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国際政治・世界事情

3454名無しさん:2011/11/26(土) 17:47:17
http://mainichi.jp/select/world/news/20111126ddm007030123000c.html
イエメン:新体制へ多難 サレハ氏「介入」に懸念
 【カイロ和田浩明】10カ月に及ぶ民主化騒乱の末、サレハ大統領が権力移譲案に署名したイエメン。署名から90日以内に大統領選が実施される予定だが、新体制への移行が順調に進む保証はない。25日も首都サヌア中心部ではサレハ氏の訴追免除に反発する反大統領派の座り込みが続く。今後予想される問題点を整理した。

 情報省幹部や国営メディアによると、権力移譲手続きでは、大統領派と反大統領派の双方が半数ずつ参加する新内閣を組閣する。議会によるサレハ氏訴追免除法案の可決を経て、署名から30日以内にサレハ氏がハディ副大統領に権限移譲。それから60日以内に、ハディ氏が大統領代行として大統領選挙を挙行する。この間、サレハ氏は権限のない名目上の大統領として残る。

 サレハ氏は6月の暗殺未遂事件の負傷を治療するため、署名後に渡米すると潘基文(バンキムン)国連事務総長に話しており、出国すれば影響力は低下しそうだ。

 しかし、サレハ氏は与党・国民全体会議の党首にはとどまる。これまでに見せた権力への執着もあって「介入」を図る可能性も残る。

 ジャナディ副情報相は毎日新聞の取材に対し、次期大統領には与野党の「統一候補」としてハディ氏が選出され、2年間の任期で制憲委員会の設置や新憲法案の国民投票を担当するとの見通しを示した。しかし、ハディ氏がイエメン社会で強い影響力を持つ有力部族連合や政治勢力を取りまとめられるかは未知数だ。サヌアでデモを続ける若者団体幹部のアブドルガニ・マルーニ氏は電話取材に「ハディ氏は完全に独立していない」と懸念を表明する。

 大統領側には精鋭の共和国防衛隊を率いる長男アフマド氏や中央治安部隊を指揮するおいのヤヒヤ氏がいる。反大統領派を主導する有力部族連合ハシドに属する実業家ハミド・アフマル氏や離反した第1機甲師団司令官のアリ・モフセン将軍らと、武装権力闘争を続ける可能性もある。

 与野党勢力は「軍事委員会」を結成して大統領派部隊と離反兵士の引き離しを図る意向だが、双方に多数の死傷者が出ており、和解の実現は容易ではなさそうだ。

毎日新聞 2011年11月26日 東京朝刊


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