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国際政治・世界事情

6083チバQ:2013/04/08(月) 23:27:51
http://mainichi.jp/select/news/20130409k0000m030074000c.html
サッチャー氏死去:改革の断行 英国の貧富の格差拡大も
毎日新聞 2013年04月08日 21時34分(最終更新 04月08日 22時22分)


首脳会談を前に握手するサッチャー英首相(右)と海部首相=東京・迎賓館で1989年9月20日
拡大写真 【ロンドン小倉孝保】「鉄の女」と呼ばれたマーガレット・サッチャー英元首相の死は、英国が推進した新自由主義経済の終焉(しゅうえん)を印象付けた。労働組合と対決し、福祉を切り捨てることによって「英国病」を克服し、英国経済を再び成長軌道に乗せたが、その反動で英社会は貧富の格差が拡大するなど矛盾が噴出している。

 英国は産業革命とその力による植民地の拡大でビクトリア朝時代に繁栄を享受し、長く世界で最も豊かな国だった。そのため、国民の高福祉を実現し、労働者の権利を尊重させてきた。

 しかし、20世紀の2度の世界大戦で英国の富は極度に減少した。特に、第二次世界大戦では、ナチス・ドイツによってロンドンまでも空襲され、国土は荒廃した。また、第二次世界大戦後は民族独立の機運が高まり、インドを契機に英国は次々と植民地を失った。それにもかかわらず、労働組合は従来通りの権利を要求し、国民は高福祉を満喫した。国は当然、疲弊した。

 そうした中、改革を断固実行したのがサッチャー氏だった。女性初の首相となったサッチャー氏は抵抗勢力を世論の支持ではね返し思い切った改革を断行した。そのため、英国経済は回復軌道に乗り、その後のブレア労働党政権の経済回復につながっていく。

 しかし、その改革の断行による矛盾が噴き出しているのが現在の英国である。金融の自由化で資金はロンドンに流れ込んだものの、その利益に浴する層はごく一部に限られ、貧しい層の生活は厳しくなった。こうした貧しい層の不満が蓄積していることは2011年夏のロンドン暴動で明らかになった。英国は今、経済、社会、さまざまな面でサッチャー氏が作った矛盾との戦いに多くのエネルギーを費やしているのが現状である。


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