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国際政治・世界事情

3621チバQ:2011/12/17(土) 20:42:18
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011121602000032.html
宗派対立 激化も イラク戦争終結
2011年12月16日 朝刊

15日、バグダッドで行われた駐留米軍の撤退式で、旗を畳む米兵=ロイター・共同


 【カイロ=今村実】駐留米軍が年内に完全撤退することを確認したイラクでは九年近くに及んだ混乱で、イスラム教の宗派対立が激化。国際テロ組織アルカイダ系勢力も依然、大規模テロを狙う。イラク軍の支援・訓練に当たった約五万人の米軍が去った後、治安は一層悪化する恐れがある。

 「米軍の撤退は無責任で不道徳だ。彼らはイラクの国としての基盤と治安を破壊したまま、修復もせずに立ち去ろうとしている」

 イラク副首相で、世俗的なスンニ派を中心とした勢力「イラク国民対話」の指導者サレハ・ムトラク氏は本紙の取材に憤った。

 米軍の侵攻で国内少数派のスンニ派が中枢を握ったフセイン政権は崩壊した。その結果、多数派であるシーア派との対立は激化し、大規模テロは頻発、二〇〇六年は事実上の内戦状態に陥った。

 九年近くに及んだ戦争の犠牲者は十万人以上とされるが、AFP通信などによると、先月も約百九十人が死亡した。首都バグダッド中心部の警備が最も厳重な旧米軍管理区域(グリーンゾーン)でさえ、首相の暗殺を狙った爆発が起きている。

 またアルカイダ系組織の活動は依然として沈静化しないまま。今年八月には十八市町で連続爆発などが起こり、一日で七十人余が死亡した。テロ遂行能力を誇示したアルカイダ系勢力の犯行とみられている。

 現在、警察は六十五万人、軍は二十五万人とされ、治安体制は整いつつあるように見える。だが、評論家フセイン・アディール氏によると、治安当局の幹部らの忠誠心は、国家より宗派などへ向いている。このため、多くのテロが治安関係者自身の協力で行われ、汚職がまん延しているのが実態という。同氏は「旧政権時代のメンバーを追い出して、経験の浅い人材しかいない。米軍撤退後、治安は崩壊しかねない」と警告する。


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