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国際政治・世界事情

2805チバQ:2011/07/17(日) 00:10:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110716/mds11071620050001-n1.htm
【リビア騒乱】
反政府デモから5カ月 描けぬカダフィ体制崩壊へのシナリオ
2011.7.16 20:00 (1/3ページ)

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15日、リビア反体制派の拠点、東部ベンガジ中心部では、米国の星条旗がはためく中、赤ちゃんをベビーカーに乗せた家族連れが通りを歩いていた(AP)
 【カイロ=大内清】リビアの内戦につながる反政府デモが同国北東部で発生してから5カ月が経過した。反体制派が、最高指導者カダフィ大佐側との戦闘で一定の成果を上げつつも首都トリポリ攻略には決め手を欠く中、国際社会では交渉での「政治決着」を模索する動きが活発化している。だが、反体制派には交渉の是非をめぐり意見対立もみられ、カダフィ体制崩壊に向けたシナリオをなおも描ききれずにいる。

 対リビア軍事作戦の参加国などによる連絡調整グループは15日、トルコの最大都市イスタンブールでの外相級会合で、リビア北東部ベンガジを拠点とする反体制派組織「国民評議会」を「正統な統治機関」に承認。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、米政府は同評議会に対して、凍結したカダフィ政権の資産約300億ドル(約2兆4千億円)を使用することを容認したという。

 カダフィ氏寄りの立場を取るとはいえ、アフリカ連合(AU)も内戦終結へ仲介努力を続けているほか、トルコも調停に意欲を示しており、「政治決着」の機運は確実に高まっている。

 2月15日にベンガジでカダフィ氏打倒を叫ぶ反体制派デモが発生して5カ月。ただ、現状では反体制派とカダフィ氏側の双方とも、同氏の退陣と権力委譲に向けた交渉の下地が整っていない。

 ロンドン発行の汎アラブ紙クドゥスルアラビーは、カダフィ政権で司法相を務めた国民評議会のアブドルジャリル議長やオベイディ元公安相ら「寝返り組」を中心とした、交渉による解決を志向するグループと、当初からデモに参加し、あくまでカダフィ氏の武力排除を目指す強硬派との路線対立があると指摘する。

 「カダフィ軍には、こちらに寝返っている部隊が実は多くいる。トリポリ陥落は近い」。今月初旬、国民評議会の評議員、カマール・ホダイファ氏は産経新聞の電話取材にこう語り、強気の姿勢を崩さなかった。

 だが反体制派は中旬以降、トリポリの玄関口で西部の要衝アサバの制圧に失敗。石油施設が多い東部ブレイガにも攻勢をかけたが撤退を余儀なくされた。

 戦況に打開の糸口が見えない中、交渉開始を模索するアブドルジャリル氏は今月3日、ロイター通信に、カダフィ氏が権力を放棄するなら国際的な監視の下でリビア国内にとどまることを認めるとする提案していたことを明らかにした。ところが同氏は翌日、「リビアにカダフィの居場所はない」と前言を撤回、内部の路線対立で合意を得られなかったことを露呈した。

 一方、カダフィ氏は、北大西洋条約機構(NATO)軍の空爆を主導するフランスを繰り返し非難し、徹底抗戦の構えを崩していない。半面、米国の批判は控えており、「米国の仲介を期待するシグナル」(外交筋)との見方も強い。

 同氏は、自身が退陣する際には政権移行プロセスに次男のサイフルイスラム氏の参加を望んでいるとされるが、国民評議会には受け入れ難く、交渉は入り口から難航するのは必至だ。


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