争を辞さない立場をとり続け、代表のヤロシ氏は大統領選に立候補する意向を示している。露主要メディアが同勢力の動きを誇大報道する一方、欧州連合(EU)も武装勢力の存在には懸念を示してきた。

 財政が事実上の破綻状態にあるウクライナの暫定政権にとっては、国際通貨基金(IMF)や欧米からの金融支援を獲得し、大統領選の結果を国際的に認知してもらうことが不可欠だ。ただ、ウクライナでは合法・非合法の銃器が大量に出回っている実態があり、右派セクターへの強硬姿勢が武力衝突に発展する危険性も指摘されている。

7732チバQ:2014/03/30(日) 12:50:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140329/erp14032910100006-n1.htm

【クリミア併合】
ロシア化着々 航空便を国内線扱い、書店にはプーチン氏の写真…
2014.3.29 10:09 (1/2ページ)[ロシア]

28日、クリミア半島シンフェロポリの書店では、ロシアのプーチン大統領の写真が売られ始めた(佐々木正明撮影)
28日、クリミア半島シンフェロポリの書店では、ロシアのプーチン大統領の写真が売られ始めた(佐々木正明撮影)


 【シンフェロポリ(ウクライナ南部)=佐々木正明】ウクライナ南部クリミア半島を併合したロシアが、政府主導でクリミアの「ロシア化」を着々と進めている。すでに半島内では露通貨ルーブルが流通。社会保障、交通、郵便など生活に密着した分野でも切り替えが行われている。街の書店ではロシアの都市と同じように、プーチン大統領の写真も売られ始めた。

 プーチン氏は政府に対し、クリミア自治共和国と特別市セバストポリをロシアに併合するための詳細な具体方針を29日までに決めるように指示。ソチ五輪を担当していたコザク副首相が併合政策の責任者に指名され、連日、政府内で協議が行われている。クリミアの政府関係者は取材に「重要事項は全てモスクワで決まっている」と話した。

 ルーブルは24日にクリミアの公式通貨となり、主要都市で流通が始まった。レストランなどではウクライナ通貨フリブナとの二重表記が行われ、金融機関ではルーブルを受け取る年金受給者の列ができている。

 連邦予算からは今年130億ルーブル(約370億円)を拠出。半島を経済特区に指定し、インフラ整備や産業育成を図る。半島の主要産業である観光産業を維持するため、休暇を取るロシア人が訪れやすいように航空便を国内線扱いにして、航空運賃の割引も行う。

 30日未明には現地時間がモスクワと同じ時間帯となり、2時間早まることが決まった。全ての公立学校で露国内と同じ教科書を配布する方針で、プーチン政権がロシアで強化している愛国教育が実践される。

 メドベージェフ首相は「全ての人が得をしなければならない」と述べており、住民の不満を抑えてロシア側に取り込むため、公務員の給料の増額や医療の無料化も打ち出された。

7733チバQ:2014/03/30(日) 12:50:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140329/erp14032922430009-n1.htm
もう一つの親露派地域 沿ドニエストル 以前には97%が編入賛成

2014.3.29 22:42 [ロシア]

13日、ウクライナ南部オデッサ近郊で沿ドニエストルとの境界地点に立つウクライナの国境警備隊員(ロイター)
13日、ウクライナ南部オデッサ近郊で沿ドニエストルとの境界地点に立つウクライナの国境警備隊員(ロイター)


 沿ドニエストルは、モルドバのドニエストル川以東に位置する人口約55万人の地域。モルドバ人とロシア系、ウクライナ系が約3割ずつで、ロシア語が公用語とされている。ソ連末期の1990年、地元のロシア系指導層を中心にモルドバからの独立が宣言され、92年の武力衝突を経て、モルドバ中央の実効支配が及ばない分離派地域となった。2006年の住民投票では97%がロシア編入に賛成するとの結果が出ている。

 ルーマニアとモルドバにあたる地域は14世紀からモルドバ公国として存在し、モルドバ語はルーマニア語の一方言。帝政ロシアが1812年、現在のモルドバ地域を併合したが、1918年にはルーマニアに編入された。ソ連は24年、現在の沿ドニエストルに自治共和国を創設した上で、40年には独ソ不可侵条約の秘密議定書に基づいてモルドバをソ連の版図に入れた。

 モルドバは昨年11月に欧州連合(EU)との連合協定に仮調印し、欧州統合路線を加速。92年の停戦合意では、モルドバがルーマニアと再統一する場合、沿ドニエストルに分離権を保障するとされている。現地にはロシア、モルドバ、沿ドニエストルの平和維持部隊が推定計1250人、駐留している。(モスクワ 遠藤良介)

7734チバQ:2014/03/30(日) 13:06:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014033000016
モスクワ時間に移行=クリミア





 【シンフェロポリ時事】ロシアに編入されたクリミア自治共和国と特別市セバストポリは29日夜、モスクワ時間に移行した。「ロシア化」の一環。
 自治共和国の中心都市シンフェロポリでは午後10時(日本時間30日午前5時)を期して、鉄道駅の時計の針が2時間進められ、モスクワと同時に30日午前0時を迎えた。駅前では記念コンサートが催された。(2014/03/30-06:13)

7735チバQ:2014/03/30(日) 13:18:11
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014032900171
英、同性婚を合法化=完全平等実現、喜び爆発

29日、英南部ブライトンで同性婚の合法化を祝福する女性たち(AFP=時事)

 【ブライトン(英)AFP=時事】英国のイングランドとウェールズで29日、議会で昨年制定された同性婚容認法が施行され同性婚が合法化された。キャメロン首相は声明を出し「単純な話だ。本日から異性婚か同性婚か気にする必要はない。政府はみんな平等だと認める」と宣言した。
 ドーバー海峡を望む南部の保養地ブライトンでは28日夜から同性婚合法化を祝福する人々が集まった。午前0時を過ぎると挙式し「ついにこの日が来た」と喜びを爆発させた。
 英国では2005年から「シビル・パートナーシップ」制度を導入、同性婚自体はこれまでも可能で、29日以降も同性夫婦の法的権利や義務に変化はない。それでも「完全平等」を求める声は強く「自分の母や父と同じ結婚が可能になるまで我慢していた」と語るテレサ・ミルウォードさん(37)はようやく念願の女性同士の夫婦となる。
 スコットランドでも年内に同性婚が合法化される見通し。これに対し、宗教対立の長い歴史がある北アイルランドでは、シビル・パートナーシップまでは認めたものの、賛否の対立は深く同性婚合法化の動きはない。(2014/03/29-15:31)

7736チバQ:2014/03/31(月) 21:01:56
http://mainichi.jp/select/news/20140401k0000m030088000c.html
トルコ:エルドアン政権与党 地方選で圧勝の得票43%
毎日新聞 2014年03月31日 20時52分

 【エルサレム大治朋子】トルコで30日、統一地方選の投開票があり、エルドアン首相率いるイスラム系与党・公正発展党(AKP)が2009年の前回選挙の得票率を上回る43%(開票率95%)を獲得し、勝利宣言した。昨年5月以降の大規模反政権デモや閣僚の収賄疑惑などで混乱が続くエルドアン政権への信任投票とも位置づけられたが、3期連続の単独政権を維持するAKPが底力を見せた。

 有権者数は約5200万人。AKPは今回の勝利を追い風に今年8月の大統領選に臨む。トルコ紙ヒュリエト(電子版)などによると、世俗派の最大野党、共和人民党(CHP)の得票率は26%(開票率95%)で、前回とほぼ同水準の見通し。

 ただ、首都アンカラの市長選(同)はAKP候補が45%の票を獲得したのに対し、CHP候補が44%と僅差で迫り、大接戦となった。前回市長選は、AKP候補が38%を獲得し、32%のCHP候補を引き離していた。CHPは今後、他の都市部でも票を伸ばせるかがカギとなる。

 30日深夜、エルドアン首相はアンカラのAKP本部で勝利宣言し「(反政権デモなどで)トルコを攻撃した者たちは(選挙に負けて)落胆した。我々は彼らに報復する」と宣言。首相と対立する米国在住のイスラム穏健派指導者、ギュレン師の支持者らによる反政府運動に対し、今まで以上に強硬な対応を取る姿勢を示した。

 野党勢力は集計作業で不正があったと政府を批判している。

http://www.afpbb.com/articles/-/3011259?ctm_campaign=txt_topics
トルコ地方選、エルドアン首相が勝利宣言 政敵に「代償」を警告
2014年03月31日 11:44 発信地:アンカラ/トルコ
【3月31日 AFP】トルコで30日に実施された統一地方選挙で、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相(60)が、自身が率いるイスラム主義与党・公正発展党(AKP)の勝利を宣言し、自身の失脚を策略した政敵は「代償を払うことになる」と警告した。

 統一地方選は、11年に及ぶエルドアン政権に対する事実上の信任投票と見られていた。同国で初めて直接選挙方式で行われる8月の大統領選への出馬が取り沙汰されているエルドアン首相の勝利宣言は時に、次の選挙運動が既に始まったかのようにも聞こえた。

 地方選の票集計はまだ続いているが、首都アンカラ(Ankara)や最大都市イスタンブール(Istanbul)を含む国内の各選挙区で、AKPが世俗派の野党を大差で破る見通しだ。

 さらにエルドアン首相は、遠く米ペンシルベニア(Pennsylvania)州から現政権の転覆を画策して「ディープ・ステート」と呼ばれる影の組織を率いていると首相が非難する政敵のイスラム聖職者、フェトフッラー・ギュレン(Fethullah Gulen)師(73)に対する糾弾を示唆した。

 エルドアン首相は、トルコの警察や司法当局にいるギュレン師の支持者らが、マイクロブログのツイッター(Twitter)に首相周辺の汚職疑惑に関連する暴露情報を流出させ、シリアに関する安全保障会議を盗聴した音声を動画投稿サイトのユーチューブ(YouTube)で公開したと非難している。

 エルドアン首相はギュレン師とその支持者らに向けて、「われわれは彼らの洞窟に乗り込み、彼らは代償を払うことになるだろう」「なぜシリアに関するわが国の安全保障を脅かすのか。現在、シリアはわれわれとの戦争状態にあるのだ」と警告した。

 激しい衝突もみられた路上デモや、相次ぐネット上での情報流出など、数か月におよぶ政情混乱で、トルコはエルドアン首相のイスラム系与党支持者と世俗派野党側とに二極化された。

 若者人口の多いトルコでは昨年12月以来、エルドアン首相と、首相に近い政治家や財界人らをめぐる汚職や不正疑惑を糾弾する流出情報がネット上で拡散し、エルドアン政権にとって痛手となっている。(c)AFP/Fulya OZERKAN

7738チバQ:2014/03/31(月) 21:37:43
http://www.afpbb.com/articles/-/3011253
パリ初の女性市長にイダルゴ氏 仏地方選、左派与党は大敗
2014年03月31日 09:18 発信地:パリ/フランス
【3月31日 AFP】30日に行われたフランス地方選挙の決選投票で、パリ(Paris)市長選に出馬したスペイン生まれのアンヌ・イダルゴ(Anne Hidalgo)氏(54)が予想外の勝利を収め、同市初の女性市長となる見込みになった。一方、イダルゴ氏が所属しフランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領が率いる左派与党・社会党は、他の地域では大敗し、極右政党・国民戦線(Front National、FN)が大躍進を果たした。

 イダルゴ氏は、中道右派野党・国民運動連合(UMP)の対立候補で元閣僚のナタリー・コシウスコモリゼ(Nathalie Kosciusko-Morizet)氏との接戦を予想されていたが、出口調査によると決選投票で54.5%を獲得。同氏の追い上げを楽にかわした。

 フェミニストで社会主義者のイダルゴ氏は、ベルトラン・ドラノエ(Bertrand Delanoe)現市長の第一助役を13年間務め、これまで表舞台に出ることはあまりなかった。

 1959年にスペイン南西部カディス(Cadiz)近郊で生まれ、幼少期にフランスに移住。リヨン(Lyon)郊外の労働者階級地域で育ち、14歳の時に仏国籍を取得した。労働監視官として働いた後、フランスの週35時間労働を立案したマルティヌ・オブリ(Martine Aubry)元労働相の顧問となった。社会党入党は比較的遅く30代半ばで、当時の社会党党首はリオネル・ジョスパン(Lionel Jospin)元首相だった。

 一方、初期開票結果によると、国民戦線は人口900人以上の町で行われた少なくとも11の選挙で勝利。全国の地方議会では計1200の議席を獲得する勢いで、地方選では同党史上最大の勝利を収めている。(c)AFP/Angus MACKINNON

7740チバQ:2014/03/31(月) 21:51:04
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014033102000109.html
アフガン見えぬ将来像 大統領選4月5日
2014年3月31日 朝刊

 【バンコク=寺岡秀樹】アフガニスタン大統領選が4月5日に行われる。アフガン駐留米軍が撤退する年末以降の新たな国づくりを担うリーダーを決める重要な選挙だが、反政府武装勢力タリバンの妨害工作が続き、公正な選挙の実施が見込まれないだけでなく、アフガンの将来像が明示されないまま投票日を迎えようとしている。

 AFP通信によると、首都カブールで二十九日、大統領選への妨害を宣言しているタリバンが選挙管理委員会本部を襲撃。二十五日には選管の事務所を、二十日にも外国人が利用する高級ホテルを襲撃している。死傷者が多数出るなど妨害工作が活発化しており、外国の選挙監視団は国外へ撤退した。

 民間団体の世論調査によると、アフガン市民の92%は選挙こそ国の将来を決める唯一の選択肢と考えているが、うち約二割は身の危険から投票所へ行かないと回答した。

 二〇〇九年の大統領選では約百三十万票の不正票が認定され、公正な選挙の実施も大きな課題となっている。

 一方、選挙戦の動きでは、〇一年のタリバン政権崩壊後、国を統治してきたカルザイ大統領は三選禁止のため不出馬。当初、十一人が出馬したが、三人が立候補を取り下げている。有力候補はカルザイ氏の側近ザルマイ・ラスール前外相、国際機関での勤務経験のあるアシュラフ・ガニ元財務相、〇九年の大統領選で決選投票に進出後、辞退したアブドラ・アブドラ元外相の三人。

 立候補を取り下げた三人のうち、カルザイ氏の兄カユーム・カルザイ元下院議員ら二人はラスール氏支持を表明。カルザイ氏は特定候補の支持を表明していないが、ラスール氏支援に動いているとされる。

 米国はアフガンの治安維持のため年末以降も駐留を要求、カルザイ氏に両国間の安全保障協定に調印するよう求めているが、カルザイ氏は拒否。対米強硬策を示すことで、引退後も自らの影響力を温存させたい狙いがあるともされる。

 アブドラ氏は協定に調印すると明言しているが、候補者の多くは積極的な発言を控えており、新生アフガンが米国などとどう関係を築くのかがはっきり見えていない。

7741チバQ:2014/03/31(月) 22:00:14
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014033100033
初の先住民女性市長=仏領ギアナ
 【イラクボ(フランス領ギアナ)AFP=時事】南米の仏領ギアナで30日、初の先住民女性市長が誕生した。北部イラクボ市のコルネリ・セラリ・ボワブラン市長(43)で、この日就任した。
 セラリ・ボワブラン氏は23日に行われた市長選第1回投票で、過半数の票を獲得し勝利。当選後、「私は先住民で、そのことに誇りを持っている。同時にギアナ人の女性でもあり、イラクボの多様な市民全体の代表になる」と語った。(2014/03/31-06:17)

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7742旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/03/31(月) 23:09:31
マックなんか目じゃないな

“ダース・ベイダー”も出馬 ウクライナ大統領選
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140331/erp14033120030005-n1.htm
 映画「スター・ウォーズ」の悪役「ダース・ベイダー」の格好をした人物が31日までに、5月のウクライナ大統領選への出馬を宣言した。ロイター通信などが報じた。
 この人物は「ウクライナ・インターネット党」の公認候補。3月29日に必要書類を提出し、供託金も払い込んだが、その素顔は不明。(共同)

7743チバQ:2014/03/31(月) 23:17:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140330/erp14033023410006-n1.htm
【クリミア併合】
少数派タタール人、「民族自治区」目指す決議
2014.3.30 23:38

29日、クリミア半島の古都バフチサライで行われたタタール人の民族大会合。ロシアの強制併合をめぐる議論が行われた(佐々木正明撮影)
 【バフチサライ(ウクライナ南部)=佐々木正明】ウクライナ・クリミア半島の少数派「クリミア・タタール人」の組織は29日、ロシアによる併合への対応を決める会合を開き、半島にタタール人の自治権を確立するために「民族自治区」設置を目指す決議を採択した。

 イスラム教徒のタタール人は半島内の人口約13%の少数派。戦前、スターリンがスパイ容疑をかけ、中央アジアなどに強制移住させられ、ソ連崩壊前後に帰還した苦難の歴史を持つ。16日に実施されたロシア編入の是非を問う住民投票もボイコットし、併合を「占領」と批判するなどロシアへの警戒感は強い。

 29日の会合は、最近もタタール人活動家が殺害されるなど緊張が続いていることから、親露派が多数を占める中心都市シンフェロポリではなく、タタール人の多い古都バフチサライで行われた。ロシアのプーチン政権から懐柔の目的で派遣された、民族的に近い露中部タタルスタン共和国の大統領らも参加した。

 会合は、自治区の首都をバフチサライとすることや、職務上の理由からタタール人のロシア国籍取得を容認することなどを決議した。

 会社経営者のヤクボフさん(57)は、「ウクライナもタタールの主張を受け入れなかった。今こそ民主的な手続きで自分たちの自治体制を作り上げたい」と訴えた。大学教授のドゥラマノフさん(40)も「民族の意思が無視されたまま、日ごとに情勢が変化している」と不満をあらわにした。

 一方、クリミア半島は29日夜、モスクワ時間に移行し、30日午前0時をモスクワと同時に迎えた。「ロシア化」が刻々と進む中、歴史に翻弄されたタタール人の代表者は会合で、「われわれは重大な決断の前に立たされている」と語った。

7744チバQ:2014/03/31(月) 23:18:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140330/erp14033022540005-n1.htm
米、モルドバに緊急支援 「独立」宣言地域の露軍事介入を警戒
2014.3.30 22:52 [ロシア]
 ヌランド米国務次官補(欧州・ユーラシア担当)は30日、モルドバの首都キシニョフでティモフティ大統領と会談し、同国国境の「安全向上」のために1千万ドル(約10億3千万円)の緊急支援をすると伝えた。モルドバ大統領府が発表した。

 ヌランド氏の訪問と緊急支援は、モルドバからの独立を宣言している「ドニエストル共和国」のロシア系住民保護を名目に、ロシアのプーチン政権が軍事介入を行わないようけん制するためとみられる。

 ロシアはウクライナとの国境地帯に大部隊を集結させ、軍事的圧迫を強めている。ウクライナ西部と国境を接するモルドバは、ロシアが編入したウクライナ南部クリミア半島から部隊を直接派遣できる距離にあり、北大西洋条約機構(NATO)は、ロシア軍が「ドニエストル共和国」に侵攻する可能性があるとの懸念を表明している。(共同)

7745チバQ:2014/03/31(月) 23:25:21
http://mainichi.jp/select/news/20140401k0000m030061000c.html
パキスタン:ムシャラフ元大統領を国家反逆罪で起訴
毎日新聞 2014年03月31日 19時55分

 【ニューデリー杉尾直哉】パキスタンの検察は31日、2007年11月に非常事態を宣言し、憲法を停止したムシャラフ元大統領(70)を国家反逆罪で起訴した。国家反逆罪による起訴は1947年のパキスタン建国以来初めて。最高刑は死刑。

 ムシャラフ元大統領は昨年8月、ブット元首相暗殺事件(07年12月)で殺人罪で起訴され、軍トップの陸軍参謀長経験者で初めて刑事罪に問われた。さらに国家反逆罪に問われたことで、軍の反発が強まる可能性がある。

 首都イスラマバードの特別法廷で同日、初公判が開かれ、ムシャラフ元大統領は「すべて国のためだった。国の安定、経済成長に貢献した」などと約20分間にわたって「無罪」を主張した。

 特別法廷は昨年、首相に返り咲いたシャリフ首相の主導で設置されたが、ムシャラフ元大統領が今年1月に胸の痛みを訴えて陸軍病院に入院し、公判開始が遅れていた。この日も陸軍病院から出廷した。

 軍と政権側が「国外追放」などで決着させるとの観測も出ている。

7746チバQ:2014/03/31(月) 23:33:27
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014033100959
ティモシェンコ氏は辞退を=親欧派が一本化要請−ウクライナ大統領選
ウクライナのティモシェンコ元首相=2011年10月、キエフ(AFP=時事) 【モスクワ時事】ウクライナの親欧州連合(EU)派政党「ウダル」党首で元ボクシング世界王者クリチコ氏は、31日付のドイツ紙ビルト(電子版)に寄稿し、同じく親EU派政党「祖国」党首の元首相ティモシェンコ氏に対し、5月25日の大統領選への出馬を取り下げるよう求めた。
 世論調査で支持率2位のクリチコ氏は立候補を断念し、同1位の大富豪ポロシェンコ氏の支持に回った。寄稿で「ウクライナは大改革の必要性だけでなく、ロシアの軍事侵攻の脅威に直面している」と強調し、親EU派で大統領候補を一本化するため、同3位のティモシェンコ氏に同調を迫った。(2014/03/31-22:47)

7747とはずがたり:2014/04/01(火) 21:24:56

痛みを拒否して経済停滞に不満を述べるのは随分身勝手に思えるけど,此迄は国債の増発で其れが可能になってただけなのである。。さて日本もそういうフェーズを財務省がなんとか終わらせようとしているけど,増税による不満で安倍が倒れてくれるならそんな身勝手な不満も結構w

フランス次期首相に内相のバルス氏 地方選大敗で内閣総辞職
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140401/erp14040119150005-n1.htm
2014.4.1 19:14

 【ハーグ=宮下日出男】フランスのオランド大統領は3月31日、国民向けのテレビ演説を行い、エロー首相を交代させ、後継にバルス内相(51)を任命すると発表した。統一地方選での与党社会党の大敗を受け、内閣改造で景気回復や失業問題への取り組みを急ぎ、国民の信頼回復を目指す。

 仏首相府はオランド氏の演説に先立ち、内閣が総辞職したと発表した。地方選の惨敗で首相交代は避けられないとみられていた。新たな閣僚の人選は一両日にも行われる方向だ。

 オランド氏は演説で「メッセージは理解している」と地方選の敗北に言及。その上で「変化が不十分で遅すぎた。雇用は不十分で失業が多すぎる」と語り、大統領就任から約2年経過しても改善がみられない経済状況への国民の強い不満を認めた。

 オランド氏は景気回復や雇用対策のため、約300億ユーロ(約4兆3千億円)に上る企業への社会保障負担軽減策や約500億ユーロの歳出削減に次期政権の下で取り組む方針を表明。企業の競争力強化だけでなく、減税などを通じて労働者にも配慮する考えを示した。

 内相として犯罪や不法移民に厳しく対応してきたバルス氏は人気が高く、支持率が低落するオランド氏はその人気と手腕に国民の信頼回復を託した。だが、企業寄りのバルス氏には党内左派や連立与党ヨーロッパエコロジー・緑の党内に強い警戒心があるとされ、与党内部の協調が乱れる恐れもある。

7748チバQ:2014/04/01(火) 22:01:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140401/erp14040119140004-n1.htm
【クリミア併合】
親欧米派の対決へ、ウクライナ大統領選 政体議論は選挙後か
2014.4.1 19:13 (1/2ページ)
 【モスクワ=遠藤良介】ウクライナで5月25日に予定される大統領選の立候補者が出そろった。同国の西部や中部を基盤とする親欧米派のポロシェンコ議員(48)とティモシェンコ元首相(53)が決選投票に進む展開が有力視されている。主要候補はウクライナ危機の収束に不可欠だとロシアが主張する連邦制の導入について目立った発言をしておらず、政体変更に関する議論は選挙前には困難だとの見方が出ている。

 大統領選には、他に東部基盤の親露派からハリコフ州前知事のドプキン氏(44)とチギプコ元副首相(54)が出馬。過激民族主義勢力「右派セクター」を率いるヤロシュ氏も立候補を届け出た。ボクシングの前世界王者で第二与党を率いるクリチコ党首は3月30日、ポロシェンコ氏支持にまわり、大統領選と同日に行われる首都キエフの市長選に出ることを明らかにした。

 最近の世論調査によると、主要政治家の支持率はポロシェンコ氏が25%、クリチコ氏が9%、ティモシェンコ氏が8%−などとなっている。

 ポロシェンコ氏は大手製菓企業やテレビ局を保有する国内7位の富豪。親露派の前政権で経済発展貿易相も務めたが、昨年秋以降は反政権デモを支持する姿勢を鮮明にした。堅実な政治手腕が好感されているのに加え、事業家として東部工業地帯と良好な関係を築くことが期待されている。

 2004年の「オレンジ革命」を指導したティモシェンコ氏は有権者の目に新味を欠き、前政権時代の獄中経験も支持率向上につながっていない。

 対露姿勢では、ティモシェンコ氏がプーチン露大統領を「第1の敵」と名指しするなど最強硬だ。ポロシェンコ氏も東部の権限強化につながる連邦制の導入には否定的とみられており、現時点では親露派のドプキン氏も「国家の一体性」を重視すると述べている。

 31日付の露有力経済紙、ベドモスチは「連邦制に関するウクライナ政治家の真剣な議論は選挙後にのみ可能だろう」とする露専門家の見解を伝えた。

7749チバQ:2014/04/01(火) 22:09:06
http://mainichi.jp/select/news/20140402k0000m030070000c.html
ケニア:ソマリア難民に「キャンプ」帰還令
毎日新聞 2014年04月01日 20時45分(最終更新 04月01日 21時05分)


ソマリア難民やソマリ系住民が集まるナイロビ市内のイスリー地区=2013年9月、服部正法撮影
拡大写真 【ヨハネスブルク服部正法】ケニア政府が国内の都市部に居住するソマリア難民に対し、指定された難民キャンプに戻るよう命じる緊急令を発した。「緊急的な治安課題」のためとしている。ケニアでは、隣国ソマリアのイスラム過激派アルシャバブによるテロ攻撃が増加。難民の集まる場所がテロの温床となるのを政府が懸念したとみられるが、人権団体からは批判の声も上がっている。

 ◇都市部テロを懸念
 ソマリアは1991年から内戦が続き、ケニアへこれまで約50万人の難民が流入。ソマリア国境近くのダダーブは世界最大の難民キャンプとされる。さらに、首都ナイロビなどにも難民らが集まる大規模なソマリ人地区が形成されている。

 一方、ソマリアの過激派アルシャバブが近年、国境を越えてケニアの地域社会に徐々に浸透。アルシャバブ掃討のためケニア軍がソマリアに軍事介入した2011年10月以降、ケニア各地でアルシャバブによる報復テロが頻発している。アルシャバブは昨年9月、ナイロビ随一の高級商業施設「ウエストゲート・モール」を襲撃し、計67人が死亡した。

 緊急令は3月25日に発令されたが、ナイロビで3月31日、爆発で6人が死亡した。現場はソマリ系ケニア人やソマリア難民が多く住むイスリー地区で、同地区ではアルシャバブの犯行と疑われる爆弾テロなどがたびたび起きている。

 アルシャバブ戦闘員がソマリ人地区に潜伏している疑いもあり、都市部の貧困層地域で若者を勧誘するケースもある。こうしたことを受けた緊急令だが、国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(本部・ニューヨーク)は「過密で整備が不十分なキャンプへの強制的な移住計画は再考すべきだ」と反対している。

7751チバQ:2014/04/01(火) 22:25:21
http://www.asahi.com/articles/ASG300DR7G3ZUHBI01R.html
仏与党が惨敗、内閣改造も 地方選、極右封じも実らず
パリ=青田秀樹
2014年4月1日01時09分

 仏統一地方選でオランド政権与党の社会党が惨敗した。「成長」を掲げて政権を奪って2年近く。パリ市長の座こそ守ったが、下がらない失業率で民意は離れ、首相の更迭など内閣改造に踏み切る模様だ。最大野党・民衆運動連合(UMP)は「我こそは第1党」と力を込め、極右・国民戦線(FN)も勢いづいている。

 決選投票は3月30日に投開票された。社会党はパリでは連立相手の「ヨーロッパエコロジー・緑の党」(EELV)などと共闘し、左派で55%の得票を確保。議員の互選で、アンヌ・イダルゴ氏(54)が初の女性市長に就き、社会党市政を引き継ぐ。

 首都で勝ったとはいえ劣勢は隠せない。旅客機エアバスの本社がある仏第4の都市トゥールーズ、コルシカ島の最大都市アジャクシオなどを右派に奪われた。磁器の街リモージュでは1世紀にわたった社会党市政に幕が下りた。エロー首相は仏メディアに「国民の声を聴けというメッセージは明らかだ」と認めた。

7752チバQ:2014/04/01(火) 22:27:28
http://www.afpbb.com/articles/-/3011342?ctm_campaign=txt_topics
極右政党をやむなく受け入れるフランス
2014年04月01日 17:17 発信地:パリ/フランス
【4月1日 AFP】先月30日に決選投票が行われたフランスの統一地方選挙で、極右政党・国民戦線(FN)が歴史的躍進を遂げたことについて専門家らは、仏国民の多くが依然、FNに敵対的でありながらも、やむなくこの反移民政党を主流に受け入れつつあることの表れだと分析している。

 約3万6000の自治体の首長と議員を選ぶこの選挙で、FNは計1400議席超を獲得し、少なくとも11の自治体で首長に選出された。南仏のフレジュス(Frejus)には26歳の同党員の首長も誕生した。

 かつてない成果で、一時は内部分裂もあり、08年の統一地方選では約60議席しか獲得できなかった同党の今後にとって大きな転換点となるだろう。

■浸透した政党としての存在感

 この結果を受けて、FN党員が市長に選出されたボーケール(Beaucaire)市に対し、ベルギーの都市が即刻、姉妹都市関係を解消するなど、国外では激しい怒りが巻き起こっているが、当のフランス国民はまったくといっていいほどショックを示していない。

 日刊紙パリジャン(Le Parisien)が先月31日に掲載した世論調査では、回答者の60%近くがFNを主流派政党とみなすべきだと考えている一方で、FNから首長や地方議員が選出されることは行き過ぎで「悪いこと」だと62%が考える、矛盾した結果が出た。

 極右に詳しい専門家のジャンイブ・カミュ(Jean-Yves Camus)氏は、創始者のジャンマリ・ルペン(Jean-Marie Le Pen)氏が党首だったころには、ナチス(Nazi)・ドイツによるユダヤ人などの大量虐殺、ホロコーストの存在を繰り返し否定し、人種的憎悪をあらわにするその言動からタブー視されていた同党の「脱邪悪」を、娘のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)現党首が2011年の就任以来うまく進めてきたと指摘する。

 さらにカミュ氏は、「仏国民の大半は、FNも政党とみなすべきだと考える一方で、不信感も根強く持っている。仏国民の大多数が当分、FN政権を望んではいないことは明白だ」と語った。

 大方の見方では、FNの躍進を招いたのは、フランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領の社会党政権に対する世論の不満に加え、高い失業率や低成長、国内治安といった問題を解決する力がないとみなされている既存の主流派政党に対する漠然とした怒りだ。

 しかし95年や97年の地方選の際にFNが1200議席を獲得し、4自治体の首長に当選したときの衝撃と比べられるが、今回は過去ほどの驚きは感じられない。

 仏国内の衝撃が少ないのは、父親のルペン氏のころとは党のイメージが変わったからだと、仏世論研究所(IFOP)のジェローム・フルケ(Jerome Fourquet)氏もいう。その上、当時からは20年が経ち、世論が「慣れてきた」側面もあると指摘する。「日々の積み重ねで受容されてきた感がある。党の横顔も以前よりずっと柔らかく、候補たちも短気ではない」

■「脱邪悪」は本当か?

 マリーヌ・ルペン党首になり、FNでは、反ユダヤ的発言や人種差別的発言を捉えられた人物は誰でも徹底的に党から追放してきた。例えば10月には地方議会選候補が、黒人である仏法相をサルにたとえたため、この候補を除外した。

 しかし、創始者ジャンマリ・ルペン氏が練り上げた党の方針のうち、最も物議を醸す部分は今も厳然としてある。

 南仏ビトロール(Vitrolles)では97年に就任したFNの市長が「国籍特恵」を導入しようとした。これは両親のうち少なくとも1人がフランス国籍を有する場合、その家族に子どもが誕生するたびに770ユーロ(約11万円)を支給する案だった。マリーヌ・ルペン党首はこれは「誤りだった」と認めているが、「国籍特恵」の呼び方を変えた「国籍優先度」は、現在もFNの主要政策の一つだ。

 また、フランス国内にいる移民の下に直近の家族が身を寄せることを認める現行法の改定も依然掲げているが、これは国際家族法に反する立場だ。さらに新たな移民への福祉給付や医療保険の制限も提案しており、主流右派の有力者たちからも賛同を得ている。(c)AFP/Marianne BARRIAUX

7753モンブラン ボールペン:2014/04/02(水) 16:39:58
彼は<a href="http://www.hyugahoken.jp/count/data/hyu-parker-stn86t7y5f.html&quot;&gt;パーカー ボールペン 名入れ</a>の古典的な靴のスタイルだったエアマックス90の大きな変更を行いました。 私達のリストの最初の、我々は<a href="http://www.egawa.co.jp/data/egawa-montblanc-ty7nsk5dc.html&quot;&gt;モンブラン 店舗</a>SeosonaコレクションネヴァーフルMMブルゴーニュハンドバッグを持っている。
モンブラン ボールペン http://www.kita-koumuten.co.jp/office/data/kita-montblanc-dt7ybhco3s.html

7754チバQ:2014/04/02(水) 21:16:45
http://www.afpbb.com/articles/-/3010739
「アマゾネス」、紛争の中央アフリカで島を守る女性自警団
2014年04月01日 11:40 発信地:バンギ/中央アフリカ
【4月1日 AFP】ヨランデ・ブラボさん(19)は3か月余り前、中央アフリカで続く血なまぐさい宗教紛争で兄弟が殺害されるとすぐに自警団に加入した。

 彼女を含め8人の女性が頭をそり、武器を持ち、男性3人とともに首都バンギ(Bangui)に近いウバンギ川(Oubangui River)に浮かぶモンキー島(Monkey Island)を守っている。

 地元農民から「アマゾネス(Amazons)」と呼ばれる彼女たちは、土でつくった監視塔から交代で見張りを続けている。モンキー島の人口は1000人ほどだったが、紛争が始まって以来、避難民の流入でその数は膨れ上がっている。

 兄弟が殺され、「私は加入せずにはいられなかった」と、カーキ色の戦闘ズボンにメッシュのトップからターコイズ色のブラが見えるブラボさんは言う。「私たちはみんなセレカ(Seleka)の被害者だ」。12歳のおいは、セレカにライフルの台尻で打ちのめされたという。

 イスラム教系の武装勢力連合セレカは2013年3月にクーデターを起こし、セレカの指導者ミシェル・ジョトディア(Michel Djotodia)氏が暫定政府の大統領に擁立された。中央アフリカの少数派であるイスラム教徒が同国の大統領になったのはこれが初めてだった。

 その後ジョトディア氏はセレカの解散宣言を出したものの、セレカの戦闘員たちは今もなお民間人に対する暴虐行為を続けている。

 これに対し、各地で自警団が結成され、イスラム教徒に報復攻撃を加えている。セレカも自警団も「バラカ」というなたを振りかざしているが、主にキリスト教系の自警団は「反バラカ(anti-balaka)」と呼ばれている。

■「動物のように扱われた」、住民が語るセレカの恐怖

 宗教紛争の激化にともない、既に中央アフリカに展開していたアフリカ連合(AU)部隊の支援のため、旧宗主国のフランスは軍を派遣した。大量虐殺(ジェノサイド)が起きる恐れがあるという援助団体や各国政府の報告を受け、国連(UN)は先月10日、調査団を中央アフリカに派遣した。

  オレンジ色のタンクトップ姿のジョアンナ・インディエンさん(20)は、セレカに夫を殺されたという。残された3人の子供をバンギ近郊のバンボ(Bimbo)に住む母に託し、自らは自警団に入った。

「子供たちに会いたい。でも国を守らなくては。バンボなら安全だ。私がここにいるのは、ここか危険だから」と、彼女は言う。

 モンキー島で農業を営むジャンアナトール・クワレさん(59)は1週間前に「あの女の子たち」が現れたときに「とても驚いた」と語る。自警団の女性たちに「アマゾネス」とニックネームをつけたのは、クワレさんだ。「男でも女でも変わらない。私たちは今、安全を感じているから」と彼は言う。

 クワレさんはセレカがジョトディア氏を暫定大統領に据えていた約10か月間の恐怖を語る。「セレカは私を縛り上げて殴った。彼らは私たちを動物のように扱った」

 セレカは首都バンギでは、ほぼ完全にその姿を消した。しかし、モンキー島の大半の住民と同じようにクワレさんも、セレカはまだ川岸に潜んでいると信じている。(c)AFP/St&eacute;phane JOURDAIN

7755名無しさん:2014/04/02(水) 21:17:41
フランスで行われた統一地方選挙は、与党・社会党が全国的に大きく議席を減らす一方、
極右政党が過去最多の議席を獲得して躍進する見通しとなり、オランド政権への反発が鮮明となりました。

フランスの統一地方選挙は、国内の3万6000余りの市町村長や地方議員を選ぶもので、
先週の投票では決まらなかった6000余りの市町村で30日、決選投票が行われ、即日開票されました。

内務省の発表によりますと、これまでの得票率は、与党・社会党を含む左派勢力がおよそ40%、
最大野党・国民運動連合を含む右派勢力がおよそ46%と与党が苦戦し、少なくとも155の自治体で議会多数派の地位を失うことになりました。

また、今回の投票率は、統一地方選挙としては過去最低水準にとどまる見込みで、これに乗じる形で極右政党
「国民戦線」が各地で大きく躍進し、少なくとも14の町で議会の過半数の議席を占め、過去最多の議席を獲得する見通しです。

一方、市長選挙が、事実上、女性の候補どうしの対決で注目されたパリでは、与党が市議会の議席の過半数を獲得し、
パリ初の女性市長が今週の議会で正式に選出されることになりました。

今回の選挙は、2年前に発足したオランド政権の中間評価と位置づけられましたが、景気の低迷や雇用情勢の悪化が続くなか、
政権への反発が鮮明となり、内閣改造は避けられないという見方が広がっています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140331/k10013370301000.html

7756チバQ:2014/04/02(水) 21:47:13
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014040200844
地震対策、手堅い対応=苦い教訓生かすバチェレ大統領−チリ
2日、サンティアゴで演説するチリのバチェレ大統領(EPA=時事) 【サンパウロ時事】南米チリを襲ったマグニチュード(M)8.2の地震で、バチェレ大統領は2日未明までに、特別部隊100人の派遣を決め、被災者の救済と住民の安全確保に全力を挙げる姿勢を示した。3月に2度目の大統領に就任したばかりだが、早々と手堅い対応を見せた。
 地震対策をめぐって、バチェレ氏には苦い経験がある。1期目の大統領任期中だった2010年2月、500人超の死者を出したM8.8の地震で、津波警報の遅れが被害拡大を招いたと批判を浴び、責任追及の矢面に立たされた。
 一方、今回の地震では発生直後に太平洋沿岸部に津波警報を発出し、住民の避難指示も迅速に行われた。消防士が高齢者の車椅子を押し、子供を乳母車に乗せた母親が整然と避難の列に加わるなど、冷静に対応する住民も目立った。
 国土が南北に長く、太平洋に面して約6500キロの海岸線が続くチリの沿岸部は、プレート付近で地震が多発する。津波災害への備えは常に政権の課題だ。(2014/04/02-19:31)

7757チバQ:2014/04/02(水) 21:58:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140402/amr14040214250011-n1.htm
「津波は来ない」で500人死亡、4年前のミス繰り返さず チリ新政権 
2014.4.2 14:21 [津波]

1日、チリ・サンティアゴ南方の都市で、津波警報が出た後に高台に向かう住民(ロイター)
 海沿いの町にサイレンが鳴り響いた。1日夜、チリ北部を襲ったマグニチュード8・2の地震。地元テレビは津波警報発令後、夜更けの街を多くの市民が徒歩や車で高台に避難する様子を伝えた。3月に発足したばかりの新政権は2日未明まで対応に追われた。

 「同じミスは許されない」と地元記者。津波などで約500人が死亡した2010年2月27日の地震はバチェレ政権1期目の任期満了直前。バチェレ氏は当時、海軍の誤った情報に基づきラジオで「津波は来ない」と呼び掛け、被害拡大につながった。

 同年3月に発足したピニェラ前政権は北部を中心に全市民を対象とした避難訓練を繰り返し実施。今回、大きな混乱なく避難できたもようだ。当局者は「訓練のおかげでおおむね順調に対応できた」と述べた。

 バチェレ氏は昨年末の大統領選で返り咲き今年3月11日に就任。2期目が始まったばかりで同じ失敗を繰り返すわけにはいかず、バチェレ氏は予定を全て取りやめ、対応に当たる。(共同)

7758チバQ:2014/04/03(木) 19:26:44
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140403/erp14040300480000-n1.htm
【クリミア併合】
「海の国境」ケルチ海峡 失われる“ウクライナ”
2014.4.3 00:47

ケルチ海峡を結ぶ連絡船航路で、ロシア側岸壁で乗船を待つ車の車列=30日(佐々木正明撮影)
 【ケルチ(ウクライナ南部)=佐々木正明】ロシアによるウクライナ南部クリミア半島の併合で、「海の国境」だったケルチ海峡はロシアの半島実効支配の象徴となりつつある。両岸を結ぶ連絡船のロシア側乗り場には5キロ以上の車列ができ、物資搬入の拠点となっている。半島側にはウクライナ国境警備隊の姿はなく、代わりに自動小銃を持ったロシア軍兵士がにらみを利かせていた。

 先月30日、海峡を結ぶ約4.5キロの連絡船でクリミア半島側から往復した。

 つい最近まで、ウクライナ当局は半島側の船着き場で出入国審査を行い、国境警備隊を配備してロシア側からの不法入国をチェックしていた。

 しかし、連絡船の運行会社職員によると、併合の是非を問う先月の住民投票後は、入管や税関審査そのものがなくなった。近くにあった免税店は営業していたが、店員の女性は「すでに免税措置の品物はない」と話した。

 ロシア南部ロストフ州から訪れたというビクトルさん(55)は、「ロシアとウクライナのメディアの半島に関する報道がまったく違うので、自分の目で確かめにきた」という。プーチン政権は3年以内にこの海峡に架橋する計画を発表している。ビクトルさんは「橋ができれば陸続きになり、交通量はさらに増すだろう」と話した。

 約40分後、連絡船が到着したロシア側では、船の乗り場に長い車列ができていた。大型トラックや軍用車両も目立ち、モスクワの登録ナンバーをつけた車もあった。ロシア側から半島側へと渡る車の量が圧倒的に多いことが分かる。

 人口15万人のケルチの街では至るところにロシア国旗が揚げられ、ウクライナの存在感は急速に失われているのが実情だ。

7759チバQ:2014/04/03(木) 19:28:04
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140403/erp14040309550002-n1.htm
【クリミア併合】
失われる「ウクライナ」 沿ドニエストル共和国 ロシア編入、待ちわびる
2014.4.3 08:28 (1/2ページ)[ロシア]
 【ティラスポリ=共同】「ロシアの一部になりたい」−。ウクライナに隣接し、モルドバから独立を宣言している「沿ドニエストル共和国」では、住民が声を次々に上げた。ウクライナ南部クリミアを併合したロシアが侵攻するとの懸念から注目が集まる「小国」に2日までに入った。

 旧ソ連構成国のモルドバの首都キシニョフから1時間ほど車で走ると「国境」でパスポートの確認を受けるが、沿ドニエストルは国際的には主権国家として承認されていない。景色が変わらない中、看板などがロシア語表示に変わった。

 ロシアのプーチン大統領は3月末、沿ドニエストルのロシア系住民が「封鎖」され、自由な移動ができないと懸念を表明。このため、保護を名目にした軍事侵攻への懸念が国際社会で広がるが、住民が目に見えるような圧迫を受けているわけではなさそうだった。

 「ロシアの一部になれば経済がよくなるはずだわ」。「首都」ティラスポリの公園で、携帯電話販売店員の女性、アリーナ・ポドセバリニコバさん(24)が話した。

 大半の沿ドニエストル住民は親ロシアで、編入されても「混乱は起きない」という。

 現地では、併合をめぐる緊張感はそれほど高まってはいない。「何も変わったことはないわ」。ホテル従業員の女性(24)にもプーチン氏の発言について聞いてみたが、首をかしげるだけだった。

 それでも「(ロシア編入を)ずっと待ち続けている。ようやくその時が来るかもしれない」と興奮気味にまくしたてるアーラ・ウストゥシナさん(60)のような住民は多い。沿ドニエストルが「第2のクリミア」となることへの期待感は強い。ウストゥシナさんは、ロシアが「モルドバやウクライナから守ってくれている」と訴えた。

7760チバQ:2014/04/03(木) 22:45:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140403-00000031-jij_afp-int
自作戦車でベネチア名所を占拠? 「独立」画策の24人を逮捕
AFP=時事 4月3日(木)15時49分配信

イタリア・ベネチアのサンマルコ広場の航空写真(2012年5月18日撮影)。
【AFP=時事】イタリアの警察当局は2日、ベネチア(Venice)の観光名所サンマルコ広場(Piazza San Marco)を「手作り戦車」で占拠してイタリアから独立した新政府を樹立しようとの計画を阻止し、分離独立派とみられる24人をテロ容疑などで逮捕した。

ベネチアはイタリアから独立すべき?ネット投票

 警察発表によると、「テロ行為の共謀と民主的秩序の破壊」の容疑で拘束されたのはベネト(Veneto)州、ロンバルディア(Lombardy)州、サルデーニャ(Sardinia)州の急進的な分離派による地下組織「同盟(The Alliance)」の活動家ら。有罪なら最長で禁錮15年の刑に相当する。

 容疑者らは、アルバニアのマフィアから調達した銃と自作した戦車を使い、サン・マルコ広場を「解放」して新政府を樹立しようと画策。「武装したメンバーを含む数百人」で広場を襲撃し、「経済危機の影響を最も大きく受けたイタリア北部の住民による反乱」を起こそうとしていたとされる。

 セルビアやスイスなど「友好的な国」に「大使館」を開設し、国際社会に独立を認知してもらう計画も立てていたという。

■独立問うネット投票、200万人超が賛成

 ベネト州では先月、イタリアからの独立の是非を問うインターネット住民投票が実施され、圧倒的多数の200万人以上の住民が分離独立を支持する結果が出ていた。ただ、ウクライナ・クリミア(Crimea)情勢に触発されたこの住民投票には法的拘束力はなく、結果の操作も可能な状態だった。

 地元メディアは身柄を拘束されたうちの1人について、イタリア北部の自治拡大を掲げる政党「北部同盟(Northern League)」所属のフランコ・ロケッタ(Franco Rocchetta)元議員だと伝えている。北部同盟は3月のネット投票の実施にも関与していた。


■戦車を自作、愛称は「タンコ」

 報道では、捜査資料の引用だとして、容疑者の電話を盗聴した内容が紹介されている。それによると、容疑者の1人はサン・マルコ広場占拠計画に関するとみられる会話で「我々は800人いる。装備もしっかりしていて、ガスマスクもある。何人かは機関銃も持っているし、海外からも応援がくる予定だ」と話していたという。

 警察によると、容疑者らは伊自動車大手フィアット(Fiat)系列の掘削機フィアットアリス(Fiat-Allis)を改造。「装甲を追加し、ビデオカメラを搭載していたほか、砲塔も追加する予定だった」という。警察が公開した動画には、数人がかりで掘削機に金属のパネルを溶接しているとみられる様子が映っていた。

 容疑者らはまた、この自作戦車を「タンコ(Tanko)」という愛称で呼び、ベネチアから南西に約90キロ離れた小さな町カザーレ・ディ・スコドージア(Casale di Scodosia)にある倉庫で空砲発射実験を何度か行っていたという。【翻訳編集】 AFPBB News

7761チバQ:2014/04/04(金) 19:58:01
>>7726-7727
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014040400548
軍閥指導者と組んだ有力候補=民族越えた連携がカギ−アフガン
アフガニスタン大統領選の有力候補ガニ元財務相(前列中央)と副大統領候補の軍閥指導者ドスタム将軍(同左)=2月2日、カブール(AFP=時事) 【ニューデリー時事】「彼は人殺しだ」。アフガニスタン大統領選の有力候補ガニ元財務相は2009年の前回選挙の際、軍閥指導者ドスタム将軍を痛烈に批判した。反対勢力の虐殺など、数々の血なまぐさい疑惑を掛けられるその将軍が今、ガニ氏の副大統領候補になっている。ガニ氏の変節からは、民族と軍閥に分断されたアフガンの現状が垣間見える。
 北部ジョズジャン州シベルガンは別名「ドスタム・タウン」と呼ばれる。町の至るところにドスタム将軍のポスターが張られ、四方を高い壁で囲まれた同氏の豪邸が立つ。
 ドスタム氏は全人口の1割弱を占めるウズベク人で、1990年代の内戦前後から民兵を率いて軍閥を形成。01年に米国がアフガンに侵攻した際には、北部同盟司令官としてタリバン政権打倒に貢献した。残虐さで知られ、人権団体からは過去に大量虐殺を命じた張本人と批判されている。
 一方、最大民族パシュトゥン人で、世界銀行での勤務経験があるガニ氏は前回選挙で惨敗。ドスタム氏の後ろ盾を得た今回は、スマートな官僚のイメージをかなぐり捨て、ひげを伸ばして伝統衣装をまとうなど、民族色を強く打ち出した。
 多民族国家のアフガンでは、パシュトゥン人が4割、残りをタジクやハザラなど少数派が占める。政治評論家ジャビド・コヒスタニ氏は「民族意識が強いアフガンでは、自らの出身民族の支持を固めるとともに、他の民族を束ね、大きな資金力を持つ軍閥指導者を味方に付けることが当選へのカギになる」と指摘する。
 タジク人の母親を持つ有力候補アブドラ元外相が、パシュトゥン人の元武装勢力幹部を副大統領候補に選んだのも、こうした理由からだという。
 ドスタム氏のような黒い過去を持つ人物が表舞台に出ることに批判はある。しかし、コヒスタニ氏は「軍閥が新政権を支持せず、再び武装集団を組織し始めれば、内戦時のような群雄割拠に逆戻りする」と警告する。民族や軍閥の利害が複雑に絡み合うアフガンの安定は極めてもろい。(2014/04/04-14:46)

7762チバQ:2014/04/04(金) 20:06:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140403/asi14040322430005-n1.htm
5日にアフガン大統領選 有力3候補が混戦
2014.4.3 22:40 (1/2ページ)

有力候補のガニ元財務相(AP)
 【ニューデリー=岩田智雄】任期満了に伴うアフガニスタン大統領選の投票が5日に実施される。現職のカルザイ大統領は3選禁止規定で出馬できず、8人による戦いになっている。ガニ元財務相、アブドラ元外相、ラスール前外相の3人が有力候補とされる。かつて内戦や権力闘争で混乱を極めてきたアフガンは、初めて民主的な政権交代を迎えることになる。

 暫定結果は24日、最終結果は5月14日に発表される。選挙は混戦模様で過半数を取る候補はいないとの見方が強く、その場合は決選投票が5月28日に行われる。イスラム原理主義勢力タリバンは、選挙妨害のテロを激化させており、有権者は暴力の脅威の中で投票所へ足を運ぶことになる。

 選挙には11人が立候補していたが、3月にカルザイ大統領の兄のカユーム・カルザイ元下院議員、ワルダク前国防相、ザヒル・シャー元国王の孫のナイーム氏が選挙戦からの撤退を表明し、カユーム、ナイーム両氏は同じ多数派民族パシュトゥン人の有力部族ドゥラニ族出身のラスール氏の支持に回った。

 支持は部族評議会の決定に従ったものだが、カルザイ大統領が自身に近いラスール氏への候補一本化を図ったと指摘されている。カルザイ氏はいずれの候補への支持も表明しないとしているが、ラスール氏は政府機関による選挙支援を受けているとの報道もある。

 昨年12月に米調査会社が発表した世論調査では、有力3候補の支持率はガニ氏29%、アブドラ氏25%、ラスール氏6%。ただ、アフガンの調査会社ATRコンサルティングが先月29日に発表した世論調査では、ガニ氏27%、アブドラ氏25%、ラスール氏8%となっており、ラスール氏がやや追い上げているもようだ。

 ガニ氏は世界銀行で勤務した経験があり、タリバン政権崩壊後に帰国した。パシュトゥン人ギルザイ族出身で、前回2009年の大統領選にも出馬したが惨敗した。アブドラ氏は反タリバン勢力だった北部同盟の元幹部。パシュトゥン人の父、少数派民族タジク人の母を持ち、前回選挙ではカルザイ氏に次ぐ票を得た。

 今回の選挙戦では、すでに約1200万人の有権者の数をはるかに上回る登録者カードが出回っているとされ、前回選挙同様、結果をめぐって不正を訴える候補が出る可能性もある。決選投票の実施が大幅に遅れる事態も懸念されている。

7763チバQ:2014/04/04(金) 20:06:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140404/asi14040419530000-n1.htm
女性外国人記者2人撃たれ死傷 アフガン、大統領選控え緊張高まる
2014.4.4 19:52

女性記者が銃撃された車の弾痕=4日、アフガニスタン東部ホスト州(ロイター)
 【ニューデリー=岩田智雄】アフガニスタン東部ホスト州で4日、取材中だった米AP通信の女性の写真記者が警官に銃撃され、死亡した。同僚の女性記者も負傷した。アフガンでは5日の大統領選挙を前に外国人や記者が殺害される事件が相次いでおり、緊張が高まっている。

 AP通信によると、写真記者はドイツ人(48)、記者はカナダ人(60)。2人はアフガン軍と警察の警護を受け、選挙管理委員会の職員の車列とホスト州を移動しており、車内で出発を待っていたところ、警官の男が「アッラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んで発砲したという。警官は逮捕された。

 アフガンでは先月、フランス通信(AFP)のアフガン人記者やスウェーデン・ラジオの外国人記者らが、イスラム原理主義勢力タリバンなどのテロで殺害された。

7764チバQ:2014/04/04(金) 20:07:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140404/erp14040419450005-n1.htm
大統領元パートナーも入閣「復讐果たす」? フランス新内閣始動、経済再建への転換図る狙い
2014.4.4 19:42 (1/2ページ)

初閣議に臨むバルス首相(中央右)と大統領の元パートナー、ロワイヤル氏(同左)=ロイター
 【ベルリン=宮下日出男】フランスのオランド大統領の下、バルス首相の新内閣が4日、初閣議を開いた。組閣では元大統領選候補でオランド氏の元事実婚パートナーのセゴレーヌ・ロワイヤル氏の入閣が話題となったが、その陣容からは与党社会党など左派陣営内のバランスをとりつつ、経済再建への政策転換を図る狙いがうかがえる。

 「とても光栄。重要さも理解している」。ロワイヤル氏はエコロジー・持続的開発・エネルギー相としての入閣が決まった2日、仏テレビで、環境政策を通じて雇用創出などで貢献すると抱負を語った。

 ロワイヤル氏は2007年まで約30年に及ぶオランド氏の元事実婚の相手で2人の間には4人の子供がいる。12年のオランド大統領誕生時には当時のオランド氏のパートナー、トリルベレールさんの反対で入閣できなかったが、今年1月の関係解消によって障害がなくなり、入閣が実現したといわれる。

 組閣名簿では留任したファビウス外相に次ぐ2番目に名前が挙がる厚遇。仏メディアはオランド氏が自身の大統領選時の協力に報いたと伝え、主要紙ルモンドは「ロワイヤル氏が復讐(ふくしゅう)を果たした」と報じたが、起用の背景には左派陣営内の事情も指摘されている。

 オランド氏は左派の伝統的な「大きな政府」から企業の競争力強化による経済再建に転換を図っており、党内右派で「企業寄り」のバルス氏を首相に起用。左派はこれに反発し、前政権で閣僚2人を送ったヨーロッパエコロジー・緑の党は今回、入閣を拒んだ。

 ロワイヤル氏は環境相の経験があり、再生可能エネルギーの促進に尽力してきた。緑の党が重視する環境政策への取り組みを強調し、接着剤の役割を果たさせる狙いとの見方もある。党内左派で国民の人気が高い、アルノー・モントブール生産力再建相も権限を増やし、経済相を担わせた。一方で、オランド氏に近いミシェル・サパン氏を労働相から財政相に据えることで、要所を押さえた。

 支持率が歴代最低水準の2割程度に低迷し、3月30日の統一地方選で大敗したオランド氏は「闘う内閣」を旗印に、行動的なバルス氏に巻き返しを託した。

 仏紙ルモンドは新内閣の布陣を、軟弱といわれた前内閣のイメージを払拭するため「バランスに配慮した」と分析し、経済再建で成果を挙げるよう求めた。

7765とはずがたり:2014/04/05(土) 15:49:01
>ウクライナの首都キエフで反ロシアの新政権が成立し、ロシアを罵るばかりか、彼らは昔からロシアの勢力圏だったウクライナの東部と南部、さらにクリミアで、ロシア語の使用を禁じるとまで言い出した。これはつまり「ロシア語をしゃべる公務員はみんなクビにして、西ウクライナから新しく人を連れてくる」ということであり、これがロシア国民のナショナリズムを刺激した。

>経済制裁が実施され、ロシアからの天然ガス供給が止まると、最も困るのがドイツとイタリアなのです。フランスには原発があるし、イギリスは、意外と注目されていませんが、北海油田をノルウェーと共同開発しているから、ロシアからのエネルギー供給が止まっても大打撃にはならない。ドイツとイタリアといえば、第二次世界大戦の枢軸国です。戦後の秩序は、枢軸国がエネルギー面で自立できないような仕組みになっている。

>プーチンが強硬な姿勢を崩さない理由の一つとして、プーチン政権の「宮廷化」が考えられます。

2014年04年04日週刊現代
佐藤優のインテリジェンス・レポート
プーチンは「世界のルール」を変えるつもりだ
ロシアの強硬姿勢で、ついに武力衝突が勃発!
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38845

戦後65年以上、危ういバランスの上に築かれてきた国際秩序。それを破ったのは、やはりこの男だった。武力で領土を勝ち取る「帝国主義」の時代―ここから先、今までの常識はもう通用しない。

世界史に残る大事件だ

プーチン大統領が、3月18日にクリミア半島の併合にあたって行った演説は、驚くべき内容でした。ロシアは自国の力を過大評価している。それどころか、一方的に国際秩序を変えられる、そう信じているとしか思えません。

そのことは、アメリカに対する挑発的な言辞にはっきりと表れています。プーチンは「アメリカ人よ、あなたがたはアメリカ建国の時、民族自決権にもとづいて独立を宣言したのではないか」「同じことをクリミア人が言うと、文句をつけるのか」、さらには「東西ドイツの統一のときも、アメリカは民族統合を認めたではないか」と述べている。

つまり、「クリミアで行った住民投票は、お前たちアメリカ人と同じ民主主義という価値観に拠って立つものだ。どこが悪いのか」というわけです。非常に挑発的であり、また一言で言えば、露骨に帝国主義的な発想です。

現在の状況は、ちょうど100年前、第一次世界大戦直前の1914年によく似ている。ハンドリングを誤ると、戦争になりかねません。

もし今後、クリミアだけでなく、東ウクライナや南ウクライナに住むロシア系住民までがロシアへの帰属を望んで、クリミアと同様、ロシア編入の是非を問う住民投票を行うことになったとします。そうなれば、やはり「自警団」を組織して周辺地域の安全を担保するということになるでしょうが、その「自警団」の正体はロシアから送られてくる軍隊です。ウクライナ正規軍との衝突が起こり、内戦に繋がる可能性がある。

プーチンが演説を行った日の夜には、クリミア自治共和国の首都シンフェロポリで銃撃戦が起こり、ウクライナ軍に死者が1名出ました。おそらく、興奮のあまり発砲した兵士がいたのでしょう。非常時には、最前線で先走る兵士が必ず出てくる。そのような不測の事態を発端に、大きな戦争は始まるものです。

ただし現在のところ、アメリカがウクライナ新政権の後ろ盾となる保証はありませんから、衝突が起きれば新政権側が一方的に負けるだけです。悪くすると、今度は東ウクライナにも親ロシア政権が生まれるかもしれない。ウクライナの軍隊は弱小なので、アメリカがバックに付いて、絶対に勝てる状況になるまでは戦闘を避けるほかないでしょう。ウクライナがNATO(北大西洋条約機構)に加盟し、NATO軍が出てくる可能性もまずない。今のEU諸国に、第三次世界大戦を戦う腹はありません。

今回のクリミア併合は、戦後初めて、大国が国際法に合致しないかたちで一方的に領土を拡大したという、世界史的に見ても大きな事件です。一連のウクライナでの動乱は、冷戦のようなイデオロギーの対立ではなく領土をめぐる帝国主義的対立であり、間違いなく米ロ関係は落ち込むところまで落ち込むでしょう。

しかし今後、アメリカがロシアに対してどこまで強く出られるかについては未知数です。経済制裁を強化するだけでなく、ロシアへの情報・技術流出も防ごうとするでしょうが、限界がある。アメリカ国内にはロシア系住民がたくさんいますし、北朝鮮のような国だったらともかく、これだけグローバリゼーションが進んだ世界で完全な経済封鎖など不可能です。

7766とはずがたり:2014/04/05(土) 15:49:13

問題はやはり、プーチンの頭の中がどうなっているかということです。

プーチンは当初「ウクライナの併合はしない」と明言していましたが、結局「クリミアはウクライナに非ず」という論理でクリミアを併合したうえ、これだけの強硬姿勢を見せている。もしかするとプーチンは、当初からクリミア併合はやむを得なくなると考えていたのかもしれません。

「バカにする奴は許さない」

ただし、一部で言われているような、プーチンが何年も前からクリミア併合を計画していたという憶測は当たりません。現在のロシア経済の状況を考えると、負担が大きすぎるからです。

ロシアにとって必要なのは、セヴァストポリの軍港とヤルタの保養施設だけ。どうしてクリミア・タタール人(クリミア半島の原住民族)の面倒まで見なきゃいけないんだ、というのが一般的なロシア人の感覚です。ここまで強く出る必然性は全くなかった。

では、なぜプーチンは大勝負に出たのか。最大の理由はナショナリズムです。彼は、「ウクライナ人が、ロシア人を侮辱した」と考えているのです。

ウクライナの首都キエフで反ロシアの新政権が成立し、ロシアを罵るばかりか、彼らは昔からロシアの勢力圏だったウクライナの東部と南部、さらにクリミアで、ロシア語の使用を禁じるとまで言い出した。これはつまり「ロシア語をしゃべる公務員はみんなクビにして、西ウクライナから新しく人を連れてくる」ということであり、これがロシア国民のナショナリズムを刺激した。「バカにしやがって、許せん」というわけです。

クリミア併合には、世間で考えられているほどの実質的な意義はありません。ロシアにとっては国際的に孤立を招くうえ、支出だって増える。しかし、ナショナリズムとはそういうものなのです。今回の事態は、合理性では読み解けない。こういうときにロシア人がどんな反応をするかということを分かっていなければ、彼らの行動を真に理解することはできません。

クリミア自治共和国のセルゲイ・アクショノフ首相は、ウクライナ新政権閣僚のクリミア入りを拒むなど、プーチンに負けず劣らず強硬な姿勢を見せています。しかし、これは一種の虚勢でしょう。

北方領土交渉は白紙に

アクショノフの素性は明らかになっていませんが、もともとは食料品店の店長だったと言われている。それが一夜にして世界中の新聞に載るようになり、一時的であるにせよ、国際政治のプレイヤーとして、プーチンにも会えるようになった。どこかのコンビニの店長が突然県知事を任されたうえに、総理の側近になったようなものです。

混乱期には、エリートの入れ替えが起こります。それまでエリートの地位に立つはずのなかった人間が、混乱に乗じて突然権力を握る。ヒトラーの例を引くまでもありませんが、新しいエリートが決まって大きなことを言うのは、自らのポジションの強化を図るためなのです。

EU諸国の中で、ロシアに対して特に強硬なのはリトアニア、エストニア、ラトビアのバルト3国です。この3ヵ国は国内に多くのロシア系住民を抱えていて、ウクライナを「明日はわが身」と思って見守っている。

一方で、ドイツがロシアを宥めようとしているという報道がありますが、その理由を「ドイツのメルケル首相が、プーチンと仲がいいから」などと考えるのは的外れです。プーチン政権が好きだというドイツ国民は3割程度しかいませんし、ドイツがロシアに対して宥和的なことには、もっとドライな理由があります。

経済制裁が実施され、ロシアからの天然ガス供給が止まると、最も困るのがドイツとイタリアなのです。フランスには原発があるし、イギリスは、意外と注目されていませんが、北海油田をノルウェーと共同開発しているから、ロシアからのエネルギー供給が止まっても大打撃にはならない。

ドイツとイタリアといえば、第二次世界大戦の枢軸国です。戦後の秩序は、枢軸国がエネルギー面で自立できないような仕組みになっている。当然日本もその例外ではありませんが、エネルギー面でロシアにあまり依存していませんから、今のところ影響は小さい。国際政治において、首脳の人間関係や、国同士の友好関係という次元で考えていては、事態を見誤ります。

7767とはずがたり:2014/04/05(土) 15:49:37
>>7765-7767
今回のクリミア併合で、プーチンは「領土不拡張」という戦後国際社会のルールを変えてしまった。ですから、日本とロシアの北方領土交渉も仕切り直すほかありません。今のロシアと交渉をしたところで、意味がない。

仮に北方領土が日本に返還されたとしても、ロシア系の住民が「ロシアに戻りたい」と言い出して、住民投票をすることになれば、クリミアと同じようにロシア軍が出てくるかもしれない。こうなると、北方領土の非軍事化や日本人の移住計画まで考えなければならず、日本は根本的に戦略を見直すほかありません。この3月18日以降、世界は新たなフェーズに入ってしまったのです。

プーチンは、クリミアに関して繰り返し「ロシアにとっての死活的利益」と述べている。今後、北方領土について日本に同じことを言ってくることも十分にあり得ます。

この「死活的利益」というのは、実にいい加減な言葉です。クリミアはついこの前までウクライナの一部だったわけですが、それでロシアが何か困っていたかといえば、まったく困ってなどいない。そのときの状況次第で、何が「死活的利益」かなど簡単に変わるのです。政治家が「政治生命をかけて」と言ったときと同じく、国家が「死活的」と言ったときには警戒しなければなりません。

日本にとってこれからの課題は、ロシアと中国の接近をどうやって止めるかということになるでしょう。今回ロシアがクリミアで行ったような「力による現状変更」を、クリミアとは違い無人島である尖閣諸島で、中国が仕掛けてくる可能性もあるということです。

中東・東欧の二正面作戦を強いられたアメリカが東アジアまで手が回らなくなり、中国が尖閣の実効支配へ動けば、日本も東シナ海の防衛を強化することになるでしょう。日本の先制を恐れた中国が、逆に先手を打つ形で尖閣に上陸するといったシナリオが考えられます。

こればかりは、今のところいい解決策は見当たりません。やはり中国との対話を絶やさないということに尽きるでしょう。

独裁者の孤独

プーチンが強硬な姿勢を崩さない理由の一つとして、プーチン政権の「宮廷化」が考えられます。

ロシアの外務省や対外諜報省は、対外的には強硬なことを言う一方で、内部では冷徹に計算を巡らせています。しかし、現在のプーチンは、そうした官僚組織とは異なる数人の「有力者」の影響で、国際政治の現実からかけ離れた意思決定をしているのではないかと思われます。これは私の推測ですが、その「有力者」としては、例えばロスネフチ(ロシア最大の国営石油会社)会長で、一昨年まで副首相も務めたイーゴリ・セーチンが挙げられます。

プーチンのもとには正確な情報が入らなくなっているのではないか。たとえば、'12年にプーチンは、政権批判の急先鋒であるマーシャ・ゲッセンというユダヤ系ロシア人の女性ジャーナリストと面会しました。しかしゲッセンの手記によれば、プーチンは、彼女がプーチンの不正蓄財やジャーナリスト暗殺疑惑を追及しているのを知らなかったといいます。「独裁者のもとには、不愉快な情報はもたらされなくなる」ということの例証に思えます。

プーチン政権は、いわば曲がったプリズムを通して世界を見ている。当然、国際社会からは大きな反発をくらいますから、軌道修正を余儀なくされるでしょう。それだけでなく、ロシア国内でも、このままでは危ないということに気づく国民が出てくるはずです。

現在、ロシア国民のプーチン政権支持率は70%を超えていますが、これはロシアが「戦争に勝っている」からです。そういうときにはどこの国でも政権支持率は高くなるもので、決して長続きはしません。

ロシアには今後、本格的な経済制裁が待っているほか、他国との人的な交流も減ります。ロシア人がアメリカやヨーロッパに行っても、気分よく過ごせない。そうなれば、プーチンの政策に対して、国内から疑問の声が上がる。

プーチンが、そうしたロシア国民の声を叩き潰すのか、あるいは受け入れて軌道修正するのか。そこが今後、注目すべきポイントになってくるでしょう。

7768チバQ:2014/04/06(日) 00:11:44
>>7560
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014040500189
政権交代、ほぼ確実=6日に大統領選−コスタリカ

コスタリカの野党市民行動党(PAC)の大統領候補ルイス・ソリス氏=2月、サンホセ(AFP=時事)

 【サンパウロ時事】中米コスタリカで6日、大統領選挙の決選投票が行われる。第1回投票の上位2人による激突が予想されたが、3月に与党候補が突如、選挙活動を中止するという異例の展開。事実上、野党市民行動党(PAC)のルイス・ソリス氏(55)が唯一の候補者で、政権交代の実現は確実な情勢だ。(2014/04/05-15:00)

7769チバQ:2014/04/06(日) 00:12:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014040500129
マルタに女性大統領誕生

4日、バレッタで就任宣誓するマルタのコレイロプレカ新大統領(AFP=時事)

 【バレッタAFP=時事】欧州連合(EU)の最小国、地中海の島国マルタで4日、女性大統領が誕生した。ムスカット首相の指名を受け議会から承認されたマリー・ルイーズ・コレイロプレカ家族・社会連帯相(55)がこの日、1974年の共和制移行後、第9代目となる大統領として就任宣誓を行った。
 コレイロプレカ新大統領の任期は5年。国家元首だが、権限の大半は儀礼的なものにとどまる。マルタでは80年代のバーバラ大統領以来の女性大統領となる。(2014/04/05-10:56)

7770チバQ:2014/04/06(日) 00:13:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014040500182
投票者のいない町=タリバン支配、おびえる住民−アフガン東部

