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国際政治・世界事情

2247チバQ:2011/03/01(火) 23:32:38
http://www.asahi.com/international/update/0301/TKY201103010562.html
志願兵募り、首都へ 武装リビア反体制派「未来を開く」(1/2ページ)2011年3月1日22時16分
 リビア東部のベンガジ。2月28日午後、郊外にある邸宅を訪れると、菜の花が咲き誇る庭で地元部族の有力者が出迎えてくれた。

 「リビアの現状をありのまま伝えてほしい」

 白髪頭にがっしりとした体格。仲間から「父親」と呼ばれている男性は、こう切り出した後、志願兵を募り、最高指導者カダフィ大佐がいる首都トリポリに向かう計画を語り始めた。

 反体制派の拠点となっているベンガジだけで、18歳から50代後半まで81人が名乗りを上げ、反体制派が掌握したベイダ、ダルナ、トブルクでも街の世話役を通じて声をかけているという。

 納戸代わりの部屋には、ロシア製の対戦車砲弾が3発入った木箱が36箱、手投げ弾が16発、さらに機関銃や対空砲の弾帯、照明弾のほか、戦車の砲弾までそろっていた。

 反体制派側についたり、放棄されたりしたベンガジ近郊の軍・治安部隊の基地や拠点から運び出した武器や弾薬の一部だ。危険分散のため、別の仲間の家などにも相当量を運び入れたという。

 「父親」の右腕として作戦を練る男性(36)が、地図を示しながら現況を説明し始めた。彼らが掌握している地域の西端にあるアジュダビヤからトリポリまでは約千キロ。その途上には、カダフィ大佐の出身部族が拠点とする中部シルトがある。街中に検問所が張り巡らされ、「アリ一匹見逃さない態勢だ」との報告が入った。

 船は考えていない。目立たない小さな漁船に重い武器や弾薬を積めば速度が上がらないし、政府軍に見つかったら逃げ場がないからだ。

 八方ふさがりなのかと聞くと、男性はニヤリとして携帯電話の画面を見せた。道がない砂漠を四輪駆動車が疾走する動画。リビア国土の90%は砂漠地帯だ。「おれたちは遊牧民の子孫。砂ごとの微妙な手触りの違いで、どの地域の砂漠か判別できる」

 志願兵らは今にも飛び出しそうな勢いだが、命を預かる「父親」は慎重を期す。「一刻も早く駆けつけたいが、できるだけたくさんの武器を調達し、各地の勢力と連携してトリポリを目指したい」

 「父親」はカダフィ政権打倒の動きを、「国民が一つにまとまるための闘い」と感じる。40年以上に及ぶカダフィ政権下で部族間にあつれきが生じ、東西も地域格差で分断された。「今リビアは打倒カダフィでまとまっている。過去になかったことだ」

 志願兵の39歳の男性は、ブロック造りの粗末な家に家族14人で暮らす。自分を含め9人のきょうだい全員が定職に就いていない。港で働いていた父親(64)の月額200リビア・ディナール(約1万3300円)の年金だけが頼りだったが、8カ月前に説明もなく打ち切られたという。

 「カダフィは国民の資産である石油収入を懐に入れ、自分を守るためだけに傭兵(ようへい)に1日2千ドル(16万3500円)も使う。でたらめだ。戦って命を失っても悔いはない」

 別の志願兵の母親(60)は息子に声をかけた。「リビアの未来を切り開くための闘いだ。行ってきなさい」(ベンガジ(〈リビア東部〉=井上道夫)


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