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国際政治・世界事情

3704チバQ:2012/01/10(火) 23:16:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120110/mds12011022590005-n1.htm
シリア財政窮乏、イランが支援 資金途絶えれば大量離反も
2012.1.10 22:59 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】デモ弾圧を続けるシリアのバッシャール・アサド政権の国庫が、弾圧にかかる支出の増大や欧米の経済制裁などによる影響で窮乏していることが、今月に入り政権を離反したシリアの監査当局元幹部への取材で明らかになった。軍需物資の供給も滞り、軍兵士らの士気低下も著しいという。同政権は現在のところ、友好国イランなどからの援助で資金不足を補っているとみられるが、同元幹部は「資金が途絶えれば兵士が大量離反する可能性が高い」と指摘している。

 アサド政権の財政事情を証言したのは、今月4日訪問先のエジプトの首都カイロで反体制派への合流を表明したマフムード・ハッジハマド氏(49)。支配政党バース党の党員で、離反直前まで内閣府や国防省の主任監査官として政府内の予算関連の文書をある程度自由に閲覧する権限が与えられていたという。

 同氏が得た情報によると、アサド政権は昨年3月の反政府デモ発生以降、市民監視のために情報機関が大量に雇っている武装集団への支払いを倍増させたほか、関係が深い隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員に現金を支払い、デモ隊を攻撃させているという。

 その一方で、シリア経済は米欧の制裁で大きな打撃を受け、混乱の中で徴税業務もほぼ停止。大統領府は10月、各省庁に対し、予算を一律30%削減するよう命令したという。

 同氏はまた、アサド政権に対しては「隣国イラクにいるアサド政権関係者やイラン政府から継続的に大量の米ドル紙幣が空輸されている」と指摘、こうした援助が途絶えれば「シリアの国庫は数カ月で払底するだろう」とも語った。

 アサド政権による弾圧へのイランの支援はデモ発生当初から指摘されてきたが、今回、政権中枢にいたハッジハマド氏の証言でそれが裏付けられた形だ。

 ただ、核兵器開発が疑われるイランに対しては欧州連合(EU)が今月、原油の禁輸措置で原則合意するなど圧力が強まっており、今後もアサド政権へ従来通りの援助を継続できるかは不透明だ。

 アサド大統領は10日、首都ダマスカスで演説し、退陣の意思がないことを改めて強調するとともに、「われわれはもうすぐ勝利する」などとデモ鎮圧に自信をみせた。政権としては事態の長期化で財政がさらに悪化するのは避けたいのが本音とみられ、反体制派根絶に向けいっそう苛烈な弾圧に乗り出す懸念もある。


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