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国際政治・世界事情

7824チバQ:2014/04/10(木) 21:08:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140407-00000500-fsi-bus_all
軍投入でスラム街“制圧” ブラジルW杯まで2カ月、ヘリや装甲車配置
SankeiBiz 4月7日(月)9時47分配信

 サッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会(6月12日〜7月13日)の開幕まで2カ月余りとなる中、ブラジル政府は5日、治安状況の改善が見られないリオデジャネイロのファベーラ(スラム街)に約2700人の軍・警察部隊を投入し、街を“制圧”した。国防省は、部隊の駐留は7月末まで続けるとしており、海外から大量のサッカーファンが来訪するのに備えて、力ずくで街の暴力鎮圧に乗り出した形だ。

◆ヘリや装甲車配置

 ファベーラは主に麻薬組織に支配されたスラム街で、ブラジル全土に存在するが、とりわけ丘の上に積み重なるように貧しい家々が軒を連ねるリオのファベーラは有名。リオの人口(約630万人)のほぼ4分の1がファベーラの住民とされる。5日に軍・警察部隊が投入されたのは、数あるリオのファベーラの中でも最も危険とされるマレ地区のファベーラだ。

 マレ地区はリオの国際空港にも近く、W杯が始まれば多くのサッカーファンが通る可能性があることから、当面、部隊が駐留することになった。ブラジル最大のマラカナン・スタジアム(収容7万7000人)を抱えるリオでは大会期間中、決勝戦を含む7試合が行われる。

 「制圧作戦」は5日午前6時から始まり、上空をヘリコプターが旋回する中、陸軍兵士2050人、海軍兵士450人、特殊作戦警察大隊員200人が装甲車に乗って街に入った。街にはすでに1500人の警察官が3月30日に先遣隊として配置されており、今回の軍・警察部隊はこれら警察官と入れ替わって配置についた。フランス通信(AFP)によると、人口約13万人のマレ地区のファベーラ(約10平方キロメートル)では、警察官が大量配備された30日から4日までの6日間ですら、銃撃事件で16人が死亡。118人の逮捕者が出て、1000トンを超す大麻、コカインの類が押収されたという。

 部隊配置後、現地を訪れたセルソ・アモリン国防相(71)は「諸君は何としてもこの地区の治安を守るという使命を果たさなくてはならない。備えは十分なはずだ」と兵士たちを鼓舞。ジルマ・バナ・ルセフ大統領(66)もツイッターで「兵士の皆さんは今一度、国家に対する使命をかみしめ、その力を示して欲しい」とつぶやいた。

◆まるで宣戦布告

 ブラジル政府は2008年から、全土でファベーラの治安強化作戦を実施。地区によっては劇的な効果が現れているが、リオのマレ地区では一向に改善がみられず、逆に今年に入ってから治安が悪化し、4人の警察官が麻薬犯罪組織に射殺されるなどした。リオデジャネイロ州のジョゼ・ベルトラム内相は「ギャングの首謀者たちは、W杯を前にまるで『宣戦布告』しているかのようだ。30年以上にわたってファベーラを支配している連中が簡単に音を上げるわけがない。今は非常事態で力ずくで抑え込むしかない」と話している。

 5日早朝、マレ地区の住民たちは恐る恐る部隊の進駐を見守り、同行取材で街に入った記者たちの質問には、ほとんどの住民が犯罪組織からの仕打ちを恐れて沈黙を決め込んだ。そんな中、口を開いた73歳の女性はAFPに「束の間の治安維持もW杯のため。終わればまた元に戻ってしまう。何も変わらない」と悲しげに語った。


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