したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際政治・世界事情

2782チバQ:2011/07/10(日) 09:56:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110710-00000086-san-int
南スーダン独立、アフリカ54番目の国家 原油配分、火種残す
産経新聞 7月10日(日)7時55分配信

 【カイロ=大内清】スーダンから分離した「南スーダン共和国」が9日、独立を正式に宣言し、アフリカで54番目の国家が誕生した。ただ、スーダンとは原油収入の配分をめぐる協議が難航するなど、緊張が高まりこそすれ関係改善は進んでいない。20年以上に及ぶ内戦を経て生まれた新国家・南スーダンは、貧困や治安対策など多くの課題を抱えたまま船出した。

 「南スーダンの大統領として国家の一体性と人々の尊厳を守っていく」

 首都ジュバでの独立式典で、旧南部自治政府トップだったサルバ・キール氏はこう宣言し、南スーダンの初代大統領に就任した。国旗や国歌もお披露目され、会場を埋め尽くした市民からは大歓声が上がった。

 アフリカでの新国家誕生は、1993年にエチオピアから分離独立したエリトリア以来。日本をはじめ、米、英、フランス、中国などがこの日、南スーダンの承認を発表した。

 式典には南スーダン政府を主導するスーダン人民解放運動(SPLM)と長年対立してきたスーダンのバシル大統領も出席、「新しい国家を支援していく」と、一応は独立を祝福した。

 西部ダルフール地方での紛争で国際刑事裁判所(ICC)から「人道に対する罪」に問われ、国際的な注目を集める舞台を避けているバシル氏自身が式典に参加することで、独立に最大限の「歓迎」の意を示した格好だ。南スーダンの承認も8日に発表している。

 しかし、その一方でバシル氏は、南北国境に近い南コルドファン州でSPLM系民兵の掃討を指示、係争地の油田地帯アビエでも譲歩の姿勢はみせていない。

 こうした動きについて、隣国エジプトのスーダン専門家は「独立前後の混乱を避けたい南スーダンが強硬姿勢に出にくいと見越し、バシル政権は国内のSPLM系勢力に打撃を与えようとしている」と分析。当面は、原油収入の配分交渉の長期化などを見据え、スーダン国内に影響力を残したい南スーダンと、それを排除したいバシル政権との緊張が続くとも予測する。

 原油輸出がスーダンの歳入に占める割合は約6割、南スーダンでは9割超に達する。油田の大半を握る半面、パイプラインや輸出港はスーダンに依存せざるを得ない南スーダンにとり、交渉長期化はインフラ整備などの遅れにもつながる。

 数十万人ともいわれる兵士の収入確保に影響が出れば、新政府の不安定要因となる可能性もある。

                   ◇

 ■南スーダン独立までの動き

1956年1月 スーダンが英・エジプト共同統治から独立

  83年   北部のアラブ系イスラム教徒主導の政府がイスラム法を導入、南部の黒人系キリスト教徒主体のスーダン人民解放軍(SPLA)と内戦に

 93年10月 バシル大統領就任

2005年1月 政府とSPLAが包括和平合意(CPA)に署名し内戦終結

     7月 6年間の移行期間開始。SPLA指導者のガラン第1副大統領がヘリコプター墜落で死亡

     9月 統一内閣発足

  09年3月 西部ダルフール紛争をめぐる戦争犯罪などで国際刑事裁判所がバシル氏に逮捕状

  10年4月 CPAに基づく選挙でバシル氏が大統領、キール氏が南部自治政府大統領に再選

  11年1月9〜

     15日 独立を問う南部住民投票

   2月7日  独立賛成が98.83%との選挙結果発表

   5月21日 北部が係争地、アビエ占領

   7月4日  国境画定などについて独立後に協議継続することで南北が合意

     9日  南スーダン独立


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板