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国際政治・世界事情

1636チバQ:2010/09/28(火) 23:52:02
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100928/erp1009282330008-n1.htm
露、政局波乱含みに 大統領のモスクワ市長更迭で (1/2ページ)
2010.9.28 23:26
 【モスクワ=佐藤貴生】ロシアのメドベージェフ大統領は、首都モスクワの市長を18年間務めたルシコフ氏(74)を更迭する大統領令に署名した。大統領府が28日、発表した。在位期間が長い地方首長の中でも“重量級”のルシコフ氏の更迭で、2012年の大統領選を前に政権が進めてきた地方政界の再編は山場を超えた形だ。半面、中傷合戦の末の解任劇は政争の火種としてくすぶる可能性もあり、政局は当面、波乱含みの情勢が続きそうだ。

 大統領府はルシコフ氏の解任理由を、「大統領の信頼を損なった」と説明した。大統領は28日、モスクワ第一副市長のレシン氏を市長臨時代理に任命した。

 ルシコフ氏は1992年、エリツィン元大統領の指名で市長に就任。98年には中道政党「祖国」を結成、00年の大統領選出馬をにらんだ動きと目され、当時1期目の首相だったプーチン氏を相手に権力闘争を繰り広げた。

 プーチン氏の大統領就任後は忠誠を誓って信頼を勝ち得たとされ、プーチン前政権は地方首長の公選制廃止後の07年、ルシコフ氏を5期目の市長に指名した。

 そのルシコフ氏への逆風が強まったのは今年8月。森林・泥炭火災が深刻化するなか、海外で休暇を取った同氏について、大統領府当局者が「早く帰国しなかったのは残念だ」と批判したのが発端だった。

 9月には政府系、国営の3大テレビ局が夫人の蓄財問題やモスクワの交通渋滞などを挙げ、こぞってルシコフ市長を攻撃する番組を流した。大統領府の意向を反映した動きとの観測が強く、市長は名誉棄損罪で各局を提訴、全面対決する姿勢を示していた。メドベージェフ大統領にすれば解任に踏み切ったことで、権力の失墜を免れた形となる。

 来年夏の任期切れを待たずにルシコフ氏を解任した背景として、週刊誌ロシア版ニューズウィークは「権力側が集票組織を作り直すのなら、いま市長を交代させないと大統領選に間に合わない」などとする政界関係者の談話を掲載した。

 ロシアの選挙戦では、メディアへの候補者の露出度や組織票固めなどで、各地の行政府の意向が色濃く反映される傾向がある。政権が今年、90年代から居座る地方首長を相次いで退任させているのも、“選挙の季節”の到来に備えて中央の意向に忠実な首長を据え直す狙いからだとされる。

 プーチン首相は28日夕、「大統領の市長解任は、権限の範囲内で法に従った行動だ」と述べて、大統領を支持する意向を示唆した。政治評論家のペトロフ氏は「ルシコフ氏は選挙での集票力を盾に政権を脅しにかかっていた。現政権全体に悪影響を及ぼす恐れがあった」との見方を示した。


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