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国際政治・世界事情

4782チバQ:2012/07/24(火) 21:47:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120724/mds12072408200001-n1.htm
アフガン 支援疲れの国際社会
2012.7.24 08:19 (1/2ページ)
 「見捨てるなどとは考えもしていない」。7月7日、予告なしにアフガニスタンを訪れたクリントン米国務長官は首都カブールで強調した。

 米中枢同時テロを起こした国際テロ組織アルカーイダをイスラム原理主義勢力タリバンがかくまっているとして、2001年にブッシュ前米政権がアフガンで始めた「テロとの戦い」。それがいま、大きな転換点を迎えている。14年末に欧米主体の国際治安支援部隊(ISAF)の戦闘部隊が撤収、全土の治安権限のアフガン政府側への移譲が完了する。問題は15年以降のこの国の将来だ。

 クリントン長官はサプライズ訪問のさい、米国が「北大西洋条約機構(NATO)非加盟の主要同盟国」にアフガンを指定したことを明かした。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、米国は軍事支援で優遇措置が受けられるこのステータスを、昨年撤退したイラクには与えていない−とした上で、「見捨てられるというアフガン側の恐れを打ち消すわけではないにしろ、和らげようという米国の行動だ」と表現した。

 国際社会も15年から24年を「変革の10年」と名付け、関与する姿勢を強調している。日本も国際社会の結束のアピールに一役買った。8日にはアフガン復興に関する国際会合を東京で開催し、約80の国・国際機関が15年までに総額160億ドル(約1兆3千億円)を拠出することが決まった。

 しかし、その舞台裏では支援の非効率を嘆くため息も聞かれたようだ。英紙フィナンシャル・タイムズは、14年で任期切れとなるカルザイ大統領からスムーズに体制が移行し得るのか−といった問題が多数あることから、「支援各国の疲労感という不安が、東京会合に漂った」と評した。

 欧州の経済危機の深刻化で、支援各国が表明した援助額を削減する懸念も現実味を増している。ISAFの戦闘部隊撤退でアフガンの経済成長を支えた膨大な関連需要が消え、多くの国民が再び暮らしに困って武装勢力に身を投じる−という「悪夢のシナリオ」も頭をもたげる。

 19世紀の英国。20世紀のソ連。そして21世紀の米国。アフガンには大国が武力介入しては去っていく。2年前には1兆ドル相当の地下資源が眠っているとの情報が流れ、いまや中国が関与を深めつつある。地政学上の要衝をめぐる「グレートゲーム」に、終止符が打たれる日は来るのだろうか。


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