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国際政治・世界事情

5174チバQ:2012/10/21(日) 13:14:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121020/mds12102020200001-n1.htm
シリア関与説、レバノン諜報部門トップ爆殺 揺れるモザイク国家 
2012.10.20 20:17 (1/2ページ)

19日、レバノンの首都ベイルート中心部の爆発現場。壁面の崩落した建物が爆発の威力を物語る(AP)
 【カイロ=大内清】レバノンの首都ベイルート中心部で19日、治安当局諜報部門トップのウィサム・ハサン准将を含む8人が自動車爆弾で殺害される事件が発生、准将は内戦の続く隣国シリアのアサド政権に敵対的だったとされることから、アサド政権側の関与を指摘する声が出ている。

 レバノンは歴史的にシリアとの結びつきが深く、各政治勢力はアサド政権を支持するか否かを問わず、シリアと何らかの利害関係があり、シリア内戦の影響を受けざるを得ない立場にある。今回の事件が、多くの宗教・宗派で成り立つモザイク国家、レバノンの微妙な政治バランスをさらに揺るがす懸念もある。

 自動車爆弾が爆発したのはキリスト教徒が多いアシュラフィーエ地区。周辺にはがれきなどが散乱し、爆発のすさまじさをうかがわせた。

 ハサン准将は、アサド政権やその支援を受けるイスラム教シーア派組織ヒズボラの関与が疑われる、ラフィク・ハリリ元首相暗殺事件(2005年)の捜査を担当した。今年8月、アサド政権に近いサマハ元情報相がテロ計画に関与した疑いで逮捕された事件の捜査も指揮していた。アサド政権やその支持者にとって、宿敵ともいえる人物だ。

 事件を受け、暗殺された元首相の息子でスンニ派政党「未来潮流」を率いるサード・ハリリ前首相は、「アサド大統領の責任だ」と名指しで非難。未来潮流やイスラム教ドルーズ派の社会進歩党は、ヒズボラ主導で親アサド色の濃い内閣の辞任も求めている。ミカティ首相は20日、緊急閣議を招集し、対応策の検討を始めたが、反アサド勢力の納得を得る形で事態を収束させられるかは不透明だ。

 AP通信によると、ベイルートや北部トリポリ、南部シドンなどでは20日、ハサン准将暗殺に抗議するスンニ派のデモ隊が幹線道路を封鎖、ヒズボラ支持者らとの間で緊張が高まる恐れもある。

 一方、アサド政権は19日の事件直後、いち早く「卑劣なテロ行為だ」との非難声明を発表した。自らに向けられる疑惑をかわす狙いがあるとみられる。

 シリア内戦が泥沼化する中、アラブ系メディアではこのところ、シリアでの政権崩壊が地域全体の流動化を招くという国際社会の懸念をあおるため、アサド政権が意図的に周辺国に「危機の輸出」を図っている−との論調が目立っている。





 ■レバノンの宗教・宗派と内戦 イスラム教やキリスト教など18の宗教・宗派が存在するといわれる。第一次世界大戦後のフランス統治時代の人口調査をもとに、大統領をマロン派キリスト教、首相をイスラム教スンニ派、議長を同シーア派に割り振る「宗派主義」を採用、国会議席数も宗派別に決まっているが、現状を反映していないとの指摘も根強い。1975年、レバノンに拠点を置いていたパレスチナ勢力とマロン派との衝突を機に、各宗派の民兵組織などが入り乱れる内戦に突入。駐留シリア軍がマロン派を事実上鎮圧した90年まで続いた。


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