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国際政治・世界事情

4422チバQ:2012/05/29(火) 20:33:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120529-00000099-san-int
対シリア 見えぬ打開策 露の後ろ盾…「リビア型」困難
産経新聞 5月29日(火)7時55分配信

 【カイロ=大内清】シリアのアサド政権と反体制派の停戦調停にあたるアナン国連・アラブ連盟合同特使は28日、シリアを訪問した。アナン氏はアサド大統領と29日に会談し、有名無実化している停戦合意の順守を改めて求める方針。シリアでは27〜28日にも衝突があり、市民やシリア軍兵士ら70人以上が死亡したとの情報がある。アナン調停の破綻は時間の問題との見方が強いが、反体制派が目指す、国際社会の軍事介入をてこに政権打倒を図る「リビア型」シナリオもまた実現性は低く、打開策は見えていない。

 「アサドは虐殺者。停戦を守るはずがない!」

 反体制派の在外代表組織「シリア国民評議会」の幹部は28日、アナン氏の調停努力を切り捨て、外国の軍事介入を強く求めた。北大西洋条約機構(NATO)主導の介入で昨年、リビアのカダフィ政権が倒れたのをモデルとした解決策だ。

 同様の主張は、停戦合意が発効した4月以降、在外反体制派の間で強まっている。アサド政権の存在を前提としたアナン調停が成功すれば、武装闘争にまで踏み込んだ反体制派は次第に孤立しかねないからだ。

 しかし、介入により人口2千万人超のシリアが本格内戦に陥れば、被害は人口約650万人のリビアの比ではない。政権の著しい弱体化は、多くの利害関係を持つ隣国イラクやレバノンの不安定化にもつながる。

 加えて、対シリア主要武器輸出国のロシアは「(アサド政権崩壊による)中東での影響力減退を危惧」(ダマスカス大学の研究員ハダード氏)しており、軍事的手段には断固反対している。カダフィ政権にはなかった強力な後ろ盾だ。

 シリアではアサド氏の出身宗派であるイスラム教アラウィ派が軍や治安機関の中枢を握っており、民衆デモの高まりを受けて軍部が大統領に退陣を促した「チュニジア・エジプト型」のシナリオも考えにくい。

 こうした中、26日の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、オバマ米大統領は今月18、19日の主要国(G8)首脳会議でロシアのメドベージェフ首相に、国際社会の仲介によってサレハ前大統領の退陣と副大統領への権限移譲を実現した「イエメン型」解決をシリアに適用することを提案したという。

 同様の案は今年1月、アラブ連盟がアサド政権に突きつけ、拒否されている。それが再び議論されるのは、国際テロ組織アルカーイダ系勢力がシリアに浸透しつつあるとの見方が強まる中、混乱を最小限に抑えられるとの期待があるからに他ならない。ただ、その場合もロシアの協力は不可欠な上、現指導層の完全排除を狙う反体制派の賛同を得られるかは不透明だ。


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