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国際政治・世界事情

2114チバQ:2011/02/19(土) 23:31:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110219/mds11021900170001-n1.htm
バーレーン反政府デモでサウジ戦々恐々 同様の対立構造
2011.2.19 00:16 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】ペルシャ湾の島国バーレーンでの、イスラム教スンニ派の支配層と多数派であるシーア派住民との対立を背景とする反政府デモは、東部の油田地帯に多くのシーア派住民を抱え、同様の対立構造があるサウジアラビアの不安感をも、かき立てている。

 バーレーンでは18世紀後半、アラビア半島から移住したスンニ派のハリファ家が、それまでの支配民族であるシーア派のペルシャ人を駆逐し支配権を確立。19世紀には英保護領となり、その援助で多数派のシーア派への支配を強化した。

 こうした経緯から、バーレーン支配層にはシーア派への差別意識が強く、1990年代には待遇改善や民主化を要求するシーア派によるデモが頻発した。

 現在のハマド国王は99年の即位以来、男女同権の普通選挙を実現するなど徐々にではあるものの民主化を進め、国民融和に努めてきたとされる。政治的に保守的な国が多い湾岸地域で「民主化の優等生」と呼ばれるゆえんだ。

 しかし今回、武力によるデモ鎮圧に踏み切り、多数の死傷者を出したことは、民主化努力を水の泡にし、両宗派の溝を深めた可能性が高い。デモが沈静化しても、今後の政権運営が難しさを増すのは間違いない。

 隣国サウジにとってもバーレーンの問題はひとごとではない。2500万人超の人口に占めるシーア派の割合は15%で、そのほとんどはバーレーンに近い東部に集中。スンニ派でも最も厳格なワッハーブ派を奉じるサウジでは異端扱いされ、就業などの面で差別を受けているとされる。

 79年には、同年のイラン・イスラム革命に影響されたシーア派住民の大規模デモが発生し、サウジがイランの影響力伸長を安全保障上の脅威ととらえる理由の一つともなっている。

 また世界最大のガワール油田などを操業する国営石油大手サウジ・アラムコの従業員の多くはシーア派で、騒乱が飛び火すれば主要な外貨収入源である原油生産にも影響しかねない。

 サウジ王室のご意見番的存在で、改革派で知られるタラール王子は16日、英BBC放送で、より広い政治参加を可能とする改革を行わなければ「サウジで何が起きても不思議ではない」と警鐘を鳴らした。

 このほか、クウェートやアラブ首長国連邦(UAE)にも15〜30%のシーア派住民がおり、各国はバーレーン騒乱の動向に神経をとがらせている。


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