3日、アフガニスタン東部ロガール州チャルフ地区で、テロの警戒に当たる治安部隊

 【ニューデリー時事】アフガニスタン東部ロガール州のチャルフ地区。周囲を山に囲まれ、乾いた大地に畑が点在する同地区は、反政府勢力タリバンの支配下にある。投票に行く住民は誰一人としていない。
 「選挙に参加すれば皆殺しにする」。3月上旬、部族長アブドル・マリクさん(60)の元に、タリバン司令官の署名入り脅迫状が届いた。米軍を中心とする国際部隊と武装勢力の激戦の舞台になってきた。数週間前、有権者の安全確保のために治安部隊が派遣されたが、町には連日のように銃声が響く。
 マリクさんは「命の危険を冒してまで投票に行くことはない」と語る。ほとんどの住民も選挙後に治安部隊が撤退すれば、タリバンの支配に戻ると信じている。「われわれの運命を握っているのは政府ではなく、タリバンだ。強者に従う他にどんな選択肢があるのか」とまくし立てる。
 終わりの見えない戦闘に、治安部隊も疲労の色を隠せない。「昼も夜も、ロケット弾や銃弾が雨のように降ってくる」と兵士は語る。投票所になる予定の地区庁舎は、至る所に弾痕が残り、既に行政施設の趣はない。

3日、アフガニスタン東部ロガール州チャルフ地区にある行政庁舎に保管された投票箱や投票用紙

 投票箱や投票用紙は、大量の弾薬とともに庁舎に保管されている。しかし、兵士の誰一人として、住民が危険を顧みず投票に来るとは考えていない。「使われるはずのない投票所を守るために命を懸けないといけない」。周囲の目を気にしながら、不満交じりの本音が漏れる。
 政府は軍と警察から成る治安部隊を各地に派遣し、投票所などに厳重な警備態勢を敷いた。しかし、タリバンによるテロや報復を恐れ、棄権を選ぶ有権者は多いとみられる。
 有力候補の一人、ガニ元財務相は投票日前日、「支持者が安全に投票できることを望む」との声明を発表した。チャルフ地区に住むカマルさん(56)はこうつぶやく。「投票しようがしまいが、タリバンにおびえる日常に変わりはない。なぜ紙切れ1枚のために、自分と家族を危険にさらさなければならないのか」。(2014/04/05-14:52)

7771チバQ:2014/04/06(日) 00:23:32
http://mainichi.jp/select/news/20140406k0000m030076000c.html

アフガニスタン:大統領選投票 テロ不安の中、長蛇の列も

毎日新聞 2014年04月05日 21時20分(最終更新 04月06日 00時19分)




アフガニスタン北部マザリシャリフで、投票するため列をつくる女性たち=2014年4月5日、ロイター

アフガニスタン北部マザリシャリフで、投票するため列をつくる女性たち=2014年4月5日、ロイター



 【ニューデリー杉尾直哉】アフガニスタン大統領選が5日、反政府武装勢力タリバンの犯行とみられるテロ攻撃が頻発するなかで実施された。北西部バドギス州では投票所を狙ったロケット弾攻撃で、1人が死亡。警察によると東部ロガル州でも爆弾攻撃で住民2人が負傷した。だが、首都カブールなど都市部では多くの住民が投票所に押し寄せ、2001年以降、選挙による初めての政権交代に期待を膨らませた。

 旧支配勢力のタリバンは「選挙阻止」を宣言し、独立選挙委員会本部(中央選管)などへの襲撃を続けてきた。カブールの投票所では警察など治安要員が厳戒態勢を敷く中、投票開始前から多数の男女が長い列を作った。主婦トールパイカイさん(48)は「タリバンの攻撃は心配だったけれど、私の子供たちの将来の方が大事。勇気をふりしぼって家から出てきた」と話した。一方、無職の男性シャフィクラさん(21)は「国の将来より自分の命の方が大事だ」といい、投票しなかった。

 AP通信によると、治安上の懸念から959の投票所を閉鎖したが、6212カ所で投票が行われた。

 今回の選挙は、01年のアフガン戦争開戦後、初めて投票で政権交代が実現する重要な節目だ。開戦直後から国政のトップにいたカルザイ大統領は憲法の3選禁止規定に従って退任する。通訳の男性(29)は、「カルザイ政権は腐敗しきっており、この10年間、我々庶民の生活は疲弊する一方だった。誠実で、汚職とは無縁の人に次の時代を託したい」と話した。

 開票は6日から20日にかけて行われる。候補者8人のうち、アシュラフ・ガニ元財務相▽アブドラ・アブドラ元外相▽ザルマイ・ラスール前外相の3人が激しく争っている。いずれも当選に必要な得票率50%に届かず、上位2人による決選投票が5月末に行われる可能性が高い。

7772チバQ:2014/04/06(日) 00:27:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140405/asi14040520590007-n1.htm
民族融和 問われる選挙

2014.4.5 20:51 (1/2ページ)




 国際治安支援部隊(ISAF)の戦闘部隊の撤収を年末に控える今回の大統領選はアフガニスタンの国家自立にむけた節目の選挙となる。

 アフガンは人口の4割近くを占めるパシュトゥン人をはじめ、タジク人、ハザラ人、ウズベク人など多民族で構成される。タリバン政権以前は民族、部族同士が反目し、内戦にも至った。このため民族、部族間の融和は国家安定の必須条件ともいえる。

 今回の選挙では、パシュトゥン人の二大部族のうち南部を地盤とするドゥラニ族の間で、候補の一本化が図られた。カルザイ大統領の兄カユーム・カルザイ氏らが選挙戦から撤退し、ラスール前外相の支持に回った。

 ドゥラニ族は18世紀のアフガン建国の父アフマド・シャーにつながる部族だ。 別のパシュトゥン人有力候補、ガニ元財務相は、ドゥラニ族とかつて対立した有力部族ギルザイ族の出身だ。ギルザイ族には親ソ社会主義政権時代のナジブラ元大統領らがいる。

 米調査会社が昨年12月に発表した世論調査結果では、「アフガン人の84%が自分以外の民族や部族から候補者を選んでもよいと答えた」とされるが、アフガンの政治評論家ファコル氏は「当初は世論調査結果のような空気があったが、投票が近づくにつれて、自分たちの部族が支持する候補に味方する人が目立ちだした。候補者が部族の長を取り込んで得票を増やそうとしている」と指摘する。

 同じ民族や部族の票を取り込むことが重要であることは、各有力候補者が副大統領候補に別民族の人物を選んでいることからも一目瞭然だ。ラスール氏の副大統領候補の1人はタジク人、ガニ氏の副大統領候補はウズベク人だ。パシュトゥン人の父とタジク人の母を持つアブドラ元外相はハザラ人を選んでいる。(岩田智雄)

7773チバQ:2014/04/06(日) 00:29:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140405/asi14040520580006-n1.htm
未来への一票…厳戒のアフガン大統領選 爆弾攻撃で警官や市民死傷

2014.4.5 20:51 (1/2ページ)

4日、ロケット砲を手にカブール市内を警戒する警察官(AP)
4日、ロケット砲を手にカブール市内を警戒する警察官(AP)


 【ニューデリー=岩田智雄】アフガニスタンで5日、カルザイ大統領の任期満了に伴う大統領選挙の投票が行われた。一部地域では、ロケット砲や爆弾攻撃で警官や市民が死傷するなど、イスラム原理主義勢力タリバンなどによるテロ攻撃があったが、多くの有権者が国の未来に一票を投じた。

 アフガンで大統領選が行われるのは2001年のタリバン政権崩壊後3回目。カルザイ大統領は憲法の3選禁止条項で出馬できず、今回はアフガンで初めて民主的に政権交代が行われることになる。

 大統領選は8人による戦いで、ガニ元財務相、アブドラ元外相、ラスール前外相の3人が有力とされる。暫定結果は24日に発表される予定だが、各種世論調査の結果から、過半数を得る候補はおらず、決選投票に持ち込まれる可能性が高いと指摘される。

 治安当局によると、この日、北部バドギス州でロケット砲攻撃があり、1人が死亡した。ロイター通信によれば、南部ザブール州で爆発があり、警官2人が死亡、投票所から帰宅途中の2人が負傷。中部ロガール州の投票所では爆発で4人が負傷した。タリバンによるテロとみられる。治安当局は35万人以上を動員して警戒に当たった。

 ヌーリスタニ選管委員長は記者団に「テロは、今始まったことではない」と述べて、有権者に投票を呼びかけた。首都カブールで投票した教師、アクラミさん(37)は本紙通信員に「アフガンの未来を決められるのは国民だけだ。投票しなければ、将来悪いことが起きても自分たちで責任を負わなければならない」と話した。

 年末までの国際治安支援部隊(ISAF)撤収後の駐留米兵の地位を定めるアフガンと米国の安全保障協定について、カルザイ大統領が署名を拒否しているものの、有力3候補はいずれも大統領になれば署名するとの意思を表明している。

 ISAFの撤収に伴ってテロの脅威が増す中、今後、アフガンでどう治安を維持していくかや、外国の支援に完全に依存する経済の立て直しなど新政権の課題は山積している。

7774チバQ:2014/04/06(日) 00:30:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140403/asi14040316150003-n1.htm

【国際情勢分析 岩田智雄の目】
アフガニスタン大統領選 初の民主的政権交代へ
2014.4.5 18:00

アフガニスタン北東部のパンジシール州バザラックで、大統領選の有力候補者の一人であるザルマイ・ラスール前外相の演説を聞く有権者たち=3月28日(AP)
アフガニスタン北東部のパンジシール州バザラックで、大統領選の有力候補者の一人であるザルマイ・ラスール前外相の演説を聞く有権者たち=3月28日(AP)


 アフガニスタンの大統領選が5日に投票される。現職のハミド・カルザイ大統領(56)は3選禁止規定で出馬できず、8人による戦いになっている。このうち、アシュラフ・ガニ元財務相、アブドラ・アブドラ元外相(53)、ザルマイ・ラスール前外相の3人が有力候補とされる。かつて内戦や権力闘争で混乱を極めてきたアフガンは、初めて民主的な政権交代を迎えることになる。


大統領選、混乱か


 暫定結果は24日、最終結果は5月14日に発表される。選挙は混戦模様となっているため、過半数を取る候補はいないとの見方が強く、その場合は決選投票が5月28日に行われる。しかし、すでに約1200万人の有権者数をはるかに上回る登録者カードが出回っているとされ、前回選挙同様、結果をめぐって不正を訴える候補が出る可能性もある。決選投票は準備への手間取りもあり、大きく後へずれ込むと懸念されている。

 また、イスラム原理主義勢力タリバンは、選挙を妨害するテロを激化させている。今年になって、カブールの選挙管理委員会本部や外国人が集まるレストラン、高級ホテルなどを立て続けに標的にしており、国連職員など多くの外国人や記者も犠牲になっている。有権者は暴力の脅威の中で投票所へ足を運ぶことになる。

 選挙後に退任するカルザイ大統領は、2001年の米国による攻撃で国際テロ組織アルカーイダをかくまっていたタリバンの政権が崩壊して以降、12年以上にわたって新生アフガンを主導してきた。米欧、日本などからの巨額の支援を元に、内戦の荒廃からアフガンをよみがえらせることに尽力した。


カルザイ氏の功績は教育


 アフガンの政治評論家ハキヤー氏は、「大きな功績の一つは教育の向上だ」と述べる。

 かつてタリバンは女子教育を禁止し、男子からも近代的教育から遠ざけ、マドラサ(イスラム神学校)での宗教教育を強いてきた。タリバン時代に学校へ通っていた子供は120万人に過ぎず、中でも女子は5万人以下だったとされる。その後女子生徒数は劇的に増え、アフガン政府は、学校で学ぶ子供の数は1050万人を超えたとしている。

 社会基盤も向上し、ハキヤー氏は「以前はほとんどなかった舗装道路があちこちにでき、経済活動に貢献している」と指摘した。

 米国もアルカーイダの基地をたたき、首謀者のウサマ・ビンラーディンを殺害してテロ掃討で成果を挙げた。

 一方で、外国部隊の完全撤退やシャリーア(イスラム法)の厳格な適用を求めるタリバンは勢力を保ち、平和への脅威となり続けている。アフガンは、テロや交戦での巻き添え、さらに米軍による誤爆などもあり、多くの民間人の死者を出してきた。国連は昨年、こうした犠牲者が前年から7%増え、2959人に上ったと発表した。統計を取り始めた07年以降で最悪だった11年と同水準だった。


待ち受ける課題の数々


 タリバンの資金源になっているケシの栽培面積は昨年、過去最高の20万ヘクタール強に増加した。農民が依然、違法麻薬の材料となるケシに生活を依存し、代替作物への変更がいっこうに進んでいないことを示し、今年末までの国際治安支援部隊(ISAF)撤退後の混乱を不安視した農民がケシ栽培へ回帰しているとみられている。

 汚職の蔓(まん)延(えん)もやまない。世界の政治腐敗を監視している非政府組織(NGO)が昨年発表した世界の「腐敗認識指数」によれば、アフガンは175位で、北朝鮮、ソマリアと並び世界最悪の汚職国家だった。国連の報告によれば、国民の半数が公共サービスを受けるために賄賂を払っているという。

 対テロ戦での甚大な犠牲や汚職への批判はカルザイ大統領に向き、政権と米国との関係の悪化は決定的になっている。タリバンとの和平交渉の開始は頓挫したままで、大統領は和平が見通せないことなどを理由にISAF撤退後の米軍の駐留を可能にする米兵の地位を定めた両国の安全保障協定への署名を拒否し続けている。

 大統領選の有力候補3人はいずれも署名に前向きな発言をしているものの、新大統領にはアフガンに積み残されたいくつもの課題が待ち受けている。

(いわた・ともお ニューデリー支局)

7775チバQ:2014/04/06(日) 00:35:02
http://www.afpbb.com/articles/-/3011829?ctm_campaign=txt_topics
アフガニスタン大統領選、厳戒のなか投票 初の民主的政権交代へ

2014年04月05日 19:57 発信地:カブール/アフガニスタン

【4月5日 AFP】アフガニスタンで5日、ハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領の後任を選ぶ大統領選の投票が行われた。同国の旧支配勢力タリバン(Taliban)が暴力行為で選挙を妨害するとしていた上、雨が降り気温も低いというあいにくの天気にもかかわらず、全国各地に設けられた約6000か所の投票所に多くの人が列を作った。

 投票時間は午前7時(日本時間午前11時30分)から午後4時(同午後8時30分)までの予定。有権者は約1350万人。

 この選挙でアフガニスタンとしては初めて民主的に政権が代わる。憲法で3選が禁じられているカルザイ大統領は首都カブール(Kabul)で投票し、「アフガニスタン国民として誇りに思う。今日はわが国の将来にとって重要な日だ。アフガニスタン国民には雨にも、寒さにも、敵の脅迫にも負けず投票に行って…わが国を成功に向けて一歩進めさせてほしい」と述べた。

 カルザイ大統領は大統領選で中立を守り、自由で公正な選挙が行われるよう監督するという姿勢を示していた。また、大統領退任後は一国民として生きるという考えを示していたが、今後も強い政治的影響力を持つとみられる。

 タリバンは大統領選を外国の策略だとして、選挙職員や有権者、警備にあたる治安部隊などを攻撃するよう配下の戦闘員に命じていた。しかし投票開始後の数時間に起きた事件は、カブールの南に位置するロガール(Logar)州の投票所が設置されていた学校で起きた爆発の1件にとどまっている。この爆発で1人が死亡、2人が負傷した。

 今月2日にカブールで警察官6人が死亡する自爆攻撃が発生するなど、今回の選挙では治安の確保が大きな課題となっていた。モハマド・オマル・ダウドザイ(Mohammad Omar Daudzai)内相によると、全国で警察官、兵士、情報機関職員の40万人が治安対策に動員された。

 ザルマイ・ラスール(Zalmai Rassoul)前外相、アブドラ・アブドラ(Abdullah Abdullah)元外相、アシュラフ・ガニ(Ashraf Ghani)元財務相が有力だとみられている。投票結果は今月24 日に発表されるが、得票率が当選に必要な50%を超える候補者はいないとみられており、その場合は5月末に決選投票が行われる。(c)AFP

7776チバQ:2014/04/06(日) 10:49:05
http://www.asahi.com/articles/ASG454QY2G45UHBI00L.html


オルバン政権の続投、有力視 ハンガリー総選挙

ウィーン=喜田尚

2014年4月6日08時55分

中道右派の与党「フィデス・ハンガリー市民連盟」が議会の3分の2を握るハンガリーで6日、総選挙が行われる。世論調査ではフィデスが終始高い支持率を維持し、選挙後のオルバン首相の再選が有力視されている。極右政党「ヨッビク」も好調で、第2党の社会党中心の中道左派に迫る勢いだ。

 オルバン政権は憲法裁判所の違憲審査権限を縮小したり、中央銀行の人事への介入が問題視されたりして、欧州連合(EU)との関係が微妙。「ヨッビク」の得票率と合わせ、選挙結果は5月下旬の欧州議会選に影響を与えそうだ。

 11年にオルバン政権が野党の反対を押し切って新憲法(基本法)を成立させて以来初の総選挙で、定数は386議席から199議席へと大幅に削減された。また周辺国のハンガリー系住民に国籍を与える法律が可決され、今回から在外の国籍保持者も比例区に投票できることになった。

7777チバQ:2014/04/06(日) 23:12:44
http://mainichi.jp/select/news/20140407k0000m030060000c.html
インド:政権交代濃厚 7日から投票開始
毎日新聞 2014年04月06日 22時55分(最終更新 04月06日 23時05分)

 【ニューデリー杉尾直哉】任期満了に伴うインド総選挙(下院選)の投票が7日から北東部のアッサム、トリプラ両州を皮切りに始まる。投票は9段階に分けられ、5月12日まで国内各地で実施。5月16日にまとめて開票される。有権者は約8億1459万人に上る史上最大の選挙だ。西部グジャラート州のナレンドラ・モディ州政府首相(63)が前面に立つ最大野党インド人民党が優位に立ち、10年ぶりの政権交代が濃厚となっている。

 ◇最大野党、過半数迫れるか
 定数545のうち、大統領任命の2議席を除く543議席が改選される。任期は5年。

 現在の下院の構成は、与党・国民会議派が206議席、人民党は117議席。だが、首都ニューデリーの政治アナリスト、K・G・スレーシュ氏は「人民党が200議席以上を取るのは確実で、会議派は2ケタに転落する」と予想。人民党がどれだけ過半数の272議席に近づき、安定した議会運営ができるかが焦点となっている。

 人民党の次期首相候補になったモディ氏は、今回下院選に初出馬するにあたり、選挙区に出身地グジャラート州ではなく北部のヒンズー教の聖地、バラナシを選択。「ヒンズー至上主義者」であることをアピールする。

 ニューデリーで3月に開いた集会で、モディ氏は「選挙結果は判明している。この10年間、国民を欺き続けた会議派政権を国民は許さない」と述べ、選挙の勝利と首相就任への自信を見せた。

 モディ氏は、積極的な企業誘致でグジャラート州を国内で最も豊かな州に育てた「決断・実行の人」と言われ、ビジネス界や中産層を中心にカリスマ的な支持を集めている。

 諸外国の中で「技術先進国・日本」に好感を持っているとされ「モディ首相」が誕生すれば、日本との経済関係が現政権以上に深まりそうだ。

 外交面では「反中国」「反パキスタン」の人物とされ「インドで『反中』と目されている日本の安倍政権とは馬が合うだろう」(スレーシュ氏)と言われる。しかし、モディ氏が愛国心に訴えるような強硬な外交政策を取れば、地域情勢が不安定になる可能性がある。

 さらに「1998年に人民党政権が24年ぶりに実施した核実験をモディ氏が繰り返せば最悪」(西側外交筋)との懸念もある。

 一方、与党国民会議派は、事実上の党の次期首相候補で、これまでに2期議員を務めたラフル・ガンジー党副総裁(43)を中心に選挙戦を戦っている。

7778チバQ:2014/04/06(日) 23:15:08
http://mainichi.jp/select/news/20140407k0000m030054000c.html
クリミア:銀行次々閉鎖 露側は制裁恐れ、進出に二の足
毎日新聞 2014年04月06日 22時28分(最終更新 04月06日 22時34分)


クリミア半島シンフェロポリにあるウクライナの銀行「プリバトバンク」の支店=2014年3月14日、田中洋之撮影
拡大写真 【モスクワ田中洋之】ロシアに編入されたウクライナ南部クリミア半島で銀行の閉鎖が相次いでいる。クリミアが係争地となり、ビジネス環境が不透明になったことが理由だ。一方、ロシアの金融機関も欧米の制裁対象となるのを懸念し進出には消極的で、住民への影響が懸念されている。

 ウクライナ最大手プリバトバンクは先月末までにクリミアにある2支社337支店を閉鎖。オーストリア系のライファイゼンバンクも5日、ロイター通信に32支店全てを今月15日までに閉鎖することを明らかにした。同行担当者は「クリミアの地政学的な情勢が変わり、業務の継続が不可能になった」と語った。

 クリミアでは53の銀行が約1000支店で営業していた。ロシア編入が国際社会の承認を得られないなか、撤退の動きがさらに広がる可能性もある。プーチン大統領は2日、1人あたり70万ルーブル(約200万円)までの預金を保護する法律に署名し、金融不安の解消に努めている。

 ロシア政府はクリミアでロシアの銀行網を拡大する考えだが、金融機関側は制裁リスト入りを恐れて及び腰だ。ロシア中央銀行のシマノフスキー第1副総裁は「3〜5の銀行が進出に関心を示しているが、制裁のリスクが阻害要因となっている」と指摘した。

7779チバQ:2014/04/06(日) 23:21:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140406/asi14040620070003-n1.htm
与党への逆風象徴する鉄鉱石産地のゴア州 インド総選挙
2014.4.6 20:01 (1/3ページ)

1日、ゴア州パナジで開かれた政治討論会で防戦一方の国民会議派候補、ラビ・ナイケ氏(左)と既成政党を攻撃する庶民党のダッタラム・デサイ氏
 美しいビーチと港に恵まれたインド南部ゴア州は、鉄鉱石と観光の州だ。汚職問題と経済の低迷の直撃を受けた小さな州で、今回の総選挙の構図を象徴するような戦いが展開されていた。


10万人が失業


 ゴア州は、1961年にインドに併合されるまで、かつて海の覇権を競ったポルトガルの植民地だった。州内ではポルトガル占領時代から、鉄鉱石など豊かな天然資源の採掘が盛んに行われてきた。

 しかし、山あいを抜ける道には、何台ものダンプカーが放置され、採掘場の門は固く閉ざされている。

 「鉄鉱石の採掘が中止になってから、約10万人が仕事を失った。今は蓄えで暮らしているが、早く再開してもらわないと」

 州最大の鉄鉱石の採掘会社、セサ・ゴアの労働組合幹部であるプラカシュ・プラバルさんは、無人となっている鉄鉱石の積み出し港を案内しながら訴えた。

 ゴア州は60年以上前から鉄鉱石の採掘で栄え、日本もその輸出先となってきた。転機が訪れたのは、北京五輪前の中国で鉄鋼需要が高まった2006年ごろのことだ。純度の低い鉄鉱石までを中国の業者が高値で買いあさった。

 “鉄鉱石バブル”は乱開発を生み、地元業者は違法開発に走った。その結果、河川の汚染による漁業被害や森林破壊が起きた。業者が採掘免許を偽造していたなどの疑いが浮上、乱開発をめぐり地元州議会議員らが逮捕され、最高裁は12年秋、約90ある鉱山に鉄鉱石採掘の中止命令を出した。以来、鉄鉱石産業は止まったままだ。

 批判の矢面に立たされたのは、その年3月の州議会選でインド人民党(BJP)に敗れるまでの約7年間、州政権を担っていた国民会議派である。業者と州政府の癒着を指摘する声が高まったからだ。

7780チバQ:2014/04/06(日) 23:21:39
不況で与党追及


 人口約150万人のゴア州は下院の2議席を持つ。現在、国民会議派とBJPが分け合うが、同州では12日に投票される総選挙に向け、BJPなど国政野党が、汚職疑惑や経済の低迷を招いたとして国民会議派を厳しく追及している。

 北ゴア選挙区のBJPの現職候補スリパド・ナイケ氏は「違法採掘問題は、すべて国民会議派の下で起きたことだ。ゴアの住民は4割が鉄鉱石に依存して生活しており、生活に打撃を受けている」と批判する。

 インドでは昨年12月、汚職撲滅を訴える新党、庶民党(AAP)が、デリー首都圏の地方議会選で国民会議派を抑えて第2党に躍進した。AAPは全国的な体制を整えていないが、この選挙区でも戦いを挑んだ。

 社会主義的政策を掲げるAAPのダッタラム・デサイ候補は「鉄鉱石事業は国有化すべきだ」と主張し、「BJPも、鉄鉱石マフィアに渡ったカネを回収できずにいる」と攻撃して既存政党の牙城を崩そうとしている。

 一方、国民会議派の候補はかつてゴア州政府首相も務めたラビ・ナイケ氏。1日に州都パナジで開かれた候補者の討論会に出席し「BJPは根拠もなく国民会議派の汚職を批判している」などと反論したが、聴衆の反応は冷淡で、拍手を送る人はまばらだった。

 ゴア州での国民会議派への逆風は、全国的な流れを象徴しているといえそうだ。(インド南部ゴア州 岩田智雄、写真も)

7781チバQ:2014/04/06(日) 23:23:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140406/erp14040609020003-n1.htm
ウクライナ危機の深淵 今もうごめく“スターリンの亡霊”
2014.4.6 09:00 (1/2ページ)

 ロシアがクリミアを併合して冷戦後の世界が直面する最大の試練となった「ウクライナ危機」。その端緒を探ると、ヤルタ会談で第二次大戦の結果としてソ連のスターリン首相が領土不拡大の原則を破って、北方領土とともにポーランド領だったガリツィア地方をソ連(現ウクライナ)に編入したことに行き着く。スターリン主義が生んだ悲劇にいまも国際社会は苦悩している。(岡部伸)

                   ◇

 自国民保護を理由に武力を背景に独立国家の主権を侵害してクリミアを併合したロシアの領土強奪は国際秩序を揺るがす暴挙だ。

 一方、ウクライナの新政権の正統性にもロシアなどから疑問符が付けられている。支持勢力には、ガリツィア地方(西ウクライナ)を基盤とするウクライナ民族至上主義者やナチス・ドイツに協力した国粋主義者を崇拝する反ユダヤ主義者がいるからだ。

 歴史をひもとくと、ウクライナ西端のガリツィア地方はもともと、ハプスブルク帝国(ハンガリー・オーストリア帝国)の版図で、帝国解体後、18世紀末から第二次大戦まで主にポーランドに属していた。ヤルタ会談で第二次大戦後ポーランド国境を西に移動させることが決まり、カーゾン線によってソ連領(現ウクライナ領)に併合された。それまで帝政ロシアやソ連領となったことはなかった。

 このガリツィア地方が、ソ連領ウクライナ(東部、南部、中部)と統合して現在のウクライナとなるが、19世紀、ハプスブルク帝国時代、多言語政策が取られ、多くの人は現在も日常的にウクライナ語を話し、カトリック宗徒である。帝政ロシア時代から「小ロシア」と呼ばれ、ロシア語を話し、正教徒で広義のロシア人アイデンティティーを持つ東部とは文化的に大きく異なる。

 ガリツィア地方は、ハプスブルク帝国時代から独立の動きがあり、1939年独ソにポーランドが侵攻されると、41年ドイツのバルバロッサ(ソ連侵攻)作戦を支持し、「反ソ」でヒトラーとともに戦う。当然ながらナチスに付いた彼らは反ユダヤ主義で、ユダヤ人虐殺に関与したとされる。

 大戦末にソ連赤軍が侵攻してくると反共パルチザンとして抵抗、ドイツ敗北でソ連に併合されても1950年代半ばまで反ソ闘争を続けた。

 その後、ソ連支配を拒む市民はカナダのアルバータ州エドモントンに亡命。その数は120万人にものぼる。中には、滅亡したハプスブルク帝国の末裔(まつえい)もいる。このエドモントンが、ウクライナを独立させようとする運動の拠点になり、ペレストロイカ時代から資金援助して支援してきた。今回の政変でも支援し、民族主義をたき付けたといわれる。

 スターリンの領土拡大主義によってロシア(旧ソ連ウクライナ)の領土に編入されたガリツィア地方は、北方領土と同様にスターリン主義の犠牲となった。

 69年の歳月を経て、そのクビキから離れたものの、今度はロシアのクリミア併合を招いた。スターリンの亡霊はなおうごめいている。

7782チバQ:2014/04/06(日) 23:24:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140406/erp14040610060004-n1.htm
フィンランド首相辞任へ EU要職に関心
2014.4.6 10:04

フィンランドのカタイネン首相(ロイター)
 ロイター通信によると、フィンランドのカタイネン首相(42)は5日、6月に首相を辞任すると表明した。一方で、欧州連合(EU)の要職への就任に関心を示した。

 6月に開かれる与党、国民連合の会合で任期継続を求めず、党首を退くという。

 カタイネン氏は、5月の欧州議会選や来年のフィンランド議会選には立候補しないとした上で、欧州委員会メンバーなどの国際的な職務に関心があると述べた。(共同)

7783チバQ:2014/04/06(日) 23:24:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140406/erp14040615400006-n1.htm
ハンガリーで議会選 与党連合が優勢
2014.4.6 15:34

6日、ブダペスト市内の投票所で投票するオルバン首相(ロイター)
 ハンガリーで6日、議会(一院制、199議席)選挙が実施された。事前の世論調査ではオルバン首相率いる中道右派の「フィデス・ハンガリー市民連盟」と右派のキリスト教民主国民党の与党連合が優勢。両党で改選前の3分の2の議席を維持できるかが焦点だ。

 大勢判明は7日未明(日本時間同日昼ごろ)の見通し。一方、反ロマや反欧州連合(EU)の極右政党「ヨッビク」も若者の支持を集めており、5月の欧州議会選を前に勢力を拡大するか注目が集まっている。

 与党連合はオルバン政権下で経済改革を進めて公的債務を削減し、欧州債務危機を乗り切った実績を強調。野党、社会党中心の左派連合は低所得者の減税などを訴えるが、内紛や汚職の影響で支持率が伸びていない。(共同)

7784チバQ:2014/04/06(日) 23:28:22
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014040600080
モディ氏、経済界から熱い支持=7日に総選挙開始−インド
野党インド人民党(BJP)の首相候補ナレンドラ・モディ氏(左)と与党国民会議派のラフル・ガンジー副総裁(AFP=時事) 【ニューデリー時事】インドの下院議員543人を選ぶ総選挙が7日、幕を開ける。西部グジャラート州首相のナレンドラ・モディ氏(63)率いる最大野党インド人民党(BJP)が、景気回復を切望する経済界からの圧倒的な支持を受けて優位に立ち、10年ぶりに政権が交代する見通しが強まっている。
 約1カ月にわたって各地で投票が行われ、5月16日に一斉開票される。経済紙ビジネス・スタンダードが企業経営者を対象に実施した世論調査では、77%が「経済成長をもたらす首相」としてBJPの首相候補モディ氏を推した。与党国民会議派のラフル・ガンジー副総裁(43)はわずか15%にとどまった。(2014/04/06-14:25)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int&amp;k=2014040600087
「名家の威光」に陰り=ラフル氏、経験不足否めず
インド与党国民会議派のラフル・ガンジー副総裁=2012年3月、ニューデリー(AFP=時事) 【ニューデリー時事】1947年のインド独立以降、ネール初代首相らを出した名門一族の威光に、陰りが見え始めた。シン首相が後継者に指名した「御曹司」ラフル・ガンジー副総裁(43)は、与党国民会議派の顔として政権維持を図る。しかし、野党インド人民党(BJP)の首相候補ナレンドラ・モディ氏(63)の勢いは食い止め難く、じりじりと追い詰められている。
 「偽物のガンジーだ」。モディ氏は選挙演説で、ラフル氏らのガンジー家が、国父マハトマ・ガンジーとは血縁がないと指摘。「民主主義の代弁者を装いながら一族で党を牛耳り、権力を保つことしか念頭にない」と切り捨てた。
 この家系からはこれまでネール、インディラ・ガンジー、ラジブ・ガンジーの3人の首相が輩出した。3人がインドを統治した期間は計37年に及び、「ネール・ガンジー王朝」と呼ばれた。しかし、91年に暗殺されたラジブ氏を最後に、同家から首相は出ていない。
 ラジブ氏の息子に当たるラフル氏だが、党務は母ソニア・ガンジー総裁が取り仕切り、「温室栽培」の感は否めない。政治評論家サルジート・ナラン氏は「(ラフル氏は)演説の歯切れが悪く、特筆すべき政治的発想もない」と酷評。「グジャラート州首相として実績を重ねたモディ氏との力の差は歴然だ」と語る。
 一方のラフル氏は、モディ氏をナチス・ドイツ総統ヒトラーに例え、「自分だけが正しいと信じる独裁者だ」と国民の危機感をあおる。しかし、BJP支持に傾いた世論の流れを変えられず、モディ氏が演台に立つ政党集会には常に多くの聴衆が詰めかける。ナラン氏は「かつては一時代を築いたガンジー家だが、その名は輝きを失いつつある」と話す。(2014/04/06-14:44)

7785チバQ:2014/04/06(日) 23:31:50
http://mainichi.jp/select/news/20140406k0000e040142000c.html
アフガニスタン:大統領選に熱気も 今後3年が正念場
毎日新聞 2014年04月06日 11時20分(最終更新 04月06日 11時33分)


投票所へ行列を作る住民=首都カブールで、AP
拡大写真 【ニューデリー杉尾直哉】アフガニスタン大統領選で、首都カブールでは予想以上に多数の住民が投票所に押し寄せた。ある住民は「投票できて幸せだ。一緒に投票した私の妻も、高齢の両親もみなそうだ」とうれしそうに語った。反政府武装勢力タリバンのテロ攻撃が心配される中、恐怖をはねのけ、文字通り命がけで投票したのは、それほど「変化」を熱望しているからだ。

 1979年のソ連軍侵攻以来、戦火に見舞われ続けた国だ。2001年、米英主導によるアフガン戦争開戦でタリバン政権が崩壊したが、その後、タリバンは勢力回復し、治安情勢は悪化し続けている。だが、長引く軍事作戦を維持する力は欧米諸国にはない。米軍と北大西洋条約機構(NATO)軍は今年末に任務を終了し撤収する。平和の到来、復興への見通しが立たない中での撤収に、多くの国民は「何のための戦争だったのか」との思いを強くしている。

 もう一つ、カルザイ政権の「腐敗ぶり」に住民たちはうんざりしている。「誠実な次の指導者」を人々が求めるのはそのためだ。

 今回の大統領選挙や駐留外国軍の撤収を見据え、国際社会は12年に東京で開かれたアフガン支援会議で、「14年以降も160億ドル(約1兆6000億円)の民生支援を続ける」と表明した。ある西側外交官は「89年のソ連軍撤退後、3年間で当時の政権が崩壊し、内戦に陥った歴史を繰り返さないためだ」という。駐留軍撤収で内戦が再燃するような事態は避けねばならない。選挙後、どんな新体制ができるかはまだ分からない。だが、この国の正常化は、アフガン人にとっても国際社会にとっても今後3年間が正念場だ。

7786チバQ:2014/04/06(日) 23:42:52
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014040500277
選挙不正で警察幹部ら逮捕=アフガン
 【ニューデリー時事】アフガニスタン警察当局は5日、大統領選挙の投票で、職務権限を悪用し、票の水増しなどを行っていた疑いで、中部ワルダク州の警察幹部ら6人を逮捕した。内務省などによると、首都カブールや南部カンダハル州でも同様の容疑で選挙関係者や情報機関職員が逮捕された。(2014/04/05-19:49)

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7787チバQ:2014/04/07(月) 19:37:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140407/asi14040712460001-n1.htm
インド総選挙で投票始まる 広大な国土、5月12日まで
2014.4.7 12:41

7日、インド北東部トリプラ州で、列をつくり投票の順番を待つ人々(AP)
 【ニューデリー=岩田智雄】インドの下院(定数545)の任期満了に伴う総選挙が7日、一部地域で始まった。広大な国土を持つインドでは、投票は9回に分けて5月12日まで行われ、開票は同16日に行われる。各種世論調査で優勢が伝えられる最大野党、インド人民党(BJP)はこの日、マニフェスト(選挙公約)を発表した。

 投票があったのは北東部アッサム・トリプラ両州の一部の6選挙区。有権者らが、投票所の前に長い列を作った。選挙は、大統領の直接指名2議席を除く543議席を小選挙区制直接投票で選び、12日までに全28州とデリー首都圏など連邦直轄地での投票を終える。世界最大の民主主義国家インドの有権者数は、約8億1400万人。

 10年ぶりの政権をうかがうBJPの首相候補、ナレンドラ・モディ氏は7日、マニフェストの発表に当たり、「貧しい人々の教育と健康の権利を確保することが最優先だ」と訴え、「内外の安全保障上の脅威を許さない」と強調した。

 与党、国民会議派はすでに、4%台に失速した経済成長率を3年以内に8%台に回復させるとしたマニフェストを発表している。

7788チバQ:2014/04/07(月) 19:40:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140407/mds14040708470000-n1.htm
ナイジェリアのGDPアフリカ最大に 南ア上回る 指標加え再計算
2014.4.7 08:46
 ナイジェリア政府は6日、2013年の国内総生産(GDP)を再計算した結果、約5100億ドル(約52兆6500億円)となり南アフリカ(約3530億ドル)を上回りアフリカ最大になったと発表した。世界では26位。欧米メディアが報じた。財政赤字のGDPに占める割合は12年の19%から11%と改善した。ナイジェリアはアフリカ最大の産油国で、人口も最大の約1億7千万人を抱える。

 AP通信などによると、国際通貨基金(IMF)は1990年に定めた指標を基にナイジェリアの2013年のGDPを2920億ドルと計算した。指標にはIT、映画、通信、航空などの業界が含まれず、その成長も反映されていなかったため、ナイジェリア政府が再計算を進めていた。

 大半の国はGDPを数年ごとに再計算するが、ナイジェリアは90年から再計算していなかった。ただナイジェリアの貧困層は人口の約7割を占め、再計算後も1人当たり国民総所得(GNI)は2688ドルと、南アの7336ドルに大きく引き離されている。(共同)

7789チバQ:2014/04/07(月) 20:48:25
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014040700030
野党ソリス氏、当選確実=二大政党制が崩壊−コスタリカ大統領選
コスタリカ大統領選で、支持者に囲まれる野党・市民行動党のルイス・ソリス氏=6日、サンホセ(AFP=時事) 【サンパウロ時事】中米コスタリカで6日、チンチジャ大統領の任期満了に伴う大統領選挙の決選投票が行われた。即日開票され、野党中道左派、市民行動党(PAC)のルイス・ソリス氏(55)の当選が確実となった。
 2000年に発足したPACは、初めて政権を掌握する。コスタリカで長く続いた伝統政党による二大政党制の崩壊が鮮明になった。(2014/04/07-11:59)

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7790チバQ:2014/04/07(月) 20:49:17
>>7783
http://mainichi.jp/select/news/20140407k0000e030137000c.html
ハンガリー:総選挙で与党圧勝 オルバン政権強権化懸念も
毎日新聞 2014年04月07日 11時38分(最終更新 04月07日 12時15分)

 【ウィーン坂口裕彦】任期満了に伴うハンガリー議会(定数199)の総選挙が6日行われた。オルバン首相率いる中道右派の与党フィデス・ハンガリー市民連盟が、単独で憲法を改正できる3分の2の議席を維持し、圧勝した。オルバン氏は中央銀行やメディアへの監督や規制を強める政策をたびたび打ち出し、欧州連合(EU)から強い批判を浴びてきた。フィデスの大勝でオルバン氏の強権的な政治手法が強まり、EUとのあつれきが一層深刻化する可能性がある。

 中央選挙管理委員会の発表(開票率95%)によると、フィデスは134議席を獲得する見通し。オルバン氏は6日夜、支持者を前に「すべての疑いや不安は消え去った。もう後戻りはしない」と勝利宣言した。

 最大野党の社会党などの左派連合は37議席にとどまった。少数民族ロマの排斥や反ユダヤ主義を掲げる極右政党ヨッビクは23議席を確保する見通し。ヨッビクは、全国比例で前回の約17%を上回る約21%を得票し、ハンガリーの右傾化を印象付けた。

 オルバン政権は2013年に憲法裁判所の権限を縮小する改憲案を可決するなど、巨大与党の「数の力」を頼りにした政権運営を続けてきた。しかし、個人所得税の減税や家庭の電気やガスの値下げなど有権者受けする政策が支持を広げ、地滑り的な勝利につながった。

 今回の選挙は11年の法改正に基づいて行われた。小選挙区と全国区の比例代表で行われ、定数は前回に比べてほぼ半数になる一方、国外在住のハンガリー国籍保持者も比例代表で投票できるようになった。こうした選挙制度改正もフィデスに有利に働いたと指摘されている。

7791チバQ:2014/04/07(月) 20:51:29
http://mainichi.jp/select/news/20140408k0000m030046000c.html
ルワンダ:大虐殺から20年 追悼式典実施へ
毎日新聞 2014年04月07日 19時38分

 【ダーバン(南アフリカ東部)服部正法】アフリカ中部ルワンダで約80万人が犠牲となった大虐殺の発生から7日で20年となり、首都キガリで大規模な追悼式典が営まれる。

 大虐殺は、ハビャリマナ大統領(当時)の乗った航空機が1994年4月6日、キガリで撃墜されて大統領が死亡したことが発端。多数派のフツ人が主導した当時の政府軍やフツ人過激派民兵が扇動し、翌7日から同年7月までに少数派のツチ人やフツ人穏健派など約80万人を虐殺した。

 式典では1月から国内各地を巡った追悼の灯火が会場に到着し、カガメ大統領によって追悼の炎が点火される。炎は、虐殺が行われたのと同じ100日間、燃やされ続ける。

 一連の式典には国連の潘基文(バンキムン)事務総長ら海外の要人が参列する。

 大虐殺は、当時のツチ人反政府組織「ルワンダ愛国戦線(RPF)」が全土を制圧して収束。RPFを率いてきたカガメ氏が2000年から大統領を務める。近年、ルワンダは年率8%前後の成長を続ける。「フツ」「ツチ」などの区分よりも「ルワンダ人」意識を定着させる手法で融和も進めてきた。復興を導き民族和解に尽力するカガメ氏の政治手腕は、欧米などから高く評価されている。

 一方で、隣国コンゴ民主共和国では、カガメ政権による反政府武装組織への支援が指摘され、国際社会から強い批判を受けた。南アフリカに亡命したルワンダ政府の元高官らへの襲撃事件も散発し、ルワンダ政府の関与を疑う南ア政府がルワンダ外交官を国外退去処分とするなど周辺国との摩擦が増えている。

7792チバQ:2014/04/07(月) 20:52:04
http://mainichi.jp/select/news/20140408k0000m030049000c.html
ウクライナ:東部で親ロシア派がデモ 州政府庁舎など占拠
毎日新聞 2014年04月07日 19時51分(最終更新 04月07日 20時00分)


親ロシア派住民に占拠されたルガンスク州政府庁舎=AP
拡大写真 【モスクワ田中洋之】ウクライナ東部のハリコフ、ドネツク、ルガンスク3州の州都で6日、親ロシア派住民が大規模なデモを行い、7日未明までに州政府庁舎などを占拠した。3州はロシア系住民が多く、デモ隊は地方に一定の権限を与える連邦制やロシア編入に向けた住民投票の実施などを新政権側に要求。これに対しヤツェニュク首相は7日、ロシアを念頭に「ウクライナ領を軍事占領するため、情勢を不安定化させる企てが進んでいる」と批判した。

 現地からの報道によると、デモ隊はハリコフとドネツクで州政府庁舎を占拠。ルガンスクでは保安庁(国家保安機関)の州支部が占拠され、デモ隊突入時に治安部隊9人が負傷した。施設内に保管していた武器がデモ隊に奪われたという。

 ロシアと国境を接する3州の親ロシア派は、同じくロシア系住民が多いウクライナ南部クリミア半島が住民投票を経てロシアに編入されたことに感化され、動きを活発化させている。ウクライナ治安当局は5日、ルガンスクで国家転覆を企てた容疑で15人を拘束し、多数の武器を押収していた。ウクライナ東部の混乱拡大は5月25日の大統領選の円滑な実施に支障を与える可能性もある。

7793チバQ:2014/04/07(月) 21:31:13
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140407-OYT1T50109.html?from=ytop_ylist
インド総選挙、投票開始…野党・人民党に勢い
2014年04月07日 20時29分


7日、インド北東部テジプールで、投票所の列に並び、身分証明書を準備する有権者の女性たち(田原徳容撮影) 【テジプール(インド北東部)=田原徳容】インド総選挙(下院選)の第1回投票が7日、北東部アッサム・トリプラ両州の計6選挙区で行われた。

 選挙戦では、最大野党・インド人民党の首相候補で、西部グジャラート州首相のナレンドラ・モディ氏(63)が州経済を立て直した剛腕への期待で突出した人気を誇り、人民党が各種調査で下院議席の4割程度を獲得する勢いだ。

 「モディさんは紅茶の産地の味方だ」。紅茶で有名なアッサム州の小都市テジプールの投票所。兄が茶畑で働くナイナさん(24)は、初めて人民党候補に1票を投じた。モディ氏の名前を聞くと、投票所に列をなす人たちが「変化の時が来た」と人民党のスローガンを繰り返し叫んだ。

 同州は最大与党・国民会議派が下院14議席中7議席、州議会は単独過半数をそれぞれ占めている。シン首相も同州選出の上院議員だ。

 その州でモディ氏は集会を9回も開き、「私は紅茶売りの息子。だから紅茶を大切にする」と訴えた。効果は上々だ。主婦のカビタさん(36)は「野菜や燃料が値上がりし、生活が苦しい。モディさんの経済改革に期待したい」と話した。

 7日に発表された人民党の公約では、高速鉄道の導入などインフラ改善、外国資本の誘致などを盛り込み、経済活性化に取り組む方針を打ち出した。公約の大半は、モディ氏がこれまで州首相として進めた政策だ。

 インドで常態化する停電問題をほぼ解消し、企業進出に必要な行政手続きの簡略化も断行した。米フォード・モーターなど大手外資企業の招致を実現させ、州経済は国内トップレベルの成長を続けた。

7794チバQ:2014/04/07(月) 22:25:54
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304364704579486113608969756.html
2014年 4月 07日 08:34 JST
アフガン大統領選挙、決選投票の公算大
 【カブール】アフガニスタンで5日、大統領選挙の投票が実施された。開票の途中経過によれば、世界銀行での勤務経験があるアシュラフ・ガニ氏(元財務相)と、野党指導者のアブドラ・アブドラ氏(元外相)がリードし、カルザイ現大統領が支持している候補者ザルマイ・ラスール氏(前外相)は立ち後れているもようだ。

 ウォール・ストリート・ジャーナルは、ほぼ100カ所の投票所を訪問して、この暫定結果を得た。首都カブールのほか、北部のマザリシャリフ、南部のカンダハル、東部のガルデーズとジャララバードの投票所だ。これらのほとんど全ての投票所で、ガニ氏とアブトラ氏がリードしているのは明白で、ラスール氏ははるかに後れをとっている。

 旧支配勢力タリバンの散発的な攻撃や悪天候にもかかわらず、国連推定で1200万人の有権者のうち約700万人が投票に参加した。これは予想以上に高い投票で、カブールやその他の大都市では長蛇の列ができ、投票用紙がなくなる投票所も出たほどだ。

 5日時点ではガニ氏ないしアブドラ氏のいずれかが絶対過半数を得たかどうか不明だ。絶対過半数を得れば、上位2人による決選投票が不要になる。しかし外交官、選挙運動関係者、選挙監視員らは、5月末ないし6月初めの決選投票が必要となる公算が大きいとみている。

 選挙を妨害すると脅していたタリバンが主要都市で大規模な攻撃を展開できなかったことを受けて、ガニ氏は「きょう、アフガン国民は勝利し、敵は敗北した」と述べた。同氏は「アフガニスタンの人々は民主主義を推進する意思を示した」と付け加えた。

 国内外の選挙監視員らによれば、票の水増しの報告が全国から集まっているが、5日の投票は前回2009年の大統領選挙よりもクリーンだったもようだ。09年には100万票を無効票にせざるを得なかった。

 アフガニスタン透明選挙財団のトップ、ナィーム・アユブザダ氏は「09年当時と比べればましだが、今回の選挙でも不正行為があった」と述べた。同財団は5日、7000人のオブザーバーを配置した。

 タリバンは5日、カブールやその他の主要都市で攻撃できなかったが、地方では多くの攻撃を仕掛け、投票者、警察官、選挙管理当局者を殺害した。

 成功裏に終了すれば、今回の選挙はアフガニスタンの血塗られた歴史で最初の民主的な権力移行を実現することになる。

7795チバQ:2014/04/07(月) 22:26:14
 カルザイ大統領は正式にはどの候補者も擁立しなかった。しかし兄のカユーム・カルザイ氏に圧力をかけて出馬を断念させ、前外相のラス−ル氏の選挙運動を支えた。アブドラ、ガニ両氏は、政府組織がラスール氏に有利になるように使われているとたびたび非難してきた。ラスール氏陣営はこれを否定している。

 アフガニスタンの独立選挙委員会は、部分的な投票結果を週明け7日から発表し始めると述べた。しかし新たな選挙規則の下で、同委員会は投票所に対し、投票数計算手順のコピーを門に掲げるよう命じており、選挙運動陣営、監視団、メディア機関はその情報を照合している。

 同国のパジュウォーク(Pajhwok)通信社は、カブールと幾つかの州の情報を照合し、同様の結論を出した。それによると、得票率はガニ氏42.1%、アブドラ氏40.7%という。ただ、同通信社は過度にカブールからの情報に依存している。

 アフガニスタン当局は出口調査を禁止している。

7796とはずがたり:2014/04/08(火) 08:26:01

親ロ派「共和国」宣言=ロシア部隊派遣要請を警告−ウクライナ・ドネツク
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014040700712&amp;j4

 【モスクワ時事】ウクライナ東部ドネツクで政府庁舎を占拠した親ロシア派デモ隊が7日、「ドネツク人民共和国」の樹立を宣言した。さらにウクライナ暫定政権から攻撃を受けた場合、ロシアに平和維持軍の派遣を要請することもあり得ると警告。また、ロシア編入に向けた住民投票を5月11日までに行うと主張した。ロシア国営テレビなどが伝えた。

対ロ戦の可能性高まる=ウクライナ外相

 共和国樹立宣言は、デモ隊が州議会を占拠して勝手に「臨時会議」を開き、議決を行ったもので、合法性はない。ただ、独立宣言や住民投票を経てロシアへの編入を求める手法は、クリミア半島の編入プロセスに酷似しており、ウクライナ東部をめぐる情勢がさらに不安定化する恐れがある。
 6日に2000人規模のデモが行われたドネツクでは7日、行政庁舎に続き、旧ソ連国家保安委員会(KGB)後継機関のウクライナ保安局(SBU)庁舎も新たに占拠された。ドネツク州は失脚したヤヌコビッチ前大統領の出身地。(2014/04/07-20:46)

対ロ戦の可能性高まる=ウクライナ外相
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201403/2014032400014

 【ワシントン時事】ウクライナのデシツァ外相は23日放映の米ABCテレビの番組で、ウクライナ東部国境でのロシア軍の兵員増強などを受けて、戦争勃発の可能性が「高まりつつある」と述べ、懸念を表明した。事態は1週間前よりも「一層緊迫してきた」という。
 外相は「ウクライナは平和的な外交手段を試みているが、国民は祖国を守るために準備している」と指摘。ロシア軍の国境侵入が起きた場合、「ウクライナ東部の住民に(反撃を)自制させるのは極めて難しい」と強調し、戦争になる可能性を示した。
 また「ロシアのプーチン大統領が何を考え、決めようとしているのか分からない」と語り、ロシアの対話不足が戦争の危機を高めていると批判した。(2014/03/24-01:05)

7797とはずがたり:2014/04/08(火) 14:29:38
さてクリミアからウクライナ東部迄拡がったら田岡氏はどう主張する?

【第23回】 2014年3月6日
田岡俊次
クリミア半島の紛争を収めるには“協議離婚”の方が合理的
http://diamond.jp/articles/-/49718

ソチ・オリンピックの閉会式の前日、ロシアのプーチン大統領が「兄弟国家」と呼ぶウクライナで大変事が発生した。親露的なヤヌコビッチ大統領を議会が解任、同大統領は逃亡、ロシアに救いを求めたのだ。現在、同国内のクリミア自治共和国を支援するロシアとロシアの介入を非難する米国・EUという対立の構図になっている。だが、クリミアがウクライナに帰属した歴史的な経緯や民族の構成をみれば、無理にくっつけておくよりも、チェコとスロバキアのように円満に“協議離婚”をする方が内戦よりはるかに合理的だ。

フルシチョフが出身地ウクライナに移管

 黒海北岸ソチでの冬季オリンピックは2月23日無事に閉会式を迎えた。厳重な警備態勢でチェチェン人のテロ活動の抑え込みに成功し、ロシアの再興を華やかに演出したこの大会はプーチン大統領にとり最高に晴れやかな舞台となるはずだった。ところが閉会式の前日の22日、彼が「兄弟国家」と呼んだウクライナで大変事が発生した。親露的なヤヌコビッチ大統領を議会が解任、同大統領は逃亡、ロシアに救いを求めたのだ。閉会式でプーチン氏は笑顔を振りまいたが、内心はそれどころではなかったろう。

 ロシアは「今もヤヌコビッチ氏がウクライナの正統な大統領である」とする。大統領制の国で、国民が直接に選出した大統領を議会が解任するのは容易ではない。ウクライナ憲法では大統領に重大な非違行為があれば、議会の決議で調査委員会を設置し、その報告を受けて議会が弾劾決議をして解任できることになっている。今回はそのような手順を取っておらず「議会が解任を決議しても法的に無効」という理屈は一応成り立つが、本人が国外逃亡したのだから超法規的事態で、一種の革命だろう。この事態にプーチン大統領は「ロシア系住民と国益を守る必要がある」として、議会に武力行使の承認を求め、露国の上、下両院は3月1日、全会一致でそれを可決した。これに対しウクライナ暫定政権は予備役の招集を決定し戦争の構えを示した。

 最大の争点はクリミア半島だ。ウクライナ地方は1240年モンゴル軍に制圧されてキプチャク・ハン国の版図になり、同ハン国が分裂した後もクリミア・ハン国は1783年にロシアがクリミアを併合するまでオスマン・トルコ帝国の属国として存続した。それ以来クリミアはロシア領だったが、1953年にスターリンが死亡したのち第1書記となったフルシチョフはウクライナ出身だったため、1954年にウクライナと地続き(幅8kmのペレコープ地峡でつながる)のクリミア半島をロシアからウクライナに移管した。

 当時はソ連の中の行政区画の変更にすぎなかったから問題は起きなかったが1991年にソ連が崩壊、ウクライナが独立するとクリミアのロシア人がウクライナ国民になるのを嫌がり、クリミアのロシアへの帰属、あるいは独立を求め、92年5月には独立宣言も出した。ウクライナ政府との協議で、クリミアはウクライナ国内の自治共和国とすることで合意し、またロシア黒海艦隊の根拠地セバストポリは特別市としてロシアが2017年まで租借し、地代年9800万ドル(約100億円)をウクライナに支払うこととなった。2010年にウクライナのヤヌコビッチ政権は基地使用権を25年延長(プラス5年延長可能)とすることに合意し、見返りにロシアの天然ガスをヨーロッパの他国より33%引きで購入できることになった。

 クリミア半島は面積2万6000平方キロで四国の約1.4倍。クリミア自治共和国の人口は196万人で、ロシア人が58.3%、ウクライナ人が24.3%、タタール人(モンゴル軍の末裔)12%で、ロシア語を母国語と認識している人は77%、とされる。これとは別にセバストポリ特別市は人口34万人で、ほぼすべてがロシア人だ。ロシア海軍は衰微したため、黒海艦隊は潜水艦1隻(通常推進のキロ級)、すべて艦齢30年以上で旧式化した巡洋艦2隻、駆逐艦1隻、フリゲート2隻にすぎず、セバストポリの軍港の戦略的重要性は当面低下した。ただロシア軍は海軍歩兵(海兵隊)1個連隊を含む約1万3000人の人員を以前から配置していたと推定され、今回の騒ぎで自治政府の役所や飛行場などを確保したのも、それらの駐留部隊やクリミア在住ロシア人の民兵が主力と考えられる。

7798とはずがたり:2014/04/08(火) 14:30:13

 クリミアのロシア部隊は対空ミサイル陣地や飛行場などでウクライナ軍を武装解除した、と伝えられ、米政府高官は3月2日「約6000人のロシア海、空軍部隊がクリミア半島を完全に支配下においた」と語ったが、戦闘が起きた様子はない。クリミアのウクライナ軍は3日までに5000人が投降したとされる。戦闘が始まる前に大量投降とは珍事件だ。無抵抗でそれが行えたのは「ウクライナ軍」とは言っても、実はこの地域の兵員の大半は地元のロシア人だったためらしい。クリミア自治共和国のアクショノフ首相は3月1日、領内のウクライナ軍、治安部隊を指揮下に置く、と宣言し軍事、外交権を含む「自治権拡大」(独立と変わらない)の賛否を問う住民投票を、以前に予定していた5月から3月30日に前倒しして行うと発表した。

 クリミアを巡るこうした一連の問題が起きたのは、フルシチョフ氏が、故郷へのサービスのつもりか、クリミアをウクライナに移管したためで、その失策が今になって表面化した。これを日本に例えれば日本が朝鮮半島を統治していた時代に「対馬は長崎より釜山に近いからその方が便利だろう」と朝鮮総督府の管轄下に入れたところ、韓国が独立して対馬が韓国領になり、住民が「我々は日本人だ」と騒ぐような形だろう。

ウクライナ軍のクリミア奪回は困難

 ロシア軍は2月27日から3月3日にかけ、西部、中部の軍管区で兵員15万人、戦車880輌、固定翼機90機、ヘリコプター120機、艦艇80隻を動員して大演習を行った。これを西側メディアは「ウクライナの事態に対応」と報じたが、こうした大演習は少なくとも数ヵ月前に計画され、準備する必要があり、多分ウクライナの政変と直接の関係はない。だが偶然に威嚇効果を発揮し、もしウクライナ軍がクリミア奪回に出動すれば、ロシア軍はウクライナ本国の東部を突きうる形勢を示すことになった。

 ウクライナ全体では家庭内でウクライナ語のみを話す人は38.2%、ロシア語のみを話す人は40.5%、両方で話す人は16.2%、との調査結果もあるが、東部のロシアに接する州ではロシア語を母国語とする人が74.9%とか68.8%の州もあり、クリミアでは77%だ。ウクライナ暫定政府としては、クリミアに兵を出せば、東部の鉱工業地帯にロシア軍が「ロシア系住民保護」と称して侵入する危険を考えざるをえず、うかつには動けないだろう。

 英国で発行される年鑑「ミリタリー・バランス」によればウクライナ軍は陸軍兵力7万人、戦車は旧式のソ連製T64が1100輌で、他に新型のT80が165輌、T72が650輌「保管中」とされる。旧式を配備し、新型を保管中とは変な形だが、ひどい財政難のため新型の戦車の部品が入手できない、とか他国へ売却交渉中ということのようだ。空軍もMiG29を126機、Su27を36機など、戦闘・攻撃機230機を持つはずだが、操縦士の年間飛行訓練が約40時間と極端に少ない。これも部品の不足によるものだろう。ウクライナは予備役兵の動員を発令した。1991年の独立当時のウクライナ陸軍は15万人だったから、今日の現役の7万人に加え、少なくとも予備役8万人分の武器は残っていると推定される。だが、定期的に予備役兵を招集して訓練し、練度を保っているか否かは疑わしい。

 一方、以前からクリミアに駐留していたロシア軍は「ミリタリー・バランス」によれば1万3000人、3日の米政府高官の発言では海、空軍部隊6000人で、陸戦の訓練を受けているのは海軍歩兵1個連隊(正規編成で2300人)だけだから、その程度の兵力だけでは、もしウクライナ軍がクリミア奪回のため、幅8kmのペレコープ地峡を南下して来れば阻止は困難だ。クリミア半島の東岸は幅わずか4km程のケルチ海峡をはさんで、ロシア本土のクラスノダール地方に面し、両岸に港がありフェリーが通っているから、ロシア軍はそこから増援の地上部隊や装備を送り込むことは可能だろう。

 またクリアミアのウクライナからの分離はロシアの強要と言うより、多数の地元住民の希望によることを強調したければ、クリミア自治政府側に寝返った元ウクライナ兵や、クリミアのロシア人から民兵を募り、それに供与する武器、弾薬、車輌、食糧、燃料などをケルチ海峡経由か、海上輸送で送ることも可能だ。ウクライナ海軍は元々無きに等しく、その海軍司令官が3月2日にロシア側に寝返ったありさまだから、海上の増援や補給は容易だ。クリミアの人口がセバストポリ特別市を含んで約230万人とし、うちロシア人が約6割で130万人余、動員率は5%とすれば6万人以上の民兵を作れるだろう。

 だがクリミアの人口のうち24%を占めるウクライナ人、12%のタタール人はクリミアのロシア帰属や独立には反対だから、もし彼らがゲリラ、テロ活動で後方撹乱を図れば厄介で、ロシアは正規軍を大量に送り込まざるを得なくなるかもしれない。

7799とはずがたり:2014/04/08(火) 14:31:11

突然の方針変更が混乱の原因

 今回のウクライナ問題の直接の原因は同国のEU加盟に積極的だったヤヌコビッチ前大統領が昨年11月に突如EU加盟の前段階となる「連合協定」(加盟希望国は政治、経済、貿易、人権の改革を約束する)の調印を延期したことだ。ウクライナは2012年3月、この協定に仮調印しており、昨年11月29日に正式調印が予定されていた。だがEU諸国では2010年の大統領選挙でヤヌコビッチ氏の対立候補となり敗れた女性のティモシェンコ前首相が、在任中の職権乱用で禁錮7年の判決を受けて収監されていたことを「政治的裁判」と見て釈放を求める声が高く、ヤヌコビッチ大統領は連合協定を順守する姿勢を示すため、病身の彼女をドイツで治療させるよう議会の了承を求めていた。だがウクライナ議会は11月21日その案を否決、連合協定に合致する行動がとれなくなったことが調印見送りの一因だった。

 また、ギリシャで懲りたEUは加盟候補国に対して財政、経済政策などで厳しい条件を付けており、その実現には年間200億ドルが必要だが、EUの示した支援は6億1000万ユーロ(約8億3000万ドル)にすぎないとか、ギリシャのような超緊縮財政を実施すれば国民の不満が噴出し、2015年の大統領選挙で落選は必至、との悩みがあったようだ。ウクライナの対外債務は1400億ドルでGDPの80%に達し、そのうち650億ドルの返済期限が迫っているのに外貨準備は150億ドルしかない。ウクライナ経済は低迷し1人当たりの国民所得は2011年で3120ドルで、ロシアの1万400ドル、ポーランドの1万2480ドルとは大差がつき、中国の4930ドルにも及ばないから国民の不満は当然だ。

 その窮状のさなか、ロシアは「ロシア中心の関税同盟に入れば150億ドルの融資を行い、天然ガスも通常の輸出価格が1000立方メートル辺り400ドルのところ、268ドルに特別割引する」と甘い誘いを持ちかけたため、元々親露派のヤヌコビッチ氏は、俄かに鞍替えをする気になったのだろう。プーチン大統領はこれでまた1つ外交上の勝利を得たかに見えたが、ウクライナでは抗議活動が広がり、治安部隊の発砲で100人近い死者が出る状況になってヤヌコビッチ氏は逃亡、プーチン氏は逆に難問を抱え込んだ。

 ロシアとしてはウクライナに大挙侵攻して欧米と真っ向から対立し、冷戦状態に戻ることは避けたいから、本来ロシア領で、ロシア人が圧倒的に多いクリミアの独立、あるいは自治権の一層の拡大を狙い、それによってウクライナの新政権が国民の信頼を失い、次に親露的政権が生まれれば幸い、というところではあるまいか。クリミア自治共和国とロシア側がクリミア半島を無血で掌握したのち、プーチン大統領は4日の記者会見で「軍事力の投入はいまは必要ない」と語った。これはロシアの関心がウクライナ本土ではなく、もっぱらクリミアに向けられていることを示すように思える。

“協議離婚”の方がはるかに合理的

 オバマ米大統領も「財政再建・輸出倍増」を焦眉の急の国家目標とし、ロシアに対する軍事的対応は全く考えていない様子だ。EU諸国もウクライナのように経済・財政が破綻に瀕し、腐敗が激しく、内戦含みの国をEUに引き込んでも、ギリシャ以上にリスクが大きい。EU諸国の天然ガスの38%はロシアから来ているから、経済制裁をすれば自国も困る、という現実を考えれば、6月にロシアが議長国となってソチで開かれる予定だったG8サミットをボイコットして抗議の姿勢を示す、などの嫌がらせが精々か、と考えられる。

 クリミアの分離をロシアが支援、あるいは強行することは国連憲章第2条4項「すべての加盟国はその国際関係において武力による威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも、また国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎まなければならない」との規定に反している。だが、実際には2011年7月にはスーダンから南スーダンを分離独立させたり、1991年にユーゴスラビアからクロアチア、スロベニアが分離独立するのを支持し、さらに1999年にはセルビアからコソボが独立するのを、NATO軍がセルビアに79日間の猛爆撃を加えて助けたりして、ユーゴスラビアの領土の統一性を完全に破壊しているのだから、ロシアがクリミアの分離を支援するのを非難するのは「ダブル・スタンダード」のそしりを免れない。1国内で民族、宗教などで深刻な対立があって紛争が続く場合「テリトリアル・インテグリティ」(領土の保全)を金科玉条として、無理にくっつけておく方が住民の安全や福利、国際的平和に有害ということもある。チェコとスロバキアのように円満に“協議離婚”をする方が内戦よりはるかに合理的だ。

7800とはずがたり:2014/04/08(火) 14:31:28
>>7797-7800
 今回のウクライナ問題は米、露、EU諸国の利害の観点から考えれば、クリミア半島以外に紛争が発展する公算は大きくないと思えるが、ロシア議会が軍事力行使を全会一致で承認し、ウクライナが予備役動員でそれに応じるような脅し合いがエスカレートすると、双方で世論が沸騰し、指導者もそれに逆らえず強硬姿勢を示すことになりがちだ。ウクライナとロシアの国境地帯での双方の軍の対峙に伴って起きがちな小競り合いや、クリミアやウクライナ東部でのロシア系住民とウクライナ人、タタール人との衝突などが火種となって、本格的な戦争に発展する危険性は十分にある。丁度100年前の1914年、オーストリア皇太子夫妻がボスニアのサラエボで学生に射殺されたことがきっかけとなり、1500万人近い死者を出した第1時世界大戦になってしまった苦い教訓を各国の指導者も民衆も忘れてはならないのだ。

7801とはずがたり:2014/04/08(火) 14:32:29


主舞台をクリミア半島へ移したウクライナ情勢
ロシアvs欧米の対立の背景と、市民が語る国家の内情
――ジャーナリスト・仲野博文
http://diamond.jp/articles/-/49798

ウクライナ情勢が緊迫している。首都キエフの独立広場周辺で3ヵ月にわたって繰り広げられた反政府デモによってヤヌコヴィッチ政権は崩壊。多くのキエフ市民が歓喜したが、間もなくして政権交代に正当性がないと主張するロシアが、ウクライナ国内のロシア系住民の保護を名目に軍事行動の可能性を示唆。ウクライナ南部のクリミア半島ではすでにロシア軍部隊とみられる武装集団が要所を掌握しており、今後のロシアの動きに注目が集まっている。加えて、ウクライナ東部でも親ロシア派と反ロシア派の住民との間で衝突が発生しており、ウクライナの政情不安は全国に飛び火している。今後、ウクライナ情勢はどうなるのだろうか?

