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国際政治・世界事情

7035チバQ:2013/11/03(日) 01:20:50
http://mainichi.jp/select/news/20131103k0000m030042000c.html

イラク:テロ相次ぐ…「内戦の危機」再燃

毎日新聞 2013年11月02日 20時57分(最終更新 11月02日 23時15分)



イラク兵に連行される武装勢力とみられる男=イラク中部で2013年10月27日、ロイター
イラク兵に連行される武装勢力とみられる男=イラク中部で2013年10月27日、ロイター

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 【カイロ秋山信一】訪米したイラクのマリキ首相が米政府に軍事支援の強化を求めたのは、国内でテロが相次ぎ、2006〜07年に起きた内戦の危機が再燃しているからだ。イスラム教スンニ派とシーア派の宗派間抗争がくすぶっていたところに、隣国シリアの内戦で地域全体が不安定化し、国際テロ組織アルカイダ系のスンニ派武装組織によるシーア派への攻撃が活発化した。シーア派の強硬派も武装して反撃する動きを見せており、治安は極度に悪化している。

 ◇首脳会談、米に「軍事支援強化」要求

 英国拠点の非政府組織「イラク・ボディー・カウント」によると、テロや紛争による10月の死者は30日までに1056人に上り、過去5年で最悪だった9月(1220人)に次ぐ規模となった。テロは全土で連日起きており、1月以降の死者は計7000人を超えた。多数派(約60%)のシーア派が狙われるケースが多く、一部の事件ではスンニ派(約35%)のアルカイダ系組織「イラク・レバント・イスラム国(ISIL)」が犯行声明を出している。10月には、シーア派が多い北部カバクの小学校のグラウンドに侵入したトラックが爆発し、児童14人が死亡する事件も起きた。

 シーア派主導のマリキ政権は、首都バグダッドなどで検問を強化しているが、効果は上がっていない。バグダッドに住む男性(38)は「安全なのは(米軍の旧拠点で政府庁舎が集中する)グリーンゾーンだけだ」と話した。

 テロが増加した背景には、隣国シリアの内戦の影響が指摘される。ISILは従来「イラク・イスラム国」と名乗っていたが、4月にシリアなど地中海東岸地方を意味する「レバント」を組織名に追加し、シリア内戦への本格介入の方針を表明した。アルカイダはシーア派を敵視しており、シーア派国家のイランが支援するアサド政権を打倒するのが目的だ。

 その直後からイラクでのテロも急増した。エジプトのシンクタンク・アハラム政治戦略研究所のムハンマド・カデル氏は「アルカイダはシリア経由で戦闘員や武器を調達するルートを構築し、イラクでも活動を活発化させた」と見ている。

 一方、イラクのシーア派強硬派は今年2月、「ムフタル軍」と名乗る民兵組織を設立し、スンニ派への反撃を強めている。ムフタル軍は、イランの支援を受けているとの情報もある。一方、スンニ派は、マリキ政権が自身と同じ宗派のシーア派民兵組織を野放しにしていると批判している。

 イラクでは03年に米軍などの進攻によってフセイン政権が崩壊した。多数派のシーア派が主導権を握り、フセイン政権下で優遇されたスンニ派との宗派対立が激化。06〜07年には内戦に発展し、計5万人以上が死亡。08年以降も年間4000〜5000人がテロなどで死亡していた。米軍は11年12月に撤退した。


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