したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際政治・世界事情

1334チバQ:2010/04/30(金) 08:51:13
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100430k0000m030052000c.html
マニフェスト:読まれない…本家の英国総選挙が悪戦苦闘 
 【ロンドン笠原敏彦】日本の諸政党がこぞって導入した「マニフェスト(政権公約)」の本家本元・英国の総選挙で、主要政党がマニフェストを巡り悪戦苦闘している。有権者に読んでもらえず、短縮版を出す一方、公約違反の批判を恐れて具体的な約束を減らし、内容も似通いつつある。英国の現状はマニフェストの扱いの難しさを改めて見せつけている。

 主要3政党はマニフェスト本体の後、「ミニマニフェスト」を続々と発表した。「経済成長」「高齢者対策」「首都政策」などテーマを提示、特定の有権者をターゲットに絞ったものだ。その数は少なくとも労働党9、保守党7、自民党6。さらに労働党は、97年総選挙でマニフェストを凝縮した名刺サイズの「誓約カード」を導入し成功。今回も配った。何とかマニフェストを読んでもらう工夫だ。

 今回のマニフェストの特徴は、巨額の財政赤字に直面し、各党とも福祉面などで目新しい支援策を講じられていない点だ。他政党やメディアから徹底的に財源をただされることが「ばらまき」を自制する背景にある。マニフェストへの追及は厳しく、選挙戦第1週は保守党の国民保険料値上げ見直しについての政策論議に終始した。マニフェストの具体策は減る傾向にある。労働党は、97年の「誓約カード」に小学校の学級定員削減など数値目標付きの五つの誓約を並べたが、今回のカードには数値目標がほとんどない。

 それでも、各党はマニフェストに相当の労力を割く。労働党のマニフェストはほぼ3年がかり。党関係者らを集めた「全国政策フォーラム」(約180人)などの協議に加え、非政府組織(NGO)や外国首脳の声も参考にした。重要閣僚を務めたフーン元国防相は「党がマニフェストで団結できることが大切」と話す。

 一方、保守党のハワード前党首は05年選挙のマニフェスト作成について「キャメロン現党首が草案を担当、責任者として私が政策分野ごとに『影の内閣』大臣と協議して決めた」と説明する。キャメロン体制下ではより開かれたプロセスになり、6委員会を設け下準備を行った。

 しかしロンドン大学クイーンメリーのジュディス・バラ上級講師は「マニフェストに何を盛り込むかは少数の指導部で決めているのが実態」と指摘する。

 マニフェストの執筆責任者になることは党首への登竜門となる。今回の執筆担当者は労働党がミリバンド気候変動相、保守党がオズボーン「影の内閣」財務相で、次世代リーダー候補の一角だ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板