ウクライナ騒乱、今日までの経緯を振り返る
クリミア半島を巡るロシアと欧米の対立はエスカレート

 2月25日のDOL特別レポートでは、キエフの独立広場を中心に展開された「ユーロマイダン」と呼ばれる反政府デモの様子を、デモに実際に参加したキエフ市民らの声を紹介する形で伝えた。また、歴史的にロシアとの繋がりが強く、黒海艦隊の拠点としてロシアにとって戦略上手放すことのできないクリミア半島の重要性についても紹介。すでに2月20日の段階で、ロシア軍高官が英紙フィナンシャル・タイムズの取材に対し「クリミアを巡る状況次第では戦争も辞さない」とコメントし、2008年のロシア軍によるグルジア侵攻と同様の措置が取られる可能性を示唆していた。

 クリミア半島を巡るウクライナとロシアの駆け引きはヤヌコヴィッチ政権崩壊直後から頻繁に見られるようになった。先月24日には発足したばかりの暫定政権の内務大臣が、「ロシア軍部隊がクリミアに侵入し、何らかの活動を行った後、ロシアに戻った模様だ」とマスコミに語り、26日にはロシアのプーチン大統領がロシア軍部隊に対して軍事演習の実施を命令した。

 同じ頃、クリミア半島にある主要都市の1つでもあるシンフェロポリでは各地から義勇兵志願者が集まるようになり、市内で「ウクライナによる侵攻には徹底抗戦する」とシュプレヒコールをあげた。前回のレポートでも紹介したが、1991年のソ連崩壊後にウクライナの領土であるクリミア半島ではロシア系住民による独立運動が広がりを見せたものの、最終的に主権をウクライナが握った形でクリミア自治共和国が誕生している。

 やがてクリミア半島にあるセヴァストポリやシンフェロポリの主要な施設が地元の民兵やロシア軍部隊とみられる武装集団に占拠された。クリミアに駐屯するウクライナ軍部隊に対して武装解除を求める最後通告が出され、4日にもロシア軍部隊が本格的にウクライナに侵攻する可能性も取りざたされた。

 しかしプーチン大統領は同日記者会見を行い、「クリミア自治共和国内でロシア軍を使う必要はない」と語り、ロシア軍の軍事介入を否定した。大規模な軍事衝突は回避できたようにも思えるが、プーチン大統領は将来的な軍事行動の可能性はゼロではないと強調しており、武装集団は現在もクリミア半島を事実上掌握している。クリミア自治共和国の議会は6日、ロシア連邦への編入を決定。16日に住民投票を行い、結果次第でロシア側に編入の意思を伝える見通しだ。

市民が語るウクライナの現在
日常生活は徐々に回復

 緊張が続くクリミア半島以外の地域は現在どうなっているのか?ヤヌコヴィッチ政権崩壊後の2月28日、キエフ在住のイローナ・ポステムスカさんは市民生活が徐々に回復し始めたと語ってくれた。

 「キエフでの生活は徐々に通常モードに戻りつつあります。デモ隊と治安部隊が衝突を繰り返した独立広場周辺はまだまだ革命後のような雰囲気ですが、郊外に足を運ぶと、まるで政変があったことすら忘れてしまうくらい、以前と何も変わっていません」

7802とはずがたり:2014/04/08(火) 14:32:46

 ポステムスカさんは、ロシアとの結びつきが強く、第二のクリミアになる危険性すら囁かれるウクライナ東部に関しては、ウクライナで最初に安定を取り戻す場所になるだろうという考えを示す。

 「東部に関しては、安定を維持するための自助努力が他地域よりも積極的に思えます。というのも、ウクライナのオルガリヒ(新興財閥)はみな東部に拠点を置いており、この地域が安定しなければ支配階級にとっても不利益になるからです。私は最初に安定を取り戻すのが東部だと確信しています」

 前回のレポートでキエフの様子を細かく説明してくれたテトヤナ・オルレックさんがロシア系住民の定義の難しさについて語ってくれた。自身もウクライナ語とロシア語の両方を話すオルレックさんは、ウクライナが異なる文化を抱える国であることを認めながらも、政争に都合よく利用されてきたことが大きな問題であると指摘する。

「国外の報道でロシア系住民という言葉をよく耳にしますが、彼らはロシア人ではなく、ウクライナ人なのです。私も含めて、ウクライナにはウクライナ語とロシア語のバイリンガルは少なくありません。祖先がロシア出身で、ウクライナ人と結婚して、どちらのアイデンティティも持つ人だっています。ロシアにルーツがあっても、多くの場合、ウクライナに住む人の間で大きな問題が発生する事はあまりありませんでした。

 政治家が選挙活動をする際に、汚職やインフラの不整備などに対する有権者の怒りの矛先をそらす目的で民族問題を前面に押し出すことが頻繁にあり、そういったレトリックの積み重ねがヤヌコヴィッチ政権崩壊のタイミングで爆発したのだと思います。非常に危険な傾向です。

 レトリックと言えば、ロシア系住民の明確な線引きができないなかで、ロシアが彼らの保護を名目に軍事行動の可能性を示唆するのは、ナチスがかつてオーストリアやチェコに侵攻した際の大義名分と同じものです。つまり、ロシアがいつでも軍事侵攻を正当化できるということです」

 オバマ政権で過去に国務長官を務め、現在は2016年の大統領選挙への出馬が確実視されているヒラリー・クリントン氏は4日、カリフォルニア州で行われた資金集めパーティーの席で「プーチン大統領はまるでヒトラーのようだ」と発言。弱腰外交と揶揄されるオバマ大統領との違いを強調するための発言であったとも一部では伝えられているが、クリントン氏は翌日に「プーチン氏は決してヒトラーのような人物ではなく、ヒトラーと似たような行動をとっていると言いたかった。過去の教訓から学ぶ事はあるはずだ」と釈明し、発言内容をトーンダウンさせている。

ロシアと真っ向から対立するのを
避けたい欧州のホンネ

 ヨーロッパ諸国が一枚岩になれず、ロシアの行動に迅速に対応できない理由はいくつか存在する。ウクライナとEU諸国との距離が近く、100万人を超える兵力を誇るロシアと仮に軍事衝突が発生し、それが近隣諸国にまで拡大した場合、EUやNATOでどこまで問題に対処できるのかは未知数だ。

NATOにしても、現実を直視すれば、アフガニスタンやコソボのように本国からかなり離れた場所で過去に展開した軍事作戦とは様相が大きく異なるのは一目瞭然だ。ポーランドとウクライナの国境にNATO軍部隊を集結させ、ロシアに圧力をかけるべきとの意見もあるが、それが限界ではないだろうか?

 ヨーロッパ諸国にとって軍事力の脅威と共に頭の痛い問題となっているのが、ロシアから西ヨーロッパ各国に輸出される石油や天然ガスの存在だ。サウジアラビアに次いで世界第2位の石油輸出国であるロシアは、パイプラインを通じて石油や天然ガスをヨーロッパ各国に輸出している。

 EUで実質的な主導権を握るドイツは石油輸入全体の約28パーセントを、天然ガス輸入にいたっては全体の約38パーセントをそれぞれロシアから輸入しており、国内のエネルギー事情はロシア抜きには語れない。また、フランスやイタリアも輸入天然ガスの3割近くをロシアに依存しており、天然資源という大きな武器をロシアに握られている状態だ。

7803とはずがたり:2014/04/08(火) 14:33:06
 天然資源や強大な軍事力に加えて、西ヨーロッパ各国とロシアの経済的な結びつきは年々増加する傾向にあり、ロシアと激しく対立した際に国内経済に大きな影響が出ることを懸念する国は少なくない。とりわけ、その傾向が顕著なのはイギリスで、ロシア人富豪や企業の投資先として人気の高いロンドンは、多くの高額物件がロシアンマネーによって買われ続けたため、ロシア風の名前「ロンドングラード」と揶揄されているほどだ。

 ロンドン証券取引所に名を連ねるロシア系企業は実に約70社。ガスプロムやルクオイルといったエネルギー関連企業の他にも、携帯電話会社のメガフォンといった企業の名前もある。また、個人の不動産売買でも、昨年ロンドン市内でロシア人によって購入された邸宅は264軒あり、総額は日本円にして900億円近くに達する。外国人による不動産購入ではロシア人が群を抜いてトップなのだ。そのような状態でイギリスが対ロシア経済制裁に加わった場合、経済的な「しっぺ返し」は大きいという見方が強い。

アメリカはどう動くのか
ウクライナ市民のEUに対する感情は

 ウクライナ情勢でアメリカはどう動くのだろうか?ケリー国務長官は4日にキエフを訪問し、10億ドルの融資保証を提供する経済支援策を発表している。しかし、ウクライナの対外債務は1400億ドルに達しており、焼け石に水との声もすでに上がっている。6日にはオバマ大統領とアメリカ国務省が、ウクライナの主権や領土統一の侵害に責任がある個人の資産凍結、ビザ発給制限などの制裁措置を発表。いずれもロシア政府高官がターゲットと見られる。

 外交力の弱さが指摘されるオバマ政権だが、アメリカにもEUの対ウクライナ外交に対しては少なからぬフラストレーションが存在する。ヤヌコヴィッチ体制が崩壊する約3週間前となる2月初旬、ユーチューブでビクトリア・ヌランド国務次官補とジェフリー・パイアット駐ウクライナ米大使との電話会談を録音した音声ファイルが公開された。

 音声ファイルを誰がどのようにして公開したのかは不明だが、ネット上で公開された電話会談では、ウクライナの政情不安に重い腰を上げようとしないEUの姿勢などが批判され、ウクライナの政情を安定させるためにEUではなく国連が動くべきだとする2人の見解が明かされている。「EUなんて、くそくらえ」と発言していたことまでが明るみになり、のちにヌランド国務次官補は会話が本物であったことを認め、謝罪している。

 EUに対するフラストレーションは、多くの市民がEUに憧れを抱いていたはずのキエフでも高まってきているという。再びオルニックさんが語る。

 「キエフ市内だけでも、EUに対して複雑な思いを抱いている市民は少なくありません。西ヨーロッパの一部になりたいと切望するウクライナ人がこれだけ多いにもかかわらず、EUが手を差し伸べてくれないことに失望する声も少なくありません。特に独立広場で行われた反政府デモの際には、EUに裏切られたと憤慨する人は多かったです。

 ヤヌコヴィッチ前大統領に限らず、ウクライナの過去の指導者や政権には汚職の話が常につきまとっていました。ヤヌコヴィッチ前大統領や彼の側近は国外、特にEU諸国に多くの資産を保有しており、反政府デモで前政権が強権発動を行う前にEU側が資産凍結などの制裁措置に踏み切っていれば、デモの犠牲者数がもっと少なかった可能性はあります。言葉ではウクライナを大々的に支持するEU諸国がロシアに対してははっきりと物を言えないジレンマを抱えている現状は反政府デモの際に痛感していたので、クリミアを巡るEUの動きにはそれほど驚いていません」

7804とはずがたり:2014/04/08(火) 14:33:24
>>7801-7804
ブダペスト覚書を反故にすることは
他の核保有国にも影響を与えるか?

 これまでに話を聞いたウクライナ人の多くが、「核兵器を手放すべきではなかったのかもしれない」と語った。前述のポステムスカさんは、ヤヌコヴィッチ体制崩壊から間もなくしてロシアが本格的な軍事介入も辞さない姿勢を打ち出したことで、20年前に結ばれた「ブダペスト覚書」が、本質的に何の意味も持たないことを痛感したのだという。ポステムスカさんが憤りを隠さずに語る。

 「1991年にソ連が崩壊した直後、ウクライナは世界第3位の核兵器保有国で、国内には約5000発の核弾頭がありました。ソ連崩壊後にアメリカを中心とした核保有国はウクライナに核拡散防止条約に加盟するよう迫り、最終的にウクライナは国内の核弾頭を廃棄、またはロシアに譲渡することで合意し、その見返りとして米英露の3ヵ国がウクライナの領土の尊重と防衛を確約したのです。

 しかし、国際的な覚書も大国の思惑によって簡単に破られてしまうという現実を見せつけられました。ウクライナ国内には核兵器はもはや存在せず、抑止力として使えるものはもう何もないのです」

 ウクライナ人が憤慨する覚書の反故は、世界中に大きな問題を提起した。ウクライナから核弾頭を全てなくす「ブダペスト覚書」は米英露の主導で行われ、ウクライナは領土保全の確約と財政支援を条件に覚書にサインをした。しかし、その覚書がウクライナにおける一連の政変のなかで、大国の思惑によって事実上無効とされてしまった。

 奇しくもイランの核開発停止を求めて交渉を続ける主要3ヵ国は米英露であり、領土保全の確約が大国によって簡単に反故されてしまう現実や、抑止力になりうるものを持たない国が大国に翻弄される姿をイラン政府はどのような思いで見ていたのだろうか?

 すでに核を保有している国や開発中とされる国に対して、欧米やロシアが核の不拡散を理由に廃棄や開発中止を求めても、今後その言葉にどれだけの信頼性を見いだせるのだろうか。ブダペスト覚書の事実上の反故は、やがて他の国々にも少なからず影響を与えそうだ。

7805とはずがたり:2014/04/08(火) 14:36:07

アメリカの口先介入でロシアを止めることは出来ないのではないか。。ロシアのウクライナ侵攻があったらアメリカが対応に忙殺されてる間に中国は尖閣ぐかい奪いに来そうやね。。

米国:「強い懸念」露の関与示唆…ウクライナ東部情勢
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20140408k0000e030190000c.html
毎日新聞2014年4月8日(火)11:02

 【ワシントン和田浩明】ケリー米国務長官は7日、ロシアのラブロフ外相と電話協議し、ウクライナ東部ドネツク州などで親露派住民が州政府庁舎を占拠し「人民共和国」の設立を宣言している情勢について「強い懸念」を表明した。ロシアがウクライナ不安定化の動きを続ければ追加制裁を実施する意向も改めて伝えた。カーニー米大統領報道官は、親露派デモ隊の一部が「金をもらって雇われており、地元民ではない強固な証拠」があると明言し、ロシアの関与を示唆した。

 国務省のサキ報道官によれば、ケリー長官はラブロフ外相に対し、ドネツクやハリコフなどのウクライナ東部諸都市で過去24時間に発生した州庁舎占拠やロシア編入の要請は、「(住民の)自発的行動には見えない」と指摘。「ロシアの支持を受けて準備された」とのウクライナ政府の見方に触れ、ウクライナ内部でロシア情報部員が拘束されたことにも言及したという。

 タス通信によると、ラブロフ外相はウクライナで連邦制導入の検討や憲法改正を要求。一方で両外相は10日以内に米露とウクライナ新政権、欧州連合(EU)による直接対話を実施し緊張緩和策を協議することで一致した。

 カーニー報道官は今回の事態について、ウクライナ国境付近での大規模なロシア軍部隊の展開など「ロシアのウクライナに対する圧力強化」がもたらしたもの、と指摘。ロシアがさらなる領土侵犯や主権侵害を行えば「深刻な事態の悪化」であり、米国はより強力な追加の経済制裁を実施する準備があると発言。ロシアに対し、国境地帯からの部隊撤収とウクライナ政府との直接対話を開始するよう改めて求めた。

7806とはずがたり:2014/04/08(火) 14:39:27
>ウクライナに連邦制を導入し、北大西洋条約機構(NATO)に加盟しない中立的な立場を明確にすることが重要だと主張。また、ウクライナの憲法を改正してロシア系住民の自治を強化する必要性を改めて強調した。
まあロシアが侵攻したりしないのなら妥協策として飲めるんでないの?連邦からの離脱とロシア編入を画策とかになってくると可成りきな臭い話しになってくるが。。

米、ロシア編入の動きに警告=ウクライナ・EUと4者会合調整
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-140408X421.html
時事通信2014年4月8日(火)10:10

 【ワシントン時事】ケリー米国務長官は7日、ラブロフ・ロシア外相に電話し、ウクライナ東部ドネツクなどで起きているロシアへの編入の動きに「重大な懸念」を表明、ロシアがウクライナの不安定化を進めれば「代償を伴わせる」と警告した。サキ国務省報道官が同日の記者会見で明らかにした。

 報道官は、ウクライナ東部各地の親ロシア派デモ隊について「このうち何人かは買収され、地元住民でないことを示す確かな証拠がある」と強調。ケリー長官もラブロフ外相に対し「一連のデモは自然発生的なものではない」と述べて、ロシアの関与を指摘した。

 ロシア外務省によると、ラブロフ外相は電話会談で、ウクライナに連邦制を導入し、北大西洋条約機構(NATO)に加盟しない中立的な立場を明確にすることが重要だと主張。また、ウクライナの憲法を改正してロシア系住民の自治を強化する必要性を改めて強調した。

 ロシアは対ウクライナ国境に数万人規模の部隊を集結。撤退の動きは確認されていない。

 サキ報道官によると、米ロ外相は、ウクライナ情勢の緊張緩和に向け、ウクライナとロシア、米国、欧州連合(EU)による4者会合を10日以内に行うことで調整に入った。具体的な議題は今後詰めていくという。

7807とはずがたり:2014/04/08(火) 15:32:10

2014年 4月 08日 11:31 JST
独首相、対ロ柔軟姿勢に―対決回避の国民感情も反映
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304364704579488372185384400.html#articleTabs%3Darticle

 【ベルリン】ドイツのメルケル政権はロシアに対する融和的な路線をひそかに模索している。ドイツのビジネス権益を保護するとともに、ロシアを敵に回すのを嫌悪する一般国民を安心させるための方針転換だ。

 メルケル首相は、プーチン大統領にウクライナを威嚇しないよう警告し続けてきた。ロシアはクリミア編入によって政治的、経済的に大きな打撃を受けるだろうと述べていた。だがここにきて、クレムリンとの一層の対話の必要性を …

7808チバQ:2014/04/08(火) 22:47:11
http://mainichi.jp/select/news/20140408k0000e030202000c.html
ウクライナ:東部2州が共和国宣言 露編入の動き加速
毎日新聞 2014年04月08日 11時25分(最終更新 04月08日 16時38分)


ウクライナ ハリコフ州、ルガンスク州 地図
拡大写真 【モスクワ田中洋之】ウクライナのメディアによると、東部ハリコフ州の州都ハリコフで7日夜、州政府庁舎を占拠した親ロシア派住民が州議会に代わる独自の会議を開き、「ハリコフ人民共和国」の創設を宣言した。隣接するドネツク州でも同日、親ロシア派勢力が「ドネツク人民共和国」の創設を宣言しており、ロシア系住民の多い東部でウクライナからの分離とロシア編入につながる動きが加速している。

 ハリコフ州の独自会議は136人で構成し、ドネツク州と同様に共和国の地位に関する住民投票を計画。正統な大統領とみなすヤヌコビッチ氏に会議を公認するよう求めたほか、ロシア政府に対し仲介者として住民投票の平穏な実施を保障するよう要請した。

 一方、親ロシア派が東部で動きを活発化させていることを受け、ウクライナ新政権のトゥルチノフ大統領代行は7日、危機対策本部を設置した。東部に軍・治安部隊を増派し、ロシア編入への動きを強める親ロシア派勢力の“鎮圧”に乗り出す構えだが、双方間で大規模な衝突に発展した場合、ロシアが「ロシア系住民の保護」を名目に軍事介入することも予想され、事態は緊迫度を増している。

 トゥルチノフ大統領代行は国民向けの声明で、武器を所持しているデモ隊を「テロリスト」として厳重に取り締まるほか、ロシア軍部隊が展開しているウクライナ東部の国境防備を強化する考えを示した。またアワコフ内相は7日、ドネツク、ハリコフ、ルガンスクの東部3州に他地域から特殊治安部隊を派遣したと表明。ウクライナ治安機関筋はロシア通信に対し、国内軍をはじめ、極右連合「右派セクター」の戦闘員らで構成する国家親衛隊、米国の雇い兵部隊が東部に投入されたことを明らかにした。ウクライナ最高会議(国会)では東部3州に非常事態を導入すべきだとの声も上がっている。

 こうした中、ロシアのラブロフ外相は7日、ウクライナのデシツァ外相と電話協議し、ロシア系住民が多いウクライナ東部・南部で住民の合法的な訴えを力で抑えることは許されないと指摘。危機打開のため全国的な対話を速やかに始めるよう求めた。ロシア外務省はウクライナ政府が東部に軍を増強していることに懸念を表明し、「内戦につながる恐れがある」として軍事的な準備を即時停止するよう呼びかけた。

7809チバQ:2014/04/08(火) 22:48:00
http://mainichi.jp/select/news/20140409k0000m030078000c.html
G20:ウクライナ支援焦点
毎日新聞 2014年04月08日 21時46分

 主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が10、11の両日、米ワシントンで開かれる。ロシアによるウクライナ南部クリミア半島の編入後、初めての主要な国際会議となる。米欧とロシアの対立が続き、世界経済への悪影響が懸念される中、ウクライナ支援で一致し、緊張緩和につながる議論ができるかが焦点になる。

 ロシアの金融支援打ち切りで財政危機に直面しているウクライナに対し、国際通貨基金(IMF)は最大180億ドル(約1兆8500億円)の融資枠を設定。日米欧も支援策を発表している。日米欧は、ロシアを含めたG20全体で支援姿勢を示したい考えだ。ウクライナがデフォルト(債務不履行)すれば損失を免れないロシアも支援を支持するとみられる。ただ、G20の場で米露のつばぜり合いが激しくなれば、議論が紛糾する可能性もある。

 一方、ロシアも米欧の経済制裁で資金流出が続き、2014年度はマイナス成長に陥りかねない。ロシアと関係が深い欧州経済に悪影響が及ぶ恐れがある。ウクライナ問題は、世界経済のリスク要因の一つとしても議論される見通しだ。

 会議ではこのほか、中国経済の減速懸念や、米国の量的金融緩和縮小が新興国経済に与える影響も点検する。また、前回(2月)の会議で、G20は今後5年間で国内総生産(GDP)の総額を従来想定より2%以上底上げする成長率目標を掲げており、実現に向けた各国の取り組みについても意見が交わされる。

 日本からは麻生太郎財務相と黒田東彦日銀総裁が出席。4月に消費税率を8%に引き上げ、財政健全化に取り組んでいることや、日銀の大規模な金融緩和などを通じて、デフレ脱却と経済再生を進めていることをアピールする。【小倉祥徳】

7810チバQ:2014/04/08(火) 22:51:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140408/erp14040821410006-n1.htm
【ウクライナ情勢】
東部で相次ぐ「共和国」樹立宣言…米長官「露が関与」懸念 追加制裁発動を警告
2014.4.8 21:39 (1/2ページ)

ドネツクの州庁舎前に座り込む親ロシア派デモ隊メンバー=7日(ロイター)
 【モスクワ=佐々木正明、ワシントン=小雲規生】ウクライナ東部ドネツクでドネツク州の政府庁舎を占拠した親ロシア派のデモ隊は7日、「ドネツク人民共和国」の樹立を宣言、同じく東部ハリコフでも親露派住民らが独自に「議会」を開催し、「ハリコフ人民共和国」の樹立を宣言した。ケリー米国務長官は同日、ラブロフ露外相と電話会談し、事態の背後にロシア政府の関与があるとの見方を示唆し、「重大な懸念」を表明した。

 米国務省のサキ報道官が7日の記者会見で明らかにしたところによると、ケリー氏はラブロフ氏に対し、ロシアが事態を悪化させれば「さらなる代償を伴う」として追加経済制裁の発動を警告した。

 両氏は米、露、ウクライナ、欧州連合(EU)による会合を10日以内に開催することについても協議。日時や議題に関して、話し合いを続けているという。

 カーニー米大統領報道官も7日の記者会見で、ウクライナ情勢の悪化は「ロシアによる圧力が高まった結果だ」と指摘。暴徒化している親露派勢力の一部は地元住民ではなく、金銭などで外部に雇われているとの見方を示し、ロシアの介入を牽制(けんせい)した。

 さらにカーニー氏はロシアが秘密裏であってもウクライナ東部に侵入すれば、「非常に深刻な事態の悪化にあたる」とし、追加経済制裁の発動要件に該当すると強調した。

 ウクライナ東部で広がる分離独立の動きに、同国のトゥルチノフ大統領代行は「ロシアによる第2の作戦だ」と指摘。ドネツク、ハリコフのほか、親露派デモ隊が警察施設に侵入したルガンスクへの特殊部隊らの増員を決定した。

 ハリコフでは8日朝、「対テロ作戦」が行われ、デモ隊に占拠されていた庁舎は解放された。少なくとも70人が逮捕されたという。

 しかしウクライナのメディアによると、ハリコフでは混乱が続き、デモ隊が地元テレビ局を占拠し、独自番組の放送を画策しているという。

 こうした中、ウクライナ最高会議(国会)は同日、ウクライナの領土一体性を侵害する活動を行った者への罰則を強化する法案を審議、賛成多数で可決した。

 アバコフ内相は同日、ハリコフで庁舎の警戒に当たった警察官らが任務を怠り、デモ隊の侵入を許したとして、担当官らの大幅解雇を行うと発表した。

7811チバQ:2014/04/08(火) 22:52:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140408/mds14040808480000-n1.htm
再び…弾圧の気配 ルワンダ大虐殺から20年
2014.4.8 08:47

ルワンダ・キガリの大虐殺記念館に展示されている被害者らの写真 (AP)
 ルワンダで少数派ツチ人や穏健派フツ人約80万人が犠牲になった大虐殺が始まってから7日で20年を迎えた。首都キガリの競技場での追悼式典で、カガメ大統領が演説。市民は7日から服喪期間に入る。式典に先立ち、キガリの大虐殺記念館には、五輪の聖火のように全国各地をリレーした「追悼の灯」が到着。大虐殺の期間と同じ100日間、燃やされ続ける。

 ルワンダは大虐殺以降、目覚ましい経済成長を遂げ、民族対立は影を潜めた。一方で、ツチ人のカガメ政権は野党などへの弾圧を強める。

 日本貿易振興機構(JETRO)アジア経済研究所の武内進一地域研究センター次長は「カガメ氏は重要な歴史である大虐殺の大規模な追悼イベントを利用し、ツチ人政権の正統性を強調しようとしている」と指摘した。

                  ◇

【用語解説】ルワンダ大虐殺

 ルワンダの多数派フツ人が、内戦などを通じ長年対立していた少数派ツチ人を大量に殺害した事件。1994年4月6日、フツ人のハビャリマナ大統領らが乗った航空機がルワンダの首都キガリで撃墜されたのをきっかけに、フツ人主体の政府軍や民兵が同年7月までの約100日間、ツチ人やフツ人穏健派ら推定80万人をおのなどで虐殺。現在のカガメ大統領が率いたツチ人主体のルワンダ愛国戦線(RPF)が政府軍を破り、全土を制圧。報復を恐れたフツ人らはザイール(現在のコンゴ)など周辺国に逃れた。ルワンダ国際犯罪法廷が94年に設置され、これまでに60人以上が有罪、12人が無罪の判決を受け、9人が逃亡中。(共同)

7812チバQ:2014/04/08(火) 23:06:29
http://mainichi.jp/select/news/20140408k0000e030212000c.html
インド最大野党:核先制不使用見直し 日印交渉に影響も
毎日新聞 2014年04月08日 12時03分(最終更新 04月08日 12時12分)


最大野党インド人民党の次期首相候補、ナレンドラ・モディ氏=AP
拡大写真 【ニューデリー杉尾直哉】インド総選挙で勝利が予想される最大野党・インド人民党が、「核の先制不使用」の原則を見直そうとしていることがわかった。7日発表のマニフェスト(選挙公約)に「核政策の再検討」が盛り込まれており、見直しを進めていくという。ロイター通信がマニフェスト作成に関わった人民党筋の話として伝えた。

 核拡散防止条約(NPT)加盟を拒否するインドが、次期政権で先制不使用原則を放棄すれば、欧米社会からの批判は免れない。特に、日印原子力協定交渉を継続している日本政府・国民からの反発は必至で、日印交渉が暗礁に乗り上げる可能性もある。

 インドは1998年、人民党のバジパイ政権のときに24年ぶりに地下核実験を実施し、日米などの制裁を受けた。これを受け、バジパイ政権は「核の先制不使用」原則を打ち出し、国際社会の理解を得ようとした。

 だが、敵対国のパキスタンが先制不使用を宣言していないことを理由に、人民党は今回、先制不使用の放棄検討を打ち出したようだ。中距離戦術核などの先制使用を想定している模様だ。人民党の次期首相候補で、「反パキスタン」派とされるナレンドラ・モディ氏もこの方針を承認しているとみられる。

 一方、2004年からの与党・国民会議派のシン政権は、「核実験のモラトリアム(一時停止)」を維持し、欧米諸国から評価された。08年に米印が原子力協定に署名し、その後、日印も原子力協定の交渉に入ったのはこのためだ。

 シン首相は今月2日、ニューデリーで講演し、「核なき世界を実現する第一歩として、核保有国すべてが先制使用しない国際的取り決めが必要だ」と訴えた。人民党の核に関する考え方は、シン首相とは大きな違いをみせている。

 今回の人民党のマニフェストは、「バジパイ政権が達成した戦略的(核の)前進は、その後の会議派政権でずたずたにされた」と指摘し、再度の核実験すらにじませる内容となっている。

7813とはずがたり:2014/04/09(水) 00:18:39
>>7812
経済運営に成功して人気出る政権が右派的・タカ派的な政策したがるのはトルコも日本も同じか┐('〜`;)┌

7814とはずがたり:2014/04/09(水) 09:24:10
イラン核協議、第3ラウンド開始 7月合意へ交渉加速 
2014.4.8 22:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140408/mds14040822550001-n1.htm

 【ベルリン=宮下日出男】イラン核問題の包括的な解決に向けた欧米など6カ国とイランの第3回協議が8日、ウィーンで始まった。双方は交渉期限となる7月20日までの最終合意の締結に前向きだが、どこまでイランの核開発を認めるかで見解の隔たりが残っており、今回の協議で交渉を加速させたい意向だ。

 協議は2日間で、イラン側はザリフ外相、6カ国側は欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表が代表役を務める。

 包括的解決では、イランの核関連活動を容認するかが焦点。交渉の詳細は明らかにされていないが、核兵器転用が懸念されるイランのウラン濃縮活動の可否、今後も継続する場合の活動範囲、西部アラクで建設中の実験用重水炉の取り扱いなどが協議されているとみられる。

 米欧は軍事転用が不可能となる程度までに核活動を制限させる狙いだが、イランは重水炉の設計変更などで譲歩する一方、関連施設の閉鎖は拒む姿勢をみせている。

 米政府高官は最終合意に向けて「克服すべき相違が依然、残っている」と述べ、合意到達は「ルービック・キューブを解くようなもの」と指摘した。

 ただ、双方は合意の形成に前向きで、米政府高官は4日、「5月に草案づくりを始めたい」との意向を表明、イランのアラグチ外務次官も「文書作成のために意見を近づける」と今回の協議に期待感を示した。

 経済が疲弊するイランは合意で欧米の制裁全面解除を急いでおり、6カ国側もロウハニ大統領の下でイランが欧米への融和路線にかじを切ったのを機に長年の懸案に決着を図りたいことが、双方の前向きな姿勢の背景にある。

 また、イランと米国はともに、急速な接近に懐疑的な“強硬派”を国内に抱えており、批判を押さえ込むためにも早期の成果を必要としている事情がある。

 米政府高官は「互いの立場に不審点はない」と述べ、別の米当局者も米メディアに「(双方の)信頼は増している」とイラン側の対応を評価している。

7815チバQ:2014/04/09(水) 19:40:43
http://mainichi.jp/select/news/20140409k0000e030169000c.html
湾岸対立:サウジアラビアとカタール 大使召還など激化
毎日新聞 2014年04月09日 12時05分(最終更新 04月09日 14時57分)

 【カイロ秋山信一】世界最大の産油地域のペルシャ湾岸のアラブ諸国で、サウジアラビアとカタールの対立が表面化している。長年、親米アラブとして協調し、日本にも石油や天然ガスを供給する両国だが、エジプト情勢やイランへの対応を巡って意見の相違が顕在化し、サウジ、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンの3カ国は3月に駐カタール大使を召還するまで関係が悪化。クウェートが仲介にあたっているが、対立解消のめどは立っていない。

 「兄弟国の判断に失望と驚きを禁じ得ない」。大使召還が発表された直後、カタールは声明でサウジなど3カ国を非難した。サウジは「治安と安定を守るためだ」と説明し、「王制への脅威」とみなすエジプト発祥のイスラム組織ムスリム同胞団を、カタールが擁護していることへの不満を示唆した。サウジは大使召還後、同胞団を「テロ組織」に指定した。

 サウジやカタールなど湾岸6カ国は1981年に湾岸協力会議(GCC)を設立し、内外の政策で連携してきた。2011年には、反王制デモが起きたバーレーンにGCCが治安部隊を派遣し、デモを抑圧。王制を脅かす民主化要求運動「アラブの春」の湾岸への波及を妨げた。

 ところが昨年7月に起きたエジプトの軍事クーデターで対立が表面化した。サウジはUAE、クウェートとともに、軍主導の暫定政権に対して総額120億ドル(約1兆2000億円)の支援を表明した。一方、クーデターで追放されたムスリム同胞団主体のモルシ前政権を支援していたカタールは孤立。同国の衛星テレビ局「アルジャジーラ」を通じて、同胞団の抗議活動を積極的に報じる姿勢を取った。

 米欧との対話路線を進めるイランのロウハニ政権への態度にも温度差がある。カタールは昨秋以降、相互に外相が訪問し、経済連携にも意欲的だ。一方、イスラム教スンニ派を国教とするサウジは、シーア派国家のイランの影響力が湾岸諸国に伸びるのを警戒している。

 一連の対立について、天然ガスの輸出で急速に国力を伸ばすカタールが、GCC最大の国土・人口を擁するサウジの覇権に挑戦しているとの見方もある。クウェートが対立の解消に努めているが、サウジは「カタールが政策を変更しない限り、問題は解決しない」(サウド外相)との姿勢だ。

 英シンクタンク・湾岸戦略研究所のオマル・ハッサン所長は「カタールは『アラブの春』で(エジプトの)同胞団が勢力を伸ばすと考えたが、見立て通りにはいっていない。サウジなど友邦との対立は得策ではなく、(今後)政策変更せざるを得なくなる」と述べた。

7816チバQ:2014/04/09(水) 20:25:49
http://www.afpbb.com/articles/-/3012024
スペイン議会、カタルーニャの独立問う住民投票実施の請願を否決
2014年04月09日 09:49 発信地:マドリード/スペイン
【4月9日 AFP】スペイン議会は8日、北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州が提出していた分離独立の是非を問う住民投票の実施の請願を、反対299、賛成47、棄権1で否決した。

 マリアノ・ラホイ(Mariano Rajoy)首相は採決に先立ち約7時間にわたって行われた審議の中で、「私は、カタルーニャなしのスペインも、スペインと欧州から外れたカタルーニャも想像できないため、カタルーニャがスペインにとどまるべきだとの立場を擁護する」と表明していた。

 ラホイ首相率いる保守与党・国民党と、最大野党・社会労働党、中道の進歩民主主義連合はいずれも、住民投票を断固阻止する意向を表明していたため否決は確実視されていた。カタルーニャ自治州政府は採決の結果を受け、今後も闘い続ける姿勢を示した。

 独自の言語を持ち、スペイン内での自治権拡大を求めて長く闘ってきた歴史を持つカタルーニャ自治州は、住民投票を今年11月9日に実施する許可をスペイン議会に求めていた。

 だがラホイ首相は、スペイン憲法は同国の主権にかかわる住民投票は一地域だけではなく全国で実施しなければいけないと定めているため、住民投票は違憲であるとの見解を改めて示した。(c)AFP/Sylvie GROULT

7817チバQ:2014/04/09(水) 20:34:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140409/erp14040910170003-n1.htm
ウクライナ東部、併合されたクリミアとの違いは薄い帰属意識
2014.4.9 10:15 (1/2ページ)

ウクライナ東部ルガンスクで8日、占拠した保安局庁舎前でバリケードをはる親ロシア派デモ隊のメンバーら(ロイター)
 ウクライナ南部クリミア半島に続き、同国東部でもロシアへの編入を求める動きが活発化している。背景には、歩んできた歴史に基づく社会、経済的な事情がある。

 東部地域は17世紀後半、ドニエプル川を境にロシア帝国の支配下に入り、正教が主な宗教となった。ロシアは19世紀後半から、ウクライナに対する徹底的なロシア語普及政策を進め、東部では今もロシア語を日常的に使用する地域が多い。2001年の国勢調査によると、ヤヌコビッチ前大統領の出身地ドネツク州では、人口の7割以上がロシア語を母語と考えている。

 公用語としてウクライナ語以外を認めないといった動きに、大きな反発を示すのはこのためだ。

 ロシアとの経済的な結びつきも深い。東部にはソ連時代から石炭、鉄鋼、機械などの重工業地帯があり、今もオリガルヒ(新興寡占資本家)が国の経済を牛耳る。2008年のリーマン・ショックを境に、この地域へのロシア資本の進出も相次いだ。

 とはいえ、ロシア語を多くの人が母語と考える東部で、民族としてのロシア系を自任している人々は少数派に属し、人口の6割を占めるクリミアとは状況は異なる。また、歴史的成り立ちからウクライナとロシアのどちらに属するかという帰属意識が希薄であることも特徴だ。

 先の国勢調査によると、ドネツク、ルガンスク両州では人口の4割近くが自らをロシア系だと考えているが、ハリコフでは約25%にとどまる。

 クリミア併合のときと比べると、ウクライナ東部に対するプーチン露政権の動きには慎重さもうかがえる。欧米の追加制裁で孤立化が深まるとの懸念も背景にあるとみられる。(佐々木正明)

7818チバQ:2014/04/09(水) 20:39:12
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014040902000117.html
新政権側 庁舎を奪還 ウクライナ 騒乱、南部にも波及
2014年4月9日 朝刊


 【モスクワ=原誠司】ロシア系住民のデモ隊による州政府庁舎占拠で騒乱状態にあるウクライナ東部ハリコフ州の州都ハリコフで八日早朝、内務省特殊部隊が庁舎内に立てこもる七十人を拘束し、庁舎を奪還した。ただ、東部の騒乱は収束の気配は無く、ロシアが併合したクリミア半島に近い南部の都市にも波及し始めている。

 ウクライナのウニアン通信によると、特殊部隊は州都中心部を封鎖。州庁舎突入では発砲せず、負傷者も出なかった。トゥルチノフ大統領代行は八日、庁舎を占拠したデモ隊を「武装したテロリスト」と呼び、厳正に対処する考えを表明。特殊部隊は東部ドネツクやルガンスク両州にも配置されたという。

 デモ隊について、この両州を視察したティモシェンコ元首相は七日、「ロシアの情報機関員が含まれる」と指摘。ウクライナ保安局は七日、ルガンスク州でロシア軍情報機関要員の男を拘束したと発表した。

 これに対し、ロシア外務省は八日、「ウクライナ軍や(民族主義勢力)右派セクターによる『国家親衛隊』、米国の民間軍事組織百五十人が東部や南部に派遣された」として、内戦につながる恐れのある軍事的準備を即時停止するよう警告。ロシア上院のオゼロフ国防安保委員長は「東部で多くの犠牲者が出れば、ロシアは放置できない」と述べ、ロシアと、欧米が支援するウクライナ新政権側との緊張が高まっている。

 ドネツク州とハリコフ州で七日、デモ隊は法的根拠もなく「人民共和国」樹立を宣言し、ロシア編入に向けた住民投票実施を求めた。欧州連合(EU)加盟路線を加速化するウクライナ新政権に対し、ロシアは、経済的にもつながりが強い東部への影響力を確保するため、連邦制を導入し、中立宣言を盛り込む憲法改正を要求している。

 連邦制に移行すれば、中央政府が任命する知事を住民の直接選挙で選ぶことになり、親ロ派の指導部を誕生させやすい。中立宣言には北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大を防ぐロシアの狙いがある。ロシア系住民を抱き込んで東部を事実上、コントロールしようとする構えを見せつつある。

 一方、黒海に面した南部ニコラエフ州の州都ニコラエフでは七日、親ロ派住民が州庁舎近くに、ロシア国旗を掲げたテントを設営。親欧州派住民が同日深夜から八日未明の間に急襲する事件が発生。計十五人が負傷した。

7819とはずがたり:2014/04/10(木) 15:46:20

米駆逐艦、黒海で合同演習へ…ウクライナ参加も
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140410-OYT1T50077.html?from=ycont_top_txt
2014年04月10日 12時00分

 【ワシントン=今井隆】米国防総省のウォレン報道部長は9日、ウクライナ情勢に関連し、米海軍のミサイル駆逐艦「ドナルド・クック」が10日にも黒海に到着すると記者団に明らかにした。

 黒海周辺の同盟国などと合同演習を行う予定で、ウクライナも参加する可能性がある。黒海に3月21日まで展開していた別のミサイル駆逐艦に代わり派遣されたもので、ロシアをけん制する狙いがある。

2014年04月10日 12時00分

7820チバQ:2014/04/10(木) 20:33:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140409/erp14040920505003-n1.htm
歴史的な初訪英 アイルランド大統領 過去を越えて和解に道筋
2014.4.9 20:50

8日、英ウィンザー城で談笑するエリザベス女王(左)とアイルランドのヒギンズ大統領(AP)
 【ロンドン=内藤泰朗】かつて英国の植民地だったアイルランドのヒギンズ大統領が元首として初めて英国を公式訪問し、8日に議会で演説して両国の和解の重要性を強調した。エリザベス英女王も同日、中世以来の確執に終止符を打ち、未来志向の関係を築くよう呼びかけた。過去の克服を目指す公式訪問の行事は11日まで続く見通しだ。

 ヒギンズ大統領は英議会で上下両院議員らを前に行った演説で、対英独立闘争で多くの血が流れたことについて、「痛みと犠牲を伴い、長くアイルランドと英国の関係に影を落としてきた」と指摘しながら、「相互の尊重や友好、協力」を柱とした未来志向の関係構築の必要性を力説した。

 北アイルランドでは、英統治を求めるプロテスタント系とアイルランドへの帰属を求めるカトリック系による対立が30年以上も続き、3600人以上が犠牲になった。大統領は訪英前、紛争の当事者が「互いに謝罪しあい、再スタートを切るべきだ」と呼びかけており、今後の和解の行方に関心が高まっている。

 エリザベス女王は8日夜、「歴史的な訪問」(英BBCテレビ)をふまえ、自らの公邸の一つであるウィンザー城でヒギンズ大統領の歓迎晩餐(ばんさん)会を開いた。女王は「まだ傷が癒えたわけではない」とする一方、「私たちの未来が過去によって脅かされることはもはやない」と強調した。

 晩餐会には英王室を敵視し、テロを重ねてきたカトリック過激派アイルランド共和軍(IRA)の元指導者で、北アイルランド自治政府のマクギネス副首相も参列した。

 エリザベス女王は北アイルランドの和平プロセスの進展を受け、2011年にアイルランドのダブリンを訪問。双方の争いで死亡した人々への哀悼の意を表明、和解の機運が生まれた。

7821チバQ:2014/04/10(木) 20:33:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140409/erp14040920445002-n1.htm
【NEWS EYE】
800年の確執 アイルランドと英国 根深い対立の歴史
2014.4.9 20:44
 アイルランドの国民には、約800年にわたり英国に支配、抑圧されたとの思いがある。宗教も対立の大きな理由となってきた。

 アイルランドは12世紀にイングランドにより征服され、1801年に併合された。イングランド貴族に土地が配分される一方、アイルランド人は農奴にされるなど厳しい服従関係を強いられた。さらに、イングランドから移り住んだプロテスタントと、カトリックが主体のアイルランドの人々の対立も深まった。

 独立運動が高まり、1922年にアイルランド南部が自治領となった際も英国はプロテスタントが多い北部を自国領にとどめ置いた。

 しかし、北アイルランドも人口の約3分の1はカトリックで、プロテスタント優位の体制を守ろうとする北アイルランド当局とカトリック住民が衝突を繰り返し、69年には紛争に発展。72年に英国は北アイルランドの直轄統治に踏み切るが、アイルランド共和軍(IRA)などによるテロ行為で、3600人以上が犠牲となった。

 英政府から北アイルランドの自治政府に司法・警察権が移譲され、和平プロセスが事実上終結したのは2008年のことだ。女王のいとこも殺害されるなど、双方に深い傷痕が残った。(黒川信雄)

7822チバQ:2014/04/10(木) 20:39:46
http://mainichi.jp/select/news/20140410k0000e030189000c.html
ウクライナ:親露派、抵抗継続の構え 占拠の州庁舎拠点に
毎日新聞 2014年04月10日 11時50分(最終更新 04月10日 12時01分)


ドネツク州政府庁舎を囲むバリケードの内側に待機する親露派の活動家たち。こん棒を持ち、投石用のブロックや火炎瓶が用意されていた=ウクライナ東部ドネツクで2014年4月9日午後7時13分、真野森作撮影
写真特集へ 【ドネツク(ウクライナ東部)真野森作】ウクライナ東部のドネツク州政府庁舎を占拠している親ロシア派の活動家が9日夜(日本時間10日未明)、外国メディアに庁舎内と幹部会議を部分公開した。親露派幹部は、9日に「48時間以内の事態打開」を宣言した親欧米派の新政権にあくまで抵抗する意向を改めて強調した。

 親露派は7日に一方的に宣言した「ドネツク人民共和国」として、庁舎最上階の会議室で約30人の幹部会議を開催、メディアに公開した。参加者からは「キエフの新政権に正統性はない」「最良の道は平和的な分離だ」との声があった。

 リーダー格のデニス・プシリン氏(32)は、新政権との交渉で合意は得られていないと述べ、治安部隊による強制排除の可能性には「準備ができている」と話した。

 また、親露派が「5月11日までに行う」としている住民投票では、「人民共和国の国家主権(独立)を認めるか否か」の1点のみを問うと明かした。「市民が混乱しないよう、段階的な手順が必要」と話し、いったん独立を宣言してからロシア編入へと進める南部クリミア半島同様の計画を示唆した。

 ただ、地元紙「セボードニャ」のヤナ・トカチェンコ記者によると、ドネツクでは大学生など若者を中心に親欧米派が相当数存在しており、親露派が圧倒的多数を占めたクリミアとは状況が異なる。地元財界人も新政権側の立場で仲介に当たっている。

 さらに、旧ヤヌコビッチ政権与党の「地域党」は反政府活動参加者の恩赦法を国会に提案するなど懐柔策を模索しており、親露派の思惑通りに事態が進むかどうか不透明だ。

 プシリン氏を巡っては、ウクライナのネズミ講で役員を務めていたと報じられており、いわく付きの人物とみられる。

 親露派の拠点と化した州政府庁舎内には、活動家の休憩所や調理場が設けられ、女性たちの姿も目立った。新政権側の強制排除に備え、各階の入り口には机でバリケードが設けられ、庁舎前広場には9日深夜まで親露派の住民が集まっていた。

7823チバQ:2014/04/10(木) 21:08:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140409-00050161-yom-spo
リオ五輪、建設遅れ・水質汚濁に「危機的状況」
読売新聞 4月10日(木)11時26分配信

 【ベレク(トルコ)=大野展誠】国際オリンピック委員会(IOC)が9日に行った夏季五輪国際競技連盟連合(ASOIF)との合同会議で、2年後のリオデジャネイロ五輪の競技会場、宿泊施設の建設の遅れや水質汚濁への不満が噴出した。

 18の競技団体が発言したが、不満を述べなかったのは1団体だけで、「危機的な状況で、みんなが心配している」と、ASOIFのリッチビッティ会長。IOCのバッハ会長は「我々も心配している。第一は政治の問題だ」と、政府の支援の乏しさを理由に挙げた。

 バスケットボールや射撃など8競技を行うデオドロ会場は工事が始まっておらず、ゴルフ会場は芝の育成も始まっていないという。ブラジルは6月にサッカーのワールドカップ開幕を控え、急速な進展は見込めない。危機感を募らせるIOCは同日の理事会で、リオの組織委員会と電話で会談し、見通しを確認する。

7824チバQ:2014/04/10(木) 21:08:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140407-00000500-fsi-bus_all
軍投入でスラム街“制圧” ブラジルW杯まで2カ月、ヘリや装甲車配置
SankeiBiz 4月7日(月)9時47分配信

 サッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会(6月12日〜7月13日)の開幕まで2カ月余りとなる中、ブラジル政府は5日、治安状況の改善が見られないリオデジャネイロのファベーラ(スラム街)に約2700人の軍・警察部隊を投入し、街を“制圧”した。国防省は、部隊の駐留は7月末まで続けるとしており、海外から大量のサッカーファンが来訪するのに備えて、力ずくで街の暴力鎮圧に乗り出した形だ。

◆ヘリや装甲車配置

 ファベーラは主に麻薬組織に支配されたスラム街で、ブラジル全土に存在するが、とりわけ丘の上に積み重なるように貧しい家々が軒を連ねるリオのファベーラは有名。リオの人口(約630万人)のほぼ4分の1がファベーラの住民とされる。5日に軍・警察部隊が投入されたのは、数あるリオのファベーラの中でも最も危険とされるマレ地区のファベーラだ。

 マレ地区はリオの国際空港にも近く、W杯が始まれば多くのサッカーファンが通る可能性があることから、当面、部隊が駐留することになった。ブラジル最大のマラカナン・スタジアム(収容7万7000人)を抱えるリオでは大会期間中、決勝戦を含む7試合が行われる。

 「制圧作戦」は5日午前6時から始まり、上空をヘリコプターが旋回する中、陸軍兵士2050人、海軍兵士450人、特殊作戦警察大隊員200人が装甲車に乗って街に入った。街にはすでに1500人の警察官が3月30日に先遣隊として配置されており、今回の軍・警察部隊はこれら警察官と入れ替わって配置についた。フランス通信(AFP)によると、人口約13万人のマレ地区のファベーラ(約10平方キロメートル)では、警察官が大量配備された30日から4日までの6日間ですら、銃撃事件で16人が死亡。118人の逮捕者が出て、1000トンを超す大麻、コカインの類が押収されたという。

 部隊配置後、現地を訪れたセルソ・アモリン国防相(71)は「諸君は何としてもこの地区の治安を守るという使命を果たさなくてはならない。備えは十分なはずだ」と兵士たちを鼓舞。ジルマ・バナ・ルセフ大統領(66)もツイッターで「兵士の皆さんは今一度、国家に対する使命をかみしめ、その力を示して欲しい」とつぶやいた。

◆まるで宣戦布告

 ブラジル政府は2008年から、全土でファベーラの治安強化作戦を実施。地区によっては劇的な効果が現れているが、リオのマレ地区では一向に改善がみられず、逆に今年に入ってから治安が悪化し、4人の警察官が麻薬犯罪組織に射殺されるなどした。リオデジャネイロ州のジョゼ・ベルトラム内相は「ギャングの首謀者たちは、W杯を前にまるで『宣戦布告』しているかのようだ。30年以上にわたってファベーラを支配している連中が簡単に音を上げるわけがない。今は非常事態で力ずくで抑え込むしかない」と話している。

 5日早朝、マレ地区の住民たちは恐る恐る部隊の進駐を見守り、同行取材で街に入った記者たちの質問には、ほとんどの住民が犯罪組織からの仕打ちを恐れて沈黙を決め込んだ。そんな中、口を開いた73歳の女性はAFPに「束の間の治安維持もW杯のため。終わればまた元に戻ってしまう。何も変わらない」と悲しげに語った。

7825チバQ:2014/04/11(金) 23:24:07
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014041100984
野党党首、レイプ犯擁護=「被告は気の毒」発言に批判−インド
 【ニューデリー時事】7日から総選挙が始まったインドで、野党社会党のヤダブ党首が昨年起きたレイプ事件で死刑判決を受けた被告3人について「気の毒」などと発言し、批判を浴びている。
 ヤダブ党首は10日、北部ウッタルプラデシュ州での演説で、2013年8月、西部ムンバイの廃虚で女性カメラマンともう一人の女性に性的暴行を加えたとして、死刑判決を受けた被告3人に言及。「3人の気の毒な被告が死刑判決を受けたが、レイプは死刑に値するのか」と発言。その上で「彼らはまだ若く、間違いを犯すこともある」と擁護した。(2014/04/11-21:30)

7827チバQ:2014/04/12(土) 07:50:20
http://www.afpbb.com/articles/-/3012402
規制緩和で競争激化、ドイツの長距離バス市場
2014年04月11日 16:15 発信地:フランクフルト/ドイツ
【4月11日 AFP】ドイツでは、電車や飛行機よりも運賃が安く、自分で車を運転するよりリラックスできる長距離バスを移動手段として選ぶ人が増えている。

 参入規制が緩和された昨年1月以降、多くの企業が長距離バス事業に参入。黄色や青りんご色、エレクトリック・ブルーといった派手な色の真新しい長距離バスが欧州最大の人口を抱えるドイツの各地を走り、乗客や市場シェアの獲得に向けてしのぎを削っている。新規参入組は利用者を集めようと快適な座席やWi-Fiによるインターネット接続サービス、場合によってはコーヒーの無料サービスを提供することもある。

 規制緩和前は、ドイツで長距離バスを運行するのはドイツ鉄道(Deutsche Bahn)の子会社など数社に限られ、路線も1990年の東西ドイツの統一の前から西ベルリンと旧西ドイツ各地を結んでいたものが中心だった。ドイツ鉄道を保護するためだ。

 規制緩和後は、運行距離が50キロメートル以上で停留所間の所要時間が1時間以上ならば、企業が長距離バスの運行に参入できるようになった。ドイツ運輸省のデータによると、規制緩和から1年もしないうちに長距離バス路線は従来のほぼ3倍の221路線に増えた。

■10〜15社が新規参入

 独立研究機関IGESのクリストフ・ギップ(Christoph Gipp)氏は、これまでに10〜15の企業がこの「成長著しい市場」に新規参入したと述べ、「姿を消した小規模業者がある一方、マインフェルンブス(MeinFernbus)などの大手と合併した業者もある」と付け加えた。

 マインフェルンブスは11年、学生時代に知り合った2人によってベルリン(Berlin)で設立された。IGES によると、同社は市場シェア40%近くを占め、業界トップの地位にある。同社創業者の1人であるトーベン・グレーフェ(Torben Greve)氏はAFPに対して「需要が旺盛なのでバスはいつも満席です」と語った。昨年の同社乗客数は270万人に上っている。

 市場シェア2位はドイツ鉄道で、その後にはドイツ自動車連盟(ADAC)と郵便・物流大手ドイツポスト(Deutsche Post)の合弁で設立されたADACポストブス(ADAC Postbus)が続く。これらの会社より規模が小さい新規参入業者にはフリックスブス(Flixbus)や ダインブス(DeinBus)などがあり、英国の長距離バス会社ナショナル・エクスプレス(National Express)も「City2City」の名前でドイツに進出した。

■生き残るのは3〜4社?

 これらの車両は見た目がスマートで乗り心地も良いが、最大の魅力は運賃の安さだ。City2Cityはウェブサイトで、8ユーロ(約1130円)からの低価格をアピールしている。

 南北に走って主要都市を結ぶマインフェルンブスの路線は、ドイツ北部のハンブルク(Hamburg)から南部のシュツットガルト(Stuttgart)までの運賃が28ユーロ(約4000円)と、鉄道運賃の約半額だ。また、新規開設された路線で、ドイツ中部のマールブルク(Marburg)、南部のバイエルン(Bavaria)州レーゲンスブルク(Regensburg)、バルト海(Baltic Sea)に面する北部のリューベック(Luebeck)など中規模の都市間も結ばれるようになった。

 長距離バスは学生の他、鉄道とは異なり乗り換えが不要で目的地に直行する点が便利だという高齢者の人気も集めている。長距離バス各社は、自家用車やレンタカーで移動する場合に比べて旅行者1人当たりの燃料消費量や二酸化炭素排出量が少ないという環境面のメリットも強調している。

 交通運輸市場全体に占める割合こそまだ小さいものの、長距離バス市場は急速に成長している。マインフェルンブスのグレーフェ氏は、路線数の増加が「非常に厳しい競争」につながっていると説明する一方、極端に安い運賃を提示する考えはないと明言。「当社は1ユーロ(約140円)でバス旅行を提供するような会社ではありません。そういった低価格は妥当ではない」と語り、今年は経営の黒字転換を目指す姿勢を示した。

 IGESのギップ氏は、規制緩和直後の激しい競争を経て長距離バス会社の淘汰が進むと考えている。グレーフェ氏も、ドイツで生き残る長距離バス会社は3〜4社と予想している。(c)AFP/Estelle PEARD

7828名無しさん:2014/04/13(日) 11:54:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140412/asi14041220410006-n1.htm
インド総選挙ルポ 多数派ヒンズーvs少数派イスラムの宗教対立、憎悪あおる政党

2014.4.12 20:41 (1/4ページ)

10日、インド北部ムザファルナガルで、厳重な警備が敷かれる中、に列を作るヒンズー教徒住民ら(岩田智雄撮影)
10日、インド北部ムザファルナガルで、厳重な警備が敷かれる中、に列を作るヒンズー教徒住民ら(岩田智雄撮影)


 【インド北部ムザファルナガル=岩田智雄】インド総選挙の投票が進む中、国内最多の有権者を抱える北部ウッタルプラデシュ州で、多数派ヒンズー教徒と少数派イスラム教徒の住民対立が顕在化している。宗教対立を利用しようと、各政党が暴力をあおっているとの非難もある。11日には、選挙管理委員会が党幹部2人に「ヘイト・スピーチ」(憎悪に基づいた演説)の疑いで選挙活動への参加禁止を命じ、当局に告発する事態に発展した。





 「あの日、近くの村で住民トラブルを話し合う会議があった。ヒンズー至上主義のインド人民党(BJP)幹部がイスラム教徒を攻撃する演説をして、ヒンズー教徒がイスラム教徒を襲い始めたんだ」

 昨年9月7日にウッタルプラデシュ州ムザファルナガル近郊で起きた事件を、イスラム教徒のノミヌル・イスラムさん(71)はこう説明した。

 息子(28)はヒンズー教徒に殺され、イスラム教徒居住区が放火と略奪に遭ったため、郊外に避難した。当初、5万人が自宅を追われ、今でも約2万5千人の避難民が9カ所でテントなどで生活する。

 事件の発端は、イスラム教徒の男性が、ヒンズー教徒の男に妹が乱暴されたと主張、男を射殺したことだった。その後、男性はヒンズー教徒の集団暴行に遭って殺害された。以後、両教徒間の衝突が続いて計63人が死亡。犠牲者の多くはイスラム教徒だった。

 インドでは人口約13億人のうち、ヒンズー教徒が約80%を占め、イスラム教徒は約13%にとどまる。

 ムザファルナガルでは今なお、相手側が支持する政党が暴力をあおっていると非難の応酬を続けている。

 ▼「ヘイト・スピーチ」

 ムザファルナガル・シャフプル地区の住民評議会会長のイスラム教徒、モハンマド・シャフナワズ・クレシ氏は「BJP幹部は『イスラム教徒はテロリストだ』『パキスタンの同調者だ』などと吹聴してヒンズー教徒に暴力をけしかけている。元は家族間の問題だったのに、共同体を二極化させた」と訴えた。

 BJPは今月4日にも、党の首相候補として選挙運動を率いるナレンドラ・モディ氏の右腕とされる幹部、アミット・シャー氏が集会で「イスラム教徒に報復を」とヒンズー教徒らを扇動。11日、選管に選挙運動禁止を命じられ、「ヘイト・スピーチ」の疑いで告発された。

 クレシ氏はモディ氏について、「経済政策などで救世主のように言われているが、イスラム教徒には非常に嫌われている。2002年に起きた西部グジャラート州の虐殺事件を思い出せば、明らかだ」と話す。

 この事件は、両教徒の住民が衝突し、ヒンズー教徒がイスラム教徒を虐殺したとされる暴動だ。死者は双方合わせて1千人とも2千人ともいわれる。当時から州政府の首相を務めているモディ氏は関与を否定したものの、イスラム教徒や欧米から虐殺を黙認したとの批判を受けている。

 モディ氏が若いころ、極端なヒンズー至上主義を掲げる「民族義勇団」(RSS)のメンバーだったことも、イスラム教徒から嫌悪される要因となっている。

7829名無しさん:2014/04/13(日) 11:54:40
 ▼終わらぬ住民の反目

 一方、ヒンズー教徒側もイスラム教徒側への怒りを増幅させている。

 ヒンズー教徒の住民チャンドビア・シンさん(36)は、昨年9月の衝突でイスラム教徒の発した銃弾を受けて負傷したという。

 ムザファルナガルの選挙区で、BJPに対抗するのは、ウッタルプラデシュ州政権を握る地域政党、社会党(SP)などで、イスラム教徒の支持を受けている。シンさんは「BJPが暴動をあおっているというのは州政府のでっち上げだ」と反発する。

 SP幹部、アザム・カーン氏はヒンズー教徒への憎悪をあおる発言を繰り返し、BJP幹部と同様、11日に選管の処分を受けた。

 多民族、多宗教国家のインドではこれまでも、小さな事件をきっかけに多くの暴動や虐殺が起きてきた。

 ムザファルナガルでは10日に総選挙の投票が実施された。開票は来月に行われるが、選挙が終わっても、住民間の反目は容易には解消しそうにない。




【インド総選挙】下院(定数545)の任期満了に伴い実施。有権者は8億人超。7日から5月12日まで10回に分けて投票される。開票は同16日。ウッタルプラデシュ州は有権者約1億3000万人で80議席を有する。国政最大野党、インド人民党(BJP)の首相候補で、グジャラート州首相のナレンドラ・モディ氏がウッタルプラデシュ州からの出馬を宣言。与党、国民会議派の選挙戦を率いるラフル・ガンジー副総裁も12日、同州から立候補した。

7830チバQ:2014/04/14(月) 21:43:49
http://mainichi.jp/select/news/20140415k0000m030037000c.html
アフガン大統領選:アブドラ氏とガニ氏が激戦 中間発表
毎日新聞 2014年04月14日 19時26分(最終更新 04月14日 20時42分)

 【ニューデリー金子淳】アフガニスタンの独立選挙委員会(中央選管)は13日、5日に投票された大統領選の中間結果を発表した。開票率約10%でアブドラ・アブドラ元外相とアシュラフ・ガニ元財務相が激しく争う展開となっている。どの候補も得票率が50%に届かない場合、5月末に上位2候補による決選投票が実施される。

 選管によると、得票率はアブドラ氏が41.9%で、ガニ氏が37.6%。カルザイ大統領が支持しているとみられているザルマイ・ラスール前外相は9.8%にとどまった。最終結果は24日に発表され、不服申し立ての審査期間を経て5月14日に確定する予定。

 「選挙阻止」を宣言した旧支配勢力タリバンのテロ攻撃が続く中、投票は今月5日に実施された。タリバンは選挙期間中の3月、首都カブールの高級ホテル「セレナ・ホテル」を襲撃しAFP通信の現地記者らを殺害したほか、選管の本部や事務所を攻撃。

 投票当日もタリバンは1000件以上の攻撃を仕掛けたとしている。全国各地の投票所が治安上の懸念で閉鎖されたが、投票率は前回(2009年)を約20ポイント上回る約60%に上った。

http://www.cnn.co.jp/world/35046510.html
アフガン大統領選の開票進む、アブドラ元外相がリード
2014.04.14 Mon posted at 11:50 JST

(CNN) 5日に投票が行われたアフガニスタンの大統領選は、これまでの開票の結果、アブドラ・アブドラ元外相が首位に立っている。選挙管理委員会が13日に明らかにした。

得票率はアブドラ元外相が41.9%でリード、2位のアシュラフ・ガニ元財務相が37.6%で追い上げている。いずれの候補も過半数を獲得できなかった場合、決着は決選投票に持ち越される。

開票はアフガン全土で手作業で行われており、結果が出そろうまでにはさらに時間がかかる見通し。

カルザイ大統領の任期満了に伴う今回の大統領選は、同国で初めて民主的に次の大統領を選ぶ選挙となる。2001年のタリバーン政権崩壊後では3度目の選挙となり、選挙人名簿には250万人の氏名が追加された。投票日には各地で長い行列ができた。

カブールで投票した有権者は「爆発や戦争を止めるため、優れた大統領が必要だ。子どもたちを安心して学校に通わせたい」と願いを込めた。

投票日を前にタリバーンは選挙妨害を予告。当日は厳重な警戒が敷かれたが、全土で投票所などが狙われ、内相によると約20人が死亡、少なくとも43人が負傷した。

7831チバQ:2014/04/14(月) 21:44:33
http://www.afpbb.com/articles/-/3012488
アフガン大統領選、途中経過を初公表 アブドラ元外相がリード
2014年04月14日 11:38 発信地:カブール/アフガニスタン
【4月14日 AFP】5日に投票が行われたアフガニスタン大統領選は、独立選挙管理委員会が13日発表した開票率10%の段階での途中経過によるとアブドラ・アブドラ(Abdullah Abdullah)元外相が、アシュラフ・ガニ(Ashraf Ghani)元財務相をリードしている。ただ、両者の差は僅かで、決選投票に持ち込まれる公算が大きい。

 選管のアフマド・ユサフ・ヌリスタニ(Ahmad Yousuf Nuristani)委員長によれば、公表されたのはカブール(Kabul)を含む26州の約5万票の開票結果。首位はアブドラ元外相で得票率41.9%、2位にガニ元財務相が得票率37.6%で続いている。3位はザルマイ・ラスール(Zalmai Rassoul)前外相で得票率9.8%。

 ヌリスタニ氏は今回の発表について、一部地域の開票結果にすぎず、開票が進むにつれ数日中にも順位が大きく変わる可能性があると強調した。

 最終的な開票結果が明らかになるのは5月末の見通しで、過半数を獲得した得票者がいない場合は上位2人の決選投票となる。

 2位につけた元世界銀行(World Bank)職員の経済専門家のガニ氏は声明で、中間結果を歓迎するとともに最終的な勝利への自信を表明した。

 新たな大統領は、米国主導の国際駐留部隊の撤退期限を年内に控えるなかで旧支配勢力タリバン(Taliban)との戦闘を指揮しつつ、先細る援助金に依存した経済の立て直しに臨むこととなる。(c)AFP/Issam AHMED

7832チバQ:2014/04/14(月) 21:46:21
http://mainichi.jp/select/news/20140415k0000m030055000c.html
ウクライナ:期限切れ、高まる緊張…ドネツク州庁舎占拠
毎日新聞 2014年04月14日 20時10分(最終更新 04月14日 20時25分)

 ◇親露派「インフラや空港、駅も管理下に」と誇示
 【ドネツク(ウクライナ東部)真野森作】親露派の活動家による行政・治安機関庁舎の占拠が続くウクライナ東部ドネツク州では14日午前9時(日本時間同午後3時)、ウクライナ新政権側が「最後通告」で求めた退去期限が過ぎた。今のところ強制排除の動きは見えないが、緊張が一段と高まっている。一方、州庁舎を占拠し「ドネツク人民共和国」を名乗る親露派はこの日、メディアに幹部会議を公開。「インフラや空港、駅も管理下に置いた」と誇示した。

 ドネツク中心部にそびえる11階建ての州庁舎。その前の広場では、旧ソ連時代の軍歌やロシア国歌が大音量で流され、住民ら約300人が集まっていた。ロシアで愛国主義を象徴する黒とオレンジの横じまリボンを胸に付けている。

 庁舎内に入ると「欧米はウクライナから手を引け!」と大きな張り紙があり、ガソリンなど物資のカンパを呼びかけるポスターも。強制排除に備え、庁舎内外に医務室や救急用テントが新設されていた。ここの活動家の手に銃器は見えず、金属棒などを持っていた。

 「平和な市民への軍事攻撃が行われた。これは犯罪だ」。13日に州北部スラビャンスクで起きた治安部隊との衝突で計2人が死亡したことを受け、幹部会議は新政権への非難から始まった。

 欧米は占拠にロシアが関与していると非難しているが、リーダー格のプシリン氏は「(ロシアに)援助を求めているが公式な回答はまだない」と、改めて否定した。

 幹部は、州内全域の行政機関に「平和的交渉」で寝返りを求めていくと強調。「複数の軍駐屯地や警察署から帰順を誓う電話がかかってきている」との報告もあった。

 街では、親露派と親欧米派の市民の間で、対立ムードが高まっている。12日、ドネツク中心部でウクライナからの分離に反対する市民約200人がデモ行進すると、ロシア国旗を掲げた車が威嚇しながら通過。両者間で激しい口論も起きた。

7833チバQ:2014/04/14(月) 21:47:42
http://mainichi.jp/select/news/20140415k0000m030094000c.html
ウクライナ:退去期限過ぎた…高まる衝突拡大の懸念
毎日新聞 2014年04月14日 21時26分

 ◇13日、治安部隊と武装活動家が衝突、2人死亡
 【ドネツク(ウクライナ東部)真野森作、ブリュッセル斎藤義彦、ワシントン和田浩明】親ロシア派活動家による行政機関の占拠が続くウクライナ東部ドネツク州で13日、治安部隊と武装した活動家が衝突、計2人が死亡した。東部の衝突での死者は初めて。ウクライナ暫定政権が活動家に要求した退去期限も14日午前(日本時間午後)に過ぎ、衝突拡大の懸念が高まっている。一方で、暫定政権は親露派が求める自治権拡大の是非を問う住民投票の実施を検討する立場も示し、硬軟両様で危機打開を図ろうとしている模様だ。

 暫定政権は13日朝、ドネツク北方約100キロの小都市スラビャンスクで、官庁に立て籠もる親露派を排除しようと試みた。双方の発砲で隊員1人と活動家1人が死亡、双方で9人以上が負傷した。一方、親露派はクラマトルスクやゴルロフカの警察署に乱入するなど、庁舎の占拠を続けている。

 ウクライナのトゥルチノフ大統領代行は13日、「(ロシアに併合されたウクライナ南部)クリミア半島と同じ事態は許されない」と、軍事作戦による親露派排除の方針を表明。14日の最高会議(国会)でも東部について「速やかに安定化するだろう」と、軍事作戦も辞さない考えを示す一方、住民投票の実施に反対しない立場にも言及した。強気の姿勢で権威失墜を防ぐ一方、一定の柔軟性を見せて、親露派の歩み寄りも引き出す狙いとみられる。

 米国務省は13日、「ロシアによるウクライナ不安定化支援の証拠」と題した文書を発表し、ロシアがウクライナ東部で相次ぐ庁舎占拠に関与していると非難した。欧州主要国も14日、同様の見方で一致。ただ、英仏は経済制裁を含めた制裁強化を主張しているが、ドイツはためらっており、14日にルクセンブルクで開かれた欧州連合(EU)外相会議で経済制裁実施で一致するのは難しい情勢だ。

 米ホワイトハウスによると、オバマ政権は22日にバイデン副大統領をウクライナの首都キエフに派遣。米政府は、17日にスイス・ジュネーブで予定しているEU、ウクライナ、ロシアとの4者協議開催についても、流動的な立場を示している。

 一方、ロシア外務省は声明でウクライナ暫定政権による作戦を「犯罪的」と非難。「暫定政権に少数派ロシア人保護の能力がないことが判明した」として、欧米側に「内戦の阻止」を要求。国連安保理や全欧安保協力機構(OSCE)での緊急協議を要請した。

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7834チバQ:2014/04/14(月) 22:24:23
>>7446
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&amp;k=2014041400382
現職ブーテフリカ氏が優勢=17日にアルジェリア大統領選
4選を目指すアルジェリアのブーテフリカ大統領=2012年10月(AFP=時事) 【カイロ時事】アルジェリアで17日、大統領選が行われる。現職で4選を目指すブーテフリカ氏(77)に対し、ベンフリス元首相(69)ら5人が挑む。治安維持で実績を誇るブーテフリカ氏が優位に立つ。
 ブーテフリカ氏は1999年に就任。90年代に15万人以上が犠牲になった内戦後の国民和解を推進し、長期政権を実現した。隣国リビアやチュニジアでの政情不安の波及も懸念される中、安定志向を強める国民の支持は根強い。
 ただ、昨年パリで入院生活を送るなど健康不安を抱え、国民からは今後5年間の任期を全うできるか懸念する声も出ている。
 一方、ベンフリス元首相はブーテフリカ氏の汚職体質を批判。政権と対立関係にあるイスラム主義勢力の一部の支持も取り付けているとされ、選挙戦は事実上両者の一騎打ちとなっている。(2014/04/14-14:09)

7835チバQ:2014/04/14(月) 22:32:19
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014041400077
現職ら2人決選へ=マケドニア大統領選
 【ベルリン時事】マケドニアで13日、大統領選挙が投開票され、中道右派の与党・国家統一民主党が推す現職のゲオルギ・イワノフ氏(53)と中道左派の野党・社会民主同盟が擁立した政治学者のステボ・ペンダロフスキ氏(51)が27日の決選投票に進んだ。
 イワノフ氏は得票率52%で首位となったが、第1回投票での当選に必要な有権者の過半数の票には届かなかった。ペンダロフスキ氏の得票率は38%。(2014/04/14-09:16)

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7836チバQ:2014/04/14(月) 22:53:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140414-35046515-cnn-int
リビア新首相が辞任表明 襲撃受けた翌日
CNN.co.jp 4月14日(月)12時45分配信

(CNN) リビアで先週就任したばかりのサニ首相が13日、辞任を表明した。自身と家族が銃撃を受け、近隣住民が危険にさらされたためと説明している。

リビア議会は8日、暫定政府の首相にサニ氏を指名し、1週間以内の組閣を求めていた。

同氏は政府のウェブサイトに寄せた議会あての書簡で、自身と家族が12日夜に「卑劣な攻撃」の標的になったと述べ、「私の就任によって国民の間で争いが起きることを許すわけにはいかない。申し訳ないが暫定首相への指名は受けられない」と表明した。議会が新たな首相を選出するまでの間、職務は続行するという。

