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国際政治・世界事情

6989チバQ:2013/10/15(火) 21:01:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131015/erp13101520230001-n1.htm
モスクワで1600人拘束 移民反対暴動 民族対立「危険水域」
2013.10.15 20:21 (1/2ページ)

13日、モスクワで外国人排斥を訴える人ら(AP)
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアの首都モスクワの南部で移民労働者の排斥を叫ぶ住民が暴徒化する事件があり、治安当局は15日までに、騒乱に加わった約400人と付近で働く近隣諸国出身の労働者など最大約1200人を拘束した。ロシアの都市部では旧ソ連地域からの出稼ぎ労働者が増加しており、これに伴う民族間の対立が「危険水域」にあることを改めて示した。

 発端となったのは、首都南部のビリュリョボ地区で10日未明、女性連れのロシア人男性(25)が刺殺された事件だ。容疑者は外見からロシア南方のカフカス地方もしくは中央アジア諸国の出身者とみられ、逃走している。

 13日には、事件に抗議する住民の集会に過激な排外主義者が合流し、最大数千人が出稼ぎ労働者を多く雇用する同地区の青果市場を襲撃して警官隊と衝突する事態となった。

 治安当局は暴徒に加え、殺人事件捜査の一環として市場の労働者1200人も拘束。モスクワのソビャニン市長は14日、プーチン大統領に状況を報告した。

 ロシアの都市部には所得水準の低い中央アジアやカフカスから労働者が流入し、多くが建設や清掃、物流といった分野で低賃金労働に従事している。国連によれば、ロシアに暮らす外国人移民は1100万人と今や米国に次ぐ規模だ。

 これに伴って移民と多数派のロシア人の間では軋轢(あつれき)や衝突が増え、「ロシア人のためのロシアを」といった民族主義的な主張が支持を増している。9月のモスクワ市長選では、民族主義で知られる反政権派ブロガー、ナワリヌイ弁護士が得票率27%で2位につけ、注目された。

 モスクワでは2010年12月、ロシア民族主義に共感するサッカーファンら数千人がクレムリン前で暴徒化し、政権は大きな衝撃を受けた。プーチン大統領は以前から、民族主義が多民族国家ロシアの存立を揺さぶりかねないと警鐘を鳴らしており、今回の騒乱に続く拘束劇にも政権の危機感が表れている。

 ただ、ロシア民族主義には、政権が国民統合の理念を打ち出せない間隙(かんげき)を突き、プーチン氏の多用する外国敵視の弁舌に便乗して台頭した側面がある。不法移民の増加や治安悪化の根底には、治安当局の深刻な腐敗もある。見せしめの不法移民摘発や表面的な規制強化は、その場しのぎにすぎないというのが多くの識者の一致した見解だ。


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