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国際政治・世界事情

3836チバQ:2012/02/13(月) 12:47:01
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/11/20120211ddm007030075000c.html
イラン:国会議員選目前、権力闘争激化 反大統領派、体制変革を警戒 対米緊張緩和で拍車
 【テヘラン鵜塚健】イランと米国の極度の緊張が緩和の兆しを見せる中、3月の国会議員選挙を前に、イラン政界で主導権争いが激しさを増してきた。アフマディネジャド大統領に対し、イスラム体制の最高指導者ハメネイ師やラリジャニ国会議長を中心とする反大統領派は「大統領が将来的に体制変革をもくろんでいるのでは」と勢力伸長を警戒しており、利権争いも絡み、生き残りをかけた政争の様相を示している。

 昨年末から高まった両国の緊張に対し、オバマ米大統領が5日、米メディアに「イスラエルは(イラン攻撃を)まだ決断していない」と述べ、外交による問題解決の重要性を強調した。今年11月の大統領選で再選を目指すオバマ氏はイランとの軍事衝突を望んでおらず、今後もイスラエルに自制を求めていくとみられる。

 こうした動きに呼応し、イラン側も「ホルムズ海峡封鎖」などの警告を控え、イラン国会の強硬派議員が提案していた「欧州連合(EU)諸国への原油輸出禁止措置」も決定を先送りしている。

 緊張緩和の動きと並行するように、イラン内政は混迷を深める。国営放送によると、反大統領派は今月7日、近く大統領を呼び、経済政策などの「不正」を問うことを決めた。反大統領派の先頭に立つラリジャニ議長は「大統領は国会を軽視している」と再三批判。大統領への喚問が実現すればイスラム革命(79年)以来初めてで、国会選挙を控えた大統領派のイメージダウンが狙いだ。

 イラン政界は、改革派が力を失う中、保守派内が大統領派と反大統領派に分裂。反大統領派はさらにラリジャニ議長らのグループや、革命防衛隊のレザイ元最高司令官らのグループに分かれ、綱引きを展開する。

 石油や天然ガスが豊富なこの国で、政界の関心は対外関係より莫大(ばくだい)な利権に向く。利権確保は政界の主導権と裏表の関係だ。

 アフマディネジャド大統領は来年8月で任期が切れるため、側近のマシャイ元大統領府長官に後継させる意向で、2人はともに非聖職者。マシャイ氏は10年12月に、文化規制を強める聖職者を念頭に「音楽を理解せずに、反イスラム的だと言う人たちがいる」と批判して物議をかもし、聖職者が嫌う在外イラン人との交流にも積極的だ。多くの聖職者や周辺の政治家らはこうした動きを「(聖職者が握る)現体制への挑戦」ととらえ警戒する。近づく国会議員選挙は、次期大統領候補の支持基盤固めとしても重視され、各派閥の争いが過熱している。

毎日新聞 2012年2月11日 東京朝刊


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