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国際政治・世界事情

4276チバQ:2012/05/09(水) 23:17:03
http://sankei.jp.msn.c17年ぶりの社会党政権(下) 来月に国民議会選 左派完勝かコアビタシオンか
2012.5.8 23:51 (1/3ページ)
 フランス革命の舞台となったパリのバスチーユ広場。圧政の象徴として、パリ市民が襲撃した監獄があった。それから220年余り−。17年ぶりの社会党大統領に選出されたばかりのオランド前第1書記が7日未明、数万人の支持者が集まるこの広場に姿を見せ、戦いの継続を訴えた。

 「この先数カ月、やることはまだたくさんある。“大統領”に多数派を与えるのだ」

 大統領選は終わったが、フランスの政治の季節は続く。オランド氏が視野に入れるのは6月10日と17日に行われる国民議会(下院、577議席)選挙だ。

 現在、300議席以上を押さえる右派の国民運動連合(UMP)から議会多数派を奪えなければ、右派が首相のポストを握り、大統領と首相の所属勢力が異なる「保革共存政権」(コアビタシオン)となる。コアビタシオンでは、大統領の実権が事実上制限される。

 第五共和制下、コアビタシオンは3度あり、オランド氏が師と仰ぐミッテラン元大統領も苦労した一人だ。1981年から95年までの任期中、86〜88年と93〜95年に2度のコアビタシオンを経験している。86〜88年の際の首相がシラク氏(前大統領)だった。

 最近の世論調査では、社会党を含む左派の支持率が31%、UMPが30%と拮抗(きっこう)している。オランド氏が陣営を引き締めようと、大統領選の勝利直後に支持継続を訴えたのはこのためだ。

 逆に、大統領選に敗北したUMPにとって議会選は負けられない一戦となる。

 サルコジ大統領は7日、エリゼ宮(大統領府)で閣僚や党幹部と議会選対策について協議し、党内が一致して臨むよう要請。陣営の広報担当、コシウスコモリゼ前エコロジー相もラジオで「議会でバランスを取り戻さなくてはならない」と懸命に訴えた。

下院第一党とはいえ、UMPの置かれている状況はかなり危機的である。昨年9月の上院選では社会党を中心に左派が初の過半数を獲得した。地方でも現在、左派が優勢。議会選で敗れれば、国政から地方議会までを左派に握られるという前代未聞の状況となる。

 サルコジ氏の「次」を見据えた動きは大統領選決選投票前から始まり、サルコジ氏を支えてきたコペ幹事長やフィヨン首相といった名前がすでに浮上。議会選を前に党内の団結が乱れるのは回避したいところだ。

 しかし、大統領選第1回投票でルペン党首が過去最高の得票率を記録した極右・国民戦線(FN)への対応をめぐり党は揺れる。

 フランスの保守は、シラク前大統領が「FNはフランスの伝統と一致しない」と言明したように、極右との間に一線を引いてきた。だが、サルコジ氏は大統領選で極右支持層の取り込みのため、FNに理解を示すような発言までした。UMP支持者の6割以上がFNとの連携に賛成する世論調査結果もあり、党は分裂含みだ。

 オランド政権がどんな国家像を目指すのか。来月の議会選にかかっている。

 (パリ 宮下日出男)


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