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国際政治・世界事情

5629チバQ:2013/01/17(木) 22:48:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130117/mds13011711420006-n1.htm
「サハラの海賊王」 リーダー、戦闘で片目失った伝説的な存在 
2013.1.17 11:40 [中東・アフリカ]

武装勢力による襲撃が起きたアルジェリア南東部イナメナスを示す標識=撮影日不明(ノルウェーの石油会社スタットオイル提供、ロイター)
 アルジェリア南東部で外国人を拘束しているグループのリーダーとみられるベルモフタール氏はハレド・アブル・アッバスの別名でも知られるアルジェリア人。1980年代のアフガニスタンでソ連との戦闘に加わるなど、数々の武装闘争に参加し、戦闘で片目を失った伝説的な存在だ。

 欧米メディアによると、ベルモフタール氏は多くの人質事件や麻薬の密売にも関わっており、専門家は「サハラの海賊王」と表現する。フランスの情報機関から「拘束不可能な人物」と呼ばれ、2007年にはアルジェリアの税関職員10人の殺害に関わったとして、アルジェリアの裁判所での欠席裁判で終身刑判決を受けた。

 しかし最近では組織内でも危険人物とみなされるようになり、2012年にAQMIを離れ、独自のグループを立ち上げた。また、宗教的なイデオロギーと金銭目的の犯罪のどちらに重きを置くかは状況によって変わるとの見方もある。

 一方、フランス通信(AFP)によると、「血盟団」と名乗るイスラム過激派武装勢力がモーリタニアのウェブサイトに犯行声明を掲載し、「フランス軍によるマリでの攻撃への大規模な反攻に成功した」と宣言。「我々の要求の達成が遅れれば、アルジェリアと人質の国に責任を負わせる。第1の要求はマリの人々への攻撃を止めることだ」とし、マリ国軍とフランス軍によるイスラム過激派への攻撃を批判した。

 ロイター通信によると、モーリタニアのANI通信は、このグループが別の声明で、拘束現場の周辺に爆発物を仕掛け、人質を解放しようとすれば「悲劇的な結末」に至るとしていると伝えた。また、マリに向かうフランス軍機の領空通過を認めたアルジェリア政府について、半世紀前の旧宗主国フランスに対する血塗られた戦争に加わった先人を「裏切った」と糾弾。アルジェリア政府がマリとの国境を封鎖したことも批判している。(小雲規生)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130117/mds13011707130002-n1.htm
進む南部の治安悪化 外国人女性誘拐も
2013.1.17 07:12
 拘束現場となったアルジェリア南東部イナメナスは、リビア国境に近い砂漠地帯。付近は4段階ある外務省の危険情報のうち上から2番目の危険度で、渡航延期が勧められている。

 外務省領事局海外邦人安全課によると、現地では武器や麻薬密売業者が活動しており、麻薬輸送の警護を収入源としている武装集団と治安当局がたびたび衝突。2011年2月には国境付近のアリデナでイタリア人女性旅行者がガイドらとともに誘拐される事件が発生するなど、アルジェリア南部の治安は悪化している状況にあるという。

 一方で、同国は世界有数の天然ガスや石油資源を抱えることでも知られている。最近注目を浴びるシェールガスの埋蔵も報告されており、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)によると、従来の天然ガスと合わせると北アフリカ最大の天然ガス埋蔵量だ。最近は日本企業によるプラントや高速道路などの大型プロジェクト受注も相次いでいる。

 なぜ事件は起きたのか。

 「アルジェリアは対日感情が悪い国ではない。フランス人も1人連れ去られている点が気になる。これが目標だったかもしれない」

 こう語るのは、アルジェリア事情に詳しい金沢大学国際学類の粕谷雄一教授(56)=アルジェリア文化=だ。アルジェリア南部と国境を接するマリ北部では、マリ国軍とそれをサポートするフランス軍が、イスラム武装勢力との戦闘を続けている。

 粕谷教授は「軍事介入したフランス軍がマリ北部の原理主義者の拠点とみられる地点を爆撃しており、特にフランスが標的にされている可能性がある。人質を取って交渉に利用することを狙っているのではないか」と指摘した。


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