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国際政治・世界事情

6253チバQ:2013/05/10(金) 22:38:07
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013051002000132.html
パキスタン あす総選挙 野党勢い 政権交代か
2013年5月10日 朝刊

 【バンコク=杉谷剛】パキスタン下院(定数三四二、任期五年)の選挙が十一日、投開票される。軍事クーデターが繰り返されてきたパキスタンで、文民政権の任期満了による初の歴史的な選挙となり、民主体制の試金石として注目される。与党批判の高まりからナワズ・シャリフ元首相率いる最大野党「イスラム教徒連盟シャリフ派」が支持を広げ、政権交代の可能性が高まっている。

 選挙戦ではザルダリ大統領が率いる与党第一党の「パキスタン人民党」が苦戦を強いられている。大統領や閣僚の汚職疑惑に加え、混迷する経済や対米関係に批判が大きい。中でも物価高や高い失業率に有権者の不満が積もり、解散前の百二十五議席を維持するのは不可能な情勢だ。

 政権批判の受け皿となっている「シャリフ派」(解散前九十二議席)は、一九九〇年代に二度首相を務めたシャリフ氏が権力の刷新を前面に打ち出し首相返り咲きを狙う。九九年の軍事クーデターで失脚しており復権すれば軍との間で対立や緊張が高まる恐れがある。

 無党派層の支持を中心に追い上げているのが元クリケット界のスーパースター、イムラン・カーン氏率いる野党「パキスタン正義運動」だ。国民的人気を誇るカーン氏は汚職撲滅や対米関係の見直しを掲げ、急速に支持を集め、台風の目になっている。人民党が敗れれば連立政権入りが現実味を帯びてくる。

 一方、選挙戦が本格化した四月以降、連立与党三党の候補者や事務所を狙ったテロが各地で続発、AFP通信によると、百人以上が死亡した。反政府武装勢力パキスタンのタリバン運動(TTP)の犯行とみられ、三党はテロの警戒から集会や演説が思うようにできず、選挙戦に大きな影響が出ている。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130510/asi13051000020000-n1.htm
政権交代焦点 パキスタン、11日に総選挙 野党シャリフ派優勢か
2013.5.10 00:01
 【イスラマバード=岩田智雄】パキスタンで下院の任期満了に伴う総選挙が11日、行われる。文民と軍の統治を繰り返してきた同国で下院は今年3月、建国以来初めて任期を満了した。選挙では文民による政権交代が行われるかどうかが焦点だ。各地ではイスラム武装勢力によるテロが頻発し、民主政治の行く手に立ちはだかっている。

 パキスタンは二院制で、下院の議席数は小選挙区制の一般272と、比例代表で選出する女性枠60、非イスラム教徒枠10からなる342が定数。任期は5年。

 最大与党だったザルダリ大統領率いる中道左派のパキスタン人民党(PPP)に、中道右派の最大野党だったシャリフ元首相が率いるパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)が挑む構図だ。

 物価高やエネルギー不足、汚職問題で人民党政権への国民の不満は強く、2月の世論調査では、支持率でシャリフ派が41%と人民党の17%を引き離した。

 シャリフ氏は経済の立て直しのほか、イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」との対話を訴えている。8日の英BBCのインタビューでテロとの戦いからの撤退について問われ、「そうしなければならない」と答えた。シャリフ派が勝利すれば同氏が3回目の首相に返り咲く可能性が高いが、過半数獲得は難しく連立協議が必要になると予測される。

 加えて、クリケットの元スター選手、カーン氏率いる野党パキスタン正義運動(PTI)が第三極として、若者を中心に支持層を拡大している。2月の世論調査では14%の支持率だった。カーン氏は「米国への隷属からの脱却」や腐敗根絶を訴えている。

 タリバン運動はシャリフ氏を対話相手の1人だと表明し、人民党など旧与党、世俗主義の3党をテロの標的にしてきた。過去1カ月間で約100人がテロで死亡し、南部カラチの選挙区では投票が延期された。また、現地の報道では9日、州議会選の候補者であるギラニ元首相の息子が拉致されるなど、波乱含みの情勢が続いている。


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