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国際政治・世界事情

3487チバQ:2011/12/01(木) 20:39:16
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/01/20111201ddm007030073000c.html
スペイン:自治州、独立運動に変化
 スペインのバスク、カタルーニャ両地方で、自治を巡る静かな変化が起きている。バスク自治州では、長年暴力で独立を訴えてきた「バスク祖国と自由(ETA)」が武装活動の停止を宣言するなど穏健化の動きを見せる一方、関連政党が国会、地方議会で勢力を伸ばし、「暴力から政治へ」の動きが顕著だ。また、バルセロナを州都とするカタルーニャ自治州では、経済危機の影響もあり独立支持者が急増している。【スペイン北部・サンセバスチャン市などで宮川裕章】

 ◇バスク、ETAが穏健化 暴力から政治活動へ
 「ここ数年で彼ら(ETA)は変わった。テロのない安心感から、観光客も増えた」。フランス国境に近いバスク自治州サンセバスチャン市の旧市街にある軽飲食店で、店員のゴンザレスさん(42)は笑顔を見せる。近所の店では95年、地方議員がETAに射殺される事件も起きている。

 だが今年5月の地方議会選挙で、非合法化されたETAの政治部門バタスナの元メンバーが加わった政党連合ビルデュから市長が誕生。20日の下院選挙(定数350)でも、ビルデュの国政版にあたる政党連合アマイウルが初参加にかかわらず7議席を獲得した。「もう暴力で独立を求める時代じゃない。誰もが分かっている」。ゴンザレスさんは言う。

 バスクの完全独立を目指すETAによるテロ犠牲者は、この40年間で800人を超える。だがETAは10月20日に「武装活動の最終的な停止」を宣言。ゴンザレスさんは「若者たちがETAに参加しなくなった。時代の流れだ」と話す。

 バタスナ元メンバーとともに政党連合アマイウルを組む穏健独立派政党エウスコ・アルカルタスナ(EA)のウリサル総書記は「(旧バタスナのメンバーは)個人的に政党連合に参加しており、暴力を放棄したメンバーだから協力できる。今、アマイウルはETAと無関係だ」と話す。

 だがサンセバスチャンから約20キロの町サラウスでアマイウルの政治集会を訪ねると、その実像はウリサル氏の言葉とはやや違い、アマイウルとETAの関係は今なお根強いことをうかがわせた。

 集会の冒頭、壇上に上がった男性は、テロ事件などで収監されているETAメンバーらの帰還を願う歌を歌い始めた。約180人の参加者が大きな手拍子を送る。そこはETAの集会そのものに見えた。

 サンセバスチャン市の旧市街で兄を殺害され、今は別の町に移り住んだオルドニエスさん(51)は「ETAは穏健化したのではなく、生き残り策として政界進出の道を選んだだけだ。むしろ彼らが堂々と政治の舞台に出て、支持者を増やしているのは納得できない」と話す。


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