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国際政治・世界事情

3127チバQ:2011/09/30(金) 20:48:08
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_316668
シリア混乱、中東全域に災厄もたらす=レバノン首相
2011年 9月 30日 10:42 JST

 【ニューヨーク】レバノンのミカティ首相は、シリアの混乱は、レバノンを不安定にするとともに中東地域により広範な災厄をもたらすリスクをはらんでいると述べた。これは、レバノンの最も重要な隣国で同盟国であるシリアから、微妙に距離を置いた発言だ。

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REUTERS

レバノンのミカティ首相

 

 同首相は今週のインタビューで、「シリアが暴発すれば、それは(中東)地域全体に及ぶだろう」とし、「レバノンは極めてデリケート(微妙、慎重)な状況にある」と指摘した。そして「わたしはシリアの人々が自ら望むものを得られるよう願っている」と語った。 

 ミカティ首相はイスラム教シーア派武装組織ヒズボラと連携しているため、国内でも西側でも論議の多い人物で、それだけに今回の発言内容は注目される。同首相は今年、ヒズボラの支持を受けて政権の座に就いた。 

 レバノンは小国だが、イラン、サウジアラビア、イスラエル、米国、フランス間の地域的・国際的な確執の舞台になっている。シリアのアサド政権は長年、レバノンの政治と安全保障に影響を及ぼし、レバノン国内のさまざまな勢力との間のパワーブローカーの役割をしばしば演じていた。

 アナリストたちは、アサド大統領を放逐すればレバノン政治に権力の真空状態が生じ、シリアで内戦になれば、レバノンのスンニ派とシーア派勢力にも波及するだろうと述べている。 

 ミカティ首相は、アサド体制が崩壊したら何が続くか不透明であることに懸念を表明。「ポスト・アサド体制を誰が担い、どのようなものになるのかわからない。それは長いプロセスになるだろう」と述べた。 

 シリアで民衆蜂起が始まって6カ月間、レバノンはシリアについて公式な見解を表明してこなかった。ミカティ首相は、自ら親友と呼ぶアサド大統領についておおむね沈黙してきた。 

 同首相はスンニ派で今年55歳。通信事業を立ち上げた富豪として知られる。同首相は「アサド氏のことはよく知っている。しかし、最近2、3カ月間、彼と話す機会はなかった」と述べた。 

 8月初め、国連安全保障理事会がシリアの弾圧を非難する声明を発表した際、理事国15カ国の中で棄権したのはレバノンだけだった。この立場はアサド政権を支持するレバノン国内のシーア派からおおむね称賛された。しかしシリア反体制勢力に同情的なレバノンのスンニ派とキリスト教徒は批判的だった。 

 ミカティ首相は、シリアについて立場を鮮明にすることにはメリットがないと指摘、そうすればレバノンの危うい安定をひっくり返すだけだと語った。同首相は「わたしは非常に慎重に言葉を選んでいる。わたしの国レバノンは分裂社会だからだ」と述べた。
 

 アナリストたちは、シリアに対するミカティ首相のどっちつかずの立場は、レバノン国内で宗派間の緊張があり、政治派閥と結び付いた武装勢力が存在しているだけに、賢明だと述べている。

 ミカティ首相は、国連安保理に出席のためニューヨークを訪れた。9月はレバノンが議長国。同首相は27日の安保理開幕の冒頭挨拶で、パレスチナの国連加盟申請に言及し、「『パレスチナの春』が始まった」と述べた。


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