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国際政治・世界事情

4597チバQ:2012/06/21(木) 23:54:15
http://mainichi.jp/select/news/20120622k0000m030096000c.html
ギリシャ:新政権の組閣完了…財務相に大手銀行会長
毎日新聞 2012年06月21日 23時45分

 【アテネ伊藤智永】ギリシャの新連立与党3党首は21日、政策合意を最終確認し、新政権の組閣を終えた。第1党・新民主主義党のサマラス党首が20日に首相就任の宣誓式を済ませたが、人事と政策の調整を残していた。財政緊縮策見直しの重点や外交政策で意見の相違があったようだ。21日にルクセンブルクで開かれたユーロ圏財務相会合に臨時代表として派遣されたザニヤス暫定内閣財務相は「新政権樹立とユーロ圏残留方針」を表明していたが、会合では緊縮策見直しに言及しないよう指示されたという。

 発表された閣僚名簿によると、緊縮策見直し交渉を担当する財務相は元大学教授で民間大手のギリシャ国立銀行会長・ラパノス氏。緊縮策の見直しについては、第6党・民主左派が、欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)と合意している措置のうち、▽給与の最低限度額の切り下げ▽年金支給の更なる減額▽契約社員の賃金や雇用の権利保障の撤廃−−といった国民生活窮乏に直結している政策について、中止や廃止を強く求めた。

 前与党として合意を締結した新民主は、EUとの非公式な折衝で、見直し要求が受け入れられる範囲について感触を得ている模様で、再交渉の手を縛られないよう合意書の文言修正を働きかけた。経済活動活性化のための緊縮策緩和措置に比重を置き、飲食店への課税の即刻廃止や民営化の加速・拡充などを強調する新民主に対し、民主左派が、公共事業はある程度残すよう主張するなど、右派と左派の同床異夢をすり合わせるのに手間取ったとされる。

 旧2大政党の新民主と第3党・全ギリシャ社会主義運動の政治腐敗に対する国民の不満が強いことから、▽国庫からの政党補助金減額▽議員免責特権見直し▽閣僚の責任に関する法律改正、さらに比較第1党に50議席が上乗せされる選挙法の改正なども議題になったが、合意に至らなかったと伝えられている。

 政策合意作りのもたつきは、財政緊縮策見直し交渉がギリシャ側の足並みの乱れもあって円滑に進みそうもないことを予測させる。新政権が既得権層に足場を置いている実情が浮き彫りになれば、国民の政治不信を刺激する恐れが強く、早期の政権奪取を狙う第2党・急進左派連合を勢いづかせる要素になる。


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