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国際政治・世界事情

2450チバQ:2011/04/08(金) 00:40:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110407/mds11040722300008-n1.htm
民衆デモの波、クルド自治区にも
2011.4.7 22:28 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】チュニジアやエジプトの政変に触発された民衆デモが中東各地に拡大する中、イラク北部クルド人自治区でも、自治政府への抗議デモが頻発している。フセイン元大統領の圧政に対する長年の抵抗運動が正統性の源泉となっているクルドの現指導層。しかしデモの主役である若い世代は、「過去の功績」への畏敬の念よりも、現在の腐敗に対する怒りを膨らませている。

 イラクでは2月以降、首都バグダッドや南部バスラなど各地でデモが発生しているが、大半はインフラや失業問題の改善を求めるものだった。そんな中、クルド自治区でのデモは、一部が現行指導部の刷新を求めるなど、「他の地域とは様相が異なっている」(エジプトのイラク専門家)。

 自治区東部の主要都市スレイマニヤでは毎週金曜日、イスラム教の集団礼拝後に数千人がデモを行い治安当局と衝突、クルド紙ルダウのアイユーブ・ヌーリ編集長によると、これまでに6人が死亡した。

 イラク北部に多い少数民族クルド人は1950年代以降、クルド民主党(KDP)と、後にKDPから分裂したクルド愛国同盟(PUK)を中心に自治権闘争を展開。91年の湾岸戦争後に米英軍によってイラク北部に飛行禁止区域が設定されたことで、事実上の自治政府を確立した。

 KDPとPUKは、対立しながらも自治区での権力を分け合い、2003年のフセイン政権崩壊後も同様の構図が続いてきた。今回の一連のデモは、こうした利権構造への抗議の意味合いが強い。

 米カーネギー財団のイラク専門家、マリア・ファンタッピエ氏は「デモの中心は1990年代以降に成人した世代。父親の代に比べ指導部への思い入れは希薄で、失業率も高い」と指摘、「チュニジアやエジプトの民衆のように、デモを通じて抑圧的な体制に立ち向かおうと考えている者は多い」と話す。

 こうした動きに危機感を抱く自治政府トップのバルザニKDP議長は3月、汚職撲滅や延期されている地方議会選の早期実施を表明してデモ隊の要求に応える姿勢を示した。

 多くのクルド人には、現指導部が転覆すればアラブ人中心の中央政府から再び抑圧を受けかねないとの警戒心があるとされ、「デモへの支持は限定的だ」(ヌーリ編集長)との見方が支配的だ。ただ、デモ隊側は今後も抗議を続けるとしており、混乱状態が長期化する可能性もある。


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