したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際政治・世界事情

7873チバQ:2014/04/23(水) 23:00:00
http://mainichi.jp/select/news/20140424k0000m030040000c.html
南アフリカ:総選挙目前 頻発する「政治殺人」
毎日新聞 2014年04月23日 19時39分(最終更新 04月23日 20時41分)


「政治殺人」を巡る3党の関係
拡大写真 南アフリカで5月7日に総選挙(下院、定数400)が実施される。与党「アフリカ民族会議(ANC)」の優位は変わらないが、党派間対立や党内抗争で政党関係者が殺害されるケースが頻発している。最も事件が多発している東部クワズールー・ナタール州では、過去4年で60人以上が殺害されたとの推計もある。総選挙を前にさらなる「政治殺人」への懸念が高まっている。【ダーバン(南ア東部)で服部正法】

 同州最大都市ダーバンの中心部から北へ約20キロ。朽ちかけたレンガ造りやトタン板製の小屋が、狭い土地に密集している。この黒人居住区クワマシュで3月30日夜、ANC党員のステンビソ・ビエラさん(35)が自宅で射殺され、交際相手(33)が重傷を負った。

 シートを屋根にしたビエラさんの小屋から数メートル先に住む男性(36)は「寝ていて、いきなりの銃声で目が覚めた」。のぞきに行くと、腕から血を流した女性が泣き叫び、奥に腹部から血を流したビエラさんが横たわっていた。

 ビエラさんは最近、野党「インカタ自由党(IFP)」からANCに党籍を替えた。地元当局者は、事件の背後に政治的動機で動く「ヒット・スクワッド(暗殺団)」がいる可能性に触れた。その後、男1人が殺人容疑で逮捕されたが、前出の男性は、政治的な犯行と思うかとの質問には口をつぐみ、「こんなことが起きるなんて怖い」と語るのみだった。

 クワマシュでは今年2月、IFPの地域幹部が何者かに射殺された。地元紙によると、今年政治絡みを含めて殺された人は地区で7人。「下手に事件に触れたくない」(別の住民男性)と、緊張が続いている。

 同州の政治暴力事件を調査するクワズールー・ナタール大のマリー・デハース研究員(71)は、政治絡みとみられる事件で過去4年で少なくとも同州の64人が死亡したと推測。IFPの分裂(2011年)を問題深刻化の背景に挙げた。

 白人によるアパルトヘイト(人種隔離)体制が続いた南アでは1994年4月、初の全人種参加の選挙でネルソン・マンデラ氏率いる黒人解放組織ANCが勝利、翌5月にマンデラ氏が黒人初の大統領に就任した。

 ANCは以後20年与党を担い、民主化と経済成長を進めてきたが、汚職の多発などから批判が年々高まっている。しかし、人口の8割を占める黒人を中心に支持は根強く、5月の総選挙でも過半数の議席を得る公算が大きい。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板