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国際政治・世界事情

3598チバQ:2011/12/15(木) 12:27:45
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/15/20111215ddm007030036000c.html
トルクメニスタン:ニヤゾフ大統領死後5年 国父の威光、独裁持続
 中央アジアのトルクメニスタンで91年のソ連崩壊後、事実上の独裁・鎖国体制を敷いたニヤゾフ初代大統領が死去して丸5年。後継のベルディムハメドフ大統領(54)のもとで開放や自由化がどれだけ進むか注目されたが、来年2月の大統領選を前に、権威主義的な国家体質が再び頭をもたげつつある。【アシガバートで田中洋之】

 首都アシガバート南部の山すそに、ニヤゾフ氏の黄金像を頂く巨大なモニュメントが完成し、12日に披露式が行われた。この日は95年に国連で永世中立が認められた「中立記念日」。土台の塔の高さ95メートルは「95年」、像の高さ12メートルは「12月12日」にちなんでいる。

 黄金像は昨年まで市内中心部の塔上に立っていた。98年に完成した像は常に太陽の方角を向いて360度回転し、個人崇拝の象徴とされてきた。昨年8月に撤去され、「このまま姿を消すのでは」との観測も広まったが、1年後に約7キロ離れた現在地に移設された。新たな塔は以前より20メートル高い。ただ像は今のところ北にある市街地を向いて固定されている。「南側は山なので回転させる必要がなくなった」ともささやかれている。

 ニヤゾフ氏が06年12月に急死したあと、国内各地に掲げられていた同氏の肖像がベルディムハメドフ氏に切り替えられるなど「脱ニヤゾフ化」が進んだ。しかし、黄金像の「再生」は、国父とあがめられるニヤゾフ氏の威光が健在であることを裏付けた。迫害を恐れ10年前にロシアへ逃れた弁護士のバティールさん(51)=モスクワ在住=は「ニヤゾフ氏が築いた独裁体制はこの5年間で何も変わっていない」と話す。

 ベルディムハメドフ大統領は10月末、議会で「トルクメニスタンの英雄」という称号を初めて得た。ニヤゾフ氏も在任中に6回得ており、任期満了に伴う次期大統領選での再選に向け権威を高める狙いとみられる。大統領は今月2日の政府会合で、「大統領選は複数が立候補して行われ、国内で進む民主的改革の新たな段階となる」と語った。だが、憲法の規定で大統領選出馬には国内に15年間以上続けて住んでいることが条件となっており、母国を離れて欧州などで活動する反体制派は事実上締め出されたまま。西側外交筋は「民主化は欧米向けのポーズにすぎない」とみる。


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