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国際政治・世界事情

2035チバQ:2011/02/07(月) 00:14:12
http://mainichi.jp/select/world/mideast/news/20110207k0000m030074000c.html
エジプト:野党勢力、政府側と対話 エルバラダイ氏も

カイロ中心部のタハリール広場で、新聞を読んだり休息を取る反大統領派の人々。疲労の色も見えている=2011年2月5日、AP エジプトの反政府デモに参加するイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」や、エルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長ら野党勢力は6日、政府側の呼び掛けに応じてスレイマン副大統領との対話に応じた。ロイター通信が伝えた。ムバラク大統領退陣前の対話を拒否してきた従来の方針から転換した。一方、かつてはムバラク大統領の後継者と見られていた次男ガマル氏は5日に政界を事実上引退した。デモ発生から13日目に突入したエジプト国内は6日、これまで閉鎖されていた銀行や多くの商店が営業を再開して「日常」を取り戻しつつある。デモを巡る情勢が膠着(こうちゃく)化の様相を強める中、事態収拾へ向けた模索が始まった。

 ◇存在感増す「ムスリム同胞団」 影響力拡大に警戒感も
 【カイロ鵜塚健】政情不安の続くエジプトで、穏健派のイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」の存在感が増している。大統領支持派、反大統領派とも「ムバラク後」のかぎを握る同胞団の影響力を利用しようとしているのだが、一方でイスラム主義の過剰な台頭は双方とも望んでおらず、警戒感も広がっている。

 反大統領派の抗議デモは当初、若者を中心とする「4月6日運動」が先導したとされ、次第に幅広い層にデモへの支持が拡大した。ムバラク政権に反対する既存政党・組織がこの流れに乗り、先月27日には最大の野党勢力とされるムスリム同胞団がデモへの支持を表明した。

 同胞団は手厚い医療や福祉でエジプト国内の貧困層に支持を広げてきたが、54年に非合法化され、世俗的な政策を取るムバラク政権も抑圧を続けてきた。政権側の対話呼び掛けは、同胞団を取り込んで「国民和解」を演出するのが狙いだ。

 同胞団は当初、大統領退陣前の対話を拒否する姿勢を示していたが、6日にスレイマン副大統領との対話に応じた。政権側の求めに応じて「貸し」を作り、存在感を誇示する考えとみられる。ただ、AP通信によると、同胞団は副大統領との対話で、ムバラク大統領の即時退陣▽副大統領への権限移譲反対−−といった従来の主張は変えなかった。

 ロイター通信によると、スレイマン副大統領との対話にはムスリム同胞団のほか、その他の世俗派野党や法律の専門家らも出席。次期大統領選の有力候補とされるエルバラダイ前IAEA事務局長のグループも参加した。

 一方、大統領支持派、反対派とも同胞団の影響力拡大への警戒感では一致する。同胞団が合法化されて大きな政治的発言力を持つようになれば、イスラエルとの平和条約や対米関係の見直しなど、外交・安全保障面で大きな政策変更を余儀なくされかねないからだ。厳格なイスラム主義の導入で市民生活に大きな影響が出るのではないかという懸念もある。

 大統領支持派の観光船運航会社勤務、サミルさん(25)は「デモに乗じて、イランやハマス(パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム原理主義組織)とつながる同胞団が力を増すのは間違いない。デモを続ける市民もその危険性に気づくべきだ」と指摘。反大統領派の旅行会社勤務、アレーさん(24)も「同胞団の狙いは明らかに権力の掌握だ。彼らが権力を握ったら観光やメディアなどに悪影響が出る。彼らの勢力拡大は望んでいない」と話した。


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