サニ氏は、議会が先月ゼイダン前首相を解任した後、首相代行を務めていた。前首相は在任中に一時、武装グループに拉致されたことがあり、解任後は治安上の懸念を理由にドイツへ逃れている。

12日の銃撃による負傷者は報告されていない。当局は詳細を発表しなかったが、近隣住民がCNNに語ったところによると、首相らの車列が首都トリポリ市内の自宅付近で攻撃を受け、逃げ込んだ住宅地で激しい銃撃戦が起きた。

同国は2011年にカダフィ政権が崩壊した後、民主政権の確立を目指してきた。しかし軍や警察の整備が進まず、民兵組織の勢力争いや当局者への襲撃が相次いでいる。

7837チバQ:2014/04/14(月) 23:24:54
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2014041400641
「クリミアとは違う」=ロシア大統領に反論−コソボ首相
 コソボのサチ首相は14日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で記者会見し、「いかなる状況でも、クリミアをコソボと同列に論じることはできない」と述べ、ウクライナ・クリミアの編入をセルビアからのコソボ独立になぞらえるロシアのプーチン大統領に反論した。 
 サチ首相は「コソボの独立はロシアを含む各国との交渉の結果、実現した」と強調。欧米の警告を無視してプーチン大統領が独立を承認、ロシアに編入した「クリミア共和国」とは違うと訴えた。
 コソボは2008年2月、一方的にセルビアから独立を宣言したものの、昨年4月、関係正常化で合意した。現在、日本や欧米など107カ国が承認している。(2014/04/14-18:39)

7839とはずがたり:2014/04/15(火) 08:31:16

ウクライナ「対テロ作戦」を宣言 対話路線から転換
キエフ=喜田尚、ゴルロフカ=石田博士、ドネツク=玉川透 ワシントン=奥寺淳、モスクワ=駒木明義、ニューヨーク=春日芳晃2014年4月15日00時31分
http://www.asahi.com/articles/ASG4G5W43G4GUHBI02C.html

 ウクライナ東部での親ロシア派による庁舎の占拠問題で、ウクライナ政府は13日、「大規模な対テロ作戦を行う」と宣言した。武装勢力による組織的な占拠が12日以降に頻発し、ロシアが併合宣言したクリミア半島のような状況になりかねないためだ。14日から制圧作戦が本格化する可能性がある。対話路線から転換した形で、事態は緊迫している。「ロシアの関与」を巡り、米国とロシアの対立も激化している。

 ウクライナ東部では不安定な状況が続いている。武装勢力が警察署などを占拠したドネツク州スラビャンスクでは13日、ウクライナ側が一部の制圧行動をスタート。ウクライナ側の特殊部隊員1人が銃撃で死亡した。トゥルチノフ大統領代行は同日、「(武装勢力は)ロシアによって組織されたテロ部隊だ」と述べ、ロシア側の関与を指摘。「対テロ作戦の開始を、国家安全保障防衛会議で決めた」と明言した。

 トゥルチノフ氏は同日、武装勢力が武器を捨てて投降すれば罪に問わないとする大統領令に署名。投降の期限を14日午前9時(日本時間同日午後3時)とした。

7840チバQ:2014/04/15(火) 21:31:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140415/erp14041519030006-n1.htm
【ウクライナ情勢】
東部で親ロシア武装勢力排除開始 ウクライナ大統領代行 
2014.4.15 19:03

ウクライナ東部ドネツクで親ロシア派勢力が占拠する行政庁舎の1階=12日(共同)
 ウクライナのトゥルチノフ大統領代行は15日、最高会議(議会)で演説し、親ロシア派武装勢力が主要拠点を掌握しているウクライナ東部ドネツク州の北部で、同日朝から強制排除を始めたと表明した。

 トゥルチノフ氏は「対テロ作戦を開始した」と述べた上で「作戦は段階的に行う」としている。対象の具体的な都市名や作戦規模などは示さなかった。作戦目的は「国家を分裂させようとする犯罪を阻止し、市民を守るためだ」と強調した。

 一方、同州北部スラビャンスクで警察署などを掌握する親ロシア派筋は、インタファクス通信に「街が身元不明の武装部隊に包囲されている」と述べた。ウクライナ側のものとみられる装甲車などが周辺に配備されたという。(共同)

7841チバQ:2014/04/15(火) 21:34:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140415/asi14041513190002-n1.htm
【日々是世界】
インド総選挙、関心は「次期首相」モディ氏の「対立を糧に台頭した」手法
2014.4.15 13:19 (1/3ページ)

インド西部グジャラート州で、支持者の歓呼に応えるインド人民党(BJP)のナレンドラ・モディ首相候補(中央)。8億人以上の有権者が審判を下す「世界最大の民主選挙」の話題の主として、インド内外の関心を集めている=9日(AP)
 インドの総選挙が4月7日から始まった。投票は5月12日まで続き、16日に開票される。汚職・腐敗に有効な手を打てず、経済低迷を打開できずにいるシン政権と最大与党の国民会議派に厳しい審判が下される見通しで、各種世論調査は最大野党のインド人民党(BJP)が10年ぶりに政権を奪還すると予測。国内外の関心は早くも次期首相就任が確実視されるBJPのナレンドラ・モディ・グジャラート州首相(63)に集中している。


州首相として高成長実現


 2001年から西部グジャラート州の首相を務めるモディ氏は、インフラ整備や外資受け入れなどによって州の経済成長を実現したことで知られる。4月8日付の米紙ワシントン・ポスト(電子版)は社説で、「モディ氏が大差でリードしている理由が、タフで現実的で汚職と無縁の経済管理にあるのは明らかだ」と言い切る。4月5日号の英誌エコノミストの論評も、モディ氏を「かつては茶の売り子として働き、純然たる才能でのし上がった人物」「州首相としての実績は、経済発展に取り組んで実現できることを証明している」などと評価する。

 その一方で、ワシントン・ポスト紙もエコノミスト誌も警戒感をあらわにする。それは、グジャラート州で02年、1000人以上が犠牲になったヒンズー教徒とイスラム教徒の大規模衝突へのモディ氏の対応に疑問があるからだ。衝突のきっかけはこの年の2月、イスラム過激派による列車放火で50人以上のヒンズー教徒が死亡した事件だった。ヒンズー教徒が報復としてイスラム教徒の居住区などを襲撃して多数の人々を殺害。さらにイスラム教徒もヒンズー教徒を攻撃するなど、報復の連鎖となった。


「宗教対立を糧に台頭」


 当時の州首相がモディ氏だったのだ。ヒンズー至上主義団体のRSS(民族義勇団)メンバーで反イスラム的言動でも知られるモディ氏は、イスラム教徒襲撃を黙認したとして批判されている。法的責任は問われていないが、エコノミスト誌は「モディ氏は事件に関する疑問に答えることを拒んでいる」とした上で、反イスラム教的な空気をあおって支持を固めているとし、「対立を糧に台頭した人物だ」と評した。

 ワシントン・ポスト紙の社説は、「インドの政治文化にはこうした過激主義をはね返して抵抗する力がある」として、モディ氏が宗派対立ではなく経済成長に力点を置くことに期待を示して社説を締めくくっている。対するエコノミスト誌は「これまでの実績をみる限り、モディ氏はまだ宗教間の憎悪と縁が切れていない。インドにはより良い首相がふさわしい」と最後まで厳しく迫っている。


警戒するパキスタン


 インドの隣国パキスタンの英字紙エクスプレス・トリビューンも4月7日付社説で、02年の宗教対立へのモディ氏の関与から、国内に広がるモディ氏への警戒感に言及した。折しも、パキスタンの現首相は、1999年に信頼醸成措置の構築やカシミール問題の解決などを目指す「ラホール宣言」に署名したナワズ・シャリフ氏(64)。現在も両国関係の改善に意欲を見せている。モディ氏もパキスタンと経済関係の強化を全面に出してくる可能性がある。

 しかし、エクスプレス・トリビューンはモディ氏からアプローチがあっても、シャリフ氏は「インドに慎重な支持層からのすさまじい圧力にさらされることになるだろう」として、シャリフ氏が応じるのは容易でないとみる。両首脳が両国で強まるポピュリズムに影響される可能性もあるなか、エクスプレス・トリビューンは、人々のむき出しの感情より、「慎重な外交と健全な判断」を優先させるべきだと両国に呼びかけている。(国際アナリスト EX)

7842チバQ:2014/04/16(水) 20:43:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140415/erp14041522250010-n1.htm
親ロシア派大統領候補、暴漢に殴られる
2014.4.15 22:25 [ロシア]
 【モスクワ=佐々木正明】5月25日のウクライナ大統領選に立候補し、親露派住民が求める連邦制導入を公約に掲げていたオレグ・ツァレフ氏が15日、キエフでテレビ出演した後、暴漢に襲われた。

 イタル・タス通信によると、ツァレフ氏は顔を殴られ、救急車で運ばれたが命に別条はないという。後に「立候補は取り下げない」との声明を発表した。

7843チバQ:2014/04/16(水) 20:43:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140415/mds14041523250004-n1.htm
アルジェリア大統領選、ブーテフリカ氏の4選濃厚も不安
2014.4.15 23:25
 【カイロ=大内清】北アフリカのアルジェリアで17日、大統領選が行われる。1999年から政権の座にあるブーテフリカ大統領(77)の4選が濃厚な情勢だ。ただ、同国では昨年、日本人10人を含む多数の外国人が犠牲となる人質事件が発生するなど、イスラム武装勢力の脅威が依然として強い。政権高官らの腐敗などへの不満もくすぶる。健康不安もあるブーテフリカ氏にとっては、当選しても不安材料を抱えたままの政権運営となる。

 出馬しているのはブーテフリカ氏のほか、同氏の長年の政敵とされるベンフリス元首相(69)ら5人。選挙戦でブーテフリカ氏陣営は、与党・民族解放戦線(FLN)による事実上の一党支配からの緩やかな「政治改革」を進めると強調してきた。

 ブーテフリカ氏は2011年、中東・北アフリカ各地の長期政権が相次いで倒れた「アラブの春」の流れの中で発生した反政府デモを受け、19年間続いた非常事態令を解除するなどの国民融和策をとりながら混乱を回避。選挙公約もそれに沿ったものだ。

 また、ブーテフリカ氏は近年、北アフリカで拡大する「イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ組織(AQMI)」をはじめとするイスラム武装勢力の掃討で、米欧との協力関係を強化してきた。こうした姿勢には、政治に強い影響力を持つ軍指導部も支持を与えているとみられている。

 ただ、同氏は昨年4月に脳卒中で入院して以降、公の場にほとんど姿を見せておらず、今年2月の出馬表明も腹心のセラル首相(当時)が声明を読み上げる形で行った。陣営は「着実に回復している」としているが、5年間の任期に耐えられるかとの声は強い。

 一方、対抗馬のベンフリス氏陣営は遊説で、「(政権の)選挙不正の恐れがある」と主張。過去の選挙でも大規模な不正が疑われたことなどを強調し、ブーテフリカ氏陣営を揺さぶっている。

7844チバQ:2014/04/16(水) 20:48:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140416/erp14041620310011-n1.htm
【ウクライナ情勢】
緊迫「ドネツク共和国」…庁舎要塞化、武装勢力「団結見せつける」
2014.4.16 20:31 (1/2ページ)

15日、記者団と会見した「ドネツク人民共和国」の幹部(遠藤良介撮影)
 【ドネツク(ウクライナ東部)=遠藤良介】「そっちはあと何人必要だ」「ばか野郎、メシばかり食ってないで働け」。ウクライナ東部ドネツクで「ドネツク人民共和国」を名乗る武装勢力が占拠を続ける11階建ての州政府庁舎。15日、ドネツク州北部で占拠されていた施設の強制排除が始まったとの報を受け、幹部らは庁舎の要塞化を急ぐよう配下に号令をかけた。

 武装デモ勢力は7日、この政府庁舎を占拠した上で「共和国」樹立を宣言した。州内の各地で同様の動きが続き、この政府庁舎はロシアの関与が疑われる武装デモ勢力の中核的な存在とみられている。周辺ではタイヤやブロックによる厳重なバリケードの補強が進められ、庁舎内でも土嚢(どのう)や防護壁で幾重もの防衛線が設けられていた。

 棍棒(こんぼう)を手にした覆面姿の男らが荒々しい言葉を飛ばし、殺伐とした雰囲気が漂う。「入構証」の発行を取り仕切る男(21)は「食事やデモ集会の運営などでわれわれを手伝いたいという人、単に刺激を求める人などさまざまな人が(入構証の申請に)やって来る。約千人がここに出入りしている」と語った。

 庁舎内での写真撮影は基本的に認められず、銃器を目撃することはなかった。ただ、州内各地の占拠された施設では小銃などをもった本格的な武装集団が確認されており、この庁舎内にも銃器が保管されている可能性は十分にある。

 厳重な警備を抜けて通された最上階で、「共和国」閣僚のプシリン幹部らが記者団と会見した。幹部らは「共和国の地位に関する住民投票の実施がわれわれの要求だ」と説明。「ファシスト政権の軍事作戦が始まった。ここも近く急襲されるかもしれない。共和国の動員力と団結を見せつける」と徹底抗戦の構えだ。

7845チバQ:2014/04/16(水) 20:49:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140416/erp14041611300005-n1.htm
「内戦の危機」とロシア、容認の米と真っ向から対立 ウクライナ緊張続く
2014.4.16 11:30 [ロシア]
 ロシアのプーチン大統領は15日、ドイツのメルケル首相と電話会談、ウクライナで親ロシア派と新政権の対立が激化し、内戦の危機にひんしていると指摘、政権側を非難した。ロシア大統領府が発表した。ウクライナ軍は東部ドネツク州で主要拠点を掌握する親ロ派武装勢力の強制排除に着手。15日夜も排除作戦は継続しているもようだ。

 ロシアが批判を強める一方、米政府は新政権の作戦を容認する考えを表明。米ロは真っ向から対立しており、17日の米ロ、ウクライナ、欧州連合(EU)による4者協議を前に外交解決の見通しは立たず、緊張した情勢が続きそうだ。

 ロシア側はウクライナ新政権による親ロ派に対する実力行使を「憲法に反する軍事的抑圧」と位置付け、メルケル氏にウクライナ経由で欧州へ送られるロシア産天然ガス供給問題の解決が重要とも語った。ウクライナがガス代金前払いに応じなければ輸出を停止すると警告、欧州への供給にも影響が出る可能性を示唆、欧州に譲歩を促す狙いがあるとみられる。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140416/erp14041610170002-n1.htm
飛来する軍用ヘリ、「戦車近づいている」警戒強める親露派 緊迫のドネツク州北部
2014.4.16 10:17 [ロシア]

15日、ウクライナ東部ドネツクで、占拠した行政庁舎前のバリケードのそばに立つ親露派の人々(AP)
 ウクライナ東部ドネツク州北部での強制排除開始が伝えられた15日、ウクライナ軍が町に近づいたとの情報が駆けめぐると、同州北部スラビャンスクで警察署など主要拠点の占拠を続ける親ロシア派の緊迫感は一気に高まった。迷彩を施した軍用とみられるヘリコプターがごう音を響かせながら上空を飛ぶ。「戦車が近づいている」。住民の一人は顔をこわばらせた。

 「二度と近づくな」。写真を撮るため親ロ派が占拠する市庁舎入り口に近づくと、中から迷彩服に身を包み銃を手にした男が現れて怒声を上げた。市庁舎の玄関付近は土のうで厳重にブロックされていた。

 ウクライナ軍が町に入ったとの報道と前後して武装した男らの市庁舎への出入りは激しくなり、緊迫度は急上昇。市中心部に続く道路に設けられたバリケードでも、周囲にいた男らが、ウクライナ部隊が接近していると大声を上げた。

 警戒中の男性(20)に、ウクライナ側のものとみられる装甲車などが配備されているという報道について聞くと「でたらめだ」と一蹴した。(共同)

7846チバQ:2014/04/16(水) 20:56:32
http://mainichi.jp/select/news/20140416k0000e030254000c.html
ウクライナ:「無政府状態」放置に危機感 新政権悩み深く
毎日新聞 2014年04月16日 12時42分

 【ドネツク(ウクライナ東部)坂口裕彦】ウクライナ新政権が15日に特殊部隊を投入し、東部ドネツク州で親露派勢力の排除に乗り出したのは、東部の都市で相次いだ行政・警察庁舎などの占拠による「無政府状態」を放置すれば、政権基盤が足元から崩れる危険性があったからだ。一方で強制排除に伴う流血の事態は、ロシア軍の介入を招きかねない。新政権はぎりぎりのかじ取りを迫られている。

 「作戦は段階的に責任を果たしつつ、注意深く行われるだろう」。トゥルチノフ大統領代行が15日に最高会議(国会)で語った言葉は、「二正面作戦」を迫られる新政権側の苦しい立場を象徴するものだ。

 新政権が直面する一つ目の圧力は、国内の強硬論だ。新政権は14日を退去期限として、親露派に「最後通告」を行ったが、首都キエフでは具体的行動を求める親欧州派の大規模デモが発生するなど、身内の「圧力」が強まっていた。

 二つ目はロシアの存在だ。米露、欧州連合(EU)、ウクライナは事態の平和的解決を目指し、17日にスイス・ジュネーブで外相級協議を予定しているが、ラブロフ露外相はウクライナ新政権が実力行使に出れば開催が危ぶまれるとけん制していた。ロシアとの関係を壊しかねない大規模な強制排除には、外交解決のチャンスを狭めるリスクが伴う。

 現時点で奪回したのはクラマトルスクの空港周辺など一部にとどまるとみられる。ドネツク州庁舎を占拠し、「ドネツク人民共和国」の樹立を宣言した親露派勢力の最大拠点の排除は未着手のままだ。どこか弱含みの対応に、新政権が抱える悩みの深さが透ける。

7847チバQ:2014/04/16(水) 20:58:04
http://mainichi.jp/select/news/20140417k0000m030030000c.html
ウクライナ:「長期戦」に備え…ドネツク州庁舎
毎日新聞 2014年04月16日 18時55分

 【ドネツク(ウクライナ東部)坂口裕彦】ウクライナ東部ドネツク州で、政府庁舎や警察署などを占拠する親ロシア派勢力の強制排除が始まり、親露派の最大拠点のドネツク州庁舎では16日、緊張感が高まっている。ウクライナ軍の攻撃に備えて、11階建ての庁舎は「要塞(ようさい)化」が着々と進み、「長期戦」も視野に入れ、食料などの物資も次々と運び込まれていた。

 「勝利の前の小さな敗北に過ぎない。最後に勝つのは自分たちだ」。16日午前、庁舎前で取材に応じた親露派でヘルメット姿の炭鉱労働者、ビクトルさん(60)は、同州北部クラマトルスクの空港周辺がウクライナ軍に奪回されたことを一笑に付した。運転手のアナトリーさん(62)も「ウクライナ軍が攻めてきても十分に撃退できる力がある」と語気を強めた。

 15日、地元のジャーナリストに伴われ、庁舎内へ入った。タイヤと鉄条網でできたバリケードをくぐって身体検査を受ける。「ここにいる人間を特定するようなことはするな。もし撮ったら絶対に許さないぞ」。記者の一眼レフのカメラを見つけると、目出し帽に迷彩服姿の男性がすごんできた。

 壁には所狭しとロシア語のスローガンが張られている。ジャンパーなどの防寒着がうずたかく積まれている。「寒い夜には、自由に選んだ服を着て暖をとる」(参加者)ためだ。大量のジャガイモやニンジン、ピクルスなどの食料品も運び込まれ、無料の炊き出しも行われていた。階段脇には、「保健室」まで設置され、医薬品が所狭しと並んでいた。

 15日午後には、士気を高める「儀式」も行われた。州庁舎正面の壁に掲げられたウクライナの国章(縦、横とも約2メートル)が約30分かけて取り外された。「ロシア、ロシア」「壊せ、壊せ」。数百人が大歓声を上げる。撤去作業を行った目出し帽の男性はガッツポーズをして自らを誇示した。

 親ロシア派住民が州政府庁舎を占拠したのは6日。「ドネツク人民共和国」の設立を宣言した。庁舎前にはたくさんのロシア国旗がたなびいている。一体、何人が立てこもっているのか。地元ジャーナリストは「400人説も、2000人説もある。ドネツク市内から(庁舎に)通勤している者も多い」と語る。

 ただし、庁舎を離れると街は普通に動いている。約500メートル離れた場所には、ウクライナ問題でロシアと激しくせめぎ合う米国の象徴ともいえるハンバーガーショップ「マクドナルド」は家族連れなどでにぎわっていた。州庁舎に集う人々の高揚感とリラックスした雰囲気の落差の大きさには戸惑うばかりだ。

7848チバQ:2014/04/17(木) 23:19:37
http://mainichi.jp/select/news/20140418k0000m030038000c.html
アルジェリア大統領選:現職4選が有力 投票始まる
毎日新聞 2014年04月17日 19時28分

 【カイロ秋山信一】北アフリカの産油国アルジェリアで17日、大統領選挙の投票が始まった。主要野党は「不正が行われる恐れがある」として選挙をボイコットしており、4選を目指す現職のブーテフリカ大統領(77)の当選が有力視される。ただ昨春に発作で倒れてから健康不安への懸念が拡大しており、ベンフリス元首相(69)が得票を伸ばす可能性もある。

 大統領選には6人が立候補した。イスラム系政党など主要野党は、投票の棄権を呼びかけている。開票結果は18日にも発表される。

 ブーテフリカ氏は昨年4月に発作で倒れ、約2カ月半もフランスで療養した。選挙の遊説は側近のセラル前首相に任せており、5年の任期を全うできるか不安視する声がある。ベンフリス氏は汚職撲滅などを掲げて「平和的に変革を実現する時だ」と訴えてきた。各地で「バラカ(もう十分)」と称する反政権デモも起きている。

 だが10年以上に及ぶイスラム原理主義組織との内戦を終わらせ、豊富な石油・天然ガス資源を背景に経済成長を実現させたブーテフリカ氏の人気は高い。また2011年に中東の民主化要求運動「アラブの春」によって独裁政権が倒れた隣国リビアやチュニジアで治安が不安定化したことで、国民が政権の継続を望む傾向も強まっている。

 一方、政権の後ろ盾となってきた情報機関DRSや軍との間に、すきま風が吹いているとの指摘もある。ブーテフリカ氏は昨年、DRSの一部権限を軍に移した。そのためDRSの一部がベンフリス氏を支持しているとの臆測も流れている。地元メディアによると、軍内部にもブーテフリカ氏の健康不安を懸念する声が出ており、当選しても得票率が伸びなければ、政権内部の権力争いが活発になる可能性がある。

 アルジェリアでは13年1月に南部ティカントリの天然ガス施設がイスラム武装勢力に襲撃され、日本人10人を含む40人が殺害される事件があった。過激派対策は長年の懸案だが、今回の選挙戦の主要な争点にはなっていない。

7849チバQ:2014/04/17(木) 23:20:30
http://mainichi.jp/select/news/20140418k0000m030069000c.html
南スーダン:戦闘再開の危機 反乱軍、北部州都制圧か
毎日新聞 2014年04月17日 21時02分(最終更新 04月17日 22時59分)


ベンチウの位置
拡大写真 【ヨハネスブルク服部正法】政府と反乱軍が和平交渉を続けるアフリカ東部・南スーダンで、大規模な戦闘が再開する危険が高まっている。反乱軍は15日までに、北部ユニティ州の州都ベンチウを制圧した模様だ。反乱軍を率いるマシャール前副大統領はAFP通信に対し、キール大統領の退陣を和平の前提条件に挙げ、首都ジュバや油田地帯に対する攻撃の可能性も示唆するなど、政府への敵対姿勢を強調している。

 英BBCによると、反乱軍側はベンチウ制圧を発表したが、政府軍側は制圧を否定し、戦闘継続中としている。地元の独立系ラジオはベンチウ住民の話として、反乱軍の制圧を報じている。

 マシャール氏は14日、AFP通信と会見し、「我々に選択の余地はない。ジュバには排除すべき暴君がいる」「独裁者を排除しようとするなら、標的はジュバや油田だ」などと述べ、キール政権と妥協せず、ジュバ攻撃も視野に入れる強気の姿勢を示した。

 南スーダンでは2015年の大統領選をにらみ、キール氏とマシャール氏の対立が先鋭化し、キール氏は昨年7月にマシャール氏を解任した。その後、昨年12月中旬にマシャール氏を支持する軍の一部勢力がジュバで政府軍と衝突。キール氏の出身民族ディンカ人とマシャール氏のヌエル人の民族対立の様相も呈して各地に戦闘が拡大し、事実上の内戦状態に陥った。難民・避難民は100万人以上に上る。両陣営は1月下旬に停戦合意し、和平交渉を続けるが進展していない。

 混乱が続く中で国内の農業活動がストップしており、国連は今月、南スーダンが最悪レベルの飢饉(ききん)に見舞われる危険性を警告している。

7850チバQ:2014/04/17(木) 23:21:46
http://mainichi.jp/select/news/20140417k0000e030246000c.html
中央アフリカ:略奪、破壊…「過去忘れたい」元少年兵苦悩
毎日新聞 2014年04月17日 16時35分(最終更新 04月17日 17時58分)


社会復帰・職業訓練センターで子供たちを激励するアグネス・チャンさん(中央)=バンギで
拡大写真
バンギの位置
拡大写真 武装勢力の衝突で内乱状態にあるアフリカ中部・中央アフリカ共和国。殺戮(さつりく)や略奪など悲惨な光景に直面し、傷ついた子供たちの姿があった。武装勢力の兵士などとして働かされていた子供たちが通う「社会復帰・職業訓練センター」を16日、日本ユニセフ協会大使のアグネス・チャンさんが訪問し、この国に希望を求める子供たちを激励した。【バンギ(中央アフリカ)川口裕之】

 センターは首都バンギでユニセフとNGOが連携して運営し、武装勢力から救出された子供たち約160人がミシンや農作業、機械の修理などを学ぶ。ユニセフは、中央アフリカで武装勢力に関与させられた子供は約6000人に上ると推計する。

 センターで学ぶシンディさん(仮名、18歳)が、武装勢力「セレカ」に捕らわれたのは昨年3月。両親や兄弟と暮らしていたが、部隊に入るようセレカに強いられ、それに従った。拒めば殺されると思ったからだ。

 学校に通っていたシンディさんは、文書を読んだり書いたりする仕事をさせられた。兵士たちとともに移動し、車の中やベンチなどで寝泊まりした。食事に与えられるわずかな食料は略奪品だった。

 実家はセレカの略奪に遭い、破壊された。父はその後、家から姿を消したまま戻っていない。今年2月にユニセフに救出された。センターでミシンの使い方を習得したら、仕立屋などの仕事に就きたいと思っている。

 「過去は忘れて、これからの人生を考えたい」。表情を硬くしたまま小さな声で話すシンディさんの言葉に、アグネスさんはじっと耳を傾けた。

 16歳の少年は「住んでいる土地の安全を守るため」にセレカに加わった。上官のボディーガードをしていたが、フランス軍に拘束された。「故郷に帰って学校に行きたいけど、将来のことは何も考えられない」と言葉少なだ。

 アグネスさんが声をかけ、歌を歌うと、子供たちは笑顔を見せた。「武装勢力に拉致された子供たちが立ち直るのは大変なことだ」とアグネスさんは言う。「中央アフリカの危機には関心が低い。関心を持ってもらうために、ここに来たかった」

 この日、アグネスさんが表敬訪問したアンドレ・ヌザパイェケ首相は「子供たちを家族の元に帰し、良い国民にしなければならない」と子供たちへの支援を課題に挙げた。

 ◇無力な政府統治

 中央アフリカは、アフリカ大陸中央部に位置し、人口は約453万人(2012年の世界銀行の統計)。国土面積は日本の約1.6倍の約62万3000平方キロ。主な産業は綿花、コーヒーの生産やダイヤモンドの採掘など。公用語はフランス語と地元のサンゴ語。宗教別の人口はキリスト教50%、伝統宗教35%、イスラム教15%。

 フランスの植民地から1960年に独立。以後、クーデターが繰り返されてきた。政府による統治が国内に行き渡らず、「幻影国家」とも呼ばれている。

 2012年、イスラム教徒中心の反政府武装勢力「セレカ」が各都市を占拠。13年には首都バンギに侵攻した。キリスト教徒を支持母体とするボジゼ大統領が国外脱出し、セレカの指導者ジョトディア氏が大統領就任を宣言した。

 その後、キリスト教徒民兵「アンチ・バラカ」とセレカの武力衝突が激化。ジョトディア氏の辞任後、穏健派キリスト教徒のサンバパンザ氏が大統領に就任したが、両勢力の武力衝突は泥沼化した。特にアンチ・バラカによるイスラム教徒への激しい攻撃は「エスニック・クレンジング(民族浄化)」とも指摘されている。

 沈静化を図るためアフリカ連合の部隊とフランス軍が介入しているが、混乱は収まらず、国連安全保障理事会は今月10日、1万1800人の平和維持活動(PKO)部隊を発足させることを決めた。

7852チバQ:2014/04/18(金) 23:48:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140418/erp14041809060006-n1.htm
「キエフを食わせるのはたくさんだ」親露派に勢い スラビャンスク

2014.4.18 09:06 [ロシア]

17日、ウクライナ東部スラビャンスクでは、親ロシア派武装勢力の手に渡ったウクライナ軍の車両が確認された(遠藤良介撮影)
17日、ウクライナ東部スラビャンスクでは、親ロシア派武装勢力の手に渡ったウクライナ軍の車両が確認された(遠藤良介撮影)


 【スラビャンスク(ウクライナ東部)=遠藤良介】ウクライナ東部ドネツク州では、同国軍の装甲車が親ロシア派武装勢力の手に渡るなど、暫定政権の支配が揺らぎを見せている。同州北部のスラビャンスク(人口約11万人)では17日も武装勢力による市庁舎の占拠が続き、市中心部では住民投票の実施やロシア編入を求める意見が多く聞かれた。

 市庁舎には赤青白のロシア国旗が掲げられ、正面ではカラシニコフ小銃を持った武装集団がにらみをきかせている。男らは「地元の人民親衛隊」を名乗った。近くでは親ロシア派の装甲車も確認された。

 「東部には工業基盤があり、本来は豊かな地域だ。首都キエフの政権はロシアとの関係を悪化させ、この地域の経済を破壊している」。中心広場を訪れた男性工員、アンドリュシンさん(44)はこう訴え、「キエフや西部を食わせるのはたくさんだ。住民投票を行い、地域の自主性を高めるべきだ」と語った。

 年金生活の女性、ベルンコワさん(60)はロシアのプロパガンダ(政治宣伝)さながらに「キエフではファシストが幅をきかせ、ロシア語使用者を圧迫している」と主張した。「ウクライナ国家が存続すべきかも含め、住民投票で問うべきだ」と言う。

 ロシアのプーチン政権は、ウクライナ南部クリミア半島で独自の世論調査を行った上で併合に踏み切った。東部についても慎重に世論動向を探っている可能性が高い。

7853チバQ:2014/04/18(金) 23:49:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140418/erp14041809070005-n1.htm
暫定政権、難航する強制排除作戦

2014.4.18 09:07


 【スラビャンスク(ウクライナ東部)=遠藤良介】ウクライナのアバコフ内相は17日、同国南東部のマリウポリで治安部隊駐屯地を襲撃した親ロシア派武装勢力に応戦し、武装勢力側の3人が死亡したと発表した。ウクライナ暫定政権は東部の約10都市で行政庁舎などを占拠している親露派武装勢力の強制排除作戦に乗り出したが、親露派の勢いが強く難航している。

 報道によると、マリウポリでは16日夜、銃器や火炎瓶を手にした約300人が武器の引き渡しと投降を要求し、これを拒否した治安部隊と銃撃戦になった。内務省は武装勢力の63人を拘束し、武器を押収したとしている。

 ウクライナ国境警備当局は17日、「テロを含む挑発行為の恐れがある」とし、16〜60歳のロシア人男性について、同日から入国審査を大幅に厳格化していることを明らかにした。ロシアも対抗措置をとる構えだ。

 一方、東部ドネツクの州政府庁舎を拠点に「ドネツク人民共和国」を名乗る親露派勢力は、大統領選に先立つ5月11日に「共和国」の地位に関する住民投票を行う方針を決めた。(1)「共和国」の独立を支持するか(2)「共和国」はどの国家に帰属すべきか−を問う見通しだという。

7854名無しさん:2014/04/19(土) 00:09:51
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&amp;k=2014041800066
親ロ派、犠牲者「英雄視」で結束=暫定政権へ強い憎悪−ウクライナ








17日、親ロシア派に占拠されたウクライナ東部ドネツクの州政府庁舎前に設置された、衝突の犠牲者とされるルベン・アバネシャン氏の家族への見舞金を募るテント

 【ドネツク(ウクライナ東部)時事】親ロシア派デモ隊の行政庁舎占拠が続くウクライナ東部ドネツクで、ウクライナ暫定政権との衝突により死亡したとされる親ロシア派活動家の男性が「英雄視」され、親ロシア派の結束のシンボルとなりつつある。親ロシア派は男性がウクライナ民族主義過激派「右派セクター」に殺害されたと主張。暫定政権への憎悪を強めており、双方の亀裂は一層深まっている。
 地元メディアや親ロシア派によれば、死亡した男性はルベン・アバネシャン氏(29)で、13日にドネツク州スラビャンスクで起きた親ロ派と暫定政権との衝突で死亡した。
 同氏の顔が描かれたTシャツを着た親ロシア派メンバーは「彼は英雄だ。自由と独立を守るために死んだ」と主張。ドネツク州政府庁舎前に設置されたテントには、「右派セクターに射殺された」と書き添えられたアバネシャン氏と子供の写真が貼られていた。親ロシア派の市民は次々と同氏家族への見舞金を持参し、引き換えに「ドネツク人民共和国」を象徴するリボンを受け取っていた。(2014/04/18-06:10)

7855名無しさん:2014/04/19(土) 00:11:21
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&amp;k=2014041800488
ストで警察不在、略奪横行=W杯開催地で40人死亡−ブラジル








警察のストに伴い、治安維持に当たるブラジル軍兵士=16日、サルバドル(AFP=時事)

 【サンパウロ時事】サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の試合会場となるサルバドルで15日から2日間にわたって警察官が賃上げを求めてストライキを行った。この間、スーパーマーケットや家電量販店を狙った略奪が横行。地元メディアは、混乱の中で約40人が死亡したと報じている。
 ルセフ大統領は「市民を危険にさらすような事態は受け入れられない」と指摘し、軍隊の出動を指示。州警察の上部組織に当たる連邦警察の部隊も街頭に展開し、約5000人がサルバドルの治安確保にあたった。(2014/04/18-14:40)

7856とはずがたり:2014/04/20(日) 22:46:57

ウクライナ:米が追加支援策を表明 武器供与は除く
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20140418k0000e030205000c.html
毎日新聞2014年4月18日(金)12:30

 【ワシントン西田進一郎】ヘーゲル米国防長官は17日の記者会見で、ウクライナ政府への追加支援策として、ヘルメットや小型発電機などを送ることを明らかにした。ウクライナ軍には既に軍用食を供与しているが、今回もウクライナ側が求めている武器の供与は行わない方針だ。

 ヘーゲル長官は「米国は引き続きウクライナを支援する。ウクライナ政府の国防相に電話し、オバマ大統領が殺傷性のものを除く追加的な軍事支援を承認したと伝えた」と語った。医療物資やヘルメット、浄水装置のほか、ウクライナの国境警備当局に小型発電機や手動燃料ポンプなども送る。

ウクライナ 親露派に武装解除要求 4者協議で共同声明
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140419093.html
産経新聞2014年4月19日(土)07:56
 【ベルリン=宮下日出男、ワシントン=青木伸行】ウクライナ情勢をめぐりスイス・ジュネーブで行われた米国とロシア、ウクライナ、欧州連合(EU)の4者協議は17日、緊張緩和に向けた措置で合意したが、オバマ米大統領は「私の望みは今後数日間で、(合意が)実行されることを目にすることだ」と指摘。履行されなければ、追加制裁に踏み切る準備はできていると強調した。

 4者協議は同日、ウクライナ東部で行政施設を不法占拠している親ロシア派武装勢力に対し、武装解除や施設明け渡しを要求することを柱とする共同声明を発表。声明では、緊張緩和への「初期的な具体的措置」として、全当事者に暴力や威嚇、挑発的行動の抑制を求めた。また、占拠した施設を明け渡し、武装解除した武装勢力メンバーには一部を除き恩赦が認められるとした。

 一連の措置は数日内に実行に移し、欧州安保協力機構(OSCE)の監視団がウクライナ当局の取り組みを支援する。ウクライナの自治拡大に向けた憲法修正手続きにはロシア系住民を念頭に「幅広い国民対話」が含まれるともした。

 ケリー米国務長官は協議後の記者会見で、合意について「迅速に行動に移されることが重要だ」と強調。武装勢力に関与しているとされるロシアに対しては、実行されなければ、「さらなる代償を払わせる」と追加制裁を警告した。

 オバマ大統領も17日、ホワイトハウスで記者会見し、ロシアの合意履行について「これまでの行動が示すように、信用はできない。ウクライナ東部と南部でロシアの干渉が続けられた場合に備え、対応を準備しなければならない」と表明した。

 オバマ大統領はこの日、ドイツのメルケル首相と電話で協議し、武装解除にロシアが影響力を行使することなど、ただちに具体的な対応をとる必要性があることで一致した。ウクライナ暫定政権への追加支援として、オバマ大統領は、軍などに医療物資、浄水装置、小型発電機などの供与を承認した。米政府はすでに軍用食を供与している。

 ラブロフ露外相は協議後、合意を「妥協的なもの」とする一方、「ウクライナ国民自身が抑えなければならない危機だと一致したことが最も重要だ」と強調した。

露をけん制、ポーランドの米戦闘機年末まで駐留
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20140418-567-OYT1T50153.html
読売新聞2014年4月18日(金)18:07

 【ワシントン=今井隆】ヘーゲル米国防長官は17日、ポーランドに訓練目的で3月に派遣したF16戦闘機12機の駐留を、年末まで続けると発表した。

 ポーランドのシェモニアク国防相との会談後の共同記者会見で明らかにした。ロシアをけん制する狙いがある。

 ヘーゲル氏は共同記者会見で、ウクライナに医薬品、ヘルメット、就寝用マット、小型の発電機などを支援することも明らかにした。国防総省がこれまで発表している支援は、軍用食2万5000ケース分の提供にとどまっていた。今回の発表でウクライナを支援する姿勢を重ねて示した形だが、武器の供与は見送った。

7857チバQ:2014/04/20(日) 22:49:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140420/asi14042016120003-n1.htm
存在感増す与党総裁の娘 ガンジー元首相に生き写し
2014.4.20 16:12

インディラ・ガンジー元首相(ゲッティ=共同)、プリヤンカ氏(AP=共同)
 インド総選挙で劣勢が伝えられる与党、国民会議派の中で、ソニア・ガンジー総裁の長女プリヤンカ氏(42)が注目を集めている。祖母の故インディラ・ガンジー元首相の「化身」(地元紙)といわれる容姿や、歯切れのよい演説で存在感が増している。

 「与党は国の融和、野党は分裂のイデオロギー。正しい党を選んで」。プリヤンカ氏は先週、ソニア総裁が出馬している北部ウッタルプラデシュ州の選挙区で演説し、最大野党インド人民党を徹底的に批判した。

 曽祖父が初代首相ネール、祖母、父も首相を務め、国民会議派を背負ってきた名門一家の生まれ。実業家の妻で、子ども2人の母であるプリヤンカ氏は国会議員でもなく、総選挙には立候補していない。

 期待を集める理由は容姿や髪形、伝統衣装サリーの着こなしなどがインディラ氏に似ているからだ。(共同)

7858チバQ:2014/04/20(日) 22:56:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140420-00000067-san-asia
インド総選挙 世論調査の予測「困難」
産経新聞 4月20日(日)7時55分配信

 ■地域集団の投票率が影響/カーストや宗教が要因に

 【ニューデリー=岩田智雄】5月中旬まで地域を分けて投票が行われるインド下院の総選挙で、複数の世論調査機関が最大野党、インド人民党(BJP)の勝利を予測している。ただ、インドではこうした予測がたびたび外れることも事実だ。地域ごとに、特定の政党や候補を支持する集団が集中的に住んでいるのが一因だ、との指摘もある。

 総選挙では下院545議席のうち、大統領の直接指名2議席を除く543議席を小選挙区制直接投票で選ぶ。15日に民間テレビ局NDTVが発表した世論調査によると、BJPを核とする党連合(NDA)が過半数の275議席を取るとの予測結果が出た。与党、国民会議派が主体の党連合(UPA)は111議席としている。

 2004年の総選挙では多くの世論調査がNDAの勝利と予想したが、実際には181議席に終わり、UPAが218議席を得て政権を奪還した。09年の前回選でも、多くの調査機関がUPAの小差での勝利を予測したが、実際には圧勝だった。

 04年のNDTV調査を請け負った担当者の一人は、「投票行動はカーストや地域社会、宗教が大きな要因となる。多くの地域に、特定の政党や候補を支持する集団が存在し、任意で質問相手を抽出しても集団の投票傾向を知るのは難しい」と指摘する。

 たとえば、ある地域集団の投票率が極端に高くなれば、その集団が支持する候補者の獲得票が簡単に上がるという現象が起こりうるという。

 世論調査機関の担当者や研究者からは、「8億人以上の投票行動を予測するのに、そうそう正確さは求められない」「他機関と違った結果が出ると、内容をあいまいにしようとする調査機関もある」といった意見も出ている。

7859チバQ:2014/04/20(日) 22:56:38
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/140417/wor14041713080022-n1.html
2014.4.17 13:08
コメント 【外信コラム】インドで選挙めぐる「配偶者抗争」 どちらが有利? どこの国でも、選挙では候補者の身内の話題がつきものとなるが、インドでは有力政治家の婚姻関係をめぐり舌戦が展開されている。きっかけは最大野党、インド人民党(BJP)の首相候補、ナレンドラ・モディ氏(63)が総選挙の立候補届け出書類に、初めて妻の名を記載したことだ。

 モディ氏はこれまで「家族はいない」と述べ、過去の選挙への届け出で配偶者欄は空欄にしていた。しかし、10代でモディ氏と結婚して間もなく別居したとされる女性が5年前、雑誌の取材に妻であることを認めていて、妻帯者であることは公然の秘密だった。モディ氏は妻の名を書いた理由について沈黙しているが、選挙後、首相になる可能性があるだけにあいまいにしておくことを避けたのだろうと推測されている。

 汚職が深刻なインドで、モディ氏は「独り身の私が誰のために腐敗するというのだ」と清廉潔白さをアピールしていたが、与党、国民会議派のラフル・ガンジー副総裁(43)は「過去、妻の名を隠しておいて、どう女性の権利や尊厳を向上させるのか」と批判している。

 そのガンジー氏は独身。恋人はいても結婚しないと噂されていて、モディ氏サイドからは「人を批判する前に自分が結婚したら」との攻撃まで聞こえてくる。(岩田智雄 「ガンジスのほとりで」)

7860チバQ:2014/04/20(日) 22:58:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140420/erp14042008470003-n1.htm
親ロ派、退去の気配なし ドネツク占拠から2週間
2014.4.20 08:47

19日、ウクライナ東部ドネツク州で親ロシア派勢力が占拠を続ける州庁舎前(共同)
 ウクライナ東部ドネツク州で、親ロシア派が州庁舎を占拠してから19日で2週間となった。米国やロシアなどによる4者が親ロシア派の武装解除と建物の明け渡しで合意した後も、周辺に築かれたバリケードはそのままで退去する気配はない。

 4者合意後、占拠拡大の動きは落ち着いているものの、事態が好転するかどうかは見通せない状況だ。

 ウクライナ政権はロシア語を州の公用語にできるよう憲法を改正する用意があると表明するなどロシア系住民に配慮する姿勢を示しているが、親ロシア派から今のところ、具体的な反応はない。政権退陣要求を強めるなど態度を硬化させるとの見方もある。

 ドネツク州に住む一般市民の女性は「合意できたのは素晴らしいが、どうやって武装解除を実現するのか分からない」と懐疑的だった。(共同)

7861チバQ:2014/04/20(日) 23:04:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140419/mds14041908370003-n1.htm
アルジェリア軍は「キングメーカー」 政治に強い影響力
2014.4.19 08:37 (1/2ページ)
 アルジェリアでは軍が強い政治的影響力を持ち、「キングメーカー」とさえ呼ばれる。高齢で健康問題があるにもかかわらず、軍がブーテフリカ大統領(77)に4期目を託したのは、与党・アルジェリア民族解放戦線(FLN)などとの“調整”の中で、当面の国内安定とお互いの利権維持を優先したためだとみられる。

 アルジェリアでは1950年代からフランスの植民地支配への武装闘争が展開され、62年に独立を達成した。軍は独立後も政治への関与を続け、92年にはイスラム勢力が圧勝した議会選をほごにして一時、全権を掌握。ブーテフリカ氏が99年に初当選した際も軍の意向が働いたとされる。

 一方で同氏は近年、軍内でも特に強い権限を持つ諜報部の切り崩しを図ろうとしてきたといわれる。今回の大統領選では、諜報部のトゥフィク長官が一時、ブーテフリカ氏4選に難色を示し、両氏の権力闘争が表面化したとも伝えられた。

 ただ、ブーテフリカ氏周辺や与党FLN関係者らは、軍中心の権力機構に連なることで主要産業である石油分野などの利権の恩恵を受けてもいる。また、同氏やトゥフィク氏ら現在の最高権力層は、対仏闘争に参加した世代であることを正当性の源泉として長年にわたって権力を保持し、次世代の指導者育成を阻害してきたとも指摘される。

 これら支配層にとっては政治混乱を回避することが共通の利益であり、ブーテフリカ氏4選はその“落としどころ”だったといえる。

 さらに、国際テロ組織アルカーイダ系などイスラム武装勢力への対策を進めてきたブーテフリカ氏は、対テロで連携する米欧にとって重要な「パートナー」だ。大統領選前の今月はじめにケリー米国務長官がアルジェリアを訪問しブーテフリカ氏と会談したのは、米国から同氏への援護射撃だと受け止められた。

 半面、アルジェリアでは「ブーテフリカ後」の政治指導者がみえていないことも現実で、権力交代による混乱のリスクを先延ばしにした面があることも否めない。(大内清)

7862チバQ:2014/04/20(日) 23:11:03
http://mainichi.jp/select/news/20140421k0000m030062000c.html
ウクライナ:親露派がテレビ塔占拠 メディア争奪戦に
毎日新聞 2014年04月20日 20時30分(最終更新 04月20日 21時58分)


親露派が占拠したドネツク州クラマトルスクのテレビ塔=2014年4月19日、田中洋之撮影
拡大写真 【クラマトルスク(ウクライナ東部)田中洋之】ウクライナ東部ドネツク州で親ロシア派勢力がテレビ塔を占拠し、ウクライナのテレビ送信の一部を一方的に中断、ロシアのテレビに切り替える異例の事態となっている。親欧米の暫定政権が先月にロシアのテレビ配信を停止したことへの対抗措置とみられ、「メディア争奪戦」に発展している。

 親露派とウクライナ側の「争奪戦」となっているテレビ塔はドネツク州北部クラマトルスクの高台にある。ウクライナの全国・地方テレビの計13チャンネルを送信している。親露派は17日にこのテレビ塔を占拠。ウクライナ治安当局が18日に一時奪還したが、19日に再び親露派が奪い返した。

 親露派はウクライナ国営「UT1」、民放「1+1」など四つを停止。代わりにロシア国営「ロシア24」やロシア政府系「NTV」など四つの送信を始めた。親露派が連れてきた技師が電波の送信設備を操作したという。テレビ塔入り口を武装して警備していた親露派の男性は「ウクライナのテレビは我々をテロリスト呼ばわりし、情報操作をしている。住民はロシアのテレビを見たがっている」と話した。

 ウクライナのテレビが映らない事態は、クラマトルスクのテレビ塔が電波エリアとするドネツク州北部全体に及んでおり、スラビャンスクに住むレーナさん(23)は「好きな連続ドラマが視聴できなくなった」と困惑していた。

 ウクライナでは3月25日、首都キエフの裁判所が国内のケーブルテレビでロシアの「ロシア24」など4チャンネルの配信を差し止める決定を出した。ロシアのテレビがウクライナ南部クリミア半島のロシア編入を正当化するプロパガンダを行っている、と非難する暫定政権の要請を受けたもので、1カ月近くたっても差し止めは解除されていない。

 これに対し、ウクライナ東部で攻勢を強める親露派はドネツク州やルガンスク州のケーブルテレビ会社にロシアのチャンネルを配信するよう圧力をかけており、裁判所の決定にもかかわらず、かなりの業者がロシアチャンネルの配信再開に応じている。今回のテレビ塔占拠もウクライナ東部の「ロシア化」を図る戦略の一環とみられ、緊張激化の要因となりそうだ。

7863チバQ:2014/04/20(日) 23:12:49
http://mainichi.jp/select/news/20140420k0000m030072000c.html
ウクライナ:ロシア系住民抱える周辺国 不安じわり
毎日新聞 2014年04月19日 22時35分

 【ドネツク(ウクライナ東部)坂口裕彦、ベルリン篠田航一】南部クリミア半島のロシア編入などで混迷を深めるウクライナ情勢を巡り、近隣諸国がロシアとの距離の取り方に頭を悩ませている。ロシア産天然ガスなどへの依存度が高いうえ、ウクライナと同様に多数のロシア系住民を抱える国が多いからだ。ロシアと西欧諸国の対立の間に置かれた国々は、ロシアの脅威を回避するため微妙なかじ取りを迫られている。

 「我が国は今、ウクライナと似たような環境にある。良き友人(欧米)に独立を守ってほしい」。ウクライナの隣国モルドバのティモフティ大統領が今月11日、毎日新聞との単独会見で語った言葉は、ウクライナ暫定政権と同様に親欧米路線を歩む旧ソ連諸国の危機感を象徴している。

 大統領発言の背景には、ロシア系住民が多数を占めるモルドバ東部「沿ドニエストル」の存在がある。1990年に一方的に独立を宣言した沿ドニエストルには、ロシア軍が駐留している。ウクライナ東部で活発化する親露派勢力の動きに呼応するかのように、「沿ドニエストル議会」は16日、プーチン露大統領などに独立承認を求める文書を採択。分離に向けた動きを活発化させている。

 「欧州最貧国」とされるモルドバは経済再生をかけて欧州連合(EU)への加盟を目指すが、ロシアとの経済的な結びつきも強い。「少しでも動けば必ずどこかに摩擦が生じる」(独立系新聞のカルク・ドミトリ副編集長)という困難な状況下にある。

 同じく旧ソ連諸国のバルト3国(エストニア、ラトビア、リトアニア)も警戒を強めている。モルドバと異なり、EUや北大西洋条約機構(NATO)に加盟しているため、ロシアによる領土侵攻の可能性は低いが、国防上の危機感の高まりから志願兵の増加や戦闘機の購入など「有事」への備えが加速している。

 特に警戒を強めているのがリトアニアだ。プーチン大統領が3月、「ウクライナの反露勢力はリトアニアなどで軍事訓練を受けた」と怒りをあらわにしたことを受け、「介入の口実にされかねない」と危機感を強めた。都市部の世論調査ではロシアによるリトアニア侵攻について87%が「あり得る」と回答した。

 バルト3国はガス供給をロシアからの輸入にほぼ100%依存するため、エネルギー面での「脱ロシア依存」も模索する。リトアニアのネベロビッチ・エネルギー相は3月、米国に対し将来的に天然ガスを輸出するよう要請した。国民の3割をロシア系住民が占めるラトビアでは、「ロシアが我が国の港周辺を封鎖し、交易が途絶えれば、数万人が職を失う」(ビルクス財務相)と過度にロシアを警戒する風潮もある。

 モルドバとバルト3国はいずれも第二次大戦中に当時のソ連に編入された歴史があり、ソ連後継国のロシアに対する恐怖感が根強いといえる。

 ウクライナと国境を接する東欧諸国の中では、天然ガス輸入の約8割をロシアに依存するハンガリーのオルバン首相は、EUによる対露制裁強化に慎重。ウクライナ西部リボフなどが旧領だったポーランドでは、今月の世論調査で約8割の人がロシアを「主要な脅威」と回答した。

7864チバQ:2014/04/20(日) 23:13:36
http://mainichi.jp/select/news/20140420k0000m030071000c.html
インド:総選挙に映画スター 過去最多24人の候補者
毎日新聞 2014年04月19日 22時21分

 【ニューデリー金子淳】7日に投票が始まったインド総選挙(改選数543、5月16日開票)で、映画スターの候補者が乱立している。インドでは独立以降、元女優の州政府首相が誕生するなど映画界から政界入りする例は珍しくない。だが、今回は映画界からの候補者数が前回(2009年)の約5倍に上っており、「セレブに貧困問題が理解できるのか」などと批判も上がっている。

 「テレビで見るよりもずっと若かった。手を振ったら振り返してくれた」。北部ラクナウの実業家、パワン・シンさん(32)は4月上旬、遊説するベテラン映画俳優の候補者を間近で見た。今回が初出馬で政治経験のない候補だが、シンさんは「とてもいい経験だった。彼に投票するし、友人や家族にも投票を呼びかける」と興奮した様子で語った。

 インドは年間1000本以上の製作本数を誇る世界有数の映画大国。映画スターは庶民のあこがれの的だ。毎日新聞の集計では、前回選挙で著名な映画俳優の候補者は5人だったが、今回は少なくとも24人で過去最多とみられる。政党別では最大野党・インド人民党の7人と、与党・国民会議派の6人が突出している。

 地元テレビのビジェンドラ・クマール・シン記者は「これまでも映画俳優の候補者はいたが、今回は多すぎる。選管が(人集めを目的とする)違法なビラやポスターを厳しく取り締まるようになったため、代わりに有名人を使うようになったのだろう」と分析する。

 一方、人民党の広報担当者(55)は「名前や知名度ではなく、彼らの政治活動を評価して候補者にした」と強調。会議派の担当者(28)も「党員か、かつて党員だった候補者しか立てておらず人気取りではない」と説明した。

 映画スターは華やかでクリーンなイメージがあり、汚職がはびこるインドでは歓迎する声も多い。一方で、世界銀行の報告書によると、インドは10年時点で最貧困層が国民の約3分の1に上り、貧困撲滅は主要な政策課題の一つでもある。ニューデリーのテレビ記者、チャンダン・ジャジワレさん(33)は「セレブが中間層や貧困層の問題を認識しているとは思えない。過去に多くの映画スターが政界で成功しなかったのもそのためだ」と指摘している。

7866チバQ:2014/04/21(月) 21:39:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140421-00000040-jij_afp-int
トランスジェンダーの候補が出馬、「第三の性」認めたインド
AFP=時事 4月21日(月)18時2分配信

インド南部タミルナド州マドゥライの選挙区から無所属で立候補しているバラティ・カンナンマさん(2014年4月15日撮影)。
【AFP=時事】「第三の性」を法的に認める最高裁の判決が数日前に出されたインドで、トランスジェンダー(性別越境者)のバラティ・カンナンマ(Bharathi Kannamma)さん(53)は、国会議員を目指して選挙運動を行っている──。

インド最高裁、「第三の性」を認める判決

 カンナンマさんは、南部タミルナド(Tamil Nadu)州マドゥライ(Madurai)の選挙区から無所属で立候補している。トランスジェンダーとして総選挙への出馬が認められたのは、カンナンマさんが初めてとされる。

 選挙資金が限られているため軽三輪車で選挙運動を行っているカンナンマさんは、「私に会いに来てくれる人たちでさえ、ある種の固定観念を抱いている」と話す。ただ、カンナンマさんに直接会って話を聞くと、皆、彼女がトランスジェンダーであるという事実を忘れるという。

 インドの最高裁は15日、「第三の性」を法的に認め、他の少数派グループに提供されている政府の福祉政策の対象者に含めるべきとの判決を下した。

 カンナンマさんは現在、トランスジェンダーの人々や貧困層の支援を目的とした「バラティ・カンナンマ財団(Bharathi Kannamma Trust)」を運営している。

 政治の世界に足を踏み入れた当初は、一部イベントに参加させてもらえないこともあったという。それ以降、支援団体を離れたカンナンマさんは、トランスジェンダーへの差別撲滅を目指して無所属で選挙活動を行うことを決めた。

 カンナンマさんが立候補を届け出て以降、北部ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州でもトランスジェンダーの2人が出馬を表明しているという。【翻訳編集】 AFPBB News

7867チバQ:2014/04/21(月) 21:50:33
http://www.asahi.com/articles/CMTW1404210100010.html
未知の砂漠を観光資源に=謎の壁画が待つ国境地帯−エジプト
エジプト南西部ギルフ・ケビールに広がる広大な台地=3月22日 カイロから南西に約1000キロ。四輪駆動車で砂の大地を5日間走り続け、スーダンやリビアとの国境を目前にしたエジプト最奥地に、日本ではなじみの薄い砂漠「ギルフ・ケビール」がある。ピラミッドで知られる古代エジプト文明以前、この地に暮らした先住民のものとされる謎の壁画が残る。2011年の「アラブの春」以降、観光客激減に悩むエジプト政府は、この地を新たな観光資源にすべく「砂漠は安全」とアピールしている。
 冬季に当たる3月でも強烈な暑さと日差し。サングラスなしでは目を開けていられない。しかし、遮るもののない砂漠は絶景だ。隣国リビアでは南部の砂漠で武装勢力の出没も伝えられるが、ここまではなかなか来られない。
 ただ、同行したエジプトの警官は「国境の近くには一人で行かないように」と念を押した。歩いていけばすぐそこに国境はある。飛んでいく1羽のツバメが自由に見えた。(2014/04/21-07:57)

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7868チバQ:2014/04/21(月) 22:34:02
>>7865
http://www.asahi.com/articles/ASG4P32KFG4PUHBI00K.html
エジプト大統領選、一騎打ちに 前国防相と左派政治家
カイロ=山尾有紀恵
2014年4月21日20時55分
 5月末に行われるエジプト大統領選の候補者登録が20日に締め切られ、シーシ前国防相(59)と左派政治家のサバヒ氏(59)の2人が立候補を届け出た。資格審査を経て5月3日から選挙戦が始まるが、昨年7月の軍クーデターを主導したシーシ氏の当選が確実視されている。

 シーシ氏は陸軍出身。軍情報部門トップを経て、イスラム系のムルシ前大統領に国防相に任命された。だが、クーデターでムルシ氏を排除。その後の暫定政権で第1副首相を兼務した。

 サバヒ氏はジャーナリストなどを経て政界入りし、ムバラク政権打倒を目指す運動に参加。エジプト社会の経済格差や腐敗などの問題に取り組むとしている。

 ムルシ氏の支持母体であるムスリム同胞団は、今回の大統領選には正当性がないとしてボイコットを決めている。(カイロ=山尾有紀恵)

http://mainichi.jp/select/news/20140422k0000m030033000c.html

7869チバQ:2014/04/21(月) 22:34:16
http://mainichi.jp/select/news/20140422k0000m030033000c.html
エジプト大統領選:シシ前国防相が優位
毎日新聞 2014年04月21日 19時20分

 【カイロ秋山信一】5月26、27日投票のエジプト大統領選挙は20日、立候補の届け出が締め切られ、シシ前国防相(59)と左派政治家のサバヒ氏(59)による一騎打ちの構図が決まった。世論調査ではシシ氏への支持が圧倒的で、当選は確実視される。ただ昨年7月のクーデターで追放されたモルシ前大統領の支持者や、強権支配の復活を懸念する若者グループは選挙を棄権する方針で、社会の分断が収まる見通しは立っていない。

 「革命は続いている、軍事政権を倒せ」。首都カイロ中心部にあるジャーナリスト連盟本部の前で10日、記者や学生ら約200人がシュプレヒコールを上げた。デモに参加しただけで治安当局に拘束された民主活動家の写真を掲げた参加者は、即時釈放を求めた。「シシ政権が生まれれば、エジプトは2011年の革命前に戻ってしまう」。エジプト・ブリティッシュ大学3年のアフマド・アブゼイドさん(21)は危機感をあらわにした。

 軍主導の暫定政権は昨年11月、デモ規制法を制定し、治安当局への事前届け出を義務づけた。モルシ氏の出身母体・イスラム組織ムスリム同胞団のデモを抑圧するのが主眼だったが、11年の革命でムバラク政権打倒を主導したリベラル派の若者らも「言論の自由への挑戦だ」と批判。治安当局が、無届けのデモ参加者の拘束を始め、反感が強まった。

 ただ大統領選でのシシ氏の優位は動かない。今年行われた複数の世論調査で、大統領選の投票先を決めた人の9割以上が「シシ氏に投票する」と回答。反モルシ派の多くは、国民に不人気だったモルシ氏を追放したシシ氏を英雄視している。クーデターに反発するイスラム過激派などによる爆弾テロが相次ぐ治安状況で、これ以上の混乱を避けるために「シシ氏でやむなし」との風潮もある。

 シシ氏自身はクーデター後、「革命を後戻りさせるようなことはしない」などと述べ、強権支配復活の懸念を払拭(ふっしょく)しようとしてきた。サバヒ氏は「シシ氏の陣営には、汚職にまみれたムバラク政権時代の影がちらついている」とシシ氏をけん制している。

 同胞団や若者グループは、今回の大統領選を「クーデターに基づく不当な選挙」と位置付けており、ボイコットする方針だ。前回大統領選で得票数3位だったサバヒ氏は、軍によるモルシ氏追放を支持した経緯があり、「反シシ票」を吸収しきれていない。

7870チバQ:2014/04/21(月) 22:35:27
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014042100717
6月3日に大統領選=政権移行、一層遠のく−シリア
シリアのアサド大統領(左)とアスマ夫人=2008年6月、ニューデリー(EPA=時事) 【カイロ時事】シリア人民議会(国会)のラハム議長は21日、大統領選の投票を6月3日に実施すると表明した。国営シリア・アラブ通信が伝えた。15万人以上が死亡した内戦が続く中、3選を目指すアサド大統領の勝利が確実視される。欧米が求める内戦終結に向けた政権移行プロセスは、一層先行き不透明な状況となった。
 人民議会は7月に任期満了を迎えるアサド大統領の意を受け、投票の期日設定に向け調整を進めていた。立候補の受け付けは、4月22日から5月1日まで行われる。大統領は、選挙を通じて「民意」の支持を得たことを強調し、内戦で揺らいだ政権基盤の強化を図る考えだ。
 一方、シリア各地で激しい交戦が続く中、政権打倒を目指す反体制派が選挙に参加することは事実上不可能で、政権に批判的な住民の投票参加も保証されていない。(2014/04/21-19:56)

7871チバQ:2014/04/21(月) 23:49:25
http://mainichi.jp/select/news/20140421k0000e030140000c.html
アフガン大統領選:元外相、得票半数に迫る 中間結果
毎日新聞 2014年04月21日 10時38分(最終更新 04月21日 10時56分)

 【ニューデリー金子淳】アフガニスタンの独立選挙委員会(中央選管)は20日、大統領選の第2回中間結果を発表した。開票率49.7%の段階で、アブドラ・アブドラ元外相(53)が得票率44.4%でトップ、アシュラフ・ガニ元財務相(64)が33.2%で続いた。アブドラ氏が前回発表(13日)時より差を広げ首位を維持している。最終結果は24日に発表予定。いずれの候補も得票率が50%を超えない場合、5月末に上位2候補による決選投票が行われる。

 大統領選は推定700万人以上が投票しており、当選には少なくとも350万票以上の得票が必要とみられる。カルザイ大統領派とされるザルマイ・ラスール前外相は10.4%だった。

 選管によると、16日時点で3200件を超える不服申し立てが寄せられている。選管はこのうち約900件を深刻な不正に分類し、審査を進めている。主要候補はいずれも他候補による不正を主張しており、状況次第で選挙結果を認めない候補が出てくる恐れもある。

7872チバQ:2014/04/22(火) 22:44:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140422-00000001-jij_afp-int
南スーダン反乱軍、対立民族「数百人」を殺害 国連発表
AFP=時事 4月22日(火)8時4分配信

南スーダン北部ベンティウで、スーダン人民解放軍(政府軍)の兵士らの横をベッドを運びながら通り過ぎる男性(2014年1月12日撮影、資料写真)。
【AFP=時事】国連(UN)は21日、南スーダンの反乱軍が先週に油田地帯の主要な町ベンティウ(Bentiu)を掌握した際、対立する民族であることを理由として民間人「数百人」を殺害したと発表した。民族対立による戦闘が続く同国で、これまで報告されている中でも最悪規模の虐殺事件となった。

【図解】南スーダンの主要民族

 国連南スーダン派遣団(UNMISS)によると、町内の主要モスク(イスラム礼拝所)だけでも、「200人以上の民間人が殺害され、400人以上が負傷したと報告されている」という。また、教会や病院、以前の国連世界食糧計画(World Food Programme、WFP)の施設でも、子どもを含む民間人が殺されていたとしている。

 ベンティウを視察したUNMISSの事務総長特別副代表のトビー・ランザー(Toby Lanzer)氏はAFPに対し、「最もひどい光景」を見たとして、「処刑された人々の遺体が路上や市場、礼拝所の内外に積み重なっている…その大半が民間人の衣服を着ている」と語った。

 また反乱軍の戦闘員らはラジオ放送を通じて、対立する民族の女性らをレイプするよう呼び掛け、対立するグループは町から追い出さなければならないとあおった。

 南スーダン政府軍は、昨年解任されたリヤク・マシャール(Riek Machar)前副大統領を支持する反乱軍と戦闘を繰り広げている。マシャール氏は今月に入り、主要な油田地帯を狙った攻撃を開始した。両勢力の衝突は、サルバ・キール(Salva Kiir)大統領が所属するディンカ(Dinka)人と、マシャール氏のヌエル(Nuer)人との対立という民族紛争の様相を帯びてきている。【翻訳編集】 AFPBB News

7873チバQ:2014/04/23(水) 23:00:00
http://mainichi.jp/select/news/20140424k0000m030040000c.html
南アフリカ:総選挙目前 頻発する「政治殺人」
毎日新聞 2014年04月23日 19時39分(最終更新 04月23日 20時41分)


「政治殺人」を巡る3党の関係
拡大写真 南アフリカで5月7日に総選挙(下院、定数400)が実施される。与党「アフリカ民族会議(ANC)」の優位は変わらないが、党派間対立や党内抗争で政党関係者が殺害されるケースが頻発している。最も事件が多発している東部クワズールー・ナタール州では、過去4年で60人以上が殺害されたとの推計もある。総選挙を前にさらなる「政治殺人」への懸念が高まっている。【ダーバン(南ア東部)で服部正法】

 同州最大都市ダーバンの中心部から北へ約20キロ。朽ちかけたレンガ造りやトタン板製の小屋が、狭い土地に密集している。この黒人居住区クワマシュで3月30日夜、ANC党員のステンビソ・ビエラさん(35)が自宅で射殺され、交際相手(33)が重傷を負った。

 シートを屋根にしたビエラさんの小屋から数メートル先に住む男性(36)は「寝ていて、いきなりの銃声で目が覚めた」。のぞきに行くと、腕から血を流した女性が泣き叫び、奥に腹部から血を流したビエラさんが横たわっていた。

 ビエラさんは最近、野党「インカタ自由党(IFP)」からANCに党籍を替えた。地元当局者は、事件の背後に政治的動機で動く「ヒット・スクワッド(暗殺団)」がいる可能性に触れた。その後、男1人が殺人容疑で逮捕されたが、前出の男性は、政治的な犯行と思うかとの質問には口をつぐみ、「こんなことが起きるなんて怖い」と語るのみだった。

 クワマシュでは今年2月、IFPの地域幹部が何者かに射殺された。地元紙によると、今年政治絡みを含めて殺された人は地区で7人。「下手に事件に触れたくない」(別の住民男性)と、緊張が続いている。

 同州の政治暴力事件を調査するクワズールー・ナタール大のマリー・デハース研究員(71)は、政治絡みとみられる事件で過去4年で少なくとも同州の64人が死亡したと推測。IFPの分裂(2011年)を問題深刻化の背景に挙げた。

 白人によるアパルトヘイト(人種隔離)体制が続いた南アでは1994年4月、初の全人種参加の選挙でネルソン・マンデラ氏率いる黒人解放組織ANCが勝利、翌5月にマンデラ氏が黒人初の大統領に就任した。

 ANCは以後20年与党を担い、民主化と経済成長を進めてきたが、汚職の多発などから批判が年々高まっている。しかし、人口の8割を占める黒人を中心に支持は根強く、5月の総選挙でも過半数の議席を得る公算が大きい。

7874チバQ:2014/04/23(水) 23:15:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140423/erp14042322490008-n1.htm
国外脱出のヤヌコビッチ前大統領 「祖国を捨てた」と故郷でも権威失墜
2014.4.23 22:49 (1/2ページ)

ヤヌコビッチ氏
 【エナキエボ(ウクライナ東部)=佐々木正明】「逃げるべきじゃなかった」「裏切り者だ」。ウクライナ情勢の混乱の末、ヤヌコビッチ前大統領(63)が実権を失って2カ月が過ぎた。出身地の同国東部でも権威は地に落ち、住民らは同氏の批判を遠慮なく口にした。

 州都ドネツクから北東50キロに位置する人口8万人のエナキエボ。炭鉱や工場がある工業都市の一つだ。ヤヌコビッチ氏はソ連時代、地元の冶金(やきん)工場を振り出しに中央政界に進出した。

 市庁舎内部には業績をたたえる夫妻の肖像画が掲げられていたが、同氏が2月下旬に国外脱出した後、取り外された。市庁舎の屋上には、ウクライナ国旗の代わりに親露派勢力が樹立を宣言した「ドネツク人民共和国」の旗が翻る。

 商店勤務のロマンさん(24)はヤヌコビッチ氏について、「祖国を捨てた裏切り者だ。キエフを去ってから地域の平静が失われた。衝突で死傷者が出たのも彼のせいだ」と話す。

 インフラ整備など、東部の発展に力を発揮したヤヌコビッチ氏は、しばしば地元に里帰りしていた。ウクライナ西部や首都キエフでヤヌコビッチ政権打倒運動が沸き上がったときも、地元では同氏を擁護する集会が行われた。

 しかし、事態は一変した。年金生活者のイリーナさん(73)は地元の有力政治家が姿を消したことで、「若者たちの失業者が増えるかもしれない」と不安顔で述べた。

 ロシアのプーチン政権の保護下にあるとみられるヤヌコビッチ氏は、政変による解任は憲法違反だとして、自らを「合法的国家元首」だと現在も主張している。

 「ドネツク人民共和国」は5月11日、法的地位や帰属先を問う住民投票を行う方針だ。その2週間後にはウクライナ大統領選が予定されている。東部では流血の事態に歯止めが掛からず、情勢がいつ安定するのか先行きも読めない。

