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国際政治・世界事情

6276チバQ:2013/05/13(月) 23:40:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130512/asi13051223500005-n1.htm
対米と武装勢力との和平、舵取り困難 パキスタン総選挙
2013.5.12 23:48 (1/2ページ)[米国]

11日、パキスタン東部ラホールの投票所に到着し、手を挙げて支持者に応えるナワズ・シャリフ元首相(ロイター=共同)
 【イスラマバード=岩田智雄】パキスタンの総選挙は野党、パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)が勝利を収めた。イスラム武装勢力のテロや米無人機による空爆が相次いで治安への不満が高まる中、首相就任が確実となった同党を率いるシャリフ元首相は、対米関係に配慮しながらイスラム武装勢力との和平を探る難しいかじ取りを迫られる。

 「わが党にチャンスを与えた(イスラム教の神)アラーに感謝する」

 シャリフ氏は11日深夜、東部ラホールでの演説で勝利を宣言し、支持者らは歓喜に沸いた。

 しかし、行く手には難題が山積している。アフガニスタン国境に近い部族地域などには、当局へのテロを行うイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」や、この組織と同盟関係にありアフガンで対米テロを繰り返すイスラム原理主義勢力タリバンが潜伏している。

 米国は武装勢力に無人機を使った攻撃を行い、無実の市民も巻き込まれてきた。前政権のパキスタン人民党(PPP)や軍は抗議してきたものの、先月、軍と米国の間に無人機攻撃を認める密約が存在したことが米紙に報道された。

 こうした世論をふまえ、シャリフ氏は対テロ戦での米国への協力を見直す考えを示唆したほか、タリバン運動の交渉可能な勢力と対話による和平を図る方針を示しており、これが今回の勝利の一因となった。

 躍進したパキスタン正義運動(PTI)の総裁でクリケットの元人気選手のカーン氏は、米無人機の撃墜にまで言及していた。特にアフガンと国境を接する北西部カイバル・パクトゥンクワ州で下院選とともに実施された州議会選では議席ゼロから一気に第1党に躍り出ており、国民の不満を象徴する結果となった。

 ただ、シャリフ氏にとって、「対米外交で取り得る選択肢は限られている」(政治・軍事アナリストのタラト・マスード氏)のが現状といえる。パキスタンは米国の巨額の軍事・経済支援に頼っているほか、経済立て直しのため国際通貨基金(IMF)への支援要請は待ったなしの状態にあるからだ。「対テロ戦での協力見直しは選挙前の国民向けメッセージ」(専門家)との見方もあり、シャリフ氏は今後、現実的な対米政策を取りつつ、タリバン運動との和平交渉の道を探ることになりそうだ。


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