したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際政治・世界事情

6815チバQ:2013/09/02(月) 21:05:10
http://mainichi.jp/select/news/20130902ddm007030031000c.html
イタリア:コロッセオ前、マイカー締め出し ローマ市長VS市民白熱 「散策自由の遺跡公園に」/「迂回路が渋滞するだけ」
毎日新聞 2013年09月02日 東京朝刊

 【ローマ福島良典】イタリアの首都ローマのイニャツィオ・マリーノ市長(58)が今夏、古代ローマの円形闘技場遺跡コロッセオ前の道路から自家用車を締め出した。バスやタクシーは通行できるが、最高時速を30キロに制限。市は2020年までに主要遺跡の周辺道路を含む一帯を観光客らが自由に散策できる「遺跡公園」とする計画で、今回はその第一歩だ。だが、住民は「迂回(うかい)した車で渋滞が起きる」と反発、市との「攻防」が続いている。

 8月3日から自家用車進入・通行禁止となったのは、コロッセオと旧市街中心部の「ベネチア広場」を結ぶ「フォーリ・インペリアリ通り」(長さ約1キロ)の南半分。これまでも日曜、祝日は「歩行者天国」だったが、自家用車は平日も通れなくなった。交差点では、禁止を知らずに進入しようとする車を警官が制止している。

 マリーノ市長によると、通行車両は禁止前の1時間あたり1200台から100台に減少したという。一帯を通過する地下鉄が開通すれば、自家用車だけでなく、全面通行止めにする考えだ。

 世界遺産に指定されているローマ中心部の歴史地区を遺跡公園とする計画は、1887年にさかのぼる。バッチェリ公共機構相(当時)が「地上最大の遺跡公園」を造る計画を提案し、必要な法律を整備した。今回、126年ぶりに計画が始動した格好だ。

 だが、近くの「メルラナ通り」の商店主らは「車が迂回し、夏休み明けには大渋滞となる」と浮かぬ顔だ。

 喫茶店主のジョゼッペ・ランジェラさん(43)は「遺跡保護には賛成だが、渋滞とスモッグが頭痛の種だ」と語る。

 老舗食材店を営むビルジリオ・チェッキーニさん(44)は「住民の話を聞いてもらう機会がなかった」と指摘、市当局に計画改善に向けた協議を求める署名集めをしている。

 ローマのセルジョ・マルキ市議(44)は計画を「人気集めのための市長の宣伝」と断じ、「17年に地下鉄が開通するまではバス、タクシーに加え、工事車両も通る。このままでは『中途半端な歩行者道路』だ」と見切り発車的な計画開始に異を唱える。

 ただ、マリーノ市長は計画を推進する考えに変わりはなく、周辺道路の渋滞は「3、4週間でドライバーは代替ルートに慣れ、混乱は収束するだろう」と、楽観的な見方をしている。

.


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板