 会社員のアレクサンドルさん(32)は、「地域の代弁者はもういない」とため息をついた。

7875チバQ:2014/04/23(水) 23:17:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140423/erp14042321350007-n1.htm
親露派排除の再開を表明 ウクライナ大統領代行、4者合意さらに遠く
2014.4.23 21:35 [ウクライナ]
 【ドネツク=佐々木正明】ウクライナ暫定政権のトゥルチノフ大統領代行は22日、東部で行政庁舎の占拠を続ける親露派武装勢力の強制排除に向けた「対テロ作戦」を再開すると表明した。親欧米派の市会議員が「拷問」を受け、死亡したことが作戦再開の理由だとしている。米露と暫定政権、欧州連合(EU)が協議して「暴力と挑発行為の自制」を求めたジュネーブ声明の履行は一層困難な情勢になってきた。

 暴行で死亡したのは、親欧米派のティモシェンコ元首相が率いる政党「祖国」所属の市会議員、リャバク氏。東部ゴルロフカで親露派勢力の庁舎占拠に抗議していた。治安当局は、覆面姿の集団に車で連れ去られて殺害されたと発表した。

 大統領代行は「平穏な市民が犠牲になっている」として、軍部隊による実力行使再開を宣言した。暫定政権は15日、東部ドネツク州に軍部隊を派遣したが、18日にキリスト教の復活祭(イースター)の休暇を理由に、強制排除を見合わせていた。

 ウクライナ国防省は22日、軍の偵察機がスラビャンスク上空で銃撃され、機体を損傷したと発表。治安当局が「テロ行為」として捜査を始めた。

7876チバQ:2014/04/23(水) 23:18:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140423/erp14042312560006-n1.htm
欧州委員長後任選びにも影響、欧州議会選 民意反映拡大の取り組み
2014.4.23 12:56
 【ベルリン=宮下日出男】今回の欧州議会選は、EUの政府に相当する欧州委員会のトップ、バローゾ委員長の10月の任期満了に伴う後任人事に重要な影響を与える選挙としても注目されている。各勢力が初めて独自候補を立てて選挙戦に臨んでいるためで、EUの民意を反映させようという取り組みだ。

 最大勢力の中道右派「欧州人民民主党」が擁立するのは、ユーロ圏財務相会合常任議長を務めたユンケル・ルクセンブルク前首相。第2勢力の中道左派「欧州社会・進歩連盟」の中心政党「欧州社会党」は、ドイツのシュルツ欧州議会議長を推す。

 2009年のリスボン条約発効を受け、EU首脳会議は委員長人事の提案の際、「議会選の結果を考慮する」ことが求められるようになった。欧州議会はEUで唯一、民意が直接反映される機関。以前は諮問機関のような機能にとどまっていたが、統合進展に伴って市民の関与が薄まる中、権限が強化されてきた。

 初めて直接選挙制が導入された1979年に6割を超えた議会選の投票率は毎回減少し、前回の09年は43%だった。民意の反映を図ったにもかかわらず関心が低下すれば、相対的に反EU勢力が伸長する結果を招きかねない。

7877チバQ:2014/04/23(水) 23:22:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140423/erp14042312390005-n1.htm
結束強める「反EU」勢力 欧州議会選まで1カ月
2014.4.23 12:39 (1/2ページ)

 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)加盟28カ国で5月22〜25日に実施される欧州議会選挙(定数751議席、任期5年)まで1カ月となった。債務危機による経済低迷や高失業率で「反EU感情」が各地で高まる中、懸念されるのは、反EU勢力の躍進だ。極右政党などは選挙後の影響力増大を視野に共闘の動きを強めている。

 仏極右政党の国民戦線(FN)のルペン党首は訪露した12日、「冷戦宣言には驚いている」と述べ、ウクライナ問題でロシアとの対決を強めるEUを非難した。欧州議会選を控え、EU批判にウクライナ情勢を利用した形だ。オランダの自由党のウィルダース党首も17日、「混乱の責任はEUにある」とロイター通信に述べ、歩調をそろえた。

 両党は昨秋、欧州議会選への協力を確認した。欧州レベルで連携する各国主要政党に対抗するため、「反EU」の旗印の下に極右勢力を結集させる狙いだ。FNは最近、オーストリア自由党やベルギーの「フランデレンの利益」、スウェーデン民主党との間で若者同士の協力も始めた。

 FNなどが目指すのは欧州議会での会派結成とされる。現有議席はFNでもルペン氏を含む3議席にとどまるのに対し、会派結成には7加盟国以上の議員25人が必要だ。実現すれば、議会での発言時間や活動への補助などで有利となる。

 各国の世論調査を基に欧州議会選を予測する「ポールウオッチ2014」によると、イタリア北部同盟などが協力すれば、「反EU」勢力は会派結成の要件を満たす可能性がある。また、英国独立党はFNの反ユダヤ主義的伝統への懸念から協力を拒むが、選挙後に姿勢を変えれば勢力は一段と強まることになる。

 選挙では主要な勢力が大勢を占めて大きな混乱にならないとみられるが、反EU勢力が躍進すれば議会運営で台風の目となり、加盟国が全体よりも自国の利益を優先する恐れもある。EUのファンロンパイ大統領は主要勢力に対し、「市民は明確なメッセージを必要としている」とEUの重要性を一段と訴えるよう求めている。

7878チバQ:2014/04/24(木) 00:19:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140423/mds14042321580003-n1.htm
シリア、内戦後初の大統領選は6月3日 アサド政権、存続に自信
2014.4.23 21:58 (1/2ページ)

20日、シリア南西部マアルーラを訪れ、兵士らと対話するアサド大統領(中央左)=ロイター
 【カイロ=大内清】シリア政府は23日までに、内戦発生後で初となる大統領選を6月3日に行うと発表した。「移行政権」樹立によるアサド氏退陣を求める米欧は大統領選実施の決定を批判しているが、アサド大統領の“3選”はほぼ間違いない情勢。戦況が政権側優位に進む中、アサド氏には、大統領選で国民の支持を受けたとの形を取ることで正当性を高める狙いがある。

 シリア大統領選はこれまで、支配政党バース党が指名した候補者を国民投票で信任する方式だったが、2012年の憲法改正により、今回から複数候補の出馬が認められた。ただ、出馬は過去10年間、国内に居住した者に限るとしており、多くが国外で活動する反体制派指導者らははじめから締め出されている形だ。

 政権側が「公正だ」と主張しているのに対し、米欧は民主主義を装う「パロディーだ」と非難。反体制派はボイコットを表明した。

 一方、アサド氏はキリスト教の復活祭(イースター)にあたる20日、首都ダマスカス北郊にあるキリスト教徒の町マアルーラを訪れ、「どれだけ長い戦いでも勝利する」と語った。

 11年以降の内戦でマアルーラは、反体制派に参加する国際テロ組織アルカーイダ系武装勢力「ヌスラ戦線」などによって制圧されたが、政権側の軍部隊が3月末に奪還していた。

 暗殺の恐れなどから動静を明らかにすることが少ないアサド氏が、最近まで戦闘地域だったマアルーラを訪問したのは、軍事面での優位をアピールするとともに、宗教的少数派を守る姿勢を演出する狙いがあるためだ。他宗教・宗派を敵視するアルカーイダ系などの「ジハード(聖戦)主義」勢力が反体制派の主力となりつつあることへの警戒から、国際社会がこのところシリア問題への関与に後退姿勢をみせていることを念頭に置いての訪問とみられる。

 大統領選では、中部ホムスや北部アレッポなどの戦闘地域では投票実施が難しいと指摘されるが、アサド氏には、国際社会の動きが鈍いこの時期に、政治・軍事両面で政権存続に向けた態勢を整える狙いがある。

7879チバQ:2014/04/24(木) 20:10:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140424/mds14042410540002-n1.htm
パレスチナ ファタハとハマス“和解” 「5週間以内に統一内閣」
2014.4.24 10:54
 【カイロ=大内清】パレスチナ自治政府を担うパレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハとガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは23日、共同声明を発表し、パレスチナの分裂解消に向け、5週間以内の統一内閣樹立で合意したことを明らかにした。ハマスを「テロ組織」とみなすイスラエルの反発は必至。米国が仲介し、交渉期限が今月29日に迫る中東和平交渉に影響する可能性が高い。

 ロイター通信などによると、イスラエル軍は合意成立直後にガザ北部へ空爆を実施。被害の程度は不明だが、合意を容認しないことを示す“威嚇”の可能性がある。

 協議にあたったハマスの政治指導者、ハニヤ氏は23日、「分裂時代は終わりだ」と語った。

 パレスチナは2007年以降、自治政府のあるヨルダン川西岸とハマス支配のガザとで分裂状態にある。両者は11年にも和解文書に調印するなど分裂解消を模索したが、人事や権限配分などをめぐる争いで頓挫を繰り返してきた。今回の合意が最終的な和解につながるかは不透明だ。

 今回の合意には、イスラエルとの和平交渉が手詰まり状態に陥るファタハが求心力の回復を狙ったことが背景にある。

 ハマスも組織の源流であるムスリム同胞団を母体とするエジプトのモルシー前政権が昨年のクーデターで倒れ、後ろ盾を失っており、ファタハの「和解路線」と思惑が一致したもようだ。

7880チバQ:2014/04/24(木) 20:51:14
http://mainichi.jp/select/news/20140424k0000e030186000c.html
南スーダン:大規模戦闘再燃も…安保理、市民保護を協議
毎日新聞 2014年04月24日 12時18分(最終更新 04月24日 13時28分)


アフリカ東部の南スーダン
拡大写真 【ヨハネスブルク服部正法、ニューヨーク草野和彦】アフリカ東部の南スーダンで政府軍と反乱軍の大規模な戦闘が再燃する恐れが高まっていることを受け、国連安全保障理事会が23日、非公式協議を開催した。日本の自衛隊が参加する国連平和維持活動(PKO)部隊が展開しており、主な任務を国造り支援から市民保護や人権監視に変更することや、紛争当事者に対する制裁の必要性などが議論され、国際社会の危機感が浮き彫りになった。

 国連南スーダン派遣団(UNMISS)は21日、ヌエル人主体の反乱軍が北部ベンチウで特定の民族などを標的にして市民数百人を殺害したとして、非難声明を出した。声明によると、ヌエル人主体の反乱軍は15日、ベンチウのモスクに避難していたヌエル人以外の住民を選別して殺害。モスクでの死者数は200人以上で400人以上が負傷したという。

 国連はさらに、ベンチウ市内の病院で、ヌエル人以外の南スーダン人などが殺され、反乱軍のベンチウ制圧を喜ぶ群衆に加わらなかったヌエル人も殺されたと指摘。反乱軍と関係のある者が、特定グループの女性に対する性暴力を勧めるような内容の「ヘイトスピーチ」がラジオ放送されたと、強く批判している。

 17日には、東部ジョングレイ州の州都ボルのUNMISS施設で、武装集団が避難していた市民に向かって銃を乱射。計58人が死亡する事態も起きた。

 2011年に独立した南スーダンだが、昨年12月、マシャール前副大統領を支持する軍の一部が政府軍と衝突。その後、戦闘が各地に拡大し、キール大統領の出身民族ディンカ人と、マシャール氏が出身のヌエル人との民族対立の様相にも発展し、事実上の内戦状態に陥った。難民・避難民は100万人以上となった。両陣営は1月に停戦合意し和平交渉を行ってきたが、進展していない。

7881チバQ:2014/04/24(木) 20:51:56
http://mainichi.jp/select/news/20140424k0000e030161000c.html
ウクライナ:ポロシェンコ氏支持拡大…大統領選世論調査
毎日新聞 2014年04月24日 11時08分(最終更新 04月24日 14時06分)
 【ウィーン坂口裕彦】5月25日投票のウクライナ大統領選に関する最新の世論調査で、最有力とされる親欧米派のポロシェンコ最高会議(国会)議員=無所属=が約48%と過半数に近づく支持を集め、ティモシェンコ元首相(約14%)ら他の候補を大きくリードしている。ロイター通信が伝えた。

 調査は今月9〜16日、ロシアが編入を表明したクリミア半島を除く地域の6200人を対象に行われた。前月の調査でポロシェンコ氏は約36%だったが、大きく支持を伸ばしている。元ボクシング世界王者で、与党第2党「ウダル」のクリチコ党首が出馬せず、ポロシェンコ氏支援に回ったことが支持率を押し上げたと見られる。大統領選には23人が立候補。いずれの候補も過半数を得られなければ、6月15日に上位2人による決選投票が行われる。ポロシェンコ氏は富豪で「チョコレート王」の異名も持つ。

7882チバQ:2014/04/25(金) 21:13:52
http://mainichi.jp/select/news/20140425k0000m030164000c.html
イスラエル:中東和平交渉中止の方針 閣僚会議で全会一致
毎日新聞 2014年04月25日 02時00分(最終更新 04月25日 02時12分)

 【エルサレム大治朋子】パレスチナ自治政府とイスラム原理主義組織ハマスが統一政府樹立で合意したことを受け、イスラエル政府は24日、自治政府との中東和平交渉を中止する方針を明らかにした。同日開催の安全保障閣僚会議で、全会一致で決定した。和平交渉は昨年7月、約3年ぶりに再開したが、期限の29日を前に事実上の決裂状態となった。

 閣僚会議の採択文は「イスラエルの破壊を求めるテロ組織であるハマスが支援するパレスチナ政府との交渉は行わない」と指摘。「パレスチナの単独行動には、さまざまな手段で対抗する」と述べ、今後、制裁措置を行う方針を示した。

 会議でネタニヤフ首相は「和平を選ぶかわりに、(パレスチナ自治政府議長は)イスラエルの破壊を求める殺人テロ組織と同盟を結んだ」と強調。ハマスと協力して統一政府樹立を図る自治政府との交渉は不可能との認識を示した。

 交渉再開は、ケリー米国務長官の強い意向を反映して実現した。だが、イスラエルによるパレスチナ自治区内での入植(住宅)地建設活動が交渉のハードルになっていた。パレスチナ側は協議再開に際し入植活動の凍結を求めたが、イスラエルは拒否。米国の強い説得を受け、ようやく再開に応じたとされる。

 だが、交渉が続くにつれ入植地活動に対するパレスチナ側の不満が高まり、協議の支障に。11月以降は米国特使を介してのみの交渉となった。米国は「枠組み合意」に目標を下げたが、最近は期限延長のみを目指していた。

7883チバQ:2014/04/25(金) 21:33:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140425/erp14042521150007-n1.htm
危険な膠着状態、ウクライナ大統領選まで1カ月
2014.4.25 21:15 (1/2ページ)

ウクライナ東部スラビャンスク近くの村に設けた検問所で、装甲兵員輸送車を背に立つウクライナ軍の兵士=24日(ロイター)
 【モスクワ=遠藤良介】ウクライナで5月25日に予定される大統領選まで1カ月を切った。だが、東部ではロシアの関与を疑われる親露派武装勢力が中枢施設の占拠を続け、ウクライナ暫定政権の強制排除作戦は難航している。武装勢力は大統領選の合法性を認めない構えだ。ロシアはウクライナ国境地帯で大規模な軍事演習を開始し、同国情勢は一触即発の危うい膠着(こうちゃく)状態に入った。

 暫定政権は24日、治安部隊と軍による強制排除作戦の再開を宣言し、東部スラビャンスク近郊で親露派の設けた3カ所の検問所を一時掌握。戦闘で親露派に5人の死者が出た。しかし、ロシア軍が同日、ロストフ州など国境地帯での演習を始めたのを受け、暫定政権側の部隊は市中心部への進軍を停止した。

 露メディアによると、軍事演習には8千人以上が参加。ウクライナ暫定政権関係者は25日、スラビャンスクを封鎖する戦術に切り替えたことを明らかにした。

 ロシアは、ウクライナ危機の収拾策として、同国での連邦制導入やロシア語の国家公用語化などを要求している。ウクライナ東部に自国の影響力を行使できるような政体を樹立するのが狙いだ。プーチン露政権は暴力停止や武装解除をうたった「ジュネーブ合意」に違反していると暫定政権批判を強め、軍事介入にも含みを残している。

 東部で「ドネツク人民共和国」を名乗る親露派勢力は24日、大統領選の効力を認めないと宣言し、「共和国」の地位と帰属先に関する住民投票をドネツク、ルガンスク両州で5月11日に行うと強調した。

 最新の世論調査によると、23人が出馬している大統領選では、親欧米派の実業家、ポロシェンコ議員(48)が支持率48%と他候補を大きく引き離している。親欧米派のティモシェンコ元首相(53)が同14%、親露派のチギプコ元副首相(54)が同7%で追う展開だ。

 ロシアの主張する「連邦制」については、ドプキン・ハリコフ州前知事(44)と共産党のシモニェンコ第1書記(61)の2候補が賛意を示しているものの、支持率はそれぞれ約6%と振るわない。

 ウクライナ政界では、親欧米派の強い西部と親露的な東部・南部の対立により、現行の政治制度が機能不全に陥ったとの共通認識ができつつある。

 ただ、東部の将来的なロシア編入につながりかねない「連邦制」への警戒感は強く、ポロシェンコ氏ら主要候補は「脱中央集権化」という表現で政治改革を主張している。東部の親露武装勢力が呼びかける地域独自の住民投票も主要候補に受け入れられるものでなく、隔たりを埋める道筋は見えていないのが実情だ。

7884Rveusdru:2014/04/25(金) 21:33:18
There are great in number. Sensing that he'd have come off.,

7885チバQ:2014/04/25(金) 21:36:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140425/erp14042509540003-n1.htm
【NEWS EYE】
右派セクター 露を敵視、深まる軋轢
2014.4.25 09:54 (1/2ページ)[ロシア]
 混迷を深めるウクライナ情勢をめぐり、ヤヌコビッチ政権打倒運動で頭角を現した過激民族主義勢力「右派セクター」の存在が焦点のひとつとなっている。

 ウクライナ至上主義を掲げ、「敵国のロシアと戦う」と宣言する右派セクターの存在を、プーチン露政権は、ウクライナ暫定政権の「非合法性」を非難するプロパガンダ(政治宣伝)に利用。「過激派からロシア系住民を守る」としてクリミア半島へ出兵する口実にも用いられた。

 4月20日に東部ドネツク州内で起こり、親露派側に犠牲者3人が出た銃撃戦についても、ロシアは真相解明を待たず、右派セクターの犯行と断定。行政庁舎を占拠する親露派武装勢力も武装解除に応じない理由に、「右派セクターの襲来に備えるため」と述べる。

 右派セクター代表は東部出身のドミトロ・ヤロシ氏(42)。民兵組織としてメンバーの訓練を行い、多数の武器を保有していると公表しているが、実態はよく分かっていない。1万人以上のメンバーがいるとの地元メディアの報道や、正規軍や治安部隊にも多くの支持者がいるという情報もある。

 右派セクター側は否定しているが、思想信条からネオナチとの関係も指摘されている。

 ヤロシ氏は地元メディアのインタビューに「独立後、ウクライナは外国勢力に占領された体制下にあった。祖国の領土一体性を守るために、あらゆる手段を用いる」と主張している。

 3月には、他の民族主義勢力や右翼団体を結集して政党登録。ヤロシ氏は5月25日の大統領選への立候補を表明したが、大きな支持は集められていない。

 23日には、ドネツク州内に、支持者800人規模の支部を創設することを発表。親露派との軋轢(あつれき)がさらに深まることが懸念されている。(佐々木正明)

7891チバQ:2014/04/27(日) 14:54:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140426/mds14042613580002-n1.htm
南スーダン、和平進展の可能性 前副大統領派の4人釈放

2014.4.26 13:58


 南スーダンの裁判所は25日、反逆罪などに問われて拘束されていたマシャール前副大統領派の政治家4人を釈放した。英BBC放送(電子版)などが伝えた。政府が4人に対する反逆罪の訴追を取り下げ、対立するマシャール派の要求に応じたことで、停滞している和平交渉が進展する可能性が出てきた。

 キール大統領は4人に和平に貢献するよう呼びかける一方、必要があれば再び収監すると警告した。4人は政府軍とマシャール派の戦闘が始まるきっかけとなった昨年12月のクーデター未遂に関与したとして拘束されたが、容疑を否認していた。

 南スーダンは内戦状態に陥り、今年1月の停戦合意後も戦闘が断続的に発生。国連は、マシャール派が今月中旬に北部ユニティ州の州都ベンティウを占領後、政府軍に多い最大民族ディンカの住民ら数百人を殺害したと発表していた。(共同)

7892チバQ:2014/04/27(日) 14:55:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140427/asi14042701300002-n1.htm
アフガン大統領選、暫定結果でアブドラ氏首位 ガニ氏と決選投票

2014.4.27 01:30


 【ニューデリー=岩田智雄】アフガニスタンの選挙管理委員会は26日、今月5日に投票された大統領選の暫定結果を発表した。首位はアブドラ元外相、2位はガニ元財務相となったが、いずれの候補も過半数を取ることができず、2人による決選投票が行われる方向になった。

 選管によれば、主要候補の得票率は、アブドラ氏44・9%、ガニ氏31・5%、ラスール前外相11・5%−などの順。この後、暫定結果に対する不服申し立ての審査が行われ、確定結果は5月14日に発表される。決選投票は5月28日の予定だが、準備に時間がかかるため、6月にずれ込む可能性も指摘されている。

 アブドラ氏は5年前の前回選挙にも立候補し、カルザイ大統領に次ぐ2位だった。ガニ氏は同じ選挙で惨敗した。カルザイ氏は今回、憲法の3選禁止規定で立候補できない。

7893チバQ:2014/04/27(日) 17:31:09
http://www.asahi.com/articles/ASG4V6CRQG4VUHBI01P.html


前国防相を「裁判にかける」 エジプト大統領選で発言か

カイロ=川上泰徳

2014年4月27日01時24分


 エジプトのリベラル紙ヨムサバアは26日付朝刊で、5月末の大統領選挙に立候補の届け出をしている左派系のサバヒ氏が若者たちとの内輪の会合で、対立候補で、昨夏の軍事クーデターを主導したシーシ前国防相を「裁判にかける」と語ったとする音声テープを入手したと1面で報じた。

 サバヒ氏はこの日、左派系の団体の会合で「過去の亡霊が戻るのを阻止する」と演説した。録音テープについては語らなかったが、当選が有力視されるシーシ氏への対決姿勢を強める動きと見られる。

 ヨムサバア紙の編集長は25日夜、エジプト民放テレビに登場し、サバヒ氏が24日にカイロ市内で若者グループと行った会合で語った録音テープを入手したと語った。同紙がインターネットで公開したサバヒ氏とされる音声は、「(軍・治安部隊の武力行使で)死んだムスリム同胞団はテロ行為を働いてはいない。彼らは平和的だった。シーシ氏が犯罪者でないとしてもシーシ氏を裁判に問うつもりだ」と語っている。

 サバヒ氏はムバラク政権時代から野党政治家として活動し、2011年のエジプト革命では左派、リベラル派の若者たちの支持を集めた。大統領選挙ではシーシ氏とともに立候補の届け出をしているが、サバヒ陣営はこれまで「シーシ氏は優れた国防相で、立候補を歓迎する」などと発言してきた。(カイロ=川上泰徳)

7894チバQ:2014/04/28(月) 07:11:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140427/erp14042718100004-n1.htm
マケドニアで議会・大統領選 与党・現職大統領が優勢
2014.4.27 18:10
 マケドニアで27日、議会(定数123)選と、大統領選の決選投票が実施された。事前の世論調査によると、議会選ではグルエフスキ首相率いる与党のマケドニア民主党連合が優勢で、過半数の議席獲得を目指している。

 大統領選も同民主党連合のイワノフ大統領が野党、社会民主同盟連合のペンダロフスキ元大統領顧問をリードしている。

 マケドニアは2013年の国内総生産(GDP)成長率が3%を超え、海外からの直接投資も増加。欧州債務危機の影響から回復傾向にあり、マケドニア民主党連合など与党側は安定した経済成長の実績を訴えた。

 一方、同国は欧州の最貧国の一つで、失業率も30%近い。社会民主同盟連合など野党側は、失業対策の実施や貧困問題の解決を主張している。

 マケドニアは政治の実権が首相にあり、大統領は儀礼的な役割を果たしている。マケドニア議会は大統領選の候補選出をめぐり、与党連合を組むマケドニア民主党連合とアルバニア系政党が対立し3月に解散していた。(共同)

7895チバQ:2014/04/29(火) 05:52:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140428/erp14042821100006-n1.htm
ウクライナ東部の都市で市長銃撃 親ロ派と政権側の対立激化も

2014.4.28 21:10


 ウクライナ東部ハリコフ市のケルネス市長が28日、何者かに背中を銃撃され重傷を負った。病院で手術を受けている。同市が発表した。

 市当局者によると、市長は28日正午ごろ、自転車に乗っていたところを撃たれたという。市長は親ロシア派の人物。ハリコフ市はドネツクなど他の東部地域に比べて平穏な状態が続いてきたが、市長銃撃を契機に親ロ派と政権側の対立が激化する恐れもある。

 ハリコフ市では27日、親ロ派の無許可集会が開かれ、警官隊と衝突してけが人も出た。インタファクス通信によると、警察はこの際、親ロ派から火炎瓶や爆発物を押収し、13人を拘束したという。(共同)

7896チバQ:2014/04/29(火) 06:04:18
http://mainichi.jp/select/news/20140429k0000m030045000c.html

イラク連邦議会選:マリキ政権の存続焦点 米軍撤退後初

毎日新聞 2014年04月28日 20時07分


 【カイロ秋山信一】イラクで30日、2011年の米軍撤退完了後初めての連邦議会選挙が行われる。イスラム教シーア派のマリキ首相が政権を維持できるかが焦点となる。ただ米軍の抑止力がなくなったことでスンニ派の過激派が勢いを取り戻し、シーア派との宗派間抗争も激化しており、治安悪化が懸念されている。

 今回の連邦議会選(定数328)には、276の党派が9000人以上の候補者を擁立した。中部・南部はシーア派、西部・北部はスンニ派、北部のクルド人自治区ではクルド人の党派がそれぞれ多数の議席を獲得するとみられる。各党派とも過半数に届くのは難しく、連立協議が始まる公算が大きい。

 3期目を目指すマリキ首相が率いる法治国家連合は、他のシーア派党派との連立を模索するとみられるが、スンニ派の党派がシーア派やクルド人勢力を取り込む動きもあり、政権を維持できるかは不透明だ。マリキ首相は近年、シーア派国家イランやシリアのアサド政権と関係を深めており、スンニ派中心の政権に交代すれば、地域情勢にも影響が及ぶ可能性が高い。

 一方、悪化する治安への懸念も高まる。在英の非政府組織イラク・ボディ・カウントによると、過去1年のテロや武力衝突による死者は約1万2000人で、06〜07年の内戦後では最悪の水準となった。米軍撤退やシリア内戦による混乱の影響で、スンニ派の過激派組織「イラク・レバント・イスラム国(ISIL)」がシーア派を標的にしたテロを活発化させているためだ。

 ISILは今年1月以降、バグダッドの西約50キロのアンバル県ファルージャを実効支配し、軍と交戦を続けている。同県と国境を接するシリアにも拠点を築いており、両国間で戦闘員や武器を往来させている。

 25日にはバグダッド東部で、シーア派の候補者の集会を狙った自爆テロが起き、中東のテレビ局アルジャジーラによると、37人が死亡、80人以上が負傷した。ISILはインターネット上で犯行声明を発表し、さらなるテロを予告した。

7897チバQ:2014/04/29(火) 06:05:33
http://mainichi.jp/select/news/20140429k0000m030066000c.html

ロシア:外資「露離れ」加速 国債格下げ、ルーブルも下落

毎日新聞 2014年04月28日 20時45分(最終更新 04月28日 22時58分)

 【ロンドン坂井隆之】米国と欧州連合(EU)による経済制裁は個人の渡航制限などに限定されているものの、企業や投資家の「ロシア離れ」は加速している。世界銀行はロシアの2014年成長率がマイナス1.8%まで落ち込む恐れがあると予測しており、プーチン大統領の強硬路線は経済的には大きな代償を払うことになりそうだ。

 ロシアからの1〜3月の差し引きの資金流出額は、海外からの投資縮小などを背景に637億ドル(約6兆5000億円)に達した。米大手格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は25日に同国の外貨建て国債格付けを「投資不適格」寸前のBBBマイナスに1段階引き下げた。通貨ルーブルは年明け以降10%近く下落し、ロシア中銀はインフレ防止と通貨防衛のため2カ月連続の利上げに踏み切った。

 現時点で欧米の経済制裁はプーチン大統領の側近ら個人が対象で、禁輸や金融取引には及んでいない。だが企業の間では「ロシア企業との新たなビジネスは当面難しい」(在英日系大手商社担当者)と自粛が進んでいる。ある日系化学メーカーは、5000万ドル(約51億円)を予定していたロシアへの投資を1000万ドルに縮小した。同社幹部は「欧米と全面対立になれば資産が凍結される恐れもある。リスクは減らす必要がある」と話す。

 ロシアの財政はおおむね健全な上、外貨準備高は世界3位の4428億ドル(約45兆3000億円)あり、「海外投資家が資金を引き揚げても、直ちに政府や企業の資金調達が困難に陥るわけではない」(大手生保)とされるが、「インフレや失業率上昇などで国民生活に影響が及ぶ」(英調査会社キャピタル・エコノミクス)ことになりそうだ。

7898チバQ:2014/04/29(火) 06:17:14
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2014042102000112.html?ref=rank

ロシア 資金流出深刻 ウクライナ危機 株・通貨大幅下落














2014年4月21日 朝刊




写真


 【モスクワ=宮本隆彦】ウクライナ危機で欧米との関係が悪化したことにより、ロシア経済が急減速している。不安心理からロシア市場から資金流出が相次ぎ、株価や通貨ルーブルは大きく下落。ウクライナ東部の情勢がさらに悪化し、欧米が追加の経済制裁に踏み切れば、さらなる景気悪化は必至だ。


 ウリュカエフ経済発展相は十六日、議会への報告で二〇一四年一〜三月期の国内総生産(GDP)成長率が当初見込みを大幅に下回る0・8%だったと報告。通年の経済成長率を当初見込みより、2%低い0・5%へと大幅に下方修正した。


 失速の理由をウリュカエフ氏は、ウクライナ危機をめぐる「過去二カ月間の緊迫した国際情勢」や「深刻な資金流出」のためと説明。資金流出は一〜三月だけで六百三十億ドル(約六兆四千億円)に上り、一三年の一年分に匹敵する。


 ロシアの株価と通貨ルーブルは一三年十一月下旬にウクライナで反政権デモが始まって以来、下落傾向にある。特にロシアがクリミア半島の併合を決めたり、欧米の経済制裁が発動された際には急落。過去五カ月間でモスクワ市場の指数であるRTS株価指数は、二割、ルーブルは対ドルで一割も下がった。


 米国や欧州連合(EU)が追加の経済制裁に踏み切れば資金流出がさらに進み西側企業がロシアへの新規投資を見合わせる動きが広がるのは確実。世界銀行は三月、危機が深刻化する最悪ケースでロシア経済が1・8%のマイナス成長に陥る可能性を指摘した。


 ロシアは二〇〇〇年代の原油価格の急激な上昇で年5〜10%の高い経済成長を続けたが、二〇〇八年のリーマン・ショックをはさんで一〇年代に入り成長は鈍化。追い打ちをかけたウクライナ危機で、0・5%に下方修正した一四年の成長見込みすら「楽観的だ」(シルアノフ財務相)と政権内にも厳しい見方がある。景気動向がプーチン大統領の対ウクライナ戦略に影響を及ぼす可能性もある。

7899チバQ:2014/04/29(火) 06:20:41
http://www.afpbb.com/articles/-/3013611
カナダとフランス、経済水域めぐり対立再燃

2014年04月28日 13:27 発信地:オタワ/カナダ


【4月28日 AFP】大西洋のカナダ沿岸にあるフランス海外領の二つの島をめぐって、長年くすぶっているカナダとフランスの対立が再燃した。

 きっかけは、フランスが同国の海外準県であるサンピエール(Saint-Pierre)島とミクロン(Miquelon)島周辺の海域の権限を認めるよう国連(UN)に要求していたことに対し23日、カナダ側が異議を唱えたことだ。この争いの焦点となっているのは、海底に眠っているとみられる油田と漁業権だ。

 フランスは前週、国連の大陸棚限界委員会(Commission on the Limits of the Continental Shelf)に対し、2島周辺の海域に広大な経済水域を認めるよう申請した。仏外務省のロマン・ナダル(Romain Nadal)報道官は「国際法に従って、わが国の権利を主張するものだ」と述べた。

 しかしすでに以前、同様の申請を行っていたカナダ側は23日、異議を唱えた。カナダ外務省のイアン・トライツ(Ian Trites)報道官は「2島周辺の海域についても、その延長の大陸棚についても、フランスには1992年の調停によって付与された以上の権利はない」と反発した。

 両国の主張は、国連海洋法条約(United Nations Convention on the Law of the Sea)に照らし合わせて検討される。

 カナダ沖約20キロに位置する2島はフランスの旧植民地で、北米では唯一、現在もフランスが領有権を握っている。2011年の時点での両島の人口は合わせて6000人となっている。(c)AFP
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7900チバQ:2014/04/29(火) 06:21:23
http://www.afpbb.com/articles/-/3013791
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中央アフリカで病院襲撃「国境なき医師団」含む22人死亡

2014年04月28日 21:56 発信地:バンギ/中央アフリカ
【4月28日 AFP】宗教間対立による武力抗争が続く中央アフリカの北西部で26日、慈善病院が武装グループに襲撃され、国境なき医師団(Medecins Sans Frontieres、MSF)の職員3人を含む少なくとも22人が死亡した。

 襲撃したのは、抗争の悪循環のきっかけとなった昨年3月のクーデターを起こしたイスラム教系の武装勢力連合「セレカ(Seleka)」とみられている。

 アフリカ連合(AU)主導の平和維持部隊「中央アフリカ支援国際ミッション(MISCA)」の高官はAFPの取材に対し「セレカの元戦闘員とフラ(Fula)人の武装した男たちが26日、ナンガ・ボギラ(Nanga Boguila)地区にあるMSFが支援する病院を襲撃し、中央アフリカ人のMSF職員3人を含む少なくとも22人を殺害した。10人が負傷している」と語った。MSF側も職員が死亡したことを認めている。

 同高官によると襲撃された際、病院ではMSF職員と地元議員が会議を開いていたという。一団は最初にこの会議をしていたグループに発砲し、4人を射殺、さらに病院内に進入し居合わせた15人とMSF職員3人が殺された。この他、一団は現金を探していた様子でドアを破壊し、コンピューターなどの機器を持ち去った。

 クーデターによって暫定大統領の座に就いたセレカの指導者ミシェル・ジョトディア(Michel Djotodia)氏は数か月前、戦闘員たちに武装解除を命じたが、一部はこの命令を無視し、殺りくや強姦、略奪といった行為を繰り広げている。これに対し、多数派のキリスト教徒たちは民兵組織「反バラカ(Anti-balaka)」を結成し、衝突が繰り返されている。

 ジョトディア氏は宗教間衝突の阻止に失敗したとして中部アフリカ諸国などからの圧力を受け、1月に辞任した。(c)AFP

7902チバQ:2014/04/30(水) 13:58:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140429/mds14042908010001-n1.htm
イラク政界、宗派争い再び あす米軍撤退後初の議会選

2014.4.29 08:01 (1/2ページ)

28日、バグダッドの投票所でイラク議会選挙の事前投票を行う治安機関要員。30日は約100万人の要員が全土で警備にあたる(AP)
28日、バグダッドの投票所でイラク議会選挙の事前投票を行う治安機関要員。30日は約100万人の要員が全土で警備にあたる(AP)


 ■シーア派政権「独裁」に内外から不満

 【カイロ=大内清】イラクで30日、2011年末の駐留米軍撤退後で初の国民議会(定数328)選が行われる。イラクでは少数派のイスラム教スンニ派の間に、シーア派主導のマリキ政権から差別的な待遇を受けているとの不満が強まっていることを背景に、今回の選挙は前回(10年)より宗派色が鮮明化している。イスラム武装勢力による選挙妨害を狙ったテロなども懸念されている。

                   ◇

 現地メディアなどによると、選挙戦を優勢に進めているのは、3期目を狙うマリキ首相の「法治国家連合」。マリキ氏は、06〜07年の宗派抗争で内戦状態に陥った国内の混乱を収束させた実績などから「強い指導力」をアピールしており、第1勢力の座を確保する勢いをみせている。

 これに対し、政権批判の急先鋒(せんぽう)でスンニ派中心の「ムッタヒドゥーン」を率いるヌジャイフィ国民議会議長は、マリキ氏がシーア派大国の隣国イランから支援を受けて「スンニ派を排除している」などと非難しスンニ派票の糾合を狙う。

 イラクでは前回選で、宗派横断的な世俗主義会派「イラキーヤ」が法治国家連合を上回って筆頭勢力となり、宗派対立の克服が進むとも期待された。

 しかし、11年末の米軍撤退前後からマリキ氏側がイラキーヤの有力スンニ派指導者らへの圧迫を強めたことでスンニ派勢力の危機感が強まり、昨年は反政府デモなどが頻発。前回選でイラキーヤ所属だったヌジャイフィ氏が今回、より宗派色の濃い会派で選挙に臨んでいるのは、「宗派間の溝が深まった」(汎アラブ紙アッシャルクルアウサト)ことの表れといえる。ヌジャイフィ氏は、イランと対立するサウジアラビアに近いともいわれ、周辺国の思惑がイラクの宗派問題に影響している可能性もある。

 また、反シーア派感情の高まりは、中部ファルージャの占拠を続ける「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」などのスンニ派武装勢力が台頭する土壌になっているとも指摘される。首都バグダッドでは25日、シーア派候補の選挙キャンペーンを狙ったテロで30人以上が死亡し、ISILが犯行声明を出した。

 一方、シーア派陣営内も、反米強硬派指導者サドル師らはマリキ氏を「独裁的」と批判しており一枚岩ではない。法治国家連合が筆頭勢力となっても、単独での過半数獲得は不可能とみられるだけに、選挙後の連立交渉は難航が予想される。

7903チバQ:2014/04/30(水) 14:00:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140429/mds14042908200002-n1.htm
同胞団長ら683人、死刑判決 エジプト 大統領選へ反発警戒

2014.4.29 08:20


 【カイロ=大内清】エジプト中部ミニヤ県の裁判所は28日、昨年7月の軍クーデター後の暴動や警察幹部殺害に関与したとして、モルシー前大統領の出身母体であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団のバディーア団長を含む683人に死刑を言い渡した。同胞団トップに死刑判決が出たことで、そのメンバーや同胞団に近いイスラム勢力が反発を強めるのは必至で、5月下旬の大統領選に向けテロや抗議行動が活発化する可能性がある。

 今回、判決が言い渡された被告のうち、当局の拘束下にあるのはバディーア被告ら約50人だけで、残る対象者は逃走中。検察側は同被告が暴力を扇動したと主張していた。ただ公判は数回しか開かれておらず、欧米の人権団体などからは審理が不十分との批判が出ている。

 この事件では3月、別の同胞団メンバーら529人に死刑判決を出されていたが、同裁判所は28日、このうち492人について、死刑判決の妥当性を判断する大ムフティ(イスラム法学の権威者)の承認が得られなかったことから改めて終身刑を言い渡した。

 司法関係者によると、いずれの被告団も上訴可能なため刑の確定時期は不明。バディーア被告は、他にもいくつかの事件で起訴されている。

 同被告を実際に処刑すれば、同胞団員らの“暴発”を招きかねないだけに、最終的には死刑は回避されるとの見方もある。

 昨年のクーデター以降、軍を後ろ盾とする暫定政権は、同胞団員ら数千人を拘束し締め付けを続けてきた。

 これに対し、同国では同胞団との関連も取り沙汰されるイスラム武装勢力のテロが頻発。同胞団の一部には当局との和解を模索する動きもあるが、メディアによる軍礼賛と反同胞団キャンペーンもあって、国民の間では一連の大量死刑判決を支持する意見が多い。

7904チバQ:2014/04/30(水) 20:19:33
http://mainichi.jp/select/news/20140501k0000m030030000c.html

南アフリカ:経済格差は世界最悪級 総選挙控え渦巻く不満

毎日新聞 2014年04月30日 19時17分(最終更新 04月30日 19時29分)




異臭漂う、どぶ川沿いに並ぶ「シャック」群では多くの人が肩寄せ合って暮らしている=ヨハネスブルク北郊ディープスロートで2014年4月25日、服部正法撮影

異臭漂う、どぶ川沿いに並ぶ「シャック」群では多くの人が肩寄せ合って暮らしている=ヨハネスブルク北郊ディープスロートで2014年4月25日、服部正法撮影


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 【ヨハネスブルク服部正法】南アフリカは27日、初めて全人種が参加した1994年の選挙から20年の節目を迎えた。この選挙で黒人解放組織「アフリカ民族会議(ANC)」が勝利し、ネルソン・マンデラ氏(故人)が大統領に就任して以来、南アは民主社会の建設と人種間の和解を目指した。しかし、経済成長は果たしたものの、経済格差は今も世界最悪級で、5月7日の総選挙を前に貧困層の間では与党や政治への不満が渦巻いている。

 プール付きの集合住宅が集まるヨハネスブルク北郊のフォーウェーズ。しゃれたカフェやブティックが入ったショッピングモールは白人や一部の黒人富裕層でにぎわう。だが、車で10分程度走ると、トタン板でつくられた粗末な掘っ立て小屋の群れが丘陵地に現れる。黒人貧困層の町ディープスロート。約5平方キロの狭い地域に20万人程度が暮らす。犯罪が多発し治安は悪い。白人の姿は見えない。

 南アでは94年の民主化で少数派の白人によるアパルトヘイト(人種隔離)体制が完全終結。黒人の中にも富裕層が若干形成されたものの、多くは貧しいままで、経済格差は今も根強く残る。格差状況を示す指数は世界トップクラスだ。

 ビニールやタイヤなどのごみがぶちまけられたどぶ川から、強烈な腐敗臭が漂う。「20年で何が変わったかって? まずこれを見て考えてくれよ」。川沿いに並ぶ「シャック」と呼ばれる粗末な小屋に住むジョン・チャバングさん(70)が川を指さして吐き捨てるように言った。

 チャバングさんは6畳1間程度のシャックで息子、おいとの3人暮らし。3人とも職はなく、月1350ランド(約1万3000円)のチャバングさんの年金だけが収入源。電気はなくロウソク頼みの生活だ。「この辺りでは仕事は得られず、夜に外を歩いていれば殴られて物を奪われるような環境さ。何も良くなっていない」と肩をすくめた。

 1週間後に迫る総選挙について、チャバングさんは「選挙になれば政治家は貧困層向け住宅や下水道をいつまでに、どれだけ造ると言う。でも約束は実現しない。(どの政党に投票するか)みんな困惑しているよ」。政権への不満がのぞく。

 政府は貧困層向け住宅の建設を進めてきたが、まだまだ足りない。シャック暮らしだったプリンセス・クワザさん(50)は申請から7年後の03年に入居できた。コンクリート造りで清潔だが1部屋のみ。「狭すぎる」ため、自腹を切って建て増しした。外国人家庭のメイドだったが、雇い主が帰国したため失業。ゴルフ場の補修に携わる夫の稼ぎだけでは家計は立ちゆかない。前の雇い主が書き残してくれた手書きの推薦状を記者に見せ、「職をくれる人を紹介して」と懇願した。「これまではマンデラの党だからANCに投票してきた。でもマンデラはもういない。ましだと思う(野党第1党の)民主同盟に今回は入れる」と言い切った。

 多くの黒人にとってアパルトヘイトの撤廃を実現したANCへの愛着は強く、今回の選挙でも過半数獲得が確実視されている。だが、ガバナンス(統治)の不十分さや汚職の多発などから、黒人の間でも着実に「ANC離れ」が進んでいる。

7905チバQ:2014/04/30(水) 20:35:35
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014043000076
政治家と焼身自殺図る=討論番組中に−インド

 【マドゥライ(インド南部)時事】インド北部ウッタルプラデシュ州スルタンプールで、テレビの討論番組の収録をスタジオで観覧していた男が自らに火を付け、参加者の野党大衆社会党(BSP)幹部に抱きついた。いずれも全身にやけどを負い、重体という。地元メディアが29日報じた。
 事件は28日、全国ネットの政府系テレビ局で、複数の政党幹部を招いた討論番組の収録中に発生。若い男が突然ステージに上がり、ガソリンをかぶって自らに火を放った。男は炎に包まれたまま、BSP幹部のファウジ氏に走り寄り、抱きついたという。
 2人は引き離され、病院に運ばれたが、男は全身の95%、ファウジ氏は75%にやけどを負った。警察の捜査でも動機は分かっていない。
 インドでは7日から下院議員543人を選ぶ総選挙が行われ、各テレビ局で政治家が参加する討論番組が放送されている。(2014/04/30-06:37)

7906チバQ:2014/05/01(木) 15:42:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140501-00000021-jij-eurp
シン・フェイン党首拘束=72年の女性殺害事件に関連
時事通信 5月1日(木)8時47分配信

 【ロンドン時事】英領北アイルランドの警察は30日、カトリック系過激組織アイルランド共和軍(IRA)の政治組織シン・フェイン党のアダムズ党首(65)を拘束した。1972年に起きた女性殺害事件について聴取している。英メディアが報じた。
 アダムズ党首は自ら警察署に出頭した。これに先立ち同党首は「事件では私はまったく無実だ」と容疑を全面否定した。

7907チバQ:2014/05/01(木) 15:47:27
http://mainichi.jp/select/news/20140501k0000e030193000c.html
ウクライナ:大統領代行「東部の一部で支配権失う」
毎日新聞 2014年05月01日 10時40分(最終更新 05月01日 12時24分)

 【ブリュッセル斎藤義彦、ローマ福島良典】ウクライナ暫定政権のトゥルチノフ大統領代行は4月30日、「東部の一部で支配権を失っている」と初めて公式に認めた。大統領代行は今後の暫定政権の役割は、親露派武装勢力の勢力圏拡大を抑えることだと語り、親露派武装勢力の強制排除を行う方針を事実上、撤回した。暫定政権は、今月25日に行う大統領選挙で、国の統一を問う国民投票を行う方針を決め、親露派との和解を模索している。

 大統領代行は、支配権を失った理由として警察など治安機関が能力を失った点を挙げた。29日から30日にかけて東部のルガンスク、ドネツクの2州で新たに庁舎を占拠された際、警察はほとんど阻止できなかった。また、占拠された庁舎で働いていた職員らは「暫定政権から地方政府への支援はほとんどない状態だ」と欧米メディアに語っている。

 暫定政権は25日の国民投票で、国の統一を維持するかどうかを問う方針を決めたが、多数を占める西部のウクライナ人が統一維持に賛成するのは確実だ。分離独立を目指す親露派のガス抜きを狙ったとみられる。

 一方、ロシアのプーチン大統領は4月30日、キャメロン英首相、イタリアのレンツィ首相と電話協議し、暴力の自制などを定めた同17日のジュネーブでの外相級4者協議の合意を守ることで合意し、平和的解決で一致した。

 また、親露派に拘束されている全欧安保協力機構(OSCE)の人質問題について、ロシアのラブロフ外相は30日、人質解放を「ウクライナの市民に命令することはできない」と述べるなど従来どおり、「ロシアは親露派と無関係」との立場を堅持した。ロシアはソフト路線で欧米に寄り添う姿勢を見せながら、親露派に占拠都市を拡大させ、事実上の占領状態を拡大する方針に転じた疑いもある。

7908チバQ:2014/05/01(木) 15:48:05
http://mainichi.jp/select/news/20140402k0000m030070000c.html
ケニア:ソマリア難民に「キャンプ」帰還令
毎日新聞 2014年04月01日 20時45分(最終更新 04月01日 21時05分)


ソマリア難民やソマリ系住民が集まるナイロビ市内のイスリー地区=2013年9月、服部正法撮影
拡大写真 【ヨハネスブルク服部正法】ケニア政府が国内の都市部に居住するソマリア難民に対し、指定された難民キャンプに戻るよう命じる緊急令を発した。「緊急的な治安課題」のためとしている。ケニアでは、隣国ソマリアのイスラム過激派アルシャバブによるテロ攻撃が増加。難民の集まる場所がテロの温床となるのを政府が懸念したとみられるが、人権団体からは批判の声も上がっている。

 ◇都市部テロを懸念
 ソマリアは1991年から内戦が続き、ケニアへこれまで約50万人の難民が流入。ソマリア国境近くのダダーブは世界最大の難民キャンプとされる。さらに、首都ナイロビなどにも難民らが集まる大規模なソマリ人地区が形成されている。

 一方、ソマリアの過激派アルシャバブが近年、国境を越えてケニアの地域社会に徐々に浸透。アルシャバブ掃討のためケニア軍がソマリアに軍事介入した2011年10月以降、ケニア各地でアルシャバブによる報復テロが頻発している。アルシャバブは昨年9月、ナイロビ随一の高級商業施設「ウエストゲート・モール」を襲撃し、計67人が死亡した。

 緊急令は3月25日に発令されたが、ナイロビで3月31日、爆発で6人が死亡した。現場はソマリ系ケニア人やソマリア難民が多く住むイスリー地区で、同地区ではアルシャバブの犯行と疑われる爆弾テロなどがたびたび起きている。

 アルシャバブ戦闘員がソマリ人地区に潜伏している疑いもあり、都市部の貧困層地域で若者を勧誘するケースもある。こうしたことを受けた緊急令だが、国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(本部・ニューヨーク)は「過密で整備が不十分なキャンプへの強制的な移住計画は再考すべきだ」と反対している。

7909チバQ:2014/05/02(金) 08:20:05
http://mainichi.jp/select/news/20140502k0000m030058000c.html

パキスタン:遠い和平…ビンラディン容疑者殺害3年

毎日新聞 2014年05月01日 20時15分


 【ニューデリー金子淳】国際テロ組織アルカイダの最高指導者ウサマ・ビンラディン容疑者が潜伏先のパキスタンで米軍特殊部隊に殺害されて2日で3年。だが、アルカイダとつながりが深い武装勢力「パキスタン・タリバン運動」(TTP)などが依然として活動しており、和平の見通しは立たない。一部ではビンラディン容疑者を英雄視する勢力もあり、治安改善には時間がかかりそうだ。

 「ビンラディン容疑者の殺害で国内はいっそう不安定になった。我々には何の助けにもならない」。首都イスラマバードの織物店の男性店主(56)はこう語り、米国への不信をあらわにした。

 イスラマバードのマドラサ(イスラム教神学校)は約2カ月前、校内の図書館を「ウサマ・ビンラディン図書館」と名付けた。マドラサの聖職者アブドル・アジーズ師(53)は電話取材に「生徒たちは彼を殉教者と考えている。国内のマドラサではどこもそうだ」と語った。

 インドの民間シンクタンク「紛争管理研究所」の統計では、昨年のパキスタンのテロ事件の死者数は民間人だけで3001人に上り、10年前の約20倍となった。

 シャリフ政権はTTPとの和平を目指し、今年2月には双方の代表団による会合開催にこぎつけた。その後交渉は中断したものの、3月にはTTPが停戦を宣言。4月中旬には近く再開するとの観測も流れたが、その直後にTTPは一転して停戦破棄を発表。軍も4月下旬にTTPの拠点で空爆を行い、交渉再開は遠のいた。

 TTPが態度を二転三転させるのはなぜか。軍事アナリストのハッサン・アルカリ・リズビ氏は「時間稼ぎ」とみる。隣国アフガニスタンでは駐留外国軍が今年末までに任務を終了する。TTPは、それまでにパキスタン軍がTTPに対し大規模な掃討作戦を実施すると考えており、「交渉を引き延ばし攻撃を遅らせようとしている」という。

 ◇ウサマ・ビンラディン容疑者殺害事件◇

 2011年5月2日未明、米軍特殊部隊がパキスタン北部アボタバードの民家を急襲。潜伏していたビンラディン容疑者を射殺し、遺体をアラビア海に水葬した。パキスタン政府の独立調査委員会は昨年1月、「潜伏を許したのは軍と政府の無能と怠慢が原因」との報告書をまとめた。

7910とはずがたり:2014/05/04(日) 12:40:53

危険な新枢軸が出来たとしても欧米の市場を全部切り捨てて新枢軸で経済的に成功するのは無理筋だろうからなぁ。。
ただウクライナ新政権の民族主義的偏向は徹底的に警戒すべきであろうから指摘は重要である。

2014.3.29 11:41
【佐藤優の地球を斬る】危険な露・中・イランの「新枢軸」
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/140329/wor14032911460013-n1.html

 オランダのハーグで24日、G8(日米英仏独伊加露)のうちロシアを除くG7が首脳会議を行い、「ハーグ宣言」を採択した。宣言では<G7として、今回のロシアの違法な行動を強く非難し、今後も協調して行動していくことを確認>(3月24日外務省HP)。<G8ソチ・サミットの扱いについて、首脳間で率直な議論を行った結果、現状では本年6月のソチ・サミットには参加しないこと、また、2014年6月にブリュッセルで改めてG7首脳会合を開催し、幅広い議題について議論することとなった>(同上)。

 G7の圧力に屈して、ロシアがクリミア併合を撤回する可能性は皆無だ。これでG8の枠組みが消滅するか否かについて、現時点では何とも言えないが、ロシアはG7がソチ・サミットをボイコットしたことを侮辱と受け止めている。再びロシアがG8に参加することを認められたとしても、ロシアはそこで真摯な議論を行わず、一方的な宣伝の場として利用するだけだ。首脳間の信頼関係が存在しない下でG8を行っても、成果は期待できない。

 ロシアは、二国間交渉を積み重ねることによって、帝国主義的な勢力均衡外交を始めると筆者は見ている。米欧と日本がロシアを追い詰めると、ロシアは中国とイランへの戦略的接近を強め、モスクワ・北京・テヘランの「新枢軸」が形成される。

 ロシアが中国に接近すれば、直ちに中国軍が尖閣諸島に上陸するというような見方もあるが、筆者はそのような見方にはくみしない。中国はそのような冒険をして経済制裁によって、エネルギーの輸入ができなくなることを懸念しているからだ。ロシアにも中国のエネルギー需要を全面的に賄う余裕はない。

 ただ、ロシア、イラン、中国が戦略的提携を深めれば、中国はロシアとイランから安定的にエネルギーを確保するシステムを構築することができる。そのとき中国は、本格的な膨脹戦略を取ることになる。国際連合はもとより、国際連盟が成立する以前の、帝国主義のゲームのルールがよみがえりつつある。ただし、以前の帝国主義と異なるのは、ロシアと中国が核保有国で、イランも核開発を進めていることだ。

 G7は、ウクライナ問題でロシアと折り合いをつけるべきと筆者は考える。それは、ロシアを中国、イランとの連携に追いやることによる国際秩序に与える悪影響の方が、ウクライナ問題でG7がロシアと妥協するよりもはるかに大きいからだ。

 焦眉の課題は、ロシア語を常用するウクライナ人とロシア人が多数派を占めるウクライナの東部と南部における国境線を維持することだ。そのためには、ウクライナ新政権のエスノクラシー(自民族至上主義)に歯止めをかけなくてはならない。欧米の政府とマスメディアは、ウクライナ西部のガリツィア地方に拠点を持つ、「自由党」の危険性を過小評価している。「自由党」は国際基準では、ネオナチに相当するような政治勢力だ。この点に関するロシアのマスメディアの報道は間違っていない。ウクライナで生じている事態をわれわれ日本人は等身大で見ることが重要と思う。

 国際秩序をこれ以上、混乱させないようにするためには、ウクライナを連邦化することが必要だ。ウクライナの東部と南部に広範な自治権を持つ地方政府を形成する。そして、キエフの中央政府が、地方政府とロシア語を常用する人々、ロシア国籍保持者の人権を保障することを約束する。ウクライナを連邦化すれば、ロシアもキエフの新政権を承認する。

 事態をこのまま放置しておくとウクライナの東部と南部で、ロシアへの編入を求める住民投票の動きが強まる。先手を打ってウクライナが連邦化すれば、ロシアもクリミア方式の介入を避けると思う。(作家、元外務省主任分析官)

7911とはずがたり:2014/05/04(日) 12:54:45
2014.3.8 12:00コメント
【佐藤優の地球を斬る】「ウクライナ」VS「 露」 応援できない毒蛇と毒サソリの戦い
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/140309/wor14030911210015-n1.html

 毒蛇と毒サソリが戦っている場合に、どちらかを応援しなくてはならないという義理はない。現下のウクライナとロシアのいさかいは、まさに毒蛇と毒サソリのにらみ合いだ。

 ウクライナのヤヌコビッチ前政権が、民意から乖離した腐敗政権であったことは間違いない。それだからといって今回、自動小銃や猟銃、火炎瓶などの軽火器を用いてキエフで権力を奪取したウクライナの新政権が、欧米や日本のように自由・民主主義・市場経済という価値観を共有する人々によって構成されているわけではない。特に西ウクライナのガリツィア地方を基盤とするウクライナ民族至上主義者には、反ユダヤ主義的傾向もある。

 ロシア語で、「エトノクラツィヤ(этнокрация)」という言葉がある。英語だと「エスノクラシー(ethnocracy)」に相当するが、自民族だけで政治、経済、教育、文化のすべての権力を掌握しようとする支配体制を意味する政治的病理だ。とりあえず「自民族中心主義」と名づけておく。アルメニア、アゼルバイジャン、セルビア、クロアチア、コソボなどで深刻な民族紛争を引き起こした原理も、この自民族中心主義だ。

 歴史的にハプスブルク帝国(オーストリア・ハンガリー帝国)に帰属したガリツィア地方は、1945年にソ連軍によって占領されるまで、ロシア帝国・ソ連の領土になったことがなかった。19世紀にロシア帝国領のウクライナではロシア語化政策が進められ、ウクライナ人もほとんどロシア語を話すようになった。これに対して、ハプスブルク帝国では多言語政策が取られ、ガリツィア地方ではウクライナ語の新聞、雑誌、書籍が発行された。1991年12月にウクライナが独立した後、ウクライナ語教育が重視されたので、現在のウクライナの政治エリートはウクライナ語を理解する。しかし、東部、南部のウクライナ人は、現在もロシア語を常用し、ウクライナ語を理解しない人も多い。東部、南部の人々の間には、新政権がウクライナ語を習得していない者を公務員、企業幹部から排除する政策を取るのではないかという危惧が根強くある。

 ■あいまいな民族的帰属

 そもそも東部、南部に居住する人々は、自らがウクライナ人であるかロシア人であるかについて詰めて考えていない。ロシア語を常用し、正教徒であるので、民族について考えなくても、日常生活に支障がないのである。
 ロシアは、ウクライナにおける自国民保護を口実に、軍事介入の意向を表明した。現時点で、ロシアはウクライナ南部のクリミア自治共和国に自国軍を展開し、自治共和国政府をロシアの傀儡にすべく腐心している。仮にロシアが軍事行動をウクライナ東部にも拡大することになれば、ウクライナ軍が応戦する。そうなるとこれまでウクライナ人であるかロシア人であるかについて、曖昧にしていた人々も民族的帰属を明確にしなくてはならなくなる。そしてウクライナ人とロシア人の民族紛争が始まる。この影響はロシア本国だけでなく、ウクライナ人、ロシア人の双方が居住するモルドバ共和国や中央アジア諸国にも及ぶようになる。そうなるとユーラシア地域全体が極めて不安定になる。この観点からも、ロシアがウクライナに軍事介入することを止めさせなくてはならない。

 「ロシア国家の死活的利益が損なわれる場合には、近隣諸国の主権が制限されることがある」という制限主権論をロシアが放棄するように国際世論を結集していく必要がある。それと同時に、日本政府としては、ロシアが悪いならば、ウクライナが正しいと言うような単純な二分化を避け、現在、ウクライナで進捗している事態を等身大で把握した上で、立場を表明することが重要だ。(作家、元外務省主任分析官)

7912とはずがたり:2014/05/04(日) 17:18:42
>ロシアは、ウクライナ危機の収拾策として、同国での連邦制導入やロシア語の国家公用語化などを要求している。
ロシアがクリミア併合しているから丸で説得力ないけど本来真っ当な施策である・・。

ウクライナ 一触即発の膠着状態 強制排除、難航/露は介入に含み
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140426091.html
産経新聞2014年4月26日(土)07:56

 【モスクワ=遠藤良介】ウクライナで5月25日に予定される大統領選まで1カ月を切った。だが、東部ではロシアの関与を疑われる親露派武装勢力が中枢施設の占拠を続け、ウクライナ暫定政権の強制排除作戦は難航している。武装勢力は大統領選の合法性を認めない構えだ。ロシアはウクライナ国境地帯で大規模な軍事演習を開始し、同国情勢は一触即発の危うい膠着状態に入った。
                   ◇
 暫定政権は24日、治安部隊と軍による強制排除作戦の再開を宣言し、東部スラビャンスク近郊で親露派の設けた3カ所の検問所を一時掌握。戦闘で親露派に5人の死者が出た。しかし、ロシア軍が同日、ロストフ州など国境地帯での演習を始めたのを受け、暫定政権側の部隊は市中心部への進軍を停止した。

 露メディアによると、軍事演習には8千人以上が参加。ウクライナ暫定政権関係者は25日、スラビャンスクを封鎖する戦術に切り替えたことを明らかにした。

 ロシアは、ウクライナ危機の収拾策として、同国での連邦制導入やロシア語の国家公用語化などを要求している。ウクライナ東部に自国の影響力を行使できるような政体を樹立するのが狙いだ。プーチン露政権は暴力停止や武装解除をうたった「ジュネーブ合意」に違反していると暫定政権批判を強め、軍事介入にも含みを残している。

 東部で「ドネツク人民共和国」を名乗る親露派勢力は24日、大統領選の効力を認めないと宣言し、「共和国」の地位と帰属先に関する住民投票をドネツク、ルガンスク両州で5月11日に行うと強調した。

 最新の世論調査によると、23人が出馬している大統領選では、親欧米派の実業家、ポロシェンコ議員(48)が支持率48%と他候補を大きく引き離している。親欧米派のティモシェンコ元首相(53)が同14%、親露派のチギプコ元副首相(54)が同7%で追う展開だ。

 ロシアの主張する「連邦制」については、ドプキン・ハリコフ州前知事(44)と共産党のシモニェンコ第1書記(61)の2候補が賛意を示しているものの、支持率はそれぞれ約6%と振るわない。ウクライナ政界では、親欧米派の強い西部と親露的な東部・南部の対立により、現行の政治制度が機能不全に陥ったとの共通認識ができつつある。

 ただ、東部の将来的なロシア編入につながりかねない「連邦制」への警戒感は強く、ポロシェンコ氏ら主要候補は「脱中央集権化」という表現で政治改革を主張している。東部の親露武装勢力が呼びかける地域独自の住民投票も主要候補に受け入れられるものでなく、隔たりを埋める道筋は見えていないのが実情だ。

7913とはずがたり:2014/05/04(日) 17:20:11

ウクライナ:徴兵制復活 スラビャンスク、排除再開か
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20140502k0000e030210000c.html
毎日新聞2014年5月2日(金)11:33

 【モスクワ真野森作、ベルリン篠田航一】ウクライナ暫定政権のトゥルチノフ大統領代行は1日、同国東部と南部の緊迫した情勢を背景に、徴兵令を公布した。現地メディアが伝えた。東部ドネツク州では同日も親露派勢力が州の検察庁舎などを新たに占拠する一方で、暫定政権側が2日早朝に州内で親露派の強制排除とみられる作戦に着手したとの情報も流れており、衝突拡大の恐れが出ている。

 暫定政権は「ドネツク、ルガンスク両州での庁舎占拠など領土の一体性の危機が生じている」として、健康な18歳以上25歳未満の男性の徴兵を決定した。ウクライナでは昨年、親露派のヤヌコビッチ前政権が徴兵制の廃止を決めたが、親露派武装勢力の伸長などで治安が極度に悪化していることから、再導入する形となった。兵士の招集時期は5〜6月と報じられている。

 ロシアの近隣国では実戦部隊確保に向けた動きが相次いでおり、ラトビア軍幹部は4月、志願兵への応募が通常より4割近く増加したと地元紙に明かした。エストニアやリトアニアでも同様に兵役登録者が増えており、「有事」を想定した対応が進んでいる。

 インタファクス通信によると、ドネツク市では1日、中心部にある州検察庁舎に親露派活動家ら約1000人が押し寄せ、投石や火炎瓶を使って攻撃。約200人の警官隊が対抗したが、最終的に庁舎を明け渡した。双方合わせて約20人が負傷した。また、同市から北西約50キロのクラスノアルメイスクでも同日、親露派による警察庁舎への襲撃があり、低層階が占拠された。

 一方、ロシア外務省は1日、「ウクライナ暫定政権が東部と南部で(親露派を強制排除する)特別作戦を実施するとの報道がある」として「攻撃的な行動は破滅的な結果をもたらす」と強く非難する声明を発表した。

 これに先立ち、国営のロシア通信が「ウクライナ国防筋」からの情報として「2日に親露派が占拠する庁舎や検問を対象に作戦が実施される」と報道していた。極右連合「右派セクター」の部隊も参加し、主としてルガンスク州の治安回復を目指す、とも伝えた。

 ただ、暫定政権側は「作戦」について一切発表していない。こうした状況を受け、暫定政権は1日、「情報面における安全保障」を確保する方策の検討に入った。ロシアのテレビ放送の中継禁止のほか、海外メディアの保護と情報提供強化などが方策として挙げられている。

 一方、インタファクス通信はドネツク州北部スラビャンスク市の親露派の情報として、ウクライナ軍側が市内で攻撃を開始し、死傷者が出ていると報じた。ロイター通信もウクライナ軍のものとみられるヘリコプターが同市の上空から銃撃していると伝えた。

7914とはずがたり:2014/05/04(日) 17:22:39
>>7912
地図
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/ampo/s_snk20140426091.jpg

7915とはずがたり:2014/05/04(日) 19:53:21
やっと立てました。
ロシア・ウクライナは以後こちらへ。

ロシア・韃靼・ユーラシアスレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1399200577/l50

7916チバQ:2014/05/06(火) 19:53:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140506/erp14050601070002-n1.htm
スロベニア首相が辞表提出 下院の解散選挙求める

2014.5.6 01:07


 スロベニアのブラトゥシェク首相は5日、大統領と国民議会(下院)議長に辞表を提出した。同氏は与党「積極的なスロベニア」の4月下旬の党首選でリュブリャナ市長のヤンコビッチ氏に敗北し、自派の議員らとともに離党。国民議会の早期解散と選挙実施を求めている。

 汚職疑惑のあるヤンコビッチ氏の党首就任に対する反発で、連立政権は崩壊した。

 ブラトゥシェク氏は昨年3月に同国初の女性首相に就任し、財政緊縮策を進めて財政赤字の削減と経済の立て直しを図った。だが与党党首選では、公共事業の拡大による経済活性化を訴えるヤンコビッチ氏に敗北した。(共同)

7917チバQ:2014/05/06(火) 22:45:08
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&amp;k=2014050500093
パナマ大統領選、野党勝利=現職への批判票取り込む
4日、パナマ市で、大統領選に勝利し支持者の女性と記念撮影するバレーラ氏(右)(EPA=時事) 【サンパウロ時事】中米パナマで4日、マルティネリ大統領の任期満了に伴う大統領選挙が行われ、即日開票の結果、野党パナメニスタ党の党首ホアン・カルロス・バレーラ氏(50)が勝利した。
 バレーラ氏は、社会問題化する交通渋滞緩和に向けた地下鉄建設の推進や貧困層の削減などを公約して選挙戦を展開。政策に大きな争点がない中で、マルティネリ氏の妻が与党副大統領候補として出馬したことを「かいらいだ」と批判。政治の透明化を進めると訴え、「反マルティネリ票」を取り込んだ。
 バレーラ氏は、米国のジョージア工科大学を卒業後、酒造会社を経営。2009年、連立を組んだマルティネリ政権下で副大統領兼外相に就任したが2年後に連立を解消した。(2014/05/05-10:54)

7918チバQ:2014/05/06(火) 22:46:22
>>7906
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&amp;k=2014050500036
アダムズ党首を釈放=英
 【アントリム(英国)AFP=時事】英警察当局は4日、1972年に北アイルランドで起きた女性殺害事件に絡み4月30日に身柄を拘束したシン・フェイン党のアダムズ党首を釈放した。検察当局が今後、起訴の是非を判断するという。
 アダムズ党首は事件への関与を強く否定しているが、自ら警察に出頭した。シン・フェイン党は、現在活動を停止しているとされるカトリック系過激組織アイルランド共和軍(IRA)の政治組織。(2014/05/05-06:44)

7919チバQ:2014/05/06(火) 22:47:45
>>7836
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&amp;k=2014050500001
新首相にミティグ氏=リビア
 【カイロ時事】政情不安が続くリビアの議会は4日、新首相に実業家のアフメド・ミティグ氏を選出した。AFP通信が伝えた。ミティグ氏は今後、組閣作業を進めて政権発足を目指す。
 議会は3月中旬、武装勢力伸長による治安悪化を防げなかった当時のゼイダン首相を解任。その後、首相に指名されたサニ国防相が自身への襲撃未遂事件を理由に組閣を断念していた。(2014/05/05-00:09)

7921チバQ:2014/05/06(火) 23:04:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140505/mds14050518280005-n1.htm
民主化の行方に試練 南アでマンデラ氏死去後初の総選挙
2014.5.5 18:28 (1/2ページ)

南アフリカ・ヨハネスブルク近郊の旧黒人居住区ソウェトでの選挙集会で歓声を上げる与党アフリカ民族会議の支持者ら=4日(AP)
 【ロンドン=内藤泰朗】南アフリカの総選挙が7日、投開票される。反アパルトヘイト(人種隔離政策)闘争を率い、20年前の民主選挙で初代黒人大統領に選出されたネルソン・マンデラ氏が昨年12月に死去後初めて行われるが、貧富の差は埋まらず、政権の汚職疑惑に国民の不満は募っている。試練を迎えた民主化の行方に注目が集まる。

 南アでの選挙前各種世論調査では、ズマ大統領率いる与党、アフリカ民族会議(ANC)が61〜65%を得票し、勝利する予測だ。故マンデラ氏が主導した黒人解放組織ANCを支持する人たちが多いからだ。

 ただ、今回は人種隔離政策時代を知らない若い世代が初めて投票するほか、ズマ大統領が巨大な私邸改築に2億4600万ランド(約24億円)もの税金をつぎ込み、汚職疑惑や道義的な疑問が持ち上がるなど、ANCには激しい逆風が吹いているという。

 マンデラ氏の朋友で南アのノーベル平和賞受賞者、ツツ元大主教も先月、マンデラ氏の後継者たちが役目を果たしていないと痛烈に批判し、ANCには投票しないと語った。

 南アは金やダイヤモンドなど豊富な鉱物資源と白人政権時代から引き継いだ良質なインフラなどを背景に20年で国内総生産(GDP)を約3倍にし、アフリカ屈指の経済大国となった。一方、昨年末の失業率は約24%と20年前に比べて悪化。貧富の格差、治安も世界最悪の水準だ。

