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国際政治・世界事情

5624チバQ:2013/01/17(木) 00:06:24
http://mainichi.jp/select/news/20130117k0000m030105000c.html
アルジェリア:武装勢力が3日本人拘束、10人安否不明
毎日新聞 2013年01月16日 21時10分(最終更新 01月16日 23時46分)

 【坂口裕彦、カイロ秋山信一、パリ宮川裕章、ヨハネスブルク服部正法】北アフリカのアルジェリア南部インアメナスで16日朝、天然ガス関連施設の外国人従業員らの居住区がイスラム武装勢力に襲撃され、日本政府によると、プラント大手「日揮」(本社・横浜市西区)の現地施設で勤務する日本人3人が拘束された。これとは別に10人の安否が不明という。一方、ロイター通信によると、フランス人を含む2人が死亡、日揮に勤務の日本人5人とフランス人、アイルランド人、アメリカ人、ノルウェー人の少なくとも9人が拉致された。国際テロ組織アルカイダ系の武装勢力が「(マリに軍事介入した)フランスや西側諸国への報復だ」との犯行声明を出した。これを受け日本政府は16日、官邸対策室を設置し、関係省庁による局長会議で対処方針を確認した。

 政府は16日夜、自民、公明両党が自民党本部で開いた与党対策本部の会合で「日本人3人が拘束された」と説明した。出席者によると、外務省から「アルジェリアには17人の日揮駐在員がおり、4人の無事を確認、3人が拘束された。残り10人の安否は確認中」との説明があったという。

 国営アルジェリア通信などによると、武装勢力は16日午前4時半ごろ、日揮が英石油大手BPなどと共同で天然ガス開発プロジェクトを行う地域を襲撃した。日本人らが拉致されたほか、警備員1人が殺害され、7人が負傷したとの情報もある。一方、アルジェリア紙エルワタン(電子版)は16日、日揮に勤務するフランス人2人と日本人1人が拉致されたと報じており、被害を巡る情報は錯綜(さくそう)している。

 日揮は石油や天然ガスプラントの設計などを手がける業界大手で、中東などでも数多くのプロジェクトを実施。アルジェリアでは1969年に製油所建設を受注して以来、40年以上にわたる事業展開の実績を持つ。事件を受けて、日揮は現場で働く関係者が事件に巻き込まれたことを明らかにした。BPは事件が起きたことは確認したが、詳細は公表していない。

 犯行声明を出したのは、アルカイダの北アフリカ組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」から分派した「イスラム聖戦士血盟団」で、アルジェリアと国境を接するマリ北部を拠点としている。マリでは、イスラム過激派が支配地域を拡大し、政府と対立。先週からフランス軍が政府軍を支援するために軍事介入し、イスラム過激派はフランス人に対する報復を警告していた。今回の拉致事件の背景には、こうした仏への反発があるとの見方もある。

 在アルジェリア日本大使館は、アルジェリアで日本人が拘束されたとの情報があり、「確認を進めている」としている。

 インアメナスはリビア国境に近く、石油や天然ガスなどが豊富なことで知られる。アルジェリアでは90年代に政府とイスラム原理主義組織の内戦が7年以上続いた。原理主義勢力はアルジェリアからマリ北部に流入し、AQIMを結成。マリ北部で外国人に対する身代金誘拐を資金源としてきたとされる。またリビアのカダフィ政権が11年に崩壊した後は、リビア内戦で使用された大量の武器がマリなどに流入したとみられている。

 ◇英BP「事件発生を確認」
【ロンドン小倉孝保】BPは16日、「アルジェリアのインアメナス・ガス田で今朝、安全上の事件が発生したことを確認した」と発表した。BPによると、このガス田はBPとアルジェリア国営の「ソナトラッチ」、ノルウェーの「スタトイル」の3社が共同事業体を作って運営している。出資比率はスタトイル50%、BP46%。


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