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国際政治・世界事情

5451チバQ:2012/12/10(月) 20:47:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121210/erp12121020250003-n1.htm
イタリア政局、欧州債務危機の不安材料の恐れ モンティ首相が辞意
2012.12.10 20:22 (1/2ページ)

 【ベルリン=宮下日出男】イタリアの政局が欧州債務危機の不安材料となる恐れが強まってきた。財政健全化を進め、国際社会や金融市場の信用の厚いモンティ首相が2013年の予算成立後に辞任すると表明。一方で危機対応をめぐり昨年、退陣に追い込まれたベルルスコーニ前首相が4度目の首相就任を目指す意向を示すなど、来年の総選挙を前に政治情勢は不透明感を増し、経済改革の後退も懸念されている。

 モンティ首相は8日、ナポリターノ大統領と会談。大統領府はその後、首相が「任務継続は不可能になった」として、議会で審議中の予算成立後に辞任する意向を大統領に伝えたとの声明を発表した。

 辞意のきっかけは、議会最大勢力で政権を支えてきた中道右派、自由国民の“造反”だ。ベルルスコーニ氏率いる同党は6日、上下両院で行われた信任投票で棄権。かろうじて政権は信任されたが、アルファノ幹事長は「政権の役割は終わった」と語り、首相は事実上の「不信任」と受け止めた。

 来年予算は年内に成立する見通し。首相の辞任により、来年3〜4月の実施が見込まれていた総選挙が前倒しされる可能性が高まっており、その場合、早ければ2月にも行われる。

 昨年11月に発足したモンティ政権は過去約1年間、累積債務が国内総生産(GDP)比約120%に上る財政の改善のため歳出削減などに取り組み、労働市場改革なども断行。同国への市場の信頼を回復させた。

 だが、来年も経済成長はマイナスの見込みで、失業率は過去最悪。国民の不満は強く、世論調査では、ユーロに懐疑的な主張や反緊縮を掲げる政治勢力「5つ星運動」が2位に台頭している。

 自由国民が信任投票で棄権に回ったのは、支持率が3位に低迷する中、こうした世論を取り込み党勢回復を図るためとみられる。8日には、モンティ首相への批判を強めるベルルスコーニ氏が従来の姿勢を一転させ、首相候補として総選挙に出馬する意向を示した。

 モンティ首相を支え、支持率が3割強で首位の中道左派の民主党は、首相候補のベルサニ書記長が基本的に改革路線を踏襲する考えを示すが、国民の「痛み」への配慮も示し、改革が確実に継続されるかは不透明さも残る。

 欧州連合(EU)のバローゾ欧州委員会委員長は9日、「選挙が改革の必要性に疑問を生じさせる口実となってはならない」と伊紙に語り、改革の後退に懸念を示した。


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