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国際政治・世界事情

6977チバQ:2013/10/08(火) 20:35:31
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013100802000127.html
独 連立交渉長期化へ 最大野党 主要政策食い違い
2013年10月8日 朝刊


 【ベルリン=宮本隆彦】ドイツの連邦議会(下院、六百三十議席)選挙で大勝したメルケル首相の組閣が大幅に遅れる見通しとなっている。キリスト教民主・社会同盟と、ガブリエル党首率いる最大野党の社会民主党の大連立交渉が、税制など主要政策の食い違いをめぐって長期化することが予想されるためだ。

 選挙戦で高所得層への課税強化を訴えた社民党(一九二)にすれば、安易に増税の主張を取り下げることは党の存在意義を脅かしかねない。対する民主・社会同盟(三一一)は90年連合・緑の党(六三)との交渉も並行させ、社民党に揺さぶりをかける構えだ。

 中道左派の社民党は労組が支持基盤。選挙戦では、社会的格差の是正を掲げ、高所得層への増税を主張。増収を教育やインフラ投資の拡充に充てるべきだと訴えた。この結果、今回の選挙では、歴史的大敗だった前回二〇〇九年より得票率を2・7ポイント回復させた。また、全国一律の最低賃金制度導入など左派的な政策実現も政権入りの条件にするとみられる。

 これに対し、保守層や産業界の支持を集める民主・社会同盟は増税や全国一律の最低賃金には反対しており、政策調整の難航は必至の情勢だ。

 〇五年の連立協定締結には二カ月かかった。社民党は連立交渉の是非を党員投票で決めるとしており、今回はさらに長期化するとの見方が強い。「交渉妥結は十二月か来年一月になる」(社民党のナーレス幹事長)との声も出ている。

 単独過半数まであと五議席の大勝だった民主・社会同盟は緑の党との連立でも安定政権の樹立が可能。十日には緑の党との交渉を開始し、社民党に揺さぶりを掛ける。

 国政レベルでは両党の連立は過去に例がないが、メルケル政権が脱原発を決めたことで最大の障害がなくなった。

 アルトマイヤー環境相は「(緑の党との)連立は理論的には考えられる」と七日付の週刊誌シュピーゲルで指摘。緑の党との交渉でも増税の是非が焦点になるとの見通しを述べた。

 <ドイツの組閣> ドイツ基本法(憲法)の定めで、連邦議会選挙の翌日から30日以内に新議会を開き、議長を選出する。首相は2回目以降の議会で、大統領の提議に基づき絶対過半数で選出。首相が閣僚を指名する。政党間の連立協議が長引いて政権の発足が遅れることも多く、その場合は正式発足まで前内閣が政権を担う。


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