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国際政治・世界事情

7419チバQ:2014/02/22(土) 08:31:05
http://www.afpbb.com/articles/-/3009054
ウクライナはなぜ炎上しているのか?

2014年02月21日 15:22 発信地:キエフ/ウクライナ
【2月21日 AFP】反政権デモと警官隊との衝突が激化し、3日間で約100人が死亡したウクライナ。首都キエフ(Kiev)で親欧州連合(EU)派が3か月にわたって続けてきたデモはなぜ、この数日で流血の事態へと陥ったのだろうか。経緯をまとめた。

■今回の衝突の発端

 デモ隊と警官隊との激しい衝突が始まったのは18日朝、憲法修正案が協議される予定の議会議事堂に向けてデモ隊が行進しているときだった。デモ隊は石や火炎瓶を警官隊に投げつけ、警察側がゴム弾やスタングレネード(閃光手投げ弾)で応酬する中、与党・地域党(Party of Regions)の党本部に突入した。

 警官隊は同日夜、デモ隊がバリケードを築いて占拠している独立広場(Independence Square)に突入し、一部を占拠。翌19日は主ににらみ合いの状態が続き、夜には「停戦」が宣言されたが、20日朝になると警官隊は敗走を強いられた。

 警察側は、スナイパーから狙撃を受けたためデモ隊に対して実弾を使用したと主張している。野党側の医療筋によると、20日の衝突では60人以上が死亡した。

■危機の原因は

 キエフでは昨年11月末、ロシアとの経済協力強化を進めるビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)大統領がEUとの連合協定締結協議を停止したことをきっかけに、大規模デモが相次いだ。

 警官隊の暴力的な取り締まりで数十人が負傷した結果、デモは激しさを増し、12月には数十万人が街頭に繰り出し得てヤヌコビッチ大統領の辞任を求めた。

 その後、野党指導者らと大統領との協議が突破口を見いだせないまま続く中、極右組織「右セクター(Pravy Sektor)」や「Spilna Sprava」などの過激派グループがデモ隊内部で台頭し、複数の政府庁舎を占拠した。

■欧米の対応は

 EUは米国と共にウクライナに危機解決の仲介を申し入れ、キャサリン・アシュトン(Catherine Ashton)外交安全保障上級代表(EU外相)を含む高位外交官を数人、ウクライナに派遣した。衝突が激化した20日には、仏独ポーランドの3外相もキエフを訪問した。しかし、こうした努力はロシアからの批判や、ウクライナへの内政干渉だとの非難を招いている。

 しばらく対応に手をこまねいていたEUだが、20日になって「血塗られた手を持つウクライナ人」に対し渡航禁止と資産凍結を科すことでEU加盟国が合意したと、エンマ・ボニーノ(Emma Bonino)伊外相が発表した。米国はこれに先立ち、複数のウクライナ高官に渡航禁止措置を科している。

■ロシアの立場は

 ウクライナ危機への関与を長く否定してきたロシアは20日、ウクライナ政府と野党勢力との仲介を目的とした代表団をキエフに派遣すると発表した。

 ロシア政府はウクライナとEUとの関係強化に断固反対しており、ウクライナ政府がEU側から提案された貿易・政治連合協定を拒否した後、150億ドル(約1兆5400億円)の経済援助と、数十億ドル(数千億円)相当の天然ガス価格引き下げを約束した。ウクライナ野党勢力は、政府がロシアに国を売ったと批判している。

 EUは、ロシア政府の対応について、旧ソビエト連邦構成国のウクライナを経済的に脅迫していると非難している。(c)AFP


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