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国際政治・世界事情

5258チバQ:2012/11/03(土) 22:53:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121103-00000044-mai-int
<ギリシャ>脱税疑惑に大揺れ 富裕者リストに国民憤まん
毎日新聞 11月3日(土)20時51分配信

 【ローマ福島良典】欧州債務危機を巡り、待ったなしの財政再建に取り組んでいるギリシャが脱税スキャンダルで揺れている。スイスの銀行に資産を「避難」させていた富裕者のリストをすっぱ抜いた週刊誌報道をきっかけに、リスト掲載者の税務調査に乗り出さなかった歴代政権に対する国民の憤まんが爆発。追加融資を受ける条件となる財政緊縮策の国会採決を今月中旬に控え、サマラス連立政権への逆風が強まっている。
 週刊誌「ホットドック」が10月、ジュネーブの銀行に預金口座を持っているとされるギリシャ人2059人の未公開リストを報道。リストは10年にラガルド仏財務相(当時)からギリシャのパパコンスタンティヌ財務相(同)に手渡され、後に「ラガルド・リスト」と呼ばれた。ギリシャの元閣僚、財務省高官、実業家らが含まれ、リスト掲載者の07年時点の口座残高は合計約20億ユーロ(約2070億円)に達していたという。

 同誌のコスタス・バクゼバニス編集長(46)が10月28日に個人情報保護法違反容疑で逮捕されたことで内外の関心が高まった。編集長は1日の裁判で無罪となり、「富裕者リストがある一方、国民は(緊縮策による給料などの)カットに苦しんでいる」「政治は真実を隠してきた」との訴えが国民の共感を呼んだ。

 リスト掲載者が脱税していたとの証拠はないが、事態を重視した金融検察当局はパパコンスタンティヌ氏と、業務を引き継いだベニゼロス元財務相が税務当局にリスト掲載者の調査を命じたかどうかについての調べを開始。しかし、ストゥルナラス現財務相は「リストは財務省内から見つからなかった」と話している。

 ギリシャ支援を協議している他のユーロ加盟国に「徴税機能の不全」を見せつける格好となった。緊縮策を盛り込んだ13年度予算案採決を11日に控え、サマラス政権は連立維持が正念場の時に新たな火種を抱え込んだ。

 連立政権の一角を占める「民主左派」は労働者の権利が保護されていないとして反対を明言。「全ギリシャ社会主義運動」からも緊縮策支持の党方針に抗議して2人が離党するなど、連立政権の足元が揺らいでいる。

 ギリシャの会計検査院は1日、緊縮策に盛り込まれた年金のカットや受給開始年齢の引き上げが「憲法違反の可能性がある」との判断を下した。政権側は「可決を確信する」と強気だが、ギリシャの国庫は今月半ばにも底を突く見通し。「緊縮策が成立しなければギリシャ支援はとまる」(外交筋)と懸念する声も出ている。

 ◇今後の主な日程

11月7日 ギリシャ国会で緊縮策関連の構造改革法案採決

  11日 ギリシャ国会で13年度予算案採決

  12日 ユーロ圏財務相会合でギリシャ支援協議

  16日 ギリシャ短期国債の償還期限


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