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国際政治・世界事情

7211チバQ:2014/01/04(土) 16:04:19
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140104/erp14010412000000-n1.htm
北極圏特集(2)進む温暖化 消える海氷

2014.1.4 12:00 (1/2ページ)




 「北極圏の海氷が解けるということは、米国、ロシア、欧州などの商業大国や軍事大国に囲まれたところに“新しい海”が生まれるようなものだ。商業的にも軍事的にも、その重要性は大きい」

 北極圏の環境などを研究・調査するカナダの団体「アークティック・ネット」代表のルイ・フォーティエー氏はこう話す。

 氷が解けることで、北極圏を活用する可能性が広がるのは事実だ。しかし、環境問題に目を向けると、話はそう単純ではない。氷が解ける原因といわれる地球温暖化の影響をより強く受けるからだ。南極の氷の厚さが2千メートルであるのに対し、北極の海氷は1〜2メートルと薄く、わずかな変化でなくなる恐れがある。

 海洋研究開発機構(JAMSTEC)で北極海総合研究チームリーダーを務める菊地隆氏は「赤道が車のエンジンとすれば、北極と南極は地球を冷やすラジエーター(冷却装置)」と説明する。

 白い海氷は太陽の熱を反射することで低い気温を維持する。しかし、温暖化によって氷が解けると、太陽の熱が直接、海水を温め、さらなる海氷の減少を招くことになる。

 「ラジエーターがオーバーヒートしかけている」。菊地氏はこう指摘する。

 2007年の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第4次評価報告書によると、北極圏の海氷面積は10年ごとに平均2・7%縮小している。12年は観測史上で最小を記録した。07年と12年を画像で比較すると「日本列島2つ分が減少した」(菊地氏)という。温暖化の影響を受けやすい、一冬で凍った“若い氷”も増えている。

 記録が始まった1979年以降、夏季の海氷面積の減少は21世紀に入ってから加速が著しくなった。

 菊地氏は「2000年以降と同じペースで、10年間で160万平方キロメートルずつ減少すると仮定すれば、2040年にはゼロになる可能性もある」と予測する。

 北極圏で起きる現象は日本の冬の気候にも影響を及ぼすことが、最近の研究で明らかになっている。

 バレンツ海の海氷の減少によって低気圧の通り道は北寄りになるとされている。これにより、シベリア上空の高気圧が勢力を拡大させ、日本の冬の寒さが厳しくなるという。最近では、11〜12年の冬が、バレンツ海の海氷の減少による影響を受けたものだといわれている。(田北真樹子)


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