 ANCの支持基盤である主要労働組合の一つ、全国金属労働者組合は昨年12月、雇用問題に真剣に取り組んでいないとして組織としてANCを支援しないことを決めた。

 3日付英誌エコノミスト(電子版)は「南アは20年前に比べたら確かによくなった。今回もANCは得票率60%以上を獲得しそうだが、誤った方向に向かっている。10年後の選挙では権力を失うことになる」と指摘している。

 総選挙では、国民議会(下院、任期5年)の400議席を選び、その後に下院で大統領が選出される。白人リベラル系の野党、民主同盟(DA)は汚職疑惑の追及を強め、世論調査で23.1%の支持率を獲得し、前回(16.7%)以上の躍進が見込まれている。

7922チバQ:2014/05/06(火) 23:08:13
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140505-OYT1T50053.html
オランダ極右政党党首、反EU会派結成に意欲
2014年05月05日 10時00分
 オランダの極右政党「自由党」のヘールト・ウィルダース党首は、ハーグで読売新聞のインタビューに応じ、今月22〜25日に行われる欧州議会選について、「選挙後に出来るだけ多くの反欧州連合(EU)勢力と連携したい」と述べ、欧州議会で「反EU」を軸に他の極右と会派結成を目指す考えを明らかにした。


 議会選では、加盟各国でEU解体や移民排斥を訴える極右の躍進が予想されており、同党首は、議会内部からEUの権限を弱める改革を進める方針を示した。

 自由党は、欧州の主要極右政党。オランダ国内での最近の支持政党調査で、中道右派「自由民主党」などとトップ争いを演じている。ウィルダース氏は4月末のインタビューで、「今回は歴史的な選挙になる。多くの国で『反EU』が議席を取るが、別々の会派に分かれれば意味がない」と述べ、会派の連携相手として、フランスの「国民戦線」や英国の「独立党」などを挙げた。(ハーグ 三好益史)

2014年05月05日 10時00分 Copyright &copy; The Yomiuri Shimbun

7923チバQ:2014/05/06(火) 23:10:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140503/erp14050321450010-n1.htm
南部オデッサでの大規模衝突の惨事 大統領選実施危ぶむ声も
2014.5.3 21:45 [ウクライナ]

2日、ウクライナ南部オデッサの労働組合の建物前で、炎上する親ロシア派のテント(ロイター)
 【ドネツク(ウクライナ東部)=佐々木正明】2日、ウクライナ南部オデッサで40人以上が死亡した大規模衝突は、2月に親欧米派路線を掲げる暫定政権が発足して以降、最悪の惨事となった。これまで比較的平穏とされた南部の大都市でも親ロシア派住民の反発が高まり、治安状況が悪化していることを露呈したもので、国内では5月25日の大統領選挙の実施を危ぶむ声も出ている。

 長引く経済の低迷と天然ガス使用をめぐるロシアとの対立で、財政破綻状態に追い込まれているウクライナの暫定政権は、親欧米派の新大統領の下で、米国や欧州連合(EU)から援助を引き出し、事態正常化への第一歩につなげようとしていた。

 外交専門家は、ウクライナの混乱の長期化は、同国への影響力維持を図りたいプーチン政権にとって好都合と指摘。仮に大統領選の実施が延期されれば、ウクライナ危機の収拾に向けた道筋は大きく崩れ、国際社会への悪影響もさらに広がる恐れがある。

 オデッサ州は、これまでも地元調査機関が作成した「危険度マップ」で、武装集団の行政庁舎占拠が続く東部ドネツク州、ルガンスク州、さらに市長が暗殺未遂に見舞われた同ハリコフ州に次いで、情勢不安定化の恐れが指摘されていた。

 「連邦制導入」を求める地元のロシア系住民と「ウクライナ統一」を支持する暫定政権派の間で小競り合いがたびたび発生。この争いに隣国モルドバの親露派地域「沿ドニエストル」の勢力が加わり、検問所が爆破されて負傷者が出るなどしていた。

 沿ドニエストルは南部クリミアと同様、ロシアへの編入を求めており、オデッサでの混乱拡大は、沿ドニエストル問題にも飛び火する可能性がある。

7924チバQ:2014/05/06(火) 23:19:43
http://www.afpbb.com/articles/-/3014077
チュニジアで新選挙法成立、政党に男女同数の擁立義務付け
2014年05月02日 19:34 発信地:チュニス/チュニジア

【5月2日 AFP】「アラブの春」の発端となった民衆蜂起「ジャスミン革命」から3年、チュニジアの制憲議会(定数217)は1日、2014年内の大統領選と総選挙の実施を定めた選挙法を賛成132、反対11、棄権9の賛成多数で承認した。

 最大の争点となったのは、ジャスミン革命で追放されたジン・アビディン・ベンアリ(Zine El Abidine Ben Ali)元大統領の独裁政権で高官を務めた政治家らの出馬を禁止する条項だったが、1票の差で盛り込まれなかった。

 一方、選挙法には、政党が男女同数の候補者を擁立することを義務付ける条項が盛り込まれた。

 2011年のジャスミン革命後、政治危機や社会的対立、過激派勢力の台頭などに悩まされてきたチュニジアは、大統領選と総選挙によって正式な政権と議会の成立を目指している。

 ただ、選挙管理委員会を務めるISIEにはまだ予算がついておらず、事務所や運用根拠となる法律もない。ISIEは、選挙実施には選挙法の成立後6〜8か月の準備期間が必要だと指摘している。(c)AFP/Antoine LAMBROSCHINI

7925チバQ:2014/05/06(火) 23:20:25
http://www.afpbb.com/articles/-/3014220
パナマ大統領選に「見過ごせない問題」、OAS選挙監視団
2014年05月06日 11:12 発信地:パナマ市/パナマ

【5月6日 AFP】米州機構(Organization of American States、OAS)の選挙監視団は5日、4日に投開票が行われた中米パナマの大統領選は「成功裏に行われた」が、「見過ごせない問題」もあるとして、至急対応すべきだと発表した。

 選挙では約39パーセントの得票を集めたフアン・カルロス・バレラ(Juan Carlos Varela)副大統領が、リカルド・マルティネリ(Ricardo Martinelli)大統領の後継者とされたホセ・ドミンゴ・アリアス(Jose Domingo Arias)前住宅相らを破った。

 OAS選挙監視団は声明で、行政機関が目に見える形で投票に介入したほか、寄付が無制限で個人的な寄付が監視されていないなど選挙資金の規制がほとんどなく、マルティネリ大統領の与党が公金を選挙運動に使用したことで選挙が「著しく不公平な条件で」行われたと指摘した。(c)AFP

7926チバQ:2014/05/06(火) 23:21:31
>>7919
http://www.afpbb.com/articles/-/3014186
リビア新首相の信任投票に疑いの声、副議長「議会は選出認めず」
2014年05月05日 16:33 発信地:トリポリ/リビア

【5月5日 AFP】リビア議会で4日に行われた新首相の信任投票結果について、疑いの声が上がっている。

 当初発表された開票結果では、イスラム系勢力が支援する実業家アフメド・ミティグ(Ahmed Miitig)候補(42)の得票数は113とされ、首相就任の条件として憲法で定められている120に届いていなかった。だがその後、制憲議会のサリフ・マフズーム(Salah al-Makhzoum)氏が、ミティグ氏は全185票のうち121を得て対立候補の大学教授オマル・ハシ(Omar al-Hassi)氏に勝利したと発表。議会の閉会後に票の再集計が行われたとみられ、一部の議員からの批判を呼んでいた。

 その後、制憲議会のエゼディン・アワミ(Ezzedin Al-Awami)第1副議長は、ミティグ氏は信任に必要な得票数を得ていないとして、議会は同氏の首相就任を承認しないと宣言。政府のウェブサイトで公開された声明には、ミティグ氏の得票数は113だったと書かれている。続いて同サイトに投稿された2つ目の声明でアワミ氏は、今回の信任投票は「無効かつ違法」と述べている。

 リビア政府は、2011年の民衆蜂起によってムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)政権が崩壊して以来、秩序の回復に奮闘しており、リビア首相の職は困難かつ危険と隣り合わせとなっている。

 昨年にはアリ・ゼイダン(Ali Zeidan)首相(当時)が武装集団に拉致され、数時間にわたり拘束される事件が発生。ゼイダン氏が反政府勢力の原油輸出を阻止できなかったとして3月に解任された後、4月に首相の座についたアブドラ・サニ(Abdullah al-Thani)氏も、自身と家族が襲撃されたことを理由に、就任からわずか5日後に辞任している。

 7候補の中から新首相を選ぶ投票は、先月29日にも行われ、第1回投票でミティグ氏が67票で首位、ハシ氏が34票で2位につけていたが、同日中に行われた第2回投票は武装集団が議場に侵入・発砲したため中断していた。武装集団の動機については、現在も明らかになっていない。(c)AFP/Imed LAMLOUM

7927チバQ:2014/05/06(火) 23:25:01
http://news.livedoor.com/article/detail/8803655/

AFPBB News
2014年05月05日22時13分 女子生徒の集団拉致、「ボコ・ハラム」が犯行声明 ナイジェリア
ナイジェリアのイスラム過激派「ボコ・ハラム(Boko Haram)」の指導者、アブバカル・シェカウ(Abubakar Shekau)とみられる男(中央)が演説する様子を写した映像より(2014年5月5日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News 【AFP=時事】ナイジェリア北東部ボルノ(Borno)州の学校から100人以上の女子生徒が拉致された事件について5日、イスラム過激派「ボコ・ハラム(Boko Haram)」が犯行声明を発表した。

 AFPが入手した長さ57分の映像の中で、ボコ・ハラムの指導者であるアブバカル・シェカウ(Abubakar Shekau)容疑者は「私がおまえたちの少女を誘拐した」と述べ、同州チボク(Chibok)地区にある学校から3週間前に拉致された女子生徒276人について言及した。 

 同容疑者は、少女たちを拉致した理由について西洋的な教育を止めさせるためだと述べた。さらに、少女たちを「奴隷」として拘束しており「9歳や12歳で」花嫁として売り飛ばすつもりだと語った。

 州警察の2日の発表によると、少女たちのうち53人は脱出に成功したが、223人が依然拘束されている。

 チボク地区の指導者たちからは、少女たちが国境を越えたチャドやカメルーンで、花嫁として1人2000ナイラ(約1200円)で売られているとの未確認情報が寄せられている。
【翻訳編集】AFPBB News

http://www.cnn.co.jp/world/35047475.html
女子生徒「売り飛ばす」、拉致グループが宣言 ナイジェリア
2014.05.06 Tue posted at 10:46 JST

(CNN) ナイジェリア北東部ボルノ州の学校から200人以上の女子生徒が拉致された事件で、犯行を認めたイスラム過激派「ボコ・ハラム」の指導者とされる人物のビデオ映像が5日、明るみに出た。生徒たちを「売り飛ばす」と宣言している。

ボコ・ハラムの指導者アブバカル・シェカウ容疑者を名乗る人物が、現地の言葉で「私が誘拐した。娘たちを売り飛ばす」「人身売買の市場がある。アラーが私に売れと言っている」などと話している。

ビデオは先にAFP通信が入手していた。米国務省の報道官は「本物のようだ」との見方を示した。

ボコ・ハラムの名前は、「西洋の教育は罪」という意味。ビデオの人物は1時間近い演説の中で、女子生徒たちは教育を受けるのをやめて「結婚しなさい」と繰り返している。

ナイジェリアの大統領報道官はCNNとのインタビューで、この発言を強く非難し、「何があっても生徒たちを取り返す」と宣言した。

ジョナサン大統領自身も4日、同様の決意を表明したが、一方で生徒たちの父母が警察の捜査に協力的でないと批判した。父母らは娘が報復を受けることを恐れ、報道陣の取材も拒否している。

事件の報道を受け、生徒らの救出を求めるデモが世界各地で実施されている。ロンドンのナイジェリア大使館前には4日、約100人が集まって「生徒たちを連れ戻せ」「売り物ではない」と訴えた。

インターネットのツイッター上で展開されている運動には同日、クリントン米国務長官も加わり、「教育を受けることは基本的人権であり、罪のない少女たちを狙う理由としては到底受け入れられない」とツイートした。

ボコ・ハラムは近年、国際テロ組織アルカイダの関連組織から訓練を受けているとされ、欧米やナイジェリア政府の施設などを狙った大規模な攻撃を繰り返してきた。

ナイジェリアの首都アブジャでは7日から、世界経済フォーラム(WEF)アフリカ会議が開催される。

7928チバQ:2014/05/06(火) 23:26:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140504/mds14050422420004-n1.htm
東部で6万人以上が避難民化 シリア、過激派間の戦闘激化
2014.5.4 22:42

4月2日、シリア北部ラッカで、押収したたばこを燃やすISILの兵士ら。ISILの支配地域ではイスラム原理主義的な法規が強制されている
 【カイロ=大内清】シリアでイスラム過激派同士の抗争が激しさを増している。中東の衛星テレビ局アルジャジーラなどによると、東部デリゾールではここ数日、激しい戦闘が発生して住民6万人以上が避難民化したといい、人道危機の拡大が懸念されている。

 戦闘を繰り広げているのは、国際テロ組織アルカーイダ系の「ヌスラ戦線」と、かつてアルカーイダに属していた「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」。ともにアルカーイダに代表される「ジハード(聖戦)」思想を奉じるイスラム教スンニ派組織で、シーア派の一派とされるアラウィ派中心のアサド政権打倒を目指してシリア内戦に参戦し、内戦に乗じて勢力を伸ばしてきた。

 両組織は昨年末以降、反体制派の支配地域内をめぐる縄張り争いなどから対立が表面化。アルカーイダ本体の指導者、アイマン・ザワヒリ容疑者が抗争停止を命じ声明を出すなどして仲裁に乗り出したが、ISILがこれを無視したため、アルカーイダから“破門”された経緯がある。ザワヒリ容疑者は2日にも、ISILにシリアから撤収して拠点がある隣国イラクでの活動に専念するよう促す声明を出した。

 今回の抗争の舞台であるデリゾール県は、イラクからシリア国内への物資の補給線に当たることから、ヌスラ戦線とISILは支配確立を目指して4月末から戦闘員を多数投入、これまでに双方で60人以上が死亡した。北部アレッポ周辺などでも戦闘が頻発しているもようだ。

 他方、政権側と地元反体制派との停戦が成立した中部ホムスでは4日、激戦地の旧市街にとどまる反体制派戦闘員の退去に向けた折衝が続いた。政権側は、退去が完了すれば「ホムスのほぼ全域で秩序を回復できる」としている。

7929チバQ:2014/05/06(火) 23:32:56
http://mainichi.jp/select/news/20140504k0000m030101000c.html
国連シリア和平担当:ブラヒミ氏辞任へ 移行政府頓挫で
毎日新聞 2014年05月04日 07時30分(最終更新 05月04日 16時48分)


ブラヒミ国連・アラブ連盟合同特別代表
拡大写真 【ニューヨーク草野和彦】シリア内戦終結を目指し、アサド政権と反体制派の和平協議を仲介してきたブラヒミ国連・アラブ連盟合同特別代表が辞任する方針であることが3日、分かった。複数の国連関係者が明らかにした。アサド政権が6月に大統領選を強行することを決め、仲介目的の移行政府の樹立がほぼ不可能になったことが原因とみられる。

 ブラヒミ氏は既に潘基文(バン・キムン)国連事務総長に辞意を伝えた。国連は後任選定に入っているという。だが、暗礁に乗り上げた和平協議が再開する見通しはなく、4年目に入ったシリア内戦の政治的解決は一層遠のくことになった。後任にはチュニジアのモルジャン元外相らが候補として浮上している。

 ブラヒミ氏は、アナン国連・アラブ連盟合同特使(前国連事務総長)が調停に失敗し、辞職したことを受け、2012年9月に後任に就任。今年1月には米国とロシアの後押しを受け、アサド政権と反体制派主要組織「シリア国民連合」による内戦開始後初の直接協議を仲介した。

 協議は、移行政府の樹立を柱とする12年6月のジュネーブ合意に基づくものだが、アサド政権側が「テロ対策」を優先すべきだとして譲らず、2月に中断。さらにアサド政権は4月、次期大統領選を6月3日に実施すると発表。アサド大統領が立候補を届け出た。

 ブラヒミ氏は先に、大統領選が実施されれば「恐らく、すべての反体制派が政府との対話に興味を持たなくなる」と述べ、和平協議が破綻する可能性を指摘していた。

 アサド政権にとって大統領選強行の決定は、軍事的に優位に立った自信の表れだ。ロイター通信によると、激戦地の中部ホムスで2日、アサド政権と反政府勢力との停戦が成立。現地の情勢に詳しい国連筋によると、シリア国内では最近、こうした「局地的停戦」がいくつか成立しているが、実際には、反政府勢力の「降伏」という。政権側の徹底した空爆と人道支援の受け入れ拒否から生じた結果だ。

 こうした軍事的優勢を背景に、4月7日、アサド大統領が後ろ盾のロシアに「主要な戦闘は年内に終了する」と伝えたと報じられた。次期大統領選が決定したのはその後、間もなくだ。戦局が有利に進んでいれば、反体制派との和平協議に応じたり、協議で譲歩したりする必要性は小さくなる。

 国連安全保障理事会での対応も限界がある。シリア関連の安保理決議は、化学兵器廃棄を義務づけたものと、人道支援の受け入れ拡大を求めたものの二つがある。いずれも、決議違反として制裁を科す場合は新決議が必要だが、常任理事国のロシアには拒否権がある。さらに安保理外交筋によると、ロシアはウクライナ情勢を巡る欧米との対立関係から、「ますます『「親アサド』になってきている」という。

 反体制派と、これを支援する欧米諸国には、アサド政権に対し反転攻勢に出るすべがないのが現状だ。アサド政権の軍事的攻勢が続く場合、欧米側は今後、「親アサド政権」の受け入れを前提にした対処を迫られる可能性がある。

7930チバQ:2014/05/07(水) 00:01:28
>>7078-7079
http://www.afpbb.com/articles/-/3014055
再選目指すトロント市長がリハビリ施設へ、新たな薬物疑惑で捜査再開
2014年05月02日 15:34 発信地:トロント/カナダ

【5月2日 AFP】(一部更新)薬物使用を認めつつも今年秋の市長選で再選を目指すことを表明しているカナダ・トロント(Toronto)のロブ・フォード(Rob Ford)市長(44)が4月30日、市長職を休職してリハビリ施設へ入所する意向を明らかにした。一方、トロント市警察当局は5月1日、コカイン吸引中のフォード市長とされる新たな動画が報じられたことを受け、市長の違法薬物使用に関する捜査を再開した。

 フォード市長は昨年、薬物を吸引する様子を映したとされる動画の存在が明るみに出て大きなスキャンダルとなった。泥酔状態での不品行についても何度も批判を受けており、トロント市議会は同11月、市長権限の大半を剥奪(はくだつ)した。

 しかし、市長は泥酔やクラック使用を認めた上で、10月27日の市長選で再選を目指すと表明。先月、再選キャンペーンを立ち上げたところだった。

 今回問題とされているのは、地元紙グローブ・アンド・メール(Globe and Mail)が報じた数日前のものとされる動画。同紙が掲載した動画の静止画写真には、市長が金属製のパイプを手にしている様子が写っている。パイプには喫煙タイプのコカイン「クラック」が入っているとみられ、同紙記者らが確認したという動画の中でフォード市長は、右手を震わせながら煙の立つパイプを吸っていたという。

 同紙によると、この動画を撮影したのは薬物の密売人を自称する人物。4月26日未明に市長の姉妹キャシー(Kathy Ford)さんが住むマンションの地下で撮ったものだという。同紙はさらに、この人物が問題の動画を「最低6桁」の額、つまり10万カナダドル(約930万円)以上で売ろうとしていることや、キャシーさんにも薬物の問題があることを伝えている。

 一方、カナダ大衆紙トロント・スター(Toronto Star)によれば、市長は4月30日遅くに出した声明で「私にはアルコールの問題がある」「しばらくこの問題と闘ってきた」と告白。「私自身の幸せと、どうすればトロント市民に最も尽くせるか、また私の家族にとって最善の選択は何かを時間をかけて考えた結果、(再選)キャンペーンと市長の職責から離れて直ちに治療を受けようと決心した」と表明したという。

 またフォード市長の代理人の1人が報道陣に語ったところでは、フォード氏は「薬物乱用の問題を抱える人々を支援する施設」への入所を考えているという。(c)AFP

7931チバQ:2014/05/07(水) 22:11:31
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014050700475
与党、得票6割が焦点=腐敗、経済停滞など課題−南アフリカ総選挙の投票実施
南アフリカ総選挙を前に、アフリカ民族会議(ANC)の集会に出席したANC議長のズマ大統領(中央)=4日、ヨハネスブルク(AFP=時事) 【ロンドン時事】南アフリカで7日、総選挙の投票が始まった。反アパルトヘイト(人種隔離)政策の闘争を主導し、1994年の民主化以降、一貫して政権を維持してきたアフリカ民族会議(ANC)が地力で野党を圧倒。ただ、ANCには腐敗など長期政権の弊害が見られるほか、経済も停滞しており、これまでのように6割超の得票率を確保できるかが焦点となっている。
 南アの総選挙は比例代表制で、各党の得票数に応じ下院の獲得議席数が決定。その上で、下院が大統領を選出する仕組みだ。投票締め切りは7日午後9時(日本時間8日午前4時)で、結果は数日内に公表されるとみられる。(2014/05/07-14:23)

7932チバQ:2014/05/07(水) 22:20:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140507/amr14050718220010-n1.htm
エルサルバドル元大統領に逮捕状 台湾からの金品流用疑い、所在不明
2014.5.7 18:22
 【ロサンゼルス=中村将】中米エルサルバドルの裁判所は6日(日本時間7日)、台湾当局から金品を受け取り、私的に流用したとして、横領などの容疑で、所在不明となっているフランシスコ・フロレンス元大統領(53)の逮捕状を出した。

 AP通信によると、フロレンス氏は1999年から2004年までの大統領在任中、台湾当局から約1千万ドル(約10億2千万円)以上を不正に受け取り、私的に流用したとされる。

 フロレンス氏は、受け取った金は行政プロジェクトに使ったと説明しているが、金銭の譲渡先に関する証拠は示していない。

7933チバQ:2014/05/07(水) 22:26:15
http://mainichi.jp/select/news/20140508k0000m030075000c.html
南アフリカ:「ボーンフリー」世代の若者 総選挙に初投票
毎日新聞 2014年05月07日 20時15分(最終更新 05月07日 20時19分)


「野党に投票する」というマブヤさん=南アフリカ北部ソウェトで2014年4月27日、服部正法撮影 南アフリカで7日、総選挙が行われた。今回の総選挙には、民主化後に生まれた「ボーンフリー(生まれながらに自由)」世代が初めて投票した。ヨハネスブルク郊外に広がる国内最大の旧黒人居住区ソウェトで、選挙に先立ち「ボーンフリー」と呼ばれる若者たちに聞いた。【ソウェト(南アフリカ北部)で服部正法】

 大学で経済学を学ぶことを目指す男性、コラニ・ムゾロさん(19)は「初めて投票できるのがうれしい。(アフリカ民族会議)ANCには汚職の問題などはあるが、この20年、水や電気などインフラや教育を我々に、特に若者に多くもたらしてくれた。ANCに入れます」ときっぱり言う。

 伝統的療法を学び、療法士になるのを目指す女性、ティンツワロ・バロイさん(19)もANC支持。「状況は改善されたし、次の20年はもっと良くなるはず」と評価する。しかし、私邸改装への公金流用疑惑や政策に対する批判が高まるズマ大統領には不満があり、「もっと若い人が政治の世界に出てきてほしい」と話す。

 一方、ジャブラニ・マブヤさん(19)は「(野党第1党の民主同盟)DAに入れます」と自宅で声をひそめた。ANC支持者の両親に自分の考えは内緒だ。「DAの方が若者の雇用を生み出せると思うから」。運輸会社への就職を目指しており、将来、自分で会社を設立することを目標にしている。「ANCは汚職が問題。彼らは、それぞれの人たちの本当の能力に応じて職を与えるということをしていない」と縁故主義を批判。「ANCは自由獲得のため黒人を助けてくれた。だが今は新たな政権党が必要だ」

7934チバQ:2014/05/07(水) 22:27:00
http://mainichi.jp/select/news/20140508k0000m030073000c.html
南アフリカ:「マンデラ後」占う総選挙 与党勝利の公算大
毎日新聞 2014年05月07日 20時10分

 【ヨハネスブルク服部正法】南アフリカで7日、総選挙が行われた。昨年12月に死去したマンデラ元大統領が率いてきた与党「アフリカ民族会議(ANC)」が引き続き過半数を得る公算が大きいが、汚職の多発や経済格差拡大への対応などを巡ってANCへの批判も強まっており「マンデラ後」の南アの方向性を占う選挙と言えそうだ。

 アパルトヘイト(人種隔離)抵抗運動を主導したANCは1994年4月の全人種参加の初の選挙で第1党となり、同5月にマンデラ氏が大統領に就任。今回の選挙は黒人初の大統領の誕生から20年の節目だ。有権者は約2536万人で大勢は一両日中に判明する模様。選挙後、新たな下院(400議席)議員によって、新大統領が選出される。

 ANCは過去計4回の選挙でいずれも6割以上の票を集め、20年間政権を担ってきた。人種和解と民主社会の建設を進め、経済成長を果たしたが、近年は汚職への批判などから人気は低下傾向にある。各種世論調査では、ズマ大統領の2期目がスタートする見込みだが、前回(2009年)の得票率65.9%を下回るとの見方が強い。

 一方、野党第1党の民主同盟(DA)は、前回の16.6%から20%台に届くとの見方が出ている。アパルトヘイトに反対してきたリベラル派白人が主導してきた経緯があり、黒人に広がる「白人の党」のイメージを払拭(ふっしょく)できるかがカギだ。

7935チバQ:2014/05/07(水) 22:31:14
http://mainichi.jp/select/news/20140508k0000m030033000c.html
シリア内戦:米国が国民連合を外交代表部認定 追加支援も
毎日新聞 2014年05月07日 18時58分

 【ワシントン和田浩明】米国務省は5日、内戦が続くシリアの反体制派主要組織「シリア国民連合」が米国の首都ワシントンとニューヨークに持つ事務所を、シリア国民を代表する組織の外交代表部として認定し、米国内法上の保護を与えると発表した。また、武器以外に新たに約2700万ドル(約27億4000万円)の援助を追加する方向で議会と調整に入った。アサド政権との戦闘で退潮も伝えられる反体制派の国際的な位置づけを高めると共に、シリア国内の避難民援助能力の向上などを図ることが目的。

 米国は反体制派への武器以外の供給も拡大しており、国務省によると貨物トラックや救急車、通信機器などを供与したという。

 シリアでは6月にアサド大統領が出馬予定の大統領選挙が予定されているが、米政府高官は5日の電話会見で「民主主義のパロディーだ」などと批判した。国民連合は代表のジャルバ議長らが訪米中で、8日にケリー国務長官と会談するほか、ホワイトハウスの国家安全保障会議や財務省の関係者とも会談する予定。

7936チバQ:2014/05/07(水) 22:34:49
http://www.afpbb.com/articles/-/3014235
印ムンバイの鉄道、年間死者3500人 改善進まず
2014年05月06日 15:17 発信地:ムンバイ/インド

【5月6日 AFP】インド・ムンバイ(Mumbai)に住んでいた17歳のダバル・ロダヤさんは、3月20日に起きた列車の脱線事故で死亡した。

 マハラシュトラ(Maharashtra)州の州都ムンバイでは、1日に平均10人が鉄道の事故で亡くなっており、2013年の死者数は3506人だった。

 金融の中心地ムンバイは、英国の植民地だった160年前に敷かれた鉄道網の周りに発達してきた。国営インド鉄道(Indian Railways)のムンバイの鉄道網の1日の利用者数は750万人。鉄道はムンバイのライフラインとなっているが、その一方、満員電車の中での心臓発作や、走行中の車両からの転落、線路を渡ろうとして列車にはねられるなどして多くの人が命を落としている。

 ロダヤさんの家族や友人に駆り立てられたムンバイ市民数百人が鉄道当局への怒りを示し周辺の駅に向けて行進した。ロダヤさんの父親はAFPに「家族の光をなくした。鉄道当局に状況改善を訴えた」と話した。

 事故の際、救急車が現場に到着するまで1時間以上かかった上、鉄道警察はロダヤさんを安全な場所へ保護しなかったと、ロダヤさんの父親は主張している。鉄道当局はロダヤさんの父親の主張に対し、交通渋滞で遅れが生じたと説明しただけだった。

 鉄道の安全性向上を訴える活動家のサミール・ジャベリさんは、20年前にムンバイで列車から落ちて両足を失った。ジャベリさんは、ムンバイの鉄道網の安全性が低い現状について、「鉄道当局は改修などのための資金が不足しているというかもしれないが、実際のところはムンバイはインド鉄道にとって金のなる木だ」と汚職と不適切な管理体制が主な原因だと主張している。

 インドでは道路や鉄道、電力供給などのインフラ整備は経済成長の刺激策のカギとみなされている。現在、投票が行われている総選挙でも、主要政党はいずれもインフラ整備に積極的な姿勢を示している。だが、政治的な複雑さや制約により、複数の事業が何年も遅れており、混雑の解消にはほど遠いのが現状だ。

 またムンバイでは最近、国際空港の新ターミナル建設と、街の南北を結ぶ海上連絡道路という二つの大きな交通事業が実現したが、恩恵を受けるのはごく一部の富裕層だけだと批判の声が上がっている。(c)AFP/Aditya Phatak

7937チバQ:2014/05/07(水) 23:13:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140507-00000161-jij-m_est
ボコ・ハラム、数百人殺害=ナイジェリア北東部
時事通信 5月7日(水)22時54分配信

 【ロンドン時事】ナイジェリア北東部で5日、イスラム過激派「ボコ・ハラム」がカメルーンとの国境沿いの町ガンボル・ヌガラを襲撃し、数百人を殺害した。AFP通信が7日報じた。
 地元の議員は「(襲撃による)死者は300人に上る」と述べた。また、複数の住民が「これまでに100体以上の遺体が収容された。(遺体の)数はさらに増える見込みだ」と話した。

7938チバQ:2014/05/07(水) 23:16:00
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140507/frn1405071207006-n1.htm
女子生徒276人を拉致 イスラム過激派「ボコ・ハラム」の正体2014.05.07


イスラム過激派「ボコ・ハラム」 (AP)【拡大】
 ナイジェリア北東部ボルノ州で4月、女子生徒276人が武装集団に拉致された事件で、イスラム過激派「ボコ・ハラム」が犯行を認め、生徒を「奴隷」として売り飛ばすと脅迫する動画を発表した。12〜15歳の少女8人が拉致された別の事件への関与も疑われるなど凶暴ぶりが際立っている。

 ボコ・ハラムの指導者、アブバカル・シェカウ師は映像で、女子生徒の拉致を認め、「人身売買の市場がある。アラーが私に売れと言っている」と話した。AFP通信は、生徒が隣国のチャドやカメルーンで武装勢力に1人2000ナイラ(約1200円)で「花嫁」として売られているとの未確認情報も寄せられているとした。

 ボコ・ハラムは地元の言葉で「西洋の教育は罪」を意味する。武装集団はシャリア(イスラム法)の導入を要求。キリスト教会のほか、西洋式教育を受けるイスラム教徒らに対し、「ジハード」と称してテロを繰り返している。首都アブジャ近郊で計約100人が死亡した2件の爆破テロへの関与も疑われ、国際テロ組織アルカイダの影響も指摘されている。

7939チバQ:2014/05/07(水) 23:20:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140507/amr14050711440004-n1.htm
米、270人の拉致少女救出に全面協力 「奴隷売り飛ばし」阻止へナイジェリアに専門家派遣 
2014.5.7 11:44 [米国]

6日、米ワシントンのナイジェリア大使館の外で、少女救出を求めデモをする人々(ゲッティ=共同)
 オバマ米大統領は6日、ナイジェリアでイスラム過激派ボコ・ハラムとみられる武装集団に拉致された女子生徒270人以上の救出に向け「できることを全てやる」と述べ、全面協力すると表明した。米NBCテレビのインタビューで語った。米政府は軍や捜査当局の専門家チームを派遣し、首都アブジャの米大使館を拠点に情報面などで捜索・救出作戦を支援する方針。

 ケリー米国務長官は同日、ナイジェリアのジョナサン大統領と電話会談。ジョナサン氏は支援受け入れに同意したといい、ケリー氏は記者会見で「直ちに実行に移す」と強調した。

 武装集団は4月14日、北東部ボルノ州の学校を襲撃し、16〜18歳の生徒らを拉致。今月に入りボコ・ハラムの指導者アブバカル・シェカウ師が関与を認め「奴隷」として売り飛ばすと脅迫するビデオ映像を発表した。ケリー氏は米アフリカ軍司令部と連携を取っていると語ったが、カーニー米大統領報道官は6日の記者会見で部隊派遣は考えていないとした。(共同)

7940チバQ:2014/05/08(木) 20:35:26
>>568>>7857
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&amp;k=2014050800494
ガンジー家「令嬢」が救世主に=兄押しのけ、存在感増す−インド総選挙
インドの名門ガンジー家の「令嬢」プリヤンカ・ガンジー・バドラさん=4月16日、北部ラーエバレリ(AFP=時事) 【ニューデリー時事】インド総選挙で与党国民会議派の敗色が濃厚となる中、名門ガンジー家の「令嬢」プリヤンカ・ガンジー・バドラさん(42)の存在感が増している。対立する野党インド人民党の首相候補ナレンドラ・モディ氏(63)との舌戦にも一歩も引かず、会議派の「救世主」との呼び声が高い。同党の実質的首相候補の兄ラフル・ガンジー氏より指導者にふさわしいとの声すら上がっている。
 「リーダーに必要なのは力ではなく、大きな心だ」。プリヤンカさんは4月下旬、こう言い放った。次期首相有力候補とされるモディ氏が自らを指し、「経済発展には胸囲56インチ(約142センチ)の胸が必要だ」と発言したことを受けたものだった。
 ネール初代首相ら3人の首相を輩出したガンジー家出身。祖母と父はいずれも元首相で、母は会議派総裁を務める。実業家と結婚し、政治の表舞台には立たなかった。
 しかし、会議派の歴史的大敗が予想される今回の総選挙では各地を行脚し、モディ氏と真っ向から対決。モディ氏がラフル氏の演説におけるミスを指摘し「コメディアンより面白い」とやゆした際には、「何を子どもじみたことを言っているのか」と一蹴し、兄をかばった。メディアへの露出度はラフル氏を上回る勢いで、会議派巻き返しの原動力になっている。(2014/05/08-15:33)

7941チバQ:2014/05/08(木) 21:26:57
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20140508-00000192-fnn-int
ヨルダンのテレビ番組、シリア情勢についての討論で乱闘に
フジテレビ系(FNN) 5月8日(木)17時32分配信

シリア情勢をめぐり、隣国ヨルダンで思わぬ場外乱闘となった。
ヨルダンのテレビ討論番組で、司会者の必死の仲裁にもかかわらず、議論がヒートアップし、ついには、スタジオにあった机を持ち上げての乱闘になった。
スタッフが止めに入った姿もそのまま放送されるという、大騒ぎになった。
ヨルダンのテレビで、シリア情勢について討論していたジャーナリスト2人が、「お前はシリアの反体制派を支持している」、「そちらは金をもらってシリア政府を支援している」との応酬からけんかになったもので、深刻さを増すシリア情勢は、とんだところに飛び火した形となった。

7942チバQ:2014/05/10(土) 00:23:55
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&amp;k=2014050900990
南ア与党が総選挙で圧勝=ズマ大統領、2期目確実に





 【ロンドン時事】7日投票された南アフリカ総選挙で、選管は9日、開票率98%で与党アフリカ民族会議(ANC)が62%を得票したと発表、ANCの圧勝が確実となった。
 黒人層から強い支持を得るANCは地力で他党を圧倒。ANCの象徴的存在であるマンデラ元大統領が昨年12月に死去し、反アパルトヘイト(人種隔離)の闘いの歴史に改めて光が当たったことも追い風になった。選挙前にズマ大統領が巨額の公費を私邸に投じ、プールなどを建設していた問題で批判を浴びたが、結果的にさほど響かなかった。
 ANCの得票率は2009年の前回総選挙の65.90%からやや減少するものの、6割を維持する見通し。ズマ大統領の2期目入りは確実だ。(2014/05/09-20:45)

7943チバQ:2014/05/10(土) 00:38:08
http://mainichi.jp/select/news/20140510k0000m030082000c.html

インド:総選挙で割れるイスラム教徒 次期首相候補に賛否

毎日新聞 2014年05月09日 22時09分


 【ニューデリー金子淳】インド総選挙で勝利が予想されるヒンズー教至上主義政党・インド人民党の支持を巡り、人口の1割強を占めるイスラム教徒が割れている。その多くが人民党の過激思想に警戒心を抱く一方、インテリ層を中心に党の次期首相候補、ナレンドラ・モディ氏(63)の経済手腕に期待が高まっているためだ。

 16日の開票を前に、「ムスリム(イスラム教徒)票」の行方が注目されているが、政治アナリストのK・G・スレーシュ氏は「ムスリムは今回の選挙で両極化するだろう」と分析している。

 「モディは良くない。危険だと思う」。首都ニューデリー南部のモスク(イスラム礼拝堂)近くの市場で、織物屋の店員、ムシームさん(23)は声を潜めた。モディ氏は党の支持母体である極右団体「RSS」(民族奉仕団)出身。2002年に自身が州首相を務める西部グジャラート州でヒンズー教徒とムスリムが衝突した際、適切に対応せずヒンズー教徒による虐殺を黙認したと批判されている。だが、世論調査では人民党の大勝が予想され、次期首相に最も近い人物だ。

 こうした中、一部の社会活動家らは人民党以外に投票を呼びかけるキャンペーンを展開。だが、与党・国民会議派は失政で支持が伸び悩み、腐敗一掃を掲げる新党・一般人党も浸透しているとは言えない。結果的にムスリムの「反モディ票」は分散するとみられている。イスラム教の聖職者イジャーズ・フセイン師(70)は「ムスリムの指導者さえまとまっていない」と嘆く。

 一方、州首相としてグジャラート州を発展させたモディ氏に期待するムスリムも多い。インド映画の国民的スター、サルマン・カーン氏は人民党の選挙運動を支援。脚本家の父もモディ氏の公式サイトをつくった。モディ氏の伝記漫画を出版した人気漫画家、ハニフ・アズハルさん(46)は「グジャラート州のムスリムは発展の恩恵を受けた。インテリ層はこのことに気づいている」と話した。

7944チバQ:2014/05/10(土) 00:43:36
http://mainichi.jp/select/news/20140509k0000e030203000c.html

シリア:政権側、ホムス掌握…反体制派が弱体化

毎日新聞 2014年05月09日 11時32分(最終更新 05月09日 14時34分)




シリアのホムス

シリアのホムス


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 【カイロ秋山信一】内戦が続くシリアで、反体制派武装勢力は8日までに、中部の主要都市ホムスにある最後の拠点だった旧市街から撤退した。国営メディアが報じた。ホムスには内戦当初から反体制派の拠点があり、激戦が続いていたが、政権側はホムス市全域を掌握した。政権側は首都ダマスカス周辺でも攻勢を続けており、6月3日に予定される大統領選を前に、優勢ぶりを印象づけている。

 ホムスは、ダマスカス、北部アレッポに次ぐ第3の都市。2011年春に大規模な反政権運動が起き、内戦突入後はアレッポと並ぶ激戦地となった。だが13年夏以降、政権側が優勢となり、反体制派は旧市街に立てこもった。政権側は旧市街を包囲し、人や物の出入りを禁止。補給を断たれた反体制派は追い詰められていた。今月2日に国連などの仲介により停戦が成立。旧市街を明け渡す代わりに、戦闘員や市民の避難が認められた。

 反体制派によると、7、8両日に国連などが用意した車両で、戦闘員や市民ら千数百人がホムス郊外に逃れた。ロイター通信によると、反体制派は停戦の一環として、アレッポなどで拘束していた約70人を解放した。

 政権側は12年秋ごろから、ダマスカスやホムスの郊外で、反体制派の拠点を包囲する作戦をとってきた。食糧や弾薬の不足により反体制派は弱体化し、13年末ごろから部分的停戦に応じる例が増えてきた。反体制派の戦闘員には恩赦が与えられるが、停戦が実現した地域の支配権は政権側に移る。政権側は「国民和解」と称して、こうした部分的停戦を広げようとしている。

 一方、アレッポや南部ダルアーにある反体制派支配地域では、政府軍による空爆が続いている。政権側は今後、両都市への攻撃を強め、人口や産業が集中する国土の西半分の支配権を優先的に回復する戦略とみられる。砂漠や山岳地帯が多い国土の東半分では、反体制派やイスラム過激派が優勢だが、支配権を巡る反体制派の内紛が続いている。

7945チバQ:2014/05/10(土) 00:44:49
http://mainichi.jp/select/news/20140510k0000m030085000c.html

コソボ:6月8日に議会選 陸軍創設法案まとまらず

毎日新聞 2014年05月09日 22時25分


 【ウィーン坂口裕彦】民族問題を抱えるバルカン半島コソボのヤヒヤガ大統領は8日、議会選を6月8日に実施すると発表した。同国憲法は、重要法案を可決する際、全議員と少数民族議員のそれぞれ3分の2の出席を求めているが、「コソボ陸軍」の創設案に反発した少数派のセルビア系議員がボイコット。これを受けた議会が7日に解散を決めていた。ロイター通信などが伝えた。

 アルバニア系住民が多数を占めるコソボは2008年にセルビアから一方的に独立を宣言。昨年4月、欧州連合(EU)の仲介で、双方が関係改善への取り組みを進めることで合意した。セルビアはEU加盟手続きを急ぐが、コソボ陸軍創設には反対の立場で、関係が再び悪化する可能性がある。

7946チバQ:2014/05/11(日) 20:53:42
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20140511-00000013-jnn-int
ボスニア紛争で破壊された図書館、22年ぶり再開
TBS系(JNN) 5月11日(日)12時30分配信

 ボスニア紛争で1992年に破壊されたボスニア・ヘルツェゴビナの国立図書館が復元され、22年の時を経て、再び開館しました。

 ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボにある国立図書館は、ボスニア紛争中の1992年8月、セルビア人武装勢力がサラエボを包囲したのに伴い破壊されました。その際、200万冊近くの蔵書が焼失したといわれています。

 その後、建築家らが18年かけて図書館の建築様式について書かれた書類や図書館が写った写真などを集め復元。破壊されてからおよそ22年の時を経て、今月9日、開館しました。建物は、国立図書館のほか、市議会や美術館としても活用されるということです。

 「国際的で多民族的なサラエボから、平和と寛容と相互尊重のメッセージを送ります」(ボスニア・ヘルツェゴビナ バキル・イゼトベゴヴィッチ大統領)

 夜になると、図書館の外観にサラエボの歴史の節目を表すアニメーションが次々と浮かび上がり、その映像の変化を真剣な眼差しで見つめる市民の姿もみられました。

 6月には、第1次世界大戦勃発のきっかけとなったオーストリア皇太子暗殺事件から100年になるのを機に、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が図書館内で記念演奏を行う予定だということです。(11日14:49)

7947チバQ:2014/05/11(日) 23:13:36
http://www.afpbb.com/articles/-/3014562
南スーダン大統領と反政府勢力、停戦で合意
2014年05月10日 10:37 発信地:アディスアベバ/エチオピア

【5月10日 AFP】南スーダンのサルバ・キール(Salva Kiir)大統領と反乱軍指導者リヤク・マシャール(Riek Machar)前副大統領は9日、エチオピアで会談を行い、ほぼ5か月におよぶ内戦の終結を誓い、停戦協定に署名した。

 東アフリカ地域の準地域機構で平和と安定の促進などを行う政府間開発機構(Inter-Governmental Authority on Development、IGAD)の仲裁責任者、セイヨム・メスフィン(Seyoum Mesfin)氏は、キール大統領とマシャール前副大統領が「戦争を終結する」合意文書に署名したと述べた。2人は握手を交わし、共に祈り、「24時間以内にあらゆる敵対行為を停止する」ことに合意したという。

 軍服から背広に着替えたマシャール前副大統領は、記者団に対し、「この日を迎えられて嬉しい」と述べた。

 この合意により、双方は今年1月に署名されて以来、反故同然の停戦に再び取り組むことになる。

 一方、アフリカ連合(African Union)平和・安全保障委員会のSmail Chergui委員は、停戦合意の調印は歓迎するが、「調印が行われても、現況を鑑みると、南スーダンの平和回復は容易ではない」と述べた。(c)AFP/Justine BOULO

7948名無しさん:2014/05/12(月) 21:58:05
http://mainichi.jp/select/news/20140513k0000m030083000c.html
インド:経済成長に期待 次期首相候補の手腕評価
毎日新聞 2014年05月12日 20時58分(最終更新 05月12日 21時39分)

 【ニューデリー金子淳】インド総選挙は12日、北部ウッタルプラデシュ州など3州で投票が行われ、約1カ月にわたる投票日程が終了した。16日に全国一斉に開票される。勝利が予想されるヒンズー教至上主義政党・インド人民党の次期首相候補、ナレンドラ・モディ氏(63)は、州首相として西部グジャラート州を経済発展させた政治手腕の持ち主で、日系企業の期待も集まっている。

 この日は、モディ氏が立候補したウッタルプラデシュ州バラナシなど41選挙区で投票があった。ガンジス川の河畔に広がるバラナシはヒンズー教最大の聖地とされ、多くの巡礼者が訪れる。モディ氏はグジャラート州が地盤だが、ヒンズー教至上主義者として最もインパクトが強い選挙区を選び、支持層の開拓を狙った。

 バラナシはモディ氏のほか、腐敗一掃を掲げる新党・一般人党のケジリワル党首(45)も出馬し、全国的な注目を集めた。モディ氏に投票した主婦、ラダ・デビさん(40)は「彼が首相になればインドはもっと強い国になり発展できる」と、期待を語った。

 今回の選挙は人民党が与党・国民会議派に挑む構図。各種世論調査によると、会議派は議席を大きく減らし、人民党が大勝するとみられている。

 モディ氏は2001年にグジャラート州首相に就任後、規制緩和や企業誘致などを通じて高い経済成長をもたらした。その手法は「グジャラート・モデル」と言われ、選挙運動でもキーワードの一つとなった。

 モディ氏が首相になればインドに進出する日系企業にとっても追い風となる可能性がある。インド日本商工会(ニューデリー)の西本達生事務局長は「モディ氏にはグジャラート州の成功体験がある。日系企業も(首相就任で)インド経済が良くなるという期待を持っている」と話す。

 一方、モディ氏は人民党の支持母体でヒンズー教至上主義の極右団体「RSS(民族奉仕団)」出身で、人口の1割強を占めるイスラム教徒には警戒心も強い。パキスタンなど近隣のイスラム諸国に対し強硬路線に出るとの見方もあり、宗教対立が激化する恐れも指摘されている。

7949チバQ:2014/05/12(月) 22:02:46
http://www.afpbb.com/articles/-/3014697
南ア総選挙は与党ANCが圧勝、アパルトヘイト後5期連続
2014年05月12日 19:22 発信地:ヨハネスブルク/南アフリカ

【5月12日 AFP】先週投票が行われた南アフリカ総選挙は、与党・アフリカ民族会議(ANC)が得票率62.15%で圧勝し、5期連続の政権維持に成功した。再選をほぼ確実にした現職のジェイコブ・ズマ(Jacob Zuma)大統領(72)は10日、選挙の勝利を故ネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元大統領にささげると述べた。

 ANCは400議席中、249議席を確保。中道派の最大野党の民主同盟(DA)は得票率22.23%で89議席だった。一方、急進左派の新党・経済的解放の闘士(Economic Freedom Fighters、%%EFF%%)が6.35%を得票し、議席を得た。投票率は73%を超えた。

 選挙結果が明らかになった10日は、アパルトヘイト(人種隔離政策)が撤廃されマンデラ氏が初の黒人大統領に就任してからちょうど20年目に当たる。

 ズマ大統領は、ANCの得票率の高さについて、白人支配が終わって以降5期連続の政権運営に対する「圧倒的な信任」だとコメント。マンデラ氏の愛称「マディバ(Madiba)」を用い、「この勝利をマディバの思い出に捧げる」と勝利宣言した。(c)AFP/Johannes MYBURGH

7950チバQ:2014/05/12(月) 22:04:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140512/asi14051218130004-n1.htm
アフガン大統領選、決選投票確定へ アブドラ氏優位に
2014.5.12 18:13 (1/2ページ)
 【バンコク=岩田智雄】アフガニスタンの大統領選で、初回投票の確定結果が14日に発表される。アブドラ元外相とガニ元財務相による決選投票に持ち込まれることが確定する見通しだ。これを前に、アブドラ氏は初回投票で落選する候補者2人の支持を取り付け、選挙戦を優位に進めている。

 先月26日に発表された暫定結果では、選挙戦を戦った8候補のうち主要3候補の得票率は、アブドラ氏44・9%、ガニ氏31・5%、ラスール前外相氏11・5%の順だった。選挙は、過半数を得た候補がなければ決選投票が行われるため、暫定結果がこのまま確定すれば、アブドラ氏とガニ氏の一騎打ちとなる。

 アブドラ、ガニ両氏は、水面下で3位以下の候補の支持取り付けを競ってきたが、3位のラスール氏は11日、アブドラ氏を支持すると表明した。このほか、得票率1・6%だった候補もすでにアブドラ氏側につくことを明らかにしている。

 アブドラ氏は多数派民族パシュトゥン人を父、少数派民族タジク人を母に持つ。かつてパシュトゥン人中心のイスラム原理主義勢力タリバンと血みどろの内戦を繰り広げた少数派民族の連合体、北部同盟の元指導者であり、主要な支持基盤はタジク人だ。

 8候補のうち、アブドラ氏以外はすべてパシュトゥン人で、アブドラ氏は2候補の支持を取り付けたことはパシュトゥン人票の取り込みで成果を挙げたといえる。ただし、パシュトゥン人の間には、タジク人が支持する大統領の就任を嫌う人もいる。落選候補の意思に多くの有権者が従うとは限らず、決選投票の行方は予断を許さない。

 決選投票は今月28日に予定されるが6月以降にずれ込む可能性が高い。準備に時間がかかることに加え、今回、憲法の3選禁止規定で出馬できなかったカルザイ大統領が政権の存続期間を長引かせ、次期政権で何らかの役割を担うことを狙っているとの指摘がある。

7951チバQ:2014/05/12(月) 22:12:09
http://www.afpbb.com/articles/-/3014648
ベルギー国内の言語対立が再燃、首都圏の飛行ルートめぐり
2014年05月12日 16:49 発信地:ブリュッセル/ベルギー

【5月12日 AFP】政治情勢が予測できないといわれるベルギーで、総選挙を2週間後に控え、首都圏の飛行ルート変更をめぐる対立から、フランス語系とオランダ語系による「言葉の戦争」が再燃している。

 論争に割って入る形で、エリオ・ディルポ(Elio Di Rupo)首相は8日、運輸相が今週発表した飛行ルート変更を「即時停止する」と発表した。運輸相が提示した新たな飛行ルートは、首都ブリュッセル(Brussels)中心部を通る予定で、騒音問題が予想された。5月25日の総選挙を前にディルポ首相は声明で、連立政権を弱体化させる問題について「建設的で平和的な対話」も呼び掛けた。

 ディルポ氏は、ここ30年以上で初のベルギー南部フランス語圏出身の首相であり、1974年以来初めての社会党系の首相でもある。

 首都までわずか2キロの位置に建てられたブリュッセル国際空港(Brussels Airport)が、同国北部のオランダ語圏フランデレン(Flanders)に属することが、二つの言語を公用語とするベルギーの政界に20年もの間、暗い影を落としている。

 空港の滑走路はブリュッセル東部にあるが、風はおおむね西向きであるため、多くの飛行機が首都に向かって離陸していく。首都人口の大半はフランス語話者だが、その周囲にここ数年、大幅に拡大している郊外はオランダ語圏だ。

 歴代の運輸相は、騒音が抑制される飛行ルートの設定を試みてきたが、満足な結果は得られていない。現在の運輸相はフランス語話者で中道右派のメルキオール・ワトレ(Melchior Wathelet)氏だが、同氏は2月、飛行ルートを変更するプロジェクトの実施を指示。政権内でも寝耳に水で大きな物議を醸した。

 この結果、以前はオランダ語圏の上空を飛んでいた年間約3万5000機が今は、フランス語話者が多い首都上空を通過する。

 市当局によれば、航空機の上空通過による影響を受けるブリュッセル住民が、2か月で15万2000人から38万8000人に増えたことになる。市はこの「ワトレ計画」に対し、司法に訴え出た。

 連立与党のパートナーを含む各方面からの批判を受け、ワトレ運輸相は前週、ブリュッセル中心部の上空を通過する航空機の数を9日から半分に減らすと発表。残る半分は、代わりにオランダ語圏上空を通過させると述べた。

 すると今度は、政権内のオランダ語話者の閣僚たちとオランダ語圏の自治体が激怒し、ディルポ首相がこの計画の「即時停止」を宣言するに至った。(c)AFP/Claire ROSEMBERG, Philippe SIUBERSKI

7952チバQ:2014/05/12(月) 23:15:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140512/mds14051218090003-n1.htm
中国、東アフリカに鉄道建設へ 影響力拡大に動く
2014.5.12 18:09
 【ロンドン=内藤泰朗】中国の李克強首相は11日、ケニアの首都ナイロビで同国のほか、ウガンダ、ルワンダ、南スーダンの東アフリカ4カ国首脳と、各国を結ぶ鉄道の建設事業契約に正式に調印した。ロイター通信などが伝えた。

 中国側は、鉄道建設費の大部分を融資するほか、4カ国以外にも鉄道を結んでいく意向とされ、日本に対抗する形でアフリカの重要インフラ整備を通じて影響力の拡大に動いている。

 現地からの報道では、計画はまず、ケニア最大の港湾都市モンバサからナイロビまでの609キロを結ぶ老朽化した鉄道を整備し、さらに隣接するウガンダやルワンダ、南スーダンを結ぶ路線を順次建設していくというもの。

 ナイロビ・モンバサ間の総建設費用36億ドル(約3670億円)の90%は中国側が融資し、残る10%をケニア政府が支出する。中国国営企業が今年10月1日に着工し、2018年3月の完成を目指すという。

 昨年、訪中して鉄道建設契約を取り交わしたケニアのケニヤッタ大統領は正式文書に調印後、「隣接国との輸送コストが(鉄道開通で)劇的に安くなる」と歓迎。李首相は「最終的には7カ国の鉄道を結ぶことになり、これは始まりに過ぎない」と強調した。

 李首相は、エチオピア、ナイジェリア、アンゴラ、ケニアの8日間に及ぶアフリカ4カ国訪問を終え、帰国の途に就いた。

7953チバQ:2014/05/13(火) 00:27:29
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014051201003
来年の大統領選延期=南スーダン
 【ロンドン時事】南スーダンのキール大統領は12日、2015年に予定していた大統領選挙を延期すると発表した。「対立勢力同士が和解に至るには、さらなる時間が必要」というのが理由。新たな選挙日程は不明だが、18年後半になる可能性がある。ロイター通信が伝えた。(2014/05/12-23:38)

7954チバQ:2014/05/13(火) 00:27:57
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014051200482
インド総選挙、全土で投票終了=首相候補が新党党首と激突
 【バラナシ(インド北部)時事】インド北部ウッタルプラデシュ州など3州で12日、総選挙の投票が行われ、全土で約1カ月に及んだ投票日程が全て終了した。16日に一斉開票される。
 次期首相有力候補と目される最大野党インド人民党(BJP)のナレンドラ・モディ氏(63)は、ガンジス川が流れるヒンズー教の聖地ウッタルプラデシュ州バラナシから出馬。昨年の地方議会選で躍進した新党「庶民党」のアルビンド・ケジリワル党首が対抗馬となった。
 事前の各種世論調査は、現政権に対する国民の不満を背景に、BJPが下院545議席中、220議席前後を獲得して圧勝すると予想。BJPを中核とする野党連合「国民民主連合」も過半数に迫る勢いを見せている。
 一方、過去10年間にわたって政権を担った与党国民会議派は、近年の景気減速と相次ぐ汚職疑惑で支持率が低迷。過去最低となった1999年総選挙の獲得議席数(114)を下回る可能性もある。(2014/05/12-22:05)

7955チバQ:2014/05/13(火) 19:16:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140513-00000002-jij_afp-int
女性政治家射殺容疑で母娘を逮捕、解雇の報復か スペイン
AFP=時事 5月13日(火)8時28分配信

スペイン・レオン県のイサベル・カラスコ知事が殺害された現場を調べる警察官たちを遠巻きに見守る住民ら(2014年5月12日撮影)。
【AFP=時事】スペインの警察は12日、与党所属の女性政治家を白昼に射殺した容疑で、警察官の妻とその娘の女2人を逮捕した。娘が仕事を失ったことへの私怨(しえん)による犯行という疑いが強まっている。

報道写真には、同国北部レオン(Leon)県のイサベル・カラスコ(Isabel Carrasco)知事(59)が市内を流れる川に架かった歩道橋の上に倒れており、体に警察が白い布を掛ける様子が写っていた。

 同日午後遅くに発生したこの射殺事件について、カラスコ氏が所属していた与党・国民党(PP)の報道官はAFPに対し、「数回撃たれて死亡した」と明かした。事件の直後に女2人が逮捕され、取り調べを受けている。

 内務省報道官はAFPに、「事件の前日に、県庁でエンジニアとして働いていた娘が解雇されていたようだ。事件は個人的な報復だったとみられる」と述べ、「警察は誰が発砲したのか調べている。銃は見つかっていない」と付け加えた。

 同国では1990年代から2000年代初めにかけて、北部バスク(Basque)地方の分離独立を求める非合法武装組織「バスク祖国と自由(ETA)」により多数の国民党員が暗殺されたが、ETAが2011年10月に武装闘争終結を宣言して以降、このような事件は発生していなかったため、国内には衝撃が走った。

 内務省の報道官は、「あらゆる点から見て、遺恨による個人的な犯行であり、同氏の公的な立場には無関係」だとして、政治的な動機によるものではないという見方を示した。

 この事件を受けて、マリアノ・ラホイ(Mariano Rajoy)首相は短文投稿サイトのツイッター(Twitter)に、カラスコ氏の氏を悼むメッセージを書き込んだ。国民党と野党・社会労働党(PSOE)は、スペインでは今月25日に予定されている欧州議会(European Parliament)選の選挙運動を取りやめた。【翻訳編集】 AFPBB News

7956チバQ:2014/05/13(火) 19:41:50
http://www.asahi.com/articles/ASG4Q0F1RG4PUHBI045.html?iref=com_alist_6_02
殺人・強盗…候補者の1割、重罪裁判中 インド総選挙
マデプラ=小暮哲夫
2014年5月13日11時22分
16日に開票されるインドの総選挙で、殺人やレイプといった重大犯罪に問われている候補者が全候補の約1割を占めている。NGOからは嘆きの声がやまないが、地元有権者の評判は必ずしも悪くない。

 インド東部ビハール州マデプラ郊外。「私にとって政治は奉仕。カーストや宗教の区別はありません」。与党国民会議派と選挙協力をする地域政党のラジェシュ・ランジャン氏(46)。1998年の左派政党の州議会議員射殺事件で殺人罪で起訴され、裁判中だ。それ以外に17の事件で殺人未遂、武器携帯の暴動、監禁目的の誘拐、恐喝などの罪に問われて、争っている。

 前回の総選挙は、州議射殺事件で地裁が終身刑判決を出したため、出られなかった。昨年、高裁で無罪判決が出て刑務所から出所。ただ、検察側が上告し、事件は最高裁にもつれこんでいる。「すべての事件は政治的な動機によるでっちあげだ。私ははめられた」

7957チバQ:2014/05/13(火) 19:43:06
http://www.afpbb.com/articles/-/3014743
インド総選挙投票終了、政権交代の公算
2014年05月13日 07:11 発信地:ニューデリー/インド

【5月13日 AFP】インドで5週間にわたって行われてきた総選挙の投票が12日、終了した。過去最多の5億5100万人が投票したとみられる。出口調査によると、ヒンズー至上主義のナレンドラ・モディ(Narendra Modi)氏を首相候補とする右派のインド人民党(Bharatiya Janata Party、BJP)政権が誕生する公算が高まっている。

 41選挙区で行われた最終投票は、同日午後6時(日本時間同9時30分)に締め切られた。その直後に発表された5つの出口調査のうち4つで、モディ氏のBJPが辛うじて過半数の議席を確保するという予測が示された。

 これは、BJPおよび同党と連合する政党が勝利し、左派の与党・国民会議派(Nationalist Congress Party、NCP)とその指導部をなすガンジー家は屈辱的と敗北を喫するという、投票が始まった4月7日以前の予想とも合致している。

 この予想が現実のものとなれば、国民会議派にとっては過去最悪の結果となり、同家の御曹司で今回初めて全国規模の選挙戦を主導したラフル・ガンジー(Rahul Gandhi)氏(43)は有権者から痛烈な批判を受けた格好となる。

 モディ氏が停滞する経済の起爆剤になってくれるのではという期待から、株式市場も記録的な高値での取引となったが、一部の識者らは2004年と2009年の総選挙で予想が外れたことを指摘して早計な判断を戒めている。これに関連して国民会議派の広報担当者は記者団に対し、同党は「いかなる出口調査に関する議論にも加わらないと決めていた」と述べた。

 一斉開票は16日に行われる。

■過去最高の投票率

 最後の投票が締め切られた直後、選挙管理委員会はこの世界最大といわれた選挙の投票総数を発表。それによると、投票者数は前回2009年時より1億3000万人多い5億5100万人に上り、投票率も66.38%と過去最高を記録したという。

 一般的に高い投票率は野党優勢を意味し、有権者が変化を強く求めていることを示す場合が多い。(c)AFP/Adam PLOWRIGHT, Bhuvan BAGGA

7958チバQ:2014/05/13(火) 19:43:52
http://www.afpbb.com/articles/-/3014812
国歌斉唱を「カラオケ」と拒否、仏黒人法相に非難の声
2014年05月13日 17:00 発信地:パリ/フランス

【5月13日 AFP】フランスで最も著名な黒人政治家であるクリスティアーヌ・トビラ(Christiane Taubira)法相が、奴隷制廃止を記念する行事でのフランス国歌斉唱を「カラオケ」のようだとして拒否したことで、辞任を要求する声に直面している。

 パリ(Paris)のリュクサンブール公園(Luxembourg Gardens)で行われた行事でフランス国歌「ラ・マルセイエーズ(La Marseillaise)」を歌わなかったトビラ法相に対し、中道右派野党・国民運動連合(UMP)からは批判の声が上がり、極右政党・国民戦線(Front National、FN)は辞任を要求した。

 フェイスブック(Facebook)の自らのページに寄せられた批判に対し、トビラ法相が「ステージ上でのカラオケではなく、思索の時であるべき行事もある」と言い返すと、野党はいっそう反発した。

 UMPのジャンフランソワ・コペ(Jean-Francois Cope)党首は「カラオケを引き合いに出して、国歌を歌わなかったことを正当化するなど、もってのほかだ」と憤慨し、「彼女は大臣だ。(大臣として)言ってはならないこと、言う権利がないことがある。私だけではなく、何百万人ものフランス人が深くショックを受けているに違いない」と述べた。

 国民戦線のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)党首は「ラ・マルセイエーズをカラオケと比べた上で歌うことを拒否することで、リスティアーヌ・トビラは自分と現政権の本性をさらけ出した」「この受け入れがたい失言はフランスと、その歴史と国民、国歌を歌うことを愛し、国歌に誇りを抱く人々に対する彼らの最大級の侮辱を真に象徴する証拠だ」と非難した。

 フランスではこれまでにも、国歌を歌わなかった著名人が極右勢力から非難されたことがある。サッカーのスペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)に所属するカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)選手が「ラ・マルセイエーズを歌うことを私に強制することはできない」と述べた際には、国民戦線がフランス代表チームからの追放を求めた。ベンゼマ選手はフランス生まれで、アルジェリア系移民の両親を持つ。

 トビラ法相は、昨年の同性婚合法化を大きく推進した人物の1人であることなどから、同国の右派勢力から頻繁に攻撃対象とされている。同法相への敵対的な発言はしばしば、バナナを引き合いに出すなど、公然とした人種差別へと発展してきた。(c)AFP

7959チバQ:2014/05/13(火) 19:44:31
http://www.afpbb.com/articles/-/3014638
南スーダン、停戦後も戦闘 内戦終結の希望遠のく
2014年05月12日 08:43 発信地:ジュバ/南スーダン

【5月12日 AFP】南スーダンの政府と反政府勢力は11日、停戦合意を発効後わずか数時間で破ったとして、互いに相手側を非難した。これにより、5か月にわたり続く内戦の終結への希望は早くも打ち砕かれた。

 反政府勢力は、サルバ・キール(Salva Kiir)大統領に忠誠を誓う政府軍兵士らが、ベンティウ(Bentiu)近郊を含む油田地帯の2つの州の反政府勢力拠点に対し地上攻撃と一斉砲撃を開始したと主張。「これらの(停戦合意)違反は、キール大統領が不誠実である、または自分の軍隊を統率できていないことを示している」と指摘している。

 一方の政府側は、反政府勢力が最初に攻撃を仕掛けたと主張。午前に起きた戦闘で27人前後の兵士が死亡したとしている。キール大統領はさらに、9日にエチオピアの首都アディスアベバ(Addis Ababa)で調印した停戦協定に反対しているとして、反政府勢力を率いるリヤク・マシャール(Riek Machar)前副大統領を非難した。

 政府軍と反政府勢力のいずれにも所属しない目撃者らによると、戦闘はユニティ(Unity)州の州都ベンティウ周辺で11日夜明け頃に発生したが、どちらが最初に発砲したかは分からないという。(c)AFP/Waakhe Simon Wudu by Waakhe Simon Wudu

7960チバQ:2014/05/13(火) 19:57:03
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014051300332
大統領府がシロアリ被害=コウモリもすみ着く−パラグアイ
 【サンパウロ時事】南米パラグアイの大統領府がシロアリの深刻な被害を受けている。12日、地元メディアなどが報じた。
 グラビニッチ公共事業通信相によると、大統領府西棟の木造の床や天井で被害が確認された。建物を支える柱にもシロアリが侵入し、建物全体の6割が影響を受けている可能性がある。
 グラビニッチ氏は「放置しておくと被害が進む」と指摘しており、詳しく調査するため、西棟のオフィス機能を一時的に別棟に移すことも検討している。修復には500万ドル(約5億円)が必要になるとみられる。同氏によると、大統領府にはシロアリだけでなく、コウモリもすみ着いているという。
 大統領府は19世紀に建てられた歴史的建造物。はがきの写真に採用されるほどの観光名所にもなっている。(2014/05/13-11:26)

7961チバQ:2014/05/13(火) 23:25:47
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014051300986
イスラエル前首相に禁錮6年=マンション建設の汚職事件
13日、テルアビブ地裁から退廷するオルメルト前イスラエル首相(中央)(EPA=時事) 【エルサレム時事】高級マンション建設をめぐる汚職事件で収賄の有罪判決を受けていたオルメルト前イスラエル首相(68)について、テルアビブ地方裁は13日、禁錮6年、罰金100万シェケル(約2960万円)を言い渡した。地元メディアが報じた。前首相側は最高裁に上訴する方針。
 イスラエルの首相経験者が実刑判決を受けたのは初めて。判決に際し、裁判官は前首相を「賄賂を受け取った公職者は反逆者に等しい」と非難した。(2014/05/13-20:51)

7962チバQ:2014/05/14(水) 07:49:23
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/140514/cpd1405140500003-n1.htm
高まる「投票力」印女性は票田に (1/4ページ)2014.5.14 05:00

投票所で列を作るインドの女性有権者ら。同国では近年、女性の政治参加が活発化している(ブルームバーグ)【拡大】
 インド北部ウッタルプラデシュ州ガラノドハン・プルワ村では先週、議会選挙の投票が行われた。50世帯が暮らすこの村に住むウルミラ・デヴィさん(26)は、夫には言いつけ通り国政与党の国民会議派に投票すると言った。しかし、いったん投票ブースに入れば、夫の意見は無視。

 「わたしが関心があるのは女性の安全問題。政府はこれを最優先課題にすべきだ」と、2人の子供を育てるデヴィさんは、ワンルームの自宅の外で話していた。

 ◆「暴力に歯止めを」

 インドでは伝統的な男女の役割分担の壁を取り払い、16日に終了する選挙に自分の意見を反映させようとする女性が増えている。デヴィさんもその中の一人だ。識字率が高まり、経済的に自立した女性が多くなり、2012年12月にニューデリーで起きた女子学生集団レイプ殺害事件に象徴されるような女性への暴力に歯止めをかけようと、変化を求める声が高まっている。

 世論調査を行っているニューデリーの発展社会研究所の所長、サンジェイ・クマール氏は「われわれは女性たちに過去何年もの間、自分のために投票するのか、それとも夫や父親の言いなりになって投票するのか、と問い続けてきた。彼女らは、以前は自分の意見を言うことに消極的だった。しかし、徐々に男性に何と言われようと自分自身のために投票すると言うようになってきている」と話した。

 インド選挙管理委員会によると、09年に行われた前回の選挙では、有権者全体の投票率58%に対し、女性は56%だった。この年は、1991年以降のデータの中でその差が最も小さかった。女性の下院議員数は59人となり、議員全体の11%を占め、インドでは史上最高の割合となった。

 ハイデラバードにあるインド商科大学院の助教、シャミカ・ラヴィ氏とムディット・カプール氏がまとめたデータによると、男性1000人に対する女性投票者の数は、1960年代の715人から、2000年代には883人まで増加。この数字は1962年から2012年までの間に16州で行われた選挙結果に基づいており、男性投票者の数は横ばいなのに対し、女性投票者の数は伸びていることを示している。

 米有力シンクタンクのブルッキングズ研究所のインド部門の客員研究員でもあるラヴィ氏は、過去50年間の投票行動を研究している。同氏は、「かつての女性は票田と見なされていなかったが、今のインドでは男女不平等を問題視する声が高まっている。そのため、選挙に行く女性が増えている」と説明した。

 世論の多くは、ナレンドラ・モディ氏が率いるインド人民党(BJP)が、過半数には及ばないものの最多議席を獲得すると予測している。国民会議派は、汚職事件や、経済成長の鈍化、物価上昇に憤る有権者によって、史上最悪の敗北を喫する可能性がある。

 両党は選挙の公約に、女性の教育や職業訓練、安全の改善や、財産や結婚生活における権利の保護を掲げている。

7963チバQ:2014/05/14(水) 07:50:14
◆夫婦間に軋轢も

 1951年のインド独立後の第1回選挙以来、女性は男性とともに投票を行い立候補する権利が保障されている。国民会議派総裁のソニア・ガンジー氏は米経済誌フォーブスの「世界で最も影響力のある人物」で昨年21位にランクインした。

