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国際政治・世界事情

1888名無しさん:2011/01/16(日) 23:23:42
http://www.asahi.com/international/update/0116/TKY201101160279.html
仏右翼政党、三女のマリーヌ新党首選出 大統領選に照準(1/2ページ)2011年1月16日23時5分
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仏・国民戦線の党大会で15日、党首当選が確実になり、支持者の歓声に応えるマリーヌ・ルペン氏=トゥール、レミ・ファブレス氏撮影
 【トゥール(仏中部)=稲田信司】フランスの右翼政党・国民戦線(FN)は16日、党大会でマリーヌ・ルペン氏(42)を新党首に選んだ。経済危機を受けて反イスラム感情が高まる欧州では、移民排斥を訴える右翼政党が次々と政権入りを射程にとらえる。FNもこの潮流に乗って、来年の仏大統領選に向けて党勢拡大をねらう。

 この日、正式に発表された党員投票の結果によると、40年近くFNを率いたジャンマリ・ルペン氏(82)の三女で欧州議会議員のマリーヌ氏が得票率67%を上回り、対立候補のゴルニシュ前幹事長(60)に圧勝した。マリーヌ氏は記者団に「FNの歴史は新たな段階に入った。党首に選ばれたということは、次期大統領選の候補になることを意味する」と勝利宣言した。

 経済危機のあおりで失業が広がるフランスでは、サルコジ右派政権の支持が低迷する一方、年金の法定受給年齢を引き上げる改革を止められなかった最大野党・社会党への不満も高まった。FNは二大政党離れを好機ととらえ、「批判政党」から「政権政党」への脱皮を急いでいる。

 4カ月に及ぶ党首選でマリーヌ陣営は、ナチス・ドイツを思わせる「こわもて政党」からの脱皮を試みた。妊娠中絶に反対する保守層や工業地帯の労働者などの支持基盤に加え、経済危機の不安を深める都市部の中間層への支持拡大を期待したからだ。

 マリーヌ氏は弁護士出身で、2度の離婚歴があるシングルマザー。「政教分離」と「手厚い福祉」を掲げた。妊娠中絶反対などのキリスト教の伝統的価値観や、減税などの自由主義的な経済政策を重んじる旧世代の殻を破る動きだ。デンマークやオランダで、政権に閣外協力する段階まで勢いづいている右翼政党の主張とも似ている。


 「政教分離」は、イスラム教徒を中心とした移民の排斥という従来の主張を正当化するのがねらいだ。社会に同化できない移民を放置している政府・与党の無策を批判。同時にイスラムは女性を蔑視する宗教だと強調してみせた。

 また、「公的年金の法定受給年齢を60歳に据え置いて給付も増やす」として、社会党などの支持基盤にすり寄った。欧州連合(EU)の合意に応える財政緊縮策の一環として年金制度改革を進める政府への不満を吸収、「ユーロ圏からの脱退」という主張に説得力を持たせようとした。

 世論調査機関CSAの14日付発表によると、次期大統領選でマリーヌ氏に投票すると回答したのは17〜18%。別の世論調査によると、サルコジ政権を支える与党支持者の43%はFNとの政策合意に前向きで、FNの「政権政党化」が現実味を帯びつつある。


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