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国際政治・世界事情

5089チバQ:2012/10/02(火) 21:24:57
>>5082-5083
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121002/erp12100220200002-n1.htm
大統領が敗北宣言、グルジア議会選で野党勝利へ 強権化で色あせた「バラ」
2012.10.2 20:17 (1/2ページ)

1日、グルジアの首都トビリシで野党連合の支持者の声援に応えるイワニシュビリ氏(AP)
 【トビリシ=遠藤良介】旧ソ連の親欧米国、グルジアで行われた議会選挙は2日、約25%の開票作業が終了し、大富豪のイワニシュビリ氏(56)率いる野党6党連合「グルジアの夢」が比例代表区で53%を得票するなど勝利する勢いだ。2003年の「バラ革命」を受けて政権に就いたサーカシビリ大統領(44)は同日、国民向けビデオ演説で自らの与党「統一国民運動」(UNM、得票率42%)の敗北を宣言した。

 議会選は定数150のうち77議席を比例代表区で、73議席を小選挙区から選ぶ仕組み。小選挙区では与党も健闘しているもようだが、サーカシビリ氏は「暫定集計から野党連合の優越は明らかだ」と述べた。また、欧州安保協力機構(OSCE)などの監視団は選挙が「民主的に行われた」とする声明を発表した。

 グルジアでは来年秋の大統領選以降、大統領権限の多くを議会選出の首相に移譲する憲法改正が成立しており、今回の選挙には次期指導者を選ぶ意味合いがある。サーカシビリ氏は大統領2期目の満了後、与党を基盤に権力を保持する思惑だったとされるが、改憲が裏目に出る形となった。

 改選前の議会ではUNMなど与党勢力が119議席を占有していた。

 米国で教育を受けた弁護士出身のサーカシビリ氏は大統領就任後、法制や税制を簡素化する急進的な自由主義改革を断行。対外政策では親欧米路線を鮮明にし、欧米からは「民主化の旗手」と持ち上げられた。インフラ整備や警官の汚職根絶といった改革の成果は一定の評価を得ている。

 しかし、「民主化」のイメージが国際的に先行した水面下で、「バラ」は急速に色あせた。報道や議会、司法が骨抜きにされ、政権が強権化した様は「プーチンのロシアを見習った」とまで揶(や)揄(ゆ)される。

 元経済相のパパワ氏は「人権侵害や政権による資産・ビジネスの奪取、縁故主義の横行といった無法状態に人々は我慢ならなかった」と野党躍進の背景を説明。2005年、当時のブッシュ米大統領がグルジアを訪れて「自由の灯台」などと礼賛した頃から、サーカシビリ体制の強権化に拍車がかかったと指摘する。

 ある世論調査では70%超の人が自らを「失業者」とみなすなど、経済の実態も良くない。08年にロシアと戦火を交え、国土の約2割を事実上のロシア支配下に組み込まれたことでも政権への不満は強まった。

 一方、現政権の側からは、ロシアで莫(ばく)大(だい)な財をなしたイワニシュビリ氏と露政権の関係を疑う見方が喧(けん)伝(でん)されている。

 サーカシビリ氏に近い戦略・国際研究財団のロンデリ所長は「イワニシュビリはロシアがグルジアに影響力を行使するためのカードだ。反政権派を結びつけているのはイワニシュビリの大金だけであり、野党が政権に就けば彼1人が全てを決めることになろう」と警戒心をあらわにする。

 グルジアでは国民多数派が親欧米路線を支持しているものの、野党側はロシアとの関係改善を進める考えも示している。


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