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国際政治・世界事情

3518チバQ:2011/12/05(月) 21:56:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111205/erp11120519570008-n1.htm
【ロシア下院選】
プーチン体制に倦怠感/事実上の惨敗 「国民の指導者」像強化?
2011.12.5 19:55 (1/2ページ)

4日のロシア下院選の投票終了後、モスクワの与党「統一ロシア」本部を訪れたプーチン首相(手前)とメドベージェフ大統領(ロイター=共同)
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアの最高実力者、プーチン首相(前大統領)の率いる与党「統一ロシア」が4日の下院選で大幅に議席を減らした。プーチン氏が来年3月の大統領選出馬を表明したことで、プーチン氏の支配が長期化することへの倦怠(けんたい)感や汚職、貧富の格差など社会問題への不満が、有権者の間でじわりと広がっている現実を映し出した形だ。

 政権は今回、各地の行政当局や主要テレビ局を総動員して統一ロシアの得票確保に躍起となった。また、新聞やインターネットでは不在者投票制度を悪用した不正の横行も伝えられた。こうした実態を考慮すれば、今回の結果は「政権の惨敗だ」(専門家)とする見方が出ている。

 統一ロシアは議席過半数こそ確保したが、それは北カフカスやウラル地方の民族共和国などで80〜99%といった高い得票率を挙げた結果でもある。

 逆にシベリアの最大都市、ノボシビルスクでは統一ロシアが得票率28%と共産党に6ポイント差をつけられて敗北。統一ロシアはシベリアのイルクーツク州で35%、極東の沿海地方でも34%の得票にとどまった。

 モスクワ州やプーチン氏のおひざ元である第2の都市、サンクトペテルブルクでも32〜33%と苦戦した。

 統一ロシアの支持率低下を決定的にしたのは9月、プーチン氏が来春の大統領選に出馬し、メドベージェフ大統領は次期政権で首相に就くという「役職交代」を発表したことだ。プーチン氏は最長で2期12年間、大統領に居座る可能性があり、政治に対する有権者の疎外感が強まった。

 今回の下院選ではそうした批判が、連邦中央の統制が効きにくい極東・シベリアの遠隔地や、高等教育を受けた人の多い大都市部から現れ始めたと受け止めることができる。

 プーチン氏の個人的人気はいまなお高く、大統領選で氏に対抗できる候補者は今のところ見当たらない。プーチン氏が統一ロシアをメドベージェフ氏に預けて自身は党から距離を置き、「国民の指導者」像を前面に出していくとの観測もある。

 実際、下院に議席を獲得した4党は共産党を除いて親政権の立場であり、連立政府の形成や大統領選で協力する余地はある。

 ただ、今回の選挙で批判票を投じた層の根本的不満は、プーチン氏が大統領時代に築いたトップダウンの強権体制にある。

 モスクワ国際関係大のズボフ教授(歴史学)は「前回下院選からの4年間に新たな世代が現れ、インターネット・メディアが普及するなど状況は根本的に変わった」とし、「社会では政治への関心と権威主義体制への不満が高まっている。『アラブの春』のような民主化運動の高まりがロシアで再現される可能性も排除されない」と話している。


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