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国際政治・世界事情

5548チバQ:2013/01/06(日) 21:24:59
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2917769/9989144?ctm_campaign=txt_topics
北アイルランドで暴動3週間、英国旗掲揚中止が火種に
2012年12月21日 19:13 発信地:ベルファスト/英国

【12月21日 AFP】英国・北アイルランドで今月3日以降、英統治存続派のプロテスタント系住民(ロイヤリスト)による暴動や放火、機動隊とのにらみ合いが続いている。首府ベルファスト(Belfast)の市議会が3日、市庁舎での英国旗の常時掲揚を中止し、限られた日にだけ掲揚すると発表したのが発端だ。北アイルランドの宗派間対立が今なお続いていることが改めて浮き彫りになっている。

 市議会の発表以降、複数の議員事務所が放火され、女性警官の乗る車に火炎瓶が投げ込まれる事件も起きた。少なくとも4人の議員に殺害の脅迫状が届いたほか、19日には議員5人に宛てた銃弾5発が北アイルランド議会に送り付けられたことが明らかになった。ベルファスト北部キャリックファーガス(Carrickfergus)では市議会の議場にデモ隊がなだれこみ、市議らを脅す騒ぎもあった。

■「血染めの国旗守る」

 警察当局によると、一部の暴力事件の背後にはロイヤリスト系武装組織がおり、英国からの分離とアイルランドへの併合を求めるカトリック系住民(リパブリカン)との間で緊張が高まっている。1998年の包括和平合意が脅かされる事態にはならないと政治家らは口をそろえるが、路上で展開される光景は、宗派間の衝突が続いたかつての暗黒の時代を思い起こさせる。

 抗議行動に参加する人数は徐々に減少しているとみられる一方、英国への帰属意識が強固なロイヤリストたちは、ベルファスト市庁舎に再び英国旗ユニオンジャックが常時ひるがえるようになるまで毎夜、抗議行動を続けると宣言している。

 12日夜、ロイヤリストの拠点として知られるベルファスト西部のシャンキル・ロード(Shankill Road)でバリケードを築き機動隊と対峙していた1人は、AFPの取材に「あの旗は、われわれの血に染まっているんだ」と訴えた。

「父祖たちはあの(英国旗の)ために死んだ。われわれの旗が再び掲揚されるまで、抗議をやめることはない。この世の終わりまで続ける」

■減りつつあるプロテスタント人口

 デービッド・キャメロン(David Cameron)英首相は、暴力行為に訴えるロイヤリストたちについて「全く英国に忠実(ロイヤル)でもなければ、英国らしさのために立ち上がった人々だとも言えない」と非難。北アイルランド議会の指導者らと歩調を合わせた。ベルファスト市民の多くも、民主的に選ばれた市議会の決定を受け入れられない一部のロイヤリストが騒いでいるだけだと批判している。

 リパブリカン側は、市議会の多数派がロイヤリストでなくなった以上、市庁舎の英国旗掲揚を続けることはできないとの考えだ。

 ロイヤリストたちには今、北アイルランドの人口比でプロテスタント系が減少しているという厳しい現実が突きつけられている。前週発表された最新の人口調査では、ついにプロテスタント系住民が半数を割り込んだ。2011年までの10年間で、プロテスタント系人口が53%から48%に減少した一方で、カトリック系人口は45%まで増加している。

 ベルファストでも、プロテスタント系とカトリック系の住民比がほぼ並んだ。こうした中、市議会は市庁舎での英国旗の掲揚を年間17日だけに限定する決定を下したのだ。

「嫌な奴らだよ」と、カトリック系のあるタクシー運転手は抗議行動について語った。「あいつらはこの街を支配してると思っている。僕ら(カトリック系)がニ級市民だった昔は確かにそうだった。だが、もう違うんだ」


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