 インドのマンモハン・シン首相は2009年に、インドの地方自治団体職員の少なくとも半数を女性にする法律の実現に同意した。選挙管理委員会は投票所の警備を強化し、トイレの数を増やし、より多くの女性が投票しやすくなるようにした。

 しかし、それでもインドの大半の女性は夫が選ぶ候補者に投票する傾向がある。ウッタルプラデシュ州カジュリ村に住むシャビラ・バルマさん(25)は選挙について、国民会議派のシンボルマークの「右てのひら」以外は何も知らない、と話す。3人の子供をもつバルマさんは、夫の言う通りに投票するという。

 バルマさんは村で農作業の休憩中に語った。「夫は他の人たちが政治の話をするのを聞いているから、わたしよりも詳しい。そんなささいなことで夫に『ノー』とはいえない。父や母からも夫に従うようにと教わった」と話す。

 世界経済フォーラムの13年版「男女格差報告」で、インドは136カ国中、101位。同報告は各国の男女の地位を経済、教育、政治、健康の4分野で分析している。ブラジル、ロシア、中国を含めたいわゆるBRICsと称される国々の中で、インドの順位は最低だ。

 BJPと国民議会派の両党とも、4年間保留になっていた下院議会と州議会の3分の1の議席を女性に割り当てる法案の実現を公約に掲げている。

 ニューデリーで3人の子供を育てるピンキー・シンさん(27)も、前述のデヴィさんと同様に女性の安全を守りたいと思っている。彼女も夫の意見には従わなかった。

 シンさんは「わたしの母は選挙には行っていたけど、いつも父の言われた通りに投票するだけだった」と語った。彼女はBJPに投票すると決めたことで夫との間に軋轢(あつれき)が生じ、「2、3回口げんかになった」と打ち明けた。(ブルームバーグ Rina Chandran、Bibhudatta Pradhan)

7964チバQ:2014/05/14(水) 21:57:49
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2014051400687
進まぬ女性の政治参加=アフガンにも後れ−インド
元ミス・インドで女優の下院議員候補グル・パナグさん=4月24日、インド北部チャンディガル 【ニューデリー時事】「世界最大の民主主義国」と呼ばれるインドだが、女性の政治参加は他の南アジア諸国と比べて進んでいない。下院(定数545)における女性議員の割合は1割程度で、国際機関の調べでは世界189カ国中112位と低い。128位の日本を上回るものの、アフガニスタンなどに後れを取っている。活動家は「根強い家父長制の意識が原因」と指摘する。
 ジュネーブに本部を置く国際機関「列国議会同盟」(IPU)の調査では、2009年の前回総選挙後の下院における女性議員の割合は11%。女性の地位の低さがたびたび指摘されるイスラム教国のアフガン(28%)やパキスタン(21%)を下回った。
 今回の総選挙での女性候補の割合も全体の8%と低く、大きな改善は見込めそうもない。「各政党は国の発展には女性の地位向上が必須だとうたいながら、実際には女性の政治進出を阻み続けている」と女性活動家は憤る。


支持者らとオートバイに乗り、女性の政治参加向上を訴える元ミス・インドで女優の下院議員候補グル・パナグさん(中央)=8日、インド北部バラナシ。グル・パナグさん提供 国民会議派政権は過去数年間、下院の議席の3分の1を女性に割り当てる法案の成立を試みたが、野党の反対に遭い、成立していない。
 総選挙に新党「庶民党」から出馬した元ミス・インドの女優グル・パナグさんは「選挙では結局、金と腕力が物を言う」と指摘。「教育、雇用など全ての面において一定の女性枠を確保し、伝統的な男性優位の意識を変えていかない限り、真の民主主義国家と胸を張ることはできない」と訴える。(2014/05/14-16:04)

7965チバQ:2014/05/14(水) 21:58:47
http://www.asahi.com/international/reuters/CRWKBN0DU09E.html
市場はインド政権交代に期待、成長促進が急務に
2014年5月14日14時46分
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 5月13日、インド総選挙の出口調査で野党連合の勝利が濃厚となり、市場の期待が高まった。ただ、次期政権には成長促進で迅速な結果を出すという課題も待ち構えている。写真は昨年7月、ニューデリーで撮影(2014年 ロイター/Adnan Abidi)

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 [ムンバイ 13日 ロイター] - インド総選挙の出口調査でナレンドラ・モディ氏率いる野党連合の勝利が濃厚となり、市場の期待が高まった。ただ、次期政権には成長促進で迅速な結果を出すという課題も待ち構えている。

 出口調査は、国民会議派が率いる連立与党を有権者が政権の座から引きずり降ろすことを示している。経済成長の鈍化に加え、相次ぐ汚職疑惑も支持低迷の理由だ。

 総選挙の投票は12日締め切られ、16日に一斉開票される。

 出口調査を受けてモディ氏の最大野党インド人民党(BJP)が中心となる政党連合が過半数(272議席)をうかがう勢いとの予測が伝わり、13日は株価が最高値を更新したほか、ルピーも10カ月ぶり高値を付けた。

 タタ・アセット・マネジメントのリテシュ・ジャイン最高投資責任者(CIO)は「何らかの悪材料があれば、売りを誘発するような状態だ」と述べた。

 16日の開票を前に、出口調査の予測が市場の期待値に影響を及ぼしたとの見方もある。12日まで獲得議席数は240議席以下との見方が優勢だったが、この水準でさえ市場の失望を誘う可能性があるという。

 インドの出口調査が当てにならないことは有名。過去2度の選挙では、出口調査でのBJPの獲得議席数予測が実際を大きく上回っていた。都市部のBJP支持者が出口調査に積極的に協力したことが原因との指摘もある。一方、国民会議派の支持基盤は貧困層や農村部だ。

 <グジャラート州がモデルに>

 グジャラート州の首相として推進したような成長路線をモディ氏が取ると市場は期待している。

 懸念材料は、金融政策と上手く協調した形で政策運営を行えるかだ。インド準備銀行(中央銀行)のラジャン総裁は先週、BJP率いる政党連合が経済成長の促進を訴える中、インフレ抑制に焦点を当てる姿勢を崩さないことを表明していた。

 ラジャン総裁は、金融政策決定の責任を負うのは政府ではなく中銀であると述べ、中銀の独立性を強調。中銀が6月3日に実施する金融政策レビューに注目が集まる。

 4月の消費者物価指数の伸びがそれほど加速しなかったため、金利が据え置かれるとの見方が優勢だが、食品価格の大幅上昇は、中銀が引き締めに動く材料にもなる。

7966チバQ:2014/05/14(水) 21:59:41
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014051402000225.html
国連総長「全員の失敗」 シリア調停 ブラヒミ氏辞任表明
2014年5月14日 夕刊

 【ニューヨーク=長田弘己】国連の潘基文(バンキムン)事務総長は十三日、内戦が深刻化するシリア情勢の平和解決を目指す調停役だった国連とアラブ連盟合同のブラヒミ特別代表が、五月末で辞任すると発表した。

 シリア問題の調停役が辞任するのはアナン元事務総長に続き二人目。政治的解決を探る道の困難さをあらためて浮き彫りにした。

 ブラヒミ氏とともに記者会見した潘氏は「世界中で最も外交手腕があるブラヒミ氏の努力が、国連機関(安全保障理事会)やシリアに影響力のある関係国から効果的な支持を得られなかったことは、私たち全員の失敗だ」と悔やんだ。

 後継者については、すぐに選任作業に入ると述べたが、「誰が適任か、いつ(任命する)かについては、少しの間、考えなければならない」と、後継者の指名には時間がかかる可能性も示唆した。 

 ブラヒミ氏は記者会見で、「(辞任は)喜ばしいことではない。シリア情勢が悪化した状態で、職を去るのは誠に悲しい」と語った。

 調停活動の中で、ブラヒミ氏が反対してきたにもかかわらず、アサド政権が六月の大統領選挙実施を表明したことが辞任につながったとみられる。大統領選ではアサド氏再選が濃厚になっている。

 ブラヒミ氏はこの日、安保理にも辞任を報告。即時の暴力停止や人道支援の必要性、政治対話を促進する専門部署の設置、シリアへの武器流入を止めることなどを、今後の課題に挙げた。

 ブラヒミ氏は元アルジェリア外相で、二〇一二年九月に特別代表に就任した。

7967チバQ:2014/05/14(水) 23:05:09
http://www.afpbb.com/articles/-/3014839
トルコ炭鉱で爆発 201人死亡、数百人閉じ込め
2014年05月14日 12:27 発信地:ソマ/トルコ

【5月14日 AFP】(一部更新)トルコ西部マニサ(Manisa)県にある炭鉱で13日、爆発と火災があり、同国政府の14日の発表によると少なくとも201人の死亡が確認され、数百人が現在も坑内に閉じ込められている。

 事故は同州ソマ(Soma)地区にある炭鉱で、同日午後3時半(日本時間同9時半)ごろ発生。787人の作業員が地下に閉じ込められた。

 タネル・ユルドゥズ(Taner Yildiz)・エネルギー天然資源相によると、現在も数百人が地下に取り残されたままで、現場では救出作業が夜を徹して進められている。救出された人のうち負傷者は80人で、うち4人は重傷という。

 治安筋がAFPに語ったところによると、坑内には空気が残った空間「エアポケット」が2か所あり、1つは外とつながっているため作業員の救出が可能だが、もう1つは完全にふさがっており、作業員らは閉じ込められたままだという。

 爆発の原因は、変圧器の故障によるものとみられている。(c)AFP

http://www.afpbb.com/articles/-/3014944
トルコ炭鉱爆発、死者232人に 警察はデモ隊に催涙ガス
2014年05月14日 22:04 発信地:ソマ/トルコ

【5月14日 AFP】トルコ西部マニサ(Manisa)県にある炭鉱で13日に発生した爆発による死者数が232人に上った。レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相が14日、発表した。

 エルドアン首相は14日、事故が発生したイスタンブール(Istanbul)の南約240キロ、エーゲ海地方(Aegean Region)のマニサ(Manisa)県ソマ(Soma)地区にある同炭鉱を視察するため現地入りした。

 一方首都アンカラ(Ankara)では、このような爆発事故が発生したことに対する抗議行動に参加した数百人に、警察が催涙ガスや放水砲を使用した。

 AFPカメラマンによると、学生が大半を占める約800人のデモ隊が市内の大学からエネルギー天然資源省を目指して行進しており、途中警察に向かって投石したり反政府のスローガンを叫んだりしていたという。

 またイスタンブールで取材した別のAFPカメラマンは、地下鉄のタクシム(Taksim)駅で10〜15人が床に横たわり、炭鉱での爆発による死者を演じて抗議していたと伝えている。(c)AFP

7968チバQ:2014/05/14(水) 23:09:49
http://mainichi.jp/select/news/20140514k0000e030157000c.html
トルコ:炭鉱爆発、死者201人に…坑道内なお200人超
毎日新聞 2014年05月14日 09時42分(最終更新 05月14日 14時09分)


爆発事故が起きた炭鉱から救出された作業員=トルコ西部マニサで2014年5月13日、AP
写真特集へ 【カイロ秋山信一】トルコ西部マニサ近郊の炭鉱で起きた爆発事故で、ユルドゥズ・エネルギー天然資源相は14日、作業員ら201人が死亡、200人以上が地下の坑道内に取り残されていると明らかにした。AP通信が伝えた。地上と坑道をつなぐエレベーターが不通となっており、救出作業は難航している。エルドアン首相は外遊の予定を取りやめ、現地に向かった。

 報道によると、爆発は炭鉱の動力装置近くで起きた。詳細は不明だが、電気系統の故障によるとみられる。炭鉱では当時580人が作業していたが、作業員の交代時間だったこともあり、坑道内に取り残された作業員の確認を急いでいる。

 作業員らは入り口から約4キロ、深さ約2キロの坑道内にいるとみられ、救助チームが通気口から坑道内に酸素を注入している。

 ロイター通信などによると、トルコの鉱山は安全管理が徹底しておらず、事故がたびたび起きているという。1992年には北部ゾングルダク県の炭鉱爆発事故で263人が死亡、2010年にも同県の別の炭鉱で30人が死亡する爆発事故が起きた。マニサはイスタンブールの南西約300キロの工業都市。

7969チバQ:2014/05/15(木) 21:16:32
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2014051500931
ベトナム語で「私は台湾人」=被害防止へシール配布−台湾
 【台北時事】台湾外交部(外務省)は15日、ベトナムで起きた反中暴動で台湾系企業も放火、略奪などの被害を受けているため、ベトナム語で「私は台湾人です」と表記したシールを作製し、現地の台湾人に配布した。会社、自宅の建物や衣服に貼ってもらう。(2014/05/15-19:04)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2014051500982
反中暴動、1人死亡=台湾の製鉄所襲撃−ベトナム
 【ハノイ時事】台湾の複合企業「台湾プラスチック・グループ」は15日、ベトナム中部ハティン省で建設中の製鉄所が、中国の南シナ海での石油掘削に抗議するデモ隊に襲撃され、中国人従業員1人が死亡し、90人が負傷したと発表した。
 ベトナムでは中国系企業を標的にした抗議行動が暴徒化し、中国だけでなく台湾、香港など中華系の工場も被害を受けた。日本企業も窓ガラスが割られるなど損害が発生、南部ホーチミンの日本人学校では児童・生徒の安全確保のため15、16の両日を休校とした。
 カンボジアの首都プノンペンからの報道によると、ホーチミンとプノンペンを結ぶ道路の国境にある出入国管理局を通り、ベトナムに住む600人以上の中国人がカンボジアに避難した。
 一方、ロイター通信は先に、ハティン省の暴動で21人が死亡したと報道。しかし、ベトナム外務報道官はこの情報を否定した。(2014/05/15-20:03)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&amp;k=2014051500937
「ベトナムが黙認」と批判=デモ暴徒化、賠償も要求−中国
 【北京時事】中国外務省の華春瑩・副報道局長は15日の記者会見で、ベトナムでの反中デモの暴徒化について「ベトナム当局が反中勢力や不法分子を甘やかし、黙認したことと直接的な関係がある」と述べ、ベトナム側がデモにきちんとした対応を取らなかったと批判した。その上でベトナム政府に対し、暴徒らの取り調べを徹底し、損失を補償するよう求めた。(2014/05/15-19:09)

7970チバQ:2014/05/15(木) 21:24:13
>>6343
http://www.afpbb.com/articles/-/3015012
アルビノ女性を殺害し切断、呪術医2人逮捕 タンザニア
2014年05月15日 16:37 発信地:ダルエスサラーム/タンザニア

【5月15日 AFP】タンザニアで、アルビノ(先天性色素欠乏症)の女性(40)を殺害し遺体の一部を切り取ったとして、呪術医2人が警察に逮捕された。人権団体が14日、明らかにした。

 アルビノ患者の支援活動を行う民間非営利団体「アンダー・ザ・セーム・サン(Under The Same Sun、UTTS)」によると、被害者の女性は12日、自宅の前で死亡しているのがめいによって発見された。遺体は左脚が膝上から切断されていたほか、手の指3本も切り取られていたという。

 北西部シミユ(Simiyu)州の警察当局は、この事件で男女計2人の呪術医を逮捕したと発表した。

 タンザニアなどアフリカ諸国では、アルビノの体の一部を使った「お守り」が幸運と繁栄をもたらすと信じられている地域がある。UTTSによれば、タンザニア国内だけで2000年以降に70人以上のアルビノ患者がこうした目的で殺害された。

 タンザニアでは10月に地方選挙が予定されており、闇市場で当選祈願の「お守り」の需要が高まることから、地元のアルビノの人々は命の危険を感じているとUTTSは指摘している。(c)AFP

7971チバQ:2014/05/15(木) 21:28:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140515/amr14051509220001-n1.htm
ブラジル相次ぎ“W杯便乗スト” 在外公館、連邦警察…
2014.5.15 09:22
 【ロサンゼルス=中村将】サッカー・ワールドカップ(W杯)の開幕が迫るブラジルの在外公館で13日、現地職員が賃上げなどを要求してストライキに突入した。ブラジルでは連邦警察官や電力会社の社員らも大規模ストを計画しており、大会への影響を盾に労使交渉を有利に運ぼうとする“戦術”が目立つ。

 AP通信によると、ストに入ったのはニューヨークやロサンゼルスなどの在米総領事館のほか、トロントやロンドン、パリ、ローマなどの在外公館。

 職員らは、ブラジル政府から過去の給与の一部を受け取っていないと主張し、13、14日の業務を中止した。ロサンゼルス総領事館は「業務閉鎖」とホームページに表示、ビザ(査証)申請や受け取りができないほか、業務に支障が出た。

 一方、連邦警察官約50人は今月7日、リオデジャネイロで労使問題をめぐって政府を批判する集会を開催。「警察官の給与を上げ、労働条件を改善しない場合、W杯の期間中、ストライキを実施する」と宣言した。連邦警察労働組合幹部のアンドレ・ボスデメロ氏は「政府の対応によっては、われわれは働かない」と述べた。

 地元メディアによれば、電力会社や通信会社、航空会社などの社員も期間中のストをちらつかせながら、労使交渉を仕掛ける構えをみせている。教職員や自治体職員らの組合もストに同調する姿勢で、ブラジルのイメージ悪化と大会への影響が懸念されている。

7972チバQ:2014/05/15(木) 22:07:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140515-00000010-jij_afp-int
ナイジェリア大統領、ボコ・ハラムとの「人質交換」を拒否
AFP=時事 5月15日(木)10時40分配信

ナイジェリアの首都アブジャで、グッドラック・ジョナサン大統領(右)と会談する英外務省のマーク・シモンズ・アフリカ担当政務官(2014年5月14日撮影)。
【AFP=時事】ナイジェリアのグッドラック・ジョナサン(Goodluck Jonathan)大統領は、イスラム過激派「ボコ・ハラム(Boko Haram)」が拉致した200人以上の少女の解放と引き換えに、当局が拘束しているボコ・ハラム戦闘員の釈放に応じる可能性を否定した。英外務省のマーク・シモンズ(Mark Simmonds)・アフリカ担当政務官が14日、明らかにした。

 拉致された少女の国際救出活動に関する協議のためナイジェリアを訪問中のシモンズ氏は、首都アブジャ(Abuja)でジョナサン大統領と会談後、報道陣に対し「大統領は、拉致された少女と戦闘員の交換について、ボコ・ハラムとの交渉はしないと明確に述べた」と語った。

 ボコ・ハラムの指導者であるアブバカル・シェカウ(Abubakar Shekau)容疑者は、12日に公開されたビデオの映像で、政府が拘束した戦闘員を釈放するなら、拉致した少女を解放する用意があることを示唆していた。【翻訳編集】 AFPBB News

7973チバQ:2014/05/15(木) 22:13:38
http://www.afpbb.com/articles/-/3014743
インド総選挙投票終了、政権交代の公算
2014年05月13日 07:11 発信地:ニューデリー/インド

【5月13日 AFP】インドで5週間にわたって行われてきた総選挙の投票が12日、終了した。過去最多の5億5100万人が投票したとみられる。出口調査によると、ヒンズー至上主義のナレンドラ・モディ(Narendra Modi)氏を首相候補とする右派のインド人民党(Bharatiya Janata Party、BJP)政権が誕生する公算が高まっている。

 41選挙区で行われた最終投票は、同日午後6時(日本時間同9時30分)に締め切られた。その直後に発表された5つの出口調査のうち4つで、モディ氏のBJPが辛うじて過半数の議席を確保するという予測が示された。

 これは、BJPおよび同党と連合する政党が勝利し、左派の与党・国民会議派(Nationalist Congress Party、NCP)とその指導部をなすガンジー家は屈辱的と敗北を喫するという、投票が始まった4月7日以前の予想とも合致している。

 この予想が現実のものとなれば、国民会議派にとっては過去最悪の結果となり、同家の御曹司で今回初めて全国規模の選挙戦を主導したラフル・ガンジー(Rahul Gandhi)氏(43)は有権者から痛烈な批判を受けた格好となる。

 モディ氏が停滞する経済の起爆剤になってくれるのではという期待から、株式市場も記録的な高値での取引となったが、一部の識者らは2004年と2009年の総選挙で予想が外れたことを指摘して早計な判断を戒めている。これに関連して国民会議派の広報担当者は記者団に対し、同党は「いかなる出口調査に関する議論にも加わらないと決めていた」と述べた。

 一斉開票は16日に行われる。

■過去最高の投票率

 最後の投票が締め切られた直後、選挙管理委員会はこの世界最大といわれた選挙の投票総数を発表。それによると、投票者数は前回2009年時より1億3000万人多い5億5100万人に上り、投票率も66.38%と過去最高を記録したという。

 一般的に高い投票率は野党優勢を意味し、有権者が変化を強く求めていることを示す場合が多い。(c)AFP/Adam PLOWRIGHT, Bhuvan BAGGA

7975チバQ:2014/05/16(金) 23:40:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140516/asi14051617470005-n1.htm

【インド総選挙】
野党圧勝、10年ぶり政権交代
2014.5.16 17:47

16日、インド西部グジャラート州ガンディナガルで、支持者にあいさつするインド人民党のモディ氏(AP=共同)
16日、インド西部グジャラート州ガンディナガルで、支持者にあいさつするインド人民党のモディ氏(AP=共同)


 【ニューデリー=岩田智雄】インド下院(定数545)の任期満了に伴う総選挙は16日開票が行われ、最大野党、インド人民党(BJP)が最大与党、国民会議派を破って圧勝、10年ぶりに政権を奪還した。首相候補のグジャラート州政府首相、ナレンドラ・モディ氏(63)が新首相に就任する見通しだ。

 選挙管理委員会の中間集計によると、BJPは過去最高の182議席を大きく上回り、過半数を単独で確保する勢い。国民会議派は40議席余にとどまりそうで過去最悪の大敗を喫した。

 BJPは友党を加えた国民民主連合(NDA)で320議席以上、国民会議派を中心とする統一進歩連合(UPA)は、50、60議席台となりそうだ。

 国民会議派は、建国の父ネールをはじめ、インディラ・ガンジー、ラジブ・ガンジーといった歴代首相を輩出してきた「ネール・ガンジー家」の御曹司、ラフル・ガンジー副総裁(43)を中心に選挙を戦ったが、グジャラート州の高度成長を実現したモディ氏のBJPに惨敗した。

 有権者は約8億人。投票率(暫定値)は過去最高の66.38%だった。

7976チバQ:2014/05/16(金) 23:43:58
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014051600510
「期待感見えない」大統領選=難民生活、長期化の懸念−シリア








シリア難民を受け入れるヨルダン北部のザアタリ難民キャンプ=4月28日(JEN提供)

 アサド政権と反体制派の内戦が続くシリアでは、全国民の4割超が家を追われる異常事態になっている。6月3日に予定される大統領選はアサド大統領の再選が確実視されるが、内戦終結につながるとは考えられず、難民は出口の見えない異国での生活に不安を募らせている。
 シリアの隣国ヨルダン北部のザアタリには約10万人が暮らす最大規模の難民キャンプがある。シリア政府は大統領選について、難民登録をしていれば、現地の大使館で投票できると説明している。だが、ザアタリ・キャンプで支援活動に当たる日本の認定NPO法人「JEN(ジェン)」の太田千晶さん(29)は「(難民から)選挙のことは聞こえてこない。期待感も見られない」と語る。





インタビューに応じるJENの太田千晶さん=16日午前、東京都港区

 欧米は選挙を認めない立場。現状打開が遠のくことで、難民生活が長期化する懸念が高まるばかりだ。
 太田さんは「難民がシリアに帰る希望を捨てた様子はないが、永住となる恐れはある。ヨルダン政府も懸念している」と述べる。隣国の住民は最初の1、2年は難民受け入れを使命と考えていたが、水不足や雇用への悪影響が続くことで不満もくすぶっているという。シリア周辺国にとって難民支援の負担は過重だ。内戦自体の解決が困難であっても、「国際社会が難民に加え、ヨルダンへの支援も強めることが重要になっている」と訴えた。(2014/05/16-14:25)

7977チバQ:2014/05/16(金) 23:51:51
http://mainichi.jp/select/news/20140517k0000m030038000c.html

スーダン:改宗の女性に死刑判決 人権団体が強い批判

毎日新聞 2014年05月16日 19時17分


 【ヨハネスブルク服部正法】アフリカ東部スーダンからの報道によると、首都ハルツームの裁判所は15日、キリスト教徒の男性と結婚した女性に対し、イスラム教からキリスト教への改宗が「背教の罪」に当たるとして死刑判決を言い渡した。判決には国際人権団体などから強い批判の声が上がっている。

 死刑判決を受けたのはメリアム・イブラヒムさん(27)で、現在妊娠中。イブラヒムさんは裁判所からイスラム教に戻るよう勧告されたが、これを拒んだため、死刑判決が出された。また、異教徒と性的関係を持ったとして、むち打ち百回の刑も言い渡された。

 スーダンはイスラム教徒が多数派で、1983年以降、シャリア(イスラム法)に基づく統治が行われている。イスラム教から他宗教への改宗には死刑が科せられ、イスラム教徒の女性が異教徒の男性と結婚することも許されない。

 イブラヒムさんはスーダン人のイスラム教徒の父と、エチオピア出身のキリスト教徒の母との間に生まれた。幼児期に父と離れ、母親にキリスト教徒として育てられたとも伝えられる。判決に対し、国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」は「恐るべきことで許し難い」との非難声明を出した。

7978チバQ:2014/05/16(金) 23:53:10
http://mainichi.jp/select/news/20140517k0000m030100000c.html

中東和平:イスラエル首相発言、地元で波紋

毎日新聞 2014年05月16日 21時53分


 イスラエルのネタニヤフ首相が13日の毎日新聞との会見で、中東和平交渉の中断を受け、新たな選択肢を模索していると語ったことが、地元で波紋を広げている。首相は詳細を語らなかったが、専門家の間では和平交渉に見切りをつけ、占領地から一方的に撤退する案などが提案されており、ネタニヤフ政権の今後の対応が注目されている。

 首相は会見で、現状維持について「望ましくない」とする一方、パレスチナ人とユダヤ人がイスラエルで共生する「単一国家」も「希望していない」と明言。「(他に)選択肢がないか連立政権内外で協議している」と述べた。

 中東和平の選択肢は、現状維持を除けば、和平交渉でパレスチナ国家を樹立し共存を図る「2国家共存」案と「単一国家」案に大別される。

 イスラエルのハーレツ紙は15日、インタビューの全文を掲載した毎日新聞の英文サイトから、首相が「他に選択肢がないか連立政権内外で協議している」と述べたくだりを引用。匿名の政府高官の発言として、日本から帰国した首相が、政府や治安担当者らと「他の選択肢」について検討することを希望していると伝えた。

 パレスチナのマアン通信は15日、このハーレツ紙を引用する形で会見内容を転電。イスラエルのマーリブ紙やイスラエル・テレビ「チャンネル2」のウェブサイトも会見内容をもとに、首相は現状維持がこれ以上続くと事実上の単一国家状態を招くことになると懸念し、他の選択肢を検討していると伝えた。

 イスラエルでは最近、2005年にイスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区から一方的に撤退したケースと同様に、和平交渉を経ず、イスラエル独自の判断でヨルダン川西岸パレスチナ自治区から撤退することをシンクタンク代表らが提案している。また、連立政権第3勢力の宗教的極右政党などは、自治区のうちユダヤ人入植地のみをイスラエルに取り込み、残りは現状維持とすることなどを求めている。

 イスラエルとパレスチナは2国家共存を目指し20年以上協議を続けているが、ほとんど進展がない。昨年7月に約3年ぶりに再開した交渉も、4月に中断した。

7979チバQ:2014/05/17(土) 00:05:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140516-00000033-jij-int

W杯直前、各地で抗議デモ=交通に混乱、ストも頻発―ブラジル

時事通信 5月16日(金)10時24分配信



 【リオデジャネイロ時事】サッカー・ワールドカップ(W杯)の開幕が迫る中、開催国ブラジルの各地で15日、W杯への巨額公費投入に反対するデモが相次いだ。同国では賃金の4割増を求めるバス組合のほか、警察や教職員によるストライキも頻発している。
 ブラジルでは10月に大統領選挙も控えており、ストを実施する一部の団体はW杯期間中のデモをちらつかせ、強気の姿勢で交渉を有利に進めようとしている。
 W杯決勝の舞台リオデジャネイロでは15日、若者らが「W杯に投じる費用を教育や交通機関のサービス向上に使え」と訴えて市役所周辺を行進。労働環境の改善を求める教職員らも加わり、千数百人が政府や行政当局に抗議の声を上げた。
 教師のアンドレラさん(40)は「世界の注目する今こそ、抗議の意味がある」と強調し、子供たちがストの犠牲になることにも「教育の質を向上させるための行動だ」と語気を強めた。
 開幕戦があるサンパウロでも数千人規模のデモがあった。銀行や自動車販売会社のガラスが割られるなどの一部の混乱を除き、平穏に行われたが、首都ブラジリア、南部ポルトアレグレなどW杯会場のある複数の都市でも同様の抗議行動があった。
 デモの参加者が道路を占拠し、サンパウロやリオデジャネイロでは交通が混乱した。

7980チバQ:2014/05/17(土) 00:33:22
http://sankei.jp.msn.com/west/west_sports/news/140516/wsp14051622400005-n1.htm
「ヘッドスカーフ」解禁でヨルダン選手が躍動プレー…イスラム教徒のサッカー女子にとって環境改善

2014.5.16 22:40 (1/2ページ)


 ベトナムで開催されている女子サッカーのアジア・カップで、頭髪をスカーフで覆ったヨルダン代表の選手がピッチを駆け回っている。初出場のヨルダンは参加8チーム中唯一のイスラム教圏の国で、日本協会から派遣された沖山雅彦さん(46)が監督を務める。今大会はヘッドスカーフの着用が国際的に認められてから初めてのアジア杯で、宗教上の戒律を守りながら競技を続けようとするイスラム教徒の選手にとって、プレー環境が大幅に改善された。(ホーチミン 吉原知也)

 16日にホーチミンで行われたオーストラリア−ヨルダン戦。前線に入ったヨルダン代表選手の1人が、チームのユニホームに合わせた白色の布をかぶり、躍動感ある動きでボールを追いかけた。頭部や耳が覆われているが、目や口は出ており、プレーに支障はない様子。控え選手やスタッフの数人も同じ布を身に着けていた。

 イスラム教では女性が夫や家族以外の男性に顔を見せることなどがタブー視されており、「ヒジャブ」と呼ばれるヘッドスカーフなどを着用する女性も多い。しかし、サッカー界ではこれまで、「接触プレーの際に首が絞まる可能性がある」といった安全上の理由から禁止されていた。2011年6月に行われたロンドン五輪予選のイラン−ヨルダンでは、ヒジャブを着用していたためにイラン代表の選手が出場資格を取り消され、ヨルダン代表の選手も3人が失格となった。

 その後、世界的に反発が強まるなどし、着用の是非をめぐる議論が勃発。サッカーの競技規則を決定する国際サッカー評議会(IFAB)が12年7月にスイスで開いた臨時会議で、着用が一転して承認された。

 日本協会が設立した「JFAアカデミー福島」で日本女子代表「なでしこジャパン」の卵たちを指導していた沖山さんが単身赴任でヨルダン代表監督に就任したのは12年4月。ヒジャブが解禁となった際には、選手の間に「うれしい」と歓迎ムードが広がったという。その後もイスラム文化に配慮しながらチームを鍛え、今回の初出場につなげた。

 18日には「JFAアカデミー福島」時代の教え子もいる「なでしこジャパン」と対戦する。沖山さんは「自分が作ったチームを世界一のチームにぶつける。指導者としてそうそうないチャンスで楽しみ」と意気込んでいる。

7981チバQ:2014/05/17(土) 10:56:40
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140517/mcb1405170500004-n1.htm

サマラス政権に崩壊リスク ギリシャ 連立パートナー支持率急落

2014.5.17 05:00

 ギリシャのサマラス首相率いる連立政権に崩壊リスクが浮上している。世論調査で連立パートナーの支持率急落が判明したためだ。同首相はギリシャ経済の復活シナリオを投資家に説いてきたが、今度は自国の有権者を納得させなければならない。

 今月下旬の欧州議会選挙を前にした世論調査によれば、サマラス首相の新民主主義党(ND)の支持率は、最大野党の急進左派連合(SYRIZA)に次ぐ2位だった。SYRIZAは、緊縮財政や経済改革の約束と引き換えに国際社会から支援を得る救済パッケージの条件を拒否した政党。しかし、現政権への最大の脅威は連立パートナーである全ギリシャ社会主義運動(PASOK)の急激な支持率落ち込みかもしれない。パパンドレウ元首相率いるPASOKの支持率はわずか5.5%で6位だった。

 こうした状況は、これまでギリシャの回復を支えてきた国外投資家をおじけづかせると、マベリック・インテリジェンスのチーフエコノミスト、ミーガン・グリーン氏はみる。同氏は「解散総選挙があってSYRIZAがギリシャの交渉役になるという見通しに投資家がおびえれば、ギリシャの景気回復にとって本当にマイナスとなる可能性がある。景気があまりにも脆弱(ぜいじゃく)だからだ」と話した。(ブルームバーグ Antonis Galanopoulos、Marcus Bensasson)

7982チバQ:2014/05/17(土) 11:09:16
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140517/trd14051710030014-n1.htm
W杯開催反対 ブラジル50都市でデモ 身守る「情報」、犯罪にも用心

2014.5.17 10:03 (1/3ページ)

ブラジルのサンパウロでサッカーW杯に反対し火を付けるデモ参加者=15日(共同)
ブラジルのサンパウロでサッカーW杯に反対し火を付けるデモ参加者=15日(共同)


 ■渡航サポーター向け外務省が出張所拡充 

 サッカーワールドカップ(W杯)の開幕まで1カ月を切ったブラジルで15日(現地時間)、W杯開催に反対する大規模なデモが行われ、一部で暴徒化したデモ隊と治安部隊が衝突した。AP通信や英BBC放送(電子版)などが報じた。デモが行われたのはW杯会場の12都市を含む約50都市。一部では警察官がストライキを実施しており、治安への影響が懸念される。高い頻度で犯罪も起きており、渡航する日本人サポーターは注意が必要だ。

 「スタジアムの建設に投じる費用があるなら、労働環境の改善や公共サービスの向上に使え」。15日のデモでは、最大都市サンパウロで1万人以上、他の都市でも数百人から数千人が参加。労働者や教師、警察官ら公務員がW杯開催に反対し待遇改善などを訴えた。

 サンパウロ日本人学校によると、デモは夜に予定されていたが、午前中から、あちこちで小規模デモが発生。タイヤを燃やすなどの激化もみられたという。村石好男校長(55)は「職員を早めに帰宅させるなどし、かろうじて安全が保てたような状態だ」と振り返る。

 日本代表が初戦に臨む北東部のレシフェを州都とするペルナンブコ州では警察官がストライキを実施。店が壊される被害も出て、政府が軍部隊を派遣して治安維持を図る事態となった。

 W杯期間中の警察官ストの可能性もあり、大会運営への影響が懸念される。

    ◇

 デモは、昨年6月のサッカーコンフェデレーションズカップ(コンフェデ杯)が開催される前、バス料金の値上げを発端にサンパウロで発生した。大会期間中も広がり、全国100都市以上で参加者100万人以上に発展した。

 最近も散発的に小規模なデモは起きていたが、今回ほどの大規模デモはコンフェデ杯後初めて。村石校長は「W杯開幕に向け、またデモが過激化する可能性もある。そうなれば、休校などの措置も検討せざるを得なくなるだろう」と懸念を示している。

 渡航する日本人サポーターらも注意を要する。W杯1次リーグの日本戦は日本時間6月15日にレシフェで、20日にナタル、25日にクイアバで予定され、日本の外務省は1試合ごとに日本人5千人以上が観戦すると見込んでいる。

 外務省は、デモには近づかない▽巻き込まれた場合は速やかに退避行動を取る▽最新情報を報道や同省のホームページなどで入手する−ことを勧めている。
              ◇

 ブラジルでは、デモばかりではなく、頻発する犯罪に巻き込まれないことも必要だ。

 外務省によると、ブラジルでは世界的にみて、非常に高い頻度で犯罪が発生している。近年目立つのは、強盗や一時的に拘束して金品を奪おうとする「短時間誘拐」、組織的な麻薬犯罪。銃を用いる犯行が多く、命を奪われる場合もある。ひったくりやクレジットカードのスキミング被害も多いという。同省は12日、犯罪に注意を促す「スポット情報」を出した。

 日本戦が行われる3都市のうち、レシフェには在ブラジル大使館の出張事務を行う「在レシフェ出張駐在官事務所」があるが、ほかの2都市にはない。外務省は試合の前後3日間、この2都市にも出張所を設ける予定で、治安情報の収集や邦人の緊急事態に対応する方針。

 外務省海外邦人安全課の担当者は「最新の治安情報を知った上で、単独で行動しないなど、用心深く行動してほしい」と話している。

7983チバQ:2014/05/19(月) 21:42:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140517/asi14051700350003-n1.htm
【インド総選挙】
“王朝”の凋落くっきり ネール・ガンジー家 インド総選挙惨敗
2014.5.17 00:35
 【ニューデリー=岩田智雄】インドの総選挙で最大与党の国民会議派は惨敗を喫した。会議派を支える名門「ネール・ガンジー家」の御曹司、ラフル・ガンジー氏(43)は、選挙の責任者として各地で遊説したが、厳しい結果は“王朝”の凋落(ちょうらく)を印象付けた。

 「私が責任を取る」

 大勢が判明すると、国民会議派の副総裁ラフル氏は短く、支持者に苦笑いした。こうした場での笑みは有権者の不信を招きかねない。総裁で母親のソニア・ガンジー氏がすぐさま、硬い表情で「総裁として責任を取る」と続けた。

 母子はいずれも議席を確保したが、国民会議派は現有約200議席から大きく後退し、クルシード外相、シンデ内相ら現職閣僚の落選の報が次々に入った。

 英領からの独立後、ネール・ガンジー家は、ネール、長女のインディラ・ガンジー、その長男、ラジブ・ガンジーと首相を輩出してきた。インディラ、ラジブ両氏はそれぞれ、新生インドの発展の過程で暗殺された。ソニア氏はラジブ氏の妻、ラフル氏は長男だ。

 ラフル氏は、国民会議派政権のシン首相から「次の首相に」と言われてきたが、前向きな態度を示してこなかった。1月の国民会議派の幹部会合では、ラフル氏を首相候補に据えて戦うことが提案されたが、ソニア氏が拒否。劣勢が色濃い総選挙で、息子に責任を負わせたくないという親心だと揶揄(やゆ)する声も上がった。牽引(けんいん)力の弱いラフル氏に代わり、妹のプリヤンカ氏に期待する声もある。

7984チバQ:2014/05/19(月) 21:46:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140517/asi14051711200008-n1.htm
【モディのインド】
(上) 立身出世で人気 ヒンズー至上主義の過去に懸念も
2014.5.17 11:20 (1/3ページ)

16日、インド西部グジャラート州で、支持者らに向かってVサインを示すモディ氏(ロイター)
 インド西部グジャラート州の州都ガンディナガルから車で約3時間。熱い太陽が照りつける乾いた大地に、総選挙でインド人民党(BJP)を勝利に導いたナレンドラ・モディ氏(63)が生まれた町、バドナガルがあった。1日数本の列車しか止まらないちっぽけな駅の前でモディ氏は子供の頃、屋台で紅茶を売る父の仕事を手伝った。生家は、駅から徒歩で約20分の路地沿いにある。

 貧しい紅茶売りの子からグジャラート州首相、そして首相へ。立身出世物語の「インディアン・ドリーム」を体現するモディ氏とは何者なのか。

 「一家の生活は厳しかったが、モディは勉強熱心な生徒だった。課外活動でも活躍し、学校の軍事教練部隊のリーダーを務めていた」−。中学生のモディ氏にサンスクリット語を教えた元教師のプラフラッド・パテルさん(75)は当時を振り返った。

 モディ氏は、上位カーストに比べ社会進出や教育水準で遅れている「その他後進諸階級」(OBC)の生まれだ。OBCは不可触民が属する「指定カースト」と上位カーストの中間に位置づけられ、指定カーストとともに公的雇用の確保措置の対象になっている。

 その姿は、ライバル政党、国民会議派のホープで、何人もの首相を輩出してきた「ネール・ガンジー家」の御曹司、ラフル・ガンジー氏(43)とは対照的だ。多くの若者は、将来の成功の夢をモディ氏の人生に重ね合わせる。

 モディ氏と同級生だった医師、スドヒール・ジョシさん(62)は「モディには指導者のDNAがある。高校生のとき、彼が学級委員を決める選挙に出馬したとき、私は選挙運動を手伝わされ、彼は圧勝した」と思い出を語った。

 社会問題への関心も高かった。小さいときからBJPの支持基盤であるヒンズー至上主義組織「民族義勇団(RSS)」の活動に参加。大学を1年でやめ、RSSの活動に傾倒する。

 モディ氏が今回の総選挙で立候補した選挙区であるバドドラの町は、バドナガルから車で約5時間のところにある。モディ氏は20〜30代の頃、ここのRSS支部の一員として社会奉仕活動に携わった。

 当時、事務所で5年間寝食を共にしたRSSのチャンドラカント・ラバラニ氏(56)は、「私たちは毎朝5時半に起きて、各地で愛国主義を啓発した。モディは、ここで教育や保健問題についての知見を深めたんだ」と話す。

 RSSやBJPは、インドは多数派のヒンズー教徒主体であるべきだとの立場で、少数派イスラム教徒に対する暴力をあおったと批判されてきた。1996年の総選挙ではBJPが勝利したものの、他党が「宗教主義」的な立場を警戒したため組閣に失敗し、わずか13日で政権は崩壊した。

 しかし今回、BJPが圧勝したのは、地域大国として自信をつけるインドで、経済成長への期待に加え、モディ氏の「愛国的」な主張が受け入れられやすくなっているためともいえる。

 だが、モディ氏は2005年、宗教暴動を扇動したとして米国から査証発給を拒否されている。ラバラニ氏らは「モディは誤解されている」と口をそろえるが、今後、宗教問題や対パキスタン関係でどのようなかじ取りをするのか、試されることになる。




    

 世界最大の民主国家インドを率いるモディ氏の素顔や政策について、3回にわたって報告する。(岩田智雄)

7985チバQ:2014/05/19(月) 21:48:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140518/asi14051808480003-n1.htm
【モディのインド】
(中)宗教対立解消に重責
2014.5.18 08:48 (1/3ページ)

 インドの新首相に就任予定のインド人民党(BJP)のナレンドラ・モディ氏(63)が州政府首相を務める西部グジャラート州。その中心都市、アーメダバードの郊外に、インドで少数派のイスラム教徒約45万人が住むビシャラ地区がある。その多くが、2002年に起きた暴動で多数派のヒンズー教徒の襲撃を受けて避難し、そのまま帰れなくなった人々だ。

 「州政府はいつでも元の町に帰ってよいというが、危なくてとても帰れない。家屋は焼かれ、土地はヒンズー教徒に奪われたままだ」

 イスラム教徒のカイルニサ・パタンさん(38)は、住民が置かれている状況をこう説明した。

 パタンさんは今、避難してきたイスラム教徒の女性たちの福祉のために働く非政府組織(NGO)「パルアーズ」の幹部を務める。この地区への移住者は住民登録がままならないため、学校に通えない子供も多数いるという。

                  □ □

 02年2月。グジャラート州東部ゴドラで列車火災が起き、ヒンズー教の聖地、北部ウッタルプラデシュ州アヨディヤから戻ってきた巡礼者ら数十人が死亡した。直後、イスラム教徒による放火だったとのうわさが流れ、州内各地でヒンズー教徒たちがイスラム教徒らを襲撃、死者はイスラム教徒を中心に約2千人に上ったといわれている。

 伏線があった。巡礼者たちが訪れたアヨディヤはラーマ神の生誕地とされる。しかし同地には16世紀にヒンズー教寺院を壊して建てられたと伝わるモスク(イスラム教礼拝所)があり、ヒンズー教過激派らが1992年、同モスクを襲撃して破壊、両教徒間の大規模衝突に発展した。アヨディヤは両教徒にとって極めて敏感な土地だった。

 パタンさんによれば、ビシャラ地区では暴動後、イスラム教徒の篤志家によって土地が取得され、移住用の住宅が建設された。ただ、こうした住宅で暮らすお金がなく、付近のゴミ集積場の仮設住宅で避難民生活を余儀なくされている人々も約1300世帯いるという。

                  □ □

 両教徒分断の張本人として、イスラム教徒や人権団体から非難されているのが、2002年の暴動発生当時から州政府首相を務めているモディ氏だ。側近の女性閣僚は12年に、暴動をあおったとして有罪判決を受けている。モディ氏自身は暴動を看過したと非難されたが、刑事責任は追及されていない。

 ただ、モディ氏はBJPの支持母体の一つで、ヒンズー至上主義を掲げる団体「民族義勇団(RSS)」の出身。それだけにモディ氏の反イスラム色を指摘する見方は根強い。

 今回の総選挙でも、モディ氏側近のBJP幹部が、ウッタルプラデシュ州でイスラム教徒への「ヘイト・スピーチ」(憎悪に基づいた演説)を行い、選挙管理委員会から選挙活動を禁止させられている。

 モディ氏は自らを「愛国者」とし、ヒンズー至上主義者のイメージ払拭に努めている。しかし、BJPはこれまで、アヨディヤのヒンズー教寺院再建の政治キャンペーンを展開し、総選挙のマニフェストにも寺院再建を挙げている。

 アーメダバードのNGO、「社会正義センター」のガガン・セティ氏は、「モディ氏の息のかかった連中がいまだにイスラム教への憎悪をあおっているのに、モディ氏はなぜ何の対応もとらないのか」と批判し、「イスラム教徒の多くは、モディ氏がこの国の首相になることへの懸念を隠さない」と指摘している。(岩田智雄)

7986チバQ:2014/05/19(月) 21:50:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140519/asi14051916210004-n1.htm
【モディのインド】
(下) 「成功物語を全国に」経済手腕へ大きな期待
2014.5.19 16:21 (1/2ページ)

近代的なビルが立ち並ぶ首都近郊のグルガオン。モディ氏はグルガオンのような成長をインド各地にもたらすことができるか(岩田智雄撮影)
 インド西部グジャラート州バドドラは、新首相就任が確実な最大野党、インド人民党(BJP)のナレンドラ・モディ氏(63)のお膝元だ。多くの市民が、モディ氏称賛の声を上げる。

 「町には橋が3本しかなかったが、モディ氏が州政府の首相を務めたこの10年余りで15本できた。モディ氏は開発と投資をもたらし、人々の生活は向上した。首相になれば、成功物語を全国に広げられるはずだ」

 モディ氏に投票したという女性、ランジャン・バットさん(43)は熱っぽく訴えた。

 モディ氏は、グジャラート州の経済開発に大きな成果を挙げたといわれる。州政府によれば、電力供給能力は、10年間で2・5倍に増え、電力不足が常態化しているインドで、停電の時間が大きく短縮された。

 4〜6車線の道路は2001年に400本弱だったのに、昨年時点では1430本余りに増え、交通の利便性が向上した。州民1人当たりの所得は約9万7千ルピー(約16万8千円)で、全国平均の1・4倍だ。

 投資誘致にも成功している。日系企業の拠点は84あり、デリー首都圏の約半数にも及ぶ。しかも現在、モディ氏の肝煎りで、日系企業専用工業団地の建設が進められているほか、インドの自動車最大手スズキが、この工業団地とは別に工場を造ることになっている。

 モディ氏は以前、産経新聞の書面インタビューに「州内の特別投資地域2カ所に日本人町を建設する。レストラン、ゴルフ場、日本語の学校も整備する予定だ」と答え、投資環境整備に積極的だ。

 中心都市アーメダバードは、インド政府の7本の高速鉄道計画のうち最優先で整備される予定の路線の起点になっている。日本は、グジャラート州が企業誘致のために開く投資イベントの提携国でもあり、政府は官民を挙げてこの路線に日本の新幹線を売り込んできた。

 昨年2月にアーメダバードで「インド高速鉄道セミナー」を開き、政府や企業の幹部がトップセールスで売り込みを図った際には、州政府首相のモディ氏も出席。日本側関係者に「モディ氏が首相になれば高速鉄道事業は頂きだ」とまで言わせた。

 日本からの投資呼び込みへの熱心さから、米国の南アジア地域専門家、ウォルター・アンダーソン氏は最近、地元紙に「モディ氏の最初の外遊先は日本だろう」と述べている。

 ただ、“モディ政権”の能力を過大視すべきではないとする声もある。

 ニューデリー近郊のハリヤナ州グルガオン。近年、首都の衛星都市として開発が著しく進み、都市鉄道の環状線も開通した。多数の日系企業も進出している。

 グルガオン商工会議所のS・K・アフジャ事務局長は「グルガオンを発展させたのは政府ではない。企業の力だ。どの政党が与党でも政府は変わらない」と言い放つ。そのうえで、「国の発展を妨げている最大の問題は、政治家や公務員の汚職だ。これからの政権が何をするのか見ものだ」と語った。

 モディ氏は、グジャラート州での経験を首相としてどう生かすのか。BJPの歴史的圧勝には、国民の大きな期待が込められている。(岩田智雄)

7987チバQ:2014/05/19(月) 21:50:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140517/asi14051721030013-n1.htm
【インド総選挙】
BJPの単独過半数確定 国民会議派は44議席
2014.5.17 21:03
 【ニューデリー=岩田智雄】インド下院(定数545)の任期満了に伴う総選挙で17日、各党の議席数が決まった。選挙管理委員会によると、選挙で選ぶ543議席のうち、最大野党のインド人民党(BJP)は過去最高の282議席を得て単独過半数が確定。最大与党の国民会議派は過去最悪の44議席だった。

 BJPは2009年の前回選挙に比べ166増で、国民会議派は162減。BJPに友党を加えた国民民主連合(NDA)は177増の336議席、国民会議派中心の統一進歩連合(UPA)は203減の59議席だった。

7988チバQ:2014/05/19(月) 22:05:02
http://mainichi.jp/select/news/20140519k0000e030109000c.html
ギリシャ:統一地方選第1回投票 野党・急進左派が善戦
毎日新聞 2014年05月19日 10時20分

 【ローマ福島良典】欧州債務危機の震源地となったギリシャで18日、統一地方選の第1回投票があり、サマラス政権の財政緊縮策に反対する最大野党・急進左派連合が首都圏で善戦した。

 ギリシャからの報道によると、首都アテネを含むアッティカ広域行政地域の知事選で急進左派候補が現職をリード。アテネ市長選でも急進左派候補が現職を急追し、25日の決選投票に駒を進めた。

 325市町村の首長と議会、13の広域行政地域の知事を選ぶ地方選の第1回投票は25日の欧州議会選の前哨戦だった。急進左派は地方選決選投票と欧州議会選を緊縮策への反対を突き付ける「国民投票」と位置づけ、攻勢をかけている。

 首都圏決選投票や欧州議会選で急進左派が勝てば、緊縮策に取り組んできたサマラス首相にとって打撃となる。政党支持率の世論調査では急進左派(27.4%)が、サマラス首相の中道右派与党・新民主主義党(22.7%)を上回っている。

7990チバQ:2014/05/20(火) 22:50:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140520/mds14052009000002-n1.htm
リビア政府、弱体化加速 軍幹部が民兵支持を表明 
2014.5.20 09:00
 ロイター通信によると、リビア軍特殊部隊の司令官は19日、中央政府と対立する元軍将官のハフタル氏を支持し、民兵部隊側の作戦に加わると述べた。賛同者の規模は不明だが、中央政府の弱体化が加速しそうだ。

 ハフタル氏の民兵部隊は16日、東部ベンガジで、台頭するイスラム勢力の掃討作戦に独自に着手した。司令官は以前からこの地域で同様の作戦を担当し、ロイターに「私たちはハフタル氏とともにある」と述べた。

 18日には民兵部隊が首都トリポリの制憲議会の建物を襲撃した。AP通信によると、これに対して制憲議会のアブサハミーン議長が19日、傘下の民兵組織にトリポリに展開するように指示、緊張が高まっている。(共同)

7991チバQ:2014/05/20(火) 22:57:39
http://mainichi.jp/select/news/20140520k0000e030194000c.html
イラク選挙:マリキ首相派が最多92議席を獲得
毎日新聞 2014年05月20日 15時06分

 【カイロ秋山信一】4月30日に投票されたイラク連邦議会選挙(定数328)の結果が19日発表され、マリキ首相が率いるイスラム教シーア派主体の党派「法治国家連合」が92議席を獲得して、最多の議席を確保した。マリキ首相は3期目を目指して他党派との連立交渉を始めるが、2期目に治安悪化を防げずシーア派内でも反発は強く、新政権の行方は不透明だ。

 選管の発表によると、法治国家連合はシーア派が多数を占める南部を中心に、全国18県のうち10県で最多の議席を得た。シーア派の他の有力2党派が計57議席、スンニ派主体の3党派が計54議席、少数民族クルド人の5党派が計62議席を占めた。治安の混乱にもかかわらず、投票率は約60%で前回とほぼ同じだった。

 イラクでは昨年4月以降、マリキ政権に反発するスンニ派の過激派によるテロが増加し、シーア派との間で暴力の応酬となっている。

7992チバQ:2014/05/20(火) 23:14:46
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014052002000256.html
イラク議会選挙 首相政党が勝利 連立協議へ
2014年5月20日 夕刊

 【カイロ=中村禎一郎】先月三十日に実施されたイラク連邦議会(国会、三百二十八議席)選挙の結果が十九日、発表された。マリキ首相率いるシーア派政党グループ「法治国家連合」が少なくとも九十二議席を獲得し、首位となった。ロイター通信などが伝えた。

 法治国家連合は治安の悪化を受けてテロと戦う姿勢を打ち出し、首都バグダッドだけでも三十議席を獲得した。法治国家連合の得票は過半数に達していないことからシーア派政党を中心に連立協議が始まる見込みだが、三選を目指すマリキ首相に有利な結果となった。

 一方、マリキ首相を「独善的だ」と批判してきたシーア派の「サドル派」は二番手だったものの、獲得議席は法治国家連合の三分の一の三二〜三六。同じくマリキ首相に批判的なシーア派政党「イラク・イスラム最高評議会」は三番手の二十九議席だった。

 選挙には九千人以上が立候補。二〇一一年に米軍が撤退してから初めての議会選挙となった。

7993チバQ:2014/05/21(水) 07:28:54
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014052100030
大統領選、バズ氏が勝利=ギニアビサウ
 【ロンドン時事】西アフリカのギニアビサウ選挙管理委員会は20日、18日に行われた大統領選決選投票の暫定開票結果を発表した。最大政党ギニア・カボベルデ独立アフリカ党(PAIGC)のバズ元財務相(57)が62%を得票し、勝利した。AFP通信などが伝えた。(2014/05/21-01:13)

7994名無しさん:2014/05/22(木) 19:47:43
ついに来たか

タイ 軍によるクーデター発表
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140522/k10014652961000.html
反政府デモによる混乱が続き、軍による戒厳令が発令されているタイで、日本時間22日午後7時すぎ、現地時間午後5時すぎに、プラユット陸軍司令官がテレビを通じて、「陸海空軍などでつくる委員会が全権を掌握した」と述べて軍によるクーデターを発表しました。

反政府デモやインラック前首相の失職などで混乱が続くタイでは、20日から軍が戒厳令を発令して治安確保に乗りだし、デモの制限などが行われています。
しかし、失職したインラック前首相を支持する政権側は、早期にやり直しの議会選挙を行い、政権の出直しを目指しているのに対し、デモ隊側は政治改革が先だとして選挙によらない暫定政権の樹立を求めて対立を続けていました。
このため、事実上の軍のトップ、プラユット陸軍司令官は、21日から双方の代表らを集め、会合を開きましたが、双方の主張の隔たりは大きく、協議は決裂したとみられ、今回のクーデターの発表につながったとみられます。

7995旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/05/22(木) 20:57:11
この国では,一番軍部が冷静なのか。

全土に夜間外出禁止令=タイ
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201405/2014052200897
【バンコク時事】クーデターが起きたタイで22日、全土に夜間外出禁止令が発令された。(2014/05/22-20:26)

7996旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/05/22(木) 21:11:52
そして,今年(個人的に)最大のビッグイベント始まる。(2番目は米中間選挙)
(みどころ)
①最大会派は欧州人民党(各国保守/キリスト教民主系)か欧州社民党か
 やや人民党会派が優勢も議席は大きく減少しそう。
②自由民主同盟(各国中道/リベラル系)や緑連合(各国環境保護系)はどうも厳しそう。
 前年のドイツ連邦議会選みたいになりそう。
③統一左派(各国共産・極左系)はどこまで伸びるのか。
④欧州懐疑派・極右は100議席に達してしまうのか。


欧州議会選、投票始まる=有権者の関心低く
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&amp;k=2014052200602
【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)加盟28カ国の有権者約4億人が、751人の議員を選ぶ欧州議会選(任期5年)の投票が22日、英国とオランダで始まった。25日まで各国で順次投票が実施され、25日夜から開票結果の発表が行われる。
 欧州議会はEUの主要機関では唯一、民意を反映させることができる機関。ただ投票率は前回2009年の選挙で43%と過去最低に落ち込んだ。今回も有権者の関心は低いままで、選挙戦は盛り上がりに欠けている。(2014/05/22-15:36)

7997チバQ:2014/05/22(木) 21:24:59
http://mainichi.jp/select/news/20140522k0000m030102000c.html
リビア:6月国会選挙 政情不安の緩和狙い
毎日新聞 2014年05月21日 22時40分

 【カイロ秋山信一】リビアの選挙管理委員会は20日、国会選挙を6月25日に行う方針を決めた。AP通信が報じた。議会の正統性を巡って、元軍将校のハフタル氏中心の民兵組織とイスラム勢力が対立を深めており、選挙の実施によって混乱の拡大を防ぐのが狙いとみられる。ただ双方の緊張は高まっており、選挙が期日通りに実施されるかは不透明だ。

 現在ある議会(制憲議会)は今年2月に任期切れを迎えたが、世俗派とイスラム政党との対立によって憲法制定が遅れているため、任期を今年末まで延長した。ハフタル氏は任期延長が不当だと批判し、制憲議会の機能停止を要求。今月18日にはハフタル氏に同調する民兵組織が国会議事堂を襲撃する事件も起きた。議会は首都トリポリのホテルに議場を移したが、移設先のホテルにも20日に砲弾が打ち込まれた。

 ハフタル氏は「イスラム政党がイスラム過激派の活動を容認している」とも主張し、東部ベンガジで独自にイスラム武装勢力への攻撃を始めた。政府軍の特殊部隊や空軍の一部もハフタル氏側に加わると表明。一方、イスラム政党側は「クーデターをたくらんでいる」と、ハフタル氏を非難。イスラム武装勢力にトリポリの治安維持への協力を依頼した。

 緊張が高まる中、サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)、アルジェリアの3カ国は大使館を一時閉鎖し、大使館員を国外避難させた。

7998旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/05/22(木) 21:29:45
備忘録

選挙前の欧州議会会派別勢力
 欧州人民党(EPP)親EU   273 中道右派/キリスト教民主系,英保守党除く
 社民進歩同盟(S&D)親EU  196 中道左派
 自由民主同盟(ALDE)親EU  83 中道/自民系
 欧州緑・自民連盟(G-EFA)  57 緑/環境保護系
 欧州保守・改革(ECR)    57 ややEU懐疑的保守,英保守党・ポーランドPis・独AfDなど
 統一左派・北欧左派(GUE-NGL) 35 共産・極左など
 欧州自由民主主義(EFD)反EU 31 EU懐疑派,実質は英独立党と伊五つ星
 欧州自由連合(EAF)反EU     現在は会派を結成できず無所属,極右系,仏FN,伊LN,墺自由党など
 無所属           33

※ 会派結成のためには25人以上かつ7か国以上にまたがって議員がいることが条件
  ECRは英保守党敗北の影響などで会派維持が微妙,EPPに帰るのか?
  EFDとEAFが議席を伸ばしそうだが,統一会派を結成できるのか?

7999チバQ:2014/05/22(木) 23:02:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140522/mds14052209010004-n1.htm
軍と反政府勢力が戦闘 マリ北部、死傷者も
2014.5.22 09:01
 西アフリカのマリ北部キダルを実効支配する遊牧民トゥアレグ人の反政府武装勢力「アザワド解放国民運動(MNLA)」と政府軍の間で21日、戦闘があった。双方に死傷者が出たもようだ。ロイター通信が伝えた。

 政府とMNLAは和平交渉を進めていたが、武力衝突で関係が悪化し、頓挫する可能性がある。

 政府は21日午前にキダル奪還に向けた作戦を開始したと表明。MNLAの報道官は双方に死傷者が出たと明らかにし「(戦闘後も)キダル全域はわれわれの支配下にある」と話した。

 MNLAは17日、キダルの知事庁舎を襲撃し、政府側兵士と市民ら少なくとも16人を殺害。政府側は軍の部隊をキダルに派遣していた。(共同)

8000チバQ:2014/05/24(土) 19:00:20
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2014052400219
パキスタン首相が初出席へ=モディ氏就任式−インド

パキスタンのシャリフ首相(左)とインド首相になるモディ氏(AFP=時事)

 【ニューデリー時事】パキスタン首相府は24日、シャリフ首相が26日にインドの首都ニューデリーで行われるモディ新首相の就任宣誓式に出席する方針を明らかにした。過去3度、戦火を交えた両国で、首脳が相手国の首相就任宣誓式に出席するのは初めて。(2014/05/24-18:30)

8001チバQ:2014/05/24(土) 19:33:58
http://mainichi.jp/select/news/20140525k0000m030025000c.html

エジプト:シシ前国防相、圧勝確実…26日から大統領選

毎日新聞 2014年05月24日 19時18分


 【カイロ秋山信一】エジプトの大統領選が26、27両日に行われる。昨年7月の軍事クーデターを主導したシシ前国防相(59)と、前回大統領選で3位だった左派政治家のサバヒ氏(59)の一騎打ちの構図。先行して行われた在外投票や世論調査の結果から、シシ氏の圧勝が確実視されており、得票数をどこまで伸ばせるかが焦点となっている。

 選挙戦最終日の23日、カイロで開かれたシシ陣営の選挙集会には約500人が集まり、「シシ、あなたを愛している」「テロと戦えるのはあなただけだ」と熱狂的なシュプレヒコールを上げた。周辺ではテロを警戒し、私服姿の警備要員が目を光らせた。公務員のサラ・サレームさん(32)は「サバヒ氏も悪くないが、治安や経済が悪い状況で、必要なのは軍出身の強い指導者だ」と話した。

 シシ氏は、大規模な反モルシ政権デモを受けたクーデターで、イスラム組織ムスリム同胞団出身のモルシ前大統領を追放し、国民的人気を得た。当初は大統領選への出馬に否定的だったが、「国民と軍の要望に応えるため」として立候補した。

 モルシ氏に同情的なイスラム過激派のテロを警戒し、街頭で活動しない異例の選挙戦を展開。23日も「(有権者の約75%に当たる)4000万人以上に投票してほしい」とビデオメッセージを出しただけだった。詳細な公約も発表せず、政策にも不透明さが漂う。

 それでも15〜19日に実施された在外投票では約94・5%を得票し、サバヒ氏を圧倒。5月に行われた複数の世論調査でも50〜80%の支持を得ている。サバヒ氏は貧困者支援や再生可能エネルギーの導入などを掲げているが、シシ氏が主導したクーデターを支持した経緯もあり、モルシ派など反シシ票の受け皿になりきれていない。

 同胞団などモルシ派は選挙のボイコットを表明。23日は各地でモルシ派のデモがあり、治安部隊との衝突で少なくとも3人が死亡した。軍は18万人を展開して、警察とともに投票所などを警備する。

8002チバQ:2014/05/24(土) 19:59:15
http://www.afpbb.com/articles/-/3015771
欧州議会選挙を知るための10項目

2014年05月23日 16:26 発信地:ブリュッセル/ベルギー

【5月23日 AFP】5月22〜25日の4日間にわたり欧州連合(European Union)加盟28か国で、欧州議会(European Parliament)の新しい議員を選ぶ選挙が行われている。

1. 投票日:5月22〜25日
 合計で約3億8200万人の有権者を擁する加盟28か国は、この4日間のいずれかの日に投票を行う。22日には英国とオランダ、23日にはアイルランドとチェコ(チェコは24日までの2日間)、24日にはラトビア、マルタ、スロバキアで投票が行われ、他の21か国は25日に一斉に行う。

2. 議席数:751人
 欧州議会議員(MEP)の議席数は、各国に人口比に応じて割り当てられている。最多はドイツの96人で、これに次ぐのがフランスの74人、イタリアと英国の73人。ルクセンブルク、マルタ、キプロス、エストニアといった小国は6人となっている。

3. 初実施年:1979年
 欧州議会の議員は1979年以降、直接普通選挙で選ばれており、今回の選挙は8回目。それ以前の欧州議会は、各国議会の代表から構成されていた。欧州議会議員の任期は5年。

4. 投票率
 投票が義務となっているのは、ベルギー、キプロス、ギリシャ、ルクセンブルクの4か国のみで、欧州全体の投票率は近年、下がり続けている。実施初年の1979年の投票率は62%だったが、前回(2009年)は43%に下がった。

5. 7つの政治会派
 欧州議会議員は、国ごとではなく政治信条によって会派を形成し、現議会では7つの会派が公認されている。規模の大きい順に、欧州人民民主党(European People's Party、EPP)、欧州社会・進歩同盟(Socialists and Democrats、S&D)、欧州自由民主連盟(ALDE)、緑の党・欧州自由連盟(Greens-EFA)、欧州統一左派・北方緑の左派同盟(GUE/NGL)、欧州統合に懐疑的な欧州保守改革連盟(ECR)(主に英・ポーランド・チェコ)と自由と民主主義のヨーロッパ(Europe of Freedom and Democracy、EFD)。現在、複数の極右政党が新会派の結成を目指している。

6. 欧州委員会委員長
 選挙後、欧州連合内の3つの重要ポストと欧州委員が選出される。最も注目されるのは、欧州連合の政策立案・執行機関である欧州委員会(European Commission)の次期委員長だろう。全加盟国の首脳などからなる欧州理事会(European Council)は今回初めて、欧州議会選の結果を考慮して新たな委員長候補を提案することになっている。委員長候補を決める協議は27日に始まる。

7. 欧州議会議長
 欧州議会議長のポスト(任期2年半)は、現議会ではEPPとS&Dが分け合った。新議長は7月1〜3日に行われる選挙後の第1回議会での投票で決定される。

8. EU大統領
 各国の首脳らからなる欧州理事会は、ヘルマン・ファンロンパイ(Herman Van Rompuy)現欧州理事会常任議長(EU大統領)の後任を11月に決定する。

9. 28人の欧州委員
 28人の委員からなる欧州委員会は委員長選出に続き、加盟各国につき1人ずつ、残る27人の委員が任命される。この中には現在、英国のキャサリン・アシュトン(Catherine Ashton)氏が務めている外交安全保障上級代表(EU外相)などが含まれる。

10. フランスとベルギー2か所での執務
 欧州議会は年12回の本会議をフランスのストラスブール(Strasbourg)で行い、一方、委員会のほとんどをベルギーのブリュッセル(Brussels)で行うという珍しい方式を採用している。このため毎月、政策スタッフや公務員、通訳者など約5000人が、この2都市を往来している。(c)AFP

8003チバQ:2014/05/24(土) 20:00:33
http://www.afpbb.com/articles/-/3015810
西アフリカのマリ北部の武装勢力、停戦に応じる 外交筋

2014年05月24日 09:59 発信地:バマコ/マリ

【5月24日 AFP】西アフリカ・マリの北部砂漠地帯で、政府軍に容赦ない攻勢を掛けている武装勢力が23日、アフリカ連合(AU)議長との会談後に停戦に応じた。外交筋が伝えた。

 AFPとの電話取材に応じたマリ北部キダル(Kidal)の外交筋によると、アフリカ連合のモハメド・ウルド・アブドルアジズ(Mohamed Ould Abdel Aziz)議長が「当地キダルで会合した3つの武装集団の代表から停戦の合意を得た。この停戦で、各武装集団は戦闘を中止し、現状の場所にとどまることになる」という。

 マリ国防省によると、首都バマコ(Bamako)から北東へ1500キロに位置する紛争の地キダルと小さな集落メナカ(Menaka)が、トゥアレグ(Tuareg)人とアラブ人から成る反政府勢力により21日に制圧されて以来、政府軍兵士約20人が死亡、30人が負傷している。

 モーリタニア大統領であるアブドルアジズAU議長は、ルワンダ訪問を途中で切り上げ、反政府勢力のアザワド解放民族運動(National Movement for the Liberation of Azawad, MNLA)、アザワド統一高等評議会(High Council for the Unity of Azawad、HCUC)およびアザワド・アラブ運動(Arab Movement of Azawad、MAA)との緊急停戦会談を行った。

 マリ政府軍は17日の衝突以来、トゥアレグ分離独立勢力を含む複数の武装集団の連合組織に押されていた。 MNLAは、17日の戦闘開始以降、政府軍の40人を殺害、70人を捕虜にし、政府軍から数十台の車両と数トンにのぼる武器・弾薬を奪ったとしている。(c)AFP/Serge Daniel

8004旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/05/25(日) 08:10:04
イギリスでは欧州議会選と同時にイングランドの地方議会選挙も。

労働党__過半数自治体82(+06) 議員数2,101(+338)
保守党__過半数自治体41(-11) 議員数1,359(-231)
自民党__過半数自治体06(-02) 議員数_427(-307)
過半数獲得なしの自治体31(+07)
その他の政党の議員数 独立党163(+161) 無所属68(+15) 自治党53(+14) 緑の党36(+16) 諸派4(-5)

8005チバQ:2014/05/25(日) 10:02:35
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014052502000130.html

あすからエジプト大統領選 イスラム勢力とシシ氏対立激化














2014年5月25日 朝刊






シシ氏の顔とライオンが並んだカードを見せるシシ氏の支持者ら=11日、カイロ市内で(中村禎一郎撮影)


写真


 【カイロ=中村禎一郎】エジプト大統領選の投票が26、27両日、実施される。前軍最高評議会議長のシシ氏(59)の当選が確実視され、左派系の元国会議員サバヒ氏(59)が追う。軍出身のシシ氏は強い指導者を演出し、イスラム過激派によるとみられるテロへの強硬姿勢を見せる。一方、モルシ前大統領を支えたイスラム主義組織ムスリム同胞団は選挙の棄権を呼び掛ける。選挙戦を通じ、シシ氏とイスラム主義勢力の対立が先鋭化している。


 カイロで11日に開かれたシシ陣営の選挙集会には1000人以上の支持者が集まった。「シシ候補はこの国をムスリム同胞団から救い、テロからわれわれを守ってくれる。勇敢な男だ」。公務員マハムード・サブリさん(28)は首から下げたカードを誇らしげに見せた。カードにはシシ氏の顔とライオンが並んでいた。


