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国際政治・世界事情

7308チバQ:2014/01/22(水) 20:59:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140121/mds14012123550007-n1.htm
交渉能力ない反体制派 シリア和平会議 実効性ある合意は期待薄
2014.1.21 23:53 (1/3ページ)[政変・反政府デモ]

 【カイロ=大内清】シリア国際和平会議では、アサド政権と反体制派統一組織「シリア国民連合」が初めて対話の場に臨む。しかし、アサド大統領退陣を目指す米国と、政権側の後ろ盾であるロシアには深い溝がある上、反体制派は交渉にあたるだけの能力がなく、実効性のある合意は期待できない状況だ。

 「(会議参加は)革命の放棄だ」。シリア国民連合の最大勢力「シリア国民評議会」は20日夜、政権との一切の交渉を拒否するとして国民連合脱退を表明した。

 国民連合は、米欧や湾岸アラブ諸国の後押しで同評議会をはじめとする反体制派組織を糾合し結成、支援国からシリアの「正統な代表」と認知されてきた。同評議会の脱退は、その適格性を大きく損なうものだ。

 このほかにも反体制派では、深刻な内紛が相次いでいる。

 今年に入り、反体制派の一員で内戦に参戦した国際テロ組織アルカーイダ系武装勢力「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」と、「自由シリア軍」などの武装組織の対立が激化。自由シリア軍を束ねる最高軍事評議会や、協力関係にある国民連合は事態を収拾できずにいる。

 国民連合や自由シリア軍の幹部らはかつて、「アサド打倒のために戦う者なら誰であろうと歓迎する」として、戦局好転のため、イスラム過激派を含むアラブ各国の義勇兵を迎え入れてきた。しかし結局は統制できず、そのツケが地域の不安定化につながりかねない形で回ってきている形だ。

 ISIL以外のイスラム武装勢力も自律的に勢力拡大を図っており、北部アレッポ周辺や反体制派支配地域のイドリブ県では民兵同士の戦闘が激化。20日にはトルコ国境沿いで車爆弾が爆発し、民兵ら少なくとも16人が死亡した。

 仮に和平会議で戦闘終結に向け何らかの合意が成立しても、国民連合に民兵を押さえ込み、合意を実行する力はないとの見方が強い。

 政権側も、こうした事情は見透かしている。

 アサド大統領は19日、フランス通信(AFP)に、国民連合は「カタールやサウジアラビア、フランス、米国などが作り出したものだ」として、交渉相手とみなさない考えを強調した。

 またシリアのムアッリム外相はこれに先立つ17日、アレッポでの部分停戦案なども提示したが、反体制派は即座に拒否。政権側には和平会議を前に、停戦を拒む反体制派よりも内戦終結に前向きだとの印象を作る狙いもあるとみられる。

 政権側と後ろ盾のロシアが「アサド退陣」拒否で足並みをそろえる以上、米欧や反体制派との協議は平行線となる可能性が高い。戦況が政権側有利とされる中、会議が実質的に“現状維持”に向かえば、政権側にとっては外交的勝利といえる。


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