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国際政治・世界事情

2537チバQ:2011/05/10(火) 00:46:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110510-00000500-san-int
イスラム教徒、コプト教会襲撃 “ムバラク後”急進派活発化 エジプト 
産経新聞 5月10日(火)0時3分配信

 エジプトの首都カイロの貧困地区インババで起きたイスラム教徒によるキリスト教会襲撃事件で、同国の全権を握る軍部は9日までに、事件に関与した約190人を拘束した。独裁体制を敷いたムバラク前大統領の退陣後、一部の急進的なイスラム教徒が行動の自由を得た結果、同国の人口の約1割を占めるキリスト教の一派、コプト教徒との対立が先鋭化。今後は軍が重い腰を上げ治安維持に強権を振るい始めるのではないかとの観測も出ている。(カイロ 大内清、写真も)

 「ひげを長く伸ばした男たちが『イスラムを守れ!』と叫んでいた」。同地区に住むイスラム教徒のマーギド・オスマンさん(40)は、事件当時の恐怖をこう振り返った。

 コプト教からイスラム教に改宗した女性が幽閉されている−。こんなデマ情報をもとに、イスラム教徒数百人がインババに押し寄せたのは7日夜。一団は教会や隣接するビルを襲撃し、女性らがいないことを知ると火を放って周辺の商店などを略奪、怒ったコプト側との衝突に発展した。衝突による死者は、双方で計12人に達した。

 インババは政府要人や観光地へのテロが相次いだ1980〜90年代、当時の過激派組織「イスラム集団」の根城として知られた。だが、その後のムバラク政権による取り締まりで「過激派はインババからほぼ姿を消した」(オスマンさん)とされる。

 90年代終盤にイスラム集団などが武装闘争を放棄し穏健化する中、近年のエジプトで存在感を増しつつあるのが、イスラム教の預言者ムハンマドの時代への回帰を唱える排他的なサラフィー主義者だ。

 ムバラク前政権末期には「コプト教からイスラム教に改宗した女性を教会が拉致した」などと主張し各地で反コプトデモを繰り返した。この「改宗問題」では昨年11月、イラクの国際テロ組織アルカーイダ系武装勢力が、エジプトのイスラム教徒にコプトへの攻撃を呼びかける声明を出している。

 ムバラク前政権はこうした勢力を監視下に置き、反コプト行動の拡大を防いできた面があった。しかし、民衆デモでムバラク氏が辞任に追い込まれるとサラフィー主義者らは勢力拡大を狙って活動を活発化。3月のカイロのコプト居住区での暴動などにも関与したとみられている。

 今回の衝突を受け、軍は現場周辺に外出禁止令を発令し道路を封鎖。シャラフ内閣も8日、「宗教への攻撃に反テロ法を適用する」と、治安維持に全力を挙げる姿勢を強調した。

 ただ、いったんエスカレートしたサラフィー主義者らの反コプト感情がすぐに収束するかは不透明だ。現場近くに住むコプト教徒の男性(43)は「安全だったムバラクのころのほうがましだ…」とつぶやいた。


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