 シシ氏の立候補後、イスラム過激派とみられる勢力が、治安当局を狙ったテロを繰り返している。19日夜には武装グループがカイロのイスラム教スンニ派の最高権威機関アズハルを襲撃し、警察官3人が死亡。21日にはシナイ半島で治安当局の車が爆弾で攻撃され、1人が犠牲となった。


 シシ氏はテレビのインタビューで「イスラム過激派によるテロと同胞団はつながっている」と糾弾。当選後は同胞団が国内に存在することを認めないとの考えを示している。

8006チバQ:2014/05/25(日) 10:15:44
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140525/erp14052503010004-n1.htm

【外信コラム】
イタリア便り 本気で独立目指す州
2014.5.25 03:01 [外信コラム]


 昔は「水の都」と呼ばれた大阪の橋下徹市長は、「大阪都」構想は打ち上げても「大阪独立」などとは口にしない。だがイタリアの「水の都ベネチア」は違う。3月下旬、ベネチアを州都とするベネト州で「州独立」の賛否を問う「ネット住民投票」を行ったところ、過半数の回答者が賛成と答えたのだ。

 ここは、昔は地中海貿易を独占し、ヨーロッパでも最も豊かだったベネチア大公国やベネチア共和国の旧領土で、現在も北部諸州の中でも特に勤勉で裕福な州の一つである。

 このため、全国の州の中でも非常に多くの税金を納めているのに、政府は南部の労働意欲が低く貧しい州に金を注ぎ込み、自分たちの州に十分な還元をしていないとして、日頃から不満を持つ住民は多い。

 「ベネト独立」は単なる鬱憤(うっぷん)晴らしだと思っていたら、国防省警察は4月上旬、ベネト分離主義者らのアジトを急襲。首謀者ら24人を逮捕し、トラクターを改造した戦車も押収した。中には本気の人間がいたというわけだ。

 イタリアには、今は下火になったがアルト・アディジェ地方の一部住民による過激なオーストリア復帰運動もあったし、サルデーニャ島独立運動派も存

8007チバQ:2014/05/25(日) 10:17:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140524/mds14052421180004-n1.htm
頬にキス、女優が謝罪 イランで批判集中

2014.5.24 21:18 [イラン]

イラン人女優レイラ・ハタミさん=22日、フランス・カンヌ(ロイター)
イラン人女優レイラ・ハタミさん=22日、フランス・カンヌ(ロイター)


 今月フランスで行われたカンヌ国際映画祭の開会式で、映画祭会長の頬にキスしたとして、イラン人女優レイラ・ハタミさんがイラン国内で強い批判にさらされ謝罪に追い込まれた。イランメディアなどが24日までに伝えた。

 イランではイスラム法(シャリア)に基づき、女性は家族でない男性と接触することが禁じられている。保守強硬派からは、ハタミさんにむち打ちの刑を科すべきだとの主張も出ている。

 ハタミさんはイラン映画協会に提出した文書で「誰かの気持ちを傷つけたなら申し訳ない」と謝罪した。

 ハタミさんは、米アカデミー賞など世界中の映画賞に輝いたイラン映画「別離」に出演した。(共同)

8008チバQ:2014/05/25(日) 10:24:53
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/140521/wcg14052118000001-n1.htm

【W杯余話】
屋根なし開幕確定の会場も…突貫工事の悲劇、死者8人! 血塗られた大会に!?
2014.5.21 18:00 (1/3ページ)[スタジアム建設遅れ]

屋根の一部がW杯開幕までに完成しないことが分かったサンパウロ・アリーナ=ブラジル・サンパウロ(魚眼レンズ使用、共同)
屋根の一部がW杯開幕までに完成しないことが分かったサンパウロ・アリーナ=ブラジル・サンパウロ(魚眼レンズ使用、共同)


 4年に一度のサッカーの祭典、ワールドカップ(W杯)。選手発表だけで大騒ぎする華やかな舞台だが、その裏側では、多くの人が血を流し、命を落としている…。

 6月12日に開幕するブラジルW杯で、スタジアムや周辺施設の建設遅れが深刻化している。もう開幕まで秒読み段階に入ったというのに、ブラジル国内12カ所の競技場のうち、3カ所が未完成のままだ。その一つ、サンパウロのイタケラオスタジアムでは、ついに、屋根の完成が絶望的であることが判明。建設を担当しているオーデブレヒト社は、屋根の一部が未完成のまま開幕を迎えざるを得ないことを明らかにし、大会期間中も引き続き工事を行うという。

 同社では「全ての観客が雨にさらされるわけではない」として試合開催には問題ないとしているが、国際サッカー連盟(FIFA)事態を重視。同社に対してコメントを求めているが、正式な回答は得られていないという。

 スタジアムに限らず、周辺施設、交通機関の整備なども大幅に遅れており、「本当にW杯を開催できるのか?」といった声が国内外から挙がっている。

 こうした突貫工事で“しわ寄せ”を受けるのが、建設に携わる労働者たちだ。ブラジル中西部、クイアバのアレーナ・パンタナールでは5月8日、32歳の作業員が感電死するという事故が起きた。アレーナ・パンタナールの建設は急ピッチで進められており、作業員はWi−Fiや携帯電話各社のネットワークといった通信機器の設置をしている最中に感電したという。

 この事故を受け、現場では全ての作業が中断。原因究明のため警察関係者らによる現場検証が行われており、建設がさらに遅れるという事態となった。

 実は、ブラジル国内でW杯施設建設にかかわる労働者の死者は、これで8人目。昨年11月には、2人の労働者がクレーンの倒壊により死亡したほか、今年2月にはクレーンに直撃されたポルガル人労働者がマナウスで死亡。3月にはサンパウロのスタジアムで8メートルの高さから転落した作業員が死亡するなど、不慮の事故が相次いでいる。

 それにしても、どうしてこうも事故が続発するのか…。W杯開幕までに何とか間に合わせようという無理な作業計画、ずさんな安全管理、労働者の待遇の悪さなどが悲劇を招いたことは否めない。

 ちなみに前回の2010年南アフリカ大会でも2人の労働者が死亡している。スタジアムの建設遅れは確かに心配だが、あまりにもせかしすぎるのも考えもののようだ。(普)

8009チバQ:2014/05/25(日) 10:25:37
http://sankei.jp.msn.com開幕直前、犯罪が増加傾向 外国人観戦客、標的に

2014.5.23 17:03

サンパウロでデモの警備に当たる警察官=15日(共同)
サンパウロでデモの警備に当たる警察官=15日(共同)


 サッカー・ワールドカップ(W杯)開幕を目前に控え、ブラジルの治安が悪化している。大都市では近年の経済成長と麻薬組織掃討作戦で改善傾向にあったが、経済停滞に伴い再び悪化に転じた。W杯観戦に訪れる外国人旅行客約60万人(政府予想)が強盗などの標的になる可能性は高い。

 決勝戦など最多7試合が行われ、60万人のうち3分の2が訪れると見込まれる同国最大の観光都市、南東部リオデジャネイロ市。殺人事件の認知件数はピークだった1994年の10万人当たり73・3件から2012年は18・7件に激減したが、13年以降は再び増加に転じ20件を超えた。0・8件(12年)の日本に比べると治安の悪さは明白だ。

 決勝戦を行う中心部のマラカナン競技場や観光客が集まる高級住宅地レブロン海岸付近では、今年3月の強盗事件の認知件数は昨年同月の2〜3倍。日本企業が多い最大都市サンパウロでも、日本人駐在員や出張者の強盗被害が目立つ。(共同)
/sports/news/140523/wcg14052317030002-n1.htm

8010チバQ:2014/05/25(日) 19:34:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140525/mds14052518000001-n1.htm
海外事件簿】
サウジでリベラル系ブロガーにムチ打ち千回の刑
2014.5.25 18:00 (1/2ページ)[海外事件簿]
 保守的なイスラム教ワッハーブ派を国教とするサウジアラビアの裁判所で今月7日、イスラムを侮辱するウェブサイトを運営したとして同国のリベラル系ブロガーに禁固10年、ムチ打ち千回などの刑が言い渡された。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルなどは同判決を、思想・言論を理由とした「不当な拘束」だと批判。いったい何が、司法の逆鱗に触れたのか。(カイロ 大内清)

 実刑判決を受けたのは、ウェブサイト「自由サウジ・リベラル」の創設者で2012年に逮捕されたラーイフ・バダウィ氏。ロイター通信などによると、このときの逮捕容疑は、サイバー犯罪と「父親への虐待」だったという。

 産経新聞が電話取材したバダウィ氏の妻、インサーフさんによれば、バダウィ氏は08年、家族内のトラブルが原因で父親から告発を受けて一時、当局の取り調べを受けたことがあるといい、12年の逮捕はそのときの騒動が“適用”されたためだった可能性もある。

 しかし、容疑はその後、イスラムへの侮辱と、イスラム教に背いた「背教罪」に切り替えられた。サウジの人権情報団体「ゴホド」などによると、サイトの掲示板上で、同国で宗教警察的な役割を持つ「勧善懲悪委員会」や、イスラム法学の権威者である大ムフティを批判したことなどが「イスラムへの侮辱」にあたると判断されたという。そこには、保守的な宗教界からの働きかけがあったとの見方もある。


 同サイトはすでに閉鎖されているため詳細な内容を確認することはできないが、バダウィ氏は逮捕前の12年、現地紙アルジャジーラへの寄稿で、「西洋の完全な輸入ではなく、サウジ式のリベラリズム」を確立するべきだとした上で、「特定の宗教に特権的な地位を与えるのではなく、すべての宗教に権利を認める」べきだ−などと述べている。インサーフさんは「夫にサウジ政府や法律をないがしろにする気持ちはなかった」と語る。

 ただ、イスラム教は教義上、他宗教よりも優れたものとされ、イスラムの拡大に力を尽くすことは信徒の重要な義務だとされる。サウジで強い影響力を持つ宗教界の目には、イスラムの絶対的優位性を否定しかねないバダウィ氏の言動は、イスラムを脅かす「危険思想」と映るのは間違いない。

 裁判所は昨年7月、同国では死刑もあり得る背教罪については検察側の訴えを退けたものの、バダウィ氏に対して禁固7年、ムチ打ち600回の判決を下した。だが、その後、裁判のやり直しが決まり、今回の判決では、より重い刑となる禁固10年、ムチ打ち千回に加え、罰金100万サウジ・リヤル(約2700万円)の支払いを命じた。裁判は上訴が可能。

 現在はサウジを離れ、カナダで暮らすインサーフさんは「裁判では(バダウィ氏側の)弁護人や支援者が法廷から閉め出される場面もあった」と説明。今後は国際人権団体などを通じ、サウジ側にバダウィ氏釈放に向けた働きかけを続けていく考えだ。

8011チバQ:2014/05/25(日) 19:41:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140525/mds14052510440003-n1.htm
大統領選への干渉禁止 マラウイ、高裁が現職に
2014.5.25 10:44
 アフリカ南部マラウイの高裁は24日、20日に投票があった大統領選に干渉することを現職で女性のバンダ氏に禁じる命令を出した。不正を主張し、バンダ氏が宣言した選挙無効と再投票実施の命令が取り消されることになる。ロイター通信が伝えた。

 大統領選では一部選挙区で投票総数が登録有権者数を上回るなど、不正が疑われている。出馬したバンダ氏の支持者が選挙結果を認めず、混乱が生じる恐れが出てきた。

 バンダ氏は24日、中間開票結果で自身の劣勢が伝えられた直後、「国民に自由で公平に候補者を選ぶ機会を与えたい」と選挙無効を宣言した。

 中間結果でトップに立った野党のムタリカ党首は「選挙を止める法的根拠はない」と猛反発し、選挙管理委員会も否定的な見解を示していた。(共同)

8012とはずがたり:2014/05/26(月) 11:45:46
BRICSとしてもて囃された国々はどこもはちゃめちゃっぽいね。。

【W杯余話】
「公共の場で携帯電話は使うな」 各国メディアが警告記事、ヤバすぎるブラジルの治安
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/140524/wcg14052407540003-n1.htm
2014.5.24 07:54

 ワールドカップ(W杯)の開幕が近づくにつれ、各国のメディアが現地の治安の悪さに強い懸念を示し始めている。

 22日付の英紙デーリー・メールは、「公共の場で携帯電話を使ってはいけない。強盗に遭っても決して言い争ってはいけない」との見出しで、ブラジル渡航の際の留意点を列挙している。

 日本では、電車の中だろうが、町中であろうが、携帯電話やスマートホンを使っている人を多く目にする。ところが、ブラジルではご法度だ。絶対にやってはいけない行為だという。もちろん、マナー上の問題などではない。公共の場で携帯電話を使うと、それだけ強盗に遭う確率が高くなるからだ。

 では、どうしても電話を掛けたいとき、あるいは着信があったときはどうすればいいのか? デーリー・メール紙によると、「とにかく近くの店舗に駆け込むことだ」としている。では、バスなどの公共交通機関は安全かというと、これがそうでもない。ブラジルのバスではレイプ事件や強盗事件が頻繁に起きており、バスの中といえども決して“安全地帯”とはいえないのだという。

 もちろん、高価な宝石類を持ち歩くなどは論外。昼夜を問わず、一人歩きも危険だ。そして、万が一、強盗に出くわしたら、「決して声を上げない」、「抵抗しない」、「言い争わない」が鉄則だという。つまり、全くの無抵抗のまま、おとなしく金品を差し出すしかないのだ。同紙は「さもなければ殺されてしまうだろう」と警鐘を鳴らしている。何しろ、ブラジルでの強盗や殺人は日常茶飯事。日本では考えられないような治安の悪さだ。

 こうしてみると、警察は一体、何をやっているのか? とも言いたくなるが、ブラジルの警察も全く当てにならない。なんと、W杯期間中の賃上げを要求してストライキを行っており、ほとんど機能していないのに等しい状態なのだ。つまり、犯罪者にとっては天国。観光客にとっては地獄といった状況だ。このため、W杯期間中は、国外からの流入も含め、犯罪者が倍増するとの見方も示している。

 前回の2010年南アフリカ大会でも治安の悪さは懸念されていたが、ブラジルのヒドさは、それ以上といっていいだろう。旅行者は自衛のために十分の上に十分すぎる注意を払わなければならない。その一方で、多くのブラジル国民は、今回のW杯開催を機に、今の劣悪な治安状況が改善されるのではないかと期待してもいるという。

 果たして、ブラジルは“最凶最悪”のイメージを払拭できるのか? 2016年には南米初開催となるリオデジャネイロ五輪も控えているだけに、今回の大会はブラジルにとっての大きな試金石となりそうだ。(普)

8013とはずがたり:2014/05/26(月) 15:07:24
フランス政界に激震、欧州議会選で極右政党が首位
http://www.afpbb.com/articles/-/3015873
2014年05月26日 10:33 発信地:パリ/フランス

フランス政界に激震、欧州議会選で極右政党が首位 ×仏パリ(Paris)郊外ナンテール(Nanterre)の国民戦線(National Front、FN)本部で記者会見するマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)党首(2014年5月25日撮影)。(c)AFP/PIERRE ANDRIEU 写真ギャラリーをみる 【メディア・報道関係・法人の方】写真購入のお問合せはこちら
【5月26日 AFP】22〜25日に投票が行われた欧州連合(EU)の欧州議会選挙で、フランスの極右政党・国民戦線(National Front、FN)が仏有権者の4分の1余りからの支持を得て同国の首位政党となる見込みであることが分かり、仏政界には激震が走っている。

 仏内務省が発表した開票率80%の暫定結果によると、マリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)党首(45)が率いる反移民・反EU政党の国民戦線が26%の得票を確実にした。これによりフランスが欧州議会に保有する74議席中の3分の1を国民戦線が占めることになる。

 仏経済低迷の責任はEUにあるとするEU懐疑論と現政界への怒りと失望という2つの潮流に後押しされた国民戦線は、保守中道の連合政党・国民運動連合(UMP)の得票率を20.6%に抑え、首位に躍り出た。この欧州議会選で国民戦線は、フランス全土で行われた選挙としては過去最高の支持率を獲得した。

 一方、フランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領の社会党(Socialist Party、SP)の得票率はわずか13.8%で、3位に甘んじた。

 マニュエル・バルス(Manuel Valls)首相は、投票結果について「フランスの全政治家に対する新たな警告、衝撃、地震」であり、早急に政治と経済改革を推し進める必要性を示しているとコメント。またオランド大統領も、この敗北を受けた対応を協議するため、26日の朝一番に閣議を開くことを決定した。

 オランド大統領の側近は「教訓を学ばなければいけない」と認めた上で、「欧州(連合)を去ることなく欧州を変革することができると仏国民を説得する方法を見つけなければいけない」と述べた。(c)AFP

8014とはずがたり:2014/05/26(月) 16:37:06

欧州議会選挙、仏では極右政党が首位に 反EU勢力、各国で躍進
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140526/erp14052610200007-n1.htm
2014.5.26 10:20

 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)欧州議会選挙(定数751)の開票が25日夜(日本時間26日未明)行われた。フランスで極右政党の国民戦線(FN)の首位が確実視されるなど、EUに批判的な勢力が躍進する勢い。債務危機を機に広がったEUへの不満の強さが改めて示された。

 出口調査などに基づく欧州議会の推計では、最大会派の中道右派、欧州人民民主党が得票率28.2%(予想議席212)で首位を保ち、第2会派で中道左派の欧州社会・進歩連盟が24.8%(同186)。中道右派・左派などの主流派が過半数を維持する見通しだが、既存のEU懐疑派と合わせ、「反EU」勢力は2割近くの約140議席程度に上ると予測される。

 フランスではFNの得票率が約25%で同国の74議席中、20議席以上を得るとみられる。全国規模の選挙でFNの首位は初めて。保守系最大野党が2位。オランド大統領の与党社会党は約15%に低迷する見込み。

 英国ではEU脱退を唱える英国独立党(UKIP)が与党保守党、最大野党の労働党を抑え首位をうかがう。ギリシャでは「反緊縮財政」を掲げる最大野党の急進左派連合が第1党に躍進し、極右政党も議席を確保する見通しだ。

 このほか、イタリアでEUに懐疑的な野党、五つ星運動が第2党となり、ドイツでも反ユーロ政党「ドイツのための選択肢」が欧州議会選初参加で議席獲得が確実視されている。

 欧州では緊縮財政への反発や雇用不安から極右など反EU勢力が支持を拡大。選挙の結果を受けて、EUの政策が直接左右されることはないが、首脳会議での議論には影響を与えるとみられている。

 投票率は過去最低の43%をわずかに上回る43.1%だった。

8015とはずがたり:2014/05/26(月) 16:50:40

仏大統領が緊急会議を招集 極右の圧勝受け 「一大事件だ」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140526/erp14052612590009-n1.htm
2014.5.26 12:59

 フランス大統領府は25日、欧州連合(EU)欧州議会選で極右の国民戦線(FN)が圧勝したことを受けオランド大統領が26日にバルス首相ら主要閣僚を集めて緊急会議を開くと発表した。フランス公共ラジオが報じた。

 議会選の結果を検討する27日のEU首脳会議に向けフランス政府の立場を確認するためとみられる。大統領側近は選挙結果について「一大事件であり、これまで欧州政策を進めてきたフランスの各政党やEUそのものに疑問が呈された」と語った。

8016とはずがたり:2014/05/26(月) 19:17:55
西欧は以後こちらへ。欧州議会選を中心に(というか欧州議会で検索掛けて)転載しときましたが,俺が見落としてるけど重要だってレス有ったら転載よろしゅうです。

欧州情勢・西洋事情
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1401097607/l50

8017とはずがたり:2014/05/26(月) 19:40:11
国際政治・世界事情(その2)…次スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1401100637/l50

但し

欧州情勢・西洋事情
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1401097607/l50
大中華的世界…中国・東南アジアスレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1117295937/l50
ロシア・韃靼・ユーラシアスレ…ロシア・東欧スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1399200577/l50
スーフィズムスレ…アラブ・イスラム綜合スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1074494057/l50
米国スレ…北米(主に米加)スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1071749960/l50
インド・天竺・中洋スレ…インド周辺
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1401100331/l50

と地域別にスレを整備したんで,残りは南米・アフリカ・オセアニアと地域に跨がる話題程度になるような。

8018チバQ:2015/02/26(木) 22:38:13
http://www.sankei.com/world/news/150225/wor1502250047-n1.html
2015.2.25 19:42

リビア議会が軍司令官新設 元将官引き入れ、攻勢狙う






リビア東部で記者会見する元軍将官ハフタル氏=2014年5月(ロイター)
 事実上の内戦状態に陥っているリビアで、国際社会が正統な政府と見なすリベラル勢力主導の北東部トブルクの暫定議会は25日までに、リビア軍の司令官ポストを新設することを決めた。フランス公共ラジオが報じた。

 イスラム勢力の放逐を掲げ、民兵を率いて同勢力との戦闘を繰り広げてきた元軍将官のハフタル氏を司令官に任命する見込み。リベラル勢力は、ハフタル氏を正式に暫定議会側に引き入れ、イスラム勢力に攻勢をかける狙いとみられる。

 暫定議会は23日、国連が仲介する各勢力による対話への参加を停止。1月には、ハフタル氏と退役した129人の元将校たちにリビア軍に復帰するよう要請するなど、イスラム勢力との対決姿勢を鮮明にしていた。(共同)

8019チバQ:2015/02/26(木) 22:43:24
http://www.sankei.com/world/news/150224/wor1502240001-n1.html


2015.2.24 12:00
【国際事件簿】
アルゼンチンの黒い霧 「イランと密約疑惑」大統領捜査の検事ナゾの死、大統領は「司法によるクーデター」





(1/3ページ)

大統領官邸で、イランとの密約疑惑やアルベルト・ニスマン検察官の謎の死への関与を全面的に否定し、ファイティングポーズをとるクリスティナ・フェルナンデス・アルゼンチン大統領=1月30日、ブエノスアイレス(AP)
 アルゼンチンの検察当局は13日、1994年7月に首都ブエノスアイレスで起きたユダヤ人協会本部ビル爆破テロ事件の捜査を妨害した疑いで、クリスティナ・フェルナンデス大統領(61)に対する捜査を正式に始めると発表した。検察は、事件で国際手配されたイラン人容疑者を処罰しない代わりに、安く石油の提供を受ける密約を大統領らがイランと交わした疑いがあるとしている。疑惑をめぐっては、内偵していた検察官が今年1月、議会証言の前日に遺体で見つかり、今も自殺か他殺か分かっていない。巨大な闇の世界が背後に存在することは間違いなく、その遺志を継いだ捜査の進展いかんによっては、フェルナンデス政権を大きく揺るがす可能性がある。(SANKEI EXPRESS)

 アルゼンチン紙ナシオンなどによると、検察の発表を受けてフェルナンデス大統領は13日、「(疑惑は)根も葉もない。政権転覆を意図した『司法によるクーデター』だ」と反発した。

好条件の貿易画策

 アルゼンチンには南米最多の約18万人のユダヤ系住民がおり、85人が死亡した爆破テロ事件では連邦裁判所が2006年11月、イラン政府高官らの逮捕命令を出し、6人が国際手配された。イラン側は関与を否定している。

 検察は、エネルギー不足に苦しむアルゼンチン側が11年からイランとひそかに交渉し、好条件で石油を輸入して主要産品の穀物や肉などを輸出する狙いがあったと主張。大統領のほか、エクトル・ティメルマン外相(61)らの尋問や財産差し押さえを求めている。

 一方、04年から爆破テロ事件を担当し、密約疑惑も内偵していた検察官、アルベルト・ニスマン氏(51)の死亡をめぐる謎は一向に解明されていない。ニスマン氏は1月18日、ブエノスアイレスの自宅浴室で撃たれた状態で発見された。こめかみに弾痕があり、遺体のそばにはニスマン氏が「自衛のため」として同僚から借りていた拳銃があったという。自宅が押し入られたり、争ったりした跡はなかった。

 ニスマン氏は脅迫を受けていると周囲に話しており、翌19日に議会の公聴会で大統領の疑惑について証言することになっていた。このため、自殺説や、政権側やイランが殺害に関わったなど、さまざまな説が出ている。

8020名無しさん:2015/02/26(木) 22:43:34
「情報機関の陰謀」

 フェルナンデス大統領はニスマン氏の死について自らの関与を全面否定した上で、「自殺などではなく、(昨年12月に大統領が更迭した)情報機関元幹部による陰謀だ」と主張。元幹部らが、ニスマン氏に密約疑惑に関する偽の情報を流して大統領らの威信を傷つけた後に殺害、大統領らに嫌疑がかかるようにしたと訴えている。

 アルゼンチンでは1976年から82年まで軍政が敷かれ(フォークランド紛争の敗北で崩壊)、多数の学生が殺害されるなど、左派が徹底的に弾圧された。民政移管後は今日まで、途中の4年間を除き、フェルナンデス大統領の出身母体である正義党(ペロン党)が政権を担っている。正義党は伝統的に反米、中道左派を基調とし、保守的な情報機関や検察当局とは対立関係にある。

 密約疑惑や検察官の謎の死をめぐり、南米の雄アルゼンチンで壮絶なバトルが本格展開されようとしている。

8021チバQ:2015/02/27(金) 22:39:06
http://www.sankei.com/world/news/150227/wor1502270032-n1.html
2015.2.27 20:11

「大統領告発」を却下 爆破テロ容疑者隠蔽でアルゼンチン連邦裁「証拠ない」

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 【ロサンゼルス=中村将】南米アルゼンチンで1994年7月に起きたユダヤ系施設爆破テロ事件に絡み、フェルナンデス大統領らがイラン人容疑者らの関与を隠蔽したとされる疑惑で、アルゼンチン連邦裁判所は26日、検察が捜査していた告発を却下した。

 AP通信などによると、連邦裁判所の担当判事は「状況証拠すらなく、正式な捜査開始に必要な最低条件も満たしていない」としている。検察側は不服申し立てできる。

 テロ事件では85人が死亡。検察当局はイラン政府高官ら容疑者6人を国際手配した。事件に絡み、フェルナンデス大統領らが国際手配をもみ消し、容疑者らを摘発しない見返りに、イランから石油を安価に輸入し、アルゼンチンから穀物や肉を輸出する密約を結んだ-という疑惑が浮上し、検察官のアルベルト・ニスマン氏が今年1月、大統領らを告発していた。

 ニスマン氏は告発した数日後に自宅浴室で死亡しているのがみつかった。頭部に被弾していたが、警察は他殺と自殺の両面で捜査、いまだに結論を出していない。ニスマン氏は翌日、大統領らの疑惑について議会証言する予定だった。

8022とはずがたり:2016/02/23(火) 21:43:50

第2次大戦前夜にそっくり!米国離れが加速する世界情勢
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E7%AC%AC2%E6%AC%A1%E5%A4%A7%E6%88%A6%E5%89%8D%E5%A4%9C%E3%81%AB%E3%81%9D%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%8A%EF%BC%81%E7%B1%B3%E5%9B%BD%E9%9B%A2%E3%82%8C%E3%81%8C%E5%8A%A0%E9%80%9F%E3%81%99%E3%82%8B%E4%B8%96%E7%95%8C%E6%83%85%E5%8B%A2/ar-BBpQ02r
ダイヤモンド・オンライン
北野幸伯
13 時間前

ここ数年、世界各国のパワーバランスが大きく変化している。中東では、米国とイスラエル、サウジアラビアの関係が悪化。一方で、長らく足並みがそろっていた米国と英国の関係にも綻びが見られる。世界の最新情勢を眺めれば、もはや「米英」「欧米」という言葉が、「死語」になりつつあることが分かる。

燃料欲しさで中東に口出ししてきた米国はシェール革命で手のひらを返した
 今回、いくつかの世界秩序崩壊を検討するが、まずは、最新事例を考えてみよう。つい最近まで、米国の中東戦略の要だった、イスラエルとサウジアラビアを巡る大変化である。

 2003年3月20日にはじまったイラク戦争は、なんとも理不尽だった。米国が開戦理由に挙げた2つ、つまり「フセインはアルカイダを支援している」「イラクは大量破壊兵器を保有している」は、共にウソだった。

 では、米国がイラクを攻めた「本当の理由」は何だったのか?FRBのグリーンスパン元議長は、こんな興味深い「告白」をしている(太線筆写、以下同じ)。

<「イラク開戦の動機は石油」=前FRB議長、回顧録で暴露[ワシントン17日時事]18年間にわたって世界経済のかじ取りを担ったグリーンスパン前米連邦準備制度理事会(FRB)議長(81)が17日刊行の回顧録で、二〇〇三年春の米軍によるイラク開戦の動機は石油利権だったと暴露し、ブッシュ政権を慌てさせている。>(2007年9月17日時事通信)

 なんと、グリーンスパンが「イラク開戦の動機は石油」と暴露している。続きも、なかなか興味深い。

<米メディアによると、前議長は「イラク戦争はおおむね、石油をめぐるものだった。だが悲しいかな、この誰もが知っている事実を認めることは政治的に不都合なのだ」と断言している。ブッシュ政権は、当時のフセイン政権による大量破壊兵器計画阻止を大義名分に開戦に踏み切ったが、同兵器は存在しなかったことが後に判明。「石油資源確保が真の目的だった」とする見方は根強く語られてきた。>(同上)

 イラク戦争の理由が「石油」であることは、「誰もが知っている事実」だという。これは、「陰謀論者」ではなく、「神様」と呼ばれたFRB議長の言葉だ。米国が、「石油」を理由にイラクを攻めたとなると、「ひどい話」だろう。しかし、当時「米国の原油は、16年に枯渇する」と予測されていた。もし、自国の石油が枯渇し、さらに中東から輸入できない状況になったらどうなるだろう?

 エネルギーがなければ、世界最大の経済も、最強の軍隊もまわらなくなる。そう考えると、米国が理不尽な戦争に走った理由も理解できる。というわけで、「自国の原油が枯渇する」と信じていた米国にとって、資源の宝庫・中東は、戦略的に「最重要地域」だった。そして、イスラエルとサウジアラビアは、米国の特に重要なパートナーだった。

 ところが、状況は、意外な方向に動いていく。米国で「シェール革命」が起こったのだ。これで、米国は「近い将来資源が枯渇する」という恐怖から解放された。

米国に捨てられるイスラエルとサウジアラビア
 それだけでなく、09年には「天然ガス生産」で、ロシアを抜いて世界1位に浮上。14年には、なんと「原油生産」でも世界1位になった。いまや世界一の「石油ガス大国」になった米国にとって、「中東」は「最重要地域」ではなくなった。

 このことは、米国の外交政策を大きく変えることになる。オバマ大統領は11年11月、オーストラリア議会で演説し、「戦略の重点を(中東から)アジアにシフトする」と宣言した。

 13年9月、米国はイスラエルとサウジにとって最大の敵と言えるイランとの和解に動きはじめる。イスラエルもサウジも、必死で米国の政策に影響を与えようとした。15年3月、イスラエルのネタニヤフ首相は、なんと「米国」議会で、イランとの和解を進めるオバマを痛烈に非難し、大さわぎになった。

8023とはずがたり:2016/02/23(火) 21:44:04
 しかし「自国に石油ガスがたっぷりあり、中東は重要ではない」という事実の前に、ネタニヤフの必死の訴えは無力だった。こうして、米国は、事実上イスラエルを見捨てた。「米国内で、イスラエルは最強ロビー集団である」というのは、もはや「過去の話」になった。

 さて、米国と他5大国は15年7月、核問題でイランと「歴史的合意」に至る。16年1月、イラン制裁は解除され、2月には欧州向け原油輸出が再開された。

 サウジアラビアは、どう動いたのだろうか?原油価格は14年夏まで、1バレル100ドル前後で推移していた。同年秋から下がりはじめたが、12月サウジアラビアが「減産拒否」を発表すると価格下落が加速する。そして、15年末には、30ドル台に突入した。サウジが減産を拒否した理由は、「米国のシェール革命をつぶすため」といわれている(原油が安ければ、シェール企業は利益を出せなくなり、撤退に追い込まれるという戦略だ)。

 それが事実だとしても、米国の政策は変わりそうにない。今年年初、サウジアラビアは、シーア派の指導者ニムル師を、「テロに関与した」として処刑した。シーア派イランの民衆は激怒し、テヘランのサウジアラビア大使館を襲撃。サウジは、これを理由に、イランとの国交断絶を宣言する。

 スンニ派の盟主・サウジとシーア派の大国・イランの関係が悪化し、一触即発の状況になる中、米国の対応はきわめて「冷淡」だった。

<米国務省のカービー報道官は4日の記者会見で「我々はこの問題の仲介者になろうとしているかと問われれば、答えはノーだ」と述べた。>(読売新聞1月6日)

 ここまでの流れを見れば、米国がイスラエル、サウジアラビアを、もはや重視していないことは明らかだろう。

盛り上がる「英中の黄金時代」英国の3度の裏切りが意味すること
 ここまでは、「シェール革命」という、米国にとって「ポジティブな現象」が引き起こした変化である。ところが、08年の「100年に1度の大不況」から顕著になった、「米国の衰退」と「中国の台頭」もまた、既存の秩序を変えた。

 08年以降、米国による「一極世界」は崩壊した。現在は、「米中二極時代」である。しかも、09〜15年まで、明らかに「沈む米国、浮上する中国」という関係だった。現在、世界の国々は「米国につくのと中国につくのと、どっちが得だろう?」と考えて行動している。そして、去年までは明らかに、「勝つのは中国だ。中国についた方がいい」と考える国が多かった。

 米国と「特別な関係にある」といわれる英国はどうだろうか?実をいうと、「米英は一体化して動いている」というのも、いまや過去の話になっている。ここ3年間で、英国は米国を、重要な局面で3回裏切った。

 1回目は、13年8月である。オバマは、シリア・アサド軍が「化学兵器を使った」ことを理由に、「シリアを攻撃する」と宣言していた。しかし、英議会は13年8月29日、シリアへの軍事介入を拒否。オバマは孤立し、結局シリア攻撃を「ドタキャン」して大恥をかいた。

 2回目は、15年3月。英国は、米国の制止を無視して、中国が主導する「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)への参加を表明した。これで、「雪崩現象」が起き、「AIIB」参加国は、激増していった。結局57もの国々がAIIB参加を決め、その中には、欧州のほとんどの国々、オーストラリア、韓国、イスラエルのような親米国家群も含まれている。またもや米国を孤立させ、中国に大勝利をもたらしたのは、英国の裏切りだったのだ。

 3回目は、15年12月。英国は、米国の意志に反し、「人民元をSDR構成通貨にする運動」を主導した。時事通信2015年12月5日付を見てみよう。

<◇英国は「黄金時代」に期待  しかし、審査は5年前と異なる展開をたどった。 決定的な違いは、中国の経済力に魅せられた欧州諸国が早い段階から「元のSDR採用」に前向きな姿勢を示したことだ。  特にロンドンの金融街シティーを擁する英国は「中国寄り」を鮮明にした。 10月の習主席訪英では、バッキンガム宮殿で晩さん会を開き、キャサリン妃が中国を象徴するような赤いドレス姿で歓待。 キャメロン政権は「英中の黄金時代」の演出に力を注いだ。 この英中首脳会談でまとまった商談は、中国による英原発投資を含めて総額400億ポンド(約7兆4000億円)。 さらに、英国は元のSDR採用への支持を確約し、将来のシティーへの元取引市場の誘致に有利なポジションを手に入れたとみられる。>(同上)

8024とはずがたり:2016/02/23(火) 21:44:28
>>8022-8024
チャイナマネーの台頭が「欧米」を死語にした
 英国は、ここ3年間米国を裏切り続けてきた。特に、「AIIB問題」「人民元SDR構成通貨問題」では、はっきりと米国よりも中国への配慮を優先させてきた。もはや「米英」という言葉は「死語」になりつつある。そして、「欧米」という言葉も同様だ。

 日本人は、世界でもっとも強固な関係という意味を込めて「米英」という。そして、これも「いつも一緒」という意味で、「欧米」という言葉を使う。「欧」は「欧州」で、最強国家はドイツである。「ソ連崩壊」「米国発の危機」などを予測し、「予言者」をよばれるフランスの人口学者エマニュエル・トッドは、「EU」のことを、「ドイツ帝国」と呼ぶ。

 仮に、「ドイツがEUを実質的に支配している」と考えると、ドイツ(帝国)の経済力は、米国を上回る一大勢力になる。そしてドイツも、英国と同じように「中国についた方がよさそうだ」と考えていた。ドイツ在住の作家・川口マーン惠美氏は、「現代ビジネス」1月15日付で、ドイツが「いかに親中なのか」を詳しく記している。引用してみよう。

<去年の半ばぐらいまで、ドイツメディアはとにかく中国贔屓で、聞こえてくるのは中国経済が力強く伸びていく話ばかりだった。「中国はあれも買ってくれる、これも買ってくれる」、「それも千個ではなく十万個」といった竜宮城のような話だ。>

 いつからドイツは、親中になったのだろうか?

<中国詣でを熱心にやり始めたのはシュレーダー前首相で、十年以上も前のことだが、その後を継いだメルケル首相は、最初の2年ほどはダライ・ラマに会うなどして中国側の機嫌を損ねたものの、それ以後はシュレーダー首相を超えるほどの蜜月外交に徹し始めた。>(同上)

 独中関係は、急速に深まっていき、ついに重要度は日本を追い越してしまう。

<毎年、大勢の財界のボス達を伴って北京を訪問しては、自動車を売り、エアバスを売り、ヨーロッパでは放棄した超高速鉄道も売って、「中国はドイツにとってアジアで一番重要な国」と言った。主要国サミットのニュースで聞いた、「アジアの代表は日本ではなく中国ではないか」というアナウンサーの言葉を、私は忘れることができない。>(同上)

<当然のことながらドイツでは、中国に進出しなければ時流に乗り遅れるという機運が熱病のように蔓延し、産業界はずっと前のめりの姿勢が続いた。そしてメディアが、それらをサクセスストーリーとして報道し、同時に、中国と仲良くできない日本を皮肉った。>(同上)

 このように、ドイツと中国の関係は、明らかに日本とドイツの関係より良好だ。では、米国とドイツの関係はどうなのだろうか?ドイツも英国同様、米国の制止を振り切り「AIIB」参加を決めた。「人民元SDR構成通貨」問題でも、米国の反対を無視して「賛成」している。現時点で、中国とEU最強国家ドイツの関係は、米国とドイツの関係より良好といえる。つまり「欧米」という言葉も、すでに「死語」になりつつある。

世界秩序の崩壊スピードの速さは第2次大戦前にそっくり
 ここまでで、最近まで「伝統的」と呼ばれた関係が崩壊している状況を見てきた。

 ・米国とイスラエル、サウジアラビアの関係は悪化している。 ・かわって、米国とイランの関係は改善している。 ・米国と英国の関係は悪化している。 ・英国と中国の関係は、良好になっている。 ・ドイツをはじめとする欧州(特に西欧)と米国の関係は悪化している。 ・そして、欧州(特に西欧)と中国の関係は良好になっている。

 しかし、この新しい関係は「新秩序」ではなく、非常に変化の速い「流動的」なものだ。大国群が「親中国」になっていたのも、「金儲けをしたい」という単純な動機に過ぎない。中国経済が急速に沈みはじめた今年、欧州各国の「中国愛」も冷めていくことだろう(前述の川口氏は、ドイツの報道が「反中」に変化してきたと語っている)。

 今の日本にとって大事なのは、「世界情勢」の変化をしっかり追い、理解しておくことである。1939年8月、時の総理大臣・平沼騏一郎は「欧州の天地は複雑怪奇」という歴史的迷言を残して辞職した。翌月から第2次大戦が起こるという局面で、日本の総理は何が起こっているのか、まったく理解していなかったのだ。

 日本が負けたのは、「当然」といえるだろう。しかし、現代に生きる私たちも、当時の人々を笑うことはできない。今起こっている世界の変化は、1930年代同様に速く、不可解で、油断するとすぐ「複雑怪奇」で「理解不能」になってしまうのだから。

8025チバQ:2016/04/10(日) 20:59:46
http://www.sankei.com/politics/news/160409/plt1604090022-n1.html
2016.4.9 22:36

ジブチ大統領選、ゲレ氏が圧勝で4選 海上自衛隊や米中が拠点に



 アデン湾での海賊対策で日本の海上自衛隊などが拠点を置くアフリカのジブチで8日に大統領選挙があり、ブルハン内相は9日、現職のゲレ大統領が約87%を得票し、4選を果たしたと発表した。ロイター通信が伝えた。任期は5年。

 ゲレ氏は1999年に就任し、任期を全うすれば20年を超える長期政権となる。

 ジブチは中東に近く、地政学的な重要性から米国が対テロ作戦の基地を置き、中国も海軍の拠点を建設している。(共同)

8026チバQ:2017/04/12(水) 10:59:09
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170412X557.html
ブラジル汚職、現職閣僚9人関与か=五輪開催リオ市長にも疑惑
09:43時事通信

 【サンパウロ時事】ブラジルの大手紙エスタド・ジ・サンパウロは11日、最高裁判所が検察に対し、汚職への関与が疑われる現職閣僚9人や上下両院議長、与党議員への捜査を許可したと報じた。捜査リストには、ほかに州知事、リオデジャネイロ五輪を開催した当時の市長も含まれている。

 大規模汚職事件の全容解明に向け、検察は政界中枢への捜査を本格化させる方針。ブラジル政治は大きく混乱する可能性がある。

 エスタド紙は、検察の求めに応じて最高裁が捜査を許可した政治家のリストを入手。これには外相、農牧相、貿易相のほか、与党党首らの名前があった。最高裁はリオ五輪に絡む都市整備で、パエス前市長が賄賂を受け取った疑いにも言及した。

 検察は「テメル大統領も関与した可能性がある」と指摘したが、大統領特権を理由に捜査対象には含めなかったという。

8027チバQ:2017/04/12(水) 17:58:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170412-00000013-jij_afp-int

リビアに移民の「奴隷市場」存在か 1人数万円で人身売買

AFP=時事 4/12(水) 10:47配信



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リビアに移民の「奴隷市場」存在か 1人数万円で人身売買


リビア沖の地中海で救助された不法移民(2017年2月5日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News


【AFP=時事】国際移住機関(IOM)は11日、欧州を目指すアフリカ人の移民らが奴隷として売買されていると警鐘を鳴らした。こうした「奴隷市場」で被害者は数万円で売買され、中には性奴隷として売られている女性もいるという。

【写真】リビア・フムスで、貨物コンテナに閉じ込められた後に治療を受ける移民

 被害者らの証言を基に明らかにした。より良い生活を夢見て密航業者に金銭を支払った人の多くが人質として拘束され、その家族らが身代金の支払いを強要されている実態が浮き彫りになった。

「リビアの密航ネットワークが強力になるにつれて、人身売買が密航業者の間で広まってきている」

 IOMリビア事務所のオスマン・ベルベイシ(Othman Belbeisi)所長はスイスのジュネーブ(Geneva)で記者会見を開き、リビアでは「奴隷市場」のような状態や人々の拘束が珍しいものではなくなっていると指摘。その裏には金銭を目的とした犯罪組織の活動があると語った。

 ベルベイシ氏によると、移民らは1人当たり200〜500ドル(約2万2000〜5万5000円)で「市場で商品のように売買」されているという。

 売られた後に何とか逃げ出した人もいるが、多くの人は何か月も拘束された揚げ句、ただで買われたり、転売されたりしているという。

 IOMは被害者数などのデータは示せないとする一方、職員が現地で聞いた証言に基づく話としている。

 あるケースでは、セネガル人の移民が業者に300ドル(3万3000円)余りを支払ってトラックでリビアに入国した後、運転手に業者から代金を受け取ってないと言われ、駐車場で開かれていた「奴隷市場」に連れてこられた。市場では「サハラ以南のアフリカ出身の移民らがリビア人によって売買されていた」という。

 自身も買われた後に民家に連れていかれたところ、そこでは100人以上が人質とされていた。彼らは家族らに電話をかけて、身代金を支払うよう頼むことを強要されていたという。

 IOMはこのほか、女性たちが民間人によって買われ、性奴隷になることを強制されているとも報告している。【翻訳編集】 AFPBB News

8028チバQ:2017/04/17(月) 17:06:37
https://mainichi.jp/articles/20170417/k00/00e/030/200000c
南スーダン

戦闘拡大 NGO職員など人道支援者にも被害

毎日新聞2017年4月17日 11時08分(最終更新 4月17日 12時50分)
 【ヨハネスブルク小泉大士】国連平和維持活動(PKO)に参加している陸上自衛隊が17日に撤収を始める南スーダン各地で、政府軍と反政府勢力の間の戦闘が拡大している。援助関係者に対する襲撃も多発するなど、戦況のさらなる悪化が懸念されている。

 国連人道問題調整事務所(OCHA)は15日、内戦激化を受けて、東部ジョングレイ州で活動していた人道支援関係者60人が一時退避を余儀なくされたと明らかにした。北西部ワウで14日に世界食糧計画(WFP)の契約スタッフ3人が殺害されるなど、支援活動は「ますます危険かつ困難になっている」と警告している。

 南スーダンでは、一部地域で飢饉(ききん)が起きるなどかつてない規模で食糧不足が広がっているが、主に政府軍や大統領直属の民兵集団によるとされる援助関係者に対する襲撃や妨害が後を絶たない。

 この1カ月あまりでも、3月中旬に中部イロル付近で国際移住機関(IOM)の車列が銃撃を受けて5人が死傷したほか、同下旬にも首都ジュバからジョングレイ州へ移動中のNGO職員6人が何者かに殺害された。国連によると、2013年末に内戦が始まって以降、殺害された援助関係者は82人に上る。

 国連の専門家などからも、政府軍や民兵が特定の民族を標的とした襲撃を行っているほか、反政府勢力の支配地域への食料供給を妨害し「意図的に飢餓状態を作り出している」との批判が出ている。

 国連南スーダン派遣団(UNMISS)も15日、声明を発表。西部ラガや上ナイル地方でも新たな戦闘が発生しているとして、政府軍と反政府勢力の双方に自制を呼びかけた。



ニュースサイトで読む: https://mainichi.jp/articles/20170417/k00/00e/030/200000c#csidx4ae2f0d0b7f33a88a68c8937486e005
Copyright 毎日新聞

8029チバQ:2017/04/18(火) 16:48:04
http://www.afpbb.com/articles/-/3124838
リビアに移民の「奴隷市場」存在か 1人数万円で人身売買
2017年04月12日 10:40 発信地:ジュネーブ/スイス
【4月12日 AFP】国際移住機関(IOM)は11日、欧州を目指すアフリカ人の移民らが奴隷として売買されていると警鐘を鳴らした。こうした「奴隷市場」で被害者は数万円で売買され、中には性奴隷として売られている女性もいるという。

 被害者らの証言を基に明らかにした。より良い生活を夢見て密航業者に金銭を支払った人の多くが人質として拘束され、その家族らが身代金の支払いを強要されている実態が浮き彫りになった。

「リビアの密航ネットワークが強力になるにつれて、人身売買が密航業者の間で広まってきている」

 IOMリビア事務所のオスマン・ベルベイシ(Othman Belbeisi)所長はスイスのジュネーブ(Geneva)で記者会見を開き、リビアでは「奴隷市場」のような状態や人々の拘束が珍しいものではなくなっていると指摘。その裏には金銭を目的とした犯罪組織の活動があると語った。

 ベルベイシ氏によると、移民らは1人当たり200〜500ドル(約2万2000〜5万5000円)で「市場で商品のように売買」されているという。

 売られた後に何とか逃げ出した人もいるが、多くの人は何か月も拘束された揚げ句、ただで買われたり、転売されたりしているという。

 IOMは被害者数などのデータは示せないとする一方、職員が現地で聞いた証言に基づく話としている。

 あるケースでは、セネガル人の移民が業者に300ドル(3万3000円)余りを支払ってトラックでリビアに入国した後、運転手に業者から代金を受け取ってないと言われ、駐車場で開かれていた「奴隷市場」に連れてこられた。市場では「サハラ以南のアフリカ出身の移民らがリビア人によって売買されていた」という。

 自身も買われた後に民家に連れていかれたところ、そこでは100人以上が人質とされていた。彼らは家族らに電話をかけて、身代金を支払うよう頼むことを強要されていたという。

 IOMはこのほか、女性たちが民間人によって買われ、性奴隷になることを強制されているとも報告している。(c)AFP/Nina LARSON

8030チバQ:2017/04/26(水) 10:38:55
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017042501228&amp;g=int
スーダンが南スーダンを非難=今も反政府勢力支援


南スーダンのキール大統領=2月24日、アディスアベバ(AFP=時事)
 【ハルツームAFP=時事】スーダンの情報機関、国家情報治安局(NISS)は24日、声明を出し、隣国南スーダンのキール大統領とタバン・デン・ガイ副大統領が先週、スーダンの反政府勢力「スーダン人民解放運動・北部(SPLM-N)」の幹部らと首都ジュバで会合を開いていたと非難した。声明は「南スーダン政府は今もスーダンの反政府勢力を保護し続けている。干渉をやめるよう警告する」と述べている。

南スーダンのタバン・デン・ガイ副大統領=2016年8月、ハルツーム(AFP=時事)
 SPLM-Nは南スーダンと国境を接するスーダン南部の南コルドファン、青ナイル両州で戦闘を続けている。2011年に南スーダンがスーダンから独立した後も、双方が互いの反政府勢力を支援していると非難しては、事実無根と交互に否定を続けてきた。(2017/04/25-21:07)

8031チバQ:2017/04/26(水) 15:00:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170426-00000061-jij-int
政情不安、止まらぬデモ=緊張激化で死者26人に―ベネズエラ
時事通信 4/26(水) 14:52配信

 【サンパウロ時事】政情不安が高まるベネズエラで今月上旬から政府への抗議デモが続いている。

 与野党支持者の衝突や略奪が相次ぎ、25日までの死者は計26人に上った。対決姿勢を鮮明にする野党に対し、マドゥロ大統領は強権的対応で難局を切り抜ける構えを見せており、混乱の出口は見えない。

 最高裁は3月末、野党が過半数を占める議会の立法権剥脱を決定。直後に撤回したが、野党の反発は収まらず、連日のデモに発展した。最高裁はこれまでも、議会の決議を無効にするなど、たびたび政権寄りの判断を示しており、怒りを爆発させた民衆が参加して抗議活動は全国に広がった。

 野党側はマドゥロ氏を「独裁者」と非難し、大統領選挙の前倒しや政治犯釈放を要求。「政権が要求をのむまでデモを続ける」と宣言している。一方、野党のデモを「クーデター」と非難する政権の呼び掛けに応じ、政府支持者も街頭に繰り出している。現場では火炎瓶が飛び交い、与野党支持者の間で緊張が激化。武装集団の銃撃などで与野党双方の支持者に死者が出ている。

 催涙ガスやゴム弾でデモ鎮圧に努める治安部隊は約1300人を拘束したが、デモは今後も続く見通しだ。

8032チバQ:2017/04/27(木) 19:00:08
http://www.sankei.com/world/news/170427/wor1704270020-n1.html
2017.4.27 09:58

ベネズエラが米州機構脱退を表明 デモの死者29人に、加盟国の脱退は初めて
 【ロサンゼルス=中村将】南米ベネズエラのロドリゲス外相は26日、米国やカナダ、中南米諸国が加盟する米州機構(OAS、事務局ワシントン)から脱退することを表明した。AP通信などが報じた。ベネズエラでは政情不安を背景にした反政府デモがほぼ連日行われ、治安当局と衝突し、多数の死者が出ている。OAS加盟国からの批判に、ベネズエラは「内政干渉」と反発し、脱退を決断した。

 同通信によると、1951年のOASに発足して以降、加盟国が脱退するのは初めて。脱退の手続きには約2年かかるという。

 OASは米州地域の平和と安全保障の強化、紛争の平和的解決などを目的に発足。計35カ国が加盟する。

 ベネズエラでは3月末、マドゥロ大統領寄りの最高裁が、野党が過半数を占める議会の機能停止を命令。すぐに撤回されたが、野党の反発は収まらず、大規模デモに発展した。

 一連の反政府デモで26日までに29人が死亡したほか、400人以上が負傷。経済低迷も混乱に拍車をかけ、街では略奪も頻発している。

 OASは近く、ベネズエラ情勢を協議する外相会合を開催する。

8033チバQ:2017/05/09(火) 20:49:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170509-00010002-reutv-m_est
南アで人種対立、白人農場主が黒人少年を殺害
ロイター 5/9(火) 14:48配信
 南アフリカ北西部の農村で5月8日、16歳の黒人少年殺害容疑の白人農場主2人が保釈されたことがきっかけで、人種間の対立に発展している。容疑者の保釈に抗議するコリニーの黒人住民の抗議デモが暴徒化し、白人農場主の家に放火するなどエスカレート。
 現地からの報道によると、白人農場主Pieter Doorewaard(26)とPhilip Schutte(34)は4月20日、ヒマワリを盗もうとしたMatlhomola Mosweuを捕らえた。
 少年は走行中のトラックから放り投げられ、首の骨を折って死亡したと伝えられる。目撃者は、少年は意図的に放り投げられたと供述しているという。
 これに対して、容疑者2人は、少年を警察に連れて行く途中、トラックから飛び降りて死亡したと主張。
 南アフリカでは、白人農場主と貧しい黒人農夫や住民との間の人種対立が頻発している。昨年、東部ムプマランガ州で起きた事件では、白人農場主2人が無断で敷地内を通ろうとした黒人を殺害。その模様がSNSで公開され、人種対立を煽った。

(南アフリカ、コリニー、5月8日、取材・動画:ロイター、日本語翻訳:アフロ)

最終更新:5/9(火) 14:48

8034チバQ:2017/05/23(火) 17:00:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170523-00000029-jij_afp-int
ガンビア前大統領、着服額は56億円 現政権が汚職追及
AFP=時事 5/23(火) 16:19配信

ガンビア前大統領、着服額は56億円 現政権が汚職追及
ガンビアのブリカマで大統領選の遊説会場に到着し、支援者に笑顔を見せるヤヤ・ジャメ大統領(2016年11月24日撮影、肩書は当時、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】西アフリカ・ガンビアの法相は22日、22年に及ぶ長期政権を敷いた後、昨年の大統領選で敗れて亡命したヤヤ・ジャメ(Yahya Jammeh)前大統領について、国費の着服額が少なくとも5000万ドル(約56億円)に上るとの調査結果を明らかにした。アダマ・バロウ(Adama Barrow)現大統領による初の大きな汚職追求の動きだ。

【関連写真】ヤヤ・ジャメ氏

 アブバカル・タンバドウ(Abubacarr Tambadou)法相は記者会見で、ジャメ氏が2013〜17年に自ら、あるいは関係者に指示を出して、中央銀行などから少なくとも5000万ドルを違法に引き出していたと述べた。ジャメ前大統領が今年1月に赤道ギニアに亡命するまでに着服したとみられる金額が明るみに出たのは初めて。

 タンバドウ法相は「ヤヤ・ジャメ前大統領と前大統領に直接関係のある企業が国内に持つ資産について、凍結あるいは保全処分をする裁判所命令を得た」とも明らかにした。裁判所命令はジャメ氏やその関係者名義の計88の銀行口座と、ジャメ氏が関係する14社を対象としているという。

 昨年12月の大統領選でバロウ現大統領に敗れたジャメ氏は選挙結果を受け入れず、数週間にわたって抵抗。しかし近隣諸国が軍事介入する姿勢を見せたことを受けて今年1月下旬に出国し、赤道ギニアに亡命した。

 今年4月の議会選では、長く野党だった統一民主党(UDP)がジャメ氏の出国で混乱に陥っている同氏の政党、愛国再建同盟(APRC)を圧倒し、絶対多数を握っている。【翻訳編集】 AFPBB News

8035チバQ:2017/05/30(火) 20:05:46
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170531k0000m030020000c.html
<ブラジル>テメル大統領に汚職疑惑 検察が捜査開始 
18:02毎日新聞

 【サンパウロ朴鐘珠】ブラジルのテメル大統領が汚職事件に関与した疑いが強まり、同国検察が捜査を始めた。テメル氏は、昨年8月にルセフ大統領(当時)の弾劾を受けて副大統領から昇格、ルセフ氏の残り任期2018年末まで大統領を務めることになっている。だが、捜査の進展次第で任期をまっとうできない可能性が出てきた。

 最高裁は今月19日、政府系金融機関の不正融資事件で捜査された国内大手食肉加工会社JBSの社主と取締役が、それぞれ刑の減軽目的で検察の司法取引に応じて供述した映像を公開した。

 映像の中で、社主は10〜16年、テメル氏の求めに応じ、計790万レアル(約2億7700万円)の賄賂を渡したと証言した。両者はテメル氏の自宅や個人弁護士事務所などで20回以上、密会を重ねたという。

 また取締役は、テメル氏が副大統領候補としてルセフ氏と共に大統領選に臨んだ14年、選挙資金名目で1500万レアル(約5億2000万円)の賄賂を渡したと証言した。

 この映像公開に先立つ17日には、JBSの社主が今年3月にテメル氏と密談した際に会話を盗聴した内容が、大手紙グロボで報じられた。

 社主は、テメル氏が所属するブラジル民主運動党の領袖(りょうしゅう)で収賄罪などで服役中のクニャ前下院議長に対し、他の政治家の汚職の実態を漏らさぬよう、口止め料として賄賂を渡していると語った。賄賂はクニャ氏の関係者を通じて昨年10月以降、毎月定期的に送金され、総額は500万レアル(約1億7500万円)に上る。

 報道を受け、最高裁が18日に公表した盗聴音声には、社主から報告されたテメル氏が「今後も(送金を)続けなければならない」と指示した声が録音されていた。

 検察は現在、テメル氏を収賄、捜査妨害、組織犯罪企図の容疑で捜査している。テメル氏は国民向けのテレビ演説で不正への関与と辞任を否定。「盗聴音声は意図をもって編集されたものだ」と反論した。

 だが汚職疑惑に抗議する形でフレイレ文化相が辞任したほか、政権を支える連立与党内部でも「盗聴音声が本物と証明されれば連立を解消する」との批判が高まっている。

 仮にテメル氏が起訴されても、大統領が被告として裁判に出廷するには連邦下院の3分の2(342議席)が承認する必要がある。現状では定数513のうち347議席を連立与党が占める。テメル氏が起訴を免れたとしても、連立離脱が加速すれば弾劾を求める動きが活発化する可能性があり、いずれにしても政権の求心力低下は避けられない情勢だ。

8036名無しさん:2017/06/02(金) 14:59:28

2017年5月26日
歴史は繰り返す、米中の覇権争い
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/9669
岡崎研究所

 エコノミスト誌のアジア担当エディターであるジーグラーが、4月22日付の同誌で、中国が強大になり、米国が支配してきたアジアの覇権構造は変革を迫られているが、トランプ政権は上手く対処できるだろうかと疑問を投げかけています。論説の要旨は以下の通りです。

 中国は東アジアや国際秩序においてより大きな役割を求めている。米国は中国のために場所をあけなければならない。キッシンジャーも言うように、米中両国はこの目的に応える方法を見つける必要がある。平和はその結果にかかっている。 

 中国は、大量の難民が自国に流入して来るよりは、金正恩が北朝鮮を支配する方が良い。何よりも、隣に米軍のいる民主的統一朝鮮が出現するのは困る。ところが、トランプがシリアをミサイル攻撃したことで、米国は北朝鮮に対しても単独行動を取る可能性があることがわかった。北朝鮮への対処は、米中協力にとって大きな試練になるだろう。

 しかし、米中の衝突は不可避ではない。40年に及ぶ中国の市場改革の中で米中協力の習慣が確立した。中国の発展は米国による安全保障抜きにはなし得なかった。今や米中は年間貿易額6000億ドル、投資額3500億ドルの世界で最重要の二国間経済関係を築いている。

 また、中国には革命の輸出を願う使命感や野心はない。実際、習の使命は世界の中で中国に更なる役割を確保することのようだ。中国には歴史的に天下=世界を支配する観念しかないが、今や中国は複数の大国の内の一つになることを受け入れなければならない。

 そんな中、トランプ大統領が誕生した。過去70年、米国の大戦略は、自由貿易、強力な同盟、人権と民主主義を柱としてきたが、トランプは、外交軽視で保護主義と狭量な「米国第一」を標榜する。今のところ、中国はトランプへの懸念と不安を隠し、静観の構えを取るが、水面下では娘婿のクシュナーを介してトランプに影響を及ぼそうと懸命だ。中国はトランプの取引的なやり方をすぐさま把握し、アリババの創業者、馬雲をワシントンに派遣し、馬は米国で百万の雇用を創るとトランプに約束した。その後、中国で何年も滞っていたトランプ・ブランドの保護申請が通り、トランプの反中レトリックもトーンダウンした。

 しかし、米中関係に関する不確実性は依然残っている。一部のトランプ側近は、米中の軍事衝突を不可避と考え、米国の国益を守るには外交ではなく軍事にもカネを使うべきだと主張している。一方、マティス国防長官は、中国の南シナ海での行動への慎重な対応を促し、優先するのは軍事行動より外交だ、と言っている。貿易に関しても、多国間協調路線が支持を得始めている。ただ、トランプ政権でマティスのような「大人」はごく少数だ。また、外交政策チーム、とりわけアジア担当は今も空席が続く。

 トランプのアジア政策がこのように不確かな中、アジアについては、①トランプ政権が攻撃的姿勢を強め、中国を怒らせる、②米国のアジア政策が現実遊離のいい加減なものになり、友好国を不安にさせ、中国をつけ上がらせる、という二つのリスクがある。結果はどちらも同じ様なものになるかもしれない。つまり、力の力学に変化が生じ、情勢が不安定化し、地域的騒乱が起きる危険性がある。
出 典:Dominic Ziegler ‘Disorder under heaven: America and China’s strategic relationship’(Economist, April 22, 2017)
http://www.economist.com/news/special-report/21720714-after-seven-decades-hegemony-asia-america-now-has-accommodate-increasingly

8037とはずがたり:2017/06/03(土) 20:17:41
>>3453>>6963>>7060
ガンビア

8038チバQ:2017/07/06(木) 17:49:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170706-00000001-jij_afp-int
ベネズエラ、政府支持者が議会侵入 議員に暴行
7/6(木) 5:32配信 AFP=時事
ベネズエラ、政府支持者が議会侵入 議員に暴行
ベネズエラの首都カラカスにある議会議事堂に侵入した大統領支持者ら(2017年7月5日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ベネズエラで5日、政府支持派の活動家集団が議会に侵入し、議員らに暴行する事件があった。同僚議員らによれば、少なくとも5人が負傷、3人が頭から血を流すけがをした。
 同国では過去3か月で政治関連の暴力が相次いでいる。野党が多数を占める議会は事件当時、独立記念日に合わせた特別会議を開いていた。

 ニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領を支持する襲撃グループは、野党が同大統領の失職を狙って選挙の実施を求めていることに反発。議事堂を守る憲兵隊が傍観する中、約100人の集団が棒やパイプを振り回しながら議事堂の正門を突破して中庭に侵入した後、議事堂内部の廊下にまで到達し、議員らを襲って負傷させた。【翻訳編集】 AFPBB News

8039チバQ:2017/07/06(木) 17:50:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170706-00000056-jijp-int.view-000
バヌアツ大統領にモーゼズ氏
時事通信 7/6(木) 17:47配信
南太平洋の島国バヌアツで大統領選挙が実施され、プロテスタントの長老派教会牧師のタリス・モーゼズ氏が新大統領に選出された。任期は5年。写真は6日、首都ポートビラの議会に到着したモーゼズ新大統領。

(AFP=時事)

8040チバQ:2017/07/06(木) 17:51:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170706-00000079-jij-asia
バヌアツ大統領にモーゼズ氏=プロテスタントの聖職者
7/6(木) 17:30配信 時事通信
 【シドニー時事】南太平洋の島国バヌアツで大統領選挙が実施され、プロテスタントの長老派教会牧師のタリス・モーゼズ氏が新大統領に選出された。

 大統領は国家元首で、任期は5年。オーストラリアのメディアが6日報じた。報道によると、汚職に揺れたバヌアツ政界で新大統領に対しては「道徳的な指導者になってほしい」という島民の願いが何より強い。

 大統領だったボールドウィン・ロンズデール氏が6月17日、心臓発作で急死したのに伴い、大統領選が行われた。16人が立候補し、議会と地域評議会で構成する選挙委員会が3度の投票を行い、モーゼズ氏が勝利を収めた。人口約27万人のバヌアツでは、プロテスタント系のキリスト教徒が多数を占める。

8041チバQ:2017/07/06(木) 17:51:46
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062700070&amp;g=int
元重要閣僚、汚職で禁錮12年=ブラジル

 【サンパウロ時事】ブラジル南部パラナ州のクリチバ連邦裁は26日、国営石油公社ペトロブラスに絡む巨額の収賄とマネーロンダリングに関与したとして、ルセフ前政権で官房長官だったアントニオ・パロシ被告(56)に禁錮約12年3月を言い渡した。
 パロシ被告はルラ元政権時代の2003〜06年に財務相として経済の立て直しに貢献したが、不正資金をやりとりした疑惑で辞任。ルラ氏の後を継いだルセフ大統領に官房長官に取り立てられたが、11年に職権を利用した不正蓄財疑惑で辞職した。今回の汚職疑惑で昨年9月に拘束されていた。(2017/06/27-01:24) 関連ニュース

8042チバQ:2017/07/09(日) 15:04:51
8041 チバQ 2017/07/06(木) 17:51:46
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062700070&amp;g=int
元重要閣僚、汚職で禁錮12年=ブラジル

 【サンパウロ時事】ブラジル南部パラナ州のクリチバ連邦裁は26日、国営石油公社ペトロブラスに絡む巨額の収賄とマネーロンダリングに関与したとして、ルセフ前政権で官房長官だったアントニオ・パロシ被告(56)に禁錮約12年3月を言い渡した。
 パロシ被告はルラ元政権時代の2003〜06年に財務相として経済の立て直しに貢献したが、不正資金をやりとりした疑惑で辞任。ルラ氏の後を継いだルセフ大統領に官房長官に取り立てられたが、11年に職権を利用した不正蓄財疑惑で辞職した。今回の汚職疑惑で昨年9月に拘束されていた。(2017/06/27-01:24) 関連ニュース

8043チバQ:2017/08/09(水) 20:33:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170809-00000100-mai-m_est
<ケニア>大統領選現職優勢 野党候補は「大規模な不正」
8/9(水) 19:52配信 毎日新聞
 【ナイロビ小泉大士】ケニアの選挙管理委員会は9日、投票が8日に行われた大統領選で、現職のケニヤッタ大統領が野党連合候補のオディンガ元首相をリードしているとの暫定結果を発表した。オディンガ氏は集計で「大規模な不正があった」と主張しており、混乱も懸念される。

 ケニアでは2007年の前々回選で結果を巡って大暴動が起き、1100人以上が死亡している。選管によると、今回の選挙では、全体の9割以上の投票所の集計が終了した時点で、ケニヤッタ氏の得票率は約54%。次点のオディンガ氏に10ポイント近い差を付けている。

 オディンガ氏は9日「選管のデータベースがハッキングされ、結果の改ざんが行われた」と発言。投票1週間前に殺害された選管幹部のIDを使って、与党側がサーバーに侵入したと主張し、集計結果の受け入れを拒否している。オディンガ氏は「国民は平静を保つよう求める」とも述べたが、支持者が結果に反発して治安の悪化を招く可能性がある。

 ケニアには日系企業も多く進出し在留邦人は約800人。投票後の混乱を恐れ国外避難する動きも出ている。

8044チバQ:2017/08/09(水) 22:00:32
https://mainichi.jp/articles/20170809/k00/00e/030/258000c
ベネズエラ
大統領派の制憲議会、本会議場を支配

毎日新聞2017年8月9日 10時20分(最終更新 8月9日 10時23分)
 【サンパウロ朴鐘珠】ベネズエラのマドゥロ大統領派で固めた制憲議会が8日、国会議事堂内の本会議場で審議を開いた。大手紙ナシオナルが報じた。4日に招集された制憲議会が、野党が多数派の国会に代わって本会議場も物理的に支配する形となった。

 報道によると、8日の審議で、制憲議会を国内最高の権力機関と定める布告が承認された。今後は、制憲議会が定める法令や決定事項に異議を唱えることが禁じられる。

 また、現在の社会主義体制の基礎となるチャベス前政権が発足した1999年までさかのぼり、この間に行われた反政府活動を捜査する機関として「真相委員会」の設置も承認。反政府デモを指揮してきた野党幹部を訴追する狙いがあるようだ。

 国会議員167人の座席が置かれていた本会議場は8日、制憲議会議員545人ですし詰め状態になった。演壇にはチャベス氏の肖像画も飾られた。

8045チバQ:2017/08/09(水) 22:46:16
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080900133&amp;g=int
不信任否決も与党から造反=南ア、大統領に強まる批判



8日、南ア議会があるケープタウンで、不信任決議案の採決を乗り切り、支持者を前に演説するズマ大統領(EPA=時事)
 【ロンドン時事】南アフリカの国民議会(下院、定数400)は8日、野党が提出したズマ大統領への不信任案の採決を行い、賛成177、反対198で否決した。しかし、賛成票は151の野党議席を26も上回り、大統領の与党・アフリカ民族会議(ANC)から多数の造反があったことが浮き彫りとなった。
 AFP通信によれば、最大野党・民主同盟(DA)のマイマネ党首は採決後、「結果は大方の予想より僅差だった」と指摘した。
 2009年以来大統領の座にあるズマ氏の不信任案否決は8回目。しかし、今回初めて無記名で投票が行われた。これにより大統領に不満を抱くANC議員が造反しやすくなり、可決される可能性もあるとみられていた。
 ズマ大統領については、腐敗が繰り返し批判されており、野党のみならずANC内でも辞任を求める声が上がっている。3月には、財政健全化路線を進め市場の信認が厚かったゴーダン財務相を更迭したことで、通貨ランドの急落など市場の混乱を招いた。(2017/08/09-04:35) 関連ニュース

8046チバQ:2017/08/09(水) 22:47:48
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080900303&amp;g=int
反体制派市長に禁錮刑=デモ隊排除命令に従わず-ベネズエラ



ベネズエラ・チャカオ市の反体制派市長、ラモン・ムチャチョ氏=5月25日、チャカオ(AFP=時事)
 【サンパウロ時事】南米ベネズエラの最高裁は8日、道路封鎖を続けていた反政府デモ隊の排除命令に従わなかったとして、首都カラカスに隣接するチャカオ市の反体制派市長、ラモン・ムチャチョ氏に禁錮1年3月を言い渡すとともに、同氏の解任と身柄拘束を命じた。最高裁は反米左派のマドゥロ大統領寄りの姿勢を鮮明にしている。
 ムチャチョ氏は「平和的にデモを行う権利の保障という本来の仕事を遂行したことで責めを受けている」と正当性を訴えるとともに、「われわれは困難な情勢にあるが、落ち着いて心を強く持とう」と支持者に呼び掛けた。(2017/08/09-08:47)


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