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国際政治・世界事情

7770チバQ:2014/04/06(日) 00:13:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014040500182
投票者のいない町=タリバン支配、おびえる住民−アフガン東部

3日、アフガニスタン東部ロガール州チャルフ地区で、テロの警戒に当たる治安部隊

 【ニューデリー時事】アフガニスタン東部ロガール州のチャルフ地区。周囲を山に囲まれ、乾いた大地に畑が点在する同地区は、反政府勢力タリバンの支配下にある。投票に行く住民は誰一人としていない。
 「選挙に参加すれば皆殺しにする」。3月上旬、部族長アブドル・マリクさん(60)の元に、タリバン司令官の署名入り脅迫状が届いた。米軍を中心とする国際部隊と武装勢力の激戦の舞台になってきた。数週間前、有権者の安全確保のために治安部隊が派遣されたが、町には連日のように銃声が響く。
 マリクさんは「命の危険を冒してまで投票に行くことはない」と語る。ほとんどの住民も選挙後に治安部隊が撤退すれば、タリバンの支配に戻ると信じている。「われわれの運命を握っているのは政府ではなく、タリバンだ。強者に従う他にどんな選択肢があるのか」とまくし立てる。
 終わりの見えない戦闘に、治安部隊も疲労の色を隠せない。「昼も夜も、ロケット弾や銃弾が雨のように降ってくる」と兵士は語る。投票所になる予定の地区庁舎は、至る所に弾痕が残り、既に行政施設の趣はない。

3日、アフガニスタン東部ロガール州チャルフ地区にある行政庁舎に保管された投票箱や投票用紙

 投票箱や投票用紙は、大量の弾薬とともに庁舎に保管されている。しかし、兵士の誰一人として、住民が危険を顧みず投票に来るとは考えていない。「使われるはずのない投票所を守るために命を懸けないといけない」。周囲の目を気にしながら、不満交じりの本音が漏れる。
 政府は軍と警察から成る治安部隊を各地に派遣し、投票所などに厳重な警備態勢を敷いた。しかし、タリバンによるテロや報復を恐れ、棄権を選ぶ有権者は多いとみられる。
 有力候補の一人、ガニ元財務相は投票日前日、「支持者が安全に投票できることを望む」との声明を発表した。チャルフ地区に住むカマルさん(56)はこうつぶやく。「投票しようがしまいが、タリバンにおびえる日常に変わりはない。なぜ紙切れ1枚のために、自分と家族を危険にさらさなければならないのか」。(2014/04/05-14:52)


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