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国際政治・世界事情

4692チバQ:2012/07/04(水) 22:20:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120704-00000088-san-pol
国後、択捉両島は今 「ロシア化」加速 進む開発、目立つ韓国系
産経新聞 7月4日(水)7時55分配信


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港内では韓国自動車大手「ヒュンダイ」の重機が整備作業を行っていた=6月30日、択捉島内岡港(写真:産経新聞)

 ロシアによる不法占拠が続く北方領土への「査証(ビザ)なし訪問団」が6月28日からの国後、択捉両島での活動を終え、7月2日に根室港に帰港した。メドベージェフ首相の2度目となる北方領土訪問を前に、両島では道路舗装が急ピッチで進んでいた。択捉島の港湾工事には韓国の下請け企業が参入するなど「ロシア化」が加速し、日本の足跡が薄まりつつある。

 ■首相訪問を前に

 「皆さんの感情はあくまで感情。否定的な感情もそちらの問題だ」

 択捉島を事実上管轄するクリール行政区のオーシキナ区長は、訪問団がメドベージェフ氏の再訪問が日露関係に悪影響を与えると指摘すると、そう強調した。領土問題は存在せず、日本側が一方的に問題視していると言いたげだった。

 強気な発言を裏付けるように、両島ではインフラ整備が着々と進んでいる。

 島内視察では、昨年9月に開園した幼稚園や今年6月に完成したばかりのディーゼル発電所などを次々と案内された。これらの施設は、露政府の「クリール諸島社会経済発展計画」(2007〜15年)の一環で整備されたものだ。

 19年ぶりに択捉島を訪れた元島民の小浜暁子さん(75)は「新しい道路ができ、住宅も増えた。昔住んでいた場所もすぐには分からない」とつぶやいた。日本人の島民が郵便施設として利用していた建物は、すっかり朽ち果てていた。

 両島の中心部ではロシア人の島民が道路清掃や草刈り、住宅のペンキ塗り替えと首相訪問に向けた準備に追われていた。ロシア人の女性ガイド(65)は「首相訪問を機にインフラ整備がさらに進む」と話した。00〜08年の前政権時に比べ政治基盤が盤石とはいえないプーチン大統領が、国民受けを狙い、「地方」の発展を重視していることを織り込み済みのようだ。

 ■HYUNDAIの重機

 択捉島中央部にある内岡(なよか)港。訪問団の船が入港すると、韓国自動車大手「HYUNDAI(現代)」製の重機が土砂の積み降ろしをしていた。ロシア人島民によると港湾整備に韓国企業が参入し、約40人の韓国人が島で働いているという。

 国後島の建設現場でもアジア系とみられる作業員が目立った。南クリール行政区のソロムコ区長は「日本の企業にも工事に参加してもらいたい」と水を向けてきた。日本政府はロシアに管轄権があることを容認しかねないとして日本企業の活動を禁じているが、ロシア側が今後揺さぶりを強めてくる予兆といえる。

 「日本の立場を害さない枠組みで、何ができるか考えなくてはいけない」

 野田佳彦首相は3日、2年ぶりに訪問団に同行した新党大地・真民主の鈴木宗男代表からロシア化の現状について報告を受けると、危機感を口にしたが、妙案があるわけではない。それどころか、6月のメキシコ・ロスカボスでのプーチン氏との初会談で、領土交渉の「再活性化」で一致した直後のメドベージェフ氏の国後訪問は、顔に泥を塗られたに等しい。

 14歳で強制送還されるまで択捉島に住んでいた井桁美智子さん(78)は「故郷がなくなったまま終わりですかね。さびしいけど…」と言葉少なだった。(楠城泰介)


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