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国際政治・世界事情

4708チバQ:2012/07/09(月) 22:46:10
http://mainichi.jp/select/news/20120710k0000m030024000c.html
アフガン:難民キャンプ近くの学校 給料安く教師不在
毎日新聞 2012年07月09日 19時43分(最終更新 07月09日 22時26分)

 アフガニスタンに駐留する国際治安支援部隊(ISAF)の14年末までの撤退に向け、南部ヘルマンド州で、アフガン治安当局への権限移譲が進んでいる。だが、首都カブール北西にある難民キャンプでは、ヘルマンド州や同じ南部のカンダハル州から逃れてきた避難民約1万人が故郷に戻れないまま、依然として厳しい生活を強いられている。

 ヘルマンド州では昨年7月から順次、州都ラシュカルガーや周辺地区で、アフガン側に治安権限が移譲されている。しかし州都を含めて治安は回復せず、州内の多くの地域がタリバンに支配されたままだ。

 この難民キャンプができたのは5年前。泥づくりの粗末な建物やテントがひしめくなか、裸足の子供たちがほこりまみれで井戸水をくみ出していた。最近、近くに学校が建設されたが、教師はいない。「給料が安すぎてすぐに辞めてしまうため」で、子供たちは教育を受けられない状況が続いている。

 ヘルマンド州内でケシを栽培していたムハンマド・ユニスさん(40)は家族12人で4年前、このキャンプにたどり着いた。住んでいた村にはタリバンが潜伏し、激しい戦闘を経て米軍が入ってきた。米兵は各戸を捜索し、「タリバンの協力者」と疑う住民には暴行を加えたり拘束したりしたという。「タリバンと米軍の間に挟まれ、とても住めなかった」

 近くの別の村で農業を営んでいたムハンマド・イサさん(40)は最近故郷に戻ったが、完全にタリバンに支配されていた。「裏切り者が帰ってきた。米軍のスパイではないか」。タリバンに協力的な村人に疑いの目を向けられ、身の危険を感じて再びこのキャンプに戻ってきたという。「しかし、ここでも『(タリバンの勢力拠点である)南部出身のお前はタリバンだろう』と言われ、仕事に就くことすらできない」

 難民キャンプの住民たちは日干しのレンガを作り、わずかな生活費を稼いでいる。ユニスさんは「それでも自活できない。外国の支援は、アフガン政府に渡すのではなく、直接ここに持ってきてほしい」と訴えた。【カブールで杉尾直哉】


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