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国際政治・世界事情

1665チバQ:2010/10/08(金) 12:21:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101007-00000081-mai-int
<キルギス>10日に初の議会選…騒乱再発の懸念消えず
毎日新聞 10月7日(木)21時2分配信

 旧ソ連のキルギスは10日、中央アジア諸国で初めての議院内閣制を目指した議会選を実施する。6月にキルギス、ウズベクの両民族が衝突した後、初めての総選挙だ。南部では、両者の不信感が根強く、投票日にあわせて騒乱が再発するとの悲観論が消えていない。【オシ(キルギス南部)大前仁】

 南部最大の都市オシ。郊外の空港から市中心部に入ると、高さが数メートル以上もある各政党の選挙広告が道の両脇に並んでいた。この光景は事実上、政権与党の宣伝しか許されなかった前政権時から一変し、妨害のない選挙戦が行われていることを物語っている。

 だが、車で5分と行かないうちに、光景が一変した。6月10日に始まった民族衝突で焼き打ちにあったウズベク系住民が住むチェリャーム地区。窓や屋根が焼け落ちた建物、壁すら残されていない民家が続き、双方で約400人の死者が出た衝突の傷跡が癒えていなかった。

 「通りでキルギス系を見るだけで怖いんだ」。46歳のウズベク系男性が口にした。家族6人で住んでいた自宅を焼かれた後も、自分一人で焼け跡に建てたテントで暮らす。キルギス系暴徒の略奪を目にした父親は、ショックで重体となり、2カ月後に亡くなったという。臨時政府は議会選を「民族融和の機会」とするよう訴えるが、男性は「そんな簡単には戻らない」とつぶやいた。

 6月の衝突では少数民族ウズベク系の被害が大きかったとみられるが、キルギス系の間でも「反ウズベク感情」が強まっている。無職ソーロバイエさん(52)は、騒乱時に行方不明となった長男がウズベク系に殺されたのではないかと疑っている。「やつらは我々の国に住んでいる(外国人だ)。息子の行方が分かるまで、和解などできない」と話す。

 オシでは一方的に相手の民族を非難しない住民もいたが、それでも選挙を「民族融和の機会」と考える人は少なかった。さらにキルギスでは特定の宗教や民族による政党結成を認めていないので、一部のウズベク系の間で不満を生み出しているようだ。

 10日の投票日を控えて、各地で混乱の兆しがうかがわれる。首都ビシケクで6日、約50人の暴徒がバキエフ前政権時の閣僚が中心となる政党「アタ・ジュルト」の本部を襲撃する事件が発生した。約300人の監視員を派遣する全欧安保協力機構(OSCE)は「特に南部で緊張が高まっている」と警告する。オシ市のサビロフ市長代行(48)は「投票日に民族衝突が再発することはない」と楽観論を示すが、オシ市内のホテルの前には戦車が配備されており、日増しに警戒が強まっている。

 ◇キルギス議会選◇

 1院制の比例代表制。任期5年で定数120。第1党が強大な権力を握ることを防ぐ狙いで、65議席以上を取れない規定。今回の選挙には、29党が登録している。テケバエフ臨時政府副代表が率いるアタ・メケン党、アタンバエフ元首相が党首のキルギス社会民主党、アタ・ジュルト党などが第1党を狙う勢い。


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