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国際政治・世界事情

4428チバQ:2012/05/30(水) 23:24:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120529-00000124-mai-int
<エジプト大統領選>対立構図の解消困難…決選投票へ
毎日新聞 5月29日(火)22時35分配信

 【カイロ前田英司】6月の決選投票が確定したエジプト大統領選は、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下の自由公正党のムハンマド・モルシ党首(60)と、空軍出身のアフマド・シャフィク元首相(70)の対決構図となった。どちらの候補が当選しても、内政や外交で国内諸勢力の対立解消は容易ではなく、政情の流動化が続きそうだ。

 ムバラク前体制下で弾圧され、ムバラク前政権を崩壊させた昨年の民主化運動へも最終段階で関与を強めた同胞団は、シャフィク氏を旧体制の「残党」と批判。自らは「革命の継続」を掲げて支持を訴えている。自由公正党のオサマ・ヤシン幹事長は「モルシ氏は今や『同胞団候補』でない。全エジプトの候補者だ」と強調した。

 しかし、モルシ氏はイスラム法(シャリア)の実践を繰り返し主張する。人民議会議長を出している同胞団が大統領も手中に収めれば、政治のイスラム化が進むと懸念する世俗派は少なくない。国の守護者を自任する軍部との摩擦も必至だ。

 一方、シャフィク氏は「新時代の到来だ。後戻りはできない」とイメージ刷新に躍起だ。昨年の民主化政変後の治安混乱を回復するために断固とした対応も訴え、実業家層などから一定の支持を集めている。イスラム化を懸念するキリスト教の一派コプト教信者にも同氏の軍との太いパイプに期待する声がある。

 しかし、旧体制からの決別を求める人々の敵対心は激しく、イスラム教では侮辱とされる靴の裏を見せつけるなどして、選挙運動を妨害した。

 AP通信によると、エジプトの「春」を本格化させた警官による暴行事件の犠牲者、ハーリド・サイードさん(当時28歳)の母親は「『残党』が勝てば息子は報われない」と訴える。

 民主化運動の中核を担った若者グループ「4月6日運動」のムハンマド・アフィフィ氏(26)も、前政権最後の首相だったシャフィク氏の復権を「革命の失敗」と見る。シャフィク氏当選なら、同胞団などイスラム勢が議席の約7割を占める議会との対立も避けられない。

 一方、外交分野でも、どの候補が当選しても対イスラエル関係を中心に影響が出そうだ。79年にイスラエルと締結した平和条約を巡り、モルシ氏は「修正」を明言。シャフィク氏は「現状維持」を表明するが、前政権の親イスラエル政策への世論の反発は根強く、何らかの対応は不可欠との見方が有力だ。


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