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国際政治・世界事情

5365チバQ:2012/11/23(金) 23:02:16
http://mainichi.jp/select/news/20121124k0000m030089000c.html
パレスチナ:ハマスが台頭 ファタハら地位低下
毎日新聞 2012年11月23日 21時54分

 【エルサレム花岡洋二】パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとイスラエルの8日間の激しい戦闘と停戦を経て、パレスチナ内部で対立する主要組織の政治力学に変化が生じそうだ。ハマスがイスラエルと間接的に協議する座につく一方、非暴力でイスラエルとの和平交渉を求めてきたパレスチナ自治政府と、その主流派組織ファタハは相対的に地位を落とした。停滞する中東和平交渉の行く末が、一段と複雑化する可能性がある。

 ハマスとファタハはともに、イスラエルを占領国と位置づけている。しかし、パレスチナ解放に向け、ハマスは武装闘争を継続し、ファタハは和平路線を選んだ。その結果、イスラエルや米国はハマスを「テロ組織」に指定して関係を絶ち、ガザを封鎖。一方、イスラエルは、パレスチナ自治政府との和平交渉を断続的に行ってきた。

 停戦交渉では、エジプトの穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団を出身母体とするモルシ大統領の政権が、仲介役として重要な役割を担った。ムスリム同胞団とハマスは関係が強く、ハマスにとって、パレスチナ内での発言力を強めることに有利に働くとみられる。

 また、21日の停戦合意後、ハマスのメシャル最高幹部は停戦の条件としてガザ封鎖の解除に向けた協議を勝ち取ったとして実質的な「勝利」宣言をした。この「勝利」もハマスへの支持拡大につながっている。

 一方、中東和平交渉は10年9月に中断し、イスラエルのネタニヤフ首相がヨルダン川西岸へのユダヤ人入植住宅の建設を続けてきた。この間、ファタハが主導する自治政府の「無力」が目立ち、アッバス自治政府議長の求心力は落ちていた。今回の戦闘では、停戦に向けた仲介の役割はほとんど果たせなかった。戦闘中に「ガザ住民支持」の演説を行ったが、逆に「弱い」と批判された。

 ファタハが基盤とするヨルダン川西岸には多くのハマス支持者がいるが、普段はイスラエル軍や自治政府治安当局の締め付けで表立って活動できない。しかし、戦闘期間中、西岸で「ハマス支持」のデモが発生するなど、西岸でもハマスの支持が広がっている。

 ハマスとファタハは昨年5月、和解と統一政府樹立に合意し、協議を進めている。ハマスは今後、統一政府樹立に向けたファタハとの交渉で、より大きな役割を求めるとみられる。しかし、イスラエルがそうした統一政府の樹立には強く反発するのは必至だ。


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