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国際政治・世界事情

2881チバQ:2011/07/31(日) 11:35:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110730-00000054-mai-int
<エジプト>保守系イスラム台頭…若者団体が警戒
毎日新聞 7月30日(土)19時50分配信

 【カイロ和田浩明】世俗的傾向が強いエジプトで、ムバラク前政権下では行動を規制されてきた、サラフィ主義者と呼ばれる保守的なイスラム原理主義勢力の活動が目立ってきた。29日に首都カイロのタハリール広場で数万人が参加した軍政への抗議集会で、サラフィ主義者らが「エジプトのイスラム化」を呼びかけた。前政権を崩壊させた民主化蜂起を主導した若者団体は「集会を乗っ取った」と反発、警戒感を強めている。

 集会はイスラム金曜礼拝に合わせて実施。イスラム原理主義者たちの典型的な外観である、豊かなあごひげをたくわえた、コーラン(イスラム聖典)を持った男性が目立った。

 29日の集会は、世俗系若者団体やサラフィ主義者などの各組織が団結し、エジプトを暫定統治する軍最高評議会に共通の要求を示すため計画。軍事法廷での民間人裁判の中止や軍政の権限制限、ムバラク前大統領の訴追手続きの加速などだ。

 しかし、会場では「エジプトのイスラム化に賛成」とのスローガンを掲げた。サラフィ団体のホッサム・ボカリ氏は「精神的な表現に過ぎない」と語ったが、世俗的若者団体「4月6日運動」のムハンマド・イブラヒム氏は「事前合意を無視した」と批判。タハリール広場では7月上旬から世俗系政治グループが軍政に改革要求を行っていたが、サラフィ主義者とは距離を置いている。サラフィ主義者が集会に多数参加した背景には、新憲法制定に影響を及ぼしたい思惑があると見られる。

 サラフィ主義者のアブドルメナム・アシャハト氏(41)は、現憲法(停止中)第2条が法律の根拠として定めるシャリア(イスラム法)について、「これを基本にすればエジプトの諸問題は解決できる」と主張した。

 ただ、前政権の弾圧下で政治経験を積み上げた最大野党「ムスリム同胞団」には、「イスラム化」を前面に出せば一部国民の反発を招くことを熟知する現実派もおり、サラフィ主義者との全面的連携には慎重だ。

 サラフィ主義の伸長で宗教教育の強化や女性差別などを懸念する世俗派の間には「イスラム原理主義者は敵だ」との考えもある。

 ◇サラフィ◇

 アラビア語で祖先を意味する「サラフ」に由来し、預言者ムハンマドらが説いた初期イスラム教の原則への回帰を志向する思想。近代では西洋列強による植民地化に思想的に対抗する根拠の一つとしてイスラム圏に広がった。エジプトではムスリム同胞団の穏健派イスラム原理主義より保守的傾向が強く、世俗主義と対決的とされる。


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