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国際政治・世界事情

2647チバQ:2011/06/09(木) 21:45:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110608-00000091-mai-int
<ベラルーシ>欧州最後の独裁…経済危機で反政府の抗議行動
毎日新聞 6月8日(水)21時3分配信

 【モスクワ田中洋之】旧ソ連のベラルーシで経済危機が深刻化している。「欧州最後の独裁者」と呼ばれるルカシェンコ大統領の経済政策の行き詰まりによるもので、急激な物価上昇が市民生活を直撃。反政府デモが相次ぐ中東諸国と同様、社会に不満が広がっており、混乱拡大につながる可能性もある。

 ベラルーシでは7日、ガソリン価格が3割も値上げされた。3月以来5回目の値上げで、価格はそれ以前の2倍に。同日夜、首都ミンスク中心部では1000人以上のドライバーが幹線道路に車を止め、2時間にわたり封鎖する抗議行動に出た。ルカシェンコ大統領(94年就任)の強権支配が続く同国で、同様のデモは異例だ。大統領は8日、ガソリンを9日朝から値下げするよう政府に命じた。

 ベラルーシは放漫財政や貿易赤字の増大で、今春から経済危機が表面化。昨年12月の大統領選で、ルカシェンコ氏が選挙対策として公務員の給与引き上げなど「大盤振る舞い」したのも影響した。

 輸入コーヒーの値段が4倍になるなど物価が上昇、多くの市民が買い占めに走り、ソ連時代末期のように商品が消える店も出た。また、自国通貨ベラルーシ・ルーブルを売ってドルを手に入れようとする人が両替所に殺到する騒ぎとなった。

 外貨準備の減少で、政府は5月末、通貨の対ドルレートを36%切り下げた。ロシアなど旧ソ連6カ国でつくるユーラシア経済共同体は今月4日、救済措置としてベラルーシに今後3年間で30億ドルの融資を決めた。

 ただ危機克服には不十分で、政府は国際通貨基金(IMF)に80億ドルの支援を要請。しかし、欧米諸国はルカシェンコ政権を「非民主的」と批判して制裁措置を科しており、融資が実現するメドは立っていない。

 ルカシェンコ大統領は主要食料品の価格据え置きを指示するなど不満の抑え込みに懸命。今のところ反政府デモが一気に広がる事態にはいたっていないが、当面、慎重な政権運営を迫られそうだ。


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